したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

4562とはずがたり:2016/01/29(金) 22:15:10
2016年 01月 29日 13:57 JST
感染拡大する「ジカ熱」について知っておくべき事実
http://jp.reuters.com/article/zika-americas-facts-idJPKCN0V50MQ?sp=true

[28日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は28日、先天的に頭部が小さい「小頭症」との関連が指摘されている感染症のジカ熱が「爆発的に拡大」しており、アメリカ大陸で300─400万人が感染する恐れがあると警告した。

 蚊が媒介するジカ熱に関して知っておくべき事実を以下に挙げる。

 ●ジカウイルスは、雌のネッタイシマカによって媒介され、ヒトに感染する。ジカ熱のワクチンはまだない。デング熱やチクングンヤ熱、黄熱病もこのネッタイシマカによって媒介される。

 ●ジカ熱の症状は通常、発疹や発熱、筋肉・関節の痛みなどで比較的軽く、1週間程度で治まる。症状が現れないことが多く、感染しても入院治療が必要になることはまれだ。

 ●ジカウイルスは、ウガンダのビクトリア湖近くにあるジカの森に生息するアカゲザルから1947年に初めて発見された。WHOによると、1952年にウガンダとタンザニアで初めてヒトへの感染が確認された。

 ●ジカウイルスは蚊が繁殖しやすい熱帯地方で見つかっている。これまでアフリカやアメリカ大陸、南アジアや西太平洋地域で流行が確認されている。

 ●WHOによると、ジカ熱感染が確認されたアメリカ大陸の国・地域が23に増加。最も感染が拡大しているブラジルでは、感染者数は今後150万人に上る可能性があるという。

4563とはずがたり:2016/01/30(土) 19:12:04
妊婦が感染しさえしなければそんなに問題無さそうだけど,蚊が住んでさえ居れば南米から拡大し得るんかな?蚊を殺すのは生態系に攪乱をもたらす事にもなるからなぁ。。ワクチン開発を急いで欲しいところ。

4564とはずがたり:2016/02/01(月) 16:39:05
>再現のための検証実験で〈私が担当していた実験部分の『STAP現象』の再現性は確認〉されたが、若山氏の担当部分が本人の協力を得られなかったために失敗に終わり、確認されなかったと結論付けられたという。
ここどうなの?結果によっては,勿論小保方さんの余りに稚拙な表の改竄とか本文の剽窃は残るけど一番悪いのは若山先生という事になる。

理研に衝撃…小保方さん“反論手記”に書かれた核心部分
2016年1月28日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/174226

 2014年1月の「STAP細胞」発表会見から28日でちょうど丸2年。理化学研究所の元研究員、小保方晴子さん(32)が手記「あの日」(講談社)を出版した。“リケジョの星”から転落。14年4月の釈明会見以来、公の場から姿を消していた彼女が、突然の“反撃”だ。

 関係者などによると、出版を持ちかけたのは講談社サイドで、小保方さんは昨年夏ごろから体調不良を押して極秘裏に執筆。現在も療養中で、出版会見を行う予定はないという。

 さて、問題の手記では冒頭で世間を騒がせたことを謝罪。出版の動機については〈このまま口をつぐみ、世間が忘れていくのを待つことは、卑怯な逃げであると思い〉などとつづり、捏造などと批判された論文の「図表」については〈誰かを騙そうとしたわけではない〉〈一片の邪心もない〉などと“潔白”を主張。何度も自殺を考えたこともほのめかしている。

 手記の前半では研究者を志した理由や、論文の共著者である山梨大教授の若山照彦氏、一昨年に自殺した理研副センタ―長の笹井芳樹氏(いずれも当時)らとの出会いなどについて淡々と記しているが、論文発表から撤回、理研退職、早稲田大による博士号の取り消しに至る後半部分は、次第に“ヒートアップ”。

 騒動が過熱するにつれ、理研サイドや若山氏は自分たちの身を守るため、事実とは異なる情報を一方的にリークしたと主張。〈本当に最後まで、私からは、真実を何も発信できない状況が、政治的にも、肉体的にも、精神的にも、固められ〉、自分ひとりが〈悪者〉に仕立て上げられていったなどと反論している。

 批判の矛先はバッシングを続けた大マスコミにも向けられ、中でも「捏造の科学者 STAP細胞事件」(文芸春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した毎日新聞の須田桃子記者は実名まで挙げ、〈脅迫〉のようなメールを送られ、〈取材攻勢は殺意すら感じさせるものがあった〉などと書いた。

 小保方さんと笹井氏が男女の仲だったかのような一部報道についても、〈二人きりで出張に行ったことは一度もない〉と否定。なぜか若山氏が週刊文春に“2人の関係”の証言者として登場していたと疑問を投げかけている。

■理研などには衝撃走る

 そして肝心のSTAP細胞については、再現のための検証実験で〈私が担当していた実験部分の『STAP現象』の再現性は確認〉されたが、若山氏の担当部分が本人の協力を得られなかったために失敗に終わり、確認されなかったと結論付けられたという。

 笹井氏の自殺などもあり、体重が30キロ台まで激ヤセした小保方さんは、〈魂の限界〉で戦う術もなく、博士号取り消しも〈再指導の結果として不合格を出すという、生け贄の儀式が行われるだけなのだと思った〉。


 こうして研究者の道は幕を閉じたと締めくくっている。真偽については再検証が必要だろうが、いずれにせよ「理研をはじめ、関係者の間では衝撃が走っている」(文科省事情通)。

 毎日新聞に問い合わせたところ、「記事は十分な取材に基づいて掲載している。一方的なリーク情報の垂れ流しとの批判は当たらない。なお、本の出版前に小保方氏から弊社への取材はまったくなかった」(社長室広報担当)。若山氏の研究室にも聞いたが、きのうまでに回答はなかった。

4565とはずがたり:2016/02/05(金) 18:07:58

インフル患者、1週間で倍増 首都圏など警戒レベルに
http://www.asahi.com/articles/ASJ255G13J25PLBJ002.html?iref=com_alist_6_01
石倉徹也2016年2月5日16時42分

 国立感染症研究所は5日、直近1週間(1月25〜31日)で、全国約5千カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数が1機関あたり22・57人で、前週より倍増したと発表した。初めて警報レベルに達したのが首都圏の埼玉、神奈川や福岡など5県、近畿も全6府県で注意報レベル入りした。

 感染研によると、定点医療機関から報告された患者数は直近1週間で11万1738人。患者総数は全国約107万人と推計される。

 都道府県別では1機関あたりの患者数が最も多いのは新潟の39・44人。埼玉、神奈川、福岡、沖縄を含めた計5県が警報レベルの30人を超えた。東京は25・98人。

4566とはずがたり:2016/02/08(月) 22:58:02
齲歯こええなぁ。。

虫歯菌、脳出血発症の原因か 研究グループが発表
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E8%99%AB%E6%AD%AF%E8%8F%8C%E3%80%81%E8%84%B3%E5%87%BA%E8%A1%80%E7%99%BA%E7%97%87%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%8B-%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%8C%E7%99%BA%E8%A1%A8/ar-BBpeT9O?OCID=LENDHP
朝日新聞デジタル
2 時間前

 虫歯の原因になる細菌が脳内で炎症を引き起こし、脳出血の発症につながると、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)などの研究グループが発表した。口内から虫歯の原因菌を減らせば、脳出血を防げる可能性があるという。

 研究グループは、脳卒中で国循に入院した患者99人を対象に、唾液(だえき)に含まれる虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の中に、特定の遺伝子があるかないかや、脳のMRI画像などを調べた。

 脳出血を起こした患者は、ミュータンス菌に血が止まりにくくなる特定の遺伝子がある割合が高かった。脳のMRI画像を見ると、ミュータンス菌にその遺伝子がない患者に比べて、小さな脳出血の跡が多かった。

4567とはずがたり:2016/02/10(水) 22:41:05
成人9割がウイルス保有、人気声優の命奪った「CAEBV」とは?
TBS News i 2016年2月5日 00時30分 (2016年2月5日 07時30分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160205/Tbs_news_52110.html

 去年10月にこの世を去った声優の松来未祐さん。最初は「風邪なのでは」と診断されていましたが、実は「CAEBV」という病気でした。成人の9割が感染している「EBウイルス」がもとで起こるこの病気、一体どんなものなのでしょうか。
 地上波テレビで放送された「ひだまりスケッチ」を始め、数々のアニメ作品に出演していた声優の松来未祐さん。去年10月、38歳の若さで亡くなりました。病名は、「慢性活動性EBウイルス感染症」。略して「CAEBV」。ウイルスがリンパ腫などを引き起こすもので、国内で発症するのは年間数十人程度とみられる難しい病です。

 未祐さんの体調に変化が現れたのはおととし頃だったと、父親は語ります。

 「夜、39度くらい熱が出て、何日かしたら治まる。風邪の症状みたいで」(未祐さんの父親)

 いくつかの病院に行ったものの、当初は「原因がわからない」、「風邪ではないか」などと診断されていたといいます。その後、首のリンパ節が腫れるなど症状が変化し、CAEBVの感染がわかったのは去年夏。実に1年以上がたった後でした。

 この写真は、去年9月、闘病中に開かれた未祐さんの誕生パーティーの様子。パーティーを開き、未祐さんを励ました友人は・・・

 「(パーティーで)未祐ちゃんの気持ちを伝えてもらう時間をとって、『なんで自分が病気になっちゃったんだろう。それはすごくつらい』と言っていた。『でもみんなが応援してくれるから頑張れるし、これからも頑張ります』と伝えてくれて」(未祐さんの友人)

 そのひと月後に未祐さんはこの世を去りました。

 CAEBVとは一体、どんな病気なのでしょうか。

 「健康な人が突然発症するが、原因はよく分からない。偶然というか、たまたま」(大阪府立母子保健総合医療センター 河敬世 顧問)

 原因となるEBウイルスは、実は成人の9割以上が感染しているといいます。感染するのは、白血球の一種のリンパ球のB細胞。その際、重い症状をもたらすことは少ないですが、生涯にわたり細胞内に潜伏します。ただ、免疫力の低下などに伴い、まれに別のリンパ球に感染するのがCAEBVで、悪化すると、悪性のリンパ腫や白血病などを引き起こすのです。

 「この病気で一番怖いのは急変。そういう状態に陥る前に診断されて、計画的に今の治療を受ける。以前は不治の病だった。全員亡くなっていた。今は90%以上の人を助けることができる」(大阪府立母子保健総合医療センター 河敬世 顧問)

 ただ十分な病気の知識を持つ医者が少ないため、早期の発見・治療が難しいのも現状です。未祐さんも早く見つかっていれば、命を落とさなかったかもしれません。そのため、国が難病に指定すれば医者の間で周知徹底が進むと、期待する声もあります。

 病名を今回公表した未祐さんの父親は、その思いをこう語ります。

 「(生前に)本人が『退院して手記を書いて、同じ病気で苦しむ人の助けになりたい』と。『(病名を)言ってくれ』と言っていた」(未祐さんの父親)
(04日23:11)

4568とはずがたり:2016/02/14(日) 18:35:09
ジカ熱感染 新たにタイも 34の国と地域に拡大
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160214/k10010408711000.html
2月14日 7時13分

WHO=世界保健機関は、中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、新たにタイを加えるなどした34の国と地域で感染が広がっていることを明らかにしました。
WHOが12日現在でまとめた最新のデータによりますと、これまでにブラジルやコロンビアなど中南米やカリブ海周辺の26の国と地域、それにサモアやトンガなど太平洋の5つの国と地域、アジアではタイとモルディブの2か国、アフリカのカボベルデの合わせて34の国と地域で、地元に生息する蚊を媒介するなどしてジカ熱への感染が広がっているということです。
このうちブラジルでは、患者の数が最大で150万人に上るとみられるほか、疑いの事例も含めると、コロンビアでは2万5000人以上、カボベルデでは7000人以上と推定されています。
ジカ熱を巡っては、妊娠中の感染と先天的に頭部が小さい「小頭症」の新生児との関連が指摘されているほか、感染した人が手足に力が入らなくなる難病の「ギラン・バレー症候群」を発症するケースも報告されています。
WHOは、感染とこれらの症状との関連性を早期に解明し、適切な治療法の開発を急ぐ方針です。

4569とはずがたり:2016/02/14(日) 18:37:10
ジカ熱と似ている?もっと恐ろしい?…風疹、大流行か
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=130328

 今日は、ジカ熱と風疹のお話です。ジカ熱と風疹は似ているところと、似ていないところがあります。まず両疾患とも命に関わることはありません。そして共に症状は風邪と似ていて、微熱、頭痛、関節痛、皮疹などが見られます。そしてなにより困ることは、妊婦がジカ熱に罹かかると小頭症の子供が生まれる可能性が高くなると思われ、また妊婦が風疹に罹ると先天性風疹症候群を引き起こすことがあります。先天性風疹症候群は難聴、白内障、先天性心疾患などを胎児に引き起こします。

感染経路は違うが…

 風疹は、別名を「三日はしか」といって、風疹ウイルスが原因の病気です。感染症法では第五類感染症に指定されています。感染は飛沫感染または直接感染します。咳せきやくしゃみによって飛び散る飛沫ひまつに含まれる病原体が口や鼻の粘膜に触れて感染するということです。つまり直接人から人に感染します。ですから大流行する可能性があります。一方でジカ熱は蚊を介して感染します。ジカ熱に感染した人の血を吸った蚊が、別の人を刺すときに感染が広がるのです。これが一般的で基本的には人から人に感染しません。蚊が大量に存在する環境では、蚊に刺されることは日常茶飯事ですので、感染は広がりますが、病気を媒介する蚊が駆除されれば感染の広がりはコントロールできると考えられます。ジカ熱感染には例外が報告されていて、それは精液にジカ熱のウイルスが認められ、明らかに精液の接触で感染した例が数例あります。また唾液や羊水にもジカ熱ウイルスが認められたといった報告もあります。つまり、ごく希まれに人から人に感染することがあり得るということです。

妊婦に感染すると危険

 風疹もジカ熱も直接風疹ウイルスやジカ熱ウイルスを殺す作用を持つ薬剤はありません。つまり感染すれば、症状を和らげる対症療法を行って、自分の免疫力でウイルスを退治することを期待するしか方法はありません。しかし、命に関わる疾患ではないので、感染すれば仕事を休んでのんびりと過ごせば自然軽快します。問題は風疹もジカ熱も妊婦に感染すると生まれてくる子供に障害が残る可能性があることです。

4570とはずがたり:2016/02/14(日) 18:37:25
>>4569-4570
風疹、なぜ大流行の可能性?

 では、次は発症予防のワクチンに関してのお話です。風疹はワクチンが開発され、日本では昔は当たり前のようにみんなが感染していた「三日はしか」を見ることは少なくなりました。しかし、2012年から2013年にかけて大流行しました。風疹ワクチンは日本では1977年から女子中学生を対象に風疹ワクチンの集団接種が開始されました。1994年からは満1歳から7歳半までの男女、そして中学生の男女に接種が始まりました。2006年からは満1歳と就学前年に麻疹ワクチンと一緒に風疹ワクチンの2回接種が開始されました。この風疹ワクチンの効果は一生続くものではなく、その効果は年々減少することがわかっています。昔は、風疹は一度罹ると二度と罹らない病気でした。それは実際に子供の頃に感染して風疹に対する免疫が作られ、その免疫力は年々低下していきますが、そんな時に、風疹の患者に接触すると感染はするが症状を呈しない不顕性感染を時々経験することで、また免疫力が上がり、そして終生風疹に感染しない状態になったと思われます。つまり不顕性感染が一生にわたる免疫力の維持には必要であった可能性が高いのです。風疹の免疫力の測定は、血液中の風疹に対する抗体の力(抗体価)を測定するとわかります。風疹ワクチンの効果が永続的ではないというのは、現在の日本で、風疹ワクチンを接種したにも拘かかわらず、大人になって風疹抗体価を調べると感染防止の基準には届いていない人がすくなくないということです。ですから、大流行の可能性があるのです。

外国でのワクチン接種は…

 さて、世界の現状はどうでしょう。国立感染症研究所のHPに記載があります。少し古い報告ですが、とても参考になります。カンボジア、パプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツ、ベトナムでは風疹ワクチンは導入されていないそうです。ポーランドやルーマニアでは大流行が認められるそうです。アフリカ諸国では46か国中2か国でのみ風疹ワクチンがワクチン接種スケジュールに組み込まれているそうです。そして「風疹が流行していると考えられるが、その実態は不明である」と記されています。つまり、世界では風疹は希な病気ではないのです。飛行機の発達が進み、またコストも安くなりました。そんな風疹が流行している国からの人をすべて入国制限することもできません。そう考えると、ほとんどが病気の人を刺した蚊からしか感染しないジカ熱にビクビクするよりも、飛沫感染をして大流行の可能性が否定できない、その上抗体価が減少している人が沢山たくさんいる日本では、風疹の海外からの持ち込みにもっともっとビクビクしたほうがいいとも思えますね。つまり風疹は大流行する可能性があると想定して、妊娠可能年齢の女性は風疹抗体価を検査し、そして抗体価が低ければ、風疹ワクチンの接種をすることが最良の自衛策と思います。

 人それぞれが、少しでも幸せになれますように。

4571とはずがたり:2016/02/14(日) 18:37:39

ジカ熱ワクチンの大規模臨床試験は少なくとも1年半先
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2702146.html

 中南米で流行しているジカ熱について、WHO=世界保健機関は、ワクチンの大規模臨床試験を行えるのは少なくとも1年半先になるとの見通しを示しました。

 WHOのキーニー事務局長補は12日、中南米で流行し、小頭症との関連が疑われるジカ熱について、およそ15の企業や団体がワクチンの開発を始めたことを明らかにしました。

 そのうえで、ワクチンの効果を確かめる大規模な臨床試験を行えるのは少なくとも1年半先になるとの見通しを示しました。

 蚊が媒介するジカ熱はワクチンや特効薬がなく、世界的な感染拡大が懸念されていますが、WHOはワクチンの実用化には2〜3年かかるとしています。(13日02:21)

4572とはずがたり:2016/02/16(火) 19:41:21
ジカ熱運ぶ「ゴキブリのような蚊」、駆除困難
当局は蚊の遺伝子操作や雄の蚊を不妊にする方法も検討
http://jp.wsj.com/articles/SB11865717880025093900504581541960224298044?mod=WSJ_article_EditorsPicks_2
By BETSY MCKAY, REED JOHNSON AND ROGERIO JELMAYER
2016 年 2 月 15 日 17:49 JST

 ジカ熱、デング熱、チクングニア熱の拡大を食い止めようとする専門家は、ウイルスの主な媒介である「蚊」という手ごわい敵に直面している。そして、検討されている数多くの対処法の中には論争の火種になっているものもある。

 こうした感染症を拡大させる主犯である「ネッタイシマカ」は「ゴキブリのような蚊」と呼ばれてきた。人のいるところ、特に熱帯でよく見かける密集した地域に生息するからだ。人を刺すのは日中で、夜はクロゼットやベッドの下など暗い所に身を潜めている。ネッタイシマカは植木鉢や下水道、さらには樽(たる)やバケツ、捨てられたボトルキャップやタイヤにいたるまで、水を含む場所ならどこにでも卵を産み付ける。卵は乾燥した状態で数カ月生き延びることができる。

 こうした習性により、ネッタイシマカは最も根絶が難しい種のひとつとなっている。米国蚊防除協会(AMCA)のサントン・コープ会長によると、夜間にトラックや航空機から一斉に殺虫スプレーをまいても効果がないという。同氏は「その蚊は外にはおらず、屋内だと(スプレーの)霧が(蚊の)居場所まで浸透しない」と話した。

米政府は妊婦を中心に国内でジカウイルスが感染するのを食い止め、ワクチンを開発する計画を発表した(英語音声のみ)
 つまり、(賛否両論のある方法だが)屋内に殺虫スプレーをまくか、水のたまるようなものを全て取り除くよう人々に依頼することが必要になってくる。オーストラリアにあるジェームズクック大学のスコット・リッチー教授は「この蚊との戦いは家から家へのゲリラ戦争だ」と話した。同氏は2014年の論文でネッタイシマカとゴキブリを比較した。

 ブラジルにもこうした戦法が取られるようになった。同国ではジカ熱拡大を受け、世界保健機関(WHO)が先週、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したばかりだ。ブラジル当局は水たまりをなくし、住民用の水槽を幼虫駆除剤で処理し、隠れた水場を見つけるため家から家をくまなく探し回っている。また、当局は屋外でのゴミ処理をやめさせようとしているが、これは特にサンパウロやリオデジャネイロ、サルバドール、レシフェなど密集した大都市圏の中に入り組んでいる数多くの貧民街では非常に困難な課題だ。

 一部の都市では保健当局が屋内外だけでなく公共広場や建物に一斉に殺虫剤を散布する方法を取り入れたが、これは無差別に適用されているのではないかと一部に批判が出ているやり方だ。

 事は重大だ。ネッタイシマカが運ぶ感染症は熱帯で急増している。WHOによると、ジカ熱よりも致死性が高いデング熱は100カ国以上に広がる伝染病で、毎年9600万人の患者を出している。すでに世界の他の場所にも広がっているチクングニア熱が南北アメリカ大陸で最初に発見されたのは2013年後半のカリブ海地方で、そこから南はブラジル、北は米国まで拡散した。ジカ熱も同様のペースで拡大している。

ジカ熱対策に追われるブラジルのカーニバル
 南米最大の真夏の祭典、ブラジルのカーニバル(謝肉祭)がたけなわだが、今年は蚊が媒介する感染症「ジカ熱」が猛威を振るっており、その対策に追われている。

 こうした脅威を取り除くため、ブラジルを含む国際当局は遺伝子操作を受けた蚊や強力な殺虫剤「DDT」など、さらに議論の余地が大きい新たなアプローチを検討している。DTTは米国で1972年以降、ブラジルで2009年以降、主な使用が禁止されている。当局者は、ネッタイシマカが多くの殺虫剤に耐性を持っていることを理由の一つに挙げ、いくつかの協調的な戦略を取って初めて成功する可能性があると指摘する。

 国際原子力機関(IAEA)と国連食糧農業機関(FAO)はイオン化放射線で雄の蚊を不妊にし、雌の繁殖を抑制する方法を提案してきた。IAEAによると、この「不妊虫放飼法(SIT)」と呼ばれる方法は他の害虫の駆除に長く使われて成功しており、ネッタイシマカを退治する試験プログラムでも有望性を示しているという。IAEAの関係者は近くブラジル保健省および全米保健機構(PAHO)と会って提案を協議する計画だが、放射能のリスクを警戒する専門家もいる。

 一方、豪モナシュ大学の理学部長でデング撲滅運動を率いるスコット・オニール氏によると、オーストラリアの研究者らは「ボルバキア」と呼ばれる共生細菌を蚊の卵に注入するプロジェクトを、リオデジャネイロにあるオズワルド・クルツ研究所と共同で進めている。ボルバキアにはデング、チクングニア、ジカウイルスの感染を防ぐ働きがある。

4573とはずがたり:2016/02/17(水) 09:46:11

遺伝子操作技術、ついに「神」の領域へ! 自由自在に生命の設計図を書き換えられる驚異の技術が実現した
はたしてこれは人類にとって福音か
http://gendai.ismedia.jp/articles/premium01/46550
2015年11月26日(木) 小林 雅一

世界の生命科学者たちの間で、長らく強い期待と恐怖をもって、その出現が予想されてきた「遺伝子ドライブ(Gene Drive)」技術が(実験室レベルではあるが)ほぼ実現されたようだ。

この技術を使うと、致死的伝染病のような人類共通の敵を撲滅できる一方で、世界の生態系に取り返しのつかないダメージを与える恐れもある。

「遺伝子ドライブ」とは何か?

遺伝子ドライブとは、「人類にとって都合の悪い遺伝子」を人工的に駆逐する、あるいは逆に「人類にとって都合の良い遺伝子」を人工的に繁殖させる技術だ。

科学者の間では長いこと、ある種の夢、あるいは逆に悪夢として語られてきた一種のSF的技術でもある。その理由は、従来の遺伝子組み換え技術では、遺伝子ドライブを実現するのが極めて難しかったからだ。

ところが今回、米カリフォルニア大学アーバイン校と同デービス校の共同研究チームが「Crispr-Cas9」と呼ばれる最先端のゲノム編集技術を使い、ついに遺伝子ドライブの実験に成功したという。

2012年頃に開発されたCrispr-Cas9は「遺伝子のハサミ」あるいは「遺伝子の(外科手術用)メス」という異名を持つ、驚異の遺伝子操作技術だ。

Crispr-Cas9を使うと、経験の浅い大学院生レベルの科学者でも、DNAの長い塩基配列の中から、狙った遺伝子やレギュレーター(遺伝子発現の調節配列)をピンポイントで破壊したり、別のものに入れ替えたりするなど、自由自在に生命の設計図を書き変えることができる。しかも極めて短期間にだ。…

ビーグル犬の筋肉量が2倍に増加!
〜中国の研究所が「ゲノム編集」で犬を改造していた
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45940

中国の科学者が「Crispr-Cas9」と呼ばれるゲノム編集技術を犬に適用。実験対象となったビーグル犬の筋肉量を2倍に増やすことに成功した。

他の哺乳類に比べ、犬は生理学的かつ解剖学的に(意外にも)人間に近いとされ、「犬でやれたのなら、近い将来は人間にも・・・」という懸念も囁かれ始めた。

●"First Gene-Edited Dogs Reported in China" MIT Technology Review, Oct 19, 2015

Crispr-Cas9とは何か?

上記記事によれば、同実験を行ったのは中国の広州・生物医学健康研究所(Guangzhou Institutes of Biomedicine and Health)の研究チーム。彼らはCrispr-Cas9でビーグル犬のゲノム(遺伝情報)を編集し、「ミオスタチン」と呼ばれるタンパク質を作り出す遺伝子を削除した。

ミオスタチンは動物の筋肉量を抑制するタンパク質だ。ゲノム編集によって、このタンパク質が体内で作られなくなると、当然この動物の筋肉量はどんどん増加することになる。実際、今回の実験でミオスタチンを失ったビーグル犬の筋肉量は2倍に増加したという。

ゲノム編集技術「Crispr-Cas9」は、2012年に開発された最新の遺伝子組み換え技術。従来の遺伝子組み換え技術では、科学者が狙った遺伝子を組み換えるのに1年以上の時間がかかり、その成功率も低かった。

ところが最新のCrispr-Cas9ではその期間が1ヵ月程度にまで短縮された。さらに今後は、1週間から数日にまで短縮されると見られている。また成功率も過去のやり方に比べて飛躍的に高まった。

その結果、従来は極めて難しかった遺伝子操作が「まるでワープロで文章を編集するように」簡単にできるようになるため、「遺伝子編集」あるいは「ゲノム(全遺伝情報)編集」技術などと呼ばれるようになった。

4574とはずがたり:2016/02/18(木) 19:41:25
警察が小保方氏を参考人聴取、告発者「誰がES細胞を動かしたか」
TBS News i 2016年2月18日 19時00分 (2016年2月18日 19時30分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160218/Tbs_news_53078.html

 STAP細胞をめぐる問題で、警察が小保方晴子さんから参考人として事情聴取しました。小保方さんが聴かれたのは、理化学研究所の研究室からES細胞が盗まれたとされる問題に関することです。この問題を警察に告発した人物が、私たちの取材に応じました。
 東京都内の警察施設。兵庫県警は17日までにSTAP細胞論文を執筆した小保方晴子氏から、参考人として任意で事情を聞いていたことがJNNの取材で明らかになりました。

 「STAP細胞はあります」(小保方晴子氏 おととし4月)

 夢の万能細胞とまで言われたSTAP細胞をめぐっては、おととし12月、理化学研究所の調査委員会がすでに存在していた「ES細胞」が混入した可能性が高いという調査結果をまとめました。

 そして去年1月には、理研の元研究員・石川智久氏が「小保方氏の研究室から見つかったES細胞は、別の研究室から何者かに盗まれたもの」だとして告発状を提出、警察が受理していました。

 「(会見で)彼女はES細胞は使っていないと述べていたが、実際に彼女の実験室の冷凍庫の中にはES細胞があった。自筆のES細胞のラベルもついている。(ES細胞を)誰が動かしたかが、刑事告発の焦点」(理研元研究員 石川智久氏)

 一方の小保方氏は、先月出版された手記で次のように記しています。

 「私がES細胞を混入させたというストーリーに収束するように仕組まれているように感じた」(小保方晴子氏「あの日」〔講談社〕より)

 同席した代理人の弁護士は、今回はあくまで参考人としての聴取で、「別の研究室が引っ越しした際に、残された荷物を小保方氏が保管していただけ」と主張します。

 「STAP細胞の実験とは全く関係のないES細胞。小保方氏にとっては全く利用価値のないゴミみたいなもの。“濡れ衣”ですね、窃盗犯のようにメディアに公表された」(小保方氏の代理人 三木弁護士)

 小保方氏は事情聴取に対し動じることなく、淡々と事実関係を話していたということです。兵庫県警は、理研の関係者からも話を聴くなどして、慎重に捜査を進める方針です。(18日16:40)

4575とはずがたり:2016/02/18(木) 20:12:08
地域性なんかあったのか。

ぎょう虫検査、九州の一部は継続 国は義務づけ廃止へ
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ260DHDJ25TIPE01W.html
02月06日 05:04朝日新聞

 小学生らを対象に行われてきた寄生虫卵検査(ぎょう虫検査)について、文部科学省は、新年度からの学校での健康診断の必須項目から外す。衛生環境が改善され、寄生虫卵の検出率が低くなったためだ。しかし、西日本は全国平均に比べて検出率が高く、九州の一部の自治体では、新年度以降も行うことを決めた。

 文科省などによると、検査は戦前から行われ、1958年の学校保健法制定とともに学校の健康診断の検査項目になった。95年からは小学4年生以上は省略できるようになった。目黒寄生虫館(東京)によると、ぎょう虫は、感染すると、就寝中に肛門(こうもん)付近に出て卵を産む。かゆみを引き起こし、集中力が低下したり、ひっかき傷から炎症を起こしたりする。

 衛生環境が良くなり、検出率は下がってきた。学校保健統計調査によると、戦後すぐの49年度の小学生の寄生虫卵検出率は63・89%。それ以降、検出率は下がり、2002年度からは1%を下回る。13年度は0・16%、14年度は0・13%。文科省は14年4月、「検出率は10年以上1%を下回っている」として、学校保健安全法施行規則を改正し、検査を必須項目から外すと通知した。

