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仙台・宮城・陸奥

3105荷主研究者:2018/04/15(日) 10:23:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180329_13044.html
2018年03月29日木曜日 河北新報
<国分町Eyes>(3)奮闘/健全な客引き 壁を痛感

健全な客引きを目指し、国分町の街頭に立つ鎌田さん。センスの再開まで1人で続ける

 「しつこい客引きをしない」「たばこやごみをポイ捨てしない」

 仙台市青葉区国分町2丁目の居酒屋「わいわい」店長の鎌田大志さん(26)は2015年7月、同世代で同業の仲間と客引きの自主規制団体「sence(センス)」を設立。13項目の「優良客引き宣言」を発表した。

 きっかけは「わいわい」のアルバイトが、しつこい客引きを禁じる宮城県迷惑防止条例違反容疑で逮捕されたことだ。店の売りを熱心に説明しただけだったが、他店の客引きが威圧感のある身なりで路上喫煙するなどし、眉をひそめる客が増えていることを実感していた。

<仲間から不満>
 センスのメンバーは氏名や店名を記したそろいの青色ビブスを着て、明るい笑顔で通行人に声を掛けた。店側が健全な客引きを目指す活動は目新しく、客からも「安心できる」「ありがたい」といった声をもらった。

 「悪質な客引きを一掃することで街に貢献したかった」と鎌田さん。だが、理想と現実は、どんどん懸け離れていった。

 青いビブスが目立つせいか、警察から注意を促される回数が増えた。客引き行為自体が許せない地元住民からも「駄目なものは駄目だ」と批判された。

 そうした声の矢面に立つ機会が多いアルバイト店員は「ビブスを着るなら店を辞めたい」とこぼした。メリットを感じられない活動に、仲間の店長や経営者からも不満の声が上がり、鎌田さんは孤立した。

<一人でも継続>
 国分町では東日本大震災後、特定の店に属さない「フリー」の客引きが急増した。他店のメニューを見ている客に声を掛け、強引に客を奪う手法も辞さず、客引き競争が激化。売り上げに影響が現れ始め、センスは活動を休止した。

 「当面はそれぞれの店の営業に集中し、落ち着いたら再開しよう」。メンバーらはこう申し合わせたが、その後、街で青いビブスを見掛けることはない。

 鎌田さんは仙台市内の高校を1年で中退後、国分町の居酒屋で働き始めた。20歳の時、「わいわい」の店長にと声が掛かった。「学歴がない分、目の前のチャンスに飛びつこうと思った」と振り返る。

 若くして身を投じた国分町は「学校代わり、人生勉強の場」だ。センスでは挫折を経験したが、「自分一人でも活動は続ける」と誓う。「この街は自分の居場所そのものだから」


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