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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

2563チバQ:2014/12/15(月) 00:00:22
北海道 7 鈴木貴子
埼玉 5 枝野幸男
東京 3 石原宏高

2564チバQ:2014/12/15(月) 00:01:33
自民党 北海道比例がたぶん3
単独の渡辺を除くと2
6.7.8で落選したから誰か落ちる

四国は3議席で比例単独2人と玉木の相手でピッタリ

2565チバQ:2014/12/15(月) 00:02:53
まちがた
北海道7渡辺に当選がついてた
つことは自民全員当選が見えてきた

2566チバQ:2014/12/15(月) 00:05:45
んあ、違う
1区もおとしてるから
北海道比例がたぶん3
単独の渡辺を除くと2
1.6..8で落選したから誰か落ちる

2567とはずがたり:2014/12/15(月) 00:08:20
福田@栃木2区

2568とはずがたり:2014/12/15(月) 00:09:00
松野@維新比例九州

2569チバQ:2014/12/15(月) 00:09:03

栃木 西川落選 福田当選

2570チバQ:2014/12/15(月) 00:16:12
比例

北海道 自民小選挙区誰かが落ちる
東北  比例5か? 小選挙区落選6人 →福島3か宮城5が落選しそう
北関東 比例下位当選あり 尾身朝子当選
南関東 千葉9、神奈川16落とすと全員復活ムリ
東京  比例下位当選あり
北陸  比例下位当選あり
東海  全員当選ムリ
近畿  全員当選ムリ →坂本@福島5落選確実
中国  比例化当選あり
四国  ぴったり
九州  31位今村当選 32位の西川京子はたぶん無理

2571チバQ:2014/12/15(月) 00:18:11
千葉 9 秋本真利
奈良 1 馬淵澄夫

残り
神奈川16.東京21のはず

2572チバQ:2014/12/15(月) 00:19:48
東京民主はたぶん3
長島が小選挙区取ると海江田vs菅の復活争いに

172 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:16:42.71 ID:u
NyK0e04
松原 0.93447
末松 0.86610
菅 0.84755

海江田 0.83372
海江田4番手に後退きたあああああああああああああ

2573チバQ:2014/12/15(月) 00:23:37
ANNで長島落選

2574とはずがたり:2014/12/15(月) 00:24:30
関テレで浅尾と喜美,競演。えぐいことするなぁ。。

2575チバQ:2014/12/15(月) 00:26:24
あとは神奈川16だけ

2576チバQ:2014/12/15(月) 00:27:03
317 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:21:51.36 ID:xFywLNHz
民主東京比例復活3枠争い

1区  海江田 83.3%(開票率95%)
3区  松原  93.4%(開票率95%)
18区 菅    84.7%(開票率99%)
19区 末松  86.6%(開票率78%)

21区 長島 97.8%(開票率98%)

NHKでは当確の長島が落ちる可能性も

2577チバQ:2014/12/15(月) 00:27:25
ん?NHKと朝日で東京21区われてるのか

2578チバQ:2014/12/15(月) 00:28:51
共産 東京の池内沙織ちゃん復活

2579チバQ:2014/12/15(月) 00:29:59
神奈川 16 後藤祐一

2580チバQ:2014/12/15(月) 00:30:50
560 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:29:34.54 ID:PwBMDO5V
東京21区 開票99.16%

小田原 83,825
長島 82,241

2581チバQ:2014/12/15(月) 00:34:13
維新が取ると松木が復活の可能性大

627 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:31:36.65 ID:Z+oA+OC4
北海道比例残り2
自民3議席目濃厚
民主3議席目、維新1議席が競り合い

民主3が9.4%、維新1が9.2%

2582チバQ:2014/12/15(月) 00:40:02
701 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:34:29.84 ID:nMwnD4Q2
下地比例復活確定で沖縄議員9人全員当選

2583チバQ:2014/12/15(月) 00:42:22
寺島義幸
が落選っぽいな

比例3議席を新潟3人に持っていかれそう
西村智奈美
鷲尾英一郎
菊田真紀子

2584チバQ:2014/12/15(月) 00:42:58
57 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:40:40.63 ID:p03dW8CS
小選挙区まとめ
民主⇒自民
東京21、京都3
自民⇒民主
北海道1,6,8 栃木2, 埼玉6, 神奈川16, 山梨1,
新潟3, 愛知3,5,7,13, 佐賀1,大分1
維新⇒自民
大阪8,9,11,15
自民⇒維新
福島4,兵庫1,愛知12
他→自民
山形3,大阪13
自民⇒他
沖縄1,3,4
野党同士
長野3,大阪10

2585チバQ:2014/12/15(月) 00:45:42
921 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:43:31.91 ID:x7xO9LrL
民主党の得票率ランキングTOP5(暫定)
1位 岡田克也 64.0% 開票終了
2位 安住淳 60.0% 開票率96%
2位 玄葉光一郎 60.0% 開票終了
4位 細野豪志 58.6% 開票終了
5位 黄川田徹 56.6% 開票終了


なお、ダブルスコアは岡田のみ

2586チバQ:2014/12/15(月) 00:46:44
菅に比例復活でてるっぽいから
海江田落選か
934 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:43:59.47 ID:iVEp0Dus
東京21区 長島 0.978 (0:17) 開票率98%
東京3区 松原 0.935(0:14)開票率97%
東京19区 末松 0.860 (0:16) 開票率80%

東京18区 菅 0.847(0:02)開票率99%
東京1区 海江田 0.833(0:09)開票率9

超おもしろい。選挙の締めは東京ゾンビレースやで
前回も最期の楽しみはこれだった

2587チバQ:2014/12/15(月) 00:47:06
942 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:44:22.69 ID:v1pbeBKN
北海道7区 99%
自民 伊東良孝 72,281 45.9%(元釧路市長)
民主 鈴木貴子 72,056 45.7%(鈴木宗男の娘)

ここが一番接戦だった?

2588チバQ:2014/12/15(月) 00:47:23
949 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:44:38.55 ID:lAJqSJcY
阿部知子6期連続比例当選か

2589とは:2014/12/15(月) 00:49:29
>>2583
チバQさん、かなり早い段階で新潟ガチ認定してましたよね〜。

2590新潟6:2014/12/15(月) 00:50:44
>>2583
西村に比例当確出ました。
自民斎藤・公明漆原も含めて、比例11人中5人が新潟になりそう。

2591チバQ:2014/12/15(月) 00:55:22
福島4と愛知12は完全に外しましたね
余裕で自民と思っていたら維新が取るとは
維新も底力あるなと。

2592チバQ:2014/12/15(月) 00:56:54
142 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:52:31.49 ID:B3MTL8Xp
維新北海道比例1議席獲得

@NHK


松木復活か

2593チバQ:2014/12/15(月) 00:58:37
220 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:55:21.71 ID:lSSoEQwB
685 :公共放送名無しさん:2014/12/15(月) 00:51:29.38 ID:erA3kWWs
FNN 比例東京民主 長島松原末松に当確 管海江田両方とんだくさい

2594チバQ:2014/12/15(月) 00:59:58

277 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:57:25.65 ID:Q8aJPbvf
自民 ほぼ現状維持、農水大臣落選など微妙な部分も
公明 微増
民主 微増、しかし代表落選で混迷
維新 ほぼ現状維持
次世代 壊滅
共産 倍増以上の躍進
社民 現状維持
生活  壊滅、しかし小沢はどうにか生き残る

2595チバQ:2014/12/15(月) 01:00:33
301 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:58:01.98 ID:xFywLNHz
NHK
長島の当確外した

2596チバQ:2014/12/15(月) 01:00:52
314 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:58:24.01 ID:PwBMDO5V
東京21区 開票終了

小田原 83,984
長島 82,351

2597チバQ:2014/12/15(月) 01:01:24
今回の最大のハイライトは
NHK当確取り消し

2598チバQ:2014/12/15(月) 01:04:03
390 :無党派さん:2014/12/15(月) 01:00:37.22 ID:xFywLNHz
民主東京比例復活3枠争い

3区  松原  93.4%(開票率95%)
21区 長島 97.8%(開票率98%)

1区  海江田 83.3%(開票率95%)
18区 菅    84.7%(開票率99%)
19区 末松  86.6%(開票率78%)

残り一枠の争い

2599秋田2区:2014/12/15(月) 01:08:52
秋田1寺田復活 NHKローカルより

2600チバQ:2014/12/15(月) 01:09:39
北海道比例 支持政党なし 頑張ったな!


支持政党なし獲得票93,801票(得票率 4.00%)
社民党獲得票47,046票(得票率 2.01%)
次世代の党獲得票34,027票(得票率 1.45%)

2601旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/15(月) 01:10:23
結局,次世代と旧みんなが消えた分が民主と共産に行っただけ。
何なんだ,この選挙。

2602チバQ:2014/12/15(月) 01:20:31

小沢ファミリーが上手く比例復活
小宮山泰子@埼玉7
太田和美@千葉8
初鹿明博@東京16
牧義夫@愛知4


他にもおっ!って人たち
升田世喜男@青森1 
阿部知子@神奈川12 
落合貴之@東京6  
松田直久@三重1  
高井崇志@岡山1

2603新潟6:2014/12/15(月) 01:26:57
海江田落選!代表辞任か?

2604チバQ:2014/12/15(月) 01:27:38
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150003-n1.html
2014.12.15 00:02
【衆院選2014】
安倍政権“沖縄全敗で困惑”辺野古移設へ難題鮮明






自民党の開票センターに設置されたボード。沖縄の4小選挙区で全敗し、バラは付かなかった=14日午後11時42分、東京・永田町の党本部
 安倍政権は全国的に好調な14日の衆院選で、沖縄県内の4選挙区で自民党候補が全敗したことに困惑している。4氏とも、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を容認したことが選挙結果に影響したとみられる。今年1月の名護市長選、11月の県知事選でも移設反対派が勝利しており、地元の理解獲得が難しい実情が鮮明となった。

 2年前の前回衆院選は自民党候補がそろって県外移設を訴え、3人が選挙区で勝利し、もう1人も比例代表で復活した。今回は移設容認に転じたため、反対する野党候補らとの対立軸が明確化した。

 ただ、安倍晋三首相は14日夜のテレビ番組で「普天間の固定化はあってはならない。説明をしながら(移設を)進めていきたい」と強調。政府は移設作業を当初方針通りに実施する構えだ。

 一方、知事選で移設反対を訴えて勝利した翁長雄志知事は、前知事時代の辺野古沿岸部の埋め立て承認手続きに問題がないか調べる方針だ。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150004-n1.html
2014.12.15 00:07
【衆院選2014】
辻元氏、激戦区制す 自民、大物応援で後押し

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大阪10区で当選を決め、支援者らと拳を突き上げ喜ぶ辻元清美氏(中央)=14日深夜、大阪府高槻市
 大阪10区は前回まで3回続けて民主党の辻元清美氏(54)と維新の党松浪健太氏(43)が交互に選挙区を勝ち抜き、もう一方が比例復活した激戦区。強い追い風を受けた自民党の新人、大隈和英氏(45)も加わり三つどもえとなったが、辻元氏が制した。

 共産党の浅沼和仁氏(53)を含め、前回と同じ顔ぶれ。

 安倍晋三首相や谷垣禎一自民党幹事長ら大物が次々と応援に駆け付けた大隈氏。午後8時40分ごろ高槻市内の事務所に現れ、支持者と握手したり写真を撮ったり、リラックスした表情だった。

 社民党時代に「政治の師」と仰ぎ、9月に亡くなった土井たか子元党首に触れ「自民は『土井さん亡き後、辻元つぶせ』だ」と訴えた辻元氏。当選の報に「自民党を勝たせ過ぎたらあかんという人たちの力だ」と表情を引き締めた。

 松浪氏の事務所には約30人の支援者。テレビで出口調査結果が報じられると、秘書は「厳しい数字だ」と言葉少なだった。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150070-n1.html
2014.12.15 00:59
【衆院選2014】
「厳しい戦いだった」 加藤氏、父の議席奪還






山形3区で当選を決め、あいさつする加藤鮎子氏=14日深夜、山形県鶴岡市
 山形3区で自民党新人、加藤鮎子氏(35)が当選し、元党幹事長の父、紘一氏(75)が前回、僅差で敗れた元酒田市長で無所属の阿部寿一氏(55)からの議席奪還を果たした。

 当選確実の知らせが流れると、鶴岡市大東町の事務所に集まった100人以上の支援者は一斉に立ち上がって拍手。「おめでとう」の大歓声の中、夫の角田賢明さん(35)とともに登場した鮎子氏は深々と頭を下げ、「厳しい戦いだった。支援者の方の結束に感謝する」と目を潤ませた。

 夫の賢明さんも二人三脚で支えた。大手証券会社を辞め、「子供は地元で育てたい」と長男の出産を機に昨年、東京からUターンした鮎子氏と一緒に引っ越し。街宣車で「鮎子の夫です」とマイクを握り、同世代に支持を訴えた。

2605チバQ:2014/12/15(月) 01:29:43
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150051-n1.html
2014.12.15 00:44
【衆院選2014】
西川農相、復活当選 小選挙区は閣僚唯一の敗退

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 自民党の西川公也農林水産相が、比例代表北関東ブロックで復活当選を確実にした。栃木2区から立候補したが、閣僚で唯一、選挙区で敗退していた。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150026-n1.html
2014.12.15 00:25
【衆院選2014】
中村氏、接戦制し13選 支援者「信じていた」






茨城7区で当選を決め、万歳する中村喜四郎氏=14日深夜、茨城県境町
 接戦の末、13回目の当選を果たした無所属の中村喜四郎氏(65)=茨城7区=の事務所では支援者らが喜びに沸いた。地元・茨城県境町の男性(68)は「長年の実績があり、運動量も多い。当選すると信じていた」とうれしそうに話した。

 有権者と密接につながることができるとして、選挙カーには乗らず、バイクで選挙区をくまなく回った。「日本一の後援会」と誇る地元の支援組織もフル回転させ、無党派層を引きつけた。

 演説会では、日本の財政状況について細かな数字を示しながら説明。「党より人」をキャッチフレーズに安倍政権の運営を批判した。

 中村氏はゼネコン汚職事件で逮捕された平成6年に自民党を離党。15年にあっせん収賄罪で実刑判決が確定、失職した。刑期終了後も強固な後援会の支えで無所属のまま当選を重ねた。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150010-n1.html
2014.12.15 00:11
【衆院選2014】
元みんなの民主山内氏が落選

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「私の力不足です。申し訳ない」と語る山内康一氏=14日午後9時45分、春日部市の選挙事務所
 民主党前職の山内康一元みんなの党国対委員長が、埼玉13区、比例代表北関東ブロックでの落選が確実になった。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150060-n1.html
2014.12.15 00:48
【衆院選2014】
次世代の田母神氏、山田幹事長が落選






支持者を前に小選挙区での敗戦の弁を述べる次世代の党の田母神俊雄氏=東京都北区赤羽(撮影・今野顕)
 次世代の党の山田宏幹事長と田母神俊雄元航空幕僚長が比例代表東京ブロックでも復活できず、落選が確実になった。

2606チバQ:2014/12/15(月) 01:30:12
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150043-n1.html
2014.12.15 00:40
【衆院選2014】
「豪腕」小沢氏「本気」の辛勝 地元で30年ぶりの“どぶ板”

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岩手4区で小沢一郎氏の当選が決まり、万歳する支持者たち=14日夜、岩手県奥州市
 かつてない逆風の中、「小沢王国」が底力を発揮し議席を守った。今回の立候補者の中で最多の16選を目指した生活代表で前職の小沢一郎氏(72)=岩手4区=の陣営では午後8時すぎ、当選確実の一報が伝わると「よし、やった」「来たぞ」と歓声が広がった。“城主”不在の中、支持者は万歳三唱し、議席を死守したことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 小沢氏は今回、安倍晋三政権が推し進める経済政策「アベノミクス」の批判を強めた。ただ、固い結束を誇ってきた後援会組織の高齢化などによる求心力の低下にさらされていた。

 危機感は、遊説日程に表れていた。選挙中盤、小沢氏は丸2日かけて地元商店街などで街頭演説をびっしりと行う異例の日程を組んだ。地元での選挙活動を長く秘書や家族に任せてきた小沢氏にとって、本格的な“どぶ板選挙”は約30年ぶりだった。

「『剛腕』とか『王国』とか言われてきたけれど、(小沢)先生も必死なはずだ」。厳しい冷え込みのもと、コートも羽織らず、雪の残る路上でビール箱の上から懸命に支持を訴える小沢氏の姿に、60代の女性は「本気」を感じ取った。

 自民前職の藤原崇氏(31)の台頭も脅威となった。前回の衆院選では比例復活で勝ち上がり、今回も小沢氏を猛追した。

 小沢氏の後援会連合会の小笠原直敏会長(69)は「過去にない非常に厳しい戦いだった」と選挙戦を振り返った。

2607チバQ:2014/12/15(月) 01:33:55
http://www.asahi.com/articles/ASGDD7V66GDDOIPE025.html
減税日本、愛知1・3区とも敗れる 「地域政党の限界」
2014年12月14日22時48分
 地域政党・減税日本(諸派)は愛知1、3区に新顔を擁立したが、及ばなかった。前回は、合流した日本未来の党が愛知、岐阜で計16選挙区に擁立し全敗。減税日本は今回、拠点の名古屋市の2選挙区に絞ったが、伸びなかった。