 一方、検出率には地域性がある。ほとんど検出されない地域もあるが、九州などでは0・1%を超える県が多い。14年度学校保健統計調査によると、7歳児の寄生虫卵の検出率は、山口0・2%▽福岡0・5%▽佐賀0・6%▽長崎0・3%▽熊本0・3%▽大分0・9%▽宮崎0・0%▽鹿児島0・1%▽沖縄2・7%――だった。

4576とはずがたり:2016/02/20(土) 09:38:16
1年前の記事

センター長は今も空席のようだ
http://www.ccn.yamanashi.ac.jp/~twakayama/LSHP/members.html

「世界を巻き込んで、命まで奪って……」 初めて「小保方博士」に恨み言! 山梨大「若山教授」に黒いメール
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/02250815/?all=1

 理化学研究所は一連のSTAP細胞論文の不正で、遅ればせながら小保方晴子博士(31)が「懲戒解雇に相当する」と発表した。これを受け、彼女に研究人生を狂わされた一人、論文の共著者である山梨大の若山照彦教授(47)が、その心情を初めて独白した。

 ***

 母校の早稲田大から「猶予つき学位取り消し」宣告まで受けている小保方博士は、すでに昨年末、理研を依願退職。このため10日の発表は、実効力をまるで伴わない“焼け石に水”の処分であった。

 同じ日、若山教授もまた「出勤停止相当」との処分を言い渡され、あわせて理研の客員主管研究員の職から外されていた。さらにこれを受け、

〈当時の研究室の主宰者として、このような事態に至った責任を痛感している。今回の判断を真摯に受け止める〉

 とのコメントを発表した教授は、勤務先の山梨大でも「発生工学研究センター」のトップを自ら辞する意向を示したのである。

「2012年4月に生命環境学部が新設され、その“目玉”として若山先生が教授で着任しました。直後、センターの前身である『ライフサイエンス実験施設』が竣工します。これは先生のために作られた施設で、その研究室も兼ねている。今後も引き続き、先生は学部教授として留まりますが、次のセンター長については、現在審議しているところです」(山梨大広報)

 当の若山教授に問うと、

「検証実験をきちんと行っていなかった監督責任を問われるのは当然で、理研の処分は妥当だと思います。また、大学でセンター長を辞任すれば、今後の研究活動や地域での生活に大きな影響が出ることも考えられます。でも、それ以外に方法はありませんでした」

 もっとも“もらい事故”との側面も否めず、

「私は、小保方さんの研究を一生懸命に手伝ってきたつもりです。その挙げ句、こんなひどい目に遭うなんて思ってもいませんでした」(同)

 そう呻吟するのだ。

■引っ越しは手伝わず

 折しも、理研OBの石川智久・理学博士(薬物動態学)が1月下旬、小保方博士を窃盗容疑で兵庫県警に刑事告発した。彼女の作成した“自称・STAP細胞”の正体は胚性幹細胞(ES細胞)であったことが昨年暮れ、理研の外部調査委員会によってほぼ断定されたのは記憶に新しいところだ。

「若山研究室で作成、保管されていたはずのES細胞が、なぜか小保方さんの研究室の冷凍庫から見つかった。これで告発へと至るわけですが、実はこの事実は、理研の関係者や調査委員の間ではつとに知れ渡っていました」

 とは、さる理研関係者。山梨大に在籍しながら神戸の理研CDB(発生・再生科学総合研究センター)で実験を続けていた若山教授は、13年4月、拠点を完全に大学へと移すのだが、

「引っ越しの際、問題のES細胞も山梨大へ持って行くはずでした。元々は若山研究室に在籍していた中国人留学生が11年夏に作成したもので、帰国後もそのまま保管されていたのですが、若山先生が、その試料がないことに気付いたのは昨年の中頃。理研が現場保全のため小保方研究室の試料を逐一チェックし、リスト化して山梨大に送ったところ、先生は、およそ80本のES細胞入りチューブが、なぜか彼女のもとにあると分かって驚いたのです」(同)

4577とはずがたり:2016/02/20(土) 09:38:32

 小保方博士は11年4月、ハーバード大の優秀なポストドクターとの触れ込みで、若山研究室に客員研究員として加入。以来籍を置き、教授が山梨へ移るのと前後して理研に正式採用され、自身の研究室を発足させた。が、1カ月以上にわたる教授の引っ越し作業を、まったく手伝わなかったという。

 当時の若山研究室の事情に詳しい関係者は、

「引っ越しの最中、研究用冷凍庫の整理作業も進められていました。冷凍庫には、割り当てられたスペースごとに各自の使う試料が保管されており、だんだんと不要不急のものが増えてくる。それらについて若山先生は“いついつ迄に必要なものは確保するように。それ以降は処分します”と告知していました。もちろん、問題のES細胞についても、山梨大へ運ぶよう事前に指示が出ていたのです」

 にもかかわらず、あらぬ場所に置かれ続けていたわけである。別の事情通も、

「作業を手伝っていない小保方さんが、自分の所持品と間違えてうっかり試料を持ち出してしまった可能性は考えられません」

 としながら、以下のように指摘するのだ。

「それでも、運び出した“形跡”は窺えるのです。冷凍庫整理の期限日までには、彼女自身の試料も回収されていたからです。日中は片づけをする姿が目撃されていないので、あるいは夜中にこっそり移していたのかもしれません」

 告発状を提出した石川博士が言う。

「調査委員会は不正の有無を調べるだけで、“誰が何の目的で”という調査は権限を越えてしまう。小保方研究室の『STAP幹細胞』と称するサンプルと、10年前に若山研究室の日本人研究者が作り、同じく彼女の部屋から見つかったES細胞、この両方の塩基配列を調べた結果が一致しても“実行犯”を断定できない。そんな歯がゆさから私は、独自調査を進めたのです。若山先生とは、告発状を提出する前の1月中旬、ごく短時間お会いしましたが、精神的にひどく参っておられる様子で、とてもSTAP細胞の話ができる雰囲気ではありませんでした」

 その若山教授、“えせリケジョ”への恨み節とともに、こう振り返るのだ。

「昨年3月、私が最初にSTAP論文の撤回を呼びかけた時に小保方さんもきちんと謝罪していれば、これだけの大ごとにならずに済んだのかもしれません」

 2人の“出会い”にも遡り、

「彼女の研究を手伝ってほしいと言われ、4年前、理研を通さずに客員として迎え入れました。でも結局は捏造だったわけです。改革委員会からは“02年の高温超電導不正(米国)、そして05年のES細胞捏造(韓国)と並び、世界三大不正だ”と言われ、実際に世界中を巻き込んだ挙げ句、笹井(芳樹)先生の命まで奪うことになって……。小保方さんについては、今はあれこれ語りたくありません」

 代わりに、親しい知人がこう明かすのだ。

「恨みつらみより、もはや関わりたくないのが本心でしょう。若山さんの妻もまた研究員で、ネットではその経歴など、同じ研究室にいた者でなければ知り得ない情報が晒されている。ただでさえ騒動で神経をすり減らしている身内は、こうしたことにも小保方さんが絡んでいるのでは、などとすっかり疑心暗鬼になっているのです」

4578とはずがたり:2016/02/20(土) 09:39:02
>>4574-4578
■恩を仇で返し…

 実際に若山教授には、およそ信じ難い出来事が降りかかっていた。山梨大の関係者が打ち明ける。

「研究に疑惑が生じたのち、若山先生と小保方さんとの連絡は、論文に関するメールのやり取りのみでした。先生から発信する時は、後々のことを考えCDBの竹市雅俊センター長などにもCCで送り、小保方さんからのメールも、関係者に一斉送信という形で送られていたのですが……」

 そんな中、思わぬメールが届いたというのだ。

「ことの発端は、13年3月に米国の著名科学誌『セル・ステム・セル』に掲載された論文でした。筆頭著者は若山先生の奥様で、先生と小保方さんも共著者に名を連ねていた。論文では、ある電気泳動の実験を小保方さんが担当しており、その画像が“不正データではないか”と、STAP細胞の騒動が勃発した時と同じく、世界中の科学者が閲覧するサイトで問題にされ始めたのです」(同)

 最終的には“不自然だが、完全な不正とは確認できない”といった結論に落ち着いたものの、

「不安に思った若山先生は、念のため小保方さんにメールをしました。“正しい実験から導かれたデータなのですよね?”と、これまで通りCCで関係者にも送る形で確認をしたのです」(同)

 ところが、これに対し、

「彼女からは“若山先生の論文でも、不正が見つかれば私は撤回を呼びかけますので”などと、脅しとも挑発とも取れる内容の返信があったのです。先生が心配したのはもちろん小保方さんの担当したパートだったわけで、全く的外れな物言いだったのですが、メールを受け取った先生は、言葉を失っていました」(同)

 盗人猛々しい、とまでは言わずとも、まさに恩を仇で返した格好だ。“仕返し”を示唆された若山教授は、

「ただ彼女が反省してくれれば、と。そう思い続けてきました」

 と、やり取りの事実は認めながらも困惑を隠さない。

「騒動が始まってから、大学の中でも白い眼で見られたり、ずっと居心地が悪かったのですが、それでも理解してくれる先生方はいました。何とか、もとの生活に戻れれば……。今はそう願うだけです」(同)

 先の処分発表で理研は、研究費などの返還請求とともに、小保方博士を刑事告訴する可能性にも言及。現在、ES細胞の窃盗罪や偽計業務妨害罪などが検討されているといい、

「必要性の有無からも検討しており、あくまで一例として2つの罪を挙げたということです」(理研広報室)

 年が明けてもなお、小保方博士は神戸の地に身を潜めている。が、その包囲網は、着実に狭まってきているのだ。

「特集 『世界を巻き込んで、命まで奪って……』 初めて『小保方博士』に恨み言! 山梨大『若山教授』に黒いメール」より
週刊新潮2015年2月26日号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

4579とはずがたり:2016/02/20(土) 09:42:53

“主人はいつものように出て行った。それが最後になりました” 〈「笹井副センター長」未亡人インタビュー(1)〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160215-00505661-shincho-soci
デイリー新潮 2月15日(月)4時0分配信

 1月28日に出版された「黒い割烹着」小保方晴子氏(32)の手記『あの日』。中身は自己愛と査任転嫁に満ち満ちているが、自殺した元上司・笹井芳樹氏は、これを見て、草葉の陰で何を思うのか。手記を受け、未亡人が初めて口を開いた――。

 ***

「小保方さんの本はまだ読んでいないんです。アマゾンのレビューだけは、サラッと見ましたけど、ご自身の話、感情の話をされているんでしょう? 実験をしていない部分があったんじゃないかとか、抜けているノートがあったんじゃないかとか、科学的な疑義について、もうちょっと客観的に検証されているのであれば、読んでみたいな、とは思ったんですけどね……」

 神戸市内の自宅でそう語り出したのは、理化学研究所のCDB(発生・再生科学総合研究センター)副センター長だった故・笹井芳樹氏(享年52)の未亡人。

■遺書の中身
 衝撃を与えた「STAP細胞」論文発表から2年。メディアを避け続けてきた小保方晴子・“元”博士が手記を刊行した翌々日のことである。

〈あの日に戻れるよ、と神様に言われたら、私はこれまでの人生のどの日を選ぶだろうか。一体、いつからやり直せば、この一連の騒動を起こすことがなかったかと考える〉

 手記の冒頭でそう述べた小保方氏だが、同じく沈黙を守ってきた未亡人にとっての「あの日」とは、一昨年の8月5日に他ならない。

「あの日、主人は朝5時に起きてきたんです。

 主人は当時、心的な疲労がピークに達していました。春には一度入院し、その頃も出勤はしていましたが、家に帰ると疲れ切っていて、ご飯を食べて、お風呂に入ってすぐ寝てしまう毎日でした。まぁ、鬱病ですよね。でも、その日は珍しく早朝に起きていたんですよ。これは普段、東京に行く時のパターンなんです。だから、『出張に出かけるくらい、元気が出てきたのかな』と安心していたんです。そして主人はいつものように朝風呂に入り、いつものように自転車で家を出ていった。それが最後になりました。

 そのうしろ姿は深刻そうな状態とは思えなかった。ですから、数時間後、警察から連絡をもらった時には、“えっ、人違いじゃないですか!”と言ったくらい、“死”をにわかにはとても受け入れられませんでした」(未亡人)

 笹井氏の“異変”が見つかったのは、8時40分。心血を注いだCDB隣の建物の階段踊り場で首吊り自殺を図り、搬送先の病院で死亡が確認された。

 遺書には、家族宛て、理研の幹部宛て、小保方氏宛てのものがあった。家族宛ては、A4用紙にワープロで打たれ、「芳樹」との署名があったという。

「遺書の中身は、当時発表した通りです。家族宛てには、『今までありがとう』『先立つことについて申し訳ない』と書かれていました。確認してほしいと言われ、他の方々への遺書にも目を通しましたが、小保方さん宛ての遺書には、『STAP細胞を再現してください』という内容の言葉もありました。また、どの遺書にも、〈マスコミなどからの不当なバッシング、理研やラボヘの責任から疲れ切ってしまった〉というのは、共通して書かれていました」(未亡人)

(2)へ続く

「特集 『あの日』から初めて口を開いた! 黒い割烹着『小保方手記』に『笹井副センター長』未亡人単独インタビュー」より

「週刊新潮」2016年2月11日号 掲載

4580とはずがたり:2016/02/21(日) 18:37:59
これをきっかけに白黒はっきりさせましょうや。野々村と云い小保方さんと云いどうも神戸近辺は騒々しい。。

2016.02.21
兵庫県警を怒らせた!? 小保方晴子氏の電撃参考人聴取の背景!!
http://biz-journal.jp/2016/02/post_13920.html
文=JAPAN芸能カルチャー研究所

 「STAP細胞」をめぐる騒動で渦中の人となった小保方晴子氏が今月17日、兵庫県警から参考人として任意で事情を聞かれたことが明らかになった。
 「STAP細胞」をめぐっては、一昨年12月、小保方氏が当時所属していた理化学研究所の調査委員会が、すでに存在していた「ES細胞」が混入した可能性が高いという調査結果をまとめた。
 
 去年1月には、理研の元研究員・石川智久氏が「小保方氏の研究室から見つかったES細胞は、別の研究室から何者かに盗まれたもの」だとして告発状を提出し警察が受理していた。
 一方、小保方氏は先月出版された手記「あの日」(講談社刊)で、「私がES細胞を混入させたというストーリーに収束するように仕組まれているように感じた」などと綴っていた。
 そうした中、今月17日の兵庫県警による突然の参考人聴取については大きな話題を集めているが、警察OBはこう語る。
「あの手記を出版した影響は多分にあったと思います。警察当局が捜査に本腰を入れる一つの理由として、被疑者によるいわゆる派手な活動というのがある。例えば、最近だとクラブ襲撃事件や市川海老蔵さんの暴行事件で注目を集めた『関東連合』の石本太一氏や総額100億円を超える金を不正に引き出していた事件で知られる『大王製紙』の会長だった井川意高氏も、著書を出版した直後に逮捕されました。覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博氏もテレビでの活動を再開した後、内偵捜査も本格化しました」
 さらにこう続ける。
「これまで腰が重かった兵庫県警が、このタイミングで任意とはいえ、小保方氏の参考人聴取に踏み切った背景には、あの手記の出版が大きかったと思います。ようは『あまり警察をナメるなよ!』ということですね」(警察OB)
 手記の出版で警察当局を本気にさせてしまった小保方氏の今後に注目である。
写真/吉田尚弘
(文=JAPAN芸能カルチャー研究所)

4581とはずがたり:2016/02/23(火) 13:32:19
悪しき伝統(;´Д`)
医学部はテスト漬けみたいだし如何に手を抜いて膨大なテストをこなすかみたいな雰囲気になってた可能性はあるなぁ。。

2014.4.26 21:00
【衝撃事件の核心】広島大医学部で何が起きた…追試120人「全員不合格」の仰天
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140426/lif14042621000018-n1.html

 名門国立大の若きヒポクラテスたちに不名誉な歴史が残された。今年1月、広島大医学部の2年生が受けた「神経解剖学」のテストで、合格したのは126人中6人だけとなり、追試でも120人全員が不合格となる事態が起きた。追試を受けたとみられる人物がインターネット上でツイッターに《本試はみんなノー勉で行き、追試は本試と同じ問題っていうのが伝統だった》などと投稿したことから、「広大の悪しき伝統」と試験形態に非難が殺到する騒ぎに。また、教員の中傷など配慮を欠いた投稿が相次いだことから学生はネットマナーの指導を受ける結果にもなった。結局、このテストで不合格だった学生を含む11人が3年生に進級できず、大学関係者は「学生にはいい薬になったかもしれない」と、人の命を預かる医師への道の厳しさを指摘している。

■「全員不合格!」の赤字

 広島大医学部の担当者によると、神経解剖学の本試験が行われたのは1月11日で、2年生全126人がテストを受けた。

 広大では神経解剖学に加え、「組織学」「解剖学実習」など5科目の成績を総合的に評価して「人体構造学」の単位を決める。

 1つでも単位を落とせば留年となる医学部生にとって、当然おろそかにできないテストだが、120人がパスできなかった。その上、20日間の猶予があったにもかかわらず、31日の追試でも全員が不合格となった。

 担当教員は掲示板に「これまでの学生生活を大いに反省し、各自の責任において対処されたし」と反省を促す文章を添え、赤字で「全員不合格!」と張り出した。

 「120人が留年か」と不安になった学生から大学側には問い合わせが相次ぎ、大学側は対応策として4コマの補講と小テストを実施し、落第か否かの判断を行った。結果として2年生は11人が留年となったが、大学側は「全員が人体構造学の単位を落とした学生ではない。留年した人数も、今回が突出して多いわけでもない」と説明する。

■ツイッターで拡散

 120人の追試不合格が明らかになった直後の2月上旬、この問題はネット上で話題となった。

 全員不合格の理由として「例年、本試験と追試験は同じような出題内容だったが、今年は異なった問題が出たから」などとする書き込みが物議を醸したからだ。

 ツイッターには学生からとみられるつぶやきが相次いで投稿された。

 《本試はみんなノー勉で行き、追試は本試と同じ問題っていうのが伝統だったんじゃけど、今年は違う問題が出た》

 《本試の解答用紙に追試も問題同じだから勉強しないって書いた人が居たらしく試験問題が変更されました。笑》

 《本試の解答用紙で○○(担当教員のニックネーム)煽(あお)ったのだれや笑笑》

 これらの投稿に対し、「広大の悪しき伝統」「国立大医学部でこれか」「勉強しろ」「こんな考えの奴らが医療の道に進むとか恐ろしい」など、広大の教育姿勢と学生のあり方の双方に批判が集まった。

 しかし、広大の担当者は「以前は本試と追試で同じような問題を出すことはあったと聞いているが、近年では見直している」と反論する。

 今回の試験で問われた神経解剖学は、数え切れないほどある人体の器官の特徴を問われるもので、範囲が非常に広い学問分野。「似たような内容が本試と追試で出ることはあっても、まったく同じ問題を出すような甘い試験は行わない」と強調する。

 医学部の4年生に課され、合格しなければ臨床実習に進めない共用試験(CBT)や医師国家試験をクリアするためには、膨大な知識量を求められるからだという。

 また、出題を担当した教員が神経解剖学のテストを作問するのは今年が初めてで、「悪しき伝統」は存在しようがないとも説明した。…

4582とはずがたり:2016/02/27(土) 18:35:37
2016.02.26
大宅健一郎「STAP騒動の真相」
STAP問題の元凶は若山教授だと判明…恣意的な研究を主導、全責任を小保方氏に背負わせ
http://biz-journal.jp/2016/02/post_13989.html
文=大宅健一郎/ジャーナリスト

…「週刊新潮」(新潮社/2月11日号)では、理化学研究所・CDB(発生・再生科学総合研究センター)副センター長だった故・笹井芳樹博士の夫人が、インタビューにおいて次のように発言している。
「ただ、主人はSTAP現象そのものについては、最後まで『ある』と思っていたと思います。確かに主人の生前から『ES細胞が混入した』という疑惑が指摘され始めていました。しかし、主人はそれこそ山のようにES細胞を見てきていた。その目から見て、『あの細胞はESとは明らかに形が異なる』という話を、家でもよくしていました」…
 一体、あのSTAP騒動とはなんだったのだろうか――。

ファクトベースで書かれた手記

 小保方晴子氏が書いた手記『あの日』(講談社)が1月29日に発刊され、この騒動の原因が明らかになってきた。時系列に出来事が綴られて、その裏には、関係者間でやりとりされた膨大なメールが存在していることがわかる。さらに関係者の重要な発言は、今でもインターネットで確認できるものが多く、ファクトベースで手記が書かれたことが理解できた。いかにも科学者らしいロジカルな構成だと筆者は感じた。
 しかし、本書に対しては「感情的だ」「手記でなく論文で主張すべき」などの批判的な論調が多い。特にテレビのコメンテーターなどの批判では、「本は読みません。だって言い訳なんでしょ」などと呆れるものが多かった。
 手記とは、著者が体験したことを著者の目で書いたものである。出来事の記述以外に、著者の心象風景も描かれる。それは当然のことだ。特に小保方氏のように、過剰な偏向報道に晒された人物が書く手記に、感情面が書かれないことはあり得ないだろう。それでも本書では、可能な限りファクトベースで書くことを守ろうとした小保方氏の信念を垣間見ることができる。…

小保方氏が担当した実験は一部

 STAP騒動を解明するために、基礎的な事実を整理しておこう。
 小保方氏が「STAP細胞」実験の一部だけを担当していたという事実、さらに論文撤回の理由は小保方氏が「担当していない」実験の部分であったという事実は、しばしば忘れられがちである。いわゆるSTAP細胞をつくる工程は、細胞を酸処理して培養し、細胞塊(スフェア)が多能性(多様な細胞になる可能性)を示すOct4陽性(のちに「STAP現象」と呼ばれる)になるところまでと、その細胞塊を初期胚に注入しキメラマウスをつくるまでの、大きく分けて2つの工程がある。

【「STAP細胞」実験の過程】
http://tohazugatali.we b.fc2.com/medical/post_139890225.jpg

 小保方氏が担当していたのは前半部分の細胞塊をつくるまでである。後半のキメラマウスをつくる工程は、当時小保方氏の上司であった若山照彦氏(現山梨大学教授)が行っていた。
 もう少し厳密にいえば、小保方氏が作製した細胞塊は増殖力が弱いという特徴を持っているが、若山氏は増殖力のないそれから増殖するように変化させ幹細胞株化(後に「STAP幹細胞」と呼ばれる)させるのが仕事だった。つまり、「STAP現象」が小保方氏、「STAP幹細胞」が若山氏、という分担だが、マスコミにより、「STAP現象」も「STAP幹細胞」も「STAP細胞」と呼ばれるという混乱が発生する。

 本書によれば、若山氏はキメラマウスをつくる技術を小保方氏に教えなかった。小保方氏の要請に対して、「小保方さんが自分でできるようになっちゃったら、もう僕のことを必要としてくれなくなって、どこかに行っちゃうかもしれないから、ヤダ」と答えたという。
 
 この若山氏の言葉は見逃すことはできない。なぜなら、STAP細胞実験を行っていた当時、小保方氏はCDB内の若山研究室(以下、若山研)の一客員研究員にすぎなかったからである。小保方氏の当時の所属は米ハーバード大学バカンティ研究室(以下、バカンティ研)であり、若山氏は小保方氏の上司であり指導者という立場であった。
 当時の小保方氏は、博士課程終了後に任期付きで研究員として働くいわゆるポスドク、ポストドクターという身分だった。不安定な身分であることが多く、日本国内には1万人以上いるといわれ、当時の小保方氏もそのひとりであり、所属する研究室の上司に逆らうことはできなかったのだ。
 この弱い立場が、のちに巻き起こるマスコミのメディアスクラムに対抗できなかった最大の理由である。メディアがつくり上げた虚像によって、まるで小保方氏が若山氏と同じ立場で力を持っていたかのように印象づけられていた。

4583とはずがたり:2016/02/27(土) 18:50:18
>>4582-4583
ストーリーありきの実験

 話を元に戻す。小保方氏は若山研の所属になる以前、留学先のハーバード大学でバカンティ教授からSTAP細胞の初期のアイデアを得ていた。バカンティ教授は、「非常に小さな胞子のようにストレスに強い共通の幹細胞が全身の組織に存在しているのではないか」という仮説を提唱していた。バカンティ教授はそれを「スポアライクステムセル(胞子様幹細胞)」と名付けていた。
 小保方氏はその仮説を検証するために日夜研究に没頭し、ついにその証拠(Oct4遺伝子発現)を得ることになる。その結果をバカンティ教授の前で発表すると、バカンティ教授は、両手で固くこぶしをつくった後に目を見開き、「過去15年で最高のプレゼンテーションだった」と喜んだという。

 しかし、細胞が多能性を持つかどうかを証明するには、その細胞からキメラマウスを作製しなければならなかった。現在の生命科学界ではそれが一番厳密な証明とされているからだ。小保方氏はキメラマウスの実験を行うため、他の教授からの推薦もあり「キメラマウス作製の第一人者」である若山氏を紹介され、バカンティ研の所属のまま若山研の客員研究員となったのだ。

 本書によれば、小保方氏はキメラマウスの作製方法を若山氏から教わることなく、若山研で細胞塊の作製を淡々とこなすようになる。いつしか研究は若山氏の主導のもと、海外の有力科学雑誌への論文投稿が目的化し、論文のストーリーに合わせた実験へと変節していく。「ストーリーに合わない、つじつまの合わないデータは使用しないように」という指導まで小保方氏は受けている。信じがたいことに、実験が正しいかどうかを判定するための「コントロール実験」も行わなかったという。

 そもそもバカンティ教授の仮説から始まり小保方氏の検証から動き出した研究の主導権が、完全に若山氏に渡ってしまい、ついには若山氏が特許配分51%を要求するまでになる。バカンティ研所属でいながら若山研の客員研究員という複雑な立場の小保方氏は、アメリカと日本の大先生の板挟みとなっていく。
 小保方氏は、細胞で起こる「新たな現象」(STAP現象)の研究を深めていきたいと若山研に移ったが、いつの間にか若山氏しか成功していない「新たな幹細胞株の確立」(STAP幹細胞)の研究と論文作成を部下として手伝う立場になっていた。
 自ら選んだ研究テーマが、もはや自由に研究できる立場でなくなり、しかも若山氏が主導した論文のストーリーに合わせた研究が続く毎日。「もうアメリカに帰ろうと思っている」と研究メンバーに打ち明けた。その直後、CDBの小さな研究室のユニットリーダーに募集しないかと声をかけられ、自分が望む研究ができるならと面接を受け、紆余曲折を経て小保方氏はCDBのユニットリーダーとなる。

若山氏の責任

 その間、若山研による論文投稿は難航していた。その状況を劇的に変えたのが笹井氏だった。笹井氏はネイチャー誌にいくつもの論文が掲載された実績を持ち、世界的にも有名な科学者だった。笹井氏の指導により、論文は見事に整理され、ネイチャーへの掲載も決まった。
 そして笹井氏の命名により、小保方氏が検証した細胞の現象を「STAP」(Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency:刺激惹起性多能性獲得)と呼ぶようになった。この名称が示すように、「STAP」とは小保方氏が検証した細胞の現象を示す意味合いが強かったことがわかる。

 その後、論文に不備が見つかり、のちにこれが不正と判断されることによりマスコミの過剰報道を交えた大混乱が起こったのは周知のことだろう。画像の間違い等によるミスに関しては、小保方氏は会見や本書において何度も謝罪をしている。
 しかし、ポスドクの立場で部下として研究に携わり、当時の上司であり指導者であった若山氏が主導した論文投稿に協力した小保方氏に、全責任を負わせたのは明らかに間違いだといわざるを得ない。
 若山氏は、小保方氏と同じ責任を負ったのだろうか。いや指導者という立場であれば、研究員への指導責任によりはるかに重い責任が負わされたとしてもおかしくはないだろう。

 2月11日付当サイト記事において、東京大学医科学研究所特任教授の上昌広氏は、加藤茂明・東京大学分子細胞生物学研究所教授(当時)が責任著者として発表した複数の論文のなかにグループメンバーの一部による不正あったことに対する監督責任を取って、東大教授を辞職した例を挙げ、「なぜ、加藤氏と若山教授の扱いが、こんなに違ってしまうのだろう」と指摘している。…
 前述のとおり、STAP論文撤回の理由は小保方氏が「担当していない」実験の部分であったが、世間では小保方氏の画像の間違い等による不正認定が原因だと広く認識されている。
(文=大宅健一郎/ジャーナリスト)

4584とはずがたり:2016/03/01(火) 15:38:49
2016年 02月 29日 08:14 JST
抗生物質を過剰摂取する中国、耐性菌出現を招く可能性
http://jp.reuters.com/article/china-antibiotics-idJPKCN0VZ0TK?videoId=367516328

[上海 22日 ロイター] - 上海で就学中の児童を対象に上海の復旦大学が行った調査によると、被験者の8割から少なくとも1種類の抗生物質が検出され、およそ3分の1からは複数検出された。中国の地元メディアが22日報じた。

抗生物質の過剰な摂取は、やがて薬が効かない耐性菌の出現を招く可能性があるという。

畜産用のものを含む21種類の抗生物質について、市内の学校に通う505人の児童を対象に調べたところ、約8割の児童から少なくとも1種類の抗生物質が検出された。また、被験者のおよそ3分の1から、異なる複数の抗生物質が検出された。

専門家によると、中国の医師は抗生物質を過剰に投与する傾向があるという。背景に抗生物質に対する誤解が広く浸透していることがある。

世界保健機関(WHO)が昨年11月にまとめた報告書によると、中国人の約3分の2が抗生物質は風邪とインフルエンザの治療に有効だと考えており、また3分の1が頭痛にも効くと信じている。

こうした抗生物質の乱用は、現在は治療可能な病気でも薬に対する耐性が強くなるなど、保健衛生にとって世界的なリスクとなりかねない。

同報告書はまた、「医療制度を超え、抗生物質に対する耐性の経済的コストは甚大だ。中国では、2050年までに年間の死者が最大100万人に達するとの予測もある」と指摘している。

中国の政府系ニュースサイトによると、2013年に同国で使用された抗生物質の量は16万2000トンで、これは全世界の使用量のほぼ半分に匹敵する。また5万トン以上が土壌や河川に放出されているとしている。

4585とはずがたり:2016/03/02(水) 08:39:33
ジカウイルス、神経疾患の原因に 研究
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160301-00000017-jij_afp-int
AFP=時事 3月1日(火)11時19分配信

