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死刑制度についてひと言お願いします

1568Jackal:2006/07/02(日) 09:14:24
>>1566
別の存在だとか、責任がないとは考えておりません。アホらしいと思う法律も日本人
として守っていますし、税金も納めています。どの部分が神楽さんに、他人事である
かの印象を与えてしまったのか判りませんが、他人事であれば「危惧」をする必要も
あまりないでしょう。

>本質的には、罰則は「社会運営に適合しているか否か」のみによって考えるべきです。

運営の方向性を決めている実体は何なのか、と言う点にも思いを馳せる必要がありま
しょう。社会運営の在り方が変わった時に、「適合していないから変えよう」という
ことができれば良いのですが、「茶色の朝」が来てしまってはもうどうしようもない、
というのがこれまでの事例の示すところです。国民が憎悪の叫びをあげて冤罪で絞首
刑となる自分を祝福してくれる時に責任の一端を背負える喜びを恰もムルソーの様に
感じられるか、ということもありますが、無実の人々が茶色くないという理由で次々
に殺されるとしたら、その責任を負うことは恐らく誰にも出来ないでしょう。

(追)馬鹿ライオンヘアー....なるほど。ちょっと語呂が悪いかも。

1569神楽:2006/07/02(日) 13:07:26
>>1568
彼方の述べるその論は、私からは的外れであると言うしかありませんし、
「死刑」が悪用される可能性があるから廃止せよ、とは私は考えません。

もちろん、これと同じ論は近くに存在しており、銃刀法違反等もそれらの一種でしょう。
しかしこれは、銃刀が他人に多大なる危害を加える可能性が存在すると同時に、
これらの武装が、一般的に存在する必要性が存在しないから、でもあります。
つまり、リターンに対してリスクが大き過ぎるから禁止されると考えて良いと思われます。

もっと極端な話をすれば、「茶色の朝」という状況下においては、死刑が存在せずとも、
いずれ死刑は制定され、無実の人間が次々と殺される事になるでしょう。
最悪の場合「死刑」が制定されずに、国民自身の「私刑」によって殺される事もありえるでしょう。
それは「死刑」に原因があるのではなく、「茶色を選択した国民」に原因があるのです。
「運営の方向性を決めている実体」は、日本においてはあくまで国民自身です。
例えそれが、一部の人間による扇動の結果であろうと関係ありません。

「茶色の朝」という状況下においては、死刑の存在云々は何ら関係がありません。
死刑が無くとも「茶色の朝」はやってきて、いずれ国民自身の首を絞めます。

この点に関してはこれ以上の答えを私は持ちませんし、あまり議論する必要性を感じません。
これ以上行くと民主主義とは何か、という会話になってしまいますので。

1570罪と罰:2006/07/02(日) 13:41:48
死刑制度を考えるにあたりましては、その議論には複数の次元があるのでは
ないのでしょうか。

一つの議論の次元としましては、「死刑制度」の是非・存続廃止を論じる
にあたり、
国際条約や憲法・法律(国家法)との関係を離れて、「死刑制度」や
「死刑という刑罰一般」を論じる議論があると思います。

その議論においては、「死刑」という刑罰を定めた法律(国家法)が
条約や憲法に抵触するかを論じたり、具体的な法律に定められた
死刑という刑罰の是非を論じるのではなく、
「死刑制度」全般を抽象的に論じたり、その是非を哲学的・宗教的に
思考したり、国会で制定した法律以外の規範(たとえば、聖書の「律法」等)
との関係を問題にしたりすることになるのではないのでしょうか。

もう一つの議論の次元としましては、
具体的な国家において制定された法律における「死刑制度・死刑という刑罰」
の是非・存続廃止を論じる議論があると思います。

その議論におきましては、国家法としての法律を制定するにあたり、
「死刑」という刑罰を選択することの是非や、
すでに制定されている法律における「死刑」という刑罰を存続させるか
廃止するべきかを論じることになると思います。

後者の次元の議論の場合は、たとえば、日本における死刑制度を論じる場合、
日本か批准している条約や日本国憲法との関係で、死刑をさだめた法律を
制定することの是非や、既存の法律に定められた死刑という刑罰の存続か
廃止かを論じる必要があると思います。

その意味で、神楽さんのご意見は、失礼ながら、上記の異なる次元の議論を
いっしょにされている面がおありになるのではないのでしょうか。


神楽さんは、
「そして槍玉にあがる冤罪ですが、私はこれにも問題を感じません。
 冤罪とは法律適用の上で発生する『やむを得ぬ犠牲』であり
 『当然のリスク』です。が、同時に日本は民主主義国家ですから、
 本質的には、法律も国民が制定したものです。〜
 従って、私はその責任の一端を背負う事を厭わぬべきだと主張する
 と同時に、冤罪を理由とした死刑の撤廃というものには反対します。」

とされますが、
死刑という刑罰を定めた法律を「適用」することにより生じる
冤罪の「犠牲」や「リスク」が、
まさに「やむを得ぬ」ものであり「当然」であるかどうかを
条約・憲法との関係で考えなければいけないと思います。

また、神楽さんは、
「〜、厳密には『法律を厳格に運用する義務』が存在していると
 考えるべきであって、国家には、国民に対して刑罰(死刑)を
 執行する義務を背負っています。
 従って、『死刑を執行にサインしない』と宣言する法務大臣など、
 言語道断です。〜」
とされますが、
国会が制定した法律を裁判所が適用した結果、死刑判決が出され、
その判決を行政機関である官庁や公務員である法務大臣が執行するのは、
裁判制度や「法律による行政」の原理原則の帰結にすぎないのでは
ないのでしょうか。

1571Jackal:2006/07/02(日) 17:51:55
>>1569
はい、私は、>>1561で述べましたとおり、「死刑は悪用される可能性があるから反対」 、の立場です。
(正確には、国家が合法的に殺人を犯す道具になり得るから)

> もっと極端な話をすれば、「茶色の朝」という状況下においては、死刑が存在せずとも、
> いずれ死刑は制定され、無実の人間が次々と殺される事になるでしょう。

そうですね。茶色の朝が来てしまってはもうどうすることもできませんね、一旦破滅する以外には。
ただ、茶色の朝はある日突然訪れるものではなく、徐々に徐々にやって来るものです。その過程で
死刑が恣意的に使われ得ることも懸念をしています。

>「運営の方向性を決めている実体」は、日本においてはあくまで国民自身です。
> 例えそれが、一部の人間による扇動の結果であろうと関係ありません。

国民が責任を負わないか、といえばそうではありませんが、やはり煽動者がより重い責任を有する
ものと思います。確かにこれ以上の会話はスレ違いになりますね。どこかで機会あれば宜しくお願
いします。

1572神楽:2006/07/02(日) 20:30:43
>>1570
私は、死刑制度を哲学的、抽象的に考えているつもりはありません。
基本的には、可能な限り実利的、現実的名な面においてのみ考えています。
もしそう見えていなかったのなら、申し訳ありません。

哲学的、抽象的な発想から行けば、私は賛成も反対もしません。
それは誰一人他人の手によって命が奪われて欲しくない、と願うからです。
が同時に、遺族や社会における感情も考慮する事も忘れられませんから、
哲学的、抽象的には白黒の分かる答えを出す事は難しく、中立的な意見しか出せません。


>死刑という刑罰を定めた法律を「適用」することにより生じる冤罪の「犠牲」や「リスク」が、
>まさに「やむを得ぬ」ものであり「当然」であるかどうかを
>条約・憲法との関係で考えなければいけないと思います。

私はこの点に関しては、一切問題が無いと考えています。
私は「死刑」を特別視して別格として扱うといった発想は基本的にありませんから、
罪状に対して死刑が重過ぎるか否かのみにしか、思考すべきではないと考えます。
ただ、死刑を問題として指摘する条約等を批准していた場合、それを守る事は当然だと考えます。
私としては、法の下に平等である、という憲法を最も重視しております。

従って私にとっては「死刑」における「冤罪」「リスク」という存在は、
その他の罰則に対するに対する「冤罪」「リスク」と何ら変わらないと考えております。
つまり、罪状とセットで思考しない限りは、死刑存続の是非は考えられない、という立場です。


>その判決を行政機関である官庁や公務員である法務大臣が執行するのは、
>裁判制度や「法律による行政」の原理原則の帰結にすぎないのではないのでしょうか。

私が述べているのは、制度の是非ではありません。
「死刑執行にサインしない」と宣言した法務大臣の存在についてです。
死刑制度に反対であるから、サインしないという主旨の発言だったと記憶しています。
ですから、そういった意味でのサイン拒否は大いに問題がある、という意味です。
死刑執行の最終権限が法務大臣、乃至官庁にある事自体には反対も賛成もしません。


>>1571
>死刑が恣意的に使われ得ること
これはやはり、「死刑制度」そのものに問題があるとは考えられません。
死刑を悪用するのも人間なら、それを阻止する事も人間です。
現行制度を改革し、死刑制度における悪用を阻止する新たな手段は必要かもしれませんが、
それ以上の必要性は感じませんが、どうでしょうか。

もう少し、具体的な、悪用例を提示してみては頂けないでしょうか?
それらの「悪用と云うリスク」が明確になれば、問題の明暗が明確になると思います。

1573Jackal:2006/07/03(月) 21:26:45
残念ながら私は民主主義であっても国家権力が必ずしも真の民意を反映するものとは考えて
いません。公開若しくはリークされる情報が著しくフィルターされているからです。
>「運営の方向性を決めている実体」は、日本においてはあくまで国民自身です。
> 例えそれが、一部の人間による扇動の結果であろうと関係ありません。
この主張が成立するためには、国民が為政者と同じ情報を持ち得るという前提が必要なのです。

従って
>死刑を悪用するのも人間なら、それを阻止する事も人間です。
>現行制度を改革し、死刑制度における悪用を阻止する新たな手段は必要かもしれませんが、
これも恐らく無理だろうと考えます。

尚、事例としては、日本国内であれば、幸徳秋水事案、朴烈事案などのケースが分かり易い
かも知れません。海外に目を向ければ、ドイツ、ソ連などにゴロゴロ転がっていると思います。
(朴烈事案については金子ふみ子の獄中手記がお勧めです。この当時はまだまだ茶色の朝では
ありませんでした。)

