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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)

7746名無しさん:2012/12/07(金) 17:47:36
藤村はようやく地元に戻ったと思ったら
このタイミングで地震で官邸にすぐ戻れない状況か。
とんだ災難だな。

7747名無しさん:2012/12/07(金) 19:44:32

官房長官発言「信じ難い」=石破自民幹事長

 自民党の石破茂幹事長は7日、藤村修官房長官が地元選挙区で北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射をめぐり「さっさと上げてくれるといい」と述べたことについて、「(北朝鮮に)なお自制を求める立場であるはずの官房長官がそのような発言をするのは信じ難い。自分の選挙を優先しているとしか思えず、もはや内閣崩壊と言うほかない」と批判した。都内で記者団の質問に答えた。

 石破氏は「官房長官が東京を不在にしていること自体問題だ」と指摘。「この内閣が続いている間に不測の事態が起こらないことを祈るばかりだ」と語った。(2012/12/07-18:23)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120700794

7748名無しさん:2012/12/07(金) 19:51:14
東京のみんなの党は比例で2議席取りそうなんだが
柿沢未途以外の選挙区は全て維新が擁立してるせいで
供託金没収ラインを越えられずに議席を損しそうな事に気がついた今日この頃。

7749名無しさん:2012/12/07(金) 21:20:09

官房長官「さっさと上げて」=北朝鮮ミサイル、地元大阪で発言−自民は即時辞任要求

北朝鮮のミサイル発射に関する自身の発言について「訂正、おわびしたい」と記者団に述べる藤村修官房長官=7日午後、大阪府吹田市

 藤村修官房長官は7日、衆院選公示後初めて地元の大阪府吹田市に入り、記者団から再度の地元入りの可能性を問われたのに対し、「要は北朝鮮のミサイルがいつ上がるかだ。さっさと月曜日(10日)に上げてくれるといいんですが」と述べた。
 藤村氏はこの後、発言を事実上撤回して陳謝したが、政府が長距離弾道ミサイルの10〜22日の発射を予告した北朝鮮に自制を求める中、発射を促すかのような発言をした藤村氏に、自民党の安倍晋三総裁は「こんな発言をする官房長官には直ちに辞めてもらわなければいけない」と即時辞任を要求。選挙戦の行方にも影響を与えそうだ。
 野田佳彦首相が遊説で全国各地を飛び回っているため、官邸を預かる藤村氏は4日の公示後も都内にとどまり、地元での選挙活動は日帰りの今回だけとなる予定。民主党に逆風が吹く中で十分な選挙運動ができない状況に、思わず本音が出たようだ。記者団の再質問にも、藤村氏は「北朝鮮のミサイル次第だ。(選挙区に)入りたいに決まっている」と語った。
 ただ、発言が報道されると藤村氏は、吹田市内に再び記者団を集め、「舌足らずで誤解を生じたとすれば訂正、おわびしたい」と語った。
 一方、安倍氏は徳島市内の街頭演説で「冗談ではない。ミサイルが日本に着弾したら日本人の命が危ない」と指摘し、「他の国々も北朝鮮に撃つなと言っているのに、官房長官が早く撃てと言っている。これが民主党政権の実態だ」と非難した。自民党の石破茂幹事長も都内で記者団に「信じ難い。自分の選挙を優先しているとしか思えず、もはや内閣崩壊と言うほかない」と断じ、「官房長官が東京を不在にしていること自体問題だ」とも批判した。(2012/12/07-20:47)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120700620

7750チバQ:2012/12/07(金) 23:23:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121206_07.htm
衆院宮城5区首藤氏、選挙活動を停止 「家族が反発」
 衆院宮城5区で立候補している無所属新人で元石巻市職員の首藤博敏氏(53)は5日、選挙活動を停止する意向を表明した。

 石巻市役所で記者会見した首藤氏は「家族に相談せずに立候補を届け出て、強い反発を受けた」と理由を説明した。
 首藤氏は立候補の取り消しも検討したが、公選法の規定で届け出締め切り後の取り下げは認められない。今後も候補者の立場は変わらないが、「遊説などは一切しない。有権者にはおわびしたい」と述べた。
 宮城5区は首藤氏のほか、民主党前議員の安住淳氏(50)、共産党新人の渡辺昌明氏(59)、自民党新人の大久保三代氏(36)、日本未来の党新人の阿部信子氏(49)が立候補している。


2012年12月06日木曜日

7751チバQ:2012/12/07(金) 23:26:36
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/kagoshima/20121207/20121207_0002.shtml
2区 離島と本土“弱点”克服に懸命
2012年12月07日 14:20  鹿児島市南部の谷山・喜入地区から薩摩半島南端の指宿、奄美群島まで連なる衆院鹿児島2区は、南北600キロの鹿児島県を象徴する選挙区だ。2005、09年に続く3度目の対決となる民主前職(54)と自民前職(41)は、それぞれの“弱点”克服を狙う選挙戦を展開している。

 「島の問題をやったのは彼だ。今度はこちらから島に攻めないといけない」。11月24日、鹿児島市内の民主前職の選挙事務所を激励に訪れた民主党幹部は、集まった陣営スタッフや支持者にハッパを掛けた。

 前回は政権交代の追い風にも乗り、本土で自民前職を1万5千票上回ったが、自民前職の地盤の奄美群島で4万票差を付けられた。奄美での負けをいかに減らすか。政権交代の成果を前面に出そうと、選挙区内で全戸配布したというビラには「奄美に活力を注入!」との見出しで、離島のガソリン代値下げや船賃の割り引き、サトウキビ農家への支援など「課題を次々に解決」と強調。集会のたびに改正離島振興法を成立させた実績を訴える。

 自民前職陣営は、05、09年で相手候補に得票で下回った本土側の鹿児島市南部と指宿を主戦場と定め「目標は3地区(市南部、指宿、奄美)の完全勝利」と気を引き締める。公示日の出陣式でも応援弁士が壇上から「今度は相手を比例復活させない」と気勢を上げた。

 強気の背景には徹底した組織戦がある。谷山が地盤で、05年の選挙で争った元衆院議員を選対本部長に迎え、農政連や建設業界など自民の友好団体の支援を得て組織の引き締めと票の掘り起こしを図る。さらに、自民前職の支持母体である全国の医療法人から、常時300人が選挙区に入り、陣営幹部が「全国でもこれほど恵まれた候補者はいない」と認めるほど、分厚い応援態勢を敷く。

 奄美群島の鹿児島県瀬戸内町出身で、名瀬、奄美市議を務めた共産新人(70)は、選挙期間中盤に鹿児島市南部に入るが、主に奄美大島で支持拡大を図る予定だ。消費税増税と環太平洋連携協定(TPP)への反対や、原発即時ゼロを訴えている。


=2012/12/07付 西日本新聞朝刊=

7752チバQ:2012/12/07(金) 23:31:07
さすがにコレはないでしょう・・・
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201212070148.html
'12/12/7
多数立候補で再選挙懸念 有効投票数の6分の1がハードル

 民主、自民の二大政党を批判する第三極勢力が相次いで衆院選に参入した結果、小選挙区の立候補者が増えた。その中で、最多の9人が立候補した東京1区など7人以上が立候補した6選挙区では、1位の候補者が当選に必要な得票数に届かずに再選挙となる懸念が捨てきれない状況で、関係者は気をもんでいる。

 低い得票割合では当選できないようにするため、公選法の規定で各種選挙にクリアすべき法定得票数が定められている。衆院選の小選挙区は、有効投票数の6分の1以上がクリアすべきハードル。これを満たさなければ「当選人なし」としてあらためて選挙が行われる。

 仮に再選挙となった場合、小選挙区では当選者が出ないのに、比例代表と重複立候補している候補者は、比例の方で当選するという皮肉な結果が生じる可能性もある。

 法定得票数が有効投票数の4分の1である市町村長選挙では、過去に再選挙になったケースもある。衆院小選挙区ではまだ例はないが、候補者が7人以上ならば「いずれの候補も6分の1に届かないことが理論上あり得る」(総務省)というわけだ。

7753チバQ:2012/12/07(金) 23:35:38
>>6023
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121207-OYT1T00422.htm?from=ylist
竹島問題注目も、隠岐に候補来ず…海荒れるから

 衆院選の論戦が本格化する中、島根1区の隠岐諸島には公示後、候補者が誰もやってこない。

 冬の日本海は船や飛行機が欠航することが多く、陣営が「遊説日程が計算できない」と二の足を踏んでいるためだ。しかし、竹島問題など重要課題を抱える地域。訴えを聞けず、有権者は残念がっている。

 隠岐諸島に本土から選挙カーで訪れるにはフェリーを利用するが、冬はしけで欠航しがち。仮にフェリーで2時間以上かけて渡っても、帰りの便が欠航すれば、その後の日程に穴があく。夏の選挙と異なり、陣営にとって悩みの種になっている。

 民主党前議員の小室寿明候補(52)は6日、飛行機で隠岐の島町に渡って個人演説会を開き、チャーター船で日帰りする日程を組んでいた。しかし、荒天でキャンセル。個人演説会では本人不在の中、事前に録音した声を流した。角智子・党県連幹事長は「本人は来週隠岐入りを希望しているが、天気次第」と苦慮する。

 共産党新人の吉儀敬子候補(61)は、公示前の11月20〜22日に同町を訪れ、竹島の領土権確立を求める人らと意見交換。今月2日には党の応援弁士を招いた演説会も開いたが、選挙中は訪れない。上代善雄・党県東部地区委員長は「島に渡るべきか悩んだ。島前の有権者に訴えられないのは残念」と話す。

 自民党前議員の細田博之候補(68)は、他の候補の応援などのため、選挙区にいるのは4日間だけ。隠岐での街宣活動は予定しておらず、妻の洋さん(67)や青木一彦参院議員(51)らが、今月1〜3日、島前や島後で集会などに出席し、支援を訴えた。陣営関係者は「隠岐に渡る日程が組めない」としている。

 隠岐諸島には4町村で計約1万8200人の有権者がいる。隠岐の島町久見の元小学校教諭、杉原由美子さん(69)は「こんなに竹島が注目されているのに誰も隠岐に来ないのは、領土問題が重要ではないということなのか」とあきらめ顔。知夫村の自営業、西谷信幸さん(66)は「離島のために一肌脱ごうという気概のある候補でなければ、来ても来なくても気持ちは動かないだろう」と話している。(佐藤祐理)

(2012年12月7日11時28分 読売新聞)

7754チバQ:2012/12/07(金) 23:48:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012120700497
雪辱期す「厚労族のドン」=乱立の影響読めず−茨城6区【12衆院選】

決起集会で気勢を上げる自民党の丹羽雄哉元厚相(中央)=1日、茨城県石岡市 茨城県石岡市の市民会館で1日、自民党の丹羽雄哉の決起大会が開かれた。「この国のために、この郷土のために勝たせていただかなければならない」と、力を込めて訴える丹羽。1000人程度を収容できる会場は満杯で、立ち見も出るほどだ。出席した市議の一人は「きのう、きょうできたばかりの政党との違いだ」と語った。
 丹羽は当選10回。厚相や党社会保障制度調査会長を務めた「厚労族のドン」だ。しかし、自民党への逆風が吹き荒れた前回衆院選は、民主党の大泉博子に約3万3000票差で敗れ、比例代表での復活もかなわなかった。


岡田克也副総理(左端)と街頭演説する民主党の大泉博子氏(中央)=11月26日、茨城県つくば市 「保守王国」で味わった屈辱を晴らそうと、夏からは1日5カ所程度での街頭演説をこなし、地域の集会にも精力的に出席してきた。「地元と距離があるというイメージを払拭(ふっしょく)する」(丹羽陣営幹部)ためだ。大泉との一騎打ちとみられていた当初、陣営内には党の情勢調査結果を受け、「楽観的な雰囲気が漂っていた」(同)という。
 その状況を一変させたのが、無所属の狩野岳也と、日本維新の会の深沢裕の立候補だ。衆院解散後、狩野は県議を辞職し、自民党に離党届を提出。11月21日に出馬を表明した。選挙戦では「地域の声を国政に届ける」と訴える。両親ともに自民党の元国会議員。処分覚悟で狩野の支援に回る同党県議も出始めた。
 一方の深沢は、つくばエクスプレス(TX)沿線の住民に期待を寄せる。東京まで1時間以内のTXを利用し、都心に通勤する人は「茨城都民」とも呼ばれ、無党派層が多いとされる。日本未来の党が公示直前に急きょ、栗山天心を擁立したのも同様の狙いからだ。
 茨城6区には結局、共産党の青木道子も含めて6人が乱立。大泉陣営からは「当選ラインは8万票前後に下がる。保守票が分裂すれば有利になる」との声も聞かれる。「うちの票もよそに流れるが、大泉候補の票も食われる。票の出入りはどうなるのか」。予想外の展開に丹羽陣営は戸惑いを隠せない。


▽茨城6区 
狩野岳也48 元県議  無 新 
栗山天心54 行政書士 未 新  推(大) 
深沢裕41 法人職員 維 新   推(み) 
青木道子62 党県委員 共 新 
丹羽雄哉68 元厚相  自 元  推(公) 
大泉博子62 元政調副長民 前  推(国)(敬称略)(2012/12/07-14:28)

7755チバQ:2012/12/07(金) 23:51:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2012120600002
宮城1区でみんな推薦=維新【12衆院選】
 日本維新の会は5日、公認候補が出馬を取りやめた衆院宮城1区で、みんなの党の林宙紀氏を推薦することを決めた。(2012/12/06-00:02)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012120701024
維新3人を3次推薦=みんな【12衆院選】
 みんなの党は7日、衆院選の3次推薦として、日本維新の会公認候補の上野宏史(群馬1区)、小沢鋭仁(山梨1区)、桜内文城(愛媛4区)各氏を決定した。(2012/12/07-23:05)

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7756名無しさん:2012/12/07(金) 23:52:36
菅直人 小選挙区苦戦中

前首相、小選挙区での落選あるかも

7757チバQ:2012/12/07(金) 23:53:06
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121207-OHT1T00046.htm
民主・松原氏vs未来から元秘書 仁義なき戦い…衆院選東京3区

 政党の離合集散が相次いだ今回の衆院選。東京3区では“仁義なき戦い”が勃発している。2003年以来、民主党・松原仁元国家公安委員長(56)と自民党・石原宏高元衆院議員(48)による事実上の一騎打ちが続いていたが、今回は第三極の「日本未来の党」から池田剛久氏(47)が出馬。同氏は松原氏の元秘書という経歴の持ち主だ。

 03年は松原氏、05年は石原氏、そして09年は松原氏。2人で10万票近くを取り合ってきた選挙区に異変が起きた。

 2日、未来から公認を受けた池田氏は、05年から先月まで松原氏の公設第1秘書。ずっと選挙を支えてきた。

 だが庶民派が売りだった松原氏が今年、国家公安委員長兼、内閣府特命大臣(拉致問題などを担当)になり、原発や消費税増税を容認する姿勢を見て落胆。「中古車しか買わなかった松原氏が、政府要職に就き公用車に乗ると大喜びだった。大臣のイスにしがみついている」と指摘する。

 河村たかし名古屋市長(64)と親しかったこともあり、減税日本に接触。結果的に未来から出馬することになった。事務所も松原氏の事務所隣のマンションに構えた。「顔見知りなので」

 刃(やいば)を向けられた松原氏は「本人から話を聞いた。政治を志す一人の青年として応援する」とさわやかだ。自身もかつて都議時代、当時地元の衆院議員だった石原慎太郎氏(現日本維新の会代表)に頼んで自民党へ入党。その後離党し、03年以降は石原氏の三男と戦い続ける。「政治には色々ある」と池田氏の行動に理解を示した。

 下克上を目指す池田氏は、「松原さんも石原さんも、本音は原発再稼働容認だと思う。私は反対する有権者の受け皿になりたい。松原氏の有権者は知っているけど、切り崩す時間はない」。9月の自民党総裁選では石原伸晃前幹事長が谷垣禎一前総裁を裏切る形で出馬し、「平成の明智光秀」と呼ばれ評判を落とした。だが池田氏は「僕は明智光秀と言われてもいい」と言い切った。

 選挙戦で遊説中に鉢合わせになることも考えられる。「本人同士は冷静ですが、スタッフ同士が乱闘するかもしれない」と池田氏。なるべくバッティングは避けるという。

 ◆東京3区(品川区、大田区の一部、大島・三宅・八丈・小笠原各支庁管内)立候補者
松原仁(56)民主前
石原宏高(48)自民元
池田剛久(47)未来新
香西克介(36)共産新

7758チバQ:2012/12/07(金) 23:54:20
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121207-OHT1T00047.htm?from=related
逆風民主離党でも、旋風維新移籍でも風見鶏候補に批判暴風…衆院選大阪14区

 日本維新の会・橋下徹代表代行(43)が絶大な人気を誇る大阪14区では“風見鶏”候補2人による因縁の対決がヒートアップしている。自民党から2度の比例復活を含め5期連続当選の谷畑孝氏(65)が、9月に維新入り。2009年、3度目の対決で初めて勝った民主党の長尾敬氏(50)は、解散当日に離党し、自民の推薦を受けて無所属で戦う。ややこしい対立構図に、有権者からは「自分の事しか考えていない」「節操がない」と冷ややかな声が上がっている。

 6日早朝、八尾市の河内山本駅前。橋下氏とタッグを組む松井一郎大阪府知事(48)の地元で、谷畑氏は笑顔を浮かべていた。「朝は忙しいのに、みんな『頑張れ』と言うてくれる。やっぱり橋下効果やね」。約1時間で、10人ほどの通勤客に握手を求められた。「前回は本当に厳しかったからな…」。3度目の対決で初めて長尾氏に敗れた09年の衆院選を思い出し、追い風を実感した様子だった。

 支持率に伸び悩みも見られる維新だが、大阪での橋下人気は根強い。谷畑陣営でも「橋下」を前面に出す戦略だ。この日の駅頭では、スタッフがしきりに「初めて国政に挑戦する橋下徹に力を」と叫んだ。選挙事務所の表に貼られたポスターも、橋下氏のものが大半。陣営によれば「議席がそんなに欲しいのか」と批判もあったが、以前からの支持者で離れたのは1割弱だったという。

 一方、民主党候補として前回初めて議席を獲得した長尾氏は「国家観、歴史観が同じ安倍総裁と汗を流したい」と離党。自民の公認は出なかったが、無所属として11月29日に推薦を得た。それでもやはり「風見鶏」との批判が耳に届く。5日朝には、谷畑氏と同じ河内山本駅前に立ったが、握手を求めた有権者は数人。中年の男性から「なぜ離党した?」と詰問もされた。長尾氏は25分間の演説で「信念を貫くため」というフレーズを5回も繰り返した。

 維新は解散後、たちあがれ日本から党名を変えた太陽の党と合流。谷畑氏の擁立に伴い、たち日から出馬予定だった三宅博氏(62)が維新の比例単独候補(近畿ブロック)に回るてん末もあった。「不自然な構図に見えるのは間違いない。でも自民の支持者の中には、谷畑さんに対する怒りはある」と長尾氏。谷畑氏も「何度も集会を開いて説明してきた。長尾さんのことは言えた義理じゃないが、誠実にやってきた」と強調する。

 そんな2人の思惑を見透かすように八尾市の会社員男性(62)は「どの党に移籍したとしてもアカン。信念がないだけ。裏切りや」と吐き捨てるように話した。今後も、痛い視線が突き刺さりそうだ。

 ◆大阪14区(八尾市、羽曳野市、柏原市、藤井寺市)立候補者
谷畑孝(65)維新前
長尾敬(50)無 前
鳥居豊橘(48)民主新
野沢倫昭(64)共産新

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121207-OHT1T00042.htm?from=related
民主新人・鳥居氏「漁夫の利」狙う…衆院選大阪14区


 日本維新の会・橋下徹代表代行(43)が絶大な人気を誇る大阪14区では“風見鶏”候補2人による因縁の対決がヒートアップしている。自民党から2度の比例復活を含め5期連続当選の谷畑孝氏(65)が、9月に維新入り。2009年、3度目の対決で初めて勝った民主党の長尾敬氏(50)は、解散当日に離党し、自民の推薦を受けて無所属で戦う。ややこしい対立構図に、有権者からは「自分の事しか考えていない」「節操がない」と冷ややかな声が上がっている。

 長尾氏の離党で候補者を失った民主は、急きょ医師の鳥居豊橘(ほうきつ)氏(48)を擁立した。地方議員の経験もない新人で、街頭演説も不慣れ。スタッフから「もっと自分から近寄って。親近感を出して」と、たしなめられた。

 民主政権への風当たりは厳しいが、陣営は「この状況で立候補を決断しただけでも立派」と府連の力を借りて支援。府内選出の現職参院議員2人のスタッフを送り込み、谷畑、長尾両氏の批判票を取り込み、“漁夫の利”を狙う。共産の新人、野沢倫昭(みちあき)氏(64)も、選挙区の4市をくまなく回って支持を呼び掛けている。

7759名無しさん:2012/12/07(金) 23:54:29
328 :無党派さん:2012/12/07(金) 23:33:25.67 ID:RrYIn9XD
民主の最少議席(名前が先に来てる接戦区を含めすべて落とした場合)

選挙区 岩手3区 宮城5区 福島3区 千葉4区 静岡5区 愛知2、11区 三重2、3区 京都2区 兵庫12区

比例  北海道2 東北3 北関東3 南関東4 東京2 北陸信越2 東海4 近畿4 中国2 四国1 九州3

合計 41

7760チバQ:2012/12/07(金) 23:57:15
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121207/ymg12120702050000-n1.htm
【衆院選2012 山形・福島】
TPP参加問題 農家反発 苦悩の候補者
2012.12.7 02:04
 ■「条件付き」歯切れ悪く

 今回の衆院選で争点の一つになっているのが、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の是非だ。各党の方針は異なっているが、山形、福島など農業県といわれる選挙区の候補者にとっては、立場を明確にすることが大きく選挙戦に影響するため、苦悩も深い。(日出間和貴、杉浦美香)

                   ◇

 〈山形〉衆院選公示前の11月29日、山形市内でTPPの交渉参加反対の緊急集会が開かれた。県内のJAグループなど約1700人が埋め尽くす中、来賓として民主前職の立候補予定者が壇上に立つと、会場から「黙れ!」「はちまきをつけろ」というヤジが巻き起こった。

 他の立候補予定の前職4人は頭に、会場に用意されていた「TPP参加断固阻止」の文字が書かれたはちまきをしていたが、この前職だけつけていなかった。

 この前職は「例外なき関税撤廃が前提というが、米国政府が求めているのは工業製品。例外なき関税撤廃という前提がすでに壊れている。大事なのは農業の再生。TPP交渉は選挙の争点ではない」とヤジられながらも声を張り上げた。

 サクランボやブランド米「つや姫」などで知られる農業県、山形にとってTPP交渉参加問題は、大都市と比べても大きな関心事になっている。

 同じ選挙区の自民新人の候補者は反対の立場だ。緊急集会には新人で招かれなかったため、会場入り口に立ち、「ぶれない政治家」として参加者にアピールしていた。

 これまで明言してこなかった民主前職は公の場で初めて「交渉参加反対」と断言した。その理由について、自身の働きかけで党のマニフェストから「交渉参加を進める」との文言が入らず、今や議員でもなくなったからだという。

                   ◇

 〈福島〉「TPP参加は地域社会にどんな影響を及ぼすのか」。日本青年会議所(JC)福島ブロック協議会が公示1週間前の11月27日に開いた公開討論会。TPP交渉に○か×で答える質問が立候補予定者に投げかけられた。

 ある自民候補は「○」のボードを掲げながら、「この国にも守らなければいけない産業がある。外国との交渉に丸腰で向かえば日本の農業は壊滅する」と、どっちつかずの回答だった。民主候補も「検討すべき」だとして「○」を掲げたが、一方でTPPに固執せず、貿易振興について広くとらえるべきだとした。

 JAグループ福島で構成する「県農業者政治連盟」(委員長・庄條徳一JA福島中央会会長)はTPP反対を「絶対条件」に衆院選での推薦候補を決めたが、全員が自民党公認候補だった。

 そのひとりの自民新人は選挙戦で産業構造の地方分散などを訴えるが、TPPの是非については、「農業を守るという視点にとどまらず、国民の生活を守るために食料確保は不可欠だ」とし、衆院選の争点にTPP交渉を掲げていない。

 TPPへの意思表明を積極的にしづらいのは、「党本部の方針が明確でない」(自民党関係者)という事情もあるようだ。

7761名無しさん:2012/12/07(金) 23:58:03
347 :無党派さん:2012/12/07(金) 23:46:54.52 ID:E1VLi1ev
>>331朝日新聞情勢
東京18区 菅直人  自=民
新潟5区 田中真紀子 自=民>維
埼玉5区 枝野幸男 自=民
徳島1区、仙谷由人 自=民
宮城5区 安住淳 民>自
福島3区 玄葉光一郎 自>>民
静岡5区 細野豪志 自>>民
大阪10区 辻元清美 維=民>自
福岡1区 松本龍 自>民
佐賀1区 原口一博 自=民
奈良1区 馬渕澄夫 自=民
東京1区 海江田万里 自>民
東京15区 東祥三 み>自>民
千葉4区 野田佳彦 民>>自
沖縄1区 下地幹郎 自>国>維
大阪11区 平野博文 維=民>>自

7762チバQ:2012/12/07(金) 23:58:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/elc12120723180053-n1.htm
23区 イクメン対決 手作り・手探りでしのぎ削る
2012.12.7 23:00 (1/2ページ)
 東京都内で唯一、30〜40代の若い候補者6人がそろった23区。高度成長期に人口が急増したニュータウンを抱え、かつては自民の票田だったが、今回は第三極勢の出馬ラッシュもあって大きく様変わりした。4人が選挙戦自体初めてという手作り選挙でしのぎを削り、地元では「イクメン世代の戦い」と呼ばれている。

 「子供たちの未来のために、私たちにできるのはまず原発をなくすこと、そして戦争をさせないこと」。7日、1児の父の未来・石井貴士氏は駅や住宅街を選挙カーで巡回しながら声をからした。

 未来の政策に賛同して速達郵便で公認申請し、公示2日前の出馬表明となっただけに、準備不足は深刻だ。スタッフは家族、友人ら10人足らずで、急ごしらえのホームページ上で現在も募集中。

 「届け出直前まで書類作りに追われ、選挙運動も手探りです」と石井氏。元信越放送アナウンサーという経歴で地縁は薄いが、「1分間勉強法」シリーズの著者として名が知られる存在で、顔を売るため精力的に歩く。

 維新・伊藤俊輔氏も「選挙初体験」組だが、父は7年前の前々回選挙まで9期務めた自民(当時)の伊藤公介・元国土庁長官(71)。今年春に維新の政治塾に応募し、公認を受け、父がかつて盤石の強さをみせた選挙区に乗り込んだ。

 「若い力による改革」を訴え、スタッフも20〜30代の「青年部」を前面に出している。無所属から出馬表明していた公介氏はこれを受けて辞退し、支援に回った。表立った活動は控え、自身の支持者回りなど裏方に徹しているという。

 俊輔氏の登場で票を食われかねない立場なのが、みんな・白川哲也氏。銀行員から政治を志し、3年前に退職して町田市議に転身。国政出馬は早くから視野に入れて、地元で力を蓄えてきた。

 「うちは若さで売っていたが、ふたを開ければ若者ばかり。人物本位で選んでもらう」と白川陣営の選対幹部。地元で中小企業の窮状などを体感してきた立場から経済政策に力を入れ、「第三極でも本当に政策を実現できる選択肢がみんなの党」と差別化を図る。

 迎え撃つ民主・櫛渕万里氏は7日早朝から町田市内の駅頭に立ち、「改革を進めるか後戻りするかが問われている」と政権を担った3年間の実績を訴えた。

 伊藤公介氏を破った3年前が櫛渕氏にとって初めての選挙だったが、再選を目指す今回は最年長候補の立場。公示前には野田佳彦首相、公示日に岡田克也副総理が応援に駆けつけ、議席死守に賭けた党の危機感をうかがわせる。「改革は若い勢いより着実さが大事」と陣営幹部は話す。

