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戦場スレpart1
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ロボットの戦闘シチュや、イベントの際にお使い下さい。
イベント告知テンプレ↓
【イベント名】
【予定日時】
【予定人数】
【内容】
【備考】
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>>171
「両舷、対空防御!!」
ハドウの指示のもと、機銃が対艦ミサイルを次々に撃ち落としていく。
しかし、死角から放たれた一発が、シュタールの艦底を直撃した。
「第3ブロックに被弾! 炎上しています!」
「隔壁、消火剤防御! ロール120度! 奴らに艦底部を晒すな!!」
シュタールは急所を庇うように船体を回転させ、
敵の一団に向けて副砲による反撃を始める。
「奴らの狙いは本艦だ! 展開中の各機を呼び戻せ!」
「りょ、了解!!」
【オペレーターから各機へ、帰艦命令の通信が走る】
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>>192>>171
「母艦が襲われてるのはシャレにならないですね」
呟くようすに焦りの色はいっさいなかった
『艦に一番近いのは我々だな』
「なら特急で向かいましょう」
『足の速さが自慢出来るほどのものでよかったな』
「まったくです。あと、近隣の舞台に応援を求めましょう」
【アナトリア シュタール救援に戦闘宙域に到着 近隣の部隊に救援を求める】
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>>192
「よし!次はエンジンを狙うのだ!」
「ハッ!」
シュタールの対空砲火を避け、ローランド隊はさらに対艦ミサイルを放つ。
「私を信頼してくれる部下たちのためにもお前には沈んでもらうぞ!」
C・スプランディードもアサルトライフル、スプリットミサイル、マイクロミサイルの砲火を浴びせる。
>>193
「む、来たな!」
エドワールがファタズマ・グローリアの接近にいち早く気づく。
「貴様はこの前の外道か!成敗する!」
シュタールへの攻撃を中断し、エドワールは単機でファタズマ・グローリアに砲火を浴びせる。
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>>190
(これは…計りかねるな。とは言え都合が良いのも確かか)
拳を突き出し騎士の胸にあてがうと
「アンタの剣が、真実を貫かんことを。じゃあな!」
紅い機体は白い騎士に背を向け、帝国艦隊に向けて飛翔する
【ゼクス撤退】
>>191
赤黒い渦が両機の機体に触れた端から赤く染まり、
直後に融解、渦に巻かれる形で消滅していく
【近辺に敵機なし】
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>>194
厚い弾幕とエネルギーフィールドを持ってしても、無力化することができないほどの猛攻だった。
並の戦艦や巡洋艦なら、もはや跡形もなく破壊し尽くされているだろう。
船隊後方のエンジンから、激しい爆炎が上がる。
「右舷メインエンジン、機能停止! つ、通常戦速での航行不能です!!」
「怯むな! 急速回頭80! 艦首魚雷、水平発射!!」
ローランド隊に向け、シュタールは迅速に回頭。
魚雷を斉射し、反撃を行う。
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>>195
「……」
去ってゆく赤い影を見送る
真実を貫く――――その言葉が胸に刺さった。
その真実を探すために戦っているというこの現状が、酷く滑稽に思えたからだ
傍らでゆれる紫の機体に視線を移すと、急いでシュタールへと戻ろうと踵を返すが―――
>>194
「シュタールが攻撃されている!?」
バルバトスを引きつれ傷ついたその機体を早馬のように走らせる。
ダメージによって出力が上がりづらい――やはり、二対一という戦闘は無茶だったのだろうか
だが、今となってはもう遅い。
思い切り踏み込み、ただ一心で機体を動かす
そのアストの思いに答えるようにモレトスは速度を増してゆく
「間に合ええぇぇぇっ!」
それは一陣の風のように、流星のように暗礁の空を駆け抜けて
【精神コマンド:加速発動】
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>>194
「外道とは失礼千万、乙女を傷つけた罪は海よりも深いのですよ」
まだ距離がある
ファンタズマ・グローリアはその異常とも言える運動性能を遺憾なく発揮してそのことごとくを避けた
しかし、その全てを完璧に避けきることはさすがに不可能であった
「この弾幕……高機動との戦いを知ってますわね」
『防御を犠牲にした機体とはどういったものか見せてやればいい』
「拡散ミサイルは便利なものです」
【HP:90% C・スプランディードに対して拡散ミサイルで攻撃する】
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>>196
しかし、ローランド隊はシュタールの魚雷攻撃を回避する。
ただ、魚雷の一発がデブリ帯に当たり、爆風に一機のローランドが巻き込まれた。
「グオッ!?そ、損傷は…だ、大丈夫だ!まだいけるぞ!」
「よし!大尉の為にも奴をしとめるぞ!!」
ローランドから最後の対艦ミサイルが放たれる。
ミサイルはシュタールのブリッジを目がけて飛んでゆく…!
【ローランドD 残りHP63%】
>>198
「む!?」
C・スプランディードは拡散ミサイルをシールドで防ぐ。
「早いな…だが」
大破したシールドを即座に捨て、ロシュセイバーを握らせると、
C・スプランディードは爆煙の中から飛び出しファタズマ・グローリアに斬りかかる。
【C・スプランディード 残りHP76%】
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>>196
「……っ!」
シュタールが甚大なダメージを受けていると報が入る。
リヴェンジャーは突出し過ぎてしまった。今からシュタールへと向かっても恐らく手遅れになる。
自分の無力さ。感情に任せてコンソールを叩き、ツバサは眉を潜めながら舌打ちをする。
「……どうして」
出来うる限りのスピードでシュタールへと向かう。
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>>199
「拡散ミサイルが予想外の大ダメージこれは幸先がいいのでは?」
『いいことのあとは悪いことがあるものだ。ほらお前の大好きな格闘戦だぞ』
「クロスファイト上等とは口が裂けても言えません」
スプランディードの攻撃を寸前でレーザーブレードで受け止める
普通ならこのまま蹴りでも入れたいところだが、そのようなことをすればファンタズマ・グローリアの華奢なフレームはいっぺんに曲がってしまうだろう
【攻撃を受けるも接近されたことで非常に不利な体勢となる HP;85%】
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>>196>>198
ブリッジへと放たれたミサイルは、飛び交う銃弾や光弾を縫って一直線に伸びてゆく
だがそれは走った青い閃光によって貫かれ、赤い光を放ちながら拡散する
「間に合わせたぞ……!!」
バルバトスを引きつれ、青炎の騎士は立っていた。
赤く輝く瞳は力強く揺れ、さらに炎は燃え上がる
「……二度と!!俺はもう二度と後悔はしたくないっ……!!」
震える声を張りたてて叫ぶ。
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>>199
最後の対艦ミサイルが、直撃コースでシュタールへのブリッジへと迫る。
「エネルギーフィールド全開!!」
「駄目です! バリア・ジェネレーターの出力が!!」
「ええい……!!」
ブリッジ全体が死の気配に包まれた、まさにそのときだった。
>>202
「あ、あれは……」
「……やってくれたか。君という男は……」
爆発の閃光が止むと、そこにはブリッジを守るように佇む白騎士の姿があった。
戦列の最先端にありながら、このシュタールの危機に決死の勢いで駆け付けてくれたのだ。
「エネルギーフィールド、出力回復します!」
「フィールドを維持しつつ、微速後退! もう一本たりとも火線を寄せ付けるな!」
最後の力を振り絞るかのようにエネルギーフィールドを全開し、
シュタールは徐々に体勢を立て直し始めた。
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>>202-203
「ク、クソ!駄目か!」
ローランド隊はモトレスに対して残っているミサイルランチャーで攻撃しつつ、後退を開始した。
>>201
「いくら機動力があろうと、ここまで接近されてはどうしようもあるまい!」
背部のバーニアを噴かせ、C・スプランディードは鍔迫り合いをしたまま押してゆく。
その先にはスペースデブリがある。
「成敗!」
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>>203>>204
「此方にはバルバトスもシュタールも居るんだ!!」
アストはそのどちらもを守らなければならない。
故に追撃することも、ましてや回避することも許されては居なかった。
放たれたミサイルは様々な軌道を描きアストへと迫った。
だがその全ては2つにずれる様に切り落とされ、届く前に爆散してゆく
底力の賜物というべきか。
さらにキレを増した剣の動きは、放たれたそれらを切り払うには十分なものだった
「……一撃とも当てさせるわけには行かない!!」
【切り払い回避 残HP28%】
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>>204
「接近された私が悪いが……!!」
至近距離でミサイルランチャーを左右一発ずつ吐き出す
「……その償いには安いくらいだ」
いつものおちゃらけた話し方ではない、百戦錬磨の戦士の口ぶりだった
特殊な操作で、射出後すぐに爆発させる
その爆風を利用してCスプランディードから離れる
おそらくそれほどのダメージはないはず
【ミサイルランチャーを自爆させ、距離を取る HP:40%】
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>>206
「むうっ…!」
爆風によって距離をとられる。
「おのれ!」
エドワールはさらに追撃しようとする。
>>205
だが、その時、ファンタズマ・グローリアに対し別の方向からマシンガンが放たれる。
部下のローランドの部隊である。
「大尉!申し訳ありません!やつの撃沈に失敗しました!」
「何…!」
エドワールはシュタールのいた方向を見る。
シュタールは大きな損害を被りつつも砲撃をしてきている。
「ぬうぅ…」
味方もすでに退却しつつあり、徐々に分が悪くなっているのは一目瞭然だった。
「大尉、指示を!」
「ま、またしても…!」
「撤退だ!三十六計逃げるに如かずだ!お前たちを無駄死にさせるわけにはいかん!」
エドワールの号令ともにエドワールの部隊は撤退を始め、即座に戦場から離脱した。
【帝国軍 撤退】
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>>207
アナトリアの双眸には撤退するスプランディードを捉えている
「撤退してくれるのはこちらとしても重畳といったところですね」
追撃という選択肢もなくはない、が、その選択をして得られる武勲と結果を天秤にかけて
愚かでないほうを選ぶのは普通のことだろう
「命あっての物種という言葉を知っているのは幸福なことです」
アナトリアがそういったとき、宙域にいる全連邦軍に通信がはいる
「こちら連邦宇宙軍第八管区パトロール隊だ。この宙域から増援要請を受けて来た」
少し遅いんじゃないか、感じた
帝国軍の撤退を見計らって形だけの救援ということだろう
「まったく、せいぜいこき使ってやるよ」
コクピットの中で誰に聞こえないように呟くと通信に応えた
「見てわかる通り、我々の母艦が火の車ならぬ火の船でございます。どうかどうか、たすけていただけませんか?」
ふつうに話すより道化の話し方のほうが自分らしいなとは思った
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>>207
「……!?」
急いでデブリ帯からリヴェンジャーが引き返して来た時には、既に敵部隊が退却を始めていた。
シュタールも健在であり、この場の戦闘は連邦軍の勝利と言っても良いだろう。
(彼……アスト・ゼイビアが艦を守っていたのね?)
