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のんたぬ創作スレ

1管理人★:2017/03/30(木) 11:17:13 ID:???
のんたぬのSSやイラストなどはここに投稿をお願いいたします。
管理人が愛護である以上、愛護を優先しますが、あまりに作品数が少ないようなら虐待側も受け入れます。
創作に関係ない雑談はなるべくしないようお願いいたします。

2のんたぬはひとつの光:2017/04/03(月) 02:46:31 ID:2UOM0Mk6
一つも投稿がなくてワロタw

3のんたぬはひとつの光:2017/04/03(月) 14:43:48 ID:43fxH5pE
愛護君全然来ないし虐待作品投稿していいっすか?

4のんたぬはひとつの光:2017/04/03(月) 15:49:02 ID:fbbF6ETo
あ、いっすよ(快諾)

5のんたぬはひとつの光:2017/05/03(水) 00:26:28 ID:3biVWr26
<ポプテのんたぬ一斉駆除>

「ふやん!」
道端のぷちたぬ3匹が中指を立て、目をカッと見開きながら挑発してきた。
隣で親と思しきのんたぬがケラケラ笑っている。
「ぷちしゃあきまったやん!にんげんしゃあがおどおどしてるやん!!」だと。
おいおい、中指立てながら糞を漏らしてるのに、恰好がついてるとでも思ってるのか。
仕方ない、挑発に乗ってやろう。

まず、中指を立てたままのぷち糞たちをビニール袋に詰める。
「なにするやん!」と糞親がしがみついてくるから、一発顔面をぶん殴って気絶させ、親子ともども持ち帰り。
親狸には首に縄を括り付け、家の庭の木に吊るし台座に乗っける。
暴れて台座を倒してしまったら、そのまま首を吊って死ぬ寸法だ。

一方の子狸共は臼に入れる。
奴らは何が起こっているのか露知らずという雰囲気で、挑発を続けながらも姉妹の顔面に向かって屁をこき合ってる。
未だにうやーんうやーんなとどいう気持ち悪い鳴き声を上げながら、のんきに中指を立てているのだから呆れて言葉も出ない。
この汚物どもは臭覚すら狂ってるのだろうか...などと考えていたら、なんと愛護の大好きなうんちょさん(笑)までしたり顔で漏らし始めた。
糞ならさっき漏らしたじゃねぇかよ...一体どんだけ詰まったるんだ、この糞袋共は。
もうダメだ、早く殺すしかない。

臼といえば…ということで杵を用意する。
そばでは「はなせくそにんげん!」とか目覚めたばかりのアホが騒いでるが無視。
糞はお前の子供たちだよ、この能無し狸。
バカ親の眼前で、糞塊の詰まった臼に向かって杵を振り下ろす。

それがどう意味かも恐らく理解しておらず、ただ親と愛護が言うままに「楽しい遊び」をしていたであろうぷちたぬたち。
そんな遊びも、振り下ろされた杵とグチャぁという手応えある潰音とともに、おしまいを告げた。
潰したときに小さなうめき声がしたが、すぐに何も聞こえなくなった。
ゆっくりと、血と排泄物のこびりつく杵を持ち上げる。

臼の中のぷちたぬ達は、鮮やかに死に絶えていた。
あるものは顔面をつぶされもはやエイリアンと化し。
またあるものは腹部を圧迫されたのかこれでもかという量の糞と臓物を元気よく放り出し。
そしてあるものは、叩かれた衝撃で首と胴体がさようならをしていた。

「ぷ、ぷ、ぷ、ぷ、ぷ...」
なんだ、死んだ子供の代わりに屁でもこいてるのか?
「ぷ゛、ぷ゛、ぷ゛ち゛し゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
今度は力んで出した糞みたいな叫び声が聞こえてきた。
おいおい、そんな騒いで暴れたらお前も死ぬぜ。
いや、いずれ死ぬんだが、まったく立ち向かう覚悟も勝てる力もない奴が、挑発してくるなっていうんだ。

さて、このまま首吊り死狸を作っても良いんだが、もうひといじめしてやる。
一旦この場を離れてあの道に行くと…案の定いた。別のちぃたぬ親子だ。
この場所は、予想通りのんたぬ達の縄張りらしい。
持ち帰って、庭で死を待つド腐れの目の前で、見せしめ処分にしてやろうと思い様子を伺うと、何やらヒソヒソ話をしている。
まさかと思い、わざとらしく横を歩くと…。

「にんげんちゃあ………ちね!」



……………………。

6のんたぬはひとつの光:2017/05/03(水) 00:27:01 ID:3biVWr26
<ポプテのんたぬ一斉駆除>

「ふやん!」
道端のぷちたぬ3匹が中指を立て、目をカッと見開きながら挑発してきた。
隣で親と思しきのんたぬがケラケラ笑っている。
「ぷちしゃあきまったやん!にんげんしゃあがおどおどしてるやん!!」だと。
おいおい、中指立てながら糞を漏らしてるのに、恰好がついてるとでも思ってるのか。
仕方ない、挑発に乗ってやろう。

まず、中指を立てたままのぷち糞たちをビニール袋に詰める。
「なにするやん!」と糞親がしがみついてくるから、一発顔面をぶん殴って気絶させ、親子ともども持ち帰り。
親狸には首に縄を括り付け、家の庭の木に吊るし台座に乗っける。
暴れて台座を倒してしまったら、そのまま首を吊って死ぬ寸法だ。

一方の子狸共は臼に入れる。
奴らは何が起こっているのか露知らずという雰囲気で、挑発を続けながらも姉妹の顔面に向かって屁をこき合ってる。
未だにうやーんうやーんなとどいう気持ち悪い鳴き声を上げながら、のんきに中指を立てているのだから呆れて言葉も出ない。
この汚物どもは臭覚すら狂ってるのだろうか...などと考えていたら、なんと愛護の大好きなうんちょさん(笑)までしたり顔で漏らし始めた。
糞ならさっき漏らしたじゃねぇかよ...一体どんだけ詰まったるんだ、この糞袋共は。
もうダメだ、早く殺すしかない。

臼といえば…ということで杵を用意する。
そばでは「はなせくそにんげん!」とか目覚めたばかりのアホが騒いでるが無視。
糞はお前の子供たちだよ、この能無し狸。
バカ親の眼前で、糞塊の詰まった臼に向かって杵を振り下ろす。

それがどう意味かも恐らく理解しておらず、ただ親と愛護が言うままに「楽しい遊び」をしていたであろうぷちたぬたち。
そんな遊びも、振り下ろされた杵とグチャぁという手応えある潰音とともに、おしまいを告げた。
潰したときに小さなうめき声がしたが、すぐに何も聞こえなくなった。
ゆっくりと、血と排泄物のこびりつく杵を持ち上げる。

臼の中のぷちたぬ達は、鮮やかに死に絶えていた。
あるものは顔面をつぶされもはやエイリアンと化し。
またあるものは腹部を圧迫されたのかこれでもかという量の糞と臓物を元気よく放り出し。
そしてあるものは、叩かれた衝撃で首と胴体がさようならをしていた。

「ぷ、ぷ、ぷ、ぷ、ぷ...」
なんだ、死んだ子供の代わりに屁でもこいてるのか?
「ぷ゛、ぷ゛、ぷ゛ち゛し゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
今度は力んで出した糞みたいな叫び声が聞こえてきた。
おいおい、そんな騒いで暴れたらお前も死ぬぜ。
いや、いずれ死ぬんだが、まったく立ち向かう覚悟も勝てる力もない奴が、挑発してくるなっていうんだ。

さて、このまま首吊り死狸を作っても良いんだが、もうひといじめしてやる。
一旦この場を離れてあの道に行くと…案の定いた。別のちぃたぬ親子だ。
この場所は、予想通りのんたぬ達の縄張りらしい。
持ち帰って、庭で死を待つド腐れの目の前で、見せしめ処分にしてやろうと思い様子を伺うと、何やらヒソヒソ話をしている。
まさかと思い、わざとらしく横を歩くと…。

「にんげんちゃあ………ちね!」



……………………。

7のんたぬはひとつの光:2017/05/03(水) 00:28:06 ID:3biVWr26
無言で親子を持ち帰り、親は庭の隅で問答無用で滅多刺しにした。
子の方は調子に乗った罰として、もう少し惨めに去世してもらおう。

ちぃ糞を鷲掴みにし、あの首吊り狸の目の前で処刑に入る。
「ちぃたぬさんやん!このこはよそのこでかんけいないやん!どぉしていじめるやん!!」という腰抜け。
「ちぃちゃあこわいこわい!ごめんちゃあ!ごめんちゃあ!のんたぬちゃあ!まーやん!たちゅけて!たちゅけて!!ちぃちゃあちにたくない!!!ちにたくないやあああん!!!!」と今更命乞いする間抜け。
まーやんならとっくにゴミになったし、お前も今からゴミになるし、目の前ののんたぬも君のあとにゴミなるよと改めて教えたら、小便を勢い良く漏らしながら暴れ始めた。

先程、隅に転がる盆暗を処したサバイバルナイフを、「ちね!」などとほざいたカスにつき立てる。
「さっき、これでまーやんを殺ったんだけどさ……・・・」
「ごめんちゃあごめんちゃあごめんちゃあごめんちゃあ!!ちぬいやちぬいやちぬいやちぬいやぁぁぁぁあ!!!」
バタバタと手足と尻尾を動かし、抵抗する放尿マシーン。
さらに恐怖からか、のんたぬ一家名物(笑)の脱糞まで始まった。
挑発と失禁と脱糞と命乞以外に出来ることはないのか、この下等生物共は。
「つべこべ言わずに、さっさと死ねよ」
「ちぃたぬさんをいじめちゃいかんやん!!や゛め゛る゛や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛ん゛ん゛!゛!゛!゛!゛」
「や、や、や、や・・・…や゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ん゛!゛!゛!゛!゛!゛も゛う゛わ゛る゛い゛こ゛と゛し゛な゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!゛!゛ち゛ぃ゛ち゛ゃ゛あ゛し゛ぬ゛い゛や゛や゛ゃ゛ゃ゛ゃ゛ゃ゛ゃ゛や゛や゛ゃ゛」
その脱糞ダヌキの首筋に、思い切りナイフを突き刺した。
勢い良く飛び出す血しぶきとは対照的に、「ヤアアアアア…ン」と力のない声を出しながら、ここにまた新たなゴミが誕生した。
先ほどまでの元気はどこへやら、顔を真っ青にして、だらしなく舌まで出して死んでいる。
本当に、こんなふざけた生物が虚勢を張るとは…というよりも、虚勢を張るように指南する愛護の心理が理解できない。

「ひどいやん…こんなの……こんなの……ひ゛ど゛す゛ぎ゛る゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!」
噴き出した血を顔面に受け、顔を真っ赤にしながら慟哭する汚物。
案の定、上から下から色々なモノを放り出している。
あいつもこいつもまったくだらしがない。

さて、手にしているゴミには、もうひと頑張りしてもらおう。
突き刺さったナイフをそのまま動かし、首を切断した。
そして、糞の塊が詰まった先程の臼の中に、その可愛い可愛いおかおさん(笑)を放り込んだ。
「オラ!よく見ろ、糞狸。」
「ややん!?」
アホの注意が臼に向いたその瞬間、振り下ろした杵がボケ面ちぃたぬを襲った。
「グシャ」「メキョ」という快音とともに、その顔はもはやどんな生物だったのかさえわからないようなものに仕上がった。

8のんたぬはひとつの光:2017/05/03(水) 00:29:07 ID:3biVWr26
眼。両目とも潰され、眼球だったものが散らばり顔にへばりついている。
鼻。ぺしゃんこになり鼻であったのかどうかさえわからない。
口。生え変わったばかりであろう歯が概ね碎かれ、白い破片が散乱している。
耳。たぬきのおみみさん(笑)はぐちゃぐちゃになり、ただの茶色い糞になっている。

「や、や、や、や、や…………。」
ちぃたぬの顔が異次元の物体になる姿を見て、ついに精神的なトドメが刺さったのか、先程までの泣きじゃくりから一転、身体を震わせて静かになった。
ここまで来ればもう満足。
心置きなく、こののんたぬをあの世に送ることができる。
しかし…。

「おい、のんたぬ」
「や、や、や…」
「最後にお前に聞きたいことがある」

あのふざけた挑発を仕込んだ相手と、関係ないはずのちぃたぬさん(笑)がなぜあんなことをしたのか、改めて問いただした。
案の定、調子づいた愛護の入れ知恵で始めたこと。
挑発すると愛護が喜んだり、「のんたぬさんには勝てへんやん!」とか言って餌付けしてくれたこと。
そこで図に乗り、おともしゃあたち(笑)に挑発を教えて回ったこと。
こんなことを、よくわからない日本語混じりに懺悔してきた。

「そうか…。よくわかった」
「や、や、や…………や………」
「や………ご……ごべん……」
「お、なんだ」
「……………………ご、ご、ごべんなしゃあぁぁぁぁ!ごべんなしゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

おとなしくなったかと思えば、突然と泣き出し、薄っぺらな謝罪の言葉を喚き散らした。
自分たちのしてきたことがどんなことだったか、そしてその結果として何が起こったのか、スカスカの頭でもどうやらようやく理解できたのだろう。
あわせて、これから自分が、そこらに転がるカス同然のボロクズと化すであろうということも。

「もうおせーよ、クズが」
「ごべんなしゃあぁぁぁぁああぁ!もぅおふざけせぇへん!!いいこにするやん!!!いいこにするからゆるしてやぁぁぁぁん!!!」

はぁ、また命乞。
実にワンパターン、実に滑稽、実に失望。
もういいや、殺そう。

「聞き飽きたわ、そのネタ。つまんねーからあの世に行けよ」
「いやや!いやや!!いやや!!!の゛ん゛ち゛ゃ゛あ゛し゛ぬ゛の゛い゛や゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…………!」

台座を思い切り蹴り飛ばした。
すると煩かった命乞はすぐにやみ、目の前の害獣はあっさりと昇天した。

9のんたぬはひとつの光:2017/05/03(水) 00:30:38 ID:3biVWr26
済んでのところで、死体を捨てにごみ捨て場に向かった。
ゴミ捨て場のコンクリートの壁には「生物ゴミ」と書かれた札が張られており、その下にはのんたぬ一家の死体が山を作っていた。
原型を留めていればマシな方で、四肢が切断されていたり、首から上がなくなっていたり、胴体をミンチにされていたり、全身穴だらけにされていたり、左右対称に真っ二つにされていたりと、これでもかと言わんばかりの駆除されっぷりであった。
図に乗った結果、人を苛つかせ、その仕返しにメタメタにされる…結局のんたぬとは、こういう生き物なのである。

(本当にどうしようもないなぁ)
独り言をつぶやきながら、肉塊の詰まったビニール袋を山の上に放り投げた。
さて、これでもうしばらくはこいつらの相手をすることもないだろうと思い、振り向いて帰ろうとした時だった。

「ほぅ・・・」
道路を挟んで向かい側の電信柱の影に、のんたぬが一匹いた。
まばたきせず、足はガタガタと震わせながらも、ずっとこちらをじっと見ていた。
きっと、何も知らずにのこのこと人のいるところに出てきたら、おともしゃあ(笑)たちの惨状を見て動けなくなったとかそんな感じだろう。
これも何かの縁だ、最後にこのたぬきさんと遊んでやろう。

「やあのんたぬさん。そんなところで震えてどうしたのかな...?」
そのたぬきさんに近づき、上から見下すようにして話しかけた。
「や・・・や・・・や・・・・・・」
案の定、まともな返答はなかった。
無理もない、自分の仲間たちがおぞましいほどに虐殺されているのだ。
いくら頭のんたぬとはいえ、こんなものを見て普通でいられるハズはない。

「君は、ああなりたくないだろう?」
「や…や・・・やん・・・…」
小さく、小刻みにうなずいた。
「なら、もうこんなところに住もうとは考えず、素直に人に迷惑のかからない所にいくんだ。そうしたら、君だけは見逃してあげるよ」
「や・・・やん・・・・・・」
まあ、1人に見逃されたところでいずれ駆除される運命なんだが・・・と思いつつも、そののんたぬはおおきくうなずき、案外にも素直にこちらの忠告を聞き入れた。
ふむ。たまにはそこそこ理解のあるヤツもいるんだなと感心したその直後だった。

「ぅやん・・・ぅやーん♪♪」
気持ち悪い鳴き声と共に、のんたぬの後ろからハイハイする汚物が顔をのぞかせた。
「お・・・おちびしゃあ?!」
「ぅやーん!!ぅや・・・!!ゃんゃん!!!」
この状況がどんなものなのかを全く理解していないそのノロマは、呑気にも足元まで這いつくばってやってきた。
親は子供がついてきていた事に気が付いていなかった様子で、相当に慌てていた。
「だめ・・・!だめやん!!どうしてついてきたやん!!!おちびしゃあはのんちゃあはうすにかえるやん!でてきちゃあかんやん!!」
ついさっきまではおとなしくしていた親狸が、少し大きな声をあげた。
しかし、そんな親の忠告はもちろんつゆ知らずである。
頭空っぽのウスノロは、のそっと立ち上がり、イラつく糸目でこちらを見上げてきた。

10のんたぬはひとつの光:2017/05/03(水) 00:31:34 ID:3biVWr26
「うゃ・・・」
「だめやん!はやくおうちにかえるんやぁぁぁああぁぁああ!!」
「ぅやーん…?やんやん!!!!!」
「おちびしゃあ?!」
「やーーーーーーーーん!!!!!!」

・・・実にお疲れ様である。
せっかく見逃してあげようと思ったのに、この瞬間に目の前の親子の運命が決まった。
生涯最初で最後の最高のドヤ顔を決め込んだ汚物は、中指を勢いよく天に向けたのだ。

「あかんやん!!おちびしゃあ!!!!!!もうそれだけはぜったい!!!!!もうぜったいやったらあかんのやあああああああん!!!!」
どうやら、この親は気が付いてたようである。この行為が持つ意味とその顛末を。
しかし、何も知らない頭真っ白のぷちたぬには、その思いが伝わらなかったのだ。
哀れのんたぬ。残念ながらここで君たちには、惨めにこの世から去ってもらおう。

小手調べに、まずは親の言うことを聞けなかったドマヌケを思い切り左足で踏み潰した。
「ウギャッ?!」という小さな断末魔の叫びとともに、一瞬でその汚物はぺしゃんこになった。
しかし、これだけではまだまだ殺り足りない。
その左足に体重をかけ、さらにグリグリと押し込んだ。

「ああぁぁああぁぁぁああぁ!!!うちのだいじなたからものおぉぉおおおぉ!!!!おちびしゃあぁぁぁぁああぁぁ!!!!!」
なすすべなく、ただひたすらに項垂れている盆暗をよそに、その大事なたからもの(笑)とやらをしっかりと砕いていく。
ガリガリ、ゴリゴリっと骨や歯がバラバラになっていく感触が、靴越しにでもよくわかる。
そして、何か液体のようなものが飛び出しているのもハッキリと理解できる。
おそらく、血液やら脳味噌やらが出ているのだろう。
そうだ。駆除していることが明確に理解できる、この感覚だ。
のんたぬ一家に関わる理由は、この「駆除している」という感覚を愉しむためなのだ。

ぷちたぬを亡き者とし、手ごたえを感じた心持のまま、ゆっくりと左足を上げた。
靴裏には汚らしい液体がベトベトにへばりつき、その下の死骸はもはや生き物だったのかさえわからないくらいに、バラバラになっていた。
依然泣き止まぬ親のんたぬの横には、スカスカの脳味噌だったものがこびりついている。
まったく、何が宝物だ。
どう狂ったらこんな屑を宝物などと呼べるのだろうか。

「どぉしてやん・・・!どぉしてやぁぁぁぁあああん!!!」
「どうしても何も、下らないことをして人を馬鹿にしてるお前らが悪いんだろうが」
「ひどすぎる…!ひどすぎるやぁぁああぁあん!!」
「どいつもこいつもまったく・・・同じようなことしか言わねぇな」
「・・・かえせ!!」
「・・・は?」
「うちのたからもの、かえせやん!!」
「・・・は?」
「かえせ!!かえせ!!おちびしゃあは…おちびしゃあはな・・・!!!」
「返してほしいのか...。だったらそこの脳味噌でもすすってろ、ゴミ狸!!」
「なにいってるやん!おちびしゃあは...!」

わんわんと泣きながら必死の形相で訴えるのんたぬ。
ちょっと前に駆除したのんたぬとは違い、自分の命乞いをいることよりも子供の命の方が大事なようだ。
自己中の権化、ままごと感覚の子育て、最後は子供を身代わりにしてまで助ろうとする浅ましさ...。
のんたぬといえばこんな考えばかりの生き物ではあるが、こいつはいわゆる「善良種」と呼ばれる珍しいタイプの個体なんだろう。

もしかしたら、なかなか子供が生まれず、やっと生まれたのがあのぷちたぬだったのかもしれない。
もしかしたら、本当に子どもが生まれず、やっとの思いで拾って手塩にかけて育てようと思ったのがあのぷちたぬだったのかもしれない。
もしかしたら、あのぷちたぬもこののんたぬにちゃんと教育されれば、いずれ自分の過ちに気が付き路傍の糞にならずに済んだのかもしれない。

「そうか…」

11のんたぬはひとつの光:2017/05/03(水) 00:32:05 ID:3biVWr26
しかし、そんなことはどうでもいい。
その「おちびしゃあ」がいったい何だというのだ。
どうせ「やっとできたのんちゃあのたからものなんや!」とでも言うつもりなのだろう。
世界で最も粗末にされるべき、ゴミのごとき生命の何が宝物だというのだ。
人と粗雑な関係をつくろうとするのんたぬ一家に、残された末路はただ一つ。
惨めに死ぬ、これだけである。

「…」

無言でそののんたぬの尻尾を両手で掴んだ。
「やめろはなせ」という抵抗も何のその、先ほどの「生物ゴミ」の札が張られている壁の前まで行き、バットスイングの要領で思い切りのんたぬの身体を壁にたたきつけた。
「ズドン!」という鈍い音共に顔面から思い切り壁にぶつかり、顔や頭の骨が砕ける感覚が、今度は腕から全身に伝わった。
2度、3度と叩くたびに、今度は胴体の中身までもが潰れていく感触が、身体中に行き渡った。
最初は「やぁあぁぁあぁん!!」悲鳴を上げていたのんたぬであったが、4度、5度と叩くころには声もか細くなり、もはや虫の息となっていた。
その声と反比例するように、「生物ゴミ」の札の横には、どす黒い血液がべたべたとへばりつき、壁を伝って地面へと垂れていった。
そして10回ぐらい打ち付けたところでもう、こののんたぬもただのゴミになった。

「はぁ...」

ひとしきりやり切ったところで、ふと遠くに目をやると、ゴミ収集車がこちらに向かって来ている。
ちょうどいい。最期はこの収集車にトドメを刺してもらおう。
ゴミ置き場の前に、こののんたぬ置いてしまって、車がのんたぬよりも手前で止まってしまっては何も面白くない。
向かってくる車の方向に向かって数十メートル走り、そしてそのゴミを車道に放り捨てた。

それから数十秒後...。
車は何のためらいもなく、一切ブレーキをかけることもなく、そののんたぬを轢いていった。
目論見通りにトドメを刺されたのんたぬは、車の圧力に耐えきれず、その身体が半分に引き裂かれた状態で、無残にも地面にへばりついた。

「やっぱりのんたぬは...。こうするに限るよな」

ゴミ収集車に吸い込まれていく死体の山を見つめながら、僕は不思議な安らぎと満足感を覚えていた。

12のんたぬはひとつの光:2017/05/03(水) 11:25:02 ID:Bdetvmcg
乙。久方ぶりの投稿良かったよ〜

13のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:26:29 ID:RWa5BRSQ
えいちなんてきやいきやいきやい!!
にこっちのとこにいくんや!トテトテ

にこっちー?おへやにいれてやーん
おそとさむいやーん

ガチャ

あ、にこっち!はよ、のんちゃあをなかにいれてやーん!あとあったかいおうどんさんとこたつさんよこせやーん!

あんたにあげるものなんて何もないわよ
妹達の面倒みるので精一杯なの
絵里のとこに帰りなさい

えいちなんてきやいなんや!
にこっち、わちわちしてやるからへやにいれてやーん!

うるさいわね、帰りなさい

へやにいれろやーん!ガブッ!

いったあああ!……何すんのよあんた!
あんたみたいな害獣は雪に埋れて死になさい!ドコッ!

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!

にこに雪の中に埋められて見捨てられるのんたぬ

14のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:27:23 ID:RWa5BRSQ
・・・のん〜?おうどんさんできたわよ〜あれ?どこにいる・・・の?ガシャン

んん〜?のんちゃあここにおるで〜
えぃちズルいやん!こんな美味しいもの隠してたなんて!あとでわちわちまっくちゅやで〜

・・・のん?あなた何してるの?

んん〜?おやつ食べてるん!お腹すいたんや〜
あ、ちゃんとおうどんさんも残さずたべるで〜

・・・何を食べてるの?

えーとなー、なんかわからへんけど茶色いハートの形したやつやで〜

それね、希からもらったものなの。私のために作ってくれたの。
今日はそれを大事に食べようと思ってたのよ。

んん〜?じゃあのんちゃあの食べかけあげるやん!
はい、どーぞ!

バシーン!

うぎゅっ!・・・なにするんやえぃちぃ・・・いたいやん・・・

あなた、人の気持ちを考えられないの!?そうよね、所詮獣だものね。
自分の餌さえ食べれればなんでもいいんでしょ!!バシーン

うぎゃっ!いたいやん!えぃち、やめて・・・ごめんなしゃあ・・・

今日という今日は許さないわ。いつもいつもわがまま言ったり、人に迷惑かけて・・・
ちょっとこっちに来なさい!グイッ

や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!、ウチのだいじなしっぽさんひっぱらんといてええええええ!!!

何がしっぽさんよ!こんな薄汚い尻尾はこうしてくれるわ!グサッグサッ!ガンガン!

や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!い゙だい゙い゙い゙い゙い゙い゙!!!
なにしゅるんやああああ!!!!!

釘を打ちこんでんのよ!かわいくなるわよ?のんグサッ!ガン!