【AFP=時事】中南米を中心に感染が広がっているジカウイルスについて、危険な神経疾患を引き起こす原因となることを確認したとの研究論文が2月29日、発表された。ジカウイルスをめぐっては、小頭症との関連も疑われている。

 英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載された論文によると、研究チームは、フランス領ポリネシアで2013〜14年にかけてみられたギラン・バレー症候群(GBS)の流行でのジカウイルスとの関連を調べた。その結果、患者の血液検査を通じて、蚊が媒介する同ウイルスがGBSの原因だったことが判明したという。

 GBSは、体内の免疫系が筋力を制御する神経系の一部を攻撃する稀な疾患で、脚や腕の筋力低下を引き起こす。細菌やデングウイルス、チクングンヤウイルスへの感染が原因でかかることもある。

 研究では、フランス領ポリネシアで約20万人がジカウイルスに感染後、42人がGBSに罹患していたことが、20人以上の研究者によって確認されている。

 ただ今回の研究結果については、決定的なものではなく、他のジカ熱発生地域にそのまま適用できるとは限らないという見方も出ている。【翻訳編集】 AFPBB

コロンビア、ジカ熱で3人死亡と発表 神経障害併発
http://www.afpbb.com/articles/-/3075954?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Tue_p1
2016年02月06日 08:05 発信地:ボゴタ/コロンビア

【2月6日 AFP】コロンビア国立衛生研究所は5日、蚊が媒介するジカウイルスに感染した3人が、神経障害の「ギラン・バレー症候群」を発症して死亡したと発表した。保健当局がジカウイルスを直接的な死因と判断したのは、これが初めて。

 国立衛生研究所のマルタ・ルチア・オスピナ(Martha Lucia Ospina)所長は「ジカウイルスにより、3人が死亡したことを確認した」「3人は死亡する前にギラン・バレー症候群を併発していた」と述べた。

 ギラン・バレー症候群は、免疫機能が神経系を攻撃し、手足の筋力低下やまひを起こす難病。大半は治癒するが、死亡する例もある。

 中南米諸国では、ジカ熱の感染拡大と同時並行的に患者数が増加しており、保健当局者の間でジカウイルスの合併症の恐れが指摘されていた。

 オスピナ所長によると、他に6人の患者の死亡についてジカウイルスとの関連を調査中という。コロンビアはブラジルの次にジカ熱の影響が大きい国で、妊婦2000人以上を含む2万人超の感染が報告されている。(c)AFP

4586とはずがたり:2016/03/02(水) 21:23:35
幸福度「ビリから2番目」高知県にみる「逆転」のヒント
http://news.yahoo.co.jp/feature/114
3月1日(火)11時21分配信

2016年2月に発表された国勢調査では、1920年の調査開始以来、初めて日本の人口が減少に転じる結果だった。東京圏への人口の集中が進む一方、33の道府県で減少率が拡大した。その1年前、政府の会議で、ある数字を記したペーパーが配布された。
〈東京在住の50代で移住を予定・検討したい男性は、50.8%〉(内閣官房と内閣府の調査)。この数字は議論を呼んだ。地方移住を進めたい政府側と、地方は疲弊しており、移住は甘くないという意見。果たして地方活性化の兆しはないのか。その答えのヒントを高知県から探る。(Yahoo!ニュース編集部/Forbes JAPAN編集部 副編集長兼シニアライター 藤吉雅春)

2015年2月、地方移住を推進する政府の「日本版CCRC構想有識者会議」でのことだ。ある有識者委員がこう言った。
「昔、『木綿のハンカチーフ』という地方から都会に出ていく歌がありましたが、これからは都会から地方へ人が向かう、いわば“逆・木綿のハンカチーフ”の視点が重要です」
太田裕美のこの歌がヒットしたのは、1976年。当時、旅立ちといえば、故郷をあとにして都会へと向かう青春のワンシーンを意味した。しかし、時代の変化を象徴する数字が、会議で配布された「東京在住の50・60代の地方移住に関する意向」という資料である。
定年退職後の第二の人生を念頭に、東京から脱出しようと考えている50代男性は50.8%だった。
団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年、東京圏では介護要員や医療施設が圧倒的に不足する。この危機を解消するためにも、政府は地方移住を後押しする「CCRC構想」を推進している。CCRCとは、Continuing Care Retirement Community(継続的なケア付き退職者コミュニティ)の略で、移住した人たちの地域交流や健康寿命の延伸ができるよう、受け皿機能を充実させた町づくりである。

しかし、50代以降の地方移住に対しては、会議中に懐疑的な声が出た。
「移住者の多くは、病気や伴侶の死を機に、都会に戻っている現実があります」
それに、自然災害を起きた場合、高齢者ばかりの集落で誰が助けてくれるのか。地域の扶助力は低下している。働く世代が減り、経済的な疲弊だけでなく、自治体そのものが消滅するとまで言われている。高齢化や人口減少に伴う地方の課題を、高齢者の移住で解消できるのか。
都会か地方か。どちらも難題を抱えるが、ここで興味深い県を紹介したい。日本がバブル期最後の繁栄を謳歌していた1990年、47都道府県で最も早く人口が自然減に転じた県。高知県である。

「ビリから2番目の県」
「知事、高知県と高知大学は一蓮托生の関係ですよ」
2012年に高知大学学長に就任した脇口宏氏は、高知県の尾﨑正直知事にそう言い、危機感を込めてこう続けた。
「高知大学が消えれば、高知県も消えるんです」
日本の10年後の姿は高知県にあると言われている。「少子・高齢化」が、「全国より約10年先行」と厚生労働省や内閣府で指摘されているからだ。高齢化率31.1%は秋田県に次ぎ日本で2番目の高さであり、年少人口割合は全国45位。また、県民所得は46位で、相対的貧困世帯率は全国トップと、経済基盤が弱い。

他にもさえない数字が並ぶ。中学生の学力テストではワースト2~3位と低迷。高知大学医学部の医師国家試験の合格率も、全国80の医学部ランキングで下位と「中の下」の間をさまよっている。
多くの指標で数字が低いため、「47都道府県の幸福度ランキング」(2011年の法政大学大学院調査、2014年の日本総研の調査)では、そろって高知県は46位。「ビリから2番目の県」と自嘲する県民もいる(ちなみにどちらも最下位は大阪府で、1位は福井県)。
そこで、産業振興や人材育成、CCRCなど多くの分野で、高知大学を拠点として県の地域活性化を行うことになった。だから学長は、「一蓮托生」と言ったのだ。
最悪の数字が並ぶ環境と、ごく一般的な地方大学。実は、この両者が作用しあい、ある効果を生み出している。
最先端は最悪から生まれる
高知県は人口あたりの病院数と病床数が全国1位、医師の数、介護療養型施設の数もトップクラスで、特に高知市内に集中している。脇口学長は「政府から『医療費の無駄遣いの県』と指摘されてきたんですよ」と語る。
なぜこんなに多いのか。
医学者でもある前出の脇口学長は、「もともと人口の高齢者比率が多いから」と言いつつも、こんな話をする。

4587とはずがたり:2016/03/02(水) 21:24:36
>>4586-4587
「土佐人の特徴で、非常に議論好きで疑ってかかるから、病院にかかって診断を受けても、別の病院に行き、また薬を処方してもらう。だから医師が多くても成り立つのです」
良く言えば、セカンドオピニオン。議論好きで権威に物申す風土が自由民権運動を生んだと言われるが、みんなで酒を飲むのが好きだから議論が生まれやすいという説もある。
一方、大学側も問題に直面していた。「地域医療への貢献」が開学の精神であったが、若い研修医が大学に残らない。また、医学部は医師国家試験に合格することが目的になっているため、「受験勉強型」に陥っている。
「そこで、大学本来のあるべき姿である、知的好奇心を満たす先端医学の研究を行い、新しい医療を生み出そうという結論に至りました」(脇口学長)。
そこで当時、医学部長であった脇口氏が主導し2009年に「先端医療学推進センター」を創設した。といっても、センターを建設したわけではない。「カネはないけど、組織はできる」と、組織改編を行い、医学部2年生という早い段階から「医学研究者」のような先端医療の開発研究に取り組ませたのだ。知識詰め込み型から、マンツーマンに近い本格研究への転換である。

現役学生の快挙
ここで教授たちが予想しない成果が生まれた。
例えば、当時4年生の小山毅さんは、手術室を見学しながら、疑問に思うことがあった。
「手術前、元気にお話しをしていた70歳ほどの男性が、手術の負荷により、私と会話が噛み合わなくなり、元気がなくなりました。せっかく手術で体が良くなったのに、他の問題が生じているのです」
「術後認知症」と呼ばれる高齢者に多い現象だ。手術後、認知症のような状態になるため、転倒したり、薬を飲み忘れたり、点滴を外すなど、事故の原因を生んでいた。

小山さんは、教授陣の指導のもと、解明されていなかった術後認知症のプロセスと抑制方法を研究。彼が書いた論文は、現役学生でありながら2015年の日本静脈麻酔学会で最優秀演題賞を受賞したのだ。
彼だけではない。2011年以降、毎年、高知大学の現役学生たちが学会で賞を受賞。2012年以降は複数の学会で受賞しており、特に5年間で4度受賞した日本腎臓学会では「現役学生たちの快挙」として医学界で話題となった。
高知大学医学部の変貌に貢献したのが、実は高知県の悪い環境である。
以前から高齢者の割合が多かったため、1976年、地方大学では初の「老年病科」が設置されている。そして1981年から現在まで、のべ患者数31万人の検査データを匿名化して蓄積。このデータを用いて、学生が糖尿病の予測モデルを研究するなど、「負の環境を地の利にした」と、大学関係者は苦笑するのだ。
前出の小山さんはこう話す。
「目の前の患者さんを良くするだけではなく、自分の研究成果が多くの人に貢献できればと思います」
人を育てることで、課題解決に挑戦できる。これが高知大学が導き出した答えである。

4588とはずがたり:2016/03/02(水) 21:27:13

幸福度「ビリから2番目」高知県にみる「逆転」のヒント
http://news.yahoo.co.jp/feature/114
3月1日(火)11時21分配信

2016年2月に発表された国勢調査では、1920年の調査開始以来、初めて日本の人口が減少に転じる結果だった。東京圏への人口の集中が進む一方、33の道府県で減少率が拡大した。…地方移住を進めたい政府側と、地方は疲弊しており、移住は甘くないという意見。果たして地方活性化の兆しはないのか。その答えのヒントを高知県から探る。(Yahoo!ニュース編集部/Forbes JAPAN編集部 副編集長兼シニアライター 藤吉雅春)

2015年2月、地方移住を推進する政府の「日本版CCRC構想有識者会議」でのことだ。…時代の変化を象徴する数字が、会議で配布された「東京在住の50・60代の地方移住に関する意向」という資料である。
定年退職後の第二の人生を念頭に、東京から脱出しようと考えている50代男性は50.8%だった。
団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年、東京圏では介護要員や医療施設が圧倒的に不足する。この危機を解消するためにも、政府は地方移住を後押しする「CCRC構想」を推進している。CCRCとは、Continuing Care Retirement Community(継続的なケア付き退職者コミュニティ)の略で、移住した人たちの地域交流や健康寿命の延伸ができるよう、受け皿機能を充実させた町づくりである。

しかし、50代以降の地方移住に対しては、会議中に懐疑的な声が出た。
「移住者の多くは、病気や伴侶の死を機に、都会に戻っている現実があります」
それに、自然災害を起きた場合、高齢者ばかりの集落で誰が助けてくれるのか。地域の扶助力は低下している。働く世代が減り、経済的な疲弊だけでなく、自治体そのものが消滅するとまで言われている。高齢化や人口減少に伴う地方の課題を、高齢者の移住で解消できるのか。
都会か地方か。どちらも難題を抱えるが、ここで興味深い県を紹介したい。日本がバブル期最後の繁栄を謳歌していた1990年、47都道府県で最も早く人口が自然減に転じた県。高知県である。

「ビリから2番目の県」
「知事、高知県と高知大学は一蓮托生の関係ですよ」
2012年に高知大学学長に就任した脇口宏氏は、高知県の尾﨑正直知事にそう言い、危機感を込めてこう続けた。
「高知大学が消えれば、高知県も消えるんです」
日本の10年後の姿は高知県にあると言われている。「少子・高齢化」が、「全国より約10年先行」と厚生労働省や内閣府で指摘されているからだ。高齢化率31.1%は秋田県に次ぎ日本で2番目の高さであり、年少人口割合は全国45位。また、県民所得は46位で、相対的貧困世帯率は全国トップと、経済基盤が弱い。

他にもさえない数字が並ぶ。中学生の学力テストではワースト2~3位と低迷。高知大学医学部の医師国家試験の合格率も、全国80の医学部ランキングで下位と「中の下」の間をさまよっている。
多くの指標で数字が低いため、「47都道府県の幸福度ランキング」(2011年の法政大学大学院調査、2014年の日本総研の調査)では、そろって高知県は46位。「ビリから2番目の県」と自嘲する県民もいる(ちなみにどちらも最下位は大阪府で、1位は福井県)。
そこで、産業振興や人材育成、CCRCなど多くの分野で、高知大学を拠点として県の地域活性化を行うことになった。だから学長は、「一蓮托生」と言ったのだ。

4589とはずがたり:2016/03/03(木) 22:24:11
小保方氏らネイチャー論文、共著者申し出で撤回
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160227-OYT1T50098.html?from=yartcl_outbrain2
2016年02月27日 12時37分

 元理化学研究所研究員の小保方晴子氏(32)らの2011年の論文が撤回されたと、英科学誌ネイチャーが25日、発表した。

 論文中の二つのグラフが酷似しているとの指摘があり、小保方氏以外の共著者3人が撤回を申し出た。同誌は小保方氏にも接触を試みたが、連絡がつかなかったという。

 論文は、再生医療に用いる「細胞シート」の性質を、マウスで評価するための手順をまとめた内容。STAPスタップ論文を発表する2年半前の11年6月、「ネイチャー・プロトコルズ」誌に掲載された。

 筆頭著者は小保方氏で、責任著者は岡野光夫てるお・東京女子医大特任教授。ほかに同大と早稲田大1人ずつの計4人の共著だった。ネイチャーによると、共著者3人が、グラフの元データを確認できないため撤回を要望、深く謝罪したという。

 岡野氏は26日、読売新聞の取材に、「内容すべてが間違いとは考えていないが、修正すべき図があるのは事実。このまま放置しておくわけにいかないので取り下げた」と述べた。

4590とはずがたり:2016/03/11(金) 00:40:01

逮捕のタレント女医はお嬢様育ち
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000055-nksports-soci
日刊スポーツ 3月10日(木)10時7分配信

 テレビのバラエティー番組に出演し、ホストクラブで一晩900万円使ったなど派手な暮らしぶりを明かしていた医師の脇坂英理子容疑者(37)が9日、詐欺の疑いで逮捕された。警視庁組織犯罪対策4課によると、経営していたクリニックで患者14人を何度も診療したように装い、診療報酬を請求。約155万円を詐取した疑い。同課は同様な手口で総額約6900万円を不正請求した疑いがあるとみて調べている。

【写真】華美な衣装で挑発的なポーズの脇坂英理子

 昨年1月に脇坂容疑者をインタビューした。キャバクラ嬢風のド派手メークにホスト遊び、下ネタOKと事前に聞いていたので、内心ビクビクしながら臨んだ。美人女医で美容クリニック経営だったので気の強い女性をイメージしていたが、実に礼儀正しい人物だった。

 中学、高校は名門のお嬢さま学校、東洋英和。大学は東京女子医大に推薦入学で、医師免許一発合格だ。それだけ恵まれた人生が狂ったのは、4年間の結婚生活の破綻。別居中にホストにはまって借金を作ったのが転落の始まりだった。取材中も、なんども気の弱いところを見せた。

 「勝ち組」の医師からの、まさかの転落劇。インタビューでは「将来の夢は女優、キャバ嬢役なら練習なしでやれる」と笑っていた。【小谷野俊哉】

 ◆診療報酬詐欺事件 昨年11月、通院患者の診療回数を水増しするなどして診療報酬や医療費をだまし取っていたとして、指定暴力団住吉会系組長の三戸慶太郎被告らが逮捕・起訴された。逮捕されたのは接骨院元経営者や歯科医院の元院長ら20人以上。不正受給総額は数億円規模で、一部が暴力団にも流れていたとみられる。患者役としてお笑い芸人らの関与も疑われるなど、芸能界にも波紋を広げた。

脇坂安治の子孫が脇坂英理子容疑者との縁戚関係否定
http://www.nikkansports.com/general/news/1614950.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=%E9%80%AE%E6%8D%95%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E5%A5%B3%E5%8C%BB%E3%81%AF%E3%81%8A%E5%AC%A2%E6%A7%98%E8%82%B2%E3%81%A1
[2016年3月10日18時44分]

 「賤ケ岳の七本槍」で知られる戦国武将・脇坂安治の子孫が10日、詐欺の疑いで逮捕された医師の脇坂英理子容疑者(37)との縁戚関係を否定した。

 龍野藩脇坂家16代当主の脇坂安知氏(58)が、経営する会社のホームページを通じて「脇坂英理子容疑者と、弊社社長・脇坂とは一切関係ございません」と声明を発表した。安知氏は龍野歴史文化資料館の名誉館長も務めている。8日に診療報酬を搾取した疑いで逮捕された英理子容疑者は、15年1月の日刊スポーツの取材に脇坂安治の子孫だと説明、ツイッターなどでも公表していた。

4591とはずがたり:2016/03/17(木) 11:19:04

>今回の件は、メディアが大々的に問題点を報じているにもかかわらず、遺族が不満を持っているという話は伝わってこない。患者・家族はしっかりと説明を受け、納得していたと考えるのが自然だろう。
>事実、5件目の死亡例の遺族は、代理人弁護士を通じ、「今回の結果は残念です。でも本人もKIFMECで移植を受けられたことで生きる希望を持てました。一切の悔いはありません」とコメントを述べている。KIFMECは厳しい症例や他の医療機関で移植を断られた症例を受け入れているため、患者・家族からは感謝されていた可能性が高い。

>ところが、肝移植研究会の報告書や日本移植学会の記者会見からは、このような先人への敬意を感じない。さしたるエビデンスもなく、遺族に対して「ご家族は犬死にだった」と言っているようなものだ。むしろ、大学教授たちの利権のにおいすらする。生体肝移植の施設基準を厳しくすれば、国立大学を中心とした既存の施設が有利になる。新規参入は難しくなり、競争が阻害される。そして、停滞する。最終的には患者のためにならない。

神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)が破産へ 生体肝移植患者死亡の影響で
2016年3月16日18時18分
http://www.christiantoday.co.jp/articles/19886/20160316/kobe-international-frontier-medical-center-kifmec-bankruptcy.htm

生体肝移植を受けた患者が相次いで死亡した民間病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)」(神戸市中央区)が、4月にも破産申し立てをする方針だという。破産申し立ての方針を伝える文書(15日付)を債権者に送付したとして、神戸新聞などが伝えた。
KIFMECは、生体肝移植を受けた患者の死亡が昨年4月ごろから報じられて以降、患者数が減少。神戸市が改善を指導したり、十分な体制が整うまでは移植を自粛するよう日本移植学会が求めたりしていた。これを受け、KIFMECは同6月から移植を中断。外部の専門家らによる委員会の評価を受け、同10月には再開し、10例目となる生体肝移植を行っていたが、同11月から事実上の診療停止を発表していた。
その後、再建を目指して支援者を探していたが、実現可能な支援の申し出がなかったため、事業継続を断念したという。同紙によると、申し立ての時期は今後約1カ月を見込んでいるという。
KIFMECは2014年11月、肝臓病や消化器病の専門病院として開院。計10例の生体肝移植手術を実施したが、7人の死亡が確認され、うち5人は術後1カ月以内に亡くなったという。同紙によると、KIFMECの田中紘一理事長は生体肝移植の第一人者で、生体肝移植手術は田中理事長を中心に行われていた。
KIFMECのホームページには15日現在、「現在、諸般の事情により病院事業を縮小させていただいております。ただいま外来日等、調整をしておりますので暫くお待ちください。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんが、よろしくお願い致します」とする告知が掲載されている。

2015.06.11
連載 連載
上昌広「絶望の医療 希望の医療」
神戸肝移植死亡事故、つくられた冤罪?他病院で断られた難しい患者受け入れか におう利権
http://biz-journal.jp/2015/06/post_10299.html
文=上昌広/東京大学医科学研究所特任教授

 神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)で生体肝移植の手術を受けた患者9人中、5人が死亡していたことが世間の注目を集めている。きっかけは、4月14日のメディア報道だ。KIFMECの依頼を受けた日本肝移植研究会が調査を行っていることが明らかとなった。「1カ月以内で5人死亡」などのセンセーショナルなタイトルが並び、最初からKIFMECに問題があるという主旨の報道が多かった。
 4月25日には、日本肝移植研究会の報告書の内容が明らかとなった。同研究会は、院内体制が不十分で、病院としての総合力が標準からするとかなり不足しているため、移植を中止し、組織を抜本的に改革する必要があると結論付けた。さらに5月22日には、日本移植学会と共同で「生体肝移植実施施設体制に関する緊急注意喚起」を発表し、「生体肝移植の実施体制及び施設体制に関する基準」を提言した。
 筆者は、この話を聞いて暗澹たる気持ちとなった。それは、この報告書の内容が死亡の真相とは程遠いように感じたからだ。メディアと学会が結託して、「冤罪の医療事故」をつくり出してしまった可能性すらある。このような感想は、筆者だけが抱いたわけではない。知人の全国紙医療専門記者は「最初から結論ありきの、内輪揉めに見える」という。

4592とはずがたり:2016/03/17(木) 11:19:45

 果たして、この件は何が問題だったのだろうか。日本肝移植研究会が指摘するように、常勤のICU専門医、感染症専門医、病理医がいないなどの体制の不備が問題だったのだろうか。
 おそらく、そうではない。このような分野の専門医がいたら、ハイレベルの医療は提供できただろうが、患者を救命できたとは限らない。問題があるとすれば、むしろ主治医の技量と患者選択だろう。ここを掘り下げない報告書は意味がない。
 だが、医師の技量と患者選択の是非を評価するのは難しい。それは、客観的な基準がなく、評価者の主観に依存するところが大きいからだ。果たして、主治医はどの程度の技量があったのかという点こそ、専門家が責任を持って判断しなければならないが、肝移植研究会は責任を回避した。前出の記者は「研究会の幹部は陰では悪口を言うが、報告書や会見では技量について触れない」という。
 KIFMECのホームページには、スタッフの経歴が紹介されている。田中紘一理事長をはじめ、京都大学で肝移植に従事した医師が名を連ねている。生体肝移植の経験は豊富であり、彼らの技量が劣っていたとは考えにくい(http://www.kifmec.com/03_kifmec_ishi_1.html)。

 これでは、大学教授が仲間うちで群れて、安全なところから石を投げているようなものだ。卑怯であり、社会から信頼されない。「肝移植ムラの足の引っ張り合い」(前出の記者)といわれても仕方ない。
患者・家族から感謝されていた可能性も

 医師の技量の評価以上に、患者選択の是非を第三者が判断するのはもっと難しい。日本肝移植研究会は、健常人から肝臓を切除することの倫理的問題を重視している。筆者も同感だが、家族は自らの肝臓を提供し、患者はリスクの高い手術を受ける権利がある。患者に十分な情報が提供され、医師と患者でよく話し合って合意したのであれば、第三者が倫理を振りかざして、口を挟む問題ではないという見方も可能だ。
 さらに、6月5日に5例目の死亡例が出たとき、日本移植学会の高原史郎理事長は記者会見を開き、「目の前の患者が放っておけば亡くなるという場合、医療行為をすることはある。しかしガイドラインがあり、絶対やってはいけない部分がある」「このままでは日本の移植医療の信頼が失われる」と述べた。
 果たして、本当にそうなのだろうか。実際に患者を診察していない高原理事長が、何を根拠に「絶対やってはいけない」と言うのだろうか。彼は「ガイドライン」を持ち出しているが、そんなものは根拠にならない。医療現場では、ガイドラインはあくまで参考の一つにすぎない。また、いまや学会のガイドラインの信頼は地に落ちている。ノバルティスファーマや武田薬品工業の臨床研究不正を通じて、医学会のガイドラインがどのような経緯でできたか、国民は知ってしまった。
 医師にとって大切なのは患者だ。日本移植医療の評判ではない。私は、KIFMECの対応は至極真っ当だと考える。
 今回の件は、メディアが大々的に問題点を報じているにもかかわらず、遺族が不満を持っているという話は伝わってこない。患者・家族はしっかりと説明を受け、納得していたと考えるのが自然だろう。
 事実、5件目の死亡例の遺族は、代理人弁護士を通じ、「今回の結果は残念です。でも本人もKIFMECで移植を受けられたことで生きる希望を持てました。一切の悔いはありません」とコメントを述べている。KIFMECは厳しい症例や他の医療機関で移植を断られた症例を受け入れているため、患者・家族からは感謝されていた可能性が高い。

4593とはずがたり:2016/03/17(木) 11:19:51
>>4591-4593
競争が阻害される懸念

 手術を受けるなら、誰もが経験豊富な評価の高い病院で受診したい。一流病院には大勢の患者が押し寄せるため、合併症のない状態の良い患者を選んで手術をすることが可能になる。
 筆者がかつて勤務した国立がんセンター(現国立がん研究センター)では、臨床研究や治験に登録できる状態の良い患者を優先的に受け入れる傾向があった。進行したがん患者は断るため、「国立がんセンターこそ、がん難民の原因」と非難されたくらいだ。このような患者を受け入れてくれたのは、周辺の病院、特に新しくがん治療を始めた病院だった。
 がん治療も肝移植も状況は変わらないだろう。新規に移植医療に参入する病院は、他院で断られたハイリスクの患者を対象にせざるを得ない。この現実を、肝移植研究会や日本移植学会はどう考えているのだろうか。
 そもそも、医療は人体実験だ。特に移植医療は、患者の死亡の上に発展してきたといっても過言ではない。我々は、自らの身を挺して医療を進歩させた患者、彼らを懸命に治療した先輩医師たちへの感謝の念を忘れてはならない。
 ところが、肝移植研究会の報告書や日本移植学会の記者会見からは、このような先人への敬意を感じない。さしたるエビデンスもなく、遺族に対して「ご家族は犬死にだった」と言っているようなものだ。むしろ、大学教授たちの利権のにおいすらする。生体肝移植の施設基準を厳しくすれば、国立大学を中心とした既存の施設が有利になる。新規参入は難しくなり、競争が阻害される。そして、停滞する。最終的には患者のためにならない。
 今回の死亡事例は、果たして看過できないほどの問題を含んでいたのだろうか。もし、問題ならば、その本当の原因はなんだったのだろうか。今こそ、虚心坦懐に議論しなければならない。
(文=上昌広/東京大学医科学研究所特任教授)

4594とはずがたり:2016/03/17(木) 21:15:59

子宮頸がんワクチン副反応「脳に障害」 国研究班発表
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160317-00000008-jnn-soci
TBS系(JNN) 3月17日(木)0時17分配信

 「NEWS23」が継続してお伝えしている子宮頸がん予防ワクチンをめぐる動きです。番組ではワクチンを接種した少女たちの記憶力などが低下する症状について取り上げてきましたが、国の研究班が16日、脳の障害に関する新たな研究結果を発表しました。

 利き手だった右手がうまく動かせなくなってから5年がたとうとしています。酒井七海さん(21)。足が思うように動かせず、車いすを使う生活が当たり前のようになりました。こうした症状を発症したのは、子宮頸がんワクチンを接種してからです。

 日本でこれまで接種した338万人のうち、副反応の報告があったのは2584人。2年前、酒井さんは別の病院に通院していました。現在はまた違う病院に。今回が22回目の入院となります。

 「足を真っすぐにすると震える・・・」(酒井七海さん)

 目に見える症状のほかに、今、深刻なのは、記憶の障害です。

 「(七海さんが)予定とかを忘れちゃうので・・・」(母親)
 「やったことを常にスマホに記録していて。11時40分に(取材が)来たので、とりあえずここ(スマホ)に書いておいて、夜、まとめて、ノートにきょう何時に何をしたというのを書いたりして」(酒井七海さん)

 これまで、国の検討部会はこうした症状を少女たちの心身の反応としてきました。そうした中、16日、厚生労働省で国の研究班の1つが新たな研究成果を発表しました。研究班の代表を務める池田修一信州大学医学部長。この1年間、全国の患者およそ140人の研究を進めてきました。そこでわかってきたのが、記憶力の低下などを訴える患者の傾向です。

 「『情報の処理速度』だけが極端に落ちている。正常の6割くらいまで落ちている」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 少女たちに何が起きているのでしょうか。実験用の特別なマウスを使って分析が行われました。マウスにそれぞれ、子宮頸がんワクチン「サーバリックス」、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチンを打ったところ、子宮頸がんワクチンを打ったマウスにだけ脳に異常が発生していることがわかったといいます。

 「子宮頸がんワクチンを打ったマウスだけ、脳の海馬・記憶の中枢に異常な抗体が沈着。海馬(記憶の中枢)の機能を障害していそうだ」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 脳の画像データ。子宮頸がんワクチンだけ緑色に光る異常な抗体が出ています。

 「明らかに脳に障害が起こっている。ワクチンを打った後、こういう脳障害を訴えている患者の共通した客観的所見が提示できている」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 異常が見つかったのは脳だけではありません。子宮頸がんワクチンを打ったマウスの足の裏にある神経の束を撮影したもの。正常な神経は黒く太いバンドで取り囲まれています。しかし、マウスから見つかった異常がある神経は、正常のものと比較すると、黒いバンドの部分が壊れて亀裂が入り、膨らんでいるのがわかります。

 「この神経は情報が正確に早く伝わっていかないと考えられます」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 こうしたマウスの異常はワクチンを打ってから9か月ぐらいで現れたといいます。さらに研究班は、特定の遺伝子にも注目しています。記憶の障害を訴える33人の患者を調べたところ、そのおよそ8割で同じ型を保有していることがわかりました。

 「(注目している遺伝子は)中国・日本など東アジアの人に多い。子宮頸がんワクチンの副反応が日本でクローズアップされた遺伝的背景の1つの原因かもしれないと考えています」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 国の研究班は今後、今回、マウスなどで見られた異常と、ワクチンの成分との関係について、本格的な分析を進める予定です。(16日23:07)
最終更新:3月17日(木)11時13分TBS News i

4595とはずがたり:2016/03/18(金) 12:50:22

理研、ES細胞がテロメア長を維持することで老化を回避する仕組みを解明
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160318/Cobs_414799.html
マイナビニュース 2016年3月18日 11時10分 (2016年3月18日 12時40分 更新)

