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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

3067荷主研究者:2018/03/06(火) 23:22:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180220_13035.html
2018年02月20日火曜日 河北新報
<勾当台公園>東北の魅力、仙台から発信 拠点施設来月17日オープン

ライブラリーパーク(左)の完成予想図

 仙台市が青葉区の勾当台公園内に東北の魅力を発信する拠点施設「ライブラリーパーク」を新設することが19日、分かった。オープンは3月17日。市は6県の市町村に有効利用してもらい、交流人口拡大や活性化につなげたい考えだ。

 ライブラリーパークは木造平屋の仮設建築物で、床面積約60平方メートル。公園内のグリーンハウス勾当台前に設置する。東北の食材を使った軽食の提供や特産物の展示販売、イベント会場などとして活用する。

 若い世代の利用を促進しようと、施設前の公園敷地にベンチなどを設けてオープンカフェのような雰囲気づくりを目指す。隣接する勾当台公園市民広場で開かれるイベントとの連携も模索する。

 3月17〜25日には、東北の暮らしに焦点を当てたオープン記念イベント「ノース・ジャパン・エキシビション」を予定する。地域で活躍している人のトークライブや、手仕事の体験コーナーなどを設ける。

 市は今後、東北の各市町村に利用を呼び掛ける。ライブラリーパークは1年以内の暫定施設とし、運営状況を検証した上で勾当台公園全体や、定禅寺通周辺の活性化策の一環として在り方を検討する。

3068荷主研究者:2018/03/11(日) 11:01:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180224_72009.html
2018年02月24日土曜日 河北新報
東北の新規上場企業、過去3年ゼロ 東証が支援強化へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180224kahoku01.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180224kahoku02.JPG

七十七銀と東北大、東証が開いたセミナーで上場のメリットを説明する辻社長

 東北の上場企業が年々減少している。共同持ち株会社設立に伴う上場を除けば2015年以降、3年にわたり新規の上場はゼロ。成長を目指し上場を視野に入れる地元企業の一方、慎重な姿勢を示す企業も少なくない。東京証券取引所(東京)などは新規上場の機運醸成のため、企業に対する支援を強化する考えだ。

 東北の上場企業数の推移はグラフ、12年以降の新規上場は表の通り。

 12年は3年ぶりに新規上場があり、13、14年も1社ずつ上場したが、その後が続いていない。親会社の完全子会社化や不適切な会計処理による上場廃止で、06年の68社をピークに減少の一途をたどっている。

 全国では17年、前年比10社増の96社が上場した。新規上場は東京に本社を置く企業が多く、北海道や中国地方の企業もあるが、東北は低調だ。

 東証の担当者は「上場した企業が身近に少ないことから情報が少なく、企業成長のための選択肢になりにくいのではないか」と分析する。

 東北での上場を促そうと東証と七十七銀行、東北大は昨年11月、連携協定を締結。今月7日には、ベンチャー企業の代表や起業を目指す学生らを対象にセミナーを仙台市内で開いた。

 昨年上場した自動家計簿アプリ提供のマネーフォワード(東京)の辻庸介社長が講演し「上場によって社会的信用力が高まった。安心して取引してもらえるようになった」と強調。東証上場推進部の宇寿山図南課長は「社内管理体制の強化や社員の士気向上にもメリットがある」と説明した。

 その一方で東北の企業の捉え方はさまざまだ。電子部品製造業や金融ベンチャーが意欲を示す一方、「短期的な業績を上げ続けなければならないプレッシャーを感じなくて済む」(大山晃弘アイリスオーヤマ取締役)と非上場のメリットを説く企業もある。

 ファンドを通じて資本性資金を供給する七十七キャピタル(仙台市)の北浦聡社長は「投資先の中には成長の手段として上場を目指している企業もあり、情報提供などを通じて応援したい」と話した。

3069荷主研究者:2018/03/11(日) 11:03:23

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/02/26 建設新聞
杜の都信用金庫・仙台市国分町 新本店ビルの建設:S一部RC6F5582㎡
阿部和の設計・施工で19年4月末完成へ

 杜の都信用金庫(仙台市青葉区国分町3の1の2 星倫市理事長)は、仙台市青葉区国分町に杜の都信用金庫新本店ビルの建設を計画しており、阿部和工務店の設計・施工を決めた。

 建設用地は、国分町通と表小路が交差する仙台市青葉区国分町3の5の21ほか地内で仏壇の佐正の旧店舗があったところ。敷地面積は1198.42㎡。計画によると、ここにS一部RC・B1/6/PH1F延べ5582.44㎡の事務所を建設するもの。

 現在、佐正の旧店舗解体工事を進めており、完了を待って5月中旬の着工、2019年4月末の完成を予定している。

2018/02/26付一面に掲載。

3071荷主研究者:2018/03/11(日) 11:22:08
>>3070
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180301_72054.html
2018年03月01日木曜日 河北新報
<17年訪日外国人>東北宿泊者、最多101万人 青森伸び率全国一 航空路線の拡充奏功

仙台空港に到着し、歓迎を受ける台湾人観光客ら=2017年9月、仙台空港

 観光庁は28日、2017年に国内のホテルや旅館に泊まった外国人の延べ人数(速報値)を発表した。東北6県の延べ宿泊者数は前年比40.4%増の101万8560人となり、統計開始の07年以降、初めて100万人を突破し、過去最多を更新した。青森の伸び率は60.3%で、全国の都道府県で最も高かった。

 東北各県の延べ宿泊者数は表の通り。青森が25万6810人で初めてトップとなった。宮城の23万8620人、岩手の19万3040人が続いた。伸び率は秋田、岩手、福島も40%を超え、いずれも全国の10位以内に入った。

 青森は昨年、中国・天津と結ぶ定期便が就航し、ソウル便も週3便から週5便に増えるなど航空路線が拡大した。他県でも、格安航空会社(LCC)の定期便やチャーター便の誘致が進んだ。

 6県の月別伸び率は2月が前年同月比66.8%、11月が57.0%。樹氷やスキーなどに加え紅葉の人気も高まり、北東北を中心に訪れる人が増えた。

 東北観光推進機構の紺野純一専務理事は「今後も航空路線の拡充と東北一体のプロモーションを続け、市場を拡大したい。スキー需要の高い欧米も大きなターゲットだ」と話した。

 全国の外国人延べ宿泊者数は前年比12.4%増の推計7800万3570人で過去最多を更新。全国に占める東北の割合は1.3%となり、前年の1.0%から増えた。都道府県別では東京がトップの1902万5490人、大阪1170万6910人、北海道743万3300人、京都558万6960人だった。

 国・地域別では中国1732万人、台湾1124万人、韓国1093万人。韓国と香港からの宿泊先は大阪が最も多く、北海道はマレーシアで1位になるなどアジアで人気だった。欧米の客は東京に次いで京都への宿泊が多かった。

3072荷主研究者:2018/03/11(日) 11:27:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180301_13024.html
2018年03月01日木曜日 河北新報
古川東バイパス1.2キロが19年度一部開通へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180301kahoku01.JPG

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は28日、宮城県大崎市古川東バイパス(延長5.1キロ)の整備事業で、同市古川馬寄と古川宮内を結ぶ1.2キロが2019年度中に開通する見通しになったと発表した。

 古川東バイパスは市中心部を迂回(うかい)し、国道108号と4号を結ぶ(地図)。馬寄-宮内間の北側にある2.3キロは13年3月に2車線で暫定開通済みで、残る1.6キロの整備時期は未定。

 仙台河川国道事務所によると、108号の交通量分散により、市東部から中心部へのアクセスが現在の13分から7分に短縮される。

 伊藤康志大崎市長は「さらなる開通予定が示され、安堵(あんど)している。早期の完成をお願いしたい」と話した。

3073荷主研究者:2018/03/11(日) 11:28:49
>>2566 >>2806
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180301_12041.html
2018年03月01日木曜日 河北新報
仙台駅前の南町通ビル完成 オリックス「GS」の代替

利用が始まった仙台南町通ビル

 オリックス不動産(東京)が仙台市中心部に建設していた商業ビル「仙台南町通ビル」(仙台市青葉区中央3丁目)が完成し、利用が始まった。同社が運営し、1月末で閉鎖したJR仙台駅西口の商業ビル「GSビル」(同区中央1丁目)の代替的な存在となる。

 同社によると、ビルは鉄骨の地上8階地下1階で、延べ床面積は約4630平方メートル。飲食関係を中心に13テナントが入る。7、8階にはTKP(東京)の貸会議室が入り、1日開業する。

3074荷主研究者:2018/03/11(日) 11:29:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180305_13037.html
2018年03月01日木曜日 河北新報
<仙台市合併30年>泉・太白の今(上)泉 伸びる副都心/増えた人口 一気に高齢化

合併前の泉市役所(現区役所)。現在商業施設が立ち並ぶ場所に水田が広がっていた=1981年5月、元泉市誌編纂(へんさん)委員の故庄司健治氏撮影

仙台市

 仙台市が1988年に泉市と秋保町を編入合併して1日で30年になった。旧泉市の七北田地区は泉中央副都心に変貌し、住宅団地群は大ベッドタウンとなった。太白区秋保町は観光エリアとしての性格を強める。合併がもたらした両地域の変化と将来に向けた課題を探る。(泉支局・北條哲広、報道部・小沢一成)

<商業地へ変貌>
 108万都市の副都心、泉中央地区。泉区役所は合併前、住民から「田んぼの中の市役所」とやゆされていた。

 泉市だった77年、将監沼を水源とする棚田が広がる七北田地区に、市役所(現区役所)は建てられた。合併30年で、庁舎周辺は商業地へと変わっていった。

 「泉で開発ラッシュが進んだ頃は、(市北部に開発が集中したことに)市南部から『北高南低』とよく文句を言われたものだ」。元仙台市職員で、泉区副区長、太白区長などを歴任した鳴海渉聖和学園短大学長(69)は振り返る。

 89年に現在の七北田公園を会場に「全国都市緑化フェア(グリーンフェアせんだい)」が開催。92年には市地下鉄南北線泉中央駅開業、97年には仙台スタジアム(現ユアテックスタジアム仙台)完成と続いた。

 55年の泉村誕生から町制施行と市制施行、89年に仙台市が政令市に移行して泉区となるまで、わずか34年。仙台市のベッドタウンとして、人口急増を背景に副都心の大規模開発は進んだ。

 人口増も加速。70年代に、30〜40代の働き盛りが大挙して泉に住まいを構えた。89年に約14万7000だった人口は2000年に20万を突破し、11年の東日本大震災などの影響もあって18年2月1日現在、21万4833まで伸びた。

<共助を後押し>
 急成長の後に訪れる成熟社会。泉区では今、高齢化問題が浮かび上がる。

 泉区まちづくり推進課によると、同区の高齢化率は89年は6.05%(市平均8.48%)で、市内5区内で最も低かった。ところが、09年に宮城野区が最も低くなったのを機に、一気に高齢化が進んだ。17年には24.27%(市平均22.77%)となり5区内で最も高い。

 同課担当者は「70年代に開発された郊外団地を中心に少子高齢化が急速に進んだ。特に生活圏の維持や交通手段の確保は大きな課題だ」と説明する。

 区は今後、町内会などの住民自治組織に働き掛け、共助の仕組みづくりをバックアップしていく構えだ。

 泉区市名坂で児童・民生委員を25年務める小林真勝さん(74)は「若者が集った泉区も成熟して独居高齢者が増えた。開発一辺倒の陰で軽視されてきた歴史や文化に焦点を当て、街を再興する取り組みを始めるべきだ」と訴える。

3075荷主研究者:2018/03/11(日) 11:29:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180305_13036.html
2018年03月02日金曜日 河北新報
<仙台市合併30年>泉・太白の今(中)泉 歩みだす地域/誘客へ 残された自然活用

満興寺であった座禅と精進料理体験会。地域資源を生かし観光誘客に向けた取り組みが進む

 「いつか七北田のように大きな道路ができ、人が増え、企業が集まる」

 仙台市泉区の根白石地区。1988年、旧泉市が仙台市に編入合併された当時、旧市中心部の七北田地区になぞらえ、根白石の将来に少なからぬ住民が期待を抱いた。

<「衰退の一途」>
 だが、根白石が大規模開発されることはなかった。地域シンボルの泉ケ岳(1172メートル)の麓から泉中央手前までの長さ約5キロ、幅約2キロのエリアは開発を抑制する市街化調整区域。合併後も区分が見直されることはなかった。

 「何度も行政と掛け合ったが流れは変わらなかった」と話すのは根白石商店会会長の高橋長也さん(70)。「90年代に入り当時の藤井黎仙台市長がコンパクトシティー構想を打ち出し、仙台市は拡大路線から転換した。ハード面の開発は、もう期待薄だと感じた」

 結果として根白石は開発から取り残された。2000年代、少子高齢化が加速すると、地域の将来を危ぶむ声が出始める。「このままでは地域は衰退の一途だ」。高橋さんら住民は仙台市や地域の企業などと連携を模索した。地域に残った豊かな自然や景観をPRする方法にたどり着いた。

<イベント次々>
 16年7月、泉かむりの里観光協会が発足。観光誘客による地域活性化を図る動きは加速した。協会には地元商工会や飲食店、温泉施設以外にも、根白石にほど近い泉パークタウン内の大型の宿泊・商業施設なども加わった。「一帯で周遊性を生み、都会と里山どちらも満喫できる」(協会事務局)のが売りだ。

 協会は16年夏以降、自転車で泉ケ岳を駆け上がるヒルクライム大会や泉区西部の伝統芸能を紹介するイベントなどを相次ぎ開催。観光マップを作り、地元農産物や名所を前面に体験型ツアー企画にも力を入れる。

 2月23日に開催された日帰りツアー。根白石の満興寺での座禅と地元食材を使った精進料理体験に、ホテルでのティータイムを組み入れた。平日にもかかわらず市内の20〜70代男女19人が参加し、事務局は「手応えを感じた。定期開催も検討したい」と勢いづく。

 協会の鎌田秀夫会長(65)は「根白石の豊かな自然は大きな観光資源だ。誘客を進めて泉区西部を活性化し、ゆくゆくは秋保や作並、定義といった地域とも連携していきたい」と話す。

3076荷主研究者:2018/03/11(日) 11:29:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180305_13035.html
2018年03月03日土曜日 河北新報
<仙台市合併30年>泉・太白の今(下)秋保 交錯する光と影/G7では脚光も 過疎化懸念

秋保温泉であったG7会議。リゾートスタイルのコンベンション会場として世界にPRした=2016年5月、仙台市太白区秋保町のホテル佐勘

 雄大な自然や豊かな温泉に恵まれた仙台市西部の旧秋保町。30年前の合併が織りなす光と影が交錯する。

<観光地の厚み>
 合併後の秋保が最も脚光を浴びたのは、2016年の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議。市の熱心な誘致が実を結び、秋保温泉が会場となった。

 「町のままだったら、対応できなかっただろう」。旧秋保町職員の佐藤光信さん(70)は感慨深げだ。

 各国要人の歓迎会で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「秋保の田植踊(たうえおどり)」を披露。保存会副会長として、地域の誇りを世界に発信した。

 <文化芸術のかおり高い国際的な観光・リゾート拠点として整備する>

 仙台市は合併建設計画書で秋保開発の方針を示した。「当時の思想は受け継いでいる」(市秋保総合支所)といい、G7開催は合併の果実だったとも言える。

 秋保には近年、観光農業施設「秋保ヴィレッジ」や県内唯一のワイン醸造所「秋保ワイナリー」など新たな魅力が加わった。手作りソーセージなど個性的な店の開業も相次ぐ。大都市近郊の地の利を生かし、観光地の厚みが増している。

<細る生活基盤>

 ただ、秋保温泉旅館組合の佐藤勘三郎組合長(56)は危機感を募らせる。「外から人を集めて活性化を図らないと、将来は厳しい」

 秋保の人口は合併当時の5051から、4123(2月1日現在)と約2割減り、高齢化率は市全体を12ポイント上回る34.8%(17年4月1日現在)。地場の商工業は寂れ、医療や公共交通などの生活基盤も細っている。

 「秋保の魅力は人の手が入った里山だが、このままでは消滅集落になる。観光業の持続も難しい」。佐藤組合長らは昨春、観光まちづくり会社を創設し、秋保の再生に奔走している。

 同時期に仙台市と合併し、人口増が続く旧宮城町、旧泉市と対照的な状況に、住民から「置き去りにされては困る」との声が漏れる。秋保が地盤の市議は合併の特例を除いて今まで一人もいないこともあって、みやぎ仙台商工会秋保支部の岡崎清治支部長(69)は「地域の声が行政に反映されにくくなった」と嘆く。

 最後の秋保町長、槻田信太郎さん(87)は「合併は仕方なかった」と顧みる。

 合併建設計画で町予算の約6年分に当たる120億円の予算が計上され、道路や上下水道の整備が進んだ。宿泊客で夜間人口が増える温泉街特有の懸案だった消防・救急態勢も整った。

 「昔は仙台との格差が大きかったが、住民生活は向上した。合併して、まるっきり悪くなったわけではない」と槻田さん。古里の行く末を静かに見守る。

3077とはずがたり:2018/03/13(火) 22:53:36
ヒステリックにツイッターで批判してるの見かけた訳だが,俺は壁には批判的だ。

高台や壁でもなんでもいいけど大金かけて結局それが原因で人口減りそうだからだけど,適度に人口が減るのなら已む得ない支出なのかも。

2018年3月9日 / 19:01 / 3時間前更新
ブログ:震災7年、「巨大防潮堤」に隔てられた生活
https://jp.reuters.com/article/wider-image-jp-sea-walls-idJPKCN1GL182

[陸前高田(岩手県) 9日 ロイター] - 2011年3月11日に東日本大震災が起きた時、かき漁師の藤田敦さんはいつものように海辺で働いていた。まもなくして、藤田さんの暮らす町に巨大な黒い波が押し寄せ、約2000人が命を落とした。

あれから7年──。東北の沿岸部に暮らす藤田さんら大勢の人々は、巨大な防潮堤の内側で生活を立て直している。もし再び巨大津波が起きた場合、この防潮堤が守ってくれる、と専門家は言う。日本のような地震活動が活発な国では、津波は不可避だとする向きもある。

12.5メートルの高さでそびえ立つコンクリートの壁が、東日本大震災による津波にのみ込まれた4メートルの防波堤に取って代わった。マグニチュード9.0という未曾有の地震と、一部で高さ30メートルを記録した巨大津波は、約1万8000人の命を奪い、福島第一原発事故を引き起こした。

「塀の中で働いているような感じ。悪いことしたわけじゃないが、牢屋にいる感じ」と52歳の藤田さんは言う。

震災後、一部の自治体では海岸付近の平地における建設を禁止し、住民を高地へと移動させた。あるいは岩手県陸前高田市のように、新たな建物を建設する前に土地を数メートルかさ上げした。

だが共通の課題は、津波にのみ込まれた防波堤の代わりとなる防潮堤の建設だ。約395キロに及ぶ壁の建設には約1.35兆円の費用が投じられた。

「防潮堤は津波を食い止め、陸地が浸水しないようにする効果がある」と、国立研究開発法人「海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所」の河合弘泰氏は語る。

「非常に大きな津波が防潮堤を超えた場合でも、防潮堤がない場合に比べて、浸水が始まる時刻を遅らせ、避難するための時間を稼ぐことができる」

当初、防潮堤建設という考えを多くの住民は歓迎したが、時間の経過とともに批判的な見方も出てきた。計画段階で十分な助言を求めなかったことを指摘する意見や、防潮堤建設に費用が充てられることで、住宅など他の再建が遅れることを懸念する声も聞かれる。

また、防潮堤によって観光業が悪影響を受けると心配する人もいる。

「50年ほど前、小さな子どもを連れてここへ来たときには、奇麗な海と入り江とドライブを楽しんだ」と、飯島玲子さんは防潮堤の向かいにあるかき小屋でこのように語った。

「でも今は、その面影もなくて」

宮城県気仙沼市の防潮堤の一部には「窓」がある。だがこれにも苦情が出ている。

「パロディーだ」と伊藤雄一郎さんは言う。伊藤さんは自宅と弟を津波で失った。「誰も望んでいないものを造った中で、慰め程度にこんな窓を造った」

かき漁師の藤田さんは、津波が海底をかき回し、堆積していた汚泥が除去されたことで、この地域のかき養殖は改善した一方で、防潮堤が陸地からの自然な水流を妨げ、将来のかき漁に影響を及ぼす可能性があると懸念する。

