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PC関連スレ

2129とはずがたり:2017/04/10(月) 08:38:41
>>2128-2129
さらにアップルは、ARやVRの分野でも出遅れている。まだ主流とはいえないが、明らかに注力すべき分野だ。アップルのCEOティム・クックは最近、The Independentの取材に対し、ARを「スマートフォンのように重要かつ理想的なもの」であると述べた。つまり、iPhoneと同じくらいのインパクトを世に与える可能性があると考えているわけだ。それほど重要な分野で出遅れているのだから、自社開発に乗り出すしか方法がなかったのである。

独自路線を突き進むアップル
アップルは長らくiPhoneの“頭脳”であるCPU「Aシリーズ」を自社開発してきたが、ここにきて手を広げてきている。「Apple Watch」の中核をなす「Sシリーズ」プロセッサー、Bluetoothイヤフォンの「AirPods」に使う「W1」チップ、そして昨年発売された新型「MacBook Pro」のタッチバーなどに利用する「T1」プロセッサーが具体的な例だ。

「アップルは基盤技術をできるだけ囲い込もうとする傾向があります。実際、半導体分野への投資は莫大なものです」と、Jackdaw Researchのアナリストであるジャン・ドーソンはいう。こうした動きは業界全体で加速しており、アップルの動きは実は業界の先べんを付けたとも言える。

囲い込みのメリットは少なくない。まず、心臓部である半導体を、自社のデヴァイスと相性よく動くように設計できる。さらに他社製品と差異化しやすくなるうえ、仮に半導体の供給元が傾いても道連れにされなくて済む。

実際、アップルはこの分野で優秀な結果を出している。ムーアヘッドは、Aシリーズの性能が毎年25%という「過去に例がない」ペースで向上していることを指摘している。

特許侵害と訴訟というリスク
だからといって、アップルがモバイルCPU分野で収めた成功を、GPUでも再現できるとは限らない。「GPUは黒魔術みたいなものです」とムーアヘッドはいう。「非常に難解な技術で、開発ノウハウを持つ人材が限られているからです」

それどころか、開発難易度の高さや人材不足などの要因が重なったことで、アップルの新しい中核分野には大きな障壁が立ちはだかっている。人材の引き抜きや、これに伴う技術情報の利用を巡って、いかに訴訟を起こされずに高性能のGPUを設計できるか、という問題である。

アップルの取引先だったImaginationも同じことを考えているようだ。「アップルはわれわれの技術がなくてもやっていけると主張していますが、特許などの知的財産、機密情報を侵害せずに実現できる証拠を示していません」と、4月3日に発表した声明文で同社は述べている。アップルの今後の動きに注目しているライバル企業は、Imaginationだけではないだろう。

ドーソンも、「アップルが必要とする特許のライセンスなどをどこから入手するのかは大きな疑問です」と指摘する。しかし、ドーソンもムーアヘッドも、これを簡単に解決できる可能性があることも示唆している。英国の大手半導体メーカーであるARMのような企業なら、喜んでテクノロジーをライセンスするだろうし、これによって法的な問題もある程度は解決できるだろう。

もしくは、アップルは2500億ドル近くある保有現金の一部を使って、特許を持つ半導体メーカーを買収する可能性すらある。実際、GPUを素早く設計する2つの要素を、アップルは持ち合わせている。それは創意あふれるアイデアとお金だ。

いくらかのリスクがあるとしても、アップルが自社製GPUを開発する価値はある。アップルはGPUにのめり込み、まるで社運をかけているかのようだ。なぜなら、実際に社運がかかり始めているのだから。

BRIAN BARRETT


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