とりあえずのシュタールの無事にほっと肩の力を抜くが、捕虜である筈のアスト・ゼイビアとモレトスが出撃していなければ防衛の手数が足りなかっただろうと思うと、複雑な気分になる。
ツバサはモニター越しにキッとつり上がった目で戦場を見渡している。
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>>207
「引いたのか……」
張っていた気が緩み、肩からふっと力が抜けるのが分かった
だが、横で揺らぐ紫の機体が視界に入ると、すぐにやるべきことを思い出す
「バルバトスが機能を停止している!緊急着艦するぞ!」
なりふりを構っている暇は無かった。
そのままシュタールへとバルバトスを引きつれ戻ってゆくのだった
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【アステロイドベース宙域】
ナヴァール級艦長2「…目標射程内。全機攻撃体制に移れ」
ワイアームAI「………」
リオン系に下半身をはずしたような
両腕に当たる部分が可変翼となっており先端に機関砲を備えた帝国軍のガンシップ
通称ワイアームと呼ばれる兵器達は、瞬く間にアステロイドベースを取り囲むと
基地に設置してある迎撃システムに対し流れる様な動きで次々と破壊していく…
【アステロイドベース付近にてワイアーム部隊A~D、E~Hが編隊を組んで基地防衛システムを攻撃】
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>>211
「相手はリオンの再利用機ですね。手抜きもいいところです」
『楽出来るかもしれないんだ。いいことじゃないか』
「かも?私は後ろで撃つだけです。元々楽なポジションです」
『照準は私だしな』
「引き金を引くだけの簡単なお仕事です。
さてさて、前回は死にかけましたが今回は頑張りましょうか」
『前は私をコクピットに忘れていくぐらいだからな。前の轍を踏まないようにしっかりサポートさせてもらうさ』
「準備完了です。それではお客様のお出向かいにいきましょうか」
【ファンタズム・グローリア出撃】
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>>212
AI「………」
ベースカタパルトから射出されたファンタズマ・グローリア(以下P・G)の熱源を察知すると
ワイアーム部隊は軽快にベース周囲のデブリをかわしつつ
P・G周辺のデブリを簡易バリケードとし
4機のワイアームがそれぞれ四方から姿を現しては隠すを繰り返しながら距離を詰める
まずAがP・Gの右側面から両翼のマシンキャノンで撃ち掛け
更に時間差でBが上方からミサイルを目標目掛けて切り離す
すかさず背後からCが現れ機体の中央に装備されたビームガトリングが稼働すると
回転する銃身からP・Gに対し無数の光弾が襲いかかる
【ワイアームA~Cファンタズマ・グローリアに攻撃Dはミサイルロック】
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>>213
『なかなか正確な連携だな』
「しかし、動きが堅いです。AI丸だしの貧相な動きです
この程度で私を落とそうなんて絶望的でございます」
ワイアームの攻撃を華麗に避ける
デブリを利用するのはワイアームだけでなく、ファンタズマ・グローリアにもその恩恵は当然ある
「早さで翻弄、デブリを利用、それが私の生きる道!!」
口から出るのは余裕の軽口と……
『敵の動きはなかなかに厄介だ』
こちらからの攻撃は牽制以上のことは出来なかった
「ピコピコ頭脳の癖にこしゃくなと言ったところです」
ミサイルの迎撃にアサルトマシンガンが火を噴く
迎撃に気を取られている好きにCのビームガトリングの光弾が迫る
『いわゆる自動防御だ』
「感謝の言葉もありません」
パーティクルシールドの光壁がガトリングの光弾をそらし、弾き、減衰させた
「無傷というのも虫のいい、私は虫が嫌いです」
【HP:75%】
『ミサイルロックだ!』
「それは絶体絶命、救急使命です」
【猛攻を防ぐもミサイルロックには対処出来ない】
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>>211
「リヴェンジャー出撃するわよ」
アステロイドベースを飛び出たリヴェンジャーは早速、基地に組み付いているワイアームを捕捉。
「ぞろぞろと……五月蝿いのよ、あなた達は。……消えなさい」
リヴェンジャーは胸部の砲門を展開。いきなり大技である荷電粒子砲ブラック・ブラスターをワイアーム部隊の一つへ向けて照射する。
放たれた赤黒い光がワイアーム達に迫る
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>>215
不意を討たれたワイアーム部隊Bは赤黒い奔流に飲み込まれるとデブリもろとも一掃される
>>214
ワイアームDの対高機動戦用の高精度モードで放たれたミサイルがP・Gに向けて発射される
(命中するか迎撃しない限り仮りにミサイルを回り込んでも追い直せるタイプ)
アナトリアに対し通信が入る
リリィ「オーバードブーストで一時敵の囲いを抜けてください。
このデブリ帯でも貴女になら優雅に出来るはずです」
ワイアームAはガトリング砲を展開しながらP・Gに対し側面から頭上を狙いつつ掃射し
Bは頭上から背後に向けてガトリングを掃射する
Cはそのまま迫りミサイルロックを狙う
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>>216
「そういう生意気な挑発に乗るのが私です」
リリィからの通信に口の端をつり上げ、手早くオーバードブーストモードに移行する
背部のバックパックの粒子スラスターから清流のように流れていた粒子が突如、鉄砲水のごとき勢いで噴出される
同時にファンタズマ・グローリアが弾き飛ばされるかのように加速する
「な、なんど経験してもなれませんでございます。内蔵が潰れそう」
『人間はこういうときに不便だな』
ガトリングの弾丸を置き去りに、漂うデブリを右へ左へ、上へ下へ、最小限の動きで避ける
『やるじゃないか』
「これくらいでないと自由主義の冠は貰えないですよなの」
「ならあのミサイルも落としてみせるか』
「合点承知の助」
取り出したのはブーステッドライフル、飛来するミサイルをロックオンの電子音がなる前に撃ち落とす
『私の助けもいらないとは……成長したな』
「これくらいはフルマラソンの後です」
『いっぱいいっぱいなんだな』
ブーストで引き離し、ミサイルを撃墜して、ついにアナトリアは自由になった
「さあ、自由の狼煙をあげましょうか!」
【ブーステッドライフルをワイアームDを狙い撃つ】
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配属させることに伴い、正式なパイロット用のスーツを配備されることに決まる。
とはいっても専用のスーツがあるわけでもない、今回の出撃は一般のパイロットスーツを着込むこととなった。
シュッと空気が抜けてゆく感覚と音に懐かしさを感じる
思ったよりも動きやすい……関節の窮屈さはどうしても否めないが
発進のためのランプが赤から緑へと色を変える。
「この道を選択したのは俺自身……モレトス、出るぞ!!」
言葉にあわせ、滑走路と機体の足を固定していたユニットが前方へと勢い良く放たれた
ロックが解除され光が飛び交う暗闇の中へと投げ出される
その勢いに上乗せするようにスラスターから青い光があふれ出すと、戦場へと切り込んでゆく
>>211
ワイアームの1部隊を補足すると
手早く半身を翻し引き抜いたガンランサーの切っ先を差し向けた。
「ガンシップ、先行部隊か!!」
加速と減速を組み合わせ、緩急を付けつつも横に回るように動きながら青い光弾を3連して放つ
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>>217
P・Gを追撃するべくテスラドライブを展開するが、その直後
ワイアームDに落雷のような轟音と衝撃と共に機体中央が穿たれる
P・Gの砲弾が貫通したのだ
>>218
爆発するか早いか残るワイアーム達の脇腹を3つの光弾が迫る
ミサイルロックに入っていたワイアームCは避けきれずメインカメラ、推進部、胴体に直撃し破片を撒き散らしながら四散する
その刹那、ワイアーム部隊とモレトスを光の束が遮りアステロイドベースに向かう
巡洋艦からの砲撃である
砲撃にタイミングを合わせ今度はモレトスに対し攻撃を仕掛ける
AとBはガトリング砲を掃射しながら同時にモレトスの左右へと回り込もうとする
雑音混じりに基地から怒号が発せられる
連邦士官「そんな小勢に何を手間取っておるか!相手は巡洋艦一隻だぞ!
さっさと叩いてこんか!」
【ワイアーム残り二機】
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>>219
「っ……騒ぐだけしか出来ない無能め」
アステロイドベースから怒鳴り声をあげてくる基地指令官に対して、こちらもムカッとした態度で悪態をつく。
もちろん、通信は遮断してあるので実際は聞こえてはいない筈だが
「言われなくても撃ち落とす……。遅くて巨大で硬い愚図は格好の餌食なのよ」
リヴェンジャーの胸部と更に両肩の合計、三門の荷電粒子砲が展開されている。
エネルギーチャージは既に完了している様で、射出口からは余剰エネルギーが黒いスパークとなり発生している。
標的は敵戦艦。後はこの発射キーを押すだけだ。
「……射線上の味方機は勝手に避けなさい。範囲兵器マリシャスブラスターをを使うわ」
一応、そう警告をしたものも既に三門のブラスターは発射されている。
スパークを帯びた極大の赤黒い破滅の光が、敵巡洋艦を横一文字に凪ぎ払おうと迫っている。
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>>219
大きく自機を翻し、下がることで巡洋艦の砲撃の斜線から切り抜ける
二手に分かれた敵機の反応を捕らえていると、突然の雑言を受け顔をしかめた
「分かっている!」
左右に展開してゆくワイアーム2機に対し、それに合わせるようにガトリングを盾に受けながらスラスターを展開し突撃する。
早い段階で横一直線に並んだ瞬間、左右から放たれる銃弾をかわすようにくるりと機体をロールさせると
両腰に取り付けられたスカートが横に大きく広がる。
「ここは十字砲火を狙うべきだったな!」
スカート内臓武装、シザースカート
それぞれのハサミが大きく刃を広げ、中空を貫くように伸びる。
がばりと大口を開けたようなその刃で左右のワイアームを同時に叩き落すつもりなのだろう
>>220
「分かった、遠慮なく撃ってくれ!」
伝達された言葉に頷くと、機体を下に落とすように回避行動を取る
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>>220
巡洋艦はマリシャスブラスターに薙払われ、照射された箇所から炎があがりあっけなく沈黙する
巡洋艦から指揮を受けていたのか、ワイアーム2機はあっさりとモレトスのハサミに捕らえられてしまった(アストに委任)
連邦士官「やれば出来るではないか。敵巡洋艦の回収はこちらで引き受ける。帰投せよ」
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「みなさん、遅いのに活躍するではありませんか」
後から来た皆の活躍で無人機を無事迎撃は上手くいきそうだ
「私の役割は戦場に真っ先に到達して、引っ掻き回すこと
つまりは役割完了ということです」
そう言いつつも、アストが掴むワイアームを狙っている
保険であるが、端から見ればアストを狙ってるようにすら見える
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>>211
「アオイ・キリシマ、オンスロート出ます」
アオイもようやく宙間戦闘にもなれ、人並み程度に動けるようになった
アステロイドベースを飛び出した後も、そつなく隊列に加わる
「パッと見大したことなさそうだけど、油断は出来ないよね」
フィールドリアクターにより、自らの身を固め、遠方からレーザーガンによる射撃を行う。
赤い閃光が宇宙を照らす。この距離からならば、相手側の攻撃はよっぽどのものでなければ、致命傷にはならない
オンスロートの強固な耐久性を生かした効果的な戦術だ
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>>222
ハサミの刃は万力のようにうねりを上げ、金属を叩きつぶそうとその隙間を狭める。
幾重にも重ねられた駆動部位はそれを実現できる馬力を有し
鋭く整えられた刃先は金属を貫くにはこれ以上無いものだったからだ。
モレトスを中心としてはさむ様に爆炎があがる。
伸ばしたハサミはすぐに手元に戻り、そんな物は最初から無かったと思ってしまうほど鮮やかに
そして計算された形でスカートへと隠れてしまった
「……感触がしなかった、あれは無人機なのか」
>>223
「大丈夫だ、片付けた」
裏表の無いその声は自分が狙われるわけが無いと高を括っているのだろうか
それとも、そんなことになるわけが無いと信頼をしている結果なのか
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>>222
「……やけにあっさりと終わったわね」
敵巡洋艦を撃沈させるのと同時ぐらいに、残りのワイアーム部隊も味方機達によって掃討された様だ。
「何がやれば出来るでは無いかよ。偉そうな奴だわ」
手応えがあまり感じられ無いという点で、どこか腑に落ちないのだが、言われた通りにアステロイドベースに撤退する。
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ttp://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1332060119/41
続き。
「ぐっ・・・!!我に仕掛けるか!!」
警備兵のレーザーライフルを受ける青い機体。
機体は攻撃を受けると、装備していた刀を構える。
構えた刀を使い、攻撃を行ってきた機体を斬らんと襲い掛かる。
「そっちから来たな・・・!!潰されても文句はねぇよな!!」
先程、意味の解らない駄洒落を披露してみせた黒い機体はもう一機のレリエルを見る。
機体は構えを取る。その構えは格闘家の如く・・・
格闘家のように身構えたその機体はレリエルを拳で殴らんと襲い掛かる。
「ブルース、エド!!熱源反応だ・・・森の方向から・・・まさか、あれは・・・!!」
森の方向を見るのは緑色の機体。
その先には白い機体・・・エイミーが愛用する機体、スノウローズである。
白い機体は緑色の機体に向かってレーザーライフルを放つ。
レーザーは緑色の機体に直撃する。
「ウォーレス!!私が相手よ!!」
白い機体のパイロットが叫ぶ。
緑色の機体のパイロットを名前で呼んでいる。
やはり面識があるようだが・・・
-
続き
>>レイナ
『お嬢ちゃん、パニックになったのは分かった、落ち着いて聞いてくれ』
レイナの両肩に手を置くと、諭すように言葉を続ける
『デモンストレーションの時から、SCI・・・シンクロコードインターフェイスを止めたセーフモードで起動しているんだ』
『完成しているが不完全なんだよ、だからこいつを逃がすために・・・』
デモンストレーションで乗っていたパイロット出すらSCIを起動するには足りえなかった。
技術者の1人がEOTを嫌い、それを使用しなくてもマシンを動かせるように別枠でモードを導入していたのだ
それが功を奏しこの場まで漕ぎ着けた・・・だが、不完全なことには違いない。
技術者として不完全のマシンをぶっつけ本番で戦わせるなんて出来やしない。
少女に言われずとも、この男は戦わせるつもりはなかった―――― だが
>>227
"ぐあぁぁぁ!!"
青い機体の翻した白刃から少しでも守ろうと、レリエルのパイロットは本能的に機体を逸らした。
ボディを切り裂き、引き金を引きっぱなしのまま銃を持っていた右腕が宙を舞う。
【ドック】
切り飛ばされた右腕は発砲の反動の勢いと共に後方へと大きく飛び、レイナたちが居る格納庫へと―――
「―――!! 逃げろーッ!!」
レイナの元へと全力で走ってくる若い男―― ヒツギはそう叫び、レイナをへと後方から飛び掛かかった
黒い機体と相対していたレリエルは素早くビームソードを抜き、迫る敵機へと攻撃を仕掛けた
だが黒い機体は振り下ろそうとするその腕の内側に入り込み、素早くその腕をせき止める
"ひっ・・・!"
