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利水・治水スレ

39とはずがたり:2008/12/03(水) 18:18:59

大戸川ダム建設中止を提案
嘉田知事、滋賀県議会に
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008120300096&genre=A2&area=S00

 滋賀県の嘉田由紀子知事は3日午前、国土交通省近畿地方整備局の淀川水系河川整備計画案に対する知事意見案を12月定例県議会に提案した。先月11日に京都、大阪など4知事で合意した大戸川ダム(大津市)の建設中止などを求める内容。滋賀県知事の意見提出には県議会の議決を得ることが条例で定められており、4府県知事の合意が実現できるかどうか、賛否の割れる県議会の対応が焦点となる。

 同日午前の県議会本会議で、嘉田知事は4府県知事の合意をもとにまとめた知事意見案16項目を説明し、「水源地域の知事として、現在と未来に責任ある判断をした」と強調した。

 これに対し、同ダム建設を求める最大会派の自民党・湖翔クラブは、代表質問で「(4府県知事合意では)上流は洪水に対する危険性が高いまま。なぜ滋賀の県益を守らないのか」などと批判した。

 4府県知事の合意については、同クラブが「事前に議会との協議がなかった」と反発。県は当初予定していた開会日(先月28日)に提案できず、ダム問題に関する集中審議を今月8日に開くよう求められるなど、採決をめぐる駆け引きが始まっている。

 知事意見案では、事業計画の決まっていない丹生ダム(余呉町)は意見を留保したほか、4府県知事の合意事項にない瀬田川洗堰(大津市)の全閉操作解消の実現や、琵琶湖の総合保全などの個別意見も盛り込んだ。

 ■知事意見案の骨子

 滋賀県の嘉田由紀子知事が県議会に提案した淀川水系河川整備計画案への知事意見案の骨子は次の通り。

 【大戸川ダム】計画に位置づける必要はない。近畿地方整備局も尊重されたい。

 【丹生ダム】渇水対策容量の必要性も含め、調査検討の結果を提示し県と早急に協議を。

 【瀬田川洗堰】全閉操作の解消は上下流の社会的平等性の確保から重要。治水・利水・環境の調和のとれた操作方法を確立されたい。

 【統合的流域管理】琵琶湖淀川流域の治水、利水、環境の課題を包括的で一体的に解決する新たな仕組みを。
 【その他】ダムのように事業期間が長い事業の再評価で、地域整備との関係を整理して新たなルールを作られたい。


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