Tohazugatali Tourist Bureau
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観光・旅行・リゾート・レジャー・ホテル業界等
温泉スレはこちらhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1075222919/l10
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三井観光開発、200億円の金融支援を要請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050429-00000301-yom-bus_all
ホテルやレジャー施設を運営する三井観光開発(本社・東京)が、主力取引銀行の三井住友銀行など金融機関に対し、最大200億円程度の金融支援を要請していることが28日わかった。
三井観光開発は全国展開する「三井アーバンホテル」やレジャー施設の「鴨川シーワールド」(千葉県鴨川市)などを運営しているが利用客が伸び悩んでおり、2004年3月期に49億円の税引き後赤字を計上するなど経営が悪化している。
金融支援の内訳は、債権放棄額が180億円程度、債務(金融機関側から見ると債権)の株式化による優先株の引き受けが10億円程度で調整している。さらに、大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツに70億円程度の出資を求める方向だ。また、三井観光開発は大幅な減資も検討している。運営するホテルやレジャー施設は原則、売却しない方針だ。ただ、債権者側には金融支援の内容や減資をめぐって異論もあり、交渉は曲折も予想される。
(読売新聞) - 4月29日3時9分更新
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ベッセル:福岡・東区にホテル開業、宴会場備えず宿泊に特化−−来年3月 /福岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050521-00000284-mailo-l40
◇食肉市場跡地に
福岡市東区箱崎の中央卸売市場食肉市場跡地にホテル「スリープイン福岡貝塚」が06年3月、開業する。全国でホテル経営を手がける「ベッセル」(渋谷誠代表取締役、本社・広島県福山市)がこのほど、発表した。宴会場などを備えず宿泊に特化したロードサイド型ホテルで、ビジネス客や家族利用を期待している。
計画によると、8032平方メートルの市場敷地のうち1145平方メートルをホテル(鉄骨5階建て)、残りは駐車場などにする予定。部屋は日本の平均的なビジネスホテルの約1・5倍の21平方メートル(シングル)とし、ベッドも大きめのものを入れる。部屋数はシングル106、ツイン20の計126室で、料金はシングル1泊で6000円前後という。
市場跡地は買い手がなく、同社が今月2日、市と20年の賃貸契約を結んだ。年間賃貸額は約1700万円。
同社は1924年創業。ホテル経営や印刷業、不動産管理業などを手がけている。ホテルはグループ会社と合わせ、広島、岡山、熊本各県などで5軒経営し、今秋には沖縄県石垣市でも始める予定。
[安達一成]〔福岡都市圏版〕
5月21日朝刊
(毎日新聞) - 5月21日18時5分更新
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83 名前: ■とはずがたり 投稿日: 2003/06/24(火) 15:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030624-00000991-reu-bus_all
ウェスティンホテル大阪の経営会社が民事再生法申請=帝国データ
[東京 24日 ロイター] 帝国データバンクによると、「ウェスティンホテル大阪」を運営するアオキ・アーバン・デベロップメント(大阪市北区)は、きょう付で民事再生手続きの開始を申請し、同日、保全命令および監督命令を受けた。負債総額は債権者約620人に対し、約315億円。
同社は、青木建設の100%出資で「ウェスティンホテル大阪」の運営のために設立された。大阪の大規模開発地区の中核施設として93年に開業後、96年12月期決算で年収入高約71億1300万円を計上した。
しかし、2001年12月、青木建設の民事再生法申請のあおりなどを受け、信用力が低下。個人消費の低迷や競合他社との競争激化などを背景に収入は減少し、7期連続で欠損を計上。多額の未処理損失を抱えていた、という。
このため、同社は現状では経営再建は困難と判断し、早期にホテル施設および営業を引き受ける支援先を選定するため、民事再生法の申請に踏み切った、という。
(ロイター)[6月24日14時27分更新]
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87 名前: ■とはずがたり 投稿日: 2003/06/27(金) 22:48
http://news.lycos.co.jp/topics/business/hotel.html?d=26mainichiF0626e081&cat=2
<債務超過>ホテルオークラ福岡が10億円 社長交代へ (毎日新聞-全文)
2003年6月26日(木)14時56分
福岡市博多区の大型複合商業施設「博多リバレイン」の中核施設の一つ、ホテルオークラ福岡が03年3月期決算で約10億円の債務超過に陥ったことが分かった。清水紘一郎社長(61)は経営責任を取って退任し、後任には親会社ホテルオークラ(東京)出身の金子順一氏(67)が就任する。
オークラ福岡によると、「長引く不況で業界全体の需要が落ち込んでいる」(社長室)ことなどから、売上高は99年の開業以来、目標の80億円を下回る60億円程度で推移し、03年3月期は約58億円。土地の賃料年間約2億1000万円も経営を圧迫し、最終(当期)損益は15億円前後の赤字が続いている。
社長交代に伴い主力銀行の福岡銀行と西日本銀行出身の取締役4人も退任し、九州電力次期社長の松尾新吾氏が取締役に加わる。30日の株主総会と取締役会で正式に決定する。ホテルオークラは「具体的な再建策の検討はこれから。福岡は再重要拠点との位置付けで撤退は考えていない」としている。
博多リバレインは約1350億円を投じた再開発事業。オークラ福岡のほか、専門店街のスーパーブランドシティ、博多座などから成り、99年3月に開業した。オークラ福岡は市や地元経済界が進出を要請し、資本金50億円のうち20%をホテルオークラ、残りを福銀や西銀、九電など主に地場有力企業が出資している。13階建てで客室数は267。[奥田伸一]
[毎日新聞6月26日] ( 2003-06-26-14:56 )
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303 名前: とはずがたり 投稿日: 2003/12/22(月) 22:03
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/hotel.html?d=22fuji32370&cat=7&typ=t
東京ホテル大戦争…外資五つ星Vs国産老舗 (夕刊フジ)
資産デフレのなか、槌音(つちおと)高く進む汐留、品川、六本木など首都圏の大規模再開発。オフィスの供給過剰による空洞化の『2003年問題』の次は、外資系ホテルの進出ラッシュによる『2007年問題』が目前に迫る。マンダリン、リッツ、ペニンシュラ…。世界に名だたる「5つ星」ホテルがなぜ今、上陸するのか。迎え撃つ国産ホテルの戦略は? 激化する『東京ホテル戦争』の内幕を探る。
[女心をゲッツ!]
戦争の火ブタは、今年4月オープンの米系「グランドハイアット東京」で切って落とされた。
森ビルが17年の歳月を費やした巨大な再開発地域「六本木ヒルズ」。東京ドームの8倍という敷地の中核に位置する。
客室は天井高が290センチと、多くの国産ホテルより40センチも高い。洗面台の液晶テレビや英国製ブランド物のシャンプー類…。備品に至るまでデザイン性が高い。海外VIPはむろん、女心をくすぐる気配りがみえる。
最近の外資系ホテルは1泊4-5万円の価格帯が多い。この不況下、だれが利用するのか。
[需要はニ極化]
山梨学院大商学部の土井久太郎教授は、JALホテルズや外資系のシェラトンなど20年以上のホテル実務経験を持つ。
まず、「利用者は外国VIPばかりではない。実は客層の半分は普通の客」とした上でホテル業界の現状を語る。
「東横インやルートインのように実用的な低価格路線と、非日常が味わえる超高級ホテルにニ極化している。質素な生活で数千万円の家は買えないが、たまに5万円の部屋で非日常を味わいたい人が増えている」
「ハリウッド女優気分になって、『年に一度、泡の風呂を思いっきり楽しむ』という主婦やOLの常連客もいる」
[超高級外資がゾクゾク上陸]
今年だけで大型ホテルが5つも開業した。来年以降は「スーパー・ラグジュアリー」(超高級)にランク付けされる外資系ホテルの進出ラッシュが続く。
平成17年から20年までに、汐留地区に米ヒルトン系のコンラッド▽日本橋の三井本館再開発地区に香港系のマンダリンオリエンタル▽日比谷パークビル跡に香港系のザ・ペニンシュラ▽六本木の防衛庁跡に米系のザ・リッツ・カールトン…。
都内ホテルの総客室数は現在約4万室だが、今後4年間で1割強の5000室増えるという。
[客寄せパンダ]
外資が土地を買い漁っているわけではない。
日本の場合、外資系ホテルのオーナーは、大半が国内企業。新宿のパークハイアット東京は東京ガス、恵比寿のウェスティンホテル東京はサッポロビールというように、運営委託契約を結んで日本進出する例が多い。
下落しているといっても、外資にとって都心の土地までは手を出せないが、賃借契約なら結べる水準になったのだ。
大手不動産の幹部が誘致のホンネを明かす。
「日本側のデベロッパーにとって、外資系ホテルのブランド価値やサービスの質の高さは、街づくりの客寄せパンダとしての魅力がある」
「公共性と高層を備えたホテルを再開発地区に併設することで、容積率緩和にも役立つ」
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>>6-7
304 名前: とはずがたり 投稿日: 2003/12/22(月) 22:04
>303-304続き
[外資共倒れ?]
外資系乱立で共倒れや淘汰(とうた)される心配はないのか。この幹部が続ける。
「デベロッパー側が三顧の礼で外資系に入居してもらい、撤退してもホテル側は最小限の損害ですむ契約が多い」
「むしろ、外資の大手チェーンが日本進出に成功して地盤を築き、次は国産の高級ホテルで体力の弱った物件を買収する。一気に外資、国産入り乱れての再編が始まる可能性もある」
[メジャーリーグ級]
迎え撃つ国産陣営。外資の何が脅威なのか。土井氏が指摘する。
「日本の高級ホテルはバブル期、企業交際費が膨らんだ恩恵で宴会収入が総収入の7割を占めるほど伸びたが、その分、客室整備が遅れた」
「外資系は客室に重点を置き、機能的で内装もセンスがいい。たたき上げの支配人は、茶碗(ちゃわん)1つ仕入れるにも、『この厚みなら2%は壊れる』と瞬時に分かるくらい経営感覚にたけている」
メジャーリーグ級のプロが続々、来襲するといったイメージか。
[『帝国の逆襲』に170億円]
日本勢も静観してはいない。老舗の帝国ホテルは今月から5年かけ、20年ぶりに客室全面改修を行う。
170億円を投じて客室数を約50室減らし、天井高の拡張やバスルームの充実など高級感を高める。ホテル事業統括部次長の山中左衛子さんがその意気込みを語る。
「欧州で最も注目される英国人デザイナー、ジュリアン・リード氏がアジアで初めて、当ホテルの内装を手がける」
「改修はまず16階のVIP向けフロアから順に着手する。外資系のように、全客室を広くするのではなく、海外賓客の随行者用など、多様な選択肢をご用意したい」
厳重警備が必要な外国の政府要人の受け入れから一般客まで、豊富な経験とノウハウで、外資系にはない守備範囲の広さをアピールする。
[ユニーク戦略のプリンス]
国内最大級の3680室を擁する『品川プリンスホテル』が昨年4月、新棟のエグゼクティブタワーをオープンし、話題を集めた。
10スクリーンの映画館や、ラスベガス級のショーが楽しめるクラブ、24時間営業のネットカフェ、ボウリング場などすべてホテル直営である。
エンターテインメントをそっくり飲みこんだ形がウケて、「品川の人の流れが変わった」(駅周辺業者)という。
同ホテル企画課の高橋直人氏は「今年10月の客室稼働率は、昨年の93.5%から、97.4%にまで伸びた」と、驚異的な実績を明かす。
プリンスグループでは、17年に芝公園に最高級グレードの「東京プリンスホテル パークタワー」の開業を控える。都心のホテルでは珍しい天然温泉も掘削中である。
プリンスホテルの石浜一洋取締役は、外資系の進出ラッシュも含め、業界活性化を歓迎する。
「ホテルは1日で売り切る必要のある生鮮食品と同じ。東京の街に多くのホテルが集積し、シンガポールなどアジアの他都市に負けない魅力ある街をつくりたい」
[ 2003年12月22日(月)18時0分 ]
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489 名前: とはずがたり 投稿日: 2004/05/03(月) 16:23
今更京都観光と言いわれても全然ピンときやせんけーが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040503-00000002-kyt-l26
「そうだ京都」が12年、今やドル箱 JR東海 イメージ型から“深化”へ
JR東海の「そうだ京都、行こう」キャンペーンが開始から12年目を迎え、京都への観光客の増加を追い風に同社が最も力を入れるドル箱に成長した。テーマを決めてじっくりと観光を楽しむ人が増え、JR東海は会員制の旅行クラブや歴史背景まで掘り下げたツアーと連動させる新戦略で、顧客層の拡大とリピーター客の獲得に知恵を絞っている。
キャンペーンは「管内最大の観光地、京都」(JR東海)をPRするため、1993年5月に首都圏を中心に始めた。背景には、ビジネス客が利用者の7割を占める新幹線に観光客を取り込んで、需要拡大につなげる狙いがあった。
「今年という年はこの景色で思い出すことになりそうです」など心に響く言葉と京都の美しい映像を重ねたCM効果も見逃せない。これまでに紹介した清水寺や東福寺、永観堂など52の社寺には、CM画面の風景を確かめようと観光客が訪れるという。
JR東海によると、首都圏から東海道新幹線を利用する京都への個人ツアーの売り上げは2001年度が対前年比106%、02年度が同115%、03年度が同133%と年々、増加している。京都などへの往復の新幹線と現地のバスなどが乗り降り自由な切符をまとめた「遊々きっぷ」も年2−3万枚の利用が続いている。
昨年10月の新幹線品川駅の開業を機に、通常は公開しない社寺や庭園の見学ツアーなどを紹介する50歳以上を対象にした会員制クラブ「50+(フィフティ・プラス)」を始めた。半年で会員は19万人に達しているという。
5月からの新しいCMでは、初夏の神護寺を取り上げ、ホームページなどで弘法大師ゆかりの場所を巡るツアーも紹介する。
同社営業本部は「風景だけでなく、あまり知られていない歴史背景など『あっ』と思わせる切り口で京都を紹介し、一歩踏み出してもらえるかが今後の勝負になる」と、イメージ強調型から情報提案型への発信を強化する方針だ。
葛西敬之JR東海社長も「京都は文化遺産の宝庫で、重層的な魅力を発信できるのが強みだ」とキャンペーンの充実に意欲を見せている。(京都新聞)
[5月3日3時6分更新]
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623 名前: とはずがたり 投稿日: 2004/07/05(月) 01:42
リゾートのツケ重く――「トマム」破たん、村長辞任の占冠
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news001.htm
0.バブル崩壊のツケが残されている占冠村の「アルファリゾートトマム」
かつてリゾート開発の先進地ともてはやされ、村の名前より「トマムリゾート」の方が有名な北海道占冠村。しかし、経営会社が破たん、施設の管理、運営を巡る問題を引きずる中、村長が辞任した。それから三週間。前村長はようやく口を開いた。(有我 栄一)
□ ■
突然だった。定例村議会最終日の六月八日朝、前村長の原淳二(71)は「辞職願」と書かれた封書を赤坂哲議長(73)に提出した。「まさか辞めるとは」と戸惑った赤坂は、「何も辞めなくても」と慰留したが、村議会は辞任に同意、原は淡々と役場を去った。中の便せんには「一身上の都合」とだけ書かれていた。
辞職から三週間、あいさつ回りのほかは、ほとんど自宅を出ることがなかった原は、こう口を開いた。「辞めてしまったから立派なことは言えないが、後を継ぐ人たちに大変なものを残してしまい申し訳ない」
村は大きな問題を抱えていた。破たんした「アルファリゾートトマム」の処理だ。リゾート施設の修繕費を巡り、運営会社との交渉が難航していた。
□ ■
村にリゾート構想が持ち上がったのは一九七〇年代前半。面積の94%が山林で占められた農業と林業の村。五〇年代には約四千七百人が住んでいたが、八一年には約千四百人にまで減り、道内最小の村となった。
八一年の国鉄石勝線開通も転機になった。村に駅ができた。余暇を大事にする社会風潮も広がり、国や道も後押しした。
開発は一気に進み、八三年十二月、「アルファリゾートトマム」が開業。高層ホテル、テニスコート、スキー場などの施設が次々に登場した。
それまで年間約三万六千人だった観光客は、開業二年後に十倍の約三十五万五千人に。さらに四年後には百万人台に膨れ上がった。固定資産税収入もピーク時は約6億5000万円と村財政の17%を占め、人口は二千人台に乗った。当時、村の総務課長だった原は「時代もあったが、村の選択は間違っていなかった」と振り返る。
□ ■
原は助役を経て九七年四月、村長に就任。しかし、九八年五月、開発主体のひとつで施設の四割を運営する「アルファコーポレーション」(札幌市)が自己破産。大きな危機を迎えた。
施設運営に名乗りを上げたのが「加森観光」(札幌市)。債権者の理解を得るため、村が約5億円で施設を取得。加森に無償で貸し付けた。原は「村がリゾート施設を所有するのはおかしいという声もあった。しかし、雇用や経済を維持するには、あれしかなかった」と言う。
二〇〇三年六月、再び危機が押し寄せた。アルファの親会社で施設の六割を所有する「関兵精麦」(仙台市)が民事再生法の適用を申請した。頭を抱える中、救いが現れた。「星野リゾート」(長野県軽井沢町)が、今年四月から経営を引き継いだ。「これで何とかなると思った。正直、ホッとした」。だが、問題はここから複雑化した。
□ ■
関兵の施設と全体的な運営は星野、村所有施設は加森という二本立ての中、三月末まで加森が運営していた高層ホテル「タワー1」の修繕費1億4000万円を、引き継いだ星野が村に請求した。原は困惑したが、六月四日、村が一度、修繕費を支払い、その後、加森に請求するとの補正予算案を議会に提出。議会は賛否に分かれて紛糾したが、原は答えた。「結果を見てから言ってください」
その夜、議会を終えた原は自ら公用車を運転。札幌に向かい、加森と交渉したが、加森側は「払う責任はないはずだ」と平行線に終わった。原は「非力を感じた」と目を伏せた。そして八日の議会。原は補正予算案を撤回し、辞表を出した。問題解決は次の村長に残された。
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リゾート開業から二十年。原はバブル絶頂期から崩壊までを共に歩いた。運営会社との交渉について「足元を見られてるのではないか」と指摘する村民もいる。だが原は語る。「リゾートがなければ、村はとっくになくなっていただろう」と。(敬称略)
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>>10
909 名前: とはずがたり 投稿日: 2005/04/08(金) 02:48:47
低迷してるのか…。
思えば子供の頃家族で通った恵那の飯地高原なんてリゾートそのものだったよなぁ。近代的ホテルと巨大な開発ではなくて,山の中の素朴な設備や自然こそがリゾートちゃうやろか。
占冠村長:「トマム」一括運営を 星野リゾートに打診 /北海道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050407-00000028-mailo-hok
上川管内占冠村のリゾート施設「アルファリゾート・トマム」について、同村の小林豊村長は6日、施設の一部を運営している星野リゾート(長野県軽井沢町)に対し、来スキーシーズン以降の一括運営を打診していることを明らかにした。星野側は基本的に応じる構えで、早ければ今月中に正式合意する見通し。
同施設は星野が6割、村が4割を所有。村は札幌市の加森観光に運営を委託したことから、現在、星野と加森が別々に施設を運営する形になっている。しかし、加森が今年3月、「2社による運営は非効率」などとして9月末で撤退するとの意向を村側に伝えていた。
同施設をめぐっては、施設修繕費約1億4000万円の負担をめぐって村や運営会社間の協議が進まず、宿泊施設などの改修が遅れているほか、利用客の低迷が続いている。[昆野淳]
4月7日朝刊
(毎日新聞) - 4月7日16時1分更新
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坂戸なんていやー首都圏中央環状高速鉄道の結節点じゃねーか!将来は来るねw
冗談はさておき面白い試みですね。これで巧く行ったら銀行のモニタリングは何だったのかって事になるのか,それとも心意気が売上を伸ばすんだねぇって事になるのか?
<ホテル買収>地元住民らが「なきゃ困るでしょ」と 埼玉県
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050607-00000028-mai-soci
取引金融機関の破たんでピンチに陥った埼玉県のホテルを地元有志が救い、再出発を果たした。住民が1億円を出資した新会社がホテルを旧会社から買い取り、その熱意は銀行の融資をも引き出した。「結婚式や宴会の場がなきゃ困るでしょ」。そんな住民による異例の“ホテル買収劇”となった。
住民が買収したのは東武東上線坂戸駅徒歩10分の坂戸市内に82年開業した坂戸グランドホテル。冠婚葬祭、企業の懇親会、自治体の会合・パーティーなどの会場になり、ピーク時の96年度は約9億円を売り上げた。ところが01年、取引していた信金が破たん、債権すべてが整理回収機構(RCC)に移った。新規融資を受けられないまま債務返済に追われ、昨年度の売り上げは3億8000万円に落ち込み債務超過に陥った。
周辺にはホテルが少なく「なくなったら困る」と思ったのは地元住民だ。昨年、会計士や主婦、経営者など約20人が「再建地域の会」を結成し、出資金1億円を出し合った。埼玉りそな銀行や中小企業金融公庫など4金融機関から3億円の融資も得た。この4億円で新会社を設立し、旧会社からホテルの営業資産を買い取った。住民数人は改修費計4600万円を新会社に貸した。
2月1日の営業開始から5月下旬までに外壁の塗り替えや壁の張り替えなど主な改装を終え、生まれ変わった。既に婚礼の相談が入っており、07年度には売上高4億7000万円前後で当期(最終)黒字を目指す。
新社長に就任した地元の塗装業、志村幸夫さん(56)は「改装前は外壁は汚れ放題、じゅうたんや壁は染みだらけだった」と苦笑する。しかし「地元唯一の有力施設で、長年親しまれてきた。設備投資すれば再生できる」と夢を膨らませる。
企業再生を支援する中小企業金融公庫は「経営者による事業買収や社員による買収は一般的だが、住民買収の再生スキームは極めて珍しい」としている。[秋本裕子]
(毎日新聞) - 6月7日11時2分更新
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西武鉄道が持ち株会社検討「東京プリンス」など売却も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050609-00000301-yom-bus_all
西武鉄道は8日、来年1月をめどに予定しているグループ再編について、グループ経営改革委員会(委員長=諸井虔・太平洋セメント相談役)が提言した鉄道とコクド、プリンスホテルの「3社合併案」以外に、持ち株会社による経営統合方式を検討する方針を明らかにした。
ハワイや北米のホテルなど海外事業から全面撤退するほか、集客力が低下している東京プリンスホテルやサンシャインシティプリンスホテルなど都心の宿泊施設の売却も検討する。
資産売却先や2000億円に上る増資の引受先については、外資系金融機関や投資ファンドも対象にする方針だ。3社は今秋までに新たなグループの再編・再建策をまとめる。
5月24日に就任した元みずほコーポレート銀行副頭取の後藤高志社長、元JR西日本副社長の平野直樹会長ら新経営陣は、グループの再編策について、中核会社のコクド、プリンスホテルとの「一体再生」を提言した最終答申を最大限尊重する構えだ。
ただ、3社合併案については「巨額の負債を抱えるコクドと一体化すれば、財務体質が健全な西武鉄道の経営の重荷になる」(一部の株主)などの批判もあることから、傘下の子会社が財務面で独立性を確保できる持ち株会社方式も検討課題に加えることにした。
改革委の最終答申では、全国展開するホテルやスキー場など約160のレジャー施設のうち、25%から撤退する案が盛り込まれている。
新経営陣は、今後、具体的な売却リストの策定に入る考えだが、東京プリンスホテルパークタワーの開業で集客力が低下している東京プリンス、サンシャインシティプリンスのほか、六本木プリンスホテルなどを売却候補に挙げ、検討を加えている。その上で、東急ホテルチェーンなどを参考に、ビジネスやリゾートなどの用途別や価格帯によってプリンスホテルブランドを再編する案も浮上している。
(読売新聞) - 6月9日3時7分更新
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●若者のスキー離れや雪不足などから同スキー場は赤字が続き→今シーズンのスキー客は約3万5千人で、約1億6千万円の赤字
●スキー場で働く13人の社員は、同社が経営するほかのスキー場などへ振り分ける
●米原市などとともに、スキー場運営を肩代わりしてくれる企業や経営体を探し、ゴンドラやリフト、人工造雪設備、伊吹高原ホテルを含めた施設を生かす方法を模索する
●同社観光部は「環境が変わらない限り、肩代わりする企業が現れる可能性は低い」とみている。
●施設の活用が図れない場合は、地元と同社の契約上、同社がリフトやゴンドラなどの撤去費用約15億円を負担しなければならないが、一度に負担することは難しく、同社は完全撤退まで年間計約1千万円の賃貸料を土地所有者に支払い続けなければならない
近江鉄道/伊吹山スキー場から撤退
http://mytown.asahi.com/shiga/news01.asp?kiji=5260
地元、収入減に不安
関西の有名スキー場のひとつ、伊吹山スキー場(米原市上野)の経営から近江鉄道(本社・彦根市)が今年10月末で撤退することが決まった。8日、同社が彦根市役所で会見し、明らかにした。地元からは「観光収入が減少するのは確実」と不安の声も上がっている。
若者のスキー離れや雪不足などから同スキー場は赤字が続き、同社の母体、西武グループの経営改革委員会(諸井虔委員長)が3月末にまとめた資産売却・撤退候補リストにあげられ、同社の経営判断が注目されていた。
同社の説明によると、5月10日の取締役会で今年10月末での撤退方針を決定し、24日に地元の米原市上野地区の区長に説明したという。10月31日でゴンドラの運行を終了し、今冬以降は同社が運営していたスキー場や関連施設は営業をやめる。スキー場で働く13人の社員は、同社が経営するほかのスキー場などへ振り分けることにしている。
今後は米原市などとともに、スキー場運営を肩代わりしてくれる企業や経営体を探し、ゴンドラやリフト、人工造雪設備、伊吹高原ホテルを含めた施設を生かす方法を模索する、としているが、同社観光部は「客数の減少などの環境が変わらない限り、肩代わりする企業が現れる可能性は低い」とみている。
施設の活用が図れない場合は、地元と同社の契約上、同社がリフトやゴンドラなどの撤去費用約15億円を負担しなければならないが、一度に負担することは難しく、同社は完全撤退まで年間計約1千万円の賃貸料を土地所有者に支払い続けなければならないという。
スキー場周辺には、スキー客らを泊める約15軒の旅館や民宿が営業しているほか、冬場は同スキー場関係で最大1日約70人の地元の人が雇用されていたことから、撤退に伴う地元の損失は大きい。地元の同市観光協会伊吹支部の伊吹山観光事業部(約40軒)では11日に民宿や旅館経営者らが集まり今後の対応を話し合う予定だ。
平尾道雄・米原市長はこの日、「50年の歴史のある近江鉄道の伊吹山観光事業が終了するのは残念だが、伊吹山の魅力が減少したわけではない。今後は地元の対応を見極めながら相談していきたい」とのコメントを出した。
伊吹山スキー場 大正時代に開設されたとされ、関西では最も歴史が古い。近江鉄道が1957年から地元に土地を借りてスキー場経営に乗り出し、3合目付近を中心にリフト11基やゴンドラ1基、ホテルなどを展開。夏季にはキャンプ場なども運営し、年間を通して営業してきた。ピークの83年には約19万人のスキー客が訪れたが、雪不足やスキー客の減少に加え、他のスキー場の開業が相次いだため、86年シーズンを最後に赤字に転落。今シーズンのスキー客は約3万5千人で、約1億6千万円の赤字だった。累積赤字も約33億円にのぼるという。
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楽天トラベルが手数料引き上げ方針、宿泊業界は猛反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000512-yom-bus_all
旅行予約サイト最大手の楽天トラベルが、全国の旅館やホテルに対して、宿泊予約代行の手数料を9月以降、現行の宿泊料の6%から7〜9%に引き上げる方針を打ち出し、宿泊業界が猛反発している。
楽天が強気に出る背景には、旅館・ホテルにとって、予約サイトが無視できない販売ルートに成長していることがある。楽天が2004年度に取り扱った宿泊客は1400万人と、旅行業界最大手のJTBの取り扱いの5割超に達した。
ただ、手数料の引き上げは、宿泊施設の収益を圧迫する。このため、2万2000軒が加盟する全国旅館生活衛生同業組合連合会は、楽天と競合するライブドア子会社の「ベストリザーブ」と提携し、組合員にも同社への乗り換えを呼びかけた。全日本シティホテル連盟も楽天に抗議文を送るなど、業界側の怒りは収まらない。
交渉の期限は7月中旬だが、楽天は「不安はない」と余裕の構えだ。
(読売新聞) - 6月30日22時31分更新
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「日本最大級のリゾートに」2020年ごろ全面完成
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_08/t2005081210.html
外資系の日本ハーモニー・リゾート(東京)は11日、北海道倶知安町のニセコ地区で500億円を投じ、スキーやゴルフ、温泉を通年で楽しめるリゾートを開発すると発表した。地元説明会でコリン・ハックワース社長は「日本最大級のリゾートになる」と述べた。
計画によると、来年夏ごろに着工、約8000人を収容するコンドミニアムや商業施設を建設。既に営業しているニセコ花園地域のスキー場やゴルフ場と一体の国際リゾートを目指す。2020年ごろの全面完成を予定しており、アジアやオーストラリアからの観光客などで、年間約15、16万人の利用を見込んでいる。
説明会に同席したロジャー・ドナザン会長は「地域にとっても非常に重要なプロジェクト。カナダのウィスラーなど欧米の一流リゾートと並ぶものにしたい」と話した。
同社は昨年、東急不動産から「ニセコひらふ花園スキー場」を買収し、計画を進めていた。
ZAKZAK 2005/08/12
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紅葉 重なる悪条件 「後は天に 祈るしか」 関係者ら
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051011-00000013-kyt-l26
紅葉の季節まであとひと月あまり。葉の色づきを左右する気温が今年は秋に入ってからも平年より高い傾向が続いている。夏場の猛暑に加え、9月の降雨量は平年の半分以下と、悪条件は重なるばかり。「今年こそ鮮やかな紅葉を」と関係者は気をもんでいる。
京都府立植物園によると、紅葉のメカニズムは気温の低下と直射日光により、葉に糖分が蓄積され赤色色素(アントシアン)に変化する。同時に葉緑素(クロロフィル)が分解され、さらに赤色が引き立つ。このため紅葉には▽5度前後の冷え込み▽十分な日照▽適度な水分−が要る。
ところが京都地方気象台によると、9月の平均気温は平年より1・7度高く、降水量は91ミリ(平年204ミリ)しかなかった。10月に入っても最低気温が2−5度高い日がほぼ毎日続き、秋らしい朝晩の冷え込みがやや影を潜めている。
寺院の庭木の手入れを行っている京都市の造園業者は「モミジはほかの樹木と比べて特にデリケート。猛暑の影響からか、ここ10年ほどは枝枯れを起こすなど様子がおかしく、色づきも良くない傾向にある」と漏らす。京都市北区の寺院は「今年も少し葉が枯れている感じがする。こればかりはどうしようもない」とため息をつく。
美しい紅葉で知られる京都市右京区の常寂光寺は夏にモミジの乾燥を防ぐため、水まきをしている。長尾憲佑副住職(45)は「今年は夕立が多かったので(乾燥は)昨年ほどではなかったが、気温がこの調子だと見ごろは遅れるかもしれない」と言う。府立植物園では既にキンモクセイやヒガンバナの開花が1週間ほど遅れて観測されている。右京区の旅館経営者は「葉がくすんだり、見ごろが12月にずれ込んではせっかくの観光客に申し訳ない。11月にぐっと冷え込んでくれるのを天に祈るしかない」と手を合わせる。
(京都新聞) - 10月11日15時2分更新
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創業一年ちょっとか・・・・・この手の格安旅行会社って儲かるもんですかねぇ!?
