私はいつも怯えた人生を過ごしてきた。起こるかもしれないこと、起きなかった可能性があることに怯えていたんだ。50年間、私はそうやって怯えてきた。毎朝3時に目を覚ましていたんだ。でも、がんと診断されて以来、私はぐっすりと眠れている。気づいたのは恐れが最も悪いことなんだ。恐れこそが本当の敵なんだ。だから、立ち上がって本当の世界から出ていくんだ。そして、恐れを思いっきり蹴り飛ばすんだよ。/I have spent my whole life scared, frightened of things that could happen, might happen, might not happen, 50-years I spent like that. Finding myself awake at three in the morning. But you know what? Ever since my diagnosis, I sleep just fine. What I came to realize is that fear, that’s the worst of it. That’s the real enemy. So, get up, get out in the real world and you kick that bastard as hard you can right in the teeth.
人とずっと共に生きる森づくり
more treesは、森林保全団体の一つ。急速な環境破壊に対して危機感を抱いた音楽家・坂本龍一さんらにより、「森と人がずっと共に生きる社会」の実現を目指して設立されました。日本は、国土に対して約7割の面積を森林が占める、世界有数の森林大国です。その一方、木材の輸入大国であることもまた事実です。現在の木材自給率は、35%程度。様々な要因から林業の採算性が悪化した結果、事業として成り立たなくなり、放棄される森林も増加しているのです。 日本の森が抱えるそうした課題の解決策として、同団体が取り組んでいることの一つが森づくり。林業従事者や地域の専門家と協働しながら、間伐や下草刈り、そして伐採跡地への植林など、森の健やかさを取り戻すための活動です。「more treesの森」は、日本全国に11か所。冒頭の宮崎県諸塚村も、その一つなのです。