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直観音楽アンサンブル とりあえず2

40千手★:2007/10/12(金) 17:38:12
>>38

ご自分に対するひとの尊敬や親愛の気持ちがわからないのでしょうか?

わからなくなったとしたらいつからなのでしょう?

E嬢のことです。

41毛蟹★:2007/10/12(金) 17:50:36
>>40
いつからでしょうか?おそらく「石器交換所」の末期からだと思います。そのころからシュトックハウゼンについての僕の発言内容と、シュトックハウゼンを語る僕が「狂信的な信者による語り」として扱われてきたと感じています。

42毛蟹★:2007/10/12(金) 17:54:00
>>40
E嬢ではありません。千手さんとE嬢のことです。

43毛蟹★:2007/10/12(金) 18:01:59
そのような扱いに「特別な思い入れ」という名前を付けてくれたのがたまたまE嬢だったということです。

44千手★:2007/10/12(金) 18:12:33
>>42
わたしが言っているのはE嬢のことだけです。

45千手★:2007/10/12(金) 18:13:56
>>41
馬鹿な! とだけ言っておきます。

46毛蟹★:2007/10/12(金) 19:17:16
>>44
40はスレッドを変えてもらったほうがよかったと思います。38は直観音楽の議論の中から生まれた僕の感情です。

僕はこれまでE嬢にキツイことを書きました。僕はE嬢にハンディーをあげられるほど力量のある人間ではありません。毎回全力でぶつかっています。僕はここ、ペルセポリスで何人とも表層的な語らいはしたくありません。もっと言えば表層的な語りに満足することを己に禁じています。そのせいでメンバーの皆様に「毛蟹は攻撃的だ」と思われていることも承知しています。僕は内と外からペルセポリスを見ています。初めてペルセポリスを訪れた人間の目でこの掲示板を見る癖が付いてしまいました。「なんじゃこいつらは」と思われたくはありません。そのためには憎まれ役に回ることもあります。それだけです。果たして答えになっているでしょうか?

47毛蟹★:2007/10/12(金) 19:20:01
>>45

ありがとう!

48千手★:2007/10/13(土) 10:54:04
録音演奏会案内
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8706/1183368487/

49千手★:2007/12/08(土) 20:50:33
カールハインツ・シュトックハウゼンの逝去を悼みます

   直観音楽アンサンブル(Intuitive Musik Ensemble)
(代表 中路正恒)

50千手★:2007/12/08(土) 21:04:10
カールハインツ・シュトックハウゼン氏の逝去を悼み
追悼演奏会を開きます
時 2007年12月8日 18時30分より
所 京都造形芸術大学陽陽館2F
 演奏曲目
 1. 正しい長さ (『七つの日より』より)
 2. 無限に   (同上)

 同志の参加を歓迎します
 直観音楽アンサンブル(代表: 中路正恒)

51千手★:2007/12/09(日) 05:21:23
 シュトックハウゼンが亡くなった。
 巨大な人だった。

 初めてお会いしたのは1997年のことだったと思う。京都で、「シリウス」の演奏とか、また別の会場で
「ハルレキン」の演奏とか、そして知恩院で関西の音楽家との交流のディスカッションとかの催しとかの
あったときだ。「ハルレキン」の演奏の後、レセプションの時間があって、その時ゲーテ・インスティチュートの
館長のケンプさんのご紹介で、「友情のしるしに」と、花束を差し上げた。青い桔梗の花束だ。
わたしたちが「京都大学直観音楽研究会」として活動をしていたときだ。そのときの一緒だったメンバーは、
安藤正人、篠原資明、西尾君江、光田和伸と、今も一緒に活動している寺村幸治君だった。
ドイツ・グラムフォンとの関係が微妙になってくる時だったのだと思う。キュルテンの新しい出版局の案内をくれると約束してくれた。
 その二三日後に、知恩院で開かれたワークショップのような催しにも、ゲーテ・インスティチュートのご厚意で
招待してくれた。日本の側からは、知恩院の僧侶が声明を聞かせてくれた。それに対するシュトックハウゼンの意見は、
音楽家が演奏をしてもっと洗練させれば素晴らしいものになる、ということだった。ディスカッションでは質問をしなかった。
今から思うと、ともあれ何か質問をしておけばよかったと思う。篠原君は、国歌のことで質問をしたかったのだが、
わたしが質問をしないので遠慮した、と後から言った。その時は、わたしたちが演奏をして、はじめて聞いてもらえる水準に達した
「無限に」(『七つの日より』より)のテープをお渡しすることが、わたしの最大の目的だった。シュトックハウゼンの前に立ち、
何と言ったものか、「これを!」とか、そのくらいのことしか言えなかった。シュトックハウゼンは、あの一瞬にして真剣になる目で、
応じ、そして受け取ってくれた。ディスカッションの場でも、そのテープのケースを彼は時々手で回転させたりしていた。
過去の大作曲家の音楽について"Es ist nur Erinnnerung"(それは思い出に過ぎない)と、非常に明確な物言いをしていたことが
最も印象に残っている。その後12月には、楽譜や本やレコードや、たくさんのプレゼントをしてくれた。
「京都大学直観音楽研究会の音楽家たちに」と記された数枚のレコードが今もゲーテ・インスティユートにあるはずだ。
「音楽家たち」と呼んでくれたことが何よりも嬉しかった。テープを聞いてくれた上での表現だからだ。

52千手★:2007/12/09(日) 05:25:56
【承前】
 2005年6月30日に都ホテルでお会いできたのは幸福なことだった。前日、メンバーの神村さんと訪ねた時は
お会いできず、ホテルの宿泊者名簿に名前すらないということだった。伝言すら伝えられなかった。その後東京や京都の
ゲーテ・インスティチュートの方々の尽力で、カチンカ・パースベーアさんとともに来ていて、カチンカさんの名前で
泊っているということがわかった。30日には妻と訪ねた。ホテルに戻ってくる頃の時刻。妻が目ざとくそれらしい人を見つけた。
追いかけて、「ヘルン・シュトックハウゼン」と呼びかけた。「二十数年前にお会いしたナカジですと」自己紹介した。
あの大きな目がすぐに変化する。その目が満身を込めた暖かい表情になり、そして両掌で握手をしてくれた。
このこれだけの行為で、何と大きなことが伝わることか。
 
 「CDはないのか」と訊かれた。まだないと答える他なかった。「直観音楽アンサンブル」として活動を
再開してまだ間のないときだった。「明後日の土曜日に演奏会をするが来ないか」、と誘った。
土曜日は人と会う約束があるということだった。その演奏会で録音したなかで一番いいものをDATテープのまま、
その翌日ホテルに届けた。お会いすることはできなかった。後日『来るべき時のために』の新作CDを送ってくれた。

 今てもとにわたしたち「直観音楽アンサンブル」が2006年11月26日に演奏したCDがある。
曲は「正しい長さ」と「無限に」。85点水準の演奏だ。これでもパリ・グループの演奏よりは優れたものだ。
わたしたちはケルン・グループの『短波』の演奏を100点と考えている。そして90点以上の演奏をして
お聞かせしようと思って録音演奏活動をつづけていた。今年11月11日に録音演奏会を開いたときには
ある予感があった。もういつ迄ご存命かわからない。時期を区切り、その時までの最高の演奏をまずはお
聞かせしておきたいと思ったのだ。期限を来年の3月いっぱい、とメンバーには言った。
気持ちではこの11月11日が最後だと思っていた。その時の「無限に」の演奏。
相当によい水準の演奏ができた。87点ぐらいだろうか。だが、わたしのミスで、録音ができていなかった。
録音に成功していれば、それをお送りしていたかもしれない。けれど今思うのだが、
録音されていないその時の演奏こそを、生前のシュトックハウゼンへの最後の贈りものと考えようと思う。
 シュトックハウゼンは巨大な人だった。わたしにとって、「溺れることのできる海」だった。
 満身の感謝を捧げたい。

53千手★:2007/12/09(日) 23:27:22
>>51
訂正
199年→1977年

54千手★:2007/12/09(日) 23:29:08
追悼演奏会終わりました。その素晴らしさは書き表せない。
後日報告します。

55千手★:2007/12/09(日) 23:30:13
>>53
さらに訂正:
199年→1977年

56千手★:2007/12/10(月) 00:31:56
あのシュトックハウゼンの『短波』が示した最高の歓びが、また達成され、繰返されるものであることを示したい。
これがわたしたちがこれからも直観音楽を続けてゆく理由です。
賛同してくれる人を求めます。
 中路正恒

57<削除しました>:<削除しました>
<削除しました>

58千手★:2007/12/12(水) 04:30:13
2007年12月11日朝日新聞朝刊の長沢誠司氏の「作曲家・シュトックハウゼン氏を悼む」という記事への疑問。

http://25237720.at.webry.info/200712/article_10.html

59千手★:2007/12/13(木) 12:16:44
一見、そして投稿を。

http://25237720.at.webry.info/200712/article_11.html

60千手★:2007/12/14(金) 02:36:02
>>50
12月8日→12月9日
今さら訂正しても遅いのですが、これを見て行きたいのに行けるはずがないというダブルバインドに
かかってしまった人がいたらごめんなさい。慌てたための単純なミスです。

61千手★:2007/12/15(土) 07:13:03
わたしの家に上司永慶の「大道無門」の軸がある。東大寺の別当をされていたときに書かれたものだ。抽選だったのだが運良く手に入れることができた。
字の意味は、どんな方途をとっても仏道の究極に達することが出来るという意味だと理解しているが、誤っていれば訂正していただければ幸いだ。
この書軸を得て以来、この大道無門という言葉が大好きになった。そしてこの言葉は、あの東大寺のスケールの大きさをよく示しているように思うのだ。たとえばあの二月堂のお水取りの音響空間。あの音響空間の中では鉦や法螺貝なども破天荒な響きを発するし、それが読経や読咒や呪祷(正式にどう呼ぶのか知らない)、神名帳の読み上げによる神々の勧請や過去帳の読み上げなど、そのさまざまな声による音響の技や、下駄の踏み鳴らしによる堂内活気を与える音響などと何の齟齬もなく雑じり合い、交じり合う。わたしはそれをわが国で耳にすることのできる最高の音楽であると思っている。大道無門の精神は、この音響空間の構成を貫く思想でもあるだろう。
 シュトックハウゼンの音楽もそれと変わらない。ジャック・デリダにならって「音楽テクスト」と呼んでおこう。その音楽テクストは、あらゆる音によって構成されうる。ヘリコプターの音はコンチェルトを作るし、上唇のダンスは口から吐き出される息とトランペットのから取り出すことのできるあらゆる音響によって音楽を構成する。すべての音は音テクストとして、音楽への道を与えられる。大道無門と呼ぶべきこの音の解放は、シュトックハウゼンにおいて、間違いなく直観音楽が開いたものだ。宇宙のすべての音要素は音テクストとして、音楽を奏でる。音楽へと導かれる。音楽とは音による究極の快楽のことだ。究極の歓び。
 実際ケルングループの『短波』の演奏(=Spiel・あそび)は二度と達成することの困難な究極の歓楽を示している。フリッチュやコンタルスキー、ボージェやアリングス、ゲルハールなど、それら超音楽家たちの突破の力の結集・凝縮は、奇跡とも言うべき出来事である。シュトックハウゼンの周囲においてすら、それを結集させるのは容易ではなかっただろう。だが彼らの演奏する(あそぶ)直観音楽によって、無門は開かれたのだ。大道への道からあらゆる門が取り壊されたのだ。
 わたしは直観音楽以降のシュトックハウゼンの活動のよき理解者ではない。だが、実際その幾つかを聴いてみれば、宇宙のすべての要素を可能な音楽テクストとして構成する音楽として、つまり大道無門を示す音楽として理解することができるように思う。

62千手★:2007/12/15(土) 07:52:03
http://25237720.at.webry.info/200712/article_12.html
推敲して再録。

63千手★:2007/12/18(火) 05:57:43
シュトックハウゼン very relaxed and delighted
http://25237720.at.webry.info/200712/article_14.html

64千手★:2007/12/19(水) 03:15:56
'Stockhausen memorial'の中であのゲールハールさんがこう言っていました。「カールハインツはわたしのただ一人の先生でした……」と。

>Karlheinz war mein erster und einziger Meister. Wir haben zusammen philosophiert, komponiert und musiziert. Er hat nicht nur dem musikalischem Handwerk sondern auch der musikalischen Kunst grosse Dienste geleistet. Ich bin ihm endlos dankbar.

>Dr Rolf Gehlhaar
>DECEMBER 14, 2007 9:45 AM


65千手★:2007/12/20(木) 03:21:38
BBCのシュトックハウゼン追悼番組です。1週間だけ聞けるそうです。
http://www.bbc.co.uk/radio3/musicmatters/pip/h74nb/

66千手★:2007/12/20(木) 03:28:55

ブーレーズは自分は直観音楽を信じないと言っています。

67<削除しました>:<削除しました>
<削除しました>

68千手★:2007/12/20(木) 13:24:05
2007年12月12日の読売新聞に掲載された浅田彰氏の「シュトックハウゼン氏を悼む」という追悼文には、何か虚しい思いがつきまとう。その正体は多分終りの方の次のような文章から見えてくるように思う。

>彼ら(=ノーノ、ブーレーズ。引用者注)に比べ、献身的な弟子たちと共にセクトのような小集団をつくって自らの音楽の夢を純粋に追い続けたシュトックハウゼンの軌跡を、偉大と見るか悲惨と見るか

 浅田氏の関心は、どうやらシュトックハウゼンの音楽にではなく、「軌跡」の方にあるようだ。そう見ればこの記事の中に、シュトックハウゼンの音楽について、直接の評価が何一つないことにも納得が行く。浅田氏はただの一曲についても自分の評価ということをしていないのだ。(感動の経験が何もない?) そういう「追悼文」とは一体何のなのだろう?
 浅田氏にとって「シュトックハウゼン」とは、彼のゲームの中の一キャラクター、「誇大妄想的な前衛音楽家」というキャラクターの名前でしかないようだ。しかもそのキャラクター自体についても、
>その夢は時に危険な誇大妄想と見なされもした
と伝聞で語っているところを見れば、浅田氏はどうやらこのゲームを本気で売り出す気はないようだ。
 これが浅田氏の「追悼文」を読んで感じる虚しさの正体だ。

69千手★:2007/12/20(木) 13:25:09
浅田彰氏の言うシュトックハウゼンに対する「市民の顰蹙」なるものについては、
伊東乾氏の
http://http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20071214/143133/?P=6
および
松平敬氏の
http://tierkreis.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/klang/mt-comments.cgi?entry_id=700
を紹介しておきたい。わたし自身は、その件について責任をもって語るための充分な情報をもっていないので、ここでは紹介だけにとどめておきます。
(駄弁があるので>67は削除しました)

70千手★:2007/12/20(木) 14:16:24
>>68,>>69をブログにまとめました。
http://25237720.at.webry.info/200712/article_15.html

71千手★:2007/12/21(金) 06:54:12
>>69
URLを訂正します
伊東乾氏の
http://http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20071214/143133/?P=6

伊東乾氏の
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20071214/143133/?P=6

72千手★:2007/12/22(土) 02:47:37
>>64 のゲールハールさんの言葉を日本訳しておきます。

>カールハインツはわたしの最初の、そして唯ひとりの師であった。わたしたちは一緒に哲学し、作曲し、そして演奏した。彼は音楽の職に対してだけでなく、音楽の藝術に対しても大きな務めを果たしたのだった。わたしは彼に無限の感謝をしている。

>ロルフ・ゲールハール博士

シュトックハウゼン・メモリアルに投稿された文章です。
ゲールハールさんは、あの『短波』で、羅漢のごときアリングスさんとともに短波受信機とタムタムの演奏をしていた人です。
深い思慮のある人に見えます。彼の投稿に感動しました。

73千手★:2007/12/22(土) 03:46:01
>>64>>72+α
をブログに載せました。
彼が投稿してくれたことにも感謝しているのです。
http://25237720.at.webry.info/200712/article_16.html

