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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1とはずがたり:2014/05/04(日) 19:49:37
東欧・ギリシャ正教・中央アジア・旧ソ連諸国・シベリアなど

新疆とかは大中華スレとは棲み分け微妙な感じで場合によってはこちらにも。

前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A6%A5%AF%A5%E9%A5%A4%A5%CA

1649とはずがたり:2022/03/11(金) 10:43:54

 実際の理由は経済産業である。ソ連幹部が決定したクリミア移譲の正式な理由は「経済の統一性、地理的な近さと、密接な産業的な、文化的な繋がりを考慮して」ということだった。

 当時のクリミア半島は荒廃していた。1944年にはスターリンの命令によってクリミア先住民であるクリミアタタール人や他の長年クリミアに住んでいた民族は半島から追放された。彼らはクリミアの経済や産業を担っていたので追放後、クリミア経済が崩壊した。

 代わりに半島に来たロシア人の入植者は新しい環境に慣れずに、発展に貢献できなかった。新たに入ってきたロシア人は、「なぜこんなところに行かされたのか」と不満を漏らしていたとすら言われている。ソ連幹部は崩壊したクリミア半島の経済再生に悩まされた。そこで、クリミアの再生をウクライナに任せたらどうかという案が出てきて、最終的に採決された。

 クリミア半島は地理的にウクライナ本土と隣接しており、インフラの面でもウクライナのインフラ体系の一部である。また産業や経済や物流など、すべての分野においても同様にウクライナの一部である。だから、クリミアを直接モスクワが管理するより、ウクライナに任せた方が、効率がいい。

 実際にウクライナ移譲後、クリミア再生が実現された。また、資源の面では、クリミア半島は資源不足で自立できないので、水道水やガス、電気などもすべてがウクライナ本土から調達されている。だからクリミアの移譲は、ウクライナへの優遇ではなく、地理、経済、産業、資源という事情に基づいてなされた極めて自然で合理的な判断である。

クリミア半島は元々ロシアの領土だったのか

 次は、クリミアの歴史を見てみよう。ロシアによる侵略を正当化しようとする人達はよく「クリミア半島は元々ロシアの領土だった」と言っている。それでは、ごく簡単ではあるが、クリミア半島の歴史を振り返ってみよう。

 紀元前七世紀から、クリミア半島の南部には古代ギリシャからの入植者が都市国家を造っていた。

 紀元前五世紀〜紀元後4世紀の約800年間、クリミア半島の東部は、ギリシャ系のボスポロス王国の中心であった。その間、一時期、ローマ帝国の保護国となっていた。同時に北部はスキタイ族の国家に所属していた時期もあった。

 四世紀にはゴート族、五世紀にはフン族に支配されていた。六世紀から九世紀まで、クリミアはビザンツ帝国の一部であった。

 十世紀になると、ウクライナの先祖に当たる古代ルーシが台頭し、クリミア半島の一部を支配するようになった。それぞれの支配も完全なものではなく、現地の部族らと通り過ぎる遊牧民との混在状態であった。十三世紀のモンゴル襲来によって、クリミア半島の大部分はモンゴル系国家のジョチ・ウルスに支配されるが、南の沿岸部は一部はビサンツ帝国、一部はイタリアのジェノヴァ共和国の植民地になる。

 十五世紀ではクリミアタタール人のクリミアハン国が成立する。クリミアタタール人とは、アジアから渡来したモンゴル人やタタール人と、先住民の諸部族が混血してできた民族である。クリミアハン国はクリミア半島を1783年まで300年以上支配した。

 そして1783年にクリミア半島がロシア帝国に併合され、支配は1917年まで続いた。

1650とはずがたり:2022/03/11(金) 10:44:23
ロシア革命のどさくさはウクライナの正統性をそれ程示さないせいかアンドリーは省いているのでこの時期に関してはwikiから転載。纏まった動きはウクライナ,西ウクライナ,クリミアの三つの地域にあったようだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A#%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E6%88%A6%E4%BA%89
ウクライナ独立戦争
第一次世界大戦が勃発すると、ウクライナ西部を巻き込んで東部戦線が形成された。
<ウクライナ>
1917年に2月革命によりロシア帝政が崩壊し、ペトログラードでロシア臨時政府が成立した。それに伴い、同年3月14日にキエフでウクライナ政府としてフルシェーウシキー教授が指導するウクライナ中央議会が成立した。十月革命によってロシアの臨時政府が倒され、共産党のソビエト政権が誕生すると、11月7日に中央議会はキエフを首都とするウクライナ人民共和国の樹立を宣言したが、ウクライナ・ソビエト戦争が勃発したあと、1918年1月9日にウクライナ人民共和国の独立を宣言した。

同年2月8日にロシアの赤軍はキエフを占領したが、2月9日にブレストでウクライナとドイツ、オーストリアの同盟が完結し、中央議会は同盟国の軍事力を借りてウクライナを解放し、3月に首都を奪い返した。4月29日にウクライナの保守階級によるクーデターの結果、中央議会に代わってスコロパードシキー大将の政権が成立した。国号はウクライナ国に改められ、元首はヘーチマンとなった。当国は安定した発展を見せたが、ドイツの連合国への降伏により事態は一転し、1918年12月19日にスコロパードシキー政権が倒され、新たな執政内閣の政権が成立した。国号は再びウクライナ人民共和国となった。

しかし、ドイツ軍の撤退によりウクライナ・ソビエト戦争が再開した。1919年1月6日、ソビエトのロシアは傀儡政権として首都をハルキウとするウクライナ・ソビエト社会主義共和国を樹立した。同年2月5日にソビエト軍はキエフを占領し、ウクライナ人民共和国の政府を亡命させた。1919年から1920年にかけて、ウクライナの支配をめぐりウクライナ人民共和国軍、ソビエトの赤軍、ロシア帝政派の白軍、白軍を支援するフランス軍・イギリス軍・ポーランド軍、ネストル・マフノ率いる無政府主義者の黒軍、ウクライナのゲリラを中心とする緑軍などが争った。1920年冬に戦争がソビエトの赤軍の勝利で終結し、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国は西ウクライナを除きウクライナ全域を確保した。

<西ウクライナ>
一方、オーストリア?ハンガリー帝国の解体に伴い、1918年10月19日に西ウクライナのガリツィア・ブコビナ地方に住んでいたウクライナ人はリヴィウを首都とする西ウクライナ人民共和国の独立を宣言した。しかし、11月1日にポーランドが当共和国へ侵入し、ウクライナ・ポーランド戦争が始まった。ポーランド側はフランス、イギリス、ルーマニア、ハンガリーなどによって後援されたが、西ウクライナ側は国際的に孤立していた。1919年1月22日に西ウクライナはウクライナ人民共和国に援助を求め、キエフでウクライナ人民共和国と合同したが、ウクライナ人民共和国の政府はソビエトの赤軍と戦ったため、援軍を派遣することができなかった。こうした中で、右岸ウクライナの併合を目論むポーランドが7月18日に西ウクライナ全地域を占領し、西ウクライナ人民共和国は滅亡した。その後、1920年4月に西ウクライナをめぐってポーランド・ソビエト戦争が勃発したが、1921年3月18日のリガ条約によって西ウクライナのポーランド支配が確定した。

<クリミア>
またクリミアにおいては、1917年、クリミア・タタール人を中心とし、ノーマン・チェレビジハンを初代大統領とする多民族・世俗国家クリミア人民共和国の建国が宣言されたが、1918年にモスクワのソビエト政府により占領され、滅亡した。 (→これをきっかけにクリミアはソ連に於いて当初ロシア領だったといういことか)

1651とはずがたり:2022/03/11(金) 10:45:04
>>1648-1651
 そして1954年に、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国から、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国へ移譲された。

 ソ連崩壊後は、クリミア半島はそのまま独立したウクライナの領土になった。

 このように、クリミアは何回も支配者が変わっている。それでは、クリミアは「元々」どこの領土なのか? クリミア半島は「元々」ロシアの領土ではない。ギリシャ人に800年支配され、クリミアタタール人の国家が340年存在したが、どちらも、ロシアが支配していた約200年より遥かに長い。だから、ロシアがクリミア半島領有の主張を歴史に求めるのは、まったく正当性がない。歴史的に支配者が何度も変わった地域に関しては「元々ウチの領土だ」という主張自体がおかしい。「元々」の時期を自分に都合のいい時代に設定すれば、多くの国が「クリミアは元々うちの領土だ」と言えるからである。

民族自決権はその地域の先住民に及ぶもの

 最後にクリミアの人口構成と世論について考えよう。現在のクリミア半島の人口構成とはおおよそ、ロシア人6割、ウクライナ人3割弱、クリミアタタール人は1割である。これを根拠にロシアやロシアの侵略を正当化する人達は、クリミア住民は民族自決権に基づいてロシア帰属を選んだと主張する。

 この論理は本当に詭弁の極みである。そもそも、現在の国際関係においては、国境不可侵の原則は民族自決の原則に勝るという慣習がある。…

計画的な移住による人口構成の変化

 さらに、そもそも現在のクリミア半島の人口構成は自然なものではなく、人工的に作られたのである。1783年までにクリミア半島にロシア人は殆どいなかった。戦争でクリミアを取ったロシア帝国は計画的に半島にロシア人を移住させていた。帝国政府はクリミア本当のロシア化を狙い、クリミアタタール人を差別していた。そのため、ロシアの統治に耐えられず、多くのクリミアタタール人はクリミアから移民した。ロシア帝国の130年の間、50万人以上のクリミアタタール人は半島を出た。総人口の100万人もない民族にとっては、大きすぎる数字である。当然、帝国政府はクリミアタタール人の流出を喜び、その代わりにロシア人を住まわせた。

 しかし、とどめを刺したのはスターリンであった。彼は1944年にクリミアタタール人の追放を命じて、ソ連の治安部隊はクリミアに住んでいた全てのクリミアタタール人(当時、約25万人)を強制的に貨物列車に入れて中央アジアに移動させた。移動中や到着直後の過酷な環境で、約5万人つまり5人に一人が死亡した。ちなみに、これもソ連の公式な統計で、クリミアタタール人の活動家の主張によれば、民族の46%つまり10万人以上が死んでいるということだ。

 その結果、クリミアタタール人はクリミアからいなくなり、その代わりにまた新たにロシア人が入ってきた。クリミアタタール人に故郷へ戻ることが許されたのは1989年である。それまでに彼らはソ連当局から、「ファシストの協力者」とレッテル張りされ、50年間も中央アジアで過酷な環境で生きざるを得なかった。だからクリミアタタール人とはロシアに非常に虐げられていた民族である。

 以上の経緯から、現在のクリミア半島の人口構成は自然なものではなく、計画的な移住、民族浄化、弾圧、虐殺の結果である。この経緯から見ると、クリミア半島に住んでいるロシア人には個々人の罪はないが、少なくとも彼らにはクリミア半島の運命を決める権利はどの観点から見てもない。

先住民のクリミアタタール人の意向は?

 それでは、そのクリミアタタール人だが、彼らはクリミア帰属をどう考えているのか。それも明確である。クリミアタタール人のほとんどがクリミア半島はウクライナの不可分の一部であり、クリミアのウクライナ帰属以外の解釈はあり得ないと考えているのだ。

 ちなみに、クリミアタタール人の投票行動からも彼らの姿勢は明らかである。ウクライナでも保守右派、中道派、左派、親露派の政党はあるが、クリミアタタール人は国政選挙のたびに決まってウクライナの右派に投票している。だからクリミアタタール人は立派なウクライナの愛国者である。…

1652とはずがたり:2022/03/11(金) 12:31:04
1年前の記事。ロシア経済圏を出てEU経済圏へ入ろうとするウクライナに怒りを溜め込んでたプーチンってのがよく判るがやり方が拙速過ぎる。

迷宮ロシアをさまよう
2021.03.23
ウクライナとEUの関係はどこまで深まったか
https://globe.asahi.com/article/14291695

DCFTA発効から5年

かつてロシアは、自らが主導するユーラシア統合への参加を、V.ヤヌコービッチ政権のウクライナに、執拗に迫っていました。しかし、2014年に発生した政変の結果、ヤヌコービッチ政権は崩壊、ウクライナは欧州連合(EU)との提携を選択し、現在に至ります。ロシアを盟主とするユーラシア経済連合は、2015年に成立はしたものの、そこには「本命」ウクライナの姿はなく、ロシアの思惑は大いに外れたわけです。

さて、ウクライナとEUの関係は、このほど一つの節目を迎えました。両者によって結ばれた「連合協定」の柱である「深化した包括的な自由貿易圏(DCFTA)」が発効してから、5年が経過したのです。小括しておくのには良い機会ですので、今回のコラムでは連合協定およびDCFTAについておさらいするとともに、グラフをお目にかけながら、ウクライナとEUの経済関係がどれだけ深まったかを概観してみたいと思います。

曲折を経て発効したDCFTA

EUは、旧ソ連構成諸国のうち、地理的に欧州に近い一連の国を対象に、「東方パートナーシップ」という協力枠組みを打ち出し、同諸国との「連合協定」の締結を進めてきました。現在までに実際にそれに応じたのが、ウクライナ、モルドバ、ジョージアでした(→とは註:これらの国々は今回のロシアのウクライナ侵攻を機にEU加盟を申請)。協定の柱となっているのが、「深化した包括的な自由貿易圏(DCFTA)」です。単なる自由貿易圏(FTA)に留まらず、双方間の貿易経済活動にEUのルールを浸透させ、ヒト・モノ・カネの動きをより活発化しようという点に眼目があります。

2014年2月にヤヌコービッチ政権が崩壊すると、それを受けて成立したウクライナ暫定政権は、3月21日に政治条項に限定した形で、EUと連合協定に調印。他方、EUは協定の経済条項に含まれるDCFTAを先取りする形で、4月16日付の欧州議会・理事会規則(4月23日発効)により、ウクライナ産品に対する関税を片務的に減免する措置を打ち出しました。その後、5月25日投票の選挙でP.ポロシェンコが当選し、6月7日に第5代ウクライナ大統領に就任。これを受け、6月27日のブリュッセルにおけるEUサミットの席で、連合協定(残されていた経済条項)への最終的な調印が行われました。

連合協定の大きな柱が、第4編で打ち出されているDCFTAです。これにより、EU側は全品目の96.0%に対する関税を撤廃することになり、その大多数は即時の撤廃でした。ただし、「関税割当」と称して、一定の量までは無関税で輸入できでも、それを超えると関税が課せられる仕組みが適用される品目もあり、農産物・食品がその対象になりました。それに対し、ウクライナ側も全品目の97.1%に対する関税を撤廃するものの、EU側よりも全般的に長めの移行期間が設けられ、経済力の劣るウクライナに配慮した形となりました。

しかし、そこでロシアが再び横槍を入れます。ロシアは、ウクライナ・EU間のDCFTAが成立すれば、安価で競争力の強いEU産品がウクライナに溢れ、それがウクライナ産品と偽装されCIS自由貿易条約の枠組みにより無税でロシアに流入し深刻な被害が発生する恐れがあるので、DCFTA発効のあかつきにはロシアはCIS自由貿易条約の例外措置としてウクライナ産品に関税を導入すると警告したのです。

もっとも、競争力のあるEU産品がウクライナ経由でロシア市場に流入するという脅威が実際にあるのかという点に関しては、多くのロシアの専門家も懐疑的でした。ロシア科学アカデミー・ヨーロッパ研究所のA.バジャンはずばり、ロシアはEU産の安く高品質な商品がウクライナ経由で流入することを本気で恐れているのではなく、ウクライナとEUの関係構築がNATOとの関係拡大にまで発展することこそが核心的な懸念なのだと指摘しました。

ロシアの真意はさておき、泣く子とロシアには勝てぬというわけで、2014年9月に開催されたウクライナ・EU・ロシアの閣僚級会合で、ウクライナ・EUの連合協定のうち、DCFTAにかかわる条項の適用を、2016年1月まで延期することが決まりました。ただし、その間、EUは2014年4月から片務的に適用してきたウクライナ向けの優遇関税を2015年末まで延長し、ウクライナが引き続きその恩恵に被れるように配慮しました。

1653とはずがたり:2022/03/11(金) 12:31:54

なお、ウクライナ・EUのこうした対応にもかかわらず、ロシアは結局、2016年からウクライナ産品に関税を課し(ウクライナ側も応戦)、またウクライナを欧米に適用している食品禁輸措置の対象にも加えました。その後、ウクライナとロシアは全面的な貿易戦争状態にあります(とは註:2016年には既にウクライナはロシア経済圏から離脱してたって事か。2014年のヤヌコービッチ政権が崩壊後のEU接近の中でロシアの決意は固まっていったということか。)。

ともあれ、このような紆余曲折を経て、2016年1月1日から、ウクライナ・EUのDCFTAは全面的に施行されました。それまではEU側が片務的に関税の減免を実施していましたが、2016年からはウクライナの側もEUに市場を開くこととなりました。

貿易は順調に伸びているか?

それでは、DCFTAの下で、ウクライナとEUの貿易は順調に拡大しているでしょうか? 図1に見るように、もともとウクライナの輸出に占めるEU向けの比率は、4分の1程度でした。それが次第に拡大し、2017〜2019年には40%の大台に乗るまでになりました。輸入についても然りで、EUのシェアは政変前は30%台、政変後は40%台と、拡大する方向にあります。連合協定を擁護する論者たちは、このようなシェア拡大をもって、DCFTAの成果を強調する傾向があります。

ただ、輸出入の実額を示した図3、4を見ると、やや印象が異なってくるのではないでしょうか。EUとの貿易は、政変後の危機的状況を背景に、2015〜2016年に大きく落ち込みます。その後、2019年にかけて、回復・増加に転じたことは事実です。しかし、ウクライナとEUの貿易自体が期待どおりに伸びているかと言えば、今のところ慎重な評価にならざるをえません(コロナに揺れた2020年の縮小はやむをえませんが)。図1、2でEUとの貿易比率が拡大しているのは、むしろ対ロシア貿易の激減が招いたものという側面の方が大きそうです。

図3に見るとおり、ウクライナからEUへの輸出で、伸びが目立つのは農産物・食品です。ウクライナは世界的な穀物およびヒマワリ油の輸出大国であり、EUはその主要な販路の一つです。ただ、穀物にしてもヒマワリ油にしてもグローバルな商品であり、どうしてもEUに輸出しなければいけないという性格のものではありません。EU向けの輸出条件が有利になったので、これまで他の市場に輸出していた穀物・植物油を、EU向けに切り替えたというだけのことであったら、ウクライナにとっての経済的恩恵は限定的です。

安い労賃を活かせるか

今日では、ウクライナは隣国モルドバと並んで、欧州で最も賃金水準の低い国となっています。本来であれば、EUとの連合協定が成立したことで、安い労賃を目当てに外資がウクライナに投資をしてくれて、ウクライナがEU市場向けの輸出加工基地になると期待したいところです。

しかし、現実にはそのような投資が大きく進展しているとは言えません。自動車用の電装品(ワイヤハーネス)の分野で、成功例がある程度でしょうか。もちろん、投資が思うように進まないのには、ウクライナの国情が不安定だったということもあるでしょう。それに加え、今日の欧州では、生産拠点が国境を越えて移転するというよりも、労働者が国境を越えて移動する度合いの方が大きくなっていることがあります。

実際のところ、ウクライナとEUとの間で、最も関係が深まっているのが、労働移民の分野と言えるでしょう。外国で働く出稼ぎ労働者が本国に送る送金を「レミッタンス」と呼びますが、ウクライナのレミッタンス受入額を四半期ごとに跡付けたのが、図5になります。以前は、ウクライナ国民にとって、ロシアが最大の出稼ぎ先でした(図5のCISがほぼロシアに等しい)。それが、2014年を境に、EU圏に働きに出るウクライナ国民が目に見えて増えていきました。ウクライナとEUが2017年5月にビザ免除協定を締結し、同年6月11日からウクライナ国民がEUのシェンゲン協定諸国にビザ無しで渡航できるようになったことも、その流れを強めました。

今や、ウクライナ国民は、欧州労働市場を底辺で支える存在になっていると言っても、過言ではありません。

EU統合路線は変わらず

2019年2月、ウクライナの議会に当たる最高会議は、ポロシェンコ大統領(当時)が提出したEUと北大西洋条約機構(NATO)へのウクライナの加盟路線をウクライナ憲法に明記する憲法改正法案を可決しました。その結果、憲法序文には、ウクライナ民族の欧州アイデンティティとウクライナの欧州・欧州大西洋路線の不可逆性に関する文言が加筆されましたた。また、第102条には、「ウクライナ大統領は、ウクライナのEUとNATOへの完全な加盟に向けた国家の戦略的方針の実現を保証する者である」との文言も追加されたのです(とは註:まあロシア的には許せんわなぁ。。)。

1654とはずがたり:2022/03/11(金) 12:33:16

しかし、親欧米路線の懸命のアピールも実らず、ポロシェンコ(→wikiより:人気菓子メーカー「ロシェン」のオーナーであることから「チョコレート王」ともあだ名されるウクライナ有数の富豪。 2014年にヤヌコーヴィチ政権を崩壊させたウクライナ反政府デモでは、デモを財政面で支援したとも報じられる。ダイアモンドの記事https://diamond.jp/articles/-/200477によると,就任時に期待されていた経済再建や汚職の撲滅を成功させたとは言えず、多くのウクライナ人有権者が不満を抱えていたとのことで再選はならず。)は2019年3、4月の大統領選挙に敗れます。ただ、この選挙では対外路線の選択はほとんど争点にならず、ポロシェンコに取って代わったV.ゼレンスキー大統領も、方針を大きく変えることはありませんでした。ポロシェンコ前政権のようなドグマ的な色彩こそ薄れたものの、EUおよびNATOへの統合を軸とした国造りを進め、そのスタンスに立ってロシアと対峙していくという点で、ゼレンスキーは前任者の路線を基本的に引き継いでいます。

それでは、一般国民は、どのような意識でしょうか? 現地シンクタンクが2020年10月に行った世論調査で、EUとロシア主導のユーラシア経済連合のどちらを選ぶかを問うているので、その結果を図6にまとめました。また、同じシンクタンクが、EU加入に関する国民投票が実施されたら、どのように投票するつもりかという意識調査を継続的に実施しているので、数字の推移を図7に示しました。

これらを見ると、EU加入路線はウクライナ国民の半分程度によって支持されていると言えそうです。おそらく、実際に国民投票をやったら、EU賛成派が7割くらいを占め、その路線が承認されるでしょう。問題は、図6に見るように、地域による価値観の違いが大きく、EU路線で突っ走ると、国民統合に亀裂が入る恐れがあること。そして、図7に見るように、過去数年のウクライナ・EU協力の積み重ねにもかかわらず、ウクライナでEU加入論がここに来てさらに勢いを増しているようには見えないことです。

ウクライナ側は協定見直しに期待

ウクライナの親EU路線は揺らいでいませんが、ウクライナ側は連合協定およびDCFTAの成果には明らかに満足していません。実は、連合協定には、発効から5年以内に両者が協定の成果について包括的なレビューを行う、発効から5年後にいずれかの締約国の要請により一層の貿易自由化につき協議し「連合委員会」が追加的な措置を取り決めることができる、といった規定があります。そこでウクライナ側は、DCFTA発効から5年というこのタイミングで、早速協定見直しの交渉に着手したい考えです。

2020年10月6日にゼレンスキー大統領がブリュッセルに出向き、ウクライナ・EUサミットが開催されました。会談を終えたゼレンスキー大統領は、協定を実情に合わせて見直していくことが重要であり、それに向け協定のこれまでの成果を共同で評価する作業に2021年1月から取り掛かることになったと明らかにしました。大統領によると、ウクライナ側が特に期待しているのは、デジタル分野の統合、エネルギー市場の統合、工業製品に対する「ビザ無し」待遇、航空分野の協力等ということでした。

ただ、ウクライナ側が協定の見直しを求めたとしても、交渉はウクライナにとって難しいものとなるでしょう。たとえば、ウクライナ側がEUに市場開放拡大を求めている品目に、鶏肉があります。しかし、鶏肉の分野では、ミロニウカ穀物製品というウクライナ企業が、ルールの抜け穴を突くような形でEU市場に大量の輸出を行ってきた(とは註:何やったんだ??さらっとググったけど出てこなかった。)ため、EU業界側の警戒感が強まっています。

EUの畜産業界は、ウクライナがDCFTAにより「アニマルウェルフェア」(家畜も思いやりをもって優しく取り扱うべきという理念)のEUルールを導入する義務を負ったにもかかわらず、その実施を先送りしているとして、ウクライナ側を批判しています。そのようなウクライナに対し、鶏肉をはじめとする畜産品の無税割当の枠を拡大することは、まかりならないというのが、EU業界の立場です。ことほどさように、EUでは加盟各国および各産業部門の利害が渦巻いており、ウクライナが「連合協定、DCFTAの見直しを」などと呼びかけても、そう簡単ではないのです。

1655とはずがたり:2022/03/11(金) 12:33:48
>>1652-1655

想起されるのは、ウクライナ・EU連合協定批准の顛末です。2016年4月にオランダで同協定の批准を問う国民投票が実施され、反対が61.0%と多数になってしまいました。EU側はやむなく、対ウクライナ関係をトーンダウンさせることで、事態の収拾を図りました。すなわち、2016年12月に開催されたEU首脳会議で、「連合協定はウクライナにEU加盟候補国としての資格を与えるものではない」旨を改めて申し合わせ、これによりどうにかオランダに納得してもらい、批准を得ることができたのです。こうした苦労を経て、連合協定はようやく2017年9月1日に発効したのでした(DCFTAは、協定そのものの発効を待たずに、2016年1月1日から暫定的に適用された形でした)。

EU側には、もともとウクライナを加盟候補国とするつもりはありませんでしたが、欧州理事会決定の付属文書に、「連合協定はウクライナにEU加盟候補国としての資格を与えるものではない」と明記されたことは、重い事実となりました。つまり、上で述べたような、ウクライナ憲法にEU加盟路線が明記されたとか、ゼレンスキー大統領がEU加盟路線を引き継いでいるとか、国民の半数はEU加盟に賛成とかいった話は、今のところすべて、ウクライナ側の片思いなのですね。

服部倫卓 一般社団法人ロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所 所長

1964年静岡県生まれ。一般社団法人ロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所で所長を務めており、主に機関誌の『ロシアNIS調査月報』の編集を担当。『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など著作多数。趣味は音楽鑑賞(主に1950〜1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。ブログ は毎日更新。

1656とはずがたり:2022/03/11(金) 12:36:43
オランダは一貫して(>>1654-1655 2016年4月にオランダで同協定(ウクライナ・EU連合協定)協定の批准を問う国民投票が実施され、反対が61.0%と多数になってしまいました。)ウクライナのEU加盟にネガティブなんだなあ。。一時右翼が力を伸ばしたトラウマで慎重になってるのかな?
フランスはロシアとのパイプの他,農業国としての利害の衝突がありそう。

>オランダのルッテ首相は「EU加盟は長期的プロセス」と述べ、特例で早期加盟を認めることに否定的な立場を表明。
>マクロン仏大統領も「交戦中の国と加盟交渉できるとは思えない」と述べた。

>EUの畜産業界は、ウクライナがDCFTAにより「アニマルウェルフェア」(家畜も思いやりをもって優しく取り扱うべきという理念)のEUルールを導入する義務を負ったにもかかわらず、その実施を先送りしているとして、ウクライナ側を批判しています。そのようなウクライナに対し、鶏肉をはじめとする畜産品の無税割当の枠を拡大することは、まかりならないというのが、EU業界の立場です>>1654-1655 
オランダって畜産強かったっけ?