理化学研究所(理研)は3月18日、マウスES細胞(胚性幹細胞)の老化回避機構を解明したと発表した。

同成果は、理研 多細胞システム形成研究センター 多能性幹細胞研究チーム 丹羽仁史チームリーダー、二木陽子 研究員らの研究チームによるもので、3月17日付けの米科学誌「Stem Cell Reports」オンライン版に掲載された。

一般に、細胞は分裂を繰り返すことで染色体DNAの末端にあるテロメアと呼ばれる部分が短くなり老化するが、ES細胞は老化することなく半永久的に培養できる。2010年に、マウスES細胞で「Zscan4」というタンパク質がテロメアを伸長し、遺伝子を保護することが発見されたが、Zscan4はすべてのES細胞にいつも発現しているわけではなく、どのようなときに発現するのかはわかっていなかった。

同研究チームは今回、Zscan4の発現様式を経時的に解析するために、Zscan4が発現すると緑色に光るマウスES細胞を作り、顕微鏡下で120時間観察した。その結果、Zscan4は一部の細胞においてのみ発現していることを確認。また、赤色の核マーカー(H2B)を指標に細胞を1時間おきに追跡し、緑色の輝度を測定することでZscan4の発現を定量化した。このZscan4の発現様式を細胞の家系図となる細胞系統図に沿って記述することにより、これまで平均12時間でほぼ均一と思われていたES細胞の細胞周期が、実際には10〜30時間と大きくばらついていたことがわかった。

さらに、Zscan4の発現量を経時的に詳しく解析したところ、細胞周期が長いほどZscan4の発現量が多く、Zscan4の発現量が一旦増えた後は、次の細胞周期の長さが短くなる傾向にあることがわかった。また、培養系においてES細胞内に色素を注入し、その希釈率で細胞周期の長さを同定する手法を用いて、細胞周期の長さとテロメアの長さの関係を解析した結果、細胞周期が長い状態のES細胞は、テロメアが短くなっていることがわかった。

一般にテロメアの著しい短縮やDNAの損傷が起こると、その修復機構が働いて細胞周期が一時的に停止し、細胞周期が長くなる傾向にあるが、今回の結果でも、テロメアが短いES細胞は細胞周期が長くなることが示され、またそのような状態においてはZscan4の発現量が増えることが新たにわかった。このことから、Zscan4はテロメアが短くなったことに応じて発現が誘導され、テロメアの長さを元に戻すことでES細胞の老化を回避していることが示されたといえる。

同研究チームは今回の成果について、再生医療分野での応用が期待されるES細胞およびiPS細胞の培養にも応用できることが期待されると説明している。

4596とはずがたり:2016/03/19(土) 10:48:27

池袋駅前5人死傷、被告の医師が無罪主張
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160317/Tbs_news_55003.html
TBS News i 2016年3月17日 22時43分 (2016年3月18日 00時20分 更新)

 東京のJR池袋駅前で乗用車が暴走し、5人が死傷した事故の初公判で、危険運転致死傷の罪に問われた医師の男が無罪を主張しました。
 医師の金子庄一郎被告(54)は、去年8月、JR池袋駅前の歩道で、乗用車を暴走させ、薬剤師の女性ら5人を死傷させた危険運転致死傷の罪に問われています。

 金子被告にはてんかんの持病があり、17日の初公判で、「事故当日、薬を飲んでいて、発作の兆候はなく、意識障害のおそれがあるとは認識していませんでした」と述べ、無罪を主張しました。

 一方、検察側は冒頭陳述で、「金子被告は過去にも、かかりつけの医者に、運転中に発作を起こしていたと申告していて、その際、運転しないよう注意を受けていた」と反論しました。(17日18:09)

4597とはずがたり:2016/03/20(日) 23:17:01

脳機能障害、患者8割が同じ遺伝子
http://mainichi.jp/articles/20160317/k00/00m/040/109000c
毎日新聞2016年3月16日 21時06分(最終更新 3月16日 23時12分)

 子宮頸(けい)がんワクチン接種後の健康被害を訴える少女らを診療している厚生労働省研究班代表の池田修一信州大教授(脳神経内科)は16日、脳機能障害が起きている患者の8割弱で免疫システムに関わる遺伝子が同じ型だったとの分析結果をまとめた。事前に遺伝子型を調べることで、接種後の障害の出やすさの予測につなげられる可能性があるという。厚労省内で開かれた発表会で公表した。

 研究班は信州大と鹿児島大で、ワクチン接種後に学習障害や過剰な睡眠などの脳機能障害が出た10代の少女らの血液を採り、遺伝子「HLA?DPB1」の型を調べた。

 その結果、「0501」の型の患者が信州大で14人中10人(71%)、鹿児島大で19人中16人(84%)を占めた。「0501」は一般の日本人の集団では4割程度とされ、患者の型に偏りが見られた。

 池田教授は「ワクチンの成分と症状の因果関係は分からないが、接種前に血液検査でHLAを調べることで発症を予防できる可能性がある」と話した。

 研究班は今後、対象を手足の痛みなど別の症状のある患者も含めて150人に広げ、発症の仕組みなどについて研究を続ける。

 子宮頸がんワクチンは2009年12月以降、小学6年から高校1年の少女を中心に約338万人が接種を受けたが、副作用報告が相次いで13年6月から接種の呼び掛けが中止されている。【斎藤広子】

免疫異常誘発の可能性

 厚生労働省研究班の今回の分析は、子宮頸がんワクチンの接種を引き金に免疫機能が異常をきたし、過剰な反応が起きている可能性を示す。調査数が少なく「科学的に意味はない」(日本産科婦人科学会前理事長の小西郁生・京都大教授)との指摘もあるが、厚労省の専門家検討会が原因とみている接種時の痛みや不安に伴う「心身の反応説」とは異なる観点からの研究で、今後が注目される。

 世界保健機関(WHO)は同ワクチンの安全宣言を出し、接種を事実上中断している日本の対応を批判している。名古屋市も昨年、7万人対象の調査で接種者と未接種者の間に発症差はなかったと発表しており、接種再開を求める声も強い。

 ただ、患者らが訴える症状の原因は、解明の途上だ。研究班は複数のワクチンをマウスに接種する実験で、子宮頸がんワクチンを打ったマウスの脳だけに神経細胞を攻撃する抗体が作られたとしている。また、人種差があるHLA型に着目した研究は、国ごとに違う副作用発生率を比較するのに役立つ可能性があり、新たな知見が得られるかもしれない。

 接種再開の議論をする際は、こうした原因解明の取り組みや治療法の開発の状況を考慮することが求められる。【斎藤広子】

 【ことば】HLA

 細胞の表面にあるたんぱく質で、体に入る異物を攻撃する目印になる。HLAを構成する遺伝子は複数あり、それぞれのHLA型は糖尿病やベーチェット病などさまざまな病気のなりやすさと関係しているとされる。研究者らが作る国際データベースによると「HLA?DPB1」の型が「0501」の人は、日本や中国、オーストラリアなどで多い一方、欧州や北米では低い傾向がある。

4598とはずがたり:2016/03/20(日) 23:17:11

<インフルエンザ脳症>161人 過去5年間で最多
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160320-00000021-mai-soci
毎日新聞 3月20日(日)19時2分配信

 インフルエンザの感染に伴い、けいれんや意識障害などが起きる「インフルエンザ脳症」を発症した患者数が今季は161人と、過去5年間で最も多くなっていることが、国立感染症研究所の調べで分かった。乳幼児の感染は死に至ることもあり、注意を呼びかけている。

 インフルエンザ脳症は、急な高熱の後、突然けいれんが続いたり、意味不明の言動や意識障害を起こす症状。体内のウイルスへの免疫反応が激しすぎて発症するとみられている。症状が重い場合、運動まひなどの後遺症が残り、寝たきりになってしまうこともある。

 感染研によると、今季は今月6日までに全国で患者161人の報告があり、昨季の101人を大きく上回っている。このうち15歳未満が全体の86%にあたる138人と、例年の60〜70%を超えて高い割合を占めている。

 インフルエンザ脳症は、新型インフルエンザが流行した2009〜10年のシーズンも、319人と患者が増えた。今季も同種類のウイルスが流行の主流となっていることが増加の一因とみられる。

 厚生労働省によると、今月13日までの1週間に医療機関を受診したインフルエンザ患者数の推計は約135万人。1医療機関あたり28.20人で、全国的な流行を示す「警報レベル」の同30人を6週間ぶりに下回ったものの、3月半ばとしては異例の多さが続いている。【千葉紀和】

4599とはずがたり:2016/03/21(月) 19:29:09
花粉症引き起こす「肥満細胞」、iPSから作製
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160319-OYT1T50047.html?from=yartcl_outbrain1
2016年03月19日 14時55分

 国立研究開発法人「医薬基盤・健康・栄養研究所」(大阪府茨木市)の研究チームは、花粉症を引き起こす原因となる「肥満細胞」を人間のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製したと、大阪市で開かれている日本再生医療学会で発表した。

 花粉症の人の体内に花粉が入ると、抗体と呼ばれるたんぱく質が「肥満細胞」という膨れた細胞にくっつき、ヒスタミンなどの複数の化学物質を放出する。これらの物質が、くしゃみや鼻水の症状を引き起こす。

 同研究所の川端健二プロジェクトリーダー(免疫学)らは、iPS細胞を特殊なたんぱく質が入ったゼリー状の培地などで計約10週間培養した。作製した細胞内に通常は肥満細胞の中だけにある酵素が作られていることを確認。細胞にくっついた抗体を刺激すると、ヒスタミンなど複数の化学物質が放出された。

4600とはずがたり:2016/03/25(金) 20:38:50

2016/3/25 19:05
食道がんになる危険がずば抜けて高い「酒を飲むとすぐ赤くなる人」
http://ima.goo.ne.jp/word/68878/%E3%80%8C%E9%A3%B2%E9%85%92%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%90%E8%B5%A4%E3%81%8F%E3%80%8D%20%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E5%8D%B1%E9%99%BA%E6%80%A7?from=ima_side

酒を飲むとすぐ顔が赤くなる体質の人が、長年「大量に飲酒」を続けると、80歳までに食道がんや咽頭がんになる確率が約20%、5人に1人の割合にもなると、愛知県がんセンターの松尾恵太郎研究部長らのチームが発表するなど、生まれつき酒に弱い体質の人ががんになるリスクは驚くほど高いという研究が相次いでいるという。「J-CASTヘルスケア」が報じている。

4601とはずがたり:2016/03/25(金) 23:59:50
2015.12.28
来年から湿布薬の処方枚数に制限〜欧米では使われない不思議な薬
http://healthpress.jp/2015/12/post-2184.html

 昔から日本人には馴染みのある「湿布薬」。捻挫や打撲、肩こり、腰痛などで用いられる、日本ではポピュラーな薬だ。日本人なら誰もが一度は使ったことがあるのではないだろうか。

 そんな身近に処方されてきた湿布薬(鎮痛消炎貼付剤)が、2016年4月の診療報酬の改定を機に、処方枚数が制限されるという。厚生労働省は、1回で70枚以上処方される患者は延べ約30万人/月いるとして、今回の制限によって国費ベースで年間数十億円の医療費削減につながるとみている。

 市販の湿布薬を買うと全額自己負担だが、医師が処方すると原則1〜3割の負担ですむ。「湿布薬は何枚あっても困らない」と多めに処方してもらい、余ったものをストック、家族などに譲渡するケースは少なくない。患者に必要以上の枚数が処方されるという無駄が問題視されてきた。

 そもそも、湿布薬の効果や副作用について十分な知識をもたず、安易に使用していないだろうか。

温熱効果や冷却効果はない!

 湿布は、開発の経緯から大きく「第一世代」と「第二世代」に区分けされる。第一世代は、消炎鎮痛成分(サリチル酸メチルなど) に加え、刺激成分が温感・冷感を与える。その後、鎮痛効果の高い非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs) を含んだ貼付剤が登場した。これが現在、主流となっている「第二世代」である。

 いずれも、肩こりや腰痛の原因である「筋肉の凝り」を取ってくれるわけではない。あくまで「痛み止め」「炎症を抑える」ための薬だ。

 冷湿布を貼るとヒンヤリする冷却効果は、配合されているメンソールによるもので、実際には「冷却」されているわけでない。一方、温湿布も、トウガラシエキスなどによって温かく感じているだけだ。実際に冷やす・温めるという効果は期待できないということを覚えておこう。

欧米ではほとんど使われていない湿布

 ところで、日本ではとても普及している湿布だが、欧米ではほとんど使われていない。痛み止めといえば飲み薬が一般的で、湿布のような貼り薬はあまり使われない。また、保険が適応されない国も多い。文化や習慣の違いなのかもしれないが、「薬」として“認めていない”場合が多いのだ。

 湿布はその手軽さから、「薬物」のイメージは薄いが、保険診療で採用されている、れっきとした薬。たとえば、ハガキ大のサイズの湿布薬を10枚ほど使うと、血中の鎮痛成分の濃度は、飲み薬1日分と同じくらいになるという研究結果がある。

湿布の多用、連用で副作用に見舞われることも

 すべての薬には何らかの副作用がつきものだが、湿布も同様だ。安易に使っていると思わぬ副作用に見舞われることがある。特に高齢者に多いのが、多用、連用によるものだ。

 たとえば、痛みや炎症を抑える医療用貼り薬「モーラステープ」に含まれる「ケトプロフェン」という鎮痛成分には、「光線過敏症」という副作用がある。貼ったまま紫外線を浴びると、貼った部位に発疹、腫れ、かゆみ、水ぶくれなどの症状が表れる。

 厚生労働省の発表によると、妊娠後期に使用した後、胎児の心臓につながる胎児動脈管が収縮し、胎児に肺高血圧症などが起きたケース、妊娠中期の使用で羊水が少なくなる羊水過少症も報告されている。

 また、インドメタシンには、筋肉を萎縮させてしまう副作用があり、ほかにも喘息を患っている人には用いてはならないという欠点がある。そのほかにも、アレルギー反応を引き起こしたり、胃の粘膜を刺激して胃腸炎になったりしたケースが報告されている。

 今回の湿布の処方枚数の制限策が、医療費削減の面だけでなく、適切な使用に基づく効果や副作用への喚起を呼ぶことに期待したい。
(文=編集部、監修=三木貴弘)


三木貴弘(みき・たかひろ)
理学療法士。日本で理学療法士として勤務した後、豪・Curtin大学に留学。オーストラリアで最新の医療、理学療法を学ぶ。2014年に帰国し、現在は東京都で理学療法士として医療機関に勤務。その傍ら、一般の人に対しても正しい医療知識をわかりやすく伝えるために執筆活動にも力を入れている。

4602とはずがたり:2016/03/26(土) 00:00:40
2016.03.22
改訂版「心房細動治療ガイドライン」の公正性に疑念?関係者に製薬会社から1億円もの金銭!
http://healthpress.jp/2016/03/1-9.html

 NGO「薬害オンブズパースン会議」(代表:鈴木利廣)は今月3日、日本循環器学会、日本心臓病学会、日本不整脈心電学会(旧日本心電学会、旧日本不整脈学会)と関連製薬会社に対し、公開質問を送付した。

 これら学会は2014年に「心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版)」を公表しているのだが、同ガイドラインに多大な影響を受ける製薬会社5社から年間1億円を超える金銭が、ガイドライン作成に携わった学会員に支払われていたためだ。

 降圧薬の臨床試験データ偽造をめぐり問題視されたアカデミアと製薬企業の関係が、今度はガイドライン作成の観点から問われている。

改訂ガイドラインはNOACを強く推奨

 学会が作成する診療ガイドラインは、臨床現場に大きな影響を持つ。疾病の診断基準、標準治療などが示されており、多くの医師が日常診療の参考としている。改訂された心房細動治療ガイドラインも例外ではない。
 
 さて、心房細動患者の多くは、心臓の中で血の塊(血栓)が形成されるのを防ぐ薬(抗凝固薬)を飲まなくてはならない。そうしないと血栓が血流に乗って脳へ行き脳血管が詰まってしまうためだ(脳塞栓症)。
 
 脳塞栓症を予防にはこれまで、ワルファリンという薬しかなかった。しかし2011年以降、新たな飲み薬が使えるようになり、2014年には4種類が使用可能となった。これらの薬は「NOAC(ノアック)」と呼ばれている(新規経口抗凝固薬の英語頭文字)。

 改訂された心房細動治療ガイドラインでは、この「NOAC」が強く推奨されている。
  
NOAC販売社からガイドライン作成関係者11名に1億1400万円余の金銭

 薬害オンブズパースン会議によれば、このNOACを販売している製薬会社5社から、心房細動ガイドライン作成関係者11名に対し、2014年1年間のみで1億1,400万円余が支払われていた。うち2名は、2,000万円以上を受領している。名目は「講演料」「原稿料」「コンサルティング料」だ。

 この結果を受け、ガイドラインの公正性に疑問を覚えた同会議はNOAC販売会社に対し、NOAC販売承認(厚生労働省による)からガイドライン改訂まで間に、ガイドライン作成関係者に支払った金銭、加えて作成関係者の所属組織に支払った寄付の全額を、開示するよう要求した。

 同時に先述3学会に対しては、上記の学会員による金銭授受把握の有無、またガイドラインの公正・中立性に関する見解を問うている。

4603とはずがたり:2016/03/26(土) 00:00:53
>>4602-4603
心房細動に「未承認」のNOACをガイドラインが「推奨」

 薬害オンブズパースン会議の指摘以前から、心房細動治療ガイドラインには「NOAC寄り」だとの批判があった。その1例は「未承認NOACの推奨」だ。

 ガイドラインでは、どのような心房細動患者にどのような抗凝固薬が適しているのか示されている。その際、ガイドライン作成時にはまだ心房細動への使用が承認されていなかったあるNOACが、「推奨」、あるいは「考慮可」として明記された。厚生労働省が心房細動への使用をまだ認めていない薬剤を、ガイドライン策定斑独自の判断で「推奨」したのだ。
 
 もちろん、この点は策定斑の中でも問題となった。ガイドラインが「2013年改訂版」にもかかわらず、公表が2014年にずれ込んだのは、この点の合意形成に時間がかかったためだと説明する関係者もいる。

発売後半年を待たずにNOAC推奨の「緊急ステートメント」を出した過去も

 心房細動治療ガイドライン策定斑によるNOAC推奨は、今回の改訂が初めてではない。わが国最初のNOACが売り出されて半年も経たない2011年8月、「心房細動における抗血栓療法に関する緊急ステートメント」なる文書が日本循環器学会から公表された。事実上のガイドライン(2008年版)改訂だった。前回ガイドラインには入っていなかったNOACが、発売後半年も経たないうちにファルファリンと並んで「推奨」されていたのだ。

 ワルファリンにしてもNOACにしても、抗凝固薬は使い方の難しい薬である。下手をすれば大出血を引き起こす。それゆえ最初は、抗凝固薬の経験が豊富な専門医から使い始め、安全な使用法を模索していく。そして安全な使い方が確立されれば、ガイドラインでの推奨も考慮されよう。

 そういう意味で、ほとんどNOAC使用経験が集積されていない時期の「緊急ステートメント」には、違和感を覚えた医師も多かったはずだ。

 皮肉なことに、このステートメントが出された当日、ステートメント推奨のNOACによる大出血への警告が、製造社から発せられた。

 薬害オンブズパースン会議の公開質問に対し、関係学会、NOAC販売社がどのような回答を寄せるのか、注視していきたい。 
(文=黒澤貴/医事ジャーナリスト)

4604とはずがたり:2016/03/26(土) 00:06:48
俺も疲れると歯茎に出る。。

2016.03.23
日本人の265万人以上、40歳以上の8割強が苦しむ「歯周病」は、天候急変から3日以内悪化する!?
http://healthpress.jp/2016/03/2654083.html

 四季の移り変わりに伴う病気や症状の総称は「季節病」。一方、日々の天候変化で起こる症状の総称は「気象病」。しかし、微妙な変わり目に著しい気象の変化が入り混じり、花粉も飛び散る昨今は、体中が悲鳴をあげて、原因も痛む部位/範囲も曖昧模糊としてきて困る。

 頭痛/関節痛/神経痛、めまい/耳鳴り/首の痛みや肩の凝り、気象病の症状は十人十色だが「古傷が痛む」とは言いえて妙。乱高下よろしく日替わり的に気温・湿度・気圧がくるくる変わる近頃は気のせいか、歯茎もなんだか疼いているような……。

 「歯茎の疼き」と聞いて「ある、ある」と膝を叩いた方は、もしかしたら歯周病かも? しかもその痛み、昨今の急な気温上昇や気圧低下と密接な因果関係によるものかもしれない。

天候急変の3日以内に「腫れ」のち「痛み」が!?

 昨夏、国際医学誌『ERPH』(International journal of environmental research and public health)に興味深い研究報告が掲載された(電子版2015年8月5日号)。岡山大学大学院の森田学教授と竹内倫子助教授らのチームによるもので、要約すれば「天候が歯周病の症状急変に関与している」という論考だ。

 彼ら研究班は、岡山大学病院予防歯科を受診(2011?2013年)した「慢性歯周炎患者」延べ2万34人を対象に症状の変化を分析。うち口腔内の状態に関係なく急性症状に見舞われ、その原因が曖昧な患者153人(平均年齢68.7歳)のデータに着目して研究を進めた。

 解析に用いられたのは地元・岡山地方気象台のデータで、発症時の患者たちの状態と当時の気象条件を比較検証しながら関連性を探った。

 その結果、①1時間ごとに気圧が急激に下がった日/②1時間ごとに気温が急上昇した日、いずれかの天候変化が認められた日の1?3日以内に「歯茎の痛みや腫れが急激に発症する患者例が多い」との傾向が判明した。

最多感染者数のギネス世界記録は「歯周病」

 気圧/気温の急変日から3日以内になぜ歯周病が悪化するのか? そのメカニズムの究明は今後の課題だ。竹内教授は発表時に「さらに研究を深め、どの程度の気圧低下や気温上昇があると急な症状が現われるのか。それを突き止めて、天気予報のように『歯周病注意報』を出せる仕組みを作りたい」と近未来への抱負を語っている。

 森田教授も「メカニズムはまだ不明だが、気圧や気温の変化がホルモン分泌や循環器系に影響して、慢性歯周炎の急激な悪化を引き起こした可能性がある」とコメント。事前の『注意報』が何らかのメディアから発信されれば、予防歯科の啓発力は高まるだろう。

 「歯周病(perio)」は歯肉/セメント質/歯根膜および歯槽骨から構成される歯周組織に発生する慢性疾患の総称。人類史上最も感染者数の多い「歯周病」は、それがギネス・ワールド・レコーズにも記載されているほどの感染症なのである。

 厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」によれば、国内で継続的な治療を受けていると推測される歯肉炎及び歯周疾患の総患者数は265万7000人(2011年度)。性別では男性108万4000人、女性157万2000人で、後者が1.45倍多いという結果だった。

 また、40歳以上の8割強が歯周病を罹患しており、歯を失う原因の約4割を歯周病が占めている。実際、45歳以上の層で歯周ポケット(=歯周疾患の目安)が4mm以上認められる人は約半数いた。

 初期段階では歯と歯茎の境目が赤く腫れたり、出血する程度の歯肉炎。それが進むと歯周炎となり、悪化に伴ない歯と歯茎の隙間がさらに広がって「歯周ポケット」が深くなる。やがて歯を支える組織が壊されて、いよいよ歯がぐらつく状態を迎えるという流れだ。

 いつか『歯周病注意報』を! そう目論んで日夜、解析を進めている岡山大学大学院の研究班。彼らの成就を待つまでもなく、昨今の急激な天候変化を逆手に取って自らの歯茎チェックを日々意識してみてはいかがだろうか。そう、毎日の天気予報を参照して!(文=編集部)

4605とはずがたり:2016/03/27(日) 08:28:57
小保方さんめ,発想は良かったのにちゃんと証明できなかったんだな。。追試の結果が楽しみだ。

STAP現象、米国研究者Gが発表…小保方晴子氏の研究が正しかったことが証明
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/stap%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E3%80%81%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%80%85g%E3%81%8C%E7%99%BA%E8%A1%A8%E2%80%A6%E5%B0%8F%E4%BF%9D%E6%96%B9%E6%99%B4%E5%AD%90%E6%B0%8F%E3%81%AE%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%8C%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E8%A8%BC%E6%98%8E/ar-BBqD9RI#page=2
ビジネスジャーナル
株式会社サイゾー
2016/03/18

 小保方晴子氏が発見した「STAP現象」が、アメリカの研究者グループによって報告されていた。2015年11月27日に英国科学雑誌「ネイチャー」姉妹版のオープンアクセスジャーナル「ネイチャー・サイエンティフック・リポーツ」に掲載された。

 それは、米テキサス大学医学部ヒューストン校のキンガ・ヴォイニッツ博士らが、負傷したマウスの骨格筋から幹細胞になる新規の細胞集団を発見したと論文で発表したものだ。題名は『損傷誘導性の筋肉由来幹様細胞』で英文の頭文字「injury induced muscle-derived stem cell-like cells 」からiMuSCsと名付けられ、それを証明したものはヴォイニッツ論文と呼ばれている。キンガ博士は同論文の要旨をこうまとめている。

「我々は最近、損傷を受けたマウスの骨格筋のなかに、新しい幹細胞の集団を発見しました。このiMuSCsは、分化した筋原性細胞が部分的に初期化されたものであり、多能性によく似た状態を示しました。」

 同論文では、マウスの骨格筋肉の細胞が怪我の外的刺激によって初期化の変化が見られ、それを単離して培養したところ、細胞が多能性を示し、幹細胞状態(ES細胞様)になった成果を報告している。iMuSCsでのキメラマウス実験では、皮膚、筋肉、心臓、肺、腎臓、脾臓、および脳などの組織をつくったことが証明された。しかし、生殖機能の臓器をつくる能力はまだ証明できておらず、今後の研究の発展が期待される。

 同論文には、小保方氏がストレス刺激で細胞の初期化を報告した「STAP細胞論文」の実験結果とよく似た部分があり、いくつかの共通点が確認できる。それは、「外的刺激で体細胞が初期化し、分化が可能な多能性を示した」という部分だ。つまり、STAP現象が確認されたということになる。

●STAP現象とは

 では、そもそも STAP現象とはなんだろうか。

 それは14年1月30日に「マイナビニュース」に掲載された記事『理研など、動物の体細胞を万能細胞(多能性細胞)へと初期化する新手法を開発』に詳しく書かれている。概略すると、同記事では細胞外刺激による体細胞からの多能性細胞への初期化現象をSTAP現象、それから作製された新たな細胞をSTAP細胞と呼ぶ、としている。

 つまり、キンガ博士は損傷したマウスの骨格筋からSTAP現象を確認し、それを取り出して培養し、多能性を持たせた細胞をiMuSCsと名付けたのだ。発見と作製方法は違っていても、理研が定義したSTAP現象と同じ原理だといえよう。

 それまで生物学では、体細胞は一旦分化したらその記憶を消して元に戻る事(初期化)はないとされていたため、小保方氏の発見と方法は驚きを以て迎え入れられた。これは、多くの人が記憶していることだろう。そして、もしもSTAP細胞論文が取り下げられていなければ、体細胞のなかに多能性が存在することを外部刺激によって最初に証明していたのは、小保方氏になるはずだった。

 キンガ博士は同論文のなかで、次のように宣言している。

「成体組織における多能性細胞様細胞の存在は、長年、論争の種となっていました。多能性幹細胞が、分化した体細胞組織から生じ得ることはまだ、これまで証明できていませんでした【編注:その一例として小保方氏の米国留学時代の論文が紹介されている】。しかし、本研究では、骨格筋が負傷したような強い刺激によって細胞の再プログラミングが開始され、多能性細胞様細胞を得ることを明らかにしました」

●笹井氏の驚き

 理研が14年1月29日に発表したSTAP細胞論文に関する報道資料「体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見」で、ヴォイニッツ論文との類似点が確認できる。
 
 STAP細胞論文では代表的なストレスを与える方法として、

(1)「細胞に強いせん断力を加える物理的な刺激(細いガラス管の中に細胞を多数回通すなど)」
(2)「細胞膜に穴をあけるストレプトリシンOという細胞毒素で処理する化学的な刺激」

 などが報告されており、キンガ博士はiMuSCsで(1)の方法を証明したことになる。

4606とはずがたり:2016/03/27(日) 08:29:24

 また、小保方氏はSTAP細胞がリンパ球以外の細胞からもつくれるか実験しており、マウスの脳、皮膚、骨格筋、脂肪組織、骨髄、肺、肝臓、心筋などでの細胞でもSTAP細胞が産生されることを論文で報告している。これも骨格筋の損傷から確認されたiMuSCsと同じである。

 小保方氏の論文共著者で理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(旧理研CDB)の副センター長だった故・笹井芳樹博士は、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」の特集『外部刺激でも簡単に幹細胞化できる!』で「素晴らしい成果です。私自身、外部からのストレスが細胞にこのような効果をもたらすとは思ってもみませんでした」と語っている。この驚きは正しかった。ノーベル賞級の、研究者にも思いもよらない未知の細胞生態を小保方氏は発見していたのだ。ちなみに、理研CDBはSTAP細胞問題で解体され、14年11月21日に細胞システム研究センター(CDB)として再編された。

●STAP現象とされる細胞の初期化は実在した
 
 15年1月25日、ベストセラー『バカの壁』(新潮社)で有名な東京大学の名誉教授で解剖学者の養老孟司氏は、毎日新聞にSTAP細胞問題を扱った『捏造の科学者』(文藝春秋/須田桃子)の書評を寄稿している。そしてSTAP現象をこのように否定した。

「いわば哲学的にいうなら、生物は元来歴史的存在であり、『記憶の消去』はできない。記憶を完全に消去したら細胞自体が消える。いいたいことはわかるが、これは実験家の夢である。初期化とはまさに工学の発想であり、生物学ではない」

 しかし、キンガ博士の論文により、物理的圧迫で細胞が初期化し、多能性を持つとする現象が証明された。細胞が初期化し分化した記憶が消え、身体のさまざまな器官に変化する事が証明されたのだ。「細胞はいったん分化したら未分化の状態に戻ることはなく、細胞は分化が進んでいくだけ」「体細胞が未分化細胞になり、幹細胞状態として身体組織をつくれるようになるということはない」とするSTAP現象否定派は、この実験結果をどのようにとらえるのだろうか。

