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死刑制度についてひと言お願いします
1
:
boro
:2003/03/16(日) 14:16
死刑制度については他のサイトとかで
さんざんやってきたテーマだと思いますが
そのときの犯罪事情によっても意見が
違ってくると思います。そういう意味で
いま現在、どのように思っているかを
簡単でかまわないので意見をきかせてください。
場合によってはテキストを書く上で参考にさせて
いただくかもしれません。よろしくお願いします。
1432
:
人権
:2006/03/12(日) 22:21:43
アメリカでしたか、死刑判決を下す際に執行日を決めておくというような
やり方を採っていたような・・・
選択肢の一つになるのでは?
確かに死刑を廃止すれば一番すっきりするかも知れませんが。
でもアムネスティをはじめとする現行の死刑廃止派のやり方では
一般市民の支持・共感を得るのは困難であるように思います。
もっとも「この問題は多数決原理に馴染まない」とのことなので
世論など関係ないのでしょうけれど・・・(紫煙狼さんの御考えは
それとは異なると思いますが)
それと、紫煙狼さん御指摘の
>司法判断で入獄させたら司法判断で出獄させなきゃイカンでしょう
全く同感です。場合によっては被害者(遺族)の意見を聴取することも検討
してはどうかと思います(応報感情をそのまま仮出獄の可否に反映させる
という意味ではありません)。
1433
:
loveless
:2006/03/13(月) 01:12:29
>>1430
うーーん、私は現状肯定派なので、あまり改正案は持っていないのですが。。
>>1432
の人権さんのご提案のように、死刑判決のときに執行日を決めておき、
違反した場合は法務大臣(?)に対して罰則を設けるというのは如何でしょうか?
個人的には、死刑は教育刑とは思えないので、罪を自覚させるための時間は必要とは
考えていません。宅間死刑囚のように速やかに執行すべきと思っています。
そのため、現状のように半年以内に執行するのが望ましいと思っています。
1434
:
Ken
:2006/03/14(火) 00:48:47
紫煙狼さんが繰り返し問題にしているのは死刑に関して政府の裁量が過度に認め
られていることであって、執行は6ヶ月以内でもその後でも良く、条文を無視しても
お咎めが無く、彼らが冤罪だと思えば執行をいつまででも引き伸ばすことができ
(司法の軽視、硬直した裁判所も悪いかもしれん)、死刑囚は外部との接触が
ほとんど認められず、死刑の内実が公表されることもない。裁判所が死刑判決を
出しさえすれば、後は政府が煮るなり焼くなりどうとでも好きなようにできると
いうことだ。これは死刑制度をコントロールする上で政府には大変都合が良い。
死刑は野蛮な制度であって、犯罪に銃で対抗する、暴力と背中合わせの社会なら
ともかく、平和で上品な日本人なら目の前に厳然と突きつけられたら受け入れられないと
感じる人が多く出るはずだ。秘密主義のおかげで、死刑囚のインタビューを見て
無実や更生を確信して死刑囚のために行動する市民や執行予定日にデモする反対派を
政府は心配する必要がない。秘密主義は死刑を残したい政府にとって単に都合が
よいからそうなっているのであって、それ以上の意味はない。単純な話を複雑に
議論しても仕方ない。
1435
:
紫煙狼
:2006/03/15(水) 01:06:33
「死刑は野蛮ではない」と言い切れるひとが、ここには大勢居ます。
だいたい、身の毛もよだつような野蛮な行為を行ったから、
死刑判決が出て確定しているんです。蛮行に蛮行で応ずるのは
褒められたものでは有りませんが、法の名の下に法に定めた手続きを経て、
合法的に処罰するのであれば、悪法良法は別として認めざるを得ません。
「日本の死刑制度は法によって定められた正当な刑罰である」という
もっともらしい事を言う人が後を絶ちませんが、死刑制度というのは、
執行までの期間や、執行の方法まで、全て法によって定められた通りに
行われてはじめて「正当な刑罰」足りえるのであって、ここに反する
手続き・期間を経て処刑されるのであれば正当な刑罰ではないのです。
どうも、死刑賛成の方々には「死刑囚が処刑される」ことを重視し、
途中の手続きを軽視している方が多いように思えてなりません。
「法を犯したものが法に従って処罰される」のが秩序ではないでしょうか?
1436
:
良識派
:2006/03/15(水) 08:16:38
その途中の手続きと称した制度を悪用し、遺族や支援者更には殺人事件を含む極悪犯罪を憎む多くの国民を愚弄しあざけ笑う犯人と弁護士のコンビが出て来たのです。
いっそ死刑制度を改めて連鎖させない一度だけの敵討ち制度を復活した方が良いですね。
そもそも平時に身勝手な動機で他人の家に押し入り非情にも無実のしかも命乞いする母を殺し死姦し、尚且つ異常事態に脅え母にすがる幼子までつかみ上げて床に投げつけそれでも母にすがる子を最後に首までしめて殺した非人に例えわずかでも人間の権利など与えよとする論法がちゃんちゃらおかしく即死刑が相応しいのです。
司法と裁判制度全体を、更に判決から執行までの手続きまで悪用して善良な国民全体を愚弄し続ける事を許して置く事が変なのです。
何時までもこんな事を許しておくから“俺は選ばれた者だから人殺しもできる”と嘯く犯人やそれに輪をかけた売名目的の馬鹿弁護士が世の中を軽く見て今度のような暴挙に出るのです。
1437
:
こめつぶ
:2006/03/15(水) 08:23:14
殺された人と殺した人、もし、同じように生きる権利があるなら
殺した人も死ななければならない。
人の命って平等でしょ?
ならば死刑って当然じゃん。
1438
:
アノニウォッチャー
:2006/03/15(水) 09:18:09
執行までの期間や、執行の方法まで、全て法によって定められた通りに
行われてはじめて「正当な刑罰」足りえるのであって、
いまいちよくわからないけど、期間違反や執行方法違反が疑われた
死刑囚っているのか?絞首刑以外で殺された死刑囚っているのか?
方法とか手続きとかって普通法律に書いてあるだろ。
軽視する傾向があるとは驚きだ。
いったん死刑判決がでるとその後の手続きがないがしろになる傾向が
あるっていいたいのか?
それとも死刑判断にいたる手続き=審理がちゃんとしていないといいたいのか?
読むと前者みたいだけど、それのどこが問題なの・・・・?
刑賛成の方々には「死刑囚が処刑される」ことを重視し、
途中の手続きを軽視している方が多いように思えてなりません
????。
「死刑囚が処刑される」こと以外に死刑の目的なんてあるのか???
判決後実際の執行までの間の「手続き」とか「方法」を問題にしてるみたい
だけど、それはいわゆる死刑問題とは離れてる。
それとも「手続き」って死刑にいたる判断までの「手続き」のほうか?
手続き云々がもんだいというなら死刑にいたる判断までの手続きのほうが
重要だろ。
手続きを含めた法律って国民判断の結果でしょ。
裁判所はそれを解釈適用してるだけ。手続き軽視・方法軽視なんてどっから
出てくる? 具体例でも挙げてくれないとわからないな。
1439
:
紫煙狼
:2006/03/16(木) 01:08:32
>>1438
大教大附属池田小児童殺傷事件を例に出すと、宅間元死刑囚は上訴権回復も
再審の請求も恩赦の出願もしなかったし、検事総長は非常上告もしなかった。
にも関わらず、刑が確定したのは03年9月26日、執行されたのは04年9月14日。
約1年もかかっています。最終的に執行することで辻褄はあわせているものの、
行政は刑事訴訟法第四百七十五条の2に違反したわけです。
(それでも異例のスピード執行と言われていますよね(苦笑))
問い)1/2 + 1/2 = 1/? この時?はいくつか求めなさい。
こんな問題を小学生に出した場合、大部分の子供は?=2×2=4と答えを出します。
でも、?=2+2=4と答えを出す子供もいます。?=4だから辻褄は合っているけど、
途中経過の部分が根本的に間違っていますよね。
そして私は、?=4なら(死刑囚が処刑されさえすれば)
?=2+2=4でも(行政が刑事訴訟法第四百七十五条の2に違反しても)
辻褄が合っているから正解にしていいのかな?と言っているのです
そしてそれを「法によって認められた正当な刑罰」と言えるのかな?
と問うているのです。
1440
:
紫煙狼
:2006/03/16(木) 01:29:26
さて、コトの重大性(性格)が違うだろ!という反論が来るのは判った上で、
死刑確定から処刑までの期間を定めた条文に違反しても誰も文句を言わないということは、
死刑の方法(絞首)や執行する場所(監獄内の刑場)という条文に違反しても、
辻褄さえ合わせてくれれば、誰も文句を言わないということなのでしょうか?
また、半年以内という条文を守らない(現状)を許容するということは、行政都合により
死刑執行を無期限凍結できるということなのですが、それでもOKですか?
行政都合で死刑執行を無期限凍結できるということは、囚人が死の恐怖を味わうか
味あわないかは別として、死刑が事実上ただの終身刑になり、国民の税金からの
捻出金が増加するということなのですが、それも許容範囲内ですか?
1441
:
Ken
:2006/03/16(木) 02:22:40
>>1436
そういう極悪非道なことをする輩は、ルールは守らん、良心の呵責はない、
女を殴る、女を強姦する、すぐ喧嘩する、子どもをいたわらない、老人を敬わない、
弱いものをいじめる、物を盗む、同情しない、他人の気持ちがわからない、人殺しは
そういうどうしようもない最低最悪の人間がすることだ。一方そういう人間の
被害に遭った遺族は、ルールに則って社会生活を送り、家族を思いやり、家族を
大事にし、家族のために一生懸命働く、事件があるまでは暴力とは無縁の生活を
送ってきた普通の市民である。だから彼らに敵討ちの機会が与えられても、人を
殺すことをなんとも思わない極悪人とは違って、必ず逡巡し躊躇するはずだ。
もしも死刑が小学校の校庭のような日常の場所で衆人環視の元、一般市民である
遺族によって執行され、それに誰も慣れっこでなんとも感じないとすれば、そんなのは
暴力に溢れた狂気の社会である。死刑は人殺しであって本質的に野蛮で凶暴である。
だからこそ平和な日本では人知れない場所で人知れず執り行うことによって社会は
平静を保っている。何度も言うが暴力とは無縁で、凶悪犯罪が少ない日本人、
日本の社会には、そういう野蛮で凶暴なことは似つかわしくない。
>>1437
「人の命って平等でしょ?」
そう、その通り。大人も子どもも赤ちゃんも老人も男も女も不良少年もまじめな
会社員も聖人君子も極悪人も命の重さは同じである。だから例えば君がこの光市の
元少年を法廷で刺し殺した場合でも、お咎め無しとはならずやはり厳正に処罰される。
それから勘違いしているようなので一応言っておくとその場合は死刑にはならない。
死刑は二人以上を殺しなおかつ明確な殺す意図があったときにだけ適用される。
だから、日本の死刑制度は命には必ず命で報いるといったようなものではない。
10人交通事故で殺しても死刑にはならない。話が逸れたが、誰でも誰かを殺せば
罪に問われるのに、国家が代行すれば問題なしとなるのが、死刑が抱える本質的な
矛盾である。君らは人殺しは自分勝手な理由で被害者に逃げる隙も与えずに行われる
のであって、裁判で極悪人の言い分もちゃんと聞き厳正に手続きに則って行われる
国家による死刑とは全然違う、と反論するであろう。その場合はやはり「厳正に
手続きに則って」いるかどうかが国家による殺人の正当性にとって非常に重要になる。
1442
:
仲間みそ
:2006/03/16(木) 12:14:56
個人的な意見としては死刑には賛成です。
社会のルールである法を犯し、一時的な感情であれ計画的であれ、
人様の命を、その個人の決定で奪って良いものとは、
社会の一員である私たち誰しもが思わないはずです。
「目には目を、歯には歯を」死には死を以ってだと思います。
罪人が罪を償う事ができるのは償うべき相手の本人が存命だという事が第一だと思います。
人の命はお金では買えません。
どれほどの賠償金を払われようと残された家族にとっては報われないと思います。
そして長い年月にかかる膨大なる裁判費用の他、
国家機関である裁判所の維持、
受刑者への出所まで、または無期にかかる費用など,
私たち一般市民の税金で賄われいる事などを考えると、
被害者の家族ではないにしろ死刑は妥当だと思います。
しかし、これは確実に罪を犯した人間に対してです。
死刑反対者の理論で尤もだと思われる一つに、
冤罪者を保護するものがあります。
現に、無罪を主張し続けたにもかかわらず、
死刑判決を受け執行されたケースが何度もあります。
私は現在アメリカ在住ですが、数年前にアメリカでもありました。
真犯人が見つかりましたが後の祭りです。
どんな有能な弁護士であれ、万人から選ばれた陪審人であれ、裁判官であれ、
全員がみな人的間違いを犯してしまったのです。
そしてそれは法を守って生活している一般人の私たちが犯した殺人なのです。
このようなことを最終的に防止することができるのは、死刑撤廃しかないのです。
これがこの何年もの間に繰り返されている私の中での論争です。
未だ決着がつきません。
1443
:
アノニウォッチャー
:2006/03/16(木) 12:18:47
それも許容範囲内ですか?