EU首脳会議 ウクライナ加盟、見送りへ
https://news.infoseek.co.jp/article/sankein__world_europe_GIROOW6QLJNYTF3I7LHIHZLTT4/
産経ニュース / 2022年3月11日 7時18分

【パリ=三井美奈】欧州連合(EU)は10日、パリ郊外ベルサイユで非公式首脳会議を開き、ウクライナの加盟申請への対応を協議した。東欧諸国は早期加盟交渉入りを求めたが、オランダやフランスが難色を示し、見送りが濃厚になった。

バルト3国のひとつ、リトアニアのナウセダ大統領は会議を前に、「ウクライナの将来の加盟をはっきりと打ち出すべき」と訴えた。これに対し、オランダのルッテ首相は「EU加盟は長期的プロセス」と述べ、特例で早期加盟を認めることに否定的な立場を表明。マクロン仏大統領も「交戦中の国と加盟交渉できるとは思えない」と述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月28日、EUの加盟申請書にサインし、ビデオメッセージで特例による早期加盟を認めるよう訴えた。旧ソ連のモルドバ、ジョージアもウクライナに続いてEU加盟を申請していた。

1657とはずがたり:2022/03/11(金) 23:08:18
2022年3月10日6:19 午後17時間前更新
ウクライナへの軍事作戦必要、ロシアは勝利者に=プーチン氏側近
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-chemezov-idJPKBN2L70VY

1658とはずがたり:2022/03/11(金) 23:09:59
英米が大統領脱出準備 亡命政権樹立を支援―ウクライナ
2022年03月08日12時00分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030701033&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb

 【ロンドン時事】英米の情報機関と軍特殊部隊の混成チームがウクライナに派遣され、ゼレンスキー大統領の首都キエフからの退避に向けた準備を完了させた。英情報筋が明らかにした。大統領以下、政権幹部と最高会議(議会)指導者らが北大西洋条約機構(NATO)域内の国などに脱出し、亡命政権を樹立することを想定。受け入れ国にはポーランドや英国のほか、NATO加盟国ではないスウェーデンも検討されているもようだ。

 混成チームは昨年ウクライナ入りし、12月には基本計画の策定を終えたという。侵攻に対し、ウクライナ側が当初の予想を超える抵抗を続けていることに加え、ゼレンスキー氏自身、当面ウクライナにとどまる意志が固いこともあり、計画は保留されている。状況次第では、ロシア軍の支配が及ばないウクライナ西部に退避する選択肢も残されているとみられる。
 情報筋は「計画はいつでも発動できる状態にある」と述べた。現在、大統領の身辺警護には英陸軍特殊空挺(くうてい)部隊(SAS)が協力しているもようだ。
 英米混成チームは少なくとも三つのグループに分かれ、大統領の脱出・亡命工作のほか、心理戦と国外からの武器搬入を担当するチームが活動している。ウクライナ軍への助言や指導も行われている。
 ウクライナ当局は最近、ロシア兵捕虜が「彼ら(上層部)はわれわれを死へと送り込んだ。みんな殺され、遺体は収容もされない」などと証言する動画を多数公開。ロシア世論の揺さぶりや兵士の士気低下を狙った情報戦を強化している。そうした情報戦が、派遣された心理戦チームの助言を受けて行われている可能性もある。

1659チバQ:2022/03/12(土) 22:28:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1220b93eccb2583c666985853de3f5e69c2b821
ロシア人客、リゾートで立ち往生 帰国も支払いもできず タイ
3/12(土) 13:35配信
時事通信
タイ南部プーケットのリゾートホテルでくつろぐ観光客=2021年7月

 【バンコク時事】タイ南部のリゾート地プーケットで、ロシアからの観光客が帰国できず、立ち往生している。


 ウクライナ情勢の影響でロシアに戻る直行便の運航が停止されたためで、プーケット観光協会によると、3000〜3500人が足止めされている。

 タイ政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い停止していた観光客の隔離なし受け入れを2月に再開後、ロシアは国別で最多の渡航者を送り出していた。

 ところが、ウクライナ侵攻に対する制裁で航空便が制限され、ロシア航空各社は今月上旬からタイ便を欠航している。米クレジットカード大手がロシア業務を停止したため、ロシア人客は現地での宿泊費などの支払いもできない状態だ。

 プーケット観光協会のプムキット会長は取材に「ロシア当局と帰国用のチャーター機の運航を調整している」と説明。ロシア人客の支払いに関しては、タイの銀行と代替措置を検討していることを明らかにした。

1660チバQ:2022/03/12(土) 22:34:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/afe1f33c5995008bab34b3129160942a123d7a89
ロシア軍、首都攻撃の態勢構築 西部に戦線拡大 ウクライナ空軍の活動妨害図る
3/12(土) 18:06配信
時事通信
11日、ウクライナ西部リビウの鉄道駅で、戦禍を逃れようと子供を抱え列車を待つ女性(EPA時事)

 【クラクフ(ポーランド)時事】ウクライナに侵攻したロシア軍は12日、各都市への攻撃を続け、現地からの報道によると、首都キエフ近郊や南東部マリウポリ、中部ドニプロなどに砲撃が加えられた。


 米国防総省高官は、ロシア軍が攻撃対象を西部にも拡大したとの認識を表明。ロシア部隊はキエフ周辺でも攻撃強化に向けた態勢を整え、制圧の機会をうかがう。

 2月24日の侵攻開始以降、西部は比較的戦禍を免れてきたが、ロシア軍は長射程の兵器で攻撃を行い、11日には西部の飛行場2カ所を破壊した。ウクライナ空軍の活動を妨害する狙いとみられる。

 キエフ周辺では、ロシア部隊が北西と北東から包囲を進め、中心部まで約15キロの地点に迫っている。ただ、ウクライナ軍の抵抗も激しく、米シンクタンク「戦争研究所」によれば、ロシア部隊は11日、補給と再装備のため進軍を一時停止したという。8〜10日の攻勢失敗を受け、態勢の立て直しを図っているもようだ。

 戦争研究所は、北東部ハリコフ周辺でも戦闘がこう着状態にあると指摘。さらに、都市への包囲攻撃を続ける南部で「ロシア軍の士気の低下と補給の問題が大きくなっている」と分析した。

 ロシア国防省は12日、キエフ州ワシリキウの軍用飛行場を同日攻撃し、破壊したと発表。ウクライナ外務省は同日、マリウポリで80人以上が避難していたモスク(イスラム礼拝所)をロシア軍が砲撃したと非難した。マリウポリの民間人の死者は1600人近くに上っている。

 また、ウクライナ政府は、南部メリトポリで11日に市長がロシア軍に拉致されたと明らかにした。グランディ国連難民高等弁務官によると、紛争が激化する中、住む場所を追われた国内避難民は推定200万人、国外に逃れた難民は250万人に達している。

 状況打破を期すロシアは、シリアなど中東からの戦闘員1万6000人以上を戦線に投入する方針だ。ロシアのプーチン大統領は11日の安全保障会議で戦闘員の受け入れを承認。ウクライナのゼレンスキー大統領は「シリアの人殺したち」を雇ったとしてロシアを強く非難した。

 ロシアは同盟国ベラルーシにも参戦を迫っているとの見方が出ているが、ルカシェンコ政権は犠牲を嫌い、参戦に後ろ向きとされる。

1661チバQ:2022/03/13(日) 23:36:22
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220312k0000m030247000c.html
「露情報機関幹部を軟禁」報道 プーチン政権、内部粛清開始か
2022/03/12 23:03毎日新聞

「露情報機関幹部を軟禁」報道 プーチン政権、内部粛清開始か

ロシアのプーチン大統領

(毎日新聞)

 ロシアの独立系メディアは11日、情報・治安機関の露連邦保安庁(FSB)の対外諜報(ちょうほう)部門のトップらが自宅軟禁に置かれた可能性があると報じた。侵攻を続けるウクライナでの諜報活動を担当していたといい、首都キエフ攻略などが思うように進まない中、プーチン政権が内部粛清を始めたとの見方も出ている。

 FSB幹部の自宅軟禁については、ロシアの情報機関の取材を長年続けるロシア人記者が11日にSNS(ネット交流サービス)で報じ、隣国ラトビアに拠点を置く独立系ニュースサイト「メドゥーザ」などが詳しい内容を伝えている。

 報道によると、自宅軟禁処分となったとみられるのはFSBの「第5局」と呼ばれる部署の局長ら。旧ソ連諸国を中心とした対外諜報活動を担当しており、容疑は資金の着服のほか、ウクライナの政治状況に関する誤った情報を報告したことが挙げられているという。

 同局は侵攻直前にウクライナの政治状況をプーチン大統領に伝える役割を担っていたとみられる。この情報を報じた記者はメドゥーザに対し、「第5局は指導者を怒らせるのを恐れ、プーチン大統領が聞きたいことだけを報告していた」と指摘している。

 プーチン政権はキエフを短期間で陥落させ、ゼレンスキー政権を崩壊させる「電撃戦」を狙っていたとみられるが、2月24日の侵攻から2週間以上が経過した3月12日時点でも主要都市の多くを制圧できていない。プーチン氏は侵攻2日目の2月25日にウクライナ軍に対してクーデターも呼びかけた。ロシア軍が侵攻すれば、自身が「ネオナチ」と呼ぶウクライナの現政権への国民の支持がすぐに崩れると考えていた可能性がある。

 ウクライナ政府は9日、ロシア軍の将官8人前後がすでに解任されたとの見方も示している。戦況次第では、今後もさらに「粛清」が続く恐れがある。【杉尾直哉】

1662チバQ:2022/03/13(日) 23:37:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASQ3F2JCCQ3FUHBI002.html
ウクライナ側が各地で抵抗 自軍の死者数、両国の発表に大きな差
2022/03/13 08:09朝日新聞

ウクライナ側が各地で抵抗 自軍の死者数、両国の発表に大きな差

ウクライナ南部のマリウポリで11日、ロシア軍の軍用車両からの攻撃で炎上するアパート=AP

(朝日新聞)

 ウクライナに侵攻したロシア軍は12日、各地で攻撃を続けたが、ウクライナ側が予想以上の抵抗を見せている。ウクライナのゼレンスキー大統領は軍人の犠牲者数を公表し、ロシア軍の10分の1だと主張した。一方で、ロシア軍が包囲した南部の港湾都市マリウポリでは人道危機への懸念も強まっている。

 ゼレンスキー氏はこの日、首都キエフで開かれたメディアへのブリーフィングで、これまでの軍の犠牲者が約1300人だと明らかにした。ウクライナ政府が自軍の死者数に言及するのは、2月24日にロシア軍が侵攻して以来初めて。インタファクス・ウクライナ通信によると、ゼレンスキー氏はロシア軍側の犠牲者数を1万2千人前後と見積もり、「約10対1の比率だ。ただ、それを喜ぶ気持ちにはなれない」と述べた。また、ゼレンスキー氏は、ロシア軍の兵士500〜600人を捕虜にしたと話した。

■ゼレンスキー大統領、自軍の死者数に初言及

 一方、ロシア国防省報道官は今月2日、自軍の498人が死亡し、ウクライナ軍側の死者は2870人以上に及ぶと主張。それに対し、ゼレンスキー氏は同日、ロシア側の死者が約6千人にのぼると述べていた。米国防総省の情報機関である米国防情報局(DIA)のベリア局長は、8日の米下院情報特別委員会の公聴会で、ロシア軍兵士の死者数について「信頼度は低い」としながらも「2千〜4千人」と見積もっていた。

 ウクライナ側によると、12日もキエフへの砲撃は続いた模様だ。ロシア軍の陸上部隊も迫っているとみられるが、インタファクス・ウクライナ通信によると、キエフのクリチコ市長は自身のSNSで、街の防衛強化と、食料や医薬品の備蓄を進めていると語ったという。

 一方、ロシアのプーチン大統領は12日、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相との3者での電話協議に臨んだ。フランス大統領府によると、マクロン、ショルツ両氏は、人道危機が伝えられているウクライナ南部の港湾都市マリウポリについて、ロシア軍の包囲をただちに解くようプーチン氏に要求した。電気や水の供給が途絶えているとして、こうした人権侵害をただちにやめるよう求めたが、協議は「難しいものだった」(フランス大統領府高官)という。

1663チバQ:2022/03/13(日) 23:56:32
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031300433&g=int
トルクメンで大統領選実施 独裁者の息子、勝利確実視
2022年03月13日20時35分

【図解】トルクメニスタン
【図解】トルクメニスタン

トルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領の息子セルダル副首相=2021年8月、アシガバート(AFP時事)
トルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領=2017年10月、ロシア南部ソチ(AFP時事)

 【アシガバートAFP時事】中央アジア・トルクメニスタンで12日、大統領選の投票が行われた。9人が出馬しているが、ベルドイムハメドフ大統領の息子セルダル副首相(40)の勝利が確実視されており、中央アジアの旧ソ連構成国では初の権力世襲となる。


 2006年から独裁を続けてきたベルドイムハメドフ大統領は2月、「若い指導者」への禅譲を表明し、急きょ大統領選実施が決まった。

1664チバQ:2022/03/13(日) 23:58:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031101145&g=pol
占領下の市民、続く非暴力抗議 「怖いが黙っていられない」―食糧難から略奪も・ウクライナ南部メリトポリ
2022年03月12日07時13分

ロシア軍の占領に反対する抗議デモに参加する人々=8日、ウクライナ・メリトポリ(アレシャさん提供)
ロシア軍の占領に反対する抗議デモに参加する人々=8日、ウクライナ・メリトポリ(アレシャさん提供)

ロシア軍の占領に反対する抗議デモに参加する人々=8日、ウクライナ・メリトポリ(アレシャさん提供)
ロシア軍に占領されたウクライナ・メリトポリで抗議デモをする市民=8日(アレシャさん提供)

 ロシアのウクライナ侵攻から16日目となった11日、ロシア軍の占領下でも平和と自由を求めて抵抗を続ける都市がある。クリミア半島に近い南部メリトポリもその一つ。中央広場では連日、一部市民が集まりウクライナ国旗を掲げる。「怖い。でも黙ってはいられない」。食糧難から略奪も発生する極限状態の中、非暴力の抵抗が続く。
 「とても多くの軍用資機材が街外れに置かれていて、毎日のように他の街へ砲撃が行われている。この街から出るのは危険なの」。現地時間の10日午後、メッセンジャーアプリを通じて取材に応じたアレシャさん(38)はこう証言した。
 侵攻2日後の2月26日、ロシア側が制圧したと発表し、3月1日に市長が占領を認めた。テレビ塔も制圧され、程なくウクライナの放送が沈黙した。各家庭のインターネット回線はつながらなくなり、無線通信のWi―Fi(ワイファイ)接続も途切れがちだ。
 ラジオでロシアの宣伝が一方的に流れる中、一部の市民が広場に繰り出し、抗議の声を上げる。「デモは1日ごろから始まり、毎日正午に開かれている。最初の数日は300人ほどだったけれど、今は1000人以上が参加している」とアレシャさん。「拘束された人はいないけど、皆怖い。でも何かを変えたいと思うなら黙ってはいけない」と、自身も足を運ぶ。
 銀行の前には早朝から現金を引き出そうと長蛇の列ができるが、医薬品も事欠く状況で、大型スーパーには食料品が運ばれてこない。アレシャさんは「地元の企業家や農家に助けてもらっている」と明かすが、インターネット交流サイト(SNS)には市民の略奪に遭う商店の動画も出回る。「街全体が停電した時、略奪の被害を受け、すごく危険だった。人が人でなくなってしまった」と書き込んだ。
 昨秋までドイツで介護職として出稼ぎしていたアレシャさんは、今は健康状態の良くない高齢の母と2人暮らしだ。「経済はただでさえもろかったのに、私たちは混乱の中に取り残される。人は犠牲にしていい『動物』ではない」と訴えた。

1665チバQ:2022/03/14(月) 09:05:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/511adae5f6ec3404b34a559bf2be1a2791f9f03f
ロシア情報機関に異変か 「誤算」で幹部軟禁、内部告発も ウクライナ侵攻
3/14(月) 7:08配信

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時事通信
ロシア連邦保安局(FSB)本部=2020年12月、モスクワ(AFP時事)

 ウクライナ侵攻後、ロシアのプーチン大統領が在籍した旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後継機関、連邦保安局(FSB)内部で異変が生じているもようだ。

【地図で見る】ウクライナ情勢

 プーチン氏にウクライナ情勢を報告する立場にあったFSB幹部が自宅軟禁されたとの見方が浮上。事実なら、戦況が思うように進まない「誤算」の責任を取らされた可能性が高い。

 「侵攻から2週間。プーチン氏は第5局に対する弾圧を始めた」。ロシア独立系メディアは12日、FSBに情報筋を持つ著名記者2人の話を基に伝えた。

 「第5局」は主に国内を担当するFSBの対外情報部門の通称。ソ連崩壊に伴うKGB解体で、対外情報局(SVR)などと分かれたが、第5局は旧ソ連構成国をロシアの勢力圏にとどめる役割を担ってきたとされる。

 独立系メディアは「第5局は侵攻に先立ち、プーチン氏にウクライナの政治状況を報告する任務にあった。第5局はリーダー(プーチン氏)を怒らせることを恐れ、聞き心地のいいことだけを報告したもようだ」と分析している。

 事実、ロシア軍はウクライナで「電撃戦」どころか苦戦を強いられている。東部での紛争と8年間も向き合ってきたウクライナ兵の士気は高く、住民も各地でロシア軍への抗議デモを繰り広げている。こうした想定し得るシナリオが、事前にプーチン氏の耳に届かなかった可能性もある。

 米情報機関は8日、ロシア軍の推定死者数を「最大4000人」と公表。中央情報局(CIA)のバーンズ長官は「プーチン氏はいら立ち、怒っている」と証言している。

 このほか、FSBの「内部告発」とされる文書がインターネット上に流出。真偽は不明だが、英紙タイムズが7日に紹介した。「勝利の選択肢はなく、敗北のみだ」と暴露。仮にウクライナを占領したとしても、統治に50万人以上の要員が必要だと指摘した。また「前世紀初めを100%繰り返している」とし、日露戦争の敗北にもなぞらえた。

 プーチン政権は一枚岩とされながら「不協和音」もささやかれている。侵攻3日前の2月21日の安全保障会議で、SVRのナルイシキン長官が、ウクライナ東部の独立承認を求めるプーチン氏への返答に窮する場面がテレビで放映された。

1666とはずがたり:2022/03/14(月) 15:43:00

2014〜15年のドネツク・ルガンスク両人民共和国の成立過程でウクライナ軍は結構やられてるけど,この7年雌伏して来たんだな。侵掠したが故に守らざる得ない訳だけど,防衛側のロシアも警戒する訳か。

デバルツェボの戦い
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%9C%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

2015年1月に数千人のウクライナ軍がデバルツェボに駐留していた[43]。都市は重要な鉄道と道路のジャンクションであり、DPRとLPRの領域に挟まれるウクライナ領土の「くさび」または「ポケット」(孤立地帯)である。この時までに大半の住民は都市を離れており、店は閉店し、学校は放棄され、家屋は損傷していた[43]。断続的な都市への砲撃は2015年1月に過激化する数カ月前から常態化していた。

2015年1月14日から2月20日までの間、ドネツク人民共和国 (DPR)の分離主義勢力がドネツィク州のデバルツェボ市の再奪回を試みた戦いである。2015年2月18日にウクライナ軍が撤退し、分離主義勢力が勝利した。

イロヴァイスクの戦い
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

、2014年8月7日、ウクライナ軍と親ウクライナ準軍事組織が、親ロシア派に占領されているイロヴァイスク市(英語版)の奪回を試みた戦闘である。親ロシア派はドネツク人民共和国(DPR)およびロシア連邦軍と連携していた[24][25]。ウクライナ軍は2014年8月18日に市内に進入したが[26]、越境したロシア連邦軍の参戦によって8月24日から26日に包囲された[27][28]。包囲から数日後、プーチン大統領の同意の元、ウクライナ軍は親ロシア派と合意し、撤退が許されたが[29]、結局、この合意は守られず、脱出中に多数のウクライナ軍兵士が死亡した[30][31]。

8月18日-19日夜、ウクライナ軍はドンバス大隊に率いられて、夜間攻撃を行った[26][35][36]。この夜間攻撃は成功し、ウクライナ軍は死傷者を出すことなく、ウクライナ国旗を市役所に掲げることができた。ウクライナのメディアは、この勝利を反政府勢力に対する政府の「対テロ作戦」(ATO)の強さと有効性の一例と見なした[26]。ウクライナ軍がイロヴァイスク市内に入った際、ドンバス大隊長のセンメン・センメンセンコが迫撃砲弾により負傷し[37]、治療のために後送された。市役所への国旗掲揚に続き、ウクライナ内務省は、ドンバス大隊、ドニプロ-1、アゾフ大隊を含むウクライナ軍が「テロリスト」を掃討し、特にドンバス分離主義勢力のオロット大隊所属の「多数の」反乱者を殺害したと述べた[36] 。

1667とはずがたり:2022/03/14(月) 15:44:10
ウクライナ戦争の一因はプライドパレード、ロシア正教会トップ
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a82e7cc3f412333d4e75147f07f6df3bed41212
3/12(土) 17:00配信
CNN.co.jp

モスクワの大聖堂でクリスマスのミサを行うロシア正教会のキリル総主教

(CNN) キリスト教のロシア正教会トップのキリル総主教は12日までに、性的少数者らが性の多様性を訴えるプライドパレードが「ウクライナの戦争」の原因の一つになったとの認識を示した。

同総主教はプーチン大統領の長年の盟友とされる。キリル氏はモスクワでの説教で、「(ウクライナ東部の)ドンバス地域での紛争は世界の大国と名乗る関係国が差し出す価値観といわれるものに対する根本的な拒否に根差している」と主張。

「どちらの立場にくみするかのテストはあなたの国がプライドパレードの催しを受け入れるかどうかになる」と指摘。これらの関係国の仲間になるためにはパレード開催が必要とし、この要求に抵抗した場合、力で押さえられることは承知の通りだとも続けた。

総主教はウクライナの戦争を人間が神の教えを守る形而上学的な意味合いを持つ闘争とも形容。「国際的な関係の領域で現在起きていることは政治的な意味合いを帯びているだけではない」とし、「政治とは違ったはるかに重要な人間の魂の救済の問題である」と説いた。

「神の教えに背けば神聖さと罪の境界線をあいまいにしながら教えの尊さを損ね、さらに罪を人間の振る舞いの一つの例や見本ともなり得るとして助長する人々は決して許されるものではない」とも強調。「この問題に関する本当の戦争が現在起きている」と訴えた。

ロシア正教会は同国の独自性を裏づける基盤の一つとも受け止められている。キリル総主教はロシアによるウクライナ侵攻の開始以降、批判的な姿勢を打ち出さないことで教会内部からも圧力を受けていたとされる。

今回の発言は逆に、プーチン氏が思い描いているとされる精神的かつ現世的なロシア帝国創出に支持を寄せる内容ともなった。

1668とはずがたり:2022/03/14(月) 15:45:43

ウクライナ側が各地で抵抗 自軍の死者数、両国の発表に大きな差
有料会員記事ウクライナ情勢
https://www.asahi.com/articles/ASQ3F2JCCQ3FUHBI002.html
ロンドン=国末憲人2022年3月13日 8時09分

 ウクライナに侵攻したロシア軍は12日、各地で攻撃を続けたが、ウクライナ側が予想以上の抵抗を見せている。ウクライナのゼレンスキー大統領は軍人の犠牲者数を公表し、ロシア軍の10分の1だと主張した。一方で、ロシア軍が包囲した南部の港湾都市マリウポリでは人道危機への懸念も強まっている。

 ゼレンスキー氏はこの日、首都キエフで開かれたメディアへのブリーフィングで、これまでの軍の犠牲者が約1300人だと明らかにした。ウクライナ政府が自軍の死者数に言及するのは、2月24日にロシア軍が侵攻して以来初めて。インタファクス・ウクライナ通信によると、ゼレンスキー氏はロシア軍側の犠牲者数を1万2千人前後と見積もり、「約10対1の比率だ。ただ、それを喜ぶ気持ちにはなれない」と述べた。また、ゼレンスキー氏は、ロシア軍の兵士500〜600人を捕虜にしたと話した。

ゼレンスキー大統領、自軍の死者数に初言及
 一方、ロシア国防省報道官は今月2日、自軍の498人が死亡し、ウクライナ軍側の死者は2870人以上に及ぶと主張。それに対し、ゼレンスキー氏は同日、ロシア側の死者が約6千人にのぼると述べていた。米国防総省の情報機関である米国防情報局(DIA)のベリア局長は、8日の米下院情報特別委員会の公聴会で、ロシア軍兵士の死者数について「信頼度は低い」としながらも「2千〜4千人」と見積もっていた。

 ウクライナ側によると、12日もキエフへの砲撃は続いた模様だ。ロシア軍の陸上部隊も迫っているとみられるが、インタファクス・ウクライナ通信によると、キエフのクリチコ市長は自身のSNSで、街の防衛強化と、食料や医薬品の備蓄を進めていると語ったという。

 一方、ロシアのプーチン大統領は12日、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相との3者での電話協議に臨んだ。フランス大統領府によると、マクロン、ショルツ両氏は、人道危機が伝えられているウクライナ南東部の港湾都市マリウポリについて、ロシア軍の包囲をただちに解くようプーチン氏に要求した。電気や水の供給が途絶えているとして、こうした人権侵害をただちにやめるよう求めたが、協議は「難しいものだった」(フランス大統領府高官)という。

 ウクライナの民間病院などが…

1669チバQ:2022/03/14(月) 18:13:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/858f42b138dc0ce613fdcf4b25e82377d4ef22dc
チェチェン独裁者、ウクライナ入り ロシア軍に同行、降伏促す
3/14(月) 14:21配信

時事通信
ロシア南部チェチェン共和国のカディロフ首長=2019年8月、モスクワ郊外(AFP時事)

 【モスクワAFP時事】ロシア南部チェチェン共和国の独裁者カディロフ首長は14日、通信アプリ「テレグラム」を通じ、自身がロシア軍と共にウクライナ入りしたと明らかにした。


 ロシア軍が侵攻初期に制圧した首都キエフ近郊の飛行場にいるというが、主張が正しいかどうかは確認されていない。

 カディロフ氏はアプリに、軍服姿で兵士らとテーブルを囲む様子の動画を投稿。「キエフのナチスどもよ。われわれは先日、おまえたちまで約20キロの地点にいたが、今はさらに近づいている」と書き込むとともに、降伏しなければ「おまえたちは終わりだ」と警告した。

 カディロフ氏の部隊は、チェチェンで数多くの人権侵害に携わったとして、国際的に非難されている。

1670とはずがたり:2022/03/14(月) 22:52:40
https://twitter.com/ReutersJapan/status/1503325068486578178
ロイター
@ReutersJapan
ロシア軍に制圧されたウクライナ南部のへルソンで13日、これに抗議する市民がデモ。

ロシア軍に制圧されたウクライナ南部のへルソンで13日、これに抗議する市民がデモを行った。激しい銃声が鳴り響く中、市民らはウクライナの国旗を身に着け、「Z」マークのロシア軍車両に向かて「帰れ」と連呼した。
地元議会当局者が12日に明らかにしたところによると、ロシア軍はへルソンの分離独立地域の設立に向け「疑似」住民投票を計画しているという。(ナレーションなし)

1671とはずがたり:2022/03/15(火) 08:30:26
>イスラエルとしては、ロシアとウクライナのいずれにもユダヤ系の住民が多いことなどから、双方と良好な関係を維持していて、

ユダヤ人の財力をバックに発言力か。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220315/k10013531721000.html
プーチン大統領 イスラエル首相と電話会談

ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は14日、イスラエルのベネット首相と電話で会談しました。会談でプーチン大統領は、親ロシア派の武装勢力が支配しているウクライナ東部のドネツクをウクライナ軍がクラスター爆弾を使用して攻撃し、民間人に多数の死傷者が出たと主張したということです。そのうえで、ロシアとウクライナの間で続いている停戦交渉の現状について、ベネット首相に説明したということです。

一方のベネット首相は、ウクライナ情勢をめぐる各国の首脳とのやりとりを、プーチン大統領に伝えたということです。ベネット首相は、今月5日にモスクワを訪れるなどプーチン大統領と頻繁に連絡を取る一方、ウクライナのゼレンスキー大統領ともたびたび電話で会談しています。イスラエルとしては、ロシアとウクライナのいずれにもユダヤ系の住民が多いことなどから、双方と良好な関係を維持していて、停戦に向け積極的に仲介にあたっています。

1672とはずがたり:2022/03/15(火) 10:33:42

経済制裁が効いてるかな??

