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Tohazugatali Tourist Bureau

1とはずがたり:2005/04/29(金) 21:06:28
観光・旅行・リゾート・レジャー・ホテル業界等

温泉スレはこちらhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1075222919/l10

3608チバQ:2015/11/11(水) 22:47:18
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151111-OYT1T50157.html
中国企業、北海道の「星野リゾートトマム」買収
2015年11月11日 21時02分
 【北京=鎌田秀男】中国の商業施設運営会社「上海豫園旅游商城」は11日、北海道のスキーリゾート「星野リゾートトマム」の株式100%を183億円で買収すると発表した。


 トマムは「パウダースノー」と呼ばれる雪質の高さが、中国など海外からの観光客に人気のリゾート地。上海豫園は「潜在力の大きい投資案件で収入拡大が見込める」と買収の理由を説明しており、中国人観光客をさらに増やして業績を向上させる考えだ。

 トマムは1983年の開業で、スキー場やゴルフコース、757室のホテルを持つ。星野リゾート(長野県)が株式の20%、オランダのファンドが80%を保有していた。リゾートの運営は星野リゾートが継続して行う。

 上海豫園の大株主である中国・上海市の投資会社「復星集団」(フォースン・グループ)は、日本など海外への不動産投資を積極的に進めている。

3609チバQ:2015/11/13(金) 21:50:30
http://www.sankei.com/west/news/151113/wst1511130072-n1.html
2015.11.13 19:22

“爆宿”でリーガロイヤルHが建て替え延期 「営業続ける方が企業価値」 今後20年で方向性 フェスティバルタワーへの移転開業も難航





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リーガロイヤルホテル=大阪市北区
 ロイヤルホテルは13日、平成33年9月を予定していたリーガロイヤルホテル(大阪市北区)の建て替え計画を延期すると発表した。従来は、開業から50年になる同ホテルを刷新して集客力を高める考えだったが、訪日外国人客が急増しているため、建て替えを急ぐ必要がないと判断した。川崎亨社長は「営業を続ける方が企業価値の向上に資する」と説明した。

 今後の建て替え計画については「この20年間で方向性を決める」という。  

 同ホテルは昭和40年の開業で、建物や設備が老朽化。外資系高級ホテルが近隣に相次ぎ進出する中、新ホテルを建設して対抗する方針だった。しかし、最近は中国など海外からの観光客の増加で、大阪のホテル業界は客室不足に陥いるほど。建て替えで一時、閉鎖するよりも、耐震補強の工事をして、営業を続けた方が収益につながると考えた。

 2020年の東京五輪に向けて需要は今後も増えるとみられる。

 ロイヤルホテルは、今回の建て替え延期に伴って、森トラストとの資本業務提携契約の一部を解消する。17日付で、森トラストが所有するリーガロイヤルホテルの土地の9割を270億円で取得する一方、定期借地権契約を20年後の47年に延長する。

 また、「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」(大阪市北区)への新ホテル開業に向けて獲得した運営会社との優先交渉期限が7月14日に終了していることについて、川崎社長は「条件はすべて出したが、折り合いがつかず返事がまだない」として、計画が難航していることを明らかにした。

3610チバQ:2015/11/14(土) 04:57:00
http://mainichi.jp/select/news/20151113k0000m040138000c.html
プレミアム旅行券:北海道6億円分、札幌2億円超売れ残り
毎日新聞 2015年11月12日 21時42分(最終更新 11月12日 23時58分)

 国の補助金を受けて北海道と札幌市から発行されたプレミアム付き旅行券の売れ行きが不調だ。10月末現在、道の旅行券は額面ベースの2割ほどに当たる約6億円分、札幌市の「ようこそさっぽろ!!札幌旅行券」は、同じく半分近い約2億5000万円分がそれぞれ売れ残っている。使用条件などが敬遠されたとみられ、道や市は条件緩和やPRに力を入れ完売を目指す。

 旅行券は、政府が経済政策として2014年度補正予算に盛り込んだ「地域消費喚起・生活支援型事業」の交付金を活用し、観光閑散期の秋冬の消費を呼び起こすため発行された。宿泊・観光施設などで利用できる。

 道の旅行券は対象の観光客を道内・道外と外国人に分けた3種類。道内用は額面計1万円分のセットを8000円で販売、道外と外国人向けは6000円で購入できる。計30万セットを9月1日から販売し、道内向けは見込みの9割以上が売れたが、道外用セットは「新千歳を除く道内空港を片道だけでも利用」の条件がネックになったとみられることもあり、外国人用も含めたセットは見込みの3分の2ほどしか売れていない。

 札幌旅行券は額面計1万円分のセットが8000円で、5万5000セット用意した。購入は道内在住者で、当初は販売期間の9月1〜10日、ネットかはがきの申し込みでそれぞれ5冊まで購入可能だった。

 市によると、販売期間を延長し9月だけで4割以上売れたがその後、伸び悩んだ。市は今後、購入制限をネットとはがきで各10冊ずつに緩和、特に市外の購入者を掘り起こしたいとしている。

 道は「観光客の道央集中が課題なので利用条件は変えず、今後は全道周遊のアピールに力を入れたい」としている。旅行券の利用はいずれも来年2月末までで、道と市は完売まで販売を続けるという。【三股智子】

3611チバQ:2015/11/15(日) 14:09:36
http://www.afpbb.com/articles/-/3066552
観光客の人気を集めると見込まれる国は?旅行業界予想
2015年11月15日 12:36 発信地:ロンドン/英国
【11月15日 Relaxnews】旅行業界がこのたびまとめた報告書で、近い将来、観光客の人気を集めると見込まれる国として、イランの名が挙がった。米国との関係が改善され、経済制裁の解除も近いと見込まれている。

 今月上旬に英ロンドン(London)で開かれた旅行ビジネスの見本市「ワールドトラベルマーケット(WTM)」で発表された今年のWTMトレンドリポートによると、イランは中東の観光業の鍵となる可能性を秘めていると期待されている。

 主な観光スポットは、古代ペルシャ史跡に加え、19か所もある国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)。これは中東の他のどの国よりも多い。古代都市スーサ(Susa)と穴居生活が営まれているマイマンド(Maymand)の2か所の世界遺産登録は今年7月に決まったばかり。

 さらにイランは、スキーリゾート19か所や登山やバードウオッチングが楽しめる自然遺産にも恵まれており、こうした隠れた名所のPRも推進していく考えだと業界関係者らは紹介している。(c)Relaxnews/AFPBB News

3612チバQ:2015/11/17(火) 20:31:26
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151117/frn1511171536007-n1.htm
一流ホテル“争奪戦”で米が中国包囲網 マリオットがスターウッドを買収
2015.11.17

 中国資本をめぐっては、米国の一流ホテル買収も相次いでいる。米国内では国の安全保障に悪影響を及ぼす可能性が指摘されるなど警戒感が高まっており、“中国包囲網”を形成する動きも出始めた。

 米ホテル大手「マリオット・インターナショナル」は16日、セントレジスやウェスティンなど有名ホテルチェーンを運営する米同業大手「スターウッドホテル&リゾートワールドワイド」を買収すると公表した。

 スターウッドについては中国各社による買収の動きも報じられており、マリオットが中国阻止へ動いた形。買収額は122億ドル(約1兆5000億円)で、買収によりマリオットは世界最大のホテルチェーンとなる。

 中国勢の米ホテル買収では、名門「ウォルドーフ・アストリア・ニューヨーク」が昨年、中国の保険会社「安邦保険集団」に19億5000万ドルで売却することで合意。アールデコ調の装飾を施した重厚な造りで歴代の米大統領が愛用したが、オバマ大統領は中国の盗聴を懸念して今年9月、国連総会時に宿泊先を変えたとされる。

 3月に開業したばかりのバカラホテルは、中国の保険会社「陽光保険集団」が2億3000万ドルで取得を決めている。

3614チバQ:2015/11/20(金) 23:23:57
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0203623.html
タクシーで道南、道央へ 新函館北斗発、旅行商品続々
11/19 07:00

 【北斗、函館】来年3月26日の北海道新幹線開業をにらみ、タクシーを活用した旅行商品の開発が相次いでいる。北斗市観光協会は新函館北斗駅(北斗市)から北斗市内の観光地を周遊する商品を、タクシー業の道南ハイヤー(函館)は同駅や函館から道央方面などに向かうプランをそれぞれつくった。ともに新幹線開業に合わせ売り出す。

 北斗市観光協会は新幹線開業に備え昨年12月、任意団体から一般社団法人へと法人化し、今年3月には道に旅行業の登録も済ませた。これを受け、個人向け9コースの旅行商品を今回初めて開発した。

 北斗市内のタクシー会社2社と提携し、新函館北斗駅を出発しトラピスト修道院やきじひき高原など同市内を周遊する。4人乗りと9人乗りがあり、料金は1台4千〜2万3千円。予約のほか、駅併設の観光案内所で申し込む。同協会は「開業で大幅増が見込まれる観光客に北斗の良さをPRしたい」と話している。

 道南ハイヤーは4コースを設定。新函館北斗駅から函館周辺の観光地を経由しニセコ、洞爺湖・登別方面へ向かうプランや、函館市内を出発し、青函トンネル記念館(渡島管内福島町)やきじひき高原など、道南を回るプランを設けた。

3615とはずがたり:2015/11/22(日) 22:00:12
京都に高級ホテル続々 外資、訪日富裕層に照準
http://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/business/kyoto_np-20151122000076.html
17:54京都新聞

 外国人観光客が増える京都市内で、海外の富裕層をターゲットにした外資系高級ブランドのホテル進出が相次いでいる。広々とした日本庭園や伝統工芸の技を凝らした内装など和の意匠で客室をしつらえ、宿泊需要の取り込みを図っている。既存のホテルも改装に力を入れるなど高級路線で顧客を取り込む動きが過熱している。

■漆調の机 枯れ山水庭園 洋室に伝統美

 京都市中京区の鴨川沿いに開業した「ザ・リッツ・カールトン京都」は米国のホテルチェーン傘下だが、京都の景観との調和を目指す。鴨川に面した呼びものの客室では、東山を借景にした約60平方メートルの日本庭園が屏風(びょうぶ)絵のように窓一面に広がる。

 枯れ山水の様式で白砂利の上に石橋を架け、モミジやマツ、シダなどを配した。庭石や燈籠は、同じ場所で以前営業していたホテルから譲り受けた。愛知万博の日本庭園を手掛けた著名な庭師が監修した。日々の手入れが大変だが、広報担当の山集杏里さん(32)は「京都の庭師が丹精込めて剪定(せんてい)している日本の庭園を海外のお客さまに楽しんでいただいています」と説明する。

 右京区嵯峨・嵐山地区で森トラストグループ(東京)が旧料亭を開発し、米ホテルブランドを誘致した「翠嵐(すいらん)ラグジュアリーコレクション」も日本の伝統美を重視する。高級客室「玉兎(ぎょくと)」には、畳敷きに漆調の机や若手画家が製作した金箔(きんぱく)のふすまを設置した。温泉の露天風呂からは、嵯峨野の風景に似せた竹林を背景とした苔(こけ)庭が見える。韓国から訪れた女性客は「とても快適。きめ細かく心配りしたインテリアや庭が気に入った」と満足そうだ。

 宿泊客は、欧米や中国など海外からの観光客が半数以上を占め、長期滞在や家族連れの利用が目立つ。富裕層も多く、プライベートジェットを使って来日した顧客もいるという。

 運営会社の森トラスト・ホテルズ&リゾーツの伊達美和子社長は「京都は富裕層向けのホテルが足りていないため、スイートルームから売れていく。一方で顧客層が広いことから将来にわたって確実な収益が見込める」とし、新たなホテルの開発も視野に入れる。

 ホテル関係者によると、2016年秋には、カナダの高級ホテルチェーンが「フォーシーズンズホテル京都」を東山区の病院跡地に旅館のようなしつらえで建設する予定という。ほかにも複数の外資系ブランドが京都市内への進出を検討しているようだ。

 日本ホテル協会(東京)は「東京の外資系ホテルは、周辺エリアの価値を高めるために開発業者が誘致したケースが多いが、京都は都市の魅力に引かれた外資が積極的に進出している印象を受ける」と話す。

■和の意匠 顧客取り込み

 一方、既存のホテルも海外の富裕層を取り込もうと改装に力を入れる。京都東急ホテル(下京区)は今春の改装で、銀箔(ぎんぱく)と漆を施した壁掛けや錫(すず)の器などの伝統工芸品を配した豪華スイートルームを整備し、「欧米からの利用が増え、客層が広がってきた」(広報担当)と手応えを示す。

 京都新阪急ホテル(同)も今夏に琉球畳や京唐紙を客室に採用し、改装を終えた。ホテルグランヴィア京都(同)も来年から改装に着手するなど和をテーマにした改装の動きが相次ぐ。

3616とはずがたり:2015/11/23(月) 10:52:51
スキー場:雪がない! 北海道気温下がらず開業断念続々
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E5%A0%B4%E9%9B%AA%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%81-%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%B0%97%E6%B8%A9%E4%B8%8B%E3%81%8C%E3%82%89%E3%81%9A%E9%96%8B%E6%A5%AD%E6%96%AD%E5%BF%B5%E7%B6%9A%E3%80%85/ar-BBnk4OK
毎日新聞
1時間前

 北海道のスキー場が雪不足のため、相次いで開業を延期している。例年11月中旬から順次開業している札幌市内スキー場も、今年はいまだオープンがゼロ。スキー場関係者は「早くまとまった雪がほしい」と願っている。

 札幌管区気象台によると、11月の道内は平年より気温の高い日が多く、札幌や函館、帯広など主な都市の平野部の積雪はゼロ。

 20日にオープン予定だった札幌国際スキー場は17日、開業延期を発表した。今後の予定は未定で、担当者は「暖かい日が多く、降っては解けて、降っては解けての繰り返しだ」と嘆く。道内で最も早い7日に開業予定だった中山峠スキー場(喜茂別町)は積雪がわずか10センチ。10月下旬の雪が解け、根雪にならなかった。開業には最低でも50センチが必要といい、ゲレンデの状況を日々確認する。

 パウダースノーで欧米人に人気のニセコなどの後志地方も軒並み積雪がなく、いずれも21日オープン予定だったニセコグラン・ヒラフスキー場(倶知安町)やルスツリゾートスキー場(留寿都村)は営業開始日が未定のままだ。

 13日開業予定だった道北地域の黒岳スキー場(上川町)は国立公園の大雪山系黒岳の北東側斜面にあり、植物保護のため、開業の目安は積雪1メートル。22日は寒気の影響で降雪があり、積雪は80センチと開業まであと一歩になった。24日以降、日本海側の広い範囲で降雪が見込まれることから、担当者は「きょうは『恵みの雪』になったが、もうひと降りほしい。早ければ24日にも開業したい」と期待した。

 一方、札幌近郊のスノークルーズオーンズ(小樽市)は20日、人工雪を使って道内で最も早く開業した。増岡康一支配人は「自然雪が遅れている影響で、多くの方に来場してもらえている。この機会に足を運んでほしい」とPR。22日にオーンズでスノーボードの初滑りを楽しんだ千歳市の会社員、緒方翔悟さん(22)は「久々に滑れて楽しかったが、天然雪の積もった広いゲレンデで滑るのが待ち遠しい」と話した。【江連能弘、安達恒太郎、高野玲央奈】

 ◇群馬や長野も延期相次ぐ

 本州のスキー場も雪不足に悩んでいる。群馬県嬬恋村の鹿沢スノーエリアと同県片品村の丸沼高原スキー場、長野県白馬村の白馬八方尾根スキー場は21日にオープン予定だったが、延期した。鹿沢スノーエリアは平年より気温が高いため、人工降雪機が使えないという。

 気象庁が9月に発表した寒候期予報によると、今冬(今年12月?来年2月)は東日本と西日本で平年より気温が高い見込み。冬型の気圧配置が長く続かないこともあり、日本海側の降雪量は東日本で平年より少なく、西日本では平年並みか少ない見込みだという。一方、北日本の日本海側ではほぼ平年並みを見込んでいる。

3617チバQ:2015/11/23(月) 11:27:07
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151122-00000004-sasahi-life
情報源はYouTube 外国人が訪れる“ニッポンの珍名所”〈週刊朝日〉
dot. 11月22日(日)11時43分配信

情報源はYouTube 外国人が訪れる“ニッポンの珍名所”〈週刊朝日〉
渋谷スクランブル交差点大勢の歩行者が整然と道路を横断する光景が人気。交差点を見下ろす喫茶店のテラス席は、終日カメラを構えた外国人が並ぶ(撮影/写真部・東川哲也)
 訪日外国人旅行者の数は右肩上がり。今年に入り1500万人を超え、過去最高を更新中だ。

【その他の“珍名所”の写真はこちら】

 外国人旅行者ならではの人気スポットは、あるのだろうか。訪日外国人向けフリーマガジン「GOOD LUCK TRIP」の植木孝編集長は言う。

「アジアからの旅行客の多くは、訪日前に日本の旅行誌や女性誌で情報を収集。そのため、日本人でもなかなか行かない秘湯などを訪ねます。欧米人は、日本のイメージを体験できるところが好き。猿と触れ合える居酒屋『かやぶき』は、その典型です」

 SNSやYouTubeを駆使して情報収集し、「楽しそうな自撮り写真」に触発されて行き先を決める人も多いという。

「猿が温泉に入る地獄谷野猿公苑(長野県)も、外国人旅行客が殺到したことで国内でも有名になりました」(植木さん)

 日本人が気付かない魅力を、外国人が発見してくれている。

◇渋谷スクランブル交差点
大勢の歩行者が整然と道路を横断する光景が人気。交差点を見下ろす喫茶店のテラス席は、終日カメラを構えた外国人が並ぶ

◇武神館/強くなりたい猛者が忍術を学びに集結
筋骨隆々の外国人数十人が、小柄な日本人の動きを凝視する。ここは千葉県野田市にある武道・忍術を教える道場。師匠の初見良昭さんは海外の特殊機関等で指導経験があるといい、欧米メディアによく取り上げられてきた。ドイツ陸軍で対戦車ヘリに搭乗していたクンスマンさんは、年に3〜4回来訪する。

◇居酒屋かやぶき/欧州ではできない猿との触れ合い
「イタリアでは、猿は動物園にしかいなくて見るだけ。このように触れ合えるなんて……」と歓喜と驚愕が交じり合った悲鳴を上げるのは、イタリアから来たベネレッタさん。宇都宮市にある「かやぶき」ではニホンザルを飼育しており、来店客が猿と触れ合う時間が設けられている。猿がビールを運んでくるたびに、あちこちからシャッター音が聞こえてくる。

◇富士そば秋葉原電気街店/蕎麦@秋葉原で日本を体験する
サラリーマン御用達のそばチェーン店も、秋葉原では外国人が目立つ。「日本に来たからにはそばだ」と、初来日のドイツ人3人組は入店前から頬が緩んでいた

◇江ノ電鎌倉高校前踏切/スラムダンク人気で台湾人が急増
国内外で人気のアニメ「SLAM DUNK」のオープニングに出てくるスポット。2013年に台湾のメディアで紹介され、訪れる人が急増した。ウェディングドレス姿で自撮りする台湾人女性の姿も

◇痛部屋ゲストハウス/キャラクターに囲まれアニメ文化を体感
東京・池袋にある、アニメや漫画のキャラクターを部屋一面にあしらったゲストハウス。北京のゲーム会社で働く中国人夫婦は、新婚旅行で訪日した。「ゲーム会社に入ったのも、子供の頃に日本のアニメに影響を受けたから。ここはかっこよくて、居心地もいい」と、夫の陳啓悦さん

※週刊朝日 2015年11月27日号

3618チバQ:2015/11/23(月) 11:29:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151121-00050124-yom-soci
箱根、芦ノ湖などにぎわい…警戒レベル引き下げ
読売新聞 11月21日(土)21時10分配信

箱根、芦ノ湖などにぎわい…警戒レベル引き下げ
雪をかぶった富士山の姿を楽しむたくさんの客を乗せて航行する観光船(21日、神奈川県箱根町の芦ノ湖で)=上甲鉄撮影
 箱根山(神奈川・静岡県境)の噴火警戒レベルが5段階で最も低い「1(活火山であることに留意)」に引き下げられてから最初の連休となった21日、神奈川県箱根町の芦ノ湖などは多くの観光客でにぎわった。

 同町総合観光案内所によると、箱根では強羅や宮ノ下、湯本エリアの紅葉が見頃を迎えている。富士山を望む芦ノ湖では観光船が行き交い、観光客らは船上から記念撮影したり、湖畔を散策したりして晩秋の箱根を楽しんでいた。箱根観光船営業推進部の山田みどりさん(47)は「ようやく例年の紅葉シーズンのにぎわいが戻って来た。年末年始に向けさらに観光客の増加を期待したい」と話した。

3620チバQ:2015/11/29(日) 18:38:25
http://www.asahi.com/articles/ASHCT56VYHCTPLZB01B.html
京都観光「朝型」いかが 座禅や朝がゆ、混雑回避狙う
西村宏治2015年11月29日09時56分
紅葉シーズンまっただ中の京都市でいま、「朝型」観光ツアーに注目が集まる。米旅行誌で2年連続「人気世界一」に輝くなど、外国人旅行者も急増し、混雑が当たり前に。関係者は人が少ない朝のプランを定着させ、観光客の満足度を上げたい考えだ。

 朝7時半。紅葉に染まる圓徳院(えんとくいん、東山区)で21日、観光客4人が座禅を組んでいた。その後、庭師の指導で庭の砂をはき整える「砂紋引き」を体験。最後に朝がゆを味わった。

 甲府市から参加した末木基(すえきもとぎ)さん(67)は「食事もおいしく、想像以上の体験でした」と満足した様子。後藤正晃(しょうこう)住職(33)は「朝の座禅や掃除は毎日の修行の一環。その流れをご体験いただければ」と話す。

 4人が参加したのはJTBの特別プラン。グループ会社で京都旅行の企画を担当する大江徹・地域統括部長は「個人旅行では、朝早くから動きたい人も多い。来年はさらに朝のプランを増やしたい」と意気込む。

 京都では昨年以降、官民一体で朝型への取り組みが進む。圓徳院のケースも原型は市の観光協会がつくった。今春、数日間試したところ好評で、秋に開催日を増やしてJTBが商品化した。協会の中川理恵・誘致推進課長は「お寺のみなさんは、朝早くからいろんな仕事をされている。少しでもご協力いただければ、とお願いした」と話す。

3621チバQ:2015/11/29(日) 18:51:26
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201511/CK2015112902000101.html
全面結氷 高まる期待 檜原村・払沢の滝 今冬も「氷瀑クイズ」

2015年11月29日


2006年1月、全面結氷した払沢の滝をバックに、携帯電話で記念写真を撮る観光客=檜原村で
写真
 都内で唯一、「日本の滝百選」に選ばれている檜原村の「払沢(ほっさわ)の滝」。その滝が、最も凍る日を当てる「氷瀑(ひょうばく)クイズ」が二十九回目を迎えた。最初は全面結氷する日を当てるクイズだったが、凍りきらない年が続いて現在の方式に。ただ、九回、十九回目と、「九」のつく回は全面結氷しており、二十九回目の今回は「十年に一度」の全面結氷に期待が高まる。 (村松権主麿)
 「全体が凍った滝は、自然がつくる氷の芸術。何度見ても『すごい』としか言いようがない。クイズを始める前は、全部凍らない方が珍しかったのに…」。こう話すのは、滝の近くで飲食店を経営する高木省次さん(65)。冬場でも観光客が訪れるイベントをしようと、地元の友人らと一九八七年度にクイズを始めた。
 しかし、地球温暖化の影響のためか、完全に結氷しない年が続いた。当選者が出たのは九回目だけという事態を打開するため、十二回目からは「最も凍る最初の日」を当てるクイズに変更。その後も、全面結氷したのは十九回目だけで、あとは15〜95%の凍結にとどまった。
 「完全に凍る」ことが珍しくなったことで、二〇〇六年一月八日の全面結氷時は、新聞やテレビで大きく紹介され、車に乗った見物客が殺到。滝近くで葬儀があったことも手伝って、JR武蔵五日市駅から滝まで続く約八キロの道は大渋滞となった。
 「大渋滞は困るけど、十年に一度の法則なら、この冬こそ」と期待するのは、村観光協会の小林和宏事務局長(49)。村役場の男性職員(46)も「十年に一回、完全に凍って、多くの人が来るのもいい」と期待する。クイズを主催する払沢の滝冬まつり実行委員会や住民の間でも、「十年ぶり」が話題になっている。
 ただ、今年は七月に猛暑が襲い、八月は長雨、晩秋に暖かい日が続いたためか、「紅葉の色づきがいまひとつだった」と小林さん。天候不順は続くのか、それが滝の氷瀑にどんな影響が出るのか、気をもむ冬になりそうだ。
 <払沢の滝クイズ> 4段に分かれた滝の落差は約60メートル。来年1月1日〜2月29日に、落差約26メートルの最下段が最も凍る日を当てる。今年1月4日が正解だった前回は、最大だった45%の結氷を5日間観測。約4000通の応募から、最も早い日を当てた35人に特産品などが贈られた。はがきに最大結氷すると思う日、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて申し込む。〒1900212 檜原村403、檜原村観光協会「氷瀑クイズ」係。12月31日締め切り(当日消印有効)。問い合わせは同協会=電042(598)0069=へ。

3622チバQ:2015/11/29(日) 18:52:50
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20151129/CK2015112902000027.html
飛騨地域への恩恵は 北陸新幹線、延伸開業から8カ月
平日にもかかわらず、観光客でにぎわう古い町並み。北陸新幹線の波及効果を飛騨全体に広げられるかが課題だ=高山市上三之町で
写真
 北陸新幹線が3月に金沢まで延伸開業してから8カ月余。観光客の増加などの波及効果をめぐり、飛騨地域内で格差が生まれている。白川村や高山市中心部では景気の良い数字が並ぶ一方、客数が新幹線の開業前を下回っている地域もある。

■効果

 「間違いなく新幹線の効果が出ている」。飛騨・高山観光コンベンション協会(高山市)の会長、堀泰則さん(67)は笑顔で話す。市観光課によると、四〜十月の観光客数は二百七十九万人。前年を二十二万人上回った。

 白川村は集計中で詳しい数字は出ていないが、観光振興課の担当者は「新幹線の追い風がびゅんびゅん吹いています」と興奮気味に語る。濃飛バス(高山市)によると、金沢-白川郷のバス利用者は前年比で五割増だ。

■接続

 一方で下呂、飛騨両市への恩恵は少ない。下呂市観光課によると、客の総数は二割近く増えたものの、北陸新幹線の利用が見込まれる関東方面に限れば、2・8%減った。飛騨市は前年比で減った月がある。

 飛騨市観光課長の渡辺康智さん(49)は「高山線がもう少し使いやすいと、ありがたいのだが」と漏らす。北陸新幹線だと、両市は富山からのJR高山線が主な接続手段。だが特急は一日四往復で、バスが豊富な白川村に見劣りする。接続も悪く、東京駅から始発の新幹線に乗ると、富山で四時間以上待たされる。

 行政トップらがJR側に改善を要望しているが、色よい返事はない。JR東海の関係者は「乗客が少なく、正直もうかる路線ではない。現実的に増便は難しい」という。

■不便

 高山市内でも地域格差が出ている。「奥飛騨などが伸び悩んでいる」と国島芳明市長。高山駅からバスで一時間ほどかかる乗鞍スカイラインの利用者は、十二万千人。昨年より4・4%減った。

 高山駅から西へ七キロで、名所のラベンダー畑が売り物のひだ清見観光協会の担当者は「関東から問い合わせは来るのに、駅からのバスが少ない。諦める人もいる」と寂しげだ。駅前のひだホテルプラザ会長でもある堀さんは「市中心部はホテルが満員の日も多い。支所地域への交通手段を充実させれば、奥飛騨の旅館などへの効果は大きい」と提案する。

 ただ、市の地域バス「のらマイカー」を活用しようにも多くが赤字路線だ。「増便や時間変更は難しい」と市観光課。黒字が見込めなければ、地元のバス会社も増便はしづらい。

 国島市長は「金沢からレンタカーを使うにも乗り捨て料金がかかる」という。高山で乗り捨てると、多くの会社が一万円前後。「レンタカー会社と話し合うなど、他の行政などとも連携し、観光客誘致につなげたい」と話す。

【記者の眼】

 「今回は白川村が勝ち組になったということ」。ある自治体の関係者は言った。「あそこは金沢に近いから得ですよね」とも。

 確かに新幹線の効果をめぐり、地域間で差がある。とはいえ、一つの名所だけを目的に観光地を訪れる人は少ない。濃飛バスの企画管理部長、岩切道郎さん(52)は「観光客は点ではなく、線で移動する。多様なルートづくりが大切」と話す。

 自治体間で温度差はあるだろうが、英知を結集してほしい。日本の観光ルートの中心に飛騨地域を押し上げるくらいの気構えで、今回の好機を生かしてほしい。以前、高山市のブランド・海外戦略部の田中明部長が語っていた言葉を思い出す。「観光ルートをたくさん作って、飛騨高山がその中心にいるようにすればいいんです」

 (清水裕介)

3623チバQ:2015/11/29(日) 19:00:00
>>2877-2878
自分の持ってるカード増えました
千葉:高滝ダム 利根川河口堰
福島:三春ダム 四時ダム  高柴ダム
静岡:井川ダム

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20151129/CK2015112902000024.html?ref=rank
東濃でも「ダムカード」人気 構造の違いやカレーお目当て
 ダムを紹介する簡易パンフレット「ダムカード」が、全国的に注目を集めている。現地を訪れないともらえないレア感も要因で、東濃地方の四つのダムも例外ではない。恵那市東野の阿木川ダムでは、ダムカレーもあり、カードとカレーをお目当てに各地を“巡礼”する愛好者もいる。