許容範囲かっていわれればねえ、そりゃ許容されないでしょうよ。
だけど、「国民の血税を使ってるのに野放しにできない問題だ!!」って
憤る気は余りしないね。ほかに見過ごせない無駄はいっぱいあるし。
判決が決まったのに、長い間執行もされないのは確かに刑訴法とかにも
違反することだろうけど、なんかピントがずれてるなぁ。
法律には「解釈」と言うのがあるわけで。類推適用とか、準用とか。
何が何でも半年(だっけ?)内に殺さないとダメで、それに反するのは全部違法
だっていってたら、行政なんてそもそもいらないって話。
たぶん行政の法運用上の裁量権の逸脱っていいたのかもしれないけど、裁判所も専門家の判断っていうことで
尊重するんじゃない?もちろん私法に比べ解釈は厳格さが求められるだろうけど
死刑そのものは賛成なんですか?。仮に死刑が下ったあとの状態がまずいから
死刑はんたいと言うのは理由として貧弱だと思う。
・・・まぁ、問題なんですね。要は。勉強になりました。
1444
:
紫煙狼
:2006/03/16(木) 23:30:16
>>1443
相手してくれてありがとね(^^)
アノニさんの頭に?マークが飛び交うのは当たり前ですよね。
だって、自他共に認める死刑反対派の私が「正しく死刑を執行しよう!」
なんて言っているんだから(笑)ピントがズレて見えるのは当然でしょう。
ここに死刑制度さんという人がいて、あらゆる意味で有能な方なんですが、
この人の上司の行政さんが怠慢なせいで、能力を生かしきれていないと
思われるフシがある。この状態で死刑制度さんを無能呼ばわりするのは、
ちっともフェアではない。やっぱり、死刑制度さんが実力を出し切って、
それを正しく評価することが必要だと思うのです。
と、いうわけで、死刑制度の善悪や功罪や存廃を論じるのは死刑制度が正しく
厳密に遵法運用されるようになってからでなければならないと思っています。
>死刑が下ったあとの状態がまずいから死刑はんたい
なんてお粗末な事は思ってませんよ(^^)
1445
:
紫煙狼
:2006/03/16(木) 23:43:18
>>1442
人命はお金では買えないけれど、時間もお金では買えませんよね。
「死刑囚を処刑したら後で冤罪だとわかった。」の場合、
確かに、失われた人命は戻らないから、後の祭りです。
でも「無期懲役で服役させていたら、後で冤罪だとわかった」場合も、
失われた時は戻らないので、やっぱり後の祭りなんですよ。
従って、冤罪を防止することは死刑のみに関わる話ではなくて、
全ての犯罪に関わる話で、死刑を存置するにせよ、廃止するにせよ、
どちらにしても絶対にクリアしなければならない最重要課題なんです。
逆に言えば、冤罪の可能性を理由に死刑を廃止せよと主張するなら、
冤罪の可能性を理由に全ての刑罰を廃止させなければならない。
これじゃぁメチャメチャでしょう?
だから、死刑存廃問題と冤罪問題は切り離して考えたほうがスッキリしますよ。
1446
:
仲間みそ
:2006/03/17(金) 03:56:44
紫煙狼さん
冤罪防止のため死刑を廃止したほうがいいと言っている訳ではないのです。
それも尤もだと思う一つだという事です。
死刑を執行してしまってはどんなことをしようと後の祭りというのは、
ここ何年間でのアメリカにおける冤罪での死刑執行が多い為です。
死刑存廃問題と冤罪問題は切り離せばすっきりすると言うのは、
森を見て木を見ずと同じだと思うのですが。
死刑存廃問題が抱えているものは多過ぎて、
未だこのように理論を闘わせていても解決できないのが現状です。
ですから私の中でも賛成か反対なのか自問自答を繰り返しているわけです。
1444で述べていらしたように、
>死刑制度の善悪や功罪や存廃を論じるのは死刑制度が正しく
>厳密に遵法運用されるようになってからでなければならないと思っています。
詰まるところそれなのです。
私は個人的には死刑には賛成だと言いましたが、
まさにそれなのです。
しかし現状は...ということで冤罪問題もその一つでは?
と鼻を突っ込んでみた見た次第です。
1447
:
アノニウォッチャー
:2006/03/17(金) 21:06:27
ここに死刑制度さんという人がいて、あらゆる意味で有能な方なんですが、
この人の上司の行政さんが怠慢なせいで
あなた、なんかエキセントリックな人だな。
何をかいわんと、いろんな例出してるけど、ぜんぜんわからないよ。
上司か部下かって例えなら、逆だって。死刑制度は法律で、行政は執行
する側。つまり「上司」にあたるのは死刑制度。違う?
刑訴法とか持ち出すから法律に明るい人かと思ったら・・・・
新聞でも読んでればわかる話だとおもうけど。
あぁ、わかった。一般的な話として上司と部下を使っているわけね。
・・・・わかりにくいなぁ。例えてる意味ないよ。
死刑賛成派は論客が多いから、あなたも論破されないようにがんばらないと
って余計なお世話だけど、死刑賛成派ってやっぱ感情論者が多いのかね。
1448
:
アノニウォッチャー
:2006/03/17(金) 21:08:00
失礼。最後は「死刑反対派」です。
紫煙某さん、がんばってください。
1449
:
紫煙狼
:2006/03/17(金) 22:38:41
うふふふ、お褒めに預かって光栄です(^^)
厳密に言えば、法律のほうが行政より優位にあるべきだね。
でも、死刑制度を運用しているのは行政であり、
行政都合で死刑が本来あるべき運用をなされていない以上、
行政が上司という喩えが成立する。
まぁ、行政と言うバカな部下のせいで死刑制度が力を発揮できていないと
いう喩えのほうが、アノニさんにはわかりやすかったかな(^^)
1450
:
紫煙狼
:2006/03/17(金) 23:15:06
もう一つ付け加えると…。
>論破されないようにがんばらないと
別に論破されてもいいのですよ。
最終的に私が納得できる答えにめぐり合えるのなら、
それが死刑存置でも死刑撤廃でもかまわない。
1451
:
Ken
:2006/03/21(火) 04:26:16
上司(裁判所、法令)が「これ決裁したから6ヶ月以内に仕上げといて」って部下(政府)に
仕事出すの。部下は「わかりました」って言っといてまるっきり締め切りを守る
気がない。一年は例外、普通は10年とか20年とかかかる。そんなのまだましで
部下の考えで勝手に棚上げするのもあり。上司が間違ってるかもとか、仏教を
信じてるから拒否しますとか、それやったら自分の人気がなくなりそうだしとか、
ありなの。しかしアニノさんが「ピントがずれてる」と言ってるのも一理あって
これは大事なことだが本質的な問題というわけではない。手続き云々が是正された
ところで紫煙狼さんに廃止派を止める気などさらさらなかろう。
それと「死刑反対派に感情論者が多い」とのことだが、こんな腐れ外道は生きてる
価値なしとか、被害者の痛みを知れとか、遺族の悲しみを知れとか、恐怖におののき
死んでいけ、とか、感情をむき出しにするのは賛成論者が多いと思うよ。勘違いが
ないように一応言っておくと、そういう感情を大事にするのは犯罪を語る上では
欠かせないが、紫煙狼さんは死刑囚にも生きる権利がありますとか、殺さず更生を
信じましょうとか、そういう感情論を一度も述べたことはないということを指摘して
おきたかっただけ。
1452
:
Ken
:2006/03/21(火) 23:00:05
>>1446
例えば冤罪とされている殺人事件の中には罪を認めれば罰を軽くするぞ、
すぐ帰してやるぞ、とか警察に不当に誘導されて「白状」した人がいるでしょ。
でも別にこれは殺人事件に限ったことじゃないんだよね。痴漢の捜査でも警察は
同じこと言うじゃん。後で思い直して裁判で撤回しようとしてもできなかったり。
ミラーマンは違うと思うけどさ。無実の罪で殺されるよりはましかもしれないけど
痴漢冤罪の被害も相当深刻だとこないだ読んだよ。冤罪は別に死刑に値するような
凶悪事件に限った問題ではなく、もっと幅が広くて、その原因も他の犯罪捜査や
裁判と共通しているということはあるわけでしょ。殺人事件の容疑者として逮捕
されるよりは電車で痴漢に間違われる可能性のほうがずっと高いんだから、死刑は
冤罪が問題だあ、なんて言いっ放しにするんじゃなくて、じゃあどうすれば冤罪を
防ぐことが出来るのかを考えるのが筋じゃない。死刑がなくなったところで冤罪の
心配をしなくて済むようになるわけじゃないんだから。冤罪を死刑だけに絡めて
語る姿勢のほうが「木を見て森を見ず」という批判がぴったり来ると思うよ。
1453
:
ポーロック
:2006/03/27(月) 05:53:24
綾瀬駅前だったか、そういう場所で死刑廃止を訴えている団体がある。
その団体に「現行の死刑制度は国民の約8割が存続に賛成しており、
そもそも死刑が確定し執行される確率を算出するときわめて低い
数字が弾き出されるだろう。
死刑を求刑する場合であるが、日本の場合は強盗殺人といった
極めて悪性度の高い犯罪で、そもそも政府を批判した程度で
死刑になる事は考えなくともいい」
という意味の書簡を送ったら、極めてヒステリックで内容の薄い
返信が来た。
反対派の論拠は極めて貧弱で、それこそ感情のみで動いているといわざるを得ない。
「自分の家族が犯罪者によって殺害された場合においても死刑を望まないのか?」
と書いたのだが、そのような考えが死刑廃止の阻害要因なのだそうですよ(嘲笑)
更生できるようなケースにおいては裁判官も考えるだろ?
そうできない犯罪者に関しては死刑もやむをえないということではないだろうか。
「デッドマンウォーキング」という映画を以前に見て、関係者のインタビュー
を何かで読んだが、それこそ感情に訴えかける内容で最後まで読むのに苦労した。
犯罪被害者の遺族で死刑を望む人物は頭がおかしいと言わんばかりの主張だった。
日本の問題に他国が干渉してくるのだからタチが悪い。
1454
:
人権
:2006/03/27(月) 15:16:42
>綾瀬駅前だったか、そういう場所で死刑廃止を訴えている団体がある
これでしょうか。
↓
http://share.dip.jp/soba/
私も何度かメールしたことがあります。返信の内容にはあまり共感を
覚えませんでしたが。
先日の安田弁護士の件でも「裁判所の対応は検察べったり」だとして
非難していますね。「べったり」と言えるかどうか??
>日本の問題に他国が干渉してくるのだからタチが悪い。
そもそも「死刑はこの世に存在してはならない絶対悪」というのが
彼らの論理なのですから、「死刑廃止は普遍的な問題であって、
内政干渉には当たらない」ということになるのでしょう。
1455
:
ポーロック
:2006/03/27(月) 20:28:15
「死刑廃止」を声高に叫ぶことすらしないわけですよ、彼らは。
それでEUを持ち出して空虚な論理を振り回す。
私は名前などを書きますから、どこの誰だかわかる。
何を勘違いしているのか「法医学が1人の人間を殺すこともある」と
書いて来た。
あくまでも論理的に「なぜ死刑廃止をする必要があるのか?
犯罪被害者の人権を守る方が先ではないのか?」という内容のメール
を送ったんですよ。その返信が「法医学云々」だったw
担当者のNは頭がおかしいのではないか?
