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図14 世界の主要国の洋上風力発電導入量(2013年末と2014年末の累積。画像をクリックすると拡大して全世界の累積も表示)。出典:Global Wind Energy Council
イギリスの近海は遠浅の海域が広くて設置環境に恵まれているが、日本と同じような条件のオランダでも洋上風力の導入量は25万kWにのぼる。日本の近海でも環境保全を優先したうえで洋上風力を拡大できる余地は大きい。
ブラックストーン・グループが売却を計画している北海のドイツ沖風力発電所に対し、水力発電で中国最大の長江三峡集団と国営電力会社の国電集団が入札者の中に名を連ねたことが関係者の話で明らかになった。中国企業は欧州での資産買収を積極的に進めている。
非公開情報であることを理由に複数の関係者が匿名で語ったところでは、中国の2社は、16億ユーロ(約2000億円)と評価される可能性がある海洋風力発電「メアビント」プロジェクト売却に向けた2回目の入札に参加した。カナダのボレアリス・インフラストラクチャーや独ミュンヘン再保険の資産運用部門MEAGなども買い手候補として関心を寄せている。関係者の1人によると、次回の入札は4月に行われる。
ブラックストーン、ボレアリス、MEAGの広報担当者はいずれもコメントを控えた。国電と長江三峽にファックスでコメントを求めたが今のところ返答はない。
ブラックストーンは、メアビントの所有者ビントMWの80%の持ち分を保有、残りはドイツの風力発電デベロッパー、ビントラント・エネルジーアツォイグングス が保有している。ビントMWのウェブサイトによると、同施設の80基のタービンは合計出力288メガワットで約36万世帯に供給が可能。
原題:Blackstone’s Wind Farm Said to Draw Offers From Chinese Suitors(抜粋)