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あん゛!!!
い゛た゛い゛い゛゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!


あなたの汚い尻尾を飾り付けてあげてるのよ?感謝しなさいよ!グサッグサッ!ガンガン!

のんちゃあのしっぽさんは元々かわいいやああああああん!!・・・もうやめて・・・えぃち・・・
やめ・・・やめ・・・や゙め゙ろ゙お゙お゙お゙お゙お゙・・・!!!えぃちなんてきらいきらいきらい!!!!
はなせはなせはなせ!!!!!

暴れないの!ったく行儀が悪いんだから・・・そうだロープで縛りつけておこうかしら

・・・クルクル、ギュウウウ


く、くるしいいやああああん!!!!ぽんぽんいたいやあああああんん!!!!
・・・うぐっ・・・うげええええええゲロゲロ

あらあら吐いちゃったのね、希が私のために作ってくれたチョコを勝手に食べたんだからせめてちゃんと食べなさいよ

うぐうううううううう、きちゃないやん!きちゃ・・・うぐっ・・・ない・・・やん・・モゴモゴ

えらいわよのん。でもね私の怒りはこれじゃ収まらないの・・・
そうだ、この前凛に陸上用のスパイクもらったの。ちょっと試し履きしようかしらヨイショ
・・・どう?のん、似合ってるかしら?

・・・・・・・・・・うぐっ・・・・

のん?聞いてるの?

・・・・・・・・・・ぐぎぎぎぎ・・・・

何睨めつけてるの?飼い主に向かってその態度はおかしいわよね?
そんな顔する子にはこうよ!!ドゴッ!ゲシゲシ!グリグリ!

ぎゅぴゅううう!!!!い゛た゛い゛い゛゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!
のんちゃあのかわいいお顔になんかささってる!!い゛た゛い゛い゛゛い゛い゛い゛い゛い゛や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙ん゙ん゙!!!!
お゙がお゙い゛た゛い゛い゛゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!

血まみれの顔でとってもキュートになったわね、のん
あ、そういえばさっきうどんも残さず食べるって言ってたわよね?
食べさせてあげるからお口開けなさい?

・・・うぎゅっ・・・もう・・いらないやん・・・

あなたが食べるって言ったでしょ?のんは嘘つかないもんね?
それじゃ無理矢理食べさせてあげるからドボドボ

あが・・・・っ・・・うぴゅ・・・うがががが・・・く、くる・・しい・・やん

吐かないように口をガムテープで閉じておくわねビリッ

もごもご・・・んんん〜〜〜!!!!んんんん!!!!ジタバタジタバタ!
・・・・・バタッ

気絶したのかしら?ちょうどゴミの日だし捨てておきましょうか
希のチョコ食べたかったなー また頼んで作ってもらおうかしら

終わり

15のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:28:14 ID:RWa5BRSQ
やはり俺の希トウジョウはまちがっている反応〜???編〜



希〜と声をかけているが、どうやら反応がおかしい
どうやらどころかかなりおかしい
返事はあるのだが


「や〜ん♪


としかいわない。
こころなしか頭に耳とお尻にかわいい尻尾まで生えているようにみえる
俺がちょっと困った顔をしていると
よく事情を理解していないのだろうか
ちょこちょことこっちに近づいてきて一緒に首を傾げてくる。……くそ……かゎぃぃ


「や〜ん♪


困惑しているのだが癒されてしまった。
それに身長もこころなしどころか子供サイズになっている
俺はおかしくなってしまったのだろうか、それとも希が奇病にでもかかってしまったのだろうか……
構ってほしそうに無邪気に笑顔をふりまく。
ふと、こんな希でも愛せるのだろうかと真剣に考え始めた
そして語ってみた。二人の出会い。プロポーズの言葉。今までの大切な思い出の数々
あまりに俺の話が長すぎたのだろうか
俺のすぐ傍で体をすりつけながら寝ていた


「Zzzゃ〜ん♪ZZzzzや〜zzzn♪


とてもかわいらしい寝顔だ
目尻が自然に垂れ下がってにやけ面になってしまった
そうだ。どんな姿になっても希は希だ。 こんな幸せな二人の時間が続いていくのもいいのかもしれない
「一生、大切にするよ、愛してるよ、希♪
プロポーズの言葉を宣言しなおすようにハッキリ言いそっと頬にキスをする



後方の玄関口で買い物袋がガタッと落ちる大きな音がした



希はのんたぬの無邪気な愛らしさが少し受け入れられなかったようだ
同属嫌悪というやつだろうか……
女の嫉妬は怖いものだ。俺にのんたぬを躾してと命令してきた。躾?


やれやれ……こんなにかわいいのに……


や〜ん♪


いつものようにおしりを振りながら糸目になって楽しそうにはしゃぐのんたぬ。
そっか、のんたぬはかわいいなぁと笑顔のまま
尻尾を引っ張ってみる
やん!
とちょっとプイと怒って横向いた。ふ。かわいい。と思ってもう一度する
やん!
とまた同じことを繰り返す。ふふふ。今度はもっと尻尾を強くつねりながらひっぱってみる


やん!や゛ん゛!!!


と少し敵意を見せたような顔を見せた。お?なんだ?やる気か?と思ってると
や゛ん゛!!
と思いっきり指を噛んできた。イッテェ!!!!!痛ってええええええええ!!!!ちぎれちぎれいてぇえええ
やん!!やん!!
とマジで痛かった上に肉の皮がめくれたのだがそれを得意気な顔で見てきて。一瞬理性が崩壊した
ちょっとやりすぎだよ。。。。。。
と尻尾をつねるどころではなく尻尾をもってぶらさげる。そして宙吊りになった状態で尻尾に強力クリップを一個はさむ
や゛ーーーーーーん゛!!!!と大声で叫ぶ
とさっきの痛みを忘れるかのような気がした。そしてその強力クリップを一個ずつふやす。その度にのんたぬの大声が



や゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あん゛!!!!!!!!!泣き声がうるさかったがまだまだ続けられそうだ

16のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:31:48 ID:RWa5BRSQ
のんたぬはなぜ「しっぽさん」をとても大事にしているのでしょうか?
実はあのしっぽの中で「ちびたぬ」の種が育っているのです

のんたぬが「焼肉さん」や「おうどんさん」から吸収した栄養はしっぽに運ばれます
その栄養が何らかの突然変異を起こしちびたぬの種となります
更にしっぽへと供給された栄養が使われてちびたぬの種は成長していきます
自らの意思で動けるようになった時にちびたぬとしてしっぽの先から生まれ落ちるのです

ちびたぬが生まれ落ちるのはのんたぬが夜寝ているときです
しかし悲しいことに高確率で朝寝ぼけたのんたぬに焼肉さんと間違えられて食べられてしまいます
ちびたぬは元々生命力が弱いのでのんたぬに食べられなかったとしてもほとんどが数日で自然死してしまいます
無事にのんたぬまで成長できる可能性は極めて低く個体数もそれほど多くないと推測されているので
害獣だからといって殺処分しすぎると絶滅してしまうかもしれません


絵里「って2ちゃんねるに書いてあったんだけど、希はどう思う?」

希「せっかく真姫ちゃんにもらった高級牛肉を台無しにされたんだから、ウチは許さんよ?」

のんたぬ「のじょみ、きゃい!焼肉さんはのんちゃあのやん!えぃちものんちゃあのやん!はよどっかいけ!」

希「(ブチッ)えりち、ウチもう我慢の限界や・・・この害獣処分してくるからちょっと待っててな」

絵里「希1人にそんなことさせられない・・私も手伝うわ」

希「ウチ1人で大丈夫だから(ニッコリ さぁお仕置きタイムやでー(シッポガシッ) どっから侵入してきたんやこの糞タヌキが!!えりちとの楽しい焼肉タイムを返せ(ドゴッ」

のんたぬ「ウチのしっぽさんにさわっていいのはえぃちだけや!(ギュウウ)いたい・・いたい・・はなせや゙あ゙あ゙あ゙ん、のじょみきゃい、しんじゃええええ(グシャッ) ガクッ」

ーーー神田明神の近く

希「ペット供養のために掘った穴がたくさんあるんよ。態度の悪いクソタヌキちゃんには1番深い穴をプレゼントしてあげるやん?(ニッコリ」 ポイッ ヒュー ドサッ

のんたぬ「(目覚める)??? くらいや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!こわいや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!えぃぢい゛い゛い゛い゛」

希「今楽にしてあげるからもう少し我慢してなー(天使のような悪魔の笑顔で)」ザッザッ や゛あ゛あ゛ん゛! ザッザッ や゛あ゛ん゛! ザッザッ ・・・・・

希「ふぅ・・・。 (カキカキ ブスッ)お墓まで作ってあげるなんてウチは優しすぎるかな?」 [のんたぬ の ばか]

希「さーて、害獣は処分したし、おつとめ品のお肉買って、えりちと焼肉のやり直ししよー!(ルンルン」 fin

17のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:32:33 ID:RWa5BRSQ
道を歩いてたらのんたぬとちびたぬが散歩してた
ムカついたからちびたぬを踏んづけたらプチっと潰れた
あの梱包に使われてるプチプチみたいでストレス解消にいいな

そしたらのんたぬが「ちびしゃぁをいぢめるなー」とか言いながら短い手足を振り回してたてついてきたからサッカーボールの要領で蹴り飛ばしたら「ぶにょ!」みたいな醜い声でないて飛んでった

折角晴れた気分がまた落ち込んだから、ちびたぬを適当につまみ上げてのんたぬの目の前で尻尾と耳を引きちぎってあげた
「ままーたちゅけてーいだいや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛」とか言いながら暴れてたけど、頭をつまんで力いれるだけでやっぱりぷっちり潰れたわ

大分スッキリしたけど、時間があったからついでにのんたぬにお仕置き
手持ちのライターでじっくり炙る
「あづい゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛」って叫んでたけど10分もすればぐったりして動かなくなる
必死に叫んだ時のままの、歪んだブッサイクな顔は害獣に相応しいな
これこそ本来の顔だよ

あー、いいことしたから気分も晴れ晴れだよ
良かった良かった

18のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:34:23 ID:RWa5BRSQ

のんたぬ親子、公園にて
〜公園にて〜

のんたぬ「きょうはおちびちゃあたちと公園で遊ぶやーん♪」

ちびたぬ「やーん!やーん!はよあそぶぅ!」

のんたぬ「とりあえずお砂場さんとこにいこか」トテトテ

ちびたぬ「やーん!」トテトテ

のんたぬ「それじゃあすなでお城をつくるやーん♪」ヨイショヨイショ

ちびたぬ「やーん!」

・・・・・・・

のんたぬ「もうすこしでできゆやん!でもつかれたやん、ちょっときゅうけいしよか・・・」フゥ

ちびたぬ「やーん・・・」

ダッダッダ・・・

子供A「なんだこのキモイやつ」

子供B「おれたちの遊び場とるんじゃねえよ!」

のんたぬ「・・・やん?なにしゃあお前ら!ここはのんちゃあたちがあそんでるんやどっかいけ!」シッシッ

子供A「なんだこいつ生意気な口たたきやがって!ここはおれたちの遊び場なんだ!とっととでてけ!」

子供C「そうだ!そうだ!ぶっさいくな狸のくせに!」

のんたぬ「だれがぶちゃいくや!のんちゃあはかわいいたぬきさんや!・・・もしかしてのんちゃあのかわいさに
     嫉妬してるんちゃうん?」クスクス

子供B「こいつなに言ってんだ・・・まあいいや。とりあえずでてけ!」

子供A「はやくでてけ!このブスたぬき!はやくでていかないとこいつをこうだ!」ヒョイッ

ちびたぬ「やあああああああああん!!!!」

子供A「こいつもうるせえなつぶしちゃお!」ブチッ

ちびたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!!」

のんたぬ「おちびしゃああああああああああ!!!」

子供A「はやくでてかないとお前らもこうするぞ!」

のんたぬ「おちびしゃあ・・・もうウチ怒ったで!わるいこにわちわちやあああ!!!」ガブッ!

子供B「いってえええええええええええええ!!!!!!!!うわああ血がでてるううう!!!」

のんたぬ「どうや!ウチのすぴりちゅあゆぱやーおもいしったか!とっととかえるしゃあ!」

子供A「お前もう許さないぞ!遊び場も奪ってBも傷つけやがって!」ガシッ

のんたぬ「や゛ん゛!?」

子供A「C!俺はこいつをやる!お前はそのちびどもをやっつけろ!」

子供C「わかったぜ!」

のんたぬ「はやせ!はやせ!このあほ!のんちゃあのお耳さんがいたいやん!」

子供A「うるせえ!この糞狸!お前の耳なんて引きちぎってやる」ブチィ!!!

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!
     お゛み゛み゛さ゛ん゛い゛た゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!!!!」

子供A「おらっ!今度は手足だ!」ブチブチブチィ!!!!

のんたぬ「ぎゃぴゅうううううううう!!!!!!!!いたいいたいいたいいたい!!!!のんちゃあしんじゃうううううう!!!

     ゆゆしてゆゆしてゆゆしてえええええええええええ!!!!!!!!!!ごめんなしゃああああああああああああああ!!!!!!」」

19のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:34:59 ID:RWa5BRSQ
子供A「うるせえ狸だな!」ドゴッ!

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!!!!!」

子供A「手足引きちぎったら余計気持ち悪くなったなwwwおーい!お前らこれでサッカーしようぜ!!!」

子供C「いいよーこっちも雑魚の片づけ終わったとこー」

子供B「この傷の仕返しをしてやる!」

子供A「じゃあまずパス練からなー、おら!」ドコッ

やああああああああん!!!!

子供B「へい!」ドコッ!

やああああああああああああん!!!

子供C「おいしょっ!・・・・ミスった壁の方に蹴っちまった」

ぎゅぴゅうううううううううううう!!!

子供A「おいおいww死んじまうぜこいつwwwwあれ?もう死んだかな?www」

のんたぬ「・・・・・・こひゅー、こひゅー、おま・・え・・・や・・・ゆゆ・・・さない・・・やん・・・
     えい・・・ちに・・・いい・・・つける・・・・や・・・ん」ハーハー

子供A「まだ生きてるよこいつ(笑)よーし!3人で一気に踏み潰してやろうぜー」

子供B「いいね!復讐してやる!」

のんたぬ「も・・・う・・・やめて・・・や・・・ん・・・ウチ・・・・はんせーした・・やん・・・
     あやまる・・・から・・・ゆゆして・・・・しゃあ・・・」

子供A「じゃあちゃんとB謝れ」

のんたぬ「ごめん・・・な・・しゃ・・あ・・・」

子供C「すいませんでしただろうが!!」ドゴッ!

のんたぬ「ぴぎゅ!!・・・・・す・・いま・・せ・・んで・・した・・・これで・・・もうやめ・・・てくれ・・るやん?」(キモい上目づかいの眼差し)

子供B「ゆるすわけないだろ!よし、せーので潰すぞ!せーのっ・・・」

のんたぬ「なんでやあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!うそつきうそつきうそつきいいい!!!!!!!きやいきやきやいきやい!!!
     にんげんなんてだいきやいやあああああああああああああああああああああああああんん!!!!!」

ギグシャア!!!!!!!!!!

のんたぬ「ぎょぴゅうううううううううう!!!!!!!!!・・・・・・・・・・も・・・う・・・みん・・・な・・・き・・・や・・・い・・・や・・・ん」ガクッ



20のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:37:42 ID:RWa5BRSQ
焼肉たべたいやーん
のんたぬ「焼肉たべたいやーん!」

絵里「ごめんねのん。もうお魚買ってきちゃったの。今度焼肉にするわ」

のんたぬ「焼肉じゃないといややー!焼肉じゃないといややー!えぃちのあほー!まぬけー!」ジタバタジタバタ

絵里「だからごめんなさいってば。今度焼肉にするから・・・」

のんたぬ「いややー!」ガブッ!

絵里「いったあ・・・・何するののん!」

のんたぬ「えぃちが焼肉にしなかったばつやーん!ざまーみろ!」

絵里「・・・あら、そう。じゃあ今日はご飯食べなくていいわ。のんたぬさんは焼肉じゃないと食べられないんですもんね。」

のんたぬ「それはいややーん、でも焼肉さんたべたいから今から買ってこいやーん♪」

絵里「(イラッ・・)・・・・・バカじゃないの・・・」ボソッ

のんたぬ「ん?買ってきてくれるやん?」メキラキラ-

絵里「・・・・・・」ガシッ!

のんたぬ「や゛ん゛!?」

絵里「・・・・・・・・」カチャ、ドカッ!(ケージの中に放り込む)

スタスタスタ・・・・(その場を立ち去る)

のんたぬ「えぃちー!えぃちー!のんちゃあ、おなかすいたやーん!おそとだしてやーん!」

絵里「亜里沙ー!今日は焼き魚よー!」

のんたぬ「えぃちー!うちもたべるー!おさかなさんたべるー!おなかすいたおなかすいた!
わあああああああああああああん!!!!!ごめんなしゃあ!ごめんなしゃあ!!!!もうわがままいわへんからあああああ!!!
や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!」

〜翌日の夜〜

グゥウウウ〜

のんたぬ「昨日のおひるからなにもたべてないやん・・・えぃちも口きいてくれへんし・・・・だっておさかなより焼肉さんの方がおいしいやん!」プンスコ

グゥウウウ〜


のんたぬ「だめや・・・もううごけへん、えぃちがかえってきたらあやまゆやん・・・」

ガチャ!

のんたぬ「かえってきたやん!えぃちー!えぃちー!うちがわるかったやん!もうわがままいわへんからゆゆしてやぁ・・・」キラキラ(キモい上目づかい)

絵里「・・・・・・・・」

のんたぬ「まだおこってるんかー?えぃちもうちゅわがちいさいんやなーケラケラ」

絵里「今日は焼肉よ」

のんたぬ「ほんまか!?やったー!ありがと、えぃちー!もうなんでもいうこときくやん!」

絵里「・・・・なんでもねえ・・・」

ガチャ

のんたぬ「おそとにだしてくれるん!?はよ焼肉さん焼肉さん♪やーん♪やーん♪」

ガシッ

絵里「待ちなさい。のん。あなたにはとりあえずアイマスクをしてもらうわ。」グイッ

のんたぬ「やん?・・・・・くらいやーん><こわいやーん」

絵里「・・・・縄で縛ってと・・・」グイグイギシシシ

のんたぬ「や゛ん゛!?なにするしゃあ!えぃち!わちわちするでー!」

絵里「うるさいわね。なんでもいうこと聞くっていったのはのんでしょ。焼肉作るからおとなしくしてなさい」

のんたぬ「やきにく!わかったやーんおとなしくするやーん」

絵里「鉄板を用意してと・・・」ガサゴソ

21のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:39:22 ID:RWa5BRSQ
〜数分後〜

絵里「準備完了!・・・・お肉を用意しなくちゃ♪」ニヤリ

のんたぬ「えぃちーまだー?」

絵里「いいわよ。それじゃお席に連れてってあげる」ガシッ!

のんたぬ「う゛っ・・・えぃちいたいやーん。もっとれでぃはやさしくあつかうやーん♪」

絵里「・・・・・」

テッパン、ジュー、ジュー、ジュー

絵里「いい感じに熱されてるわね。のん、アイマスクを外すわよ。」

のんたぬ「・・うーん・・・やっとおそとみれるやん!・・・あれ?えぃちーおにくさんないでー?もしかして買うの忘れたんかーえぃちってばほんまにどじ・・・」

絵里「肉はあんたよ!!!この糞狸!!!!」ダンッ!!!

ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛ん゛ん゛!!!!!!!」

絵里「今日の献立はね。狸焼きよ!!!!!」グリグリ

のんたぬ「あ゛づい゛い゛い゛い゛い゛!!!!!ぎゅああああああああああ!!!!!!おぎゃおしゃんが、いだいいだいいだいい゛い゛い゛い゛い゛!!!!!!!!うぢの゛がわ゛い゛い゛お゛がお゛じゃん゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

絵里「あら?のんの顔は今みたいに爛れても爛れなくても不細工よ(笑)あなたみたいな害獣可愛いと思う人間なんて存在しないの?わかる?」ジュウウウ!!

のんたぬ「ぐや・・・・・ぎゃ・・・ぎ・・・ゆ・・ゆ・・・さ・・な・・ぎいいい・・・」

絵里「別に許してもらわなくて結構よ。というかあなたみたいな害獣に他人を抑制する力なんてあるわけないでしょ?」ジュウウ

のんたぬ「ぎゅやあ!・・・・あがっ・・・ごめ・・・・しゃ・・・ああ・・・・」

絵里「・・・・ふう・・・こんなもんでどうかしらね、さてこの糞狸のお顔さんとやらはどうなってるかしら」グイッ

のんたぬ「や・・・・・・・・ん・・・・」

絵里「ぷっwwwwwwほんとぶっさいくねwwwww思わず笑っちゃったわ。あらあらお顔真っ赤にして、どこが鼻とかかもわからないわ。このゴミどうしようかしら・・・・尻尾引きちぎっちゃえ!えいっ!」ブッチィィィィィ!!!

のんたぬ「ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

絵里「まだ叫ぶ元気もあるのねーホントしぶといゴキブリ狸だこと、尻尾臭ーい」ポイ

のんたぬ「な・・・ん・・・で・・・こん・・・・こと・・・する・・・・ん?」

絵里「なんでこんなことするかって?害獣を駆除するのに理由なんてないでしょ。あなたはい・ら・な・い・こなの?わかる?」

のんたぬ「びやああ・・・ぐすっ・・・・・なん・・・で・・や・・・ん・・・」

絵里「まだ生きてるのね?さっさと殺しましょ。ナイフで下ろしてあげるわ。狸の刺身ね♪誰も食べないけど」

グサッ!スパッ!グサッ!

絵里「もう鳴き声だせる元気もなくなったわね。そろそろかしら。あーゴミ処理面倒だわ。くっさいし。この糞まみれのケージも捨てなきゃわね。何がのんちゃあはうすよ(笑)
   バカみたい、害獣はうすにでもしておきなさいよ。」

prpr

絵里「もしもし。あー希?どうしたの?あーあの害獣?処分したわよww鉄板でジュージュー焼いてやったわwww
    そういえばこの前あの害獣がかみついてゴメンねー。病気とかうつんなかった?それならよかったわ。もっと早くに処分しとくべきだったわね。あーそれから明日のことなんだけど・・・・・」

終わり

22のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:41:47 ID:RWa5BRSQ

のんたぬのエサ箱
にこ「ちゃんと食べなさいよね」

絵里「この子好き嫌い激しいし食べてくれるかしら」

希「狸は雑食なんやし大丈夫なんちゃう?」

穂乃果「食べ物を粗末にしちゃだめだよ!ファイトだよ!」

のんたぬ「やーん…えぃちのまえでいいとこみせるやーん…」もしゃもしゃ

のんたぬ「ま゛ず゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!!」オエエエエ

花陽「うわっ本当に食べた…」

真姫「キモいわね。キモカワイイっていうけど、こいつはただキモチワルイ」

ことり「アルパカさんかわいいよぉ〜ほえ〜」スマホスイスイ

のんたぬ「ゲホッゲホッ、ぅゅえぇ…えぃち、こぇでうちのことみなおしてくれたん?」

絵里「何いってるの?これからあなたを捨てに行くのよ。プラシャーイチェ」

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!!」


そしてみんなでのんたぬを捨てに来た

絵里「お行儀よくしてれば誰かに拾われるかもね。頑張ってね」

のんたぬ「いややぁ…のんちゃぁ、はなれたくないやん!」

絵里「あーもううるさい!ほんと耳障りな声ね…」

希「じゃ、みんなでクレープでも食べにいこか」

凛「賛成にゃー!」

しばらくするとのんたぬが箱から飛び出して追ってきた

のんたぬ「待ってやあああん!!」ポテポテポテ

海未は弓を構えた

海未「これ以上私たちに近寄ったら射ちますよ?」

のんたぬ「やっ…おまえなんかこわくないやあああああああん!!!」ポテポテポテポテポテポテ

海未「仕方ないですね」バシュッ

ドスッ

のんたぬ「え…ぃ…ち…」ピクッピクッ

絵里「矢がもったいないわ、海未」

海未「いいんです。絵里のためですから。さ、行きましょう」

のんたぬを殺したらいつも憂鬱そうだった絵里に笑顔が戻ってみんなとても喜びました

23のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:43:09 ID:RWa5BRSQ

のんたぬは今にも死にそうです。すると、のんたぬの子供、ちびたぬたちが尻尾をグショグショと食い破って出てきました。

のんたぬの子供は尻尾から産まれるのです。

ちびたぬたちは親が死にかかっていることに気付き悲しみました。

ちびたぬ「やああああん!おかあしゃあああ!」

のんたぬ「おちびしゃぁ…うちのからだたべていきるやん…」

そう言い残すとのんたぬは息絶えました。

生命力漲るちびたぬたちは泣きながらもお母さんの死体をぐちゃぐちゃ食べ出しました。

そこへカラスがバサバサと飛んできてのんたぬの死体をつつき始めました。

のんたぬの目玉を突き刺し、喉笛を噛みちぎります。とてもおぞましい光景です。

ちびたぬ「おまえ、くゆな!うちらのごちそううばうな!」

食い荒らされたのんたぬの死体の陰に隠れ、ちびたぬはピョンピョン飛び跳ね威嚇します。

それに気付いたのかカラスはちびたぬの群れに近づき一気に五匹ほどくちばしですくい取りました。

ちびたぬ「やあああああああああん!」

河原で生命のドラマが繰り広げられている一方、絵里たちはーーーー

絵里「あのバカ狸、トイレの位置も覚えないし、エサはうどんと焼き肉以外食べないし本当大変だったわ。
希、ごめんね。あの狸いるせいで家呼べなくて」

希「せや、今度みんなで行ったらええやん!えりちの家!」

穂乃果「おぉ!絵里ちゃんの家行ってみたーい!」

凛「内装はやっぱり、ロシア風なのかにゃー?」

にこ「ま、まぁにこも行ってやってもいいわ?」

希「えりちの家、可愛い置物とかいっぱいあるんよ〜。ロシアの民族衣装もあるしな」

ことり「へぇ〜、見てみたーい♪」

24のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:45:05 ID:RWa5BRSQ

お箸の練習
絵里ちに連れられて希の家に遊びに行ったのんたぬ。
お昼ごはんはおうどんさん。のんたぬはフォークを使うがキツネーチカはお箸を使って器用に麺を啜る。
「まあ、チカちゃんは偉いわね」と絵里が褒めちぎるとやきもち焼いたのんたぬが「のじょみ! うちもおはし!」と対抗してお箸を使おうとする。

