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PC関連スレ

1■とはずがたり:2002/11/04(月) 22:01
新規購入を検討するスレ

2044とはずがたり:2017/02/06(月) 17:28:53
>>2038-2044

そのうち、造反組8人がスピンアウトして作った会社がフェアチャイルド セミコンダクターである。半導体ビジネスの起源と言う意味では、このフェアチャイルドが本格的な起源と言えるかもしれない。かくしてフェアチャイルドはアメリカ全土から当時としては新興ビジネスであった半導体に惹かれる若い優れたエンジニア、マーケッターたちをシリコンバレーに結集させ、成長させる学校のようなものになった。

これらの優れたタレントは、急速に成長する半導体産業で自分自身の夢を実現するべく、次々にフェアチャイルドを出て自身の会社を設立していった。その中でも、Intel、AMD、National、LSI Logicはその後も成長を続け大企業となり、シリコンバレーの老舗として数々の会社を増殖させていった。フェアチャイルドのチャイルド(子供)に掛けてこの4社がフェアチルドレン(子供の複数形)と言われる所以である。

シリコンバレー企業の系譜

半導体業界にはこれらのシリコンバレーの新興企業がのし上がってくる以前から既に確立されていたテキサス州ダラスの雄・Texas Instruments(TI)、アリゾナ州フェニックスのMotorolaなどがあったが、シリコンバレーの企業はカリフォルニアの開放的な企業風土と言う意味ではかなり特殊なものであったと思う。

強烈な個性のぶつかり合いが原動力に

いかにも個性の強い役者たちが揃っていた。私は、AMD入社当時から日米の半導体企業が日米政府レベルの貿易摩擦の話題の中心になった1986年頃から(この件については後程述べる)PRの担当として関わったので、幸い図に示した創業者たち(ショックレーを除いて)に実際会っている(会っているといっても、同じ部屋にいて彼らのやり取りを聞いている立場にあっただけの話だが…)のでこれらの名前を聞くだけで未だにちょっとした興奮を覚えるのである。

あのころのシリコンバレーの名だたる会社のExecutive達がなんと格好良かったことか!!すべてのExecutiveが非常に個性的で、しかも自信に満ちていた。お互いライバル同士であっても共通の目的については非常にオープンに、しかもカジュアルに話し合っていた。私のその時の印象は、その後のこれら伝説的人物の記述の通りである。天才的で親分肌のNoyce、学者のようなMoore(あのMooreの法則で有名な)、製造プロのSporck、イギリス紳士のCorrigan、そして、根っからのセールスマンの伊達男、我ら愛すべき"Jerry" Sanders。

これらの強烈な個性が、あるときには協力し合い、ある時はぶつかり合い、切磋琢磨してシリコンバレーの原動力を生み出していた。私は日本の半導体業界もある程度知っているが、シリコンバレーの会社と決定的に違うのはこの業界内のコミュニケーションのダイナミックさだと思っている。そして、それが両国の半導体業界の競争力に大きく影響したと思う。

シリコンバレーのレストランでは隣のテーブルで、結構知られた人たちが、競合同士なのにビジネスの話を結構オープンに話しているのを見かけたことがよくあるし、技術者同士が素晴らしい半導体回路のアイディアをレストランのナプキンに書き記しているのをみたこともある。ある時、ふらっと立ち寄ったパロアルトのハロウィーン衣装の店で、突然Steve Jobsが娘に衣装を買っているところに出くわした時はさすがに驚いた…

知らない人同士でも、目があえばにこっとしたり、ウインクしたりするあの雰囲気は、実際はしのぎを削り合い、ストレスいっぱいの仕事生活に身を置く人たちであるのに、人生を楽しむ余裕が感じられ、独特のものがある。

2045とはずがたり:2017/02/06(月) 19:27:38
【連載】
巨人Intelに挑め! ? サーバー市場に殴りこみをかけたK8
http://news.mynavi.jp/series/amd_k8/001/?lead&utm_source=MyTimeLine&utm_medium=win8&utm_campaign=win_app
吉川明日論
[2016/06/20]

[1]AMDのCPU開発史と連載を振り返る

さて、昨年3月から始めた私の連載記事は間断なく9カ月も続いたが、年明け以来、しばらく怠けていたらもう初夏になってしまった。編集部から、続きをというありがたいお話をいただいたので書き進めることとする。

…私の連載もちょっと間が空いてしまったので、ここでAMDのCPU開発歴史と連載記事の順序を振り返ってみたい。この連載はK7(Athlon)から始めた、というのもK7が私の24年にわたるAMD社での経験で一番エキサイティングな製品であり、思い出深いイベントであったからだ。K7の話の後はAMDとインテルの確執の起源から始め、80286、386、486、K5、K6と続けたが、今回のシリーズで書くのはK8である。…

ここでAMDの開発したCPUとその概要についておさらいしたい。

http://tohazugatali.web.fc2.com/PC/001l-2.jpg

私のこれまでのAMD回想録は、K7からスタートし、386のリバースエンジニアリングの話に戻り、K5、K6までを綴ったものだ。今回お話したいのはK8である。いよいよ終盤にかかってきた。

上の表のビット幅という欄でお分かりのようにK8は32bitから64bitに進化している。K8の話に入る前に、ここで少しCPUのビット幅について簡単に述べる。

CPUとビット幅

現在のCPU(コンピューター)のすべては2進法によって演算をしていて、1ビットが2進数の一桁を意味している。CPUが演算する時に一時に扱えるデータ、あるいはプログラムのビット数を"ビット幅"、あるいは"データパス幅"と言う。

よくメモリ容量でビットやバイトという言葉が出て混同されるが、ここで言うビット幅とは、どちらかと言うと高速道路の車線数のようなイメージである。車の速度はほぼ一定だとすると、道路の幅が広い(車線数が多い)ほうが一気に流れる交通量が多いのと同じように、ビット幅が広ければ広いほど(8ビット<16ビット<32ビット<64ビット)CPUの処理能力は高くなるといってよい。もっとも、高速道路との比較と違いCPUの場合は動作周波数も上がってゆくので、厳密に言えば個々の車の走る速度も上がっては行くが。

メモリの総容量の話になると、高速道路よりサッカー場のイメージのほうがぴったりくるだろう。サッカー場の座席数をイメージしてみよう。当たり前の話だが、サッカー場では座席数が大きければ大きいほど多くの観客を収容することができる。ただし実際のサッカー場の場合と半導体メモリが違うのは、サッカー場では物理的な座席のサイズは一定なので、座席数を増やそうとすれば、自然とサッカー場全体のサイズが大きくならざるを得ないが、半導体メモリでは、記憶素子数(座席数)が16ギガバイトから64ギガバイトに増えるのに、チップサイズ(サッカー場の大きさ)は変わらない。という事は、全体のサイズが変わらないサッカー場により多くの座席数を詰め込んだ状態である。これを可能とするのが半導体微細加工だ。

さて、CPU(コンピューター)のビット幅であるが、最初に固体半導体素子(1つのシリコンチップ)のCPUとして開発されたのはインテルの4004である。これはビット幅4ビットのCPUである。この4ビットのCPU4004は日本の電子計算機会社の要望で設計された。1970年のことである。それから50年弱の間にCPUは高速化し、小型化し、汎用化され今では我々の身の回りにあるスマートフォン、電子機器、白物家電など電気製品のほとんどすべてに制御用のCPUが使われている。既に4ビットのCPUはほとんどなくなってしまったといってよい。

用途別のCPUのビット幅は次のとおりである。

8ビット・16ビット:一般的な家電製品(エアコン、洗濯機、電子レンジ、それらのリモコンなど)、および、自販機、券売機、工業用の組み込みシステムなど。
32ビット:スマートフォン、セットトップボックス、ゲーム機器、薄型テレビ、デジタルカメラ、ネットワークシステムなど。
64ビット:PC,高性能ゲーム機器、ネットワークサーバ、ワークステーション、高性能ルータ、スーパーコンピューターなどの大量データを高速で処理するものなど。

要するに、高い処理能力を要求されるコンピューターほど幅広のビット数を備えたCPUを要求されると考えてよい。…

2046とはずがたり:2017/02/06(月) 19:28:03

[2] AMD K8誕生の背景とダーク・マイヤーの夢
インテルの独占状態だったデータセンター市場

これまで私が回想録で述べてきたAMDとインテルのCPU開発競争は当時爆発的成長を遂げたデジタルプラットフォームであるパソコン(PC)用のCPU市場の話であった。しかし、PCとインターネットの爆発的成長とともに圧倒的に重要性を増していった市場があった。インターネットを縦横無尽に行き来する大量のデータのトラフィックを一手に引き受けるデータセンターである。

データセンターには何千、何万台ものサーバーボードが設置されており、典型的なサーバーボード一枚には2~4個のCPUが使用されている。その市場を独占していたのがインテルだった。基本的にはパソコン用に開発したアーキテクチャをコアにし、外部インターフェース、メモリサイズなどを大きくアップグレードしたものが市場を牛耳っていたインテルのサーバー用CPU Xeon(ブランド名)である。

前述したと思うが、サーバー用CPUの個数換算での市場サイズはPCの十分の一以下であるが、それに使われるCPUの単価は5~10倍である。それをインテルは独占しているのだからどれだけの利益がそこから稼がれていたかは想像に難くない。当時のサーバー市場の状態は以下のようなものであった:

1.市場全体が高成長であるがキーコンポーネントをインテルが独占
2.故に、いろいろな市場ニーズに反して単一技術、しかも値段が高止まり
3.競争原理がはたらかないので主導権が顧客よりもベンダーに移る
4.顧客は競合の登場を待ち望んでいる

この状態はAMDにとっては、"いつか来た道"、しかも相手がインテルとあっては、参入を画策したのは当然の流れであったろう。しかし当時の市場の状況に新参者が割って入るには大きな参入障壁があった。

1.サーバーの世界はPCと違って企業ビジネス、完全にB-TO-BのITの世界。
2.当時はIT(IT:Information Technology)という言葉はまだ新しく、IS:Information System、情報システム(略して情シス)と呼ばれていて、典型的な大企業の組織では総務部、経理部に属していた。そこにいる人たちは技術者と言うより、総務部でコンピューターにちょっと明るい人。基本的には官僚みたいな保守的な人たちばかり。
3.保守的な人たちなので、コスト、技術革新にはあまり関心がない(今から考えれば信じられない話だが)。完全に減点主義の世界で、問題を起こすことが命取り。当時よく言われたたとえ話は"IBMさえ使っていれば高くてもクビにはならない"、と言うもので、当時はメインフレームからクライアント・サーバーシステムに急速に移行している状態であり、最初のころはインテルCPUのサーバーでさえかなり"先進的"なものであった。
4.AMDのCPUはインテル互換で市場シェアを広げ、独自アーキテクチャのK7 Athlonでインテルからの技術的独立を果たし、コンシューマー市場では確固たる地位を築いたが、企業系システムの関係者の間では(一部の先進的ユーザーグループを除いては)"AMD? なにそれ?"、と言うのが厳しい現実。
5.インテルはクライアント・サーバーの世界でXeonというデフォルトのCPUの地位を築くと、その世界で既に存在した他の競合(IBM、HP、NEC、富士通など)を振り切るためにIA64と呼ばれる、独自のアーキテクチャによる64ビット化を目論んでいた。CPUはItanium(アイタニアム)と言うブランドである。

AMD技術陣のカリスマ ? ダーク・マイヤー

この状況にあって、"これは勝機あり"といよいよ確信したAMD技術陣のカリスマがいた。ダーク・マイヤーである。ダークはもともとDEC(Digital Equipment Corp.)で業界初の真正64ビットCPU"アルファ"プロジェクトを主導したチーフアーキテクトであった。その頃AMDには、インテルとの技術競争に敗れ、捲土重来を期していろいろな会社から集結した技術者がたくさんいたが、ダークはその中でもリーダー的な存在だった(ダークはその後2010年にAMDのCEOとなった)。

ダークが主導したAMDでの最初の製品はK7-Athlonで、これにはEV6などの先進的なバスなどアルファで培ったノウハウが随所に使われていた。私はダークとは仕事上何度も直接話す機会があったが、ダークの技術者としての夢はサーバー用の強力なCPUを開発し、ビジネス的に実現することだったのだろうと常々思う(その分、その後に訪れるモバイル化のトレンドにAMDが大きく遅れる結果にもなったとも思うのだが…)。とにかく、ダークと彼のチームが構想したK8プロジェクトは、素人の私にも"もしこれがあらかじめ宣言した機能、性能でもって、予定通り開発できたなら多分大成功するだろうな"、とはっきり理解できるような明確な差別化とアーキテクチャ上の優位性を備えていた。

2047とはずがたり:2017/02/06(月) 19:28:59

[3] K8開発当時の背景
64ビット市場の独占をも狙うインテルだったが…

K8の基本アーキテクチャとその優位性を述べる前に、AMDが対峙するインテルの状況をもう少し簡単に説明しておいたほうが解かりやすいであろう。

1.PC用CPUの大成功に乗り、インターネットの級数的拡大でさらに加速されたクライアント・サーバーシステム市場のサーバー側のCPUを独占したインテルは、今までのPCハードウェアの世界のチャンピオンだけでなく、IT界全体のチャンピオンになりつつあった。
2.その中で、インテルはサーバーのハードウェアの要件が従来の32ビットコンピューティングから64ビット化する過程で大きな賭けに出た。当時IBMの向こうを張ってサーバー市場でぐんぐん実力をつけるHP(ヒューレット・パッカード)と組み、それまでのサーバーの遺産(レガシー)を断ち切って、全く新しいエコシステム(ハードとソフト)を提示することにより、市場独占を確固なものとするための無敵の64ビットCPU:Itanium(アイタニアム)を開発する。
3.Itaniumの基本アーキテクチャは、従来のインテルの看板だったx86命令セットとは互換性を断ち切り、VLIW(Very Long Instruction Word)の命令セットを定義した。これは提携パートナーとして選んだHPのEPICアーキテクチャを採用したものである。今までのx86の命令セットにはエミュレーションで対応。エミューレーションモードでもハードの性能が高ければ総合性能での低下をカバーできる。
4.この戦略は、インテルの上位サーバーへの本格進出を加速させるために、AMDなどの互換プロセッサの市場参入を一気に振り切り、当時同じ目的(上位サーバーへの進出)をソフトウェアの側面から加速させようとしていたマイクロソフトをけん制する意図もあった。 と言うのも、マイクロソフトは自身の競合であるUNIX陣営と対抗するために、サーバー用のWindows NTをインテル以外のプロセッサ(MIPS、 DECのアルファ、 IBMのPowerなど)に次々と対応させていたからだ。
5.ただし、Itanium独特のCPUアーキテクチャはマイクロプロセッサの設計上、製造上の複雑さを解消する代わりに(そのはずであった…)、ソフトウェア(コンパイラ)の複雑さを要求するものである。

要するに、PCで独占的地位を築いたインテルが上位サーバーへの進出を目的に、同じ目的を持ったサーバー市場の雄であるHPと組んで、本格的な64ビット市場が形成される前から市場独占を狙おうという野心的な戦略であった。これは全くもってインテルらしい思い切りの良さである。

この戦略からは、下記の市場からの反応が容易に想像できる。

1.NEC、日立などのHPのパートナー以外のサーバーベンダー(インテルにとっては顧客)からの反発。当時新興勢力であったDELLなどはその最たる例だろう。
2.上位サーバー市場でソフトウェア面から主導権を握りたいマイクロソフトとの軋轢。このあたりからPC市場で無敵のビジネスモデルと言われたウィンテルに秋風が吹き始めた。
3.インテル、マイクロソフトの覇権に対し独立路線をとろうとするSPARCアーキテクチャを擁するサン・マイクロシステムズ、そしてインテル、マイクロソフトなどの新興勢力のコンピューター市場侵攻を苦々しく思っていた御大IBMらの対抗心の増幅。
4.そして何より、これらのハード、ソフトベンダーたちの勢力争いに翻弄されながら、日進月歩の企業ITを支えるエンドユーザーである企業IT部門の不満。

極端な話に翻訳すると、ある日突然会社に出入りしているサーバーベンダーの営業が現れ、"次の64ビットではインテルが提唱するItaniumというアークテクチャに移行するらしいんですわ。それに移行すると今までの32ビットのソフトとは基本的には互換性がなくなるんですけれど、エミュレーションモードで対応するらしいんで大丈夫だと思いますわ。UNIXの対応はOKですが、マイクロソフトは今サポート開発中ですのでWindowsサーバーのソフトサポートもそのうち何とかなるでしょう…はっきり言って私らにもこの先の方向性はわからんのですわ…でも64ビット移行は市場トレンドなのでできるだけ早い時期にお願いできればと…"、などと話をされたらどうだろうか?そうでなくても、社内ユーザーからは問題発生の度に文句を言われ、上司からも予算を削れとプレッシャーをかけられ続けている。自己中心的な独占ベンダーに翻弄されるITマネージャーの不安→不満→怒りは想像に難くない。

2048とはずがたり:2017/02/06(月) 19:29:21

これらの状況を考えるに、AMDがインテル対抗軸としてPC市場だけでなく、今まさに64ビットに移行しようとしているサーバー市場に打って出るのは必然であったと思われる。x86命令セットを備える高性能CPUのベンダーとしての実力は既にPC市場で実証済みだ。あとはインテルのIA64と差別化したコンセプトをいち早く定義し、それを製品に落とし込み、いかに賢くマーケティングするかにかかっている。しかもそれが実現すれば、インテルが市場独占で荒稼ぎしているサーバー市場に手が届くことになる。AMDの将来を支える確固たる財務体質構築のための重要な足がかりの第一歩である。

嘗てDEC(Digital Equipment)社で業界初の真正64ビットCPU"アルファ"を開発したエンジニア達は続々とダーク・マイヤーのもとに集まった。彼らは週末も関係なく集まり、何度もブレーンストーム会議をやり、どうやったらこの素晴らしい機会をAMDのビジネスとして取り込めるかを昼夜話し合った。

その結果がAMD64アーキテクチャである。

[4] AMD64アーキテクチャとK8のハードウェアの特徴

"インテルをぶっ潰す"という思いを込めて、K8の社内での極秘開発コードネームは"SledgeHammer(スレッジハンマー:大型の鎚の意味)"であった。例によってこの極秘のプロジェクトは、AMDのマイクロプロセッサ設計エンジニアの精鋭部隊が集められ、基本アーキテクチャの構想から約4年の短期間でCPUの設計を終えた。その間、食いぶちのK7 Athlonの改良も進められていたのでエンジニアリングのリソースはカツカツであったが、前述したIntelの64ビットコンピューティング戦略IA64に対し、ダーク・マイヤーに率いられたAMDのチームは明確に差別化された素晴らしい製品を完成させた。その基本アーキテクチャはAMD64と命名された。以下にAMD64の概要を示す。

これまで32ビットであったx86命令を64ビット幅のデータやメモリアドレスに対応できるよう拡張した命令セットを定義。
x86命令セットを引き継ぎつつ64ビットへの拡張を行っているので、64ビットに拡張されたソフトウェアは高速に、32ビットのソフトウェアも従来に劣らぬ速度で実行することができる。
実装するCPUは同一コアでサーバー用のものとPC用のものを用意する。サーバー用CPUはUNIXおよびWindowsに対応、またPC用CPUはマイクロソフトが進めている64ビットWindowsに対応する。
このアーキテクチャが意味することは、野心的製品K7でインテル互換路線を捨てハードウェアでの独自性を打ち立て大成功した後に、ハードウェアでのみならず、ソフトウェアでもインテル互換を捨てるという大きなステップを踏み出すということである。つまり、それまでインテル互換品というイメージが付きまとっていたAMDが、本当の意味での独自のCPU経済圏を打ち立てるという画期的な意味合いがあった。 このアーキテクチャは過去のソフトウェア資産に対する互換性を継承しつつ、8ビット、16ビット、32ビットと順次性能を上げながら進化したそれまでのx86ベースのCPUのアーキテクチャの思想から考えると、至極自然かつシンプルなものである。AMDはこのアーキテクチャを実装したサーバー用CPUをOpteron、PC用CPUをAthlon64の製品ブランドで2003年にリリースした。
AMDはIntelが提唱する64ビットコンピューティングのIA64と対抗するブランドとしてその立場を明確に市場に打ち出せるように、アーキテクチャのブランドAMD64、製品ブランドOpteronとAthlon64のロゴマークを開発しマーケティング活動を開始。いずれも伝統的なAMDのロゴを頭にあしらい、その下に大きく数字の"64"と記した。このデザインは今でも個人的にはよい出来であったと思っている。

それまでのAMDの製品ブランドのロゴマークはどちらかと言うと統一性がなかったが、この時期にはAMDのマーケティングも洗練されてきた。

Opteron(オプテロン)の命名には"最適化(Optimize)"のOptとK7 Athlonの響きを継承する配慮がなされ、Athlon64はK7 Athlonの製品名に64を足した明確なメッセージがこめられた。

Opteronは独自のAMD64基本アーキテクチャに加えて、ハード面でいくつかの革新的な特徴を備えていた。以下にOpteronのハードウェアの特徴を示す。

AMD64命令セットを採用、UNIXとWindowsを32ビット・64ビットモード両方でサポート
3基のHyperTransport(ハイパー・トランスポート)インターフェース(これが超高速!!)
2・4・8ソケットのマルチプロセッサ構成可能なSocket940に対応
メインメモリとしてDDR SDRAM(ECCエラー補正機能サポート)
DDRメモリコントローラ内蔵 (これが高性能の大きな要因!!)
クロックスピード1.4GHzから世代が進むにしたがって3.2GHzまで発展
プロセスルール130nmでスタートし45nmまで進化

2049とはずがたり:2017/02/06(月) 19:29:31
今から思うと、K8の開発は多少の遅延があったにせよAMDとしては異例の早さで、私はその仕様と実際のチップのサンプルを見た時に、"本当にやっちゃったんだ…"という驚きと、高性能CPUの開発に執念を燃やしたカリスマ的リーダー、ダーク・マイヤーと彼のチームの鮮やかな仕事ぶりに心底敬意を表した。これで、長年AMDが夢見たサーバー市場に参入し、インテルを相手にもうひと暴れできるのだという興奮を感じた。同時に、AMDの営業部隊には今まで全然経験がなかったサーバー分野の技術、市場、トレンドについてトレーニングが急ピッチで行われた。

このころAMDは今までの半導体デバイス営業の方法をがらりと変え、サーバーシステムの営業の手法をどんどん取り入れるために、半導体メーカーではなく、Dell、HP、IBMなどといったPC/サーバーメーカーからどんどん人材をリクルートした。

それまでガチガチの半導体ハード営業であった私にとっては、全く新しい分野であり正直言って最初のうちは何をどうやれば良いか解からなかったが、トレーニングを必死にやったのが奏功して、1年経つうちには何とかカスタマーの前でプレゼンができるようになった。実際はOpteronという半導体デバイスの営業であるが、その半分はソフトウェア、システムレベルの話であった。 (私の場合、実はそのほとんどが完全な受け売りであったのであるが、"聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥"と割り切れば何とかできるものだという事を実感した。その時の経験は今でも役立っている。)

その頃サーバー市場はインターネットの普及で級数的に伸びてゆき、競争が激化していた。故に、カスタマーはインテルだけがCPUを独占する状態に大きな不満を抱いている。しかも、こともあろうにインテルが仰々しく発表したIA64のItaniumプロセッサは、その設計上の困難さからか、スケジュールが遅れに遅れている。ようやく最初の製品を2001年にリリースしたが、その性能は惨憺たるもので、Itaniumにコミットしたカスタマーたちは非常に憤慨していた。

これはマイクロソフトとて同じであった。と言うのも、インテル・HPとの付き合いでItanium にWindows NTを移植してはいたが、Itamiumの遅れで普及が進まず、一向に出荷台数が伸びない状況はサーバー市場に足がかりを決めたいマイクロソフトにとっては苦々しいものであった。市場の環境とK8の登場はまさに絶妙なタイミングであった。



[6] Athlon64・Opteron発表
Opteronに自信を見せるAMD - "さあ、早く売ってこい!"

