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戦場スレpart1

261 ◆zv577ZusFQ:2012/03/31(土) 18:07:54 ID:scoz6eHg
>>260
【「・・・時々、遊びに来てもいいか?」】
「悪いが、王は孤独でなければならない。……でもでも、あなたが私の魅了の魔法に掛かったのも私の悪戯心のせいだし。…くっふっふ…良いわよ。特別に私の倦属にしてあげるわ悪魔の坊や」
レイナはこの様なぶっ飛んだ性格のせいで同年代の『友達』の様なものはほとんど居なかった。無駄にハイスペックなのがそれに拍車を掛けている。
内心いつでも来いと言ってやりたいのだが、性に合わないとかでまたこの様な言い回しとなる。
笑みを浮かべている事から、大歓迎の意は伝わるだろう。側では優秀な使用人がレイナに直に繋がる専用回線の番号をヒツギに書いて渡していた。

【「あんたが勝手にやったって言うなら俺も勝手にやったことだ、貸しなんていらない・・・って言ってもお互い納得できないよな」
「だから俺にできることなら何でも言ってくれ、まぁそんなもん限られてるけれど俺も借りは嫌いなんだ、これでフェアってことで」】
「物好きな人ね?ますます闇の住人らしいじゃない。…了解。フェアで良いわ」
ヒツギも相当、律儀な男の様だ。
ここは彼の男としての見栄を立たせてやろうと、条件をのんでやった。

【「厳島って言うとあの広島にある厳島か?戦場になるって・・・」】
「じきに解るわ。伊豆の部隊も現地入りするはめになる。……ヒツギもそろそろ帰ったほうがいいわ」
意味深にじきに解ると言って、立ち上がり窓から空を見上げている。

―――今もうこの時、運悪く居合わせた何者かが孤軍奮闘して未知の侵略兵器を食い止めているとは思いもしないだろう。普通の人間には。




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