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利水・治水スレ

1とはずがたり:2007/11/05(月) 00:45:52
ダム・堰堤・運河・暗渠etc
公共事業に占めるダムなどの費用は非常にでかいものがある。専用スレで研究・観察。

行革スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/?KEYWORD=%A5%C0%A5%E0
土建スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/?KEYWORD=%A5%C0%A5%E0
ダムサイト
http://damsite.m78.com/top.html
ダム便覧
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/TopIndex.html
ダムマップ
http://www.dammaps.jp/

2とはずがたり:2007/11/05(月) 00:47:49

何で合併で利水の必要が無くなるんだ?
それは即ち単独市町村では利水計画が非効率的になってる事に他ならないね。

「男川ダム」建設 中止を正式決定 愛知県
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/070830_5.htm?from=goo

 愛知県岡崎市の多目的ダム「男川ダム」の建設計画を凍結している愛知県が、同ダムの建設中止を正式に決定したことが29日、明らかになった。同市と旧額田町の合併により利水の必要性がなくなったためで、中止決定を受け、国土交通省は来年度政府予算の概算要求を取りやめた。

 矢作川水系の同ダムは治水、利水ダムとして計画されたが、昨年1月の合併で、同市側から水供給ルートが確保されることになり、利水面での必要性がなくなったとして、計画が凍結されていた。
(2007年8月30日 読売新聞)

3とはずがたり:2007/11/05(月) 01:00:22
長良川河口堰 改めて環境調査 中部整備局
徳山ダム新導水路計画受け
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/071009_2.htm?from=goo

木曽川水系連絡導水路の建設予定地。右は木曽川。左は長良川(先月19日、岐阜県海津市で、本社ヘリから)=中根新太郎撮影
http://tohazugatali.web.fc2.com/city_planning/news071009_2.jpg

 国土交通省中部地方整備局は、長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)の水利用による環境への影響などを改めて調査するため、近く学識経験者による検討会を設置する。同河口堰を巡っては、愛知県や名古屋市が徳山ダム(岐阜県揖斐川町)からの導水と一体的な利水を要望しており、堰建設当時に想定しなかった利水が行われる可能性が出てきた。このため検討会では、取水する場所などによって、水質や生物にどんな影響が出るかを調査する。

 同河口堰は毎秒22.5トンの開発水量が設定され、1995年7月に本格運用が始まった。しかし、愛知、三重県と名古屋市が利水を予定している大部分は未利用のままで、実際に使用しているのは知多半島の水道水約2.9トンと三重県の水道水約0.8トンにとどまっている。残りは渇水時の使用や将来の需要増を見込んでいるものの、現時点では水を取水口まで引くための施設が設置されていない。
http://tohazugatali.web.fc2.com/city_planning/news071009_3.jpg
木曽川水系連絡導水路の水の流れ

 水の需要が伸びない中、河口堰専用に新たな取水施設を造るのは経済的負担が大きく困難だ。そこで愛知県と名古屋市は今年1月、徳山ダムの水を愛知県の都市用水や木曽川の渇水対策などに利用する「木曽川水系連絡導水路」を活用し、河口堰の水も流せるよう同整備局に要望した。

 連絡導水路は、揖斐川町の揖斐川上流部から岐阜県坂祝町の木曽川まで建設されるが、最大毎秒20トンの水の一部4・7トンを途中の岐阜市で長良川に流し、さらに堰上流部の同県海津市と羽島市の境界付近にも連絡導水路を設置し木曽川に導く計画で、8月に東海3県と名古屋市などが合意。これまで木曽3川にそれぞれ流れていた水を、上流のダムも含め一体的に利用しようというものだ。

 愛知県などは、この連絡導水路を活用して「河口堰の水」を利用したい意向だが、堰のすぐ上部で取水する建設当時の想定とは、条件が異なることになる。

 河口堰を巡っては、運用開始翌年の96年には、水不足が続き、岐阜県海津町(当時)の長良川から羽島市の木曽川間2.1キロに緊急導水管やポンプを仮設、水を木曽川に流そうとしたほか、2005年にも同様の対策を検討したことがある。検討会は水理学や生物学の専門家ら数人の学識経験者で構成。河口堰の水を取水するために木曽川まで導水する際に、水質や川にすむアユなどの生物に与える影響を調査する予定だ。
(2007年10月9日 読売新聞)

4とはずがたり:2007/11/05(月) 01:04:41
推進5市町村が地元説明会へ 熊本・川辺川利水事業
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/1424

<上>混迷
 ◆相良村翻意、利水暗礁に
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/kikaku/032/1.htm

 「参加する気はない。逆立ちしても払えない」。7月28日夜、相良村柳瀬の集会所。村長の矢上雅義(46)は、ほおを紅潮させ、村や農家の過大な負担などを理由に、川辺川利水事業への不参加を初めて明言した。農家約40人が集まった会場は一瞬、水を打ったように静まり返った。「村長の意思が固いなら仕方がない」。事業に期待していた男性は肩を落とした。
  *    *
 7月15日未明、県庁新館2階会議室。県はこの場で、2003年の川辺川利水訴訟国側敗訴を受けて始まった新計画策定に向けた関係者の協議を打ち切り、農水省が5月に示した新案への一本化を決めた。川辺川ダムを水源とするかどうかを巡り対立が続いた3年以上の話し合いの末、相良村の反対を振り切っての見切り発車だった。

 矢上の不参加表明は、そのわずか2週間後。農水省は来年度政府予算の概算要求で本格着工のための工事費計上を断念したが、関連測量費などを盛り込み、事業継続に望みをつないだ。矢上はさらに言葉を重ねる。「予算原案が固まる12月には、政府に事業廃止の英断を期待したい」。最大受益地・相良村が抜けることで、事業は中止になる可能性も出てきた。
  *    *
 利水事業は球磨川右岸に広がる北部台地に農業用水を供給する。農水省新案では、川辺川上流部に取水堰(ぜき)を持つチッソ(東京)発電所の水路やポンプ、貯水池などを経由し、6市町村の水田や畑1299ヘクタールに水を届ける。相良村は3分の1に当たる470ヘクタールを占め、事業費負担も地元42億円のうち最高の約13億円に上る。

 利水事業の歴史は相良村で始まった。戦後に開墾された同村を中心とする高原(たかんばる)台地。サツマイモや陸稲などを栽培していたが、1960年前後に水田化する利水構想が浮上。68年には、2年前に発表された旧建設省の川辺川ダム建設計画に目的の一つとして組み込まれた。

 ところが五木村の反対でダム建設は進まず、利水事業も停滞。70年代には減反政策が始まり、84年にようやく確定した事業計画では、主目的が水田化から畑地かんがいへと変わっていた。それから更に22年。受益面積は当初の3590ヘクタールから3分の1近くに、受益農家も半数の約2000人に減った。施設規模は変わらないため、維持管理費を払う農家の負担は軽くない。相良村は今、自ら望んだ事業に終止符を打とうとしている。
  *    *
 地元市町村でつくる川辺川総合土地改良事業組合の組合長・園田耕輔(64)(錦町長)は「絶対にやらないといかん」と利水事業に変わらぬ意欲を見せた。8月17日、山江村で開かれた意見交換会でのことだ。相良村を除く5市町村の総意は「事業継続」。九州農政局整備部次長の渡辺昭弘(47)は、地元の熱意を強く感じたものの、「費用対効果など様々な課題がある」と相良村なしでの事業には難色を示した。

 苦慮する地元、農水省。「相良村民の利水事業を求める住民運動に期待する」「村長(矢上)の交代しかない」。揺るがない矢上に、こんな声も聞こえ始めた。

5とはずがたり:2007/11/05(月) 01:05:05
<中>来ない水
 ◆「待つ」農家 代償大きく
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/kikaku/032/2.htm?from=goo

 真夏の日差しが照りつける相良村の高原(たかんばる)台地。同村深水の農家渡辺和夫(60)は、茶園の手入れに汗を流していた。高原台地は川辺川利水事業の主な対象地域。事業実現が遅れたこともあり、比較的水を必要としない茶の栽培が進んだ。

 「水がないと肥料が土になじまず、次の肥料を入れられない。干ばつや霜対策など、経営を安定させるために水は必要」。日焼けした顔を上げ、草取りの手を休めて言った。五木村の水没地区から移って24年。高原台地の約10ヘクタールで茶を栽培する。「待たされるだけの利水に、皆が無関心になってきたのは事実」と嘆く。

 ダム計画が発表された翌年の1967年、渡辺は仕事に出ていた関西から五木村に戻った。「すぐにでもダムができるような話だった」。しかし、ダム建設は遅れ、茶を作りながら、生活再建などを訴えた水没者団体・川辺川ダム対策同盟会の運動にもかかわった。

 静岡出身の祖父が茶の指導で赴き住みついた五木村だったが、茶を作るにも借地で土地も狭かった。「五木にいても夢は実現しない。ダムの話がなければ今はなかった」。旧建設省との補償交渉を終え、82年に補償金も使って相良村に家を構え、農地を得た。

 2ヘクタールから始め、借金をして農地を集約し、大型機械も導入。先進地の視察や品種の試験も繰り返し、農林水産大臣賞を受賞するほどになった。

 4日、村内の集会所であった村政座談会に渡辺の姿があった。村長の矢上雅義は事業に参加しない村の方針を伝え、代わりに既設水路の改修や高い水代を払う農家への補助の検討を約束したものの、高原台地の畑への水の手当ては今のところ考えていないとした。「夢も希望もない。決断が早すぎるんじゃないか」。渡辺の声が響いた。
  *    *
 広域農道「フルーティーロード」沿いの高台にある多良木町黒肥地の八城迫(やしろざこ)団地。86年に完成した11・5ヘクタールの国営造成地で、同町の久保次良(83)は10人ほどで桃の栽培を始めた。

 「川辺川ダムの水がくるというから桃を植えた。水を使わんもんは植えちゃならんということだった」。経営を任せる後継者の良国(58)と2人で耕作。盆前には収穫を終え、今は草刈りなどの時期だ。

 「水が潤沢にないとうまい桃はでけん」。配管は敷設されたが水が来ないため、梅雨の雨で育つ早生(わせ)の品種を多く植えることでしのいできた。

 団地は山地で傾斜がきついうえ、日当たりも強く、肥料も水も流れやすかった。「水のない時は木が弱ってね。少量の水ではとても足りない」。雨が降らないと川に出かけて水をくみ、トラックで何往復もしてまいた。薬剤散布も同様だ。

 雨が期待できない収穫時期の遅い品種は、植えるのに適した場所がつかめず何度も植え直した。水分が逃げないように草で地面を覆う工夫もした。「次から次に大問題」。苦労が先立って初期投資がかさみ、一緒に始めた仲間は半数も残っていない。

 農地造成は規模拡大を図る利水事業の一つで、水が来るのが前提。84年から91年にかけて34か所約240ヘクタールを整備し、337人が入植している。九州農政局は17か所で地下水などを利用し、事業実現までの暫定水源を整備したが、必要水量が確保できていないところも多い。

 八城迫団地ができて20年。「水が来ればいい品物ができ、安心して栽培できる」と待ち続けた久保だが、いつになるか分からない。

 水を待つ農家がいる一方で、水は要らないという農家も少なくない。ダム、利水を巡ってもつれた糸は容易にほどけそうにない。(敬称略)

6とはずがたり:2007/11/05(月) 01:05:31

川辺川ダム40年 見えない明日トップ
<下>五木村  
 ◆翻弄され戻らない「生活」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/kikaku/032/3.htm

 「取り壊した五木村のわが家は本間で8畳四間続き。だだっ広くて、涼しい風が入ってきまして実に気持ちいい。熊本市の家でクーラーに吹かれ、その夢を見るんです」。五木村水没者地権者協議会の元事務局長・桑原精喜(72)は8月26日、村林業センターに集まった約250人の聴衆に静かに語り始めた。

 川辺川利水訴訟原告団やダム反対の市民団体が村民の思いを受け止めようと初めて同村で開いた「川辺川現地調査」の集会。桑原は離村者の一人として招かれた。「行政の不手際で不信感を抱くようなことが次々と起こった」。ダム基本計画取り消し訴訟を闘った経緯にも触れ、最後に切々と訴えた。「五木村を応援して下さい。温かく見守ってほしい」

 桑原は村中心部の頭地地区で3代続く商店を営んでいた。家族の病院通いの都合もあり、村内の代替地ではなく、5年前にやむなく熊本市に移り住んだ。

 「今の暮らしはのんきですよ」と桑原。パソコンを始め、仲間もできた。時々、村を訪れると、寂れていると感じ、店を閉めたことを申し訳ないとも思う。同時に、「若い時期をダムに振り回された。ほかに何か達成できたのでは」とふと考えることもある。
  *    *
 1966年7月に川辺川ダム建設計画が発表されてから40年。当初反対していた村や村議会は、強く迫る国や県の姿勢に、村の振興を重視して容認に転じ、96年にダム本体着工の協定書に調印した。村では、ダム建設に伴い移転対象となった約500世帯のうち、3割は村内6か所の代替地に移ったが、7割は離村。人口は過疎化と相まって、65年の約5000人から、3分の1以下の約1500人にまで減った。
  *    *
 集会には正調・五木の子守唄(こもりうた)の歌い手、堂坂ヨシ子(89)も姿を見せ、哀愁を帯びた独特の調べを会場に響かせた。「若い人や子どもも子守唄を上手に歌います。でも、唄の意味を分かっとる人はもうおらんでしょうな。今の五木にそれをしのばせるものはなくなってしもうたからね」とつぶやく。堂坂も代替地で暮らす。

 移転がほぼ完了した村の新しい中心、頭地代替地には新しい住宅が並び、道路も整備された。そこから見下ろすかつての頭地地区は、最後の1世帯が暮らし、消防署などわずかな施設が残るのみ。時折、工事用の車両が激しく音を立てる。

             *                            *

 川辺川ダムの目的の一つとして、実現が遅れてきた川辺川利水事業。今度は利水事業がダム建設を足止めにする。川辺川利水訴訟での国側敗訴、確定しない新たな利水計画、相良村の事業不参加表明……。利水にダムを使うかどうかの結論も出ず、ダム計画は宙に浮いたまま。本体着工の見通しが立たない中、ダム建設を前提とした五木の村づくりは進まない。

 別の水没者団体・川辺川ダム対策同盟会の会長を務めた村議会議長の照山哲栄(74)は「小さい五木村が孤立無援でダムに反対した苦しみは言葉では言い表せない。今、『ダム反対』と言う下流域の人はそのころ何をしてくれましたか」と拳を握る。「これ以上長期化すると、村は駄目になる」。焦りにも似た思いは強まるばかりだ。

 照山だけではない。2001年に人吉市に移り、家族6人で暮らす五木水没者対策協議会の元会長・松本泰人(81)も憤まんやる方ない。「なんしとっとだろうかと言うごたる。人を移転させて。こっちは仕事もなかし、出費もかさむ。五木が暮らしよか。ダムでけんなら五木に帰っていくたい」

 ダム問題に翻弄(ほんろう)されてきた五木村。人々が元の生活に戻るすべはなく、どんな明日を迎えるか見えないままだ。

 (敬称略)

7とはずがたり:2007/11/05(月) 01:06:53
>>4-7

(この連載は内村大作と前田剛が担当しました)
  ◇     ◇
 ◆川辺川ダム建設を巡る主な動き
1966年7月 建設省(現国土交通省)が川辺川ダム建設計画を発表
1976年3月 建設省がダム基本計画を告示
     6月 五木村水没者地権者協議会がダム建設基本計画の取り消しを求め、熊本地裁に提訴
1984年4月 五木村水没者地権者協議会と建設省が和解
1996年10月 本体着工同意に伴い五木・相良村と建設省、県が協定調印
1998年6月 建設省がダム基本計画を変更
2000年9月 川辺川利水訴訟の熊本地裁判決で原告農家が敗訴
    12月 建設省が土地収用法に基づく事業認定を行い、官報に告示
2001年2月 球磨川漁協が総代会で漁業補償契約案を否決
    11月 球磨川漁協の臨時総会で漁業補償契約案を否決
    12月 国交省が県収用委員会に漁業権などの収用を申請
2002年2月 県収用委第1回審理
2003年5月 川辺川利水訴訟福岡高裁判決で農林水産省が敗訴し、確定
2004年8月 利水事業で、九州農政局と県は従来3010ヘクタールだった対象面積を1378ヘクタールに縮小する方針を表明
    11月 県収用委がほぼ1年ぶりに再開
2005年8月 県収用委が国交省に収用申請取り下げを勧告
     9月 国交省が収用申請を取り下げ
    12月 利水事業で、農水省が、ダムを水源とするダム案と川に堰(せき)を設ける非ダム案を提示
2006年3月 利水事業で、県が川からポンプなどで直接取水する独自案を策定
     5月 農水省が、チッソ発電所施設を活用する新利水案を提示
     7月 県が農水省新案一本化を裁定
        相良村長が利水事業不参加を表明
2007年11月 農林水産省が参加自治体の同意の期限と設定。

9とはずがたり:2007/11/23(金) 20:16:50
利水が外されても建設を強行するんちゃうやろね!?