 共産・松村亮佑氏も初の選挙出馬。妻が2人目の出産を控え産休中というイクメン真っ最中で、「親として放射能への不安は大きい。原発ゼロでぶれない政治を貫きたい」と訴える。

 松村陣営では週末に同世代の父親、母親たちとともに街頭で子供たちの未来のためのアピール行動も計画しているという。

 自民・小倉将信氏は昨年11月に党の候補者公募で選ばれ、満を持しての初選挙。「町田と多摩から政治を変え、子や孫の代まで誇れる日本にしたい」と支持を求めている。

 東大法学部から日銀という華々しい経歴で、経済政策を中心に説く。自民としては、雪辱を期していた公介氏を公認せずに白羽の矢を立てた切り札でもあり、群を抜いた組織力を見せている。小倉陣営幹部は「若さイコール可能性。これから政治の現場で勉強して成長していくのを皆さんと見守りたい」と話した。

7763名無しさん:2012/12/08(土) 00:01:33
158 :広島2区民 ◆jWkaDJV846 :2012/12/07(金) 21:37:03.79 ID:WfvJ9QeY
脱党組、2勝23敗の衝撃予測 「選挙目当て」批判が直撃
2012.12.07
 「気をつけろ その候補者は 元民主」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20121207/plt1212071826007-p1.htm

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121207/plt1212071826007-n1.htm

7764チバQ:2012/12/08(土) 00:02:05
記事タイトル、色物から色物までって意味じゃんか・・・
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/stt12120712120005-n1.htm
現役グラドルから国民的美魔女まで 「橋下ベイビーズ」多彩な顔ぶれ
2012.12.7 11:51 (1/3ページ)[日本維新の会]
 過去2回の衆院選では「小泉チルドレン」「小沢ガールズ」と称された、ビジュアル系女性議員が次々に誕生した。今回、最も注目を集めているのは日本維新の会から出馬する「橋下ベイビーズ」で、現役グラビアアイドル、国民的美魔女コンテストのファイナリストらが立候補した。生まれたての第三極から国政に挑戦する「ベイビーズ」の戦いを追った。(サンケイスポーツ)

 「30歳の私が、『橋下ベイビーズ』なんて。若く言われることはうれしいです!」

 日本維新の会が東京21区(立川市、昭島市、日野市)に送り込んだ現役グラビアアイドルの佐々木理江氏(30)は、JR立川駅前の街頭演説で、自虐ネタを披露して聴衆を笑わせた。11月21日の3次公認候補発表時、年齢を1歳若く公表していたことが発覚して話題になったが、これを逆手に取るしたたかさで選挙戦に挑んでいる。


グラドル佐々木氏の写真


 重盛さと美(24)らがいる芸能事務所「アヴィラ」に2006年に所属。島根大総合理工学部卒の「国立大学出身タレント」としてグラビアのほか夕刊紙で株取引の連載コラム執筆などの活動をした。

 一方で、島根大に入学したころから政治家になりたいと考えていた。決め手となったのは、昨年の大阪ダブル選挙。橋下徹代表代行(43)の政策に共感し、「この人についていけば日本を変えられるのでは」と維新政治塾の門をたたいた。

 同選挙区には縁のない落下傘候補。党本部から「(地元の)広島と東京のどちらが?」と問われ、「東京で」と即答した。しがらみを嫌い、あえて東京を選択した。

 出馬が決定してから、しばらくは同選挙区内を自転車でまわったものの、「どぶ板選挙には時間が必要。効率性を考えて作戦変更です」と選挙カーでの活動に切り替えた。その際に、大きな助けになったのは所属事務所の支援。後輩のタレント、岡野真理亜(26)が、車上等運動員(アナウンス担当)として全面サポートしてくれている。

 4人きょうだいの長女で「将来は母のようにたくさん子供を産みたい。安心して子育てができる社会にするためには行政機構改革が必要」と訴える。

 日を追うごとに手応えを感じるが、声を掛けてくれるのは中高年が多く、同世代の政治への無感心は気がかりだという。「私に投票しなくてもいいから、選挙には行ってほしい。いえ、佐々木理江に清き1票をお願いします」。現役グラドルは愛くるしい笑顔を武器に選挙区を駆け抜ける。

★「国民的美魔女コンテスト」ファイナリスト 海老沢由紀氏も出馬へ

 茨城1区では、昨年の「国民的美魔女コンテスト」で20人のファイナリストになった元プロスノーボーダーで主婦の海老沢由紀氏(38)が出馬。4人の子どもを持つ主婦の代表として、子育て支援を中心に有権者に訴える。大阪市出身で東京都杉並区在住だが、夫の実家が水戸市にあり、本部に同選挙区での出馬を希望した。

 長い選挙戦で気になるのは子どもたち。5歳の3男、1歳5カ月の長女を大阪市の実家に預けており、「テレビ電話で毎日のように子供の顔を見ています」と話した。

 同選挙区はほかに、民主党から福島伸享氏(42)、自民党から田所嘉徳氏(58)、日本未来の党から武藤優子氏(48)、共産党から田谷武夫氏(61)が立候補している。

★他の候補者

 民主党前職の長島昭久防衛副大臣(50)陣営は、佐々木氏を「特別視せず、正々堂々と戦います」とし、これまでの実績を主張する。自民党新人で元外資系証券会社員の小田原潔氏(48)も「特に意識してません」と経済政策などを軸にアピールする。共産党からは吉岡正史氏(38)、日本未来の党から藤田祐司氏(60)、無所属で谷川博之氏(42)が立候補している。

7765チバQ:2012/12/08(土) 00:09:41
http://mainichi.jp/select/news/20121207k0000m010105000c.html
衆院選:維新、自民攻撃に軸足…「単独過半数」報道が契機
毎日新聞 2012年12月06日 22時39分(最終更新 12月07日 09時37分)

 衆院選の序盤情勢を探る報道各社の調査で自民党が単独過半数の勢いと報じられた6日、各党の舌戦は自民、公明両党の政権奪還を視野に入れた駆け引きにシフトした。「第三極」として衆院選後のキャスチングボートを握りたい日本維新の会は自公過半数割れに追い込もうと自民党攻撃を強化。選挙運動の緩みを警戒する自民党は党内の引き締めを図り、民主党は「2大政党対決」の演出による巻き返しに懸命だ。

 「報道では自公が過半数という。本当にいいのか。自民党の政治に嫌気がさした3年前の失望感はどこにいったのか」

 維新の橋下徹代表代行は6日、群馬県高崎市の街頭演説で激しい自民批判を展開した。

 政権奪還を目指す自民、公明両党を過半数割れに追い込み、連立や部分連合を視野にキャスチングボートを握るのが第三極の基本戦略。石原慎太郎代表も「自公に過半数を取らせたら結局同じだ」と訴えてきた。

 5日までの街頭演説で橋下氏が力を入れたのは、第三極の主導権を争う相手、日本未来の党への攻撃だ。未来の唱える「卒原発」の実現可能性に疑念を呈し「僕が火星に行くようなものだ」と徹底的に批判してきた。その未来への支持は広がりを欠き、第三極内の対決は維新の優位が鮮明になりつつある。

 だが、第三極の主導権を握ったところで、自公が過半数を上回れば、第三極そのものの存在意義が薄れる。埼玉、群馬、茨城と北関東を回った6日の街頭演説で、橋下氏は未来批判のトーンを落とし「自民党の業界団体の政治に戻すのか、既得権を壊して平等にチャンスを与える社会にするのか」と矛先を自民党に向けた。

 維新は関西で公明党と選挙協力を結んでいるが、橋下氏は「自公の政治にストップをかけてほしい」と公明党も批判。自公両党の公約を「バラマキ」と批判する民主党とも調子を合わせ「自公政権は景気回復のためトンネルや橋を造ろうとしている」と繰り返した。

 維新に後れを取った形の未来。嘉田由紀子代表は6日、千葉県習志野市の街頭演説で「原発ゼロにしてほしい。その受け皿が未来の党だ」と維新との違いを強調した。

 第三極内で維新と協力関係にあるみんなの党も「厳しい情勢だ。第三極(の政党)が増えて比例票が分散している」(幹部)と危機感を強める。渡辺喜美代表は維新を「政策がぶれた」と批判し、独自性をアピールしている。【福岡静哉、津久井達、加藤明子】

 ◇自民、引き締めに躍起

 「新聞に出ているような甘い数字ではない。もっと厳しい状況だ。ここで緩んだら日本が終わってしまう」

 自民党の安倍晋三総裁は6日、大阪府貝塚市の街頭演説で引き締めを呼びかけ、大阪市でも「やっと過半数いくかどうかだ。今こそ気を引き締めないといけない」と訴えた。

 石破茂幹事長は全候補者に引き締めを図るよう通達を出す考えを示した。石破氏は盛岡市内で記者団に「慢心、緩みがあれば有権者は一気に自民党から離れる。民主党に逆風が吹いているのは事実だが、自民党に追い風が吹いているわけではない」と強調した。

 一方、民主党は公示前の230議席から半数以下に激減する危機に直面し、野田佳彦首相は6日、名古屋市で記者団に「厳しい選挙であることは間違いない」と劣勢を認めざるを得なかった。首相は「火の玉となって最後まで訴えていけば勝機は出てくる。やってきたこと、これから何をやるかを訴えていくことで、政治を前に進めていく思いを共有してもらえると確信している」と巻き返しへ向けた意欲を強調した。

 09年衆院選の民主支持票の多くが第三極へ流れる傾向を踏まえ、民主党は第三極批判を強める。首相は「当初は輝きがあった。異なる主張でも傾聴に値するものもあったが、今は輝きを失っている。理念や方向性がごった煮で分かりにくい」と指摘。少なくとも維新を上回る第2党に踏みとどまろうと「最後は自民党と民主党の対決になる」と2大政党対決をアピールした。【小山由宇】

7766チバQ:2012/12/08(土) 00:10:26
 ◇共産・社民は埋没懸念
 2大政党と第三極の攻防に注目が集まる中、共産、社民両党は埋没を懸念し、「老舗野党」の独自性をアピール。共産は2大政党と第三極をひっくるめて「自民党型政治」と批判し、比例代表の支持拡大に全力を挙げる。社民党は脱原発などの主張が重なる日本未来の党との連携に活路を見いだそうと懸命だ。

 共産党の志位和夫委員長は6日、千葉市の街頭演説で「米国言いなり、財界中心の二つのゆがみを正そうと戦っているのは共産党だけだ」と強調し、消費増税中止や即時原発ゼロなどを訴えた。

 共産党は09年衆院選より小選挙区候補を倍増させ、299人を擁立した。ほとんどすべての選挙区で支持の浸透を図り、比例票を押し上げる作戦だ。しかし、「第三極に比例でも票を奪われ、厳しい情勢」(同党関係者)で、2大政党とも第三極とも違う共産党の存在意義を売り込む。

 志位氏は5日のBSフジの番組で「民主党にはがっかりだが、自民党に戻るわけにいかない。第三極は正体不明だ」と強調した。

 社民党も民主、自民、維新を「原発推進、格差拡大、憲法改正で一致している」(福島瑞穂党首)と決めつける。前回は政権交代を果たした民主党と協力関係にあったが、今回、味方と言えそうなのは未来だけ。未来とは3日に「可能な限り相互に支持、支援を行う」ことを確認したが、「ともに党首が女性でイメージがかぶる」(社民党幹部)というジレンマにも苦しむ。【佐藤丈一、野原大輔】

7767名無しさん:2012/12/08(土) 00:18:28
注目選挙区

東京18区
●読売(日経合同)
「土屋と菅が小差の競り合い」

●朝日
「菅と土屋が互角の激しい戦い」

●共同(毎日掲載)
「土屋がわずかに先行」

7768名無しさん:2012/12/08(土) 00:33:41
静岡民主は周と細野だけが当選可能という情勢だが中日の記事を見ると周はともかく細野はまだ当確とは言えない。
まず5区内の政党支持率を見ると自民がトップで民主を10ポイント以上も突き放している。(6区は僅差だが民主が自民を上回っている)
民主の支持率は支持政党無し(所謂無党派)とほぼ同じでさらに投票先が未決定の有権者がまだ6割も近くもいる。
仮に今後の投票行動にこの政党支持率がそのまま反映されたとしたら終盤で一気に逆転される危険もはらんでいる。

7769名無しさん:2012/12/08(土) 00:36:44
>>7761
2ちゃんから、わざわざ間違ってるレスをコピペする意図がわからん。
玄葉と細野のところ見て、おかしいと思わないのかお前は。

7770いなばやま:2012/12/08(土) 01:09:52
>>7765

今日の日刊ゲンダイに書いてあって「そうそう」と思ったこと
98年の参院選と00年の衆院選は事前情勢が外れてたなぁと
どっちも与党が有利な状況で解散しているので今回とは違いますが
比例は全く読みが外れてたり、参院では予想外の候補が当選したりしたはずです。
(冷や汗モノの当時の伝説が今でも周囲では語られています)

当時から調査手法が変わってないので三つ巴になっているところほど
どうなっていることやら

あの時は情勢発表後の「増税見直し発言」「神の国発言」が影響したといわれてますし
今回も「さっさと発言」みたいな口先だけで流れが変わるかもしれませんね〜

7771名無しさん:2012/12/08(土) 01:17:45
田中眞紀子・田中慶秋・田中美絵子
厳しい情勢ですね…

7772チバQ:2012/12/08(土) 09:13:53
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121208t41004.htm
衆院選秋田2区 社民「遺恨」大館決戦 前回の「しこり」も

秋田2区は、大票田の大館市で集票合戦が続く(写真は一部加工しています)


 衆院選秋田2区から立候補した4人が、大館市を主戦場に激しい集票合戦を繰り広げている。3人が同市を地盤とするほか、残る1人も勝利への重要地区と位置付ける。民主、社民両党の共闘体制が崩れた前回選挙の「しこり」も複雑に絡み、戦いは熱気を帯びる。

 秋田2区は男鹿市とその周辺から大館、能代両市などの県北部までがエリア。
 民主党前議員の川口博候補(65)は小坂町長を5期務め、県北を強固な地盤とする。前回知事選に出馬し、佐竹敬久知事に敗れたが、2区に当てはめると15市町村中11市町村で勝利した。
 それでも、今回の選挙は「大変厳しい戦い」と危機感をあらわにする。党への逆風はもちろん、支持層が重なる社民党新人の石田寛候補(65)が出馬したからだ。
 石田候補は大館市議を4期、県議を5期務めた。公示までは地元以外で知名度向上を図ってきた。「党の存亡を懸けた戦い。何が何でも勝つ」と意気込む。
 燃える要因にはもう一つ、前回のしこりがある。民主、社民両党は秋田の全3選挙区で選挙協力を約束した。社民党が唯一候補者を立てた2区は、民主党が推薦、連合秋田も同調した。「3者共闘」となるはずが、一部の民主党員が離党し、無所属だった川口候補を支援。川口候補は当選後に民主党入りした。
 石田候補は当時、社民党候補の選対幹部。本人は多くを語らないが、党県連関係者は「政党同士の約束をほごにされた不信感は簡単には消えない。心中期するものがあるはずだ」と石田氏の思いを代弁する。
 潟上市出身で、能代市などが地盤の自民党前議員金田勝年候補(63)も大館市を重視する。
 前回は小選挙区で川口氏に約1300票差で敗れた。陣営は、大館市だけで約6700票離されたのが敗因の一つになったとして、県北での巻き返しを狙う。金田氏は「ことしは集会などで大館に200回以上入った。石田氏の出馬で、大館が主戦場になる」と気を引き締める。
 大館市出身の共産党新人佐藤邦靖候補(57)も「脱原発」や「消費税増税反対」などを訴え、精力的に活動している。

 ◇秋田2区立候補者
石田寛65 社新 
川口博65 民前(1)
佐藤邦靖57 共新 
金田勝年63 自前(1)


2012年12月08日土曜日

7773チバQ:2012/12/08(土) 09:14:24
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121208t51005.htm
衆院選山形1区 因縁対決、第6ラウンド 20年以上競う




 衆院選(16日投開票)山形1区で自民党前議員遠藤利明(62)、民主党前議員鹿野道彦(70)の両候補が、東北で唯一、中選挙区制時代から続く「因縁の対決」を繰り広げている。小選挙区制導入以降では東北最多の6回連続の対戦で、過去の戦績は鹿野氏3勝、遠藤氏2勝と拮抗(きっこう)する。20年以上、同じ地域で競い合う全国屈指のライバル対決は、政党や党の政策より候補者本人や後援会が前面に出る「個人戦」の様相が色濃い。

 連合の推薦を受ける鹿野陣営にとって、労組とともに集票力を支えるのが、父親の故彦吉氏の時代から脈々と続く個人後援会「かの道彦の会」だ。1976年に34歳で初当選して以来、一貫して鹿野氏を支援する。
 鹿野後援会は山形市内で強固な基盤を誇り、知事選や山形市長選でも票を動かしてきた。古参幹部は「昔の方が力は圧倒的だった」と組織の高齢化を嘆くが、今回の選挙でも存在感は大きい。選挙事務所に幹部級が張り付き、若いスタッフに助言したり、党の県議や市議、労組幹部との調整役を担ったりしている。
 遠藤陣営とは互いに手の内を知り尽くす。鹿野陣営の幹部は「相手の情報収集力はすごい」と持ち上げる一方、「山形1区は『党対党』ではなく『個人対個人』。個人同士のガチンコ対決だ」と対抗心を燃やす。
 対する遠藤陣営。自民党の組織力や党への追い風も期待するが、集票の中核となるのはやはり個人後援会だ。
 出身地の上山市をはじめ山形市以外の2市2町は後援会の力が特に強く、党に逆風が吹いた前回も、2市2町の得票数は鹿野氏を上回った。山形市でも、中心部の学区単位の後援会づくりが目標の半分まで進んでおり、「後援会の組織化は最終段階」と陣営関係者は集票力に自信を見せる。
 遠藤氏の後援会女性部会幹部は、鹿野陣営の結束力に敬意を表しながら、「この人と決めたらぶれないのはこちらも同じ」と強固な組織力を誇示する。その一方、女性部会幹部は「決まった人に決まった票を入れさせるだけでは政治は活性化しない。新たな支持層の開拓にも力を入れないといけない」と、攻勢の機会をうかがっている。
 選挙区内は、両陣営による長年の後援会活動などで複雑に地盤が入り組み、身動きが取りにくい支持者も多い。
 山形市内の自動車関連会社は今回、遠藤、鹿野両氏に推薦状を出した。同社の会長はもともと遠藤後援会の会員だが、「双方とつながりが濃くなっている。鹿野氏側に付いている顔見知りの同業者も多い。波風を立てたくない」と、同社幹部は苦しい立場を明かした。

 ◇山形1区立候補者
遠藤利明62 自前(5)
鹿野道彦70 民前(11)
石川渉39 共新 

<遠藤氏VS鹿野氏>
 中選挙区制時代の1990年、山形市を含む旧山形1区(定数4)で初めて対戦した。自民党の鹿野道彦氏は6選し、初出馬の無所属遠藤利明氏は落選した。遠藤氏は93年の旧山形1区で無所属から初当選。自民党の鹿野氏は7選した。
 小選挙区制が導入された96年以降は山形1区(山形、上山、天童、山辺、中山の3市2町)で5回続けて対戦した。2人の得票数と当落はグラフ、表の通り。遠藤氏は5回とも自民党から出馬、鹿野氏は96年が新進党、2000年以降は民主党から出馬し、ともに4回当選している。今回は中選挙区制時代から数え8回目の対戦となる。


2012年12月08日土曜日

7774チバQ:2012/12/08(土) 09:24:34
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121208/ngn12120802500001-n1.htm
【衆院選2012 長野】
戦いの構図 3区 5新人乱立、最激戦区
2012.12.8 02:04
 民主と自民の新人がほぼ横一線に並ぶ中、日本維新の会、共産、みんなの党の新人3人がその後を追う。県内の選挙区でも最激戦区となっている。

 中選挙区時代から14回当選を重ねた元首相、羽田孜が引退し、長男で国土交通相の雄一郎が出馬を見送ったことで、他の陣営は「羽田王国」とされた3区に千載一遇のチャンスが到来したととらえている。

 正式な立候補の記者会見を11月26日にした維新の井出泰介(44)は維新を支援している保守系の政治団体、県政連絡協議会の支援を受ける。

 東京都生まれだが、父親が佐久市(旧臼田町)の生まれ。公認会計士で都内の監査法人に勤務していた経験を持つ井出は、国の仕組みを変えることや消費税の地方税化などを訴える。

 自民の木内均(48)は県議や佐久市議を務め、地盤の佐久地域を中心に自治会や業界団体関係者らとのミニ集会を開くなど知名度の浸透を図ってきた。

 3区は現在の選挙制度が導入されてから一度も自民が議席を獲得したことがなく、木内は「一度は自民にやらせてほしい」と訴える。上田市や千曲市などでも遊説活動を進め、地盤以外でも浸透を図る。

 民主新人の寺島義幸(59)は県議6期の実績を持ち、県議会議長も務めた。羽田の元秘書で「(秘書として)薫陶を受けた。その志を引き継ぐ」と述べ、“羽田直系”をアピールしている。

 雄一郎も「父の思いを理解し、引き継いでくれる最適任者」と全面支援を約束している。自らの後援会に加えて、羽田の後援会「千曲会」もフル稼働状態で議席死守を目指す。

 みんなの井出庸生(35)は1月に立候補表明して以来、街頭での訴えを進めてきた。祖父の一太郎が元官房長官で伯父の正一が元厚相。正一の旧後援会関係者の協力などで、さらなる浸透を目指す。

 税金の無駄遣いをなくす行政改革や公務員制度改革の必要性と古い政治の一掃を強調。また、原発に代わる新エネルギー産業の育成などを訴える。

 共産の岩谷昇介(59)は4回目の挑戦。消費増税反対や原発即時ゼロ、さらに環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への交渉参加反対を訴える。商工会や商店街のほか、農業関係者や医師会も回る。政争続きの今の政治状況を有権者は冷ややかに見ていると分析し、民主、自民、第三極との違いを際立たせる選挙戦を展開している。(敬称略)

7775チバQ:2012/12/08(土) 09:34:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121208/elc12120802000001-n1.htm
【衆院選2012 広島】
師走決戦 3区 選挙区議席 奪還目指す自民
2012.12.8 02:00 [広島県]
 政権交代を掲げ、前回衆院選で初当選した民主の橋本氏。今回は「大変厳しい状況」を実感している。「約束を守っていない」「もう少し期待していたのに」。有権者から党への批判の声が飛ぶ。

 「党が何を言っても聞いてもらえない雰囲気が広がっている」と顔を曇らせる。このため、連日約20カ所で行うスポット演説や、夜の個人演説会では、まず3年余りの民主の活動報告に力を入れている。

 「進んでいない改革もある」と率直に認め、一方で経済対策や情報公開は確実に進んだと強調。当選後も毎月、地元で国政報告会を開いてきた「誠実と地道さ」もアピールする。「未来への責任を果たすため、改革を決して後戻りさせないでほしい」。橋本氏の懸命な訴えは続く。

 自民の河井氏は前回、選挙区と比例ブロックで選挙の度に党の候補者が入れ替わる「コスタリカ方式」によって比例ブロックに回り、4選を果たした。今回は平成17年以来の選挙戦となるだけに、公示日から2日間の出陣式は19カ所におよび、陣営を引き締めた。

 「民主党政権によって、日本はダメダメな国になってしまった。第一は経済の立て直し」と訴える。個人演説会も1日4〜6回開催して熱弁をふるう。「今度の選挙は、日本が立ち直ることができるかどうかの最後の機会」と、3区の自民議席の奪還に全力を挙げている。

 白いジャンパーに白いノボリ。維新新人の中丸氏は「新しい政治」を色でアピールして走り回る。駅やスーパーなど1日10カ所以上で10〜15分間のスポット演説をこなし、道行く人と握手も。マイクを手に「自民にしても民主にしても結局は同じ。タネ明かしの分かった手品をもう1度見るのですか」と聴衆に語りかける。

 中丸氏は維新に合流した旧たちあがれ日本に所属し、選挙準備を進めていた。3区内では、飲食店を展開した経験がある。みんなの党の支援も受け、日増しに勢いの加速を感じている。

 その重点政策は、景気雇用対策や行政改革、震災復興促進など。企業経営者の立場から、行政の財政面での疑問も提示する。「有権者には民主、自民の2大政党以外の受け皿が必要。日本の政治の仕組みを変えなければ」と強調する。

 広島市議2期の経験を持つ共産新人の藤井氏は「命を守り育てる政策」が信条。原発即ゼロや消費税増税反対などとともに、憲法9条を守る重要性を訴えている。

 原発について「1度事故を起こすと、取り戻しがつかないことは福島の事故でも明らか。放射能汚染の中で、子供たちが暮らすようなことになってはならない」と強調。「核兵器廃絶と平和のためにも憲法9条を守る」と訴え、きめ細かく各地で街頭演説を繰り返している。

 3区で2万以上の得票が目標。今回、第三極といわれる政党が合流したり、乱立したりする中で、長い歴史の共産党に改めて誇りを感じている。

                   ◇

 ◇立候補者(届け出順)

 河井克行(かわい・かつゆき)  49 自 前〔4〕

 党副幹事長(外務委員会筆頭理事・法務副大臣・外務政務官・県議)慶大法 【公】

 橋本博明(はしもと・ひろあき) 42 民 前〔1〕

 党県副代表(科学技術特別委員会理事・衆院議員秘書・科学技術庁職員)広島大院

 藤井敏子(ふじい・としこ)   59 共 新

 党県委員・医療生協役員(広島市議)日本福祉大社会福祉2部

 中丸啓(なかまる・ひろむ)   49 維 新

 ITコンサル会社社長(イベント制作会社契約社員・プロミュージシャン)廿日市高

7776チバQ:2012/12/08(土) 09:39:33
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121207-OHT1T00276.htm
民主・辻本VS維新・松浪!超激戦区ガチンコバトル…大阪10区


朝の街頭演説で有権者に支持を訴える民主党・辻元清美氏


子どもたちと笑顔で話す日本維新の会・松浪健太氏 政党か、はたまた「個人」の人気か―。大阪10区(高槻市、三島郡)は小選挙区導入以降、同一候補が連続選出されたことのない激戦区だ。民主党・辻元清美氏(52)、日本維新の会・松浪健太氏(41)が出馬。自民党は新人の大隈和英氏(43)を送り込む。大阪府内でも投票率は高く、浮動票の取り込みがポイントとなる、今回の衆院選の縮図のような選挙区だ。

 小選挙区導入の96年以降、同一候補が連続選出されたことがないという全国屈指の激戦区。05年は自民党の松浪氏、09年は社民党(ともに当時)の辻元氏が制し、2人の直接対決は1勝1敗の五分。両者とも比例で救われているが、今回はともにくら替えで臨む選挙だ。

 今年9月に自民党を離党し、日本維新の会発足の中心メンバーとして尽力した松浪氏は「若い人だけじゃなく、ご年配の方の反応も温かい。『道州制やろ』と声をかけてくださる」と手応え。橋下徹代表代行(43)が解散後初となった街頭演説(11月19日)で駆け付けたほど、党を挙げて力を注いでいる。

 対照的に、辻元氏は「個人力」で戦う。早朝のJR高槻駅近くでの街頭演説では「『橋下ベイビーズ』とか言われてますけど、『小泉チルドレン』や『小沢ガールズ』と何も変わらない。政治は即席ラーメンじゃないんです」とバッサリ。かつて国会で「ソーリ、ソーリ」と詰め寄り、当時の小泉純一郎首相がたじろいだほど、舌鋒(ぜっぽう)鋭いキャラクターの健在ぶりをアピール。

 同陣営は「党名よりも辻元個人の名前を前に出して戦う。社民党を離れた後もついてきてくれる人はいるし、地元での人気はやはり根強いものがある」と期待。選挙でのイメージカラーのピンク色を身につけ、女性を中心に支持を訴えている。