AMDは満を持して(といえば聞こえがいいが、非常に野心的なプロジェクトだったので実際の製品のリリースにはいくらかの遅延があったと覚えているが、詳細は忘れてしまった)、AMD64を実装した最初の製品であるサーバー用のCPU Opteronを発表した。2003年の4月のことである。 戦略的配慮からサーバー用のOpteronを先にリリースし、クライアントPC用の製品Athlon64 を9月に発表した。 戦略的という意味は下記の通りである。

サーバーの世界では64ビットコンピューティングは大きな関心事になっていた。Intelの64ビットのソリューションは市場の受けが良くない状況で、AMD64は十分に差別化が発揮される製品となるのは明らかである。
それに比べて、クライアントPCでの64ビット化はユーザーへの価値の訴求がいまいちで、マイクロソフトもVistaを準備するうえで64ビットコンピューティングを前面に出すべきかどうかについてなかなか明確なメッセージが出せていない。
Intelのサーバー用CPU Xeonと同じように、OpteronとAthlon64は基本のCPUコアを共有しているので先にどちらの製品をリリースするかは製造上の問題は大きくない。

こんな状況で当時AMDのマーケティング部にいた私は、Opteronの市場開拓をするための戦略策定でとんでもなく忙しかった。また、前述したようにクライアントPCの世界しか経験していなかったのでサーバー市場を理解するための勉強も大変だった。しかも日本のサーバー市場は非常に保守的で新しい技術を積極的に取り入れる状況ではない。K6/K7をコンシューマー市場で売るのにあれほど難儀したのに、全く実績がないサーバー市場にAMD製品を拡販するのは大きなチャレンジだと思った。勝機はAMDのOpteronが競合インテルに対してどれだけ差別化された製品で賢くマーケティングするかにかかっている。

本社はOpteronにかなりの自信を持っていた。"これだけの製品を仕上げたのだからさあ早く売ってこい"、という感じで大きなプレッシャーを感じたが、同時に闘志が沸いた。さすがにインテルの64ビットに対し明らかに優位性があり、カスタマーへの浸透は理屈だけで言えば容易なはずであるが、これが実際にはそう簡単に行かないのがビジネスの不思議なところでもあり、面白いところでもある。

2050とはずがたり:2017/02/06(月) 19:33:09

業界がAMDのサポートを表明

次第に業界でのサポーターも増えてきた。マイクロソフトはインテルの64ビットCPUにWindows NTを対応していたが、何しろItanium の出荷の遅れと性能の悪さで市場に普及しないのにイライラしていた。業を煮やしたマイクロソフトは、AMDのOpteronの発表直前に(多分2003年の1月か2月だったと思う)、世界のソフト開発パートナーを集めて行う年間行事Developer Conference(通称デべコン)で突然AMD64のサポートを表明して業界を驚かせた。

マーケティング部の私はその発表が行われることは本社から知らされていたが、他言することはもちろんできない。その発表の直後、当時の業界有力誌の記者で懇意にしていたK氏から(K氏は今でも現役で頑張っていらっしゃる!!)私の携帯に電話がかかってきた。"吉川さん、マイクロソフトがデべコンでAMD64へのサポートを表明しましたよ!!これは大変なことですよ!!"、と興奮した声で現地からのリアルタイム報告である。これには非常に元気が出た。UNIX/LINUX陣営は早々にAMD64へのサポートを表明していたがマイクロソフトのサポートは業界全体へのインパクトは非常に大きい。

もう1つ大きな味方が加わった。HPC業界である。HPCはHigh Performance Computingの略語で、所謂スパコン(スーパー・コンピューター)の業界の人たちである。この分野ではもともとコンピューターの知識が圧倒的に豊富な人たちがやっているので、Opteronの優位性を説明する必要など何もない。それまでに発表されていたAMDの技術情報をいち早く入手していて、日本法人のマーケティングである我々よりも理解している人たちばかりだった。

そこで私は非常に重要な人物と運命的な出会いを経験した。東京工業大学の松岡聡教授である。当時CPUの性能が飛躍的に向上したのにつれて、PCを何百台、何千台とクラスター接合するなど、汎用CPUを利用してスパコンを組み立てる考え方が始まっていた。それまではベクター型の専用CPUをわざわざスパコン用に開発して膨大な費用をかけて組み上げるのが主流であったが、費用の問題と開発期間の問題で大きなチャレンジに直面していた。

松岡教授はOpteronの優位性にいち早く注目していた。シングルコアOpteronの発表後しばらくして、松岡教授率いる東工大チームは、2006年にデュアルコアのOpteronをベースにしたスーパークラスター“TSUBAME 1.0"を構築した。Top500の王座に2002年から2004年まで君臨していたNECのベクター型スパコンの雄、地球シミュレーター(地球上のあらゆる事象をこのスパコンで再現できるという意味でこの名前が付いた)を抜き去り、2006年6月のTop500初登場でいきなり7位にランクされた。この快挙に日本の、いや世界のスパコン業界が仰天し、"MATSUOKA・TSUBAME“はその後のスーパークラスター技術の主導権を握った。 この経緯については別のコラムで先生のお許しをいただいて、特別に話を展開したいと思う。私のAMDでの経験でかなり記憶に残る、また大きな誇りをもってお話しできるイベントであった。

前述のOpteronの発表会にはLinux、Suse、マイクロソフトなど企業系アプリケーションベンダー各社の代表がサポート表明のために登壇してプレゼンを行ってくれたが、ハードベンダーからのサポートはIBMだけであった。IBMはE325というHPC用のサーバーをOpteronで開発して、AMDのOpteron発表とともにサーバー製品をリリースしたが、その用途はHPC(PCサーバークラスター:スパコン)に限るという条件を付けて非常に慎重な態度であった。

いくらOpteronがインテルに対して優位性があるといえども、企業ユーザーはコンシューマー市場と違ってみな慎重だ。新しい技術の取り込みには時間がかかる。ただし、HPCのハイエンド・ユーザーはOpteronの優位性をはっきり認めているので実需要があるわけだから製品を出す、という大変に解かりやすい市場原理を適用したということだ。我々AMDのマーケティング戦略が輪郭を帯びてきた一方で、なかなか短期間には市場浸透は難しいという事を実感した。

2051とはずがたり:2017/02/06(月) 19:34:27

[7-9] 【番外編】AMDでのマーケティングで私が学んだこと

CPUのメーカーAMDのマーケッターとして1986年に入社した当時、私は半導体の技術的知識はおろか、マーケティングの基本的知識も持ち合わせていなかった。今から思えばよく入れたなというのが実感だが、入社後に経験したことがその後の私の成長を可能としてくれたことは幸運であったし、試行錯誤しながら学んだマーケティングというのは、ビジネスにおける感覚的な面を磨く上では非常に重要だと思っている。

初期の半導体のマーケティングは、技術者がデーターシート(製品仕様書)を片手に、手あたり次第主要顧客(相手もエンジニア)をまわる、という単純なものであった。営業は客のニーズを吸い上げるために飲み会に顧客を誘い関係を築き、購買部長を味方につける(抱き込む)、という解かりやすい方式である。

その当時のマーケッターとしての私のメインの仕事は、英文の技術資料、マーケティング用パンフレットなどの日本語化と、広告宣伝、PRなどであった。…

私が入社するまでは本社USで作成した広告のイメージに日本語訳をつけると言うものであった。この広告からスタートした一連の"日本ものシリーズ"は、日本で企画・立案・制作を全てやるという手の込んだものであるが、当時AMDは日本市場に注目していて(私が採用された理由の大きな要因はこれである)、日本独自のマーケティング活動の解かりやすい結果として社内では大変注目を浴びた。

今だから話せるが、実はこの広告の私の狙いはもう1つあった。結果がすぐに出なければ解雇もありうるという外資系で腰を落ち着けて働こうとすれば、まず自分のポジションを確立するのが先決だと思い、広告イメージのアピール先を日本の顧客だけでなく、US本社の連中にも向けていた。この点では大いに効果があった。

前述したAMDのCEOジェリー・サンダースは広告好きで有名だった。要するに目立ちたがり屋で、自分の会社がどう外部に表現されているかについては常に興味を抱いている。これは、広告宣伝部長にとって最悪のケースである。社長の鶴の一声で仕込んだ企画がおじゃんになったり、突然新しいキャンペーンの指令が下ったりといったことが日常茶飯事であった。

ある日私の直属の上司、AMD本社宣伝部長のダン・バーンハートから電話があった。前回の電話の時は次の日の便でロス・アンゼルスに飛び乗り、ジェリーに日本語パンフレットを手渡しに行く羽目になったことがあったので、電話があって"広告の件だが"、と言われた時には少し身構えた。ダンは"ジェリーが今回の日本ものシリーズを大変気に入っている、CMOSの広告を大きなポスター用に何部か作ってすぐ送ってほしい"、という事だった(実際その後本社を出張で訪問した際に、この広告のポスターが本社の事務所の壁に額に飾ってあったのを見た時には本当にうれしかった)。ほっとして電話を置こうとするとダンは続けて、"ところで次のISDNの広告だけれど、ゲラを見たが日本画のテーマが実に面白い、ジェリーは最終稿には色を一切つけないで白黒調で通すようにと言っているが大丈夫だろうね"、と言う。私は"もちろんそのつもりですよ、水墨画ですからね"、と答えた。1000人規模の会社になっていたAMDのCEOがそこまで見てくれているのは大変ありがたく、私のAMD全体でのポジションが認知される点では大成功であったが、同時に"ヘマをしたら危ない"という実感がわいた。

その後も、私と某広告代理店のチームは結構ド派手な広告を連発した。ある広告では"飛び出す絵本"、の技法を使い、右と左で違う色(赤と青)の専用メガネを広告に挿入し、6-8ページにわたる大々的な広告をやり、ある雑誌の年間広告大賞を戴いたこともある。

これらの広告は業界で注目されたが、実際の売り上げにどれだけ貢献したかは測定もしなかったので解からない(今では考えられない話である)が、大変楽しかったのは確かである。古き良き時代の事だとご容赦願いたい。

このような感じで、私のAMDでのマーケッターとしての仕事が始まった。私はもともとマーケティングの基本を勉強したことはないが、本社の人間とのやり取りで実に多くのことを学んだ。

それもそのはずで、シリコンバレーの有名企業となったAMDには現地ではスタンフォード大学、カリフォルニア州立大学などでマーケティングの最先端を勉強した優秀な人たちがこぞって働いていたのだから、申し分ない環境だった。しかも、給料をもらいながら勉強できるのだから最高である。

2052とはずがたり:2017/02/06(月) 19:34:45

半導体市場が急速に成長するにしたがって、マーケティングの在り方もどんどん発達していった。それまでのシリコンバレー企業のやり方―経営者の直感で、新しい分野でのポジションの確立を狙って差別化された製品をとにかく早く出して、他社を出し抜く―というやり方はだんだん通用しなくなっていった。初期の半導体ビジネスではマーケティングは"本当の技術が解からない人たちの胡散臭い仕事"と言うイメージがつきまとっていたが、技術主導のやり方に限界が生じマーケティングの重要性が増していった。そこにいち早く目をつけた企業がインテルである。

インテルが1990年代に始めた"インテル・インサイド"マーケティング・キャンペーンは今でもMBAのクラスでは度々取り上げられるケース・スタディーで、近代ハイテク・マーケティングの草分けである。私はAMDで働いてはいたが、実はインテルと争うためにインテルのマーケティングから多くを学んでいたのだ。

インテルの"インテルインサイド"キャンペーンの起源については諸説あるが、最近私が読んだ"インテル"と言う本(書評を書いたのでご興味がある方はこちらをご参照)によると、このキャンペーンを主導したのは当時のマーケティングVPのデニス・カーターで、その草案を社内で検討した際にほとんどの幹部が反対したが最終的には当時CEOのアンディー・グローブが鶴の一声で決済したのだという。

カーターはインテルインサイドの構想にたどり着く前に"286レッドX キャンペーン"、というのを成功させていた(このキャンペーンについては私の連載の386の章>>2041で詳しく述べている)。要するに、AMDが286の改良阪でインテルの市場シェアを取り始めた時に、市場をインテルの新製品386に出来るだけ早く移行させようと286に赤いバッテンをつけて386に強引に移行させるという大胆なキャンペーンである。

パソコンの頭脳であるCPUの集積度が増して、メモリ以外のほとんどの半導体要素がCPUに取り込まれていく過程でインテルはもはやCPUの会社ではなく、PC(パソコン)そのものを売る会社に意識が変わっていった。CPUはPCに搭載されて初めてエンドユーザーに使われる。市場がどんどん成長するPCにとって一番重要な部品のCPUの市場を独占するのであれば、PCを造るメーカーはどこでもいいわけだ。要するにインテルの直接の顧客であるPCメーカーはインテルにとってはディストリビューター(流通)であるという考え方である。大変大胆で不遜な考え方であるが同時に的を射ている。

独占した市場で更に成長したければ、重要なのは“市場そのものを大きくする"、また“自分の売りたいマージンの高い製品を市場に受け入れさせる"ことであろう。これはマーケティング的に考えれば至極当然な結論である。もちろん、インテル=PCというイメージを定着させることによってAMDなどの競合を寄せ付けないというのが主目的であったことは言うまでもない。インテルは1990年代にこのキャンペーンに5億ドル以上(500億円以上)使ったという。インテルのテレビコマーシャルはPCのエンドユーザーに、普段は目にすることのないCPUという半導体製品がPCの頭脳としてPCのマザーボードの真ん中に鎮座していることを認知させることから始まった(CPUを見るためには、ねじを外してPCの箱を開ける必要がある)。

今でもはっきり覚えているが、このテレビコマーシャルを初めて見た時には何を訴求したいのか全く分からなかった。いきなり観客の視点がパソコンのフロッピーディスク(こんな言葉も今は死語である)の入り口からPCの中に入りCPUの上まで来て、"パソコンの頭脳インテルのCPU"と言って終わる30秒のクリップを見た時に"なんじゃこりゃ?"、としか反応できなかったのを覚えている。当時の私にとってはあまりにも斬新な考え方だったので、インテルの意図が全く分からなかった。インテルはこのキャンペーンで自らがパソコン市場のサプライチェーンの頂点に立つ独占企業としてのポジションをはっきり市場に示したのである。この含意について私がその全貌を知るのにはしばらく時間がかかったが、その後インテルの市場独占戦略は独禁法に絡むAMD対インテルの法廷闘争に発展し、その収束まで見届けた今の私にはよく理解できる。

驚くべき効果

最初に私が当惑したのは、インテルインサイド・キャンペーンの費用対効果である。

当時パソコンの宣伝は大変に多かったが、その中で私が強烈に覚えているのはアップルのMACの“Think Different"キャンペーンだ。そのキャンペーンが盛んだった頃、ちょうど私は出張でサンフランシスコにいて町のいたるところでこの素晴らしいキャンペーンのポスターを見てため息が出るほど感銘したのを覚えている。アップルマーケティングのブレインであるシリコンバレー・マーケティングのレジェンド、レジス・マッケンナの発案によるその後の歴史に残る傑作キャンペーンである。このキャンペーンの広告の要素はたったの3つである。

2053とはずがたり:2017/02/06(月) 19:35:00

1.Think Different というメッセージ
2.アップルのロゴマーク
3.独自な考え、斬新なアイディアでもって新しい世界を切り開いた歴史上の人々の写真:スティーブ・ジョブズ、ジョン・レノン、アルベルト・アインシュタイン、マハトマ・ガンジー、キング牧師、パブロ・ピカソ、などなど…

これが白黒の写真の中にシンプルに配置されていてともかくかっこいい。MACパソコン本体製品の写真は全く登場しない。"アップルのMACを使う人たちは、こういう独特の価値観を持ったひとたちなのです、あなたは?"、という消費者の自意識をくすぐる強烈なブランドメッセージでだれもがいきなりパンチを食らったような感じがしたに違いない。この広告はパソコン市場で激突するWindowsとアップルという構造で、“1つ上のランクのMACパソコンを1つ上のランクのあなたに"という非常に解かりやすいメッセージだし、そのセンスの良さで大きな広告効果を上げたことは容易に想像できる。インターネットを手繰ればたくさんイメージが出てくるが、著作権の都合上掲載できないのが残念である。インターネット上にはパロディー版も出ているので当時いかに注目されたかがわかるであろう。ため息の出るような広告なので是非チェックすることをお勧めする。

さて、インテルインサイド・キャンペーンであるが、こちらはいささか事情が込み入っている。インテルのCPU製品はPCに組み込まれて初めてエンドユーザーに届けられる。一般消費者が普段目にしない部品について一般ユーザーにブランドの意識を喚起することができるのだろうか?

マーケティング的に言えば、"Ingredients Marketing(素材マーケティング)"という分野は昔からあって、主にB to Bの場合が多いが、消費財でも成功例がある。例えばスタミナドリンクなどの宣伝で"XXXX何百ミリグラム配合!!"と連呼されるといかにもXXXXという配合されている物質が効果のあるありがたみのあるものに思えてくる。そもそも消費者はXXXXなどと言う物質がどういうものかを調べたり、意識しないだろうが、"なんちゃらというのが何百ミリグラム入っているんだったらビンビンに効くのであろう"、と思うし、その上位製品の“何千ミリグラム配合"の製品はさぞかし効果満点なのであろうという期待にもつながる。

インテルインサイド・キャンペーンはこの手法を高度な電子機器であるPCに持ち込み、莫大な資金を投じて世界的に展開した点で半導体業界では唯一無二の成功例である。キャンペーンCMの最後には“インテル入ってる、タンタンタンタン"、という印象に残る(私的には大変耳障りな)チャイムのような音(英語ではJingleと言う)で終わるところも広告効果に大きく貢献したと思う。AMDではキャンペーンの効果を確かめるために、Focus Group(一般の人に何人か集まってもらい、目的を伝えずに答えてもらうマーケット・リサーチの手法)をやった。手順は以下の通りである。

1.無作為に選ばれた一般の人に集まってもらう(いくらかの謝礼を渡す)。リサーチの目的は説明しない。ただこれからCMを見せますのでその後の質問に答えてくださいとだけ言う。
2.インテルインサイドを採用した複数のPCメーカーのPCのテレビ広告を見せる。
3.簡単な質問をする A) 何の宣伝かわかりましたか? B) 宣伝を見た後覚えているブランドを挙げてください
このリサーチでは驚くべき結果が得られた。複数のPCメーカーが流すCMを流すのであるから、NEC,富士通、ソニー、IBMと言ったPCブランドが連呼されるCMを聞かされているにもかかわらず、被験者の大多数が。

1.パソコンの広告ですね
2.インテル…かな〜
と答えたのだ。この結果は我々に大きな衝撃を与えた。広告主がパソコンメーカーであるにもかかわらず、各CMに最後に挿入される“インテル入ってる、タンタンタンタン"と言うエンディングが共通の認識になっていたという事である。インテルの目的は見事に達成されたという事だ。

私は、無敵の半導体技術リーダーとしてのインテルに加えて、巨額な資金を惜しみなく使ってこのキャンペーンを押し進める強力なマーケターとしてのインテルを意識した。

前述したように、初期の半導体のビジネスのやり方は技術者がデーターシート(製品仕様書)を片手に手あたり次第主要顧客(相手もエンジニア)をまわる、という単純なものであった。それまで我々がCPUを売りに行く対象はあくまでもCPUを買う直接の顧客(パソコンメーカー)であった。しかし、インテルのマーケティングがそれを変えた。

2054とはずがたり:2017/02/06(月) 19:35:19

お客のお客(エンドユーザー)に自社製品の価値を分からせるという点で今までのマーケティングとは大きく違っていた。"市場をセグメント化し、各セグメント毎に一番有効なメッセージを定義し、そのセグメントでのメッセージ発信に一番有効なメディアを使い、効率よくターゲットにリーチする"、などと言うMBAのコースでは定番の基本的なマーチャンダイズの考え方は現在のマーケッターにとっては常識だが、当時の半導体業界のマーケティングは黎明期でいろいろな試みが行われていた。その中で非常に独自で、突出して大規模なマーケティング・キャンペーン"インテルインサイド"は我々にとってはまさに仕事をしながら進化するマーケティングを同時に勉強する格好の機会となった。ただし、インテルインサイドは主にコンシューマー・ユーザー(個人ユーザー)を対象としたキャンペーンだった。当時、我々AMDが新しい商材として抱えていたのはOpteronというサーバー用のCPUである

Opteronが目指した市場は私が今までに全く経験したことがないIT(Information Technology)の市場であった。CPU・PCの市場を概観すると、その中身は個人相手のコンシューマー市場、大企業のIT部門が一手に購入決定をするエンタープライズ市場、企業であるが個別の案件のサイズが小さい中小企業市場、政府・官公庁などのパブリック市場、HPCなどの研究開発機関のR&D市場など、いろいろに分かれていてそれぞれが購入決定についての独自の要件を持っている。

前述したとおり、当時のAMDではいつの間にかトラディショナルな半導体営業、マーケッターは少数派となり、Dell、HP、IBM、SUNといったPC/サーバーのメーカーからリクルートされた人たちがどんどん入社してきた。これらの人たちは半導体については素人だがサーバーの市場原理をよく理解していた。 AMDが直接のお客のそのまたお客に直接売り込むのであれば、お客から経験豊富な営業、マーケッターを引き抜いてしまえというわけだ。私はトラディショナルな半導体屋であったが、これらの人たちのお蔭で何とかサーバーの市場原理を理解することができた。

