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戦場スレpart1
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>>257
「悪かったわねぇ、助けようとしたのが私の様な特異な女で。でもそう思うのも仕方の無いものよね?だって私はニンゲン風情の概念とはかけ離れているのだから」
やはりその言動により目の前の少年が残念そうに頭を抱えているが、レイナは一向に平気である。
むしろ、満足げな表情からは異端扱いされるのを好む節が見てとれる。
【「困っている人や怪我をした人を助けるのは当たり前だろ、あれは貸しでもなんでもないぜ」
「それに・・・結果的に俺は助けるって目的を半分失態してるわけだから」】
「エミリーにも言ったけれど、私が勝手にやっただけだから気に病む必要は無いわ。胸の傷だって吸血鬼的再生力でもう塞がっているわ。…だけれど、あのヘヴン・キャンセラーの爺はまだ私をこの牢獄に封じ込めていて困ったものだわ」
自分のせいでショックを受けていると言うなら寝付きも悪くなると言うもの。
何なら見るか?とパジャマのボタンに手を掛けようとした所、使用人がそんな痴女的な行動をしっかりと止める。
小悪魔的に笑うレイナに言わせれば別にニンゲンごときに恥じらう必要なんて無いとの事だが。
ちなみにヘヴン・キャンセラーとはレイナの手術を執り行った医師の事であり、レイナが勝手にそう呼んでいるだけである。
【「分からない、学生って言っても半分軍人みたいなものだし、新型のデータ採取があるから死刑なんてことは無いと思うんだけど」】
「ふぅん。……私の眼にはロクでも無い目に遭わされるヴィジョンが見えるのだけれど?…何か逆境に立たされた時は言いなさい。あなたのその蛮勇に敬意を表して、しっかり借りを返させて貰うわ」
あえて具体的な予知の内容は伝えなかったがレイナにはヒツギ少年が酷い目にあう事が見えていた。
「私の眼を信じていない顔ね?……いいわ。もうひとつ見えたものを教えてあげる。これはもうすぐ起こる事になるだろうから」
不調であった予知の力がまた未来のヴィジョンをレイナに伝えてくる。ヒツギ達が見舞いに訪れて機嫌が良くなったからだろうか?
「厳島の地に降り立つ禍の徒。それを討つ古代の守護像と謀人の末裔。……別に信じなくても良いわ。その戦場にあなたが出るのかは不明だけれど。……現実を知った後、あなたはレイナ・カーマインの抗い難い魔の力に戦慄する事になるでしょうね」
そしてこのドヤ顔である。
信じる信じないは勝手にすればいい。むしろ信じない奴に「ねぇ今どんな気分?」と攻めたてる事が病み付きになるらしいのだ。
>>258
【「あいつ等ね・・・私の嘗ての仲間よ・・・私が地球に落ちてから通信機が壊れたから・・・
新しい部隊として、派遣されたのね・・・でも、私はあいつ等の所には戻らないよ。
命の恩人であるレイナを、放っては置けないよ。」】
「……そうよ。あなたは私のともd……いや倦族なのよ。あいつら野良犬は違うって事を軍の犬どもにも公言してやりなさい。それで改めて何か言われたなら……くっくっく。その先は私が何とかしてあげる」
『友達』と言いかけて慌てて訂正。どうやらこれも性に合わないらしい。
しかし、軍での誤解を解かない限りエミリーを連れて帰るのは無理だろう。
今日、エミリーを連れ出せたのもカーマインの名があっての特例だろう。
地球史上主義の考えが浸透されている今の連邦政府は異文明の事に対して酷く否定的なのである。
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