 1区は河村たかし名古屋市長が5回連続当選した地盤。河村市長は「今回は自民か民主かを選ぶ選挙になってしまった。地域政党では限界があった」と残念がった。解散直前に擁立した党幹事長の広沢一郎氏(50)にとっては県議当時の選挙区外で、浸透しきれなかった。

 減税日本は、減税系候補が前回落選した1区で「聖地奪還」を掲げ、知名度が高い河村氏が選挙戦の前面に立った。トレードマークの自転車で広沢氏と回って記念写真に納まり、支援者を集めた演説会を重ねた。

 「人はようけ来とる」と自信を見せていたが、減税の地方議員は「河村氏は街の空気がわかっていない」と指摘する。3年前の市議選では減税日本から28人当選したが、内紛や不祥事で離脱が続出。市民の目は厳しい。先の議員は「大負けして現状が可視化されれば、統一地方選に確実に影響する」と声を落とす。

http://www.asahi.com/articles/ASGDF5QZXGDFTIPE01F.html
自民系分裂選、麻生氏の側近が当選 福岡1区・井上氏
2014年12月15日01時08分
 麻生太郎副総理と古賀誠元自民党幹事長にそれぞれ近い自民系前職2人が立ち、「代理戦争」になった福岡1区。麻生氏側近の井上貴博氏(52)=無所属(自民が追加公認)=が、古賀氏の元秘書、新開裕司氏(46)=無所属=を破った。

 井上氏は政権ナンバー2の麻生氏が全面支援。安倍晋三首相の昭恵夫人も来援した。麻生氏と懇意の高島宗一郎・福岡市長も選挙カーに乗るなどして支えた。当選が決まると、選挙事務所に駆けつけた麻生氏は「圧勝した」と語った。

 新開氏は、古賀氏が旧古賀派(現岸田派)を挙げて支援。岸田文雄外相や林芳正前農水相ら派閥出身の閣僚らを街頭演説や団体回りに投入した。公明票の取り込みにも力を入れ、「比例票は公明へ」と強調した。

 ただ、両氏の政策に大きな違いはない。支持基盤の業界団体や企業の中には、両氏に推薦状を出したところも少なくなかった。地元市議や県議も二分した「保守分裂選挙」に、来春の統一地方選への影響を心配する声も漏れている。

2608チバQ:2014/12/15(月) 01:35:10
http://www.asahi.com/articles/ASGDD6754GDDOBJB00T.html

山尾志桜里氏が返り咲き 愛知7区、民主幹部が続々応援
2014年12月15日00時06分

 愛知7区では民主元職の山尾志桜里氏(40)が自民前職の鈴木淳司氏(56)を破り、返り咲いた。

 山尾氏は愛知県尾張旭市の事務所で、報道陣に「安倍さんの敷いた『この道』に子どもたちを乗せたくないという思いが結集した。民主のともしびを7区から消さないという思いで2年間やってきた」と力を込めた。

 元検事の山尾氏は民主党が政権交代を果たした2009年に初当選。前回12年は9万票以上を獲得しながら、比例復活も逃した。今回は、党幹部が続々と応援に入った。

http://www.asahi.com/articles/ASGDD7JJDGDDUTIL03H.html
1963年から続いた「渡辺王国」崩れる 喜美氏落選
2014年12月15日01時28分
 栃木3区では、無所属前職の渡辺喜美氏(62)が、1996年衆院選から6期続けて守ってきた議席を失った。


 4月、化粧品大手の会長から8億円を借りた問題を受け、自ら立ち上げたみんなの党の代表を辞任。党も解党し、初の無所属での戦いとなった。落選が報じられると、「借入金問題で騒ぎを大きくしてしまい、心から反省しています。党の路線を巡る争いで解党に至ったことが、敗北の相当大きな要因だ」と話した。

 父の故・美智雄氏の63年の初当選以来、2代続いた「渡辺王国」が崩れた。

2609チバQ:2014/12/15(月) 01:35:33
http://www.asahi.com/articles/ASGDF76KLGDFUTFK01X.html
海江田代表、比例復活ならず 民主代表選へ
渡辺哲哉2014年12月15日01時23分

 下野から2年、民主党の議席は増えた。だが、政権批判票を共産党に奪われるなど、有権者の信頼を取り戻せていない実情も浮き彫りになった。

 民主党の枝野幸男幹事長は14日のTBSの番組で「国民の信頼をいただくには、党を再建して不信を払拭(ふっしょく)できるような構造にしないといけない」と反省の弁を述べた。党本部の開票センターでは、当選者へのバラつけを党幹部ではなく、職員が行うなど、沈痛なムードに包まれた。朝日新聞が2、3両日に行った世論調査では「自民党に対抗できる政党として期待できる党」について「特にない」が41%、民主党はわずか20%だった。

 原因の一つは、政策で政権に代わる選択肢を示せなかったことだ。

 マニフェストでは中低所得層を重視し、「厚く、豊かな中間層を復活させる」と明記。アベノミクスを「格差を広げる政策だ」と批判した。しかし、「政権を一度担当した以上、いい加減な政策は打ち出せない」(党幹部)として、あるべき社会や経済政策について踏み込めなかった。政権交代した2009年のように、数値目標や財源を明記したマニフェストも作れず、具体的な経済指標を駆使して実績を誇った首相の戦略に対抗できなかった。

 さらに、党内の意見対立が解消できていないことも響いた。

 集団的自衛権の行使容認について、マニフェストでは「閣議決定は立憲主義に反するため撤回を求める」としたが、肝心の行使の是非には踏み込まなかった。原発政策についても、菅直人元首相ら再稼働に反対するグループと再稼働を容認する勢力に分かれ、どっちつかずの印象がぬぐえなかった。

 党内には、有権者に強いメッセージを伝える党首力でも劣ったとの指摘もある。

 下野後、岡田克也代表代行や前原誠司元代表ら、「6人衆」と呼ばれる有力議員が政権転落の責任を問われる中、海江田万里代表は「ピンチヒッター」(党幹部)として選ばれた。春ごろから「海江田代表では選挙を戦えない」との声が上がり、一部議員による「海江田降ろし」の動きもあったことで、こうしたイメージが内外に拡大。安定した支持率を維持する安倍首相に対抗できなかった。

 結局、海江田氏は2回連続で小選挙区で落選。比例区でも復活できず、代表辞任は不可避となった。今週中にも代表選を実施して後任を選ぶ見通しで、後任には岡田氏や細野豪志元幹事長の名前が挙がっている。

 党内が政策やリーダーで求心力を欠く中、衆院選の態勢作りも中途半端に終わった。

 下野後、低迷する党勢を反映し、民主党が最終的に擁立した候補者は過半数に満たない198人。党結成以来最少だった。

 海江田氏は当初、目標議席を「3けたの議席」に置き、無理な擁立を避ける方針だった。ところが、空白区が100を超える見通しになると、地方組織から「比例票を掘り起こせない」との不満が噴出。公示直前には、駆け込みで維新の党などと候補者の一本化を図ったが、政策のすり合わせが不十分で、互いの組織も協力し合うまでに至らなかった。

 枝野氏は14日の日本テレビの番組で「残念ながら準備不足の側面があったのは間違いない」と認めた。

 こうした民主党の実情は、自民党の二階俊博総務会長から「試合放棄をしているようなものだ。(敵として)手応えがない」と酷評されるほどだった。(渡辺哲哉)

2610チバQ:2014/12/15(月) 01:37:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014121400640
自民18県で独占=首都圏で民主苦戦、共産は倍増【14衆院選】

自身の名前に当選確実の花を付け、笑顔を見せる自民党総裁の安倍晋三首相(中央)=14日夜、東京・永田町の同党本部
 14日投開票の衆院選で、自民党は15日午前1時現在、小選挙区で219議席を制し、野党を圧倒。東北、中国、四国、九州などの計18県で議席を独占した。比例代表も無党派層を取り込んで62議席を確実にし、2012年の前回選挙で獲得した57議席を上回った。
 自民党が小選挙区で全勝したのは、青森、秋田、山形、群馬、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、福岡、長崎、宮崎の各県。福岡1区は前職2人が無所属で争う保守分裂選挙となったが、同党は勝利した井上貴博氏を追加公認した。ただ、山梨、沖縄両県の選挙区では議席ゼロとなった。
 公明党は候補を擁立した全9選挙区で勝利。比例も堅調で20議席を押さえ、前回の22議席まで伸ばしそうだ。
 一方、民主党は小選挙区で35、比例で31の計65議席を確保して、公示前の62議席を上回った。ただ、首都圏では苦戦し、東京都の25選挙区のうち当選を確実にしたのは長妻昭氏のみ。海江田万里代表や菅直人元首相は選挙区で敗北した。
 維新の党は選挙区で11議席、比例で24議席を確保したが、旧日本維新の会が前回12議席を獲得した大阪府で5議席にとどまった。公示前の42議席に届くかは微妙だ。
 次世代の党は小選挙区で2議席を確保したが、比例での議席獲得は困難な情勢で、公示前の20から激減するのは確実だ。

記者会見を終え、満足した表情で退席する共産党の志位和夫委員長=15日未明、東京都渋谷区の同党本部
 共産党は沖縄1区で勝利し、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来18年ぶりに小選挙区で議席を確保。比例で16議席を確実にして合計17となり、公示前の8からの倍増を果たした。
 生活の党は小沢一郎代表を含む2議席を確保。社民党は沖縄2区と比例九州の2議席を維持した。 (2014/12/15-01:25)

2611チバQ:2014/12/15(月) 01:40:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014121400516
自民が絶対安定多数=首相「政権に信任」−民主上積み、第三極後退【14衆院選】
 安倍政権の経済政策「アベノミクス」継続の是非が最大の争点となった第47回衆院選は14日投票が行われ、即日開票された。自民党は単独で国会運営の主導権を握ることができる絶対安定多数を上回り、281議席を確保した。公明党と合わせた与党で、衆院定数の3分の2に当たる317議席を維持する見通しだ。安倍晋三首相は政権運営に信任を得たとして、アベノミクスを推進するとともに、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障法制整備を急ぐ考えを示した。
 首相はNHKなどの番組で「2年間の安倍政権の信任を国民にいただいた」と表明。「まず経済最優先で取り組む。今の政策を続けていけば、間違いなく景気は良くなる」とデフレ脱却に全力を挙げる意向を示した。「安全保障法制を次の通常国会でしっかり整備していきたい」とも語った。
 首相は法律で来年10月と定められた消費税率10%への引き上げを1年半先送りし、その判断について国民の信を問いたいとして衆院解散に踏み切った。「自民1強」体制維持を固めたことで求心力を高め、来年9月の任期満了に伴う自民党総裁再選へ弾みをつけた。
 公明党は29議席を獲得、小選挙区は9人全員が当選確実となった。
 これに対し、民主党は公示前勢力から5議席上積みして67議席を確保し、さらに伸ばす見込み。ただ、同党の海江田万里代表は立候補した東京1区で敗北した。この後のインタビューで「これからも一生懸命やっていく」と述べ、代表続投に意欲を示した。
 前回選挙で一定の議席を確保した「第三極」の維新の党や次世代の党、生活の党は議席を減らし、勢力を後退させるとみられる。維新は35議席を確保。旧日本維新の会から分党した次世代の党、生活の党は各2議席にとどまっている。
 共産党は公示前勢力の2倍を超える17議席を獲得した。社民党は公示前の2議席を死守。新党改革は議席獲得は困難だ。 (2014/12/15-01:26)

2612チバQ:2014/12/15(月) 01:58:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215k0000m010286000c.html
衆院選:第三極、維新除き壊滅状態に
毎日新聞 2014年12月15日 01時52分

 前回衆院選で躍進した第三極が維新を除いて壊滅状態となり、野党は今後、政権基盤を強化した自民党に対抗するため、民主党と維新の党を中心に再編の道を模索することになる。海江田万里代表が落選した民主党は早急に後任代表を選んで党の立て直しを図るが、野党再編の路線を巡る党内対立が表面化する可能性もある。維新についても橋下徹共同代表(大阪市長)ら大阪側と江田憲司共同代表ら国会議員団側の温度差が指摘され、分裂含みの見方もくすぶる。

 海江田氏は14日夜、NHKの番組で「民主党もしっかり議席を伸ばしている。野党の中心として自民党政権にしっかり対峙する」と述べ、民主敗北との見方を否定した。しかし、1998年の結党以来、最低となった前回の57議席は上回るものの、2000年衆院選以来維持してきた100議席以上を今回も割り、党内には敗北感が広がる。衆院定数の過半数の候補すら擁立できず、2大政党の旗を降ろした執行部への不満もくすぶる。福山哲郎政調会長は14日夜のNHK番組で「野党が足を引っ張り合わないよう維新などと選挙区調整をした結果で、選挙戦術としては間違っていなかった」と釈明した。

 民主党内には「代表選をめぐる混乱が起きれば、また内輪もめに映りかねない」(同党ベテラン議員)との懸念から、当面は代表空席のまま、岡田克也代表代行が代理を務めるよう求める声も出たが、代表なしでは特別国会や来年の通常国会を乗り切れないとの判断で、年内の新代表選出を目指すことになった。海江田氏は15日未明、党本部で記者会見を終え、早々に党本部を後にした。

 一方、維新の党は公示前の42議席に届かず、14日夜、大阪市で記者会見した橋下氏は「自民党、公明党で過半数に達している。野党としては完敗だ」と敗北宣言。「党や党を代表する者への信任がなかったということだ」と語る一方、執行部の責任については「今後協議する」と述べるにとどめた。

 橋下氏は選挙期間中、民主党を激しく攻撃し、選挙区調整を進めた江田氏ら国会議員団側との溝も指摘された。江田氏も14日夜のラジオ番組で「基本政策の一致もない中で、国民からすればこんなすみ分けは選択肢たり得なかった」と野党共闘の不発を認めたが、野党再編へ向けては民主党との関係で微妙な温度差もうかがわれる。

 橋下氏は「与党にきちんと対峙(たいじ)できる野党が絶対に必要だ」と野党再編の必要性を強調する一方、「民主党全体とは考え方が合わない。民主党の一部の方と新しい政党で一つになるということだ」という従来の見解を繰り返した。江田氏はこれまで「生き残りのための選挙前の再編でなく、選挙後に自民党に対抗する一大勢力を作るべきだ」と主張しており、民主側と再編に向けた話し合いを始める構えとの見方もある。

 民主党内では公示前、前原誠司元外相や細野豪志元環境相らが海江田氏に新党結成を視野に入れた野党共闘を要請している。前原氏らが江田氏との連携に動けば、維新内では橋下氏ら大阪側と国会議員団側の東西対立が再燃しかねず、両党の合流・再編の動きが維新の分裂含みで進む可能性も指摘されている。国会議員団側では、小沢鋭仁幹事長代行が比例近畿ブロックの単独候補として名簿順位1位の優遇を受けながら議席減を防げなかったなどとして役職を辞任する意向を松野頼久代表代行に伝えた。

 旧みんなの党出身者は民主党から3人、無所属で5人が立候補したが、当選したのは無所属の浅尾慶一郎前代表と民主の中島克仁氏の2人だけ。参院のみんな会派に残る10人も与野党の草刈り場となりかねない。【田所柳子、村尾哲】

2613チバQ:2014/12/15(月) 01:59:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215k0000m010277000c.html
衆院選:沖縄小選挙区は自民全敗 辺野古移設へ強い反発
毎日新聞 2014年12月15日 01時14分

 沖縄は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を容認した自民前職4人全員が小選挙区で、辺野古移設反対を訴えた非自民候補に敗れた。自民が大勝した本土と対照的な結果で、11月の沖縄県知事選に続いて辺野古移設を進める安倍政権への強い反発が示された。

 沖縄1〜4区は、辺野古移設に反対する翁長雄志(おなが・たけし)知事を誕生させた保革共闘グループの選挙協力が成立。1区共産、2区社民、3区生活の前職3人に対立候補を立てず、4区は無所属新人を保革共闘で支援する知事選同様の構図となった。

 非自民の4人はそれぞれ、前回衆院選で「県外移設」を公約に当選(1人は比例代表で復活)した自民前職4人が昨年11月に辺野古移設を進める党本部の方針に従って公約を事実上撤回した経緯を批判し、辺野古移設反対を前面に打ち出した。自民前職4人は公明の推薦を得て「政権選択選挙」と訴えて防戦したが及ばず、比例で復活した。

 翁長知事は報道陣の取材に「知事選で示された民意はぶれていなかった。政府は沖縄県民の民意を踏まえて基地問題にあたってもらいたい」と述べた。【佐藤敬一、川上珠実】

2614チバQ:2014/12/15(月) 02:10:24
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014121490201231.html
次世代・石原最高顧問、田母神さんらの落選確実に 
 次世代の党の石原慎太郎最高顧問は、比例代表の東京ブロックで落選が確実となった。同党は知名度の高い石原氏らが支持を呼び掛けたが、広がらなかった。