 カードは二〇〇七年、国土交通省と水資源機構が配布を始めた。県や電力会社なども加わり、現在は全国約四百六十カ所で作成している。名刺サイズの統一スタイルで、表面にダムの写真、裏面に型式や総貯水量といったデータがある。

 県内では、十四カ所で配っている。阿木川ダムでは〇七年から始まった。一四年度の配布数は三千二百六十五枚で、今年は既に約三千七百枚になった。杉山彰一所長代理は「年々、カードの知名度が上がり、ほぼ毎日、希望者がある。四月の点検放流では、千葉などから訪れる人もいた」と驚く。

 山岡町の小里川ダムでは、ダム堤体を常時一般開放し、北海道や鳥取県など遠方からの見学者も。昨年度の配布は九千八百四十枚で、前年度に比べ千八百枚近く増えた。県管理の中野方ダム(中野方町)と岩村ダム(岩村町)では本年度から、平日だけでなく土、日曜と祝日の配布も始めた。

 阿木川はロックフィル、小里川はコンクリート、愛知県豊田市と恵那市にまたがる矢作ダムはアーチ式と種類の異なるダムがこの地域に点在し、コースで巡る人もいるという。

 ダムカレーも各地で注目されている。カレーでダム湖、ご飯でダム堤体を表現しているのが特徴。阿木川ダムで地元のNPO法人が運営するお休み処「ふれんどりー」では、一二年度からダム湖カレー(八百円)をメニューに加えた。カレーの中心のゆで卵で同ダムの特徴である噴水(曝気(ばっき)設備)を、福神漬けで放流をイメージ。米や野菜は地元産にこだわる。

お休み処「ふれんどりー」で提供している「ダム湖カレー」=恵那市東野で
写真
 テーブルのノートには「念願のダムカレー 食べに来ました」「ダムカードとダムカレーを食べにダム巡り」といったメッセージも残る。

 杉山所長代理は「カードを見て、ダムの役割を知り、親しんでもらえる」とPR効果を実感。今後、カードを生かした近隣ダムとの連携も検討していく。

 ダムカードの配布先は、国交省のホームページで確認できる。

 (生田貴士)

3624とはずがたり:2015/11/29(日) 22:24:29
私は大門ダム(信貴山の山門前の池)一枚っす♪

3625とはずがたり:2015/12/02(水) 16:46:33

世界最大チェーンの誕生で加速する日本のホテル開発
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%81%A7%E5%8A%A0%E9%80%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E9%96%8B%E7%99%BA/ar-AAfUm8t#page=2
ダイヤモンド・オンライン ダイヤモンド・オンライン
週刊ダイヤモンド編集部
8 時間前

 米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルが同業の米スターウッド・ホテルズ&リゾーツを買収する。買収額は日本円にして約1兆5000億円。これにより世界で5500軒、110万室を持つ世界最大のホテルグループが誕生する。

 スターウッドの身売り話は今春浮上、買い手候補には英インターコンチネンタルや米ハイアット、はたまた中国企業の名前も挙がったことで混戦となったが、最終的にマリオットに軍配が上がった。

 両社は買収のシナジーとして「地域の補完関係があり、多様なブランドを持つことでさらにグローバル展開を加速できる」という。

 マリオットは北米の比重が高いが、スターウッドはアジアを含めたその他地域への展開が先行。ブランドは両社合計30に上る。買収後2年間で、運営や管理の効率化により2億ドル(約250億円)のコスト削減も見込んでいる。

 巨額買収が起こった背景には、ホテル産業を取り巻く大きな環境変化がある。

 まず、米エクスペディアなどのオンライン旅行会社が普及したことで価格競争がシビアになった。そして、米Airbnbをはじめとする民泊仲介サービスの台頭が、ホテル市場を脅かすほど成長しているのだ。

「Airbnbの企業価値はスターウッドの2倍」とも報じられているほど。こうした新興勢力に対抗するためにも、両ホテルは規模を拡大し、圧倒的なパワーを持つ必要があったのだ。

中級クラスを展開か
 ところで、世界最大のホテルグループ誕生は、日本市場にどのような影響を与えるのだろうか。

 訪日外国人(インバウンド)の増加により、日本のホテル市場は成長が著しい。ある日系ホテル幹部は、「巨大外資系連合が日本でますますホテル開発を加速させるはずだ」と指摘する。

 というのも外資系は、これまで都市部で最高級〜高級ホテルを展開してきたが、近年、北海道や沖縄のリゾートに触手を伸ばしている。例えば北海道のニセコ町では「パーク ハイアット」「ザ・リッツ・カールトン」の新規開業が相次いで予定されている。

 地域に加えて、ブランドカテゴリーで考えてみても、外資系の開発余地は大きい。スターウッドなら「アロフト」「エレメント」といった中級以下のブランドは日本未進出のものが多いからだ。

 これらは三菱地所が展開するロイヤルパークホテルや三井不動産の三井ガーデンホテルなどが相当する。いわゆるビジネスホテルよりも部屋が広く、高級感を意識したカテゴリーだ。

「開発交渉において、インバウンドを呼び込める外資系は有利」(大手ホテルの開発関係者)という声もあり、ホテル開発はますます加速しそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 柳澤里佳)

3626とはずがたり:2015/12/04(金) 15:54:00
「日本攻略」を競う中国人観光客のすさまじきトラベル情報網
http://diamond.jp/articles/-/79640
ジャーナリスト・中島恵
中島恵 2015年10月8日

「こんなところにまで出没!?」
国慶節にも押し寄せた中国人観光客

国慶節にも大量の中国人観光客が日本にやって来た。なぜ彼らは、日本全国津々浦々、観光ガイドにも載っていないよう場所にまで出没するのか
 今年は「爆買い」という言葉を何回、いや何百回聞いただろうか? もはや耳にタコができるほど聞いて、飽き飽きしている人も多いかもしれない。2月の春節から始まって、4月には「爆・花見」という新語も飛び交った。日本全国津々浦々まで中国人観光客の需要に沸くなか、足もとでは10月7日までの国慶節(中国の建国記念日)の間に、再び大量の中国人観光客が日本に押し寄せた。

 東京は観光施設が多い上に人口も多いのでそれほど目立たないが、地方都市に出かけると、中国人のあまりの数の多さに圧倒される。筆者はこの8〜9月、取材のため全国各地に出かけたが、どんな地方都市に行っても、中国人観光客を見かけない日はなかったと言ってもいい。「えっ、こんなところにまで?」と思うマイナーな場所にも彼らは出没していて、驚いたというよりも恐れ入った。

 たとえば、長崎県の雲仙温泉。平日で雨も降っていたせいか、少し肌寒くて観光客はまばら。しかし、源泉のそばを散策する中国人の若者5人を見かけた。9月の週末、新宿から高速バスで御殿場に行こうとしたところ、朝9時のバスに飛び乗ろうと思ったら、中国人客が溢れ返っていてバスは満席。次のバスに乗ったら、乗客の7割はなんと中国人だった。彼らは団体ではなく個人客。御殿場駅で下車した後、アウトレットモールに向かう乗り換えのシャトルバス乗り場に、迷うことなくさっさと並んでいたのでさらにびっくりした。

 他にも、札幌の日本人がよく行くような健康ランドや、おいしいけれど何の変哲もない東京近郊にある小さなケーキ屋さん、クルマでなければ行けない山梨県の天然記念物・富岳風穴――。観光地はもちろん、観光ルートに載っていない普通のカフェやレストランにも、筆者が行く先々に中国人の姿があった。ガイドブックに載っていない、家の近所のドラッグストアにさえ(居住者のようには見えない)中国人観光客が出没しているのを見ると、本当に感心してしまう。

 彼らは、いったいどんな情報を元にこうしたややマニアックとも思える場所を見つけ出し、訪れるのだろうか。多くの日本人が彼らの行動を不思議に思っているのではないだろうか。

 筆者は以前、ダイヤモンド・オンラインに寄稿した記事http://diamond.jp/articles/-/68650
の中で、在日中国人によってもたらされる観光情報や中国人のカリスマブロガーの存在が彼らの情報源になっていることを紹介した。それは今も続いており、中国人留学生2、3人に問い合わせてみたところ、この国慶節の際も中国から来た友人の観光案内などで大忙しだったようだ。

もはや観光は「ゲーム感覚」
日本攻略プランを教える旅行サイト

 取材を進めていくと、彼らが独自に旅行先を決めるために活用している“中国では非常に有名な”旅行サイトがいくつかあることがわかった。それは「去〓児?」(〓は口へんに那)「窮游」「百度旅行」「携程旅游」などだ。

 サイトの発信者は、日本旅行に詳しい個人や旅行関連ビジネスを行う企業など。これらのサイトにはその名も「攻略」というページがあり、独自に旅行プランを作成できるようになっている。彼らは日本旅行を「攻略」とみなし、まるでゲーム感覚で面白がりながら、1つひとつの壁を“攻略”しながら、計画を立てていたのだ。

「去〓児?」サイトを見てみると、トップページには飛行機の予約画面が出てくるが、「攻略」をクリックすると目的地が出てくる(国内、海外ともにあり、日本以外にも多くの国の旅行情報がある)。たとえば「日本→名古屋」と入力してみる。すると、名古屋の街紹介、交通、路線、風景、美食、ホテル、ショッピング、その他などが選べるようになっている。さらに予定する滞在日数、旅行者の構成(親子か、夫婦か、友だちか)、具体的な予算、目的(買い物か、食事か、景色か)などの項目が出てきて、それに沿って入力していくと、自分たちの旅行にぴったりなプランがいつの間にか完成する、という具合になっている。

3627とはずがたり:2015/12/04(金) 15:54:26
>>3626-3627
 他のサイトも少しずつ内容は異なっているが、同じように順々にクリックしていくだけで、「自分だけのオリジナルプラン」を組み立てられるようになっており、そのために必要な航空券やホテルの予約、アクセス、所要時間まで出てくるので、旅行までの間、どういう準備をしたらよいのかもわかる。

 また、過去に旅行した中国人の実際のプランも出てくるようになっており、旅行先の感想や、買ったものでおススメのもの、どんなレストランで何を食べたか、メニューは何かなども、同サイト上にブログのように書き込まれているので、参考になる(閲覧数、コメント数、この感想文を参考にした人数まで表示されているので、それらを読んで自分なりに判断できる)。

 もちろん、個人の感想文なので、情報の精度は様々であり、たまには間違った情報も混ざっているようだが、日本旅行を「攻略」する1つの情報源として役立てている人が多い。かつては書店に並ぶ「日本旅行」関連のガイドブックを手にしている人もいたが、それも今は昔。もうそんな人はほぼ皆無に近く、ウェブサイトをプリントアウトする人すらいなくなった。誰も彼もスマホ上で情報を1日単位、いや1時間単位でアップデートしているのだ。

中国版LINEに溢れる爆買い情報
一部の商品が飛ぶように売れるナゾ

 旅行サイト以外に、企業や個人が運営しているSNSも活用している。約5億人の中国人が利用しているという「微信」(中国版LINE、WECHATとも呼ばれる)では、友人が発する個人的な投稿ももちろん参考にするものの(友人が日本旅行に行ったときに書きこんだ感想など)、それ以外に「公式アカウント」という中国のSNS特有のものがあり、これを見ている人が多い。

「公式アカウント」という名前だが、個人が半ば趣味で作成しているものも結構ある。それ以外に、企業が転売ビジネスを目的として運営しているものもあり、内容は玉石混淆だ。遅ればせながら、筆者も数ヵ月前から「微信」を開始したので、中国人の友人に勧められた日本関係の「公式アカウント」をいくつか登録(フォロ―)している。

 筆者が見る限り、主に日本での買い物や観光地の紹介がメインで、内容は旅行サイトとあまり変わらないものもあるが、スマホ上のタイムラインに常に流れてくるので、つい見てしまう気軽さがある。多くの「公式アカウント」は写真が多彩で、ほぼ毎日更新されている。

 また、自分がフォロ―していない「公式アカウント」でも、友人がシェアすれば見られるが、買い物に関する情報は豊富だ。旅行サイトのように、知らない人の感想文ではなく、「微信」ならば自分の友人から回ってくる情報が中心なので、こちらのほうが信憑性は高いと感じる人もいる。

 最近、中国人観光客の間で、ある特定の薬や日用品だけが飛ぶように売れていることが日本のメディアで取り上げられているが(たとえば、12種類の薬だけが爆発的に売れるなどの現象)、これは転売ビジネスをしている企業が(たとえば自分たちが大量に仕入れていて、売りさばきたいなどの理由で)繰り返しタイムラインで紹介していることが一因となっている。日本で本当に売れている商品とは限らず、商売目的のものも多いので注意が必要だ。

 一部の中国人はこうした転売ビジネスの存在に気づいており、「お仕着せの買い物情報はもういらない。日本で見つけた本当に使ってよいもの、価値のあるもの、まだ友だちが持っていないものが欲しい」という声も多く、「攻略サイト」をもっと攻略して、より精度の高い情報や、もっとマニアックなところ、オリジナリティへの関心が高まっている。

日本は未知のワンダーランド
「観光地は自分で探す」が中国流

 こうしてハイスピードで進化する中国人の個人旅行を見てみると、なるほど、街のカフェやレストランに、彼らが「普通に」出没していても何ら不思議ではないことに納得する。

 日本人が「えっ、こんなところは観光地じゃないでしょう?」と思っている場所でも、中国からやってくる彼らにとって、そこは異国であり、未知のワンダーランド。彼らが「面白い!」と思うところであれば、こちらが必死で宣伝しなくても、勝手に宣伝してくれるし、それが観光資源になる。日本人が決めることではなく、それが彼らにとっての旅行の「攻略」の仕方なのであり、面白さなのだ。

 日本企業の中には「微信」を活用して積極的に情報発信しているところもあるようだが、それはまだ少ない。スマホを通して、感度の高い個人客に情報発信していけば、彼らのアンテナにひっかかるはずなのだが……。きっとそうこうしているうちに、彼らは新たなる次の情報源を見つけるに違いない。

3628チバQ:2015/12/05(土) 00:01:13
登録してみた
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151129-OYT1T50008.html
外務省の「たびレジ」、登録者数が伸び悩み
2015年11月29日 09時54分
 日本人の海外旅行者らに現地の治安情報などをメールで知らせる外務省のシステム「たびレジ」の登録者数が伸び悩んでいる。


 日本からの海外渡航者は年間延べ約1800万人に上るが、たびレジの登録者は昨年7月の運用開始以降の1年間で累計23万人弱のペースにとどまっている。パリ同時テロでは数万人の邦人がパリ周辺にいたとみられるが、在留届を提出した約1万3000人以外は滞在状況をほとんど把握できなかった。

3629チバQ:2015/12/06(日) 21:39:28
http://news.livedoor.com/article/detail/10914110/
外国人観光客に勧められない!東京「7大ガッカリ」観光地が判明

2015年12月4日 21時0分 Suzie
シンガポールの「マーライオン」、コペンハーゲン(デンマーク)の「人魚姫像」、ブリュッセル(ベルギー)の「小便小僧」――といえば、世界3大ガッカリ観光地。

でも“ガッカリ”なら日本だって負けていません。

世界でもっとも影響力がある旅行雑誌のひとつとされているアメリカの『トラベル+レジャー』が、東京の7大ガッカリ観光地を発表しました。どんな場所が選ばれたのか、7位から、カウントダウン形式でご紹介しましょう。

■7位:竹下通り

「かつてはカウンターカルチャーの見本市のようだった竹下通りも、いまではすっかり廃れてしまった」というのが記者の意見。「いまでは、ストリートミュージシャンやコスプレイヤーの数より、コスプレイヤーを探す観光客のほうが多くなっている」と見えるそうです。

■6位:監獄レストラン

音楽が大きすぎたり、スタッフが叫んでいたりして、落ち着いて食事や会話ができません。フードにはワサビがたっぷり。「そんな思いをして刑務所の食事を体験するより、普通の居酒屋でのんびりしたほうがいい」とのこと。

■5位:サンリオピューロランド

キティちゃんは海外でも大人気。だから行ってみたいと考える海外からの観光客は多いようです。

でも「入園料が高い」「キティちゃんは小さいからこそかわいいのに着ぐるみサイズだと怖い」などなど、記者はいいたい放題。一方、ジブリミュージアムについては「子どもも大人も楽しめる」と絶賛しています。

■4位:メイドカフェ

若い女の子が猫耳をつけたメイドのコスプレをして、ワッフルやオムレツにハートマークのデコレーションをしてくれるメイドカフェについても、「観光客とオタクの領域」とバッサリ。

■3位:ディズニーランド

東京ディズニーランドが千葉にあることは、海外からの観光客もよく知っているようです。そして、大部分の乗りものに乗るために長時間列に並ばなければならないことにうんざりしている様子。ファストパスを持っていても、どうせみんな持っているんだからあんまり意味ない……と感じているようですね。

■2位:ゴールデン街

新宿の有名な飲食店街が堂々のランクイン。時を超えた場末感やディープな体験を求めて足を運んだものの、「観光客ばかりで、しかもサービス料が高い」と、観光地化したゴールデン街にがっかりしている模様。ゴールデン街よりも、エビス横丁や吉祥寺のハーモニカ横丁を勧めています。

■1位:東京スカイツリー

映えある(?)1位に輝いたのは、東京スカイツリーでした。なにより入場料が高い。そして、前売りチケットを買う手続きが煩雑。なのに当日の待ち時間も長い。代わりに、無料で待機列もほとんどなく、遅くまで空いている東京都庁に行くことを勧めています。



東京在住の日本人からしたら意外なスポットも含まれていますが、おそらくこれらは、海外からの東京ツアーに組み込まれているのでしょう。世界の大都市のなかでも、特に交通機関が発達していて比較的安全な東京。見どころもたくさんありますから、楽しくて有意義な旅にしてもらえたらいいですね。

(文/宮本ゆみ子)

3630チバQ:2015/12/07(月) 00:01:49
http://www.sankei.com/west/news/151201/wst1512010001-n1.html
2015.12.1 11:00
【ビジネスの裏側】
転売無効にするUSJの“奇策” 「告発許して」ダフ屋行為の学生が反省文、「こっそり教えて」と業界

 大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)で11月から、転売されたチケットが利用できなくなった。無効になったチケットは4千枚以上に上り、購入者とのトラブルも予想されたが、蓋をあけてみると、実際に転売チケットで入場しようとしたケースはほとんどなかった。チケットの転売自体も激減しており、同じようにダフ屋行為などに悩む人気アーティストのコンサートやイベントの主催者から注目を集めている。(阿部佐知子)

 
作戦勝ち?

 転売チケットの無効化がスタートした11月1日、USJの運営会社、ユー・エス・ジェイは、アトラクションを少ない待ち時間で優先的に利用できる同日指定のエクスプレス・パスなど数百枚を「転売」と確認。使用できなくした。

 平日でも2時間待ちが当たり前の人気映画「ハリー・ポッター」をテーマにしたアトラクションを優先的に利用できる7200円や9800円のエクスプレス・パスは特に人気が高く、すでに完売していた。このため、オークションサイトなどで高値で転売されたチケットで入場しようとするケースが続出することも想定されていた。

 ところが、その日に無効チケットを持っていたのは11組。そのうち「なぜ使えないのか」などと厳しいクレームがあったのは2組だけだった。

 同社の森岡毅執行役員は「大半は、使えないチケットと分かって持ってきていたようだ」と話す。

 なぜ、わざわざ持ってきたチケットが無効になったのにほとんどトラブルにならなかったのか。

 
 森岡執行役員は「すでに使えないと分かったチケットに返金の動きがあった」と打ち明ける。

 同社は転売チケットを無効化すると同時に、転売業者に「購入したチケットを無効化した。無効化を知りながら転売すれば刑法で詐欺罪に問われる」と警告文を送付し、転売先に返金することを呼びかけていた。

 これを受け、7〜8割は返金されていたと同社はみている。

 
7倍の価格も

 同社が転売チケットを無効にするのは、USJに行きたいファンに適正な価格で楽しんでもらうのが目的だ。背景には、業者が転売目的でチケットを組織的に買い占めることで人気チケットが売り切れたり、高値で出回ったりするケースが横行していたことがある。転売目的の確認されただけでも年約10億円分に上り、7200円のエクスプレス・パスがネットオークションで約7倍の5万円で取引されたこともあった。

 このため「子供が行きたがっているが、エクスプレス・パスがどうしても買えない」など切実な声も寄せられるようになったこともあり、無効化による対策に乗り出した。

 そもそも転売目的で買ったチケットを高く売る「ダフ屋行為」は都道府県の迷惑防止条例で規制対象となっているが、ネット上の転売は取り締まるのが難しいとされる。ところが、使えないと分かっていながら無効となったチケットを売れば詐欺罪に問われることになりかねない。これを恐れた転売業者が返金に申し出るというわけだ。

3631チバQ:2015/12/07(月) 00:03:04
 チケットの転売は、インターネット上でやりとりして顔を合わせる必要がないため、「小遣い稼ぎ」の軽い気持ちで手を染めるケースが後を絶たない。主婦や学生、サラリーマンなどが片手間に行うケースも少なくないとみられる。

 同社には「私は苦学生で、学費が払えずやむを得ず行った。刑事告発はしないでほしい」と平謝りの反省文が届いているという。

 
有効策広がるか

 同社は対策のため数億円規模を投じて監視調査チームを編成し、一度に大量のチケットを購入する不審者をチェックしている。その上で「犯罪者に利するためノウハウは秘密」(同社)というが、チケットの転売などを追跡できる仕組みを確立した。実際にネットオークションなどのチケットを落札して、チケットに潜ませていた“マーキング”から購入者を特定することもあり、こうして転売チケットをあぶり出している。

 転売チケットの無効化は現時点で有効な手段として機能しているようだ。ネットオークションサイトでは10月までエクスプレス・パスなどが出品されており、定価の2倍程度で取引されていたが、11月以降は多くのサイトで出品されなくなった。

 業者が出品しなくなったほか、サイトによってはガイドラインで規制に乗り出した運営者もいる。最大手「ヤフオク!」の広報担当者は「なぜUSJチケットの出品が減っているかについて、個別の案件にはお答えできない」とするが、転売撲滅の効果が出ているといえそうだ。

 転売チケットをめぐっては人気アイドルグループやアーティストのコンサートなどで同様のダフ屋行為が横行しており、主催者は頭を悩ませている。

 さまざまな対策も講じられているが、「いたちごっこ」の状態が続いているのが実情だ。同社には、こういった主催者から「ノウハウを提供してほしい」と問い合せが寄せられており、USJの取り組みが転売チケット撲滅の有効策として広がっていくことも考えられる。

3632チバQ:2015/12/07(月) 00:42:47
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0209958.html
国際リゾートへ照準 スターウッド3ホテル開業 ルスツ、キロロ
12/06 05:00、12/06 10:55 更新


真新しい看板が掛けられ、開業日を迎えた「ウェスティンルスツリゾート」=留寿都村
 【赤井川、留寿都】米国大手ホテルチェーンのスターウッドホテル&リゾートが運営する3ホテルが、後志管内のキロロリゾート(赤井川村)とルスツリゾート(留寿都村)に相次いで開業した。国際スキーリゾートとして成長する近隣のニセコにならって海外客の集客増を図るとともに、札幌、小樽周遊など独自の経営戦略を描く。

 5日に開業したホテル「ウェスティンルスツリゾート」に面したルスツリゾートのゲレンデには、外国人スキーヤーの姿が目立った。タイから来たシャン・ボンシャンウォンさん(29)は「フレッシュな雪を見に来た。本当に美しい風景だ」と声を弾ませた。ニセコ行きも検討したが、何度も北海道を訪れている姉にルスツを薦められたという。

 同リゾートの施設を所有する加森観光(札幌)は今年9月に万龍(中国)、ビバルディパーク(韓国)など海外4スキー場と「国際スキー場サミット」をルスツリゾートで開催し、連携強化を確認したばかりだ。2018年に韓国・平昌、22年に中国・北京で開かれる冬季五輪をにらみ、アジアで拡大するスキー人口を取り込んでいく狙いがある。

 加森観光の加森公人社長はルスツへの海外客の集客は今後、スターウッドのネットワークを生かしていくという。一方、加森観光自身はスキー離れが続く国内客の掘り起こしに注力し「相乗効果を狙いたい」とする。

 赤井川村のキロロリゾートも海外客の誘致に力を入れる。現在、中国、韓国、台湾などを中心に海外客は約3割を占めるが、スターウッドはニュージーランドやオーストラリアなどにも集客範囲を広げ、海外客の割合を半分以上に増やす考えだ。

 これに加え、キロロを拠点にした広域的な北海道観光も視野に入れる。スターウッド幹部は「冬は雪と食べ物がメーン。夏はキロロを拠点にハイキングやカヌーなどの自然体験に加え、札幌、小樽、余市観光や登別の温泉などに日帰りで行ってもらうのも良い」と語る。

 小樽観光協会の西條文雪会長も「キロロと小樽市街地はタクシーで30〜40分と近い。ホテルの滞在者は富裕層も想定されるので、小樽にも足を向けてもらえれば」と期待する。

 後志総合振興局によると、昨年度の外国人宿泊客数(延べ数)は留寿都村が前年度比26・4%増の9万7900人、赤井川村が同4・2%増の4万2500人。オーストラリア人を中心に年間約44万人の外国人が宿泊するニセコ地域とは桁が違うが、ニセコから周辺へ向かうツアーも近年、人気を集めている。

 後志管内倶知安町の旅行業ニセコグラウンドサービスは今冬、ニセコからキロロへのバスツアーも初めて手掛ける。堀井俊宏社長は「長期滞在客ほどさまざまな山を滑りたがる」と指摘する。

 同振興局の大島吾一観光戦略室長は「ニセコを起点に地域全体のブランドがさらに高まる」と話しており、今後はニセコ、キロロ、ルスツが一つの観光圏として成長するかどうかが鍵となる。(倶知安支局 生田憲、小樽報道部 市村信子)

3633とはずがたり:2015/12/15(火) 19:49:25

リーガロイヤル大阪が再開発を延期した裏側 森トラストとの提携を解消、頼みは幻の鉄道
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AB%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%81%8C%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%82%92%E5%BB%B6%E6%9C%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E8%A3%8F%E5%81%B4-%E6%A3%AE%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%8F%90%E6%90%BA%E3%82%92%E8%A7%A3%E6%B6%88%EF%BD%A4%E9%A0%BC%E3%81%BF%E3%81%AF%E5%B9%BB%E3%81%AE%E9%89%84%E9%81%93/ar-BBnu1tG#page=2
東洋経済オンライン
松浦 大

 皇族も利用し、“大阪の迎賓館”とたたえられた「リーガロイヤルホテル大阪」(以下、大阪本館。地図中央)が、揺れに揺れている。

 所有、運営するロイヤルホテルは、老朽化の進む大阪本館の建て替え完了を2021年に予定。が、当面延期し、2位の大株主である、森トラストとの提携関係を見直すと発表したのだ。

 宴会場、豪華な客室を備える大型ホテルの建て替え費用は、たとえばホテルオークラで総額1100億円、旧赤坂プリンスホテルで980億円など、巨額だ。そのためロイヤルホテルは、2011年から森トラストと組んでの再開発を計画していた。しかし、2020年の東京五輪開催が決まり、拡大する訪日外国人客の需要を取り込むため、延期して自社主導で再開発を行うという。

 同社の軌道修正は今年に入って2度目。7月には、朝日新聞社が建設中の中之島フェスティバルタワー・ウエストに、高級ホテルの開業を予定していたが、優先交渉権を失い、事実上断念したばかり。二つの成長戦略がいったん白紙となった。

 ロイヤルホテルは、1990年代の拡大路線が行き詰まり、2000年に債務超過に転落。メインバンクの三井住友銀行から300億円近くの債務免除を受け、2006年に森トラストの傘下に入るなど経営再建途上にあった。2011年には東日本大震災による自粛ムードのあおりを受け、170億円超の特別損失を計上、大阪本館の土地を森トラストに170億円で売却していた。

 財務が改善し環境が好転したことによって、今回、大阪本館の土地を270億円で買い戻すとしている。

 ただし、ロイヤルホテルに単独で、大阪本館を建て替える体力はない。森トラスト側はロイヤル株で売却損や減損を余儀なくされており、大阪で100億円のサヤを抜いて、提携に幕引きを図るというのが実情ではないのか。

 ロイヤルホテルが自社主導に転換した理由については、「中之島地区の再開発が動き出すのでは、という期待が大きい」(同社関係者)。

 中之島再開発は1989年ごろから検討されていたが、巨額の投資資金の担い手を欠き、進展は一部にとどまる。交通の便が悪く、2008年に京阪中之島線ができたが、主要路線と接続せず、効果は薄かった。

 風向きを変えたのは大阪維新の会の台頭だ。2008年ごろから、府知事だった橋下徹氏が、関西国際空港再建の起爆剤として、なにわ筋線の開発を主張。新幹線の止まる新大阪駅と、関空のアクセスを改善することで、大きな経済効果が見込めるとした。このなにわ筋線の中間駅に中之島も想定されている。

 ただ、大阪の事情に詳しい、鉄道ライターの森口誠之氏は「なにわ筋線にどれだけの需要があるのか」と、その実現性に疑問を呈する。

 ロイヤルホテルは業績や財務が改善したとはいえ、今回の土地買い戻しをすれば、2016年3月末の有利子負債は推計で約370億円、負債資本比率(DEレシオ)は3.7倍に達する。

 二つの成長戦略を失った大阪の名門ホテル。先行きの不透明感は高まっている。

3634チバQ:2015/12/15(火) 23:21:24
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151215-00096676-toyo-bus_all
あのロイホが「ホテル運営」に熱を上げる事情
東洋経済オンライン 12月15日(火)6時0分配信

