積水化学工業が5月1日に発売した「グランツーユー V to Heim(ブイトゥハイム)」は、電気自動車(EV)と太陽光発電(PV)の2つのVから住宅へ電力を供給することができる(図1)。EVとPVからの直流の電力を交流に変換して家電機器で利用できるように、EVとPVそれぞれで専用のパワーコンディショナーを標準で装備するのが特徴だ。
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図2 宇久島の建設予定地の1つ。出典:Photovolt Development Partners
ドイツは太陽光発電システムの導入量が政府の長期計画で定めた量に達する見込みであり、固定価格買取制度の後押しがあまり必要ない状態に至っている。このため、現在の買い取り価格は17ユーロセント(1ユーロ130円換算で、22.1円)にまで低減している。Photovolt Development Partnersは、ドイツよりも買取価格の高い日本に着目したと考えられる。