74千手★:2007/12/24(月) 21:54:07
本日、CDRを作ろうと思って追悼演奏会のテープをモニターしたのですが、
あの"Unbegrenzt"(無限に)の方も撮れてなかった!!
何ということでしょう。どういうミスをしたものなのか。
ともかくあの追悼演奏会の演奏は、「幻の名演奏」になってしまいました。 
しかし、それでもあの時学んだことは、奏者の中にしっかりと残っているはずです。
何か一段階越えられたことは確かです。
今後は『短波』1969年4月9日の水準に達すべく、演奏をしてゆきます。
次は12月27日21時30分、「黒田アートビレッジ」にてです。
自己責任で参加してください。
学生・職員は便宜がありえます。至急当方まで相談してください。

75千手★:2007/12/25(火) 02:51:41
>>74
訂正:
次は12月27日21時30分、「黒田アートビレッジ」にてです。

次は12月27日22時00分、「黒田アートビレッジ」にてです。

76千手★:2007/12/28(金) 19:19:41
>>75
せっかくメンバーに集まってもらっていたのですが、「直観」をやる流れを作れなくて
済みませんでした。

77毛蟹:2008/01/07(月) 12:48:01
直感音楽アンサンブルのメンバーとして、リーダーとして千手さんが今なすべきことは、シュトックハウゼンの世俗的な名誉を守ることなんかではないはずです(ロルフ・ゲールハールなら決してそんなことはしなかったでしょう)。シュトックハウゼンは「この惑星を学校だと考える人々」にとってしか価値の無い存在です。そのような人々はジャーナリズムの関心が何処にあるのかも見抜いているでしょう。
シュトックハウゼンへの感謝は、「短波」の到達点を超えて行くことでしか表せないはずです。
今後IMEの演奏は、リーダーがコントロールできる環境の下に行われることを希望します。

78ポエジー:2008/01/08(火) 00:55:57
イエスはこれまで軟弱な人間として描かれてきた。
(ニーチェの『アンチクリスト』を参照せよ)
このところわたしの心にかかってやまないことは、イエスはシュトックハウゼンおような人ではなかったのか、ということだ。
その死のさま。
とすればイエスの教えも、キリスト教も、まったく違った風に解釈できるのではないか?
イエスがシュトックハウゼンのような人であったならば、わたしはイエスを信じることが出来るだろう。

79千手:2008/01/08(火) 21:47:21
>>77
ご指摘有難うございます。
>シュトックハウゼンの世俗的な名誉を守ることなんかではないはずです
このことのためには、松平敬さんや伊東乾さんの方がわたしよりはるかに適任だす、動機もあるでしょう。
「奈良新聞」(12/29)にわたしのシュトックハウゼン追悼記事が出たそうです。
こちらの方が、わたしの言いたいことがよく言えています。

>今後IMEの演奏は、リーダーがコントロールできる環境の下に行われることを希望します
当然です。今後十分気をつけます。

80千手:2008/01/09(水) 20:37:41
今原内さんが奈良で公演の場所を探してくれているようです。
また出雲の日の岬の近くの島でやってみるのはどうか、とも提案してくれています。
どちらも面白そうな話です。

81毛蟹:2008/01/09(水) 21:59:07
今は満足の行く演奏を録ることを優先すべきと考えていますが千手さんのお考えや如何に。僕と同じお考えなら、そのためにわざわざ出雲に出向く必要はありますまい。
目標を立てて着実に実現したいと思います。僕も暇じゃないんです。

82千手:2008/01/10(木) 01:52:15
>>81
わたしに思い描けるものは12月9日の追悼演奏会で三人が掴んだことの先にあるものです。
それは>>77とは違い、「シュットクハウゼンへの感謝が『短波』の再到達をもたらしてくれる」というものです。それ以上の地点というのはわたしにはまったく見えていません。
 それで、まず思うのは、追悼演奏で三人が掴んだことを、他のIMEメンバーに伝えることです。
次の演奏会でまずそれをしましょう。伝える場として「正しい長さ」をやりましょう。
 次には毛蟹さんが、「「短波」の到達点を超えて行く」道として掴んでいることを示して下さい。現IMEメンバーの誰を使い、誰を落とすか、ご自分で決めて下さい。新しいどういうメンバーを加えてもらっても構いません。
曲目もご自分で選び、決定して下さい。そのための事前課題が必要なら、事前課題を出して下さい。そのようにして
毛蟹さんが掴んでいるものを示し、伝えて下さい。
 そのチェックをした上でその先の進み方を考えましょう。

 以前同志社のイブ・コンサートでやった演奏が以前のアンサンブルでやった演奏の最高のものだっとわたしは考えています。「リズムコントロール」が完璧にできていました。
宇宙的なリズムの酩酊が翌朝までつづいていました。西尾さんも同じように酩酊を感じていたと言っていました。
 他所でやることは演奏の高度化の妨げにはならない、とわたしは感じています。機会を設けてもらえたら、やりたいと思っています。

83千手:2008/01/10(木) 02:12:12
>>82
奈良でやる場合は、聴衆は何人でもいい。ただお水取りの連行衆を経験された方一名には聴きに来ていただきたいということです。

84毛蟹:2008/01/10(木) 11:07:38
>>82
>追悼演奏で三人が掴んだことを、他のIMEメンバーに伝えることです。

お願いします。僕は聴かせてもらいます。

>毛蟹さんが掴んでいるものを示し、伝えて下さい。

僕が掴んでいるものなど知れたものです。
僕の知るIME(つまり12月8日以前の)は「ES]の演奏が苦手でした(もちろん僕もです)。「わたし」から離れることができずに、演奏をクリシェに委ねてしまう。
メンバー全員が「思考なき身体」を獲得して身体を拡張しない限り、「短波」の演奏の幅とスピードには追いつけないと感じています。
僕は「ES」が最も重要な練習曲であると確信しています。「ES」ができなければ他の曲の演奏で得られる果実も今以上に大きくなることはないでしょう。
毎回「ES」の演奏をやりたいと考えています。

>他所でやることは演奏の高度化の妨げにはならない、とわたしは感じています。機会を設けてもらえたら、やりたいと思っています。

同感です。ただし、当面の活動の軸を「デモCDの製作」と位置づけたいと感じています。実際それがないと困る事態が生じるはずです。

85毛蟹:2008/01/10(木) 11:29:09
>>82
>「シュットクハウゼンへの感謝が『短波』の再到達をもたらしてくれる」

そなようなアイデアを他のメンバーに押し付けないでください。僕にとって「直感」の演奏はミサではありません。

86千手:2008/01/10(木) 23:56:13
>>85
『短波』の水準への到達だけが、その先を示してくれるのではないでしょうか。
そう予感しています。

87千手:2008/01/11(金) 04:39:31
>>84
「Es」それでいいでしょう。やりましょう。

88千手:2008/01/11(金) 22:26:17
>>84

>当面の活動の軸を「デモCDの製作」と位置づけたいと感じています。

これはもちろんその通りです。

それと「ES」のケルングループの演奏を聞いておきたいです。機会を作ってもらえますか?

89毛蟹:2008/01/13(日) 09:44:32
>>86
>『短波』の水準への到達だけが、その先を示してくれるのではないでしょうか。
そう予感しています。

同感です。

>>88
>それと「ES」のケルングループの演奏を聞いておきたいです。機会を作ってもらえますか?

1月27日もしくは2月3日はいかがですか?

90千手:2008/01/14(月) 02:35:21
>>89
1月27日(日)が好都合です。それで調整をお願いします。
その前後のどこかで「直観」をしたいと思っています。

それと、2月23日(土)に「風日」をしようと思っています。会場を近々あたってみます。
私が「なめとこ山」で一つ発表します。もうひとつ原内さんから発表希望があり検討中です。

91毛蟹:2008/01/17(木) 02:15:31
>90
それでは1月27日にセットします。シュテルンクランクにAM11:00でよろしいでしょうか?

>その前後のどこかで「直観」をしたいと思っています。

1月24日以降なら参加できます。

>それと、2月23日(土)に「風日」をしようと思っています。会場を近々あたってみます。
私が「なめとこ山」で一つ発表します。もうひとつ原内さんから発表希望があり検討中です。

久しぶりですね。「なめとこ山」の発表はやってもらいたいと思っていました。原内さんの発表もあわせて楽しみです。
「風日」のメーリングリストについては現行の掲示板機能を変更するのであれば発表の当日に会員に向けてご説明いただきたいと思います。

92千手:2008/01/18(金) 01:20:32
>>91
原稿の掲示板は、メンバーへの伝達場所として定められていません。
そこでは伝達確認ができません。むしろ外への「公示」として位置づけられると思います。
メーリングリストは内部のメンバーのみに伝達されます。ここでメンバーへの情報伝達確定しておけば
あらためて文案を作ってメールで伝える手間が削減されます。現在、「風日」には「広報」も「事務局担当」もいません。

93千手:2008/01/20(日) 22:54:26
2008年シュトックハウゼン講習会 の案内
今年はサウンド・プロジェクションのコースがあるようです。
毛蟹さんの力が十分に発揮できる場ではないでしょうか。

松平敬さんのブログより
>パンフレットにも引用されているシュトックハウゼンの言葉によると、サウンド・プロジェクションは「指揮者よりも重要」で、
その技術を「ピアニストのように練習しなくてはならない」重要な役割を持っていて、シュトックハウゼンがこの分野での後継者を求めている、
と発言していたのは私も何度も直接聞いています。
http://tierkreis.web.infoseek.co.jp/weblog/http://tierkreis.web.infoseek.co.jp/weblog/

94千手:2008/01/20(日) 23:12:48
篠原(資明)君のブログに、シュトックハウゼンの死に触れている記事がありました。
この言い方はちょっと違うだろう、と思うところはあります。
場所は、
http://blog.so-net.ne.jp/mabusabi/2007-12-09
です。
今からすぐ後にわたしのブログの「悼辞 シュトックハウゼン」からTBをつけます。

95千手:2008/01/20(日) 23:28:55
>>94
上掲の「まぶさび」の記事にコメントをつけて、ひとつお尋ねをしておきました。
ご覧いただければ幸いです。できれば保存も。

96千手:2008/01/21(月) 06:16:00
MusikTexte - Zeitschrift fuer neue Musikへの寄稿、さっき5時58分ごり、やっと書き終えて送った。
1月20日締切、ドイツ時間ということで朝7時までOKと踏んで、やっていた。
新たに書いたものと「大道無門」のものと継ぎ足しになってしまって、イマイチ熟れていない。
こんな風に外国の雑誌に寄稿するのは初めてなので、どいう詰め方で書いたらいいのかよく分からない。
日本語フォントを使っているところも、ちゃんと読んでくれるものかどうかもわからない。
昨日は一日中卒業論文の口頭試問。書く時間がなかなか取れない。

97千手:2008/01/22(火) 03:46:02
>>91
1月27日 11時にシュテルンクランクで
お願いします。
メンバーはこの機会を大事にしてください。

98千手:2008/01/22(火) 19:00:34
次の録音演奏会を1月29日18時30分から開始したいと思っていますがいかがでしょうか?

99毛蟹:2008/01/22(火) 21:11:48
>93

ふーむ。

>98

29日と1日は試聴会に参加するため大阪に行かねばなりません。

100千手:2008/01/24(木) 03:04:03
>>99
それでは27日に、「ES」を聞いた後、京都でやるというのはどうでしょう?

101毛蟹:2008/01/25(金) 10:27:20
>100
返事が遅れて申し訳ありません。OKです。

102千手:2008/01/26(土) 02:35:23
>>101
ではそれで行きましょう。
「直観」もメーリングリストをつくりたいと思います。
皆さんご協力を。

103アリス:2008/02/12(火) 11:21:29
はじめまして。
こちらに書き込んでよいかどうか、わかりかねますがとりあえず書かせてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
わたしは音楽(作曲や演奏、特にフリーインプロなど)をやっていますがintuitive musicについても大変興味があります。
(先週も神戸でミュージシャンたちとfor times to comeから一曲練習しました。)
もし今後ミーティングやセッションの御予定がありましたらぜひお知らせ願えないでしょうか。
突然で申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。

104千手★:2008/02/12(火) 14:39:20
>>103
アリスさん、書き込み有難うございます。
そちらの活動の狙いなどがわからないので、即答はしかねますが、そちらの様子がわかる
ブログやHPや掲示板などはあるのでしょうか?
あるのならまずはそれをお教え下さい。

105pentatonics:2008/02/12(火) 21:09:02
間違いだったらすいません。
アリスさんはこちらから来られたのではありませんか?

http://www.d6.dion.ne.jp/~kwakao/index.html

106アリス:2008/02/14(木) 21:47:07
千手さま、特に狙いということはないのですが、テキストの解釈は難しいな、と感じています。

pentatonicsさま、そうです。
わたしのレーベル用のホームページですがあまり活用できていなくてお恥ずかしいです。
mixi内に関係コミュがありますが、ネット上では主にデンマークのintuitive music 主宰の方とアーカイブを運営しています。(というほどのことはしていませんが・・)

主宰者ページ http://hjem.get2net.dk/intuitive/index.htm
       http://hjem.get2net.dk/intuitive/ijapan.htm

即興音楽関連アーカイブ  http://www20.brinkster.com/improarchive/

前回書き込ませていただいたのは、私個人の興味からで特にグループが存在するわけではないです。

107毛蟹:2008/02/14(木) 23:09:55
はじめまして、アリスさん。僕はちょっとカルシウムの足りない毛蟹です。

千手さん、まずは「正しい長さ」のCDRをアリスさんに送って、聴いて頂いたら如何でしょうか。

108千手★:2008/02/15(金) 10:36:25
>>106
アリスさん

ニールセンさんのサイトですね。
ニールセンさんとは、CD交換などして親しくお付き合いいただいています。
それでは>>103のメルアドから私の>>107のメルアドに住所を記したメールをお送りいただけないでしょうか。
追って、2008年1月27日版の「正しい長さ」のCD-Rをお送りさせていただきます。
あとはまた聞いていただいてからということでどうでしょう?
では。

109千手★:2008/02/16(土) 10:32:38
>>108

>>107>>108の間違いです。失礼しました。

110千手:2008/02/19(火) 02:30:41
先ほどアリスさんからのメールを確認し、3月16日の「CD製作のための録音演奏会」に
お招きしておきました。

111毛蟹:2008/02/19(火) 11:53:21
3月16日の録音演奏会??