あのロイホが「ホテル運営」に熱を上げる事情
ファミレスの代表格でもあるロイヤルホストがホテル事業に力を注いでいる
 東京・浅草。眼下に浅草寺、その少し先に東京スカイツリーを望む好立地に12月17日、客室数270のホテル「リッチモンドホテル プレミア浅草インターナショナル」が開業する。

 特徴は、訪日観光客への対応を強化している点だ。英・仏・中・韓・ヒンディーという5つの言語で接客可能な専用コンシェルジュを配置。同じ建物の下層階には、日本各地のアンテナショップが入った「まるごとにっぽん」という商業施設もある。

 このホテルが特に注力しているのが、ムスリム(イスラム教徒)の受け入れだ。ハラル認証を得た和食2種類・洋食2種類の専用弁当を提供するほか、手足を清める水洗い場、礼拝用マットやコンパスまで備えている。

■ 初の「インターナショナル」ブランド

 実はここ、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を展開しているロイヤルホールディングスが運営するホテルなのだ。1995年にロイネットホテル(現・リッチモンドホテル)の1号店を東大阪市に開業。現在は全国の都市部で35の施設を手掛けている。

 浅草のホテルは、その中で初めて「インターナショナル」を名前に冠した、訪日観光客特化型の旗艦ホテルになる。「海外客をしっかり囲い込みたい。インバウンド比率は5割を目指していきたい」と、ホテル運営子会社アールエヌティーホテルズの成田鉄政社長は意気込む。

 ロイヤルHDは、なぜそこまでホテル事業に熱を上げているのか。

 同社の連結業績は2012年度以降、右肩上がりが続いている。2015年度も第3四半期(1〜9月期)までの段階で、売上高は前年同期比4.6%増の970億円、経常利益は同14.4%増の42億円と、好調を維持している。

 だが、その内訳はここ数年でガラリと変化した。2012年度はセグメント利益で外食が19.8億円とホテル(12.9億円)を上回っていたが、2015年度は第3四半期時点で外食が26億円、ホテルが25.6億円と、ほぼ拮抗する形となっている。

■ ファミレスの停滞とホテルの躍進

 背景にあるのが、外食事業の中核をなすファミレス、ロイヤルホストの停滞だ。

 人気メニューのアンガスサーロインステーキのたび重なる値上げ、高単価の新商品の投入などにより、客単価は2011年の1062円から2015年には1200円を超えるまで上昇した。こうした中で客離れが進み、既存店の客数は12カ月連続で前年割れに。その結果、既存店の売上高は2014年度以降、前年実績を下回る月が出てくるようになった。

 一方、ホテル事業は順調に収益を伸ばしている。既存施設は日本人の利用客が7割を占め、ビジネス用途のリピーターが多い。調査会社のJ・D・パワーアジア・パシフィックが実施した2015年国内ホテル満足度調査では、ビジネス需要が多い1泊料金9000〜1万5000円未満部門で、サービス、客室、ホテル設備、朝食などの項目でトップとなり、総合1位の評価を得た。

 浅草のホテルでは、国内人口の減少とインバウンド需要の増加を見据え、従来の客層とは異なる、新たな需要を掘り起こす構えだ。ロイヤルHDは、日本人の平均泊数が2.6日であるのに対し、観光が主目的の外国人は5.4日と滞在日数が長いため、客単価の上昇も見込めるとしている。

 同社の祖業は、1951年に始めた旅客機の機内食だ。前出のハラルミールにも、長年にわたる機内食づくりで培ったノウハウがふんだんに盛り込まれている。福岡のセントラルキッチンにはハラル弁当の生産ラインが2つあり、今後は提供ホテルを増やしていく計画だ。

 浅草の開業に先立つ12月5日、ロイヤルHDは東京スカイツリーのおひざ元である押上に260室のホテルをオープンしている。同社のIR担当者は「期初の業績計画に対してホテル事業が大きく上振れしている。今期は初めてホテルの利益が外食を上回りそうだ」と語る。

 既存ホテルの平均稼動率が約9割という現状を鑑みても、新規開業の2ホテルが来期の収益を牽引するのは間違いない。数年後には、ロイヤルHDはファミレスではなく、ホテルの会社として知られているかもしれない。

3635チバQ:2015/12/17(木) 22:01:53
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151118/frn1511181931012-n1.htm
中国人観光客のマナー 30年前の日本人を思えば笑えないもの (1/3ページ)
2015.11.18

 数多くの中国人観光客が日本を訪れているが、その一方でゴミを捨てたり、大声で話したりなど、彼らのマナーが問題となることも多い。また、海外ではタイ・チェンライの寺のように、“中国人お断り”を宣言した場所も存在する。昨今、日本の飲食店でもバイキングで、こぼれんばかりに大盛りし、挙句の果てに大量に残す中国人観光客に対し、眉をひそめる向きもある。また、テーマパークでも平気で割り込まれ、不快な思いをしたという声も。

 しかし、中国人のマナー違反をただただ嫌悪する風潮に、商社に勤務する50代の会社員女性は、昔を振り返って、こう疑問の声をあげる。

 「仕事柄、若い頃から海外に行く機会は多かった方です。今でこそ、海外ではジャパニーズとチャイニーズが区別されていますが、20年前は、海外に行くと日本人だろうが中国人だろうが、すべて“アジア人”としてひとくくりにされて、欧米人とは別の扱いを受けていました。レストランではっきり“アジア人はお断り”と言われることもありましたよ。むしろはっきりと“日本人お断り”と、店を追い出されたこともありました。でも、それがあったからこそ、今の日本人のマナーがあるんじゃないでしょうか」

 1964年に海外旅行が自由化され、高度経済成長期を迎えた1970〜1980年代、日本人は次々と海外旅行に出かけるようになった。敗戦から復興し、お金を持つようになった当時の日本人の振る舞いは、残念ながら、あまり行儀がいいものではなかった。

 1980年代当時、新聞や雑誌には、「海外名所の非常識日本人」「日本人の国際意識に赤信号」「行儀悪い日本人観光客が急増」などの見出しが躍った。そこには、“金を払うから観光遊覧船の窓側の良い席に座らせろ”と主張する日本人や、“どこでもたばこを吸って地面にポイ捨て”する日本人、“高価な服やアクセサリーをバーゲンセールのように買い漁る”若い日本人女性などの姿が、これでもかというくらいに書き並べられていた。

 20年前に夫とふたり、フランスに行ったという60代の主婦は、同じ日本人として恥ずかしい思いをした、と当時を振り返る。

 「パリの教会で、荘厳で静まり返っているミサの最中に、ストロボをたいて記念撮影をする日本人の団体を何組も見かけました。ミニスカートにタンクトップで教会に入ろうとして注意されている若い観光客もいましたね」

 1991年には、運輸省(現在の国土交通省)が、社会的に批判を受ける行為や外国で禁止されている行為を説明したビデオやパンフレットを作って、飛行機の中で上映したり、ガイドブックに掲載するなどした。

 マナーの悪さを海外から声高に指摘されている状況に危機感を持ち、国をあげて対応したことがうかがえる。それから30年、“日本人お断り”の洗礼を幾度も受けながら、私たち日本人は世界に通用するマナーを徐々に身につけてきた、とされている。それでも、それはたった30年前の話だ。

 近年、中国メディアでは、「中国人のマナーが悪いといわれるけど、かつての日本人だって酷かった」「日本人も数多の批判を経て、最も歓迎される観光客になった」などという記事が並んでいる。

 そして中国では、そんな日本にならうかのように、少しずつではあるがマナーを学ぼうという動きもあるようだ。2013年には、中国政府が旅行客に向けてオフィシャルマナーブックを作成している。ジャーナリストで拓殖大学教授の富坂聰さんはこう話す。

 「『文明旅遊出行指南(礼儀正しい旅行の案内)』と題されたその本には、〈痰やガム、ごみなどをポイ捨てしない〉〈ホテルの備品を壊さない〉〈どこでも大小便をしたり、鼻くそをほじったり、歯くそをとったりしないこと〉〈日本人の家に行く時は靴を脱ぐ〉などの注意事項が並んでいます。旅行会社でツアーを申し込むとこれを渡されて、説明を受けるのです」

 思わず笑ってしまうような内容ながら、30年前の日本人の姿を思えば、大きな声で笑うことはできないのではないか。かくいう私たちも、本当に“国際的なマナー”を完璧に身につけたのだろうか。前出の商社勤務の女性が言う。

 「先日、仕事でイギリスに行きましたが、コーヒーショップで列に並ばないアジア人がいた。あぁ、また中国人かな、と思っていたら日本人の若い女の子のグループでした。店員に注意されておとなしく言うことを聞いていましたが、今でも分別がついていないのか?…と少しドキッとしました」

 ※女性セブン2015年11月5日号

3636チバQ:2015/12/17(木) 22:07:21
http://careersupli.jp/work/tourism/
治安がいいは売りにならない?日本の観光発展をさまたげる勘違いとは
来日観光客数1300万人と突破

2014年の日本への海外からの観光客数が1300万人を超えました。2013年には1000万人突破を目指していたのでそこから考えれば大きな進歩です。ただ他の国と比較するとまだまだ十分とは言えません。

2013年の数字ですが、観光客数ダントツ1位のフランスは8473万人、中国は5569万人、タイは2655万人と日本の3倍、4倍は当たり前です。また観光ビジネスに目を向ける時は観光客数ではなく、観光収益額が大切です。2013年実績でいくと21位となっています。

日本の観光資源を考えるとまだまだ伸びると思いますが、いまの日本には何が不足しているのでしょうか。元ゴールドマン・サックスのアナリスト、デービッド・アトキンソンさんの著書『新・観光立国論』では、日本人の多くは観光業への理解と知識が浅く、世界の観光業の常識から見ると、むしろ観光の妨げになるような考え方をしている場合が多いと指摘します。よく日本のよさとしていわれる「治安のよさ」、「交通期間の正確さ」などは観光に絶対不可欠な条件ではないのです。

観光立国に必要な4条件

デービッドさんによると、観光立国の条件は、「気候」「自然」「文化」「食事」の4つです。この4要素ではない部分をセールスポイントとして外国人観光客にアピールしても効果が薄いのです。だから日本人が絶賛する「おもてなし」「マナーの良さ」「サービス」などは瑣末なことで、高い航空運賃を払ってまで期待することではありません。

多少治安が悪くても、交通の便が悪くても、そこでしか体験出来ないものや、見れないものがあれば、それを求めて観光客はやってくるのです。私自身も「治安のよさ」は日本の観光資源だと思っていたので、この指摘は目から鱗でしたが、自分が海外に旅行する時に何を重視するかを考えたら明白でした。

「おもてなし」の問題点

日本が世界に向けて発信している「おもてなし」ですが、観光客には必ずしも評価されているとはいえないようです。アンケートで見ると「日本人の一人ひとりの礼儀正しさ」や「困っていたら助けてもらえた」などの個人的な親切に感動したという意見はあるようですが、一方でホテルや旅館、レストランで受けた「おもてなし」に感動したという声はあまりないようです。

逆に、一方的に日本のやり方を押し付ける、臨機応変が効かない、堅苦しいなど酷評されるケースも多いといいます。すでに決められたマニュアル化されたサービスに関しては素晴らしいものを提供しても、そこから外れたリクエストになると対応できなくなる傾向があるようです。こういった自分本位の「おもてなし」を押し付けるのではなく、観光客のニーズを正確に把握することが求められているのです。

ゴールデンウィークは廃止すべき

一方的な「おもてなし」を象徴するのがゴールデンウィークの存在で、観光立国を目指すならゴールデンウィークを廃止にすべきだとデービッドさんは指摘します。

こうした大型連休があることによって一時期にお客さんが集中することで、それをいかに効率よくさばくかという、供給者側の都合を全面的に押しつける最大の要因になっていると指摘します。さらに一時期に来客が集中して他の時期にこないと、観光業の設備投資が難しくなるともいいます。

現状の観光客
いま日本に来てくれているのはどこの国の人たちなのでしょうか。2014年のデータによれば、1位が台湾で283万人、2位が韓国で275万人、3位が中国で240万人、4位が香港で92.6万人、5位がアメリカで89,2万人と続きます。これを見ると圧倒的にアジアの周辺諸国が多いことがわかります。

周辺国のニーズににはうまく答えて集客に成功しているのですが、ヨーロッパ諸国やロシア、オーストラリアという先進国から遊びに来る人が非常に少ないのです。そして一般的には遠くから来た人たちの方が滞在期間が長く、滞在期間と観光客の支出には、強い相関関係があるのです。

ですから長期滞在をしてくれるオーストラリア人や欧米人にきてもらえるようなプロモーション展開やアプローチをしていく必要があります。問題点が改善されデービッドさんのシナリオ通りになるとしたら、訪日外国人観光客の数は、2020年までに5600万人、2030年までに8200万人で、約40兆円ほどの追加経済効果が見込めます。

3637チバQ:2015/12/17(木) 22:07:39
観光は一大産業であると自覚する

日本の観光戦略は必要以上に「日本の文化を広めたい、知ってほしい」、「日本人の精神を知ってほしい」など、本来は二次的な要素である部分を入れすぎて、観光客から見ると文化の押しつけになりかねない非常にリスキーな行為であると、デービッドさんは指摘します。

ですので、文化云々よりも、観光客に楽しんでもらって産業として「お金を落としてもらう」という意識を持つことが重要なのです。「おもてなし」ではなく、お金を払ってくれた人にしっかりとした「サービス」を提供する必要があります。『新・観光立国論』にはこれから観光立国として成長していくために必要なこういった論点が詰まっていますので、ぜひ読んでみてください。

[文・編集] サムライト編集部

3638とはずがたり:2015/12/20(日) 19:35:14
下はどこだ?

星野リゾートがトマムを中国系に売った理由 独占!星野佳路代表に直撃インタビュー(上)
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E6%98%9F%E9%87%8E%E3%83%AA%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%8C%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%A0%E3%82%92%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E7%B3%BB%E3%81%AB%E5%A3%B2%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1-%E7%8B%AC%E5%8D%A0%EF%BC%81%E6%98%9F%E9%87%8E%E4%BD%B3%E8%B7%AF%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%AB%E7%9B%B4%E6%92%83%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC-%E4%B8%8A/ar-AAg3Dyf

国内各地で高級旅館やホテルを展開し、老舗旅館の再生実績も多い星野リゾート。11月11日、同社は2005年から全面的に再生を手掛ける、「星野リゾート トマム」(北海道占冠〈しむかっぷ〉村)の所有者が変わると発表した。

 トマムの運営は従来通り星野リゾートが継続するが、12月1日から中国のコングロマリットのフォースングループ(復星集団)傘下の企業が所有者となる。

 北海道のニセコなど、全国各地で中国系企業がホテルや旅館を買い漁るイメージが先行していることもあり、トマムの件は話題を集めた。なぜ相手が中国企業なのか。狙いは何か。星野佳路代表が真意を語った。

 ──トマムを売却する理由は?

 1991年に、僕が星野リゾートの社長になったときから、星野リゾートは「運営会社になるんだ」ということを掲げてやってきた。基本的には(不動産や建物の)「所有」と、ホテルや旅館の「運営」を分離する方針だ。

 もともと「星野リゾート トマム」は米国系ファンドのグローブが80%を所有しており、星野リゾートは20%しか持っていなかった。われわれはこの10年間、トマムの運営をやってきたし、これからも運営を続けていく。

 トマムは巨大なリゾート施設で再生には10?15年かかる。

 僕が提案している改善策は右から左までたくさんあるが、再生の初期段階では短期的に収益をあげる施策を優先してきた。

 2006年にグローブと組んでから、再生の第1ステージとして、スキーリフトを掛け替えたり、雲海がよく見える「雲海テラス」を設けるなど、短期的に収益を出すための投資をしてきた。おかげで安定収益をだすところまできている。

 ファンドには、必ず出資している投資家がいて、どこかで出口戦略を決めなければならない。9年間という期間は比較的長いが、ファンド側としても、結論を出す時期に来ていたという事情がある。

 ここから再生の第2ステージとして、もうひとリスクとれ、われわれの成長戦略に合意してくれる投資会社が必要だった。そのために、今回、フォースンという投資会社と組むことにした。

――トマムの投資会社交代が話題を集めた理由は、新しい所有者であるフォースンが中国企業だったという点にある。

 それは偏見だ。会社を見ていなくて、たまたま上場していた場所で見ている。フォースンという会社は中国だけでなく、中長期的な視点で、世界中に投資している会社だ。

 確か、2014年の「週刊東洋経済」で、フォースンが日本に投資を始める準備をしているという記事があったはずだ。

 中国で上場しているが、もともと学生2人がスタートした民間企業。フランスのクラブメッド(旧地中海クラブ)などにも投資しており、国際的な視点を持ったいい会社だ。

 ――フォースンと組んだ第2ステージの再生戦略をどう描くのか。

 トマムは1983年に開業しているが、日本のスキーリゾートはどれもバブルの頃に開発されたもので、新しいものはほとんどない。この20年余りで、世界のスキーリゾートは進化した。

 トマムの雪質や山は世界トップクラスのスキーリゾートになる可能性がある。

 そのためには、世界の新しい潮流に合あわせた、積極的な投資が必要だ。昔はゲレンデがあって、そのふもとに、ベースとなるレストランやホテルがあった。スキーを担いで、子供の手を引っ張って、歩かなければならなかった。

3639とはずがたり:2015/12/20(日) 19:35:30
>>3638-3639
 今はゲレンデの中に、さまざまなアクティビティができる場所が備わっており、スキーで滑り込み、そのまま出て行く、スキーイン・スキーアウトが一般的だ。つまりストレスなく、楽しめるリゾートに世界は変わってきた。

 「リゾナーレ トマム」は、レストランなどのパブリックな機能はベースにあるが、すでにリフトを掛け替えて、コースも付け替えた。スキーで滑り込んできて、滑り出していける、スキーイン・スキーアウトができるホテルになっている。

 それから、閑散期である夏場の集客にも、中長期的な投資をしていく必要がある。今までも雲海テラスなど、夏の滞在を魅力的にするアクティビティをたくさん導入したが、お客様の声を聞いていると、夏の北海道らしい風景を求めている。

 先日もレストラン街「フォーレスタ モール」の一部を壊した。これからは、20数年前に建てたものを、壊し、新しく建てていく。こうすることで、トマムというリゾートが北海道らしい風景として、魅力的に見えるように再編していく必要がある。

──トマムを含めて、ファンドがホテルや不動産を所有し、星野リゾートが運営を受託する、「所有」と「運営」を分離する方式を取っている施設が多い。これはなぜなのか。

 ホテル業界では、1970年〜1980年代に、所有と運営の分離が始まった。この業界において「所有する」ということは「投資する」ということ。「運営する」ということは、接客して、食事を作って、掃除するという、「サービスを提供する」こと。この2つは根本的に違うノウハウだ。

 不動産投資からすると、ホテルは毎日値上げできるのでインフレに強いが、オフィスはなかなか値上げできないのでインフレに弱いと言われている。投資会社のグローブにしたって、フォースンにしたって、不動産投資のポートフォリオの中で、オフィスやホテルなどに投資している。

 世界には、ホテルに投資したいし、所有もしたいけど、運営はしたくない人の方が多い。食事も、掃除も、サービスもやりたくない人は、いっぱいいる。そこは専門である運営会社に任せましょうとなっている。

 ――運営に特化することは、星野リゾートにとって、どんなメリットがあるのか。

 僕は1991年に実家の星野温泉の社長に就任してから、「星野リゾートは運営会社になるんだ」と言い続けてきた。

 運営会社から見ると、所有しないことは、借金しなくてもよいということ。バランスシート上の資産や負債を増やさなくて済む。

 それで得られるのが、展開の速さだ。星野リゾートは2001年に「リゾナーレ小淵沢」の運営を受託し、軽井沢から一歩を踏み出した。それから15年間で、軽井沢に1軒だった施設は、35軒になっている。これだけ案件を増やせたのは、所有をしないからだ。

 1軒が35軒になって、借金も同じように35倍になったら、金融機関だって、どこか1軒でも大変になったらと思うだろう。運営に特化して、フィービジネスに切り替えたことが、星野リゾートが成長してきているポイントだ。

 トマム売却で騒いでいる人がいるが、僕の実家である「星のや軽井沢」も2012年に売却済みだ。所有と運営を分離することは、僕たちにしてみれば、何ら特別なことではない。

 ──実家を売却してまで、スピードを追い求めた理由は何か。

 僕らは待っていてもダメ。北海道ニセコにはヒルトン、箱根にはハイアットリージェンシー、沖縄にはリッツカールトン、京都にはフォーシーズンズができた。軽井沢に旅館を1軒だけ所有する会社よりも、リッツカールトンに運営させたほうがいいという時代がきている。

 われわれは投資という点では、ゴールドマンサックスやグローブに勝てないし、その体力もない。だから運営に特化するという選択をした。

 ※後編「星野流、規模100倍の外資系ホテルとの戦い方」に続く

 (「週刊東洋経済」2015年12月5日号〈11月30日発売〉「この人に聞く」に加筆)

3640とはずがたり:2015/12/20(日) 21:58:50
アパホテルが意図的に部屋を小さく作っている理由
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151215-00083005-diamond-bus_all
ダイヤモンド・オンライン 12月15日(火)8時0分配信

3641チバQ:2015/12/23(水) 02:06:08
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000064925.html
朝日新聞跡地に高級ホテル建設へ 周辺開業目白押し(2015/12/22 19:30)
 明治時代の文豪、夏目漱石や石川啄木らが働いていた東京・銀座の新聞社跡地に外資系高級ホテルがオープンすることになりました。

 銀座6丁目に、2018年1月に開業するのは高級ホテルブランド「ハイアットセントリック」で、日本に進出するのは初めてです。総事業費は約140億円で、客室は地上12階建て複合ビルの3階から上の164室です。銀座駅から徒歩3分の建設予定地は、朝日新聞社が1888年から約30年間、東京の拠点として新聞を発行していました。当時、夏目漱石や石川啄木らも社員として働いていたということです。銀座周辺では、2020年のオリンピックを見据えてホテルが開業ラッシュを迎えています。

3642とはずがたり:2015/12/23(水) 15:57:44
“夢の国”に苦情殺到、ディズニーランドパリで「外国人価格」
http://www.iza.ne.jp/topics/world/world-7624-m.html
2015.08.01

フランスの「ディズニーランドパリ」が、来場者の居住地によって異なる“外国人価格”を設定し、英国人やドイツ人に対して不当に割高な料金を徴収しているとして、欧州連合(EU)が調査に乗り出したことが分かった。複数の来場者から苦情があったという。

3643チバQ:2015/12/26(土) 13:00:06
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/263555
佐賀県内ホテル活況 外国人観光客が急増
福岡市で部屋不足、流入も
2015年12月26日 10時47分
JR佐賀駅周辺のホテル群。外国人観光客の宿泊も目立つ=佐賀市
JR佐賀駅周辺のホテル群。外国人観光客の宿泊も目立つ=佐賀市
 日本を訪れる外国人観光客が急増し、佐賀県内のホテル業界が活気付いている。観光客やビジネス客が集中する福岡市で予約が取りにくいため、県内に客が流れていることも背景にあり、施設のリニューアルや料金アップの動きも出てきた。特に12月は福岡市での人気アーティストのコンサートや忘年会も重なり、混雑に拍車がかかっている。

 人気アイドルグループの嵐が、福岡市のヤフオクドームで3日間開いたコンサートの最終日となった土曜日の19日。佐賀市のホテルニューオータニ佐賀は「嵐効果」でほぼ満室となった。福岡市のホテルで部屋が取れなかった外国人客の予約も出たと見られ、午後7時から8時にかけて外国人の小グループのチェックインが相次いだ。

 ヤフオクドームでEXILEのコンサートが開かれる26、27日も混雑が予想される。福岡市での大型コンサートの効果は昨年から目立ち始め、今年8月には福山雅治が長崎市で開いたコンサートの客も宿泊した。佐賀市のアパホテル佐賀駅前中央も、17〜19日のうち2日間はほぼ満室。忘年会帰りの客も多く、12月の稼働率は数年前より1割程度上昇しているという。

 アジアを中心とした外国人客の増加がこうした動きの背景にある。ホテルニューオータニの4〜11月の外国人宿泊客数は前年同期の約4倍。台湾やタイ、ベトナムからの利用が目立つ。アパホテルでも韓国や中国、タイ人の利用が急増し、11月の外国人宿泊客数は前年の約4倍に達した。

 客数増に備えるため、ホテルニューオータニは今月中旬にシングル10室のベッドをセミダブルに変更。アパホテルも7月に客室を14室増やし、特にダブルの部屋を手厚くした。

 ホテル需要の高まりが料金アップにもつながっている。ホテルニューオータニでは、以前は安めに設定していた外国人向けの価格を、通常よりやや低い水準まで高めた。アパホテルの11月の客単価は、前年より千円以上高くなった。

 外国人客を増やすには、インターネットを使って部屋を探す個人を呼び込めるかがポイントになっている。ホテルニューオータニは、「エクスペディア」などの旅行予約サイトへの登録をきっかけに個人客が伸びた。「和風のテイストを強調した写真を掲載すると、外国人からの受けがいい」という。

 外国人を含めた幅広いターゲットをめぐる競争は、県境をまたいで広域化している。ホテルニューオータニは「福岡で夕食を取る外国客が多く、滞在時間と落とす金を増やすための工夫が佐賀のホテルには必要」と指摘する。

3644チバQ:2015/12/26(土) 13:01:16
http://toyokeizai.net/articles/-/97676
年末年始のヨーロッパ旅行は安全といえるか
「ウチの近所」でテロ事件が起きる戦慄
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さかい もとみ :フリージャーナリスト 2015年12月26日

「フランスでテロ事件が起こったでしょう? あれで私の北欧行き出張が吹っ飛んじゃった。クリスマスマーケットに行けるって楽しみにしていたのに……」

都内の貿易会社に勤めるK子さんが嘆いていた。はたして欧州はいま本当に危険な状態にあるのか、年末年始の旅行シーズンを控えたいま、現状を伝えてみることにしよう。

フランスはいまも非常事態宣言
11月13日にパリとその近郊で起きた同時多発テロから1カ月以上が過ぎた。

国際ニュースにあまり興味がない人でも、その影響で、仏ボルドーで当時行われていたフィギュアスケートのグランプリシリーズが大会途中で打ち切りになったため、「フランスで重大なことが起こった」と知った人も多かったかもしれない。

緊急事態宣言のパリでは、空港を迷彩色に自動掃銃を持つ軍人が頻繁に警備している
事件現場がパリ中心地の劇場だったり、サッカーやラグビーファンなら誰でも知っているサン・ドニのスタジアムだったりと、一般市民に親しみのある場所だっただけにそのショックはとても深い。

しかも犯人のうちの一部が「難民に混ざって欧州に渡って来たテロリスト」と判明したため、それまで難民に対し比較的同情的だったフランス国民たちも一気に態度を硬化したようだ。

先に行われた地域圏議会選挙の第1回投票で、移民排斥を訴える極右政党・国民戦線(FN)が票を伸ばしたと ころからも、人々の心のブレが揺れて見えるようだ。フランス政府は、テロに対する非常事態宣言を少なくとも2月中旬まで延長した。表向きには平静を保とうとしているが、空港や駅などではふだんよりも警備が強化され、例年にない緊張感が漂っている。

フランスから海を渡って英国へ。ロンドンの繁華街はクリスマスプレゼントを買い求める人たちで大にぎわいだ。この街きってのショッピング街、リージェント・ストリートの歩道は人でいっぱい。誰もが両手にたくさんの買い物袋を提げている。ただ耳をそばだててみると、英語話者が割と少ないことに気がつく。つまり、欧州各地から競うようにロンドンへと買い物にやって来ているのだ。

英国では12月2日、下院がシリアでの空爆を承認、本格的にISIL掃討作戦に参加すると決めた。これによりテロの可能性が高まったという見方もあるが、ロンドンの街を歩いていて警察や当局による警備は手厚くなったという印象は特にない。パリでのテロ事件ののち、英国の入国審査を受けたが、特段にチェックが厳しくなったとも思えず、表向きには平常どおりだ。

「シリアのために!」、ロンドンで殺傷事件


刺傷事件のあったロンドン・レイトンストーン駅。発生翌日は大勢の警察官の姿が見られた
隣国でテロ事件が起きても平穏を保っていたロンドンで5日、「シリアのために!」と叫びながら無差別に通行人を刺し、3人が重軽傷を負う、という事件が起きた。

発生場所はロンドン東部のレイトンストーンという地下鉄駅の構内。犯人がスタンガンで倒される瞬間や血だらけになった床の様子が映った、通行人が撮ったビデオはネットやテレビニュースを通じ、全世界に配信された。

同駅は2012年のロンドン五輪メイン会場にほど近い住宅街にあり、とてもテロ事件など起こるような場所には見えない。サッカーの元英国代表で日本でも一世を風靡したデビッド・ベッカムはこのレイトンストーン生まれで、2歳まで住んだという彼の家が事件場所から徒歩10分ほどのところにある。


目撃者を求める張り紙。事件はこの掲示板の真後ろで起きた
実は筆者は五輪前からこのエリアに自宅を構えている。この町の自慢は「小学校ひとクラスの児童のルーツとなる国はほぼバラバラ」という「人種、国籍の多様性」に富んだところ。今回の事件でも、地元のモスクの責任者が「あのような事件を断固糾弾する。われわれはこの街の多様性を大事にしている」と声明を出したほどだ。

3645チバQ:2015/12/26(土) 13:01:36
レイトンストーンの事件の直後、現場に行ってみた。近所の主婦は「テロ事件があったからこそ、われわれは平常時の暮らしを続ける。自粛したり、何かを止めたりしたらテロリストが喜ぶだけだ」と話してくれた。ごく普通のおばちゃん然とした人でもこんな言葉を口にするのだから驚きだ。