 石原氏は「若い人を当選させたい」として、比例単独で東京ブロックの同党名簿の最下位となる9位で立候補。選挙期間中の応援演説で、引退を明言していた。

 石原氏は2012年に東京都知事を辞職。同年の衆院選で当選し、国政に復帰した。

      ◇

 田母神俊雄元航空幕僚長は比例東京ブロックで復活できず落選が確実になった。

 田母神氏は自主憲法制定の必要性などを訴え選挙戦を繰り広げたが、自民支持層や無党派層の支持が広がらなかった。

      ◇

 中田宏国対委員長がが比例南関東ブロックで復活できず、落選が確実になった。

 中田氏は2002〜09年に横浜市長を務め、12年衆院選では旧日本維新の会から出馬し初当選。同区で支部長に就いたのは昨年10月で、活動できないまま選挙に。終盤は駅前で握手作戦に力を入れたが支持を広げられなかった。

      ◇

 北朝鮮による拉致被害者家族会の元事務局長で増元照明氏の落選が確実になった。宮城2区で敗北し、同党が比例東北ブロックの議席を獲得できないため。

      ◇

 東京19区の山田宏幹事長は比例東京ブロックで、桜内文城政調会長は比例四国ブロックで復活できず、落選が確実になった。

(共同)

2615チバQ:2014/12/15(月) 02:20:22
主な落選者は
鉢呂吉雄

阿部寿一
吉田泉
田名部匡代

山内康一
渡辺喜美

水戸将史
中田宏

山田宏
田母神俊雄
海江田万里
青木愛

寺島義幸

藤井孝男

近藤三津枝
坂本剛二
米田建三

樽床伸二
西村真悟

西川京子
新開裕司
ってとこかな。

2616チバQ:2014/12/15(月) 02:21:36
520 :無党派さん:2014/12/15(月) 02:09:36.53 ID:9r8x1QPj
全475議席で最後の当選が菅。
なんてこった。なんでもう1議席減らさなかった。

2617チバQ:2014/12/15(月) 02:25:45
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150107-n1.html
2014.12.15 02:18
【衆院選2014】
沖縄は選挙区候補者9人全員当選 比例復活で

 沖縄県は4選挙区で、立候補した9人全員が当選した。選挙区で敗退した自民党の前職らが比例復活したため。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150109-n1.html

2014.12.15 02:20
【衆院選2014】
自民沖縄、山梨全敗ショック 谷垣氏、辺野古移設は「守る」





 衆院選圧勝ムードの自民党に14日夜、動揺が広がった。沖縄県の全選挙区で党公認候補が敗れたからだ。

 谷垣禎一幹事長は記者会見で「衆院選直前に沖縄県知事選があり、必ずしも私どもの主張が受け入れられなかった」と述べ、党推薦の前職が敗れた知事選の影響があったとの見方を示した。

 ただ、政府が進める米軍普天間飛行場(同県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)の名護市辺野古への移設については「普天間の危険性を固定しないことが一番大切で、現時点では『辺野古』という選択肢しかない」と指摘し、「基本路線は守らなければならない」と強調した。

 自民党は山梨県でも公認候補が全敗した。特に山梨2区は自民党を離党した長崎幸太郎氏と「保守分裂」の選挙だった。谷垣氏は長崎氏の追加公認について「選挙区で党公認候補を立てて戦った事実は重い」と述べ、慎重姿勢を示した。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150094-n1.html
2014.12.15 02:06
【衆院選2014】
14年ぶりの2桁議席 共産、対決姿勢強化






笑顔で当選者の名前に花をつける共産党の(左から)市田忠義副委員長、志位和夫委員長=14日午後、東京都渋谷区の日本共産党本部(鴨川一也撮影)
 共産党は公示前の8議席から倍増させ、平成12年衆院選以来14年ぶりに2桁に乗せた。他の野党が苦戦する中、無党派層を含めて与党批判の受け皿となり、比例票を幅広く集めた。経済、原発政策などで安倍政権との対決姿勢をさらに強めていく構えだ。

 志位和夫委員長は14日夜の記者会見で「国民目線に立った訴えが評価された。国民と連携して政権を追い詰めていく」と強調。国会での野党共闘にも意欲を示した。

 選挙戦では、消費税再増税の中止や即時原発ゼロなど「五つの転換」を主張し、自民党との「自共対決」を前面に打ち出したのが奏功した。

 党勢維持のため、若い世代の支持獲得なども今後の課題となる。

2618チバQ:2014/12/15(月) 02:27:21
http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150025-n1.html
2014.12.15 02:10
【衆院選2014】
「橋下ブランド健在」「バッジ失うこと覚悟」…「維新」各候補に滲んだ疲労
維新の党の開票センターで、記者会見する橋下共同代表=14日午後9時10分、大阪市内のホテル
 前回のように「風」が吹かず、厳しい戦いを強いられた維新の党の各候補者からは「今回のように危機感を覚えたことはなかった」という声も聞かれた。

 選挙区で当選を果たした大阪17区の維新前職、馬場伸幸氏(49)は元堺市議。前回の選挙で国政に挑戦し、初当選した。

 「(堺市議選を含め)選挙は8回目だが、今回ほど危機を感じたことはなかった」とほっとした表情を浮かべた馬場氏は、「前回はブームの中で、維新であれば票をもらえる状況だったが、今回は追い風も向かい風もなかった。有権者に冷静に判断いただいた」と振り返った。

 自民新人、民主元職ら4氏の激戦に勝利した維新前職の丸山穂高氏(30)。党の劣勢が報じられる中、「『維新』の名前を前面に出さず、現職としての本人の実績とバランスを取ってアピールする」(選対関係者)という苦しい選挙戦略を余儀なくされた。

 しかし選挙戦後半には橋下徹共同代表(大阪市長)が選挙区に入ったことにより、追い上げに拍車がかかった。東京から派遣された選対幹部の1人は「橋下さんには動員力がある。大阪での『橋下ブランド』は健在」と振り返った。

 党の国対委員長ながらも選挙区の大阪10区で敗退し、比例で復活当選を果たした維新前職の松浪健太氏は「正直、一度は(議員)バッジを失うことを覚悟した。ふがいない自分が腹立たしい」と話し、集まった支援者に深々と頭を下げた。前回選と同じ顔ぶれで戦いながら、選挙区での得票は3番手に沈み、支援者の表情にも、疲労の色が浮かんでいた。

2619チバQ:2014/12/15(月) 02:28:21
http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150022-n1.html
2014.12.15 01:35
【衆院選2014】
比例復活もなし“小沢ガール”涙にじませ「力不足」…田中美絵子氏、故郷・金沢で再起誓う






石川1区で敗北し、敗戦の弁を述べる田中美絵子氏=14日夜、金沢市
 「差は縮めたが、私の力不足だった」。石川1区で自民党前職の馳浩氏(53)に敗れた民主党元職の田中美絵子氏(38)は金沢市内の事務所で、目に涙をにじませながら、支援者に頭を下げた。

 田中氏は平成21年衆院選で、県南部の石川2区で森喜朗元首相と接戦を演じ、比例代表で復活当選。前回は東京15区から出馬したが、落選していた。今回が故郷・金沢市での初めての挑戦だった。

 「これから金沢でゼロから始める。愚直に活動し、いつかは恩返しをしたい」と語り、今後も石川1区で活動を続ける考えを示した。田中氏の選対幹部は「解散のタイミングが与党に有利だったが、知名度を生かし、よく頑張ってくれた」と田中氏をねぎらったが、比例復活も果たせなかった。

 一方、馳氏は事務所で支援者と万歳三唱。「厳しい選挙だったが、皆さんの理解を得られた」と顔をほころばせていた。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news/20141214-OYT1T50072.html?from=ytop_main4
「野党共闘」生活の党の森裕子氏、選挙区で敗北
2014年12月14日 22時10分
 新潟5区で、自民党の長島忠美氏が、生活の党代表代行で新人の森裕子氏らを破り、4選を果たした。


 森氏は比例選での復活を目指す。

 森氏は、田中真紀子元外相が出馬を見送ったことを受けて、出馬を表明。民主党県連の推薦や連合新潟の支持を得て「野党共闘」を掲げた。

 また、生活の党代表の小沢一郎氏が、真紀子氏の父・田中角栄元首相から薫陶を受けたことなどをアピールし、田中票の獲得も図ったが、準備不足を補うことができなかった。

2014年12月14日 22時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2620チバQ:2014/12/15(月) 02:36:52
惜敗率95%以上の選挙区
北海道6(民主)
北海道7(自民)
福島4(維新)
栃木2(民主)
埼玉5(民主)
山梨1(民主)
神奈川12(自民)
神奈川16(民主)
新潟2(自民)
新潟4(自民)
大阪1(維新)
佐賀1(民主)

東京、東海、近畿は未確定

2621チバQ:2014/12/15(月) 02:38:59
山形3も98%か惜敗率で計算すると

2622チバQ:2014/12/15(月) 02:48:21
>>2620

愛知7(民主)
東京15(維新)
大阪1(維新)
大阪9(自民)
大阪14(維新)

で網羅したかな
民主7、維新5、自民5だから激戦区では野党系が競り勝った感じですね

2623チバQ:2014/12/15(月) 02:49:39
たぶん票差の少ないベスト3選挙区

新潟2区 102票差
細田健一70,589
鷲尾英一郎70,487

栃木2区199票差
福田昭夫62,439
西川公也62,240

北海道7区225票差
伊東良孝72,281
鈴木貴子72,056

2624チバQ:2014/12/15(月) 07:19:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014121500411
また未明の朗報=万歳なく謝罪の言葉−菅元首相【14衆院選】


比例で復活当選を果たし、記者会見する民主党の菅直人元首相=15日未明、東京都府中市
 「小選挙区で勝ち自民の議席を削り取れなかった。おわびしたい」。2年前の総選挙に続き、小選挙区で敗れ比例復活で議席に滑り込んだ民主党の菅直人元首相は、喜びを見せず万歳もなし。疲れた様子で謝罪と決意を述べた。


 復活当選が報じられたのは15日午前3時前。グレーのスーツで東京都府中市の選挙事務所に現れた菅さんは、支持者らと握手し笑顔を見せたが、マイクを持つと険しい表情に。声はか細く、眠たげな表情に疲れがにじんだ。
 「重い1議席を頂いた」と話したが、海江田万里代表の落選には触れず、選挙戦で訴え続けた原発廃止や安倍政権への歯止めに全力を挙げると強調。10分ほどで事務所を出た。
 東京18区での落選が決まった14日深夜には、事務所に重苦しい空気が立ちこめた。スタッフは「終盤で追い上げたと思ったが、自民堅調がこれほどとは」と振り返った。(2014/12/15-05:23)

2625チバQ:2014/12/15(月) 07:20:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014121500413
与党圧勝、3分の2維持=自民微減291、公明最多35−全議席確定【14衆院選】


 14日に投開票された第47回衆院選は15日未明、全475議席が確定した。自民党は追加公認1人を含め291議席を獲得。公示前の295から減らしたものの、公明党の35議席と合わせ与党で衆院定数の3分の2を超える公示前の326議席を維持した。民主党は公示前勢力より11増の73議席を確保。維新の党は1減の41議席だった。


 自民党は小選挙区定数の7割を超す223議席を獲得。安倍晋三首相の地元山口のほか、青森、群馬、滋賀、福岡など計18県で議席を独占した。比例代表は2012年の前回選挙より11多い68議席まで伸ばした。
 公明党は候補を擁立した全9選挙区で勝利。比例も堅調で26議席を確保した。03年に記録した34議席を上回り、現行の小選挙区比例代表並立制の下では最多となった。
 民主党は小選挙区で38、比例で35の議席を得た。地盤が比較的強固な愛知県で6議席と善戦したものの、東京都と埼玉、神奈川、千葉3県の首都圏で7勝39敗と大敗。海江田万里代表は東京1区で敗れ、比例復活もかなわず落選した。
 維新の党は小選挙区11、比例30。前回選挙で前身の旧日本維新の会は54議席を得たが、今回は地盤の大阪府でも5勝9敗と振るわなかった。
 共産党は公示前の8から2倍超となる21議席に躍進した。比例20議席に加え、沖縄1区では現行制度が導入された1996年以来18年ぶりに選挙区の議席を得た。
 旧維新から分党した次世代の党は小選挙区で2議席を確保したが、比例は議席ゼロで、公示前の20から激減した。生活の党は2議席で公示前より3議席減。社民党は沖縄2区などの2議席を維持した。新党改革は議席に届かなかった。 (2014/12/15-05:55)

2626チバQ:2014/12/15(月) 07:21:25
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014121502000223.html
海江田代表 落選語らず

2014年12月15日 朝刊


民主党本部での記者会見に臨んだ海江田代表だが、この後に落選が決まった=15日未明、東京・永田町で
写真
 東京1区から出馬し、比例復活もならず落選した民主代表の海江田万里さん(65)は十五日午前二時すぎになっても、支持者らの待つ東京・四谷の選挙事務所に現れなかった。選対幹部の元都議に「事務所の方には行かない」と電話があったという。
 選挙期間中、地元で丸一日活動できたのは一日だけ。陣営幹部は「地元に入れなかったことが敗因の一つ」と話した。事務所では五十人ほどいた支持者が次第に減り、十人ほどになった。
 海江田さんは落選が確実となる前、東京・永田町の党本部に設けられた開票センターで、代表として「次の総選挙までに政権与党になれるよう足腰を鍛え、政策を磨き上げていきたい」と語っていた。

2627チバQ:2014/12/15(月) 07:34:37
http://www.hochi.co.jp/topics/20141215-OHT1T50139.html
若狭弁護士、比例初当選 選挙活動せずも当選圏に
2014年12月15日6時0分 スポーツ報知

 テレビでおなじみの弁護士・若狭勝氏(58)が比例代表東京ブロックで初当選した。

 自民の大勝ぶりを示す勝利となった。名簿順位27位で選挙活動も行わなかった若狭氏だったが、当選圏内に滑り込んだ。

 昨夏の参院選の比例代表に出馬し、次点で落選。改選となる5年後までに自民現職に欠員が出ると繰り上げ当選する権利を持っており、衆院議員となっても、欠員が出れば参院に移ることは可能。今回の立候補にあたって「もちろん衆院議員になったらしゃかりきに頑張りますが、じっくり取り組める参院の方が向いている。現時点では繰り上げ当選の権利を得たら参院に移る気持ちの方が強いです」と話しており、今後が注目されそうだ。

http://www.hochi.co.jp/topics/20141215-OHT1T50128.html
【衆院選】民主・海江田氏落選!野党第1党党首では49年片山元首相以来の屈辱
2014年12月15日6時0分 スポーツ報知
安倍首相の“勝利インタビュー”が映るテレビ脇を通り、神妙な表情で党開票センターに入る海江田代表 安倍首相の“勝利インタビュー”が映るテレビ脇を通り、神妙な表情で党開票センターに入る海江田代表
 第47回衆院選は14日に投票、即日開票された。自民、公明両党は定数475議席の3分の2(317)を上回って325議席となった。安倍晋三首相(60、自民党総裁)は24日に特別国会で第97代首相に指名され、第3次安倍内閣が発足する運びだ。民主党は公示前の62議席から73に上積みしたが、海江田万里代表(65)は東京1区で前回に続き自民党前職の山田美樹氏(40)に敗北。比例復活もならず、議席を失った。野党第1党党首が落選したのは、1949年衆院選で社会党の片山哲委員長が落選して以来。

 党の顔だったはずの海江田氏は選挙区で敗れ、比例復活もかなわなかった。党代表ながら、議席を失う異例の事態。海江田氏は「党のために頑張ってきたが、代表を辞任する」と表明。野党第1党の党首が落選するのは、1996年に現行の小選挙区比例代表並立制となってからは初めて。

 “完全落選”が決まる約1時間前。日付が変わった15日午前0時30分から党本部で会見したが、質問はわずか3問、約7分で打ち切った。代表続投に意欲を示しつつ「来年4月の統一地方選に向け、1月17日の党大会で体制を整えたい」とやる気満々だった。ただ、進退について問われると、「まだ結果を見ているので…」と言葉を濁した。党職員から会見打ち切りが告げられ、報道陣から「短すぎる」との指摘が出ると、海江田氏は「みなさんも締め切りがあるでしょう」と言い残し、席を立った。完全落選の一報が伝わったのは、その1時間後だった。

 経済産業相などを歴任して知名度も高い海江田氏。だが、民主は13年の都議選で惨敗。地元の都議が1人もいなくなり、地盤が揺らいでいた。今衆院選でも党代表として各地に応援に出向いたが、劣勢が判明すると、地元にとんぼ返り。だが、都市部に多い無党派層の“神風”が吹くことはなかった。

 民主党代表の敗北は、党勢低迷の象徴となった。午後8時。本部の開票センターには福山哲郎政調会長だけが姿を見せた。前髪を気にするなどしていたが、“第一声”を発したのは、約15分後のテレビインタビュー。長い沈黙が続いていた。