川辺川ダム計画で利水事業は休止 若林農水相が表明
http://www.asahi.com/politics/update/1122/TKY200711220410.html
2007年11月22日23時13分

 農林水産省が熊本県で進めてきた川辺川利水事業について、若林農水相は22日の閣議後の会見で、「地元合意ができていないために(来年度の)予算措置は難しい。合意がなされるまでは事業を休止することを視野に置かざるを得ない」と述べ、事業の休止を表明した。同省が21日に関係6市町村の首長に面会して意向を最終確認した結果、財政難などを理由に反対していた相良村との調整がつかず、地域全体の合意が得られないと判断したという。

 農水省は今後、08年度の政府予算案の概算要求に盛り込んでいる予算を取り消す方針。1968年の計画発表から地元住民の間に対立を生んだ巨大公共事業は、39年を経て休止されることになった。利水事業は旧建設省の川辺川ダム計画の主目的の一つだったが、農家の同意取り付けで農水省の不正が発覚し、今年1月、ダムの目的から切り離された。

10とはずがたり:2008/01/26(土) 18:22:04

周辺ダムの長寿化盛る 三重・川上ダム建設目的 国交省
http://www.asahi.com/politics/update/0110/NGY200801090015.html
2008年01月10日10時43分

 国土交通省近畿地方整備局が三重県伊賀市で建設事業を進める川上ダムの建設目的に、従来の治水と利水に加えて全国で初めて「既設ダムの長寿命化」を打ち出し、昨年8月策定の淀川水系河川整備計画の原案に盛り込んでいたことがわかった。周辺の四つの既存ダム湖にたまった土砂撤去のために各ダムの貯水量を減らし、その分を川上ダムで代替貯水するという。しかし、専門家からは「不要なダムを造るために、新たな目的を持ち出した」との批判が出ている。

川上ダムにつく地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/NGY200801090017.jpg

 近畿地方整備局によると、淀川につながる木津川水系にある高山(京都府南山城村)、布目(奈良市)、比奈知(三重県名張市)、青蓮寺(同)の4ダムの貯水量を代替する「長寿命化容量」830万トンを、川上ダムの利水・治水のための容量に上乗せした。

 川上ダムは当初、三重、奈良両県と兵庫県西宮市が利水を受ける計画だったが、奈良県と西宮市が利水から撤退。三重県も利水量を約4割減らし、計約1000万トンの水が計画で浮いた。

 原案は、このうち830万トン分を長寿命化容量に転換。これにより、ダムの堤高は90メートルになり、利水撤退前の91メートルとほぼ同規模に維持された。長寿命化容量がないと、さらに9メートル低くて済む。

 ダム湖の堆砂(たいさ)は全国的な課題で、高山ダムでは06年で建設時の想定を上回る堆砂がある。同整備局は、ダム湖からの浚渫(しゅんせつ)では1立方メートル当たり3万5000円かかるが、川上ダムに長寿命化容量を設けて水位を下げて掘削すれば同4300円で済むと試算。100年単位でも安上がりだと説明する。

 しかし、原案を審議する同整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」の前委員長で元京大防災研究所長の今本博健・京大名誉教授(河川工学)は「集水域が違えば雨の降り方も違うため、他ダムの貯水機能の代替には本質的に無理がある」と指摘。「堆砂は水中ポンプでの吸い出しや、非出水期に水位を下げての除去もでき、川上ダムにあえて長寿命化容量を確保する必要性はなく、治水と利水も別の方法でできる」と批判する。

 同ダムをめぐっては、淀川水系流域委員会が03年1月に「ダムは原則として建設しない」とする提言を発表。治水、利水の効果について議論が続いている。

11とはずがたり:2008/01/26(土) 18:22:16

水利権譲りダム縮小? 大阪→伊賀 淀川流域委提案へ
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200801260041.html
2008年01月26日

 淀川水系の木津川上流に建設予定の川上ダム(三重県伊賀市)をめぐり、国土交通省近畿地方整備局の諮問機関・淀川水系流域委員会は、同ダムからの取水を予定している伊賀市に大阪市から水利権を譲渡するよう、近く両市に提案することを決めた。水余り状態の大阪市が1%分の水利権を手放せば、ダムからの利水が不要になり、ダムを縮小できると判断。建設費と水利権に伴う財政負担を同時に節約できる「妙案」とするが、ダム計画の見直しに直結するため、整備局側は反発している。
川上ダム建設予定地になっている前深瀬川と川上川が合流する付近。上方は伊賀市桐ケ丘の住宅街=26日午前9時54分、三重県伊賀市で、本社ヘリから


 同ダムは同整備局が淀川水系に計画・建設中の5ダムの一つで、92年に建設を開始。ダム本体は未着工だが、当初850億円だった建設費が1230億円までに膨れ上がり、すでに460億円が投入された。

 大阪市は上水道用に日量267万トンの水利権を確保しているが、06年度の1日平均取水量は130万トンで、最大でも149万トン。89年以降もピークは180万〜190万トンで、3〜5割の「水余り」が常態化している。

 一方で、伊賀市は川上ダムから日量2万8750トンを取水する予定。学識経験者や流域住民らでつくる流域委では、同ダムから約10キロ離れた青蓮寺ダム(同県名張市)に日量8万9424トンの水利権を持つ大阪市が、その分を伊賀市に有償譲渡して導水すれば賄えるとの意見で一致。両市の意向を確認することで合意した。宮本博司委員長らが28日以降に両市長らと面談し、交渉する方針。

 伊賀市が川上ダムの利水から撤退すれば、容量3100万トンのうち350万トンが不要になる。利水事業への参加自治体はほかになく、計画自体も白紙になりかねない。淀川水系では大戸川(大津市)、丹生(滋賀県余呉町)など3ダムで利水が不要となり、事業凍結や規模縮小を強いられた。

 提案に対し、川上ダムを推進する整備局は「水需要が一時的に減少したからといって、水利権を譲渡するのは適切でない」と文書で委員会に回答。両市との調整には応じない考えだ。

 大阪市が持つ水利権の初期投資は総額575億円で、維持費は年7・8億円。市はかつて、阪神水道企業団などに一部譲渡を検討したが、実現には至らなかった。担当者は「市民の財産なので簡単に手放せないが、国には譲渡のルールを作ってほしい」と打ち明ける。

 伊賀市が川上ダムから取水するコストは、当初の計算で1リットル約400円と割高だ。市幹部は「川上ダムからの取水を最優先に考えたいが、より安価な水源なら検討の余地がある」と話す。

      ◇

 前淀川水系流域委員長の今本博健・元京大防災研究所長の話 事業費が膨大な川上ダムより、既存の青蓮寺ダムから取水すれば、伊賀市のコストは格段に安く済むはずだ。財政難にあえぐ大阪市も余った水利権を売ることができる。両方の市民が得をする提案なのに、ダムにこだわるのは行政の無駄。整備局は「最初に建設ありき」の姿勢を改め、良識的な視点に立つべきだ。

 <水利権> 河川や湖、ダムの水などを排他的に利用できる権利。自治体の水道水は、河川法の規定で国などの河川管理者が許可を出す。取水施設の初期投資や維持費用がかかる。水利権の譲渡は河川法で認められており、毎年1〜2件の実例があるが、河川管理者の許可が必要で、既存施設の買い取りや維持費用の負担も生じる。

12とはずがたり:2008/01/26(土) 18:29:08
>>10-12
官僚のコスト意識の無さの典型である。折角ダムの建設も回避できて大阪市や伊賀市が財政支出を減らせる良いアイディアが有るのにあの手この手で官僚は潰そうとして居る。
またこう云う時に今まで作った分の補助金と返せか新たに引く導水管に補助金着けられないだとか官僚お手盛りの補助金に関する法システムも確保されているに違いない。
こんなものは政治がぶっつぶさねばならんのだが(少なくとも一度決めた施策が公の見通しの悪さで撤退した方が良いとなった時速やかに決断出来る法体系の整備が必要である),グルになってる自公にそれは無理なのである。
そんなに造りたいなら国土交通官僚の月給と自公の政治家の歳費から残る建設費が1230億円−460億円=770億円分を国庫に返納させてからにしろ。
腹立たしいヽ(`Д´)ノ

13とはずがたり:2008/08/19(火) 15:43:06
蒲島も土建行政に毒されとるんちゃうやろねえ。まぁ撤去の分土木費が減るとも云えるのか?
改修にカネ掛けるとなると未来永劫費用が掛かるがそれを見れば土建行政に拠ってるんじゃあないか?環境省や国が脱ダムで後見しないと駄目だよなぁ。。

ダム撤去“凍結”で波紋 熊本の判断、全国に影響も
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/08/2008081601000519.htm

 既存ダムを撤去し自然の河川に戻す全国初の取り組みとして注目を集めた発電専用の熊本県営荒瀬ダム(同県八代市)。今年就任した蒲島郁夫知事が6月、費用がかさむことから撤去の“凍結”を宣言、事業継続の方針を打ち出したことが、波紋を広げている。老朽化や環境問題などダムをめぐる問題を抱える自治体に影響を与えるとの指摘も出ている。
 1955年に球磨川下流に完成した荒瀬ダムは2002年、設備の老朽化から、大規模な改修か撤去かの選択を迫られた。ダムが球磨川の漁獲量減少や赤潮発生の原因とする声もあり、潮谷義子前知事は撤去を決めた。
 環境対策などを含めた費用を60億円と見込んだが、県が具体的な工法や期間の検討を進める中、さらに12億円かかることが判明。蒲島知事は「前提条件が変わった。費用の捻出は難しく、むしろ有効活用するべきだ」とした。
2008年08月16日土曜日

14とはずがたり:2008/08/19(火) 15:48:41
このスレのことを忘れて土建屋スレに投下された記事ども

2008/05/05
徳山ダム、本格運用を開始 国内最大、当面は治水だけ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/333

2008/06/19
社会 : 三峰川の安全確保を 戸草ダム建設中止に反発の声
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/348

2008/04/10
淀川水系4ダム「必要なし」の意見書 流域委提出へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/318
2008/06/20
国交省、淀川水系の4ダム整備計画作成 6府県に送付
淀川水系4ダム、整備計画案に盛り込む 流域委は反発
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/347

15とはずがたり:2008/08/19(火) 23:16:34
建設「容認」で総括か 川辺川有識者会議
2008年08月19日
http://kumanichi.com/news/local/main/20080819001.shtml

 川辺川ダムを考える県の第三者機関「有識者会議」が二十二日の最終会合に向け、ダム建設容認を打ち出す方向で取りまとめに入ったことが十八日分かった。ダム容認を総括意見と位置付ける一方、ダムに否定的か中立的な主張は個別意見として添える見込み。

 同会議の蒲島郁夫知事への報告書をめぐっては、金本良嗣座長(東京大公共政策大学院長)の指示を受けた事務局の県が、総括意見のたたき台を十四日の前回会合で示していた。十八日、県は各委員に総括意見の文案を送付しており、内容は「たたき台に沿った」としている。

 たたき台は「早急な治水対策が必要」と指摘しつつ、現行のダム計画を「是認する意味ではない」とした。その上で、「仮にダムを建設する場合」は治水と環境の両立や費用対効果などを考慮するよう促し、何らかの工夫を前提にダム容認をにじませていた。

 このため、前回会合で一部委員が「ダムを造らない場合の考え方も盛り込むべきだ」と指摘したが、金本座長は総括意見への明記は不要と判断しているもようだ。

 前回までの会合ではダム容認、反対、中立などに分かれている各委員の主張を最大公約数としてまとめるか、列挙するとみられていた。しかし各委員の考えを添付しつつも、会議としての総括意見にはダム容認を盛り込む方向で調整している。

 川辺川ダム総合対策課を中心とした県の有識者会議事務局は、総括意見の文案に対する各委員の意見を集約、二十二日の会合に提示する予定。

 ただ、異論も予想され、そのまま採用されるかは流動的。さらに蒲島知事は、地元首長や県議会などの意見も踏まえ、「総合的に判断する」姿勢だ。(小多崇)

16とはずがたり:2008/08/20(水) 15:36:52

京都・滋賀・大阪3知事が湖上懇談
23日、淀川水系の治水政策論議
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008081900177&genre=A2&area=S00

 京都、滋賀、大阪の3府県知事が、23日に琵琶湖で環境学習船「うみのこ」に乗船し、琵琶湖淀川水系全体の治水政策などについて懇談することが明らかになった。大戸川ダムなどの建設を盛り込んだ国の淀川水系河川整備計画案に対する3知事の意見に関心が寄せられるなか、「湖上の鼎談(ていだん)」に注目が集まりそうだ。

 うみのこの就航25周年を記念した特別航海に合わせ、滋賀県の嘉田由紀子知事が「下流の水源である琵琶湖を直接見てほしい」と招待し、山田啓二京都府知事と橋下徹大阪府知事が応じた。

 懇談のテーマは「流域全体の治水政策のあり方について−地方分権を踏まえて」「近畿圏における琵琶湖の価値について」の2点。1時間半にわたり、上下流の府県トップが互いの考えなどを話し合う。
 記念航海は大津港から長浜港までの約5時間半で、3知事は船上から「沖の白石」を眺めたり、記念航海の参加者による環境学習体験も視察する。

17とはずがたり:2008/09/02(火) 17:57:56

熊本・川辺川ダムに人吉市長「反対」 知事判断に影響か
http://www.asahi.com/politics/update/0902/SEB200809020003.html
2008年9月2日13時1分

 国土交通省が熊本県相良村に建設を予定する川辺川ダム計画について、建設予定地の相良村に隣接する人吉市の田中信孝市長は2日、「市民の多くがダムに否定的。計画を白紙撤回し、住民の意見が反映された治水対策を講じるべきだ」と述べ、07年4月の初当選以来初めて、実質上の反対を表明した。2日開会した市議会9月定例会の冒頭で明らかにした。今月11日開会の県議会でダムへの賛否を表明する予定の蒲島郁夫知事の判断にも影響を与えそうだ。

 田中市長は「ダム建設の経済効果を否定はしないが、自然を生かした経済施策のほうが勝る」などと語った。ただ、議会後の記者会見では「貯水式ダムは白紙撤回を求める。流水式ダム(洪水時のみ水をためる穴あきダム)は現状では判断できない」と含みを残した。

 人吉市の福永浩介前市長は流域市町村でダム推進の中心的存在だったが、引退表明後に収賄事件で逮捕・起訴された。田中市長は07年4月の統一地方選では「賛成、反対などさまざまな意見を聞きたい」と「中立」を掲げ初当選。今年3月の知事選で初当選した蒲島知事が9月に態度を表明すると公約したため、「その前に見解を伝えたい」と話していた。

 川辺川を含む球磨川流域の関係12市町村長は大半が推進派だが、ダム建設予定地・相良村の徳田正臣村長が8月29日に「現時点では容認しがたい」と表明したほか、賛否を保留する首長もいる。(中村幸基)

18とはずがたり:2008/09/15(月) 18:52:35
蒲島さん,やるじゃないか・゜・(つД`)・゜・

「川辺川ダム反対」総選挙に波紋 自民避け、民主追い風
http://www.asahi.com/politics/update/0914/SEB200809140011.html?ref=goo
2008年9月15日6時4分

 国土交通省が熊本県相良村に計画していた川辺川ダム建設に蒲島郁夫知事が反対を表明したことは、次期総選挙にも波紋を投げかけそうだ。ダム反対を主張してきた野党は追い風にしようと選挙戦の争点に位置づけたいと意気込む。一方、ダム推進を掲げてきた自民党は、逆風になりかねないこの問題を避けたいのが本音だ。

 川辺川とその本流の球磨川が流れる熊本5区。選挙区内の15市町村のうち八代、人吉両市など12市町村が流域にある。自民現職の金子恭之氏(47)に、社民新顔で民主推薦の旧八代市長中島隆利氏(65)が挑む構図だ。

 知事がダム反対を表明した日の翌12日、中島氏は「民意が実る!」という見出しのビラを手に八代市内の街頭に立った。「これまでは大っぴらに反対を言いにくい雰囲気があった」という市町村にも出向いた。「知事に『ダム反対』を言わせた流域の民意を国政に反映できる政治家が必要だ」と強調する。

 社民党県連合の高嶋英俊幹事長も「知事の反対で、有権者もダム反対を言いやすい雰囲気になった」と歓迎。中島氏を推薦する民主党も「次期総選挙のマニフェストでは積極的にダム問題に踏み込む」(県連代表の松野信夫参院議員)と意気上がる。

 対する金子氏は現職の国土交通副大臣で、国の河川政策を代表する立場にある。知事がダムに頼らない治水を唱えたことについては「反対するわけではないが、本当に大丈夫か、検証の必要があるのではないか」と慎重に言葉を選びつつ、懸念を示した。

 知事に先だってダムの白紙撤回を求めた田中信孝・人吉市長は金子氏の市後援会長。「ダムは数多い政治課題の一つ。金子氏も、治水が必要との思いは私たちと同じ。この地域のために支持すべきは金子氏だ」と語る。ダム反対を表明した徳田正臣・相良村長も「ダム計画は地域の重要な課題だが、知事が白紙撤回を表明して方向性が定まりつつあるので、賛否は争点にはならないのではないか」とみる。

19とはずがたり:2008/09/15(月) 19:12:38
国は白紙撤回を=川辺川ダム、蒲島知事が反対−着工への道のり険しく・熊本県
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000050-jij-pol
9月11日10時37分配信 時事通信

 国土交通省が計画中の熊本県南部の球磨川水系の川辺川ダム(相良村)について、蒲島郁夫熊本県知事は11日の9月定例県議会で、建設に反対し、同省に計画の白紙撤回を求めていく意向を表明した。同ダム建設は国が行う直轄事業で、知事の同意を必ずしも必要としないが、関係自治体の一部や市民団体の根強い反対もあり、着工への道のりは険しくなった。国交省がダムを建設しない治水方法を含め、河川整備計画の見直しを迫られるのは必至だ。
 蒲島知事は「人吉市長や相良村長ら住民独自の意思を尊重すべきだ。球磨川は将来に残すべき宝」とダム建設反対の理由を説明した。
 川辺川ダムは1966年の建設計画発表から42年が経過した。国交省は、2007年に策定した球磨川水系の河川整備基本方針に沿って具体的な整備計画の策定を進めており、今年8月、「洪水調節施設として川辺川ダムを建設する」との基本的な考え方を示した。
 策定に際しては、河川法で地元知事からの意見聴取が定められている。国交省は「熊本県知事の意見を重く受け止め、河川整備計画(原案)を作成する」としており、蒲島知事の意見がどの程度反映されるかが注目される。

20とはずがたり:2008/09/20(土) 13:06:20
やれやれ,良いこんだ。。

台風13号で早明浦ダム・池田ダムの取水制限一時解除
2008.9.20 02:59
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/kagawa/080920/kgw0809200300002-n1.htm

 四国4県や四国地方整備局などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は19日、台風13号の接近に伴う降雨があったため、現在実施している発電用水の緊急放流を停止し、取水制限を一時的に解除すると発表した。

 同協議会事務局によると、台風13号の接近で、早明浦ダム(高知県)下流から池田ダム(徳島県)の流域でまとまった降雨があり、同ダムからの放流を停止しても十分な供給が可能となったため。一時解除は20日夜ごろまでの見込み。

 また、早明浦ダム上流域でも、降雨があったが、貯水率の回復は見込めないという。

21名無しさん:2008/09/20(土) 13:37:34
ダム俳句を作った。聞いてくれ

ダムよ、おお、ダム
利水・治水についての
やつらは知識

22パンプキン多田浩二:2008/09/20(土) 13:39:47
ああ、忘れてた
上の書き込みはパンプキン多田浩二によるものである

24とはずがたり:2008/09/23(火) 20:36:50

徳山ダム建設:導水路計画 市民団体、中部地整に説明責任求める要請書 /岐阜
http://mainichi.jp/area/gifu/archive/news/2008/09/23/20080923ddlk21040085000c.html

 市民団体「『長良川に徳山ダムの水は要らない』市民学習会実行委員会」(粕谷志郎代表)は22日、徳山ダムの水を木曽川下流域へ送る導水路計画について、岐阜、愛知、三重3県と名古屋市の住民に十分な説明責任を果たすまで着工しないことなどを求める要請書を中部地方整備局(中部地整)に提出した。

 中部地整の椙田達也流域・水防調査官は「決して住民を置き去りにしているわけではない。環境への影響を調査し、説明責任を果たしてから着工する」と述べた。

 中部地整と3県1市で構成する導水路検討会は昨年8月、揖斐川から木曽川へ直接水を流す上流ルートに加え、一部を長良川経由で木曽川に送る併設ルートを建設する案で合意している。これに対し、同実行委は合意撤回を求める請願署名を集めており、同実行委によると2万人分を超えた。

 同実行委は24日に玉田和浩県議会議長へ署名を、古田肇知事にも同意撤回の表明を求める要請文を提出する予定。【鈴木敬子】

毎日新聞 2008年9月23日 地方版

25とはずがたり:2008/09/26(金) 15:40:17

成瀬ダムの電力、東北電が購入へ 県、年間2000万円の利益に
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080926e

 県と東北電力(仙台市)は25日までに、東成瀬村に建設される成瀬ダムから取水する県営成瀬発電所の電力を同社が購入することで合意した。県が県議会農林商工委員会で報告した。県公営企業課によると、成瀬発電所の運営に要する費用は、売電価格にすべて織り込まれ、年間2000万円の利益が見込まれるという。