ロンドンでは行政や警察はもとより、そして市民もテロ事件が起こることを想定内として日々行動している。具体的な施策としては「徹底的に監視すること」が挙げられる。

あらゆるところに監視カメラ


バス車内で撮られている防犯用の監視カメラの映像は乗客も見ることもできる(ロンドン市内で)
空港や駅などの人が集まるところはもとより、スーパーのレジや街の通りや広場、商業施設の通路など、文字通り「あらゆるところ」がCCTV(監視カメラ)で見張られている。

ロンドンの象徴的なアイコンの1つ、二階建ての市内バスには1台当たり15台ものカメラが備え付けられており、映像は運転手が見るだけでなく、総合司令室にリンクされ、非常時の対応が迅速に行えるようになっている。

さらに、当局がその気になれば、交通機関で利用する非接触式ICカード「オイスター」のデータを追跡することで「だれがどこで働いているか」などの個人情報も把握可能だ。「不審な動きがある」といった情報が寄せられた際、前述のCCTVのデータとともに分析すれば怪しい企てを未然に防ぐための手掛かりになる、と言ってもいいだろう。

では、欧州はいま、安全に旅行できる場所なのだろうか。

徹底的な監視と当局の警備強化といった予防措置のおかげで、市民は表向きには普段と変わらない暮らしを送っている。日本から観光や出張で訪欧しても、特段の不便を感じないで過ごすことができる。したがって、過度な心配をしたり、まして訪問の自粛などをしなくてもよいのではないだろうか。万が一、緊急事態が起きた際に、気をつけるべきことは、より正確な情報を入手すること。的確に災難や危険から逃れるためには、それがもっとも重要なことだ。

3646チバQ:2015/12/26(土) 13:02:09
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/news/20151223-OYTNT50088.html
世界遺産登録 観光追い風
2015年12月24日
ボランティアガイド(左端)から説明を受けながら、小菅修船場跡を見学する観光客ら
ボランティアガイド(左端)から説明を受けながら、小菅修船場跡を見学する観光客ら

 今年7月、日本の近代化の原動力となった長崎市の端島炭坑(軍艦島)などの「明治日本の産業革命遺産」が、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。九州・山口を中心に8県の計23資産で構成され、このうち県内は8資産を抱える。登録を機に長崎では観光振興への期待が高まっている。

 「ここにある蒸気機関を使って歯車を回し、船を引き揚げていたんです」。観光客を出迎えるボランティアガイドの田中久之さん(74)が案内する。

 「ソロバンドック」の名で知られる長崎市小菅町の小菅修船場跡(国史跡)の曳揚ひきあげ小屋は、11月中旬から一般公開が始まった。

 曳揚げ小屋は1869年、英国商人トーマス・グラバーによって建設された国内に残る最古のれんが造り建築。船をドックに引き揚げるためのピストンや大きな歯車などの機材が、当時のまま残っている。これまで管理上の問題で非公開だったが、登録を機に土日祝日限定で見学できるようになった。

 訪れた堺市の会社員岩本厚志さん(33)は「こうして実際に中まで見ることができると分かりやすくていいですね」と満足そうだった。

 世界遺産登録の追い風で、長崎の観光客数は増加している。長崎市によると、公開されている5資産の7〜10月の入場者数は、前年の同時期より約1・5倍に増えた。市の推計では、今年度の入場者は前年度実績に比べ約1割増の137万4000人と見込む。軍艦島への上陸ツアーは今も、満席状態が続く。

 だが、懸念材料もないわけではない。島根県の石見銀山遺跡など、世界遺産登録後に客足が鈍ったケースがあるからだ。単なる行楽ではなく、訪れた人に歴史の重みを感じ、学び、そして再び足を向けてもらえるようにするため、民間企業も知恵を絞っている。

 長崎バスのグループ会社「長崎バス観光」が企画したバスツアーもその一つ。軍艦島や「旧グラバー住宅」をまとめて見学できる旅行商品を売り出した。同社は「一度に色んなところを見学できると好評。今後もさらにPRに力を入れていきたい」と話す。

 軍艦島上陸ツアーを企画する船会社は、軍艦島の往時の暮らしぶりを最新技術で疑似体験できる「軍艦島デジタルミュージアム」を今秋開業させた。12月下旬には、展示内容を入れ替えるなど、来館者が飽きないように工夫している。ミュージアム側は「一過性の人気に終わらせず、息の長い人気にすることが重要。今後も新しいものを積極的に紹介していきたい」としている。

 調査研究機関「ながさき地域政策研究所」(長崎市)は「体験型観光など、新しい切り口をどんどん提案し、ホスピタリティー(心のこもったもてなし)あふれるサービスを提供すれば、リピーターの増加にもつながるだろう」と指摘している。(網本健二郎)



 2015年は残りわずかとなった。県内で起きたこの1年の出来事を振り返る。

2015年12月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

3647チバQ:2015/12/26(土) 13:02:53
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20151217-OYT8T50035.html
外国人旅行者に西日本が大人気なワケ
旅行ライター 芹澤 和美
2015年12月25日 05時20分
 年々増え続ける外国人旅行者は、日本のどんな観光地が好きなのか。旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で発表された「外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2015※」によると、1位:伏見稲荷大社(京都市)、2位:広島平和記念資料館(広島市)、3位:厳島神社(広島県廿日市市)、4位:東大寺(奈良市)、5位:禅林寺 永観堂(京都市)の順。なんと、上位5位を西日本の観光地が独占した。なぜ、外国人観光客は西日本を目指すのか。旅行ライターの芹澤和美さんが分析する。
人気観光地、上位5位を西日本が独占

ローカル線を使って旅行する外国人観光客も(写真はイメージ)
ローカル線を使って旅行する外国人観光客も(写真はイメージ)

 「こんどの週末は友達とまた日本へ旅行に行くの!」「東京はもう飽きちゃったから、次はどこへ行こうかな」。ここ2、3年、海外の友人や知人から、そんな言葉を聞くことが多くなった。「お金をためて日本に遊びに行きたい」「渋谷ってどんなところ?」という会話が多かった10年前とは大きな違いだ。

 ここ数年、日本の繁華街や観光地で外国人旅行者を見かけることが多くなった。実際、外国人旅行者数の数は右肩あがりに増えている。円安はもちろんのこと、免税緩和、ビザの緩和、さらにLCC(格安航空会社)の増便などといった背景から、日本が格段と行きやすい国になったのは確かだ。

 もちろん、関東の都市部も根強い人気で、観光庁の「訪日外国人消費動向調査・平成26年訪日外国人観光客の地方訪問状況」によると、日本を訪れた旅行者のうち、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・,埼玉県のいずれか)のみを訪問している人は全体の21パーセントとトップを占めている。だが、関西圏の人気はそれに迫る勢いだ。同調査によると、関西圏(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県のいずれか)のみを訪問した旅行者は全体の17パーセント。東京をパスして関西だけを目的に日本にやって来る人が、これほどいたことに驚かされる。

 彼らの多くが玄関口として利用しているのは、関西国際空港だ。2015年上期に関空の国際線を利用した外国人旅客数は458万人。前年比158%で、半期として過去最高の数字を記録したという。対して、日本人旅客数は291万人と、その差は大きい。

髪を結い、着物を着て祇園を歩くことがあこがれ

最近、京都では着物で街歩きをする外国人観光客をよく目にする(写真はイメージ)
最近、京都では着物で街歩きをする外国人観光客をよく目にする(写真はイメージ)
 数字からみても、あきらかな関西フィーバー。彼らが関西に惹ひかれるのは、いったいどんな理由からなのだろうか?

 「関西を旅する最大の目的は、もちろん京都。古都を散歩して、お寺や神社をお参りして、芸者さんにも会えるし、清水寺からは絶景だって見られる。着物で祇園を歩くのは、私たちのあこがれ」と話すのは、関西を何度か旅したことがあるという20代のポーランド人女性。

 「着物で街を歩く」というアクティビティーは、アジア各国、とくに中国からの旅行者にも大人気だ。レンタル着物サービスショップの中には、ホームページ上やメールで予約ができ、着物の着付けと髪結いから記念撮影までトータルに提供、さらには中国語に対応している店も少なくない。

大国主神社を訪れるマカオからの旅行者(芹澤氏提供)
大国主神社を訪れるマカオからの旅行者(芹澤氏提供)
 中国人の旅行者が、祇園で着物姿の女性を見かけ、写真を撮らせてもらおうと話しかけたら、その人も中国人だった……という笑い話まである。

 それにしても、日本と中国、両国の緊張関係は続いているし、中国では今でも抗日ドラマが放映されている。近くて円安で、買い物をするところがたくさんあるからといって、長年歴史的にわだかまりがある国の、ましてや古都を旅して伝統衣装まで着たいというのは、なぜなのだろうか。日本人から見てもどこか違和感がある。

3648チバQ:2015/12/26(土) 13:03:57
SNSで広がるクチコミ情報

 「旅行予約サイトを見て、楽しそうだなと思った。みんなやってるから、私も試さないと」(40代中国人女性)。

 「SNSのクチコミを見て、京都と大阪に決めた。京都で着物を着て舞妓さん体験をした人たちの、たくさんの写真投稿が参考になった」(30代中国人女性)。

 私たちが耳にしてイメージしている「中国人の対日感情」とは、どうやらギャップがあるようだ。

 これは関西旅行に限った話ではないが、日本を旅した中国人旅行者の多くが、SNS上で、日本での体験談や、購入したもの、見たもの、食べたものの自慢話を次々と投稿している。基本的に、中国国内ではFacebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)などのサービスを利用することはできないが、それに似た「微博(ウェイポー)」や「微信(ウェイシン)」といったSNSがあり、利用者数は爆発的に広がっている。

 テレビのニュースや新聞の記事よりも、実際の評価やインターネット上で発せられるクチコミのほうが身近なのは、もっともな話だ。前述の「外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2015」で1位にランキングされた伏見稲荷大社の口コミ評価を見ると、「緑の中にずらりと並ぶ紅い鳥居は神秘としかいいようがない」「実際に目にするとすごい!」「ほかの寺社は拝観料をとられたけど、ここはフリー」と多くのコメントが書かれている。これを読むと、「ガイドブックには載ってないけど行ってみようかな」という気持ちになるのも頷ける。

 外国人観光客が増えている広島市も同様。「コンパクトシティだから動きやすい」「都会だけど水辺は風情がある」といったコメントは、定番観光地では飽き足らない旅行者にとっては、とても有益な情報だ。「魂を揺さぶられた」という口コミが多い3位の広島平和記念資料館などはとくに、旅を計画している人たちの心に訴えかけるものがあるのだろう。

便利! 安い! うまい! 大阪が人気の理由

 初回の日本旅行では東京、2回目は北海道、3回目以降は関西ばかりという、日本リピーターの20代のマカオから来た女性はこう話す。「関空に到着したら、前半2日間は大阪の心斎橋と難波でショッピング。もちろん、USJはマスト。そして大阪からわずか1時間弱で京都に移動して、後半2日間はたっぷりと観光三昧。神戸のウォーターフロントや奈良公園まで足を延ばすこともある。買い物は好きだし歴史遺産も興味があるけれど、さすがに毎日だと飽きてしまうでしょう? その点、関西は東京よりバランスがいいの」

 加えて、東京と比較すると、交通の分かりやすさも魅力だという。「関西はとにかく交通が便利。地下鉄ひとつとっても、東京は複雑で分かりにくいけど、関西の路線図はとてもシンプルでコンパクト。ルートは数本しかなくても、ちゃんと主要な場所に行かれる」

 「大阪の人は温かい。初対面なのに友だちのように話しかけてくれた」(カナダ人40代男性)と、人の良さに感動する声も。

 大阪のなかでもひときわ、アジア人観光客で賑わっているのは、「浪速の台所」といわれる黒門市場。スマホやガイドブックを片手にした彼らのお目当ては、食べ歩き。購入した食材をすぐに調理するサービスがあったり、店内で食べられるイートインスペースを設けている店が多いここは、雰囲気も楽しめてお腹なかも満たせる、人気の観光スポットだ。

 市場の中は中国語のメニューや看板が立ち、無料のwi-fiが完備されている空間は、アジアの屋台街を思わせる。もともと、屋台に馴染みのある国の人々だからこそ、親近感も湧くのだろうか。

 歴史に触れる古都散策も、「爆買い」も、地元グルメの食べ歩きも、アミューズメントも、豊かな自然も、温泉だってある関西は、限られた時間とコストの中で、存分に心を満たしてくれるミラクルワールド。そんな関西を旅した人が、SNSを使って情報を発信、それを見た人たちがその旅をたどり、またそれが発信、拡散され、新たな旅行者を呼ぶ。外国人旅行者による関西ブームは、彼ら自身が作り出しているといってもいいかもしれない。

 (※評価方法:2014年4月〜2015年3月の1年間にトリップアドバイザー上の日本の観光スポットに投稿された日本語以外の口コミを、評価点(5点満点)の平均、投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計しています。(出典:トリップアドバイザーHP)

3649チバQ:2015/12/26(土) 15:26:43
http://mainichi.jp/articles/20151225/k00/00e/040/227000c
伊勢志摩サミット
観光業へ影響懸念 GW旅行可能通知へ

毎日新聞2015年12月25日 12時51分(最終更新 12月25日 12時51分)
 三重県幹部で構成する県伊勢志摩サミット推進本部の会議が24日開かれ、来年5月のサミット開催による伊勢志摩地域の観光への影響に懸念が広がっているとして、来年の大型連休前後も通常の旅行が可能なことを県外の旅行事業者に伝えることが報告された。県外の旅行会社の商品企画担当者95人に対し、25日までに電子メールで通知する。

 県観光誘客課によると、来年4〜9月の県内観光ツアーについて全国各地で県が開いた説明会などで、旅行事業者から「宿泊できないのではないか」などと懸念の声が相次いだことがきっかけ。「三重県への送客のお願い」とする通知では、来年4〜5月の宿泊施設の状況について、サミット関係者用に確保した施設(客室)以外は通常の営業が行われ、一般客の宿泊は制限されないことを伝えるとともに、警備のための検問などが行われる可能性はあるが、旅行は可能だということを伝える。

 県は県観光連盟に加盟する266事業者・団体などに対しても年内に通知内容を知らせ、情報共有を図るという。【田中功一】

3650チバQ:2015/12/27(日) 12:52:33
http://www.sankei.com/region/news/151227/rgn1512270032-n1.html
2015.12.27 07:04

福岡都市圏のホテル不足対策本格化 民泊やホテル建設…
 福岡都市圏でホテル・旅館不足を回避するための動きが本格化し始めた。福岡ヤフオクドーム(福岡市中央区)での「EXILE」など人気グループの公演日前後に「宿泊難民」があふれるのに手を打とうと、福岡市はコンサート当日に限定し、自宅など空き部屋を有料で旅行者を泊める「民泊」を試験的に募集した。民間事業者は需要増を見込み、JR博多駅周辺でホテルの建設計画を相次いで打ち出している。(奥原慎平)

                  ◇

 26日夕、同ドームにEXILEの熱狂的なファンが押しかけた。長崎市から娘2人と訪れた宮原由紀さん(49)は「半年前に日程が発表されたその日に宿を予約した。すぐに埋まるので、当日の宿の確保はファンとして当然ですよね」と話し、コンサートを目いっぱい楽しんだ。

 福岡市はこの日、「民泊」を試験的に導入した。単発のイベントに限り、自治体が要望することを条件に、旅館業法に基づく営業申請がなくても、一定期間に限り宿泊先として自宅を貸し出せるようになった。

 福岡市は12月に入り民泊協力者を募ったが、コンサートの時期が目前に迫っていたこともあり、宿の提供者は二十数件にとどまった。確かに、ごみ出しや騒音トラブルが生じることもあるが、それでも、民泊は新しいビジネスとして可能性を秘めている。提供者と宿泊希望者の仲介サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」は世界規模で急成長を遂げている。

 国内では主に投資用のワンルームマンションが民泊に「転用」されている。

 政府も「国家戦略特区」での規制緩和を進め、普及を後押しする。15日に新たな特区に追加された北九州市では「門司港レトロ地区」にある旧JR九州本社ビルなど、歴史的建築物を使った民泊を検討している。

 ◆会議の分散開催も 

 交流人口の増加を掲げる福岡市の高島宗一郎市長は大規模な国際会議の誘致を進める。開催件数は22年の216件から、25年は253件に増えた。市内の宿泊客は539万人を数えた。こちらは22年の490万人から10%増えた。

 ホテル・旅館の客室稼働率は23年の70・2%から、27年には80・4%(6月時点)と、10ポイント以上跳ね上がった。円安を追い風にインバウンド(訪日外国人観光客)も急増している。

 この傾向は今後も続くとみられることから、市外郭団体「福岡観光コンベンションビューロー」は、会議の週末以外での分散開催も訴えている。

 福岡都市圏における宿泊施設不足という一大問題の解決に向け、一歩一歩、近付いている。

 市MICE推進課の吉田宏幸課長は「一時的な民泊解禁だけで、大規模イベント時の宿泊施設不足は一気には解消できないが、今回の試験導入の結果を検証し、さらに続けるか検討する」と語る。

 ◆ホテル建設相次ぐ

3651チバQ:2015/12/27(日) 12:53:52
 ホテル経営者も福岡の将来性を見込み、活発に動き出した。福岡地所グループのエフ・ジェイホテルズ(橋口和夫社長)は11月、博多駅博多口に中高級価格帯のビジネスホテル「フォルツァ」(14階建て、113室)を、平成29年2月に開業すると発表した。

 このタイプで24年にも同駅筑紫口に開業したが、同社は「市内ではコンサートや国際会議の数も増え、昨年夏から外国人旅行者も急増しており、福岡の宿泊ニーズは高い」とにらんだ。

 ホテルウィングを展開するフォーブス(東京)も、博多駅から徒歩わずか4分の距離に、10階建てホテル(約110室)の28年4月開業を決めた。

 さらに、スマイルホテルを運営する「ホスピタリティオペレーションズ」(東京)も参戦。29年初めに11階建てホテル(約110室)を開業する。別の大手ホテル運営会社2社も今夏、博多駅周辺にホテル用地を取得したという。

 ホテル用地取得の動きが活発化すれば、それだけ地価は押し上げられる。基準地価(7月1日時点)を見ると、博多口から南300メートルの調査地点は1平方メートル当たり155万円で、前年(130万円)から19・2%も変動した。

 調査した不動産鑑定士の井上真輔氏は「博多駅周辺は、県内で最も上昇幅が高い。やはりホテル用地の需要増が背景にあるようだ」と分析する。その上で「ホテル用地の活発な売買は続いており、当面は上昇傾向になるだろう。中国経済は失速気味だが、ホテル事業者はインバウンド増を見込んでいる」と指摘する。

 ホテル不足を理由に、国際会議や観光客の足が福岡から遠のくことがないよう、今後も模索は続く。

 高島市長は今月8日の記者会見で「ホテルの数を増やさないと対応できない。ビジネスホテルはもちろん、高級ホテルの誘致も考えたい」と課題解決を急ぐ構えを示した。

3652チバQ:2015/12/27(日) 12:57:06
http://www.sankei.com/west/news/151227/wst1512270023-n1.html
2015.12.27 06:00

朝日新聞社の新ビルに最高級外資ブランド「コンラッド・ホテル」進出か ロイヤルHとは交渉難航






建設中の「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」(右)=26日午後、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
 朝日新聞社が平成29年春の完成を目指す超高層ビル「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」(仮称、大阪市北区)の新ホテル計画(同年夏開業予定)について、米ホテルチェーン大手ヒルトン・ワールドワイドの最高級ブランド「コンラッド・ホテル」と出店交渉を進めていることが26日、関係者への取材で分かった。新ホテルをめぐっては、同じく中之島でリーガロイヤルホテルを運営するロイヤルホテルが7月まで優先交渉権を持っていたが、交渉が難航していた。

 コンラッド・ホテルはヒルトングループの最高級ブランドの一つで、世界各地で20以上のホテルを展開している。日本国内では17年に開業し、森トラストの子会社が運営する「コンラッド東京」(東京都港区)のみで、大阪への進出が実現すれば西日本初となる。

 建設中のビルは高さ約200メートルで地上41階、地下4階建て。朝日新聞社と竹中工務店の共同事業で、ホテルのほか、オフィスや飲食店などが入る予定だ。ホテルが入居するのは高層の33〜40階部分。当初計画では、50平方メートル以上の客室計170室に加え、レストランや宴会場、チャペル、プールなどが設置される見通しだった。 

 ロイヤルホテルは26年3月に「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」への進出を発表。外資系ホテルに対抗するため、「リーガロイヤル」の名称を使わない新ブランドの立ち上げを表明していた。

3653とはずがたり:2016/01/03(日) 16:13:40

中国人が呆れる「汚街」歌舞伎町
2010年07月15日(木)09時38分
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2010/07/post-200.php1
今週のコラムニスト:李小牧

 もう怒った。いい加減にしてほしい!
 李小牧が腹を立てているのは、しつこくみかじめ料を要求するヤクザでも、バックチャージの金額をごまかそうとしている風俗店でもない。新宿・歌舞伎町だ。

 なぜ歌舞伎町案内人が歌舞伎町に腹を立てるのか? その答えを知りたければ、昼間の歌舞伎町に来てほしい。ネオンが輝く夜には闇にまぎれて見えない「奴ら」が、7月の太陽の下で堂々とストリートを行進している姿を見ることができるから――。

 かつてはヤクザの「行進」が名物だった歌舞伎町で、今彼らに代わって町を練り歩いているのはネズミとゴキブリ。栄養がいいためかゴキブリはどれも超巨大で、ネズミにいたっては体長30センチ級がゾロゾロいる。

 ネズミやゴキブリがわが物顔で「君臨」できるのは、歌舞伎町がゴミの町だから。セントラルロード、さくら通り、東通り、わが一番街、区役所通り......。歌舞伎町1丁目の各ストリートにある雑居ビルと雑居ビルの間に、朽ち果てた家具やベッド、半分腐ったような使用済みタオルが山のように積まれているのをご存知だろうか。

 店のゴミ出しはでたらめ。ゴミをエサにするカラスはまるまると太り、その数は前より増えている。ビルとビルの間を粗大ゴミ捨て場と思っているくらいだから、各飲食店の中もおそらく見えないところはゴミだらけなのだろう。野良猫がときどき店に入り込んで大騒ぎになることがある。

 歌舞伎町に観光に来た中国人は、目の前を走る巨大ネズミを見て「ギャッ!」と声を上げる。こんな恥ずかしいところを母国の人たちに見られて、私のほうが「ギャッ!」と叫びたいくらいだ。清潔な国だと期待して日本にやって来た中国人が、歌舞伎町のネズミやゴキブリに幻滅して帰国していることを、大半の日本人は知らない。

■中国人もビックリ!の巨大ネズミ

 歌舞伎町がゴミの町になり果てているのは、1つには雑居ビルの管理会社が気づいていながら掃除をまったくしないから。確かにビルの周りを掃除する責任はないかもしれないが、積み上がったゴミは明らかに町の景観を損ねている。

 石原慎太郎都知事の歌舞伎町浄化作戦も関係している。非合法な風俗店が減ったあと、歌舞伎町にはラーメン屋や飲み屋などの飲食店が増えた。飲食店が増えたことで生ゴミの量が増え、それをエサにするネズミやゴキブリ、野良猫が増えた。それに飲食店は生き残りの競争も激しく、だいたい数カ月で店が入れ替わる。ほとんどの「敗者」は残して行く粗大ゴミがどうなろうと気にしない。

 中国人が動物園以外でこんなに大きなネズミを見ることはない。中国人の大人は立ち小便をしないから、ビルの間のゴミに向かって「黄金のアーチ」を描く日本人男性にも驚く。この7月から中国人個人旅行者のビザ発給条件が緩和されたが、「汚いほうが町のイメージに合う」なんてのんきなことを言っていたら、そのうち中国人観光客はだれも歌舞伎町に来なくなってしまう。

 歌舞伎町の街頭でもボランティア団体がゴミ拾いをしているが、なぜかタバコの吸い殻を集めるばかりで放置された粗大ゴミには見向きもしない。不景気な歌舞伎町で今一番もうかっているのは清掃業者。みんな面倒くさがって店の掃除を自分でやらないからだ。みんなのやる気だけに期待していては、いつまで待っても問題は解決しない。

■歌舞伎町をシンガポール化せよ

 そこで石原知事にお願いがある。歌舞伎町浄化作戦の第2弾をスタートしてほしい。第2弾のターゲットは本物のゴミ(笑)。歌舞伎町を「ゴミ清掃特区」にして粗大ゴミの不法投棄や、抜き打ち検査で「不潔」と認定された飲食店に特別重い罰金を課すのだ。いわば「歌舞伎町シンガポール化作戦」である。

 毎日30万人が訪れる街なのに、公衆トイレが西部新宿駅近くとゴールデン街の入り口の2カ所にしかないのもおかしい。これではまるで立ちションしてくれ、と言っているようなもの。わが湖南菜館の五つ星級のトイレは客に大人気だが、このレベルなら有料でも使いたいという人がいるはずだ。

 私が来日した22年前に比べて、歌舞伎町はけっして美しくなっていない。植樹や道路の舗装のお陰で見た目はきれいになっているが、見えない部分はむしろどんどん汚くなっている。

「アジア一の繁華街」歌舞伎町が私の誇り。なのに、このままではゴキブリやネズミの大きさがアジア一、いや世界一になっちゃうよ!

3654とはずがたり:2016/01/03(日) 16:18:51

TOKYO EYE
東京の伝統美を「破壊者」から守れ
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2014/07/post-866.php
2014年07月15日(火)12時47分
今週のコラムニスト:レジス・アルノー
〔7月1日号掲載〕

 ホテルオークラは最先端のホテルではない。「古風」と言ってもいい。最新のiPhoneを発表する舞台に、このホテルが選ばれることはまずない。

 だがホテルオークラは東京にとって、間違いなく掛け替えのない重要な資産だ。赤坂の草月会館のホールと同じく、ホテルオークラのロビーは戦後の日本の卓越した力強さを見事に映し出している。

 現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュ」の発案者でパリ市長助役文化担当のクリストフ・ジラールは言う。「日本で泊まるのはいつもオークラだ。もしホテルがロビーを少しでもいじったら、もう二度と泊まらない」。ジャック・シラク元仏大統領も、フランス大使館ではなくオークラを定宿にしていた。

 そんなオークラが5月、本館の建て替えを発表した。プレスリリースには「オークラ建築の基本である『日本の伝統美』を継承しつつ、設備面においては最新の機能を装備いたします。(中略)日本および世界のお客様の多様なニーズにお応えしていく予定です」とある。

 この言葉を信じていいものか。オークラの大株主は建築関係の企業だ。大成建設、三菱地所、新日鐵住金、鹿島、森トラスト......。スカイツリーや六本木ヒルズ、開業したばかりの虎ノ門ヒルズや建て替えが予定される新国立競技場などに携わってきた「破壊者」たちが、オークラの建て替えに関わることになる。

 建築が始まれば、彼らは自ら株を所有する系列会社にコンクリートを売ることができる。まったく商売上手な話だ。オークラが発表したイメージ図を見ると、新しいビルはまるで平壌か香港にでも建っていそうな味気ないものになるようだ。

■建物「保護」の名を借りた暴力

 東京には長年にわたる「リノベーション」の名を借りた「文化・芸術の破壊」の歴史がある。フランク・ロイド・ライトがデザインした帝国ホテルは関東大震災でも倒れなかったが、日本の建築業界に倒されて60年代に建て替えられた。最近では東京ステーションホテルが改装された。改装前の面影はほとんどなく、東京ディズニーランド駅とでも呼びたくなるような、作りものっぽさばかりが目立つ姿になってしまった。これらは建物の「保護」という名を借りた、日本文化に対する暴力ではないか。

 オークラも既に、開業時からの魅力を自ら破壊してきた。「オークラのプレジデンシャルスイートは本当に素晴らしかった」とインテリア雑誌ウォールペーパーの記者だったフィオナ・ウィルソンは振り返るが、そうした客室も次々とリノベーション、つまり破壊された。

 京都工芸繊維大学教授で近代建築史の専門家である松隈洋は「建て替えのニュースはショックだった」と言う。「メインロビーに配置された障子やなまこ壁のモチーフなど、デザインには日本の伝統的なエッセンスが組み込まれていた。手作りと職人技がつくり上げる洗練されたデザインが隅々まで行き届いていた」

 松隈は、ホテルオークラ東京を「間違いなく最高の近代建築であり、それまで日本が持ち得なかったホテル建築の最高傑作。二度と再現できない歴史的な資産」と評価する。個性のない建物を量産する現在の建築業界が造り上げる新たなホテルオークラは、日本の「退化」を世界に見せ付けてしまわないだろうか。

 写真家の杉本博司は06年のエッセーで、周囲の人たちみんなにオークラに泊まるよう勧めていると書いた。そんな彼は96年、ロビーの改装計画を伝える新聞記事を読んで激怒したという。そこで彼は外国人の知り合い全員に、チェックインするときにカウンターで改装計画への苦言を呈するよう頼んだという。そのかいあってか、06年までには改装計画に関する話は聞かないようになった。

 そこで今度は私から杉本氏にお願いしたい。今こそ再び戦うべきときだ。

3655とはずがたり:2016/01/03(日) 19:28:10

>日本のサービス産業は、圧倒的に生産性が低い。星野リゾートは、生産性を改善する手法について、ヒルトンやマリオットよりも、製造業から多くのことを学んできた。ホテルの中で、一番労働集約な作業は、部屋の清掃と調理だ。

>海外の運営会社には、どのホテルも運営が同じという問題点がある。マリオットの総支配人が翌日、ヒルトンの総支配人に、ハイアットのシェフが、翌日にはヒルトンのシェフになっていたりする。今、世界の大都市には、高級ホテルのブランドが60ぐらい存在している。マーケットセグメントがそれほどあるわけではない。東京には「パークハイアット」があるので同じブランドは使えない。今度は「アンダース」を作ろうという、オーナー側の事情によるものだ。本来、ブランドというのは、顧客との信頼関係を築くことのはず。オーナー側の事情で、顧客の信頼を得ていないブランドが増えすぎてしまった。

星野流、規模100倍の外資ホテルとの戦い方 独占!星野佳路代表に直撃インタビュー(下)
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-95181.html
2015年12月07日 06:00東洋経済オンライン

前編はこちら>>3638-3639:星野リゾートがトマムを中国系に売った理由

リゾートの再生にはファンドの資金が必要
――実家の「星のや軽井沢」は、星野リゾート・リート投資法人に売却している。トマムでは投資ファンドを選んだ理由は何か。

リート投資法人は性格上、完成した建物を買って、安定収入を得ることはできる。ただ、新しい建物を買ったり、リフトを掛け替えたり、リフトの近くにレストランを作るといった、開発を手掛けることはできない。

破綻したリゾートの再生現場においては、投資ファンドのようにリスクを取れる資金が必要だ。彼らは、再生が終わり、価値があがったときに、売却して利益を得ることを目的としており、それなりにリスクをとることができる。

そして再生が完了し、収益が安定期にあがるようになると、価値は急にあがらない。一般的な再生期間において、最初にリスクがとれる会社はどこにするのか。再生が完了した時点で、安定して所有する会社はどこにするのか。決めることはとても大切だ。

――運営会社なのに、そこまで投資会社を意識して経営する理由は?

