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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

3925荷主研究者:2021/01/02(土) 16:27:14
>>3911
https://kahoku.news/articles/20201216khn000019.html
2020年12月16日 10:44 河北新報
仙台城・脇櫓も建て替えへ 大手門と一体で復元

現在の脇櫓=仙台市青葉区

 仙台市は15日、来年度着手する仙台城跡(青葉区)の大手門復元に合わせ、隣接する脇櫓(やぐら)(隅櫓)も史実に沿った形で建て替える方針を明らかにした。大手門と脇櫓は1945年の仙台空襲で焼失。脇櫓は67年に民間の寄付で再建された。

 市議会12月定例会の一般質問に対し、佐々木洋教育長が「現在の脇櫓は屋根の形状などに史実と異なる点があることや、老朽化しているなどの理由から一度解体し、大手門と一体的に復元する」と答弁した。

 市は大手門復元に向け、副市長をトップとするプロジェクトチームの設置を検討する方針も表明した。市道仙台城跡線の廃止や景観の在り方などを検討するため、関係部署による横断組織を編成する。

 高橋新悦副市長は「大手門復元はまちづくりに大きく関わる事業。文化財、景観、公園、観光、道路などの部門が連携して取り組む必要がある。来年4、5月にスタートできるように準備を進めたい」と語った。

 大手門復元の財源確保のため、市民から寄付を募る提案には前向きな考えを示した。佐々木教育長は「歴史的建造物の復元というシンボリックな事業。寄付は広く市民が参加できる点でも意義深い」と述べた。

 郡和子市長は復元完了の時期に関し「(仙台藩祖)伊達政宗の没後400年という記念の年を目標に持つことは大きな推進力。(復元整備の基本設計に着手する前の)2029、30年度に時期を見定めることができればいい」と説明した。

3926荷主研究者:2021/01/02(土) 16:34:50

https://kahoku.news/articles/20201216khn000047.html
2020年12月17日 06:00 河北新報
八ツ森線など廃止へ 仙台市バス 、来年度2.7%減便

仙台市バス

 仙台市交通局は16日、2021年4月1日の市バスダイヤ改正で、青葉区上愛子、作並、新川地区を走る八ツ森線を廃止すると明らかにした。策定中の交通事業経営計画(21〜30年度)で、利用が極めて少ないバス路線を廃止し、地域交通に転換する方針を打ち出している。新川地区では乗り合い交通の試験運行が8月に始まったばかりだが、施策を先取りする格好となる。

 八ツ森線は新川地区とJR仙山線作並駅、市バス白沢車庫前などを結ぶ3系統あり、1日に計8便を運行する。以前から利用が少なく、19年度の営業係数(100円の収入を得るためにかかる費用)は、全路線で最悪の1497だった。

 新川地区では町内会などでつくる地域交通運営検討会が、予約制のデマンド型乗り合い交通「八ツ森号」を来年3月まで試験運行する。平日に1日2〜5便が走るため、市バスを廃止しても移動は可能と判断。同じく利用が低迷する工学部・宮教大線の特別支援学校系統(1便)と共に廃止する方針を固めた。

 交通局輸送課の担当者は「八ツ森号は試験運行の段階だが、今後も運行を継続できる見通しだ。住民には地域交通の活用をお願いしている」と説明した。

 ダイヤ改正では全体の運行便数を1日平均2・7%減らす。経営改善計画(17〜21年度)で18、19年に計5・4%削減したが、さらなる減便に踏み切る。午後8〜11時の夜間帯、午後4〜7時の夕方ラッシュ時が中心。最終便は計13路線で2〜24分繰り上げる。

2020年12月17日 15:49 update

3927荷主研究者:2021/01/02(土) 16:38:04

https://kahoku.news/articles/20201217khn000025.html
2020年12月17日 11:21 河北新報
「復興再考」第6部 まちづくり(5) 山元 集約化/持続可能性 大胆に探る

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201217kahoku01.JPG
山元町が推し進めたコンパクトシティーのシンボル「つばめの杜」=4日

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 高架化された新駅を起点に整然とした街並みが広がる。玄関口にスーパーが建ち、その先に小学校、保育所、中央公園。取り囲むように住宅が軒を連ねる。

 宮城県山元町のJR常磐線山下駅を核とした新市街地つばめの杜。37ヘクタールのエリアに543世帯1226人が暮らす。

 東日本大震災の津波で被害を受けた町は、さらなる人口減少を見据えた持続可能なまちづくりを目指し、内陸部3カ所に大胆に移転集約した。4年前にまち開きをしたつばめの杜は、復興コンパクトシティー構想の象徴だ。

 真新しい外観とは裏腹に、内側には高齢化とコミュニティーづくりの課題を抱える。

 「腰が痛くて今寝てたの」「血圧の薬を飲んでいるけど調子はまずまずだね」

 11月半ば。長屋形式の災害公営住宅の扉がゆっくりと開き、1人暮らしのお年寄りが顔を出した。つばめの杜西地区の有志による見守り活動。主に75歳以上の110戸を月1回訪れる。

 「外に出るのに難儀する高齢者も多い。ならば、こちらから訪問してつながろう」。西区長の坂根守さん(77)が狙いを説明する。

 つばめの杜は東西2地区で構成される。西地区は公営住宅が209戸を占め、現役世代が多い自力再建の分譲住宅は67戸。偏った構成は高齢化率に表れ、県内ワースト3位の町全体より5・4ポイント高い46・1%に達する。

 街の設計図を描く際、多様な世代が入り交じるように公営住宅と一戸建てを配置する案が浮上したが、見送られた。

 「公営住宅は土地さえ確保できればまとめて整備可能で先行して建設できた。『まだか、まだか』という被災者の切実な声に応えなければならなかった」

 計画に携わった建設コンサルタントのオオバ(東京)東北支店長の赤川俊哉さん(56)が振り返る。

 東西両地区とも沿岸部各地から集まる寄り合い所帯で、顔見知りは少ない。不幸があっても家族葬がほとんどのため、隣近所が知らない場合もあるという。

 隣接する東地区は別の悩みを抱える。公営住宅137戸、分譲134戸と均衡が取れ、高齢化率は31・7%。ファミリー層が目立ち、都市部の団地のようだ。

 今年3月の総会で、地区役員が子ども会の設立を子育て世代に呼び掛け、予算10万円を計上した。お年寄りと若い親子の触れ合いにもつながると期待した。

 新型コロナウイルスもあってか、保護者の反応は薄く、具体的な動きは出ていない。区長代行の浅野光彦さん(77)は「時代が違うのだろうか」と残念がる。

 東西両地区合同で夏祭りを開いたり、西地区が居酒屋イベントを企画したり。地域の一体感を目指して交流を図る。

 「限られたメンバーでは持続可能な地域づくりは行き詰まる。多様な世代の住民を巻き込みたい」と区長の坂根さん。

 山元の再生をけん引する「まちの顔」を舞台に、手探りが続く。

3928荷主研究者:2021/01/02(土) 18:15:16

https://kahoku.news/articles/20201219khn000007.html
2020年12月19日 10:20 河北新報
「復興再考」第6部 まちづくり(7) 山元 再縮小/集約2地区 難題に直面

来年3月末で閉校する坂元中。保育所の再建も見送られ、坂元地区の住民は危機感を募らせる=3日、山元町

 大胆に住宅を集約したはずの移転先が、出だしから課題に直面している。

 宮城県山元町が内陸に整備した3カ所の集約先の一つ、JR常磐線坂元駅周辺。既存の町並みに組み込む形で被災者の住まい112戸を設けた。

 町は副都心と位置付けるものの、少子化を受けて2021年3月末に坂元中(生徒52人)が消える。町北部の山下中(203人)と再編して21年度から山元中となり、校舎は山下中を使う。坂元地区では「事実上の吸収合併」との見方がくすぶる。

 坂元中PTA会長の岩佐奈々さん(41)は「残せるなら母校を残したい。ただ、部活動や学校行事を考えれば再編は仕方がない」と複雑な胸中を明かす。

 自身が通った四半世紀前は1学年約80人。最後の卒業生となる長女(15)の学年は11人にとどまる。

 坂元地区では、震災で全壊した保育所の再建もかなわなかった。町は今年2月、人口推計などを基に再開しない方針を表明した。

 直前の1月下旬、地元8行政区の正副区長、選出町議の計22人でつくる坂元地区行政連絡調整会議が保育所の建設を要請した。15年度に再建を求める請願が町議会で採択された経緯もあったが、地元の訴えは退けられた。

 山元町は1955年の「昭和の大合併」で山下村と坂元村が合併して生まれた。震災前に7対3だった山下と坂元の人口比は現在、8対2に開いた。

 震災前1万6700だった人口は、震災の犠牲者637人を除き約4000人減った。減少率は県内3番目に高く、打撃は津波被害が大きい坂元地区でより深刻だ。

 19年2月、坂元駅前にオープンした農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」がにぎわう一方、鮮魚店や文具店などが相次いで店を閉じた。坂元小(児童84人)も8年後をめどに他の3校と再編される。

 「商店や子どもが減り、地域の衰退を肌で感じる」。坂元駅周辺を含む町地区の区長星幸夫さん(76)は危機感を募らせ、町に地域へのてこ入れを求める。

 もう一つの移転先となった宮城病院周辺の桜塚地区(82世帯)。被災者有志が移転前から世話人会を発足させ、コミュニティーの円滑な始動に心を砕いてきたが、出はなをくじかれた。

 16年8月、世話人会代表の鈴木裕一さん(61)が、合戦原地区(105世帯)の自治会に桜塚地区全員の入会を申し入れた。両地区は国道6号を境に東西に向かい合う位置にある。

 「一気に80世帯も受け入れられない」「高齢化で担い手がいない」。受け入れの可否を問う合戦原住民のアンケートが行われ、反対43、賛成35で、両地区の合流は否決された。

 桜塚は17年3月、独自に自治会を設立した。鈴木さんは「想定外の結果になったが、桜塚単独での活動に支障はない」と言う。

 17年度に就任した合流推進派の合戦原区長橋本憲夫さん(68)は毎年度、事業計画の冒頭に「桜塚との融合」を掲げる。「桜塚とのわだかまりを解消したい。一緒に力を合わせて活動できないか」と思案する。

3929荷主研究者:2021/01/02(土) 18:35:24

https://news.mynavi.jp/article/diagram2021-23/
2020/12/20 19:21 マイナビニュース
JR東日本「仙台シティラビット」廃止、日中の列車は白石駅で分離

著者:MN 鉄道ニュース編集部

 JR東日本仙台支社は、2021年3月13日のダイヤ改正で東北本線・常磐線・仙台空港アクセス線のダイヤを全面リニューアルすると発表した。東北本線福島〜仙台間では、日中時間帯の列車が白石駅で分離され、快速「仙台シティラビット」が廃止となる。

719系で運転された頃の快速「仙台シティラビット」。特製のヘッドマークを掲出していた

 快速「仙台シティラビット」は現在、日中時間帯に福島〜仙台間で上下各3本運転されている。来年3月のダイヤ改正では、輸送障害発生時の影響を小さくするため、福島〜仙台間において日中時間帯の運転区間を福島〜白石間(2両編成)・白石〜仙台間(4・6両編成)に分離し、白石駅にて同一ホームで相互に乗り継ぐ体系に変更。これにともない、「仙台シティラビット」に代わって各駅に停車する普通列車が運転される。

 福島〜仙台間では、他にも区間列車の新設や運転間隔の改善、運転本数・時刻の変更を行う。岩沼駅で東北本線に合流する常磐線、名取駅で東北本線に合流する仙台空港アクセス線も運転間隔が均等化され、常磐線は日中時間帯に1時間あたり1本、夕方におおむね1時間あたり1〜2本の運転、仙台空港アクセス線は日中時間帯におおむね20分間隔、朝・夕夜間におおむね30分間隔の運転となる。仙台空港アクセス線では、上下各3本の快速列車のうち、上下各2本が普通列車に変更される。

701系で運転される快速「仙台シティラビット」

仙台空港アクセス線の快速列車。ダイヤ改正後は上下各1本のみに

 ダイヤ改正後の仙台駅では、一部時間帯で上り列車の発車時刻を統一。11〜14時台と20〜21時台は10分おきに列車が発車する。11〜13時台は毎時0・20分に東北本線、毎時40分に常磐線、毎時10・30・50分に仙台空港アクセス線の列車が発車。20〜21時台は毎時0・30分に東北本線、毎時10・40分に常磐線、毎時20・50分に仙台空港アクセス線の列車が発車する。仙台空港アクセス線は仙台駅での発着ホームを3・4番線に統一するとのこと。

 仙台〜利府間では、仙台駅を23時台に発車する利府行の列車を新設し、朝・夕夜間はおおむね1時間あたり2本運転。日中時間帯はおおむね1時間あたり1本の運転で、引き続き岩切駅で乗換えが必要となる。仙台〜一ノ関間では、朝の松島発仙台行の列車1本を4両編成から6両編成に増やす一方、7〜8時台に石越駅を発車する上り列車2本の始発駅を小牛田駅に変更し、運転区間を短縮する。仙石東北ラインの列車のうち、午後の上り1本がダイヤ改正後、塩釜駅から仙台駅まで各駅に停車する。

 その他、仙石線のあおば通〜東塩釜間にて、土休日の朝の運転本数が見直しに。東北本線新白河〜福島間でも、朝の一部列車の運転時刻・両数変更、日中時間帯および夕方の運転間隔の均等化などが行われる。

3930荷主研究者:2021/01/02(土) 18:42:56

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB074QY0X01C20A2000000?unlock=1
2020年12月23日 11:00 日本経済新聞
宮城の出生率低迷、ポスト復興の課題に 地域差大きく

3931荷主研究者:2021/01/02(土) 22:49:05

https://kahoku.news/articles/20201226khn000046.html
2020年12月27日 06:00 河北新報
仙台・立町、料亭街の歴史に幕 老舗「ひょうご」閉店

のれんをしまう料亭ひょうごの兵庫さん

 仙台市青葉区立町の「料亭ひょうご」が店を閉じ、55年の歴史に幕を引いた。かつて仙台随一の料亭街だった立町から料亭がなくなった。地域に愛された老舗料亭の閉店を惜しむ声は多いが、経営者の兵庫淑(よし)子さん(75)は「悔いはない。母から2代にわたって愛され、お客さんには感謝してもしきれない」と笑顔で話す。

 店は1965年、母フミさんが開いた。当時、立町周辺は大きな料亭が並び、政財界の社交場として栄えていた。東京で主婦をしていた兵庫さんが、病気になったフミさんから店を引き継いだのは1980年。接客やプロの調理は未経験だったが、「商売はお客さんから教わった。ゆっくり酒を酌み交わしながら心を通わせる。料亭の面白さも新鮮だった」と振り返る。

 バブル経済の崩壊や長引く景気低迷に加え、伝統的なもてなし文化の衰退もあり、仙台の大きな料亭は次々と廃業した。立町周辺で唯一残ったのが、料亭ひょうごだった。

 新型コロナウイルスの影響もあり、料亭ひょうごは今年10月末、閉店した。

 「おいしいお酒や食べ物を提供するだけでなく、気遣いを売り物にしてきた。こぢんまりした店だが長く続けられてよかった」と兵庫さん。近年は町内会や学校の子ども会、保護者会の集まりなど地域活動の拠点にも利用された。

 兵庫さんは今後、ライフワークにしている女性みこしやホタル保護の活動に力を注ぐ予定という。

2020年12月27日 09:11 update

3932荷主研究者:2021/01/02(土) 22:51:56

https://kahoku.news/articles/20201227khn000028.html
2020年12月27日 11:15 河北新報
名取・閖上東地区 食料品製造など新たに5社進出

進出企業と名取市の立地協定式

 東日本大震災の津波被害に伴い産業用地として整備された名取市閖上東地区で、新たに5社の進出が決まり、市は25日、各社と立地協定を結んだ。

 5社は食料品製造のトラクシィ(仙台市)、汎用(はんよう)機械器具製造の千代クレーンメンテナンス(名取市)、道路貨物運送のマックス運輸(千葉市)、金属製品製造の大栄(埼玉県入間市)、建設業のガイメイク(名取市)。

 名取市役所で山田司郎市長が各社代表と協定書を交わし「共に発展するまちづくりを進めたい」とあいさつ。各社代表は「雇用促進を図り、地域活性化に努めたい」などと述べた。

 閖上東地区への進出企業は今回で計31社に上る。産業用地20・6ヘクタールのうち、11・6ヘクタールが埋まった。

3933荷主研究者:2021/01/02(土) 22:52:35

https://kahoku.news/articles/20201226khn000048.html
2020年12月27日 06:00 河北新報
県道大衡仙台線の宮床工区 8年がかりで完成・開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201227kahoku01.JPG
テープカットをして開通を祝う関係者

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201227kahoku02.JPG

 宮城県大衡村大衡の国道4号と仙台市青葉区木町通の国道48号を結ぶ県道大衡仙台線(23・8キロ)のうち、2012年度に着工した大和町宮床の宮床工区(2・3キロ)が8年がかりで完成し、25日開通した。

 仙台圏北部の工業団地への物流強化を図るため、総事業費約29億円を投じ、山林を切り開く大規模工事や二つの橋を架ける工事などを行った。

 現地であった開通式で県の佐藤達也土木部長は関係者約30人を前に「仙台都市圏の道路ネットワークが強化され、地域間の交流促進など経済活動の活性化が期待される」と村井嘉浩知事のあいさつを代読した。

 浅野元・大和町長や県道大衡仙台線建設促進協力会長の萩原達雄大衡村長らがテープカットに臨み、くす玉を割って開通を祝った。

 県道大衡仙台線は、国道4号の西側を縦断する幹線道路。沿線の各工業団地へのアクセス向上を図り、渋滞が著しい国道4号の代替機能も担う。宮床工区以北の約3キロが今後整備されれば、全線開通となる。

3934荷主研究者:2021/01/02(土) 23:14:02

https://kahoku.news/articles/20201230khn000055.html
2020年12月31日 06:00 河北新報
仙台国際センターの利用低迷 コロナ収束後の需要開拓図る

来場者がメーカー担当者とじっくり商談したガスフェア=10月16日

 新型コロナウイルスの影響で大規模イベントの中止や延期が相次ぎ、仙台国際センター(仙台市青葉区)の利用が大幅に低迷している。感染拡大に伴う3月上旬〜7月末の長期休館に加え、国際会議などの大型需要が皆無だったことが響いた。センターは来年1月末に国際会議の主催者らを招待するオンライン都市視察に参加するなどし、感染収束後の反転攻勢を狙う。

 最近5年間の利用者の推移はグラフの通り。20万〜30万人台で推移してきたが、2020年度は4万人程度と見込まれ、19年度の28万6996人から激減するのは確実だ。

 稼働率も近年は60%程度で推移したが、20年度は20%程度にとどまる見通し。担当者は「8月に営業を再開したが、利用者や地域経済を大きく押し上げる国際会議はゼロ、学術会議もほとんどない」とこぼす。

 事態の打開を目指し、センターは1月26日〜2月4日、日本政府観光局(JNTO)が主催するオンライン都市視察に参加する。国際会議の開催地決定権を持つ主催者、決定に影響力を持つキーパーソンに対し、仙台観光国際協会と一緒にシティーセールスする。

 全編英語のPR動画に出演した伊藤均センター長は「現状で国際会議の需要回復は見通せないが、コロナ後のニーズの高まりに備えて、誘致の準備をすることが必要だ」と強調する。

 コロナ禍に見舞われた20年は、さまざまな商習慣の「オンライン化元年」の様相を呈したが、センターでわずかに開かれた実際に人が集まるイベントでは、感染収束後の催事のヒントとなる成果も得られた。

 10月中旬、市ガス局が開催した毎年恒例の「ガスフェア」はその一つ。入場者数こそ減少したが、ガス機器の売上高は前年を約15%上回り、2億円以上に達した。巣ごもり需要の追い風もあったとみられる。

 伊藤センター長は「強い目的を持った販売者、消費者がじっくり商談できた。実際に商品を見比べられるリアルな見本市はコロナ後も必要だ」と分析し、需要開拓に向けた戦略を練る。

3935荷主研究者:2021/02/04(木) 22:16:56

https://kahoku.news/articles/20210104khn000012.html
2021年01月04日 09:59 河北新報
仙台・青葉通地下道内の噴水、市が撤去へ 2008年から止水状態、修繕費など考慮

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku01.JPG
フェンスで囲われた噴水。13年近く止まったまま復活することなく撤去される

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku02.JPG
完成直後の青葉通地下道の噴水。仙台市民の憩いの場となっていた=1991年9月

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku03.JPG

 仙台市中心部の青葉通地下道内にある噴水を、市が撤去することが分かった。水は2008年から止まったままで、配管の詰まりも判明し、多額の修繕費用も考えて決定。地下道を管理する市青葉区はイベント広場に改修する計画で、かつて地下空間に潤いを与えた噴水は、復活を果たせないまま消滅する。

 噴水は1991年9月、青葉通と東二番丁通の交差点に歩行者用地下道が設けられたのに合わせて完成した。コミュニティー広場として花壇やベンチも設置された。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると08年4月、洗濯をする路上生活者がいたために止水。道路の管理が国から市に移った16年4月時点で、配管に不具合があったという。止水の長期化でさび付いたとみられる。

 その後も路上生活者が噴水内に荷物を置くなどしたため、市が18年、立ち入れないようにフェンスを設置。バラの造花で飾っているものの、中央広場は殺風景な状態になっている。