手配の航空券成田に届かず 「トラベル遊」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051225/mng_____sya_____010.shtml
海外の格安航空券の手配などを行っている旅行会社「トラベル遊」(東京都品川区)を通じてチケット購入を申し込んだ旅行者らが、成田空港でチケットを受け取れないトラブルが相次いでいることが二十四日、分かった。
JTB(東京)によると、同社の子会社がトラベル遊にチケットを卸しているが、二十二日夕からトラベル遊と連絡が取れなくなり、同日から入金が確認できなくなった。JTBの子会社が二十三日、成田空港でチケット受け渡しを代行した十八人のうち、十五人は新たにチケットを購入して出発し、ほかの三人は旅行を取りやめたり、出発日を変更したりしたという。JTB広報室は「トラベル遊の本社に社員を行かせたがシャッターは閉まったままで、誰もいなかった。二十四日現在も連絡が取れない」としている。
一方、成田空港でトラベル遊のチケット受け渡しを代行している「エアサーブ」(東京)によると、チケットが届かず、二十四日朝の段階で、約五十人の客が受け取れなかったという。新たにチケットを購入する代金を支払えず、空港で泣く泣く引き返すケースもあったという。
エアサーブは「お客さまに空港で事情を説明しているが、トラベル遊にチケットの手配を頼んだ旅行者がどれだけいるのか見当もつかない」と対応に苦慮している。
トラベル遊のホームページによると、同社は二〇〇四年四月に東京都に旅行業登録し、品川、新宿、港区に営業所がある。
トラベル遊のトラブル、被害1200人・総額1億円超
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060106i401.htm
旅行会社「トラベル遊」(東京都品川区)で海外旅行の航空券購入を申し込んだ旅行客らが、チケットを受け取れないトラブルが相次いだ問題で、被害に遭った人は計約1200人にものぼり、被害総額は1億円を超えていることが、5日、日本旅行業協会の調べでわかった。
同協会によると、被害を受けた旅行客は、北海道から沖縄県まで全国的に広がっている。しかし、同社の経営者は、旅行客から振り込まれた金を受け取ったまま海外に渡航しており、現在も連絡が取れていないという。
同協会は、「トラベル遊」社が納めた保証金に基づき、総額450万円を限度として、チケット代の弁済金を支払うことになっているが、被害金額には遠く及ばないのが現状だ。
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個人的なことですが、明日から、秋田の玉川温泉に1泊2日します。
別に体が悪いわけじゃないけれども、雪の中の岩盤浴というのを1回してみたかった。
健康オタと一緒に日本一酸っぱい温泉というのを味わってみます。
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うわぁ,いいですなぁ〜。
ちなみにこんなスレもありますんで宜しければ土産話でも聞かせて下さい。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1075222919/l50
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フェアモントホテルを買収 米投資会社など39億ドルで
http://www.kahoku.co.jp/news/2006/01/2006013101000288.htm
[ニューヨーク30日共同] カナダの高級ホテルグループ、フェアモント・ホテルズ&リゾーツは30日、米投資会社コロニー・キャピタルとサウジアラビアのアルワリード・ビン・タラル王子ら投資家グループによるフェアモント・ホテルズ&リゾーツの買収に合意したと発表した。買収総額は負債の肩代わりも含めて約39億ドル(4590億円)。
コロニーはシンガポールの老舗高級ホテル、ラッフルズを買収したばかり。コロニーなど投資家グループは、アジアに展開するラッフルズ・ブランドと、北米中心のフェアモント所有のホテルを合わせて、高級ホテルチェーンを国際展開する方針。
フェアモントは北米、英国などで87の高級ホテルを運営している。
2006年01月31日火曜日
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東横イン違法改造問題
国交省、東横イン系列ホテルを本格調査
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/106
完了調査後に点字ブロック撤去 姫路
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/108
「業界イメージ低下」 仙台、福島の経営者ら怒り
ttp://www.kahoku.co.jp/news/2006/01/20060131t73031.htm
大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(東京)によるホテル不正改造が東北の系列ホテルでも判明した。過当競争に苦しむ仙台市や福島市のホテル経営者からは30日、「業界のイメージダウンになる」「一緒にしないでほしい」などと、怒りや困惑の声が相次いだ。
福島市のビジネスホテル経営者は「横浜での問題発覚後、(記者会見で)条例違反をスピード違反に例えるなど、東横インの西田憲正社長の言動は無神経だ」と怒りをあらわにする。
福島市内のビジネスホテルの客室数は2004年度末で798室と5年前に比べて144室増加した。東横インは1999年から二館を相次いで出店。現在、建設を進めている3館目の「福島駅東口Ⅱ」が07年7月に開業すると、1000室を超える見込みだ。
同市旅館ホテル協同組合の役員は「東横インは矢継ぎ早の出店で限られた地域のパイを奪っていく。そんな利益至上主義が不正の背景にあるのではないか」と指摘する。
仙台市では、「仙台中央1丁目1番」で駐輪場が無断でギャラリーに改造されたことなどが判明した。
宮城県ホテル旅館生活衛生同業組合の中村兼久理事長は「24時間安心、安全を提供する上で、法令順守は基本だ。すべてのホテルが同じと思われてしまうのが一番困る」と当惑する。
仙台市によると、市内のホテルは05年1月現在81館で、中心部は特に、ビジネスホテルの建設ラッシュが続く。07年秋までに6館(約1700室)が加わる見込みで、価格競争も激化している。
あるホテルの営業責任者は「この状況を乗り切るため、皆がサービス向上に知恵を絞っているのに…。まじめな業者が損をする」と憤る。
建物のバリアフリー化を義務付けたハートビル法の認定を市内のホテルで初めて受けた「ロイネットホテル仙台」の成田鉄政支配人は「身障者対応の施設を喜んでくれる人がいる。東横インの姿勢は一部の客層しか見ておらず、非常に残念だ」と話している。
◎「新白河駅前」でも違反
大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(東京)によるホテル不正改造問題で、福島県は30日、「東横イン新白河駅前」(西郷村)で建築基準法施行県条例違反などが見つかった、と発表した。東北には現在、東横インの系列ホテルが十四館ある。30日までに、仙台市と福島県のホテル以外には不正な改造は確認されていないが、各自治体は引き続き調査を進める。
建築基準法施行福島県条例では、床面積1000平方メートル以上の宿泊施設には、出入り口が幅80センチ以上の宿泊室を一室以上設けることが定められている。「新白河駅前」は、建築後に該当する宿泊室を会議室に変更した。
ホテル敷地内の避難用通路も建築基準法で1.5メートルに定められているが、ゴミ箱を置いて通路を半分に狭めていた。福島県によると「福島駅東口」(福島市)でも同様の違反があった可能性が高いという。福島県は31日、違反について行政指導を行う予定。
岩手県は31日、昨年11月9日にオープンした「一ノ関駅前」(一関市)について、建築基準法や、高齢者・身体障害者が円滑に利用できる建築物の建築促進法(ハートビル法)に違反していないかどうか調べる。同ホテルは「変更は一切していない」と語る。
31日には盛岡市も、「盛岡駅前」に対し立ち入り調査を実施する。
その他の県でも自治体が27日に、山形では「山形駅西口」と「米沢駅前」、秋田では「秋田駅東口」、青森では「八戸駅前」を調査した。いずれも、建物や駐車場に不正改造がなかったことを確認したという。
2006年01月30日月曜日
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宿泊料込みでついてくる朝食の粗末さに不満があることを除けば概ね評判は良かったのが東横インだったのですが・・・・・
東横イン:無駄排除で急成長 客室稼働率突出83%
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060202k0000e040062000c.html
無届け・不正改築が相次いで発覚したビジネスホテルチェーン「東横イン」(本社・東京都大田区)。シングル料金が4000〜6000円台の低価格で急成長した同ホテルの経営手法とは?
「(条例など)違反の認識はあった。時速60キロで走るところを67、68キロで走っていいと思っていた」。1月27日の記者会見で淡々と語った西田憲正社長(59)。
西田社長は会見のやりとりと同様、独特の経営手法を持っている。社長の著書「東横インの経営術」(日本評論社)の副題は「女性のセンスを生かして日本一のホテルチェーンを創(つく)る」。パートも含めた全従業員3000人のうち女性は95%。全国121軒(1月末現在)の支配人とフロント係は全員女性だ。地元採用でホテル勤務経験のない人を採用している。
関係者によると、西田社長は「素人だから常識を打ち破れる」が持論で、女性従業員のアイデアをサービスに盛り込んでいる。例えば、おにぎりなどの朝食は無料で、フロントにある自動販売機は清涼飲料水1本100円、缶ビール(350ミリリットル)220円。
給料は支配人の場合、初任給約26万円で1年目(年収約320万円)は賞与がない。勤続10年で年収約570万円となるが、年齢給や能力給はない。西田社長は「給料に格差をつけると女性の場合、燃え尽きてしまう危険性がある」と著書で述べている。
86年、第1号ホテルを開業した蒲田が東京と横浜の間に位置することから「東横」が社名になったという。売り上げの指標となる客室の稼働率は83.1%(05年3月)。全日本シティホテル連盟が調べたビジネスホテルの平均稼働率(05年)は67.4%で、東横インの集客能力が突出している。
関係者によると、ビジネスホテルの損益分岐点は稼働率70%台といわれる。ところが東横インの場合、3カ月連続で75%を切ると社内の「稼働率向上実行委員会」の調査を受け、支配人は西田社長に、電子メールで日々の業務について報告しなければならない。
出張者の間で「料金が安いだけでなく、従業員の接客が丁寧」との評判を得ている背景には、こうした労務管理に加えて、低コストでホテルの建設と維持・管理を行うシステムがある。新規建設の際に土地を買収せず、地主をホテルオーナーとして30年間の賃貸契約を結び、グループ会社に工事を任せることで建設コストを抑えてきた。
レストランや宴会場も「無駄」との発想でつくらない。西田社長は日本大学商学部卒業後、冷房空調会社に就職。その後、父の経営する電気工事会社に入った。著書では、電気図面を描く作業を通して「どういう建物にすれば高い利益を確保できるかを学んだ」「限られた面積から、いかにして効率よく部屋を取るか。これを『陣地取り』と呼んでいる。かなりの自信を持っている」と述べている。
身体障害者向けの客室、駐車場の改築などについて、西田社長が記者会見で「年に1、2人しか使わない。一般客の使い勝手が悪い」と語った論理には、「無駄」の発想が貫かれている。
◇「順法」「弱者配慮」が欠如
財団法人・社会経済生産性本部は「客層の絞り込みを突き進め、身障者を排除してしまった。ホテルが果たすべき社会的役割を理解していない」(コンサルティング部)と指摘。サービス業に詳しい国際教養大学(秋田市)の土井久太郎特任教授は「女性を活用して企業規模を拡大させたが、日本社会全体を覆う、順法精神と弱者に対する配慮の欠如が表れている。一企業だけの問題とせず共通の教訓としなければならない」と話している。【野島康祐、高橋昌紀】
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初の京都検定1級、合格率は4・5%の超難関
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060203-00000504-yom-soci
京都に関する知識レベルを認定する「第2回京都検定」(京都商工会議所主催)の合格者数などが3日発表され、今回初めて実施された1級の合格率は4・5%の難関だった。
京都商工会議所によると、1〜3級に計1万2662人が挑戦。「京都の達人」とされる1級の合格者は、受験者803人のうち36人。2級は合格率12・0%(前回29・7%)、3級は同31・0%(同42・5%)で、いずれも前回を下回った。
1級では「第2代京都府知事・槇村正直(まきむらまさなお)が行った京都近代化政策を5つ書きなさい」など難問が多く、受験者や観光関係者からは「観光検定として厳し過ぎる」「京都通の最高位。難しくて当然」と賛否両論の声が挙がった。
京都商工会議所は「合格率は推定の範囲内。レベルを落とすわけにはいかない」と話している。
(読売新聞) - 2月3日12時29分更新
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>>28
意見付記するの忘れた。
難しい方がええやん。簡単な試験なんて意味がない。育てようと思うのなら。
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>>29
観光立県・海外発信目指すなら、難しくて当然だ。私からも問題「京都国立博物館のごく近くにある大学の名は?」
さて、冗談はTPOを選んでやりましょうね、中段、下段のような情勢なんだから。
バクダン2コモッテイル…悪い冗談、比空港で邦人逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060210-00000315-yom-soci
【マニラ=遠藤富美子】フィリピン警察当局は10日、空港の検査員に対し、爆弾を所持していると冗談を言い、脅威を与えたとして、千葉県在住の容疑者(71)を逮捕した。
警察当局などによると、容疑者は同日午後、マニラ国際空港の手荷物検査場で、検査員に「爆弾を2個持っている」と英語で話した。実際には爆発物は所持していなかった。
容疑者は元英語教諭で、フィリピン在住の友人に会うため、7日来比。10日午後、マニラ発の便で成田に向かう予定だった。
(読売新聞) - 2月11日1時10分更新
<風刺画>イスラム教徒が抗議集会 フィリピン・マニラ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060210-00000093-mai-int
マニラ市内で10日、イスラム教徒数百人が預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載したデンマーク紙に対する抗議集会を、金曜礼拝終了後に開いた。参加者は「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫び、一部はデンマーク国旗を描いたボール紙を燃やした。フィリピン政府はデンマーク大使館周辺の警備態勢を強化している。
(毎日新聞) - 2月10日19時22分更新
<フィリピン>軍と衝突し、NPA2人死亡 町長拉致事件も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060206-00000081-mai-int
フィリピン軍は6日、ルソン島南部で4日に軍部隊とフィリピン共産党の軍事組織・NPAとみられる武装グループ約20人が衝突、武装グループ側の2人が死亡したと明らかにした。5日にはミンダナオ島で、NPAメンバー約50人が同町長を一時拉致した後、地元警察署を襲撃し、多数の武器を奪って逃走した。
(毎日新聞) - 2月6日18時12分更新
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>>30
京都女子大学ですかねぇ・・・・・「ごく近く」と言うには距離があり過ぎる様な・・・・・・・
#ちなみに近所にあるのは知績院に方廣寺・豊國神社。真向かいには京都パークホテルがありますね。
http://maps.google.com/maps?sc=1&hl=ja&output=html&q=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8
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>>32
正解。
第2問 チャイムの代わりに鐘の音が鳴る大学は?
第3問 池波正太郎が「男のサンドウィッチ」とうなったサンドウィッチを出す喫茶店のチェーン名は?
まあ、こんなところでしょうか?
しかし、奇祭はどこの地方にもあるものである。奇祭好きにはたまらない。
<どぶろく祭り>無病息災祈る 愛知・長草天神社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060219-00000037-mai-soci
愛知県大府市長草町、長草天神社で19日、奇祭「どぶろく祭り」が行われ、大勢の人たちでにぎわった。
この祭りは1494(明応3)年、天神社が創建された際に始まったとされる伝統行事。どぶろくは、市内6地区が持ち回りで醸造。今年は平手組(小島正男・酒造委員長)が担当し、1月14日から仕込みを始め、約570リットルを造った。このどぶろくを飲むと、1年間無病息災で過ごすことができる、と言われる。
神事の後、ほら貝の合図とともに、訪れた人たちの杯になみなみとどぶろくが注がれた。今年は寒さもあり、例年になくおいしいどぶろくができたという。また、酒好きとされる張りぼての中国の想像上の動物「猩々(しょうじょう)」から、「福」と「徳」を授かるようにと、竹棒や大きな扇子で頭をなでてもらい、参加者はどぶろくを味見していた。同県岡崎市から夫婦で訪れた、小笠原敦子さん(50)は、「口当たりがよく、飲みやすい」。婚約者と訪れた英国人も「初めて飲んだが、おいしい」と満足そうだった。【林幹洋】
(毎日新聞) - 2月19日22時54分更新
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ということで、友人の結婚式に参加するため、今回は「真冬の軽井沢の貸し別荘」行ってまいります。しなの鉄道乗りまくり。
まあ、それはそれ。生きて帰ってこれるのか(笑)。
来月は来月で、「散々文句言っていた大阪三セクUSJ歴訪」を企画しております。なぜなら、去年本物の「ユニバーサルスタジオ」行っていますので。その比較を。
ていうか、結婚式参加ばっかだな、春はいつ来るんでしょうか。春はいつ来る、さざんかの宿〜〜
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ということで言ってまいりました真冬の軽井沢。
結婚式の方は、和気藹々、幸福満杯、桃色遊戯なわけで楽しかったし、みんな軽井沢でやるといって、諸経費3万円くらいかかるのに良く来れたなと仰天することこれしきりでありましたが、これも新郎新婦の人徳のなせる技。
翌日は大雪。ワールドトイミュージアムとか行きたかったのだが断念して、帰宅へ。
二日酔いの私の昼食、さすがに重いのはいやだなというのと、スパゲティセット1000円という軽井沢価格に多少辟易したところに、目に飛び込んできたのが、軽井沢駅構内の『峠の釜めし』のおぎのやの「立ち食いそば」。
天玉そばを頼んだところ、これが立ち食いとは思えないほどの美味。生からゆでるのでちょっと時間がかかるけど、かつおダシが利いてて麺に腰があり、これが立ち食いかとびっくり仰天。
おぎのやは釜めしだけではないのであります。軽井沢駅の立ち食いそばに五つ星。
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京都検定に続きまして、房総検定を始めるそうだ。近くて安上がりの観光立県を目指すならこれくらいのことは必要だが、、、検定料3000円??
目指せ 房総(千葉)学検定
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000603040005
「房総(千葉)学検定」が7月に始まる。県内の民俗・文化の伝承活動などをするふるさと文化研究会が主催する。受検を通じて、県内の歴史や文化の魅力を再認識してもらうのが狙いだ。インターネットでの受検もできる。
検定は、4月に発刊予定のテキスト「房総(千葉)学検定―まるごと千葉再発見」から出題する。例えば「千葉県出身のプロ野球選手は?」「銚子市のイヌボウザキ、漢字でどう書く?」など50問。受検料は3千円という。
6割以上の正解者を合格とし、「房総もの知り博士」に認定する。初回は3級だけ。認定者はボランティアガイドとして市町村に推薦もする。
同研究会の安藤操理事長は「地域の観光に活躍できる人材を発掘したい」と期待を込める。
検定は7月15日、千葉市中央区の県教育会館などで。申し込みは4月15〜6月15日で、B4の紙に氏名、住所、生年月日、電話番号、職業を書き、〒260・0042 千葉市中央区椿森3の6の3の同研究会「房総(千葉)学検定」係に郵送する。受検票用の返信はがき1枚を同封する。
問い合わせは(電話043・252・0420)まで。詳細はホームページhttp://www.furusatobunka.jpでも閲覧できる。
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ヤフーのニュースカテゴリに「ご当地検定」というのができました。
で、次は「大阪検定」。
大阪の場合、「市の知識」ではなく「大阪全体」にしないと、看板倒れになるとおもうし、こういう答弁書書いちゃうところに大阪市役所の無能ぶりが分かっちゃう。つい最近、府市連携で合意とか言ってたばかりじゃないか。
第1問 線路をまたぐかもしれないところに観覧車を置いてある駅前遊園地の名前は?
大阪検定:知ってまっか? 硬軟取り混ぜ、市の知識問う−−07年度に実施 /大阪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060309-00000232-mailo-l27
◇合格者は観光ガイドに、入社・昇進試験にも−−商議所など実施
大阪市の関淳一市長は8日の市議会本会議で、市の歴史や文化などの知識を認定する「大阪検定」(仮称)を07年度に実施する考えを明らかにした。観光客のもてなしが主な目的で、市や大阪商工会議所、財団法人「大阪観光コンベンション協会」、大阪府の計4者が実施主体となる。辻淳子議員(自民党・市民クラブ)の質問に答えた。【堀川剛護】
市や同会議所によると、06年度に検定制度の内容を決める具体的協議を開始する。検定試験では、大阪城をはじめとする歴史や大阪弁、文楽や漫才などの芸能、お好み焼きやたこ焼きといった食文化など、あらゆる分野についての知識を問うものが想定されている。
合格者は、観光ガイドとして活躍する予定だが、個人の知識向上や企業の入社・昇進試験などに活用することも考えられるという。
実施に向けて音頭を取っている同会議所は「硬軟取り混ぜた試験で、大阪人の『面白がり精神』に訴えれば、受験者が殺到するような人気になるかも」と話している。
同様の検定は、京都市や東京都などでも実施している。
3月9日朝刊
(毎日新聞) - 3月9日15時1分更新
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こっちは「伊賀学検定」。すっごい局地的だな。俺も「花見川検定」とか実施しますか。第1問「花見川と犬を主人公にした連作集「猟犬探偵」を書いた作家は?」
伊賀学検定:県内外から、9〜81歳・368人が挑戦 合格証15日から送付 /三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060306-00000282-mailo-l24
俳聖・松尾芭蕉や忍者、方言など伊賀地域に関する知識を試す「伊賀学検定試験」が5日、伊賀市上野丸之内の上野商工会議所と県立上野高校であり、伊賀地域や東京都、神奈川県など県内外の9〜81歳の368人が挑戦した。【小槌大介】
観光振興を目的に同会議所が初めて実施。「上野城の高石垣の高さは約何メートルか(正解・30メートル)」、「声優の水田わさびの(受け持つ)キャラクターは何か(正解・ドラえもん)」など4者択一の50問を45分以内に答え、正解が70%以上だと合格。合格者の受験番号は15日からインターネットで発表され、合格証が送付される。
最年少受験者の小学生(9)は「予習してきたけど難しかったです」と手応えは今ひとつのようだった。同会議所は「受験者は250人前後を見込んでいたが、想像以上だった」と喜んでいた。
〔伊賀版〕
3月6日朝刊
(毎日新聞) - 3月6日17時1分更新
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旅の恥は掻き捨てでも税金をどぶに捨ててきてはいけませんねぇ〜。
それにしても野球拳っておもしろいのん?一度やってみたい気もするけえが。
雲仙市議が研修旅行で野球拳 コンパニオン全裸で酌 (スポーツ報知)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/political.html?d=20060312hochi034&cat=60&typ=t
「アウト、セーフ、ヨヨイの報酬カット!!」―。長崎県雲仙市議会が研修旅行の懇親会で、複数の市議とコンパニオンの女性が野球拳をし、女性を全裸にしていたことが11日までに明らかになった。市議会は「不適切な行為」として議会全体の責任とし、女性1人を含む議員30人全員の報酬カットを決めた。研修旅行は2月9〜10日に実施。9日夜に熊本県山鹿市内のホテルで私費参加の懇親会があり、コンパニオンの女性3人も合流。この席で一部議員と野球拳をした女性1人が全裸で座席を回って酌をしたという。
議員も脱いだ 30人全員報酬カット
議員研修旅行の夜、ハレンチ事件は起こった。接待役となったコンパニオンは懇親会の最初から参加。20〜30代の女性3人で、白の上着にスカート姿だったという。当初は「そういう(脱ぐような)人だとは思わなかった」(ある議員)ようだ。
だが、会が始まって1時間が過ぎた宴もたけなわのころ、会場前方の舞台から、女性の大きな声が聞こえてきた。
♪野球〜す〜るなら♪
一部の議員とコンパニオンの1人が突然、野球拳を開始。酔いも手伝ってか、女性は服を放り投げ、全裸に。野球拳に参加した議員2人も「途中まで脱いだ状態」(ある議員)と盛り上がってしまった。
その後、舞台を飛び降りた女性は、全裸のまま各座席をお酌して回ったという。だが「あんまりにもひどい」と長老議員が激怒。すぐに懇親会はお開きになった。最後は、なぜか全員で万歳三唱をして締めくくったという。
野球拳を始める前は、議員らはそれぞれのグループで、車座の状態で飲んでいたという。ある議員は「みんなが相手にしなかったので、コンパニオンさんがハッスルして脱ぎ出した」と分析。別の議員は「女性の方からしかけてきて、それに乗ってしまったようだ」と明かした。また別の議員は「仕事柄(女性が)誘ってきたようだ」と推測している。「ちくられた…」と恨み節の議員も。研修旅行には、議員全員と議会事務局の職員2人の計32人が参加。熊本県の宇城、山鹿の両市議会の運営を視察していた。
市議会では10日の全員協議会で、全議員の1か月の報酬カットを決定。近く関連議案を提案する。減額幅は正副議長が20%、ほかの議員が5%となっている。
◆野球拳 愛媛・松山市に伝わる郷土芸能、宴会芸。1924年、伊予鉄道電気野球部が高松市での高商クラブとの試合後、旅館での対戦相手との夜の懇親会で披露したのが始まりとされる。当時のメンバーが即興で作詞作曲・振り付けし、宴会芸として定番化した。83年には松山城で「本家野球拳全国大会」が開催。69年放送のテレビバラエティー番組「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」で負けた方がペナルティーとして服を脱いだりするのが全国に広まり「ジャンケンで負けた相手の服を脱がせるゲーム」となったとされる。
[ 2006年3月12日12時31分 ]
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>>42
野球拳というのは、服飾量からいって、女性が全裸になるということはまずないのであって、これは、コンパニオン側に「まず初めに全裸ありき」といっていいでしょう。たぶん、1敗して全部脱いだと思われます。三味線入るともっと面白いよ。まあ、WBCたけなわだし。
当初は、じゃんけん負けたら飲ませられるみたいです。wikiとかに(報知もネット頼りかよ)拠らずに、ちゃんと本で調べれば。三味線も節回しが難しいみたいです。
まあ、明日のワイドショーは「野球拳より、こんな研修自体が問題だよ」とかコメンテーターが言うことでしょうが、雲仙から熊本ですか、安い旅行です。あ、旅行じゃなくて「研修」だった。
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土日恒例となりました、私の暇ネタセレクション。北海道「氷中露天風呂」
髪が凍り付いても温泉堪能 然別湖氷上露天風呂が人気
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060318-00000018-kyodo-soci
北海道鹿追町の然別湖上につくられた氷上露天風呂を、観光客らが髪の毛が凍り付いてしまうほどの寒風の中で楽しんでいる。
露天風呂は、全面結氷した湖上の沖合100メートルに、繊維強化プラスチック(FRP)製で直径約3メートルの円形浴槽を2つ置き、湖畔のホテルからパイプで温泉を引いている。
ことしで25回目のイベント「然別湖コタン(村)」の名物企画で、観光客らは湯船から湖畔の樹氷や風に舞う雪煙を見ながら、硫黄の香り漂うかけ流しの温泉を堪能している。
然別湖は昨年12月下旬に全面結氷し、例年は4月中旬ごろまで結氷が続くという。3月末までのイベントでは、氷を積み上げてつくった「アイスバー」で氷のグラスに入ったカクテルも楽しめる。
(共同通信) - 3月18日8時47分更新
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今度は「姫路検定」。「予想問題を作ってくれた高校教師」、いい先生であります。
観光文化検定試験:「姫路通」名乗れますか!? 950人挑む /兵庫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060313-00000216-mailo-l28
姫路の歴史や文化、産業などについて深い知識を持った「姫路通」を認定する「第1回姫路観光文化検定試験」が12日、姫路市上大野の姫路独協大を会場に実施された。9〜85歳までの約950人が姫路城や書写山円教寺、姫路の歴史などに関する問題に取り組んだ。
多くの観光資源を抱える姫路をPRしようと姫路商工会議所が中心になり企画。基礎知識を問う3級から最難関の1級まで計画されており、この日は3級のみが実施された。問題は、歴史▽姫路城▽神社▽寺院▽祭り▽伝統工芸▽人物▽方言▽地名▽新市域(家島、香寺、夢前、安富)――など14分野から100題(択一式)が出題された。7割以上の正解で合格となる。
受検者たちは、午前8時ごろから会場に集まりだし、試験の出題元となる公式テキストを見直すなどして試験開始を待った。試験は午前10時20分から90分間かけて行われ、受検者たちは真剣な表情で取り組んでいた。
受検した同市広畑区蒲田の公務員の男性(35)は「なんとか合格レベルはクリアできたと思う。姫路にいても知っているようで知らないことが多いですね」と自信を見せた。兵庫県播磨高校(同市豊沢町)の普通科観光コースの2年生35人はそろって挑戦。女子生徒(17)は「合格したら履歴書に『姫路検定合格』と書きたい。先生に予想問題を作ってもらって勉強しましたが、予想より難しかった」と話した。
合格発表は27日で、合格者には合格証書と記念のバッジが贈られる。
第2回目の姫路検定は12月17日に実施予定で、初めてとなる2級に加え3級の試験が行われる。【丸井康充】
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続きまして「金沢検定」。11月9日に実施だそうだ。
今年のヒット商品番付の関脇くらいに入りそうですな。「ご当地検定」。
金沢検定の関連本人気 県内27店舗で春のブックフェア
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060319002.htm
北國新聞社が制作したふるさとの本を紹介する春のブックフェア「もっと金沢通になる」は十八日、県内の八書店二十七店舗で始まり、金沢検定の参考図書が人気を集めている。各店舗の特設コーナーでは、前日に比べ倍以上の売れ行きとなった本もあった。検定試験の実施をきっかけに、ふるさと学習の熱が高まりをみせている。
昨年の第一回検定試験を機に、参考図書が三十代から七十代まで幅広い層の関心を集めているのが金沢市広坂一丁目の「うつのみや本店」。一―三月の関連図書の売り上げは「前年同期に比べ二、三割伸びている」(渡辺好一営業センター副部長)としている。
金沢市本町一丁目の「リブロ金沢リファーレ店」では、「金沢検定300問ドリル」が一月の発売以来、売り上げ順位の三位以内を維持しており、「他の関連本の売り上げも牽引(けんいん)している」(眞田良兒店長)という。同店は十八日に金沢駅地下広場で始まった「もてなしドームにぎわいフェスタ」の会場で、金沢検定合格フェアを展開。フェスタの抽選会では、300問ドリルなど三冊をセットにした「合格本セット」が当選者に贈られた。
フェアに合わせ、内装の趣向を凝らした書店も。金沢市大桑町の「いまじん金沢大桑店」は、一階中央の特設コーナーに「もっと金沢通になる」と書いた長さ約二メートルの掛け軸風の幕を掲げた。そばには赤い和傘をつり下げるなど、金沢らしい和の雰囲気を演出している。また本紙連載「禅、鈴木大拙没後40年」で取り上げている鈴木大拙の関連本コーナーも設けた。
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弟と九州1週してきましたが,鹿児島では現在話題の東横インに泊まってきました。
インターネット完備で,朝ご飯は無料(出発が朝早くて食えなかったのは残念だが,おにぎり等だそうな),朝刊も朝日と日経が無料となかなかいい感じのホテルでした。
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九州一周かあ〜〜いいなあ。安宿は東横インかスーパーホテルか。俺は忙しくて、玉川温泉第2弾は諦めました・・・
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大分では是非地元資本の亀の井ホテルに泊まろうと思いましたがちょうど見つからず。
スーパーホテルhttp://www.superhotel.co.jp/なんてのもあるんですな〜。今度いつ遊びに行けるか解りませんが検討します。
11軒、3月中に是正できず 東横イン、告発は見送りへ [ 03月17日 21時08分 ]
共同通信
http://www.excite.co.jp/News/society/20060317210858/Kyodo_20060317a432010s20060317210901.html
ビジネスホテルチェーン「東横イン」の不正改造問題で、建築基準法などの法令違反があった22都道府県の系列ホテル63軒のうち、3月中に是正工事が終わらないのは、東京、千葉、神奈川、京都の4都府県11軒となることが17日、国土交通省のまとめで分かった。関係自治体を集め同日開催した連絡協議会で報告があった。
11軒のうち千葉県船橋市の「東横イン船橋」を除く10軒は、既に是正工事に着手。刑事告発については、現時点で検討している自治体がなく、国交省も「円滑に是正が進めば働き掛けはしない」との方針を固め、見送られる見通しとなった。
63軒のうち、現時点で是正が完了したのが41軒。3月中に完了予定が11軒。
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徹底したローコスト経営と女性の活用か。
当社ホテルの特色
「東横イン」とはどのようなホテルか?
http://www.toyoko-inn.com/corp/concept.html
(1)駅前旅館の鉄筋版
ホテルの立地は駅から近く交通の便が良いということ、そして料金は昔の駅前旅館並で庶民的な値段であること、施設は近代化されたホテル様式で、支配人・フロント社員を地元で採用し、特に支配人には女性を配し、「旅館の女将さん」としてホテルを切り盛りしてもらうというビジネスホテルです。昔の駅前旅館のくつろぎと安らぎに近代的な合理性と利便性を加え、ゆとりある快適な生活空間を作り出そうと努力しています。
(2)土地建物賃借方法
バブル崩壊以後、ホテル業者が自分で銀行から借金して土地を買い、建物を造りこれを運営するということは収益性が乏しく、ホテル数を増やせば増やすほど借入金が増大し、もし金利が上がりでもすれば大変な負担になるという状況にあります。
当社の方式は、土地のオーナーがその有効活用を図ろうとする場合、マンションやオフィスビルを建てるには地形が適当でないとか、テナント確保の問題やメンテナンスあるいはリニューアルがわずらわしいというときに出番があります。 まずオーナーに銀行から融資を受けて東横イン仕様のホテルを建てていただき、それを30年間、メンテナンス・リニューアル費用当社持ちで、賃借するというものです。オーナーとしては、当社から受け取る家賃で割賦で銀行借入金を返済し、利息を払ってさらに固定資産税をも払い、余りが相当額あれば悠々と生活をエンジョイすることができるということになります。
大家さんとして、修理の必要もないし、テナントの出入りに苦労することもありません。当社が30年間キチンと家賃をお支払いさえすれば、大船に乗ったようなものです。銀行も安定した貸出先を得てハッピー、ホテルのお客様も、リーズナブルな宿泊費でホテルを利用できてハッピー、当社もそこそこの利益を得て幸せという構図です。
(3)徹底したローコストオペレーション
今、ホテル業界全般としては、70%が赤字経営といわれています。ブライダル(婚礼部門)はジミ婚におされ、宴会部門は不況のあおりでVIP(社長や頭取)の交代パーティもぐっと減少しています。当社はレストラン部門を持たないビジネスホテルです。そのかわり朝はパンまたはおにぎり、味噌汁とコーヒーを無料で提供しています。宴会やレストラン部門の人件費を節約しています。
ところで、ローコストオペレーションの内容は何かと開き直ってきかれると明解には答えにくいのですが、次のようなことになります。
イ.土地の地形、建ぺい率、容積率を勘案、客室数を最大限にとれるよう「東横イン開発」が設計し、無駄のないようにする。レストラン、宴会場などは作らない。
ロ.外壁、躯体などはゼネコンなどにお願いするが、内装、ユニットバスなどは当社の関係会社「東横システム電建」が多年にわたり蓄積したノウハウを活用し、質を落とさず合理的にかつ安価に作り上げる。
ハ.ホテルの部屋の什器、備品類をいかに安くていいものを量販体制で購入するか、四六時中研究している。
ニ.ホテル運営の人員を最小必要限度に止めている。したがってドアマンやルームサービス要員、ベルボーイなどを置いていない。もちろん本社の人員も30人未満と最小限に押さえている。
ホ.ホテルのメンテナンス、リニューアルは当社の負担において関係会社の「東横システム電建」が行う。これを外注に出すと大変高いものにつく。これにより営繕コストを低く押さえている。
ヘ.電気代、水道代などのエネルギーコストをいかに削減するかたえず研究している。
このように東横インは宿泊特化型のホテルとして、宿泊だけで利益が出せるような仕組みを作っています。
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>>50-51
(4)顧客サービス
当社はさまざまな工夫を重ねて削減したコストを極力顧客に還元することにしています。
「宿泊料の低価格(お値打ち感)の維持」、「自販機の100円据置、アルコール類のコンビニ価格化」、「金券の額面使用可能」、「新聞の無料提供」、「朝のおにぎり・味噌汁またはパン・コーヒーの無料提供」、「ズボンプレッサーの各部屋備え付け・無料使用」などです。変わったところでは「ゆとりあるベッド幅140cmの大型ベッド(シングルルーム)」、「すべてのホテルに禁煙フロアの設置」があります。
また「全室高速インターネット接続無料」、「ロビーの無線LAN無料接続」、「ロビーにインターネット用パソコン設置」、「電話無料サービス」等のIT環境の整備にも力を注ぎ、日本一のITインフラホテルを自負しています。
さらに日曜祝日のサービスとして「日曜・祝日お得キャンペーン」(定年感謝祭・学割キャンペーン・4&5会員ホリデーキャンペーン)や、地元の方々へのサービス施策としての「シンデレラ・リバティプラン」等もおこなっています。
要は、コストを下げる工夫を続けることによって低価格(お値打ち感)の維持とサービスの充実を両立させることにより、東横インホテルの個性と魅力を顧客に認識していただき、一人でも多くのリピーターが増えることを期待しています。
(5)女性社員の活用
東横インではホテル支配人は原則として女性を起用しており、フロントもすべて女性です。清掃・ベッドメイクのパートタイマーもうすべて女性ですから、女性比率は95%となっています。会社の取締役にも5人の女性を登用しています。
(6)東横イングループの機関車の役割を担う「東横イン開発」
ホテルの説明が先になりましたが、東横イングループの強味は、ビジネスホテルという施設商売を、物件の発掘/調達(東横イン開発の役目)、建設/内装(東横システム電建の役目)、運営(東横インの役目)、客室の販売/送客(東横イン集客サービス)まで一貫してトータルで行うところにあります。もちろんインターネットによる予約システムも稼動しています。
なかでも「東横イン開発」の役割は最も重要で機関車であるこの会社が始動しないことにはビジネスホテルの歯車が回り出しません。
担当はビジネスホテル企画・開発、設計・管理ということですが、具体的には、土地のオーナーさんに土地の有効活用の方策として東横インの借り上げ方式の採用を勧奨することです。ちなみにオーナーさんにとってのメリットとは次の通りです。(順不同)
1.マンションと比べて償却年数が短い。
2.メンテナンス/リニューアルは東横インの費用負担で定期的に行うので常に新しく清潔である。
3.景色に左右されにくい。
4.空室による賃料値下げの心配がない。(ホテルの稼働率の如何にかかわらず賃料は不変)
5.土地を保有しておられれば自己資金(銀行借入を計画)や経営ノウハウは不要。
6.30年間一括賃貸であり長期にわたる安定収入が得られる。
7.代替りしても安心で相続税対策にもなる。
8.土地の保有コストを別にすれば、ホテル建築費の投資利回りは10%以上とかなり高い。
(7)今後の目標
このところ毎年20店前後のホテルを新規オープンしていますが、今後はさらにピッチを早め、2022年には トーヨコ=1045 という東横インの電話番号の下4桁と同じく、1,045店達成を掲げています。
ロケーションとしては、政令指定都市・県庁所在地からその県の第2第3の都市へ、また駅前旅館から空港近辺旅館へ、中〜大都市には1店だけでなく複数店の面の展開へ、さらに国内で涵養した実力を生かし中国・韓国はじめアジア諸国やアメリカ西海岸、さらにはヨーロッパへと「日常型ホテル」の夢とロマンは限りなく拡がっています。1,045軒達成の暁には全世界で1,045万室へとさらに夢を膨らませて、限りない発展を目指しています。
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探偵ファイルより。「田縣神社豊年祭」リポート 分かる人には分かる。
http://www.tanteifile.com/girls/2006/03/25_01/index.html
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??