顧客満足度をあげるには、投資をするしかない。

日本の観光産業は、スタッフというソフトの質という点では、世界レベルにある。

そのスタッフが活躍する舞台であるホテルや旅館は、バブル経済のころ、20年以上前に建てたものを大事に使っている。

(施設という)ハードと(人材という)ソフトはクルマの両輪だ。20〜30年前に建てられた施設では、どんなにスタッフが優秀でも、力をすべて発揮することはできない。

経営者の役割はお金を調達すること、スタッフが働きやすい舞台を作ることにある。だから、経営者の僕が発言すると、投資となってしまう。

3656とはずがたり:2016/01/03(日) 19:28:20

――クルマの両輪ということだが、2014年の東洋経済のインタビューでは「ホテル業界のトヨタを狙う」としている。星野リゾートのブランドポジションからすると、フェラーリやポルシェなど、もっと尖ったブランドという印象がある。

そんなことはない。やっぱり目指すのはトヨタだ。かつて、自動車メーカーとしては、米ゼネラル・モーターズ(GM)が世界最大だった。

後発のトヨタ、日産、ホンダが世界に進出し、成長できたのは、生産性の高さがあったからだ。

規模の経済によるメリットだけで考えれば、当時のトヨタは、GMには絶対かなわなかった。そこを、トヨタは各工場の生産性を高めることで、巨大な差を埋めていった。

日本のサービス産業は、圧倒的に生産性が低い。星野リゾートは、生産性を改善する手法について、ヒルトンやマリオットよりも、製造業から多くのことを学んできた。ホテルの中で、一番労働集約な作業は、部屋の清掃と調理だ。

旅館メソッドで外資系ホテルに挑む
大量に時間を投下している、この2つの作業の生産性を高めるため、トヨタでいう多能工化、われわれの言葉でいう「サービスチーム」や「マルチタスク」で、生産性を高めてきた。

世界のホテルの運営会社はみんな同じ。マリオットもヒルトンもハイアットも、同じ方法で運営されている。

彼らと同じ運営方法をしていては、規模の大きな外資系の運営会社に勝てない。大事なのは個々のホテルの生産性だ。星野リゾートは旅館出身で、外資系のホテル運営会社とは違う。

だからこそ、生産性や収益力、サービスの質が高くて、投資家も高いリターンを得られるということが大事。僕はこれを「旅館メソッド」と呼んでいる。

──星野リゾートの自社直営や運営受託を含めた、グループの取扱高は、約400億円。マリオットによるスターウッド買収が成功すれば、単純合算で売上高は427億ドル(約5.1兆円)となる。2ケタも規模が違う相手に、どう戦いを挑むのか。

海外の運営会社には、どのホテルも運営が同じという問題点がある。マリオットの総支配人が翌日、ヒルトンの総支配人に、ハイアットのシェフが、翌日にはヒルトンのシェフになっていたりする。

世界の投資家に話を聞くと、彼らに対しては、「誰でもできる運営をしている」という不満を持っている。

今、世界の大都市には、高級ホテルのブランドが60ぐらい存在している。マーケットセグメントがそれほどあるわけではない。

東京には「パークハイアット」があるので同じブランドは使えない。今度は「アンダース」を作ろうという、オーナー側の事情によるものだ。

3657とはずがたり:2016/01/03(日) 19:28:41
>>3655-3657
本来、ブランドというのは、顧客との信頼関係を築くことのはず。オーナー側の事情で、顧客の信頼を得ていないブランドが増えすぎてしまった。

消費者も60もブランドがあると、自分にあったブランドがわからないから、結局はエクスペディアのようなオンライン予約サイト(OTA)やトリップアドバイザーのような口コミサイトを見ないと、選べない状況が生じている。

増え過ぎた外資系は再編の必要があった
オーナーの事情で、そういう状態になってしまったことに対する反発は、当然ある。ブランド評価で有名な、インターブランド社が発表している「世界のトップ100ブランド」に、ハーレーダビッドソンやソニーは入っているのに、ハイアットやマリオットなどホテルはひとつも入っていない。

運営会社の再編などを通じて、ホテルのブランドは消費者から見て正しい数まで収束することが、どこかで起きると思っていた。

投資会社にとっても、運営会社は誰でもできる運営をしているし、ブランドが増えすぎて、OTAに高い手数料を支払う、耐え難い状況になっている。

そこに星野リゾートは、旅館メソッドで答えていきたいと思っている。僕たちは生産性の高い運営方法ができる。ほかの運営会社と違う方法ができることが、いかに小さくても投資家に選んでもらえるポイントになる。

「星のや東京」をステップに世界へ
――長期的に星野リゾートの成長戦略をどう描くのか。

長期的な考えはあまりない。ただし、いくつか言っていることはある。

ひとつは温泉旅館ブランドの「界」(かい)を、早く30軒体制にすること。2005年から言い出して、もう10年経ったが、まだ13軒しかない。

全国の有名温泉地に星野リゾートブランドを出すことは、顧客の期待でもあるし、界のブランドにとっては大事なビジョンだ。これは30軒になるまで淡々とやっていく。

それよりも、外資のホテル運営会社と戦える競争力を、持たなければならない。まずは2016年夏、「星のや東京」を出して、きちんと成功させることだ。

東京の中心地に進出することは、星野リゾートが世界に出て行くための、ステップ、それも重要なステップだ。

東京は世界の名だたる運営会社が乱立している市場。パークハイアット、マンダリンオリエンタル、コンラッドといった会社と戦い、星野リゾートのほうが、稼働率も、運営や単価、利益もいいとなれば、ニューヨークでも「星のや」を出さないか、という話になる。

世界の大都市では、日本車が走り、日本食も食べられる。なぜ日本の旅館はないのか。その選択肢を与えるためにも、われわれにとって、とても重要なプロジェクトだし、投資家からも非常に注目されている。

(「週刊東洋経済」2015年12月5日号〈11月30日発売〉「この人に聞く」に加筆)

3658とはずがたり:2016/01/03(日) 19:30:43
ビジネスホテル沸騰、熱気はいつまで持つか
訪日外国人客で稼働率急上昇、開業ラッシュ
http://toyokeizai.net/articles/-/94377?utm_source=goo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
松浦 大 :東洋経済 記者 2015年12月05日

激戦区の新宿。歌舞伎町で、ホテルグレイスリーとアパホテルが真っ向からぶつかる(撮影:梅谷秀司)
11月初めの新宿・歌舞伎町──。

今年9月末に開業したばかりの「アパホテル歌舞伎町タワー」のロビーには、深夜にもかかわらず、20人以上が詰めかけていた。会話や服装からすると大半がアジア系の外国人の様子。なかには「満室なので、予約がないと泊まれない」と断られ、大荷物を抱えたまま途方に暮れる人も。代わりとして日暮里のホテルを案内されていた。

今、ホテルが足りない。似たような光景は、全国の観光地で繰り広げられている。

東京や大阪のホテルの稼働率は90%近く

原因は、中国人を中心とする、訪日外国人客(インバウンド)の激増だ。日本政府観光局によれば、2015年1?10月の訪日客数は、前年同期比48%増の1631万人で過去最高。特に中国からのインバウンド数は倍増の428万人に達した。政府は20年に2000万人の目標を掲げたが、16年にも届く勢いである。

ホテル業界はかつてない活況に沸く。とりわけ安い料金で泊まれるビジネスホテルは人気が高い。ホテル運営コンサルタント大手、ホーワス・アジア・パシフィックジャパンによれば、東京や大阪のビジネスホテルの稼働率は90%弱。85%で満室といわれるホテル業界で、過去最高水準に近い。

稼働率の上昇を追い風に、平均単価は急上昇。ホーワスによれば、14年に東京都内のビジネスホテルのGOP(営業粗利率・減価償却費含む)は、平均で52%に達した。

新規参入も続く。貸会議室大手のTKPは、アパのフランチャイズとして参入。不動産中堅のサンケイビルも、主要都市でビジネスホテルを開業する計画という。

中でも訪日客を当て込んだ開業ラッシュとなっているのが新宿・歌舞伎町だ。

椿山荘で知られる藤田観光は、ビジネスホテルを成長戦略の要に据えており、活発な出店を進めている。

今年4月には、新宿コマ劇場の跡地に、東宝と提携して「ホテルグレイスリー」(970室)を開業。中腹にゴジラを抱くユニークな外観は、海外でも話題を集めた。

さらには駅を挟んだ西口にある「ワシントンホテル」本館の改装にも着手。16年春の再開時には、客室数が約2600室と、新宿駅周辺で断トツの規模となる予定である。

3659とはずがたり:2016/01/03(日) 19:30:57
>>3658-3659
新宿ではゴジラとアパが激突

真っ向勝負を挑むのがアパグループだ。同社はビジネスホテルで日本最大手を目指し、10年から東京23区内での出店を加速している。

今年9月末には“ゴジラ”のはす向かいに前述の歌舞伎町タワーを開業。地上28階建て、客室数620と、規模が大きい。すでに新宿エリア内に4軒のホテルを保有、加えて2つの建設に着手している。計画中も含めて、新宿内で2150室を構えるという。

アパグループの元谷外志雄代表は「全国で客室数は5.5万を超えた。20年までに10万を目指す」と気炎を上げる。

こうした開業ラッシュや異業種参入について、ホテル開発に詳しいオラガHSCの牧野知弘代表は、「ビジネスホテルはシステム化され、参入障壁が低い」と説明する。

宴会場やレストランを備えたフルサービスの高級ホテルは、開業後もサービスの維持や向上のために多額の運営費がかかる。だが、ビジネスホテルは人手がさほどいらず、運営費は少なくて済む。集客を「じゃらん」や「楽天トラベル」といった、オンライン予約サイトに任せておけば、宣伝費もかからない。

一方、全国に5万室を展開する東横インは、こうした争いを静観。「需要に応じて価格を変えることはしない」(東横イン)。客室単価(東京都内でシングル7800円)を据え置き、従来からの顧客を重視する姿勢を貫く。

実際、いつまでこの好調が続くのか、業界関係者も確信が持てないのだ。

気になる"東京五輪以降"に備えも

ホテルの建設そのものは2年程度でできるが、用地の取得や手続きも含めると、開業まで最低でも3年はかかる。東京五輪が開催される20年以降も需要はあるのか。折からの人件費や建築費高騰に加え、テロや感染症などのイベントリスクもある。

「全国で5.5万室を超えた。20年までに10万室を目指す。16年以降は投資負担の少ない中小型にシフト」とアパグループの元谷外志雄代表(撮影:尾形文繁)
アパの元谷代表は「大型の開業はそろそろ一巡。16年以降は徐々に投資負担の少ない中小型ホテルにシフトする」と需要縮小にも備える。

藤田観光の場合、横浜のワシントンホテル内に、接客研修用の施設を開設。高級感のあるビジネスホテル、というイメージを打ち出すことで、顧客の定着を図るためだ。

11月上旬に開かれた観光政策を検討する政策会議。安倍晋三首相は「2000万人は通過点」と宣言した。ホテル狂騒曲はいつまで続くか。

(「週刊東洋経済」2015年12月5日号<11月30日発売>「核心リポート02」を転載)

3660チバQ:2016/01/05(火) 22:17:50
http://www.sankei.com/politics/news/160105/plt1601050001-n1.html
2016.1.5 08:00
【経済インサイド】
バス運転手が足りない! 低待遇、高齢化、訪日客急増…観光立国に黄信号





(1/4ページ)【経済インサイド】

自動車教習所が開いたバス教習付きの合同会社説明会、参加した求職者のほとんどがハンドルを握った=2015年11月下旬、東京都葛飾区
 訪日外国人観光客数が年間2000万人に迫る中、観光地での移動手段となるバスの運転手不足が深刻化している。地方で路線バスが採算性などの問題で廃線となる一方で、都市部では観光客の増加や新規路線の拡充もあって、バス事業者は慢性的な人手不足。政府の掲げる観光立国の推進にも支障が出る可能性があり、官民を挙げての人材獲得の取り組みが動き出している。

未経験者も歓迎

 「次は大きく曲がってください。そうそう、上手じゃないですか」。東京都葛飾区にある平和橋自動車教習所で昨年11月下旬に企画されたのは、バス教習をセットにしたバス事業者4社による合同説明会。バス教習では、教官のほめ言葉にハンドルを握った参加者から笑みがこぼれた。

 同教習所がこうした説明会を開いたのは、7月中旬に続き2回目だが、受け付け開始前から参加者約20人が列をなした。同教習所を運営するシグマ(葛飾区)の担当者は、「バス教習所の卒業生はバス会社くらいしか他に就職先がない。スムーズに就職先が見つかれば、教習所にとっての強みにもなる」と企画の趣旨を説明する。
 人材獲得に悩むバス事業者にとっても、企画は渡りに船だ。バス教習とセットの説明会なら大型2種免許を取得していない未経験者も顔を出しやすい。参加したバス事業者も、「即戦力だけでなく、長期的な育成も視野に入れた人材獲得ができる」と話す。

 観光バス事業を展開する富士急行観光の採用担当者は、「教習所の企画は求職者への告知力が高い」として、次も機会があれば参加たいとの考えだ。

「増便断念」の影響も

 国土交通省によると、バス運転手数はここ10年間、約12万人とほぼ横ばいながら長期的には減少が見込まれる。国交省が平成26年にまとめた調査では、バス事業者35社のうち97%が「運転手不足による影響が出ている」と回答している。

 背景にあるのは、バス運転手の就労構造だ。バス運転手は6人に1人が60歳以上と急速に高齢化が進むほか、他産業よりも労働時間が長い上に年間所得は全産業平均を下回る。平成24年4月に関越自動車道で起きたバス会社「陸援隊」による高速バス事故も、夜間における長距離ワンマン運行の常態化が一因と指摘されている。

3661チバQ:2016/01/05(火) 22:18:08
 加えて、アンケートでは「バス運転手へ就職してもいい」と回答した求職者のうち、約7割は大型2種免許を保有していないと回答するなど、就職希望者の多くが“即戦力”となっていない課題も抱える。それにもかかわらず、バス事業者の多くは、「以前はバス運転手へのあこがれもあり、一定の求職が見込めたので、採用活動は待ちの姿勢だった」(大手の採用担当者)という。

 この結果、近年の訪日外国人の急増により、貸し切りバスや高速バスでの運転手不足が顕在化。バス事業者でも「増便を断念した」といった影響が出ており、旅行会社大手でさえ、紅葉時期などのシーズンは「バス会社との取引実績がなければ手配が難しい」(国内旅行担当者)ともらす。

「待ちの姿勢」脱皮も

 バス運転手の不足は、政府の成長戦略にも影響を及ぼす可能性が出ている。

 観光立国を成長戦略の柱の一つに掲げる政府は「2020(平成32)年までに2000万人」としていた訪日外国人旅行者数の目標引き上げを検討している。だが、都市部を中心に宿泊施設が訪日客の伸びに追いつかないなど受け入れ態勢に課題を抱えており、一般住宅に訪日客を有料で宿泊させる「民泊」の拡大と並行し、地方への訪日客誘致を進める青写真を描くが、運転手不足の深刻化で、地方観光の足となるバス路線の確保が難しくなっている。

 国交省は26年7月、バス運転手の人材育成をテーマの検討会でまとめた中間報告で、大卒採用なども視野に入れた戦略的なリクルート活動▽大型2種免許を取得させるための環境整備▽若年層向けPRの強化といった対策を盛り込み、免許制度の適切な運用や先進事例に対する支援の必要性をうたうなど、対策に本腰を入れ始めた。

 バス事業者からも、「受け身の採用」から脱皮を模索する動きが出てきた。京成バスは昨年9月から、就職説明会など採用情報のスマートフォン向けバナー広告掲載を開始。同社は2020年開催の東京五輪・パラリンピックで、選手などの移動手段となるバス高速輸送システム(BRT)の運行事業者に選定されているが、BRTで採用する複数のバス車両をつなげた「連節バス」の運転手は、入社3年以上を目安としており、戦力となる新人獲得のリミットは間近だ。採用担当者は「待ちの姿勢だけでなく、積極的に捕まえにいく」と意気込んでいる。(佐久間修志)

3662チバQ:2016/01/06(水) 21:34:16
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2016010602100007.html
誘客 黄金の輪作戦 北陸-東京-大阪は一体
北陸でも急増する訪日外国人。新たな観光PRがさらなる誘客につながるか=昨年12月3日、JR金沢駅で
写真
北経連 外国人客にPRへ

 北陸経済連合会(金沢市)は、北陸新幹線とJR北陸線で北陸三県を通って関西に抜ける広域観光ルートを東京-大阪の既存ルートと結び付け、「ゴールデンループ」として観光PRに活用する方針を決めた。今月発表する中期活動方針に盛り込む。北陸地域が新幹線で太平洋側と一体であることを訪日外国人観光客にアピールし、さらなる集客につなげるのが狙いだ。 (上田融)

 久和進会長が五日、本紙の取材に明らかにした。

写真
 国内の観光ルートは、東海道新幹線の東京-大阪が「ゴールデンルート」と呼ばれ、訪日外国観光客に人気がある。訪日観光客は近年急増し、北陸方面へも北陸新幹線の金沢開業で伸びている。

 ただ観光庁の宿泊旅行統計調査によると、昨年十月の訪日外国人の都道府県別延べ宿泊者数は東京百六十二万人、大阪八十七万人、京都四十九万人、愛知十九万人などに対し、石川は五万人、富山が二万人、福井は一万人にとどまる。外国人観光客が依然、ゴールデンルートに集中していることをうかがわせている。

 北経連は、北陸新幹線や北陸線を経由した観光ルートがゴールデンルートとつながり、「一つの輪(ループ)」となり、北陸へ行きやすいことをアピールするため「ゴールデンループ」と名付けて誘客を強化する。二〇一六〜二〇年度の活動方針となる「中期アクションプラン」に盛り込み、今後具体策を検討する。 久和会長は「行政には『新ゴールデンルート』などの名称アイデアもあるが、なじみにくい。長野を含む北陸のルートと合わせて全体でゴールデンループとしたい。大阪まで早期の延伸を働きかけたい」と話した。

3663とはずがたり:2016/01/07(木) 09:51:50

4分の1に激減、婚礼事業撤退へ…駅直結ホテル
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160105-OYT1T50026.html?from=yartcl_outbrain1
2016年01月05日 09時52分

 阪急阪神ホテルズは、阪急梅田駅に直結する「大阪新阪急ホテル」(大阪市北区)について、挙式や披露宴など婚礼事業の自社運営から撤退し、ブライダルサロンや写真室を客室に改装する方針を固めた。

 少子化などで婚礼需要が減っていることから、訪日外国人客が急増している宿泊事業に注力する。

 都心の一等地に立地する新阪急ホテルは、1970年代には年間約1300件の婚礼を扱う人気を誇ってきたが、2013年度には約350件にまで減少した。結婚する人自体が減っていることに加え、邸宅風の施設で行う「ハウスウェディング」が人気を集めていることも影響した。

 一方、922室を抱える宿泊事業は、15年4〜9月の客室稼働率が97・5%と絶好調で、予約が取りにくい状態が続く。外国人旅行客の割合は50・4%と過半数を占めており、受け入れ能力を増やすため、婚礼事業の見直しに踏み切った。

3664とはずがたり:2016/01/07(木) 09:52:36

「夢の国」東京ディズニーリゾートに異変の兆し
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160105-OYT8T50000.html?from=ytop_os_abv_p#
法政大学経営大学院教授 小川孔輔
2016年01月06日 09時26分

 東京ディズニーリゾート(TDR)といえば、テーマパーク業界のトップをひた走る「夢の国」というイメージが強い。しかし、そんなTDRに異変の兆しがあるという。法政大学経営大学院の小川孔輔教授は、この傾向が続いた場合、TDRが苦戦の続くファストフード大手「マクドナルド」と同じ道をたどりかねないと警鐘を鳴らす。

暫定順位でトップ10落ち…顧客満足度

 サービス産業生産性協議会が実施している「日本版顧客満足度指数(JCSI)」という日本の小売サービス業32業種・上位企業約400社を対象にした日本最大規模の消費者調査がある。筆者も改善・運営委員会の座長として関わるこの調査で、顧客満足度(CS)上位企業のランキングに変化が起こった。2009年以来、劇団四季とトップを争ってきたTDRが、あくまで暫定値ではあるが、トップ10位のリストから外れてしまったのである(図表1)。

 2015年7〜8月の調査で、TDRの顧客満足度指数(CSI)は77.9点。前年度(82.7点)との比較では、4.8点ダウンした。全サービス業でトップだった2013年度(86.8点)に比べ8.9点の下落である。エンタテインメント部門での順位も、宝塚歌劇団に抜かれて、はじめて第3位になった。また、テーマパーク業界の競合2社(USJとハウステンボス)との満足度の差も縮まっている(図表2)。

 「夢の国」で何が起こっているのか。満足度が低下した原因について考えてみたい。

値上げが影響?

 TDRの顧客満足度に異変が起こったのは、2014年度からだ。原因のひとつは、入園料の値上げではないかと言われている。

 TDRを運営しているオリエンタルランドは、2014年4月に東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園料を大人6200円から6400円に200円値上げした。そして、2015年に入って2度目の値上げを実施した。現在、大人の入園料は6900円になっている。なお、値上げと同時に、2014年には改装やメンテナンスのため、一部のアトラクションを期間限定だが休止している。

 2013年に、TDRは開園30年記念行事と新アトラクションの導入で、開園以来最大の入場者数(3130万人)を記録した。ところが、2014年の入場者数は3138万人で、対前年比では微増に終わっている。一方、競合のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は、入場者を伸ばしている(2013年:1050万人→2014年:1270万人)。USJは2014年4月にTDRに先行して、入園料を6980円に値上げしたにもかかわらずだ(図表3、図表4)。

 また、HIS傘下に入ったハウステンボスも、2009年に141万人まで落ちていた入園者数が、2015年は300万人を突破しそうな勢いである。ハウステンボスも5年間で7度の値上げを実施しているが、入場者は増加の一途をたどっている。

低下する「お値頃感」と「また行きたい」

 来園者数が微増にとどまっているのは、パークの入場者数が大きくなりすぎ、飽和状態に近づいているという可能性もあるが、問題はそれだけではない。TDRの来園者が値上げをどのように感じているのかを、知覚価値(お値頃感)とロイヤルティー(継続利用意向)の変化で見てみることにする。

 2013年までCSトップのTDRは、知覚価値とロイヤルティーでも上位に位置していた(図表5、図表6)。ところが、2014年からは、顧客満足と同様に、両方の指標とも低下している。2014年の入園料値上げにより、TDRのお値頃感が低下してCSが下がったことを推測させる。なお、同じく値上げを実施したUSJやハウステンボスも知覚価値が低下している。

 興味深いのは、劇団四季と宝塚歌劇団の知覚価値が、長期的には高まっていることである。両社の料金体系を調べてみると、劇団四季は、リーマン・ショックが起こる直前(2008年)に、当時1万2550円だったS席の料金を9800円に値下げしている。その後も座席料金を据え置いた結果、劇団四季の知覚価値は、調査期間中で上昇トレンドにある。阪急電鉄(宝塚歌劇団の運営母体)は、同じ年に宝塚大劇場と東京宝塚劇場の料金を値上げしている。S席が7500円(兵庫)と8000円(東京)にアップして、現在ではさらに8300円(兵庫)と8800円(東京)に値上げされている。しかし、消費者が感じるお値頃感にはほとんど変化が見られない(図表5、図表6)。

3665とはずがたり:2016/01/07(木) 09:52:51

値上げ以外の要因?…失われる感動、増える失望

 TDRの満足度の低下には、値上げ以外の要因もあるのだろうか。ここで見ていきたいのが、顧客サービスに対する感動と失望の変化である。サービス業では、長期的に顧客満足度を高める要因として、サービスが提供される場(舞台)で顧客が感じる感動(ポジティブ)と失望(ネガティブ)が重要である。

 そこで、TDR利用客のサービスに対する反応を見てみることにしよう。図表7は、筆者らがアンケート調査に盛り込んだ2つの指標(感動指数と失望指数)の変化である。TDRの指数の推移を見ると、2014年まではスコアがほぼ並んでいた劇団四季に、2015年になって差がついたことがわかる(図表7)。それだけではない。USJの感動指数が上がったことで、TDRとの差が縮んできた様子が見て取れる。また、失望の度合いも、同様な傾向を見せている(図表8)。もちろん、その他のサービス業全般と比べると、TDRの感動指数は依然として高い水準にある。失望指数のレベルもその他のサービス業全般と比較して劣っているわけではない。

 データからうかがえるのは、この傾向が続いていくようであれば、TDRが「来園者からの絶対的な支持」を失いかねないということである。

「マクドナルド症候群」とは

 2014年以降、TDRへの評価で象徴的だった変化は、顧客満足度および値頃感、感動指数と失望指数の変化である。こうした指標の低下は、2012年から2014年にかけて、ファストフード大手「マクドナルド」が経験した現象(サービスに対する低い評価に続く客離れ)とよく似ている。

 マクドナルドの顧客が離れていった理由はいくつかあるが、基本的には、「稼働率(=回転率)」の問題だろう。別名で、「マクドナルド症候群」と呼ばれる現象である。

 すべての引き金は、顧客満足を犠牲にして、売り上げと利益を取りに行くことだ。ゴール設定は、集客数や最終利益になる。となると、まずは混雑が軽視される。本当はキャパシティーにあわせて制限をすべきところが「バルブ」を閉めることができなくなる。

 マクドナルドのCS低下の最大の原因は、利益が欲しいために、店舗のキャパシティー以上に客数を増やそうとしたことである。カウンターからの「メニュー表の撤去」や、オペレーション効率を上げるための「60秒キャンペーン」もそのための方策だった。ロイヤルティーとして売り上げの3%を得ている米国本社は、売り上げが増えればうれしい。しかし、人件費の削減と混雑のために、サービスが劣化し店舗が汚れ、居心地が悪くなり、CSが低下した。これが「マクドナルド症候群」である。TDRの施設の混雑とCSの低下は、マクドナルド症候群の兆しにも見える。

 ここでマクドナルドが経験してきた経営の軌跡を再現してみることにしたい。東京ディズニーリゾートのCS低下と比較してみるためだ(詳しくは、拙著『マクドナルド 失敗の本質』東洋経済新報社を参照のこと)。

 図表9と図表10は、ファストフード2社(モスバーガーとKFC)と比較して、マクドナルドの顧客満足度と知覚価値が消費者からどのように評価されてきたのかを示したグラフである。客数と利益で最高を記録した2012年から、すべての指標の低下が始まっている。他の2社とくらべて、2013年以降の下落幅が、とくに激しかったことがわかる。

 図表11では、マクドナルドのCSと来店客数の変化を一枚のグラフにプロットしてある。筆者らがしばしば議論しているように、CSが落ち始めて1年から2年後に、客数(売上高)や利益が落ちている。それとは対照的に、モスバーガーは2014年に客数が増加して大幅な増益、KFCは客数、利益ともほぼ変化していない。今後、TDRのスコアがどのように推移するのか、注意する必要があるだろう。

値上げで評価厳しく

 ここまでデータを見てきてわかったことは、TDRが提供しているサービスが変質しかけているのではないかということである。その具体的な証拠をいくつか示してみる。

 JCSIでは、サービス品質指標(SQI:7点満点)も調査している。SQIの時系列変化は、TDRがマクドナルド症候群に陥りかけている予兆を示している。とくに、2013年以降の変化に注目していただきたい。

 どんなサービス業であっても、マネジメントがチェックすべき基本的な項目が存在している。それは、QSC(Q:品質、S:サービス、C:清潔度)+V(値頃感)である。さら、サービスが提供される場所(舞台)の雰囲気(A:アトモスフェリックス)を付け加えることができるだろう。比較事例として、USJとハウステンボスのSQI指数の変化をグラフ中に同時にプロットしてみる(図表12〜図表14)。

