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戦場スレpart1
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>>232
激しく咳き込むと共に、血塗れのレイナ・カーマインは力無く目を覚ました。
まだ半分意識がはっきりしないが、まずは状況を確認する。
自身の状況。急所は外れているだろうが、血を流し過ぎている。ぼんやりとして、視界すら満足に見えていない。何とか生き永らえている状態。
そして、どうやらここはバルクレイスのコクピット。火の手が迫る中、件の少年と共に乗り込んでしまったらしい。
こうするしか生き残る道は無かったのだろうが、それも無意味だろう。
こんなド素人の技術では、悪魔を使役する事など不可能だろう。現に先程から少年が色々と試しているが、この悪魔は知らぬふりを決めこんでいる。
――もういいわ。と声にもならない諦めの声を出そうとした時、
レイナの赤い瞳が新たなヴィジョンを映し出す。それは……
「…は…っ。……未来が…姿を変えたわ」
レイナが苦しそうに口に出すのはそんな意味がわからない言葉。
それと同時にきまぐれな悪魔。バルクレイスに光が灯る。少年がなんとか起動に成功させたのだろう。
「戦うのよ……その悪魔の力を全力出して戦いなさい。…私への負荷を気にしているのなら心外。……闇のケンゾクたるわたしが……こんなので死ぬ訳が無い……私には……見えているのよ」
どこまでも偉そうに少年に言い残し、再び気絶する。
レイナはその少年に戦いを強いる。レリエルごときではもはや外の宇宙海賊は抑えきれないだろう。スノウローズだけでは荷が重い。明らかに状況を打破する力が必要であったのだ。
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