 民主はこれまで全候補者の名札を並べ、当選者名の上にバラをつけていた。だが、今選挙から当選者の名前の入ったボードを並べる方法に変更した。2012年衆院選では自民にひっくり返され、当選者が激減。当時、バラのつかない真っ白なボードが話題になり、「惨めだからやめよう」との声が出ていた。

 民主では、維新の党などと野党再編を求める勢力と、労組系に依存する議員が混在する。野党再編派で、当選した細野豪志元幹事長(静岡5区)はこの日、「野党結集の責任を果たす」などと述べた。代表まで落選する大惨敗を受け、今後、党が分裂する可能性も出てきた。

2628チバQ:2014/12/15(月) 07:39:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215k0000m010304000c.html
衆院選:次世代と社民、生き残り苦難
毎日新聞 2014年12月15日 03時10分(最終更新 12月15日 03時33分)

 旧日本維新の会の分党により今年8月に結党された次世代の党は小選挙区で平沼赳夫党首(岡山3区)と園田博之顧問(熊本4区)が議席を守ったものの、公示前の20議席を大きく割り込んだ。安倍政権を評価する平沼氏は野党再編の動きとは一線を画しており、今後、参院で自民党に統一会派を呼びかけるなど、同党との連携強化で生き残りを図るとみられる。

 次世代は「是々非々」を強調して自主憲法の制定など保守色を前面に打ち出したが、浸透しなかった。選挙後の引退を明言している石原慎太郎最高顧問を比例代表東京ブロックの名簿9位に登載して比例票の上積みを狙ったが、議席獲得はならなかった。平沼氏は14日夜のラジオ番組で「8月の結党で党名や基本政策が有権者に浸透しなかったのは残念だ」と肩を落とした。

 社民党は公示前の2議席から前々回衆院選の7議席への回復を目標にしたが、議席増には至らなかった。第三極が後退する中、「老舗」として格差拡大や集団的自衛権問題で政権批判を強めたが、「自共対決」の陰に隠れる形になった。次期参院選へ向け党存続をかけた戦いが続く。【佐藤慶、村尾哲】

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215k0000m010303000c.html
衆院選:共産、一定の受け皿 沖縄1区を初めて制す
毎日新聞 2014年12月15日 03時02分(最終更新 12月15日 07時34分)

当選確実となった候補者名に花をつける共産党の志位和夫委員長(中央)と山下芳生書記局長(右)、市田忠義副委員長(左)=東京都渋谷区の党本部で2014年12月14日午後9時6分、丸山博撮影
当選確実となった候補者名に花をつける共産党の志位和夫委員長(中央)と山下芳生書記局長(右)、市田忠義副委員長(左)=東京都渋谷区の党本部で2014年12月14日午後9時6分、丸山博撮影
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 共産党は沖縄1区を初めて制し、小選挙区で18年ぶりの議席を得たほか、比例代表でも躍進し、公示前の8議席から倍増以上の21議席に伸ばした。民主党が伸びず、第三極が落ち込む中、「自共対決」を前面に掲げて反自民票を取り込んだ。

 野党唯一の躍進を果たした志位和夫委員長は14日夜、党本部で記者会見し「安倍政権に正面から対決する立場を貫いたことが評価いただけた」と胸を張った。沖縄1区の勝利を受け「沖縄で保守層と私たちが肩を組んで闘うまったく新しい共闘が始まったが、今後も協力の可能性が広がるのではないか」と、穏健な保守層の中にもある安倍政権への不満を取り込むことへの意欲を示した。今後の国会で政権に対抗するため「野党間協力も可能な限り追求したい」とも述べた。

 党本部には幹部が開票前から入り、午後8時過ぎにテレビで共産候補の当選確実が続々と流れ始めると、小池晃副委員長が「こんな早い時間の当確は久しぶりだ」と声を弾ませた。志位氏が満面の笑みで候補者の名前に飾る赤いバラは一気に2ケタに達した。

 共産党は昨年の東京都議選、参院選に続き、自民や民主との違いを強調。消費増税を決めた自公民3党を「増税3兄弟」と批判する一方、維新など第三極を「自民党の補完勢力」とし、「共産こそが唯一の政権対決政党だ」とアピールした。

 消費税やアベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄基地問題で「5つの転換」という対決図式を設定し、安倍政権批判を繰り返した。各選挙区に1〜2万票とされる組織票だけでなく無党派層にも浸透。インターネット上の発信強化などによる無党派層対策も一定の効果があったとみられる。2000年の衆院選以来となる2ケタの議席を得て、公示前の野党第4党から第3党に躍進した。【鈴木美穂】

2629チバQ:2014/12/15(月) 07:40:47
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141214_29.html
<衆院選>野党共闘不発 仙台攻略空振り


落選が決まり、対立候補の「当確」を伝えるテレビ画面の前で支持者に頭を下げる林さん=14日午後8時30分ごろ、仙台市宮城野区の事務所

比例で復活当選を決め、支持者と喜ぶ郡さん(右)=15日午前1時40分ごろ、仙台市青葉区の事務所
◎林さん宮城2区、議席失う/郡さん宮城1区、薄氷4選

 民主党が政権の座を追われた前回衆院選から2年。再び巡ってきた師走の政治決戦は、民主党をはじめとする野党勢力の「寒敗」で幕を閉じた。野党の虚を突く解散に始まり、慌ただしく14日の投開票を迎えた衆院選。「多弱」野党はにわか仕込みの共闘で「1強」自民に挑んだ。しかし、理念も政策もばらばらの野合を有権者は冷徹に見透かし、許さなかった。いまだ東日本大震災の傷癒えない被災地など東北の小選挙区でも、各地で野党共闘の取りこぼしが相次ぎ、民主党の獲得議席は結局、前回と同じ4議席にとどまった

 のるかそるかの民・維共闘。民主党が仙台の2選挙区で仕掛けた起死回生の一撃。その象徴区だった宮城2区で、維新の党前議員林宙紀さん(37)は、自民党前議員に3万票以上の差をつけられて落選。比例東北での復活もかなわなかった。
 仙台市宮城野区の事務所で林さんは「進退は仲間と話し合って決めたい」と絞り出すのが精いっぱいだった。
 前回、みんなの党から宮城1区に出馬し、比例復活で初当選をつかんだ。今回、第三極に追い風はない。活路があるとすれば、それは民主党との連携だけだ。安住淳民主党宮城県連代表に口説かれ「国替え」に応じた。
 安住氏ら民主党県連幹部と並んで「1強多弱を打破する」と訴えた。
 だが、街頭での好反応とは裏腹に自民党前議員の背中は遠ざかる。一筋の望みを託した比例復活の芽も摘まれた。
 陣営は「自民と互角に戦える土台がないのにチャンバラを挑んだ」と悔やむ。林さんは「追い風が吹かなくても勝てる態勢を整えないと…」と唇をかんだ。
 宮城1区の民主党前議員郡和子さん(57)も選挙区で落選した。前回と同様、比例東北で辛うじて救われる薄氷の4選だった。
 青葉区の事務所で郡さんは「最後の1議席に滑り込むことができた」と、ほろ苦い復活をかみしめた。
 維新の党とのすみ分けで、反自民票の受け皿づくりは成功したかにみえた。それでも自民党前議員は、序盤からはるか前を走る。
 「経済は株価でなく人。若者の貧困、年金の不安を放置できない」。元女子アナの郡さんが、治療を受けるほどのどをからした。最終盤、爆発力を発揮したものの時既に遅く、自民党前議員に約1万2000票差まで詰めるのがやっとだった。


2014年12月15日月曜日

2630チバQ:2014/12/15(月) 07:41:59
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141214_19.html
<衆院選>野党共闘不発 民・維協力にわか仕込み

◎涙/寺田さん秋田1区・升田さん青森1区

 民主党が政権の座を追われた前回衆院選から2年。再び巡ってきた師走の政治決戦は、民主党をはじめとする野党勢力の「寒敗」で幕を閉じた。世間の虚を突く首相の解散宣言に始まり、慌ただしく14日の投開票を迎えた衆院選。「多弱」野党はにわか仕込みの共闘で「1強」自民に挑んだが、理念も政策もばらばらの野合を有権者は見透かし、許さなかった。いまだ東日本大震災の傷癒えない被災地など東北の小選挙区で、民主党の獲得議席は党勢回復には程遠い結果となった。

 のるかそるかの選挙協力は、あっけなく瓦解(がかい)した。
 青森1区では維新の党新人升田世喜男さん(57)が、民主、社民両党、連合青森を自陣に束ねながらも涙をのんだ。
 国政選挙5度目の挑戦となる升田さん自身が「これほど戦える土壌ができたことはない」と手応えを語るほどの陣構え。それでも自民党前議員の圧倒的な組織力の前には屈せざるを得なかった。
 福島1区では元参院議員の民主党新人金子恵美さん(49)が一歩届かなかった。福島市の事務所で「私の力不足。申し訳ない」と頭を下げた。
 東京電力福島第1原発事故の後、復興政務官として事故対応に奔走したが、昨年の参院選で落選。公示後、みんなの党解党で出馬を断念した元議員石原洋三郎さん(41)と組んだ「金子石原連合」も不発に終わった。
 「支援していただいた方々の期待に応えられず、申し訳ない」。岩手2区で3選を阻まれた生活の党前議員畑浩治さん(51)は、久慈市の事務所でうなだれた。
 小沢一郎党代表が2度、滝沢市や宮古市に入って支持固め。最終盤には1区で4選を果たした民主党時代からの盟友階猛さん(48)が応援に駆け付けた。自民党候補を猛追したが及ばなかった。
 秋田1区では返り咲きを狙った民主党元議員の寺田学さん(38)が前回に続いて敗れた。
 ミニ集会を積み重ねる前回の選挙戦から一転、「原点に戻る」と街頭で一人でも多くの有権者と接する戦術に時間を割いたが届かなかった。「結果を受け止める。期待に応えられなかった」と秋田市の事務所で頭を下げた。


2014年12月15日月曜日

2631チバQ:2014/12/15(月) 07:43:28
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/133483
野間氏、因縁対決制す 鹿児島3区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 04時26分)

 「皆さんのおかげで当選できた」。自民新人の宮路拓馬氏(35)との激戦を制して3区の議席を死守した無所属前職の野間健氏(56)は、高らかに勝利を宣言した。「上から目線の国の政策を、地域に合った形に是正していきたい」と抱負を述べた。
 前回は急死した故松下忠洋氏の後継として、「弔い合戦」で初当選した。それから約2年間で開いた国政報告会は82回。住民と向き合う姿勢を強調して「私は小回りの利く軽トラック」と売り込んだ。漢方薬の薬草産地づくりや介護ロボットを生かした福祉の先進モデル地域づくりの実績もアピールした。
 3区は、宮路氏の父和明氏と松下氏が長年激戦を展開してきた因縁の選挙区。野間氏は保守層が多いかつての松下氏の後援会を固めつつ、連合鹿児島と連携して「反自民票」の受け皿にもなった。挽回を狙った宮路氏の陣営は終盤、安倍晋三首相など大物を投入したが、野間氏は「政党を相手に無所属という竹やりで戦っている。自民圧勝とされる中、ここ薩摩は違うことを全国に発信しよう」と訴え、競り勝った。今後も無所属での活動が続くが「私の後ろにいる有権者を官僚は無視できない。十分仕事はできる」と力を込めた。
 一方、「県内で自民5議席独占」の目標を果たせなかった宮路氏だが、比例復活が決まり、事務所には安堵(あんど)が広がった。支援者たちは「これが政治家の第一歩。大きく育ってほしい」と期待した。
=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

2632チバQ:2014/12/15(月) 07:45:05
悪代官って自分のことじゃないのか
http://www.sankei.com/politics/news/141214/plt1412140170-n1.html
2014.12.14 23:11
【衆院選2014】
亀井氏「悪代官への一揆」 広島6区 自民前職破る

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広島6区で当選を決め、支持者らに祝福される亀井静香氏=14日夜、広島県庄原市
 「みなさんの先頭に立って頑張ります」。自民党前職と争い、広島6区で当選した無所属前職の亀井静香元金融担当相(78)は、広島県庄原市の事務所で感極まった表情であいさつ。安倍政権への批判も展開し、「これは悪代官をやっつける一揆だ」と気炎を吐いた。

 庄原市内は雪が降り積もり、事務所が用意した座席には空席も目立ったが、亀井氏は「子や孫が幸せになる国にもっていく」と、高齢の支援者らと握手を交わした。

 亀井氏は自民党時代に建設相(当時)や政調会長、国民新党でも党代表を歴任。今回は初めて無所属で臨み、他の候補者の応援に行くこともなく出身地の県北部の地盤も着実に固めた。

2633チバQ:2014/12/15(月) 07:46:16
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141215-OYS1T50005.html
沖縄は反辺野古の風 選挙区で自民全敗
2014年12月15日
 沖縄県内の四つの小選挙区で自民党が全敗した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、保守系の一部と野党の共闘で反対派知事を誕生させた11月の知事選に続き、「反辺野古」の風が吹く結果となった。

 4区は、元県議会議長の無所属新人・仲里利信さん(77)が、総務副大臣で自民党前議員・西銘恒三郎さん(60)を抑え、初当選した。「辺野古の新基地建設は絶対に許さないと訴えたことが有権者の理解を得た」

 仲里さんは西銘さんの後援会長だったが、移設を巡る意見の対立などで辞任。反辺野古派の支援を受け、知事選で勝利した翁長雄志知事と連携し、無党派層からも支持を集めた。

 1区では、自民党前議員・国場幸之助さん(41)が、移設に反対する共産党前議員・赤嶺政賢さん(66)に敗戦。国場さんは、閣僚や党幹部の来援を受けたが、逆風をはね返せなかった。

 移設先の名護市がある3区でも自民党前議員・比嘉奈津美さん(56)が反対派に敗れ、自民党は改選前の3議席全てを失った。普天間飛行場など基地が集中する2区では、前回選で比例復活していた同党前議員・宮崎政久さん(49)も敗退した。ただ、比例選では自民党の4人に加え、1区の維新の党元議員・下地幹郎さん(53)も復活当選し、小選挙区の立候補者9人全員が議席を得た。

 翁長知事は那覇市の知事公舎前で、記者団に「知事選の民意はぶれていない」と語った。

2014年12月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2634チバQ:2014/12/15(月) 07:47:07
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news/20141214-OYT1T50074.html
民主・樽床氏、比例選でも復活できず
2014年12月15日 03時11分
 大阪12区で、自民党の北川知克氏が、総務相などを歴任した民主党の樽床伸二氏らを破り、5選を果たした。


 樽床氏は比例選でも復活できなかった。

 前回衆院選で議席を失った樽床氏は選挙区を精力的に回り、捲土けんど重来を期してきた。今回は党幹部の来援も受けてアベノミクス批判などを繰り広げたが、保守票と公明党支持層を手堅くまとめた自民党の北川氏に届かなかった。維新の党新人らと政権批判票を分け合う形となったことも響いた。

2635チバQ:2014/12/15(月) 07:48:21
長野
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014121502000108.html
【3区】維新・井出さん、初勝利 「羽田王国」切り崩す
支持者と一緒に「勝ったぞ」コールで当選を喜ぶ井出庸生さん=佐久市で

 維新前職の井出庸生さんが、羽田孜元首相の強固な地盤を受け継いだ民主前職の寺島義幸さんらとの激戦を制し、選挙区で初当選を決めた。

 佐久市内のホテルに当選確実の一報が入ると、支持者から大歓声が湧き起こった。井出さんは「政党を変わったことで逆風の選挙だったが、その逆境をバネに変えてもらった」と深く頭を下げた。

 比例復活での初当選から二年間でみんなから結い、維新と渡り歩いた。選挙中は「政党ではなく、個人を応援してほしい」と訴え、元官房長官の祖父一太郎氏らが築いた人脈を生かし、「羽田王国」を切り崩した。

 二期目に向けては「政府に対して、これまで以上に是々非々でチェックをしていく」と意気込みを語った。

2636チバQ:2014/12/15(月) 07:48:53
愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014121502000146.html
自民、辛くも「8」 維新、初の1議席
 自民が大勝し、安倍政権の継続が確実となった衆院選。県内では、十五選挙区のうち、自民は八勝と前回から五議席減らし、民主は前回の二議席から六議席へと復活の足掛かりをつかんだ。維新も一議席を得た。県内の投票率は過去最低の54・19%だった。

 自民が勝ったのは1、4、6、8、9、10、14、15区の八選挙区。前回は十三選挙区で勝利したが、今回は名古屋市内で二勝三敗と負け越すなど、無党派層をつかみきれない部分もあった。名古屋市を除く尾張部などでは支持基盤の固さを見せた。