7777チバQ:2012/12/08(土) 09:45:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/tokyo/CK2012120502000106.html
激突選挙区 1区 千代田・港・新宿区 一騎打ちの構図 一変
 伝統の「花の1区」は、六つの政党から候補者が名乗りを上げ、無所属も含めて九人が争う。民主、自民のライバルによる事実上の一騎打ちが続いたが、片方の引退によって過去の構図が様変わりするかもしれない。

 「政権交代した歴史の歯車を戻してはいけないと、多くの方に励まされてきた」。民主前職の海江田万里さん(63)は四日朝、新宿区四谷の事務所前で声を張り上げた。

 小選挙区制になった一九九六年以前から、当時自民の与謝野馨さん(74)と戦ってきた。前回は、政権交代を願う有権者の支持を集めて与謝野さんに勝利。だが与謝野さんは退き、経済産業相を経験した海江田さんは福島第一原発事故の対応を巡って批判を受け、国会答弁の合間に涙を見せた。今回は閣僚経験の実績よりも景気・経済対策を有権者に訴える。陣営幹部は涙への評価は賛否あったとし、「自民に戻るのが嫌で、新党もよく分からない有権者に選んでもらえれば」と、消去法の支持にも期待をかける。

 「ポスト与謝野」を出す自民にも危機感はある。自民新人の山田美樹さん(38)は「政治の混乱が経済の足を引っ張っている。経済再生に挑戦したい」と主張。公募で選ばれ、経産省や外資系企業の勤務経験がある。ただ知名度は低いため、演説で「尊敬する与謝野先生が長年務めた1区で出られて光栄」と与謝野支持層にアピール。自民区議は「民主の支持低下で自民に吹いているのはそよ風くらい」と気を引き締めている。

 ほかの四政党の新人たちも浸透を図る。未来の大学院非常勤講師の野沢哲夫さん(46)は「より国民の目線に近い政策を訴えたい」。維新の日銀出身、加藤義隆さん(38)も「第三の選択肢を示したい」。共産の冨田直樹さん(36)は「全ての被災者の救済」を訴える。みんなの小斉太郎さん(42)は「民主、自民の二大政党制の弊害を打ち破る」と強調した。

  (中山岳)

山田美樹38 (元)経済産業省職員 自新
海江田万里63 (元)経済産業相   民前<5>
又吉光雄68 政治団体代表   諸新
冨田直樹36 党地区常任委員  共新
野沢哲夫46 (元)野村証券社員  未新
小斉太郎42 (元)港区議     み新
加藤義隆38 (元)日銀職員    維新
伊藤希望28 幸福実現党支部長 諸新
亀山教明49 派遣社員     無新

7778チバQ:2012/12/08(土) 09:45:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/tokyo/CK2012120702000100.html
激突選挙区 2区 中央・文京・台東区 民・自 軸に無党派争奪
雷門前で演説をする候補者=都内で


 2区は過去、民主と自民の事実上の一騎打ちが続いた。それぞれ十万票の基礎票を持ち、時々の「風」に乗る二万〜三万票の行方で勝敗を分けた。一方の引退で、今回は前職と若き後継者の争いとなる上に、台風の目も。無党派層にアピールするみんなと維新は、二大政党の壁に風穴を開ける勢いだ。共産、無所属を含む計六人が声をからす。

 「時計の針を元に戻すわけにはいかない。自民を選ぶことは、日本の政治の後退です」。民主前職の中山義活さん(67)は六日朝、中央区の勝どき駅前で、急ぎ足の通勤客に熱心に語りかけた。

 演説で、自民党時代の借金や公共事業、公約の「国防軍」などを批判した。ほかは石原慎太郎氏の発言に関して維新に触れただけ。自民以外の政党をライバル視していないことをうかがわせる。

 この批判に、自民新人の辻清人さん(33)は「この2区で私が先駆けとなり、新しくなった自民を証明します」と力強く言い切る。

 今年六月に引退表明した元通産相、深谷隆司さん(77)の後継者。公募で選ばれ、当初は「落下傘候補じゃないか」と批判されたが、若さと「脱世襲」を前面に打ち出す。深谷さんや地元区議らと地道に回り「基礎票の七割は固めた」(選対幹部)と手応えを語る。

 過去の選挙で鍵を握った無党派層は、これまで以上に重要になりそうだ。ある陣営幹部は「今回はみんなと維新も加わって、無党派層の票を取り合うことになる」とみる。

 みんな新人の大熊利昭さん(49)は、一年半前からつじ立ちを続けてきた。支援団体はない。地元区議や若者のボランティアが応援する。大熊さんは「ぶれないのはみんなの党だけ」と街頭で訴える。

 維新元職の松本和巳さん(47)は、官僚主導や中央集権の打破を掲げ「今までの政治への落胆を維新が受け止めたい」。共産新人の桑名文彦さん(42)も「消費税増税を止め、原発は即時ゼロ、家計を応援する政治にします」と強調。時計の振り子を振りきるような冬の上昇気流の気配も漂う。

辻清人33 (元)米研究所研究員 自新 
大熊利昭49 政策研究所員 み新 
中山義活67 (元)首相補佐官 民前<4>
松本和巳47 (元)財務金融委員 維元<1>
桑名文彦42 党地区常任委員 共新 
井上雅弘57 (元)鉄工所員 無新

7779チバQ:2012/12/08(土) 09:48:12
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/NGY201212060078.html
2012年12月7日03時00分
前職離党、漂う民主票 初の勝機うかがう自民 愛知4区応援演説を聴く有権者=6日、名古屋市瑞穂区、恵原弘太郎撮影

愛知4区

 【宋光祐】6日夜、底冷えのする名古屋市瑞穂区の区役所講堂で、愛知4区の未来前職、牧義夫氏が報道各社の情勢調査を取り上げながら個人演説会に集まった支持者約150人に懇願した。「今、自民党の候補者に若干負けています。最後まで力を賜りますよう、お願い申し上げます」

 7月、消費増税法案に反対して民主を離党し、旧国民の生活が第一(小沢一郎代表)を経て公示直前の11月末、未来に合流した。民主を離れたことで、4期連続当選を支えてくれた労組や民主系市議らの全面支援は見込めなくなった。前回衆院選は約13万票で当選。この時、4区の民主比例票は10万票あり、陣営も離党の影響は大きいとみる。

 演説会の舞台に掲げられた垂れ幕は、牧氏本人と応援に訪れたみどりの風共同代表、谷岡郁子氏の2枚のみ。企業関係者や地元議員らの垂れ幕が並んだ過去の選挙とは様変わりした。壇上に立った後援会長は「今回はまったくバックがない。我々の力しかない。皆さん一人ひとりの力がすべてです」と力を込めた。

 この日、民主代表の野田佳彦首相が愛知4区入りした。首相は瑞穂区の街頭演説で、未来が掲げた10年以内に全原発を廃炉にする「卒原発プログラム」に切り込んだ。「前職は未来という党に行きました。10年でゼロにするそうです。現実的ではありません」

 民主は牧氏の対立候補として、元県議の刀禰勝之氏を擁立した。ただ、地元の候補者選びは難航し、刀禰氏に公認が出たのは解散後の11月21日。連合愛知の推薦は得ているが、陣営も地元の組合員にどこまで浸透するか見通せない。

 5日早朝、刀禰氏は名鉄東名古屋港駅前で労組幹部らとビラを配った。周辺には大手企業の組合事務所や工場が集まっている。だが、通勤客の多くは素通りした。陣営関係者は「前回の衆院選は電車が着くたびにビラが50枚はなくなった。今回は手に取る人がほとんどいない」とこぼす。

 自民は小選挙区比例代表並立制の導入以来、愛知4区で勝ったことがない。自民に追い風が吹いた2005年の郵政総選挙でさえ、当時民主だった牧氏に8千票差で敗れている。牧氏の離党で民主系の支持が分裂するとみて、自民新顔の工藤彰三氏の陣営は初の勝機をうかがう。

 4日朝、熱田区であった出陣式で、選対本部長を務める自民の直江弘文県議はその場を引き締めた。「未来の前職は前回の半分としても6万票は持っている。決して気を抜いてはいけません」。工藤氏も「手応えは感じているが、声援がそのまま票になるとは限らない」と戒める。

 一方、維新新顔の山本洋一氏は「しがらみのない政治」を掲げる。選挙区に縁はなく、後援会もない。先月25日にあった事務所開きに来たのは20人ほど。未来の牧氏とは「第三極対決」を迫られる。それでも、山本氏は「大多数の国民は未来を『結局、小沢氏でしょ』と見ている。石原(慎太郎)・橋下(徹)コンビの方がリーダーにふさわしいとわかってもらえるはずだ」と強調する。

 共産は前回衆院選の比例得票率で、愛知4区が県内で最も高かった。新顔で出馬した西田敏子氏に期待が集まる。西田氏は昨年12月には公認が内定。これまで約1年間の準備期間も含め、護憲や子育て支援の充実などをこまめに訴えている。

    ◇

 〈離党〉 所属する政党や党派から離脱すること。議員からの離党届に対して、党側は党規違反などを理由に離党を認めず、除籍(除名)処分とすることがある。民主党は前回衆院選で当選した308人のうち、これまで78人が離党。多くが除籍処分となった。この民主離党組のうち、今回は日本未来の党から59人、日本維新の会から7人が立候補した。
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7780チバQ:2012/12/08(土) 09:48:46
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/SEB201212060037.html
2012年12月7日03時00分
TPP、農家票を左右 佐賀2区佐賀2区

 田畑が広がる佐賀平野を抱え、日本一のノリを生産する有明海に面する佐賀2区。農漁業への関心がとりわけ高い。「首相の側近」の民主前職が、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の是非をめぐり、元農水副大臣の自民前職の攻勢にさらされている。

■首相側近、苦しい主張

 「これまで絶対できなかったことが一つ一つできるようになった3年だった」

 6日夜、佐賀市大和町での演説会で民主前職、大串博志首相補佐官(47)は支援者に訴えた。

 子ども手当、高校授業料無償化、農家への戸別所得補償。民主政権の実績を列挙し、力を込めた。「さらに前に進めるのか、逆戻りさせるのかが問われる」

 元財務官僚の大串氏は鳩山、菅両内閣で財務政務官、野田内閣で内閣府政務官を経て現在、首相補佐官として政権中枢にいる。

 解散後の11月28日、初めて九州入りした野田佳彦首相が、まず駆けつけたのが大串氏の選挙区。首相は「民主党で一番働いた政治家だ」と持ち上げた。

 大串氏の評判は自民系の首長や議員の間でも良い。ある首長は霞が関に陳情に行くと、省庁の幹部や大臣にすぐに会えたと驚く。「やはり大串さんの力だ」

 だが、今は「首相の側近」として中枢にいることが両刃の剣になっている。

 県内最大の集票力を誇るJAグループ佐賀の政治組織、県農政協議会は11月30日、大串氏からの推薦願を退け、自民前職の今村雅弘・元農水副大臣(65)の推薦を決めた。

 「TPP交渉参加の断固阻止に向け、一貫した行動、発言をしている」ことを推薦条件に掲げる。

 大串氏も「関税原則全撤廃のTPP参加には反対」と言うが、首相は交渉参加に前向きだ。「民主党執行部の大半は推進派。要請に行っても何も変わらない」と話す県農政協の中野吉實会長は、大串氏にも厳しい。「首相に反対と言ってくれないと。我々の前だけで言っても……」

■自民前職は反対強調

 4日、今村氏は、鹿島市のJAさが北鹿島駐車場での集会で、農業者約50人を前にTPPに参加した場合の危うさを力説した。

 「関税がゼロになれば外国産農産物が大量に輸入され、日本の農業、農村が崩壊します」

 今村氏は各地でTPPを中心に演説して回る。「いったん締結させられれば、後になって内容を改めることは事実上不可能です」などと記したチラシも配る。

 熱心に支持を訴える背景には、前回、佐賀2区で大串氏に競り負けた経験がある。そのときも県農政協は今村氏を推薦したが、大串氏は農家にマニフェストの戸別所得補償を説明し、共感を得ていた。

 県農政協の中野会長は、「民主は戸別所得補償を法制化しようとしない。やめると言えばすぐにやめられる」と釘を刺し、農民票の自民回帰を促す。

■農協支所内に共産ポスター

 共産新顔の上村泰稔氏(47)は、TPP断固反対を訴える。職員しか目にしないものの、農協支所の部屋に共産の「TPP反対」のポスターを貼る所も出てきた。上村氏は「農民票は動く。政権交代は農協支配を崩してきている」。

 2005年、09年に選挙区、比例区とも自民に投票した佐賀市の農業女性(64)は、今回の投票先を自民か共産で迷っている。自民の姿勢が「条件次第では交渉参加とも受け取れる。もっと説明がほしい」。

 佐賀市の農業男性(80)も長年、自民に投票していたが、前回は戸別所得補償を訴える大串氏に投票した。今回は迷っている。「TPP参加は結局、小さい百姓をつぶそうとするもの。各候補の参加への姿勢を確認して、投票ギリギリまで考えたい」
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7781チバQ:2012/12/08(土) 09:50:00
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/TKY201212060284.html
2012年12月6日03時00分
輿石氏、民主の「顔」に不適? 地元で活動細野豪志・民主党政調会長の事務所を激励した輿石東幹事長=静岡県三島市、山岸一生撮影

 【山岸一生】民主党の輿石東幹事長が選挙戦で目立たない。地元・山梨を中心に、支援団体回りなどの地上戦に徹しているからだ。「選挙の顔」として、テレビ出演や応援演説に全国を飛び回る他党の幹事長とは対照的だ。

 「どこに行っても『あの怖い輿石が来たぜ』と思われる」。輿石氏は5日、静岡県三島市の細野豪志政調会長の選挙事務所でスタッフを前におどけた。細野氏は連日のように全国遊説しており、この日も不在。輿石氏は「細野君は民主党の顔だから」と持ち上げた。

 輿石氏は地元の民主党候補者の応援に力を入れ、山梨県以外に応援に入っても事務所や団体回りが中心。ある民主党候補は「応援演説に来てもらっても人が集まらない」と冷ややかだ。
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7782チバQ:2012/12/08(土) 09:50:38
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/NGY201212050019.html
2012年12月6日03時00分
河村票、それでも脅威 おひざ元、増税争点 愛知1区自転車で選挙区内をまわる候補者(左)と談笑する人たち=5日午後、名古屋市北区、越田省吾撮影(写真の一部を加工しています)


 【深津慶造】「今回の選挙は、消費増税を止める選挙です」。5日夜、名古屋市北区にある寺の集会場で、未来前職の佐藤夕子氏が支援者を前に訴えた。

 衆院愛知1区は中選挙区時代を含め、河村たかし名古屋市長が衆院議員として5期連続当選を果たした「おひざ元」だ。河村氏が市長選に出馬した2009年、後継として東区選出の民主県議だった佐藤氏に白羽の矢が立ち、選挙区を引き継いで同年の衆院選で初当選。河村氏が地域政党「減税日本」を立ち上げると、11年5月に民主を離党して合流した。

 その減税日本は、衆院解散前後に政党合流を繰り返し、公示直前の今年11月末、日本未来の党に落ち着いた。めまぐるしく揺れた経緯について、佐藤氏は「党名は変わっても訴えは変わらない」と強調。「反消費増税」を前面に掲げ、消費増税法を成立させた民主、自民両党などとの対立軸に据える。

7783チバQ:2012/12/08(土) 09:59:39
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/chubu/CK2012120702000235.html
民主候補、脱原発より中電労組?

 十六日に投開票される衆院選で、中部電力管内の愛知、三重、岐阜、長野四県の小選挙区から出馬した民主党候補者三十人のうち少なくとも二十人が、連合傘下の中部電力労働組合(組合員一万六千人)との間で「原子力の平和利用」推進などを盛り込んだ政策協定を結んだことが、中日新聞の取材で分かった。協定は、陣営の手伝いや票の取りまとめなど労組が支援する「推薦」の前提条件となる。

 本紙が入手した中電労組の協定書は、労働条件の改善や税を通じた格差是正などの基本政策のほか、エネルギー政策として「化石燃料の代替エネルギーである原子力の平和利用について、安全・安心を最優先に進める」と記載している。

 原発で使い終わった使用済み核燃料を処理して再び使えるようにする核燃料サイクルは「自給可能なエネルギー源」と位置付けた上で「安全・安心を最優先に進める」ことを候補者に求めている。

 中電労組によると、二〇〇九年の前回衆院選では、東海地方の大半の民主候補者と同じ内容の政策協定を結び、推薦を出した。幹部は「安定供給がなければ、国民生活は成り立たない。協定はお互いのエネルギー政策の考え方を確認するためのもの」と説明する。

 一方、民主党は今回の衆院選マニフェスト(政権公約)で「二〇三〇年代の原発稼働ゼロ」と「核燃料サイクル事業の見直し」を明記。どちらも前回衆院選マニフェストでは盛り込んでいなかった。

 今回、協定を結んだのは、愛知が候補者十五人のうち九人。いずれも五人が立った三重は四人、岐阜は三人、長野は四人。

 推薦を得た岐阜の候補者は「協定内容は当面の政策を示したもの」、別の候補者は「原発ゼロになるまで、平和利用は当たり前」との解釈を示す。愛知の新人は「将来的に原発がなくなったとしても、原子力の平和的な研究は続けていく必要がある」と述べ、公約とは矛盾しないとの立場を強調した。

 一方で協定を結ばなかった長野の候補者は「判を押せばマニフェスト違反となる内容」との認識を示す。協定が「脱原発と矛盾する」と判断して推薦を受けることを断念した候補者もいた。

 以前から脱原発を訴えてきた候補者の陣営には、推薦や協定について労組から正式な説明がない例もある。ある陣営幹部は「労組側からは声を掛けず、陣営も問い合わせない。推薦を断ると波風が立つので“あうんの呼吸”があるのではないか」と述べている。

7784チバQ:2012/12/08(土) 10:00:06
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012120602000226.html
全トヨタ労連、民主応援に差
 四日に公示された衆院選で、民主党の支持母体であるトヨタ自動車系の労働組合が、環太平洋連携協定(TPP)推進への貢献度に応じて、全国の民主系候補者を絞り込んで応援している。三年前の前回衆院選は、政権交代実現のため無差別に民主系候補を支えたが、自動車業界が超円高などに苦しむ中、支援態勢を見直した。

 「もう民主党ならだれでも応援はしない。自動車業界への貢献度に応じ、応援に濃淡をつける」。トヨタや系列部品メーカーの組合が加盟し、組合員三十二万人の全トヨタ労働組合連合会(全トヨタ労連)幹部は言う。トヨタ労組幹部も「TPPに反対の人は応援できない」と言い切り、TPPを軸にした支援方針に迷いはない。

 十月に開かれたトヨタ労組定期大会では、民主党支援のあり方を問われた今村聖治副執行委員長が「民主党というだけで推薦するのではなく、ふさわしい人物を選ぶよう徹底的にこだわる」と答えた。

 全トヨタ労連はこれまでの総選挙で、民主党公認候補は平等に応援するのが基本だった。今回はその方針を明確に転換した。自動車業界への「貢献度」は、特に前職について与党だった過去三年間の国会発言や活動などをチェックしている。

 中部地方だけでなく、東北や九州など各地の候補者を対象に、TPP交渉参加姿勢など、自動車業界に有利な発言回数や内容を精査。これに基づき組合側は選挙期間中の電話での勧誘や、チラシ配りなどに派遣する運動員の数を、候補者ごとに細かく決めた。

 自動車業界は長引く円高で輸出は低迷している。少子高齢化で国内販売も縮小傾向が続いている。業界は労使ともに、関税撤廃を目指すTPP加盟により、輸出促進を期待する。

 民主党は、野田佳彦首相がTPP交渉参加推進を明言するが、党内にはまだ反対・慎重論がくすぶっている。マニフェストでは、交渉参加は「政府が判断する」という玉虫色の表現に後退している。

7785チバQ:2012/12/08(土) 10:40:35
岐阜4
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121206-OYT1T00323.htm?from=ylist
昨日の友が今日の敵…協力解消、戦いの構図一変

 ベテラン前議員が、支援する候補を前回の自民党から日本維新の会に変えたことで、戦いの構図が一変した。

 5日午後、岐阜県飛騨市のJR飛騨古川駅前。うっすら雪化粧した山あいの街で、維新の会前議員・今井雅人(50)が「維新の看板と藤井先生の力も合わせて戦い抜く」と力を込めた。

 藤井先生とは、維新の会から比例東海ブロック単独で出馬した前参院議員・藤井孝男(69)だ。富山県境から愛知県境までの広大な面積を抱えるこの選挙区を地盤に30年以上活動してきた。自民党時代から衆参のくら替えを繰り返し、所属政党は自民、たちあがれ日本、維新の会と変遷を重ねたが、強固な後援会組織は健在だ。

 藤井は前回、自民党前議員・金子一義(69)を支援し、民主党から出馬した今井と対決した。それが今回は同じ維新の会の今井を支援する立場だ。公示日の4日、2人は一緒に選挙区を回り、行く先々で大勢の支持者に出迎えられた。官僚政治の打破を訴える今井の傍らで、藤井は「選挙区は今井、比例は維新」と強調した。

 しかし、他候補の応援で全国を巡る藤井の地元入りは限られる。藤井なしの選挙戦初日となった5日、今井の訴えに足を止める人はまばらだった。

 同じ頃、2人を迎え撃つ金子は、下呂市で地元の建設業協会の会合に出席していた。

 金子と藤井は小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降、選挙区と比例に交互に立候補する「コスタリカ方式」で盤石の体制を築いてきた。2005年の郵政選挙でたもとをわかった過去もある。

 「昨日の敵がきょうの友、昨日の友がきょうの敵になった」

 ベテラン同士の因果な関係について自民県連幹部はこう漏らす。約120人を集めたこの日の会合で、金子は景気対策やリニア中央新幹線の重要性を訴えたが、藤井については触れなかった。

 ただ、金子後援会の幹部は「風頼みの『維新』に勝たせるわけにはいかない」と組織の引き締めに躍起だ。金子自身も「注目の選挙区で、絶対に負けられない」と対抗心をあらわにする。

 一方の民主党。下呂市出身で元参院議員秘書の新人・熊崎陽一(25)の擁立を決めたのは、わずか1か月前だ。

 「俺たちの時代は俺たちが創る」。5日の高山市内の街頭で若者や子育て世代などに支持を訴えたものの、浸透は十分とは言えない。街頭演説や車座集会などを地道にこなし、無党派層への浸透を急ぐ考えだ。

 「他の人は関係ない」と金子、藤井の因縁対決にも平静を装う。最大の支持母体の連合岐阜の支援も受けるが、県連幹部は「知名度はほぼゼロ。自民は大物で、維新は勢いがある。前回のような風もなく、このままでは埋没する」と警戒を強める。

 共産党の新人・日下部俊雄(64)は元下呂市議としての経験を強調し、原発ゼロや消費増税反対などを主張。「地道に政策を訴えるだけ」と、票の上積みを目指す。(敬称略)

(2012年12月6日11時40分 読売新聞)

7786チバQ:2012/12/08(土) 10:44:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000299-sph-soci
94歳無所属新人、蓄えた葬式代つぎ込み出馬…埼玉12区
スポーツ報知 12月8日(土)7時5分配信


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94歳とは思えないほど元気な川島良吉氏

 埼玉12区に無所属新人で立候補した川島良吉氏は、御年94歳。今選挙の最高齢候補者となるおじいちゃんは「葬式代としてためていた年金を選挙資金に充てた」と覚悟を口にする。一方の最年少候補者は群馬4区の民主・青木和也氏。投票3日前の13日に25歳となる。

 94歳ながら、視力1・2を誇る両目は鋭い眼光を放つ。国の行く末を憂う川島氏は、立候補の理由を明快に語る。「オレの出番だと思ってしまったんですよ」。供託金300万円は葬式代にと、ためていた年金から捻出した。まさに不退転。覚悟の初出馬だ。

 政治家を志したことはなかったが、各党の主張を聞くうちに闘志がたぎった。「右傾化する安倍(晋三・自民党総裁)や石原(慎太郎・日本維新の会代表)から『軍』なんていう言葉が普通に出る。橋下(徹・同党代表代行)もムチャクチャ。無条件降伏したのに。日本はどうなっちゃったんだ、という不安がありました」。耳は少し聞こえにくいが、話し出したら止まらないマシンガントークが武器だ。

 第1次世界大戦が終結した1918年に生を受け、第2次大戦勃発の39年に徴兵。中国での7年間の戦闘では多くの仲間を失った。「オレは戦争で死なず、散々いい思いをした。このままじゃ死んでいった仲間に申し訳ないと」。そんな思いが出馬へと背中を押した。先月30日に自宅に親族を集めて「出馬表明」。最初は反対した親族も熱意に負けた。「友だちに手伝ってもらおうと思ったけど、もうみんな死んでいなくなってた」

 カマド販売業、金融証券業などさまざまな仕事に従事した。今は埼玉県羽生市の自宅で一人暮らし。腰は真っすぐ。足取りは軽快だ。炊事、洗濯、掃除から車の運転まで自分でこなす。総務省選挙部管理課によると、94歳は今選挙の立候補者1504人の最高齢となる。

 埼玉12区は民主・本多氏と自民・野中氏の対決に、自民を離党した元県議・森田氏が加わる激戦の構図だ。「正直勝てるとは思っていない。でも訴えたいんですわ」。公約は憲法9条順守、原発反対、天皇を「象徴」ではなく「元首」とすること。公示直前の出馬決定で活動は出遅れたが、ようやく7日、チラシとポスターの作製に着手した。今後は街頭演説も行う予定だ。「男ってのはね、やるときゃやんないといかんのよ」―。

 ◆埼玉12区(熊谷市、行田市、加須市、羽生市、鴻巣市)立候補者
 野中厚(36)自民新
 森田俊和(38)無 新
 大野辰男(59)共産新
 本多平直(48)民主前
 永沼宏之(44)みん新
 川島良吉(94)無 新

 ◆高齢の政治家 国会議員の最高齢記録は尾崎行雄衆院議員(1858〜1954年)の95歳。尾崎議員は当選25回、勤続63年も歴代1位。米議会ではストロム・サーモンド上院議員(1902〜2003年)の100歳。前々回(2005年)、前回(09年)衆院選の最高齢候補者は自民・中山太郎元外相(当時81、85歳)だった。

 ◇1918年(大正7年)の出来事 米価格高騰に伴う暴動、いわゆる「米騒動」が、夏ごろに富山県で始まった。国内の政治では、日本初の本格的政党内閣とされる原敬内閣が、発足している。政治家では、田中角栄元首相が同年生まれ(1993年死去)。72年に初めて、大正生まれの首相となった。

 ◆今回最年少は24歳の青木氏 〇…今選挙、最年少候補者となる群馬4区の民主・青木和也氏は24歳。投開票3日前の12月13日に被選挙権を得る25歳になる。前回、同区から出馬し比例復活当選後に民主を離党、今回は未来から千葉4区に立候補した三宅雪子氏(47)の元秘書だ。引退した自民・福田康夫元首相(76)の長男・達夫氏(45)らと争う。
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7787チバQ:2012/12/08(土) 10:48:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000256-sph-soci
明治天皇の玄孫、維新・渡辺徹氏「明治維新をもう一度」…東京5区
スポーツ報知 12月8日(土)7時3分配信

 東京5区から立候補した日本維新の会の新人、渡辺徹氏(34)は明治天皇の玄孫(やしゃご、ひ孫の子)に当たる。旧竹田宮恒徳王の次女・紀子さんの長男で、日本オリンピック委員会・竹田恒和会長は叔父。「(明治天皇の子孫であることを)意識しているわけではないが、国を愛し、改革をしなければという思いは強いです」と話す。街宣では「144年前の明治維新をもう一度」と訴えている。

 幼稚舎からの慶応育ちで、高校まではラグビー部。慶大法学部を経て南カリフォルニア大公共政策大学院で学び、武見敬三元参院議員の秘書を務めた。地元でも認知度はまだ低いが、家柄は特にアピールしていない。「(同名の)芸能人ではありません。西の橋下徹! 東の渡辺徹!」と選挙区内を街宣しながら練り歩き、認知度アップに努めている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000267-sph-soci
大隈重信元首相の遠縁・おおくま氏はテディベアと演説…大阪10区
スポーツ報知 12月8日(土)7時4分配信