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220314/k10013527381000.html?utm_int=all_side_ranking-access_004
「ロシアが中国に軍事物資の支援を求めている」
米メディア アメリカの有力紙ワシントン・ポストなど複数のメディアは13日、アメリカ政府関係者の話としてロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して以降、中国に対して軍事物資を提供するよう求めていると伝えました。

ロシアがどのような兵器を求めているのかや、中国側の反応については明らかにしていませんが、この政府関係者は「ロシアが特定の兵器の不足に直面している」と指摘したということです。

アメリカ シャーマン国務副長官「圧力は効果見せ始めている」
アメリカのシャーマン国務副長官は13日、FOXテレビに出演し、「われわれの目標の1つはロシアのプーチン大統領に大きな圧力をかけて彼の考えを変えさせ、侵攻を終わらせることだ。この圧力は効果を見せ始めていて、真の意味で真剣な交渉を行う意思を示す兆候が見えてきた」と指摘しました。

一方、アメリカのホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官はCNNテレビに出演し、ロシア軍がポーランドとの国境に近いウクライナの西部で空爆を行ったことについて、「プーチン大統領は首都キエフなど主要都市への侵攻に思っていたほどの進展がないことにいらだっており、攻撃目標を拡大し、国のあらゆる場所で被害を与えようとしている」と警戒感を示しました。
またサリバン大統領補佐官はCBSテレビで、アメリカなどがロシア側が化学兵器を使用するのではないかと懸念を示していることについて、「もしロシアが化学兵器を使用すれば厳しい代償を払うことになる」と強く警告しました。

1673とはずがたり:2022/03/15(火) 10:47:22
1日2兆円の浪費でハイパーインフレでソ連解体期の経済混乱が再来しそうですなぁ〜。今回はロシア連邦解体か。

>英国経済回復センターなどによると、侵攻開始から最初の5日間で、ロシアは装備や兵の死傷で約70億ドル(約8168億円)を失ったという。…戦費は1日約200億ドル(約2兆3338億円)かかっている可能性もあるという

>何しろ、ロシアのGDP(国内総生産)は、世界11位の1兆4785億7000万ドル(約172兆5343億円)に過ぎない…。10位の韓国を下回る額である。ロシア軍が1カ月間戦っただけでGDPの3割近くを消耗する計算となる。

>ロシアは歴史的に、フランスのナポレオン、ドイツのヒトラーに代表されるように、外敵との「祖国防衛戦争」を戦ってきた。

それにしても防衛戦だと泥沼の持久戦に持ち込んで最終的に勝利するからロシアは強国な気がしてたけどアフガンと云いウクライナと云い侵略戦争には結構弱いのかも。
ソ連の快進撃ってドイツとか満州とか敗走軍の追走・掃討だからな。

「1日2兆円以上」の巨額戦費にロシア国民悲鳴 プーチン氏「戦略で負ける」と識者 露軍は後方支援に大きな問題、ウクライナ侵攻「長期化」予想
https://www.zakzak.co.jp/article/20220313-Y5CRQCD77VLRDIR4O3TWBETYPA/
2022.3/13 10:00

ロシア軍が、ウクライナの首都キエフに近づいている。米国防総省高官は11日までに、北東部からの部隊が市中心部から約15キロにまで前進したとの分析を明らかにした。中東からの志願兵も募り、総攻撃が近いとの見方もある。ただ、ウラジーミル・プーチン大統領が当初想定していた「短期間での電撃作戦」は完全に失敗した。…「ロシア=国際社会の敵」となった。1日2兆円以上という巨額戦費と、ロシア経済を直撃する経済制裁。産経新聞論説副委員長の佐々木類氏は、軍事力でキエフを陥落させても、「ロシアの勝利はあり得ない」「ロシア国民は塗炭の苦しみを味わう」と喝破した。


…侵攻開始(2月24日)当初は、専門家の「数日間でキエフは陥落する」との観測もあった。だが、ロシア軍の進撃速度は、第2次世界大戦の独ソ戦で、ドイツ陸軍機甲師団が見せた電撃作戦とは程遠い遅々としたものだった。

その理由について、吉田圭秀陸上幕僚長は10日の会見で、「ロシア軍が制空権を掌握しない中で、(ウクライナを)多方面から侵攻したのは、短期決戦を想定していたからだ」とし、今後のロシア軍の展開については「後方支援に非常に大きな問題がある」との見方を示した。

つまり、ロシアは近代戦の定石である「制空権の奪取をおろそかにした」うえ、食糧や武器弾薬、燃料などの「兵站(補給)に問題を抱えている」のだ。これに、「戦費の増大」と「経済の疲弊」も加わり、ウクライナ侵攻は長期化が予想される。

ロシア軍は数カ月前からウクライナ国境に長期滞留していた。厳寒の中で、ロシア兵は疲弊している。これに食糧不足や燃料不足が追い打ちをかければ、どんなに訓練された将兵といえども士気が下がろうものだ。

1674とはずがたり:2022/03/15(火) 10:47:42
>>1673
戦費の増大も深刻だ。

英国経済回復センターなどによると、侵攻開始から最初の5日間で、ロシアは装備や兵の死傷で約70億ドル(約8168億円)を失ったという。20万人規模の将兵、補給・救護などの要員、燃料や食糧などの兵站、高価な精密誘導弾など、戦費は1日約200億ドル(約2兆3338億円)かかっている可能性もあるというのだから驚きだ。

何しろ、ロシアのGDP(国内総生産)は、世界11位の1兆4785億7000万ドル(約172兆5343億円)に過ぎない(2021年、IMF=世界通貨基金調べ)。10位の韓国を下回る額である。ロシア軍が1カ月間戦っただけでGDPの3割近くを消耗する計算となる。これが家計なら「一家離散の危機」である。

なのに、ロシア軍はヨーロッパで3番目に面積が広いウクライナ全土の制圧を目指して多方面から攻め込んでいるのである。打ち出の小づちがいくつあっても足りなかろう。

それだけではない。日米欧主導の強力な経済制裁で、ロシア通貨のルーブルが大暴落した。西側諸国への送金禁止などで、国内経済は音を立てて壊れつつある。

苦しむのは前線の将兵だけではない。ロシア国民がソ連崩壊時に経験した「経済崩壊」という塗炭の苦しみを再び味わわされるのである。

ロシア国民はソ連崩壊後、西側の自由経済という旨味を覚えてしまった。困窮する生活への不満の矛先となるプーチン氏が、内政面でも窮地に追い込まれるのは時間の問題だ。

ロシアは歴史的に、フランスのナポレオン、ドイツのヒトラーに代表されるように、外敵との「祖国防衛戦争」を戦ってきた。敵を広大な領土に深く引き込んで補給路を断つ。さらには、冬将軍の力を借りて敵を撃退する「持久戦」を得意としてきた。

経済力に裏付けされた兵站なくして、ロシアの勝利がないことは自明の理だ。プーチン氏はキエフ陥落という戦術で勝てたとしても、ウクライナ全土制圧という戦略で負けるだろう。

■佐々木類(ささき・るい) 1964年、東京都生まれ。89年、産経新聞入社。警視庁で汚職事件などを担当後、政治部で首相官邸、自民党など各キャップを歴任。この間、米バンダービルト大学公共政策研究所で客員研究員。2010年にワシントン支局長、九州総局長を経て、現在、論説副委員長。沖縄・尖閣諸島への上陸や、2度の訪朝など現場主義を貫く。主な著書に『チャイニーズ・ジャパン』(ハート出版)=写真、『日本が消える日』(同)、『日本復喝!』(同)など。

1675とはずがたり:2022/03/15(火) 11:58:18
ウクライナ侵攻をロシアのテレビで見る まったく別の話がそこに
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60614298
2022年3月4日
シモーナ・クラロワ、サンドロ・ヴェツコ BBCモニタリング

ロシアの国営テレビが映し出す「現実」が、いかに現実と違うか。日本時間3月2日午前2時の画面が、その典型例だった。BBCワールドニュースは、ウクライナの首都キーウ(キエフ)でロシア軍がテレビ塔を砲撃したという速報で始まった。同じ時にロシアのテレビは、ウクライナの都市を攻撃しているのはウクライナだと伝えていた。

では、ロシアの人たちは、この戦争について何をテレビで見ているのだろう。電波を通してどのようなメッセージを聞いているのか。以下は、3月1日にロシアで主なチャンネルをザッピングしていた人が、目にしただろう内容の一部だ。主なチャンネルはロシアの場合、政府と、政府に協力する企業がコントロールしている。

国営テレビ局「チャンネル1」はロシアで特に人気のチャンネルだ。その番組「グッドモーニング」は、ニュース、カルチャー、軽いエンターテインメントを組み合わせた、多くの国にありがちな朝の情報番組。

モスクワ時間1日午前5時30分(日本時間同午前11時30分)、通常の放送が変更になった。司会者が「みなさんよくご存じの出来事のため」放送予定を変更し、ニュースや時事問題の話題をいつもより多く伝えると説明した。ニュース速報は、ウクライナ軍がロシア軍の機器を破壊しているという報道は誤報で、「経験の浅い視聴者を欺く」ためのものだという内容だった。

「インターネット上では、フェイクとしか言いようのない映像が流れ続けています」と司会者が説明し、「雑に加工されたもの」だと説明する写真が複数、画面に映し出された。

ロシア「チャンネル1」の画面から。番組司会者は、同じ軍用車両の写真を並べて示した。上の写真のキャプションは「ドンバス2014」、下のキャプションは「ウクライナ・モンタージュ」となっている。司会者は、上の写真は2014年の紛争で破壊されたウクライナ軍の車両で、下の写真は同じ写真を加工したものだと主張。ウクライナ軍の車両に、ロシアの軍装備によく使われる「Z」の標章が足されていると説明した

モスクワで午前8時になると、テレビ局NTVの朝の番組に切り替える。NTVは、ロシア政府の支配下にあるガスプロムの子会社が所有するテレビ局だ。この朝の番組は、ウクライナ東部ドンバス地方の話題ばかりだ。ロシア政府は2月24日、ウクライナの非武装化・非ナチス化のため、ドンバスで「特別軍事作戦」を開始すると表明した。

ウクライナの北にあるベラルーシからウクライナの首都キーウ(キエフ)まで、数十キロにわたり続く軍用車列については、まったく触れない。その30分後、イギリスのBBCラジオ4のニュース速報は、首都に迫る車列の話題で始まった。

「ドンバスからの最新ニュースから始めます。LNRの戦闘員は3キロ移動し、攻勢を続けています。DNRの部隊は16キロ移動しました」と、アナウンサーは説明した。

LNRとは自称「ルガンスク人民共和国」。DNRとは「ドネツク人民共和国」。ロシアによる8年前のウクライナ東部介入を機に、ロシアの後押しを受けて一方的に独立を宣言した親ロシア派地域のことだ。

共に国営放送でロシアで最も人気のチャンネル、「ロシヤ1」と「チャンネル1」は、ドンバス地方でウクライナ軍が戦争犯罪を犯したと非難した。ウクライナ市民を脅かすのはロシア軍ではなく、「ウクライナのナショナリスト」だと、ロシヤ1のアナウンサーは述べた。

「チャンネル1」のアナウンサーは、ウクライナ軍が「民間人とロシア軍に対する挑発行為」として、「民家砲撃を準備中」で、「倉庫をアンモニアで爆撃しようとしている」と説明した。

ロシアのテレビは、ウクライナで起きていることを「戦争」とは呼ばない。その代わり、攻撃は軍事インフラを標的とした非軍事化作戦、あるいは「両人民共和国を防衛するための特別(軍事)作戦」と表現される。

国営テレビでは、アナウンサーや特派員が感情的な言葉や画像を使い、ロシアによるウクライナでの「特別軍事作戦」とソ連のナチス・ドイツに対する戦いには、「歴史的類似性」があると強調する。

「子どもを盾にするナショナリストの戦術は、第2次世界大戦以来変わっていない」と、「ロシヤ1」の姉妹チャンネル「ロシヤ24」の朝の番組のアナウンサーは述べた。

「連中はまさにファシストそのもののように行動する。ネオナチは武器を民家の横に設置するだけでなく、子供が地下室に避難している家のそばにおいている」と、特派員はリポートした。ビデオには「ウクライナのファシズム」というテロップが出ている。

1676とはずがたり:2022/03/15(火) 11:58:38

ウクライナの都市爆撃はウクライナのせいに
特派員の説明は、ウラジーミル・プーチン大統領が2月末に根拠なく主張した内容に呼応するものだ。ウクライナが女性や子供、高齢者を人間の盾にしているというのが、プーチン氏の言い分だ。

プーチン氏が命令した侵攻が期待通りの迅速な戦果を挙げていないのではないかと、西側諸国の報道は問いかけている。それに対してロシアのテレビは、ロシアの作戦は大成功だと繰り返す。ロシアのテレビニュースは、ウクライナ側の機材や武器をどれだけ破壊したか、随時報告している。朝のニュースでは、1100以上のウクライナの軍事インフラ施設が使用不能になり、数百の機器が破壊されたと伝えた。ロシア側の死傷者についての言及は、まったくない。

ロシアの朝のニュース速報は、ウクライナ東部以外でのロシア軍の攻撃作戦についてほとんど何も伝えない。国営テレビの特派員は、キーウやハルキウ(ハリコフ)など、ロシア軍が住宅地を砲撃した主要都市では取材していない。ロシアの特派員たちは代わりに、ドンバス地方の部隊に密着している。

しかし、この日の午後になると、BBCがもう何時間も大々的に報道してきたハルキウ砲撃について、ニュース番組はようやく触れた。ただしその報道内容は、住宅破壊はロシア軍のせいではないというもので、ロシアに責任を負わせようとする情報は「フェイク」だと主張した。

「ミサイルの軌道から判断して、攻撃はロシア軍のいない北西部からのものだ」と、午後4時のニュースで司会者は言う。さらに4時間後、「ロシヤ1」の報道はさらに踏み込んで、ハルキウを爆撃したのはウクライナ軍だと主張した。

「ハリコフを攻撃して、ロシアがやったと言っている。ウクライナは自分の街を砲撃して、西側にうそをついている。しかし自国民をだますことはできるだろうか」と、「ロシヤ1」は問いただす(訳注:同じ都市の名前を、ウクライナ語ではハルキウ、ロシア語ではハリコフと言う)。

午後5時のニュースでは「ロシヤ1」のアナウンサーが、ウクライナにおけるロシアの「主な目的」を、「西側の脅威からロシアを守ること」だと説明した。それによると西側諸国は「ロシアとの対決にウクライナ国民を利用している」のだという。

ウクライナに関する「フェイクニュースやうわさ」がネット上で流れていることに対抗するため、ロシア政府が「真実の情報のみが掲載される」新しいウェブサイトを立ち上げることになったと、アナウンサーは伝えた。

1677とはずがたり:2022/03/15(火) 11:58:48
>>1675-1677
政府の公式見解以外は報道不可

ロシアのテレビ局は連邦政府の監督機関「通信・IT・マスメディア監督サービス」から、政府の公式見解に沿った報道をするよう、義務付けられている。

それでも、3月1日の報道論調が各局まったく同じだったというわけではない。ニュース速報がウクライナの戦争犯罪について語る一方、「チャンネル1」の時事トーク番組では、政府寄り司会者のヴャチェスラフ・ニコノフ氏が番組最後に、自分がいかにウクライナが好きか語った。

「私はウクライナをとても愛していますし、ウクライナ人を愛しています。何度もウクライナを旅したことがあります。本当に素晴らしい国です。そして、ウクライナの繁栄と友好は、ロシアにとって大切なことだと思います。(中略)私たちの目的は正義です。私たちは勝利します」と、ニコノフ氏は強調した。

若いロシア人の中には、独立系のウェブサイトやソーシャルメディアからニュースを入手する人が増えている。そして、戦争が長引けば長引くほど、死んだ兵士や捕虜の画像や映像がそうしたメディアに登場している。しかし、当局はこれを受けて、独立系メディアの規制をますます強めている。

連邦政府の通信・IT・マスメディア監督サービスはTikTokに対し、軍事的・政治的コンテンツを未成年者に「おすすめ」しないよう命令した。「ほとんどの場合、こうした素材は際立って反ロシア的内容」だからと、不満をあらわにしてた。

同サービスはグーグルに対しても、いわく「ロシア軍の損失に関する偽情報」とする検索結果の削除を要求した。ロイター通信によると、モスクワの「特別軍事作戦」に関する「偽報道」については、 ツイッターの読み込み速度を再び減速させたほか、フェイスブックへのアクセスも制限したという。

この監督機関はメディア各社に対し、侵攻を報道する際にはロシアの公式情報源のみを使用するよう指示し、「宣戦布告」や「侵攻」に言及した報道を取り下げるよう指示した。対応しない場合は罰金や放送禁止などで処分すると警告している。独立系民間テレビ局「ドシチ」と、リベラル系の人気ラジオ局「モスクワのこだま」のウエブサイトは共にアクセスがブロックされた。両社が「過激主義と暴力」を呼びかけ、「ロシア軍の活動に関する虚偽情報を組織的に拡散した」というのが、その理由だ。

(追加取材:フランシス・スカー)

(英語記事 Ukraine: Watching the war on Russian TV - a whole different story)

1678チバQ:2022/03/15(火) 18:38:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8efc9de7bf495b74f4fe93f2c09ef6522a40bd5
ウクライナ侵攻、文化芸術にも影響 ロシア名門で退団や降板相次ぐ
3/15(火) 18:03配信

産経新聞
ボリショイ・バレエ団からの退団を表明したプリンシパル、ジャコポ・ティッシ(本人のインスタグラムより)

ロシアによるウクライナ侵攻は文化・芸術分野にも影響を及ぼしている。ロシアの名門バレエ団に所属する外国籍のダンサーが侵攻に抗議し、相次いで退団を表明。一方、ロシアのプーチン大統領や軍事侵攻に対して明確な反対の立場を示さなかったロシアの音楽家たちも、相次いで国外での公演降板を余儀なくされるなど、演奏の場を奪われている。

【写真】モスクワのボリショイ劇場本館

ロシアの名門、ボリショイ・バレエ団のプリンシパル(最高位ダンサー)でイタリア出身のジャコポ・ティッシ(27)は7日、自身のインスタグラムに「モスクワでキャリアを続けることができない」と投稿し、退団を表明。さらに「戦争を正当化することはできない。私はあらゆる種類の暴力に反対する」と書き込んだ。

ブラジル出身の同バレエ団ソリスト(主役級ダンサー)、ダビド・モッタ・ソアレス(25)も7日、インスタグラムで「何事もなかったかのように振る舞うことはできない」と、退団を明らかにした。

海外メディアによると、同バレエ団の元芸術監督で現在、アメリカン・バレエ・シアター常駐振付家のアレクセイ・ラトマンスキー(53)は「プーチンはこの戦争をすぐに止めなければならない」と軍事侵攻に抗議。同氏はボリショイ・バレエ団が今月下旬に初演する予定だった新作を手掛けていたが、先月下旬に軍事侵攻が始まるとモスクワを離れ、新作バレエ公演も無期延期となった。

ボリショイとともにロシア・バレエの双璧をなすマリインスキー・バレエ団も大きな動揺に見舞われている。

プリンシパルで英国出身のザンダー・パリッシュは「私の心はウクライナの人々に向けられている」と、自身のインスタグラムで退団を表明した。さらに、ロイター通信などによると、同バレエ団の拠点でもあるマリインスキー劇場の芸術監督兼総裁でロシア人の世界的指揮者、ワレリー・ゲルギエフ(68)は相次いで海外における公演の降板や職を解かれ、国外での演奏の場をほぼ失った。

同氏はプーチン大統領と親しい人物として知られる。ウクライナ侵攻に対して反対の立場を明らかにしなかったとして、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者の職を解任されたほか、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による米ニューヨーク公演も降板。ミラノ・スカラ座も公演の降板を明らかにしている。

ゲルギエフを直接知る音楽評論家の池田卓夫氏は「マリインスキー劇場全体の総裁という立場上、劇場の経営を守り、次の世代につなげていくために、政権にもしっかりとしたパイプを持たないといけない。彼の〝政商〟的な動きにはそんな背景もあるのではないか。いまは沈黙せざるを得ないだろう」と話した。

また、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)は今・来シーズンについて、ロシア出身のソプラノ歌手、アンナ・ネトレプコ(50)の降板を、公式サイトで発表した。ネトレプコはプーチン大統領に近い人物とされ、大統領と距離を置くことを拒否したのが原因とされる。

ボリショイ・バレエ団が拠点とするモスクワのボリショイ劇場の首席指揮者兼音楽監督でロシア人のトゥガン・ソヒエフ(44)は6日、自ら辞任を表明。同日には、フランスのトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督の職も辞することを明らかにした。

自身の公式SNSで「愛するロシアの音楽家たちと愛するフランスの音楽家たちのどちらかを選ぶという不可能な選択を迫られたため」と、辞任の理由を述べている。

ソヒエフによれば、ポーランドではすでにロシア音楽が禁止されているという。ソヒエフはこんなメッセージも寄せている。

「音楽は、異なる大陸や文化の人々、アーティストたちを結びつけ、国境を超えて魂を癒やし、この地球上の平和を愛する全ての存在に希望を与えてくれるものだ」(水沼啓子)

1679とはずがたり:2022/03/15(火) 21:47:16

ヘルソン州。ロシアが掌握したらしい。
https://www.google.com/maps/place/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3/@46.5995172,29.3777551,6.42z/data=!4m5!3m4!1s0x40c391434eef5487:0x101068488f64140!8m2!3d46.635417!4d32.616867

1680チバQ:2022/03/15(火) 22:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0ab00433d084c22ec43f2fe8fca535e67344fa2
東欧3首脳、キエフ訪問へ 欧州のウクライナ支援伝達
3/15(火) 17:42配信

時事通信
ポーランドのモラウィエツキ首相=2月24日、ワルシャワ(AFP時事)

 【クラクフ時事】ウクライナの隣国ポーランドのモラウィエツキ首相は15日、チェコ、スロベニア両国の首相と共に、ウクライナの首都キエフを同日訪問することを明らかにした。


 ゼレンスキー大統領らと会談し、「欧州連合(EU)全体としてのウクライナの主権と独立への明快な支援」を伝達すると強調した。3カ国は北大西洋条約機構(NATO)にも加盟している。

 ロシアが2月24日にウクライナへ侵攻後、欧州の首脳級がキエフを訪れるのは初めてとみられる。ロイター通信によると、3首相は15日午前(日本時間午後)、列車でウクライナに入った。モラウィエツキ氏は、フェイスブックで「世界にとってこのような重要な時に、歴史がつくられている場所にいるのはわれわれの義務だ」と強調した。

1681チバQ:2022/03/16(水) 00:51:35
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220315-OYT1T50235/
ロシア軍の将官、戦死相次ぐ…部下鼓舞のため最前線で指揮か
2022/03/15 20:27
ウクライナ情勢
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プーチン露大統領
 【ロンドン=深沢亮爾】ウクライナに侵攻したロシア軍の間で部隊を指揮する将官の戦死が相次いでいる。士気の低さが指摘される中、部下を鼓舞するために指揮官が最前線に赴いている可能性がある。


 英紙ザ・タイムズなどは12日、南東部の港湾都市マリウポリの戦闘で露軍部隊を率いていたアンドレイ・コレスニコフ少将が死亡したと報じた。7日にも、チェチェン紛争やシリア内戦などへの従軍経験がある別の陸軍少将が東部ハリコフで戦死したとウクライナ当局が発表しており、侵攻開始以降の露軍将官の死者は少なくとも3人となった。

 将官は通常、後方から指揮することが多い。英メディアは「進軍が予定通りに進まず、危険を冒さざるを得ないのでは」との専門家の見方を紹介している。

1682チバQ:2022/03/16(水) 00:54:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/15355582c8a508853317ecf21802e76b207ad92a
露、南部へルソン州全域を制圧と発表 侵攻後初めて
3/15(火) 20:07配信


【ワシントン=渡辺浩生】ウクライナに侵攻したロシア軍は15日も首都キエフ周辺や南部などで攻撃を続け、同日、南部ヘルソン州の全域を制圧したと発表した。ヘルソン州は、ロシアが2014年に併合したクリミア半島に隣接する。事実なら、ロシアが2月24日にウクライナ侵攻を開始して以降、州全域を制圧したのは初めてとなる。


ロシアとウクライナの停戦交渉は14日、オンライン形式で行われたが一時中断、15日に再開した。停戦交渉をめぐっては双方が前進への手応えを示しているが、実際に具体的な成果が得られるかは不透明だ。