 青葉区道路課によると、噴水の復活には、配管を掘り出した上での新設備の導入が必要。水道代や維持管理費もかさむことから断念したという。

 青葉区は撤去費用を含む改修費を、新年度予算案に盛り込むよう、市に求めており、要求通りに進めば、イベントが可能な新しい地下道広場が数年後にお目見えするという。

 道路課の担当者は「地下なので天気に左右されない。定禅寺ストリートジャズフェスティバルなどで活用できるだろう。関係団体と調整し、噴水跡の使い方を検討したい」と話す。

3936荷主研究者:2021/02/04(木) 23:00:48
>>3334
https://kahoku.news/articles/20210111khn000033.html
2021年01月12日 06:00 河北新報
仙台・泉区役所の建て替え、方針策定へ意見公募

建て替えの実施方針の中間案がまとまった泉区役所

 仙台市は泉区役所の建て替えで、整備の基本的な考え方や事業手法、事業者選定の条件などを定めた実施方針の中間案をまとめ、意見公募(パブリックコメント)を行っている。市民説明会を経て29日まで募集し、方針策定に生かす。

 中間案によると、新たな区役所庁舎は延べ床面積1万2900〜1万3400平方メートル。建設地は約3万平方メートルある現在地のほか、民間が所有する周辺用地への建て替えも可能とする。

 地域活性化のため商業施設やオフィス、教育施設などの入居を想定した建物の整備も求める。新庁舎と民間施設は合築、分築を問わない。路線バスの待機スペース不足や周辺道路の混雑など、交通環境の課題を解決するアイデアも募る。

 事業手法は民間が新庁舎を整備し、市が建物を買い取る方式か、民間の建物に区役所がテナント入居するリースバック方式とする。整備を担う事業者は企画提案を審査する「公募型プロポーザル方式」で決める。

 実施方針は2021年度早々にまとめ、夏ごろをめどに事業者募集の要領を策定し、同年度内の選定を目指す。新庁舎は26年度までに使用を開始する。

 市はホームページに中間案を掲載。市役所本庁舎1階の市政情報センター、各区役所の総合案内で配布する。意見は郵送、ファクス、メールなどで寄せる。

 募集期間中は市民説明会を開催するほか、みやぎ仙台商工会、泉中央駅前地区活性化協議会などと意見交換。応募を検討する事業者から整備のアイデアや事業費の見通しを聞き取る。

 市民説明会は22日午後6時と23日午後2時、いずれも泉区役所で開く。定員は各回100人。先着順で、事前の申し込みは不要。連絡先は市財政企画課022(214)8068。

3937荷主研究者:2021/02/04(木) 23:03:24

https://kahoku.news/articles/20210112khn000018.html
2021年01月12日 11:17 河北新報
仙台・将監に新複合施設 市民センターなど統合 来年3月完成

複合施設に建て替えられる将監市民センター

 仙台市は今月下旬、泉区将監地区で隣り合う市民センター、老人憩(いこい)の家、児童センターを統合し、新たに複合施設を建設する工事に着手する。玄関やトイレを共用化してコストを抑え、3施設の機能融合による多世代交流も図る。老朽化した公共施設の効率的な建て替えのモデル事業で、2022年3月に完成させる。

 3施設は将監ふれあい公園の南西側に並んで立つ。複合施設は公園の敷地内に建て、公園は3施設の跡地に同じ面積で再整備する。

 複合施設は鉄筋2階建て、延べ床面積は2019平方メートル。3施設の合計延べ床面積2020平方メートルを下回るため、公共施設の複合化を推進する国の補助制度を活用する。総事業費は7億1720万円を見込む。

 北に向かって逆L字型の形状とし、南側1階に児童センター、北側1階と2階にホールを備えた市民センターを配置。老人憩の家の活動は市民センターに新設する「市民交流スペース」で続ける。玄関、トイレ、調理室などは共用化する。

 交流スペースは住民が自由に立ち寄って話ができたり、子どもたちが勉強に使ったりすることができる。イベントやサロン活動などの実施も計画する。住民主体の運営も検討している。

 市は複合施設の整備に向け、17年8月からワークショップを開催し、住民意見を把握。18年3月に基本計画を策定した。町内会役員や市民団体の代表らは準備委員会を発足させ、設備面などの協議を重ねてきた。

 市によると、市内の人口が急増した1970〜80年代、合併を経て政令市に移行した89年ごろ、各地域に公共施設が相次いで整備された。多くは築30〜40年が経過し、老朽化が著しい。

 建て替えが必要な施設の延べ床面積は、全施設の面積の半分以上に相当する。市は今後、太白区茂庭地区でも、市民センターと老人憩の家の複合化による建て替えを検討するという。

 市財政企画課の橋浦潮課長は「複合化は財政負担を抑えつつ、必要な機能を維持する手法。住民間の合意形成が重要で、それぞれの地域で複合施設の在り方の議論を深めたい」と話す。

3938荷主研究者:2021/02/04(木) 23:17:51

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB054Q50V00C21A1000000
2021/1/13 15:00日本経済新聞 電子版 東北 宮城
七十七銀行、上場支援強化 プロ向け市場で3社と提携

3939荷主研究者:2021/02/04(木) 23:18:14

https://www.lnews.jp/2021/01/n0113314.html
2021年01月13日 LNEWS
工進/仙台に自社2拠点目となる配送センターを開設

 工進は1月13日、宮城県仙台市に自社2拠点目となる「仙台配送センター」を開設したと発表した。

<仙台配送センター>
仙台配送センター

 これにより、工進の全商品ラインナップを日本全国へ最短納期で供給できる体制を構築。災害時などに需要が急増する発電機等も備蓄し、万全の供給体制を構築。日本全国へ万が一の「安心」を提供していくとしている。

 仙台配送センターは2021年1月より本格稼働開始。地上4階建ての延床面積3万6854m2の広大な倉庫の一部スペースから稼働し、工進全機種の在庫を保管。倉庫管理システム(WMS)を導入し、保管・出庫の効率化&標準化を行った。

 また、立地的にも恵まれており、仙台塩釜港至近、仙台中心部から12km、仙台東部道路・三陸自動車道の「仙台港北IC」から3km等アクセスもよく、工場・物流施設の集積地に位置しているため、24時間365日稼働を実現した。

 これまでは、本社のある京都から日本全国に発送する体制であったため、東日本は西日本に比べ1日程度の到着遅れがあった。東日本に拠点を設けることで、納期短縮はもちろん、欠品対策も実施。発電機やポンプ、農機具類等の台風や大雨等の天候に影響される商品が、特定のエリアで需要が増加し在庫切れになってしまっても、もう一方の拠点の在庫を供給できる体制となった。また、東北地方での販売が多い除雪機のパーツも保管し、即納体制を整えている。

 なお、工進は、主に農業・土木関連の業務用ポンプ・噴霧器・除雪機・発電機等の製造及び販売を手掛ける国内メーカー。1948年の創業以来、着実にシェアを拡大し、農業や土木工事で活躍するエンジンポンプは世界160か国で愛されているトップブランドとなっている。

3940荷主研究者:2021/02/13(土) 21:54:52

https://kahoku.news/articles/20210115khn000036.html
2021年01月15日 15:42 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率10年ぶり上昇 コロナや新規供給が影響

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210115kahoku01.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210115kahoku02.JPG
昨年10月に完成した新仙台ビルディング=仙台市青葉区大町1丁目

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が14日まとめた2020年末の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前年同期比1・32ポイント上げて5・51%と、10年ぶりに上昇に転じた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う解約や、3年ぶりの新規ビル供給が影響した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートル以上の352棟。空き室面積は1年間で約2万560平方メートル増えた。大型ビルが密集する仙台駅前地区は3・16ポイント上昇の6・01%と、全5地区のうち上昇幅が最も大きい。感染拡大防止のためのテレワークが普及し、外資系ソフトウエア会社や製造業大手の子会社が撤退した。

 一番町周辺は1・18ポイント上昇の4・38%、宮城県庁・市役所周辺は1・05ポイント上昇の6・78%。外資系の製薬会社の撤退や飲食店の閉店が相次いだ。

 一方、駅東は2・10ポイント低下の4・31%。床面積の広いコールセンターの需要が依然として旺盛で、空き室率が5地区で最低となった。周辺オフィスは0・37ポイント低下の8・63%。

 20年は仙台花京院テラス(青葉区)、新仙台ビルディング(同)、仙台宮城野ビル(宮城野区)が開業。新規ビルへの移転で2次空室が発生した。21年はJR仙台イーストゲートビル(宮城野区)、高惣木工ビル(同)、ミレーネT仙台ビル(青葉区)が稼働するため、空き室率を押し上げそうだ。

 仙台支店の担当者は「20年の前半はコロナ禍で打撃を受けた飲食店の撤退が多く、後半からオフィスの縮小や解約の動きが外資系を中心にみられた。国内企業は様子見状態が続き、注視が必要だ」と話した。

 市内の不動産調査会社の担当者は「今年はコロナ禍の業績悪化を受け、固定費を削減するための解約も増えそうだ。その中でも新築ビルは需要が高く、既存ビルとの二極化が進む」と見通す。

3941荷主研究者:2021/02/13(土) 22:04:43

https://kahoku.news/articles/20210116khn000001.html
2021年01月16日 06:00 河北新報
仙台市人口、27年ピーク 社会増継続で減少局面5年遅れる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210116kahoku01.JPG

 仙台市は15日、2020年の推計人口に基づく新たな将来人口の予測を公表した。27年の109万9000をピークに減少に転じ、52年に100万を割り込む見通し。15年の国勢調査を基にした従来予測に比べ、減少局面の到来が5年遅れる。東日本大震災後、転入が転出を上回る社会増が継続している状況を踏まえた。

 1980年以降の人口推移と新たな将来予測はグラフの通り。87年に宮城県宮城町、88年に泉市、秋保町と合併後、右肩上がりで増加し、99年に100万の大台を突破した。2020年10月の推計人口は109万1992となった。

 従来予測は22年をピークに減少局面に突入するとの見通しだったが、新たな予測はしばらく微増が続くとみる。2000〜09年ごろ社会減が継続したため、従来予測は社会減を前提に分析。被災地からの転入が急増した11〜13年は異常値とした。

 だが、14年以降も被災地を含む仙台都市圏以外の県内自治体、東北各地からの転入が相次ぎ、社会増が続いた。市地下鉄東西線が15年に開業し、若林区の沿線地域で住宅開発が進んだことなどが後押しとなった。

 将来予測は三菱地所(東京)が手掛ける泉区の泉パークタウン第6住区「朝日地区」の開発、23年4月の東北学院大五橋キャンパス誕生などを踏まえた。土地区画整理事業があった宮城野、若林、太白3区の各地域で今後も人口増が見込まれることも考慮した。

 市人口は4年連続で出生数が死亡数を下回る自然減となった。社会増との相殺で人口は伸びているが、増加幅は縮小傾向にある。

 市政策企画課の上田正人課長は「新型コロナウイルスの影響で将来人口は不確定要素が多い。減少局面は5年遅れと予測するが、少子高齢化が続き、近い将来にピークを迎えることに変わりはない」と説明する。

 将来人口は推計人口を基に合計特殊出生率や社会移動率などを加味し、コーホート要因法と呼ばれる手法で予測した。合計特殊出生率は1・26のまま推移し、社会移動率は年1・13%ずつ減少すると仮定した。

2021年01月16日 09:15 update

3942荷主研究者:2021/02/13(土) 22:19:38

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB195VS0Z10C21A1000000/
2021/1/20 18:11日本経済新聞 電子版 宮城
地元企業のDX支援、AI学ぶ学生インターン ミヤックス

3943荷主研究者:2021/02/13(土) 22:21:09

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00585658?isReadConfirmed=true
2021/1/20 05:00 日刊工業新聞
PSS、米油の新抽出技術開発 東北大などと連携

米油

 【仙台】PSS(宮城県石巻市、渥美春人社長、0225・25・4119)は、東北大学大学院工学研究科などと連携して、超臨界流体を活用した米油抽出技術の開発に乗り出す。新たな抽出法は原料となる米ぬか内部の硬い粒子を水熱前処理で破壊。超臨界二酸化炭素(CO2)で米油を抽出する温度や圧力などの条件を約1年かけて探る。将来の装置化では、米油の抽出率75%以上を目指す。

 産業・省力機器を手がけるPSS、東北大、高圧容器設計・製作のエイクラフト(宮城県名取市)、食品会社の三和油脂(山形県天童市)の4者が手を組む。東北経済連合会の産業支援組織の東経連ビジネスセンターの助成事業に採択された。

 近年、米油は機能性食品として人気が高まりつつある。従来の抽出法は溶剤を用いた抽出法のほか、天然成分を多く残すため機械圧搾法が使われている。米油の高品質化に向けた機械圧搾法は米ぬか内部の硬い粒子が原因で、抽出率が30%程度にとどまっていた。

 今回のプロジェクトでは、歩留まりの大幅な向上と、東北からの米油抽出の装置開発につなげるのが狙い。PSSの渥美社長は「連続処理が可能な装置をデザインしていく」としている。

(2021/1/20 05:00)

3944荷主研究者:2021/02/13(土) 22:28:49

https://kahoku.news/articles/20210121khn000013.html
2021年01月21日 11:06 河北新報
戦略特区「スーパーシティ」 仙台市が応募へ事業者募集 「最先端技術提案を」

仙台市役所

 仙台市は20日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来の生活を先行実現する都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ構想」への応募を目指し、参画事業者の募集を始めた。東北大と連携し、次世代型放射光施設が2023年度に稼働する青葉山(青葉区)など各キャンパスを規制緩和の対象区域として想定する。

 「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は、市と東北大、事業者が官民が持つデータを共有し、エネルギー、環境、健康、物流、防災、教育などの分野で先端的サービスを提供する。

 (1)若者の力を最大限に引き出す成長拠点(2)産官学金の連携による魅力的で斬新なサービスの創出拠点(3)生み出されたサービスを東北に拡大するソーシャルイノベーションモデルの展開拠点-などの構築を目指す。

 事業者募集は構想への応募条件。実現可能な先端的サービスのアイデアを持つ事業者を広く募る。官民のデータを連携、活用するためのシステム構築を担う事業者も併せて募集する。

 事業提案書の提出を2月12日まで受け付ける。市は内容を精査した上で、構想への応募期限となる3月26日までに可否を検討する。

 市プロジェクト推進課の谷口尚史課長は「最先端のものが次々と生まれる街にできればいい。事業者には利用者が『未来都市』を実感できる斬新なサービスを提案してほしい」と話す。

 スーパーシティ構想は昨年9月施行の改正国家戦略特区法に設けられた制度。第1弾として5団体程度が今年4月以降に選ばれる。

3945荷主研究者:2021/02/13(土) 22:30:26

https://kahoku.news/articles/20210122khn000002.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
宮城県民会館とNPOプラザの移転集約、県が構想素案を公表

宮城県民会館

 宮城県は21日、仙台市宮城野区の仙台医療センター跡地に、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と宮城野区のみやぎNPOプラザを移転集約する基本構想の素案を公表した。事業費は約250億円。事業手法は民間資金活用による社会資本整備(PFI)を含め、新年度に検討する。開館時期は未定。

 県議会の総務企画、環境福祉両委員会で示した。素案の基本理念では、新施設を「交流・協働・創造の拠点」と位置付け、芸術や市民活動を通じた交流創出を目標に掲げた。

 県民会館の貸館事業は、2000席以上の大ホールを中心に、国内外の音楽やミュージカルに対応する。ギャラリーやアトリエを新設し、芸術活動を後押しする。NPOプラザは、県内の活動団体の支援機能を継続。共有部分の玄関ロビーでは、交流イベントの開催を想定する。

 県は芸術団体やNPOの関係者から意見を聴き、本年度中に構想をまとめる。

 老朽化する県有施設の再編で、県は2019年11月、県民会館とNPOプラザ、県美術館の移転集約案を発表。市民団体などの猛反発を浴び、20年11月に県美術館の移転を断念した。

3946荷主研究者:2021/02/13(土) 22:31:29

https://kahoku.news/articles/20210121khn000045.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
宮城県美術館、2025年度リニューアル 県指針

宮城県美術館

 宮城県美術館(仙台市青葉区)の改修計画で、県教委は21日、リニューアルオープンの目標時期を2025年度内とする新たな指針を公表した。現在の講堂部分を県民ギャラリーなど多目的スペースとして再整備する方針も示した。

 県議会文教警察委員会で明らかにした。1階の現講堂はギャラリー機能に加え、子どもたちの芸術活動などに使える「キッズ・スタジオ(仮称)」としても活用。美術教育を後押しする拠点とする。

 1階の展示室は配置を換えず装いを新たにし、現図書室は情報・交流ラウンジへの転用を想定。地下1階の現県民ギャラリーは展示・保管スペースに変更し、収蔵品の安全管理、コレクションの充実に役立てる。

 委員会では、建物の仕様などで利用者の声を反映するよう求める意見が出た。県教委の担当者は「県民と協働で進めていきたい」と応じた。

 県美術館の整備方針については19年11月、村井嘉浩知事が宮城野区に移転する構想を表明。日本を代表する建築家・故前川国男氏が設計した建物の価値を重視する市民団体などから批判が上がり昨年11月、現地で増築せず改修する方針に転換した。

2021年01月22日 10:10 update

3947荷主研究者:2021/02/13(土) 22:32:58

https://kahoku.news/articles/20210121khn000040.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
仙台港のコンテナ取扱量、前年比7%減 コロナ影響も高水準は維持

 宮城県は21日、仙台港の2020年のコンテナ貨物取扱量が前年比7%減の約27万個(速報値、20フィートコンテナ換算)になると発表した。前年割れは東日本大震災の2011年以来。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の縮小で輸出入ともに下回ったが、取扱量は1990年の統計開始以来、3番目の高水準を維持する見通し。

 県によると、過去最多の19年(28万9898個)比で約2万個減った。輸入は約8%減の13万4000個で、製材や木製品が減少した。輸出は約6%減の13万6000個で、主力であるタイヤなどのゴム製品や自動車の部品が落ち込んだ。

 新型コロナの感染が広がり始めた春先に比べ、9月以降は輸出入ともに前年近くまで持ち直したという。県の担当者は「比較的最小限の落ち込みにとどまった。コロナ感染拡大による貨物動向への影響を注視しつつ、ポートセールスに努めたい」と話した。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は、震災があった11年には前年比55%減の9万6633個まで落ち込んだが、12年以降は急激に回復。15年からは5年連続で過去最多を更新していた。

3948とはずがたり:2021/03/08(月) 10:12:38
【独自】かさ上げ地区の人口44%減、宅地の34%は空き地のまま…読売調査
https://news.infoseek.co.jp/article/20210308_yol_oyt1t50012/?tpgnr=poli-soci
読売新聞 / 2021年3月8日 5時0分


 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、津波から街を守るため、土を盛って地盤を高くする「かさ上げ」を行った地区の人口は、震災前より44%減ったことが読売新聞の調査でわかった。事業が長期化するなどし、ほかの地区に移転する住民が相次いだためだ。再生された宅地の34%は活用されず、空き地となったままだ。

 3県でかさ上げを行った市町村を取材し、15市町村の33地区について集計した。商業地だけをかさ上げした地区や、人口が不明な地区は除いた。震災前に計4万3061人だった人口は、2万4193人に減少していた。かさ上げした宅地の面積は422ヘクタール、うち144ヘクタールが未活用だった。

 かさ上げ後の街の再生には、土地区画整理事業が多く使われた。特定区域を再開発する際、道路や公園を作るため、宅地の位置を変えたり、面積を減らしたりして、元の土地と造成後の土地を交換(換地)する。

 住民の財産にかかわるため、自治体は地権者一人一人から承諾を得る必要がある。この作業が、復興を長期化させる一因になった。

 33地区のうち、人口が減ったのは26地区。減少率が91%で最も大きい岩手県宮古市田老地区は、1400人から130人に減った。高さ10メートルの巨大防潮堤が津波で破壊され、181人が犠牲になった。県と市は防潮堤を14・7メートルにし、平均1・6メートルかさ上げした。一方で移転を望む住民のため、近隣の高台を造成した。

 市は600人が戻ると想定したが、再び浸水する不安から高台を選ぶ住民が多く、4割は空き地だ。市の担当者は「防潮堤とかさ上げで最大級の津波でも浸水しない想定だ。安全をアピールしていく」と語る。

 人口が増えたのは5地区、同数は2地区だった。福島県新地町の新地駅周辺地区の15ヘクタールは、4割弱が空き地だが、人口は187人から240人に増えた。近くに液化天然ガス施設ができ、同地区に関連会社の社員寮などが建ったためだ。町の担当者は「中心部にまとまった土地があり、条件がよかった」と話す。

 被災自治体の復興計画の策定に携わった東北大の増田聡教授(地域計画)は「自治体は震災後の街のあり方をどうするか、事前に住民と話し合っておくべきだった。復興に時間がかかっても、将来の展望があれば、住民は戻りやすくなる」と指摘する。

3949荷主研究者:2021/03/13(土) 20:57:31

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26839
2021/1/26 日刊建設新聞 宮城版
歌津北ICをフルIC化 三陸道/事業費が20億円(東北整備局)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210126jc01.jpg

 東北地方整備局は、三陸沿岸道路の歌津北インターチェンジ(IC)をハーフICからフルICに改良する計画だ。事業費は20億円を試算。順調に事業化されれば、22021年度から測量設計を進め、2025年度の全体完成を目指す。延伸整備を進めている県内の三陸沿岸道路は、年度内の全線開通を予定するものの、同ICの構造変更に伴って事業期間が25年度までとなる。

 歌津北ICの構造変更については、同局が22日に本年度の第3回事業評価監視委員会(委員長・徳永幸之宮城大学教授)を開いて説明した。委員らは、この変更を含めて三陸沿岸道路(登米〜釜石)の道路事業を再評価し、事業継続が妥当と認めた。

