米国立公園の案内アプリ「Chimani(チマニ)」は2010年、メーン州のアーカディア国立公園を訪れる人たちを案内するためにスマートフォン向けアプリを立ち上げたが、当時のグーグルは検索結果にアプリを含めていなかった。そこでチマニは必要最小限のウェブサイトを立ち上げ、検索に引っかかるように「Chimani: mobile apps for outdoors(チマニ:アウトドアのためのモバイルアプリ)」といったフレーズを入れたコードをちりばめた。
Facebook社内で「ニュースキュレーター」と呼ばれるチームは、政治的に保守的なニュース媒体の記事を排除するよう指示を受けていた、とGizmodoは報じている。これはすなわち、「Breitbart News」「The Washington Examiner」などのニュース媒体の記事はトレンドトピックから外すか表示順位を下げ、「The New York Times」「The Wall Street Journal」などのより伝統的な媒体を優先させることを意味する。また、米大統領選で共和党の元候補者だったMitt Romney氏など、保守派の大物コメンテーターや政治家に関する記事もリストから排除されていたことを、Gizmodoは匿名の元ニュースキュレーターの談話として報じている。
12歳の時にユーチューブ動画を見ながらコーディングを独学で学び始め、6年前からiOSアプリを開発しているブラウダーは、アプリ作りをはじめてすぐにイギリスのカフェチェーン「Pret A Manger」の公式アプリを開発し、同社に売却することに成功したという。その後、Freedom Houseをはじめとする人権団体向けのアプリの開発を手掛けた。Freedom Houseは米最古の人権団体で、報道の自由度に関するレポートを公表していることで知られている。
IoTで苦戦のグーグル「Nest」 主要メンバー数十人が配置転換
ネストのサーモグラフィー photo by Christian Science Monitor / gettyimages
サーモスタットメーカーのネスト(Nest)の社員がグーグルに移籍することが関係者の話で明らかになった。
移籍するのはネストのデバイスにサードパーティーのサービスやデバイスを接続可能にするための「Works with Nest」のチームと、無線通信プロトコル「Weave」のチームだ。グーグルとネストはともに持ち株会社「アルファベット」傘下で、IoT(モノのインターネット)に取り組んでいるチームを整理統合する目的だ。フォーチュンがこのニュースを最初に報じた。
移籍する数十人は、今後グーグルのIoTプラットフォームの開発部門に所属することになる。チームを率いるのは、アンドロイドで上級副社長を務めていたヒロシ・ロックハイマー。同部門では「Weave」と「Works with Nest」のほか、IoTデバイス向け省エネOSの「Brillo」も担当する。将来的には現在はLinuxをOSとしているネストのデバイスに「Brillo」を搭載する方針だという。
関係者によると、ネスト従業員の移籍計画は以前から進められていたが、最近になって本人たちに内密に通達があった。「Works with Nest」の責任者だったGreg Huなど上層の社員が指揮を執ったという。ネストの広報担当者はコメントを控えるとした。