へルソン州は、クリミア半島の重要な水源で、同州制圧はロシアによるクリミア半島の実効支配が一層強化されることを意味する。

また、米国防総省のカービー報道官は14日の記者会見で、露軍が13日に西部ヤボリウの軍事基地に撃ち込んだのは巡航ミサイルで、ロシア領空から長距離爆撃機によって発射されたことを明らかにした。

ただし、同報道官は西部への相次ぐ空爆が、米国や北大西洋条約機構(NATO)加盟国によるウクライナへの軍事支援に影響を与えるものではないと指摘。空爆された施設は複数ある輸送路に含まれていないとし、迅速かつ最大限の支援を続けると強調した。

一方、欧州最大級の南部ザポロジエ原発では14日、同原発を制圧した露軍が敷地内で弾薬を爆発させた。国際原子力機関(IAEA)は、戦闘で生じた不発弾を露軍が探しているとの連絡を受けていたという。

北部チェルノブイリ原発をめぐっても、13日にウクライナ側が送電設備を復旧したものの、露軍が送電線を再び損傷させた。損傷した詳しい経緯は不明。その後、ウクライナ側が送電線を改めて復旧したという。

1683チバQ:2022/03/16(水) 00:56:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/3857cd360f0de090a63ec6d5f0955a5ad212de0e
経済損失10兆円超える 侵攻から2週間で ウクライナ
3/14(月) 21:50配信

時事通信

 【クラクフ時事】2月24日のロシア軍侵攻開始からわずか2週間余りでのウクライナ経済の損失について、ゼレンスキー政権は1000億ドル(約11兆8000億円)を超えたと推計している。


 戦火の拡大で損害は日々増えており、最終的にどこまで膨れ上がるかは不明。

 クディン経済副大臣が11日、ロイター通信などに示した損失額は1190億ドル(約14兆円)。ロシア軍の攻撃によるインフラ破壊や、企業活動停止を受けた国内総生産(GDP)損失額などから推計した。ウクライナ政府高官によると、ロシアへの損害賠償請求も検討中で、ロシアの軍事行動による経済損失の証拠収集に力を入れる。

1684チバQ:2022/03/16(水) 01:04:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a8bc0a6a88bb6326c4ed4a74bd20e8d5de005f8
ロシア国債、16日に利払い期日 自国通貨で履行主張か デフォルト懸念強まる
3/15(火) 20:36配信

時事通信
ロシア中央銀行の本部=2月28日(EPA時事)

 【ニューヨーク時事】ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアは16日、ドル建て国債の利払い期日を迎える。

【図解】地図で見るウクライナ情勢 

 日米欧の経済制裁で世界金融からの孤立化が進むプーチン・ロシア政権は、ドル資金の引き出しもままならず、一方的な自国通貨ルーブルでの支払いを視野に入れる。このままではロシアはデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が強まってきた。

 日米欧はロシアの一部銀行を世界の銀行決済網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」から排除する制裁を決定。ロシア中央銀行の外貨準備も半分近くが凍結された。

 インタファクス通信によると、ロシアのシルアノフ財務相は国営テレビのインタビューで、ドルで国債の利払いを行う準備はできていると強調。欧米の金融機関にあるロシアの口座を凍結したのは制裁を科した側だとした上で、ロシアはルーブルで支払うことにより「(債務履行)義務を果たしていく」と主張した。

 ただ、国債発行時に取り決めた決済通貨を一方的に変更するのは「禁じ手」。投資家がルーブルでの支払いを認めない事態も想定される。

 ロシアが16日に支払期日を迎える国債の利息額は1億1700万ドル(約140億円)。利払いには30日間の猶予期間が設けられ、仮に約束通りの支払いが行われなくても、格付け会社がロシアをデフォルト認定するのは4月中旬以降にずれ込む可能性がある。

1685チバQ:2022/03/16(水) 01:04:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/721dbdb16db7fdc94874988005867e08935d274d
サハリンLNG、撤退か継続か 態度示さぬ政府、意見割れる財界
3/15(火) 20:36配信

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毎日新聞
経済同友会代表幹事の桜田謙悟氏=SOMPOホールディングス提供

 米英石油大手が相次いで撤退を決めたロシア・サハリン州での原油・液化天然ガス(LNG)事業を巡り、日本政府や日本企業が態度を明確にしていないことについて財界で意見が割れている。

【写真特集】「STOP WAR」日本でも抗議

 経済同友会の桜田謙悟代表幹事は15日、「(米英企業と比べ)そんなに日本だけ違うのかという気持ちを正直持っている」と述べた。1日にも「ロシアが国際法違反を繰り返しながらも(日本が)何もなかったかのように取引していくことは多分考えられない」と述べており、日本勢も撤退を検討すべきだという認識を改めて示した。

 これに対し、日本商工会議所の三村明夫会頭は3日の記者会見で「『もうやらない』といえば気持ちいいかもしれないが、我々の生活に重大な影響を与えるものだ」と関与を続けるべきだとの考えを表明。その上で「仮に日本が出資を引きあげた場合にそのエネルギーはどこに行くのか、恐らく中国に行くのではないか。結局、ロシアを困らせることにはならない」と述べた。

 ロシアのウクライナ侵攻を受けて英石油大手シェルが「サハリン2」からの撤退を表明。米石油大手のエクソンモービルも「サハリン1」からの撤退を発表した。サハリン2には大手商社の三井物産と三菱商事が、サハリン1には経済産業省や伊藤忠商事、丸紅などが参画している。【山口敦雄】

1686チバQ:2022/03/16(水) 16:43:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/832922a3b436f40b3ae9c76b6cb3f719fe24f458
ロシア、欧州評議会に脱退通告 人権条約も離脱へ
3/16(水) 7:25配信
共同通信
 【パリ共同】ロシア政府は15日、人権保護などを目的とする国際機関、欧州評議会に脱退を通告した。同評議会が作成した欧州人権条約からも離脱する。欧州評議会の報道官が明らかにした。

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州評議会の閣僚委員会は2月25日、同委員会と議員会議でのロシアの投票権を一時停止し、除名につながる手続きが始まっていた。脱退すると、ロシア国民らは同国の人権侵害を欧州人権裁判所に訴えることができなくなる。

 タス通信によると、ロシア外務省は声明で「NATOと欧州連合の国々は、平等な対話を拒否し、この機関を反ロシアの道具に変えようとしている」と主張した。

1687チバQ:2022/03/16(水) 21:21:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220315k0000m030230000c.html

ロシア国債デフォルト「あり得ないことでない」 16日に利払い
2022/03/15 20:05毎日新聞

ロシア国債デフォルト「あり得ないことでない」 16日に利払い

ロシア国旗=ゲッティ

(毎日新聞)

 ロシア国債がデフォルト(債務不履行)に陥る懸念が高まっている。ロシア政府は16日、ドル建てロシア国債1億1700万ドル(約138億円)の利払いを迎えるが、米欧による経済制裁でドルなど外貨使用が制限される中、約束通りの利払いができない恐れがある。デフォルト回避策としてロシア政府は自国通貨ルーブルでの支払いを検討するものの、国債を保有する投資家が応じなければ、一気にデフォルトとみなされる可能性がある。

 ロシア政府が16日に利払いができない場合、30日間の支払い猶予期間を経た上で、デフォルトが認定される見通し。ルーブルで支払いが行われた場合でも格付け会社などがデフォルトとみなす恐れがある。デフォルトになれば1998年のロシア危機以来となる。

 米金融大手JPモルガンによると、ロシアは3月末までに他にも計約6億ドルの国債の利払いと元本返済を控える。デフォルトに陥れば、海外からの資金調達は一段と難しくなる。ルーブル安も更に進行し、ロシア中央銀行が通貨防衛のため、現在年20%としている政策金利の更なる引き上げに踏み切ることも考えられる。ロシアのウクライナ侵攻が引き金になっているため、国際通貨基金(IMF)などの支援は見込めず、ロシア経済や市民生活の混乱に一層拍車が掛かることになりそうだ。

 ロシアのシルアノフ財務相は14日、国営テレビのインタビューで、米欧が経済制裁で「人為的にデフォルトを引き起こそうとしている」と批判。16日の利払いはドルで支払う手続きを進めるものの、米欧側の対応次第では支払いはルーブルになると語った。

 ロシア国債の信用は既に崩壊しており、IMFのゲオルギエワ専務理事は「もはやロシアのデフォルトはあり得ないことだとは言えない」との見方を示している。国外の金融機関が持つロシア関連の債権は1200億ドル程度にとどまり、近年は金融機関の資本強化が進んだことから、世界の金融システムに大きな混乱が生じる可能性は低いとみられている。【ロンドン横山三加子】

1688チバQ:2022/03/17(木) 00:25:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/734670bb2061482a27ea455ea743a3ee4f1dccee
プーチン氏 自身の〝功績〟帳消しに 1998年の悪夢再び
3/16(水) 20:51配信

産経新聞
ロシアがデフォルトに陥れば、プーチン大統領の前任のエリツィン政権時代の1998年以来の事態となる。ロシアではプーチン氏の大統領就任以降の2000年代、主要輸出産品の原油価格が上昇して経済が急速に回復し、国民生活も安定。ソ連崩壊後の経済的混乱を脱することができた。しかしウクライナに侵攻し、国際社会の厳しい経済制裁を招いた結果、プーチン氏は自らその〝功績〟を帳消しにすることになりかねない。

「各国がロシアの外貨準備を凍結したのは、われわれを〝人為的なデフォルト〟に陥れたいとの考えがあるからだ」。シルアノフ露財務相は14日、そう強弁して責任を海外に転嫁した。

ロシア国民の多くは、1990年代の経済混乱と98年のデフォルトを記憶している。

ソ連の後継国家となったロシアでは90年代初頭、急激な市場経済化にともない未曽有のインフレや不景気に襲われた。状況が落ち着きつつあった97年にはアジアで通貨危機が発生。世界経済が混乱し、主要輸出産品の原油価格も下落したため、ロシアの財政状況は急激に悪化した。

露政府は98年8月、対外債務の支払い停止を発表し、デフォルト状態に陥った。多くの企業や銀行が倒産し失業者が続出。人々は預金を引き出そうと銀行に押し寄せ、多くの人が資産を失った。当時のエリツィン大統領に対する国民の信頼は失墜した。

エリツィン氏の後継者として2000年の大統領選に勝利したプーチン氏は、原油価格高騰の追い風を受ける。ロシアの国内総生産(GDP)成長率は同年、10%を記録し、07年まで年平均7%超の成長を続けた。外資系の大型小売店も相次ぎ進出し、人々の生活様式が変化した。国民はその変化を〝プーチン氏の功績〟と認識した。

今回、再びデフォルトに陥れば、プーチン氏はその功績を消し去ることになる。短期国債の乱発で海外から資金をかき集めていた1998年からロシア経済は様変わりしたが、同氏は自ら危機を引き寄せた。国債の信用失墜はルーブルをさらに下落させ、人々の生活を豊かにしてきた商品の輸入も困難にさせる。すでに多くの外資系企業や店舗はロシアからの撤退を決め、市民は店舗で行列を作り商品を購入している。

98年のデフォルトでは国際通貨基金(IMF)などがロシアに支援の手を差し伸べたが、ウクライナ侵攻で経済制裁を受ける今回は、IMFがロシアを支援する可能性は低い。国民の生活が「物資が不足した90年代の混乱に近い状況に逆戻りしかねない」(大阪商業大学の中津孝司教授)との指摘もあり、社会不安が急速に高まる危険性もある。(黒川信雄)

1689とはずがたり:2022/03/17(木) 07:20:26
フィンランドがソ連から独立を保てたのもWW2で日本の天皇制が存続できたのもだいぶ抵抗が激しかったからであり,今回のウクライナ侵攻もウクライナの勝ちであろう。

だいぶ具体的な交渉になってきたかな?米英とトルコとロシアが安全を保証する感じでどうだろう。ロシアの担当範囲は東ルガンスク・東ドンバス・クリミアとあとヘルソン州ぐらいで。

「自国軍持つ中立化」案、ウクライナは拒否の構え…15項目の合意案を協議
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc1a610836c505182841083b9413f0d94ff40347
3/17(木) 4:07配信
読売新聞オンライン

 【ロンドン=池田慶太、ワシントン=田島大志】タス通信によると、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は16日、ウクライナ侵攻に関する停戦協議で、スウェーデンやオーストリアをモデルにウクライナを「中立化」する案が議論されていると明らかにした。ウクライナ側は拒否する構えを示しており、交渉が進展するかどうかは不透明だ。

 スウェーデンとオーストリアは、自国の軍隊を持つが、軍事同盟には参加していない。ロシアが、協議の具体的な内容を明らかにしたのは初めて。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は16日、ウクライナの中立宣言などを条件にロシアが停戦と撤退に応じるなど15項目の合意案を両国が協議していると報じた。

 特に、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念する代わりに米英とトルコが「安全を保証」するという項目をロシアが受け入れるかどうかが「最大の障害」になるという。

 米ホワイトハウスによると、ジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は16日、ロシアのニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記と電話で会談し、「ロシアが外交を真剣にとらえているのなら、攻撃をやめるべきだ」と求めた。

1690とはずがたり:2022/03/17(木) 07:21:11
【速報】ロシア「南部ヘルソン州を制圧」 重要都市オデッサに迫る
https://www.fnn.jp/articles/-/331744
2022年3月15日 火曜 午後4:56

ウクライナへの攻勢を強めるロシアは、日本時間15日午後、南部の重要拠点に近いヘルソン州を制圧したと発表した。

ロシア国防省は、ウクライナ南部ヘルソン州全体を制圧したと発表した。

ロシアが実効支配するクリミア半島に、陸続きで複数の水源を確実にしたことになる。

ヘルソン州から西におよそ100kmの地点には、軍港がある港湾都市オデッサがあり、ロシア軍の攻撃は、ウクライナにとって、物資の輸送にも重要な拠点に迫りつつある。

一方、14日に行われたロシアとウクライナの停戦交渉は一時中断され、日本時間の15日にも再開すると発表されていたが、これまでに新たな情報は入っていない。

1691とはずがたり:2022/03/17(木) 07:24:30

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220317/k10013535231000.html
ヨーロッパ評議会 ロシアの除名を決定

ヨーロッパの国際機関、ヨーロッパ評議会は16日、加盟国の閣僚からなる委員会を臨時に開いて、ロシアを除名することを決め、決定は即日発効しました。

ヨーロッパ評議会は1949年に設立された人権や民主主義、法の支配などの国際基準の策定を主導する国際機関で、ロシアも加盟国でしたが、ロシア外務省は15日「NATO=北大西洋条約機構やEU=ヨーロッパ連合が反ロシア政策の道具に変え、平等な対話という原則を放棄した」と主張して脱退を通告しました。

これに対してヨーロッパ評議会は「ロシアはみずからの行動によって、世界で最も進んだ人権保護システムの恩恵をロシア国民から奪っている」と非難していましたが、今回、正式にロシアを除名し、これによりロシアの国民はヨーロッパ評議会の下部組織であるヨーロッパ人権裁判所に人権侵害などを訴えることができなくなりました。

1692チバQ:2022/03/17(木) 13:06:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/059d0458c0f975cfe65fc4a172a190d51a959adb
ロシア軍がマリウポリの病院「占拠」 副市長「病院側と連絡取れず」
3/16(水) 22:39配信


毎日新聞
銃を手に警戒に当たるウクライナ兵=ウクライナ南東部マリウポリで2022年3月12日、AP

 米CNNによると、ウクライナ東部ドネツク州の当局者は15日、ロシア軍がマリウポリの病院を占拠したと述べた。医師や患者が病院にとどまることを強制されているという。

 CNNは、この当局者が通信アプリ「テレグラム」の公式チャンネルに投稿したメッセージを報道。それによると、当局者は、病院の従業員から伝えられた情報として、近くの建物にいた人を含む400人が病院内にいると訴えている。マリウポリ市の副市長もロシア軍が病院を占拠したと指摘し「(病院側と)連絡がとれなくなっている」と述べた。【川上珠実】

1693とはずがたり:2022/03/17(木) 22:49:53
13日の時点のニュース。
ブチャはgoogle mapだとここか。イルピンの北側。イルピンは初期に激戦になってた所だが未だ落とせてない所かその北側(ベラルーシ側)も奪えてない様だ。ウクライナ,可成り耐えてる。
https://www.google.co.jp/maps/place/Bucha,+%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%95+%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+08292/@50.5461503,30.1845509,13z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x472b31bdf94125bb:0x51c08a27332520fa!8m2!3d50.553333!4d30.213517?hl=ja

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(13日の動き)
2022年3月13日 18時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220313/k10013527361000.html
ウクライナ クレバ外相「キエフ郊外 壊滅的な被害」

クレバ外相は12日、アメリカのNPOが主催したオンラインイベントで「キエフに侵攻し、占領しようというロシア軍の最初の試みは打ち破られ、彼らは甚大な損失を出したが、代償としてキエフ郊外のブチャが壊滅的な被害を受けた」と述べ、首都キエフをめぐる攻防は、依然、切迫した状況が続いているとの認識を示しました。

また、病院などの民間施設が大きな被害を受けた東部マリウポリについては「ロシア軍はクリミア半島と直接つながる陸路を確保するため、多大な犠牲を払ってでも占領しようとしているが、そうなればウクライナはアゾフ海から遮断されるため激しく抵抗している」と説明しました。

【写真で見る】 ロシアの侵攻から逃れるウクライナ市民 首都近郊のイルピン
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60636307
2022年3月6日

ウクライナの首都キーウ(キエフ)から北西約20キロに位置するイルピンの町では、ロシア軍の空爆によって多くの住宅やインフラが破壊された。住民はウクライナ軍の支援を受けながら避難している。

イルピンからの避難は困難を極めている。砲撃を受けた道路や破壊された橋を、多くの人が徒歩で越えている。

ウクライナの首都キーウ(キエフ)から北西約20キロに位置するイルピンの町では、ロシア軍の空爆によって多くの住宅やインフラが破壊された。住民はウクライナ軍の支援を受けながら避難している。

イルピンからの避難は困難を極めている。砲撃を受けた道路や破壊された橋を、多くの人が徒歩で越えている。

イルピンはこの1週間、ロシア軍とウクライナ軍の戦闘の最前線になっていた。

空爆や砲撃により、この地域は大きな被害を受けた。集合住宅1棟がほぼ全壊した。

ここ数日で、鉄道による避難が始まった。その大半が女性や子供たちで、イルピンからキーウへと移動した。

今週初めには、集合住宅が砲撃される様子を映した動画も公開された。

1694とはずがたり:2022/03/17(木) 22:50:32

同じく13日の,こちらは戦争終結にプラスになるかもしれないニュース。

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(13日の動き)
2022年3月13日 18時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220313/k10013527361000.html

ロシア治安機関FSB幹部「軟禁」と報道
ロシアの独立系ネットメディア「メドゥーザ」は11日、ロシアの治安機関FSB=連邦保安庁にある対外諜報部門のトップが自宅軟禁に置かれた可能性があるという情報を伝えました。

治安機関について長く取材してきたジャーナリストのソルダトフ氏が情報筋から得た話としていて、対外諜報活動を担う部門のトップ、セルゲイ・ベセダ氏など2人が「ウクライナでの作戦資金の不正使用や不確かな情報提供」を理由に自宅軟禁に置かれたということです。

またイギリスの新聞「タイムズ」は12日、ソルダトフ氏の話に加え、亡命しているロシアの人権活動家オセチキン氏も自宅軟禁の情報を確認し、FSBがモスクワ周辺の20か所余りの関係先を捜索したとも伝えています。

「メドゥーザ」などは、ソルダトフ氏の話として、ロシアによる軍事侵攻前、ベセダ氏などがウクライナ情勢の報告にあたり「指導者を怒らせることを恐れ、聞きたい情報だけを伝えた。作戦開始から2週間がたち、プーチン大統領はようやく誤りに気づいた」と報じています。

情報の信ぴょう性は確認できていませんが、アメリカ政府などは、ウクライナ側の抵抗を受けてプーチン政権にとっての「軍事作戦」が想定より遅れているとの見方を示していて、政権内部の国防省や治安機関の間で責任の所在をめぐり対立が起きている可能性もうかがえます。

1695とはずがたり:2022/03/17(木) 22:55:45
>>1683
ブチャには「ロシア軍車両の残骸が道に並ぶ」とのことで,そりゃウクライナも士気に関わるし正確に発表はしないし少なめに推測の大本営発表はするだろうけどウ軍の善戦ぶりは可成りのもの。
3日にこの写真が出てると言うことはロシア軍は一度敗退後10日程して体勢立て直して再突入してきたってことか。

ロシア国防省、軍の死者498人と認める 負傷者は1597人
https://www.cnn.co.jp/world/35184340.html
2022.03.03 Thu posted at 09:41 JST

ロシア軍車両の残骸が道に並ぶ=1日、ウクライナ・ブチャ/Serhii Nuzhnenko/AP

ロシア軍車両の残骸が道に並ぶ=1日、ウクライナ・ブチャ/Serhii Nuzhnenko/AP

(CNN) ロシア国防省の報道官は2日、ウクライナへの侵攻以降、ロシア軍で498人の死者、1597人の負傷者が出たことを認めた。

報道官は国営テレビで「残念ながら作戦に加わっている我々の仲間に犠牲者がいる」と報告した。

ロシアは契約軍人と徴集兵から構成されるが、報道官によると徴集兵はウクライナ国内の戦闘に加わっていないという。

報道官は「徴集兵や国防省教育機関の士官候補生は特別作戦に参加していない。多くの西側メディアや独立系国内メディアが広める『数えきれない』犠牲がロシア軍に出ているとの推測情報は意図的な偽情報だ」と述べた。

ウクライナ当局は同国側に死傷者が出ていることを認めているが、ロシア側よりははるかに数が少ないと推測している。

1696とはずがたり:2022/03/18(金) 19:35:21
ロ軍はヘルソン制圧で満足したのかなと思ってたけど,やる気はあんま感じられないけどまだ攻撃は続行してるようだ。

ボズネセンスク
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%80%9256500+%E3%83%A0%E3%82%A3%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%A6+%E3%83%9C%E3%82%BA%E3%83%8D%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF/@47.6085394,31.2278226,11.13z/data=!4m5!3m4!1s0x40cf9d90de843d93:0xe6437b8bbdfb574f!8m2!3d47.5605!4d31.336117?hl=ja

ムィコラーイウ
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%80%9254000+%E3%83%A0%E3%82%A3%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%A6/@47.0865459,31.8139702,9.54z/data=!4m5!3m4!1s0x40c5cb89fb7213d5:0x970e39fab9e05680!8m2!3d46.975033!4d31.9945829?hl=ja

https://twitter.com/bottikurihu/status/1504471517790277638
クリフ
@bottikurihu
ロシア軍、オデッサ攻略の為に南ブーフ川の渡河拠点ボズネセンスクへ進軍するも防衛隊に撃退され敗走。空挺部隊まで動員し400人で進軍するも、100人の損害を出した上に戦闘車両30台を失う。

南部の快進撃もこれまでかな。

ボズネセンスクは南ブーフ川にかかる橋がほぼ唯一残っている街で、ロシア軍はここ以外だと南部の都市ムィコラーイウから渡河するしかなかった。
よって南部の主攻とも言える大規模な戦闘が行われたが、待ち伏せしていたウクライナ防衛隊により露軍は「開戦以来最大の損害を失って後退した」との事

1697チバQ:2022/03/18(金) 21:59:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/884e88c9d30093182d4f698ce3cff8caaef7383c
拉致された市長解放、ロシア兵9人と交換…大統領に「見捨てないでくれてありがとう」
3/18(金) 19:33配信

読売新聞オンライン
ウクライナのゼレンスキー大統領(AP)

 【ワルシャワ=寺口亮一】ウクライナ国営通信によると、ロシア軍に11日に拉致されたウクライナ南部メリトポリのイワン・フェドロフ市長が16日、解放された。ウクライナ側で捕まっていたロシア兵9人との交換だったといい、14日の交換交渉が成立せず、16日は2度目の試みだった。

 解放後、SNSに投稿された動画では、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が電話で「声が聞けてうれしい」と伝えると、フェドロフ氏は「見捨てないでくれて、ありがとう」と応じた。市内の施設で拘束されていた際、自らは暴力を受けなかったが、隣の部屋で拷問されている人がいたという。

 ウクライナの検察当局は、フェドロフ氏の拉致後に露軍が「市長代理」に据えた元市会議員の女性について、反逆罪の疑いで捜査を始めた。この女性は就任後、メリトポリで「ロシア語のテレビ放送を開始する」との考えを表明していた。

1698とはずがたり:2022/03/18(金) 23:35:59
ちゃんとウクライナに人道支援もしてるしロシアと友誼を結ぶ中それ程逸脱行為をしてる感じも今の所無い。アメリカは可成り警戒しているようだが,まあそれなりの情報は入って居はするだろうが。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220309/k10013521141000.html
中国 約9000万円相当の援助物資をウクライナに提供へ

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐって中国外務省の趙立堅報道官は9日の記者会見で、中国の赤十字社に当たる「中国紅十字会」が人道支援として500万人民元、日本円でおよそ9000万円相当の援助物資をウクライナに提供すると明らかにしました。

そのうえで「きょう第1陣の物資が北京から輸送され、ウクライナ側にできるだけ早く引き渡される」と述べました。

また、アメリカがロシアへの追加の経済制裁としてロシア産の原油などの輸入禁止を発表したことについて、趙報道官は「中国は国際法に基づかない一方的な制裁に断固反対する」と述べて批判しました。

そのうえで「中国とロシアは良好なエネルギー分野の協力関係を維持しており、原油や天然ガスを含む正常な貿易協力を進める」と述べ、ロシアとの貿易をこれまでどおり続ける考えを重ねて示しました。

1699とはずがたり:2022/03/19(土) 16:46:01

ウクライナに参戦、チェチェンのカディロフ部隊 識者が人権侵害の可能性指摘
https://news.yahoo.co.jp/articles/6de330fae7b0e8486e217886a6fc9116dd6d6420
3/15(火) 12:48配信
デイリースポーツ

 軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏が15日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、ロシアのウクライナ侵攻に参戦したとされるチェチェンのカディロフ部隊による人権侵害の懸念があることを伝えた。

 ロシアとウクライナの4回目和平交渉は、日本時間の14日に行われ、一時中断された。番組は、ロシア南部のチェチェン共和国・カディロフ首長が自身のSNSでウクライナに入ったと伝え「キエフのナチスども、降伏しなければおまえたちは終わりだ」などとコメントしたことを伝えた。

 チェチェンは1991年にソ連からの独立を宣言したが、94年にロシア軍が侵攻、99年の第2次チェチェン紛争で独立派が鎮圧された。ロシアの後ろ盾でチェチェン独裁を行っているカディロフ氏は約3万人の私兵組織を所有しているとされている。慶應義塾大学総合政策学部の廣瀬陽子教授はカディロフ氏をプーチン大統領を支える人物の1人と説明した。

 黒井氏はカディロフ氏の私兵「カディロフツィ」が今回のウクライナ侵攻の初期から投入され、大きな損害を被っていると伝えた。カディロフ氏がウクライナ入りした可能性があることから、司会の羽鳥慎一アナウンサーが「市街戦を含め、激しい戦闘になる可能性があるということですね?」と尋ねると、黒井氏は「そうですね」と認めた。

 さらに「カディロフツィ」について「正規の軍人の訓練を受けてないんですけども、まぁ暴力集団なんですね」と表現。首都キエフなど大都市を制圧するために投入されれば「街の真ん中で住民に対してひどいことをしていくことが懸念されるわけです」と人権侵害が起きる可能性を示唆した。

1700とはずがたり:2022/03/19(土) 19:52:13

どうやらロシア軍がキエフの北方で防衛ラインを引いて守りに入っているらしい。物資不足の中,防衛にリソースをさくって事はキエフ侵攻どころか戦線押され気味?持久戦なんか始めたらロシアの体力を今度は経済制裁が蝕む気がするんだけど。。


https://twitter.com/IAPonomarenko/status/1504921997561761795
Illia Ponomarenko ????
@IAPonomarenko
More pieces of evidence suggest Russia is shifting its tactics towards a long-term static war.
New Maxar pics show fresh Russian fortification works northwest of Kyiv between Hostomel and Ozera.
Good luck sustaining defense in a hostile terrain amid acute resource shortage.