いきなり箸を使えるはずもなく麺をこぼしまくるのんたぬ。見かねた希がフォークを差し出すと体をプルプルと震わせて今にも泣き出しそうな顔。

帰宅後、お箸の猛特訓を始めるのんたぬ。「うちもえぃちに『えらいえらい』されたいん!」と、焦らなくてもいいのにと諭す絵里などお構いなし。

頑張りすぎたのんたぬ、まさかの腱鞘炎に。スプーンやフォークも持てないほど手が痛い。仕方なく絵里が食べさせてやろうとするが、「やーあ! うちもうあかちゃんやないもん!」と拒否。しかし手の痛みはどうにもならないので渋々食べさせてもらう。

腱鞘炎、完治。再び手を使えるようになって初めての食事。しかし、のんたぬは頬を赤らめてもじもじしながら、「えぃち……あ、あーん」と絵里に向けて口を開ける。苦笑しながら食べさせてやる絵里。

「もう、そんなんじゃ『えらいえらい』してあげないわよ?」という絵里。のんたぬは一瞬、不機嫌そうな顔になるが、「うち、『えらいえらい』よりえぃちにあーんしてもらうほうがすきやもん……」とちょっぴり拗ねた声で呟く。

で、絵里はのんたぬちゃんをしばらく甘やかし続けるのであった。


その日からというもの、のんたぬにお箸を渡すと箸を放り投げ不機嫌な顔をするようになった。

「やん!やんやん!えぃちぃ・・・」

上目つかいでこっちを見られるとどうしても「あーん」を断れない。

「こんな時、どうすれば・・・どうすればいいのかしら・・・?」

絵里は閃いた。ある秘策を考えた。今日は家でうどんを食べる。

今度こそはのんたぬにお箸を覚えさせなければ。やる気満々だ。

「やーん!おうどんさん!えぃち、だいすきやでー!」

今度は手に持ったお箸をゆっくり丁寧にのんたぬの小さな手に持たせ、ぎゅっとしてあげる。

ぷくっと顔を膨らませるのんたぬ。「いややもん!あーんして!あーんして!えぃち!あーんしてやん・・!」

「のんちゃん、だめよ。そろそろお箸、しっかり覚えないと、ねえ?」

「いつまでたってもそんなんじゃ、『えらいいらい』してあげないわよ?」

身体をプルプルと震わせて泣きそうになるのんたぬ。「・・・・えぃちのいじわゅ・・・いじわゅー!!」

結局お箸を放り投げ、絵里の胸に潜り込んで泣いてしまうのんたぬ。

「やあああん!やあああん!やあああああああああああん!!」

「わがまま言っちゃダメよ、泣いて誤魔化してもだめなんだから」

のんたぬの首根っこを掴み、椅子に座らせる。

「はい、お箸。次お箸放り投げたらご飯抜きよ、のんちゃん。」

相変わらず泣いたままののんたぬ。

「やあああん・・・おうどんさんぬきいやや・・・」
「・・・うち・・・がんばる・・・のじょみにまけへん!がんばるで。」

やっとやる気(?)がでたのんたぬ。のんたぬの顔に笑顔が戻った。絵里も一安心。

「がんばって、のんちゃん。」

小さな手でお箸を持ち、必死におうどんさんを掴もうとするが、つるつる滑って掴めない。

「んんーー!・・・やん!・・・・やんやん!・・・・やんやんや゛ん!」

5分ほど悪戦苦闘するも、全く掴めない。

「・・なんで・・なんでやん・・・!なんでできへんやん・・・!」

のんたぬの鈍臭い動きでは、お箸も持つだけで精一杯だった。

25のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:47:39 ID:RWa5BRSQ
(10分経過)

「・・・やあああ・・・ううぇええええん・・なんでやああああん・・・」

のんたぬの目がうるうるしてきた。
身体もプルプル震えてきた。

絵里も日頃の練習でうとうとしてきた。

15分が経過しようとしたその時。

のんたぬは遂にうどんを掴んだ。かなり先端の方で危うい感じだが、なんとか掴めているよう。

「・・・えぃち!みてみて!えぃち!うち、『おはし』つかえたで!えいち!みて!」

絵里は気持ちよさそうに眠っていた。
のんたぬの相手も中々疲れるのだろうか?

「えいち!おきて!おきて!おきてえ!!おはし、みて!!おはし!!おうどんさんとれたで!!」

絵里は中々起きない。

必死でおうどんさんを掴んでいるのでおててが痛い。
早くしないと力尽きてしまう。


「えいち、どぉしておきへんのや!うち、おはしつかめてるんやで!えいち!おきて!のんちゃあみて!!」

「zzzz・・・」

やっぱり起きない。
もうおてては限界だ。
のんたぬは叫んだ。

「えいちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

「あ、あれ、のんちゃん、ごめんね・・・ちょっとうとうとしてた」
「ん?おはし?どう?できてる?」

絵里がお箸に目を移した瞬間、
のんたぬは力尽きた。うどんは無残にも箸から離れ、それどころか
お箸を持った腕がストンとうどんの中に落ち、
その勢いでうどんのお椀を床にぶちまけてしまった。

「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!」
「え゛ぃ゛ち゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」

不幸にも絵里はおうどんさんを上手に持ったのんたぬを見ることは無かった。

「なにやってるのよ!のんちゃん!」
「そんなにお箸が嫌いなの?ねぇ!嫌いなものはそうやって放り投げて駄々こねるのやめてくれない?」

「・・・ちがうんや、えぃち・・・あんなぁ・・・ちゃんとおうどんさんなぁ・・『おはし』でとれたんや・・・」
「・・・えぃちが、ねてるからなぁ、ねてるときにな、とったんや・・・うそやないんやああん!!」
「・・・だから、なぁ・・・!!『いいこいいこ』してやん・・・・!」

「お箸の練習が嫌だからって、嘘つかないで!嘘つく子は嫌いよ!のんちゃん!」

「おうどんさんはそこにある台布巾でちゃんと片付けておきなさい!今日はご飯抜きよ!」

「(ガチャ)」

絵里はそう言い捨て自分の部屋に上がってしまった。

「や゛あ゛あ゛あ゛ん!!」

「や゛あ゛あ゛あ゛ん!!」

「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!」

「え゛ぃ゛ち゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」

「どぉしてや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!」


床に溢れてぐちゃちゃになったうどんと放り投げられたお箸をみて、
のんたぬは絶望し、一晩中泣いた。

26のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:49:41 ID:RWa5BRSQ

のんたぬ流、傷の治し方
「…(ズデッ)痛っ!」

「もう、なんで道のど真ん中にごみ袋が捨ててあるのよ…転んでひざ擦りむいちゃったじゃない…」



「消毒液と絆創膏、と…これ相当大きいの貼らないとだめね…」

「や〜ん、えりち、何してるん?」トテトテ

「見ればわかるでしょ。怪我したの」

「そうなん…えりち、だいじょうぶ?」

「ぜんぜん。痛いし血は出るし砂は入るしで酷いものよ」

「そっかぁ…のんちゃーが治したるやん!」スリスリ

「ちょっと、痛い痛い!何すんのよ!」ドゴォ

「やん!もう、なんでぶつん?のんちゃーえりちに痛いの痛いのとんでけーってしようとしただけやん!」

「もう傷口は洗ったしこれくらいの痛みなんて我慢できるわよ!のんが舐めるからまた洗わないといけないじゃない!余計なことしないでよ!」

「…ごめんなしゃん…のんちゃーえりちが痛いのいやなんや…ばんそーこーはのんちゃーが貼ってあげるやん?」

「結構です!」

「しょんな…のんちゃーもえりちの役に立ちたいんや!のんちゃーもえりちの痛い気持ちはわかるやん。やから…」

「わかるわけないわ」

「わかるもん!」

「ああ、そう!だったら実際に擦りむいてごらんなさいよ!ほら!」ジャリジャリ

「やー!やーん!えりち、痛いやーん!」

「どう?私の痛い気持ちわかる?」ジャリジャリジャリジャリ

「やーん!わかったやーん!やめてやーん!ほっぺたとれちゃうやーん!」

「何がわかったやーんよ。この後のんが傷口に触った方のが痛かったんだから。それもちゃんと学びなさい!」ガリガリガリガリガリ

「やーん!痛い痛い痛いやあああああん!爪たてるのやめてやーん!」

ガリガリガリガリガリガリガリガリ

や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!!!
ゆ゙る゙じでや゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!!!
ぼっ゙ぺ切れ゙ぢゃ゙ゔや゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!!!
ご゙め゙え゙な゙じゃ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!
い゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!

27のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:51:36 ID:RWa5BRSQ

宅配員の襲撃
絵里「のん、今日は希の家にお泊りすることになったからお留守番してほしいんだけど出来るかしら?」

のんたぬ「のじょみ!?うちものじょみのいえいきたいやーん!」ポフポフ

絵里「残念だけどダメよ。1日だけでいいからお願い。」

のんたぬ「わかったやーん…」ションボリ

絵里「のんは偉い子ね。よしよし。知らない人家に入れたらだめよ?」

のんたぬ「わかってるやーん!うちはかしこいかわいいのんちゃぁやーん!」胸ポフッ

絵里「頼もしいわ。じゃあ行ってくるわね。」

のんたぬ「いってらっしゃいやーん!」


数時間後…


ピンポーン
テクテク
のんたぬ「はーい!だれやーん?」

男「宅配便でーす。ちょっと大きな荷物なので家に入れてほしいのですが…」

のんたぬ「だめやーん!しらないひとうちにいれたらだめっていわれたやーん!」

男「チッ 今なら特別サービスで焼肉さんもプレゼントしますよ」

のんたぬ「やきぃくさん!?ほしいやーん!いれてあげるやーん!」

ガチャッ

男「オラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」首ガシッ

のんたぬ「!!!???やーん!なにするしゃぁ!」

男「まったく焼肉さんごときで釣られるとは馬鹿な狸だぶっ殺してやるよ!」ボコッボコッ

のんたぬ「い゛た゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!」

ボコッボコッブチッヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ン゛

のんたぬ(えいちごめんなしゃぁ…うちわるいこやーん…えいちのいうことまもえなかったやーん…)

ボコッボコッボコッボコッ…

のんたぬ(えい…ち…だいすき…や…ん)

ボコッボコッボコッ

男「ふーそろそろ死んだな。何なんだよこの家は。害獣飼ってんじゃねーぞ」ペッ

28のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:53:04 ID:RWa5BRSQ

流石にこね。
昔々あるところに、のんたぬという狸がおりました。
のんたぬは人を噛んだり、セクハラをしたりする大層悪い狸でしたが、絵里という飼い主には媚びに媚びて甘やかされていました。

ガブッ

にこ「痛い痛い痛い痛い!」

絵里「ちょっとのん、やめなさい!痛がってるわよ!」ガシッ

のんたぬ「やーん(笑)」ベッ

絵里「大丈夫?にこ」

にこ「こ、これくらい平気よ!私を誰だと思ってるのよ。にっこにっこにー♪」

絵里「流石にこね。安心したわ」

にこ「(あんたねぇ…)でも、本当にちゃんとしつけなさいよね。私だったから良かったけど他の人にこんなことしてたらシャレにならないわよ」

絵里「確かに、そうかもしれないわね…考えておくわ」



絵里「というわけで、今日から悪いことしたら罰を与えることにしたわ」

のんたぬ「なんでやーん!?うちいいこにしとるやーん!」

絵里「今日もにこの手噛んだでしょ?」

のんたぬ「あれはにこっちがわるいやん!にこっちはなまいきやからしょうがないやーん!」

絵里「それがダメって言ってるのよ。人の手を噛んだりしたらダメなの。分かる?」

のんたぬ「そんなことないやーん!にこっちはあれでよろこんでるからええやーん!」

絵里「はぁ…反省が見られないわね。もう今日はご飯抜きよ」

のんたぬ「え…なんでしゃあ…?うちおなかすいたやああああああん!おうどんさんたべたいやああああああん!」ジタバタ

         __ _ __
        (〆::::、::::ヽ)
    (_((_ヽ∩i:::ノノ人::::)
     ⊂⌒人l| `Д´ノリ、ヤダヤダ
        `ヽ_つ ⊂ノ

絵里「うるさいわね!」バチン!

のんたぬ「!!?????」

絵里「そうやってダダこねたら甘やかしてくれると思わないでよね!反省するまでご飯抜きよ!」

のんたぬ「や…や…」

今まで甘やかされ続けてきたのんたぬにとってその一撃のショックは大きかったのでしょう。

のんたぬ「やああああああああああああああああああああああああああああああん!!!」

絵里「あなたの為にやってるのよ…これ以上人に迷惑かけたらあなた殺処分されるかもしれないのよ…だからわかって、のん…」

のんたぬ「やあああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!」

バシッバシッ イ゛タ゛イ゛ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ン゛
ジュゥゥゥ ア゛ツ゛イ゛ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ン゛

その日から、のんたぬと絵里の生活は一変しました。
責任感の強い絵里はのんたぬをなんとか躾けようと、にこに謝らせたり、のんたぬが悪さをするたびにお仕置きを加えていきました。
可愛かったのんたぬの顔は腫れ上がり、やけどの跡が絶えなくなりました。

      __ _
     (〆;;:、::::ヽ)
      i:;;,;,#人;;,ミ 
     人l|(#;;)q`ノリ エイチ…
      |:⊂f个iつ:|  
  (_((__,ノく/○;#つ

29のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:56:13 ID:RWa5BRSQ
のんたぬ「さいきんえいちがこわいやーん…もうこんなところいややーん…」

のんたぬ「やきぃくさんたべたいやーん…おうどんさんたべたいやーん…」

のんたぬ「ハッ!?きょうは『どあ』あいてるやーん!そとでられるやーん!」スタコラサッサ

たびかさなるお仕置きに耐えかねたのんたぬは外に食べ物を探しに逃げていきました。

しかしのんたぬは甘やかされて育ったので自分で生きていく術を持っていませんでした。
こうなると道行く人に乞食するしかありません。

のんたぬ「やーん!」ペチッ

通行人「うわっなんだこの狸!」

のんたぬ「やーん!」手を差し出す

通行人「気持ちわりぃさっさと逃げよ」

のんたぬ「やーん…」

のんたぬは最初は甘く見ていました。自分の可愛さがあればそこら辺の通行人なんて簡単に落とせると…

「やーん!」

男「あ?何だこの狸?」

のんたぬ「たべものほしいやーん。もうずっとたべてないやーん」

男「うわ気持ちわりぃ喋りやがった!」

のんたぬ「おねがいやーん…やきぃくさんほしいやーん…」

それでものんたぬは食い下がります。生きるために必死です。

男「ついてくんじゃねえよ!」

のんたぬはやけになります。

のんたぬ「やあああああああん!!!!」バシバシッ

男「ついてくんなっつってんだろうが!!!!」

                  ドカァ!!

      ∧ ∧
    /(⌒ ⌒ヽ _               ,-  __ _
   / /ヽ,    \ ヽ,,,            . ,・.  (〆::::、ζ)
  / /  ヽ     ヽ ヽ,,,,,...---─ ̄  /:, ̄. ∴|i:::#ノ人:) や゛ぁ゛あ゛あ゛ん゛!!
  / 人.,  \      ̄,     =',丶・    人l|,;'ο゙ノリ
  \ ,,.../   ゝ γ_ ,―' ̄ " .    .   .’|:::⊂f介つ
     ̄   「  ソ                 |:::リく==>リ
       /  /               (_((__,ノ レノ
      (  <    
       |  j     
        ) |      
       ∠_)

30のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 22:57:38 ID:RWa5BRSQ
のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!え゛い゛ち゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!゛!゛!゛」
のんたぬは思い知ったのです。自分を大切にしてくれた絵里の優しさを…。

ほとほと困り果てていたのんたぬでしたが、かつて自分が嫌がらせをしていた矢澤にこを見つけます。
のんたぬは心躍りました。にこが助けてくれると思ったのでしょう。

のんたぬ「やーん!にこっちー!!わちわちまっくすやでー!!!!」ワチワチ

にこ「ちょっと何…って、のんじゃない!こんなところで何やってるのよ」

のんたぬ「ちょっとあそんでるだけやーん!それよりにこっち、のんちゃぁはおなかへってるやーん!」

のんたぬ「わちわちしちゃるからやきぃくさんちょうだいやーん!にこっちもわちわちしてほしいやろー?」

にこ「そうね、じゃああげるわよ」ポイッ

手渡されたのは鼻をかんだティッシュでした。

のんたぬは一瞬理解できませんでした。にこがふざけているのかと思ったのでしょうか。

のんたぬ「にこっち、これやきぃくさんじゃないやーん!にこっちのじょーだんあいかわやずさむいやーん!」ヘラヘラ

にこ「それでも食べてなさい。あんた、前私に鼻をかんだティッシュくれたわよね。それのお返しよ」

のんたぬ「や……や……や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!」

のんたぬはやっと理解できたようです。にこに嫌われていたこと、自分がにこに対してどれだけ酷いことをしていたのかを…

のんたぬ「ごめんやああああああああああああああん!!!うちわるいこやったやあああああああああああん!!!」

にこ「あんたが反省してないことくらい丸わかりなのよ!絵里もいないし今日という今日は痛めつけてあげるわ!」ボコッ

のんたぬ「い゛た゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!」

それでもにこの暴行は止みません。

にこ「オラッオラッオラッオラァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!アタタタタタタタタタタホワタ!!!」ドガッバキッボコッ

のんたぬ「うちちゃんとあやまってるあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!こころ゛のそこからあやまってるや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!」

ボコッボコッボコッ…

のんたぬ「い゛た゛い゛い゛た゛い゛い゛た゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!の゛ん゛ち゛ゃ゛ぁ゛し゛ん゛じ゛ゃ゛う゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!も゛う゛み゛ん゛な゛き゛や゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛ん゛!゛!゛」

ボコッボコッボコッ…

最早にこにはその言葉は届きません。のんたぬの意識は遠のいていきました…

半年後、車に轢かれボロ雑巾になって死んでいるのんたぬが発見されましたが、絵里にすらその存在を忘れられていました。

のんたぬは本当は誰にも愛されていなかったのかもしれません…

おしまい

31のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:01:23 ID:RWa5BRSQ

はじめてのおつかい
のんたぬ はじめてのおつかい

のんたぬ「えいちー!やきにくさんたべたいやーん!」ペチペチ

絵里「また?さっき食べたばかりじゃない」

のんたぬ「のんちゃぁおなかすいたやーん!」プンプン

絵里「しょうがないわねぇ…じゃあ50円あげるからとなりのスーパーで焼肉さん5枚買ってくるのよ」

のんたぬ「わかったやーん!」

絵里「つまみ食いしちゃだめよ」

のんたぬ「わかってるやーん!」


テクテク…
のんたぬ「やきにくさんどこしゃぁ…?」

客1「何あの狸…」客2「気持ち悪い」客3「獣臭いわねー」ヒソヒソ

店員「あの、そこの狸さん」

のんたぬ「あ、てんいんさん!やきにくさんどこやーん?のんちゃぁやきにくさんたべたいやーん!」

店員「いえ、そうではなく、当店では狸の入店は許可されておりません。即刻退出してもらいたいのですが・・・」

のんたぬ「やーん!のんちゃぁは『おきゃくさま』やーん!おきゃくさまはかみさまやーん!」手に持っていた50円を見せ付ける

店員「はぁ…だからさ、てめぇは客じゃねーんだよ糞狸!!!」ドゴッ

のんたぬ「やああああああああん!ちゃうもおおおん!のんちゃぁはおきゃくさんやもおおおおん!!」
店員「出て行け!」(蹴り飛ばす) チャリンチャリン

客1「二度とくんじゃないわよ!」ドゴッ  客2「人間様の領域に入ってこないでよね」ボゴッ  客3「消えろ!!!」バキッ

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!も゛う゛こ゛ん゛な゛と゛こ゛こ゛な゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!」50円を投げ捨てる



のんたぬ「ただいまやーん…」

絵里「おかえりなさい、のん。焼肉さんないけどどうしたの?」

のんたぬ「や、やーん…つまみぐいしちゃったやーん…」

絵里「え?つまみ食いしちゃだめって言ったでしょ!もう今日はご飯抜きよ!」

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!」

のんたぬのおつかい 終わり

32のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:03:01 ID:RWa5BRSQ

その後。

翌日、にこに呼ばれて学校へやってきたのんたぬ。

にこの招きに従い、部室へ入るとそこには絵里以外のμ’sメンバーが揃っていた。

何の遊びをするのかと問いかけるのんたぬに、にこは冷徹に告げる

にこ「あんたを処分するのよ。」

にこ「あんたのせいで絵里はもうボロボロよ。」

にこ「睡眠不足で成績は落ちてるし、あんたの世話があるから希ともパフェを食べに行けない。」

にこ「あんたが悪戯してご飯抜きにされた時、あの子は自分もご飯を食べないのよ。それが飼い主の責任だ、ってね。」

にこ「今日も貧血で倒れて、今は保健室で寝てるわ。それもこれもあんたのせい……」

にこ「もう我慢できないわ!だからみんなで話し合って決めたの。もう終わりにするってね。」

これまでの鬱憤を晴らすかのようにメンバー全員から暴行を受けるのんたぬ。

これまで仲良くしてくれたと思っていたメンバーからの仕打ちに絶望するのんたぬ。

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!!!!!!!!!!!!!

そして最期に、にこがその首に手をかける。しかし、

絵里「(ガチャ)みんな、何をやってるの?」

にこ「絵里!? 保健室で寝てるはずじゃ…」

絵里「のん!?」

穂乃果「待って!絵里ちゃん!」

のんたぬへ駆け寄ろうとする絵里に穂乃果が割って入る。

穂乃果からの説明を聞いて絵里は

絵里「そう……私そんなに心配かけてたんだ……」

絵里「………………………………………………………………にこ、代わって。」

にこからのんたぬを受け取ると今度は絵里がその首に手をかける。

絵里「さよなら、のん。」

これでのんたぬの世話から解放される。そう思うと絵里の口は吊り上がり笑みの形を作っていった。

のんたぬは笑いながら自分の首を絞める絵里を見て、さらに深い絶望へ落ちていく。

そして、自分の首の骨が折れる音を聞いたとき、その意識は闇に落ちて2度と戻ることはなかった。

おしまい。

33のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:05:18 ID:RWa5BRSQ

のんたぬ、万引きをする
のんたぬ、万引きする

のんたぬ(あしたはばれんたいんやーん!だいすきなえぃちのために『ぷえぜんと』あげたいやーん!)

のんたぬ(でもちょこれぃとってどうすればかえるやん…?うちおかねもってないやーん…)

のんたぬ(えぃちにいえば…それはだめやん!『さぷらいず』にするやん!)

のんたぬ(えぃちのためやん…)




そろーりそろーり

のんたぬ(だいじょうぶやん!うちはえらいこやん!)