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大きなテディベアと並んで演説を行う大隈氏

 政党か、はたまた「個人」の人気か―。大阪10区(高槻市、三島郡)は小選挙区導入以降、同一候補が連続選出されたことのない激戦区だ。民主党・辻元清美氏(52)、日本維新の会・松浪健太氏(41)が出馬。自民党は新人の大隈和英氏(43)を送り込む。大阪府内でも投票率は高く、浮動票の取り込みがポイントとなる、今回の衆院選の縮図のような選挙区だ。

 JR高槻駅前。約1メートルもの大きなテディベアを連れ、大隈氏はマイクを握った。「おおくま」だ。「漢字が難しいのでひらがなで覚えてもらいやすいかと」と同陣営。子ども連れの女性や高齢者が笑顔で寄ってきた。

 離党した松浪氏に対し、自民党のある大阪府議は「これまで支えてきた感謝の言葉もなく、後ろ足で砂をかけて出て行った」と怒りをあらわに。知名度のある両候補の対抗馬として擁立したのは、政治経験のない43歳の外科医だった。早大創始者の大隈重信元首相とは遠縁にあたり「祖父には『大隈一族として、名に恥じるようなことをするな』といつも言われた」。だが「遠縁ではありますが、きちっとお話しできないことは言うべきでない」と、演説でも“大隈ブランド”を前に出さず、専門の医療問題などを地道に訴える。
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7788チバQ:2012/12/08(土) 15:05:28
http://www.nnn.co.jp/news/121208/20121208003.html
どう動く 「川上票」の行方 冬の陣 鳥取衆院選
2012年12月08日

 民主党前職の湯原俊二候補(50)と自民党前職の赤沢亮正候補(51)が前回選挙に続いて激突している衆院選鳥取2区。各陣営にとって気になるのが、所属政党を自民から民主に移した川上義博参院議員(鳥取選挙区)が抱える「川上票」の行方だ。その断面を探った。


川上氏と自民党のポスターが張られた民家。自民党議員の立て看板も。川上党には自民支持者も多い=米子市内

 公示3日前の1日夜、川上氏は地盤を湯原氏への支援につなげるため、米子市内で地元後援会の関係者を集めた。「湯原さんをお願いしたい」

 しかし、出席者は30人程度。事前に参加を呼び掛けた世話人の5分の1だ。川上氏を支援する男性(67)は「いつもならほぼ全員が集まる。表立って応援しにくいのが本音だろう」と漏らす。

「ねじれ状態」
 自民党県議だった川上氏は2003年の衆院選で当選したが、郵政民営化法案の採決で造反し、無所属で出馬した05年の郵政選挙で自民が公認した赤沢氏に敗れた。07年の参院選で民主に転じて当選、全県で16万8380票、このうち2区で8万6221票を集めている。

 個人後援会は自民支持者が多く、特に建設業や農業の関係者が目立つ。「川上党」と呼ばれ、男性は「半分近くが保守系ではないか」と分析する。

 「衆院は赤沢、参院は川上」。自民党員の会社役員(67)は明言する。川上党の多くは投票行動で「ねじれ状態」が生じているという。「川上党であっても自民系は自民候補に。だが、川上さんの場合は民主であっても応援を続けようという気持ちにさせる」

 全県1区だった中選挙区時代、石破茂自民党幹事長と相沢英之元衆院議員がしのぎを削ったことも川上党を生む要因に。小選挙区に移行後、相沢氏と川上氏は03年衆院選で直接対決し、その際に「反相沢」を掲げる県西部の石破支援者は川上氏に流れたという。

 石破氏の西部後援会関係者は「いまでも投票先に揺れる人がいるので、誰を支援しているかを内部で問いたださないようにしている」と話す。

後援会始動
 今回の選挙で川上氏は本腰を入れるのか−。そんな声が各陣営でささやかれる中、首相補佐官の川上氏は湯原氏の出陣式や個人演説会に顔を出し、6日の決起大会でも必勝を訴えた。来夏には自身の選挙も控えている。取材に対し「官邸業務や他候補の応援の合間を縫って期間中の半分以上は選挙区に入り、企業回りなどに汗を流す」と語った。

 川上氏の西部後援会もてこ入れを図る。湯原陣営の電話作戦や演説会の動員も。しかし、松田一三会長(76)は「できる限りの協力はするが、それぞれの立場があり、締め付けはできない」と苦悩を打ち明ける。

 保守分裂のし烈な争いとなった05年衆院選で赤沢氏に敗れ、屈辱を味わった川上氏の後援会幹部たち。「赤沢さんにだけは負けたくない」との思いで湯原票の確保に選挙区を歩き始めた。

 川上票をめぐり、政党間や地盤を越えた因縁と思惑が複雑に絡み合っている。

7789名無しさん:2012/12/08(土) 17:49:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121208-00000056-jij-pol
因縁対決に戸惑いも=東京15区、東に挑む元「小沢ガールズ」―注目区【12衆院選】
時事通信 12月8日(土)14時50分配信

 衆院選では、首相野田佳彦が推し進めた消費増税に反対して民主党を離れた前議員と同党候補が、各地で熱い戦いを繰り広げている。中でも東京15区は、「小沢グループ」で行動を共にした身内が争う注目区だ。
 「私は正論を言う。だから刺客まで送られるようになってしまった」。公示前の11月27日、日本未来の党の東祥三は東京都江東区での事務所開きでこう語ると、「有権者との約束を破るなら政治家を辞めた方がいい」と、語気を強めて野田を批判した。
 東は小沢一郎らとともに民主党を離れ、国民の生活が第一を結成。未来に合流するまで代表小沢の下で幹事長を務めた。その東の地盤である15区に、民主党は元「小沢ガールズ」の田中美絵子を刺客として送り込んだ。
 田中は、小沢が指揮した前回選挙で石川2区から出馬。元首相森喜朗を相手に善戦し、比例代表で復活当選した。その後は小沢グループの一員として活動。グループ幹部だった東とも親交があった。「(選挙区選定は)党に一任したことなので個人的感情はない」。平静を装う田中だが、周辺には「今でも小沢先生、東先生を尊敬している」と、元身内対決となったことへの複雑な心境を漏らす。
 衆院解散の3日後から15区での活動を始めた田中は、遅れを取り戻そうと、連日街頭に立ち支持を呼び掛けている。11月下旬に東京メトロ南砂町駅前でマイクを握った際は、民主党政権の実績を訴えるとともに、自身と同世代の有権者を意識して子育て支援の充実をアピール。東や小沢の話題には一切触れなかった。
 もっとも、6選を目指す東にとって田中の存在は苦々しいようで、「(民主党は)勝てると思って送り込んではいないはず。東が憎いという私怨(しえん)だ」と憤りを隠さない。2人の争いを横目に、みんなの党の柿沢未途、自民党の秋元司は抜け出しを図ろうと全力を挙げている。
▽東京15区
 田中美絵子37 元議員秘書民 前
 吉田年男64 党地区委長共 新
 柿沢未途41 政調副会長み 前
             推(維)
 東祥三61 元副大臣 未 前
             推(大)
 秋元司41 元政務官 自 新
             推(公)
(敬称略)

7790名無しさん:2012/12/09(日) 12:42:36

首相陣営、街頭でビデオ流す…公選法抵触の指摘
読売新聞2012年12月09日09時13分
http://news.livedoor.com/article/detail/7215905/

 衆院選公示日の4日、野田首相(千葉4区)の陣営が千葉県習志野市の街頭で開いた出陣式で、首相のメッセージを撮影したビデオを流していたことがわかった。

 公職選挙法は選挙運動のために使用できる文書などを制限しており、候補者が独自に作成したビデオの使用には「公選法に抵触する恐れがある」との指摘が出ている。

 首相は4日、福島県いわき市で第一声を行ったため、習志野市のJR津田沼駅で開かれた自身の出陣式には出席しなかった。ビデオメッセージで首相は、「残念ながら地元の船橋に戻ることはできません。私のいない分もライバルたちに負けないように、皆様によってお支えをいただきますように心からお願いを申しあげます」と呼びかけた。

 だが、公選法143条では「選挙運動のために、アドバルーン、ネオン・サインまたは電光による表示、スライドその他の方法による映写等の類を掲示する行為は禁止行為に該当する」と定めている。総務省の選挙担当者は首相のビデオメッセージについて「個別事案は司法当局が判断する」とした上で、「一般的に、選挙運動でビデオメッセージを使うことは公選法に抵触する恐れがある」と指摘した。

7791名無しさん:2012/12/09(日) 13:43:06

落選濃厚大物22人
【政治・経済】
2012年12月6日 掲載
仙谷は比例復活すらアブナイ
http://gendai.net/articles/view/syakai/139980
 民主党や自民党、メディアが毎週のように世論調査を行い、選挙区ごとの情勢を探っているが、それらのデータで分かることは、大逆風の民主党を中心に現役大臣や閣僚経験者がボロボロ落選しそうだということ。民主党政権で“陰の総理”とまでいわれたアノ男も落選濃厚だ。

「徳島1区では、民主党の仙谷さんが自民党新人に大きく先行されている。公示直前の民主党の調査では15ポイント以上引き離されていたそうです。地元メディアの間では、『仙谷さんは比例復活できるのか』が最大の関心事です」(四国の地元記者)
 地元メディアは仙谷の小選挙区敗北をすでに織り込み済みだ。ここまで厳しい原因は、「自衛隊は暴力装置」などの暴言で問責をくらったり、小沢排除で党分裂を招いた“A級戦犯”というイメージの悪化。さらに、野田政権で政府や党の重要ポストを外れ、存在感がなくなったためだという。仙谷本人は支持離れの食い止めに必死らしいが、ま、自業自得である。
「比例復活も簡単ではありません。四国の比例枠は6つ。前回は民主3、自民2、公明1でした。しかし今回は自民が上を行くし、維新もそこそこ票を取る。民主は1、2議席にとどまる可能性が高く、惜敗率によっては仙谷さんが議員バッジを失いそうです」(前出の記者)

<パナソニック労組の平野も大差つけられ、もがく>

 閣僚経験のある大物で落選の可能性があるのは別表の22人だ。
 維新の本拠地の大阪では、自民党の最新調査で「民主党の小選挙区15人全滅」という結果が出た。藤村と樽床は、維新(みんな)と自民に差をつけられ、現在3番手。「パナソニック労組の後押しで勝てる」といわれていた平野も、維新候補に10ポイント以上差をつけられている。松原、小宮山、長妻、菅の東京の4人は、いずれも自民候補とデッドヒート中。田中真紀子も元山古志村長で前衆院議員の自民・長島忠美と横一線だ。
 解散直後に民主から維新に移った小沢鋭仁もかなり厳しい。同じ山梨を地盤とする民主の輿石幹事長が「裏切りは絶対許さない」と猛烈に動いているからだ。
「民主は幹部クラスが全国の選挙区に応援遊説に入っていますが、輿石さんは公示前から山梨にベタ張り。自ら擁立を決めた官房副長官の斎藤勁氏の支援に必死で、今週土曜(8日)も山梨1区に入ります」(民主党関係者)
 現役大臣は公務があるから地元にほとんど帰れない。落選の恐怖で今ごろ発狂しそうになっているんじゃないか。

◆三井辨雄(70)/厚労相/北海道2区
◆荒井聰(66)/元国家戦略相/北海道3区
◆鉢呂吉雄(64)/前経産相/北海道4区
◆鹿野道彦(70)/前農相/山形1区
◆山岡賢次(69)/元国家公安委員長/栃木4区
◆細川律夫(69)/元厚労相/埼玉3区
◆田中慶秋(74)/前法相/神奈川5区
◆城島光力(65)/財務相/神奈川10区
◆中塚一宏(47)/金融担当相/神奈川12区
◆小沢鋭仁(58)/元環境相/山梨1区
◆松原仁(56)/前国家公安委員長/東京3区
◆小宮山洋子(64)/前厚労相/東京6区
◆長妻昭(52)/元厚労相/東京7区
◆菅直人(66)/前首相/東京18区
◆田中真紀子(68)/文科相/新潟5区
◆赤松広隆(64)/元農相/愛知5区
◆藤村修(63)/官房長官/大阪7区
◆平野博文(63)/元官房長官/大阪11区
◆樽床伸二(53)/総務相/大阪12区
◆仙谷由人(66)/元官房長官/徳島1区
◆原口一博(53)/元総務相/佐賀1区
◆下地幹郎(51)/郵政民営化相/沖縄1区

7792名無しさん:2012/12/09(日) 15:27:12
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2343462.article.html
選挙情勢【佐賀1区】

 民主に対する逆風もあり、国政選挙初挑戦の岩田が先行、原口が知名度や実績を生かして追い上げる展開となっている。岩田は自民支持層の大半を固め、公明に浸透、支持政党がない無党派層にも広がりを見せる。原口は民主の支持に加え、無党派層の3割近くを取り込む。職業別では主婦層や会社員に食い込む。

 地域別では岩田が大票田の旧佐賀市で一歩リードし、知名度が低いとされる鳥栖市でも先行、原口は三養基郡で競り合っている。共産の大森斉(57)は消費税増税反対などを掲げるが、厳しい戦いとなっている。

7793とはずがたり:2012/12/09(日) 18:45:43

維新7人を4次推薦=みんな【12衆院選】
http://news.goo.ne.jp/article/jiji_elex/politics/jiji-121209X238.html
2012年12月9日(日)16:27

 みんなの党は9日、衆院選で日本維新の会の公認候補7人の推薦を決めた。 

 第4次推薦で、決定した候補は次の通り。(敬称略)

 群馬2区 石関貴史▽東京19区 山田宏▽岐阜4区 今井雅人▽大阪10区 松浪健太▽同14区 谷畑孝▽和歌山2区 阪口直人▽熊本1区 松野頼久

[時事通信社]

7794旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/09(日) 20:36:59
総選挙データベースファイルが完成しました。
アップしたいのですが,これまでファイルのアップをしたことがないのでどこがいいのか分かりません。
親切な方,どこにアップしたら良いか教えていただけませんでしょうか。

ちなみにexcelファイル(2010)で,約2,700KBほどです。

7795名無しさん:2012/12/09(日) 22:01:32
>>7794
私には分からないからスレを上げておきます

7796とはずがたり:2012/12/09(日) 22:27:35
>>7794
メールに添付して送って頂けたらとは総研のサイトにうpさせて貰いますよ!!大きさ的に大丈夫だと思うんですが。

7797旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/09(日) 22:57:07
>>7796
送りました。どうぞよろしくお願いします。

7798名無しさん:2012/12/09(日) 23:12:05
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/OSK201212090055.html
「僕は選挙後に逮捕されるかも」橋下・維新代表代行■橋下徹・日本維新の会代表代行

 なんで選挙運動をインターネットでやったらダメなんですか。公職選挙法に抵触するおそれがあると、候補者1500人もいるのに今みんなネット止めちゃった。僕だけがツイッターやってるんです。バカげた国ですよ、ほんとに。ネットがあれば皆さんどんどん政治家に直接文句言えるし、どんどん政治家に直接コミュニケーションとれる。これからの日本社会、重要な民主主義のツールになるはず。

 今のネット空間の重要性を考えたら、こんな公選法なんてバカげたルールは政治家が一喝して変えなきゃいけない。こんな状況を変えられない今までの政治家に何を期待するんですか。もしかすると僕は選挙後に逮捕されるかもしれません。その時は皆さん助けて下さい。公選法に抵触するおそれがあるとかいろんなこと言われてました。僕はそれはないと思うんですけどね。(東京・秋葉原での街頭演説で)

7799チバQ:2012/12/09(日) 23:47:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121209/elc12120910150033-n1.htm
選挙応援、悩む民主 「首相が来たら逆効果」
2012.12.9 10:15 (1/2ページ)[衆院選]
遊説数 野田・安住氏トップ、岡田・細野氏3位
 第46回衆院選(16日投開票)は9日、12日間の選挙運動期間の折り返しを迎える。苦戦が伝えられる民主党は、4日の公示日から知名度の高い幹部や閣僚が積極的に全国での遊説に回っている。9日までの前半戦で最も多くの選挙区を訪れることになるのは、33選挙区の野田佳彦首相(党代表)と選挙の仕切り役、安住淳幹事長代行。ただ、政権運営に対する有権者の厳しい反応から、首相をはじめとする党幹部らの訪問を躊躇(ちゅうちょ)する選挙区も出始めている。

 党発表の日程によると、首相と安住氏に次いで前半戦の遊説選挙区が多いのは、3位の岡田克也副総理と細野豪志政調会長の30選挙区。これに29選挙区を回ることになる蓮舫国民運動委員長が続く。

 通常、選挙応援で引く手あまたのはずの輿石東幹事長は地元・山梨県内で再訪した分を数えても延べ16選挙区にとどまっている。閣僚では前原誠司国家戦略担当相が6位、枝野幸男経済産業相が7位、玄葉光一郎外相が9位となる。

 応援弁士の要請は各候補者の事務所か、所属する都道府県連が党本部に行うのが通例だ。ただ、誰を派遣するかは党側が決めており、遊説した選挙区の多さと人気が比例するわけではない。

 逆に党本部から、要請もしていない幹部の遊説を告げられ困惑する事務所もある。激戦区のある事務所では突然、「2日後に玄葉氏が行くのでよろしく」と伝えられ、予定外の受け入れ準備に追われた。党本部から、地味な印象の、ある現職閣僚の遊説を打診され、断った事務所もある。

 さらに、“人気ナンバーワン”と目される首相の選挙区入りをためらう動きも出ている。首相のおひざ元の千葉県内で行われた遊説でさえ激しいヤジが飛んだと聞かされた、関東地方のある事務所は「首相に来てもらっても逆効果になるかもしれない」と応援要請の撤回を検討している。

 民主党は、週明けから重点選挙区を80程度に絞って幹部を応援演説に投入、追い込みをかける。

 ただ、北朝鮮のミサイル発射予告を受けて政府は10日以降、連日午前7時から正午の発射予告時間帯に、首相と関係閣僚が官邸や担当省庁に待機する方針で、遊説日程は流動的となっている。(赤地真志帆、村上智博)

7800チバQ:2012/12/09(日) 23:49:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121209-00000004-maiall-pol
<衆院選>業界団体、自民回帰 「ねじれ」意識、民主と二股も
毎日新聞 12月9日(日)10時23分配信

 衆院選(16日投開票)で自民党の優勢が伝えられる中、業界団体の自民党回帰が鮮明になっている。ただ、05年の郵政解散、09年の政権交代と大きな民意の流れが選挙の行方を決めてきただけに、勝ち馬に乗る以上の影響力を持つのかは微妙だ。次の衆院選でまた政権が代わる可能性もあることから、「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加反対」など特定の政策課題を推薦の条件としたり、民主党と二股をかけたり。かつて自民党長期政権の「集票マシン」と言われた業界団体も揺れている。【坂口裕彦、横田愛】

 「(民主党が09年衆院選で公約した)高速道路無料化やガソリン税の暫定税率廃止に期待した。落胆した事業者は少なくない」

 全日本トラック協会(全ト協)の関係者はこう語る。全ト協は政権交代後、いち早く民主党の小沢一郎元代表と関係を構築。10年参院選では初めて民主党の比例代表候補を支持し、10年末の税制改正では都道府県から協会支部に配分される交付金の継続が認められたが、今回は政党支持を明確にせず、地方組織の判断に委ねた。

 同じく、いったん民主支持に転じた日本歯科医師連盟(日歯連)。10月に参院選の組織内候補を決める選考委員会を開き、自民党参院議員が「18対6」で当時民主党だった前衆院議員を破った。国民に歯科検診を勧める「歯科口腔(こうくう)保健条例」の全国での制定が日歯連の悲願。民主党政権の3年間を経ても地方議会ではなお自民党が幅を利かせており、日歯連関係者は「民主党が優勢な都道府県議会は少ない。結局は強いところに頼むしかない」と語る。敗れた前衆院議員は民主党に見切りをつけ、今回、日本維新の会から立候補した。

 JAを母体とする全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)はTPP反対を各候補者に求めた。民主党は「政府が判断する」、自民党は「聖域なき関税撤廃に反対」と公約の書きぶりはともにあいまいだが、「自民推薦が主流」(全国農政連幹部)となっている。

 自民党は衆院解散後、安倍晋三総裁と石破茂幹事長が約100の業界団体を行脚。政権公約の「総合政策集」は328項目にも上り、業界配慮が目立つ内容となった。ただ、自民、公明両党が政権を奪還しても参院では過半数に届かず、「ねじれ国会」の対応など難しい政権運営となる見通し。業界団体の関心は来夏の参院選にも向かい、民・自両党を推薦してリスクを回避する動きも目立つ。

 民主党の安住淳幹事長代行は「族議員の政治を横行させ、業界団体の意のままに動く政治に戻ってしまう」とけん制するが、政権交代後、業界団体の取り込みに動いたのも民主党。地方組織からは「(自民回帰は)残念だが、うちは元々、しがらみのない政党。政策の広がる活動をするだけ」(大分県連幹部)など組織票に頼らない支持基盤づくりを主張する声も出ている。

7801チバQ:2012/12/09(日) 23:50:29
………………………………………………………………………………………………………

 ◇民・自の間で揺れる業界団体

<北海道農協政治連盟>

 10年参院選は民・自の候補を支持したが、今回はTPP問題で公開質問状を送り、2選挙区で自民候補を推薦、10選挙区は自主投票。民主党道連の「反対」は認めず。

<JAグループ青森>

 「党・候補者ともにTPP反対」を条件に共産候補も推薦。自民、未来も推薦したが、民主4候補は「政策協定書がない」と除外。

<栃木県興農政治連盟>

 自民5候補全員が「TPP交渉参加阻止」の確約書に署名。民主党側とは接触もせず。

<群馬県建設業協会>

 自民、公明両党を推薦。「国土強靱(きょうじん)化に努力」と約束した維新候補も支持。八ッ場ダム反対の維新候補は支持せず。

<石川県漁連>

 10年参院選は民・自の候補を推薦したが、今回は自民3候補を推薦。民主の推薦依頼は「すでに理事会を終えている」と断った。

<福井県建設業連合会政治連盟>

 10年は民・自を推薦したが、今回は自民3候補を推薦。民主県連のスタッフが連盟事務所で自民のポスターを見て推薦依頼を断念。

<岐阜県農協農政連盟>

 自民5候補を面接して推薦。民主からも推薦依頼が来たが門前払い。

<愛知県医師連盟>

 各党の候補に活動指針への賛同を要求。県内15選挙区で自民13、民主9、未来2、維新1候補を推薦。「選挙後の枠組みも見えず、特定政党に肩入れする時代ではない」

<兵庫県歯科医師連盟>

 初めて衆院選で民主4候補を推薦。「診療報酬改定で主張をくんでくれた恩義もある」

<香川県農協農政対策協議会>

 1、3区で自民候補を推薦。2区は民主候補から「TPP反対」の言質を取り推薦したが、公示前日に急きょ自民候補も推薦。

<佐賀県医師連盟>

 10年参院選は民・自両党の候補からスピーチを聞いて自民を推薦。今回は「民主党政権に失望した」と全会一致で自民を推薦。

<熊本県農業者政治連盟>

 10年参院選は自主投票だったが、今回は「政権与党になれる政党でないと支持する意味がない」と自民候補を推薦。

<大分県税理士政治連盟>

 09年は自民、10年参院選は民主、今回は自民候補を推薦。「経済対策などを評価」

7802チバQ:2012/12/09(日) 23:50:53
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20121209ddlk33010267000c.html
2012衆院選おかやま:小選挙区、自治体分断で選管も悲鳴 区割り見直し進まず−−北・東・南区と2市1町 /岡山
毎日新聞 2012年12月09日 地方版

 16日投開票の衆院選で、県内5の小選挙区の境界が複数の自治体を分断している。選挙区は、市区町村を分割しない原則だが、小選挙区が導入された96年の衆院選後、区割りが見直されていないためだ。市町村合併や岡山市の政令市移行に伴う行政区設置が進み、小選挙区は入り組んでしまった。選管担当者は「紛らわしい」と悲鳴を上げている。

 市区町内に選挙区の境界があるのは、岡山市の3行政区(北、南、東区)と倉敷、真庭、吉備中央の2市1町。とりわけ複雑な岡山市は、3選挙区に分かれている。旭川を境に西側は1区、東側は2区だが例外もある。さらに東区の大半は2区で、旧瀬戸町は3区。南区のうち、倉敷川、児島湾より北側は1区、南側は2区だ。

 国の選挙区画定審議会は94年に区割りを決めた。1票の格差を2倍以内に抑えるため、1選挙区当たりの人口27万〜54万人とし、市区町村は分割しない前提だった。当時、岡山市の人口は約59万人と基準より多く、次善策として地形的に分かりやすい旭川で分割し、両岸にまたがる玉柏地区は1区にした。

 その後、05年に3区の瀬戸町が、07年に2区の灘崎町が岡山市に編入合併。09年の岡山市の政令市移行で、地域のつながりを重視して4行政区を線引きしたことから、小選挙区が分断されたという。

 選挙事務も複雑になった。投票用紙を本来とは異なる選挙区の投票箱に入れると、貴重な1票は無効になる。1区と2区に分かれる南区全域の期日前投票所となった南区役所と中央卸売市場事務所では、間違って投票しないように2選挙区の投票箱をロープで仕切って、選管職員が有権者を1人ずつエスコートする念の入れようだ。開票でも投票用紙が混ざらないように開票所入り口を区別して誘導路を作り、別々の開票スペースを設ける。

 区割りは10年に1度、国勢調査を基準に見直され、今年2月に見直し案が出る予定だった。しかし最高裁が「違憲状態」と指摘した「1票の格差」の是正を巡る与野党協議が長引き、改定されないままだ。岡山市選管は「同一選挙区なら人手もスペースも減らせる。次からは選挙区を行政区に合わせてほしい」と説明している。【井上元宏】

7803チバQ:2012/12/09(日) 23:59:22
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121209/fkk12120902180002-n1.htm
【衆院選2012 九州・山口】
初の週末 民主悲哀 幹部素通り
2012.12.9 02:18
 ■応援要請も返事なく

 衆院選公示後初の週末となった8日、九州・山口は各党とも党首や党幹部の来援は少なく、やや盛り上がりに欠ける中盤戦となった。中でも苦境が伝えられる民主や準備不足の第三極は、週末以降に知名度の高い党幹部らがテコ入れのため来援を予定するが、自身の選挙戦を気にせずに駆けつけられるのは一握り。選挙区を絞って九州を駆け足で巡ることになり、来援から漏れた陣営から「うちには来てくれないのか」と悲哀の声が漏れた。(田中一世、大森貴弘)

                   ◇

 特に厳しいのは与党・民主党だ。8日には玄葉光一郎外相が北九州市のJR小倉駅前で、福岡10区の民主前職・城井崇氏の応援演説を行った。だが、折からの寒波の影響もあって、集まったのは約300人にとどまった。

 玄葉氏は「第一に候補者の人柄を見極めてほしい。福岡10区は大接戦の選挙区だから来ました。城井という正直でまっすぐな若い政治家を育ててください」と、民主に吹く逆風を意識してか「政党よりも人柄」を強調した。

 玄葉氏は同日、慌ただしく福岡9区と佐賀2区へ。9日は岡田克也副総理が九州入りし、福岡2、6、7、10区、佐賀1区、長崎1区を回る。

 民主が予定する応援演説は、いずれも無党派層が多い県庁所在地や都市部で接戦となっている選挙区ばかり。民主が応援場所を絞る理由は、党幹部や大臣クラスさえ自身の選挙区で苦戦が伝えられ、他人に構っている余裕がないからだ。知名度という点でも遊説メンバーは野田佳彦首相や岡田氏、玄葉氏、前原誠司氏らに限られる。

