【11月21日 AFP】カンボジアの旧ポル・ポト(Pol Pot)政権時代(1975〜79年)に起きた大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷(Extraordinary Chambers in the Courts of Cambodia、ECCC)は21日、元最高幹部3被告の公判を開き、冒頭陳述を行った。
同法廷に起訴された唯一の女性幹部で、ポル・ポト政権の「ファーストレディー」と呼ばれていたイエン・チリト(Ieng Thirith)元社会問題相は前週、認知症のために公判に耐えられないと判断され、判事らはチリト被告の釈放を命じていた。しかし検察側が不服申し立てを検討していることから、チリト被告の勾留は続いている。検察側の不服申し立ての検討には2週間かかるとみられている。(c)AFP/Suy Se