 民主は2、3、5、7、11、13区の六選挙区で勝利を収めた。前回、小選挙区で涙をのんだ3区の近藤昭一さん、5区の赤松広隆さんらがベテランの強みを発揮した。

 名古屋市内では無党派層の一定の支持を集めたとみられ、トヨタ系労組の影響の強い西三河地方などでも底力を見せた。

 12区では、維新との野党協力で、民主が候補を立てず、維新の重徳和彦さんが自民候補に競り勝った。

 激戦区の多さを反映して、小選挙区で敗れた候補のうち、十人が比例復活を果たした。

 7区では、民主候補に競り負けた自民の鈴木淳司さん、9区では民主の岡本充功さん、12区では自民の青山周平さん、13区では自民の大見正さんが比例復活した。14区では、生活の党から民主に復党した鈴木克昌さんが復活した。

 (衆院選取材班)

2637チバQ:2014/12/15(月) 07:49:59
群馬
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gunma/CK2014121502000027.html
1区 上野氏初落選 佐田氏「死に物狂いで恩返しを」
落胆した表情で支持者にわびる上野宏史氏=前橋市で

 午後十時すぎ、上野宏史氏の落選が前橋市内の事務所に伝わると、詰め掛けた支援者からどよめきと落胆の声が上がった。

 経済産業省に十七年間勤めた。二〇一〇年に参院選で初当選し、前回の衆院選は比例代表で復活当選。今回、次世代の党から無所属に転じ、比例復活の退路を断って臨んだ。初めての落選に「厳しい選挙だったが僅差まで追い詰めた。地元発展のために引き続き力を尽くしたい」と話した。

 党の公認問題をはね返し、佐田玄一郎氏は九期目の当選。同市内の事務所で、歓声と拍手で迎えた支持者に「私の不徳のいたすところでご心配をかけ、接戦になり心からおわびします」と頭を下げた。「死に物狂いで恩返しをしたい」と神妙な面持ちだった。

 宮崎岳志氏は前回に続く小選挙区での敗北に、「保守分裂の中に埋没してしまった。私の責任です」と、同市内の事務所で支持者に謝罪を繰り返した。 (杉原麻央)

2638チバQ:2014/12/15(月) 07:51:17
演説美味いなあ、貴子
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/580371.html
比例当選の鈴木貴子氏、笑顔と涙 小選挙区は225票差で敗戦(12/15 06:01、12/15 07:36 更新)
 【釧路】衆院選道7区(釧路、根室管内)と比例代表道ブロックに単独1位で重複立候補した民主党の鈴木貴子氏(28)は14日午後8時すぎ、比例で当選確実となり、釧路市内の事務所で支持者ら約30人と万歳三唱を行った。

 だが、小選挙区では225票差で敗戦。鈴木氏は15日午前0時すぎ、目を潤ませながらも「多くの方が鈴木貴子という政治家に心を寄せてくださったのは紛れもない事実。次の戦いでも鈴木貴子と書き、未来に向かって共に進もうと思ってもらえるよう努力します」と前を向いた。

 鈴木氏の父で新党大地代表の宗男氏は、激戦を戦った娘を「堂々たるもんだと誇りに思う。まだ28歳、磨けば光る」とねぎらい、握手の後に肩を引き寄せた。

2639チバQ:2014/12/15(月) 07:51:49
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/580376.html
道内民主「王国」の意地 自公、全勝逃すも着実(12/15 06:30)

 全国の与党大勝の流れを受け、道内の自民、公明両党は2012年の前回衆院選での「12小選挙区全勝」は逃したが、着実に議席を獲得する一方、民主党が「王国」の意地を見せて前回議席を上回った。共産党は比例代表で1議席を得て、党勢回復に弾みをつけた。

 自民党は前回衆院選では候補を擁立した11小選挙区で全勝したが、今回は3敗し、接戦の選挙区も多かった。自民党道連の伊東良孝会長は「少なくとも『負け』ではない」としながら、1区の前職が比例復活も果たせず落選したことに「道連会長として全員を救いたかった」と無念さをにじませた。

 伊東氏は「アベノミクス効果にまだ実感がないと受け止める方が多く、小売業者には消費税増税が大きかった」と総括。「自民党大勝の事前報道があり、『勝たせすぎてはうまくない』となったのではないか」と有権者心理を分析した。

 民主党北海道合同選挙対策本部の小川勝也本部長は、1、6、8区での議席を奪還したことについて、「党勢復調の兆しがみえてきた。増えた仲間とともに民主党再生に向けて、北海道が党全体を盛り上げる先駆的な役割を果たしたい」と述べた。

 ただ、3、7区など接戦区を制することができず、引き続いて自民党に道内首座を許したことに関しては「アベノミクスに厳しい評価もあるのに、追い風になっていない」と認めた。新党大地との選挙協力に関しては複数選挙区で接戦となったことを踏まえ、「成功を肌で感じた」と評価した。

 前回に続いて小選挙区、比例代表で合わせて2議席を獲得した公明党道本部の横山信一代表代行は「(消費税での)軽減税率実現への期待のあらわれだ。地方創生に向け、(参院を含めた道内関連議員)3人で頑張りたい」と話した。

 前回と同じく比例で1議席を獲得した維新の党(前回は日本維新の会)道ブロックの松木謙公代表代行は、「野党で一つの大きな円をつくり、自民党に対抗していきたい」と語った。

 14年ぶりに比例代表で1議席を得た共産党道委員会の青山慶二委員長は「安倍政権に正面から対決する姿勢が、道民の共感を得た。全国で議席を伸ばした共産党が国会で果たす役割は大きい」と意気込んだ。

 社民党道連の三谷直樹幹事長は「自公政権は、これまで以上の暴走を続けるだろう」と懸念した。

2640チバQ:2014/12/15(月) 07:55:54
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150155-n1.html
2014.12.15 06:00
【衆院選2014】
橋下氏「完敗」維新、野党再編“主役”遠く

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「維新の党」の開票センターで会見する、橋下徹共同代表=14日、大阪市北区のリーガロイヤルホテル大阪(門井聡撮影)
 前回の衆院選で旋風を巻き起こした「第三極」は、わずか2年で後退した。みんなの党は公示前に解党、次世代の党は壊滅的な大敗を喫した。維新の党も躍進を果たせなかった。民主党の海江田万里代表が辞任することを受け、維新が目指す野党再編への期待が出てきたが、再編の主導権を握れるかは不透明だ。

 「これは完敗です。維新の党や、党を代表する僕に対する信任がなかった」。橋下徹共同代表(大阪市長)は14日夜、大阪市内で記者会見し、硬い表情で敗北を宣言した。

 維新は平成24年の前回衆院選を旧日本維新の会として戦い、選挙区は大阪を中心に14議席、比例代表で民主党を上回る40議席をそれぞれ獲得した。

 今回も終盤になって、大阪の選挙区で維新候補が自民党候補を猛追し、大きな後退は避けられた。江田憲司共同代表は15日未明、都内ホテルで記者会見し「9月末に結党し中途半端な状態で衆院解散をうたれた状況を考えれば、善戦した」と自賛した。ただ、かつてのような勢いはなく、「ふわっとした民意」を代表する無党派層の期待の低下が現れていた。

 橋下氏は会見で「はっきりしているのは、野党が一つにならなければいけないということだ」と述べ、野党再編の必要性を改めて訴えた。維新は民主党の一部を巻き込んだ野党再編の動きを加速させる構えで、再編に積極的な民主党新代表が誕生することへの期待もふくらむ。

 一方、旧日本維新の会から分かれた次世代の党は、選挙前の19議席から2議席に大きく減らした。今後は自民党との連携を強めるとみられているが、投票日前の12日にアントニオ猪木参院議員が離党届を提出するなど、早くも党は分裂含みだ。

 また、旧みんなの党は解党時の代表だった浅尾慶一郎氏が選挙区で当選確実となったが、創業者の渡辺喜美元代表は落選が確定し、明暗を分けた。

2641とはずがたり:2014/12/15(月) 13:00:05
神風@埼玉4とか選挙強いイメージだったけど比例復活もできませんでしたね
ー。相手そんなに凄いのか?

2642とはずがたり:2014/12/15(月) 13:05:21
民主北関東比例で惜しくも次点の青山には復活して欲しかったなぁ。。
埼玉12区の本多は大敗ですね。。次は次点の森田@次世代が維新に移ったりして再挑戦なら選挙区譲っても仕方が無いかも。

2643名無しさん:2014/12/15(月) 20:43:48
長野3区の負けっぷり^^;

2644名無しさん:2014/12/15(月) 21:28:41
 公示前勢力の5議席から今回2議席まで減らした生活の党。大マスコミは、小沢一郎代表の約30年ぶりとなった地元での“ドブ板選挙”ばかり取り上げていたが、意外な事実を見落としている。民主党政権時代に「小沢グループ」に所属、浪人中だった元同僚5人が、今度の選挙で政界に返り咲いた。

 かつて「小沢の側近」と呼ばれた松木謙公氏は、維新公認で北海道2区から出馬。比例復活に救われた。同じく維新の比例で元小沢グループの太田和美氏(千葉8区)、木内孝胤氏(東京9区)、初鹿明博氏(東京16区)、牧義夫氏(愛知4区)が復活当選を果たした。

 解散直前に民主党に移った前職の小宮山泰子氏(埼玉7区)、鈴木克昌氏(愛知14区)もそれぞれ比例で復活当選。

 解散前に小沢氏は党所属議員に「今回は生き残ることを優先したらいい。生き残っていれば、いずれまた一緒にできる」と告げ、離党・移籍をうながしたという。政界に帰ってきた、かつての仲間たちが今後の野党再編の起爆剤となるかもしれない。

2645チバQ:2014/12/15(月) 22:06:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216k0000m010077000c.html
衆院選:「支持政党なし」党10万票獲得…比例北海道
毎日新聞 2014年12月15日 21時22分(最終更新 12月15日 21時37分)

 14日投開票された衆院選の比例代表北海道ブロック(定数8)で、「支持政党なし」という名称の政治団体が10万4854票を獲得した。社民党5万364票、次世代の党の3万8342票を大きく上回った。佐野秀光代表(44)は予想を上回る得票に「驚いている。投票先のない有権者の受け皿になったのでは」と話している。

 「支持政党なし」は昨年7月に東京で設立。2人以上の候補者がいれば立候補できる道ブロックを選び、佐野代表と義母が立候補した。政策は一切なく、法案ごとに有権者の賛否を問い、その結果を基に議決権を行使すると主張。選挙期間中は札幌、小樽市で選挙カーを走らせた。

 佐野代表らは2009年衆院選の道ブロックに「新党本質」で、12年衆院選は東京4区で「安楽死党」から出馬し、それぞれ7399票、2603票を獲得した。今後も立候補の意欲を示している。

 北海道選挙管理委員会によると、投票用紙に「支持なし」「支持」「支持政党」と記載された場合は支持政党なしへの投票となるが、「なし」などは無効票になる。道ブロックで議席を獲得した政党の最低得票は維新の24万7342票だった。【立松敏幸】

2646チバQ:2014/12/15(月) 22:07:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216k0000m040061000c.html
衆院選:開票速報 NHK、テレビ朝日、TBSで間違い
毎日新聞 2014年12月15日 20時47分

 14日投開票の衆院選のテレビ報道番組で、開票速報の誤りが相次いだ。

 NHKは東京21区で敗北した民主前職の長島昭久氏について、同日午後9時半過ぎ、誤って「当選確実」と報じた。長島氏は比例代表で復活当選した。NHKは15日未明からニュース番組で「おわびして訂正します」と謝罪。広報担当者は「分析ミスがあった」としている。

 テレビ朝日も山形2区で敗北した民主前職の近藤洋介氏を誤って当選と字幕表示した。実際の当選者は自民前職の鈴木憲和氏で、近藤氏は比例代表で復活当選した。誤表示から十数分後に番組内で司会者が謝罪、訂正した。入力ミスが原因という。

 TBSは比例東海ブロックの自民前職、東郷哲也氏について「当選確実」と誤って表示した。15日未明にアナウンサーが訂正し、謝罪した。

2647チバQ:2014/12/15(月) 22:08:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddn002010015000c.html
衆院選:野党、共闘失敗 漂流した批判票 準備不足、足並み乱れ
毎日新聞 2014年12月15日 大阪朝刊

 14日投開票された衆院選は、野党の選挙態勢が整う前に解散・総選挙に踏み切った安倍晋三首相(自民党総裁)の思惑通り、与党が3分の2以上を確保した。民主党、維新の党などの野党は候補の競合を避ける選挙区調整で対抗したが、民主党は目標に掲げた「100議席」に遠く及ばず、海江田万里代表が落選。前回衆院選で非自民票の受け皿となった第三極勢力は維新を除いて壊滅状態となった。民主党は年内にも代表選を実施して再生を図る方向で調整。そのうえで維新などとの野党再編を改めて模索することになる。【笈田直樹、横田愛】

 2012年の前回衆院選で当選した議員の任期(4年間)を半分以上残しての解散判断には、不意を突かれた野党だけでなく、与党内からも「大義」への疑念が出ていた。だが、首相周辺は当初から「300議席」を狙う強気を崩さず、菅義偉官房長官は14日夜のTBS番組で「安倍首相は前回勝たせていただいたので今回は(議席が)1割減の範囲であればいいと思って解散を決断した」と余裕を見せた。

 安倍首相は争点をアベノミクスの是非に絞り、具体的な対案を示せない野党の準備不足と足並みの乱れを突くことに成功。集団的自衛権の行使容認や憲法改正など世論を二分するテーマは持ち出さず、政権への批判票は行き場を失って漂流した。前回、第三極を支持した層は棄権に回るか自民、民主、共産支持に分散したとみられ、低投票率と共産党の躍進につながった。

 前回は旧日本維新の会や旧みんなの党、旧日本未来の党などの第三極が積極的に候補を擁立し、野党候補の共倒れ選挙区が続出したことが自民大勝を後押しした。そのため今回は民主党と維新の党を中心に野党間の選挙区調整が進み、共産党を除く野党5党の候補者が競合しない「一本化」選挙区は前回の64から194に拡大した。

 アベノミクスや集団的自衛権を巡る5党間の政策の隔たりは大きく、東京など一部地域を除き相互に候補を推薦・支援することはなかった。それでも東日本や東海などの小選挙区で民主、維新両党の候補が接戦の末に自民党候補を破ったことは、消極的な野党共闘でも非自民票の分散を防ぐ効果があることを示した。

 ただ、民主党の候補者数は過去最少の198人(選挙区178人、比例単独20人)だった。前回より約70人も少なく、初めて衆院定数の過半数238を下回った。野党間の選挙区調整を進めた結果とはいえ、2大政党の旗を降ろした執行部への不満も党内にはくすぶる。小選挙区候補を立てなかった地域を中心に比例票が伸び悩み、海江田氏は14日夜のフジテレビ番組で「『維新の党と選挙区調整をしたので民主党の候補がいない。どうすればいいんだ』という声はかなりあった」と語った。

 民主党の福山哲郎政調会長は14日夜のNHK番組で「野党が足を引っ張り合わないよう維新などと選挙区調整をした結果で、選挙戦術としては間違っていなかった」と強調したが、議席の伸び悩みに加えて海江田氏が落選する緊急事態に陥り、執行部の刷新を含めた解党的出直しを求める声が党内から噴出しそうだ。

 前回衆院選以降、日本維新の会の分裂とみんなの党の解党によって第三極勢力は失速し、維新とたもとを分かった次世代の党は惨敗。日本未来の党を引き継いだ生活の党も壊滅的な敗北を喫した。

 共産、社民の老舗野党は明暗を分けた。ともにアベノミクス、消費増税、集団的自衛権の行使容認を真っ向から批判してきたが、共産党は「自共対決」をアピールして一定の政権批判票の受け皿となることに成功する一方、社民党は低迷から抜け出せなかった。

2648チバQ:2014/12/15(月) 22:08:36
 ◇民・維中心に再編模索
 前回衆院選で躍進した第三極が維新を除いて壊滅状態となり、野党は今後、政権基盤を強化した自民党に対抗するため、民主党と維新の党を中心に再編の道を模索することになる。海江田万里代表が落選した民主党は早急に後任代表を選んで党の立て直しを図るが、野党再編の路線を巡る党内対立が表面化する可能性もある。維新についても橋下徹共同代表(大阪市長)ら大阪側と江田憲司共同代表ら国会議員団側の温度差が指摘され、分裂含みの見方もくすぶる。

 海江田氏は14日夜、NHKの番組で「民主党もしっかり議席を伸ばしている。野党の中心として自民党政権にしっかり対峙(たいじ)する」と述べ、民主敗北との見方を否定した。しかし、1998年の結党以来、最低となった前回の57議席は上回るものの、2000年衆院選以来維持してきた100議席以上を今回も割り、党内には敗北感が広がる。

 次期代表には岡田克也代表代行や前原誠司元外相、細野豪志元環境相らの名前が取りざたされている。前原氏や細野氏は維新との連携に前向きで、いずれかが代表になれば、再編の動きが加速する可能性がある。一方、再編の前に党の立て直しを図るべきだとの意見も連合系のベテラン議員らには根強く、岡田氏を推す動きも出ている。