112千手:2008/02/22(金) 23:06:18
アリスさんからお誘いの返事がありました。
3月16日には来てもらえるそうです。
また最近引越しをして、今は造形大の近くにお住まいだそうです。
まずは演奏会に来てもらってから。

113中路正恒:2008/02/23(土) 14:26:55
鼓童の『BEST OF KODO』というCDを聴きました。
技の部分では目を見張るものがあります。感心し、また敬服します。
しかしわたしが求めている音楽はここにはありませんでした。

114千手:2008/03/04(火) 04:31:09
若狭神宮寺の「お水送り」を見てきた。
水を川に流すところはとても感動的。
法螺貝その他の音響は二月堂の修二会に比べればだいぶ甘い印象。

115千手:2008/03/04(火) 23:42:04
アリスさんにも1月27日の「正しい長さ」のCDをお送りしておきます。
明日送ります。

116アリス:2008/03/16(日) 10:08:00
千手さま、カルシウムの足りない毛蟹さま、みなさま
お世話になります。はじめましてのアリスです。
CD聴かせていただきました。
集中した演奏だと思います。
聴かせていただいてありがとうございます。

117千手:2008/03/18(火) 01:26:10
>>116 アリスさん
16日の演奏に参加して下さって有り難うございます。驚き、戸惑いなどあったと思いますが、
われわれのシュトックハウゼンのスピードに達すべき試みにさらにお力を貸していただければ幸いです。
これからもよろしく。

118pentatonics:2008/03/20(木) 00:06:32
先日のアンサンブルの際、アリスさんから意見を求められて、うまく答えられなかった
Pentatonicsです。
僕はあのとき、決していい演奏になったとは思いませんでした。
しかしながら、どうもうまく言えないのですが、あの場でアリスさんが言わんとしていたこと
の背景にある「アンサンブル」観にも、うまく言えない「ちょっと違うんじゃないかな・・・」みたいな感じを持っていました。

今になってもうまくはいえないのですが、僕自身の感じとしては、
  「アンサンブルはみんなで『つくりあげる』もの」ではない
というのがあったのだと思います。もちろん、これは普通の合奏のコンセプトではないですよね。
合奏は、みんなで気を通わせながら作り上げるものです。
これはあくまでも僕自身の感じなのですが、直観音楽においては、音は僕らによって調和的に創り出されるというより、
それに先んじて「そこにある」という風に感じるのです。
私たち自身が自由にコントロールできるもの、を越えた音が確かにそこに現れていて、それに触れて帰ってくる、
それに触れて、自分自身の音をその場に置く、という感じをもっています。
これが直観音楽のあり方としてどうか、というようなことは、僕には分かりません。
でもあの場において、音は、われわれがルールによって創り上げる、というところを越えたところにいる、というのは確かなような気がするのです。

音そのものを命を持っているものとして聴くとき、この「先んじてある」感じは不可避のものなのではないかと、僕は思うのです・・・

119千手:2008/03/20(木) 00:47:48
>>118
先日の演奏、pentaさんの演奏は非常によく聞こえました。

上の直観音楽におけるアンサンブルの説明は、申し分のないものに思えます。

さらに付け加えるなら「濃密なもの」というような観点です。
その生きてそこにある音の濃密さを捉えるという点。
これは「突破」の先に、ある明敏さとともに見えてくるものではないでしょうか。

120毛蟹:2008/03/20(木) 09:25:15
>>118
>直観音楽においては、音は僕らによって調和的に創り出されるというより、
>それに先んじて「そこにある」という風に感じるのです。

僕もそう感じます。でもそれ(「そこにある」)は直感音楽の演奏に固有な感覚だとは思いません。グレングールド(明らかに彼の演奏は「それ」に触っている。「それ」に触ることを「エクスタシー」と表現している、と僕は思います)、ジミ・ヘンドリックス(彼もそう)も直感で演奏していると思います。彼らはフットワークが軽い。探す必要がない、創る必要もないのですから。反対にダメな演奏家は自分のシッポを追い回すことを仕事にしている人たちです。。

121毛蟹:2008/03/20(木) 09:38:33
「そこにある」ものに触れること、それがコミュニケーションの真髄ではないかと僕は思っています。

122毛蟹:2008/03/20(木) 09:56:46
>>121
訂正.

全員で「そこにある」ものに触れること、それがコミュニケーションの真髄ではないかと思っています。

123毛蟹:2008/03/20(木) 12:33:15
>>118
>音そのものを命を持っているものとして聴くとき、この「先んじてある」感じは不可避のものなのではないかと、僕は思うのです・・・

「先んじてある」に導かれないと「ES」の演奏に於いて音を弾くことはできないでしょう。

124千手:2008/03/30(日) 20:45:55
突然だがぼくの一番好きなグールドはベートーベンの32番だ。
最初にきいたのもこの曲だった。この、疲れの果ての果てにたどり着いての演奏。そこからこの上ない歓喜が見出されてくる。

125千手:2008/03/30(日) 20:55:53
>>120から>>123の毛蟹さんの意見ではっとするのは>>122だ。

>全員で
ということ。シュトックハウゼンの『短波』はまったく全員が音のいのちを共有している。
>>119で言った「濃密」というのは、全員による(できるだけ多数による)共有から生まれるものなのか。
それとも、「覚醒」の深さによるものなのか。
いずれにせよわれわれの演奏も、全員による音のいのちの共有を作ってゆかなければならない。
より深い覚醒も、そこからさらに感取されてゆけばよいのだ。
しかし、もっとも、誰かが本当の覚醒を知っていなければならない。

126千手:2008/04/05(土) 00:57:15
次回、直観音楽録音のための演奏会を
4月20日(日)18時から、造形大陽陽館で行ないます。
「無限に」のCD化のための演奏会です。
精神を研ぎ澄ませてご参加ください。
後日メールでも案内をさし上げます。

127千手:2008/04/28(月) 17:22:01
2008年4月20日の第三回「無限に」のcd-rが5つできました。陽陽館入ってすぐ左のケースに入れておきます。
まずは演奏参加者のみで、ひとつずつもっていって聞いてみて下さい。
そして感想をお願いします。
当面非公開ということにしておきます。

128千手:2008/05/05(月) 03:31:26
以前メールで回したように5月11日に、ニールセンさんの友人のハンスさんが京都に来るはずです。
そろそろ連絡をとらないといけないと思っていますが、コンサートに行ける人はどのくらいいますか?
私は行こうと思っていますが。

129Pentatonics:2008/05/07(水) 00:59:15
私は行けません

130千手:2008/05/08(木) 23:11:57
>>129
承知。

131千手:2008/05/12(月) 07:22:53
昨日ニールセンさんから紹介してもらったハンス・フェルスタッドさんの音楽を聴きに行ってきました。
素晴らしい!
http://25237720.at.webry.info/200805/article_1.html
に感想を書いておきました。

132Pentatonics:2008/05/12(月) 19:24:50
ハンスさんの音はこちらで試聴できます。

http://www.myspace.com/hansfjellestad

133千手:2008/07/02(水) 22:33:09
明日から花巻。その打合せで大学に行った。メールボックスにDellの宣伝冊子ともう一つ何やら黄色い冊子。普通ならすぐゴミ箱に捨ててしまうところなのだが。
家に帰って、さっきバッグの中を整理していると、その黄色い冊子にMusikTexteとドイツ語が書かれているのに気づく。117号、Mai 2008。あ、あれだ、という感じだった。今年の1月に書いたシュトックハウゼンについての小論だ。
「音楽の大道無門」。それから何の連絡もなかったので、ボツになったのかと思っていたが、こうして出版されていたのだ。英語で書いたわたしのテキストは"Daido Mumon der Musik"とドイツ語訳されて掲載されていた。さすがに漢字は省かれていたが。Pp.58-59。とりあえずシュトックハウゼンについて何か語る人間として国際的にデビューしたことになるのだろう。もっとも、前にフランス語で書いて自分のホームページにのせた、「カオスモスの変身装置」は、以前シュトックハウゼンの公式ホームページからリンクされていたこともあり、国際的にちょっとは知られていたのだが。あのニールセンさんも、それを読んでコンタクトをとってきてくれたのだ。
 ともあれ嬉しい出来事だ。捨てなくてよかった、と思う。

134千手:2008/07/18(金) 18:25:58
YouTubeからシュトックハウゼン関係のものを幾つか拾ってきて、トポイポイねっとの方に貼っておきました。
1972年のスピーチは重要です。

135千手:2008/07/19(土) 01:41:34

たとえばこれです。
http://blogs.yahoo.co.jp/nametokogenmai3gou/22804934.html

136千手:2008/07/31(木) 00:29:21
次回直観音楽録音演奏会は8月24日(日)18時から陽陽館で。
"Unbegrenzt"の演奏、この日で決めたいと思っています。
7月13日のUnbegrenztの演奏CD−R、参加者分だけできました。陽陽館に取りに来て下さい。

上記の件、後日メールでも回します。

137千手:2008/09/02(火) 19:41:52
次回直観音楽録音演奏会は9月28日(日)18時から陽陽館で。
演奏予定"Unbegrenzt"他一曲。
前回は中川さんという強力な人が参加してくれました。今後メンバーとして参加してくれます。

138千手:2008/10/10(金) 00:19:33
連絡が遅くなってしまいました。
次回直観音楽録音演奏会は10月13日18時から陽陽館です。
「無限に」と「結合」を予定してます。
ご参集下さい。

139千手:2008/10/14(火) 04:26:46
10月13日の演奏はよかった。とりわけ最後にやった「無限に」が。
過飽和状態から、さらに先へいって、一つの「場」を作れたからだ。
わたしの念の中にあったことで「常不軽菩薩」と名付けたい場所だ。
「浄土」ではない。法華経巻20に説かれるこの菩薩の実践の場のようなことだ。
確かにこれまでの演奏より一歩進んだ。

140毛蟹:2008/10/16(木) 00:36:00
>>139
>確かにこれまでの演奏より一歩進んだ。

半歩なら同意します。まず75点というレベルでしょう。ケルングループに比べたら25点は負けてます。
メンバー全員まだまだ無駄が多くて冴えが足りません。
次回11月15日 18:00からで如何ですか?

141千手:2008/10/16(木) 09:01:30
>>土曜日はたいてい楽心荘で子供向きの武道の練習があるようなので、できれば避けたいと思っています。

142千手:2008/10/16(木) 09:04:52
>>140
「過飽和状態」から直観を先へ一歩進めるということはできていないのですが、「過飽和状態」で得られてリズムの直観を落とすことなく、変形でしてゆくことができたという点で見ればかなり大きな前進だと思います。

143千手:2008/10/22(水) 15:38:54
次回の直観音楽録音演奏会
11月15日(土)18時から陽陽館で。
今回は土曜日になりますのでご注意ください。
また、陽陽館周辺の状況も未知のところがありますが、臨機応変に進めたいと思います。ご参集ください。

144千手:2008/10/26(日) 00:31:03
8月24日の「正しい長さ」「無限に」の演奏を聞いた。
演奏はどちらのものも今日のわれわれが達成している水準を示すものでしょう。
録音の方が不安だったのですが、どうでしょう?
録音がこれで十分ならば、これをIMEの公式バージョンにしたいと思いますがどうでしょう。

145毛蟹:2008/10/26(日) 11:11:32
>144

手数をお掛けして申し訳ありませんがCDRを焼いてください。
それを聴いて判断したいと思います。

>演奏はどちらのものも今日のわれわれが達成している水準を示すものでしょう。

その水準が井戸の中なのか外なのかをケルングループの演奏水準をもって測らねばなりません。

146毛蟹:2008/10/26(日) 11:28:05
>144

失礼しました。前回の演奏と勘違いしてました。8月24日のバージョンですね。
8月24日のバージョンは相当いいと思いました。ただ一般的な再生装置で伝わるかどうか、かなり怪しいと思います。

回を重ねる毎に演奏のレベルは向上しているという手ごたえがあります。
次回の演奏はもっといい演奏ができるはずで、またできなくてはなりません。
次回の録音に期待したいと思います。

147千手:2008/10/27(月) 09:32:50
>>146
ヘッドホンで聴いていたのですが、それだとなかなかよく聞ける、という感じでした。
ともあれあの内蔵マイクはマイクの志向性をよく活かせないようなので(無志向性マイクのような音響)になるので、
内向き90度での使用はもうやめようと思います。
次は僕もまた奏法を考えて参加したいと思います。

148千手:2008/10/31(金) 22:25:08
ニールセンさんからここを見ろというメールが来ました。
http://hjem.get2net.dk/intuitive/iquote.htm
この11月にロンドンで、ということらしいのですが。
ちゃんと読んでいる時間(語学力)がありません。
あとでメールの方も回したいと思います。
わかる人があったら教えて下さい。

149千手:2008/11/10(月) 00:32:20
11月7日、「コンサートジェネシスIII」という演奏会に行ってきた。演奏会の第二部で
「追悼 シュトックハウゼン」として「京都で作曲された作品二題」というものが組まれていた。
曲は『リヒト--暦年』から3曲、そして『自然の持続時間』から4曲。
『自然の持続時間』は大井浩明さんのピアノ演奏で、質の高い演奏が聴けることははじめから期待できた。
意外だったのは和楽器による『リヒト--暦年』の演奏。これが素晴らしい。
最初の「百年の時間のための音楽」でその龍笛の演奏に驚いてしまった。
次の「一年の時間のための音楽」でも、とりわけ琵琶と箏の掛け合いのところが素晴らしかった。
そして三曲目の「十年の時間のための音楽」も篳篥がすばらしく、また鞨鼓の弱まってゆく音の入りもよかった。
何に驚いたかというと、あのシュトックハウゼンの音楽の特質である内的なリズムが、しっかりと掴まえられていたとことだ。
これが驚きだった。シュトックハウゼンの演奏指導なしに、この水準まで内的リズムが聴きとれている演奏が出来るということが稀有なことに思えたのだ。
これならシュトックハウゼンの音楽が継承されている。
この「内的なリズム」とわたしがいうものは、生命ある音の作ってゆくリズムのことで、直観音楽以来シュトックハウゼンの音楽の目指したものはこの内的なリズムの発見と定着以外のことではない、ということを改めて気づかせてくれた。
後で木戸敏郎さんの解説をみると、龍笛と琵琶をえんそうした芝祐靖氏はこの曲の初演以来の演奏者で、シュトックハウゼンの指導を受けた方だという。
芝さんのまわりで、シュトックハウゼンの本質が高品質に継承されていることを知って、わたしはとても嬉しい。

150千手:2008/11/10(月) 00:43:56
大井さんの演奏についてひとことだけ言っておくと、こういう堂堂とした演奏によって、音の自然減衰を最後まで聞き届けさせるということの偉大さだ。
こういう演奏によって、確実に聴衆の耳が育てられてゆく。これはジョン・ケージの4'33''よりもずっと効果的に、そして深く、「音」を聞かせることが出来る。
大井さんは、聴衆の耳を育っているのだ。ここから、そうして育てられた耳をもった人たちの間から、新しい流れが出来てゆくかもしれない。
その耳をもった人達は、わたしたちの直観音楽のよき聴き手にもなってくれるはずだ。
そしてまた奏者にも。

151千手:2008/11/17(月) 00:28:42
http://jp.youtube.com/watch?v=qB76jxBq_gQ&feature=related
音が見えているということ。

152E嬢:2008/11/18(火) 00:48:59
グールドの演奏、とても興味深かったです。
これまで、実際の演奏を観たことが無かったので、「鼻歌を歌う人」
って、程度の認識でした。

ピアノを右手で演奏しながら、左手でコンタクト(?)を取り、
鼻歌を歌っているあたりまでは、特に興味は無かったのですが、
一度、ピアノから離れ、窓辺にたち、再び演奏する姿をみて考えました。

彼は、一定の音域しか使用していません。(たぶん)
ピアノが88鍵あると仮定するならば、中央部分しか使用していません。(そう見えた)
もそこで、彼が一定の鍵盤しか使っていないと推測して、
そこへ、アルファベットを並べたら、なんらかの文章ができるのではないかと思いました。

文章とい表現は、適切ではないと思うのですが、
いまの私には、この表現しか思いつきません。(日本語能力不足ですみません)

なぜなら、音…音楽が12音を基準としているのであれば、
アルファベットと同じ数の鍵盤だけを使用すれば文章ができると考えるからです。

ピアノをタイプライターと見立てたとき、それは可能だと思ったのです。

いまの私には、グールドの使用した言語がなにかわかりませんが、
仮に英語であれば、26鍵盤だけを使用しているのではないかと思うのです。

千手さんがいう、『音が見えているということ。』を、
私はこのように考えたので、ご報告まで…

153千手:2008/11/18(火) 15:26:22
間の取り方、タッチのちょっとした違いはほとんど無限に選択肢がありえます。
グールドはタッチ(間)のちょっとした違いを修正しているんですね。
自分に音(楽)が見え(観え)ているからこの修正ができる。
そんなことに感心したんです。

154千手:2008/11/18(火) 15:30:51
先日の大井さんの演奏で感心したことのひとつは、左手の表情なのです。
たいてい目をつぶっていたので見ていないのですが、左手が音楽の内的リズムを捉える感覚器官になっている。
いいですよ。

155毛蟹:2008/11/19(水) 01:19:51
>152
お久しぶりです。お元気でしたか?
あなたの思考回路は極めてユニークですね。
思考がユニークだと言っているのではありません。

>153
>自分に音(楽)が見え(観え)ているからこの修正ができる。

芸術家ってそういう人間なんじゃないんですか?