そしてそのままそのボディへと鉄拳を叩きつけられたのだ
レリエルの金属がひしゃげ砕け、鈍い音を立てた。
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>>228
「楽に死なせてやろう・・・コックピットは何処にある・・・」
青い機体は剣先をレリエルの方向に向ける。
機体から放たれるのは殺意。
間違いなく、パイロットを殺すつもりだろう・・・
そして青い機体から送られてくる通信からも殺意を放っている。
「地球の“機体”・・・“期待”外れだな・・・ぶっ!!」
(二回目か・・・破壊力に欠けるな・・・)
(これが一回目なら、あの機体のパイロットはコックピットの中で恐怖しながら爆笑の筈なんだが・・・)
パイロットが駄洒落を言いながら黒い機体は右足を引き、右手も拳を作りつつ後ろに引く。
左足と左手は前に出たままで、左手は拳を解いて掌を向けている。
笑いはとにかく、黒い機体からは殺意が放たれている。
レリエルのパイロットに襲い掛かるのは、
黒い機体のパイロットから放たれる殺意と寒い駄洒落による寒気かもしれない・・・
「はぁ・・・エドとブルースは敵に集中してるみたいだね。で・・・どう言うつもりだい?エイミー・・・」
緑色の機体はスノウローズに向かって通信を送っている。
緑色の機体のパイロットもスノウローズのパイロットの事を知っているようだが・・・
「此処には、私が一人になって、通信機材も壊れて、何処にも行く所の無かった私を・・・
所属もちゃんと名乗らなかった私を拾ってくれた恩人が居るのよ!!此処を守らない訳が無いじゃない!!」
エイミーは機体の操作を間違えたのか、その声は何故かスノウローズに搭載された拡声器から流れている。
声は辺りに響いている。
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>>228
「ふぅん?…意外も意外、なかなか物分かりが良いね?まぁ、そういう事よ。絶対にあの悪魔を動かさないでね?絶対に駄目よ」
どうやら、レイナが忠告するまでも無くバルクレイスは静かにお蔵入りするとの決定だった。そこの主任には完全に変な娘扱いを受けただろう。なんとなく表情でわかる。
「ふむぅ。この私が見誤るなんてね。力を使い過ぎたかしら?」
全力で走って来て損をした。と微妙に納得の行かない複雑な気持ちになりつつも、予知した未来が回避された事に安堵。
否、実は全く安堵している場合などでは無かった。
外の戦闘も激しさを増し、このドッグにまで敵も侵攻しつつある。
そんな時、施設を防衛していた地球連邦軍の主力機体レリエル。その切り飛ばされた右腕は敵の攻撃により吹き飛び、レイナが居る格納庫へと―――叩き付けられようとしていた。
気付いた時にはあたかも、レリエルの右腕がレイナに聖なる鉄槌を下そうと頭上スレスレに迫った状態であった。
「……な??」
既に遅い。そんな短く間抜けな一声を上げるしかもはや出来る事は無かっただろう。
予知と言えど起こりうる事を全て知るなどの全知全能な力では無い。そんな事が出来うるのはそれこそ神か悪魔か。
少なくとも彼女はそんな者では無い。
諦めかけたその時
【「―――!! 逃げろーッ!!」】
「…なにをするの?あのニンゲン…」
こちらに向かい誰かが声を荒げている。馬鹿が、簡単に逃げられるものか。と心の中でツッコミを入れる。
あろう事かその声の主は今にも押し潰されんとしているレイナに後方から飛び掛かかって行く。
なんと、少年と共に不格好に倒れながらも間一髪のところ巨大ロボの腕の下敷きになるのは避けられた様だ。
体をぶつけた小さな衝撃が痛みとなって伝わって来る。……まだ死んでいない様だ。
-
―――しかし、レイナを押し潰すという目的が達成されず行き場を無くしたその腕は、何者かの意図が宿ったかの様にイレギュラーな跳ね方をし、最悪にも弾薬類へと突っ込み、引火してしまう。
だから天使は昔から大嫌いなのだ。と、レイナは無機物であるレリエルに八つ当たりをする。何の意味も無いだろうが。
「……逃げて!!」
レイナを助けた目の前の少年に今度はこちらも似たような台詞を吐くが、やはり、時既に遅し。
間に合わないと悟り、せめて先程の借りを返す為に咄嗟に少年を庇おうと全力で押し倒した。
――次の瞬間にそれは衝撃と轟音を伴い、ドッグに爆発を起こす。レイナ達はその余波により一時的に意識を手放した。その間、数分経たずに火の手は一気に広まり、辺りは火の海となった。
少年の身は無事なはずだ。すぐに目を覚まし、何とかするだろう。
しかし少年を庇ったレイナは重傷を負っていた。跳んで来た瓦礫により貫かれたのだろうかレイナの胸からは多量の鮮血が滴り落ち、紅の血だまりを作っていたのだ。もちろん意識を戻さない。
その血と爆炎の地獄の渦中を、まだ運び出されていない例のデーモンがまるで嘲笑うかの様に君臨している。
-
>>229
"ぐっ、このままでは持たない……!!"
右腕を切り落とされ、ボディを大きく裂かれただけではない
主力武器であるレーザーライフルを消失しているのだ。
隻腕のレリエルは下がりながら頭部に取り付けられたマシンガンで迎撃を試みる。
しかし本体にできた傷のためか機体に速度を乗せることができないのだろう、その動きは鈍い
そしてもう1機、黒い機体と相対したレリエルに関してだが実は決着は一撃目でついていた。
ジェネレーターの虚弱さが幸いしたのか爆発を起こさなかっただけで、へこんだ装甲と共にマシンへのダメージは相当深いものだった
当然パイロットからの返答は来ない、次の一撃で間違いなく落とされるであろう
>>230>>231
―――― あれ?
ヒツギは全身に感じる痛みと熱によって意識を取り戻した
何か一瞬凄まじい閃光で目が眩み、そこからの記憶が無い。
頭を抑えようと右手を上げたとき、そこにあるのが自分の腕ではないかのような錯覚に陥った。
血に塗れ真っ赤に染まったそれに思わず手が震え、すぐさま自らの体を見る。
血だらけだった
ただしそれはヒツギの体がではなく、上に乗っている少女がの話だ。
思い出した、あの時助けたはずの少女から逆に庇われて―――
少女を抱きしめて周囲を見渡すも既に火の海、人の姿はおろか炎の光と煙によって何があるのかすらろくに分からない
抱きしめた少女をガクガクと揺れる膝に力を込めて持ち上げると、もう一度周囲を見渡した。
「クソッ、何か無いのか……!!何かっ……!」
炎の中で1つだけ確かな形を保っているものがそこにあった、見上げるほど高いそれは反吐が出るほど炎が似合っている。
『デーモン』―――先ほど演習場で見た新型機が哀れな2人を見下ろしていたのだ
少女を抱いたままヒツギはバルクレイスの元へと走る、現状これ以外に頼るものは無い。
「後で軍法会議物だけど、死んじまったら会議も何も無い!それにこの子だけでも・・・!!」
コックピットに入り込むと、すぐさまマシンの起動を試みる。
だが電源は着くがうんともすんとも言わない、正常にシステムは走っているはずだが動かないのだ
ヒツギはこの機体が不完全な物だということを知らない、当然セーフモードでの起動の仕方も知るはずが無い。
「動けっ、これだから新型は嫌われるんだよ!」
ガチャガチャとせわしなく動かすが沈黙しか帰ってこない。
コックピットに溢れる血の匂いと、少女の今にも消えそうな息遣いが焦りを煽り立てる
「動けっていってんだろ・・・このポンコツ!!」
理性を忘れ、拳を握り締めて思い切りマシンを殴りつける、だが傷がつくことも無く、逆にヒツギの右拳から血が流れただけだ。
地が滴るその手を、力なくコントロールへと置いた
「クソ……ッ!」
その時、コックピット全面に光が灯った、少年の想いが伝わったのか、はたまた殴られた衝撃なのかは分からない
だが起動と同時にドッグで再び爆発が起こった、天井が吹き飛び大きな火柱を立てて真っ赤に燃え上がる
夢か現か、その炎をなぎ払い、赤よりももっと紅い巨人が……『デーモン』が這い出て来たのだ
紅い悪魔―――バルクレイスが本当の意味で目覚めたのである。
-
>>232
激しく咳き込むと共に、血塗れのレイナ・カーマインは力無く目を覚ました。
まだ半分意識がはっきりしないが、まずは状況を確認する。
自身の状況。急所は外れているだろうが、血を流し過ぎている。ぼんやりとして、視界すら満足に見えていない。何とか生き永らえている状態。
そして、どうやらここはバルクレイスのコクピット。火の手が迫る中、件の少年と共に乗り込んでしまったらしい。
こうするしか生き残る道は無かったのだろうが、それも無意味だろう。
こんなド素人の技術では、悪魔を使役する事など不可能だろう。現に先程から少年が色々と試しているが、この悪魔は知らぬふりを決めこんでいる。
――もういいわ。と声にもならない諦めの声を出そうとした時、
レイナの赤い瞳が新たなヴィジョンを映し出す。それは……
「…は…っ。……未来が…姿を変えたわ」
レイナが苦しそうに口に出すのはそんな意味がわからない言葉。
それと同時にきまぐれな悪魔。バルクレイスに光が灯る。少年がなんとか起動に成功させたのだろう。
「戦うのよ……その悪魔の力を全力出して戦いなさい。…私への負荷を気にしているのなら心外。……闇のケンゾクたるわたしが……こんなので死ぬ訳が無い……私には……見えているのよ」
どこまでも偉そうに少年に言い残し、再び気絶する。
レイナはその少年に戦いを強いる。レリエルごときではもはや外の宇宙海賊は抑えきれないだろう。スノウローズだけでは荷が重い。明らかに状況を打破する力が必要であったのだ。
-
―――伊豆基地領空―――
遠くからでも解る…ドッグを中心に火の舌が這いずりながら広がっていく
「好き放題やってくれちゃって…!」
口元こそ笑っているものの目の奥には怒りの色がみえる
>>230>>231
ドッグの破損孔へと視点を移し拡大すると
力無くもたれかかっているレリエルと臨戦態勢にある黒と青の人型の姿が見えるのみ
不明の熱源は他にもあるが…確認は出来ない
「…管制塔!聴こえるか?こちらは模擬戦相手のエクセリオン…詳細を頼む」
当てにはしていないが、此処は極東支部。もしかすると骨のあるものが残っているかもしれない
…黒い機体付近からの熱源反応に異常な数値を示す
(…EOT?まさか、な。それよりあのふざけた奴らを引きずり出してやらないとな!)
スロットルを最大にマシンキャノンを展開しつつ黒い機体を目指し螺旋を描く
-
>>232
「・・・・・・・・・・・」
青い色の機体はマシンガンを浴び、少しだけ後ろに下がるが直ぐに体勢を立て直す。
その間合いを刀を構えながら勢いを付ける様につめ直す。
機体は構えた刀を振り上げ、それを間合いに入った瞬間に振り降ろす。
レリエルの頭を狙い、真っ二つにせんと襲い掛かる。
「もっと楽しませて欲しかったぜ・・・」
黒い機体は前に出していた左足を前に少し踏み込み、間合いをつめる。
そして後ろに引いていた右足を浮かして前に出し、勢いを付ける。
黒い機体は左足を軸に回し蹴りを喰らわせんと、レリエルに追い討ちを試みる。
「エイミー・・・まさかその装備で此処までやるとはね・・・油断したよ・・・」
「ウォーレス・・・貴方の動き方は把握しているつもりよ。」
スノウローズは緑色の機体と交戦している。
緑色の機体は触手を伸ばし、スノウローズはそれを避けつつビームライフルを撃つ。
緑色の機体は少しダメージを負っているようだ。
だが、スノウローズも触手で鞭のように叩かれたのか、何箇所か打撃を受けたような跡がある。
-
>>233
「よかった、気がついたのか!」
口を開いたレイナに対し安堵の表情を見せながら語りかけた。
大丈夫そうには見えない、出血も多い事から危険を感じていたが、意識があるならばまだ猶予はある。
「すぐにあんたを救護班の元へ・・・」
その言葉はレイナ自身の言葉によって潰されてしまった。
こんな状態の女の子を連れて戦闘、それも高速戦特化の機体で行うなんて無茶苦茶だ。
自分はともかく少女にかかるGや衝撃は計り知れない、ましてや出血しているとなると―――
「無茶なこと言うな!待ってろ今すぐ・・・おい、大丈夫か!?おい!」
言うだけ言って女の子はまた気を失ってしまった。
だらりと垂れた四肢が滑り落ちないようにと一度抱き直し、唇を強く噛んだ
「あーもう!!」
自棄になったかのように叫び、前を見据える。
画面内には攻撃を行っている3機のアンノウン―――
「おい・・・絶対に死ぬなよ!!」
>>235
"ぐあぁぁ!"