 成瀬ダムは、国が約1530億円を投じ建設する多目的ダム。2004年度に付け替え道路の工事に着手、11年に本体工事に取り掛かり、完成は17年度の予定。成瀬発電所は最大出力3900キロワット。

 県は2000年、国の成瀬ダム建設基本計画に同意。成瀬発電所で発生する電力を東北電力に販売する交渉を続けてきた。合意は6月19日付。今後は、発生電力の受給関係をより明確にする基本協定書を両者で締結する。
(2008/09/26 09:54 更新)

26とはずがたり:2008/10/03(金) 00:16:43
>>18
蒲島も橋下も東国原も隠れ民主かもしらんねw後二者は要らんがww

川辺川ダム意見書可決 熊本県議会 建設是非触れず 自公賛成、民主反対
2008年9月30日 14:09
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/50748

 熊本県議会は30日、蒲島郁夫知事が反対を表明した国の川辺川ダム計画(相良村)について、環境保護と流域住民の安全確保を両立させる治水対策を国に求める意見書を自民、公明両会派の賛成多数で可決した。

 意見書は同計画を推進する自民党が取りまとめたが、ダム建設の是非には触れていない。蒲島知事を支持する県民が多いことや中立の立場を取る公明に配慮した格好。同計画に反対の民主系会派などは「知事の判断を尊重し、ダム以外の治水対策を明確に求めるべきだ」として反対に回った。

 意見書は、計画の白紙撤回を求めた蒲島知事の表明について「一定の評価をする」としたが「代替策を示しておらず、ダムによらない対策が実現可能か判断できない」と主張。「国は予断を持たず、環境と住民の安全が両立できる治水対策案を速やかに提示するよう要望する」としている。

 一方、県議会は川辺川ダム計画で水没予定地を抱える五木村の振興策を国に求める意見書を全会一致で可決した。

=2008/09/30付 西日本新聞夕刊=

27とはずがたり:2008/10/06(月) 16:56:18
土建利権町議か?ちゃんと落とせいヽ(`Д´)ノ
>多賀町議会の土田一善ダム建設対策特別委員長

芹谷ダム事業廃止へ 地元住民からの強い反発も 滋賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000071-san-l25
10月6日8時6分配信 産経新聞

 計画の行方に注目が集まっていた県営芹谷ダム(多賀町)について県は5日、彦根市内で住民を対象にした説明会を開き、建設を見送って、事業を白紙に戻すことを明らかにした。策定中の河川整備計画案にダムを位置づけない方針で、事業は事実上廃止となる。ダム事業の凍結・見直しをマニフェストに掲げた嘉田由紀子知事にとって、新幹線新駅建設中止以来の大きな公約達成となるが、予備調査が開始された昭和38年以来45年が経過しての事業廃止だけに、地元住民からの強い反発も予想される。

 県はこの日の「芹川川づくり会議」で、芹川の治水安全度のために「ダムプラス河川改修」は有効な計画案のひとつだが、ダムの完成までに多額の費用がかかることなどを指摘。県の厳しい財政状況や県内のほかの河川との治水安全度のバランスを確保するため、現実的で実現可能な当面の方策を検討したと、計画廃止の理由を説明した。

 一方、ダムに代わる治水対策として検討している流下能力向上のための河道の堆積(たいせき)土砂除去は、事業費が約15億円ですみ、ダム建設と比べて安価である上、今後20年間の治水安全度が確保されることなどを説明、出席者に理解を求めた。

 県の方針説明に対し、環境面などから賛同する声もあったが、多賀町議会の土田一善ダム建設対策特別委員長は「県がつくろうとしたダムに地元が協力しようとした。中止と簡単にいうが、こんなばかな話があるか」と怒りをあらわにした。

最終更新:10月6日9時7分

28とはずがたり:2008/10/06(月) 16:57:39
>>27-28

滋賀県が県営ダム凍結へ 嘉田知事の選挙公約
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/184052/
10/04 00:10更新

 滋賀県の嘉田由紀子知事は3日、支持者らとの会合で、計画中の県営芹谷ダム(同県多賀町)について「(予算面から)現実的な対応をせざるを得ない」と述べ、計画を凍結する方針を示した。

 嘉田知事は平成18年の知事選で、芹谷ダムの計画凍結を公約にして当選。19年2月、「ダム以外の代替案は困難」としていったん計画推進に方針転換したが、厳しい県財政などを考慮、最終的に凍結を決めた。

 嘉田知事は、淀川水系の4ダム建設を盛り込んだ国の河川整備計画案に対する意見も求められており、影響しそうだ。

 芹谷ダムは、彦根市などを流れる芹川に計画中の治水専用ダム。総事業費は398億円。

 県は、5日に彦根市で会議を開き、地元住民に説明する予定で、10月中に計画凍結を最終決定する方針だ。

29とはずがたり:2008/10/06(月) 17:10:42

戸草ダム建設予定地 腰原副知事が視察
更新:2008-10-4 6:00
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=12097

 腰原愛正副知事は3日、国が建設見送り方針を打ち出している伊那市長谷の三峰川上流の戸草ダム建設予定地を視察した。市など地元がダムの必要性を訴えたのに対し、視察後、腰原副知事は「思っていた以上に大きい流域面積を持つ。どういう形で(土砂流出などを)抑えていくか、現状を持ち帰り、いろいろな意味で勉強したい」と述べた。

 小坂樫男伊那市長は、知事に現地視察を要望しており、県側も原案でダム建設を見送るとした国の天竜川河川整備計画に対する考えを検討する目的で視察を実施した。

 視察に先立ち、市役所での会合で腰原副知事は「地権者ら関係者から県に対し、ともに計画がスムーズに遂行するようにとの要望がある。県として全力を挙げ、要望がかなうように、安心・安全を確保できるように努めたい」と述べた。

 小坂市長は、2日の県会建設委員会で、市三峰川総合開発事業対策協議会(会長・小坂市長)が提出していた同ダム建設を求める請願が賛成多数で可決されたことに感謝。

中山晶計長谷地域自治区長は、過去の災害を挙げながら「三峰川の上流は地質がもろく、戸草ダムの規模でなければ治水はできない」とダムの必要性を強調。村を2分しながらも、県が主導した美和ダム建設に協力した経過にも触れ「美和ダム建設に協力した恩返しを県にはお願いしたい」とした。

 腰原副知事は、小坂市長らの案内で戸草ダム建設予定地上流まで足を運んだ。6月に大規模な崩落が発生した船形沢と三峰川の合流点の状況なども視察。「過去に繰り返された災害の傷跡を改めてかみしめた」と感想を述べた。

 小坂市長は8日、知事にダム建設を改めて要望する。

30とはずがたり:2008/10/12(日) 20:03:05

滋賀県が大戸川ダム代替案 新堤防など97億円
http://209.85.175.104/search?q=cache:y36sl-tCMDsJ:www.asahi.com/eco/OSK200808060176.html
2008年8月7日6時10分

 国土交通省近畿地方整備局が淀川水系で計画している大戸川(だいどがわ)ダム(大津市、総事業費約1080億円)について、滋賀県がダム計画の中止を想定し、独自の洪水対策案をまとめていることがわかった。同市内の大戸川流域に限った対策で、既存堤防の外側に「第2堤防」を築造し、住宅の土地をかさ上げして浸水被害を防ぐ。事業費は約97億円と試算している。国直轄事業に対して地元自治体が代替策を練るのは異例。国が今後、計画の賛否について意見を聴く流域の他府県知事の判断にも影響を与えそうだ。

 整備局は淀川水系で大戸川など4ダムの建設・再開発を計画中だが、諮問機関の淀川水系流域委員会はダム計画を「不適切」と指摘している。また、流域の嘉田由紀子・滋賀県知事と橋下徹・大阪府知事、山田啓二・京都府知事は地元に多額の負担金が生じることや、整備局と流域委が対立した状態のままで国が最終の計画を策定することには慎重姿勢を示している。

 このため、滋賀県は大戸川ダムの建設中止を視野に入れる一方、地元ではダム建設を求める住民の声もあることから、県庁内部でダムに頼らない代替策を検討していた。

 代替策は、大戸川下流域で最大規模の1958年の洪水を基に約670戸が浸水すると想定。対策として、既存堤防の外側に、住宅集積地の約480戸を囲む「輪中堤」と呼ばれる別の堤防をさらに築く。点在している約190戸は家屋の床下を高くしたり、地盤改良などで宅地自体をかさ上げしたりして被害を防ぐ。新堤防は延べ約7キロで建設費は約40億円、かさ上げは1戸につき約3千万円で計約57億円と試算した。

 整備局は淀川下流で100〜200年に一度の規模の洪水が起きた場合に備え、上流に大戸川ダムの建設を計画した。このため淀川全体の洪水対策が目的の同ダムの総事業費と、大戸川流域に限った滋賀県の代替策との費用を単純比較することはできない。

 整備局は6月に計画案を嘉田知事に説明した際、大規模な洪水をもたらした82年の台風10号を基に試算した結果、大戸川下流で481戸の浸水被害が出ると説明。これに対し、嘉田知事は「当時の下流域の被害は10戸ほどだった。実態と違い、被害を強調したデータで大変不満」と疑問点を指摘していた。

 代替策について嘉田知事は「あらゆるケースを想定し検討している。環境に対し劇薬とも言えるダムは治水対策の最後の手段。県内同規模の河川と比較し、97億円をかける必要があるかどうかも課題だ」と話し、費用を絞った案も検討する方針を示した。整備局によると、大戸川ダムを建設した場合の滋賀県負担額は約14億円とされる。

 整備局は6月に、大戸川▽丹生(にう)(滋賀県余呉町)▽川上(三重県伊賀市)▽天ケ瀬(京都府宇治市)の4ダムを含む河川整備計画案を発表した。(新井正之)

大戸川ダム計画
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/civil_engineering/OSK200808060177.jpg
滋賀県が検討しているダム代替案のイメージ
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/civil_engineering/OSK200808060179.jpg

31とはずがたり:2008/10/12(日) 20:05:43
毎年毎年莫大な予算をダムに掛けてるのに未だ香川県で夏場になると水不足が起きるのはどういうこっちゃい。。
こういう場所にこそ早明浦ダム以外にダムを建設するべきなんちゃうのかね?
瀬戸内海の海水の淡水化なんかを試みても面白いかも知れないけど。

32とはずがたり:2008/10/21(火) 13:41:23

土建屋にカネを渡すことだけを考えている日本の公共工事システムは必要な所に決定的にカネが行き渡らない構造になっている。
全国のダム建設ストップしてこの辺にもう一箇所突貫工事で造るべきじゃないか。ずっと夏場になると取水制限だなんだとやっている。

高知の早明浦ダム 取水制限を再開
2008.10.21 11:26
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081021/lcl0810211127001-n1.htm

 四国地方整備局は21日午前8時から、早明浦ダム(高知県)の取水制限を再開した。5日から降雨で一時解除していたが、徳島、香川両用水への流量が保てなくなった。冬季(10月11日以降)の取水制限は平成11年4月以来。

 整備局によると、5−14日までにダム上流で計145・4ミリ、下流で計125・6ミリの降雨があり、21日8時現在の貯水率は38・9%。自主節水する香川用水向けに42・2%、徳島用水向けに20・2%カットされる。

33とはずがたり:2008/10/28(火) 23:08:08
敢えてこのスレに。水源問題だしねw

伊藤ハム地下水シアン化合物検出:柏の工場、問い合わせ殺到 対応に追われる /千葉
http://mainichi.jp/area/chiba/archive/news/2008/10/27/20081027ddlk12040396000c.html

 大手食品メーカー「伊藤ハム」の商品製造過程で使う地下水から基準値の2〜3倍のシアン化合物が検出された問題で、同化合物の発見元となった柏市根戸の同社東京工場(中川修工場長)には26日、消費者からの問い合わせが一時殺到するなど、不安が広がった。同社はフリーダイヤルでの対応を含め、当面、出荷済み商品の自主回収と消費者の苦情や問い合わせに対応する方針だ。【橋本利昭】

 同社は25日夜、マスコミ報道やホームページを通して、フリーダイヤルでの消費者対応を発表した。しかし、料金着払いによる商品回収先として公表した同工場へも直接、問い合わせが来ると判断。26日は工場は休みだったが、二十数人が出社して午前9時から工場で電話対応に追われた。電話は受け付け開始早々から頻繁に鳴り出し、一時、パンク状態に。問い合わせは主に、消費者が買った商品が回収対象商品かどうかという内容が多かったという。

 また、近くに住む消費者2人が工場を訪れ、回収対象の「あらびきグルメウインナー」「チーズインカマンベール」を返品した。工場の担当者は「消費者に不安を与えないよう、十分対応したい」と話している。

 ◇シアン化合物検査、基準値未満と発表−−柏市保健所
 一方、柏市保健所は25日夜、伊藤ハム東京工場の立ち入り調査で採取した地下水の検査結果を発表した。シアン化合物は基準値(1リットル当たり0・01ミリグラム)未満の0・002ミリグラムだった。

 保健所は23日に伊藤ハムから報告を受けて24日、3カ所の地下水と地下水を精製して製品加工に使用した浄水2カ所の検査を実施した。保健所は原因究明と再発防止などを指導した。

 保健所は同工場で製造していた製品6品目についても検査中で、今月中に結果を公表する。【斎藤有香】

毎日新聞 2008年10月27日 地方版

伊藤ハム地下水シアン化合物検出:柏市が井戸水検査 市民の不安解消へ /千葉
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20081028ddlk12040264000c.html

 ◇上水道利用の市民の不安解消へ 2、3日後に結果判明
 大手食品メーカー「伊藤ハム」東京工場の商品製造で使う地下水から基準値の2〜3倍のシアン化合物が検出された問題で、地下水を上水道として利用する柏市は27日、水源として利用している井戸水の水質検査を始めた。市民の不安を解消するのが狙いで、2、3日後に検査結果が出るという。【橋本利昭】

 市水道部によると、同市の上水道は、江戸川からの河川水と井戸水をブレンドして給水している。地下水の採水に使う井戸は現在44本中、36本が稼働。深さ170〜350メートルの地下からくみ上げ、4カ所の貯水エリア(水源地)で河川からくみ上げた水とブレンド、塩素消毒などをして各家庭に供給している。給水世帯は約15万戸で、1日当たりの供給量は約11万立方メートル。うち井戸水の使用量は3分の1程度という。

 市は水道法に基づき、シアン化合物を含む51項目について、水質検査を実施。井戸水は年1回、公園など7カ所の水道蛇口から採取した水は月1回、それぞれ実施しているが、過去に基準値を超えた例はない。

 同工場の地下水からシアン化合物が検出されたことで、水道水に対する不安が広がるのを防ぐため、急きょ、シアン化合物に限って一斉調査することにした。井戸水は27日、36本の井戸から1カ所当たり250ミリリットルずつ採取され、検査を委託した北千葉広域水道企業団(流山市)に持ち込まれた。

毎日新聞 2008年10月28日 地方版

34とはずがたり:2008/11/12(水) 08:59:44
wikiだと分水嶺ではなく分水界となっている。
嶺じゃないと気分出ないのにと思ったが,平地にもあるらしい。
更に河川争奪成る殺伐とした単語も発見したが自然の営みへの命名らしい。

河川争奪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%B7%9D%E4%BA%89%E5%A5%AA

河川争奪(かせんそうだつ)は、河川の流域のある一部分を別の河川が奪う(自らの流域に組み入れる)地理的現象のこと。特に珍しい現象ではなく、世界各地にその痕跡地形(河川争奪地形)が見られる

主な河川争奪地形の例
根之谷川(太田川水系)が可愛川を争奪(広島県安芸高田市付近)
宇佐川が高津川を争奪(島根県吉賀町・山口県岩国市錦町付近)
加古川と武庫川と由良川の源流域(兵庫県丹波地方)
南白亀川水系の支流小中川が村田川を争奪(千葉県山武郡大網白里町小中池付近)
テイズ川Teays River上流域をオハイオ川が争奪(米オハイオ州・ウェストバージニア州付近)

分水界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%88%86%E6%B0%B4%E5%B6%BA
一見平坦な地形のところでもこのような営みが行われている。たとえば、広島県安芸高田市向原町戸島の「泣き別れ」は平坦な水田の中にある。これより北側は江の川に流れ込んで日本海へ注ぎ、南側は太田川に流れ込んで瀬戸内海に注ぐことになる。(安芸高田市には八千代町上根にも平坦地での分水界がある。これは日本における河川争奪の代表的な例である。)

安芸高田市八千代町上根
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=34/34/46.590&el=132/34/53.712&scl=25000&bid=Mlink
安芸高田市向原町戸島
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=34/36/59.505&el=132/43/31.554&scl=70000&bid=Mlink

35とはずがたり:2008/11/12(水) 16:41:50

荒瀬ダム撤去費91億円 9月試算比で19億円増
2008年11月12日
http://kumanichi.com/news/local/main/20081112002.shtml

 水力発電専用である県営荒瀬ダム(八代市坂本町)の存廃の影響を検証した県庁プロジェクトチーム(PT)は十一日、蒲島郁夫知事と県議会経済常任委員会に最終的な検討結果を報告した。九月時点の企業局試算に比べダム撤去で十九億七千万円、存続で七億二千万円の増加。同委や市民団体からは再三変わる数字への疑問や環境面の検証不足を指摘する声が上がった。

 実質的な県負担額は撤去の場合、六十八億九千万円。存続の場合は十六億円となり、撤去の方が存続を約五十三億円上回る。蒲島知事は県財政への影響を重視しており、十二月までに示される最終判断への影響が注目される。

 PTの報告によると、ダム撤去費用は総額九十一億八千万円。浸食が予想される球磨川の護岸補修や、浸水被害に見舞われている坂本町鎌瀬・与奈久地区の道路かさ上げなど対策を追加。存続費用八十七億三千万円にも道路かさ上げを盛り込んだ。一方、水門を開放する開門調査は難しいと判断。環境や水産業への影響は、ダムの存在による影響を定量的に把握することは困難として、具体的な検証には踏み込まなかった。

 県議会経済委では、民主・県民クラブの鎌田聡氏らが「もともと六十億円と説明されてきた撤去費用が七十二億円になり、九十一億円まで増えた。そもそもどんな試算なのか疑念が生じる」などと指摘。県企業局は「財政課や河川課など専門分野に強い職員を加えたPTで精査した結果、新たな護岸補修や浸水対策が必要と判断した」と答えた。

 傍聴した「荒瀬ダムの撤去を求める会」の本田進会長(74)=同市坂本町=は「ダム存続に絡めて、これまで手付かずだった道路のかさ上げを持ち出したのは理解に苦しむ」と批判した。(小多崇)

36千葉9区:2008/11/13(木) 23:34:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081111/lcl0811111205002-n1.htm
「何のために故郷を捨てたか」移転した住民たちの思い 大戸川ダム (1/2ページ)
2008.11.11 12:03

このニュースのトピックス:地方自治

合意文書にサインし取り交わす(左から)江畑賢治・三重県副知事(三重県知事代理出席)、嘉田由紀子・滋賀県知事、山田啓二・京都府知事、橋下徹・大阪府知事=11日午前11時22分、和歌山県和歌山市のロイヤルパインズホテル(撮影・頼光和弘) 淀川水系河川整備計画案に大戸川ダム(大津市)の建設を盛り込まないよう求めた滋賀、三重、京都、大阪の4府県知事。国主導の公共事業のあり方に地方からノーを突きつけた滋賀県の嘉田由紀子知事は「歴史的なこと」と胸を張る。しかし、ダムが完成すれば水没することから集団移転を余儀なくされた小さな集落があった。40年間、国や県に振り回されてきた住民は、「何のためにふるさとを捨てたのか」と悔しさをあらわにした。