営業はその業界での経験、人脈が決定的要素だが、マーケティングではそれほど関係なく原理的にはほとんど全ての市場でその手法は通用する。成功する手法の要件は、

1.明確な差別化、付加価値のメッセージ(これは多分に商品の出来にかかっている)。
2.製品自体のスペックもさることながら、製品が提供する総合的な価値が重要。
3.対象となるメッセージの受け手(Audience)の定義と、それらの人々のプロファイルの理解。
4.マーケティングにかけられる予算の確定とそれらを効率よく行うプログラムの策定。

それまで未知のサーバー市場を相手にマーケティングを開始する私は不安で一杯だったが、同時に何とかなるだろうという直感があった。その第一の根拠はOpteronという製品の出来の良さだった。インテルの競合製品に対し非常に明瞭な、かつ事実に裏付けられた優位性があったからだ。そこから導き出されるマーケーティング・メッセージは次の通りである。

1.32ビット・64ビットソフトウェアに同一ハードウェア(CPU)で高速に対応可能。
2.将来的なアップグレードが周波数向上とCPUコアの多重化(デュアルコア)で対応。
3.インテルのIA64よりも安価なプラットフォームの提供。

これだけいいことずくめだったら売れないはずがないと直感したわけだ。また、サーバー市場はコンシューマー市場と比較してAudienceのサイズははるかに小さく、彼らの技術的理解度は非常に高い、という事は大量の資金を投じた一般コンシューマー相手のインテルインサイドのような大規模マーケティングでなくとも、うまい方法さえ考えれば効率よく効果的な活動が可能であると思った。

2055とはずがたり:2017/02/06(月) 19:36:05
一番強力なのはOpteronを使った成功例を集めてそれをいかにも最新のトレンドであるかのように宣伝することだ。いわゆる、有名人が登場し"私も使ってます"というCMのあの手法である。もっとも、BtoBの世界であるのだから有名タレントを使う必要はない。サーバー業界で先進的だと認知されているパートナーと組んで、そのパートナーのブランドを借りてAMD/Opteronのブランドを宣伝するのだ。英語ではPiggy Back(人の背中に乗っかるという意味)Marketingというクラシックな手法である。そんな状況でパーフェクトなパートナーが名乗りを上げた。サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)である。SUNはその名が示す通り(SUN:Stanford University Network)シリコンバレーのど真ん中にキャンパスを抱えるスタンフォード大学(この大学のキャンパスは本当に美しい)出身のスコット・マクニーリーと伝説のエンジニア、アンディー・ベクトルシャイムが1982年に創立したワークステーション、サーバーのベンチャー企業である。

2010年にオラクルに買収されてしまったのでSUNという会社は今では存在しないが、創立からの20年は飛ぶ鳥を落とす勢いだった。インターネットが登場するあたりから早くからサーバー・ネットワークに目をつけ、独自開発の高性能CPU SPARCとUNIXベースの独自OS Solarisを武器にUNIXベースのサーバー市場では独り勝ちの一大勢力となった。しかし、市場全体が急成長するにしたがって次第にインテルCPU+WindowsサーバーOSの組み合わせのいわゆるPCサーバーにビジネスをじわじわと侵食されていった。結局サーバー市場の急成長を支えていたのはボリュームの大きい汎用低価格帯の市場であって、独自開発のプラットフォームで成長したSUNのコスト構造はそれについていけなかった。

事実、SUNはこの市場を防衛するためにCobaltというインテルCPUを使ったサーバーの会社を買収しインテルCPUの客になっていた。しかし、独自路線で時代の寵児となったスコット・マクニーリーにとってWintelの軍門に下るのは本意でなかったのは明らかだ。そこにインテルの宿敵AMDがOpteronという高性能CPUで市場参入したのだから、AMDとSUNが手を組むのは当然の成り行きだった。SUNはOpteronをベースにしたサーバーを完成させると猛烈な勢いで拡販を開始した。AMDにとってはパーフェクトなパートナーである所以だ。

この素晴らしい商材を得て、私の日本市場でのOpteronのマーケティング活動は大変にエキサイティングな経験であった。第一世代のシングルコアOpteronではなかったが、デュアルコアOpteron(CPUコアが二つ集積されている)になってOpteronの優位性が頂点に達する頃に、とんでもないエンドユーザーが現れた。東京工業大学の松岡聡教授率いるスーパーコンピューターのチームだ。松岡教授のチームのスーパークラスターTSUBAMEは2006年6月の世界のスーパーコンピューターのオリンピックと言われるTop500初登場でいきなり7位にランクされた(この辺の事情については裏話も含めて別記事を掲載予定)。

この事実はOpteronに大きなブランド価値を与えた。それ以来、Opteronはスパコンの市場では完全に市民権を獲得し、世界中でOpteronを使ったクラスターマシンが登場した。我々マーケティングの使命はこの成功を梃に他のサーバーメーカーと組んで他の大手エンドユーザーを取り込むことであった。

【番外編】Athlon64とコンシューマー市場のマーケティング
Opteronの発表の半年後、AMDは2003年9月にK8コア実装のPC用CPU Athlon64を発表した。その前にマイクロソフトがWindows XPを発表し、今までの32ビットに加えて64ビットのアプリケーションのサポートを開始していたので、AMDは64ビットWindowsをサポートするPC用のCPUとしてはインテルに先んじて一般PCユーザー向けのコンシューマー市場に参入したことになる。

Athlon64はその前に大ヒットしたK7コアのAthlonのアップグレードとしてのポジショニングで、マイクロソフトの64ビット戦略ともぴったりと一致したので大いに盛り上がると思ったのだが、実際はそう簡単にはいかなかった。一番の理由は、64ビットコンピューティングがPCの個人ユーザーに提供できる付加価値が明確でなかったことだあろう。サーバーユーザーにとってはネット上で級数的に増大する膨大なデータを処理するのに64ビットは必須であったが、個人PCユーザーレベルでは必要な性能を既存の32ビットコンピューターで実現可能なので64ビットの恩恵をはっきり感じることができない。当たり前といえば当たり前の話である。

我々はマイクロソフトとも協力して、音楽、動画編集、ゲーム、生産性などの切り口でどうやって64ビットの優位性を訴求しようかと頭をひねったが、なかなかうまくいかない。

2056とはずがたり:2017/02/06(月) 19:40:20

どのような製品であっても、個人ユーズのコンシューマー市場というのは大変にマーケティングが難しい市場だ。ユーザープロファイルが多岐にわたっているのと、流通チャネルが複雑である。

1.…(コンシューマーに対して)何に訴えれば響くのかはやってみないとわからないところがある。
2.流通チャネルは主にリテイラー(家電量販店)であるが、量販店との付き合いは、家電業界が長年作り上げたものでなかなか複雑であるし、プロモーション用の資金も必要である。
3.素人目には、テレビの広告を大々的にやってしま…うことができれば手っ取り早いが、CPUを訴求するメッセージの複雑さ、コストの高さで費用対効果が非常に悪いことは我々のリサーチの結果でわかっているのでやらない。
4.当時のコンシューマー市場は圧倒的に家電量販店を通るものが多く、家電量販店も全盛期を迎えていて、いろいろなブランドが全国主要都市に軒並み店舗を構えている状態であった。

これらの店に訪問して"AMDのCPU Athlon64を使ったXXXXパソコンを拡販してください"、と言って回るのだが、"64ビット?メモリのこと?"(もともとコンシューマーは記憶容量の数字のメモリサイズは頭に入っているが、コンピューター処理のビット幅の64ビットなどと言われてもピンとこない、量販店の店員にわからせるのも至難の業である)。

そこで我々は、仮説を立てた。例えば個人ユーザーで新しいPCを買おうとしている女性がいたとしよう。その女性はあまりパソコンのことが分からない。…多分その女性はパソコンをよく知っている友達(あるいはボーイフレンドの友達)にどれがいいか聞くであろう。ということはパワーユーザーにマーケティングをフォーカスし、Athlon64の優位性をすり込めばいいのではないか。というものである。これも近代マーケティングのイロハである"Early Adopter(新しいものをまず試してみる技術に明るい、こだわりのある人たち)"への訴求である。

…もともとPC DYI(自作派)の人たちは、AMDがK7をインテルに対抗して出した時に一番ホットに迎えてくれた人たちなのでAMDとの相性もいい。ということで、私のPCチャネル・マーケティング部隊はPCパーツショップに積極的にイベント攻勢をかけた。このキャンペーンは盛り上がり一応の成功をみたが、このセグメントでの成功が一般ユーザーのパソコン選びに大きく影響したかは疑問である。自作派のユーザーと女性個人ユーザーの間に相関性が取れなかったのかもしれない。(とは註:これだなw)

PCチャネルで見落としてはいけないのがテレビ直販チャネルである。同じ機種を一挙に何千台も売ってしまうので、一押しモデルに入ってしまえばあとは組み合わされる製品とトータルのパッケージの値段が訴求ポイントとなる。"これだけの製品をみんなまとめて今回限りXX円でご提供"、というあれである。その場合でも、売っている商品にどれだけ付加価値があるのかという簡単な説明は非常に重要なファクターである。

こんなことがあった。ある日私は佐世保に本社を置く全国テレビショッピング大手(とは註:たかただ!)のスタジオにいた。そのスタジオでは、その日のテレビ販売プログラムをずらりと並んでいる個別スタジオで収録し、集録した分からどんどんとテレビに流す。そこに、かの有名な某T社長がすらりとしたスーツ姿で現れた。これから売るパソコンに使われているCPUについて、長所を聞きたいのだという。私は、Athlon64の優位性をずらずらと述べたプレゼンを手に懸命に説明した。

T社長は私の説明を一通り聞いた後、"吉川さん、ということはこのCPUは非常に頭がいいということですね?頭がいいといえばアインシュタインですね、このCPUにはアインシュタインの頭脳が何人分くらい入っているんですかねえ?"、と非常に真剣な顔で聞くので、思わず、"そうですね、100人以上は確実にいると思います"、と答えてしまった。全く根拠のない言い方であるが、それを否定する根拠もない、などと考えていると、T氏は"ありがとうございます"と言っていそいそとスタジオに入って行ってしまった。収録をするためだ。

ホテルに戻ると…テレビをつけて何度も繰り返されるT社長の放映を観た。確かに言っている。"このパソコンには大変賢いAthlon64 CPUというコンピューターの頭脳が使われています、アインシュタイン100人分の超頭のいいパソコンなのです、それにデジタルビデオカメラ、プリンターをつけて特別価格XX円…"、私はあっけにとられて観ていたが、同時にそのスピードとユーザー目線にピタッと合わせたコンシューマー・マーケティングの神髄を観た気がした。大変に思い出深い強烈な経験であった。

Athlon64にはその後は廉価版のSempron、モバイルパソコン用のTurionなどの派生製品が出てどんどんとパソコンメーカーに組み込まれて売れていったが、正直言って64ビットコンピューティングが訴求できたかというとかなり疑問である。…

2057とはずがたり:2017/02/06(月) 19:41:13
[11] 背筋を凍らせたプロジェクトYamhill

乾坤一擲のAMD Opteron

AMDに24年間勤めていていつも疑問に思っていたことは、"この会社にはバックアッププランと言うものはないのだろうか?"、という事であった。昨今では株主に対する企業価値のアピールの重要な項目のうちに"当社はサステーナブルな成長を目指します"、と言うものがある。"サステーナブル=維持可能な"、というのは簡単に言ってしまえば、"成長し続ける自信があるのでしょうね?それなら今の戦略がダメだったらどういうプランで生き残るのかちゃんと説明してください"、という株主の質問に答えるものである。

一般的に企業のサステナビリティは、キャッシュフロー、保有現金、債務、運転資金、果敢な投資の継続などというそれぞれが背反する項目の適正なバランス、市場の変化に柔軟に対応するための組織の構築、などで説明されるようであるが、当時のAMDのCEOジェリー・サンダースの答えは呆気にとられるようなシンプルなものであった。

1.AMDは将来の成長を担保するために赤字の時でも売り上げの25%を研究開発に投資します。
2.今の戦略は間違っていません、故にバックアッププランなどはありません。目標に向かって驀進するのみです。

こんなことをあけっぴろげに言っていたサンダースの度量には凄いものがあるが、古き良き時代のシリコンバレーの新興企業は皆そうだったのであろう。事実、バックアッププランなどを用意する余裕などなかったのが現実である。こんなかっこいい啖呵をきっていたサンダースであるが、実際には赤字続きの時には寅さん映画に出てくるタコ社長よろしく常に金策に走り回っていた(AMDはジャンクボンドの王様と言われていた時期もある)。

そして、シリーズのK5の話で述べたように戦略的プランに重大な欠陥が見つかった時(とは註:吉川氏のコラムは投下し損ねてるみたいだが>>269参照)にはすかさず次のプランの策定に自ら乗り出さなければならない。こんなことを思い出していたら、私のAMDのTシャツコレクションの中に面白いスローガンを見つけた。背中に大きく"There is no plan B !!"と書いてある。プランBというのはバックアッププランという意味だ。

その意味では、AMDが満を持してリリースしたすべてのインテル対抗製品には実際にバックアッププランは存在せず、常に一発勝負にかけていたのだ。K8コアで全く経験のなかったサーバー市場に打って出たOpteronもAMDにとってはまさに乾坤一擲の製品だったのだ。

インテルのバックアッププラン

AMDがOpteronでサーバー市場に攻め込んでいたころ、インテルの64ビットコンピューター戦略IA64とそのメインCPU製品Itaniumは明らかに大きな問題を抱えていた。

1.既存の32ビット・x86のアーキテクチャとの互換性を断ち切って無敵の高性能64ビットコンピューティングを標榜したインテルのIA64であるが、肝心のメインCPUの仕上がりがよくなく、延期に次ぐ延期の繰り返し。IA64はインテルとHPの独占志向が見え見えで、なかなか他のサーバーメーカーへの普及が進まない。
2.UNIX/LinuxがデフォルトOSである高性能サーバー市場の中に割って入ろうとしていたマイクロソフトは、インテルのIA64が一向に市場拡大できないことで苛立ってきていた。

AMDがOpteronを発表して、SUNが強力にOpteronベースのサーバーを拡販していた頃であったと思うが、私はAMD社内である噂を聞いた。その噂とは"インテルがどこか秘密の研究所でAMD64そっくりのCPUを開発していて、その開発コードネームはYamhill(ヤムヒル)という"、ということだった。調べてみると、Yamhillというのはインテルの工場があるオレゴンあたりを流れる川の名前であった。インテルはCPUの開発コードネームを川の名前にするのが伝統である(ItaniumのコードネームはMerced)のでこの噂はいよいよ現実味を帯びてきた。

噂はさらに続く。"インテル社内では数々のプロジェクトが並行して動いている。64ビットコンピューティングについては社内で意見が分かれていた。32ビットx86との互換性を取りながら64ビットの拡張命令を実装する方式(これがAMDがとった方法である)を主張するグループと、ハード・ソフトの過去資産への互換性を断ち切り全く新しいアーキテクチャでぶっちぎりのソリューションを打ち立てようとするIA64を主張するグループである。両者が激論をした結果、後者で行くというトップの決定が下って今まで開発予算がつけられてきたが、度重なる遅延、AMD Opteronの登場、マイクロソフトからの圧力でとうとう幹部連中も方向転換を迫られている。x86の拡張命令で64ビットをサポートしようとした開発グループは、それまで人数も絞られ残されたエンジニアで細々と開発を継続してきていたが、ここに来てまたお座敷がかかったと…"。

2058とはずがたり:2017/02/06(月) 19:41:26
386から486に移行させる時もそうだったように、K7でAMDがシェアを取った時もそうだったように、見栄もメンツも捨ててしゃにむにインテルが一直線に走り始めるとどんなことが起こるか、長年の経験でそれをよく知っていた私は背筋に寒いものを感じた。インテルは本気なのだ…インテルはOpteronを排除しなければならない敵と認識した。インテルは必ずやってくる、それはもはや時間の問題だ。

しかしAMDもただじっと待っているだけではない。AMD各部門のするべきことは明らかだった。開発部隊は次の製品をどんどんロードマップ通りに完成させ、製造部隊は増加する需要にしっかり答え、我々営業・マーケティングはインテルが追い付いてくるまでにどれだけお客を取り込み、市場での地位を確固としたものにするかだ。私は、背後から荒々しい息をしながら必死に追いかけてくるすごい形相の猛獣をイメージした。

Yamhillの噂は正しかった。しばらくすると鼻の利くメディアがそういったプロジェクトがあることを嗅ぎ付けてインテルのプレス発表会などで質問するのだが、インテルの幹部はこれをなかなか認めない。インテルのジレンマは下記の通りだった。

1.x86の64ビット拡張を実装するということは、AMD64を認めることになる。CPUの王者のメンツがつぶれる。Opteronが市場でさらに地位を固めるとインテルがAMD互換機を出すことになる。
2.これを認めると、それでなくても市場浸透が遅れているIA64を殺すことになる。それでは今までの巨額の投資を回収できない。株主にはどう説明する?
3.マイクロソフトはもうすでに業を煮やしてAMD64を64ビットOSに採用してどんどん圧力をかけてくる。Opteronは市場受けがいいのでカスタマはどんどん増えている。そこに後発で参入するということはOpteronよりも安い値付けをしなければならない。利益率が下がる。
4.バックアップの開発は細々と継続していたとはいえ、まだ開発中の製品を量産までもっていくのには時間がかかる。しかもマイクロソフトが採用したAMD64との互換を取らなければならない。
2004年の1月、インテルの当時のCEOポール・オッテリー二はついにインテルがx86の64ビット拡張を行うことを公にした。株主相手のインタビューなので執拗に食い下がる質問者をのらりくらりと避けていたが嘘を言うわけにはいかない。2003年4月のAMD Opteronの発表に遅れること9カ月だ。ここでYamhillプロジェクトの存在を認めるということは、開発はかなり進んでいて製品発表ももうすぐだということであろう。いよいよインテルの猛追が始まった。

[12] 付け焼き刃だったインテルのEM64T

それでもインテルに対し優位性を保ったAMDのK8アーキテクチャ

インテルが秘密裏に開発を継続していたYamhillプロジェクトはいよいよ正式なものとなり、AMDのOpteronに1年遅れる形で2004年にEM64Tというx86の64ビット拡張命令を実装するアーキテクチャが発表された。細部は多少違うものの、インテルのEM64Tは蓋を開けてみればAMD64と同じもので、結果的にはインテルがAMDをコピーする形になった。その大きな要因となったのがマイクロソフトのAMDサポートへの決定であることは前述したとおりである。AMDにサーバー市場への参入を許すというビジネス上のリスクを低減するために、インテルはメンツを捨てて一気にx86の64ビット化へと舵を切った。

しかしAMDのK8アーキテクチャはAMD64というソフトウェアのアーキテクチャでの優位性に加えてハードウェアでの優位性も備えていた。AMDのK8アーキテクチャはK7の基本アーキテクチャをかなりの部分で踏襲していたが、大きく違ったのはメモリーコントローラーを内蔵したことだ。

従来のK7アーキテクチャでは集積度や歩留まりの問題などから、CPUが主メモリにアクセスする時のプロトコルを管理するメモリーコントローラー機能はチップセット側に持たせていた。これはインテルのアーキテクチャでも同じことである。ところがAMDのK8ではこの機能をCPUチップの上に集積するものとなっている。これにより従来ではCPUからメモリにアクセスする場合、"CPU→チップセット→メモリ→チップセット→CPU"という経路を取っていたのに対し、"CPU→メモリ→CPU"と劇的に短縮することができる。そのため、CPUのメモリ読み込み要求からデータ受け取りまでの遅延を大きく短縮することができるようになり、結果的にCPUを使ったシステム全体のスループット(とは註:処理能力)が大幅に改善される。これは大量のデータを高速に処理するサーバーのアプリケーションにおいては大きな優位性となったわけだ。

K8は、かつてDEC(Digital Equipment Corp.) で当時最先端だったAlphaアーキテクチャのチーフアーキテクトであったダーク・マイヤーがAMDに移籍するまで長年温めてきたサーバー用のCPUの要件をできるだけ満たすものとして開発されただけあって、インテルがにわか仕込みのEM64Tで追い付くのはそう簡単ではなかった。

2059とはずがたり:2017/02/06(月) 19:42:40
インテルの悩み

一方インテルはそのCPUハードアーキクチャの主眼をひたすら周波数の向上に置いていた。インテルのマーケティング手法は386/486世代あたりからCPUの価値を周波数の向上に置き換えて市場をリードする"周波数マーケティング"を確立していった。これは技術的な詳細がわからない一般ユーザーに対しては大変効果的なマーケティングである。何しろメッセージが単純である。"100MHzより120MHz、120MHzより133MHzの方が性能がはるかに上です"というのは大変にわかりやすいメッセージで、これが"386より486が性能が上です、486よりPentium(586)の方が性能が上です"、というメッセージに被らせて世代交代を図ってきたのであるから、その頃のインテルにとっては金科玉条のテーゼであり、技術部門もこれに沿ってCPUアーキテクチャの開発を行ってきた。

しかしAMDのK7の登場で、インテルだけでCPUのマーケティングを主導することが難しくなってきた状況が現出した。それでもインテルはひたすら周波数の向上にこだわった。そこで登場したのがNetburst(ネットバースト)アーキテクチャである。インテルは従来のPentium IIIからPentium 4への移行に際してネットバーストというアーキテクチャを導入して周波数の飛躍的な向上を目指した。単純に言ってしまうとパイプライン(とは註:処理要素を直列に連結する仕組みの事の様だ)を深くして周波数を上げやすくする構造である。因みにPentium IIIの最後の製品のパイプラインは12段であるのに対し、ネットバースト・アーキテクチャを実装した初代Pentium 4(開発コードネーム:Willamette)は20段に、後期のPentium 4であるPrescottになるとパイプラインは31段にも達した。

これを製品での周波数向上にしっかり反映させたのは業界他社を寄せ付けないインテルの優れたプロセス技術である。インテルは180nmプロセスで周波数1GHzであったものが、130nmでは3.4GHzまでに達するほどの優秀なプロセス技術を誇っていた。これが可能となったのは周波数を上げるための方策としてのパイプライン・アーキテクチャを極めるCPUデザインチームと、半導体技術の根幹であるプロセスエンジニアが1つになって、ひたすらトランジスタの周波数向上に邁進したからである。しかし、ここに物理の法則が立ちはだかった。リーク電流による消費電力の上昇である。インテルは一時ネットバースト・アーキテクチャで10GHzまでを視野に入れているという発表を行いそのロードマップを公表した。しかし実際にはPentium 4の後期製品であるTejasでは2.8Ghzを達成したが、消費電力は120Wを超えることとなり、パソコン基板の熱設計上、非常に困難な結果を招いた。