黒い機体の一撃はレリエルを確実に捕らえ、装甲をぶち抜いた。
成す術も無く大破し、そのまま爆発を起こした
一方、青の機体と対峙していたレリエルといえば振り下ろされた刀に対して
守ることも交わすこともできなかった、ただ切断されるのを待つだけ―――
その時、レリエルの後方から突如として現れる紅い姿。
「1分1秒でも早く、ここから居なくなって貰うッ!!」
電光石火と言うに差し支えないその速さで、バルクレイスが2機の戦闘に割り込んできたのだ。
振り下ろされる青い機体の刀と衝突するように
バルクレイスの左腕に取り付けられた巨大な高周波ブレードがなぎ払われた。
-
>>236
「何奴・・・うっ!!」
青い機体は高周波ブレードを刀で受け止める。
しかし、衝撃が強いのか青い機体は後ろに吹き飛ぶ。
機体は転がりながらも、受身を取って直ぐに体勢を立て直す。
「やるな、お主・・・我が名はエド。剣の道、歩む者。我が機体は青鬼丸。貴様は・・・」
青い機体のパイロットは自分の機体を青鬼丸と呼び、バルクレイスのパイロットにコンタクトを試みる。
男性の声。エドと名乗るパイロットはどうやら男性らしい。
「骨のありそうな奴が来たな・・・出来そうな奴には名乗る主義なんだ。俺はブルースだ。
機体はナイトウルフ。一分一秒でも早く、俺達を追い出してみな!!せいっ!!」
黒い機体、ナイトウルフと呼ばれる機体はその拳を開いて掌を作る。
その掌をバルクレイスの方向を向ける。
ブルースと名乗るパイロットの掛け声と共に、掌から放たれるのはエネルギー弾。
エネルギー弾はバルクレイスへと真直ぐ、のびるように襲い掛かる。
ナイトウルフのパイロットは男性のようだ。
「ん?中々強そうな奴が来たみたいだね・・・」
ダメージを負い、スノウローズを見下ろす緑色の機体。
スノウローズはその場に肩膝を着き、相当なダメージを負っている。
緑色の機体はスノウローズが動けなくなってと見て、バルクレイスの下へと向かっていく。
「あれは・・・デーモンと呼ばれる新型・・・誰が載っているの?気を付けて・・・
メンテー・・・一機、取り逃がした・・・ごめん、私とした事が・・・レイナを、お願い・・・!!」
スノウローズのパイロット、エイミーはバルクレイスにコンタクトを試みる。
女性の声だ。
-
>>235
>>234の続き
マシンキャノンは悉く外れ、無残にもレリエル達は破壊される…
「…チッ距離に無茶があったか!…!?」
先程感知した異常な反応の位置から火柱が上がっていた
その炎を振り払い、赤い燐光と共に現れるその姿は…『デーモン』
その目で捉えたのは一瞬であったが、その印象は強かったアンノウン達とは違う。
シルエットは若干であるがPTのソレだ…かなりのデコレートだ。少なくとも俺の趣味じゃない
黒い機体に対し更に加速しマシンキャノンを撃ち掛け
すれ違い様にマイクロミサイルを周囲にばらまきAM形態で黒い機体の側面に回り込む
八基の小型ミサイルは個々に黒い機体を包囲しつつ迫る
>>236
蒼い機体と衝突する『デーモン』を背後に語りかける
「お前がバルクレイスのパイロットか?」
エクセリオンは両掌をEフィールドで覆いながら黒い機体を見据える
-
>>237
速度を乗せた重い一撃を叩きつけたが、その勢いを衝突のみで殺すことはできない。
スラスターによる減速だけでは足りないのか、左腕をそのまま大地に叩きつけ地面に爪痕を残しながら無理やりに止める。
それは人間の動きをトレースしたとは言い難い、まさに獣の体捌きだった。
語りかけてくる2人のパイロットに対し、
「俺はヒツギ・ハヤセ、ただの学生だ・・・機体の名前は知らねぇ!」
-
>>238
「うっ!!もう一機いたのか!!」
黒い機体、ナイトウルフは突如現れたもう一機の機体から攻撃を受ける。
ダメージを受けたが、直ぐに体勢を立て直して攻撃してきた機体へと掌を向ける。
「面白い奴が来たな・・・俺の名はブルース。機体はナイトウルフだ。
俺達は出来そうな奴には名乗る主義でね。」
「ブルース!!その機体、ナイトウルフが相手するのには向いてないよ!!コイツは僕に任せて!!」
割って入ったのは緑色の機体。
背中に装備された触手の先がナイトウルフを攻撃した機体へと向いている。
その触手からはビーム砲が放たれ、その機体を狙って飛んでいく。
「フフッ、申し遅れたみたいだね。僕の名前はウォーレス。君は?」
緑色の機体のパイロットがウォーレスと名乗り、機体をメンテーと呼んでコンタクトを試みる。
パイロットは男性のようだ。
-
/いけね途中送信しちゃった
>>239の続き
>>237
「この子怪我をしているんだ!一刻も早くこいつ等を追い払うしかない!」
交信をかけてきたエイミーに対し焦りを隠さずに答えた。
そしてナイトウルフの言葉を耳に、敵へと向き直る
「そのつもりだ、こっちはお姫様抱えてんだよ!!」
ナイトウルフの放った攻撃と同時に、背中に取り付けられた巨大なテスラドライブが唸りを上げる
できるならば女の子に負荷がかかる様な動きはしたくなかった。
しかしそんな中途半端なことをして戦えるわけが無い、何事も全力で行う。
全力で戦い、全力で女の子を気遣うだけだ
その想いに答えるようにバルクレイスに搭載されたSCIはパイロット負荷を多少は軽減していた。
その証拠にコックピット内は小刻みな揺れを一切起こしていなかったのだ。
真っ直ぐ飛んで来るエネルギー弾に対して真正面に直進。
素早くマシンをそらしてギリギリの回避、バルクレイスの腹部をエネルギー弾が掠めた衝撃が伝わってくる
一緒に乗せた女の子を落とさないようにしっかりと寄せ、射撃攻撃に対してカウンターを行うように懐へと突撃した。
「食らえぇぇッ!」
右腕に取り付けられた大型ブレードが発光し、さらに上腕に取り付けられたブレード
さらに掌部に取り付けられたブレードも反応する
それは右腕そのものが紅く巨大な刃になったと言っても過言ではなかった。
そのまま叩きつけるように、右腕はナイトウルフへと思い切り振るわれた
>>238
「違う、偶然乗り合わせただけだ!」
語りかけてきたレオンに対して叫ぶように応答する。
「頼む、助けてくれ!怪我人が乗ってるんだ!」
-
>>239
「ヒツギか・・・その名、覚えておこう・・・」
青鬼丸はその刀を両手で持ち、構える。
その構えは武士の如く・・・
「行くぞ・・・!!」
その刀を持って、バルクレイスをぶった切らんと襲い掛かる。
正面を切り、恐れずに・・・!!
「やべっ・・・!!俺とした事が・・・“ミス”った・・・“ミス”ターブルース。“ミス”る・・・ぶっ!!」
こんな時も駄洒落を言っている。
しかも自分で噴出している。
機体は突如現れた増援を警戒し過ぎたのか、避けきれずにバルクレイスの攻撃を受ける。
だが、これを吹き飛ばされずにその場で踏みとどまる。
「良いのか?お前の相棒、さっき来た機体はミサイル使いみたいだぜ・・・ミスターヒツギ。ミスるってな・・・!!ぶっ!!」
確かに、仲間が近くに居る場所へミサイルを打ち込むのは難しい。
爆発などで仲間を巻き込む可能性が出てくるからである。
巻き込まないように撃つのはかなりの技術が必要になってくる。
そして、ナイトウルフはその場から離れずに青鬼丸と動きを合わせてバルクレイスを挟むように回り込む。
そして、機体の脚を使い、バルクレイスの脚を狙って蹴りを試みる。
-
>>「俺はヒツギ・ハヤセ、ただの学生だ・・・機体の名前は知らねぇ!」
(学生だって?)
>>240
驚いたのも束の間、黒い奴とは別の角度から光の帯が襲い掛かる!
間一髪、掌のEフィールドで直撃だけは防ぐもビームをかすった左肩部は赤熱している
「へっ…やるね。俺はエクセリオンのレオンハルトだ」
胸部のマシンキャノンをウォーレスと名乗った機体目掛けてばらまき、ナイトウルフとの間を変形して横切りつつ光の翼で触手を狙う
>>239
「データが間違いなければ、ソイツはバルクレイスだ!つってもそれがどうしたって話だが!」
AM状態に戻りつつ慣性に乗りつつ横へ
ナイトウルフとメンテーをさらにミサイルで攪乱する
-
>>242
「クソッ、挟まれたのか!?」
脚部に対する攻撃も確かなダメージを与えることができる、だがそれは通常のマシンに対しての話。
『物体との接触状態であったとしても切断が可能』、それこそがこの悪魔の持つ刃であり
その刃を全身至る所、19箇所に装備しているのだ――― つまりこの機体は普通ではない
弱点とされるはずの脚部にも当然高周波ブレードが装備されている。
体を丸まるごと捻り回転させ、ナイトウルフの蹴りに高周波ブレードを煌かせる足を逆にたたきつけ相殺したのだ。
攻撃は最大の防御としか言いようの無い動き。
「ぐあぁっ!」
だがそれはあくまで前方に居るナイトウルフに対してだけ
青鬼丸の攻撃を受け止めるための手段ではない、背中にも当然高周波ブレードは搭載されている。
角のように伸びた2本のスラスターがそれに当たるが、背後に存在するそれを刀と相打たせるなんて芸当
訓練を受けていないヒツギに出来る筈も無かった。
ブレードは伸びたものの青鬼丸の一閃に掠め火花が散っただけ、刀はバルクレイスを切り裂いた
「この程度のダメージで!!」
衝撃が機体に走り弾き飛ばされる、だがすぐさま機体のバランスを取り直し2機へと向き直る。
それと同時に胸に取り付けられた2つの半球体に光が灯った、収束されたエネルギーがバチバチと紅い稲妻を走らせる
胸部に取り付けられた大型エネルギー砲、『オーバースマッシャー』が濁流のような赤いエネルギーを放ったのだ。
>>243
「ありがとよ!」
そう短く答えると、ちらりと傍らの女の子へと視線を向けた。
まだ息はある、出血も思ったよりは激しくないが時間が無い、奥歯に力を込め、意図せずに歯軋りがこぼれる
(俺にもっと力があれば・・・!!)
/おっといい忘れてたんだぜ
/こんな風に自機のHPを%形式で表示するんだぜ、スパロボっぽさの演出だと思って欲しいんだぜ
バルクレイスHP:87%
-
>>243
「レオンハルトか・・・覚えたよ。その名前・・・」
メンテーの触手はエクセリオンの攻撃を受けて千切れ、その場に落ちる。
その触手はその場に落ちるが、居だなミミズの如く、暴れるように動いている。
「拙いよブルース。二手から狙われてる。君は退いた方が良い。僕も人の事、言えないけどね・・・うっ・・・!!」
「そうらしい・・・ぐはっ!!」
メンテーとナイトウルフは更にミサイルによる攻撃を受け、膝を付く。
このまま行けばバルクレイスも巻き込まれかねないが・・・
「油断したよ、レオンハルト・・・また会おう・・・あの白い機体、スノウローズをよろしくね・・・」
メンテーは通信で一言残しつつ、戦場から撤退する。
「エイミー!!お前は此処に恩人が居るって言ったな!!お前がどうしようが構わねぇ!!
