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:
とはずがたり
:2016/04/27(水) 12:04:06
結局のところ、こうした不謹慎自警団は”タレントの影響力”の行使が気に入らないだけなのだろう。そこには嫉妬心しか存在しない。
ツイッターのつぶやきは、相手に届くほど魅力を持たない声までが、拡声器のように大きくなって届いてしまうことがある。グチや他人の悪口ばかり書いている人の言葉は、現実社会では無視される。しかし、短く切り取られた1つのツイートに分解されたとき、タイミングや周囲の状況などによって、必要以上に刺さる言葉として相手に届いてしまうことがある。
「発言力を行使するためのハードル」が極めて低くなっていると見なすこともできるだろう。ソーシャル時代のコミュニケーションにおける、こうした変化は決して悪い側面ばかりではない。従来は拾われてこなかった声が、拾われやすくなっている面もあるからだ。
しかし、何を言われようとくじけてはならない。世の中のために役立つのであれば、自信を持って行動すべきだ。
たとえば、各種ポイントサービスの義援金・支援金への交換サービスは、見る角度によっては偽善と捉えられなくもない。なぜなら、各種ポイントの義援金・支援金交換サービスには、サービス提供側にも大きな利点があるからだ。
ポイントサービスは、発行している企業のバランスシートに負債として計上される。現金預かりと計上すると、税制上の問題があるからだ。単純化して説明すると、負債として計上している金額とほぼ同額を引当金として損益計算書に損金計上している。
つまり、たまったポイントを寄付金にするということは、寄付する金額分の引当金を損金計上できるだけでなく、税控除にも利用できるわけだ。簡単に言えば、顧客からの借金をなかったことにした上で、同額を自分名義で寄付して税控除の対象にもなる。
では、これは偽善であり、自粛すべきスタンドプレーなのだろうか。
寄付する顧客側も企業側も、どちらにとっても利がある上、被災地支援にお金が届くのであれば、批判される筋のものではない。
そもそも、ツイッターは災害の中で伸びてきた側面がある。ツイッターのアカウント取得者は、5年前の東日本大震災時に大きく伸びたからだ。
多様な情報を取り込み、自らも何らかの情報を発信したいと考える人が増えたからだろう。世の中は多様だ。数多くの視点や考え方がある。常識とは、そうした多様性の中にあって、自然に淘汰・選別されて残った行動規範のことを言うのかもしれない。
逆説的ではあるが、インターネットを中心にSNSを通じて生まれるコミュニティの中では、あらゆる多様な意見が直接的に交換されることで、本来は淘汰される声までもが強く届いてしまうのは宿命なのかもしれない。
このようなとき、気をつけるべきことは、発言や情報の背景をきちんと把握することだ。現実社会においては、言葉の断片だけが評価されることはほとんどない。その言葉が使われた時と場所、発言者の背景や考え方、これまでの行動などの”コンテキスト”を把握した上で言葉を解している。
ツイッターのようなシンプルで短い言葉の交換は、利点となる場合もある反面、その言葉の裏側にあるはずのコンテキストを失わせてしまう。情報の断片だけでは誤解を生むのは当然だ。また、誤解をしている人間の発言が、新たなる誤解を生み出すことは想像に難くない。
不謹慎自警団は、こうした相互理解不足の連鎖がもたらすものだと筆者は思う。問題は”不謹慎”や”自粛”だけではない。発言の背景を知らず、想像力だけで物ごとを捉え、必要のない怒りや使命感を感じてしまうこともあるかもしれない。そんなとき、自分自身が何らかのネット自警団員にならないようにしたいものだ。
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