 キンガ博士らはiMuSC研究の先行例として、小保方氏の米ハーバード大学留学時代にバカンティ教授の元での「胞子様細胞(spore-like cells)」研究をまとめた「スフィア細胞論文」を紹介している。この論文はアメリカの再生医療専門誌「Tissue Engineering Part A」に掲載された。「スフィア細胞」は生物には休眠状態の小さなサイズの細胞が眠っており、病気や怪我の時に多能性細胞となり修復機能をもたらす、とする研究だ。

 小保方氏はこの論文を元に博士論文を書き早稲田大学に提出し、11年3月に学位を授与されたが、誤って草稿論文を提出してしまい、「不正に学位の授与を受けた」として学位を剥奪される事態となった。早大は15年11月2日に学位取り扱いについての記者会見を開き、小保方氏の学位取り消しを正式に公表した。これにより、小保方氏は最終学歴が早大卒、早大大学院後期退学扱いとなった。

 学位授与当時の小保方氏の研究は「身体のなかにもともと存在する万能細胞を発見すること」だったが、STAP細胞実験は「刺激を与えて万能細胞をつくり出すこと」にチャレンジしたものだ。

4607とはずがたり:2016/03/27(日) 08:29:44
>>4605-4607
●フロンティア精神を萎縮させる「研究不正認定」

 小保方氏は理研から研究不正の認定を受けた。それは実験部分ではなく、論文構成上のミスである。データの切り貼りなどは論文に付記されるデータ画像を見やすくするためのもので、実験結果のねつ造ではなかった。画像の不正引用とされるものは本人の学位論文からの引用で、他人のデータを論文に持ち込んだのではない。早大の学位論文は「コピペ、盗用を多用」と報道されたが、それは誤って提出した論文の下書き、草稿のことであり、本稿への評価ではなかった。早大は草稿の評価を「調査報告書」で公開したのだ。

 STAP細胞問題は、どこかで、小保方さんの論文構成上のミスを「実験ねつ造」や「研究不正の常習犯」として論点のすり替えが行われたような気がしてならない。大切なのは発見であり、その可能性へのチャレンジだ。メディアを含めた世間は、細かな書類上のミスにこだわり、発見や可能性への出発点を握り潰していたのではないだろうか。

 iMuSCs発見により、「体細胞の刺激による初期化」への小保方氏のチャレンジは正しかったことが証明された。この研究の進歩より、万能細胞で再生医療の新たな領域が開かれるかもしれない。いつでも再生医療が受けられるように、自分の細胞を特殊なカプセルに入れて持ち歩く時代が来るかもしれないのだ。

 現代では当たり前になっている「血液型」は、1900年にオーストリアのウィーン大学の病理学者カール・ラントシュタイナー博士によって発見された。博士が発見したのは今日で言うABO型までだったが、その発見より前に「血液には4種類のタイプがあり、輸血で混ぜると最悪の場合は死んでしまう」と言っても誰も信じてくれなかっただろう。今回のキンガ博士の報告を受けて、我々はもう一度、このSTAP細胞問題を立ち止まって考えることが必要なのではないだろうか。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)

4608とはずがたり:2016/03/28(月) 21:36:31

早期母子接触で脳性まひ7件
出産後すぐの赤ちゃん
2016/3/28 20:45
http://this.kiji.is/87150607030484996

 出産事故で赤ちゃんが重い脳性まひになった際の産科医療補償制度で、昨年末までに分析を終えた793件中、出産直後に母親が抱っこする「早期母子接触」中に赤ちゃんが急変し、結果的に脳性まひになった事例が7件あったことが28日、分かった。制度を運営する日本医療機能評価機構(東京)が報告書を公表した。

 早期母子接触は母子の心身安定につながるといった利点も指摘されているが、機構は「医療関係者が継続的に観察し、赤ちゃんに心電図モニターを装着するなど慎重な対応が必要」と注意を呼び掛けている。

4609とはずがたり:2016/03/31(木) 17:16:46
“はるさん、帰るよ!”
小保方晴子氏の『あの日』は男性研究者のセクハラ告発本だった!? 関係者が分析
http://www.cyzowoman.com/2016/02/post_19080.html
2016.02.26

 STAP細胞騒動のヒロイン、理化学研究所の元研究員、小保方晴子氏の手記『あの日』(講談社)が売れに売れまくっている。紀伊國屋書店の2月13日〜19日の週間ランキングでは、和書総合5位にランクインしている。前編は小保方氏のサクセスストーリー、後半はES細胞の窃盗の濡れ衣を晴らすために釈明する内容になっている。一方で、現役の研究者たちの間では、この本の狙いは「セクハラ告発」だという説が囁かれている。

■苦労知らずのプリンセス
 STAP細胞論文捏造問題を取材してきたノンフィクションライターの杉浦由美子氏は手記を読んだ感想をこう述べた。
「純粋に研究者の手記として読むと違和感だらけです。実験の具体的な様子がまったく描かれておらず、こういう苦労をしたというディテールが一切ないんです。その一方で、周囲の“おじさま”研究者たちが彼女に与えた賞賛の言葉はかなり詳細に明確に記されていますね」
 確かに『あの日』を読むと、“おじさま”研究者たちの小保方氏へのメッセージは強烈だ。米ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授は「これから先の留学にかかる生活費、渡航費は僕が援助する」と宣言し、また、小保方氏が若山照彦教授に「キメラマウス作製の胚操作を教えてください」という旨を願い出ると、「小保方さんが自分でできるようになっちゃったら、もう僕のことを必要としてくれなくなって、どこかに行っちゃうかもしれないから、ヤダ」と返答されたという。まるで蜜月カップルの甘い会話を聞かされているようだ。
 杉浦氏のいうように、世紀の発見をしたと主張する研究者・小保方晴子氏の手記でなぜこのような蜜月エピソードが事細かに書かれるのか不思議である。この疑問を、現役の文系・理系の研究者や大学教職員たちに尋ねてまわると、「セクハラ告発が目的では」という説が複数の人の口から出てきた。

■セクハラを匂わす描写が目立つ
 セクハラ対策を担当した経験がある大学教授がいう。
「セクハラを匂わす描写が目立ちました。特に印象的だったのは、小保方さんがハーバードに留学するきっかけになった東京の宴席での話です。普段まったくお酒を飲まないのに、注がれるままに飲んでしまい、畳の上で寝てしまった、というエピソードがあります。アメリカの大学ならば教員が学生を酔いつぶしたら、セクハラですよ」
 また、東京大学の理学部出身で、小保方氏とは同世代で研究職の女性がいう。
「その酔いつぶされたエピソードの中で、女子医大の大和雅之先生が“はるさん、帰るよ!”と声をかけたとあって、驚きました。男性教員が女子学生をファーストネームで呼ぶってありえないですよ。それをわざわざ書くのもヘンですよね。私が先生に下の名前で呼ばれたとして、それを他人に話すとしたら、“あの先生は馴れ馴れしく、私を下の名前で呼んだ”とセクハラを訴える時だけです」
 また、別の40代の理系研究者はこうも話す。
「小保方氏はES細胞窃盗に関連し、参考人として任意で警察の事情聴取を受けています。そのため、小保方さんにマイナスになるような証言をしないように、若山さんをはじめ、男性の研究者たちを牽制しているのかもしれません。彼女とおじさん研究者たちの間には、もっとすごい秘事があって、“もし私に不利なことを警察やマスコミに話したら、あんたたちが私にしたことを全部世間にバラすわよ”というメッセージが『あの日』の随所にちりばめられているように感じました。その証拠として、自殺した笹井芳樹さんの“恥ずかしい発言”は書かれていない。NHK特集で笹井さんが小保方さんに送ったメールが公開されましたが、まるで、ラブレターみたいな文面でしたから、他にもあったと思うのですが、死人に口なしで、笹井さんを脅す必要はないからでしょう。僕は男なので、『あの日』は怖くて泣きながら読みました」

4610とはずがたり:2016/03/31(木) 17:17:02
>>4609-4610
■不倫は力関係を逆転させる
 この「セクハラ告発本では」という説をどう思うか。先出のノンフィションライターの杉浦氏に意見を求めてみた。杉浦氏は大学内におけるセクハラについての取材経験がある。
「私は『セクハラ告発本』とまでは深読みしませんでした。単に『おじさんたちは、これだけ私をチヤホヤしておいて、私が劣勢になると、はしごを外して逃げた』と、自分こそが被害者であるとアピールしているのかな、と。実際、その効果はあって、彼女への同情論はまた高まっており、それが『あの日』をベストセラーにしている要因だと思います」
 杉浦氏は「セクハラ告発本」説に同調しなかったが、こうも話してくれた。
「毎日新聞の須藤桃子記者がSTAP細胞論文問題について書いた『捏造の科学者』(文藝春秋)の中で、若山教授が会合の席で実験にアドバイスをすると、小保方氏が『そんな大変なことをできるわけがない』と怒り出したというエピソードがありました。それを読んで上下関係が逆転している、まるで、指導教官と不倫している女子学生みたいだな、とは思いました。あくまでも私の個人的な感想です。大学で教員と女子学生が男女の関係になると、男性側が後ろめたいので、女子学生の方が上になる例を見てきました。そうなると、人前でも女子学生が指導教官に対して横柄な態度をとるようになり、他の学生が“こんな乱倫な雰囲気耐えられない”と大学側に訴えるというケースがしばしばあります」
 実際、小保方氏が男性教授陣たちと“乱倫”な関係にあって、それを今さら「セクハラ」として告発したいのかどうかは定かではない。だが、彼女には、「なにかあったのでは?」と、妄想させる言動が多いと報じられているのは事実で、『あの日』でもそれが全開になっているのである。
(木原友見)

4611とはずがたり:2016/03/31(木) 17:20:44
https://stap-hope-page.com/
これみたいだ。ちゃんとリンクぐらい張れよなぁ。。

理研の元研究員、小保方氏がHP開設
2016/3/31 17:01
http://this.kiji.is/88181577466807800

理化学研究所の元研究員小保方晴子氏が、STAP細胞の作製手順や理研の検証実験の内容を公開するHP開設。

4612名無しさん:2016/04/03(日) 21:43:33
>>4611

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160401-00000387-fnn-soci
小保方 晴子氏、ウェブサイト開設 STAP細胞の作製手順公開
フジテレビ系(FNN) 4月1日(金)1時50分配信
理化学研究所の元研究員、小保方 晴子氏が31日、あるウェブサイトを立ち上げた。
その名も、「STAP HOPE PAGE」
訳すなら、「STAP希望のページ」だろうか。
全文が、英語で書かれている。
小保方氏は、「わたしの目的は、今後、STAP細胞作製の実証ができるよう、科学界に情報を提供することです」とコメントしている。
この中で、小保方氏が公開したのが、STAP細胞の作製手順。
STAP細胞は、小保方氏自身が参加した理研の検証実験でも、再現ができなかったものだが、今回、溶液の種類や量、その温度などについて、具体的な数値が示されている。
このウェブサイトについて、東京都医学総合研究所・原 孝彦幹細胞プロジェクトリーダーは、「新しいところは、特殊な試薬を加えると、STAP細胞の出てくる効率が上がるということが、1つ書かれておりまして、小保方さんが、記者会見の中でもおっしゃっていた、コツに当たるものなのかなっていうふうに、ちょっと感じました」と語った。
2014年4月、小保方氏は、「わたし自身は、たくさんのコツや、ある種のレシピのようなものが存在しているんですけれども」と語っていた。
新たに公開されたとみられる、STAP細胞作製のコツ。
一方で、原 孝彦氏は、「ただ、それも、実際にそれを使ったことによって、どのぐらい効率が上がるのかっていうことの、実際のデータっていうのは、そこに書かれておりませんので」と語った。
小保方氏は、ウェブサイト上で、理研による検証実験についても紹介。
代理人弁護士によると、小保方氏は、「自分が関わった分は、数は少なくても、現象は見られている。それが報道・発表されないことについて、理解してほしい」と話していたという。
原 孝彦氏は、「当時の結論としては、これは、STAP細胞という現象ではなくて、ES細胞という種類の細胞が、むしろ、そこに入っていたという結論が出ていたわけですけども、その結果を覆すような内容には、なっていませんでした」と語った。
今後も、ウェブサイトの情報を更新していくとしている小保方氏。
小保方氏は、「わたしの切実な願いは、誰かが、この生命の謎について、次の扉を開くことです。STAP現象が、将来、人類に偉大な貢献をもたらすことを信じています」とコメントしている。
理研は、小保方氏のウェブサイトについて、「コメントする立場にはない」としている。
最終更新:4月1日(金)1時50分Fuji News Network

4613とはずがたり:2016/04/04(月) 04:15:07
ネイチャーの記者って何だ??

小保方さんHPにネイチャー誌記者「腹が立った」
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/262/49fbbbf6423bc9a1d9c0df1fbf43e8c3.html
(スポーツ報知) 04月03日 23:30

 STAP細胞論文の著者で元理研研究員の小保方晴子氏(32)が、STAP細胞に関するホームページ(HP)を開設したことについて、3日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜・後10時)では、科学誌「ネイチャー」の記者の反論コメントを紹介した。

 取材を受けたのは、デイビッド・シラノスキ氏で「正直、これには腹が立ちました。STAP細胞の問題を解決するのに役立つとは思えない。これを真に受ける研究者がいるとは思えない」とコメントした。番組では、小保方氏の代理人弁護士の回答として「本HPに関し、日本のメディアに向けて進んで発信もしておりません」とのコメントを紹介。HPが英語版になっている意図を説明した。

 同番組キャスターの宮根誠司アナ(52)は「素人としては、(STAP細胞が)あるのかないのかいまだにモヤモヤしている」と首をひねっていた。

4614とはずがたり:2016/04/05(火) 15:47:20
<アレルギー症状>体内時計で緩和 山梨大がマウス実験
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160405-00000040-mai-soci
毎日新聞 4月5日(火)11時14分配信

 山梨大医学部の中尾篤人教授(免疫学)らの研究グループは、1日周期で体のリズムを刻む「体内時計」に作用する物質を使い、花粉症などのアレルギー症状を和らげる仕組みが人やマウスの細胞実験で分かったと発表した。中尾教授は「治療薬の開発に向けて前進した」と話している。

 花粉症は、目や鼻の粘膜などにある免疫細胞が花粉に反応して症状が出る。特に、くしゃみや鼻づまりなどアレルギー疾患の多くは、昼に軽く、夜間や朝方は重くなる傾向にあると言われている。

 この変化について、中尾教授らはこれまでの研究で、免疫細胞内で体内時計を動かすたんぱく質が関わっていると突き止めていた。このうち一つのたんぱく質が減ると症状が悪化することも知られており、中尾教授らは今回、このたんぱく質を分解・減少させる酵素「カゼインキナーゼ」の働きを抑える物質をマウスに与えた。

 米国の製薬会社が不眠症の治療薬を作る過程でできた化合物の一種で、マウスに投与すると、「くしゃみ」や「鼻かき行動」などの症状が軽くなり、人間でも花粉症患者の免疫細胞を採取して同様の実験を行った結果、症状が和らぐことを示す反応が出たという。体内時計が夜から昼に切り替わったためとみられている。

 中尾教授は、アレルギー疾患にも効果がある可能性があるとして、この製薬会社と実用化に向けた準備を進めている。中尾教授は「これまでとは違い、新たなアプローチの治療が可能になる」と期待している。【松本光樹】

4615とはずがたり:2016/04/06(水) 08:32:56

<抗がん剤>2000年以降急騰 「分子標的」開発高額
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20160405k0000m040095000c.html
04月05日 01:18毎日新聞

 国内外で抗がん剤の価格が急激に高額化している実態が、米国や日本の医師の分析で明らかになった。日本では2000年代以降、がん細胞を狙って攻撃する「分子標的薬」の登場によって新たに承認された抗がん剤の価格が急上昇している。米国でも、10?14年には月額約1万ドル(約110万円)となり、00年以前の約5倍に急騰。さらに、最近発売された免疫の仕組みを利用する新タイプの薬が高額化に拍車をかけている。

 国立がん研究センターの後藤悌(やすし)医師が国内の肺がんの抗がん剤について、平均的な体格の日本人男性が使用する場合の1カ月当たりの薬価を集計。1983年に承認された「シスプラチン」など、がん細胞の増殖を抑えて死滅させる抗がん剤は、ほとんどが月額10万円以下だった。しかし、肺分子標的薬「イレッサ」(一般名ゲフィチニブ)が登場した02年以降は同数十万円に上がり、最近2?3年は同70万?80万円になるものも出ていた。さらに、15年に同300万円を超える新タイプの抗がん剤「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)が適応になった。日本は、高額療養費制度によって患者の所得に応じて自己負担には上限があり、70歳未満(夫婦と子ども1人の世帯)では月3万5400円?約25万2600円。差額は医療保険者が負担する。

 米ニューヨーク市のメモリアル・スローンケタリングがんセンターのチームは、新たに承認されたがん新薬の価格を75年から5年ごとに比べた。その結果、75?79年は同約130ドル、30種類の新薬が登場した95?99年は同1770ドルに上昇。その後も価格は上がり、00?04年に同4716ドル、直近の10?14年は同9905ドルと急激な価格の上がり方になっている。

 抗がん剤が高額化する背景には、新たな仕組みの抗がん剤開発の成功確率が低く、開発期間、研究費がかかることがある。その上、分子標的薬は対象となる患者が少ないため、薬価が高額化しやすい傾向がある。【下桐実雅子】

4616とはずがたり:2016/04/07(木) 19:53:36
2016年4月6日 19時54分
末期がん、在宅でも寿命ほぼ同じ 入院と比較、筑波大
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016040601001605.html

 がんの最期を自宅で迎える場合と病院で迎える場合とでは、生存期間にほとんど違いがないか、むしろ自宅の方がやや長いとする調査結果を、筑波大と神戸大のチームが6日までにまとめた。末期のがん患者が在宅医療を選んでも寿命が縮む可能性は低いことを示す結果となった。

 調査は2012年9月〜14年4月、専門的な緩和ケアを行う国内の58医療機関で、在宅や病棟で診療を受けた20歳以上の進行がんの患者計2069人を対象に分析した。

(共同)

4617とはずがたり:2016/04/08(金) 16:45:17
2016.04.01
ジャーナリズム ジャーナリズム
小保方晴子氏『あの日』は真実
STAP現象、理研で再現されていたことが発覚…若山教授、不当に実験成果物を大量持ち出し
文=上田眞実/ジャーナリスト
http://biz-journal.jp/2016/04/post_14498.html

1月に発売された小保方晴子氏(32)の告白本『あの日』(講談社)は、3月に入ってすぐ5刷りされ、販売26万部を超えるベストセラーとなっている。講談社担当者は「読者からは多数の共感と応援を頂いております」といい、これからも売れ行きは伸びるもよう。

 本書をめぐっては賛否両論が渦巻いているが、重要な点は本書の内容が本当なのかどうかという点であろう。そこで本稿では、小保方氏が所属していた理化学研究所が開示した書類等を参照しながら、時系列で検証してみたい。
 2014年3月10日、小保方氏の共同研究者であった若山照彦博士(山梨大学教授)が論文を撤回し、STAP細胞問題が表面化した。同年12月25日に公表された「研究論文に関する不正調査委員会」(委員長・桂勳氏)の「研究論文に関する調査報告」(P.13)では、STAP細胞の研究成果は「ES細胞の混入である可能性が高い」とされている。
 また、理研は15年3月20日に「運営・改革モニタリング委員会による評価について」のP.85で、STAP細胞論文は「ほぼ事実ではなかった」と宣言しており、STAP細胞はその存在を完全に否定されたかに見える。
 しかし、STAP細胞が発表された直後、若山氏は14年4月17日付「日経Bizアカデミー」記事『「その時マウスは緑色に光った!」若山教授が語った幻のSTAP細胞誕生秘話』内で、STAP細胞実験の成功秘話を克明に語っているのだ。これには多くの疑問の声が上がっている。さらに、アメリカの研究者グループがSTAP現象と同じ実験結果から多能性細胞をつくることに成功している。
 実はSTAP細胞論文への疑惑が取り沙汰された後に理研が行った再現実験で、STAP現象は確認されており、それは『あの日』(P.220)にも書かれている。

契約がないまま成果物を持ち出し

 小保方氏は『あの日』(P.155)で若山氏がMTA(研究成果有体物移転契約書)を交わすことなく実験成果物を理研から山梨大学若山研究室に引っ越す時に持ち出し、窃盗で訴えると理研が訴えたところ、「慌てて書類を出してきた」と告発している。筆者もこの件について、昨年5月頃から複数の関係者、担当記者から聞いていた。ちなみにMTAとは、研究者が研究所を引っ越す時に研究成果物を持ち出す許可を交わす契約書で、研究成果物の引越リストのようなものだ。
 独立行政法人には活動を国民に説明する責務があるとした「情報公開法」がある。そこで筆者は理研の情報公開制度を利用して、若山博士が作成したSTAP細胞実験用のMTAを取得した。
 それによると、若山氏が理研と引越先の山梨大と交わした最初の契約書の日付は14年の4月1日になっていた。若山研究室が理研から山梨大学に引っ越したのは13年3月だから、引越から約1年ずれた日付になっていた。しかも若山氏が英ネイチャー誌に投稿したSTAP細胞論文撤回を共著者らに呼びかけたのは14年3月10日だ。STAP論文に画像の不正引用が発覚し「STAP細胞の存在が信じられなくなった」と呼びかけた後に、大量のSTAP幹細胞と対照実験に使ったES細胞、TS細胞の移転契約書に捺印しているのだから驚きだ。
 なぜ、MTAの日付が引越時期よりも1年もずれた論文撤回後の契約だったのか。それは、若山氏が契約を結ばずに勝手に持ち出していたからだということが「あの日」の告発で解った。
 さらに、このMTAは細胞の樹立日(作成日)に記載ミスがあり、再契約が交わされているので、正式にSTAP細胞実験の成果物の移転届けが終了したのは15年9月30日。本来ならば研究室の引越と同時にMTA契約を締結しなくてはならない。情報開示により、若山研の杜撰な研究成果物の管理実態が露呈した。
 そうであるならば、若山氏が山梨大へ移転させたSTAP細胞実験成果物とされる保管物が、理研から移動されたものと同一かどうか判定できない。なぜなら、つくった本人が持ち出し、理研に「これとこれを持って行きました」と事後契約していたからだ。理研の研究室で若山氏が作成したSTAP幹細胞と、山梨大へ移転させ第三者機関へ解析に出したSTAP幹細胞が同じものかどうかも、検証することはできない。

4618とはずがたり:2016/04/08(金) 16:45:32
>>4617-4618
小保方氏は再現実験でSTAPを再現できないので、小保方氏が「STAP細胞作成を200回成功した」と言ったのは嘘だったのではないか、との疑惑が広まった。しかし、『あの日』(P.218)で小保方氏は実にひどい環境下で実験させられていたことを告白している。まるで鉛の防衣のような重たいエプロンを着けさせられ、身動きができず実験するのに不自由したとある。さらに実験中には立会人が置かれ、監視カメラ3台も設置、釘穴までセメントで塞がれたという。
 理研がこうした対応をとった理由について14年7月2日、再現実験の統括責任者である相沢慎一理研特別顧問は「世の中には彼女が魔術を使って不正を持ち込むのではないかという危惧があるため」だと記者会見で語っている。
一部、成功していた理研の再現実験


 小保方氏の再現実験では、STAP現象は確認された。それは14年12月19日に理研が発表した「STAP現象の検証結果」(P.2)の以下記述で確認できる。
「弱塩酸処理を行った場合では、その多くに STAP様細胞塊が形成されることが確認された」
 しかし、その出現数はごくわずかだと検証結果を報告している。わずかでも、確かに「STAP様細胞塊が形成」とある。STAP現象は確認されていたのだ。さらに連携して行われた丹羽仁史博士(熊本大学教授)の再現実験では、マウスの肝臓細胞の実験でATP浴という方法で刺激を与える実験をしており、これも多能性を持ったことを示す多能性遺伝子の発現が確認され、検証結果では49回のうち37回もSTAP様細胞塊の出現が確認されたとある。かなり高い確率だ(「同」<P.4>より)
 小保方氏は『あの日』(P.220)のなかで、再現実験によって「酸処理した細胞に未分化状態を示す多能性遺伝子の確認があった」と記しているが、丹羽氏が作成した「肝細胞由来のSTAP現象が確認された」という事実は、理研も検証結果で公表している。同報告書では「STAP現象」をこう定義している。
「マウスの新生児の各組織の細胞(分化細胞)を一定の条件でストレス処理すると、多能性を持つ未分化細胞にリプログラミング(初期化)されるという上記研究論文(STAP細胞論文)に記載された現象である」(P.1)
 つまり、STAP現象は再現実験で確認されていたのだ。
 しかし、理研の検証報告書では「自家蛍光と区別がつかない」など、上記の実験結果を否定する矛盾した言葉で締められている。「STAP様細胞塊」が出現し、自家蛍光とは違う遺伝子タンパクの発現が確認されたのであれば、「わずかでも成功、STAP細胞塊の出現を複数確認」と発表されてもいいはずだ。検証実験の主旨と小保方氏の実験環境を思えば、頻度よりもSTAP現象が確認できたことを重視するべきではないか。

 検証報告では、STAP様細胞塊でSTAP幹細胞、FI幹細胞をつくろうと試みたが失敗したとされている。また、STAP様細胞塊からはキメラマウスをつくる事はできなかった。つまり、『あの日』でも書かれているとおり、若山氏が行っていた実験パートは実態の影さえ見えない。
『あの日』に書かれている内容と理研の公式発表「STAP現象の検証結果」には齟齬がないし、筆者の取材結果とも合致する。STAP細胞問題は、早急に第三者機関による再調査が必要なのではないか。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)

4619とはずがたり:2016/04/12(火) 12:39:31
ジカウイルスで脳細胞死滅…小頭症との関連探る
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20160411-567-OYT1T50126.html
00:12読売新聞

 【ワシントン=三井誠】中南米などで広がる「ジカ熱」のウイルスが脳の細胞の増殖を抑え、死滅させることを示した実験結果を、ブラジルの研究チームが10日、米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。

 ジカ熱の流行地では小頭症の赤ちゃんが多く生まれる傾向があり、両者の関係の解明につながる成果という。

 研究チームは、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から神経のもとになる細胞(神経幹細胞)を作り、ジカウイルスに感染させた。すると、通常は増殖して塊状に成長する細胞の大半が死滅した。塊状に成長した後の細胞に感染させても、通常の約6割にしか増えなかったという。

 安田二朗・長崎大熱帯医学研究所教授(ウイルス学)の話「ジカウイルスが神経幹細胞で増えるという研究はあったが、iPS細胞に由来するヒト神経幹細胞を使って裏づけたことは重要な成果だ。小頭症との因果関係は、動物実験などで確認する必要がある」

4620とはずがたり:2016/04/12(火) 12:52:01

肝臓がん、ゲノム異常で6タイプに分類 異なる生存率
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ4C4TS2J4CULBJ008
08:31朝日新聞

 日本人の肝臓がん患者300人のがん組織のゲノム(全遺伝情報)を解読したところ、ゲノムの異常から六つのタイプに分けられ、生存率が大きく異なることがわかった。国立がん研究センターや理化学研究所などのチームが11日付の米専門誌ネイチャージェネティクスで発表した。がんの診断や予防、治療法開発につながる可能性がある。

 2008年に発足した「国際がんゲノムコンソーシアム」と呼ばれる国際共同研究の一環。肝臓がん患者300人のがん組織と血液からDNAを抽出し、次世代シーケンサーと呼ばれる装置でゲノムを解析して比較した。

 一つのがん組織で見つかったゲノム異常は平均約1万カ所。肝臓がんの発生にかかわることが知られている遺伝子異常のほか、これまで知られていなかった新しいがん関連遺伝子も10個以上見つかった。

 がんの進行にかかわる遺伝子異常などをもとに6グループに分けることができ、患者の5年生存率をみると0%から85%までグループごとに違いがあった。今後、さらに研究を進めると、がんの原因となるウイルス感染やアルコール性肝障害の有無にかかわらず、がんの悪性度を予測できる可能性があるという。

 また、がん組織ではB型肝炎ウイルスの遺伝子がDNAに組み込まれているケースのほか、人に感染してもほとんど症状が出ない「アデノ随伴ウイルス」が組み込まれている例も見つかった。ウイルスが組み込まれた周辺の遺伝子の働きが変わり、がん化にかかわることが示された。

 国立がん研究センターの柴田龍弘分野長は「がんになる仕組みが解明されると、新たな治療法や予防法の開発につながる可能性がある」と話している。

 肝臓がんは年に約3万人が死亡し、がんの部位別でみると肺や大腸などに続いて多いほうから5番目。国立がん研究センターによると、肝臓がんは年に4万人以上が新たに診断されている。05?07年に診断や治療を受けた肝臓がん患者の5年生存率は約35%という。(瀬川茂子)

4621とはずがたり:2016/04/12(火) 16:49:17
2016年4月8日 18時23分
「予期せぬ患者死亡」188件 医療事故調査制度半年で
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016040801001836.html

 診療行為に関連した患者の予期せぬ死亡事案を対象とした医療事故調査制度で、第三者機関「日本医療安全調査機構」(東京)は8日、昨年10月の制度開始から半年間で、医療機関側から「院内調査が必要」として届け出があったのは計188件と発表した。このうち院内調査を終え、結果報告書が機構に提出されたのは50件だった。

 調査制度は全国約18万カ所の医療機関や助産所が対象。機構側は制度開始前、届け出は年間千〜2千件と想定していたが大幅に下回った。「現場で制度の周知が不十分だったり、医療ミスと勘違いされることを恐れる雰囲気があったりするのかもしれない」としている。

(共同)

4622名無しさん:2016/04/14(木) 23:51:54
がんの「名医」たちの情けないほどの倫理観のなさ
http://bylines.news.yahoo.co.jp/sonodahisashi/20160412-00056513/

4623名無しさん:2016/04/16(土) 16:16:31
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/14/news084.html
手足がまひした患者の脳にチップ移植、考えた通りに手を動かすことに成功
手足がまひした脊髄損傷患者の脳にコンピュータチップを移植して思考を読み取り、腕の電極に指令を送ることで、考えた通りに手を動かせる――こんな技術が実現した。

 手足がまひした脊髄損傷患者の脳にコンピュータチップを移植して思考を読み取り、腕の電極に指令を送ることで、考えた通りに手を動かせる――こんな技術をオハイオ州立大学などの研究チームが実現した。

 脳に小さなコンピュータチップを移植して脳の電気信号をとらえ、何を考えているかをアルゴリズムで読み取った上で、腕に着けた電極に指令を送り、腕を動かす技術「NeuroLife」を、ダイビングの事故で四肢がまひした24歳の男性患者に適用した。