 大津市旧大鳥居町。茶葉の生産など農業を中心に生計を立てていたこの地域にダム建設が持ち上がったのは昭和43年のこと。28年の豪雨で大戸川が氾濫(はんらん)し、40人を超える死者が出るなど、河川整備の必要性は地域住民も理解していた。しかし、「自分たちの町が沈むなんて寝耳に水だった」と大鳥居地域開発協議会の小林茂宜会長(64)は振り返る。

 大戸川下流の安全のためと国や県から説得され、集落は賛成か反対かで二分された。結局、「国のいうことだから仕方ない」(小林さん)と、住民らがダム受け入れを決断したのは52年、話が持ち上がってから約10年が過ぎていた。

 その後も生活再建の保証を求めて県、国を相手に交渉を続け、移転条件で合意したのは平成6年。約10キロ離れた同市大鳥居に移転が完了したのは9年になってからだった。

 小林さんは移転してから一度も足を踏み入れていない旧大鳥居町の自宅があった場所を訪れた。自宅の敷地はほとんど更地になり、わずかに石垣や竹やぶが残るばかり。「こうも変わるもんやなぁ」。小林さんは寂しげにつぶやいた。

 「環境や財政問題など、ダムをつくらない理由を、いろいろ挙げる人は多い。だが、現実にふるさとを離れ、二度とその景色を見ることができなかった人がいることを理解しているのか」と小林さん。下流の助けになると考えたからこそ、移転を受け入れたが「ダム建設がなくなると、ふるさとの価値すらなくなってしまうような気がする」。

 旧大鳥居町のはずれ、大戸川のそばに古びた不動尊がある。誰がつくったかもわからない小さな不動尊だが、住民らは毎日のように手を合わせ、大切にしてきた。移転してからも年に1度、バスをチャーターしてみんなで不動尊を訪れる。ふるさとの重みをかみしめる往復20キロのお参りが、22日に迫っている。

37とはずがたり:2008/11/22(土) 04:03:23
きまぐれ旅写真館
http://www.geocities.jp/fukadasoft/index.html
第7回 関東地方の川 〜 埼玉県ばっかりだけど
http://www.geocities.jp/fukadasoft/rivers/index.html
中川のページ一覧
http://www.geocities.jp/fukadasoft/renga/miyata/list.html

38とはずがたり:2008/11/29(土) 18:51:36

佐賀けいざい:唐津市の浄化槽整備、PFI方式導入へ 事業費削減など期待 /佐賀
http://mainichi.jp/area/saga/news/20081129ddlk41020355000c.html

 ◇県内初
 唐津市が、浄化槽整備推進事業でPFI(民間資本、能力を活用した公共事業整備手法)方式を導入する。PFI方式は、事業費削減などが期待できるとされており、今回が県内初の導入例となる。

 事業は来年度からの10カ年計画で、公共下水道や集落排水事業の区域外を対象として取り組む。

 同市内で公共下水道や集落排水事業が未着手となっている世帯は約5500あり、うち4000世帯で浄化槽が未設置。計画では、このうち2500世帯の整備を進める。

 これまでは、市が直接工事をしてきたが、これを市内の44下水道事業者で作った新会社が担うことになる。完成した合併浄化槽は市が買い上げる。

 市はPFI導入で、従来の工事に比べ10カ年で約4億3000万円の節減を見込んでおり、12月補正予算案の特別会計に、同事業費計31億3441万3000円を債務負担行為の限度額として計上する。

 同市内の下水道整備普及率は昨年度末現在、76・3%。【田中操】

毎日新聞 2008年11月29日 地方版

39とはずがたり:2008/12/03(水) 18:18:59

大戸川ダム建設中止を提案
嘉田知事、滋賀県議会に
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008120300096&genre=A2&area=S00

 滋賀県の嘉田由紀子知事は3日午前、国土交通省近畿地方整備局の淀川水系河川整備計画案に対する知事意見案を12月定例県議会に提案した。先月11日に京都、大阪など4知事で合意した大戸川ダム(大津市)の建設中止などを求める内容。滋賀県知事の意見提出には県議会の議決を得ることが条例で定められており、4府県知事の合意が実現できるかどうか、賛否の割れる県議会の対応が焦点となる。

 同日午前の県議会本会議で、嘉田知事は4府県知事の合意をもとにまとめた知事意見案16項目を説明し、「水源地域の知事として、現在と未来に責任ある判断をした」と強調した。

 これに対し、同ダム建設を求める最大会派の自民党・湖翔クラブは、代表質問で「(4府県知事合意では)上流は洪水に対する危険性が高いまま。なぜ滋賀の県益を守らないのか」などと批判した。

 4府県知事の合意については、同クラブが「事前に議会との協議がなかった」と反発。県は当初予定していた開会日(先月28日)に提案できず、ダム問題に関する集中審議を今月8日に開くよう求められるなど、採決をめぐる駆け引きが始まっている。

 知事意見案では、事業計画の決まっていない丹生ダム(余呉町)は意見を留保したほか、4府県知事の合意事項にない瀬田川洗堰(大津市)の全閉操作解消の実現や、琵琶湖の総合保全などの個別意見も盛り込んだ。

 ■知事意見案の骨子

 滋賀県の嘉田由紀子知事が県議会に提案した淀川水系河川整備計画案への知事意見案の骨子は次の通り。

 【大戸川ダム】計画に位置づける必要はない。近畿地方整備局も尊重されたい。

 【丹生ダム】渇水対策容量の必要性も含め、調査検討の結果を提示し県と早急に協議を。

 【瀬田川洗堰】全閉操作の解消は上下流の社会的平等性の確保から重要。治水・利水・環境の調和のとれた操作方法を確立されたい。

 【統合的流域管理】琵琶湖淀川流域の治水、利水、環境の課題を包括的で一体的に解決する新たな仕組みを。
 【その他】ダムのように事業期間が長い事業の再評価で、地域整備との関係を整理して新たなルールを作られたい。

40とはずがたり:2008/12/10(水) 17:27:14
工事強行して自分らの天下り先と仕事と予算と利権を確保しようとしているだけのように見える。
河川局の官僚どもを全員馘にしろっっヽ(`Д´)ノ

脱ダム高まる中 「新たに100基必要」国交省が試算
http://www.asahi.com/national/update/1210/TKY200812100186.html
2008年12月10日15時5分


ttp://tohazugatali.web.fc2.com/TKY200812100199.jpg

 全国の1級河川でおおむね100〜200年に1度あるような規模の大洪水を防ぐためには、計画中のダム以外にもさらに100基以上造る必要があると国土交通省が試算していることがわかった。各地でダム計画に反対の声が上がるなか、論議を呼びそうだ。

 国交省は、97年の河川法改正を機に、1級河川109水系について、それまでの長期目標の見直しを進め、「河川整備基本方針」を順次策定。河川ごとに「100年に1度の大雨」など対応すべき治水安全度の基準を決めている。基本方針は本年度中にすべて出そろう見込みで、現時点で策定済みの104水系の試算を朝日新聞が入手した。

 国交省の試算によると、大雨が降った際に、ダムや遊水地などの「洪水調節施設」でため込む必要があると見積もる水量は、東京ドーム約6千杯分にあたる計76億9800万トン。34億4800万トンはすでにあるダムなどでまかなえており、14億4200万トンは建設中または計画中の約150の施設で対応する。

 しかし、4割弱にあたる残る28億700万トンは新たな施設による対応が必要とした。平均的なダムの100基以上分に相当する。

 流域面積が国内最大の利根川水系では、3億8千万トンを上流部にため込む想定だが、完成施設分は約3割の1億1500万トン。必要性を疑問視する声が根強い八ツ場(やんば)ダム(群馬県)では6500万トンをカバーする予定だが、それでも全体の5割を超える2億トンは未対応としている。

 9月に地元の熊本県知事が反対表明した川辺川ダム計画のある球磨川水系では、同ダム計画を中止すれば1億600万トンの8割以上にめどが立たないことになる。

 国交省は今後、直近の20〜30年で取り組む具体的なダム計画などを盛り込んだ「河川整備計画」をそれぞれの水系で定める。数十年ごとに整備計画の策定と実行を繰り返し、基本方針に定めた長期目標を達成するという。(松川敦志)

■堤防強化が先

 今本博健・京大名誉教授(河川工学)の話 基本方針が想定するだけのダムを今後すべて建設できるとは思えない。国民が求めるのは「絵に描いた餅」のような壮大な計画ではなく、現実的な対策だ。現実を直視した治水政策を真剣に模索すべきときがきている。日本中をダムだらけにしても、堤防が脆弱(ぜいじゃく)なままでは意味がない。ダム偏重を改め、多くの水を安全に川に流せるよう、各地の堤防強化を推進するのが先だ。

41とはずがたり:2008/12/14(日) 17:20:57
ダム建設ってのは周辺整備をしなくちゃ成らんと云う観点も含めて無駄遣いなんちゃうの?
新幹線新駅が勿体ないなら周辺整備なんかにカネ掛けるのはもっと勿体ない筈だ。

周辺整備継続、焦点に
大戸川ダム中止案審議の滋賀県会
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008121400016&genre=A2&area=S00

 大戸川(だいどがわ)ダム(大津市)建設中止を求める知事意見案を審議している滋賀県議会で、ダム建設を前提に進められてきた道路整備など予定地の周辺整備事業が、ダム中止後も継続できるのかが争点になっている。継続に否定的な国に対し、嘉田由紀子知事は公共事業の撤退ルールの創設も主張しながら、国に責任を求めている。

 ■撤退ルール創設も 国に責任求める 知事

 「国にダム計画の見直しを求める一方、周辺整備は引き続きやれと言っても、国は簡単に承服しがたいだろう」。12月定例県議会の一般質問で、周辺整備事業の継続をどう担保するのか、議員から質問が相次いだ。

 周辺整備事業は、国が水没地を迂回(うかい)する付け替え道路などを設置するダム補償事業と、ダムの恩恵を受ける下流が負担金を拠出して、県や市が事業主体となり予定地周辺の地域振興を図る水源地域整備事業がある。

 このうち、水源地域整備事業では、下流の京都、大阪両府が下流負担金の支払いを留保しているが、嘉田知事は「(京都、大阪両府知事とは)財政的な支援も含めて責任を果たすと約束した」と主張している。

 一方、ダム補償事業を継続できるかは不透明だ。事業主体の国が「ダム中止なら補償事業を行う根拠もなくなる」との立場を取っているからだ。水源地域整備事業でも、補償事業の県道付け替え道路に関連した道路拡幅工事がある。どちらの事業も、継続できるかは国の対応次第となる。

 周辺整備事業について、地元は継続を強く求めている。大津市の目片信市長が「国が手を引いた場合は、県が責任を持って整備するべき」と訴え、甲賀市の中嶋武嗣市長も「中止、延伸されることは許されない」と、ダム中止を打ち出した嘉田知事に反発する。

 これに対し、県幹部は「もし国が自主的にダム中止を言っていたら、地域整備も責任持って完了させるはずだ」と国の対応に不満を示す。

 ダム補償事業の継続をめぐっては、9月に川辺川ダムの建設反対を表明した熊本県も手探りだ。国と協議のテーブルにつくことで合意したにとどまっており、滋賀県と連携して要望する考えを問われた蒲島郁夫知事は「(滋賀県の状況を)情報収集して、注視していく」と9日の熊本県議会で答弁、今後に含みを持たせた。

 「淀川水系と熊本で、同時期に国にノーを示したインパクトは社会的に大きい」。嘉田知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」の寺川庄蔵代表はそう強調したうえで、「国も姿勢を見直さざるを得ない」との見方を示す。

 嘉田知事は知事意見案で、地域整備との関連で国に公共事業の撤退ルール作りを提案した。先の幹部は「大戸川ダムの事例をモデルケースにすべき、との思いを込めたのだろう」と指摘する。
 【大戸川ダムの周辺整備事業】 ダム補償事業として進行中の県道大津信楽線は、ダムを迂回する総延長約10キロを付け替える計画で2007年度末で下流側の約4割(事業費ベース)の完成にとどまっている。水源地域整備事業は京都、大阪両府の下流負担金をもとに、同県道の拡幅分や甲賀市の下水道事業に支出している。下流負担金の残り事業費は、06、07年度分の支払い留保分を含めて京都約4億3900万円、大阪約8億9900万円。

42とはずがたり:2008/12/20(土) 17:48:21

水関係ばっかりである。

新規採択9億6500万 天竜川ダム再編 
12/20 16:16
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20081220000000000059.htm

 20日に内示された2009年度予算の財務省原案で本県関係は、佐久間ダム(浜松市天竜区)にたまった土砂を下流にに流す「天竜川ダム再編事業」が新規建設事業として採択され、国土交通省の概算要求と同額の事業費9億6500万円が認められた。
 文部科学省が要求した東海と東南海、南海の巨大3地震の連動性と富士山噴火との関連を研究する新規プロジェクトについては、要求額12億円に対して5億500万円にとどまった。
 農林水産関係では、国直轄の大井川用水農業水利事業が左岸の1期が満額の1億1000万円、右岸の2期については50億9000万円を確保した。
 このほか、全国の港湾整備事業で2175億円(国費ベース)を計上。新興津地区国際海上コンテナターミナル第二バースの建設などが進む清水港については「08年度から新規着工された事業であり、引き続き着実に進めたい」(財務省担当者)としている。

43とはずがたり:2008/12/20(土) 20:19:00

Kyoto Shimbun 2008年12月20日(土)
大戸川ダム事業費は半減
県道工事削り5億円に
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008122000092&genre=A2&area=S00

 20日内示された2009年度予算財務省原案で、建設の是非が問われている大戸川(だいどがわ)ダム(大津市)の事業費は国土交通省の要求額10億円から5億円に半減された。京都や滋賀の4府県知事による建設反対表明を受けて地質調査費は認めなかったが、同時に滋賀県が強く要望していたダム建設に伴う県道工事費も盛り込まれず、財務省は議論の推移を見守る形を取った。

 国交省は8月にまとめた概算要求で、事業費10億円にダム建設を前提とした水没予定地での県道付け替え工事や地質調査費を計上していた。しかし11月に流域4府県知事が建設反対を表明。大戸川ダムを含む淀川水系の河川整備計画はまだ策定されていないが、財務省は「知事の反対意見を押し切って来年度の工事をやるものではない」と判断した。

 一方、県道工事を認めなかったことについて、財務省は「建設するかどうか分からないのに、ダム前提の道路を先に造れない」と説明した。建設中止の場合はダム予算で県道工事は行えないとする国交省の考え方通り、国に整備を求める府県知事側の主張は認めなかった。

 その結果、財務省原案には、現地事務所での人件費やすでに工事を終えた場所の保全対策、大戸川の観測調査費といった維持管理費だけが盛り込まれた。

 国交省河川局は「滋賀県議会でさまざまな議論があり、今後、流域府県知事の正式な意見を踏まえて作る河川整備計画が出る前なのでコメントは難しい。事業費はゼロではないので中止になったわけではない」と話した。

 財務省原案ではまた、同じく知事が反対を表明した川辺川ダム(熊本県)でも要求額の34億円からダム建設に伴う調査費など13億円が削られた。
 嘉田由紀子滋賀県知事は「知事意見書案については、現在、県議会で議論をいただいているところであり、ダムの内示についてのコメントは差し控えたい」とした。山田啓二京都府知事は「原案内示の段階ではコメントのしようがない」と述べた。

45とはずがたり:2008/12/21(日) 13:53:55

森吉山ダムに31億5000万円 09年度予算の財務省原案
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081221a

 20日に内示された2009年度予算の財務省原案で、本県関係の公共事業の一部が判明した。事業費が最も大きいのは11年度の完成を予定している国直轄の森吉山ダム(北秋田市)で、31億5000万円(うち国費25億7000万円)を計上。取水・放流設備、管理設備の工事を実施するほか、水をためて安全性を確認する「試験湛水(たんすい)」に着手する。

 森吉山ダムは07年度に本体工事を終えており、同年度末の進ちょく率は事業費ベースで92%。内示額は国の概算要求額(34億5000万円)の91%だった。

 補助ダムでは、10年度に完成予定の砂子沢ダム(小坂町)に県の要望通り20億円(国費10億7300万円)が内示された。試験湛水やダム周辺の整備工事などを行う。
(2008/12/21 09:30 更新)

46とはずがたり:2008/12/21(日) 14:07:30
>>43
世古は大津市選出の自民党県議。決議阻止しようとしてるんちゃうか。

Kyoto Shimbun 2008年12月19日(金)
ダム中止の知事意見案採決持ち越し
滋賀県会、委員長体調不良で
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008121900213&genre=A2&area=S00

 滋賀県議会の琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会は19日、大戸川ダム(大津市)建設中止を求める嘉田由紀子知事の意見案を審議中、世古正委員長が体調不良で病院に搬送されたため、この日に予定していた採決を22日に持ち越した。

 西川敏輝副委員長によると、世古委員長は搬送前に「重要案件なので自分がぜひ(委員会を)運営したい」と話していたといい、各会派の委員の話し合いで、世古委員長の回復を待つことを決めた。同特別委員会は22日の最終本会議前に開かれる。
 意見案には民主党・県民ネットワーク、対話の会・びわこねっと、共産党県議団の3会派が賛成する方針。3会派で同特別委員会、本会議とも過半数を占めており、いずれも可決される見通し。

47とはずがたり:2008/12/22(月) 18:27:29

ダム「中止」意見案採決で紛糾
滋賀県会 自民系、先送り要求
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008122200104&genre=A2&area=S00

 大戸川ダム(大津市)建設中止を求める知事意見案をめぐり、滋賀県議会は22日午前、採決を持ち越していた琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会を再開する予定だったが、ダム建設推進を訴える自民党・湖翔クラブが特別委の先送りを主張するなど、紛糾している。県議会は同日が会期末で、知事意見案に賛成の会派からは「このままだと、審議未了で廃案になる」と懸念の声も出ている。

 知事意見案は19日の特別委で採決する予定だったが、世古正委員長が体調不良で途中退席したため、採決を22日午前に行うことになっていた。

 しかし、この日午前の議会運営委員会では、同クラブの議員が「まず本会議を開き、ダム関連以外の案件を先に採決すべき」として特別委の先送りを主張。これに対して、意見案への賛成で一致している民主党・県民ネットワークなどは「合意通り先に特別委での採決を行うべき」と譲らなかった。

 上野幸夫議長が「特別委を時間制限で先に行い、本会議後、特別委を再開する」とのあっせん案を出したが、結論は得られず、足踏み状態が続いている。
 特別委、本会議ともに、同ネットと対話の会・びわこねっと、共産党県議団の3会派が過半数を占めており、意見案はいずれも賛成多数で可決される見通し。しかし、三会派の議員からは「ダム関連の採決を後回しにした場合、議長が会期延長を宣言せず、意見案が審議未了で廃案になる可能性がある」と警戒する声が出ている。

48千葉9区:2009/01/09(金) 00:24:25
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/ho90108b.htm?from=tokusyu
3知事「大戸川」予定地視察