自治体の多くが、建物の再建について、まずは巨大防潮堤が建設されてから許可されると語った。

「この防潮堤ができることで建築許可が下り、また同じ場所で再建できた。この防潮堤を低くしてとか、いらないとか、そんなことは絶対言わないし、この防潮堤のおかげで今、現在仕事ができている」と、震災前と同じ場所で民宿を営む畠山勝弘さんは言う。

しかし、多くの人が防潮堤になじめないでいる。

「海とともにみんな生きてきた。ずっと代々。この防潮堤ができることによって、その海と決別するような生活をこれからしていくというのは、われわれはどうしても耐えられない」と、マグロ卸売業を営む 臼井壮太郎さんは語った。

(写真:Kim Kyung-hoon 文責:Megumi Lim)

3078荷主研究者:2018/03/18(日) 13:42:21

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/03/02 建設新聞
アトリウム・エルスタンザ仙台大町の新築 RC10F2753㎡ 福田組の施工決まる
賃貸共同 2019年8月末の完成めざす

 アトリウム(東京都千代田区内幸町1の5の2 大橋敦商品企画部長)は、仙台市青葉区大町に賃貸共同住宅「エルスタンザ仙台大町」(仮称)の新築を計画しており、福田組の施工を決めた。

 建設用地は、広瀬通り沿いで晩翠通との交差部の西側近隣地に位置する仙台市青葉区大町2の13の7ほか地内で、敷地面積は481.71㎡。計画によると、ここにRC10F延べ2753.35㎡で建設。内部には単身者用の賃貸共同住宅を72戸設ける。

 着工は7月上旬を予定しており、2019年8月末の完成をめざすとしている。

 なお、設計はINA新建築研究所が担当した。

2018/03/02付一面に掲載。

3079荷主研究者:2018/03/18(日) 14:11:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180305_13018.html
2018年03月05日月曜日 河北新報
<元寺小路福室線>五輪工区が8日開通 渋滞緩和に期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180305kahoku01.JPG

 仙台市は市中心部と東部を結ぶ都市計画道路・元寺小路福室線(地図)で唯一未整備となっていた五輪工区(宮城野区、1.2キロ)を8日午後2時に開通させる。青葉区中央と宮城野区福室間の8.2キロがほぼ一直線で結ばれる。

 五輪工区は榴岡公園北側と国立病院機構仙台医療センター北側を通る。車道は片側3車線だが、前後区間に合わせて当面は片側2車線とする。歩道、自転車道を含め幅は40メートル。五輪工区の事業費は約160億円。

 元寺小路福室線は、広瀬通に接続するアエル隣の宮城野橋(通称X橋)から、卸町、扇町付近を通り、県道仙台塩釜線(産業道路)の鶴巻交差点に至る。

 市中心部と東部を結ぶ幹線道路は北に国道45号、南に産業道路を含む都市計画道路・清水小路多賀城線があるが、ともに渋滞解消が長年の課題となっている。市北道路建設課は「元寺小路福室線の開通で緩和されるだろう」と期待する。

 五輪工区の歩道の一部は完成しておらず、工事を続ける。JR東北線(貨物線)をくぐるアンダーパスは片側1車線と狭いため市は新年度、拡幅を目指してJR東日本と協議を始める。

3081荷主研究者:2018/03/18(日) 14:40:04

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00464678?isReadConfirmed=true
2018/3/7 05:00 日刊工業新聞
未来を創る みちのくの情熱(上)震災7年 根付く起業家精神

「あえて東北」挑戦者続々

フィールドワークプログラムの学生らの訪問を歓迎する毛利仙台秋保醸造所社長(後列中央、ハーバード・ビジネス・スクール提供)

 東日本大震災から7年。未曽有の震災が与えた衝撃は多くの悲しみを生みつつも、地域の閉塞(へいそく)感を打ち破り、新たな街づくりに挑む力にもなった。東北では社会貢献を掲げる起業家が続々と現れ、行政なども側面支援する。被災した企業も再創業の思いで一歩ずつ歩みを進める。新生・東北を創りだす人々のいまを追った。(3回連載)

思いを実践、事業で社会貢献

【ハーバード200人】
 米ハーバード大学経営大学院(ハーバード・ビジネス・スクール、HBS)が、2012年から7年連続で東北を訪問している。同校の正規科目として世界各地で実施するフィールドワークプログラムの一環。日本は特に人気があり、これまで参加した生徒は200人以上に上る。その理由を佐藤信雄HBS日本リサーチ・センター長は「社会起業家の典型例に触れられるから」と見る。

 震災後、東北では仙台市を中心に新規開業率が上昇。総務省の経済センサスによると、09年の仙台市の開業率は年平均3・56%で全国4位だったが、14年には同9・91%と全国2位になった。あえて被災地の東北で起業するのは「お金もうけより人助けがしたい」(白川裕也仙台市起業支援担当主任)との理由があるからだ。

【ワインとイチゴ】
 ビジネスは利益の追求だけでなく、社会をよくする目的もある。こうした社会起業の重要性はHBSでも教えている。「厳しい環境を変えようとビジネスをする人々を実際に目にすることで、学生らも心から納得する」(佐藤センター長)。

 HBSが訪れた仙台秋保醸造所(仙台市太白区)。同社の毛利親房社長は、震災から3年後の14年に起業し、ワイナリーを立ち上げた。宮城県内に当時ワイナリーは皆無で、原料となるブドウの生産量は現在も全国でワーストクラス。それでもワイナリーの持つさまざまな産業への波及効果を見込み、「地域や東北の応援のため事業を始めた」と毛利社長は振り返る。ワイナリーの数は、今では4軒ほどに増えた。さらに産業を盛り上げるため、東北中を巻き込んだツーリズムプロジェクトも進行中だ。

 東北有数のイチゴ産地で、津波により大きな被害を受けた宮城県山元町。地域の雇用創出とイチゴ産業の再興を目指し、3軒の農家が集まって11年に起業したのが山元いちご農園(山元町)。わずか3人でスタートした同社も、今ではパートなどを含め約50人の所帯になった。日本トップクラスの観光イチゴ農園として、毎年約7万人が訪れる。

【「内から外へ」】
 こうした東北の起業家に共通するのは、内に秘める強いパッション(情熱)だ。経営学では、立地状況や業界構造など外部要因に基づいた「アウトサイドイン(外から内へ)」の視点で事業展開することが常識とされる。だが東北では、困難な環境でも思いだけでビジネスを可能にする「インサイドアウト(内から外へ)」の経営手法が際立つ。この起業家精神が世界一のビジネススクールを引きつけた。

HBS教授・竹内弘高氏「若者のエネルギーに期待」

 HBSで日本でのフィールドワークプログラムを担当する竹内弘高教授に震災から7年がたつ東北地域について聞いた。

―東北の現状をどう捉えていますか。
「復興のペースは地域によって異なるが、リーダーシップが大変重要な要素だと感じている。若者のエネルギーに、これからの東北を期待している」

―地域の課題は。
「元に戻そうとするしがらみから脱しきれていない部分もある。地域づくりについてゼロベースで新しい考え方を持つ必要がある」

―東北にエールを。
「20年東京五輪・パラリンピックでは日本の復興への取り組みが世界を驚かせることになる。世界が目を見張る東北の進歩、東北のすごさを見せ、ロールモデルとなってほしい」

(2018/3/7 05:00)

3082荷主研究者:2018/03/18(日) 14:40:31

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00464836?isReadConfirmed=true
2018/3/8 05:00 日刊工業新聞
未来を創る みちのくの情熱(中)震災7年「東北ルネサンス」

■創業の気持ちで再スタート/熱意を持った若者集める

先輩から指導を受けつつ製品を検査する雪ヶ谷精密工業の吉田さん(右)

【大きな変化】
 東日本大震災で被災した多くの企業は、閉塞(へいそく)感に満ちた昔の東北を取り戻すつもりはない。過去に積み上げた遺産を踏襲しつつも、事業形態を変えるなど創業の気持ちで再スタートを切る。カギを握るのは人材確保だ。人手不足に悩みつつも、東北に貢献しようとする若者の姿も現れてきた。

 大正時代から続く水産加工製造・販売の斉吉商店(宮城県気仙沼市)。震災直後に、業務形態を業務用から小売りやレストラン経営などに大きく変えた。震災を契機に自社のあり方を見直し、「一般消費者と直接向き合う方が自社の風土にマッチしている」(斉藤和枝専務)と気付いた。

 もう一つ大きな変化があった。2017年度の採用で初めて「どうしても斉吉商店で働きたい」という新卒を雇用できた。人口流出が深刻な地域にあって、そうした若者の存在は大きな希望だ。

 気仙沼市は日本有数のサンマ水揚げ量を誇る。看板商品の「金のさんま」は震災時に社員が命がけで持ち出した、甘辛い返したれで煮込んでつくる。「気仙沼、東北の若者が誇りを持って働けるように」(斉藤専務)、ピカピカに光る伝統の味を全国、そして世界へ届け続ける。

【遅れ取り戻す】
 雪ヶ谷精密工業(気仙沼市)は、震災後初めての新卒を17年に採用した。入社からほぼ1年が経過した吉田凌さんは、たくましく成長した姿を見せる。「覚えなければならないことは多いが、先輩たちはみんな優しい」。

 主力の医療用機器の売上げも、いわゆる“震災特需”が落ち着き、平常運転になった。「いつまでも震災と言ってられない。遅れた分を取り戻さなくては」(菊田芳政専務)。マーケットは成熟しており、販売台数が年々微減している。製品に新たな機能を付加するなど改良を重ねつつ、閑散期の生産余力を使って他の医療用製品を生産できないか模索する。

【新たな伝統】
 「気仙沼に造船業を残したい」。木戸浦造船など4社が中心となって同市で立ち上げた「みらい造船」。各社は4月に正式合併し、一つの会社となる。19年に完成予定の新工場も着々と工事が進む。船舶を陸揚げするためのシップリフトなど最先端の設備を備える。陸揚げを指揮する「上架隊」は花形部門で、「将来的には女性が担ってほしい」(木戸浦健歓社長)と夢を語る。

 一番の課題は、熱意を持った人を何人採用できるか。創業から100年近い造船業者もあり、「頭や体が固くなっている側面もある」(同)。未来に続く造船所に、との思いを込めてみんなで名付けた「みらい造船」。自分たちの代で社名を消すのは断腸の思いだが、組織を刷新して人材を引き寄せ、新たな伝統を築く時が来ている。

 東北に震災から8度目の春がまた訪れた。それぞれの企業が、それぞれの想いを胸に出帆していく。

(2018/3/8 05:00)

3083荷主研究者:2018/03/18(日) 14:41:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00465024?isReadConfirmed=true
2018/3/9 05:00 日刊工業新聞
未来を創る みちのくの情熱(下)震災7年 人を集める「生態系」

雇用創出、新興企業に託す

東北最大級の起業家応援イベントに多くの人が足を運んだ

 未知の領域で事業を始めるには行政などのサポートや起業家同士がつながる場づくりが欠かせない。仙台市では東日本大震災後に増加した起業家を支援するため、さまざまな活動を展開し“日本一起業しやすい環境”を目指す。東北に生まれた新たなエコシステム(生態系)は、起業家を育成する優れた土壌となっている。

【東北最大の祭典】
 雇用創出、新興企業に託す「起業家を支援することが復興を後押しする」(白川裕也仙台市起業支援担当主任)。震災で受けた経済的ダメージに加え、大卒者の多くが域外流出することや支店経済の弊害など深刻な問題を抱える東北。多数の起業家を輩出し、魅力的な雇用の場をつくることは切実な課題だ。仙台市では起業支援センター「アシ☆スタ」の設置をはじめ、起業家週間による啓発活動など多岐にわたる活動をする。

 中でも東北最大級の起業家応援イベントが「センダイ・フォー・スタートアップス!2018」。6回目となる今回は2月に仙台市内で3日間にわたって開かれた。過去最多となる延べ約750人が参加した。同イベントは地域の一大行事として浸透する一方、起業家同士の交流の場にもなっている。

【地域貢献に足場】
 初日には第1回「ソーシャルイグニッションアクセラレーター」採択起業家らがプレゼンテーションした。仙台市やINTILAQ東北イノベーションセンター(仙台市若林区)が運営する社会起業家養成プログラムで、現在12者が参加する。

 採択企業の1社、MUSASI D&T(東京都港区)の佐藤里麻社長は、障がいを持って生まれた我が子を震災の前年に亡くした経験を持つ。震災後、人のために動いているうちに徐々に立ち直ったという。「すべての赤ちゃんが心から祝福される社会をつくりたい」(佐藤社長)と決意。18年から仙台を拠点に未熟児向けのベビー服販売事業を始める。

 同じく仙台市などが主催する「ビジネスグランプリ2018」では、福祉事業を営む未来企画(仙台市若林区)がグランプリに輝いた。高齢者住宅や保育所、障がい者就労施設などを備えた複合施設「アンダンチ」が高く評価された。同社の福井大輔社長は元商社マン。震災後、地元の仙台市で地域貢献をしたいと起業。「地域の縁側」(福井社長)のようなコミュニティーの創出は他の地域でも求められる取り組みだ。

【再挑戦にも資金】
 行政以外にも包括的にスタートアップを支援する団体もある。MAKOTO(仙台市宮城野区)は、ベンチャー支援の総合商社を目指す。ファンド事業では、一度倒産した企業の再チャレンジに特化したものや、売り上げ連動型など独自のメニューを用意している。コワーキングスペースや各自治体との協力事業などを通じて、よりよい起業環境を構築する。

 東北では、今はまだスタートアップを育む巣づくりの季節かもしれないが、ふ化を待つ卵たちを温かく見守る目は着実に増えつつある。卵たちはやがて鳥となって全国、全世界に羽ばたいていく。

(おわり。仙台・田畑元が担当しました)

(2018/3/9 05:00)

3085荷主研究者:2018/03/26(月) 23:00:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180309_12035.html
2018年03月09日金曜日 河北新報
<大塚家具>仙台ショールーム縮小 空きフロア貸会議室に TKP開設

販売フロアを縮小しTKPの貸会議室が入る大塚家具仙台ショールーム

 大塚家具(東京)が「IDC OTSUKA仙台ショールーム」(仙台市青葉区)の販売フロアを縮小し、空いたスペースに貸会議室・ホテル運営のTKP(東京)の貸会議室が入ることが8日、分かった。仙台ショールームはJR仙台駅北側の複合ビル「ソララプラザ」の3〜8階にあり、4月1日から7、8階部分が貸会議室になる。

 TKPによると、貸会議室の総面積は約2400平方メートルで、20〜144人用の23室を設ける。同社が仙台で運営する貸会議室の中で最大規模となる。

 大塚家具は「全国で大規模店舗型から中規模型の転換を進めている一環」と説明。TKPは「仙台はまだ貸会議室の需要がある。ソララプラザは立地も良く、利便性も高い」と話した。

 両社は昨年11月、資本・業務提携した。大塚家具は17年12月期決算で売上高が前期比11.3%減の410億円。当期損失は72億円で2期連続の赤字となった。TKPへの商品納入などで安定した需要を確保し、業績回復につなげる狙い。

 TKPは14日、大塚家具新宿ショールーム内にイベントホールを開設する。仙台ショールーム内の貸会議室は業務提携の2例目となる。

3086荷主研究者:2018/03/26(月) 23:10:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180311_13021.html
2018年03月11日日曜日 河北新報
<震災7年>日常取り戻す日まで 避難生活者なお7万3000人超

高台への集団移転が完了した東松島市野蒜ケ丘。長かった仮住まいが終わり、暮らしの復興が始まった

 巨大津波と原発事故をもたらした東日本大震災は、11日で発生から7年を迎える。岩手、宮城、福島3県では約7100人がプレハブ仮設住宅で不自由な生活を送る。復興庁によると、福島県民を中心に今も全国に7万3349人(2月13日現在)が避難し、生活再建の足場を確保できずにいる。

 3県の災害公営住宅の完成率は93%。まだ約2100戸が建設中だ。自力再建者への住宅用地の完成率は82%に達したが、約3400戸分の造成が続く。

 東京電力福島第1原発事故で古里を追われた被災者をはじめ避難者は、この1年で約5万人減った。福島では避難指示が一部地域で解除されたが、帰還率は約15%にとどまる。2017年3月に自主避難者への住宅無償提供が打ち切られ、避難者に計上されなくなったことも反映する。

 暮らしの復興は道半ばだ。東松島市は17年に全7地区の集団移転整備を終え、災害住宅や宅地が引き渡された。最後に完成した同市野蒜ケ丘は飲食店や小売店、医療施設がまだ少なく、日常を支えるインフラの再建はこれからになる。

 震災犠牲者は行方不明者、関連死を含め全国で計2万2081人に上る。11日は犠牲者をしのび、各地で追悼行事がある。

3087荷主研究者:2018/03/26(月) 23:22:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180317_12043.html
2018年03月17日土曜日 河北新報
<ケルヒャー>高圧洗浄機の力体験 宮城・大和の展示施設リニューアル、面積2倍以上に

製品約270点を取り扱うケルヒャーセンター仙台

 清掃機器メーカーのケルヒャージャパン(横浜市)は16日、宮城県大和町の第1仙台北部中核工業団地にある展示販売施設「ケルヒャーセンター仙台」をリニューアルオープンした。

 面積は従来の2倍以上の約240平方メートル。業務用や家庭用の製品、洗剤など計約270点を取り扱い、国内最大の施設となる。高圧洗浄機などの洗浄を実際に体験できる部屋も備える。

 同社仙台支店の気仙大助支店長は「業務用製品を中心に取りそろえた。清掃はもちろん、人手不足による省力化など企業が抱える課題を解決する場所として活用してほしい」と話す。

 同社は昨年8月、本社を大和町から横浜市に移転した。センターは旧本社の1階部分にあり、移転に伴う空きスペースを改修した。

 センターは全国に12店舗展開し、東北では盛岡市にもある。仙台の営業時間は午前9時〜午後6時。土日曜日と祝日は定休。連絡先はセンター仙台022(344)3190。

3088荷主研究者:2018/03/26(月) 23:32:55
>>2946 >>2981-2982
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180321_12024.html
2018年03月21日水曜日 河北新報
自動車部品大手のミツバ 仙台に研究拠点開設

テープカットで開所を祝う長瀬社長(左)ら

 自動車部品メーカー大手のミツバ(群馬県桐生市)は20日、仙台市宮城野区の仙台MTビルに「仙台研究開発センター」を開設した。4月に業務を開始する。

 センターは本社と横浜市にもあり、仙台は国内3番目の研究開発拠点。自動車や二輪車に使うモーターを制御するためのソフトウエアなどを開発する。東北大との共同研究も進める。

 開所時の従業員は6人。うち3人は開設に合わせて宮城、秋田両県などから新規採用した。電気自動車や自動運転技術の開発進展に伴い電子技術関連の需要が高まっており、2年後に20人体制を目指す。

 現地であった開所式で長瀬裕一社長は「仙台には優秀な人材を有する大学がある。センターを大きく育ててミツバの電装品を広げていきたい」と語った。

 同社は1946年創業。自動車用電装品を製造し、ホンダや日産に供給する。2017年3月期の売上高は約1470億円。16年10月、子会社の両毛システムズが同じビルに仙台開発センターを設け、約20人を雇用している。

3090とはずがたり:2018/03/30(金) 20:45:06

福島・楢葉、仮設住宅の無償提供終了へ 進む退去、不安拭えず 帰町か否か選択相半ば
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180330_63001.html

仮設住宅の物置を片付ける鎌倉さん。月内に福島県楢葉町の災害公営住宅に移る=福島県いわき市
拡大写真
 福島県楢葉町の町民向け仮設・借り上げ住宅の無償提供が今月末で終わる。東京電力福島第1原発事故で全町避難した7町村で初の終了。帰町か避難先にとどまるか、選択は相半ばで、町は当面の町内居住者は人口の5割程度と見込む。
 「夜は明かりもまばら。急に寂しくなった」。いわき市中央台地区の高久第9仮設住宅。自治会長の鎌倉みつ子さん(61)が語る。
 隣接する第10仮設を含め、楢葉町の約390世帯が身を寄せた。最後に引っ越しが本格化したが、2月末時点では190世帯が残っていた。「みんなで協力し、つながりができた」と鎌倉さん。「もっといたい」と話す住民も多かった。
 町は帰町促進へ生活環境の整備を急ぐ。6月には災害公営住宅や医療施設を集約した復興拠点「笑(えみ)ふるタウンならは」に商業・交流施設をオープンさせる。
 それでも高齢者らの不安は尽きない。町南部の町営住宅に1人で戻る青木ツナさん(87)は「店も金融機関も近所になくなった。年だからと、周囲から電動自転車に乗ることも止められている」と嘆く。
 県や町によると、2月末時点で仮設・借り上げに入る940世帯のうち、行き先未定は74世帯。町は意向調査などから、帰町世帯が増えるとみており、住民登録者7108人に占める町内居住者は、2月末時点の3割強から4月以降は約5割になると期待する。
 避難先にとどまる人も将来の帰町に含みを残す。
 いわき市の借り上げアパートで避難生活を続けてきたパート女性(51)は、家賃を負担して契約を継続した。市内の中学と高校に通う子ども2人の「環境を維持したい」ため。町内の自宅に戻るかどうかは「今後考えたい」と言う。
 町の復興計画策定に携わった高木竜輔いわき明星大准教授(地域社会学)は「帰還率を復興指標にしないまちづくり」を提言する。
 高木氏は帰町者への支援継続に加え、当面帰還しない人を巻き込む必要性を指摘。「戻らない後ろめたさを感じずに、楢葉に関わり続けられるようにすることがポイント」と強調する。
 町は新年度、新婚世帯に対する最大30万円の新生活費助成など定住促進策を強化。7月28日に一部再開するサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を核にした交流人口拡大にも取り組む。
 松本幸英町長は「町内でも避難先でも自立して生活してもらうことが大切。すぐに戻らない人も含め、町民全体で町をつくることに主眼を置きたい」と語る。