1574ポーロック:2006/07/04(火) 12:06:17
では、麻原や福田のような犯罪者をどのように処遇すべきなのかを
お答え願いたい。

場合によっては死刑もありです。ただし、安全装置を設定する事は
必要だと思いますけど。

1575Jackal:2006/07/04(火) 22:46:47
>>1574
>では、麻原や福田のような犯罪者をどのように処遇すべきなのかをお答え願いたい。

現時点で答えるならば、死刑を以て処するべきでありましょう。
ただ、10年後に同じ質問をされたら、その時には違う答えをする可能性があります。
(そのようは世界はぞっとしますが)
死刑制度そのものに対する安全装置は、冤罪等による執行を防ぐためにはあった方が
良いのは自明ですが、国家権力の前には無力かも知れません。

最良の安全装置は、"私を含め" 国民みんなが知的レベルを上げる努力をすることであ
ろうと思っています。(ライオンヘアーなどがチョロチョロせぬよう!)
ただまあ、September-11 (2005) の様なイベントに遭遇しますと、どうしようもない
無力感に襲われますね。

1576紫煙狼:2006/07/05(水) 00:17:50
神楽さん
>冤罪を減らす努力を否定する訳ではありません
この前提条件は私も同一の見解です。冤罪は死刑にのみ関係する問題ではありません。その上で、

>冤罪とは法律適用の上で発生する「やむを得ぬ犠牲」であり「当然のリスク」です。
冤罪事件というのは「罪のない人が謂れの無い刑罰を受ける」というだけのものではありません。
「罪のない人が謂れの無い刑罰を受ける」ことで「罪のあるものが、のうのうと暮らす」という
二重の矛盾を内包しています。

「罪のあるものが、のうのうと暮らす」ことはリスクとして受認できても、
「凶悪犯と思しき者が死刑にならない」ことを受認することが出来ない理由は何でしょうか?

1577紫煙狼:2006/07/05(水) 00:21:24
>>1574
>>1575
現行法制に於いて、無期懲役が終身刑ではない以上、二度と社会に出さないためには、
死刑以外の方法がない、という面で麻原や福田を死刑に処すのは仕方のないことです。

しかし、社会からの永久隔離ではなく、死刑でなければならない理由は何でしょう?

1578Jackal:2006/07/05(水) 22:03:16
>>1577
>しかし、社会からの永久隔離ではなく、死刑でなければならない理由は何でしょう?
己が欲望を満たすために人の命を弄んだのですから、その命は弄ばれなければならない
というのが同害報復の原理に基づく結論と考えるからです。

但し、先にも述べました通り、私は死刑制度に断固反対をしています。終身刑が整備さ
れれば、死刑でなく終身刑に処されるべきだと思います。そうすれば、本来死刑にすべ
きでない人を救い出せる可能性が僅かでも生まれるからです。

1579罪と罰:2006/07/05(水) 22:59:47
お聞きしたいことがあります。

1.「同害報復の原理」につきまして
 ●ハムラビ法典に代表される、「目には目を。歯には歯を」の
  タリオの法則にもとづくものと考えられます。
  この原理を徹底されるお考えの人は、死刑の執行方法も、
  処罰の対象となった犯罪の犯行方法と同様の方法による執行
  によるべきとお考えになるのでしょうか。
  現行法上は、絞首刑(実際は、縊首刑)によっていますが、
  たとえば、銃殺をした犯罪者には銃殺刑など。
  ただし、日本国憲法上は、「残虐な刑罰」は禁止されていますので、
  残虐な執行方法以外の方法によるべき、という制約はあることに  
  なりますが。

2.終身刑につきました
 ●終身刑の場合、刑務所に収容された犯人に関し発生するコスト
  (食費、監視維持費等)の負担については、どのようにお考え
  なのでしょうか。
  税金で負担するのか、収容された犯人の財産・刑務所内での労働の
  強制によるなど犯人自身に負担させるのか、という問題があると
  思います。

1580Jackal:2006/07/05(水) 23:31:25
>>1579
A1. いろいろな考えがあると思いますが、私個人は >>1561 に述べました様に
> 幼女を風呂場で溺死させた犯人は風呂場で溺死の刑に処されるべきだと思い
> ますし、ぼこぼこにした上、生き埋めにした犯人は同じようにぼこぼこにし
> て生き埋めにされるべきだと思っています。
であります。幼い子供をマンションの最上階から落とした犯人は、同じように
マンションの最上階から落とされるべきだと思うのですが、でも実際にはいろ
いろな弊害が出ますので、絞首刑などに落ち着かざるを得ないだろうと思います。

A2. コストには目をつぶります。何故死刑でなく終身刑を望むか、と言えば、
>本来死刑にすべきでない人を救い出せる可能性が僅かでも生まれるから
なので、これはそんな人の人権を考えれば、例えその割合が 1/100 であっても
税金による負担とすべきであろうと思います。こんなことを書くと、99 % の
極悪人を税金で食わせるなんて真っ平、という反論が当然出ると思いますが、
命の重さを考えれば、もっともっと汚い税金の無駄遣いを糾弾する方に先ず
エネルギーを注ぐべきではないかと思います。

1581罪と罰:2006/07/09(日) 00:50:23
JackalさんのA2のご回答は、冤罪の場合の無辜の人の救済を重視され
るものとして、そのお考えは傾聴に値すると思います。

しかしながら、「終身刑」が科せられる犯罪は、少なくとも、「無期懲役」
よりも重い犯罪であると裁判所により認定されたからこそ、「無期懲役」
よりも重い刑罰である「終身刑」が科されたはずなので、
「終身刑」を科された者は、少なくとも「無期懲役」」で収容された者と
同様に、刑務所内での作業は強制されてもよいのではないのでしょうか。

1582人間魚雷:2006/07/09(日) 01:16:56
JackalさんのA1,A2には賛成です。
税金の無駄使いはいくらでもありますからね。
ただ気になるのは、終身刑や懲役50年とか80年といったときに、
高齢化した囚人の病気の問題がありますね。
たとえば囚人に対して高額な癌治療をやるのか、やるならどの程度やるのか?
私個人としては放置か安楽死でいいと思うのですが。

1583紫煙狼:2006/07/10(月) 01:26:04
私の見解としては、終身刑受刑者に刑務労働を課す場合、他の囚人と隔離された環境でさせるべきだと思います。
終身刑受刑者は、可能な限り社会と隔絶しなければならない人物であると考えますので、
人との接触を必要最低限まで減らす必要があるだろう(これは塀の中の社会からも隔絶すべき)というのが一点。
また、最高刑が終身刑であった場合、他の懲役囚と同室で作業などをさせた場合、終身刑受刑者が他の懲役囚に
傷害もしくは殺傷などの危害を加える可能性が排除できません。
この場合、怪我をしたり、死んだりする懲役囚の人権を無視したとしても、終身刑受刑者に新たに傷害罪もしくは
殺人罪の裁判を執り行う必要が生じ、結果として折角、社会から隔絶していた終身刑受刑者が、法廷と言う場で
実社会に触れる機会を作り、かつ、一種の終身刑受刑者天国を用意するようなものだと考えるからです。
従って、終身刑受刑者には請願作業程度の軽労働すら許さず、基本的に終身保護房、もしくは終身厳正独居という
拘禁状態が望ましいと考えます。

また、終身刑受刑者の終末医療に関してですが、スポンサーがいれば、スポンサーが許す限り、スポンサーの望む
延命措置をとり、スポンサーがつかない場合は延命しないというスタンスはいかがでしょう?
(おそらく、製薬会社や支援者、人権団体がスポンサーにつくでしょう。)

1584Jackal:2006/07/10(月) 20:17:14
>>1581, >>1582
罪と罰さん、人間魚雷さん、
ご支持ありがとうございます。>>1580 を書きました時は終身刑そのものの運用に
ついては深く考慮していませんでした。実際の適用に当たっては、いろいろなケース
を想定して一番理に適った運用方法を決定する必要があろうと思います。私個人と
しては、罪と罰さん、人間魚雷さんのご意見、ご尤もと存じます。

一点補足すれば、私は、冤罪の救済のみならず、国家権力による合法的殺人を許さ
ないという意味においても終身刑を支持しています。それと、再審をもっと容易に
するような法整備も必要だろうと思います。

1585Ken:2006/07/15(土) 05:53:30
なんか盛況ですね。2週間ちょっと離れているだけで浦島状態です。

なんか単なる早とちりのようなので見過ごすべきなんでしょうけど、私の投稿を
「妄想」とか「犯罪者の言い訳」とか「呆れ」とか言われて、紫煙狼さん風に
言うと心中穏やかではないので。引用符とかつけてわかりやすく書けたと思ったんですけどね。

>>1539「どんな理由があっても…」なんて、そんなこと一言も書いてないですよ。それはあなたの妄想..

では、ちゃぼさんの元の投稿がどうなっていたかというと

>>1533死刑制度廃止論って、「どんな理由があっても、人を殺すのは非人道的」という観点から発してるんですよね?

「どんな理由があっても...」ってちゃんと書いてあるじゃないですか。それが
私の「妄想」って...。まあ私も読み飛ばしとか早とちりとかはありますけど、
自分が書いたことはちゃんと覚えていますよ。なぜこんなことになったかというと
この一文はちゃぼさんが考える死刑廃止派の前提条件として私は正しく引用したにも
かかわらず、ちゃぼさんはそれを死刑賛成派のちゃぼさん自身の考えとして私が
引用したと受け取ってしまったんですね。>>1539をもう少し読み進めるとこの
誤解はよくわかると思います。私は引用するに当たってちゃんと「死刑廃止派は」
と付け加えたんですけどね。この前提条件は全てとは言わなくとも一部の死刑廃止派には
当てはまると思います。私が言いたかったのはですね、「死刑廃止派はこんな理由で
死刑に反対しているのだ」とちゃぼさんが考えるのであれば、その後に続く

>>1533じゃあ、もしも『非人道的な行為だから、死刑は反対』というならば
“非人道的な加害者”の行った殺人はナニ?人道的なことだというの?
殺人という罪による死刑より、もっともっと非人道的なことが殺人なのでは???