 男性は何カ月もの訓練の末、ギター型のコントローラーのボタンを指で押してゲームを楽しんだり、クレジットカードをスワイプしたり、ボトルを持って中身を皿にあけたり――などが可能になったという。

 2014年に初めてデモンストレーションした技術。当時この男性は、手を開閉したり、スプーンを持ち上げたりできたが、今回はさらに複雑な動きができるようになった。男性は「未来にさらに希望が持てた」と話している。

 成果は、科学誌「Nature」オンライン版に4月14日付けで掲載される。

4624とはずがたり:2016/04/25(月) 14:40:47
World | 2016年 04月 22日 18:38 JST
特別リポート:「加工肉に発がん性」WHOが招いた混乱の裏側
http://jp.reuters.com/article/special-report-who-cancer-meat-idJPKCN0XI0CB?sp=true

[ロンドン 18日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の下で働く科学者たちのおかげで、使っている歯ブラシに発がん性リスクはないとほぼ確信していいだろう。過去40年間にわたり、WHO傘下の国際がん研究機関(IARC)は、ヒ素から整髪料まで989の物質や行為などを評価してきた。

その結果、ヒトに対し発がん性リスクが「恐らくない」のはわずかに1つ、ストレッチ性のヨガパンツや歯ブラシの毛に使われているナイロンの成分だけだった。

残りの988の物質は、IARCによると、ある程度のリスクがあるか、さらなる調査が必要だという。同機関が挙げる発がん性の高い物質のなかには、プルトニウムやマスタードガスや喫煙といった明らかに有害なものが含まれている。

だが、その他は意外性に満ちている。例えば、木材粉じんや中国の塩漬けされた干し魚は、発がん性が認められる「グループ1」にランクされている。

IARCは、塗装業には発がん性が認められ、携帯電話の使用も恐らくそうだとしている。また、パイロットや看護師のようなシフト勤務の仕事も「恐らく発がん性がある」としている。同機関は昨年10月、加工肉をプルトニウムと同じ「グループ1」に分類した。

IARCのこのような分類に、とりわけ科学者ではない人たちは困惑している。

世界で年間800万人以上が命を落とし、1400万人超の新たな患者を生み出しているがんの世界的権威として、IARCは多大な影響力をもち、批判的な人たちの間でさえ、敬意を表する者もいる。

その一方で、学術界や産業界、公衆衛生の専門家たちは、IARCが人々や政策当局者を混乱させていると主張。発がん性リスクがあるかどうかを検討し、それを伝えるIARCのやり方には欠陥があり、改革が必要だと批判する声も上がっている。

赤身肉には発がん性の恐れが、加工肉には発がん性が認められるとして分類すべきとのIARCの発表には、監督する立場のWHOでさえ不意打ちを食らったような格好だ。WHO報道官は、IARCの決定が肉の摂取をやめるべきということを意味するわけではない、としている。

問題なのは、IARCのこのような分類が、何百万人もの生活、国家や多国籍企業の経済活動に影響を及ぼしかねないということだ。それは化学物質の認可、消費者の製品選択やライフスタイルなど多くのことに波及する。

だが、IARCの分類はほとんど理解されておらず、世の中の役にあまり立っていないと、米国立がん研究所にかつて在籍し、現在は国際疫学研究所で生物統計学のディレクターを務めるボブ・タローン氏は指摘。「科学の役にも、規制当局の役にも立たない。それに人々を混乱に陥れるだけだ」と語った。

IARCに19年間勤め、遺伝学と疫学のチームを率いたパオロ・ボフェッタ氏は、同機関を「今でも強く支持」すると述べたうえで、そのやり方は時に「科学的な厳密さ」に欠けると話す。なぜなら判断において、科学者は、自身や同僚の研究の見直しを余儀なくされることがあるからだ。

がん対策と世界の健康問題を専門とする英ロンドン大学キングス・カレッジのリチャード・サリバン教授は、いかなる混乱もIARCの役割に対する誤解がまん延しているせいだと指摘。「IARCは純粋に科学を行うための機関であり、それはそれでいいのだが、純粋な科学と、政策や公衆衛生に向けたメッセージとの間に乖離(かいり)がある。そこに問題が生じる」と述べた。

4625とはずがたり:2016/04/25(月) 14:40:58

<加工肉とたばこが同じ分類>

IARCは専門家を集め、すでに存在する科学的証拠を見直し、物質や行為を発がん性の度合いに応じて5つに分類している。

IARCの分類が何を意味するかは誤解を受けることもある。IARCは「危険」、つまり、物質や行為が何らかの形でがんを引き起こす可能性をめぐる証拠の強さを評価するとしている。通常レベルのヒトへの暴露量や消費量は考慮されていない。要するに、何かによって、ヒトががんになる「リスク」や可能性を評価しているわけではない。

例えばIARCは、プルトニウムやアルコールによってがんになる相対的なリスク水準について見解を示していない。この2つの発がん性について明らかな証拠があると言っているだけだ。そのため、発がん性が認められる物質として、どちらも「グループ1」に分類されている。

米アルベルト・アインシュタイン医学校のがん疫学者ジェフリー・カバト氏はIARCを公に批判しており、同機関の分類は人々に「危害」を加えていると話す。

「皆が知りたいのは、健康に明らかな影響を及ぼすであろう身の回りの化学物質は何か、ということだ。現実的ではない状況下で影響があるかもしれないというような机上の空論ではない」と同氏は指摘する。

世間が誤解する危険性は、赤身肉と加工肉に関するIARCの発表に対するメディアの反応の一部に顕著に表れていた。ニュースサイト「ハフィントン・ ポスト」は「肉は新たなたばこ」と宣言し、英紙デーリー・メールは「保健当局のトップたち」が「加工肉をたばこと同じレベルに位置づけた」と報じた。

このような解釈は、IARCの見方からすると、誤解を招きやすいと言える。前述の(IARCで分類プログラムを率いるクルト・)ストライフ氏はロイターに対し、混乱の責任は産業界や活動家団体、メディアにあると語った。

<「反科学的ではないものの、ナイーブ」>

批評家の中には、IARCの研究論文はニュースで取り上げられるずっと以前から問題があったと言う人もいる。彼らが懸念するのは、IARCの5つの分類カテゴリーのうち、どこに物質や活動を入れるかを決定する「専門家研究グループ」の構成にある。

これらの専門家の中には、審査中の物質や活動ががんを起こすかどうか、長年にわたって研究成果を発表してきている人も含まれている。彼らは、自らや親しい同僚の研究を審査するIARCの研究グループの一員かもしれない。

例えば、IARCは2012年から2015年の間、314人の科学者が関わる18の研究論文を発表したり、手掛けたりした。ロイターの分析では、このうち少なくとも61人の科学者が、自らの科学的研究を考察する研究論文の研究グループに従事した。

国際疫学研究所のタローン氏や他の科学者は、記事科学雑誌の評論や記事、または書簡で、こうした人々が「同僚や自らの研究の妥当性や方法論の健全性について、最良の判断を下せるか」どうかについて疑問を呈してきた。

IARCのストライフ氏は、同機関の研究グループは「世界で最高の専門家」で構成されており、科学的な証拠を批判的に評価し、自らや親しい同僚による従来の発見に引きずられないグループだと述べた。

ストライフ氏は「正当な理由により、研究について最も知っている人々は、それまでにその研究にかかわってきた人々だとの強い信念がIARCにはある」と話した。

ストライフ氏はIARCの規則上、「筆者や関連のある同僚」は自らが発表した研究について直接評価することはできないと述べた。そして、「擁護などが許容されない」環境下で、20人から30人が議論に参加していることから、中立性が担保されていると話した。

4626とはずがたり:2016/04/25(月) 14:41:23
>>4624-4626
タローン氏はロイターの取材に対し、全ての専門家が分離され、独立しているとするIARCの前提は「反科学的とは言わないものの、ナイーブだ」と述べた。「利己心や評判、出世主義に基づく先入観の問題がないと主張するのは馬鹿げている。邪悪な動機とは全く関係ない。それは単に人間の本能だ」

タローン氏や他の批評家は、IARCが潜在的な利害対立の対処の仕方で首尾一貫していないと指摘し、携帯電話から放出される放射線の研究をその一例に挙げた。

IARCは2011年6月、携帯電話からの放射線が「おそらくがんを誘発する」と結論づけた。それは、携帯電話を、鉛とクロロホルムと同じカテゴリーに位置づけるものだった。

<赤肉の評価>
IARCの研究グループの会合には、「関連性があり、科学的な信用のある」オブザーバーが招待された。しかし、彼らは守秘義務を負わされ、議事進行について議論してはならないことになっていた。ストライフ氏は、彼らの反対意見や議論が承諾なしに外部に報じられないことによって、科学者たちが率直に話せるようになると語る。

2015年に赤肉・加工肉の研究グループにオブザーバーとして招待された食物と動物の専門家は、ロイターの取材に匿名で応じ、科学的な証拠を審査する専門家パネルが、あたかも特定の結果を狙っているようだったと主張する。

この評価で、IARCは、リスクではなく、その危険性について評価するという通常の権限を超えてしまった。IARCは、赤肉・加工肉製品を食べるリスクについて具体的な警告を出した。

例えば、加工肉を毎日50グラム食べると、結腸がんを発達させるリスクが18%増えるとIARCは指摘。前述のオブザーバーはロイターの取材に対し、これらのデータが「一晩でどこからともなくやってきた」ように見えると話した。

オブザーバーは「科学は高い水準の厳粛さをもって審査されると期待していた。しかし10日過ぎて、科学的な視点からみて、私は本当に大変なショックを受けた」と話した。

ストライフ氏は、それらのデータが、審査中の科学文書の「複合分析」から出てきたと指摘。研究グループの専門家が確信できるような人間の疫学研究での十分な証拠があったことから、IARCの発表に至ったと語った。
IARCによる発がん物質としての加工肉の評価に異議を唱えることはなかったが、WHO本部はその背景を数々のツイートで説明した。「加工肉の健康リスクは、たばこやアスベストとのそれとは大いに異なっている」とWHOは強調。「肉は多くの必要不可欠な栄養を含んでおり、適度に消費される限り、健康的な食生活を送れる」と述べた。

この論争はWHO本部内で、IARCをきちんとコントロールできているのかという疑問を生むことになった。ジュネーブ在住のWHO本部の内部関係者は「IARCを抑える必要性についてここで議論が行われている」と述べた。

英王立国際問題研究所(チャタムハウス)のグローバルヘルスセキュリティセンターに務める国際公共衛生の専門家のチャールズ・クリフト氏は「IARCの赤肉・加工肉の研究成果の発表をめぐって、WHOはもう少し役割を果たすべきだった」指摘。「WHOは正式なガイダンスを出すべきだ。IARCや他から出てくる、間違って解釈されかねないことを単に是認するだけではなく」と語った。

WHOの報道官は、IARCは「機能的に独立」した組織であり、IARCが発がんの危険性を警告する場合、「WHOはそれらの危険性に関連したリスク水準を評価、もしくは再評価する」と語った。「そのリスク評価に基づき、公共衛生を保護する目的で、WHOは既にあるガイドラインを確認したり、新たなものを出したりする」

(Kate Kelland記者 翻訳:高橋浩祐、伊藤典子 編集:下郡美紀)

4627名無しさん:2016/04/30(土) 10:19:00
史上最悪の農薬は、史上最強の救世主だった
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/901-903

4628とはずがたり:2016/05/03(火) 21:45:31

超高額な「夢の新薬」は、国を滅ぼしかねない 悩ましい高額薬剤の使用と費用負担のあり方
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%B6%85%E9%AB%98%E9%A1%8D%E3%81%AA%EF%BD%A2%E5%A4%A2%E3%81%AE%E6%96%B0%E8%96%AC%EF%BD%A3%E3%81%AF%EF%BD%A4%E5%9B%BD%E3%82%92%E6%BB%85%E3%81%BC%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AD%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%82%A9%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%84%E9%AB%98%E9%A1%8D%E8%96%AC%E5%89%A4%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%A8%E8%B2%BB%E7%94%A8%E8%B2%A0%E6%8B%85%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8A%E6%96%B9/ar-BBsv88H#page=2
東洋経済オンライン 東洋経済オンライン
土居 丈朗
1日前

 4月4日、筆者も委員を務め、出席した財政制度等審議会財政制度分科会の会合で、がん治療薬「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)が話題に上った。財政政策を議論する審議会で、なぜ特定の1つの薬だけが取り沙汰されるのか。この会合における、日本赤十字社医療センター化学療法科の国頭英夫部長の講演が問題提起の契機となった。

 オプジーボは、日本で開発された画期的な免疫療法薬で、悪性黒色腫のほか肺などのがんへの適応拡大も期待されている。いわば「夢の新薬」といえるかもしれない。しかし、1人の患者がオプジーボを使うと、年に3500万円かかるとされる(体重60キロの患者が1年間26回使用を想定)。画期的な新薬は以前にもあったが、これほど高額の薬代がかかる新薬は類を見ない。

 年に3500万円もかかる薬だが、実際に求められる患者負担は月8万円程度で済む。なぜなら、わが国には、国民全員が加入する公的保険(国民皆保険)があるのと、医療費の自己負担分が一定額を超えると軽減される高額療養費制度があるおかげである。実際にかかる薬剤費と患者負担の差額は、国民全体で負担した医療保険料と税金で賄われる。だから、「夢の新薬」はお金持ちだけの新薬でなく、大半の人が使える新薬である。

 この高額の「夢の新薬」が、多くの恩恵をもたらすのはよいのだが、その代償も大きい。現在、使っている患者は少数だが、日本に肺がん患者は2015年で推定13万人いて、もし患者(少なく見積もって)5万人を対象に、オプジーボを1年間使うとすると、3500万円×5万人=1兆7500億円の薬代が今後必要となる。

 現在、日本の医療費は約40兆円で、そのうち薬剤に使われているのが約10兆円である。この1兆7500億円という金額は、今すでに国民全体で使っている薬剤費の20%近くに相当する額である。今後、オプジーボというこの1つの薬だけで、今の薬剤費が1.2倍になるかもしれない。

 しかも、オプジーボの話は、オプジーボだけにとどまらない。今後、同様の高額薬剤が次々と開発され、わが国で国民皆保険の仕組みで供されるようになれば、今は医療費全体の20%程度である薬剤費はもっと増えることになる。そして、その薬剤費を支えるために、国民に求める医療保険料と税金の負担はもっと増えることになる。

4629とはずがたり:2016/05/03(火) 21:45:48
>>4628-4629
 治せる病気は、最善を尽くして治したい。しかし、その治療費は国民全体で税金と保険料で支え合っている以上、治療費が増えるほど皆で分かち合う税金や保険料の負担は増える。まさに、給付と負担のバランスをどう考えるか。悩ましい問題を、このオプジーボという1つの薬が提起したのだ。

 現在の仕組みでは、国民皆保険の仕組みでひと度このような高額薬剤を用いてよいと認められれば、医師が処方すれば誰でも使うことができる。確かに、治癒の見込みがある患者に使うのなら、誰もその使用に疑問は持たない。他方で、実際には、100歳の患者にもこの高額のオプジーボが使用された例があるという。この薬が効かないなら早期に薬の使用を打ち切り、効果がある患者への投与を必要最小限にとどめることで、国民全体の負担増を避けることができる。

 医学的には、この治療の判断には、複数の治療法を比較して費用対効果を分析する考え方がある。治療にかかる費用とその治療を施した後の生存数について複数の治療法の間で科学的に比較して、治療法の優劣を検討するものである。ただ、「費用対効果」がいかに科学的でも、命にかかわる患者やその家族からみれば、「命の値段」を天秤にかけられているように感じられるかもしれない。

 高額薬剤の適否について、科学的な方法だけで線引きをするとその基準に国民的合意が得られにくいかもしれない。しかし、何ら基準を設けずに誰でも自由に使ってよいとすると、その高額薬剤の費用の負担は、健常な人も含めた国民全体に及び、保険料の引き上げや増税を追加的に求められることになる。

 これまでにも、治療法などについて、医学界でガイドラインを策定して、専門医の間で治療の際に活用されてきた。高額薬剤の適否の基準については、まずは財政の制約から線引きするのではなく、医学的な見地から医学界でガイドラインを策定して、どのような場合に高額薬剤を使用してよいか、基準を作って頂くのが望ましい。前掲の国頭部長も指摘されているように、医学界には、コストは国が考えるべきで、医療経済は医療現場の問題ではない、との向きがある。これまではそうだったとしても、今後は、高額薬剤が医療全体にどのような影響を与えるかも視野に入れたガイドラインが必要となってこよう。

 医薬品の開発によって、我々の生活の質(quality of life:QOL)が高まるような医薬品が提供されることは、基本的に望ましいことである。今後も、医薬品の積極的な開発に期待したい。ただ、高額薬剤の使用と費用負担のあり方が問われている。特に、国民皆保険の仕組みを持つわが国では、「夢の新薬」である高額薬剤が、お金持ちだけのものではなく、多くの人が使えるものであるが故の悩みである。

 高額薬剤を使用する側も、国民が皆で税や保険料を出し合ったお金で支え合っていることを忘れてはならない。病気になったときはお互いさまで、国民全員が加入する公的保険(国民皆保険)があるから少ない自己負担で治療を受けられる。高額薬剤の費用がかさみ、国全体の医療費の半分以上も占めるようなことになれば、極端な保険料引き上げや増税を迫られるか、保険料や税を負担できる範囲で医療給付を抑制すべくいくつかの治療行為や医薬品は、国民皆保険の対象外とするというようなことになりかねない。そうしたことを避けるためにも、高額薬剤の使用と費用負担のあり方を今から真剣に考えなければならない。

4630とはずがたり:2016/05/04(水) 16:50:58
大阪切って東京に逃げ出した会社だしなヽ(`Д´)ノ
と思ったら本当に其処が戦術ミスとなったとある。もしそうなら(人材集めるなら彩都より湘南なのは已む無しと思ってただけに)痛快なことだ。
>武田が大阪市内に研究所を構えていた頃、京都大学や大阪大学の薬学部修士課程修了者の就職先人気はダントツで武田だった。ところが研究所を神奈川県に移して以降、関西に研究所を構え続ける塩野義製薬や小野薬品工業の人気が高まり、逆に武田は、優秀な学生の確保に苦慮するようになってしまった。

これからは塩野義と小野推しでいくぞ♪
>これまで東京にも広報機能を置いていた塩野義と小野はこの4月から、広報活動の拠点を大阪の本社管轄に一本化した

2016.05.02
武田薬品、没落鮮明に…世界で売れる製品涸渇、外国人社員とリストラが伝統的風土を破壊
http://biz-journal.jp/2016/05/post_14942.html
文=編集部

 長らく国内製薬業界で首位の座を占めてきた武田薬品工業の退潮が止まらない。

 武田は4月1日付で、テバファーマスーティカル・インダストリーズ(イスラエル)傘下の後発薬子会社、テバ製薬(名古屋市)の株式の49%を取得して合弁化するとともに、テバと共同で新たに武田テバ薬品(滋賀県甲賀市)という孫会社を設立し、同社に武田は特許の保護期限が過ぎた「長期収載品」と呼ばれる古い薬剤の大半を移管した。
 同時に、テバ製薬社長にはファイザー日本法人で長期収載品や後発薬ビジネスをみてきた松森浩士氏を招聘し、10月以降をめどに社名もテバ製薬から武田テバファーマへと改称する予定となっている。
 一読しただけでは理解しにくい提携スキームだが、単純化していえば武田の目的は薬価の集中攻撃的な引き下げを受けた結果、従来ほど儲からなくなった長期収載品事業の大半を本体から切り離し、新薬の研究開発と販促に全リソースを注ぎ込むことに尽きる。
 一方のテバの狙いは、武田というブランド力に松森新社長の采配力をプラスすることで、「鳴かず飛ばずの状態が続いてきた日本での後発薬事業の、抜本的なてこ入れを図ること」(経済紙デスク)にある。要するに両社とも、追い詰められた末に編み出した同床異夢のアライアンスなのである。
 加えて武田は、来年4月にはビタミン剤「アリナミン」、感冒薬「ベンザ」などで知られる一般用医薬品(OTC薬)や健康食品に関する事業も分社化する計画で、すでに受け皿となる全資出資の武田コンシューマーヘルスケアを設立済みだ。同社に移管される製品群のなかには2012年夏に米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)から引き継いだばかりの頭痛薬「タイレノール」など8製品も含まれる予定で、このことからも武田がOTC薬事業の将来性をすでに見限っていることが類推できる。

失われる武田の神通力

 こうした一連の構造改革を陣頭指揮しているのが、武田230余年の歴史のなかで初の“青い目の社長”となったクリストフ・ウェバー氏だ。14年6月に前社長の長谷川閑史会長に請われて英グラクソ・スミスクライン(GSK)のワクチン部門トップから武田の社長に就任。15年4月からはCEO(最高経営責任者)として、日本人社長であれば躊躇したり根回しの途中で頓挫したりするような武田の大手術に臨んでいる。
 誠実な仕事ぶりと日本的商慣習への寛容な理解など、評判は概ね悪くない。だが、「正直なところ、意欲や理念先行の空回り状態が目立つ」(前出デスク)状況で、何より日本人のプロパー社員との間に横たわるココロの溝が埋まっていない。

4631とはずがたり:2016/05/04(水) 16:51:20
>>4630-4631
 ある武田の中堅社員は次のように打ち明ける。
「武田が医師からも同業他社からも常に一目置かれる存在だったのは、売上にしても、社員の士気や知識にしてもダントツで日本一だったから。ところが、事業の切り離しによって(売上で)アステラス製薬に抜かれかねない状況となり、社員の会社に対する忠誠心も揺らぐようになると、武田の神通力もやがて通用しなくなっていくだろう」

リストラの代償

 実はこうした危惧の念は、製薬企業にとっての生命線であり、武田復権のカギを握る研究開発部門でより顕著というから深刻だ。
 今から10年前の06年秋、当時の長谷川社長は大阪府内への残留を熱望する地元の声を袖にして、神奈川県の藤沢・鎌倉両市にまたがる旧湘南工場跡地に総工費約1470億円をかけて世界最大級の湘南研究所を建設することを決めた。大阪市内と茨城県つくば市に分散していた同社の創薬研究機能を統合し、グローバル研究を加速させるのだと長谷川氏は力説した。

 ところが、11年2月にオープンした同研究所はその後、期待を裏切るかのような展開に陥る。直後に襲った東日本大震災は自慢の免震設備が無事に機能したものの、長谷川社長が招き入れた外国人や外資系製薬会社出身の研究者たちが胃潰瘍治療薬「タケプロン」や降圧剤「ブロプレス」などを生み出した武田の伝統的な研究開発風土を破壊。フランス人CFOが主導したリストラの大波も押し寄せた結果、「腰を据えて創薬研究をできる環境ではなくなった」(武田OB)。

 そういった「異変」に敏感に反応したのが薬学系学生だった。武田が大阪市内に研究所を構えていた頃、京都大学や大阪大学の薬学部修士課程修了者の就職先人気はダントツで武田だった。ところが研究所を神奈川県に移して以降、関西に研究所を構え続ける塩野義製薬や小野薬品工業の人気が高まり、逆に武田は、優秀な学生の確保に苦慮するようになってしまった。

 学生の資質と創薬効率とが正比例するものではないことは重々承知のうえでだが、武田の研究開発力に将来、ボディーブローのように効いてきそうな話ではある。
 そうでなくても目下のところ、グローバルに売れる新薬が枯渇してしまった武田に対して、塩野義はGSKと共同開発した抗HIV(ヒト免疫不全ウイルス)薬「テビケイ」が「年商3000〜5000億円規模の大型薬に向けて成長中」(証券アナリスト)。同じく塩野義が自社で創製したインフルエンザ治療薬も、スイスのロシュと組んで世界展開に乗り出そうとしている矢先にある。

 また小野が米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)と共同開発したがん治療薬「オプジーボ」は周知の通り、極めて高い完治率から「がん治療に革命を起こしつつある」夢の新薬として、世界中の医療関係者や製薬会社から熱視線を集めている。

深まる孤立感

 こうしてみると、創薬力はハコモノの改善や効率化とはまったく別のパラメーター(要因)に左右されるものなのだろうと想像せざるを得ない。ちなみに武田は、この春から山中伸弥教授率いる京都大学iPS細胞研究所と共同で、湘南研究所を舞台にiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った画期的新薬の開発に乗り出してはいる。だが、巨大な研究棟には「夜になっても灯火が点かない研究部屋がまだたくさんある」(業界関係者)といわれるなど、リストラの傷跡でフル稼働の状態ではなさそうだ。
 そんな武田の惨状と将来を見定めたからなのか、これまで東京にも広報機能を置いていた塩野義と小野はこの4月から、広報活動の拠点を大阪の本社管轄に一本化した。武田の孤立感は、さらに深まっている。
(文=編集部)

4632とはずがたり:2016/05/04(水) 21:32:09
STAPは有る派の論考の様だ。
分野にお詳しいアンチ小保方氏の名無しさんは今どうしてるのかなぁ??コメ求む。

2016.04.28
ジャーナリズム ジャーナリズム
STAP細胞、「つくることに成功した」と若山教授が発言…共同研究者も「見た」と証言
http://biz-journal.jp/2016/04/post_14897.html
文=上田眞実/ジャーナリスト

 一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理化学研究所を退職した小保方晴子氏がその体験を綴った手記『あの日』(講談社)が1月に出版され、STAP細胞は再び世間の注目を浴びることとなった。そして先月、小保方氏がSTAP細胞のプロトコル(作製手順)をHP上で公開し、STAP細胞は科学的議論の場に戻った。

 果たしてSTAP細胞は存在するのか、しないのか――。判断材料が少ないこともあり、その議論は尽きない。理研がSTAP細胞論文の不正を調査した「桂不正調査委員会」の調査報告書は、科学者の中でも細胞工学の専門家ではないと、どういう経緯で不正があり、STAP幹細胞とされていたものがES細胞だったと結論付けられたのか理解できない内容だ。

 調査報告書は「調査には限界がある」と最終的な判断を曖昧にしている。「STAP幹細胞だとされたものを解析すると、それはES細胞に由来していた」とし、「STAP細胞の実験成果物は誰かがES細胞を故意に混入した疑いがあるが誰が混入したか特定できない」という「懐疑論」に終始している。理研はこの不正調査に総額8360万円をかけており、そのうち弁護士への相談費用が2820万円で、検証実験の1740万円より上回っている。 

「STAP細胞を3回見た」
 STAP細胞論文にはこの研究にかかわった科学者14人の名前が記載されており、そのうち小保方氏を含めた8人が主な実験や論文の執筆を担当している。論文には筆頭著者として小保方氏の名前があり、元理研CDB(旧発生・再生科学総合研究センター)副センター長の笹井芳樹氏、山梨大学教授の若山照彦氏、東京女子医大教授の大和雅之氏、元CDBで現在は熊本大学教授の丹羽仁史氏らが名前を連ねている。

 なかでも丹羽氏は2014年4月1日から行われたSTAP細胞を再現させる検証実験の責任者を務めており、理研が開催した同7日の記者会見でSTAP細胞実験の疑義について記者から「STAP細胞になるまでの実験を逐一見たか」という質問に対して「STAP細胞を3回見た」と答えている。以下がその会見の内容である。 

丹羽「小保方さん自身がリンパ球採取からSTAP細胞までの一連の流れというのは、もちろん自分の目で確認しています」

記者「それは何回くらいか」

丹羽「何回ありましたかね、3回とかでしょうか。(論文への)プロトコル・エクスチェンジ を書くにあたって逐一手順を確認する必要がありましたので、そういう作業を行いました」

 さらに丹羽氏はこの会見で、STAP細胞がES細胞混入の結果なのかという質問に対し、「その仮説が真である確率は低いという位置付け。専門家からすると、そんな簡単な話ではない」と答えている。

 STAP細胞問題をまとめたノンフィクション『捏造の科学者』(文藝春秋)の著者でもある須田桃子記者は14年4月14日付毎日新聞朝刊で、丹羽氏の「小保方氏の横でSTAP細胞を3回見た」「ES細胞である確率は低い」とした回答を伝えず、「丹羽仁史プロジェクトリーダーが検証実験の実質責任者に就いた。だが、丹羽氏自らが作製に成功したことがないことを認めるなど、科学的証明がどこまでできるのか不透明だ」と解説。検証実験よりも残されたSTAP幹細胞の分析を優先しろ、と力説している。

4633とはずがたり:2016/05/04(水) 21:32:26
>>4632-4633
 このように「STAP細胞はES細胞ではない」とする科学者の証言は一部のメディアや識者によって巧妙に切り取られ、真相を知る手がかりには「目隠し」がかけられていたのがSTAP細胞問題の実態だ。こうして目隠しを外すと、「STAP細胞はES細胞だった」とする理研の結論はにわかに受け入れがたくなり、「STAP細胞問題は何も決着していないのではないか」という疑問が浮かぶ。

 さらに論文共著者のひとりで14年8月6日に亡くなった笹井氏も、14年4月16日の会見で「STAP現象を前提にしないと容易に説明できないデータがある」としてES細胞混入説を否定している。
「私が理研を去る前、私は脾臓からSTAP細胞をつくることに成功しました。でも一度だけです。その時は小保方博士がよく指導してくれました。海外の研究者がSTAP細胞の成功をメールで知らせてくれています。だから、私は一年以内に誰かがSTAP細胞の作製を発表するだろうと信じています」

 若山氏は小保方氏がつくったSTAP細胞からSTAP幹細胞を多数作製したことも認め、実験が適正だという認識を持っていたようだ。以下は同インタビューでの若山氏の発言である。

「私はSTAPからSTAP幹細胞を複数回樹立しました。混入がそのたびに起こるなんてことは考えづらいです。さらに、私はSTAP幹細胞を129B6GFPマウスから樹立しました。その当時、我々はその系統のES細胞を持っていませんでした。私がSTAP幹細胞の樹立に成功した時、大元のSTAP細胞はOct4-GFPをよく発現していました」
「この状況ではSTAP幹細胞の樹立は胚盤胞からES細胞を樹立するより簡単なんです。さらに、包括的なmRNA発現データもSTAP幹細胞がES細胞でないことを示唆しています」

「私はそれぞれのステップを小保方博士に監督してもらった上で、100%自分の手で再現しました。ほぼ同様に、私の博士課程の学生もSTAP幹細胞の樹立に成功しています。これらの実験の初期段階では、我々はES細胞やiPS細胞を同時に培養していません。あとになって、対照群として時にES細胞を同時に培養していました」 