関連ページ:福島社会原発事故・放射線
2018年03月30日金曜日

3091とはずがたり:2018/03/30(金) 20:45:41

<福島県調査>仮設提供来春終了の5市町村 22%が住まい未定
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180314_61034.html

 福島県は13日、東京電力福島第1原発事故に伴う仮設住宅の無償提供を2019年3月末で終える南相馬市など5市町村の避難世帯の意向調査結果を公表した。同年4月以降の住まいが決まっているのは対象世帯の48.2%、未定は22.2%だった。
 対象は南相馬市、川俣町、葛尾村、飯舘村、川内村の旧避難区域の2831世帯。帰還困難区域は除く。
 現在の住まい別に、県内のみなし仮設に当たる借り上げ住宅(1617世帯)で決定済みは35.4%、未定25.0%。プレハブ仮設(774世帯)は決定済み88.8%、未定11.2%。県外避難(440世帯)は未定が31.4%に上り、決定済みの23.8%を上回った。
 未定の世帯が抱える課題(複数回答)は「生活資金がない」「保証人がいない」が約19%、「住宅や土地が見つからない」が約15%となった。
 県の無償提供は昨年3月に自主避難者、この3月に楢葉町で終了。浪江、富岡、双葉、大熊4町の全域と帰還困難区域の終了時期は今後検討する。
 調査は昨年11〜12月に実施。回答は1994世帯で、県は今後、未定と未回答世帯の意向確認を進める。


関連ページ:福島政治・行政
2018年03月14日水曜日

3092荷主研究者:2018/04/01(日) 10:51:26

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00466508?isReadConfirmed=true
2018/3/21 05:00 日刊工業新聞
未来企画、仙台に多世代交流施設?高齢者住宅・飲食店など

飲食店・保育所・高齢者住宅などで構成されるアンダンチ(イメージ)

 【仙台】未来企画(仙台市若林区、福井大輔社長、022・352・7613)は、仙台市内に多世代型複合交流施設「アンダンチ」を7月にもオープンする。敷地面積は約3300平方メートルで、投資額は約10億円。サービス付高齢者住宅や飲食店、交流スペースなどを設ける。独自の地域通貨も設定する予定。年間の売り上げは4億―5億円を見込む。

 「アンダンチ」は東北弁で「あなたの家」を意味する。メーン施設のサービス付き高齢者住宅「アンダンチレジデンス」は軽量鉄骨造の3階建て。50部屋で計54人が入居可能。1階に駄菓子店「福のや」も設ける。看護小規模多機能型居宅「HOCカンタキ」は、堀田修クリニック(仙台市若林区)が土地を借りて運営する。

 和食の飲食店を展開する結わえる(東京都台東区)もテナントを地方で初出店する。高齢者住宅の食事サービスも担う。同じ建物の2階に保育所も設置。「アスノバ」と呼ぶエリアにはコミュニティースペースや障がい者の就労支援施設、子ども食堂などを設ける。

 このほか敷地内には豊富な樹木やヤギ小屋、ピザ窯などを設け、地域の人との交流の場にする。

 独自の地域通貨は高齢者住宅の家賃や、福のやなどで使えるようにする考え。「お年寄りが子どもに人生を語る」「子どもがお使いに行く」といった簡単な手伝いなどで稼げるようにする。

 未来企画は仙台市で小規模多機能ホーム「福ちゃんの家」を運営する福祉関連企業。今回のプロジェクトは、仙台市などが主催する「SENDAI for Startups!ビジネスグランプリ2018」でグランプリ大賞に輝いた。

(2018/3/21 05:00)

3093荷主研究者:2018/04/01(日) 11:10:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180322_13055.html
2018年03月22日木曜日 河北新報
高齢者の買い物や通院に 郊外団地で地域バス運行へ 仙台・燕沢の町内会連合会が実証実験

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180322kahoku01.JPG
地域バスの運行ルートになる予定の比丘尼坂(びくにざか)。地区の丘陵部は道が狭く、坂も多い=仙台市宮城野区燕沢3丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180322kahoku02.JPG

 仙台市宮城野区の燕沢学区町内会連合会(大西憲三会長)が新年度、「地域バス」(定時運行型の乗り合いタクシー)を運行する方針を固めた。市に補助を申請し、実証実験を3年間行う。高齢化が進む郊外の団地で買い物や通院の足の確保に取り組む。

 ◇

 連合会によると、バス会社やタクシー会社を対象に事業者を募り、秋ごろに運行を始める。

 燕沢地区は南部では県道仙台松島線(利府街道)に路線バスが走り、JR東北線も通るものの、大半を占める丘陵部の住宅地は「公共交通の空白地帯」(大西会長)。車の利用が多かったが住民の高齢化が進み、運転免許の返納を促す狙いもあり、地域バスの導入を模索してきた。

 検討中のルートは地図の通り。狭い道路が多く、車両は6人乗りワゴン車を想定する。「燕沢コミュニティ・センター」を起終点に、市バスが止まる東仙台営業所と鶴ケ谷七丁目に停留所を設け、既存交通との結節点にする。高齢者が利用する鶴ケ谷市民センターや燕沢東ゲートボール場にも停留所を置く。1周7.4キロを23分程度で走る。

 運賃は150〜200円の予定。月、水、金曜の週3回、1日10便程度の運行を見込む。高齢者の生活に合わせ、始発は午前8時台、終発は午後2時台とする。一定期間を経て時間やルートを見直す。

 連合会は6町内会の計3300世帯で構成する。大西会長は「市の敬老乗車証やイクスカ(ICカード乗車券)が使えれば利便性が高まる。市には機器の貸与などに協力してもらえればありがたい」と期待する。

 市は新年度予算案に「市民協働による地域交通運行維持対策」として2020万円を計上した。市公共交通推進課は「運行計画や需要予測を受けて、補助の可否を判断したい」と話す。

 仙台市内では郊外を中心に住民の足の確保が課題となっており、太白区坪沼で乗り合いタクシー「つぼぬま号」が2006年から運行されている。

3094荷主研究者:2018/04/01(日) 11:17:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180323_13023.html
2018年03月23日金曜日 河北新報
<インバウンド>仙台空港に礼拝室を新設、東北の空港で初 全トイレも洋式へ

仙台空港に新設された礼拝室

 仙台国際空港(名取市)は仙台空港ターミナルビルに礼拝室を新設し、23日に一般開放する。東日本大震災後、増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)に対応するため、東北の空港で初めて設置した。

 礼拝室はターミナルビル2階の国際線出発ロビーに設けた。約5平方メートルで、宗教宗派に関係なく、礼拝をする人なら誰でも利用できる。髪や足を洗う手洗い場を設け、床には方角を示すマークを描いた。

 国際線の新規就航でインバウンドが増え、設置要望が増えたという。見学したインドネシア出身で東北大大学院の留学生インダ・マヘンドラさん(25)は「これまでは更衣室などを使っていた。専用の場所ができ、ありがたい」と話した。

 国際線出発ロビーはトイレのリニューアルも実施。外国人客が使えない和式を全て洋式に変え、和風でモダンな内装に一新した。今後、ターミナルビル内のトイレを順次改修する。

 仙台国際空港の金子次郎管理部長は「礼拝は宗教儀式というより生活習慣。トイレの改修を含め、さまざまな国の人が利用する公共施設として必要と考えた」と説明した。

3095荷主研究者:2018/04/01(日) 11:21:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180324_13010.html
2018年03月24日土曜日 河北新報
<次世代型放射光施設>応募は仙台のみ 19年度にも着工か

仙台市への誘致を目指す放射光施設のイメージ図

 次世代型放射光施設の整備運営に加わるパートナー公募について文部科学省は23日、応募は産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)など関連団体による1件だったと発表した。東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)への建設を提案した。全国ただ一つの候補地となり、最先端技術の研究拠点の整備が実現に近づいた。

 同センターと宮城県、仙台市、東北大、東北経済連合会が共同で応募した。文科省科学技術・学術審議会の小委員会の審査を経て、同省は6月初旬に採用を正式決定。早ければ2019年度着工、23年度運営開始を目指す。

 小委員会は今年4〜5月、書類審査や関係者へのヒアリングをする。必要に応じて建設候補地の調査を実施。産学連携のビジョンや財源確保の見通しなど提案の妥当性を審査する。

 同省量子研究推進室の西山崇志室長は「(仙台の)提案が要件を満たすかどうかを小委でしっかり審査してもらう」と話した。

 整備費約340億円のうちパートナーは135億〜150億円を負担。用地取得や造成も担う。同センターなどは「地域一体で財源を確保する」としており、資金調達が焦点となる。

 次世代型施設は物質の電子状態を解析する軟エックス線領域に強みがあり、国内に9カ所ある既存施設の100〜1000倍の輝度がある。新材料や医薬品など広範囲の技術開発につながることが期待される。

 放射光施設を巡っては、東日本大震災からの復興を研究開発の側面から支えようと14年に「東北放射光施設推進協議会」が発足。東経連などが16年12月、光科学イノベーションセンターを設立した。

3096荷主研究者:2018/04/08(日) 10:55:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180325_13018.html
2018年03月25日日曜日 河北新報
津波防御のかさ上げ道路「玉浦希望ライン」全面開通 宮城・岩沼市

http://tohazugatali.web.fc2.com/road/20180325kahoku02.JPG

くす玉を割るなどして開通を祝った式典

 東日本大震災で被災した宮城県岩沼市玉浦地区で、津波の多重防御策の一環として建設されてきたかさ上げ道路「玉浦希望ライン」が24日、全面開通し、車両の通行が始まった。

 2013年着工の玉浦希望ラインは市道3路線と県道から成る。総延長は計約7.2キロで、計約60万立方メートルの土を盛って4〜5メートルかさ上げした。総事業費は105億円。

 先行利用されてきた約4.5キロに続き、24日は残る約2.7キロが開通。付近住民ら約100人が出席して現地で開かれた式典で、菊地啓夫市長は「住民が安全に暮らす環境が整った。復興事業の完成に向けた大きな一歩だ」と述べた。

 玉浦希望ラインは名取市境から阿武隈川まで南北に整備された。海側に高さ約10メートルの避難丘14基を配置した「千年希望の丘」などと共に、津波の威力を減衰させる役割が期待される。

3097荷主研究者:2018/04/08(日) 10:55:57

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180325_12029.html
2018年03月25日日曜日 河北新報
製造品出荷額が過去最高 5年連続増 電子部品好調 16年宮城県内

 宮城県内の2016年製造品出荷額(速報)が、初めて4兆円を超えた15年(4兆170億円)比で1.6%増の4兆802億円となり、過去最高を更新したことが国の工業統計で分かった。東日本大震災後の12年から5年連続の増加。電子部品や輸送用機械が好調だった。

 24業種のうち、10業種で前年を上回った。電子部品が22.1%増の5558億円、自動車など輸送用機械が8.4%増の5195億円で大幅に伸びた。一方、食料品は9.7%減の5499億円、電気機械が19.9%減の1250億円で、落ち込み額が大きかった。

 従業員4人以上の事業所数は333カ所減の2595事業所で、2年ぶりに減少。従業員数は2447人増の11万3819人となり、5年連続で増えた。

 原材料費などを除いた付加価値額は、3.3%増の1兆2655億円。業種別では電子部品が2987億円でトップだった。

 都道府県別の製造品出荷額は、35都道府県が前年比マイナスだった。県統計課は「全国で出荷額が落ち込む中、宮城は堅調な伸びを見せた。自動車産業を中心とする企業誘致の効果が出ている」と分析する。

3098荷主研究者:2018/04/08(日) 10:57:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180325_13032.html
2018年03月25日日曜日 河北新報
<変わる南都 震災後の仙台・長町>(上)膨張と融合 新旧住民の交流に課題

高層マンションが立ち並ぶあすと長町中心部。街の姿が刻々と変化する

 旧奥州街道の宿場町、東北最大の操車場を持つ工業地帯、仙台市民の食を支える青果市場。時代と共にさまざまな姿を見せてきた仙台市太白区長町地区が再び変容の時を迎えている。東日本大震災後、大規模マンションや大型商業施設の建設が相次ぎ、市南部の拠点として発展が続く。街の移ろいは住民の顔ぶれや暮らしにも影響を及ぼす。変わりゆく長町の姿を追った。(報道部・佐藤駿伍)

 「ヨイショー、ヨイショー!」。2月上旬、仙台市太白区長町6丁目のあすと長町第2災害公営住宅の駐車場で、餅つきの威勢のいいかけ声が上がった。歓声に引きつけられ、近所の住民も集まった。

 「クルミに、みそ入れっとおいしいんだよ」「私の家でもしようかな」。つきたての餅を味わいながら、あすと長町にある三つの災害公営住宅の住民ら約30人が会話に花を咲かせた。

<被災者らが流入>
 餅つきは、NPO法人つながりデザインセンター・あすと長町(つなセン)が2016年11月に始めた「あすと食堂」の一環。食堂は三つの災害公営住宅を会場に月3回程度、入居者と地域住民、支援者が食事の準備や調理、会食を通じて交流する取り組みだ。

 かつて広大な操車場だったあすと長町地区では商業施設に加え、住宅やマンションの建設が進む。東日本大震災後は災害公営住宅の集中立地で、もともと他の地域に住んでいた被災者らが流入した。

 同地区の世帯数は1日現在、1197で、前年同期から483増えた。市内最大規模の28階建て全468戸の物件を含む計3棟のマンションが建設中で、20年までにさらに約1000世帯増える見込みだ。

 市の住民基本台帳によると、同地区人口のうち0〜39歳が56%を占め、区全体の41%を大きく上回る。地域とのつながりが希薄な若い世代や被災者ら新たな住民を、どうコミュニティーに迎え入れるかが課題になっている。

<進まぬ地域参画>
 あすと食堂は、新旧住民が一緒に調理などをすることで地域への参画意識を高めてもらう狙いだが、道半ばだ。第2住宅の薄田栄一会長(65)は「広報紙を配布したり、あいさつがてら案内したりしているが、なかなか来てもらえない住民もいる」と肩を落とす。

 あすと長町の一部を含む八本松地区町内会の佐藤勇副会長(77)は「マンション入居者で町内会に加入するのは、ごく一部」と明かす。地区では震災時、避難誘導や炊き出しなどで住民が支え合った。「震災を経たのに、顔の見える関係づくりが進まないことに歯がゆさもある」と続けた。

 世代や生活スタイルの異なる住民をどう融合し、地域に溶け込んでもらうか。つなセン副代表の新井信幸東北工大准教授は別の地区の災害公営住宅で、子どもの学習支援を通じて親同士が交流を広げた例を指摘。「さまざまな声をくみ取って活動に反映させ、交流を促すしかない」と話す。

3099荷主研究者:2018/04/08(日) 10:58:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180326_13021.html
2018年03月26日月曜日 河北新報
<変わる南都 震災後の仙台・長町>(下)逆風と新風 個性前面 商店街に活気

真剣な表情でエスプレッソマシンに向かう大友さん。古い街に新しい感性が芽吹く

 ジャズのリズムとコーヒーの香りが漂う。通りに面したガラス窓から見える木製カウンターと山高帽型の照明が愛らしい。仙台市太白区長町3丁目のカフェ「パブリックコーヒー&バー」はJR長町駅の北約400メートル、サンカトゥール商店街の中ほどにある。

<住民急増し商機>
 店長の大友隆嗣さん(37)は長町で約70年続く自転車・バイク店の長男。「街のにぎわいも、人通りがなくなってからも知っている」と話す。

 家業を継ぐため埼玉県の整備士専門学校に進学。飲食店でのアルバイトで接客の面白さを知った。実家に戻ったが、飲食業への思いが募り、27歳で上京。カフェ3店で修業し2014年4月、33歳で店を構えた。

 長町は駅東側を中心に近年、マンションや商業施設の立地が進む。若い住民が急増し、商機を感じた。フランチャイズ店以外で気軽に立ち寄れるカフェが長町周辺にまだ少ないことも、決断を後押しした。

 中南米3産地の豆を組み合わせたオリジナルブレンドが売りだ。味と店の雰囲気が評判を呼び、幅広い年代の客が来る。

 長町の商店街はサンカトゥール、長町一丁目、長町駅前の三つ。広瀬橋のたもとから南に約2キロにわたり店が並ぶ。市地下鉄南北線開業(1987年)以降は長町南への大型ショッピングモール出店などで客離れが加速。店主の高齢化や後継者不足も重なり、90年ごろのピーク時に350以上あった店の数は現在、218まで減った。

 東日本大震災後はあすと長町地区で商業施設の集積が加速。商店街には逆風のはずだが、長町で100年近く続いている文具店を営む赤井沢孝子さん(80)は「若手経営者の個性的な店が加われば、商店街の魅力は増す。大型施設との共存は可能だ」と信じる。

<「教室」開きPR>
 3商店街でつくる長町商店街連合会は個々の店の魅力をPRしようと、2年前から「長町まちかど教室」を開催。着物の手入れと保存方法、万年筆の選び方など専門店の経営者らが豆知識を伝授し、客とつながるきっかけづくりに努めている。

 「パブリック」も昨年10月、ハンドドリップコーヒーの入れ方教室を開いた。「豆のグラム数を抑えて、細かくひくと苦みが増す。自分に合った入れ方を見つけて」。大友さんは丁寧に説明した。

 インターネットや会員制交流サイト(SNS)などで店の存在を知った常連客は、市外にも広がる。長町に新しい風が吹き始めている。

3100荷主研究者:2018/04/08(日) 11:13:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180326_12013.html
2018年03月26日月曜日 河北新報
<三陸沿岸道>気仙沼に延伸 大谷海岸-気仙沼中央IC開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180208kahoku03.JPG

開通直後から車の列ができた気仙沼中央IC(中央)。右上が仙台方面。手前は国道45号=25日午後3時35分ごろ、気仙沼市

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道路の大谷海岸-気仙沼中央インターチェンジ(IC、いずれも宮城県気仙沼市)間の7.1キロが25日、開通した。大谷海岸ICの北2.5キロ付近に岩井崎ICも完成。震災後、気仙沼市内への延伸は初めてとなる。

 気仙沼中央IC付近で式典があり、住民代表で同市面瀬中2年の尾形香織さん(14)が「気仙沼市の復興加速につながることを期待したい」とあいさつした。

 開通区間の事業費は約255億円。12分間の短縮を見込む。岩井崎ICは「ハーフ方式」で、気仙沼中央IC方面とのみ行き来できる。

 国は仙台港北IC(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)間を復興道路と位置付け、2020年度までの全線開通を目指している。全長359キロのうち205キロが開通した。

3101荷主研究者:2018/04/08(日) 11:23:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180327_12005.html
2018年03月27日火曜日 河北新報
アニメ制作会社・ネクストバッターズサークルが仙台に新拠点 4月1日開業

郡市長(右)に立地表明書を提出した加藤社長

 アニメーション企画・制作のネクストバッターズサークル(東京)は26日、仙台市青葉区大町にアニメ制作拠点「ティアスタジオ仙台」を開設すると発表した。開業は4月1日で、同社が東京以外に拠点を設けるのは初めて。

 加藤淳社長が市役所を訪れ、郡和子市長に立地表明書を提出。秋田市出身の加藤社長は「東北を元気にするアニメを作りたい」と語った。郡市長は「東北全体の学生に(就職先の)大きな選択肢となる。仙台を舞台にしたアニメも作ってほしい」と期待した。