 歌津北ICは、南三陸町歌津地区に南向きのハーフICとして整備され、2019年2月16日に供用を開始。現在は歌津北ICから乗ると仙台方向に進め、帰りはここで下りられる。フルIC化では、これに北向きのICを追加する。

 具体的にはダイヤモンド型のICを想定しており、ランプを増設することになる見込み。IC付近には海側から山の方へ上る道路があり、地域住民との交渉次第では、ここに橋を架ける可能性も出てきそうだ。

 フルIC化を進めることになった背景には、昨年6月に県が「宮城県緊急消防支援隊受援計画」を策定し、歌津平成の森を緊急消防隊の宿営地として登録したことや、県の地域防災計画で気仙沼市内に圏域防災拠点が設定されていることを挙げている。

 歌津平成の森は、歌津北ICの南側に位置しており、緊急消防隊の宿営地として活用される。災害が起きるとここに全国の緊急消防隊が集結して展開するようになるため、アクセス性向上の必要性が高まっていると判断し、北向きのICを追加することにした。

 さらに、歌津北ICをフルIC化した場合、歌津総合支所から気仙沼市立病院までの所要時間は27分となり、ハーフICに比べ3分短縮され、緊急搬送の面でも効果が期待できる。

 22日の事業評価監視委員会では、歌津北ICの構造変更に伴い、三陸沿岸道路(登米〜釜石)の全体事業費がこれまでの5164億円から、20億円増の5184億円となることや、事業期間が2011〜20年度の10年間から、5年間延びて25年度までとなることなどを報告。計画交通量は1日当たり1万1700台から、ネットワーク条件の見直しにより100台増の1万1800台となる。

3950荷主研究者:2021/03/13(土) 21:18:01
>>3054
https://kahoku.news/articles/20210126khn000048.html
2021年01月27日 06:00 河北新報
ヨドバシ新ビル、23年春開業へ 仙台駅東口に12階の複合施設

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku01.JPG
ヨドバシHDが建設する第1ビルの完成予想図。右側が仙台駅(同社提供)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku02.JPG
ヨドバシ仙台第1ビルの建設予定地になっている駐車場。仙台駅(手前)と黒い外観の第2ビル(左奧)の間に位置する=仙台市宮城野区

 家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD、東京)は26日、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で計画する複合商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」の概要を発表した。家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」を核テナントとした商業施設とオフィスからなり、年内に着工、2023年春の開業を目指す。

 同社によると、第1ビルは鉄骨地下1階、地上12階で、延べ床面積約7万6500平方メートル。低層階は商業テナント、中層階は1000台超の立体駐車場、高層階はオフィスで構成する。市と協議し、駅前のバスターミナルやペデストリアンデッキを整備する方針。

 現在、駐車場となっている計画地では1997〜2012年にヨドバシカメラが営業。同店は市道を挟んで建つ「ヨドバシ仙台第2ビル」で暫定的に営業しており、第1ビルの完成後に移る。

 第1ビルの建設に合わせてHDは当初、ホテルやライブホールを加えた一体開発を構想したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて計画を見直した。子会社のヨドバシ建物(東京)の安藤修一取締役営業部長は「駅東口に所有する別の土地で継続的に検討したい」との考えを示した。

 計画地は20年9月、国から「特定都市再生緊急整備地域」の指定を受け、開発の機運が高まっている。安藤氏は「新型コロナ下でも駅前のオフィス需要は活況が続く。多くの人が楽しめる施設を整備し、東口のまちづくりの活性化に寄与したい」と話した。

3951荷主研究者:2021/03/13(土) 21:23:46

https://kahoku.news/articles/20210127khn000021.html
2021年01月27日 11:18 河北新報
清水沢多賀城線が開通 津波時、内陸への避難路に 宮城・多賀城

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku04.JPG
都市計画道路「清水沢多賀城線」の開通を祝って行われたパレード

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku05.JPG

 宮城県多賀城市が東日本大震災からの復興事業で緊急避難路・物流路として整備してきた都市計画道路「清水沢多賀城線」が26日、開通した。市内を東西に横断する幹線道路に接続する南北の道路として、物流強化とともに津波発生時の内陸部への避難路の役割を担う。

 清水沢多賀城線は、1965年度に都市計画道路に決定。今回整備されたのは、同市八幡の国道45号から同市東田中志引までの南北977メートル。JR仙石線と砂押川を越えて、県道仙台塩釜線から城南地区までが一本の路線でつながった。片側1車線で車道は幅8メートル、歩道3・5メートル。1日の交通量は約1万1000台を見込む。

 市内を東西に走る幹線道路、国道45号と県道仙台塩釜線は合わせて1日8万台以上の通行量を誇る。しかし、震災時には渋滞が発生し、多くの車両が津波に巻き込まれた。

 南北を結ぶ道路の不足が課題に浮上。市は2011年12月に策定した市震災復興計画に緊急避難路・物流路の整備を盛り込み、15年12月に着工した。事業費は約98億円で復興交付金を充てた。

 現地であった開通式に関係者ら55人が出席。深谷晃祐市長は「清水沢多賀城線は市の震災復興を象徴する命の道。高さもあり、津波からの避難の一つの目印にもなる。多くの市民に利用してもらい、どのように避難できるのか日頃から備えてもらいたい」と述べた。

 市が整備するもう一つの緊急避難路・物流路の笠神八幡線は9月ごろに開通する予定。

3952荷主研究者:2021/03/13(土) 21:34:11

https://kahoku.news/articles/20210128khn000031.html
2021年01月28日 18:26 河北新報
利府南館は3月5日オープン エンタメや食充実 イオンモール

イオンモール新利府南館に入る東北初のアミューズメント施設のイメージ図(イオンモール提供)

 イオンモール(千葉市)は28日、宮城県利府町に建設中の「イオンモール新利府南館」を3月5日に開業すると発表した。今夏に北館として改装オープンする既存棟と合わせると東北最大のイオンモールとなる。映画館や体験型施設といったエンターテインメント分野を充実させ、一日を通して楽しめるモールを目指す。

 鉄骨3階、延べ床面積10万1000平方メートル。イオンスタイル新利府を核店舗とし、東北初出店35店を含む約170の専門店が入る。3800台分の駐車場も備える。

 アミューズメント施設「VS PARK(ブイエス パーク)」が東北初出店。大画面に映った猛獣と競走するなど31種類のゲームがそろう。新型コロナウイルス感染防止のために天井高を10メートルとし、密を防ぐ。映画館「イオンシネマ」は東北最大の11スクリーンを有し、高画質大画面と立体音響で臨場感を演出する。

 牛タン専門店運営の喜助(富谷市)や飲食店運営ハミングバード・インターナショナル(仙台市)が新業態を出店する。スポーツ観戦できるレストランやカフェ併設型書店もあり、多彩な食体験を提供する。地元の名店を集めた「りふマルシェ」も展開する。

 イオンスタイルは車に乗ったまま予約商品を受け取れる「ドライブピックアップ!」を東北で初めて導入。スポーツ用品売り場は東北最大級の広さを持つ。

 イオンモールの三嶋章男常務営業本部長は「週末には東北一円から誘客を図り、来店客を年間約1000万人に倍増させる。にぎわい創出の拠点としたい」と話した。

3953荷主研究者:2021/03/13(土) 21:35:29

https://kahoku.news/articles/20210127khn000042.html
2021年01月28日 06:00 河北新報
鐘崎、一番町店を31日閉店 「笹かま館」に本店機能移転

31日で42年の歴史に幕を下ろす鐘崎一番町店=仙台市青葉区一番町3丁目

 笹かまぼこ製造・販売の鐘崎(仙台市)は、仙台市青葉区の一番町店を31日で閉店する。本社工場を併設する若林区の「笹かま館」に本店機能を移転するため。新型コロナウイルス禍による売り上げ減少や店舗の老朽化も一因となった。

 同店は1978年開店。市中心部の商店街に立地し、本店機能を持つ旗艦店として40年以上、地元客や観光客、ビジネス客が多く利用したが、新型コロナの影響で売り上げは約5割に低迷したという。担当者は「事業継続のため、賃料など固定費を圧縮して難局を乗り越えたい」と話す。

 本郷陽子店長は「一等地にあり入社当時から憧れの店。お得意さまからは『寂しくなる』との声をもらうが、前を向きたい」と語る。中心部では藤崎店、仙台三越店は引き続き営業する。

 仙台七夕まつりでは、店舗前に掲げる竹飾りが飾り付け審査で入賞の常連だった。本郷店長は「商店街の組合員でなくなるため掲出は難しいが、本社敷地内の七夕ミュージアムを中心に盛り上げたい」と話す。

3954荷主研究者:2021/03/13(土) 21:43:44

https://kahoku.news/articles/20210129khn000041.html
2021年01月29日 17:52 河北新報
与兵衛沼公園、憩いの場に一新 木道やトイレ備える 仙台・宮城野

沼に飛来したハクチョウを楽しむ来園者ら=24日

 仙台市宮城野区蟹沢の与兵衛(よへえ)沼公園が、じわじわと人気を集めている。かつては人の手があまり入らず、危険な場所として子どもたちが近寄らないよう指導されていた沼は近年、木道やトイレが整備され、家族連れらの憩いの場に変貌。市中心部にほど近い立地も魅力となっている。

 公園は市の保存緑地内にある約28ヘクタールで、マツやスギなどの森に囲まれ水田跡や窯跡がある。沼沿いに1周約1・5キロの林道があり、一部は木道化され独特の雰囲気を醸し出す。休憩用のあずまややベンチもある。

 沼には冬になると数十羽のハクチョウが飛来し、餌やりを楽しむ子どもたちの姿が見られる。週末になると、数台分しかない駐車場がほぼ満車の状態が続く。

 近くに住む40代の主婦は「昔は公園内に入れないようにフェンスが設けられ、釣りをするおじさんしかいなかった。今は道がきれいになり、子どもを連れて散歩するのにちょうどいい」と喜ぶ。

 与兵衛沼は、仙台藩士鈴木与兵衛が私財を投じて造った灌漑(かんがい)用水用の沼。市は1978年度、沼周辺の公園化に向けた整備事業を開始した。用地買収に時間を要し、断続的な整備や東日本大震災による中断で長期化したが、2017年に枡江小前の南側入り口にトイレを備えた広場が完成し、現在の来園環境が整った。

 市は新年度、公園北側にも駐車場や遊具を設置し、公園整備をほぼ完了させる予定。整備開始以来の総工費は46億円を見積もる。

 宮城野区公園課の担当者は「新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、近場で野外の公園が改めて注目されているのだろう。自然環境が豊かなので、多くの人に訪れてほしい」と話す。

3955荷主研究者:2021/03/13(土) 21:44:02

https://kahoku.news/articles/20210129khn000023.html
2021年01月29日 11:39 河北新報
阿武急、県境部で増便 3月13日にダイヤ改正 復旧工事完了へ

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は28日、3月13日からのダイヤ改正を発表した。2019年10月の台風19号で被災した富野(同)-丸森(宮城県丸森町)間の復旧工事が2月末までに完了し、県境部の区間で昼や通勤・通学の時間帯を中心に増便する。

 同区間は昨年10月末に旅客運行を再開。速度を落とし、平日上下計6本の運行にとどめていた。工事の完了で通常速度に戻し、被災前と同水準の上下計32本にする。阿武急の復旧対応は完了した形となる。

 自然災害への対策として、福島(福島市)-梁川(伊達市)、梁川-丸森、丸森-槻木(宮城県柴田町)の3区間に分割した運行体制を導入。運休や遅れの影響を最小限の区間に抑える。梁川、丸森駅で乗り換えてもらうケースが多くなるという。

 ダイヤ改正に合わせ、槻木駅でJR東北線の下り始発と上り最終列車に接続できるようにする。

2021年01月29日 11:41 update

3956荷主研究者:2021/03/13(土) 21:44:49

https://kahoku.news/articles/20210129khn000045.html
2021年01月30日 06:00 河北新報
豊田合成、宮城・大衡に新工場 22年稼働

立地協定式に出席した(左から)村井知事、森川聡豊田合成東日本社長、萩原村長、小山社長=宮城県庁

豊田合成東日本大衡工場の完成イメージ

 自動車部品製造の豊田合成(愛知県清須市)と生産子会社の豊田合成東日本(宮城県栗原市)は29日、東北では3カ所目となる新工場を宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に建設すると発表した。4月に着工、2022年夏ごろに生産を開始する計画で、全量をトヨタ自動車東日本(同県大衡村)に供給する。

 新工場では車両前面に装着する「ラジエータグリル」などの大型樹脂部品を手掛ける。現在関東、中部地方の工場からも運んでいる部品の現地調達化を進め、物流面での競争力を高める。

 延べ床面積8300平方メートル、総投資額は約37億円。操業開始時は約40人を雇用する。最新の塗装設備とロボットを導入し、太陽光発電を活用するなど環境面にも配慮する。敷地は3万4000平方メートルを確保しており、今後も必要に応じて拡張を検討するという。

 県庁で同日、立地協定式があった。オンラインで参加した豊田合成の小山享社長は「東北から世界へ小型車を届けるものづくりを支えていく。地元採用を進め、自立した工場にしたい」と語った。村井嘉浩知事は「さらなる産業発展につながる」と感謝し、萩原達雄大衡村長は「新型コロナウイルス下で経済が疲弊する中でも決断いただき感謝する」と話した。

 豊田合成東日本は13年設立。栗原市と岩手県金ケ崎町に工場を構え、ドアや窓枠で風雨の浸入を防ぐ「ウェザストリップ」やエアバッグ、ハンドルなどの内外装部品を製造している。

3957荷主研究者:2021/03/13(土) 21:45:13

https://kahoku.news/articles/20210130khn000014.html
2021年01月30日 11:18 河北新報
大雨の浸水、「雨庭」で軽減 仙台市、青葉山公園に第1号整備へ

公園センターの工事が進む追廻地区=仙台市青葉区

 仙台市は市街地の浸水被害を軽減するため、雨水を一時的にためて、時間をかけて地中や河川に流す植栽空間「雨庭(あめにわ)」の普及に乗り出す。第1号として青葉山公園(青葉区)の追廻地区に整備する「もりの庭園」に設ける。自然環境が持つ機能を社会課題の解決に生かす「グリーンインフラ」の一環で、市内の官民施設に取り組みを広げる。

 もりの庭園は、建設中の公園センター(仮称)南側に整備する。敷地面積は約5800平方メートル。公園センターと共に、2021年度末の完成を目指している。

 雨庭のイメージはイラストの通り。地中に浸透升25基と浸透管を埋設し、庭園内には水のない池を造り、透水性アスファルトを敷いた遊歩道を整備する。

 雨水は浸透升や浸透管から少しずつ地中に逃がし、一時的に池にため、時間をかけて広瀬川へ流す。従来と比べ、広瀬川への雨水流入量は減少すると見込む。

 庭園は、仙台城の御裏林(おうらばやし)を再現するように設計された。雨庭は、青葉山に降った雨が「御清水(おすず)」となって中島池に入り、広瀬川に注ぐ-という、いにしえの水の流れもイメージした。

 市内では19年10月の台風19号の際、降雨量が下水道の処理能力を超え、JR仙台駅前や低地の住宅地などで浸水被害が相次いだ。市は雨庭の普及で雨水の流入が抑制され、下水道の負担が軽減する効果を見込む。

 全国の政令市では、京都市が幹線道路が交わる「四条堀川交差点」などに整備した。国もグリーンインフラ推進戦略の一つとして、雨庭の普及を進めている。

 仙台市建設局の担当者は「下水道設備などグレーインフラの補完として、可能な場所からグリーンインフラを取り入れ、総合的に減災に取り組むことが必要。もりの庭園の雨庭をモデルケースにしたい」と話す。

3958荷主研究者:2021/03/13(土) 21:54:05

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26883
2021/2/2 日刊建設新聞 宮城版
交通ターミナルの計画プロポ 仙台駅周辺に新設検討(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は1日、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。同事務所は仙台駅が交通結節点として効果的に機能するよう、交通ターミナルのような施設の整備を構想しており、この業務で施設規模や事業スキームを検討するとともに、事業計画案を作成する。プロポは3月3日まで参加表明書と技術提案書を受け付ける。

 業務の目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するための検討を行うこと。具体的な業務内容は、計画準備、施設規模と事業スキームの検討、交通結節点事業計画案の作成、交通結節点機能強化検討会の運営補助など。履行期間は2022年2月25日まで。

 プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節機能強化を行うにあたり関係機関等との合意形成を図る上での留意点」となっている。

 交通ターミナルの検討に当たっては、2019年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、20年度に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」を中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)JVに委託。鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の候補地などを検討してきた。

3959荷主研究者:2021/03/13(土) 21:58:50

https://kahoku.news/articles/20210203khn000034.html
2021年02月03日 19:29 河北新報
駅東口にぎわい創出 JR仙台イーストゲートビルが5日開業

仙台駅東口に直結する好立地のJR仙台イーストゲートビル

開放的な吹き抜けのエントランス「ダテリウム」。内装には県産木材をふんだんに使っている

JR仙台イーストゲートビル

 JR東日本は3日、仙台駅東口に5日開業するオフィスビル「JR仙台イーストゲートビル」の関係者向け内覧会を実施した。駅直結の好立地をアピールするとともに、東口のにぎわい創出を図る。

 ライブホール「Zepp sendai(ゼップ仙台)」跡地で、鉄骨・鉄筋コンクリート地上13階、地下1階の延べ床面積約2万5600平方メートル。天井高2・8メートルの無柱空間で、多様なレイアウトに対応する。総工費約100億円。

 1階の開放的な吹き抜けのエントランスホール「ダテリウム」は、内装に宮城県産木材をふんだんに使用。待ち合わせや打ち合わせでの利用のほか、地域イベントも開く。1階には郵便局が新規開設され、2階にはクラフトビールと県産食材が楽しめる飲食店「仙台キッチン」が出店する。

 2、3階は米国発祥のワークスペース事業「ウィーワーク」が東北初進出。計496デスクを備え、テレワークや企業間交流など幅広い利用を見込む。3〜13階はオフィスフロアとなる。担当者は「利便性が高く、入居の申し込みも堅調」と話す。

3960荷主研究者:2021/03/13(土) 22:03:56

https://kahoku.news/articles/20210203khn000009.html
2021年02月03日 10:00 河北新報
仙台空港、東北初の24時間化 宮城県と名取、岩沼両市が合意へ

24時間化が確実となった仙台空港=1月

 仙台空港の24時間化に向けた運用時間の延長で、宮城県は地元の名取、岩沼両市が求める地域振興策への補助や独自の防音対策費などを2021年度一般会計当初予算案に盛り込む方針を固めた。両市が今週中の市議会全員協議会で受け入れを表明し、議会が了承すれば、県は近く両市と覚書を締結する。東北で初めての24時間空港が誕生する。

 延長手続きで国が求める地元同意が完了後、仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)は延長時間の運航計画の策定に着手。国土交通省東京航空局の認可を経て、24時間化に向けた延長が実現する。時期は未定。

 当初予算案は、両市が地域住民の意向を受けて独自に実施する市道整備などの補助に数億円ずつ配分する方向で調整。航空機騒音防止法で国の防音補助対象外となる地域に対し、県が独自に実施する騒音対策には数億円を充てる見込み。両市から要望があった県道などの整備にも、十分な財政措置を講じる。

 名取市は4日、岩沼市は5日にそれぞれ市議会全員協議会を開き、山田司郎名取市長、菊地啓夫岩沼市長が受け入れに関する具体的な考えを示す見通し。両市長は既に1月下旬の全員協議会で、24時間化に向けて前向きな姿勢を表明した。

 県は2018年8月、両市議会で24時間化の方針を表明し、19年9月には村井嘉浩知事、両市長、仙台国際空港社長による4者会議を設置した。20年8月の第3回会合で、両市長は県の騒音対策に一定の理解を示し、地域振興策の議論を進めることに合意した。

 仙台空港は16年7月、国管理空港として全国で初めて民営化された。県は東日本大震災の創造的復興の象徴と位置付け、仙台国際空港と共同で利用促進や路線の拡大に力を入れてきた。

 新規就航や増便が相次ぎ、19年度の旅客数は前年度比2・9%増の約372万人と3年連続で過去最多を記録。新型コロナウイルスの影響で、20年度上期は前年同期比76・2%の大幅減となった。

 24時間空港は羽田や新千歳、那覇などに続き全国で9番目。

3961荷主研究者:2021/03/13(土) 22:05:53

https://kahoku.news/articles/20210203khn000041.html
2021年02月04日 06:00 河北新報
仙台城大手門復元 脇櫓建て替え最終計画案を検討委が了承

 有識者の仙台城跡保存活用計画等検討委員会は3日、仙台城跡(青葉区)の大手門復元、脇櫓(やぐら)(隅櫓)の建て替えを盛り込んだ整備基本計画(2021〜38年度)の最終案を了承した。巽(たつみ)門跡から本丸跡へ至る登城路の復元整備、城郭らしい景観づくりを進める「修景」などにも乗り出す。

 最終案によると、大手門復元は21〜30年度の10年間に測量や文献調査、発掘調査を実施する。31年度から基本設計に着手し、38年度までの完成を目指す。脇櫓は大手門と一体的に整備し、史実に沿った形で建て替える。巽門跡登城路は26年度以降に設計、施工する。

 大手門と脇櫓は1945年の仙台空襲で焼失。脇櫓は67年に民間の寄付で再建されたが、屋根の形状などが史実と異なり、老朽化も進む。郡和子市長は、仙台藩祖伊達政宗の没後400年となる2036年度の復元を目標に掲げている。

 現在の仙台城跡は石垣や土塁などの遺構が植栽に覆われ、市街地からの眺望が阻害されている。最終案は木々の伐採や枝切りなど修景を行い、市街地と本丸跡の双方から城郭らしい「政宗ビュー」を確保する。