店員「おい、そこの狸」

のんたぬ「や゛ん゛!?」ビクッ

店員「今そこのポケットに入れたのなんだ?」

のんたぬ「や、やーん…なにもしてないやーん…」

店員「とぼけてんじゃねぇよ!ちょっと調べさせてもらうわ」ガサゴソ

当然そこにはチョコレートが。

店員「ほら見ろ!万引きしようとしてやがったな糞狸!ちょっとこっちに来い!」首根っこ掴む

のんたぬ「やあああああああん!のんちゃぁはなんもわるくないやあああああああん!!」ズルズル


店長「どうした」

店員「この狸、チョコレート万引きしようとしてやがったんです」

店長「なんだと!狸の癖に生意気な奴だな!ちょっとそこに座れ!」

のんたぬ「や、やーん」

店長「お前、万引きしようとしたって本当か?」

のんたぬ「ち、ちがうやあああああん!こいつがてきとーなこといってるだけやあああん!」

店長「お前が嘘ついてたらこのペンチで指潰すけどいいか?」

のんたぬ「や、やーん…こいつがうそいってるだけやーん…」

店長「ほー、じゃあこの防犯カメラを見てみようか」

のんたぬ「や゛ん゛!?」

のんたぬは気づいていなかったのです、防犯カメラがあることを…
もちろんありました。おぼつかない手でチョコレートを盗むのんたぬの姿が…


のんたぬ「や、やあああああああん!!うそやあああああああん!!」

店長「じゃあ、約束どおり指潰す。最近ストレスたまってたんだよな、狸なら何やってもいいだろ」メキメキメキ

のんたぬ「い゛た゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!!」

店長「ふー、スッキリしたわ。罪をちゃんと認めろ。飼い主に連絡するからな」

のんたぬ(えぃちにでんわ…?それだけはあかんやーん…)

のんたぬ「の、のんちゃぁじゃないやああああああん!ちがうたぬきがやってるだけやああああああん!!!」

店員「どう見てもてめぇじゃねえか!こんなきめぇ狸他にいねぇよ!とぼけてんじゃねえ!!!!」ボゴッ

のんたぬの態度に苛立ってきた店員がついに手を出しました。

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!」

34のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:06:15 ID:RWa5BRSQ
店員「店長、腹立ってきました、こいつ徹底的にしめましょう!」

店長「そうだな、飼い主の名前も連絡先も言わないし口を割らせるしかないな!」

ボコボコボコ ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ン゛!!!!
ギコギコギコ ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ン゛!!!!
クビギュー ク゛ル゛シ゛イ゛ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ン゛!!!!!
ミミブチッ ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ン゛!!!!
パリィン ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ン゛!!!!
ヒィー…ヒィー…
おねがいやーん…もうゆるしてやーん…
     

店員・店長「許すわけねぇだろ!!!名前と連絡先を言え!」

のんたぬ「いわないやーん…のんちゃぁじゃないやーん…」

店員「調子乗ってんじゃねえぞ!!!」尻尾掴む

のんたぬ「し、しっぽさんだけはやめてやああああああああああん!そこはえぃちだけのものなんやああああああああああ!!!」

店員「えいち…?ほー、それが飼い主の名前か」

のんたぬ「そ、そうやーん…おまえなんかよりうーんとやさしいやーん!うちはえいちのためにちょこれぃとあげようとしただけやーん!」

店員「だからって盗んでいいわけねぇだろうが!!」持っていたペンチで尻尾を潰す

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!」

店員「ギャハハハ、えぃちだけの尻尾さん千切れちまったなぁ!」


ボコッボコッボコッ…

のんたぬ(なんでやぁん…?うちわるいことしてないやーん…えぃちのためにやっただけやーん…)シクシク

のんたぬ「の゛ん゛ち゛ゃ゛ぁ゛は゛な゛ん゛も゛わ゛る゛く゛な゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!!!」ガブッ

最後の力を振り絞って反撃を繰り出したのんたぬでしたが、人間の力に敵うはずもなく。

店員「ほー、反抗するのか」ボキッ

のんたぬ(え…ぃ…ち…だいすき…や…ん)

店員「あ、店長。首の骨折れちまいました。」

店長「おいおい死んでしまったのか」

店員「すみません。もうちょっと楽しめましたよね」

店長「しょうがないな、汚らしいし捨てとけ」

そこには顔が腫れ上がり、尻尾と耳は切り落とされ誰だかわからなくなったのんたぬが捨てられていた。

終わり

35のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:08:19 ID:RWa5BRSQ

えぃちのために、がんばったけど
絵里「ただいまー」

のんたぬ「あ、えいちおかえりやーん…あ、台所見たらあかん!」

絵里「ちょっと、これどうしたの!?」

小麦粉と水で調理台、流し、床まで盛大に汚れたキッチンを見て驚愕する絵里

のんたぬ「やん…えいちにおうどんさん作ってあげたくて…こむぃことお水さん混ぜるだけやからのんちゃぁでも作れると思ったんよ…」

そう言って水を含んで粘り気を持った小麦粉がへばりついた手を見せる
2kgは残ってた小麦粉を全て使い果たしたようだった

絵里「高い小麦粉こんなに無駄にして…これじゃあ夕飯も作れないじゃない…」

のんたぬ「やん…えいちの顔怖なっとるん…のんちゃぁなんもわるいことしとらんて…」

絵里「そうやってすぐ自分は悪くないって…さっきも隠そうとしたわよね?どうしてあなたはそんなにずるいの?」

のんたぬ「いややん!怒らんといて!」

絵里「のん、いい加減にして!隅っこに逃げないでこっち来なさい!」

のんたぬ「やあああああん!!嫌や嫌や嫌やくるなくるなくるなくるな」

恐怖と悲しみで顔はぐしゃぐしゃ、見開いた目からは涙が溢れ、金切り声をあげながら小麦粉と水の塊を絵里の足首にぽいぽい投げつけ、わけもわからずただ必死に抵抗するのんたぬ
そこにいたのはペットではなく害獣だった

どんな粗相も許した、どんなわがままにも耐えた、突き放したくなるのをこらえて愛し続けた
それが飼い主の努めだと自分に言い聞かせて来た
でももう限界だった

絵里は怒りに任せめん棒を手に取り足元で蠢く狸めがけて振り下ろした

絵里「大体てめえの獣臭い手で打ったうどんなんか誰も食いたかねえんだよ!!!」バンバンバンバンバン

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!き゛や゛い゛き゛や゛い゛き゛や゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!」

絵里「えーと、狸の死体処理ってどうすればいいんだろ(笑)」ドゴッバキッドカッ

36のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:10:28 ID:RWa5BRSQ

修行が足りない
のんたぬがお手伝いしたいというのでお茶を持ってってもらうことにした
はい、のんたぬ
すると抱き抱えるように湯飲みを持ってくれたのだが

頑張るしゃあ
……ちょっとあついやーん
………あつい!もう持てないやん!
ビシャア

てめえなにこぼしてんだ!
ボコボコ

ごめんしゃーごめんしゃー
いだいいだい!叩かないでやーん!

まったく
お前は熱さに対する我慢が足りないな
沸騰したお湯のなかで修行しなさい

やめて…死んじゃうやん…
やめ、や…
ゴボボ
や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あん!
アヅイアヅイアヅイ!たずげでぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛

暫くしてから皮膚を真っ赤にしたのんたぬを引き上げた
頑張ったねのんたぬ
これだけ修行すれば熱さにも強くなったでしょう
…のんたぬ?
まさか、今ので死んだのか

苦しそうな表情のまま固まってピクリとも動かないのんたぬ
害獣とはいえ最近はなついてたからな
ちょっと寂しいや
こんな思いするならいっそもっと拷問しておけば良かった
そうすればきっとずっとのんたぬのことを忘れないだろうに
こんなあっさりじゃ苦笑しかないよ

しょうがない
また補充してくるかな

37のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:12:24 ID:RWa5BRSQ

のんたぬとお風呂
のんたぬとお風呂
のんたぬは桶にお湯はってそこに入れる

冬場は寒いから肩まで浸かるんだよっていったら律儀に浸かろうとして可愛いな
でもいくらのんたぬが小さいとはいえ、流石に桶じゃ小さいみたい
しゃむいしゃぁ…とかいうから人間用の風呂に入れる

あったかーい、とか言ってたいそう気に入ってくれたみたいだ
じゃ、俺は頭洗ってくるからね
のんたぬは…淵に捕まってて貰おうかな

手を離しちゃダメだそ

え…
うん。わかったやん…
でものんちゃぁ泳げんから、はよぉ…

なんだって?たぬきが泳げないなんてことだろうに
のんたぬも冗談言えるようになったんだな

俺は頭を洗いはじめる
のんたぬは、はよぉ、こわいやーんとか言ってくる
そう急かすなって
さて、流すかな

ジャアアアアア

…!?
うわ!こっちにかかってきてるやーん!
落ちる!助け…

ん?なにか聞こえたかな?

のんちゃぁ泳げんから!
たしゅけ…たしゅけてぇ!
ゴボッ…
や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛
じぬぅ!じんじゃう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!
ブクブク……

ふー、さっぱりした
ん、のんたぬ?
そんなとこで遊んでるなよ?
……まさか本当に泳げなかったのか

残念だよ…
どうせなら苦しみに歪んだ顔を見ていたかったのに、いつの間にか死んでいるなんて
死にながらでさえも飼い主を不快にするなんてさすが害獣だな

しょうがない、また拾ってきて1からやり直しだな

38のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:13:18 ID:RWa5BRSQ

のんたぬのにっき

妄想

のんたぬのにっき

きょうは、えりちとにこっちに遊んでもらいました。いっしょににこにーのもってきた、お人形さんでおままごとをしました。

にこっちがかえるとき、あめちゃんをくれました。うれしかったです。

のんたぬ「えりち!みてみて!じょーずにかけたで!」

絵里「ハラショー!上手に書けたわね。のぞみはいいこだわ。さ、いいこは早く寝ましょう?」

のんたぬ「はーい!」

現実

のんたぬのにっき

きょうは、えりちとにこっちに遊んでもらいました。いっしょににこにーのもってきた、お人形さんでおままごとをしました。

にこっちがかえるとき、あめちゃんをくれました。うれしかったです。

のんたぬ「えりち!みてみて!じょーずにかけたで!」

絵里「うるさいわね死ねよクソタヌキ」(ボコッドガッ)

のんたぬ「いだいや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!!!」

39のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:14:18 ID:RWa5BRSQ

のんたぬVSドライヤー
今日はのんたぬの尻尾にドライヤーを当ててみる
敢えて檻から出して自由した上で当てる

ちょこまかぽてぽて逃げ回って可愛い

端っこに追い込まれると眉を顰めて噛み付いてくるw
おかげで手は咬傷だらけでちょっと痛い

もう涙目で逃げ回ってるけど、そろそろ体力的に限界かな?

手足をぽてぽて抵抗してるけど無駄無駄ァ!
尻尾の付け根を足で踏んで、ドライヤーを当てると、かなり濁った声で泣いた

更に続けるとどんどん泣き声のトーンが上がってくる

ん?えいちはここには居ないよ?

その後はじーじー機械音のような泣き声?に変わったあとピタリと止んだ

気絶しちゃったかな?

40のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:15:00 ID:RWa5BRSQ

のんたぬ祭
「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!」

音乃木村に響き渡る気味の悪い絶叫。
何事かと村人に問えば、のんたぬ祭だと返ってきた。
ここ音乃木村では1年に1度、のんたぬ祭が催されている。

村人皆でのんたぬを狩って食べ、1年の豊作を祈る祭だ。
お世辞にも美味とは言えないのんたぬ肉を食べ続けるのには、訳があるらしい。

「あいつらを憎んでる村人は多いんだよ。作物を食い荒らすからね。」
「だから脅すために拷問して食べるんだよ」

村人は言う。
確かに農村でののんたぬ害は深刻で、
手を噛まれるなどの肉体的被害を受けたものも多い。
そのため、儀礼的に食べるというよりも、
捕らえたのんたぬを見せしめとして拷問し、脅すというのが祭の趣旨らしい。
生き残ったのんたぬは仲間の絶叫を聞き、
恐怖とストレスで尻尾の毛が抜け落ちると言われている。

「実際、しばらくは被害を受けなくなるんだ。」
「でもあいつら1年も経たずに忘れるから毎月やりたいくらいだよ(笑)」

41のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:24:32 ID:RWa5BRSQ
回転寿司
絵里「どう、のん。これがお寿司よ」

のんたぬ「やん!なんかいっぱいまわっててたのしそーやん!」キラキラ

絵里「(ふふ、のんがどうしてもっていうから今日はお寿司屋さんに連れて来たわ)」

絵里「(きっとこの間のテレビの特集のせいね)」


のんたぬ「や〜ん♪これたべたいやん!」カチャッ

絵里「あ、ちょっと待って!」

のんたぬ「やん?」

絵里「それはだめ。その赤い台に乗ってるのは他のお客さんのよ」

のんたぬ「やーん…じゃあこれ!」

絵里「それもだめっ!のんが取って良いのはこの白いお皿だけよ?」

絵里「その金色のお皿はちょっとね・・・あ、ほらこっちがいいわ。上にお肉がのってるわよ」


絵里は焼肉握りを取りのんたぬの目の前に置く


のんたぬ「やーん・・・」ショボン

のんたぬ「しかたないやん、のんちゃあはやさしいからこれでがまんしたるやんっ」ハムッ


焼肉握りを口に入れるのんたぬ


絵里「不満そうね。大好きな焼肉さんよ?」

のんたぬ「むちゃむちゃ・・・」クチャクチャ

のんたぬ「んっ・・・ちゅめたいやん・・・それにごはんさんしゅっぱい・・・」

絵里「うーん、まあそうでしょうね。だってお寿司よ?」

のんたぬ「う、うぇぇ・・・」ゲェェ

絵里「ちょ、何してんの!吐いちゃダメ!」

のんたぬ「けほっ!けほっ!のんちゃあ、おしゅししさんきやい・・・もういいやん・・・」

絵里「ほら、言ったとおりに・・・コラッ!ちゃんと最後まで食べなさい」


バシィッ!!

のんたぬのほっぺにビンタする絵里

42のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:25:22 ID:RWa5BRSQ
のんたぬ「や゛ぁん!?やぁやぁ・・・だっておしゅしさんいゃゃもん・・・」


バシィッ!!バシィッ!!


のんたぬ「や゛ぁぁぁぁん!?びぇぇぇぇぇぇぇん!!い゛ち゛ゃい゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん・・・」


吐き出したものを無理やりのんたぬの口に突っ込む絵里


のんたぬ「ぉ゛ぼっ゛!ふがぁ゛!!ゃ゛っゃ゛っや゛っ・・・」モゴモゴ

のんたぬ「ん゛ん゛ん゛ん゛・・・!ん゛ん゛ん゛ゃ゛ぎゃ゛ぁぁぁ・・・」


強制的に飲み込ませるため水を流し込もうと考えた絵里は
黒いボタンの前にコップを押して水を注ぎのんたぬの口へ強制的に流し込む


のんたぬ「!?!!?#$%&’%$&%!?」

絵里「あっつ!」


水とお湯を間違えた絵里
飲み込ませようと思ったのに逆効果となってしまった

のんたぬは我慢できず、勢いよく吐き出す


のんたぬ「お゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!ぁ゛゛ぢゅ゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛ん゛ん゛ん゛ん゛・・・!」オロロロロ…

のんたぬ「あ゛じゅ゛っ゛っ゛!!あ゛じゅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛・・・!!い゛ぢゃ゛い゛や゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ん゛!!!」

のんたぬ「ご゛ぇ゛ぁ゛ん゛ん゛ん゛ゃ゛ぎゃ゛ぉ゛ぉ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぐ゛ぉ゛え゛あ゛あ゛あん゛・・・」ゼェゼェ…


絵里「あーもう・・・あ、あの店員さん、お水ください」

のんたぬ「(ゼェゼェ)あ゛じゅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛(ハァハァ)ぇ゛ぃ゛ぢぃ゛ぃ゛ぃ゛・・・」



店員「お冷はセルフサービスとなっております」

絵里「あ、はい・・・」

店員「(あーあー吐き出しちゃって・・・のんたぬなんか店に入れるなよ、不衛生だろ)」


急いでコップに冷水を入れのんたぬに差し出す


絵里「お水よ、のん」


小さなおててさんでコップを絵里から貰い、必死に飲むのんたぬ

のんたぬ「んや゛っ!んや゛っ!」ゴキュゴキュ…


尻尾をポテポテと振りながら必死に飲むのんたぬ

のんたぬ「んや゛ぁ゛っ!んや゛ぁ゛っ!」ゴキュゴキュ…


あっと言う間に冷水を飲み干したのんたぬ


のんたぬ「ぇ゛ぃちぃぃぃ・・・おくちさん、まだあぢゅい゛やぁぁぁん・・・・」


涙目で訴えるのんたぬ


絵里「!」


涙目で上目遣いするのんたぬを見た瞬間、絵里の心の中に妙な感情が沸き起こった


絵里「(・・・私ったら何考えてるの)」


自分の感情をシャットアウトする絵里


絵里「(でも、でも・・・)」

絵里「(のんたぬが大泣きしたらどんな風に泣くんだろう)」

絵里「(どんな表情で泣き喚くんだろう・・・見たい・・・知りたいわ・・・)」


やっぱり我慢できなかった絵里

絵里の頭の中で数々の思考実験が行われた

43のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:26:11 ID:RWa5BRSQ
絵里「・・・さて」


気がつくとしょぼくれたのんたぬがそこに居た


のんたぬ「ぇ゛ぃちぃぃ・・ぅやん・・・」グスッ

絵里「もう好き嫌いしない?ワガママ言うとこうなるのよ?」

のんたぬ「ぅ゛やぁぁぁん・・・・」グスングスン

絵里「私も乱暴な真似して悪かったけど、これはいい躾になったかしら」

絵里「そろそろ帰りましょう」

・・・
椅子から立ち上がり通路側に出たのんたぬは、その場から動こうとしない

のんたぬ「ぇ゛いぢ、きやい・・・」

その直後、のんたぬの両手が高く上がる。これは抱っこしてのポーズらしい

絵里「きやいとか言っておきながら、なによ・・・もう、甘えん坊なんだから」

のんたぬ「やん」

絵里はのんたぬを抱きかかえてお店を後にする

寿司屋からの帰り道、のんたぬの身体がやけに臭うことに気づく

パンツをめくり真偽を確かめる絵里

のんたぬ「やん?」

何が起こったか理解する絵里

絵里「・・・またおもらしした?」

のんたぬ「ごめんしゃぁ///」

絵里「顔が謝ってないんですけど」

のんたぬ「ん・・・///」

のんたぬ「あんな、まだな、おくちさんがひぃひぃするん」

のんたぬ「かえったらな、もっとおみずさんのむん!」

絵里「はぁ」

のんたぬ「あっ!おみずさんじゃなくてな、じゅーすさんほしいやん!」

絵里「・・・」

おトイレを覚える気の全く無いのんたぬに絵里は苛ついた。そしてまだお仕置きがしたくなった

絵里の頭は混乱していた
何故って、可愛いかつ憎たらしいという変な感情に襲われたから

のんたぬを虐めなければならない理由がどんどん出来てしまった

感情の外堀を埋められたようだ

44のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:27:34 ID:RWa5BRSQ

害獣被害は地球レベル
まるで人間のような高い知能と意地汚さを併せ持つ空前絶後の害獣、のんたぬの被害の高まりを受け、WHO総会で「世界のんたぬ根絶計画」が可決され、各地で大規模なのんたぬ駆除が着々と進められている模様です。

のんたぬがガスで殺処分される映像です。
「やあああああん!!!」
「おおーっ!」パチパチパチパチ

のんたぬに盗まれて跡形もなくなった肉屋のショーケースです。
肉屋の店主「あの糞狸ぶち殺してやる!」

のんたぬに荒らされた焼肉店、道路にぶちまけられたラーメン、のんたぬにつけられた歯型などの映像

市民の声
サラリーマン「町中のいたるところに住み着き、食料品を盗んだり、通行人に噛み付いたり、糞便を撒き散らしたり…来る日も来る日も悩まされていたものですが、最近すっかり見なくなりました」
主婦「あの耳障りな鳴き声を聞かなくていいと思うと、とても清々しい気分です!」
子供「火あぶりにするとやんやん泣いて面白かったのに…」


<その時の映像>
                                   オモチロイ
: : : : : : : : : : : : : : :  : : : : ⌒)::::ノ        __________
 : : : : : . .: : : : : : . .: : : :,.〜 '~           |r‐t‐―ァ ‐r _ __  ,  .,  |
 : :  . . : 〜'~: :  . . : 〜'~ソ: :,. y'"            | Y ゚x ゚  Y  (_,r'ji_jii><iチンチン      ::: : : :〜へ: : . .
     y. : : : : : :):y'"~) ヾヽィ.: :ヽ:::  (_ -、         .| ハ´ヮ`)v|  i ^8;^ ゙ィ  |     ノ::⌒:::〜':" : .  y: ⌒ :
    .: : : : : : : : : : :⌒ソ:::::::::::::::::::::r ::: ::..::  ノ           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    :::::::::::::::::::::,:' :〜 { : . ..
     .: : : : : :::.::  ,,..': :y'"~:ノ:::::'"..ー-- イ{         助けてや〜ん            :〜''”~: ..、. . : : : : : :
: : : : : : : : : : :,, '": : : : :`て_,-r'`ー-__ _ __      __ _ __                      ⌒: : . . {,,... : : . :.. . .
: : : : : : : : : : : 、      ((〆::::、::::ヽ))    (,r'::::、::::〆) .:-、:: . ⌒: : . .,,. - ⌒: : : .y'" . ..,). . : : : 〜 : :
: : :':⌒ : : : : : : . . . ':       .i:::ノノ人::::)      (::::人!、(,:::iY: : : . . .: : :~"'y'´. . ... : : : ::: :): : . .r'"~: .: : . . : : : :
: : : : : : : :  : : : : ⌒       人l|:;' q`ノリ、ゴホゴホ ハ´o`|l人.: :ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. .⌒ :〜':" : .  y: ⌒.: ←毒ガス
 : : : : : . .: : : :,.〜 '~        |:::⊂f介iつ:      :とi介f⊃:::|  y: : : : .y'" . ..,). . : : : 〜 ::::::::::,:' :〜 { : . .
: :  . . : 〜'~ソ: :,. y'      __|リ.く====>.リ     ,:' :〜 { : . : : : ::: :): : . .r'"~: .: : . . ''”~: ..、. . : : : : : : .
     y. : : : : : :):y'"~)     (_((__,ノ .JJ  〜.. :〜''”~: ..、. . : : : : : : . .. :ノ ⌒: : .:ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . :  :
     .: : : : : : : : : : :⌒ソ      ,. : -ー'"~"'"⌒ . ... :ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . : ⌒: : : .y'"⌒: : : .y'" . ..,). . : : : 〜 : :
     .: : : : : :::.::  ,,..': :y'"~~  :-、:: . ⌒: : . .,,. - ⌒: : : .y'" . ..,). . : : : 〜 : :  ... : : : ::: :):. : : : ::: :): : . .r'"~: .: : . . : : : :
: : : : : : : : : : :,, '": : : : : :'": : : . . .: : :~"'y'´. . ... : : : ::: :): : . .r'"~: .: : . . : : : : :ノ ⌒: : .:ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . : :

45のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:28:50 ID:RWa5BRSQ

飼い主失格チカ
「のん!北海道みやげの生キャラメルチカ!」

「やん!」ペッ

「ファッ!?何するチカ!」

「ウチ、キャラメル嫌い!」プンスコ

「そうチカ…ごめんチカ…」ジワッ

「わかればええやん!」

「のんの嫌いな食べ物もわからないなんて飼い主失格チカ…」グスグス

「やん?えぃち、どこ行くん?」

「さよならチカ。いい人に拾われるのを祈ってるチカ…」

「やん!?えぃち、待って!」

「心配ないチカ。ここなら人通りも多いから誰かに拾ってもらえるチカ」

「やあ!ウチえぃちと一緒にいたい!

「のんは私と一緒にいない方が幸せになれるチカ…」ポロポロ

「やーあ!えぃちがいい!キャラメルちゃんと食べるら置いてかんといて!」パクパク

「お゙え゙ぇ…」

「幸せになるチカよ…」

「やあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙んえぃちい゙い゙い゙い゙い゙!」ゲエェ

46のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:29:48 ID:RWa5BRSQ

やっぱりおうどうさんが好き
公園を歩いているとか細い声が聞こえてきた。動物か何かがいるのか?と思い好奇心でその声の方へ近づいて行った。

そこには段ボール箱が置いてあり、そこから小さな狸のような生き物がこちらをみていた。

「や〜ん、えいち〜えいち〜」

えいち?仲間だろうか。ずっとその名前を呼び続け、「や〜ん」とかいう鳴き声を発し続けている。

「おうどんさ〜ん、おうどんさ〜ん…」

うどん?お腹が空いているのだろうか、しかし手元にはうどんなんて持ってはいない。悲しそうな目でこっちを見ている。

「あっ、そういえば」

と鞄の中におにぎりがあったことを思い出したので、それをこの生き物に差し出した。

その生き物はまじまじとおにぎりを見て、おにぎりを一口頬張った。すると

「やんっ!!」と言っておにぎりをこちらに投げつけてきた。

「うわっ、なんだこの狸!人がせっかく食べ物を恵んでやったのに!」

「おうどんさんやないっ!おうどんさんか焼肉さんがいい!」

なんて奴だ。せっかくあげたおにぎりを無下に扱い、さらには自分が気に入ったものを持ってこいという横暴っぷり。

「ちょっと待っててね」

とイラつきを抑え私は一旦その場から去り、コンビニへと向かい大量のおにぎりを購入しその狸の元へ戻った。

「ほら〜おうどんさんだよ〜」と言ってこの糞狸の気をひく。すると

「おうどんさんっ!はやく、はやく!やん、やん!」とアホみたいに喜ぶ糞狸。

「食べさせてあげるから目を閉じて口を大きく開けてね」

「やん・・・?わかったやん、はやくおうどんさんっ!」

大きく口を開けておうどんさんを待つ糞狸。馬鹿面ぶら下げやがって。私はすでに開封しておいたおにぎりをまず3つ用意した。

「それじゃあ、いくよー。‥‥‥おらっ!!!!!」

「や゙ん゙ん゙っっ!?ふが、んぐゔゔゔゔゔゔ!!!!!ゔがあ゙あ゙あ゙あ゙…」

「食べ物を無駄にした罰だよ。ほらよく噛んで食べな!!!」

そして次々へとおにぎりをコイツの口へと運び入れる。

「んぐうう‥や゛あ゛あ゙‥あ゙あ゙‥あ゛あ゙ん‥‥え゙‥い゙…ぢいい…」

おにぎりを入れることに夢中になっていると、糞狸の鳴き声が聞こえなくなったことに気づく。

見てみると泡をふかせてすでに死んでしまっているようだ。私は震えていた。

「うわあああああああああ!!!!!」

大声で叫び、その場から走り去ってしまった。とんでもないことをしてしまったと。

それからあの狸を見ることはなかった。あの日から一つ変わったことがある。それは僕の大好物がたぬきうどんになったことだ。

47のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:31:14 ID:RWa5BRSQ

独善的な糞狸3つ
1つめ

真夜中

「えぃち…」ユサユサ

「zzz…」

「えぃち…おといれ…」ユサユサ(怖くて一人で行けない)

「zzz…」

「えぃち…あかん…もう出ちゃう…やあああああんだめえええええ!」ジョオオオオオ

「ファッ!?何してるチカ!」

「やって…おといれ怖いんやもん…えぃちが起きてくれないからあ…」グスグス

「トイレぐらい一人で行けチカ!そんなこともできない子は家にいる資格はないチカ!出て行くチカ!」バタン

「やあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙えぃち入れてやあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん」ドンドン


2つめ


「アイス食べるやん♪」ガサガサ(冷凍庫に入って漁ってる)

「ファッ!?何してるチカ!」

「うち、アイス食べたい!」

「だめチカ!アイスは一日一個だって言ってるチカ!今日の分はもう食べたから無いチカ!」

「いやや!こんなにアイスあるやん!一個ぐらい食べたってええやん!」プンスコ

「わかったチカ!そんなに欲しかったらそこでずっと食べてるチカ!」バタン

「やん!?えぃち寒い…開けて…」ドンドン

「明日のアイスの時間までそこにいるチカ!」

「やあ゙あ゙あ゙あ゙ん!」


3つめ


「できたやん♪」(公園の砂場で城を作ってる)

「(・8・)チュン!」グシャ

「あ…」

「(・8・)ゴメンナイサイチュン…」

「許せへん!わしわしやで!」ワシワシ

「(;8;)ヂュウウウウウン!」

「ファッ!?何してるチカ!」

「チュンチュンがうちの作ったお城こわしたんや!」

「チュンチュンはちゃんと謝ってるチカ!のんたぬもわしわししたことを謝るチカ!」

「いやや!うち悪うないもん!チュンチュンが悪いんやもん!」

「どっちもどっちチカ!謝らないのんたぬも悪いチカ!」

「や〜ん!うち悪うない〜!」ジタバタ

「ごめんチカ。許してほしいチカ」

「(・8・)チュン」

「えぃち…」

「お詫びにこのアイスあげるチカ」

「(・8・)チュンチュン!」

「えぃち!それうちのアイスやん!」

「ごめんなさいもできない悪い子にはあげないチカ!」

「やあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙んごめんなさい゙い゙い゙い゙い゙!」

48のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:32:37 ID:RWa5BRSQ

のじょみとそっくり
のじょみ!見て見てー!ウチ冬になったらまんまるになるんやよー!ぽよんぽよ〜ん!のじょみとそっくりのまんまる狸さんやー!