大戸川ダム建設予定地周辺で進められている付け替え道路の工事現場を視察する(中央左から)嘉田・滋賀県知事、山田・京都府知事、橋下・大阪府知事(8日午前、大津市で)=奥村宗洋撮影 国に大戸川ダム(大津市)建設計画の白紙撤回を求めている滋賀県の嘉田由紀子知事、大阪府の橋下徹知事、京都府の山田啓二知事は8日、ダム予定地一帯を視察した。3知事がそろってダム計画の地元を訪れるのは初めて。

 滋賀県議会では昨年末、国に提出する知事意見書案を巡って与野党会派が対立して定例議会が流会、意見書案を含む全議案が廃案。再審議の臨時議会が9日に開会するため、3知事の連携をアピールして意見書案の可決を図ろうと、嘉田知事が呼びかけた。

 3知事はマイクロバスの車中から予定地を視察したほか、大津市上田上大鳥居町で周辺整備事業の一つである付け替え道路工事の状況を確かめた。

 同県甲賀市内であった記者会見では、付け替え道路工事について、橋下知事が「ダムなしで道路なしは考えられない」、山田知事は「行政としての責任は果たしていかないとならない」と述べ、ダム建設が中止となった場合の両府の負担金の支払いに前向きな姿勢を見せ、嘉田知事は「状況を共有できたのはありがたい」と歓迎した。

(2009年01月08日 読売新聞)

51千葉9区:2009/01/13(火) 23:20:08
>>48
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009011300153&genre=A2&area=S00
滋賀県会、対立構図変わらず
大戸川ダム中止知事意見案

知事意見案の疑問点をただす「自民党・湖翔クラブ」の山田尚夫議員(大津市・県議会本会議場)
 大戸川ダム(大津市)建設中止を求める知事意見案を審議する滋賀県議会の本会議質疑が13日開かれた。昨年12月に議会が流会して以降、全6会派の代表があらためて意見案への姿勢を表明した。民主党・県民ネットワークなど3会派が意見案を支持、自民党・湖翔クラブなどが反対する構図はほとんど変わらなかった。

 ■3会派支持、自民反対

 民主党の西川敏輝議員は「(ダム計画は)治水上、ダムしかないときに限られるべき」としたうえで、知事意見案について「全国が注目しており、国の河川政策や公共事業の歴史を変える大きな一歩」と評価した。

 議会定数の過半数を占める民主党と対話の会・びわこねっと、共産党県議団の3会派は今回も意見案支持で一致している。対話の会の木沢成人議員は「治水政策の転換を、全国的な世論につなげる活動を」と述べ、共産党の西川仁議員も「住民とともに進める河川管理の視点が貫かれている」と理解を示した。

 これに対し、自民党の山田尚夫議員は、付け替え県道の整備や大戸川の河川改修の実現性が不透明と主張し、「(ダム中止は)パフォーマンスとしてはいいが、政治と行政は結果責任が問われる」と批判。公明党の梅村正議員も、ダム建設を要望する地元住民とのねじれを挙げて「継続審議も選択肢の一つ。もっといろんな意見を包含すべき」と求め、いずれも意見案に否定的な姿勢を示した。

 嘉田知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」の推薦を受けた保守系議員でつくる湖政会の西村久子議員は、前回同様、河川改修の実現などに疑問を示す一方で、「河川改修を下流に認めさせたのは大きな功績」と、知事の姿勢を一定評価もした。

52とはずがたり:2009/01/16(金) 02:11:25

未完の決着
中海干拓
http://www.chugoku-np.co.jp/nakaumi/index.html

53千葉9区:2009/01/17(土) 11:45:09
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2009011600231&genre=A2&area=S00
嘉田知事と自民 対立激化
「大戸川ダム中止」可決

 国に大戸川ダム(大津市)建設中止を求める嘉田由紀子知事の意見案が16日、臨時県議会で可決した。最大会派「自民党・湖翔クラブ」は徹底抗戦を図ったが、最後はかつて自らが誇った「数の力」に屈した。ダム中止に激しく反発した自民党と嘉田知事の溝が今後、さらに深まるのは必至だ。

 「知事も数ありきで、賛成会派も数ありき。数の横暴だ」。意見案可決後、自民党の三浦治雄代表は憤りを隠さなかった。

 自民党は議会審議で、意見案に反対するダムの地元団体や大津市などの声を背景に、疑問点を繰り返し追及した。昨年12月に定例議会が流会して意見案が廃案になった後、知事に文書で修正を申し入れた。

 しかし、嘉田知事は「修正する理由がない」と受け入れず、一字一句変えずに臨時議会に再提案した。意見案支持で一致した「民主党・県民ネットワーク」など3会派の結束も固く、数で劣る自民党が突き崩すことはできなかった。

 自民党は、単独で過半数を確保していた一昨年2月の県議会で、ダム凍結を掲げた嘉田知事から「ダム以外の治水対策は困難」との容認発言を引き出すことに成功していた。だが、その2カ月後の県議選で、嘉田知事を支持する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」の候補が躍進するなどし、自民党は過半数を割り込み、議会の主導権を失った。

 16日の臨時議会閉会後、自民党の議員は「2月はもめるだろう」と漏らした。焦点は新年度当初予算案を審議する2月県議会に移る。福祉医療費削減やRD産廃処分場問題などが争点とみられる。

 来年7月の知事任期満了をにらみ、「そろそろ対抗馬擁立を考えるべき」との声も自民党会派内で上がり始めた。嘉田知事と自民党の間には、さらに緊張感が高まりそうだ。

 ■流域住民や地元自治体は一斉に反発、落胆

 ダム中止を求める知事意見案が可決された16日、治水や地域整備のためダム建設を求めていた地元自治体や大戸川流域住民は一斉に反発した。

 採決を傍聴した大戸川ダム対策協議会の南部正敏会長(67)は「数の論理で押し切られた。知事には結局、最後まで聞く耳を持ってもらえなかった」とつぶやいた。移転住民でつくる大鳥居地域開発協議会の小林茂宜会長(65)は「知事は40年にわたる時間の重みや、苦渋の思いで集団移転した住民の心情に対して、何も感じないのか」と落胆した。

 大津市の目片信市長は「住民団体の熱い願いが聞き入れられなかったことは非常に残念。今後はダムの早期完成に向け国に強く要請していく」と、引き続き建設を求める姿勢を示した。甲賀市の中嶋武嗣市長は「非常に残念。県道の付け替えなどダム建設関連事業や、今後の上流域の河川整備に大きな影響が生じてくる」と懸念した。

54千葉9区:2009/01/17(土) 11:51:07
流域に不満、戸惑い 川辺川治水協議スタート 具体的議論 入れず 「結論はいつ…」 五木村長ため息
2009年1月14日 01:26
 蒲島郁夫知事の川辺川ダム計画反対表明を受けて、県庁で13日、開催された国、県、流域自治体のトップによる「ダムによらない治水を検討する場」の初会合は、各首長から議論の前提や運営方法に関して、戸惑いの声が相次ぎ「会議に意味が見いだせない」と不満の声も上がった。

 「会議の前に確認したい。安全度を落とすことなく、ダムによらない治水が可能なのか、検討する場ということで理解していいのか」

 協議に入る前、ダム推進派の坂田孝志・八代市長らが何度も国に確認を求めた。80年、100年に1度の大洪水を想定し、予想最大流量と実際の流量の差をダムで埋めることが基本だったこれまでの治水論議。推進派は、その前提にこだわった。

 これに対し、田中信孝・人吉市長がダム反対の立場から反論し「安全度だけでなく、環境や民意など社会的な要件も加味すべきだ」と述べると、川辺川ダム建設促進協議会長の柳詰恒雄・球磨村長が「そんなに幅を広げたら、結論がいつまでも出ないよ」と横やりを入れた。

 かつてダム推進で一枚岩だった流域市町村。昨年、相良村長、人吉市長が相次いでダム反対を表明し、同調する自治体も現れたことから、流域は推進派と反対派が対立する事態となった。

 かみ合わないのは安全面の議論だけではなかった。国は「結論を誘導してはいけない。流域自治体や県のアイデアを国が技術的に検討する」との立場を取ったことに不満の声も出た。

 森本完一・錦町長は「国と県が一生懸命考えて市町村に示すべきだ。市町村に意見を聞くだけでは、これまでの議論と同じように、平行線をたどる」と漏らした。

 約2時間の協議は結局、具体的な話し合いに入れなかった。ダム計画で中心部が水没する五木村の和田拓也村長は「結論まで3カ月と思っていたが、これじゃ1年か2年になる」とため息をついた。

 傍聴したダム反対派の住民は「責任の押しつけあい。まったく期待外れの会議」と、怒りをあらわにした。

=2009/01/14付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/70783

55とはずがたり:2009/01/20(火) 19:00:36
この辺か。
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=35/33/19.431&el=139/45/16.021&scl=10000&bid=Mlink

2009年1月10日(土)
特養ホーム、堤防外に放置
都、防潮堤の建設計画なし
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009011000155&genre=A1&area=Z10

東京都大田区にある福祉施設「サンタフェガーデンヒルズ」=08年3月、共同通信社ヘリから
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/civil-engineering/P2009011000155.jpg

 東京都の防潮堤の外側で、東京湾の高潮をかぶる恐れのある大田区東糀谷の敷地に、特別養護老人ホームなどが入った大規模複合福祉施設が2007年4月から開業しているが、都が09年度予算を含め当面、施設を高潮から守る堤防の建設を計画していないことが10日、分かった。

 都港湾局は「現場に防潮堤を建設すると100億円以上の予算が見込まれる。一民間施設のためにどこまで防潮堤を整備するのかという問題もある」と説明。お年寄りら入所者は、都の防潮ラインの外側に置き去りにされたままになりそうだ。

 社会福祉法人善光会が運営する「サンタフェガーデンヒルズ」(入所定員320人)で、10階建てビルに特養ホームや介護老人保健施設などが入っている。善光会によると、約300人が入所しているという。

 都は伊勢湾台風などの高潮被害を教訓に1960年代後半、施設周辺に海面からの高さ約4・6メートルの防潮堤や開閉式の陸上防潮扉を建設した。

 敷地には当時、造船所があったため、東京湾に面した東側と南側には防潮堤を造らず、陸地側の北側と西側を防潮堤で囲んだ。敷地の北西角には防潮扉があり、扉が開いていないと車で敷地に出入りできない構造だ。
 善光会は、防潮施設として施設のビル1階の周囲に既存の防潮堤と同じ高さの擁壁を設置、「安全性に問題はない」と主張するが、港湾局幹部は「擁壁は防潮施設としては不十分といわざるを得ない」と指摘する。(共同通信)

56とはずがたり:2009/01/21(水) 19:04:46
濾過ぐらい漢字で書いて欲しい。
此の記事は利水スレに投下するけど本質的には環境問題であり,アオコの無い八郎潟が本来実現するべきなのである。
選定に際して色々揉めもしたようである。。行革スレに投下しても良かったかも知れぬ。

ろ過装置搬入、4月稼動へ準備着々 八郎潟町の高度浄水処理施設
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090121g

 八郎潟町が今年4月1日の供用開始を目指し、水道水からアオコの影響を完全除去するための高度浄水処理施設の設置作業を同町字上昼根で進めている。20日にはろ過装置の「マイクロストレーナー」が建設現場に搬入された。町は「計画通りに事業は推移している。アオコの影響のない、安心で安全な水を町民に提供したい」と話している。

 同施設は、町浄水場北側の町有地(敷地面積約1285平方メートル)で建設工事が行われている。馬場目川から取水した水からアオコや微生物をマイクロストレーナーを使ってろ過後、オゾン処理と活性炭処理を行い、水からアオコによるカビ臭を除去する。1日当たりの処理能力は3000立方メートル。町によると、これらの設備が県内の浄水処理施設に導入されるのは初めてで、東北では福島県郡山市に次ぎ2件目。

 マイクロストレーナーはステンレス製で、直径1・5メートル、長さ2メートル、重さ2トンの筒状の装置。内部に目の細かい網状のフィルターを3枚重ねで取り付けてろ過する。処理能力は毎分0・5立方メートル。20日午前9時ごろに新潟県内の工場から大型トラックで建設現場に到着した。

 同施設は、昨年3月の臨時議会で工事請負契約案が契約方法をめぐって議員の賛同を得られず否決されたが、同7月の臨時議会では賛成多数で可決した。事業費は約5億円。
(2009/01/21 10:35 更新)


アオコ除去施設、入札方式変え選定へ 八郎潟町、全員協に方針説明
http://59.106.114.232/topic/464680
- 08/04/24 | さきがけon The Web

 八郎潟町議会全員協議会が24日開かれ、町当局は、先月の臨時議会で否決されたアオコ除去のための高度浄水処理施設工事請負契約締結案について、入札方式を指名競争入札から「条件付き一般競争入札」と「総合評価落札方式」の双方を合わせた方式に変更し、業者選定を行う方針を示した。  新たな入札では、入札価格だけでなく技術提案や施設の能力、業者の地域性などを加味して選定する。県や町のホームページなどを通じて業者を募集する予定。  町は現在の町浄水場北側に同施設の建設を計画、オ....


アオコ除去施設を否決 八郎潟町議会、入札に疑問相次ぐ
http://mediajam.info/topic/431686
- 08/03/26 | さきがけon The Web

 八郎湖のアオコを除去するために八郎潟町が計画している高度浄水処理施設整備事業について、同町臨時議会は25日開き、同施設工事請負契約締結案を起立採決の結果、賛成1、反対8(定数12、欠席2、議長除く)の賛成少数で否決した。同町の懸案事業は白紙に戻り、上水道供給の在り方に関し、町は根本から見直しを迫られることになった。  計画によると、施設は現在の町浄水場北側に建設、オゾン処理と粒状活性炭処理を組み合わせることでアオコ特有の色やカビ臭を除去した水道水を供給するもので、完...

八郎潟町 高度浄水処理施設町民説明会。
2007/10/23 07:41
http://kotolog.blog58.fc2.com/?mode=m&no=306

総事業費は521,700千円。
水道料金は?当たり、20円値上がりし、240円になるそうです。
(下水道料金は現行のまま。)

この水道料金、ちょっとすごいですよね。

これに対しての参加者からの質問ですが・・・
みなさんから厳しい意見が続出し、
「中学生の前でそんなにケンカ腰の説明会にならないように」
となだめられる場面も・・・。

57千葉9区:2009/01/25(日) 16:04:16
http://www.asahi.com/politics/update/0125/SEB200901250002.html
佐世保市職員400人、ダム建設促進集会へ 公務扱いで(1/2ページ)
2009年1月25日14時23分

 長崎県と同県佐世保市が建設を計画している石木ダム(同県川棚町)の早期着工をめざして27日午後2時から同市で開かれる総決起集会に、市は全職員の2割に当たる約400人を公務扱いで出席させる方針だ。平日の集会で、定員2千人の会場の2割を市職員が占めることになる。事業は地元住民の反対で、30年以上も着工できない状態が続いている。

 石木ダム建設は、川棚町の治水と、慢性的な水不足に悩む佐世保市の利水が目的。75年に国の事業採択を受けたものの、水没予定地の13世帯が反対を続け、着工のめどが立っていない。

 こうした状況を打破するため、建設推進派の市民団体と市は「佐世保市民総決起大集会」を共催する。金子原二郎知事や県議会議長、川棚町長を来賓に招き、県土木部や市水道局の幹部がダムの必要性を訴える。

 市企画調整部によると、6日に「各課で職員の2割の集会参加をお願いしたい」と幹部職員に伝えた。すでに約390人の参加を確認しているという。

 市の動きに対し、23日には山下千秋市議(共産)が「平日に2割もの職員が参加すれば市民サービスが低下する。参加を強制するような動員は中止すべきだ」と市に申し入れた。「建設に賛否両論があるのに行き過ぎだ」と、市内部にも批判の声がある。

 一方、市は「ダム建設は市の最重要課題で建設促進は業務の一環。職員には通常業務に支障がない範囲で参加をお願いしている。強制ではない」と説明する。

 地方自治に詳しい中央大の今村都南雄教授(行政学)は「一般市民に参加を呼びかけるならまだしも、賛否が分かれる事業関連の集会へ市職員を大量動員するなど論外だ。市民や市議会はこうした市の行為を厳しくチェックすべきだ」と指摘している。(吉田啓)

     ◇
 ■石木ダム 長崎県川棚町の石木川を高さ55.4メートル、幅234メートルのコンクリートの堰堤(えんてい)でせき止め、総貯水容量約548万トンを確保する計画。県はダム完成後に1日当たり4万トンの水道水を佐世保市に供給できるとしている。水没予定地(約38ヘクタール)の13世帯が立ち退きを拒否しているが、県は08年7月、2016年度までに完成をめざす工期目標を初めて示した。

58とはずがたり:2009/01/25(日) 16:13:53
>>57
大した産業もない山間部の(←偏見です。調べた訳ではないっす)13世帯の立ち退きで慢性的な水不足に悩む佐世保市が多いに助かるならその公共性は,極めて高いと云わざるを得ないと思うんですけどねぇ。。

これに拠って無駄遣いする佐世保市と云う印象が付いてしまうとすると失敗なら問題を明らかにする煽りが目的なら已む得ない実力行使かも。
そもそも一般に総決起集会とか税金の無駄でしかないと思いますけど。

59千葉9区:2009/01/26(月) 21:32:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20090124-OYT8T00087.htm?from=nwlb
八ッ場ダム必要性どう判断 県支出差し止め訴訟結審 
利水・治水で対立 6月26日判決

 国が計画する八ッ場ダム(長野原町)に県が事業負担金を支出しているのは違法として、「八ッ場ダムをストップさせる群馬の会」(浦野稔代表)が大沢知事らを相手取り、支出の差し止めと損害賠償などを求めた住民訴訟が23日、結審した。判決は6月26日。負担金を支出する1都5県で同時に起こされた住民訴訟のうち、東京都と茨城県の訴訟はすでに結審し、今春以降、相次いで判決が出される見通しだ。年内の本体工事着手を控え、ダムの必要性について司法がどこまで踏み込んだ判断をするかが注目される。

◆争点

訴訟は、市民団体が04年9月に事業負担金支出の差し止めを求めて1都5県で一斉に行った住民監査請求が棄却されたことを受け、同年11月、各都県知事らを相手取って一斉に起こされた。

 前橋地裁では、法廷での審理が22回に及び、原告と被告はダムの必要性を巡り、利水と治水の両面で争ってきた。昨年11月には裁判官の現地視察も行われ、結審まで4年2か月を要した。

 原告側は、利水について、今後は人口減で水需要が減るため、ダムによる新たな水源開発の必要はないと主張し、治水面でも、伊勢崎市の八斗島基準点で毎秒2万2000立方メートルの水流まで対応することを想定した国の治水計画は過大と主張。必要のないダムへの支出は、地方自治法の定める「最小限の経費で最大効果を上げる義務」に違反するとしている。

 一方、県側は「治水・利水両面でダムの必要性は変わらない」との主張で一貫している。利水面では、ダム完成を前提とした暫定水利権で、すでに多くの自治体が水を使っていることを挙げる。治水については「雨の降り方次第で未曽有の被害につながる可能性がある。様々な降雨のパターンに対応するには、堤防やダムで総合的に対応する必要がある」(県特定ダム対策課)などと反論している。