<シンガポール武道家一族>空手家探し青森の雪山へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000124-mai-soci
青森県西目屋村の白神山地近くで4日夜、シンガポールから来日した中国系武道家一族ら13人のうち男性3人が雪道に迷い、5日未明に県警弘前署に保護された。一行はシンガポールで道場を経営していた武道家の遺族らで「青森の山中で修行する空手の伝承者に会えとの遺言を受け、伝承者を探しているうちに道に迷った」と説明しているという。
同署などによると、13人は5年前に病死した武道家の妻(50)と息子2人、近所の人10人。3月22日に来日し、4日朝から3人ずつ3班に分かれて伝承者を探していた。残る4人は寒さで体調を崩し、ホテルに残っていた。
武道家の長男を含む第1班は登山道に向かって歩き続けたが、午後7時ごろになって仲間の携帯電話に「雪で進めない。道に迷った」と連絡。仲間が地元観光協会の通訳とともに弘前署に届け出て、約6時間後に救出された。3人は畑にあった廃車に入って寒さをしのぎ、けがはなかった。
事情を聴いたところ、亡くなった武道家はシンガポールで空手などを教えていた。しかし、2人の息子は武道に興味がなく、道場にあった「空手の秘伝書」も弟子の一人に盗まれてしまった。後継ぎ問題に苦慮した武道家は死の間際、「青森県の相馬村に極真空手の伝承者がいる。彼に会い、秘伝書を譲り受けてほしい」と遺言したという。
相馬村(合併で現在は弘前市)は一行が道に迷った西目屋村から東に約5キロの場所にある。
極真空手県本部の池田治樹支部長は「旧相馬村に道場はない。空手家がいると聞いたこともない」と困惑しているが、13人のうち11人は当分の間青森に残り、武道家探しを続けたいという。地元観光協会も「全力で手助けしたい」と支援を申し出ている。[喜浦遊]
(毎日新聞) - 4月5日23時39分更新
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ほんとこの手の流行ってるなぁ。
土佐藩どればあ知っちゅう?
http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000000604080002
2006年04月08日
土佐山内家宝物資料館が土佐藩の歴史についての知識を問う「江戸時代検定」の初級試験を初めて、22日に実施する。この秋以降には中級、上級試験も行う予定で、資料館の学芸員は「地域の歴史に触れる機会になれば。気軽に参加してほしい」と話している。
初級試験は5者択一で30問を40分間で解く。今回は、名前の読み方や家族構成など初代藩主の一豊と妻の見性院(千代)について主に出題。「高知を故郷とする人なら、一度は目にしたことのある」ような知識を問うものだという。
中級試験を9月に予定し、さらに深い知識を問う上級試験も構想中。初級試験も問題を変えて繰り返し実施する。一連の試験での正解数をポイントに換算する方式にし、初級は1問正解につき2ポイント、中級は1問4ポイント。100ポイントたまるごとに絵はがきなど資料館のグッズをプレゼントする。
資料館学芸員の岡本健一郎さんは「史実だと思っていたことが、実は逸話であったりするかもしれない。気軽に参加して知識を確認する機会にしてください」と話す。
初級試験は22日午後3時から、高知市丸ノ内2丁目の高知城ホールで。参加費200円。解答用紙は解説書とともに返却される。希望者ははがきか電話、ファクスで20日までに申し込む(先着100人)。申し込みと問い合わせは、〒780・0862 高知市鷹匠町2の4の26、土佐山内家宝物資料館(電話088・873・0406、ファクス同じ)へ。
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>>55
続報。別記事では、「ブラジルに渡った相馬さんという武術家がいる」と話したとのことです。
とにもかくにも振り出しに。私は「相馬村」といえば福島のほうじゃないだろうかと思う。
青森空手家 認定書を授与 シンガポールの一行に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060415-00000006-maip-soci
武道家の遺言で「伝説の空手家」と秘伝書を探しに青森県を訪れたシンガポール人一行が、白神山地近くで迷子になった騒動で、武道家の妻らは14日、「私では」と名乗り出た同県平内町の中国拳法家、福田祥圓さん(61)と対面した。しかし妻は「条件が違う。(空手家は)福田さんではない」と断言。空手家探しの旅は、振り出しに戻った。一行は22日の帰国ぎりぎりまで探し続ける。
武道家の妻チェ・チュウメイさん(50)ら一行は、福田さんが勤める青森中央学院大学国際交流センター(青森市)で福田さんと面会。武道家に贈られた「師範正位八段」の段位認定書と、秘伝書の中身を書き写したという冊子を受け取った。
「他の弟子にも出していない大きい段位」と言う福田さんに、チェさんは「(夫の)友人と会えたことは旅の収穫」と感謝。しかし「夫から空手家には2人の娘がいると聞いたが、福田さんにはいないので違う」と述べた。
来日したシンガポール人13人のうち2人は既に帰国したが、妻や長男ら11人は今も弘前市で空手家探しを続けている。【喜浦遊】
(毎日新聞) - 4月15日10時30分更新
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【ビジネスホテル春日井周辺】
http://phonebook.yahoo.co.jp/list?a2=23206&g3=8225000
【瀬戸市のビジネスホテル・ホテル】
http://www.jalan.net/a/business-city/230000/NO_101113.html
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効果覿面ですな。爛漫ぐらい漢字で書いて欲しいところ。
渋滞緩和へバス予約制/吉野山
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000604190002
2006年04月19日
春らんまん――。吉野町の吉野山が「桜色」に染まっている。吉野の桜の大半はシロヤマザクラ。白い花に、若芽の赤茶色が映って淡いピンクに見える。23日ごろには、頂上付近にある「奥千本」でも幻想的な色合いを楽しめそうだ。
近畿運輸局や吉野町などでつくる吉野山観光交通対策協議会は今年から、付近の交通混雑防止のために、5月7日まで観光バスの乗り入れを予約制にした。さらに、駐車料金に上乗せしてマイカー1台につき500円、観光バスは7千〜1万2千円の協力金を徴収。それでも多い日で1日約270台のバスが予約したという。
同町は「例年だと最大20キロの渋滞が起きるが、今年はほとんど見られなかった。観光客にもゆっくりと花を楽しんでもらえるのではないか」と話している。
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【じゃらん 宿・ホテル予約】
http://www.jalan.net/
【ビジネスホテル春日井周辺】
http://phonebook.yahoo.co.jp/list?a2=23206&g3=8225000
【瀬戸市のビジネスホテル・ホテル】
http://www.jalan.net/a/business-city/230000/NO_101113.html
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世界史選択しなかった俺だって、ケマル・パシャくらいは知っています。文字通り建国の父。そりゃ怒るだろ。
柏崎トルコ文化村:建国の父の銅像「売るな」 大使館抗議
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060425k0000e040071000c.html
倒産した新潟県柏崎市のテーマパーク「柏崎トルコ文化村」の跡地処分に伴い、柏崎市がトルコから贈られた「建国の父」のケマル・アタチュルク初代大統領(1881〜1938年)の銅像(高さ5メートル)を一緒に県内の観光開発会社へ売却する方針を決定。同国大使館が不快感を表す文書を送っていたことが分かった。市民からも「外交的な非礼」と指摘する声が上がっている。
同文化村は96年、トルコを紹介する民間テーマパークとして開園。銅像もオープンに合わせて寄贈された。トルコの軍楽隊が訪れるなど本場の雰囲気で、当初は年間約30万人が訪れた。しかしメーンバンクの新潟中央銀行の破たんで01年に倒産。約5万2000平方メートルの敷地と建物は02年、柏崎市が整理回収機構(RCC)から取得した。運営を引き継いでいた地元企業も、新潟県中越地震の影響で昨年3月に解散した。
同市は今年1月に売却方針を決定。銅像も売却対象にした。これを知った同国大使館は1月31日、ソルマズ・ユナイドゥン大使名で「およそ(友好関係が深い)日本人らしからぬ慎重さに欠ける行為」と再考を求める文書を同市に送った。
会田洋市長は「友好関係を損なう意思はない」と話しているが、市民や市議からは「逆の立場だとしたら良い感情は抱かない」と疑問の声が上がっている。【根本太一】
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http://day.aimnet.ne.jp/b-hotel/toyota.htm
【三河のビジネスホテル】
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最近、東京や福岡で五輪招致の声があるが、なぜ名古屋は手を挙げぬ。トラウマか。
とはいえ、こういう大きな公園が出来るのは結果としてよいことかも。
7月15日、万博公園が開園 トトロの家も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060501-00000082-kyodo-soci
愛知県の神田真秋知事は1日の定例会見で、愛知万博会場跡地に整備中の「愛・地球博記念公園」(愛称・モリコロパーク)について、7月15日に一部開園すると、発表した。人気アニメ映画「となりのトトロ」の主人公の家を再現した「サツキとメイの家」も同時にオープンする。
県によると、夏休みに合わせて、同公園全体の約194ヘクタールのうち、約26ヘクタールを整備し、大観覧車や日本庭園の一部のほか、児童向けの学習施設をオープンする。
また、「サツキとメイの家」については、はがきによる事前予約制とし、応募者が多い場合は抽選とする。
県は順次、園内の整備を進め、来年3月には、「愛・地球博記念館」や温水プール、アイススケート場などをオープンさせる予定。
(共同通信) - 5月1日12時42分更新
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ゆるキャラだ。こういうの大好き。私、昔、村山監督をモチーフにして「あかんがわ」というお土産を考え付いたことがあります。
「まりもっこり」ストラップが大ヒット
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060503-27018.html
北海道東部の阿寒湖に生息する国の特別天然記念物マリモをキャラクターにしたユニークな「まりもっこり」付きの携帯電話ストラップが、道内の土産物店などで観光客らの人気を集めている。
札幌の土産物問屋キョーワが昨年2月に1個400円で発売。膨らんだ下半身に特徴があり、フィギュアスケートの安藤美姫選手が使っていたことで人気に火が付いた。釧路空港や新千歳空港などですでに20万個以上が売れ、「最初は冗談半分だった」同社も、新たにぬいぐるみやトランクス、ライターなどを販売。じゃがいもをモチーフにした「じゃがいもっこり」も人気を呼んでいる。
阿寒湖畔の土産物店経営新妻栄俊さん(50)は「ストラップは1日50個売れたこともある。憎めない表情が受けたのでは」と話している。
参考 まりもっこり情報局
http://blog.livedoor.jp/marimoccori/archives/cat_50003468.html
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臨時バスは京都駅→東山通→祇園→四条烏丸→京都駅の一方通行の様であった。これは昔からあるんでねぇの?ニュースになるのはシャトル運行?
また平安神宮・白川通方面から京都駅方面へ地下鉄無料乗り継ぎは新機軸やね。
京都市交通局:東山〜京都駅間、シャトルバス運行−−あすから7日まで /京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060502-00000157-mailo-l26
京都市交通局は大型連休(3〜7日)の5日間、観光客が集中する東山地域と京都駅を結ぶ「東山シャトルバス」を臨時運行するなど「春のおもてなしキャンペーン」を実施する。交通機関の混雑が予想される中、観光客や市民らがスムーズに移動できるよう、5日間で計581人の同局職員がボランティアで参加する。
シャトルバス(3〜5日のみ)は10分間隔で運行、京都駅・五条坂・銀閣寺などを結ぶ市バス(洛バス100号系統)は1日で20〜28本を増便する。6、7日の両日は、京都駅―三条京阪駅間(祇園経由)でも臨時バスを運行する。 また、主要な観光地近くのバス停や地下鉄の駅には案内員を増員し、バスから地下鉄への無料乗り継ぎ(3〜6日)も実施。東山通の渋滞で、銀閣寺方面などからバスに乗ると京都駅への到着時間が大幅に遅れるのを予想し、バス利用者(5、57、100、206号系統)は東山三条で降りた後、地下鉄に無料で乗り換えて同駅へ行くことができる。[山田奈緒]
5月2日朝刊
(毎日新聞) - 5月2日13時1分更新
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フィジー→やしの木→転落、って・・・まさに名は体をあらわす、ローリング・ストーンズであります(古舘風)。やしの木の枝の間にもたれかかってくわえタバコしたかったのだろうか。
ストーンズのキースさん、ヤシの木から落ち脳手術
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060504i514.htm
英国の大衆紙サンは4日、英国出身の世界的人気ロック・バンド、ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズさん(62)が4日、ニュージーランドの病院で脳内出血の手術を行う、と伝えた。英国のテレビは同日、手術は行われた模様、と報じた。
リチャーズさんは、4月27日、休暇先のフィジーで、ヤシの木に登ってから落ち、頭を打って病院に運ばれていた。(ロンドン・飯塚恵子)
(2006年5月4日21時1分 読売新聞)
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「GW」空より陸に軍配、JR利用者9%増
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000412-yom-bus_all
日本航空グループ、全日空グループとJR6社は8日、ゴールデンウイーク期間(4月28日〜5月7日)中の輸送実績を発表した。前年に比べ空の国内線は3%増加。国際線は日航が3%減ったが、全日空は約2割の増加。
一方、JRの新幹線、特急、急行列車の利用者は合計で9%増え、3年連続の増加となった。
国内線利用者は、日航グループが約128万3000人、全日空が約128万5000人。国際便は、日航がハワイやヨーロッパ便を減らした影響などで前年比減の約18万2000人、全日空は23%増の約6万2000人で、中国や東南アジア便の利用率が高かった。
一方、JR各社の新幹線、特急、急行列車の利用者は約1034万5000人。このうち、東海道新幹線は前年比10%増の272万2000人だった。また連休を近場で過ごした人も多く、首都圏の主要駅での近距離切符の売り上げは、前年より4%増えた。
(読売新聞) - 5月8日19時44分更新
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http://www.fukushimaryokan.com/yado/select.stm#area
福島お宿情報
http://www.naf.co.jp/fujikin/reserve.stm
旅館藤金
http://day.aimnet.ne.jp/b-hotel/toyota.htm
豊田のビジネスホテル
http://www.hotel-shin-ei.co.jp/
ホテル新永
http://www.torikou.com/
松平の里登里公
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宝塚ファミリーランド,神戸ポートピアランド,菖蒲池遊園地,奈良ファミリーランドだけじゃないぞ。阪神パーク,みさき公園,八瀬遊園どんどん無くなる。志摩スペイン村と枚方パークとUSJしか無くなってもた。
奈良ドリームランド閉園 45年の歴史 営業、8月いっぱい
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060513-00000023-san-soci
奈良市内の遊園地「奈良ドリームランド」が営業不振などを理由として八月三十一日を最後に閉園し、四十五年の歴史に終止符を打つことが十三日、分かった。遊園地の閉鎖は少子化やレジャーの多様化を反映して近年、各地で相次いでおり、奈良市内でも平成十六年六月に「あやめ池遊園地」が閉園している。
奈良ドリームランドは昭和三十六年七月にオープンし、四十年前後には年間約百四十万人が利用。しかし、近年は約四十万人に減少していた。
当初は日本ドリーム観光が運営していたが、平成五年にダイエーのグループ会社に経営が移り、さらに昨年十一月には、奈良市の不動産会社テンラッシュが買収。その後も営業を続けていたが、閉園を決めた。
奈良ドリームランドの浦崎光一営業部副部長は「長い歴史を終えることになり残念だが、やむをえない。跡地をどうするかは未定で、今後検討したい」と話している。
関西では、平成十三年三月に米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)がオープン。一方で、十五年四月に宝塚ファミリーランド(兵庫県宝塚市)、今年三月には神戸ポートピアランド(神戸市中央区)が閉園するなど、老舗遊園地の撤退が相次いでいる。
(産経新聞) - 5月13日16時22分更新
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旅行けちって日常生活で贅沢するのが名古屋流だぎゃね。でらいいがぁ〜。
流儀「まったり」
気安く「内」で楽しむ
http://www.chunichi.co.jp/essence/
日曜日の昼下がり。名古屋市西区の漫画喫茶を訪ねた。
畳敷きの和室がある。客の若いカップルが座いすにもたれ、足を伸ばし、漫画を読んで…いや、2人とも寝息を立てていた。店内の別の場所には「足湯」まである。若い女性が足をゆらゆらさせながら「うー、まったりするぅ」
まったり−。本来、まろやかでこくのある味わいを表す言葉だが、若者が「まったりする」と言えば、それは「くつろぐ、だらだらする」(「現代用語の基礎知識」自由国民社刊)の意である。
いつもと違う非日常的な遠出や活動的なレジャーも楽しめるはずの休日。だが、日常の中で「まったり」するのがナゴヤの流儀らしい。
内閣府の2003年の「自由時間と観光に関する世論調査」によると、「週末などの休日」に「2泊3日以上の旅行をする」と答えた人は、1位の南九州地方が4・8%に上るのに、東海地方、つまりナゴヤは全国で最も低い0・5%にすぎなかった。
だが、同じレジャーでも日常系になると話は違う。「スーパー銭湯」第1号は1990年にナゴヤで生まれ、全国に広がったというし、漫画喫茶もナゴヤ発祥といわれ、その数も、電話帳で調べると愛知県が全国一。喫茶店の“王国”ぶりは言うまでもない。
無論、ナゴヤのレジャー事情に詳しい金融機関系シンクタンクの主任研究員、田中三文(43)が言うように「そうした日常的なレジャーの発祥地だったり、本場だったりするのは、それだけの需要があるから」だろう。
スーパー銭湯評論家を自称する南山大教授(心理学)の石田裕久(53)は「世間の評価や見てくれよりも、本当にリラックスできるかを重視するのがナゴヤ流。その気質の表れ」とみる。リゾートなぞ行かずとも、スーパー銭湯で寝そべって癒やされるならそれでOK、というわけだ。
日常に閉塞(へいそく)感があるほど、非日常は求められるはずだが、愛知大教授(民俗学)の印南敏秀(53)は「ナゴヤでは、日々の暮らし、日常に満足する、という価値観が共有されている」と言う。
いわば「足るを知る」の哲学。普通のナゴヤ人の代表格ともいえる長寿姉妹きんさん、ぎんさんのうち、108歳で5年前に亡くなった蟹江ぎんさんの五女美根代(82)は言う。「母が大切にしていたのは、特別なことではなく、縁側での普通のおしゃべりや、家族一緒の時間。いっつも『みんなの顔見て、ごはん食べたゃあ』言ってねぇ」
愛知県小牧市の漫画喫茶で来店の理由を尋ねてみた。男性客(26)は「家のようなもんだから、ゆっくりしたくて」、女性客(24)も「家みたいにくつろげる」…。異口同音に「家のよう」なのである。
家は「内」、一歩出れば「外」。そこには、私と公、「くつろぐ」と「かしこまる」の境界線があるはずなのに、ナゴヤでは、漫画喫茶やスーパー銭湯といった場所まで、家と地続きの「内」なのかもしれない。その店で客の足元に目がいった。カップルで来ている若い女性さえ、何人かは、はだしに、履き慣れた感じのサンダルなのであった。
(敬称略、第3部おわり)
(2006年4月20日)
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世界遺産目指す3市連携へ 島根で「金銀銅」サミット
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060514-00000095-kyodo-soci
来年の世界遺産登録が確実視される「石見銀山遺跡」がある島根県大田市で14日、かつて金、銀、銅の産出地だった3市の市長が集う「金銀銅サミット」が開かれ、約500人が詰め掛けた。
参加したのは大田市と、「佐渡金銀山遺跡」の新潟県佐渡市、「別子銅山遺跡」の愛媛県新居浜市。いずれも世界遺産登録を目指していることから実現した。
サミットでは、前日にそろって石見銀山遺跡を訪れた3市長が討論。佐々木龍新居浜市長が「観光ありきの過剰な説明や施設がなく、自然のままの遺跡が残っているのは驚き」と話すと、竹越創一大田市長は「駐車場やトイレの確保など課題は山積みだが、遺跡そのものをきちんと保存することが、観光地としての価値を高める」と応じた。
(共同通信) - 5月14日19時59分更新
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グーグルローカルで調べ物しておりましたら、何となくこんなことをしてみたいと思ってしまい、やってみました。
空から見ても、これはウンコです。
吾妻橋
http://local.google.co.jp/local?f=q&hl=ja&q=%E5%90%BE%E5%A6%BB%E6%A9%8B&ll=35.709875,139.80014&spn=0.002126,0.004152&t=k&om=1
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>>74
?
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>>74>>76
なんで俺がウンコでググる羽目になるんだ・・・。
http://blog.drecom.jp/sakaken-japan/archive/376
http://kotonoha.cc/no/13833
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全日空、外資系ホテルチェーンと提携へ
2006年05月31日12時17分
http://www.asahi.com/business/update/0531/049.html
全日本空輸がホテル事業で、英国系ホテルチェーンのインターコンチネンタルグループなど複数の外資系ホテルチェーンと提携交渉を進めていることが31日、分かった。ホテル事業運営子会社「全日空ホテルズ&リゾーツ」(本社・東京)の発行済み株式の過半数を譲渡する方針。東京を中心に外資系高級ホテルの進出が相次いでおり、世界的な顧客網や運営ノウハウを持つホテルチェーンとの提携で競争力を高めるのが狙いだ。
全日空のホテルチェーンは国内では東京都港区や沖縄など33カ所に、海外では中国・西安とオーストリア・ウィーンの2カ所にある。同社は提携とは別に、07年度末までに、ホテル資産の一部を売却したり債券化したりすることを検討している。06年3月期のホテル事業の売上高は663億円、営業利益は46億円。
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>>77
あざ〜す(笑
これっすね。
http://local.google.co.jp/local?f=q&hl=ja&q=%E5%90%BE%E5%A6%BB%E6%A9%8B&ll=35.709875,139.80014&spn=0.002126,0.004152&t=k&om=1
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ありゃ,縮尺を大きくしたままリンクできないのか。。
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W杯観戦ツアー中止会社自己破産へ
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20060617-47192.html
W杯日本代表戦のチケットが入手できず、観戦ツアーを中止した旅行業者「マックスエアサービス」が16日、週明けにも自己破産を東京地裁に申し立てる方針を固めた。都内の同社には誰もおらず、電話も指田清一社長(48)の謝罪メッセージが繰り返し流れるだけとなっている。指田社長は日刊スポーツの取材に「自己破産の方向で準備を進めている。お客さまには本当に申し訳なく思っている」と答えた。
マックス社のドアには「法律事務所へ今後の対応について協議しております」などと書かれた短い文書が張られ、終日不在だった。近くの会社の社員によると「2日前までは会社の人もいたようだ」というが、電話も指田社長の謝罪メッセージが流れるだけとなっている。
ある取引業者は「15日に営業に出ていたときにマックス社の担当者から伝言を受けた。『今月中にビルを引き払う。(会社が)つぶれることになる』との内容だった。5月までは支払いも済んでいるので、6月分の約10万円を回収したいが、担当者も社長の携帯もつながらない」と話した。
マックス社は5月31日、日本代表の1次リーグ3試合分のチケット約1200枚が入手できず、約1080人が申し込んだ全26ツアーの中止を発表。集金した約2億5000万円全額を払い戻しする方針を打ち出していた。
同社は中国の政府系旅行会社「中国国際体育旅游公司」から、日本戦3試合分のチケット計3744枚を入手する契約を今年1月に結んだ。前金約8000万円を支払ったが、期限の5月25日になってもチケットが届かなかった。
指田社長は16日夜、日刊スポーツの取材に、約5000万円の手持ち資金に加え、中国国際体育旅游公司から申し出があった約3000万円、日本旅行業協会の弁済業務保証金制度に基づく弁済金約7000万円を合わせ、ツアー客への返済資金として約1億5000万円までメドが立ったことを明かした上で「自己破産の方向で準備を進めている。謝って済む問題ではないが、お客さまには本当に申し訳なく思っている。中国側を恨んでいる」と話した。
ツアー中止後、インターネットオークションで観戦チケットを手に入れ、ホテルも自ら手配して17日にドイツに出発する都内の主婦は、マックス社の自己破産に「会社に電話しても通じず、直接、何の説明もないのが腹立たしい」と憤っている。
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【ためされる大地 ふくしま:飯坂】
46度は地元客でも熱いと思う。
飯坂温泉:共同浴場「熱すぎる」と観光客から苦情 地元住民と好みに温度差? /福島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukushima/news/20060628ddlk07040086000c.html
飯坂温泉にある共同浴場「鯖湖湯」(福島市飯坂町)の湯温が高過ぎると観光客から苦情が出ている。熱い湯を好む地元住民とリニューアルオープン以降増加した観光客の好みの温度差が原因のようだ。観光地飯坂だけに、訪れる客と地元住民の“ホットな争い”に発展しないよう市は入浴客に配慮を求めている。
鯖湖湯は、飯坂温泉のシンボル。1889年築の旧建物は、日本最古の木造建築共同浴場だった。市は1993年に2億5000万円余を投じて隣接地に復元した。市観光課によると、鯖湖湯は、湯量が豊富な割には浴槽が小さいため湯温が下がらず46度前後。一般に比べると4度前後高い。このため、「熱くて入れなかった」「足だけ入れて帰ってきた」という苦情が電話やはがきで同課に寄せられるという。
入浴した観光客の会津若松市の男性(44)は、「ほかの客もいると、勝手には水でうめられない。みんな我慢しているのではないか」と話す。
旧建物の時代は、観光客は1割未満だったが、93年以降は、多い時で年間15万人が訪れ、3割が観光客。浴場内には観光客に配慮し「42〜43度にするようご協力願います」との看板を設置したが、効果はみられない。
同課の担当者は「不満を持っている人はかなり多いはず」と認めるが、「『観光地』の前に『公衆浴場』であり、地元では源泉のままの熱い湯が支持されている。入浴している人に調節をお願いしている」と説明する。
ある旅館の女将(おかみ)(70)は「以前は水でうめようとすると『何でうめるんだ』と言われた。最近は客にも『熱かったらうめてもいい』とアドバイスしている」と話している。
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2006年6月12日(月)
新青森駅見据え弘前にホテル続々
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/0612/nto0612_4.asp
大手ビジネスホテルが続々と進出している弘前市内で二〇〇八年春までに、四月にオープンしたビジネスホテルを含め宿泊施設の客室が約八百室増えることが、同市旅館ホテル組合の試算などで十一日までに分かった。旧弘前市内の客室数は現在、約千二百室だが、七割近く増え二千室台に達する公算だ。県外ビジネス客の獲得や一〇年度の東北新幹線新青森駅開業を見据えた動きとみられる。新規ホテルの参入に、既存施設は「大改革なしには存続できない」と警戒している。
弘前駅前では、〇七年四月開業に向け「東横イン」が二百三十四室のビジネスホテルを建設。また、ビジネスホテルチェーン「ルートイン」が同五月までのオープンを目指し、客室数二百余りを計画。さらに、同市中心街・本町の旧社会保険健康センター「ペアーレ弘前」の敷地に、東京都の不動産管理会社が〇八年四月オープンに向け二百十室のビジネスホテル建設を予定している。
一方、四月に同市土手町に開業した、一泊五千円を切る低価格が看板の「スーパーホテル弘前」は、オープン後二カ月の宿泊稼働率が80−90%。現段階で渡辺烈雄支配人は「平日には90%を超える日もあり上々の滑り出し」と語る。
市旅館ホテル組合によると、ホテルの増加と旅館の廃業が相まって、ここ三十年間は、客室数の変動がほとんどなかったという。弘前市内の宿泊施設は平均稼働率が通常期60%台とされ、それが、全国大手ホテルの進出で競争激化は必至となり、既存施設は危機感を募らせる。
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「美空ひばり館」:入館者数の減少で閉館
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/music/news/20060709spn00m200007000c.html
故美空ひばりさんの遺品などを集めた「京都嵐山美空ひばり館」(京都市右京区)が、入館者数の減少から11月30日に閉館することが8日、分かった。同館は「ファンの方のことを一番に考えて運営してきたのに非常に残念です」としている。94年3月のオープンから12年で幕を閉じる。
同館は地下1階、地上3階で、展示面積1900平方メートル。所蔵品は5000点に上り、約1000点を展示。自筆メッセージが書かれた部屋、12歳のデビューからラストコンサートまでを振り返る「ビデオシアター」、自宅のリビングを再現したコーナーなど、ファンにとっては最高の空間だった。
入館料は大人1600円。オープン4年目には入館者数が300万人を超えるなど当初は順調だった。しかし、ファンの高齢化でその後は減少に転じたことが閉館の主な要因となったようだ。
閉館後は、アクセサリーや衣装など半数以上が、ひばりさんの長男でひばりプロダクション代表取締役社長の加藤和也氏に返却する意向。それ以外に同館が所有しているレコード盤、掛け軸などは、どのような形で保存していくか今後、話し合って決める。
同館関係者は「本当に寂しい。スタッフ一同もひばりさんに思い入れがありますし、残念で仕方ない」。閉館までにファン対して「感謝イベント」の開催も検討していくという。
広島市から初めて訪れた無職藤崎和江さん(68)は「子供のころからのファンで、願いがかなってようやく見学できた。なくなるのは寂しい」と残念そうだった。
≪タレントショップ減少≫かつてタレントショップがあふれた嵐山も様変わりしている。地元観光をつかさどる「京都嵐山保勝会」によると、バブル期の90年代前半から出店が相次いだが、景気の後退とともに減少。現在は五木ひろしの「五木茶屋」、山城新伍の飲食店、ジャニーズショップの3軒だけが経営を続けている。ひばり館の閉館については「一抹の寂しさはある。道案内とかの目安になったのに…」と話した。
スポーツニッポン 2006年7月9日
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寧ろスポーツスレか?
