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利水・治水スレ

72とはずがたり:2009/02/19(木) 03:36:18
登米市・浄水場でまたトラブル 意識改革進まず
越流とのり面崩落が起きた現場
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090218t11031.htm

 昨年2月に大規模な水質汚濁事故が発生した宮城県登米市の保呂羽浄水場で16日、今度は施設から水があふれて付近ののり面が崩れる事故が発生した。原因はまたも職員のミス。危機管理体制の甘さや不十分な住民への広報など、前回の教訓が全く生かされていない事態に、市民は怒りを通り越してあきれ返っている。(登米支局・村上俊)

<バルブの確認怠る>
 事故が起きたのは、浄水作業中に発生する泥やごみなどの不純物を乾かして処理する「天日乾燥床」。施設改修工事を行うために午前9時半ごろから水を流し入れた際、容量がオーバーして水があふれ、側壁を支えるのり面の一部が幅30―40メートル、高さ3―5メートルにわたって崩れ落ち、約300立方メートルの土砂が流れ出た。

 市水道事業所によると、七つある乾燥床のうち三つに水を入れようとしたのに、バルブが完全に開いていたのが一つしかなかったため、水が集中した。職員はバルブ開閉の確認をしていなかった。

 市民の通報を受けて職員が駆け付けた午後2時半ごろまで、市側は誰も事故に気付かなかった。

<1年前は配水汚濁>
 昨年2月の配水汚濁事故は、国の認可を受けていない作業や監視体制の不十分さなど人為的ミスが重なって発生し、市内と涌谷町の一部で約2万3650世帯・事業所が水道水の使用が制限される被害を受けた。住民への周知も遅れ、当日の報道機関への連絡もファクス1枚だけだった。

 再発防止策の一環として、昨年3月に作成された作業マニュアルには「天日乾燥床のバルブは堆積(たいせき)土砂を確認しながら開にする」と明記されていた。マニュアルがあっても、職員の意識が変わらなければ何の役にも立たないことを如実に示している。

 今回の事故は、水道水の供給には直接影響がないとはいえ、土砂は崩落現場のすぐ下にある民間の倉庫にも達していた。

<情報ファクス1枚>
 市水道事業所の担当者は、市議会2月定例会に出席していた市幹部にメールで事故の概要を連絡。ただ、布施孝尚市長らが現場を視察したのは既にブルーシートによる応急措置も終わり、すっかり日が暮れた午後7時ごろだったという。今回も事故を説明する記者会見は開かれず、ファクス1枚の発表も前回と同じだった。

 翌17日の市議会で布施市長は「市民や議会に再びご迷惑を掛けおわびする」と陳謝した。「去年と同じ。何も学んでいない」と吐き捨てる市議もいた。

 庄子喜一議長は「再発防止を誓った管理体制はどうなっているのか。まだまだ職員の認知が甘い」と議長席から、市側の意識の低さを指摘する異例のコメントを述べた。

 登米市の水というライフラインの信頼性を取り戻すのは容易なことではない。まず、布施市長が自らの言葉で住民に対して説明責任を果たすことから始めてはどうか。
2009年02月18日水曜日


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