のうち、「“非人道的な加害者”の行った殺人はナニ?人道的なことだというの?」の
部分とのつじつまが合わないということですね。死刑廃止派がどんな屁理屈を
こねようとも「殺人犯がしたことは人道的だ」なんて結論出てきませんよ。それを
私は脈略がないと言ったのです。死刑反対派はあらゆる人殺しに反対することが
出発点になっているとちゃぼさん自身も認めているのだから、なおさらです。

この一文が示唆しているのは「死刑反対派は殺人犯のしたことは人道的なことだと
考えているようなけしからん連中だ」という風なことであって、これは死刑反対派を
不当に貶めようとしていると抗議せざるをえないですよ。まとめると私が反論したのは
ちゃぼさんが死刑に賛成する理由に対してではなくて、ちゃぼさんが死刑廃止派が
死刑に反対する理由とした部分に対してです。

>>1539今後、できれば私への返信は結構です。ご遠慮ください。

ご希望に添えなくて申し訳ないです。

ついでに>>1538「いわずもがな、全ての殺人(者)を同一視した意見は間違ってます。」

その通り。だから死刑は一部の殺人予備軍には抑止力はあると思いますが、意に
介さない殺人者には意味がない。死刑には抑止力があると主張するときにはそれを
頭に入れとかなきゃいけないと言うがために、私は「矛盾」という言葉を使った
わけですね。繰り返しになりますが、現行では一人殺してもまず死刑にはならない。
じゃあ、殺人者は一人殺した後で、死刑はやだな、ここらで止めとくか、なんて
考えるか?そんなはずはないと思うんですよね。むしろ一人だろうが二人だろうが
ばれっこないって考えるから殺人に向かうと思います、犯人にまだ理性が残っている
場合。ですから、死刑よりも人殺しは必ずいつかばれて逮捕・検挙されるという
プレッシャーの方が抑止力になると思うのです。くどいようですが犯人がやけっぱちじゃなくて
死刑はやだとか考える余裕のある場合ですよ。日本の凶悪犯罪率が低いのはひとえに
日本の警察力のおかげなんじゃないかな。

1586Ken:2006/07/15(土) 06:17:37
ハムラビ法は原理はともかく実行するのに問題がありますね。

「それを言うならまさに「コンクリート事件」の犯人共を
同じ目にあわせてやりたいです。」

それ誰がするんすか?あれは鬼畜がからこそできる所業であってまともな人間には
務まらないですよ。話に聞くと絞首刑でも作動するボタン一つとそうじゃないボタンが
いくつかあって何人かで同時に押してできるだけ良心の呵責を感じなくて済む
ようになっていると聞きました。その辺が平和な日本に生きる普通の感覚の人に
とってぎりぎりの許容範囲じゃないですかね。まあいつもの「死刑は野蛮」と
いう持論につながるわけです。

1587Jackal:2006/07/15(土) 06:38:34
こんにちは、お久しぶりです。
紫煙狼さんから、最大限の敬意を以て対応せよ、と怒られてしまいました。

>それ誰がするんすか?あれは鬼畜がからこそできる所業であってまともな人間には
>務まらないですよ。

私は死刑制度には断固反対ですが、思考の上の話として、

次の鬼畜にやって貰うというのは如何でしょう?

ただそれでもいろいろな弊害が出ますので、やはり今のようなシステムにならざる
を得ないのだと思いますが。

1588紫煙狼:2006/07/16(日) 22:08:29
死刑の根拠は同害報復にあるとご指摘いただきました。

でも、日本の刑罰は同害報復の原則に基づくものではありませんよね。
従って、死刑とそれ以外の刑罰は成立要件が異なるとなりませんか?
これが正ならば、科料から始まり無期懲役形に至るまでの刑罰の延長線上、
最極位に死刑が存在するというのは誤りで、他の刑罰と同列に話をするのは無理が生じます。

冤罪懲役囚は「更正教育を受ける必要のない人間が更正教育を受けさせられる」不条理で、
冤罪極刑囚は「いわれのない者が、いわれのない害を受ける」不条理となりますから、
「とりかえしがつかない」点では同一でも性格的には大きく異なりますね。

1589Jackal:2006/07/16(日) 23:28:31
>>1588
御意であります。異論はありません。

「有」と「無」との間には無限の「差」があると考えていますので、利害得失を計算すると、
答えはいつも "Negative" になってしまい、結局私も死刑制度に反対をしています。ただ、
もし冤罪、或いは国家権力による恣意的利用が100%無い、と云えるのであれば、そこは同害
報復の考え方を適用し、死刑結構であると、いうのが「私の意見」です。問題は、この日本
という国において今も将来もその様な仮定が成り立つか、ということで、恐らく成り立たな
いだろうと思っている訳です。何せあのアホ馬鹿ライオンヘアーの国ですので。

1590罪と罰:2006/07/16(日) 23:54:12
Jackalさん。
細かいようですが、気になる点があります。
上記の「私の意見」と
>>1584
 一点補足すれば、私は、冤罪の救済のみならず、
 国家権力による合法的殺人を許さないという意味においても
 終身刑を支持しています。』
と書かれたお考えとの整合性について、教えていただけないでしょうか。

1591Jackal:2006/07/17(月) 06:08:19
罪と罰さん、
言葉足らずで済みません。>>1584 の 「国家権力による合法的殺人」と申しますのは、
>>1589 の 「国家権力による(死刑の)恣意的利用」(=悪用)というつもりで書い
ていました。恣意的であろうとなかろうと「合法的殺人」には違いないので、矛盾し
ているように取れますね。「冤罪」及び「悪用」が絶対に無いのであれば、死刑制度
そのものは同害報復として認められるべき、と考えています。

1592罪と罰:2006/07/18(火) 21:40:51
●Jackalさん。
了解いたしました。ご返事ありがとうございました。


●紫煙狼さんへ

 >>1588
 冤罪懲役囚は「更正教育を受ける必要のない人間が更正教育を受けさせられる」不条理で、
 冤罪極刑囚は「いわれのない者が、いわれのない害を受ける」不条理となりますから、
 「とりかえしがつかない」点では同一でも性格的には大きく異なりますね。

 につきまして。
 死刑とその他の刑罰では、犯人自身への矯正=更生教育の有無で
 区別されるとされる点は、そのとおりかと思います。

 ただ、
 懲役刑も、犯人を刑務所に拘束して身体の自由を奪う、という「害」を
 与えるものであることはかわらないと思います。
 したがいまして、
 冤罪懲役囚において、不当に身体の自由を奪われたという、
 不当に与えられた「害」も、「取り返しがつかない」といえると
 思いますが、冤罪死刑囚の場合の「不当に奪われた生命」の「害」とは、
 性格的に大きく異なる、という理解でよろしいでしょうか。

1593紫煙狼:2006/07/19(水) 02:05:43
>>1592
うーん、ちょっと自分の文才の無さを嘆いています。もう4時間もモニタの前で
何をどう説明したものか考えあぐねていますが、上手い表現が見当たりません。
申し訳ありませんが、返答は数日保留させてください。
仕事に差し支えるので、今夜は申し訳ないですが失礼させていただきます。
おやすみなさい(^^;

1594紫煙狼:2006/07/24(月) 00:32:31
本日までずっと、この事が頭の片隅にありまして、さて、何と表現すればよいか…と。

そもそも、教育刑と言うのは「教育を受ける権利がある」というくらいだから、
それは社会も囚人も恩恵を受ける刑である。そして監獄で受けた更正教育は、
再度社会復帰して、そこで初めて意味を持つものであり、教育刑すべからく、
囚人の社会復帰を前提として、そのために必要な措置として行われる。
教育刑に於いて時間や自由を拘束されるのは目的ではなく、教育効果を上げるための
方法論の一つでしかない。
しかるに、死刑は最初から社会のためにはなっても、囚人のためにはならない。
凶悪な犯罪を犯した真犯人のためになど、何もしてやる義理は無いのだから当たり前の
話であり、社会復帰を前提としない以上、更正教育効果の確認も意味もない。
あくまで死刑は囚人を苦しめるために存在し、時間や自由を拘束されるのも目的の一つである。

さて、冤罪を題材にしているのだから、冤罪懲役囚と冤罪死刑囚を比較した場合、
社会的地位を失い、自由を拘束され、人生の貴重な時間を奪われるという部分は、
両社に共通する部分であるから、これは冤罪の害として一括できる部分であるが、
これを取り除いた場合に残されるものは何だろう?
冤罪ですからね、そりゃ、どんなことがあっても冤罪が発生することは許されませんよ。
でもね、私は「更正教育を受けること=自分にとって害」とは考えていませんから、
決してそれに見合うほどの意味を持つものではありませんが、まだ若干なり冤罪懲役囚は得るものがある。
冤罪死刑囚は失うものしかない。得るものなんて一つも無い。当人の意に沿うものではないとしても、
一応「当人のため」になることを考えられて「当人のため」の教育を受ける機会を得る教育刑囚人と、
最初から「当人のため」を全く考慮されておらず、社会のためだけに死刑に処される死刑囚。
しかも、それが冤罪なら、社会のためにすらならない。これが同一線上で考えられて良いものだろうか?
イヤ、目的が決定的に異なるのだから、この二つには決定的な性格の違いが存在する。

そう言う様な事を言いたかったわけです。

1595紫煙狼:2006/07/24(月) 00:43:23
そもそも、私が
>いわれのない者が、いわれのない害を受ける
と表現したのが間違いの始まりなんですが、ここで言う害とは
「同害報復」の害でして、自由や時間、社会的地位云々を省いて、
あくまでも「誰かが殺された仕返しを無関係の人間が受ける害」です。
そして、教育刑は仕返しではない、と考えているわけです。

この延長線上には(まだ練り上げが足りませんが)死刑は確定後一定の年月を経てから執行する。
その一定の年月の間に更正教育を施し、充分に更正したと考えるに足りうる根拠が見つけられれば、
死刑囚に対しても仮出獄を認め、仮出獄後15年なりの年月を経れば、刑の時効が認められる
ような運用も、また、仮出獄中に何らかの犯罪を犯せば、即時処刑するという運用の可能性も
見出せるのではないだろうか…と考えているわけです。

1596元高井戸署員:2006/07/24(月) 02:42:45
紫煙狼さん、Kenさん、罪と罰さん、ポ−ロックさん、右さん、人間魚雷さん、Jackalさん、
新参者にして大変失礼と思いますが、皆さんに誤質問させて戴きたいと思いました。

 冤罪の可能性のある事件も未だに沢山あることがこのサイトに出入りさせて頂く様になってお粗末ながら初めて判りました。boroさんはじめ、皆様方に色々と自分の意識に無かった事に気付かせて頂いて感謝しております。

今までは、退職して10数年経ちながらも警察官の視点でした見れない自分がおりました。

死刑の賛否については私は冤罪がある以上は賛成しかねるところもありますが、死刑にしなければならないクズ人間も居る事は事実だと思います。

一般人犯罪とはまた違った『暴力団』犯罪についての死刑選択とは如何様に考えておられますか?