それはお前の自由だ・・・だけどな、ボンバーさんも来てるんだ!!顔ぐらいは見せとけよ!!」
ナイトウルフは拡声器を使い、戦場から撤退する。
-
>>244
「ブルース!!」
ナイトウルフを庇う様に入ったのは青鬼丸。
青鬼丸はダメージを追い、その場に膝を付く。
「ブルースとウォーレスが退いたか・・・我も今回は共に行動しているゆえ、御免!!」
青鬼丸も、仲間の二機を追うようにその場を撤退する。
「ヒツギって言ったわね・・・お姫様を抱えてるって言ったわね・・・
まさか、レイラじゃ無いわよね・・・降りて、話しましょう・・・その、レオンハルトも・・・
レイラにも聞きたい事があるの・・・」
スノウローズのパイロットが敵機と戦闘を行った機体にコンタクトを試みる。
女性の声。白い機体には女性が載っていたようだ・・・
-
>>246
青、緑、黒の三機の宇宙海賊は戦況が不利だと認識したのだろうか、早々に引き上げて行った。即座に追撃を行える程の余裕は連邦側のどの機体にも無い事実。伊豆の常駐部隊は間一髪と言った所だった。
もし、単騎のみで突出するのだとすれば後に援軍に駆け付けたエクセリオンだかの赤いAM。もしくは死にかけ少女というお荷物を乗せたバルクレイスなら可能だろう。
しかし、相手の手の内も未だ知らぬまま無理をして追撃しても危険。
故に、この場は怒りを噛み締め、彼ら伊豆の守り手達は宇宙海賊を見逃すしか無かった。
―――宇宙海賊が撤退を開始してすぐのバルクレイスのコクピット。またしてもレイナの傷口が開き、その体温も下がり始める。少年には全力で戦えなどと言ったものの、只の強がりであった様だ。
先程までは気力と意地で持ちこたえていたものも、本当ならとっくにレイナは生命の限界を迎えていてもおかしくは無い。
もし、これ以上の過激な戦闘が続けられていたとしたら取り返しのつかない事になっていただろう。
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>>246>>247
「はぁ・・・はぁ、何とかなったのか・・・」
戦闘中は殆ど無かった命のやり取りを行ったという実感が、今になって現れた。
襲い来る眩暈と震え、室内に充満した血の匂いも相まって吐き気も催してくる
だがエイミーの通信によって我に帰った、グズグズしている暇は無い。
女の子の体温が落ち始めている、すぐにでも病院に搬送しなければ
「この女の子怪我をしているんだ!すぐにでも病院へ搬送しないと取り返しのつかないことになる!」
「話なら後にしてくれ!」
負傷者の搬送作業を行っている班を発見するや否や、バルクレイスはそちらへと向かってゆく。
機体を屈ませ、レイナを抱きかかえたままに救護班へと駆け寄り、託すのであった
-
>>245>>248
(……なるほどね。全力じゃない)
後退していく三機のアンノウン
レリエル達を手玉に取れる戦力でマイクロミサイルを振り切れない筈はない
恐らくは重力下における設定が甘かったと見るべきか
音声から予備戦力も伺える。退いてくれるなら好都合だ
救助と消火を急ぐべきだ
「坊主!エスコートは当然だが、お前も休んどけ。俺はまだ暴れ足りないらしい」
生き残っているレリエルに瓦礫の除去を依頼し自らは消火剤を散布しつつ周囲を警戒する
-
>>248
「レイナ!!」
白い機体から降り、掛けつけてきたのは白いパイロットスーツを来た女性。
長い銀髪を持ち、その髪を後ろで縛っている。
「ごめんなさい・・・私の所為で、こんな事に・・・」
彼女はレイナを見て、苦痛の表情を浮かべている。
先程、拡声器を使って言っていた恩人と言っていたのはレイナの事だろう・・・
>>249
「レオンハルトって言ったわね・・・あいつ等が来たのは、私の責任かもしれない・・・」
女性はレオンハルトに問いかける。
消火活動に協力しながら・・・
その女性、エミリーは先程の三機を知っている風だった。
そして、パイロット同士で互いを知っているようなやり取りを行っていたが・・・
-
>>249
「休めって言われても・・・」
先ほどまで自分が乗っていた機体を点検している者も居れば、忙しなく走り回り大声を上げる兵士も居る。
自分にも何か手伝えることは無いかと走り出そうとしたとき、右足から腫れ物が潰されるような痛みが走った。
「いってぇ!!」
思わずその場に屈みこむ。
そういえば先ほどの女の子と共に機体に乗ろうとしたとき、足に力が入らなかったが
まさか怪我をしていたなんて思わなかった。
(いてて・・・あの子のことも気になるし、俺も病院に行こう)
顔をしかめながらそう心の中で呟いた
>>250
【病院】
「あの女の子が格納庫へと全力疾走してて、危険だと思って追いかけたんだ」
女の子の関係者であろう銀髪の女性に、ことの経緯を説明している。
ヒツギの足には包帯が巻きつけられ、廊下にある手すりに掴まりながら歩いていた
「そうしたら切断されたレリエルの右腕が飛んできて、格納庫の計器ごとドカン・・・と」
-
応急措置の血止めだけを伊豆の現場で施された半死半生のレイナは救急ヘリで病院へ直行。すぐに医師団の待つ手術室へと搬送され、そこでか弱き少女の生命を繋ぎ止める為のオペ(戦い)が始まった。
―――どのくらいの時間が経っただろうか?ようやく手術中の赤ランプが消え、医師が表へ姿を現した。
日本で一番との名高い腕利きの中年外科医の振るう神の手により、レイナの生命は何とか小康状態まで持ち直した。
術後、まだ眠りから覚めてはいないが、少女の心の臓が力強くトクントクンと動いているという事が、生命の躍動を確かに感じさせた。
しばらくは安静との事で、エミリーの連絡を受けてやって来ていたレイナお抱えの燕尾服を来た女性使用人が付き添いの下、レイナは病室へと運ばれた。
【レイナ・カーマイン病室】
VIP待遇の御令嬢にとっては、その宛がわれる病室すらもエコノミーなものとは別格のものであった。
ホテルのスウィートルーム程度の無駄な広さを持った室内。天井には金色に輝くシャンデリア。床には暖色系の絨毯が敷かれ、天蓋付きキングサイズの美しいベッドがドンと強い存在感を出して設置されてあった。もはや、これ病室じゃ無い。
そんな何の不満も無さそうな室内の中にて、たいへん不満そうな顔をしている者1人。この病室の主、地獄帰りの令嬢レイナ・カーマインである。
「……拷問だわ。実につまらないわ、この病室は。…あの神の力を操る忌まわしきヘヴン・キャンセラーめ。いつまでこの私を幽閉し、辱しめる気なのよ?」
彼女がせめてもの退屈しのぎにと屋敷から持って来させた妖しげな古ぼけた本を開きながら、歯噛みしている。
あれから4日程経過し、怪我の具合も良くなった今ではもうベッドから出て、いつもの様にソファの方で偉そうにふんぞり返っているのだが、医師からはまだ退院の許可は貰えていない。
『三機の宇宙海賊は??』
『あれからずっとエミリーに会っていない。会わせろ』
『悪魔と契約したあの坊やはどうなった?』等、彼女の興味は尽きないのだ。
しかし、こんな時に限って御自慢の予知の眼が必要なヴィジョンを見せず、せいぜい夕食のメニューを予知したぐらいで必要な事は何も知る事が出来ないでいた。
「地獄から甦った事で我が邪眼の力も進化しているはずなのに。不愉快だわ」
焦りとも不安とも取れるものが彼女をイライラさせていた。
そんな折、病室にドアをノックする音が響く。
「失礼いたします、お嬢様。本日はお嬢様があまりにもお寂しそうにしていらしたので、お客様をお連れしました」
レイナの最も信頼する使用人が入って来た様だ。完全に一言余計だが
様子を見兼ねてか、燕尾服の使用人は主の為を思い、行動に出ていた。
例の宇宙海賊との繋がりが見られ軍の監視下に置かれていたエミリーと、問題を抱えたままの新型機に無断で乗り込み戦闘を行った事にて現在処分が検討中である、あの少年(ヒツギ・ハヤセという学生だと言う事が判明)を見つけ出し、無理を通してレイナの元へと連れ出したのだった。
《勝手に日にち進めて、おまけに軍の監視とか軍法会議の事とか二人の処分を勝手に決めてしまってますが、不味かったらその辺はスルーしてください》
-
>>252
「元気?レイナ・・・ごめんね、しばらく居られなくて・・・」
数日後、私はレイナの使用人に連れられてあのコの病院へとやって来た。
軍の監視が鬱陶しいけど、それは仕方の無い事だ・・・
でも、私はレイナを守れなかった。
あのコを守るって決めたのに・・・
私がそれだけが悔しかった。
命の恩人を、傷つけてしまったことを・・・
「ねぇ・・・差入れ持ってきたんだ。使用人さんに無理行ってスーパー寄ってもらってたの。」
でも、私はそんな悔しさを表に出さず、あえて彼女に笑顔を見せた。
それで私は彼女への差入れを買ってきたわけで・・・
私はその袋の中身を取り出す。
お酒。缶ビールだ。結構大量に買ってある。
病院じゃ酒なんて飲めないだろうからね・・・
-
>>252
「やあ、久しぶりだな」
ベッドで横になっている女の子の姿を見て、ヒツギは胸を撫で下ろした。
あの一件の後、ヒツギはバルクレイスを起動できた理由を探るために様々な検査を受けさせられた。
そんな中、燕尾服を着た女性が面会に来た。
助けた女の子(正しくは助けてくれた女の子だったらしい)が話がしたいと言う誘いだ。
その言葉を聞くや否や思わず呼びにきてくれた女性に掴みかかってしまう勢いだったらしい。
手短に着替え、すぐにでも向かおうと飛び出してきた―― というわけだ
「元気そうでよかった・・・あの時、俺のことを助けてくれたんだろ」
ここへ向かう車内で使用人の方に起こったことを説明して貰っていた
女の子が怪我をした理由もその時に聞かされたのだ。
「ありがとう、それとごめん・・・助けようとした俺が助けられてたなんて・・・!」
ヒツギは深々と頭を下げる。
大怪我を負わせてしまったことに、ブラディアローをすぐにでも追い払えなかった弱さに
自らの不甲斐なさに怒り、悔しさをかみ締めていた
-
使用人がレイナの病室に二人の人間を招き入れる。通されたのはバルクレイスの少年と宇宙海賊エミリー。見舞いに出向いてくれている様だ。
二人にはテーブルを挟んでレイナの向かい側のソファーを案内し、並んで座らせる。
内心ではわざわざ出向いて来てくれた二人と優秀な使用人に甘甘のボイスにて大感謝を述べたいところなのだが、自分の性には合わないなと言葉にはしなかった。
そして、やはりいつもの様に不敵な笑みと痛々しい言葉での出迎えとなった。
「くっ……くっくっく。あなた達に掛けた魅了(チャーム)の魔法が順調に力を発揮している様ね。あなた達は私の瞳の虜。私の存在無しでは生きられない。もはやこのレイナ・カーマインと血の契約を結び闇の使徒として夜を生きるしか無いわ」
と、相変わらず邪気眼厨二病に感染した絶好調のセリフ回しに来客二人は恐らく付いていけないだろう。どうやら最高の名医にもその病は治せなかった様だ。
「・・・・?」となっているその場の空気を読み切ったのか、使用人はここでも主のフォローは欠かさない。
「共通言語に訳します。『うふふふ。心配して来て下さったんですね?ありがとう、私とっても嬉しいです。病室のベッドは孤独で寂しくて。だから今日はいっぱいお話をしましょう』と、お嬢様は仰っておられます」
「共通言語よ!」
すかさず使用人へキレ芸でツッコミを入れるが、ツッコミするポイントはそこで良いのだろうか?