「円谷幸吉記念館」閉館へ、管理の兄弟の高齢化で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060710-00000206-yom-soci
東京五輪(1964年)のマラソン銅メダリスト、円谷(つぶらや)幸吉選手(1940〜68)の生家にある福島県須賀川市の「円谷幸吉記念館」が、遺品を管理してきた兄弟の高齢化を理由に、今秋にも閉館する。
メダルやシューズなど約2000点に及ぶ展示品は市に寄贈し、市は、体育施設に展示コーナーを設け、往年の名ランナーの偉業をたたえる。
県立須賀川高校卒業後、陸上自衛隊に入隊した円谷選手は、東京五輪では男子一万メートル競技でも6位に入賞。次のメキシコ五輪での活躍が期待されたが、腰や足などの故障が相次ぎ、メキシコ五輪直前の68年1月、「幸吉はもうすっかり疲れ切ってしまって走れません」と遺書を残し、自ら命を絶った。
(読売新聞) - 7月10日13時57分更新
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過ぎたるは及ばざるが如し・・・・・
雪降り過ぎてスキー場が経営破綻 新潟・妙高
http://www.asahi.com/national/update/0710/TKY200607100283.html
2006年07月10日20時24分
新潟県妙高市のスキー場「新井マウンテンアンドスパ」を運営する「新井リゾートマネジメント」(同市、小島弘社長)は10日、新潟地裁高田支部に特別清算を申し立てた。この冬の記録的な豪雪の影響で、利用客が20%以上減った。売り上げも落ち込んで資金繰りがつかず、経営は破綻(はたん)した。スキー場やホテル、レストランは同日、営業を停止。会社は解散し、従業員は解雇されるという。
妙高市などによると、同スキー場は93年12月オープン。05年末から06年1月にかけ、JR信越線が雪で約530本運休し、利用客のキャンセルが続出。利用者(春スキーを除く05年12月〜06年3月)が前年同期比20%減の約8万460人と低迷した。同市は1月、最大で3メートル56センチの積雪を記録している。
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大学の夏休みも昔は7月〜8月がまるまる使えたのに,いまは8月に掛かるぐらい迄試験やってるところもあるよね。
海外旅行者数 昨年は史上2位 「9月に夏休み」定着 JTBまとめ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060726-00000024-fsi-ind
旅行会社大手のJTBは25日、海外旅行市場の実態をまとめたJTB版の“海外旅行白書”(JTBレポート2006 日本人海外旅行のすべて)を発行した。それによると、05年の海外旅行市場は、航空機の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の徴収や中国、韓国での反日デモ、ロンドンやエジプト、バリ島での爆破テロ事件などを背景に5〜12月は前年実績を下回ったものの、1〜4月は好調だったことから、通年で海外旅行者数は1740万3565人と前年比3・4%増となり、00年の1782万人に次ぐ史上2番目の高水準だった。
昨年の動向からは、海外旅行の時期や形態に変化が現れている実態も浮き彫りになった。
例えば、年末年始、ゴールデンウイーク(GW)、夏休みは従来、海外旅行の3大需要期だったが、05年は8月の旅行者数が163万4053人に対し、9月は163万4365人となり、初めて9月が月別旅行者数で最高だった。リポートは「混雑する上に旅行代金も高い8月を避け、9月に遅めの夏休み(レイトサマー)をとる傾向が定着した」と分析している。
同行者は、「家族・親族」が23・7%、「夫婦のみ」が22・7%と大きなウエートを占めるが、「母娘」は前年の3・6%から4・6%に、「ひとり」も15・5%から16・1%に増加した。
一方、06年については、ビジネス旅行が堅調に推移し、景気回復などの追い風もあるが、春先まで反日デモの影響が残ったことなどから、JTBグループが昨年末に予想した海外旅行者数1800万人には届かないものの、1780万人前後と過去最高水準になると予想している。
このリポートは、JTBが監修。グループの旅行関連シンクタンクであるツーリズム・マーケティング研究所(JTM、東京都中央区)が独自のアンケートや関係機関の統計資料などをもとに、日本人の海外旅行の実態を分析した。1988年から毎年発行しており、今年で19回目。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 7月26日8時32分更新
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普通にJR西の三都キャンペーンの影響大だと思いますよ、奈良の観光地盤沈下は。あと死ぬまで言い続けるが、ニッカンは梅田恵子をこのコラムに復帰させなさい。
日刊スポーツ記者コラム「見た 聞いた 思った」 攻めに出た奈良観光:寺沢卓
http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer/archives/2006/07/post_479.html
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<舞妓>ホームページ募集に予想外の反応 京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060821-00000016-mai-soci
京都市の花街で、舞妓(まいこ)をホームページ(HP)で募集するお茶屋が増えている。血縁、地縁だけでは集められなくなったためだが、予想以上の反響があり、今年3月末の舞妓の人数は75人と過去10年で最多となった。今秋に店に出る予定で修行中の亀田愛美さん(16)は、「京都への家族旅行で見た舞妓さんにあこがれていた。一般にはなれないと思っていたが、HP募集を見てチャンスと思った」と話している。
京都花街組合連合会によると、かつて200人以上いたともいう舞妓は、04年3月末に58人に減少。HPなどで募集する店が出始めた。
同市上京区・上七軒のお茶屋「市(いち)」は昨年12月、舞妓の日常をつづったブログ(日記風ホームページ)を開設。舞妓の市まめさん(18)がけいこや年中行事などでの体験を書くとともに募集もしたところ、約50人から電話や電子メールで応募があった。
石川県加賀市出身の亀田さんは、県立高校デザイン科の1年生だった今年3月、京都旅行で舞妓に興味を持った。旅行後に携帯電話を通じたHPで「舞妓」を検索し、このブログを見つけて申し込みを決めた。両親は高校を中退したうえ、親元から離れて花街に出ることに反対の気持ちがあった。しかし、最後には「やりたいことなら」と了承してくれたという。
京都の他のお茶屋でも、4軒ほどがHPで募集している。京都伝統伎芸振興財団も今年2月からHPで舞妓の募集を実施し、半年間で約20人から応募があったという。
(毎日新聞) - 8月21日10時41分更新
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全館使用の水 地下水に 京都ブライトンホテル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060830-00000068-kyt-l26
京都市上京区の京都ブライトンホテルは9月1日から、ホテルの客室やレストランで使用する水すべてを地下水でまかなう。全館の水を水道水から切り替え、京都の暮らしを支えてきた地下水を宿泊客やレストラン利用客に提供することで、名水が数ある京都ならではのホテルをアピールしたいとしている。
4月から掘削を始め、地下100メートルから1時間当たり20トンの地下水をくみ出すことに成功。地下水の成分は1リットル当たりカルシウム15・6ミリグラム、同マグネシウム5・9ミリグラム、同ナトリウム19・6ミリグラムで、名水で名高い御香宮神社(伏見区)の御香水に近い値という。総事業費は5000万円。
同ホテルが使用している水は客室の風呂やレストランのほか、プールやロビーの人工河川など年間約13万トン。上水道料金は同約3700万円かかっており、地下水に切り替えることで管理費などを含めても若干のコストダウンになるという。
地下水利用をスタートする9月1日から1カ月間にわたり、ホテルを挙げて地下水にまつわるイベントを企画する。ホテル内各レストランでは、地下水を使ったお茶や料理のほか、47都道府県のミネラルウオーターを日替わりで出すなど特別メニューを提供。週末にはロビーに地下水を使った氷のオブジェを飾る。同ホテル企画課は「京都の水のおいしさをアピールしていきたい」としている。
(京都新聞) - 8月30日23時29分更新
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ホテル:「新青森駅」開業にらみ、建設ラッシュ 「県外組」進出に地元危機感 /青森
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060901-00000099-mailo-l02
◇「価格競争かなわない」
10年度に迫った東北新幹線新青森駅(青森市)の開業を前に、同市や弘前市などの県中部の都市圏では県外資本ホテルの進出が一層加速している。「進出組」の多くは全国でチェーン展開するビジネスホテル。最先端のサービスと格安料金を武器に、急増が見込まれる観光客やビジネスマンを一気に取り込もうという算段だ。これに対し、迎え撃つ「地元組」は「価格競争では太刀打ちできない」などと危機感を強めている。【村松洋】
◇設備投資、二の足−−函館延伸
■1日1万人超
「市場調査の結果、客のニーズが大きいと判断した」。8月28日、弘前市のJR弘前駅前で県内4店目の開業(07年12月)を発表したホテルチェーン大手「ルートインジャパン」(本社・東京都)の関係者は、新幹線開業後への期待を口にした。来年8月には青森市内でも市内2店目をオープンさせる予定だ。
県が04年に試算した新幹線開通による経済効果予想によると、新青森駅から青森市や弘前市へ向かう利用者は1日あたり1万1000人で、現在のJR青森駅の利用者数に比べて4000人増えるという。
青森市では、この新たな「市場」を狙った動きは、既に数年前から散見されていた。03年末に格安チェーンの「スーパーホテル」(同・大阪市)がオープン。今も別のホテルチェーンが青森駅近くに新舘を建設中だ。地元商工関係者によると、他にもまだ数件のホテルが市内に進出を予定しているという。
■厳しい老舗
02年12月に新幹線駅が開業した八戸市でも、当時は「ホテル戦争」が展開された。市内には5件のビジネスホテルが進出。老舗(しにせ)のホテルや旅館はビジネス客を奪われた。さらに、観光客は三沢市の古牧温泉や青森市の浅虫温泉へと流れた。このため、八戸市内では廃業する老舗ホテルも出た。
同市旅館ホテル協同組合の白鳥省吾理事長は「新幹線による地元の経済効果は、思ったほどはなかった。(既存の宿泊業界には)市内の観光資源の少なさと、新幹線の便利さがあだになった」と振り返る。
■差別化狙い
八戸市のケースを目の当たりにしていた青森市内の既存ホテル業界は、警戒を強めている。同市新町の「ホテルニュー青森館」の千葉英樹常務取締役は「全国展開する大手はサービスのノウハウが豊富。恐怖心が先立ってしまう」と話す。
もちろん、手をこまねいているわけではない。同社では県内ホテルで初めて、電子マネーによる決済システムを導入した。「東京のビジネスマンら普段利用している方に好評。人件費を浮かす狙いもある。他のホテルとの差別化を図らないと勝ち残れない」と話す。
旅館経営者の危機感はホテル以上だ。95年に1277件あった県内の旅館は、926件(05年度末現在)まで減った。かつて「得意客」だった修学旅行生やスポーツ大会などの出場生徒らは、ビジネスホテルに奪われている。同市本町で旅館を経営する秋田葉子さん(62)は「生徒のプライバシー意識が高まり、個室を希望する学校が増えている」と嘆く。
■一難去っても
青森市などの宿泊業界にとっては、もう一つ大きな問題がある。新幹線は15年度に函館までの延伸を予定している。そうなれば、日本屈指の観光地・北海道がライバルになるのだ。新青森駅は北海道への単なる「通過駅」に成り下がってしまう恐れがある。
東北新幹線・盛岡駅(盛岡市)周辺のホテル業界では、02年の八戸駅開業後に展開された低価格競争によって、一部大手の「勝ち組」と、その他の「負け組」に色分けされているという。青森市の宿泊業界からは「函館延伸のことを考えると、新青森駅開業に向けた設備投資も怖くてできない」との声も漏れている。
9月1日朝刊
(毎日新聞) - 9月1日14時1分更新
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トータス松本「讃岐以外はうどんやない」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1148409317/89
うどんタクシー:こちらも好評 琴平町のコトバス、ドライバーは麺通7人 /香川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060908-00000156-mailo-l37
◇映画とそっくり
タクシーの屋根に大盛り鉢と「うどん」の文字が入った行灯(あんどん)は映画「UDON」でおなじみ。その映画に登場したのとそっくりのタクシーが、琴平町を中心に中讃地域を走り回り、観光客らから熱視線が注がれている。
このユニークな企画でうどんのPRをしているのは、琴平バスが経営する琴平町のコトバスタクシー(楠木哲雄社長)。第1次うどんブームのピークだった03年8月から、“普通”のうどん鉢を取り付けた「うどんタクシー」(04年に商標登録認可)を運行している。
行灯を取り付けて運行しているタクシーは3台。「うどんのことなら運転手に聞いて」と、客への説明がスムースに行えるよう、自社規定の筆記・ガイド・うどん打ちの三つの試験をクリアした糸田川哲也さん(57)ら、“麺通(めんつう)”の選任ドライバー7人が交代で運転している。
「そっくりさん」の運行は、「UDON」公開後の先月末から。まだ日は浅いが、こんぴら参りで訪れる観光客らから、中讃の各地区にある名店の指名があるほか、ロケ現場となった製麺所などを回るお勧めコース(2時間、8400円)などが大好評という。
今回からの映画仕様で、注目度も一段とアップ。同バスの山地博常務取締役は「プラスアルファ効果で、お客様から良かったの声が多く寄せられています」と話している。[山中博文]
9月8日朝刊
(毎日新聞) - 9月8日13時1分更新
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ためされるお寺 長谷寺
どのスレが適当だろう。。
鎌倉の長谷寺、無許可で歩道拡幅の疑い…神奈川県調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060915-00000416-yom-soci
神奈川県鎌倉市の長谷寺が、無許可で散策路の拡幅などをしたとして、県が古都保存法に基づく立ち入り調査をしていたことが、15日わかった。
長谷寺は古都の歴史的景観の保存を定めた同法の「特別保存地区」にあり、県知事の許可なく増改築や敷地内の木の伐採などはできないが、県によると、許可を得ずに土地を造成し、散策路を造るなどした疑いが持たれている。
県緑政課は「長谷寺の住職や関係者から、事情を聞いている。違反が確認されれば原状回復などの指導や命令を行う」という。長谷寺は「コメントできない」としている。
長谷寺は鎌倉を代表する古寺で、境内のアジサイの美しさで知られる。
(読売新聞) - 9月16日3時13分更新
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「写真だけ撮って帰る群れ」 仏紙に邦人旅行批判 観光関係者に怒りととまどい
2006年10月9日(月)17:10
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/world/20061009_evn_014-nnp.html
フランス紙フィガロに日本人団体旅行客を批判するような内容の記事が掲載され、観光関係者はショックを受けている。フランス政府公認ガイド約100人で組織するパリ日本語ガイド協会(浜田達郎会長)は、フィガロ紙などに対し抗議の手紙を送った。背景には、日本人団体客への先入観のほか、バカンスや旅行に対する考え方の相違もあるようだ。 (パリ・井手季彦)
■「別荘奥に避難」
問題の記事は8月8日付で、モネの風景画やルブランの小説・怪盗ルパンシリーズの「奇岩城」の舞台として知られるノルマンディー地方エトルタを紹介したもの。
ここでフランス人がいかに静かなバカンスを過ごしているかつづった上で、別荘オーナー組織のメンバーの言葉として「日本人の群れはパリから昼前に着いて、そそくさと2つの奇岩の写真だけ撮る。そして帰る前に、お土産や体のマッサージに使うため、禁じられているのに海岸の小石を拾う」と記述している。
「(日本人が多い)ピーク時には、別荘の人たちは庭の奥深くに避難する」とも書いている。
同ガイド協会メンバーでガイド歴30年の宮永佳子さんは「わずかな休暇を利用して名所を回ることが悪いことか。エトルタは、印象派絵画に興味を持つなど知識を持った人のツアーが多い。禁止されたことをするはずがない」と憤る。
■トラブルはなし
同協会は9月中旬、フィガロ紙とエトルタ市、エトルタ観光協会に「記事は事実誤認で偏見に満ちている」とする抗議の手紙を送った。
フィガロ紙から返事は来ていないが、取材に対し記事を書いた記者は「取材相手の言うことをそのまま書いた。日本人を傷つけたなら謝りたい」と話した。
一方、エトルタ側は、ジャンベルナール・シェックス市長とマガリ・チュイリエ観光局長が連名で「記事は市民の声を反映していない」とする手紙を準備。エトルタは人口1640人。1351戸の家屋のうち別荘が477戸というバカンスの町だ。
同観光局長は「観光しか産業のない市にとって、日本人は大切なお客さん。これまでトラブルはなく、夏だけ別荘に来る人が言ったことを記者がうのみにしたのだろう。小石はフランス人も持ち帰っているし、1、2個おみやげにしても問題ない」と、熱心に日本人受け入れ姿勢を示した。
■観光形態は変化
「日本人の旅行は、1980年代の『10日間欧州周遊』のような駆け足観光から、団体でバスを使ってフランス各地をめぐる第2段階を経て、今は好きな場所へ個人で行くようになってきた。記事は第2段階のイメージのままだが、一般のフランス人の見方は変わってきている」。福岡市などのホテル勤務を経てパリのホテルで日本市場担当をしていたダビッド・ラマさんは指摘する。
「ただ、フランス人の団体旅行の場合、写真を撮るためだけに短時間、名所に立ち寄ることは嫌う人が多い」と、ラマさん。チュイリエ観光局長も「せっかくエトルタまで来たのだから、本当はもっとゆっくりしてほしい」と本音を語る。
バカンスは「空白、無為」という意味も持つ言葉。フィガロ紙の記事は、いわれなき中傷だったが、年に最低2週間、最高4週間の連続休暇をとる権利が保証されたフランスと、平均連続休暇が7.7日(2005年)の日本社会の差が、両国民のバカンスや旅に対する意識の違いにあらわれているのは確かなようだ。
=2006/10/09付 西日本新聞朝刊=
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>>95
私、写真嫌いであります。
思い出は写真ではなく、網膜に焼き付けるものでありまして、この群れ、フィガロじゃなくても、私でも理解できません。
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私も写真は嫌いであります。観光地の写真なんか撮って何が楽しいねん。観光地の写真ぐらいどこにでもころがっとる訳でしてなんの稀少価値もありゃーせんと思います。まぁ子供でも出来たらぱしゃぱしゃ観光地の写真撮るように成るのかも知れませんけど。。
まぁ一応日本人も個人で旅行するようになった,群れるのは前の世代だとは上の記事でもフォローしてますけど,日本人がそういうイメージで見られてるのは確かでしょうね。こりゃ欧米人にバカにされるわな〜・・
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西武、六本木プリンスなど4ホテルを売却へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061104-00000021-san-bus_all
西武グループは4日、六本木プリンスホテル(東京都港区)や米国ハワイの大型リゾートホテルなど国内外の4施設を、年度中にも売却する方針を明らかにした。売却総額は1500億円超とみられ、グループのホテル事業再編で連結有利子負債の削減計画を1年前倒しする考えだ。
売却するのは、六本木(216室)▽マウイ(ハワイ、310室)▽アリエスカ(米アラスカ、304室)▽トロント(カナダ、384室)の4プリンスホテルと、ゴルフ場などの付帯レジャー施設。現在それぞれ入札を行っている。
六本木プリンスは12月25日に営業終了予定で、すでに同日以降の宿泊予約をとっていない。マウイプリンスは、西武グループが1980年代から開発してきた「マケナリゾート」にあり、隣接のゴルフ場や分譲用マンション用地(約5ヘクタール)なども含め、世界的大型リゾートの売却案件として国内外のファンドなどが注目している。
(産経新聞) - 11月4日16時32分更新
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水吹いた。
旅館に侵入し宿泊、63歳男を逮捕
http://news.tbs.co.jp/ram/news3421024_11.ram
http://news.tbs.co.jp/asx/news3421024_12.asx
http://news.tbs.co.jp/ram/news3421024_2.ram
http://news.tbs.co.jp/asx/news3421024_3.asx
男は勝手に旅館に上がり込み、一番の部屋で一泊。さらには朝風呂まで入っていました。
清潔感あふれる和室の一間。きらめく青い海と富士山が見える風呂場。男はこの旅館に勝手に上がり込んで寝ていました。男は千葉県市川市の無職、松本紘一容疑者(63)。
8日夜、千葉県富津市にある旅館に無断で侵入したとして逮捕されました。
松本容疑者はまず、2階の客室に上がります。この旅館には客室が12部屋ありますが、松本容疑者が入ったのは、その中でも一番の部屋。そして、布団を敷いて、しばらく寝た後、今度は朝風呂に。
「(風呂の)フタが開けっ放しでタオルが置いてあって」(旅館の経営者)
その後、松本容疑者は客室には戻らず、何故か隣の倉庫で寝ていました。
「(中から)『寒い、寒い』という声がして、これは“おかしい”と思って」(旅館の経営者)
結局、異変に気付いた経営者の女性が警察に通報し、松本容疑者は駆けつけた警察官に逮捕されました。
調べに対し、松本容疑者は容疑は認めているものの、「酔っていて、細かいことはよく覚えていません」などと供述しているということです。(09日16:06)
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スキー客の減少は不況のせい?流行廃りの問題?あちこちでスキー場閉鎖問題が。地域経済に深刻な打撃を与えている例も。。
今季の営業を休止、アッスルスキー場 再開困難、廃止も視野か
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20061114d
運営会社が撤退した仙北市の「田沢湖高原アッスルスキー場」について、同市は13日までに今季の営業休止を決めた。リフトなどの設備は市の所有だが、財政的に市が運営できる状況ではなく、後継の引受先も見つからなかった。
石黒直次市長は「できる限り(再開の)可能性を探りたい」としているが、全国的にスキー客の減少傾向が続く中では、来季以降も引受先が見つかる可能性は小さいとの認識。営業再開は困難な情勢で、同市は廃止を視野に対応を検討することになる。
同スキー場は昨季まで、田沢湖高原温泉郷のホテルなどが設立したドリームビジョン田沢湖開発(佐々木幸司社長)が運営してきた。だが、利用客の落ち込みから本年度に入り撤退を決定、市側に新たな引受先の確保を要請していた。
(2006/11/14 09:31 更新)
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日本人って自然との共生を謳っていながら自然に結構手を入れているからなぁ・・・・・
富士山の世界遺産化に地元反対 「五湖観光の妨げに」
http://www.asahi.com/culture/update/1120/011.html
2006年11月20日13時49分
「遺産」か「生活」か。富士五湖周辺が揺れている。富士山の世界文化遺産登録を目指す動きで、山梨県が富士五湖を登録地域に含めたいと地元町村に示したところ、住民側から猛反発が起きている。「湖周辺の法規制が強まり、観光ビジネスに差し障るのではないか」との不安が広がっている。
反発しているのは河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の四湖がある富士河口湖町の観光業者ら。人口約2万6000人の同町には年間約900万人の観光客が訪れる。もたらす消費効果は1000億円近くといわれる観光の町だ。
県はこれまで、登録エリアの中核地域は、主に五合目以上や登山道と説明してきた。ところが今月に入り、文化庁へ提出する素案にある「文化財」に五湖が含まれるとわかり、一挙に不安が広がった。
中核地域になるには文化財保護法に基づく指定が必要。五湖はすでに、国立公園として建物の新改築制限など自然公園法の規制がある。「文化財としての新たな規制が加わるのではないか」。動揺する住民らを前に県は緊急地元説明会を開き、「今まで以上の規制強化はない」と説明したが、地元は収まらない。
「富士山と心中しろというのか」。湖畔のある旅館経営者は憤りを隠せない。観光協会役員は「県の説明は当てにならない。我々は『遺産』ではなく、生きている湖で経済活動をしている」。
文化庁記念物課は「富士五湖は現在、環境省の自然公園法の規制下にある。将来、仮に文化財保護法での規制がかかったとしても、今以上に厳しくなるかどうか、何とも言えない」とする。
小佐野常夫町長や議長らは6日、県に乗り込み、素案からの削除を要請。すると県は「地元の反対がある以上、無理やり載せる考えはない」と方針を転換した。山中湖を抱える山中湖村でも、県の急な打診に反発の声が多く、県は五湖を削除した。
観光や世界遺産に詳しい淡野明彦・奈良教育大副学長(地理学)は「文化遺産としてとらえるなら、富士山だけでなく、文化的景観として富士五湖も一体で考えるのが妥当だ。今後、観光地は観光収入だけでなく環境保護にも相当な覚悟を持たないと生き残れない。ただ、地元が反発しているようでは世界遺産登録の前途は多難だ」とみる。
◇
〈富士山の世界文化遺産登録を目指す運動〉 当初は自然遺産での登録を目指したが、03年にごみやし尿の問題などで国内候補地の選定から漏れた。後に富士山信仰の歴史などを踏まえて文化遺産での登録を目指す方針に転換、山梨、静岡両県などが推進する。両県は今月10日、国からユネスコへ年明けに提出する国内候補地「暫定リスト」への登載を文化庁に申請。登載されれば、10年ころの登録を目指すことになる。
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幾ら大型合併して県内第2の都市とはいえ公営6スキー場は多すぎるわ。
白山市公営6スキー場:3施設は民間経営で存続 「中宮温泉」廃止の方針 /石川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061123-00000166-mailo-l17
◇2施設は特化で−−調査報告
経営不振の石川県白山市の公営スキー場について、市から委託を受けていたコンサルタント会社は21日、「一里野温泉」「金沢セイモア」「瀬女高原」の3スキー場は存続を前提に、民間企業の一括経営にする一方、「鳥越高原大日」「白峰温泉」の2スキー場は利用者を絞った特種な運営に特化、「中宮温泉」は将来的に廃止とする最終報告を公表した。市は今後、対策検討委員会で議論を深め、来年夏をメドに方針を決める。
コンサルタント会社は、市営5スキー場のほか、同市出資の第三セクターが経営する「瀬女高原」も含めた6スキー場の経営を分析。市場の動向分析や利用者調査も踏まえて、報告をまとめた。
スキー場はバブル期の相次ぐ投資で供給が過剰になり、全国的に経営に苦しむ。白山ろくの6スキー場も、計3万人の収容力があるが、入場者は最も多い日で約1万5000人。「供給量を6割に縮小しても、需要は満たせる」として、「継続するところと、やめる所を分けることが不可欠」と判断した。
「一里野温泉」など3施設は、競争力や潜在的な収益力があるとして、営業を継続。ノウハウなどを持つ民間企業に経営をゆだねるべきとの考えを示した。
「白峰温泉」は大会開催に特化した施設にして競技関係者らが管理。「鳥越高原大日」は初心者やファミリー層向けにする案を出した。「中宮温泉」は南斜面で条件が悪いとして、将来的な廃止を打ち出した。
白山市は05年2月に1市2町5村の合併で誕生したが、このうち白山ろくの5村がそれぞれ経営していたスキー場を引き継いだため、今後のあり方を検討している。【池内敬芳
11月23日朝刊
(毎日新聞) - 11月25日13時10分更新
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合併しない街が頑張ってるという論調は如何か。
夢のつり橋から/想定超えた九重フィーバー
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000611300003
2006年11月30日
歩行者専用としては日本一の長さと高さを誇る「九重“夢”大吊(つり)橋」が開通してから、30日で1カ月になる。全国各地から連日、大勢の観光客が詰めかけ、当初予想した年間来場者数の30万人を開通からわずか24日目で達成するなど、地元の人たちも戸惑うほどの盛況が続く。数日ぶりに晴れ間も見られた28日も、8千人以上の人が訪れた。フィーバーが続くつり橋と、その周辺を歩いた。(伊藤宏樹、石崎晃一郎)
《午前10時半》
「普通車は30分から40分待ちですよ。よろしいですか」
県道からつり橋の駐車場に入る交差点では、右手に拡声機、左に赤灯を持った警備員が、声を張り上げていた。ゲート前にある乗用車約200台分の駐車場が埋まったためだ。
車を周辺8カ所にある臨時駐車場に振り分け、そこから徒歩かシャトルバスでゲートに向かってもらうという。
《11時》
「わぁ、すごい」「あー、揺れよん」
一列になった人たちが、途切れることなく幅1・5メートルのつり橋をそろそろと進んでいた。歩くたびに、橋は左右に小さくガタガタと揺れ、思わず声を上げる人も。右側にはくじゅう連山や震動の滝、左側には深い九酔渓(きゅう・すい・けい)が一望でき、360度の眺望が続く。
渡り終えた福岡県大刀洗町の安丸喜代子さん(52)は、混雑の少ない平日を狙おうと、夫婦で休みを合わせて来た。「待ち時間もなく、期待通り素晴らしい景色。友達に自慢します」
同僚2人と来ていた長崎県大村市の看護師、玉屋さつきさん(31)は、黒川温泉に宿泊した帰りに立ち寄ったという。「怖かったけど、景色はきれい。でも、また500円払って来るかって言われると、どうかなー」
《午後1時半》
ゲート前の駐車場から約500メートル先のレストラン「まなの樹(き)」。窓から目の前に架かるつり橋が一望できる店内では、20人ほどの橋見物を終えた客が、町特産のブルーベリーを使ったカレーライスに舌鼓を打っている。ほぼ満席だ。
店主の小幡純一さん(40)は、地元の九重町出身。天ケ瀬温泉の旅館で長年料理長をしていたが、橋の開通に合わせて9月に土産物店とともに店を出した。「この1カ月は、ドタバタと過ぎた感じ。ようやく落ち着いてきたかな」
《3時》
橋から車で約15分の飯田高原にある「やまなみ牧場」にも、「山口」「福岡」など県外ナンバーの観光バス3台がとまっていた。
橋の開通後、客足は昨年同期の2倍以上に増えた。つり橋から流れてくる団体客が多く、多い日は1日に20組、400〜500人が昼食に立ち寄る。
「ある程度は予想していたが、こんなに客が増えるとは」。経営する安部スエノさん(60)も、「つり橋効果」のすごさを実感している。
《4時半》
「蛍の光」のメロディーと、「入場券の販売は終わります」というアナウンスが交互に流れ、入り口ゲートが閉められた。
《4時40分》
厚い雲が覆って薄暗くなり、小雨が降り始めた時、北九州市から来たという5人の4世代家族がゲート前にやってきた。
「来年はもう、生きていないかもしれない……」。腰が曲がった85歳の女性は、どうしても橋を渡りたいと、職員に頼み込んだ。結局この家族は、券を買い、橋を渡ることができた。こうした光景は、ほぼ毎日繰り返されているという。
予想をはるかに超える反響には、現場の町職員たちも困惑している。開通当初は、4時半を過ぎても発券所前から列が消えず、閉門を1〜2時間も遅らせた。しかし、辺りは真っ暗。渡り終えた一部の客からは苦情も寄せられた。「暗くて何も見えないじゃないか」
◇
合併をせず、「自立」の道を選んだ町にできた新名所「大吊橋」の話題を、随時、掲載します。
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大津市もP&Rやってた。駐車場が充実してる大津市内にクルマを停めて京津大津線で京都へという狙いの様だがあまり成功してるとは聞かないけど・・
臨時駐車場8日間で208台 利用伸びず 宇治市のマイカー観光客対策
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061204-00000033-kyt-l26
秋の紅葉シーズンに宇治市を訪れるマイカー観光客に向けて、市観光協会が天ケ瀬ダム付近に設けた臨時駐車場の利用台数が、8日間で208台にとどまった。市街地の渋滞や路上駐車解消には、一定の効果があったが、市街地との距離や天候不良などが影響し、利用台数は伸びなかった。
臨時駐車場は11月4日と、18日から12月3日までの土・日曜、祝日の8日間、試験的に開設した。平等院から約2キロ離れた天ケ瀬ダム付近の敷地を利用し、約150台分のスペースを確保。市街地の駐車場が満車になった場合の利用を呼びかけた。
宇治市では近年、増加傾向のマイカー観光客の受け入れ態勢が課題となっている。今年のゴールデンウイークには市街地に臨時駐車場を設けたが、渋滞解消に至らなかったため、今回は市街地から離れた場所に開設し、シャトルバスで結んだ。
市観光協会によると、初日の4日は81台が利用したが、11月末の紅葉がピークの時季は伸びず、12月2日は利用がゼロだった。天候不良のためマイカー観光客が少なく、駐車場所が離れているため、敬遠する客も多かったという。
観光協会は「行き場のない観光客を出さないためにも、春と秋は続けたい。採算が合うような方法も考えたい」としている。
(京都新聞) - 12月4日21時27分更新
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>>103
俺の大分の知り合いはいってみたけど渋滞で遠目から見ただけで帰ってきたそうな。意味不明の人気だと呻いていた。
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共産党員の市長が民間に任せよと言っているところ何処か矛盾を感じちゃうんだよなぁ・・・・・
もっとも無駄に税金が使われなかっただけ良かったのかも知れないけど。
2年連続黒字濃厚 陸前高田のホテル
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2007/m01/d01/NippoNews_11.html
陸前高田市が建物を所有し、同市の第三セクター陸前高田地域振興(遠藤敏男社長)が運営する同市高田町のキャピタルホテル1000の経営が、軌道に乗り始めた。昨年度に続き本年度も業績が堅調で、開業以来初の2年連続黒字が濃厚だ。長年経営難が続き、同市が悩まされ続けてきた「ホテル問題」は、解決に向け好転。次期市長選では、完全民営化に向けた取り組みなど、同ホテルの将来ビジョンが問われそうだ。
同社のホテル部門は昨年度、23万円の営業利益を計上し、黒字転換した。本年度も11月末で約1300万円の営業利益を確保しており、2年連続の黒字が濃厚だ。
少子化で婚礼が減少する中、有名シェフを招いた料理会や、葛巻ワインパーティーなどの独自イベントを開催。法事にも進出した。縁故採用が多い従業員の再教育や、仕入れ価格見直しによる料理の質の向上にも努めた。
本年度から指定管理者となったことに伴い、1000万円以下の施設補修がホテルの負担となった一方、建物賃料がこれまでの半額の月間150万円に軽減された。
小山剛令専務は「まだ売り上げを伸ばす要素はある。さらに従業員の意識改革を進めれば民間でも経営できる」と話す。
同ホテルは旧りっけん観光が1989年に開業したが、一度も黒字を出さないまま経営危機に陥り、2001年に民事再生法の適用を申請。02年度に市が建物を2億5000万円で取得し「公設民営」で経営を開始した。
その後も業績は振るわず、02年度を除き04年度まで赤字が続いた。陸前高田地域振興の未処理損失は約4200万円に上っており、さらに経営が悪化すれば、筆頭株主の市にも影響を及ぼしかねない状況だった。建物は老朽化が進み、数年内に約6700万円の補修費用が必要。毎年赤字を出す経営状況では、とても民間への売却や譲渡はできなかった。
今回、ホテルが自力で黒字体質に転換したことで、28日告示、2月4日投票の市長選でも、今後のホテルの在り方は一つの争点となりそうだ。
無所属で再選を目指す現職中里長門氏(60)は「まずは未処理損失の解消が重要で、一層の努力が必要だ。将来的には行政があまりかかわらず、民間主体での経営とすべきではないか」と話す。
前県議で無所属新人の吉田昭彦氏(64)は「公約にグリーンツーリズムなど観光の振興による交流人口拡大を掲げており、ホテルは必要だ。推移を見て経営の在り方を検討すべき」とする。
同市高田町の大久保勇作さん(71)は「ホテルは陸前高田のシンボル。市民の負担とならずに継続する道を見いだしてほしい」と期待する。
【写真=創業以来初の2年連続黒字が濃厚なキャピタルホテル1000。「公設民営」の在り方の是非が問われている=陸前高田市高田町】
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殆ど【ためされる「大地」 足寄】的なネタだが。
新ムネオハウス誕生!北海道・足寄の生家に民宿「大地」開業
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070527-00000081-sph-soci
5月27日8時1分配信 スポーツ報知
北海道足寄(あしょろ)町にある新党大地・鈴木宗男代表(59)の生家が26日、「民宿」としてオープンした。宗男氏をはぐくんだ生家は10年以上使われないままで、「空き家にするよりは、夏の季節だけでも宿として生かしてもらえれば」と宗男氏。道東のへき地で観光客も少ない足寄町。誰もが泊まれる“新ムネオハウス”が、故郷の活性化に一役買うか。
「私にとってはかけがえのない故郷。実家が有効に使われるのはありがたいことです」。宗男氏が生まれてから高校卒業まで過ごした生家(2階建て)があるのは、足寄町大誉地(およち)地区。足寄町の市街地と、「日本一寒い町」として知られる陸別町の中間に位置している。
10年くらい前から空き家状態となり、地元の人からは「何かに使わせてほしい」との声が上がっていた。宗男氏は「北海道観光で自転車やオートバイで来た人が、『ちょっと休んでいこうか』という時など、気軽に使ってもらえれば」と語る。
その名も民宿「大地」。素泊まりで3000円(朝食付きは500円増)と少し高めだが、地元の民宿に配慮した価格設定だという。4部屋あり、計10人まで宿泊可能だ。宗男氏の高校時代の同級生が管理人として常駐する。
道東のへき地とあって、周辺は生家がぽつんとあるだけだが「ガスも水もあるし、自炊はできる」という。生家の裏手には清流があり、釣りも楽しめ、山菜も豊富。野生のエゾジカ、キタキツネが出没するなど、“スロー”な時間を過ごせそうだ。「使っていない畑もたくさんあり、そこで野菜を作ることもできる。夏に植えて、秋に収穫に来てもらってもいい」と宗男氏は言う。
最寄り駅は「大誉地」駅だったが、昨年4月に第3セクター鉄道「ふるさと銀河線」(北海道北見市−池田町)が廃止されたため、現在は帯広から車で2時間ほどかかる。今回の民宿のオープンにあたり、宗男氏は「足寄町に来てもらうことによって、今度は『住んでもいい』という人がいるかもしれません。そういう時は、うちの土地を提供してもいい」と話す。足寄町の“ムネオハウス”が、地域活性化のため動き出した。
◆足寄町 帯広から車で約2時間。道東に位置する。人口は8493人(2006年度)で毎年200人ほど減少を続ける過疎の町。総面積1408平方キロ。ほぼ全域が山岳地帯。内陸気候の影響で冬でも晴れの日が多く、放射冷却現象により、氷点下30度を下回る日も少なくない。夏冬の寒暖の最大差は60度以上。コメは育たず、主要産物は豆類、小麦、飼料用牧草など。
最終更新:5月27日11時20分
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>>109
お金と体力と気力があればもう一度北海道ツーリングして
そこに寄りたいなあ・・・
6年前に1度やったきりです。(6泊7日、バイクは往路帰路の空港受け取り事前輸送を使用)
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行ったこと無いし今後も行くこと無さそうだったけど,一生エキスポランドなんかには逝かへんど〜ヽ(`Д´)ノ
安倍、小泉、慎太郎親子に献金…エキスポランド社長
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051428.html
ジェットコースターで死傷事故を起こした大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」の山田三郎社長(77、写真)や関連会社が、安倍晋三首相(52)や小泉純一郎前首相(65)、石原慎太郎都知事(74)ら大物政治家に政治献金をしていたことが14日、分かった。入園者の安全確保よりも、政治家との関係を優先していたのか!?