 ちなみに若山氏は14年4月14日付けの朝日新聞朝刊で、「STAP細胞株」を「少なくとも43株つくった」とその実験成果の数を答えている。しかしその2年後、「週刊新潮」(新潮社/16年4月14日号で、小保方氏の手記やHPについて「一切関わりを持たないようにしております」とSTAP細胞問題とはあくまでも「無関係」だとする姿勢を貫いている。

一様にSTAP細胞の存在を認める発言

 小保方氏はSTAP細胞のプロトコルを公開したHP「STAP HOPE PAGE」で「STAPのアイデアは博士によって考案されたが、バカンティ博士、およびSTAP論文のためのすべての実用的な実験は、日本の理研CDBのDr.若山の研究室で行なわれ、予備的な研究が行なわれたハーバード大学にてバカンティ博士の研究室で生まれました」とSTAP細胞の実験結果は若山研究室の産物だったことを明かしている。

 小保方氏は14年4月9日の記者会見において「STAP細胞はあります」と主張し、それは一貫して変わっていない。その一方、周囲の研究者たちはSTAP細胞への認識が同一人物とは思われないほど激変している。STAP細胞の実験、その論文にかかわった科学者たちは問題発覚直後、「STAP細胞はES細胞ではない」と口を揃えてSTAPの存在を肯定していた。これは紛れもない事実だ。

 もし、STAP細胞が存在しないとすると、彼らは小保方氏に騙されて実験結果を誤認させられていたことになるが、「STAP細胞を3回見た」と証言した丹羽氏はES細胞研究25年のキャリアを持つ。小保方氏はSTAP細胞実験当時、博士になりたての科学者としては新人だった。STAP細胞事件を「すべて小保方氏が計略し、ねつ造した結果である」とする結論は、荒唐無稽で根拠が脆弱な「陰謀論」だ。

 改めてこうして関係者たちの言質を羅列すると、道理に合わず、まさに怪誕不経(かいたんふけい)だ。STAP細胞問題の混乱したのは小保方氏からではなく、科学者がなんらかの真相を隠蔽したり、サイエンスジャーナリストが事実を歪曲して伝えていることから発生している。つまり、理研が「STAP細胞はES細胞だった」と発表した「裏」には発表されていない事実が潜んでいる可能性が高いのだ。
 イギリスの偉大な文学者でノーベル文学賞を授与されたジョージ・バーナード・ショー(1950年11月2日没)はこんな格言を残している。
「When a thing is funny, search it carefully for a hidden truth.(何かがおかしい時は、真実が隠れていないか気をつけろ)」
 小保方氏はHP上で、ついにSTAP細胞の存在を明らかにした。次回はそれについて解説したい。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)

4634名無しさん:2016/05/08(日) 15:00:39
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160508-00010000-wired-sctch
わたしは遺伝子治療で20歳若返った:45歳、米バイオ企業CEO
WIRED.jp 5月8日(日)7時30分配信

ワシントン州シアトルを本拠とするバイオ企業BioViva USAのCEO、エリザベス・パリッシュは、同社が開発した「若返り」のための遺伝子治療を自身の体でテストしたところ、細胞が20歳若返ったと主張している。

パリッシュCEOは現在45歳で、サイエンス分野での正規の教育は受けていない。彼女はこの実験的な治療を、2015年9月にコロンビアのクリニックで受けたという(詳細は未公表)。こうした型破りな臨床試験が海外で行われた背景には、米国の規制を回避するという目的があったが、この臨床試験の強行により、BioViva USAの科学顧問の1人が辞職している。

BioViva USAの科学諮問委員を務めていたが辞職したワシントン大学名誉教授のジョージ・マーティンは『MIT Technology Review』誌で、「これは大きな問題であり、このような事態に大きな憤りを感じています。わたしは非臨床試験(動物実験)を繰り返し行うよう強く求めてきました」と語っている。

臨床試験の詳細は明らかにされていないが、パリッシュCEOの説明では、治療の一環として、遺伝子組み換えウイルスの静脈内注射が行われたという。このウイルスによって、「テロメラーゼ」と呼ばれる酵素を生成する遺伝物質が細胞に運ばれたようだ。

テロメラーゼは、人体の細胞における「テロメア」と呼ばれる部分の長さを伸ばす。テロメアとは、染色体の末端で、DNAの「保護キャップ」的な役割を果たす部分だ。テロメアは細胞の老化とともに自然にすり減ってゆくが、テロメラーゼの投与によってそれを保護しようとする手法だ。

スペインの研究グループが2012年に行ったマウス実験から、同様の手法によりマウスの寿命は20パーセントも延びうることがわかっている。

パリッシュCEOは、3月に行われた血液検査の結果(ピアレヴュー科学誌には発表されていない)により、彼女の白血球のテロメアは6.71から7.33キロベース(kb)に伸びていることが明らかになったと主張している(同CEOは今回の治療を受ける以前の2015年9月に同じ検査を受けており、年齢の割にテロメアが異常に短い[6.71kb]ため、人生の早期に加齢性疾患にかかるリスクが高いことがわかっていた)。このテロメアの数値差は、20歳分の細胞年齢差に等しいと同CEOは推定する。

しかし科学者たちは、いくつかの理由から、これら一連の結果と主張に懐疑的な見方をしている。

まず、科学者たちは健康とテロメアの長さのあいだになんらかの関係は見出しているが、その一方で、短くなったテロメアが実際に健康問題を引き起こすのか、あるいは、それが単なる老化によるものなのかは明らかになっていない。

次に、おそらくより重要なのが、テロメアの長さと健康の明確なつながりが判明していないということだ。たとえば、心血管疾患は短めのテロメアと関連しているが、がんは長めのテロメアと関連しているのだ。

「一般集団において、相対的に短いテロメアは悪く、相対的に長いテロメアは良いという考え方はナンセンスだ」とラトガース大学でテロメアを研究するエイブラハム・アヴィヴ教授は『The Scientist』の取材にメールで回答している。

最後に、今回報告されたテロメアの数値差、つまり9パーセントという伸び率は、大半のテロメア長測定において標準誤差の範囲内に収まるという点も理由としてあげられる。

それでも、パリッシュCEOはこの遺伝子治療により若返りが実現すると確信している。同CEOは現在、さらなる臨床試験の実施を許可してくれる規制当局とのパートナーシップを諸外国に求めている。

TEXT BY BETH MOLE

4635とはずがたり:2016/05/10(火) 13:11:58


2016.5.8 20:50
1日78人ずつ死亡…鎮痛剤の過剰摂取が米国で社会問題化 プリンスさん急死で注目
http://www.sankei.com/world/news/160508/wor1605080034-n1.html

 【ロサンゼルス=中村将】4月に急死した米人気ロック歌手、プリンスさん=享年57=の死因を調べている捜査当局は、鎮痛剤の過剰摂取が原因との見方を強めている。米国では鎮痛剤の過剰摂取が原因で、年間2万8千人以上が死亡しており、社会問題化している。プリンスさんの死は改めて米国社会に問題の深刻さを投げかけている。

 プリンスさんは、ミネソタ州ミネアポリスの自宅兼スタジオで遺体で発見された前日の4月20日、カリフォルニア州の薬物依存治療の専門医に「健康上の深刻な緊急事態」を相談していた。専門医の弁護士が今月4日、明らかにした。

 米メディアによると、プリンスさんは、コンサートなどで高い場所から飛び降りるなどしたため、以前から腰を痛めており、鎮痛剤を頻繁に使用していた。

 捜査関係者によると、プリンスさんの遺体や自宅からは、医師の処方箋が必要なオピオイド鎮痛剤が検出された。捜査当局は麻薬取締局の協力を得て死因の特定を進めている。

 オピオイドは、日本ではがん治療の鎮痛剤などに使用される医療用麻薬として管理されているが、米国では手術時や術後の痛みのほか、急な痛みや慢性痛の鎮痛剤などとして大量に処方されている。使用を重ねると、効き目が低下し、過剰摂取の傾向が強まる。中毒者は約190万人に上るとの推計もある。

 過剰摂取によって、昏睡(こんすい)状態や呼吸困難な状態に陥り、死に至るケースは年々増加。米疾病対策センター(CDC)によると、2014年のオピオイド過剰摂取による死者は2万8647人に上り、1日78人が死亡していることになる。この数は15年前の4倍だ。薬物中毒の死者数の60%をオピオイド服用者が占めていることも目をひく。

 CDCは今年3月、オピオイド服用の開始の目安や頻度などに関するガイドラインを発表。米食品医薬品局(FDA)もオピオイドのラベルに過剰摂取や依存の危険性を表示するよう義務付けるが、プリンスさんの死で、より効果的な対策を求める声が増えそうだ。

4636とはずがたり:2016/05/10(火) 21:52:44
がんが劇的改善? 世界的に規制緩和進む「医療用大麻」とは
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1223566495/332-333
2016.05.07

4637とはずがたり:2016/05/11(水) 10:23:21


高樹沙耶、芸名で参院選に出馬へ…公約で医療用大麻推進
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/1236
12:20スポーツ報知

4638とはずがたり:2016/05/12(木) 18:19:32

阿蘇立野病院で全職員解雇 再就職先探しの説明会
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10010518111_20160512.html
14:37NHKニュース&スポーツ

地震の影響で閉鎖されている熊本県南阿蘇村の「阿蘇立野病院」では、医師や看護師などおよそ150人のすべての職員が解雇され、12日再就職先を探すための説明会が開かれました。

阿蘇立野病院は、救急患者も受け入れるなど南阿蘇地域の中核病院でしたが、地震により裏山で土砂崩れのおそれがあることなどから入院患者をほかの医療機関に移し閉鎖されています。医師や看護師など職員およそ150人は10日付けで全員解雇され、12日は阿蘇市にあるハローワークで、再就職先を探すための説明会が開かれました。
説明会には解雇された看護師や介護職員などおよそ40人が出席しました。解雇された職員の再就職については、これまでに阿蘇市と小国町の5つの病院が協力を申し出ていて、12日はそれぞれの病院の担当者が、賃金や勤務時間、それに仕事の内容やいつから働き始められるかなどについて説明していました。解雇された職員を対象にした説明会は、13日も高森町で開かれるほか、阿蘇立野病院としても、職員の再就職を支援していきたいとしています。
説明会に参加した32歳の元介護職員の女性は「被災したうえに仕事も失うとは思ってもみなかったが、次の就職先を探す機会をもらえてありがたい。引き続きこの地域で働きたいたので、再就職を前向きに検討していきたい」と話していました。

4639名無しさん:2016/05/14(土) 14:34:55
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051100830&g=pol
ALS患者が出席できず=与党難色で、民進反発-衆院厚労委

 10日の衆院厚生労働委員会で、全身の筋肉が動かなくなる難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の男性患者の参考人招致が、自民、公明両党の了承を得られず実現しなかったことが11日分かった。招致を提案していた民進党は、反発を強めている。
 関係者によると、民進党が同委理事懇談会で、障害者の自立を後押しする障害者総合支援法改正案の参考人質疑にALS患者の男性の招致を提起。ただ、声を出せない男性には、口の動きを通訳するヘルパーの介在が必要なため、自民、公明両党が「別の普通に話せる人に出て来てもらえばいい」と慎重姿勢を示し、協議が調わなかった。
 このため民進党は要求を取り下げ、10日の質疑には、金沢公明日本ALS協会常務理事が代わって出席。「福祉に最も理解ある厚労委員会に障害があることで排除されたことは深刻な国のありさまを示している」とする男性のメッセージを代読した。
 自民党の小此木八郎国対委員長代理は11日の記者会見で「一方的に断ったことはない」と説明。民進党の山井和則国対委員長代理は会見で「与党に出席を拒否された。深刻な障害者差別だという苦情が巻き起こっている」と批判した。(2016/05/11-18:30)

4640名無しさん:2016/05/14(土) 16:56:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160511/k10010516551000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_059
衆厚労委 通訳の必要な難病患者の参考人出席断る
5月11日 14時46分
衆議院厚生労働委員会の参考人質疑を巡って、難病患者などで作る団体が人工呼吸器のため会話に通訳を必要とする患者の出席を申し出たのに対し、委員会側から、「コミュニケーションに時間がかかる」などとして断られていたことが分かりました。
衆議院厚生労働委員会の与野党の理事などによりますと、10日行われた障害者総合支援法などの改正案の参考人質疑を巡って、民進党が全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病・筋萎縮性側索硬化症の患者などで作る日本ALS協会に関係者の出席を求め、協会側は人工呼吸器のため会話に通訳を必要とする患者の出席を申し出ていました。
これについて、委員会の理事懇談会で、自民党が「コミュニケーションに時間がかかり、限られた時間の中で伝えたいことが十分伝わらないのではないか」などとして再検討を求め、患者の出席を断ったということです。
患者に代わって参考人として委員会に出席した日本ALS協会の金澤公明常務理事は、NHKの取材に対し「率先して障害者への差別を解消すべき国会の委員会が出席を制限するのは問題だ。配慮があってしかるべきだ」と話しています。

4641とはずがたり:2016/05/16(月) 18:12:18
バカンティ予想が正しかっただけで小保方さんは証明に失敗してただけって訳では無いのか?
酸性に浸すってのが彼女のオリジナルのアイディアなんかな?

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160514-00010004-bjournal-soci
Business Journal 5月14日(土)6時1分配信

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる
2014年4月9日、会見を行う小保方晴子氏(撮影=吉田尚弘)
 今年3月10日、ドイツの名門大学、ハイデルベルク大学の研究グループがSTAP関連の論文を発表した。論文タイトルは『Modified STAP conditions facilitate bivalent fate decision between pluripotency and apoptosis in Jurkat T-lymphocytes(邦訳:修正STAP条件によって、JurkatT細胞の運命が多能性と細胞死の間で二極分化する)』である。

 海外の一流大学が、いわゆる「STAP現象」の再現実験を行ったということで話題となっている。以下に同論文の概要を紹介する。

<(1)序論:STAP論文は撤回されたが、低pHの刺激による万能性獲得の可能性は、がん、または、がん幹細胞の分野においては魅力的な課題である。

(2)実験:そこで、理化学研究所と米ハーバード大学から発表されたプロトコルを改変して、セルライン化されたT細胞に刺激を与える実験を行った。

(3)結果:当グループが見つけたpH3.3の条件では、酸処理後、多能性マーカーの一種であるAP染色陽性細胞の割合が増加した。AP陽性の多能性細胞は酸処理ストレス下を生き延びて優位に増加。

(4)考察:小保方晴子氏【編注:一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理研を退職】が英科学誌「ネイチャー」で発表したプロトコルでは成功しなかった。それは、使用している緩衝液の緩衝能が適していないことが理由として考えられたので、それも変更した。

 一番の発見は、このような瀕死のストレス条件では、Acute T-cell leukemia(ヒト急性T細胞白血病)の細胞株である JurkatT細胞が、万能性を獲得するか、もしくは死ぬかの間で揺らいでいることである。何がそれを左右するのかを探るのが今後の課題だ>

 わかりやすく解説すると、以下のようになる。

<小保方氏が発見したSTAP現象を、がん細胞の一種であるJurkatT細胞を用いて再現実験を試みた。同細胞に対しては、小保方氏がネイチャーで発表した細胞に酸性ストレスをかける方法ではうまくいかなかったため、独自に修正した酸性ストレスをかける方法を試してみたところ、細胞が多能性(体のどんな細胞になれる能力)を示す反応を確認した。それと同時に細胞が死んでしまう現象も確認されたので、何が細胞の運命を分けているのかを探っていきたい>

●がん細胞の分野で研究の価値大

 今回の論文で多能性を確認したAP染色陽性細胞は、小保方氏らのSTAP論文でも発現が確認されている多能性マーカーのひとつである。細胞が酸性ストレスによって多能性を示すという反応は、まさに小保方氏が発見したSTAP現象そのものだ。

4642とはずがたり:2016/05/16(月) 18:12:33
>>4641-4642
 世界的に活躍する国際ジャーナリストで、自身もニューヨーク医科大学で基礎医学を学び医療問題に関するリポートも多い大野和基氏は、同論文を次のように評価している。

「STAP現象の論文は撤回されたが、少なくともがん細胞の分野ではまだまだ研究の価値がある、ということだ。細胞の多能性に対する酸性 pH の効果は、がん生物学(がん幹細胞も含む)の分野では、注目されるトピックであり、STAP細胞が、がん細胞ではできた可能性があることを、このハイデルベルク大学の論文は示している。

 また、この研究者らの実験では、小保方氏が確認した多能性を示すOCT4の発現を変えることができなかったようだが、異なる結果として、De Los Angelesほかが、STAPプロトコルのような、強いストレスでOCT4の発現が増加した例を紹介している。

 ともあれ、『ネイチャー』のSTAP論文撤回後、海外の大学、しかもハイデルベルク大学においてSTAP現象を確認する実験が行われたことは注目すべきことである」

 がん細胞の一種であるJurkatT細胞に対して、小保方氏が行った方法ではうまくいかなかった理由について、ある生物学の専門家は次のように分かりやすく説明してくれた。

「細胞の種類によってストレス反応に違いがあることも一因と考えられます。小保方氏はがん細胞以外の細胞を使っていたため、ストレスをかけるpHの違いが出ても不思議ではありません。

 また、培養系の実験では、緩衝材の違いはもちろん、試薬のロット(製造日)差によっても結果が違ってくるというのは周知の事実ですし、シャーレのメーカーによっても結果に違いが出ることがあるほどです。それほど微妙な調整が必要な世界であり、プロトコル(手順)通りにやっても同じ結果が得られないことは普通です。

 ハイデルベルク大学の研究グループは試行錯誤の結果、独自にSTAP現象を確認する方法を見いだされたのではないでしょうか」

 日本国内では、マスコミによる異常な偏向報道によって、完全に葬り去られたように印象づけられたSTAP現象だが、そのような先入観もない海外の大学によって再現実験が試みられた事実は大きい。

●日本の専門家たちの間違い

 一部の専門家は、小保方氏がSTAP細胞のレシピ(詳細な作製手順)を公表するサイト「STAP HOPE PAGE」を開設した際にも、「STAPを今さら研究する研究者は世界にどこにもいない」と批判していたが、それが完全な間違いであったことが証明された。

 ネイチャーのSTAP論文が撤回された理由は、小保方氏が発見した「STAP現象」の否定ではなかったことは前回記事で述べた通りである。

 小保方氏の人権を蹂躙するかのようなマスコミがつくり上げた世論に同調し、常識を逸脱した禁じ手まで使って論文をなきものとして責任逃れをした理研や早稲田大学と比べ、真摯に生物学的現象を追究するハイデルベルク大学のニュートラルな姿勢は、科学に向き合う本来のあり方を教えてくれる。

 ハイデルベルク大学が発表した今回の論文によって、STAP現象に対する世界的な関心が再び高まっていくかもしれない。
(文=大宅健一郎/ジャーナリスト)

4643とはずがたり:2016/05/20(金) 01:01:15
理研も震える「小保方晴子の大逆襲」
日刊大衆 2016年4月24日 07時00分 (2016年4月26日 16時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160424/Taishu_21634.html

 2014年、世を騒がせたSTAP細胞“捏造”事件。その中心的人物、小保方晴子・元理化学研究所研究員(32)が3月31日に、STAP細胞の作成手順を記した『STAP HOPE PAGE』なるホームページ(以下HP)を開設した。

 門外漢には分かりづらい科学の世界。米イリノイ工科大学の元助教授(化学科)で、遺伝子の構造解析などの研究をしていた、生田哲薬学博士に、まずは手記の内容の解説を頼んだところ、「理研は、(小保方氏の論文をもとに)検証実験をしたものの、STAP細胞は作れず、出来たとされるものはES細胞の混入によるものと結論づけました。本の帯には<真実を歪めたのは誰だ?>とありましたが、歪めるも何も、それが真実であり、要するに“捏造”だったのは疑いようがありません」とバッサリ。

 同手記では『ネイチャー』に載ったSTAP細胞論文の共著者の一人、若山照彦・理研チームリーダー(当時)を批判。最初はSTAP細胞の存在を明言していた若山氏が前言をひるがえしたせいで、検証実験でSTAP細胞を作れなかった旨の記述もあるが、生田博士いわく、「論文も出した後で、共同研究だから、その協力者の協力がないとSTAP細胞を再現できないなんて言い訳が成り立つわけがない。こんなの、常識ですよ」と切り捨て、さらには、「ネット上で彼女の実験ノートを見ましたが、まさに“子どもの落書き”ですね」と語るように、科学界からはあまり高い評価は得られていないようだ。

 もっとも、生田氏とて、すべての罪が小保方氏にあるとは思っていないという。「研究の世界も、ひと皮むけばドロドロの世界。研究者も人の子ですから、研究費のぶん捕りのための権謀術数、権力や名誉欲、女性問題まで、他の世界同様、いくらでも出てきます。小保方さんも、そうした中でうまく利用された一人で、しかし、その研究テーマが世界中が注目する最先端の万能細胞だったことから注目を浴び、バッシングも凄まじかったという側面があるのは事実でしょう」

 同手記では、バッシングの契機は、騒動中に自殺した、やはり論文の共同執筆者だった笹井芳樹・理研副センター長(当時)に敵意を持っている身内の密告だったとの衝撃的な記述もなされていた。「手記の内容がすべて真実とは断言できませんが、キナ臭い香りが漂っていますね」(前出の社会部記者)

 このHPは、その専門的内容にもかかわわらず、4月3日の時点で「世界87か国からアクセスがありました」(三木弁護士)という。素人考えでは、“そこまで言うなら、ひょっとして、オボちゃんはSTAP細胞の作成に成功したんじゃないの”という気がしないでもないが、「100%ありえません。彼女自身、そのことは分かっているはず」(前出の生田博士)と、科学界からは、まったく相手にされていないのが現状なのだ。

 そんな、毒にもクスリにもならないはずのHPだが、どういうわけか開設直後にサイバー攻撃を受け、翌4月1日にはサーバーがダウン。一切、見られなくなってしまった。

「私が“攻撃元を特定する作業に入っており、刑事告訴も検討している”と発言したこともあってか、その後、(サイバー攻撃は)ピタッと止まりました」と三木弁護士は語るが、その背後に深い闇を感じた人も少なくはない。前出の社会部記者は言う。「一連の騒動では、小保方氏一人が悪者にされましたが、背景に政治的要素があり、ビクビクしている者が複数いるのは確か。理研にだって、震え上がってる人がいないとは言えません。こうした者たちは、事件の風化をひたすら待っているはず。ところが、小保方氏が寝た子を起こすマネをまた始めたんですから……。サイバー攻撃した者は、そうした関係者の可能性だってないとは言えませんよ」

 さらにある理研関係者は匿名を条件に、こう漏らす。「彼女が本気で口を開けば、首が飛ぶ者は複数います。ただ、そうすれば彼女も“共犯”に問われかねないので、おいそれとは口にはできない。本当の狙いは、レシピ公開を名目に、“ある程度の時間が経過したら、なんらかの形で研究者として復帰させてもらえませんか”というメッセージのようにも聞こえるのですが」 これが万一、事実なら、なんとも高等な戦術……。今回の小保方氏による“大逆襲”は、どのような展開をもたらすのか。今後の動向が大いに注目される。

4644とはずがたり:2016/05/21(土) 22:44:06
「恐怖の歯科医」に禁錮8年の実刑、フランス
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160427034127a


【ヌベールAFP=時事】フランス中部ヌベールの裁判所は26日、約100人の患者の口内に重傷を負わせたとして「恐怖の歯科医」と呼ばれるオランダ人の男に対し、禁錮8年の実刑判決を言い渡した。(写真は資料写真)
 ヤコーブス・ファンニーロップ被告(51)は仏中部の小さな村、シャトーシノンで患者の健康な歯を次々に抜いていた。患者たちはあごの損傷や、再発性の化膿(かのう)や敗血症に苦しんでいた。
 裁判所はまた同被告に対し、医師としての治療行為を禁じ、1万500ユーロ(約130万円)の罰金を科した。
 検察は、被告が「無用で痛みを伴う施術」を約100人に対して行い、患者たちに保険会社へ請求させる詐欺行為をはたらいていたと糾弾した。また患者に痛い思いをさせることを被告が「楽しんでいた」とも表現した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/04/27-09:44)

4645とはずがたり:2016/05/22(日) 15:07:54
前田敦子、常軌を逸した「お酢好き」告白でアルコール依存症の疑いが浮上!
アサ芸プラス 2016年5月22日 09時59分 (2016年5月22日 14時31分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20160522/Asagei_58518.html

 元AKB48の前田敦子が「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)にゲスト出演し、お酢が大好きであることを告白した。
「前田はマイビネガーを持ち歩き、ほぼすべての料理にそれをたっぷりとかけて食べるほどのお酢好き。なんと味噌汁にも酢を入れ、ポテチにもびしょびしょになるほどかけて食べると明かしていました」(芸能ライター)
 これに対して妊娠説や味音痴説が囁かれているが、アルコール依存症を疑う人もいる。都内で医院を開業している内科医が解説する。
「アルコール依存症が進むと、脳が萎縮して認知症のような症状が出てきます。この時、体は低血糖になり、体内にある糖をエネルギーにすることができなくなるので、代わってアルコールが分解された時にできる酢酸をエネルギーにします。エネルギー源が糖から酢酸に代わってしまうわけです。ここまで症状が進行してしまうと体がお酢を欲するようになり、常時、お酒を飲むかお酢を摂取しないと脳にダメージを与えてしまいます。以前、私が診察した患者は、コップにお酢を注いで水のようにゴクゴク飲んでいるほどでした。前田がただのお酢好きならいいのですが‥‥」
 前田といえば、2014年に泥酔して前後不覚になり佐藤健に抱えられる姿がスクープされたが、
「脳が正常に機能しなくなるまで飲んでしまうのはアルコール依存症の初期症状のひとつですね」(前出・内科医)
 アイドルから脱皮して女優として開花した前田敦子、その未来がお酒で潰されてしまうことなどないよう願うしかない。

4646名無しさん:2016/05/22(日) 17:05:33
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160517/k10010524081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_102
障害者の参考人招致見直しを 難病患者らが要請
5月17日 13時18分
会話に通訳が必要な難病患者が衆議院厚生労働委員会に参考人として出席できなかったことを受けて、17日、出席を求めていた患者と支援団体が衆参両院の議長に対し、障害者の国会での参考人招致の在り方を見直すよう要請しました。
全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症を患う岡部宏生さんは、先週、衆議院厚生労働委員会に通訳をつけて参考人として出席したいと求めましたが、「意思の疎通に時間がかかる」などとして出席できませんでした。
岡部さんと支援団体のメンバーは17日、国会を訪れ、衆参両院の議長と面会し、「今回の対応には深い失望と憤りを覚えた」と述べたうえで、これをきっかけに障害者や難病患者の参考人招致の在り方を見直すよう要請しました。
これに対し、大島議長は「多様な意見を聞いて結論を出すのが国会議員の責務だ。要請を重く受け止め、運営の在り方などを検討し、対応できるよう努めたい」と述べました。
このあと岡部さんは、記者団に対し「特別な通訳が必要だが、コミュニケーションを取れることを見て理解を深めてもらい、今後の対応を検討し、体制を構築してほしい」と話していました。

4647とはずがたり:2016/05/25(水) 19:47:26

すでに有料なの? 「救急車に乗ってきた」という理由で料金請求
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1437123231311.html
Excite Bit コネタ
ライター情報:カシハラ@姐御

いざというときに頼りになる救急車。お世話になったことはなくてもあるだけで安心できる存在です。
先日、友人の付添で救急車に乗ったところ「救急車に乗ってきた」という理由で友人が料金を請求されていました。急なことなので詳しく聞く時間もなくそのまま家に帰ったのですが、「救急車はまだ無料なのでは?」という疑問でいっぱいに。

そこで消防庁に問い合わせてみました。電話に出た職員さんいわく「救急車は無料です。それは病院のほうで決めている料金なので病院に聞いてください」とのこと。
ということで、掛った病院に改めて問い合わせをしてみました。

病院が決めている料金とは

――救急車に先日友人が乗ったのですが、救急車に乗ってきたという理由で8,640円を請求されていました。あれは何の料金なのでしょう?
特定療養費といいまして100床以上の大病院にはかかる料金で厚生労働省で決まっています。当病院で発生することのある料金です。

――発生することのあるというのはどういう意味でしょうか?
大きい病院なので診療時間外にはかかる料金です。

――かかる条件を教えていただけますか?
緊急性がないと判断された場合にはこの料金がかかります。

――頭を打ったとして緊急で運ばれたのですが、緊急性がないと判断するのはどんな場合ですか?
医師が判断することなので会計には詳しいことはわかりません。

どちらにしても、怪我をした友人は、救急車で運ばれてこの病院に運ばれてきたのですから仕方ありません。
それにしても、今はまだ救急車自体は無料ですが、病院によっては料金が請求されて有料になる場合があるということ。これは意外ですね。
救急車で来て、医師が緊急性がないという判断した場合に8,640円が請求されるという仕組み。ちなみに救急車で来て緊急性があったと判断する場合にはちゃんと無料にするそうです。

救急でない場合はどうすればいい?