 仙台ではデジタル動画の制作や仕上げを担う。従業員は初年度5人で、3年後に20人、将来的に50人体制まで拡大する予定。

 市内は近年、東京のアニメ制作会社の進出が相次いでいる。立地表明は昨年2月以降で3社目。首都圏の人材不足が背景にあり、東京からのアクセスの良さに加え「他都市に比べアニメの専門学校が多い」(同社)と注目されている。

3102荷主研究者:2018/04/08(日) 11:23:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180327_12006.html
2018年03月27日火曜日 河北新報
アークホテル仙台閉館へ 旧ワシントンホテルから36年、耐震基準満たせず

3月末で営業を終えるアークホテル仙台青葉通り

 ビジネスホテルチェーンのルートイングループ(東京)が運営する仙台市青葉区の「アークホテル仙台青葉通り」が、今月末で閉館する。築36年の建物が現行の耐震基準を満たしていないことが理由。旧仙台ワシントンホテル時代から36年続いた営業を終える。

 アークホテルによると、建物を所有する大和ハウス工業(同)と耐震工事の実施を協議したが、見送られたため撤退を決めた。小原匡支配人は「現状のままでは安全確保が難しいと判断した」と話した。

 建物の今後の利用について、大和ハウス工業広報企画室は「現時点では未定」と説明した。

 アークホテルは1982年、藤田観光(同)が「仙台第2ワシントンホテル」として開業した。隣接していたもう1棟の第1は不採算を理由に2002年に閉鎖。第2から名称変更した「仙台ワシントンホテル」も08年3月に閉館し、ルートインが営業を引き継いだ。

 客室数340は市内のホテルでは3番目に大きい規模で、宴会や会議の会場も備える。アークホテルによると、市地下鉄東西線の開業で近隣に大町西公園駅が開設されたことや、訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加などによって経営は順調だった。17年度は過去最高の売上高や営業利益を更新した。

 小原支配人は「閉館は非常に残念だ。長い間、ご利用いただき、スタッフ一同感謝している」と話した。

3103荷主研究者:2018/04/15(日) 10:22:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180326_13041.html
2018年03月26日月曜日 河北新報
<国分町Eyes>(1)回帰 古里の温かさこの街で

談笑しながら常連客に酒を注ぐ杉山さん(左端)。家族的な雰囲気が漂う

 東北最大の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)では、いつの時代も人々の喜怒哀楽が渦巻き、無数の物語が紡がれる。東日本大震災の発生から7年。復興バブルやその後の衰退に翻弄(ほんろう)されながら、移ろう時と街の中で生きる人々の瞳には何が映っているのか。さまざまな立場の5人を通して、「ブンチョウ」のいまを垣間見る。(報道部・岩田裕貴)

 U字のカウンターとソファ一つのこぢんまりした店内に昭和歌謡が響き渡る。壁には大漁旗。国分町2丁目の「唄(うた)える酒場 三陸女川 海」のマスター杉山三喜雄(みきお)さん(60)が笑顔で客を迎える。

 初対面の客同士が世間話に花を咲かせ、歌をデュエットする。子連れの家族、女子会のOL、仕事を終えた飲食店関係者など客層は多彩。「海」は年配客を中心に憩いの場となっている。

<震災機に出店>
 杉山さんは宮城県女川町出身。高校卒業後、料理人を志して仙台市の調理師専門学校に進んだ。「一刻も早く現場経験を積みたい」と半年で中退し、国分町の飲食店で働き始めた。

 会話上手で華やかなホステス、素材を生かした旬の料理、きらめくネオン、そして人波-。18歳の目に映る街は生命力に満ちあふれていた。「ここに必ず店を出す」と夢見た。

 2011年1月、約13年間働いた国分町のレストランが閉店。今後を思案している時に震災が起きた。

 高台にあった実家は津波を免れたが、海近くの木材加工工場で働いていた兄=当時(60)=が犠牲となった。発生3日後、車で実家に赴いた。古里は跡形もなく消えていた。

 人生は短く、無常だ。「生きているうちに自分の店を出したい」。無理を押して震災の4カ月後、故郷の名を冠した店を国分町に開いた。今年で8年目。女川の被災者も足を運んでくれる。

<採算は二の次>
 震災後の国分町は、かつての姿とは様変わりしたと感じている。

 復興バブルで新規出店が相次ぎ、その後は縮小したパイを取り合う競争が激化した。客単価は下がり、接客や料理の質以上に客の回転率向上を優先する風潮が強まった。

 「客と店、客同士が交流できる店が減った」。杉山さんが寂しげにつぶやく。

 「海」ではグラスが空になる前に酒が注がれ、タイミング良く手作り料理が出てくる。カラオケは歌い放題。「それでいて安い」と客は満足げだ。

 採算は二の次の経営に「不安はいつもある」と杉山さん。「でも、もうけは少なくていい。ここに来ればみんな友達。家のような空間を大事にしたい」

 心はいつも、かつて夢見た街に舞い戻る。震災に背中を押されて出した店で、震災が人々にもたらした別離と孤独にあらがう。

3104荷主研究者:2018/04/15(日) 10:22:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180327_13019.html
2018年03月27日火曜日 河北新報
<国分町Eyes>(2)寄る辺 夜間保育所 親子支える

子どもたちを寝かしつける高橋さん。園は夜の街で働く母親たちに不可欠な存在だ

 東北最大の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)では、いつの時代も人々の喜怒哀楽が渦巻き、無数の物語が紡がれる。東日本大震災の発生から7年。復興バブルやその後の衰退に翻弄(ほんろう)されながら、移ろう時と街の中で生きる人々の瞳には何が映っているのか。さまざまな立場の5人を通して、「ブンチョウ」のいまを垣間見る。

 「ママ、いってらっしゃい!」

 2月中旬の金曜午後6時半、仙台市青葉区国分町3丁目の雑居ビル2階の夜間保育所「風の子保育園」。これからスナックに出勤する母親(36)を男児(3)がハイタッチで送り出した。次に会えるのは日付が変わった後の午前2時だ。

 開園は午後4時〜翌午前3時。金、土曜は午前4時まで預かる。0〜12歳児が対象で、多い日は20人を保育士3〜4人で受け入れている。親の半数は国分町の飲食店で働くシングルマザーだ。

 園の電話が鳴った。「1時間後に預けたいのですが」。店の都合で、母親は急な出勤や欠勤に振り回される。「国分町の影響を直接受けるのよね」。園長の高橋キミエさん(70)がつぶやく。

 高橋さんは幼稚園の元教諭。子育てが一段落し、50歳を過ぎてから24時間保育所で数年働いた後、風の子保育園の園長に就任。今年で10年になる。

<深夜にお迎え>
 午後9時。体調の悪そうな女児(5)が38度の熱を出し、嘔吐(おうと)した。勤務中の母親に電話したが、迎えに来ることができたのは翌午前1時半すぎだった。

 積み木遊びなどを終え、午後9時半に消灯。1時間ほどかけて寝かしつけ、ようやく全員の寝息が聞こえた。

 経営は楽でない。公的補助金のない認可外保育所は保育料収入が頼り。だが、預かる子どもの数は母親の出勤日によって変わるため、収入も不安定だ。

 仙台市内で夜間に子どもを預かる保育所は22カ所(昨年4月1日現在)あり、全て認可外。認可を得るには面積や保育士数の基準を満たす必要があるが、歓楽街周辺で広い部屋を確保するのは難しい。夜間保育を希望する保育士も少ない。

<「現場を見て」>
 「養育環境をより良くしたいが(認可外では)限界もある。昼と夜で同じ(設置)基準はおかしい。行政は夜間保育の現場をきちんと見てほしい」。高橋さんは訴える。

 午前2時すぎ、ハイタッチで送り出された母親が迎えに来た。「ここがなかったら、私たちは生活できない」。母親はそう言いながら、熟睡する男児を抱いて園を後にした。

 経営的には割が合わなくても続けられるのは「子どもの成長の瞬間に立ち会える喜びがあるから」と高橋さんは言う。

 この日、約8カ月の女児が初めて寝返りを打った。高橋さんから自然と笑みがこぼれた。

3105荷主研究者:2018/04/15(日) 10:23:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180329_13044.html
2018年03月29日木曜日 河北新報
<国分町Eyes>(3)奮闘/健全な客引き 壁を痛感

健全な客引きを目指し、国分町の街頭に立つ鎌田さん。センスの再開まで1人で続ける

 「しつこい客引きをしない」「たばこやごみをポイ捨てしない」

 仙台市青葉区国分町2丁目の居酒屋「わいわい」店長の鎌田大志さん(26)は2015年7月、同世代で同業の仲間と客引きの自主規制団体「sence(センス)」を設立。13項目の「優良客引き宣言」を発表した。

 きっかけは「わいわい」のアルバイトが、しつこい客引きを禁じる宮城県迷惑防止条例違反容疑で逮捕されたことだ。店の売りを熱心に説明しただけだったが、他店の客引きが威圧感のある身なりで路上喫煙するなどし、眉をひそめる客が増えていることを実感していた。

<仲間から不満>
 センスのメンバーは氏名や店名を記したそろいの青色ビブスを着て、明るい笑顔で通行人に声を掛けた。店側が健全な客引きを目指す活動は目新しく、客からも「安心できる」「ありがたい」といった声をもらった。

 「悪質な客引きを一掃することで街に貢献したかった」と鎌田さん。だが、理想と現実は、どんどん懸け離れていった。

 青いビブスが目立つせいか、警察から注意を促される回数が増えた。客引き行為自体が許せない地元住民からも「駄目なものは駄目だ」と批判された。

 そうした声の矢面に立つ機会が多いアルバイト店員は「ビブスを着るなら店を辞めたい」とこぼした。メリットを感じられない活動に、仲間の店長や経営者からも不満の声が上がり、鎌田さんは孤立した。

<一人でも継続>
 国分町では東日本大震災後、特定の店に属さない「フリー」の客引きが急増した。他店のメニューを見ている客に声を掛け、強引に客を奪う手法も辞さず、客引き競争が激化。売り上げに影響が現れ始め、センスは活動を休止した。

 「当面はそれぞれの店の営業に集中し、落ち着いたら再開しよう」。メンバーらはこう申し合わせたが、その後、街で青いビブスを見掛けることはない。

 鎌田さんは仙台市内の高校を1年で中退後、国分町の居酒屋で働き始めた。20歳の時、「わいわい」の店長にと声が掛かった。「学歴がない分、目の前のチャンスに飛びつこうと思った」と振り返る。

 若くして身を投じた国分町は「学校代わり、人生勉強の場」だ。センスでは挫折を経験したが、「自分一人でも活動は続ける」と誓う。「この街は自分の居場所そのものだから」

3106荷主研究者:2018/04/15(日) 10:23:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180330_13024.html
2018年03月30日金曜日 河北新報
<国分町Eyes>(4完)拡大 店と人多彩に 魅力新た

飲食店の明かりが照らす国分町3丁目付近。広がる街に新たな魅力をもたらしている

 東北最大の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)では、いつの時代も人々の喜怒哀楽が渦巻き、無数の物語が紡がれる。東日本大震災の発生から7年。復興バブルやその後の衰退に翻弄(ほんろう)されながら、移ろう時と街の中で生きる人々の瞳には何が映っているのか。さまざまな立場の5人を通して、「ブンチョウ」のいまを垣間見る。(報道部・岩田裕貴)

 南の広瀬通と北の定禅寺通に挟まれた仙台市青葉区国分町2丁目。飲食店ビルが所狭しと並び、最もにぎやかな区域は東北随一の繁華街の象徴だが、近年は街に新たな顔が加わりつつある。

 レストラン「裏町ビストロ サルバドール」は2014年10月、定禅寺通北側の国分町3丁目にオープンした。緑に囲まれた入り口とテラス、1、2階が吹き抜けの小粋な雰囲気の店に、勤め帰りの20〜50代の会社員や、近隣のマンション住民らが来店する。

 オーナーの阿部芳郎さん(40)は24歳から、国分町2丁目の居酒屋やバーで働いてきた。シャンパンを入れたお礼、花を贈ったお礼などを理由に、同業者が義理で来店し合う文化があったという。

 そうした「2丁目文化」に「少し疲れてしまった」と阿部さんは振り返る。30歳の時に「もっと一般客を相手にしたい」と独立を考え、行き着いた先が国分町3丁目だった。

 店名はスペインの画家サルバドール・ダリが由来。「パレット上で色が混じり合い、多彩な色が生まれるような人が行き交う店に」との願いを込めた。

<個人店目立つ>
 定禅寺通と北一番丁通に挟まれた3丁目は、同店に似た個人経営の小規模飲食店が目立つ。2丁目に比べて家賃が安いためだ。路上に客引きの姿はなく、歩いていても安心感がある。

 店と客の双方から人気を集めるが、地域には今後を心配する声もある。一部の商店や飲食店でつくる「国分町3丁目友和会」会長で仏壇の佐正社長の佐藤晶洋さん(66)は「にぎわうのはありがたいが、事故や事件が増えないか」と複雑な表情を浮かべる。

<夜の往来増加>
 最近は酔客を目当てにした代行タクシー業者の路上駐車も目立つ。夜間の人通りが増えたことを踏まえ、友和会は今後、防犯カメラ6台を国分町通などに設置する予定という。

 3丁目の発展は、国分町という街が拡大しながら人を引きつけ続けていることの証しだ。ただ、サルバドールの阿部さんは「急いで2丁目のような繁華街を目指すべきではない」と語る。

 街がパレットなら、訪れる人は色。さまざまな人間模様が混ざり合い、そこでしか見られない色合いを醸し出す-。阿部さんは、そんな3丁目であってほしいと願う。

3107荷主研究者:2018/04/15(日) 10:34:58
この辺の模様
http://www.mapion.co.jp/m2/38.12527208,140.7221338,16/poi=L04105010400000000204

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=20378
2018/3/30 日刊建設新聞 宮城版
村田末広町にBP450m 町道との立体交差を検討 県道岩沼蔵王線(県大河原土木)

 県大河原土木事務所は、柴田郡村田町村田末広町で、県道岩沼蔵王線のバイパス(BP)道路を整備する。BP道路は末広町道路として延長約450mの整備を計画。途中で川をまたぐ2橋を新設するほか、町道との立体交差(オーバーブリッジ)を検討している。総事業費は現時点で25億円程度を試算。34年度の全体完成を目指す。30年度は9000万円程度の予算を用い、道路や橋の詳細設計業務と、オーバーブリッジの予備設計業務などを委託する考え。

 末広町道路は、東北自動車道の東側で岩沼蔵王線が県道亘理大河原川崎線と交差する場所から、東側に向かって整備し、白鳥神社と町立村田第1中学校の間を抜け、仙台村田線と岩沼蔵王線が交差する場所に接続させる。

 途中で交わる荒川には橋長約78mの橋、一本松川には橋長約19mの橋を架ける。町道と交わる場所は、オーバーブリッジで立体交差させ、末広道路の上に町道を通す計画だ。オーバーブリッジの工事は機能補償として、県が町に代わって行う。

 末広道路の標準幅員は、車道が3m×2、停車帯が1.5m×2、自転車歩道が3.5m×2で全幅16mを確保する。交差点付近は右折レーンや左折レーンを設けるため、これよりさらに広くなる。

 道路の予備設計業務は大日コンサルタント(仙台事務所・仙台市青葉区)に委託し、すでに完了済み。地質調査業務はダイワ技術サービス(仙台市宮城野区)が担当した。

 川に架ける2橋の予備設計業務は一括して1日に指名競争入札を開札し、ニュージェック(東北支店・仙台市青葉区)が1055万1000円で落札した。同業務では2橋の構造や架設方法などを提案してもらう。

 村田地区の岩沼蔵王線は、一部区間が都市計画道路の小池石生線と重複している。11年に都市計画決定し、全幅16mの道路を整備することになっているが、現道は幅員7m程度で、沿線に住戸が建ち並んでおり、思うように拡幅が進んでこなかった。

 仮に現道拡幅となれば沿線の住戸移転が必須で、昔ながらの街並みを崩すことになり、時間や費用もかかるため、ショートカットする形で道路を付け替えることにした。2月23日には都市計画変更の告示を行い、ルートの見直しを決定した。

 岩沼蔵王線は、東北自動車道の村田インターチェンジから岩沼側へのアクセスルートになっている。BP路線を整備して機能強化することで、岩沼方面の沿岸部と、村田町や蔵王町が位置する内陸部とのアクセス向上を図る狙い。

3108荷主研究者:2018/04/15(日) 11:41:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180402_11028.html
2018年04月02日月曜日 河北新報
「なとりん号」路線改定 JR名取駅前―閖上の循環線を新設

東部閖上循環線の第1便を見送る関係者

 宮城県名取市は1日、乗り合いバス「なとりん号」の運行系統を改定した。東日本大震災で被災し、現地再建が進む閖上地区とJR名取駅前との循環路線新設などが柱。バリアフリー法に対応した車両も新たに導入し、高齢者らの日常生活の足を確保する。

 市内各地に走らせていた12路線のうち、上余田地区への路線を廃止して「東部閖上循環線」を開設。「館腰植松線」を岩沼市の総合南東北病院まで運行させるよう改めた。ワゴン車タイプのバリアフリー法対応車は5台配備する。

 名取駅前であった出発式で、山田司郎市長は「運賃据え置きのまま運行距離は1.4倍になる。利便性が増すので今後も利用してほしい」と呼び掛けた。

 2017年度のなとりん号の利用者は約40万人。運行開始当初の08年度に比べ約22万1000人増えた。

3109荷主研究者:2018/04/15(日) 11:42:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180402_13021.html
2018年04月02日月曜日 河北新報
<アングル宮城>東北の「笑い」満開 仙台に常設寄席「花座」開場

【満席】「魅知国定席 花座」のこけら落としで、落語を披露する地元の六華亭遊花さん。東北弁の語りが満席の会場を笑いで包み込んだ=1日午後、仙台市青葉区一番町4丁目

 桜の便りとともに、杜の都に笑いの花が咲いた。常設の寄席としては東北初の「魅知国(みちのく)定席(じょうせき) 花座(はなざ)」が1日、仙台市青葉区一番町4丁目にオープン。

 にぎやかな出ばやしを響かせて落語家や漫才師らが次々に登場し、軽妙な語りの芸で満員御礼の客席をうならせた。

 「大好きな仙台から、郷土愛あふれる演芸を発信したい。ぜひ生の芸を味わって、体で笑いを感じてほしい」。席亭を務める白津守康さん(56)は多くの人の来場を期待している。

 名誉館長には落語芸術協会(東京)の桂歌丸会長(81)を迎えた。毎月1〜5日と21〜25日は同協会と共催の定席寄席。その他の日には、東北弁による落語や漫才、マジック、講談、津軽三味線などが披露され、東北の「笑いの殿堂」としてにぎわいそうだ。(写真部・小林一成)

3110荷主研究者:2018/04/15(日) 11:48:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180403_12029.html
2018年04月03日火曜日 河北新報
<仙台空港>17年度の旅客数最多343万人 初の黒字へ

旅客数最多を記録した仙台空港

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が2日発表した2017年度の同空港の旅客数(速報値)は前年比8.7%増加の343万8630人で、過去最多を記録した。新規路線の就航などが奏功した。同社は17年度の営業損益が初の黒字になる見通しも明らかにした。

 国内線の旅客数は315万8243人で、前年に比べ7.5%増えた。スカイマーク(東京)が昨年7月運航再開した神戸線や、ピーチ・アビエーション(大阪)が9月新設した札幌線が寄与した。

 国際線は24.4%増の28万387人。訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加に加え、ピーチが9月に就航させた台北線などが押し上げた。

 仙台空港の旅客数はこれまで06年度の338万人が最多。17年度当初に同社が目標として掲げた341万人もクリアした。宮城県庁で記者会見した岩井卓也社長は「エアポートセールスが実を結んだ」と語った。

 18年度の目標旅客数は369万人に設定した。岩井社長は「(ユナイテッド航空の)グアム線の運休など今期の出だしは楽観できる状況にはない。高い目標設定だが、頑張って達成したい」と話した。

 同社は16年7月の仙台空港完全民営化から5年以内の営業黒字化を視野に入れていたが、早くも2年目で達成の見通しとなった。旅客数の増加やコスト削減が要因となった。

3111荷主研究者:2018/04/22(日) 10:30:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180403_14007.html
2018年04月03日火曜日 河北新報
<ベガルタ>ユアスタ魅力アップで観客数もアップを!イベントやチケット新企画続々

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180403kahoku01.JPG

平瀬さん(右)の指導を受け、ピッチで腹筋などの運動に取り組む参加者。スタジアムの魅力を高め、集客増を目指す

 サッカーJ1仙台が集客アップに本腰を入れている。ホームのユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)での各種イベントの開催や割安なチケット販売など、新たな試みを企画。ファン層を拡大させ、集客動員の伸び悩みに歯止めを掛けたい考えだ。