彼らは受刑に対し『勤め』に行くといった感覚を持ち、懲役に行かなければ一人前ではないという愚かな思考を持っています。死刑にならない以上は、刑務所内でも組織における上下関係を持ち、また娑婆に出れば幹部という希望をも持っております。また組の為に長期懲役を務めれば確実に幹部になっております。

私自身は暴力団に対しては未来の無い選択肢(死刑)を必要と思いますが如何でしょうか?

1597元高井戸署員:2006/07/24(月) 02:45:44
『御質問』等、多々誤字があるところお許し下さい。

1598紫煙狼:2006/07/24(月) 22:05:48
私の考え方の前提として「人間は欲望のために人間を殺してはいけない」というのがあります。
金銭目的や姦淫目的で人を殺すなど、自己中心的な欲望に限らず、復讐などの欲望も、
被害者感情慰撫のための死刑も、欲望のための殺人である面において同義であると考えています。
と、言うと「殺されたくない」という欲望のために「相手を殺してしまう」正当防衛はどうなるの?
なんて揚げ足を取られてしまいそうですが、人が人を殺す事の違法性が阻却されるのは、社会的合理性

不可避的緊急性を併せ持った場合に限定するべきではないでしょうか?

で、問題となるのは元高井戸署員さんの仰る「クズ人間」に対する処遇ですが、コストを度外視すれば、
社会的合理性の面からは「二度と娑婆に出さない」だけで必要充分であり、厳重に拘禁しておくことで
不可避的緊急性も消滅するでしょう。どんなクズ人間も、やがては死ぬのですから、我々善良な市民が
直接的に手を汚さずとも、急がずとも良いでしょう。終身刑で充分事足りると思うのです。
(終身刑をいかに扱うべきかについては、>>1583にて前述しておりますので省略します。)

さて、暴力団組員のように特殊な社会における特殊な道徳を根底とする人々をいかに扱うべきかですが、
「指定暴力団構成員は軽犯罪法違反でも死刑とする」なんて条文を作る事が可能なら痛快でしょう。
しかし、法の下では暴力団組員も善良な市民も平等なのですね。それこそ不平等に見えますが…(笑)
そこで懲役刑と言う話になるのですが、問題は「刑期満了上等」という非常に悪質なケースですね。
教育刑とは教育目的を達成する事が本来求められるにもかかわらず、年限のみで出獄手続きをとるのは
行刑として手落ちであると考えます。従って、判決で言い渡される年限は一つの目安として重視しつつ、
教育目的が達成されていない受刑者に対しては、随時、刑期の延長が認められる運用が必要と考えます。
また「出所後もとの組に戻る事=再犯」として再収監の対象とすることも必要でしょう。

1599元高井戸署員:2006/07/25(火) 03:01:34
紫煙狼様。早速のお答え有難う御座います。いつもながらの立法可能、現実性を直視した冷静なご回答、勉強になります!

1600Ken:2006/07/25(火) 06:05:35
私、暴力団だけじゃなくて連続して婦女暴行して出てきたらまたそれを繰り返す
ようなのも「死刑にしなければならないクズ人間」だと思いますけどね。

まあ、厳罰化ですよね。私が主張する終身刑導入もその延長線上にあるわけで。
犯罪者の再犯を確実に防ぐ手段が死刑しかないというのがおかしいんじゃないで
しょうかね。現状ではみんなが安心して暮らすためには死刑が必要となります。
終身刑ができればみんなももう少し違った考え方ができるようになると思います。

1601Jackal:2006/07/25(火) 21:50:39
>>1596
>私自身は暴力団に対しては未来の無い選択肢(死刑)を必要と思いますが如何でしょうか?

私もそう思いますが...
「暴力団関係者の犯罪には死刑を以て対処する。」という意味合いの法律が出来れば暴力団
に関連する多くの問題は解決するでしょう。ただもしそんな法律が出来たとすると、暴力団
は限りなく暴力団とは見えない組織に変形し、自己保存を図ろうとするのではないでしょうか。
そうすると、先の法律はそんな変形組織にも対応出来るよう、対象を広げて「反社会的組織
関係者の犯罪には死刑を以て対処する。」とならざるを得なくなります。

何を言いたいのか、もう御察しと思いますが、そうなると今度は誰がどのようにして、ある
組織を「反社会的組織」と判断するのか、という問題が出てきます。つまり暴力団とは無関
係な組織を「反社会的組織」と称し、抹殺することも可能となる危険性が出てきます。
破防法と同じで、運用によっては憲法に抵触する可能性もあります。

ということで、大変残念ですが、結局巧く行かないのではないでしょうか。
死刑の代わりに終身刑を以てしても、危険性は変わりないと考えます。

1602人間魚雷:2006/07/25(火) 22:04:33
すべての日本人は法の下に平等・・・・・
しかし、良くも悪くも平等ではないことが多々ありますよね。
まぁ死刑うんぬんは別にしましても、暴力団員による犯罪の刑罰を
一般人より重く出来るのであればけっこうなことだと思います。
3〜5倍重くていいと思いますね。
もちろん政治家・警察・公務員も同様です。

1603ポーロック:2006/07/27(木) 13:36:11
法を機動的に運用し、最小限の犠牲にとどめる
努力をすべきであるとは思いますよ。

1604ポーロック:2006/07/27(木) 17:19:59
終身刑導入ともなれば、行刑施設内で長く処遇することとなる。
しかも刑はそれ以上は重くならない。

その結果として受刑者の中には自暴自棄になったり、自らの
欲望を満たそうという輩が施設内の秩序を乱す結果となる。

今の刑務官は拳銃を常時携帯していないし、これは世界に誇れる事だと
思うが、荒れることは覚悟しないといけないだろう。

それから、刑務作業に従事させるだけでいいとは思えない。
それこそ重労働を科さないと「もと」を取り戻すのは至難の業?

1605元高井戸署員:2006/07/27(木) 21:04:17
皆様、様々なご意見有難う御座います。
一般犯罪には、怨恨、貧困、欲求、いろいろと原因が有ると思いますが、暴力団犯罪は懲役上等などと法治国家を端から馬鹿にし、ヤミ金、振り込め、等の老人に対する詐欺、女性を強制的に売春をさせるなど悪質極まりなく、任侠だ義理だ等とぬかしているが、いざとなるとなかなか本腰を入れた喧嘩は出来ず、どこかの組に頼み手打ちをしてもらうか、中途半端な喧嘩で一般人を巻き込み犠牲にする。強い者には生存の為に巻かれ、弱い者には得意になって恫喝する。警察署の中ではどいつもこいつも借りてきた猫の様におとなしい。まさにダニそのもの。
暴対法設立の時も『我々の人権は?』等、寝ぼけた事をぬかし、ともかく何一つ取っても満足にまともな事が出来ない。皆様の結論を纏めますと、『ダニには終身重労働刑』といったところでしょう。有難う御座いました!

1606loveless:2006/09/30(土) 22:46:39
>>973,975
結局、杉浦前法相は、在任期間中は死刑執行にサインしませんでした。
(彼曰く、署名を拒んだことに対して、宗教関係者からずいぶん励まされたそうな)

しかし、法相が、自信の宗教観に基づいて、国の法律に従わないというのは
異常なことと思います。
#後藤田氏以前は、法相に妙な圧力が掛かっていたようですが。


で、後任の長勢法相は、「法治国家にあって、確定した裁判の執行は冷静に
行われなければならない」とのことですので、杉浦氏の登場によって、死刑執行停止
の流れに戻ったというわけではないようです。

#ついでに、長勢法相は、共謀罪についても見直しを示唆したり、人権擁護法案についても
#慎重な意見だったりと、久しぶりに期待の持てる法相のような気がします。

1607ポーロック:2006/10/03(火) 06:23:25
杉浦前法相は、自らの信念で署名しなかったというが、傍から見ると
職務放棄の類。
宗教関係者か。。。 宗教はこの際関係ない。

私はこの死刑は全面的に廃止すべきものでないと思うし、法務大臣は
職務に忠実であるべき。

その理由は簡単。
被害者と被害者の遺族の立場を深く考えれば、国家刑政の重大な目的
の一つといえると思いますよ。
確かに死刑は、人間を殺した場合ばかりではなくて、
外患誘致のような国家に対する反逆者や裏切り者も処刑はできる。
大体、死刑になる連中は極めて残虐な手口で人間を殺しているのが
ほとんど。
そういう犯罪者に対して基本的人権を認める必要はないし、
苦しんで、絶望にかられて死ぬことを望んでもおかしくはないと思う。

1608kei:2006/11/08(水) 11:16:44
内閣府のやらせ質問 担当者がおわび なんていう報道を見ると
死刑存廃アンケートで80%以上が死刑支持 っていう内閣府の発表も
怪しい気が。boroさんの指摘通り、設問も偏ってるし。今更ですが。
前にもかきましたが、私はこんなアンケート答えたことないし。
ここに集まる方で内閣府の死刑存廃に関するアンケートっていうのに
答えたことのある方、挙手してください って、見えたらいいのになぁ・・。

1609紫煙狼:2006/11/08(水) 12:15:37
>>1608
お説ごもっとも…なんですが、私の周囲の意見を聞くと、およそ死刑賛成もしくは死刑支持の人が
大半なのは間違いないようですよ。80%は数字のマジックだとしても、過半数は死刑賛成もしくは
死刑支持の人でしょう。
考えてみれば簡単な話で、極悪非道な犯罪者を死刑にする理由は数多くあっても、生かしておく
理由が希薄であると言う事でしょう。難しい理屈は抜きにして、害獣・害虫は駆除するのが、
短絡的ではありますが、効果的ですものね。大きい目で見た生態系云々より、ゴキブリのいない
我が家のほうが快適なのは言うまでもないことで、共存を選ぶ人は僅かでしょう。

ただ、パンが店頭に並ぶまでの経緯は皆さんご存知なのに、死刑制度自体については、
実はよく知らない人が多いのも事実です。だから、パンの原料に遺伝子組み換え小麦が使われると
「危険じゃないのか?」と多くの消費者が敬遠するのに対し、死刑制度については、
「自分は犯罪を犯さないから死刑になることはない」という安心感もあって、あまり、
「死刑制度自体が危険性をはらんでいる」という所までは考えないで賛成している人も多いですね。