防衛ラインとして上ツイートに出ているHostomelはここ↓で,直ぐ北には同じく出てくるOzeraがあってその間にアントノフ国際飛行場(ロシアが占拠中?)があるようだ。
https://www.google.co.jp/maps/place/Hostomel',+%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%95+%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A/@50.6119595,30.2434327,12z/data=!4m5!3m4!1s0x472b2e1b95c10bb9:0x656057e72888f4a!8m2!3d50.579141!4d30.2150743?hl=ja

そしてこちら↓もウクライナ側に立ったアカウントだがキエフ北方で30箇所程の居住区が解放されたと主張していて,ロシア軍がキエフ近郊で防戦に追われてる可能性あり。

https://twitter.com/TheDeadDistrict/status/1504903898313670658
https://twitter.com/TheDeadDistrict/status/1505067183893880833

下のツイートに出てくるZSUってのはソ連開発の(今ではロシア製の?それとも当時の古いのが現役の?)装甲車かなんからしい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ZSU-23-4
ZSU-23-4 シルカ(ロシア語: ЗСУ-23-4 ≪Шилка≫ゼーエスウー・ドヴァーッツァチ・トリー・チトィーリェ・シールカ)は、ソビエト連邦で開発された自走式高射機関砲である。

「ZSU(ロシア語: ЗСУ)」は、ロシア語で「自走高射装置」を意味する「Зенитная Самоходная Установка」の略で、「防空兵器には河川名に由来する愛称をつける」というソ連の方針に沿い、シルカ川に因んだ「シルカ」という愛称がつけられた[1]。

1701とはずがたり:2022/03/19(土) 21:20:56
2022.03.13
プーチンはなぜウクライナの「非ナチ化」を強硬に主張するのか? その「歴史的な理由」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/93337
浜 由樹子

…ロシアが「ネオナチ」「バンデラ主義者」という言葉でウクライナを非難するのは、今回の侵攻を、ここまで見てきたような2000年代初頭から続く一連の「歴史をめぐる戦争」の延長線上に位置づけていることを意味する。

ソ連を(ロシアから見れば不当にも)ナチ・ドイツと同等の占領者とみなし、一方でナチ協力者たちの名誉回復を進めるウクライナ――これが、プーチン大統領が「反ロシアのウクライナ」と呼ぶものの一側面であり、これを「正す」ことが「非ナチ化」の一つ目の意味である。

ロシア国内社会の団結
「非ナチ化」メッセージの先に意識されている第二の対象は、ロシア社会である。冒頭で述べた通り、「反ファシズム」戦争であった第二次世界大戦の記憶は、ロシア国民を束ねられる数少ない、というよりもむしろ、唯一の要素である。1980年代後半に始まった資本主義への転換によって生じた社会経済的分断も、都市と地方の格差も、ソ連時代を経験した世代とソ連を知らない世代の間のギャップも、民族や宗教の違いさえ、乗り越えることができる。

今回のウクライナ侵攻を批判し、抗議する声は、ロシア国内でも、プーチン政権支持層の中でさえも高まっている。いったん始めてしまった以上、この不人気な戦争を絶えず正当化し続ける必要がプーチン政権にはある。そこで使われるのが、この第二次世界大戦(特に独ソ戦)の「記憶」なのである。

プーチン政権はこれまでも、様々なかたちで、ロシア社会にとっての第二次世界大戦の特別な意味を強調してきた。5月9日の戦勝記念日のパレードやコンサートに莫大な投資をし、独ソ戦物の映画やテレビの特番を後援し、各種記念団体の設立に携わり、戦争に関わった家族の写真を持ち寄って行進する追悼行事「不滅の連隊」(当初は草の根レベルで自然発生的に始まったものであったが)を制度化した。

こうしてこの戦争は、実際に経験していようがいまいが、ロシア国民の感情にダイレクトに訴えかける、特別な出来事として浸透してきた。

ウクライナ情勢が緊迫し始めてから、インターネット上には、ウクライナを非難する目的の真偽不明の情報が連日流れている。ロシアの友人が知らせてくれた複数のサイトには、無残な死体の写真や、ドンバスでウクライナ軍とウクライナの武装組織がロシア系住民に行っているとされる「戦争犯罪」のリストがアップされていた。

また、別のサイトには、ウクライナの地元有力者が人道支援物資を横流ししているとか、ウクライナの武装勢力が人道回廊を使って避難しようとする市民が逃げられないようにしているとか、そうした情報が、通常私たちが日本で目にするようなニュースと織り交ぜて掲載されている。

出所不明で、一体誰が、どこで、何を撮り、加工したものなのか確かめようのない写真や映像、記事を、人々は「真実」だと信じてしまう。戦場にいないからこそ、そうした情報に頼ってしまう。そして善意の人であればそれだけ、感情を揺さぶられ、義憤にかられる。

それはいつの時代のどこの戦争でも同じであるから、有効なプロパガンダの手法として20世紀の戦争を通じて確立されてきた。今はインターネットやSNSがあるから、いくつもの情報源に接することができ、「正しい」情報を得られるはずだ、というのは幻想に過ぎない。

おそらくはロシア国民をターゲットにして出回っているこれらの写真や文書に特徴的なのは、「ウクライナのナチ」「ジェノサイド」「モロトフのカクテル(火炎瓶の意)」といった用語や、ナチ武装親衛隊のシンボルを模した極右政党の旗であったり、独ソ戦時の写真とのコラージュだったりが添えられていることだ。

第二次世界大戦を想起させる言葉や視覚イメージには、ロシアの人々を感情的にさせる威力がある。戦争には反対で、ウクライナの人々を気の毒には思っても、「特別軍事作戦」は仕方のないものだと思い込ませるだけの力を発揮することが、それらの言葉やイメージには見込まれ、期待されているのだろう。



1702とはずがたり:2022/03/20(日) 15:33:23
実質ロシアの負けでだいぶ軟化してないか?
NATOの非加盟は既に織込済でウクライナの安全保障の確保が実際の焦点だし,今回露制圧のヘルソン州が入ってなくてロシアが8年かけて築いた既成事実を認めるかどうかのみになってる。
勿論クリミアとドネツク東部とルガンスク東部の抛棄を認めるのはウクライナにとって可成りの痛みを伴う決断だが,これらの地域は元々親ロシアの傾向が強かった地域であり,これらを切り離す事はウクライナが決定的にタタールならぬ親ロシアの軛を切り離す事にも繋がり,強硬に反対するであろうアゾフ大隊等の民族主義者どもをきっかけに出来ると猶良い。

戦争を終わらせるなら,クリミアと東ドンバスを切り離しても良いとウクライナ人が冷徹な判断下せるかどうかが焦点となってきたように見える。
また軍事的には中立とは云え,EU加盟はEU内の調整が付けば可能となるようにして置かねばらないだろう。そしてEUはEU圏がロシア圏より魅力的であった事を今後10年20年かけて示す義務を負う。まあ実際ポーランドやルーマニアやバルト三国はそれなりに順調にEUの辺縁部として成長してるようだしウクライナも大丈夫であろう。農業に関してはフランスが度量を見せる必要がありそう。

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(19日の動き)
2022年3月20日 0時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220319/k10013540621000.html?utm_int=detail_contents_news-related_003
プーチン大統領 直接会談に意欲か トルコ大統領との電話会談で

ロシアのプーチン大統領が、17日に行ったトルコのエルドアン大統領との電話会談の中で停戦に向けた条件を改めて挙げたうえでウクライナのゼレンスキー大統領との直接会談に意欲を示したと、トルコ大統領府の高官が明らかにしました。
このトルコ大統領府の高官は電話会談のやり取りを聞いたとしていてイギリスの公共放送BBCの取材に答えました。
それによりますとプーチン大統領は停戦に向けた条件として、ウクライナがNATO=北大西洋条約機構に加盟しないことを含めた「中立化」や、ロシアの脅威となる兵器を撤去させる「非軍事化」などを改めて挙げました。
また、8年前に一方的に併合した南部クリミアの承認や、親ロシア派の武装勢力が事実上、支配している東部地域の独立承認なども条件になるという考えを示しました。
そのうえでウクライナのゼレンスキー大統領との直接会談に意欲を示したということです。
一方、トルコ大統領府はこの電話会談の中でエルドアン大統領がプーチン大統領に対し、ゼレンスキー大統領との会談をトルコの最大都市イスタンブールや首都アンカラで開くことを提案したとしています。

ゼレンスキー大統領「今こそ話し合おう」ロシア側に呼びかけ

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ビデオメッセージを新たに公開し「交渉は、ロシアがみずからの過ちによる犠牲を減らすことができる唯一の機会だ。私たちはずっと、対話の用意があるとしてきた。モスクワにいる皆さんに言いたい。話をする時が来た、今こそ話し合おう」と述べ、建設的な停戦交渉を進めるようロシア側に呼びかけました。
また、ロシア軍による激しい攻撃が続く東部のマリウポリから18日に9000人以上が避難したほか、設置された避難ルートでこれまでに18万人が退避したことを明らかにしました。
ただ、ゼレンスキー大統領は「占領されている地域に必要な物資も届けられているが、占領軍は、物資の運搬を阻止し続けている。これは明らかに意図的なものだ」として、ロシア側が人道的な支援を妨げていると強く非難しました。

1703チバQ:2022/03/20(日) 15:46:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f31d4e394b464cd5c8076014ee9e2d60cce6cdd
避難先にも招集令状「まさか自分の元に」…ウクライナは総動員体制、家族離散も
3/20(日) 7:19配信
読売新聞オンライン
国支えたい でも逃げ出したい
 【クラクフ(ポーランド南部)=笹子美奈子】ロシア軍の侵攻により「総動員」体制下にあるウクライナで、一般市民に軍への招集令状が届き始めている。一方、国外脱出を図る男性の拘束も相次いでおり、国との関わり方を巡ってウクライナ国内で分断が起きている。

【写真】ロマさんに届いた招集令状

居所通報
 「まさか自分の元に来るとは思っていなかった」。ITプログラマーのロマさん(35)は3月中旬、軍への招集令状を受け取った。妻イリーナさん(32)と生後3か月の息子の安全を考え、侵攻が始まる直前の2月中旬、首都キエフから西部リビウ近郊に移っていた。仮住まいのアパートに徴兵事務所の職員が訪れ、令状を直接手渡されたという。

 軍への入隊は頭になかった。「たった2週間の訓練で戦闘術を学べるとは思えない。自分は実際の戦場では役に立たないだろう。サイバー攻撃などの情報戦で戦いたいと考えていた」と戸惑う。イリーナさんは「自分は国を愛しているし、国を支えたいと思っている」と語るが、招集により夫がそばにいなくなると思うと、逃げ出したいという気持ちが芽生えるようになった。

 総動員令は、侵攻開始当日の2月24日に発令された。徴兵の対象は18〜60歳の男性で、出国が禁じられた。侵攻後、ウクライナ国内では愛国主義的な風潮の高まりもあって入隊を志願する人も多く、招集される事例はまだ少ない。ただ、国外へ出る人の経由地となっているリビウなどの西部では、キエフや東部からの避難者を「非国民」だと敵視する住民も一部におり、避難者の居場所を徴兵事務所に通報するケースもあるという。

女装で脱出図る
ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、バスターミナルでポーランドに避難する妻と子どもたちを抱きしめる男性(2月25日、ウクライナ西部リビウで)=三浦邦彦撮影

 総動員令は家族の離散を強いている。ポーランド国境に向かう列車が発着するリビウ駅では、妻や子供、恋人と、見送る男性の別れの光景を目にすることが日常的になった。ポーランド側の避難所には、両手で子供の手を引き、重い荷物を背負ってたどり着く女性の姿が数多く見られる。

 国境付近では、国外脱出を図る男性の拘束が相次ぐ。国境警備隊は、女装したり、荷物に身を潜めたりして国境を越えようとして拘束された男性の事例を、見せしめのようにホームページに掲載。3人以上の子供や障害者の扶養者など、特例で出国が認められている男性についても、証明書の偽造などがないか目を光らせる。

国外から戦闘へ
 一方で、国外から戻る市民も多い。国境警備隊によると、露軍の侵攻以降、今月17日までに32万人以上が入国。その多くが男性だ。海外出張でウクライナを離れていたニコラ・チュブリンさん(25)は3月上旬、「子供が露軍の爆撃にさらされており、守らなければならない。国の独立もだ」と言い残し、ポーランド国境プシェミシルの駅から、キエフ行き列車に乗り込んだ。

 ポーランドに逃れた大学生アリナ・ラウロバさん(19)は、古里に残る父が露軍と戦っている。母から毎日1回、父の近況を伝えるメールが届くのを待つ日々だ。「総動員は正しい。こんな状況なんだから」。複雑な表情で話した。

1704チバQ:2022/03/21(月) 23:14:29
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220321k0000m030232000c.html
ウクライナの人道危機、拡大の恐れ強まる ロシアの無差別攻撃が激化
2022/03/21 21:00毎日新聞

ウクライナの人道危機、拡大の恐れ強まる ロシアの無差別攻撃が激化

露軍に包囲されたウクライナ南東部マリウポリを逃れ、息子を抱き締める母親=西部リビウで2022年3月20日、AP

(毎日新聞)

 露国防省は20日、包囲したウクライナ南東部のマリウポリからウクライナ軍の撤退を呼びかけた。しかしウクライナ側は21日、降伏要求を拒否した。戦闘長期化により消耗戦に突入しつつある中、露軍による無差別攻撃や補給路の封鎖で人道危機が拡大する恐れが強まっている。

 マリウポリは人口約40万人の港湾工業都市。19日には子供や高齢者など約400人が避難していた芸術学校が攻撃を受けるなど、民間人の被害が急増している。

 露国防省・軍の「国家防衛管理センター」のミジンツェフ・センター長は20日、「ウクライナの民族主義者たちのテロ行為によって人道上の惨事が起きた」と強弁し、ウクライナ軍兵士らに投降を呼びかけた。これに対し、ウクライナのベレシチューク副首相は21日、「降伏しないし、武器も置かない」とロシア側に伝えたことを明らかにした。

 一方、20日付の露コメルサント紙(電子版)によると、クリミア半島セバストポリに本部を置く露黒海艦隊のパーリー副司令官が19日、マリウポリ近郊でのウクライナ軍との交戦中に死亡した。ロシア軍では戦闘中の将官の死亡が相次いで伝えられており、多大な損失が出ている模様だ。

 ウクライナ各地では、ロシアによる無差別攻撃が激化している。北東部スムイ近郊では化学製品の工場で砲撃があり、アンモニアを保管していたタンクが損傷し一部が流出した。住民への大きな被害は確認されていないという。また東部ルガンスク州の軍当局者は20日、州内の高齢者施設が11日に露軍の砲撃を受け、56人が死亡し、生き残った15人が親露派武装勢力の支配地域に連れ去られたと発表した。

 またロシア国防省報道官は21日、空中発射型巡航ミサイルでウクライナ西部リウネ州の軍事訓練センターを破壊し、「80人以上の雇い兵らを殺害した」と発表した。

 国連人権高等弁務官事務所のまとめでは、ウクライナでは20日までに少なくとも民間人925人が死亡、1496人が負傷した。英国防省は、露軍が「消耗戦」への切り替えを強いられていると指摘。今後、黒海沿岸地帯へ制圧地域を広げれば、ウクライナ各地で物流が滞り、「人道状況が悪化する可能性が高い」と懸念を示している。

 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、米CNNテレビのインタビューで「プーチン露大統領との交渉なしでこの戦争を終わらせることはできない」と述べ、停戦に向けた両国首脳による会談に意欲を示した。交渉にあたっては「主権や領土保全に関わることは独立国家として妥協はできない」と強調。「(直接交渉の)試みの失敗は第三次世界大戦を意味する」と述べ、危機感をあらわにした。

 ロイター通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は21日、首脳会談には時期尚早との見方を示した。【ブリュッセル岩佐淳士、カイロ真野森作、ワシントン鈴木一生】

1705チバQ:2022/03/21(月) 23:16:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd43cf890e80c3f1ae517a6aa6e05efb6031dbee
ロシア軍死者、秘密裏に移送か…白いカーテンで覆われた車両がベラルーシに次々到着
3/21(月) 19:02配信

読売新聞オンライン
プーチン大統領(ロイター)

 【ロンドン=深沢亮爾】20日付の英紙サンデー・テレグラフは、ロシア軍がウクライナで戦死した自国兵の遺体を極秘裏にベラルーシに移送している可能性があると報じた。被害の実態を秘匿するためとしている。

【表】一目でわかる…ロシアの戦力はウクライナを圧倒している

 これに先立ち、米政府系「ラジオ自由欧州・ラジオ自由」は、ベラルーシ南東部に夜間、次々と到着する露軍車両だとする映像を公開した。車両の窓は中が見えないように白いカーテンで覆われ、側面に赤十字が記されていた。

 露軍の死者数を巡っては、露政府が2日、498人と発表した一方で、ウクライナ側は約1万5000人と主張している。ロシアでは、ソ連崩壊直後の第1次チェチェン紛争で戦死者が相次ぎ、兵士の母親らが反戦デモを繰り広げた過去がある。プーチン政権が国内の動揺を抑えるため、戦死者の扱いに神経をとがらせている可能性がある。

1706とはずがたり:2022/03/22(火) 16:23:33
前回は割りとスムーズに作戦を進めた印象が強いけどマリウポリは占領に失敗してたのか。

ウクライナ副首相が見解 マリウポリ攻撃「プーチン氏の個人的恨み」
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6008991.html
22日 7時57分

ウクライナの副首相は、ロシア軍が南東部マリウポリを包囲する理由について「プーチン大統領が住民への個人的な恨みを晴らそうとしている」という見解を示しました。

ウクライナのベレシチューク副首相は、20日付のフランス紙「リベラシオン」電子版のインタビューに応じ、南東部マリウポリをロシア軍が包囲し、攻撃を続けていることについての見解を示しました。

ロシアは、2014年に南部クリミアを一方的に併合しましたが、ベレシチューク副首相は、「その際にマリウポリを占拠できなかったため、プーチン氏が住民への個人的な復讐を果たしているのだと思う」「ロシアの支配を拒否したことに対する集団的な懲罰だ」と述べました。

また、ロシア軍が、人道回廊を攻撃したり、子どもたちが避難している劇場を破壊したりしていることを非難し、ロシア軍を止められないのは「国際社会の弱さを反映している」とも訴えました。

1707チバQ:2022/03/22(火) 20:17:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/315681b09b9659873978c19e2a769b05e64dce6a
ウクライナ難民、西への移動本格化 無料列車バスで
3/22(火) 19:46配信

産経新聞
ウクライナから逃れた難民

【メディカ(ポーランド南東部)=三井美奈】ロシアのウクライナ侵攻からまもなく1カ月。国連の統計で約356万人が国外に脱出した。最大の受け入れ国となった東欧ポーランドには約210万人が流入。国境地帯の混乱は収まり、難民たちの西欧各国への移動が本格化している。


■ピストン輸送

ポーランドのメディカ検問所には、ウクライナから1日約5千人が手荷物を抱えて徒歩でやってくる。ナターシャ・ベレズナヤさん(23)は友人2人とバスを乗り継ぎ、20時間かけて脱出した。熱いコーヒーを片手に、「砲撃がバスに迫って、怖かった。国境を越えて、ほっとした」と笑みを見せた。当面、オランダの知人宅に身を寄せる予定だ。友人たちはドイツを目指している。

侵攻開始当初、メディカには難民があふれたが、現在は移送態勢が整い、滞留することはなくなった。難民たちはまず、当局が用意したバスで10キロ離れた受け入れ施設に送られる。広大な駐車場に西欧各国の非政府組織(NGO)などの車両が数百台並び、無料で難民たちを移送している。

ドイツ南部ミュンヘンのNGO職員、ビクトル・ベルトさん(30)は、「週2回、医療品を国境に運び、難民たちを乗せて帰る。ミュンヘン市と連携し、受け入れボランティアの家庭に案内する」と話す。隣では、「イタリアのミラノ行き。5人OK」という看板を掲げたミニバスが止まっていた。

■国際移動も無料で

施設近くの駅から、電車で目的地を目指す人も多い。ポーランドやドイツ、フランス、イタリアなど西欧の鉄道が連携し、ウクライナ難民は無料で都市間移動ができるようになったためだ。ポーランドの主要駅には案内所が設けられ、水や食料などの支援物資のほか、「安易に個人情報を他人に教えないこと」「地方都市の方が受け入れに余裕があります」と書かれたパンフレットを配っている。

市人口の17%に相当する30万人が流入したポーランドの首都ワルシャワには、約2万5千床の短期宿泊所が設けられているが、中央駅で雑魚寝する人もいる。キエフを脱出したアナスタシア・バジリクさん(38)は中学生の息子2人を連れて、1泊した。友人のいる英国に行くため、査証(ビザ)が出るのを待っている。「英国でしばらく働いて、戦争が終わったら一日も早く帰国したい。キエフに残った夫のことが気がかり」と話した。

■滞在長期化の試練

欧州ではウクライナ侵攻以降、東欧を経由してドイツに約19万人、イタリアに約5万4千人、フランスに約2万人が流入したとみられている。

どこも最大の課題は、滞在先の確保。英国は難民受け入れ家庭に対し、月350ポンド(約5万5千円)の謝礼を支払うことを決定した。ドイツではNGOが受け入れ家庭の登録制度を進めており、これまでに約35万人分の滞在先を確保したとしている。ロイター通信によると、イタリア政府は17万5千人の受け入れ計画を策定している。

欧州連合(EU)は今月3日、ウクライナ人に1年以上の滞在を認める「一時保護措置」をとることで合意。難民資格の申請なしに、教育や就労の権利が受けられるようになったことも移動を加速させている。

1708とはずがたり:2022/03/22(火) 20:44:02

ここかな?ドニプロ市。地図だとドニエプロペトロフスクとなっている。
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%80%9249000+%E3%83%89%E3%83%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%82%AF+%E3%83%89%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AF/@48.3515016,34.5345363,8.29z/data=!4m5!3m4!1s0x40dbe303fd08468f:0xa1cf3d5f2c11aba!8m2!3d48.464717!4d35.046183

「人道状況は壊滅的」「生活が完全に破壊」ウクライナ東部・ドニプロ 市長単独インタビュー
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6008818.htm?1647949027644
21日 17時06分

ロシア軍からの攻撃にさらされながらも、ウクライナ国内から避難民を多く受け入れる東部ドニプロ市の市長がJNNの単独インタビューに応じ、「人道状況は壊滅的だ」と話しました。

「避難民があらゆる場所から押し寄せています。ドニプロは『人道支援のハブ』になっているのです。すべてを失い、生活が完全に破壊された人たちです。人道状況は壊滅的です」

JNNの単独インタビューに応じたのは、ウクライナ東部・ドニプロ市のフィラトフ市長です。

ドニプロ市は、東部ドンバス地方や北東部ハリコフ、南東部マリウポリなどといった激しい戦闘が続く都市の近くに位置し、逃れてきた市民が多く集まっています。

「私たちの街に残るのは、ここから先に避難することのできない高齢者です。身体的にも精神的にも、経済的にもここからさらに避難することができないのです。そのため、私たちがここに残り、面倒をみる必要があります。彼らを見捨てることはできません」

ドニプロ市では、食料や水の供給は追い付いているということですが、高齢者の支援に必要な医薬品や車いすなどの物資が不足。

交流のあった世界各国の都市や企業に経済支援の要請をしているということで、市長は、関わりのあった大阪市にも支援を求める手紙を出したことを明らかにしました。

一方、ドニプロ市はロシア軍からの攻撃にも連日脅かされています。

「毎日、ロシアの爆撃機TU-95からミサイルで攻撃されている。連日、空襲警報が鳴り響きビルの地下で寝ているのです」

集合住宅や靴の製造工場が狙われるなどし、市民も犠牲になりました。

「靴の製造工場にいた人は、みな普通の市民でした。どうしてこうした場所にロケットや爆弾を落とすのか。どんな必要性あるのか。ロシアの行為は、民間人への脅迫です」

ロシアの侵攻以降、ドニプロ市では少なくとも5人の市民の死亡が確認されたということです。

1709とはずがたり:2022/03/23(水) 09:38:29

19日土曜日の記事。昨日ぐらい烏克が奪還したと云うニュースも見たがどうなっているのか。。

ロシア軍、マリウポリ市内に進軍 中心部でも戦闘
3/19(土) 17:27配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/93fffe8713a946812ca4348b869e2126d0200474
AFP=時事
ウクライナ・マリウポリでロシア軍の攻撃を受けた劇場の位置を示す地図(2022年3月17日作成)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ロシア国防省は18日、同国軍と親ロシア派武装勢力の部隊がウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)市内に進軍したと発表した。ロシア側は数日前から同市を包囲し、砲撃を行っていた。

 ロシア国防省は、同国軍が支援する親ロ派武装勢力「ドネツク人民共和国」の部隊が包囲網を狭め、市の中心部で「ナショナリスト」と戦闘を続けているとしている。

 マリウポリ市長は英BBCに対し、市中心部でも銃撃戦が起きていると認めた。【翻訳編集】 AFPBB News

1710とはずがたり:2022/03/23(水) 09:39:36

オデッサの盾か。

ロシア軍、南部ミコライウを連日空爆
3/20(日) 10:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4eaf44042cd5581f78c6c6eef706afaca268436
AFP=時事
ウクライナ南部ミコライウで、ロシア軍の空爆を受けた士官学校で犠牲者を捜索する兵士(2022年3月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ウクライナ南部の都市ミコライウ(Mykolaiv)が19日、前日に続きロシア軍に空爆された。ミコライウ州のビタリー・キム(Vitaly Kim)知事が明らかにした。