政治資金収支報告書によると、山田氏は2003年と05年に、安倍首相の管理団体「晋和会」に各50万円の計100万円、小泉前首相の「東泉会」に各100万円の計200万円、石原知事が2選を果たした03年には「石原慎太郎の会」に150万円を献金した。
また、山田氏が代表取締役会長を務めるアミューズメント施設開発会社「泉陽興業」(大阪市浪速区)は、03年と05年に石原知事の長男、伸晃衆院議員が支部長を務める自民党東京都第8選挙区支部に各100万円の計200万円、三男の宏高衆院議員の自民党東京都第3選挙区支部には各100万円の計200万円を献金していた。
山田氏は、佐藤内閣時代に衆院議長まで務めた自民党の松田竹千代元衆院議員(故人)の元秘書で、全日本遊園地施設協会の会長。泉陽興業をはじめとする遊園地関連グループ企業の総帥で、政界人脈も深いという。
エキスポランドの入園者は、開業直後の1972年度の260万人がピーク。2006年度は104万人と減少傾向に歯止めがかかっていないが、最近6年間は毎年平均で約8500万円の最終利益を計上するなど、安定収益を確保してきた。その理由の1つは“コスト削減策”にあるといわれる。
事故を起こしたコースター「風神雷神II」は運行が始まった92年以降、約15年間、一度も車軸を交換していなかっただけでなく、毎年1〜2月に行う定期検査も今年はGW後に延期していた。車軸交換には800万円程度かかるとされる。大物政治家に何百万円もの献金を出しながら、安全確保を後回しにする同社の姿勢について問いただしたところ、「詳細が分からないのでコメントできない」(広報担当者)という返事が返ってきた。
【エキスポランド関係の政治献金】
晋和会(安倍晋三首相)
2003年 山田三郎50万円
2005年 山田三郎50万円
東泉会(小泉純一郎前首相)
2003年 山田三郎100万円
2005年 山田三郎100万円
石原慎太郎の会
2003年 山田三郎150万円
自民党東京都第3選挙区支部
(石原宏高衆院議員)
2003年 泉陽興業100万円
2005年 泉陽興業100万円
自民党東京都第8選挙区支部
(石原伸晃衆院議員)
2003年 泉陽興業100万円
2005年 泉陽興業100万円
ZAKZAK 2007/05/14
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なるほど〜。リゾートを使いこなせない日本人であるが,外資に使い方を教えて貰うと良いかもね。
まぁ俺なんてリゾートでのんびりなど閑すぎて飽きてきそうだが。
「1泊1億円」第1号に名乗り 独系日本法人
2007年5月29日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200705290104
フェニックスリゾート(宮崎市、丸山康幸社長)が打ち出した「1泊2日1億円貸し切りプラン」に、ドイツのソフトウエア開発企業の日本法人が名乗りを上げた。
10月末に顧客らの招待イベントで活用する同社は、参加者にゆったりと過ごしてもらいたい考え。
貸し切りプランは、大会、報奨旅行向けに昨年12月に発売。
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート(744室)宿泊をはじめ7つのレストラン、ワールドコンベンションセンター「サミット」全館、オーシャンドーム、ゴルフ場のトム・ワトソンコースなどを利用できる。
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1億2千万て,どんな悪趣味成金オヤジが泊まりに来るホテルやねん
【ためされる大浴場 安房鴨川】
1億2千万円の金の浴槽盗難、千葉・鴨川
http://www.sakigake.jp/p/flash/news.jsp?nid=2007053001000255
千葉県鴨川市のホテルで、大浴場にあった時価1億2000万円相当の金の浴槽が盗まれた。
(2007/05/30 11:59 更新)
どれでしょうかねぇ?
http://www.google.com/search?client=opera&rls=ja&q=%E9%B4%A8%E5%B7%9D+%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB+%E5%A4%A7%E6%B5%B4%E5%A0%B4&sourceid=opera&ie=utf-8&oe=utf-8
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>>113
これですね。
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ミ ・∀・ミつ http://www.mikazuki.co.jp/katuura/onsen/ougon.html
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此処10年程で"遊園地"って絶滅危惧種になりましたよねぇ。八瀬遊園・みさき公園・阪神パーク・宝塚ファミリーランド・あやめ池遊園地。関西私鉄の住宅開発+遊園地+百貨店と云うビジネスモデルが崩れた訳だがチボリ公園もやばいらしいし呉ポートピアランド等地方にも閉園の動きは着実に進行した。市営公園もそろそろ大型遊具は廃止の時期かもね。
楽寿園:「おとぎ列車」車輪に亀裂 営業を中止、老朽化などで廃止へ−−三島 /静岡http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20070623ddlk22040190000c.html
三島市一番町の市営公園「楽寿園」で、大型遊具「おとぎ列車」の車輪に亀裂が見つかり、営業を中止していることが22日までにわかった。大阪府吹田市のジェットコースター事故を受け、今月5日に前倒しで実施された定期点検で判明。三島市は老朽化による維持管理費増や利用者減などの理由で、修理せずにほかの大型遊具3機種とともに廃止する方針だ。
「おとぎ列車」は円状につながった14両が時速約10キロで動く子供向け大型遊具(全長約24メートル、28人乗り)で、80年に導入された。亀裂は二つの車両の各前輪で見つかり、外周の硬質ゴム部分(厚さ約1・5センチ)に複数入っていた。車輪は80年以降一度も交換していなかったが、昨年7月の定期検査では異常は見つからなかったという。
同園は入場者減から10年以上赤字決算が続いている。大型遊具の維持管理費も04年度から年間700万円以上の赤字を出している。【山田毅】
毎日新聞 2007年6月23日
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確かに軽薄に過ぎるよなぁ・・・・・原爆投下を観光のネタにしていたツケが一挙に噴出したか!?
「原爆ドームは誇り」は不適切 広島電鉄、抗議受け撤去
http://www.asahi.com/national/update/0728/OSK200707280140.html
2007年07月28日18時46分
広島市内などで路面電車を走らせている広島電鉄(本社・広島市)が、世界遺産に登録されている原爆ドーム(広島市)を「広島が誇る」と表現した写真入りの沿線案内を電車内に掲示し、利用者からの抗議で撤去していたことがわかった。同社は「原爆ドームが被爆の惨禍を世界に伝え、平和を訴えているのは誇りという趣旨だったが、誤解を招く不適切な表現だった」と釈明している。
沿線案内は、原爆ドームと厳島神社(広島県廿日市市)の写真を左右に並べ、中央に「広島が誇る2つの世界遺産」の見出しをつけていた。6月以降、JR広島駅前から原爆ドーム前を経由して厳島神社のある宮島へ渡るフェリー乗り場前まで(21.6キロ)を結ぶ電車内に掲示されていた。
同社によると、今月に入って抗議や疑問が複数件寄せられたという。同社は「会社も被爆によって壊滅的な被害を受けており、決して被爆の歴史を軽視しているわけではない」と説明している。
20年以上前からドームの水彩画を描き続けている被爆者の原広司さん(75)は「厳島神社と原爆ドームは、ともに世界遺産といっても質が違う。ひとくくりに『誇り』として宣伝するのは乱暴」と話している。
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夏 最高潮 青森ねぶた祭開幕
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/08/20070803t25030.htm
◆東北の夏◆色鮮やかで、勇壮なねぶたが観客を魅了した=2日午後8時ごろ、青森市本町
青森の短い夏を彩る青森ねぶた祭が2日夜、青森市中心部で始まった。太鼓やかねのはやしに乗って極彩色のねぶたが出陣し、祭りを待ち焦がれた数万人のハネトが「ラッセラー、ラッセラー」と大きな掛け声を上げ、闇夜に乱舞した。
県庁周辺の特設コース(約3.1キロ)では午後7時すぎ、大型ねぶた12台と子どもねぶた15台が一斉に運行を開始。「達磨(だるま)大師」「義経千本桜 狐忠信」など歴史上の人物や歌舞伎の一場面を題材にした作品が中心街を練り歩いた。
次第に濃くなる闇がねぶたの濃厚な色彩を一層際立たせ、ハネトの躍動は最高潮に。沿道の観客も祭りの迫力に酔いしれていた。
祭りは7日まで。最終日には、ねぶた海上運行と花火大会が行われる。
2007年08月03日金曜日
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2007/20070803001jb.jpg
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遊覧船ミシガン、米国風で再浮上 琵琶湖観光人気じわり
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200708140230.html
2007年08月15日
琵琶湖観光の顔として知られる「ミシガン」が客足を取り戻しつつある。船内をテーマパークに見立てて、コンセプトを「米国」でより統一したのが奏功しているようだ。運航するのは京阪電気鉄道グループの琵琶湖汽船(大津市)。93年以来赤字だった船舶事業にも黒字の兆しが見え始めた。遊覧事業は全国で苦戦が続いており、成り行きが注目される。
ミシガンは大津港を出て60〜90分、琵琶湖の南湖を巡る。家族で乗船した兵庫県宝塚市の女性(37)は「昨夏も乗ったが子どもが『もう一度』と聞かない。乗客も参加できるライブもあって、大人が乗っても飽きない船です」と話した。
19世紀の米南部の河川外輪船をイメージしたミシガンは82年に就航。当初はベルサイユ宮殿風の豪華内装と、米国人研修生の接客が注目された。しかし乗客数は83年度の45万2千人をピークに減り、03年度には14万2千人に。
危機のなか、04年6月に京阪電気鉄道のレジャー部門から、琵琶湖汽船社長に転じたのが元ひらかたパーク園長で、京阪きっての「アイデアマン」と言われる中井保さん(57)だった。
「ミシガン船内を、娯楽空間としてリニューアルしたかった」と中井さん。船のコンセプトをこれまで以上に「アメリカ」で統一。船内を「トム・ソーヤの冒険」のイメージにし、飲食施設などを「トムソーヤダイニング」「ハックルベリーカフェ」などに改称した。内装や家具も米南部らしい木目調に一新した。
京阪系ホテルが船内で提供していたフランス料理をやめ、シェフも自社で採用。メニュー作りで社員をミシガン州などに派遣し、ローストビーフやオマールエビなど米国らしい食材を新たなコース料理に仕立てた。
ただ聞いてもらうだけだった外国人バンドのライブも乗客の参加型に変えた。米国で使われた洗濯板などを楽器代わりにして、子どもたちに飛び入り演奏してもらうなど世代を超えて楽しめる内容に改めた。
初めて、接客マニュアルも作成した。バラバラだった衣装の着付けも統一し、雰囲気作りを徹底した。
04年度からミシガンの乗客数は反転。昨年春には船の4階部分に琵琶湖を360度見渡せる展望デッキを新設し、大津プリンスホテルと共同で新港も整備した。ホテル客の呼び込みもあり、06年度には15万7千人と3年連続増を記録した。
国土交通省によると、遊覧船は今年4月時点で全国に647航路あり、事業者数は371。事業者全体の営業収支はレジャー多様化の影響などで92年以降赤字で、赤字幅も増加傾向にある。
中井さんは「今年度は原油高で燃料費が増え、黒字にはあと一歩及びそうにない」。今後は、環境学習をとり入れた琵琶湖クルーズの売り込みなどで、念願の黒字化を目指す。
<琵琶湖汽船> 1887(明治20)年に開業。1894年から遊覧船の営業を始めた。77年から現社名に。ミシガンは定員787人。同社が運航する計6隻のうち最大で、シンボル船。乗船料は運航スケジュールで異なり、大人(中学生以上)が2000〜2800円。子ども(6歳以上)は半額。
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カンヌの富裕層向け旅行商談会、経産・国交省が初出展へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070822ib03.htm
経済産業省と国土交通省は国内旅行会社と共同で、12月に仏・カンヌで開かれる富裕層向けの旅行商談会「インターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケット」に初めて出展する。
海外からお金持ち観光客の誘致につなげる狙いだ。
商談会には、個人会員から年間数百万円もの会費を集め、プライベートジェットやクルーザーなどを使い、特別な芸術鑑賞やショッピングなどに出かけるオーダーメードの旅を提供する業者が集まる。
日本から出展するのは近畿日本ツーリストなど7〜8社。古いお寺や神社の見学や歌舞伎や能、工芸品や料理など「本物」の日本文化や伝統を体験する旅を提案する。開幕パーティーでは、「ジャパンナイト」と銘打ち、日本舞踊や茶道の実演も行う。
経産省によると、世界で100万ドル以上の個人資産を持つ富裕層は、1996年の450万人から2005年には870万人に増えている。欧米では、観光旅行で年間1億円以上使う人たちが10万人を超える。日本ではこうした富裕層へのPRや受け入れ体制が不十分だった。
(2007年8月22日15時0分 読売新聞)
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京都も主なホテルが軒並み外資の傘下にはいっちまったし何処も外資の攻勢は凄いもんなぁ・・。
帝国ホテル:三井不の傘下に 外資進出で競争激化、資金力強化でばん回
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20070922ddm008020055000c.html
帝国ホテルが三井不動産の傘下に入る方向となった背景には、外資系高級ホテルの東京進出ラッシュでホテル業界の競争が激化していることがある。香港系のザ・ペニンシュラ東京が今月、帝国ホテルのすぐ近くに開業するなど、この5年間で東京駅付近だけで三つの外資系高級ホテルが進出。いずれも1泊の標準料金が7万円前後と強気の価格設定ながら、顧客を引きつけている。国内ホテル業界は劣勢に立たされており、今後も資金力がある不動産会社との提携などが進みそうだ。【後藤逸郎】
東京駅周辺に進出した外資系高級ホテルの先駆けは、02年に開業したフォーシーズンズホテル丸の内東京。港区や中央区を含めると、米ハイアットグループのグランドハイアット東京、米ヒルトングループのコンラッド東京、香港拠点のマンダリンオリエンタル東京、米マリオットグループのザ・リッツ・カールトン東京が開業している。香港拠点のシャングリ・ラホテル東京が09年に開業予定で世界の主要ホテルチェーンが出そろう。
各ホテルとも最高級のサービス提供をうたい、1泊100万円前後のスイートルームをつくるなど利用者の満足度を高める手法が人気を呼んでいる。稼働率の向上を図るあまり、客室単価の低下に悩んだ国内勢と逆の発想が受け入れられた。
一方、迎え撃つ立場の帝国ホテルは、外資系高級ホテルに周囲を取り囲まれた形だ。1887年設立の都市ホテルの草分けで国内利用客には名門の威光が効くが、外国人旅行客への知名度は外資系ホテルの進出で相対的に低下。イベントなどで利用する大手企業の間でも、外資系に比べ帝国ホテルの設備の手狭さを指摘する声も出ている。
改修やサービス向上などが急務になっていた帝国ホテルにとって、隣接する日比谷地区の再開発を進める三井不動産の傘下に入る意義は大きい。三井不動産にとっても、帝国ホテルの敷地を含めた一体開発も可能で、将来的な価値の極大化が図れる利点がある。
帝国ホテルの三井不動産傘下入りは両者の利害が一致した結果といえ、帝国ホテルのブランド力と三井不動産の豊富な資金力を生かして外資系ホテルの攻勢に対抗していく構えだ。
毎日新聞 2007年9月22日 東京朝刊
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所用でかみさんとパンパシフィックホテル横浜に連泊。
平日に連泊だったせいかスウィートにして貰いなかなか素敵っす♪
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HIS店舗で損害保険
http://www.asahi.com/travel/news/TKY200711140370.html
2007年11月14日
格安旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)などが出資するエイチ・エス損害保険が14日、営業を始めた。当面は海外旅行傷害保険だけを扱うが、来春には賃貸住宅向け家財専用火災保険も発売する計画だ。
HISの店舗が主な代理店となり、まず東京都内の6店で販売を始めた。年明けには全国の約240店舗に販売網を広げ、3年後に契約70万件を計画している。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/3491-3493
町民は「ノー」でも、大臣は「評価」
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000711210004
2007年11月21日
20日、東京都内であった地方自治法施行60周年記念式典で、富士河口湖町が「総務大臣表彰」を受けた。18日にあった同町長選で現職小佐野常夫氏(67)が落選したばかり。町民の判断とは逆の、国からの「評価」に小佐野氏陣営の関係者は複雑な表情だった。
10年に一度という今回の表彰は、県内からは同町を含む4自治体、1民間団体、4個人が表彰された。同町の受賞理由について、県の推薦に基づき決定した総務省は「町長や観光団体の代表の方々が積極的に活動し、観光振興で大きな成果を上げた」(同省自治行政局)と説明している。
受賞について小佐野氏の支持者の山田義文・精進湖観光協会長は「まさに、これからも表彰されるような施策を続けて欲しかったのに……」と残念がっていた。町役場のある幹部は「選挙で職員まで否定された気分だったが、少しは気が晴れた」と話した。
小佐野氏はまだ任期中だったが、式典には参加しなかった。小佐野氏は取材に対し、「国からの表彰は光栄ですが、選挙では私に、『ノー』が示されたので、行きませんでした」と淡々と話した。(燧正典)
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安全を犠牲にして確か民党議員に献金とかしてたしな。立地は良いのだし閉園して土地売った方が良いんではないの?
大事なのは遊具入れ替えや名称変更等の小手先の対策ではないのだ。
営業不振…エキスポランド休園 遊具入れ替え、名称変更も
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/108449/
12/07 21:18更新
今年5月、大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」でジェットコースターが脱線して乗客1人が死亡、19人がけがをした事故で運営するエキスポランド社は7日、今月10日から休園すると発表した。営業不振が理由で再開時期は未定。大幅な遊具入れ替えのほか名称変更も検討、事故によるイメージの一掃を図る。
また、代表権のない会長職を新設して山田三郎社長が6日付けで就任。清水忠一・取締役総括総務部長が社長に昇格した。事故の責任を取って山田会長を5カ月間、減俸4割とするなど計7人を処分した。
休園に伴い、社員89人のうち自宅待機となる59人を対象に、退職金を増額して早期退職を募集。アルバイトなど55人の契約を解除する。
同園は8月の営業再開後も別のコースターでトラブルが起きるなどして客離れに歯止めがかからず、11月末までの入園者数は前年同期比約8割減の8万8000人と低迷していた。今年度は約10億円の赤字となる見通し。
再開に向けて同社は、他の遊園地運営会社にも遊具設置などの協力を求め、来年3月をメドに具体案をまとめる。事故が起きた「風神雷神II」に代表されるような絶叫系マシンを削減、高齢者など幅広い年齢層を視野に入れた経営に転換する。
一方、サーカスなどすでに開催予定が入っている期間限定の興行は、入園料を無料とした上で予定通り開催する。
■ジェットコースター事故 大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」で5月5日、立ち乗り型ジェットコースター「風神雷神II」が走行中、車軸が折れて車輪が脱落し脱線。乗客の会社員小河原良乃さん=当時(19)=が死亡、19人が重軽傷を負った。約3カ月間休園したが、再開後も別のコースターが異常走行するなどトラブルが続いた。大阪府警は業務上過失致死傷容疑などで捜査、取締役ら幹部を書類送検する方針を固めて
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事故の記憶にさいなまれる遺族ら エキスポ死亡事故
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071219-00000931-san-soci
12月19日17時57分配信 産経新聞
エキスポランドの立ち乗りコースター「風神雷神II」の脱線事故は19日、エキスポ社幹部らが業務上過失致死傷容疑などで書類送検され、事故のメカニズムとともに、同社の保守点検のずさんさが事故につながったことが裏付けられた。ゴールデンウイークの惨劇から7カ月が過ぎた。しかし、「毎日泣いて暮らしています」「サイレンを聞いても事故の光景を思いだす」。遺族や重軽傷を負った乗客たちはいまなお、事故の記憶にさいなまされ続けている。
事故が起きた5月5日、滋賀県東近江市の小河原良乃さん=当時(19)=は会社の同僚ら6人でエキスポランドを訪れ、風神雷神IIの2、3両目に分かれて乗った。小河原さんは2両目前列左側。その車両は車体ごと持ち上がるように傾き、小河原さんはレールのさくに頭を激しくぶつけ、犠牲となった。
小河原さんの母親はインターフォン越しの取材に「今は思いだすだけでつらく、とてもしゃべれる状態ではありません。毎日泣いて暮らしています」とか細い声で話した。来年1月に成人式を迎えるはずだった。母親は娘が袖を通すはずだった晴れ着を準備していた。「だから余計つらいんです」
親族の女性によると、小河原さんの母親は事故後、事故について聞かれることを恐れ、人と話すことを避けるようになったという。専門家のカウンセリングを受けて少しずつ回復し、秋からは仕事を再開したという。「(母親は)自分が立ち直ることが一番の供養になると思っているのでは。良乃ちゃんは末っ子で母親と気が合っていたので、1人でいるときは寂しいと思う」と気遣った。
重傷を負った同僚の滋賀県豊郷町、古川小百合さん(20)の母親は「うちの子はまだ命があるだけでもよかった…。(小河原さんは)まだまだ先がある子やったのに」。そして「書類送検されたからといって事件にめどがついたとはいえない。被害者全員に誠意ある対応を望みます」と話した。
事故車両に乗り合わせた別の同僚女性は「頭が真っ白になった。そのときのショックは忘れられない」と語り、事故後は約2週間、家に閉じこもったままで友人と携帯電話のメールで励まし合っていたという。「会社に復帰したときは、周りの人は気を使ってくれて、特に事故のことを話題にすることはなかった」。
しかし「今はテレビで遊園地が映っているだけで目を背けてしまう」とも。「体は元気になっても、心の傷は全く癒えていない。何度かエキスポの人が見舞いに来たが、会わなかった。死んでしまったものは戻らない」と言葉を絞り出すように話した。
友人と2人でコースターに乗った大阪市内の女子生徒(14)は、事故後は突然パニックになり、学校内で泣き出してしまうことがあった。「サイレンの音や、赤色灯を見ると事故の光景が目に浮かぶ。赤い色を見るだけでもつらくなる」と話し、今もサイレンが聞こえると、耳をふさいでやり過ごす。
脱線事故から7カ月が過ぎても、遺族や乗り合わせてしまった乗客とその家族の記憶からは、すさまじい事故の光景は生々しいままだ。
小河原さんの親族の女性は「エキスポは再開後、すぐにトラブルがあったし一体どうなっているのか。良乃ちゃんの命の代償と引き換えに安全確認を徹底して行うのではなかったのか。全国各地で安全確認を怠ったために起きた事故が多くある。エキスポの事故は結局、すぐ忘れられるのでは」と訴えた。
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JR東のお役所体質が改めて証明されたって事ですかね。
駅構内の掲示「待った」 JR東「胸毛など不快」−−岩手・奥州
2008年1月8日(火)05:38
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20080108ddm012040148000c.html?C=S
岩手県奥州市の黒石(こくせき)寺で繰り広げられる伝統行事「蘇民祭(そみんさい)」の観光ポスターを市が駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本から待ったがかかった。「男性の裸に不快感を覚える客が多い」というのが理由だ。数十年作製しているポスターの掲示拒否は初めてで、市は枚数を200枚減らして1400枚とし、駅で張れない分は市内や首都圏で張るという。
祭りは市内水沢区黒石の寺で裸の男衆が麻布で作られた蘇民袋の争奪戦を繰り広げる。疫病よけや五穀豊穣(ほうじょう)などを願い1000年以上続くとされる。今年は2月13日夜〜14日未明を予定している。
ポスターは写真3枚を組み合わせ、ひげ面で胸毛の男性がアップに、奥に下帯姿の男性たちを配している。
昨年11月30日に市がJR東日本盛岡支社に許可を求めた。JR側は本社の判断を仰ぎ、12月3日に図柄を変えない限り掲示できないと通知した。市は下帯など一部修正したものの、版下がほぼ完成しJRが求める図柄の全面変更は困難だった。
JR東日本盛岡支社の佐藤英喜・販売促進課副課長は「セクハラが問題になる中、公共の場でのポスター掲示の基準は厳しくなっている」と説明する。そのうえで「単純に裸がダメというわけではないが、胸毛などに特に女性が不快に感じる図柄で、見たくないものを見せるのはセクハラ」と判断したという。
奥州市水沢総合支所の佐々木禅(ゆずる)商工観光課長は「市と業者とで図柄を決めた後(の掲示拒否)で、日程的にも変更はできなかった」としたうえで「観光客が減るかもしれないが、市内に集中的に張ったり、首都圏の観光施設に掲示をお願いしたりして祭りを盛り上げたい」と話している。【石川宏】
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報道のお陰で
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「胸毛がセクハラ」とJR東日本が掲示を拒否した…
2008年1月11日(金)05:08
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20080111ddm041040170000c.html
◇「胸毛がセクハラ」とJR東日本が掲示を拒否した岩手県奥州市の黒石寺蘇民祭(こくせきじそみんさい)のポスターの人気が急上昇。報道を受けて市に注文が殺到し、市職員は発送作業に追われている。
◇「趣味的な申し出はお断りするが、祭りのPRになる場所には送る」と担当の佐々木禅課長。「居酒屋に張りたい」「商店街ごと応援するので12枚」など、全国への想定外の発送は100枚に達した。
◇残りは約200枚。「ポスターも図柄で不愉快になると勉強になった」と胸に刻みながらも、「JRさんにはご迷惑をかけたが、かえってPRになった」と胸をなで下ろしていた。【石川宏】
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退職金程度で開業できるのか・・・・・そう言えば自分のマイミクシィにも旅行業を自営でやってるのがいたよな。
業界“必携”…悪徳旅行代理店ブラックリストあった!
載せられた代理店困惑「大手の嫌がらせでは!?」
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_01/t2008012435_all.html
旅行代理店を通じて予約した航空券が発券されず、年末年始の帰省客1000人が路頭に迷った騒動があったが、資金繰りや関係機関への支払いが劣悪な問題代理店ばかり600社を集めたブラックリストが存在することが、夕刊フジの取材で明らかになった。旅行業界の調査機関が作成したもので、焦げ付きを出さないために、全国の旅館・ホテルや運送機関の営業責任者“必携”ともいわれる。極秘とされるリストだが、掲載された悪徳業者を通じた予約は、問答無用で受け付けない関係機関も多いという。
今月上旬、旅行代理店「全国温泉旅館同盟」が資金ショートとなり、年末年始の航空券1000人分(4000万円相当)を用意できなかった騒動が起きた。同社はHISに対抗して格安をうたって業績を伸ばしてきたが、逆に格安に足下をすくわれた。
「これほど人をバカにした話はないですね。格安・割安航空券の料金表をHPに載せることで、顧客の信用をあおっておきながら、実際はブラックリストに掲載されるほど、業界内の信用が失墜していたわけですから」
夕刊フジが入手したリストを前にこう怒りをあらわにするのは、全国温泉旅館同盟で航空券を購入した男性(43)。同社も1年以上前から問題のリストに掲載されている。
机と電話とパソコンがあれば開業できるといわれる旅行代理店。業社名簿には約1万社が登録されているが、ブラックリストには、600社余りの会社名が五十音順にリストアップされていた。
このリストは、業界専門の調査機関が主要な旅館・ホテルや運送機関へヒアリングを行い、数カ月おきに改訂。原本は厳重に管理されている。
日常的にブラックリストを使用する、静岡県の有名旅館の東京営業所長(42)が重い口を開く。
「われわれの仕事は形がない分、代金を取りっぱぐれたら完全にアウト。大手の代理店以外からの予約の場合、1週間以内の全額入金が大原則ですし、ここに載っている会社からの問い合わせには、どんなに部屋が空いていても、絶対に断ることになっています」
同じくこのリストを知る大手代理店の提携販売担当者(44)も、リストに掲載された代理店利用の危険性を指摘する。
「これらの代理店は個人経営が大半で、われわれの隠語では“パパママエージェント”と呼んでいます。夫婦でやっているような零細で、つぶれるときはアッという間。最近も、地元鉄道会社系の代理店そっくりの社名を名乗る代理店から依頼を受けましたが、実際は系列の路線バスで運転士だった男性が早期退職金で開業しただけでした」
このリストは、民間信用調査機関が毎月末に作成する倒産・廃業代理店一覧を例外なく網羅しているというから、信用度は極めて高い。元JTB社員で観光ジャーナリストの千葉千枝子氏(42)が次のように解説する。
「これらの会社は自前で発券できないため、大手の提携販売店を通じて発券依頼を出しますが、それらは宿泊とのセットが条件。足売り厳禁の『IT5』と呼ばれる団体枠のバラ売り(格安航空券)か、なぜか市中に大量に出回るJAL株主優待券を使った航空券(割安航空券)が中心。これらの代理店がわずかでも入金遅延すれば、代金を支払い済みの利用者に対しても、即発券拒否となるのです」
今回問題となった年末年始の航空券も、額面が4000万円に達し、同社への信用不安から発券元が早い段階で一括入金を求めたとみられる。IT5は最大35%程度まで仕入れ値が下がることもあるが、年末年始は適用外のため、今回の航空券はすべて、時期に関係なく一律半額になる株主優待割引航空券だった。
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知らぬ間にリストアップされている代理店は、どう考えているのか。沖縄で30年以上代理店を営む男性経営者は、夕刊フジの取材に困惑を隠せない。
「まったく知りませんし、だれがいつ調査をしたのか…。ウチの場合はお客さんに現払い(現地での現金払い)してもらい、あとからコミッションをもらう『KB(=キックバック)方式』で手配していますから、お客さまにも関係機関にも迷惑をかけたことはないのですが…」
別の代理店経営者も、「そんなものは知りませんし、経営は楽とはいわないが順調です。確かに、商品ラインアップや発券券種が大きく制限されますが、それだって経営者の手腕でどうにでもなる話。そのリストは、大手代理店が、自社系列の特約店に参加しない代理店への嫌がらせで作ったリストなのでは」と、不快感をあらわにした。しかし、すでに電話が通じない会社もリストには数社存在していた。
旅行会社にキチンと代金を支払ったにもかかわらず、業界内での信用度によって取り扱いが差別されては消費者にとってはたまらないが、「ブラックリストを一般の方が目にするのは、ほぼ不可能」(先出営業所長)という。
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ひでぇホテルだ。
日教組、ホテル使用拒否で教研集会「全体集会」を中止
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000033-yom-soci
2月1日17時16分配信 読売新聞
日本教職員組合(日教組)は1日、2日から東京都内で開催する教育研究全国集会(教研集会)のうち、参加者が一堂に集まる「全体集会」を中止すると発表した。
会場に予定していた「グランドプリンスホテル新高輪」(東京都港区)が、東京高裁の会場使用を認める決定を無視して開催を拒んだため。今回で57回目となる教研集会で全体集会が中止になるのは初めて。
ホテル側は、高裁決定に従わない理由として、街宣車などが押し掛ける「警備上の理由」をあげているが、憲法の「集会の自由」にも反する企業判断に批判が集まるのは必至だ。日教組は、同ホテルに損害賠償を請求するとしている。
日教組は1日午前、会場設営のため同ホテルを訪れて会場の使用を求めたが、ホテル側は改めて拒否、日教組が当初予約を入れていた国内最大級の宴会場「飛天」に別の予約を入れたことを明らかにした。これを受け日教組は対応を検討したが、他の会場が見つからないことから全体集会の中止を決断。同日中に全国の教職員組合などに伝えた。
全体集会では、森越康雄・中央執行委員長のあいさつのほか、基調報告や記念講演などが計画されており、約2000〜3000人が参加する予定だった。2日午後の分科会については、都内の各会場で予定通り開催するとしている。
日教組とホテル側は昨年5月に会場の使用契約を結んだが、同11月にホテル側が一方的に契約を解除。日教組が同12月、東京地裁に契約解除の無効を求める仮処分を申請し、東京地裁は今年1月16日に、東京高裁も同1月30日、会場使用を認める決定を出していた。
最終更新:2月1日22時7分
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おもろい。
B級スレにしようかと思ったが此処は研究書と云う事でここへ投下♪
ラブホテル300軒取材、成果を出版 神戸学院大学院生
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802230053.html
2008年02月24日
北海道から九州まで、ラブホテルを回ること約300軒――。神戸学院大の大学院博士課程の金益見(キム・イッキョン)さん(28)は、日本独特のラブホテルが流行の設備を競って採り入れながら変化し、街に定着してきた過程を調べた。6年にわたる調査の成果をまとめた「ラブホテル進化論」(文春新書、税込み767円)が出版された。
金益見さん
「ラブホ特集!」。大学3年の時、電車内で雑誌の中づり広告を目にしたのが始まりだ。「こんな堂々と」。驚いて大学の後輩に話すと、「デートでよく使う」と言われ、またびっくり。人文学部の卒論テーマにラブホテルを選んだ。
まず東京の国立国会図書館や大宅壮一文庫に行き、文献や特集記事を集めた。それから突撃取材を敢行。初めは掃除係としか話せなかったが、偶然知り合った人に「連れ込み宿」と言われた時代の経営者を紹介され、道が開けた。仲間を次々と教えてもらっては訪ね、取材先は建築デザイナーや雑誌編集者、警察官にも広がった。話を聞いた人は約100人に上る。
水たまりで行水する人もいた戦後間もないころにできた連れ込み宿は、「風呂あります」の看板を掲げると長い列ができた。高度成長期には「新三種の神器」と言われた家電の一つ、カラーテレビを家庭に先駆けて導入。バブル期は家庭用テレビゲーム機やカラオケを置いて娯楽志向を強め、外観は城のように派手になった。今は、エステや岩盤浴など「癒やし」がはやりだ。
取材で実感したのは、日本の住宅の貧困さからくる需要をベースに、ホテル側が時代の流れを敏感にくみとって姿を変え、生き残ってきたこと。老舗(しにせ)が少ないのは必然だった。
ホテル名にも時代の流れがあった。70年代、「目黒エンペラー」が話題になると、各地に○○エンペラーが登場。80年代は「ロンドン」「パリ」「モンブラン」と首都や観光地名がはやり、90年代に入ると強い印象のネーミングが増えた。「おててつないで」「クジラの花嫁」「べんきょう部屋」などだ。
関西のラブホテル経営者に多いという石川県出身のベテランからは「大変で人がやりたがらない豆腐屋で資本をためて風呂屋をし、それを売ってホテル。そんな順番だった」と歴史を聞いた。
金さんは「ガイドブックじゃなくて研究本です。なぜ、ここまでラブホテルが広がったのか、知りたい人が手に取ってくれたらうれしい」と話している。
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イルボンで出会いのエッセイ<7> 金益見2008-02-20
http://mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=135&corner=8
やったわよ 通名を捨てて
私はずっと通名で生きてきた。
在日であることを隠したかったというよりも、物心ついたときから日本名で呼ばれていたので、その名前に馴染みがあったからだ。
日本名で呼ばれていても、自己紹介の時で自分が在日であることを説明すればいいし、それで民族意識や周りの対応が変わることはないと思っていた。
そんな私が本名に変えたのは、大学院の博士課程に進学すると決めた時だ。
私は元々、研究者を目指していたわけではない。大学を卒業したら、就職して、28歳くらいまでには結婚したいと思っていた。それがひょんなことから大学院に進むことになり、それでも2年間の修士課程を卒業したら社会に出ようと思っていた。
そんな中、教授から博士課程進学の誘いを受け、予想もしなかった人生の展開に戸惑った。女子学生が大学院に残るというのは、かなりの決意を要する。
修士ならまだしも、博士に進むとなれば結婚の話は遠くなるということは、散々先輩から聞かされていた。
またすべての大学院生は、博士号取得者でも大学教員の空きが出ず、就職が決まらないという深刻な問題を抱えている。
私は迷った…。しかし、覚悟を決めて、博士課程進学を決意した。そして、そこで本名に変えたのである。
なぜ、私はその時、本名に変えたのか。
それは、せっかく博士課程に進むのなら、在学中に本を出して有名になってやろう!と決意したからだ。
本を出すなら、通名は嫌だと思った。本を買う人に、ひと目で私が在日であることをわかってほしいと思った。なぜなら、私のやっている研究が、在日と全く関係がないからである。
私は自身の研究成果を通して、在日の学生が在日を飛び越えた研究を自由にやれる時代がきたということを示したかったのだ。
そうして切磋琢磨した4年間。ついに念願の本を出版できることになった!