まだ、アムネスティの方が幾分マシですよ。この団体が公安調査庁の
調査対象団体というのは本当だと思う。
聞いても答えないんですよ、彼らは。
綾瀬駅前って治安は悪いし、あの地域の住民も言葉は悪いが問題ありな
方が世田谷区や目黒区と比較した場合は多いと思われるところですが、
あの電波な活動を見ていると気の毒になってくる。
「安田弁護士は裁判所べったり」と断言してしまうところがすごい。
1456
:
ポーロック
:2006/03/27(月) 20:31:20
「ニ弁の安田の行動は正当」との間違いだった・・・
とにかく人権屋そのものですよ。
1457
:
紫煙狼
:2006/03/27(月) 22:40:48
死刑反対派には「困ったサン」が多い。これは厳粛な事実です。
ひとくくりに「死刑反対派」として十把一絡げに同列扱いされると、
内心穏やかではいられないないほど怪しげな連中が非常に多い。
で、そういうのを見るたびに「逆効果だなぁ」とよく思う。
ただ、若干疑問に思うのは、死刑賛成派がどんなに感情的なことを
口走っても、批判の対象とはならないのに、死刑賛成派が感情的な
ことを口走ると批判嘲笑の対象になるのはなぜなんでしょうね?
これね、積年の疑問なんですよ。
で、私の出した結論は至ってシンプルで
応報としての殺人を認める感情は多くの人が共有しうる感情であり、
その感情に逆らわない意見は受け入れやすく批判の対象となり難い。
ってことなんだろうなぁ、と思うわけです。
つまり、死刑賛成という考え方は全ての人間が本能的に持っている感情で、
おそらく、種を残すために必用な防衛本能と言っても過言ではない。
そして、それに反して死刑反対なんて唱えるのは、どこかネジのはずれた
本来あるべき何かが欠落した人間なんだろうな、とね。
で、私はネジが外れた、何かが欠落した人間の一人な訳です(苦笑)
1458
:
紫煙狼
:2006/03/27(月) 23:29:39
そもそも、人間というのは理由さえあれば人を殺せる生き物なんですね。
犯行現場を見られたから殺すとか、お金を持っているから殺すとか、
ハードルの高さは異なれど、自身が納得いく理由さえあれば、
同種族を殺すことに違和感を感じない生き物なんですね。
国益のために敵国兵を殺すとか、とにかく必用なのは理由であって、
命を奪うという行為自体にはそれほど違和感を感じないのでしょうね。
そして、その理由の部分が多くの人に受け入れられるものであれば、
殺人も合法化してしまう。そういう生き物なんですね。
犯罪者と被害者の、どちらの人権を優先すべき?と言われれば、
被害者の人権を厚く保護するべきであるのは言うまでも無いけれど、
犯罪者を死刑に処すことで被害者の人権が守られるかというと、
全然別問題に思うのです。無論、それで被害者感情が慰撫される
という面はあるでしょうが、被害者感情の慰撫のために死刑制度が
存在するのかというと、それは一面でしかない。
いや、相手が鬼畜にも劣る獣であれ、感情のために命を奪ってよいはずは無い。
だから、死刑制度と犯罪被害者感情慰撫が同義であってはいけない。
そういう意味合いが含まれるのは構わないけれど、それが全てではいけない。
「殺人行為が合法化されるケース」として、正当防衛というのがある。
つまり、他に方法が無く、殺さなければ殺されるという状況で、
やむを得ず、自身(もしくは他人)を守るために殺してしまう場合。
これを責める事が出来る人など、ほとんどいないでしょう。
(ってか、いたら困っちゃいますよね。)
でも、死刑は拘禁された囚人に対して行われるから、この緊急避難性は
全く有りませんよね。釈放して再犯したら?なんて言うなら出さなきゃいい。
死んで罪を償うなんて言うけど、死ぬことで償えるなら話は簡単。
実際は、凶悪犯に死んでもらったところで、償いなんてものは全く期待できない。
本当は、命は取り返しようが無いから、償うことなんてできっこない。
まぁ、だからせめて長いこと苦しめ!なんて話が出てくるんだろうね。
そう考えると、死刑制度も結局は「何をどうしても許しがたい」という感情の
落としどころであって「凶悪犯なんだから殺されるべき」という感情的理由に
基づいて「野獣死すべし」を合法化しているんだよね。
で、ネジのはずれた私は、多数決が民主主義の原則であることを踏まえつつ、
多数決によって人の生き死にを左右することが合法化されていることに、
形容しがたい違和感を覚えるんですな。
1459
:
紫煙狼
:2006/03/27(月) 23:40:51
死刑になりたくなければ、そもそも犯罪なんて犯さなければいいんだから、
そのリスクを承知で、自らの欲望を抑えきれず犯罪を犯すような凶悪犯の
人権なんざ、これっぽっちも考慮する必要はないと思うよ。
でも「そんな奴だから殺されて当然」という至極明快な考え方が、
本当に論理的なのかは疑問、ってだけね。
1460
:
人権
:2006/03/28(火) 00:28:40
>で、私はネジが外れた、何かが欠落した人間の一人な訳です(苦笑)
そうは思いません。「何かが欠落した人間」は存置派、廃止派を問わず
いるでしょう。
>死刑賛成派がどんなに感情的なことを口走っても、批判の対象
とはならないのに・・・
うーん、批判的に見ている人もいるのでは?
遺族の心情に対する配慮から批判的な言辞を控えている部分もある
ように思いますが・・・
今は存置派が多数を占めているようですが、働きかけ方次第では
将来的には廃止派が多数派になる可能性も全く無いわけではない
と思います。
ただ、以前にも書き込んだように、現行の些か唯我独尊的とも
言えるような廃止運動のやり方では一般市民の支持・共感を得る
のはなかなか難しいのではないでしょうか。
1461
:
ポーロック
:2006/03/28(火) 07:17:47
そういえば、麻原の死刑が確定する公算が大きくなった。
逮捕から11年が経過するが、被害者を取り巻く環境は変わっていない。
これでよかったと思う。
1462
:
人権
:2006/03/28(火) 17:15:15
それにしても弁護団はなぜあれほどまで控訴趣意書の提出拒否に
拘ったのでしょうか。余りにもリスクが大きかったように思います。
まあ、公判を継続したとしても尊師の口から真実が語られる可能性は
小さいでしょうが。
数年後には裁判員制度が始まりますが、このような事態に適切に
対応できるのか若干危惧する部分もありますね。
弁護側が徹底的に引き延ばしを図った場合、裁判員の負担は非常に
大きなものになるわけで、どう対処するのでしょうか。
長期化が予想されるような場合は始めから職業裁判官だけで裁く
ことになるのでしょうか。
1463
:
紫煙狼
:2006/03/29(水) 00:20:11
人権さん、フォローいただいてありがとうございます(^^;
少々スレ違いになります。また、邪推と偏見に満ち溢れた投稿をします。
あらかじめご容赦ください。
1461でポーロックさんが麻原の件を出していますよね。
タイムリーといえばタイムリーだし、確かに死刑にまつわる話なのですが、
どうも、ここで麻原を出した意図に別の作為を感じます。
オウム真理教と死刑廃止活動団体を暗示させているのではないか?とね。
ポーロックさんにその意図があったか否かは私には判りませんが、
私自身の見解で言えば、いわゆる死刑廃止活動団体とオウム真理教は
非常に良く似た構造のような気がしてなりません。
麻原や幹部は、オウム真理教で唱えた教義を心から信じていたわけではない。
あんな教義なんてのはセールストークであって、もっと端的に幹部に言わせれば、
自動的にセールストークをする機械である麻原を商売道具として、
信者というカモから金を巻き上げるシステムのほうが目的だったと思うのです。
非常に悪徳なビジネスとして布教活動を行っていた、とね。
そして、いわゆる死刑廃止活動団体も、死刑廃止論者から寄付金という形で
お金を収集するためのシステムでしかなくて、死刑廃止はセールストーク。
一部の幹部が「善良にして少々思慮の浅い死刑廃止論者」たちをカモにする
ためのパフォーマンスに過ぎないのではないか?とね。
この前提に立って、自分が死刑廃止活動団体の幹部だったら、どのような活動を繰り広げるでしょう?
本当に死刑制度が廃止されたら飯の食い上げです。しかし、活動しているところを見せなければ、
誰も寄付なんかよこしません。そこでヒステリックなまでに感情的に、支離滅裂に死刑廃止を唱えてみせる。
そして「こんなに活動しているのに賛同者が増えません。もっと強固な団体にすることが必要です」
とばかりに、賛同者からお金を集め、より大きな収益を上げるシステム作りに精を出す。
活動はしても、もとよりヒステリックで感情的で支離滅裂だから世論は動かない。
世論が動かないことには死刑も廃止されないから、このシステムは半永久的に保障されている。
つまり、死刑廃止活動団体のトップは、死刑を廃止したいから活動しているのではなくて、
活動することで生活(利潤)が保障されるから死刑廃止を唱えているのではないか?
見た目に麗しい人権運動を利用したビジネスでしかないのではないか?と、そう思うのです。
うん、邪推だね。偏見だよ。本当に邪推で偏見で的外れであって欲しいね。
でも、そうとまで感じさせるほど、死刑廃止活動団体というのは目標実現可能性の低い方法で勝負している。
1464
:
紫煙狼
:2006/03/29(水) 00:34:50
時折、頭を過ぎるんですよ。死刑廃止活動団体ってのは、
死刑賛成論者によって運営されているんじゃないか?
死刑賛成論者が死刑廃止論者を貶めるためにあるんじゃないか?ってね。
たとえば、ここに菊田某を騙る、わけのわからん奴が出没するでしょう?
この掲示板では私は死刑廃止論者として名乗りを挙げて永いから、
いまさら逃げ隠れも出来ないけれど、ああいう輩と一緒にされるなら
論破されずとも鞍替えする方を前向きに検討する(苦笑)
死刑廃止論者を牽制するのに、あれほど効果的な方法もないよ。
死刑廃止活動団体もまた然りなんですよ。
イヤ、被害妄想であって欲しいな(爆)
1465
:
kei
:2006/03/29(水) 09:53:14
被害妄想であって欲しい・・
私も死刑廃止派だったのですが、、、
人権さんの書き込みの中にあった来栖さんのHPを読んでから
ずっと考え込んでしまっており、、、
『死刑廃止を訴える立場にない』って、これは重かった。
私には賛成も反対も訴える立場にはないのかも、、なんて。
ただずっと思っていたことは死刑ってものは
腐ったみかんを捨てる発想だよなってことで、
これは学校や社会や家族のなかにもあって
それが凶悪犯罪者を育てている気がしていて、この考え方がまずあっての
死刑制度なのか、死刑制度があるからこの考え方になるのか、、、
私は前者だと思っていたので、死刑がなくなれば、、と思っていたわけで。
わからなくなりました。以上。お目汚し失礼。
1466
:
学天則
:2006/03/30(木) 21:53:44
>>1464
激しく激しく、激しく同意!!!
まったく、死刑反対論者の言い分ややってることは
全てがまるで死刑賛成論者の釣りのようです!
1467
:
ポーロック
:2006/03/31(金) 14:33:14
>1465
社会の安寧を守るためには重大な犯罪に手を染めた人物には
死刑もありだと思います。
確実な再犯防止策でもありますし、被害者の人権を無視する者への
人権を守る必要はないと判断します。
内閣府の世論調査においても約8割が死刑制度の存在を認めている。
この調査を反対派は「誘導尋問」などと書いていますが、
いずれにせよ存置が主流です。
もっと死刑制度に自信を持ってもいいと思います。
アムネスティなどが行っている死刑廃止に関する活動には賛同できない。
これって純粋な内政問題であり、日本国民が決めるべき事です。
反対派の主張を聞いていると、その論拠の貧弱さに唖然としますよ。
人権屋とはその程度なのかもしれません。
1468
:
楽天家
:2006/04/01(土) 14:33:58
私はどうせ犯罪者を死刑にするために裁判するなら、いっそのこと
その場で射殺した方がいいのではと思いますが。
以前、自殺をはかった人がいましたが、治療したのち、死刑求刑、
その後執行ですからね。それなら最初から死なせてやればよかっ
たのにと考えますね。
1469
:
人権
:2006/04/01(土) 15:44:45
>アムネスティなどが行っている死刑廃止に関する活動には賛同できない
彼らは「政府による世論調査は誘導や作為があってあまり信用できない」と
批判していますよね。だったら独自に自分たちが公正だと考えるやり方で
世論調査(或いはアンケート)をしてみればいいのでは、と思うのですが。
Amnestyのweb siteに「死刑制度の廃止を求める著名人メッセージ」なる
コーナーがありますが、何と言うか仲間内にしか通用しない独特の論理
ですね。某フランス人などはエリート意識満載(笑)
他にも「人を殺せば死刑になるのであれば、戦争に協力して来た私たち
日本人はみんな死刑になって一人も残らないはず」と言うある死刑囚
の養母の方も。
私は執行時期決定の恣意性等、死刑制度に問題があることは事実だと
思いますが、上記のような主張を聞いていると紫煙狼さんの仰るように
本当に心から廃止を願っているのだろうかと思うことすらあります。
1470
:
Jackal
:2006/04/02(日) 08:24:44
>>1464
今、過去ログを拝見して参りましたが、私には菊田氏の主張の奥底にある考え方は良く理解できました
し、ある面、共感できるものでした。自分自身が気付いていなかった部分を気付かせてくれるものであ
ったように思いました。
1471
:
良識派
:2006/04/02(日) 21:45:16
>私はどうせ犯罪者を死刑にするために裁判するなら、いっそのことその場で射殺した方がいいのではと思いますが。
同意。
犯罪の中身によるであろうが、どんな角度から示唆しても死刑になると判断される場合は射殺の方が良いですね。
1472
:
ナショナル・キッド
:2006/04/02(日) 22:27:55
>私はどうせ犯罪者を死刑にするために裁判するなら、いっそのことその場で射殺した方がいいのではと思いますが。
宅間のように死刑を望んで犯行に及ぶ者にとっては逆に凶悪な犯行を促がすようなものだと思いますが、どうなんでしょう?