 今回の衆院選で岡田氏や枝野幸男幹事長が進めた野党間の選挙区調整には反発もあったが、そうした共闘選挙区の一部で自民党候補に競り勝ち、何とか踏みとどまったとの見方もできる。岡田氏を推す議員は「今回の結果で執行部の責任を問うべきではない。責任があると排除すれば、適任者が誰もいなくなる」として、代表選へ向けて岡田氏への候補一本化を模索する。海江田氏は15日未明、党本部で記者会見を終え、早々に党本部を後にした。

 一方、維新は公示前の42議席に届かず、大阪市で記者会見した橋下氏は「自民党、公明党で過半数に達している。野党としては完敗だ」と敗北宣言。「党や党を代表する者への信任がなかったということだ」と語る一方、執行部の責任については「今後協議する」と述べるにとどめた。

 橋下氏は選挙期間中、民主党を激しく攻撃し、選挙区調整を進めた江田氏ら国会議員団側との溝も指摘された。江田氏も14日夜のラジオ番組で「基本政策の一致もない中で、国民からすればこんなすみ分けは選択肢たり得なかった」と認めたが、野党再編へ向けては民主党との関係で微妙な温度差もうかがわれる。

 橋下氏は「与党にきちんと対峙できる野党が絶対に必要だ」と野党再編の必要性を強調する一方、「民主党全体とは考え方が合わない。民主党の一部の方と新しい政党で一つになるということだ」という従来の見解を繰り返した。江田氏はこれまで「生き残りのための選挙前の再編でなく、選挙後に自民党に対抗する一大勢力を作るべきだ」と主張しており、民主側と再編に向けた話し合いを始める構えとの見方もある。

 民主党内で前原氏らが江田氏との連携に動けば、維新内では橋下氏ら大阪側と国会議員団側の東西対立が再燃しかねず、両党の合流・再編の動きが維新の分裂含みで進む可能性も指摘されている。国会議員団側では、小沢鋭仁幹事長代行が比例近畿ブロックの単独候補として名簿順位1位の優遇を受けながら議席減を防げなかったなどとして役職を辞任する意向を松野頼久代表代行に伝えた。

 旧みんなの党出身者は民主党から3人、無所属で5人が立候補したが、当選したのは無所属の浅尾慶一郎元代表と民主の中島克仁氏の2人だけ。参院のみんな会派に残る10人も与野党の草刈り場となりかねない。【田所柳子、村尾哲】

2649チバQ:2014/12/15(月) 22:09:06
 ◇次世代浸透ならず、社民「自共」の陰に
 旧日本維新の会の分党により今年8月に結党された次世代の党は小選挙区で平沼赳夫党首(岡山3区)と園田博之顧問(熊本4区)が議席を守ったものの、公示前の20議席を大きく割り込んだ。

 安倍政権を評価する平沼氏は野党再編の動きとは一線を画しており、今後、参院で自民党に統一会派を呼びかけるなど、同党との連携強化で生き残りを図るとみられる。

 次世代は「是々非々」を強調して自主憲法の制定など保守色を前面に打ち出したが、浸透しなかった。平沼氏は14日夜のラジオ番組で「党名や基本政策が有権者に浸透しなかったのは残念だ」と肩を落とした。

 社民党は公示前の2議席から前々回衆院選の7議席への回復を目標にしたが、議席増には至らなかった。第三極が後退する中、「老舗」として格差拡大や集団的自衛権問題で政権批判を強めたが、「自共対決」の陰に隠れる形になった。【佐藤慶、村尾哲】

 ◇共産、小選挙区で議席
 共産党は沖縄1区を初めて制し、小選挙区で18年ぶりの議席を得たほか、比例代表でも躍進し、公示前の8議席から倍増以上の21議席に伸ばした。民主党が伸びず、第三極が落ち込む中、「自共対決」を前面に掲げて反自民票を取り込んだ。

 野党唯一の躍進を果たした志位和夫委員長は14日夜、党本部で記者会見し「安倍政権に正面から対決する立場を貫いたことが評価いただけた」と胸を張った。沖縄1区の勝利を受け「沖縄で保守層と私たちが肩を組んで闘うまったく新しい共闘が始まったが、今後も協力の可能性が広がるのではないか」と、穏健な保守層の中にもある安倍政権への不満を取り込むことへの意欲を示した。今後の国会で政権に対抗するため「野党間協力も可能な限り追求したい」とも述べた。

 党本部には幹部が開票前から入り、午後8時過ぎにテレビで共産候補の当選確実が続々と流れ始めると、小池晃副委員長が「こんな早い時間の当確は久しぶりだ」と声を弾ませた。志位氏が満面の笑みで候補者の名前に飾る赤いバラは一気に2ケタに達した。

 共産党は昨年の東京都議選、参院選に続き、自民や民主との違いを強調。消費増税を決めた自公民3党を「増税3兄弟」と批判する一方、維新など第三極を「自民党の補完勢力」とし、「共産こそが唯一の政権対決政党だ」とアピールした。

 消費税やアベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄基地問題で「五つの転換」という対決図式を設定し、政権批判を繰り返した。各選挙区に1万〜2万票とされる組織票だけでなく無党派層にも浸透。インターネット上の発信強化による無党派層対策も一定の効果があったとみられる。2000年の衆院選以来となる2ケタの議席を得て、公示前の野党第4党から第3党に躍進した。【鈴木美穂】

2650チバQ:2014/12/15(月) 22:11:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddf010010017000c.html
衆院選:原発地元14選挙区で自民11勝 再稼働論戦は低調
毎日新聞 2014年12月15日 大阪夕刊

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」が最大の争点になった今回の衆院選で、原発・エネルギー政策を巡る論戦は必ずしも深まらなかった。原発を抱える14小選挙区のうち11選挙区では自民党候補が当選し、政府の再稼働方針は結果として有権者から支持された形になった。

 現在、国内の原発は19市町村に計48基ある。今年1月に廃炉になった東京電力福島第1原発5、6号機を含めて50基が立地する小選挙区の当選者は、自民党11人、民主党2人、無所属1人。2012年衆院選で国民新党から当選した野間健氏が今回無所属で当選した以外、自民と民主の当選者数は変わらなかった。自民党の当選者は福島5区と佐賀2区で前回から交代した。佐賀2区の新人、古川康氏(前佐賀県知事)は選挙中に「関係自治体、住民の理解が得られるなら再稼働すべきだ」と主張した。

 毎日新聞の特別世論調査(5〜7日)によると、最も重視する争点はこの14選挙区でも全国と同様に「年金・医療・介護・子育て」「景気対策」が上位を占めた。「原発・エネルギー政策」は10選挙区で全国平均(7%)をやや上回ったものの、主要な争点にはならなかった。【塩田彩】

2651チバQ:2014/12/15(月) 22:12:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddq041010004000c.html
衆院選:自民、大義なき独走 民主「受け皿」遠く(その1) 「疑惑」候補も次々
毎日新聞 2014年12月15日 中部朝刊

 民意の行き先は、安倍政権の現状維持だった。寒気に覆われた列島で14日投開票された師走の衆院選は、自民党が前回に続き大勝した。全国的には「政治とカネ」の問題などが取りざたされた候補も続々当選。民主は、かつて「民主王国」と呼ばれた愛知で小選挙区の議席を伸ばしたが、全国的な復調は見えないまま。野党は、共産党を除くと政権批判票の受け皿となれず、迷った末に自民に投票した人もいた。戦後最低の投票率という結果は、突然の解散だけでなく、さまよう有権者の姿をも反映した。

 ◆群馬5区

 ◇小渕陣営「一定の理解」
 群馬5区では、関係政治団体で政治資金の不明朗な会計処理問題が発覚し、経済産業相を辞任した自民前職の小渕優子氏(41)が「おわび行脚」と「どぶ板選挙」で他の候補に大差をつけ、6回目の当選を果たした。疑惑についての小渕氏の説明はいまだにないが、陣営内に「みそぎは済んだ」との空気が広がった。

 開票開始の午後8時過ぎに「当選確実」が報じられると、高崎市では支持者が万歳。黒のスーツ姿の小渕氏は深々と頭を下げた後、「これまでに経験がない苦しい戦いだった。皆様の期待に応えられるよう誠心誠意、精いっぱい頑張りたい」と一言一言かみしめるようにあいさつした。

 支援者向けの観劇会で収入と支出が一致しないなどの不明朗な会計処理問題については「有権者に十分な説明ができないまま選挙になり、大変申し訳なく思う。(東京地検特捜部の)捜査に協力し、第三者による調査も進める。疑念を払拭(ふっしょく)できるよう、説明させていただきたい」と述べた。

 2000年に父恵三元首相(故人)の地盤を引き継いで以来、大差で当選を重ねてきた。前回は、他候補の応援で全国を飛び回り、地元滞在は約7時間のみ。今回は公示直後から選挙区内を回り、有権者に直接謝罪した。

 街頭演説は多い日に40カ所以上。「大変なご心配やご迷惑をおかけしました。日本のため、ふるさと群馬のために働かせてほしい」と涙ながらに訴えた。支持者から「優子ちゃんは悪くないよ」などと激励される場面も。

 有権者の間には「謝罪するだけで公約も訴えないなら、何のために選挙に出たのか分からない」という声もあったが、陣営幹部は「本人が直接謝ることで政治資金の問題についても一定の理解を得られた」と振り返った。【角田直哉】

 ◆東京14区

 ◇謝罪徹底で松島氏

 東京14区では「うちわ」問題で法相を辞任した自民前職の松島みどり氏(58)が5選を果たした。

 トレードマークの赤色のジャケットに身を包んだ松島氏は、午後9時過ぎに東京都墨田区の事務所で満面の笑みを浮かべて万歳を繰り返した。

 その後、「脇の甘いところがあり、ご迷惑をかけた」と謝罪したうえで「選挙中に『まだまだやり直せる』と声をかけていただいた。人情のある町で政治活動をやってきてよかった」と述べ、集まった支持者に深々と頭を下げた。

 女性閣僚として期待された松島氏は、選挙区内で「うちわ」を配布したことが公職選挙法の禁じる寄付行為に当たると国会で追及された。法相辞任が決まると、赤い服を白いスーツに替えて記者会見に臨み「真っさらな気持ちでまた歩みだそうという気持ち」と話していた。

 選挙戦では細い路地まで選挙カーを入れ、数百メートルごとに車を降りては最初に有権者に謝罪するスタイルを徹底した。再び赤色のジャンパーを身につけて頭を下げ続けた。【太田誠一、近松仁太郎】

2652チバQ:2014/12/15(月) 22:13:17
 ◆愛知4区

 ◇「1年生」工藤氏当選
 前回選で自民は、愛知県の全15小選挙区のうち9選挙区を新人が制したが、このうち今回も小選挙区で勝利したのは5人だった。突然の解散から始まった総選挙は、「1年生議員」にとって足腰の強さを問われる戦いとなった。

 愛知4区(名古屋市港区など)で再選を果たした自民前職の工藤彰三氏(50)は、2年間に東京と名古屋を188往復するなど、市議時代の経験を生かして「こつこつと」(工藤氏)地元を回った。その成果もあり、東海3県で唯一、自民と民主、維新、共産の主要4党の候補がそろった激戦区を制した。敗れた陣営からは「組織を作ろうとした矢先の解散だった」との恨み節も漏れた。

 自民は前回、愛知の15小選挙区に新人11人を擁立したが、今回は全員前職だった。【岡大介】

 ◇決議効果で岐阜は全勝
 自民は、岐阜県内の5小選挙区を前回に続いて独占した。党県連は衆院解散直前に「景気回復に向けて政治的空白を作るべきではなく、大義はない」と解散反対を決議したが、選挙戦では全面支援。県連関係者は「決議が中央への不満をうまく吸収した」と胸を張った。

 「決議の反響は大きかった。やって良かった」。岐阜3区(各務原市など)で自民前職の武藤容治氏(59)が3回目の当選を決めると、県連の猫田孝幹事長は市内の武藤氏の事務所で決議の効果を語った。5選挙区全勝を知ると、猫田幹事長は「皆さんのお陰で大勝させていただいた」と笑顔で総括した。【道永竜命】

 ◆佐賀2区

 ◇転身・古川氏、知名度生かし
 佐賀2区では、公示1週間前に佐賀県知事を3期目途中で辞職した自民新人の古川康氏(56)が初当選した。九州電力玄海原発の再稼働や新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画など、県政の課題山積の中での突然の国政転身に県民からは「無責任だ」との声も上がったが、圧倒的な知名度と自民の分厚い組織支援に支えられ出遅れを感じさせなかった。

 当選が確実になり、支持者の拍手の中、出身地でもある唐津市の会場に姿を現した古川氏は「地域のため、日本を前に進めていくため頑張ります」と述べた。【原田哲郎】

 ◆沖縄1区

 ◇「怒り、予想以上」−−共産・赤嶺氏
 沖縄1区は共産前職の赤嶺政賢(せいけん)氏(66)が自民前職の国場(こくば)幸之助氏(41)、維新元職の下地幹郎氏(53)との三つどもえの激戦を制し、共産党として全国の小選挙区で18年ぶりに議席を獲得した。

 赤嶺氏は那覇市の事務所で支援者とともにカチャーシー(沖縄の手踊り)で勝利を祝い「辺野古移設に対する県民の怒りが我々の考えている以上だった。移設の白紙撤回を安倍政権に突きつけたい」と語った。

 共産は沖縄2〜4区で擁立を見送り、辺野古移設に反対する社民、生活や無所属候補を支援。赤嶺氏は「辺野古新基地建設を応援する政治家は沖縄にはいないという審判を下そう」と訴えた。【鈴木一生】

 ◆沖縄4区

 ◇元自民県連顧問「移設反対」で票
 沖縄4区は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対した無所属新人の仲里利信氏(77)が、辺野古移設を容認した自民前職の西銘(にしめ)恒三郎氏(60)を破って初当選した。仲里氏は「辺野古も含めて新しい基地は造らせない」と語った。

 元自民党県連顧問の仲里氏は、前回衆院選で後援会長として西銘氏を支えた。だが、昨年に西銘氏が県外移設から辺野古移設容認に転換したのを批判して後援会長を辞任。11月の県知事選で辺野古移設に反対する翁長雄志(おながたけし)知事を誕生させた保革共闘グループから出馬要請を受け、西銘氏に挑んだ。【山本太一】

2653チバQ:2014/12/15(月) 22:15:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddq041010008000c.html
衆院選:自民、大義なき独走 民主「受け皿」遠く(その2止) 愛知は復調じわり
毎日新聞 2014年12月15日 中部朝刊

 ◆東京1区

 ◇海江田氏「本当に残念」
 東京1区で、民主代表の前職、海江田万里氏(65)が自民前職の山田美樹氏(40)に敗れ、比例での復活当選もならず、落選が決まった。その直前の15日未明、報道陣から「代表を続けるのか」と問われ、「さあ、どうでしょう。細かい数字はみていない」と答え、取材を打ち切った。

 新宿区の事務所では落選の報が流れた午前1時半ごろ、選対幹部が、海江田氏から「ありがとう。お疲れさまでした。今日はそちらに戻らない」と連絡があったと明かした。「本人が厳しいと判断して連絡をしてきたんだろう。総括はこれからだが、重く受け止めなければならない」と、幹部はうなだれた。

 小選挙区での敗北が決まった14日午後10時半ごろ、海江田氏は民主党本部で「私自身、小選挙区で議席を失って本当に残念」と苦渋の表情を見せた。「応援ありがとうございました」と頭を下げ、「党を第一に戦った」と振り返り、代表のプライドをのぞかせた。

 海江田氏が選挙区内をくまなく回ることができたのは9日のみ。10〜12日も地方遊説の合間をぬって地元入りした。「20分でも、30分でもと思って街頭に立ったが、努力は報われなかった」と悔しさをにじませた。

 海江田氏の背後で、当選確実となった候補の名札を党職員らが追加したが、代表は取材後、目を向けることもなかった。【鈴木泰広、山本将克】

 ◆愛知5区

 ◇赤松氏、指定席取り戻す
 前衆院副議長で民主前職の赤松広隆氏(66)が、愛知5区(名古屋市中川区など)で自民から議席を奪い返し、9選を果たした。赤松氏は「安倍首相と正面からしっかり対決していきたい」などと語った。

 党副代表や農相などを歴任し、間もなく国会議員生活25年になる重鎮だが、他の選挙区への応援を控えて12日間、地元に張り付いた。「かつてなかったことだが、今の民主党の力で選挙区で勝ち抜くことは極めて大変なこと。全ての仲間が一緒の気持ちになって戦ってくれた」と振り返った。

 前回は選挙直前に自民公認が決まった神田憲次氏(51)に敗れ、比例で復活した。今回の選挙戦では「皆が豊かになり、個人消費が増えるようにしたい」と訴え、神田氏を振り切った。【金寿英】

 ◆愛知11区

 ◇古本氏「とりで」死守

 愛知11区(豊田市など)で民主前職の古本伸一郎氏(49)が、自民前職の八木哲也氏(67)らを破って5選を果たし、民主党が2000年の衆院選から勝ち続けてきた「とりで」を死守した。古本氏は支持者を前に「自民に対峙(たいじ)する力を守れた」と話した。