【写真】ロシア軍の空爆を受けた南部ミコライウの士官学校

 キム氏はソーシャルメディアで「空爆は警告を出す頃にはすでに始まっていた」と語った。被害状況や死傷者の有無などの詳細は示さなかった。

 目撃者が19日にAFPに語ったところ、ミコライウでは前日早朝、兵舎が空爆を受け、兵士数十人が死亡した。救助活動が進められており、公式の死者数は未公表。

 ミコライウは、西方約130キロに位置する要衝オデッサ(Odessa)の「盾」とみなされている。ウクライナ当局は、現時点ではロシア軍を撃退しているとしている。【翻訳編集】 AFPBB News

1711とはずがたり:2022/03/23(水) 09:40:46
>>1709
日曜日には露の降伏勧告,月曜日にはその拒否があったが,,

ウクライナ、マリウポリ降伏要求を拒否
3/21(月) 13:12配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2830fa6e6a07bc95779a2a7af5e3b35d187b9277
AFP=時事

ウクライナ・マリウポリで、激しく損傷した集合住宅を撮影した衛星画像。マクサー・テクノロジーズ提供(2022年3月18日撮影・公開)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ロシア国防省は20日、ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)に対し、21日午前5時までに降伏するよう要求した。ウクライナ政府は21日、これを拒否するとともに、市民数十万人を安全に脱出させるようロシア側に求めた。

【動画】ウクライナ大統領、ロシアに直接会談呼び掛け 「今こそ会って話す時」

 イリナ・ベレシュチュク(Iryna Vereshchuk)副首相は降伏要求期限が数時間後に迫る中、ニュースサイト「ウクラインスカ・プラウダ(Ukrainska Pravda、ウクライナの真実)」に対し、「武器を手放すことはあり得ない。ロシア側にも既に伝えた」と語った。

 また、人道回廊を開設してマリウポリ市内に残留している推定35万人の市民を脱出させるよう要求したとしている。

 ロシア側は「ウクライナ軍部隊、領土防衛隊、外国人傭兵(ようへい)」に対し、「敵対行為をやめ、武器を置く」よう呼び掛け、降伏しなければ「軍法会議」以上のものが待ち構えていると警告していた。

 マリウポリは、ロシアが併合したクリミア(Crimea)半島とウクライナ北・東部のロシア制圧地域とを陸路で結ぶ戦略的要衝で、先月24日のロシア軍の侵攻開始以来、激しい攻撃にさらされている。

 侵攻後もしばらくマリウポリに残っていたギリシャ人外交官は、被害状況について「ゲルニカ(Guernica)、スターリングラード(Stalingrad、現ボルゴグラード)、グロズヌイ(Grozny)、アレッポ(Aleppo)など、戦争で完全に破壊された都市のリストに加わるだろう」と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News

1712とはずがたり:2022/03/23(水) 10:58:11
記事でも完全にウクライナ軍が掌握したわけではないとみられると書いてて判っていると思われるが,マリウポリも奪還の報が入ってきたりしてウ大本営としては一部でも取り返したら奪還と発表する様だから一進一退の攻防って所か。

この威勢の良い大本営発表の貢献がどの程度あるのかは不明だが,いずれにせよウ軍がロ軍の猛攻(司令官もがんがん戦死する統率の取れてないロ軍なのでへっぴり腰の可能性も勿論ある。兵士が死を怖がるようになればロシアも先進国の仲間入りであろう)を凌いでるのは凄い事だが,逆に良いとこ無しのロ軍が吉本的な「今日はこの位にしといたるわ!」と捨て台詞吐いて撤退するタイミングがないのが非常に状況を困難にしているのかも知れない。

ヘルソン州とマリウポリだけ上げて撤退と云う訳には(ウクライナ的には)行かないだろうなあ。少なくとも親露派が周囲より少ないヘルソンを見捨てる訳には行かないだろう。

ウクライナ「キエフ西部を奪回」 難民は355万人超に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR22DGG0S2A320C2000000/
2022年3月23日 4:59 (2022年3月23日 6:00更新)

マカリフと云う都市はチャドでしか見つからない
Makarivka Макар?вка マカリフカ?は此処。西ではなく南西約65km。
https://www.google.co.jp/maps/place/Makarivka,+%E3%82%B8%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%A3%E3%83%AB+%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+13544/@49.8824583,29.2602468,13.46z/data=!4m13!1m7!3m6!1s0x40d4cf4ee15a4505:0x764931d2170146fe!2z44Km44Kv44Op44Kk44OKIOOAkjAyMDAwIOOCreOCqOODlQ!3b1!8m2!3d50.4501!4d30.5234!3m4!1s0x472cc64f43811c51:0x599c7b5effc97394!8m2!3d49.8800905!4d29.2866325

1713とはずがたり:2022/03/23(水) 17:25:58

ロシア軍 東部掌握に向け圧力も ウクライナは徹底抗戦の構え
2022年3月22日 19時58分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220322/k10013546191000.html

ロシア軍は、東部マリウポリの掌握に向け、ウクライナ軍に事実上の降伏を迫るなど、圧力を強めています。
ロシアとしては、苦戦が続くとされる中で、東部の要衝を完全に掌握したとして戦果を強調したいねらいもあるとみられますが、ウクライナ側は、徹底抗戦する構えです。

ロシア国防省は22日、親ロシア派の武装勢力が複数の地区を掌握するなど、ウクライナ東部で支配地域を広げていると発表しました。

また、ロシア軍は、東部の要衝マリウポリを包囲するとともに20日からはウクライナ軍に対し、武装解除して都市を明け渡すことなど事実上の降伏を迫っています。

これに対して、ウクライナのゼレンスキー大統領は21日「『この最後通告に従えば戦争が終わる』と言われても、それは正しくない」と述べ、拒否する考えを強調しました。

マリウポリの戦況について、イギリス国防省は22日、ウクライナ軍は、占領を試みるロシア軍を撃退し続けていると分析していてウクライナ側は、徹底抗戦する構えです。

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、首都キエフでウクライナ公共放送などのインタビューに応じ「どんな形式であれ、ロシアの大統領との会談が実現するまでは、停戦に向け彼らにどのような用意があるのか、真に理解することは難しい」と述べ、プーチン大統領との対話を実現させたうえで、交渉の妥協点を見いだしたい考えを示しました。

そのうえで、当面、NATO加盟は難しいとの考えを改めて示したうえで「われわれの安全保障について話す中で、憲法の改正やウクライナの法律の変更についても話し合うことになるだろう。どんな結果になろうとも、大統領だけで決定をすることはない。変更が歴史的に重要なものになる場合は、国民投票を実施して決めることになる」と述べ、停戦交渉での合意内容によっては国民投票が必要との考えを示しました。

ただ、ロシア側はウクライナ側とのこれまでの交渉について「大きな進展は見られていない」としていて、両国の首脳会談や停戦の見通しが立たない中、ロシア軍の攻撃によって市民の間に犠牲が広がる状況を食い止める手だてさえ見いだせない状況が続いています。

1714チバQ:2022/03/23(水) 19:29:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a5f00cc308ff74853c674b33958488d7ca2e098
ロシア、侵攻で進むインフレ 反戦デモは下火に
3/23(水) 15:49配信

産経新聞
ロシアではインフレが進む一方、瓶詰や砂糖など長期保存できる食品の品薄も目立ち始めている=3月18日、モスクワ

ロシアのプーチン政権によるウクライナ侵攻から1カ月。ロシア国内ではインフレが進み、食品や日用品の物価が高騰している。通貨安や欧米企業の撤退で、国民所得の減少や失業者の増加も確実だ。国民が生活水準の悪化に直面する一方、反戦デモは下火となった。専門家によると、経済の先行き不安が、拘束されて職やキャリアを失いかねないデモへの参加を思いとどまらせているという。


「仕入れがどうなるか分からないので、値上げに踏み切った」

3月下旬、モスクワにあるアジア食材店の男性社員はそう話した。商品棚には値札のない商品も。露通貨ルーブルは侵攻後、対ドルで一時40%下落し、その後も激しく変動している。そのたびに頻繁に値段を変えるため、値札を付け替える暇がないのだという。

モスクワのスーパーでは、砂糖や小麦の売り切れが目立つ。インフレの進行を見据えて買いだめする動きが続いているためだ。露国内での生産中止が発表されたコカ・コーラなど米欧系の商品に関しては、現時点で目立った価格上昇は見られないが、今後、在庫の減少とともに値上がりは必至だ。多くの飲食店でも値上げが進んでいる。

経済誌フォーブス・ロシア(電子版)は3月中旬、露統計当局の発表に基づき、国内のインフレ率が12・5%に達したと伝えた。特にトマト(17%)やバナナ(16%)、砂糖(15%)の値上がりが目立つ。

露中央銀行は、今年の国内インフレ率が14〜20%に達し、国内総生産(GDP)は8%縮小するとの予測を発表した。露有力紙「独立新聞」も複数の専門家の分析として、国民の実質賃金が平均10%低下し、失業率は1月時点の4%台から10%に拡大する恐れがあると伝えた。

米欧による経済制裁には、ロシアに侵攻を断念させると同時に、露国内での反戦機運を高める思惑があるとみられている。

ただ、現在、反戦デモは収束しつつある。露人権監視団体「OVDインフォ」によると、デモに参加して当局に拘束された市民の数は今月8日までに計1万4千人に達したが、その後は拘束者数が増えていない。徹底的な弾圧で参加者が激減したとみられる。

独立新聞は13日、「デモは指導者を欠いている上、国民はデモに参加して職場や学校から追放されるのを恐れている」とする専門家の見解を伝えた。

1715チバQ:2022/03/23(水) 21:24:53
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASQ3Q71RRQ3QUTIL044.html
「ロシアも困ってる…」「承服できぬ」 北方領土、元島民らの思いは
2022/03/22 22:00朝日新聞

「ロシアも困ってる…」「承服できぬ」 北方領土、元島民らの思いは

北海道・納沙布岬(手前)上空からのぞむ歯舞群島。左上奥は色丹島=2019年1月30日、朝日新聞社機から、山本裕之撮影

(朝日新聞)

 ロシア外務省が北方領土問題を含む日本との平和条約交渉を継続しない考えを明らかにしたことについて、早期の北方領土返還を求める北海道の元島民らには憤りや落胆が広がった。

 四島の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)の根室支部長代行の角鹿泰司さん(84)は、歯舞群島のひとつ勇留(ゆり)島出身。ロシアのウクライナ侵攻を批判したうえで「戦火がやんで情勢が正常化し、とにかく1日でも早く元島民が再び島を訪れる日がきてほしい」と話す。

 旧ソ連軍による四島占領時に1万7291人いた元島民は今年2月現在、5492人。平均年齢は86・6歳と高齢化が進む。

 道によると、1992年に始まったビザなし交流は、2019年度までに日本側から延べ1万4356人が四島を訪問した。ロシア人の受け入れは延べ1万132人に上る。1999年開始の元島民の自由訪問は、19年度までに延べ5231人を数えるなど、元島民たちに定着してきた。ただ、コロナ禍で20年度以降は交流は中断されている。

 今回の声明では、四島へのビザなし交流や自由訪問について永続的な「打ち切り」か一時的な「停止」かはっきりしていない。今回、北方墓参は停止の対象になっていないとされることから、角鹿さんは「状況によっては、再開に含みを持たせているともいえる。ロシアも制裁などで、困っているのではないか」と望みをつなぐ。

 千島連盟の宮川秀明専務理事はロシアの対応に「承服できるものではない」と反発する。それでも「交流事業でもない限り、四島にはなかなか行けない。両政府が努力してほしい」と交流の再開を求めた。

 北海道の鈴木直道知事は22日の道議会答弁で「交流に努めてきた両国住民の思いや努力をも損なうものであり、極めて不当で断じて受け入れられない」と強い不快感を表明。国にロシアへ抗議するよう働きかける考えを明らかにした。(大野正美、松尾一郎、中野龍三)

1716とはずがたり:2022/03/24(木) 01:24:47

3/7の記事。ロシアはソ連時代の悪行で国としての尊敬を少なくとも東欧では完全に失って居るであろうからな。そしていまウクライナの離叛を確実なものにしているのである。まあ孤立感は深いだろうねえ。。

ウクライナ機「受け入れるな」 ルーマニアなどに警告―ロシア
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030700320
2022年03月07日10時10分

 【モスクワAFP時事】ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は6日、ウクライナの軍用機の着陸を認めているとして、北大西洋条約機構(NATO)加盟国をはじめウクライナ周辺国に警告した。「ルーマニアなどにウクライナの軍用機が飛来しているのを知っている。軍用機を駐留させたり、ロシア攻撃のため空域を使用させたりすることは参戦と見なす」と述べた。

ルーマニアに500人派兵 仏

 これに対し、ルーマニアのチウカ首相はテレビの取材に「民間人を殺害し戦時国際法は無視。現実から目をそらすための修辞にすぎない」と反論した。今後もロシアはルーマニアを脅すかもしれないが「恐怖を感じる理由はない」と対抗心をあらわにした。

1717チバQ:2022/03/24(木) 10:39:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/76a08e6b08fcbd69b1e4db3415c178d2b0d978d5
ロシアの大統領特別代表が辞任、出国 ウクライナ侵攻に反対か
3/24(木) 8:27配信
朝日新聞デジタル
ロシア・サンクトペテルブルクで6月、経済フォーラムに参加するアナトリー・チュバイス大統領特別代表=ロイター

 米ブルームバーグ通信などは23日、ロシアのアナトリー・チュバイス大統領特別代表が辞任し、ロシアから出国したと報じた。ウクライナ侵攻に反対していたという。これまでに辞任した政府関係者の中では、最も高いポストに就いていたとみられる。

 チュバイス氏は、ソ連崩壊後のロシアの経済改革を主導し、気候変動問題の特別代表を務めていた。

朝日新聞社

1718とはずがたり:2022/03/24(木) 10:43:46
ロシアと一枚岩に見えるベラルーシも割りと最近も大統領選に絡んでデモとかあった。国内に不穏な動き!?

ここでプーチンがルカシェンコに無理をさせると結果的にロシア勢力圏からベラルーシまで離脱させられるのかも。親西欧政権が出来たらロシア軍が侵攻してくるだろうけど,東ドンバス・クリミア以外のウクライナに加えてベラルーシの西半分とかロシア圏から離脱させたい。

ベラルーシ迄がたがたし始めたら流石にプーチンも戦争止めざる得ないだろうけど何処迄動きあるかな。。

てかプーチン以上にルカシェンコが国内の雰囲気判ってるだろうし自作自演でウクライナへ侵攻出来ませんねんとプーチンに云う為の謀略かも。

政治経済 2022/03/24 07:30
ベラルーシの反乱軍が鉄道を破壊、ロシアの侵攻を妨害か
https://forbesjapan.com/articles/detail/46554
Siladitya Ray , FORBES STAFF

ウクライナ軍は3月23日、ロシアの同盟国であるベラルーシの反乱軍が、同国とウクライナを結ぶ鉄道の一部を破壊したと発表した。この動きは、ベラルーシの国民と軍の一部が、ロシアの侵略に反対していることを示している。

ウクライナ軍の参謀本部は、23日にフェイスブックで公開した日報の中で、ロシア軍がベラルーシの領土を使用することを非難する反対勢力と市民によって、鉄道の一部が使用不能にされたと発表した。

参謀本部によると、ウクライナとベラルーシの国境沿いにはロシアとベラルーシの軍事装備が集積されており、ベラルーシ軍がロシアの侵攻に加わる懸念が高まっている。

ウクライナ軍は、ロシアのキエフ進攻を阻止するため、包囲された南部の都市マリウポリと北部の都市チェルニーヒフを防衛し続けている。しかし、マリウポリを攻撃しているロシア軍の中で、「戦闘を継続する準備ができている兵士は10%以下」で、ひどく士気が落ちている模様だとウクライナ軍は述べている。

ベラルーシ国内の鉄道の被害の程度は不明だが、この妨害行為はロシア軍の物流面での苦境をさらに深刻化させる可能性がある。米国とNATOは、ベラルーシ軍がまもなくロシアの侵攻に加わる可能性があると警告している。

現状でロシア軍は、首都キエフへの進攻など、ウクライナ北部への攻勢の中継地としてベラルーシを利用している。また、ベラルーシは先月、憲法を改正し、ロシア軍とその核兵器の両方を受け入れ可能にしたと発表した。にもかかわらず、ベラルーシはこれまでロシアの侵攻に積極的に兵力を提供していない。

編集=上田裕資

1719とはずがたり:2022/03/24(木) 17:34:16
大統領の特別代表ってどんな役職だ?

プーチン大統領の特別代表が辞任 侵攻以降の辞任で最高位
https://www.bbc.com/japanese/60856795
2時間前

アナトリー・チュバイス氏は2020年12月にプーチン大統領の特別代表に就任した

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の特別代表を務めていたアナトリー・チュバイス氏が辞任したことが、23日明らかになった。ウクライナ侵攻以降に辞任したロシア政府関係者で、最も高位の人物となった。

ロシアの報道によると、チュバイス氏は現在、妻と共にトルコにいるという。辞任についてまだコメントは出していない。

チュバイス氏は、ロシアの持続可能な開発目標について各国と調整する役割を担っていた。

ウクライナ侵攻が始まると、反政権派で2015年に暗殺されたボリス・ネムツォフ氏の写真をフェイスブックに投稿していた。コメントは添えられていなかったが、政権批判の姿勢を示したものと受け止められた。

ロシア政府ドミトリー・ペスコフ報道官は、「チュバイスは自らの意志で辞任した。(ロシアを)去ったかどうかは個人の問題だ」と話した。

政府要人の姿見えず

ロシアではここ数週間、プーチン政権の重要人物は、ペスコフ報道官とセルゲイ・ラブロフ外相を除いて、ほとんど公の場に姿を見せていない。

ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領顧問は23日、ロシアの国防当局のトップ2人(セルゲイ・ショイグ国防相、ワレリー・ゲラシモフ軍参謀総長)やシークレットサービスの最高幹部らの姿が「どこにも見当たらない」のは興味深いと述べた。

チュバイス氏は、外国組織と関係をもつ特別代表のポストにあったが、ロシア政府の内輪の人物とはみられていなかった。

ソヴィエト連邦崩壊後の1990年代の経済改革における役割をめぐって物議を醸したことで知られる。当時のボリス・エリツィン大統領のもとで進められた一連の民営化では、富豪のオリガルヒが多数生まれたとされる。

チュバイス氏の辞任を、反政権派は冷ややかにみている。収監中のアレクセイ・ナワリヌイ氏の広報担当は、「彼の身と財産への危機感から」ではなく、反戦抗議の辞任だとの見方に疑念を呈した。

ロシア政府は、ウクライナ侵攻への批判を厳しく取り締まっている。国営メディアには、侵攻ではなく「特別軍事作戦」と呼ぶよう指示している。

生放送中に「戦争反対」のプラカード ロシア国営テレビで

国営テレビでは、ジャーナリスト数人が辞職している。「チャンネル1」の編集者だったマリナ・オフシャニコワ氏は、ニュース番組の生放送中、「戦争を止めろ!」と書かれたポスターを掲げ、国民はうそを告げられていると訴えた後、同局を辞めた。

ロシアでは、今回の戦争について「偽のニュース」を広めることを禁じる法律がつくられた。政治ジャーナリストのアレクサンドル・ネフゾロフ氏は、ロシア軍がウクライナ・マリウポリの産科病院を攻撃し、死者が出た詳細をソーシャルメディアに投稿。まだ起訴されていないが、捜査の行方が注目されている。

1720とはずがたり:2022/03/24(木) 17:39:08

グーグル通じて西側の正しい情報をこれまでは得れてたんか。テレビしかみない高齢者がロシアの大義信じちゃってて若者との分断が激しいのも宜なるかな。

ロシア グーグルニュース接続遮断
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220324/k10013548471000.html

ロシアのインターファクス通信によりますと、ロシアの通信当局は23日、アメリカのIT大手が運営するニュース検索サービス「グーグルニュース」について、ロシア国内からの接続を遮断したということです。

「ウクライナ情勢をめぐって、信頼できない情報が数多く含まれているため」としています。

1721とはずがたり:2022/03/24(木) 19:45:50
ロシアは肥料向け硝酸アンモニウムや尿素は生産してるが製紙用漂白剤の塩素酸ナトリウムは輸入してるらしい。

ロシアで入手・利用困難になった五つのもの
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb44622d9a313b1fc231dff5ac520df371b6fb8f
3/24(木) 15:25配信
AFP=時事
ロシア・モスクワ中心部のキャンディーストアの前を歩く男性(2022年3月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ロシアがウクライナ侵攻を始めて1か月。ロシア市民は、西側諸国による経済制裁や政府の締め付けの影響を感じ始めている。国内で簡単には入手や利用ができなくなった五つのものをまとめた。

■砂糖

 品不足と価格高騰への懸念から基礎食品の奪い合いが起きている。スーパーマーケットで砂糖を取り合う動画も拡散された。

 砂糖の価格は天文学的な水準に上昇。小売店は一人当たりの購入量に上限を設けている。

 1990年代初めの食糧難の時代を覚えている人は、ジャムなど保存食を作るための砂糖やそばの実を本能的に買いだめしている。

 政府は既に砂糖と穀物の輸出を一時的に制限。基礎食品が底を突くことはないと、国民を安心させようとしている。

 政府に言わせれば、消費者の買いだめは「感情的な」反応だ。

■プリンター用紙

 プリンター用紙も価格が高騰、店頭からも消え始めている。地元メディアによると、小売価格は従来の2、3倍になり、ウェブサイト上ではさらに高値で転売されている。

 製紙用漂白剤の塩素酸ナトリウムの大部分を輸入に依存しているため、一部工場が操業を停止したことが原因だ。

■海外旅行

 ロシアの中間層は欧州など国外への旅行に頻繁に出掛けていた。しかし、西側諸国の厳しい制裁により、それはもはやかなわない。西側諸国は自国領空内でのロシア機の飛行禁止措置を導入。ロシアは航空機部品を入手したり、機材に保険を掛けたりといったこともできなくなっている。

 ロシアからの国際便は現在、ほとんど飛んでいない。国内線の機材の大部分はスホイ・スーパージェット(Sukhoi Superjet)などロシア製に切り替えられる可能性がある。

■外貨とクレジットカード

 米国のビザ(Visa)やマスターカード(Mastercard)のクレジットカードを国外で使い、ロシア国内の銀行口座から代金を引き落とすのは不可能になった。ウクライナ侵攻を受けて国外に逃れたロシア人も、国内口座は利用できないことになる。

 ロシア国内でも、米アップル(Apple)の決済サービス「アップルペイ(Apple Pay)」のサービスが停止された。

 銀行口座からの外貨引き出しや通貨ルーブルでの外貨購入、外貨の国外持ち出しも厳しく制限されている。

■ソーシャルメディア

 新たにデジタル版「鉄のカーテン」が降ろされた。

 フェイスブック(Facebook)を運営するメタ(Meta)が、欧州連合(EU)域内でロシア政府系メディアRTへのアクセスをブロックしたことを受け、ロシア政府はフェイスブックをブロックした。

 ツイッター(Twitter)も同様の理由でロシアでの利用が停止された。

 インフルエンサーや中小企業の間で人気が高い、メタ傘下のインスタグラム(Instagram)も停止されている。

 ロシアはメタを過激派組織と認定した。【翻訳編集】 AFPBB News

1722チバQ:2022/03/24(木) 22:00:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4dbbd526ef2b5ce0643d8dacbdee3a78a85847a
ロシア軍、非人道兵器「白リン弾」使用か キエフ周辺では後退の模様
3/24(木) 20:30配信
朝日新聞デジタル
ウクライナの首都キエフで23日、攻撃を受けた自宅で身の回り品を手に取る女性=ロイター

 ロシア軍がウクライナに侵攻してから1カ月がたった24日、戦況は膠着(こうちゃく)状態が続いた。ロシア軍は東部で攻撃を強める一方、首都キエフ周辺では一部の部隊が後退を余儀なくされた模様だ。ただ、ウクライナ検察当局は侵攻開始からの子供の死者が121人、負傷者が167人に上ったと発表。人道状況は危機的だ。

【写真】ウクライナの首都キエフで23日、攻撃を受けた自宅のそばに立つ女性=ロイター

 州内に親ロシア派支配地域を抱える東部ルガンスク州の知事は24日朝、SNSの投稿で、前日から州内の6都市がミサイル攻撃や空爆を受け、4人が死亡したと明らかにした。

 攻撃を受けた31棟の建物のうち23棟が住宅で、集合住宅10棟も含まれるという。うち16棟が焼けたという。知事は、ロシア軍が燃焼性が非常に強い非人道的兵器とされる白リン弾を使ったと非難している。

朝日新聞社

1723チバQ:2022/03/24(木) 22:01:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d094af06704bc3c0a4c8432819dfac6450964f16
ウクライナ、露揚陸艦「オルスク」撃沈と報告
3/24(木) 20:23配信
産経新聞
ウクライナ海軍は24日、アゾフ海に面した南部の港湾都市ベルジャンシク周辺で、ロシアの戦車揚陸艦「オルスク」を撃沈したとする動画と写真を公表した。動画には攻撃された艦艇で爆発が起きる様子が映されているが、オルスクかどうかは不明。

1724チバQ:2022/03/24(木) 22:39:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_europe_GJ37FZMPFFMJNCPJ4G4S2FO4UE.html
ウクライナ 首都近郊で露軍が数十キロ後退 作戦修正の動き
2022/03/24 10:10産経新聞

米国防総省高官は23日、ウクライナの首都キエフ東方20〜30キロで待機を続けていたロシア軍がウクライナ軍の攻撃により約55キロ地点まで押し戻されたことを明らかにした。キエフ包囲を狙う地上部隊が補給不足や強力な反撃で停滞を続け、一部で後退を余儀なくされたもようだ。一方でロシアは親露派支配地域に近い東部地方に作戦の重点を移しつつあるという。

高官によると、キエフ北方チェルニヒウの包囲を目指す部隊もウクライナ側の攻撃で一部が後退した。要衝オデッサに近い南部ミコライフ郊外では激しい戦闘により露軍に再配置の動きがみられるとした。

AP通信によると、NATO高官は侵攻から約1カ月で露軍側の死者が7千人から1万5千人に上るとの見積もりを示した。アフガニスタン侵攻(1979〜89)の旧ソ連の戦死者約1万5千人に匹敵する数字。国防総省高官は犠牲者の確認を避けたが、露軍が地上に加え航空の戦闘でもリスク回避の動きを指摘した。半面、侵攻開始から発射されたミサイルは1200発を超えた。

高官は、親露国ベラルーシからの兵力投入は現時点でないとしつつ、いずれ国外から補強を進めるとの見方を示した。

高官は一方で、露軍が東部マリウポリとその北方のイジュムを結ぶ一帯での戦闘に集中しつつあるとの見方を示している。東部ドンバス地方を支配する親露派武装勢力と戦闘を続けるウクライナ軍を封じ込める狙いがあるという。マリウポリでは激しい爆撃や市街での戦闘が継続。近郊のアゾフ海沿岸で揚陸艦から車両を上陸させて補給する動きが確認された。

ウクライナ軍の戦闘を支える米国の軍事支援は2月下旬に承認された3億5千万ドル相当は数日以内に供与が完了。今月16日に発表された8億ドル分の追加支援の輸送に移る。高官は、地上の輸送路が複数あり、維持されていると強調した。(ワシントン 渡辺浩生)

1725チバQ:2022/03/25(金) 11:09:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8ab7b91d41ea7b3b4781f9987b3c08782a829bc
ロシアもG20に招待 議長国インドネシア
3/24(木) 20:18配信
時事通信
 【ジャカルタ時事】インドネシア外務省は24日の記者会見で、秋にバリ島で開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)にロシアも招待したことを明らかにした。

 「全ての国を招待するのが議長国(であるインドネシア)の務めだ」と説明。ロシアがウクライナ侵攻を始める前の2月22日に招待状を送ったという。

 ロシア排除を求める声もあるが、インドネシアの共同シェルパ(首脳個人代表)を務めるジャニ氏は会見で「G20議長国は全ての構成国を招待しなければならず、最初から不変のルールだ」と強調した。「G20は世界経済の回復に注力しなければならない」「中立公平な議長を務める」とも述べた。

1726とはずがたり:2022/03/25(金) 16:15:27
ジョージアでのロシアのやり口は今回と相似なのか。慣れた(筈の)作戦だった訳か。

ウクライナを支援する義勇兵「ジョージア軍団」の高い戦力 ロシアのしたたかな手口は見破られていた〈dot.〉
3/25(金) 11:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/740633fd471741d79e6dfe7519650dc990b8a690
AERA dot.