ちなみに、私の知り合いで強行過激な死刑賛成論者には
「冤罪死刑が発生してもいい。自分の冤罪を証明できないのは、冤罪ではないからだ。」
「凶悪事件の発生件数とその後の厳正な裁判という現状から言えば、誤差で許される範囲内だ。」
という意見もあります。

1610kei:2006/11/08(水) 22:55:15
>>1609
そうなんですよ。ここのスレもそうだし。殆ど存置派。
内閣府の人間が知らない筈はないと思うのに、なんで小細工するのだろう。
死刑制度は進行中だし、普通に調査したって存置多数は見えてたと思う。
80%という数字がどうしても欲しかったというのも考えにくいし、アメリカに
何か言われてたのかなとも思ったけど目的がわからない。
内閣府の意図がわからないんですよ。死刑制度賛成を引き出すための
あの意図的設問の数々。2004年って特に廃止派の活動が活発だったとかの
記憶もないし。無限回廊見てなかったのかな、偉い人は。

1611人権:2006/11/08(水) 23:39:00
>「冤罪死刑が発生してもいい。自分の冤罪を証明できないのは、冤罪ではないからだ。」
「凶悪事件の発生件数とその後の厳正な裁判という現状から言えば、誤差で許される範囲内だ。」
という意見もあります。

これはまた過激な御意見ですな。冤罪は許されないと思います。
廃止の論理・理念として説かれるものの中で唯一一定の説得力を持つと
思われるのは冤罪の可能性(危険性)でしょうね。

仮に死刑が廃止されるべきであると言う前提に立脚して考えてみた
場合、結局のところ冤罪ぐらいしか見当たらない気がします。

「世界の流れ」「先進国では日本とアメリカだけ」「ヨーロッパでは
無いのが常識、こんな野蛮な制度があって恥ずかしい」「生命の尊厳」
「多数決原理には馴染まない」等々よく耳にしますが、
ああそうですか、ってな感じですね。

政府の実施する世論調査など鵜呑みにはできないでしょう。
ただ、不思議に思うのは例えばアムネスティ等、世論調査の
不公正さを厳しく糾弾している廃止団体がなぜ彼ら独自の公正な
(と彼らが認める)世論調査なりアンケートなりをやらないのでしょう。

是非お願いしたいですね。

1612紫煙狼:2006/11/09(木) 14:17:56
私はむしろ、80%という低さに驚いています。
5人に1人が死刑反対?周囲を見渡す限りありえない(笑)

死刑廃止論者の多くは、潜在的に死刑廃止論者の数はもっと多いはずだ!
と思い込んでいるフシがありますが私の感覚では
・積極的死刑廃止論者 5%
・消極的死刑廃止論者 10%
・消極的死刑賛成論者 70%
・積極的死刑賛成論者 15%
くらいじゃないですかね?
積極的死刑廃止論者と消極的死刑廃止論者の総数と
積極的死刑賛成論者の数は拮抗していると感じますよ。
では、なぜ政府のアンケートでは死刑廃止論者が20%になるか?
消極的死刑賛成論者の一部が誘導質問に拒否反応を起こしたのでは?
従って、政府アンケートの結果は現実的な数値だと思いますよ(^^)

ちなみに、アムネスティがアンケートをしない理由は簡単。
死刑廃止論者5%という結果に終わるからです。
死刑廃止論に関しては「敵の敵は味方」が通用しないのよ。
なにせ、死刑廃止運動団体には利権が存在しますからね。

1613人権:2006/11/13(月) 22:14:03
>なにせ、死刑廃止運動団体には利権が存在しますからね

どのような利権なのか興味ありますね。
現実に死刑が廃止されてしまうと困る、などというような
ことがあるのでしょうか・・・・

1614紫煙狼:2006/11/14(火) 18:51:32
前回の投稿にて「死刑廃止運動団体には利権が存在しますからね。」と誤解を生む表現を
用いました件に関し、関係者の方々には深くお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。
死刑廃止運動団体に利権が存在するという事実関係の確認は取れておりません。
確認が取れていない以上、そのような利権は存在しないものと考えるのが妥当であり、
私の発言は、適切を欠くものであったと認めざるを得ません。申し訳ありませんでした。

さぁ、謝ったから、もういいよね(笑)

では、自分が死刑廃止論者であると言う前提に立って以下の点について考えてください。
(ディベートのように、あくまで自分の信念をひとまず離れて考えてください。)
・よく耳にする人権団体の死刑廃止運動は効果的であるか?
・死刑存置論者が提示する廃止に伴う問題点に適切に答えているか?
・死刑廃止団体の資金源はどのようになっているか?
・死刑廃止団体の幹部の生活費はどのようにして捻出されているか?
・実際に死刑が廃止された場合、多国籍ではない死刑廃止団体はどうなるか?

世間には完全なボランティアによって運営されている死刑廃止団体も存在しますが、
そのような団体は往々にして弱小団体であり、大々的運動を繰り広げているのは、
一部、その活動で生計を立てている人々によって運営されている団体です。
そして、私が知る限り、草の根的に活動を続けている死刑廃止団体の活動を
揺るがすのは常に大きな団体であり、弱小団体を大きな団体が吸収するために、
活動を妨害したケースもあります。
表面上、大きな団体が掲げるのは、同じ目標にいち早く到達するためには、
より大きな団体となることで、発言力を高める必要がある…というのですが、
私は、自団体の一部として吸収せずとも、ネットワークの構築は可能と考えます。

以上、邪推を誘発する紫煙狼でした。

1615loveless:2006/11/20(月) 00:00:47
>>1608
>内閣府のやらせ質問 担当者がおわび...
マスコミが「ヤラセなんてあってはならない」などと糾弾する姿を見ると、
かつて「川口浩探検隊」や「電波少年」とかを楽しみにしていた身としては
一抹の寂しさがあったりしますが、、、

閑話休題。
質問の仕方にもよりますが、なんといっても、普通の人が普通の生活では
死刑に絡むような事件には無縁であることが大きいと思います。

そうなると、死刑に関する情報は、マスコミを通じて得るしかないわけで、
その情報というのが、最近は死刑廃止には逆風のものが多いような気がします。
(「ネット社会」になり、サイレントマジョリティが気軽に意見を出しやすく
なったのも一因かもしれません)

この流れは、オウム真理教やサカキバラ事件でのマスコミ報道により、
「最近は凶悪犯罪が多くなった」というような印象操作と、それをうまく利用
できた山口母子殺人事件の被害遺族の本村氏の精力的な活動が大きかった
と考えています。


廃止派がこのようなアンケートを覆すには、現在のこのような流れを
反転させるエネルギーが必要なので、現状では難しいと思いますね。

海外では、「死刑執行された被告が実は無罪で真犯人が別にいた」というような
事件が起き、それを受けてマスコミが一気に死刑廃止の流れを作った結果、
その勢いで廃止してしまったというケースもあったと思います。

たぶん、それくらいのエネルギーがないと廃止は難しいんじゃないでしょうか?

で、今の日本でそのような事件が起きるかというと、、、
(0%ではないと思いますが、私の生きている間には起きなさそう)

1616人権:2006/11/26(日) 00:12:52
紫煙狼さん御製の質問、無い知恵を絞って考えてみました。

・よく耳にする人権団体の死刑廃止運動は効果的であるか?
 ⇒あまり効果的だとは思えませんね。むしろ死刑廃止論から
 一般市民を遠ざける結果になっているように思います。

・死刑存置論者が提示する廃止に伴う問題点に適切に答えているか?
 ⇒無期懲役囚(有期刑の受刑者の場合も含む)が仮釈放されたのち
 再び殺人等を犯す事例がしばしば見られるが、そのリスクを回避
 する実効ある具体策の提示が必ずしも説得的ではない。
 「矯正プログラムの充実」「元受刑者の社会復帰を妨げる偏見・差別
 の除去」等の答えが予想されるが、結局のところある種の「僥倖」に
 期待するほかない、ということになってしまうのではないでしょうか?

・死刑廃止団体の資金源はどのようになっているか?
 ⇒例えば、Amnestyの運営は個人や団体の寄付金によって支えられていると
 想像していますが・・・・

・死刑廃止団体の幹部の生活費はどのようにして捻出されているか?
 ⇒よくわかりません。死刑廃止のための活動とは別に、仕事を
 持っているのでは?

・実際に死刑が廃止された場合、多国籍ではない死刑廃止団体はどうなるか?
 ⇒◇解散する◇別の活動目標を定めて引き続き活動する◇多国籍の団体
 に吸収される、といったところでしょうか。


既にどこかに書き込んだかも知れませんが、日本において死刑廃止が
実現するとすれば、それはアメリカ合衆国において連邦レベルで廃止
された時(=50州の全てにおいて廃止された時)であるように思うの
ですが。まあ、単なる個人的な想像に過ぎませんが。

1617紫煙狼:2006/11/26(日) 13:00:07
人権さんのおっしゃる事は、およそ当たっていると思いますよ。

「国民の大半が存続を望んでいるから死刑制度は廃止できない」という言い回しは嘘です。
いや、国民の大半が存続を望んでいるのは嘘でも何でもありゃしないのですが、
死刑制度を存続させなければならない理由は、国民が望むからではなく、
国家にとって、表の意味でも裏の意味でも非常に有用な制度だからです。

そして、兄貴分の米国が本気で死刑制度廃止を要求してきたら、
国民の大半が存続を望んでいても廃止するでしょう。
その時の政府が行う世論調査は、おそらく、無作為に抽出した人の
多くが死刑反対派の人でしょう。(作為的無作為とでも言いましょうか(笑))

1618ポーロック:2006/11/27(月) 00:22:08
米国が死刑廃止要求を出してきても、日本は廃止には動かないと思う。

それから、日本という国家にとって都合のいい制度が死刑制度との
ご指摘だが、そういう側面もあると思う・

しかし、治安の現状等を勘案すると国民が存続を望んでいるというのは、
あながち虚偽ではないと思いますよ。

1619紫煙狼:2006/11/27(月) 10:56:11
>1618
仰るとおり
>国民の大半が存続を望んでいるのは嘘でも何でもありゃしない
です。

1620詳細を教えて:2006/11/28(火) 15:04:03
1615
>海外では、「死刑執行された被告が実は無罪で真犯人が別にいた」というような
事件が起き、それを受けてマスコミが一気に死刑廃止の流れを作った結果、
その勢いで廃止してしまったというケースもあったと思います。
詳細キボンヌ