タイトルは『ラブホテル進化論』(文春新書、2月20日発売!)。28歳で結婚はできなかったけれど、とりあえず目標は達成しました!
どうぞよろしくお願いします!
(2008.2.20 民団新聞)
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俺も連合軍側に立って参戦するぞヽ(`Д´)ノ
プリンスvs日教組、連合怒りの参戦…全面戦争が勃発
民主巻き込み国会追及へ
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_03/t2008030629_all.html
グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が日本教職員組合(日教組)による全国集会の会場使用契約などを一方的に破棄した問題で、「プリンスvs連合」の全面戦争が勃発(ぼっぱつ)した。プリンス側は「街宣車による大騒音が起こるため」として、あくまでも正当性を主張。これに対し日教組の上部団体である「連合」(組合員約660万人)が、プリンス系ホテルのボイコット運動などを展開し始めたのだ。
日教組は昨年5月、プリンス側と今年2月に予定されていた集会会場と宿泊利用の契約を締結。ところが11月になって突然、プリンス側が「利用者や周辺住民に迷惑がかかる」と、一方的に契約解除を通告したことで戦闘が始まった。
日教組は昨年12月、東京地裁に契約解除無効を求める仮処分を申請して“反撃”、地裁はこの仮処分を認めたが、負けじとプリンス側も今年1月、東京高裁に異議申し立ての抗告を行った。結局、抗告は棄却されたが、プリンス側は裁判所の仮処分決定に従わず、ホテルの利用を許さなかったため、日教組の全体集会が中止に追い込まれる事態となった。
この一連のプリンス側の対応に、怒りを爆発させたのが上部団体の連合だ。
中央執行委員会で「司法の決定に従わず、集会・言論の自由を侵している」(古賀伸明事務局長)として、とうとう傘下労組によるプリンス系ホテルのボイコット方針を決定したのだ。連合による特定企業をターゲットにしたボイコット運動は異例のことだが、連合幹部は「それだけ本気で戦うということだ」と宣言する。
これを受け、連合傘下の電機連合は都内のプリンス系ホテルで4月に開催予定だった会議を急遽(きゆうきよ)キャンセル。また、今月4日には国際労働組合総連合(ITUC)のガイライダー書記長が連合の高木剛会長=写真左=と会談し、「連合の対応を支援する」として、ITUCがプリンス側に抗議文を送ることや、海外のプリンス系ホテルの利用を取りやめることを約束したのだ。
さらに、日教組は3月中旬、プリンスを相手に東京地裁に損害賠償請求の訴えを起こす方針を決めており、労組側の攻勢は強まるばかりだ。
一方、プリンス側も連合の“波状攻撃”に対して一歩も引かない構えで、先月26日には親会社である西武ホールディングスの後藤高志社長=同右=が会見し、正当性を主張。広報担当者もこう話す。
「昨年秋に前回開催地の別府(大分県)へヒアリングに出向いた結果、右翼の街宣車は150台、開催1カ月前から抗議活動が始まるなど、想定を大きく超える内容を聞かされた。当ホテルは品川駅に近く、周辺には病院や学校もあり、ホテルを利用させることはできなかった」
このため、連合側は膠着(こうちやく)した“戦況”を一転させる秘密兵器も用意。なんと、支持政党の民主党を巻き込み、国会でこの問題を追及しようというのだ。
民主党関係者は「すでに、参院予算委員会で取り上げることを決めた。福田康夫首相や閣僚に賛否を問い、理不尽なプリンス側の非をあぶり出していく作戦だ」と打ち明けるが、戦闘激化は必至のようだ。
ZAKZAK 2008/03/06
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これは実質的な売り上げ減少につながりやすいでしょうね。
松山観光 痛手ダブル
市「何とか対策を」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20080403-OYT8T00769.htm
「松山城ロープウェイ」乗り場で紹介されている菓子など17品のうち7品が値上げされた(松山市大街道で)
原油や食品原料の価格高騰が、松山市の観光を直撃している。坊っちゃん団子やじゃこ天、タルトといった観光客に人気の土産品が次々と値上がりしただけでなく、松山への航空路線や航路が相次いで廃止となり、ダブルパンチを食らった市観光産業振興課は「これでは松山に来る人が減るだけじゃなく、せっかく来た人も買い控えてしまうのでは」と戦々恐々としている。(山村英隆)
松山城ロープウェイ東雲口駅3階のショーケースにずらりと並んだ17品の食品土産。このうち、うつぼ屋「坊っちゃん団子」、一六本舗のタルト、五色そうめん、母恵夢など、半数近くの7品が値上がりした。
「おやつ感覚で食べていたじゃこ天まで値上がりするんですね」。展示を見ていた八幡浜市栗野浦、会社員松本晋也さん(27)は驚く。
1日に値上げに踏み切った労研饅頭とうつぼ屋のほか、タルトの一六本舗が3月から1本500円を600円に値上げ。菓子の「母恵夢」も8個入り735円を893円に上げた。
南予名産のじゃこ天も揚げ油の価格上昇によって10〜20円の値上げを余儀なくされた。松山市の三津浜港土産物店の女性店員(75)は「並べている商品では値上げしていない方が珍しいくらい。常連のお客さんから『高くなったね』と言われ、ここ数か月で全体の売り上げは20%は落ちた」と話す。
2006年に4万5000人が利用した全日空の札幌便も4月でダイヤから消えた。松山観光港と北九州市・門司港を結ぶ高速船「シーマックス」が1月に廃止となったのを始め、関西に向かうフェリーの松山観光港への寄港も往復5便から2便に減少。いずれも原油高による燃料費の高騰が主な理由だ。
松山市への観光客は年間493万人(06年)。市観光産業振興課によると、土産代や宿泊代、食事代など1人当たりの消費額は1万1800円(同)に上る。市は、司馬遼太郎さんの小説を基にしたNHKのテレビドラマ「坂の上の雲」の来年秋からの放映を機に、さらに盛り上げようとしていた矢先で、同課の唐崎秀樹課長は「メーカーに値下げしろとは言えないし、公共交通の便の復活も難しい。2010年には600万人の目標を設定しているだけに、何としても新たな対策を練りたい」と話していた。
(2008年4月4日 読売新聞)
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【急募!】
子供の頃はキーホルダーをつける鍵もない癖にどっか行くとその記念に買ってきたものであるだが,昔同一縮尺の都道府県別のキーホルダーのシリーズがあって(従って隣の県とほぼピッタリ組み合わせることが出来る)一時期集めていたが今回帰省してキーホルダーが壊れたので何処かにないか捜していたらその昔のキーホルダー群が見つかった。懐かしい。
結構集めている。わっかの部分は取ってしまってあるのでキーホルダーとしての役は最早立たないが天下統一気分で並べて遊んだのを思い出す。
持っているのは北から
青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県・新潟県・富山県・石川県・岐阜県・長野県・埼玉県・千葉県・東京都+神奈川県(2都県で一つ)・山梨県・静岡県・愛知県(別種類だがほぼ同一縮尺)
大阪府+京都府(2府で一つ)・奈良県
岡山県・広島県・島根県(同一シリーズだがちょいとズレが酷い)・山口県
の合計25都府県である。
戦国大名おれは北関東を除く東日本と畿内中心部と中国西部を領有していたらしいw。北条氏の守護独占みたいだ♪
誰か昔集めてて持ってるって人居ませんか?俺が持ってない道県の奴なら高値で買い取りますm(_ _)m
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>>135
いやぁ同好の士はいるもんですなぁ。メーカーが判らずあのメーカーと呼んでるw
http://www.geocities.jp/keyholdernew/
http://www.geocities.jp/keyholdernew/nyumon.htm
日本全図。北海道が支庁別になってなくて縮尺が小さいようなのが残念。
http://www.geocities.jp/keyholdernew/anonihon.htm
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日本地理コレクション
http://www.geocities.jp/r_0308_xyz/
あのメーカーは(株)飯島商工と云うのだそうな。
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>>136-137
こんなマニアックなサイトがあるのにワロタ
でも確かにこれだけ揃って並べると凄いな
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高島の限界集落・泰山寺地区に29日複合施設オープン
活性化「味わって」
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syakai/suigen_simpo/080427.html
第二次大戦後に農地として開墾され、住民の半数が六十五歳以上の限界集落となっている高島市安曇川町田中の泰山寺(たいさんじ)地区にかまどご飯炊き体験やカフェ、ブルーベリー農園を併設した複合施設が二十九日オープンする。滋賀県の経済振興特別区域制度を利用し、観光ソフト面で支援する高島市は「地域活性化につながれば」と期待している。
食、エネルギー、コミュニケーション 考え 活用の場に
同地区は標高二二〇メートルで、台地に百二十三ヘクタールの畑が広がり、専業農家二十戸がダイコンを中心に畑作などをしている。施設名は「泰山寺ソラノネ紀伊國屋」。大津市伊香立でレストランなどを経営するブルーベリーフィールズ紀伊國屋(岩田康子代表)が手掛けた。
野外のかまど棟で自炊したご飯を近くのカフェで地元の食材で作ったおかずと共に味わう。かまどは、戦後の燃料不足のときに考案された「愛農かまど」と呼ばれる省エネタイプで、間伐材などを使う。利用料は大人千五百円、子ども千円。
スタッフの松山剛士さん(32)は「食、エネルギーを考え、コミュニケーションの場に利用してもらえれば。子どもたちの体験学習にも活用してほしい」と話す。予約制。問い合わせはソラノネTEL0740(32)3750。
【2008年4月27日掲載】
高島市安曇川町田中泰山寺地区
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=3690587650a8c91f56c5bc880236327c
過疎に生きる 水源の里シンポ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/3831
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平泉の登録「厳しい」 世界遺産委で日本大使
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1156807981/660-661
平泉、世界遺産ならず ユネスコが登録延期決定
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080707t33043.htm
世界遺産登録を目指す「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町、一関市、奥州市)について、カナダのケベック市で開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は6日(現地時間)、価値の証明が不十分として、登録延期を決めた。
国内の推薦遺産が登録以外の決定を受けたのは15件目の今回が初めて。推薦書の再提出や国際記念物遺跡会議(イコモス)による再調査など、登録に向けた手続きを最初からやり直す必要があり、遺産登録が可能になるのは早くても2年後になる。政府は登録を確実にするため2011年の再審査を目指す考えだ。
近藤誠一ユネスコ政府代表部大使は委員会後、「(登録の)基準が厳しくなっている」と指摘。登録に求められる「普遍的価値の証明」が東西の文化の違いなどで思ったように伝わらなかったとも述べた。
5月下旬にイコモスから登録延期の勧告を受け、政府は「浄土思想の平和への願いはユネスコ憲章の精神に通じる」などと、遺産委員会を構成する21カ国に説明。昨年の石見銀山遺跡(島根県)に続く勧告を覆しての登録を目指したが、登録延期より一段階上の「情報照会」への昇格にも結びつかなかった。
岩手県の達増拓也知事は記者会見で「登録しないという結論が出たわけではない。外務省や文化庁と協議しながら引き続き登録を目指す」と語った。平泉町の高橋一男町長は「誠に残念。平和を願う浄土思想は世界遺産にふさわしいものと確信している」と述べた。
平泉は11世紀末から12世紀にかけて、奥州藤原氏が浄土思想を基に築いた統治拠点。自然地形を生かして寺院や庭園などを配置するまちづくりを進め、戦乱の続いた東北に約100年間、平和をもたらし、独自の文化を花開かせた。
01年4月に世界遺産暫定リストに登載された。政府は06年12月、中尊寺など仏教建築と周囲の自然を一体の「文化的景観」と位置付け、ユネスコへ推薦書を提出。イコモスは今年5月、浄土思想の意義や景観との関連性などで証明不足を指摘し、登録延期を勧告した。
ユネスコは、遺産を十分に管理できるよう新規登録を抑制する方針を打ち出しており、「富士山」など後続にも影響を与えそうだ。
[平泉の文化遺産]正式名称は「平泉―浄土思想を基調とする文化的景観」。中尊寺、毛越寺、無量光院跡、金鶏山、柳之御所遺跡、達谷窟(以上岩手県平泉町)、白鳥舘遺跡、長者ケ原廃寺跡(以上奥州市)、骨寺村荘園遺跡と農村景観(一関市)の9つからなり計551ヘクタール。それぞれの周辺地計8213ヘクタールを、遺産保護のため利用を制限する緩衝地帯に指定している。
2008年07月07日月曜日
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労働者の待遇改善なんとかせにゃあかんねぇ
スカート指定?全裸で廊下に?ツアコン残酷物語
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/159361/
02:46更新
≪サービス残業、保険なし、セクハラ…派遣の悲哀≫
所属する派遣添乗員に度重なるサービス残業をさせたとして、中央労働基準監督署がJTBの100%子会社「JTBサポートインターナショナル」(東京)に、労働基準法違反で是正勧告を出した。颯爽と世界を股に掛けるイメージの添乗員だが、水面下では親会社にいいように使い捨てられる、ハケンの悲哀が繰り広げられているようだ。
■身分「みなし労働者」、日当は最高でも1万円
「ピーク時には1週間分の着替えを詰めたトランクを2個用意し、1つは成田空港に置いておく。10日間のヨーロッパ添乗から帰国した翌日、再び1週間のヨーロッパ添乗に出るためで、1つのツアーを無事に終了させても、帰宅する余裕などまったくない」
こう話すのは大手旅行会社系列の女性派遣添乗員(30)。時間管理ができないとされる「みなし労働者」の彼らが1日単位で支給される日当は、添乗経験日数によってランク分けされ、業界最高レベルでも1万円程度。身分はあくまで契約社員で、閑散期には仕事が激減するうえ、社会保険なども付与されず、身分は不安定なままだ。
個人客対象の「募集ツアー」と、支店の法人顧客や修学旅行が対象の「企画手配ツアー」で彼らの労働環境は異なるが、厳しい現実に変わりはない。
「募集ツアーの場合、事務所での引き継ぎ、お客さま全員へ事前連絡、ツアー実施、精算が基本的な流れで拘束時間が長い。ツアー内容も代金格安化の中、国内でも海外でも、観光の合間に人数単位でキックバック(手数料割り戻し)が受けられる土産物店を組み込み、スケジュールがパンパン」(先出添乗員)
ツアー中の客のわがままやトラブルには24時間の対応が必要だ。「安いツアーほど、クレームや要求が多い“モンスターカスタマー”の発生率が高い」(同)。モンスターは他の参加者からも煙たがられるため、結果的に添乗員が付きっきりで面倒を見るというから、ストレスもたまる。
モンスターは少ないが、企画ツアーの添乗でも、彼らの心労は絶えない。
「服装はなぜかスカート指定。夜中まで宴会に付き合って、カラオケ中に手を握られたりハグされても、支店の顧客である以上、我慢するしかない」(同)。中年女性が多い呉服ツアーでは、男性添乗員が逆セクハラの餌食になることも。
「浴衣姿で各部屋ごとの2次会に“慰問”させられ、イッキ飲みの連続。気が付けば朝方、全裸で廊下に倒れていた。誰かが股間に手ぬぐいを掛けてくれていたのがせめてもの救いだった…」(男性元添乗員)
■大手旅行会社幹部「待遇に文句言うならなるな」
男性添乗員が女子生徒にチヤホヤされそうな修学旅行も、現実は甘くはない。
「特に公立中学校では、朝から晩まで、男子の不良生徒か先生の『お守り』ばかり。夜は、反省会と称した旅行会社負担の飲み会に付き合わされます」(同)
大手旅行会社幹部は「世界各地の観光地を仕事で回れるのは添乗員だけ。そのことも待遇の一部と割り切っているからこそ、多くの添乗員は頑張ってくれるし、経営も成り立つ。待遇に文句を言うくらいなら、始めから派遣添乗員などなるべきではない」と本音を吐露する。添乗員という「派遣社員」の待遇改善の望みは薄そうだ。
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確かに景観を破壊してはいるが、面白い。
教会風トイレが世界遺産登録に支障 長崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20080708-OYT8T00741.htm
県などが世界遺産登録を目指している「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」候補の一つ、五島市の堂崎教会の近くにある教会風公衆トイレについて、同市が「デザインが奇抜で景観を損ない、世界遺産登録の支障になる恐れがある」として取り壊しやデザイン変更を検討していることがわかった。同市が観光振興のために2000万円をかけて約3年半前に完成させたものだが、その後に世界遺産登録を目指す動きが本格化し、“奇抜なデザイン”が敬遠される事態となった。(津江秀晃)
堂崎教会は1907年完成のレンガ造りで県指定有形文化財。「五島カトリックの総本山」とも言われ、海辺の教会として景観上も優れているとされる。
トイレは教会から約300メートルの駐車場近くに市が2005年3月に完成させた。教会を模した鉄筋コンクリート造りで、茶色を基調に入り口はアーチ型、窓は半円形で、時計も設置されている。設計者の富山博弥・市建設課長は「地元信者らの意見を聞いてデザインを決めた」という。
長崎市で5月21日に開かれた県と市町関係者の景観行政に関する会議で、アドバイザーとして出席した文化庁の調査官がこのトイレについて、「景観に大きなダメージを与えている。なぜこのような奇抜なデザインにする必要があったのか」と発言した。
文化庁が世界遺産の国内手続きを所管していることから、県や市は即座に調査官の発言を検討。「トイレは景観を損ねているとみられても仕方ない」と結論付けた。来年度にも修景計画を策定し、取り壊しやデザイン変更などを行う。市文化推進室の松崎義治係長は「無駄遣いと批判されるかもしれないが、五島市が世界遺産登録へ向けた県やほかの市町との足並みを乱すわけにはいかない」と語る。
世界遺産の審査は、構成資産の価値だけでなく、周辺の景観も重視しており、登録遺産の中には、周辺景観の悪化で登録抹消が取りざたされたケースもある。
県知事公室の嶋田孝弘企画監は「世界遺産に登録されるためには、美しい景観をつくることが求められる」と改善の必要を強調する。
(2008年7月9日 読売新聞)
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話しはズレますけどこっちの基督教施設の方が平泉なんかよりも優遇されそうですねぇ。。
こちらが悪いとは全く思わないが,どうも世界遺産の価値そのものに疑問も。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/97223.html?_nva=126
2008年06/06 00:23 北海道新聞
全道2位維持 小樽の07年度観光客 740万人、旭川を振り切る
【小樽】小樽市は五日、二〇〇七年度の観光客入り込み数が前年度比3・8%減の七百四十万五千八百人だったと発表した。旭山動物園効果で集客力を増し、猛追する旭川市の七百三十三万四千三百人(同5%増)を約七万人上回り、札幌に次ぐ全道二位の地位を維持する見通しとなった。
上期(四−九月)は、旭川市が小樽市より約六十七万人多い四百七十一万六千六百人。記録を確認できる一九七七年度以降、初めて小樽が旭川に抜かれた。下期(十−三月)は、小樽が約七十四万人上回る三百三十六万二千四百人で、通年での逆転につなげた。
ただ、両市の差は〇五年度の百九十二万人から急激に縮まっており、「小樽が抜かれるのは時間の問題」との見方も出ている。
この結果について、小樽市は「抜いた抜かれたは気にしない」と冷静な反応。旭川市も「互いに盛り上げ、北海道全体の底上げを図りたい」と余裕の弁。
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地域経済は何処も大変そうではあるが,年商が7億から5億になるだけで経営難は弱すぎるんじゃね?
経営難で事業を停止 よこてグランドホテル
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080719c
横手市でホテルや飲食店事業を展開する「よこてグランドホテル」(同市横手町、松川道子社長、資本金3000万円)は18日、経営難のため事業を停止した。帝国データバンク秋田支店によると、弁護士を通じて法的整理に入る意向。2007年7月末時点の負債は約6億3000万円。
同支店によると、同社は、よこてグランドホテル(1975年開業)のレストランや結婚式場部門などを分離するため81年に設立。その後、関連会社を吸収してホテルの運営すべてを手掛け、ほかに飲食店3店舗を展開。ピーク時の2001年7月期には約7億2000万円の年商があった。
しかしブライダル市場の冷え込みや景気の低迷が響き、結婚式や宴会などの利用が減少。07年7月期は年商約5億3000万円に落ち込み、設備投資による借入金も膨らんで資金繰りが悪化した。
(2008/07/19 09:56 更新)
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金沢では有名レジャー施設ですが、あっさり閉館ですか。
営業の引受先見つからず ルネスかなざわ 10月2日閉館
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080729301.htm
金沢市の総合レジャー施設、ルネスかなざわが十月二日で閉館する。オーナー会社の高山物産(京都市)の会社更生計画の提出が十月末に迫り、管財人が「現状では、事業承継を前提とした引受先を見つけることは困難」と判断した。今後、ルネスの不動産などは売却されるとみられるが、管財人は「営業継続の意思があるスポンサーが名乗りを上げれば(事業譲渡を)検討する」としている。
ルネスと、宿泊施設のルネスリゾートロッジは十月二日午前十時をもって閉館し、アミューズメント施設のルネスサンサーカスは同月一日に営業を終える。ルネスの敷地内にあり、高山物産所有の建物に入居しているテナントのユナイテッド・シネマ金沢は、営業を続けるという。
管財人によると、今年五月、ルネスの事業承継を前提とした入札で複数の企業から応札があり、条件面などで交渉を進めていた。しかし、地価下落や、昨年十一月のまちづくり三法施行で大規模開発が規制されたことで、受け皿の候補となる企業との交渉が難航していた。
交渉を進める上で、高山物産の更生計画提出期限が十月三十日に迫っていたことも影響した。高山物産は二〇〇六年十一月に会社更生手続きの開始を申請したが、高山物産のスポンサー探し自体も進まず、この間、更生計画案の提出期限を三度延長していた。時間的な余裕がなくなり、管財人は「会社更生手続きの中で、ルネスのスポンサーを見つけることは困難と判断せざるを得ない」とする。
関係者によると、高山物産の100%子会社でルネスを運営する金沢レジャー計画(金沢市)の社員百人やパート三百人の処遇は、十月二日で会社都合退職扱いになるという。
ただ、これでルネスの営業継続の可能性がゼロになったわけではないという。今後については、ルネスの不動産を競売などで売却することが検討される。事業承継を前提としない受け皿が想定される一方で、管財人は新スポンサーの名乗りを受け付ける考えも持っており、「現段階では何も決まっていないが、これだけ知名度のある施設であり、地元に迷惑のかからない形を考えたい」としている。
ルネスかなざわは、一九八七(昭和六十二)年十二月に開業。全長約百メートルのアクアスライダーや、大小の波が打ち寄せるウエイブプールなどが人気を集め、年間七十万人が利用していた。
高山物産と関連会社が運営していた石川県内三店のパチンコ店は二十八日までに、営業を終了した。
「ジャック&ベティ」の店名で、高山物産の更生手続き申請後も営業を継続していたが、野々市町の店舗が今年六月、金沢市の高柳、駅西の二店が今月二十一日で閉店した。
管財人は「閉店は営業上の判断であり、パチンコ事業承継に向けてスポンサー選定を進めている」とした。
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秋田県とは対照的に九州では自動車から鉄道への転移は進まずか。
>ガソリン価格高騰などの影響で高速道の利用台数は前年同時期より減少。自動車からのシフトが進むとみられた鉄道も、ほぼ横ばいにとどまり、外出控えの傾向が浮き彫りになった。
高速減り、JRも横ばい お盆期間中の利用状況
2008年08月19日
http://kumanichi.com/news/local/main/20080819003.shtml
九州の各交通機関が十九日までにまとめたお盆期間中の利用状況によると、ガソリン価格高騰などの影響で高速道の利用台数は前年同時期より減少。自動車からのシフトが進むとみられた鉄道も、ほぼ横ばいにとどまり、外出控えの傾向が浮き彫りになった。
西日本高速道路九州支社によると、今月七〜十七日の九州自動車道の日平均利用台数は約二十四万台で前年同期比4・6%減。九州全体の高速道と一般有料道路も同3・1%減り、同支社は「ガソリンを中心とした物価高の影響などが影響した」。
県内のJRの主要在来線(鹿児島線、肥薩線、豊肥線)の今月八〜十七日の特急利用者の総計は前年同期とほぼ同数の二十四万四千六百人。九州新幹線は開業以来初めて前年同期を下回る、3%減の十三万七千人だった。
JR九州は「ガソリン高騰などの影響で利用は増えると考えていたのに」とがっかり。期待外れの結果を「北京オリンピックも重なって、外出そのものを控えた人たちも多かったのではないか」とみている。
また、今月八〜十七日に熊本空港発着の国内線を利用した乗客数は、日本航空が四万三千三百人で前年同期比0・9%減。全日空は1・3%増の四万九百人、スカイネットアジア航空(羽田線)は25・3%減の約八千八百人だった。(石貫謹也、宮崎達也)
燃料高騰のあおりか、高速道路が不振 お盆期間中の(秋田)県内交通機関
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070022351/938
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不動産スレの方がいいかもしれんが。。
別荘共有を国交省が後押し モデル契約書など作成へ
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008090701000277.html
2008年9月7日 17時38分
国土交通省は7日、リゾートマンションなどの別荘を複数の人が共有する「タイムシェア」を普及させるため、売買や賃貸の標準的な契約書を来年度に作成する方針を固めた。別荘の開発会社が経営破たんしても、購入者らが物件を引き続き利用できる消費者保護の仕組みを盛り込む。
タイムシェアは、別荘を利用する権利を1年のうち希望する期間分だけ購入したり、賃借したりする制度。単独より費用負担が少なくなるメリットがあり、地方暮らしの推進策として注目されている。
売買のケースでは、保護策として売買契約後の物件の管理や運営を第三者に委ねる信託方式を採用する。これにより開発会社から財産を切り離し、倒産の影響を受けないようにする。
賃借では、物件を利用する全員で賃借権を登記し、破たん後に物件を引き継いだ管財人などが契約解除を求めた場合でも断ることができるようにする。
国交省は標準的な契約書でタイムシェアの権利を確立させ、別荘の利用者同士で権利を交換、売買し別の物件を使える仕組みもつくっていきたい考えだ。
(共同)
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老舗ホテル リーマン余波 相手・系列会社も破綻 高輪・京品ホテル
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008091802000264.html?ref=rank
2008年9月18日 夕刊
米大手証券会社リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)の余波が、東京・高輪の老舗ホテル「京品ホテル」に及んでいる。経営者が十月の廃業と解雇を従業員に通告。これに反対する従業員側が交渉を求めてきたのが、ホテルの債権を持つリーマン日本法人系列のファンド会社だったからだ。本体の破綻で、このファンド会社も民事再生法の適用を申請。交渉の糸口を失った従業員側は不安を隠せない。 (松村裕子)
JR品川駅高輪口の真ん前にある京品ホテルは、一八七一(明治四)年に旅館として創業。レトロな建物は一九三〇(昭和五)年築で、ホテルでは都内でも有数の古さだ。ホテルと直営の飲食店を合わせ、パートも含めて約百三十人が働く。
しかし、バブル期の多角経営に失敗して借金がかさみ、ホテルを経営する京品実業の小林誠社長が五月初旬、十月二十日の廃業と全員の解雇を告げた。
これに先立ち、従業員は労働組合を結成。京品実業が昨年の決算で約八千万円の営業利益を出していることなどを訴え、ホテルの営業継続と解雇撤回を求めている。交渉の中で、リーマン系のサンライズファイナンス(港区)が債権を握っていることが判明。七月からは、サンライズ社にも交渉を要求してきた。
サンライズ社は交渉を拒絶したが、組合側は「団交拒否は不当」だとして都労働委員会に不当労働行為の救済命令を申し立てた。
その審査が続く中でリーマンが破綻した。サンライズ社も九月十六日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。組合との交渉はさらに難しくなった。組合代表の大内次雄さんは「事態が急展開していて、どうしていいか分からない」と困惑する。
小林社長は「ホテルの廃業は私の意思。サンライズ社が破綻しても借金を返す相手が代わるだけで廃業や解雇の方針は変わらない」と話す。サンライズ社代理人の弁護士はホテルの扱いについて「検討中」とする。
組合側は「ホテルの営業を継続し従業員を雇ってくれる経営者や債権者に代わってほしい」と事態の好転に期待を寄せる。二十六日にはリーマンの日本法人やサンライズ社の入居する六本木ヒルズ前や同ホテル前で抗議活動を計画している。
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観光庁:長官人事が難航 異例の不在スタートも
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080924k0000m010142000c.html
10月1日に発足する観光庁の長官人事が難航し、残り1週間の時点で依然として決まっていない。政府は麻生新内閣のもとでぎりぎりの決着を目指すが、最悪の場合は長官不在でスタートする異例の事態さえ取りざたされている。
観光庁は、国土交通省の外局として省内の関連部署を統合して新設される。長官は観光行政の「顔」として、10年までに訪日外国人旅行者を1000万人に増やす政府目標の達成などを目指す。
福田康夫首相は、長官に国内外で著名な民間人を起用し、政権のイメージアップを狙っていた。経済界から複数の名前が上がったが、長官職は常勤で国会答弁もある激務。収入も民間より激減するなど待遇面の問題から人選は難航した。「利害関係がない人が好ましい」(谷垣禎一国交相)ことも、候補の幅を狭めた。さらに福田首相が辞意を表明し、民間起用の機運はいったん薄れた。
このため、国交省内部から観光行政に精通した人材を昇格させる案も浮上した。しかし、官僚の起用は衆院選を控え野党の批判を招く可能性もあることから、慎重論が根強い。
新内閣は、学者などにも範囲を広げ、改めて月内の人選を急ぐとみられる。ただ、「適任者がいなければ、政治が安定するまでの数カ月間、長官代行などを置いてしのぐしかない」(関係者)との見方もある。
毎日新聞 2008年9月24日 2時30分
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今度日光に行きます!
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http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080806/CK2008080602000035.html
2008年8月6日 中日新聞
観光客大幅増も「一喜一憂まだ早い」 東海北陸道全通1カ月
観光客らの車両が行き交う白川郷合掌集落=白川村荻町で
東海北陸自動車道が全線開通して5日で1カ月。開通区間の白川郷インターチェンジ(IC)がある白川村は人と車があふれ、高山市内では通過型観光が目立つ。南北に生まれた人の流れを観光や企業誘致にどう生かすのか、手探りが続いている。
白川村荻町の世界遺産、合掌集落に近いせせらぎ公園駐車場。3日午前、大型バスや乗用車で次々と埋まる。品川、秋田、石川…。ナンバーはさまざま。台湾、韓国の団体客がガイドの先導で続々と集落に入っていく。
駐車場の7月の利用台数は普通車が前年同月比70%増の1万329台。大型車が59%増の1195台を記録。開通後の6−31日で比べると、それぞれ77%増、67%増と大幅に伸びた。
合掌集落わきの村道は渋滞。酒販店を営む今藤亘さん(30)は「車、人が増え、通りの雰囲気が変わった。秋のピーク時には入りきらないかも」。
白川郷観光協会によると、村内の宿泊施設は例年同様、20日ごろまで満室。合掌造り民宿を営む男性は「例年より宿泊を断る回数が多い」。別の合掌民宿を経営する鈴口悦子さん(57)は「にぎわうのはいいが、増え過ぎでイメージを損なわなければいいが」と不安を口にした。
東海北陸道飛騨清見ICと高山市中心部を結ぶ中部縦貫自動車道は、7月19−21日の3連休中の1日平均通行量が、前年の3連休(14−16日)の2倍の1万2700台。中でも20日は1万5000台と、同区間の最高を記録した。
人の流れは高山市内にも。7月の市中心部の主要な駐車場の利用は、普通車が前年同月比11%増、大型バスが15%増に膨らんだ。ただ、多くは通過型の観光客だ。
高山市の高山グリーンホテルは、7月のレストラン利用や宴会の売り上げが前年同月の倍。一方で宿泊の売り上げは16%増、宿泊人員は7%増にとどまった。担当者は「中京圏のバス会社が昼食プランを組んでいる。高山で昼食を取り、白川郷を見て日帰りするケースが多い」と言う。
通過型の観光客をどう引き留めるか。高山市幹部は「一喜一憂するのはまだ早い。長い目で見た戦略を立てていく」と話した。
(古池康司、河原広明)
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台湾の人は兵庫県が大好き? 外国人旅行者調査
2008年10月4日(土)11:16
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/region/T20081004MS00821A.html
兵庫県の外国人宿泊客は台湾から訪れた人が最も多く、大阪府は韓国、京都府は米国が最多-。国土交通省近畿運輸局が二〇〇七年、近畿二府四県の宿泊施設を対象に「宿泊旅行統計調査」を実施したところ、兵庫、大阪、京都の三府県に宿泊した外国人宿泊客は、国(地域)別順位が異なっており、それぞれの地域特性が浮き彫りになった。
■華僑の多さを反映? 京都は米、大阪は韓国1位
調査によると、昨年一年間に近畿へ宿泊旅行をした外国人は延べ四百十九万人。大阪の二百五十万人を筆頭に、京都、兵庫の上位三府県で八割以上を占めた。
兵庫には四十二万人が宿泊し、国(地域)別では台湾が九万四千人(22%)で一位。その次は韓国が17%で以下、米国14%、中国11%、香港7%と続いた。
大阪は韓国の25%を筆頭に、東アジアからの旅行客が全体の六割以上を占めた。
一方、九十六万人が宿泊した京都は、国際的な観光地にふさわしく、米国が26%で群を抜き、欧州が15%で続く。韓国は中国と並んで7%にとどまり、アジア中心の兵庫、大阪とは対照的な結果になった。
奈良県、滋賀県は台湾、和歌山県は香港がトップだった。
調査で台湾からの宿泊客が最多だったことについて、兵庫県観光交流課は「神戸を中心に華僑が多く暮らす地域性が表れたのでは」と分析。外国人観光客誘致も、中国をターゲットにした宣伝に力を入れている。今後は「震災関連の防災施設など、兵庫らしい特色ある観光拠点のPRに工夫を凝らしたい」と話す。
調査は、国交省が初めて、従業員十人以上の宿泊事業所を対象に全国で実施。近畿運輸局が独自に統計をまとめた。
全国で外国人宿泊客が最も多いのは東京都の七百八十六万人。二位が大阪。京都は六位、兵庫は十一位だった。
「観光圏」に16地域=県境越えて連携−国交相が認定
2008年10月3日(金)18:30
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-081003X761.html?C=S
観光庁は3日、県境を越えた地域が連携して宿泊旅行客を呼び込む「観光圏」の形成に向け、岩手、宮城両県の市町による「伊達な広域観光圏」や、群馬、新潟、長野3県にまたがる「雪国観光圏」など16地域が国土交通相の認定を受けたと発表した。認定された観光圏は、補助金交付や旅行業法の特例といった国の支援を受けながら、魅力ある観光地づくりに取り組む。
観光圏は、2泊3日以上の滞在型観光を促進することを目的に、複数の地域が連携して形成する広域の観光エリア。観光事業者や自治体などによる協議会が中心となって策定した計画に沿って整備を進める。
[時事通信社]
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何か寝台特急が消えていく一方で、こういうのが流行るってのはアイロニーって気がしますよね。
安い、快適、便利、格安高速バス絶好調…前年3倍増 東京−大阪4700円〜
http://www.zakzak.co.jp/top/200810/t2008100929_all.html
原油高に未曾有の株安など、“安近短”志向に拍車がかかる観光業界で、取り扱い人員を大幅に伸ばしている超元気な業界がある。鉄道、航空、マイカーに次ぐ第4の移動手段として注目を浴びる「都市間ツアーバス」だ。常識破りの低価格ながら、狭いバスのイメージを覆す快適車輌の投入などで、向かうところ敵なしの業績拡大を続けている。
都市間ツアーバス最大手のウィラートラベル(大阪)によれば、今年のお盆期間は、取り扱い人員約4万7000人と前年(約1万6000人)比で一気に3倍増。2人以上のグループ利用が半分を占めた。「昼行便を増発し、乗り心地も格段に向上。さらに、ガソリン高によるマイカー移動の減少なども評価されたのでは」と同社は分析するが、何といっても、その魅力は経済性だ。
一部ツアーバスのサイトを見ると、需要が高い東京−大阪(9月週末)は車種によって4700−5200円と、新幹線のぞみ指定の約3−4割の破格。利用者にはこれ以上ないありがたい話。旅行会社が運営するツアーバスと異なり、従来から高速バスを運営するJRなどの一般路線バス会社も料金面で追随するなど、業界は活性化の一方だ。
とはいえ、前代未聞の安さの裏側にはそれなりのワケもある。バス代を安く買いたたく旅行会社の影で、もともと決して好待遇とはいえない運転手たちが、さらに過酷な労働条件を強いられているといわれている。
観光ジャーナリストの千葉千枝子さんは「経営が厳しい中小バス会社は、言うまでもなく安全最優先ながら、時には利益を優先してでも倒産だけは回避したいのが本音。一方で、旅行会社がバスの仕入れ値やお客への売値を安くするのも当然の企業努力。業界を活性化した功績も大きいが、双方が根本的な考え方を変えない限り、重大な問題が起こる可能性もある」と話している。
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>>157
別に皮肉でも何でもなくJRの急行列車と同じで中途半端なんではないでしょうかねぇ。
<快速>←安い─<急行>─早い→<特急>
<夜行バス>←安い─<寝台特急>─快適→<ホテル>
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東証、一時1000円超安
10月10日12時27分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081010-00000017-jijp-bus_all.view-000
東京株式市場は、連日の米株急落に加え、大和生命保険の経営破綻や円高加速などが悪材料となり、日経平均株価は暴落。
午前終値は前日比974円12銭安の8183円37銭。約5年5カ月ぶりの安値(10日、都内)
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すんません スレ間違えました
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たった、25000人対象でどの程度効果があるんでしょうか?