◆地元

 地元自治体や住民も裁判の行方を注目している。

 長野原町では、水没予定地住民の代替地分譲が07年から始まり、09年度末までにほぼ完成する予定だが、現時点で十数世帯が移転したに過ぎず、希望者全体の1割に満たない。その間、代替地を希望しない住民の転出も進み、集落の維持が困難になってきた。

 中でも川原湯温泉の旅館は、施設の老朽化が進む中で改修もままならず、早期移転と再スタートを待ち望んでいる。豊田明美・同温泉旅館組合長は「代替地事業には県や下流都県のお金が必要。拠出されなければ生活再建できないので、判決が心配だ」と語る。

 高山欣也町長は「住民はもともとダムに反対だったが、国や県の生活再建案を前提として受け入れた。この期に及んで波風を立てられるのは迷惑」と原告側を批判。判決について「犠牲を強いられてきた住民に配慮し、棄却されることを望む」と話している。

◆狙い−−原告「1勝」で計画大幅影響

 原告側の最大の狙いは「1都5県の一つでも勝てば、計画に影響を与えることができる」(原告側弁護士)ことだ。4600億円の事業費のうち、群馬県は216億円を負担。他の都県も10〜952億円を負担している。各都県の裁判でこれらの一つでも「違法」とされれば、計画全体に影響が出る可能性がある。

 結審後会見した1都5県の原告団でつくる連絡会の島津暉之代表は「八ッ場は必ずしも首都圏で知られている存在ではなかったが、裁判によって多くの人に関心を持ってもらうことができた」と世論喚起の意義を強調した。提訴時から現在までの間に、民主党がダム建設見直しを次期衆院選での政権公約に掲げる方針を示すなど、ダム反対派の動きが活発化している。

 こうした中、国土交通省は新年度政府予算案に初めて本体工事費を計上、「首都圏の治水・利水いずれの面でも必要性に全く揺るぎはなく、下流都県からも早期完成を望まれている」(関東地方整備局)と、完成を急ぐ姿勢を崩していない。

(2009年1月24日 読売新聞)

60とはずがたり:2009/01/28(水) 07:52:45
水道統合「大阪市案軸」で合意 橋下知事と平松市長
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/1822
2009年1月23日

 大阪府と大阪市の水道事業統合をめぐり、橋下徹知事と平松邦夫市長が23日午前、意見交換し、大阪市が府の施設を引き継ぎ、水を府内市町村に送る市案を採用することで基本的に合意した。ただ、統合後の組織形態については、府内市町村を交えて今後、協議を続けることにした。
 統合後の組織形態については意見が分かれた。府は府内市町村の代表による議会で運営する一部事務組合方式、市は府の水道事業を引き継いだ上で、府内市町村が参加する協議会方式を提案していた。

61とはずがたり:2009/02/01(日) 19:12:07
いやぁ,こんな計画があったんですねぇ。すげぇすげぇ。
成田を泥沼化させた佐藤は此処でも超然主義を貫いたけど規模が大きいだけに着工は出来なかったか。

沼田ダム計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/沼田ダム計画

沼田ダム計画(ぬまたダムけいかく)とは、一級河川・利根川本流に建設省(現・国土交通省)によって計画され、地元である群馬県沼田市の猛反対によって白紙撤回された日本最大の多目的ダム計画である。高さ125.0mの重力式コンクリートダムとして計画されていた。

ダム本体も高さ100mを超える大ダムであったが、沼田ダム計画が「巨大」と呼ばれる所以は貯水池の巨大さであった。完成していれば総貯水容量800,000,000トンと徳山ダム(岐阜県・揖斐川)の約1.5倍、ダム湖の面積(湛水面積)推定2,700haは朱鞠内湖(雨竜第一ダム。北海道・雨竜川)を超え、芦ノ湖の約4倍の面積となる。この巨大ダムによって利根川の洪水調節と東京都を始めとする首都圏への水需要を一挙に賄おうとしたが、群馬県の官民一体となった反対運動によって頓挫した「幻」のダム計画である。

1947年(昭和22年)関東地方を襲った雨台風・カスリーン台風は利根川水系にかつてない大水害をもたらした。埼玉県北埼玉郡大利根町付近で堤防決壊した利根川の水は、江戸川堤防を沿う形で南下。現在の幸手市・久喜市・春日部市等を2m以上浸水させ遂には東京都へ侵入。葛飾区・江戸川区・江東区・墨田区といった下町一帯を水没させ、大きな被害を与えた。

この未曾有の被害に対し政府は、旧内務省が1941年(昭和16年)に策定した「利根川改修増補計画」の大幅修正に迫られた。建設省は利根川の系統的な河川開発を推進するべく1949年に「利根川改訂改修計画」を策定したが、その中でダムによる洪水調節を本格的に盛り込み、結果利根川水系に7ヶ所、鬼怒川流域に2ヶ所(矢木沢ダム・藤原ダム(利根川)[矢木沢ダム・藤原ダム・奈良俣ダム・須田貝ダムhttp://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/51/12.090&el=139/04/15.500&scl=250000&bid=Mlink ]、相俣ダム(赤谷川)http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/42/29.269&el=138/53/47.999&scl=70000&bid=Mlink、薗原ダム(片品川)http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/38/14.367&el=139/10/20.829&scl=250000&bid=Mlink、八ッ場ダム(吾妻川)、坂原ダム(神流川。下久保ダムの前身)、五十里ダム(男鹿川)、川俣ダム(鬼怒川))が計画された。そしてその根幹施設として計画されたのが「沼田ダム」である。のダムを建設する計画を1952年(昭和27年)に発表した。

沼田ダムは1952年(昭和27年)に第3次吉田茂内閣によって閣議決定され、建設省関東地方建設局による正式な事業となった。ダム地点に選ばれたのは、利根川が狭い峡谷を形成する綾戸渓谷付近、群馬県渋川市赤城町棚下地先であり、JR上越線・棚下トンネルの西側付近http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/34/47.867&el=139/03/27.694&scl=70000&bid=Mlinkであった。計画当初は「岩本ダム」という名称であったがこれは直上流の沼田市(当時は利根郡沼田町であった)岩本地先に因んでいる。

検討の結果1959年(昭和34年)7月29日に答申された案が最終的な「沼田ダム計画」案となった。ダムの位置はほとんど変更がないものの、堤高125.0mの重力式コンクリートダムを建設し、直下流に逆調整用のダム(名称・型式・堤高不明)を建設するものであった。この「沼田ダム」は利根川の洪水調節に加え、首都圏の上水道・工業用水道の供給、大規模な発電を目的とする特定多目的ダム計画に変貌した。特に水力発電所は認可出力1,000,000kWを有し、佐久間ダム(静岡県・天竜川)の認可出力 (350,000kW) の約3倍という当時日本最大の水力発電所となる予定であった。これによって、首都圏の水需要と電力需要を一気に賄おうとしたのである。さらに付近の温泉地などとの観光拠点と連動することで、新たな観光客を呼び込むという副次的な効果も目的の一つに訴求していた。

62とはずがたり:2009/02/01(日) 19:12:42
>>61-62
 地図で水没予定地を見た場合北は赤谷川合流点を越えて利根郡月夜野町(現・みなかみ町)付近、群馬県道273号後閑羽場線の月夜野橋http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/40/43.348&el=138/59/56.153&scl=25000&bid=Mlinkまで水没する。また東では片品川が沼田市下久屋町付近http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/38/51.816&el=139/05/03.622&scl=25000&bid=Mlink、薄根川が沼田市岡谷町(関越自動車道・薄根川橋付近)http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/39/31.465&el=139/04/12.910&scl=25000&bid=Mlinkまで完全に水没する。沼田市は高台の一部がちょうど「鉤」型の半島状に残り、低地は全く水没する状態となる。上越新幹線や関越自動車道が沼田市付近では高台を通過しているのは、沼田ダム建設を念頭に置いたものといえなくもない。

 だが、「岩本ダム」・「沼田ダム」何れの計画にしても余りに地元への影響が多大であり、計画発表後直ちに地元の猛烈な反対を惹き起こす。
 沼田市が官民一体となって繰り広げたダム反対運動は世間の注目を浴び、国会でも問題になった。だが政府・建設省は基本的に「沼田ダム」の必要性を訴求、当時第三次池田勇人内閣の建設大臣であった河野一郎や小山長規も沼田ダム建設促進の姿勢を崩していなかった。

1966年(昭和41年)2月、第一次佐藤栄作内閣の建設大臣・瀬戸山三男が「沼田ダムは首都圏のために必要な事業で、建設を推進したい」と発言した事から沼田市は更に態度を硬化させた。この間には日本社会党や日本共産党も反対運動に加わり、反対運動は更に盛り上がりを見せた。これまで状況を静観していた群馬県庁・群馬県議会も「大勢の県民が犠牲となり、群馬県全体を混乱させる沼田ダム事業は容認できない」として、事業に対し反対する姿勢を見せたことから群馬県全体が官民一体でダム事業に対し明確な反対意思を表明。ここにおいて事業は完全に膠着化する状況となった。

佐藤内閣はそれでも「沼田ダム」建設推進の姿勢を崩さなかった。だが建設省はその後の利根川水系における治水計画・「利根川水系工事実施基本計画」の中で「沼田ダム」を盛り込まず、「本庄ダム計画」(烏川)[1965年(昭和40年)に当時の群馬郡榛名町(現・高崎市榛名湖町)本庄地先に建設省による「本庄ダム(湯殿山ダム)計画」が浮上し実施計画調査が行われたが立ち消えになって中止。場所はこの辺http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/22/52.584&el=138/50/33.224&scl=70000&bid=Mlinkか?]や「跡倉ダム計画」(鏑川)[この辺http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/12/02.473&el=138/46/43.920&scl=25000&bid=Mlinkか?これも立ち消え。]、「神戸ダム計画」(渡良瀬川)[草木ダムとして実現?]を進めるようになった。また、水資源開発公団(現・独立行政法人水資源機構)も「利根川水系水資源開発基本計画」で「沼田ダム」を盛り込まなかった。さらにダム計画の目的でもあった赤城・榛名大開田計画が水源を矢木沢ダムなどに求め、沼田ダム計画を利用しない形で1964年より群馬用水http://www.water.go.jp/kanto/gunma/sisetu/index.htmが建設され1969年(昭和44年)に完成、ダム計画地点の直上流にある綾戸ダム湖http://homepage2.nifty.com/tonegawa/03akagi/ayado-dam/ayadodam1.htm / http://dammania.net/?http://dammania.net/else/ayado.htmlに取水口を設置し潅漑用水供給が開始された。

 このように沼田ダム計画が次第に放置・形骸化する中で首班が佐藤から田中に交替する。田中内閣は沼田ダム計画については事業の再検討を行い,1972年(昭和47年)10月11日、第一次田中内閣の建設大臣である木村武雄は沼田市を訪問し談話を発表,ダム計画の白紙撤回を表明した。
「沼田ダム計画」はこうして封印されることとなり、その代わりとして草木ダム(渡良瀬川)や奈良俣ダム(楢俣川)が新規に計画され完成。渡良瀬遊水地と共に矢木沢・藤原・相俣・薗原・下久保の5ダムを合わせ現在の利根川水系8ダムが形成された。
八ッ場ダムは52年目にして補償交渉が妥結。現在本格的な本体工事に入ろうとしている。

63とはずがたり:2009/02/01(日) 19:29:06
>>61-62
ダムが出来ていれば関越道は湖畔を走る感じになっていそうだ。
上越線も17号も付け替えられ橋梁で片品川由来の入江を渡って沼田市街に到達,更に薄根川由来の入江を渡って月夜野方面へ向かう感じか。
まぁ難しいでしょうなぁ。

>特に水力発電所は認可出力1,000,000kWを有し、佐久間ダム(静岡県・天竜川)の認可出力 (350,000kW) の約3倍という当時日本最大の水力発電所となる予定であった。
これがどの程度の規模なのか調べてみたけど見つからなかった。クソほどにも役立たなかった資源エネルギー庁のしょぼしょぼのウェブサイトは引っかかったけど。。

64とはずがたり:2009/02/01(日) 19:30:06
CO2削減へ 水力発電所改修で出力1割増加 東北電力
2009.1.24 02:48
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/niigata/090124/ngt0901240249000-n1.htm

 東北電力新潟支店は23日、地球温暖化対策として二酸化炭素の排出削減につなげるため、阿賀野川のダムに設置している水力の豊実発電所(阿賀町豊実)と鹿瀬発電所(同町鹿瀬)を改修し、それぞれ出力を約1割増加させる計画を発表した。

 両発電所は建設から約80年を経て老朽化している。計画では、豊実発電所は平成20〜25年度に、鹿瀬発電所は22〜26年度に改修を行い、改修後の最大出力はそれぞれ6万1800キロワット(5400キロワット増)、5万4100キロワット(4600キロワット増)にアップする。その分、火力発電所の火力を抑制でき、二酸化炭素排出の減少につなげられるという。

 東北電力の水力発電の割合は約13%。県内には11ダムに17発電所が設置されているが、豊実、鹿瀬両発電所以降の改修計画は決まっていない。

65とはずがたり:2009/02/01(日) 20:03:08
>>63
JPowerなんてふざけた名前は俺は認めんヽ(`Д´)ノ電発と云う恰好ええ略称があるではないか!!
で,電発の発電能力一覧は見つかった。

下郷と新豊根・奥清津がでかいな。沼田ダムが出来ていれば此のクラスが出来たと云う事か。
で,佐久間と同規模が田子倉・池原,更に電発ではないけど黒部川第四。
新豊根級と佐久間級の中間規模に奥只見・奥清津第二・沼原などがある。奥只見級と呼ぶべきか。

もう新規の開発余地はないのかね?ダムは自然破壊ではあるけどCO2を余り出さない。

水力発電所一覧
http://www.jpower.co.jp/bs/field/suiryoku/ichiran.html
発電所名 水系−河川名 所在地 発電所形式 最大出力(kW) 運転開始
下郷 阿賀野川−小野川 福島県南会津郡下郷町 ダム水路式(揚水式) 1,000,000 S63.04.01
奥只見 阿賀野川−只見川,袖沢 福島県南会津郡檜枝岐村 ダム水路式 560,000 S35.12.02
大鳥 阿賀野川−只見川 福島県南会津郡只見町 ダム式 182,000 S38.11.20
田子倉 阿賀野川−只見川 福島県南会津郡只見町 ダム式 390,000 S34.05.30
滝 阿賀野川−只見川 福島県大沼郡金山町 ダム式 92,000 S36.12.05
奥清津 信濃川−清津川,カッサ川 新潟県南魚沼郡湯沢町 ダム水路式(揚水式) 1,000,000 S53.07.07
奥清津第二 信濃川−清津川,カッサ川 新潟県南魚沼郡湯沢町 ダム水路式(揚水式) 600,000(30万kW×2) H08.06.01
沼原 那珂川−那珂川 栃木県那須塩原市板室 ダム水路式(揚水式) 675,000 S48.06.30
新豊根 天竜川−大入川 愛知県北設楽郡豊根村 ダム水路式(揚水式) 1,125,000 S47.11.30
佐久間 天竜川−天竜川 静岡県浜松市天竜区 ダム水路式 350,000 S31.04.22
御母衣 庄川−庄川 岐阜県大野郡白川村 ダム水路式 215,000 S36.01.14
長野 九頭竜川−九頭竜川,石徹白川 福井県大野市 ダム式(揚水式) 220,000 S43.05.25
手取川第一 手取川−手取川,瀬波川,尾添川 石川県白山市 ダム水路式 250,000 S54.08.12
十津川第一 新宮川−新宮川,滝川,芦廼瀬川 奈良県吉野郡十津川村 ダム水路式 75,000 S35.10.01
池原 新宮川−北山川,池郷川 奈良県吉野郡下北山村 ダム式(揚水式) 350,000 S39.09.20
七色 新宮川−北山川 和歌山県東牟婁郡北山村 ダム水路式 82,000 S40.07.28
二又 奈半利川−奈半利川 高知県安芸郡北川村 ダム水路式 72,100 S38.01.28
川内川第一 川内川−川内川 鹿児島県薩摩郡さつま町 ダム式 120,000 S40.02.28

参考
関電
黒部川第四 黒部川 最大出力 335,000kW
http://www.kurobe-dam.com/whatis/index.html

66千葉9区:2009/02/03(火) 21:32:37
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000300902030001
ダムどうする 川辺川・荒瀬

治・利水 根拠ない/路木ダム
2009年02月03日

  県営路木ダムの建設に反対する市民グループが1日夜、天草市河浦町の一町田小第一分校体育館で「路木ダム報告会」を開き、地元住民や漁業関係者ら約50人が参加。「ダム建設の目的である治水事業や利水事業には根拠がない」などと主張した。


  ダム建設のきっかけとされた82年7月の水害について「路木ダムを考える河浦住民の会」の小川浩治代表は「住民への聞き取り調査で、被害がなかったことは明らか」と批判。利水事業について「天草の海を考える会」の植村振作代表が「必要な水は今の施設で足りる。一町田川や砂防ダムなどから引いてもいい。水源はある」と主張した。


  「荒瀬ダムの撤去を求める会」の本田進会長は「我々は50年ダムに泣かされてきた。ダムは絶対造るべきではない。造れば川も海もだめになる」。「羊角湾を守る漁民の会」の松本基督さんは「羊角湾には魚介類産卵や稚魚生育の場所となるアマモ群生地があり、天草西海岸の漁業を支えている。ダム建設は漁獲量減少や水産業衰退につながる。路木ダム建設の金を荒瀬ダム撤去に使うよう求め、運動も連携したい」と訴えた。


  地元の漁業関係者からは「ダムに賛成する人たちは水のことしか考えていない。影響は羊角湾で生活する漁民に来る」と話し、建設反対の署名活動を準備していることを明らかにした。

67とはずがたり:2009/02/04(水) 19:13:18
五木村振興に10億円 県が基金創設の方針
2009年02月04日
http://kumanichi.com/news/local/main/20090204005.shtml

 川辺川ダム事業の影響を受ける五木村の再建へ、県が総額十億円規模の基金を創設する方針を固めたことが四日、分かった。

 十億円は二億円ずつ五年がかりで拠出。初年度の二〇〇九年度予算案にも二億円を計上する。交付金として村が求める観光振興策などに使えるようにするとともに、村で展開する県事業にも充てる。

 ダムによる水没予定地を抱える五木村は、蒲島郁夫知事のダム反対表明後、振興策の取り扱いが焦点になっている。(小多崇)

68千葉9区:2009/02/04(水) 19:27:48
>>66
>「羊角湾を守る漁民の会」の松本基督さん
おっ、熊本4区で出てた人

69とはずがたり:2009/02/14(土) 14:55:06
成瀬ダム負担金で監査請求 横手の住民団体
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090214i

 国の成瀬ダム(東成瀬村)建設に反対している横手市の「成瀬ダムをストップさせる会」(奥州光吉代表)は13日、建設費の県負担分約260億円の差し止めと既に支出した約29億円の返還などを命じるよう求める住民監査請求を県監査委員に行った。

 同会は「農業用水の確保を建設の目的の一つに挙げているが、計画時に比べて水田面積が減っているため農業用水は不足していない」「洪水対策としても集水面積が小さく、効果が極めて小さい」などとして、寺田典城知事、県産業経済労働部長、県公営企業課長に対し、県負担金の支出差し止めと返還を命じることなどを求めている。

