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戦場スレpart1
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>>228
「ふぅん?…意外も意外、なかなか物分かりが良いね?まぁ、そういう事よ。絶対にあの悪魔を動かさないでね?絶対に駄目よ」
どうやら、レイナが忠告するまでも無くバルクレイスは静かにお蔵入りするとの決定だった。そこの主任には完全に変な娘扱いを受けただろう。なんとなく表情でわかる。
「ふむぅ。この私が見誤るなんてね。力を使い過ぎたかしら?」
全力で走って来て損をした。と微妙に納得の行かない複雑な気持ちになりつつも、予知した未来が回避された事に安堵。
否、実は全く安堵している場合などでは無かった。
外の戦闘も激しさを増し、このドッグにまで敵も侵攻しつつある。
そんな時、施設を防衛していた地球連邦軍の主力機体レリエル。その切り飛ばされた右腕は敵の攻撃により吹き飛び、レイナが居る格納庫へと―――叩き付けられようとしていた。
気付いた時にはあたかも、レリエルの右腕がレイナに聖なる鉄槌を下そうと頭上スレスレに迫った状態であった。
「……な??」
既に遅い。そんな短く間抜けな一声を上げるしかもはや出来る事は無かっただろう。
予知と言えど起こりうる事を全て知るなどの全知全能な力では無い。そんな事が出来うるのはそれこそ神か悪魔か。
少なくとも彼女はそんな者では無い。
諦めかけたその時
【「―――!! 逃げろーッ!!」】
「…なにをするの?あのニンゲン…」
こちらに向かい誰かが声を荒げている。馬鹿が、簡単に逃げられるものか。と心の中でツッコミを入れる。
あろう事かその声の主は今にも押し潰されんとしているレイナに後方から飛び掛かかって行く。
なんと、少年と共に不格好に倒れながらも間一髪のところ巨大ロボの腕の下敷きになるのは避けられた様だ。
体をぶつけた小さな衝撃が痛みとなって伝わって来る。……まだ死んでいない様だ。
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