1621紫煙狼:2006/11/28(火) 18:35:12
>1620
「1949年・英国・エヴァンス事件」で検索してみてください。
(ここからのリンク不可なので。)

1622詳細を教えて:2006/11/28(火) 23:18:54
>1621
 ありがとう。「1949年・英国・エヴァンス事件」、読みました。
 イギリス、アメリカと日本を比べた場合、風土が違いすぎると感じます。
日本で冤罪で死んだことが発覚したとしても,死刑廃止にはならないんと違うかな。
制度の中で、置いといて、獄死でしょう。
アメリカに対しても、いつまでも金魚の糞ではないのでは?中国も大国になってきたし。
天皇制のニッポン。天皇暗殺の謀議をしただけで、死刑の国だ。制度としての死刑には、
天皇(制)擁護の側面がある。

1623紫煙狼:2006/11/30(木) 01:27:24
>>1618
>米国が死刑廃止要求を出してきても、日本は廃止には動かないと思う。

うまく文章にできなかったので、補足するのを後回しにしてきましたが、
>兄貴分の米国が本気で死刑制度廃止を要求してきたら(>>1617)
と言うのは、別に米国の圧力に屈するだろうと言う意味ではないのです。

「先進国の中で死刑を存続させているのは米国と日本だけ」なんてよく言いますが、
先進資本主義国の中で一番最後まで死刑を存置させるのは日本か米国だと思うのです。
従って、米国が寝返って死刑を廃止したら日本も国際社会における立場上の理由で、
死刑を廃止せざるを得ない状況に追い込まれるだろうなぁ。という意味です。

1624Ken:2006/12/09(土) 05:29:45
米国で連邦レベルでも死刑の執行が停止されたときがありましたよね。ずいぶん
昔ですけど。そのとき日本で何か議論は起こったんですかね。あんまり関係ないような
気もするんですけど。

1625詳細を教えて:2006/12/09(土) 12:10:33
関係ない。佐藤恵元法相の時、三年ほどだったか停止されたが、後藤田氏によって
旧に復した。執行の停止は廃止にはつながらない。この国らしい。
皇室典範の改正論議も、いいところ?まで行ったが、秋篠宮の計画により、引っ込んだ。
そういう国だ。日本の死刑制度は、天皇制を度外視しては考えられない。
アメリカなど、参考にもならん。

1626ポーロック:2006/12/09(土) 15:26:48
日本の死刑制度と天皇制って関係あるの? バカですまん。

1627紫煙狼:2006/12/09(土) 20:23:52
おそらく…1947年に廃止された「大逆罪」を以って、
天皇制と死刑制度の関連性を語りたいんだと思うよ。

紀伊國屋書店BookWebの「なぜ悪人を殺してはいけないのか」という本の紹介では、
「死刑存置論と天皇制批判、この一見相反する考えが共存する」と書かれています。
私には全く理解できない、というか説得力を持たない関連性なんですが、
一部の熱心な方々は天皇制と死刑制度には切っても切れない縁があるそうですよ。

1628詳細を教えて:2006/12/10(日) 10:51:56
>1626
>日本の死刑制度と天皇制って関係あるの? バカですまん。

 死刑制度と天皇制との関連。何事にもそうだろうと思いますが、
一人ひとりがその感性で思索を重ねてゆく事柄だろうと思います。
 僕はまだ若輩者ですが、死刑について興味に任せて資料を漁った
りするなかで(大逆事件とか古田大次郎の事件・・・)、天皇制の
影のようなものを背後に感じました。
 優れた感性をお持ちのポーロックさんだから、どのようにこの
問題に思索を重ねられるか、楽しみでもあります。
 僕は別に天皇制の是非をあれこれ言うつもりもないし、死刑制度
について賛成反対の考えすらもまだ持っていません。
 物事を歴史的に追究するのが好きなのと、いろんな人の考え方や生き方に
興味があります。

1629loveless:2006/12/10(日) 23:42:37
>>1627,1628
まあ、世界では、一般犯罪と国家に対する犯罪を分けて考えることも多いですね。
(事実、一般犯罪は死刑廃止しても国家に対する罪は死刑を存続している国もある)
#すでに「天皇」=「国家」という時代は終わりましたが、それでも天皇を弑する行為は
#今でも国家に対する罪としてよいでしょう。

で、日本も死刑廃止となると、一般犯罪だけ廃止として国家に対する犯罪は死刑を
継続するという選択も十分可能です。

つまり、死刑存廃と天皇制批判は、切っても切れない間柄というわけではないと思います。
(ここのスレも、ほとんどは一般犯罪に対する死刑をどーするか?という内容と
思います)


>>1623
廃止派の理由の一つに、EUとかが廃止していて日本だけが廃止していないのは問題だ
という脅迫的な理由もあるかと思っていたりして。。

1630flower:2006/12/11(月) 01:14:13
国家と個人の死というのは、とても大きなテーマだと思います。
最近調べていて知ったのですが、硫黄島では、まだ一万柱の日本人が未収容だそうです。

1631詳細を教えて:2006/12/11(月) 12:37:49
 明治政府の時代から、死刑制度は、国家転覆・政府転覆を謀議した
者に対する根絶策として必要だったと思います。
 昭和の連合赤軍事件や企業爆破事件の犯人が拘置所に収容され、
死刑廃止運動が獄内外一致して展開されるようになり、一方再審無罪の
判決も相次ぎました。廃止運動の意気が最もあがった時期と言えると
思います。国は、刑の確定者に対する外部交通を制限しました。
 近年、被害者側が大きく声をあげるようになって、メディアも呼応し、
死刑存廃論議も、勢い被害感情、被害者補償の面がズームアップされる
ようになりました。
 刑の軽減化は厳罰化へ替わり、永山基準も過去の遺物となりそうです。
 死刑は「天皇を中心とした神の国」(森元総理)であるこの国に
必須な制度だけれど、これだけ被害者側に立った流れが強くなれば、
もはや死刑制度と天皇制(国家転覆罪)との因果関係など、殊更持ち
出す必要もないでしょう。放っておいても死刑制度は磐石。監獄法も
改正されました。

1632ポーロック:2006/12/12(火) 16:15:47
監獄法を改正する必要はなかったと思うが?

犯罪者に甘いのが日本。

1633詳細を教えて:2006/12/13(水) 15:08:01
 監獄法の改正で、たとえば、宮崎勤死刑囚と編集者が面会したり、
大高緑地アベック殺人の主犯だった元少年から死刑廃止団体へ手紙が
届いたりして、「矯正」(?!)の様子なんかが分かったりする。
 ただ今日の大阪の姉妹殺害事件なんかを見ると、やっぱ極刑しか
ありえないのかな、と思ってしまいます。
 杉浦さんは死刑執行命令書にサインを拒否したけど、今回(会期明け)は
多いかも。死刑制度自体は、多少の無執行期間が介在しても、たった一名の
執行でも、十分維持できるが。少し前までは、所轄の管理能力上、死刑確定
者数を60名以下にという「努力」が求められた。現在、確定者数は100名を
超えているんじゃないか。死刑判決は増加し、死刑執行は抑えられているっ
てことだね。

1634ポーロック:2006/12/13(水) 19:39:32
アムネスティなどの団体は「日本の死刑は”密殺”だ」とか
何とか言っている。某駅前でたむろしている「●●の会」の
人達など、自分の家族が殺されても死刑に反対するのか
ね。。。

処遇に関していえば、あの菊田がからんでいる「監獄人権センター」とか
すごい団体があるわなw

獄死した受刑者のカルテだったと思うが、医学知識もないのに
勝手に「行刑施設側の対応に問題あり」などとヌケヌケと言って
のけるあのメンタリティーはすごいと思う。

杉浦氏は法務大臣として当然成すべき仕事をしなかったと思うが?

死刑執行のゴーサインを出すのは法務大臣の職務の1つなわけで、
自らの信条で署名を拒むということは許されないはず。

署名を拒否する大臣は何を恐れているのか興味のあるところ。

1635詳細を教えて:2006/12/15(金) 09:13:21
 どうでもいいことだけど監獄人権センターは、事務局長が確か海渡雄一
弁護士だったと思うよ。菊田氏は、執行停止連だったか。
 判決の確定力には「執行」が含まれるね。確定した判決は、執行されなく
てはならない。署名拒否は、信条というより甘いセンチメンタルじゃないのかな。

1636人権:2006/12/17(日) 18:54:17
アムネスティ(死刑廃止ネットワークセンター)が下記のように
呼びかけています。
果たして今回執行があるのでしょうか。

>国会閉会後の死刑執行が危惧されています。
長勢法務大臣に死刑の執行停止を求める意見を送ってください

1637loveless:2006/12/18(月) 02:55:19
>>1636
長勢氏は、死刑執行に関しては特に「信念」があるわけではないので、
職務を忠実に履行すると思います。

国会会期中は何かと忙しいから、執行に関して役人が申請しないので、
閉会後にまとめて実施するという予測かなと?
#これが「危惧」というのはよくわかりませんが。。


話変わって、イギリスでは、今凄惨な事件が進行中ですね。
この犯人がこの先何人殺害しても死刑にならないというのは、
個人的には受け入れがたい気がします。
しかし、イギリスでは、(たぶん)死刑復活論議が起こるだろうけど、
結局復活はないのでしょうね。

日本が廃止に踏み切った場合、このような事態も受け入れられるか?
#なんかすぐに死刑復活してしまいそう。。。

1638ポーロック:2006/12/18(月) 16:57:51
イギリスの件だが、犯人はある集団の構成員を皆殺しにしたいと
いう願望を抱いているような気がしてならない。
捕まえても、殺人を自覚しているだろうし、犯人は自分の”任務”を
達成したと捜査員に誇らしげに語るのでは?