もちろんチャームの魔法などにかかっている訳では無いので、無理に言う事を聞く必要などは決して無い。と野暮な事までもその使用人から説明が入った。
>>253
【「元気?レイナ・・・ごめんね、しばらく居られなくて・・・」】
やはりレイナの怪我の責任を感じているのだろうか、巧妙に隠してはいたがエミリーの声はいつもより暗い。
「そう心配しないでよ?単に我が懐かしきの風景。地獄を見に行っていただけ。真祖の吸血鬼にとってはあんな傷何とでも無いし。あなたに落ち度は無かったのよ」
それでもレイナなりにエミリーを気遣ったのだろうか、しきりに『あなたのせいでは無い』と言い続けた。
【「ねぇ・・・差入れ持ってきたんだ。使用人さんに無理行ってスーパー寄ってもらってたの。」】
見舞いに缶ビールとはいかにも海賊らしい破天荒な差し入れである。
その冷たいアルミの缶をレイナは興味深げに物色している。どうやら缶ビールは初見だった様だ。
「ふーん。私、ワインはたまに飲むけれどビールというのは飲んだ事が無いわ。美味しいんでしょ?」
入院患者の上、まだ成人では無いが缶一本ぐらい……?と、横目で使用人を見たが『ダメです』の一言できっぱり止められた。
「その代わり、私が飲んでお嬢様に感想だけをお聞かせしましょう」
「……な、なんて卑劣なのよ」
どうやらレイナの分はこの使用人の活力となってしまう様だ。
―――と、わいわい楽しいのも良いのだがレイナはエミリーに聞かなければならない事があった。
「……ところであなたと伊豆の施設を襲撃したあの例の3機、両方が宇宙海賊。そのお互いの関係は私にも言えないこと?」
レイナもエミリーが敵宇宙海賊と密接した関わりが有るかも知れないと連邦軍の監視下に置かれているという話を聞いていた。
ただ、どの様なものがあっても彼女を信じてやろうと言う気持ちが有った。連邦軍が何と言おうが知った事か。
-
>>254
「やあ、悪魔と契約を結んだ大罪人殿。名前は知ってるわ。…確かヒツギ。こちらの紹介はまだだったわね?」
レイナも彼の挨拶を真似てやあ、と軽いノリで手を振るう。
「……私はレイナ・カーマイン。夜を統べる偉大なる真祖の吸血姫にして、万物の絶対運命を見透す支配眼の宿り主よ。……悪魔のあなたとは同族と言った所かしら?」
どやぁ決まったという感じの達成感溢れた表情で少年に名乗る。
黙っていれば気品溢れる可愛らしい令嬢なのだが、喋り出すと一気に評価を下げる要因となる。
【「元気そうでよかった・・・あの時、俺のことを助けてくれたんだろ」】
【「ありがとう、それとごめん・・・助けようとした俺が助けられてたなんて・・・!」】
「本来ならニンゲンごときを救済する気は無いのだけれど。あなたにはあの憎き低級天使の腕の件で借りを作ってしまったから。貴族は律儀なのよ。ああ……胸の血を止めて抱きかかえてくれた分も追加したら私の方がまだ足りないわね」
そんな真面目に感謝されるのも照れてしまうので、ただ借りを返しただけ。変な詮索はするなとヒツギに返す。
「それより、あなたあの悪魔に乗った後どうなったの?学生の坊や風情が禁忌に触れたなんて赦されるのかしら?……ふふ」
怪我をしたレイナを炎から守る為に後先すら考えず、バルクレイスへと飛び込んだヒツギ・ハヤセ。軍では彼の処遇をどうするかは審議中である
こんな事で彼が重い罰を受けると言うのなら納得が行かない。そうなった場合、レイナも黙っていない。表裏あらゆる手段で恩人のヒツギを助ける算段だ。
-
>>255>>256
>「くっ……くっくっく。あなた達に掛けた魅了(チャーム)の魔法が順調に力を発揮している様ね。あなた達は私の瞳の虜。
>私の存在無しでは生きられない。もはやこのレイナ・カーマインと血の契約を結び闇の使徒として夜を生きるしか無いわ」
「え?」
自分が耳にした言葉が余りにも突拍子の無いものだったのだ、ぽかんと目を丸くしながら下げていた頭を上げる。
目を細め、唇をニヒルに歪めてまるでアニメか漫画の悪役のように短く笑う少女を見て
バルクレイスに乗ったときの少女の言葉を思い出した
(そういや闇のケンゾクとか未来が変わったとか言ってたな・・・)
頭の打ち所が悪かった・・・なんてことは無いだろう、となるとこれが目の前の女の子の素らしい
>「……私はレイナ・カーマイン。夜を統べる偉大なる真祖の吸血姫にして、万物の絶対運命を見透す支配眼の宿り主よ。
>……悪魔のあなたとは同族と言った所かしら?」
「レイナか・・・もったいねぇ、可愛いのに」
頭を抱えて呟いてしまうほど中身が残念だ、普通は吸血鬼とか支配眼とか言わない。
ドレスを着ていたこと、こんな使用人が居ることからお嬢様であることは間違いない。
そして思い返せばその体つきは華奢で、顔も可愛らしい
年齢的にも自分とそう変わらない、もしくは1つ2つ下程度と見ていい・・・つまり厨二病をこじらせてしまった部類ということだ
だが美少女に同属といわれるのは悪くないがそれはものによる、
>「本来ならニンゲンごときを救済する気は無いのだけれど。あなたにはあの憎き低級天使の腕の件で借りを作ってしまったから。
>貴族は律儀なのよ。ああ……胸の血を止めて抱きかかえてくれた分も追加したら私の方がまだ足りないわね」
「困っている人や怪我をした人を助けるのは当たり前だろ、あれは貸しでもなんでもないぜ」
「それに・・・結果的に俺は助けるって目的を半分失態してるわけだから」
悔しそうに拳を握り締め唇を噛む、男としてのプライドなのか彼の性格なのか
女の子に大怪我を負わせてしまったのがよほどショックなのだろう。
>「それより、あなたあの悪魔に乗った後どうなったの?学生の坊や風情が禁忌に触れたなんて赦されるのかしら?……ふふ」
「分からない、学生って言っても半分軍人みたいなものだし、新型のデータ採取があるから死刑なんてことは無いと思うんだけど」
少年は首を横に振った。
ヒツギもパイロットの卵であり端くれ、スクールが軍と密接に関係している以上厳罰は免れない
SCIの実験のために命が奪われることは無いだろうが・・・
-
>>255
「え・・・あぁ、魔法にかかったわけじゃないのね?」
私は使用人の言葉を聞いて安心する。
このコは未来を予知する能力を持っている。
魔法が普通に使えそうなのが怖い・・・
「あいつ等ね・・・私の嘗ての仲間よ・・・私が地球に落ちてから通信機が壊れたから・・・
新しい部隊として、派遣されたのね・・・でも、私はあいつ等の所には戻らないよ。
命の恩人であるレイナを、放っては置けないよ。」
どうやら、レイナは知らなかったらしい。
レイナは未来を予知する力を持っている。
既に解っていたと思い込んでいた・・・
>>257
「戦場で失敗して落ち込んでたら、このさき大変だよ。
鬱になって死んじゃったりしてね。私も、人の事いえないけどね。」
私は差入れとして持ってきた大量に買った缶ビールを二つ取り出し、一つをヒツギに渡す。
偉そうな事を言っている私も、レイナを守れなかった事を悔やんでいる。
でも、一番辛いのはこのコだろう。
恐らくは初陣、しかも女の子を守る為に機体に乗り込んだ筈が怪我をさせてしまったんだ。
「レイナは飲んじゃダメなんだって。落ち込んだ時はこれが一番だよ。」
もう一つはレイナに買った筈のビールを自分で飲んでいる。
-
>>257
「悪かったわねぇ、助けようとしたのが私の様な特異な女で。でもそう思うのも仕方の無いものよね?だって私はニンゲン風情の概念とはかけ離れているのだから」
やはりその言動により目の前の少年が残念そうに頭を抱えているが、レイナは一向に平気である。
むしろ、満足げな表情からは異端扱いされるのを好む節が見てとれる。
【「困っている人や怪我をした人を助けるのは当たり前だろ、あれは貸しでもなんでもないぜ」
「それに・・・結果的に俺は助けるって目的を半分失態してるわけだから」】
「エミリーにも言ったけれど、私が勝手にやっただけだから気に病む必要は無いわ。胸の傷だって吸血鬼的再生力でもう塞がっているわ。…だけれど、あのヘヴン・キャンセラーの爺はまだ私をこの牢獄に封じ込めていて困ったものだわ」
自分のせいでショックを受けていると言うなら寝付きも悪くなると言うもの。
何なら見るか?とパジャマのボタンに手を掛けようとした所、使用人がそんな痴女的な行動をしっかりと止める。
小悪魔的に笑うレイナに言わせれば別にニンゲンごときに恥じらう必要なんて無いとの事だが。
ちなみにヘヴン・キャンセラーとはレイナの手術を執り行った医師の事であり、レイナが勝手にそう呼んでいるだけである。
【「分からない、学生って言っても半分軍人みたいなものだし、新型のデータ採取があるから死刑なんてことは無いと思うんだけど」】
「ふぅん。……私の眼にはロクでも無い目に遭わされるヴィジョンが見えるのだけれど?…何か逆境に立たされた時は言いなさい。あなたのその蛮勇に敬意を表して、しっかり借りを返させて貰うわ」
あえて具体的な予知の内容は伝えなかったがレイナにはヒツギ少年が酷い目にあう事が見えていた。
「私の眼を信じていない顔ね?……いいわ。もうひとつ見えたものを教えてあげる。これはもうすぐ起こる事になるだろうから」
不調であった予知の力がまた未来のヴィジョンをレイナに伝えてくる。ヒツギ達が見舞いに訪れて機嫌が良くなったからだろうか?
「厳島の地に降り立つ禍の徒。それを討つ古代の守護像と謀人の末裔。……別に信じなくても良いわ。その戦場にあなたが出るのかは不明だけれど。……現実を知った後、あなたはレイナ・カーマインの抗い難い魔の力に戦慄する事になるでしょうね」
そしてこのドヤ顔である。
信じる信じないは勝手にすればいい。むしろ信じない奴に「ねぇ今どんな気分?」と攻めたてる事が病み付きになるらしいのだ。
>>258
【「あいつ等ね・・・私の嘗ての仲間よ・・・私が地球に落ちてから通信機が壊れたから・・・
新しい部隊として、派遣されたのね・・・でも、私はあいつ等の所には戻らないよ。
命の恩人であるレイナを、放っては置けないよ。」】
「……そうよ。あなたは私のともd……いや倦族なのよ。あいつら野良犬は違うって事を軍の犬どもにも公言してやりなさい。それで改めて何か言われたなら……くっくっく。その先は私が何とかしてあげる」
『友達』と言いかけて慌てて訂正。どうやらこれも性に合わないらしい。
しかし、軍での誤解を解かない限りエミリーを連れて帰るのは無理だろう。
今日、エミリーを連れ出せたのもカーマインの名があっての特例だろう。
地球史上主義の考えが浸透されている今の連邦政府は異文明の事に対して酷く否定的なのである。
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>>258
>「戦場で失敗して落ち込んでたら、このさき大変だよ。
>鬱になって死んじゃったりしてね。私も、人の事いえないけどね。」
「確かにそうかもな・・・ありがとう、思ってたよりずっとしっかりとしてたんだな」
この女性の言うとおりだ、これから戦いの中でどれだけ失敗を繰り返すだろうか
味方を絶対に死なせない・・・そう願っていても努力しても確実に巡り合うだろう。
そのたびにくよくよと尾を引くわけにもいかない、病人に酒を渡そうとするのはエミリー也のジョークなのかもしれない。
>「レイナは飲んじゃダメなんだって。落ち込んだ時はこれが一番だよ。」
「いや・・・この国じゃ未成年の飲酒は犯罪なんだけど」
前言撤回、どうやらこれが素だったらしい。
>>259
>「悪かったわねぇ、助けようとしたのが私の様な特異な女で。
>でもそう思うのも仕方の無いものよね?だって私はニンゲン風情の概念とはかけ離れているのだから」
「変人の発言にしか聞こえないのに堂々としてやがる・・・そのせいで無駄な説得力が生まれてるし」
何かを堂々と行うのには勇気が居る、だけどあくまでその行為に勇気が必要な場合に限った話だ
誰かに席を譲るという行為に勇気を必要とする人も居ればその逆も居る。
レイナは厨二病丸出しでその言葉全てにフィルターがかかっているがそれに勇気を必要としない
すなわち厨二病全開でも恥を感じない・・・
「・・・重症だ」
>「エミリーにも言ったけれど、私が勝手にやっただけだから気に病む必要は無いわ。胸の傷だって吸血鬼的再生力でもう塞がっているわ。
>…だけれど、あのヘヴン・キャンセラーの爺はまだ私をこの牢獄に封じ込めていて困ったものだわ」
彼女の言葉にかかっているフィルターを解けば
『エミリーにも言ったけれど、私が勝手にやっただけだから気に病む必要は無いわ。胸の傷だって問題なく回復しているし。』
『でもまだ安静にしていろってあの医者は言うのよね、正直暇なのよ』
なるほど言っていることは歳相応に可愛らしい。
ヘブンキャンセラーが何か分からなかったが、先ほどすれ違った医者が還暦手前だった事から恐らくはそのことだろう。
「いやいやいやいや、見せなくてもいい!」
傷を見せようとパジャマに手をかけたレイナを使用人と共に止める。
どうやら本当に元気そうだ、もしかしたらこうして誰かと話しているからテンションがあがっているということも考えられるが・・・
「・・・時々、遊びに来てもいいか?」
だったらだったで問題は無い、レイナが借りを嫌うようにヒツギ自身も借りが嫌いな性格だ。
どちらも納得できる形での言葉を取ればいいのだ
>「ふぅん。……私の眼にはロクでも無い目に遭わされるヴィジョンが見えるのだけれど?