 委員長の北野博司東北芸術工科大教授は「市民の期待が高い大手門復元など仙台城跡の整備に向け、大きな一歩となる計画が出来上がった。市民の興味、関心に応えられるよう事業を進めてほしい」と求めた。

 市教委は3月の定例教育委員会に諮り、整備基本計画を決定する。市は計画の実施に合わせ、城跡内を通る市道の廃止も検討する。

3962荷主研究者:2021/03/13(土) 23:05:30

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB034J60T00C21A2000000/?unlock=1
2021年2月5日 15:30 日本経済新聞 宮城
JR東、仙台でも「非鉄道」で稼ぐ オフィスビルや住宅

3963荷主研究者:2021/03/21(日) 21:57:21

https://kahoku.news/articles/20210210khn000028.html
2021年02月10日 11:44 河北新報
東北企業で7年ぶり上場 注文住宅の建築・販売ジェイベース

ジェイベースが手掛ける「ブルックリンスタイルの家」

 注文住宅の建築・販売を手掛けるジェイベース(仙台市青葉区)が、東証のプロ投資家向け株式市場「東京プロマーケット(TPM)」に25日上場する。東北企業の新規上場は、車用品店など運営のホットマン(仙台市)がジャスダックに上場した2014年3月以来、約7年ぶり。上場企業は東北で51社、宮城県内で21社となる。

 18年4月に盛岡市で創業し、19年10月に仙台市青葉区に本社を移転した。「ブルックリンスタイルの家」など、若年層をターゲットにしたデザイン性の高い注文住宅を手掛ける。20年7月期は売上高約6億9300万円、経常利益約1300万円、純利益約1300万円。従業員21人。発行済み株式総数は9万株。

 20年に仙台市が株式上場を支援する「仙台未来創造企業」に認定されたほか、東北経済産業局が支援するスタートアップ企業の一つに選ばれている。

 高橋淳也社長(46)=岩手県花巻市出身=は「東日本大震災から10年の節目での上場を目指してきた。地元で家を造る企業として、林業活性化から職人育成まで、ローカルの強みを生かしたビジネスモデルを構築したい」と話す。

 TPMは12年開設。株式購入をプロ投資家に限定した自由度の高い市場で、株主数や利益額など上場の数値基準がない。20年11月末時点で40社が上場し、東京以外の企業が7割を占めるのも特徴。ジェイベースは今年1月18日に上場申請し、2月3日に承認された。

 仙台市は上場企業を生み出すため、「経済成長戦略2023」の基幹事業として地元企業の集中支援を実施している。工藤仁司市経済企画課長は「久しぶりに上場が実現し、大変喜ばしい。地域経済をけん引する企業として、さらに事業を拡大することを期待している」と歓迎した。

3964荷主研究者:2021/03/21(日) 21:59:04

https://kahoku.news/articles/20210210khn000054.html
2021年02月11日 06:00 河北新報
旅行者にどんな恩恵? 夜間の騒音は? 仙台空港24時間化

覚書に署名する(左から)村井知事、山田市長、菊地市長=宮城県庁

 仙台空港の24時間化に合意する宮城県と名取、岩沼両市の覚書が10日、結ばれた。東北初の24時間空港は、旅行客にどんな恩恵をもたらすのか。具体的な実現時期や夜間の騒音など予想される変化を整理した。

 現在の運用時間は午前7時半〜午後9時半の14時間。24時間化の大きなメリットは、航空会社のニーズに応じた運航ダイヤを柔軟に組めること。増便や新規路線拡大につなげやすい。

 仙台空港の国際線は、ソウル線や台北線など大半が4時間圏の路線。仙台発はいずれも午後で、現地着は早くても現地時間午後3時半。観光初日は宿への移動で事実上終わってしまう。

 早朝に出発する路線が就航すれば、午前中からの観光やビジネスが可能。深夜の到着便ならば、現地での滞在時間も長く取れる。

 那覇や福岡など国内の24時間空港との路線設定も期待される。運営会社の仙台国際空港(名取市)の鳥羽明門(あきと)社長は「現在の運用時間外で飛ばしたいという要望がある。増便の動きは出てくる」と期待する。

 覚書締結で、すぐに深夜便が飛ぶわけではない。仙台国際空港が、具体的な運航計画を記した運用時間変更の要望書を国土交通省東京航空局に提出し、認可を得る必要がある。同社の申請がなければ、現在の運用時間に変更はない。

 運用時間を延長する度に手続きが必要。当初は夜間か早朝の1時間程度の延長が見込まれる。早ければ申請から半年後には就航する。同局仙台空港事務所に勤める管制官らの人件費増額など国の追加支出が発生すれば、実現まで1年半はかかる見通し。

 覚書には、騒音対策で午後11時〜翌朝5時の離着陸は1夜間計2回以内と明記された。裏返せば、それ以外の離着陸には回数制限がなく、地元は早朝深夜帯の騒音を懸念する。

 仙台国際空港は2044年度の旅客数550万人を目指す。達成時の想定便数は、現在の運用時間外の午後9時半〜11時に1日平均5・1便、午前5時〜7時半に11便と見込む。

 県と名取、岩沼両市は住民との会合の場を設け、定期的に騒音への意見を聞く方針。村井嘉浩知事は「覚書に盛り込んだ騒音対策に汗を流す」と強調した。

3965荷主研究者:2021/03/21(日) 21:59:33

https://kahoku.news/articles/20210211khn000018.html
2021年02月11日 11:03 河北新報
JR仙石線・福田町駅の周辺整備を 住民組織、移設方針で仙台市に要望

郡市長(中央)に要望書を手渡す牛坂会長(右から2人目)ら

 JR仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)の移設を巡り、地元の高砂地区町内会連合会と住民組織「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」は10日、移設先周辺の道路拡張やロータリー整備などを求め、郡和子市長に要望書を提出した。

 JR東日本は昨年10月、福田町駅を約200メートル西側に移設し、新駅舎をバリアフリー化する方針を住民に説明した。1987年改築の現駅舎はホームが狭く、エレベーター設置が困難だった。移設先は宮城野運輸区と車両基地がある線路北側の同社所有地となる。

 要望書は(1)移設先エリアは内水氾濫が発生したことがあり、冠水対策を講じる(2)新駅舎前にロータリーを整備する(3)新駅に接続する道路は拡張し、歩道と車道を分離する(4)新駅舎の南北に駐輪場を設置する-ことなどを求めた。

 町内会連合会の牛坂勝会長(69)は要望書を手渡し「団塊の世代が後期高齢者となる2025年までに実現してほしい」と訴えた。郡市長は「思いを受け止めてJR東と協議を重ね、要望に添う形で対応できるよう努めたい」と応じた。

3966荷主研究者:2021/03/21(日) 22:18:06

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB2546P0V20C21A1000000/?unlock=1
2021年2月17日 18:40 日本経済新聞
消費電力減の電子部品、22年に生産 東北大発新興

3967荷主研究者:2021/03/21(日) 22:20:10

https://kahoku.news/articles/20210218khn000038.html
2021年02月19日 06:00 河北新報
仙台-山形など高速バス、4月に値上げ 宮交と山交バス

 新型コロナウイルスの影響で利用者が減っているなどとして、山交バス(山形市)と宮城交通(仙台市)は18日、高速バスの仙台-山形、仙台-上山、仙台空港-山形の3路線の運賃を4月1日から値上げすると発表した。消費税増税に伴う値上げ以外の運賃改定は2007年以来となる。

 仙台-山形線の新運賃は片道1000円(現行950円)、2枚回数券1800円(1700円)、6枚回数券5100円(4800円)。仙台空港-山形線は1700円(1600円)になる。

 山交バスは「新型コロナ下で利用者が前年比で50%減少し、コロナ対応の設備投資なども重なったため、判断した」と説明する。

3968荷主研究者:2021/03/21(日) 22:20:32

https://kahoku.news/articles/20210219khn000014.html
2021年02月19日 10:37 河北新報
宮城交通、「イオンモール新利府」と泉中央駅を結ぶバス路線新設へ

 宮城交通(仙台市)は18日、利府町に東北最大級の商業施設「イオンモール新利府南館」が3月5日に開業するのに合わせ、仙台市地下鉄泉中央駅とを結ぶ一般乗り合いバスの新路線「イオンモール新利府線」を開設すると発表した。

 3月5日のほか、毎週土日と祝日に4往復運行。泉中央駅と新利府南館の敷地内の停留所を45分で結ぶ。泉中央駅-新利府南館の運賃は500円。

3969荷主研究者:2021/03/21(日) 22:21:20

https://kahoku.news/articles/20210219khn000010.html
2021年02月19日 10:20 河北新報
仙台・オフィスビルの空き室率5.96%に上昇

仙台市の中心市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた1月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月に比べて0・45ポイント高い5・96%と、3カ月連続で上昇した。大型ビルの新規供給があり、全体で空き室が約7920平方メートル増えた。

 全5地区のうち、4地区で上がった。上昇幅が最大の仙台駅東は2・56ポイント上がって6・87%だった。地上13階、地下1階の「JR仙台イーストゲートビル」が募集面積を残して完成したことが大きく影響した。

 駅前は0・13ポイント上昇の6・14%。新型コロナウイルス下でテレワークを導入し、オフィスを撤退する動きもみられた。宮城県庁・市役所周辺は住宅不動産会社の集約があり、0・24ポイント上昇の7・02%、周辺オフィスは0・13ポイント上昇の8・76%。

 一番町は0・02ポイント低下の4・36%。大型ビルで人材派遣会社がオフィスを開設したほか、館内増床もあった。

 支店の担当者は「コロナ禍の影響が長引き、一部企業でオフィスの解約や集約が進んでいる。一方で好調な業種は開設の動きもあり、先行きは見通せない」と話した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートルの353棟。

3970荷主研究者:2021/03/21(日) 22:37:36

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB179IO0X10C21A2000000/
2021年2月24日 18:59 日本経済新聞
仙台港の貨物、コロナで7%減 2020年

3971荷主研究者:2021/03/21(日) 22:54:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00589316?isReadConfirmed=true
2021/2/25 05:00 日刊工業新聞
東北テクノツーリズム推進協、最先端科学を観光資源化

次世代放射光施設の建設現場を視察するテクノツーリズム参加者ら

【仙台】最先端の科学技術と観光資源を融合した新たな旅行形態を探る動きが東北で始まった。東北テクノツーリズム推進協議会は、東北大学青葉山新キャンパスに建設中の「次世代放射光施設」を軸としたテクノツーリズムの可能性を提案。福島県浜通り地区でロボット産業集積の核となる「福島ロボットテストフィールド」などの観光資源化も視野に入れている。(編集委員・大矢修一)

 「次世代放射光技術は、仙台の新たな名所になる。誇らしく思う」。1月に開かれた次世代放射光施設の工事現場視察に参加した仙台市内のある経営者は、2023年度に稼働予定の同施設に熱い視線を注ぐ。今回の視察は関連するセミナー、仙台圏など既存観光資源を組み合わせた旅行形態を探る試み。

 2020年に発足した東北テクノツーリズム推進協議会は、日本航空、JTB、光科学イノベーションセンター(仙台市青葉区)などで構成する任意団体。同協議会による「次世代放射光施設を軸としたテクノツーリズムの創出」とのテーマとして、観光庁の誘客多角化実証事業の採択を受けた。

 今回のプログラムは1月28日、29日の両日で実施。初日のセミナーはオンライン参加も含めたハイブリッド形式で約100人が参加した。同協議会の会長を務める菊池康文日本航空東北地域活性化推進室代表は「最先端科学施設と既存の観光資源との融合効果を探り、長期的にはビジネス化につなげていきたい」としている。

 新型コロナウイルス感染症対策も踏まえ、「リアル」な対応となる施設の見学などは仙台圏を中心に参加者を絞った。最終日の次世代放射光施設の視察には約45人が訪れた。

 同施設は仙台市営地下鉄東西線「青葉山駅」から徒歩で約15分の東北大青葉山新キャンパス内に立地。仙台駅から青葉山駅までは地下鉄で約9分と近く、仙台市中心部からの交通手段が整っている点も観光資源として注目を集める。同施設の建屋は、延べ床面積が約2万5300平方メートル。線型加速器を収めるライナック棟と、ビームライン機器を設ける蓄積リング棟などで構成する。大型放射光施設スプリング8の約100倍の輝度を実現する最新の加速器技術を導入する。20年12月末現在の工事進捗(しんちょく)率は約20%になる。

 整備と運営は国と光科学イノベーションセンターを代表機関とする地域パートナーが手を組む「官民地域パートナーシップ」の形で取り組む。同センターの高田昌樹理事長は「一般の人が目にすることで、最先端科学との距離が縮まる」とテクノツーリズムの高まりに期待を寄せている。

(2021/2/25 05:00)

3972荷主研究者:2021/03/21(日) 23:00:01

https://kahoku.news/articles/20210225khn000036.html
2021年02月25日 15:38 河北新報
「日本一大きい交差点」信号機を改良 交通事故減へ矢印信号を追加

六丁目交差点の信号改良

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210225kahoku01.JPG
上空から見た六丁目交差点 (c)Google

 「日本一大きい交差点」との異名を持つ、仙台市若林区の六丁目交差点での交通事故を減らそうと、宮城県警は24日、交差点の信号表示を変更した。

 国道4号の車用信号に、直進と右折用の矢印信号を追加。直進と右折を切り離すことで車同士の衝突を避けるほか、南北方向の横断歩道を渡る歩行者との事故を防ぐ。

 六丁目交差点は国道4号と県道が交差し交通量が多い。日本損害保険協会の調査で、県内の人身交通事故発生交差点で6年連続ワーストとなっている。

 なお、東西方向の県道の信号は従来のまま。国道4号、県道ともに左折の際は歩行者に注意する必要がある。

3973荷主研究者:2021/03/21(日) 23:03:29

https://kahoku.news/articles/20210226khn000017.html
2021年02月26日 11:07 河北新報
ジェイベース、TPM上場 東北で7年ぶり

 注文住宅の建築・販売を手掛けるジェイベース(仙台市青葉区)は25日、東証のプロ投資家向け株式市場の東京プロマーケット(TPM)に上場した。新規株式発行はせず、初値は1280円だった。東北企業の新規上場は、車用品店などを運営するホットマン(太白区)がジャスダックに上場した2014年3月以来、約7年ぶり。

 ジェイベースは18年4月に盛岡市で創業し、19年10月に仙台市へ本社を移転。若年層を主なターゲットに、デザイン性の高い注文住宅を低価格で手掛ける。仙台市の「仙台未来創造企業」に認定されたほか、東北経済産業局が支援するスタートアップ企業の一つに選ばれている。

 高橋淳也社長(46)は「東日本大震災から10年の節目に上場でき、大変うれしい。今後も困難に屈せず、住宅産業を通じて経済に貢献していく」と述べた。

 上場企業は東北で51社、宮城県内で21社となった。

3974荷主研究者:2021/03/21(日) 23:13:25

https://kahoku.news/articles/20210228khn000032.html
2021年03月01日 06:00 河北新報
早すぎる廃止決定に不信感も 仙台市バス「八ツ森線」

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210301kahoku01.JPG

出席者から異論も出た八ツ森線廃止の住民説明会=2月6日、旧作並小新川分校

 仙台市交通局が4月の市バスダイヤ改正で、青葉区新川、作並地区を走る「八ツ森線」の廃止を決め、一部住民が「早すぎないか」と戸惑っている。代わりの移動手段と位置付ける地域交通「八ツ森号」は、昨年8月に試験運行が始まったばかりで、まだ本格運行が決定していない。交通局は不採算路線を廃止し、地域交通に置き換える方針を打ち出したが、やや前のめりな姿勢に不信感が漂う。

(報道部・上村千春)

 「試験段階で廃止表明するのはおかしい。置き去りにされたような気分だ」

 青葉区の旧作並小新川分校で2月6日にあった八ツ森線廃止の住民説明会。新川地区に暮らす女性(78)は、交通局の性急な判断に声を上げた。

 八ツ森線は新川地区とJR仙山線作並駅、市バス白沢車庫前などを結ぶ路線。平日のみ1日4往復運行する。採算性は全45路線で最も悪く、100円の収入を得るのにかかる費用「営業係数」は2019年度、1497円だった。

 作並小のスクールバスの役割も担ったが、20年3月に閉校となり、20年度は利用が3割以下に低迷する。

 地元町内会などは「路線バスの運行本数が少ない」「バス停が遠い」など住民の声を踏まえ、地域交通運営検討会を組織。昨年8月、予約制のデマンド型乗り合いタクシー「八ツ森号」の試験運行に乗り出した。

 市の地域交通支援制度を活用し、目標の収支率を設定しながら段階的に本格運行を目指すという。交通局が八ツ森線の廃止方針を公表したのは、そのわずか4カ月後の昨年12月だった。

 住民説明会で発言した女性も八ツ森号の本格運行を心待ちにする。居住する地区は公共交通の空白地帯。試験運行が始まり、自宅までタクシーが来るようになった。それでも朝夕しか運行しない日があるなど不便な面もあり、路線バスと補完し合うような姿を望む。

 交通局の前のめりな姿勢も気になるという。市は新年度に鉄道や路線バス、地域交通の適切な組み合わせを議論し、持続可能な公共交通ネットワークの計画を策定する。女性は「将来像の検討を待たず、なぜ廃止なのか」と首をかしげる。

 交通局輸送課の大浦健志課長は「新川、作並地区の地域交通は運行継続が見込まれ、市バスの代替手段は確保されたと考えている」と廃止に理解を求める。

 新川地区地域交通運営検討会の石垣喜美雄会長は「路線バスの存続にこだわるのではなく、地域交通を使いやすくする方策を前向きに考えたい」と話す。

3975荷主研究者:2021/03/21(日) 23:15:44

https://kahoku.news/articles/20210302khn000011.html
2021年03月02日 11:01 河北新報
清水建設東北支店の新社屋完成 防災や省エネ機能充実

防災や省エネの先端技術を採用した清水建設東北支店

 清水建設東北支店は1日、仙台市青葉区木町通1丁目に建設した新社屋を報道機関に公開した。東日本大震災を踏まえた免震構造の採用など防災面に加え、省エネルギー、健康、働き方の最新機能を備えた。

 2日に竣工(しゅんこう)式を迎える新社屋は地上6階、地下1階、延べ床面積5588平方メートル。旧社屋跡地に昨年11月着工した。外観は仙台七夕まつりの吹き流しをモチーフに、ガラススクリーンを連続的に配置した。

 免震装置は水害も考慮し地下ではなく1、2階の間に設置。72時間の非常用電源、水や食料の備蓄も確保。大震災で落下被害があった天井パネルは張らず、安全性と冷暖房効率の向上を図った。

 地中熱で冬は加熱、夏は冷却された水を建物内部の導水管に循環させ、フロア全体から秒速1センチ以下で供給する床吹き出し空調を採用。再生可能エネルギーと合わせて75%超の省エネ認証を得た。自然通風と効率的な換気で新型コロナウイルスの感染リスク低減も期待できるという。

 清水康次郎支店長は「地震に強く、コロナに負けない次世代オフィスビルのショールームを通じて、お客さまの事業に貢献したい」と話した。

3976荷主研究者:2021/03/21(日) 23:21:54

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB024WF0S1A300C2000000/?unlock=1
2021年3月3日 18:40 日本経済新聞
仙台市に2ホテル開業 コロナ収束後見据え

3977荷主研究者:2021/03/21(日) 23:22:56

https://kahoku.news/articles/20210303khn000023.html
2021年03月03日 10:40 河北新報
常磐道山元-岩沼IC間 6日から4車線に

 東日本高速道路は6日、常磐自動車道山元(宮城県山元町)-仙台東部道路岩沼インターチェンジ(IC、岩沼市)間の約13・7キロで4車線の運用を始める。

 同日午後3時ごろ、これまでの2車線(片道1車線)から4車線(同2車線)に切り替わる。規制速度は現在の70キロから100キロに引き上げられる。

 スマートICのある鳥の海パーキングエリア(PA、宮城県亘理町)の駐車場拡幅工事も同日、完了。完成式典が亘理町長瀞小で開かれる。

 4車線化は東日本大震災からの復興が円滑に進むのを支援するため、国が2016年に表明し、17年7月に着工した。総工事費は約400億円。復興の加速、人の移動や物流の活発化が期待される。

 常磐道は15年3月に全線開通。いわき中央(いわき市)-広野IC(福島県広野町)間の約27キロでも4車線化工事が行われている。

3978荷主研究者:2021/03/21(日) 23:25:37

https://kahoku.news/articles/20210304khn000034.html
2021年03月05日 06:00 河北新報
国内最高層の木造ビル、国際認証を取得 仙台駅東口

国際認証を受けた純木造ビルの内観。柱の表面に認証材を使い、木の温もりを感じられる内装に仕上げた

 木造建築業シェルター(山形市)が手掛ける純木造として国内最高層の7階建てオフィスビル「高惣木工ビル」(仙台市宮城野区)が4日、持続可能な森林運営を目指す国際認証制度「PEFC」のプロジェクト認証を東北で初めて受けた。JR仙台駅東口周辺にあるビルは15日に完成し、4月に利用開始の予定。

 PEFCは55カ国が加盟し、生態系や労働環境に配慮した適切な森林管理に取り組む団体などを認証する。国内事業を担う一般社団法人「緑の循環認証会議」(SGEC、東京)によると、プロジェクト認証は建物が対象で国内15例目。

 シェルターは認証取得のため、無垢(むく)材を束ねた自社開発の構造材「クールウッド」のほか、合板や下地材、表層材にも認証を受けたスギを採用。認証材は、輸送にかかる二酸化炭素を削減し、東日本大震災の復興を後押するため、岩手、宮城、福島3県から集めた。