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c2%e6%cf%d1&k=200810/2008101400791
日本人観光客に補助金=中国人誘致も当て外れ−台湾
【台北14日時事】台湾は日本人観光客の誘致を目的に、補助金を支給する方針だ。燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の高騰や景気低迷などで、日本人観光客が減少しているのを受けた措置。馬英九政権が鳴り物入りで打ち出した中国人観光客の誘致も当てが外れており、補助金支給でドル箱の日本人観光客を呼び込む。
対象は団体旅行客で、2万5000人を上限に一人3000元(約1万円)を旅行会社などを通じて支給する。これとは別に、航空会社に燃油サーチャージ代の一部を補てんし、個人旅行客も誘致する。早ければ年内にも始める意向だ。
交通部(交通省)観光局によると、今年9月末までの日本人観光客数は約80万5000人と、前年同期比5万4000人以上も減少。昨年は通年で116万6380人と過去最多で、国・地域別でも首位だった。(2008/10/14-17:55)
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不動産スレというよりも将来の観光地でしょうからこちらに載せます。
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008101501000060.html
世界一の超高層タワー争い 富豪のサウジ王子も参戦
【カイロ15日共同】世界的富豪であるサウジアラビアのワリード・ビンタラール王子は14日までに、同国西部ジッダに世界で最も高い超高層タワーを建設する計画を発表した。高さは1000メートルを超えるという。
アラブ首長国連邦のドバイの不動産会社が5日、同じく高さ1000メートルのタワーをドバイに建設すると発表したばかり。どちらがより高くなるかは不明だが、サウジ王子の参戦で「世界一のタワー」争いが過熱してきた。
発表によると、タワーは総額1000億リヤル(約2兆7000億円)を投じて建設する「キングダム・シティ」の一環。紅海を望むタワーには5つ星クラスのホテルや住宅、オフィスなどが入居する。
現在、世界一の超高層ビルは台湾の「TAIPEI 101」の508メートル。ドバイで建設中の「ブルジュ・ドバイ」は9月初めの時点で688メートルで、これを既に超えている。
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>>159-160
転載しときますね〜。
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<京品ホテル>廃業で従業員組合「独自営業」へ 東京・品川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000117-mai-soci
10月20日20時40分配信 毎日新聞
檄布を貼ったホテル前で解雇撤回を訴える労組メンバー=2008年10月15日、東京都品川区の京品ホテル前で
東京・品川駅前で明治期に創業した老舗「京品ホテル」(東京都港区、小林誠社長)が、経営の悪化などを理由に廃業を決め、20日付けで従業員約130人を解雇した。経営破綻(はたん)した米証券大手リーマン・ブラザーズ(リ社)の日本法人子会社「サンライズファイナンス」(サ社、港区、民事再生手続き中)が債権者だったこともあり、従業員労組が反発し、解雇に反対し職場を占拠して独自に営業を続ける構えだ。
労組などによると、5月8日に小林社長から廃業と全員の解雇が告げられた。「がらんどうにして売却することが相手との約束」と、営業譲渡ではなく廃業と説明した。債務の累計は約60億円に上り、サ社が分散していた債権を買い取り一本化したことが分かった。
従業員らは個人加盟の労働組合「東京ユニオン」に加入し、京品ホテル支部を結成、解雇の撤回を求めてきた。小林社長との交渉以外にも、「経営に影響力を持つ実質的使用者だ」とサ社にも団交を求めたが拒否され、リ社の破綻で交渉は更に難しくなった。21日には東京地裁に地位保全の仮処分を申請、ホテル内の飲食店で自主営業をする予定だ。
小林社長は「これ以上経営を続けるのは無理だ。解雇についてもきちんと説明している。リ社の破綻は関係ない」と話している。一方、組合の金本正道支部長は「昨年も8000万円の利益が出ており廃業は納得できない。放漫経営であり、労働者を債権回収の犠牲にするな」と訴える。
京品ホテルは1871年に旅館として開業、戦後米軍の接収や火事などに遭いながらも営業を続けた。【東海林智】
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良い事ですな。ゴルフはイギリスの荒れ野(ヒース)でやるべきスポーツで緑豊かな日本の山林を切り拓いて迄やるべきものではないと云う学部時代の指導教官の言いつけを頑なに守っている俺ではありますけど。
値下げ奏功し盛況、森岳温泉ゴルフ場
目標の4万人に届きそう
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081023g
運営会社の破たんで一時営業が危ぶまれた秋田森岳温泉36ゴルフ場(三種町森岳)が、プレー料金の値下げをきっかけに入場者数を増やしている。営業再開した昨年は3万5086人で、前年比166%の大幅増。今年も9月末で既に3万2214人という好調ぶり。目標の4万人に届きそうな勢いだ。
プレー料金は、キャディーを帯同しないセルフプレーの場合、ビジター料金が平日・4100円、土日祝日・5500円。同ゴルフ場によると「相場の6割程度」で、平日はシニア、土日祝日は若年層や女性の利用が特に増えた。初心者の姿も目立つという。
入場者は秋田市を筆頭に、能代市やにかほ市、横手市など全県に及ぶ。韓国からの旅行客も積極的に受け入れており、昨年の1596人に対し、今年は9月末で3609人と倍増。全体に占める割合は小さいが、入場者数を押し上げる要因となっている。
月に数回訪れるという能代市の男性(37)は「原油高や金融危機などで生活不安は増しているが、ゴルフも楽しみたいのが本音。少しでも安くプレーできるのは助かる」と話す。
コース内の樹木を伐採して見通しを良くし、グリーンの傾斜や芝の調整を進めるなど、ゴルフ場自体の魅力づくりにも取り組む。林健太副支配人は「予想以上の反応に感謝している。他のゴルフ場に比べ、サービス面は見劣りするかもしれないが、コストパフォーマンスとコースの魅力でカバーしたい」と話す。
同ゴルフ場は、秋田森岳温泉開発が1994年、18ホールでオープンし、97年には18ホールを増設した。しかしゴルフ人口の減少に伴う経営不振で破たん。昨年2月に仙台地裁で破産手続き開始決定を受けた。同4月、造園大手の市川造園土木のグループ企業・市川ゴルフ興業(本社東京、市川金次郎会長)が運営を引き継ぎ、従来の従業員23人を含む25人で営業を再開した。
(2008/10/23 11:31 更新)
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不正無断改造とかあったしいい加減な会社だよなぁ。
地下配管室に30㌧も投棄するするぐらいなら配管室小さくして工事費減らした方が安上がりなんちゃうの??
社長の会見での発言も今一意味不明。ワンマンじゃなかったら現場が勝手に不法投棄して会長に累が及ぶこともなかっただろうにって事にも受け取れる。
東横イン元社長を逮捕、廃材不法投棄容疑 硫化水素発生2008年10月29日12時53分
http://www.asahi.com/national/update/1029/OSK200810290001.html?ref=goo
松江市のホテル「東横イン松江駅前」で5月末、地下室から硫化水素が発生した事故で、島根県警は29日、内装工事で出た大量の建設廃材を地下室に投棄したとして、東横イン(東京都)の創業者で元社長の西田憲正容疑者(62)を廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で逮捕した。県警は、西田元社長が容疑を認め、「(部下に)投棄することを認めた」と供述している、と説明している。県警は、不法投棄が組織ぐるみだったとみて全容解明をめざす。
松江署などによると、西田元社長は部下に指示し、04年10月下旬ごろから同12月下旬ごろにかけて、ホテルの新築工事現場で、内装工事で出た廃材の石膏(せっこう)ボードやコンクリート片など約30トンを産業廃棄物として処理せず、地下配管室3カ所に投棄させた疑いが持たれている。
地下配管室はホテル玄関前の通路の下などに設けられ、深さは約2メートル。天井の穴から室内に雨水が流れ込んでいた。酸素が少ない状態で石膏ボード内の硫酸カルシウムと雨水が反応し、硫化水素が発生したとみられ、5月28日、近くにいた男女8人が気分が悪くなり、手当てを受けた。
県警は、内装工事を担当していた東横インのグループ会社「東横システム電建」(東京都)の副社長だった清原良昭被告(64)=廃棄物処理法違反の罪で起訴=と工事の現場責任者(44)=同=の2人を9月に逮捕。2人の供述などから、投棄当時、東横インの社長で東横システム電建の会長だった西田元社長が投棄を指示した疑いが浮上した。
東横インによると、西田元社長は同社を86年1月に設立し、ビジネスホテルチェーンとして全国展開。06年に発覚したホテルの違法改造問題で社長を退き、会長になった。今年9月には、松江の事故の責任を取って会長や東横イングループのすべての役職を辞職した。
今回の事故では起訴された2人のほか、現場で投棄にかかわった、東横システム電建の当時の社員10人が松江簡裁から罰金50万〜70万円の略式命令を受けている。
「何事もお伺い立てる体質」=背景にワンマン指摘−創業者逮捕で東横イン社長会見
2008年10月29日(水)21:30
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-081029X775.html
ホテル「東横イン松江駅前」の廃材不法投棄事件で、東横イン創業者で前社長の西田憲正容疑者(62)が逮捕されたことを受け、同社の重田訓矩社長は29日、松江市で記者会見し「重く受け止め、2度と起きないよう一層のコンプライアンス(法令順守)に努める」と謝罪した。
事件の背景について、重田社長は「当時は何事も西田に伺いを立てる企業体質があった。(現場からの不法投棄の伺いに)西田が同意したのだと思う」と説明。西田容疑者のワンマン体質に原因があったと指摘し「ワンマン体制を無くし開かれた会社にしたい」と述べた。
西田容疑者が社長を務めていた2000年に重田氏は副社長に昇格。06年に同容疑者は会長に、重田氏は社長に就任した。長年共に仕事をしてきた同容疑者について、重田社長は「発想豊かで計画に優れており、東横インを一代でここまでにすることができた」と評価したが、「支えながらやってきたが、逮捕されるとは思わなかった」とうつむき加減で残念そうに話した。
[時事通信社]
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http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20081004301.htm
2008年10月4日04時08分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎集客効果は「西高東低」 東海北陸道全通から3カ月
東海北陸自動車道の全線開通から3カ月近くを経て、石川、富山の観光地の集客効果に温度差が出てきた。石川県や富山県西部では入り込みの増加が続く一方、富山県東部は伸び悩み、一部で前年割れとなった観光地もある。「西高東低」の流れは強まるのか、弱まるのか。ETC(自動料金収受システム)車の割引を追い風に、争奪戦は激しくなりそうだ。
「あえて期待しすぎないようにしていたが、予想以上のお客さんに笑いが止まらない」。氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館(氷見市)の営業担当者は声を弾ませる。
小矢部砺波ジャンクション(JCT)から北に伸びる能越道の終点に近い海鮮館は、七月に前年同月比45%増の六万三千八百人を集め、八月は17%増、九月も28%増と好調を維持。九月は観光バスの台数も51%増の八百六台となり、担当者は「夏休みと秋の行楽シーズンとの端境期で例年伸び悩んでいたのがうそみたい」と話す。
富山県西部では、高岡市の国宝瑞龍寺も七―九月の拝観者数が前年同期比53%増の六万六千人に伸びた。世界遺産の南砺市相倉、菅沼の両合掌造り集落でも、九月に駐車場を利用したバスの台数が、前年の二倍前後の三百―四百台で推移した。
全通効果は石川県にも広がった。県金沢城・兼六園管理事務所によると、兼六園の七― 九月の入園者数は前年同期比18%増の約三十八万七千人。全通記念で企画された中京圏からのバスツアーなどが集客増をもたらしたとみられる。
白山スーパー林道は、東海北陸道全通以降の利用台数が前年比で約一割増えた。七尾市ののとじま臨海公園水族館では、九月の全入館者数に占める東海方面からの客数の割合が前年の7・4%から14・4%に拡大した。
一方で、富山県東部では集客が伸び悩む観光地が目立つ。
立山黒部アルペンルートでは、七月こそ前年同月比15%増だったが、八、九月は前年を割り込んだ。黒部峡谷鉄道(黒部市)も、今年七―九月のトロッコ列車の乗降客は前年同期比で6%増えたが、一昨年同期比では4%減。「能登半島地震や新潟県中越沖地震前の水準に回復していない。今年の増加は全通効果とは言い切れない」(同社)と厳しい。
中日本高速道路金沢支社がまとめた、東海北陸道全通から二カ月間の東海方面からの小矢部砺波JCTの利用台数は、一日平均で全通前の二倍となる約九千台。増加台数は金沢、富山両方面とも約二千台だが、伸び率は金沢方面の三倍に対して富山方面は二倍にとどまり、富山県内の関係者からは「全県的に効果が広がるよう、さらなる情報発信が不可欠だ」との声も上がる。
ガソリンの値下げ傾向がみられ、ETC搭載車が休日昼間に高速道路を百キロ以内走行する際の料金が最大五割引きとなるサービスが始まるなど、マイカーのレジャーに追い風が吹いてきた。秋の行楽シーズンを迎え、各観光地は集客の好機をしっかりつかめるか。魅力発信に向けての知恵比べは続く。
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奈良駅前のホテル誘致、地元勢の事業継承を奈良市が承認
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1178710048/44
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観光地の救急ピンチ、管外搬送が増え自衛策も
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/555
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http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/hiroshima/081127/hrs0811270225000-n1.htm
「崖の上のポニョ」で注目 鞆の浦、龍馬とダブル効果期待
2008.11.27 02:25
アニメ映画「崖の上のポニョ」の構想が練られた地として注目を集めた瀬戸内海の景勝地、鞆の浦(広島県福山市)で今度は、幕末の志士、坂本龍馬に観光関係者らの熱い視線が集まっている。船の衝突事故を巡り、龍馬が賠償交渉を行った「いろは丸事件」の舞台で、市などは龍馬をテーマにしたイベントを開催するなど、観光客誘致を図っている。平成22年には、龍馬の生涯を描いたNHK大河ドラマが放送されることもあり、関係者のポニョに続く“龍馬効果”への期待が高まっている。
いろは丸は、坂本龍馬率いる海援隊が、大洲藩から借り受けた小型蒸気船で、慶応3(1867)年、鞆の浦沖を航行中に、紀州藩の大型蒸気船「明光丸」と衝突、積み荷とともに沈没した。
龍馬は、最寄りの鞆の浦で、補償をめぐり紀州藩と談判。結局、紀州藩側に巨額の賠償金を支払うことを約束させた。しかし、後の龍馬暗殺の動機となったとする説もあるなど、龍馬の生涯で最も重要な出来事の一つとされる。
鞆の浦沖では昭和63〜平成17年の間に4回に分けて、いろは丸とみられる木造の沈没船から、遺物や船体の一部の引き揚げ作業が行われ、現在は地元住民が運営する「いろは丸展示館」で、回収した約500点が展示されている。
宮崎駿監督が一時、滞在しアニメ映画「崖の上のポニョ」の構想練った鞆の浦では、今年夏の映画公開から観光客が増加しているが、同館では今年4月〜10月の半年間で、例年のほぼ倍となる約1万6000人が来館するなど、「ポニョ」だけでなく龍馬に対する関心も高まっている。
赤松宏記館長(67)は「鞆の浦を訪れる人のなかには、龍馬ゆかりの地であることを知らずに来られる人も少なくないですが、ポニョのおかげもあり、多くの方に見にきてもらってます」と笑顔で話す。
また、今年6月には、いろは丸事件の交渉の場となった商家「旧・魚屋万蔵宅」を改装した旅館「御舟宿いろは」がオープン。交渉の際、龍馬が実際に座っていたとされる1階8畳間には、龍馬の写真などが飾られ、宿泊客以外にも多くの観光客らが訪れている。
一方、福山市鞆の浦歴史民俗資料館でも、秋の観光シーズンに合わせて龍馬の遺品など約40点を集めた特別展を開催。期間中、龍馬の刀や、暗殺された京都・近江屋の部屋にあった血痕がついた掛け軸、書簡など、重要文化財を含めた貴重な展示品が訪れた人の注目を集めた。
このほか、市教委などでは、龍馬にちなんだウオークラリーを11月24日まで開催。龍馬の宿泊場所や交渉場所などの現場に、足を運んでクイズに答えてもらう形式で、約1200人の応募があったという。
こうしたなかで、平成22年のNHK大河ドラマで、人気タレントの福山雅治さんを主演に、龍馬の生涯を描いた「龍馬伝」の放映が決定。市観光課でも「主演俳優の名前が市と同じ“福山”で縁起がいい。今後も観光客誘致に向けて積極的にPRしていきたい」と、期待を膨らませている。
■鞆の浦
瀬戸内海のほぼ中央に位置し、沖合で東西からの潮流がぶつかりあうことから、古来「潮待ちの港」として栄えた。「いろは丸事件」のほか、源平合戦や南北朝の争乱など、多くの歴史の舞台となった。江戸時代の商家などが今も多く残っており、古い町並みを気に入ったアニメ映画監督、宮崎駿さんが一時滞在。今年夏に公開された映画「崖の上のポニョ」の構想を練ったことから、インターネット上などで映画の舞台として注目を集めた。
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http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=39085&PHPSESSID=4dfede81fd830424133a5d50516d2214
ミシュランガイドで見る日本(ジャポン)3−「美術館・博物館」
[掲載日:2008/12/03]
ロンドンの大英博物館、パリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館など、観光の目玉となっている各都市の博物館、美術館は枚挙に暇がない。日本各地の博物館、美術館にも、ミシュランの星が付いたところがいくつもあるが、最高ランクは意外なセレクションとなっている。
3ツ星がついた美術館、博物館は、京都国立博物館、九州国立博物館(福岡県)、飛騨高山美術館(岐阜県)、ミホミュージアム(滋賀県)の4つ。国立だけあって、その展示内容と規模で京都と九州の博物館が選ばれているのは不思議ではないが、あとの2つは、全国的にはそれほど知られてはいない私立美術館。展示内容だけでなく、建物のデザインや学芸員をはじめとするスタッフのサービスを含め、総合評価がミシュランのお眼鏡にかなったようだ。
■飛騨高山美術館 http://www.htm-museum.co.jp/
白川郷の合掌造りの家屋が世界遺産に登録されている飛騨高山は、エリアとして3ツ星に選ばれており、さらにこの美術館は単独で3ツ星に選ばれている。フランスを代表するアール・ヌーボーのガラス工芸家エミール・ガレの作品をはじめとする、アール・ヌーボー、アール・デコのガラス工芸品の展示が中心。ミシュランの記述を見ると「美しく装飾された宝石箱の中に宝石が入っているかのようだ」とある。
美術館の関係者によれば、ミシュラン掲載後、海外からの来館者が増えただけでなく、国内からの取材が急増しているとのこと。国内的には低かった知名度が、ミシュランによって引き上げられたことがよくわかる。この美術館は常設、企画展示にとどまらず、コンサートなど各種イベントを開催したり、カフェやレストラン、ショップにも力を入れたり、総合文化施設として高い評価を受けている。
■ミホミュージアム http://www.miho.or.jp/
焼き物で知られる滋賀県信楽町にある美術館で、2000点を超える収蔵品は、私立の美術館としては日本最大級。コレクションは、ギリシャ、ローマ、エジプト、中近東、中国、日本の古代美術が中心。幅広いエリアと時代のコレクションで、常設展だけでなく、企画展も開催される。この美術館の高い評価は、建物のデザインによるものも大きい。設計を担当した建築家はルーブル美術館のガラスのピラミッドを手掛けたイオン・ミン・ペイ。周囲の自然環境を守る目的で建物の約80%が地中に埋設されている。ミシュランのガイドも「展示作品よりも、周辺の自然と同化するように設計された美術館の建物と周囲の連なる山々をはじめとする自然景観」に対する評価が高かった。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081204-OYT1T00605.htm?from=navr
年末年始の海外旅行、5年ぶり60万人割れか…中国など大幅減
JTBは4日、年末年始(12月23日〜2009年1月3日)に海外に出かける旅行者が、前年実績比で4・6%減少し、58万人になるとの見通しを発表した。
60万人を割り込めば、新型肺炎(SARS)の影響を受けた03年末以来、5年ぶりとなる。
景気悪化でボーナス支給額が減っていることや、国際線の燃油特別付加運賃(サーチャージ)の高止まりが響いている。平均旅費は22万9000円と、前年実績を5・2%上回る見通しだ。
旅行先では、「食の安全」への不安などから、中国が23・1%減と大きく落ち込む見通し。タイもバンコクの空港占拠事件でキャンセルが増え、35%の大幅な減少が見込まれている。今後の情勢によって、さらに減る可能性もあるという。
北米は9・5%減、欧州は4・9%減となっている。
一方、韓国は急速な円高・ウォン安効果で24・7%の伸びが予想され、香港や台湾も人気を集めている。
国内旅行は0・1%増とほぼ横ばいで、北海道、沖縄などの遠距離は敬遠がちという。宿泊先にホテルなどを選ぶ人は2・7%減る一方、実家に滞在する人は5・9%増え、旅費を切り詰める傾向が強い。
(2008年12月4日19時29分 読売新聞)
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いすみ鉄道:沿線ライトアップ 闇夜に浮かぶ竹林を疾走−−あすから大みそか /千葉
◇大多喜−上総中野駅間
いすみ鉄道は6日から31日まで、「ミステリーイルミネーショントレイン」を運行する。自然豊かな夜の里山風景を生かした初の企画。同鉄道の14駅のうち、大多喜−上総中野駅間の1カ所を選定し、竹灯篭(とうろう)を飾り、さらに自然の竹林をライトアップする。
運行時刻(いずれも定期列車)は下り大原発17時27分、18時15分、19時36分の3本。上りは上総中野発17時13分、18時25分、19時41分、20時30分の4本。同社は「光が織りなす夜の幻想的な里山風景を楽しんでください」とPRしている。
期間中、大多喜駅前では、地元商店会のおかみさん会「葵(あおい)の会」が土日、祝日に豚汁を販売する。
またクリスマスに合わせ、13日から沿線の各小学校の協力を得て、大原、国吉、大多喜、上総中野の4駅に竹で作ったイルミネーションツリーを飾る。
問い合わせは同社(電話0470・82・2161)。【吉村建二】
毎日新聞 2008年12月5日 地方版
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20081205ddlk12040180000c.html
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http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20081210ke04.htm
アジア旅行復活の兆し…円高・原油価格下落でお得感
海外旅行の不振が続く中で、関西国際空港からアジア方面への客足が戻る兆しが出てきた。円高に加え、航空会社が燃料代の上昇分を国際線の運賃に上乗せする燃油特別付加運賃(サーチャージ)もようやく下がる見通しになったためだ。旅行会社は今こそ海外旅行を売り込むチャンスと、お得感を前面に打ち出し、PRに躍起になっている。
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景気後退で年末年始を海外で過ごす旅行者は全体として減りそうだが、アジアなど「近場」は勢いづいている。年明けに夫婦で1泊の台湾旅行を計画している神戸市の主婦(38)は「ショッピングや食べ歩きが有利になる今は久々の『行き時』かなあと考えた」という。
円相場は夏頃に比べ、1ドルあたり10〜15円ほど上昇し、アジアの主要通貨に対しても強くなった。特に韓国の通貨、ウォンに対しては4割も上がっている。
近畿日本ツーリストが11月7日に取り扱いを始めた関空発のソウル、釜山旅行の最安値商品を3割値下げすると、2週間で500人の申し込みが殺到した。ソウル行きは、現地1泊で3万9000円が2万6900円に下がった。
阪急交通社は、関空発の韓国や台湾、香港方面は11、12月分が前年同月比で3〜4割増と大幅に伸びた。
原油価格の下落も追い風だ。日本航空と全日本空輸は来年1月、1年8か月ぶりに燃油サーチャージを値下げし、往復で中国・台湾は2万1000円が1万2000円、韓国は8000円が5000円になる。
これまで「アジアは、旅行代金が高額な欧州や北米よりもサーチャージの割高感が大きく、価格重視の消費者に敬遠されてきた」(阪急交通社)といい、旅行各社はサーチャージの引き下げも積極的にPRする。
ただ、JTBは年末年始の海外旅行者が前年より4・6%減ると推計している。「消費意欲落ち込みの影響の方が大きい」(旅行大手)との見方が根強く、旅行会社の思惑がどこまで通じるかは不透明だ。
(2008年12月10日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081214-00000001-jct-bus_all
ウォン安「韓国」に日本人観光客殺到 週末はもう予約が取れない
12月14日17時45分配信 J-CASTニュース
円高・ウォン安の影響で韓国旅行が人気だ
円高・ウォン安が急速に進み、「今がチャンス!」と韓国旅行に行く人が急増している。1年前に比べてウォンの対日本円価値はほぼ半分に下がり、免税店やアウトレットモールにはブランド品を買い求める日本人観光客が殺到。今や「日本人だらけだ」という声も上がっている。
■買い物にエステ、そして焼き肉腹一杯
世界的な景気悪化と、原油価格の高騰による燃油サーチャージの値上がりで、海外旅行者が減っている。ところが、韓国に行く人は増えているという。JTBが発表した年末年始(2008年12月23日〜09年1月3日)の動向調査によると、海外旅行者は前年同期に比べて4.6%減るが、韓国に行く人は24.7%増えると見込んでいる。飛行機で東京から3時間弱、福岡からは約1時間で行けて、2泊3日でも十分に楽しめる。旅行会社のパッケージツアーなら、ホテル代と飛行機代込みで3〜5万円台という安さも魅力だが、急増している理由は別にあるようだ。
JTB広報担当者は、こう見ている。
「ウォン安が急速に進んだ08年10月中旬から、韓国旅行に注目が集まっています。昨年の同じ時期に比べて半分に下がり、サーチャージが値上がりした分を差し引いても、お得感があるのでしょう。ブランド品のような高価な買い物ほど、実感されているようです」
買い物やエステを目当てに訪れる女性や、焼き肉をたらふく食べようという家族連れなど幅広い層にうけていて、12月の週末はすでに予約が取れない状況だ。
「12月から来年3月までの予約数は前年比160%です。数年前の『韓流ブーム』の時にも旅行者がぐんと増えましたが、今回も同じくらいの伸びています」
と驚きを語る。
H.I.Sの年末年始の予約状況は、韓国が前年比150%と大幅な伸びを記録(08年12月23日〜09年1月4日)。広報担当者は、
「ユーロやドルも下がっていますが、近場の韓国は週末を利用して行くことができて、トータルの予算が安く上がると好評です」
とPRする。
「円高ウォン安の今がチャンス! 韓国を買いつくす!」というキャッチフレーズで、ショッピングモールを巡るツアーを展開している。中でも人気は、07年にオープンした「ヨジュ プレミアムアウトレット」。約120のショップが入っていて、「ドルチェ&ガッバーナ」「ジバンシー」「バーバリー」「ヴィヴィアン・ウェストウッド」などのブランドがずらりと並ぶ。日本でも御殿場などで展開しているのと同じアウトレットチェーンだが、ウォン安の韓国で買えばさらに安くなるというわけだ。郊外にあり個人では行きにくい場所なので、ツアーに組み込んだところ、女性に好評だという。
■韓国一大きい免税店は日本人だらけ
多くの旅行者が立ち寄る「免税店」で、最近、こんな光景が見られるらしい。
韓国観光公社東京支社の広報担当者は、
「韓国で一番大きい新羅免税店(ソウル)は日本人だらけだ、と聞いています。免税で安い上に、これほどの円高ですからね」
と語る。
韓国内に8店舗展開する「ロッテ免税店」は月間売上げが前年の1.5倍、購買客数も1.5倍に増えた(08年10月19日現在)。ロッテ免税店東京事務所によると、仏高級ブランド「シャネル」は日本の販売価格よりも25~30%安い。また、韓国の健康食品「高麗人参エキス」は約4割も安く、20万円分を買った日本人観光客もいたという。全体的にお得感が増して財布の紐がゆるみ、客単価は1.9%上昇している。
ウォン安はしばらく続くとみられていて、韓国に行く人は今後も増えそうだ。さらに、大手航空会社は09年1月から、サーチャージを下げると発表している。韓国は現在8000円だが、5000円に下がる。ある旅行会社の社員は、
「今年は燃油高騰や世界規模の景気悪化で首を絞められたが、ようやく明るい兆しが出てきました」
と話し、ほっとした表情だ。
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http://sankei.jp.msn.com/world/korea/081217/kor0812172323006-n1.htm
日本人訪韓が13%増 ウォン安で11月
2008.12.17 23:22
韓国法務省は17日、11月に韓国に入国した日本人は23万970人で、前年同月比で13・2%増加したと発表した。円高ウォン安で観光客が増えたためとみられ、3カ月連続で20万人以上を記録した。
一方、海外への韓国人出国者数は5月以降、前年同月比で減少し続けており、11月は33・2%の大幅減。同省は国内の景気悪化とウォン安が原因と分析している。(共同)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000000-sh_mon-bus_all
不況に負けないオリエンタルランド 東京ディズニーリゾート強さの秘密
12月23日13時40分配信 MONEYzine
警察庁は今月16日、正月三が日の主な行楽地への人出を今年より3万人多い342万人と発表した。トップはやはり東京ディズニーリゾートで35万人。「HOT☆FANTASY ODAIBA」の18万人を大きく引き離してのトップだった。
景気減速で海外旅行者数が落ち込んだり、外食産業が不振のなか、今年25周年を迎えた東京ディズニーリゾートは断トツの集客力を維持している。08年度上半期(4月1日〜9月30日)の2つのテーマパークの合計入園者数は、過去最高の1304万8000人(同7.2%増)を記録。同リゾートを運営するオリエンタルランドが先月に発表した08年9月中間期の連結決算によると、売上高は前年同期比11%増の1810億円に、純利益は同5%増の88億円とそれぞれ増加した。
また金融危機による景気減速の影響でトヨタなどの多くの国内優良企業が業績予想を下方修正しているなか、オリエンタルランドは先月に09年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高を従来予想3739億円から前期比10%増の3750億円に引き上げている。業績に比例し株価も好調で、日経平均株価がこの2年間で1万8000円付近から現在の8000円台まで大きく下落しているが、同社株はむしろ上昇を示している。オリエンタルランドのこの強さはどこからきているのだろうか。
東京ディズニーリゾートは日本のレジャー施設では長い間ひとり勝ち状態だ。首都圏という立地の良さにもかかわらず、一歩足を踏み入れると非日常的な空間が客を待ち受けている。毎年新しいアトラクションやパレードを次々と導入することでファンを飽きさせない工夫を続け、今年は東京ディズニーランドホテルの開業させるなど積極経営が功を奏している。
だが同社の成長の根幹となっているのは人材育成、つまり従業員による高品質なサービスの提供にあるといえるだろう。訪れた客を接客でも感動させるために東京ディズニーリゾートでは従業員のモチベーションを高めるための工夫を欠かさない。同リゾートではキャストの9割以上がアルバイトだといわれているが、職位や権限を経験に応じて与え、やりがいを持ってもらうために責任の範囲を広げている。
さらに独特なのは評価の方法だ。一般企業では評価基準の多くは直属の上長からの部下に対して行い、評価の結果は昇給という形にあらわれるが、同リゾートでは同僚や他のキャストからの評価も重要視され、評価は給与には反映されない。評価をめぐってキャスト同士で監視しあうという状態を避け、純粋なやりがいを追求するような環境になっているのだ。こうしてアルバイトを正社員以上の戦力に育てあげることがオリエンタルランドの強さの秘密となっている。
10月には北米地域以外では初となる、シルク・ドゥ・ソレイユ専用の常設劇場「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」を同リゾート内にグランドオープンさせたが、同劇場が興行的に成功すればオリエンタルランドの成長をさらに後押しすることになる。
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http://mainichi.jp/enta/mantan/manga/news/20081221mog00m200013000c.html
藤子・F・不二雄ミュージアム:川崎市が基本構想 ドラえもんの道具体験も 神奈川
◇11年9月の開館目指す
川崎市は19日、11年秋に開館する「(仮称)藤子・F・不二雄ミュージアム」の基本構想を発表した。故藤子氏の仕事部屋を再現した「先生の部屋」や約5万点の原画展示のほか、ドラえもんの「ひみつ道具」を体験できる施設も検討中で、記者会見した阿部孝夫市長は「『どこでもドア』を抜けたら景色が変わるなどの体験をしたい」と笑った。
建設予定地は、02年3月閉園の向ケ丘遊園跡地(川崎市多摩区長尾2)の一部。敷地(約5000平方メートル)は市が小田急電鉄から借り、建物(延べ約2800平方メートル)は藤子・F・不二雄プロ(東京都)が中心となり建設。市に寄付し、藤子プロなどが運営する。