 当初、ロシア系住民の保護などを口実にウクライナに侵攻したロシア。その前例となったのが、2008年、旧ソ連の構成国だったジョージアへの侵攻だ。黒海の東岸にあたるジョージアは、黒海の北岸に位置するウクライナとの間にロシアを挟み、北側にそのロシア、南側にはトルコやアゼルバイジャンと隣接する、人口が370万人ほどの国だ。同国出身の慶應義塾大学SFC研究所上席所員として国際政治を研究するダヴィド・ゴギナシュヴィリ博士は「2008年があったからこそ、今回、ウクライナやアメリカはロシアの動きを予測できた。それによって戦いへの準備を進めたことで、いまロシアに対して善戦している」と分析する。

*   *   *

 世界中から約2万人の義勇兵の応募があったといわれているが、その国際部隊の中核を担うのがジョージア人部隊、通称「ジョージア軍団」だ。ゴギナシュヴィリ博士はこう説明する。

「司令官のマムカ・マムラシュビリ氏は14歳のとき将校だった父親とともにロシア軍と戦った。2008年にロシアがジョージアに侵攻した際にも参戦しました。非常に経験豊富な軍人です」

 ロシアがウクライナ領クリミア半島を併合した14年、マムラシュビリ氏はジョージア軍団を創設した。

「今回のウクライナ侵攻ではロシア軍と戦っているジョージア人は非常に多いです。元防衛大臣が一人の兵士として戦っていますし、現職の国会議員も義勇兵として加わっています」

■ジョージアを支えたウクライナ

 かつてロシアと戦火を交えたジョージアの人々は、ウクライナに対して強い親近感がある。だが、それだけではない。「恩返しの気持ちもある」とゴギナシュヴィリ博士は言う。

「90年代初頭、ロシアが介入した戦争の際、ウクライナ人が志願兵として、ジョージア側で戦ってくれた。難民を輸送するヘリコプターも支援してくれました」

 さらに、今回の侵攻について、「ジョージア人は、ウクライナ人のためだけの戦いとは認識していない」と言う。

「ジョージアとロシアの国境をプソウ川が流れているのですが、昔、ウクライナ義勇兵たちは『プソウ川でロシア軍を食い止めなければ、いずれ、(ウクライナの)ドニエプル川で戦わなければならなくなる』と言っていました。それがまさにいま、現実となっています。だからジョージア人は、今度はウクライナでロシアを止めなければ、また祖国でロシアと戦わなければならなくなる、という気持ちが強いんです」

■ジョージア人のデジャヴ

 今回の侵攻は、14年にウクライナ東部のドネツク、ルガンスク地方の親ロシア派をロシアが支援し始めたことに端を発する。だが、「あのときジョージア人は、ロシアがまた同じことをウクライナでやり始めた、と思った人が多かったのです」と話す。

 その理由は、こうだ。

 08年、ロシアはジョージアに侵攻した。名目は、ジョージアのアブハジア地方、南オセチア地方の親ロシア系住民を守るため、だった。

 ゴギナシュヴィリ博士は、こう話す。

「このときの戦争は5日間で終わった、と言われますが、それはロシア正規軍との戦いで、実際にはそのずっと以前からロシアはさまざまな手口を使ってジョージアを攻めてきた」

 それこそが今回のウクライナ侵攻のひな形ともいえる「ハイブリッド戦争」と指摘する。どういうことか。

「ハイブリッド戦争は、軍事力だけでなくプロパガンダや世論操作などを積極的に活用して、相手の社会を不安定化させるのが狙いです。そこに軍隊を投入するのですが、正規軍だけでなく、『非正規の軍隊』を使うのです」

1727とはずがたり:2022/03/25(金) 16:16:05
>>1726
■ジョージアに「ロシア平和維持軍」の皮肉

 それを象徴するようなジョージアとロシアの戦いは、1991年にも起きていた。

 同年、ジョージアは旧ソ連から独立。ところがすぐに、ガムサフルディア初代大統領に対して「民族主義者」とレッテルをはるプロパガンダが強く流された。それらによって火がついた民族主義は、アブハジア人とオセット人が多く住むアブハジアと南オセチアで燃え上がった。

「例えば、ロシア軍から武器を供給された武装勢力により、アブハジアにある重要な鉄道が繰り返し攻撃された。それを防ぐため、沿線にジョージア軍が駐留するようになると、『アブハジア人を殺すための軍隊だ』というプロパガンダがロシア側から流されて、戦闘が拡大していった。でも、ジョージア軍と戦ったアブハジア人は少なくて、多くはロシアから潜入した武装組織だったのです」

 ジョージア政府は、武装組織ではなくロシアを相手に戦っていると国際社会に訴えた。なのに、「無視された」とゴギナシュヴィリ博士は言う。

「撃墜したロシアの戦闘機を撮影して世界中に公開したにもかかわらず、大した反応はなかった」

 そして93年9月、ジョージア軍とアブハジア武装勢力との間で停戦合意が結ばれた。仲介したのは、素知らぬ顔したロシアだった。

「非常に皮肉だったのは、ロシアがジョージアに『平和維持軍』を駐留させることになったことです」と、ゴギナシュヴィリ博士は苦笑いする。

■「NATO加盟」目指して亀裂深まる

 一方、ジョージアは親欧米路線を強めていく。04年からは北大西洋条約機構(NATO)への加盟を明確に目指すようになった。ロシアとの関係はますます悪化していった。その亀裂が決定的となったのは08年4月、NATOサミットでジョージアとウクライナの将来的な加盟を認めたことだった。

「そこでロシアは、いまのうちにジョージアを叩いておかないと、と判断したのでしょう」

 同年に突如、標識のない「正体不明の軍事組織」からの攻撃が始まった。ジョージアは攻撃を止めるようロシア平和維持軍に訴えたが、まったく動く気配がない。すると、ジョージア国内で「反撃すべし」との世論が徐々に高まり、8月、ジョージア軍が反撃を開始した途端、大規模な戦闘に発展した。

「国境付近で演習していたロシアの陸海空軍が全面的に侵攻を開始した。首都トビリシも空爆にさらされた」

 停戦後、ロシアはアブハジアと南オセチアの独立を一方的に承認。両国を防衛するとして、軍を駐留させた。

「このように、ロシアはジョージアに対して独立したころから巧妙な攻撃を仕掛け、08年に侵攻したわけですが、国際社会からは完全に無視された。でも、今回はそこが大きく違う。ウクライナはジョージアのケースをよく学んだと思います」

■反撃とどまったゼレンスキー大統領

 ゼレンスキー大統領は戦争が始まりそうな状況になって以降、ドネツク、ルガンスクでいくら親ロ勢力から挑発的な攻撃を受けても“反撃命令”を下さなかった。

「もし、そこで反撃していたら、もっと早い段階で戦争が始まっていたでしょう。2月末に侵攻が始まるまでの数カ月間、ゼレンスキー大統領は国際社会の団結に向けて、働きかけた。それはとても正しい作戦だったと思います」

 開戦までに時間を稼ぐことができたおかげで、ウクライナは対戦車・地対空ミサイルなど、大量の武器をアメリカなどから受け取ることができた。

 加えて、多くの義勇兵が世界中から集まる下地ができた。

「義勇兵の参戦は単に戦力を高める、というだけではなく、ウクライナ側の士気を高めるという意味でも非常に重要な役割を果たすと思います」

 ロシアは08年のジョージアでの「5日間戦争」と同様に、比較的短期間の作戦を想定していた可能性が高い。そのため、戦闘が長引くにつれ、燃料や食料の補給がおぼつかなくなっている

「現状を見るかぎり、ロシアは戦闘力を維持するための補給や支援活動に完全に失敗している。明らかに自滅的な誤算ですよ」

 ゴギナシュヴィリ博士はこれらの要素を分析したうえで、こう続ける。

「いま、われわれは全力で、ウクライナを支援しないといけないと思います。もし、ウクライナが敗北したら、自由民主主義世界が大きなダメージを受けます」

(AERA dot.編集部・米倉昭仁)

1728チバQ:2022/03/26(土) 09:37:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/097828eb73b71dfd93f60343b3e5c31fc4b0c876
ロシア政権内部に異変…要人辞任・動静途絶、「クーデター辞さず」観測も
3/26(土) 6:34配信
読売新聞オンライン
チュバイス氏(ロイター)

 ロシアのウクライナ侵攻から1か月が経過し、プーチン政権内部の異変が相次いで伝えられている。プーチン大統領が頼りとする情報機関に「クーデター」も辞さない空気が漂っているとの観測まで出始めた。

 今月23日、アナトリー・チュバイス大統領特別代表(国際機関との調整担当)がウクライナ侵攻に反対して辞職し、出国したことが明らかになった。

プーチン政権

 チュバイス氏はソ連崩壊後の1990年代にエリツィン政権の大統領府長官や第1副首相を務め、市場経済に移行する改革を推進したリベラル派だった。プーチン氏の側近ではないが、侵攻後に政権を離れた初の要人として注目された。

 これに先立ち、アルカディ・ドボルコビッチ元副首相は政府系財団の代表を辞任した。ドボルコビッチ氏は米メディアに侵攻反対を表明していた。プーチン政権を支える新興財閥(オリガルヒ)の一部も反戦を公言する。

 米ブルームバーグ通信は、プーチン氏から最近、3期目の指名を受けたエリビラ・ナビウリナ中央銀行総裁が、侵攻開始後、辞意を表明していたと伝えた。

 米CNNなど米欧メディアは、セルゲイ・ショイグ国防相の動静が2週間近く伝えられなかったことに強い関心を寄せている。

 大統領府は24日、ショイグ氏がオンライン形式での安全保障会議に出席し、「軍事作戦について報告した」と発表し国営テレビは動画も放映した。だが、調査報道が専門のメディアは画像の不自然さを指摘しており、軍事作戦の難航の責任を問われているのではないかとの疑念が消えていない。

 ロシアでは、プーチン氏に政治情勢を報告していた情報機関「連邦保安局」(FSB)の複数の幹部が「懲罰」として軟禁されているとみられている。

 英紙ザ・タイムズは23日、FSBが「クーデターを起こすリスクが日増しに強まっている」とする内部告発情報を報じた。FSB幹部が、米欧による厳しい経済制裁の直撃を受けたことに不満を募らせているのが理由だとしている。
 政府系調査機関によると、ウクライナ侵攻を支持する人の割合は約7割という。しかし侵攻はプーチン氏の政権基盤を揺さぶり始め、政権の今後について「崩壊するかどうかではなく、いつ崩壊するかの問題だ」(ロシアの歴史学者アンドレイ・ズボフ氏)との指摘さえ聞かれるようになった。

 侵攻に対する異論が今後、プーチン氏の側近にまで広がるかどうか注目される。

1729とはずがたり:2022/03/26(土) 10:12:11
“after a special operation”を特殊部隊による解放と読んだ向きもあったけど,捕虜との交換だったようだ。

https://twitter.com/achkhikvadze/status/1504155308553293825
???? says that mayor of Melitopol was released “after a special operation”.

拉致されたメリトポリ市長解放 ロシア兵捕虜と交換―ウクライナ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031700785&g=int
2022年03月17日12時47分

 【キエフAFP時事】ウクライナ当局は16日、侵攻したロシア軍によって11日に拉致されていた南部メリトポリのフェドロフ市長が解放されたと明らかにした。通信アプリ「テレグラム」に投稿された動画によると、ゼレンスキー大統領が市長と電話で会話し「生きていて、声が聞けてうれしい」と伝えた。市長も「見捨てないでくれて、ありがとう」と応じている。

【地図で見るウクライナ情勢】ロシア軍侵攻 近隣国に逃れた難民の数

 大統領報道官はテレビ出演し、市長の解放は、捕らえたロシア兵9人との交換だったと公表した。9人は20〜21歳と指摘し「まだ子供の徴兵で、ロシア国防省はウクライナにはいないと言っていた年代だ」と批判した。

1730とはずがたり:2022/03/26(土) 10:28:22
ウクライナ軍「1300人死亡」 ゼレンスキー氏、エルサレムで停戦協議提案―南部で反ロシアデモ
2022年03月13日09時16分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031300133&g=int

 【イスタンブール時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、記者団に対し、ロシア軍が2月24日にウクライナ侵攻を開始して以降、ウクライナ軍に約1300人の死者が出たと述べた。停戦交渉をめぐっては、エルサレムでの協議実施をイスラエルのベネット首相に提案したことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。

 ゼレンスキー氏はこの中で、自軍の犠牲に言及する一方、「ロシア兵500〜600人が投降した」と主張し、戦果を挙げていることも強調した。ゼレンスキー氏は会見に先立ち、ウクライナ側との衝突でロシア軍に「過去数十年間で最大規模の損害が出ている」と訴えていた。
 また、停戦交渉については、米欧に対して一層の関与を求める一方で、ベネット氏が5日に急きょロシアを訪れてプーチン大統領と会談するなど、イスラエルが積極的に動いていることを評価した。イスラエルがウクライナに「安全の保証」を提供することへの期待も示した。
 ウクライナ南部メリトポリでは12日、「テロ犯罪への関与」を理由にロシア軍が拘束し、連れ去ったとされるフェドロフ市長の解放を求めるデモがあった。ゼレンスキー氏によれば、2000人が参加したという。

1731とはずがたり:2022/03/26(土) 10:36:55

ウクライナがロシア本土へ攻撃開始してる。ロシア正教会側の発表だから事実であろう。

ロシア従軍聖職者、ウクライナのロケット弾で死亡 国内初の死者か
2022年3月25日 23:01 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3397020

【3月25日 AFP】ロシア正教会は25日、南西部のウクライナ国境付近で、ウクライナ側からのロケット弾攻撃によりロシア人の従軍聖職者が死亡したと明らかにした。先月ロシアがウクライナに侵攻して以降、戦闘に絡んでロシア国内での死者が伝えられたのは初めて。

モスクワ総主教の軍関連部門はソーシャルメディアに、ウクライナのハリコフ(Kharkiv)州から約2キロに位置するロシアのベルゴロド(Belgorod)州ジュラブリョフカ(Zhuravlyovka)村で活動していたオレグ・アルチョーモフ(Oleg Artyomov)氏がウクライナのロケット弾で死亡したと投稿した。(c)AFP

1732とはずがたり:2022/03/26(土) 11:15:35
ロシア軍によるウクライナ人の拘束・拉致相次ぐ、市民やジャーナリストも
https://www.bbc.com/japanese/60857451
2022年3月25日
A still from Viktoriia Roshchyna hostage video

この映像の中でジャーナリストのヴィクトリイア・ロシュチナさんは、明らかに強制された状況で、ロシア軍が「命を助けてくれた」ことに感謝を述べた

ウクライナでロシア軍が制圧した地域で、ウクライナ市民が拘束され、強制拉致の対象になっている。国連がBBCの取材で明らかにした。

国連は少なくとも市民36人が拘束されたことを確認している。連れ去られた市民の家族は、被害者の居場所について情報を与えられていない。

ロシア軍が制圧地域の支配に苦慮する中、ウクライナ市民からは、誘拐や脅迫といった活動が活発化していることを恐れる声が出ている。

ジャーナリストのヴィクトリイア・ロシュチナさんは、同国東部の占領地域で活動していた3月15日、身元不明の男たちに連れ去られた。

ロシュチナさんが勤めるメディア「Hromadske」は、南東部の港湾都市ベルディヤンスクでの目撃情報から、ロシュチナさんは「おそらくロシア連邦保安庁(FSB)に連れ去られたのだろう」とみている。

ロシュチナさんは6日後に釈放されたが、その前に、ロシュチナさんが明らかに強制された状況で撮影された「人質ビデオ」のような映像が、メッセージアプリ「テレグラム」の親ロシア派グループで拡散された。映像の中でロシュチナさんは、ロシアに拉致されたわけでないと言い、ロシア軍が「命を助けてくれた」ことに感謝している。

協力を拒否、老父が人質に

同じく占領下にある南東部メリトポリで活動するジャーナリストのスウェトラナ・ザリゼツカヤさんは、ロシア軍が擁立した新市長への協力を拒否したところ、罰として75歳の父親が人質に取られたと話した。

地元メディア「RIAメリトポリ」のディレクターでもあるザリゼツカヤさんはフェイスブックで、ロシアが擁立した市長との面会で、侵攻への批判をやめないと述べた後に、父親が拘束されたと説明。

また、誘拐犯から電話があり、父親は「どこかの地下室」にとらわれていると教えられているものの、「何を要求されているかは知らない」と言われたという。

ザリゼツカヤさんはメリトポリにおけるロシア軍の「残虐行為を世界に知らしめる」と誓っていたが、ロシア軍はその父親を人質に取り、投降するよう通告したという。

ウクライナの全国ジャーナリスト連合(NUJ)は、メリトポリで4人のジャーナリストが拘束されていると発表した。

NUJのセルゲイ・トミレンコ氏は、一連の拘束は、「ジャーナリストや公人を脅迫」するための「情報浄化の波」の一つだと指摘した。

元新聞社主のミハイロ・クムコ氏も、メリトポリでロシア軍に拘束された

ウクライナで誘拐事案を記録・報告している国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官はBBCの取材に対し、標的にされているのは「地元コミュニティーの代表やジャーナリスト、ウクライナ支持を表明する人々が大半」だと話した。

一方で、拘束されている人が「ロシアの治安当局が作ったとされる標的リスト」の一部かどうかは、判断できていないという。

アメリカ当局は2月、国連に書簡で、ロシアがウクライナ国内の「殺害リスト」を作り、侵攻後の攻撃・拘束対象にしていると警告していた。

複数の情報筋は、1月にウクライナのデジタルアプリがハッキングされ、そこからロシアが標的を特定した可能性があると見ている。一方、イギリスの王立防衛安全保障研究所(RUSI)は、ウクライナの全国自動車保険登録簿がハッキングされた際に、標的の居場所が特定された可能性があるとみている。

拷問の叫び声

またここ数週間、ロシア軍に占領された地域で多くの公務員が拘束されている。メリトポリではイワン・フェデロフ市長が市内の危機管理センターから連れ去られた。

拘束時の状況についてフェドロフ氏は、連れ去られた場所にいた他の被害者は拷問されていたようだと地元メディアに語った。

「私は体を触られなかったが、武装した7人の男に取り囲まれれば、その意図は明白だ」

「隣の部屋では誰かが拷問されていた。叫び声が聞こえて、心理的圧力を受けるのに十分だった」

「ロシア軍は破壊工作の容疑で被害者を批判し、ドアに指を挟ませて、どの部隊所属か言わせようとしていた。でも被害者はただの地元住民だ」

メリトポリのイワン・フェデロフ市長は解放後、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領からメダルを授与された

拉致とみられる行為は他の都市でも確認されている。北部ノヴァ・カホフカでは市議会の議長の行方が分からなくなっているほか、ブチャの市議会はBBCの取材に対し、ロシア軍による襲撃で職員6人が拘束され、その後解放されたと明らかにした。

1733とはずがたり:2022/03/26(土) 11:15:48
>>1732
下院議員は「自宅を避けるように」

ウクライナのアリオナ・シュクルム下院議員は、ロシアが占領地域で住民の協力を得られず、抵抗が増している中では、拘束は増えていくだろうとみている。

「プーチン(ロシア大統領)は、クリミアのようにことが進むと思っていたはずだ。侵攻して市庁舎の建物を抑えれば、市長が『協力しましょう、あなたたちの市長になります、違いはありません』と言うだろうと」

「でも全くそうはならなかった(中略)誰も、いわゆる親ロ派の人間ですら、ロシア兵に言われたことには応じなかった」

南部ヘルソンなどの占領地域では、ロシア軍への抵抗運動が続いている

親欧派のシュクルム議員はBBCの取材で、自分はロシアの標的リストに入れられている可能性が高いため、首都キーウ(キエフ)の自宅に近づかない方が良いとウクライナの治安部隊から警告されたと話した。

「どうやら2つのリストがあるようだ。まず、殺害ターゲットの下院議員のリスト。ロシア側が、協力できないと考える人たちが大半だ。それから捕虜にしてモスクワへ連行し、何らかの投票を強制させようという人たちのリストもある」

「私はロシアから制裁も受けているので、自分がどちらかのリストに入っていると思っている」
拘束におびえる市民たち

拉致事案は公人にとどまらず、一般市民や元軍関係者も被害に遭っている。

BBCの取材に応じた政治アナリストのマッティア・ネレスさんは、2016〜2018年に、東部ドンバスで軍医として従軍していたおじが、スワトウォの街でロシア兵の標的になったと話した。

「ロシア連邦の治安部隊がおじの家に来て、おじを探していた。幸い本人は不在だったが、近所の人たちが、ロシア軍がおじを探していたと話していた」

ネレスさんは、ロシア軍のどの部隊が相次ぐ拘束を行っているかは分からないと述べた上で、おじを探していた部隊は「軍人と他の治安部隊が入り混じっていた。FSBかと推測はできるが、記章は着けていなかった」と述べた。

ネレスさんはまた、今後数日でこうした拘束が増えると恐れている。ヘルソンなど南部地域では今のところ、「拘束事案は比較的少ない」が、ロシア軍の標的リストは、占領に抗議する人たちが特定された時点で「早急に作られている」ようでもあると話した。

「地元の住民は、さらに長引く抑圧活動の始まりになるのではないかと恐れている」

(英語記事 Civilians abducted as Russia steps-up intimidation)

1734とはずがたり:2022/03/26(土) 11:18:37
流石に21世紀にもなってこんなスターリン的な強制移住見たいな事が起きてるとは思いたくないけど。。

ウクライナ人をサハリンなどへ強制移住 ロシア軍
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fd1926999e31e05bee762eeacb373a722d65fbe
3/25(金) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)

 激しい戦闘が続くウクライナ南東部のマリウポリで、ロシア軍により住民およそ6000人が強制移住させられているとウクライナ側が非難しています。

 ウクライナ外務省によりますと、南東部のマリウポリに住むおよそ1万5000人がロシア側から強制移住の対象とされ、パスポートなど身分証明書を没収されたうえで少なくとも6000人が実際に移住させられたと主張しています。

 また、ウクライナ国防省によりますと、市民らは移住先としてロシア極東のサハリンなどを提示されているということです。

 移住させられた市民には職業をあっせんする機関から仕事を紹介されますが、2年間ロシアからの出国を禁止されるということです。

 ウクライナ国防省は「民間人の強制移住は重大な国際法違反だ」として、ロシアを批判しています。

テレビ朝日

1735とはずがたり:2022/03/26(土) 13:56:04

ウクライナ軍事支援を拒否 ロシアに融和的 ハンガリー首相
3/26(土) 6:01配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/afabc59ff40b928aa97cd90a3c0e7a67099a9611
時事通信

 【ワルシャワ時事】ハンガリーのオルバン首相は25日、ロシアが侵攻したウクライナへの軍事支援について「国益に反する」として拒否する方針を明らかにした。

 AFP通信が伝えた。ハンガリーは北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)の加盟国だが、オルバン氏はプーチン・ロシア大統領との親密な関係で知られる。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は24日のEU首脳会議で行ったオンライン演説で、オルバン氏を名指しし、「(ウクライナ南東部の)マリウポリで何が起きているか知っているのか?」と述べ、ロシアに融和的な姿勢を暗に批判。「誰の味方に付くのか自らはっきり決めなければならない」と訴え、支援に賛同するよう求めた。

1736チバQ:2022/03/26(土) 13:57:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/0858ee4cdab706282702165a5b1d306d5f676410
ウクライナ東部へ重点攻勢のロシア、ジョージア駐留部隊を投入の兆候
3/26(土) 11:32配信

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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【ワシントン=田島大志】ロシア国防省は25日、ウクライナでの軍事作戦について、東部の親露派武装集団支配地域の拡大に重点を移す方針を示した。南東部マリウポリなどの制圧を目指すとみられる。米国防総省高官も25日、記者団に対し、露軍が東部で攻勢を強めているとの分析を示し、旧ソ連構成国のジョージアに駐留する露軍部隊をウクライナに援軍として送る兆候があるとも指摘した。

【動画】マリウポリで市街戦 至近距離からロシア軍車両を撃破

 米国防総省高官は、露軍が東部に注力する狙いについて「東部にいるウクライナ軍を遮断するためだ」と指摘。首都キエフでは露軍が苦戦しており、東部で制圧地域を拡大し、停戦協議を有利に進める意図があるとの見方を示した。

 露軍が投入する兆候がある援軍は、ロシアを後ろ盾にジョージア(当時グルジア)からの分離独立を一方的に宣言した南オセチア自治州とアブハジア自治共和国に駐留する露軍部隊だとみられる。

 マリウポリについて、東部ドネツク州の知事は25日、「まだウクライナ軍が管理下に置いている」と述べたが、露国防省は、制圧に向け激しい攻撃を続けている。ロイター通信によると、現地で人権状況を監視する国連担当者は25日、マリウポリで死者をまとめて埋葬する集団墓地が増え続け、約200体が1か所に埋葬された墓地もあると報告した。

 ウクライナ外務省は24日、「ロシアは約6000人のマリウポリ市民を強制的に連行し、ウクライナに政治的な圧力をかけるための人質に使おうとしている」と非難した。

 ウクライナのイリナ・ベレシュチュク副首相は25日、露軍が14都市の市長を拉致し捕虜にしたと主張。露軍捕虜と交換する目的だと非難した。キエフ北東のチェルニヒウ州当局は25日、露軍が地元の行政職員2人、市民11人を拉致したと明らかにした。

 また、キエフ北部のチェルノブイリ原子力発電所の職員が住む都市の近くで露軍の攻撃があり、国際原子力機関(IAEA)は25日、原発の技術職員が21日以降、再び勤務の交代ができない状態だと発表した。

1737とはずがたり:2022/03/27(日) 10:13:20
戦うベラルーシからの義勇兵 ウクライナで戦闘訓練受ける
3/9(水) 17:13配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee4ba216d160630c715ead3ee49df28370b75fab
AP通信

キーフ、ウクライナ、3月9日(AP)― ウクライナをはじめヨーロッパ各地に住むベラルーシ人が、ウクライナ防衛のため義勇兵として首都キーフ(ロシア語表記キエフ)で戦闘訓練を受けている。
 多いときには1日20人のベラルーシ人が、同郷人で編成される部隊に組み入れられ、訓練を受けてウクライナ陸軍や領土防衛隊兵士と同様に前線に投入されるという。
 ベラルーシで航空技師として教育を受けたというヤン・デルベイコさん(26)は2020年、反政府デモに参加したことでベラルーシにいられなくなり、ウクライナに移住。ロシア軍の侵攻を知って、ベラルーシ人部隊に参加した。
 フランス外人部隊にいた経験があるというベラルーシ人のイワンさんは、ウクライナで民間人の生活を送っていた。ロシア軍の侵攻を知って、普通の生活を続けることができなかったとして、ベラルーシ人部隊に志願した。
 「プーチンの不当な野望のせいで、人々が苦しみ、人々が死んでいる」とイワンさんは憤る。

(日本語翻訳・編集 アフロ)

1738とはずがたり:2022/03/27(日) 11:43:29
リビウ市長余裕やなw>ポーランドにいるバイデン(米)大統領にあいさつしたいのだろう

更にチェルノブイリの近くのスラブチッチをロシアが新たに制圧とのこと。ベラルーシの直ぐ近くで未だ制圧してなかったのか。キエフ戦線再編の一環?チェ原発の支配を確実にする為のもの?