 ビルで4日にあった授与式で、認証書を受け取った木村一義会長は「都市部で中高層の木造建築が実現したことで、都市で生まれた利益を地方に還元できる。森林を活用し、地方創生につなげたい」と述べた。

 ビルは延べ床面積1131平方メートル。6階はシェルターが入り、7階はオーナーが居住。1、2階のテナント、3〜5階のオフィスの利用者を募集している。

3979名無しさん:2021/03/22(月) 07:18:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c6322ff6661da2f042de7087cb53ffd06d312c
震度5強で運転見合わせの在来線と地下鉄が再開 原発では燃料プールに金属片落下が判明
3/21(日) 18:32配信
仙台放送
震度5強を観測した地震から一夜明けた21日、県内の在来線と地下鉄は全線で運転を再開しました。

仙台駅の利用客「きのうから家に帰れなくて、その辺りで一夜を明かしたんですけど」

震度5強を観測した地震の影響で、県内の在来線と地下鉄は始発から運転を見合わせていましたが、午後1時ごろには県内のすべての在来線で運転が再開されました。
また、仙台市地下鉄も午前10時すぎに東西線、南北線ともに運転を再開しました。

一方、東北電力は地震により女川原発3号機の使用済み燃料プールと建屋最上階の床に、天井点検用の足場の部品とみられる金属片が1つずつ落下していたと公表しました。
東北電力によりますと、プール内の金属片は小さく、燃料集合体への影響はないとしています。

仙台放送

3980荷主研究者:2021/03/29(月) 21:59:26

https://kahoku.news/articles/20210306khn000045.html
2021年03月07日 06:00 河北新報
気仙沼湾横断橋が開通 宮城の三陸道全通で仙台-宮古直結

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210307kahoku01.JPG
一般車両の通行が始まった気仙沼湾横断橋。奥は気仙沼の市街地=6日午後3時50分ごろ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210307kahoku02.JPG

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道で、「気仙沼湾横断橋」(全長1344メートル)を含む気仙沼港-唐桑半島インターチェンジ(IC)間7・3キロが6日、開通した。宮城県内の三陸道は全線開通し、仙台市と岩手県宮古市が高速道で直接、結ばれた。

 横断橋の上で開通式があり、村井嘉浩宮城県知事や菅原茂気仙沼市長ら関係者約130人が出席した。

 村井知事は「水産業など地域産業の振興、交流人口の拡大と復興に大きく寄与することになる」とあいさつ。菅原市長は橋の愛称「かなえおおはし」に触れ、「この橋を活用し、地域住民と沿線被災地の全ての願いがかなえられることを期待したい」と強調した。

 テープカットとくす玉割りで祝った後、関係者は車で渡り初めをした。式典後、午後3時半に一般車両の通行が始まった。

 2020年2月に開通した気仙沼中央-気仙沼港IC間を含む計9・0キロの総事業費は1365億円。仙台港北-田野畑南(宮古市)IC間260キロがつながり、仙台市から宮古市への所要時間は約3時間半。震災前と比べ約2時間短縮される。

 横断橋の海上部分の長さは680メートル。高さ115メートルの主塔から延びた鋼のケーブルで道路をつり支える斜張橋としては、青森市の青森ベイブリッジを抜き東北最長となる。

 国は仙台港北IC-八戸ジャンクション間359キロを復興道路と位置付け、20年度中の全線開通を目指したが、6日までに開通した区間は312キロ。今月20日には岩手県の侍浜-洋野種市IC間の16キロもつながり、本年度中に328キロ(91%)が通行可能となる。

 普代-野田IC(仮称)間(13・0キロ)など岩手県内の3区間計31・0キロはトンネル掘削の遅れなどにより、開通が21年度にずれ込む。

3981荷主研究者:2021/03/29(月) 21:59:57

https://kahoku.news/articles/20210306khn000055.html
2021年03月07日 06:00 河北新報
常磐道、山元-岩沼IC間13.7キロ 4車線の運用スタート

テープカットで4車線化完成を祝う関係者

 常磐自動車道山元(宮城県山元町)-仙台東部道路岩沼インターチェンジ(IC、宮城県岩沼市)間の約13・7キロで6日、4車線(片道2車線)の運用がスタートした。

 午後3時、従来の2車線(同1車線)から4車線に切り替わり、規制速度は70キロから100キロに引き上げられた。重大事故の減少、速度低下の改善などが期待される。山元IC以北は三陸自動車道桃生豊里IC(宮城県石巻市)まで4車線でつながった。

 スマートICのある鳥の海パーキングエリア(PA、宮城県亘理町)の拡幅工事も完了。駐車場が約50台分増え、トイレ棟が増設された。

 東日本高速道路は同日、完成式典を亘理町長瀞小で開いた。関係者約60人が参加し、小畠徹社長が「東日本大震災からの復興を進めるため、通常工期の半分の5年で完成した」とあいさつ。村井嘉浩知事は「東京から仙台まで沿岸部の道路ネットワークが強化され、産業、観光の振興に寄与する」と祝辞を述べた。

3982荷主研究者:2021/03/29(月) 22:08:16

https://kahoku.news/articles/20210308khn000012.html
2021年03月08日 12:01 河北新報
気仙沼の三陸道IC「ハーフ」だらけ 観光客の混乱必至?

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210308kahoku01.JPG
浦島大島ICからは大船渡方面に行けないため、看板で注意を呼び掛ける=気仙沼市小々汐

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210308kahoku02.JPG

 気仙沼港-唐桑半島IC間の7・3キロが6日開通し、宮城県内の三陸沿岸道が全区間つながった。気仙沼市内には計10カ所のICがあり、そのうち8カ所は乗り降りが一方向に限られる「ハーフ方式」。使い勝手の悪いICは、観光客らの混乱を招きそうだ。

 気仙沼市内のICと出入り可能な方向は図の通り。乗り降りに規制がない「フル方式」は気仙沼中央、大谷海岸の2カ所で、6日の開通区間にある三つのICは全て行き来が限定される。

 ハーフ方式は建設費用が抑えられ、首都高速道路などでも多く採用された。コスト削減効果に加え、リアス海岸で土地が確保しづらい事情もあったようだ。

 県内の三陸沿岸道には計32カ所のICがあり、うちハーフ方式は計10カ所。大半が気仙沼市に集中するため、慣れない観光客が頭を悩ませる可能性は高い。

 NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ地である大島に最も近い浦島大島ICは、仙台方面との乗り降りしかできない。岩手方面から来る車は降りられず、岩手に向かう車は乗り入れることはできない。

 岩手からの観光客は一つ北側の気仙沼鹿折ICで降り、県道を使って島に向かう。出口を間違えれば、気仙沼港ICも仙台方面の乗り降りに限られるため、気仙沼中央ICまで降りられない。

 唐桑半島ICはトンネルを挟んで出入り口が分離される「クオーター方式」。さらに複雑だ。

 唐桑半島は宮城オルレの気仙沼・唐桑コース(10キロ)があり、県内外からトレッキング愛好家が集まる。

 市唐桑町観光協会の三上忠文会長(69)は「地元住民でも分かりにくいのに、市外から問い合わせがあった際に、うまく説明できるか不安だ」と漏らす。

 市はICの出入りできる方向を分かりやすく示したイラストマップを作製し、市内の観光施設で配布を始めた。観光課の担当者は「ハーフ方式を考慮した市内周遊のモデルコースをつくるなど、混乱を防ぐための対応を考える」と話した。

3983荷主研究者:2021/03/29(月) 22:20:24

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27231
2021/3/10 日刊建設新聞 宮城版
立体交差化に約400億円 国道4号/篭ノ瀬〜鹿の又間 有識者は「新規事業化が妥当」(東北整備局)

 東北地方整備局は、国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)の新規事業化に向け、有識者に事業計画概要を説明した。計画では、仙台市で篭ノ瀬交差点〜鹿の又交差点の延長1・6㎞区間について、橋梁を設けて立体交差化する。総事業費は約400億円を試算している。

 事業計画は、9日に同局で社会資本整備審議会道路分科会第34回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)を開き、2021年度予算に向けた新規事業採択時評価の手続きの一環として審議された。委員からは新規事業化が妥当とされた。

 篭ノ瀬〜鹿の又間は、起点が同市太白区郡山の篭ノ瀬交差点で、終点が太白区東郡山の鹿の又交差点。篭ノ瀬交差点は都市計画道路郡山折立線、鹿の又交差点は都市計画道路元寺小路郡山線と交わっている。起点付近には笊川や名取川、終点付近に広瀬川が流れている。

 計画幅員は立体4車線と平面4車線で計40mを確保する。このうち、立体部分の橋梁は延長1400mで、全幅が15m。平面は橋梁の両側(下部)にそれぞれ、2車線と歩道を整備する。第4種第1級で、設計速度は時速60㎞とする。計画交通量は1日当たり約8万2600台。

 同区間は現道が6車線となっているものの、交通量が1日当たり約7万9000台で、東北地方の直轄国道で第2位の多さとなっている。混雑時の旅行速度は時速6・5㎞と東北地方の直轄国道で最も低く、著しい渋滞が発生している。

 交通混雑に起因する交通事故が多発しており、救急搬送活動にも支障が生じているため、立体交差化することで円滑な交通を確保し、安全性の向上や救急搬送の迅速化につなげる狙い。

 同区間はこれまで、1995年11月に仙台市によって立体化が都市計画決定されている。

 委員からは篭ノ瀬交差点より名取方面が4車線のため、立体化によってそちらの隣接する中田交差点などにしわ寄せが及ぶのではないかという意見が出された。整備局は予算の制約もある中で本当に必要な所からまず対応すると回答した。

有識者からは新規事業化が妥当とされた

石巻河南道路は210億円試算

 9日の同委員会では、国道108号石巻河南道路についても21年度予算に向けた新規事業採択時評価として有識者から意見を聞き、新規事業化が妥当とされた。石巻河南道路は計画延長が石巻市内の7・8㎞で、現道拡幅とバイパス(BP)整備を行う。総事業費は約210億円を試算している。

 計画概要を見ると、起点が蛇田地区で、終点が北村地区。国道108号の現道に幅員狭小区間や直角曲がり交差点が存在し、旅行速度の低下が見られるため、起点から畳石交差点までの延長約2㎞を2車線から4車線に拡幅するとともに、そこから西側の延長約6㎞は2車線で幅員8・5mのBP道路(盛土構造)を整備する。

 拡幅区間は第4種第1級、BP区間は第3種第2級で、設計速度はともに時速60㎞とする。計画交通量は1日当たり約1万0900台。BP区間には計8橋を架ける計画。橋長は最大が120m、最少が20m。

 今後、新規事業化に向けては国交省の本省でも社会資本整備審議会道路分科会の事業評価部会でも審議される。

3984荷主研究者:2021/03/29(月) 22:20:48

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/other/7366/
2021-03-10 建設新聞
東北整備局/社整審道路分科会・R4仙台拡幅、R108石巻河南/新規事業化を承認/事業費総額は2件で約610億円

 東北地方整備局は9日、社会資本整備審議会道路分科会第34回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)を開き、2021年度新規事業候補箇所となっている東北分5件の新規事業化を承認。このうち宮城県内では国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)、国道108号石巻河南道路の新規事業化を認めた。事業費は2件総額で約610億円を見込んでいる。

 国道4号仙台拡幅の篭ノ瀬〜鹿の又は、仙台市太白区の篭ノ瀬交差点から約1・6㌔㍍北上して鹿の又交差点に至る区間を対象に連続立体化を図る。1995年に仙台市が都市計画決定しており、中央分離帯に橋脚を設けて4車線の橋梁を構築する計画だ。現状の片側3車線、計6車線を高架部4車線、平面4車線とする。

 これまでの計画段階評価で元寺小路郡山線と郡山折立線が交差する2カ所の交差点を高架化する単独立体案と全体を高架化する連続立体案を比較し、整備効果として「円滑な交通の確保」「交通混雑の緩和により安全性が向上」「救急搬送活動を支援」が見込まれる連続立体案に決定した。事業費は約400億円となる。

 国道108号石巻河南道路は、石巻市蛇田のイオンモール石巻北側にある菰継交差点から西進し、同市内の北村交差点付近に至る約8㌔㍍の事業。東側約3㌔㍍は現道を2車線から4車線に拡幅、西側約5㌔㍍は2車線の盛土構造によるバイパスを新設する。区間内には蛇田地区側から延長80㍍、90㍍、60㍍、120㍍、80㍍、30㍍、70㍍、20㍍の8橋梁を整備する。事業費は210億円を想定。整備により三次救急医療施設のへのアクセス性や防災拠点への輸送確実性が向上する。

 5件については今後、年度内に本省の社会資本整備審議会事業評価部会での審議を経て新規事業化される見込み。

3985荷主研究者:2021/03/29(月) 22:23:05

https://kahoku.news/articles/20210309khn000051.html
2021年03月10日 06:00 河北新報
渋滞多い仙台・鹿の又交差点、立体交差化へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210310kahoku01.JPG

 国土交通相の諮問機関「社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会」は9日、国道4号仙台バイパス鹿の又交差点(仙台市太白区)の立体交差化の事業実施を了承した。分科会の事業評価部会が妥当と判断すれば、2021年度にも事業化される。慢性的な渋滞の緩和が期待される。完成時期は未定。

 対象区間は千代大橋付近から名取大橋付近の約1・6キロ。仙台南部道路の長町インターチェンジから太白区あすと長町1丁目の仙台市立病院方面に延びる市道などの上を通過する。同区郡山の篭(かご)ノ瀬交差点も併せて立体交差化する。

 車道は現在の6車線(片側3車線)から高架、平面とも4車線(片側2車線)となる。総事業費は約400億円で、政府の21年度予算案に設計費などが盛り込まれる見込み。

 東北地方整備局によると、鹿の又交差点の1日の交通量(15年)は国直轄国道では東北で2番目に多い7万9049台。

 郡和子仙台市長は「大きな課題だった国道4号仙台バイパスの渋滞解消に向け、大きな一歩となる」との談話を出した。

 東北地方小委は、宮城県石巻市蛇田と同市北村を結ぶ新たな国道108号「石巻河南道路」(7・8キロ)の事業化も了承した。

3986荷主研究者:2021/03/29(月) 22:38:25

https://kahoku.news/articles/20210311khn000006.html
2021年03月11日 06:00 河北新報
宮城県広域防災拠点の本格着工、26年度以降に JR移転先の工事長期化で

 宮城県は10日、仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅敷地に整備する広域防災拠点の本格着工が2023年度から26年度以降になると公表した。新駅の用地での文化財発掘、鉄道工事の長期化が原因。村井嘉浩知事が掲げる東日本大震災からの創造的復興を象徴する300億円超の巨大プロジェクトの完成時期は未定のまま足踏み。今回の延期で3、4年遅れる見通し。

 同日の県議会予算特別委員会建設企業分科会で、県側が示した。同区岩切地区の新駅予定地で、弥生時代の水田跡地や土器が出土。東北線との接続など夜間に限られる工事もあり、移転完了は現行の23年度内から25〜26年度内にずれ込む。

 広域防災拠点の一部工事は21年度に始まるが、本格的な工事は駅の移転後にしか着手できず、26年度以降の見込みとなった。

 事業延期は2回目。県は当初、県震災復興計画の最終年度となる20年度の一部利用開始を目指したが、移転の協議や手続きが停滞。19年2月、本格着工は23年度以降と修正した。

 広域防災拠点の敷地は約17・5ヘクタール。隣接の仙台医療センターなどと連携し、救助隊の集結場所や臨時ヘリポート、災害医療活動場所としての利用を想定する。

 総事業費は約324億円で、うち用地取得費が約138億円、JR貨物への補償費は約130億円に上る。今回の延期による追加費用は見込んでいない。

 県は15年10月、拠点整備に関する基本設計を策定。16年10月にJR貨物と駅敷地の売買契約を結んだ。

3987荷主研究者:2021/03/29(月) 23:03:13

https://kahoku.news/articles/20210315khn000004.html
2021年03月15日 12:18 河北新報
仙台市の勾当台・定禅寺通ビジョン中間案まとまる 25日まで意見を公募

重点ゾーンの空間利活用イメージ。手前右が市民広場、左が勾当台公園、中央は勾当台通

 仙台市は青葉区勾当台地区の将来像「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」の中間案をまとめた。市役所本庁舎や勾当台公園市民広場を重点ゾーンと位置付け、街並みの一体性や空間の連続性を向上させる。25日まで意見公募(パブリックコメント)を実施する。

 ビジョンは杜の都のシンボルロード、定禅寺通を中心として南北が元鍛冶丁公園-市役所本庁舎の約500メートル、東西が愛宕上杉通-西公園通の約1200メートルのエリアを対象にする。

 「交流とゆとりを楽しむところ〜みんなで育む仙台の庭〜」をまちづくりの理念に掲げる。緑豊かで開放的な空間で、人々が交流とゆとりの時間を楽しみ、仙台らしさや新たな価値が生み出され、訪れたくなるような魅力を高めるという。

 まちづくりに寄与する公共施設・空間をつくり、多くの民間投資を呼び込む方向性を打ち出す。民間施設に公開空地を設けるための誘導策を検討し、官民連携によるエリアマネジメントを導入。定禅寺通のケヤキ並木の計画的な植え替えや保全の在り方も考える。

 エリア内では市役所本庁舎の建て替え、勾当台公園再整備などの大型プロジェクトが控える。東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の移転新築に伴う跡地の利活用、市民会館の廃止方針にも注目が集まる。

 市は中間案をホームページに掲載。市役所本庁舎1階の市政情報センター、各区役所総合案内などで配布する。意見は郵送、ファクス、メールで送付するか、市政策調整課に持参する。

 連絡先は同課022(214)1244。

3988荷主研究者:2021/04/11(日) 21:06:37

https://kahoku.news/articles/20210317khn000031.html
2021年03月17日 11:43 河北新報
宮城県民会館とNPOプラザの移転集約 県整備なら28年度開館を想定

東京エレクトロンホール宮城(県民会館)

 東京エレクトロンホール宮城(県民会館)とみやぎNPOプラザを仙台医療センター跡地(仙台市宮城野区)に移転集約する新施設について、県が整備する場合に2028年度の開館を想定していることが16日分かった。民間資金活用による社会資本整備(PFI)では、29年度と見込む。

 どちらの手法を採用するかは21年度に検討する。大規模事業評価といった手続きの進行具合によっては、計画がずれ込む可能性もある。県は整備スケジュールを両施設再編に向けた基本構想の最終案に盛り込む。

 基本構想では、新施設を「交流・協働・創造の拠点」と位置付ける。核となる2000席以上の大ホールは、多様なジャンルに対応可能な劇場型にする。ギャラリーやアトリエを設け、県民の芸術活動を後押しする。交流サロンや個別相談室など、NPO活動の支援機能を強化する。

 老朽化する県有施設の再編を巡り、県は19年11月、県民会館とNPOプラザ、県美術館(青葉区)の移転集約案を公表。市民団体などの反対を受けて20年11月、県美術館の移転を断念。残る2施設の集約に方針転換した。

3989荷主研究者:2021/04/11(日) 21:07:54

https://kahoku.news/articles/20210316khn000045.html
2021年03月17日 06:00 河北新報
移転の新仙台厚生病院 24年5月ごろ開業

 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)へ新築する仙台厚生病院(同)の開業が2024年5月ごろになることが16日、分かった。新病棟は今年7月に着工し、23年末に完成予定。入院患者のプライバシーに配慮し、409床を完全個室化するため、感染症対策にも適した構造となる。

 病室の完全個室化に加え、入院患者と外来患者らのエレベーターを分けた。プライバシーに配慮した設計は新型コロナウイルス感染症の流行前だったが、工夫した動線分離が感染症対策につながった。

 院内にはあえて用途を限定しない空間を確保。開業当初は会議室や倉庫などに活用するが、医療技術の発展を見据えた新たな機器の導入に備えた。将来の増築にも対応できるように、駐車場を広く確保した。

 病院を運営する一般財団法人厚生会の目黒泰一郎理事長は「現病院の機能を維持しつつ、加速する医学の進歩を先取りする病院を青葉区の中心部で目指す」と話した。

 新病院の敷地面積は約4・1ヘクタール。建物は地上9階、延べ床面積4万4800平方メートル。外観は杜の都をイメージした茶色がベース。隣接地にはイオンモール(千葉市)が開発する商業施設とマンションが立地する計画。

3990荷主研究者:2021/04/11(日) 21:37:21

https://kahoku.news/articles/20210322khn000014.html
2021年03月22日 09:46 河北新報
お茶の井ケ田本店が移転 築70年、老朽化で決断

老朽化により移転するお茶の井ケ田一番町本店=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市青葉区の一番町一番街商店街で90年以上にわたり営業してきた「お茶の井ケ田一番町本店」が、5月末に閉店してクリスロード商店街に移転、6月1日に新装オープンする。築70年が過ぎた建物の老朽化による苦渋の決断だが、市中心部商店街にとどまることで、毎年恒例の仙台初売りは継続する。

 お茶の井ケ田(青葉区)は1920年創業。一番町本店は28年に現在地で営業を始めた。45年の仙台空襲で焼失したが47年に再建し、2度の改装を経て今に至る。仙台初売りでは豪華景品入りの茶箱を販売し、開店前から行列のできる象徴的な場所として知られる。

 一方、建物は築70年が過ぎ、雨漏りなど老朽化が進んだ。現在地は借地で、建て替えも検討したが三方をビルで囲まれていて工事が難しいことなどから4年ほど前に移転を決断。物件を探していたという。