(※タヌキは秋から冬にかけて脂肪をため込んで体重を1.5倍くらい増やすそうです)

…あれ?のじょみ、なんでそんな悲しそうなお顔しとるん…?

グスッ

…やーん!のじょみ泣いちゃだめやーん!

シクシク

ごめんやーん!のじょみはまんまるじゃないやん!太ってるのはウチだけやん!ごめんなしゃいやん!許してやーん!

のじょみが泣いてるとウチも悲しくなるやん…のんちゃぬぱわーあげるから…たっぷりちゅーにゅー、はーいぷちゅ…

…ぐすっ。えぃち、ウチ今日のじょみと喧嘩しちゃったんや…でもちゃんと仲直りできたから大丈夫やで…

ウチ、のじょみのこと『まんまる狸さん』って言ってのじょみ泣いちゃったんよ…でもウチちゃんと謝れたんよ。えらい…?

バシッ

やん!えぃち、なんでぶつのん!?ひどい!

…わかったやん…ウチこれからはえぃちに怒られたときもちゃんと謝るやん…のじょみだけやなくてえぃちにもちゃんと謝るやん…

やー!えぃち離してやん!ウチちゃんと『はんせー』しとるもん!ほんまに『はんせー』しとるもおん!

やん!しっぽさんいやや!ウチちゃんと謝ったんや!お仕置きいややー!

もうえぃちのこと噛みつきまへんから…えぃちにもちゃんと謝れる子になりますやん…やめてくだしゃいやん…

おねがいしますやん…やめ…



ギチギチ

や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!!!

ヴヂぢゃ゙ん゙ど謝゙っ゙だや゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!!!

ヴヂばえ゙え゙子゙な゙ん゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!

の゙じ゙ょ゙み゙助゙げでや゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!!!

49のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:34:50 ID:RWa5BRSQ

新しいお友達
「のん!新しいお友達のキツネーチカチカ!」

「チー!」

「わあ、おきつねさんや!かわええな〜」

「お姉さんとして優しくしてやるチカ!」

「うん!」

(数日後)
「チー!」

「お腹がすいたチカね?チョコレート食べるチカ!」

「えぃち!ウチもウチも!」

「キツネーチカの分しかないチカ!のんはお姉さんなんだから我慢するチカ!」

(さらに数日後)
「チー・・・」

「眠れないチカね?絵本読んであげるチカ!」

「えぃち!ウチもウチも!」

「のんはお姉さんなんだから早く寝るチカ!今何時だと思ってるチカ!」

(さらに数日後)
「チー!」

「お手伝いしてくれるチカ?それじゃあ一緒に晩御飯作るチカ!」

「えぃち!ウチもウチも!」

「のんとキツネーチカを一緒には見てられないチカ!のんは向こうでお絵かきでもしてるチカ!」

「んー…やあん!」ガブリ

「ヂー!」

「やん!やん!」ガジガジギリギリ

「ヂイイイイイ!」

「こら、何するチカ!」

「キツネーチカちゃん、ずるい!ウチもえぃちと一緒に遊びたいんや!」

「さっきも言ったチカ!台所は危ないから二人一緒にはいられないチカ!」

「じゃあキツネーチカちゃんやなくてウチだけが手伝うんでええやん!」

「キツネーチカはまだ小さいから一人にはさせられないチカ!のんはお姉さんなんだから少し我慢するチカ!」

「いやや!お姉さんいや!キツネーチカちゃんきらい!えぃちはウチだけのえぃちなの!」

「エリチカがのんだけのエリチカだったのはもう昔のことチカ!のんもいつまでも子供みたいなこと言うなチカ!」

「やーん!ウチこどもがええ!えぃちと遊べるならこどものままでええもん!」

「甘ったれるなチカ!我慢できない子は檻の中で反省してろチカ!」ガシャン

「やーん!えぃち、出してやーん!」

「チー・・・」

「よしよし、噛まれても泣かなかったキツネーチカは我慢強いチカ。のんとは違って偉い子チカ」ナデナデ

「や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!え゙ぃ゙ぢヴヂも゙な゙でな゙でじでえ゙え゙え゙え゙え゙!」

50のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:36:16 ID:RWa5BRSQ

えぃちのためにダイエット
やきにくしゃん!やきにくしゃん!

……いい加減して
そんなにお金ないわよ

しょんな…
うちやきにくしゃんしか食べられへんもぉ

無いものは無いのよ
というか、今までが食べ過ぎなのよ
すっかり丸くなっちゃって
太ったのんなんて嫌い

やん!?
や〜ん
きやいにならないでぇ
頑張って食べるの我慢するしゃぁ

本当?
じゃあ1週間我慢してみましょ
そうしたらまたのんのこと好きになれるから…

う…
えぃちのために頑張るしゃぁ…



【1日目】
うう…
お腹空いたや〜ん
でもえぃちの為やん
頑張るや〜ん

頑張ってね
お水は飲んでいいからね

やーん…


【3日目】
のんちゃぁ頑張る…
頑張ってえぃちにナデナデしてもらうしゃぁ…
でも…苦しいしゃぁ…

まだ半分もいってないわよ
気合入れなさい
頑張ってるのん素敵よ

や…

51のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:37:40 ID:RWa5BRSQ
【5日目】
えぃち…もう無理やーん
のんちゃぁ死んじゃうやーん

……

ちょっと…
ちょっとでいいからやきにくしゃぁ食べさせて…

…はぁ〜
やっぱり口だけね
こんなわがままな害獣飼うんじゃなかった
捨ててこよっと

!?
やーん!やーん!
捨てないでぇ!えぃちと一緒じゃなきゃいやあああん!

嫌よ
わがままな子なんて嫌い

ごめんしゃぁ…
でもほんとにお腹空いて力でなくて

……確かに、そろそろお腹すく頃よね
それなら…

!?
やきにくしゃぁくれるん!?

…私のえりちパワーあげるわよ
そしたらあと少し頑張れるでしょ
ほら、立ちなさい
グイッ

や…
なんでお耳さん引っ張るの?
いたいいたい!
や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん



お腹が空いてるんだからお腹にパワー注入しなきゃ意味ないでしょ
しっかり直立しなきゃお腹にパワー注入できないからね
…安心して
えりちパワーは強力で即効性あるからね
いくわよ…
えりちパワー、注入……
はーい、プシュッ!!!
ドゴオッ!!

ウグェ!
オロロロロロロロロ
ビチャビチャ

どう?
お腹空いたことなんかどっか飛んでっちゃったんじゃない?

しょんな…
どうしてのんちゃぁ苛めるんしゃぁ

お腹空かなくなったかどうか訊いてるんだけど…
足りなかったみたいね
もう一回、はーい、プシュ!!!
ドゴオッ!

ゴブェ!
ゆ、許してしゃぁ…

はーい、プシュ!!

オゲェ!
……ま、待ってぇ!
のんちゃぁお腹いっぱいになったやーん

本当!?
それは良かったわ

あ、ありがとなぁえぃち
だからもうやめ…

でもちょっと違うの
パワーを注入して貰ったら「頂きました」って言わなきゃダメなのよ
のんも知ってるでしょ
…じゃあもう一回通しでやってみましょう

たしゅけ…
たしゅおごぉ

52のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:38:11 ID:RWa5BRSQ

お腹が空いてるんだからお腹にパワー注入しなきゃ意味ないでしょ
しっかり直立しなきゃお腹にパワー注入できないからね
…安心して
えりちパワーは強力で即効性あるからね
いくわよ…
えりちパワー、注入……
はーい、プシュッ!!!
ドゴオッ!!

ウグェ!
オロロロロロロロロ
ビチャビチャ

どう?
お腹空いたことなんかどっか飛んでっちゃったんじゃない?

しょんな…
どうしてのんちゃぁ苛めるんしゃぁ

お腹空かなくなったかどうか訊いてるんだけど…
足りなかったみたいね
もう一回、はーい、プシュ!!!
ドゴオッ!

ゴブェ!
ゆ、許してしゃぁ…

はーい、プシュ!!

オゲェ!
……ま、待ってぇ!
のんちゃぁお腹いっぱいになったやーん

本当!?
それは良かったわ

あ、ありがとなぁえぃち
だからもうやめ…

でもちょっと違うの
パワーを注入して貰ったら「頂きました」って言わなきゃダメなのよ
のんも知ってるでしょ
…じゃあもう一回通しでやってみましょう

たしゅけ…
たしゅオゴォ!

…ほら、のん?

い、頂きました…

よく出来たわね
これであと少し頑張れそうね!

53のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:38:53 ID:RWa5BRSQ
【7日目】
……

のん?
生きてる?
…死んじゃったか
あースッキリ…

えぃち…

…なんだ
生きてるなら返事しなさい

や。やー…ん

うむ、よろしい
頑張ったのんにはご褒美よ
はい、焼き肉さん

…!
やーん
あぃがとなぁ、えぃち
のんちゃぁ嬉しい…

たんとお食べ

やーんやーん!
ガツガツ

……のんずっと食べるの我慢してて弱っちゃったでしょ
だから力がつくように玉ねぎとか長ネギをたっぷりつかったスタミナ焼き肉よ

おぃしぃ、おぃしーよえぃち!
…!?
ゴホッ!
ウグゥェェ

犬とかに玉ねぎや長ネギをあげると毒だって言うけど、のんはたぬきさんだし大丈夫よねぇ
…あら、急いで食べるから戻しちゃったじゃない
ダメよ、ゆっくり食べなきゃ

ウゲェェェ
ぐ、ぐるじい゛…
じん゛じゃう゛う゛う゛う゛う゛ 

仰向けになってジタバタするくらい美味しかったの?
作りがいがあって嬉しいわ
ほら、もっとあるわよ
食べさせてあげるわね
ズボッ!

やめでえ゛え゛え゛え゛え゛
のんちゃぁネギさんだべれない゛い゛い゛い゛い゛い゛
じぬじぬじぬじぬう゛う゛う゛う゛う゛う゛
い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛
きやいきやいきやい!
えぃちなんてきやい!
や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛! 
ムグッ!
…ぁ゛
……ゴボッ!ゴボッ!
………


……おーい、のん?
起きないとかわいいお耳さん引っ張っちゃうわよー
グイイイイ!
…反応なし、か
もう死んだのかしら
呆気ないわねぇ
もっと長い間苦しむ姿見せてくれるかと思ったのに
でも害獣にも玉ねぎは毒だってことがわかって良かったわ
次はこれを使って懲らしめてやろ

…さ、次の畜生を捕獲しに行きましょうかねぇ

54のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:41:52 ID:RWa5BRSQ

おそばさんより、おうどんさん!
おうどんさん!おうどんさん!

ええー、またぁ?
しょうがないわね
ちょっと待ってなさい

やーん!
ポフポフ

はぁ…面倒くさ
こんなことなら早いうちにとっとと捨ててくるべきだったわ
……あら?うどん切らしてるじゃない
蕎麦ならあるけど、まぁたまにならいいわよね

……のん?出来たわよ

やーん!……やん?
これおうどんさんじゃなぁもん!
お蕎麦さんやもぉ

ごめんね、おうどんさん今なくて…

やん!
お蕎麦さんいや!
おうどんさん!

だから謝ってるじゃない
お願いだから今は我慢して

やん!
おうどんさんじゃなきや食べんもぉ!

もう…いい加減にしてよ……
また買ってくるから今はこっち食べて……

やん!(バシーン!)
(食べさせようとした絵里の手から蕎麦を叩き落とす)
えいちきやい!
どぉしてのんちゃぁの言うとおりにしてくれないの!
きやいきやいきやい!

ブチッ


きやいきやいきやい…!

うるさい!
バキッ!

うぎゃっ!
……え、えいち…どぉしてのんちゃぁ叩くしゃぁ

どうして、ですって?
あんたのことが嫌いだからよ!
ドカッ!

ぷぎゃ!
うう…
だって、えぃちがおうどんさんくれんのが悪いんやもぉ
のんちゃぁ悪くない!のんちゃぁ苛めるえぃちなんかきやい!
きやいきやいきやい…(ズドン!)

…うげぇ!
…え、えいち……?

ズシン!ボコッ!ズシャッ!

いだい゛!やめ…やめで!
死んじゃぁ!そんなに叩いたらのんちゃぁ死んじゃぁもん!
やだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
ゆるじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛

痛い…ですって?
痛いのは私の心よ!
お前のわがままに振り回されて!
それでもお前の為に常にやるだけのことをやったのに!
お前がすることといったらケチつけるだけで!
その度傷ついていく私の心の方がいたいに決まってるじゃないのぉ!
ボコボコボコボコボコ!

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
ゆるじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え

…はぁ、はぁ

…許してぇ
のんちゃぁ謝るから…
ごめんしゃぁ、えぃち

……

55のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:44:17 ID:RWa5BRSQ
のんちゃぁえぃち好きやもぉ
ずっとえぃちと一緒がいいもぉ
やーん…

……
…わかってくれたならいいのよ
じゃあ今日はお蕎麦さんで我慢できる?

うん…がまんするしゃあ
でも…

こぼしちゃったのよね
過ぎたことはいいのよ
また作るから
…そうねぇ、仲直り記念にちょっと豪華なたぬきそば作ってあげようかしら

やーん!嬉しいやん!
たぬきってのんちゃぁと一緒やん!

ふふっ、そうね
…のんも作るの手伝ってくれる?

やん!お手伝いするやーん

ありがとう
きっと美味しくできるわよ…



…でものんちゃあ、お料理したことないしゃぁ
どうしたら良いかわからんもぉ

良いのよ
のんはただいてくれるだけで
…そうね、まずはお湯を沸かすから沸いたら教えて?

任せるしゃぁ!

……
………えぃち!沸いたやーん!

そう、ありがとう
じゃあ次はお出汁ね

やん!
でも難しそうやん…
のんちゃぁも出来る?

勿論!
これはのんにしか出来ないことよ
やってくれる?

うん!頑張るや〜ん

嘘じゃなくて?

うそじゃないやーん!
えぃちの為に頑張るや〜ん

そう…良かった
じゃあ…
グイイイイ!

!?
いたいいたい!
どぉしてお耳しゃん引っ張るの?!
離してぇ!
パタパタ

クソたぬきで出汁をとりましょうかねぇ!
ボチャーン!

!?!?
っあ゛づい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!
だずげでぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛

56のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:45:33 ID:RWa5BRSQ
…嫌よ
今更謝ったってもう遅い
とっくの昔に限界はきてたの
殺すタイミングが偶々今日ってだけよ
恨むならグズで何もできないくせにわがままだけ言う過去の自分を恨むのね

ごめんなしゃぁ…
ごめんなしゃぁああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

…初めっからそんな態度ならまだ救いはあったのにね

あづい゛あづい゛あづい゛あづい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!

でも今に限って言えば少しは感謝してるのよ?
だって醜く泣きわめくのんを見てると心が浄化されるもの
精々たくさん叫んで私を楽しませてちょうだい
それがあなたができる私への恩返しなんだから

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!


どう?
あつい?苦しい?

…もぉ熱くないしゃぁ

そう…じゃあもう死ぬのかしらね

うん…
だから最期にえぃちに言っとくね…
うち、えぃちのことだいしゅきやったんよ
わがままばっかでごめんしゃぁ…
でも、えぃちが優しくしてくれてとっても幸せだったしゃぁ…
……あぃがとなぁ、えぃち…

……
のん…
ザバーン

!?
ケホッ!
…えぃち?どうして助けて…?

私、間違ってたみたい
嫌いなんていってごめんなさい
本当はのんのことこんなに好きなのに…
…私も素直にならなくちゃね

やーん
えぃち、やっぱり優しいやん…
のんちゃぁもこれからイイコになるから、また二人で一緒に…

私がやりたかったのはそうじゃない…
そうじゃなくて、のんを…

え、えぃち?
顔怖いやん…
えぃちには笑顔が似合ってるやん…
だから笑って?
のんちゃぁののじょみぱわーあげるやん…
はーいぷし…

…のんをただひたすら苦しめたかったのよ!
ボチャーン!

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛づい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛
じぬう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛

…そう!
その声をずっと聞きたかったの!
もっと早く素直になるべきだった…
最高よ、のん

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
どおじでえ゛こんなことぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!?

のんがいけないのよ…

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
謝るから!これからもイイコにするからあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

57のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:46:23 ID:RWa5BRSQ
違うのよ
のんの行いが悪いんじゃないの
そうじゃなくてのんが苛めたくなる形してるのが悪いの…
だから私ものんも負い目を感じる必要はないのよ

じぬう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛
ほんとに死んじゃぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

安心して
すぐには死なないように定期的に引き上げて休ませてあげるから

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
えぃちなんてきやいだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
きやいきやいきやいきやいきやいきやいきやいきやいきやいきやいきやいきやいきやいきやいきやいきやい

…のんの悲鳴、とっても素敵よ
お願いだからすぐ死なないで
私をたくさん楽しませてちょうだい

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛ん゛
あづい゛あ゛づい゛あ゛づい゛あ゛づい゛あ゛づい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛
ぜったいゆるさないしゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
お前なんかきやいだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛


……
………


…………
結局のんたぬは3時間叫び続けましたが次第に弱り、遂には苦しみぬいた後動かなくなりました
熱さのためでしょうか
小さな体を更に小さくぎゅっと丸めて可愛らしいボール状になっています
固く結ばれた手足を解いてあげると、目と口をしっかり閉じてまるでしかめっ面をしているみたいです 
でも苦痛に耐えた末のこの表情だと思うと不思議と愛しさを覚えるのはなんででしょうか
力なく垂れ下がる可愛いお耳としっぽ、生きてる時は憎くてたまらなかったのに今では最高にキュートです

こんな風に思うにつけ、のんたぬはつくづく虐待されるために生まれた生物なんだなぁと実感しますね
虐待されるための生物を虐待しないのは、むしろあの子達にとって失礼に当たるとわたしは思います
そのことを気づかせてくれた初代のんたぬには感謝ですね
身を持って教えてくれたあの子には感謝してもしきれないくらいです
だから…

えぃち!おうどんしゃん!

…はーい!今いくわぁ!

…あの子への恩返しはこれからの行動でお返ししていきたいです
天国のあの子もきっと喜んでくれるでしょう




おしまい

58のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:47:01 ID:RWa5BRSQ

仏の顔も三度チカ!
「やーん!」ガシャーン

「あ!皿がテーブルから落ちて割れてるチカ!」

「キツネーチカちゃんがやったんや!」

「チー!」

「こら!テーブルの上には乗っちゃだめだって言ってるチカ!」

「チー!」

「やーん!」ジャバー

「あ!水道が開けられて水があふれてるチカ!」

「キツネーチカちゃんがやったんや!」

「チー!」

「こら!掃除が大変だから勝手にいじっちゃだめチカ!次いたずらしたら檻に入れるチカ!」

「チー!」

「やーん!」パクパクモグモグ

「あ!おやつのチョコレートがなくなってるチカ!」

「キツネーチカが食べたんや!」

「チー!」

「またチカ!仏の顔も三度チカ!」

「えぃち、キツネーチカを早く閉じ込めるやん!」

「…ちょっと待つチカ。キツネーチカはお菓子をしまってる場所は知らないチカ」

「え?そ、そうなん?」

「のん、ちょっと口開けるチカ」

「や゙?な、なんでやん?」

「いいから開けるチカ」

「せ、せやかてえぃち…あ、ウチ今日歯磨きしてないからお口くちゃいんや。やめた方がええやん」

「何言ってるチカ。さっき磨いてやったばかりチカ。つべこべ言わず開けろチカ!」グイッ

「やー!」カパッ

59のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:47:37 ID:RWa5BRSQ

「やっぱりチカ。つまみ食いしたのはのん千力。思えば最初からおかしかったチカ。小さいキツネーチカに皿を投げるなんてできないチカ。水道の使い方も知らないチカ。あれも全部のんがやったチカな?」

「やん…」

「ひどいチカ。どうしてそんなことするチカ」

「やって…ウチが閉じ込められてる間えぃちとキツネーチカ二人きりだったやん…キツネーチカが閉じ込められればウチがえぃちと二人っきりになれる思て…」

「のんが閉じ込められたのは悪いことをしたからチカ!」

「キツネーチカも悪いことしてるやん!ウチからえぃち盗んだやん!キツネーチカも閉じ込めてやん!えぃちはウチだけのえぃちやの!」

「またその話チカ!エリチカはのんだけのものじゃないってこないだ言ったチカ!」

「やーん!やったらなんでキツネーチカとばっかり一緒におるん!キツネーチカだけのえぃちやないんやで!」

「何度も言わせるなチカ!キツネーチカは小さいから近くで見てないといけないチカ!のんがキツネーチカの世話を手伝ってくれればエリチカの負担が減ってのんとも一緒にいられるチカ!」

「やあ!ウチ、キツネーチカの面倒なんかみとうない!えぃちと一緒がええの!キツネーチカなんていなくなっちゃえばええんや!」

「やめろチカ!」バシィ

「やん!えぃち何するん!」

「あれから全然反省してないチカ!こないだ噛みついたときはついカッとなってやったことだから大目に見てやったチカ!今回はこないだみたいにはいかないチカ!しばらく押し入れの中に入ってろチカ!」バタン

「やん!暗いやん!怖いやん!」ドンドン

「キツネーチカはもっと怖い思いをしたチカ!」

「チー…」

「はいはい。気晴らしに公園でも散歩するチカ」

「やん!えぃち、ウチも行きたい!」ドンドン

「ダメチカ!のんが一緒だとキツネーチカにストレスがかかるチカ!のんがもっと優しくしてればこんなことにはならなかったチカ!」

「やーん、キツネーチカちゃん、ごめんやん!謝るからウチも一緒に公園連れてってえな。仲直りしようや、なあ?」ドンドン

「チー!」

「いやだって言ってるチカ。もう行くチカよ」

「やーん!えぃちここ暗い怖い出してやーん!」ドンドン

「チー!」

「ダメチカ。のんに仕返しするのはエリチカの仕事チカ。帰りにのんが食べちゃったチョコレート買ってくチカ」バタン

「や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!ゆ゙る゙じでゆ゙る゙じでご゙め゙ん゙な゙じゃ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!」

60のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:49:05 ID:RWa5BRSQ

のんたぬ、絵里を看病する
えぃちーおかえりやん!おつかれしゃんやん!
おなかすいたやん、はよぅばんごはんしょーなー?

ご免なさい、のん……
今日の晩ご飯は無しよ

うちおなかぺこぺこやんなー?

ルーブルが暴落して家賃も払えないのよ
すぐに稼ぐからちょっとだけ、我慢、お願い?

うち貧乏やんなー
しゃーないなー

げほっげほっ

えいちだいじょうぶー?ずっとかぜひきさんやんなぁ

だ、大丈夫よ…のん。
(やだ、鼻血がでてきたわ。そろそろ病院行かずにごまかすのも限界かしら
早くお金工面して病院いかないと…)

えぃち!うちがのじょみぱわーちゅーにゅーしたぁなー

ふふ、ありがとのん。元気がでたわ
お礼に今度どこかたべに連れて行ってあげるわ

ほんま!うちなーうちなーやきにくしゃんでハラミ以外のやきにくしゃん食べてみたいやん!

う…さすがにヒレとかは注文しないでね?
あんまり高いの注文されたらこれからずっとうどんが醤油うどんよ
ほら、もう寝る時間よ。おやすみのん。

おやすみやん!


(ふー……目が回るわ…
私も早く着替えて寝ましょう
お風呂はいいわ…お湯もでないし…)

(あ、まず…意識が…)


えいちーおはようさんやん!
えいちー?えぃち?
えぃちお病気しゃんやんなぁ?のんちゃぁが薬とごはんもってきたーなー

薬ないやん…
冷蔵庫からやん…

の…のん…救急車…

えぃち大丈夫!?すぐに電話するやん!まっとってやん
電話に手ぇとどかないやん…
のんちゃぁ目ぇまわってきたやん…寒いやん…
鼻血とまんないやん…


やん…?なんで…夜になっとるん……?きゅーきゅーしゃはどないなったん…やん…
えぃちーにご飯もってかんと…
ご飯も薬もないやん…包丁しか台所ないやん…包丁……

えぃち…のんちゃぁが…ごはん…つくって…あげ…
っっい゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!
っっっぎっ…ぎっ…

えぃちたぬきやきにくしゃんできたやんっ…
おきて食べるやん…えぃち?なんでおきんのん?顔に虫さんおるでー?
えぃちお風呂はいってないん?えぃち?えぃち?
や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛ん゛ん゛ん゛!
え゛い゛ぢい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!
や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛ん゛ん゛ん゛!
ゲホッゴホッ、かっ…はぁっ…

びちゃびちゃびちゃびちゃ

だれ…たす…やん…え…ち…
……………

61のんたぬはひとつの光:2017/05/05(金) 23:50:03 ID:RWa5BRSQ

大人気のペット、のんたぬ
のんたぬはその愛らしい容姿からペットとして一時期人気となりました
…しかし、ブームはそう長く続きませんでした

のんたぬは元来生意気で食事にもうるさく、供給量に反して飼育に適さない害獣だったからです
のんたぬを扱うペットショップは大量の在庫を抱えてしまったのです

そんな時でした
あるペットショップのオーナーが、金にもならない癖に喚き散らすのんたぬに腹を立て、ふさふさのしっぽさんを切り取ったのです
すると、なんということでしょう!
ひとしきり泣き叫んだあと、のんたぬはわがままを言わなくなりました!
これは世紀の大発見として話題になりました

…そして今、のんたぬはペットとしての人気を再び取り戻しました
勿論、尻尾去勢は欠かせません
他のペットの去勢と違うのは、特殊な技能は必要ないということです
尻尾を掴んで、切り取るだけ!
お金も時間もかかりません
おかげで、のんたぬは人気ペットの座に再び返り咲きました
当然、我が家にもいますよ!かわいいのんたぬが!
さらに、今日はそれだけじゃないんですよ……


やーん!はなしぇー!