これに対して、プロセス技術では常にインテルの一世代後を追いかけていたAMDは、インテルがBulkシリコンを使用するのに対し、SOI(Silicon On Insulator)ウェハを増産ラインに導入するという大きな賭けに出た。Bulkシリコンを使って微細加工をひたすら追求する(これには巨額な開発投資が伴う)インテルに対抗するために、AMDはMOSFET構造の下側に絶縁膜を形成するSOIと言われる特殊なシリコンウェハを使用した。SOIウェハは値段が高い上に、大量製品の基板材料としてはかなりデリケートなものであるが、"リーク電流を抑えながら動作周波数を上げる"、という点では効果がある。AMDは初期の130nmの製品ではかなり苦労したが、90nmへの移行のころには次第に量産ラインにうまく乗るようになっていた。

サーバーの現場では性能向上もさることながら、消費電力の低減も大きな課題となってきていたので、AMDはOpteronのマーケティング・メッセージを性能一本から、電力当たりの性能に切り替えていった。インテルはここに来てネットバースト・アーキテクチャで周波数の向上をひたすら図るという基本姿勢を見直す必要に迫られた。結局、インテルは2004年発表のTejasコアのPentium 4の発表をもってネットバースト・アーキテクチャの終息を決定した。これに続くアーキテクチャが現在まで継承されているCore(コア)アーキテクチャである。

[13] デュアルコアで花開いたK8アーキテクチャ

デュアルコアAthlon64X2登場

朝出社したら、コンシューマー・チャネル・マーケティング部のМ君が眠そうな目をこすりながら、しかしかなり興奮気味に話しかけてきた。本社から到着した新製品のサンプルの性能評価を頼んでいたのだ。多分昨晩は性能試験ラボの中で徹夜だったに違いない。日本AMDでは新製品のサンプルが到着すると、いろいろな性能評価を行いその結果をもってマーケティングの計画を練るのだ。性能評価にはもちろんインテルの競合製品との性能比較も含まれている。М君によれば、"デュアルコア、ぶっちぎりで速いっす!!。どのベンチマークでやってもインテルに完全に勝ちます!!"、ということだ。М君が今回テストしていたのはK8シリーズで初めてのデュアルコア製品であった。 後にAthlon64X2として発表されたものである。

2060とはずがたり:2017/02/06(月) 19:42:57
K8の基本設計は初めからマルチコアが念頭に置かれていた。今ではスマートフォンのCPUでさえデュアルコア(CPUコアが2つ同じチップに集積されている)になっているが、2000年の中期ではかなり先進的なものであった。

デュアルコアになると総トランジスタ数は単純に2倍になるが、チップのサイズが2倍にならないのはプロセス技術が130nmから90nmに進化したからである。このチップをAMDはコンシューマーPC用のAthlon64X2とデュアルコアOpteronのブランドで真正マルチコアチップとして大いにプロモーションした。

一方、インテルは対抗策としてPentium 4コアをMCP(Multi-Chip-Package)に封止したPentium Dをぶつけてきたが、この製品は1つのチップにCPUを2個集積するのではなく、2個の独立したCPUチップを基板の上で接続しただけのものだったので、CPU同士、あるいはCPUからキャッシュメモリにアクセスする場合にいったんCPUチップの外に出なければならないことになるのでそれだけアクセス速度のペナルティーが生じる。結果的に総合性能ではAthlon64X2の敵ではなかった。AMDの攻勢に対しインテルが苦肉の策を繰り出してきたわけである。

Athlon64X2の性能は非常に高かったので、特に秋葉原の自作派ユーザーには圧倒的な人気があった。我々はこのCPUをマルチタスキングに最適なCPUと位置づけ、ゲーム、グラフィック処理、MP3音楽編集などCPU負荷の大きいアプリケーションソフトのベンダーと組んでプロモーションを行った。…

自作派の人たちには、Athlon64X2の生産過程で不良品になったチップを当時のドイツ・ドレスデンにある主力工場からわざわざ日本に送ってもらい、それをアクリル材に封止した携帯ストラップを作成して、リテール販売の時にチップにおまけとしてつけた。これは非常に評判がよく、後になってこのストラップがネットオークションで結構いい値段で売れられているのを見た時はさすがに驚いた。

AMDにとってまさに乾坤一擲のK8アーキテクチャはその持てるポテンシャルを目いっぱいに花さかせ、AMDの業績に大きく貢献し、株価もみるみる上がって会社中がその成功に驚喜していた。

確かに王者インテルのK8への対応は完全に後手に回っていたし、やることすべてが裏目に出ていた。しかし私はその中にあって心の奥では常に一抹の不安を感じていた。インテルは必ず逆襲に来る。その時は満を持して開発した非常に革新的な新しいアーキテクチャで、一部の隙もないほどの攻勢をかけてくるに違いない。これは長年インテルを相手に戦ってきた私の確信であった。 私の予感は2008年にインテルが発表したコアアーキテクチャで現実のものとなった。

[14] インテルの逆襲

2003年のOpteronの発表以来、2006年のデュアルコア製品の発表くらいまでの3年間はK8アーキテクチャはまさに無敵であった。K8アーキテクチャはAMDのPC市場での復権と、サーバー市場への参入を可能とした点においてまさに画期的な出来事であった。しかしマイクロプロセッサの王者インテルを相手とする技術競争はそんなに甘いものではなかった。K8の快進撃にインテルの最新アーキテクチャ"Core(コア)マイクロアーキテクチャ"が立ちはだかった(インテルの正式発表は2006年の第一四半期)。それまでの深いパイプライン構造と業界随一のプロセス技術(微細加工技術)を強力に組み合わせ、ひたすら動作周波数を上げていって他を圧倒するというネットバースト・アーキテクチャの限界を悟ったインテルは、数年前からイスラエルのデザインチームに全く新しいアーキテクチャの開発を急がせていた。その結果がコア・アーキテクチャである。

以下にコア・アーキテクチャの概要を示す。

・基本設計の一番の目的を、クロック周波数自体の向上から一クロック毎の性能向上に転換。
・コンピューターとしての性能を追求しながら、消費電力の低減も追及。
・当初から複数のCPUコアを実装することを念頭に基本アーキテクチャを最適化。
・最先端微細加工技術により可能となる比較的大きい内蔵キャッシュ(6MB)を搭載、そのキャッシュをL2キャッシュとして二つのCPUコアがシェアする効率の良いキャッシュ設計。
・消費電力を少しでも抑えるためにプロセッサコアの回路ごとのパワー・マネジメントの導入。

このようなアーキテクチャを見ると、インテルは明らかにK8を研究し、それを凌ぐCPUの設計を目指していたことがわかる。この設計チームが本国アメリカではなく、本拠地がイスラエルのデザインセンターであったことも興味深い。

2061とはずがたり:2017/02/06(月) 19:43:17
インテルはコア・アーキテクチャを採用した製品を3種類リリースした、モバイル用のMerom、デスクトップ用のConroe、そしてサーバー用のWoodcrestである。通常AMDもインテルも新製品のリリースの6か月くらい前から社内で性能試験をした結果などを踏まえ、自社製品の優位性をまとめたプレゼンをお客に配り始める。もちろんNDAベースであるが、こういった情報はいろいろなチャネルから漏れてくるのが常識だ。

我々も情報を集めてOpteron、AthlonX2とインテルの新製品との性能比較に注目した。すると、どうも今回のコア・アーキテクチャはかなり出来がいいことがわかってきた。Opteronのデュアルコアの登場で、前述したスパコンへの採用などでも証明されたように、向かうところ敵なしだったK8にも強力なライバルが出現したことが明らかになった。正式な製品のリリースは6か月先とはいえ、こうした情報をすでに入手している顧客側の反応が次第に変わってきたのが感じられた。"AMDのK8ベースの将来製品はインテルのコアに本当に対抗できるのか?"、という質問をほとんどの顧客から受けるようになった。

そこで、できるだけ広く集めた情報、客の反応などを本社と共有し我々の危惧を伝えるのだが、本社は、"コア・アーキテクチャ恐れるに足らず"、の強気の姿勢を一向に変えない。この本社の態度に業を煮やした同僚は私に、"本社はOpteronの成功に酔っているのではないのか? 我々の警鐘に全く耳を貸さないというのはどういうことだ?"、と憤慨している。こういった状況は本社のマーケティングと各国の営業では日常茶飯事だ。

つまり、本社のマーケティングは"この製品はこれだけの優位性があるのだから営業がしっかりしていれば高い値段で必ず売れるはずだ"、と言い、現場を預かっている営業は、"この製品は競合に比較して優位性がないので値段を下げないと売れない"という違う立場どうしの議論だ。私の30余年にわたる営業、マーケティングの経験でこうした会話が何千回と繰り返されたことか。営業対マーケティングの議論は典型的に下記の状況のどれかで行われる。

1.営業も製品もしっかりしているので放っておいても売れる - この場合、議論は起こらず、ひたすら売りまくるだけである。
2.製品は優秀なのだが営業がだらしないので客から足元を見られている - この議論は本当に営業がしっかりしていない場合は正論だが、製品力が落ちてきている場合は果てしない議論となる。
3.営業はしっかりしているのだが、製品の競合に対する優位性が左程ない、あるいは劣っているので値段を下げでもしなければ売れない - 2. の変形だが、製品力がないのを本社が認めない場合にこの議論が起こる。本社が市場を理解しないで言っているのであれば営業の説明力が足りないのである。本社が市場を理解したうえで言っているのであれば、営業は殆どなす術がなく、営業成績でやはり責められる。

Opteronが登場したころは明らかに1. の状況であった。しかし、コア・アーキテクチャの登場を前にして状況が1. から3. へとシフトしていくのを肌で感じ取った私は、ある日、本社から来日していたマーケティングの人間を連れ出してホテルのバーで一杯やることにした。そこで私は、"本当のところはどうなんだ?"、と聞くと彼は、"コア・アーキテクチャの優秀性は本社が一番よく知っている。製品テストの結果もOpteronの強力なライバルになることを示している。しかし、我々には現在Opteronの延長でコア・アーキテクチャの進撃を封じるものはない。デュアル・コア(2コア)の次に控えるクアッド・コア(4コア)の製品が出てくるまで何とか踏ん張るしかないのだ"、という答えだった。

そのころAMD本社では初の4コア製品(コードネームBarcelona)の設計が粛々と進められていた。

…バルセロナは前回話したデュアルコアOpteronの後継機種クアッド・コア(4コア)Opteronの開発コードネームであったというだけだ。私も含めて、当時このプロジェクトに関わっていたAMDの人間には、バルセロナロはそのマンチックな響きとは相反して苦い思い出を想起させるかもしれない。

2062とはずがたり:2017/02/06(月) 19:43:52
技術の高度さが裏目に

K8コアベースのOpteronでサーバー市場に打って出たAMDは、デュアルコア(2コア)までは非常に順調に製品投入が行われ、さすがの王者インテルも前述のコア・アーキテクチャベースデュアルコアWoodcrestの投入まではAMDに押されっぱなしの状態であった。2003年のOpteron登場から少なくとも3-4年はAMDのサーバー市場、ハイエンドPC市場への進撃が続いた。AMD始まって以来、競合インテルへの技術的優位性を印象付けた素晴らしい時期であったに違いない。インテルがWoodcrestで逆襲を試みる中でも、この3-4年で築いたAMDのサーバー市場での優位性はしばらく続いたのである。とりわけ番外編で紹介した東京工業大学(東工大)のスパコンプロジェクトTSUBAMEは業界に大きなインパクトを与え、その後の他の大学のスパコンプロジェクトでAMD CPUの採用が真剣に検討され、遂には東京大学(東大)、筑波大学(筑波大)、京都大学(京大)、の3大学のスパコンにAMD Opteronが使われることとなった(我々はこれらの大学の頭文字をとってT2Kプロジェクトと呼んでいた)。東工大のTSUBAMEと大きく異なる点はメインのCPUにデュアル(2コア)ではなく クアッド・コア(4コア)のOpteron(コードネーム、バルセロナ)を採用したことだ。

デュアルコアの時もそうであったように、4コアのバルセロナは非常に野心的なプロジェクトであった。45nm/SOIの最先端プロセスで、4/8 Wayのハイエンドサーバー向けに、単一シリコンチップに4つのCPUコアを集積するという高度な技術であり、文字通りインテルの猛追を一気に振り切るポテンシャルがあった。そこで、大学スパコンの中心的存在であった東大、筑波大、京大 -T2Kは早々にバルセロナの採用を決定し、実際に大規模スパコンの構築プロジェクトを立ち上げた。T2Kのプロジェクトはそれぞれが東工大のTSUBAMEと同等、あるいはそれ以上の規模だったため、3大学のトータルの規模は非常に大きく、日本市場を預かる我々だけでなくAMD全社から注目された。しかし、バルセロナはその技術の高度さ故、最終的に出荷されるまで以下のような遅延が発生した。

1.2007年3月、AMDはバルセロナは同年8月から出荷開始と発表。
2.2007年8月、AMDはバルセロナは9月から出荷開始と訂正、少量出荷が9月から開始。
3.2007年11月、AMDはB2(B1シリコンの改訂版)にバグが発見されたという理由でバルセロナの出荷を停止。
4.2008年4月、AMDはB3(B2シリコンの改訂版)にてバルセロナの出荷再開。
この時のバグの内容について詳しくは覚えていないが、(ごく稀なケースではあるが)システムがロックアップを起こすというかなり厄介な問題で、当初はBIOSの変更などで回避しようとしたが、何しろ使われるシステムがハイエンドの高性能システムであるから、シリコンのスピン(半導体業界で増産用のシリコンのマスクに手を加えることをスピンという、一回やるごとに最低でも3-4か月の遅延が生じる)を今一度やることになりバルセロナは最終出荷までに3版のマスクが作られたわけだ。

バルセロナを待っていた世界中のお客さんは非常に困った。特に、T2Kは国家予算に裏付けられた公共プロジェクトであるから遅延は許されない。本社デザインチームも必死に頑張ったのだが、B3が出てくるまでの我々前線営業は相当なプレッシャーにさらされた。

バルセロナの遅延が大きな問題となった2007年の営業会議では、世界から集まった500人の営業を前に、当時COOのマリオ・リヴァスがステージに突然バスケットボール選手のユニフォームで現れ(マリオはプロバスケットボールの大ファン)、“ビジネスはチームワークだ!!"と叫びながら、本物のバスケットボールを営業の聴衆に次々と投げ入れ、営業が投げ返すのをしっかり受け止めるというパフォーマンスを披露して、開発、製造、マーケティング、営業の全社的結束を訴えた。

すったもんだの挙句、度重なる遅延ののちバルセロナはやっと出荷され、東大、筑波大、京大のスパコンは稼働したのだが、当時のお客様には大変な心労をかけたし、私を含めAMDの担当者にはバルセロナと聞くとこの苦い思い出が付きまとう。

バルセロナの遅延で競合インテルに挽回の機会を与えてしまったことは、その後のAMDのサーバー戦略への大きなインパクトとなったのは言うまでもない。


2063とはずがたり:2017/02/06(月) 19:44:03
[19] 日米半導体摩擦の時代

世界の半導体市場を日本勢が席巻

アメリカの大統領選挙は大方の予想に反して共和党(?)のトランプ氏が勝利した。トランプ氏は保護貿易政策の擁護者である。我々はこれから自由貿易の推進者=アメリカという図式が大きく転換して行く過程を身をもって体験することになるだろう。そこでこの閑話を書くことにした。

さかのぼること30年、アメリカの大統領は共和党のレーガン氏、日本側は中曽根総理のロン・ヤスの時代だ。私がAMDに入社した1986年頃の世界の半導体市場は現在のものとはかなり様相が違っていた。その後も業界の動きは加速的に継続され、今ではファンドリーの台頭とファブレス企業の躍進、買収・合併などにより、各半導体ブランドの世界ランキングは一様には比較できなくなってしまった。グローバル化が加速した現在の半導体市場では、そもそもその企業の国籍を問うこと自体があまり意味のないことになってしまった感があるが、本稿の資料として、1987年と2013年の世界ランキングを表にまとめてみた(ほぼ私のAMDでの勤務と重なる期間)。ここでは敢えて、販売されている半導体製品ブランドでの市場ランキングをまとめてみた(ブランドでのランキングであるのでTSMC、GFなどのファンドリーで生産されたものはこのうちのブランドに含まれている)。なぜトップ10ではなく12なのかというのはご覧の通り明らかなように、12位まで入れないと我が愛するAMDが出てこないからである。

___  1987年    2013年
ランク メーカー 国籍 メーカー 国籍
1 NEC 日本 インテル 米国
2 東芝 日本 サムスン 韓国
3 日立 日本 クアルコム 米国
4 モトローラ 米国 マイクロン 米国
5 TI 米国 ハイニックス 韓国
6 富士通 日本 東芝 日本
7 フィリップス オランダ TI 米国
8 NS 米国 ブロードコム 米国
9 三菱 日本 STマイクロ 仏伊
10 インテル 米国 ルネサス 日本
11 松下 日本 インフィニオン ドイツ
12 AMD 米国 AMD 米国
様々な統計資料を見て筆者が作成

この表からはいろいろなことが見て取れる。

2064とはずがたり:2017/02/06(月) 19:44:21
>>2045-2063
1.ここ15年くらいは、新聞記事では必ず"世界最大の半導体メーカー・インテル"、という枕詞が使われているが、私がAMDに入社した1986年当時インテルもAMDも中型規模のメーカーであった。
2.1987年で世界ランキングの金、銀、銅を占めるのはすべて日本勢である。オランダのフィリップス以外は日本か米国で占められていたのが、2013年になるとサムスン、ハイニックスなどの韓国勢の躍進が目立つ。かつて世界市場を席巻した日本勢は大きく後退している。
3.企業買収・合併が進んだおかげでブランド自体が新しいものに変わっている。よく日本の銀行の名前を"XXはXXとXXが一緒になったあれですよ"、などと説明しないと分からなくなるのと非常に似ている。

今年(2016年)のランキングは来年2-3月に発表されるが、また大きく変わっていることは確かだ。

日米半導体摩擦勃発、政府間の貿易問題に発展

今では考えられないことだが、半導体は日米貿易の大きな課題となっていた。もともと米国発祥のビジネスである半導体(このあたりの経緯については過去の私の記事「シリコンバレー企業の系譜」を参照されたい)はその後のコンピューター機器の発達、電子機器のコンシューマー化の波に乗り、市場が飛躍的に成長しアメリカの貿易品目の中で重要度をどんどん上げていった。また、半導体製品は軍用機器のキーパーツであったので、その主導権をどこが握るかというのは国家安全保障上大きな問題でもある。上のランキングでもわかるように1986年当時はアメリカベースのメーカーは日本勢にどんどん押されて、その首位の座を奪われてしまった。これには大きく分けて次の要因があったと私は思っている。

日本の半導体メーカーの優秀なエンジニアがメモリ製品を中心に微細加工と高品質を極め、アメリカ勢を上回る製造技術を確立した。アメリカ勢は日本メーカーの技術力を見くびっていた。
日本の半導体メーカーはその世界戦略として、コスト以下の価格でDRAM、EPROM製品を販売することにより(ダンピング)世界市場を掌握しようとした。
日本の半導体メーカーはNEC、富士通、日立、三菱、東芝などの垂直統合型の総合電機メーカーの半導体部門であり、半導体を使うコンピューター、周辺機器、テレコム製品、CDプレーヤー、ブラウン管テレビ、VTRなどエンド製品の市場も抑えていたので安定した成長を享受できた。結果、米国半導体製品の日本市場での市場シェアは他国と比べて著しく低い5%レベルで低迷した。


半導体の世界市場その後

その後の半導体市場は皆様がご存知の通り、未だにローラー・コースター状態である。結局日米半導体摩擦問題は1992年に米国系のシェアが20%に達し収束した。その最大の原因は、かつてコンシューマー電子機器市場で世界市場を席巻していた日本製品が世界市場での競争力をなくしたからである。急速なデジタル化に伴い、パソコンなどが登場し、世界標準に乗り遅れた日本勢が製品に使われる半導体の主導権を米国、韓国勢に明け渡した結果であろう。 今後の電子立国日本の再起を期待するものである。

2065とはずがたり:2017/02/10(金) 12:41:11
http://192.168.2.1/
admin
admin
SSID:b-mobile4G WiFi3 ******
IMEI:下8桁

2066とはずがたり:2017/02/10(金) 14:10:41
購入♪使い方が解らん(;´Д`)

ASUS ZenPad 8.0
https://www.asus.com/jp/Tablets/ASUS_ZenPad_80_Z380KL/

OS
AndroidTM 5.0
表示機能
8型 、LEDバックライト 1,280×800ドット(WXGA)
IPS液晶
ゴリラガラス使用
アンチフィンガー プリント加工
フルラミネーションディスプレイ
対応CPU
QualcommR Snapdragon? 410
対応メモリ
2GB
グラフィックス機能
Adreno 306
ストレージ機能
eMCP:16GB
ASUS WebStorageサービス:5GB(永久無料版)
Googleドライブ:100GB (2年間無料版)
対応Wi-Fi規格
2G :
EDGE/GSM :
850/900/1800/1900
3G :WCDMA :
800(6)/900(8)/1700(9)/2100(1)
4G:
LTE:
800(18)/800(19)/850(26)/900(8)/1800(3)/1700(9)/2100(1)/2600(41)
無線機能
IEEE 802.11b/g/n
Bluetooth V4.1
カメラ機能
200 万画素Webカメラ(前面)
800 万画素Webカメラ(背面)
インターフェース
USBポート: microUSB×1、USB(pogoピン)×1
SIMカードスロット: microSIMスロット×1
カードリーダー: microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード
オーディオ: マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
搭載センサー
GPS(GLONASSサポート)、加速度センサ、光センサ、電子コンパス、磁気センサ、近接センサ
本体カラー
ブラック,ホワイト,シルバー
サイズ
209 ×123 ×8.5 mm
質量
350 g
その他
ASUS ZenPad 8.0 (Z380KL)の製品仕様の詳細はこちら(PDF)をご確認下さい。

2067とはずがたり:2017/02/10(金) 20:20:04
Zenはデザリングも出来るみたいだしSIMもmicroSIMだしb-mobileの通信機として使えないかな!?

2068とはずがたり:2017/02/10(金) 20:29:35
電波のアンテナは立った!!接続は試してないけど。

後はmicroSDXCカードだな〜。

2069とはずがたり:2017/02/10(金) 20:33:20

今のところ最大は200GBかな?
https://www.amazon.co.jp/MicroSDXC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-SanDisk-Premium-Class10-SDXC%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E4%BB%98/dp/B00V62XBQQ/ref=sr_1_14?ie=UTF8&amp;qid=1486726336&amp;sr=8-14&amp;keywords=microsdxc+%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89

2070とはずがたり:2017/02/10(金) 20:39:20
神戸から生駒迄下道をナビ使ってきたけど結構電池食うな。。

2071とはずがたり:2017/02/11(土) 22:50:30
ただsimカード入れただけではダメでAPN設定をする必要があるのか!?