>…何か逆境に立たされた時は言いなさい。あなたのその蛮勇に敬意を表して、しっかり借りを返させて貰うわ」
「あんたが勝手にやったって言うなら俺も勝手にやったことだ、貸しなんていらない・・・って言ってもお互い納得できないよな」
「だから俺にできることなら何でも言ってくれ、まぁそんなもん限られてるけれど俺も借りは嫌いなんだ、これでフェアってことで」
そういって少し恥ずかしそうに笑いかける、彼女の言う未来予知の力が真実なのかどうかはヒツギには分からない
だがそれが真実だったとしても虚像だったとしても、彼女が自分のことを心配してくれているのは紛れもない事実。
男の子特有の見栄と怪我人に心配をかけたくないという2つが彼の中には存在していた。
この発言が後にもたらす可能性なんて微塵も考えては居なかったということである
>「厳島の地に降り立つ禍の徒。それを討つ古代の守護像と謀人の末裔。……別に信じなくても良いわ。
>その戦場にあなたが出るのかは不明だけれど。……現実を知った後、あなたはレイナ・カーマインの抗い難い魔の力に戦慄する事になるでしょうね」
「厳島って言うとあの広島にある厳島か?戦場になるって・・・」
やはり半信半疑、場所まで指定しているんだから当然の反応だろう。
おそらくレイナの目論見どおり、攻め立てることはできそうだ
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>>260
【「・・・時々、遊びに来てもいいか?」】
「悪いが、王は孤独でなければならない。……でもでも、あなたが私の魅了の魔法に掛かったのも私の悪戯心のせいだし。…くっふっふ…良いわよ。特別に私の倦属にしてあげるわ悪魔の坊や」
レイナはこの様なぶっ飛んだ性格のせいで同年代の『友達』の様なものはほとんど居なかった。無駄にハイスペックなのがそれに拍車を掛けている。
内心いつでも来いと言ってやりたいのだが、性に合わないとかでまたこの様な言い回しとなる。
笑みを浮かべている事から、大歓迎の意は伝わるだろう。側では優秀な使用人がレイナに直に繋がる専用回線の番号をヒツギに書いて渡していた。
【「あんたが勝手にやったって言うなら俺も勝手にやったことだ、貸しなんていらない・・・って言ってもお互い納得できないよな」
「だから俺にできることなら何でも言ってくれ、まぁそんなもん限られてるけれど俺も借りは嫌いなんだ、これでフェアってことで」】
「物好きな人ね?ますます闇の住人らしいじゃない。…了解。フェアで良いわ」
ヒツギも相当、律儀な男の様だ。
ここは彼の男としての見栄を立たせてやろうと、条件をのんでやった。
【「厳島って言うとあの広島にある厳島か?戦場になるって・・・」】
「じきに解るわ。伊豆の部隊も現地入りするはめになる。……ヒツギもそろそろ帰ったほうがいいわ」
意味深にじきに解ると言って、立ち上がり窓から空を見上げている。
―――今もうこの時、運悪く居合わせた何者かが孤軍奮闘して未知の侵略兵器を食い止めているとは思いもしないだろう。普通の人間には。
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>>病室の全員に対して
病室の扉を小気味良いリズムで叩く音と共に病室へと入室する
黒いパイロットスーツのまま腕には大量のフルーツを積めたバスケットを左手で抱えている姿はどこかシュールだ
歓談している三人に対して歩み寄りレイナの顔色を見て、ヒツギに問い掛ける
「よう。お前の主、思ったよりも元気そうだな?」
おもむろにバナナを剥くとヒツギの口の中へねじ込もうと試みる
ヒツギの様子には構わず、レイナに跪く
「ご友人と僕の歓談のところ、差し出がましくも申し上げたい事があります」
ゆっくりと見上げてレイナの瞳を神妙な面持ちで見据える。
「私にも、その話、参加させて頂きたい所存!と言うか、勝手に参加しちゃうんだよね」
バスケットを手近な卓へ置き来客用の椅子を手際よく用意し座ると、バスケットから林檎を一つ取り出し、果物ナイフで皮を剥き始める
「…ああ、すまない。誰だよお前みたいな顔をするなって。
俺は連邦軍のレオンハルト・シュナイダー。先日の白いガーリオンに乗ってましたの方が判るか?レオンでいい」
>>258
エレナの方を向き問いかける
手元からはするすると赤い帯が延びている
「ところで消火作業中に言ってた"彼ら"についてだけど…さっきの会話から察するに彼らは君を連れ戻しに来たって事だと仮定して…」
綺麗に剥けた林檎を切り分けてレイナのすぐ近くに置き
「連邦相手にあれほどの事をさせる"何か"があると見て君により詳しく”事情聴取"をしたい」
エミリーに果物ナイフと共に指差し
「…と連邦軍の"どこか"からそんな噂が流れているって事を話に来ただけってね」
>>261
レイナの方に視線を送り
「時に姫、古代の守護像と謀人の末裔とやらの特徴を良ければ教えて欲しい」
胸元から身分を示す手帳を取り出しメモ用のページを開いて寄越し、ペンを手渡そうとする
「勿論、気が向いたら…で結構」
-
>>259
「先ずはそうしないとね。」
軍の言ってることなんて無視しようと思ったけど、それもどうやら出来そうにない。
監視下に置かれた以上、そのままにしておくと彼女にも迷惑が掛かるかもしれない。
>>260
「なんだ、残念・・・」
この国では子供は酒を飲めないのか・・・
と言うか、宇宙から来た私にとってはそう言う犯罪だからって言うのは理由にならないんだけどね。
でも、立ち直ったみたいだしこれで良しとしよう。
私は仕方なく、一人でビールを飲むことにした。
>>262
「連邦相手に、か・・・ブラディアローが各地の惑星を襲撃するのは単純に物資を奪う為よ。
戦争で住むところを失った奴らばかりだから・・・各地を漂流しながら、物資を奪わないと生活できないの。
それに・・・私も待機してたけど、先に仕掛けてきたのは間違いなくあいつらよ。」
連邦相手にあれほどの事をしたって言うのは、恐らくは襲撃した理由かな・・・
だとしたら、理由は簡単。攻撃してきた相手をやり返したってだけだ。
それがブラディアローの礼儀。私でもそうする。
「それから、名前を名乗られたでしょ。あいつ等、自分が気に入った奴らにしか名乗らないよ。
レオンとヒツギはまた戦うことになるでしょうね。レオンも飲む?」
私は自分のビールを飲みながら、もう片方のあいてない缶ビールをレオンに差し出す。
これはヒツギに断られた分だ。
-
>>262
【「時に姫、古代の守護像と謀人の末裔とやらの特徴を良ければ教えて欲しい」】
抵抗無くレオンハルトという軍人が出した紙とペンを取り、ふふん。と自身有り気に浮かんで来たヴィジョンを元に描き始める。
「まず謀り人の末裔とやら。こいつは……ふん。子供ね、多分」
描き上がったのはまず謀り人らしい。が、人間として判別の出来ないただの棒人間にしか見えない。一つ特徴があるとしたらその棒人間の手に棒の様なものが持たされているぐらいか。レイナ的には刀を持たせてみた様だが。
後ろではレイナの最も信頼する使用人が腹を抱えて笑いを堪えている。
「……次に守護像ね?あれは夜の住人の天敵。アマテラスという日の神に見立てたものだわ。」
次に描き上がったのは四角形に棒の手足が生えただけと言うような棒人間の絵と何がちがうの?という感じの絵だった。手には輪っかの様なものが持たされており、それは武器となるらしい。
「……ふっふっふ。どう?絵の具があればもっと素晴らしくなるのだけれどね」
ペンと紙を返し、腕と足を組んだ偉そうなポーズで自画自賛する。
レイナは曲線を書く事が出来ないので絵が壊滅的に単調で下手だ。しかし、本人には別の物が見えているのだろうか一向に自分の絵がおかしい事には気付いていない様で特技を聞かれたら真っ先にそれを上げる
-
>>261
>「悪いが、王は孤独でなければならない。……でもでも、あなたが私の魅了の魔法に掛かったのも私の悪戯心のせいだし。
>…くっふっふ…良いわよ。特別に私の倦属にしてあげるわ悪魔の坊や」
「おう、ありがとう!」
少し照れたような『でもでも』というフレーズにレイナの素を垣間見たような気がした。
口調さえ気にしなければ歳相応、口調さえ気にしなければ良い関係を作れそうだ、口調さえ気にしなければ
使用人から番号を受け取ると、ヒツギ懐からも手帳とボールペンを取り出した
「ちょっと待っててくれ、俺の番号も今書くから」
>「物好きな人ね?ますます闇の住人らしいじゃない。…了解。フェアで良いわ」
「闇の住人って訳じゃないんだが・・・そうだな、闇の住人的に言うなら『契約』ってところか」
「契約完了、何時でも召喚してくれ」
あえてレイナのような言葉を使い、連絡先を書いたメモをレイナへと差し出す
・・・ヒツギは言った後で大分意味が違うような気がすると後悔していた
>>263
「あ、あぁ・・・」
病室で遠慮なくビールを飲んでいるのを注意しようとも思ったが
レイナの知り合いだけにいかんとも言いがたい
『彼女も一風変わった』部類なのだろう、それならば微笑ましく(?)見ているほうがいいと判断したようだ
>>262
>「よう。お前の主、思ったよりも元気そうだな?」
「お前は確か―――ぶぐっ!?」
言葉を口の中にぶち込まれたバナナによって無理やり封じられる。
何か言葉にならない声を叫びながら必死にバナナを処理しているようだ・・・
-
>>264
「守護像・・・」
彼女の予言は当たるけど、彼女のいってる言葉だけじゃ解らない所もある。
でも、レオンがメモとペンを渡してくれた。これで解り易くなるはず。
伊豆の部隊も借り出されるって言うんだ。私も見ておかないと・・・
「・・・・・・・・・」
私はレイナの絵を覗き込む。
そこで私が見たもの・・・
四角と直線だけで描かれた絵。これは・・・はっきり言って解り難い。
でも、レイナは得意気な様子だ。もしかすると、これが地球の芸術なのかもしれない。
絵の具を使えば、どんな絵になるのだろうか・・・
「ごめんなさい。私じゃ地球の芸術は理解できないみたい・・・」
私が絵の感想を述べていると・・・
>>265
「それ、地球の流行り?」
ヒツギが変な声を出していたので、私はその方向を向く。
この光景も理解出来ない。バナナぐらい普通に食べれば良いのに・・・
-
―――同時刻、衛星軌道上―――
「ねぇアリサぁ…」
「なぁに?テレサ…ふふ。面白そうな玩具ね」
暗闇からは紫の光が爛々と舞っている
その傍らで翡翠の光があるモノを見つめた
宇宙戦にしては不自然。しかし目立った武装はない
しかし、彼女達には判っていた
ソレが戦闘用の兵器であると
「ねーねー!オジサンこんな所で何してるの?」
不意にレオルドの眼前に、天使の様な風貌の"少女"が現れ尋ねる
【シュートドローンと遭遇】
-
【「闇の住人って訳じゃないんだが・・・そうだな、闇の住人的に言うなら『契約』ってところか」
「契約完了、何時でも召喚してくれ」】
「ふうん……あなた、今契約と言ったわよね?……ねぇ知ってる?悪魔の契約と言うものはねぇ。絶対に破棄する事は出来ない鎖なのよね?」
悪戯っ娘的に白い八重歯を見せ、ニヤニヤしている。
「せいぜい我が闇の召喚術にて使役してあげようじゃないか。ああ報酬はバナナでいいかしら?」
悪魔の召喚に必要な呪文符(ヒツギの連絡先)をヒラヒラさせ、煽っている。
それと同時に、宇宙に忌々しいモノの胎動が始まった事をレイナは感知する。
(……まぁ、阻止出来ないのは解ってるけれど……ではせいぜい頑張って食い止めなさいな、『空っぽの男』)
-
>>267>>268
「………、なんだ?」
何処からか視線を感じる、シュートは証拠が無いながらも感じていた。
「俺を………いや、俺と、この『機体』を見ている?
うぉ!!」
すると眼前に"少女"が現れたことに驚き、ジェットを逆噴射してなんとか止める。
「あぶねぇ………。」
眼前の"少女"を見る。
「アンタか?、さっきから俺を覗きこんでたのは。」
-
>>263
「病院なのに気が利くな!それじゃあ早速失礼して…」
充分に冷えている事を感触が伝える。景気良い開封音の後に口元へ運び
勢いよく缶を傾け、喉を鳴らすと一気に飲み干してしまう
「くはぁっ!うまい!」
>>264
爽快感に浸って間も無く、意気揚々と、したり顔のレイナが紙を差し出す
「どれどれ……!こ、こいつぁ…」
その出来に思わず絶句してしまう
(こ、これは…暗号…的な…?)
「な、なるほど…とても前衛的で…いらっしゃる…」
軽く咳払いをして、三人を見渡し
「それじゃあ俺はお暇するよ。家宝も出来た事だしな」
バナナを処理するヒツギの背中を叩くと肩に手を乗せて語りかける
>>265
「…またな坊主!」
-
>>268
>「ふうん……あなた、今契約と言ったわよね?……ねぇ知ってる?悪魔の契約と言うものはねぇ。絶対に破棄する事は出来ない鎖なのよね?」
>「せいぜい我が闇の召喚術にて使役してあげようじゃないか。ああ報酬はバナナでいいかしら?」
レイナの物言いにどこと無く背筋が凍るものを感じた、さすがに黒魔術の生贄とかそんなことは無いとは思うが
悪用はされずとも悪戯は間違いなくされるだろう、可愛らしい悪戯を期待しておくしかないか
とりあえず喋るためにも口の中から溢れそうなバナナを急いで飲み込んだ。
「んぐっ・・・、報酬はいらないけどバナナはやめてくれ・・・」
>>270
「二度とくんな!!」
去ってゆく背中に叫ぶが、廊下を歩いていた看護婦にぎろりと睨み付けられた。
「えぇっと・・・俺もそろそろ帰るよ、じゃあまた明日な」
レイナへと向き直り、笑いかけながら手を振って病室を出た
-
>>269
衝突寸前で宇宙船が止まる
シュートの間近には白いロリータファッションの外装大きな玉虫色のフリルが目を引く
同じようにリボンで飾られた金色の燐光が舞うポニーテールの少女…
の姿の人形がシュートの頭の中へ直接、話し掛けてくる
???「そうだね〜テレサが見つけたんだよ!それよりもオジサンにお願いがあるの…聞いてくれる?」
くるくるとレオルドの周囲を踊るように廻り、レオルドの正面へ行き両手を組んで祈るような姿の上目遣いで近寄ると
不意に背部から六本の巨大な帯が延び、そして翼の様に広げられると周囲には白い羽根が舞う
レオルドの装甲の白い羽根が触れた部分が赤熱している!
「死んでくれる?」
レオルドを包み込む様に展開された白い翼がレオルドに迫る
-
>>272
「……。」
周りを浮遊する自立型人形をシュートは警戒する。
黙って人形の声を聞くが、最後の言葉を聞きレバーを握る。
「ッッ!、やっぱこういうことになるんかよ!」
ジェットを思いっきり噴射して六本の帯をなんとか避ける。
「ちっくしょう、戦闘は免れないのかよ、初戦闘がこんな狂気染みた奴って
勘弁してくれよ。」
喋ってる間にもその帯を避け続ける。
変形する隙がなかなか見つからない。
-
>>273
「おっかけっこはアリサの方がちょっと得意なんだよ?