156千手:2008/11/20(木) 11:28:54
次回の直観音楽録音演奏会12月14日(日)18時から、陽陽館
「無限に」の演奏は次回で決めたいと思っています。

157千手:2008/11/20(木) 11:31:18
グールドはあそこでなぜ立上がったのでしょう?

158千手:2008/11/20(木) 11:42:30
そして立ち上がる前「なぜあそこで」やめたのでしょう?
時間の「未来」にかかわる何事かであるように見えるのですが。

159E嬢:2008/11/20(木) 15:46:51
>155

お久しぶりです。
回路がユニークってコトですか?
脱線の仕方がユニークってコトかなぁ・・(笑)

160毛蟹:2008/11/21(金) 00:58:26
>159
あのビデオを見て、聴いた者の想像力が「ピアノをタイプライターと見立てたとき」という方向(回路)には普通流れませんからね。だからユニークだと言ったんです。

>ピアノをタイプライターと見立てたとき、それは可能だと思ったのです。

そりゃ可能です。でもね、あなたの見つけたその池で釣りをしても魚は一匹もいませんよ。

161E嬢:2008/11/21(金) 23:26:16
私の行く池には、いつもお魚さんは居ないようです。
仮に、釣れても、お魚さんを針から外すことさえ出来ません。

ところで、毛蟹さん。
音楽は、12音です。(12音という表現が適切か、どうかは別にして。)
なにの音楽は対象物を、12音で表現するということが、抽象的だと思うのです。
たとえば、ひらがななら、50音。
英語のアルファベットなら、26音あります。


音階のある楽器なら12音といえますが、
音でいうと、正確な数はわかりません。


ピアノも、タイプライターも、両手を使います。
人差し指の人もいますが・・

ピアノでない他の楽器だと、何も考えなかったと思います。

パソコンについているキーボードも、
鍵盤のついている楽器もキーボードなのは、なんでかと・・

あぁ・・ここから、脱線が始まっているのですね・・

162千手:2008/11/22(土) 01:47:44
"Etwas über sich hinaus schaffen"「みずからを超えて何かを創造すること」
ツァラトゥストラのこの言葉に含まれていること。
シュトックハウゼンの1972年のスピーチもこれを念頭においている。
ドゥルーズの『差異と反復』もこれを主題にしている。
「かつてあった」でもなく、「わたしはこれだ」「わたしはこれができる」でもなく、
未来の尖端が語りかけてくること。

163毛蟹:2008/11/22(土) 02:17:45
>161
>音楽は対象物を、12音で表現するということが、抽象的だと思うのです。

抽象的?「肌理が粗い」ということですか?でも一つの音が弾かれるためには音の高さのみならず長さと強さと音色が必要です。そして音の高さ以外の3つは全部アナログなんです。つまり絵具みたいなもので無限のグラデーションがあります。
それとね、確かに12音は少ないかもしれないけど、音は碁石みたいなもんなんですよ。単語の中のひらかなやアルファベットとは違うんです。
さらに付け加えると、文字はデジタルなんです。誰の筆跡であれタイプであれ同じ内容が伝わる(少々乱暴だけど)、これデジタルなんです。
ピアノは弾き手が変わると伝わるものが変わってしまうでしょ。「伝送系で情報が変化する」これアナログです。
僕もだいぶ脱線しましたね。

164毛蟹:2008/11/22(土) 09:54:34
>162
>「かつてあった」でもなく、「わたしはこれだ」「わたしはこれができる」でもなく、
未来の尖端が語りかけてくること。

音楽とは「非在」として「今ここに生まれつつあるもの」です。
「今ここに生まれつつあるもの」は過去にも現在にも未来にも属しません。
過去と現在と未来が「今ここに生まれつつあるもの」の中に在るのだと思います。
脱線しましたかね?

165E嬢:2008/11/22(土) 10:28:39
>163 文字はデジタルなんです

E嬢的理解能力では、カワイイ表現なので、グッときました。
(バカにしてるんじゃないですよ)

> でも一つの音が弾かれるためには音の高さのみならず長さと強さと音色が必要です。
 そして音の高さ以外の3つは全部アナログなんです。

音の高さはデジタル・・ってコトだと想定して書きますが、(勘違いならスミマセン)
音の、『高い』、『低い』だけでは、アナログなのではないでしょうか。
西洋的な楽器で、『ド』とか『レ』とか名前が付いている場合は、
「デジタル」であるかもしれませんが、
民族(俗)楽器のような、音階をもたない楽器や、音の名称を持たない楽器は、
「デジタル」になるのでしょうか?

毛蟹さんが叩いている太鼓の音階はわかりませんが、
小鼓だと、「高い」か「低い」、そして「真ん中」の三つしかありません。
すると、「デジタル」というよりも、「アナログ」な感じがするのです。

ピアノの場合、「デジタル」というのは相応しい感じがするのですが・・


> つまり絵具みたいなもので無限のグラデーションがあります。
 
わたし、ここの解釈は違うんです。
「ド」とか「レ」とかは、「絵具」みたいなものだと思います。
チューブを叩いて、押し出されて、「赤」とか「ド」が飛び出す・・
そんな感じをイメージしています。

でも、「無限のグラデーション」は、
「赤」と「他の色」をグネグネして作り出すものだと考えると、
「ド」と「レ」は、なんぼグネグネしても、他の音は出ないからです。(ピアノの場合)
「ド」と「レ」のあいだに存在する音はグラデーションですが、
絵具と一緒だとは思いません。
「ド」とか「レ」などの名前の持たない楽器にしかないと考えるからです。

音の高さは「デジタル」で、音色は「アナログ」・・

ピアノの場合、音の高さは「デジタル」、音色も「デジタル」
例えにあげた小鼓の場合、音の高さは「アナログ」、音色も「アナログ」
って、なりませんか?(できれば、一億歩ぐらい譲って同意できないですか?)

166千手:2008/11/23(日) 00:40:28
>>164
>過去と現在と未来が「今ここに生まれつつあるもの」の中に在るのだと思います。
これは反復が存在している、と言っているだけのことに見えます。
未来が反復されるということ、そういう出来事があるということが言いたいのです。
浄土とは未来の反復ではないでしょうか?
そこには現在も過去もない。
浄土、それは「好きなだけ多くの時間と空間をもっているという確信」の開く場所そのものではないでしょうか。

167E嬢:2008/11/23(日) 08:28:42
>166
未来が反復されるということ

わたしは、未来は、「いま」と「かつて」だったものが、
再び「そういう出来事がある」につながることだと思います。
「そういう出来事がある」は、再生性なものではないかと。

「かつて」→このあいだにリサイクル→「いま」→次の可能性→「未来」
みたいな感じです。

反復だと
「過去」→同じ→「現在」→同じ→「未来」→やっぱり「過去」?
って感じがします。

168毛蟹:2008/11/23(日) 11:21:20
>166
ありがとうございます。

>そこには現在も過去もない。

未来であると認識した(している)ということは、わたしはそのとき現在に身を置いていた(いる)ということではないのですか?
どうも僕にはここで千手さんがおっしゃっている「未来」という言葉が理解できないんです。

169毛蟹:2008/11/23(日) 12:03:55
>165
>でも、「無限のグラデーション」は、
「赤」と「他の色」をグネグネして作り出すものだと考えると、
「ド」と「レ」は、なんぼグネグネしても、他の音は出ないからです。(ピアノの場合)
「ド」と「レ」のあいだに存在する音はグラデーションですが、
絵具と一緒だとは思いません。
「ド」とか「レ」などの名前の持たない楽器にしかないと考えるからです。

どう言えばいいのか・・・
僕が絵具に喩えたのは音高・強さ・長さ・音色の4つのチューブを混ぜ合わせないと一つの音は出せないってことです。この4つのチューブの混ぜ具合で同じドの音にも無限のグラデーションがあると言いたかったのです。
タイプで印字した文字の濃度が濃くても薄くても、黒でも青でもあんまり重要じゃないでしょ?でも音の場合は重要ですよね。
譜面どおりに鍵盤を叩いてもタイピストはグールドの代わりにはならないってことはピアノに限らず生楽器の音は全てアナログだっていうことです。

>ピアノの場合、音の高さは「デジタル」、音色も「デジタル」
例えにあげた小鼓の場合、音の高さは「アナログ」、音色も「アナログ」
って、なりませんか?

どうも音の高さも音色もそれ自体では音にならないってことを理解していないようですね。

>(できれば、一億歩ぐらい譲って同意できないですか?)

できない。1ミリも。

170E嬢:2008/11/23(日) 23:06:39
>169

毛蟹さんのいう「音」を、私は理解できていないようです。
理解するためにも、もう一度、トライしてみます。
(1ミリでも、わたしが近づけるように・・)

①音の要素として、「音高・強さ・長さ・音色」がある。

②グールドの表現は、グールドにしか出来ない。

③生楽器の音が全てアナログである。

ってコトはですよ、生演奏において、
一瞬、一瞬に生成される音は全てアナログであって、
それは、その演奏者、もしくは表現者の解釈によって再構築されるものだから、
その音(の概念)は演奏者、もしくは表現者によって違う・・
ってコトですか?

アカン・・やっぱりアホを認めたほうが早いですが、気になります。
(もちろん、アホなんですけどね)

171千手:2008/11/24(月) 11:17:57
>>168
日常生活の説明をしたいわけではないので...。
ドゥルーズとシュトックハウゼンの1968年はなかなか越えられない。
「未来」の時間については後で少し説明します。

172毛蟹:2008/11/24(月) 20:17:02
>171
>そこには現在も過去もない。

そこが「未来」だと認識するためにはわたしが「現在」にコンタクトしている必要があると思います。

173毛蟹:2008/11/24(月) 20:23:47
168,172で使用した「現在」はもちろん「日常」を指しているのではありません。

174千手:2008/11/26(水) 02:59:17
時が流れている限り、時の構造として「過去」「現在」「未来」の三つの次元は、つねに総合されて存在しています。

175千手:2008/11/26(水) 03:03:16
ただ、その総合の形には、過去を基にした総合、現在を基にした総合、未来を基にした総合、の三つの違った形式があると思います。

176千手:2008/11/26(水) 03:31:30
"Spiele einen Ton"
という命令法の下にある時、ひとはつねに「未来を基にした総合」の形でみずから(の演奏)を形成しなければなりません。

『七つの日より』の演奏指示の中に、"du bist"(おまえは・・・である)という表現は出てこないと思います。
もちろん従属文中で"du ... hast"という現在時制の表現は出てくるのですが、それは
1.命令法による指令の下位に位置すること、
2."bist"と"hast"との間にはずれがあって、"hast"は"bist"の存在の現在からは常に逃れているように見えます。

>そこが「未来」だと認識するためにはわたしが「現在」にコンタクトしている必要があると思います。

「未来」と認識する必要があるとは思いませんが、未来を基にした総合がされている必要はあると思います。
総合の中には現在の契機も過去の契機もあり、それゆえ現在とも過去ともコンタクトはあります。
ただ総合を生みだす源は未来のものでなければならない。よき現在は明確に把握された(直観された)未来から来る。

多少は説明になっていますでしょうか?

177毛蟹:2008/11/28(金) 00:11:41
>176
ありがとうございます。

グールドの演奏では、次に弾かれる音と全体(曲といったらいいのか?)が互いに存在を与え合っているように感じられます。作品全体を見通しているといえばそれまでですが、最初の一音からそのように感覚させるところがグールドのすごいところだと思います。

>よき現在は明確に把握された(直観された)未来から来る。

むつかしいことですが、そうあらねばならないと思います。

178毛蟹:2008/11/28(金) 00:53:14
11月15日の「無限に」のCDRを聴きました。
やはりマイクはこちらのほうがいいと思いました。
アンサンブルとしての演奏は65点くらいでしょうか。
個人的にはもっと垂直に切り立つ音を出さねばと反省しました。これは他のメンバーの演奏にも共通する課題だと思います。空間を慄かせるような音がもっと必要です(後半の中路さんのタムタムの打撃は良かったです)。それと一つのリズムの探求が長い割には切れ込みが足りない(全員で寄ってたかって棒でめった打ちにしている感じ)。それから、リズムの芽をずいぶん逃しています。

179千手:2008/12/01(月) 23:50:42
今日、授業が終わって研究室への帰り道、山の上の能舞台の隣の屋上で岩下(徹)さんが踊っていた。ひとりで踊りの練習に体を動かしていたということなのだろう。あのいつもの黒い上下の練習服で。
お会いするのも久しぶりのことで、二三言葉を交わして、邪魔ではないというのでドラをもっきて、遊んでいた。
私の意識では演奏していたのは「正しい長さ」。身体の動きのアーティキュレーションに合わせるのは、楽器を使えば容易なことだ。はじめはまず合わせて、そして動きの方も音色に応じて新しい展開に入ってくれる。
そのうち合わせる必要がなくなって、たとえば靴の動きだけを見て、あるいは目の動きだけを見て、そして自分の音の論理をきいて、新領域へとめざす。屋上のざらざらな表面もあたらしい音素材をもたらしてくれる。
そのうち私の携帯が鳴り出したりもしたが。
やがて共演者が増えてくる。南の方で鳴く鳥が、対話をしてくれる。
また、何かの工事中の音か、何の音かわわからないが、北の方からも呼応した音が出てきてくれる。わたしの方が呼応させているだけかもしれないが。ともかくそのリズムが掴める。
岩下さんのステップが非常に不思議なリズムをもつようになる。同じくり返しではなく、微妙に短くなるのだ。このずらしは演奏で経験したことがない。
だが確かにそうやって攻めてくるのだ。私もそのリズムを把握しようとして追いかける。やがて把握する。
その後また鳥たちとの交響の世界。鴉も鳴き出すが、これはまた合わせにくい。なかなか把握しにくい。
そのうち岩下さんの動きが終了する。
このダンスとの共演。新しいリズムのヒントがあった。

180E嬢:2008/12/02(火) 23:30:17
>179

興味深い内容です。ありがとうございます。
第2回ラ・プリマヴェーラ賞を受賞することはできなかったので、
明日の岩下先生の公演に行こうと思います。

181千手:2008/12/04(木) 00:49:06
>第2回ラ・プリマヴェーラ賞を受賞することはできなかったので、
何か応募していたんですか?

>明日の岩下先生の公演に行こうと思います。
どうでしたか?

182E嬢:2008/12/04(木) 21:23:17
>181

第2回ラ・プリマヴェーラ賞は、京都造形大で行われている、
ニューヨーク研修のオーディションです。
「間について考える in New York」で応募したのですが、
ダメでした。受賞者の発表がまだなので、合格者は誰かわかりませんが・・

京都芸術センターで行われた、「放下21」という即興舞踏を見ました。
私が想像していた感じとは全くちがう、言葉にならない体験でした。

なんというのでしょうか・・
ある到達点に、舞踏で誘導されているような・・
この、感覚の表現が難しいのですが、なにかの糸を一本、
背中から抜き取られるような感覚です。

う〜ん、音でも、言葉でもない、身体表現・・
言語化できないですが、間についても考えてしまう内容でした。

183毛蟹:2008/12/06(土) 17:43:18
このところシュトックハウゼンのCDを聴きながら自宅のスピーカーの鳴り方に不満を囲っていました。本日処方箋を決めて手を入れ、フリッチェ、ゲールハール、アルシナ、ジェニークラーク、ドゥルーエ、ポルタル、シュトックハウゼンの7名による「強度」のCDを聴きました。

これは凄い演奏でした。完璧に垂直な演奏でした。彼方に在る無限ではなく胸を圧迫するほど近くに無限が「降りて」くる、そして演奏開始から終わりまで一度として去ることがありませんでした。
時間も無く、生成も無い場でした。「無限に」の演奏の大きなヒントになりました。
CDを聴き終えてからライナーノーツを見るとこう記されていました。

In this way the most vertical music of AUS DEN SIEBEN TAGEN arose as if of its own accord, through my function as playing conductor.The "Intensity",which I at first interpreted as the purely physical one of hammering and sweating, tuned suddenly into a spiritual one,into rhythmic polyphony.