 選挙区内にはトヨタ自動車系の労働組合員約5万6000人が住む。労組の支援を受ける古本氏は、05年の小泉郵政選挙や自民が圧勝した12年の選挙でも、自民候補に2万票以上の差をつけた。

 だが今回の選挙戦で自民は、安倍晋三首相や谷垣禎一幹事長らが応援に入ってアベノミクスの成果を強調。古本陣営には「かつてない厳しい戦い」と危機感が広がった。「組織を固めれば負けない」(選対幹部)と、労組員への働きかけを強めて逃げ切った。【中島幸男】

2654チバQ:2014/12/15(月) 22:15:38
 ◆比例東海

 ◇単独立候補の中根氏が当選
 維新との候補者調整で比例東海ブロックに回った民主前職の中根康浩氏(52)は、早々に当選を決めて支持者らと万歳を繰り返した。事務所でのあいさつで「結果が判明するまで不安だった。今回は、まか不思議な選挙だった」と胸中を明かした。

 愛知12区(岡崎市など)での立候補を目指していたが、公示前日の1日、党から比例に回るよう求められた。抵抗すると、岡田克也代表代行に「比例が嫌なら無所属で出てくれ」と言われ、党の決定に従った。「小選挙区を失うと浮草のようになり、忘れられてしまう」と、納得できなかった。選挙戦では「自民の暴走を止め民主を支援してほしい」と訴えた。【渡辺隆文】

 ◇維新、調整で小選挙区明暗
 ◆三重1区

 ◇前市長の松田氏、辛くも復活当選
 三重1区(津市など)で前津市長の維新新人、松田直久氏(60)が、自民前職の川崎二郎氏(67)に敗れたものの、比例代表での復活当選を果たした。松田氏は民主党と候補者調整して挑んだが、同党三重県連は「あくまでも調整で選挙協力ではない」とし、連合三重も組織的な応援をしなかった。しかし松田氏は「民主の協力で一本化してもらった。自民1強の暴走を阻止しなければならない」と訴えた。陣営も「比例は民主」と書いた選挙はがきを作り、民主支持層の取り込みを図った。

 松田氏は「組織的な支援があれば小選挙区でもう少し良い勝負ができたかもしれないが、一本化が一番の応援となった」と話した。【田中功一】

 ◆愛知12区

 ◇「一本化」前面に重徳氏が初勝利


 愛知12区(岡崎市など)で維新前職の重徳和彦氏(43)が、自民前職の青山周平氏(37)らを破って2回目の当選を果たした。民主との候補者調整が奏功し、重徳氏にとって小選挙区初勝利となった。

 陣営の選対本部長らは選挙戦終盤、比例東海ブロックに回った民主前職の中根康浩氏(52)の事務所を訪れて支援を求めたが、「門前払い」(陣営幹部)され、組織的支援は得られなかった。それでも、労組に働きかけたり、街頭演説でも「維新 民主 一本化」「野党統一候補」などの旗を掲げたりし、民主支持層を取り込むことに成功した。重徳氏は「アベノミクスの光が当たらないサラリーマン層、生活弱者といった反自民票が得られた。巨大与党に対抗していく」と語った。【岸本悠】

 ◆愛知1区

 ◇減税広沢氏、厳しい結果
 愛知1区(名古屋市北区など)で、河村たかし名古屋市長が率いる地域政党「減税日本」から立候補した新人の広沢一郎氏(50)は、自民前職に大差で敗れた。河村、広沢両氏は「厳しい結果。責任を痛感する」と東区の事務所で陳謝した。

 減税は地方議員の不祥事や離党が相次ぎ、昨夏の参院選でも惨敗、党勢回復の糸口をつかめないままだ。敗因について河村氏は「地域政党でテレビの党首討論にも出られなかった影響は大きい」と分析した。【岡大介】

 ◆栃木3区

 ◇渡辺氏、王国崩壊
 栃木3区では無所属で7選を目指した元みんなの党代表の前職、渡辺喜美氏(62)が自民前職の簗(やな)和生氏(35)に敗れた。栃木県那須塩原市の事務所で、渡辺氏は「大変な逆風の中で応援してもらったのに期待に応えられなかった」とうっすらと涙を浮かべ、「私とみんなの党は同義語だったのに解党で片方の車輪が外れてしまったことが最大の敗因」と無念そうに語った。今後については「家族らと相談したい」と述べた。【関谷俊介】

 ◇愛知12区候補者調整 連合、民主党本部に抗議へ
 連合愛知は、愛知12区(岡崎市など)で民主党が維新との候補者調整の結果、民主前職の中根康浩氏(52)を比例東海ブロックに回したことについて、民主党本部に抗議文を提出する検討を始めた。近く党愛知県連にも打診し、連名での抗議も想定している。

 党本部は公示前日の1日、中根氏を比例に回すことを決めた。事前に相談のなかった県連や連合愛知は1日、岡田克也代表代行に口頭で抗議したが、受け入れられなかった。

 連合愛知幹部は「党本部による調整は地域事情を無視している。地方軽視、連合軽視の姿勢だ」と厳しく批判していた。

 岡田氏は、取材に対し「反発が出るのは当たり前。責任は党本部が取る」と説明していた。【駒木智一】

2655チバQ:2014/12/15(月) 22:16:55
開票結果は省略
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk14010194000c.html
大義迷分:2014衆院選 小選挙区 自民圧勝、公明1堅持 離合集散の野党埋没(その1) /神奈川
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日に投開票され、県内18の小選挙区の当選者が決まった。13人が小選挙区で当選を果たした自民が、前回に続き圧勝。アベノミクスに対して、有権者は結果的に「信任」を与えた。自民は小選挙区で敗れた候補4人も比例復活し、「全員当選」を果たした。公明も前職を擁立した6区の1議席を堅持し、候補者調整が不調に終わった野党を寄せ付けなかった。解散直後は、県内でも「大義がない」などと与党を批判する声も少なくなかった。しかし、離合集散を繰り返す野党に、支持は集まらなかった。一方、与党にも追い風が吹いたとは言い難く、投票率も小選挙区制度導入以降で最低となる可能性もあり、有権者と政治の距離も浮き彫りになった。【衆院選取材班】

 ◆2区

 ◇菅氏、貫禄の勝利
 2区は自民前職の菅義偉氏(66)が貫禄の勝利。官房長官を務める政権の「象徴」が、野党候補を圧倒した。

 安倍晋三首相の女房役としての実績は群を抜いていた。選挙期間中に地元に戻って遊説することは数えるほどしかなく、県内外を自公候補の応援に駆け回った。候補者不在の戦いを強いられながらも、市議時代から築いた強固な支持基盤に隙(すき)はなく、高い知名度から無党派層も取り込んだ。

 開票当日の14日も、支持者が集う横浜市南区の選挙事務所に本人の姿はなかったが、開票早々に当選が決まると、集まった約100人の支援者らが万歳を繰り返した。陣営幹部は「勝って当然の戦いだが、これで思い切った政権運営ができる」と話した。

 解散直前、実質国内総生産(GDP)の2四半期連続のマイナス成長が明らかになり、選挙戦は順風とは言えなかった。「大義なき解散」との声は、地元の自民県議からも聞こえた。

 2区の野党候補は「(効果が疑われる)アベノミクスの象徴」と厳しく批判。それでも、菅氏は「日本の経済はアベノミクスで一変した。好循環が生まれつつある」と訴え続け、7回目の勝利を手にした。【飯田憲】

 ◆6区

 ◇自公連携実り上田氏
 6区は公明前職の上田勇氏(56)が7選を決めた。当選確実の知らせが入ると、横浜市旭区の事務所は大きな歓声と拍手が湧き、上田氏は支持者に深々と頭を下げた。

 野党間の候補者調整が不調に終わり、衆院解散当日に民主元職の三村和也氏(39)が2区から国替えして出馬を表明。三村氏と維新前職、青柳陽一郎氏(45)との間で反与党票が分散する中、上田氏は支持母体の創価学会の組織力に加えて、自民との連携で終始優位に戦いを進めた。

 選挙戦では軽減税率導入や成長戦略推進などを主張。山口那津男党代表ら党幹部に加え、「盟友関係」を強調した安倍晋三首相ら自民の党幹部も続々と地元入りし、手厚く支援した。【高木香奈】

 ◆比例

 ◇共産・畑野氏が初当選
 比例代表の南関東ブロックでは、共産の名簿2位で新人の畑野君枝氏(57)=比例単独=が初当選し、共産の躍進ぶりを印象付けた。畑野氏は川崎市出身で元参院議員。98年の参院選神奈川選挙区で初当選して1期を務めた。共産は比例票の掘り起こしを狙い、県内の全18選挙区に候補者を擁立。他の野党が明確な争点を示せない中、増税反対や護憲、雇用保護などの独自色を打ち出し、一定の支持を集めた。

 一方、今回の選挙でも小選挙区で敗れたものの、比例代表との重複立候補で復活当選する候補が相次いだ。自民は4区の前職、山本朋広氏(39)と8区の前職、福田峰之氏(50)らが前回に続いて比例で復活当選。民主も小選挙区で競り負けた12区の前職、阿部知子氏(66)のほか、14区の元職、本村賢太郎氏(44)が復活当選となった。維新は1区の新人、篠原豪氏(39)と6区の前職、青柳陽一郎氏(45)らが復活を果たした。【河津啓介】<比例代表の結果は8面>

2656チバQ:2014/12/15(月) 22:17:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk14010142000c.html
大義迷分:2014衆院選 小選挙区 自民圧勝、公明1堅持 離合集散の野党埋没(その2止) /神奈川
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◇「大義」批判届かず
 ◆17区

 ◇牧島氏、議席死守
 17区は自民前職の牧島かれん氏(38)が、議席奪還を目指した民主元職の神山洋介氏(39)らを破り、議席を守った。

 小田原市成田の選挙事務所前には、100人を超える支持者らが集結。当選の一報が入ると、拍手が湧き起こった。陣営幹部は「地元を代表するのは牧島だけだと認めてくれた」と笑顔を見せた。

 事務所前で牧島氏は続々と詰めかけた支持者らの手を握り、「2期目も地元の発展のために働いていきたい」と決意を語った。

 17区は旧神奈川3区の時代から河野洋平・元衆院議長が14期連続、42年間も議席を守った「保守王国」。後継指名を受けた牧島氏は2009年の神山氏との初顔合わせで涙をのんだが、12年の前回選挙で雪辱を果たした。

 「(議員になってから)2年間『新幹線通勤』をしながら、地元をくまなく回り、国政報告会を開いた」と話す牧島氏。「小さな集会にも顔を出すバイタリティーはまねができない」と、ある地元首長は舌を巻く。

 公示後は「国や政権与党との太いパイプがあって初めて、まちづくりが具体的に実行される」などと訴えてきた。麻生太郎財務相らが来援するなど党の手厚い支援も受け、支持を広げた。【澤晴夫】

 ◆16区

 ◇義家氏、比例で復活
 16区は自民前職の義家弘介氏(43)が激戦の末、前回比例復活の民主前職の後藤祐一氏(45)に敗れたものの、比例復活を果たした。厚木市田村町の選挙事務所は拍手に包まれたが、集まった約200人の支援者らは複雑な表情を浮かべた。

 選挙事務所に姿を現した義家氏は「私の力不足で小選挙区で敗れ誠に申し訳ない。比例ではあるが国政で全力で働きたい」と深々と頭を下げた。前回選挙で議席を奪還した党副幹事長が敗北する事態に、陣営幹部らは厳しい表情を崩さなかった。

 16区は、義家氏と前回選挙で約8000票差まで迫った後藤氏の事実上の一騎打ちとなり、両陣営とも「横一線の戦い」と緊張感を持った選挙戦を展開。山間部から都市部まで広がる広い選挙区をこまめに回り、支持層の拡大を図った。

 前回、参院からくら替え出馬し、自民への追い風の恩恵を受けた義家氏にとって、今回は正念場。公示前の11月30日には安倍晋三首相が街頭演説に駆けつけたほか、選挙期間中は1000人規模の支持者を集めた個人演説会を複数回開催。党の組織力を最大限に生かしたが、前回選挙後から丁寧に地元を回った後藤氏に、無党派層を奪われた。【長真一】

 ◆18区

 ◇中田氏知名度生かせず
 5人が乱立した18区では、次世代前職で元横浜市長の中田宏氏(50)が高い知名度を生かしきれず、自民前職の再選を許した。川崎市高津区の選挙事務所に姿を現した中田氏は「全ては私の力不足だ。今後パワーアップして日本の立て直しに努力したい」と述べた。

 横浜市長選に出馬する前の2000年の衆院選で、宮前区を含む旧神奈川8区で当選。今回12年ぶりにかつての地盤に戻り、市長時代に自身の給料カットなどで借金を約1兆円削減した実績をアピールし、財政改革の必要性を訴えた。

 隣の旧9区(高津区など)で衆院議員を務めた前知事の松沢成文参院議員らの支援も受けたが、公示直前に維新が新人の擁立を決めるなど、野党票が分散。準備不足も否めず、固い保守基盤を崩すことができなかった上、投票率が低調だったことも影響した。【鈴木敬子】

 ◆12区

 ◇阿部氏比例で復活
 12区で公示直前に民主公認となった前職の阿部知子氏(66)は小選挙区で自民前職の星野剛士氏(51)に敗れたが、比例復活を果たした。藤沢市鵠沼石上の選挙事務所は支持者らの拍手が渦巻いた。15日午前0時半過ぎに比例復活の一報が届くと、阿部氏は深々と頭を下げ「自民候補とタイの戦いをさせてもらった。一人一人に感謝したい」と述べた。

 12区は長く自民、民主、阿部氏の事実上3強対決が続き、阿部氏は社民、未来で過去5回小選挙区で惜敗したが比例復活した。今回、急きょ民主元職が出馬を取りやめ、無所属の阿部氏が「野党勢力の結集」を目指して民主入りし、自民対民主の構図に変わった。

 従来の支持者に加え、労組や元職の保守系支持層への浸透を図ったが、出足の遅れが響き「時間との勝負」(陣営幹部)に。それでも岡田克也代表代行、連合幹部らが来援し、党や労組との一体感を強調して終盤追い上げ、比例復活の道を開いた。【塚本泉】

2657チバQ:2014/12/15(月) 22:18:14
 ◆9区

 ◇笠氏、民主の議席維持

 9区は民主前職の笠浩史氏(49)が、自民前職の中山展宏氏(46)らの猛烈な追い上げをかわして5選。自民圧勝ムードの中、今回も小選挙区で民主の議席を維持した。

 川崎市多摩区の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、約50人の支持者から大きな歓声が上がった。やや疲れた表情ながらも笑顔で事務所に現れた笠氏は「民主党は厳しい状況だが、近い将来もう一度政権を担えと言ってもらえるように頑張りたい」と語った。

 松沢成文前知事の強固な地盤を受け継ぎ、2003年の初当選以降、郵政選挙の05年を除き小選挙区で勝利してきた。だが今回は、自民、維新の2人の前職らと戦うことになり、かつてない苦戦を強いられた。駅頭演説では政権批判にとどまらず、得意の教育問題にも時間を割き、高校無償化や少人数学級など、民主党政権時代の実績も強調。「与党のおごりを許さない勢力をしっかり作る」と訴え、支持を集めた。【尾中香尚里】

 ◆4区

 ◇浅尾氏解党影響なし
 4区は無所属前職、浅尾慶一郎氏(50)が自民前職、山本朋広氏(39)の猛追を振り切って勝利。みんなの党を解党して小選挙区のみの背水の陣で臨んだ選挙で地元人気を見せつけた。当選が確実となり、逗子市逗子の事務所に姿を見せた浅尾氏は「既存政党の人たちに呼び掛け、政界再編を進めたい」と表情を引き締めた。

 前々回、参院からのくら替え出馬で比例復活して以降、地盤を固めて臨んだ前回は小選挙区で初勝利した。だが今回は解散直前、「与党補完勢力」か「政界再編」かを巡り党内対立が鮮明化。「有権者に筋の通ったメッセージを送る」として、選挙後の分裂より解散前の解党を選んだ。

 政党公認でないため、屋外ポスター禁止、チラシやはがきの枚数削減などの制約を受けた。それでもこれまでにないほど地元を細かく遊説したことが功を奏した。【田中義宏】

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 ◆選挙戦を振り返って

 ◇投票率低迷、政治への幻滅か−−取材班キャップ・河津啓介
 記者として、有権者として「大義」を探し、迷い続けた選挙だった。投票率の低迷が示すのは有権者の無関心ではなく、政治への幻滅に思える。

 取材を通じ、政治と有権者の距離ばかりが目に付いた。例えば、女性候補の少なさ。各政党は子育て支援などの政策を訴えたが、県内の立候補者65人のうち、女性はわずか6人だった。数が全てではないとは言え、言行不一致が甚だしければ投票の意欲も萎える。追い打ちをかけるように、閣僚の「産まない方が悪い」発言もあった。中央でも県内でも、有権者の切実な願いを政治家は看過していた。