 城井氏は「土日に2人応援に来てくれることは、劣勢といわれている中でも『追い抜いて勝て』という党本部の激励だと思う」と話すが、九州・山口で29人いる民主公認候補の中では、数少ない恵まれた立場だ。

 大物の来援予定がない熊本県内の民主候補の陣営は「党本部に何度も要請しているが返事がない。まあ、大きくリードされているので、わざわざ来てくれないでしょうね…」とため息をつく。

 状況は第三極も同じ。日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は10、12日に九州入りする予定だが、各県の1区(県庁所在地)中心の遊説となる。

 橋下氏に“素通り”される九州のある維新公認候補は、強く来援を希望していただけに、失望を隠せない。党本部から「隣の選挙区で行う橋下氏の演説会に参加するように。有権者も集めてほしい」と依頼があったという。陣営スタッフは「とても影響力がある人なので、県内に来てくれるだけでもありがたいと思うようにしている」と自らに言い聞かせるように話した。

 九州・山口で10人の公認候補を立てた未来の党は、党代表の嘉田由紀子・滋賀県知事をはじめ、これまでのところ目立った応援予定はない。ある陣営の幹部は「党本部に毎日応援の催促をしているが、返答はなしのつぶてです…」と話した。

 一方、優勢が伝えられる自民は公示後、小泉進次郎・青年局長、高村正彦副総裁が九州入り。地元の麻生太郎元首相も各陣営の応援に走り回っている。8日は石原伸晃前幹事長が鹿児島1区と5区で、9日には、麻生氏と親交があり、テレビ出演で有名な北村晴男弁護士も福岡入りする。

7804チバQ:2012/12/10(月) 00:01:29
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121208-OYT1T00771.htm?from=blist
遊説少ない石原代表、両立問われる嘉田代表

 衆院選公示前に結党した日本維新の会の石原代表と、日本未来の党の嘉田代表の両党首は、連日遊説に出る他党の党首とは違った形で選挙戦に臨んでいる。

 石原氏は、街頭活動が党首の中で目立って少ない。維新の会が公表した日程では、4日の公示以降、街頭演説は5日間でわずか10回。5日は横浜駅前の1か所のみで、7日は東京都内で1か所行ったが、その他は都知事選候補の応援演説にあてた。

 党関係者は「発表以外は表に出せない。ただ、党本部には毎日のように入って、各支部などと連絡を取り合ったり、全般的な戦略を協議したりしている」と説明する。だが、自民党の安倍総裁らは1日平均10回程度の街頭演説を行っており、石原氏のように「党の顔」が露出を控えるのは珍しい。橋下徹代表代行が補っている側面もあるようだ。

 一方、滋賀県知事の嘉田氏は7、8両日、遊説を控えて県で公務をこなした。党首と知事の両立には、県内から批判が出ており、6日には知事給与の支払い停止を求める住民監査請求を起こされた。嘉田氏は「知事には勤務時間がないから、住民監査請求は成り立たない」と反論しているが、今後も「両立」を問われ続けることになりそうだ。

(2012年12月9日14時34分 読売新聞)

7805チバQ:2012/12/10(月) 00:19:23
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/tiiki_tokuho/2012s_election/news/news2012/ac121206b1.htm
未来・中野渡候補、低い比例順位に危機感
(2012/12/06)
 衆院比例代表東北ブロック(定数14)で、日本未来の党の名簿記載順位が、前職の中で最も低い9位となった青森2区の中野渡詔子候補。比例代表での当選は厳しい状況となり、「後は小選挙区で勝ち上がるしかない」と危機感を強め、巻き返しを図っている。
 青森1区の横山北斗候補ら未来の前職7人は並列1位で、中野渡氏だけがはじかれた形。理由ははっきりしないが、党が掲げる「卒原発」に中野渡候補が反発し、原発容認を主張していることが影響したのでは、との見方もある。
 中野渡候補は5日、原子力施設が集中する下北地域を中心に街頭演説を展開。「党の決定だから」と吹っ切れた様子で地域経済を支える原発や核燃料サイクル事業の重要性を訴えていた。(田中秀知)

7806チバQ:2012/12/10(月) 00:22:24
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121209_05.htm
みんな・宮城1区 維新「推薦」、痛しかゆし 2区で競合
 衆院選(16日投開票)で宮城1、2区に候補を立てるみんなの党が、両選挙区でねじれた日本維新の会との関係に頭を痛めている。維新の推薦を得た1区は共闘への期待が高まるが、2区は維新候補と競合状態にあるからだ。比例票の争奪戦も激しさを増しており、維新の風に相乗りする戦略構築は難しい状況だ。

<演説合流見送り>
 6日午後、JR仙台駅前で維新から比例代表の近畿ブロックに立候補する元宮崎県知事東国原英夫氏がマイクを握った。
 維新が送り込んだ「広告塔」だったが、維新推薦を5日に得た1区のみんな新人林宙紀氏(35)の姿はなかった。林氏陣営は一時、東国原氏との合流を検討したが、2区への配慮から見送った。
 2区ではみんな新人の菊地文博氏(52)が維新元議員の中野正志氏(64)と激戦を演じている。選対幹部は「2区でけんかしている中で、1区が握手することは難しい」と歯がゆさを口にした。
 両党の関係には、比例票をめぐる戦いも影響している。公示後の報道各社の世論調査によると、みんなは比例東北で、悲願の1議席に手が届きそうな情勢にある。ただ、維新と支持層が重なり、予断は許さない状況だ。
 林氏の陣営は「維新が票を伸ばせば、割を食うのはみんな。推薦はもらったが『比例は維新へ』と言える状況では到底ない」と言い切る。

<攻勢にブレーキ>
 一方の維新。林氏の推薦を通し、大票田の仙台で存在感を発揮したいが、ここに来て攻勢にブレーキが掛かっている。
 圧勝とみられていたお膝元の近畿地方で、上昇気流に乗る自民党と嘉田由紀子滋賀県知事率いる日本未来の党が、維新の支持層に深く食い込んできたからだ。
 終盤にかけ、橋下徹代表代行ら党の「顔」を他の選挙区に送り込める状況ではないという。維新関係者は「大阪、近畿を固めるのが先だ」と話す。
 林氏の選対幹部は「維新推薦は大きな武器だが、わが党独自で政策を訴えていく戦略に変更はなさそうだ」と共闘の難しさを口にした。


2012年12月09日日曜日

7807チバQ:2012/12/10(月) 00:23:00
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121207_05.htm
師走攻防・みやぎ衆院選/選挙区ルポ(上)1区・2区
 衆院選は16日の投票まであと9日となった。民主、自民の二大政党の争いに第三極勢力が割って入る冬の陣。各候補が被災地や農村で展開する戦いの前線を追った。(敬称略)

◎1区/状況一変し牙城で攻防

<「まず真っ先に」>
 必死の「懇願」に悲壮感が漂った。
 「ここで負けるわけにはいかない。復興を続けさせてほしい」
 民主党前議員の郡和子は5日夜、仙台市青葉区落合地区の集会所で約30人を前に両手を合わせ、深々と頭を下げた。
 政権交代の風に乗り圧勝した前回から3年。状況は一変した。
 公示日の4日夜。最初の個人演説会には太白区西部の秋保地区を選んだ。実家があり、中学まで過ごした故郷。郡は「お世話になった人たちに真っ先に思いを伝えたかった」と語った。
 秋保など市西部3地区に置く後援会組織を引き締め、足場を固める。
 自民党元議員の土井亨は5日、太白区南部の住宅街を駆け抜けた。「19兆円の復興予算をつくったと言っている人がいるが、自慢話をしている場合か」。県担当の復興政務官を務める郡を意識し、政権批判を強めた。
 太白区は自民党にとって「鬼門」。2000年以降、4度の衆院選で自民党の獲得票が民主党を上回ったことはない。土井が勝利を収めた05年郵政選挙でさえ、郡に約1900票差をつけられた。
 「太白でしっかり戦うことが終盤につながる」と陣営。合言葉は「川上から川下へ」。序盤戦は敵の牙城に攻勢を掛け、市中心部での終盤戦に一気になだれ込む。

<推薦決定に高揚>
 「本日、候補者は日本維新の会の推薦を頂いた」。5日夕、みんなの党新人の林宙紀と青葉区一番町で街頭に立った党代表渡辺喜美は、維新との選挙協力を発表した。
 1区に立候補予定だった維新候補が公示日の4日朝、辞退を発表。陣営は直ちに党本部に維新への推薦依頼を要請した。
 5日昼。林の事務所の電話が鳴った。「推薦決定だ」。渡辺の秘書からだった。「強力な武器を得た」と高揚する林。第三極が勢いづいてきた。
 日本未来の党新人の横田匡人は5日、地盤の太白区で街頭演説をした。「勇気ある女性リーダーと立ち上がった」。選挙カーには党代表の滋賀県知事嘉田由紀子のポスター。存在感をアピールした。
 共産党新人の角野達也は6日昼、青葉区の中心街で「国民そっちのけの離合集散を繰り返している」と第三極批判を展開。社民党新人の桑島崇史は5日、青葉区で総決起集会を開き「若者の自立した生活なしに震災復興はない」と力を込めた。

 ◇宮城1区立候補者
土井亨 54 ☆党支部長  自元(1)
桑島崇史 33 ☆党県職員  社新
林宙紀 35 ☆党支部長  み新
横田匡人 47 ☆元仙台市議 未新
郡和子 55 ☆内閣政務官 民前(2)
角野達也 53  党地区役員 共新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

7808チバQ:2012/12/10(月) 00:23:23
◎2区/どぶ板、空中戦入り乱れ

<引き締めに躍起>
 「復旧、復興の先頭に立てるのは実行力のある自民党だ」。4選を期す自民党前議員の秋葉賢也は6日午後、仙台市宮城野区の商業施設前で声を張り上げた。
 報道各社が同日朝、世論調査で「自民優勢」を伝えた。応援に駆け付けた党幹事長の石破茂は「手を抜けば、情勢は一気にひっくり返る」と引き締めに躍起となった。
 序盤の勢いに乗り、混戦からの抜け出しを図る秋葉。この日は宮城野、泉両区を駆け回り、支持者の会合にも出席した。
 「(マニフェストの)約束を実現できず申し訳ない。だが、古い政治に戻してはいけない」。民主党元議員の今野東は6日、泉区の静かな住宅街でマイクを握った。おわびと訴えが入り交じる。
 1区では2度の当選経験があるが、2区は初参戦。「地上戦」に徹する今野に、師走の冷たい風が吹き付ける。
 「最後は政党ではなく個人の勝負に持ち込む」と選対幹部。今野は演説を終えると素早く選挙カーに乗り込み、住宅街の細い路地に入っていった。
 日本維新の会元議員中野正志が5日夜に宮城野区で開いた個人演説会。集まった約30人は、かつて所属した自民党時代からの支持者だった。解散後、中野は旧来の支持者を1人ずつ訪ね歩くどぶ板戦を展開してきた。
 「空中戦」も仕掛ける。6日午後、元宮崎県知事東国原英夫がJR仙台駅前に駆け付けた。中野と並んで「国の統治機構を変えよう」と呼び掛け、無党派層の取り込みを図った。

<差別化アピール>
 党名の浸透に懸命なのは日本未来の党前議員の斎藤恭紀。6日は党代表嘉田由紀子のポスターをのぼりに貼り、泉区の住宅街を自転車で駆けた。街頭演説では「民主も自民も維新も、増税や原発を進める政党だ」と他党との差別化を強調した。
 みんなの党新人の菊地文博は6日、泉区の住宅街を走り回った。宮城野区が地盤の菊地をサポートするのは泉区選出のベテラン市議だ。「維新も改革を置き去りにした。ぶれないのはわが党だけだ」。二人三脚の街頭演説で地域戦を展開する。
 共産党新人の福島一恵は公示後の4、5の両日、あえて夜の個人演説会を控えた。候補者自らが事務所で友人、知人に電話をかけ、支援を「口コミ」で広げる作戦に出た。福島は「無党派層の掘り起こしが鍵を握る」と表情を引き締めた。

 ◇宮城2区立候補者
菊地文博 52 ☆党支部長   み新
中野正志 64 ☆元経産副大臣 維元(3)
斎藤恭紀 43 ☆気象予報士  未前(1)
福島一恵 52  元仙台市議  共新
今野東 65 ☆党県代表   民元(2)
秋葉賢也 50 ☆党副幹事長  自前(3)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月07日金曜日

7809チバQ:2012/12/10(月) 00:23:39
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121208_06.htm
師走攻防・みやぎ衆院選/選挙区ルポ(中)3区・4区
◎3区/引き締め懸命、反撃加速

<「風」に疑心暗鬼>
 「『西村は大丈夫』と投票に行かないのが怖い」
 自民党優勢が新聞各紙で伝えられた6日昼。自民党元議員の西村明宏は、激しい風が吹く中、岩沼市の仮設住宅前でマイクを握った。気まぐれな民意の動きに疑心暗鬼を拭えない陣営は、慢心を排除するのに必死だ。
 民主党前議員の橋本清仁との戦績は2勝1敗。実力伯仲のライバル対決はその時々の風に翻弄(ほんろう)された。西村の師、元蔵相故三塚博のころの牙城を取り戻すべく、陣営は自民勢力挙げた総力戦を展開する。
 4日朝、名取市の出陣式では党県連幹事長も務めた知事村井嘉浩の妻一美が「(西村の)美紀夫人が悲しむ顔はもう見たくない」と訴えると、中選挙区時代に三塚と死闘を繰り広げた元防衛庁長官愛知和男も「日本の将来がかかった選挙」。一致結束した組織戦で、先行逃げ切りを図る。

<「政務官」を前面>
 「宮城で起きていること、被災者の苦悩を中央に伝えたのは彼。この男に復興を託してほしい」
 4日午後、岩沼市内の仮設住宅。震災後2回目の冬をプレハブで迎えた住民約50人を前に、復興相平野達男が「部下」を鼓舞するように叫んだ。
 国土交通、復興の両政務官を務める橋本は、街頭演説や選挙カーの訴えで「政務官の橋本」を前面に出し、逆風をしのごうと懸命だ。
 党が従来得意としてきた都市部で、個人演説会の日程を集中的に組む。6日夜、名取市で開いた演説会で、橋本は「まいた種がこれから花開く。このまま改革を進めさせてほしい」と熱弁を振るった。
 支持する県議の一人は「相手(西村)の尻尾がまだ見えない。まずは尻尾をつかめるところまで追い上げなければ」と語った。陣営は反撃に向けてアクセルを踏み込む。
 共産党新人の吉田剛は、環太平洋連携協定(TPP)への反対を強く打ち出す。5日、亘理町の演説会で「頑張り次第で農家や医師、被災者の支持が得られる」と手応えを語った。

 ◇宮城3区立候補者
西村明宏 52 ☆元内閣政務官 自元(2)
吉田剛  31  党地区常任委 共新
橋本清仁 41 ☆国交政務官  民前(2)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

7810チバQ:2012/12/10(月) 00:23:57
◎4区/首長、党幹部エール続々

<共闘をアピール>
 固い握手を交わした。
 民主党前議員の石山敬貴は5日朝、大和町のあさひな農協本店前でマイクを持った。県農政連の推薦にあふれる感謝を伝え、「農家がないがしろにされている農政を何とかしたい。TPP阻止のため党に残った」。組合長佐藤政悦は「大変お世話になった恩返しをしたい」と共闘を誓った。
 逆風の中、支持基盤固めに加え、多方面で自民党の牙城の切り崩しを図る石山。4日の大崎市役所前での第一声では古川農協組合長竹中莞爾(かんじ)のほか、大崎市長伊藤康志、加美町長猪股洋文、大衡村長跡部昌洋もエールを送った。
 陣営の連合宮城会長山崎透は「議席を死守する」と背水の陣で臨む。

<ガッツポーズも>
 「落選し、一回り大きくなった。国政に送ってほしい」。自民党元議員の伊藤信太郎は5日夜、加美町で開かれた個人演説会でこう訴え、参加者約180人と握手しガッツポーズを見せた。
 公示の4日以降、矢継ぎ早の大物投入が続く。同日夕は多賀城市に党総裁安倍晋三、5日夜は加美町に党総務会長細田博之が来援。6日は沿岸部で昼に党幹事長石破茂、夜の個人演説会に前議員小渕優子と知事村井嘉浩が登場した。
 利府町の商業施設前に立った石破は「追い付き、追い越せの厳しい戦いだ」とげきを飛ばした。派閥会長の大島理森らの応援も今後控え、議席奪還に向け、半ば党本部主導で陣営を引き締める。
 街頭中心の「空中戦」を徹底する日本維新の会新人の畠山昌樹。6日は元宮崎県知事の東国原英夫が利府町で「140年ぶりの維新を成就させ、官治集権国家を改めよう」とぶち上げ、畠山も「日本再生と宮城の復興に賭ける」と勢いづいた。
 共産党新人の戸津川永は塩釜市を重点的に遊説を開始。内陸部に6日に入り、「震災復興の最優先」を声高に訴えた。
 幸福実現党新人の村上善昭は7日、党首立木秀学と大崎市古川で消費税増税反対を強調した。(敬称略)

 ◇宮城4区立候補
畠山昌樹  38 ☆医師     維新
石山敬貴  42 ☆党支部長   民前(1)
伊藤信太郎 59 ☆元外務副大臣 自元(3)
戸津川永  30  党地区常任委 共新
村上善昭  40  会社役員   諸新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月08日土曜日

7811チバQ:2012/12/10(月) 00:24:22
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121209_06.htm
師走攻防・みやぎ衆院選/選挙区ルポ(下)5区・6区
◎5区/組織力問われる戦いに
<候補不在のまま>
 スピーカーから男性の声が響いた。
 「古里復興をお約束します」。公示日の4日。民主党前議員安住淳の陣営は、東日本大震災で大きな被害を受けた石巻地方を中心に選挙カーを走らせた。
 当日、安住の姿は地元になかった。政権が猛烈な逆風を浴びる中、党幹事長代行として全国を駆け回る。声の主はボランティアだった。
 前回は約80回の個人演説会をこなした。今回、開催予定はない。安住は2日、石巻市での事務所開きで「ご迷惑を掛ける」と頭を下げた。
 当初、期間中の選挙区入りは未定だった。7日の地震を受け、急きょ8日党務を一部キャンセル。津波が観測された石巻市鮎川地区などを足早に回り、住民を励ました。
 陣営は、候補者がほぼ不在の選挙戦を初めて経験している。高い知名度を武器に優位に戦いを進めるが、「今回は手探りだ」と幹部。有権者の反応を測りかね、地道な支持固めに余念がない。

<追い上げに拍車>
 6日夜、自民党新人の大久保三代は石巻市で初めて個人演説会を開いた。主催したのは県議斎藤正美の後援会。斎藤は前回まで3回、衆院選に挑み、安住に敗れた。
 「女性の目線で地域の声を国政に届け、実現させると確信している」。斎藤の熱いエールに、大久保は「偉大さを日々感じている」と持ち上げて応え、言葉を続けた。
 「若い私に期待してほしい。もう一回、自民党を信じてほしい」。政権奪還を期す自民は序盤情勢で、全国的に優勢が伝えられた。公募で決まった大久保を支える陣営も、組織戦で追い上げ態勢を整える。
 震災復興、消費税増税阻止、原発即時ゼロ。共産党新人の渡辺昌明は党政策を前面に押し出す。8日は内陸部を集中的に回り、「有権者の期待は感じる」と陣営。公示直前の立候補表明で出遅れた日本未来の党新人の阿部信子も、ようやく街頭活動を本格化させた。

 ◇宮城5区立候補者
安住淳50☆党幹事長代行 民前(5)
渡辺昌明59 党県委員   共新
大久保三代36☆党支部長   自新
阿部信子49☆会社社長   未新
首藤博敏53 元石巻市職員 無新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

7812チバQ:2012/12/10(月) 00:24:38
◎6区/党と党士気上がる陣営
<堂々の完勝訴え>
 「どうか勝たせてください。立派な成績で勝たせてください」
 4日の公示日。自民党前議員の小野寺五典は古里の気仙沼の仮設住宅前でマイクを握った。被災者ら約100人を前に涙声になりながら絶叫し、「政権党として政府を動かし、復旧復興を加速させたい」と訴えた。
 過去2回は盤石の戦いで社民党候補を圧倒してきた小野寺。だが、今回の選挙戦は「試練の戦い」と位置付ける。震災で気仙沼の事務所は全壊。津波の犠牲となった支持者もいる。党本部の要請で全国遊説に回るため、公示後5日間で半分以上は選挙区を空けた。
 危機感を強める陣営は、留守を預かる党県議らが団体回りなどを徹底。「国政での発言力をさらに高めるため、堂々の勝ちっぷりを示したい」と意気込む。分厚い党組織をフル回転させ、選挙区での完勝を目指す。

<内陸でアピール>
 「登米市に住み、初めての女性候補として挑戦している」
 8日午前、民主党元議員の鎌田さゆりは登米市役所南方総合支所前で力を込めた。その後は選挙カーで市内をくまなく回り、有権者を見かける度に何度も車を降りて握手を交わした。
 鎌田は出身地・仙台の宮城2区を離れ、初めて6区での選挙戦に挑む。足掛かりは乏しいが、連合傘下の一部労組OBや党系列の地方議員経験者らが運動を支える。2003年以来となる党公認候補に「党員、サポーターの力の入り方が違う」と陣営の士気も上がる。
 7日までに選挙区をほぼ一巡した。「特に女性の反応がいい」と陣営は手応えを口にする。沿岸の気仙沼を地盤とする小野寺に対し、「登米市の候補」を前面に押し立て内陸部で攻勢を掛ける。後半戦、反自民票の取り込みに全力を挙げる。
 共産党新人の高村直也は気仙沼を拠点に選挙戦を展開する。「古い自民党型政治から脱却し、被災者が主人公の復興を進める」と訴える。(敬称略)

 ◇宮城6区立候補者
小野寺五典52☆党県会長   自前(4)
鎌田さゆり47☆党支部長   民元(2)
高村 直也29 党准県委員  共新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月09日日曜日

7813名無しさん:2012/12/10(月) 00:25:13
>>7805
逆にこの名簿なら、比例名簿に名前のっけないで、背水の陣で、小選挙区一本で戦った方が遥かによかったのではないですかね?

7814チバQ:2012/12/10(月) 00:28:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/ibaraki/CK2012120902100008.html
負けられない師走、激戦1区ルポ
 衆院選公示後初の週末となった八日、各候補は人出を求めて市街地に繰り出した。茨城1区では「国民的美魔女」と「元ミスユニバース地区代表」の女性対決、それをわき目に二大政党の民主と自民対決、多党乱立で独自性を出したい共産の戦いが注目される。1区の五候補を追った。

(成田陽子、林容史、井上靖史)

 ◇茨城1区の立候補者
武藤優子48 未新
海老沢由紀38 維新
田所嘉徳58 自新
福島伸享42 民前<1>
田谷武夫61 共新
 (届け出順)

 水戸市内の水戸芸術館前。未来の武藤優子氏は来館者らに向かって、遊説のマイクを握った。「昨日の地震で皆さん、まず原発の心配をしたはず。原発からは卒業しましょう」

 維新の脱原発方針がブレたことに憤り、出馬を決意したという武藤氏。出馬会見では、その維新の海老沢由紀氏へのライバル意識がにじんだ。

 「国民的美魔女」という肩書で話題になった海老沢氏。武藤氏が「元ミスユニバース関東甲信越地区代表」という肩書を経歴に加えたのも「美魔女対策」と明かしたが、今では「政界に女性が少なすぎるので、お互い頑張りましょう、という気持ち」と笑う。

 海老沢氏は水戸市内の住宅街を回って、つじ立ち。母親として「子どもを産み、育てやすい社会を必ずつくる」と訴えた。

 武藤氏について問われると、「まだ会っていないが、背が高くてきれいな方だと思う」「同じ目的で頑張っている女性がいるのは心強い」と語る。一方で「対抗意識は全然ない。自分のことで精いっぱい」ときっぱり。

 女性対決の盛り上がりに、自民党本部は元女優の三原じゅん子参院議員を田所嘉徳氏の応援に派遣した。水戸市のJR赤塚駅前など二カ所で演説した三原氏は、司会者の「こっちは本物の美女」という紹介に苦笑い。

 田所氏本人は「強い声援をいただいている」と手応えを語り、新党の動向も「風がやめば落ちるだけ」。

 民主の福島伸享氏は、女性候補や三原氏の応援について「政治が国民をどう見ているか、姿勢が問われる」と話題先行に偏りがちな選挙戦を批判。筑西市内で街頭演説し「辞表を胸にTPP(環太平洋連携協定)反対を官邸に伝えに行った。所属政党でなく、政治家一人一人をまっさらな気持ちで見てほしい」と支持を求めた。JA県中央会の加倉井豊邦会長も「有権者は、誰が本物なのか見極めることが大事」と援護した。

 共産の田谷武夫氏は「女性が出てくるのはいいこと。大いに頑張って」とエールを送る。一方で「新党は準備不足。恐るるに足らず」とも。街宣車の上で演説し、「憲法を変えて戦争ができる国にしようとする流れと対決できるのは共産党だけ」と独自性を強調。地道な草の根運動で、国民の声をすくい上げていくという。

7815チバQ:2012/12/10(月) 00:29:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/stt12120708420003-n1.htm
【衆院選・乱戦の焦点】
(上)「脱原発」一色 代替なき「スピード競争」
2012.12.7 08:40 (1/5ページ)[注目の選挙区・東京18区]
 12党が名乗りを上げる「乱戦」となった衆院選。多くの政策の是非が争点となる一方、「政治」そのものの問われる12日間でもある。「脱原発」「第三極」「決められない政治」という3つの焦点を、戦いの現場から報告する。

 6日午前7時の東京都府中市。夜明け前に降り始めた雨がやむと、京王線武蔵野台駅前に「原発ゼロ実現」ののぼり旗が並んだ。

 寒空の下、一人の男がコートのポケットに左手を突っ込んだまま、駅に向かう通勤客と握手を交わし始めた。「菅直人本人です」−。そう言いながら、あの見慣れた笑顔を振りまく。

 街頭での演説が解禁される午前8時になると、菅はマイクを握った。

 「福島の原発事故がもう一回り拡大をしていたら、東京から全ての人が避難しなければならなかった」

 「ぎりぎりの事故を首相の立場で経験した」

 「原発を必要としない社会をつくることが私に課せられた使命であります!」

 訴えるのは、ただひたすらに原発、原発、原発…。各選挙区で民主党への逆風が吹く中、東京18区で11選を目指す菅は逆に自信を取り戻したかのようだ。「もともと市民運動家からスタートしたからこういう選挙はある意味、原点。『原発ゼロ』も市民運動家的なテーマだし、原点に戻った感じだ」。原発事故への対処に翻弄され、いつも眉間にしわを寄せていた首相時代が嘘のように生き生きとしている。

 11月25日、武蔵野市で開かれた地元青年会議所主催の公開討論会では、原発政策をめぐり自民党元職の土屋正忠と激論を戦わせた。

 菅「震災当時、54基の原発は負の遺産だった」

 土屋「あんたがダメにしたんだろ」

 「原発事故で首相官邸は専門知識を欠いたまま場当たり的な対応を続けた。指導者失格だ」と土屋が批判すると、菅は「嘘だ」と反論した。討論が終わってからも、控室で「嘘ばっかり言うんじゃないよ」と土屋にくってかかった。

 討論会では、無所属前職の横粂勝仁が「戦略的脱原発」、日本未来の党新人の杉村康之が「10年後までの原発廃止」、共産党新人の柳孝義が「即時原発ゼロ」を訴えた。討論会を欠席した日本維新の会新人の五十嵐勝哉は「他党は何のシミュレーションもせず原発ゼロを言っている。無責任だ」と主張する。

 昨年3月の東京電力福島第1原発事故以降、“放射能の恐怖”が列島中を包んだ。事故後最初となる今回の衆院選は、原発の脅威をあおるかのように、各党が原発ゼロへのスピードを競い合う「脱原発」競争の様相を呈している。