「無限に」の演奏の大きなヒントになりました。

184毛蟹:2008/12/06(土) 18:06:50
「無限に」のベスト・パフォーマンスの記録は、直観音楽アンサンブルのためにシュトックハウゼンが取っておいてくれたのだと思いたい。

185千手:2008/12/07(日) 04:37:41
>>183
聴きたい。

186毛蟹:2008/12/07(日) 09:21:44
>185

聴きに来てください。

187千手:2008/12/09(火) 18:13:09
>>186
行かせてもらいます。

188毛蟹:2008/12/13(土) 12:39:52
昨日千手さんと「強度」のCDを聴きました。

「変化しなければばならない」とか、「旅行に出掛けなければならない」という意志がこの演奏の奏者にはありません。
「いま、ここ」を肯定する音、「どこにも行く必要がない、ここが最高」という確認のための音だけで出来上がった音楽だと感じました。
これほど楽しく(シュトックハウゼンの演奏が可笑しい)、暖かい直観音楽の演奏を体験したのは初めてです。

この「強度」の演奏は同時に「無限に」と「それ」の演奏でもある。

個人的に次のことを確認した。

直観を捕まえることはできない。直観に捕まえてもらうしかない。
どのような音からでも開始できるが思考を開始点にしてはならない。
「考える」ということをやめたときが直観音楽の開始点である。
直観は表現されるべき対象ではなく、弾くことの唯一の根拠である。
したがって実際の演奏において奏者が最低限なすべきことは音を弾くことではなく、音を弾かないことである。
急かすと逃げてしまう。リズムが自らの外と内にとどまるための最小限の音を出すだけでよい。転換点は自らゆっくりと近づき、一気に訪れる。

189千手:2008/12/20(土) 00:09:23
大井浩明さんのコンサートに行ってきた。いろいろと魅力のあるコンサートだった。
だが、家に帰ると何故かホロヴィッツのクライスレリアーナが無性に聴きたくなった。
そして今聴いている。とりわけその終曲なのだが。

190千手:2008/12/20(土) 00:10:54
訂正:終曲ではなく、その第七曲だった。

191千手:2008/12/20(土) 00:15:19
聞きたかったのが終曲なのかその前(第7曲)なのかわからなくなった。多分その両方だった。

192千手:2008/12/20(土) 23:35:43
演奏会の後でプレイエルのピアノを少し触らしてもらいました。
とても自然な音。

193千手:2008/12/22(月) 23:44:56
次回の直観音楽録音演奏会の案内
2009年1月18日(日)18時から 京都造形芸術大学陽陽館にて
 横笛奏者の方が来てくれる予定です

194千手:2008/12/30(火) 18:52:11
お薦めCD:
『天平琵琶譜「番假崇」』(ALCD-2001)
芝祐靖さんの音の作りが聴けます。
一番の気に入りは二番目の曲。アンサンブルの作り方。大音量時の「間」の緊迫。
琵琶、篳篥に後から笙が入り、そして龍笛が入る。たくさんのリズムを逃している、と言えるかもしれないが、しかしリズムの種は沢山捉まれている。
7分7秒の龍笛が最高にいい。
10分20〜30秒の響きもこの曲の構えでは最も切なくていいところだ。

195千手:2009/01/20(火) 23:07:36
1月18日の演奏はおもしろかった。ミワさんが参加してくれて、「正しい長さ」二回と「無限に」一回。
ミワさんの自信をもった演奏。これがすごい。その笛を聞いていると、僕の演奏がまるで蛮族の音楽に見えてくるときがあるのだ。
「無限に」で能管を使ったときはなおそうだ。能楽が怨霊を鎮めるというのがどいういう音組織、音世界によるものなのか、ということが非常によく分かった。
まあこちらも頑張って演奏していたのだが、最後には能の鎮めの力をもった音を超えて、直観音楽に入って来てくれたのだが、それはすごかった。
ビブラートを超えて、まるで不整脈のような高音のとぎれとぎれの振動、こんな笛の音は聞いたことがない。
 次回から参加してくれるかどうかは分からないが、シュトックハウゼンにはとても興味をもってくれている。
 強力な音楽感をもっているひとだ。
 思いがけない新鮮なひとときだった。

196千手:2009/01/22(木) 23:35:28
直観音楽はまさに戦争機械ではないか?
 ドゥルーズのクライストについての次のような叙述「戦争機械」『千のプラトー12』

>なぜクライストの方にこそ最も奇矯な現代性があるのだろうか? その理由は、彼の作品の構成要素が秘密と速度と情動であるからである。秘密は、クライストにおいてもはや内部性の形式のうちに取り込まれた内容ではなく、反対に、それ自体形式となって常にそれ自身の外部にある外部性の形式に一致する。同様に、感情は「主体」の内部性から引きはがされて純粋な外部性の環境に投射されるのであり、この外部性の環境によって思いがけぬ速度と発進(catapulte;引用者注)力を与えられるのである。愛情にせよ憎悪にせよ、それはもはや感情ではなく情動なのだ。しかもこうした情動は戦士が〈女性になること〉〈動物になること〉(熊、牝犬)でもある。情動は矢のように身体を貫く。情動は戦争の武器なのだ。情動の脱領土化の速度。ホンブルクの王子やペンテジレアの夢でさえ、戦争機械に属する中継と分岐、すなわち外的連結のシステムによって、外部化されているのである。数々の砕けた円環。

197千手:2009/01/22(木) 23:46:13
つづき
>クライストの全作品を支配するこの外部性という要因は、彼が文学の領域で最初に発明したものであり、時間に新しいリズムを、すなわち緊張または失神、閃光または加速の果てしない継起を与えることになる。緊張とは、「この情動は私には強烈すぎる」という場合であり、閃光とは、「この情動の力が私を運び去る」という場合である。いずれの場合にも、〈自我〉は、一人の登場人物にすぎないのであり、その身ぶりや感動は脱主体化されている。そのために〈自我〉は死ぬかもしれないとしても。いかなる主体的内部性も残存させない、死に物狂いの疾走と凝固した緊張の継起、---これがクライスト独自の方式である。
(河出書房新社)

いかがでしょう?

198千手:2009/02/05(木) 01:31:39
次回の直観音楽録音演奏会の案内
2009年2月22日(日)18時から 京都造形芸術大学陽陽館にて
 「無限に」をやります。
 今回こそ決めたい。
 希望者、ご参加を。

199Pentatonics:2009/02/10(火) 22:15:26
 残念ながらNPOの仕事で東京に行っており、欠席させていただきます。
良きものが生まれますようお祈りいたします。

200千手:2009/02/23(月) 23:19:54
2月22日の録音演奏で、一応2008年度のデモテープづくりを完了します。
次回の直観は3月22日(18時から)京都造形芸大陽陽館にて。
練習演奏会として、少し枠を広げてゆきます。新人参加者歓迎で。
デモCDは近々製作します。
デザインなどを進んで担当してくれる人があったら名乗り出て下さい。

201千手:2009/03/11(水) 12:29:55
二週間ほど前ですが、大井浩明さんからこんな案内が届きました。

●3月10日(火) ソナタ第27番・第28番・第29番《ハンマークラヴィア》、有馬純寿氏による新作
●3月17日(火) ソナタ第30番・第31番・第32番、福井とも子氏による新作
●3月25日(水) リスト編:第9交響曲、ウィンクラー編:大フーガ、野村誠氏による新作等
(すべて京都文化博物館別館ホール、午後6時半開演)

わたしは3月17日の演奏会に行く予定です。
皆さんもどうぞ。

202千手:2009/03/11(水) 12:31:22
以下は上記演奏会についての大井さんの解説です。


>  ベートーヴェンのクラヴィアソナタ、特に中期から後期作品を演奏する際、そこで使われている音域が楽器選択の基準の一つとなります。気まぐれで例外的な「はみ出し」を度外視すれば、《告別》以前は5オクターヴ半に、後期ソナタ6曲は6オクターヴ(CC-c4)に収まります。ただし、《ハンマークラヴィア》第1楽章では、最高音域(c4-f4)が繰り返し用いられるため、作曲当時の楽器を使用するとなると、どうしても都合2台のフォルテピアノが必要となります。

>  3月10日(火)の公演では、イギリス式アクションのジョン・ブロードウッド(1816年ロンドン製)、ならびにウィーン式アクションのマテウス・シュタイン(1820年ウィーン製)を並べ、楽章毎に楽器を換えながら演奏致します。また、「ウィーン(18世紀)vsロンドン(19世紀)」という好カードをより刺激的に味わうために、ベートーヴェン自身によってオーサライズされた「ロンドン初版」(楽章の順序が交換されている)を採用します。恐らく、そこまで酔狂な演出を《ハンマークラヴィア》ソナタに施すのは、世界初の試みになるんじゃないでしょうか。当時の楽器では、いわゆる「ウナ・コルダ」は、まったく別世界の、まさに彼岸の音色とでも喩うべき響きを醸し出しますが、通常の全弦打鍵のトゥッテ・レ・コルデ、その中間状態であるドゥエ・コルデといった「距離感」の変容を、ベートーヴェンが指定した通りに明確に区別出来る点にもご注目下さい。新作を御提供頂く有馬純寿氏は、日本を代表するサウンド・アーティストとして、八面六臂の活躍をなさっておられます。

>  3月17日(火)の第12回公演では、ソナタの最後の3曲を、ジョン・ブロードウッド一台で取り上げます。十数年ぶりに譜面を見ると、以前はいかに「シューマン目線」で解釈していたか、ということに愕然としました。例えば作品109にしても、ロマネスカで開始されるエマヌエル式ファンタジアだと思えば、第1拍を見失うことも無い、という具合です。委嘱作曲家の福井とも子氏との協働作業は、17年目を数えるに到りました。

>  3月26日(水)のオーラス公演では、ベートーヴェンの「即興精神」の結実ともいえる《第九》を後半に据え、その縮図である《カヴァティーナ》→《大フーガ》を前半に配しました。この「即興精神」を足掛かりに新作を書いてくれるのは、「赤のあいのてさん」としても知られる畏友、野村誠氏です。コンサート副題「踊れ!ベートーヴェン Jogetlah! Beethoven(インドネシア語)」は、ガムランと児童合唱のための、不羈奔放な野村作品から採りました。

203千手:2009/03/19(木) 03:00:35
>>201
3月17日の演奏。1816年製のブロードウッドのピアノを使って、一貫して音を一つ一つ優しく、美しく響かせようとしていると感じた。
ソナタ30番ではきゃしゃな楽器だという気がしていたが、31番を聞くとなかなか強い音も出る。
31番は大変な名演奏だったと思う。

204千手:2009/03/23(月) 14:37:57
3月22日の演奏は、
「無限に」「それ」「太陽に向かって帆を上げよ」の三曲。
「それ」も「太陽」をデモ水準の演奏が出来ました。

次回は4月26日(日)18時から京都造形芸術大学陽陽館で。

安定した水準が維持できるようになったので、
今年は外(外部会場)での演奏をしてゆきます。

205毛蟹:2009/03/23(月) 19:00:52
「無限に」(2月22日バージョン)のCDRを聴きました。
千手さんの仰るように録音レベルは若干低めでしたが問題無いと思います。その分タムタムの強打でも音割れは皆無でした。
IMEの演奏水準を示す録音であり、どこに出しても恥かしくないものだと思います(編集でカットするポイントは18分付近もしくは18分30秒付近あるいは17分頃の目の覚めるようなタムタムの強打で終わらせても面白いかと思います。千手さんにお任せします)。
この録音でやっと雲海の上に抜け出た感じがしました。3月22日の演奏は力を抜いて楽しめました(「それ」と「太陽に向かって帆を上げよ」の演奏は2月22日の「無限に」を超えているかもしれません)。
日程が合わずなかなか一緒に演奏できないメンバーの方もぜひ次回は一緒に演りましょう。

206毛蟹:2009/03/31(火) 12:25:27
エントリー183で紹介しましたシュトックハウゼンのライナーノーツをもう一度。

In this way the most vertical music of AUS DEN SIEBEN TAGEN arose as if of its own accord, through my function as playing conductor.The "Intensity",which I at first interpreted as the purely physical one of hammering and sweating, tuned suddenly into a spiritual one,into rhythmic polyphony.

突然「spiritual one」に同調した(tuned)、と述べられています。

音楽というものは(もしかすると他のカテゴリーもそうかもしれませんが)、天岩戸伝説に登場する八百万の神々とアマテラスによる演劇のようなものではないでしょうか。
八百万の神々を演奏者に、アマテラスをリズムに置き換えたというわけです。そうしておいて更に強引に、

音楽とはパトス(演奏者)とゲシュタルト(リズム)による演劇である。

と言いたい欲望に駆られています。パトスについてヴァイツゼッカーは著書「ANONYMA」で次のように定義しています。

「私が何かをしたいという場合、それはその私のしたいことがまだ存在しないという確認を含んでいる。私はすることができるという場合にも、私のできるそのことはまだ存在しないことが含まれている。その他すべてのパトス的言表についても同様である。そこでわれわれはパトス的な言表は非存在者にかかわることを確認できる。一般に言って、パトス的なものとは存在的でないものである。」

またゲシュタルトについては「GESTALT UND ZEIT」で次のように定義しています。

「ゲシュタルト的なものとは、ひとりでに生じてくるもの、否応なくやってくるもの、つまり[われわれが能動的に]求めるものではなく、[受動的に]受け取るものである。」

ついでにこうも言っています。
「ゲシュタルトは、客観的にはもはや存在しないものと客観的にはまだ存在しないものとの、現在における同時性を要求する。つまりゲシュタルトは客観的時間の法則に逆らい、客観的時間の中では無に帰する。」
「自然とはほかでもない、ゲシュタルトのないものをゲシュタルト化するいとなみなのだから。」

パトスはゲシュタルトがどのようにして生じるのか、いつ生じるのか知ることができず、ただ「突然に」受け取る(蒙る)ことしかできないと思われます。

207千手:2009/04/04(土) 05:03:50
4月26日、金沢の人も来てくれるそうです。
ピアノをやっていた人ですが、太鼓の演奏を聞いて、真ん中のきちんと音の出る場所を打っていないことに怒りを覚えていたようです。
その話を聞いて共感したものです。サヌカイトをいろいろ打っていて、石片の全体が丁度響く点というのがあるんですね。
きちんとした奏法というものがやはりある。もっともそれだけではもっと先へは行けない気がするが。

>>206
アマテラスの話、面白い比喩だと思う。

208千手:2009/04/27(月) 14:09:40
4月26日の演奏は、
「下に向かって」、これは今後も続く。


次回は5月10(日)18時から京都造形芸術大学陽陽館で。

209千手:2009/05/15(金) 02:13:12
次回の直観音楽演奏、6月7日(日)18時から、陽陽館。

パワー増強と、曲の指示に厳密に従おうとすることが必要だと感じている。

210千手:2009/05/26(火) 10:49:43
2008年7月13日の「無限に」の演奏ビデオ、DVDを数枚作りました。当日参加者と中川君にはお渡しします。

211千手:2009/05/26(火) 14:09:23
デモテープは2月22日の「無限に」と3月22日の「それ」でいいんでしたね。

212毛蟹:2009/05/28(木) 18:48:24
>>211
>デモテープは2月22日の「無限に」と3月22日の「それ」でいいんでしたね。

はい。お手数ですがよろしくお願いします。

213千手:2009/05/30(土) 16:52:40
>>212
5月27日に編集をして、マスターCDをつくりました。
両方で約一時間。
今日、CD一枚作りました。
これは松平さんにお送りするつもりです。
AMQRを使った高品質版と使わない普通品質版を作ってみようと思います。
感知できるほどの差がないなら、普通品質版で量産してゆきます(20枚ぐらい)。

214千手:2009/06/04(木) 23:31:58
ニールセンさんから次のようなメールが来ました。来月始めに来日するようです。ぜひ一緒に演奏をしましょう。
in July I will come to Japan and I will stay in Kyoto during the first days
of that month, with Kumi and Yu Wakao.

