したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

仙台・宮城・陸奥

3099荷主研究者:2018/04/08(日) 10:58:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180326_13021.html
2018年03月26日月曜日 河北新報
<変わる南都 震災後の仙台・長町>(下)逆風と新風 個性前面 商店街に活気

真剣な表情でエスプレッソマシンに向かう大友さん。古い街に新しい感性が芽吹く

 ジャズのリズムとコーヒーの香りが漂う。通りに面したガラス窓から見える木製カウンターと山高帽型の照明が愛らしい。仙台市太白区長町3丁目のカフェ「パブリックコーヒー&バー」はJR長町駅の北約400メートル、サンカトゥール商店街の中ほどにある。

<住民急増し商機>
 店長の大友隆嗣さん(37)は長町で約70年続く自転車・バイク店の長男。「街のにぎわいも、人通りがなくなってからも知っている」と話す。

 家業を継ぐため埼玉県の整備士専門学校に進学。飲食店でのアルバイトで接客の面白さを知った。実家に戻ったが、飲食業への思いが募り、27歳で上京。カフェ3店で修業し2014年4月、33歳で店を構えた。

 長町は駅東側を中心に近年、マンションや商業施設の立地が進む。若い住民が急増し、商機を感じた。フランチャイズ店以外で気軽に立ち寄れるカフェが長町周辺にまだ少ないことも、決断を後押しした。

 中南米3産地の豆を組み合わせたオリジナルブレンドが売りだ。味と店の雰囲気が評判を呼び、幅広い年代の客が来る。

 長町の商店街はサンカトゥール、長町一丁目、長町駅前の三つ。広瀬橋のたもとから南に約2キロにわたり店が並ぶ。市地下鉄南北線開業(1987年)以降は長町南への大型ショッピングモール出店などで客離れが加速。店主の高齢化や後継者不足も重なり、90年ごろのピーク時に350以上あった店の数は現在、218まで減った。

 東日本大震災後はあすと長町地区で商業施設の集積が加速。商店街には逆風のはずだが、長町で100年近く続いている文具店を営む赤井沢孝子さん(80)は「若手経営者の個性的な店が加われば、商店街の魅力は増す。大型施設との共存は可能だ」と信じる。

<「教室」開きPR>
 3商店街でつくる長町商店街連合会は個々の店の魅力をPRしようと、2年前から「長町まちかど教室」を開催。着物の手入れと保存方法、万年筆の選び方など専門店の経営者らが豆知識を伝授し、客とつながるきっかけづくりに努めている。

 「パブリック」も昨年10月、ハンドドリップコーヒーの入れ方教室を開いた。「豆のグラム数を抑えて、細かくひくと苦みが増す。自分に合った入れ方を見つけて」。大友さんは丁寧に説明した。

 インターネットや会員制交流サイト(SNS)などで店の存在を知った常連客は、市外にも広がる。長町に新しい風が吹き始めている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板