 3月31日のホーム長崎戦の試合開始前。人けの少ないピッチで子どもを含む男性13人が体を動かした。クラブが初めて企画した「男の運動教室」。元日本代表で仙台のクラブコーディネーター平瀬智行さん(40)の指導を受け、腹筋やスクワットなどで心地よく汗を流した。

 参加者らは、普段は立つ機会がないピッチの芝の上で運動を楽しんだ様子。クラブの担当者は「スポーツをより楽しむ機会を提供し、集客にもつなげたかった。好評なら続けていきたい」と話した。

 この他にも、今季はクラブが新たな企画を次々と打ち出している。チケット販売では、割安な2、4、6人用やオリジナルのタオルマフラー付きなどを通年で取り扱う。

 スタジアム内で飲食を販売する15店舗を「ベガフーズ」の名称で統一ブランド化し、共同でイベントを実施。長崎戦ではビール2杯とおつまみのセットを1000円で販売する「1000ベロ(せんべろ)」を行い、好評を得た。

 クラブの庄子勝裕広報課長は「スタジアムに足を運んでもらえるよう魅力を創出することで新規ファンを拡大させ、満員になった観客の応援をチームが力にして白星を重ねる好循環につなげたい」と意欲を見せる。

 背景には観客動員の伸び悩みがある。クラブが毎年発表する決算見通しによると、近年の1試合の平均入場者数(グラフ)はJ1復帰を果たした2010年の1万5409人をピークに、昨年は1万2596人まで減った。西川善久社長は「これ以上入場料収入を落とすわけにいかない」と危機感を表す。

 今後も新企画の実施のほか、長期的には女子サッカーの普及など地域貢献活動を通じてクラブの認知度を高める方針。西川社長は「リーグ戦で1試合平均最低1万5000人の観客を確保し、(現在6億円台の)入場料収入を7億円台に乗せたい」と目標を示す。

3112荷主研究者:2018/04/22(日) 10:36:45

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/04/03 建設新聞
仙台市岩切山崎今市東土地区画整組準備委 区画整理事業・フジタが業務代行予定者に
JR貨物T移転に伴い新たな物流拠点形成へ

 JR貨物・仙台貨物ターミナル駅の移転先隣接地である宮城県道8号仙台松島線(通称・利府街道)沿いで、流通業務施設の集積を見込む土地区画整理事業を計画している仙台市岩切山崎今市東土地区画整理組合設立準備委員会(髙野秀策委員長)は、公募型プロポーザル方式で業務代行予定者を選定した結果、フジタに決定し、3月29日付けで業務協定(覚書)を締結した。同プロポーザルにはフジタと戸田建設の2社が参加した。

 施行区域は、仙台市宮城野区岩切1丁目、岩切山崎、岩切今市東地内の約51㌶。国道4号バイパスから東側へ利府街道沿いに広がるエリアとなる。施行区域南側はJR東北本線の線路を挟んで仙台貨物ターミナル駅の移転先予定地になっている。

 土地利用計画は、利府街道とJR線路の間に位置し、現状は主に農地となっている一帯を流通業務施設用地とする。利府街道を挟み反対側は、店舗などが立地している現在の土地利用を生かした沿道サービス・業務施設用地として計画しており、さらにその西側に住宅用地や近隣サービス施設用地、公園などを配置する予定だ。

 今後の事業スケジュールについては、市街化編入に係る都市計画決定の告示を経て、現況測量や基本設計、環境アセスメント、組合定款および事業計画作成といった準備作業を進め、2020年12月の組合設立認可を目指す。21年ごろから造成工などに着手して25年ごろまで関連工事を行い、保留地処分を含む事業完了は26年12月を見込んでいる。

 本事業とJR貨物ターミナル移転の相乗効果により、新たな物流・流通拠点地区が形成されることで周辺地域の活性化が期待される。

2018/04/03付一面に掲載。

3113荷主研究者:2018/04/22(日) 10:41:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180404_12004.html
2018年04月04日水曜日 河北新報
杜の都信金が仙台・国分町に新本店ビル 創業地近くに帰る形で本店機能集約へ

新本店ビルの建設地。現在は旧ビルの解体作業が続く

 杜の都信用金庫(仙台市)は、仙台市青葉区国分町3丁目に新本店ビルを建設する。5月に着工し、来年4月完成の見込み。現在の本店営業部(青葉区国分町3丁目)と、中央支店本部ビル(青葉区中央1丁目)にある本店機能を新本店に移して集約化し、顧客の利便性確保や業務効率化を図る。

 新本店は、東京エレクトロンホール宮城北側のビル跡地約1200平方メートルに建てる。地上6階、地下1階で、本店営業部が1、2階に移転し、中央支店本部ビルの総務や経営企画、監査などの各部門が3階以上に入る。ビル西側と地下に駐車場を設ける。

 杜の都信金は2005年に仙台、塩釜両信金が合併して誕生。定禅寺通沿いにあった旧仙台信金本店ビルが老朽化したため、07年12月完成の中央支店本部ビルに実質的な本店機能を移した。

 本店営業部は旧本店ビルの売却後、新しく建設されたオフィスビルの1、2階に入居。19年に賃借契約期限が迫り、賃料負担が大きかったことも新本店建設を後押しした。

 鈴木秀彦常務理事は「創業の地に近い場所に本店が戻る形になる。従来の本店営業部は顧客が増え手狭になっていた。新本店への移転によって顧客が利用しやすく、職員も働きやすい環境にしたい」と説明した。

 中央支店本部ビルには中央支店とシステム管理などの部門が残り、空きフロアについては公共スペースとしての活用を検討する。同信金は「具体的な方針はまだ決めていないが、自治体と連携して地方創生につながるような活用策を考えたい」と話した。

3114荷主研究者:2018/04/22(日) 10:42:34

http://yamagata-np.jp/news/201804/04/kj_2018040400080.php
2018年04月04日 15:08 山形新聞
高速バス、道の駅「米沢」も経由へ 米沢-仙台線、20日から

 今月20日の道の駅「米沢」のオープンに合わせ、山交バス(山形市)は同日からジェイアールバス東北(仙台市)と共同運行している高速バス米沢―仙台線を、道の駅「米沢」を経由するルートに変更する。所要時間は15分ほど短縮し、約2時間となる。料金は変わらず、お得な6回券を新たに販売する。

 新ルートは上杉神社前を出発後、新たにJR米沢駅東口と道の駅「米沢」を経由。米沢中央インターチェンジ(IC)から東北中央自動車道に入る。これまで停車していた市役所と山交バス米沢営業所は廃止する。仙台市では電力ビル前停車を広瀬通一番町に変更。東北楽天ゴールデンイーグルスのホーム試合がある日には、宮城球場前まで運行する(降車のみ)。

 ルート変更に合わせてダイヤも改正。通勤通学に利用しやすいよう、始発時間を大幅に早めるなどした。山交バスによると、昨年11月の東北中央道福島―米沢間全線開通以降、同道を通るルートに変更し、利用客は1割弱増えたという。同社の担当者は「さらに早く便利になる。いろいろなお客さまに利用してもらいたい」と話している。

 米沢―仙台線は1日6往復で、両社が3往復ずつ運行する。料金は片道1960円、2回券3500円。新たに販売する6回券は1万円。問い合わせは山交バス米沢営業所0238(22)3392。

3115荷主研究者:2018/04/22(日) 10:51:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180405_13057.html
2018年04月05日木曜日 河北新報
仙台の福島美術館今年限り 建物老朽化し解体

今年末に休館する福島美術館

 仙台市の実業家福島禎蔵氏(1890〜1979年)のコレクションを展示する若林区土樋の民間美術館「福島美術館」が今年末に休館することが4日、分かった。運営する太白区の社会福祉法人・共生福祉会によると、建物が老朽化し、大規模修繕が難しいため解体する。収蔵品は他の美術館に寄託し、共生福祉会が所有する別の建物で展示再開を目指す。

 美術館は1980年開館。共生福祉会を創設した禎蔵氏と祖父運蔵氏、父与惣五郎(よそごろう)氏の3代で集めた書、絵画、工芸品など約3000点を所蔵・展示する。

 禎蔵氏は大正から昭和期にかけ「フジビール」を製造していた東洋醸造や東洋刃物の創設に関わったほか、伊達家や大年寺(太白区)の文化財が散逸するのを防ぐため、仙台藩主や仙台四大画家の東東洋らが描いた書画などを集めていた。

 東日本大震災で外壁などが損傷したため休館し、全国から寄付を集めて2012年に再開した。築45年のビル(4階)は雨漏りに悩まされる上、エレベーターが更新時期を迎えていた。

 共生福祉会は3月に評議員会を開き、休館を決めた。3月末で常設展を終えており、今月17日以降は8期に分けてテーマ別に所蔵品を陳列。12月22日で展示を終了する。

 美術館長を務める市川義直・共生福祉会長は「法人全体で福祉事業の再構築を進める中、土樋以外の場所で展示スペースを確保していきたい」と話す。

3116荷主研究者:2018/04/22(日) 10:53:38
>>3079
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180405_13056.html
2018年04月05日木曜日 河北新報
「切られる日が一日でも延びて」仙台・銀杏町の桜今年も 市道拡幅で伐採予定

更地に花を咲かせた桜=仙台市宮城野区銀杏町

 仙台市道拡幅のため更地になった場所に1本だけ立つソメイヨシノが、今年も住民に春の到来を告げた。

 更地は元々、宮城野区銀杏町の佐藤和子さん(86)方の庭。1年半前に87歳で亡くなった夫の直度(なおのり)さんと1963年、長女の幼稚園入園を記念して植えたのがこの桜だった。

 毎年、庭を手入れして開放してきた。夜はライトアップし、見事な枝ぶりで観桜客を楽しませた。

 ところが市道拡幅に伴って、桜のある区画は昨年11月に市に移管された。拡幅計画では、桜は車道の真ん中。2024年3月完成予定の市道工事が始まれば伐採は免れないが、その時期はまだ決まっていない。

 市北道路建設課の今野俊徳課長は「関係団体との協議や設計、用地取得にかなりの時間がかかる」と話す。

 3月30日に開花した桜は見頃を迎えた。佐藤さんは「今年も頑張って咲いてくれた。切られる日が一日でも延びてほしい」と願う。

3117荷主研究者:2018/04/22(日) 11:26:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180410_12005.html
2018年04月10日火曜日 河北新報
国道4号沿いにホテル「ルートイン仙台東」開業

仙台バイパス沿いに開業したルートイン仙台東

 ルートインジャパン(東京)は9日、ビジネスホテル「ルートイン仙台東」を仙台市若林区六丁の目に開業した。宮城県内ではグループ13カ所目のホテル。

 国道4号仙台バイパス六丁目交差点の北東側に立地。鉄骨13階で、客室数は276。東北では盛岡市の盛岡駅前(281室)に次ぐ規模となる。

 宿泊に加え、周辺企業のビジネス利用をターゲットにして会議室も設けた。夢メッセみやぎ(宮城野区)や宮城県総合運動公園(利府町)などでのイベント需要も見込む。

 佐々木陽太マネージャーは「地域に愛され、必要とされるホテルを目指す」と話した。

 通常シングル1泊(朝食付き)7200円から。27日まではオープン記念で6000円に割り引く。

3118荷主研究者:2018/04/22(日) 11:26:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180410_12007.html
2018年04月10日火曜日 河北新報
CLT材を活用した国内初の高層建築 三菱地所が仙台にマンション

CLTの床材を使った高層マンションのイメージ図

 三菱地所は直交集成板(CLT)を床材に活用した国内初の10階建て高層マンションを、仙台市泉区高森2丁目の泉パークタウン内に建設する。これまでCLTを使った建物は、高くても5〜6階の中層にとどまり、今後の木造建築のモデルケースとなる可能性がある。3月下旬に着工し、来年2月の完成を予定している。

 マンション建設地は、大型商業施設「仙台泉プレミアムアウトレット」の目の前にあり、延べ床面積約3600平方メートル。総戸数は39戸で、1室の専有面積は51.44〜89.43平方メートル。間取りは2LDKと3LDKの2タイプある。

 建物の構造は、CLTと鉄骨を組み合わせた。このうち4〜10階のCLT床材は、国の認定を受けた2時間の耐火性能を持つ素材で、国内の建築物では初めて使われる。工期も鉄筋コンクリートの建物と比較して約3カ月の短縮になるという。

 三菱地所は昨年、CLTの専門部署を設け、事業化に向けた研究開発を進めてきた。CLT活用で工事費の低減や工期の短縮が可能となるほか、将来のCLT建築物の普及促進に向けて、今回のプロジェクトをモデルケースとする考えだ。

 同社の担当者は「今回の事業を通してCLTの高層建築物が一般的になることに加え、CLTの利用が増えれば国内の森林資源の循環に貢献できるはずだ」と話した。

[直交集成板(CLT)]クロス・ラミネーティッド・ティンバーの略で、1990年代に欧州で誕生した構造材。板の層を互いに直交するように積層接着した大型パネル。施工が簡単で工期が短縮でき、断熱性も高い。国産材の使用拡大も期待されている。

3120荷主研究者:2018/04/30(月) 22:48:31

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/04/18 建設新聞
東央ビジネス 一番町テナントビルの新築 用途はホテルなど・20年2月の完成めざす
S11F延べ5134㎡、大和Hの設計・施工

 東央ビジネス(仙台市青葉区一番町4の2の2 安倍るり子代表取締役)は、仙台市青葉区一番町に仙台一番町テナントビル(仮称)の新築を計画し、大和ハウス工業の設計・施工を決めた。

 計画では、仙台市市街地中心部の広瀬通に面した仙台市青葉区一番町4の2の1、2の2ほか地内の敷地面積814㎡に、S11F延べ5134.74㎡のテナントビルを建設。用途はホテル、店舗となっている。

 着工は7月末で、2020年2月中の完成を予定している。

2018/04/18付一面に掲載。

3121荷主研究者:2018/05/06(日) 10:56:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180420_12003.html
2018年04月20日金曜日 河北新報
<七十七銀>仙台・芭蕉の辻支店6月末に閉店

 七十七銀行は、仙台市青葉区の芭蕉の辻支店の店舗営業を6月29日で終了する。入居するビルが建て替え工事を行うため。7月2日から同区の本店で業務を引き継ぐ。

 本店内に支店の名を残した「店舗内店舗」とするため、取引口座はそのまま利用できる。工事後の再移転は行わない方向で、現在の支店の場所周辺に現金自動預払機(ATM)を新設するという。

 同行では東日本大震災で被災した宮城県内沿岸部の支店を店舗内店舗としている例があり、現在は石巻支店内の湊支店(石巻市)と杜せきのした支店内の閖上支店(名取市)が残る。2店の再建計画は未定。

3122荷主研究者:2018/05/06(日) 10:56:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180420_12028.html
2018年04月20日金曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>利用客最多365万超 6年連続の更新

 仙台空港アクセス線の2017年度利用客数(速報値)が365万3024人となり、6年連続で過去最多を更新したことが19日、県のまとめで分かった。前年度と比べて約20万人(6.0%)増えた。

 ◇

 仙台空港鉄道(名取市)が運営する名取-仙台空港間3駅の乗降客数を集計した。駅別では、仙台空港190万1852人(11.2%増)、杜せきのした124万1543人(0.4%増)、美田園50万9629人(1.7%増)。

 同社によると、17年7〜9月、全国高校総合文化祭や全国和牛能力共進会宮城大会など全国規模の催しが県内で開かれ、利用者数が伸びた。格安航空会社などの新規就航や便数増も数字を押し上げた。

 フジドリームエアラインズ(静岡市)が20日、仙台-出雲線を就航させる。仙台空港鉄道の安住順一専務は「今後も空港利用者は増加が見込まれる。アクセス線の利用客がさらに増えるようPRする」と述べた。

3123荷主研究者:2018/05/06(日) 11:11:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180421_12007.html
2018年04月21日土曜日 河北新報
仙台市地下鉄南北線・富沢駅近くにホテルを建設へ 蔵王リース、19年開業

 建設機械リースの蔵王リース(名取市)は、仙台市太白区の市地下鉄南北線富沢駅付近に「ホテルコーラス仙台富沢」を建設する。開業は2019年4月の予定。

 建設資金の一部を融資する商工中金仙台支店によると、ホテルは鉄筋コンクリート6階で99の客室があり、全室がバスとトイレのセパレートタイプ。3月に着工した。

 総事業費は約14億円で、商工中金など4金融機関が計13億円を協調融資。内訳は主幹事の商工中金が5億円、七十七銀行5億円、きらやか銀行(山形市)、仙南信用金庫(白石市)がそれぞれ1億5000万円。契約は今年3月20日付。

 蔵王リースのホテル建設は、13年8月開業の「ホテルコーラス相馬」(相馬市)に次いで2軒目となる。

3124荷主研究者:2018/05/06(日) 11:39:53

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00470988?isReadConfirmed=true
2018/4/25 05:00 日刊工業新聞
ワッティー、仙台で工場竣工式

 【仙台】ワッティー(東京都品川区、菅波希衣子社長、03・3779・1001)は24日、仙台市宮城野区に建設した新工場「仙台事業所」の竣工(しゅんこう)式を開いた。同社では初めての東北での拠点であり、菅波社長(写真)は「社員の提案から進出を決めた工場。震災から立ち上がってきた宮城県民の力を借りながら、成長していきたい」と話した。

 新工場では半導体製造装置メーカー向けガス配管ユニットを製造する。投資額は約7億円。約500平方メートルのクリーンルームを備え、曲げ、溶接、洗浄、検査、梱包(こんぽう)まで一貫で生産する。純水製造装置を導入し、納期短縮を可能にした。

 同事業所は当初10人でスタートし、将来は30人体制にして年商12億円を目指す。

(2018/4/25 05:00)

3125荷主研究者:2018/05/06(日) 11:49:39

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/04/27 建設新聞
久保田HD 積極的に新規不動産投資 仙台市内3カ所で賃貸マンション開発に着手
青葉区本町、若林区新寺、宮城野区鉄砲町東

 総合不動産業の久保田本店を中核とする久保田ホールディングス(仙台市青葉区一番町4の4の33 久保田定代表)が、積極的な不動産投資活動を続けている。仙台市内の青葉区本町、若林区新寺、宮城野区鉄砲町東の3カ所で賃貸マンションを新たに建設する計画を進めている。

 久保田本店(本社・同、同社長)が建設する「本町2丁目共同住宅」(仮称)は、愛宕上杉通から西側に入った青葉区本町2の9の12地内の719.06㎡を建設用地とし、S10F延べ1916.08㎡、総戸数は69戸規模。5月下旬の着工、来年1月末の完成を予定している。

 また、同社が建設する「鉄砲町東3共同住宅」(仮称)新築計画は、宮城野区鉄砲町東3の13地内の416.3㎡を建設用地に、S11F延べ1895.38㎡、総戸数60戸規模。6月上旬の着工、来年2月上旬の完成を予定している。実施設計の作成は2棟ともリオ建築設計事務所(仙台市青葉区)が担当している。

 フロマージュ(本社・同、同社長)は若林区新寺4の7の14地内の敷地面積358.35㎡を建設用地に、S6F延べ760.5㎡、総戸数29戸規模の「新寺4丁目共同住宅」(仮称)について、リオ建築設計事務所の設計、福澤建築工業(青森県八戸市)の施工で近く本格着工し、来年1月上旬の完成を目指している。

 このほか、同じく関連会社のアトラス住販(さいたま市中央区上落合6の18の21 社長・同氏)は、地下鉄東西線・宮城野通駅からほど近い仙台市若林区新寺の「新寺共同住宅プロジェクト」(仮称)(S10F延べ2320.46㎡、総戸数81戸)をリオ建築設計事務所の設計、福澤建築工業の施工で工事を進め、早期完成を目指しているところだ。

 久保田ホールディングスでは、これらのほかにも仙台市中心部の商業ビルや、郊外の商業施設等の用地の取得にも動いており、「物件の特性を見極めた上で、しばらくは積極的な取得を続けていく」(久保田社長)考えだ。

2018/04/27付一面に掲載。

3126荷主研究者:2018/05/06(日) 11:50:30

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180428_62025.html
2018年04月28日土曜日 河北新報
<新常磐交通>いわき-仙台間高速バス 「常磐道経由」新設へ

 いわきと仙台を結ぶ高速バスを運行する新常磐交通(いわき市)が、常磐自動車道を利用した路線を新設することが、東北運輸局などへの取材で27日分かった。国に認可を申請中で6月にも運行を始める。

