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利水・治水スレ

1とはずがたり:2007/11/05(月) 00:45:52
ダム・堰堤・運河・暗渠etc
公共事業に占めるダムなどの費用は非常にでかいものがある。専用スレで研究・観察。

行革スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/?KEYWORD=%A5%C0%A5%E0
土建スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/?KEYWORD=%A5%C0%A5%E0
ダムサイト
http://damsite.m78.com/top.html
ダム便覧
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/TopIndex.html
ダムマップ
http://www.dammaps.jp/

10とはずがたり:2008/01/26(土) 18:22:04

周辺ダムの長寿化盛る 三重・川上ダム建設目的 国交省
http://www.asahi.com/politics/update/0110/NGY200801090015.html
2008年01月10日10時43分

 国土交通省近畿地方整備局が三重県伊賀市で建設事業を進める川上ダムの建設目的に、従来の治水と利水に加えて全国で初めて「既設ダムの長寿命化」を打ち出し、昨年8月策定の淀川水系河川整備計画の原案に盛り込んでいたことがわかった。周辺の四つの既存ダム湖にたまった土砂撤去のために各ダムの貯水量を減らし、その分を川上ダムで代替貯水するという。しかし、専門家からは「不要なダムを造るために、新たな目的を持ち出した」との批判が出ている。

川上ダムにつく地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/NGY200801090017.jpg

 近畿地方整備局によると、淀川につながる木津川水系にある高山(京都府南山城村)、布目(奈良市)、比奈知(三重県名張市)、青蓮寺(同)の4ダムの貯水量を代替する「長寿命化容量」830万トンを、川上ダムの利水・治水のための容量に上乗せした。

 川上ダムは当初、三重、奈良両県と兵庫県西宮市が利水を受ける計画だったが、奈良県と西宮市が利水から撤退。三重県も利水量を約4割減らし、計約1000万トンの水が計画で浮いた。

 原案は、このうち830万トン分を長寿命化容量に転換。これにより、ダムの堤高は90メートルになり、利水撤退前の91メートルとほぼ同規模に維持された。長寿命化容量がないと、さらに9メートル低くて済む。

 ダム湖の堆砂(たいさ)は全国的な課題で、高山ダムでは06年で建設時の想定を上回る堆砂がある。同整備局は、ダム湖からの浚渫(しゅんせつ)では1立方メートル当たり3万5000円かかるが、川上ダムに長寿命化容量を設けて水位を下げて掘削すれば同4300円で済むと試算。100年単位でも安上がりだと説明する。

 しかし、原案を審議する同整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」の前委員長で元京大防災研究所長の今本博健・京大名誉教授(河川工学)は「集水域が違えば雨の降り方も違うため、他ダムの貯水機能の代替には本質的に無理がある」と指摘。「堆砂は水中ポンプでの吸い出しや、非出水期に水位を下げての除去もでき、川上ダムにあえて長寿命化容量を確保する必要性はなく、治水と利水も別の方法でできる」と批判する。

 同ダムをめぐっては、淀川水系流域委員会が03年1月に「ダムは原則として建設しない」とする提言を発表。治水、利水の効果について議論が続いている。

11とはずがたり:2008/01/26(土) 18:22:16

水利権譲りダム縮小? 大阪→伊賀 淀川流域委提案へ
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200801260041.html
2008年01月26日

 淀川水系の木津川上流に建設予定の川上ダム(三重県伊賀市)をめぐり、国土交通省近畿地方整備局の諮問機関・淀川水系流域委員会は、同ダムからの取水を予定している伊賀市に大阪市から水利権を譲渡するよう、近く両市に提案することを決めた。水余り状態の大阪市が1%分の水利権を手放せば、ダムからの利水が不要になり、ダムを縮小できると判断。建設費と水利権に伴う財政負担を同時に節約できる「妙案」とするが、ダム計画の見直しに直結するため、整備局側は反発している。
川上ダム建設予定地になっている前深瀬川と川上川が合流する付近。上方は伊賀市桐ケ丘の住宅街=26日午前9時54分、三重県伊賀市で、本社ヘリから