 一方で事故原因を追究し、どう実現可能なエネルギー政策を打ち立てていくかという本質的な議論は深まっているとはいえない。

 菅は11月28日にも、府中市の別の駅前で遊説を行い、「再生可能エネルギーで先頭に立つことによって日本は新たな成長を遂げることができる」と訴えた。

 「脱」原発、「卒」原発というかけ声が連呼される選挙を象徴するように、演説する菅の足元には白地に赤で「原発ゼロ」と書かれた手製の踏み台があった。それを見た通学途中の小学生がやじを飛ばした。

 「これって、意味あるんですか?」

7816チバQ:2012/12/10(月) 00:30:06
  × × ×

 今回の衆院選では、多くの党が「脱原発」を掲げているが、経済政策も含めた具体的な工程表を示している政党は一つもない。現在基幹電源となっている原発を本当にゼロにしようとするなら、(1)安定供給(2)価格(3)金融市場−という3つの課題をクリアしなければならないはずなのにだ。

 何より優先されるのは電力の安定供給だ。病院や信号を含めた交通機関での停電は命に直結する。さらに、電力には“質”という問題もあり、工場やオフィスに不安定な電気を送れば、装置が不具合を起こす。そもそも電力は送電網全体で管理していて、太陽光や風力の再生可能エネルギーをいきなり代替電源にすることは不可能だ。

 価格というハードルも高い。関西電力や九州電力など電力会社はすでに、現在の原発停止を受け電気料金の値上げに動き出している。火力発電は石油や液化天然ガス(LNG)の国際価格に左右され、燃料価格を安く抑えるのは困難だからだ。経団連幹部は「多くの電気を使う工場では赤字転落に陥るところも少なくない」と指摘する。

 市場への悪影響も避けられない。主要電力各社の社債は計約12兆円で社債市場の2割近くを占める。電力企業の株や社債を持つ金融機関が経営不安になれば、中小企業などへの貸し出しにも影響が出かねない。

 今回の衆院選では、こうした負の側面は語られないまま、脱原発の是非だけが問われようとしている。

  × × ×

 前首相の菅直人は選挙戦で「原発ゼロを訴える候補者が選挙後の国会で過半数を占めることで原発ゼロが実現できる」と訴えている。だが、すでに矛盾が露呈している。

 都知事選が告示された11月29日の東京・有楽町。脱原発を掲げる無所属候補=未来、共産、社民支持=の第一声に飛び入り参加した菅は「ともに原発ゼロを実現したい思いで駆けつけた」と支持を訴えた。菅の後には、「卒原発」を掲げる日本未来の党に合流した元内閣府副大臣の東祥三の演説が続いた。

 しかし、首相在任中に消費税増税路線の先(せん)鞭(べん)をつけた菅と、消費税増税法案に反対して小沢一郎とともに民主党を去った東とが、選挙後に共闘できるはずがない。

 演説後、2人が目を合わせることは最後までなかった。=敬称略

 (村上智博、坂本一之)

7817チバQ:2012/12/10(月) 00:31:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121208/stt12120808110001-n1.htm
【衆院選・乱戦の焦点】
(中)黒船「第三極」 焦りが生んだ失言
2012.12.8 08:06 (1/4ページ)[衆院選]
 焦りが生んだ失言と言っていいだろう。衆院選公示後、初めて地元の大阪府吹田市に戻った官房長官の藤村修は、商店街を練り歩いて支持を訴えた後、記者団とのやりとりで致命的なミスを犯した。

 「さっさと月曜日(10日)に上げてくれるといいんですけどね」という発言は、北朝鮮が「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルの早期発射を、政府高官である藤村が期待していると受け止められかねない、重大な失言だ。

 北朝鮮が打ち上げを国際社会に通告しているのが10日から22日までの間。16日の衆院選投開票日まで、内閣の要である官房長官は、遊説で全国を飛び回る首相に代わって官邸で留守役を務めなければならない。

 藤村は公示日の4日の出陣式にも出席せず、「第一声」も永田町から携帯電話を通じて行った。にもかかわらず、この日の藤村は、首相官邸で開かれた北朝鮮の「ミサイル発射」に備えた安全保障会議に出席した後、伊丹空港行きの飛行機に飛び乗った。自らの選挙事情が予断を許さなくなってきたからだ。

 「選挙活動に影響がないよう、できれば初日に撃ってほしい」。失言にはこんな本音が垣間見られる。


× × ×


 藤村をここまで追い詰めたのは、地元選挙区で起こった地殻変動ともいえる情勢の変化だ。これまで2度対戦した自民党元職の渡嘉敷奈緒美に加え、前回は民主の比例単独で当選した前職、渡辺義彦が日本未来の党から出馬し、さらに日本維新の会新人の上西小百合も名乗りを上げた。

 藤村の大阪7区に限らず、「第三極」と呼ばれる新興政党の存在が、今回の衆院選のキーポイントとなっているのは事実だ。

 背景にあるのは、3年余の民主党政権の失敗から生じた民意の漂流だ。前回の平成21年衆院選で民主党に期待し、その後、失望した層が、今回の衆院選ではどこに向かのか。

 第三極はその新たな受け皿になるとみられた。維新に加え、国民の生活が第一など「反原発」「消費税反対」などを合言葉に日本未来の党が誕生した。

 しかし、未来が比例代表候補名簿の「駆け込み提出事件」で党運営の能力の欠如をさらけ出すと、次第に第三極への厳しい有権者の目が注がれ始めた。

 国民の政治への期待は再び漂流している。

7818チバQ:2012/12/10(月) 00:32:20
× × ×


 日本維新の会(当時は大阪維新の会)は昨年11月の府知事と市長の「大阪ダブル選」で完全勝利を収めるなど、大阪では強固な力を見せつけてきた。

 躍進の原動力となったのはひとえに、橋下徹のキャラクターに負うところが大きい。橋下自身がいう「ふわっとした民意」の本質をつかみ、その心に応える政治的言動(他者への攻撃も含む)を続けるというのが基本的なスタイルだ。

 橋下は大阪市長選に出馬した際も、持論の「大阪都構想」を「大阪都市力浮揚の唯一無二の戦略」と位置づけ、「座して死を待つ守旧派の相手候補か、改革派のわが方か」という二者択一の構図を作り上げた。そして「低迷する大阪を何とかしてほしい」という府民の心をつかんだのだ。

 だが、この“橋下流”は、居住地によって有権者の考えが大きく異なる国政選挙では、今のところ浸透していない。しかも、維新のモットーだった「政策本位」は、石原慎太郎前東京都知事が作った旧太陽の党との合併以後、政策の「ぶれ」が指摘され、躍進を恐れる他党の攻撃を浴びた。


× × ×


 維新という新たな存在は、政党という政治集団の存在意義を考えるきっかけを作ったともいえる。

 大阪7区で現職官房長官に挑んでいる維新新人の上西小百合は、政治の経験はほぼ皆無。むしろ、祭りなどのキャンペーンガールを務めたことで知られる。

 上西は演説で、政策的な訴えよりも、橋下の名前を強調することを忘れない。「永田町や霞が関の論理にとらわれず、橋下徹とともに戦います」。応援に駆けつけた橋下は、途中で何度も言葉に詰まる上西を横に「こういう感覚の人を国政に送り出し、後は僕に任せてください」と助け舟を出す。

 維新には、上西のように政治も選挙も素人のような候補が少なくない。幹事長の松井一郎も「候補者はまだまだ不慣れなところがある」と認める。


◇ ◇ ◇


 こうした「不慣れな集団」に政権与党が翻弄されているのが、今回の選挙戦の特徴でもある。

 大阪12区で戦う民主前職で総務相、樽床伸二もどぶ板を展開する。

 「言い訳をするのではなく、批判を真っ正面から受け止めたい」

 公示2日前、樽床は票田の寝屋川市内で民主党政調会長、細野豪志とともに街頭演説に立った。

 樽床は、政権交代以後、党の要職をこなし、代表選にも出馬して知名度を上げた。強敵とみられた維新は独自擁立を見送ったが、みんなの党新人の石井竜馬を推薦した。

 11月21日には、寝屋川市で橋下とみんな代表の渡辺喜美が並んで街頭に立ち、大勢の聴衆を集めた。石井も「われわれは力を結集した連合軍だ」と訴え、維新との二人三脚を強くアピールする。

 樽床陣営幹部は「厳しい選挙は何度も経験してきた」と、自らに言い聞かせるように語った。=敬称略

(川瀬充久、津田大資、楠城泰介)

7819チバQ:2012/12/10(月) 00:34:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121209/elc12120914000036-n1.htm
【衆院選・乱戦の焦点】
(下)輿石氏の指令 因縁の相手敵視…山梨1区の悲劇
2012.12.9 14:00 (1/3ページ)[衆院選]

衆院選公示後初めての週末、降りしきる雪の中で街頭演説を聴く有権者=8日午後、札幌市北区
 「小沢は落とさなければならない」

 民主党幹事長、輿石東(こしいし・あずま)は今回の衆院選にあたって、党最大の支援組織である連合の幹部にこう“指令”を出したという。

 輿石が敵視する小沢とはもちろん、民主党を離党した小沢一郎のことではない。輿石の地元・山梨1区で、日本維新の会公認で出馬している元環境相、小沢鋭仁(さきひと)のことを指している。

 輿石の「小沢憎し」の執念は徹底している。党幹事長ともなると、国政選挙では全国の選挙区を飛び回り、ほとんど地元には寄りつけないのが通例だ。参院議員で、今回は自分の選挙活動をする必要のない輿石なら、なおさらだ。

 しかし、輿石は公示直前の週末も、山梨で自らの支持者に頭を下げて回った。公示日当日もJR甲府駅前で行われた民主公認候補の出陣式で「身震いするほどの緊張感。古い政治に時計の針を逆戻りさせてはならない」と声を張り上げた。

 しかも、輿石が小沢への“刺客”に選んだのは、自分と同じ社民党出身で、現在は官房副長官という要職にある斎藤勁(つよし)。もともと比例代表南関東ブロックの選出で、今期限りでの引退を示唆していた斎藤を、強引に口説き落とした末の擁立劇だった。

 敵意という意味では、小沢が輿石に抱くそれも生半可なものではない。






民主、離合集散の果てに


 民主党を離党する直前、周囲に「輿石(こしいし)(東(あずま))が幹事長でいる限り、俺は浮かばれない」と漏らし、選挙期間中も「敵は輿石だ。自民党候補に勝たせてでも、俺を落としたいんだよ」と言ってはばからない。

 選挙情勢を冷静に分析すれば、維新の比例南関東ブロック名簿の単独1位に登載された小沢鋭仁は仮に選挙区で敗れても議席を維持する可能性が高い。それでも輿石が「小沢落とし」の手を緩めようとしないのは、メンツ以外の何物でもない。

 そこから見えてくるのは、民主党という政党の本質だ。打倒・自民党という目的で集まった「選挙互助会」的体質ゆえ、ささいな対立が時に巨大な遠心力として作用する。政権政党となっても、党内の意見対立を収拾できず、「決められない政治」を繰り返す。

7820チバQ:2012/12/10(月) 00:34:22
■  ■  ■


 山梨1区で繰り広げられている確執は、「寄り合い所帯」の最後の解体過程といえる。ただ、衆院選という大事な舞台に、それが持ち込まれたことは、有権者にとって悲劇としか言いようがない。

 今を遡(さかのぼ)ること16年前、旧民主党は新党さきがけや社民党の議員らで結成された。平成8年秋のことだ。

 10年には旧民社党や岡田克也ら保守系議員を加えて新民主党を結成。15年に小沢一郎の自由党をも吸収合併し、拡大路線を取り続けた。自民党からの政権交代を成し遂げながら、わずか8カ月で崩壊した細川護煕(もりひろ)連立政権の失敗を繰り返さないためだった。

 5年に発足した非自民の細川政権は8党派の連立で、政策決定の度に党と党とが衝突。細川が政権を投げ出した後に社会、さきがけ両党が与党を離脱し、自民党の政権復帰を許すことになった。

 そもそも一つの党なら、こうした分裂劇は起きることはない。この反省を踏まえて結成された民主党では、「寄り合い所帯」をまとめ続けるために党綱領など理念や政策の一致は置き去りにされた。その代償はあまりに大きく、パンドラの箱は与党になった途端に開いた。

 鳩山由紀夫政権は米軍普天間飛行場移設問題をはじめとする安全保障問題で迷走。菅直人政権時代の消費税増税論議で亀裂が入り、それを実行した野田佳彦政権で民主党は分裂した。

 民主党分裂の象徴の一つが元環境相、小沢鋭仁の離党だ。

 8年10月の衆院選に向け、小沢は現幹事長の輿石と山梨1区の公認を争った。輿石は出身母体の山梨県教職員組合の組織維持にかけて、比例代表に回るのをかたくなに拒んだ。結局、小沢が比例に回り当選。輿石は敗北し、比例復活も果たせなかった。

 公認争いで勝ったものの、議員バッジを着けたのは小沢という現実は、輿石にとって屈辱だった。その後、輿石は参院選に回り、小沢は山梨1区に定着したが、しこりは確実に残った。

 輿石と小沢の「骨肉の争い」は今に引き継がれた。

 山梨1区から出馬している自民党新人、宮川典子は今月6日、甲府市内の街頭演説で「決めなければいけないことを決められない民主党にはもう政権を任せるわけにはいかない」と切り捨てた。共産党新人の植村道隆は民主党の分裂劇を「山梨は今の政治状況を作り出している」と批判した。


■  ■  ■


 今回の衆院選は12党が乱立したことで、逆に政党の存在意義を問う選挙となった。

 衆院解散前後に多くの勢力が離合集散を繰り返し、いわゆる「第三極」が形成された。しかし、選挙戦が始まれば、多くの政党がスピードを競うかのように「脱原発」を叫んでいる。

 政党が同じでも、候補によって明らかに考え方が異なるケースがある。逆に、違う政党なのに似たような主張を掲げる候補者たちがいる。私たちは、こうした状況の中から「日本再生」を託す政党を選ばなければならない。16日の投開票日、その結論が下される。=敬称略 (坂井広志、坂本一之)





 ▽山梨1区(4人)
 斎藤勁 67 ☆ 官房副長官  民 前 【国】
 植村道隆 39   党県常任委員 共 新
 宮川典子 33 ☆ 元高校教諭  自 新
 小沢鋭仁 58 ☆ 元環境相   維 前 【み】
 (届け出順、☆は比例と重複)

7821チバQ:2012/12/10(月) 00:36:43
http://www.asahi.com/area/miyagi/articles/MTW1212080400003.html
2012年12月8日10時35分
総選挙〈1区〉 土井氏「地上戦」手応え
 無党派層が選挙結果を大きく左右してきた1区(仙台市青葉、太白区)。街頭演説などの「空中戦」が展開されてきたが、風の行方が見えない今回、足元を固める「地上戦」が重視されている。


 「土井亨さんをよろしくお願いします」。自民の安倍晋三総裁が4日午後、仙台駅前で声を上げると、400人の聴衆が沸いた。


 だが、前回2009年に惨敗した土井氏が重視するのは、華々しい街頭演説より着実な基盤固めだ。5日夜、個人演説会で訴えた。「自民に風は吹いていない。みなさんの輪を広げて私の背中を押して下さい」


 落選後、土井氏は組織固めに奔走。1日30〜40件、地域の支持者や企業などにあいさつ回りを続け、週末は地域の祭りなどに足を運んだ。公示後も自民系会派の県議・市議に協力を仰ぎ、1日3回を目標に個人演説会を開いて直接支援を訴える。土井氏は「充実した選挙戦を展開できている」と手応えを感じる。


 「政権交代でまいた種から大きな花を咲かせたい。もう一度、仕事をさせてください」。安倍氏の演説の2時間半前。選挙カーの上でマイクを握る民主の郡和子氏の声に力がこもった。野田佳彦首相も、雨粒を浴びながら声をからした。


 郡氏は09年の圧勝から一転、苦しい戦いだ。


 これまでは、地元民放アナウンサーの知名度を生かし、無党派層を狙った選挙戦を展開。街頭活動を繰り返すだけで反自民の受け皿になり、05年の郵政選挙でも比例区で復活当選した。


 だが、今回は勝手が違う。党が情勢調査を行うたびに土井氏との差が開いてきた。「風頼みは通用しない」と、あいさつ回りや地域行事への参加を増やし、基盤作りを急いだ。

 しかし、復興政務官の仕事で、地元を離れ、沿岸被災地や東京へ出向くことが多い。地元では「顔が見えない」との声も聞こえる。「結局、出るしかない」(陣営担当者)と、引き続き街頭でのアピールも欠かせないという。


 2大政党への不信が追い風になると期待した第三極の候補は、吹かない風に余裕がなくなりつつある。


 未来の横田匡人氏は、「卒原発」の金看板を浸透させようと、街頭演説に必死だ。陣営関係者は「とにかく表に出て多くの人の目に触れなければ」と話す。


 「維新の推薦を受けました林宙紀です」。みんなの林氏は6日、太白区のスーパー前で切り出した。4日に日本維新の会の立候補予定者が出馬を取りやめた。推薦をもらうのは、2区ではみんなと維新が競合するのでためらったが、「流れを引き寄せるためにはやるしかない」と踏み切った。


 老舗の小政党は存在感のアピールに躍起だ。共産の角野達也氏は「第三極はふらふらしている。ぶれないのは共産党だけだ」と強調。社民の桑島崇史氏は労働問題を前面に押し出す。(長嶋晶子)

7822チバQ:2012/12/10(月) 00:37:13
http://www.asahi.com/area/miyagi/articles/MTW1212080400002.html
2012年12月8日10時35分
総選挙〈2区〉 秋葉氏、独自の地盤
 「東日本大震災で大きな被害を受け、日本経済も低迷している。今こそ即戦力が求められている」。5日夜、宮城野区の神社の集会所で開いた個人演説会で、自民の秋葉賢也氏は約50人を前に声を張り上げた。


 東北最多の有権者43万人を抱える宮城2区(仙台市宮城野、若林、泉区)。朝日新聞社の序盤の情勢調査では、秋葉氏が他候補を引き離し、優勢に戦いを進めている。


 多くの自民候補が系列の地方議員を頼りに選挙戦を展開するのに比べ、泉青年会議所理事を務めた秋葉氏は、中小企業経営者らのネットワークを武器に独自の地盤を築いてきた。党県連幹部も「いくつもの強固な支持基盤がある。その強みが発揮されている」。


 その上で無党派対策にも余念がない。泉区の地下鉄駅前で19年間、毎週月曜日に街頭演説を続けてきた。今回の選挙戦でも、解散後、泉区を中心に街頭演説で支持を訴えている。


 ただ、選挙戦に入る前、自民関係者が危機感を抱いていたことがあった。総選挙ごとに小選挙区と比例区で立候補を交代する「コスタリカ方式」ですみ分けてきた中野正志氏の存在だ。今回は離党し、日本維新の会から立候補した。


 中野氏は宮城野区選出の自民県議を3期、2区を地盤に同党衆院議員を約10年間務めてきた。2区内にいる中野氏の秘書出身の県議や仙台市議が、公然と同氏の支持に回れば、秋葉氏の足元が揺らぎかねない。


 だが、ある自民党関係者は言う。「中野氏の秘書だった議員も、今や自民党県連の役職に就いている。表立って中野氏を支援できず、流れる票は少ない」。情勢調査では、中野氏は自民党支持層を取り込めず、苦戦している。


 中野氏を含め、第三極から3人が立候補しているが、いずれも勢いがない。


 みんなの菊地文博氏は、脱原発やTPP推進を訴え、ぶれない姿勢を強調する。だが、期待していた維新との選挙協力に失敗。維新と公示直前に生まれた日本未来の党との間で埋没しかねない状況だ。


 「2大政党に失望した人が振り向いてくれていない」。前回、民主公認で圧勝した未来の斎藤恭紀氏は5日夜、事務所で頭を抱えた。気象予報士としてテレビで活躍した知名度で、無党派層の支持は秋葉氏に次いで2割の支持を得るが、「脱原発や消費増税反対の訴えが伝わっているのか」と手応えは薄い。


 斎藤氏の除名を受け、参院議員からくら替えした民主の今野東氏は「自民の古い政治に戻すのか」と強調し、反自民票をつなぎとめようと必死だ。連合宮城の推薦を受けるが、仙台市職労が斎藤氏を推薦するなど労組も一枚岩ではない。復興副大臣の仕事で、地元を離れることも多かった。仮設住宅前での演説に力を入れ、被災地での浸透を図るが、苦しい展開だ。


 共産の福島一恵氏も2大政党と第三極の乱立にもまれ、支持を広げられていない。(平間真太郎)

7823チバQ:2012/12/10(月) 00:39:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121208/elc12120811050044-n1.htm
熱い女の戦い!首相夫人・仁実さんvs刺客・三宅氏
2012.12.8 11:01 (1/3ページ)[衆院選・女たちの戦い]
【差し違え解散 因縁バトルの行方】(3)千葉4区

 野田佳彦首相(55)=民主党代表=の千葉4区で熱い「女の戦い」が繰り広げられている。野田氏の夫人、仁実さん(49)と、7月に民主党を離党して日本未来の党から出馬した三宅雪子氏(47)だ。民主党に逆風が吹き荒れる中、仁実さんは、全国遊説などで地元入りできない夫に代わり、人生で初めて演説台に立った。一方の三宅氏は、前回の2009年衆院選で福田康夫元首相(76)の群馬4区から出馬しており、2期連続で首相経験者に挑む。(サンケイスポーツ)

 全国300小選挙区で最多の有権者数(49万7601人)を抱える千葉4区。公示日の4日に、仁実さんはJR船橋駅で自身初の演説に臨んだ。

 演説台に見立てたビールケースにハイヒールを脱いで上がると、涙ながらに「バカ正直で、ホントにバカ正直な男を、もう一度、信じてやってください!」。全国遊説などでお国入りできない夫の心境を代弁し、声を振り絞った。

 「お雪さん(三宅氏)に負けるな!」との支持者からの声援には、手を振って応えた。

 野田陣営によると、野田氏は2010年に財務相に就任後、党の仕事を最優先し、地元での街頭演説をしていないという。代わりに約20年にわたり毎週、B5用紙に政策を印刷したビラを配布している。

 陣営は「地道な活動という点ではどの候補にも負けない」と強調。仁実さんの演説については「厳しい戦いが予想されるため、陣営側から夫人にお願いしました」と説明した。

 ある自民党県議は「夫人は控えめなタイプで、総理とは『演説はしない』との条件で結婚したと聞いている。今回、夫人も相当の危機感を感じているのでは」と驚きを隠せない様子だった。

 一方の三宅氏も日々、かすれた声を張り上げている。「消費増税、TPP、原発問題…。この1年は野田総理に振り回された1年でした」。野田氏が1987年に県議に初当選する前から演説をしてきたJR船橋駅で対決姿勢を鮮明にした。

 三宅氏は7月、消費税増税法案に反対して小沢一郎氏(70)らと民主党を離党。衆院解散の11月16日、国民の生活が第一(日本未来の党に合流)が三宅氏を群馬4区から千葉4区にくら替え出馬させると発表した。

 「その2日前に小沢代表からお話があって。地元(群馬)は『千葉4区は今回の象徴だから頑張ってこい』と送り出してくれました」と説明し、「みなさん刺客と言いますけど、今回は政策本位の選挙。だから地盤がなくても戦えると思います」と主張した。

 当初は“地の利”がなく、選挙カーでの街宣活動にも苦労したが、現在は政策に賛同した船橋市議4人が支援に入るなど態勢は整いつつある。

 息抜きで聴くのは山下達郎の「クリスマス・イブ」。「『きっと君はこない』の歌詞を『きっと勝利はくるぞ』に置きかえて聴いています」と力を込めた。


藤田氏も気合十分


「今回はなんとしても、追い風をつかまえたいです」と気合十分なのは自民党の藤田幹雄氏。郵政選挙と呼ばれた05年の衆院選で同党から初出馬し、「小泉旋風」に乗って野田氏を944票差まで追いつめた。今回の選挙戦について「ライバルは野田総理です」ときっぱり。演説では野田氏の比例区との重複立候補を「あり得ないし、男らしくない」などと批判。三宅氏には「野田総理の票を切り崩してくれる可能性がある」と分析した。

 千葉4区ではこのほかに共産党の斉藤和子氏も出馬している。

7824チバQ:2012/12/10(月) 00:40:49
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1354640764855_02/news/20121205-OYT8T00230.htm
12衆院選 激戦の構図
6人対決 乱気流

<1> 大阪1区
 第一声は民主党離党の釈明から始まった。

 「自民党と民主党の野合で消費増税が先行した。とても許せない。私は(増税法案に)造反しました」

 4日朝、大阪市天王寺区のJR寺田町駅前で、大阪1区から立候補した前衆院議員、熊田篤嗣(41)がマイクを握った。

 10月に離党届を提出した後、河村たかし名古屋市長を頼って減税日本へ。他党と合流して「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」に変わり、最後は公示6日前に誕生した日本未来の党に加わった。


 「結局、どこの党なの?」「減税に入ったのよね?」。公示前日まで有権者からそんな声をぶつけられた。1か月で4党を渡り歩いた代償は大きい。

 前回2009年衆院選での第一声は、大阪・ミナミ。2000人超の大群衆が揺れた。司会は参院議員の蓮舫。隣では党代表(当時)の鳩山由紀夫が「政権交代の力を熊田にお与えください」とエールを送った。

 党の支援が不十分な今回は、自らが司会、ビラ配り、演説の一人三役を務める。応援は同じ離党組の前議員1人だけ。立ち止まる人もまばらだった。

 「それでも『うそつき』呼ばわりされた頃より、良くなった」。離党直前を「大逆風」だったと振り返る熊田は、いまを「乱気流の中」と見る。

 前日に届いたばかりのレンタカーで、熊田は遊説に向かった。街角のあちこちに、人手不足で貼り替えができない、民主党時代の熊田のポスターが残っていた。

     □■

 各都道府県の中心部に位置する「花の1区」。大阪では、5党計6人の候補者がもみ合う。

 民主党は、突然、党を見限った熊田に、党公認で新人、吉羽美華(32)をぶつけた。写真集も出す元寝屋川市議だ。

 4日午後0時半、大阪・御堂筋沿いで開いた出陣式。吉羽は熊田を始めとする「第3極」を攻撃した。

 「いろんな看板を付け替えても、皆さんの信用を得るのは困難だ。私は絶対にぶれない」

 大型の党選挙カー。ビラ配りや通行整理に精を出す労組関係者たち……。かつて熊田を支えた「組織」の姿があった。

 自民党新人で、元大阪市議の大西宏幸(45)は「第3極」批判で、日本維新の会を標的にした。

 4日午後2時45分、同市天王寺区の近鉄上本町駅前で、「いろんな党がタケノコのようにポコポコポコとできた。バラバラになるの、目に見えているじゃないですか。維新の会が多数の議席を得たら、日本は戦国時代ですよ」と批判した。

 無所属で出馬した元自民党議員の中馬弘毅(76)は「維新の会は自民と民主の寄せ集め」、共産党新人の吉川玲子(51)は「維新の会では近隣諸国との関係がますます悪くなる」と、維新批判を繰り広げた。

 各党から集中砲火を浴びる維新の会にとって、1区は、代表代行の橋下徹が知事時代に結党の原点といえる自治体改革を進めた府庁がある。4日午後7時、大阪・ミナミの高島屋前で開かれた街頭演説で、元大阪市議で新人、井上英孝(41)の横に、橋下と幹事長の松井一郎が並んだ。身を切る風が吹く中、1000人を超える聴衆が集まった。

 井上は「市議会で、公務員の天下りを禁止する職員基本条例を成立させた」と改革の実績を訴えた。

 橋下は、1区で争う民主、自民、未来、共産4党を次々にこき下ろした。「約束したことをやらない」「また公共工事だ」――。

 橋下の演説は約25分。井上の5倍の長さだった。

                   (敬称略)

   (社会部 中村隆、冬木晶)