SUS ZenPad8.0(Z380KL)の開封の儀と使った感想&レビュー、SIMカードの入れ方
http://tel03.com/tablet/zenpad8-z380kl01/
2015/10/31 2016/5/9

最初からかなり多くのAPN設定がされています。

該当のAPN設定があっても古くなっている場合もあるので内容を確認することをおすすめします。また絶対に使わないと思うAPN設定は削除した方が動作が安定するので不要なものは削除してくださいね。

2072とはずがたり:2017/02/11(土) 23:06:11
ASUS ZenPad 8.0 【Z380KL】 ネットワーク設定手順
https://support.mineo.jp/manual/network_setup/zenpad8_0.html

で,我がb-mobile WiFi3は対応してないのかな??→b-mobile 4Gだったんでbmobile.ne.jp/bmobile@4g/bmobile/PAPまたはCHAPで行けた!!!!!

APN設定一覧
http://www.bmobile.ne.jp/devices/apn_setting.html

2073とはずがたり:2017/02/11(土) 23:19:15
あとはデザリングなんだけどb-mobileの方で対応してないのか?
タブレットから4G経由でネットは接続出来るけどデザリングが出来ない

2074とはずがたり:2017/02/11(土) 23:19:40
これはauの画面だが
https://www.au.com/support/faq/view.k1482028532/

2075とはずがたり:2017/02/11(土) 23:26:11
おお,YOGAからは行けた!!
となると問題はガラホの方にありか??

2076とはずがたり:2017/02/11(土) 23:26:56
なんか鈍そうだが・・・。

2077とは:2017/02/11(土) 23:29:14
行けた!!

2078とはずがたり:2017/02/11(土) 23:36:21
WiFIと4Gの切り替えがもっとスムーズに行ければ良いのにぃ

2079とはずがたり:2017/02/12(日) 14:05:49
■2chMateを使いこなそう 外部板登録編
https://www43.atwiki.jp/android2chbrowser/pages/44.html
代表的な登録可能板
ウェブページ 登録板 2chMateで「URLを指定して開く」際のURL
したらば掲示板 したらば掲示板全般が登録できるようです http://jbbs.shitaraba.net/カテゴリ/番地/

2080とはずがたり:2017/02/12(日) 14:11:52
いけた!

2081とはずがたり:2017/02/12(日) 14:20:24
めちゃくちゃ使いにくいわ

2082とはずがたり:2017/02/14(火) 18:51:38
“よくあるファイル命名ルール”でデータ消失の危機?
http://www.excite.co.jp/News/it_biz/20170214/Itmedia_enterprise_20170214056.html
ITmedia エンタープライズ 2017年2月14日 13時00分 (2017年2月14日 13時55分 更新)

GitLab.comが誤って本番データを失ったことをTwitterで報告

 「他山の石、以て玉を攻むべし」――。誰かの失敗も、自分の糧にすることができます。先日起きた事件は、さまざまな教訓を与えてくれました。

 2017年1月31日、プログラムのソースコードを管理するサービス「GitLab.com」で、管理作業中に誤って本番データベースを削除してしまうトラブルが発生しました。

 サービスの根幹部分が消えてしまい、複数のバックアップを取っていたはずが、そのほとんどが復旧には使えず、たまたま取っていたデータのおかげで、丸2日後に復旧できたというのです。

 この大きなトラブルはGitLabの優秀なエンジニアにより、その復旧作業が逐一「ネットで生中継」され、世界からはサービス停止の苦言よりも「頑張れ」という声が飛び交っていたようです。その詳細は、Publickeyなどでも記事になっていますので、エンジニアや情報システム部の方はぜひ参考にしてください。

●“安易なファイル命名ルール”が致命傷に?

 この事件で私が一番気になったのは、「バックアップが取られていたのに使えなかった」ことでも、「生中継が行われた」ことでもありません。トラブルの経過報告も詳細なリポートも素晴らしいと思います。バックアップの重要性は言わずもがなです。

 エンジニアじゃなくても、情報システム部の人じゃなくても、この事件が「他山の石」となりそうなポイントは、「命名規則」です。今回のリポートには、下記のような一文があり、これはまさに、本トラブルが致命的になった瞬間です。

4. 2017/01/31 23:00-ish

1. YP thinks that perhaps pg_basebackup is being super pedantic about there being an empty data directory, decides to remove the directory. After a second or two he notices he ran it on db1.cluster.gitlab.com, instead of db2.cluster.gitlab.com

(GitLab.com Database Incidentより引用)

 GitLabのエンジニア、YP氏はバックアップ環境「db2.cluster.gitlab.com」だと思って削除作業をしたところ、実際は「db1.cluster.gitlab.com」、つまり本番環境に対して削除作業をしてしまっていたのです。

 気になるのはその名前。「1」「2」しか違いません。エンジニアの作業的に、これが本トラブルの原因であるとは思いませんが、私たちは、ドキュメントやスプレッドシートに対してこういう名称を付けがちで、それがトラブルの原因になることが多いような気がします。

 Office文書を作成してなにかの作業を行っていたとき、ちょっとしたバックアップのつもりでファイル名の頭に「新」と付けたり「最新」と付けたり、末尾に「2」「3」「4」……と連番を付けたり。そしてその作業を引き継いだ人が、本当は最新ではない「最新」ファイルに対して作業をしてしまって……という話はよくあります。

 それを考えると、遠隔操作をする可能性があるもの、例えばグループで管理するファイル群などは、連番を使わないなどの「命名規約」をあらかじめ作っておくことがトラブル防止の1つのアイデアなのかもしれません。もちろん、新、最新、真、最終……といった修飾語も。

 振り返ってみると、大学時代や新入社員のころに知り合ったシステム管理者はみな、サーバを連番ではなく、惑星の名前などで統一していたのを思い出します。きっと夜空が大好きか、それともセーラー戦士なのか……。

 こういった名称規則をあらかじめ作っておくことは、トラブル防止に役立つだけでなく、ちょっとした気分転換になるかもしれませんね。ちなみに計算機の命名規約についてはRFC 1178でも触れていますので、迷ったときはこちらをどうぞ。

2086とはずがたり:2017/02/21(火) 21:36:45
九十九機だけどReal Player這入ってなかった。今更ながら入れた。

2088とはずがたり:2017/02/22(水) 22:57:06
東芝半導体、アップルが出資に関心
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170222-00010000-newswitch-ind
ニュースイッチ 2/22(水) 8:46配信

 東芝が、分社して設立する半導体メモリー新会社への出資に米アップルが関心を示していることが明かになった。メモリー新会社への出資には、協業関係にある米ウエスタンデジタル(WD)や、同業の米マイクロン・テクノロジーのほか、米マイクロソフトが意欲を示している。実現すれば、メモリー業界の日米連合で、首位の韓国サムスン電子に対抗する構図となる。

 アップルなど米企業は「DRAMでサムスンが支配的地位を築いたことを快く思っていない」(業界関係者)。そのため東芝のメモリー新会社への出資は、DRAM業界と同じことがNANDメモリーで起きないようにする「防衛の意味合いもある」(同)という。

 現時点で東芝は新会社株式の3分の1超を保有し、8000億円規模の資金を調達する一方で経営の主導権を確保したい考え。売却する株式も複数社に割り当て、各社の経営への関与を抑えたい意向だ。取引銀行にはメモリー新会社株の完全売却を求める声もあり、両者の協議は難航するとみられる。

 出資企業にとって新会社の経営に深く関与できず、この点では魅力は低い。一方、売却比率の引き上げで「ガバナンスに不安を抱える東芝の影響力が弱くなる点はプラス」(金融筋)。また「純投資であっても“うま味”が増した」(同)ことから意欲的な企業が増えている。

東芝、3月中に半導体事業の再入札実施へ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170222-00000000-jnn-bus_all
TBS系(JNN) 2/22(水) 0:18配信

 深刻な経営難に陥っている東芝。稼ぎ頭の半導体事業の売却に向け、来月中に再入札開始です。

 東芝は、半導体事業の売却割合を過半数以上に引き上げるため、3月中に改めて入札を実施する方針を固めたことが、JNNの取材でわかりました。

 いったんは売却割合を20%未満に抑える方針のもとで入札を行い、10社余りが参加していましたが、債務超過を解消し、財務状況を改善させるには、巨額の売却益が必要と判断。改めて入札を行い、1兆円以上の資金を調達したい考えです。(21日23:41)
最終更新:2/22(水) 13:07TBS News i

東芝、半導体売却で1兆円以上調達へ 主導権手放す可能性も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170221-00000501-san-bus_all
産経新聞 2/21(火) 8:27配信

 経営再建中の東芝が、分社する半導体事業の株式売却を通じて1兆円以上の資金を調達する方向で調整していることが20日、分かった。債務超過状態にある財務状況を抜本的に改善するためで、新会社の株式の売却は過半になるのが確実な情勢となった。売却条件に従業員の雇用維持や国内での生産・開発の維持を求める。売却時期は平成29年度中を想定する。24日にも再入札の手続きを開始する。

 1兆円以上の資金を調達すると、新会社の経営の主導権を手放す可能性も出てくる。それでも、「東芝の信用不安を払拭するのが優先で、やむを得ない」(幹部)とし、できるだけ多くの資金を調達し経営危機を乗り切る方針だ。

 分社する半導体の主力製品「フラッシュメモリー」の新会社の価値は1兆5千億円規模と試算されており、1兆円以上を資金調達するには3分の2以上の株式を売却する計算になる。

 買い手には当初、生産で協業する米ハードディスク大手ウエスタン・デジタルや米半導体大手マイクロン・テクノロジー、複数の欧米系ファンドなどが名乗りを上げていた。東芝は再入札に向けて、当初の入札で参加を見送った企業などにも声をかける。米アップルやマイクロソフトなどが関心を示しているとの見方もあり、東芝幹部は「有力な顧客が意欲を示している」としている。

 また、雇用や生産の維持を条件に求めることで、外資系企業やファンドが経営権を握っても、大幅な合理化が行われるのを抑えたい考えだ。

2089とはずがたり:2017/02/23(木) 15:33:55
後は致命的なエラッタが後から発見されない事を祈るのみだな。。

2017年02月23日 11時44分00秒
Intelの半額以下で同等以上の性能のAMD「Ryzen 7」が正式に発表される
http://gigazine.net/news/20170223-amd-ryzen-7-release/

AMDが次世代CPU「Ryzen 7」シリーズの発表会をサンフランシスコで行い、スペックや価格、発売日を発表しました。

Ryzenはコアを拡張するのではなくゼロから設計され、開発に4年という年月がかけられた次世代CPUシリーズ。

次世代マイクロアーキテクチャ「Zen」の開発時に「Instruction-per-Clock(IPC:1クロックあたりに実行可能な命令数)」を従来のAMDのCPUから「40%」も上げる目標を設定したとのこと。スー氏によれば、この目標に対して懐疑的な意見があったそうです。しかし、Ryzenでは何と目標よりも高い「52%」を実現しました。

発表会では8コア16スレッドのRyzen 7の3モデルが発表されました。最初に披露されたのは、メインストリームとなる「Ryzen 7 1700X」

「Ryzen 7 1700X」はベース周波数が3.4GHzで、ブースト周波数が3.8GHz、TDP(熱設計消費電力)が95W。

続いてフラッグシップモデルの「Ryzen 7 1800X」。ベース周波数は3.6GHzですが……

ブースト周波数は驚異の4.0GHzとなっています。

最後は8コア/16スレッドにもかかわらずTDPが65Wの「Ryzen 7 1700」で、ベース周波数は3.0GHzでブースト周波数は3.7GHz。Intelのメインストリーム向けトップモデルの「Core i7 7700K」よりパフォーマンスは46%も上回っています。

AMDが次世代CPU「Ryzen 7」ファミリを3月2日から発売
〜最上位のRyzen 7 1800Xで59,800円
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/1045797.html
後藤 弘茂 (Hiroshige Goto)2017年2月23日 01:27

 AMDは、次世代CPU「Ryzen 7」シリーズを3月2日に発売する。同社は、米サンフランシスコで開催した発表会で、Ryzenの製品概要を明らかにした。最もハイパフォーマンスな「Ryzen 7 1800X」は8コア16スレッドで、ベース3.6GHz、ブースト4GHzで価格は米499ドル、日本は59,800円、TDP(Thermal Design Power:熱設計消費電力)は95W。IntelのCore i7 6900K(8コア16スレッド、3.2GHz/3.7GHz、140W)に対抗できる高性能のCPUを、半額程度で投入する。

西川善司の3DGE:AMDの新世代CPU「Ryzen 7」は北米時間3月2日発売決定。8コア16スレッドの最上位モデル「Ryzen 7 1800X」は499ドルに
http://www.4gamer.net/games/300/G030061/20170222155/

西川善司の3DGE:AMDの次世代CPU,製品名は「Ryzen」に決定! 性能向上を支える5つの要素も明らかに
ライター:西川善司
http://www.4gamer.net/games/300/G030061/20161212106/
 2016年12月14日6:00,AMDは,「Zen」マイクロアーキテクチャに基づく次世代CPUで,開発コードネーム「Summit Ridge」(サミットリッジ)として予告されてきたデスクトップPC向けプロセッサの製品名が「Ryzen」(ライゼン)になることを発表した。

2090とはずがたり:2017/02/23(木) 16:40:17
Ryzenでゴリゴリうごく奴欲しいと思ってる傍から節操ないけどこっちもいい!(・∀・)
デュアルモニタに対応して欲しいなあ。無理かw
でも5V2Aと10Wで動くのはなかなか魅力的だ♪

http://sp.chip1stop.com/raspberry-pi3-modelb/?utm_source=google&amp;utm_medium=cpc&amp;utm_campaign=JP_GDN_%E8%A3%BD%E5%93%81_JP_GDN_RasPi3_RSP-deli300x250.gif622877179&amp;gclid=CN2x-7HYpdICFdUDKgodjwQMEg
型番名:Raspberry Pi3 ModelB
メーカ:Raspberry PiR
分類:シングルボードコンピュータ
販売価格:4,500円 最安値に挑戦中!

2091とはずがたり:2017/02/24(金) 02:29:01

なんで警察官志望の心理学専攻の女の子が富士通に熱意を持って入社希望になったんかが書いてないから画竜点睛を欠くなあ。

文系出身「子育てママSE」が活躍! 富士通の女性が働きやすい環境づくり
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170223/E1485930967787.html
エキサイト 2017年2月23日 15時00分 (2017年2月24日 01時46分 更新)

クラウド、AI、ビッグデータ、IoT、セキュリティ、サイバーフィジカルシステム、インダストリー4.0……ICT業界に求められるソリューションが多様化する中で、「shaping tomorrow with you」をブランドプロミスとして掲げ、ICTの力を通じてお客様・社会の豊かな未来創造に貢献したいという想いを持つ富士通にかけられている社会的期待は大きい。その期待に応えるべく、進化の歩みを止めない富士通には、「個人の挑戦」を絶えず後押しする企業風土がありました。

■「挑戦したいと考える人にはチャンスがある」を地でいく企業

就職活動中、さまざまな企業説明会などで「挑戦したい人にはチャンスがある」というようなフレーズを耳にすることがあると思います。それを地でいくような企業が富士通だと、入社10年目の私は実感しています。

私は、今でこそSEとしてキャリアを積んでいますが実は、もともと警察官志望の心理学専攻の学生でした。バリバリの文系です(笑)。当時、富士通という会社名は知っていても、パソコンや携帯電話を作っているだろう、ぐらいの浅い認識でした。しかし富士通の本質は当時からインテグレーションサービス。文系出身で、なおかつ本当の会社の姿を知らない私が採用されたのは、ただただ私の熱意を評価してくれたからだと思っています。「入社までに勉強してきます!」と熱く伝え、実際に勉強を重ねました。そして、入社してからもそれは変わりません。

振り返ってみて、文系出身の私でもSEとして仕事ができるようになったのは手厚い研修があったからです。当時は入社してすぐに5ヶ月間の研修がありました。最初の3ヶ月は社会人として基礎力をあげ、次の2ヶ月は営業とSEに分かれて勉強しました。そのため配属後はスムーズに業務に入っていくことができました。

配属後も「ものづくり研修」として1年間、プロジェクトの現場でプログラムを開発する機会がありました。「システムの品質を見極めるためには、システムを作らないとわからない」という会社の考えから、配属されてすぐにシステムの一部を作ることに携わることができたのです。

その後、システム開発を経て、利用者のマニュアル作成などを手がけ、入社4年目でプロジェクトのサブリーダーを任されるまでになりました。女性が少ない職場で、決して女性優位ではありませんでしたが、きちんと取り組み続ければ男女関係なく評価されるというのは当時から変わりません。

■文系出身だからこそお客さまの「わからない」がわかる

SEと聞くと、どうしても理系とか、男性というイメージが強いかもしれません。しかし、クライアントのニーズと開発者へのリクエストをつなぐパイプ役として、ときに板挟みの中で、女性が力を発揮しやすい調整能力が求められるのを感じています。
また「Quality(品質)」「Cost(費用)」「Delivery(納期)」の3つ、「QCD」が富士通に求められる要素です。それぞれをバランスよく保つための感覚も、女性ならではの力を発揮しやすい部分だと思っています。

SEは、とかくパソコンの前に座ってシステム開発するイメージが持たれがちですが、それだけではありません。実際に私が文系的なセンスが活かせたと思うのは、プロジェクトのサブリーダーとしてお客様への報告用文書の作成や実際に報告を行っていた時かと感じています。特に富士通のSEはパソコンに向かって開発するだけではなく、お客様から要望をヒアリングしたり、開発者と課題解決に向けた協議をしたりと、人と関わる仕事が大変多いです。システムがいくら技術的に優れていても、使う人がきちんと理解できなければ、いい製品とはいえない。理系出身でもともとSEとしての素地がある人には、「何がわからないのかわからない」ことがあるかもしれませんが、私にはお客さまの「わからない」部分がわかります。そこは文系出身の強み(笑)

2092とはずがたり:2017/02/24(金) 02:29:21
>>2091-2092
私が担当している官公庁のシステムのエンドユーザーは公務員であり、いうなれば、その先にいる国民のみなさんです。老若男女含めて「富士通はいい製品を作っている」と思っていただくために、文系出身だったり、女性だったり、ともするとネガティブに取られかねない要素が強みに変わります。

■産休取得に好意的な雰囲気

私が入社した時、配属職場の女性の割合は5%程度でした。しかし、一番近い女性の先輩が育休中で、当時から結婚、出産、育児がキャリアの障壁になるような風土はありませんでした。もちろん、数が少ないので、誰もが産休や育休を深く理解しているという感じではありませんでしたが、決して産休や育休が取りにくい雰囲気はありませんでした。

私は、プロジェクトのサブリーダーを任されたあと、その経験を踏まえて、既存システムの保守運用業務を担うようになりました。保守運用は、トラブルがあったときにシステムが止まらないように、また止まってしまったときにはすぐに復旧できるように、事前にトラブルになるようなタネがないかを探し出すなど、緊張感が必要とされる業務でした。26歳から28歳になる頃までの数年は、振り返ってみるとハードな働き方をしていたかもしれません。その後、28歳で結婚をし、29歳で出産をしました。

妊娠したことを報告したとき、産休取得に好意的な雰囲気だったのを今でも昨日のことのように覚えています。そのくせ、私は実のところ、育休後の復職は決めていなかったのです(笑)。何せ、出産は人生初。産後、どのようになるのかが全くわからなかったので、自分の人生マップはニュートラルな白紙でした。実際に出産してみたら、子どもが可愛くて愛おしくて、子どもといる時間の幸せをしみじみと感じたのです。しかし一方で、富士通に入れたのだからココで仕事を辞めたらもったいないという思いも持っていました。そこで、一度は復職してみようと思ったのです。

■仕事と育児の両輪で「孤育て」にならない


保育園がすぐに決まらなかったので、結果的に育休&産休を含めて2年2ヶ月、現場から離れていましたが、その間、上司が月1ペースで連絡をくれ、先輩ママ社員はママ友として子どもを交えて遊んでくれました。グループ会社のママを対象にした育休社員向けの研修も用意されていたので、休んでいる間も会社と常につながっている感じがしました。

今は9時から16時の時短で働いていますが、仕事を辞めなくて、富士通を辞めなくて良かった、と心から思っています。もしも専業主婦になっていたら、子どもがいくら可愛いとはいえ、きっと「孤育て」でストレスが溜まっていたと思うから。富士通の社員として、というより前に、一人の人間として、仕事と育児の両輪を持っているのは、いいことだと感じています。仕事上で感じたストレスは子どもとの時間で自然と癒されるし、子どもとの時間で生まれたイライラは、富士通の企業人として仕事をする時間を確保することで癒されていく。そんな風に感じています。

富士通では、育休後は元の部署に戻ることが基本的な考え方であり、それも復職しやすかった理由の一つです。気心が知れた仲間がいる、信頼を築いてきたお客さまがいる。イチからではなく、いい意味で慣れた環境が用意されているというのは、大きな安心感につながりました。

■大きな組織だからこそ、チャレンジできる

今、私は「ママSE」として技術力を磨いていきたいと思う一方で、SE経験を踏まえて教育支援をしたり、育休産休を経て復職した経験から復職支援をしたり、一歩ずつキャリアアップしてきた自身の経験を元にキャリア支援をしたり、SEの現場がわかっているからこそ、それを他部署とつなぐコミュニケーション支援をしたり、新たな分野にもチャレンジしてみたいと思うようになりました。富士通という大きな企業だからこそ、「SEしかできない」のではなく、様々なことにチャレンジしていくことができると感じています。

結婚、出産、育児……とライフステージが変わり、その影響を受けやすい女性でも、挑戦したいと思っている人ならば富士通の中にさまざまなチャンスがあります。

取材協力:富士通
女性が輝く企業TOPページへ

2093とはずがたり:2017/02/28(火) 00:09:10
FLVやmp4動画を無劣化で別形式に変換できるフリーソフト: HugFlash
http://freesoft.tvbok.com/freesoft/encode/flv-mp4-convert.html


FLVをMP3に変換
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daikan0630さん2011/5/1417:50:35
FLVをMP3に変換
FLVの動画ファイルをMP3に変換できて、音質が劣化しないフリーソフトを探しているんですけど、何かいいものありますかね?