家にもう一匹、のんたぬがやってくるんです
今はまだ尻尾があるので生意気ですが、今から尻尾去勢するのですぐにイイコになるでしょう

お前なんか飼い主と認めないしゃぁ!
ばーかばーか
きやぃきやぃきやぃ!

さて、始めましょうか
尻尾を掴んで…
ガシ

!?
やああああああん
しっぽしゃん、痛いやああああああああああん!

…一気に、ぶった切る!

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛
いだいいだいいだいいだいいだいいだいいだいいだい
いだあ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!
のんちゃぁのしっぽしゃんがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

ふぅ、これでよし
…あ、そうだ
止血もしなくてはなりませんでした
止血は焼いて潰すんです
その方が早くて失血死させる心配もありませんからね
…えいっ
ジュウウウウウウ

うぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あづい!あづい!
死んじゃうぅあああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
ごめんなしゃあああああああああ
ゆるじでぇええええ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛
あ゛あ゛…
……ぅげぇ
カハッ…ゴホッ……

激痛のあまり気絶してしまいました
きっとのんたぬにとっては死ぬよりも辛いことでしょう
しかしこうしないとお互いにわかり会えないのだからしょうがないですね
ちょっとでも学ぶ頭があって、生意気な態度を改めることができたなら違う結果になっていたかもしれないのに
元は害獣ですから無理もないですけどね

…さて、のんたぬが目を覚ましたらすぐに食べるれるよう、うどんを調理し始めますかね……

62のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:13:19 ID:Ue4xJIhA

まちゅじゃかうしの焼き肉しゃん
なぁなぁえぃち、まちゅじゃかうしの焼き肉しゃん食べたいやーん!
とっても美味しいってチュンちゃん(?)から聞いたやん!
ええやろ?うちイイコになるからしゃぁ

(ええ…松阪牛?正直日々のうどんと焼き肉でも食費を圧迫してるのに…)
のん知ってる、松阪牛ってすごく高いのよ
ちょっと今は手が出せないわ

ええー…
じゃあしゃあないなぁ
家は思ったよりビンボーやんなぁ

(イラッ)
ごめんなさいね、我慢させちゃって

気にしなくていいしゃぁ
まぁ我慢しといたるやんな
のんちゃぁはお姉ちゃぁやからね

(イライラッ)
(食べるだけで文句しか言わない誰かさんのせいで食費がかさんでるっていうのに、のんきなものね)



全く、出来の悪い妹持つと苦労しゅるやんな
クドクド


……そうね
確かに出来の悪いかもね…

ま、のんちゃぁは心が広いから気にしとらんしゃぁ
うちに感謝やん

…だって、ペットの躾もできて無いんですもの
いつかわかってくれると思ってたけど
畜生に言葉で言い聞かせても意味ないのよね
じゃあ、身体に教えこまないと、ね!
バシーン

や゛っ!
な、何しゅるしゃぁ!
叩くなんて最低……ぶべや゛!

ちょっと待って欲しいやん…
さっきは言いすぎたやん…
謝るからもう叩かないで欲しいやーん
ごめ……うぎゃ!ぷぎゅ!

いだいい…
これ以上やったらうち、死んじゃうやん…
そしたらえぃちも悲しいやんなぁ…
だから…

…えぃち?足上げて何しとるん?
もし下敷きになったら、うち冗談じゃなく死んじゃうやん……
や、やめ…

ズシーン

うげええええ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛
じぬ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛
づぶれ゛る゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛
い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛

……
………

この後のんたぬは耳と尻尾を切られたり、焼きを入れられたり、軽く煮込まれたりしました
お仕置きのおかげか、今までとくらべ文句も言わないいいこになりましたとさ
おしまい

63のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:14:12 ID:Ue4xJIhA

いっしょに肝試し?
今日はお出かけできるのん?やったやーん、えぃち大好き!あんなー、ウチ公園いきたい!お砂場でお城作ってブランコ乗って、それからな――

…え?公園は行かへんの?しょんぼり…でもえぃちと一緒ならウチどこでも楽しいからええよ!





着いたん?ここで遊ぶやんな!えーと…

『保健所』

…?えぃち、これなんて読むん?





…えー、こん中に入るのん?なんか暗いし狭くてウチ恐い…えぃちも一緒に入ってやん…

…きもだめし、なん?わかったやん…恐いけどウチ一人で頑張るやん…

…あ、あんな、ウチ頑張るから終わったら…ちゅ、ちゅー、してもええ?///

…それじゃ、行ってきますやん…うぅ、お部屋のなか真っ暗やん…寒いやん…

…うるうる…な、泣かへん。泣かへんもん…ウチ頑張れるもん…えぃちとちゅーするんやもん…





…やー!もう無理やーん!恐いやーん!えぃち助けてやーん!出してー!出して出してやあああああん!わあああああん!

ガンガンガンガンガン

もういややー!ウチここいややー!えぃち出してー!ちゅーしなくてええから出してー!うぇえええええん…

ガンガンガンガンガン





シュー





…や…えぃち…なんか、くるしい…

く、くるしい…息できないやん…開けて…開けてやん…助けてやあん…

カンカン

えぃ、ち…なんで…遊ぶ、いうたやん…はよ、はよ開けてえな…えぃち…えぃちどこ…

バタッ

やあ…いやや…やあん…えぃち…えぃちぃ…え…ぃ…ち…

…あ、もう、おめめ見えない…くる、しい…

…えぃ…ち、だい、す、き…





…はぁ。

どうして私が殺処分に立ち会わなきゃいけないのよ…すぐにでもアイツのことなんか忘れたいのに、最後の最後まであのムカつく顔を見させられるなんて…

だいたいアイツを飼ってたのはアイツが私から離れようとしなかったからなのに。や〜んなんて泣いちゃって。こうなったのは私じゃなくてアイツのせいなのよ。

なのに保健所の人は上から目線で命の重さがどうのこうの説教してくるし。少しはアイツに振り回され続けた私の苦労も考えてほしいわ。

…帰ろ。

64のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:16:02 ID:Ue4xJIhA

のんたぬの発情期
――いってきます!

いってらっしゃあ!

…おるすばん、ちょっと前までは寂しかったけど今は違うやん。お家の中えぃちの匂いでいーっぱいやから寂しくないもーん。

ボフッ

えぃちの枕〜♪えぃちの匂いいーっぱいやん。くんかくんかすーはーすーはー…

…最近えぃちと一緒にいるとどきどきしちゃうん…なんでやろ…一緒にお布団入ってもどきどきで眠れないやん…なんでやろ…

…!?

なんか変な匂いする。いつものえぃちの匂いとちょっとちゃうけど…

…このたんすから匂ってくるやん。えぃち、たんす開けっ放しで学校いっちゃったんやな。もう、だらしないなあ。

…あ…

…えぃちの、おぱんちゅ…





…う、うーん、えぃち…ん…

――ただいま。

…やーん、えぃち、えぃ、ち…

――えーと、のん?

や!?えぃち、あ、えーと、おかえりなしゃあ…

――あの、私の下着なんか体に巻いて何してたの?

ウ、ウチ…えぃちのこと考えるとあたまがぽーってなって、お顔が熱くなって、えぃちのおぱんちゅの匂いかいだらな、おまたがきゅうきゅうしちゃってん…

そんで、えぃちのおぱんちゅすりすりしてたら、なんかおしっこみたいなの出ちゃって、でも、やめれんくて…あれ、えぃち?どこ行くのん?

えぃち、なんでウチから離れようとするん?なんでウチのこと怖がってるん?待ってやん、えぃち…

えぃち、急におといれ入っちゃってどうしたん?お腹痛いのん?だいじょうぶ?えぃち?

えぃちー!やーん!出てきてやーん!


えぃち、何これ…首輪?これつけなきゃあかんの?…この首輪、紐でつながっとるやん。ウチこれじゃ動けへんやん。

…えぃち、どうしてお部屋ふぁぶりーずしてるん?ウチふぁぶりーずいやや…えぃちの匂いなくなっちゃうやん…やーん、お布団のある部屋はだめやーん!

トテトテ ビンッ バタッ

えぃちー!えぃちの匂いなくなっちゃうのいややー!



えぃち、お夕飯!お夕飯!焼肉さん!焼肉さん!…お肉ないん?じゃあおうどんさん!…それもないん?じゃあ今日なに食べさせてくれるん?

えー、ドッグフードなん?ウチこれまずいからいややん。えぃちは何食べるん?ウチもそれがいい!

…えぃちの分しかないん?しゃーないなあ…え?ウチは床で食べなあかんの?テーブルだめなん?ウチえぃちと一緒に食べたいやん…ふぉーくは?お箸は?それもないん?



えぃち、ウチ恐がらずにちゃんとシャンプーできたで!えらいやろ!ごほーびにお風呂ん中で泳がせてえな!

えー、シャワーだけなん?ウチもお風呂でちゃぷちゃぷしたい!したいしたい!えぃちと一緒にちゃぷちゃぷしたいんや!

ひゃん!…わかったやん、ウチ待ってるやん…待ってるから怒らないでやん…

…また首輪つけなあかんの?これ苦しいし走ったりできないからいやや…



えぃち、ウチのパジャマはー?…え、ないん?

…ウチのお洋服全部捨てちゃったのん?なんでや!ウチだけはだかんぼうさんなの恥ずかしいよ…ウチもえぃちみたいにおしゃれなお洋服着たいやん…

…えぃち、どうしてなん…?

首輪つけるし、お部屋ふぁぶりーずしちゃうし、お夕飯いっしょに食べさせてくれないし、お風呂も一緒に入ってくれないし、お洋服捨てちゃうし…

なんでなん…?なんでウチのこといぢめるん?…なんで…ぐすっ…しくしく…

65のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:16:43 ID:Ue4xJIhA
――のん、聞いて。

ん…なあに…?

――これからは、ペットと飼い主の関係になりましょう。

え…どうして…

――だって、のん…私に発情したって…そんなことされても私には何もできないよ…だから…すこし距離を置きましょう。そうした方が…

いやや!ぺっといやや!えぃちウチのこと家族だっていうてくれたやん!なんで…

――ごめんね。あの頃は…のんが私を『そういう目』で見てくるなんて思わなかったから…とにかく、これからのんとの関係をどうするかしばらく考えさせて。

やーん!そんなこと言わないでやん!一緒に考えようやん、な?ウチも考えてあげるから…

――やめて!!

ひゃうっ!

――一人にしてよ…わたし恐いのよ…人間じゃないのんが私の匂いを嗅いで興奮して発情してるなんて…

じゃ、じゃあウチもう『はつじょう』せえへん!えぃちのおぱんちゅぺろぺろしない!これでええやろ?やから一緒にいさせて…

――それが発情してるって言ってるのよ!お願いだからしばらく離れててちょうだい…それじゃあね。とりあえず今夜はカーペットの上で寝てていいから。

やーん!えぃち待ってやーん!

トテトテ ビンッ バタッ

――おやすみなさい。



えぃちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!

やあああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!

えぃちと一緒がええのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

ウチもうはつじょうしないやあああああああああああああああん!!!!!!!!!!

許してやああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!



…どうしてなん…?ウチえぃちのこと好きになっちゃあかんの…?なんで…?なんでなんでなんで…?

66のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:17:22 ID:Ue4xJIhA
えぃち…朝ごはんもドッグフードなん…?ねえ、答えてやん…

えぃち…ウチいつまで首輪つけなあかんの?…いつまではだかんぼうさんでおらなあかんの…?

えぃち…待ってやん…お出かけする前に首輪だけは外してってやん…待ってやん…

――いってきます。

…いってらっしゃあ…



うう…ウチこんなんいやや…えぃちの匂い消えてもーたし、首輪つめたいやん…えぃちに抱っこしてもらいたいんや…

…あかんあかん、そんなこと考えたらあかんで。もう『はつじょう』しないって決めたんやから…

…えぃち…どうしてやん…えぃち…

スンスン

ウチふぁぶりーずいやや…この匂いいやや…えぃちの匂いがええもん…えぃちの匂い…えぃちの匂い…



う、ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!

やあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!

ドタバタ ギシギシ

やんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやんやん!!!!!

ギュイイイイイ ブチッ

やん!えぃちえぃちえぃちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!

ボフッ

えぃちの枕、えぃちのお布団んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!

クンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカスーハースーハースーハースーハースーハースーハースーハースーハースーハー

や゙ん゙!え゙ぃ゙ぢの゙に゙お゙い゙や゙な゙い゙!ぶぁ゙ぶ゙り゙ー゙ずい゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!

ポイッ

や゙ん゙!だん゙ず!だん゙ず!え゙ぃ゙ぢの゙お゙よ゙ゔぶぐゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔ!!!!!

ドンドンドンドン

や゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!

ズシン

67のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:17:56 ID:Ue4xJIhA
…はっ!ウ、ウチ、何しとって…あー!たんす倒れとるやん!えぃちのお洋服ばらばらやん…なんでなん…ウチ…は、はよお直さんと…えぃちに怒られちゃう…

やーん!やああああん!…重いやん…なんでなん…?

…?

スンスン

あ…これ…えぃちの匂い…

フラフラ

えぃちのお洋服…えぃちの匂い…

バサッ バサバサ

ちゃう…これちゃう…

ポイッ ポイッ

あったやん…これやあ…


――ただいま。

…う〜ん、えぃひ、ん〜、もぐもぐ…

――…のん?

…あ、えぃひ〜。ウチ、えぃひのおぱんひゅもぐもぐすんの、おいひぃ〜…

――…のん…

やあ〜ん…

――…あ な た ね ぇ…

バシィン

ひゃん!

バシバシバシ

や、やあん!えぃち痛いやーん!

ヒョイッ ガラガラ ポイッ バタン

やーん!えぃち、ベランダ寒いやん!入れてやーん!ウチはだかんぼうさんでおそと恥ずかちいよお!入れて入れてやあああああん!

ガンガンガンガンガン

あ、えぃち、だめええええ!お家ふぁぶりーずしちゃだめええええ!やああああん!

やあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!

ガラガラ ボカッ

やん!

――静かにしてよ!お隣さんに聞こえちゃうでしょ!

入れてやん!おそと寒い!おそと恥ずかちい!入れて入れて入れて!

――だめ!昨日よりもひどくなってるじゃない!のんが家の中にいたら何をされるかわからないわ!しばらくそこにいて!

やー!やー!やああああ!

――うるさくしてると入れてあげないわよ!

ひっ…分かったやん…

――分かりました、でしょ。

分かりましたやん…ウチ静かにできるから…どんくらい静かだったら入れてくれるん?5分?10分?

――知らない。のんがひっくり返しちゃった箪笥が直るまで。私一人でできなかったら誰か人を呼ばないといけないから、そうなったら何日もかかるかもね。

やー!何日もここおったらウチ寒くて雪だるまさんになっちゃう!入れてやーん!やーんやーんやーん!

――私の下着勝手に出さないって約束したのはどこの誰よ!ペロペロしないって約束したのはどこの誰よ!『家族』なら自分で決めた約束ぐらい守ってよ!

ごめえなしゃあ…で、でもウチもうえぃちのことしか考えられないやん…やから入れてやん…お願いやん…

――イヤ。

ピシャリ

やああ…や、ウチ静かにするもん…今度こそちゃあんと約束まもってえぃちに抱っこしてもらうもん…

68のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:18:28 ID:Ue4xJIhA
…あ、電気きえた…えぃちおねんねしたんやな…

…?えぃちの匂い…

そっかあ、ウチえぃちにぶたれたから、そんときえぃちの匂いがウチに…

えぃちの…匂い…

う、ううううううううううううう…

あかん…あかんて…

あ、あかんあかんあかんあかんあかんあかんあかんあかうううううううううわああああああああああああああああああああああああああ!!!!!

や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん!!!!!



え゙ぃ゙ぢえ゙ぃ゙ぢえ゙ぃ゙ぢえ゙ぃ゙ぢえ゙ぃ゙ぢえ゙ぃ゙ぢや゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん!!!!!

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン

ガシャアン ザクッ

や゙!?や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!!!痛い゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん!!!!!

え゙ぃ゙ぢだずげでや゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!!!

ドクドク

なんか赤いのでてるやああああん!!!!!やめてやめてとまってやあああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!

――ちょっと、のん!?あなた何してるのよ!

えぃち…ウチ怪我しちゃった…なんか赤いのでびちょびちょやん…たしゅけてぇ…

――もう…どうしてそうなるのよ…

えぃち…赤いのくちゃい…えぃちの匂いきえちゃうう…

トテトテ ガシッ

――ひっ!?こ、来ないで!

ドン

やあん…えぃちなんでなん…?赤いのいややあ…ふぁぶりーずもいややあ…えぃちの、えぃちの匂いがええのお…えぃちの匂いい…

――………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

ガシッ

?えぃち、やっとウチのこと抱っこしてくれた…

ポイッ

やん?えぃち、何すんの!?

ドサドサ

や、やーん!えぃち、やめてやーん!ウチ埋まっちゃうやーん!やめてやーん!

――そんなに私の匂いがいいなら一晩中嗅がせてあげるわ…それ全部私の洋服だから…ついでにのんの体についた血も洗い流してあげる…

――…洗濯機で…

69のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:19:04 ID:Ue4xJIhA
ピッ ウィーン

やーん!ぐるぐるしないでやーん!えぃちー!ぐるぐるいやあー!

ジャバババ

やーん!えぃち、お水、お水やーん!ウチ泳げないやん!助けて助けて溺れちゃう助けてやああああん!

ゴボゴボ

やー!ぐるぐるいややー!お水いややー!えぃち助けてー!出してやーん!くるしいやあああああああああああああああああああああん!!!!!

グオオオオオ

やあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!

グオオオオオ

やあああああああああああああああああああああああん!!!!!

グオオオオオ

やあああああああああああん…

グオオオオオ

やああああん…

グオオオオオ

やあん…

グオオオオオ

やん…

グオオオオオ

や…

グオオオオオ




――…

ドンドン

絢瀬さん!絢瀬さーん!

ガチャ

――なんですか…

いや、さっき絢瀬さんの部屋から大きな音が聞こえたもんですから、何かあったんじゃないかと思いまして。

――ああ…ええ、そうですね。窓ガラスを割っちゃったんです。あまり痛かったから子供みたいに叫んじゃいました…

ああ、それで…ってよく見たら服が血まみれじゃないですか!

――え?あ、これは…そんなに深く切ったわけじゃないんで大丈夫です…

なんなら私の方で手当てしますけど?

――いえ、お気持ちはありがたいですが、割れたガラスも片付けなきゃいけないし…大丈夫です…

気を付けてくださいね。特にのんちゃんには。

――え?今なんて…

ペットののんちゃんですよ。そんなに血が出るような傷じゃのんちゃんだったら命取りですよ。

――…ええ…そうかもしれませんね…

何か手伝えることがあったら遠慮なく言ってくださいね。

――はい…ありがとうございます…

それじゃ。

――失礼します…

バタン





70のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:19:53 ID:Ue4xJIhA

困ったのんたぬですわ
我が家ののんたぬも皆さんのと同じでワガママ言うわトイレはできないわ好き嫌いするわで困ってるんですわ

で、こないだついカッとなって手を上げてしまったんですわ

で、のんたぬも痛いのは嫌だからすぐにごめんやんとか許してやんとか泣きながら言うんですわ

で、言って聞かせるよりも体罰で教える方が楽だからここ最近は殴ってばかりだったんですわ

で、いつしかため息をついたり舌打ちをするだけでビクつきながらごめんやんって言うようになったんですわ

で、ふとのんたぬは体罰が嫌だから謝ってるんであって真に反省してはいないんじゃないかと思ったんですわ

で、こないだのんたぬが小便漏らしたときはお前本当に反省してないだろうと謝っても謝っても張り倒し続けたんですわ

で、いつしかうちののんたぬはごめんやんしか言えなくなってしまったんですわ

で、昔はあそんでやんとか焼肉さん食べたいやんとか言ってたんですけど今じゃごめんやんの一言でしかコミュニケーションを取れないんですわ

で、それしか言えないのかと怒ってもごめんやんごめんやんって壊れたラジオのように繰り返すんですわ

で、今はごめんやんって言うたびに蹴っ飛ばしてますわ

ごめんやんさえ言えなくなったらどうなるのかは分からないけどとりあえずやってみますわ

71のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:21:11 ID:Ue4xJIhA

のんたぬの必殺技
のんー
うどん出来たわよ

やーん!
…やん?
これ昨日と同じ味やーん

う…
間違えて同じ味を2つ買っちゃって
ごめんね?

もー
えぃちはドジっ子やなぁ

(イラッ)
くっ…わがままばっかり…

!?
もしかしてえぃち、怒っとるん?
なら!なら…うちのすぴりちゅあるぱわーで笑顔にしてあげるしゃぁ
はぃ、ぷちゅー


……はぁー
ん、ありがとのん
いただきましたー

やーん
流石うちのすぴりちゅあるぱわーや
えぃちも笑顔になったで!
やっぱえぃちは笑ってた方がいいやんな
これからものんちゃぁのこと頼むで

はいはい
(私ったら、甘やかしてばっかりで良くないわね…)
(まぁ面倒被るのは私だけだし、今のところはいいんでしょうけど)
(このままだとやっぱ良くないわよね…)




〜〜翌日〜〜

…じゃ、学校行ってくるからお留守番よろしくね

やーん…
のんちゃぁも行きたいやーん

うーん…
のんにはお外はまだ早いわよ
時間があるとき私と一緒に行きましょ、ね?

やん!
お留守番ヒマやもぉ!やーん!
…あ、そうや!
えぃちがのんちゃぁ連れて行きたくなるように、すぴりちゅあるぱわーを注入して…

!?
とにかく、出来るだけ早く帰ってくるからね!
行ってきます!
ガチャ、バタン

…あぁ、えぃち行ってしもーたやん
のんちゃぁ一人でつまらないやん…

……?
もしかして、扉空いてるやん?
!?
やっぱり!空いてるやーん!
いつもならガチャガチャで堅いのに今日は大丈夫やん!(鍵がかかってないの意)
うちのすぴりちゅあるぱわーのおかげやね!
早速、えぃちに会いに行くしゃぁ!
えぃちといっぱい遊ぶやん!

72のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:23:01 ID:Ue4xJIhA
やっぱお外は広いやーん…
えぃちどこやろ…
こうなったら誰かに連れてってもらうしかないやんな?
…ん?

ーーっチッ!リボ払いの限度額まで課金したのにURのんたん覚醒しねぇじゃねえか!
蟹のクソ野郎が!
あーむしゃくしゃする!

…おい、おまえ!

…あ?
なんだぁ?こいつ

…のんちゃぁをおとのきじゃか?まで連れてけ!

おいおい、気味わりい二等身の人型たぬきに絡まれちまったぜ
…おい、人にモノを頼むにはそれ相応の言い方ってもんがあるだろ、たぬきさんよ
ヒョイ

!?
なにするしゃあ!
のんちゃぁはえぃちのもんや!
きやしゅく触るなー!
ガブ

うがっ!
…ってぇなこの畜生がぁ!
ベシーン

ぷげっ!
げほっ!

…あー、今日はマジでツイてねぇ
金もねぇしUR出ねぇし、更にはしつけの出来てねぇたぬきに噛まれるし
腹が立って仕方ねぇからストレス発散にこの害獣ボコろ
こんなキショイ動物、どうせペットじゃないだろうしな
バキッ

おげぇっ!
痛い…
こいつ力強いやん…
のんちゃぁ死んじゃうやん…
うう…

……!?
せや!うちにはすぴりちゅあるぱわーがあるやん!
うちのぱわーでこいつを懲らしめてやるしゃぁ!

ワンパンでぐったりしてやがる
…おーい、もう終わりか?
俺まだスッキリしてないんですけどぉ

…うぐぐ
おい、おまえ!
もう謝っても許さないしゃぁ!

おっ、まだまだ元気じゃん
…で、何?お前が俺になにできるってのよ、んん?

すぴりちゅあるぱわー、ちゅーにゅううううううう!
はい、ぷちゅうううっ!!!

73のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:24:03 ID:Ue4xJIhA


……あれ?
すぴりちゅあるぱわー、ちゅーにゅうううう!

……は?
なに、それ?

…あれ?あれ?
しょんな…うちのすぴりちゅあるぱわーが…… 

…ねぇ、もうおしまい?
じゃあさ、俺のターンでいいのかな?
良いよね?
じゃ、遠慮なく
ドゴォ

ぎや゛っ!

おらっ!
ズドォ

や゛あ゛っ!

そらっ!
メキョ

ぐぼぁ!
…ウッ
オロロロロロロ

うわっ!このクソたぬきゲロ吐きやがった!
汚えんだよ害獣が!
バキボコグシャグサベリメコ

あ゛!あ゛あ゛あ゛あ゛!!
や゛…や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛
いだいや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛
死んじゃうや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!
えぃち、助けてえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!

くははは!
えぃちってなんだよ!誰も助けに来るわけねえだろ!
大人しくくたばれクソたぬき!
おらおらおらおらおら!
ボコボコボコボコボコボコボコ

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…
や゛…
…だずげで
ぇぃ…

……ふぅ、スッキリした
さて、帰ろ
…ん?