Will you and your intuitive group be there? I hope we could meet!

Maybe the 3. 4.(afternoon) 5. ... could be good days. What do you think,
please?

と思ったけど、7月3−5はちょうど授業で花巻です。
日を変えてもらえないか聞いてみます。

215千手:2009/06/07(日) 18:04:05
ニールセンさんの件、7月8日(水)18時から陽陽館で一緒に演奏をします。

また前日7月7日(火)の夕方から、会って話をしようということになっています。

こぞってご参加を。

216千手:2009/06/08(月) 02:52:01
ニールセンさんから連絡あり。
7日は芦屋に泊まることになったので、7日に会おうと言っていた話は1日に変更できないか、ということです。
1日18時頃京都駅付近でなら行きやすいと伝えましたが、確定はまだです。

8日の演奏は予定通りで変更なしです。

217千手:2009/06/09(火) 00:01:55
ニールセンさんのこと、
結局、まず7月1日にお会いして、
次に7月8日に演奏会をすることになりました。
1日の方の詳細は、アリスさんと連絡をとって、決めてゆきます。
新しい情報はここに書き込みます。

218千手:2009/06/09(火) 00:48:21
松平さんから返事をいただきました。目下演奏会間近で、ゆっくりと聴く余裕はないがという前置きをしてのことですが、

>さわりだけざっと聴いた感じでも、皆さんの真摯な演奏姿勢と、その完成度の高さはしっかりと伝わってきます。

と言って下さっています。
 また秋には京都で清水穣氏主催のシュトックハウゼンの演奏会で、演奏をされるそうです。
今から興味深い企画です。

219毛蟹:2009/06/10(水) 14:17:06
遅くなりました。IME デモCDR「無限に/それ」のVer.2A と2Bの比較試聴の結果です。

軍配:2Bの圧勝

オリジナルとコピーくらいの差がありました。

>>218
良かったですね。

>また秋には京都で清水穣氏主催のシュトックハウゼンの演奏会で、演奏をされるそうです。

これは楽しみな企画です。

前回6月7日の演奏(「強度」と「夜の音楽」)はとてもようござんした。
上のデモCDRに収めた演奏よりいいかもしれません。
やっぱり女性は偉大やのぉー。

220千手:2009/06/15(月) 13:38:14
>>219
オリジナルとコピーくらいの差がありました

そうですか。ではBでやらないとだめですね。
家内手工業です。

>やっぱり女性は偉大やのぉー。
ここらで一回、シュトックハウゼンをきちんと聴く会を設ける必要があるのではないでしょうか。
目標がどのあたりにあるのかをメンバーにきちんと理解しておいてもらいたいところです。

221毛蟹:2009/06/16(火) 00:59:10
>>220
>家内手工業です。

BがAMQRという方式だったんですか。それは面倒ですね。手間が掛からずきちんとエッセンスを収める方法を考える必要がありますね。

>ここらで一回、シュトックハウゼンをきちんと聴く会を設ける必要があるのではないでしょうか。

ウチでやりましょうか?やるならニールセンさんと共演する前のほうがいいでしょう。
6月20、21、27、28あたりはいかがでしょうか?

222千手:2009/06/16(火) 16:04:37
>>221
BがAMQRです。
「きちんと聴く会」、20、21日は不可です。27が都合よさそうです。場所提供おねがいします。

223毛蟹:2009/06/17(水) 01:48:06
>>222
>27が都合よさそうです。

了解です。追って時間をご連絡ください。
可能であれば6月7日の演奏を収めたCRDをお持ちください。

224千手:2009/07/09(木) 11:07:17
昨日7月8日、ニールセンさんを迎えて演奏会。写真とその簡単な報告。
http://25237720.at.webry.info/200907/article_1.html

225千手:2009/07/29(水) 01:19:12
8月8日の天若湖での演奏について、世話人の中塚さんから届いたメールを紹介しておきます。
IMEのメンバーはこぞって参加してください。事前の打合わせも必要なので参加/不参加の連絡を寺村/中路のどちらかまでしてください。



>8日の大体の流れです。
>前回少しお話させていただいたと思うのですが、先生方が持参された電池駆動アンプをもしかしたら当日御借りすることになるかもしれないので、よろしくお願いします!
>そして直観音楽アンサンブルの皆様はトリということで・・。よろしくおねがいします。

>8月8日
>12:30目途に日吉駅から直接スプリングスひよし現地入り(日吉ダム行き市営バス、スプリングスひよし下車・乗車時間約10分)・会議室に機材搬入・各自昼食(スプリングスひよしにレストランあり)
>13:30音楽班、スプリングスひよし会議室入り・顔合わせ、タイムテーブル・機材確認 (13:30〜15:00まで音楽班用に会議室押さえていただくことになりました。)

>14:00過ぎからセッティング開始→近くの野外ステージ(?)歩いて5分、に移動 
>                                    
>                                        機材は出来るだけ自前
>14:55 挨拶(下村先生より)
>ライブスタート                                 こちらで用意する機材
>15:00〜        (一組20分 転換15分)                 ジャズコーラス×1
>①UOE&大学院組      15:00〜15:20                       マイク×2
>②チャンゴ、トランペット   15:35〜15:55                  マイクスタンド×2     
>③ギタードローン       16:10〜16:30                       
>④東京組            16:45〜17:05 
>⑤オルティンド―、ホーミー 17:20〜17:40
>⑥直感音楽アンサンブル 17:55〜18:15

>・終了後のケア→温泉施設利用していただく、殿田トークホールで休憩していただく、灯りを見に行っていただく。帰宅していただいても大丈夫です。
>・近くに借りているトークホールに宿泊可(雑魚寝です・・) 
>・食費は自腹 もしくは無料まかないアリ(トークホールで学生がまかない作ってます!)
>・トークホールに行かれる場合:スプリングスひよしから、宿泊施設の殿田トークホールまでは少し距離があるので、音楽班内で車でいらっしゃっている方に動いていただき、あいのり。
>中塚:音楽班ライブ撮影・インタビューします。

>よろしくお願いいたします。

>天若湖APのブログにフライヤーデザインと勝手に先生方のご紹介をさせていただいています。
>確認よろしくおねがいします。→http://amawakaap.exblog.jp/

226毛蟹:2009/08/04(火) 14:22:42
>225

8月8日ですが、AM11:30陽陽館出発でいかがでしょうか?僕と千手さんの車2台に分乗。昼食はスプリング日吉で。

227千手:2009/08/09(日) 19:53:42
天若湖:湖上の光、思いのほかよかった。

だが、手間、経費が気になる。
水没湖のどこでもやれるものではない気がする。

228毛蟹:2009/08/10(月) 15:08:33
天若湖アートプロジェクトは様々なイベントが同時進行する複合体で、僕はそのほんの一部しか知りません。
今回、直観音楽アンサンブルメンバーとして「無限に」でプロジェクトに参加させてもらいました。
まずはアートプロジェクトの運営に携わったスタッフの皆様と地域の皆様にお礼を述べたいとおもいます。

「無限に」の演奏は他のバンドの皆様にも参加していただきました。打ち合わせの段階では皆さんに戸惑いが感じられましたが、演奏が始まると皆様楽しく演奏しておられたようです。
直観音楽は鳥かご(エサには困らないが飛び回れない)から奏者を追い出します。鳥かごから追い出されると食べなれた人工飼料は無く、「前情報化素材@内田樹」と向き合わねばなりません。
「七つの日より」はこの向き合い方を奏者と聴き手に指示しています。今回コンサートに参加してシュトックハウゼンの、とりわけ直観音楽のパワーを確認できたことが個人的に最も大きな収穫でした。

天若湖の「あかり」はプロジェクトの目玉イベントにあたると思います。
去年も観ましたが、これほどの手間を掛けてあんなにも密やかな、秘めやかな息遣いの感じられるイベントをやってのけたセンスとエネルギーに脱帽せざるおえません。
あの「あかり」は、「もう存在しないものと、まだ存在しないものの同時性を要求する@ヴァイツゼッカー」時刻点であるように感じました。
どうも記憶の扉の鍵はわたしではなく他者が持っている・・らしい。

229毛蟹:2009/08/13(木) 01:03:03
次回の直観音楽アンサンブルの録音演奏会を以下のとおり行います。

9月6日(日) 18:00から 京都造形芸術大学陽陽館にて

230千手:2009/08/19(水) 22:31:01
ニールセンさんから次のようなメールが届きました。
また彼のロンドンでの演奏CDも受け取っています(まだ聞いていない)。
急いで聞きたい方は私までご一報を。

> Dear Masatsune Nakaji,
>
> listened to your Unbegrentzt and ES. The latter has very "empty" sounds,
> "sound before silence" as you talked about...
>
> best greetings to all,
> Carl Bergstroem-Nielsen

231千手:2009/08/31(月) 01:11:54
アファナシエフの《クライスレリアーナ》に改めて感心している。
あの引き方の中には直観音楽的なものがある。「正しい長さの決定」の行為が。
グールドが先に、必要からして、解決を示した問題を、アファナシエフは掘り下げて示している、というところがあると思う。
あの最も暗いものについての問題だが。多分宮沢賢治が「石炭袋」と呼んだものとも共通する問題。

ニーチェが見つけた問題が、最近やっと表現されはじめてきたという気がする。

232毛蟹:2009/09/09(水) 21:23:14
次回の直観音楽アンサンブルの録音演奏会を以下のとおり行います。

10月18日(日) 18:00から 京都造形芸術大学陽陽館にて

次回はpentaさんもタンブーラでぜひ御参加ください。

233毛蟹:2009/09/09(水) 21:37:02
それと、ケルン・グループによるシュトックハウゼンの作品の演奏をCDで聴く機会を設けます。

10月15日(木) 14:10開始

場所:シュテルンクランク(JR瀬田駅近く)

参加を希望される方は寺村もしくは中路へTELまたはメールでご連絡ください。もしくはこの掲示板に「参加希望」とお書き込みください。

234千手:2009/10/06(火) 00:57:05
家のデータ保存用ハードディスクが壊れてしまった!!
IMEの録音も、ビデオも、写真も、残すべきものをすべてを入れて保存用にしていたものなので、ショックは大きい。
まだ保証期間中で、データの整理をしようと思って立ち上げようとした所、カタカタ音がして、立ちあがらない。
突然だ。
データを保存したままの修理が可能か調べてもらうためにメーカーの方に出したが、どうだろうか。
あまりお金が掛かるようだと復元をたのむこともできない。

235毛蟹:2009/10/06(火) 10:00:59
データの吸い取りができるよう祈念いたします。

236千手:2009/10/11(日) 00:07:29
>>235
データ保存したままの修理は不可能という返事が来ました。
「吸い取り」は金が掛かるから、しばらくは寝かせておくしかないです。
聞書きや、生撮影、生録などが、痛いです。
「猟師の対話」の続きもできなくなったかも知れない。
姉崎さんへの突っ込んだ質問と、ぎりぎりの回答。貴重なものだったのに。
外に黒田の吉田春吉さんから、留場を案内してもらいつつ録音していたものも。
中国の戦場から逃げてきた話もすごく面白かった。
橋本繁蔵さんとの山入りとか、聞書きとかも消えてしまった。

237毛蟹:2009/10/14(水) 23:43:54
>>236
保障期間中なら無償で吸い取りくらいやるのがメーカー責任のはず。ゲーム機じゃあるまいし交換修理で済むものではないはず。そもそも保障期間中につぶれるようなHDDなんて!

明日待ってます。

238千手:2009/10/16(金) 11:36:43
毛蟹さん、昨日は有り難うございました。
かっきりした端正な音が出ていたと思います。正直な、解像力の高い音。
曼荼羅華が降ってくるような世界の祝福が聞き取れました。
ただ「短波」の中にはもっと豊かなものがあるだろうと思います。

239毛蟹:2009/10/18(日) 09:48:14
>>238
せっかく来ていただいたのに満足な音が出せず本当に申し訳ありませんでした。
お二人がお帰りになった後で原因を調べました。DAコンバーターの足が床のラインケーブルを突き刺していました。来られる前にコンバーターの位置を少し変えたのです。神経組織を裸で取り出したようなケーブルなのでひとたまりもありません。
これに懲りずもう一度聴きにきてください。今はエレクトロニウムとタムタムの音の必然性もはっきりと提示しています。

240毛蟹:2009/10/20(火) 08:18:53
10月18日の演奏録音会は入試を終えたM君が久々に来てくれて(祝大学院合格!)N君、千手さん、僕の4人で「正しい長さ」と「夜の音楽」をやりました。
今回の演奏はIMEの節目、言わば「脱皮」の日だったという思いがしています。4人共リズムを間断なく受け取っていました。そのため使う音の肌理が細かい。
ただ脱皮したてなので力強さは今一つ。これが今後の課題です。

241毛蟹:2009/10/21(水) 09:56:46
IMEのメンバーの中川裕貴さんが演奏会を行います。

”中川裕貴 九時間連続「演奏」”

日時:10月31日(土)14:00〜23:00と11月1日(日)12:00〜21:00 の2日間。

場所:壱坪シアター 烏丸五条下ル(ホテルの南筋を西に少し入った北側)。地下鉄五条駅8番出口より徒歩1分

ゲスト・プレーヤーが来るとは言え、中川くんは2日間計18時間食事も摂らず弾きまくるそうです。「行」ですね。中川くん死んでしまうかもしれない。それは困る。
中川くんを助けに行かねば。ということでN君と千手さんと僕の3名が共演(邪魔か?)することに。10月31日の15:00から17:00頃まで参加します。皆様応援に駆けつけてください(500円のチャージがかかります)。

242毛蟹:2009/10/21(水) 09:59:25
次回の直観音楽アンサンブルの録音演奏会を以下のとおり行います。

11月15日(日) 18:00から 京都造形芸術大学陽陽館にて

243毛蟹:2009/10/31(土) 00:07:12
業務連絡です。
明日の演奏会ですが、僕はJRと地下鉄を乗り継いで15:00前に会場に入ろうと思っています。

244毛蟹:2009/10/31(土) 10:51:03
日本でシュトックハウゼンの作品を精力的に紹介している松平敬さん(IMEも氏にコンタクトしています)が11月18日に京都アルティでコンサートを行います。
僕も聴きに行くつもりです。

●同志社大学第36回外国文化週間コンサート
11月18日(水)18:00〜/京都府民ホールアルティ(京都市)/\無料
【演】松平敬(br)、太田真紀(sop)、有馬純寿(el)【曲】シュトッ
クハウゼン/私は空を散歩する、テレムジーク、宇宙の鼓動(日本初
演)【券&?】同志社大学言語文化教育研究センター0774-65-7069

245毛蟹:2009/11/07(土) 12:08:28
上記コンサートに出演される松平敬さんから以下のメッセージをいただきました。

>突然のメッセージ失礼します。
>松平敬と申します。

>あしあとから辿ってきたのですが、IMEのメンバーでいらっしゃるということでメッセージをお送りしました。
>中路さんから、AUS DEN 7 TAGEN の録音をいくつか送って頂いていたのですが、どの演奏も非常に真摯な内容で感銘を受けました。
>これからも引き続きの活動を期待しています。

>なお、11月18日ALTIで全曲シュトックハウゼン作品のコンサートに出演しますので、ご都合よろしければ是非お越し下さいませ。

>松平敬

僕から以下のように返信しました。

「松平さんにはお忙しい中、IMEの演奏を丁寧にお聴きくださったことへの感謝の気持ちをずっとお伝えしたいと思っていました。松平さんから頂戴したコメントが演奏家としての教育を受けたことのないIMEのメンバーにほんの少しの自信と大きな勇気を与えてくれました。有り難うございます。             また松平さんにはシュトックハウゼンの「今」を伝える発信基地として大きな信頼と感謝、そして期待を寄せていることもお伝えしておかねばなりません(時々HPを覗かせてもらっています)。1968年に録音された「Kurzwellen」の到達点を実際の演奏に於いて更新した者はまだ誰もいないのではないでしょうか。これほど大きな力を持った作曲家・指揮者・演奏家を音楽史家の手に委ねてしまうわけにはいかないのです。

中路と僕は途中長いブランクを挟んでかれこれ30年以上「七つの日」を演奏していることになります(笑)。

来る18日のアルティでのコンサートを楽しみにしています。僕と中路それからIMEのメンバー2名が聴きに行くと思います。

返信が遅くなってしまい申し訳ありません。これを機会に仲良くさせてください。それではコンサート頑張ってください!

