・・追憶は結局自己の迷宮に嵌っている。ダリダとアランドロン「甘い囁き」(Paroles、paroles)、同じ曲をセリーヌディオン、アランドロンで。それにセリーヌディオンのTitanicからMy heart will go on、シルヴィバルタンの「アイドルを探せ」La plus belle pour aller dannser、これらの曲と動画を繰り返し聴いている。
・・セリーヌディオンという歌手は、実は最近はじめて知った。友人のturu嬢はTitanicのMy heart will go onをよくカラオケで歌うそうだ。タイタニックは映画も3度観たという。このタイタニックという映画は何がおもしろいのか実はよくわからなかった。以前付き合いのあった子も耳元でタイタニックを見たといってたけど、そうか結局男性が女性に生を譲るところがいいのかと、女もそうやってカマキリになるのかと理解したものだ。・・タイタニックは地上の物語としてもっとおもしろいものだ、今はそう考える。タイタニック号自体は迷宮そのもので、大船だから絶対安心という触れ込みだった。迷宮だから安心ということはない。迷宮だからおもしろい恋愛もある。豪華客船の人の出会いはロマンスがある。されど迷宮というのだ。
・・シルヴィーバルタンという子。昔はそんな好きなタイプでなかった。フランス語をやるmomo嬢に顔つき仕草が似てるので、これも発見。いつか「ダンセ」男性といってたけどあれは歌のdanser、ダンスを踊る、を発音してたのだろう。若い子でカラオケをやる付き合いに備えて持ち歌をだれもが持つものだ。以前の子は中島みゆき「悪女のように」だった。わたしは持ち歌がひとつもない。・・momo嬢はきっと「アイドルを探せ」La plus belle pour aller dannser、であるに違いない。奇妙な確心。
・・momo嬢は、ほんとに久しぶりに顔を見た。かわいい声でいつもでれでれになる。すこしイマリに倣って化粧を薄くしなさいといいたかったが、そんなことを言ったら嫌われるだろう。・・実際、スッピンの時もある。・・アイドルを探せ。LA plus belle pour aller dannserの話をしたが、シルヴィーバルタンは知らないようだった。カラオケは何でも歌うそうだ。こちらの見立てと大違い。ハハ
・・告白。そういってもむずかしい。いや簡単ですよ。特にデートをしなくても同じことです。要は話の内容です。・・TO HAVE,OR NOT TO HAVE これです。ボギーの最高作は。カサブランカではありません。「苦悩の港」PORT D'ANGOISSE 何のために年くって来たか。死ぬまでに一度は洒落た台詞をいってみたい。ハハ、でも話はヒミツ。ハハ
JE CROYAIS
Paroles / Lyrics: Sylvie Vartan
JE CROYAIS
1976
J'ai vu le soleil tomber
Derrière le Fujiyama
Et la lune s'enflammer
Au vent chaud d'Alabama
J'ai traversé des frontières
Des océans et des villes
J'ai couru toute la terre
Sans jamais trouver mon île
Je croyais, je croyais
Qu'un avion suffisait
Pour voler, pour voler
Plus haut que le passé
Je croyais, je croyais
Qu'un bateau suffisait
Pour laisser sur le quai
Le garçon que j'aimais
Je croyais le paradis
De l'autre côté du ciel
Comme un papillon de nuit
Je me suis brûlé les ailes
On peut fuir comme un voleur
Changer de nom, de patrie
Quand on a l'amour au coeur
On est condamné à vie
Je croyais, je croyais
Que mon coeur l'oublierait
Je croyais, je croyais
Que mon corps s'en passerait
Je l'aimais, je l'aimais
À mourir de l'aimer
Je l'aimais, je l'aimais
Et je reviens l'aimer
(無題)
・・すごいことになった。おそらくギリシャはデフォルトする。国が破産する。・・「忘れじの面影」Lettre from an unknown woman(1948)という映画をみた。ジョンフォンテーンという女優がみごとだ。16才ではじめてそのピアニストをみた。ウィーンだった。リンツにいって社交界デビューしたのが18才。ウィーンにもどり自活してピアニストの男と恋に落ちるのが20才の時。この時子を宿す。男はすぐミラノへ演奏旅行だという。2週間の別れというが実際はもうもどらない。リザを忘れる。子どもが9才になった時おそらくリザは30才で別の男と再婚する。しかしオペラ座でピアニストの男と会ってしまう。男はリザを想い出せない。