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読書紹介板

2008テレビガイド:2021/05/28(金) 03:00:08

>宗教に根ざした思いやりの精神は、物語として人々の間に語り継がれています。たとえばアイルランド の作家オスカー・ワイルドの名作「幸福な王子」。金銀宝石で飾られた王子の銅像がツバメの力を借りて貧しい人々に施しをし、最後には共に天国に旅立っていきます。弱者を助ける精神とそれを神様が見ていてくださるというあらすじは、キリスト教にのっとったもの。 多くのキリスト教系出版社が子供向けの教えの本として出版しています。
また、仏教の要素が入っているお話としては、宮沢賢治の「竜のはなし」や、バングラデシュの昔話「きんいろのしか」などが有名です。いずれも宗教そのもののために書かれたお話ではありませんが、それぞれの宗教が考える、暮らしに根ざした道徳の心が刻まれています。

一方、宗教そのものを題材にした物語もあります。たとえば「ノアの箱舟」や海を割ったモーセの物語はどちらもユダヤ教の聖書に出てくるお話。道徳的要素は薄いものの、世界中で何千年も親しまれてきた物語です。文化を知る、世界を知るといった観点からも、こうした絵本をお子さんの本棚に加えてみてはいかがでしょうか。

ちなみに筆者は小学校高学年のころ、手塚治虫の「旧約聖書物語」というフィルムコミックでノアやモーセのお話を知りました。その名の通り旧約聖書を漫画にした異色作で、同名のアニメ映画を本に直したものです。「あの頃読んでよかった!」と思える作品の一つです


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