 現在地から東へ約400メートル離れた新店舗は、奥行き約33メートル、幅約8メートルの1フロア。面積は1・3倍の約230平方メートルとなり、客席は15席から30席に倍増させる。今の顧客を大切にしながら、甘味メニューを充実させて新しい客層の開拓も図る。空調設備を強化するなど感染症対策に力を入れる方針。店舗名は検討中。

 同社は昨年100周年を迎えた。井ケ田健一社長(39)は「後ろ髪を引かれる思いだが、初売りの継続を一番に捉え、中心部商店街内で移転する。次の100年に向けた新しいチャレンジ。引き続き地域に貢献できる店舗を目指したい」と意気込む。

 一番町一番街商店街では1月、笹かまぼこ製造・販売の鐘崎(仙台市)も40年以上営業した一番町店を閉店。同商店街振興組合の三田恵介理事長(70)は「街のシンボル的な老舗が移転すると聞いて耳を疑った。昔からの仲間が相次いで去り、つらい気持ちだが新天地でも魅力を発揮してほしい」とエールを送る。

3991荷主研究者:2021/05/04(火) 21:10:35

https://kahoku.news/articles/20210325khn000003.html
2021年03月25日 06:00 河北新報
仙台市と東北大、「スーパーシティ構想」へ準備会 青葉山で未来の生活を具現化

 仙台市と東北大は24日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来の生活を先行実現する都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ構想」への応募に向け、準備検討会を発足させた。

 郡和子市長が会長に就任し、公募で選んだ64事業者が参画した。各事業者をオンラインで結んで市役所で初会合を開き、東北大の青木孝文副学長に構想全体を企画・総括する「リードアーキテクト」を委嘱した。

 「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は青葉山(青葉区)など東北大の各キャンパスを規制緩和の対象区域として想定。官民が持つデータを活用し、学びや多文化共生、防災を中心にエネルギー、ロボット、医療、交通などの分野で先端的サービスを提供する。

 青木氏は「仙台の強みを生かし、社会と科学、仙台と世界、産業界と大学をつなげて大変革のきっかけにする。地域の皆さんと50年先に向け、活動を継続したい」と理念を説明した。

 参画事業者は先端的な事業提案を募集し、100事業者53件の提案から64事業者31件を選定した。東北電力、NTTドコモ、NEC、大成建設、楽天、日立製作所などが名を連ねた。

 郡市長は「仙台は東日本大震災から10年の節目を迎え、将来の在り方を考える転換点を迎えている。仙台と東北の未来を切り開くため、皆さんの力を貸してほしい」と呼び掛けた。

 検討会は4月16日の特区の応募締め切りまでに、事業者の提案内容の具体化を進め、提案書を作成する。

 スーパーシティ構想は昨年9月施行の改正国家戦略特区法に基づく制度。東北では仙北市、岩手県矢巾町、会津若松市も応募を検討している。第1弾として5団体程度が4月下旬以降に選ばれる。

3992荷主研究者:2021/05/04(火) 21:11:00

https://kahoku.news/articles/20210325khn000001.html
2021年03月25日 06:00 河北新報
燃料電池バス、路線運行始める 仙台県北部で宮城交通

特設ゲートをくぐり出発するFCバスの第1便

 宮城交通(仙台市)は24日、水素エネルギーを使う燃料電池(FC)バスの路線運行を始めた。仙台、富谷両市などの仙台圏北部で平日6路線、土日休日は4路線を走る。FCバスの導入は東北では新常磐交通(いわき市)に次いで2例目で、県内では初めて。

 車両はトヨタ自動車の「SORA」(定員78人)1台。車載タンクから供給される水素と、走行中に大気から取り込む酸素による化学反応で発電する燃料電池を使い、モーターを回して走る。

 走行時に二酸化炭素を排出せず、エンジン音がなく静かに走るのが特長。水素タンク10本のフル充填(じゅうてん)で約200キロ走行できる。外部電源供給機能を備え、災害などの停電時には大容量電源として利用できる。

 宮城交通は2017〜19年度に行った実証運行を踏まえ、国と県、富谷市の補助を受けFCバス(車両本体価格約1億円)をリースで導入。通常のバスと同じ赤と白を基調に近未来的な外観にした。新型コロナウイルス対策として全国のFCバスで初めて、高性能の換気システムを搭載した。

 富谷市の宮城交通富谷営業所で出発式があり、同社の青沼正喜社長は「環境負荷を抑え、乗り心地もいい次世代バスを多くの人に体感してほしい」と述べた。県の鈴木秀人環境生活部長や若生裕俊富谷市長ら関係者がテープカットし、運行開始を祝った。

 主な走行路線は仙台市地下鉄南北線泉中央駅や富谷市内などを走る新富谷ガーデンシティ線、泉ケ丘大富線、泉パークタウン線など。トヨタ自動車によるとFCバスは2月末現在、全国15事業者が計94台利用し、今回で100台目になるという。

3993荷主研究者:2021/05/04(火) 21:22:24

https://kahoku.news/articles/20210327khn000040.html
2021年03月27日 11:42 河北新報
「渡波稲井線」30日全線開通 避難道路、物流網も強化 石巻市

稲井側から渡波地区に向かう道路とトンネル

 東日本大震災の津波で多くの犠牲者が出た渡波地区の避難道路として石巻市が整備を進める都市計画道路「渡波稲井線」が30日午後3時、全線開通する。山間部にトンネルを掘り、内陸部の稲井地区と直接結ぶ。三陸沿岸道とのアクセスも向上し、水産業などの物流網も強化される。

 渡波稲井線は全長約3・5キロで、片側1車線。牧山周辺の山間部を約700メートルのトンネルで通し、渡波地区の国道398号と稲井地区の国道398号石巻バイパスをつなぐ。30日は昨年12月に通行開始した渡波側の約800メートルを除く約2・7キロが開通する。

 渡波地区では震災時、避難する車両で渋滞が発生し、津波による被害が拡大した。内陸部に直接避難できる道路がなかったことも原因で、震災後、住民からも整備を望む署名や要望書が出されていた。

 防災機能だけでなく、経済面の効果も期待される。石巻バイパス経由で三陸沿岸道石巻女川インターチェンジへの所要時間が短縮。渡波、魚町地区に集積する水産加工業の物流効率化に加え、市都市計画課の担当者は「三陸沿岸道から牡鹿半島に向かう観光客のルートにもなる」と話した。

 同線は2014年度に着工。20年4月にトンネル部分が貫通した。JR石巻線の陸橋工事はJR東日本に委託。総事業費は約94億円で、復興交付金を活用した。

<「工業港運河線」も一部>

 石巻市が整備を進める都市計画道路「石巻工業港運河線」も30日午前10時に一部区間が開通する。

 全長は1530メートルで、北北上運河に橋を架け、釜地区の臨港道路と蛇田地区の国道45号を結ぶ。今回の開通により、臨港道路から北北上運河手前までの約1366メートルが通行可能になる。

 現在は運河での橋台設置工事が進んでおり、全線開通は2021年度末を予定する。災害発生時の避難道路や緊急輸送路の役割を担い、完成すれば沿岸部や大街道地区から運河に阻まれることなく内陸部に避難できる。

 市は渡波稲井線と石巻工業港運河線の開通式をそれぞれ30日に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大で県と仙台市が独自に緊急事態宣言を発出したことを受け中止した。

3994荷主研究者:2021/05/04(火) 21:22:49

https://kahoku.news/articles/20210327khn000023.html
2021年03月27日 09:57 河北新報
勾当台公園市民広場お色直し 石畳をアスファルト舗装に

アスファルト舗装にお色直しが進められた勾当台公園市民広場=22日

 仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で、老朽化した石畳をアスファルト舗装に変える工事が26日、完了した。4月1日に利用を再開する。

 市民広場は1989年度に勾当台公園の再整備事業で完成した。面積は約2200平方メートル。桜御影石が敷き詰められ、数々のイベントの舞台となってきた。最近は傷みが激しく、ベビーカーで通行しにくくなっていた。

 市によると、改修工事は敷石を整えた上でアスファルトを5センチ敷き、石畳の模様を型押して、薄茶色で塗装する。塗料は落ちにくく滑り止め効果の高い米国製を使用したという。総工費は5500万円を要した。

 市役所本庁舎の建て替えに伴い、勾当台公園や市民広場の再整備に乗り出す方針のため、今回の改修工事は最低限にとどめた。

 青葉区公園課の土田和彦課長は「仙台の顔の市民広場がきれいになる。新型コロナウイルスの状況を踏まえつつ、イベントなどで活用してほしい」と話す。

3995荷主研究者:2021/05/04(火) 21:23:17

https://kahoku.news/articles/20210327khn000030.html
2021年03月27日 13:18 河北新報
県道相馬亘理線、山元の全区間開通 かさ上げ復興道路に

かさ上げされ、全区間が使用が始まった県道相馬亘理線=山元町(写真は一部加工しています)

 宮城県は26日、東日本大震災で被災した県道相馬亘理線のうち、かさ上げして復興道路として新たに整備した区間で最後に残っていた山元町の4・7キロの使用を始めた。2012年度に着工した計11・2キロの全区間で工事が完了した。

 沿岸部を南北に走る復興道路は片側1車線で、幅6〜6・5メートル。隣接する亘理町の区間を含めて2〜4メートルかさ上げし、津波から内陸部を守る堤防の役割を果たす。

 復興交付金を活用し、総事業費は約140億円。旧県道ルートやJR常磐線の線路跡を整備し、2019年9月から順次、使用を始めている。山元町の新市街地など内陸部と沿岸部を結ぶ東西の避難道路と連結し、福島県沿岸北部との広域ネットワークが強化される。

 山元町の斎藤俊夫町長は「待望の新県道の開通によって、地域の安全が向上するほか、交流人口の拡大によるにぎわい創出や土地利用の活性化が期待される」と語った。

 開通式典は新型コロナウイルス感染拡大に伴う宮城県独自の緊急事態宣言を受け、中止された。

3996荷主研究者:2021/05/04(火) 22:01:15

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27420
2021/4/3 日刊建設新聞 宮城版
仙台駅周辺に交通ターミナル 中央復建JVを特定 調査検討のプロポ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルで、中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)設計JVを受託候補者に特定した。今後、同JVと見積もり合わせして金額が折り合えば契約する。同業務では仙台駅周辺に計画している交通ターミナルの施設規模などを検討する。

 同業務を委託する目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切に効果を発揮するための検討を行うこと。特に鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるようにする考え。

 具体的な業務内容は、計画の準備、施設規模と事業スキームの検討、交通結節点事業計画案の作成、交通結節点機能強化検討会の運営補助など。履行期間は2022年2月25日まで。

 業務委託に当たっては、2月1日にプロポーザルの手続きを公告。プロポで技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節機能強化を行うにあたり関係機関等との合意形成を図る上での留意点」となっていた。

 交通ターミナルの検討に当たっては、2019年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、20年度に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」を同JVに委託した。主にターミナル施設の候補地などを検討してきた。

 今後は引き続き仙台駅周辺における交通拠点の機能強化について必要性などを調査する。調査が進捗した後、交通拠点計画の対象範囲や、交通ターミナルの位置などといった整備方針を検討。それから交通ターミナルの施設配置計画や、官民の事業区分・役割分担といった事業計画を検討し、事業計画の策定、新規事業化へとつなげることをイメージしている。

 なお、みずほ総合研究所は1日に、みずほ情報総研と合併し、みずほリサーチ&テクノロジーズとなった。

道路計画検討2件はパシコンを特定

 同事務所は、「仙台都市圏幹線道路整備計画検討業務」と、「仙台管内道路整備計画検討業務」について、ともに簡易公募型プロポーザルでパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)を受託候補者に特定した。今後に委託契約を結ぶ。

 仙台都市圏幹線道路の検討業務は、仙台都市圏で解決すべき道路交通や地域の課題、その道路の必要性と方針を整理し、具体的な道路整備計画と計画段階評価における評価について検討する。課題把握のため将来交通量の推計なども行う。履行期限は22年2月25日。

 仙台管内道路の検討業務は、県内の幹線道路が担うべき役割や、求められる道路機能を明確化するとともに、交通課題と道路整備優先順位を整理し、効果的な道路整備方針を検討する。整理結果を踏まえて道路概略設計もまとめる見込み。履行期間は22年2月25日まで。

3997荷主研究者:2021/06/05(土) 18:19:56

https://kahoku.news/articles/20210414khn000046.html
2021年04月15日 06:00 河北新報
東北大ベンチャー、医療用磁気センサー開発 心臓の微弱な信号キャッチ

SSFが開発中の新型磁気センサーの試作品。数字が書かれた部分に磁気信号を検出する7ミリ四方の素子がある

 東北大発のベンチャー企業「スピンセンシングファクトリー」(SSF、仙台市)が、医療用の新型磁気センサーの実用化に向けて開発を進めている。心臓の動きで発生する微弱な磁気信号を、従来の大型設備を使わずに安定して検出できる機器の量産を目指す。企業との共同研究も進行中で、1、2年で試作製品を完成させて臨床試験に入る考えだ。

 SSFは2018年設立。東北大が開発したトンネル磁気抵抗(TMR)素子を活用した新しい磁気センサーを開発している。

 心臓から発生する磁場の測定には現在、超電導量子干渉(SQUID)素子を使った機器が用いられているが、価格は1億5000万〜2億円ほどと高い。さらに外部の磁場を遮断するドームや、低温を維持するための高価な液体ヘリウムも必要になる。

 開発中の磁気センサーが実用化されれば、高価な機器やドーム、液体ヘリウムが不要になり、導入費と維持費が抑えられる。心電図では見逃してしまうような動脈硬化などの初期症状も、大掛かりな機器なしで検出しやすくなるという。

 SSFと東北大大学院工学研究科などは昨年12月、日常環境で心臓の磁気信号検出に成功したと発表。新型磁気センサーの実用化に弾みをつけた。さらに微弱な脳の磁気信号に適用できるセンサーの研究も進めている。

 熊谷静似社長は「現在の機器では、町の健康診断など場所を選ばず検査するのは難しい。普段の状態で検査できれば画期的だ」と力を込める。

 TMR素子は磁気信号の検出範囲が広く、金属異物検査など産業用機器にも活用が見込めるという。医療用センサー実用化までには臨床試験などもあって時間がかかるため、並行して開発を手掛ける。

 SSF取締役も務める同研究科の安藤康夫教授(応用物理学)は「TMR素子は世の中にあまり浸透していない。次世代の素子を広めていきたい」と話す。

 SSFに対しては七十七銀行が通常の融資(金額非公表)、日本政策金融公庫(日本公庫)が2000万円の新型コロナウイルス対策の資本性劣後ローンを協調して実施した。

3998荷主研究者:2021/06/05(土) 18:24:40

https://kahoku.news/articles/20210416khn000044.html
2021年04月17日 06:00 河北新報
東北大キャンパスで先端サービス 仙台市、「スーパーシティ」に応募

 仙台市は16日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ」に応募したと発表した。東北大と連携し、青葉山キャンパス(青葉区)などで学生、教職員、一般市民向けに健康・医療・エネルギーなど5分野の先端サービスを展開する構想を提案した。

 市によると、応募した「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は規制緩和と官民のデータ連携・共有で(1)パーソナルヘルスケア(健康管理)(2)配送、清掃など各種のロボットサービス(3)シェア電動自転車などの移動サービス-などを提供する。利用者には「杜民(もりびと)ID(仮称)」を発行する。

 青葉山キャンパスは2023年度、次世代型放射光施設が稼働する。隣接地にはサイエンスパークを整備中で、学生や教職員を含むキャンパス訪問者を対象に先行実施し、成果を踏まえで市内外に広げていく。

 市と東北大は3月、応募に向け準備検討会を設置。構想に参画する事業者を先端サービスの提案とともに募り、東北電力やNTTドコモ、NEC、大成建設、楽天など64事業者と提案31件を候補として選んだ。

 内閣府は今後、応募団体へのヒアリングなどを経て、6月末〜7月上旬に5団体程度を選定する。

3999荷主研究者:2021/06/05(土) 18:25:04

https://kahoku.news/articles/20210418khn000018.html
2021年04月18日 15:19 河北新報
移転開院の仙台病院にバス停 宮城交通、来月から

 宮城交通は、仙台圏の路線バスの春のダイヤ改正について、北地区は5月1日に実施し、同日に泉区紫山に移転開院するJCHO仙台病院(青葉区堤町)に停留所を新設すると発表した。

 新停留所名は「JCHO仙台病院」で病院構内に乗り入れる。泉パークタウン線(寺岡・紫山系統)は全便乗り入れ、宮城大学線は「寺岡六丁目」起終点を病院起終点に変更するなどする。乗り入れ便数は平日105便、土休日81便。片道運賃は病院と「仙台駅前」との間で690円、「泉中央駅」との間で370円。

 現在の停留所「JCHO仙台病院前」は「台原三丁目」に変更する。

 南地区は4月1日に改正。「宮城大学食産業学部前」は「宮城大学太白キャンパス前」、「郵政研修センター前」は「八木山本町二丁目西」に変更した。

 運行本数は改正前とほぼ変わらず、新型コロナウイルスの感染拡大以前と比べると83%。担当者は「直近も利用人数は前年比3割減と厳しい状況が続いている。今後も密を防ぎながら、利用状況に合わせてダイヤを決める」と話した。

4000荷主研究者:2021/06/05(土) 18:29:06

https://kahoku.news/articles/20210419khn000039.html
2021年04月20日 06:00 河北新報
農業用ドローンの教習所、仙台に開校 省力化へ担い手育成

教官による農業用ドローンのデモ飛行

ドローン操縦の免許取得に向けた初日の教習

 農業用の小型無人機ドローンの操縦士や指導者を養成する教習所「アグリフライヤードローンフィールド仙台校」が19日、仙台市青葉区の作並小跡地に開校した。航空貨物業のエアトリビューン(東京)が運営。農薬・肥料の散布をドローンで省力化する「スマート農業」の担い手を育てる。

 教習所は月―金曜の5日間で所定のカリキュラムを実施する。初日は航空法や農薬取締法の基礎知識などを学び、2日目以降は操縦訓練を重ねる。最終日に検定試験を実施し、合格者は操縦免許が取得できる。

 合格者の技術力に応じ、オペレーター、教官、上級教官の3段階の認定証を交付する。カリキュラムは今年11月まで毎週実施する予定で、1週間に最大3人が入校可能。全国から受講者を募集しており、同社は年間60〜80人を見込む。

 開校式には地元町内会の関係者ら約30人が出席。ドローンのデモンストレーション飛行が行われ、教習所の教官が校庭を田んぼ、色水を農薬に見立てて散布作業を披露した。教室では講義の様子も公開された。

 1期生となった千葉県の金子繁行さん(43)は「農業に関心がある。操縦免許を取得し、個人事業に生かしたい」と話した。

 同社によると、1ヘクタールの農地に農薬や肥料を散布する場合、手作業では数時間かかるもののドローンなら10分で終わる。農作業を効率化でき、九州では普及率が約7割に達するが、東北は5%程度にとどまるという。

 伊藤弘輝専務は「農業用ドローンの需要は全国で拡大している。操縦の担い手が増えれば農業は大きな発展が望める」と強調した。

 教習所の開校は同社が市の官民連携窓口「クロス・センダイ・ラボ」を通じて実現した。

 連絡先は仙台営業所022(394)3339。

4001荷主研究者:2021/06/05(土) 18:29:55

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC195SL0Z10C21A4000000/?unlock=1
2021年4月21日 18:51 日本経済新聞
仙台の丸山運送、戸別配送に参入 5月にまず生活雑貨

4002荷主研究者:2021/06/05(土) 18:30:59

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7462/
2021-04-21# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
県仙台土木/吉岡大衡工区の整備計画/本年度は詳細設計を順次発注/延長3.2km、埋川と善川の交差部に橋梁も

 宮城県仙台土木事務所は都市計画道路・北四番丁大衡線のうち、大和町と大衡村に跨る吉岡大衡工区に本年度から事業着手する。昨年度に委託した道路予備設計や橋梁想定区間の地質調査に続き、本年度は発注見通しによると、7月ごろに軟弱な平地区間の地質調査、8月に道路詳細設計、9月に複数の小規模な箱型函渠の詳細設計、10月に自衛隊との調整を要する村道交差部の詳細設計を予定している。

 仙台市青葉区木町通の北四番丁通りを起点に北へ伸び、大衡村大衡八幡の国道4号に至る北四番丁大衡線のうち、終点北側で大和町と大衡村の境界部は未改良区間だったが本年度に事業化する。延長は擦付部分を含め約3・2㌔㍍を見込む。計画幅員は両側歩道を有する4車線の27㍍だが、暫定的に2車線での整備に取り組む可能性がある。現状は大半が農地や丘陵部のため、道路構造は切盛土がメーンとなるが、土量は大規模にはならない。一部に橋梁と函渠を予定している。

 想定するルートは、大和町吉岡地区の市街地西側に位置する、同町熊野堂下ほか地内の国道457号から分岐して北進。県道147号升沢吉岡線と平面交差した後、陸上自衛隊大和駐屯地の西側を通り、自衛隊車両が通る大衡村道と交差する。さらに大衡村内を北東方向へ進み、善川を橋梁で跨ぎ、国道457号と平面交差して、埋川を橋梁で渡河する。終点は大衡村役場に近い国道4号大衡小学校前交差点に接続する。

 このうち自衛隊車両が通る村道大瓜南側線(通称・戦車道)との交差部は、跨道橋など立体交差が想定されるが自衛隊機能に関わる制約が生じる可能性を踏まえ協議を進めている。大衡村内で善川と埋川を跨ぐ橋梁は、ともに橋長25㍍ほどのPC橋が見込まれるが、型式は今後の設計で固める。終点の国道4号交差部は、交通量などを踏まえて構造をこれから詰めていく。