3666とはずがたり:2016/01/07(木) 09:54:22

 直近の2度の値上げの影響か、TDR利用者のサービス品質評価は厳しめになっている。とりわけ施設とアトラクションの品質(Q)についての評価が低下している。この間、競合2社は施設とアトラクションを改善してきているので、品質評価(Q)が上昇している。また、両社のスタッフのサービス対応(S)と施設の清潔度(C)にはあまり変化がないので、SQI全体で見ると、TDRと競合2社の競争力が近づいてきていることがわかる。

 数年後に開業する予定の新しいテーマパークのために、オリエンタルランドは5000億円ほどの資金が必要になるという。その原資を値上げと増客で獲得しようとすると、CSがさらに低下してしまう可能性がある。オリエンタルランドの資本構成やディズニーに対するロイヤルティフィーを考えると、TDRを上手に運営する難しさを感じる。

気になる「来園者のマナー低下」

 最後に、データ分析から重要なことを指摘しておきたい。それは、サービス施設全体について、2014年から落ち込みの目立つ「一緒にいる顧客のマナーの悪さ」に関する指標である。

 具体的に、施設の雰囲気(A)に関連したSQI項目について、最近の変化を数値で示してみる(図表15)。「会場や施設の雰囲気がよい」(A)は、2013年の6.43から2015年には6.12に緩やかに下落している。2015年の落ち込みが小さくなったのは、値上げによって混雑度がやや緩和されたからかもしれない(「お客さんの数が適度である」のスコアが3.64に上昇している。とはいえ、他業種などはおおよそ4点台に収まっており、よいスコアとは言えない。混雑自体は解消されていないと見るべきだ)。

 最も気になるのは「一緒にいる客のマナーが良い」のスコアが、連続して落ち込んでいることである。2013年に5.33だったのが、2014年に5.03、2015年には、4.69まで低下している。これはTDRの施設内で次第に「客層が悪くなっている」ことを指している。そして「施設の安全性」に不安を感じる顧客が微妙に増えている。

 「一緒の顧客が不快だと思う人」が増えてくると、リピート(再来訪)にマイナスの影響が及ぶことが知られている。本家ディズニーが開業以来掲げている基本コンセプトは、「雰囲気の良さ」と「清潔と安全」である。データを見る限りでは、ブランドの基本価値を壊しかねない、ゆゆしき事態が進行している様子がうかがえる。

「夢の国」を失わないために

 TDRの運営に関して、創業時からの社員で本部管理職経験もある元社員に話を聞いたところ、パーク内の混雑緩和について「オペレーションの工夫で、できる限りピーク時の入場者数を伸ばそうとしている」という。つまり、ピーク時の入場者数を増やすことが前提にあるため、パーク内にいる来園者の総数が増えたとしても、業務を効率化して客の流れをよくすることで混雑感を緩和しようということだ。

 TDRでは、パークの混雑を解消するための対応策として、近年は自動釣銭レジやレジ待ちのキューラインへのフォーク型コントロールを導入しているようだ。そして、ショー観覧用の抽選アプリや、アトラクションの待ち時間がわかるアプリが導入された。

 元社員は「これらは、ウォルト・ディズニーの創業コンセプトである、機械に頼らない“hand to hand & conversation”(対面での接客と会話)の機会を減らすため、顧客満足に少なからず影響を与えていると思います」と懸念する。一方で、オリエンタルランドはヨミウリ・オンライン編集部の取材に対し「行列の緩和や行列に並んでいる間に次の予定を立てられるといった利便性の向上につながっています」とユーザーから好評を得ているとしている。どのような影響が出るのか、今後を注視していく必要があるだろう。

 これまでの分析をまとめると、TDRの異変の兆しは「値上げによるお値頃感の低下」「感動指数と失望指数の変化」「サービス品質評価指数の低下」「顧客のマナー低下と雰囲気の悪化」のデータに表れている。中でも、TDRにとって、感動指数の低下と舞台(パーク)の雰囲気の悪化が問題であるように感じる。ディズニーのブランド価値の源泉は、「非日常的な世界での驚きと感動」だったはずだからだ。顧客のマナーやパークの雰囲気は、来園者次第という側面もあるが、来園者が自然とマナーよく振る舞えるような施策を探るべきだ。「バルブ」を閉めること、すなわち混雑度の解消もその一つだろう。…

小川孔輔( おがわ・こうすけ )
 1951年秋田県生まれ。法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科教授。東京大学経済学部卒業。日本フローラルマーケティング協会会長。主な著書に「マクドナルド 失敗の本質」(東洋経済新報社)、「しまむらとヤオコー」(小学館)などがある。

3667チバQ:2016/01/13(水) 22:34:12
>>193 結局、遅れたなあ
http://www.sankei.com/world/news/160113/wor1601130024-n1.html

2016.1.13 12:09

中国本土初、上海ディズニーランド6月開園を発表






上海市で建設が進む「上海ディズニーランド」=2015年12月(共同)
 米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは12日(中国時間13日)、上海市で建設が進む中国本土初のディズニーランドを6月16日に開園すると発表した。

 上海ディズニーランドは2011年に着工。当初は、15年末の開園を目指していたが、アトラクションの数を増やすことになり開園時期がずれ込んでいた。昨年2月には、ディズニー社首脳が16年春に開園させる考えを明らかにしていた。

 新華社電によると主要な部分の建設は既に終わったといい、引き続き、人材の募集や養成を進めるとしている。

 上海ディズニーランドは六つのエリアに分かれたつくり。ディズニー社は、一部の建物に中国風のデザインを採用し、演出の一部にも中国の演劇や雑技の要素を取り入れるとしている。(共同)

3668とはずがたり:2016/01/14(木) 18:58:35
ブラジルでカーニバルが続々中止
深刻な不況が予算を直撃、サンバパレードどころじゃない
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45768
2016.1.14(木)

3669とはずがたり:2016/01/15(金) 20:08:24

盗難ホテルの社長「犯行の手口は想定を超える」
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160109-OYT1T50130.html?from=yartcl_outbrain1
2016年01月10日 09時14分

 志賀高原(長野県山ノ内町)の「ホテルサニー志賀」で7日深夜から8日未明、スキー合宿中の女子高生約170人分の財布(現金約80万円在中)などが盗まれ、長野県警中野署が窃盗事件として捜査を始めた。

 ホテルは9日、保管場所の事務室は「施錠されていた」と説明。5か月前にも同じホテルで中学生約340人分の貴重品が盗まれており、同署は関連を調べる。

 被害生徒は、いずれも川崎市内の私立高校2年。引率教員が毎晩、生徒から財布や定期入れなどの貴重品を集め、段ボール5箱にまとめてホテルに預けた。

 同ホテルの顧問弁護士によると、ホテル側が7日午後10時頃、事務室に段ボール箱を置き、ホテルの男性社長が同11時半頃に貴重品を確認し、2か所の出入り口を施錠。出入り口はいずれもフロント内部にあり、施錠前まで従業員がいた。

 8日午前7時半頃、社長が盗難に気づいた。施錠後、2台の防犯カメラには事務室に入る不審者は映っていないという。3本ある鍵は1本が事務室に置かれ、残りは社長と家族の2人がそれぞれ持ち歩いていた。

 弁護士は「事務室の窓が壊された形跡はない。室内にあった小銭は盗まれず、荒らされた形跡もなかった」と説明した。

 昨年8月、都内の学習塾「早稲田アカデミー」の中学生が被害に遭った事件では、塾が自由に出入りできる場所で貴重品を保管していたため、ホテルは防犯対策を強化。防犯カメラを新設し、従業員による保管を徹底していた。社長は「犯行の手口は想定を超える。深くおわびします」とのコメントを出した。

 被害生徒が通う高校は、10年以上前から毎年同じホテルを利用。教頭は「合宿前に保護者からの不安の声が上がり、現地で防犯対策を確認していた」と悔しさをにじませた。

3670チバQ:2016/01/15(金) 21:09:41
http://www.asahi.com/articles/ASJ1G5V38J1GUUHB00L.html
またげる3県境 栃木・群馬・埼玉で観光地計画
仲田一平2016年1月14日18時28分

 栃木、群馬、埼玉の3県境の境界点を明示して、観光地として売り出そうと、県境に接する3市町が協力して今月下旬から、測量調査に乗り出す。明治から大正期の渡良瀬川の改修工事で、川の中だった県境が陸地になって以降、実際の地形に当てはめた場合、3県境の正確な位置が分からないままになっていた。

 県境に接するのは、栃木市、群馬県板倉町、埼玉県加須市。境界点は、東武日光線・柳生駅(加須市)の東約400メートル、道の駅きたかわべ(同)の南東約400メートルの水田にある。

 調査費約130万円は3市町で分担する。それを盛り込んだ補正予算案が先月、それぞれの市町議会で可決された。

 加須市北川辺総合支所によると、3県境は全国に40カ所以上あるが、大半は山間部や河川にあり、平地にあるのは珍しいという。住民の要望もあり、栃木市の発案で3市町が協力して境界点を特定することを決めた。自治体関係者や地権者が立ち会って測量し、年度内に確定させる。資料を探すなどして県境の詳しい歴史的経緯も調べる。

3671チバQ:2016/01/17(日) 23:40:16
http://www.news-postseven.com/archives/20160111_376731.html
デラックスホテルが開業ラッシュ 全国最旬エリアを識者解説
2016.01.11 07:00

 新年になっても中国人が福袋を“爆買い”する光景が見られるなど、日本全国で訪日外国人旅行者が増え続けている。それに伴い、ますます深刻になっているのが「ホテル不足」だ。政府は民泊の規制緩和を進める方針だが、課題は多い。

 もちろん、国内外のホテル業界も、この好機を逃すまいと今年は開業ラッシュに沸きそうだ。ホテル評論家の瀧澤信秋氏に「2016年注目のホテル」を挙げてもらった。

 * * *
 観光が元気だ。訪日外国人客の増加が著しい。2013年には訪日外国人客は1000万人を突破、2014年は1341万人に達し2015年は11月までの累計で1796万4400人(日本政府観光局〈JNTO〉推計値)。政府は東京オリンピック開催年となる「2020年に2000万人」を目標に掲げてきたが、かなり前倒しで達成することになりそうだ。

 観光に欠かせないホテルも元気だ。稼働率や客室単価も上昇、2015年はホテルがとれない「ホテル難民問題」や「民泊問題」も話題になった。都心部には外資系ホテルの進出も顕著。また、各地でビジネスホテルの新規開業も相次いでいる。2016年注目のホテル動向についてみてみたい。

 すでに注目されているトピックとして、7月開業の「星のや東京」が挙げられる。大手町の一等地に客室数84、平均客室単価(食事を含まない)8万〜10万円のラグジュアリー空間が誕生する。

 同じく東京駅周辺としては、丸の内に1月15日開業する「オークウッド プレミア 東京」にも注目だ。中・長期滞在型のサービスアパートメントだが、1泊の滞在も可能とのことでホテルとしての利用価値も高そう。サービスアパートメントのホスピタリティは、一般的なホテルと一味違い、ゲストとの距離が近いので新鮮なステイが期待できそうだ。

 都心へのデラックスホテル進出は続く。「赤プリ」の愛称で親しまれたグランドプリンスホテル赤坂の跡地開発プロジェクト「東京ガーデンテラス紀尾井町」には、「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」が夏頃開業予定。ホテル・オフィス棟の上層 7 フロア(30〜36 階)を占める。既存のプリンスホテルとは異なる最上級のカテゴリーとなる。

 定番人気のホテル「ディズニーホテル」では、国内で4番目となる「東京ディズニーセレブレーションホテル」が6月1日に開業。既存のディズニーホテルとは異なる宿泊主体型ホテルということで、シンプルな設備で気軽に快適な利用が期待できる。もちろんパークをモチーフにした装飾や、人気の宿泊者特典は約束される。

3672チバQ:2016/01/17(日) 23:40:33
 名古屋では久々のデラックスホテル開業。「ストリングスホテル 名古屋」が1月21日にオープンする。

 名古屋駅の南に広がる大規模再開発エリア「都市計画ささしまライブ24地区」という立地で名駅から徒歩3分。ゲストルームは「ハイセンス」「ハイクォリティー」「ウェルネス」をコンセプトに様々なアプローチを試みる。同地区では2017年秋に、名古屋初となるプリンスホテルの開業も予定されており、今後注目のエリアといえる。

 京都へは近年外資系デラックスホテルの進出が続いている。2014年には「ザ・リッツ・カールトン京都」が二条川端に、2015年には、スターウッド ホテル&リゾートの最高級カテゴリーホテルブランド「ラグジュアリー コレクション」として日本初進出の「翠嵐(すいらん) ラグジュアリーコレクション ホテル 京都」が嵐山にオープンした。

 今年はオーカナダ発の高級ホテルチェーン「フォーシーズンズ ホテル 京都」が東山五条に開業する。いずれも外国人富裕層をターゲットにしたホテルだ。

 ビジネスホテルも元気だ。同一のクォリティで多店舗展開する全国チェーンに対抗すべく、独自のコンセプトを打ち出す小規模チェーンビジネスホテルの増加が加速する。  特に西日本でその傾向は顕著。例えば、愛知県を中心に展開していた「ABホテル」は、埼玉や金沢へも進出を果たし更なるチェーン拡大を予定。

 九州内で展開している「ホテルフォルツァ」は、博多に既存店舗に加え新店舗を展開後、2018年度には札幌へ進出予定など、特定地区で展開していたコンセプト型ビジネスホテルが全国区への拡大をみせている。絶大な人気を博するホテルチェーンの動向だけに、今年も新たな開業情報には注目だ。

 一方、都心部で展開する「豪華カプセルホテル安心お宿」や、キャビンタイプで人気の「ファーストキャビン」といったカプセルホテル、「カオサン」といったゲストハウスも出店を加速しており、節約派の旅行者には嬉しい今年注目のカテゴリーだ。

 また、デラックスホテル、格安ホテル共に既存施設のリニューアルも進化中。片や「シティホテル」や「ビジネスホテル」といったカテゴリーには分類できないコンセプトのホテルも増えている。この動きは今年さらに加速していくことだろう。

3673チバQ:2016/01/18(月) 00:14:34
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1601130033.html
“爆買い”外国人客のホテル不足に関空対岸で誘致 大阪・泉佐野駅前直結ホテル

01月13日 08:54産経新聞

“爆買い”外国人客のホテル不足に関空対岸で誘致 大阪・泉佐野駅前直結ホテル
ホテルの誘致が計画されている南海泉佐野駅の駅前交通広場=泉佐野市
(産経新聞)
 関西国際空港の対岸にあり、“爆買い”などで訪れる外国人客のホテル不足に悩む大阪府泉佐野市が、関空と結ぶ南海泉佐野駅直結のホテル誘致に乗り出す。交番などがある駅前交通広場を残しながら、その上にホテルを建設する「立体利用方式」。ホテルは高さ7メートルの土台の上に建設し、複数の柱を立てて補強。早ければ、今年秋ごろから事業者を公募、平成30年ごろのホテル完成を目指す。(中井美樹)

 駅前交通広場は駅東側にあり、うち交番や公衆トイレがある約千平方メートルを活用。現行では、高さに関する取り決めがないため、立体利用はできない。そこで市は今夏、市審議会に諮問したうえで、都市計画を変更。同広場の高さを7メートルまでとし、交番やトイレなどの空間を残しながら、立体利用に取り組む。土台の建設を含めて事業者を公募したうえで決定。ホテルは5階建てで100〜150室を見込んでいる。

 関空では近年、アジア各都市と結ぶLCC(格安航空会社)の就航が相次ぐなどし、訪日客が急増。大阪市内の繁華街では、海外観光客があふれており、爆買いによる経済波及効果も大きくなっている。LCCは空港の着陸料が比較的安い深夜早朝に離着陸する便が多く、対岸にある泉佐野市のホテルの需要が高まっている。

 泉佐野市によると、市内には、宿泊施設は約20施設あるが、ホテル不足が深刻化。市内のホテルの客室稼働率は一昨年で平均83・5%、昨年も90%近い月が続いていた。このため、宿泊施設の予約も難しくなっており、海外の宿泊客の需要にこたえられていない。

 爆買いだけでなく、泉佐野市に宿泊したうえで、関空近くの自然が豊かな和歌山を訪れる外国人客も増えており、需要は今後も続くとみられている。

 こうした中、市は昨年、一般ホテルの進出のハードルになっていたラブホテル規制条例を改正したり、12月議会でホテル建設に最大1億円の奨励金を出す条例案を可決したりするなど、誘致施策を相次いで打ち出している。

 誘致を目指すホテルは中規模だが、市都市整備部の担当者は「泉佐野駅前は市内では一等地。その空間を使わないというのは『もったいない』という発想から、今回の取り組みは始まった。ホテル誘致が実現すれば地元商店の活性化も見込めるだろう」と期待している。

3675チバQ:2016/01/22(金) 00:04:44
中国:499万 人口1341百万 277人に一人が訪日
韓国:400万 人口51.4百万 12.8人に一人が訪日
台湾:367万 人口23.4百万 6.3人に一人が訪日  
香港:152万 人口 7.2百万 4.7人に一人が訪日

単年度でこれだから凄いよなあ
ちなみに、日本の出国者数1621万人 人口127.3百万 7.8人に一人が海外に行ってる

比率で考えれば日本人の全出国より、台湾香港人が日本に来る率が高い

3676チバQ:2016/01/23(土) 15:56:49
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20160123/CK2016012302000045.html
駅ナカBAR開店 飲み比べ100円〜 富山駅
蔵元から自慢の新酒を注いでもらう駅利用者ら(右)=富山駅南口の改札前で
写真
 富山駅構内の改札前に二十二日、地酒バー「とやま駅ナカ酒BAR」が誕生した。県内十四蔵のしぼりたての新酒が百円から飲み比べできる。新幹線開業一周年を記念し、地酒で観光客をもてなすのが狙い。同日鏡開きがあり、発起人で「富山の地酒ファン倶楽部(くらぶ)」代表の野田雄一さんが「ここでしか味わえない地域にあった酒に力を入れている。味を知れば魅力が伝わる」と力を込めた。

 バーは一杯六十ミリリットルを百円から提供する。かぶらずしやシロエビせんべいなど六種のおつまみも各二百円で販売している。約六百五十人のファンが集う同倶楽部が、県酒造組合などと協力して考案した。

 この日は、開店直後から観光客や駅利用者が早速立ち寄り、カウンターに並んだ各蔵の新酒から、好みの酒を品定め。店頭には蔵元や倶楽部会員が立ち、客のグラスに自慢の新酒を注いでまわっていた。

 会場に駆けつけた県の漆畑有浩観光・地域振興局長は「新幹線開業効果の持続が最大の課題」として、取り組みに感謝。沢谷英毅駅長も「駅に活気が出て、富山のPRにもなる」と話していた。

 今後の営業は二十三日と、二月十九、二十日、三月十一、十二日。各日午後四〜八時。(木許はるみ)

3677チバQ:2016/01/23(土) 15:58:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=jfn&amp;k=2016012200274
鉄道博物館、開館までカウントダウン=京都


「京都鉄道博物館」開業までのカウントダウンタイマー=20日、京都市下京区のJR京都駅
「京都鉄道博物館」開業までのカウントダウンタイマー=20日、京都市下京区のJR京都駅
 JR西日本は、建設中の京都鉄道博物館(京都市下京区)のグランドオープン100日前に合わせ、京都駅西口改札「時の灯(ときのあかり)」前にカウントダウンタイマーを設置した。4月29日の開館まで、残りの日数を表示する。
 カウントダウンタイマーは高さ2.8メートル、横1.8メートル。日数表示の下には、博物館本館1階入り口に展示される500系新幹線や特急車両などが描かれている。
 JR西は他に、京都駅中央口改札近くにもカウントダウンを掲示。駅北側には京都鉄道博物館の特設コーナーを設置し、近畿エリアの主要各駅では、同博物館オリジナルきっぷケースを15万枚配布する。2月上旬からは、京都の春夏秋冬をモチーフにしたラッピング列車が、東海道・山陽線の米原〜姫路駅間を中心に運行する予定という。
 除幕式で、JR西の岩崎悟志京都支社長は「博物館は展示工事の大詰めを迎えている。カウントダウンタイマーの設置で、新しい京都への期待感を地元の人や観光客に感じてもらい、開業まで盛り上げていくと同時に、地域の活性化も図りたい」と意欲を示した。【もぎたて便】(2016/01/22-10:50)

3678チバQ:2016/01/23(土) 15:59:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201601/CK2016012202000116.html
「赤プリ」後継の新ホテル 1泊最高59万円 7月27日開業

2016年1月22日 朝刊


ホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」が入るビルの外観イメージ図
写真
 西武ホールディングス(HD)は二十一日、「赤プリ」の愛称で親しまれた旧グランドプリンスホテル赤坂(東京都千代田区)の跡地に開業する新ホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」で最上級の部屋の基本料金を一泊五十九万円に設定したと発表した。最も安い部屋でも一泊六万円とし、グループ最高クラスのホテルにする。開業は七月二十七日。
 米スターウッドホテル&リゾートワールドワイドと提携し最高級カテゴリーに位置付け、欧米やアジアの富裕層を取り込みたい考えだ。
 新ホテルは、オフィスや商業施設も入る地上三十六階建てのビルの三十〜三十六階で開業、客室数は二百五十になる。
 「赤プリ」はバブル期に若者のデートスポットとして人気を集めた。西武グループは二〇〇四年に発覚した有価証券報告書の虚偽記載事件などを受けて経営体制を刷新、赤プリ跡地の再開発はグループ再出発の象徴とされる。東京都内で西武HDの後藤高志社長は「グループにとって大きな飛躍になる」と語った。

3679チバQ:2016/01/25(月) 23:40:38
スレチだけど、よいスレがないので
バク買いからの連想でこのスレに
http://mainichi.jp/articles/20160125/dde/012/040/002000c
特集ワイド
それホンモノ? 「良き伝統」の正体

毎日新聞2016年1月25日 東京夕刊
 日本人は「伝統」という言葉にヨワいらしい。例えば選択的夫婦別姓制度の是非を巡る議論。安倍晋三首相ら反対派は「同姓が日本の伝統だ」と主張し、いくら専門家が「同姓は明治中期以降の新しい制度」と指摘しても聞く耳を持たない。このように最近は、新しく、ウソに近い「伝統」がやたらと強調されている気がするのだが……。【吉井理記】

銀座はゴミの山だった

 中国の旧正月・春節(今年は2月8日)が近い。流行語にもなった中国人観光客の「爆買い」だが、彼らのマナーはどうだろう。

 「(ホテルで)酔って従業員に絡む人も」「寝間着にスリッパでロビーをウロウロする人は少なくなったが、じゅうたんにツバを吐いたりたばこを捨てて焦がしたり」「ひどいのはロビーのイスで足を開いて高イビキ」……

 中国人は、礼儀正しさを伝統とする日本人とは違うなあ……と、あえてそう思い込んでしまう書き方をしたが、実は全て日本人がやらかしたこと。東京五輪の年、1964年3月19日付毎日新聞の東京都内版が報じた日本人のマナーの悪さを嘆くホテル側の声の一部である。前年7月1日付では「汚れ放題東京の顔 銀座の歩道はゴミの山」との見出しで、通行人のごみのポイ捨てや住民が路上にぶちまけた「台所の残り物」が散乱する様子を伝えている。

 そして今、日本のマナーに反する中国人観光客はいる。列に並ばなかったり、ごみを捨てたりする人を記者も見たことがある。だが--。

 「そこは『お互い様』です。最近まで私たちもそうでした。僕は70年代に米国留学したのですが、向こうで何に驚いたかというと、『割り込み』せず、みんなが列を作ること。当時の日本と大違いでした」と振り返るのは、社会心理学者で一橋大特任教授の山岸俊男さんだ。

3680チバQ:2016/01/25(月) 23:41:15
 日本の駅で当たり前になっている「整列乗車」が生まれたのも戦後である。東京では47年ごろ、営団地下鉄(現東京メトロ)渋谷駅が最初らしい。駅長や駅員が整列乗車を訴えるプラカードを首から下げ、並び方を指導したのが始まりだ。これが後年、国鉄(現JR)などに広がった。整列乗車の成り立ちは「営団地下鉄五十年史」(91年)などが伝えている。

 銀行やスーパー、コンビニなどでも客に並んでもらうためにロープを張る、床にテープで線を引く、といった工夫をしてきた。街も、東京など各自治体が罰金・罰則を設けたり、「美化デー」を設けて清掃活動に力を入れたりしたことで清潔になっていった。

 つまり、戦後のさまざまな取り組みによって今のマナーの良さがある、ということ。これ自体は素晴らしいのだが、なぜか山岸さんは顔を曇らせる。

 「怖いのは、そうした過去を忘れ、今あるものを『これが日本の伝統だ』『昔からそうだった』、そして『だから日本人は昔から優れていた』と思い込むこと。これは非合理的な思考だし、他国を見下す思想につながる。近ごろはそんな風潮が広がっているようで心配です……」

現状否定のため過去を美化


ごみが散乱する約60年前の旧国鉄の列車内。日本人は昔から礼儀正しかった……とは必ずしも言えないようだ=1953年11月、旧国鉄の尾久駅で
 では、冒頭の選択的夫婦別姓はどうなのか。戸籍が作られた奈良時代から明治中期までは別姓が基本だったし、初めて同姓を強制したのは1898年の明治憲法下の旧民法で、当時は同姓が基本だった欧米に倣ったのだ。

 「でも、現在では同姓を強制している国は極めて例外的。なぜ日本はこれほど不自由なのでしょうか」と首をひねるのは武蔵大の千田有紀教授(現代社会論)である。欧米でも近年は別姓も選べるようになっているし、逆に別姓が基本だった中国では同姓も選べる。

 「明治以降の夫婦同姓が家族本来のかたち、という考え自体が『日本の伝統』と呼べるのかは疑問だし、『別姓を認めると家族の一体感が損なわれる』という反対論も根拠があるのでしょうか」

 確かに別姓で家族の絆や一体感が崩壊した、あるいは別姓夫婦の子供の「個」の形成に問題が生じた、という国は聞いたことがない。離婚や再婚、事実婚や一人親が珍しくない今、親の姓が同一ではないことを問題にするのは意味があることなのだろうか。

 中央大の山田昌弘教授(家族社会学)も苦笑いする。「『多数派がやっていること』を伝統と言い換え、少数派を従わせようとしているだけです。自分と異なる考えを認めない。それを正当化するために『家族が崩壊する』と言い出す。そもそも結婚には昔、通い婚などがあったし、家族の形も各地で本家や分家、隠居制のあり方などに違いがあってさまざまでした。それが日本の伝統なんですが……」

 では、なぜ新しいものを「伝統」と考えたがるのか?