また、いずれ死刑執行される者であっても矯正教育によって「間違いであった」ということを教えるのが筋だという気がします。
1473
:
紫煙狼
:2006/04/03(月) 00:43:25
>>1468
>私はどうせ犯罪者を死刑にするために裁判するなら、いっそのこと
>その場で射殺した方がいいのではと思いますが。
裁判の中で、なぜ犯罪者が凶行に及んだのかを明らかにすることは、
再発防止のヒントになりえると考えます。
したがって、可能な限り生け捕りにして、背景を究明すると言う
現在の方法が、やはり望ましいのではないでしょうか?
>>1472
>宅間のように死刑を望んで犯行に及ぶ者にとっては逆に凶悪な
>犯行を促がすようなものだと思いますが、どうなんでしょう?
ちょっとした微罪でも死刑になるのであれば、凶悪な犯行を
行わずとも死刑を望む者は、望みが叶えられますね。
こうなると、死刑という制度があるにもかかわらず、その適応を
躊躇すると言う司法のあり方に問題があるのでしょうか?
>いずれ死刑執行される者であっても矯正教育によって
>「間違いであった」ということを教えるのが筋
できることなら、死刑執行されるような罪を犯す前に
「間違ったことをしてはいけない」と言う矯正教育を施したいですね。
ただ、宅間元死刑囚のように、間違っていることを知っていて、
敢えてその方法を選ぶ者にはこれもまた無意味でしょう。
犯罪者に生き延びる道があるのであれば、自らの凶行を間違いだったと教育し、
社会に出てから二度と同じような犯行を繰り返さないように矯正する意味が
あるでしょうが、どのみち死刑を執行して二度と社会に出さないツモリなら、
その死刑囚に矯正教育を施すより、同様の犯罪を犯すことがないように
他の者を教育するほうが再発防止に役立つと思います。
1474
:
紫煙狼
:2006/04/03(月) 00:57:31
これは過去から現在に至るまで何度となく繰り返された争点で、
かつ、明確明瞭な答えを出せるわけもない部分ですが…。
死刑になることを望んで犯罪を犯す奴を抑制するために死刑を廃止すれば、
死刑にならないことを良いことに凶行を行う犯罪者がでるだろう。
それを防ぐために微罪でも死刑にするのであれば、死刑になることを望んでの
犯行が増えるだろう。また、どうせ死刑になるならデッカイ花火を打ち上げよう
と考える奴も増えるだろう。
これね、どっちも正解だと思う。でも、どっちのほうがより犯罪が増えるか
なんてわからないし、それを試すために法制度を変えるなんて危険で仕方がない。
従って、死刑存廃問題と犯罪抑止効果は切り離して考えなければ
永久に平行線を辿ったまま、共通の結論に至ることは出来ない。
1475
:
ポーロック
:2006/04/03(月) 09:18:18
テロ事件等で何人も殺して、さらに犠牲者が増える事態が予測される場合、
警察はSATを使って犯人を殺すことも考えるだろう。
しかし、いかなる理由があろうとも法で定める手続きを無視することは
許されない。
1476
:
ナショナル・キッド
:2006/04/03(月) 10:22:54
>ちょっとした微罪でも死刑になるのであれば、凶悪な犯行を
行わずとも死刑を望む者は、望みが叶えられますね。
「ちょっとした微罪」で死刑にはならないですよね。それなのに
「ちょっとした微罪でも死刑になるのであれば」という仮定は
どうかなと思います。
>できることなら、死刑執行されるような罪を犯す前に「間違ったことをしてはいけない」と言う矯正教育を施したいですね。
犯行を犯す前ですからそれを「矯正教育」とは言わないとは思いますが、そういう教育は小さい頃からずっとしていることなのでは?
私がここで言っているのは「死刑確定した者」について言っているのであり、そういう者にも矯正教育は必要なので裁判の最中とか終わってすぐに執行するのはどうかと言っているのです。
1477
:
紫煙狼
:2006/04/04(火) 01:14:03
>>1476
「厳罰化が凶悪な犯行を促す結果になる」という意見に対し「より厳罰化することで回避できる」
という反論は何度となく繰り返されてきました。ここの過去ログでも諸賢がより一層の厳罰化を
提唱しています。中には微罪でも死刑を適用することで犯罪は確実に抑止できると言う旨の
書き込みも少数ながらあります。
従って、同じことの繰り返しなのか、ナショナル・キッドさんが新しい切り口を提示して
くださるのかについて、非常に興味があったので、過去の諸賢の意見を代引しました。
ところで「そういう者にも矯正教育は必要」の部分についてもう少し詳しくお聞かせください。
なぜ、死刑囚にも矯正教育は必要なのでしょう。そして、死刑囚に矯正教育を施すことで
何が得られるのでしょう。ナショナル・キッドさんは「それが筋」と仰っていますが、
もう少し噛み砕いてご説明いただけると非常にありがたいです。と、いうのも、
「それが筋」というだけでは「神の思し召し」と大差がないわけで、論理的考察の結果、
それをしないことが大きな弊害を生むという点をご説明願わなければ共通の見解に
達し得ないと思うのです。
御忙しいところまことに恐縮ですが、ぜひともよろしくお願い申し上げます(^^)
1478
:
Ken
:2006/04/04(火) 02:12:05
>>1468
迷宮入りになっていた婦女暴行殺人事件の犯人が逮捕された矢先に牢屋で
自殺するということが最近身近であった。娘が殺された理由を知りたかった遺族、
熱心に捜査を続けてきてやっと犯人に辿り着いた捜査官、息子の無実を信じている
犯人の母、関係者全員ががっかりした。余罪もあったようだし。自殺を防ぐのは
逃亡についで拘置所で一番大事な仕事でしょう。
>>1471
「どんな角度から示唆しても死刑になると判断」するのが裁判の役割だと思うよ。
1479
:
Ken
:2006/04/04(火) 03:21:02
boroさんも同じこと書いてたけど、みんな「戦争は国家による殺人だあ」とか
言って反対するのに「極悪人はぶっ殺せえ」って死刑には賛成するんだよね。
昔アフガン空爆に抗議するのにNYタイムズに全面広告を出すってのをどこかの
主婦が思いついて、あっという間に千万円単位で寄付が集まって、わしは驚いて
それは被災者支援にまわすのが筋だろって、ポーロックさんと同じように抗議の
メールを出したことがある。返事は来なかったけど。死刑廃止団体と同じで戦争
反対団体が言ってることは非現実的でわしの常識では全くついていけないところもある。
(さっき見てきたらこの人たちは9/11自体がアメリカの陰謀で国防総省に突っ込んだ
飛行機はないという奇想天外な説を本気で信じているらしい。)でも、死刑じゃなくて
戦争反対だったらこういうお花畑でらぶあんどぴーすにも賛成がいっぱい集まるのは
不公平な気がする。
1480
:
ナショナル・キッド
:2006/04/04(火) 18:05:10
>中には微罪でも死刑を適用することで犯罪は確実に抑止できると言う旨の
書き込みも少数ながらあります。
たとえば、万引き(窃盗)などの微罪でも死刑というように
法定刑で定めるとそれ以上の重罪は全て死刑ということに
なると思いますが、スーパーで万引きしてその場でそこの
警備員に捕まったとします。万引きをした本人はこのままでは
死刑になると思い、その警備員から逃げようとして
持っていたナイフで切りつけて殺害し逃走、ということも
ないわけではなく、やはり犯した罪とそれに見合うだけの罰
は考えなければいけないと思います。確かに厳罰化すれば
全体として犯罪は減るかもしれませんが、、、。
>「それが筋」
死刑囚に対する矯正教育は必ずしも必要とは思いませんが
死刑囚に対しやったことは間違いであったと認めさせる
ことは最低必要だと思います。何をもって矯正とか更生と
いうのかはそれぞれ意見があるとは思いますが
少なくともひと言でもいいから遺族に対し謝罪の言葉が
あってもいいかなと思います。それから矯正教育を
することによってそれが犯罪の抑止力に少しでも
なるならそれはそれでいいかなと思います。
うまく言えませんが、開き直られた状態で
死刑執行というのは後味が悪いですから、、、。
1481
:
Ken
:2006/04/05(水) 21:56:44
現行では外部との接触が極端に制限されていて死刑囚が遺族に謝罪の手紙を出すのも
難しいんじゃないの?何度も言ってきたが、そうやって死刑囚と遺族が交流できる
ようになれば、遺族の中には必ず、死刑囚は改悛した、殺すのは忍びないって
考える人が出てきて話がややこしくなるよ。死刑に賛成するんだったら今のままの
ほうがいいんじゃない。
1482
:
楽天家
:2006/04/06(木) 12:22:42
>Kenさん
>殺すのは忍びないって考える人が出てきて話がややこしくなるよ。
原田氏がいい例ですね。彼は弟を殺した死刑囚を殺さないでくれと
法務省にお願いしてるくらいでしたから。(死刑囚は2001年執行)
私はちなみに戦争で人を殺すのと、極悪人を殺すのは違うとったんですが、
戦争で、その後、平和になるのであれば多少の犠牲はやむえない。
となると極悪人にも同じ事が言えるので、なるほどなと思いました。
1483
:
ナショナル・キッド
:2006/04/06(木) 16:02:02
>現行では外部との接触が極端に制限されていて死刑囚が遺族に謝罪の手紙を出すのも
難しいんじゃないの?
謝罪は何も遺族に直接手紙を出すことだけでなく、たとえば弁護士を通じて謝罪するとかできると思います。
>そうやって死刑囚と遺族が交流できるようになれば、遺族の中には必ず、死刑囚は改悛した、殺すのは忍びないって考える人が出てきて話がややこしくなるよ。
話がややこしくなる、というのはよく分からないんですが、死刑執行しないでほしい、という感情が出てきてもおかしくないとは思いますが、それはそれでいいかな、と思います。死刑執行するかしないかは別として。交流は一方的にはできないわけですからお互いに交流したいのであればそれはそれでいいと思います。
1484
:
Ken
:2006/04/08(土) 05:13:07
そりゃまあ「死刑執行するかしないかは別」になるんだったらややこしくはならん
だろうが、それはどだい無理な話だろう。死刑判決は遺族感情を考慮して下される
わけではないが、このサイトでも遺族の気持ちを代弁して死刑を叫ぶ人は多い。
もしもその遺族が処刑に反対したらどうする?それでも支持するか?それとも
お前は間違っていると説くか?