 吉岡大衡工区が開通することで、自動車産業などが進出している第一・第二仙台北部中核工業団地と仙台中心部を直結する最短ルートになるため、物流・人流の円滑化および活性化が期待される。また工区起点に近い沿道東側には、大和町施行で流通系の土地利用を見込む吉岡西部地区土地区画整理事業が計画されており、立地事業者の誘致にも役目を担う路線となりそうだ。

 2017年度に委託した道路概略設計は八千代エンジニヤリング、昨年度の道路予備設計は中央コンサルタンツ、測量は地清建設企画、地質調査はダイワ技術サービスがそれぞれ担当。本年度は発注見通しに計上した業務のほかにも、善川と埋川に架かる橋梁詳細設計や、用地測量などを委託する可能性がある。

 また今後、5月から6月ごろにかけて地元説明を行い、来年度以降に用地買収を進め、順調にいけば23年度ごろから部分的に改良工事に着手していく見通し。総事業費は50億円程度掛かると試算され、予算措置状況にもよるが全区間開通までは10年ほど要するとみられる。

 吉岡大衡工区の起点側(南側)の沿道東部に計画されている、大和町施行の吉岡西部地区土地区画整理事業は現在、宮城県仙塩広域都市計画の市街化区域編入を目指して申請準備が進んでおり、町によると来年5月の告示を見込んでいる。

 事業区域面積は約30㌶で、流通系の土地利用を想定する。町が2019年度に発注した概略事業計画検討業務と、昨年度発注の市街化区域編入図書および事業認可図書作成業務はともに国際開発コンサルタンツが担当した。

 なお土地区画整理事業地には、黒川地域行政事務組合の消防本部・黒川消防署が移転する計画もあり、本年度から設計に着手する予定だ。

4003荷主研究者:2021/06/05(土) 18:33:01

https://kahoku.news/articles/20210420khn000051.html
2021年04月21日 06:00 河北新報
コロナ下の経営危機脱却へ 仙台空港、22年度黒字化目指す

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210421kahoku01.JPG

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は20日までに、2021〜25年度の中期経営計画をまとめた。新型コロナウイルス禍による経営危機からの脱却と、より柔軟で強靱(きょうじん)な経営基盤の確立に向けて、増収策や業務効率化などで収益性を改善し、22年度の営業損益黒字化を目指す。中断している旅客ターミナルビルの改修工事は25年度後半の完工を計画する。

 旅客数、営業収益の16〜19年度実績、20年の実績見込みと中期計画の目標値はグラフの通り。コロナ下の移動自粛の直撃を受けた20年度の旅客数は121万7766人と、過去最多だった19年度の約33%にとどまり、純損益は16億1700万円の赤字を見込む。

 旅客を「25年度には19年度と同水準まで回復」と想定し、貨物取扱量も20年度の2872トンから25年は8000トンまで伸ばす。

 営業損益は21年度は9億5400万円の赤字となる見通しだが、22年度には100万円の黒字に転換。23年度以降は営業収益・利益とも過去最高を更新し、25年度は旅客388万人、営業収益61億6000万円、営業利益4億4500万円、純利益3億9800万円を目指す。

 「自立の確保と新たな挑戦」をスローガンに掲げ、コロナ収束後を見据えて増便・新規路線開拓などの営業活動を継続。業務効率化と併せ、期間限定店舗の展開などで利便性、満足度を高めることなどを通じ、外部要因に左右されにくい経営基盤を確立する。

 昨年3月に着工、11月から中断している改修工事を24年度中に再開し、完工は当初予定の21年度から25年度後半となる。保安検査場の拡張などを計画していたが、コロナ後の旅客動向や新たな技術、保安基準などを踏まえて内容を見直す。

 中期計画の旅客数は「航空需要がコロナ前の水準に戻るのは24年」とする国際航空運送協会(IATA)の予測を参考に設定した。今年2月に名取、岩沼両市の同意を得た24時間運用の効果は織り込んでいない。

4004荷主研究者:2021/06/05(土) 18:38:02

https://kahoku.news/articles/20210422khn000057.html
2021年04月23日 06:00 河北新報
閉店した料亭「東洋館」、5月7日再開 清月記が経営引き継ぐ

清月記が運営することになった東洋館

 18日に閉店した仙台市太白区向山の料亭「懐石料理 東洋館」の運営を、仙台市の総合冠婚葬祭業「清月記」が引き継ぐことが22日、分かった。清月記の菅原裕典社長(60)が東洋館の土地と建物を取得し、清月記が運営する。取得額は非公表。東洋館の名称は残し、料理人ら正社員5人を清月記で雇用して5月7日にあらためて営業を始める。

 土地約4280平方メートル、木造2階の建物約1420平方メートルを東洋館5代目社長の千田恵一さん(65)から取得。ほとんどの家具や器類、一部の掛け軸などの装飾品も引き継ぐ。料理のコンセプトや内容などは、ほぼ変えずに運営する方針。

 東洋館は1907(明治40)年創業。市中心部から向山へ向かう鹿落坂の上に立ち、広瀬川や市中心部のビル群など市内を一望できる。創業時の面影を残す木造建築は趣深い。かつては阿部次郎や土井晩翠ら東北大ゆかりの文学者も通った老舗だが、新型コロナウイルスの影響で利用客が減り、閉店を決めた。

 菅原社長は以前から東洋館の歴史を含めた文化的価値を高く評価しており、千田社長から閉店の意向を聞き、譲り受けたいと申し入れた。「仙台では希少価値のある一軒家の日本料理店で、海外や県外からの客のもてなしの場。114年の歴史、ブランドは大きく、継続したかった」と菅原社長は話す。

 新型コロナによる外食や会合の自粛は続いており、料亭としての東洋館の基本は継承した上で、ブランドを生かしたおせち料理の販売やギフト用商品の開発も今後、検討する。「ブランド力をさらに高め、大切な日、大切なおもてなしの場として選ばれる施設にしていきたい」と言う。

 千田さんは「思い出もあり寂しさはあるが、建物を残していただけることになって良かった」と述べた。

4005荷主研究者:2021/06/05(土) 19:06:48
>>4004
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1918R0Z10C21A4000000/?unlock=1
2021年4月26日 19:25 日本経済新聞 宮城
老舗料亭「東洋館」、清月記が買収へ 2億円規模で

4006荷主研究者:2021/06/05(土) 19:28:49
>>3823
https://kahoku.news/articles/20210427khn000042.html
2021年04月28日 06:00 河北新報
仙台・箱堤交差点の立体化24年度完了 有数の渋滞スポット緩和へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210428kahoku01.JPG

 東北地方整備局は27日、国道4号仙台バイパス箱堤交差点(仙台市若林区)の立体化工事が2024年度に完了し、開通する見通しを公表した。市内有数の渋滞を緩和し、物流の効率化を促す。

 工事は19年度に始まり、事業費は120億円。国道4号の卸町交差点と苦竹インターチェンジ(IC)間の1・4キロを立体化し、交差する市道の上を通す。高架、高架下の平面部ともに4車線(片側2車線)になる予定。

 箱堤交差点の周辺には、市中央卸売市場や仙台トラックターミナルなどの物流拠点が立地。国土交通省の調査(15年)によると、半日当たりの交通量は約6万台に上り、そのうち大型車が約9900台を占めた。

 宮城県の村井嘉浩知事は「一日も早い完成に向けて引き続き国や関係機関と連携を図る」との談話を出し、仙台市の郡和子市長も「渋滞緩和が図られるとともに、周辺地域の交通の円滑化にも大きく寄与する」と期待した。

 整備局は同日、東北中央自動車道の東根IC-尾花沢IC間23・0キロのうち、村山北IC(仮称)-大石田村山IC間4・5キロの開通見通しを当初の22年内から21年度に前倒しすると発表した。

4007荷主研究者:2021/06/05(土) 19:29:10

https://kahoku.news/articles/20210428khn000056.html
2021年04月28日 19:10 河北新報
【動画】「tekute」オープン JR仙台駅1階リニューアル

リニューアルしたJR仙台駅1階を歩いてみました

 JR東日本仙台支社が進めていた仙台駅1階の商業施設の大規模リニューアル工事が完了し、「tekute(てくて)せんだい」として29日にオープン。「食卓の応援」をテーマに19店舗で構成され、新規7店舗がお目見えした。

 「Dila(ディラ)仙台」として営業していた約1800平方メートルのうち、約830平方メートルを大幅に改装。外観デザインは仙台市のシンボル、ケヤキ並木をイメージした。

 新規出店は宮城県産イチゴを生かした「いちごスイーツ工房 アカイロコウザン」、仙台牛の総菜や弁当を扱う「肉のいとう」、鮮魚かす漬けを味わえる「旬海堂」など7店舗。アールグレー専門店、ベーカリー、生鮮食品の店もある。

 スマートフォンなどから事前にテークアウトメニューの注文と決済を行い、指定した時間に受け取れるサービスを4店舗が導入する。

 運営するJR東日本東北総合サービスの担当者は「地下鉄やバスの利用者も行き交う駅西口で、地元の人たちにも総菜や弁当など日常的な買い物を楽しんでもらいたい」と話す。

2021年04月29日 16:01 update

4008荷主研究者:2021/06/05(土) 19:45:45

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27572
2021/4/29 日刊建設新聞 宮城版
4車線の設計まとまる 都計道泉塩釜線野村工区(宮城県仙台市)

 仙台市は、都市計画道路泉塩釜線野村工区の詳細設計をまとめた。事業延長約980mの4車線化に伴い、現道南側を拡幅し全幅22mに整備する。車道は片側3mを約6.5mに拡げ、野村交差点は十字に改良する。同事業で泉中央地区西側は、野村交差点まで4車線になる。市は今後、用地約1万平方mを取得し、2022年度に工区東側からの着工を予定する。27年度完了を目指す。

 市は、泉中央西側の渋滞緩和策で野村工区を4車線化する。区間は徳洲会病院前の交差点付近から野村交差点付近まで。事業期間は19〜27年度。用地費を含む概算事業費は約25億円。2004年度の事業着手後、土地境界確認などが課題で止まっていたが、19年度に再開。20度に再度測量・設計し、1月末に詳細設計をまとめた。

 車道幅員は片側3mを6.5mに拡幅する。幅員3.25mを2車線にして中央分離帯を設置する。路肩は0.25mから0.5m。歩道は幅3.5mで両側に設置する。野村交差点は十字路に改良し、交差点南側に既設道路への取り付け道路を新設する。

 市は本年度、用地取得に着手している。取得面積が広大なため、工事着手は22年度を予定している。徳洲会病院前交差点から西隣りの交差点まで区間東側を先行する予定。土工、舗装、安全施設工事までを行い、順次工事を進める予定。工事完了は27年度を見込んでいる。

 4車線化区間の西側は別途、野村西工区の歩道整備事業で、延長740mの線形改良と幅員2.5mの歩道を新設する。4車線化の測量設計はオオバ(仙台支店・仙台市青葉区)が担当。野村西工区の歩道整備事業は復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)がまとめた。

4009荷主研究者:2021/06/05(土) 19:46:32
>東北大学発スタートアップ企業のボールウェーブ(仙台市)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC228F30S1A420C2000000/?unlock=1
2021年5月3日 2:00 日本経済新聞
ボールウェーブ、センサー量産化 ウイルス検知など向け

4010荷主研究者:2021/06/05(土) 19:47:00

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC293GK0Z20C21A4000000/?unlock=1
2021年5月4日 2:00 日本経済新聞 宮城
仙台「tekuteながまち2」駅周辺を活性化 非鉄道で稼ぐ
東北6県 気になる現場

4011荷主研究者:2021/06/05(土) 19:48:18

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27581
2021/5/7 日刊建設新聞 宮城版
仙台で橋梁予備設計 工事3件、業務11件追加(東北整備局 発注予定)

 東北地方整備局は、1日付で発注予定を更新した。県内は工事3件と業務11件を追加した。業務は本年度に新規事業化された国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)の橋梁予備設計業務や、国道108号石巻河南道路の測量業務2件などを追加しており、いずれも仙台河川国道事務所が6月までに委託する。

 篭ノ瀬〜鹿の又間は、仙台市太白区郡山の篭ノ瀬交差点から、太白区東郡山の鹿の又交差点までに至る区間を立体化する。篭ノ瀬交差点は都市計画道路の郡山折立線、鹿の又交差点は都市計画道路の元寺小路郡山線とそれぞれ国道4号が交わっており、ここに橋梁を架ける計画だ。

 計画延長は1.6kmで、幅員は立体4車線と平面4車線で計40mを確保する。立体部分の橋梁は延長1400mで、全幅が15m。平面は橋梁の両側(下部)にそれぞれ2車線と歩道を整備する。総事業費は約400億円。

 橋梁の予備設計業務は、件名が「仙台地区橋梁予備設計業務」で、履行期間が8カ月。早ければ月内に一般競争入札の手続きを公告する。

 本年度はこのほか、立体化に向けた仙台地区測量業務と仙台管内地質調査業務を委託する。測量業務は基準点測量、地形測量、路線測量の一式、地質調査業務は地質調査の一式で、履行期間がともに5カ月。2件とも仙台河川国道事務所が6月までに一般競争入札で委託する。

 石巻河南道路は、石巻市蛇田地区〜北村地区の国道108号について、現道拡幅とバイパス(BP)化を進める。現道拡幅は蛇田地区の起点から延長約2km区間を4車線化し、そこから北村地区の終点までに至る延長約6km区間は盛土構造で2車線のBP道路を整備する。総事業費は約210億円。

 発注予定には石巻須江地区測量業務と石巻広渕地区測量業務を追加した。2件とも基準点測量と地形測量、路線測量の一式で、履行期間が5カ月。6月までに仙台河川国道事務所が一般競争入札で委託する。

 本年度はこれ以外に、石巻河南地区道路予備設計業務を6月までに一般競争入札で発注し、拡幅区間とBP区間の道路予備設計を作成する。履行期間は7カ月。併せて、石巻蛇田地区測量業務を6月までに一般競争入札で委託し、基準点測量や地形測量、路線測量をまとめる。履行期間は5カ月。

 発注予定の追加業務はこのほか、仙台河川国道事務所の歌津北地区道路詳細設計業務など2件と、鳴瀬川総合開発工事事務所のダム事業に伴うCIM運用マネジメント業務や、漆沢地区用地調査等業務など6件。全て6月までに委託する。

 歌津北地区道路詳細設計業務は、三陸沿岸道路の歌津北インターチェンジ(IC)をハーフICからフルICに改良するため、一般競争入札で委託する。履行期間は7カ月。

 工事は、仙台河川国道事務所の塩釜松島地区舗装修繕工事と山元亘理地区舗装修繕工事、鳴瀬川総合開発工事事務所の庁舎受変電設備等工事を追加した。

 舗装修繕工の2件は、切削工、オーバーレイ工、舗装打換工の一式で、ともに概算工事規模が8000万〜1億2000万円、工期が8カ月。第2四半期に一般競争入札で発注する。受変電設備等工事は第2四半期に随意契約での発注を予定している。

4012荷主研究者:2021/06/05(土) 19:50:29

https://kahoku.news/articles/20210511khn000008.html
2021年05月11日 09:53 河北新報
ティ・ディ・シー、利府に新本社工場 はやぶさ関連部品の研磨も

 超精密研磨加工などを手掛けるティ・ディ・シー(宮城県利府町)は、新たな本社工場などを増設した。総事業費は10億円。半導体やセンサーの需要増加を背景に、超精密市場は拡大している。研究開発施設の充実、新たな測定機器の導入によって、さらに高精度な製品の生産を目指す。

 3月に完成した本社研究開発棟は、鉄骨3階、延べ床面積2597平方メートル。従来の最大10倍に相当する10〜20ナノメートルの精度で平面度を検査できる機器を導入し、昨年12月以降、隣接する旧本社から機能を順次移転してきた。鉄骨平屋の量産工場棟(1042平方メートル)も新たに整備した。

 同社は探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取した砂を収容するアルミ製容器の研磨を手掛けるなど、世界最高水準の研磨技術を持つ。ほかに医療機器、半導体製造装置、スマートフォンなどの部品を製造し、取引先は国内外の4000社程度に及ぶ。

 赤羽優子社長は「IoT(モノのインターネット)、自動化の分野でセンサーのニーズが増え、超精密市場は少しずつ広がっている。海外を含めた顧客の要望に対応するため、研究開発にもさらに力を入れる」と話す。

 工場増設に当たり、商工中金と七十七銀行、仙台銀行は2019年、計13億円を協調融資。商工中金は今年4月にも財務基盤拡充のため1億円の資本性劣後ローンを融資した。

4013荷主研究者:2021/06/05(土) 21:46:33

https://kahoku.news/articles/20210520khn000001.html
2021年05月20日 06:00 河北新報
宮城交通25億円減収、営業赤字9億円 21年3月期、コロナ直撃

宮城交通のバス

 宮城交通(仙台市)の2021年3月期連結決算は売上高約88億円と前期から約25億円(22%)の減収となったことが18日、同社への取材で分かった。営業赤字は約9億円。新型コロナウイルスの影響によるバス利用の落ち込みが直撃した形で、21年4月から3年間の中期経営計画では交通産業を核とした総合産業への変革を掲げた。

 21年3月期の経常損益は約9億円の赤字を計上。純損益は7億円超の赤字となった。路線バスの利用者はコロナ禍前の前々年の68%、高速バスは43%と大きく落ち込み収支が悪化。車両投資を抑えたほか、減便で各種手当や燃料代などが減少したことで経費も1割程度減ったが、減収分には届かなかった。

 経営計画では22年3月期の純黒字、23年3月期の営業黒字を目指す。感染が収束した後もバス利用者は前々年の80%に届かないと見込んだ上で、既存路線の維持に向け、バス事業の減収を他事業で補えるよう収支構造を見直す。

 自治体などとの連携により地域公共交通の維持を図りつつ、不動産事業の強化や新規事業への挑戦を進める方針。併せて人材育成や異業種からの採用に力を入れる。

 4月に20〜30代前半の社員による新規事業、社員教育といった四つのプロジェクトチームを組織した。年度内に方向性や内容を固め、22年度以降に具体化させる。

4014荷主研究者:2021/06/05(土) 22:04:37

https://kahoku.news/articles/20210525khn000030.html
2021年05月26日 06:00 河北新報
【動画】ペデストリアンデッキ、仙台の玄関口で40年 日本一の規模と造形美誇る

仙台駅西口ペデストリアンデッキ

 JR仙台駅西口に広がるペデストリアンデッキは今年、完成から40年を迎える。床面積1万3304平方メートル。全国に200カ所以上あるペデストリアンデッキの中で最大規模を誇る。多くの人の往来を見つめてきた歴史を振り返る。

(編集局コンテンツセンター)

 仙台駅西口ペデストリアンデッキの構想は今から半世紀ほどさかのぼる。東北新幹線(東京―盛岡間)の着工を受けて1972年に定められた新たな仙台駅舎などの整備計画に、ペデストリアンデッキの設置が盛り込まれた。

 ペデストリアンは英語で歩行者、デッキは船の甲板のように平らな構造物を指す。耳慣れないカタカナ語を当時の河北新報は「高架歩道」と表記したり、(歩行者回廊)とかっこ書きを補ったりして報じている。

 高架の採用には時代の要請があった。高度経済成長期、自家用車の普及とともに車両を優先した道路整備が進み、全国の交通事故の死者は70年に1万6765人を記録。「交通戦争」が激しさを増す中、ペデストリアンデッキの建設は歩行者と車両の流れを立体的に分け、安全確保を図る狙いがあった。

 73年に国内で初めて登場した国鉄柏駅(千葉県)のペデストリアンデッキは床面積約2800平方メートル(現在は3800平方メートル)。完成当初の仙台駅のペデストリアンデッキは9763平方メートル、駅に接するメインデッキが直線で256メートルと前例のない大工事だった。

 高架部分から枝状に階段が延びる構造は珍しかったようで「『たこ足、造るのか?』と国(の役人)から言われたものですよ」。76年から技術主幹として建設に携わった元仙台市建設局長の大黒俊幸さん(83)が振り返る。

 工期中、曲折があった。仙台駅の一日の乗降客数は当時約15万人。往来や防災の観点から駅前広場に必要な面積を算出したところ、約4000平方メートル不足することが判明。メインデッキを広げて補ったという。

 構想から約10年、工事に5年を要して駅前西口広場整備事業は完了。81年8月4日、現地で落成式が開かれた。

 大黒さんは完成当時の心境について「忙しかったから、あまり覚えていないなあ」と話すが、面積は1平方メートル単位まで正確に記憶している。「歴史に残る事業に携われたのは幸運だった」。40年余り前をしみじみと懐かしむ。

 仙台駅は杜の都の玄関口。計画段階で白色だった側面を駅舎に合わせてクリーム色に変更するなど、景観には十分配慮された。手すりはステンレス、支柱は継ぎ目のない遠心鋳造鋼管を採用。鉄を溶接・塗装するのが一般的だった時代に、最新の技術を盛り込んで造られた。

4015荷主研究者:2021/06/05(土) 22:05:14
>>4014-4015 続き

 「人間尊重の再開発」との表現もある仙台駅周辺は、国内でもペデストリアンデッキ整備の成功例とされる。

 作家の司馬遼太郎氏は紀行「街道をゆく 仙台・石巻」で「仙台駅の駅前の空間は、世界のどの都市にもない造形的なうつくしさがある。色彩的にもいい」などと絶賛した。

 近年は、仙台市の作家伊坂幸太郎さん原作の映画「アイネクライネナハトムジーク」(今泉力哉監督、2019年公開)「ポテチ」(中村義洋監督、12年)のロケ地となるなど、仙台を象徴する風景として定着した。

