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のんたぬ創作スレ

10のんたぬはひとつの光:2017/05/03(水) 00:31:34 ID:3biVWr26
「うゃ・・・」
「だめやん!はやくおうちにかえるんやぁぁぁああぁぁああ!!」
「ぅやーん…?やんやん!!!!!」
「おちびしゃあ?!」
「やーーーーーーーーん!!!!!!」

・・・実にお疲れ様である。
せっかく見逃してあげようと思ったのに、この瞬間に目の前の親子の運命が決まった。
生涯最初で最後の最高のドヤ顔を決め込んだ汚物は、中指を勢いよく天に向けたのだ。

「あかんやん!!おちびしゃあ!!!!!!もうそれだけはぜったい!!!!!もうぜったいやったらあかんのやあああああああん!!!!」
どうやら、この親は気が付いてたようである。この行為が持つ意味とその顛末を。
しかし、何も知らない頭真っ白のぷちたぬには、その思いが伝わらなかったのだ。
哀れのんたぬ。残念ながらここで君たちには、惨めにこの世から去ってもらおう。

小手調べに、まずは親の言うことを聞けなかったドマヌケを思い切り左足で踏み潰した。
「ウギャッ?!」という小さな断末魔の叫びとともに、一瞬でその汚物はぺしゃんこになった。
しかし、これだけではまだまだ殺り足りない。
その左足に体重をかけ、さらにグリグリと押し込んだ。

「ああぁぁああぁぁぁああぁ!!!うちのだいじなたからものおぉぉおおおぉ!!!!おちびしゃあぁぁぁぁああぁぁ!!!!!」
なすすべなく、ただひたすらに項垂れている盆暗をよそに、その大事なたからもの(笑)とやらをしっかりと砕いていく。
ガリガリ、ゴリゴリっと骨や歯がバラバラになっていく感触が、靴越しにでもよくわかる。
そして、何か液体のようなものが飛び出しているのもハッキリと理解できる。
おそらく、血液やら脳味噌やらが出ているのだろう。
そうだ。駆除していることが明確に理解できる、この感覚だ。
のんたぬ一家に関わる理由は、この「駆除している」という感覚を愉しむためなのだ。

ぷちたぬを亡き者とし、手ごたえを感じた心持のまま、ゆっくりと左足を上げた。
靴裏には汚らしい液体がベトベトにへばりつき、その下の死骸はもはや生き物だったのかさえわからないくらいに、バラバラになっていた。
依然泣き止まぬ親のんたぬの横には、スカスカの脳味噌だったものがこびりついている。
まったく、何が宝物だ。
どう狂ったらこんな屑を宝物などと呼べるのだろうか。

「どぉしてやん・・・!どぉしてやぁぁぁぁあああん!!!」
「どうしても何も、下らないことをして人を馬鹿にしてるお前らが悪いんだろうが」
「ひどすぎる…!ひどすぎるやぁぁああぁあん!!」
「どいつもこいつもまったく・・・同じようなことしか言わねぇな」
「・・・かえせ!!」
「・・・は?」
「うちのたからもの、かえせやん!!」
「・・・は?」
「かえせ!!かえせ!!おちびしゃあは…おちびしゃあはな・・・!!!」
「返してほしいのか...。だったらそこの脳味噌でもすすってろ、ゴミ狸!!」
「なにいってるやん!おちびしゃあは...!」

わんわんと泣きながら必死の形相で訴えるのんたぬ。
ちょっと前に駆除したのんたぬとは違い、自分の命乞いをいることよりも子供の命の方が大事なようだ。
自己中の権化、ままごと感覚の子育て、最後は子供を身代わりにしてまで助ろうとする浅ましさ...。
のんたぬといえばこんな考えばかりの生き物ではあるが、こいつはいわゆる「善良種」と呼ばれる珍しいタイプの個体なんだろう。

もしかしたら、なかなか子供が生まれず、やっと生まれたのがあのぷちたぬだったのかもしれない。
もしかしたら、本当に子どもが生まれず、やっとの思いで拾って手塩にかけて育てようと思ったのがあのぷちたぬだったのかもしれない。
もしかしたら、あのぷちたぬもこののんたぬにちゃんと教育されれば、いずれ自分の過ちに気が付き路傍の糞にならずに済んだのかもしれない。

「そうか…」




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