一生涯、刑務所に沈めておくか死刑にするか
どちらかであると思います。

1639詳細を教えて:2006/12/19(火) 11:19:18
>アムネスティ(死刑廃止ネットワークセンター)が下記のように
呼びかけています。

 死刑廃止団体のお決まりのパターン。今に始まったことではない。
 
 今回、気になるのは、執行に「変化」があるのかな、ということだ。
11月下旬に、連合赤軍事件と連続企業爆破事件死刑囚4人の再審請求が
相次いで棄却されている。12月の死刑執行を睨んでの棄却決定かな、と
穿った見方をしたりもする。11月末の棄却だから、新証拠を揃えて再度
の再審請求をするにしても、12月X日の長勢法相執行命令書サインに
間に合わないからだ(棄却と再度請求の間隙を縫って執行する)。
「変化」と言ったのは、共犯が超法規的措置により国外におり、裁判が
ストップの状態。本来、共犯が全員確定しないうちは(確定した囚人に
対しても)死刑の執行はありえない。
 が、よりによって11月末という時期に同種の事件の再審を棄却した
ことで、もしかして(変化)と僕は思ったようなわけです。
 最近の判例、永山基準からも変化が見られます。死刑の周辺が変化
しているような気がします。

>国会会期中は何かと忙しいから、執行に関して役人が申請しないので、
閉会後にまとめて実施するという予測かなと?

 法務官僚は、死刑執行命令書を会期中に法務大臣のデスクへ乗せる。
(その後、前法相杉浦氏の時は、サインするよう、官僚が相当の説得を続けた。)
 会期中に執行すると、死刑制度反対の議員や廃止運動団体からの
抗議がうるさいので、閉会した時点で執行できるように大臣が命令書に
判を押すのが、法務省にとってはベスト。

1640詳細を教えて:2006/12/20(水) 08:52:20
>1639
 訂正。
 今の時代、一箇所(この場合、東京拘置所)で、同日に、4名もの死刑囚に
対する執行はありえないと、気づきました。

1641人権:2006/12/25(月) 14:07:58
やはりと言うか、執行されましたね。
同時に4名というのは意外な感じもします。
前任者の時に執行できなかった分も含めて執行された
のでしょう。空白の年を作らないという当局の意思が
感じられます。

早速Amnesty等が抗議声明を出していますが、相変わらず
死刑囚たちの犯した犯罪行為には一言も触れていませんね。

1642ポーロック:2006/12/25(月) 15:01:24
日弁連や死刑廃止議連も同様の声明を出していますね。

この時期に執行するのはけしからん

みたいな事を言っていましたわ。

1643人権:2006/12/25(月) 19:21:42
「クリスマスに執行されるのは残念」だとか言っているようですね。

廃止運動に関わっている人たちの中にはキリスト教関係の方々も
多いようですから、このような発言になるのでしょうか・・・

1644詳細を教えて:2006/12/25(月) 20:10:02
 4名程度は、予想していた。一箇所に集中させず広島・東京・大阪に分散させたこと、
「変化」を採らなかった点など、役所らしい。

 アムネスティなどのグループをあげつらってばかりだね。死者のために冥福を
祈るって気持ちは、いささかも無いのかね。死んでなお鞭打たねば気が済まないか。
確かに悪いことをした人たちだけど、今日、死んだんだ。
 更生すればしたで、気に入らないみたいだし。なんか、死刑制度よりぞっとするね。
 ま、人の言動なんて、僕は基本的にどうでもいいけど。

1645ポーロック:2006/12/25(月) 20:58:40
法務省は、死刑に関する情報開示を行うべきだとは思う。

アムネスティとか日弁連は、公安当局の調査対象団体ではなかったか?
これは、どこの国でも同じみたいですけどね。

1646ポーロック:2006/12/25(月) 21:01:00
これだけは言っておくが、アムネスティや日弁連の中で死刑反対を
叫ぶ勢力の構成員の中で家族や親を殺された場合でも、
同じように死刑反対を叫ぶことができるのか、興味のあるところだ。

1647人権:2006/12/25(月) 21:19:56
詳細を教えて様:

>ま、人の言動なんて、僕は基本的にどうでもいいけど

「どうでもいい」のであれば、「死者のために冥福を
祈るって気持ちは、いささかも無い」とか「死んでなお鞭打たねば
気が済まない」とか「更生したのが気に入らない」だとか、
勝手に決め付けないでほしい。

念の為に申し上げて置きますが、私は死刑廃止論そのものは
全否定していません。ただ、現実に存在する死刑廃止運動(体)
のあり方には疑問を持っている、ということです。

1648げろげろ:2006/12/26(火) 09:54:13
そろそろか?と思っていたら、起きましたね。よりによって20年前・15年前に判決の確定していた70代の死刑囚が2人も執行されたことに、多少の違和感を感じます。
まさに「今さら?」と言う実感を死刑囚に与えたとしたら、懲罰効果満点の恐怖の制度ですね。
しかし、最近の「死刑上等!」的な犯罪者が増える中で、本当に死刑制度の有効性には疑問が増します。
どうして、もう少し敏速に終身刑制度の議論が進まないのでしょうか?

1649ポーロック:2006/12/26(火) 19:20:56
終身刑の導入も選択肢の1つだとは思うが、コストなどを考えると
死刑にした方が安く上がる場合もあるだろう。

被害者が味わった恐怖や絶望を死刑囚に与える効果というものも無視できない
と思うが?

1650bn:2006/12/26(火) 20:20:28
さすがに死刑について考えさせらます。
感情的には死刑賛成
理性的には死刑反対
この矛盾した気持ちは払拭されないと思う。

1651げろげろ:2006/12/27(水) 13:47:54
インドネシアでは、死刑は例外無く、重機関銃による銃殺です。理由は簡単、絞首刑台の用意・メンテナンスよりコストが安上がりだからとか・・
死刑制度の有無に、良くコスト論が持ち出されますが、どうもそれもナンセンスな気がします。実際に、死刑制度の抑制効果?終身刑制度の抑制効果?とコスト論を結びつけたところで結果は見えないだろうし、囚人の管理コストの事を考えるならば、それこそ判決から執行までの期間短縮をしなければ無意味な訳ですよね。
「昭和62年に刑が確定した秋山芳光死刑囚なんか、20年間税金で生かされていた。藤波芳夫死刑囚は16年も税金でタダ飯を食っていた。もっとさっさと執行しないと税金の無駄使いだ!」なんて議論が行われる社会を想像してみてください・・・コスト論で死刑制度を語る社会なんて、末恐ろしくて・・・
もとい。
今回執行された日高広明死刑囚以外の3人が、全て情絡み・金銭絡みの身内殺人で、なおかつ比較的長期に渡って法務大臣が署名を拒否してきたケースですね。年齢も、64、74、77。もう爺さん達です。
彼らが25日朝に恐怖を味わったか?それとも悟りの気持ちで階段を上ったか?それはこの際関係ないとしても、尋常の神経を持った人間社会が「現行の死刑制度」をそのまま維持していく事に疑問を持つのは当然ですよね・・bnさんの言う矛盾こそ当然でしょう。
また、被害者側の気持ちを酌んだ「懲罰効果満点の終身刑」等という虫の良い制度は考えられないものでしょうか・・・多少コストがかかっても良いと思いますよ。

1652ポーロック:2006/12/27(水) 14:20:06
究極の再犯防止策として死刑もありだと思うが?

一生出さない事になっても、行刑施設内において刑務官等の殺害等を
たくらむ受刑者は出てくるだろう。

仮釈放なしの終身刑を導入した場合、刑はそれ以上重くはならないのであるし、
やるヤツはやる。

そういう危険性を排除するには死刑さ最適ではないだろうか?

1653紫煙狼:2006/12/28(木) 00:14:10
>>1652
ポーさん、珍しく浅い意見じゃないですか。
やるヤツはやる。ってのは死刑にもいえる事ですからね。

1654げろげろ:2006/12/28(木) 09:15:53
アメリカのテレビ番組で「OZ」と言うのがあります(日本でもやっているかどうか知りませんが・・)。刑務所物のドラマで、刑務所内で死刑囚や終身刑囚同士が派閥抗争で殺し合っています。
中には改心して(?)細々と生きる老人囚人達もいる・・まさにヤル奴はやる。どこに居ようが殺しあう。
まさに、このドラマなんか、アメリカでの死刑制度復活派のドラマです(と思うのですが)。「やる奴は何処に居てもヤルのだから・・改心なんかしないのだから・・ドンドン電気椅子に送ってしまえ!」的なメッセージがたっぷり込められていて、なかなか見ていて面白いです。
しかしながら、見ていて思ったのが「なるほど、こういう風に矯正不可能な連中を一つ檻に囲って、恐怖を味わいながら殺させ合うのも、なかなか良い手だな」と思うのですよね。
私は、決して純粋な死刑制度反対派ではありません。死刑制度よりもっと効果的に「矯正不可能な犯罪者達に、恐怖を長時間味あわせながら罰する」そんな終身刑制度が近代法治国家で上手く作り出せないものか?って考えている、どちらかと言うと嫌な人間でしょうね。
ただね。結審から20年も経って77歳にもなった爺さんを吊すってのは、どうも「死刑制度の犯罪抑制効果」に繋がるのかが疑問ですね。
また入宅の様に、さくさく吊るして終わりってのもどうもね。
「そういう矯正不可能な連中は、一檻に囲って、どんどん殺し合わせてしまえ」的な発想が、日本でも生まれませんかね。

1655loveless:2006/12/28(木) 22:11:15
うーん、4人の罪状や冤罪可能性を考えてみても、刑の執行自体は問題なく、
長勢法相の判断は正しかったと思います。
逆に、なぜ60代、70代になるまで執行を見合わせてきたのかが疑問です。

#前杉浦法相からしてみれば、自身の信念が通せたので気分が良かったでしょうが、
#本当にその行為は人道に適う行為だったのかと。。

そもそも、死刑廃止を、法相の執行サインを遅らせるということで実現しようと
いうのは、法治国家として順番が逆のような気がします。
死刑廃止論者は、キチンと国会で議論して、法改正を目指すべきでしょう。


>>1648
>どうして、もう少し敏速に終身刑制度の議論が進まないのでしょうか?
そういえば、ちょっと前に、仮釈放なしの終身刑導入の意見書を法相へ
嘆願したという話題がありました。

で、てっきり、死刑廃止の話かと思ったら、嘆願したのは犯罪被害遺族で
犯人が無期懲役で済んでいるのが納得いかず、仮釈放なしの終身刑を導入
してほしいという、いわば厳罰を求める嘆願でした。

日本は、死刑が存在するので刑罰が厳しい印象がありますが、
実はそれ以外の刑罰は驚くほど軽い場合がありますよね。
(最近では、大阪の姉妹を殺害した山地被告の前科など)