 ペデストリアンデッキは、商業施設の再開発などに合わせて増設されてきた。2017年には、駅北側のアエルから広瀬通を越えて北へと延びるデッキが完成している。

 維持管理するのは市青葉区役所道路課。腐食やひび割れなどの不具合に対処してきたが、18年に一斉点検し、優先順位を決めて予防的な修繕に取り組む。

 40年がたち老朽化が進むが、架け替えは周辺への影響が大きく課題が多い。担当職員は「小まめに点検し、小まめに直し、大事に使っていきたい」と話す。

◇仙台駅の歩み◇

71年11月 東北新幹線(東京―盛岡間)着工
72年5月 宮城県、仙台市、国鉄(当時)などの6者が新たな仙台駅舎と駅周辺の整備に関する基本方針を決定
77年12月 現在の仙台駅開業
78年3月 エスパル開業
78年8月 ペデストリアンデッキの一部の利用始まる
81年8月 駅前西口広場整備事業が完了
82年6月 東北新幹線(大宮―盛岡)暫定開業

[仙台駅西口ペデストリアンデッキ]総工費は26億7600万円。商業施設への接続部など民間が整備した部分を除き、所有面積に応じて市が75%、国鉄が25%を負担した。修繕費は年間約2億〜3億円、修繕計画が終わる23年以降には縮減できる見通し。エレベーター6機、エスカレーター11機、階段のロードヒーターといった付帯設備の保守点検、清掃にも毎年6000万円以上かかっている。仙台市内には市地下鉄泉中央駅の東側(93年完成)、仙台駅東口(04年完成)にもペデストリアンデッキがある。

4016荷主研究者:2021/06/05(土) 22:12:50

https://kahoku.news/articles/20210527khn000032.html
2021年05月27日 19:18 河北新報
モンクレール、仙台に東北初の直営店 「クラックス」に8月開店、子供服も

モンクレールが出店する複合ビル「クラックス」

 フランス発祥でイタリアに拠点を置く高級ファッションブランド「モンクレール」の直営店が8月、仙台市青葉区のサンモール一番町商店街にある複合ビル「クラックス」に開店する。東北への出店は初めて。

 店舗は1階の延べ床面積約250平方メートルで、ブランドを象徴する機能性とファッション性を両立したダウンウエアを中心に、子供服も扱うという。2階に事務スペースや倉庫を設ける。

 クラックスは地上6階。2019年12月にカジュアル衣料店「ギャップストア クラックス仙台店」が閉店し、1、2階と地下1階が空きテナントとなった。

 開店予定は8月10日。ビルを運営する三菱地所プロパティマネジメントの担当者は「ルイ・ヴィトンやロレックスの店舗と近く、高級ブランドが集まることでエリアのイメージが醸成される。東北各県からの集客が期待できる」と話す。

4017荷主研究者:2021/06/05(土) 22:13:14

https://kahoku.news/articles/20210526khn000038.html
2021年05月27日 06:00 河北新報
仙台市人口、過去最多109万7196に 20年国勢調査、泉区は初の減少

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210527kahoku02.JPG

 仙台市は26日、2020年国勢調査に基づき、市人口と世帯数を独自集計した結果の速報値を公表した。10月1日時点の人口は、15年の前回調査時から1万5037増加し、過去最多の109万7196に達した。東日本大震災後の転入増が顕著だった前回の反動で、増加率は2・1ポイント減の1・4%にとどまり、政令市移行後の最低となった。

 5年に1度の国勢調査で、市人口と増加率の推移はグラフの通り。

 5区別では、泉が2・1%減の21万2220人で初めて減少に転じた。青葉は0・5%増の31万1757人、宮城野は1・0%増の19万6813人、若林は6・0%増の14万1531人、太白は3・5%増の23万4875人だった。

 増加率が最も高い若林は、15年12月の市地下鉄東西線開業に伴う沿線開発が進み、住宅需要が高まっている。一方、減少に転じた泉は隣接する富谷市で宅地開発が活発化。子育て世代の住宅需要が移ったことが影響したとみられる。

 全市の世帯数は4・9%増の2万4667。1世帯当たりは2・10人で0・07人減った。青葉が1・93人で最も少なく、単身赴任や学生の1人暮らしの増加が原因とみられる。

 前回調査を基にした市の推計人口は、20年10月時点で109万1992だった。速報値が5204人上回っており、今回調査を基に推計し直した場合、27年に到来すると予測した将来人口のピークが「1、2年遅れる可能性がある」(市政策企画課)という。

 20年国勢調査は新型コロナウイルスの影響で調査や集計作業に時間を要し、公表時期が約4カ月遅れた。

4018荷主研究者:2021/06/05(土) 22:13:37

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/other/7537/
2021-05-27# その他 みやぎ建設新聞
整備局仙台/国道4号大崎、白石地区/機能強化へ調査に着手/バイパス化や車線拡幅など検討

 東北整備局仙台河川国道事務所は国道4号大崎地区(大崎市)と白石地区(白石市)の機能強化に向けた調査に着手した。現況調査や地域意見を収集した上で、バイパス化や車線拡幅など機能強化の在り方を探る。

 大崎地区は大崎市古川の4車線終点から築館IC付近まで、白石地区は白石市内で進めている白石地区付加車線工事の終点から白石IC付近に至る箇所で、ともに約15㌔㍍の2車線区間。両地区は過去に大雪で東北自動車道が通行止めになった際、代替路となり大渋滞が発生したことから、関係自治体が機能強化を要望していた。

 仙台河川国道事務所では両地区について、それぞれ過去の課題点や地元のニーズなどを情報収集した上で、バイパス化や4車線拡幅を含めどのような方法で機能強化を実現できるかを検討していく。

 調査業務は今年3月に「仙台管内道路整備計画検討業務」としてパシフィックコンサルタンツに委託。2022年2月25日までに成果をまとめる。

 近年、気候変動の影響により気象災害が激甚化・頻発化していることを踏まえ、東北地方整備局では今年4月に「防災・減災、国土強靱化に向けた道路の5か年対策プログラム(東北ブロック版)」を策定。この中の「災害に強い国土幹線道路ネットワークの機能強化対策」の1つに両地区が盛り込まれている。

4019荷主研究者:2021/06/05(土) 22:15:49

https://kahoku.news/articles/20210525khn000029.html
2021年05月28日 17:00 河北新報
「仙台色」走り続けて30年 国鉄末期のイメージ戦略 今も

仙台色の701系=名取市飯野坂3丁目のJR東北線

 JR仙台駅を発着する電車の6割で、銀の車体の側面に赤、白、緑のラインが使われている。イタリア国旗やクリスマスに似た独特の「仙台色」に行き着いたのは、国鉄末期の苦肉のイメージ戦略が原点にあるという。

(コンテンツセンター・藤沢和久)

 仙台駅を発着する1日約680本の在来線普通列車のうち、「仙台色」は約430本。JR東日本仙台支社によると、管内の交流電化区間用電車に使われているといい、東北線新白河(福島県西郷村)―一ノ関(岩手県一関市)間、常磐線原ノ町(福島県南相馬市)以北、仙山線、磐越西線喜多方(同県喜多方市)以東など、計460・5キロを走る。

 色の由来について同支社の担当者は「国鉄時代のことで資料が残っていません」としつつ、「1985年、クリーム色をベースに緑のラインの塗装にしたのが原点のようです」と話す。

 河北新報の85年3月2日付朝刊に掲載された「グリーンライナー運転開始」によると、東北新幹線の上野―大宮間の開業に合わせ、同じ色を在来線にも取り入れたという。

 同月にダイヤ改正を控えていた国鉄は、機関車がけん引する客車列車を電車に置き換えて便数を増やした。財政難で新車を導入できず、通勤型に改造した寝台特急電車や急行電車の色を塗り替え、目新しさを演出したとみられる。

 それ以前の電車は、全国標準だったクリームとえんじの2色で塗り分けていた。仙台独特の明るい色は好評で、当時の河北新報では、岩沼市の主婦(35)の話を「車内は明るいし、とにかくきれい」と伝えている。

 3色のラインになったのは、90年3月に導入された719系から。JRには色を変えた理由の記録は残っていないという。

桜色のラインが入った最新のE721系1000代=名取市飯野坂3丁目のJR東北線

 鉄道愛好家でつくる「みちのく鉄道応援団」(仙台市)の佐藤茂代表幹事(63)は「白は従来のクリーム色に似ている。赤は緑の補色に近い色なので、保安上好ましいと考えたのではないか」と推測する。3色はその後の701系、E721系に受け継がれた。

 2016年11月に走り始めたE721系の4両編成タイプ「1000代」の配色は、白、緑、桜色にマイナーチェンジされた。従来の赤、白、緑の電車と組み合わせた6両編成で走ることもあるという。

 佐藤代表幹事は「白石川沿いの一目千本桜、塩釜桜といった桜の名所が多い沿線にちなんだのではないか。個人的にはこの色が一番好きだ」と話す。

4020荷主研究者:2021/06/05(土) 22:20:45

https://kahoku.news/articles/20210529khn000014.html
2021年05月29日 11:45 河北新報
「検証・郡市政」(中)前進 大手門復元、実行力示す

大手門跡近くの市道交差点。脇櫓(中央)の建て替えも計画される=仙台市青葉区(写真の一部を加工しています)

 仙台市教委が3月にまとめた仙台城跡(青葉区)の整備基本計画(2021〜38年度)に大手門復元が盛り込まれた。最初の10年間で発掘調査などを実施し、仙台藩祖伊達政宗の没後400年に当たる36年度ごろの完成を目標に据える。

 「スタートが切れることが大変うれしい。私自身としてもわくわくしている」

 計画の中間案が公表された後の昨年12月の定例記者会見で、郡和子市長(64)は高揚感を隠さなかった。大手門復元は前計画で方向性が打ち出されたものの、具体的な実現スケジュールは描かれていなかった。

 郡市長は17年7月の前回市長選で大手門復元を重点公約に掲げている。1期目での大きな前進に、市の担当者は「『これで空手形と言われない』との安心感もあっただろう」と喜ぶリーダーの心中を推し量った。

 15年の市地下鉄東西線開業や都市計画道路開通による城跡周辺の交通量減少、歴史的建造物の活用を後押しする19年の法改正など、大手門復元を可能にする環境変化が大きく貢献した。

 復元を求める署名簿を市に提出した市民団体「『政宗公ワールド』プロジェクト」の山下晴輝さん(52)は「思いがけないプレゼントをもらった」と前進を評価しつつ「郡市長だから動いたというより、外から風が吹いた」と受け止める。

 「リーダーシップが見えない」。郡市長は4年間、市議会などからこう指摘されてきた。レッテルを振り払うためか、政治決断を演出する場面も目立った。

 19年2月、市議会定例会で突如表明したガス事業民営化の再開は典型。判断の先送りを繰り返した前市政との違いを際立たせた。子ども医療費の助成も同様で、財源不足を理由に避けてきた所得制限の緩和に今年10月から踏み切る。

 重要プロジェクトを前進させ、これまでのタブーも破り「郡カラー」を形作った。ただ、新型コロナウイルスの影響もあって、全てが順風満帆とはいかない。

 ガス事業民営化は複数の企業グループの応募を見込み、価格やサービスの競争による市民の利益を期待したが、関係者によると、応募は東北電力など4社のグループだけとみられる。

 優先交渉権者の決定も当初の5月末から3カ月先延ばしした。20年近く前に判明したガス局庁舎(宮城野区幸町)の土壌汚染が影響しているとの指摘もある。

 今年4月、郡市長が策定を指揮した新たな市政運営の指針、市基本計画(21〜30年度)が始動した。故藤井黎市長時代に掲げた「市民協働」、奥山恵美子市長時代に目指した「市民力」の継承と拡充もうたう。

 今月18日には早速、協働による地域のまちづくりを支援する事業が始まった。だが、この4年間を振り返ると、市政が看板にしてきた市民協働や市民力が深みを増したとは言い難い。

 NPO法人せんだい・みやぎNPOセンターの青木ユカリ事務局長は「現場は粛々と動いているが、それは奥山さんがまいた種が育ったという印象。郡さんの市民協働観や新しさはまだ感じられない」と指摘し、さらなる前進に期待する。

(報道部・高木大毅)

[仙台市ガス事業民営化]2020年9月に事業継承者の公募を開始。提案内容を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で、21年8月下旬に優先交渉権者を決定し、22年度中に事業譲渡する。最低譲渡価格は400億円。民営化後5年間はガス料金を引き上げない。市は05年に民営化方針を表明。前回は08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが応募したが、リーマン・ショックに端を発した景気悪化の影響で、09年に頓挫した。19年2月、郡和子市長が再度の公募開始を決断した。

4021荷主研究者:2021/07/17(土) 23:00:26

https://kahoku.news/articles/20210530khn000017.html
2021年05月31日 06:00 河北新報
仙台駅前「青葉通広場化」を検討 市と地権者ら、協議会が1日発足

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210531kahoku01.JPG
仙台市作成の広場のイメージ図。青葉通が緑地化され、多くの歩行者が行き交う

 仙台市はJR仙台駅西口(青葉区)の青葉通を一部広場化する構想の実現に向け、沿道地権者や交通事業者が集まる「青葉通駅前エリアのあり方検討協議会」を6月1日に発足させる。車道の広場化に伴う交通渋滞の影響、駅前エリアの将来ビジョンなどを話し合い、2022年度には社会実験の実施も計画し、同年度末に基本方針を策定する。

 協議会は駅前ビルの所有者、再開発を予定する旧さくら野百貨店仙台店やGSビル跡地の地権者、バス、タクシー、トラック、鉄道の各交通事業者、宮城県警、商店街振興組合の担当者と学識経験者の約30人で構成し、国土交通省と宮城県がオブザーバー参加する。

 検討対象のエリアは青葉通のうち、駅前通交差点-愛宕上杉通交差点間の約150メートル区間。市が作成した屋外広場のイメージ図によると、中央分離帯のケヤキ並木や歩道の街路樹は生かし、片側4車線の車道を一部緑地化する。テーブルやベンチを配置し、歩行者が散策できるようにする。

 広場化は、仙台駅に直結する道路をふさぐことにもなり、交通渋滞の悪化が懸念される。駅西口に乗り入れる路線バスやタクシー、一般車両は遠回りを余儀なくされ、高速バス乗り場も移転が必要になってくる。

 市によると、協議会では車両の通行を一部認める広場化、車道上を広場にするのではなく地下道やペデストリアンデッキを活用し、広場的な機能を持たせる案などを含めて議論する。

 駅前の青葉通は南側のGSビル跡地で、オリックスグループ(東京)が商業施設「EDEN(エデン)」との一体的な再開発を検討する。北側の旧さくら野百貨店はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、東京)が主体となり、オフィス、ホテル、商業施設の複合ビルの開発を目指す。

 市の都心再構築プロジェクトには、都市再生特別地区で民間事業者が広場を整備すると「都市貢献」として、ビルの容積率を最大2倍に緩和するメニューがあり、沿道の再開発事業と連動させた広場化を目指す。

 市都心まちづくり課の馬場泰通課長は「青葉通の両側で、大規模開発が同時に進行するまたとないチャンスが訪れた。公共空間の在り方を関係する皆さんと考えていきたい」と話した。

 広場化構想は18年9月、青葉通まちづくり協議会が市に提出した「青葉通まちづくりビジョン」で提案していた。

4022荷主研究者:2021/07/17(土) 23:01:30

https://kahoku.news/articles/20210601khn000039.html
2021年06月02日 06:00 河北新報
「青葉通広場化」21年度中に構想案 仙台市の協議会初会合

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210602kahoku01.JPG

沿道地権者や交通事業者が一堂に会した協議会の初会合

 仙台市は1日、JR仙台駅西口(青葉区)の青葉通を一部広場化する構想の実現に向け、沿道地権者や交通事業者ら約30人が集まる「青葉通駅前エリアのあり方検討協議会」を発足させた。第1回会合を同区のアエルで開き、2021年度中に構想案を取りまとめることなどを確認した。

 高橋新悦副市長は冒頭のあいさつで「駅前は東北の発展をけん引する仙台の顔だ。より多くの人を引きつける空間として将来の世代に引き継げるよう活発に議論してほしい」と語った。

 協議は非公開で行われ、広場化構想を含め、青葉通駅前エリアのにぎわいの場づくりに対し、出席者から反対意見は出なかったという。

 終了後、座長に就任した東北大災害科学国際研究所の奥村誠教授(都市計画)は「関係者が多く、それぞれに思い入れの深い場所。青葉通を従来の車優先の考え方ではなく、広く活用する方法を出し合い、実験を繰り返したい」と話した。

 検討対象は青葉通のうち駅前通交差点-愛宕上杉通交差点間の約150メートル。今後、協議会は対象区間の利活用と交通処理を各ワーキンググループで議論する。

 21年度は3回の会合を重ね、構想案をまとめる。22年度に社会実験を実施し、23年度末に整備計画を策定する。整備完了は沿道の再開発事業に合わせ、今から8年後を見込んでいる。

 広場化構想は18年9月、青葉通まちづくり協議会が市に提出した「青葉通まちづくりビジョン」で、緑豊かな景観と歩行空間の創出として提案していた。

4023荷主研究者:2021/07/17(土) 23:04:28
>>3985 >>4011
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7559/
2021-06-03# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
東北整備局仙台河川国道事務所/国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業/道路予備設計業務と橋梁予備検討業務を公告/延長1800m、橋長1367m、交差点3カ所など

 東北整備局仙台河川国道事務所は2日、新規事業に採択された国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業の一環として道路予備設計業務と橋梁予備検討業務の2件を公告した。一般競争入札・総合評価落札方式を採用。2件とも申請書提出は今月23日、入札期限は7月19日まで。開札は同20日13時から行う。

 道路予備設計は事業区間1600㍍を中心に前後100㍍を加えた1800㍍と、平面交差点3カ所(郡山8丁目交差点、篭ノ瀬交差点、鹿の又交差点)、擁壁・補強土壁2カ所。橋梁予備検討業務は総延長1367㍍の橋梁と擁壁・補強土壁2カ所が対象となる。構造は起点側から延長139㍍の鋼3径間連続箱桁、1066㍍の鋼7径間連続箱桁×3連、162㍍の鋼3径間連続箱桁。履行期限は2件とも22年2月28日まで。

 参加資格は、2件とも土木関係建設コンサルタントの認定を受けた単体か設計JV。業務実績として、道路予備設計は2011年度以降に道路予備設計に関する業務または事業監理業務、橋梁予備検討業務は11年度以降に「立体交差化に伴う橋梁予備設計に関する業務または事業監理業務」を完了させたことなどが求められる。

 国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業は仙台市太白区郡山の名取大橋と笊川橋を越えた地点から仙台市太白区東郡山の千代大橋手前までの約1・6㌔㍍を対象に連続立体交差化する計画。1995年に仙台市が都市計画決定しており、現状の6車線を8車線化(高架部含む)する。

 高架橋は車道幅員15㍍の4車線で、1車線当たり幅員3・25㍍と中央分離帯1㍍を確保。北に向かって全体的に0・4㌫の勾配をつける。高架橋の両側の現地盤面を利用する道路部分は、上下車線とも車道幅員7・5㍍で2車線ずつ確保する。その両側に4㍍の歩道も設ける。

 事業費は約400億円。概略設計は復建技術コンサルタントが担当した。

 仙台市太白区で国道4号と郡山折立線が交わる「篭ノ瀬交差点」と、元寺小路郡山線が交わる「鹿の又交差点」はともに交通渋滞に起因する追突事故、死傷事故が多発するほか、三次救急医療機関である仙台市立病院への主要搬送ルートにもかかわらず渋滞によって救急搬送活動に支障が生じている。このため両交差点間を挟んで連続立体交差化することによって円滑な交通の確保、交通混雑の緩和による安全性向上、救急搬送活動の迅速化を目指す。

4024荷主研究者:2021/07/17(土) 23:09:59

https://kahoku.news/articles/20210606khn000002.html
2021年06月06日 06:00 河北新報
勾当台を「仙台の庭」に まちづくりの指針、市が策定

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210606kahoku01.JPG
エリアビジョンの空間利活用イメージ。中央は勾当台通、手前右は市役所敷地と市民広場、中央右のケヤキ並木が定禅寺通

 仙台市は青葉区勾当台地区の将来像「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」を策定した。市役所本庁舎の建て替えや勾当台公園の再整備、民間開発などのまちづくりを一体的に進めるための指針。2030年度を目標年次と定め、仙台らしさや新たな価値観を生み出す「仙台の庭」を目指す。

 ビジョンの対象エリアは定禅寺通を中心に、南北が元鍛冶丁公園-市役所本庁舎の約500メートル、東西が愛宕上杉通-西公園通の約1200メートル。市役所本庁舎、勾当台公園市民広場の一帯を重点ゾーンに位置付け、街並みの一体性や空間の連続性を向上させるとした。

 「交流とゆとりを楽しむところ〜みんなで育む仙台の庭〜」がまちづくりの理念。緑豊かで開放的な空間で人々が交流とゆとりの時間を楽しみ、仙台らしさや新たな価値が生み出され、訪れたくなるような魅力を高める-という。

 まちづくりに寄与する公共施設・空間をつくり、多くの民間投資を呼び込む。民間施設に公開空地を設ける誘導策を検討し、官民連携によるエリアマネジメントを導入。定禅寺通のケヤキ並木の計画的な植え替えや保全の在り方も考える。

 移転新築する東京エレクトロンホール宮城(県民会館)、廃止方針の市民会館の跡地活用も検討する。市はビジョン実現に向け、関係部署によるワーキンググループをつくり、官民協働のまちづくりを進める。

 郡和子市長は1日の定例記者会見で「杜の都の特性が凝縮されたエリアで重要施策が動きだしている。その活性化はアフターコロナを見据え、都心のにぎわい創出を進めるためにも大変重要」と意義を説明した。


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