最近、加州であった一死刑囚をめぐる大混乱を知らんのか?アメリカはとにかく
開かれた社会だから死刑囚でも社会活動したり本を出したり、はてはテレビに
出たりと何でもありだ。この死刑囚に感化された薬物中毒のスヌープドギードッグまで
死刑に反対とか言い始めるという始末。最後は知事の母国オーストリアまで飛び火して
名誉市民剥奪とか。もしもこういったことが知事の判断に影響を与えていたら
どうする?政治家といっても結局人気商売だからたくさんの人が反対すれば死刑を
撤回するというのはありえなくはない。このように死刑囚に意見表明を許すと
さまざまな問題が生じうる。
逆に日本政府は大変狡猾だと思う。永山なんかも世間を騒がせていたのは死刑が
確定するまでの間だけだよ。その後は沙汰止み、音信不通、酒鬼薔薇が捕まる
までみんなすっかり忘れていたのではないかな。人知れずひっそりと処刑されて
もれ聞こえるところによると処刑されたようだ、というような感じ。騒動が起きようが
ない。裁判には時間がかかるからその間に改悛して遺族に謝罪するというのは
可能かもしれないが、死刑を逃れようと反省したふりだけしてるのと見分けるのは
不可能だと思うよ。結局本心なんてわかりっこないからね。
1485
:
ナショナル・キッド
:2006/04/08(土) 09:16:28
話がややこしくなるから交流をしないほうがいいという考えは
どこか違うような気がします。交流しなくても最初から死刑制度に反対する
人や団体は存在するし、事件に関係ある人でもない人でもその事件の
死刑囚の執行に反対の人もいるわけですから。交流したことによって
何らかの運動や問題が起きてもそういうことは起こるべくして起きたこと
とも考えられます。でも、結局、死刑は執行されているわけですから
問題ないとも言えますよね。このことをスポーツにたとえるのは
おかしいかもしれませんが、試合が終わったあと、あのときの判定は
おかしいと抗議しても別にいいことになっていますよね。
試合はもう終わってしまったんだから抗議は一切受け付けないと
言っているようなものです。
>死刑を逃れようと反省したふりだけしてるのと見分けるのは
不可能だと思うよ。結局本心なんてわかりっこないからね。
確かに見分けるのは不可能です。でも「反省」って何ですか?
私は「反省」というのは「反省しているかのように振舞うこと」
だと思っています。さらに言うなら「反省なんかしていないと
いう素振りを見せないこと」だと思います。「死刑から逃れようと
反省したふりだけ・・・」と言いますが、いくら反省しても
死刑が取り消されたり減刑されたり、また死刑執行の時期を
遅らせたり、請求していた再審が行われたりすることがないことを
分かっていて反省していると思います。
1486
:
loveless
:2006/04/10(月) 00:34:16
>>1480
刑罰の多寡について考えるとき、理系的な思考ですが、極端なパラメータを
与えたときの状況について思考実験してみるというアプローチもあるかと思います。
例えば、刑罰の極端に重い社会を考えます。
殺人はもちろんのこと、万引きでも死刑、駐車違反でも死刑、タバコのポイ捨て
でも死刑と言う社会。
このような社会での問題点は何か?また有効な点は何か?
次は、逆に刑罰の極端に甘い社会。
すなわち、人を殴っても、殺しても、はたまた地下鉄でサリンを撒いて
数百人を殺害したとしても、一律罰金105円(税込み)で済む社会。
このような社会での問題点は何か?また有効な点は何か?
この両極端の社会で抱いたそれぞれの問題点が、現実で刑罰を軽くしたとき、
重くしたときの潜在的な問題点に繋がるんじゃないかと思ったりしています。
また、この社会のどちらかに属さなければならないとしたら、どちらが
良いかを考えることによって、国家の刑罰に対する自分自身のスタンスも
なんとなく判ると思います。
1487
:
Ken
:2006/04/12(水) 05:23:48
他人の書き込みを都合よく解釈するのが君の悪い癖だね。反論するのが疲れてきたよ。
前から言ってるようにわしは死刑に反対だ。死刑囚に態度表明を許せばわしの
ように死刑に反対する人は確実に増える。だから、死刑に賛成すると言って、
死刑囚の外部との交流を積極的に支持している君を皮肉ってるんじゃないか。
こんなの説明しだしたらわしの投稿がつまんなくなるじゃないか。文句があるん
だったらわしではなく法務省に言ってちょうだい。
後段は、そりゃまたわしが書いた「裁判には時間がかかるからその間に」の部分を
読み飛ばした早とちりじゃないか。念頭にあるのはここでも批判された木曽川・
長良川リンチ殺人事件の少年被告だよ。死刑確定後の反省は君の言う通りそれとは
別物だろう。しかし、君の反省の定義は軽薄で落胆したよ。なぜそんな薄っぺらな
ものに君がこだわるのか理解できない。
1488
:
Ken
:2006/04/12(水) 05:39:53
>>1486
A案はガムのポイ捨てでも重大犯罪だから、殺人事件並みに捜査が行われないと
不公平だろうねえ。目撃者探しからDANの採取まで。捜査が大変だから国民の半数が
警察官みたいな事態になるだろうねえ。歪んではいるがやってけないということは
ないんじゃないかな。わしタバコのポイ捨ても駐車違反もやらないし、まじめに
生きていけばいいわけだし。シンガポールなんかはガムのポイ捨てでも厳しく
罰せられるって行ったときにびびらされたけど、アジアで一番住みよい国という
ことになっているみたいだねえ。
B案は罰金を徴収する強制力もないから罰則無しの社会ということになるだろうねえ。
そうすると万引きなどのただ乗り組にニートみたく怒る人が増えてきて、誰も
まじめにやる気がなくなって社会は立ち行かなくなるだろうねえ。こういうのは
単なる思考実験ではなくて観念的な投資ゲームを使って実際に実験が行われている
ようだよ。初めはみな罰則なしルールを好むが、集団の中には必ずただ乗り組が
現れて、お金を払ってでもそれを罰したいとみな罰則ありルールへと変更するそうだ。
1489
:
人間魚雷
:2006/04/20(木) 16:39:07
世界の全死刑執行数の80%が中国だそうで。
あの国がまともな数字を出してくるはずがないから、
実際には当然もっともっと多いのでしょうね。
ちなみにイラン、サウジ、アメリカと続きます。
中国では死刑=臓器摘出、無駄が無いといえば無駄が無い・・・・・・汗。
1490
:
楽天家
:2006/04/20(木) 16:56:10
何か、部品でも取り扱っている感じがしますね。(中国は)
1491
:
シマウマとライオンハグなHEIWA
:2006/04/22(土) 18:33:06
死刑にしないと刑務所が足りなくなる
死刑にすると予算が減る
おまけに気分が悪いと難しいですね
日本の死刑は首吊りですが窒息死は死体が汚いと聞きます
片付ける人はさぞ苦労がいるんでしょうね
悪人は死刑にかかればよいという方は一度見たほうがいいかもしれません
グリーンマイル思い出しました(;´д`)
http://pine.zero.ad.jp/~zac81405/allen.htm
1492
:
人間魚雷
:2006/04/22(土) 19:01:05
>>1491
怖くて見られません。
鑑定よろしくお願いします。
1493
:
Ken
:2006/04/26(水) 23:47:55
いつも言ってる通り死刑は野蛮ですね。正義だ、裁判だ、と言ったところで最後に
転がっているのは殺害された一人の人間ですからね。死刑囚の最期の姿がその死刑囚が
犯した殺害現場と同じようにおぞましく感じることはあるでしょうね。
こんな物騒なのが平和な日本でまかり通ってるのか、と驚かれた方は死刑廃止派に
鞍替えされることをお勧めします。
1494
:
紫煙狼
:2006/04/27(木) 00:38:24
えーっと、心にもないことを言いますよ(苦笑)
---------------ここから------------------------------
極悪人を死刑に処すことは、高次の存在へ昇華させる事であり、
これを我が教団ではポアと呼ぶ。高度に宗教的な儀式であり、
これを野蛮と感ずる者は修行の足りない低次の者である。
---------------ここまで------------------------------
いや、kenさんの感覚を批判するものでも、死刑賛成論者を
キチガイ宗教の信者と同一視するわけでもありませんよ。
(さすがに、ワタシもそこまで無礼じゃありやせん。)
ただ、それを野蛮と感じるか感じないかは文化や宗教観や信念などで
大きく異なるものであり、それは個々人の判断に委ねられる物である。
犬や鯨を食べるのは野蛮で、牛や豚や鳥や羊は野蛮ではない…とかね。
こりゃ、相手の食文化を冒涜する驕りでしかないよ。
だから、死刑が野蛮だと訴えたところで、死刑は野蛮ではないと考える人を
納得させるには至らない。中には死刑が野蛮だからこそ必要という人もいる
わけで、こうなると死刑を廃止するためには感覚的理由に基づく論法ではなく、
論理的理由に基づく論法、死刑制度の決定的矛盾を突く論理展開が求められる
のでしょうなぁ。。。
ま、人の言うことにケチをつけるのは簡単ってわけで、
ワタシも万人の納得いく論理的理由を模索中でしかないんですがね。。。
もっけの幸い、kenさんも死刑廃止論者でいらっしゃるってことは、
私と同じなので、一緒に論理的理由ってヤツを考えて見ちゃくれませんか?
1495
:
Ken
:2006/04/27(木) 04:58:15
私が論理的理由からではなく感情に訴えるのには理由があります。敵(賛成派)は
被害者の痛みを思い知れ、遺族の悲しみを思い知れ、極悪人は許せんって感情に
訴えてきますから、こちらも感情で返すのは有効な手だと思います。
紫煙狼さんの言ってることは正しいですよ。何が野蛮で何が野蛮でないか、それは
絶対的な軸があるわけではなくて相対的なことです。ですから当然時代とともに
移ろうものでもあります。江戸時代までは衆人環視の元、獄門磔、斬首といった
ことが当たり前に行われていましたが、おそらく現代では全ての人がそれは野蛮だ、
間違っていると感じるでしょう。そんな江戸時代でも子どもを死罪にするのは
かわいそうだと15歳以下は殺人でも島流しにしかしませんでした。秀吉の時代には
政敵は子どもも含めて虐殺していたことを思い出してください。まあ、現代でも
沖縄では日本軍が住民を勝手にスパイにして子どもまで殺したりということは
やってるんですけどそういうのは極限状態における例外的なことですね。この
ように刑罰に対する観念は時代とともに変わる。なぜなら紫煙狼さんが言う通り
何が野蛮かということは相対的だからです。
今の日本はどうか。すでに死刑を廃止した外国と比べるても凶悪事件は極端に
少ない。しかも年々減り続けている。戦争もテロもない。殺人が日常茶飯だった
戦国時代と違って現代日本人が目にする死体は病死したお年寄りくらいです。
現代の日本人の野蛮の定義はどんどん広くなっているはずです。なのになぜ未だに
大多数は野蛮な死刑制度に賛成するのか。それはこの問題をよく理解している
日本政府が死刑に秘密のベールをかぶせて一般大衆の目に届かないようにして
いるからです。私がいつも言ってることです。つまり紫煙狼さんが言うように
「死刑は野蛮ではないと考える人」がいるのではなくて、死刑が野蛮であることを
「知らない」人が多いのです。ですから私はこうやって死刑がいかに野蛮であるのかを
啓蒙しているわけです。理屈好きの紫煙狼さんにはあんまり面白く感じられない
かもしれないですけどね。
1496
:
人間魚雷
:2006/04/27(木) 10:17:56
感情を抜きにして・・・・・
私は現状死刑やむなし派です。
無期懲役(懲役20年前後)の上が死刑しかないからです。
完全終身刑、懲役50〜100年が必要だと思います。
様々な環境的整備と国民の合意が無いとダメなのですが。
死刑を公開するのも賛成ですが、この国じゃ無理。
いろんな意味でまだまだ遅れている国ですから。
政治犯が死刑にならないだけでもマシか。
1497
:
紫煙狼
:2006/04/28(金) 01:17:13
>>1495
>死刑が野蛮であることを「知らない」人が多いのです。
なるほど!そういう意図であれば納得がいきます。
どうも私は強硬な死刑賛成派とどこに妥協点を見出すかに必死で、
中間層の存在を失念していた傾向があるようです。
ちょいと目が覚めた気がしますよ(^^)
>>1496
死刑と無期懲役の中間に位置する刑罰の不在に関しては全く同感です。
しかし、死刑反対派の私が言うのも何ですが、凶悪犯を税金で生かし続ける
ことの意義に関して、実は矛盾も感じております。そういう意味で
「殺してしまえ」と「手厚く保護してぬくぬくと生かし続ける」の
中間に位置するような刑罰が必要かな?とも思います。
1498
:
人間魚雷
:2006/04/28(金) 14:03:28
死刑の無い社会は理想であるとは思いますが、
私が思うのは、人間がそこまで進化した高等生物なんだろうか?