寺村幸治」

246夏獣:2009/11/16(月) 21:42:41
IMEメンバーのミヤサカこと夏獣です。
CDのジャケットデザインの件なのですが、題名、アーティスト名など文字情報が未決定だと思うので、決定し次第連絡お願いします。

247毛蟹:2009/11/17(火) 12:04:08
>>246

夏獣さん。どの演奏をCDに収録するか、まだ決められない状況です。なので表ジャケットだけ決めましょう。

KARLHEINZ STOCKHAUSEN

AUS DEN SIEBEN TAGEN

  performed by

Intuitive Music Ensemble


そして「Intuitive Music Ensemble」のI,M,Eのアルファベットのみ3色にする(たとえば「I」を黄、「M」を赤、「E」を緑など)。

これでどうでしょう。千手さんのご意見を聞きたい。

248毛蟹:2009/11/17(火) 12:09:52
こっちのほうがいいかも?

KARLHEINZ STOCKHAUSEN

Aus Den Sieben Tagen

performed by

Intuitive Music Ensemble

249夏獣:2009/11/17(火) 23:20:27
ジャケ表のイメージですが、題名もグループ名も長いことを予想していたので、文字のレイアウト重視のデザインになりそうだと勝手に思っていました。
こんな感じです↓
http://www.amazon.co.jp/gp/customer-media/product-gallery/B00005U25U/ref=cm_ciu_pdp_images_0?ie=UTF8&index=0

250千手:2009/11/19(木) 12:45:27
昨日のアルティでのシュトックハウゼン・コンサート、とても魅力的だった。
いまひとつきちんと聞けなかったが、「空を散歩する」のエンディングはやっぱり素晴らしい。
また「宇宙の鼓動」の方も、もっと緻密な音響設定ができると思うが、シュトックハウゼンが晩年でもあれだけ精力的な探求ができていたのだということには感銘する。
後で松平さんと挨拶することができた。また清水さんにも挨拶をしてきた。

251千手:2009/11/19(木) 12:47:44
247の方がいいかな。
全曲演奏CDを作ろう、という気になります。

252千手:2009/11/19(木) 12:51:43
別の話、最近知り合いになったある女性写真家に、ご挨拶がわりにIME「Stickhausen1」のCD-Rをお送りしたところこんな返事をいただいた。
>今日はお手紙とCDを拝受しました。すばらしい、芸術的な現代音楽と聴き入っております。ありがとうございました。
と。
とても嬉しかったので、報告します。

253千手:2009/11/19(木) 12:54:34
どうもいかん。「挨拶がわり」ではなくて、「気持ちを、もしくは敬意をお伝えしようと思って」と言った方が正しいのだ。

254夏獣:2009/11/21(土) 12:19:08
ジャケット表紙ですが、千手さんの意向もふまえ、247で作ってもらおうと思います。
ほかに文字情報などありましたら言ってください

255千手:2009/11/22(日) 01:49:00
青鬼、赤鬼、緑鬼。
(黒鬼、白鬼)

256毛蟹:2009/11/30(月) 09:54:30
直観音楽アンサンブルのコンサートを行います。

日時:12月18日(金) 18:00開演 

場所:「壱坪シアター」 烏丸五条下ル(ホテルの南筋を西に少し入った北側)。地下鉄五条駅8番出口より徒歩1分。

出演予定者:IME,Yasusi Simomura & Friends,他

257毛蟹:2009/12/02(水) 11:52:31
12月18日の「壱坪シアター」Liveの告知を中川さんが自身のHPでやってくれました。

http://nonpage.exblog.jp/i8/

トップページの「next live]」をクリックしてください。
中川さん、ご苦労様、ありがとう。

258毛蟹:2009/12/04(金) 09:25:03
>>256 訂正

開演時間を間違えていました。

正しくは19:00開場、19:30開演です。

お詫びして訂正します。

259夏獣:2009/12/08(火) 03:53:17
ジャケのデザイン案が再度あがってきました。
アップロードサイトに載せてみたので、確認おねがいします。

3つのパターンがありまして、個人的には2つ目の女性の顔をピックアップしたデザインがいいのではないかと思います。
(文字のレイアウトなり、フォントは変更する必要はあると思います。)


どのデザインの方向性がいいかや要望なり、変更したい点がありましたら言ってください。


http://w.upup.be/?knAQTnXvd4

260毛蟹:2009/12/09(水) 00:43:09
見られません。どうすればいいのでしょうか?

261夏獣:2009/12/09(水) 19:58:15
どんな状態ですか?
デザインがアップされているページには、ライブドアの「上記のページにジャンプしようとしています。問題ない場合はクリックしてください。」というページを経由していけます。
そして、デザインの画像は上の方に小さく表示されています。

携帯からも、みられるはずです。

262毛蟹:2009/12/09(水) 21:52:43
わかりました(笑)。あまりにも小さいので気付きませんでした。

1枚目:ワシらデスメタルのバンドやないけんね。コラあかん!
2枚目:エロやがな。夏獣さんの彼女け?このジャケ見て買った奴はCD聴いてキレるど(「売らんかな」でこのエロジャケもアリかな)。しかしロゴはいい。他の写真に差し替えてもらえない? 
3枚目:あのなぁ、ドイツ・グラモフォンに怒られるぞ。

263毛蟹:2009/12/09(水) 22:19:43
千手さんの撮った写真に入れ替えて、2枚目のデザインでいきましょう。
千手さん、写真の提供をお願いできますか。

ただしロゴに1箇所難あり。

AUS DEN SIEBEN TAGEN

これは途中で区切って改行してはいけない。1行にすること。

264千手:2009/12/11(金) 22:35:27
>>263
写真はいくらでも提供できます。
ちょっと時間ができたら選んでおきます。

265夏獣:2009/12/13(日) 23:40:43
写真の件了解しました。
2つ3つ選んでもらったら、それでまたデザイン検討します。
来週の直観ライブのときまでに選んでくださるとありがたいです。

266毛蟹:2009/12/14(月) 20:13:20
>>264
写真の件、有り難うございます。お手数ですがよろしくお願いします。
それと18日の件ですが、「壱坪シアター」に18:00に集合でお願いします。
車で来られると思いますが、「壱坪シアター」直近のビジネスホテル前(烏丸通り)で機材を受け取りますので、到着したら僕の携帯に連絡してください。なので烏丸七条あたりから北に上がってもらうのが良いかと思います。

267毛蟹:2009/12/14(月) 20:15:32
>>265
夏獣さん、お手数をお掛けします。
18日ですが、「壱坪シアター」に18:00集合となりましたのでよろしくお願いします。

268千手:2009/12/19(土) 21:13:29
シュトックハウゼンの何の曲の中だったか(多分「短波」1969.4.9)、彼が(多分)[
Im Winde]と言っているところがある。
これはヘルダーリンの「生の半ばに」の中の、
Die Mauern stehn
Sprachlos und kalt, im Winde
Klirren die Fahnen.
へのオマージュではないのか?
この前の演奏(12.18一坪シアター)で僕も同じようなことを考えていて、
むしろ(詩の冒頭の)[Mit gelben Birnen hänget]のところの、[Mit]と[Birnen]を少しだけ発語した。
ヘルダーリンのこの詩へのオマージュとしては、[im Winde]が最高だと思う。
また少しシュトックハウゼンと気持ちが共有できたきがする。

269千手:2009/12/19(土) 21:22:13
「ヒムネン」だったかもしれない。

270毛蟹:2009/12/20(日) 09:53:21
12月18日「壱坪シアター」でのLIVE所感。

1.IMEとしてオーディエンスの前で演奏することに少し慣れた。
2.「無音」の瞬間に豊かさが現れるようになった。
3.中川くんの演奏が進化していた。「音色の開拓→クリシェの減少→リズムの明確な提示」がなされていた(彼曰く「それは楽器の違い」)。特にサキソフォンとのデュオに於いて。でもIMEの中では迷いがある。ダメな状況で沈黙するのは次善(加担するよりはマシ)。ステージを変える音を出して欲しい。
4.千手さんにはタムタムを持ってきて欲しかった。そのために>266を書いたのです。
「金を取って聴かせることの緊張を感じる」と仰るなら、万全の準備で臨むのが最低限必要だと思います。中川くんは車も持たずあれだけの機材を持ち込んでいるのですから。


IMEで演奏するという行為は「こなさねばならない作業のひとつ」ではないはずだ。

271毛蟹:2009/12/20(日) 10:19:27
>>268
この文章は、「それ(Im Winde)はシュトックハウゼンのヘルダーリンの詩に対するオマージュである」という前提に基づいていますが(
「僕も同じようなことを考えていて」)、その前提の明確な根拠が提示されているとは思えません。こういう書き方は如何なものかと思います。

272毛蟹:2009/12/20(日) 14:06:01
>>266
機会があれば千手さんの発した[Mit]と[Birnen]という「音声」の「音」と「意味」の両方を受け取ったメンバーがいたか確認しますが、おそらくいなかったと想像します。

>また少しシュトックハウゼンと気持ちが共有できたきがする。

あの日、私的なオマージュの表出ができた。それだけのことに思えます。IMEの代表としてメンバーに言うべきことが他にあるはずでは?

273毛蟹:2009/12/20(日) 14:09:31
>>272に誤りがありました。お詫びして訂正します。

誤:>>266
正:>>268

274千手:2009/12/21(月) 19:47:01
>>272

>IMEの代表としてメンバーに言うべきことが他にあるはずでは?

ここをそういう場とは思っていないのです。

275千手:2009/12/21(月) 19:54:07
>>270
>「金を取って聴かせることの緊張を感じる」
とは言っていません。「一人でも金を払って聞いてくれるひとがいる限り、プロとしての仕事をしなければならない」と言ったのです。

276千手:2009/12/21(月) 20:04:05
>>271
オマージュというのも曖昧な言い方です。
精神世界の継承の表明といえば多少は正確でしょうか。
要は、シュトックハウゼンのある曲にでてくる[Im Winde]?の、非常に印象的な声が、ヘルダーリンのこの詩との連関で捉えられれば、ひとつ意味がわかる、ということです。
「明確な根拠」? ありそうもない。それどころか本当に[Im Winde]と言っているのかも確かではない。

277千手:2009/12/21(月) 20:13:17
しかしともかく、シュトックハウゼンは[Im Winde]に類した何かを言っている。
あれは何なのか?
何を意味するのか?

ひとつのヒントにはなるはずのことを書いた。

278毛蟹:2009/12/21(月) 22:14:24
>>271
根拠がないなら「僕も同じようなことを考えていて」と言ってはいけない。僕はそう思います。

279毛蟹:2009/12/21(月) 22:58:41
>>276,277
こういった思考の場は、このスレッドよりブログのほうが適していると思います。

280千手:2009/12/21(月) 23:12:44
>>278
そこはやや軽率でした。

281千手:2009/12/21(月) 23:16:00
>>279
残念ですが、そうは思っていません。

282千手:2009/12/21(月) 23:18:34
まず、毛蟹さん、シュトックハウゼンがどこで[Im Winde]らしきことを声にして言っているのか、思い出せますか?
思い出せるならその場所を言ってくれると、解釈を進める上でも助かるのですが。

283千手:2009/12/21(月) 23:21:46
また、上記の拙解に反論をお持ちだというわけでもないのですね。

284毛蟹:2009/12/21(月) 23:36:50
IMEのメンバーに対して「ヘルダーリンくらい知っていて当たり前」という認識をお持ちならここで変更願いたい(pentaさんはヘルダーリンの研究をされていると思いますが)。
僕は(多分他のメンバーも)、謎解きに参加するつもりもないし、できるとも思わない。「謎が解けたらぜひ教えてください」ということです。

285毛蟹:2009/12/21(月) 23:47:03
>>282
僕も気になっていて、どこかで聴いたような気がするのですが、思い出せないのです。「短波」を聴いてみます。

>>283
ヘルダーリンの詩に全く無知な僕に反論などできるはずがありません。謎解きに参加することはできませんが期待はしています。

286夏獣:2009/12/22(火) 00:21:16
演奏会お疲れ様でした。
当日は、なかなか全力をだした演奏はできませんでしたが、他者の演奏を聴いてそれに反応することについては意識的にとりくめたと思います。

話は変わって、ジャケットに使う写真なんですが、千手さんのブログを拝見していたところ、「秋の日 写真一枚」(青い光が差しこんでいるもの)以外にもカッコイイ写真を発見しました。
テーマがフランスの項目にある「積み椅子 フランス大学ストライキの一シーン」のものです。
この写真もデザインの候補にあげたいのですが、どうですか?(千手さんの写真ではないんですよね・・・)

287千手:2009/12/22(火) 07:50:48
>>286
あの積み椅子はわたしの写真じゃないです。Mirail大学の誰か、多分アリュー先生ですが、許可をもらわないと使えない。

288千手:2009/12/22(火) 07:52:22
>>284
「ヘルダーリンくらい知っていて当たり前」という認識などは全くありません。
そういうものじゃないのです。

289千手:2009/12/22(火) 07:56:07
昨日2009.1.15の「正しい長さ」を編集して、マスターCDを作った。
緻密でひじょうによい演奏だと思う。もっとも、「突破」には欠けているが。

290千手:2009/12/22(火) 08:01:27
もしシュトックハウゼンがヘルダーリンの「生の半ばに」のエッセンスを、[in Winde](風の中で)に読み取ったとすれば、それはすごくまた適切な解釈で(「風に吹かれて」はボブ・ディランでしたか)、
あの詩の情景がいっぺんで見えて来ます。

291毛蟹:2009/12/22(火) 13:06:06
>>288
LIVEお疲れ様でした。他の奏者に反応することも大切だけれど、それだけでは充分ではありません。「他の奏者に反応させること」、それをアンサンブルは要求します。両方ができたとき「全力を出した」という手応えが得られると思います。「夏獣ここにあり!」という演奏を残して東京にいかんかい!

292毛蟹:2009/12/22(火) 13:10:13
>>291
訂正します。どうも最近老眼が進行して・・・とほほ。

誤:>>288 正:>>286

293千手:2009/12/24(木) 01:22:43
候補写真7枚UPしました。
http://25237720.at.webry.info/200912/article_3.html
おすすめは1枚目です。
どれも、フィルム原版、プリントともにあります。

294毛蟹:2009/12/24(木) 09:47:02
>>293
どうもありがとうございます。
僕も1枚目がいいと思いました。1枚目の左側をカットしてCDのジャケサイズに合わせる、というようなことはOKでしょうか?

295毛蟹:2009/12/24(木) 09:59:55
>>294
どうも分かりにくい言い方でした。

「1枚目の左側をカット(捨てる)して、右側部分を使ってはどうか?」ということです。

296千手:2009/12/24(木) 12:38:25
>>295
わたしもそう思います。いずれもトリミング前提のものです。1は前自分用に一枚だけ使ったことがありますが問題ないでしょう。

297夏獣:2009/12/25(金) 23:08:59
私も1枚目の樹木の写真でいいと思います。
早速、プリントした写真を頂いてデザイン再開したいと思いますが、千手さんのご都合はいかがでしょうか?
28日までは毎日大学に来ているので、その中で渡していただけると助かります。

298千手:2009/12/27(日) 01:14:41
>>297
承知。明日電話します。

299毛蟹:2010/01/02(土) 11:53:11
IMEの皆様、本年も宜しくお願いします。
昨年来の課題であるCDを早く完成させましょう。ジャケのデザインと平行してもう一曲 CDのためのテイク(たぶん『無限に』)が必要です。
皆様の今月のスケジュールはいかがですか?

