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死刑制度についてひと言お願いします

1525Ken:2006/06/22(木) 05:27:59
終身刑とそれにかかる費用の問題について二点、反論します。
まず、原則論。刑罰はそれにかかる費用に基づいて決めるべきではない。例えば
もうすぐ刑務所の予算がなくなりそうだと言って、裁判官がとりあえず残りの
殺人犯に無期ではなく全て死刑を宣告したとすればどうでしょうか。あるいは
貧乏国が刑務所の維持費が出せないからうちの国では政治犯でも収賄罪でも死刑に
することにしています、とか言えば我々は面食らうでしょう。案外、北朝鮮とか
中国とかそういうことかもしれませんが。

二点目。とはいっても現実的に刑務所にはお金がかかりますし、納税者としては
もちろんそんなのはできるだけ節約して、仰るとおり他の有益なことに税金が
使われるに越したことはありません。死刑囚を終身刑に減刑すればとたんにお金が
もっとかかることになります。しかし、私にはもちろん妙案があります。これは
すでに何回か説明したのですが、終身刑の導入と厳罰化を組み合わせるのです。
例えば今の法律では何人レイプしても死刑にはならず、そのうち必ず出てきて
かなりの割合で同じことを繰り返すというのが我々の認識になっています。この間
7人とか8人とかの連続レイプ犯に相次いで判決が出たんですけど懲役10年とかで
立件できなかった余罪もあるはずなのに一人当たり一年半が相場かと、ずいぶん
憤ったことがあります。私はこういうのを終身刑にできるようにすればいいと
思います。30歳で刑務所に入って80歳まで50年生き、一年当たり100万円かかると
しましょう。終身刑受刑者の一生涯にかかる費用は5000万円です。一方で栃木の
女児事件のような重大犯罪では億の単位のお金が捜査に費やされていると思いますし
運良く犯人逮捕となっても裁判にまた費用がかかります。そして嫌な言葉ですが
逸失利益というのがあります。東名高速の事故ではそれを含めて2億5000万円の
賠償が民事で認められました。要するにこれらの重大事件が本来は刑務所に入って
いるべき極悪人による再犯であったとして、その極悪人をそのまま刑務所につなぎ
とめておくことによって再犯を防ぐことができれば、我々はそれだけの損害を
「節約」することができます。仮にこういう重大事件による損害が総額で5億円だと
しましょう。とすると再犯率が10%(10人に一人が再犯する)であれば収支は
とんとんということになります。あくまでも大雑把な計算ですよ。また私は一点目で
述べたとおりこういう問題を金勘定で論じるのはあまり好きではないです。ただ
「終身刑導入=税金アップ」というのは短絡的だと思います。


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