         *

 衆院選が4日、公示された。激戦区の戦いを追う。

         *

 大阪1区(大阪市中央区、西区、港区、浪速区、天王寺区、生野区)
 立候補者(届け出順)
  中馬弘毅 76 無元《9》(元)行政改革相
  熊田篤嗣 41 未前《1》(元)衆院議員秘書
  井上英孝 41 維新 (元)大阪市議
  吉川玲子 51 共新 党地区職員
  吉羽美華 32 民新 (元)寝屋川市議
  大西宏幸 45 自新 (元)大阪市議

(2012年12月5日 読売新聞)

7825チバQ:2012/12/10(月) 00:41:22
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1354640764855_02/news/20121206-OYT8T00193.htm
2012衆院選・激戦の構図
「陰の総理」どぶ板 徳島1区

反民主の風「お力を貸して」

 歩道に置かれたビールケースの上に立っていたのは、強面(こわもて)で知られた「陰の総理」だった。

 衆院選公示から一夜明けた5日午前7時過ぎ、徳島市の徳島県庁前交差点。徳島1区で立候補した民主党前衆院議員の仙谷由人(66)は、行き交う車に何度も手を振り、頭を下げた。

 この後、企業の朝礼を5か所回り、母校の小学校周辺を自転車で走った。住民を見つけると、自転車を降り、独特のだみ声で握手を求めた。「お力を貸してください。助けてください」

 旧社会党出身の仙谷は保守王国・徳島で、出身高校OBの後援会などを通じて、保守層に食い込んだ。徳島出身の三木武夫元首相系と後藤田正晴元副総理系が国政、地方選で激しく争う「阿波戦争」とも呼ばれた自民分裂も手伝って、小選挙区・比例代表並立制となった1996年以降の衆院選からは負けなし。自民党が優勢な県政界で、「県政自民、国政仙谷」の住み分けを築いた。

 政権交代後は、菅内閣で官房長官に就任。党内の反小沢(一郎・元代表)勢力の急先鋒(せんぽう)で、その剛腕ぶりから「陰の総理」と呼ばれるほどの存在感を発揮した。

 皮肉なことに、これが民主党への逆風を真正面から受けることになった。

 「この前の選挙で、何と言って国民をだましたんだ」――。演説では容赦ないヤジを浴びる。前回衆院選では応援で各地を飛び回ったが、今回は一転、解散直後から地元にほぼ張り付き、応援もあおぐ。近く前原国家戦略相らが徳島入りする予定だ。

 「動くたびに、大変厳しい」。11月末、事務所を激励に訪れた盟友の連合会長の古賀伸明(60)に仙谷はこう漏らし、険しい表情で覚悟をみせた。

 「ここは選挙の初歩にかえってやるしかない。この16、17年で一番体を使った選挙になる」

     □■

 自民党新人の福山守(59)は公示の4日夜、佐那(さな)河内(ごうち)村で開いた演説会で、公明党の地方議員らを含めた約100人を前に声を張り上げた。「小選挙区は福山守で、比例区は公明党。どうか、この協調体制をしっかりとお願い申し上げます」

 選挙に強い仙谷に対抗する自民党候補はこれまで比例復活を視野に争ってきた。

 今回は違う。小選挙区の議席獲得を見据え、2万票とも言われる公明票を取り込むため、自民党支持者の比例票を公明党に回す、本格的な「自公協力」に力を入れる。

 福山陣営幹部は「小選挙区奪取を目指す自民。比例四国で1議席を死守したい公明。両者が結びついた」と力を込める。

 阿波戦争で揺れてきた足元も、今回、後藤田の系譜を継ぐ福山の選対本部長に、三木の系譜の自民党県議・竹内資浩(67)が就き、「オール自民」体制を整えた。

 「もう『阿波戦争』は関係ない」。陣営幹部は自民票の一本化に意欲を見せる。

 福山は徳島1区とほぼ重なる県議選・徳島市選挙区で6選、ここ2回は連続トップ当選だった。選挙区内に25の後援会を置き、ローラー作戦を徹底してきた。

 一方、共産党新人の古田元則(64)は民主、自民批判を続ける。

 政権交代の風が吹いて3年半。竹内は「仙谷さんと福山の知名度の差はこんなだもの」と両手を大きく広げながらも、語気を強める。「今吹くのは『反民主の風』や。家にあげてくれん農家があった前回とは空気が全然違う」(敬称略)

 (社会部 中西賢司、徳島支局 川本修司)

 徳島1区(徳島市、佐那河内村)
立候補者(届け出順)
   古田元則 64 共新 党県書記長
   福山守 59 自新 (元)県議
   仙谷由人 66 民前《6》党副代表

(2012年12月6日 読売新聞)

7826チバQ:2012/12/10(月) 00:41:53
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1354640764855_02/news/20121207-OYT8T00161.htm
2012衆院選・激戦の構図

無党派の風読めず

絶大「橋下人気」 批判で応戦

 入り口には、日本維新の会代表代行・橋下徹(43)の等身大パネル。通りに向いたガラス壁は、橋下のポスターが並ぶ。

 大阪府豊中市、阪急豊中駅近くの商業ビル1階に設けられた選挙事務所。「主役」は、壁に飾られた府立北野高校ラグビー部時代の集合写真の中に、同期生の橋下と一緒に写っていた。

 大阪8区で立候補した維新の会新人、木下智彦(43)。6日朝、事務所から向かった先は、市中心部のマンション群。「日本を再生させるために戦います」と訴えた。

 「本音でぶつかり合える無二の親友」の橋下の活躍に刺激され、維新政治塾に入った。出馬が決まったのは衆院解散の翌日。会社を休み、東京に自宅を残したまま、選挙区に入った。地盤も組織もない。頼みの綱は、橋下人気だ。

 「皆さんの力で、木下を持ち上げて下さい」

 11月下旬、豊中・千里中央のターミナル駅前。応援に駆けつけた橋下が呼びかけると、約4000人の聴衆から「頑張れよー」の声が飛んだ。磁力が働いているかのように人を引きつける光景に、改めて「すごい男だ」と思い知らされた。

 「橋下ベイビーズ」との批判には、「そう呼ばれるのは仕方ない」と受け流す。ただ、橋下人気だけで勝てるほど甘くはないことも自覚している。街頭では「橋下」の名をほとんど口にせず、自分の言葉で支持を訴えるが、自分一人では足を止めてくれる人はわずかだ。

     ■□

 北部に千里ニュータウンが広がる豊中市は、「風」が吹きやすい街だ。人口約39万人。前回衆院選から3年余で約6万3000人が転出し、新たに約6万5000人が入ってきた。

 そんな土地柄に、労組票をがっちり固めて当選11回を重ねてきた民主党前衆院議員、中野寛成(72)でさえ、衆院副議長を務めた直後の2005年の郵政選挙では落選している。今回、中野が引退し、比例近畿ブロックの同党前議員、松岡広隆(30)が地盤を引き継ぐ。

 「地元の中野寛成先生から、バトンタッチさせていただきました」

 6日午前8時。中野と並んで阪急岡町駅前に立った松岡は、10分間の演説で、「中野」の名を7回連呼した。中野の昔からの支援者や、労働組合などの組織票に加え、無党派層から幅広い支持を得られるかどうかが浮沈を握る。

 「戦う相手は橋下の影だ」と、松岡は風の行方に気をもむ。

 議席奪還を目指す自民党元議員、大塚高司(48)の事務所の壁や天井は、50を超える業界団体からの推薦状や檄(げき)文で埋め尽くされている。しかし、住民の入れ替わりが激しく、マンションが立ち並ぶ地区の後援会の顔ぶれは、前回から4割も変わった。

 ボロボロの住宅地図は色の違うペンで二重、三重にチェックされ、足を運んだ回数を示しているが、マンションのオートロックに阻まれることも多く、「どぶ板選挙」に徹しても確かな手応えは得られない。

 大塚は言う。「政治の劣化を招いたチルドレンやベイビーズに有権者は懲りている。気まぐれな風ではなく、地道な活動を見て判断してほしい」

 2大政党と第3極の対決構図に埋もれまいと、共産党新人、五十川和洋(53)は「消費増税を強行した民主、自民、さらなる増税をもくろむ維新の会に厳しい審判を」と訴える。

 移り気で、振れ幅が大きい都市部の無党派層。その民意をたぐり寄せようと、候補者たちは風を追う。

(敬称略)

 (社会部 井口馨、羽尻拓史)



 大阪8区(大阪府豊中市)

 立候補者(届け出順)
  大塚高司  48 自元《1》(元)参院議員秘書
  木下智彦  43 維新 商社社員
  五十川和洋 53 共新 党地区委員
  松岡広隆  30 民前《1》党府副幹事長

(2012年12月7日 読売新聞)

7827チバQ:2012/12/10(月) 00:42:40
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1354640764855_02/news/20121209-OYT8T00147.htm
2012衆院選・激戦の構図
漂流する「嘉田票」

<4> 滋賀2区

 滋賀県知事の嘉田由紀子(62)は8日午前11時前、大津市で開かれた国道バイパスの開通記念式典に姿を見せた。

 日本未来の党代表として、福島で衆院選第一声を上げ、7日までに7都県で遊説。東京から早朝に戻ったばかりのこの日、テープカットが終わるとすぐに会場を後にし、党候補の応援で大阪へ向かった。

 公示後、公務で地元に戻るのは前日午前に続いて2回目だが、まだ街頭には立っていない。

 「様々な方が戦っていらっしゃる。エチケットです」と、嘉田は言う。

 「もったいない」をキャッチフレーズに、嘉田は2006年の知事選で新幹線新駅の建設凍結などを訴え、民主、自民、公明3党が相乗り推薦した現職を破って初当選した。10年には、同知事選で過去最多の約42万票で再選。投票した有権者の6割以上の票を集めた。

 しかし、県議会で知事与党は少数派。「卒原発」を掲げる新党党首との二足のわらじに、与野党ともに一斉に反発した。嘉田は「県政運営のハレーション(悪影響)になる」として、県内では、全4小選挙区で候補擁立を見送った。

 42万の嘉田票が漂流する。

□■

 全国最多の原子力発電所を抱える福井県に隣接する滋賀2区は、琵琶湖の北東部に広がる。4人が争う激戦を反映し、各党幹部が次々に来援する。

 だが、候補者、党幹部が正面から嘉田を批判する光景はまず見られない。

 自民党元衆院議員、上野賢一郎(47)の陣営幹部は「批判すれば、嘉田ファンの神経を逆なでするだけ損だ」と明かす。

 上野は10年知事選で、自民党を離党し、無所属で立候補したが、嘉田にダブルスコアの票差をつけられて完敗。人気知事を意識してか、上野は原発について、「将来、なくしていくという決断をすべきです」と訴える。

 「嘉田票は反自民票。うちに流れるはずだ」。民主党前議員、田島一成(50)の陣営内では、そんな期待が強い。嘉田県政との対決姿勢を貫いてきた自民党と異なり、10年知事選では嘉田を支援した。

 だが、8日、田島とともに彦根市内でマイクを握った前原国家戦略相は、「改革のため政権継続を」と呼びかける一方、嘉田については一切触れなかった。

 田島も嘉田との距離の取り方を測りかねる。「未来の党結成への評価は県内でも分かれる。けんかを売ることも、こびることもない」

 共産党新人、中川睦子(54)の陣営も嘉田票を注視する。幹部は「中川は唯一の女性候補。脱原発の力強いメッセージを出している」と言う。

 みんなの党新人、世一良幸(52)は「みんなの党も未来の党も、原発ゼロを掲げている」とアピール。渡辺代表は7日、長浜市内で記者団に、「第3極の政党が協力して戦うべきだ」と語った。

 嘉田票を巡る争いが熱を帯びる。

■□

 嘉田を支えようと、06年に滋賀県内の地方議員らが結成した地域政党「対話でつなごう滋賀の会」は公示直前の2日、「自主投票」を決め、比例選での未来の党への支持を見送った。小沢一郎氏と手を組んだ新党に、「裏切られた」と反発するメンバーが少なくない。

 7日、県庁近くのビル1階に、未来の党滋賀事務所が開設された。交代で詰めるスタッフはわずか数人。嘉田のポスターもこの日昼にようやく届いた。

 関係者は漏らす。

 「代表のおひざ元と言っても、党の実体はないに等しいよ」(敬称略)

 (社会部 浦野親典、大津支局 福永正樹)(おわり)

          *

滋賀2区(彦根市、長浜市、東近江市のうち旧愛東町・旧湖東町、米原市、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町)
立候補者(届け出順)
中川睦子 54 共新    党地区常任委員
世一良幸 52 み新   (元)環境省職員
上野賢一郎 47 自元《1》(元)総務省職員
田島一成 50 民前《3》(元)環境副大臣

(2012年12月9日 読売新聞)

7828チバQ:2012/12/10(月) 00:44:35
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212060002.html
'12/12/6
【ルポ焦点区】広島1区 民主、分裂の苦しみ 落下傘VS離党前職
 脱原発や消費税増税などを主な争点に、民主、自民の二大政党や第三極勢力が政権の枠組みを懸けてしのぎを削る選挙戦が火ぶたを切った。中国地方の焦点区を歩く。

 ▽1区(4人) 届け出順・敬称略
 大西理 46 党県常任委員 共新
 岸田文雄 55 元消費者相  自前
 野中幸市 49 党県支部長  民新
 菅川洋 44 党県支部長  未(比)前

 ※(比)は比例中国前職

 「皆さんが納得いく税金の使い方をしていく」。広島1区で立候補した民主党新人の野中幸市(49)は5日朝、広島市南区の交差点で声を張り上げた。持ち出したのは、民主党が政権交代を果たした2009年の流行語になった「事業仕分け」だった。

 ▽実績アピール

 立候補が決まったのは2週間前。消費税増税に反対して党を出た日本未来の党比例前職の菅川洋(44)の後任が見つからず、党本部がようやく擁立したのが野中だった。広島には縁のない「落下傘候補」。最大の支援母体である連合広島のバックアップに期待する。

 野中が演説していた同じころ、菅川も東区の幹線道路沿いでマイクを握った。「仕分け人として税金の無駄をチェックした」。今はたもとを分かった民主党の看板事業を掲げ、「与党議員」の実績をアピールした。

 3年3カ月前、菅川は民主党候補として戦い、自民党前職の岸田文雄(55)に肉薄。比例代表中国ブロックで復活当選し、初の議席を得た。民主党では小沢一郎元代表のグループに所属。ことし7月、消費税増税法案に反対し、小沢が結成した国民の生活が第一に移った。

 衆院解散後の第三極勢力の離合集散で、生活は解党を宣言。「卒原発」を旗印にした日本未来の党に合流した。演説の冒頭で「もう原発は卒業しよう」と言うようになった。だが時折、民主党時代の政策もアピールする。

 「約束を守ろうとしているのはわれわれの方だ」。民主党のマニフェスト(政権公約)になかった消費税増税に反対した菅川には強い自負がある。だが、連合広島の支援はない。「正直、人手が足りない」。陣営は打ち明ける。

 政権交代を実現しながら、党内抗争で分裂した民主党。無縁の地で立候補した野中と、古巣への思いを抱えて別の党で戦う菅川の姿に、民主党の「今」が浮かび上がる。

 ▽自民も出直し

 「民主党に大惨敗し長期政権のおごり、たかぶりを反省した。政策を練りに練ってきた」。自民党の政権奪回を狙う岸田は4日、中区での出陣式で出直しの姿勢を強調した。

 岸田は前回衆院選後、週末ごとに地元に戻り、地域に張り巡らせた後援会を丹念に回ってきた。ことし10月には党の派閥・宏池会(岸田派)の会長に就いた。

 民主党に逆風が吹く中、本当の意味で自民党に支持が戻っているとは思えないでいる岸田は5日も、街頭演説を繰り返した。「もう一度、自民党に託してみようと思ってもらえるかの選挙だ」

 共産党新人の大西理(46)は消費税増税反対を主張。「政府に原発の即ゼロを判断させる」と訴える。=敬称略(野崎建一郎、岡田浩平、新本恭子)

7829チバQ:2012/12/10(月) 00:45:00
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212070001.html
'12/12/7
【ルポ焦点区】広島7区 自民、新人に託す奪還 民主にじむ危機感
▽7区(4人)届け出順・敬称略
坂元大輔30 党県支部長 維 新
和田隆志49 党県代表  民 前
小林史明29 党県支部長 自 新
神原卓志56 古書店経営 共 新
 広島7区の自民党新人、小林史明(29)は6日、参院議員宮沢洋一(62)=参院広島=を支援する福山市の会社社長たちと企業約10社へのあいさつ回りを重ねた。「初挑戦。浸透の具合は分からない」。手探りが続く。

 ▽「悔しさ晴らす」

 選対総括責任者に就いたのは宮沢。「悔しさを晴らすときが来た」。そう強調する。1967年に初当選したおじの故宮沢喜一元首相が築き「宮沢王国」とさえ言われた議席を3年3カ月前、民主党前職の和田隆志(49)に奪われた。

 自民党は議席奪還を公募で選んだ小林に託した。陣営幹部は「プラス、マイナス両面ある」という。過去の衆院選の候補者選びをめぐり、宮沢と距離を置いてきた同市選出の県議で党県連幹事長の宇田伸(55)が今回は出陣式に出席。個人演説会の弁士も務める。

 一方、知名度不足は否めない。あいさつ回りに街頭演説…。陣営は浸透に躍起だ。

 和田はこの日、市北部を選挙カーで回り街頭演説を繰り返した。消費税増税には「約束違反」との批判が付きまとう。「立法、行政府が自ら身を削る。議員定数を削減する」。増税は行財政改革とセット―。和田はマイクを握り理解を求めた。

 2009年は「政権交代」の掛け声の下で13万3871票を獲得。05年の前々回の10万4009票から3割伸ばした。だが「今回、街頭で手を振ってくれる人は確実に減った」。最大の支持組織、連合広島福山地域協議会議長の和田口具視(54)は危機感を隠さない。

 福山地協は、加盟労働組合の組合員約2万5千人を抱える。和田口は「無党派層に広げるためにも、まずは着実な組織固めを急ぐ」。20〜30人の小規模な集会にも重点を置く。「有権者一人一人に丁寧な説明をし、意見を聞く姿勢も示す」(陣営幹部)ためだ。

 ▽維新 党名PR

 二大政党の戦いに割って入る日本維新の会新人の坂元大輔(30)もこの日、街頭演説を展開した。「民主党、自民党に批判的な層の支持は広がっている」と手応えを示す。大阪市出身。福山市との縁は薄い。第一声の舞台も不特定多数が通るJR福山駅前を選んだ。たすきには、橋下徹代表代行の顔写真を印刷。党名PRに力を注ぐ。

 「少しの時間でもかまいません。力を貸してください」。事務所前にはスタッフとしての参加を呼び掛けるチラシを張る。先月21日の党公認発表から、2週間余り。選挙戦と態勢づくりが同時進行だ。「新しい政治に期待する人は必ずいる」。坂元は力を込めた。

 共産党新人の神原卓志(56)は連日、10カ所前後で街頭演説を繰り返す。消費税増税反対などを訴え、支持を広げる戦略だ。=敬称略(衆院選取材班)

7830チバQ:2012/12/10(月) 00:45:25
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212090002.html
'12/12/9
【ルポ焦点区】広島3区 自民、分断から結束へ 風一変、戸惑う民主
 ▽3区(4人)届け出順・敬称略
河井克行49 党副幹事長 自〓前
橋本博明42 党県副代表 民 前
藤井敏子59 党県委員  共 新
中丸啓49 党県支部長 維 新
※〓は比例中国前職
 「前回の大敗で自民党の基盤が崩れた。地元から議員が出んといかん」。6日夜、広島市安佐北区であった広島3区の自民党比例前職の河井克行(49)の演説会。集まった約30人に、同党市議の後援会長平野正治(78)が結束を呼び掛けた。

 ▽「しこりある」

 平野は真意をこう説明する。「『二つの自民』があったしこりがある」。自身も党支持者でありながら、かつては河井を支援してこなかった。

 3区に自民党衆院議員は2人いた。河井と増原義剛(67)。自民党は苦肉の策で2003年、選挙ごとに小選挙区と比例代表中国ブロックの候補者を入れ替える「コスタリカ方式」を採用し、共存を図った。後援会は別々にあり、党支持者は分断されてきた。

 増原は09年の前回衆院選で民主党前職の橋本博明(42)に敗れ、政界を引退。コスタリカは解消された。

 「3区には増原さんと私の二つの流れがあった。今回で『一つの自民党』になりたい」。公示日の4日、安佐南区での出陣式で河井は声を張り上げた。5日までに、増原支持者の多かった選挙区北部の安芸高田市や広島県北広島、安芸太田両町を一巡した。

 「河井党にはなれん」。北広島町の商店主(64)は明かすが、同町の会社社長(54)は「日本の将来を考えると自民党でまとまるしかない」と割り切る。

 ▽維新・共も訴え

 「もう一度チャンスをいただき、決める政治を進めたい」。橋本は6日夜、安佐北区で演説会に臨み、会場の約100人に訴えた。

 前回、初当選した橋本は週末ごとに地元へ戻り、地域行事にこまめに出席。北広島町と安芸太田町に後援会組織をつくるなど、自民党の牙城だった北部への浸透を図ってきた。

 一方、3区の有権者の8割を占める安佐南、安佐北両区で支持を広げる確たる策は見つからない。団地が広がり、幹線道路沿いにはマンションが並ぶ。無党派層が多い。

 党内で野田佳彦首相のグループに属する橋本。団地を選挙カーで回り、車を止めては家にいる有権者に向けてマイクを握る。前回のマニフェスト(政権公約)になかった消費税増税を含む社会保障と税の一体改革の必要性を、繰り返し訴える。

 「民主党に追い風が吹いた前回は無党派層の支持も得て票が伸びた。今回はどう掘り起こせばいいのか」。橋本陣営は戸惑う。

 既存政党に不満を持つ有権者の「受け皿」を狙うのは、日本維新の会新人の中丸啓(49)。「庶民による政治改革で疲弊している日本を再生する」。朝は3区からの利用客が多いJR横川駅(西区)などに立ち、第三極の存在をアピールする。

 共産党新人の藤井敏子(59)も団地を巡り、消費税の増税反対や原発の即時ゼロを訴える。=敬称略(衆院選取材班)

7831チバQ:2012/12/10(月) 00:45:43
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212080001.html
'12/12/8
6区で自民県議の支持が二分 北部は亀井氏、南部は小島氏 衆院選広島6区で、自民党県議が日本未来の党前職の亀井静香氏(76)と自民党新人の小島敏文氏(62)の陣営に分かれて支援する構図になっている。かつて自民党で派閥を率い、政調会長も務めた亀井氏の地盤である選挙区北部の選出県議は亀井氏支持を公言。南部の尾道、三原市選出の県議は小島氏の支援に回り、激しく競り合う。

 「住所は自民党ですが、本籍はずっと『亀井党』」。5日夜、三次市であった亀井氏の個人演説会で、自民党籍を持つ同市選出の下森宏昭県議は亀井氏支持を公言した。三次市議も公明、共産両党の計3人を除く23人がこぞって支援する。

 亀井氏の出身地、庄原市選出で自民党籍の小林秀矩県議も、亀井氏が未来の他の立候補者の応援などで地元入りできる回数が少ないことを意識し、「自分がスポークスマンになる」と言う。

 直前の新党結成で「出遅れの感があり厳しい選挙」とみる。「自民党時代から三十数年間、地元のことを気に掛けてくれている。国政の場に出続けてもらわないといけない」との思いからだ。

 こうした県北部の状況に、小島氏は「存在の大きい亀井氏を応援する自民党系議員の動きは仕方ない」と受け止める。一方で「党員なら自民党の候補者を応援するのが筋。共に戦いたかった」と複雑な思いをのぞかせる。

 尾道市選出で小島氏の選対本部幹事長を務める吉井清介県議は「北部には北部の地域事情があるだろうが…」と多くを語らない。

 ただ、亀井氏に約6万7千票の大差で敗れた2009年の前回衆院選から3年3カ月。小島氏は選挙区内を地道に歩き、知名度アップに努めてきた。吉井県議は「有権者からの反応がいい」と手応えを口にする。

 自民党所属の地方議員が亀井氏を支援していることについて、党県連の宇田伸幹事長は「そういう報告は受けていない。(自民党候補の支援を)一生懸命やってくれていると思っている」と言葉少なだ。

 ある党県連役員は「地域事情もあり、黙認している。亀井氏の影響が強い県北部などで反旗を翻したら県議選も厳しくなる。自民党にとっても損になる」と打ち明ける。

 共産党新人の花岡多美世氏(55)は、両市の市議たち党員の応援を受けて県北部を回る。同党の三次市議は「自分たちの政策を訴えていくだけだ」と話す。

7832チバQ:2012/12/10(月) 00:46:13
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/yamaguchi/Sy201212080002.html
'12/12/8
【ルポ焦点区】山口1区 論客「卒原発」で挑む 自民重鎮引き締め
 ▽1区(4人)届け出順・敬称略
高村正彦 70 党副総裁  自 前
魚永智行 54 党県委員  共 新
冨村郷司 29 党県副代表 民 新
飯田哲也 53 党代表代行 未 新
 「政策の一丁目一番地が卒原発。10年ですべての原発を廃炉にする」。日本未来の党代表代行で山口1区の新人飯田哲也(53)は7日夕、周南市のJR徳山駅前で声を上げた。代表の嘉田由紀子滋賀県知事も駆け付け、二枚看板が手を取り合って市民に支持を訴えた。

 ▽知事選で善戦

 脱原発の論客で知られる飯田は選挙区内の周南市出身。7月の山口県知事選に立候補し、自民、公明両党の推薦を受けた山本繁太郎知事に敗れたものの、約18万5千票を得た。

 しかし、今回の立候補表明は公示のわずか2日前。「原発依存体質をつくった自民党政治に戻してはいけない。古い政治と新しい党が激突する山口1区はこの衆院選の象徴的な選挙区だ」。訴えの大半を卒原発に注ぎ、徳山高の同窓生を中心とした後援会などが支持拡大を図る。

 その飯田に「古い政治」と名指しされた自民党前職で党副総裁の高村正彦(70)。11回連続の当選を目指す重鎮は「政党がシングルイシュー(単一争点)でいいはずがない」といなす。4日の山口市での出陣式では原発問題に触れず、外交や経済、教育の再生などを訴えた。

 ただ、日本未来の党に批判を加えることは忘れなかった。「実態は小沢(一郎)新党だ。評判が悪くなると新しい政党をつくる小沢さんのいつもの手口。何年持続するか分からない」

 陣営は飯田を警戒する。飯田は知事選で、高村が拠点にする周南市で最多得票した。高村は選挙運動期間中、全国を遊説するため不在がち。陣営幹部の一人は「知事選の結果は決して侮れない。副総裁として恥ずかしくない得票を目指す」。飯田の参戦を機に、組織の引き締めに躍起だ。

 ▽民・共に戸惑い

 2030年代の原発ゼロを掲げる民主、即時原発ゼロを訴える共産両党の陣営には「やりにくい」と戸惑いも広がる。知事選で両党は独自候補を立てず、党員の一部は飯田を支援した。

 民主党は前回、1区の新人が比例代表中国ブロックで復活当選。その新人は離党して7月の知事選に立候補した。党は10月、元銀行員の冨村郷司(29)を擁立した。

 陣営幹部は「前回のように民主党への風はなく、無党派層や反原発の支持が飯田氏に流れる恐れがある」と危機感を強める。冨村は「原発政策は数ある政策の中の一つ」と雇用対策などを中心に訴え、若さを前面にアピールする。

 3回目の挑戦となる共産党新人の魚永智行(54)は「脱原発とか卒原発ではなく、即時ゼロが国民の願いだ」と強調。消費税増税反対と併せて訴える。=敬称略(衆院選取材班)

7833チバQ:2012/12/10(月) 00:50:41
長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2012/12/09221113008711.shtml
2区で2候補つばぜり合い

候補者の演説に耳を傾ける市民=南島原市内


 保守分裂となり、5人の候補が乱立した衆院選長崎2区。前回は民主党旋風が吹き荒れ、民主新人が初当選したが、島原半島3市では自民の得票が民主を上回った。その「保守王国」で今回、前雲仙市長で無所属新人の奥村慎太郎と、島原市区の県議を8期務めた自民新人の加藤寛治という地元出身の2人が激しいつばぜり合いを続けている。