300千手:2010/01/03(日) 14:04:17
新年おめでとう。ニールセンさんからメールが届きました。貼っておきます。
>Dear Masatsune Nakaji,
>
>so fine to meet you! Please carry on the good work! Do give my regards to
everybody in the group!
>
>
>;-),
>
>
>
>Carl

301千手:2010/01/03(日) 23:42:34
一月に「無限に」のテイクをしたいところです。
日曜とすると当方、24、31日は不可です。目下他は日はいつもの時間で可能。

302毛蟹:2010/01/06(水) 09:13:36
>>301
10日もしくは17日で調整します。

303毛蟹:2010/01/07(木) 15:55:01
>>302
夏獣さん、中川さん共に今月は不可とのことですので2月にやりましょう。

304毛蟹:2010/01/11(月) 13:15:48
サキソフォニストの植川 緑さんから連絡を頂きました。
「2月27日から3月2日まで京都に滞在するので、共演しませんか?」とのこと。
2月28日(日)に「無限に」を含む録音演奏会をやりたいと思うのですがいかがでしょう。

305夏獣:2010/01/12(火) 00:02:37
2/28ですが、卒業制作展というのを造形大が京都市美術館でやっていまして、それの作品搬出日だったと思うので、少し遅れるかもしれません。
まだ未確定なのですが、なるべく演奏会を優先したいと思います。

306毛蟹:2010/02/19(金) 21:11:03
2月21日 
予定通り18:00から録音演奏会をやりましょう。
まだ中川くんの返事は貰っていませんが、夏獣さんはOKとのこと。
3人になるかもしれませんが、過去の「無限に」を突破しましょう。2ヶ月の空白がちょっと心配。

307毛蟹:2010/02/19(金) 21:13:50
業務連絡
千手さん、2月28日の植川さんの参加は確定でしょうか。

308千手:2010/02/20(土) 13:10:33
2月28日、14時JR瀬田駅集合、18時陽陽館で演奏会でどうでしょう? 植川さんの参加は確実です。

309千手:2010/02/20(土) 13:20:23
去年参加してくれた永島留美さん(武蔵野音大/京都造形、卒業。ピアニスト)から佐々木藍子さん(京都市芸卒。マリンバ)との「デュオ・コンサート」の案内がありました。
2010年3月20日(土)14時開始。@金沢21世紀美術館シアター21
入場料\1000
・A.ピアソラ(3曲)
・即興演奏
・武満撤(2曲)
・G.ガーシュウィン 他
だそうです。都合のつく方はぜひ。
(私は前日までインドネシアで、ちょっと無理です)

310毛蟹:2010/02/20(土) 16:03:06
>>308
承知しました。僕が瀬田駅まで迎えに行きます。
ホルン奏者の「ありこさん」にも声を掛けてみます。

311千手:2010/02/21(日) 00:58:26
では、21日、そして28日。

312毛蟹:2010/02/22(月) 22:01:22
「正しい長さ」CDRを聴きました。おとなしい目だけれど、指示を守って、集中を切らさぬ良い演奏だと思います。これはCDに収録しましょう。
ただ惜しむらくは、強い音を受け入れる瞬間が何度かあったのにスルーしていました。

28日ですが、ありこさんも参加されることになりました。もしかすると藤井まどかさんというピアノ奏者を同伴されるかもしれません。

313千手:2010/02/23(火) 02:12:53
>>312
了解。

314千手:2010/02/26(金) 23:40:46
松平敬さんのYouTubeがありました。ここです。
http://www.youtube.com/watch?v=iY8ZVHLpU-Q

IMEでも作ろうよ。

315千手:2010/02/26(金) 23:45:45
2月21日の「無限に」。大急ぎで、編集なしで、マスターCDを作った。レベルオーバーのところもとりあえず使えそう。ほとんど聴いていないが、演奏はとてもよいと思う。長さは30分前後だった。
28日までに何本かCDを作っておく予定。

316千手:2010/02/26(金) 23:54:39
「松下眞一追悼個展」の案内。以下:
http://ooipiano.exblog.jp/12896328/

317毛蟹:2010/02/27(土) 01:03:44
>>314
You Tubeもいいのですが、IMEのHPの必要を感じます。

>>315
お手数ですが宜しくお願いします。楽しみです。

>>316
仕事を工面して聴きに行きたいです。

318毛蟹:2010/03/01(月) 10:54:15
2月21日「無限に」を聴きました。

危惧していた入力オーバーはほとんど認められませんでした。
千手さんと夏獣さんの演奏は共にこれまででベストだと思います。とてもよかった。
僕は終盤まで凡な演奏でアンサンブルの足を引っ張っていました。最後に漸く2人に追いついたという感じでした。反省してます。
CDに収録しましょう。

319千手:2010/03/01(月) 22:55:46
>>318
お褒め有り難う。毛蟹さんの出だしはよく、非常によい緊張感ではじめられた演奏でした。
これをCDに入れるとういこと、OKです。

320千手:2010/03/02(火) 11:32:35
目下のわたしの最も大事な仕事が …… 直観音楽
http://25237720.at.webry.info/201003/article_1.html

321毛蟹:2010/03/31(水) 17:21:56
4月のいずれかの日曜にIMEの録音演奏会をやりたいと思います。千手さんのご都合のいい日はありますか?

322千手:2010/04/01(木) 00:14:50
トラジャで体調を崩し、養生していいて、ようやく平常に戻ってきた感じです。
また新たに再開ですね。4月25日が一番よいと思います。また18日でも大丈夫です。
その辺で計画してもらえればと思います。よろしく。

323千手:2010/04/04(日) 20:36:28
2010年7月31日から8月8日まで"Stockhausen Concerts and Courses 2010"がキュルテンでで開かれます。8月2日夜8時からは「強さ」(Intensitaet)のセッションもあります。様子が分からないなりに出て見たい気はしますが、そんなお金もあるかどうか。
ただ最終コンサートの結果に従って、シュトックハウゼンの仕事の最高の解釈に対して、4000/2500/1500ユーロの賞金が用意されているということです。参加登録〆切は6月30日です。誰か出やすい人が出てくれて、様子を教えてもらえると有り難いのですが。
参加料は310ユーロ(4万5千円ぐらい)です。
 ともかくみなさんご一考を。

324千手:2010/04/05(月) 10:06:49
追加:
今年上記のコースに参加して、勝負を賭けるのもありだと思っています。

325千手:2010/04/06(火) 18:05:59
追記:
このシュトックハウゼン財団のコンサートで、何らかの賞を獲得できれば、私たちを支援してくれる人も行動がしやくすくなると思うのです。

326毛蟹:2010/04/07(水) 00:32:05
>>325
>何らかの賞を獲得できれば、私たちを支援してくれる人も行動がしやくすくなると思うのです。

それは対外的な活動を積み上げてきたアンサンブルの話でしょう(中川くんみたいに)。これまでIMEは対外的な活動をほとんど行ってきませんでした。支援の手立てがありません。

賞を獲れなければ、勝負に負けたら、このアンサンブルをどうするつもりですか?

327毛蟹:2010/04/07(水) 00:41:13
追記:
そもそも「短波」と肩を並べると自負する人間が、なぜシュトックハウゼンのいないところで賞を与える側ではなく貰う側に回らなければならないのですか?

328千手:2010/04/07(水) 01:04:23
>>327
シュトックハウゼン財団の周囲に残された音楽理解の水準というものをまずは信じてみたらよいと思うのです。日本で芝祐靖さんの周辺に何かがしっかり残っていると信じられるように。

>>326
例えば比較的大きな音楽的企画の計画にかかわれる人に話をするもってゆく時の一種の釣書としてです。
「賞」をそれほどおおげさに考える必要はありません。
また「負けた」ところで、わたしたち自身が判断する音楽の水準を疑問視する必要はまったくないでしょう。
わたしたちのライバルが東大寺お水取の連行衆だということに何の変りもありません。
ただ、「企画」のレベルで考えれば、授賞の実績があれば、企画をずっと組みやすくなるはずです。
それだけのことです。

329千手:2010/04/07(水) 01:08:37
>>327
追加:
わたしたちが直観音楽のコースとコンサートを開催して、賞を出すという方向も将来的にはありでしょう。

330毛蟹:2010/04/07(水) 12:42:03
>>328,329

もう少し時間を掛けて考えます。次回の演奏会の時に相談もしましょう。
参加するとして、千手さんと僕の2人のアンサンブルで演奏する可能性が高いと思いますが、それでもやる自信はありますか?
僕は「ある」とも「ない」とも言えません。参加するとなれば2人のアンサンブルでの練習を積む必要があると思います。

332毛蟹:2010/04/10(土) 09:31:34
次回IME録音演奏会を4月25日(日曜)に行います。18:00スタートです。

333千手:2010/04/17(土) 22:12:05
4月9日にニールセンさんからメールが来ていた。
その一部を紹介しておきます。
>thank you for recording of our session! I enjoyed listening to it again.
>Nachtmusik really has its special changing way.
>
>And it's amazing how your group goes on and grows! Maybe I'm mistaken about
>concerts and Myspace

"Nachtmusik"(夜の音楽)の二つのリズムの変換のしっかりした論理を発見しなければならないだろう。それが見出せない限り、あの曲を演奏できたとは言えない。

また彼のBBCでの演奏をコメントしてほしいということだ。そのCD紛失してしまっていたが、また送ってくれるということだ。

334千手:2010/05/14(金) 17:54:41
>>323
に書いたシュトックハウゼン財団のコースのこと、今年はともかく見送りということで決定していいですか。「強さ」のセッションがあるということはかなり魅力的だったのですが。

335毛蟹:2010/05/17(月) 12:00:50
4月に子供の学費を納めてスッカラカンになりましたので参加できません。
残念です。

336千手:2010/05/18(火) 01:30:06
毛蟹さんなしでのIMEとしての参加は考えられませんからあきらめる他ありません。
報奨金をあてにして行くか、という気もしていましたが、それもイマイチだから。
まあ、一回宝くじでも買っておきます。

337毛蟹:2010/05/27(木) 00:05:01
業務連絡
千手さん、メールを送りましたので返信お願いします。

338毛蟹:2010/05/27(木) 07:24:25
次回IMEの録音演奏会を以下の通り行います。

6月27日(日) 18:00スタート

339毛蟹:2010/05/28(金) 00:45:19
IME録音演奏会を追加します

6月20日(日) 18:00スタート


従いまして、6月20日と27日の両日演奏を行います。

340千手:2010/06/03(木) 09:16:52
先日カール・ニールセンさんに、2月21日の「無限に」のCDをお送りしました。
その感想をいただきました。
以下です。
>thank you for sending me a new recording!
>I think the music is reflecting clearly the character of the piece, in being
"spacious" - taking its time, detailing out in broad ways, developing on in
various ways.
>There are different "sections", and generally some repetetive feeling.
>Unbegrentzt is probably the most open-ended of all the intuitive pieces!

341千手:2010/06/18(金) 09:12:22
カールさんからさらに追加でコメント。だいぶ褒めてくれているようです。

>yes... I now listened two times more. And I found that there is indeed a
>dynamic relation between sections. Also there is a differentiation process
>going on through sections. It reminds me of Kontakte. The development is
>very broad, similar to what Stockhausen says about one region of Hymnen:
>"with the largest ...rhythmic expansion that I have ever composed". Did you
>know, Nietzsche speaks also of such things in Ecce Homo...

>Now I can follow you better, I had a new experience. Interesting indeed!

342千手:2010/06/18(金) 09:17:39
上記のコメントの
>differentiation process、
これは我々が発見した音楽を進めてゆくプロセスをかなりよく言い表しているように思います。

この前にわたしがカールさんに言ったのは、
> I feel in that music a consisitent intensity, which draws a spiral.
ということでした。

それを更に二度聞いて確認してくれた、というところです。
very best.

343千手:2010/06/21(月) 13:51:21
キュルテンのシュトックハウゼン・コース。CDで参加ということができないか
問い合わせてみたい。去年演奏した「強さ」で。あれは何月何日の演奏だったか?

344千手:2010/06/21(月) 13:54:45
少し勘違いしていたかもしれない。
2008年12月14日の「強さ」(寺村、宮坂、中路)はあったが。
むしろ今年の演奏にあったか?

345毛蟹:2010/07/08(木) 00:05:23
次回IMEの録音演奏会を以下の通り行います。

7月18日(日) 18:00スタート

奮ってご参加ください。

346千手:2010/07/31(土) 12:25:14
松平ツイッターから引用。
>takashi531 BBC Promsで演奏されたシュトックハウゼンの「JUBILÄUM」、8月2日まで視聴可。今回が初めての公式録音となるレアなオケ曲。ナッセン指揮BBC響の演奏。
http://bit.ly/9zdLIL

347毛蟹:2010/10/08(金) 07:43:12
だいぶ涼しくなってきました。そろそろ録音演奏会をやりませんか。
千手さんのご都合のいい日をピックアップしてください。

348千手:2010/10/11(月) 10:08:51
演奏の練習をはじめなければというところですね。
10月なら、17、24日は何とかなりそうです。
それで調整をお願いします。

349毛蟹:2010/10/31(日) 20:54:26
次回IMEの録音演奏会が決まりました。

11月14日(日曜)18:00スタートです。

現時点での参加者は中路、寺村、中川、長野の4名です。

350毛蟹:2010/12/06(月) 13:14:32
12月度IME録音演奏会を以下のとおり行います。

12月19日(日曜) 18:00スタートです。

現時点での参加予定者は中路、寺村、中川、長野の4名です。

追伸:千手さんへ。
加藤さんにもお声を掛けてみてください。

それと、年末なので軽く打ち上げをやってもいいかなと思いますがいかがでしょう。
その場合は開始時間を17:00にしてはどうかと思います。

351千手:2010/12/08(水) 23:15:43
19日、+打上げ、17時から演奏会開始、でOKです。加藤さんにも声を掛けて見ます。

352毛蟹:2010/12/09(木) 09:31:50
それでは

12月19日 17時スタート

演奏終了後 打ち上げ

ということで決定です。

353千手:2010/12/19(日) 23:41:04
「正しい長さ」「強さ」の紹介をしておきました。
http://25237720.at.webry.info/201012/article_22.html

354毛蟹:2010/12/31(金) 16:05:53
>353

拝見しました。
2つの作品に対するコメントが素晴らしいと思いました。特に、

>音への献身。火の海のなかへもその暖かさをとどけられるように。

もうひとつ、

>猶予のない今において演奏すること。

このコメントはCDのライナーノーツに収めたいですね。聴き方を手助けしてくれるはずですから。

早く聴いてみたくなりました。

355毛蟹:2011/01/13(木) 23:01:50
IMEメンバーの皆様、本年もよろしくお願いします。

早速ですが、次回IMEの録音演奏会を以下の通り開催します。

1月23日(日曜) 18:00スタート

356千手:2011/02/13(日) 23:21:42
Stockhausen Concerts and Courses Kuerten 2011の案内が届きました。8月6日から14日まで。
直観音楽は10日に「無限に」が組まれています。
Tuition Feeは310ユーロ($405)。今なら3万5000円ぐらいでしょうか。
これに交通費宿泊費で20万ぐらいでしょうか。
とりあえず紹介まで。

357千手:2011/02/13(日) 23:25:24
>>354
お褒めの言葉、有難う。

358毛蟹:2011/03/15(火) 13:14:40
次回IMEの録音演奏会を以下の通り開催いたします。

3月27日(日曜)18:00スタート

なおメンバーの依存がなければ、東日本大震災の被災者の方々にその演奏(「太陽に向かって帆を上げよ」を候補としてあげておきます)を捧げたいと思います。

360Tausenthaender:2011/09/01(木) 19:47:07
迷惑投稿があったので削除しました。例によってIPアドレスを晒します。
以下です。

>2011/09/01(木) 19:36:17d219.Osa8N1FM1.vectant.ne.jp

361千手:2012/03/25(日) 10:30:31
お薦め。

http://25237720.at.webry.info/201203/article_34.html


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