 女性にも男性と同じように、自分らしい生き方を選ぶ権利がある。それが難しい現状に多くの政治家は目を背け、ただ「経済成長」「労働力不足」の文脈から女性の社会進出を論じる。その姿勢に違和感を禁じ得ない。

 男性社会の都合で女性の選択肢を決めてしまうのであれば、家父長制下の「女は家庭に」という価値観と大差ない。そんな「おっさん政治」に女性有権者が距離感を覚え、期待が持てないとしても不自然ではない。

 女性の社会進出問題に限らず、原発や改憲、基地負担などでも、県内では大半の政党がはっきりとした姿勢を打ち出さなかった。有権者は時代や社会構造の変化をひしひしと感じているのに、政治が応えられていない。その現実こそが、有権者に「大義」を感じさせなかった主因ではないか。

 今回の選挙を政治家の「椅子取り競争」の視点で見れば、安倍晋三首相の「解散、今しかない」という賭けは成功したと言える。「政策よりも政局」という理論がまかり通るとすれば、この国の政治は機能不全に陥っていると言っていい。

 未来を託す選挙が公金の浪費扱いされるのはあまりにむなしい。現状を変えるのは結局、一人一人の1票しかない。その重要性を強く有権者に伝え、今後の民意の行方を見守りたい。

2658チバQ:2014/12/15(月) 22:19:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215dde007010056000c.html
衆院選:自民1年生、続々進級 118人中105人当選、短期戦でジンクス破る
毎日新聞 2014年12月15日 東京夕刊

 「当選1回の議員の再選が最も難しい」というのが永田町の定説。過去には2005年の衆院選で誕生した自民党の「小泉チルドレン」、09年に誕生した民主党の「小沢チルドレン」の多くが次の選挙で苦杯をなめた。ところが今回の衆院選では自民党の1年生議員が次々に「進級」。野党の選挙準備が遅れたこともあってジンクスを乗り越えた。【高山祐】

 今回、自民党では当選1回の前職118人が立候補し、105人が当選した。小選挙区を勝ち抜いたのは65人、比例代表での復活当選は33人、比例単独は7人。小選挙区組が半数以上を占めたのは、低投票率の中、党の組織力が威力を発揮したとみられる。同党は比例代表で民主党のほぼ2倍の68議席を獲得し、セーフティーネットとしての「復活枠」も多かった。

 ちなみに民主党から12年に当選した1年生議員は今回立候補した寺島義幸氏だけ。同氏は長野3区で敗れ、再選できなかった。

 05年衆院選で自民党は新人83人が当選したが、09年に再選したのは10人(うち離党者1人を含む)にとどまった。民主党も09年に初当選した143人のうち12年の再選は11人(うち離党者6人)しかいない。選挙ごとに自民、民主両党間で議席の振れ幅が大きかったのが原因だ。しかし、12年と今回は自民党が連勝し、1年生議員の進級率が高くなった。

 そのあおりで、政界入りを目指す新人にとっては狭き門になった。今回当選した新人は43人。自民党では立候補した58人のうち当選は15人だった。

 小選挙区で当選した自民党の新人は、加藤紘一元幹事長の三女鮎子氏(山形3区)や古川康前佐賀県知事(佐賀2区)ら3人。6人が比例代表で復活した。落選した5人は民主党の野田佳彦前首相(千葉4区)や岡田克也元外相(三重3区)ら野党の大物が相手で、厚い壁に阻まれた。

2659チバQ:2014/12/15(月) 22:19:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk46010345000c.html
2014衆院選かごしま:自民、4選挙区で勝利(その1) 3区、無所属前職が堅守 /鹿児島
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票された。消費税の引き上げ延期に端を発した今総選挙は「解散の大義」の是非を軸に、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の継続や原発などのエネルギー政策といった多様なテーマで論戦が繰り広げられた。県内は自民が1、2、4、5区で議席を獲得。3区は無所属前職が自民新人をかわした。

 ◆1区

 ◇保岡さん圧勝、13選 他候補、牙城切り崩せず
 県内最多の4候補が立った1区。自民前職の保岡興治さんが序盤からリードを守り13回目の当選を決めた。民主元職の川内博史さん、維新前職の山之内毅さん、共産新人の山口広延さんは自民の牙城を切り崩せなかった。

 保岡さんは、個人演説会や支援組織の企業回りなど地道な活動を基本に展開。「日本は重いデフレ病」と表現し、本格的な治療には「今が一番大事」とアベノミクスの正しい理解と継続の必要性を訴えてきた。公明の推薦をはじめ農業、経済団体、企業などから800を超える推薦を受けた。更に、自民の支持層以外からも幅広く支持を集め、他候補の追随を許さなかった。

 川内さんは「アベノミクスは単なる流行語」と批判。天文館などの繁華街で「川内を選ぶことが政治を変えること」と訴えた。しかし、党公認も遅れ、準備不足も否めず、民主支持層以外の広がりに欠けた。

 山之内さんは、若さを前面に出した戦略で「世代交代」を訴え、無党派層への浸透を目指した。公示後、維新の党の橋下徹・共同代表が来県し、応援演説したが及ばなかった。

 山口さんは、若年層の雇用改善を掲げ、同世代や無党派層への浸透を訴えたが、埋没した。【津島史人】

 ◆3区

 ◇野間さん喜びの再選 自民新人・宮路さん破る
 前職の野間健さんが、無所属のハンディをはね返し、自民新人の宮路拓馬さんらを破り、再選を果たした。

 2012年の松下忠洋金融・郵政担当相(当時)の急逝に伴う補選で、松下さんの後継として旧国民新党から立候補。宮路さんの父和明さんに敗れたが、約1カ月半後の総選挙で初当選を果たした。

 13年に国民新党が解党し、今回は無所属。政見放送に出られないなど陣営は知名度アップに危機感を抱いていたが、連合鹿児島の推薦を受け、地盤の薩摩川内市を中心に後援会組織がフル回転。この2年間で80回を超える国政報告会など地道な活動も奏功した。

 松下さんの秘書時代からの国とのパイプをアピールし、薬草の生産地化や福祉特区の構想など具体的な地域活性化策を掲げ「薩摩半島に新時代を」と支援を訴えた。

 一方、父の後継として急きょ立候補した宮路さんは、若さや総務省出身の経歴などをアピール。「鹿児島から地方創生のモデルを」などと訴え、終盤に安倍晋三首相が応援に来るなど自民、公明が前面に出て支援したが、出遅れを取り戻せなかった。

 共産新人の山口陽規さんはただ一人、川内原発再稼働阻止を訴えたが、及ばなかった。【宝満志郎】

 ◆4区

 ◇小里さん着実、4選 地盤再構築で浸透
 後援会組織に支えられた自民前職の小里泰弘さんが、農政連や医師連盟、建設業など自民友好団体の支持を受け、4選を果たした。出馬表明が遅れた社民新人の野呂正和さんは苦戦が続いた。

 小里さんは副環境相の公務で選挙期間中に地元を数日離れたが、選挙カーに自ら乗り込み、選挙区全域を精力的に回った。「経済成長をしっかり軌道に乗せ、成果を地方に」。解散直前から、小里さんは再三繰り返した。

 元党総務会長の父貞利さんから引き継いだ地盤を再構築。前々回選で民主候補に接戦を許したことから、後援会組織を地域に張り巡らし、250前後に増え選挙戦に対応した。前回は自主投票だった京セラ労組の推薦も大きな追い風となった。

 野呂さんは出身母体の高教組などが全面支援したが、川内原発の再稼働問題が大きな争点になりきれず、無党派への浸透が難しかった。共産新人の永田義人さんは街頭演説を繰り返したが、及ばなかった。【土田暁彦】

2660チバQ:2014/12/15(月) 22:19:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk46010351000c.html
2014衆院選かごしま:自民、4選挙区で勝利(その2止) /鹿児島
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆2区

 ◇金子さん安定得票 祝迫さん及ばず
 全国注視の4月の補選から僅か7カ月半で再び審判を迎えた2区。自民前職の金子万寿夫さんが前回(2012年)苦戦した地区も含め各地で共産新人の祝迫光治さんを上回り、再選を果たした。

 2区は鹿児島市南部から指宿、奄美群島などを含め広域。前回、激戦を展開した無所属元職が立候補を見送ったことで自共対決となった。

 金子さんは「地方議員としての長い経験を生かした『地方創生』に取り組む」と訴え、知名度不足で前回苦しんだ谷山、指宿地区も丹念に回り、各地で安定して票を伸ばした。

 一方、祝迫さんは奄美大島の自衛隊配備計画などに反対し、安倍政権批判の受け皿を目指したが、及ばなかった。【津島史人】

 ◆5区

 ◇森山さん、大差の5選 保守地盤厚く
 前回と同じ顔ぶれの自共対決となった。自民前職の森山裕さんが盤石の支持組織に支えられ、共産新人の野口寛さんを寄せ付けず、圧勝した。鹿屋市大浦町の事務所は5期連続の当選に歓喜した。

 自民王国と称される厚い保守地盤で森山さんは終始リード。農水産林業、商工業などの党友好団体を中心に手堅くまとめ、国政のベテランぶりを存分に発揮した。無党派層の取り込みも図り、支持を広げた。

 西之表市をベースに政治活動をする野口さんは種子島と大隅半島を往復しての選挙戦。原発再稼働反対や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉からの撤退、消費増税反対を訴えたが、及ばなかった。【新開良一】

2661チバQ:2014/12/15(月) 22:20:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk44010298000c.html
2014衆院選おおいた:民主、1区を奪還 2、3区は自民前職(その1) /大分
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票され、県内3小選挙区のうち、1区は民主元職の吉良州司さん(56)が雪辱を果たした。2、3区は自民のベテラン候補が議席を守った。野党に追い風が吹いた直近の2回と異なり、「風」のない中で迎えた今回の師走選挙。6人乱立の前回2012年から一転、少数激戦となった1区は、吉良さんが接戦の末、自民前職の穴見陽一さん(45)に競り勝ち、共産新人の山本茂さん(63)も退けた。2区は自民前職の衛藤征士郎さん(73)が社民前職の吉川元さん(48)、共産新人の山下魁さん(37)を寄せ付けず、3区も自民前職の岩屋毅さん(57)が民主新人の浦野英樹さん(45)と共産新人の大塚光義さん(59)を破った。穴見さんと吉川さんは比例で復活当選した。【西嶋正法】

 ◆1区

 ◇吉良さん、接戦制す 穴見さんは比例で復活
 当選確実の一報を受け、民主元職の吉良さんは大分市田室町のホテルで支援者と喜びを分かち合った。

 民主への逆風が吹いた前回の惜敗から2年。解散から3週間あまりの短期決戦の上、地元での活動が「空白」であることに危機感を抱き、これまで距離を取ってきた自治労県本部に歩み寄り推薦を得るなど序盤から組織戦を展開。中盤には釘宮磐大分市長の後援会の推薦も受け、「総力を結集した戦い」(陣営幹部)となった。

 一方、後援会による「草の根選挙」で、組織に属さない従来の支持層固めにも注力した。演説ではアベノミクス批判に加え、「議員定数削減とセットで消費増税を」と訴えのポイントを絞り、反自民の受け皿となった。

 自民の穴見さんは比例での復活当選が伝えられると、大分市府内町のホテルで悔しさを交えながら頭を下げた。

 解散後には安倍晋三首相が来県。党本部が九州の重点候補と位置付け、公示後も閣僚や党三役を次々と投入した。また推薦する公明党と強固な信頼関係を構築した。支援者回りを重視し、地方発の企業経営者としての経験をアピール。「中小企業の利益を上げ、地方を活性化させたい」と訴え、接戦を演じた。

 共産新人、山本さんはつじ立ちで消費増税反対などを訴えたが、他党支持層の切り崩しは一部にとどまった。【浅川大樹、池内敬芳】

 ◆2区

 ◇実績で衛藤さん11選 吉川さん比例復活、社民の灯守る
 自民の衛藤さんが衆参国政37年間の実績と組織力、ベテランの持ち味を発揮し、早々と11選を果たした。

 日田市の会場では午後8時すぎ、「当確」の速報が流れ、支持者から歓声と拍手。同8時20分、まり子夫人と一緒に現れた衛藤さんは選対幹部や公明県議らに囲まれ、何度も万歳で喜びを爆発させた。「国と大分の命運が掛かった選挙での勝利は皆さんのおかげ」と感謝し、自公連立政権の意義と効果を強調。「戦争抑止力としての防衛力強化、年金、医療、介護のための財源確立」など持論を訴え、「カギは地方創生」とぶち上げた。

 十時康裕・日田市選対本部長は「中央政界や財界における太いパイプに期待したい」と話した。

 社民の吉川さんは前回に続いて比例復活で議席を死守した。突然の解散、公示までの期間も短く、「助走がほとんどなく、打つ手が後手、後手に回った」(総合選対幹部)選挙戦だった。

 県出身の吉田忠智党首が公示後の第一声を吉川さんの出陣式に併せて行うなど後押し。午後11時前に比例当確の知らせが届き、臼杵市の総合選対事務所では大きな拍手。吉川さんは「選挙区で負けたのは私の力不足。自民白紙委任ではないと訴えたい」。

 国政挑戦7度目の共産の山下さんは「安倍政権の暴走をストップ」と訴えたが、支持の広がりに欠けた。【古田健治、楢原義則】

2662チバQ:2014/12/15(月) 22:21:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk44010307000c.html
2014衆院選おおいた:民主、1区を奪還 2、3区は自民前職(その2止) /大分
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆3区

 ◇岩屋さん大差で7選 浦野さん、知名度不足響く
 自民の岩屋さんの当選確実の一報が入ると別府市上田の湯町のホテルで待ち構える支持者から歓声と拍手が湧いた。約150人入る会場は、事務所開きの日に選挙対策会議を開いた場所でもある。

 拍手に迎えられ、入場した岩屋さんは「今回は景気回復を断行するのか後戻りするのかを問いかけ、経済再生と地方創生をやり遂げる機会をいただいた」と勝利を宣言した。

 過去6回激戦を展開した相手候補が引退し、気の緩みを警戒し続ける選挙戦だった。「年末選挙は、別府のような観光地へのダメージが大きい」と読んだ陣営は、反発を和らげるために腐心。名前の連呼を避けて「解散の大義」を丁寧に説明する戦術も奏功した。

 小選挙区で落選した民主の浦野さんは、別府市船小路町の事務所で「私の力が及ばず、申し訳ありません」と支持者らに頭を下げた。公示の数日前に急きょ出馬が決まった知名度不足を挽回しようと全力で走り回った。

 連合から応援部隊が入り、民主と社民の両方の支持層へ浸透させる作戦をとったが、それ以外への広がりに欠けた。大票田の別府には足がかりがないうえ、県北でも「中津出身」という情報を広める時間がなかった。

 「消費税を8%に据え置き、大企業と富裕層への課税を増やす」と訴えた共産の大塚さんへの支持は浸透しなかった。【大島透、大漉実知朗】

 ◇投票率最低56・11% 前回を6・06ポイント下回る
 県内小選挙区の県平均投票率は56・11%で、前回2012年(62・17%)を6・06ポイント下回り、戦後最低となった。1区54・11%(前回59・05%)、2区58・01%(同63・64%)、3区56・70%(同64・42%)だった。

 7党と無所属の計14人が立候補した前回に比べ、今回は4党9人と減少。政権交代を懸けた争いとはならなかった上、争点が見えにくかった。師走の忙しさや寒さも投票率低下につながったとみられる。【佐野格】

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 ■解説

 ◇「政権信任」と言えず−−県内結果
 安倍政権への信任投票の色合いが強かった今回の衆院選で自民候補が全国で圧勝した。だが、大分県での選挙戦をみていると、手放しで“信任”するものではなかった。

 「北風の中を走り抜ける選挙になる」。公示前、2区の衛藤氏は大分市内の会合でそう語った。「逆風の選挙」という点で自民候補の認識は一致していた。アベノミクスの効果が地方では実感しづらい一方、急激な円安による燃油費の高騰は、車での移動が多い県民の家計を直撃。「大義なき解散」との批判も根強く、自民への風当たりは予想以上に強かった。

 それが露骨に表れたのが1区だった。「大分で実感できる景気回復」を訴える穴見氏に対し、吉良氏は一貫して自民批判を繰り広げ、最終盤まで激しい選挙戦を繰り広げた。2区も衛藤氏と再び対決した吉川氏が前回より得票数を大きく伸ばした。3区は岩屋氏が圧勝したものの、相手候補の準備不足に救われた面も大きかった。

 「大分を元気にしてくれそうな候補がいない」。この2週間、有権者から何度も聞いた声だ。戦後最低となった投票率は、地方をないがしろにしてきた政治への不信感の表れでもある。今回の選挙結果は、「地方重視」を訴える大分から「中央」への強いメッセージと言える。【西嶋正法】

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岩屋毅(いわや・たけし) 57 自 前(7)

 [元]副外相▽党政治制度改革実行本部長[歴]鳩山邦夫衆院議員秘書▽県議▽防衛庁長官政務官▽党副幹事長▽党政務調査会副会長▽党国会対策副委員長▽党安全保障調査会長▽早大=[公]W


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