…えぃち……のんちゃぁのすぴりちゅあるぱわーで……えぃちを幸せにするやん…

イラッ
だーかーらー!
すぴりちゅあるぱわーなんてねぇんだよ!
きめぇぞしね!
ボコッ

…えぃち、怒らんといて……
のんちゃぁは、えぃちの笑った顔が1番好きなん……
だから…すぴりちゅあるぱわー、はい、ぷちゅ…

74のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:24:35 ID:Ue4xJIhA
…なんだ、俺に言ってんじゃねえのか
死にかけで幻覚でも見てんだなきっと
害獣のくせに、人間のパートナーになったつもりかよ
しゃーない、俺様が人間代表として現実を教えてやるか
……おい、クソたぬき!
えぃち連れてきてやったぞ!起きろ!
ボコッ


……!?
えぃち!!?どこにいるやーん!?
早くのんちゃぁを抱っこしてほ… 

嘘だよバーカ!
はい、ライターぱわー注入!なんてな!
シュボッ

!?
あづ…あづい!
あづい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!
や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
い゛゛い゛い゛゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛
えぃち、だずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛

ウヒョー
まだこんなに叫べる体力残ってんじゃねーか
おら!もっと苦しみやがれ!

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛! 
ぐるじいや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!
のんちゃぁ焼けちゃうう゛う゛う゛う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!
えぃち!えぃちいいいいいいい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!


……
………
こうして、有りもしない『すぴりちゅあるぱわー』にかまけて絵里をこき使ってたのんたぬは、ちょっとキツめのお仕置きを受けて苦しみぬいたあげく炭になってしまいました

のんたぬがいなくなったことに気づいた絵里は、最初は悲しみました
…が、冷静になってのんたぬと過ごした時間を考えてみたところ、自分はのんたぬに振り回わされてばかりだったということに気付いたみたいです
しばらくする頃には居なくなってくれてありがたいとすら思うようになっていましたとさ

結局、わがままなのんたぬはお仕置きされちゃうというお話でした
おしまい

75のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:25:30 ID:Ue4xJIhA

のんたぬ、ひとりでできるもん!
ピピピピ…ピピピピ…

んっ…
なによ、まだ8時じゃない……
もうちょっとだけ寝かせて…

ピピピピ…ピッ…

って、今日出校日じゃない!
完ッ全に遅刻!
どうして亜里沙も起こしてくれなかったの!?
ああ、伝えてなかった私が悪いんだ
支度しよ…

えぃちえぃち!

なぁに、のん?
走りながらパン食べよ…

のんちゃあお腹空いたやん!

ええ…
じゃあ昨日の残りを…

のんちゃあ、おうどんさんと焼肉さんしか食べられないやーん!

なによ、私急いでるのに…!
もうこれ食べて!

どん兵衛…?

熱湯注いで5分!
それじゃ!
バタン!

やーん!
えぃち置いてかんといてぇ…




食べ方分からないやーん!
のんちゃあお腹空いたしゃあ…
…そういえば…

(回想)
あぃさ「亜里沙はお茶を飲むよ!」
ジョボボボボ!

のんちゃあ「やーん!あぃさ、うちもお水さん飲みたい!」

あぃさ「あっ、のんちゃんダメ!それはお水さんじゃないよ!」

のんちゃあ「あ゛つ゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!!」
ドババババババ!

あぃさ「ハラショー!のんちゃん、それは魔法瓶って言うんだよ!熱いから気をつけてね…」
ーーーーー
ーーー
ーー

いやなこと思い出してしもうた…
でも、もうのんちゃあ魔法瓶の使い方分かるもん!

魔法瓶さんの頭にのったら…
ドボボボボボ!
やったやーん!
のんちゃあ1人でおうどうさん作れたやーん!
ツルッ
やん!?
ドボーン!

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あん゛!!!
え゛い゛ち゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!!

76のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:26:05 ID:Ue4xJIhA
ピピピピピピピピ!!

やっとおうどんさん出来たやーん!
いただきまーす、やん!
ズズズズ…

!!!!!
こ、こんなのおうどんさんじゃないやん!
油ギトギトで全然美味しくない!!!


ヴェアアア!?
これネギ入っとるやん!


ビチャビチャ
のんちゃあ…死んじゃう…
や…あ…



えぃちのバカ!きやいきやい!
うちがおうどんさん作るもん!
ひとりでできるもん!

お鍋にお水とおうどんさんを入れて…
チッチッチ…ボッ!
のんちゃあお利口さんやから、おうどんさんの作り方知ってるやん!

そうや!
えぃちとあぃさの分も作って、帰ってきたらアッツアツのおうどんさんを食べさしてあげるやん!
そしたら2人とものんちゃあのことよしよしってしてくれるはず!
うちって天才☆

グツグツ…
そろそろ食べれるかな?
お鍋さんの中よく見えないしゃあ…
よじ登って見てみるやん!

よいsy…
シュウウウウウウウウウ!!!



や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛
お゛な゛へ゛さ゛ん゛の゛ふ゛ち゛あ゛つ゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!

ぐらっ…
ドン!
ガシャーン!
ガラガラガラ!
シュウウウウウウウウ!

あうあ…
熱いやーん、痛いやーん!
グスグス
またおうどんさんこぼしちゃったやん…
ごめんにゃさい、えぃちぃ…

や゛ん゛!?
なんか変な臭いがするやん…!
く、く゛る゛し゛い゛!

た゛す゛け゛て゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!!

77のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:27:07 ID:Ue4xJIhA

ふぅ…
久しぶりの学校だったから余計に疲れちゃった
先生には怒られるし…
ブツブツ

ざわざわざわ…

ん?なんでうちのマンションに消防車が…

すいませーん、なにかあったんですか?

おばさん「○階の…たしか絢瀬さんだったかしら?ガス漏れがあったみたいなのよ…」

えっ、
私の家でガス漏れ…?
のんは…のんは!?
隊員さん!のんは、のんは無事なんですか!?

消防隊員「の、のんって何ですか!?」

管理人「おたくで飼ってる狸のことですよね?」

あ、はいそうです!
私の大切な家族なんです!

消防隊員「ああ…その、一酸化炭素中毒で残念ながら…」

そんな…!
嘘でしょ!?

消防隊員「……」

管理人「ところで絢瀬さん、うちのマンションはペット禁止ですよ?それに自治体に狸の飼育許可はとっていますか?」

いや、そういうのはよく分からない…
って今はそんなの関係ないじゃないですか!

管理人「そのうち立ち退きしてもらうことになると思いますが、悪く思わないでくださいね…」

そんなのあんまりよ
グスッ


消防隊員「空気の乾燥しやすい時期なので、火の取り扱いには十分気をつけてくださいね」

おしまい

78のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:27:50 ID:Ue4xJIhA

まきパンサーと遊ぼう
―――絢瀬家
バシィン!バシィン!

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!」

絵里「何度言ったらわかるの!廊下でおしっこしちゃダメって!」

バシィン!バシィン!

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!だっでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」

絵里「だって?だって何よ?言い訳でもするつもりかしらぁ?」

のんたぬ「グスン…だってぇ…ヒック…ドアさんが開いてくれへんかったんやぁん…」

絵里「人間用のドアがのんに届かないのは当たり前でしょう?こっちにあなた専用の出入り口を作ったじゃない!」

のんたぬ「やん…そこいやしゃあ…のんちゃあのぽんぽんひっかかって痛いやぁん…」

絵里「ひっかかる…?そういえばあなた、ずいぶん太ったわねぇ…」

絵里「ちょうどいいわ。お仕置きも兼ねてダイエットしましょう!」

のんたぬ「やんっ!?もう痛いのいややん!!許してやん!!」

絵里「大丈夫よ、痛い事じゃないわ。ちょっとお外に行くだけだから」

のんたぬ「やんっ!?お外いややん!!さむいやん!!はなしてやああああああああん!!」



―――絢瀬家玄関前
絵里「そぉーれっ!」ビターンッ

のんたぬ「んぎゃんっ!!い゛だい゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!え゛ぃ゛ぢの゛う゛ぞづぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!」

絵里「いい?のん。あなたにはこれから外で思いっきり遊んできてもらうわ。」

のんたぬ「お゛ぞどざむ゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!い゛ぎだぐな゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!」

絵里「でもこのままだとあなたはこの家に住めなくなるわ。それでもいいの?」

のんたぬ「や、やんっ…それはいややん…」

絵里「でしょう?なら頑張って運動して、ダイエットしましょっ」

のんたぬ「そ、それならえぃちもいっしょに行くやんっ!一緒にだいえっとするやん!」

絵里「私はダイエットする必要ないからいいのよ。それに今日中に片付けなきゃいけないお仕事が残ってるから、のん一人で行ってきてちょうだい。」

のんたぬ「いやや!いやや!!えぃちも行くんやもおおおん!!!」

絵里「わがまま言わないの!暗くなる前には帰ってくるのよ」

絵里「それじゃ、いってらっしゃい」ガチャンッ

のんたぬ「い゛や゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!ひ゛どり゛ぼっぢはい゛や゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!」バンバンッ

のんたぬ「あ゛げでや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!ざむ゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!」バンバンッ

のんたぬ「…ヒック…グスン…えぃちなんかきやいや…」

79のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:28:28 ID:Ue4xJIhA
―――道端
のんたぬ「うぅ・・・さむいやん・・・」

のんたぬ「決めたやん!えぃちなんかきやいやん!だからのんちゃあ、家出するやん!」

のんたぬ「えぃちが悪いんやもんっ!のんちゃあは悪くないやんっ!」

のんたぬ「でも・・・どこ行ったらええか、わかんないやん・・・」

グウゥゥゥ・・・

のんたぬ「おなか空いたやぁん・・・あったかいおうどんさん食べたいやん・・・」

のんたぬ「そういえば・・・」

――
―――
――――

ったく、しょーがないわねぇ。お揚げ2つ入れてあげるわよ。

熱いから気をつけなさいよ・・・って言ったそばからもうっ!何やってんのよ!ちゃんとふーふーしてから食べなさい!

美味しい?当然でしょっ!ナンバーワンアイドルのにこにーが作ったんだから味わって食べなさいよね!

――――
―――
――

のんたぬ「にこっち・・・」

のんたぬ「そうやん!にこっちのとこに行けばええやん!」

のんたぬ「にこっちならおうどんさんも、やきにくさんも作ってくれるやん!」

のんたぬ「のんちゃあはかしこいから、にこっちのおうち知ってるやん!」

のんたぬ「にこっちまっててや〜すぐに行くしゃあ!」ポテポテ



―――公園
のんたぬ「ゼェ・・・ゼェ・・・はしったから・・・ゼェ・・・しんどいやん・・・」

のんたぬ「ちょっときゅうけいするやん…ん?…あれって、にこっちやん…?」

のんたぬ「にこっち!にこっちやんっ!のんちゃあに会いにきてくれたやん!」

のんたぬ「やん?いっしょにいるのは誰しゃあ…?」

のんたぬ「かくれんぼしてみてみるやんっ」コソコソ



にこ「それにしても珍しいわねー。まきちゃんが冬なのにお散歩したいだなんて」

まきパンサー「ヴェェ・・・サムイケド、ガンバルワ」

凛「きっとまきちゃんも体を動かしたいんだにゃー!寒いからってゴロゴロしてるといけないしねっ!」

にこ「んで、まきちゃんが途中で見つけたにこを無理矢理引っ張ってきたってわけね・・・」

花陽「ごめんねにこちゃん・・・まきちゃんがどうしてもって聞かなくて」

まきパンサー「ヴェェ・・・ニコチャー・・・」

にこ「いいのよ花陽。買い物帰りだし時間はあるから」

凛「そうにゃそうにゃ。にこちゃんは年中暇みたいなもんだから問題ないにゃ」

にこ「ぬぁんですってぇ!?」ギューッ

凛「いひゃいにゃぁ〜暴力反対にゃあ〜!」

花陽「まぁまぁ二人とも・・・」

まきパンサー「ヴェェ」

キャッキャッ・・・アハハハッ・・・



のんたぬ「楽しそうしゃあ・・・」

80のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:29:45 ID:Ue4xJIhA

にこ「はいまきちゃん、プチトマトにこ☆」

まきパンサー「トマト・・・!」

にこ「にこが食べさせてあげるにこっ☆はい、あ〜ん・・・」

まきパンサー「ヴェ!・・・オイシイ!」モグモグ

にこ「ナンバーワンアイドルのにこにーが食べさせると、美味しさが百万倍になるにこ☆」

凛「それはないにゃ」ボソッ

にこ「何か言ったニコぉ?」ゴゴゴゴ

凛「ナニモイッテナイデスニャ」

まきパンサー「ニコチャー・・・アリガト////」ニコッ

にこ「」キュンッ

にこ「いや〜んっ!か〜わ〜い〜い〜!」ギューッ

まきパンサー「ヴェェ!ニコチャー・・・////」/

凛「むぅ〜・・・まきちゃん!まきちゃんの飼い主は凛とかよちんなんだからねっ!わかってる?」

まきパンサー「イミワカンナイ」

凛「わかってよぉ!もぉ〜・・・」

花陽「アハハハ・・・」

にこ「何よ凛?もしかしてヤキモチ妬いてるの?」ニヤニヤ

凛「そ、そんなんじゃないにゃあ!」

花陽「まきちゃん、にこちゃんにすごく懐いてるねぇ〜」

にこ「当然でしょ〜?にこの隠しきれないアイドルオーラにまきちゃんもメロメロになっちゃったって感じかしら?」

まきパンサー「イミワカンナイ」

にこ「ぬぁんでよ!」

凛・花陽「アハハハッ!」



のんたぬ「にこっち・・・のんちゃあにあんなんしてくれたことないのに・・・」

のんたぬ「なんでしゃあ・・・」




にこ「それにしてもホント可愛いわね〜この子は」ナデナデ

まきパンサー「ヴェェ・・・/////」

にこ「どっかの狸と違って獣臭くないしセクハラもしないし、何よりわがままばかり言わないし」

凛「そういえば、絵里ちゃんの飼ってるのんたぬ、だっけ?最近見ないよね」

にこ「あの狸、冬は家に引きこもってんのよ。今頃絵里に甘やかされてんでしょうね」

花陽「そんなにわがままなの?そののんたぬって子」

にこ「わがままってレベルじゃないわよ!うどんと焼肉以外は全く食べられないし、気に入らないことがあると泣いて暴れまわるし、いきなり飛びかかってきて胸をいじくり回すのよ!?ホント、ロクなもんじゃないわ!」

凛「絵里ちゃん、あんまり躾してないのかにゃー?」

にこ「にこと初めて会った時はそりゃもうダダ甘なくらい可愛がってたわよ」

にこ「最近はそれなりに躾てるから大丈夫って絵里からは聞いてるケド」

凛「どっちにしてもその話を聞いてると飼いたいとは思わないにゃー・・・」

にこ「あんなの飼うなんてにこだってゴメンよ!花陽だってそう思うでしょ?」

花陽「う、う〜ん・・・私もご飯を食べてくれないのはちょっとやだなぁ・・・」

にこ「ほら見なさい!あんなの飼ってる絵里もちょっとどうかしてるわよホント・・・」

花陽「そ、それは好みの問題だから悪く言っちゃダメだよにこちゃん・・・」

にこ「・・・そうね。でも預けて世話する身にもなってほしいわ全く・・・」

81のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:30:15 ID:Ue4xJIhA
のんたぬ「・・・・・・」

・・・なんでしゃあ?

にこっち、のんちゃあのこと、きやいなん?

のんちゃあ、かわいいのに、あんなあかいのより、ずっと、かわいいのに

なんで

なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで




まきパンサー「ヴェェ!ヴェェ!」

にこ「あぁゴメンねまきちゃん。ほったらかしにしちゃったわ」

にこ「はい、にっこにっこにー☆」

まきパンサー「イミワカンナイ」

にこ「ぐぬぬ・・・なら今日は徹底的に教えてあげるにこ!」

まきパンサー「オコトワリシマス」

にこ「ぬぁんでよぉ!?」

アハハハハハ・・・



のんたぬ「・・・」ギリッ・・・

…あいつが悪いんやん

あいつが、にこっちをゆーわくしとるんやん

あのあかいのが、にこっちをうばったんやん

あいつさえいなくなれば、またにこっちに好きになってもらえるやん

…してやる

ころしてやる

ころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやる



まきパンサー「ヴェェ・・・タイクツダカラ、ヒトリデアソンデクルワ」

花陽「あ!まきちゃんダメだよ!一人で行ったら・・・」

凛「大丈夫だよかよちん。この公園はそんなに広くないし、道路に出なきゃ心配ないにゃ」

花陽「そ、そうだけどちょっと心配だよぉ・・・」

まきパンサー「ダイジョーブヨ。マイゴニナンテナラナイワ」

にこ「まきちゃんは賢いわねぇ」ナデナデ

まきパンサー「フフンットウゼンデッショー」

花陽「うーん・・・じゃあ、あんまり遠くに行っちゃダメだよ?それと何かあったら、すぐ大きな声で呼んでね」

凛「ご飯の時間までにはちゃんと帰ってくるんだよー!」

まきパンサー「ヴェ!」コクリッ

タッタッタッタッタッ・・・


のんたぬ「…ちゃんすやん」

今ならあいつはひとりやから、思いっきりぼこぼこにできるやん

あんな弱そうなやつ、のんちゃあのすぴりちゅあるぱわーでぼこぼこのぎたぎたにしてやるやん

そんで、にこっちにのんちゃあのほうが強くてかわいいってほめてもらうやん…

82のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:31:07 ID:Ue4xJIhA
――
―――
――――

のんじゃない!それどうしたの?

もしかしてそいつを倒したの?

いや〜ん!のんって強いのね!見直したわぁ!

それになんだか丸くなって可愛くなったじゃない!ギューってしてあげる!

これからはぁ、おうどんさんも焼肉さんもいーっぱい作ってあげるにこっ☆

――――
―――
――

のんたぬ「うへ、うへへへ・・・」

のんたぬ「にこっちのために、のんちゃあ、がんばるやん!」



まきパンサー「ヴェェ・・・クサバッカリデチクチクスル・・・」」

まきパンサー「ドーブツモムシモイナイシ・・・ツマンナイ・・・」

のんたぬ「おい」

まきパンサー「ヴェ?」

ドンッ

まきパンサー「ヴェァ!?」バタンッ

まきパンサー「イタイィ・・・ナニスンノヨー!」

のんたぬ「うるさいやん!!おまえきやいやん!!」

まきパンサー「ナニヨー!イミワカンナイ!」

のんたぬ「おまえがにこっちをとったんやん!!おまえがぜんぶ悪いんやん!!」

のんたぬ「しね!しね!!しねええええ!!!」グイグイッ

まきパンサー「イヤァ!ヒッパラナイデエェ!!」

ブチッ

まきパンサー「アッ・・・」

のんたぬ「ん?なんしゃあ、これ?」

まきパンサー「ソレダメェ!カエシテェ!」

のんたぬ「うるさいやん!!」ドンッ

まきパンサー「キャンッ!」

のんたぬ「・・・にこっちのにおいがするやん」

まきパンサー「ソノリボンカエシテ!ニコチャーガクレタンダカラァ!」



のんたぬ「・・・なんでやん」

まきパンサー「エッ・・・?」

のんたぬ「なんでおまえばっかりやん!!!のんちゃあはぷれぜんとなんかもらったことないやん!!!!おまえなんかしんじゃえばいいんやああああん!!!!」

のんたぬ「こんなん…こうしたるやんっ!!!!」

ビリビリッ

まきパンサー「ッッ!!」

まきパンサー「ニコチャーノ・・・プレゼント・・・」

のんたぬ「きゃっきゃっきゃ!やったやん!ざま〜みろやんっ!」

のんたぬ「おまえもいっしょにぼこぼこにしたるやーん!」

まきパンサー「・・・サナイ」

のんたぬ「なんやん?おとなしくするや〜ん」

まきパンサー「ユルサナイ」

のんたぬ「えっ」

ザシュッ

83のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:31:54 ID:Ue4xJIhA
のんたぬ「えっあっ・・・えっ?」

のんたぬ「あ・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!の゛ん゛ぢゃあ゛の゛お゛め゛め゛ざん゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

まきパンサー「グルルルル・・・」

のんたぬ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!じね゛え゛え゛え゛え゛え!!!!じね゛え゛え゛え゛え゛え゛え!!!!」ボテボテボテ

まきパンサー「フンッ」ヒョイッ

のんたぬ「や゛ん゛っ!!」ズテンッ

まきパンサー「ヨクモリボンヲ・・・!」ドゴッドゴッ

のんたぬ「や゛ん゛っ!!や゛ん゛っ!!や゛め゛でや゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!」ボフッボフッ

まきパンサー「ナニヨコレ・・・ウザイ!」ガシッ

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!の゛ん゛ぢゃあ゛のだい゛じな゛じっぼざん゛ざわ゛ら゛ん゛どい゛でえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」ジタバタ

まきパンサー「ダイジナシッポ…?」

まきパンサー「ダイジナモノナラ・・・コウシテヤルンダカラ・・・!」ガブゥ

のんたぬ「い゛だい゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!し゛っぼざん゛がま゛ん゛どい゛でや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!」

ギリッ・・・ブチブチ・・・


のんたぬ「い゛だい゛い゛だい゛い゛だい゛い゛い゛い゛い゛!!!!ぢぎれ゛る゛がら゛や゛め゛でや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!」

ブチブチ・・・ブチィン!

のんたぬ「い゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」




まきパンサー「ペッ!・・・ナニヨコレ・・・マズイ・・・」

のんたぬ「ひぃぃ・・・ひぃぃ・・・いたいやぁぁん・・・」

のんたぬ「もぉゆるしてやぁん・・・のんちゃあいじめやんといてやぁん・・・」

まきパンサー「・・・マダヨ!」

のんたぬ「やんっ!?もういややん!!にげるや〜ん!!」ズリズリ・・・

まきパンサー「ツカマエチャーウ」ガシッ

のんたぬ「やんっ!?はなしてやああああん!!」

まきパンサー「ドコニイタッテムリヨ」ビターンッ

のんたぬ「んぎゃぃ!!!」ゴロゴロゴロ

まきパンサー「ユルサナイ・・・」

のんたぬ「やあああん!!ごめんなしゃあああ!!ゆるしてやああああん!!」

まきパンサー「ゼッタイユルサナイ!!」

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛ん!!い゛だい゛の゛はい゛や゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あん!!!!」


まきパンサー「ヴェェェェエアアアアッ!!!」

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!」




――――
―――
――

凛「こっちの方かにゃ〜?」

花陽「すごい声が聞こえたけど、まきちゃん大丈夫かなぁ・・・?」

にこ「にこもちょっと心配ね・・・っていた!あそこっ!」

凛「に゛ゃっ!?」

花陽「ひっ!?」

84のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:33:38 ID:Ue4xJIhA

のんたぬ「や・・・・・あ゛・・・・・」ヒュー、ヒュー

まきパンサー「フーッ!フーッ!フーッ!」バキッドカッグシャッ

花陽「まきちゃん・・・なの・・・?」

凛「と、とにかく止めないとっ!」

にこ「そ、そうね!(あの狸、もしかして・・・)」


花陽「まきちゃんっ!!」

まきパンサー「ヴェッ!?」ハッ

凛「これ・・・まきちゃんがやったの・・・?」

花陽「どうしてこんなことしたのっ!?」

まきパンサー「ヴェ・・・ヴェェ・・・」

花陽「答えて!!まきちゃん!!」

まきパンサー「ヴェェ・・・」グスッ

にこ「花陽、ストップよ」

花陽「でもにこちゃん!!」

にこ「怒鳴ったらまきちゃんが泣いちゃうでしょ?まずは落ち着くのよ」

にこ「・・・何があったか教えてちょうだい、まきちゃん」

まきパンサー「グスッ・・・ヴェェ・・・リボン・・・ガッ・・・」

にこ「リボン?…あぁ、これって確かにこがあげたやつじゃない」

にこ「なるほどね。これを壊されて喧嘩しちゃったのね〜」

にこ「リボンくらいまた作り直してあげるから、もう泣くのはやめるにこ!」

まきパンサー「ヴェェ・・・デモ、ニコチャーノプレゼント・・・」



にこ「・・・しょーがないわねぇ〜!」

シュルシュル・・・

にこ「こっちにいらっしゃい」

まきパンサー「ヴェ・・・?」

にこ「・・・っと、これでよし!」

まきパンサー「ヴェッ?コレ、ニコチャーノリボン・・・?」

にこ「そっ!にこのお下がりで悪いけど、それあげるから元気だしなさい」

まきパンサー「ヴェェ…ヴェェ!」パァァ・・・

にこ「よしよし、そして仕上げは〜・・・」

にこ「笑顔の魔法よ!はい、にっこにっこにー☆」

まきパンサー「・・・ニ、ニッコニッコニー!」

にこ「まきちゃん上手にこ〜!」ナデナデ


凛「・・・」ニコッ

花陽「・・・」コクリッ

85のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:35:10 ID:Ue4xJIhA
にこ「さ、二人にごめんなさいするにこっ」

まきパンサー「ヴェェ・・・ゴメンナサイ・・・」

凛「もぉ〜まきちゃん!今度から変なのについていったらダメだよ!」

花陽「ホントに心配したんだからね・・・?怪我がなくて良かったよぉ・・・」グスッ

まきパンサー「ハナヨ、ゴメンナサイ・・・ニ、ニッコニッコニー!」

花陽「!・・・えへへっ・・・はい、にっこにっこにー☆」

にこ「・・・さてと、あんた達はまきちゃん連れて先に帰りなさい」

にこ「アレの血がついて汚くなっちゃったし、早くお風呂に入れてあげて」

凛「で、でもにこちゃん!あの狸みたいなのって・・・」

花陽「もしかして、絵里ちゃんのとこの子じゃ・・・」

にこ「・・・それはないわよ。あの狸がこんな寒い日に外に出るわけないじゃない」

にこ「今頃絵里にわがまま言ってうどんでも食べさせてもらってるでしょうね」

にこ「後のことは何とかやっとくから先に帰りなさい。まきちゃんが凍えちゃうわ」

花陽「う、うん・・・じゃあ、お願いするね」

凛「それじゃあ帰るにゃ!まきちゃん、にこちゃんにバイバイするにゃ!」

まきパンサー「ウン・・・ニコチャー、バイバイ」

にこ「バイバイにこ〜☆」


モウアンナコトヤッチャダメダカラネッ

ヴェ!