でもオジサンはもっと、も〜〜〜っと頑張らないといけないね」
左手を正面に突き出すと魔法陣の様な紋様が現れた後、その手には弓が握られていた
右手には光の矢を持ち弓を引いてレオルドを見据える
「てかげんしてあげるけど本気だしてくれないと壊しちゃうよ♪」
通常では想像もつかない早さで弓を放ち、つがえを瞬間的に繰り返す
光の矢達はまるで流星群の様にレオルドへと迫る
-
>>274
「おれは鬼から逃げるのは好きだ。」
軽口を叩きながらも避ける。
しかしその額には冷や汗が浮かんでいた。
「チッ、なんとか隙を見つけねぇと。」
しかしその流星群の様な光の矢を見てその考えは捨てた。
(………、逃げるのは無理だな、速すぎる)
となればどうするか、彼は思いつく。
(いっそ突っ込みながら変形してみるか。)
そう考え、その流星群のギリギリ入れるような隙間に突入する。
-
>>275
宇宙船は矢の雨の中を潜り抜けて向かってくる
「♪なにがでるかな♪なにがでるかな♪」
高速…と言っても彼女にはコマ送りのように映るが
宇宙船は更にテレサに向かい突撃してくる
突撃に合わせてひらりと身をかわしわざとらしくそのまま回転する
「あ〜れ〜♪ふふふっ」
よろめきながらレオルドの方へと視線を移す
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>>276
「クッ、やっぱ被弾してるか、でもこれなら!」
テレサがよろめいてるのを視線に入れて右側のレバーを瞬時に引く。
するとパネルがレバーの下に現れる。
「オラァ!」
ヒビが入りそうな勢いで肘鉄を入れる。
すると宇宙船の姿から段々と姿を変えていく。
しかし少し変形する時間が遅い、周りから見れば無防備だ。
「速く、速く変形してくれ!」
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……一方その頃、近傍宙域にて……
「こちらラズマタズ5、クーリマン伍長。
パトロール中に未確認機による戦闘と思われる反応を感知、調査に向かいます。
現在地と該当エリアの座標を転送します。至急増援の手配をお願いします」
連絡を済ませると、改めて機体を加速させる。鈍重な機体なので到着したら戦闘が終了しているかもしれない……
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>>277
>「速く、速く変形してくれ!」
遠目から変形して行くレオルド、その周りではテレサがくるくると踊りながら待つと言う光景を見て呟く
「この茶番はいつまで続くのかしら…」
レオルドのシュートにとっては数秒の間で起きた事なのだが
棲息速度域の違う彼女達にとっては
体操の太極拳を数時間もかけて眺めるようなものであった
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>>279
「……攻撃してこないのか、良かった。」
そして宇宙船から人型になる。
「よっしゃ!」
そう言って、足元を大きめのボタンを踏む。
するとレオルドの胸からシールドと剣が出てき、装備する。
(ちゃんとマニュアル読んでよかった。)
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>>280
目の前でようやく戦闘形態となったレオルド
わなわなと機体が震え発光部分が更に強い光を放つ
「遅いよぉ!もう寝ちゃおうかと思ったよぅ!」
そう叫ぶと彼女の周囲のデブリが粉砕される
衝撃波がレオルドに向かって襲いかかる
>>278
アリサ「これだけ暴れれば誰か来るのは当然よね…」
音声と複数の熱源を感じ取る黒いドローン
しかし、特に動きを見せようとはしない
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>>281
「ぬぉっ!」
衝撃波をシールドを構えて防ぐ。
「悪いな、じゃあさっそく行くぞ!」
そう言うと、ブーストを全開にして頭部のバルカンを発射しながら切りかかる。
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>>280-282
「……そろそろ有効索敵距離か……」
現在確認出来る反応は三機、どれも所属を示すビーコンは発信していない。
「……まずは、警告するか……」
『現在戦闘中の未確認機に告げる。
こちらは宇宙軍軌道防衛艦隊である、ただちに戦闘行為をやめ、所属を明らかにする事。
繰り返す……』
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>>282
バルカン砲の火線がテレサに迫る。嬉しそうな笑い声をあげながら螺旋を描き火線を弄び振り切ると
光の尾を引きながら突出したレオルドの切っ先がテレサを捉え…
―――キィィィ…
た筈だったが、彼女達の体長以上を雄に越える大剣を脚部のギミックブレードで軽々と止める黒い少女の姿がそこにあった
「テレサ。彼ではレオルドを使いこなせない」
彼女達の三倍以上はある巨体を弾き返してしまうと
>>283ラウディ達の方を指差し
もう少し遊べる相手を見つけておいたから、そこを見ると良いわ」
その時にラウディから警告が入る
『現在戦闘中の未確認機に告げる。
こちらは宇宙軍軌道防衛艦隊である、ただちに戦闘行為をやめ、所属を明らかにする事。
繰り返す……』
テレサは目を爛々とさせて応え
「あは♪ホントだ〜♪じゃあソレはアリサにあげるね!」
連邦軍艦隊に向けて光の雨を放つと
前衛として配置される筈であった待機中のレリエル隊、そして更に後方に居るはずの艦隊がこの『砲撃』に悉く撃ち抜かれる
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>>284
「げっ!」
やがて追いついて来るはずだった味方艦隊が大打撃を受け、たまたま先行していた自分は見逃された。
「……弄ぶ気か……」
レバーを握る手に一瞬力が入り、
「先制攻撃を確認、アンノウンを敵対勢力として設定して攻撃します」
指示を待たず、長射程ミサイルの標的を白いレディモデルに設定して叩き込んだ。
相手の最大射程はレスボスのミサイル以上。残存しているはずの味方が合流出来なければ……
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>>284
「なにぃ!?」
その巨体が弾き飛ばされたことに驚く。
「チッ、これレベル1の状態でボスに挑む様な物じゃねぇのか?」
>彼ではレオルドを使いこなせない。
「んだとぉ?」
その瞬間、彼の瞳の色が変わった。
「舐めくさってんじゃねぇぞ、この人形が!」
シールドを胸にしまい、両手でソードを持つ。
「堪忍袋の緒が切れたぜ畜生め!」
今の彼の瞳はあいかわらず、光は無かった、しかしその色は、真っ黒だった。
「喰らいやがれ、この野郎」
するとレオルドソードが光り出す。
「レオルドソードブラスター!」
限界まで光り出した瞬間、シュートは叫び、ソードを思い切り振りおろすと
巨大な光弾がはじき出される。
その時の彼は、別人の様であった。
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>>285
八基のミサイル群がテレサに向かって飛ぶが…
「雪合戦なら得意だよ♪」
矢をつがえ、そして放つ。常識で飽くまでも常識で考えれば
既に発射されたミサイルに対して行う迎撃としては明らかにナンセンス
しかしミサイル到達に随分な余裕でもって矢が流星群を形成していく
ミサイル群は流星群に全て呑み込まれ
ラウディのレスポスを素通りし、後ろの艦隊に向けて更に襲いかかる
>>286
>「レオルドソードブラスター!」
レオルドの剣が燦然と輝くと怒りと共に振り抜かれると、その剣速は光速を越える。
同等の早さで生じた巨大な光弾はアリサを捉えた!
「……!私に防御障壁を使わせるなんて!」
光弾を光の障壁で留めるが間もなく押し返される
「くっ!きゃあああ!!」
障壁を押し切り爆風がアリサを覆う
その様子を見たテレサの様子が一変する
「アリサになにをしたのかなぁ…?」
テレサの玉虫色のリボンとフリルが明らかに真っ赤に見えると激しい炎の様にたなびく
最初にシュートに見せた時とは倍以上の光の翼を広げて弓矢を頭上に構えて放つと
翼を羽ばたかせて流星群を追い更に加速し流星群を伴いながら
シュートに向かって降下する
流星群に包囲されるレオルドを光の翼を展開しながらすれ違い様にを切りかかり
更に速度を上げてレオルドの周囲を何度も装甲を刻みながら飛来しつつ
レオルドが地球を背にした状態で相対した所で弓を引き絞る
「アリサを傷つける奴は…真っ黒になって落ちちゃえよ!」
これまで見た矢玉とは明らかに勢いが違う光弾が螺旋を描きレオルドに向かう
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>>287(残りHP:2552)
「たかが誰かに作られた存在で、その作った者と同じような存在を見下すんじゃねぇぞ!」
そう吐き捨てる。
しかしテレサの流星群の様な光の矢を半ば不意打ちで受けて彼はさらに怒る。
「テメェ上等だよ!、いきなり襲った挙句に仲間をやられたら怒るだぁ?
ふざけんじゃねぇよ!」
もはや彼には敵しか見えなかった、レオルドソードにエネルギーをまた溜める。
勢いのある、さっきまでの光の矢を目にして。
「実弾は実弾で相殺出来る、パンチとキックでは相殺は難しい。
レーザーとレーザーなら出力によっては相手のレーザーを殺せる。
意味わかるか?」
さっきのブラスターと同じようにまたレオルドの腕を引き上げる。
「こんなもの、切り裂いてやる!」
ブーストを全開に上げ、その光弾に向けてエネルギーを溜めたソードを振る。
「レオルドスーパースラッシュ!!」
その斬撃は光弾を切り裂き、さらにブーストは止めず、テレサに向けて突撃する。
「二段切りぃいいいいいい!!!」
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>>287
アンノウンの攻撃を受けた防衛艦隊からスクランブル発進した精鋭ゲシュペンスト部隊は、
「うわーっ!ダメだーっ!?」
と、(メタ的な事を言えば『真・魔装機神』のシナリオライターの芸風で)蹴散らされる。
「……いや、前衛来てくれないと支援機が単独じゃ何も出来ないんですが」
>>288
「……あれがああ来て……よし!」
火力を集中させるか確実に当てさせるか0.2秒ほど考え、剣を振るう特機らしき機体が確実に白い機体を攻撃出来るよう、黒いレディタイプを牽制する軌道で五連八基40発のミサイルを撃ち込んだ。
「……頼むぞ、何処の特機か知らないが、前衛として機能してくれよ……」
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>>289
ブラスターの爆風に紛れるアリサにミサイルが雪崩式に向かう
ミサイル群は何故か煙の中をすり抜け、間もなくアリサの姿も見える
ミサイル群は信管だけを切断され役目を果たせなかった…と思われた
(この程度…)「!?テレサ!!」>>288
レオルドは正に全身此、光の剣と化し、テレサの後方に抜けていた
既に弓手が断ち切られ肩から先が光の粒子と化していた【残りHP80%】
>「レオルドスーパースラッシュ!!」「二段切りぃいいいいいい!!!」
瞬間的に光速を超えた為か、シュートの音声が遅れてこだまする
テレサはアリサの姿を確認すると
「…あれ?アリサ?私…?う〜〜…」
斬られた事を思い出し左肩の破損箇所を抑えるが、こたえているという様子でもない
「テレサ!」
シュートの攻撃を防いだ時と同じようにアリサの元へ瞬時に近寄った直後
????「…前座にしても酷いものですねぇーイヒヒヒ…」
妙に甲高い男の声がラウディとシュートの頭の中に響く
アリサとテレサを中心に巨大な魔法陣の様なモノが現れると彼女達の正面に見えるのは一回り大きな…道化風の男の姿だ
????「くだらない冗談は…顔だけにしてくれないとぉ〜…ね?
お宅等もそう…思うでしょ?」
ラウディの方向に指を弾くと聴こえない筈の音がラウディの頭に響く
レスポスの周囲を吹雪が覆う。道化師は背筋を伸ばし両手を開いて、しかし、おどけた調子でレオルドを見る
????「…たんのしぃ〜ショウの は じ ま り だ ぁ 〜 」
道化師の出て来た魔法陣が爆炎と共に一瞬で消える
其処に居た筈の姉妹も
「こんなナマクラでねぇ〜まぁ」
道化師はシュートにとって見覚えのある剣を宙に浮かべて眺めていた
仮面越しの瞳は血走っている…ように感じる
「良い歳して…クク…お〜とな〜げな〜いね〜♪ヒャははは」
宙に浮いたレオルドの剣と火の玉と氷と岩と雷の光球でジャグリングしながら飛び回る
「お〜にさ〜んこちら♪」
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>>290
「チッ、あんま効いてねぇか、今度は真ん中から真っ二つにしてや……る!?」
突如現れた道化師の様な奴に驚く。
「まぁた新手か。ぶった切ってや……。」
彼の言葉はそこから先まで行かなかった。
あのテレサ達がいない事はどうでもいい。
その道化師の持っている剣に対してシュートは目を見開いた。
「その剣は……、お前まさかこの機体について知ってんのか?」
問い詰めようとしたがその光球を見て距離を取る。
「面倒なことになっちまった。」
>お〜とな〜げな〜いね〜♪
「じゃぁ大人気有るってのはどういう奴なんだ?」
そこまで区切り、剣を仕舞う。
そして彼は叫んだ。
「レオルドアイビーム!」
目からそのビームを発射する、さっきのブラスターよりも速いが
細長い見た目から察するに威力は低いだろう、しかし面積が狭い分貫通力もあり『そうだ。』
そこでやっとラウディの存在に気付く。
>>289
「あれ、あんた誰?」
スピーカーを使うが此処は宇宙、音は出ない。
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