ちなみにWindows7 です

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閲覧数:26,630 回答数:6 お礼:250枚 違反報告
ベストアンサーに選ばれた回答
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yaakonnbannwaさん 編集あり2011/5/1418:40:38
『HugFlash』で、MP3を抽出
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se326509.html
http://www.paw.hi-ho.ne.jp/milbesos/apldl.shtml
画像や音声、そしてビデオファイルを抽出

Hugflashを起動し、SOUND以外のチェックを全て外した後、
目的の動画ファイルをHugflashのウィンドウにドラッグ&ドロップすれば、
すぐにmp3ファイルが作成されます
変換でなく、抽出なので、劣化がありません。

ただし
Windows7の動作確認はしていません。

2094とはずがたり:2017/03/07(火) 13:46:51
クソだなAndroid..
>そこで気になるのがスクリーンショットの保存先変更。
>これについてですが結論から言うと変更できません。

Androidスマホのスクリーンショット保存先はどこ?変更できる?
http://android-fans.com/screenshot-basyo-972
2015/4/3

どうも、やまうーです^^

今回はスクリーンショットに関する記事です。
前の記事でスクリーンショットの撮り方を紹介しました。

Androidスマホのスクリーンショットのやり方
Androidスマホのスクリーンショットのやり方
どうも、やまうーです^^みなさんはスクリーンショットをご存知ですか? スクリーンショットとはスマホに表示されている...
ファビコンandroid-fans.comはてブ数
?

撮り方は分かったけど、どこに保存されたのかわからない。
っていう人もいるかと思います。
結構スクリーンショットは利用していても保存先まではわからないですよね。

私もこのブログを始めて、スクリーンショットを撮る機会が増えました。
スマホで撮ったスクリーンショットをパソコンに移したいけど・・・
スクリーンショットの保存先どこだよ^^;みたいなことに。

というわけで、スクリーンショットの保存先を紹介します。

スクリーンショットの保存先

Androidスマホで撮ったスクリーンショットの保存先は以下です。
Pictures→Screenshotsの中です。

パソコンで見るとこんなかんじ。
(画像略)

スクリーンショットの保存先を変更したい!

そこで気になるのがスクリーンショットの保存先変更。
これについてですが結論から言うと変更できません。
Androidのシステム的に変更できないようになっています。

最初からSDカードに保存するなんてことは出来ないようです。
残念!!
できたら便利なんですけどねぇ。

Googleさん開発お願いします!

2095とはずがたり:2017/03/08(水) 14:35:30
2017.3.8 09:14
【トランプ政権】
中国企業に罰金1360億円 イランや北朝鮮に通信機器を違法に輸出 「国益守る」とロス商務長官
http://www.sankei.com/economy/news/170308/ecn1703080005-n1.html

 【ワシントン=小雲規生】米商務省は7日、中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)がイランと北朝鮮に通信機器を違法に輸出したことを認め、合計11億9千万ドル(約1360億円)の罰金を支払うことに合意したと発表した。安全保障や高度産業技術の輸出規制に基づく罰金額では過去最大規模だとしている。

 商務省によると、ZTEは2010年1月から16年4月にかけて、安全保障上の理由からイランへの輸出が禁止されているルーターなどの通信機器をイラン企業に売却。北朝鮮に対しても違法と知りながら、283回にわたって通信機器を輸出した。

 商務省は問題が発覚した12年からZTEの米国法人などへの捜査を開始。ZTEは違反を認めていなかったが、商務省は16年3月に米国企業に対してZTEとの取引に際しては特別な認可を取得するよう義務づけ、ZTEに圧力をかけていた。商務省は今回の合意を受けて、認可取得の義務化を取り下げる。ロス商務長官は「商務省の権限を使って米国の国益を精力的に守っていく」としている。

ZTEは米国で格安スマートフォンを展開しており、アップル、サムスン電子、LG電子に次ぐ、約11%のシェアがある。ロイター通信によると、ZTEの製品で使われる部品の25〜30%は米国製で、商務省との対立が経営上の不安要素となっていた。

2096とはずがたり:2017/03/09(木) 17:40:39

コンピューター → LaTeX → 文書作成 → 箇条書き
http://www.akita-nct.jp/yamamoto/comp/latex/make_doc/item/item.php

2097とはずがたり:2017/03/09(木) 18:58:11
ルノー日産三菱自みたいに鴻海シャープ東芝になるかな!?

<東芝>「主力工場存続」が条件 半導体入札
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20170309k0000m020165000c.html
01:28毎日新聞

<東芝>「主力工場存続」が条件 半導体入札
東芝本社=東京都港区芝浦で2017年1月20日、本社ヘリから
(毎日新聞)
 経営再建中の東芝が、半導体事業売却のため月内に実施する入札の全容が8日判明した。国内の雇用維持を念頭に、主力の四日市工場(三重県四日市市)を買収後も活用することを入札参加の条件とし、中国などへの技術流出を防ぐため、買収資金の出し手を明示することも求めている。

 東芝が入札参加企業向けに作成した資料を、毎日新聞が入手した。資料によると、東芝は売却先選定の基本方針を「四日市工場などを活用し、成長と競争力強化を追求するためのパートナーを選ぶ」と明記。入札参加企業に対し、生産・研究開発拠点の立地と、現在の従業員の雇用についての計画を示すよう求めた。また、買収資金の出し手の明示に加え、転売の計画を明らかにすることも要求。東芝の半導体技術については中国などへの流出を懸念する声が強く、買収後の転売に一定の制約を課した形だ。

 また、資料は2017年度から3年間で半導体事業に1・2兆円の投資を行う計画も提示。売上高が16?21年度にかけて約2倍の1兆8059億円に拡大するとし、企業価値の高さをアピールした。

 1次入札を29日に締め切り、5月中旬の売却先企業選定を目指す。東芝は米原発事業の巨額損失で17年3月末に債務超過に陥る見込みで、1年以内に解消しなければ東京証券取引所の上場が廃止される。このため、遅くとも18年3月末までに買収手続きを終えることも求めている。【坂井隆之】

2098とはずがたり:2017/03/12(日) 13:27:10
レノボと統合しても、富士通のパソコン工場が国内で生き残れる理由
http://news.goo.ne.jp/article/newswitch/business/newswitch-8257
03月11日 08:00ニュースイッチ

 島根富士通(島根県出雲市、宇佐美隆一社長)は、IoT(モノのインターネット)技術を活用し、パソコンの生産革新に取り組んでいる。2016年度から、作業映像の分析や修理工程の見える化を始めた。同社の工場は混流生産や顧客ごとのカスタマイズ対応といった生産技術で先進的な手法を採用しており、多くの見学者が参考にしようと訪れる。今後、IoTや自動化を推進し、さらに進化させる。

 「1000回に1回、あるいは5000回に1回起きる不具合の要因を突き止めたい」と、品質保証部の高橋正志部長は話す。16年度上期から、組み立て工程の作業映像と試験記録(ログ)を相関分析する仕組みを導入した。

 不具合との関係が予想される工程を監視カメラで撮影し、大量のデータを分析することで、要因を見つける。ごくまれな不具合の要因は、人が生産ラインを観察するだけでは発見しにくいためだ。

 要因を見つけ、費用対効果を考慮して対策や不具合防止技術を導入するほか、製品の技術開発にも反映させる。

 また米インテルと協業し、不具合を修理している製品が工場内のどこにあるか迅速に把握できるようにした。修理中の製品のうち、出発時刻の早いトラックに載せる製品を優先的に修理して、定刻運行に間に合わせる。出荷の遅延を少なくすることで、輸送コストを従来に比べて30%削減できたという。

 ロボットによる組み立ての自動化も少しずつ広げている。最初はネジ締めやゴム足の貼り付け作業が中心だったが、力覚センサーをロボットに搭載して板金組み付けや基板のはめ込みもできるようになった。

 「基板をスライドさせて、カチッとはめ込むのは、従来のロボットでは難しかった」(高橋部長)という。新製品ごとにロボットのプログラムを書き換えなければならないため、費用対効果を精査して自動化の範囲を拡大する。

 他にも多様な生産革新に取り組んでいる。例えば組み立てラインでは、タブレット端末とノートパソコンを交互に流して作業している。組み立て時間の違う製品も交互に流せば、コンベヤーの速度を一定にできるからだ。

製品ごとにまとめて流すと、コンベヤー速度の切り替えに時間が必要になり、余計に時間がかかってしまう。「多品種少量生産への対応だけでなく、生産効率化にもつながる」(同)としており“攻めの混流生産”と位置付けて積極的に進める考えだ。

 一方で、富士通は中国レノボとパソコン部門の統合を協議中で、生産拠点の先行きも注目されている。パソコン事業会社の富士通クライアントコンピューティング(川崎市中原区)の齋藤邦彰社長は「匠(たくみ)の技がお客さまに受け入れられれば続けたい」と生産拠点の意義を強調し、存続を求める。

 島根富士通は世界の競争で勝ち残り、先進的な工場として機能し続けるため、今後も匠の技に磨きをかける。
(文=梶原洵子)


【ファシリテーターのコメント】
明 豊
 パソコンなど日本で消費するデジタル機器は国内で生産する方がキャッシュフローの回転率が高い。日本の人的資源は限られてくるが、生産性を上げる余地は果てしなくある。ポイントは『流れ改善』。世界企業でもインバウンドのSCMができていないところも多い。工場の中の加工時間はごくわずかで、消費者が使ってくれるまでのサイクルで無駄をいかに減らしていくかだ。これからモノの売り方によって製造手法も大きく変わる。スマホは大量頒布が前提で需要に応じて作る製品ではない。
 日本のモノづくりが進化するキーワードは機能集約だろう。うまくいっているところは本社に頼らず、工場自らが営業し設計受注して仕事をとっている。製造現場に製品・設備などの設計人員が同居し、技術営業も一緒だったりする。自社にどういう力があるかも理解して意思決定できるのが機能集約の利点。なので事業部長級は最前線に置くべきだろう。
 賃金の安い工場が強い工場ではない。弱い海外工場にすべてを移管し、国内を閉鎖するのは愚の骨頂。

2099とはずがたり:2017/03/12(日) 13:27:58
2017年01月09日
「レノボとパソコン合弁、交渉大詰め」(富士通社長)
田中達也社長インタビュー「相乗効果が高まるような事業体を検討している」
http://newswitch.jp/p/7472

 ―トップ就任から2年間にわたる事業構造改革の成果をどう見ていますか。
 「主力のテクノロジーソリューション事業にフォーカスして戦う体制へとビジネスモデルを変革してきた。半導体からスーパーコンピューターまで、すべてを扱う垂直統合型ではグローバル競争で限界があると判断したためだ。パソコン事業の分社などで一つの形は見えてきたが、収益性などを考えると、まだまだ2合目か、3合目あたりだ」

 ―パソコン事業は中国のレノボグループとの合弁が取り沙汰され、交渉は大詰めですね。2016年度内に決着できますか。
 「そういうスケジュール感で進めている。レノボとは互いの強みを認め合うことで、相乗効果が高まるような事業体を検討している。『できるだけ早く』と思うが、規制当局との手続きなどを踏まえると、(年度内に合意しても)実行できる時期は17年度中になるかもしれない」

 ―ニフティが手がける個人向けインターネット接続サービス(ISP)の売却交渉は。
 「ニフティを完全子会社化して社内に取り込んだ時点で、ISPは他社と協業する方向性で検討を進めている。交渉は相手先の都合もあり、具体的には言えないが、16年度内にめどをつけたい」

 ―17年度には「営業利益率5%以上」が射程に入ってきました。
 「ユビキタス事業の再編以外に、主力のシステム構築(SI)3社を統合したり、デジタルサービス部門を立ち上げたりと、いろいろ手を打ってきた。17年度は15、16年度の改革の結果としての収益も期待できる。収益面では目標とするゾーンに入ってきたが、5%はあくまで通過点。それを超えて成長するため、17年度は人工知能(AI)やセキュリティーに力を入れる」

 ―具体的には。
 「セキュリティーは司令塔を作り、全社横断で進める体制を築いた。セキュリティーの社内認定資格の取得者を19年度までに現行の1500人から1万人に拡充する。AIは18年度までに中核人材を現行の700人から1500人に倍増する」

 ―AIでどう強みを発揮するのですか。
 「AI研究は長い歴史があり、ようやく機が熟してきたといった感がある。AIについてはいろいろな見方があるが、個別の技術として存在するのではなく、我々の製品の中に自動的に埋まっていくイメージでとらえている。AIには得手不得手がある。社内実践でそこを見極めながら、地に足のついた形で進めていく。使いやすいAIが当社の強みだ」
日刊工業新聞2017年1月9日

この記事のファシリテーター
2年間にわたる事業構造改革により、17年度は営業利益率5%以上が見えてきた。ただ田中社長は「まだ通過点でしかない」と語る。目指すは営業利益率10%以上の“グローバルプレーヤー”だ。それを実現するための戦いはこれからが本番。17年度は海外経験豊かな田中社長の腕の見せどころだ。
(日刊工業新聞第一産業部・斎藤実)

2100とはずがたり:2017/03/13(月) 16:50:31
2015年04月26日
ASUS WebStorageはクラウドストレージの選択肢になり得るか
http://asus.blog.jp/archives/1025555937.html

ASUS WebStorageとは、文字通りASUSが運営するクラウドストレージサービスです。
マルチデバイスに対応し、PCやスマートフォン、タブレットなど、どんなデバイスからでもアクセスができます。

ASUS WebStorageはメールアドレスとパスワードの登録によって利用可能となります。
無料で5GB使え、各デバイスからアクセスが行えます。

上のスクリーンショットはMeMO Pad 8 AST21にプリインストールされていたAndroid版です。
スッキリとしたデザインでわかりにくさはありません。

特徴がないサービス

ざっと見てきましたが、至って普通のクラウドストレージサービスです。
ASUSが運営していますが、だからといって何か違うところがあるというわけでもなく、無料で利用できる容量も5GBと控えめです。

AndroidであればGoogle Driveがあります。こちらなら無料で100GB使えるものも多く、ASUS製品でもそれを売りにしている場合があります。
クラウドストレージサービスの運営元としてASUSが信頼できるのかという疑問もつきまといますし、無理にこのサービスを使うことは無いでしょう。
プリインストールされている場合も多いですが、不要ならアンイストールしてもいいと思います。

2101とはずがたり:2017/03/13(月) 18:30:09
SAMSUNのモニタF2380。
HDMI接続するとずれる様だ。。
今迄DVIとVGAでデュアルで運用してきたけど新しいパソにはHDMIが付いてるから早速変えてみたらズレた。
パソが悪いのかモニタが悪いのかは不明。。

2102とはずがたり:2017/03/14(火) 19:07:14
hp機と三菱(RDT222WM)を先ずはDSubで繋ぐも巧く行かないのでHDMIで繋いでみる。
やっぱり巧く行かないが一寸薄めに接続すると行けた。そんな接続シビアなのか??しかもDSubは直ぐ外れちゃうからしっかり取り付けたかったのに。。

2103とはずがたり:2017/03/14(火) 19:23:25

d 2016/03/14 19:00| b その他| orefolder
Android 6.0 MarshmallowでSDカードを内部ストレージとして使う方法と注意点
http://www.orefolder.net/blog/2016/03/android6-marshmallow-internal-storage/

Android 6.0 Marshmallowから、SDカードを本体の内部ストレージとして利用することが可能になりました。この機能によって、元々の内部ストレージが少ない端末でも、SDカードにより拡張し、多くのアプリを入れることができるようになります。

ただ、この機能、場合によっては今はまだ使わないほうがいいかもしれません。

内部ストレージにするときの注意点

SDカードを内部ストレージとして扱うときには、そこで一度SDカードをフォーマット(初期化)する必要があります。これによりSDカード内部の画像やその他のデータ・ファイルは消えてしまうので、必要なものはバックアップしておきましょう。

逆に内部ストレージとして使っていたSD内部ストレージとしてカードを外部ストレージ化するときも同じようにフォーマットされます。

SDカードを内部ストレージ化することの最も大きなメリットだと思いますが、各種アプリをSDカードをカードにインストールできます。これで元々のストレージが小さかった端末でも容量の大きなアプリをインストールできます。

SDカードが外部ストレージの状態でも一部の対応アプリはSDカードに移すことができましたが、内部にもある程度はデータが残り、総容量としては増えることになっていました。内部ストレージ化すれば全てがSDカードにカードに保存されます。

また、デフォルトでSDカードにインストールされるようになりますが、後から内部ストレージに変更することもできます。内部ストレージ化する前にインストールしていたアプリもSD内部ストレージ化カードに移動できますが、プリインストールのアプリなどはやはり移動できません。

2104とはずがたり:2017/03/14(火) 19:27:36
ZenFone3:SDカード → 内部ストレージ化の罠
2016-10-10 12:50:32
http://ameblo.jp/meirook/entry-12208258548.html

ZenFone3というのはAndroid6.0以降なので外部SDカードを内部ストレージ化をすることによってアプリや、そのアプリのデータを内部ストレージ化させたSDカードに保存?移動?できることはご存知だと思う

2ちゃんねるなんかでも出来たというコメントなどあったので俺も「これは間違いない!」と思った

でもZenFone3を購入してSDカードを内部ストレージ化させてとあるアプリを移動させてみると?

ん?

は?

なめとんか?!という結果でした 苦笑



これでお分かりだと思うがアプリ本体しか移動はされない
肝心のシステム域のデータは移動されないという事になる

その大容量のデータがSDカードに保存、移動できないんではあんまり需要が感じられない

よって他のブログにも書かれてるような ↓
「SDカードを内部ストレージ化すればいっぱいアプリを入れられる」

ZenFone3ではそのようにはいかないという結論になる?

多分、端末の内蔵ストレージがいっぱいになればTHE ENDですわ 苦笑



2105とはずがたり:2017/03/14(火) 20:08:22
タブレットだけどその他(アプリのファイル?)だけて半分ほど取っている。
SDカードもSSDの大容量が当たり前になってるんだからもっと潤沢に容量欲しい所やね。。今時16GB>>2066て(;´Д`)
しかもファイルマネージャーには11GBって出てる。

2106とはずがたり:2017/03/14(火) 21:07:17
SDカードスロットは内部ストレージ用と外部用と二つ付けて欲しいね。昔のパソのフロッピー用のAドライブとBドライブばりにw

2107とはずがたり:2017/03/15(水) 22:28:13
分社化される東芝メモリ、筆頭株主になるのはどこか
http://news.goo.ne.jp/article/jbpress/business/jbpress-49296.html?page=1
03月02日 07:00JBpress

 東芝がNANDフラッシュメモリ事業(以下NAND)を分社化する。その社名は、「東芝メモリ株式会社」(以下、東芝メモリ)となった。

 東芝では、2016年末に原子力事業で巨額損失が出ることが発覚し、その損失額は7125億円に膨れ上がった。その結果、2016年4?12月期は4999億円の赤字となり、12月末時点で1912億円の債務超過になっていることが明らかになった。

 この危機的状況を打開するために、東芝メモリを分社化し、新株を売却して、その売却益で債務超過を回避しようとしている。当初、新株の売却は2?3割の予定だったが、2月14日の記者会見で東芝の綱川智社長は、「マジョリティ譲渡を含む外部資本導入を検討している」と発言した。つまり、東芝メモリを手放すこともあり得るということである。

 その場合、東芝メモリの筆頭株主となって経営権を握るのは、果たしてどこになるのだろうか? 巷では10社ほどの候補が挙がっている。本稿では、買収に名乗りを上げている7つの企業について、国籍、事業内容、東芝との関係、資金の有無などを明らかにし、なぜ、東芝メモリを買いたいのか、その実現性はどのくらいあるか、について分析を試みる(表1)。

[1] 米ウェスタン・デジタル(WD)
 ウェスタン・デジタル(WD)は、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などストレージ装置をビジネスにしている。その傘下のサンディスクは、2000年以降、四日市工場で、東芝とNANDの共同開発・製造を行っている。このような経緯から、WDおよびサンディスクは、東芝と付き合いが深く、親和性も高い。したがって、東芝メモリの買収にはその筆頭候補に名前があがるのも自然な流れだ。

 しかし、2つ問題がある。まず、独占禁止法について。2016年の企業別NAND売上高シェアでは、サンディスク(つまりWD)が16%、東芝が19%だった(図1)。これらを合計すると、34%となり、トップシェアのサムスン電子(33%)を上回る。これが独占禁止法に抵触するかどうかについて公正取引委員会による審査を受けなければならない。これは時間がかかる上、買収が却下されるかもしれない。

 第2は、買収資金の問題。東芝は東芝メモリの資産価値を約2兆円と評価しているが、WDがその買収資金をポンと出せるかという点だ。不可能ではないかもしれないが、そう簡単ではないように思う。

 以上から、WDは東芝メモリ買収の筆頭候補であり、これまでの経緯から言えばWDが買収するのは自然流れであるが、実際に買収できるかどうかについては疑問がある。

[2] 米マイクロン・テクノロジ
 2002年、東芝がDRAMから撤退する際、その事業を買収したのが、マイクロンである。しかし、その後、東芝との交流はない。そのマイクロンは現在、DRAMとともに、NANDをインテルと共同開発し、製造している。

 マイクロンによる東芝メモリ買収の問題点は、基本的にWDの場合と同じである。まず、マイクロンは単独で14%、インテルと合計で24%のNANDシェアを有している。もし、マイクロンが東芝メモリを買収した場合、マイクロン+インテル+東芝メモリの合計で43%のトップシェアを占めることになる。これは、独占禁止法に引っ掛かる可能性が高い。

 また、2兆円の東芝メモリ買収資金については、マイクロンは、はなはだ心もとない。インテルがバックアップしてくれるなら可能かもしれないが、マイクロン単独では、2兆円は準備できないだろう。

 マイクロンは、2012年に経営破綻したDRAM専業のエルピーダを買収した。当初、米国人が日本人をコントロールできるかと疑問視されたが、結果から言うと、旧エルピーダ広島工場は、うまく経営されている。マイクロンの米国人経営者たちは、日本人とうまく協業する実績を積んだと言える。

 私は、東芝メモリが生き延びるためには、外国人経営者が必要だと思っている。その候補として、旧エルピーダとうまくやっているマイクロンは、理想的のようにも思う。しかし、独占禁止法に抵触する上に、買収資金が手薄であり、筆頭株主にはなれないのではないか。

2108とはずがたり:2017/03/15(水) 22:28:34


[3] 韓国SKハイニックス
 DRAMとNANDを製造している韓国SKハイニックスの問題点は、基本的にWDやマイクロンと同じである。まず、SKハイニックスは8%のNANDシェアを持っており、東芝メモリを買収すると、合計のシェアは27%となり、サムスン電子のトップシェア33%に接近する。したがって、独占禁止法に引っ掛かる可能性がある。