 同ダムは同整備局が淀川水系に計画・建設中の5ダムの一つで、92年に建設を開始。ダム本体は未着工だが、当初850億円だった建設費が1230億円までに膨れ上がり、すでに460億円が投入された。

 大阪市は上水道用に日量267万トンの水利権を確保しているが、06年度の1日平均取水量は130万トンで、最大でも149万トン。89年以降もピークは180万〜190万トンで、3〜5割の「水余り」が常態化している。

 一方で、伊賀市は川上ダムから日量2万8750トンを取水する予定。学識経験者や流域住民らでつくる流域委では、同ダムから約10キロ離れた青蓮寺ダム(同県名張市)に日量8万9424トンの水利権を持つ大阪市が、その分を伊賀市に有償譲渡して導水すれば賄えるとの意見で一致。両市の意向を確認することで合意した。宮本博司委員長らが28日以降に両市長らと面談し、交渉する方針。

 伊賀市が川上ダムの利水から撤退すれば、容量3100万トンのうち350万トンが不要になる。利水事業への参加自治体はほかになく、計画自体も白紙になりかねない。淀川水系では大戸川(大津市)、丹生(滋賀県余呉町)など3ダムで利水が不要となり、事業凍結や規模縮小を強いられた。

 提案に対し、川上ダムを推進する整備局は「水需要が一時的に減少したからといって、水利権を譲渡するのは適切でない」と文書で委員会に回答。両市との調整には応じない考えだ。

 大阪市が持つ水利権の初期投資は総額575億円で、維持費は年7・8億円。市はかつて、阪神水道企業団などに一部譲渡を検討したが、実現には至らなかった。担当者は「市民の財産なので簡単に手放せないが、国には譲渡のルールを作ってほしい」と打ち明ける。

 伊賀市が川上ダムから取水するコストは、当初の計算で1リットル約400円と割高だ。市幹部は「川上ダムからの取水を最優先に考えたいが、より安価な水源なら検討の余地がある」と話す。

      ◇

 前淀川水系流域委員長の今本博健・元京大防災研究所長の話 事業費が膨大な川上ダムより、既存の青蓮寺ダムから取水すれば、伊賀市のコストは格段に安く済むはずだ。財政難にあえぐ大阪市も余った水利権を売ることができる。両方の市民が得をする提案なのに、ダムにこだわるのは行政の無駄。整備局は「最初に建設ありき」の姿勢を改め、良識的な視点に立つべきだ。

 <水利権> 河川や湖、ダムの水などを排他的に利用できる権利。自治体の水道水は、河川法の規定で国などの河川管理者が許可を出す。取水施設の初期投資や維持費用がかかる。水利権の譲渡は河川法で認められており、毎年1〜2件の実例があるが、河川管理者の許可が必要で、既存施設の買い取りや維持費用の負担も生じる。

12とはずがたり:2008/01/26(土) 18:29:08
>>10-12
官僚のコスト意識の無さの典型である。折角ダムの建設も回避できて大阪市や伊賀市が財政支出を減らせる良いアイディアが有るのにあの手この手で官僚は潰そうとして居る。
またこう云う時に今まで作った分の補助金と返せか新たに引く導水管に補助金着けられないだとか官僚お手盛りの補助金に関する法システムも確保されているに違いない。
こんなものは政治がぶっつぶさねばならんのだが(少なくとも一度決めた施策が公の見通しの悪さで撤退した方が良いとなった時速やかに決断出来る法体系の整備が必要である),グルになってる自公にそれは無理なのである。
そんなに造りたいなら国土交通官僚の月給と自公の政治家の歳費から残る建設費が1230億円−460億円=770億円分を国庫に返納させてからにしろ。
腹立たしいヽ(`Д´)ノ


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