ということもあります。
人間社会がそこまで「残酷」を排除し得るものなのだろうかって。
残酷なことをした者には、残酷な仕打ちが待っている・・・
死刑以外に、残酷な長期懲役刑があっていいのではと。
1499
:
シマウマとライオンハグなHEIWA
:2006/04/28(金) 19:37:36
>>死刑を公開するのも賛成ですが、この国じゃ無理。
テレビで放送されることはまずないでしょうが
やはり私的には公開は勘弁して欲しいです
犬だろうが蟲だろうが死体を見るのはちょっと
でも人によってはどこぞの世界一美しいミイラとか死体とか寄生虫やら貯蔵している場所にわざわざ出向くのでしょうね
ミーガン法(だったかな?)みたいな物があればまだいいですがそれすらないというと
やはり日本は良い部分も悪い部分も遅れてますね
こうして皆さんの意見を見ているとあぁ死刑でもないのに保健所で殺される動物は何をしたというんだろう
と思ったりします
罪人だからどーしてもいいというのもなんだか違和感があります
いつか母が言っていました「人間に理性や慈悲などの心がなければ獣よりも恐ろしい化け物だと」
所詮は綺麗ごとなんでしょうね
>>1491
のアドは電気椅子でどのように死刑囚が死ぬかが画像と共に説明されています
トップの方は無限回路とは異なり画像つきの事件ファイルを集めたサイトです
私の場合ブラウザの画像表示をオフにして見ています
1500
:
Ken
:2006/04/28(金) 22:23:30
日本の刑罰観念が確かに変化していると感じたことが最近あります。厳罰化の
煽りで刑期が伸びて刑務所が足りなくなったので今度二つくらい新設するらしいのですが
刑務所なんて受け入れ先を見つけるのに難航すると思ったのですが、多くの自治体が
ぜひ来てくれと手を挙げたみたいです。最近は小泉先生の行革のおかげで刑務所も
民営化、警備とか給食とか外部に委託する。さらに受刑者と一緒に職員とその
家族も引っ越してきますから、過疎に悩む農村自治体が税収増を期待してのことです。
さらに刑期満了が近い受刑者に刑務所の外で農作業に奉公させるという仰天計画も
あるとのことで、農家のおじさんもたとえ一度は身を持ち崩したといってもぜひ農業に
精を出して更生してほしいとか首を長くして待っています。初めはこの平和ボケ感覚に
呆れたのですが試す前から諦めるのはどうかと思い直しました。もちろんこれは
軽犯罪者を対象にしたものであって死刑とか無期懲役とは関係ないんですけどね。
日本の問題の一つは刑罰体系が硬直していることですね。禁固刑は有名無実、
そうすると罰金刑と懲役刑、そして死刑ですよね。公民権停止のような行政処分もありますけど
刑事罰ではないですよね。後は罰金の多寡と懲役の長さですよね。最近は20年も
できたみたいですけど。まあ最近は政府も無期には仮出所をほとんど認めないようで
終身刑の導入に向けて布石を打ってるみたいですけど、もっといろんな形の刑が
あってもいいと思いますね。スーフリはちんぽ切捨てみたいなね。最近身近で
あった事件なのですが一夜の関係を持った女が男の家に忘れ物をとりに戻ったら
別の女がいて逆切れして男の家を壊して無理やり入ってきて男を殴ったっていう
のがあったんですが、こういうキチガイ女に弁償とアンガー・マネージメント・
クラス(何をするのか知らない)の受講を求める判決が下りました。高速道路を
掃除している人もよく見かけます。私、ホリエモンなんかは掃除夫10年の刑にして
額に汗して労働する大切さを叩き込んだらいいと思いますね。
1501
:
鉤十字者
:2006/05/09(火) 18:42:55
はじめまして。
僕の意見としては死刑は賛成です。
これは極論ですが、人を殺した者に人権なんてないと思います。
今の日本では、加害者の人権についてとやかく言いますが、
一番かわいそうなのは被害者です。
その被害者の顔や本名は晒すのに、加害者の方は、
「未成年」ということで、絶対に公開しなかったりしますよね。
あれは明らかにおかしいと思います。
犯罪に年齢なんて関係ないのです。
特に、事故ならまだしも、故意に行った犯行であるならば
絶対に死刑にすべきです。
中でも異常性のある犯罪ならなおさらです。
酒鬼薔薇なんて矯正の余地があるとは到底思えません。
最低でも終身刑にすべきです。
異常犯罪者は一生牢獄に入れておかなければなりません。
近年の犯罪者の低年齢化は、罪の軽さにあると思います。
子どもだからと言って、罪を軽くするから
「人を殺したってすぐに出てこれる。」
と考えて、残酷な犯行に及ぶんだと僕はふんでいます。
子どもだからといって関係ありません。
ある意味子どもの犯罪者が一番恐ろしいです。
12、3歳で人を殺した子が大人になって
まともな人間になれると思いますか?
少なくとも僕は思いません。
僕が望むのは、1人以上の人を故意に殺害した者の死刑、
被害者および被害者家族の顔写真や、本名の非公開、
これに尽きます。
よく考えてみてください。
人を殺して平然としている者が、数年、もしくは数十年の服役を経て
また社会に出てくる・・・。
考えただけでゾッとします。
もう一度言います、人を殺した者に人権なんてありません。
自分の大切な人が突然殺されたりしたら?
犯人を許せるわけないでしょう。
僕はそう思います。
1502
:
紫煙狼
:2006/05/11(木) 13:21:57
私の先入観(偏見)であればごめんなさい。
死刑賛成派の方々の主張って、まず最初に結論ありきではないでしょうか?
死刑制度がそもそも必要であるかを考えた結果として、
死刑制度廃止によるデメリットを指摘しているというより、
死刑が必要であることを肯定するための材料を持ち寄っているように感じます。
例えば、自分にとって大切な人が殺された場合、犯人を許せるか?
そりゃ、確かに許せませんよね。犯人を死刑にせよ!という感情が
湧き上がるのは至極当然の理でしょう。
では、自分が憎んでいる人が殺された場合、犯人を許せるか?
まぁ、憎んでいる理由にもよりますが、許せちゃうんじゃないでしょうか?
あってはいけない例ですが、平田信・高橋克也・菊地直子の手助けにより
オウム麻原が脱獄したとしましょう。世論は戦々恐々としますよね?
そして、数日後、麻原彰晃・平田信・高橋克也・菊地直子の惨殺屍体が発見されます。
まぁ、考え方によっては、これで一安心ともいえます。
犯人は、正義感豊かな21歳の大学生。自分の考える社会正義の実現のために
麻原達を生かし続けることは世のためにならないと考え殺害した。
現場に残されている証拠から足がつき逮捕に至り、当初は犯行を否認していたが
取調官の粘り強い説得に応じ、最終的に犯行を自白した。
さぁ、あなたが裁判官ならこの大学生にどのような刑罰を言い渡しますか?
1503
:
もこみつ
:2006/05/11(木) 14:06:56
個々の欲求を満たすか全く無くすか
そうでもしないと犯罪は無くならないよ
教育?んなもん当てにらん
宗教?戦争の道具ジャン
所詮は畜生なんだよ
だから邪魔になる犯罪者は死刑で結構
そこまで人間は成熟してね〜し成熟しないよ
しかしこれでも一応は反対したい方なんだよ
この矛盾どうしようかね?
1504
:
ポーロック
:2006/05/11(木) 19:00:35
>1502
その人物が殺害した事が事実と証明できた場合ですが、
私であれば数年間の懲役を言い渡します。
日本では個人による復讐を認めていません。
法に拠らない「刑罰」は認められていないし、認めてはいけないと思います。
国家による応報が死刑を含めた刑罰であり、国家が行うべきことです。
反対派の方々の意見を見聞きしていて思ったのですが、冤罪や倫理的
問題を持ち出しても説得力に欠ける。
日本人の約80%が死刑存置でよいと考えている現状において
あえて死刑廃止を行う必要性は薄いと思います。
ただし、死刑執行に関する情報開示が殆ど行われていない現状は
変えていかないといけないでしょう。
1505
:
紫煙狼
:2006/05/11(木) 21:57:45
>>1503
死刑廃止と言うのは一種の方向目標であって、
明日からいきなり死刑を廃止したら、デメリットの方が多いでしょう。
従って、最終的に死刑廃止を目指す方向で、少しづつ法制度を変革して
いかなければならないでしょうね。情報開示もその一環として経過措置として
必要だと思います。(その結果如何によって、死刑廃止の声が消えることもあるかも)
さて、相手が指名手配犯であったり、死刑囚であっても、国家は個人による復讐を
認めていません。ポーさんの言うとおりです。
では、4人も殺しておいて数年間の懲役で許される理由はどこでしょう?
つまり、ポーさんは「殺しても良い命」「殺されるべき命」の存在を
暗に認めており、上記の例では「殺しても良い命ではあったが、方法がまずい」
という理由で刑罰を与えるのであって、4人を殺害した事が焦点ではないように感じます。
では、その殺してよい命と殺してはいけない命の区別は、国民感情や、
多数決の原則で決めてよいものなんでしょうか???
1506
:
もこみつ
:2006/05/12(金) 00:09:39
ほうせいどがどうのじゃなくて
ひとのせいじゅくどあいが
まだまだであとなんびゃくねんか
ひつようなんだろうなっていいたいわけで
どこまでいってもどこをどうしても
ぜったいにむりなんだよ
かぞくをころされてそれでもいかりをおさえるほど
ひとはできちゃいないしそこまでなるひつようもない
ってかそれじゃちくしょうとおなじじゃん
けっきょくわけわからんるーぷのなかでの
ぎろんにしかなってないしならない
1507
:
紫煙狼
:2006/05/12(金) 00:51:28
私は、いかなる理由を以ってしても、人命を奪うことは許されないと考えます。
「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいと思わんかね」です。
従って、犯罪者が人の命を奪うのは言語道断ですが、その犯罪者の命を与奪する
権限がはたして人間に与えられているのか、そんなことをしていていいのか
非常に疑問に感じています。(ちなみに私は無宗教です(苦笑))
まぁ、ね。これをあまりに突き詰めるとインフルエンザウィルスも生き物だから、
殺してはいけない、なんて無茶な話にもなりますし、結局、我々の生活に
害をなす動植物は、ある程度、駆除せざるを得ないとは思うんですよ。
私だって台所にはゴキブリホイホイを設置していますものね。
おまけに肉料理大好き。私が今デブであるということは、必要以上の命を
摂取して生きているということで、簡単に言えば私利私欲のために必要以上の
牛。豚。鳥。魚。植物の命を奪っているということですから、ある面では、
生き物の生き死にを自由にしているおこがましい人間の一人でしかないんですけどね。
1508
:
紫煙狼
:2006/05/12(金) 01:12:44
もこみつさん、あなたはとても良い事を仰っている。
私はね、大切な人の命を奪われた場合感じるだろう怒りを
抑える必要なんてサラサラないと思う。いや、抑えちゃダメですよ。
昔、このスレで「被害者に求められるのは究極的に許すこと」なんて
無茶苦茶なことを言っていた人が居るけれど、もこみつさんの言うとおり、
許すことなんて出来ないし、それを求めるのは間違いだとも思う。
そんな私がもし、身内や友人を殺されたとしたら、決して犯人を許しはしない。
犯人に何をしてもらっても、犯人がどんなに苦しい目にあっても、
犯人が処刑されたとしても、私の怒りは決して癒える日も消える日もこない。
私が死ぬまで一生うらみ続ける。でも、犯人の助命嘆願をするだろうとおもう。
1509
:
もこみつ
:2006/05/12(金) 01:35:24
自分の身内を殺されたとして
法が裁くからとか宗教的にダメだとか
道徳がどうとか教育がどうとか
でどれだけ縛られても
そんなに賢くうまく振舞えないよ
とは言え何かをする訳にもいかないのだけれど
で生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいって言うけど
人が畜生でいる限り仕方ないじゃん
もちろん限度があるけど
食わなくては生きて行けないから食べる分だけ狩をして
その代わりに自然をなるべく壊さないように守っていく
現代はそう言う事もせずに狩ってばかりだけど
それと殺された人の命=殺した人の命じゃないの?