 「根底にあるのは『伝統の捏造(ねつぞう)』と同じ考え」と分析するのは著書「江戸しぐさの正体」で知られる作家で歴史研究家の原田実さん。現在の道徳や公民の教科書が取り入れている「江戸の商人・町人の心得・風習である江戸しぐさ」なるものが、実は1980年代に創作されたことを2014年に著書で指摘し、今もなお教育界に波紋を広げている。

 原田さんによると、「江戸しぐさ」を創作したのは高校教員や雑誌編集長を務めたとされる芝三光(しばみつあきら)さん(99年死去)。彼は日本人や社会のモラル低下を嘆いていた。現状を否定し「昔は良かった」とばかり「ユートピア」を過去に求めた結果、道徳が優れている「想像上の江戸時代の人々の風習=江戸しぐさ」を生んだ。

 「『昔は良かった』という考えがクセもの。この考えに従うと『今ある良いものは昔からあったはずだし、昔はさらに良かったはずだ』との考えに陥りやすい。だから『日本人の道徳・マナーは昔から優れていた』と考えてしまう。『戦後日本から道徳やモラル、公の心が失われた』と言う人は戦前を評価する傾向にあるが、これも同じ。本当にそう言えるのでしょうか」

 試しに統計を見れば、戦前・戦中(1926〜45年)の殺人事件の人口10万人当たりの発生件数は1・25〜4・14件で、2014年の0・83件より高い。「現状否定のために過去を美化しても、史料に裏切られるのがオチ」と原田さん。

3681チバQ:2016/01/25(月) 23:41:30
「理想の人間づくり」行く末は

 「昔は良かった」と考える人が強調するその道徳教育、安倍政権は18年度以降に小中学校の「特別教科」とすることを決めた。著書「新しい国へ」で盛んに「問題はモラル低下だ」と指摘していた安倍首相らしい。山岸さんは「20世紀で、最も道徳教育に力を入れたのは旧ソ連や中国など社会主義国家でした。自分より公を大切にせよ、と。でも結果はご存じの通り。歴史上、どんな国・社会も道徳教育で『理想の人間づくり』に成功した事例はありません。これこそ『伝統』なんですが」。

 年始から夏の参院選について「憲法改正を訴えていく」と力を込める安倍首相。自民党の憲法改正草案の前文には「良き伝統を……末永く子孫に継承する」とある。その「伝統」の正体を注視したい。

3682チバQ:2016/01/26(火) 01:26:15
いまさら正式決定かよ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160125-00000052-asahi-soci
東京湾大華火祭、休止へ メイン会場で五輪選手村を整備
朝日新聞デジタル 1月25日(月)19時0分配信

東京湾大華火祭、休止へ メイン会場で五輪選手村を整備
 東京の夏の風物詩として1988年から開かれてきた東京湾大華火祭が、当面休止される。約10万人を収容する晴海のメイン会場(東京都中央区)が2020年東京五輪・パラリンピックの選手村として整備工事が始まったためで、25日の実行委員会で決まった。

2010年の東京湾大華火祭。東京タワーや都心のビル群を背景に次々と打ち上げられた=2010年8月14日、東京・晴海ふ頭から

 実行委と共に主催する中央区は「区内に大規模な観覧場所の確保は困難」としている。都や周辺区の協力も求めながら、新たな観覧会場の確保や打ち上げ場所の調整を進めるという。

 27回目だった昨年(実行委・中央区主催、朝日新聞社など後援)は1万2千発ほどが打ち上げられ、約72万人が訪れた。

3683チバQ:2016/01/31(日) 23:57:11
http://www.sankei.com/politics/news/160130/plt1601300027-n1.html
2016.1.31 18:02

春節「爆買い」訪日ラッシュはや号砲 中国LCCほぼ満席…運賃8000円、なんと20万円に
中国の旧正月にあたる春節前後の大型休暇(2月7〜13日)を前に、早くも“訪日ラッシュ”が始まっている。中国人観光客向けの査証(ビザ)発給作業は、前年を上回る勢いで、関連業界が寄せる期待はとりわけ熱い。中国経済の減速も指摘されるが、「爆買い」や「爆宿」など、社会現象を巻き起こした訪日中国人のにぎわいが続きそうだ。

 ■来月8日待たず、早くも“第一陣”

 「ニーハオ、請吃●(=口へんに把のつくり)(どうぞ召し上がって)」

 今月24日、富士山麓の観光地「忍野八海」(山梨県忍野村)では、土産物店の女性従業員が中国語で呼び込みする声が飛び交った。駐車場にはツアーバスが並び、人込みからも日本語はほとんど聞こえない。「この端境期にお客が途切れないなんて、10年前は考えられなかった」と地元住民は笑う。

 来月8日の春節を待たずに、訪日ラッシュは始まっている。国内8空港に乗り入れる中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空は週末の日本便がほぼ満席となった。「ピークの来月7〜13日から埋まり、その前後の週も予約が一杯」(日本支社)だという。運賃も普段は片道8千円の大阪-上海線が、日によっては20万円前後に高騰している。

 全日本空輸の中国路線はピーク前後の予約数が前年比1割増えた。「急激な円高にでも転じない限り、中国からの訪日客の動向は変わらない」(平子裕志ANAホールディングス取締役)との見方だ。

 ■ビザ申請も激増、訪問先は全国へ分散

 中国の日本大使館や総領事館では昨年、春節前の1月に約6万2千件のビザ申請があった。だが、今年は8万件を超える見込みだという。

 こうした訪日客を受け入れる軽井沢プリンスホテルは、2月7〜13日の予約率が29日時点で87%に達した。平均単価は前年比35%増で「大都市だけでなく、地方への広がりが顕著」(西武ホールディングス広報)だという。

 中国人の訪日時期は、お花見シーズンや「国慶節」の大型連休がある10月などに分散し、通年化が進んでいる。それでも日本政府観光局の統計では、27年の春節月(2月)の訪日中国人旅行者数が約36万人と、前年比2・6倍に膨らんだ。

 日本航空の斉藤典和専務執行役員は「中国経済の減速は訪日需要に影響していない」と言い切る。今年も日本各地で、中国人観光客による「爆買い」が最高潮を迎えそうだ。

3684チバQ:2016/02/01(月) 00:05:44
長崎、金沢はわかるが なぜ釧路?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160131/k10010391971000.html
地方都市へ外国人を 観光庁がモデル都市選定
1月31日 4時35分

地方都市へ外国人を 観光庁がモデル都市選定
外国人旅行者が急増するなか、観光庁は地方都市を訪ねてもらうモデルケースを作ろうと、今後、金沢市など3つの都市を対象に、外国人向けの滞在プランの開発や海外への情報発信などを後押ししていくことになりました。
日本を訪れる外国人旅行者は去年1973万人余りまで増え、過去最高を更新しましたが、その多くは、東京、京都、大阪などを巡るいわゆる「ゴールデンルート」に集中していて、地方都市への呼び込みが大きな課題となっています。
こうしたなか、観光庁は、地方を訪ねてもらうモデルケースを作ろうと、応募のあった10の都市から北海道釧路市、石川県金沢市、長崎市の3つの都市を選び、外国人旅行者の増加につながる観光開発を後押ししていくことになりました。具体的には、歴史的な遺産や自然、食文化など各都市の観光資源を生かした滞在プランの開発や海外への情報発信、また、スマートフォンなどでインターネットが簡単に使えるWi-Fi環境の整備や標識の多言語化、さらに、クレジットカードで決済できる店の増加など、外国人旅行者が快適に過ごせる環境作りを支援することにしています。
観光庁は、モデル都市で効果を上げた政策を今後、ほかの地域にも広げていくことなどで、地方を訪れる外国人の増加を図りたいとしています。

3685チバQ:2016/02/01(月) 00:19:04
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0229358.html
雪まつり+春節 札幌のホテル「争奪戦」
01/31 06:30、01/31 18:04 更新


札幌市内のホテルに宿泊する中国人旅行者。春節連休中も多くの外国人客が札幌を訪れる=京王プラザホテル札幌
 2月5日開幕の「さっぽろ雪まつり」の開催期間と、中華圏の旧正月「春節」に伴う中国の連休(2月7〜13日)が重なる2月上旬から中旬にかけて、札幌市内のホテルが軒並み予約で満室になっている。すでに半年前に満室となったケースが出ているほか、小樽など札幌近隣のホテルでも外国人客の予約が急増するなど、例年以上に混雑ぶりが際立っている状況だ。 

 雪まつりは2月11日(つどーむ会場は18日)まで開かれる。もともと国内客の宿泊需要が激増する期間だが、今年はそこに春節連休を利用した中国人観光客らがまともに加わり、宿の“争奪戦”の様相を呈している。JRタワーホテル日航札幌(札幌市中央区)は昨年11月に雪まつり期間中の宿泊予約がほぼいっぱいになり、「キャンセルが出てネット上で売り出しても、すぐに外国人客などが予約を入れてくる」と話す。

 メーン会場の大通公園に近い札幌プリンスホテル(同)も期間中はほぼ満室だ。中国や台湾などの外国人客が多く、「家族連れで連泊する外国人客が多い」(同ホテル)。冬の札幌に対する中国人の関心は高く、米国のクチコミ旅行サイト「トリップアドバイザー」が中国人の今冬の旅行先として注目する海外都市を集計したところ、札幌は大阪に次ぐ2位に入った。同サイトの日本法人は「ジャンプ競技場などの観光地やラーメンなどの食、雪まつりなどがそろい、ファミリー層の関心を集めている」と分析する。

 余波は札幌近郊の都市にも広がる。小樽市のオーセントホテル小樽も春節を中心にほぼ満室だ。予約客に占める外国人の割合は3割と通常期に比べ倍近い。同ホテルは「札幌で予約が取れず、小樽まで足を延ばしている客もいるようだ」と話す。苫小牧市のグランドホテルニュー王子も昨年の春節連休に比べ中国人などの予約が増えており、「予約客の半数以上が外国人客になる日もある」という。

3686チバQ:2016/02/03(水) 23:48:50
http://www.sankei.com/west/news/160202/wst1602020062-n1.html
2016.2.2 19:29

「春節」爆買い間近!!…高級ホテルほぼ満室、中国語スタッフ増員、ドラえもんでお出迎え

 中国の旧正月「春節」にあわせた連休が7日に始まるのを控え、日本の観光、小売業界が中国人観光客向け商戦の準備を整えた。関西は格安航空会社(LCC)の就航拡大を追い風に、今年も13日までの連休期間中、多くの訪日客が見込まれる。訪日客のための施設、サービスとも充実してきた。

ホテル満杯で価格上昇

 中国経済の減速で、世界の金融市場は動揺し実体経済への悪影響も懸念されている。しかし、ANAホールディングスの平子裕志取締役は強気だ。「急激な円高にでも転じない限り、中国からの訪日客の動向は変わらない」。

 実際、傘下の全日本空輸の中国路線は、春節連休中ピーク時には予約数が前年比1割増となっている。

 国内8空港に乗り入れる中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空は先週末の日本便がほぼ満席で「ピーク前後の週も予約がいっぱい」(日本支社)という。普段は片道8千円の大阪-上海線が、日によっては20万円前後に高騰している。

 ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)では、春節連休中の稼働率は前年同期比で24ポイント上昇し91%。帝国ホテル大阪(同市北区)は約95%、ホテルグランヴィア大阪(同)も9割を超えている。

 宿泊料の平均単価は上昇しており、ニューオータニ大阪は前年同期より3千円ほど高くなった。帝国ホテル大阪では「富裕層の個人旅行客が伸びており、グレードの高い客室の予約が堅調」という。

案内も充実しました

 玄関口となる関西国際空港。国際線の保安検査場を4レーン増やして18レーンにしたほか、中国便が集中する時間帯には入国審査場で中国語が話せるスタッフを増員する。また、LCCの急増で深夜早朝便が増えたことを受け、いすを300席配置した仮眠スペースと、シャワーブース5室を設置した。

 関空直営の免税店では、中国国内で約7億人が利用している人気の対話アプリ「WeChat(ウィーチャット)」にアカウントを開設。登録した人には商品の割引や、日本の観光情報などを提供する。

 観光庁によると、平成27年の訪日客全体の買い物代金1兆4539億円のうち、中国人の消費額が約55%(8089億円)を占めた。この傾向は今年も変わらないとみられている。

より買い物しやすく

 訪日客が買い物をしたあとでも“手ぶら観光”できるサービス拠点もある。JTB西日本が昨年12月、大丸心斎橋店(大阪市中央区)に開設した「関西ツーリストインフォメーションセンター」だ。

 中国、香港、台湾からの観光客客を中心に、手荷物の一時預かりやホテルへの有料配送サービスは日を追うごとに利用が増えているという。同社広報担当の金村義隆さんは「心斎橋界(かい)隈(わい)の店舗の販売拡大にもつながる」と話す。

 コンビニエンスストア大手のローソンは5日から店舗に設置したATM(現金自動預払機)で、中国で普及するクレジットカード「銀聯カード」の取り扱いを開始する。

 昨年春節の免税売上高が前年同期比3・3倍となった高島屋大阪店(大阪市中央区)は今年、さらに「50〜60%増を目指している」(広報・IR室)。「ドラえもん」「ハローキティ」などアジアでも人気のキャラクターグッズを扱う期間限定コーナーを設け、握手会やスタンプラリーなどのイベントも開催する。

 近鉄百貨店では、主要店の化粧品売り場などでスマートフォンを使った電子マネー決済サービス「支付宝(アリペイ)」を使えるようにした。阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)は春節期間の免税カウンターを3席増やし14席体制にする。訪日客向けに臨時の案内カウンターを設置し、5人の中国人従業員が待機して、中国人買い物客をサポートする。

3687チバQ:2016/02/03(水) 23:49:21
http://www.sankei.com/west/news/160202/wst1602020006-n1.html
2016.2.2 15:00
【関西の議論】
「2・8」春節到来、爆買いの空白地帯が本格参戦…経済減速も空前規模を予想

 中華圏の旧正月「春節」(2月8日)が迫ってきた。中国経済の減速が顕著だが、春節前後の長期休暇中の訪日外国人は空前の規模が予想されている。“爆買いマネー”への期待が高まるが、そんななかで昨年11月にオープンした日本最大級の大型複合施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」(大阪府吹田市)が参戦する意向を示した。これまでほとんど恩恵を受けていない“爆買い空白地帯”からの参戦で、受け入れ態勢を整えている。一方で、中国人観光客のマナーの悪さに対する不安の声もあり、期待と不安が渦巻く。(吉村剛史)

“爆買いマネー”の恩恵がなかった地に…

 「昨年の訪日外国人の“爆買いマネー”は約3兆5千億円。そのうち、約3分の1が関西圏に落ちたとされる。その一角に食い込めれば…」

 ある吹田市職員は、目前に迫った春節に向けて大きな期待を寄せた。

 昨年は中国人観光客を中心とした“爆買い”が全国的な話題になったが、同市には外国人観光客に注目される観光施設や商業施設がなく、ほとんど恩恵を受けていなかった。

 そんななか、万博記念公園に「エキスポシティ」が誕生。水族館や動物園、美術館を融合させた生きているミュージアム「ニフレル」をはじめ、大自然の映像を大型スクリーンで楽しめる「オービィ大阪」も1月末にオープン。「ガンダムスクエア」や「ポケモンEXPOジム」といった外国人を熱中させる施設もそろっている。

 オープン以来大勢の買い物客らでにぎわっているがこれまでは外国人客の姿があまりみられなかった。

 開発した三井不動産の担当者は「まずは近隣住民に認知されることを主眼に置き、今年になってから外国人客誘致に本腰を入れる方針だった」と説明する。その“初陣”が、この春節前後になりそうだ。

マナーの悪い中国人観光客が問題

 今年の春節の休暇は、中国では大みそかにあたる「除夕」の2月7日から13日までの7連休。台湾でも6〜14日の9連休、香港は8〜10日、韓国は7〜10日が旧正月休暇となる。

 外国人向けのツアーを扱う旅行業関係者は「大阪の新名所としてエキスポシティが誕生したとの情報は、すでにアジア圏でも周知されつつある。関西国際空港と京都の中間点に位置し、ツアーにも組み入れやすい立地も有利。この春節休暇は、外国人観光客の人気スポットにのし上がるチャンス」と指摘する。

 だが、関係者の間では「マナーの悪い中国人観光客が増えることで、逆にエキスポシティのイメージが悪くかもしれない」と不安視する声も浮上している。

 関空では爆買いした商品の外箱を捨てるなどして、ゴミが大量に発生する問題に直面した。このほかにも、旅館やホテルなどに宿泊した中国人観光客らが、公共スペースで周囲の迷惑を顧みずに大声でわめき立てたり、土産物店で平気で行列に割り込んだりするなどのトラブルが続出。各観光地でも対応に苦慮しているのが現状だ。

 政府観光局によると、昨年の訪日中国人は約499万人。対前年比で2倍以上の増加となり、国・地域別でも韓国、台湾を一気に抜いてトップに躍り出た。

3688チバQ:2016/02/03(水) 23:49:49
 エキスポシティ関係者は「海外からも高い関心が寄せられ爆買いマネーが転がり込む好機。これを迎え入れない手はない」と話す。

自治体も加わり誘致策着々と進行

 すでに、外国人観光客をあてこんだ誘致策は、着々と進んでいる。

 エキスポシティ内には中国語のアナウンスが流れ、ショッピングエリアなどでは主に中国で発行されているクレジットカードが使用できることを中国語で表示。商業施設「ららぽーと」内のインフォメーションでは、中国語に対応するスタッフを待機させることも予定している。

 また、春節休暇が始まる2月7日と、終盤の13日には、大阪市内の中心地から万博記念公園を結ぶ無料バスの運行も計画。訪日外国人向けフリーペーパーを通じた記念品進呈なども予定しているという。

 一方、同シティ内に地元情報発信拠点「Inforest(インフォレスト)すいた」を置く吹田市も、外国人観光客向けに地元のグルメや観光情報を満載した英語、中国語、韓国語、タイ語のフリーペーパー冊子「att.SUITA CITY」を作成。

 市内の宿泊施設などで配布するとももに、同内容が盛り込まれた提携出版社発行の「att.JAPAN」15万部も、アジア圏など海外約50都市での配布に乗りだしている。
 同市には、2020年東京五輪サッカーの追加会場候補にもなっている市立吹田サッカースタジアムがあり、「市内に外国人観光客を呼び込む大きなチャンスが訪れたが、日本人客に影響があってはいけない。受け入れ態勢に工夫を凝らすことが重要」と関係者たちは口をそろえる。

 これまでは爆買いの“カヤの外”に置かれていた地域に訪れたビッグチャンス。エキスポシティは、これからが正念場だ。

3689チバQ:2016/02/03(水) 23:53:40
http://www.sankei.com/world/news/160203/wor1602030025-n1.html
2016.2.3 20:57

上海ディズニー、繁忙期の入場料は9千円 週末や休日、夏は割高

反応

反応

中国上海市で建設中の上海ディズニーランド=3日(新華社=共同)
中国上海市で建設中の上海ディズニーランド=3日(新華社=共同)
 中国上海市で6月16日に開園する上海ディズニーランドの運営会社は3日、週末や休日、夏の繁忙期の大人の入場券料金を499元(約9千円)に設定したと発表した。繁忙期以外の平日は370元。

 65歳以上の高齢者と身長140センチ以下の子供は、繁忙期は375元、平日は280元とした。(共同)

3690チバQ:2016/02/04(木) 20:22:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160204-00010010-nishinp-soci

長崎教会群の世界遺産登録延期 イコモスが不備指摘 政府推薦見直し
西日本新聞 2月4日(木)14時17分配信

長崎教会群の世界遺産登録延期 イコモスが不備指摘 政府推薦見直し
長崎市の大浦天主堂=2014年7月
 政府が今年夏の世界文化遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)から不備を指摘されていることが4日、分かった。政府は教会群の推薦をいったん取り下げて構成資産を再検討する方向で調整しており、登録は延期される見通しになった。

 2017年は「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡)の世界文化遺産登録が控えているため、教会群は18年以降の登録を目指すことになる。
 関係者によると、キリスト教関連の世界遺産は既に多く、イコモスから1月中旬にあった中間報告では、長崎の教会群が構成する「伝来」「弾圧」「復活」の内容に疑義を示し、弾圧や禁教の歴史に特化した内容への修正を促してきたという。イコモスが疑義を示したことから、政府は今回の登録は難しいと判断。政府関係者は「今年は取り下げる」と話した。
 長崎の教会群は日本最古のキリスト教会の大浦天主堂(長崎市、国宝)や、島原の乱の舞台となった原城跡(長崎県南島原市)など長崎県と熊本県に点在する14件の資産で構成する。キリスト教の伝来から普及、禁教下での信仰継承、禁教が解けてからの発展まで、4世紀にわたるキリスト教受容の歴史を伝える。
 政府は昨年1月、ユネスコ本部に正式な推薦書を提出した。イコモスが昨年9〜10月、専門家による現地調査を実施、今年5月ごろに評価結果をユネスコに勧告し、7月の世界遺産委員会で登録の可否が審査される予定だった。

長崎教会群の世界遺産登録延期 イコモスが不備指摘 政府推薦見直し
熊本県天草市の崎津集落と崎津教会=15年11月(小型無人機から)
■「非常に残念」「我慢し待つ」 地元関係者 落胆や不安
 「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」のユネスコへの推薦を政府がいったん取り下げることで調整していることに、構成資産がある長崎県内の関係者からは驚きや落胆の声が広がった。
 市民団体「長崎の教会群を世界遺産にする会」の柿森和年事務局長=五島市=は「登録に向け、市民と喜びを共有しようと考えていただけにショックだ」と声を落とした。ただ「苦難の道を歩んだキリシタンと同じ気持ちで我慢しながら時を待ち、世界遺産になるよう後押ししていきたい」と今後の登録手続きには前向きな姿勢も示した。

地元は準備万端で進めていたのに・・・
 田平天主堂や平戸の聖地と集落(2件)の計三つの構成資産がある平戸市。平戸観光協会前会長で、NPO法人平戸観光ウェルカムガイドの籠手田恵夫(こてだよしお)理事長は「不登録が決議されると再挑戦できないから取り下げは仕方ない。構成資産の見直しも必要かもしれず大変だ」と不安を漏らした。
 構成資産の一つ、黒島天主堂がある佐世保市の離島、黒島では世界遺産登録を見据え、昨年1月にNPO法人黒島観光協会が発足。協会の山内一成理事長(60)は「今夏の登録を見込んでガイドの養成や土産の準備も順調に進んでいた。地元は準備万端で進めていたのに、突然の話でただただ驚いている。非常に残念」と語った。
 自治体関係者も対応に追われた。佐世保市の藤川正樹世界遺産活用推進室長は「登録を前提に、黒島へのアクセスや観光案内などを充実させる事業を進めている。登録が遅れるのは驚きだ」。二つの構成資産がある南島原市の担当者も「申請取り下げなんて初めて聞いた。今から事実関係の確認を急ぎたい」と話し、情報確認に追われた。

3691チバQ:2016/02/07(日) 23:33:56
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-215039.html
USJ、沖縄進出撤回も 採算再検証、県と交渉中断
2016年2月3日 05:04
USJ 観光

 米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の運営会社、ユー・エス・ジェイ(大阪市)が、沖縄での第2のテーマパーク建設について撤回を含めた再検証を進めていることが2日までに分かった。昨年11月の経営体制の変更に伴い、米国に拠点を置く新たな親会社が採算面などから沖縄進出の投資に難色が強いという。関係者によると、昨年末にユー・エス・ジェイの担当者から県に「事業計画の提出が遅れる」と伝えられ、USJ誘致の交渉は事実上中断した状況となっている。

 ジャン・ルイ・ボニエ最高経営責任者(CEO)が就任後初めて開いた1日の記者会見で、沖縄でのテーマパーク建設を白紙化する可能性について「今の段階でコメントは差し控える」と否定しなかったことも、計画見直しの観測を広げている。(与那嶺松一郎、呉俐君)

3692チバQ:2016/02/08(月) 20:23:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160208-00010006-chibatopi-l12
ディズニーランド&シー、1日券値上げ 4月から7400円に 「開発投資で価値向上」
ちばとぴ by 千葉日報 2月8日(月)16時49分配信

 東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)は8日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園料を4月1日付で値上げすると発表した。大人(18歳以上)の1日券を現行の6900円から7400円とするなど、ほぼすべての券種を値上げ。入園料の改定は3年連続となる。

 値上げは「スターライト」「アフター6」を除くすべての券種で実施。1日券の中人(中学・高校生)は400円増の6400円、小人(幼児・小学生)は300円増の4800円となる。

 同社は値上げ理由について、「開発投資によりリゾート全体の価値が向上してきた。その価値に見合う形の価格を設定した」と説明。2パークに新たなアトラクションやショーを導入していることや、トイレ・休憩施設の増設といった来園者にとって快適な環境づくりを進めてきたことなどを実績として挙げた。

 入園料の値上げは2014年4月、15年4月に続き3年連続。14年は消費税増税に伴う値上げで大人1日券が6400円に。15年は今回と同様の理由で現行の6900円となった。17年4月には消費税の再増税が検討されているが、同社は「再増税の実施が確定した段階で対応を決める」と述べるにとどめた。

 同社が来園者に定期的に実施する価格感度調査では、15年4月の値上げの影響はほとんどなく、「再び来園したい」との声は例年通り高水準を維持しているという。

3693チバQ:2016/02/11(木) 09:36:28
わたくしのことですね

http://biz-journal.jp/2016/02/post_13672.html
2016.02.07
ヘルス・ライフ ヘルス・ライフ
一人旅男子、急増の衝撃…新スタイルで孤独感なし、旅行代理店は無用の長物化か
文=小川裕夫/フリーランスライター
 インバウンド(訪日外国人客)の取り込みを狙って、旅行業界や流通業界があれこれと策を巡らせるなか、観光業界ではあるデータが話題を呼んでいる。それが、じゃらんリサーチセンター(運営元:リクルートライフスタイル)が発表した「じゃらん宿泊旅行調査2015」だ。

 これまで旅行業界では、流行に敏感な女子をいかに取り込むのかがキーポイントとされてきた。旅行代理店は20代をターゲットにしたツアーも多数扱っているが、ここ数年にわたって力を入れてきたのが「女子旅」だ。女子だけで楽しむことを主眼に据えた旅行ツアーは、年を経るごとにシェアを拡大してきた。
 さらに30代以降の家族旅行もメインターゲットに据えてきた。旅行代理店としても個人に売るより3〜4人の家族に売るほうが効率的に稼げる。家族旅行の際に決定権を持つのは、財布を預かる母親が圧倒的多数。そのため旅行業界は、女性が行きたくなるような旅を提案してきた。
 じゃらん調査が衝撃的だったのは、これまで旅行業界がとってきた戦略をすべて覆すような結果が出たからだ。同調査によると、すべての世代で一人旅が拡大傾向にあるという。特に顕著に伸びているのが、これまで旅行業界が無視してきた20代男子である。旅行代理店関係者は語る。
「これまでも20代男子の一人旅需要は決して低くありませんでした。それにもかかわらず、旅行代理店がこの層をターゲットとするコンテンツをつくってこなかった理由は、彼らは旅行代理店を通さず自分ですべて旅の計画を立て、交通機関のチケット手配もホテルの宿泊予約もしていたからです。いくら旅好きの男子が多くても、旅行代理店にとってはお金を落としてくれる“客”ではなかったのです」
 もともと一人旅男子は、今になって急に増えたわけではない。実際、04年度のじゃらん調査を見ても、一人旅に出る20代男子の割合は11.0%にも上る。これは20代女子の9.1%と比較しても高く、子供が独り立ちし金銭的にも自由になる50代男性9.7%、女性8.8%よりも高い。
 観光業界にとって衝撃的だったのは、なによりも20代男子の一人旅に出る割合が10年間で2.5倍増に拡大している点といえる。最新の調査では、20代男子の一人旅に出る率は27.3%で、どの年代よりも高い割合になっている。また、20代女子13.8%と比較しても大きく上回っている。

 旅行代理店を筆頭に旅行業界は、20代男子一人旅の需要が高いことを薄々感じながらも無視しつづけてきた。いまや、ネットで簡単に交通機関のチケット予約もホテルの宿泊予約もできるようになり、これまで主要ターゲットにしてきた女子や高齢者までもがネット予約で旅を楽しむようになったため、旅行代理店離れは加速。
 もちろん、20代男子が旅行代理店を使うことは少ない。20代男子は旅行業界にとってブルーオーシャン(競争の少ない未開拓市場)に当たるわけだが、長年にわたってこの層を無視してきた旅行代理店には、それらの需要を取り込む戦略がまったくないのだ。
旅行スタイルの変化


 では、なぜ20代男子の旅行需要は伸びているのか。その理由を旅行業界関係者はこう解説する。
「ツイッターやフェイスブックなどのSNSの普及が挙げられます。これまでは『一人旅=孤独』というイメージが強かったですが、SNS時代の一人旅は違います。旅をしていて写真をアップすれば、すぐにフォロワーから反応が返ってくるし、インターネット生中継だってできてしまう。要するに一人旅をしていても孤独感を抱くことがない。それどころか、旅がネタになっている感さえあります。珍しい場所や珍しい食べ物、風変わりなお土産などをSNSにアップすることでアクセス数を増やせるのですから、一人旅男子が孤独というイメージはないのです」
 SNSで旅行スタイルは大きく変わり始めた。一人旅なら団体旅行のように他人に気兼ねすることなく自由に行動することもできるし、気分が変わったからといってスケジュールをすぐに変更することも可能だ。
 旅行スタイルは確実に変動しているが、旅行業界の体質は旧態依然としている。このまま手をこまねいていれば、ますます旅行代理店は無用の存在と化す。
 旅行業界は、20代男子を取り込むような新戦略を打ち出すことができるのだろうか。
(文=小川裕夫/フリーランスライター)

3694チバQ:2016/02/11(木) 17:08:42
http://toyokeizai.net/articles/-/102989
日本のホテルが超好況を素直に喜べない事情
「高い」「予約が取れない」…バブルへの警戒も
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許斐 健太 :東洋経済 記者 2016年02月01日
「普段数千円で泊まれる部屋が3倍以上するのは、いくら何でもやりすぎ」「特に大阪のホテルが異常に高すぎる」「会社の旅費規程の価格では、とても泊まれない」「変動幅が大きく、利用者を馬鹿にしている」「地方でも7000円以下の部屋が減ってきている」――。

週刊東洋経済は1月上旬、ビジネスホテルの不満や要望について利用者にアンケートを取った。その結果、多く寄せられたのは価格に対する不満である。価格と同様に、不満が爆発しているのが予約の取りづらさだ。

「駅の近くはどこでも混んでいる」「2カ月前から満室などあり得ない。オンライン予約にキャンセル待ちの仕組みを設けてほしい」

アンケートでは、利用者が「予約が取りにくい」と感じる地域は圧倒的に「東京」「大阪」とする声が多かった。また「予約が取りにくい」と感じる価格帯は、6000円〜1万円とする回答が5割を超えた。

外国人だけでなくシニア客も増加


週刊東洋経済2月6日号(1日発売)の特集は「ホテル激烈 30年に一度の活況』です。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。
ビジネスパーソンにとって、高単価や部屋不足への不満が募るビジネスホテル。それは、未曽有の好需要の裏返しでもある。主因はインバウンド(訪日外国人)の増加だ。2015年の訪日外国人は1974万人と過去最高で、2年間で倍増する勢い。今や観光地に行けば、日本語より英語や中国語など、外国語のほうをよく耳にする時代だ。東京や大阪など、主要都市のホテルのロビーでは、スーツケース片手の外国人観光客がずらりと並ぶ。

中でもビジネスホテルの引き合いが強まっている。「最近増えているのは東南アジアからのお客。アジアからのお客は買い物を目的とされる方が多く、ホテルは寝るだけで十分と考える方も多い。そうするとビジネスホテルの居心地がいいようです」(大手ビジネスホテルチェーン担当者)。

インバウンドだけではない。シニア層も動いている。「最近はアクティブに動かれるシニアの方が多く、旅行の際も、宿泊はビジネスホテルでという方が増えている」(同)。

週刊東洋経済2月6日号(2月1日発売)の特集『ホテル激烈』は、ビジネスホテル市場の激戦の舞台裏に加え、開発ラッシュに沸くラグジュアリーホテルの最前線、上手なホテル予約テクニックなど、ホテルに取り巻く最新動向を網羅した。

今、ホテル業界は「30年に1度」と言われる活況を呈している。中国の景気減速や株式市場の混乱など、国内景気の先行きには不透明感も漂うが、ホテル業界はその中でも異質の熱狂に包まれている。「世間で発表されている経済指標よりも、私の肌感覚の景気はずっといい」とは、大手ビジネスホテル幹部の弁だ。


訪日外国人に人気の「アパホテル歌舞伎町タワー」(左)と「ホテルグレイスリー新宿」(右奥)(いずれも東京・新宿歌舞伎町)
需給はひっ迫している。2015年の全国のホテルの稼働率は83.6%(前年比1.5%増)と上昇、平均客室単価は1万4624円(同13.1%)に達した(英調査会社STRグローバル調べ)。