 また、2兆円の資金については、マイクロンと同様に、SKハイニックス単独では、準部[ママ・準備?]するのが難しい。ただし、SKハイニックスの親会社の韓国通信大手SKテレコムが乗り出して来たら、この資金の問題は解消できる可能性がある(しかし、どうなるかは分からない)。

 一方、NAND以外では、SKハイニックスは、東芝と、磁気メモリ(MRAM)等、次世代の新メモリを共同開発している。そういう意味では、東芝との親和性は高い。

 しかし、SKハイニックスが東芝メモリを買収して、筆頭株主になるということは考えにくい。独占禁止法や買収資金の問題もあるが、それ以上に、「韓国に支配される」ということが、東芝メモリには耐え難いことであると思うからだ。したがって、SKハイニックスが東芝メモリの筆頭株主になることはないと思う。
>>2107-2108
[4] 台湾TSMC
 TSMCは、半導体製造専門のファンドリーであり、その分野で世界シェア60%を占める世界最大最強のファンドリーである。製造しているのは、DRAMやNANDなどのメモリではなく、スマホやサーバー用のプロセッサなどが主力製品である。

 このように事業分野がまったく異なるTSMCが、東芝メモリの買収に名乗りをあげるのは、私にとって意外であったが、それゆえ、独占禁止法の問題はまったくない。また、毎年40%近い営業利益率を叩き出し、1兆円超の設備投資を普通に行っているTSMCにとっては、2兆円の買収資金も簡単に拠出できるだろう。

 では、なぜ、TSMCは、東芝メモリの買収に乗り出してきたのか。私は、TSMCには2つの思惑があると推測する。

 まず第1に、TSMCは、アップルのiPhone用のプロセッサを受託生産しており、これが大きなビジネスになっている。iPhoneには、東芝製の3次元NANDが搭載されているが、もしTSMCが東芝メモリを買収すれば、iPhone用のプロセッサと3次元NANDを押さえることができる。そこに第1の目的があると思われる。

 第2は、サムスン電子対策である。2010年頃から、iPhone用のプロセッサの受託生産を巡って、TSMCはサムスン電子と壮絶な鍔迫り合いを続けてきた。現在、TSMCが主導権を握っているが、TSMCにとってサムスン電子は、最も警戒すべき半導体メーカーとなっている。

 両社の攻防は、2006?2007年頃に遡る。当時から、ファンドリー分野でのTSMCの存在感は圧倒的だったが、それ以外にも台湾のDRAM、液晶パネル、携帯電話(スマホ)が躍進を始めた。そのため、自身の事業が脅かされると感じたサムスン電子は、「台湾滅亡計画」を立案し、台湾メーカーを潰しにかかった(日経新聞電子版2013年4月9日)。

 まずDRAMでは、リーマン・ショック後もあえて設備投資を断行し、下位メーカーの振るい落しを図った。結果的に、サムスン電子の狙い通り、台湾のDRAMメーカー力晶科技や茂徳科技が経営悪化で2012年に相次ぎ上場廃止となった。

 次に、液晶パネルでは、サムスン電子は自社のテレビ向けの台湾メーカーからのパネル調達量を大幅に削減した。また、2010年に韓台のパネル大手が欧州連合(EU)からカルテルの制裁金として約6億5000万ユーロ(約820億円)を科された際には、サムスン電子のみが当局に情報を提供して制裁金を免れた。この結果、2012年10?12月期時点で、群創光電(旧奇美電子)は10四半期連続、友達光電(AUO)は9四半期連続の最終赤字に陥った。

 さらに、「台湾ブランドの希望の星」として期待が高かったスマホ大手の宏達国際電子(HTC)もサムスン電子の狙い撃ちに会い、2011年後半からシェアが急速に減少し、2012年10?12月期にはスマホの世界シェア上位5社から姿を消した。

 そして、サムスン電子の最終ターゲットは、TSMCとなった。一時期、iPhone用プロセッサの受注に成功したサムスン電子は、ファンドリーの世界シェアで、台湾2位のUMCを抜き去って、10位から一気に3位まで上り詰めた。

2109とはずがたり:2017/03/15(水) 22:49:39
とりまヤフーを入れてみた。

データ管理で必須、ファイルマネージャーアプリ比較:Yahoo!ファイルマネージャー vs アストロファイルマネージャー vs Solid Explorer(Android)
http://appllio.com/file-manager-yahoo-vs-astro-vs-solid-explorer
2016-07-07 10:35 2016-12-22 20:20

2110とはずがたり:2017/03/16(木) 21:39:48
>>1778-1779>>1784-1786>>1788
失敗・・。
https://hp-usb-disk-storage-format-tool.softonic.jp/download#downloading

で,↓を見てDisk Formatter2 Ver.1.22 ↓↓で試してみた。失敗・・

SDXCカード 128GB を「FAT32」形式にフォーマットしてみた
http://eternalsetuna.blogspot.jp/2016/02/sdxc-128gb-fat32.html

●Disk Formatter2 Ver.1.22(2016年9月12日掲載)
http://buffalo.jp/download/driver/hd/diskformatter2.html

Fat32Formatterで調べてみた。↓でやってみた♪→ファイルが壊れてると出る。。
さっきの失敗でダメになったか?!128GBは出来ても256GBは出来ないって事か??

Fat32Formatter
http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/fat32format/

2111とはずがたり:2017/03/18(土) 21:20:33
そうなの!?

D-subとDVI-Dって画質に差がありますか?
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/6039307.html

No.3ベストアンサー
回答者: sanori 回答日時:2010/07/15 02:30
こんにちは。液晶の話でよいのですよね?
一応、その関係の元・プロです。

18型SXGAまで開発に携わり、開発途中の21型UXGAのデモを見たこともありますが、ちゃんと調整すれば、プロでもデジタル接続(DVI)とアナログ接続(D-sub)の差を見抜くことは非常に難しい・・・というか、ほぼ不可能です。
つまり、同じと見てよいということです。
調整は簡単です。OSDメニューを表示して、画面の中の文字のにじみが最も少なく見えるように位相を調整するだけです。

また、トラブルの起こりやすさで言えば、デジタルの方が起こりやすいです。

ですので、D-subをおすすめします。

2112とはずがたり:2017/03/20(月) 19:18:27
FUJITSU JOURNAL
「ムーアの法則」はもはや限界! 「組合せ最適化問題」を解決する新アーキテクチャーを開発
http://journal.jp.fujitsu.com/2017/02/15/01/?utm_source=Outbrain&amp;utm_medium=cpc&amp;utm_campaign=rss_ad&amp;utm_term=007178df9983bf5cc6c1ed4376d1ac82fa

今後、コンピュータが社会を改善するために必要なことは?

コンピュータの性能は日々進化し続け、世の中を大きく変えてきました。これからもコンピュータで実現したい夢は沢山あります。例えば社会問題の解決などです。災害復旧の手順を決める場合や、投資ポートフォリオの最適化、経済政策の決定など、世の中には限られた人や時間などの制約のもとでは意思決定が難しいケースがあります。これらの難しい意思決定に、コンピュータの力を借りることはできないでしょうか?
コンピュータが次に何をするべきかを自身で判断するためには、様々な要因の組合せを考慮して評価を行い、最適なものを選択する必要があります。これらは「組合せ最適化問題」と呼ばれています。「組合せ最適化問題」は、考慮すべき要因の数が増えると組合せの数が爆発的に増えるため、実用的な時間内で解くためには、コンピュータの大幅な性能向上が必要となります。ところが、過去50年にわたってコンピュータの性能向上を支えていたムーアの法則(注1)にあるような性能向上は限界に近づいていると言われており、半導体のスケーリングによる性能のかさ上げは、もはや期待できません。
今後、コンピュータが社会と生活を改善していくには、これまでとは異なる様々な手を打つ必要があります。その中の一つとして期待されているのが、量子コンピュータ(注2)など全く新しい原理のデバイスの登場です。

従来コンピュータの限界
しかし、現行の量子コンピュータは、この「組合せ最適化問題」を高速に解くことができますが、近接した素子同士でしか接続できないという制限があり、現時点では多様な問題を扱うことができません。一方、従来のプロセッサは、ソフトウェア処理により扱える問題の自由度は高い反面、高速に解く事ができません。このため、実社会で求められる多様な「組合せ」を最適かつ高速に解くために、新しい計算機アーキテクチャーの実現が課題となっていました。
(注1)「半導体集積回路のトランジスタ数は2年ごとに2倍になる」という法則。大規模集積回路の製造・生産における一つの指標とされている。インテル創業者の一人であるゴードン・ムーア氏が1965年に出した論文の中で初めて提唱。
(注2)量子現象を利用するコンピューティング技術の総称。組合せ最適化問題向けに、量子アニーリングと呼ばれる方式のものが開発されている。

2113とはずがたり:2017/03/20(月) 19:18:41
>>2112-2113
最適な組合せを探す新しい計算機アーキテクチャーを開発

このたび、富士通研究所とカナダのトロント大学は、実社会における様々な課題解決のため、膨大な組合せの中から最適な組合せを探す新しい計算機アーキテクチャーを共同で開発しました。このアーキテクチャーでは、現実の問題への適用性を高めるため、CMOSデジタル技術を用い、自由に問題を扱うことができます。開発した技術の特長は以下の二つです。
一つ目は、「非ノイマン型(注3)処理でデータ移動を極小化する技術」です。ノイマン型(プログラム実行型)とは異なる非ノイマン型処理を使い、最適化問題の評価値が小さくなる方向に最適化の変数(ビット)の組を更新します。演算を行うためにまずメモリから問題をロードし、次に最適化の演算を必要なだけ行って、最後に結果を読み出します。演算を行っている間はメモリへの読み書きが発生しないため、その分の時間やエネルギーの損失が極小になります。また、基本回路間のデータ移動を抑えることにより、上位層へのデータ移動が殆どなくなります。

非ノイマン演算でデータ移動を極小化する技術
二つ目は、「基本最適化回路内の高速化技術」です。基本最適化回路では、確率論の手法を用いて、ある状態からより最適な状態への探索を繰り返し行います。複数ある次の候補に対するそれぞれの評価結果の値を一括して並列計算することにより、次の状態を見つけ出す確率を向上させます。探索の途中で膠着状態になった場合には、脱出確率を高めるための評価値に一定値を繰り返し加えることで、次の状態に移行しやすくします。これにより、高速に最適な解を求めることができます。

基本最適化回路の高速化技術
(注3)「ノイマン型」は、プログラムをデータとして記憶装置に格納し、これを順番に読み込んで逐次実行する計算方式で、現在の殆どのコンピュータが採用している。近年、コンピュータの性能の飛躍的な向上により、メモリから命令を読み出す速度が遅いという弱点が目立つようになり、別の基本設計を利用する「非ノイマン型」が検討されるようになった。脳神経回路をモデルとしたニューロコンピュータ、量子力学の素粒子の振る舞いを応用した量子コンピュータ、DNAを計算素子に利用するDNAコンピュータなどが非ノイマン型にあたる。
従来のソフトウェア処理と比較し、約1万倍の速度で動作

今回、1024ビットで表される組合せを扱うことができる基本最適化回路をFPGA(注4)に実装して評価を行ったところ、従来プロセッサで動作するソフトウェア処理に比べて約1万倍の速度で動作することを確認しました。
最適化演算を行う演算回路を複数用いて並列動作させることにより、現行の量子コンピュータより多様な問題が扱うことができ、扱える問題の規模や処理速度が向上できます。例えば、数千箇所ある物流拠点を最適化したり、限られた予算で複数のプロジェクトの利益を最適化する投資ポートフォリオを策定するなど、現在の汎用プロセッサでは手に負えない計算量の多い組合せ最適化問題を高速に解くことができるようになり、最適な意思決定を迅速に行うといった領域にICTの適用領域が広がることが期待できます。
富士通研究所では今後、開発したアーキテクチャーの改良を進め、2018年度までに、実社会の問題が適用できる規模である10万ビットから100万ビットの計算システムを試作し、実用化に向けて実証を進めていく予定です。
(注4)Field Programmable Gate Array。製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路。

2114とはずがたり:2017/03/20(月) 21:33:39
独自「液冷」スパコンで国内最速狙う…慶大など
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170313-OYT1T50114.html?from=yartcl_outbrain1
2017年03月13日 17時23分

 スーパーコンピューター製造の新興企業「エクサスケーラー」(本社・東京)と慶応大学などが共同で、独自の新型スパコンの開発に乗り出した。

 将来性のある技術に最大50億円を支援する科学技術振興機構(JST)の制度に採択された。まず6月までに国内最高(世界3位相当)の計算速度を達成し、将来は世界最高性能を目指す。

 新スパコンは、黒田忠広・慶大教授が考案した、大容量・省電力の立体構造の集積回路(IC)を初めて搭載する。さらに、発熱するスパコンを効率よく冷やすため、本体をフッ化炭素の液体に入れて冷やすエクサ社独自の液体冷却技術を採用する。

 こうした技術により装置1台の大きさは縦横1メートルほどと小さくなる。18台をつなげて海洋研究開発機構横浜研究所(横浜市)に設置、毎秒2京4000兆回(京は1兆の1万倍)の計算速度を達成する計画だ。国内最高の性能となり、スパコンの計算速度を競う国際ランキングでも世界3位に相当する。

(ここまで408文字 / 残り269文字)

2115とはずがたり:2017/03/21(火) 14:30:10
ソフトバンク、米社への投資中止=アップルに配慮か―新聞報道
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-170321X397.html
07:29時事通信

 【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は20日、ソフトバンクグループが、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の開発者が創業したベンチャー企業への投資を取りやめたと報じた。アップルへの配慮が一因としている。

 同紙が複数の関係者の話として伝えたところでは、ソフトバンクはアンドロイドの生みの親であるアンディ・ルービン氏率いる米エッセンシャル・プロダクツ社に1億ドル(約113億円)を投資する計画だった。ソフトバンクの孫正義社長は、エッセンシャル社が今春発売予定の高機能スマートフォンについて、日本での販売を支援することも約束していたとされる。

 しかし、ソフトバンクがIT分野への投資を目的に近く設立する10兆円規模のファンドにアップルが出資することが決まり、スマホ分野で同社と競合するエッセンシャルへの投資が難しくなったという。

2116とはずがたり:2017/03/21(火) 14:50:45
>機構関係者によると、同機構はオープンイノベーションを推進させるためのファンドであるため、出資するには何らかの事業シナジーを発揮できる日本企業が支援を打ち出し、そこに機構が出資する形態しか考えられない状況だ。

>だが、支援に名乗りを上げる日本のメーカーは今のところない。東芝メモリは独自の技術的な進展をとげてきたことから、他のメーカーは統合しても相乗効果が乏しいとされている。

「政府系」の東芝支援に高いハードル 革新機構は出資スキーム構築できず
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/mca170320007.html
03月20日 20:07フジサンケイビジネスアイ

 東芝が経営再建策として分社、売却する半導体事業の「東芝メモリ」に、政府が産業革新機構や日本政策投資銀行などを活用して、出資する案が浮上しているが、実現には高いハードルがある。海外への技術流出を防ぎたい政府の意図には産業界も支持する。ただ、革新機構は経営再建を目的とした官民ファンドではないため、出資のスキームが構築できないというのだ。

 革新機構で支援や出資の対象や内容を決定する産業革新委員会では、東芝や東芝メモリに対する支援についてはまだ協議に入っていないという。

 機構関係者によると、同機構はオープンイノベーションを推進させるためのファンドであるため、出資するには何らかの事業シナジーを発揮できる日本企業が支援を打ち出し、そこに機構が出資する形態しか考えられない状況だ。

 だが、支援に名乗りを上げる日本のメーカーは今のところない。東芝メモリは独自の技術的な進展をとげてきたことから、他のメーカーは統合しても相乗効果が乏しいとされている。

 革新機構と政投銀がともに東芝メモリへの出資が可能となったとしても、結果的には東芝に資金が渡ることから、「税金を使った大企業の救済、支援の側面も残り、国民の理解が得られるか不安がある」(革新機構関係者)。

 想定される出資額は2社で最大6千億円という前例のない大規模になる可能性があり、いずれにしてもハードルは高い。

 また、債務超過に陥っている東芝としては、東芝メモリ株式を売却することで再建のための資金を確保したい意向だ。ただ、複数社が共同買収する案は1社あたりの出資が小さく、支配権が弱まる。このため、単独買収より価格は低下するとの指摘もある。

2117とはずがたり:2017/03/23(木) 09:20:33
>>1355>>2101
やった,完成!!!
サムソンのF2380だが折角縦置き出来る(同じ頃買った三菱は出来なかったので買い直した)のに90度しか曲がらなくデュアルにするとスイッチが干渉してしまう。スイッチも切りづらい。

何とか逆向きに出来ないかと思ってたが,意を決して分解してみたがなんと使ってないねじ穴があって金具をひっかける穴を空ければ逆向きに出来そう,と云う事で朝から作業,錐で穴を空けてやすりで整形,完成だ!!

2118とはずがたり:2017/03/23(木) 11:41:51
自宅のHL-5250DNがどうも調子悪いな。。3台持ってる内の一番古い奴ではないんじゃが寿命かな??

2119とはずがたり:2017/03/29(水) 00:38:31

東芝、再建に向けヤマ場=29日、半導体売却入札―債務超過脱却急ぐ
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170328/Jiji_20170328X535.html
時事通信社 2017年3月28日 22時26分 (2017年3月28日 23時57分 更新)

 経営危機に陥った東芝の再建問題はヤマ場を迎えた。米原発子会社ウェスチングハウス(WH)の連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請を機に、巨額損失の原因となった米原発事業からの撤退を急ぐ。原発関連の損失穴埋めのために売却する半導体事業の1次入札を29日に締め切り、負債が資産を上回る債務超過からの早期脱却を図りたい考えだ。
 東芝と主力取引銀行は、東芝の原発関連の損失拡大や決算監査の遅延を防ぐため、WHの破産法申請に向けた準備を加速させていた。
 2017年3月期末に東芝は米原発事業関連の損失で債務超過に陥るのは確実だ。
 東芝は、債務超過を解消するため、稼ぎ頭の半導体事業を分社化。株式の過半を売却して1兆?2兆円規模の調達を目指す。

2120とはずがたり:2017/03/30(木) 14:07:12
brother 5250@生駒台の通信の調子がイマイチ。。

電源入れ直したら直った。

2121とはずがたり:2017/04/01(土) 20:12:53
グーグル・アマゾン入札、争奪戦に…東芝半導体
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20170331-567-OYT1T50196.html
06:00読売新聞

 東芝が、半導体の記憶媒体(メモリー)事業を分社化して設立する新会社株の売却先を決める入札に、米グーグルやアマゾン・ドット・コムも参加したことが分かった。

 半導体メーカーだけでなく、アップルを含め資金力が豊富な米IT(情報技術)大手も巻き込んだ争奪戦に発展する見通しとなった。

 経営が悪化する東芝は2017年3月期の連結最終利益が1兆円超の赤字となり、負債が資産を上回る「債務超過」の金額が3月末で6200億円に達する可能性がある。再建のためにはメモリー事業を少なくとも1・5兆円以上で売却したい考え。関係者によると、10社前後が入札に参加し、2兆円を大きく超える提案を出した企業もあるとみられる。

 入札には、アップルやグーグル、アマゾンのほか、半導体関連メーカーの米ウエスタン・デジタル、台湾の 鴻海 ホンハイ精密工業、韓国のSKハイニックスなどが参加した。現時点で日本企業は含まれていないという。

2122とはずがたり:2017/04/02(日) 13:56:18
YOGAのブルートゥースとWi-Fiが突然使えなくなり再起動しても不可。。

レノボに電話掛けて延々と待たされてる内に気付いたら直ってた…orz
一体何なんだ??

