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利水・治水スレ

82とはずがたり:2009/03/21(土) 23:25:56
関西電力黒部専用鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/関西電力黒部専用鉄道

関西電力黒部専用鉄道は、富山県黒部川水系にある関西電力の水力発電施設を管理するため、黒部峡谷鉄道本線から分岐する専用鉄道。このうち、黒部峡谷鉄道欅平駅から黒部川第四発電所前まで伸びる路線を「上部軌道」と呼ぶ。

他には、黒部峡谷鉄道黒薙駅で分岐する「黒薙支線」がある。

概要

上部軌道は、黒部峡谷鉄道欅平駅から黒部川第四発電所前駅(黒四発電所前駅)まで6.5kmを結ぶ専用鉄道である。いわゆる「黒部ルート」の一部となっている。

上部軌道に対し、黒部峡谷鉄道本線を「下部軌道」と呼ぶことがある。

仙人谷までの開通過程では、途中の阿曽原付近で「高熱隧道」と呼ばれる超高温区間で難航した。当時の岩盤温度は160℃にもなり、現在では導水管などの敷設により温度は下がったが、それでも平均40℃と相当の高熱であり、十数年に1回程度は異常高温となり導水管が水蒸気となり運行中止になる場合もある。「高熱隧道」の近辺の隧道には硫黄が付着し、特に高温の区間では壁面がコンクリートで補強されている。この区間を建設するための過酷な工事を紹介したものとして、吉村昭の小説『高熱隧道』が有名である。


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