1656人権:2006/12/29(金) 17:05:15
>前杉浦法相からしてみれば、自身の信念が通せたので気分が良かったでしょうが

あるブログによれば、今般の執行に関する仏のル・モンド紙の記事
において、「仏教徒としての信条から死刑に断固として反対する弁護士でも
ある杉浦正健」として言及されているそうです。
(ttp://t-t-japan.com/~muranose_rena/blog/rena.cgi/permalink/20061229134254)

今回の4名執行というのは杉浦前法相がハンコを押さなかった
ツケが回ってきたような気がします。

lovelessさんの仰るように、杉浦氏が真に廃止を求めているの
であれば、国会に死刑廃止法案を提出してその成立を図るべく
行動すべきでしょうね。
(より根本的には憲法に明記するのがベストでしょうけれど・・・)

1657loveless:2006/12/29(金) 20:42:56
>>1656
>...国会に死刑廃止法案を提出してその成立を図るべく...
死刑廃止が現在の状況で難しいのならば、せめて、
「死刑は確定後6ヵ月以内に執行しなければならない」
という箇所だけでも改正する動きに出ればよいのに、
と思ったりしています。

例えば、この6ヶ月を10年に延期し、かつ新事実が出た
場合は延長を認めるということにすれば、死刑を存置したまま
「合法的に」ある程度は停止状態にすることが可能です。

しかし、どうもそのような動きはなく、代わりに、法相へ
サインをしないようにひたすら圧力をかけ続けるというのは
無駄な努力なんじゃないかと。

1658げろげろ:2006/12/30(土) 06:40:28
右傾化の進む日本の政治状況にあって、あらゆる刑の厳罰化が進む中で、死刑廃止への動きってのは困難きわまりないでしょうね。停止状況しかりで、これまた日本の法務省のスタンスでは難しいでしょう。
国民の感情論の中では、そもそも死刑と無期懲役との刑罰内容の格差が一番の「しこり」だと思うのですが・・・なんとか段階的に死刑制度を維持しつつ(休止状態でも良いので)終身刑を導入していく議論が盛んにはならないのでしょうか。
どうも、海外にいると日本のそのあたりの動きが見えないので疑問に思うのです。欧米ではどの国でも、死刑廃止停止にかかわらず、国民の半数以上が死刑制度復活を指示している事実があります。しかし、結局終身刑(仮釈放の無い懲役を含む)でその意見を封じている感がします。
中には豪州の様に、2〜3人殺しても20年程度で娑婆に出られる、日本よりぬるい国もありますが・・・

1659ポーロック:2006/12/30(土) 13:46:15
右傾化といいますが、今までがおかしかったんですよ日本は。

厳罰化といいますが、イギリスなんてどうなんです?

日本で死刑になる者は、極めて残虐な手段で人を殺した者です。
他には国を売るとか、そういう裏切り者に対しても死刑はありだが、
平時で死刑になるのは人殺しです。

仮に日本で終身刑を導入すれば、終身刑となった者を処遇する側に
身の危険が及ぶ可能性も十分考えられる。
前にも書きましたように刑はそれ以上重くならないですし。

再犯を防止し、安全を守るためにも死刑を執行した方が後が楽でいい
と思いますよ。

1660げろげろ:2006/12/31(日) 07:54:17
意外かも知れませんが、今回の4人の執行は、海外でも結構報じられました。そして、小泉から阿部へ政府の右傾化が一段と進んでいると危惧されて報じられています。「死刑=右傾化」というのも我々日本人にはピンと来ませんが欧米人にはそう言う図式があるようで、かなり日本の変質(?)に神経をとがらせているのが実状です。
私は右傾化そのものには反対しませんし「今までの日本がおかしかった」と言うのも同意します。まあ、これからも、もっとおかしくなってしまうんでしょうけどね。
イギリスってのは、これまた複雑な社会事情で死刑制度に関しては、賛否激しく戦ってますね。日本以上に刑罰は緩い国でしょう。ヨーロッパはたいがいそうですが、終身刑が本当の終身刑では無く、20年程度で娑婆に出てきてしまう。そう言う意味では、本当の終身刑を実施しているのはアメリカくらいなもんですね。
いやいや、イギリスやドイツ、フランスの殺人者の方が、日本のそれより残酷です。なんてったてサイコキラーの無差別複数殺人が驚くほど沢山起こってますからね。
終身刑における「管理リスク(処遇方法上の危険度)」はシステムの問題だと思います。南米・アフリカの様な危機管理の甘い国では、囚人暴動などのリスクはかなり高いですが、アメリカではここ数年、看守が殺害されたと言う報道は聞いたことがありません。
死刑以上重い刑は無いのは確かですが、いっそうの事フセインの様に、結審1週間でさくさく吊るしますか。その方が楽でしょう(冗談ですが・・)。

1661ポーロック:2007/01/01(月) 00:45:04
たとえば、欧米では刑罰としての死刑は廃止されていても、
現場で射殺する場合が日本と比較すれば多い。

日本であれば、身柄を押さえるのが当然とされるようなケース
においても、簡単にやるのが欧米だと思うが?

そういう国々の人が、日本の死刑制度を「けしからん」と言うのは
少しおかしいのではないかと思うわけですよ、正直言うと。

1662Ken:2007/01/01(月) 05:47:19
イギリスでテロを疑われて中東系が地下鉄で問答無用に射殺されたってありましたよね。
あと、最近アメリカでもバチェラー・パーティーの帰りに新郎になるはずだった人が
撃ち殺されたりとか。日本は逆に、元署員さんみたいな感じで警察は自分の命を
省みずに無茶なやり方で逮捕しようとしますよね。

1663げろげろ:2007/01/01(月) 13:04:04
欧米と日本では、犯罪者の武装率が全然違うので、この点に関しては比較の対象にならないでしょう。
欧米の半数近い国では、銀行の売上金収集車に自動小銃で武装したスタッフが乗っている訳で、またそれを武装強盗が襲撃し、銃撃戦が繰り広げられる・・そんな国と比べてはいけません。
実際、半年前も、私の家の近所で武装強盗があり、双方1名ずつ死亡しました。
基本的に、欧米では武装犯と一般犯を区別して考えている訳です。(この場合の一般は、怨恨・衝動・非計画・誘拐殺人等です)武装犯に関しては死刑制度云々の範囲外です。その場で撃ち殺してもOKなのです。先月、豪州でもアラブ系ドラッグディーラーが銃で応戦したために3人ほど射殺されていますね。
日本の場合、やくざを除いて、そう言う一般犯がほとんどですから(少なくとも欧米ではそう見ています)、死刑制度云々のやり玉に上がる訳ですね。
イギリスで20年前に死刑制度復活の動きが出たときも、一般犯対象では無く、IRA対象だったのも、同じ理屈ですね。まあ、イギリスは昔からIRA問題があるので、MI5(内務省第五課のスタッフ)あたりが出てくると、現場射殺するケースが多いようです。
でも、日本も最近では怖い物知らずの中国人犯罪者が沢山入っている様で、今まで見たいに警察も平和ボケはしてられません。実際2006年度は、日本の警察も結構発砲してますね。たしか2〜3人は現場射殺していたと思いますが・・・
ちなみに、ニューヨークの新郎射殺事件ですが、日本での報道は判りませんが、状況的にはしょうがなかったでしょうね。あれは打たれます。

ただ、誤解の無いように「アメリカ政府は、日本の死刑制度に関して批判は行っていません」。批判しているのはリベラルな知識層で、そう言う連中はアメリカ国内の現場射殺主義も批判していますから。

1664ポーロック:2007/01/01(月) 23:09:12
そういえば、サダム・フセインの死刑が執行されましたが、
映像を見るとかなり執行する側があわてていたような感じも
しました。
あのとき執行すべきではなかったとは思うんですけど。

1665Ken:2007/01/02(火) 06:35:33
そりゃまあ、死刑をばんばん出してる国の政府がそれよりもだいぶ小規模に執り行っている日本を批判する
ことはないでしょうねえ。

英国では北アイルランドなんかを除けば警察官は基本的に拳銃を携帯してないですよねえ。最近はそれも
変わってきてはいるようですが。それでもこないだの航空機連続爆破テロ未遂事件のときにBBC観てたら
空港で警察官(軍隊?)が自動小銃で警戒してるんですよね。そんなの巻き添えが怖くていざというときに
撃てないだろ、なんて思って観てましたが、なんかメリハリがありますよね、英国の警察は。一晩で
容疑者の確保から空港の警戒レベルをあげるのまで行っていますし、いざというときの実力行使と手際の
良さが印象的でした。BBC観ている限りですけどね。地下鉄で誤殺された人も自爆テロを疑われたために
警察は実力行使に出たみたいですね。もちろん、撃たれた人には気の毒ですが(ちなみにブラジル人だったみたいです)、
英国の警察はたよりになる感じがしますよね。こういうところは日本も見習ったらいいのと違いますかね。

ニューヨークの新郎は具体的にどんな行動をとったのが撃たれてもしょうがなかったのですか?PS3の
発売日に友達から強奪して警察に撃ち殺されたバカ学生とかいましたよね。手には銃ではなくコントローラを
握っていたとかいないとか。警察に撃ち殺されないための参考にしようと思って。

1666Ken:2007/01/02(火) 07:09:13
ポーロックさん、最近弱気ですね。どうしちゃったんでしょうか。サダムが処刑されて困ることなんて
何にもないですよ。それこそ、身内を殺害されたクルド人やシーア派の人たちにとって少しでも慰めに
なったのと違いますかね。ポーロックさんがいつも説いている死刑の効能ですよ。

逆に、日本の四人組の一人、秋山死刑囚が事件を起こしたのはなんと31年前にもなるそうです。ポーロックさんも
私も事件そのものを知らないですよね。遺族の中にもすでに他界された方もいるのと違いますかね。
そうなりゃ、被害者感情の慰撫にもならないし、事件そのものが知られていない、忘れ去られているん
だったら再発防止のためというのも疑わしいですよね。

1667紫煙狼:2007/01/02(火) 14:55:57
>>1666
>あのとき執行すべきではなかった(>>1665)
ポーさんが問題にしているのは「処刑」ではなく「あのとき」ですよ。
同じ処刑するのでも、全ての罪状について審理が終わるまで待つべきだった、
という事ではないでしょうか??


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