2123とはずがたり:2017/04/03(月) 20:16:19
「PCの時計が1時間ずれている」報告多数 ITmedia NEWS 2017年4月3日 12時04分 (2017年4月3日 19時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20170403/Itmedia_news_20170403076.html

記者のWindows 10マシンは「time.windows.com」を利用しているが、午前11時時点でずれていなかった。直近の同期はエラーは起きていたようだ
[拡大写真]

 「PCの時計が1時間ずれている」という報告が4月3日未明ごろからネット上に多数あがっている。午前10時なのに11時と表示されるなど、1時間進んで表示される事態が、一部のWindows PCで起きているようだ。

 アイティメディアのオフィスでも3日午前10時現在、Windows 7とWindows 10搭載ぞれぞれ1台ずつで、時計が1時間進んでいることを確認した。

 Windows標準のNTPサーバ「time.windows.com」を利用しているマシンでずれたという報告があり、アイティメディアのマシンでずれていたものは2台ともこのサーバを使っていたが、このサーバと同期していてもずれていない端末も多いほか、情報通信研究機構(NICT)の公開NTPサーバ「ntp.nict.jp」を利用していてもずれたとの声もあり、現時点で原因は不明だ。

2125とはずがたり:2017/04/04(火) 15:58:40

Apple、iPhoneのGPU内製化へ サプライヤーImaginationは「困難なはず」
ITmedia NEWS 2017年4月4日 07時51分 (2017年4月4日 15時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20170404/Itmedia_news_20170404056.html

 米AppleはiPhoneやiPadなどで長年採用してきた英Imagination Technologies Group(以下、Imagination)のGPU「PowerVR」の採用を終了し、内製化する。Imaginationが4月3日(現地時間)、Appleからそう通告されたと発表した。

 Imaginationによると、Appleは2007年に発表した初代iPhoneから同社のGPUを採用している。

 Appleは15カ月〜2年中に発売するiPhone、iPad、iPod、Apple TV、Apple WatchではImaginationのGPU関連知財を採用せず、現行の契約を更新しない意向という。

 Imaginationは、GPUの設計は非常に複雑であり、Imaginationの知的財産権を侵害せずに全く新しいGPUを開発するのは難しいと主張する。同社はAppleと契約の見直しについて話し合うとしている。

 同社のPowerVRは、Samsung ElectronicsのGalaxyシリーズやSony PlayStation Vitaなどでも採用されているが、AppleはImaginationにとって最大の顧客だ。2016年度の総売上高(1億2000万ポンド)の過半(6070ポンド)がAppleからのライセンス料だった。同社の株価はこの件を米Financial Timesが最初に報じた直後、約70%急落した。

2126とはずがたり:2017/04/08(土) 15:38:25

東芝半導体出資に「日本連合」案 技術流出防ぐ狙い
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASK4831VGK48ULFA001.html
11:20朝日新聞

 東芝が進めている半導体子会社の売却で、日本の大企業が連合を組んで出資する構想があることが分かった。経済産業省などが呼びかけて1社あたり100億円規模の資金を集め、政府系のファンドや日本政策投資銀行も活用して数千億円を用意する。だが、実現性は不透明だ。

 東芝が3月末に実施した1次入札では台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が3兆円に近い額を提示して金額面で優位に立っている。一方、経産省は安全保障にもかかわる半導体技術が中国や台湾に流出することを警戒。1次入札に参加した米国系の企業やファンドに相乗りして出資を目指すとみられる。一定の出資比率を得ることで、技術流出を防ぐ発言権を持つ狙いがある。

 経産省主導で財界人などから、富士通や富士フイルムホールディングスといった大企業に打診。一部企業で検討が始まった。

 しかし、十分な資金を集められるかや、構想に賛同してくれる入札参加者が見つかるかどうかなど課題は多い。東芝が売却する半導体子会社の価値は2兆円ともされ、1次入札でも同じような出資構想が検討されていたが不発に終わり、日本企業の参加はなかった。

2127とはずがたり:2017/04/08(土) 15:38:35
台湾メーカーの特許侵害か 東芝の半導体製品で米調査へ
http://www.asahi.com/articles/ASK474CYDK47UHBI01X.html?ref=goonews
パームビーチ=五十嵐大介2017年4月7日21時52分

 米国際貿易委員会(ITC)は6日、東芝の半導体子会社のフラッシュメモリーが、台湾の半導体メーカー、旺宏電子(マクロニクス)の特許を侵害している疑いがあるとして、調査を始めると発表した。特許侵害が認定されれば、経営再建中の東芝が手続きを進めている半導体事業の売却額にも影響する可能性がある。

 フラッシュメモリーは、電源を切ってもデータが消えない記憶媒体で、カーナビやスマートフォンなど幅広く使われている。マクロニクスは先月、東芝の半導体製品が特許を侵害しているとして、ITCに調査を求めていた。東京の東芝本社や、米国やフィリピンの子会社が調査対象となる。

 ITCは、調査開始から45日以内に調査を終える目標時期を決めるという。調査次第で、この半導体を使った製品が米国で販売できなくなるおそれがある。(パームビーチ=五十嵐大介)

2128とはずがたり:2017/04/10(月) 08:38:20
速くするのは得意だったけえが,消費電力減らすのは苦手で不振に陥ったAMDはATI買収でいち早くGPUに舵を切ったと云えるけどそんなに成功してる感じでも無いよね。

「独自のGPU開発」はアップルの切り札になるか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170410-00010000-wired-sci
WIRED.jp 4/10(月) 8:20配信

「独自のGPU開発」はアップルの切り札になるか
PHOTO:ロイター/アフロ
アップルが画像処理などに使うGPUの自社開発に乗り出した。これまでにiPhoneの心臓部とも言えるCPUなどの半導体を自社設計してきたアップルだが、ここにきて手を広げている。特許侵害による訴訟リスクもいとわぬ戦略の裏側とは。

スティーブ・ジョブズ最後の作品「Apple Park」

アップルのiPhoneに搭載されたRetinaディスプレイの画像処理能力を支える技術を提供してきたのは、英国の半導体メーカーImagination Technologiesだった。ところが4月3日、、その関係に終止符が打たれた。

Imaginationの発表によると、アップルは画像処理チップであるGPU(グラフィックス・プロセッシングユニット)の基盤技術を自ら設計することになるとみられる。理由は単純だ。画像処理は他社に任せておけないほど重要な技術だと判断したからである。

年間の売上高の半分を占める大口顧客を失ったことで、Imaginationの株価は暴落した。それでも、アップルがそこまでしてGPUを自社設計したいと考えるのは、必然とも言える動きなのである。

画像処理技術を囲い込む意義
画像処理はテクノロジーの未来を支える基盤技術であり、その重要性はさらに高まっている。なかでもGPUは、デジタル機器のすべての機能やユーザー体験を下支えする主要部品である。それだけに、テック企業にとっては極めて重要な存在になっているのだ。

例えば、注目されている機械学習においてもGPUの存在は大きい。それだけでなく、AR(拡張現実)やVR、そして高解像度のゲーム機もGPUへの依存度が高い。

理由の一部はGPUの仕組みにある。従来からあるCPU(中央処理装置)はタスクを連続して処理するのに対し、GPUは多数の演算処理を並列で実行する。CPUにはとても真似のできない規模のデータを高速処理するのが得意なので、半導体の世界ではマルチタスクはGPUの仕事とされている。

「GPUの役割はかつてないほど重要になってきています」とMoor Insights & Strategyのアナリスト、パトリック・ムーアヘッドは言う。「適切なアルゴリズムと組み合わせてGPUを使えば、機械学習ではCPUを使った場合に比べて1ワットあたり10倍の性能が得られるのです」

機械学習、AR、VR……出遅れへの焦り
アップルは機械学習の分野では目立たないが、実は主要なプレーヤーの1社だ。WebメディアのBackchannelが昨年報じたように、Siriが賢く、人がどのアプリを必要とするのか予測できるのは、機械学習の成果である。ユーザーが求めるあらゆることをiPhoneが予測するための、人体でいう結合組織のような役割を担っている。

後発だったとはいえ、機械学習はアップルがいまだにGoogleに追い付けていない分野だ。注目されるデジタルアシスタントの分野でさえ、アップルはアマゾンに負けている。アマゾンの「Alexa」はiPhoneを含む多数のデバイスで動作し、音声操作を可能にしている。

2129とはずがたり:2017/04/10(月) 08:38:41
>>2128-2129
さらにアップルは、ARやVRの分野でも出遅れている。まだ主流とはいえないが、明らかに注力すべき分野だ。アップルのCEOティム・クックは最近、The Independentの取材に対し、ARを「スマートフォンのように重要かつ理想的なもの」であると述べた。つまり、iPhoneと同じくらいのインパクトを世に与える可能性があると考えているわけだ。それほど重要な分野で出遅れているのだから、自社開発に乗り出すしか方法がなかったのである。

独自路線を突き進むアップル
アップルは長らくiPhoneの“頭脳”であるCPU「Aシリーズ」を自社開発してきたが、ここにきて手を広げてきている。「Apple Watch」の中核をなす「Sシリーズ」プロセッサー、Bluetoothイヤフォンの「AirPods」に使う「W1」チップ、そして昨年発売された新型「MacBook Pro」のタッチバーなどに利用する「T1」プロセッサーが具体的な例だ。

「アップルは基盤技術をできるだけ囲い込もうとする傾向があります。実際、半導体分野への投資は莫大なものです」と、Jackdaw Researchのアナリストであるジャン・ドーソンはいう。こうした動きは業界全体で加速しており、アップルの動きは実は業界の先べんを付けたとも言える。

囲い込みのメリットは少なくない。まず、心臓部である半導体を、自社のデヴァイスと相性よく動くように設計できる。さらに他社製品と差異化しやすくなるうえ、仮に半導体の供給元が傾いても道連れにされなくて済む。

実際、アップルはこの分野で優秀な結果を出している。ムーアヘッドは、Aシリーズの性能が毎年25%という「過去に例がない」ペースで向上していることを指摘している。

特許侵害と訴訟というリスク
だからといって、アップルがモバイルCPU分野で収めた成功を、GPUでも再現できるとは限らない。「GPUは黒魔術みたいなものです」とムーアヘッドはいう。「非常に難解な技術で、開発ノウハウを持つ人材が限られているからです」

それどころか、開発難易度の高さや人材不足などの要因が重なったことで、アップルの新しい中核分野には大きな障壁が立ちはだかっている。人材の引き抜きや、これに伴う技術情報の利用を巡って、いかに訴訟を起こされずに高性能のGPUを設計できるか、という問題である。

アップルの取引先だったImaginationも同じことを考えているようだ。「アップルはわれわれの技術がなくてもやっていけると主張していますが、特許などの知的財産、機密情報を侵害せずに実現できる証拠を示していません」と、4月3日に発表した声明文で同社は述べている。アップルの今後の動きに注目しているライバル企業は、Imaginationだけではないだろう。

ドーソンも、「アップルが必要とする特許のライセンスなどをどこから入手するのかは大きな疑問です」と指摘する。しかし、ドーソンもムーアヘッドも、これを簡単に解決できる可能性があることも示唆している。英国の大手半導体メーカーであるARMのような企業なら、喜んでテクノロジーをライセンスするだろうし、これによって法的な問題もある程度は解決できるだろう。

もしくは、アップルは2500億ドル近くある保有現金の一部を使って、特許を持つ半導体メーカーを買収する可能性すらある。実際、GPUを素早く設計する2つの要素を、アップルは持ち合わせている。それは創意あふれるアイデアとお金だ。

いくらかのリスクがあるとしても、アップルが自社製GPUを開発する価値はある。アップルはGPUにのめり込み、まるで社運をかけているかのようだ。なぜなら、実際に社運がかかり始めているのだから。

BRIAN BARRETT

2130とはずがたり:2017/04/12(水) 12:48:11

東芝メモリ事業出資 「日本連合」案に経済界から疑問の声相次ぐ
06:17フジサンケイビジネスアイ
https://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/bsb170412005.html

 東芝が売却手続きを進める半導体新会社「東芝メモリ」に対し、経済産業省や経済界の呼びかけで日本企業連合が共同出資する構想が暗礁に乗り上げている。世耕弘成経済産業相は11日の記者会見で「入札の間に入ることは基本的にあり得ない」と否定。経済界からも懐疑的な声が相次いだ。

 世耕氏は東芝メモリへの出資について、「投資に価値があるか、株主に説明がつくかで個々に企業が判断することだ」と説明する。

 また、東芝社外取締役を務める経済同友会の小林喜光代表幹事も同日の記者会見で「過去にはあった話だが非常に難しい」と指摘。経団連の榊原定征会長や日本商工会議所の三村明夫会頭も否定的な見方を示す。

 スマートフォンの記録媒体などに使われる東芝のフラッシュメモリーは一部で軍事転用が可能。中国などへの技術流出を防ぐため、政府内では日米で企業連合を組む構想があり、経産省が水面下で打診していた。

 ただ、3月の入札には日本企業が参加せず、中核になる企業が見つからない。東芝の半導体を使う複数社がそれぞれ100億円前後を負担する“奉加帳方式”も浮上したが、「(買収に必要な)兆円規模の投資を集めるのは難しい」(金融筋)と指摘されている。

2131とはずがたり:2017/04/12(水) 20:20:36
東芝メモリ入札に3兆円提示も鴻海不利か-中国の影響懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-12/OOA45D6TTDS201
谷口崇子、日向貴彦、Peter Elstrom
2017年4月12日 14:27 JST 更新日時 2017年4月12日 17:42 JST

経営再建中の東芝のメモリ事業売却で、東芝が買収に最高額を提示している台湾の鴻海精密工業への売却を手控える可能性がある。鴻海が関係する中国への技術流出などを懸念すると日本政府だけでなく米国政府も反発するとみられることが背景にあると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。 
  鴻海が買い手となった場合、中国との関係の深さから日米両政府が売却を認めない公算があり、債務超過を早急に解消したい東芝にとって、金額以上に考慮すべきリスクとなり得ると、関係者らは指摘している。鴻海は米アップルのiPhone(アイフォーン)の主要な受託生産者で大半の工場を中国に持つ。
  売却の1次入札では、鴻海と韓国のSKハイニックス、米ブロードコムは「東芝メモリ」の事業評価額として2兆円超を提示。鴻海は最大3兆円を応札できることを示唆したという。日本企業は現時点で入札に参加していない。
  関係者によれば、この結果、東芝はブロードコムなど応札価格の低い提案を真剣に検討している。また、東芝や日本政府が呼び掛け総額5000億円程度をめどに複数の企業から出資を募り、米ファンドなどと組む「日本連合構想」も浮上している。今後も新たな買収額や、買い手候補間での連携が提案される可能性がある。2次入札の締め切りは5月中旬という。
技術流出
  菅義偉官房長官は11日の会見で、技術流出などへの懸念から半導体に関する売却は、日本政府による外為法での審査対象になるとの認識を示し、「国の安全などの観点から厳格な審査をすることになる」と言及。鴻海による高値での応札については「重要な技術と認識し、政府としてその動向を極めて重視している」とした。
  東芝の綱川智社長は3月14日の会見で、「技術の流出ということだが、今もサンディスク、ウエスタンデジタルなどと一緒にやってる。そういう意味で今後も政治的なことで問題になる国は避けつつ、この技術を大切にして伸ばしていきたいと思う」と述べた。ウエスタンデジタル、サンディスクは米半導体企業。
  鴻海は今回の東芝メモリ買収で、以前、政府に反対されながらも再建中のシャープの経営権を取得したときのように積極姿勢を示している。シャープ買収の際に郭台銘(テリー・ゴウ)会長は始めに極めて高い買収額を提示し、後に引き下げた。
政府と財界
  世耕弘成経済産業相は11日の閣議後会見で、東芝の半導体技術について「日本の成長戦略にとって非常に重要で、大量の雇用を抱えていることや情報セキュリティの面からの配慮も重要だ」と指摘。日本連合について経産省が「さまざまな企業とコミュニケーションをとるということはあり得る」と述べた。
  東芝社外取締役の小林喜光・経済同友会代表幹事は3月、「桁違いに重要なテクノロジーを本当に手放してよいのかと言えば、ノーだ」と断言した。その上で、仮に流出するなら、すでに連携している米国企業などが望ましいとの考えを示唆した。
  東芝の再建に向けた子会社や事業売却を巡っては、米トランプ政権が技術的な機密情報の流出を懸念し、東芝傘下の原子力子会社ウェスチングハウス・エレクトリックを中国の投資家が買収する可能性を警戒。米国または同盟国企業の買い手を探そうとしていることも明らかになっている。

2132とはずがたり:2017/04/12(水) 21:32:30
巨人Intelに挑め! - K5の挫折、そしてK6登場
吉川明日論
[2015/08/03]
http://news.mynavi.jp/series/k5andk6/001/

巨人Intelに挑め! - 自作PCユーザーを歓喜させたK6シリーズ
2 AMD、マーケティングで1年持ちこたえる:Am5x86 CPU登場
吉川明日論
[2015/09/07]
http://news.mynavi.jp/series/amd_k6/001/

巨人Intelに挑め! ? 最終章:インテルとの法廷闘争、その裏側
1 序章:2014年の奇妙な記事
吉川明日論
[2017/01/30]
http://news.mynavi.jp/series/amd_final/001/

2138とはずがたり:2017/04/16(日) 15:24:28
昔ムラマサ使ってた。白くて格好いいPCで気に入っていた。良いノーパソだったなあ

2139とはずがたり:2017/04/16(日) 20:16:48
Dell 大 青(2)
Dell 小 赤(1)
どっちも繋がらん。。

2141とはずがたり:2017/04/19(水) 12:55:46
WDがごちゃごちゃ云ってきてるけど東芝メモリでは無く東芝に3兆円出資って事にすればええんちゃうかw

東芝半導体に出資検討=鴻海陣営に合流―シャープ
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-170419X460.html
09:58時事通信

 シャープ首脳は19日、東芝が売却に向けて入札手続きを進める記憶用半導体フラッシュメモリー事業への出資を検討していることを明らかにした。買収に名乗りを上げている親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の陣営に合流する方向で検討中。東芝の半導体事業売却をめぐっては、海外への技術流出を懸念する声があり、鴻海は傘下のシャープを加えることで外資への抵抗を和らげる狙いがあるとみられる。

 シャープはコスト削減などの構造改革から事業を拡大する局面への転換を目指している。首脳は「これからはIoT(モノのインターネット)の時代で、半導体が重要になってくる」との認識を示した。

 鴻海は3月下旬に締め切られた1次入札を通過した有力4陣営のうちの一つ。鴻海は関係の深いソフトバンクグループに協力を要請したほか、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の生産を受託する米アップルとの連携も模索している。

2142とはずがたり:2017/04/24(月) 08:36:49
ソニーが売却したVAIO、「V字回復」のワケ
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170420-OYT8T50040.html?from=y10
メディア局編集部・中根靖明
2017年04月21日 11時30分

 2014年にソニーが不採算事業として売却し、投資ファンドのもとで独立したパソコン(PC)メーカー「VAIO」(長野県安曇野市)。15年に就任した大田義実社長は、1年で売り上げを倍増させ、本業のもうけを示す営業利益を黒字転換させるなど「V字回復」させた。これまでも通信機器会社や化学材料会社の経営再建を成功させてきた大田社長に、これまでの取り組みと、今後の展望を聞いた。
赤字スタートからEMS立ち上げ

――独立から3年、そして社長就任からの2年間をどう振り返りますか。

 社員数250人のPC専業メーカーとして独立しました。ソニーはグローバルでPCを展開しており、全盛期に年間860万台を販売していましたが、国内販売は10分の1以下でした。独立した初年度は国内のPC事業のみでスタートしましたが、会社の体裁を整える時期だったので20億円近い営業赤字を出しました。私は独立して2年目に社長になり、まずは国内特化を継続して、「(利益を増やし)量を追わない」戦略で経営することにしました。一方、ソニー時代は一般向け販売が主でしたが、法人向け(BtoB)を中心に販売する方針に転換し、専門の営業部隊を作りました。また、(とは註:「独立後のバイオは」か?)国内中心とはいえ、少しだけ海外販売も始めました。さらに、250人もの社員がPC専業で食べていくのは難しいと感じ、今までソニー製品のためにしか使われていなかった技術や製造設備を外に持ち出そうということで、EMS(電子機器の受託生産)事業を始めました。

強みは「高性能」

――中核のPC事業は、一般向けの市場が厳しくなる中、各社ともBtoBに注力しています。激戦を勝ち抜くうえでVAIOの強みはどこにあると考えますか。

 高性能機種に強いです。たとえば高度な処理を必要とする金融機関のトレーダーや、設計会社などにユーザーが多く、(上位機種の)「VAIO Z」や「VAIO S13」などを採用してもらっています。Zは軽くて丈夫なうえ、フリップモデルは画面の向きを変えられるので、保険会社の営業担当者らがお客様に説明するところから、署名してもらうところまで1台で完結できます。キーボードと画面の取り外しが可能な「デタッチャブルPC」の発売なども、お客様の要望も踏まえて検討したいですね。

――ソニー時代のVAIOは一般向けのイメージが強かった。もともとBtoBにはパナソニックなど強いメーカーがありますが、BtoBのイメージを強めることができたのはなぜですか。

 今は一般向けは3割程度しかありませんが、やはり始めたころは「ソニーってBtoBやってるの?」と驚かれました。それで、会社が独立し、方針が変わったことを伝えていったんです。軽くて丈夫で、インターフェースも充実しているということでヒットに結びつきました。最初は「一般向けでしょう?」「高いでしょう?」と言われましたが、競合機種に比べたら決して高くはないので(受け入れられた)。さらに、企業幹部の方が元々ソニーのVAIOのファンで、そこから売り込んでいったケースもかなりあります。企業のシステム担当の方も、使ってもらうと良さをわかってくれます。「全然違う」と。

――BtoB向けでは業界でも存在感はまだ小さい。伸ばせる余地はありますね。

 そうだと思います。ただBtoBでも「値段さえ安ければいい」という市場もある。そっちのほうに参戦するつもりはありません。まったく一からのスタートでしたが、去年ぐらいから数千台レベルの注文も入り始めています。国内の市場規模もまだ拡大するのではないでしょうか。

既存技術を生かした新規事業

――EMS事業は、台湾や中国の企業が強い。VAIOならではの強みがあると考えたのですか。

 「安い製品を安く作ってくれ」という発注は受けないことにしました。VAIOは元々、ソニーのデジタル製品の生産を担ってきた歴史があります。安曇野では(電子マネーなどに採用されている非接触型ICカード技術)「FeliCa」(フェリカ)の関連製品や、犬型ロボット「AIBO」(アイボ)なども作っていたので、技術者も生産設備もレベルが高い。遊ばせておくのももったいないので、PCの技術者にもEMSにかかわってもらい、新規事業として立ち上げました。PC以外の機器も、設計から試作品作り、組み立てや物流、修理まですべての機能がそろっています。お客様から「こういうものを作りたい」と言われたら、設計の段階から請け負います。

2143とはずがたり:2017/04/24(月) 08:37:03

――どういった企業から請け負っているのでしょう。

 講談社の「鉄腕アトム」型ロボット組み立てキットや、トヨタ自動車のコミュニケーションロボット「KIROBO mini」(キロボミニ)などですね。ロボットにはPC生産の技術が応用できます。また、「Moff Band」(モフバンド=スマホなどと連動させ、腕や足に巻いて動かすことで、疑似的に野球や楽器演奏などを楽しめるおもちゃ)も受託生産しています。

――いわゆる家電ではなく、「とがった製品」やコンセプトが明確な製品が多い印象です。メーカーと密に連携しながら作り込んでいくのですね。
 たとえば洗濯機のように広範囲で売るものではなく、特定市場向けの製品が多いです。

――現状でEMS事業の引き合いは多いのですか。

 多いです。たとえば、ベンチャー企業などからも発注が相次いでいます。ただ、リソース(経営資源)は限られているので、中身を見て判断します。Moff Bandもベンチャーの製品です。

――EMSは稼ぎ頭になりそうですか。

 まだまだ成長途上ですが、社員250人のうちかなりの人数をEMSに割いています。始めたのが1年あまり前ですが、2017年5月期の決算で(事業のもうけを示す)営業黒字を予想しており、PCに次ぐ「第二の柱」になりそうです。また、PCの技術者の手が空いたとき、EMSを手伝ってもらうといったように柔軟な体制をとっています。

「技術力から新事業が染み出す」会社に

――小さな組織ならではの良さですね。

 ソニーを離れてよかったのは、意思決定のスピードが上がり、社員の動きも早くなったことです。人員配置など、リソースの調整が素早くできます。一つのプロジェクトが立ち上がれば、5人ぐらいがさっと集まって仕事ができるようにしています。

――一時、東芝や富士通との事業統合も検討されましたが、結局白紙になりました。組織の強みを生かすためには、他社との事業統合よりも、独立独歩でやっていくのがよかったのでしょうか。

 私は複数の企業の再建を手掛けてきました。どこでもそうですが、まずは会社として安定させないといけない。そう考えた時、他社と統合しても(社員が)幸せにはなれないと考えました。EMSも含めて、技術力から新事業が徐々に染み出していくような会社にするのが理想です。
――250人の社員の大半は、現在もソニーや関連会社の出身者なのですか。

 いわゆるソニーや子会社出身の人が大半です。新しい技術者も増やしており、営業をやってもらうこともあります。今春は新卒の社員7人を採用し、うち6人が技術者採用でした。東京の大学の出身者もいますが、大半は長野、地元出身の学生です。

――地元の雇用にも貢献していくのですか。

 長野の企業ですし、雇用面で貢献したいという思いはあります。

――大企業では遠距離の転勤が付き物ですが、それがないのも魅力ですね。

 就任の時に社員に約束したのは、安曇野工場でビジネスを続けていくことです。本社も安曇野に残し、人も減らさない。実際に約束は守っています。


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