カエッタラシャワーダニャー



にこ「・・・・・・」

にこ「さってと・・・」



にこ「・・・・・」

のんたぬ「や・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・」ヒュー、ヒュー

にこ「・・・あんた、なにやってんのよ」

のんたぬ「に・・・・・・こ・・・・・・・・ち・・・・・・」ヒュー、ヒュー

にこ「やっぱりそうだったのね、このバカ狸」

のんたぬ「く・・・・・・ひぁ・・・・・・・・・」カフッ、カフッ

にこ「・・・喉を食いちぎられてまともにしゃべれないのね」

にこ「あんたの不愉快な声が聞けなくて、とっても嬉しいわ」

のんたぬ「にこ・・・・・・ち・・・・・・・た・・・・ひゅけ・・・・・・」ヒュー、ヒュー

にこ「まきちゃんがなんともなくて良かったけど、もし怪我でもさせてたらにこがあの子の代わりにあんたを蹴り飛ばしてたわ」

にこ「と言っても、あんたみたいな薄汚いクソ狸がまきちゃんに敵うはずないけどね」

のんたぬ「・・・・・・・・・・・・・」グスッ

にこ「泣いたって許してやんないわよ」

にこ「今までそうやって泣いて、喚いて、暴れて・・・」

にこ「それで許してもらってきたもんね、あんたは?」

にこ「わがまま言っても、ご飯を投げ捨てても、物を散らかしても、にこの大事なコレクション壊しても・・・」

にこ「可愛い可愛いのんちゃんは、ずぅ〜っと許されてきたもんねぇ?」

のんたぬ「・・・・・・ご・・・め・・・・・・・・・・・」グスッグスッ

にこ「今さら謝ったって遅いのよ!!」ゲシッ

のんたぬ「あ゛ぁ゛っ!!・・・・・・ご・・・・・・ぁ゛・・・・・・・」ゴホッゴホッ

にこ「あんたとはもうお別れよ」

86のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:35:49 ID:Ue4xJIhA
にこ「どのみちこの怪我じゃもう助からないし、諦めなさい」

のんたぬ「!!ぃ・・・・い・・・・・・や・・・・・・!

にこ「ここにほっとくのも見苦しいし、にこがあんたのお墓に連れていってあげるわ」

にこ「うわっ・・・きったな・・・こっちのお下げは汚れてないわね」グィッ

のんたぬ「ん゛ぎぁ゛っ!!」

にこ「ジタバタすると地面に叩きつけるわよ」

のんたぬ「ひっ・・・・・・・ひっ・・・・・・・」ビクビクッ



にこ「ここがあんたのお墓よ」ポイッ

ゴンッドカッ

のんたぬ「ん゛ぎゅあ゛!!・・・・・・あ゛ぎ・・・・・・ぁ゛・・・・・・」

にこ「あんたはゴミ箱の中で死ぬのがお似合いよ」

にこ「・・・掃除する人には悪いけど、そこで大人しくくたばっときなさい」

のんたぬ「にっ・・・・・・に・・・・・・こ・・・・・・ち・・・・・・」

にこ「何よ?まだ何か言いたいの?」

のんたぬ「にこ・・・・・・ち・・・・・・・・す・・・・・・き・・・・・」

にこ「・・・・・・」ハァ〜

にこ「・・・そうね、最後にはっきりと言っておくわ」

にこ「にこはあんたのこと・・・」

…!





にこ「大 っ 嫌 い よ」




――――
―――
――

にこ「やばっ、雪降ってきたじゃない!」

にこ「早く帰ってこころ達のご飯作らなきゃ・・・」

にこ「・・・それじゃあね、バカ狸」

にこ「さよなら」

タッタッタッ・・・

87のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:36:31 ID:Ue4xJIhA
のんたぬ「・・・・・・」

のんたぬ「(さむい・・・やん・・・)」

のんたぬ「(おうどんさん・・・食べたいやぁん・・・)」

のんたぬ「(えぃちと・・・にこっちと・・・)」

のんたぬ「(のんちゃあと・・・おうどんさん・・・)」

のんたぬ「う・・・・・・う゛ぅっ・・・・・・」

のんたぬ「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!」

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!」

のんたぬ「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛・・・・・・あ゛ぁ゛・・・ぁ゛・・・」

のんたぬ「や゛・・・・・・あ゛・・・・・・ぁ゛・・・」

のんたぬ「ぁ・・・」

のんたぬ「・・・」




――――絢瀬家

絵里「ふぅ・・・なんとか今日中に終わったわ・・・」

絵里「(あ、そういえばのんはどうなったかしら・・・)」

絵里「(まだ家に帰ってないみたいだけど、もしかして・・・)」



絵里「まっ、どっちでもいいわね・・・」

絵里「(もうあの子にも愛想が尽きてたし、このままいなくなってくれればせいせいするわ)」

絵里「ん〜っ・・・なんだか解放された気分だわぁ〜」


オネーチャーン!ゴハンデキタヨー!

絵里「はーい!今行くわー!」

今日の夕食は一段と美味しく感じられそう♪



〜終わり〜

88のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:37:29 ID:Ue4xJIhA

ペットシッター海未ちゃん
ーーじゃあ、悪いけどお願いね、海未

はぁ、絵里の頼みなら仕方ないですね

ほんと急でごめん
おばあさまがちょっと…
…粗相があったら遠慮なく叱っていいから
じゃないと調子乗って手がつけられなくなるかも知れないし

そうですか
大切な家族のことなら無理もないですよ
…ペットなんて飼ったことないですし、上手くしつけられるかどうかわかりませんが

海未なら大丈夫よ
というかもう海未にしかお願いできない、みたいな…
どんな手を使ってもいいからこれのワガママを更正させて欲しいな、なんて

(つまりベビーシッターならぬペットシッターですか…
でもまあ絵里には日頃お世話になっていますし、恩返しも必要ですよね)
わかりました、善処します

ありがとう!
このお礼はいつか必ずするから!

はい、ではお気をつけて
……さて、今から一時的に私があなたの飼い主ですよ
よろしくお願いしますね、のんちゃん

……
やん!
お前きやい!
えぃちがいい!

そういわれても…

うるしゃぁ!
お前なんかの言うこと聞いてやらんもぉ!
ガブッ

っ!
(これは想像以上ですね
絵里ですら手を焼くのも納得です)
…ともかく、私は絵里に頼まれましたからあなたの面倒を見ます
何をしても自由ですが、絶対に周りに迷惑だけはかけないように!
わかりましたね?

89のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:38:05 ID:Ue4xJIhA
ふんっ!

…もうすでにツラいんですが
はぁ…


〜それから〜

ーービリビリ

ああっ!?
障子が!

っ!
のんちゃぁ悪くないもぉ!
紙で壁作ってるお前の家がおかしいやん!
のんちゃぁ悪くない!

くっ…
…とにかく、次は気をつけてくださいね

ふーんだっ!
ベーッ

……


ーーご飯ですよ
チャーハンに餃子に…頑張って作ったんです
たくさんありますから、是非食べてくださ…

ガシャー

ああっ!
どうして…

のんちゃぁおうどんさんしか食べれへんもぉ!
早くおうどんさん持ってくるやん!

ぐぅ…
……わかり、ました
(どうして…どうしてこんなにワガママなんでしょう
私にも手がつけられませんよ、絵里…)


……
………あ、もうこんな時間ですね
のんたぬちゃん、私はこれから日舞のお稽古がありますので、しばらくいい子で待っててくれませんか?

やーん!
のんちゃぁ暇になるやん!
いややん!

そういわれましても…
……あ、じゃあ、見学してみてはどうでしょう
まだまだ未熟者ですが、きっとここで待ってるよりは楽しいと思いますよ

…しゃーないなぁ
そこまで言うなら見てやってもいいしゃぁ

(ほっ…これで、ずっと相手するよりいくらか楽になりますね)

90のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:38:39 ID:Ue4xJIhA

〜〜〜〜〜〜

…ふぅー
どうでしたか、お母様?

(母)ええ、素晴らしいですよ、海未さん
この調子で園田流を継げるよう頑張ってくださいね

やった!……ではなくて、オホン
…はい!これからも精進して参ります!変わらずご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いします!
(お母様に誉められましたー!)

……
………

のんたぬちゃん、どうでしたか、私の踊りは?
まだまだ至らぬところはありますが、今日はなかなかに上手く…

つまらないやん

…え?

あんま動かないし、止まってカッコ悪いポーズしゅるだけで見てて面白くないしゃぁ
えぃちが見せてくれたのはもっとピョーンてしてワクワクするのに

確かに、バレエほど激しくは動きませんが
それでも私は…

これだったらお部屋でお昼寝してた方がましやん!

…イラッ
(私はあなたを喜ばせようとしたのに、この仕打ちですか…
トコトン人を苛つかせますね…)

……わかりました
愉しませることができなかったのは私の至らなさ故で弁解の余地はありませんしね

わかればいいんしゃぁ
えぃちがいない間、のんちゃぁのこと頼むでぇ

ギリッ
…はぁ
これから弓道のお稽古ですね
一緒に来るならどうぞ
まぁ、きっと面白くないでしょうし、部屋に戻っていても構いませんが…
(というか戻って欲しいです…)

下僕?のことを見守るのも飼い主の役目やからね!
ついてってやるしゃぁ

えー…
…わかりました
くれぐれも静かにお願いしますね
(こんな生活が暫く続くなんて…)

91のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:39:25 ID:Ue4xJIhA
・・・・・・・・・・・・

ヒュッ…スパーン

(よし!)
(やっぱお稽古はいいですね
嫌なことを忘れて集中できます)
(この穏やかな時間がずっと続けばいいのに…)

お腹空いたやん!

ビクッ
…突然なんですか?

のんちゃぁお腹空いた!
やきにくしゃん食べたいやん!

まだ夕飯には早いですよ
もうちょっと我慢してください

やーん!
お前がのんちゃぁほっとくのがいけないやん
だからお腹空いたやん!

意味がわかりません
とにかく、待ってください

お前がつまらないからのんちゃぁ飽きちゃったやん
お前のせいやん

人のせいにしないでください
…あなた、ちょっとわがままが過ぎますよ
イライラ

へんてこな踊りよりえぃちのダンスの方が面白いやん
糸で棒飛ばす奴なんて意味わからんもぉ、のんちゃぁにも当てられへんでー

イライラ
イライライライラ

お前の家へんてこなことばかりやってるやんなー
そんなんじゃあかんでー
ヘラヘラ


ブチッ


バキッ!

ぷぎゃ!
…な、なにするんしゃぁ!

…絵里のペットだからと思い我慢してきましたが、もう限界です
私のことならまだしも、家や家族のことを馬鹿にすることは許せませんよ…

え、えぃちに言いつけてやるやん!

92のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:39:59 ID:Ue4xJIhA
絵里?…ああ、そういえば絵里にもあなたを躾けるよう言われてたんでした
ここは彼女の言うことに従う、というのが友の役目というものでしょう

しょ、しょんな…
えぃちはそんなこと言わへんもぉ!
嘘つき!
きやいきやいきや…

ボコッ

へぴゃ!
痛いやーん…
なんで…

口で言ってもわからないおバカさんには身体で覚えて貰うしかないですからね
…本当は私も辛いんですよ?
でも絵里とあなたのために心を鬼にして厳しくしてるんです

うぅ…

…あ、そうだ
あなたさっき、私の弓になんか当たらないって言ってましたよね
だったら動く的になってくださいよ
どれだけ当てられるか、自分の腕前を知るのにいい機会です

え…
もし当たったら、のんちゃぁ死んじゃう…

死なないように矢の先を丸くしたものを使いますから
…それに、当たらなければいいんですよ
あなたにはそれができるんでしょう?
……ほら、早く逃げなさい

に、逃げなきゃ…
ポテポテズリズリ

じゃ、いきますよ…

やん…
えぃち…たしゅけて…

ヒュッ……

はや…!

…ボコッ

ぺぎゅ!
いだい゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛

ヒュッ………ガツン!

あぎゃ!
…っのんちゃぁの可愛いお顔がぁあ゛あ゛あ゛!

…次!行きますよー!
ヒュッ………ザクッ

うぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!
いだい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛
しっぽさんに刺さっだや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛

あれ?これは普通の、先っぽが丸まってない矢ですね
私としたことがうっかりしてました
すいませんでした

う、うぁ…
のんちゃぁ…殺されちゃうやん
ガクブル

93のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:40:46 ID:Ue4xJIhA
・・それから・・

ーーうどん以外食べられない?
口にいれて咀嚼して飲み込むだけでしょう!?
スボッ

モガ!?
う…うぇ
オロロロロロ

人が作った料理を戻すんじゃありません
お仕置きです!
ボコボコボコボコボコボコ

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛


ーーお風呂はしっかり肩まで浸かる!
それから100数えなさい!
グググ

わぷっ!
待っ…息できな…っや……
ゴボ…

いーち、にーい

……ひゃく!
よし、もういいですよ
…ってなに寝てるんですか!
寝るにはまだ早いですよ
ベチ

……っは!
はぁ、はぁ!
げほっ

やっと起きましたね
風呂場で寝るくらいなら永遠の眠りにつきなさい
カコーン

いだっ!
タライ痛いやーん!
叩かないでぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!


ーーお漏らしした?
ふざけないでください!
ボキボキボコボコ

や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…


ーーグニィ

い゛っ!
しっぽさん踏まないで…

はぁ?畜生のくせに人間の前に居るからでしょうが!
ゲシッ

や゛あ゛っ…


……
………


………
……


…ただいま、海未!
のんは良い子にしてた?

おかえりなさい
…ええ、のんちゃんは良い子でいましたよ
ね?

コクコク

94のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:41:16 ID:Ue4xJIhA
まぁ、これがのん?
スッカリ別人じゃないの
一体どうやって言い聞かせたの?

いえ、特には
……悪いことした時にちょっとお仕置きしただけです

そうなの…
やっぱ海未に預けて正解だったわね!
…あら?なにかしら、のん?

やん…
こいつ、嘘つきやん…
ちょっとどころじゃなくて、いっぱいいじめられたやん…

あら?
いじめとは人聞きの悪い
あくまでもしつけの一貫ですよ

えぃち、たしゅけて…
こいつを懲らしめて!
こいつ嫌な奴やーん!
悪いやつやーん!

……かげんに…

やん?

いい加減にしなさい!
ビターン

あ゛っ!
…え?え?

嘘つきはどっちよ…
…あなた、毎度毎度わがまますぎるのよ!
私だけでなく海未にまで迷惑かけて!
もう許せないわよ!

な、なんで…

なんで?
…あんたの悪行は電話を通してずっと聞いてたわ!
それをちゃんと叱ってくれる海未のこともね!
……それなのに
それなのにちっとも変わってないなんて…

えぃち…
え…?
のんちゃぁのせいなん?
なんで…?

なんでなんでってあなたねぇ…!

…絵里、落ち着いて

…海未?

のんたぬは人の言葉を話すようですが、所詮動物なんですよ?
口でいった所でわからないんです
体に覚えさせないと

…そうだったわね

…えぃち?

ねぇ、のん
あなたは悪いこなの
悪いこにはお仕置きをしなくちゃいけないの
頭の悪いあなたにはわからないでしょうけど…

え?
のんちゃぁ悪いことなんもしてないもぉ…

やっぱりおバカさんなのね
…もういいわ
あなたに期待なんてしてないもの
ただ黙って、イイコになってくれさえすればそれで

えぃち、お顔怖いしゃぁ…
できれば笑って欲しいやーん
えぃ…


バキィッ

                         おしまい

95のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:41:58 ID:Ue4xJIhA

(作者様解説)

  絵里が家を空けるのでその間のんたぬを海未に預ける
  ↓
  最初はのんたぬの言いなりになってた海未だけど流石に耐えきれなくなって怒る
  お仕置き開始
  ↓
  帰ってきた絵里にお仕置きをうけたことを告げ口するのんたぬ
  しかしのんたぬの悪事は絵里に報告済み
  自身の非を認めずに言い訳するのんたぬに絵里までもブチ切れ

  みたいな話です
  長くなってしまいすみませんでした
  
  
  語尾の「しゃあ」については「だよ」「よ」みたいな時にも使ってしまっています
  生意気な感じが出せるので気に入ってますが、もし不快にさせてしまったらごめんなさい

96のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:43:00 ID:Ue4xJIhA

のんたぬ、新しい世界を体験
Part1
糞狸「えぃちー遊んでやーん」
絵里「ゴメンねのん、今は予習しているの」
糞狸「よしゅう?えぃちはノロマさんやなぁ」

糞狸「えぃちーおうどんさん作ってー」
絵里「ゴメンねのん、今おうどんさん切らしているの。焼肉でいいかしら?」
糞狸「しゃーないなぁ。そこまでゆうなら食べてやってもええよー?」

絵里「今日も疲れたわ。ねえのん、尻尾触らせてもらってもいいかしら?」
糞狸「うちは今忙しいやーん。だから駄目やん。えぃちは暇なんやなぁ」
絵里「ふふっ、そうね」

亜里沙「お姉ちゃん大丈夫?」
絵里「ええ、大丈夫よ。のんは少し我儘だけど我慢すればなんとかね」
亜里沙「無理しないでね…」
絵里「ありがとう亜里沙、優しいわね」

Part2
絵里「ただいま」
糞狸「おかえりやーん、なぁえぃちー遊んでー」
絵里「わかったわ、少し待ってて」
絵里「ねえ亜里沙」
亜里沙「なあに?」
絵里「明日からμ'sで合宿なの、亜里沙も来て欲しいって言ってたわ」
亜里沙「行きたい行きたい!」
絵里「それじゃあそう連絡しておくわ」
糞狸「えぃち遅いやん!早くするやん!」
絵里「…」
絵里「聞いて、のん。」
糞狸「ん?」
絵里「明日からμ'sの皆で合宿なの、だからのんにお留守番してほしいの、できる?」
糞狸「いややん!えぃちと一緒じゃなきゃいややん!」
絵里「私の好きなのんは言う事を聞いてくれるのんなんだけどなぁ…」
糞狸「うっ…わかったやん、えぃちがそうゆうならお留守番するやん」

Part3
絵里「ガスは使っちゃ駄目よ、それとお部屋は散らかさないこと。わかった?」
糞狸「わかったやん!」
絵里「それじゃあ行ってくるわね」
糞狸「いってらっしゃいやーん」
亜里沙「行ってくるね!」
糞狸「…」(プイッ
亜里沙「酷い…」

絵里「着いたわ」
穂乃果「おはよう!絵里ちゃん」
絵里「あら、穂乃果。おはよう」
雪穂「アリサおはよう」
亜里沙「ユキホ!おはよう」

97のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:43:33 ID:Ue4xJIhA
Part4
雪穂「でさー、その鳥が私の部屋にも入ってきたりさー」
亜里沙「ユキホの家も大変ですね…」
雪穂「そっちは?」
亜里沙「うちの子はお姉ちゃんの下着とかで丸まったり…」
雪穂「うわぁ同じだよ…」

絵里「楽しそうね」
穂乃果「話してる内容は楽しそうじゃないけどね…」
絵里「それより聞いてよ穂乃果!うちののんったら私のことをノロマとか言うのよ?」
穂乃果「うちもだよ!穂乃果のことをオヨメチュンとか訳のわからないこと言うし!」

凛「害獣を持つと大変だにゃー」

Part5
糞狸「えぃち…えぃち…」(ハアハア
糞狸「はらめやん…えぃち…!」
糞狸「ふぅ…お腹へったしゃぁ」
糞狸「おうどんさんでも食べるやーん」
糞狸「おうどんさんないやん!犬用のミルクなんていややん!」(バシッ
糞狸「あっ…こぼれてもうた…」
糞狸「雑巾でふくやん!そしたらえぃちも褒めてくれるやん!」
糞狸「よくできたやん」
糞狸「でも床がびちゃびちゃや…ま、ええか」
糞狸「えいち早く帰ってこんかなぁ」
糞狸「もう今日は寝るやん」

Part6
亜里沙「ただいまー?なんか臭うね」
絵里「ただい…はぁ」
絵里「やっぱり服は散らかってるし…下着も…」
糞狸「あーえぃち!おかえりやん!」
絵里「のん、散らかさないって約束よ?」
糞狸「そんなこと言ってないしゃぁ」
糞狸「それよりえぃち!うち偉いんよ!こぼれたミルクを拭いたんよ!」
絵里「ミルク…?まさか!?」
亜里沙「お姉ちゃん!マットが!」

絵里「ああぁぁ…このマット高かったのに…」
糞狸「えぃち元気だすやん、そんな失敗にめげては駄目やん」
絵里「ねぇのん、話しがあるわ」

98のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:44:28 ID:Ue4xJIhA
Part7
糞狸「うちを外に?」
糞狸「いややん!えぃちと一緒がいい!」
絵里「のん、もう一回言うわ。のんは今の環境に甘えすぎなの、一回外の世界を体験するべきよ」
糞狸「えぃちのゆってることが難しくてよくわからんやん」
絵里「私は強くて可愛いのんが好きよ、外に出ないのんは嫌い」
糞狸「嫌い…うち頑張るやん!」

糞狸「ほなえぃち、うちがおらんくなっても泣かんでな」
絵里「ええ、むしろ嬉し泣きしそうだわ」
糞狸「泣いちゃ駄目やで、えぃち。うち絶対帰ってくるでな」
絵里「ええ、期待しないで待ってるわ。絶対帰ってこないでね」
糞狸「ほなー」

Part8
糞狸「さむいやーん」(ガタガタ
男「狸だ!捕まえろ!」
糞狸「うちが可愛いからって捕まえるのは無しやん?」
糞狸「しっぽさんはえぃちだけの物やからもふもふはアカンでー?」
男「喋るのか!スゲエ!」(ボコッ
糞狸「痛いやん!何するん!?」
男「おいお前ら!いい道具を見つけたぞ!」
お前ら「殴りがいがあるぜぇぇぇ!」
糞狸「い゙だい゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙」
お前ら「指を一本ずつ折って…」(パキパキ
糞狸「ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙」
お前ら「それから腕をもぐ!」
糞狸「ゔぢの゙お゙ででがぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙」
お前ら「お前の顔、見ててうぜーんだよ!」(ボゴッ
糞狸「ゔぢの゙がわ゙い゙い゙お゙がお゙があ゙ぁ゙あ゙ぁ゙あ゙ぁ゙あ゙」

Part9
男「お前ら!今日は夜通しで虐待だ!」
お前ら「おう!」
糞狸「ゆるしてやん…おねがいしゃぁ…」
男「許すかよ!玩具が喋んじゃねぇ!」
糞狸「ゆるさないやん…ぜったいゆるさないやん…」
男「許せ」(クシャッ
糞狸「ゔぢの゙あ゙じがあ゙あ゙あ゙ぁ゙ぉ゙ぁ゙」
男「絢瀬さん!どうも!」
絵里「まぁ当然の報いよね、頑張ってのん!」
糞狸「えぃちがおうてんしてくれる…うちぜったいいきてかえるで!」

99のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:45:36 ID:Ue4xJIhA

バレンタインのんたぬ
ただいまー
のん、良い子にしてた?

もちろんやでー
寂しかったけど頑張ったやん
えぃちはばれんたいん?楽しめたやん?

ええ、それはもう…
といってもμ'sの皆でワイワイ騒いだだけで、特別何かあった訳じゃないんだけどね
…でも、ほら!
チョコレートがこんなに!

はぇー
えぃち嬉しそうやんな
えぃちが嬉しいとのんちゃぁもわくわくやでー

ふふっ
私はチョコレート大好きだからね、嬉しいわよー
料理やお菓子作りに慣れっこのことりやにこのチョコは文句なしに美味しそうだし、和洋折衷だっていう穂乃果のチョコは発想豊かで楽しみだし、真姫がこの日のために必死で作ったであろうチョコはきっと愛情がこもってて、それから…

…えぃちはちょこしゃん大好きなんやねー
のんちゃぁは…

ぅあ!ごめんねのん
私ったらすっかり
…チョコも好きだけど、同じくらいのんのことも大好きよ

えへへー
…そういえば、のんちゃぁおうどんさんとやきにくさんの他にあまり食べたことないやん
えぃちが好きなちょこさん、一度食べてみたいやん

そうね、甘くて美味しいからきっとのんも気に入るわよ
…実はね、のんにも一度チョコの美味しさを味わって欲しくて
それから、日頃の感謝も込めて…

やん?

…これ!私ものんにチョコをつくったの
ハッピーバレンタイン!のん!

や…やーん!
うれしいやん!
あぃがとなぁ、えぃち!
ポフポフパタパタ

しっぽ振るくらい喜んでくれて私も作った甲斐があるわ
失敗してないと思うけど、美味しくなかったらごめんね

えぃちの作るご飯はいつもおいしいからきっと大丈夫やん
…いま食べてええ?

どうぞ
お夕飯近いから少しね

100のんたぬはひとつの光:2017/05/06(土) 00:49:33 ID:Ue4xJIhA
わかったやん
…はむはむ
ん!甘いやーん!美味しいやーん!
流石えぃちやな!

喜んでくれたみたいで良かった!
……じゃ、ご飯の用意するからね
今日は奮発して焼き肉よ!
すぐ出来るから待っててね

もっと嬉しいやん!
できるまでのんちゃぁ良い子に待っとるでー!

……
………?
ゴホッ!

……!?


……のん?ご飯出来たわよー!
あれ?のん、寝ちゃったの?

…あ゛
え゛、ぃ…

……のん!?
どうしちゃったの!?
しっかりして! 

ぽんぽんいたいやん…
息苦しいや゛…
…!?
うえ゛っ
オロロロロロ

のん!
…誰か、助けて! 

えぃち、ごめんなしゃぁ…
のんちゃぁ、もう、ダメみた…
あ゛!
や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛
ビクヒグガクガク

いやぁああああああああ!
ちゃんと息してぇ!お願いよぉ!

ぉえ゛…
ぷや…
……
ピクッ……ピクピクッ



こうしてのんたぬは苦しんで苦しんで、そして死にました
大好きな絵里が目の前にいるというのに、
お別れも言えぬまま…
死因はチョコレート中毒です
犬にチョコレートを与えてはいけないと言われますが、それはイヌ科のたぬきも同じこと
しかもヘタな小型犬より小さいのんたぬのことです、たった一口が致死量になったのでしょう

……これからのんたぬを飼う方へ
ネギ、チョコレートは例えどれだけ強請られても、決して与えてはいけません
この悲劇を繰り返すことがありませんように…

                      おしまい




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