殺された人の命<殺した人の命にしか写らないんだよね
今の裁判制度とか見ていると
とは言えそれもケースバイケースか・・・
個人的な考えでは人を殺そうとした時
加害者は自分の人権やらを捨てていると考えても良いと思ってる
被害者の人権やらを奪うんだもん仕方ないよね
できれば死刑がなくなるより死刑執行しないといけないような
事件が無くなるようにしたい ってかそう言う意味での死刑廃止派だ
1510
:
loveless
:2006/05/15(月) 01:46:20
>>1507
この前段の紫煙狼さんの疑問は、やはり宗教的・哲学的なものと思います。
宗教的・哲学的な論争になってしまえば、逆に話は簡単です。
すなわち、多数決です。
(個人の宗教観や哲学は、いくら論理的に説いても説得できるものではないでしょう)
そうなれば、どちらの宗教観・哲学が、より国民の支持を得ているかを
調査すればよいだけと思います。
また、その前の準備段階として、例えば、「私がたとえ殺されても、犯人には
死刑を施行しないこと」ということを記載したドナーカードのようなものを用意し、
希望者に配布することで、個々の哲学を明示するというのも良いかもしれません。
1511
:
紫煙狼
:2006/05/15(月) 21:04:19
>>1510
確かに、私は哲学的?宗教的?疑問を提示していますが、
私が死刑に反対するのと、私が提示した疑問は、全く別物ですよ。
私は屁理屈屋ではあっても、宗教屋ではありませんからね(苦笑)
ただ、死刑に賛成している方々は、そういう疑問に対して、どのようなお答えをお持ちなのかな?
という、どちらかというと興味本位の疑問提示ですね。すみません。
それもあって、私自身の中にも「害をなすものは排除する」的な
考えがある面を敢えて書いておきました。
まぁ、妙なことを言い出したという点には、深くお詫び申し上げておきます(^^)
1512
:
Ken
:2006/05/16(火) 03:23:30
お二人とももこみつさんに釣られただけだと思いますけど、「殺された人の命=
殺した人の命」という考え方がそもそもおかしいと思いますよ。「目には目を」は
大昔の話で、現代日本の警察・司法の基本は被害の救済と再発防止ですね。死刑には
遺族のために国家が報復するという側面もあるとは思いますが、それよりも重視されるのは
矯正が可能かどうかですね。「矯正不可能」がいつも死刑判決の錦の御旗になるわけです。
ですから被害者の生前の希望に従って刑を決めるわけにはいきません。また少年の
場合成人よりもまだ可塑性が残ってますから刑は軽くなるわけです。少年法で
情報ががんじがらめで保護されている現状には私も不満ですが。
それから「人が畜生でいる限り仕方ないじゃん」とのことですが、世界には死刑を
廃止した国がたくさんありますが、それらの国の国民は畜生でなくなったわけでも
大人になったわけでも信心深くなったわけでもありません。犯罪率、刑罰に対する
観念、死刑以外の刑罰の整備、人権意識、被害者救済の整備、などなどの社会的
要因から死刑存置に積極的な意味を見出せない、むしろ否定的にしかとれなく
なったということですね。「死刑執行しないといけないような事件が無くなる
ようにしたい」というのは真に正論ですが、日本がこれらの国と比べて凶悪犯罪が
多いということは決してありません。むしろ逆でしょう。凶悪犯罪が減ったせいで
逆にまれに起こる凶悪犯罪が目立つために、かえって死刑賛成へと世論が傾いている
ような気がしますね。
1513
:
柏木
:2006/05/27(土) 16:53:00
知らないもの、見たことないものについて議論は出来ません。今まで、一般国民が抱く、死刑のイメージや想像だけで制度の可否を議論じ続けてきました。先ずは秘密裏に行われる日本の死刑執行の様子を、実際にテレビ等の映像媒体で国民がしっかり「見て」「知って」、初めて死刑制度の議論は中身のあるものになると思います。人を殺めた「憎き」者も人。その人の命を奪う仕事(刑の執行)が簡単で綺麗なものではないことは、今や公開されている多くの資料などから比較的容易に伺えますが、実際に見たことある国民は極々限られた司法関係者です。国民は死刑(執行)に無知です。例えば、日本の死刑がロングドロップ地下高架式の絞首刑ではなく、米国型の電気椅子だと思い込んでいる国民は少無くなくありません。一瞬の電気ショックで死に至る安楽死のようなもとだと、刑法条文を見たこともないのに「主張して」止まない一応知性的な日本人たちに複数出会いました。(驚)こんな基本的な事柄に無知で、死刑制度存置の可否をアンケートで国民に問う法務省は順序を間違えています。先ず、議論の対象を各個人がしっかり目撃して真実を「知る」ことが大切だと思えてなりません。
1514
:
中年男
:2006/06/02(金) 18:31:33
読ませて頂き、いろいろ勉強になります。死刑の目的は「駆除」か
「復習」かという話もありましたが、責任をとる、落とし前をつけ
るという意味もあろうかと思います。なので、少年であろうが、精
神病であろうが、死刑で良いと思います。責任能力とかって変です。
能力があろうがなかろうが、したことの責任は取ってもらわないと。
それと、駆除の目的も重要です。もっとどんどん死刑にしても良いと
個人的には思います。しかし、これについては殺すのは可哀想とか、
人が人の命を奪って良いのかとか、難しい議論になってしまうのも
分かります。まぁ、理屈はどうにでもつきます。
それならせめて、終身刑を作って欲しいです。日本の無期懲役はちっ
とも無期ではないと聞きます。しばらくしたら出て来ちゃいます。これ
は困ります。実際、出てきてもう一回悪いことをする人は凄く多いです。
なので、死刑がなくなるなら、終身刑が必須です。
もしくは、島送りでも良いと思います。ただし、強制的にパイプカット
してから。駆除目的なのに、そんなところでゴキブリみたいに増殖され
ても困るので。悪い人とか、怖い人は、そういう人同士でやり合って
もらうのが一番だし、ルールを守る気がないのだから、無法地帯に行っ
て弱肉強食してもらうのが一番です。
たしかに、復習目的で死刑にするのは一抹の疑問があります。しかし、
やはり責任を取ってもらうのと、駆除するのは、絶対だと思います。
100%実施して欲しい感じです。
1515
:
ポーロック
:2006/06/16(金) 01:39:49
仮に終身刑が導入されれば、かなりの確率で脱走の試みが常時繰り返される可能性が
あるし、その際に刑務官を殺害しても、何とも思わないという受刑者が出てくるでしょう。
終身刑の身であって、刑罰としての死刑がない以上、
それ以上重くなりようがない。
犯罪者の処遇ですが、更生して社会に戻るためのものであり、
そうであるからこそ犯罪者サイドも「努力する」部分があって、
それでもって処遇サイドも真剣に取り組むことができると思うんですよ。
1516
:
Ken
:2006/06/20(火) 04:25:58
>>1514
「少年であろうが、精神病であろうが、死刑で良い」
その考えはおかしいと思いますね。例えば酔払い運転で人をひき殺した人も死刑に
するべきだと思いますか?責任を取らされるのはあくまでもその責任が自分に
あることをはっきりと認識していて、なおかつ責任が取れる状態にあるときだけですよ。
(酔払い運転を弁護するつもりは毛頭ないですよ。)
1517
:
Ken
:2006/06/20(火) 04:31:14
>>1515
その心配は別にしなくてもいいと思います。死刑が確定してから5年とか
10年とかかかるので、刑務官を殺害して脱走しようというのであればもうすでに
やらかしているでしょう。
同様に終身刑でなくても死刑囚と接する刑務官は同じやりきれなさを感じていると
思いますが、このへんは表に出てこないのでなんとも言えないですね。
1518
:
もこみつ
:2006/06/20(火) 16:06:28
酔払い運転でひき逃げは死刑にすべきジャン
馬鹿か?
1519
:
人間魚雷
:2006/06/20(火) 20:32:45
酒酔い運転で人を死なせたら、殺意はなくても殺人と見なしたいですな。
法的には何人死なせても20年・・・・ちと甘いか?
逆に、酔っ払って暴力をふるってきた人間を半殺しにしても無罪にしたいですな。
1520
:
通りがかりの一般人
:2006/06/20(火) 23:51:38
>酔払い運転で人をひき殺した人も死刑にするべきだと思いますか?
私は死刑にすべき(というか死刑が適用されてもいい)と思います。
なぜならお酒を飲んだうえでハンドルを持つこと自体が未必の故意だと思
います。
つまり酔っ払って運転するとハンドル操作を誤って人を轢いてしまうかも
知れないということは周知の事実だからです。
お酒を飲むことは断ることができるのです。
それを自らの意思で飲み、運転する人に対して何を同情する必要があるのでしょうか?
さて、死刑廃止論についてですがもちろん「死刑支持派」です。
ただ、死刑というのは自らが処刑される(殺される)という状況にならないと自分の
やったことの重大さや被害者の気持ちを理解できない人がいるからある制度だと
思います。
世界には飢えや渇きに苦しむ人がいるのに栄養バランスも考えた3食与えて一生生か
しておく必要があるのでしょうか?
1521
:
Ken
:2006/06/21(水) 04:32:19
なんかハムラビ大王が失礼なこと書いてますね。「ひき殺す」と「ひき逃げ」の
違いもわからないようですから、今後ますます自分の馬鹿さ加減をさらけ出す
ことになるでしょう。
何気ない一文に皆さん食いついて、なおかつ酔っ払い運転を弁護する羽目になって
少々戸惑っていますが。もうしばらく前ですけど東名高速で常習的に飲酒運転していた
トラック運転手が乗用車に追突して両親の目の前で幼子二人が焼き殺されるという
大変痛ましい「事故」がありましたが、ハンドルを握っているときは一律、業務上
過失致死にしかならず最高で5年、飲酒運転を併合しても7年にしかならず、結局
裁判で懲役4年になりました。不勉強でその後の経緯を知らなかったのですが、
罪が軽すぎるということでこれを契機に危険運転致死傷罪が成立し、最高で15年
ということで有期刑としては殺人罪と同じになりました(最近、有期刑の上限が
20年に引き上げられたはず。罪刑法定主義ではこの運転手に適用することはできない)。
ということで飲酒運転による過失致死は殺人並みにみなすという皆さんの認識に
合うように刑法もすでに改正されたようですね。死刑や無期にはなりませんけど。
しらふで法定速度を守っていてもひき殺すことはありうるわけで、それも死刑に
しろというのはばかげていますが、危険な運転の場合はさらに罪が重くなると
いうのはもっともだと思います。こういう事件が起こることはみんな知っている
わけですから。もちろんそれでも誰かを殺すつもりで運転しているわけではありません。
殺人罪が適用されるのは逆恨みとかどうしようもない理由で明確に誰かをターゲットにし
なおかつ凶器を準備して殺す意図がはっきりとしている場合であって、もちろん
それが罪として最も重くするべきだと思います。
ちなみに米国では飲酒運転は単なる交通違反ではなくて犯罪として処理されるため
かなり厳しい処罰が待っています。検問所で逮捕される場合もあります。
1522
:
Ken
:2006/06/21(水) 04:35:40
>>1520
今、刑務所にいる人間を全てぶち殺しても世界から飢えと渇きがなくなる
わけではありません。それはまた別の問題。死刑問題をこれ以上ややこしくする
必要はないと思います。
1523
:
通りがかりの一般人
:2006/06/21(水) 23:13:49
>>1522
今、刑務所にいる人間を全てぶち殺しても世界から飢えと渇きがなくなる
わけではありません。
おっしゃるとおりだと思います。私が言いたかったのは彼らを生かしておく
費用があるならもっと有益に使ってほしいということなのです。
>>もちろんそれでも誰かを殺すつもりで運転しているわけではありません。
このことが飲酒運転についておっしゃっているのであればそれは違うと思います。
Ken氏のおっしゃる「東名高速飲酒運転事故」の裁判においてもこの事件は「未必
の故意」であるといわれています。
ゆえに「危険運転致死傷罪」が導入されたわけですから。
1524
:
Ken
:2006/06/22(木) 04:54:23
「殺すつもり」=確信的故意(例えば配偶者に保険金をかけて車でひき殺す。
死んでくれなきゃ困る)に対して「未必の故意」は、例えば酔ったまま車を運転すれば
誰かが死ぬかもしれないけどかまわない、ということであって両者はやはり違うと
思います。ただし、殺人罪では未必の故意を根拠に死刑になることはあるので
確信的か未必かという違いだけを取り上げて罪の軽重を私が説くのは少々的外れ
かもしれません。
1525
:
Ken
:2006/06/22(木) 05:27:59
終身刑とそれにかかる費用の問題について二点、反論します。
まず、原則論。刑罰はそれにかかる費用に基づいて決めるべきではない。例えば
もうすぐ刑務所の予算がなくなりそうだと言って、裁判官がとりあえず残りの
殺人犯に無期ではなく全て死刑を宣告したとすればどうでしょうか。あるいは
貧乏国が刑務所の維持費が出せないからうちの国では政治犯でも収賄罪でも死刑に
することにしています、とか言えば我々は面食らうでしょう。案外、北朝鮮とか
中国とかそういうことかもしれませんが。
二点目。とはいっても現実的に刑務所にはお金がかかりますし、納税者としては
もちろんそんなのはできるだけ節約して、仰るとおり他の有益なことに税金が
使われるに越したことはありません。死刑囚を終身刑に減刑すればとたんにお金が
もっとかかることになります。しかし、私にはもちろん妙案があります。これは
すでに何回か説明したのですが、終身刑の導入と厳罰化を組み合わせるのです。
例えば今の法律では何人レイプしても死刑にはならず、そのうち必ず出てきて
かなりの割合で同じことを繰り返すというのが我々の認識になっています。この間
7人とか8人とかの連続レイプ犯に相次いで判決が出たんですけど懲役10年とかで
立件できなかった余罪もあるはずなのに一人当たり一年半が相場かと、ずいぶん
憤ったことがあります。私はこういうのを終身刑にできるようにすればいいと
思います。30歳で刑務所に入って80歳まで50年生き、一年当たり100万円かかると
しましょう。終身刑受刑者の一生涯にかかる費用は5000万円です。一方で栃木の
女児事件のような重大犯罪では億の単位のお金が捜査に費やされていると思いますし
運良く犯人逮捕となっても裁判にまた費用がかかります。そして嫌な言葉ですが
逸失利益というのがあります。東名高速の事故ではそれを含めて2億5000万円の
賠償が民事で認められました。要するにこれらの重大事件が本来は刑務所に入って
いるべき極悪人による再犯であったとして、その極悪人をそのまま刑務所につなぎ
とめておくことによって再犯を防ぐことができれば、我々はそれだけの損害を
「節約」することができます。仮にこういう重大事件による損害が総額で5億円だと
しましょう。とすると再犯率が10%(10人に一人が再犯する)であれば収支は
とんとんということになります。あくまでも大雑把な計算ですよ。また私は一点目で
述べたとおりこういう問題を金勘定で論じるのはあまり好きではないです。ただ
「終身刑導入=税金アップ」というのは短絡的だと思います。
1526
:
元高井戸署員
:2006/06/22(木) 10:23:49
ここの掲示板に書かれている方の文章能力や思考力は凄いなと感じます。まず、皆さんは法を熟知して上での思考論争を繰り広げておられるので大変高いレベルだと思います。
死刑と言う定義の中では死刑囚の人権や死刑の存在に対する考え方等、賛否両論様々であると思います。
私自身水掛け論が苦手ですし、難しい角度からの論争も苦手です。
このサイトに載っている様々な事件を読んでみると、刑事裁判書類に記された事件概要の様です。簡単に言えば客観的なんですね。
裁判になれば死刑を求刑された被告人に対し遺族や被害者以外の人は客観的に見ますから被告人の人権など様々な論争を呼ぶ事となりますが、それは事件を読む、または聞くからでいて事件に直面した場合は、はたして同じ論争になるのでしょうかと私は疑問に思います。
死刑を廃止している国の方が多いですが、その国は兵器や武器を何故に所持しているのでしょうか? 矛盾しているように思えます。裁判ではどんな事があっても道徳的に人間が人間を殺してはならないが、裁判以外で正当防衛や緊急避難なら殺しても構わないから兵器、武器の所有は認められてるのでしょうか?