救急ではない場合には、タクシー利用をすすめられます。しかし、タクシーで病院に行くとしても、夜間対応の病院がどこにあるか、どれだけ具合が悪いのか自分でわからない場合もあるので判断できない場合も。その時は、救急車を呼ぶ前の相談ダイヤル 「救急相談窓口#7119」に電話してみるといいそうです。
(カシハラ@姐御)

4648とはずがたり:2016/05/29(日) 20:31:01
あらゆる抗生物質が効かない「スーパー耐性菌」、アメリカで初の感染が見つかる
ペンシルバニア州に住む49歳の女性から発見
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/05/post-5195.php
2016年5月28日(土)21時07分

5月26日、米疾病管理予防センターは、知られている抗生物質すべてに耐性を示す細菌への国内初の感染症例を報告した。写真はプラスミド上のコリスチン耐性遺伝子であるmcr─1を有する大腸菌。CDC提供写真(2016年 ロイター)
 米疾病管理予防センター(CDCP)は26日、知られている抗生物質すべてに耐性を示す細菌への国内初の感染症例を報告し、この「スーパー耐性菌」が広がれば、深刻な危険をもたらしかねないと重大な懸念を示した。

 トーマス・フリーデンCDCP所長はワシントンのナショナル・プレス・クラブでの講演で「ポスト抗生物質の世界に突入するリスクがある」と語った。

 所長によると、ペンシルバニア州に住む49歳の女性がかかった尿路感染症は、「悪夢のような細菌」に最終的に投与される抗生物質コリスチンでも制御できなかったという。女性には発症前5カ月の旅行歴もなかった。

 このスーパー耐性菌は、米国微生物学会の医学誌に掲載されたウォルター・リード陸軍病院の研究結果の中で報告された。それによると、プラスミドと呼ばれるDNAの小片を媒介して、コリスチンへの耐性を示す「MCR-1」遺伝子が取り込まれたという。

 研究チームは「我々の知る限り、MCR-1が米国で見つかった最初の例だ」とし、「真に幅広い薬剤耐性菌の登場を告げるものだ」と指摘した。

 ハーバード大医学大学院の上級講師である微生物学者のゲール・キャッセル博士は「適切に抑制されなければ、病院のような環境でもすぐに広がる可能性がある」と指摘。ただ、ペンシルバニア州の患者がどのように感染し、コリスチン耐性菌が米国や世界でどのくらい存在するかを調べなければ、拡散するスピードはわからないと述べた。


[26日 ロイター]

4649とはずがたり:2016/06/02(木) 16:28:37

脳梗塞起こす「血栓」を溶かす特効薬は1回20万円
http://news.goo.ne.jp/article/postseven/trend/postseven-414490.html
05月27日 07:00NEWSポストセブン

 長年、日本人の死因の上位を占めてきた心筋梗塞と脳梗塞。厚労省人口動態調査(2014年)によれば、脳梗塞による死者は6万6000人、心筋梗塞は3万9000人。その国民病の「原因」を叩く方法に注目が集まっている。

 5月11日放送『ガッテン!』(NHK)では「血液のチカラ向上作戦! 脳梗塞・心筋梗塞で死なないために」と銘打って、その原因となる「血栓」をいかに溶かすかについて特集し、大きな反響を呼んだ。笛吹中央総合病院院長で日本血栓止血学会理事長の尾崎由基男氏が解説する。

「脳梗塞や心筋梗塞は、血栓症を原因とするものが9割を占めるといわれる。血栓は血液凝固に関わるフィブリノゲンとよばれるたんぱく質と血小板が中心となってできるもので、本来は傷口からの出血を防ぐ大事な役割を果たすもの。生体内では血流が保たれるよう、血栓を作る機構と血栓を溶かす機構がバランスをとっているが、加齢や動脈硬化によってこのバランスが崩れ、不必要な場所に血が固まり血流が遮断されるのが血栓症です。

 高脂血症、高血圧、糖尿病などで血栓症は起きやすくなる。もちろん喫煙や脱水も重大な危険因子。そのほか恐怖やストレスを感じると血栓が出来やすくなることがわかっています。例えばゴルフ中に心筋梗塞を発症するケースではグリーン上で起きることが多い。パッティングで緊張し、強いストレスを感じるからだと考えられる」

 この血栓が血中を流れ、脳や心臓の血管に詰まることで起こるのが脳梗塞や心筋梗塞である。ということは、原因となる血栓を溶かしてしまえばよい。

 すでに脳梗塞治療では特効薬が開発されており、後遺症がまったくない、あるいは日常生活に支障ないレベルまで回復する人たちが増えている。それをもたらしたのが血栓を溶解する特効薬「t-PA」である。

「体内には血栓を溶かす作用のあるプラスミンという酵素がある。プラスミンは前駆体のプラスミノゲンから作られ、t-PAはプラスミノゲンをプラスミンにすることにより血栓を強力に溶かす作用を示します。

 現在、脳梗塞治療に使われているt-PAはアルテプラーゼ製剤というタイプで、米国、欧州諸国など世界40か国以上で承認され、わが国でも2005年10月に厚労省の承認が下りています」(前出・尾崎氏)

 このt-PAのおかげで脳梗塞や心筋梗塞の治療効果が飛躍的に高まった。だが、問題もある。

「薬剤が1回20万円ほどするなど高額なのです。またt-PAは時間との戦いで、発症して4時間半以内でなければ投与することができません。その時間を過ぎてしまうと、血管が詰まった部分に壊死が起きる可能性があり、血栓を溶かして血流を回復させると出血するリスクが高まる。すべての脳梗塞の患者に使えるわけではない」(同前)

 さらに米国心臓病協会、同脳卒中協会による最新治療ガイドラインでは、t-PAの投与だけでなく、別の処置も加えた治療法が勧められている。新小山市民病院・島田和幸院長が言う。

「t-PAの投与で血栓を溶解させることに加え、ワイヤ状の器具で血栓を絡め取るステント型血栓回収機器の使用が推奨されることになりました」

※週刊ポスト2016年6月3日号

4650とはずがたり:2016/06/03(金) 09:33:22
TPPで薬価はどうなるんだ?

米国は製薬会社が独自に価格決定 55倍に値上げした例も
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160603/Postseven_417014.html
NEWSポストセブン 2016年6月3日 07時00分 (2016年6月3日 07時33分 更新)

 日本は国民皆保険制度が機能しており、高額療養費制度のおかげで経済的な格差に関わらず、多くの人が平等に医療を受けやすい。しかし、最近の新薬にはべらぼうな費用になるものが少なくないため、国の医療費負担が大きくなってこの保険制度が崩壊するのではと鎌田實医師は危惧している。鎌田医師は、医療の値段についても感じている疑問についてアメリカの事情も交えて解説する。
 * * *
 医療の値段とはいったい何なのだ、と感じる治療がある。再発・難治性の急性リンパ性白血病の治療として期待されているキメラ抗原受容体遺伝子導入T細胞療法(CAR-T細胞療法)である。
 
 白血病細胞を特異的に認識する抗体の遺伝子と、T細胞の活性化に必要な分子を結合させた遺伝子を、患者さんの末梢血から取り出したT細胞に導入する。それを2〜3週間かけて増やし、再び患者さんの体内に戻すと、白血病細胞をアポトーシス、自死させることができる、というものだ。患者さんのT細胞からつくるので、拒絶反応も起こらない。
 アメリカでは、このCAR-T細胞療法が、一回5000万円以上で行なわれはじめているという。日本ではまだ認可されていない。
 難治性の白血病の女の子ゆめちゃんは、骨髄移植をしたが再発した。ほかに有効な手立てがない。CAR-T細胞療法に期待し、渡米を決意した。アメリカの医療施設から要求されたのは、なんと前金として1億3000万円。募金により目標額は集められたが、ゆめちゃんの命は持たなかった。2歳だった。
 名古屋大学医学部附属病院小児科を今年3月、定年退官した小島勢二前教授は、このCAR-T細胞療法を研究してきた。
 小島先生によれば、すでに中国でも行なわれており、大人で60万円、子どもで30万円程度で行なわれているという。日本でも、このまま研究が進めば、おそらく50万円程度でこの免疫細胞を培養できるという。もし、実現すれば、アメリカの100分の1の値段になる。いったい医療の適正価格というのは、何なのだろうか。
 日本では、薬価は中医協(中央社会保険医療協議会)が決めている。アメリカでは製薬会社が独自に決めている。
 昨年夏、元ヘッジファンドマネジャーが経営する製薬会社チューリング・ファーマシューティカルズが、ある薬を55倍に値上げした。その薬とは、エイズやがんなどで免疫力が低下している人に使われる感染症治療薬ダラプリムで、62年前に開発されたもの。権利を買い取ったこの会社が、一錠1620円から9万円に値上げ。開き直った経営者は顰蹙を買ったが、後に別件で逮捕された。
 基本的に、「医療」と「経営」は相容れない部分がある。だが、これから日本にも「経営」の大波が襲ってくる。TPPが妥結すると、アメリカの企業経営を侵害することはつらくなり、アメリカに近い値段の薬が入ってくる可能性がある。どうすれば、日本の宝である医療制度を守っていけるのだろうか。

●かまた・みのる/1948年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県の諏訪中央病院に赴任。現在同名誉院長。チェルノブイリの子供たちや福島原発事故被災者たちへの医療支援などにも取り組んでいる。近著に『「イスラム国」よ』『死を受けとめる練習』。
※週刊ポスト2016年6月10日号

4651名無しさん:2016/06/05(日) 13:44:51
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160419034092a
初性交渉の年齢、遺伝子が影響 研究

【パリAFP=時事】人間の遺伝子が、性交渉を初めて経験する年齢を決めるのに一役買っている──遺伝子の予想外な役割が、38万人以上を対象としたDNA研究で明らかになった。(写真は資料写真)
 家庭の安定度、周囲からの圧力、個人の性格といった要因については、10代若者が早い時期に性行為をするか、または成人するまで自制するかの選択に影響を及ぼすことが知られている。
 研究論文の共同執筆者である英ケンブリッジ大学代謝科学研究所のケン・オング氏によると、大規模な遺伝子調査を通じて「遺伝子も大きな影響を与えている」ことが判明したのだという。
 オング氏はAFPの取材に、遺伝子的な要因により「人が性交を始める年齢差の約25%を説明できる」と語った。
 遺伝子が影響を及ぼしている可能性が高いのは、思春期に入る年齢や、リスクをいとわない性格を持つかどうかなどの要因だという。
 論文の執筆者らによると、性的に成熟する平均年齢をめぐっては、男女共に低下傾向にあり、1880年の約18歳から、1980年には12・5歳にまで低下しているという。科学者らはその原因として、摂取栄養素の変化や、現代の子どもの体格の大型化、環境ホルモンへの暴露などを挙げている。
 オング氏と研究チームは、英国の健康調査の参加者12万5000人あまりの遺伝子を分析、38個の遺伝子変異と性交渉を初めて経験する年齢との間に関連性があることに気づいた。
 研究チームはこの結果を、アイスランドの24万1000人分、米国の2万人分の遺伝子データベースと照合した。これにより、サンプルサイズの合計は38万人超となった。
 オング氏は「成長期における遺伝子的要因の影響の大きさは、1950年代〜1980年代の数十年間にわたり一定であることが分かった。このことは、遺伝子的要因が、文化と社会的態度の幅広い範囲にわたって関連要因となっていることを示している」と指摘した。
 ■社会文化的要因を超えるもの
 米科学誌ネイチャー・ジェネティクスで発表された研究によると、発見された遺伝子変異の多くは、最初の子どもを出産年齢や、出産した子どもの数などの他の生殖特性とも関連していた。
 これまでの研究では、性交渉を持ち始める年齢が早い人はそうでない人よりも学校での成績、さらには心身の健康面で劣る恐れがあるとされていたほか、思春期の始まりの早さと糖尿病や心臓病、一部ガンにおける高リスクとの関連性についても指摘されていた。
 しかし10代若者の性行為に関するこれまでの研究の多くでは、社会文化的な要因に重点が置かれていた。
 今回の成果について研究チームは、遺伝子その他の要因によって、リスクの高い行為に走りやすい傾向がある子どもを特定して支援する助けになることを期待していると話している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/04/19-10:12)

4652名無しさん:2016/06/11(土) 16:18:42
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160427034127a
「恐怖の歯科医」に禁錮8年の実刑、フランス

【ヌベールAFP=時事】フランス中部ヌベールの裁判所は26日、約100人の患者の口内に重傷を負わせたとして「恐怖の歯科医」と呼ばれるオランダ人の男に対し、禁錮8年の実刑判決を言い渡した。(写真は資料写真)
 ヤコーブス・ファンニーロップ被告(51)は仏中部の小さな村、シャトーシノンで患者の健康な歯を次々に抜いていた。患者たちはあごの損傷や、再発性の化膿(かのう)や敗血症に苦しんでいた。
 裁判所はまた同被告に対し、医師としての治療行為を禁じ、1万500ユーロ(約130万円)の罰金を科した。
 検察は、被告が「無用で痛みを伴う施術」を約100人に対して行い、患者たちに保険会社へ請求させる詐欺行為をはたらいていたと糾弾した。また患者に痛い思いをさせることを被告が「楽しんでいた」とも表現した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/04/27-09:44)

4653とはずがたり:2016/06/19(日) 08:41:18
市民の人生の責任者に 34歳医師が志摩市民病院長
http://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2016061902000028.html
05:00中日新聞プラス

 常勤医師4人のうち3人が退職した志摩市大王町波切の志摩市民病院で、今年4月から院長に就任した。赤字体質で市民から運営に疑問の声も上がる中、地域に根差した医療を提供しようと改革に取り組んでいる。総合診療科医として患者と向き合う江角悠太さん(34)に、市民病院の現状や目指すべき姿などを聞いた。(聞き手・安永陽祐)
 -もともと医師を目指していなかったと聞いたが、なぜ医師に。
 高校三年の時にたまたま見たアメリカ人医師「パッチ・アダムス」を描いた映画がきっかけ。医学だけでなく、すべてのものを使って一人の人を幸せにすることに尽力する医師。「医療者にとって死は敵ではない。患者に無関心になることが敵だ」という言葉が印象的で、常に患者の声に耳を傾けて何が必要かを考える。それに人生を注ぐのが彼のやり方。医師は百パーセント患者のために奉仕できる職業で、他人を幸せにすることが自分の幸せになることを感じた。
 -総合診療科は一般の人にはなじみが薄い。病院が力を入れる総合診療科とは。
 人を診る科。専門医は専門外の患者を断ることもあるが、総合診療科はすべての患者を受け入れる。腰が痛い、胸が痛い、目が痛い、頭が痛いといった各科に分かれる症状も、総合診療科はまず診る。その上で、自分で解決できなければ専門医の助言をもらったり、手術をお願いしたりすることもある。
 大前提は目の前で困っている患者さんに手を差し伸べ、助けること。一人一人の人生の責任者であるのが総合診療医。患者さんの主治医となり、医療をコーディネートする。
 -四月から江角さんが院長に就任した。運営態勢が変わったことで院内の変化は。
 就任前に市内五カ所で住民と病院の在り方を考えるタウンミーティングを開いた。賛否両論があり「給料泥棒だ」「病院運営費で新しい道路を造れ」など厳しい意見もあったが、スタッフに危機感が芽生えるきっかけとなった。改めて、税金で運営している市民病院としてやらなければならないことを示した。
 それは「患者を断らないこと」で、市民のための病院だからすべてを受け入れる。全部相談に乗ることを徹底させた。四十ある病床も昨年は七割くらいだったが今は満床。待っている人もいる。断らなくなったことで患者が増えてきた。収益も改善されてきている。
 -医療提供には看護師らとの連携も重要になるが、改善した部分は。
 スタッフ間の風通しを良くしようと、週一回の朝礼も始めた。幹部間で決まったことや経営状況など細かいことまで伝えて、全員が病院の全体像を把握できるようにした。全職員が集まって意見を言える場も作り、そこで出た意見で既に取り入れたものもある。スタッフの意識が高まることで、より良い医療を提供できる。
 -市民病院は学生の研修を積極的に受け入れている。その狙いは。
 昨年一月から医学生や看護学生ら三十人ほどを受け入れた。この病院に思い入れができれば、彼らは戻ってくる。勤務地を選ぶときの大きな理由になる。そうすれば永続的に志摩に若い人がくるようになり、医療を充実させることができる。
 -赤字体質を批判されることが多いが、どうすれば市民に必要とされる病院となるか。今後の方針は。
 救急医療に力を入れたい。困った時に開いていてほしいのが病院。夜間診療も午後九時半までで、それ以降は救急車を呼ばないと医療を受けられないのが志摩市の現状。そこを解決したい。夜間診療を市民病院で担いたい。
 その第一歩として五月から、毎週土曜の午後九時半から翌朝までの診療を始めた。医師や看護師を増やして、さらに拡大していきたい。

 <えすみ・ゆうた>1981年、東京生まれ。三重大医学部を卒業後、沖縄県の徳洲会病院などで研修。2014年に世界一周客船「オーシャンドリーム号」の船医を務め、患者の希望に即した医療に取り組む。市民病院に赴任後、知人のメーキャップアーティストや似顔絵画家らを招き、患者の精神的なケアにも力を入れる。

4654とはずがたり:2016/06/19(日) 08:44:57
新市立伊勢総合病院 建て替え工費13億円削減 JVの構成も発表
http://news.goo.ne.jp/article/ise/region/ise-36259737.html
06月15日 10:25伊勢新聞

【伊勢】施工業者の大手ゼネコンが示す建設費が市の契約目標額を大幅に超過している新市立伊勢総合病院(同市楠部町)の建て替えで、市は十四日、工事内容を見直すことで工費を約十三億円削減したことを明らかにした。正式な工費は八月中の発表を予定している。ゼネコンと市内の事業者でつくる共同企業体(JV)の構成も発表した。  市が市議会教育民生委員会で報告。同院の建設費をめぐっては、市が百十四億円の契約目標額を示しているのに対し、大手ゼネコン「清水建設」(東京)は百四十五億八千万円の見積価格を提示した。  金額に開きがあるまま、市と同社、設計を担当する安井建築設計名古屋事務所は、契約目標額を百十四億円とする基本協定を二月に結んだ。清水建設を代表者とするJVとの工事請負契約は九月を予定している。  工事内容の見直しは、約百項目におよび、同院の高さを約五十センチ下げることや、外装をタイルから塗装に変更することなどで約十三億円の削減につながったという。依然として市の目標額との間に開きがあるため、実施設計が完成する八月に正式な建設工事費を発表する。  一方、市によると、JVは清水建設を代表者とし、計五社で構成する。内訳は、建設が吉川建設(同市一之木)、伊藤工務店(同市河崎)、機械設備が山信工業(同市田尻町)、電気設備がシンフォニアエンジニアリング(同市竹ケ鼻町)。

救命率向上、医師との連携強化へ 津市が派遣型救急ワークステーション
http://news.goo.ne.jp/article/ise/region/ise-35655088.html
06月07日 10:23伊勢新聞

【津】前葉泰幸津市長は六日の定例記者会見で、救急隊員三人と救急車一台を三重大救急救命センターに週二回派遣する「派遣型救急ワークステーション」の運用を、二十一日から開始すると発表した。県内での導入は、亀山、四日市、伊勢に次いで四市目という。
 派遣型救急ワークステーションは、救急救命センターに救急隊員と救急車を常駐させ、出動時以外は病院実習で知識や技術の習得に努める。救命率の向上や救急隊と医師の連携強化が期待される。病院実習中の隊員が効率よく救急出動できるようにする狙いがある。
 派遣される隊員は、毎週火・水曜日の週二回、午前九時―午後六時までセンターに滞在する。本年度派遣対象となる救急救命士は五十八人。救急出動はPHSを通じて要請する。心筋梗塞などの重傷病者が発生した場合は医師と一緒に現場に駆け付ける。
 前葉市長は「大学病院から出動できるようにすることで、心肺停止者の発生などの緊急時に医師を救急車で迎えに行く時間のロスをなくす」と説明。「救急隊員には、救急救命センターで、点滴や検査補助などの動きを学んでほしい」と期待を寄せた。

4655とはずがたり:2016/06/20(月) 18:15:19
珈琲はよく飲んでるけど・・

関根勤を突如襲った心筋梗塞の危機 「酒タバコやらず運動してるのに、なぜ」
http://www.j-cast.com/healthcare/2016/06/02268444.html?p=all
2016/6/ 2 18:00

タレントの関根勤さん(62)が2016年5月に心臓手術を受けた。執刀医は「放っておいたら2〜3年以内に心筋梗塞で突然倒れていた可能性があった」と警告するほどだったのだ。しかし本人は、手術当日さえも外見上はピンピンしており、危険が迫っていた風には見えなかった。

医師によれば、心筋梗塞の可能性がある人には、日常生活の中でもサインが現れる。だが、よくあるちょっとした体の不調と似ているため、見過ごされやすいという。

3種類の「胸の痛み」に要注意

(関根さんに)心臓の異常が見つかったのは今年の4月4日。同番組の企画で心臓ドックを受けたのがきっかけだった。本人は気楽に受けたが結果が芳しくなく、翌日詳細な再検査を受けたところ、心臓に血液を運ぶ「冠動脈」の一部が狭くなり、血流が悪くなっていた。血液中の脂肪が石のように固くなる「石灰化プラーク」が複数できていたのが原因だった。執刀した心臓血管研究所付属病院の及川裕二医師は、危険な状況だったことを指摘した。

手術自体はそれほど難しいものではなく、約2時間で終わった。翌日には退院し、関根さんはその日の夕方に仕事に復帰している。

結果的には事なきを得た。だが問題は、命の危険が迫りながら、関根さん自身がまったく気が付いていなかったことだ。「酒もタバコもしないし、運動はしている。そんな自分が、なんで悪かったのか」と関根さんは不思議がった。

だが、実は以前から心筋梗塞の「サイン」が出ていたようだ。それは一般に、息切れ、動悸、吐き気、胸やけ、肩こりといった症状。番組に出演した国立病院大阪医療センター循環器内科科長の上田恭敬医師は、「よくある体の不調と勘違いされやすい」とその分かりづらさを指摘した。

関根さんの場合、こういったサインは「なかった気がするけどなあ...」と言ったが、「胸やけは1か月くらい続いていた」そうだ。しかし、「胃カメラを入れた時は『きれいな胃だ』と医師に言われた」といい、問題視しなかった。これについて上田氏は「胃ではなく、心臓が悪かったのかもしれない」と指摘した。

どうすれば心筋梗塞のサインと判断できるのか。基準は、特徴的な「胸の痛み」にあるという。(1)点ではなく広範囲が痛む、(2)チクチクではなく、全体的に押し付けられるような圧迫感がある、(3)痛んでも数分で何もなかったように治まる、の3つだ。

順天堂医院副院長の天野篤医師は16年1月17日放送の「健康カプセル!ゲンキの時間」(TBS系)で、「左側」の肩・背中・歯・あごに痛みが出る「放散痛」という現象を、心筋梗塞のサインとして挙げた。左側なのは、心臓の位置に関係している。高血圧、疲れやすさ、男性の場合は男性ホルモンが低下する男性更年期障害も、リスクを高めるという。
黒豆にコーヒー...予防には「黒い食べ物」を

心筋梗塞のリスクを見極める方法はもう一つある。「悪玉コレステロール」の数値が140以上の人は危険だという。関根さんは185だった。カロリーの過剰摂取、つまり食べ過ぎが原因で高くなる場合が多いが、体質が関係することもある。前出の上田氏によれば、「近い身内で心筋梗塞になった人がいる場合、数値が高くなりやすい」。関根さんは父親が心筋梗塞で倒れたことがあり、家系が関係していたのかもしれない。

番組では、「サイン」や「悪玉コレステロール値140以上」が出た人は、かかりつけ医か循環器内科を受診するよう勧めた。また、悪玉コレステロール値は健康診断や、薬局でも受けられる血液検査で計測できる。関根さんは番組で、「危なくなってから検診に行ったのでは、取り返しがつかなくなるかもしれない。僕は偶然、早期発見できた。皆さんもぜひ検診へ行ってみてください」と呼びかけた。

日頃からの予防も大事だ。番組にVTR出演した埼玉医科大学医学部教授で心臓外科医の新浪博士氏は、チョコレートやブルーベリー、黒豆、レーズン、黒ゴマ、コーヒーといった「黒い食べ物」が有効だと話した。黒の色素「ポリフェノール」には、血管にプラークをつくりにくくする効果があるという。ただ、摂取してから3時間ほどしか効果が持続しないため、こまめに食べるのがよい。

J-CASTヘルスケアでは2016年4月11日付記事で、記者が定期検査でなにげなく「軽い胸の痛みがある」と口にしたのが発端で、医師から「血管の異常」を指摘されて手術に至ったエピソードを紹介した。明確な自覚症状がなかった半面、実際は深刻な事態の一歩手前だったのは、今回の関根さんと似たケースだ。こまめな体のチェックが、自身の命を救う何よりの近道だろう。

4656とはずがたり:2016/06/21(火) 06:54:27


シャルコー・マリー・トゥース病
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%97%85&oq=%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8B%E3%81%93&aqs=chrome.3.69i57j0l5.5930j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8

4657名無しさん:2016/06/26(日) 16:00:48
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160625/k10010571631000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
日本医師会 会長選挙 現職の横倉氏が3選
6月25日 13時48分
日本医師会の会長選挙が行われ、現職の横倉義武氏が3選を果たしました。横倉氏は、記者会見で「日本医師会が先頭に立って持続可能な社会保障制度を確立することが重要だ」と述べました。
日本医師会は25日、東京・文京区で代議員会を開いて、2年間の任期の満了に伴う会長選挙を行いました。
会長選挙には、現職の横倉義武氏と常任理事を務める石井正三氏の2人が立候補して、4年ぶりの選挙戦となり、代議員363人による投票の結果、横倉氏が317票、石井氏が41票で、横倉氏の3選が決まりました。
横倉氏は71歳。福岡県内の病院の理事長で、日本医師会の副会長を経て、平成24年4月から日本医師会の会長を務めています。横倉氏は政府・与党との連携を重視し、今年度の診療報酬改定で医師の人件費や技術料などを引き上げるよう求め、これを実現させたほか、地域医療の充実に向けた、かかりつけ医の役割の強化などに取り組んでいます。
横倉氏は、記者会見で「日本医師会が先頭に立って持続可能な社会保障制度を確立することが重要で、かかりつけ医を中心としたまちづくりが地域医療を再興するキーワードだ。必要なときに安心して医療を受けられる国民皆保険制度をしっかり維持していかなければならず、政府に対して強く要望していきたい」と述べました。

4658とはずがたり:2016/06/29(水) 20:17:54

2015年5月22日
納豆アレルギー、患者の8割がサーファーやダイバー
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150522-OYTEW50383/

 サーファーなどマリンスポーツを趣味にしている人は、納豆アレルギーになりやすいことを、横浜市立大病院皮膚科の猪又直子准教授らが明らかにした。


 猪又准教授によると、2004年以降に同科で診療した納豆アレルギー患者18人のスポーツ歴などを調べたところ、12人がサーファー、2人がスキューバダイバー、1人が潜水作業員で、ふだん海にいる時間が長い人が83.3%を占めた。

 納豆アレルギーの患者は多くはないが、発症すると75%が、じんましんや呼吸困難など全身性の重い症状アナフィラキシーを起こす。

 原因物質はネバネバ成分のポリガンマグルタミン酸。当初、なぜサーファーに多いのか分からなかったが、患者の一人がクラゲを食べてアナフィラキシーを起こしたことが解明のヒントになった。クラゲの触手にも同じ物質が含まれており、海でクラゲに繰り返し刺されたことでアレルギーになったらしい。

 食物アレルギーは、口から食べるだけなく、皮膚を通して原因物質が体内に入ることで発症しやすいことが知られている。

 猪又准教授は「納豆アレルギーの可能性があれば、まずマリンスポーツ歴を患者に確認することが診断に役立つ」と話している。(藤田勝)

4659とはずがたり:2016/07/01(金) 13:18:50
お茶をごくごく飲むけどエアコン嫌いなので俺も歳取ったら気をつけないと。

熱中症で死亡、9割が屋内 エアコン不使用のケース多く
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ6Z5HCMJ6ZULBJ00M
06月30日 20:03朝日新聞

 東京23区内でこの5年間に熱中症で死亡した人の9割が屋内で発見されていたことが、東京都監察医務院の死因調査でわかった。「屋内は大丈夫」と誤解している人が多いと、注意を呼びかけている。

 都監察医務院は、23区内で見つかったすべての異状死について解剖などで死因を調べており、熱中症で病院に運ばれた場合も対象となる。毎年、熱中症での死亡と認定したケースの状況を公表している。朝日新聞は、公表データと監察医務院への取材をもとに、2011?15年のデータを集計した。

 この5年間に熱中症で死亡したのは計365人(男性219人、女性146人)で、うち328人(90%)が屋内で見つかっていた。328人の中で、エアコンがあったのは160人、なかったのは134人、不明34人。エアコンがあるのに発見時に使われていなかったのは138人だった。一人暮らしは203人。

 死亡者全体の365人でみると、65歳以上は290人(79%)。死亡したと推定される時間帯は、日中(午前5時?午後5時)が142人(39%)、夜間(午後5時?午前5時)104人(28%)、不明119人(33%)だった。

4660名無しさん:2016/07/02(土) 16:02:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160701-00000004-mai-sctch
<ゲノム編集>サルを免疫不全に 世界初、病気原因解明に光
毎日新聞 7月1日(金)1時0分配信

 小型サルのマーモセットの遺伝子を「ゲノム編集」という技術で改変し、免疫不全にすることに成功したと、実験動物中央研究所(川崎市)と慶応大などの研究チームが30日付の米科学誌セル・ステム・セルに発表した。サル類で遺伝子操作によって病気を発症させたのは世界で初めて。マウスよりヒトに近いサルで実験できることで、さまざまな病気の原因解明や治療法開発に役立つという。

 免疫不全症は、病原体などから体を守る免疫が働かなくなる病気で、「IL2rg遺伝子」に異常があると発症する。チームは、この遺伝子を破壊する酵素をマーモセットの受精卵に注入し、雌の子宮に移植。生まれた子21頭の血液を調べたところ、8頭は免疫細胞が減少しており、ヒトの先天性免疫不全症と症状が似ていた。うち3頭は生後1年以上たった今も生きている。

 免疫不全のマーモセットは、他の個体由来の細胞などを移植しても免疫抑制剤を投与する必要がなく、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使った再生医療の研究などへの応用も期待できる。

 これまで、マウスでは、特定の遺伝子を改変したES細胞(胚性幹細胞)を受精卵に移植する方法で目的の病気を引き起こすことができ、実験に使われてきた。しかし、他の多くの動物では移植したES細胞が受精卵の中で生き残れなかった。

 チームによると、今回の手法は免疫不全症だけでなく、自閉症や統合失調症、糖尿病など、原因遺伝子が予測されている他の病気への応用が可能だという。【藤野基文】

4661とはずがたり:2016/07/04(月) 14:08:38
「音うるさい」点滴の電源切られ、寝たきりに 家族会見
http://www.asahi.com/articles/ASJ697D8QJ69UBQU016.html?iref=recob
2016年6月9日22時09分

 順天堂大学付属順天堂医院(東京都文京区)で昨年6月、心不全で入院中の岩手県の女性(74)に点滴されていた強心剤が数十分にわたって中断し、低血圧によるショックを起こして寝たきりになったと、女性の家族らが9日、都内で記者会見して明らかにした。家族らによると、看護師が点滴装置の電源を切ったままにしていたと、病院側から説明されたという。

 女性の長女と弁護士によると、女性は手術を受けるために心臓血管外科に入院。強心剤によって血圧が保たれていて、容体が急変したため、点滴装置の電源が切れていることがわかった。強心剤の残量が少なくなり、新しいものを準備中にアラームが鳴るとうるさいので切った、と病院側は話しているという。

 長女らは病院側に損害賠償を求めて提訴する方針。長女は会見で「病院は医療ミスを認めて、正式に謝罪してほしい」と語った。

 病院側は9日、朝日新聞の取材申し込みに対し、「対応できない」としている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板