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利水・治水スレ

10とはずがたり:2008/01/26(土) 18:22:04

周辺ダムの長寿化盛る 三重・川上ダム建設目的 国交省
http://www.asahi.com/politics/update/0110/NGY200801090015.html
2008年01月10日10時43分

 国土交通省近畿地方整備局が三重県伊賀市で建設事業を進める川上ダムの建設目的に、従来の治水と利水に加えて全国で初めて「既設ダムの長寿命化」を打ち出し、昨年8月策定の淀川水系河川整備計画の原案に盛り込んでいたことがわかった。周辺の四つの既存ダム湖にたまった土砂撤去のために各ダムの貯水量を減らし、その分を川上ダムで代替貯水するという。しかし、専門家からは「不要なダムを造るために、新たな目的を持ち出した」との批判が出ている。

川上ダムにつく地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/NGY200801090017.jpg

 近畿地方整備局によると、淀川につながる木津川水系にある高山(京都府南山城村)、布目(奈良市)、比奈知(三重県名張市)、青蓮寺(同)の4ダムの貯水量を代替する「長寿命化容量」830万トンを、川上ダムの利水・治水のための容量に上乗せした。

 川上ダムは当初、三重、奈良両県と兵庫県西宮市が利水を受ける計画だったが、奈良県と西宮市が利水から撤退。三重県も利水量を約4割減らし、計約1000万トンの水が計画で浮いた。

 原案は、このうち830万トン分を長寿命化容量に転換。これにより、ダムの堤高は90メートルになり、利水撤退前の91メートルとほぼ同規模に維持された。長寿命化容量がないと、さらに9メートル低くて済む。

 ダム湖の堆砂(たいさ)は全国的な課題で、高山ダムでは06年で建設時の想定を上回る堆砂がある。同整備局は、ダム湖からの浚渫(しゅんせつ)では1立方メートル当たり3万5000円かかるが、川上ダムに長寿命化容量を設けて水位を下げて掘削すれば同4300円で済むと試算。100年単位でも安上がりだと説明する。

 しかし、原案を審議する同整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」の前委員長で元京大防災研究所長の今本博健・京大名誉教授(河川工学)は「集水域が違えば雨の降り方も違うため、他ダムの貯水機能の代替には本質的に無理がある」と指摘。「堆砂は水中ポンプでの吸い出しや、非出水期に水位を下げての除去もでき、川上ダムにあえて長寿命化容量を確保する必要性はなく、治水と利水も別の方法でできる」と批判する。

 同ダムをめぐっては、淀川水系流域委員会が03年1月に「ダムは原則として建設しない」とする提言を発表。治水、利水の効果について議論が続いている。


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