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大中華世界的話題

2806チバQ:2011/11/28(月) 12:37:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20111128k0000e030031000c.html
タイ洪水:貧困層救済、重い課題 復旧事業スタート
 タイの大洪水は都心への浸水が回避され、人口約700万人のバンコクのビジネス街や商業施設には活気が戻り始め、政府は水没した工業団地の支援に着手した。しかし、洪水被害をもろに受けた河川沿いや低地には、首都人口の5分の1といわれるスラム街が広がり、復旧事業から事実上、取り残されている。スラムの支援を続け、アジアのノーベル賞とされる「マグサイサイ賞」の78年受賞者、プラティープ・ウンソンタム・秦さん(59)は、「洪水で仕事を失った人の多くは貧困層」と指摘し、洪水対策は貧困対策だと強調した。【バンコクで鵜塚健】

 都心から5キロ北西。チャオプラヤ川沿いには、トタン屋根をのせただけの粗末な家が並ぶ。「これじゃあ、以前の生活に逆戻りね」。主婦のマイさん(23)は、1歳の長男グアン君をあやしながら、大量の洗濯物をたらいで洗っていた。

 50年に1度とされる大洪水。10月下旬、マイさんの自宅にも水が一気に流れ込み、3日間、1メートル近く冠水した。けがはなかったが、洗濯機とテレビが故障して使えなくなった。

 妹や夫の家族と計11人暮らしで、夫の仕事はバイクでの書類配達で月給7000バーツ(約1万7500円)。約20平方メートルの自宅の家賃は2000バーツ。洪水後、水や食糧の値段が上がり、家賃の値上げも心配だ。政府は浸水世帯に5000バーツを給付すると発表したが、「洗濯機も買えない」。

 こうした状況に、プラティープさんは「今回の洪水では、富裕層も貧困層も広く被害を受けたが、生活の立て直しが難しいのは貧困層。仕事を解雇された人も多い」と語った。そのうえで「政府は、工業団地の支援などに懸命だが、深刻なバンコクの貧富の差をこれ以上拡大させないためにも、弱者により手厚く支援することが重要だ」と訴えた。


地上約300メートルからの夜景を楽しみながら、食事をする市民ら=バンコク中心部の高層ホテルで鵜塚健撮影 川沿いのスラムでの取材翌日の夜、都心部にある高級ホテルの最上階(56階、地上約300メートル)を訪ねると、バンコクの経済成長を象徴するビル群が周りを囲み、タイ人の若者の笑い声であふれていた。仲間の誕生会で来た大企業の社員や学生ら10人組は、1杯約400バーツ(1000円)のワインを次々に注文していた。首都の法定最低賃金(1日)約200バーツの2倍で、スラムに住む女性の内職の日給の8倍だった。

 大学生ジェンさん(23)の自宅は高層マンションで被害を免れた。「卒業後は大手企業に就職する。これくらいの出費はたいしたことない」と話し、「バンコクはこれからも発展し続けるよ」と目を輝かせた。

毎日新聞 2011年11月28日 11時30分(最終更新 11月28日 12時10分)


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