「20年までに自社と提携先を合わせた客室数を、現状の5.5万室から10万室に拡大する」。ビジネスホテル大手チェーン、アパグループの元谷外志雄代表は野心を隠さない。「いい条件のオーナーさえ見つかれば、すぐにでも出したい」。他社のホテル幹部も次々とそう口にする。

3695チバQ:2016/02/11(木) 17:08:58
過熱する付加価値競争

しかし、需給ひっ迫に伴う宿泊価格の高騰に戸惑いを示すホテル関係者も多い。「インバウンド需要が増えた結果、今までご利用していただいていたお客に提供できていないのが心苦しい」(中堅ビジネスホテルチェーン担当者)。また現在の活況を「バブル」と評する声もあり、「東京五輪後でも利用を続けてもらうために、今のうちにファンを増やさないと」と、リピーター獲得に意欲を示すホテル関係者も多い。


東京・大阪の街中では、スーツケース片手のアジアからの観光客を目にする機会が増えた
リピーター獲得へ向け過熱しているのが、ビジネスホテルの付加価値競争だ。東横インなどの大手は、大量出店によるコスト競争力を武器に「宿泊特化型」と言われる低価格ホテル路線を維持するが、その他のビジネスホテルは差別化に躍起だ。

「デザイン、サービス、設備それぞれで差別化を図る」。そう語るのはホテルココ・グラン高崎の牧本祐介・総括支配人。群馬・高崎駅直結の同ホテルは、ロビーに樹木を植え、小川を流すなど自然の雰囲気にこだわる。全室にマッサージチェアや電子レンジを完備するほか、顧客の要望を逐次データベース化し、サービスに活かしている。

同ホテルは、平均的なシングルルームから、1泊8万円のプレミアムスイートルームまで備える。「ハイクラス・ビジネスホテルというジャンルが認知されてきている」と、ホテルココ・グランを運営する木本製菓の木本貴丸専務は話す。

その他にも朝食だけでなく、夕食も無料にするホテル、温泉や有機野菜の料理など、「エコ・健康」を打ち出して女性ファンを取り込むホテルなど、差別化競争は過熱の一途。ホテル不足の裏側で、熾烈な競争が繰り広げられている。

3696とはずがたり:2016/02/13(土) 11:04:48

長崎教会群の登録見送り=推薦取り下げ、再挑戦へ―ユネスコ世界文化遺産
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E6%95%99%E4%BC%9A%E7%BE%A4%E3%81%AE%E7%99%BB%E9%8C%B2%E8%A6%8B%E9%80%81%E3%82%8A%EF%BC%9D%E6%8E%A8%E8%96%A6%E5%8F%96%E3%82%8A%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%80%81%E5%86%8D%E6%8C%91%E6%88%A6%E3%81%B8%E2%80%95%E3%83%A6%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%B3%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%96%87%E5%8C%96%E9%81%BA%E7%94%A3/ar-BBpggek
時事通信
4日前

 今夏の世界文化遺産登録を目指していた「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)について、政府は9日の閣議で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦を取り下げることを決めた。2018年以降の登録に向け、内容を見直して再提出する。

 長崎教会群は国宝「大浦天主堂」など14資産で構成。キリスト教伝来から徳川幕府による弾圧を経て明治以降に復活するまでの、一連の歴史的価値を訴えていた。

 文化庁によると、事前審査したユネスコ諮問機関は1月15日付の中間報告で、「日本のキリスト教文化の特殊性は2世紀以上にわたる禁教期にあり、禁教の歴史的文脈に焦点を当てるべきだ」と、内容の見直しを要望。「登録」など4段階ある勧告のうち、下から2番目の「登録延期」に相当する表現だったという。

 一方で、資産が普遍的価値を含むことは認め、日本への有識者の派遣など、速やかな再推薦に向けた助言と支援を提案。同庁は「今年にこだわらず、再検討した方が早期登録の可能性が高い」と判断し、地元自治体と協議し取り下げを決めた。

3697とはずがたり:2016/02/14(日) 18:29:51
盆暮れGWしか旅行に行けない,休めない日本人が働いている春節中に大挙して来てくれるのは観光業界的には非常に有り難いね〜。

閑散期のはずが…春節で「秘境」も大にぎわい
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160208-OYT1T50022.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月08日 08時47分

 中華圏の旧正月「春節」の連休シーズンとなり、観光名所「祖谷のかずら橋」がある徳島県三好市は、香港や台湾などからきた大勢の観光客でにぎわっている。

 同市大歩危・祖谷地域のホテル・旅館では5年前に始めた香港での営業活動が功を奏し、アジア圏からの観光客が急増している。今年は春節に合わせたキャンペーンを初めて実施し、国内観光の閑散期となる2月の需要増を狙う。

 キャンペーンは「春節祭〜梅春ものがたり〜」と銘打ち、同地域の7ホテル・旅館で6〜14日に実施。玄関に生け花を飾り付けて祝賀ムードを盛り上げ、抹茶や日本酒などをサービスする。7日は、同市西祖谷山村の観光施設「かずら橋夢舞台」で地元住民が獅子太鼓を披露した。餅つき体験をしてもらったほか、そば米雑炊の振る舞いもあり、アジアを中心とする約100人の外国人が参加した。

 餅つきをした台湾・台北市の観光客(31)は「日本の正月行事を体験できてとてもうれしい。ここでは温泉が楽しみ」と喜ぶ。7回目の日本旅行で四国は初めてという香港の観光客(66)は「そば米雑炊はおいしかった。都会と違って景色がとてもきれいです」と話した。

 同地域のホテル・旅館では期間中、外国人の予約が好調だ。「ホテル祖谷温泉」(三好市池田町)は、20室の客室が香港などからの客でほぼ満室状態。「新祖谷温泉ホテルかずら橋」(同市西祖谷山村)でも28室がほぼ満室で、約半分が香港や台湾からの客という。同ホテルの谷口栄司専務は「2月は国内観光が閑散期で、4年前までは3割も入れば良い方だった。これだけ予約が入るのは、本当にありがたい」と喜ぶ。

 キャンペーンを主催する「大歩危・祖谷いってみる会」によると、主要5ホテル・旅館の昨年1年間の外国人宿泊者数は9884人と、前年の約1・6倍に増えた。国・地域別では香港の4838人が全体のほぼ半分で最多。台湾、米国、中国と続いた。2月だけをみると、台湾は2014年の86人から203人、香港は165人から201人に増えている。

 同会は11年から香港の旅行会社に直接出向き、営業活動を始めた。大歩危・祖谷地域の渓谷や集落が中華圏の旅行雑誌やガイド本に「秘境」などと紹介され、知名度が高まったという。13年には高松空港と台湾・台北を結ぶ定期便が就航し、四国を巡るツアーの中で同地域での宿泊が組み込まれるようになったことも人気の背景とみられる。

 同会の植田佳宏会長は「アジアの人が喜ぶおもてなしを続け、何度も来てもらえる観光地を目指したい」と話している。(田村勇雄)

3698とはずがたり:2016/02/15(月) 12:55:48
意外と知らない中国人爆買いの理由
日本交通公社 観光政策研究部次長 塩谷英生
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20151225-OYT8T50107.html
2015年12月25日 16時01分

中国人が目の色を変えて日本製品を買いあさる本当の理由について、公益財団法人・日本交通公社(JTBF)、観光政策研究部次長の塩谷英生氏に解説してもらった。

勢いづく外国人旅行者

 日本を訪れる外国人旅行者の数が増え続けている。政府が成長戦略として誘客に力を入れていることもあり、2013年に初めて1000万人を突破したその数は、昨年(14年)は1341万人に増え、今年(15年)は11月末で1796万人となった。この数はすでに昨年1年間を上回っている(数字は日本政府観光局(JNTO)調べ、推計値を含む)。さらに国土交通省は22日、19日時点で1900万人を超えたと発表した。

 この訪日ブームを主導しているのは中国人旅行者だ。昨年は240万人で、その前の年に比べて83%増となり話題となった。そして今年は11月までで、その数を優に超える464万人と、勢いは止まらない。国・地域別で見ても2位の韓国(358万人)、3位の台湾(341万人)を大きく引き離してトップとなっている。

中国人が日本を訪れる2つの理由

 中国人の訪日理由には大きく分けて2つあると考えられている。1つは「純粋に日本の自然や歴史・文化に触れたい」という観光目的であり、もう1つはご存知のとおり、「爆買い」といわれるショッピングを目当てとするものである。

 この中国人の旺盛な購買意欲は、日本人の財布の紐ひもがなかなか緩まない中、小売業界をはじめとした日本経済にとって天佑とも言える現象となっている。

中国人の「爆買い」を支えるものとは?

 中国人の「爆買い」を支えている大きな要因は2つある。「為替レートが元高・円安になっていること」と「日本の高品質・高性能の商品を買いたいという強い意欲があること」だ。

 そして、この2つに加えて見逃せないのは、「中国の税制に起因する内外価格差」である。やさしく言うならば、「中国の現在の税制では、ある商品を中国で買うよりも、日本で買って持ち帰ったほうがかなり安い」ということである。日本が免税品(日本に住んでいない外国人が国内で買い物をする場合、一定の要件を満たしていれば消費税や関税を払わなくてよい商品)の対象を拡充していることもある。

 中国人が「爆買い」する商品には、「化粧品・香水」「電気製品」「時計」「カメラ」などが上位に挙げられる(観光庁「訪日外国人消費動向調査(2014年)」から)。これらが上位に挙がる理由としては、日本製品のブランド力や品質の高さ、円安による割安感、免税品枠の拡大があることはもちろんだ。だが、それだけでは、中国人以外の観光客が買い物にかける金額と比べたとき、中国人が際立って突出していることの説明にはならない。中国人以外にとってもほぼ同様のメリットがあるからだ。

 「それでは?」と考えてみると、「中国の税制」が「爆買い」の理由として浮上してくるのである。

中国人が日本で化粧品を買うワケ

 中国人留学生に次のような話を聞いたことがある。

 「同じ商品でも日本で購入すると本当に安い。たとえば化粧品は日本で買うと半額くらいになることもあります」

 これは何故なぜか。ここでは、中国の「関税」「増値税」「贅沢品などにかかる税」の3つの税がカギとなる。

 まず、「関税」。中国では化粧品を海外から輸入するのに6.7%の関税がかかる。これに対して、日本へやってきて化粧品を買えば関税はかからない。

 次に、「増値税」。これは日本で言う消費税に相当する。中国では化粧品に限らず、ほとんどの商品に17%の増値税がかかるのである。

3699とはずがたり:2016/02/15(月) 12:56:02

 加えて中国では、二重課税の形で贅沢品などに税がかかる。たとえば、化粧品や香水には30%が加算される。少しややこしい話だが、中国ではこの贅沢品などにかかる税のことを「消費税」と呼んでいる。

 この三つの税を単純に商品の価格に上乗せすると……。例えば、日本で100円の商品が、中国で購入する場合は162円もすることになる(100円×1.067×1.17×1.3=162円)。つまり62%も高くなるのである(日本および中国における物流コストなどの諸経費は考慮していない)。

 「時計」についても見てみよう。こちらは関税が12.3%、増値税が17%、贅沢品などにかかる税が20%である。3つの税を単純に商品価格に上乗せすると57%になる。

 この他に税率が高いものとして、衣服、カバン、靴、家電品などがある。

 このように考えると、中国人の「爆買い」という消費行動は、品質や円安メリットなどに加えて中国の税制という要因が深く絡んでいるといえるであろう。日本を訪れた中国人が化粧品や高級時計、家電品などを両手に持ちきれないほど「爆買い」するのも頷うなずける。買えば買うほど、税率の差の恩恵を享受することができるからである。

 中国政府には日用品の一部の関税を半分程度に引き下げる動きもあるが、増値税と贅沢品などにかかる税は変わらない。今後の推移を注意深く見守ることは大切だが、今の状況では「爆買い」現象が急激に冷え込む可能性も低いのではないかと思う。

大量に買って家族や親族でシェア、一部は転売も?

 中国人観光客が日本で「爆買い」する買い物の量は、おそらく彼らが家族単位で消費可能な分量をはるかに超えていることは明らかだ。

 その理由を、私は個人輸入の一形態というふうに考えている。

 同居家族の枠を超えて、親戚や友人らからも商品をリクエストされて訪日し、大量の買い物をしていくこともあるだろう。

 また、さらには、もとから転売を目的としたり、家族や親戚以外の人の手に渡すつもりで大量買いしたりするケースもあるのではないかと推測している。

 彼らにとっては、日本人が週末に大型スーパーへ行ってまとめ買いをするような感覚かもしれない。「ちょっと日本へ行って、まとめ買いしてくるよ!」なんていう会話が交わされているかもしれない。

「春節」にかけて中国からの観光客は増えるのか?

 だが、順風満帆にも見えた中国の経済にも翳かげりが見え始めている。この秋以降、上海株式市場の急落、輸出の減少、人民元の切り下げといったさまざまな出来事が起こり、中国経済は一時の勢いを失っている。

 中長期的に見るならば、この消費ブームもいつかは平準化し、勢いも収まってくると考えるのが普通であろう。

 しかし短期的には、「買い物と観光を目的とした中国人観光客数と旅行中に消費するお金の額は、ともに大きくは減少しない」と筆者は考えるのである。

中国人が偏愛する場所とは?

 中国人が旅行先に選ぶ意外な場所もあるという。彼らの訪問先は東京や大阪などの大都市ばかりに集中していると思われがちかもしれないが、観光庁の調査やJTBFの独自調査によると、実はそうでもない。あくまでも統計上ではあるが、地方にも足を運んでいる人が少なくないのである。

 それはたとえば、愛知、静岡、山梨である。この地は、中国人以外の観光客と比べても際立っているところだ。

 ピン!と来た人もいるかもしれない。

3700とはずがたり:2016/02/15(月) 12:56:30
>>3698-3700
 この地を訪問するのは、もちろん日本一の山「富士山」が目的である。中国では富士山のような美しい独立峰が珍しいのである。

 他にも意外な理由がある。富士山周辺が、中国の人気小説でドラマ化もされた『杜拉拉昇職記』(杜拉拉(ドゥ・ララ)は主人公の名前。主人公の昇進を描いた物語)の恋の舞台として取り上げられたことだ。富士山周辺は物語のファンにとっては“聖地”というわけである。
中国人にとってのゴールデンルートとは?

 大阪や京都・奈良からこの富士山を通って東京や関東に至る周遊ルートは、中国のパック商品のなかでも特に人気の高いもののひとつである。その名も「ゴールデンルート」と呼ばれ、たいていは大阪から東京までを6日間ほどで、よく言えば効率的に、悪く言えばかなり慌ただしく、あっちもこっちも見て回るという旅行行程になっている。

 初めて日本を訪れる中国人観光客が非常に多いという現状では、この「ゴールデンルート」を旅先として選ぶ中国人が非常に多くなっている。

 図(略)は、中国人が「今回の訪日旅行でしたこと」と「次回の訪日旅行でしたいこと」をまとめたものである。

 「今回したこと」で多かったのは、1位が「日本食を食べること」、2位「ショッピング(を楽しむ)」で、9割前後の人がこの2つの項目を選択した。以下、「自然・景勝地観光」「繁華街の街歩き」「旅館に宿泊」「温泉入浴」なども上位に入っている。

 これらの結果から、「ゴールデンルート」の旅では、富士山や伊豆・箱根に立ち寄って自然を満喫し、旅館でゆっくり温泉につかり疲れをいやす。一か所一か所の訪問地は短い滞在となるが複数の名所・景勝地を楽しんで、最後の訪問地・東京や大阪ではたっぷりショッピングをして帰るという旅のパターンが透けて見える。

 また、「日本の酒を飲むこと」「テーマパーク(にいく)」「映画・アニメ縁ゆかりの地を訪問」なども挙がっている。このことから、日本の食文化、中国に未いまだ少ないテーマパークに加え、アニメや映画・音楽などソフトの魅力なども、日本への旅で楽しんだことがわかる。

 自然体験や四季折々の趣が体感できるツアーも人気が高くなってきている。中国では大気汚染などの環境問題が他の国に比べて深刻だ。自然体験への意識が高いのは、その辺の影響があるかもしれない。具体的には、北海道や沖縄へのツアーが人気である。

 ただ、こうした地域では中国資本によるホテルの買収等も顕在化しつつある。こうした動きに対応する適切な法の整備も課題となろう。

受け入れる側の課題と取り組み

 いずれにしても、中国人は訪日外国人旅行者を対象としたマーケットで最大の消費者になったが、初めての来訪者が多い若いマーケットでもある。

 これからの課題としては、2回目、3回目の訪日という人たちも見据え、大都市に偏りがちなツアー客をいかに地方へ誘導するか、旺盛な購買力をいかに地方の産品へと波及させるか、ということである。

塩谷 英生(しおや・ひでお)
公益財団法人・日本交通公社 観光政策研究部次長
 茨城県生まれ。1989年、入社。専門分野は観光統計、経済効果、訪日市場等。国の調査として、「旅行・観光産業の経済波及効果に関する調査研究」(2000〜05年)、「訪日外国人消費動向調査」(10年〜)、「訪日外国人旅行者向け免税制度に関する実態調査及び効果検討」(12年)等を担当。
 地域では、沖縄県や釧路市等で観光客調査や経済効果調査を企画・実施。現在は観光財源や歴史文化観光の研究も進める。筑波大学非常勤講師。

3701とはずがたり:2016/02/16(火) 10:07:39
ここで議論してきたけど,そろそろ県道スレネタに移行しつつあるな。。。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1114776388/360-?q=%F0%DD%A4%CE%B1%BA

此処に橋を架ける予定だったようだ。後は橋架けるだけ迄整備されてるので建設派の悶絶感は良く理解出来る(;´Д`)
http://map.goo.ne.jp/map/latlon/E133.22.55.379N34.22.42.093/zoom/9/

京都のR162の中川バイパスみたいな集落をトンネルで避けるイメージでこの辺にトンネル掘るしかねーんじゃねえの?
http://map.goo.ne.jp/map/latlon/E133.22.42.185N34.22.52.844/zoom/9/

3702チバQ:2016/02/17(水) 22:04:10
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160217-OYT1T50000.html
観光客向け成田無料バス、大半は千葉県民が利用
2016年02月17日 14時16分
 成田空港を利用する県外観光客の県内周遊を促すため、千葉県が昨年夏に実施した無料高速バスの運行で、利用者の8割超が県内を出発地としていたことが県の調査で分かった。


 大半は県民が利用したことを示す結果となり、思惑が外れた上、利用者も低迷した。

 無料高速バスは、国の地方創生関連交付金1億円を活用し、昨年8〜9月、成田空港と館山、鴨川、銚子の3地域を結ぶルートで運行した。成田空港に格安航空会社(LCC)などを利用して到着した国内線利用者を、県内各地に周遊させる狙いだった。

 しかし、45日間の合計定員4万3200人に対し、利用者数は1万860人にとどまり、利用率は25・1%。県が利用者を対象に行い、個人、グループから日本語で7315の回答を得たアンケート調査では、出発地を「県内」と回答したのは全体の82・4%(回答数6031)を占めた。「県外」は13・9%(同1017)、「海外」は0・8%(同58)だった。

 出発地で多かったのは館山市、成田市、南房総市の順だった。県外は東京都など近隣都県が多く、国内線で成田空港と結ばれている道府県からの利用者は全体の3%にとどまった。

 県は、今年9〜11月に有料で成田空港発着の高速バスを運行するため、2015年度2月補正予算案に事業費約4700万円を計上した。ルートは銚子、鴨川への2路線。1000円前後の料金を徴収し、各路線乗り放題とする方針。県外客の利用を増やすため、成田空港と空路で結ばれている道府県の現地メディアなどに対し、PR活動も行うという。

3703とはずがたり:2016/02/18(木) 14:12:48
下は一年前の記事。あんま民間しかもアメリカ資本に日本資本みたいなウェットな対応期待してると足許掬われんでぇ〜。

2016.2.18 13:01
USJ沖縄撤回検討、菅官房長官「全面支援の方針に変わりない」
http://www.sankei.com/politics/news/160218/plt1602180037-n1.html

 菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、大阪市のテーマーパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の運営会社が沖縄県での新たなテーマパーク案の撤回を検討していることに関し、「撤回検討の話は聞いていない。政府として全面支援する従来方針に変更はない」と述べ、引き続き新テーマパーク誘致を目指す考えを示した。

 菅氏はUSJの沖縄進出について「民間の判断だ」とした上で、「計画は観光を通じた沖縄振興に極めて大きく資する」と期待を示した。今後の政府対応に関しては「観光を中心に沖縄の振興策をしっかり応援していきたい」と述べた。

2015.3.18 21:36
菅官房長官「USJは沖縄振興に重要」
http://www.sankei.com/politics/news/150318/plt1503180028-n1.html

 菅義偉官房長官は18日の記者会見で、米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)」の運営会社幹部が新たなテーマパークを沖縄県に建設する方針を明らかにしたことについて「USJは沖縄振興策で極めて重要だ。実現するためによりバックアップ態勢を整えたい」と歓迎した。

 菅氏は昨年11月に沖縄を訪問した際に、USJが新設するテーマパークの沖縄誘致を支援する考えを表明しており、会見では「正式に決まれば、インパクトがあり、沖縄県民も歓迎してくれると思う」と述べた。

3704チバQ:2016/02/18(木) 23:53:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160218-00000099-mai-bus_all
<USJ>菅官房長官「全面支援は不変」沖縄計画撤回報道に
毎日新聞 2月18日(木)21時47分配信

 菅義偉官房長官は18日の記者会見で、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)の運営会社が沖縄県進出計画の撤回を検討していることについて「計画を政府として全面的に支援する方針に変更はない」と述べ、正式決定ではないとの見解を示した。しかし、政府は計画を沖縄振興策の要として期待するだけに、戸惑いも広がっている。

 菅氏は「USJと県の間で進出の検討が進められていると認識している」と指摘。政府高官によると、運営会社から18日、政府側に「まだ何も決まっていない」と説明があったという。

 政府には、沖縄振興を進めることで、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に県側の理解を得る思惑がある。沖縄県での新たなテーマパーク計画には、移設問題で対立する県の協力が見込めるため、菅氏は仲井真弘多前知事時代から誘致を積極的に後押ししてきた経緯がある。政府は2016年度予算案に、USJの進出を念頭に調査費1・2億円を計上した。

 それだけに、計画が白紙になれば影響は小さくない。政府関係者は「全体で見れば痛手になる」と懸念する。

 一方で、空港のある本島南部から沖縄本島北部に建設予定の新パークまでの交通網整備など、条件次第ではUSJが計画を続行するのではないかという見方も政府内にはある。政府は引き続き誘致の実現を探る方針だ。【高本耕太】

3705チバQ:2016/02/19(金) 21:17:29
http://mainichi.jp/articles/20160220/k00/00m/010/075000c
迎賓館赤坂離宮
4月から通年公開へ 政府方針

毎日新聞2016年2月19日 20時19分(最終更新 2月19日 20時31分

 菅義偉官房長官は19日の記者会見で、東京・元赤坂の「迎賓館赤坂離宮」を4月から通年公開する方針を明らかにした。「安倍政権の進める観光立国実現のシンボル」(菅氏)として、国賓の宿泊や外交行事に支障のない期間に1日3000人規模で一般に公開する。菅氏は「大胆に開放して、多くの国民、外国人観光客に日本の歴史・文化を楽しんでいただきたい」と述べた。

 政府は今月5〜18日、試験公開を実施。期間中の参観者数は延べ約7万6000人に上り、アンケート回答者の9割が「満足」と回答したという。

3706とはずがたり:2016/02/20(土) 14:33:43
2016.02.08
大崎孝徳「なにが正しいのやら?」
アパホテル、ホテル不足便乗で料金3倍値上げに批判殺到…徹底した利益追求の代償
http://biz-journal.jp/2016/02/post_13679.html
文=大崎孝徳/名城大学経営学部教授

 円安の影響を受け、近年、訪日外国人の数は飛躍的に増加しています。2011年には約620万人だったものが、15年には約1970万人と3倍以上の伸びとなっています。「爆買い」に代表されるように、こうした動向が日本経済にプラスの影響を与えていることは間違いありません。
 しかし、良いことがあれば悪いこともあるというのが世の常です。たとえば、ホテル不足は訪日外国人増加に伴うもっとも深刻な問題のひとつといえるでしょう。筆者も東京出張のためにホテルを予約する際、以前と比較してホテル相場がずいぶん高くなったと感じますし、そもそも空いているホテルを探すことすら困難な場合がよくあります。結果、都内のホテルをあきらめざるを得ない事態に陥ります。

アパホテルの価格戦略

 こうしたホテルの値上げに関連して、インターネットや雑誌などのメディアで大きく取り上げられているのがアパホテルです。その内容は概ね「普段は1万円もしない部屋が週末や大雪などの天候により、3万円程度にまで引き上げられる。部屋もサービスも同じなのに、3倍という価格差は大きすぎる。3万円は、一流のシティホテルにも泊まれる価格だ」といった内容です。
 みなさんはアパホテルのこうした価格戦略に対して、どのように思われますか?
 こうした価格戦略は、一般にはレベニュー・マネジメントもしくはイールド・マネジメントと呼ばれています。直訳すると収益管理となりますが、より具体的には収益の最大化を目指して当初の需要予測と現在の実績とを比較し、商品およびサービスの供給量や価格を柔軟に変更する管理手法と捉えることができます。ホテルの客室、およびレストランや航空機の座席の数は固定化されているため、こうした業界において価格を重視したアグレッシブなレベニュー・マネジメントが展開されることは必然の結果といえるでしょう。
 レベニュー・マネジメントといわれると、何か新しい手法のようにも感じてしまいますが、クリスマスやお正月料金など、日本においても古くから一般的な料金体系として存在していました。ところが、ITの進展を受け、さまざまな情報を迅速に収集・処理・発信できるようになったこと、また多くの業界において競争が激化しているといった背景のもと、きめ細かく、かつ大胆なレベニュー・マネジメントが一般化してきているように思えます。ホテルの場合、同じ平日でも月曜日は安く、さらに、その価格差は最も高い休前日の半額といったケースもよく見かけます。

 アパホテルの場合、通常、上限は正規料金の1.8倍と決められており、価格の上げ下げの裁量は各ホテルの支配人に与えられているようです。こうした条件のもと、稼働率×平均客室単価を最大化させることが支配人の腕の見せ所となるわけです。
 一方、同じく大手のビジネスホテル・チェーンである東横インなどでは、あまり大きな価格差は見受けられず、レベニュー・マネジメントの積極的な導入に関しては各ホテルでまちまちの状況であるといえるでしょう。

3707とはずがたり:2016/02/20(土) 14:35:55
>>3706-3707
レベニュー・マネジメントのメリット、デメリット

 こうしたレベニュー・マネジメントのメリットとして、利益の最大化が挙げられるでしょう。周囲のホテルがすべて満室という状況において、空室を確保できているホテルの客に対する立場は圧倒的に強く、通常の2倍の粗利を稼ぐこともたやすい状況となるでしょう。逆に、通常料金ではホテルの部屋を埋められないとわかっている場合は、たとえ半額に設定しても空室のままよりはもちろん利益に貢献するわけです。
 一方、当然ながらデメリットも存在します。まず、周囲のホテルの需給状況などを常に監視し、小まめに価格を修正するのは大変な手間がかかります。これは間違いなくコストです。また、周囲のホテルが満室という状況のなか高価格での販売を狙う場合、事前に予約を受ける余地はあっても断り、ぎりぎりまで空室のままキープしなければなりません。最悪の場合、最後まで予約が入らず空室のまま終わってしまうケースも少なくはないでしょう。
 さらに深刻なことは、ホテルの評判、ブランドへの悪影響です。アパホテルは、駅近・リーズナブルな価格といったイメージをこれまで多くの客に与えてきましたが、積極的なレベニュー・マネジメントによる価格のアップダウンの激しさは、こうしたイメージを損なうことでしょう。今まで事前にほかのホテルとの価格比較などしなかった常連客が、日常的にそのような行動をとるようになれば、これはアパホテルにとって大打撃となるでしょう。
 今回のアパホテルのレベニュー・マネジメントはもちろん違法行為ではなく、利益最大化に向けた正しい行動ということもできるでしょう。筆者は以前からホテル予約サイトで、カプセルホテルやシティホテルを除けば、どのホテルも満室の中、アパホテルだけ空室があるという場面に幾度も遭遇していました。もちろん、価格はもはやビジネスホテルとはいえないレベルでした。けれども、なんら嫌悪感を抱くことなく、むしろ「アパホテル、すごいな」と感心していたほどです。しかし前述の通り、実際にこうしたアパホテルの価格戦略に対して批判的な人は少なくないようです。

 通常、企業にとって最も重要な事項となる「事業の継続」を実現するためには、顧客満足の最大化が大事になってくることはいうまでもありません。こうした立場に立てば、徹底的に利益重視を貫くレベニュー・マネジメントの実践には工夫の余地があるのかもしれません。例えば、部屋自体を修正することは極めて難しいでしょうが、何かしらのサービスを追加すれば(たとえ、それが値上げ分の10%程度であっても)、とりあえず「特別に扱ってくれた」「誠意は感じた」などと、不満がやや軽減する場合もあるのではないでしょうか。この「やや軽減」というところが、不満が大きく拡散するか否かの重要なポイントだと思います。
 今回の事例を見ると、欧米を中心に広く行われてきたレベニュー・マネジメントは、比較的ドライであると考えられる欧米人に対してはうまくいっても、細かいことが気になる、また心情が意思決定に大きな影響を与える日本人に対しては、何かしらのカスタマイゼーションが重要になってくるのかもしれません。
(文=大崎孝徳/名城大学経営学部教授)


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