スラブティチはここ
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%80%9207100+%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%95+%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%81/@51.7126658,30.3976815,9.21z/data=!4m5!3m4!1s0x46d565f4eb75d537:0xc50705b9ed2329ea!8m2!3d51.5221889!4d30.7457125?hl=ja

ロシア軍、西部リビウを空爆 原発近くの都市制圧 ウクライナ
3/27(日) 8:21配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3842361548f56142be38bf4b06d9b55fac5c5926
時事通信

26日、空爆後に黒煙と炎が上がるウクライナ西部リビウ(AFP時事)

 ウクライナ侵攻を続けるロシア軍は26日、西部リビウ郊外を空爆し、ウクライナ側によると、5人が負傷した。

【写真】11日、ウクライナ西部リビウの鉄道駅で、戦禍を逃れようと子供を抱え列車を待つ女性

 ロシア軍はまた、北部のチェルノブイリ原発近くの都市スラブチッチを制圧した。

 リビウは隣国ポーランドとの国境から約60キロに位置。今月13日に近郊の軍事演習場がロシア軍のミサイル攻撃を受け少なくとも35人が死亡したが、これまで大規模な爆撃や戦闘を免れていた。戦禍を逃れるため首都キエフなど他の都市から避難民が集まる拠点にもなってきた。

 AFP通信によると、リビウのサドビー市長は記者会見で、燃料貯蔵施設や防衛施設に被害が出たと説明。「侵略者たちはきょうの攻撃で、ポーランドにいるバイデン(米)大統領にあいさつしたいのだろう」と述べ、バイデン氏の訪問に合わせてロシア軍が攻撃したとの見方を示した。

 スラブチッチ制圧について国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は26日の声明で、ウクライナ側から通知があったと明らかにした。原発作業員の多くはスラブチッチから原発に通っているが、声明によると、1週間近くにわたり作業員の交代が行われていないという。

1739とはずがたり:2022/03/27(日) 12:00:01

確り親露派地域と西欧とを劃した方が良さそう。まあ確り劃したらロシアの面倒見が露骨に悪くなりそうだけど。

親ロ派地域で「プーチン擁護論」 モルドバ、第2の侵攻に懸念
3/27(日) 7:19配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dc0ebea729a866b24e0cfcd28b589b88e87a8f7
時事通信
沿ドニエストルの「国境」検問所。パスポート提示などの手続きが必要=24日

 ウクライナの隣国で欧州連合(EU)加盟を目指す旧ソ連構成国モルドバでは、戦禍のウクライナに同情を示す人が多く、反戦機運も強い。

 一方、同じ国内でも親ロシア派が分離独立を宣言し、事実上ロシアの支配下にある東部の「沿ドニエストル共和国」では事情が全く異なり、プーチン政権を擁護する住民が目立つ。ロシアによる「第2の侵攻」の口実に利用されるのではないかとの懸念が広がっている。

 モルドバの首都キシニョフから東へ車で1時間半。「国境」はない場所に検問所が見えてくる。ここは1990年に多数派のロシア系住民が「共和国」として分離独立を宣言した地域。ロシアが支援し、92年にモルドバ軍と本格的に衝突した。国際的に国家承認されていないが、モルドバ政府の統治は及ばず、今も約1500人のロシア軍部隊が駐留する。

 パスポートを出して「入国」すると、様相が一変。看板や標識はロシア語で書かれ、赤緑の「国旗」とロシア国旗が並んではためく。「首都」ティラスポリの議会前にはレーニン像がそびえ建ち、旧ソ連製とみられる古い戦車の展示も。まるでソ連時代にタイムスリップした雰囲気だ。

 ティラスポリ市内は一見、すぐ近くで紛争が起きていることが信じられないくらい穏やかだ。公園でくつろぐ人々にウクライナ情勢をどう思うか聞くと、弁護士のリュドミラ・リトビネンコさん(36)は「戦争は心配」だが自分は政治的に中立と強調。「私たちを助けてくれるロシアを悪くは言えない。ロシアは公共施設を建て、奨学金を出し、年金を補助してくれる」と主張した。

 教師のデニス・ブルカさん(35)は「親戚がウクライナにいて心配」である一方、「ロシアばかりが悪いわけでない。開戦前はロシア側が歩み寄ろうとしたが、汚職まみれのウクライナ政府は何もしなかった」と発言。年金生活者のアラ・サフチェンコさん(63)は「ウクライナ人同士が殺し合っている。ロシアは見ているだけ」と述べた。プロパガンダと情報統制の影響とみられ「プーチン大統領はいい人」という声も聞かれた。

 ロシアのてこ入れを受けるこの地域は、ウクライナ東部の親ロ派支配地域「ドネツク人民共和国」や「ルガンスク人民共和国」としばしば比較される。プーチン政権は2月21日に両地域を独立承認し、住民保護を名目としたウクライナ侵攻につながった。モルドバ国民の間では、沿ドニエストルが「ウクライナ東部化」し、ロシアの介入を招くのではないかとの不安が高まっている。

1740とはずがたり:2022/03/27(日) 12:09:41

ロシア軍 マリウポリの一部掌握 市内全域支配へ部隊展開か
2022年3月26日 6時21分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220326/k10013552471000.html

ウクライナに侵攻を続けるロシア軍は、東部の要衝マリウポリの一部を掌握し、市内全域の支配に向け部隊を展開しようとしているとみられます。

一方、ロシア国防省は今回の作戦で兵士1300人以上が死亡したと発表しましたが、欧米側はこれを大幅に上回る人的被害を指摘していて、ロシア側の苦戦も浮き彫りになっています。

ロシア軍は、ウクライナ東部の要衝マリウポリで戦闘を続けていて、ウクライナの地元メディアは、マリウポリの市長がすでに市外に退避したと伝えたほか、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は「ロシア軍は24日、マリウポリ中心部のキリスト教の教会を占拠し、市の全域の掌握に向けて部隊を展開している」との分析を示しています。

マリウポリは、ロシアが一方的に併合した南部クリミアと、親ロシア派の武装勢力が事実上支配する東部地域を結ぶ拠点としてロシアが重視していて、市内全域の掌握を目指しているとみられます。

一方、首都キエフ周辺の戦況についてアメリカやイギリスの国防当局は、ロシア軍の一部の部隊が後退していると指摘し、ウクライナ側の激しい抵抗でこう着している模様です。

こうした中、軍事侵攻から1か月が過ぎた25日、ロシア国防省は戦況分析を発表し「軍事作戦の第1段階の主要目的は達成された」と強調しました。

そのうえで「ウクライナ軍の戦闘能力が大幅に低下したため、われわれは東部ドンバス地域の解放という主要な目標の達成に力を注ぐことができる」と主張し、親ロシア派の武装勢力が影響力を持つ地域を中心に軍事作戦が強化されるとの認識を示しました。

一方、国防省は、これまでのロシア軍の兵士の死者数が1351人、負傷者数が3825人だと発表しました。

また、ウクライナ軍の兵士の死者は1万4000人以上になるとみられるとしています。

ロシア軍の被害について国防省は、今月2日には兵士498人が死亡し、1597人が負傷したと発表していて、大幅に増えています。

ただイギリス国防省は「ロシア軍には、ほぼ確実に数千人の犠牲者が出ている」と分析しているほか、NATO=北大西洋条約機構も7000人から最大で1万5000人のロシア軍兵士が死亡したと推定していると伝えられていて、ロシア側の発表を大きく上回る被害が出ている可能性があり、ロシア側の苦戦も浮き彫りになっています。

専門家「ロシア軍 キエフ制圧困難で南東部支配に目標変更か」
ロシアの安全保障に詳しい防衛省防衛研究所の兵頭慎治 政策研究部長は、ウクライナに侵攻を続けるロシア軍について「全体的にウクライナ軍が反転攻勢をかけていて、必ずしもロシア軍が優勢とは言い切れなくなっている。首都キエフ周辺ではロシア軍が防御態勢に追い込まれ、一部の部隊の後退を余儀なくされている」と述べ、ロシア軍が当初の見通しよりも苦戦していると見ています。

その背景について「そもそも、2週間程度の短期決戦を見込んでいたため、ロシア軍の補給が追いついておらず、ロシア軍部隊の士気が大幅に下がっている」と指摘しています。

さらに、ウクライナ側が欧米から最新式の武器の供与を受けているとしたうえで「ロシア側は旧式の無線や通常の携帯電話など秘匿性が低い通信手段を使っているとみられる」と述べ、ロシア軍の通信を傍受したり、米軍から情報を得たりして、ウクライナ軍が効果的な攻撃をすることができていると分析しています。

そのうえで「ロシア側の当初の目的であったキエフの制圧が難しくなり、南東部の軍事的掌握に作戦目標を変更する可能性がある」と述べ、ロシアが当初の目標を変更し、2014年に一方的に併合した南部のクリミアと独立承認した東部地域をつなぐマリウポリなどの地域の支配を、新たな目標にするのではないか、という見通しを示しました。

また、ロシア軍による生物・化学兵器の使用の可能性について「使用した場合はNATOが厳しい措置をとるとみられ、ロシアとしては使用に踏み切るには一定のハードルがある。ロシアは、ウクライナ側を戦意喪失させ、有利な停戦条件を引き出すために意図的に使用を示唆しているようにみえる」と話しています。

1741とはずがたり:2022/03/27(日) 12:10:09
>>1740
米メディア “ロシア軍の機密情報 ウクライナ軍が傍受か”
ロシア軍が苦戦している要因の1つとして、アメリカメディアは、通信手段を十分確保できず作戦を遂行するうえでの機密情報もウクライナ軍に傍受されている可能性を指摘しています。

アメリカの外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は22日「ロシア軍の無線はウクライナに傍受されている」というタイトルの記事を掲載しました。

記事では、アメリカの当局者や専門家の話として、ロシア軍は、ゼレンスキー政権を短期間で崩壊させることを想定していたため、長期間の侵攻の準備ができておらず、広大なウクライナの領域をカバーできるほどの通信環境を整えていなかったと伝えています。

さらに、ロシア軍がハリコフ周辺などで通信塔を破壊したため、みずからの通信手段も失うケースがあったということです。

こうしたことからロシア軍は、作戦を遂行するうえでの機密情報も専用の無線システムではなく、一般のシステムを使わざるをえなくなり、ウクライナ軍は、通信を妨害したり傍受したりしているということです。

さらにウクライナ側は、ロシア軍の兵士が戦闘の状況について母親に電話で伝えているとする内容などをSNSで次々に発信していて、戦地では情報戦も有利に進めていると強調するねらいがあるとみられます。

1742とはずがたり:2022/03/27(日) 12:11:48

昨日辺りロシアがマリウポリ一部制圧などの報道があった>>1740-1741がウクライナも奪還してるのか?小谷氏のツイートのソースは不明。

https://twitter.com/tetsuo_kotani/status/1507890933626720262
Tetsuo Kotani / 小谷哲男
@tetsuo_kotani
ウクライナ軍がマリウポリ北西の複数の村落を奪還。ロシア軍による包囲網突破につながるかが焦点。
午前10:23 · 2022年3月27日·Twitter for iPhone

1743とはずがたり:2022/03/27(日) 19:59:43

フィンランド国鉄、ロシアへの運行停止へ EUで最後の直行路線
3/27(日) 17:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9806627bc187d84371ed5bc39b8e0f78678f5ac3
CNN.co.jp

(CNN) フィンランドの国鉄「VRグループ」は27日までに、ロシアへ直接つながっている鉄道路線の運行を28日から停止すると発表した。ウクライナへ軍事侵攻したロシアに科す制裁策の一環。

フィンランド、ロシア間の鉄道は欧州連合(EU)加盟国内でロシアとの間を結ぶ最後の旅客輸送路線となっていた。同路線の再開時期などについては後日発表するとした。

VRグループは声明で、フィンランド・ヘルシンキ、ロシア・サンクトペテルブルク間を走る「アレグロ号」は27日朝のヘルシンキ発の列車は出発するが、午後の便は取り消されると説明。

サンクトペテルブルク発の同日の両便は運行されるとした。

VRグループの乗客サービス担当幹部は、関係当局の指示に従いフィンランド国民の安全な移動を確保するため運行をこれまで続けて来たと説明。ここ数週間、ロシアからの出国を望む人々はそうするための時間を十分得てきたとし、制裁に基づいて今後はサービスを中止すると述べた。

EUは先月27日、ウクライナ侵攻を受けロシアの航空機のEU空域内での飛行を包括的に禁じる措置を打ち出してもいた。

1744とはずがたり:2022/03/28(月) 10:24:50

ウクライナまで70キロ、迎撃ミサイル並ぶ補給拠点…ポーランド市民に不安の声も」https://www.yomiuri.co.jp/world/20220327-OYT1T50213/
2022/03/28 05:00

 【ジェシュフ(ポーランド東部)=笹子美奈子】ロシアの侵攻を受けたウクライナに、隣国ポーランドは人道分野や軍事面で支援を拡大している。国境近くの補給拠点ジェシュフでは、戦乱に巻き込まれることへの不安の声も聞かれた。

補給路
 25日にポーランド訪問を始めた米国のバイデン大統領は、ジェシュフ近郊の空港に降り立った。民間機も利用する飛行場だが、迎撃ミサイル「パトリオット」の発射機が何基も連なり、厳重警戒に当たっていた。


 国境から約70キロ・メートルのジェシュフは、ウクライナ向けの重要な補給拠点だ。地元報道などによると、軍の輸送機が頻繁に着陸し、トラックに装備を積み替え、ウクライナに向かう。ジェシュフ近郊では2月中旬以降、米国が派遣した欧州への増派部隊約2000人の大半が駐留しており、街中でも至るところで米兵の姿を見かける。

ジェシェフ近郊のジャションカ空港に配備されている地対空ミサイル(25日)=冨田大介撮影
 人道支援物資もここを経由する。国際機関や支援団体が臨時事務所を置き、各国もウクライナ西部リビウから移転した臨時大使館を構える。ポーランドは国別で最多の200万人超のウクライナ難民を受け入れている。ジェシュフでも避難所が設置され、人口約18万人の街は急激に過密化した。

不安
 「北大西洋条約機構(NATO)は我々を守ってくれる。部隊も装備も、もっと来るべきだ」。空港近くのガソリンスタンドで働くピオトル・コシバさん(47)はこう話した。

 ポーランドはNATOの加盟国で、ロシアのウクライナ侵攻後、NATOの「支持率」が跳ね上がった。調査会社スタティスタの世論調査によると、2014年のロシアによるクリミア併合以降、支持率は80%前後の高水準で推移してきたが、今年3月に94%になった。戦争に巻き込まれる不安感が反映されたようだ。

リビウ市長「バイデン氏のポーランド訪問への返答だ」…ロシア軍、石油施設をミサイル攻撃

 ウクライナのザポリージャ原子力発電所が攻撃を受けた4日以降、薬局に甲状腺 被曝ひばく を防ぐ安定ヨウ素剤などを買い求める人が殺到し、品切れ状態が続く。

 ポーランドのヤロスワフ・カチンスキ副首相は15日、チェコ首相らとウクライナの首都キエフを訪問した際、「ウクライナ領土にNATOや、可能ならより国際的な組織の平和維持部隊を置く必要がある」と述べた。ラブロフ露外相は23日「ロシアとNATO軍の直接衝突になる」と反発した。

 「指先を触れると体全体が巻き込まれるということを歴史が語っている。国境を越えて何かをするべきではない。ポーランドは中立であるべきだ」。空港近くの住宅街でゼベシェク・ファエルさん(60)は語った。

1745とはずがたり:2022/03/28(月) 10:56:50
クリミアとドンバスの処遇で最終合意は結べないと思われる。詰まり停戦しても制裁は解除されずロシアに停戦するメリットがあんまないのだよなあ。。だからこその制裁での厭戦気運高めてロシアの戦争遂行コスト高めてるんだけど,プーチンが決断出来る環境を形成できるかどうかが鍵か。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220328/k10013553291000.html
ゼレンスキー大統領 停戦交渉に期待感

ロシアとの停戦交渉が近く対面形式で行われる見通しになったことについて、ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオメッセージを公開し、「私たちは和平を求めている。停戦交渉は良い機会だ」と述べ期待感を示しました。

そのうえで、「私たちの優先事項は変わらない。ウクライナの主権と領土の一体性が保たれることは当然で、疑いの余地はない。ウクライナの安全保障が確約されることも必須だ。私たちの目標は明白で平和と日常の暮らしをできるだけ早く取り戻すことだ」と述べました。

また、ゼレンスキー大統領は現在の戦況について、「ウクライナ軍は、ロシア軍の侵攻を食い止めているほか、いくつかの地域では押し返している」と述べました。

1746とはずがたり:2022/03/28(月) 18:00:19

戦線縮小したロ軍がどう立て直すか,このままウクライナが攻勢継続なるか,注目である。

>ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は…27日、「ハリコフやスムイで反攻作戦が進んでいる」と表明。

>ハリコフ州のシネグボフ知事も同日、ハリコフ西方オリホフカなど複数の都市や集落を奪還したと発表。…

ウクライナ「東部で反攻」 露、親露派の編入案に慎重姿勢
https://www.sankei.com/article/20220328-RDMTEIG5PJN7VNXW5OAKIZTZI4/?ownedutm_source=owned%20site&ownedutm_medium=referral&ownedutm_campaign=ranking&ownedutm_content=%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%80%8C%E6%9D%B1%E9%83%A8%E3%81%A7%E5%8F%8D%E6%94%BB%E3%80%8D%20%E9%9C%B2%E3%80%81%E8%A6%AA%E9%9C%B2%E6%B4%BE%E3%81%AE%E7%B7%A8%E5%85%A5%E6%A1%88%E3%81%AB%E6%85%8E%E9%87%8D%E5%A7%BF%E5%8B%A2
2022/3/28 10:04

ロシアによるウクライナ侵攻で、ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は27日、東部ハリコフ州やスムイ州で反攻作戦が進んでいると表明した。ハリコフ州知事も同日、複数の拠点を奪還したと発表。一方、東部を実効支配する親露派武装勢力トップは27日、ロシアへの編入の是非を問う住民投票を近く行う意向を明らかにしたが、ロシア側は慎重な姿勢を示した。

アレストビッチ氏は27日、「ハリコフやスムイで反攻作戦が進んでいる」と表明。南部ヘルソンでも反攻を準備しているとした。同氏によると、ヘルソンでの反攻に成功すれば、露軍は東部マリウポリに戦力を集中できなくなり、マリウポリ救援につながる。

ハリコフ州のシネグボフ知事も同日、ハリコフ西方オリホフカなど複数の都市や集落を奪還したと発表。「露軍は国境に向かって敗走している」とした。

一方、ロシアが「独立」を承認した親露派勢力「ルガンスク人民共和国」(自称)のパセチニク首長は27日、近く露編入の是非を問う住民投票を行う考えを表明した。しかし、旧ソ連圏問題を担当する露下院委員会のカラシニコフ委員長はタス通信に「適切な時期ではない」と指摘。パセチニク氏はその後、「個人的見解だった」と釈明した。

ただ、ロシアは2014年、「住民投票による民意」だとして南部クリミア半島を一方的に併合した経緯があり、将来的に東部でも同様の手法を取る可能性は残っている。

1747チバQ:2022/03/28(月) 19:07:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c945540c6e3658693333818510dc5fb2511c416
戦火逃れた難民、人身売買の危機に 国境で連れ去りも ウクライナ
3/28(月) 7:10配信
ロシア軍の攻撃を受けるウクライナを逃れて命からがら隣国へと渡る難民たちが、国境などで人身売買の標的にされる「新たな危機」に直面している。

【写真】国境を越えたウクライナ人の子供

 難民の大多数は女性や子供で、身寄りや付き添いもない場合が多く、犯罪組織に狙われやすい。国連機関は、越境時の難民保護の強化を各国に呼び掛けている。

 ウクライナ国境警備隊は今月半ば、西部チェルニウツィの検問所で、ルーマニア側に赤ちゃんを連れ出そうとした中国人の男2人を拘束したと発表した。男たちは必要書類を所持せず、赤ちゃんの出自も答えられなかったといい、戦争の混乱に乗じた連れ去りの疑いが持たれている。

 ポーランドでも同様の事例が報告されるなど、ウクライナと接する各国の国境では、難民を狙った人身売買組織による犯罪が横行しているとされる。モルドバを拠点に東欧の人身売買問題に取り組む米団体「ヒーローズ・インターナショナル」のグレッグ・モンテラさんは、中国人拘束の例は「氷山の一角にすぎない」と言い切る。

 モンテラさんはウクライナ侵攻開始の2日後、モルドバ南部パランカの国境付近に駆け付けた。難民の受け入れ態勢が全く整っていない時期で、そこでは大勢の難民が途方に暮れていた。すると、近くに止まっていた車の中から男たちが「早く乗って。安全な場所に連れて行くから」と声を掛け、難民を乗せて走り去ったという。男たちが誰だったのか、人々がどこに連れて行かれたのか、今となっては知る術はない。

 パランカでは現在、国連機関やNGOが支援を行い、難民の移送バスも定期的に運行している。迎えの車も登録が必要。しかし、こうした措置が不備な他の国境では、待ち構える犯罪者が難民をだまして連れ去ったとしても「追跡はほぼ不可能」(モンテラさん)な状況だ。

 貧しい東欧の国々では性的搾取の目的で人身売買が広く行われ、社会問題となってきたが、戦争により事態の一層の深刻化が懸念される。国連児童基金(ユニセフ)は「ウクライナの子供たちは人身取引と搾取のさらなる危険にさらされている。犯罪者は大勢(の難民)が移動する混乱を利用しようとしている」と警告を発した。

1748チバQ:2022/03/28(月) 19:08:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef5a6a370192499d9bfae2decc6bc5c5d5f51c3c
ウクライナまで70キロ、迎撃ミサイル並ぶ補給拠点…ポーランド市民に不安の声も
3/28(月) 5:00配信
 【ジェシュフ(ポーランド東部)=笹子美奈子】ロシアの侵攻を受けたウクライナに、隣国ポーランドは人道分野や軍事面で支援を拡大している。国境近くの補給拠点ジェシュフでは、戦乱に巻き込まれることへの不安の声も聞かれた。


 25日にポーランド訪問を始めた米国のバイデン大統領は、ジェシュフ近郊の空港に降り立った。民間機も利用する飛行場だが、迎撃ミサイル「パトリオット」の発射機が何基も連なり、厳重警戒に当たっていた。

ジェシェフ近郊のジャションカ空港に配備されている地対空ミサイル(25日)=冨田大介撮影

 国境から約70キロ・メートルのジェシュフは、ウクライナ向けの重要な補給拠点だ。地元報道などによると、軍の輸送機が頻繁に着陸し、トラックに装備を積み替え、ウクライナに向かう。ジェシュフ近郊では2月中旬以降、米国が派遣した欧州への増派部隊約2000人の大半が駐留しており、街中でも至るところで米兵の姿を見かける。

 人道支援物資もここを経由する。国際機関や支援団体が臨時事務所を置き、各国もウクライナ西部リビウから移転した臨時大使館を構える。ポーランドは国別で最多の200万人超のウクライナ難民を受け入れている。ジェシュフでも避難所が設置され、人口約18万人の街は急激に過密化した。

不安
(写真:読売新聞)

 「北大西洋条約機構(NATO)は我々を守ってくれる。部隊も装備も、もっと来るべきだ」。空港近くのガソリンスタンドで働くピオトル・コシバさん(47)はこう話した。

 ポーランドはNATOの加盟国で、ロシアのウクライナ侵攻後、NATOの「支持率」が跳ね上がった。調査会社スタティスタの世論調査によると、2014年のロシアによるクリミア併合以降、支持率は80%前後の高水準で推移してきたが、今年3月に94%になった。戦争に巻き込まれる不安感が反映されたようだ。

 ウクライナのザポリージャ原子力発電所が攻撃を受けた4日以降、薬局に甲状腺被曝(ひばく)を防ぐ安定ヨウ素剤などを買い求める人が殺到し、品切れ状態が続く。

 ポーランドのヤロスワフ・カチンスキ副首相は15日、チェコ首相らとウクライナの首都キエフを訪問した際、「ウクライナ領土にNATOや、可能ならより国際的な組織の平和維持部隊を置く必要がある」と述べた。ラブロフ露外相は23日「ロシアとNATO軍の直接衝突になる」と反発した。

 「指先を触れると体全体が巻き込まれるということを歴史が語っている。国境を越えて何かをするべきではない。ポーランドは中立であるべきだ」。空港近くの住宅街でゼベシェク・ファエルさん(60)は語った。


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