 新路線はいわき市小名浜の発着とみられる。東京電力福島第1原発事故で被災した福島県双葉郡の広野、富岡両町を経由する予定。郡内ではJR常磐線富岡-浪江間の不通が続いており、仙台直結のバス路線で住民の利便性向上が見込まれる。

 同社とJRバス東北が共同運行するいわき-仙台線は現在、磐越自動車道と東北自動車道を通り、1日7往復している。今後は新路線に切り替える見通し。

 新路線は、いわき市が小名浜に整備した高速バスターミナルを利用。隣接地では今夏、「イオンモールいわき小名浜」がオープンする。

3127荷主研究者:2018/05/20(日) 17:42:27

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=20572
2018/4/28 日刊建設新聞 宮城版
今市福田線 4車線化 本年度から詳細設計 ターミナル岩切移転で(宮城県とJR貨物)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180428sen.jpg

 宮城県と日本貨物鉄道(JR貨物)は4月26日の夜、岩切地区(仙台市宮城野区)への新貨物ターミナル駅移転に関し、宮城野区田子地区で住民への説明と意見交換会を行った。同地区を含む仙台市東部地区町内会は2月に要望書を提出し、新貨物ターミナル駅の移転による交通渋滞など、周辺地域に及ぼす影響への対策などを求めた。同席した仙台市の担当者は、交通量の増加が予想される県道141号今市福田線について、延長約1kmの4車線化に向けて本年度中に詳細設計を進める考えを示した。

 田子地区の説明会は、4月26日の夜に田子市民センターで行われた。事業主体であるJR貨物の関係者をはじめ、宮城県土木部の担当者、仙台市の道路、下水道などの担当者らが出席し、集まった住民約30人に移転事業の内容などを説明した。

 新貨物ターミナル駅の岩切地区への移転は、宮城県がJR貨物から現在の仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区宮城野原)がある敷地約18haを取得し、そこに広域防災拠点を整備することに関係している。JR貨物は宮城野原に代わり、国道4号山崎交差点の北東側に広がる水田地帯23haを取得し、そこに新駅を整備することにした。

 同地区に新駅を建設すると、敷地内にある踏切2カ所が廃止され、既存道路が通行できなくなる。JR貨物と県はこれまで、住民説明会をたびたび開いて周辺への影響などを説明してきた。しかし、生活道路が使えなくなる地域住民からは、不便が強いられることへの不満などが出されている。

 このことから、宮城野区の田子、福田町、仙石など14の町内会で構成する仙台市東部地区町内会は、2月20日付で村井嘉浩知事に対する要望書を提出した。新駅の整備に伴い、貨物車両の増加や予想される交通渋滞、冠水被害に対し、対策などを求めた。

 住民からの要望では特に、交通渋滞への対策を求める意見が多かった。踏切が廃止されると、生活道路として利用している市道余目高江線などの周辺道路が寸断され、代わって今市福田線に交通が流入することが予想される。

 これについて県と仙台市は、現況で2車線の今市福田線を4車線化し、同線とT字交差する県道8号仙台松島線(利府街道)については、右折レーンを延伸するなどの交差点改良を実施する方針を示している。

 説明会では、交通渋滞に対する改善策を求める住民に対し、仙台市の道路担当者は、JR東北本線上に架設された今市福田線の陸橋を含め、約1km区間を4車線に増やす考えを伝えた。現在、概略設計をまとめており、本年度から詳細設計に着手する考え。

 JR貨物は新駅の移転工事を、ことし中に着手する意向を示した。ただし、着工と同時に踏切2カ所が廃止されるわけではなく、当面は周辺道路の通行は確保される見通し。工期は3、4年程度を見ており、造成などが一定程度進んだ段階で踏切が廃止される。仙台市の考えでは、踏切が廃止される前に、今市福田線の4車線化、仙台松島線の交差点改良を終えるとしている。

3128荷主研究者:2018/05/20(日) 17:55:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180502_13008.html
2018年05月02日水曜日 河北新報
<八木山動物公園>レストラン人気 地下鉄効果で気軽にお酒満喫

テラスで食事や酒を楽しむ来園者

 仙台市太白区の市八木山動物公園で、動物を眺めながらお酒を楽しめるレストラン「グーグーテラス」が人気だ。市地下鉄東西線で訪れた人が、気軽にアルコールを楽しんでいるとみられ、関係者は「暑くなる季節。お酒を楽しみに来園する大人がますます増えるのではないか」と入園者の押し上げ効果を期待する。

 市は昨年4月、大人にも動物園を満喫してもらおうとテラスを開設。メニューに生ビールや赤ワインなど酒類をそろえた。「客足は上々」で、休日を中心に注文が集中するという。

 客単価と売上高から、1年間の来客数を約4万人と推計。金集隆幸園長は「家族連れだけでなく、カップルもワインなどを飲んでいる。東西線の開通で、運転しなくても来園できるようになったためだろう」と笑顔を見せる。

 これまでは来園者の多くがマイカーを利用していたが、2015年12月に東西線八木山動物公園駅が開業し、地下鉄を使う人が増えた。入園者は16年度が56万9000人、17年度が57万7000人と増加傾向にある。

 4月29日、孫と一緒に地下鉄で訪れた太白区の建設コンサルタント新田洋一さん(63)はビールなどを注文。「アルコールの提供はありがたい。飲むために来たようなもの」と笑う。

 昨年7月、テラス隣に開設した「ふれあい館」との相乗効果もみられる。ふれあい館はヤギやヒツジへの餌やり体験が子どもたちに人気で、餌やり後、テラスに立ち寄る家族連れが多いという。

 テラスを運営する市公園緑地協会の山崎良美課長は「ふれあい館とグーグーテラスが同時に迎える初のゴールデンウイーク。市内だけでなく遠方からの来園者にも、テラスで動物を見ながらお酒を楽しんでほしい」とPRする。

3129荷主研究者:2018/05/20(日) 18:13:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180508_12033.html
2018年05月08日火曜日 河北新報
半導体関連サワ 東松島に新工場 宮城工場内に建設

新工場を見学する関係者

 半導体製造装置の部品加工・製造のサワ(山梨県上野原市)が、東松島市内にある宮城工場に第2工場を建設した。

 第2工場は鉄骨造で、西側の事務所が2階。東側の工場は1階で、天井を高くした。延べ床面積は約960平方メートル、工事費と設備費計約5億5000万円。アルミやステンレス、鉄を加工し、半導体製造装置大手の東京エレクトロングループなどに供給する。

 4月下旬の落成式には社員ら約30人が出席。山口能史(たかし)社長は「本年度中にフル稼働させ、今後は第3工場も建てたい」と語った。

 宮城工場は2011年4月完成。昨年6月に21人だった従業員は、新工場建設に伴い22人増の43人になった。大半が地元採用で、さらに7人の雇用を予定する。

3130荷主研究者:2018/06/06(水) 22:06:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180510_13052.html
2018年05月10日木曜日 河北新報
<週刊せんだい>書店事情2018(1)駅前は今/3店分野ですみ分ける

(左)多くの書籍が目に付くように高さ約2メートルの書架を設置している丸善仙台アエル店

(右)女性客のニーズがある書籍をまとめて置いているくまざわ書店エスパル仙台店

 週刊せんだいの5月のテーマは「書店事情2018」です。仙台市中心部では東日本大震災後、大型書店が相次ぎ閉店しました。本離れ、インターネット通販や電子書籍の普及…。苦戦を強いられる街の書店も、手をこまねいているだけではありません。活路を見いだそうとする取り組みや、古書店に生じている変化など、書店の現状を紹介します。

 本に関わる仕事をしている人、本を愛する人が書店でどのように、何に着目して本を選ぶのかを語るインタビューも掲載します。

 ◇

 「長引く出版不況で書店の未来は八方ふさがりだ」。仙台市の金港堂社長で宮城県書店商業組合の藤原直理事長(67)は、こう吐露する。

<読書離れ深刻>
 年々増していく読書離れを根本に、ネットの通販やコンビニの台頭、電子書籍の普及などで書店は苦境に立たされている。同組合によると、仙台市内の加盟店舗数は1992年の171店をピークに減少の一途で、4月末現在で38店となっている。

 出版科学研究所(東京)の調べによると、2017年の紙の書籍と雑誌の販売額は、全国で約1兆3701億円。前年比6.9%減で13年連続の減少だ。

 藤原理事長は「スマートフォンなどの普及で紙の本にお金を出さなくなった上、読む時間も減っている」と顔を曇らせる。

<高い書架設置>
 仙台市内の書店も改装や品ぞろえに知恵を絞り、窮地を打破しようと懸命だ。その象徴的な場所が、大型店が集中するJR仙台駅西口付近だ。

 丸善仙台アエル店は、17年10月に大幅に改装した。(1)より多くの書籍が目に付くように高い書架を設置(2)児童書の売り場を客の出入りの多い入り口付近に移動(3)漫画本の売り場面積の倍増-を柱に据えた。中崎悠人店長(38)は「書店としての総合力で勝負する。売り上げは何とか現状維持できているが、安心できる状況ではない」と厳しい表情で話す。

 「学都の書店として専門書の手厚さで勝負している。約30万冊の書籍のうち専門書が半分近くを占めている」。こう語るのは、ジュンク堂書店仙台TR店の石原聖店長(42)だ。医学の専門書と漫画本は姉妹店の丸善仙台アエル店が扱い、両店が品ぞろえを補い合っている。

<女性向け充実>
 くまざわ書店エスパル仙台店(金子圭太店長)は、ファッションビル内という地の利を生かし、女性向けの美容や健康、料理などの書籍を店の入り口付近にまとめて置いている。50代の専門学校の女性講師は「女性に親切な品ぞろえと棚作りなので、仕事帰りによく足を運ぶ。思いもよらないすてきな本と出合える」と笑顔を見せる。

 JR仙台駅前の書店事情は、16年前に大型店の進出などで「仙台駅前書店戦争」と称された。東日本大震災後に店の変遷があったが、今も激戦区であることに変わりはない。本が売れない時代に3店の店長は深刻な危機感を抱いている。「うまくすみ分けて、書店業界全体を活気づけないといけない」と口をそろえる。

3131荷主研究者:2018/06/06(水) 22:08:05
>>3130-3131 続き

 ◇

 出版不況の中、活路を見いだそうとしている仙台市内の書店関係者の取り組みを紹介する。

◎本屋さん私の歩き方/作家・伊坂幸太郎さん 思わぬ出合いが魅力

 仙台市在住の人気作家や編集者、読書家に書店での思い出や楽しみ方などを聞いた。

 ◇

 書店は僕の生活になくてはならない存在です。自分の本を置いてくれていることはもちろんですが、純粋に本を買う意味でもすごく大事です。最近はネットで本を買うことも増えてはいますが、ネットで買ってみたら、意外に期待していた内容ではなかったり、必要な情報が載っていなかったりすることがあるんですよね。

 その点、書店で本を手に取れば内容は確認できます。僕は文庫本を買う時には、解説文を読んでから買うかどうかを決めることも多いんです。お目当ての作家の隣にあった別の作家の本を何げなく買ってみたら、すごく面白かった経験もあり、思わぬ出合いみたいなものが、リアル書店の魅力なんでしょうね。

 仙台市内の書店を巡って感じていることは、品ぞろえが豊富で便利だということです。気になる本は探せば大概は見つかります。ただ、市中心部のなじみの路面店の閉店が残念です。

 僕は小説家なので活字の本ばかり読んでいると思われがちですが、漫画も大好きなんですよ。小説以上に漫画はお店によって推している本が違っている気がします。JR仙台駅近くの喜久屋書店仙台店は品ぞろえが豊富です。駅ビル2階のブックエキスプレス仙台北口店も独特な漫画をたくさん並べています。

 バスケットボールを題材にした傑作の少年漫画「あひるの空」(日向武史)も、ブックエキスプレス仙台店でたまたま見つけたことで気に入って全部そろえたんですよ。

 僕は新刊本を出すと、仙台の書店にサイン本を置いてもらいます。仙台市内の書店用に1000冊、仙台以外に100冊ぐらいなので偏りがすごいんですけど。仙台の書店は僕を15年前から変わらずに応援してくれていて、本当にありがたいです。

[いさか・こうたろう]1971年千葉県松戸市生まれ。東北大法学部卒。「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門、「ゴールデンスランバー」で山本周五郎賞と本屋大賞を受賞。46歳。仙台市青葉区在住。

3132荷主研究者:2018/06/06(水) 22:11:06
>>2748
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=20630
2018/5/10 日刊建設新聞 宮城版
予備設計9kmを公告 仙台東道路の計画プロポ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は9日、「仙台東部地区幹線道路整備計画検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。同業務では、仙台東道路の整備計画を検討するとともに、検討に必要な延長9kmの道路予備設計を作成する。プロポは16日まで参加表明書、6月7日まで技術提案書を受け付け、審査を経て委託先を特定する。

 仙台東道路は、仙台の都心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路に指定されている。県や仙台市はその整備実現に向け、国交省に対して整備計画の作成を要望し続けてきた。

 東北地方整備局ではこれまで、仙台都市圏の道路整備という位置付けで複数年にわたり調査を進めてきた。本年度になって初めて「仙台東道路」の路線に限定する形で、調査費が予算化されていた。

 今回の業務では、仙台東部地区で解決すべき道路交通と地域の課題や、仙台東道路の必要性と整備方針を整理し、具体的な道路整備計画とともに、計画段階の評価について検討を行う。併せて、道路予備設計を作成する。

 具体的な業務内容は▽課題等に関する意見聴取と結果のとりまとめ▽道路整備計画の比較評価資料作成▽社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会資料作成▽延長9kmの道路予備設計──となる。履行期間は31年2月28日まで。

 プロポの参加資格は、東北地方整備局から建設コンサルタント業務の資格認定を受けている単体企業、または設計JV。業務実績として、20年度以降に完了した国や地方公共団体などの道路網・道路計画に関する業務、または同種業務の研究実績を求める。

 技術提案を求める評価テーマは[1]地域の課題や道路交通上の課題を踏まえ、意見聴取の対象となる道路利用者を的確に抽出する際の着眼点[2]地域の課題や道路交通上の課題等に関する意見聴取の結果から、道路整備計画を検討し、理解しやすい委員会資料をとりまとめる際の着眼点──となっている。

 なお、28年度は仙台都市圏の道路整備計画検討業務を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、29年度は仙台都市圏の幹線道路整備計画検討業務をパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

 仙台東道路に関しては県も28年度に仙台東部地区道路ネットワーク検討調査業務を片平エンジニアリング(東北支店・仙台市青葉区)、仙台東部地区道路調査業務を中央復建コンサルタンツ(東北支社・同)に委託したことがある。

 県が構想する仙台東道路は、仙台市中心部から仙台東部道路までを結ぶ自動車専用道路。仙台市内の渋滞解消や物流面の強化、観光振興だけでなく、宮城野原地区に設ける広域防災拠点の機能強化をも視野に入れている。

3134荷主研究者:2018/06/06(水) 22:23:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180515_12035.html
2018年05月15日火曜日 河北新報
<仙台空港>旅客343万人に 初の黒字達成 民営化2年目の17年度

仙台国際空港

 仙台国際空港は14日、2017年度決算と18年度事業計画を発表した。民営化2年目の17年度は初の黒字化を達成。18年度はピア棟の運用開始のほか、2次交通のバス路線拡充などを計画する。

 17年度は過去最高の旅客数343万人を記録して航空系収入が伸びたのに加え、免税店の売り上げなど非航空系でも増収。当期純利益1億900万円を計上し、黒字決算となった。

 18年度の旅客数目標は369万人に設定。JR仙台駅経由のバスの運行を予定しているほか、送迎客らが利用しやすい駐車場の料金改定も実施する。

 同社は16年度の民営化の際に国と結んだ協定で、同年度内に実施するとした監視カメラの増設や大型ビジョンの設置など3項目が遅れていることを報告。いずれも今秋までに整備する。

 岩井卓也社長は「設計の見直しや最新技術の導入などで時間がかかった。遅れてはいるが、確実に実行する」と説明した。

3136荷主研究者:2018/06/06(水) 22:48:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180518_13034.html
2018年05月18日金曜日 河北新報
<イオン仙台卸町>東西線でお得!イクスカでWAONゲット 今秋オープン

 仙台市若林区卸町に大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」(仮称)が今秋オープンするのに合わせ、市交通局とイオンリテール(千葉市)はIC乗車券「イクスカ」で市地下鉄東西線に乗って来店すると、WAONのポイントがたまるサービスを検討している。

 市交通局によると、イオン店内に設置する端末でイクスカを読み取り、来店当日の東西線の乗車記録があれば、自動的にポイントが付くような仕組みを想定する。事前にイクスカとイオンのカードを関連付けておく手続きが必要になる。

 来店ごとに何ポイント付与するかなど、詳細は両者で詰めている。イクスカ自体にポイントはたまらない。

 出店予定地は東西線の卸町駅に近く、イクスカとの連動サービスで利用増を見込む。商業施設とイクスカの同様の連携は、市地下鉄南北線泉中央駅前に「セルバテラス」が開業した2016年11月以来となる。

 市交通局経営企画課の担当者は「今回は東西線開業後、最も大きい沿線の商業施設オープンとなる。集客力が地下鉄の利用も押し上げてほしい」と期待する。

3137荷主研究者:2018/06/06(水) 22:50:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180519_62034.html
2018年05月19日土曜日 河北新報
<阿武急>2年連続赤字 定期収入減少が影響

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は18日、2017年度決算を発表した。純損失は4286万円で2年連続の赤字となった。

 輸送人員は前年度比1.5%減の248万328人で、鉄道事業営業収入も1.7%減の6億8342万円だった。通学、通勤定期収入の減少が響いた。

 累積赤字は10億7493万円。沿線の人口減に伴う慢性的な利用者数低迷に加え、車両点検やトンネルの修繕など施設維持費もかさみ、赤字が膨れ上がった。

 同社はダイヤ維持のため車両全20両を新車両に更新する方針で、本年度から沿線自治体や国などの財政支援を受けて作業に着手。本年度は約4億6000万円で老朽化車両2両を更新する。

3138荷主研究者:2018/06/06(水) 22:57:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180522_11016.html
2018年05月22日火曜日 河北新報
<仙台・青葉山公園センター>旧片倉邸を一部再現 市、最終設計案を公表

大橋から眺めた公園センターの完成イメージ。広場の奥に旧片倉邸を一部再現した建物を配置する

 仙台市は21日、青葉区の青葉山公園のうち、公園センター(仮称)地区の最終設計案を公表した。地区全体を仙台城の御裏林(おうらばやし)(現東北大植物園)に対する「オモテ林」と位置付け、建物は仙台藩の重臣・片倉家の屋敷を一部再現する。

 センター地区は敷地約3万平方メートル。北西角のエントランス広場に白壁調の塀を配置し、武家屋敷のたたずまいを演出する。建物の北側には仙台の屋敷林をイメージした庭園、南東側には約8000平方メートルの中央広場などを設ける。

 建物は平屋で延べ床面積は約2500平方メートル。旧片倉邸の柱割図などから御広間、大書院、回廊などの形状を復元する。県産材で木造化や木質化を図り、武家屋敷の雰囲気に近づける。

 建物内にはテラス席があるカフェ、庭園と一体の交流体験スペース、仙台城跡の資料があるライブラリーを配置。仙台の祭りを紹介する情報ラウンジは、七夕飾りが展示できるよう6.5メートルの天井高を確保する。

 センター地区の設計には市内の総合公園としては初めて、業者と市民が一緒にデザインを練る手法を採用した。昨年12月から計7回のデザインレビューなどを開催し、延べ471人の市民が意見やアイデアを出し合った。

 最終設計案は27日、青葉区の仙台国際センターで開くファイナルデザインレビューで市民に説明する。10月から業者が実施設計に入り、2019年度の着工、21年度の完成を予定する。

3139荷主研究者:2018/06/06(水) 22:59:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180522_12043.html
2018年05月22日火曜日 河北新報
<インバウンド>仙台の外国人宿泊最多 17年は16万人超、台湾からが3割

 2017年の仙台市内の外国人宿泊者は前年比31.3%増の16万8632人で、過去最多を更新したことが21日、市の観光客入り込み状況調査で分かった。アジアからの訪日外国人旅行者(インバウンド)が大幅に伸びた。

 13〜17年の外国人宿泊者数はグラフの通り。5万5871人だった13年の3倍に増えた。国・地域別では台湾が3割を占めて最も多く、中国、米国、タイが続いた。

 市文化観光局は「台湾からは個人旅行者が多い。仙台-台北間に定期便が毎日就航し、昨年9月の格安航空会社の就航も誘客拡大を後押しした」と分析した。

 日本人を合わせた全体の宿泊者は3.5%増の572万8427人。市中心部の宿泊者は3.9%増の約430万人で、全体を押し上げた。秋保温泉や作並温泉はほぼ前年並みだった。

