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Tohazugatali Tourist Bureau

3648チバQ:2015/12/26(土) 13:03:57
SNSで広がるクチコミ情報

 「旅行予約サイトを見て、楽しそうだなと思った。みんなやってるから、私も試さないと」(40代中国人女性)。

 「SNSのクチコミを見て、京都と大阪に決めた。京都で着物を着て舞妓さん体験をした人たちの、たくさんの写真投稿が参考になった」(30代中国人女性)。

 私たちが耳にしてイメージしている「中国人の対日感情」とは、どうやらギャップがあるようだ。

 これは関西旅行に限った話ではないが、日本を旅した中国人旅行者の多くが、SNS上で、日本での体験談や、購入したもの、見たもの、食べたものの自慢話を次々と投稿している。基本的に、中国国内ではFacebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)などのサービスを利用することはできないが、それに似た「微博(ウェイポー)」や「微信(ウェイシン)」といったSNSがあり、利用者数は爆発的に広がっている。

 テレビのニュースや新聞の記事よりも、実際の評価やインターネット上で発せられるクチコミのほうが身近なのは、もっともな話だ。前述の「外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2015」で1位にランキングされた伏見稲荷大社の口コミ評価を見ると、「緑の中にずらりと並ぶ紅い鳥居は神秘としかいいようがない」「実際に目にするとすごい!」「ほかの寺社は拝観料をとられたけど、ここはフリー」と多くのコメントが書かれている。これを読むと、「ガイドブックには載ってないけど行ってみようかな」という気持ちになるのも頷ける。

 外国人観光客が増えている広島市も同様。「コンパクトシティだから動きやすい」「都会だけど水辺は風情がある」といったコメントは、定番観光地では飽き足らない旅行者にとっては、とても有益な情報だ。「魂を揺さぶられた」という口コミが多い3位の広島平和記念資料館などはとくに、旅を計画している人たちの心に訴えかけるものがあるのだろう。

便利! 安い! うまい! 大阪が人気の理由

 初回の日本旅行では東京、2回目は北海道、3回目以降は関西ばかりという、日本リピーターの20代のマカオから来た女性はこう話す。「関空に到着したら、前半2日間は大阪の心斎橋と難波でショッピング。もちろん、USJはマスト。そして大阪からわずか1時間弱で京都に移動して、後半2日間はたっぷりと観光三昧。神戸のウォーターフロントや奈良公園まで足を延ばすこともある。買い物は好きだし歴史遺産も興味があるけれど、さすがに毎日だと飽きてしまうでしょう? その点、関西は東京よりバランスがいいの」

 加えて、東京と比較すると、交通の分かりやすさも魅力だという。「関西はとにかく交通が便利。地下鉄ひとつとっても、東京は複雑で分かりにくいけど、関西の路線図はとてもシンプルでコンパクト。ルートは数本しかなくても、ちゃんと主要な場所に行かれる」

 「大阪の人は温かい。初対面なのに友だちのように話しかけてくれた」(カナダ人40代男性)と、人の良さに感動する声も。

 大阪のなかでもひときわ、アジア人観光客で賑わっているのは、「浪速の台所」といわれる黒門市場。スマホやガイドブックを片手にした彼らのお目当ては、食べ歩き。購入した食材をすぐに調理するサービスがあったり、店内で食べられるイートインスペースを設けている店が多いここは、雰囲気も楽しめてお腹なかも満たせる、人気の観光スポットだ。

 市場の中は中国語のメニューや看板が立ち、無料のwi-fiが完備されている空間は、アジアの屋台街を思わせる。もともと、屋台に馴染みのある国の人々だからこそ、親近感も湧くのだろうか。

 歴史に触れる古都散策も、「爆買い」も、地元グルメの食べ歩きも、アミューズメントも、豊かな自然も、温泉だってある関西は、限られた時間とコストの中で、存分に心を満たしてくれるミラクルワールド。そんな関西を旅した人が、SNSを使って情報を発信、それを見た人たちがその旅をたどり、またそれが発信、拡散され、新たな旅行者を呼ぶ。外国人旅行者による関西ブームは、彼ら自身が作り出しているといってもいいかもしれない。

 (※評価方法:2014年4月〜2015年3月の1年間にトリップアドバイザー上の日本の観光スポットに投稿された日本語以外の口コミを、評価点(5点満点)の平均、投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計しています。(出典:トリップアドバイザーHP)


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