 6日夕、雲仙市南串山町に大型バス数台が乗り付けた。バスの乗客が向かったのは加藤の個人演説会。会場には約600人が詰め掛けほぼ満席。奥村の地元でも自民公認の組織力を見せつけた。

 演説会の2日前、雲仙市内の会社に1枚のファクスが送られてきた。送り主は加藤支持の建設会社。送信された紙には演説会の出欠の有無、参加人数、会社名を記入し、送り返すよう書かれていた。「踏み絵みたいだ」。ファクスを受け取った会社経営者はこうぼやきながらも、「出席」に丸を付け送り返した。

 演説会では市長時代の奥村と交流があった雲仙市区選出の県議、徳永達也と金澤秀三郎も登壇。ともに「奥村」の名は一度も出さなかったが、「国政は党と党との戦い」として、党公認と無所属の違いを強調、加藤支持を鮮明にした。

 一方の奥村は県議時代に築いた南高旧16町の支持者や県立口加高同窓会などを中心に"草の根選挙"を展開。元防衛相の久間章生の秘書を務めていたこともアピールし、久間の地元、南島原市などでの浸透を図る。加藤の地盤の島原、奥村の出身地の雲仙に挟まれた南島原は、両陣営の草刈り場となっている。

 公示日、奥村は諫早市で出陣式を終えると、島原半島に直行。南島原市加津佐町で「3年前の夏、久間先生が涙をのまれた。出馬を決断した理由の一つは久間先生の後を継ぎたいという強い思いからだ」と訴えた。今回の衆院選で、久間が加藤と公認争いをしたこともあり、南島原の自民支部には事実上の自主投票とした組織もあり、勝手連的に奥村を支援する動きも広がっている。

 3年前の衆院選で自民が逆風を受ける中、奥村は久間支持を明確に打ち出した数少ない首長だったことも、奥村を支援する動きを後押ししている。

 こうした中、自民は元県議会議長で南島原市に地盤を持つ末吉光徳を比例代表九州ブロック単独候補に擁立した。久間の支持者の一人は「自民支持者の票が奥村に流れないために、くぎを刺したのだろう」と指摘する。島原半島での保守2人の闘いは激しさを増している。

 民主前職の川越孝洋は公示日や最初の週末の8日に島原半島入りし、支持拡大を目指している。2区には共産新人の矢崎勝己と無所属新人の森文義も立候補している。=敬称略=

7834チバQ:2012/12/10(月) 00:51:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20121208-OYT8T01005.htm
[衆院選]公示後初の週末激戦1区ルポ

 民主党政権の継続か、自民、公明両党の政権復帰かを最大の焦点とし、第3極の支持の広がりも注目される衆院選。選挙戦は中盤に入り、各候補は選挙区の中心市街地などで支持拡大に声をからしている。公示後初めての週末を迎えた8日、県内最激戦区とされる熊本1区の戦いぶりを追った。(北川洋平、緒方裕明)

 8日午前11時。日本維新の会前議員・松野頼久は、熊本市中央区の子飼商店街を駆けずり回っていた。「苦労してます」「助けてください。お願いします」。商店主や買い物客に次々と頭を下げる。必死の訴えが危機感を物語っていた。

 松野は過去4回、民主党公認で当選した。政権交代をかけた前回は次点に4万票差の大勝。鳩山政権下では官房副長官を務めるなど活躍した。

 だが、維新の会から立候補した今回は、注目を集める第3極ながら、浸透に苦しむ。読売新聞社の序盤情勢調査では、自民党元議員・木原稔との激しい競り合いが判明。連合票を失ったことや離党への反発も影響したとの見方がある。

 維新の会国会議員団幹事長という立場も悩ましい。

 8日は午後から3区の維新の会新人の応援に入り、1区は“あるじ”不在の選挙カーが走った。

 「党幹部としての責任を果たしているのだが、自分の選挙も厳しい……」。公示後、応援で県外へ出たこともあり、陣営幹部は苦しげに言った。

   ◇

 「TPP(環太平洋経済連携協定)は論外だ。(農業県の)熊本に軸足があるなら、賛成とは言えない」。同日、木原は各地で街頭に立ち、声をはりあげた。

 TPPを巡っては自民党が「聖域なき関税撤廃を条件とするなら反対」とするのに対し、維新の会は交渉に参加したうえで賛否を決める立場。木原の演説は、両党の違いを強調する内容となった。

 木原は、最初の国政挑戦となった2005年の衆院選は比例選で復活。09年は惨敗し涙をのんだ。3年あまりの浪人生活を経て、「背水の陣の覚悟」(陣営)で戦っている。

 8日は街頭演説のほか、個人演説会も精力的にこなした。一方、県議ら支援者約200人はローラー作戦を行い、総動員による組織型選挙を展開した。

 「われわれは前回以上の戦いをしているとの自負がある」と陣営幹部。ただ、序盤情勢は松野と互角との結果。「有権者の評価がどうなっているか分からない。緩みはないが、手探りの部分は大きい」と激戦の中で不安ものぞかせた。

   ◇

 序盤情勢調査で松野、木原を追っているとの結果が出た民主党新人・池崎一郎は、この日正午過ぎ、同市中央区の公園で決起集会を開いた。連合熊本傘下の労組組合員ら約1000人を前に「厳しい逆風の中での選挙だが、どうか最後まで、力を貸していただきたい」と支援を訴えた。

 「解散直前に立候補が決まったため出遅れた。知名度の低さも響いている」と陣営幹部。ただ、「組織内を固め切れていない分、支持を広げられるはず。各組合を足場に浸透を図る」と巻き返しを誓った。

 一方、共産党新人・山部洋史は、同市東部の住宅地などを中心に遊説。13か所で街頭演説を行い、「原発即時ゼロ」「消費税増税中止」などと主張。無所属新人・倉田千代喜は独自の戦いを展開した。(敬称略)

(2012年12月9日 読売新聞)

7835チバQ:2012/12/10(月) 00:51:44
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-12-09_42553
衆院選:激戦3区 課題は基地・経済


社会 2012年12月9日 09時50分

(15時間1分前に更新)

 衆院選公示後初の週末となった8日、激戦の沖縄3区の候補者たちは県内一広い本島中北部の選挙区を走り回った。最大の課題を聞くと、米軍普天間飛行場移設と経済政策が挙がり、それぞれ解決の道筋を示した。

 大城俊男さん(45)は、日本維新の会の橋下徹代表代行と自分のポスターを2枚並べて張った選挙カーで中部を遊説。運動員が「支援団体がないからこそ、しがらみもない」とアピールした。普天間の移設先が3区の名護市辺野古とされており、大城さんは「16年動いていない。これから知恵が必要になる」と指摘した。

 宮里昇さん(65)は出身の名護市を回った。市営市場では、客や店主らに名刺を渡し「消費税増税をさせません」と、共産党の政策を説明。地元の課題は環太平洋連携協定(TPP)だとし、「基幹作物のサトウキビ、畜産が打撃を受ける。特に伊江島などの離島では経済が成り立たなくなる」と危機感を募らせた。

 自民党の川口順子参院議員の応援を得て、うるま市で街頭に立った比嘉奈津美さん(54)。「自公政権に戻すしかない。中北部の振興なくして沖縄の発展なし」と訴えた。最大の課題に掲げるのは経済活性化。「那覇空港第2滑走路の次は港。中城港や本部港に定期航路を誘致し、働く場をつくる」と意気込みを語った。

 日本未来の党の玉城デニーさん(53)は、沖縄市の植木市などを訪問した後、うるま市内を自転車で移動してスポット演説。「消費増税、TPP、普天間移設に反対し、代案を示す」と力を込めた。3区を回って実感するのは貧困の問題だといい、「教育や地域間の格差を、一括交付金を使って解消する」と話した。

 政権与党、民主党の看板を背負う崎浜宏信さん(56)。選挙カーで沖縄市、うるま市を回りながら、運動員が「逆風の中、あえて民主党から立候補した。本当に責任感がある人だけが残った」と強調した。3区の課題について、崎浜さんは「普天間移設も経済振興も、民主党県連の政策で解決できる」と支持を訴えた。

7836チバQ:2012/12/10(月) 00:52:44
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/46syuin/news/20121209/937725
【衆院選】 29年ぶり師走選挙 激戦の栃木2区ルポ
(12月9日 朝刊)
【PR】
 衆院選公示後初の土曜日となった8日、県内の各候補者は週末の人出を目当てに東奔西走した。選挙戦序盤の情勢調査で「激戦」が伝えられた栃木2区。名乗りを上げた4候補者は選挙カーで広い選挙区を駆け巡り、支持を呼び掛けた。29年ぶりとなった12月の総選挙。各陣営は「寒さも強敵」と気を引き締めている。

 「逆風の中、勝つのは容易ではありません」。午前10時半すぎ、民主党前職の福田昭夫氏は塩谷町役場前で約30人の町民らを前に訴えた。福田氏は塩谷町やさくら市、高根沢町の住宅街を選挙カーで回り、スーパー駐車場付近で街頭演説を重ねた。

 狙いは無党派層への支持拡大。国政の課題として景気回復と雇用の場の確保、脱原発などを訴えた。師走選挙は初めてという福田氏は「快眠、快食が風邪を引かないコツ」と笑顔。車中から有権者に手を振るウグイス嬢は手袋を3枚重ねて寒さをしのいだ。

 自民党元職の西川公也氏は午前9時、「かぬまプレミアム付きニコニコ商品券」の販売を始めた鹿沼商工会議所で市民にあいさつ。同商品券も貴重な経済支援とし、「建設国債による公共事業で景気回復が必要」と強調した。午後は、まちの駅・新鹿沼宿で街頭演説し、「今こそ大型補正を組んで日本の経済を動かすべきとき」と力強く訴えた。

 山間部が多く選挙区も広い2区。西川氏は「本当に倒れては駄目だが、倒れる寸前まで走らねば」と表情を引き締めた。

 「西と東の両横綱に挟まれる中で、平幕が優勝するには日々の稽古しかない」と自らを例えた、みんなの党新人の柏倉祐司氏。「草の根」の原点である街頭演説に力を入れる。この日も事務所がある鹿沼市から10回程度こなした。

 午後6時すぎ、日光市の商業施設駐車場に到着。日光連山からの吹き下ろしで気温は2度まで下がった。カイロを手袋の中にも忍ばせたが、防寒対策は十分とはいえない。

 だが、身ぶり手ぶりを交えた演説で熱弁を振るうと「寒くなればなるほど、選挙は熱くなってくる」と顔を紅潮させていた。

 共産党新人の藤井豊氏は鹿沼市内の住宅地などを集中的に遊説。7日夕に発生した地震を引き合いに出し、「地震大国の日本に原発は間違い。即時廃止の主張はわが党だけ」と強調した。藤井氏は「足尾育ちですから寒さは強い」と苦笑した。

7837チバQ:2012/12/10(月) 00:53:43
埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news12/09/07.html
存亡懸ける共産、社民 「今こそ出番」 ぶれない存在感
 民主、自民の二大政党に、第三極勢力がどこまで食い込めるかが焦点となっている今回の衆院選。老舗政党の共産、社民は埋没の危機に直面するも、「今こそ、わが党の出番」と筋の通ったぶれない主張を展開、存在感をアピールし、議席増を目指している=敬称略。

■90年の歴史

 「共産党は政党助成金を一切受け取らず、自前の財政で活動し、公約を守ってきた政党らしい政党です」

 公示日の4日、埼玉3区から出馬した共産新人の広瀬伸一(56)は草加市内で行った第一声で、90年の歴史を誇る党の一貫性を強調した。

 前回、小選挙区の擁立は6選挙区にとどめたが、今回は民主、自民への批判票の受け皿となるべく、全15小選挙区に擁立。比例票の上積みで比例北関東ブロックの議席倍増(現在は1議席)を目指す。

 改革ビジョンで「即時原発ゼロ」をはじめ、消費税増税の中止、環太平洋連携協定(TPP)参加阻止などを提唱。8日には党委員長志位和夫が大宮駅西口で街頭演説し、「1票入れても行方不明になってしまう党には、日本の未来は託せない。1世紀近い歴史に試された政党。入れて安心、共産党」と支持を訴えた。

■憲法改悪許さない

 「社民党は戦後、一貫して日本を支え、自民党に意見しながら素晴らしい日本をつくってきた。昨日や今日生まれた政党ではありません」

 JR浦和駅東口で4日、社民党が県内の小選挙区で唯一擁立した1区の川上康正(48)は、党首福島瑞穂らと、社民党の存在意義を訴えた。

 街宣車やのぼりには“譲れない”3本柱に掲げる「原発ゼロ」「憲法」「消費増税NO」の文字。とりわけ憲法には強いこだわりを持つ。

 党県連合代表佐藤征治郎は「一部の政党からは公然と憲法改正を掲げ、国防軍の設置や自衛隊の海外派遣を主張する動きが出ている。社民党は、平和憲法を暮らしの中に生かすことを活動の柱にしてきた。戦争につながる憲法改悪は許さない」と語気を強める。

 前回、比例北関東ブロックの「虎の子」の1議席を失った。比例単独で県連合幹事長の松沢悦子(64)を擁立し、議席回復を狙う。

■厳しい戦い

 共産党県委員長の小松崎久仁夫は「民主党も“アメリカ言いなり・財界中心”の自民党型政治の枠から抜け出せなかった。第三極と呼ばれる新党も同じこと。国民の中にある、新しい政治を求める流れに応えたい」とし、社民の佐藤も「5年後、10年後に日本が夢のある世の中になっているか、絶望のふちに立たされているのか、それを決める“曲がり角選挙”。党の存亡を懸け、全力で戦う」と、歴史、実績を前面に存在感を示したい両党。

 しかし、報道各社の序盤情勢分析で現有議席の確保さえもおぼつかない結果が示されるなど、選挙戦は厳しい状況が続く。

 「歴史と政策はしっかりしていても、それを有権者にどう浸透させるか」と両党関係者は課題を挙げる。16日の投票日に向け、存亡を懸けた戦いが続く。

7838チバQ:2012/12/10(月) 00:57:59
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012120802000246.html
西三河、組織票の動き不透明
 政権交代の可能性が浮上している今回の衆院選では、新党の離合集散や公約の変更が相次ぐこともあって、組織票の動きにも不透明感が漂っている。西三河地方でも、前回とは推薦先を変更したり、中立を決めたりと複雑な状況だ。

 推薦先を変えたのは岡崎市医師連盟だ。前回は民主候補、今回は自民候補。幹部は「政党の離合集散が目立つ中、連盟の指針を政治に反映してくれるであろう候補に決めた」と説明する。

 中立派は、岡崎市の岡崎商工会議所や安城市の日本商工連盟安城支部(安城商工会議所)などだ。安城支部の場合、自民候補を推薦しているが「実質的には自由投票」と関係者。安城市医師連盟(安城市医師会)や安城市歯科医師連盟(安城市歯科医師会)のように、民主と自民の両方を推薦して中立の姿勢を示すところもある。碧南商工会議所は自由投票。

 ただ、近年は組織票そのものに変化が生じている。岡崎市のJAあいち三河と安城市のJAあいち中央は、農業への影響が懸念される環太平洋連携協定(TPP)への参加反対を掲げる自民候補を推薦したが、一部には「投票行動を強制するわけにはいかず、締め付けはしていない」との声がある。

 連合愛知もこれまで通り民主候補を推薦し、自動車産業が支える西三河地区の「絶大な集票力」で貢献しようとしているが「組合員の中にも民主への不満があり、特に若い世代は不透明」とみる向きも。

 農業も盛んな地域では「家族の中でも投票先が分かれる」という。JA組合員の米農家の男性(61)は「息子はトヨタ系の自動車部品製造会社の社員で組合員だから」。

 こうした中、組織票を頼りにしてきた既成政党の幹部らには危機感が漂う。「推薦で多くの票が入った十年ほど前とは様変わりした。浮動票が増えているのも不安要素だ」

 一方で、日本未来の党や日本維新の会のように、地方組織の整備が間に合わなかった新党勢は、組織票に頼ることが難しい。ある陣営の幹部は「積極的に推薦を取るのではなく、若者や女性といった浮動票を狙う」と話す。

 業界の推薦が少ない共産陣営の幹部は「組織に頼らずに草の根の運動で支援の輪を広げたい」と意に介していない。

(衆院選取材班)

7839チバQ:2012/12/10(月) 00:58:41
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012120902000177.html
公明「平和の党」強調 自民のタカ派色警戒
 公明党の山口那津男代表は八日、自民党が衆院選公約に改憲を盛り込んだことについて、広島市で記者団に「自民党が主張する九条改正に、われわれはくみしない。憲法上、集団的自衛権(行使)が許されないとの政府解釈も妥当で、変える必要はない」と明言した。公明党は衆院選後、自公両党による政権復帰を視野に入れているが、政界の右傾化には一段と警戒感を強めている。

 公明党は広島県内の小選挙区に候補者を立てていないが、山口氏は八日、被爆地・広島市で街頭演説し「公明党は、核兵器のない世界を目指すオバマ米大統領に広島、長崎に来てもらうようルース駐日米大使を通じて要請した」などと「平和の党」を強調した。

 自民党の石破茂幹事長も八日、広島市で街頭演説したが、山口氏とは対照的に核問題には触れなかった。

 公明党が衆院選後に目指すのは「現実的な政権運営」(山口氏)。自民党との共同歩調を意識し、山口氏は四日の衆院選公示前は改憲姿勢にも「党として独自の政策を掲げるのは当然」と一定の理解を示していた。

 しかし、公明党にとって「非現実的」な自民党のタカ派色が薄まる気配がなく、放置しておけば、選挙後の政策合意が難航する可能性が浮上。ブレーキをかける必要があると判断したようだ。

 山口氏は、自民党の安倍晋三総裁が改憲で公明党に配慮し、いきなり「国防軍」を創設する九条でなく、まずは改憲手続き要件を緩和する九六条に取り組む考えを示したことにも「手続きを緩やかにするなら慎重に考えなければならない」とけん制した。

 公明党には、核兵器保有の研究をすべきだと主張する日本維新の会の石原慎太郎代表に対する反発も強い。

 山口氏は広島市で記者団に「自民党よりも、さらに右寄りとみられるが、国民が本当に(躍進を)望み、諸外国は歓迎するだろうか」と維新を批判。石原氏が自民党との連立に前向きな姿勢を示しているため、自民党にくぎを刺す狙いもあるとみられる。

(大杉はるか)

7840チバQ:2012/12/10(月) 01:00:15
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121209-OYT1T00240.htm?from=ylist
「選挙後」にらみ、自民に秋波も…みんな・維新

 日ごとに激しさを増す各党の舌戦は、衆院選後の政権の枠組みを巡る「神経戦」でもある。

 「みんなの党はいろんな人から『結婚しよう』と言われたが、乗らなかった。理念と政策が不一致のまま合流して結婚するとどうなるか。今の民主党のようになる」

 みんなの党の渡辺代表は8日午後、神奈川県相模原市のJR橋本駅前での応援演説でこう述べ、民主党を皮肉りつつ、政策本位で行動する考えを強調した。

 各種世論調査で自民党の優勢が伝えられる中、みんなの党は「政策ごとに協力することは当然ある」(江田幹事長)と、選挙後の自民党への協力も視野に入れる。仮に自民党が政権に復帰しても、参院では公明党を合わせても過半数に届かず、第3極の政党が影響力を発揮できる可能性があるためだ。

 渡辺氏はこの日の演説でも、自民党を「バックには建設業界などの圧力団体がついている」と批判したが、「みんなの党は参院で11議席あるキャスチングボート勢力だ。通すべき法案はきちんと通す」と、選挙後の協力に含みを持たせた。

 選挙戦では批判しつつ、自民党との決定的な対立は避ける硬軟両様の構えは、日本維新の会も同様だ。

 「新聞を見て僕は頭がくらくらした。このままいったら、自民党は圧勝です。公共事業をどんどん繰り返す、3年前の状態に戻ることは、絶対に阻止したい」。維新の会の橋下代表代行は8日、名古屋市のJR名古屋駅前の街頭演説で声を張り上げた。同党の石原代表もJR岐阜駅前での演説で「私は25年間、自民党にいたが、駄目だと思って(衆院議員を)辞めた」と切り捨てた。

 だが、石原氏は4日のNHKの番組で、自民党との連立について「できると思う」と前向きに検討する考えを示しており、秋波を送ることも忘れない。

(2012年12月9日21時07分 読売新聞)

7841チバQ:2012/12/10(月) 01:01:07
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121208-OYT1T00832.htm
3日遅れ出陣式・書類の山にぼう然…新人手探り

 今回の衆院選では、公示直前になって「第3極」の政党から相次いで新人が立候補を決めた。

 短期間での準備、選挙に関する知識不足、党から十分な支援が得られないなど様々な課題を抱えながら、少しでも出遅れを取り戻そうと、手探りの活動が続いている。

 7日朝、日本未来の党の新人が、拡声機を片手に浜松市内に立っていた。廃校になった小学校の校庭に集まった有権者は15人ほど。公示から3日遅れで、やっと迎えた出陣式だった。

 この新人は「他の候補者からは遅れたが、残った時間でベストを尽くしたい」と、あくまで前向きだ。

 党から静岡7区での公認の連絡を受けたのは、出馬を諦めかけていた公示4日前。慌てて作った書類には次々と不備が見つかり、事前審査は公示当日の未明まで続いた。「もう駄目なんじゃないかと、何度も思った」と振り返る。

 6日にポスターは完成したが、たすきや遊説カーに取り付ける看板は間に合わなかった。投開票日まで、軽乗用車にポスターを貼りつけ、自ら運転して選挙区を回るという。それでも「焦りは全くない。五輪選手ではないけれど、出られることがうれしい」と、晴れ晴れとした表情だ。

 静岡2区に立候補した日本維新の会新人は、公示15日前の11月19日に党の公認が内定した。

 21日に静岡県庁で開かれた立候補予定者説明会では、他陣営の多くがスタッフを出席させていた。予定者本人が来ている陣営はほとんどなかった。選挙では膨大な書類作成が必要ということも知らされ、ぼう然とした。「皆スタッフが手伝ってくれているのに、自分には選対委員長もいない。全部自分でやるのか。笑うしかない」と思ったという。

 だが、委員長には維新政治塾の塾生が名乗りを挙げ、親類、友人に片っ端から協力を呼びかけて、約1000か所にポスターを貼り終えた。「皆の協力のおかげで何とかやってこられた。今は一生懸命やるだけ」と力を込める。

 「あした大阪に来てくれ」。静岡1区に立候補した維新の会新人は、公示10日前の11月24日、突然、党からの電話で出馬を打診された。即決を迫られ、出馬を決意した。党の第6次公認だった。

 衆院選への出馬のために市議を辞職し、選挙ポスターには来年の市議選のために撮影していた写真を使用した。街頭演説の際、スピーカーの音量を調整するのは自分の役割だ。

 現在は少しでも知名度を上げようと、1日に25か所を目標に街頭演説を行っている。「大変だったのは公示前。後はしゃべるだけですから」とさばさばした表情だ。

(2012年12月9日09時40分 読売新聞)

7842チバQ:2012/12/10(月) 01:03:36
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121209/waf12120918080018-n1.htm
「東京では惨敗」橋下氏、必死の訴え 批判は自民党だけをターゲットに
2012.12.9 18:06 (1/2ページ)[west政治]
 衆院選の選挙期間中で唯一の日曜日となった9日、日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は大票田の東京都内で、繁華街を中心に維新候補者の応援演説を行い、「東京では惨敗の状況。みなさんの力を貸してください」と呼びかけた。一方、これまで批判してきた自公連立政権時代に言及する際には自民のみをターゲットにし、大阪府などで選挙協力を結ぶ公明への配慮をみせた。

 橋下氏は石原慎太郎代表とともに新宿や銀座で街頭演説。銀座では歩行者天国で大勢の聴衆が見守る中、都内の維新候補者がいずれも苦戦を強いられている情勢を強調。その上で、「日本は2つの道に分かれる分岐点にさしかかっている」とし、「(自民の)公共工事拡大路線、業界団体配慮路線か、それとも、(維新の)とことん既得権益に挑んで、若者が切磋琢磨(せっさたくま)しながらチャレンジできるような道を歩むのか」と二者択一を迫った。

 橋下氏は6日のさいたま市内での演説で「自民党、公明党で圧倒的な過半数を取るという。国民が失望感、嫌気の頂点に達していた政治に戻ってしまう」と批判し、公明大阪府本部関係者たちの反発を招いていた。この日は「3年前の失望感に満ちた、不満感ただよう、あの自民党の政治にもう一度戻すんでしょうか」と問いかけ、自民だけを対象とした。

7843チバQ:2012/12/10(月) 01:04:39
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121207/waf12120710280012-n1.htm
「小沢さんのイメージの影響も…」嘉田代表 苦戦の理由
2012.12.7 10:23 [衆院選]

 日本未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事は7日、各報道機関の世論調査で未来の苦戦が伝えられたことについて「(合流した)小沢(一郎)さんのイメージの影響もあると思う」との見解を示した。滋賀県庁で記者団の取材に応じた。

 嘉田氏は、小沢氏らとの連携に触れ「原発ゼロ社会や子供・若者・女性に優しい社会をつくるなど、政策に限った連携」と強調した。その一方で、「各地で遊説していると『小沢さんのファンなんだよ』と言って走り寄って来る方もいる」と小沢氏へのフォローも忘れなかった。

7844チバQ:2012/12/10(月) 01:05:33
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121204/waf12120412050026-n1.htm
【衆院選・大阪17区】
土壇場で分裂民主の西氏、結局未来の辻氏が舌戦 「堕落した政党」「風だのみ」
2012.12.4 12:05 [衆院選]
 民主が土壇場で分裂した大阪17区。公示わずか4日前に民主を離党し、未来から出馬した前職、辻恵氏(64)に対して、民主は急遽、新人の西哲史氏(35)を擁立した。混乱の元凶は民主か、離党者か。第一声から激しい舌戦を展開した。

 「民主は国民の期待を裏切った。挫折を乗り越え先頭に立ちたい」。午前9時すぎ、堺市中区の選挙事務所前で辻氏が訴えた。離党表明で「これで自分の信念に正直に行動できる」と語った辻氏だが、陣営は「未来に移ったことを知らない有権者も多い。とにかく街頭演説させる」と話す。

 西氏は堺市南区の選挙事務所前で気勢を上げた。決意表明で「足を引っ張ったのは『風』を頼りに他党へ移った人たち」と離党者を批判。今回は「準備が間に合わない」(民主府連関係者)との擁立反対論を、地元市議らが「辻氏には負けられない。なんとしても戦う」と主戦論で押し切った。

 大阪17区はほかに、維新新人の馬場伸幸氏(47)、自民元職の岡下信子氏(73)、共産新人の吉岡孝嘉氏(54)、無所属新人の奥田クスミ氏(65)も立候補を届け出た。

7845名無しさん:2012/12/10(月) 12:28:45
http://www.nnn.co.jp/news/121209/20121209006.html
2区、赤沢氏優位 衆院選本紙世論調査
2012年12月09日

 16日投開票の第46回衆院選について、新日本海新聞社は6、7の両日に鳥取県内の有権者千人を対象に実施した電話世論調査の結果を基に、本紙取材網で得た情報を加味し、鳥取1区、2区の情勢を探った。

 1区は、自民前職の石破茂氏(55)が、抜群の知名度と組織力を生かして自民、公明支持層をほぼ固め、民主支持層にも食い込んで他候補を圧倒。共産新人の塚田成幸氏(48)は伸び悩み、無所属新人の井上洋氏(63)は支持の広がりを欠く。

 2区は前回接戦を制した自民前職の赤沢亮正氏(51)が、雪辱を期す民主前職の湯原俊二氏(50)をリード。赤沢氏は前回、湯原氏に後れを取った大票田の米子市を含む全地域で優勢。湯原氏は無党派層の支持を固めきれず劣勢に立つ。共産新人の福住英行氏(37)は苦戦している。


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