 全体の観光客は0.7%減の2200万1714人。雨で仙台七夕まつりやみちのくYOSAKOIまつりの来場者が減ったのが響いたが、過去最高だった15年以降、2200万人を超える水準が続いている。

3140荷主研究者:2018/06/13(水) 21:45:09

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/05/24 建設新聞
仙台市大和町 大翔 大和町5丁目マンション(仮称)新築
山一地所の施工で本格着工へ

 大翔(仙台市若林区伊在2の1の2 下山勉代表)は、仙台市若林区大和町に建設する賃貸マンション「大和町5丁目マンション」(仮称)新築計画について、山一地所の施工を決め、近く本格着工する。実施設計の作成は構創企画ABE一級建築設計事務所が担当している。

 建設場所は、仙台市若林区大和町5の802の3ほか地内の敷地面積524・76平方㍍で、地下鉄東西線・卸町駅からほど近い交通至便な場所。

 建設するマンションはRC造10階建て、延べ2099・79平方㍍で、総戸数は63戸を見込んでおり、完成は2019年10月末を予定している。

 不動産開発・運用事業も主力業務の一つとする同社では、昨年春に地下鉄東西線の荒井駅近くにハイスペック賃貸マンション「ディーグランレジデンス荒井」(約30戸)を完成させたほか、昨年末には仙台市宮城野区東宮城野にある旧UR住宅3棟(全約440戸)を取得し運営を始めている。

 同社の下山社長は今回の計画について「イオンの新たなショッピングセンター開業も予定されている地下鉄卸町駅周辺地区は今後いっそうの発展が見込まれている。新たなレジデンス供給がこの地域に集まる人々の受け皿になれば」と話し、「今回の計画のほかにも東西線の仙台駅以東エリアで2〜3件のレジデンスを中心とした開発計画を考えている」ことを明らかにしている。

2018/05/24付一面に掲載。

3141荷主研究者:2018/06/13(水) 21:52:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/05/25 建設新聞
仙台市新寺 関電不動産開発 分譲マンションの新築
INA新建築研究所で設計進む

 関電不動産開発(東京都中央区京橋1の11の8 石黒敦東京支社長)が仙台圏を中心とした東北地区での事業展開を本格化させている。

 仙台市若林区新寺では、分譲マンション「仙台市若林区新寺2丁目マンションプロジェクト」(仮称)の新築を計画しており、INA新建築研究所が実施設計の作成を進めている。

 建設場所は、JR仙台駅東口から徒歩10分の好立地となる仙台市若林区新寺2の8の1ほか地内の敷地面積1931・44平方㍍。四方を道路に囲まれ、南側には遊歩道を見下ろす閑静な佇まいが特徴的な場所に、RC造12階建て、延べ1万0107・64平方㍍の全戸南向き分譲住宅を建設する。オール電化仕様の2〜4LDKタイプで、専有面積55〜92平方㍍の住戸を全16プラン、総戸数106戸を設ける計画。最上階には広めのスペースを確保したオーダーメイドタイプの住戸配置も考えているという。近く施工者を決定し、7月上旬の着工、2020年2月の完成をそれぞれ予定している。

 同社ではこのほかにも仙台市中心部青葉通沿いの青葉区大町でも19年1月上旬の着工をメドとした分譲マンション開発計画(RC造23階建て、延べ9162平方㍍、総戸数90戸、設計=INA新建築研究所・奥村組)の開発計画を有している。同社と合併する以前のMID都市開発が複数の開発を行って以来およそ8年ぶりとなる新寺での計画について、同社東京支社の吉田光徳仙台住宅事業部長は「仙台圏では初となる分譲マンションブランド『シエリア』の浸透に向け、今後しばらく継続的なマンション開発計画を行っていく」方向性を示している。また、自社のマンションの特徴について矢田秀樹マネージャーは「関西電力グループの安定感と安心感をご理解いただくため、購入後は設備等の最長10年に及ぶアフターサービスシステムなども用意している」と説明している。

 ◎富谷市成田では新たな土地区画整理も始動

 また、現在同社が東京支社仙台住宅事業部を置く宮城県富谷市成田地区では、住宅地開発を主目的とした新たな土地区画整理も始動する。

 今年初めに「成田中央『ひだまりの街』(全211区画)」を完売し、全ての住宅地の新規分譲を終えた新富谷ガーデンシティの北側で、仙台北部道路との間に挟まれた約8・0㌶では、同社が業務代行予定者となり成田2期東土地区画整理組合設立準備委員会が組織されている。計画戸数は400戸(計画人口1200人)で、一部に住民利便施設の設置も見込む。コンサルタント業務はパスコが担当。

 今後、順調に進めば来年5月の特定保留地区の解除、その後事業認可申請を行い、来年秋頃に組合設立認可を受け、2020年の秋から冬にかけて工事に着手し、約4カ年の全体工事期間を見込んでいる。吉田事業部長は「ひだまりの街の購入者の約四分の一がガーデンシティの賃貸住宅にお住まいの方であったことは、このエリアへの住宅地としての高い評価を示せたものと思っている。次の区画整理へのニーズも底堅いものを感じている」と話している。

 さらに総合デベロッパーとして同社では「戸建開発や収益ビルの取得も含め東北および北海道エリアでの事業展開も視野に入れている」(廣田直樹リーダー)という。

2018/05/25付一面に掲載。

3143荷主研究者:2018/06/13(水) 22:25:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180530_12042.html
2018年05月30日水曜日 河北新報
<Eパーソン>仙台でソフト開発を

[キニ・グレン・マンスフィールド]インド・西ベンガル州の大学を卒業、東北大大学院修了。同大大型計算機センター助手などを経て、1997年に創業。宮城県警サイバー犯罪対策テクニカルアドバイザーを2016年から務める。62歳。インド・カルナータカ州出身。

◎サイバー・ソリューションズ キニ・グレン・マンスフィールド社長

 ネットワークセキュリティーの機器などを国内外に販売するサイバー・ソリューションズ(仙台市)は、大学発ベンチャーとして創業から20年がたった。インド出身のキニ・グレン・マンスフィールド社長に、これまでの取り組みや今後の展望などを聞いた。
(聞き手は報道部・近藤遼裕)

 -仙台に来た経緯は。
 「情報処理を学んだインドでの学生時代、教授らから日本の話を聞き興味を持った。当時の日本は言語処理などをする人工知能の研究開発が進んでいたことも理由の一つ。東北大を選んだのは、情報処理分野の研究室が強かったからだ」

 -なぜ安全対策技術の分野なのか。
 「東北大の研究室で助手だった時に初めてパソコンを見て、新しいことができると直感した。ネットワークのプロジェクトで膨大な量のデータを扱っているうちに、データ通信の管理や監視に興味を持った」

 -異国で苦労もあったと思う。
 「創業当時はネットワークの安全対策に対する世間の関心は薄く、思うようにいかなかった。言葉の壁もあった。国のプロジェクトに応募するには数百枚の書類を出す必要があったが、日本語の読み書きが苦手だったので、1台15キロもあるパソコンを何台も手で運んで東京に行き、開発したソフトを実際に見せて仕事を勝ち取ってきた」

 -仙台から商品を発信し続ける意味は。
 「ソーシャルネットワークが発達した現代で、場所は関係ない。どこでも、誰とでもつながることができる。宮城県内にはソフトウエア開発の会社や知識を持つ人が少なく、情報処理を学びたい人が県外に流出している。ソフトウエア開発も立派な製造業。そういう人たちの雇用の受け皿になりたいと思う」

 -今後の展望は。
 「ソフトウエアのメーカーを地元でつくることが夢。そのために高い技術を持った人材育成が欠かせない。県内の大学で情報処理の授業を受け持ってきた。パソコン一台あれば一人でも起業できる時代だ。若い人たちには足元のチャンスを見逃さず、いろいろなことに挑戦してほしい」

3144荷主研究者:2018/06/21(木) 23:15:10

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=20774
2018/6/1 日刊建設新聞 宮城版
福田組・仙建JVが施工 1番地建設工事 22億2500万円で契約(塩竈の海岸通1番2番地区再開発組合)

 塩竈市の海岸通1番2番地区市街地再開発組合(鈴木成久理事長)は5月31日、1番地再開発ビル建設工事の施工者を、福田組東北支店(仙台市青葉区)・仙建工業(同)JVに決定したと発表した。契約額は税抜き22億2500万円。7月を目安に14階建ての住宅棟から着工し、32年3月末の完成を目指す。

 同組合は、一般競争入札で施工者を選定するため、単体か2者JVで参加申請を受け付け同JVと1社が参加・応札した。3月13日に開札。5月16日に工事請負契約を締結している。工事ではJRとの近接地工事協議と住宅棟、事務所棟、立体駐車場棟の新築工事、外構工事を行う。総延べ床面積は約1万平方m。

 住宅棟はRC造14階建て延べ約5480平方m。1階に店舗、2階以上に住宅63戸を配置する。事務所棟はS造3階建て延べ約880平方mで、2階に市の子育て支援センターが入居する。駐車場棟はS造5階建て延べ約3710平方m。既存建築物の解体工事は完了している。

 このため、JR近接地の工事協議と並行して7月を目安に着工する。工期は32年3月末。保留床は住宅棟を住宅デベロッパーのフージャースコーポレーション(東京都千代田区)、子育て支援センターや立体駐車場を塩竈市が取得する。

 施工地は、塩竈市海岸通1番地の面積約3360平方m。事業地は1番地と2番地の面積約0.8ha。総工事費は約27億6000万円を試算する。2番地区の建設工事は別途、12月〜31年1月の発注で調整する。低層の店舗棟延べ約1530平方mを建設する。

 事業協力・基本設計はタカハ都市科学研究所(東京都港区)、1番地実施設計は久米設計(東北支社・仙台市青葉区)が担当した。

再開発事業のイメージ図。中央の高層棟が1番地の住宅棟

3146荷主研究者:2018/06/21(木) 23:24:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180605_12044.html
2018年06月05日火曜日 河北新報
ビル1棟まるっと共有オフィス 国内最大級 仙台にオープン

会員が自由に使えるデスクが並ぶコワーキングスペース

 個室オフィスやコワーキングスペース、貸会議室などが同居するビジネス拠点「enspace(エンスペース)」が今月、仙台市青葉区国分町1丁目にオープンした。7階のビル1棟を活用した国内最大級の規模で、企業の営業拠点やフリーランスの仕事場として活用される。

 開設したのはITサービス業のエンライズコーポレーション(東京)。個室オフィス約80室や席を固定しないコワーキングスペース約100席に加え、大小の貸会議室も12室設けた。

 個室とフリースペースが同居するのが特徴。セキュリティーを確保して利用者同士の交流を促し、新たなビジネスの創出を目指す。既に東京の営業支援会社や地元で起業を目指す会社員ら20社・個人が契約した。

 会員の事務を代行するサービスやセミナーも展開する。キッチンやシアタールーム、屋上庭園、酸素室などを備え、1階にカフェも開設する予定。

 スタッフの伊藤小百合さん(32)は「ここでビジネスが生まれ、大きくなっていく場にしたい。会員の希望を取り入れ、施設を進化させていく」と話した。

3148荷主研究者:2018/06/21(木) 23:47:08

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/06/12 建設信粉
ナイス 仙台市通町分譲マンションの新築 RC造14階建て、延べ4032㎡
エムズ企画の設計 8月末着工へ

 ナイス(横浜市鶴見区鶴見中央4の33の1 五十君康幸住宅事業部取締役)は仙台市青葉区通町で分譲マンション「通町二丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、エムズ企画設計で設計を進めている。

 建設用地は仙台市青葉区通町2の205の1、205の3ほか地内で敷地面積は1344・20平方㍍。JR仙山線や仙台市地下鉄北の北仙台駅から徒歩圏内で、青葉神社や東昌寺からほど近く、自然豊かで落ち着いた環境。計画ではここに、RC造14階建て、延べ4032・60平方㍍、戸数50戸の分譲マンションを建設する。

 近く施工者を選定し8月末に着工、2020年3月末の完成を目指すとしている。

2018/06/12付一面に掲載。

3149荷主研究者:2018/06/21(木) 23:47:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180612_12003.html
2018年06月12日火曜日 河北新報
ゲストハウス、国際色豊かに 仙台の不動産業者、学生向け寮改装し低料金で開業

地元に根差した国際色豊かなゲストハウスを目指すキコ

 不動産賃貸業エステート斎藤(仙台市宮城野区)は、学生や社会人向けの寮として使われていた若林区東七番丁の建物を借り受け、ゲストハウスに改装して今月開業した。料金を低く抑え、国内外の若い旅行者らの需要取り込みを目指す。同社スタッフは「世界と仙台、東北をつなぎ、多くの交流が生まれる場所にしたい」と意気込む。

 ゲストハウスの名称は「Hostel KIKO(ホステル キコ)」で木造2階、延べ床面積約350平方メートル。クラウドファンディングで集まった約330万円の一部を活用し、築約30年の寮を改装した。

 定員は44人で相部屋と個室の計13部屋があり、部屋の壁には仙台のアーティストらによる絵が描かれている。シェアスペースも設け、宿泊者同士が親交を深めたり、観光地や飲食店の情報を交換したりする。

 運営も担うエステート斎藤は、旅館業法に基づき簡易宿泊所として市の許可を得た。同社は他のアパートの空き部屋をオーストラリアや台湾から来た人々に有償で提供した実績がある。

 施設の代表も務める同社の斎藤一郎社長は「仙台にゲストハウスは数軒しかない。世界から訪れるゲストと地元住民が交流を深める企画を提案したい」と話す。

 スタッフは、英語が話せるなど海外経験豊かな人材をそろえた。その一人、勝水与茶(かつみずあずさ)さん(27)がキコと名付けた。キコは、勝水さんが親しい人との会話だけで使う造語。家族と過ごすように自然体で滞在してほしい、との願いを込めたという。

 勝水さんは「訪れた人は第二、第三の家として戻ってきてくれるはず。仙台好きの外国人が増えて、地域が盛り上がってほしい」と望んでいる。

 料金は1人1泊2800円から。ホームページで予約の申し込みができる。アドレスはhttp://www.hostelkiko.com

3150荷主研究者:2018/06/21(木) 23:47:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180612_13048.html
2018年06月12日火曜日 河北新報
仙台唯一の地元資本映画館「仙台セントラル」月末で閉館 映画離れで赤字体質加速

映画監督や俳優らの寄せ書きが壁を埋めるロビー

 仙台市内で唯一の地元資本による映画館「仙台セントラルホール」(青葉区中央)が6月末で閉館することが12日、分かった。ミニシアター系の新作や旧作の上映に力を入れたが、インターネット動画の普及などによる映画離れが赤字体質を加速させ、40年の歴史に幕を下ろす。

 経営主体の合同会社仙台セントラル劇場の小野寺勉代表(63)は「東日本大震災で施設が一部損壊したのに加えて老朽化も進み、維持が困難になった」と閉館の理由を説明。会社解散も余儀なくされる。

 1979年、青葉区中央通沿いに新築されたビル内で、不動産会社が経営する日乃出セントラル劇場として開館。赤字などのため経営者は3回入れ替わった。2007年からビル所有者の名を冠して桜井薬局セントラルホールとして運営。今年2月、命名権契約が切れて現名称になった。落語家を招いた魅知国(みちのく)仙台寄席、在仙プロダクションによるお笑いライブなども開かれた。

 座席数は154。米映画「シンドラーのリスト」が大ヒットした94年の来館者は年間10万人を超えたが、近年は10分の1程度に落ち込んでいた。

 23日から「セントラル特選さよなら上映」と銘打ち、フィルム映写機による「楢山節考」など国内の8作品を上映する。

 セントラルの閉館により、市内の映画館はMOVIX仙台(太白区)、TOHOシネマズ仙台(青葉区)と、それぞれフォーラム運営委員会(山形市)が運営するフォーラム仙台(青葉区)、チネ・ラヴィータ(宮城野区)の計4館となる。

3152荷主研究者:2018/07/01(日) 23:22:29

http://www.sankei.com/region/news/180603/rgn1806030019-n1.html
2018.6.3 07:02 産経新聞
【ZOOM東北】宮城発 仙台港コンテナ貨物取り扱い好調 港湾機能強化へ新岸壁整備

 東北唯一の「国際拠点港湾」である仙台塩釜港仙台港区(仙台港)で、コンテナ貨物の取り扱いが好調だ。東日本大震災からの復興需要にも支えられ、取扱量は平成29年まで3年連続で過去最高を更新。貨物の増加を見据え、仙台港では荷さばきや保管のためのコンテナターミナルの拡張事業が進む。9日には国と宮城県が新たに岸壁を整備し、ターミナルを広げる工事に着手。東北の物流拠点としての機能を強化し、利用促進を図っていく。(石崎慶一)

 ◆輸入増が貢献

 仙台港のコンテナ定期航路は北米、中国、韓国、ロシアへの国際航路が9航路、京浜港で積み替えて輸出入する国際フィーダー航路が8航路の計17航路となっている。コンテナ船は湾口近くの高砂埠頭(ふとう)(仙台市宮城野区)に接岸する。

 県港湾課によると、仙台港のコンテナ貨物取扱量は平成22年に過去最高の21万6142TEU(1TEUは長さ20フィートのコンテナ1個)を記録。23年は震災の影響で前年の半分以下に落ち込んだが、24年は復興需要を背景に17万2665TEUと復調。新規の定期航路の開設などが後押しとなり、27年の22万5259TEUから29年の25万8千TEU(速報値)まで、3年連続で過去最高を更新、「V字回復」を果たした。

 回復基調に貢献したのは輸入の増加だ。県港湾課は「震災後は復興関連の住宅用の製材が堅調だったが、復興需要が契機となり、日用品、雑貨が伸びたほか、太陽光パネルも増えた」と要因を挙げる。

 今年に入っても好調さは継続している。仙台港で本船荷役や船社の代理店業務を行う三陸運輸(塩釜市)の国際コンテナ事業部部長代理の武田佳信さんは「いまのところ、取扱量は前年比でやや多い」と語る。

 ただ取扱量の増加に対応するには、コンテナターミナルは手狭となっている。「コンテナを3段まで積んでいるが、高く積むと出し入れの効率は下がる」と武田さん。そこで県はターミナルを6ヘクタール広げて27ヘクタールに拡張する事業を進めている。ターミナル付近ではコンテナ待ちのトラックが列をなすが、出入り口を増設するなど円滑に作業できるよう整備。31年度末に完了の予定で、年間30万TEUの取扱量に機能を拡充する。

 国土交通省によると、仙台港は東北全体の取扱量の約半数を占める。国際フィーダーの取扱量(28年)は約9万TEUと全国2位で、物流拠点としての比重は大きくなっている。

 さらに港湾機能を強化するため、国と県は岸壁を太平洋側に190メートル延伸、ターミナルを4ヘクタール拡張する事業に着手。コンテナの積み降ろしを行うガントリークレーンを1基増設する。9日に着工式があり、35年度に完成する予定だ。

 ◆「沖待ち」解消期待

 東北地方整備局塩釜港湾・空港整備事務所の遠藤直樹企画調整課長は「岸壁の延伸で、コンテナ船の『沖待ち』の解消が期待される。背後用地拡張により荷役も効率的になり、定期航路にとって重要な定時性の確保につながる」と信頼性が向上すると指摘する。

 今後は復興需要の落ち着きを見据え、輸出の増加が課題となる。輸出は自動車タイヤが好調だが、震災前には主要な輸出品だった水産物が、東京電力福島第1原発事故の影響で中国や韓国などで輸入規制措置が取られている。「いつ、どのように規制が緩和されるのかに注目している。水産物が戻ってくると、輸出がにぎやかになる」と武田さんは話す。

 新しい岸壁整備や機能拡充について、村井嘉浩知事は「ポートセールスでも強みになり、復興に弾みがつく」と期待感を示す。

 その上で「今後は水産物の輸入規制の国へのアプローチもさることながら、それ以外の国にも販路を広げていきたい」と話している。

3154荷主研究者:2018/07/01(日) 23:39:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180619_13017.html
2018年06月19日火曜日 河北新報
<乗り合いタクシー>10月に試験運行開始 仙台・燕沢

乗り合いタクシーの試験運行を10月に実施する方針を決めた検討会の会合

 仙台市宮城野区の燕沢地区交通検討会は18日、会合を開き、定時運行型の乗り合いタクシーを10月から1カ月程度、地区内で試験運行する方針を決めた。7月に全3000世帯にアンケートを行い、利用ニーズや運行ルートの要望などを把握し、具体的な運行計画を策定する。