わたしは高校卒でなんとか地方公務員3種に引っかかったレベルなので何とも難しいのですが…
ところで、
皆さんは死刑囚や無期懲役囚と対話をや遭遇をしたことがありますか?私自身、過去に実際事件と犯人に直面し、未だに怒り冷めやらない思い出もあります。
確かに量刑相当による求刑というのもありますが、
検察官が死刑を求刑するのも事細かに事件を見て被疑者に対面するからこそ心の底から、死刑にしなければならないと感じるのだと思います。
1527
:
元高井戸署員
:2006/06/22(木) 23:23:12
昭和62年、杉並区永福町一丁目で起きた事件は20年を経とうとするが未だに鮮明に脳裏に焼き着いています。
当時私は、高井戸署の永福駅前派出所(交番)で外勤勤務の警察官をしていました。
その日は、日勤勤務で受持ち区の巡回連絡をする予定でした。交番の勤務形態は4交代制で『日勤』『第一当番』『第二当番』『非番』とあり、日勤は通常は休みを入れるか巡回連絡が主な任務です。当番勤務が110番や主な届出の処理をします。
午前9時半頃、受持ち区を巡回しながら住民のおばさんと、たわいも無い世間話をしていました。
受令機の発信音が鳴り『またいつもの事か』とイヤホーンを耳に当てると『高井戸管内、調査方、男女のゴタ永福一丁目』との指令でした。『自分の派出所だ』と思いましたが。当番勤務員がいる為、私は処理に向かう必要が無かったのですが、駅前交番という形態上、かなり忙しい交番でもあったため、気を利かせたつもりで交番に戻りました。交番では、井村巡査と上原巡査部長と警察学校の見習い警官がおり、ちょうど井村巡査が学生警官を従え現場に向かうところでした。私は『井村、何かあったら呼んでね』と言い、大した緊張感も無く上原巡査部長の当番の手伝いをし始めました。10分後くらいに突然、署轄系無線機に『発砲!発砲!応援要請!』と井村巡査の叫ぶ様な声が飛び込んできました。
即座に『撃たれたか?!』と思い私は自転車に飛び乗って現場に向かいました。
現場の路上には顔を真っ青にした井村巡査と学生警官がおり、『どうした!』と尋ねたところ、玄関口で家人の呼び出しをしているといきなりドア越に発砲してきたとの事でした。幸い両名には怪我は無く状況を署と警視庁本部に報告しました。
当然、署は蜂の巣を突いた様な騒ぎになり、警視庁本部からも捜査一課長率いる捜査一課特殊犯係等50人くらいの警察官が押し寄せました。署も緊急事態であるため、手の空いている警察官は全員現場に現れ、200人くらいの包囲体制になりました。あっという間に物凄い数の報道も現われ、空には何機ものヘリコプターが旋回し始めました。三菱銀行北畠支店以来の人質立てこもり事件に発展してしまったのです。
近所の銀行の2階会議室を現地対策本部として捜査第一課長と高井戸警察署長率いる大勢で犯人との戦いが始まりました。
この立て込まれた家はバブル時代に名を馳せた『八大産業』という不動産会社の社長宅でした。よって暴力団がらみや右翼がらみの犯行と当初は示唆されたが、公安、刑事の両方からすぐに情報収集を始めましたが見当がつかず、 後に犯人は右翼と名乗っていましたが実在はなく、金欲しさの強盗目的でした。
犯人の要求は『逃走車両の用意』のみ、他には無し。
捜査一課長と署長の支持は『犯人絶対逮捕』(これは必ず生かせて捕まえろということです。)『人質の救出』との事でした。
捜査一課長が電話と拡声器で交渉しますが全く返答は無く、時間が経つにつれ強行突入策が濃厚になって来ました。昼食を取る間も無くあっという間に夕方になって来ました。
今でこそSAT(特別急襲チーム)が話題ですが、当時も極秘に第7機動隊には在ったのですが全く出動の気配はありませんでした。
取られた作戦はこうでした。
1528
:
元高井戸署員
:2006/06/22(木) 23:24:12
逃走用車両を家の門に横付けし、玄関から犯人が出てきたら門までの10メートル前後の敷地内で犯人確保するということでした。逃走用車両に乗り込まれた場合は捜査一課の追跡班がバイクで追いその後は捜査一課指揮の基、他管轄の警察と連携して犯人を追い詰めるということにもなりました。
がしかし、それでは高井戸署長の面子が立ちません。署長は刑事課と私達独身の警官を呼び『何が何でも犯人検挙だ!』といきり立ちました。信じられない事と思われるでしょうが、全員拳銃所持は認めらず防弾チョッキだけの丸腰突入作戦になったのです。
辺りは夜になり暗くなり投光用のライトが数台備えられ、私達も突入準備に取り掛かり始めました。
私の位置は、門の上(大きな家ですので、門も田舎の農家のような門です。)に二人で潜み、家の両脇に潜む刑事たち(12〜3人)と一斉に飛び掛る事となりました。
心臓がドキドキするよりも『やるしかない!』という興奮状態になりました。自分の生死の事は不思議と考えられなかったです。皆、血圧が最高潮に達し興奮状態で同じ感じだったのではないかと思います。
犯人は何発弾を持っているか分からず、何丁拳銃を持っているかもさっぱり情報はありませんでした。
門の上に潜み何分経ったかは興奮の為記憶にありませんが、そうは長くない時間に逃走用車両が門に横付けされました。
捜査一課長が犯人に電話連絡をし全ての準備は整いました。
日本式の引き戸の玄関ドアが開いたその時です。犯人は人質の白鳥さんを左手で抱き、右手で拳銃を白鳥さんの右こめかみに着き付けて出てきたのが目に飛び込みました。
二歩三歩犯人が出た時です。まだ私の距離には数メートルあります。全身の毛が逆立った感じになり飛掛かろうとした瞬間、犯人は白鳥さんに発砲しました。『バン!』という音と共に白鳥さんは崩れ落ち、続いて右側から飛掛かった特殊班の五十嵐係長(有名な深川の川俣軍司を捕まえた時に板前の格好をしていた大柄の刑事です 。)に2発発射、係長は顔と腰に銃弾を受け転がりました。右側の後続の突入隊と左側の突入隊と私達上からの突入で犯人に対して押し競饅頭の様な格好となりました。続いて一発銃声、犯人自殺と記事にはなりましたが、20年経つので明かします。暴発です。
犯人は右顎から左額に弾が抜けました。私達はすぐに白鳥さんを待機中の救急車に運びましたが既に足が硬直痙攣していました。そして白鳥さんは亡くなりました。
全ては大失敗に終わりました。
私は僅か10メートル足らずの所で弱り果てた被害者が射殺される瞬間を目の当たりにしました。物凄く悔しく悲しく憎く、たまらなかったです。今でも夢を見る事があります。
1529
:
元高井戸署員
:2006/06/22(木) 23:24:37
結局、犯人は死刑求刑であったが無期懲役が確定服役しました。後に刑務所内で自殺した事を新聞で知りました。
あれだけ、悪に勢いがつく者に対して本当に矯正の余地はあるのでしょうか?捕まった被告人は神妙な顔をしていますが、その顔しか一般人は見る事が出来ないのです。
私は今でも人殺しの本当の姿を忘れないです。
1530
:
Ken
:2006/06/23(金) 04:32:38
私は反学歴・反権威主義でして、興味深い意見や文章を書くのに学歴やその道の
専門家である必要はないと信じています(もちろん元署員さんは警察官という
プロではありますが)。元署員さんはご自身でサイトやブログを立ち上げられたら
いいと思いますね。
警察官が立ち会うのはまさに邪悪な暴力が暴発する瞬間ですね。そしてその邪悪な
顔を間近で目撃すれば絶対に許せないという感情を持つことは当然だと思います。
この一警察官から見たストーリーを読んでそのことがよく伝わりました。しかし、
暴力というのは突然暴発するわけではありません。必ずそこまでに至る経緯が
あります。犯行事実と同じでその動機は全く理不尽な場合が多いですが。boroさんは
成育歴まで遡って犯罪が起きる経緯や動機に光を当てようとしていますね。それは
ちょうど元署員さんとは逆向きの犯罪者からの視点です。それが扇情的な言葉を
使わずに冷徹に描かれます。しかし、読み終わるとなぜか犯罪に対する怒りが
ふつふつとわいてくるという不思議な魅力をたたえています。ここに集まって
来るのは結局そういうboroさんの文章に引き寄せられた人たちですね。
このように犯罪を見つめる視点はいろいろです。犯罪者が裁かれるときには犯罪者の
視点、被害者の視点、一般市民の視点、警察や社会の視点から犯罪を眺めてそれらを
総合して罰を決めるべきだと思います。例えば少年犯罪は加害者の視点が強調
されすぎで、被害者や一般市民の視点がなおざりにされているために批判を呼んで
いるのだと思います。
1531
:
Ken
:2006/06/23(金) 04:39:43
私の最大の疑問は『犯人絶対逮捕』→『人質の救出』というところですね。なぜ
『人質絶対救出』→『犯人はできれば逮捕、射殺もやむなし』とならなかった
のでしょうか。指示を出すのはそうやって犯罪者たちの凶悪な現場に立ち会ってきた
警察官ですよね。なぜ犯人に気を使うようなことをするのか理解できません。
それと、五十嵐係長はどうなったのですか。
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