 同会は昨年末、同市十文字地区の住民ら50人で結成。12日までに22市町村から1667人の署名を集めた。今後も署名活動を続け、3月中旬に追加請求する。請求が棄却された場合は、県負担金の支出差し止めを求める住民訴訟を秋田地裁に起こす予定。
(2009/02/14 12:01 更新)

70とはずがたり:2009/02/17(火) 17:56:13

白洲町白須と云う地名は良い玉砂利が取れることと関係有るのかな?須玉なんて地名も有ったような気がするが。

2009年02月17日(火)
ダムの影響か玉砂利の採取困難に
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/02/17/14.html
北杜 大正から明治神宮に奉納
玉砂利を採取する地域住民=北杜市白州町白須(昨年9月)

 大正時代から東京・明治神宮に奉納してきた、北杜市白州町の神宮川の玉砂利の採取が困難になっている。地元住民によると、現在の採取場所は30年前に比べて約3キロ上流に移動していて、「川沿いに建設された砂防ダムの影響で全体量が減っているのではないか」との声も出ている。
 市白州総合支所によると、玉砂利は直径約4センチ。甲斐駒ケ岳から軟らかい花こう岩が釜無川支流の神宮川に流れ込み、川の中で砕けて丸くなる。明治神宮は1920(大正9)年の建立当時から拝殿前の中庭用の石に採用していて、地元住民が年間1500キロ余りを奉納している。
 毎年活動している住民の話では、30年ほど前は釜無川との合流付近で採取していたが、量が減少したことから場所を上流に移動していて、「現在地より上流になると、重機が入れないため作業ができない」という。減少の要因に挙げられているのが、59(昭和34)年の大災害を機に国などが建設した九基の砂防ダム。国土交通省富士川砂防事務所は「ダム建設で川の水が流れなくなったわけではなく、玉砂利の減少と関連付けるのは難しい。ダムは防災面で重要な役割を果たしていて、理解してもらいたい」としている。

71とはずがたり:2009/02/17(火) 17:58:19
>>66 >>68
これですね〜。

2005年熊本4区開票結果
当落 得票 候補者 政党 新旧
当 136,380 園田博之 自民党 前
落  63,169 松本基督 民主党 新

72とはずがたり:2009/02/19(木) 03:36:18
登米市・浄水場でまたトラブル 意識改革進まず
越流とのり面崩落が起きた現場
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090218t11031.htm

 昨年2月に大規模な水質汚濁事故が発生した宮城県登米市の保呂羽浄水場で16日、今度は施設から水があふれて付近ののり面が崩れる事故が発生した。原因はまたも職員のミス。危機管理体制の甘さや不十分な住民への広報など、前回の教訓が全く生かされていない事態に、市民は怒りを通り越してあきれ返っている。(登米支局・村上俊)

<バルブの確認怠る>
 事故が起きたのは、浄水作業中に発生する泥やごみなどの不純物を乾かして処理する「天日乾燥床」。施設改修工事を行うために午前9時半ごろから水を流し入れた際、容量がオーバーして水があふれ、側壁を支えるのり面の一部が幅30―40メートル、高さ3―5メートルにわたって崩れ落ち、約300立方メートルの土砂が流れ出た。

 市水道事業所によると、七つある乾燥床のうち三つに水を入れようとしたのに、バルブが完全に開いていたのが一つしかなかったため、水が集中した。職員はバルブ開閉の確認をしていなかった。

 市民の通報を受けて職員が駆け付けた午後2時半ごろまで、市側は誰も事故に気付かなかった。

<1年前は配水汚濁>
 昨年2月の配水汚濁事故は、国の認可を受けていない作業や監視体制の不十分さなど人為的ミスが重なって発生し、市内と涌谷町の一部で約2万3650世帯・事業所が水道水の使用が制限される被害を受けた。住民への周知も遅れ、当日の報道機関への連絡もファクス1枚だけだった。

 再発防止策の一環として、昨年3月に作成された作業マニュアルには「天日乾燥床のバルブは堆積(たいせき)土砂を確認しながら開にする」と明記されていた。マニュアルがあっても、職員の意識が変わらなければ何の役にも立たないことを如実に示している。

 今回の事故は、水道水の供給には直接影響がないとはいえ、土砂は崩落現場のすぐ下にある民間の倉庫にも達していた。

<情報ファクス1枚>
 市水道事業所の担当者は、市議会2月定例会に出席していた市幹部にメールで事故の概要を連絡。ただ、布施孝尚市長らが現場を視察したのは既にブルーシートによる応急措置も終わり、すっかり日が暮れた午後7時ごろだったという。今回も事故を説明する記者会見は開かれず、ファクス1枚の発表も前回と同じだった。

 翌17日の市議会で布施市長は「市民や議会に再びご迷惑を掛けおわびする」と陳謝した。「去年と同じ。何も学んでいない」と吐き捨てる市議もいた。

 庄子喜一議長は「再発防止を誓った管理体制はどうなっているのか。まだまだ職員の認知が甘い」と議長席から、市側の意識の低さを指摘する異例のコメントを述べた。

 登米市の水というライフラインの信頼性を取り戻すのは容易なことではない。まず、布施市長が自らの言葉で住民に対して説明責任を果たすことから始めてはどうか。
2009年02月18日水曜日

73とはずがたり:2009/02/23(月) 14:22:56
なーんか税金の無駄としか思えないんだけど。
どういう風に深刻な水不足が発生しているのかの説明が足りない。自民党政治家と土建屋と河川官僚を潤すだけの事業にしかみえないヽ(`Д´)ノ。

霞ケ浦事業で工事差し止め提訴へ 漁協が3月に
「シジミ漁も打撃」霞ケ浦導水工事差し止め2009/02/23(月) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
仮処分決定待たず提訴へ 霞ケ浦導水事業で漁協側(2月23日 05:00)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/664-665

霞ケ浦導水事業
http://www.ktr.mlit.go.jp/dousui/
霞ヶ浦導水事業は、那珂川、霞ヶ浦、利根川をつなぐ地下トンネルをつくり水資源の有効利用を図る流況調整河川です。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/civil-engineering/kasumi00.html
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/civil-engineering/image01.gif
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/civil-engineering/image01_2_b.gif
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/civil-engineering/image02.gif

74とはずがたり:2009/02/24(火) 01:37:50
石木ダム計画 反対派 面会を直接拒否 路上で50人「帰れ」 知事や市長ら引き返す
2009年2月24日 01:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/79100

 県が川棚町に計画する石木ダムについて、金子原二郎知事と朝長則男佐世保市長、竹村一義川棚町長が23日夜、ダム建設に反対する地権者に面会を求め、同町を訪れたが、反対派の住民など約50人が「帰れ、帰れ」などとシュプレヒコールを上げながら、面会指定場所に通じる道路をふさいだため、金子知事ら3人は約15分後に面会をあきらめ、引き返した。知事ら3人の面会訪問は昨年10月と12月にも行われたが、いずれも地権者は面会場所に現れなかった。直接拒否されたのは今回が初めて。

 この日、反対派の地権者などでつくる石木ダム建設絶対反対同盟の約50人は午後6時半ごろから、県が面会場所に指定していた石木ダム生活相談所から約100メートル手前の路上に「ダム反対」のゼッケンや鉢巻き姿で集結、「ダム建設見直しを」と書いた横断幕を掲げた。

 同50分ごろ、車で到着した知事らが車から降りて近づいたところ、反対同盟側から「ダム反対」「帰れ」と怒号が上がった。知事らは「相談所で話し合いましょう」「ここを通してください」と申し出たが、折り合わなかった。朝長市長は「きょうは残念だ。また来たいと思う」と述べた。

 反対同盟の岩下和雄代表(61)は「知事や市長は『まず建設ありき』の姿勢で、ダムを白紙撤回するまで話し合いには応じない。今回の面会も私たちの考えを無視したパフォーマンスだ」と話した。

 石木ダム計画をめぐっては、川棚町の移転対象家屋67世帯のうち54世帯が補償費を受け移転。残る13世帯がダム建設反対を訴え、移転に応じていない。これに対し、県は昨年7月、2009年度からダム周辺の付け替え道路工事に着手、16年度の完成を目指す事業工程表を作成。金子知事は地権者との話し合いを優先するとしながらも「工程表通り進めたい」と述べ、新年度がダム計画の正念場になるとの見解を示していた。

=2009/02/24付 西日本新聞朝刊=

75千葉9区:2009/02/24(火) 23:27:11
石木ダム:「お願い」の知事や市長に、住民「帰れ」コール /長崎
 県が川棚町に建設を計画し、地元住民が反対している石木ダム問題で、金子原二郎知事や朝長則男市長らが23日、住民への「お願い行動」として同町岩屋郷を訪ねたが、住民約70人が「帰れ」とシュプレヒコールを上げ、説得を拒否した。

 知事と市長は午後7時から岩屋郷にある「生活相談所」で住民を待つ予定だった。「お願い行動」は3回目。これまでも事前に住民側に通知して待ったが「ダム計画を一度白紙に戻しての話し合い」を求める住民は応じなかった。

 住民の松本好央さん(34)によると同日、シュプレヒコールを受けた知事や市長らは20〜30分間、「相談所で話し合おう」と呼び掛けたが、住民は「帰れ」と連呼したという。

 松本さんは、度重なる「お願い行動」や、1月に市が開いた総決起集会にも言及し、「これまで無視してきたが、あまりにも言いたい放題したい放題だ。地元住民としての意思を示すために今回は行動した」と語った。【山下誠吾】

〔佐世保版〕

76とはずがたり:2009/03/01(日) 12:49:51
>整備局によると、国所管のダムは利水自治体や企業が負担金を国に払う一方、ダムの立地自治体は支払いを免除され、利用者の負担金分を国から交付される。
>いったん(市から国に)交付金を返還してもらった上で、誤徴収分を市に返すことになる
なんなんだ,このまどろっこしくて面倒くさいシステムは?
いざとなったら補助金を止めんどごらぁ,国の云う事聞けやな,ええな。って事なんか?

誤徴収:合併で混乱? 南魚沼市にダム利用料を1億4000万円−−国交省 /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090227ddlk15010077000c.html

 国土交通省北陸地方整備局が、南魚沼市にある三国川ダムの利用料約1億4000万円を同市から誤って徴収していたことが26日、分かった。しかし、同額が同市に交付されており、整備局の担当者は「本来、必要のないやり取りだった。市町村合併で(事務手続きが)混乱したのかもしれない」と話している。

 整備局によると、国所管のダムは利水自治体や企業が負担金を国に払う一方、ダムの立地自治体は支払いを免除され、利用者の負担金分を国から交付される。

 同ダムは旧六日町にあり、過去には同地域の水道企業団が負担金を支払っていた。しかし、04年以降の合併でダムの所在地が南魚沼市に変更、利水者も同市企業部となるなど、利水自治体と立地自治体が同一となったにもかかわらず、同様のやり取りが続けられてきたという。誤徴収と誤交付は07年度までに約1億4000万円に上る見通しだ。

 整備局は「そもそもは法律認識にミスがあった」と陳謝し「いったん(市から国に)交付金を返還してもらった上で、誤徴収分を市に返すことになる。複雑な手続きだが、損失は出ないようにしたい」と説明した。【渡辺暢】

毎日新聞 2009年2月27日 地方版

77とはずがたり:2009/03/03(火) 13:54:34
>宇治市は治水最優先の立場で大戸川ダム建設を国や府に求めている。
天ヶ瀬ダムとかでは宇治の治水は不十分なんか?

Kyoto Shimbun 2009年3月3日(火)
流域の意見反映せず
淀川水系知事意見で宇治市長
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009030300079&genre=A2&area=K20

 京都府の山田啓二知事が淀川水系河川整備計画案に対する知事意見を国に提出したことを受け、宇治市の久保田勇市長は2日、「最も尊重されるべき流域自治体の意見反映が不十分な意見」と府を批判するコメントを出した。

 久保田市長は京都と滋賀、大阪の3府県知事が大戸川ダム建設中止に合意し「地域のことは地域で決める」などと発言したことに反発、「合意ありきの意見の押し付けは分権を錦の御旗にし、国主導が府県主導に変わっただけ」と指摘した。

 また、知事意見が瀬田川洗堰の全閉操作に関し、「天ケ瀬ダムと連動した確実な操作を」としていることついて「堤防強化・河道改修もできていない段階で、全閉操作解消の論議がされるだけでも極めて不愉快」とし、国に責任ある整備計画の策定を強く求めていく意向を示した。
 宇治市は治水最優先の立場で大戸川ダム建設を国や府に求めている。

78とはずがたり:2009/03/04(水) 02:44:21
JR東日本の信濃川不正取水
JR東日本信濃川発電所の不正取水問題

JRに取水全面停止申し入れ
新潟日報2009年1月27日
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/376

JR東、信濃川から不正取水 電力を山手線に使用
2009年2月7日
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/393

JR東日本が発電所の違法取水 水利権の許可取り消しへ
2009/02/12 19:25 【共同通信】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/395

JR東日本の信濃川不正取水:JR東の水利権取り消しを支持−−県が意見提出 /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090226ddlk15040122000c.html
 ◇「地元配慮を」

 JR東日本信濃川発電所の不正取水問題で、県は25日、同社の水利権を取り消すという国土交通省の処分方針を支持する一方で、他の水利用者に影響が出ないよう配慮するよう求める意見を同省に提出した。

 不正取水問題では、同省が泉田裕彦知事や二階俊博経済産業相の意見、同社の言い分などを聴取した上で最終的な処分を決定する。

 県が十日町、小千谷の2市と川口町に意見を聴いたところ、「処分は妥当」としながらも、不正取水が行われた宮中ダムの取水路をかんがいに利用している住民もいることから「関係利水者に支障がないよう措置してほしい」との回答を得た。県の意見は、これらの回答を盛り込んだもので、同省北陸地方整備局の担当者は「処分が(他の水利用者に)悪影響にならないよう対応したい」と話している。【渡辺暢】
毎日新聞 2009年2月26日 地方版

79とはずがたり:2009/03/21(土) 22:45:09

黒部川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
利水 [編集]
http://ja.wikipedia.org/wiki/黒部川

黒部川は水量が多く高低差もあるため、水力発電に有利な条件を備えており、大正時代から水力電源開発が始まっている。特に上流部では急峻な山岳地帯を舞台にして、壮絶とも言える工事が行なわれている。なかでも黒部ダムや黒部川第四発電所、関電トンネルといった通称「くろよん」と呼ばれる電源開発事業は最も有名であるが、その他にも戦前期の黒部川第三発電所の建設工事では「くろよん」を上回る犠牲者を出しているなど、黒部川の電源開発は多くの人命を失い、多大な労力を払いながらの事業となった。

一方、下流の扇状地でも、大正時代より灌漑用水などを活用した発電所建設が進み、全国でも珍しい低落差発電が行なわれている。

関西電力の発電所

愛本発電所 - 関西電力の発電所としては最下流に位置する。1936年6月4日発電開始。最大出力3万700kW、使用水量50.0m3、有効落差71.5m。

黒部川第二発電所 - (旧)柳河原発電所、愛本発電所に続いて建設された。黒部峡谷鉄道猫又駅付近にある。この発電所以降、電源開発はより上流部へと進められていく。小屋平ダムより取水。1936年10月30日発電開始。最大出力7万2000kW、使用水量47.2m3、有効落差177.0m。

黒部川第三発電所 - 戦時体制下における電力需要を背景に建設された。しかし、この発電所及び仙人谷ダムの建設に伴って行なわれたトンネル工事は、地底において摂氏150度を越える高熱の岩盤を掘り進むという過酷なものとなった。劣悪な労働環境、地熱によるダイナマイトの自然発火事故、物資輸送中の峡谷での転落事故、泡雪崩による宿舎の全壊事故などの被害が重なり、全工区で朝鮮人労働者を含む300人以上が犠牲[3]となっている(ちなみに黒部ダム建設の殉職者は171人)。小説「高熱隧道」の舞台でもあり、映画「黒部の太陽」の伏線ともなっている。仙人谷ダムより取水。1940年11月22日発電開始。最大出力8万1000kW、使用水量33.6m3、有効落差278.3m。

黒薙第二発電所 - 黒部川の支流である黒薙川に建設された。北又堰堤より取水。1947年12月26日発電開始。最大出力7600kW、使用水量6.2m3、有効落差152.6m。

黒部川第四発電所 - 黒部川第四発電所の項目を参照。

新黒部川第三発電所 - 黒部川第四発電所で利用した水の一部を再利用している。この導水路建設も戦前の黒部川第三発電所建設と同様、地熱との闘いとなった。仙人谷ダムからも取水。1963年10月7日発電開始。最大出力10万5000kW、使用水量46.0m3、有効落差269.0m。

新黒部川第二発電所 - 新黒部第三発電所で利用した水を直接再利用している。発電施設はすべて地下にある。1966年9月29日発電開始。最大出力7万4200kW、使用水量46.0m3、有効落差189.8m。

音沢発電所 - 出し平ダムから取水する。1985年7月18日発電開始。最大出力12万4000kW、使用水量74.0m3、有効落差193.5m。

新柳河原発電所 - 宇奈月ダムによって(旧)柳河原発電所が水没するため、代替として建設された。出平ダムなどから取水。1993年4月1日発電開始。最大出力4万1200kW、使用水量50.9m3、有効落差93.2m。

宇奈月発電所 - 宇奈月ダムから取水。2000年5月17日発電開始。最大出力2万kW、使用水量70.0m3、有効落差34.5m。

北陸電力の発電所

北陸電力の発電所は全て愛本発電所の下流にある
黒東第一発電所 - 最大出力5300kW。
黒東第二発電所 - 最大出力10400kW。
黒東第三発電所 - 最大出力7200kW。
黒西第一発電所 - 最大出力6800kW。
黒西第二発電所 - 最大出力2200kW。
黒西第三発電所 - 最大出力1300kW。

80とはずがたり:2009/03/21(土) 22:45:30

黒部ダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/黒部ダム

黒部ダムは、富山県中新川郡立山町、黒部川水系黒部川に建設されたダムである。ダムに貯えられた水を利用している発電所が黒部川第四発電所(黒四)である。

概要
黒部ダムは、富山県東部の黒部川上流に建設されたアーチ式コンクリートダム。発電に利用する水を確保することを主目的として関西電力によって建設された。ダムの高さ(堤高)は186mで日本一を誇り、現在でも破られていない。総貯水容量は約2億tで北陸地方で屈指の黒部湖を形成する。日本を代表するダムのひとつである。総工費は建設当時の費用で513億円。これは当時の関西電力資本金の5倍という金額である。作業員延べ人数は1,000万人を超え、工事期間中の転落やトラック・トロッコなどによる交通事故等による殉職者は171人で、いかにダム建設工事が苦難を極めたのかがうかがえる。

沿革
黒部ダムが建設された地点は黒部川の水量も多く、水力発電所設置に適した場所であることは大正時代から知られていた。ただ、第二次世界大戦などもあり、黒部川の開発は下流の仙人谷ダムおよび黒部第三発電所にとどまっていた。戦後、高度経済成長期を迎えると電力需給が逼迫し、関西電力の代表取締役(当時)太田垣士郎は1956年、戦前に調査(一割強程度)・計画・設計は実施したものの、開戦以降お蔵入りとなっていた黒部ダム建設事業を急遽たちあげた。それは、同社の社運をかけた一世一代の大規模プロジェクトであり、近畿(関西)地方への電力供給ひいては経済活動の命運がかかっていた。黒部ダム建設にあたって工区を5つに分割し、それぞれに異なる建設会社が請け負った。