 想定するルートは地図の通り。燕沢コミュニティ・センターを起終点に、市バスが止まる東仙台営業所と鶴ケ谷七丁目を含め、計14カ所に停留所を設置。東仙台営業所先回り、鶴ケ谷七丁目先回りの二つの循環コースを設定する。

 10人乗りのワンボックスカーが平日の月、水、金曜の週3回、午前7、8時台〜午後3時台に8〜10便を運行する。運賃は片道100〜300円程度を想定する。

 試験運行は、市が創設した地域交通スタート支援事業を活用し、経費の補助を受ける。運賃や地域負担金などの事業収入が、運行経費の2割を超えれば3〜6カ月の試験運行、最大1年の実証運行に移行できる。

 アンケートは買い物や通院の移動手段、乗り合いタクシーのルート、車両、運賃の要望、利用の可能性を尋ねる。7月中に回収し、結果を踏まえ、8月に運行計画を確定する。運行事業者はタクシー会社3社に見積書の提出を求め、7月のヒアリングを経て決める。

 検討会は燕沢学区の6町内会や燕沢地域包括支援センターなどでつくる。同地区は丘陵地にあり、道が狭く急な坂が多いため、路線バスが通れず、公共交通の「空白地」となっている。

 大西憲三会長は「運転免許を返納する住民も増えており、移動手段の確保を急ぎたい。課題は多いが、何が何でも成功させるとの信念で臨みたい」と語った。

3155荷主研究者:2018/07/01(日) 23:42:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180620_12006.html
2018年06月20日水曜日 河北新報
<新参が挑む>EMデバイス独立1年(上)積極投資 車載リレー、アジア照準

24時間態勢でリレーを製造する白石工場

 電子機器を制御するリレー(中継)部品の製造大手であるEMデバイス(宮城県白石市)は昨年4月、NECトーキン(同)から独立して誕生した。初年度の2018年3月期売上高はNECトーキン時代より9%増えて約210億円。製造業界の世界的な活況に支えられ、上々のスタートを切った一方、今後の事業拡大に向けてはハードルも少なくない。新参メーカーの軌跡と課題を追った。(報道部・高橋公彦)

<シェア世界1位>
 白石市郊外の田園地帯にある同社工場。現在、24時間稼働態勢でサイコロほどの大きさのリレーを次々に生産する。

 電子機器を作動したり停止したりするスイッチの役割を担うリレーのうち、同社の主力は自動車のパワーウインドーやウインカーに使う車載リレーだ。顧客はアウディやBMWなどに部品を供給する1次メーカーが多く、売り上げの9割を海外向けが占める。シェア約30%は世界トップだ。

 電動スライドドアなど車の電装化や機能の多様化が進み、車載リレーのニーズは近年急増している。大衆車でも1台に20個程度使用し、高級車は100個前後に上る。同社の業績を押し上げている最大要因だ。

 小綿晶彦社長は「高級車は運転席だけだった電動シートが後部座席にも配されるようになった。小型車でも機能が多彩になり、車載リレーの使用は今後も増える」と手応えを語る。

<ライン増設急務>
 同社は中国やインドの成長を背景に旺盛な需要の継続を見込む。昨年7月には中期経営計画を策定し、22年3月期の売上高を16年度比1.5倍の300億円以上とする目標を掲げた。

 車載リレー製造を担うフィリピン工場はフル稼働を続け、同社は生産ラインの増設を迫られている。17年度、増産の設備投資に約20億円を投入。18年度はさらに2割増やす方針だ。

 NECトーキン時代もリレーは主力だったが、設備や開発への投資は他の事業に振り分けられ、ニーズに見合った規模は実現できなかったという。

 「設備投資額はNECトーキン時代の3倍。経営資源を集中投入することが可能になり、判断のスピードも速まった」。小野勉開発製造本部長は「独立はプラスに働いた」と明かす。

<EV向けが課題>
 今後の課題は電気自動車(EV)向けリレーの開発だ。パソコンなど弱電製品中心のNEC本体の流れをくむEMデバイスは、高電圧のリレーを扱うノウハウが少なく、EV向けで他社に出遅れた。同社は18年度の開発予算を従来の3倍に増やし、巻き返しを図る。

 リレー機能を代替する半導体からの攻勢もある。高価な半導体に対し、リレーは熱が出ない安全性やコストで立ち向かう。

 小野本部長は「市場の動きをいち早くつかみ、対応していかなければ生き残ることはできない。専業メーカーは、一つの判断の過ちが経営に直結する危機感と常に隣り合わせだ」と気を引き締める。

[EMデバイス]NECトーキン(現トーキン)の一事業部門だったが、経営基盤の強化などを目的にファンドに売却され、2017年4月独立。フィリピンのフィリピン工場で車載リレー、白石市の白石工場で通信機器などのリレーをそれぞれ製造している。

3156荷主研究者:2018/07/01(日) 23:42:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180621_12002.html
2018年06月21日木曜日 河北新報
<新参が挑む>EMデバイス独立1年(下)人材確保 命運懸けて技術者養成

担当者が就職活動中の大学生に業務内容を説明した=4月、白石市のEMデバイス本社

 電子機器を制御するリレー(中継)部品の製造大手であるEMデバイス(宮城県白石市)は昨年4月、NECトーキン(同)から独立して誕生した。初年度の2018年3月期売上高はNECトーキン時代より9%増えて約210億円。製造業界の世界的な活況に支えられ、上々のスタートを切った一方、今後の事業拡大に向けてはハードルも少なくない。新参メーカーの軌跡と課題を追った。(報道部・高橋公彦)

 「会社は昨年誕生したばかりだが、半世紀の実績がある。車載リレーのシェアは世界トップだ」

<世界トップPR>
 EMデバイス人事総務部の宮城裕シニアマネージャーは4月、白石市の本社で開いた会社説明会で熱弁を振るった。東北学院大4年の男子学生(21)は「製品が世界中で使われるのは魅力的」と関心を示した。

 主力の車載リレーの増産と電気自動車(EV)向け製品の開発を目指す同社にとって、最大の課題は人材確保だ。近年、新卒採用は空前の売り手市場が続いている。昨年4月に誕生した新参メーカーは、将来の命運を左右する採用に手探りで挑む。

 NECトーキン(現トーキン、白石市)から独立して間もない昨年の採用は苦戦した。活動を始めた6月時点で他社は既に内定を出しており、就職活動中の学生自体が少なかった。高専卒予定者は確保できたものの、内定を出した大卒予定者3人は全員が辞退。大卒は中途採用に切り替えた。

<知名度不足響く>
 同社のような売上高200億円超のメーカーは宮城県内に8社しかない。新卒者にとって有力企業に違いないはずだが、知名度不足が大きく響いた。

 今年の採用は昨年10月に準備を開始した。担当者が東北の大学を中心に就職担当の教員を回ったほか、各大学で開かれるセミナーにも出展。独自のインターンシップ(就業体験)も実施した。

 その結果、2人程度を予定する大卒予定者募集に大手就職サイトから60人以上のエントリー(応募)があった。宮城シニアマネージャーは「反応がいい。大学の求人票を持参する学生もおり、足を使った効果もあった」と語る。

<新人教育に注力>
 リレーの専業メーカーになったことで、採用後の人材育成の重要性はさらに増した。EV向けリレーなどの基礎研究や製品開発に携わる技術者の養成が、今後の業績維持と拡大に欠かせないからだ。

 昨年の唯一の新入社員である川崎晃伸さん(28)は開発部で車載リレーの新製品開発に携わる。山形大工学部で学んだ知識を生かしたいと配属を希望した。

 現在は先輩社員とともに製品を試作し、性能を検査する作業を重ねる。自動車部品に求められる性能基準や、製品の開発から量産に至る工程などを学ぶ。

 川崎さんは「EMデバイスも、技術者としての自分もようやくスタートしたばかり。一緒に成長し、社会に必要とされるものづくりをしたい」と意気込む。

3157荷主研究者:2018/07/01(日) 23:43:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180622_12031.html
2018年06月22日金曜日 河北新報
<新参が挑む>EMデバイス独立1年 小綿晶彦社長インタビュー 成長加速へ人材育てる

 電子機器制御のリレー(中継)部品の製造大手、EMデバイス(宮城県白石市)は、昨年4月にNECトーキン(同)=現トーキン=から独立した後、好調な業績を維持してきた。世界シェアトップを誇る車載リレーのニーズ急増に対応するため、設備投資や人材確保が喫緊の課題だ。小綿晶彦社長(51)に初年度の事業展開や今後の方針を聞いた。(聞き手は報道部・高橋公彦)

 -独立によって苦労したことは。

<技術革新が必要>
 「営業や人事、総務などの部門を自前で持たなければならなかった。私自身も事業部長から社長になった。営業部門の統括も兼務し、新しい分野にチャレンジしている」

 「基礎研究などはNECトーキン全体でやっていたので、自前の人材育成はこれから。東北大など産学の研究機関との協力も進めている。長期的な成長にはイノベーション(技術革新)が欠かせない」

 -独立後、設備や開発への投資額が3倍に増えた。

 「NECトーキンは素材の特性を生かした製造が特徴だが、EMデバイス事業部は素材を加工する業態であり、毛色が違った。独立してリレーに資源を集中配分できるようになった」

 -昨年7月策定の中期経営計画で売上高300億円以上の目標を掲げた。

<市場拡大に対応>
 「2018年3月期の売上高は約210億円。目標達成には成長を加速させなければならない。電気自動車(EV)の普及や自動運転技術の進展で、車載リレー市場の拡大は続く。当社は欧米に強いが、今後は経済成長するインドや中国などアジア圏に注力する」

 -製品開発の方向性は。

 「現在の車載リレーはパワーウインドーなど快適装備が主流だが、EVならばモーターやセンサーにもリレーが必要になり、市場が広がる。白石工場で生産する通信機器用のリレーは情報セキュリティー分野などに使えないか考えている」

 -リレー機能は半導体でも代替できる。

<上場態勢整える>
 「今はまだリレーより半導体の方が高価で、われわれに優位性がある。さらにリレーは安全性も高い。ただ、半導体はどんどん価格が下がっている。こちらも負けないよう新たな製品の開発を進める」

 -上場の検討は。

 「時期は未定だが、そうしたいと考えている。現在は総務や人事、経理などの各部門で上場に向けた態勢を整えている段階だ」

<こわた・あきひこ>日大卒。1989年NEC東北入社。2008年NECトーキンフィリピン法人ゼネラルマネジャー。15年EMデバイス事業部長。17年4月から現職。51歳。一関市出身。

3158荷主研究者:2018/07/07(土) 22:51:57

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/06/21 建設新聞
野村不動産仙台支店 分譲マンションの新築 RC13F、延べ4076㎡
エムズ企画設計で実施案作成

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央3の2の23 大矢寛之支店長)は、仙台市青葉区に建設する分譲マンション「本町三丁目Ⅲ計画」(仮称)について、実施設計の作成をエムズ企画設計に委託している。

 建設場所は、愛宕上杉通に面し、これまで同社のマンションモデルルームを置いていた仙台市青葉区本町3の5の15ほか地内の敷地面積648・52平方㍍。施設規模はRC造13階建て、延べ4076・9平方㍍で、総戸数は46戸を見込んでいる。

 着工は、9月初め、完成は2020年3月末をそれぞれ予定している。

2018/06/21付一面に掲載。

3159荷主研究者:2018/07/07(土) 22:52:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180621_13016.html
2018年06月21日木曜日 河北新報
<仙台市民会館>8月から休館 9ヵ月かけ大規模設備改修

8月から設備改修工事を行う仙台市民会館

 老朽化による設備改修工事に伴い、仙台市民会館(青葉区)が8月から9カ月間、全館で休館する。開館から45年近く経過しており、市は機能を維持するため排水管の更新や音響システムなどを入れ替える。

 市が20日の市議会6月定例会市民教育常任委員会で説明した。8月4日〜来年5月14日に休館し、改修費は7億9300万円。

 大小両ホールの音響システムや舞台照明などを入れ替えるほか、大ホール1階客席に車いすスペースを5席程度設ける予定。2階に上がる階段も補強する。

 水回り設備はトイレを洋式化する。排水管は劣化による水漏れや腐食が起きる可能性があるため、全館で一斉更新する。

 小山裕行・市地域政策課長は「老朽化でホールの舞台設備が機能しない不安がある。現状を維持するため、修繕を決めた」と説明。市が検討している音楽ホールの整備が実現するまで「一定期間、市民会館を使わなければならない」と理解を求めた。

 市民会館は08年に両ホールなどの耐震化工事を実施した。

3160荷主研究者:2018/07/07(土) 23:02:37
>>2512 >>2957
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180622_12005.html
2018年06月22日金曜日 河北新報
<ドン・キホーテ>仙台駅西口本店きょう開店 24時間営業、訪日客対応も万全

22日にオープンする仙台駅西口本店

 ディスカウント量販店のドン・キホーテ(東京)は22日、仙台市青葉区中央1丁目に仙台駅西口本店をオープンする。JR仙台駅に近接し、国内外の観光客の利用も見込む。

 鉄骨10階、地下1階の建物の1〜5階に同店の営業施設が入る。売り場面積は約3000平方メートル。日用品や食品など約6万点を扱う。全国のお土産コーナーも設け、英語や中国語などに対応するスタッフも配置する。

 同店の開業は駅周辺をさらに活性化させるとの期待がある一方、24時間営業による治安や生活環境への影響を懸念する声もある。

 ドンキホーテホールディングスの担当者は「住民の意見などを集約し、よりよい店舗づくりをしていきたい」と理解を求めている。

3161荷主研究者:2018/07/07(土) 23:03:27

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/06/22 建設新聞
エフェクト 仙台市荒巻・遊技場等の新築 S造地下1階地上4階、延べ1・9万㎡余
イトーの施工で9月着工へ

 エフェクト(静岡県浜松市中区板屋町663番 谷本賢太代表取締役)は、仙台市青葉区荒巻に「荒巻ワンダープラザ」(仮称)の新築を計画し、イトー(静岡県磐田市)の施工で9月上旬の着工を予定している。

 建設場所は、仙台市青葉区荒巻本沢3の55の1地内の敷地1万2082・52平方㍍で、荒巻セントラルプラザの跡地となるところ。

 計画によると、ここにS造地下1階地上4階建て、延べ1万9502・15平方㍍で建設。用途は遊技場、物販店、飲食店、駐車場としている。

 設計は坂井田建築設計事務所(名古屋市中村区)が担当。完成は、2019年1月末を予定している。

2018/06/22付一面に掲載。

3162荷主研究者:2018/07/07(土) 23:03:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180622_13011.html
2018年06月22日金曜日 河北新報
津波被災の仙台「冒険広場」が7月再開 市内の全海岸公園が復旧へ

利用が再開される海岸公園冒険広場。幼児遊具(手前)の奥に冒険遊び場や避難の丘がある

 東日本大震災の津波で被災した仙台市若林区井土地区の海岸公園の復旧工事が完了し、7月8日に利用が再開される。震災前「ぼうひろ」の愛称で親しまれた冒険広場が、7年4カ月ぶりに復活する。市内4地区の海岸公園は利用が順次再開されており、井土地区の完成で全面復旧となる。

 再オープンするのは冒険広場、デイキャンプ場(54区画)、馬術場。冒険広場の冒険遊び場(プレーパーク)、大型遊具、幼児遊具、ふわふわドーム、プレーリーダーハウスは被災前とほぼ同じ姿で復活する。

 海が一望できる展望台は「避難の丘」に変わった。震災時、展望台に駆け上った5人が津波から逃れた教訓から、最大700人が避難できる1400平方メートルの広場を最上部に確保した。

 ヘリコプターで被災者を救出する2次避難も想定し、避難の丘の隣接地には離着陸ができる1600平方メートルのスペースを設けた。

 井土地区の海岸公園は約10ヘクタール。敷地全体を震災前より約6メートルかさ上げし、本年度末に完成する同じ高さの東部復興道路に出入り口を接続する。当面は現在の県道塩釜亘理線からの誘導路で出入りしてもらう。

 冒険広場とキャンプ場の指定管理は震災前と同様、市内のNPO法人「冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク」などの共同事業体が担う。遊びを見守る大人の「プレーリーダー」が常駐し、基地づくりや穴掘り、たき火など多彩な遊びが自由にできる。

 震災前の冒険広場は子どもに人気の遊び場で、年間16万〜20万人の利用があった。プレーリーダーの根本暁生さん(45)は「以前のように思い切り遊んでもらいたい。利用再開を機に沿岸部を訪れる人が増えればいい」と期待を寄せた。

 市内の海岸公園は被災後にがれき置き場となり、2014年に復旧工事に着手。16年の若林区藤塚地区に続き、17年に野球場がある宮城野区岡田地区、テニスコートなどがある若林区荒浜地区の整備が完了した。

3163荷主研究者:2018/07/07(土) 23:21:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180623_13005.html
2018年06月23日土曜日 河北新報
目指せプロゲーマー 仙台・専門学校に東北初の養成コース

姉妹校の東京アニメ・声優専門学校(東京都江戸川区)のプロゲーマー専攻コースで学ぶ生徒たち

 仙台コミュニケーションアート専門学校(仙台市若林区)は2019年4月、東北初のプロゲーマー養成の専攻課程を開講する。コンピューターゲームの腕を競うプロゲーマーの世界は「eスポーツ」と呼ばれ、五輪競技として採用される可能性もある。日本はeスポーツで出遅れており、同校は世界で通用する東北出身の人材育成を目指す。

 開講するのはプロゲーマー、イベントスタッフ専攻の2コースで共に3年制。プロゲーマー専攻は、eスポーツのプロからゲームプレーの向上法やメンタルトレーニングなどを学ぶ。イベントスタッフ専攻は、eスポーツのイベントの企画や運営手法などを教わる。

 校内にはゲームや映像、音響、照明機器など最新の設備をそろえ、実際のeスポーツが行われる空間を用意する。海外のeスポーツの先端企業を訪問し、特別講義を受けるプログラムも組んでいる。

 eスポーツは若者を中心に人気を集め、米国などでは高額賞金の大会が開催されるなど市場規模は拡大している。スポーツとしても22年の中国・杭州アジア競技大会の正式種目に採用された。

 仙台コミュニケーションアート専門学校の村山洋樹事務局長は「海外では、eスポーツの賞金で生計を立てるプロゲーマーが多数いる。国内でも将来性が見込める分野なので、第一線のプロゲーマーや関連スタッフを育成していきたい」と話す。

 同校は7月1日からAO入学の受け付けを始める。同校の系列では、東京と大阪の姉妹校で既にゲーマー専攻コースを設けている。

3164荷主研究者:2018/07/07(土) 23:39:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180626_11017.html
2018年06月26日火曜日 河北新報
地元経営者ら市長に訴え 仙台市経済成長戦略策定へ懇話会

新たな経済成長戦略策定に向けて開いた懇話会の初会合

 仙台市が新たな経済成長戦略を策定するために設けた地元の経済関係者との懇話会の初会合が25日、市役所であった。仙台都市圏の中小企業の経営者ら9人と郡和子市長が、経営課題や行政の支援策を巡って意見を交わした。

 2社が現状を説明。広告・印刷やイベント企画を手掛ける「ユーメディア」の今野彩子取締役は人手不足が深刻な状況を説明。「人材確保と事業の成長が両立できないのが課題だ。イベントに使う公園が利活用できるよう、規制の緩和も求めたい」と訴えた。

 情報通信サービス業「ワイヤードビーンズ」の三輪寛社長は「仙台に本社がある企業を『ひいき』しないで、支店経済のままであれば、優秀な人材が首都圏に流れてしまう。Uターン希望者を支援する施策に力を入れるべきだ」と提案した。

 意見交換では市の積極姿勢を求める声が上がった。製造業「東北電子産業」の山田理恵社長は「急速に進む人工知能(AI)などの技術開発を取り入れるにしてもお金がかかる」と、補助金制度の創設を求めた。

 運送業「塩釜港運」の徳永政男社長は「市の施策からは、仙台港、仙台空港を有効活用しようとする姿勢が見えない」と断じた。

 郡市長は終了後「市がやるべきことが見えてきた。人手不足の解消に向け、学生が地元企業の魅力を知る機会をつくることが必要だ。UIJターンを希望する人への対応策も探りたい」と述べた。

 懇話会は7月も3回開く。全35人から聞き取り、8月下旬に戦略の骨子案を公表する。2019年1月に正式決定し、19年度の施策に反映する。

 戦略は14年2月にまとめた仙台経済成長デザイン(13〜17年度)の後継計画の一つ。交流人口関連は「交流人口ビジネス活性化戦略」として別に策定する。


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