黒部ダム建設工事現場はあまりにも奥地であり、初期の工事は建設材料を徒歩や馬やヘリコプターで輸送するというもので、作業ははかどらず困難を極めた。このため、ダム予定地まで大町トンネル(現在の関電トンネル)を掘ることを決める。しかし、破砕帯から大量の冷水が噴出し、死者が多数出る大変な難工事となった。別に水抜きトンネルを掘り、薬剤とコンクリートで固めながら(グラウチング)掘り進めるという、当時では最新鋭の技術が導入され、トンネルは貫通し、工期が短縮された。2006年時点での土砂堆積率は14%であり、ダム本体の耐久性とあわせて考えると、これからも約250年はダムとして機能するとみこまれている。

関電トンネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/関電トンネル

関電トンネルは長野県大町市と富山県中新川郡立山町を結ぶ道路トンネル。トンネルを通る、トロリーバスが運行される。元々は「黒部ダム」建設のために掘削されたトンネルであり、建設当時の名称は大町トンネル。建設工事中、いくつもの破砕帯が発見され、頻繁な出水のためこの区間を貫通突破する為に大変な難工事となった。この難工事の模様は1968年に熊井啓監督の手により映画化され「黒部の太陽」という名作を生み出す事となる。

トンネルは1958年全通。トンネルは関西電力が保有している。国立公園内に掘られたトンネルであり、「一般公衆の利用に供すること」が建設許可の条件となったため、関西電力はダム工事完成後、トンネルを通る公共交通機関を運行することによって条件を満たすことにしたのである。基本的に黒部ダム・黒四発電所の資材運搬用のトンネルであることから、現在まで一般車両の通行は認められておらず、一般来訪者は公共交通機関として営業運転されている関電トンネルトロリーバス利用でのみ通行可能。トンネルは一車線分の幅しか無く、中間に交換地点が設けられている。そのため、トロリーバスはもちろんのこと、発電所の資材運搬用の自動車も、予め決められたダイヤにしたがってトンネルを通過する。

81とはずがたり:2009/03/21(土) 22:45:50
>>79-81

宇奈月温泉─黒部峡谷鉄道(高熱隧道)─欅平→仙人谷ダム+黒部第三発電所
信濃大町(北大町)─関電トロリーバス(大町ダム)→黒部ダム+黒部第四発電所

知られざる富山の鉄路(1)・・・黒部ルートを行く
http://www.geocities.jp/hokkaido_ir/r_report027.htm

仙人谷ダム
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/All/All_0822.html

仙人谷ダム
http://www.dokokyo.or.jp/ce/kikanshi0201/fudoki.htm

82とはずがたり:2009/03/21(土) 23:25:56
関西電力黒部専用鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/関西電力黒部専用鉄道

関西電力黒部専用鉄道は、富山県黒部川水系にある関西電力の水力発電施設を管理するため、黒部峡谷鉄道本線から分岐する専用鉄道。このうち、黒部峡谷鉄道欅平駅から黒部川第四発電所前まで伸びる路線を「上部軌道」と呼ぶ。

他には、黒部峡谷鉄道黒薙駅で分岐する「黒薙支線」がある。

概要

上部軌道は、黒部峡谷鉄道欅平駅から黒部川第四発電所前駅(黒四発電所前駅)まで6.5kmを結ぶ専用鉄道である。いわゆる「黒部ルート」の一部となっている。

上部軌道に対し、黒部峡谷鉄道本線を「下部軌道」と呼ぶことがある。

仙人谷までの開通過程では、途中の阿曽原付近で「高熱隧道」と呼ばれる超高温区間で難航した。当時の岩盤温度は160℃にもなり、現在では導水管などの敷設により温度は下がったが、それでも平均40℃と相当の高熱であり、十数年に1回程度は異常高温となり導水管が水蒸気となり運行中止になる場合もある。「高熱隧道」の近辺の隧道には硫黄が付着し、特に高温の区間では壁面がコンクリートで補強されている。この区間を建設するための過酷な工事を紹介したものとして、吉村昭の小説『高熱隧道』が有名である。

83とはずがたり:2009/03/30(月) 23:07:33
黒部川の水利権を関電が持ってる経緯を調べたら金沢藩から高峰譲吉迄出てきた。。

3.黒部川のダム開発史(年表)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/TPage/TPSyosi233.html

 黒部川におけるダム開発史について、前掲書の『黒部川のあゆみ(資料編)』(昭和53年)、関西電力(株)黒四建設記録編集委員会編『黒部川第四発電所建設史』(関西電力(株)・昭和40年) 、『各事業パンフレット』により、
・明治期・大正期(明治元年〜大正14年)
・昭和前期(昭和元年〜20年)
・昭和中期(昭和21年〜40年)
・昭和後期(昭和41年〜63年)
・平成期(平成元年〜17年)
の5期に分けて追ってみたい。『黒部川第四発電所建設史』

【なお、表記のダムは、型式、目的、堤高、総貯水容量の順で、A:アーチダム、G:重力式コンクリートダム。F:洪水調節・農地防災、W:水道用水、P:発電用水を表す。】

◇明治・大正期(明治元年〜大正14年)

明治3年 金沢藩奥山廻り役を廃止
  9年 針ノ木新道完成、平ノ橋、平ノ小屋を設ける
  26年 英人ウェストン、信州から針ノ木を越え、立山に登る
  44年 冠松次郎、白馬岳から祖母谷へ下る
大正6年 高峰譲吉博士、黒部川電源開発のため、土木技師山田胖を黒薙まで踏破させる
  8年 高峰譲吉博士、東洋アルミナム(株)を設立。日本電力(株)の設立
  9年 東洋アルミナム(株)、黒部川水利使用許可を得る
  10年 黒部鉄道(株)の設立
  11年 東洋アルミナム(株)、黒薙・鐘釣などの温泉を買収、黒部温泉(株)を設立/高峰譲吉死去
  12年 日本電力、宇奈月〜猫又間の工事用道路、軌道の開削着手
  13年 柳河原発電所工事に着手
  14年 宇奈月〜猫又間の軌道運転開始

 明治・大正期は、電力開発の宝庫とよばれていた黒部川が東洋アルミナム(株)を設立した高峰譲吉博士によって開発が進められた黎明期であった。

◇昭和初期(昭和元年〜20年)

昭和2年 柳河原発電所運転開始(36,000KW)
     日本電力(株)と東洋アルミナム(株)合併
  4年 日電歩道の完成(平ノ小屋〜小黒部間約35km)
  6年 満州事変勃発
  8年 黒二発電所建設所工事着工
  9年 中部山岳国立公園の指定/黒部川の水害 最大流量 3,060m3/s(死者7人)
  11年 黒三発電所建設工事に着手/小屋平ダムの完成 GP 51.5m 212.2万m3
黒二発電所運転開始(63,000KW)
  12年 日中戦争始まる
  13年 電力国家管理法の制定
  14年 電力国家管理法に基づき日本発送電(株)の設立
  15年 仙人谷ダムの完成 GP 43.5m 68.2万m3
     黒三発電所運転開始(81,000KW)
  16年 日本発送電(株)、日本電力(株)の柳河原、黒二、黒三発電所を承継
  17年 愛本変電所の完成
  18年 黒薙発電所建設工事に着手
  20年 太平洋戦争終結

 昭和初期は戦争の時代と重なり、電力の国家統制がなされ、小屋平ダム、高熱隧道で有名な仙人谷ダムが築造された。

84とはずがたり:2009/03/30(月) 23:08:05
>>83-84
◇昭和中期(昭和21〜40年)

昭和21年 黒薙第二発電所(旧黒薙発電所)の工事再開
  23年 黒薙第二発電所運転開始(7,000KW)
  24年 日本発送電(株)、黒四ダム地点の調査再開
  25年 新愛本発電所の完成
  26年 日本発送電(株)、電力再編成により解体、九電力体制となる/関西電力(株)の設立/黒部川筋の発電変電設備及び水利権は関西電力(株)に移る/黒四ダム、地質調査開始
  30年 日本自然保護協会、黒四発電に関する反対陳情を行う
  31年 黒四ダム建設の着手/ブルドーザ 立山越え/黒四ダム地点に作廊谷事務所設置/ダム地点、越冬
  32年 大町ルート道路完成/大町(関電)トンネル破砕帯にぶつかる(5月)/破砕帯を突破(12月)
  33年 大町(関電)トンネル貫通(2月)/大町北停車場の完成(3月)/大町(関電)トンネル開通(5月)/世界銀行と借款契約(6月)3,700 万ドル(133.2億円)
  34年 黒部ルート開通(4月)/黒四ダム地点台風7号襲う(7月)/黒四ダムの定礎式(9月)/黒四ダム地点伊勢湾台風襲う(9月)/南フランスマルパッセ・アーチダム、大洪水のため崩壊(12月)
  35年 黒四ダム湛水開始(10月)/黒四発電所の完成(11月)
  36年 扇沢地区 大雪崩の発生(1月)/記録映画「大いなる黒部」完成(4月)/世界銀行技術顧問団一行視察(5月)/北美濃地震、ケーブルクレーンなどに被害(8月)
  37年 黒四発電所運転開始( 234,000KW)
  38年 黒四建設、朝日賞(文化部門)受賞(1月)/黒四ダムの完成(6月)AP 186m 19,928.5万m3/新黒三発電所運転開始(56,000kw)(10月)/大黒部幹線(第1期)営業運転開始(11月)
  39年 太田垣士郎関西電力(株)会長死去(3月)
  40年 黒四建設工事殉職者慰霊祭(6月)

 昭和中期は電力再編成により九電力体制となり、黒部川筋の水利権は関西電力(株)に移った。世紀の大工事となる黒四ダム建設が完成した。

◇昭和後期(昭和41年〜63年)

  41年 新黒二発電所運転開始(74,200KW)
  43年 映画「黒部の太陽」の完成
  44年 黒部川の水害 最大 5,661m3/sを記録
  46年 黒部峡谷鉄道(株)の発足
  47年 愛本橋(銅ニールセン型)の完成
  54年 宇奈月ダム建設工事に着手
  60年 音沢発電所運転開始(124,000KW)/出し平ダム完成 GP 76.7m 901万m3
  61年 北又ダム(支川黒薙川)の完成 GP 35m 69万m3
  62年 宇奈月ダム本体建設工事に着手/黒部川電気記念館の完成

 昭和後期は、昭和44年黒部川に大水害が起こり、多大な被害を生じ、宇奈月ダム建設の契機となった。一方発電用出し平ダム、北又ダムが完成している。

◇平成期(平成元年〜平成17年)

平成3年 出し平ダム 汚濁土砂の排出、下流に被害を及ぼす
  4年 柳河原発電所運転停止
  5年 宇奈月ダム 本体初打設/新柳河原発電所運転開始(41,200KW)/愛本発電所出力アップ(30,700KW)
  7年 黒部川の水害 最大流量 2,378m3/s/出し平ダム土砂排出
  10年 黒部川洪水
  12年 宇奈月発電所運転開始(20,000KW)
  13年 宇奈月ダム完成 G FWP 97m 2,470万m3

 平成期は出し平ダムの排砂が問題化してきた。排砂施設を設置した宇奈月ダムが、富山県初となる国施行の多目的ダム(洪水調節、水道用水、発電用水)として完成した。

85とはずがたり:2009/03/31(火) 03:04:57
黒部ダム建設を決行した初代関電社長

太田垣湖物語
http://www.geocities.jp/napowhis01/kurobe.html

86とはずがたり:2009/03/31(火) 17:06:21
関電が黒部川の水利権を持っていたのは東洋アルミナム→日本電力の流れだった様である。

宇奈月温泉街史
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1075222919/69

 黒部峡谷の本格的な電源開発をはじめたのは東洋アルミナム株式会社である。

 同社は、アルミニュウム地金を生産しようとし、それに要する大量の電力を黒部川に求めた。この企業家はタカ・ジアスターゼの発明で知られる、高岡出身の高峰譲吉博士で、製薬メーカの三共株式会社の塩原又策社長等も出資者であった。同社は、その開発調査を、通信省電気局にいた土木技師、山田胖をスカウトして、大正6年からこれに当たらせた。東洋アルミナム社は「桃源開」と呼ばれる無住の台地を電源開発の基地とした。危険な峡谷部での電源開発にとって、厚生施設をもつのはその意欲の増進に連なるものであった。

 大正11年(1922)東洋アルミナム社の塩原又策、山田胖は富山県人の中田六郎平、谷欽太郎、赤間得寿、木津太郎などともに資本金百万円の黒部温泉株式会社を設立した。東洋アルミナム社は黒部温泉社設立に当たり,先に開湯した愛本温泉関係者と折衝し、同社の所有していた施設と権利を6万円で買収した。さらに、黒薙と二見の両温泉の財産と権利を2万円で買収した。

 黒部温泉(株)は坪一円で温泉地の用地買収をはじめた。土地はすべて内山村の住人の所有で、買収に当たったのは人見長太郎であった。はじめは5万坪の買収を予定していたが、東洋アルミナム(株)は第一次世界大戦の経済不況でアルミ製造事業は見込みがなくなり,発電事業から撤退したので、土地の買収は2万5千坪で打ち切られた。東洋アルニ社の発電事業は当時中部山岳地帯の電源開発を行っていた日本電力株式会社に受け継がれ、温泉開発事業もそのまま継承となった。宇奈月温泉の開発は、先に買収した2万5千坪の範囲内で行われるようになった。

 日本電力(株)は、大坂に本社を持ち,日本の5大電力(とは註:東京電灯(東京)、東邦電力(事業エリア:九州北部、近畿、中部・社長:松永安左エ門)、大同電力(エリア:中部・関西・社長:福澤諭吉の養子である福澤桃介)、 日本電力(大阪)、宇治川電気(傘下に近江鉄道・山陽電鉄))の一つに数えられていた。同社は、以後、黒部川の電源開発と宇奈月温泉の開発などを全面的に担った。

87とはずがたり:2009/03/31(火) 19:01:44

金子国交相、大戸川ダム「凍結」 3知事意見尊重し妥協
03/31 14:34
http://www.shizushin.com/news/social/national/2009033101000390.htm

 金子一義国土交通相は31日、滋賀、京都、大阪の3府県知事が建設中止を求めていた大戸川ダム(大津市)を河川整備計画に盛り込んだ上で、建設を事実上凍結する方針を表明した。
 金子氏は、記者団に「国交省の対応として凍結させていただく」とした上で「(建設に反対する)知事の意見と(事業を進めてほしいという)市町村長の意見を重く受け止めた」と説明した。
 1997年の河川法改正以来、知事の反対で国が直轄ダム建設を凍結するのは初めて。
 国交省は、大戸川ダムを計画から除外するよう求めた3知事の要望には応じず、同日公表した計画に盛り込んだが、反対する知事側と、建設を求める地元市町村長や水没予定地住民の双方の意向に配慮、当面建設を見送る「凍結」で妥協を図った形だ。
 概要の報告を受けた大阪府の橋下徹知事は記者団に「本当にありがたい。しっかりと地方の声をくんでくれた計画になっている」と述べた。
 国交省近畿地方整備局は31日、今後の整備方針を明記した「淀川水系河川整備計画」を公表。「洪水に対する安全性を確保するには必要」として大戸川ダムを「整備する」と位置付けたが、一方で同ダムの本体着工については時期を明示せず凍結。将来、着工する場合はあらためて関係府県知事から意見聴取することとした。

88とはずがたり:2009/04/09(木) 11:20:10
この辺か?
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=38.72951126&lon=141.46740148&sc=7&mode=map

今日日ダムなんて後世代に残すべき宏大な自然破壊をするだけの税金の無駄遣いなんちゃうの?

払川ダム工事の一環 付け替え道路開通 南三陸
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090409t11035.htm

 宮城県が南三陸町歌津地区で進める払川ダム建設工事の一環として、改良整備される県道払川町向線の付け替え道路671メートルが完成し、8日に開通式があった。

 開通したのは「新小屋の沢大橋」(100メートル)を含むダム建設予定地西側の区間。今回の開通で道路改良区間約2.8キロすべての工事が完了した。国道45号から田束山へ続く道路が整備され、ツツジの見ごろを前に観光客の誘致にも役立つと期待されている。

 県や町、地元関係者が出席した開通式に続いて、地元の区長らが記念にツツジを植樹して開通を祝い、パトカーを先導に渡り初めも行われた。

 伊里前川流域の洪水予防や利水を目的に建設される払川ダムは2008年度に着工。道路改良費を含めた総工費は約60億円で、13年4月の使用開始を目指す。
2009年04月09日木曜日

89とはずがたり:2009/04/16(木) 00:42:46

Kyoto Shimbun 2009年4月15日(水)
アセス結果は11年度中に
諫早干拓開門調査で説明会
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009041500164&genre=A1&area=Z10

 九州農政局は15日、熊本市内のホテルで、国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門の開門調査を実施するかどうか判断するための環境影響評価(アセスメント)の実施方法を関係自治体や農家、漁業従事者に説明した。説明会終了後、農政局の担当者は記者団に対し「2011年度中に評価を確定させたい」と述べた。

 農政局によると、アセスは排水門を最初から全開するか段階的に開くかなど3ケースに分けて実施。堤防の内外の水質や干拓地の土壌などを調査し、悪影響が予測される場合は低減策や回避策も検討する。

 質疑では、長崎県の担当者や干拓地での営農者らが「営農に多大な被害が出るので開門に反対だ」などと述べる一方、福岡、佐賀、熊本各県の漁業関係者は「開門しなければ有明海の再生はない」などと反論した。
 「よみがえれ!有明訴訟」弁護団らは説明会後、記者会見し「国は不要な手続きを重ねることで開門を先延ばしにしている」と批判。自治体や農家らで協議会を設置し、段階的に開門しながら水質調査を行う独自案を提示した。(共同通信)

90とはずがたり:2009/04/18(土) 15:55:00
経産省、水資源ビジネスを支援 海外の水道事業に参入
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009041801000128.html

 経済産業省は18日、水質浄化や上下水道の運営を手掛ける「水資源ビジネス」を本格的に支援する方針を固めた。

 欧州の巨大企業は、発展途上国などの上下水道を運営し「水メジャー」と呼ばれている。同省は水資源ビジネスを成長分野と位置付け、海外の水道事業への参入や水処理プラントの建設などを後押しする。

 政府は追加経済対策を実行するための2009年度補正予算案に、水資源ビジネスに関連し約50億円を計上。海外の民営水道など事業モデルを調査するほか、水処理技術の開発などを支援して3年以内に「和製水メジャー」を育てることを目標にする。

 新興国の人口増加や経済成長に伴い、飲料水や工業用水の需要は世界規模で拡大。水資源関連の市場規模は05年に約60兆円だったが、25年には約100兆円に拡大すると経産省などは推計している。

 日本企業は汚水をろ過して飲料水にする技術や、節水に関して最先端の技術を持っている。海水の淡水化技術も高水準にある。しかし世界的に水道の建設や料金徴収などのビジネスが急成長しており、フランスのスエズ、ベオリア、英国のテムズ・ウォーターなどの巨大企業は、上下水道の管理や運営を主要な収益源としている。
2009/04/18 09:44 【共同通信】


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