建物内には、アニメを上映する「ここだけシアター」、藤子氏の作品のライブラリーなどを計画している。入場者数は年間約50万人を見込んでいる。阿部市長は「作品は世界中で愛されており、川崎の新しい魅力を世界に発信したい」。藤子プロの伊藤善章社長は「ミュージアムを通して『夢』『友情』『勇気』など作品の持つメッセージを後世に伝えたい」とコメントした。
藤子氏は1961年から多摩区に住み、「ドラえもん」「オバケのQ太郎」「パーマン」などの人気漫画を生み出し、96年に死去。その後、妻藤本正子さんが原画などの活用を市に申し入れていた。
09年度中に基本計画を策定し、10年4月に着工。ドラえもんの誕生日の101年前に当たる11年9月3日の開館を目指す。【笈田直樹】
2008年12月21日
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/081219/gam0812191804000-n1.htm
ドラえもんの世界を体験!? 川崎市に藤子・Fさんのミュージアム建設へ
2008.12.19 18:02
川崎市は19日、人気アニメ「ドラえもん」の作者、故藤子・F・不二雄=本名・藤本弘=さんの作品などを集め、川崎市多摩区に建設予定の「ミュージアム」の基本構想を発表した。原画の展示を中心にドラえもんの世界が体験できる施設ができるという。
著作権を管理する藤子プロ(東京都新宿区)が平成22年4月ごろ、生田緑地にある向ケ丘遊園の跡地の一部に着工し23年の秋に完成予定。運営は藤子プロが中心となり、建物は市に寄贈される。市は、土地の所有者の小田急電鉄から遊園地跡地の約5000平方メートルを借り上げることで19日、合意した。
ミュージアムは約2800平方メートルで、「ドラえもん」や「パーマン」など人気作品の原画や映像の展示と体感型施設のほか、キャラクターが置かれた庭やレストランもできる。
阿部孝夫市長は「ドラえもんの誕生日とされる9月3日に合わせて開館したい」としている。
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ウォン安の韓国に人気集中、欧米落ち込む 年末年始の海外旅行
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081223k
年末年始の海外旅行は、近場のアジア方面のほか、大幅な円高ウォン安となっている韓国に人気が集まっている。円高傾向は続いているが、燃料サーチャージの上昇で欧米向けは苦戦しており、県内の旅行代理店では1月の燃料サーチャージ改定で、客足の回復を期待する声が上がっている。
エイチ・アイ・エス秋田アトリオン営業所(秋田市)によると、年末年始のツアーや航空券の申し込み状況は例年並み。近場の香港や台湾などに人気が集まっており、特にウォン安の影響で韓国を訪れる客の予約が前年の約1・5倍に増えている。買い物や食事を目的とする旅行客が全国的に多く、ソウル中心部のホテルは予約が取りにくい状態になっているという。
大韓航空秋田支店によると、27日から来月3日ごろまでの秋田?ソウル国際定期便(ソウル便)の搭乗率は6割程度。円高ウォン安による韓国人客の減少で、搭乗率の低下が懸念されているが、徳山英広支店長は「思ったよりは悪くないが、1月以降のことはまだ分からない。円高を売りにした格安商品を販売するキャンペーンを積極的に展開したい」としている。
(2008/12/23 15:22 更新)
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2008122702000165.html
破たんの波 名門にも次々 厳冬の加賀温泉郷
2008年12月27日
解雇従業員 『職安通うしか』
総湯建設やカップル誘客盛り返す動きも
日本有数の温泉地・加賀温泉郷の石川県加賀市片山津、山中両温泉で老舗旅館が十二月中旬、相次いで破たんした。バブル崩壊後、じりじりと続いた観光客の減少などが響いた。職を失った従業員らは厳しい年の瀬を迎えているが、同温泉郷には盛り返しを目指す動きもある。生き残りをかけた取り組みが新年以降、正念場を迎える。 (加賀通信局・池田知之、小松支局・増田育子)
一八八六(明治十九)年創業の片山津温泉「せきや」は十五日、債権者の破産申し立てを受けて営業を停止した。同日午前十一時ごろ、関憲志朗社長が館内に従業員を集めて営業停止を伝え、約六十人の従業員は全員解雇となった。
「とにかくショック。みんなぼろ泣きでした」と正社員だった四十代の女性。「常連さんに『また来るね』と言われたばかりだったのに、残念です」
女性は数日後、加賀市大聖寺のハローワーク加賀で雇用保険を申請した。「しばらくは職安に通うしかない」と力なく笑った。
山中温泉の「よしのや依緑園」を運営する「山中観光事業」は十八日、破産手続きに入った。創業一一九二(建久三)年と山中温泉で最も古い同旅館は廃業。従業員約六十人は全員解雇された。
十九日朝、神戸市から旅行で同温泉に来た男性(60)は依緑園の入り口前で「一年前、家族五人で宿泊した。山中温泉の看板旅館の一つだったのに」と寂しそうだった。
同市観光商工課によると片山津、山代、山中温泉の昨年の観光客数は百七十七万人で、ピークだった一九八六年の三百九十一万人の半分以下に減った。
最近の不況が追い打ちをかけるのではと心配する声も強いが、再生に向けた動きも始まっている。
片山津温泉は一〇年度以降、三廃業旅館の跡地に新しい総湯(共同浴場)を建設する。山代温泉にも来年八月に「市民向け総湯」が完成。一〇年度中には明治時代の建物を再現した総湯「復元湯」もお目見えする。
小松市の粟津温泉は同温泉に伝わる恋物語にちなんだ恋人、夫婦向けの「恋人の聖地キャンペーン」を展開中だ。今年の入浴者数は昨年よりわずかに増えているという。
同温泉観光協会は「県外の二十、三十代のインターネット予約が増えた。ただし、粟津温泉は半分近くが地元の客なので、小松市などの景気が悪くなると影響があるかもしれない」と話している。
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全体の上位20ホテルを眺めると、旧御三家のうち、ホテルオークラはベストテンに次ぐ11位に入っているが、ニューオータニ系は姿が見えない。外資系では一時、最高の評価を受けていたパークハイアットホテルや、ウェスティンホテル東京、グランドハイアット東京が入っていない。「フォーシーズンズホテル」は12位に(17位にも「フォーシーズンズホテル椿山荘 東京」)に入った。比較的近年にオープンしたホテルでは「コンラッド東京」の名前が15位に見える。10位の富士屋ホテル、18位の金谷ホテル、20位の帝国ホテル上高地はクラシックホテル回帰の気配を感じさせる。
「週刊ダイヤモンド」が10月27日号に掲載した「シティホテルランキング」では国内勢の人気ぶりが際立った。「最も満足したホテル」のトップは同じく帝国ホテル。「帝国ホテル強し」の感ありだ。
ただ、2位以下の顔ぶれはずいぶん異なる。「ザ・リッツカールトン大阪」「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」が続き、4位に「品川プリンスホテル」、5位に「ホテルオークラ東京」が推された。
10傑を見て驚くのは、近年オープンした東京のラグジュアリーホテルが1つも入っていない点だ。全くの新規オープンでは44位にコンラッド東京が見える程度。調査時期との兼ね合いもあり、まだ宿泊者が少ない点を考慮しても、外資系は少ない印象だ。その中で2位のザ・リッツカールトン大阪は突出している。
このランキングから透けて見えるのは、コストパフォーマンスの実感だ。1泊5万円払って得られる満足度が2万5000円のホテルの2倍、もしくはそれ以上に高まるかと言えば、必ずしもそうとは言い切れない。5万円は大金。かえって、「5万円払ったのに」という不満や恨み節につながることだってある。その点、このランキングの上位はラグジュアリーホテルではなくても、相応の満足度を求める人には参考になりうるだろう。
すぐ目と鼻の先にザ・ペニンシュラ東京がオープンした帝国ホテルだが、両アンケート結果を見る限りではブランドは揺らいでいない。10月には三井不動産が発行済み株式の33.22%を保有する筆頭株主となった。大阪万博の年に建てられた現在の施設はクラシックな風格を備えているが、三井不動産が日比谷地区で主導する再開発が実現すれば、将来、姿を消す可能性もある。そうなっても「帝国ホテル」ブランドが現在の高評価を維持するのか、それとも再開発後の新帝国ホテルがさらにブランド価値を高めるのか。「東京ホテル戦争」の終わりは見えない。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008122990155507.html?ref=rank
ハワイ邦人客、減少の一途 “あこがれの島”取り戻せ
2008年12月29日 15時55分
ハワイを訪れる日本人観光客の減少傾向に歯止めがかからず、地元観光業界が苦慮している。書き入れ時の冬休みシーズンを迎えたが、海外旅行先の多様化に加え、燃料高騰に続く景気悪化が重くのしかかっており、業界は“あこがれの島”復活に躍起だ。
「数年前まで90%以上あった客室の平均占有率が信じられないほど落ちてしまった。マーケットが確実に縮んでいる」。ワイキキビーチが目の前にあるホノルルの「パシフィック・ビーチ・ホテル」(約830室)で、日本人を含めた宿泊客のセールスを担当する綿貫一宏さんは嘆く。
ショッピングの名所として知られ、広大な敷地に約300店舗のブティックやギフトショップなどが並ぶ「アラモアナ・センター」に店を構える日系人経営者も「日本人客の落ち込みを肌で感じる」と語った。
1997年に近年では最高の220万人を記録したが、昨年は129万人。日本人が6割を占める恒例のホノルル・マラソンは今年、日本からの参加者が前年比で約2600人減った。
ハワイ州旅行局のデービッド・ウチヤマ氏は「日本の企業と手を組み、ハワイでの結婚式を売り込んだり、イベントを開催し『あこがれのハワイ』を取り戻したい」と話している。(ホノルル共同)
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http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000000901050001
近場志向じわり 沖縄観光かげり
2009年01月05日
好調だった沖縄観光にかげりが見え始めている。不景気で「近場志向」が強まる中、県によると08年11月の観光客数が前年を下回ったのに続き、この年末年始も前年を1万〜2万人下回る見通しだ。観光は沖縄の主要産業。退潮傾向が続けば、県経済全体に影響が出かねない。県も危機感を募らせている。
県観光商工部によると、08年に沖縄を訪れた観光客は11月末現在で約558万人。前年同期を約18万人上回っており、年間でも過去最多を更新するのは確実だ。
だが、11月に関しては48万5500人で対前年比800人の減。12月も前年を下回る見通しという。航空各社の予約状況をもとにした推計では、年末年始も前年の約37万人から5%前後の減少が見込まれている。県は「2月までは厳しい状況が続く」とみている。
航空会社の役員は「旅行をするにしても、長距離バスを使ったりして少しでも経費を抑えようという傾向があるようだ」と話す。
韓国や中国などから沖縄への観光客は、これまで増加傾向にあったが、円高の影響で減少。ウォン安の韓国に日本人観光客を奪われているとの見方もある。
JTBが1200人を対象にしたアンケートによると、年末年始の国内の旅行先として沖縄を挙げた人は1%で、前年比2・6ポイント減。北海道も2・5ポイント減ったのに対し、東北や九州、甲信越が増えており、「近場志向」が強まっているという。
沖縄への観光客は右肩上がりで増えてきた。07年は約587万人で観光収入は4240億円。県内総生産の1割に相当する。仲井真弘多知事は年間1千万人を目標に、観光客の誘致に力を入れてきた。
製造業の少ない沖縄では、景気の急速な悪化の影響が比較的小さかったが、観光が不振に転じれば県経済全体に波及しかねない。危機感を募らせた県は「観光緊急経済対策」を発表。3月に首都圏や関西などで沖縄観光を宣伝するイベントを開き、巻き返しを図る考えだ。
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「さびしい限り」…倉敷チボリ公園ロゴマーク撤去
2009.1.6 17:11
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090106/biz0901061713006-n1.htm
昨年末で11年半の歴史にピリオドを打ち閉園した倉敷チボリ公園(岡山県倉敷市)で6日、ロゴマーク「TIVOLI PARK」の看板撤去作業が行われた。公園のシンボルとして長く親しまれてきたマークだけに、作業を見守る市民からは「さびしい限り」などという声が聞かれた。
この日取り外されたのは、JR倉敷駅北口の橋上デッキからも見えるように設置された縦1メートル、横9・2メートルの巨大なものと、公園のエントランス正面に掲げられた縦0・4メートル、横4・5メートルの2カ所のロゴマーク。
作業員が高所クレーンに乗り、高さ22メートルの場所にあるロゴを「PARK」の「K」の文字からひとつずつ慎重に取り外していった。チボリ・ジャパン社の社長を務めてきた坂口正行・同社代表清算人は「マークの撤去はチボリ事業終焉(しゅうえん)の象徴。複雑な思いが去来し胸が張り裂けそうだ」と述べた。
同社が所有する観覧車など18遊具は今月中旬から解体に着手。また、レストランなど27の建物は2月中旬から解体を始める。遊具類はすべて国内企業への一括売却が決定済みで、海外に転売されるという。
一方、社員83人中、42人が昨年末までに正社員での再就職が決定。パート従業員などを含め、残る約50人が正社員での就職を希望しているが、「派遣切り」などの経済悪化から厳しい状況という。同社再就職支援室は「今後も仕事探しに全力を注ぐ」としている。
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>>187
倉敷観光をしたときも美観地区や大原美術館のみで
チボリ公園には行かなかったですね。
(選挙の直前でしたが・・・)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7402
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B級グルメの宝庫ですよね
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20090106/CK2009010602000043.html?ref=rank
「名古屋メシ」全国区 観光で「体験したいこと」トップ
2009年1月6日
名古屋に来て体験したいことのトップは「名古屋メシ」、2位は尾張徳川家の史跡巡り−。市が全国18歳以上の男女1000人にインターネットで名古屋の観光について調査したところ、こんな結果が出た。2006年のアンケートより、名古屋メシの人気が高まっており、市は「グルメ番組などの影響で全国的に名前が知られてきた」とホクホク顔。名古屋メシはいよいよ全国区?
市はインターネット調査会社に委託、昨年7月12、13の両日、全国18−69歳の会員にアンケートを送り、回答が1000人に達した段階で締め切った。同様の調査は06年12月以来。
「名古屋へ訪れたい」と答えた989人に「名古屋で経験したいことや訪問したい場所」(複数回答可)を尋ねると、名古屋メシ65%、名古屋城や徳川園などの「尾張徳川家ゆかりの史跡や遺産」48%、熱田神宮31%、名古屋港28%、東山動植物園27%、栄21%−の順。
前回に比べ、名古屋メシと熱田神宮が6ポイント、尾張徳川家ゆかりの史跡が3ポイント上がった。
過去5年間に名古屋を訪れた444人にはさまざまな印象についても尋ねた。「満足」「やや満足」を合わせた割合は「名古屋メシなどの食事」が67%、観光施設が54%と高かった。
一方、「店員の親しみやすさ」は39%、「市内の案内表示のわかりやすさ」が37%。「市民の親切さ、親しみやすさ」に至っては33%と低く、おもてなしの部分では、まだまだ観光都市とは言いにくいようだ。
(伊東誠)
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季節はずれですが・・・
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080727/trd0807271721013-n1.htm
花火眼下に風流 飛行船やヘリの遊覧ツアーが人気 (1/2ページ)
2008.7.27 17:15
このニュースのトピックス:季節の話題
東京の夜空をゆっくりと飛行する日本飛行船の「ツェッペリンNT」 真夏の夜空を彩る花火大会。この夏は花火を見上げるのではなく、眼下に見下ろすためのツアーやイベントが人気だ。
全長75メートルの世界最大の遊覧飛行船「ツェッペリンNT(ニューテクノロジー)」を運航する日本飛行船(東京都中央区)は、都内各所で開かれている花火大会を楽しむ遊覧クルーズを始めた。
「海で船上から花火を見学するツアーはあるが、空から花火を見るのも面白いのではないか」とのアイデアから実現した。
≪翌日には完売≫
「世界で唯一の花火鑑賞のための飛行船遊覧クルーズ」を売り物に、8月7日の神宮外苑花火大会など4コースを設定し、各8人の定員で6月9日から申し込み受け付けをしたところ、翌日には完売するほどの反響を呼んだ。その後も「ぜひ空から花火を鑑賞したい」「増席できないのか」との要望が多かったことから、8月10日の東京湾大華火祭など2コース計16人を追加設定した。26日現在で数席の余裕があるという。
約1時間30分のクルーズで1人21万円と割高だが、渡邊裕之社長は「三百六十度に視界が開け、窓も開けることができるので、東京の夜景と花火を見るのに最適。音が静かで振動も少なく、船内を自由に歩き回ることもできる。快適でゆったりとリラックスできて遊覧にぴったり」と魅力を強調。「世界有数の美しさといわれる東京の夜景の中に浮かび上がる花火を堪能してほしい」とアピールしている。
申込者からは「花火は下から見上げるものだと思っていたが、上から見下ろす体験をぜひしてみたい」「親子3代で楽しみにしている」など期待する声が寄せられている。
飛行船が高くて手を出しづらい人にとっては、1万円でおつりがくることもある手ごろなヘリコプターツアーがある。
近畿日本ツーリストの「上空から花火をみよう! メイト『ドラマティック東京・ロマンティック横浜』プラス1000円 花火大会ヘリクルージング」は、宿泊プランに1000円を追加することで、花火大会を上空から見ることができる。120人限定で6月13日に発売したところ、「受け付け開始と同時に完売した」(近畿日本ツーリスト広報)という。
通常は花火クルージングのみで3万円前後なので、格安ともいえる。「採算より広告費の一部と考えている」(同)と、キャンペーンとはいえお得な値段設定だ。
≪展望台も人気≫
もっと手軽に花火を見下ろしたいなら、東京・池袋の高層ビル、サンシャイン60展望台がお勧めだ。隅田川花火大会、神宮外苑花火大会、東京湾大華火大会などの当日には「展望台から花火大会を観覧しよう! 浴衣で特典&DJデー」として、浴衣で来場した人は大人500円、子供250円の割引入場料金となるほか、先着30人にオペラグラスをプレゼントする。
DJが花火紹介や景観案内をしながら、来場者からのリクエスト曲を流すサービスもあり、ビールを片手にほろ酔い気分で楽しむことができる。
「空調の入った屋内で、快適に花火を鑑賞することができる。花火から遠いので迫力には欠けるかもしれないが、年々少しずつ入場者を増やしている」(サンシャインシティ広報)という穴場スポットだ。
多くの見物客が集まる花火大会。押し合いへし合いしながら人の頭しか見えないで、花火見物ならぬ人込み見物だったというのは、よく聞く話。目先を変えて高みから見物するのも粋(いき)かもしれない。(佐竹一秀)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090108-00000014-oric-ent
JTBが09年の旅行動向見通しを発表〜“近間ドライブ”がキーワードに
1月8日15時28分配信 オリコン
2009年の旅行動向見通し(データ出典・JTB)
JTBは8日(木)、旅行市場における見通し調査の結果を発表した。09年は経済環境が悪化していることを受け、同社は1泊以上の国内旅行人数が2億9325万人(前年比1.1%減)、平均消費額3万2900円(同2.5%減)、また海外旅行人数は1530万人(同4.4%減)、平均消費額29万5000円(同6.9%減)と予測。それでも、5月と9月に訪れる5連休、横浜開港150周年祭などのイベント開催、新アトラクションがオープンする東京ディズニーリゾートなどから「ガソリン代が今の水準近くで推移すれば、ドライブ旅行者は増加する可能性が高い」と見ている。
国内旅行人数・海外旅行人数など、2008年の推移が入った表組み
同調査はビジネス・帰郷を含む日本人の旅行(1泊以上)と訪日外国人について、経済動向予測、旅行消費者購買行動調査、観光関連動向等から推計したもの。1981年から調査を行っており、今回29回目となる。
09年は世界的な経済環境の悪化によりレジャーマーケットも減少。ただし、円高や燃油・ガソリン代の低下、春と秋に2度ある5連休は日本人の旅行環境・心理に好影響を与えることが予想されるという。特に、エコツーリズム、ヘルスツーリズム、ロングステイなど目的やテーマ性が強く、体験的要素を取り入れた新しいタイプの旅行や都市型観光は「経済動向とは関係なく賑わいを見せるものと思われる」(同社)という。
海外旅行については「2009年は景気変動要素があまりにも大きいため、その推移によって旅行人数は変わる可能性もある」としながらも、ビジネス需要の減少が想定されることからマイナスに予測。ただし、ウォン安による韓国旅行者は増加するほか、「4月以降の燃油サーチャージが廃止もしくは大幅値下げとなれば、ヨーロッパへの旅行が復活する可能性が高い」という。
そのほか、訪日旅行人数は世界的な経済環境の悪化と急激な円高の影響により減少しており、しばらくはこの状況が続くと予測。ただし、中国からの訪日旅行者増への期待が強いことなどから、年間を通しての旅行人数はほぼ今年並みの830万人(前0.6%減)と推計している。
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>「今回の措置は『非日常の世界を楽しみたい』というお客さんからの要望でもある。再入場者は全体の数%程度で、事前に大々的にお知らせするほどのこととは考えていない」
矛盾の塊のコメントだ・・・
http://www.asahi.com/travel/news/OSK200901060030.html
USJ、7日から再入場禁止 「場内の食事高い」不満も
2009年1月6日
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)を運営するユー・エス・ジェイは、7日から来園客の「再入場」を禁止する。出入り自由な年間パスがない限り、場外で食事などをして、園内に戻ることはできなくなる。USJ側は「非日常の世界のコンセプトを生かすため」と説明するが、戸惑う来園者も出そうだ。
USJは01年3月の開業以来、入場券の半券と、一時退出時に手に押してもらったスタンプを提示すれば、当日に限って再入場を認めてきた。
ところが昨年12月に禁止の方針を固め、パンフレットの片隅に「パークを一旦(いったん)退場されますと、再入場ができなくなります」などと記載した。他方で出入り自由の年間パスを大幅に値下げ。大人の「スタジオ・ゴールド・パス」は2月1日までの期間限定で、通常より1万500円安い1万1500円で販売する。
場外でいったん食事をして戻る来園客が多く、再入場禁止は周辺飲食店に波紋を広げている。JRゆめ咲線ユニバーサルシティ駅とUSJの正面ゲート間にある商業施設「ユニバーサル・シティウォーク大阪」には、ファストフードや回転ずし、ラーメンなど約50店舗が入り、昼時には一時退出者でごった返していた。セルフ式の讃岐うどん店では、休日の昼時の3〜4割が一時退出者という。店長は「1杯320円からうどんを提供し、『USJは手頃な価格で遊べる』と思われるのに貢献しているのに」と話す。
一方、USJ内にも軽食スタンドから和食、本格的なコース料理が味わえるレストランまで約20店あるが、メニューが限られているうえ、割高と感じる来場者も多い。現在、2店が閉鎖中だ。
6日午前、食事のため一時退出した兵庫県尼崎市のトリマー、冨田みどりさん(29)と広垣泰子さん(29)は「再入場の禁止は知らなかった。年間パスを買わせようということですか」。家族4人で来た埼玉県春日部市の会社員男性(40)も「明日から?」と驚き、「中の店は高い。再入場できないとお金がかかって困る」と話した。
再入場を認めるレジャー施設は多い。東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)は「ホテルや劇場など周辺施設に移動するお客さんも多い。再入園を活用して夢のリゾートを満喫してもらいたい」。志摩スペイン村(三重県志摩市)や、ひらかたパーク(大阪府枚方市)、東条湖おもちゃ王国(兵庫県加東市)なども再入場可能だ。
USJ広報室は「今回の措置は『非日常の世界を楽しみたい』というお客さんからの要望でもある。再入場者は全体の数%程度で、事前に大々的にお知らせするほどのこととは考えていない」と話している。(後藤泰良、小幡淳一)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090108/fnc0901082223017-n1.htm
上海ディズニー、2013年開業へ
2009.1.8 22:22
中国紙、上海証券報(電子版)は8日、上海ディズニーランドの建設計画で上海市側と米ウォルト・ディズニーが資金分担など合弁事業の細目で合意したと報じた。関係者によると2013年の開園をめざすという。上海ディズニーは、高層ビルが立ち並ぶ金融センターに比較的近い浦東地区に建設される予定だ。
ディズニーランド開園はアジアで東京、香港についで上海が3カ所目となる。(上海 河崎真澄)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35804220090110
米ディズニー、上海ディズニーランド計画提出へ
2009年 01月 11日 08:31 JST
[ニューヨーク/サンフランシスコ 9日 ロイター] 米ウォルト・ディズニー(DIS.N: 株価, 企業情報, レポート)は9日、「上海ディズニーランド」建設の事業計画書を中国政府に提出すると発表した。実現すれば、香港に続き中国で2つ目のディズニーランドとなる。
ディズニーによると、事業計画書は上海市と共同で提出される予定だが、契約はまだ締結されておらず、事業も認可されていないという。
ディズニー側は、計画書が提出される時期や中国政府の認可にかかる時間についてコメントを控えたが、上海証券報によると、2013年のオープンを目指している。
また、9日付のウォールストリート・ジャーナル紙によると、ディズニーが43%、上海市が57%を出資する合弁会社を設立する。建設費は35億9000万ドル(約3240億円)になるという。
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http://mainichi.jp/area/chiba/news/20090111ddlk12040368000c.html
千葉を翔ぶ:/6 ヘリコプター・クルージング 人々の夢乗せ夜空舞う /千葉
ライト兄弟が米国で世界初の有人動力飛行に成功してから105年になるが、「大空を舞いたい」という人間の思いは今も昔も変わらない。そんな願いをかなえてくれるのが遊覧飛行。多くの人々の夢を乗せて夜空を舞うヘリコプター・クルージングの魅力を紹介する。【袴田貴行】
浦安市千鳥の「エクセル航空」(内池雅廣社長)では、東京と横浜上空の景観を楽しむ遊覧飛行を運航している。双発エンジン搭載の4機で1日30〜40便のフライトをこなす。年間の利用客は約4万人。1年で最も利用が多いのはクリスマス前後の1週間で、94年2月の事業開始以来、約25万人が利用した。
浦安へリポートを拠点に六本木、渋谷、新宿などを約20分かけて一周し夜景を楽しむ「ダイヤモンドコース」は、大人1人1万4800円(祝日は1万8000円)。日没前の「ドリームコース」(約15分間)だと同8500円だ。
同社によると、利用客のうちカップルが8割を占め、プロポーズの場として利用されることもしばしば。交際相手の誕生日に遊覧をプレゼントした東京都杉並区のアルバイト、本館頌子さん(25)は「思い出として一生心に残るプレゼントをあげたかった」と話す。
ヘリ好きのカップルが結婚式に利用することもある。新郎新婦と牧師がヘリに乗り込み、教会の上空で「愛の誓い」を交わし、ヘリポートで親族や友人が祝う。同社ではこうした「ヘリコプターウエディング」の商品化も検討している。
◇ ◇
運航部長の赤城悟さん(59)は、飛行時間約7600時間という同社一のベテランパイロット。高校卒業後、航空学生として航空自衛隊に入隊。除隊後、民間のヘリ運航会社で農薬散布や報道取材に従事、02年12月から同社でパイロットを務めている。
多い日で1日約15回飛ぶが、「プロパイロットとして、自らの操縦に満足したことは一度もありません」ときっぱり。あと半年で定年を迎えるが、「自分にとっては何千回のフライトのうちの1回でも、お客様にとっては一生に一度あるかないかの大切な時間。滑らかな離発着や安定した飛行を心がけ、今日よりも明日、明日よりもあさってと、常に技術の向上を目指している」と話す。
開業当時からの社員で、カスタマーサービス部長の原馨さん(57)には、忘れられない出来事がある。10年前の冬、70歳くらいの女性が一人で搭乗を申し込んだ。聞くと、女性は世界中の夜景を見るのが趣味で、これまでにニューヨークや香港、ラスベガスなどで夜景を楽しんできたという。着陸後にヘリポートで出迎えると、女性は「やっぱり東京の夜景が世界一だわ」とポツリ。
「神戸や函館などは、一カ所に集中している夜景を周りから眺めるだけなんです。でも東京は違う。関東平野全体が夜景の塊で、360度広がる夜景のパノラマの中をヘリで移動するので、スケールが違う。こんな都市は他にありません」。その女性の一言で自信を得た原さんは、搭乗客に「東京の夜景は世界一です」と胸を張って言えるようになった。
◇ ◇
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「乗り物が大好きな息子のために、ヘリコプターに乗りたいという夢をかなえてほしい」。昨年3月、エクセル航空にそんな相談が寄せられた。筋肉が次第に萎縮(いしゅく)して体を動かせなくなる難病「筋ジストロフィー」にかかった静岡県の小学2年の男児。辛うじて自立歩行は可能だったが、「病気が進行して動けなくなる前に、大切な思い出を残してあげたい」という、母親のたっての願いだった。
同社は依頼を快諾。その後、飛行中の気圧の変化や振動、騒音のレベルなどの情報を母親に伝え、一つひとつ主治医に確認してもらい、約1カ月後にようやくゴーサインが出た。当日、男児は父母と妹の一家4人で搭乗。最初は緊張からこわ張った表情だったが、東京都心の約15分のフライトを終えると、満面の笑顔でヘリから降りてきた。
男児は、筋力の低下から発話は困難だったが、飛行中、「雲、東京タワー、ヘリコプター」などとつぶやきながら、至福の表情を浮かべていたという。母親は「息子の夢をかなえてあげることができました。これから一生、大切な思い出にしていきます」と目に涙を浮かべて礼を述べた。
◇ ◇
昨年8月、いつものように遊覧飛行を終えた赤城さんは、搭乗した60代の夫婦から握手を求められた。「思い出作りに」と、新潟県からやってきたという。
「ヘリコプターなんて大したことないと思っていたが、一生の記念になった。わざわざ新潟から来たかいがあった。ありがとう」
エクセル航空のヘリは今夜も、人々の夢を乗せて夜空を舞っている。
毎日新聞 2009年1月11日 地方版
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>>183-184東京ホテル戦争
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090118/biz0901180801004-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】東京「ホテル・ウォーズ」第2幕 シャングリ・ラ上陸も「外資vs国内勢」の攻守逆転 (1/4ページ)
2009.1.18 08:00
2000年以降の外資系高級ホテルの開業ラッシュで激化する東京都心の“ホテル・ウォーズ”に新顔が参戦する。今年3月に丸の内に開業する香港系の「シャングリ・ラ東京」。東京駅から徒歩1分という好立地が武器だ。ただ金融危機で外資系のお得意さまである外国人ビジネス客が激減する一方で、国内の老舗ホテルが、ここぞとばかりに巻き返しに打って出ており、攻守が逆転した。生き残りをかけた「外資vs国内老舗」の顧客争奪戦の激化は必至だ。
シャングリ・ラが参戦
シャングリ・ラ東京は、東京駅に隣接する丸の内トラストタワー本館の27〜37階に入居する。全202室の客室は平均50平方メートル以上の広さを確保。「プレジデンシャルスイート」は269平方メートルの広さがあり、高級感も抜群だ。宿泊料は他の外資系高級ホテルと同程度の最低で1泊6万〜7万円とみられる。
運営会社の「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」は、世界58カ所にホテルを展開しアジア最大規模を誇る。これまでに開業してきた並み居る外資系ホテルにとっても侮れない存在だ。
シャングリ・ラ東京をはじめとする外資系高級ホテルは、都心の再開発計画の目玉と位置づけられ、空前の開業ラッシュが続いてきた。
規制緩和によりオフィスビルに宿泊施設などを併設すると容積率が割り増しになるため、デベロッパーが競うようにホテルを誘致した。
2007年には、ザ・リッツ・カールトン東京(六本木)やザ・ペニンシュラ東京(日比谷)が相次いで開業し、客室の供給過剰が懸念され、ホテル業界の「2007年問題」も浮上したほど。
金融危機で外国人客が激減
だが、外資系高級ホテルを取り巻く環境は、その開業当初から一変している。
昨秋の米国発の金融危機で、上得意である欧米金融機関のビジネスマンの出張が激減。さらに世界同時不況に加え、円高も重なり、訪日観光も急速に冷え込んでいる。日本政府観光局(JNTO)によると、昨年11月の外国人訪日客は前年同月比19・3%減の55万3900人と大幅に減少した。
各ホテルでは「法人利用が減ってきた」(マンダリンオリエンタル東京=日本橋室町)、「影響は避けられない」(コンラッド東京=汐留)などと悲鳴を上げる。
「外資系ホテルの客室利用率は前年に比べ15〜20ポイントも落ち込んでいる。経営的にかなり厳しいのではないか」
国内ホテルの関係者はほくそ笑む。
外資系のなかには、「価格を下げたプランを用意することを検討している」(ザ・ペニンシュラ東京)と、“ダンピング”も辞さないホテルも出てきた。
ただ、ホテル投資アドバイザー、ジョーンズラングラサールホテルズの沢柳知彦マネージングディレクターは「ブランドを維持するため、宿泊全体の価格は下げられない」と指摘する。
外資系にとっては、世界的にデフレが進行し、消費者の節約志向が強まるなか、これまで武器にしてきた“高級”が、逆に弱点となる。
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国内老舗が反転攻勢
これに対し、外資系の弱体化を好機ととらえ、反転攻勢をかけているのが、これまで押され気味だった国内老舗ホテルだ。浮き沈みの激しい“バブリー”な欧米金融機関のビジネスマンを主要顧客としてきた外資系とは異なり、おなじみの固定客が多いことに加え、節約志向で海外旅行から国内旅行への回帰が進んでいることも追い風で、不況の影響は外資系に比べれば比較的小さい。
プリンスホテル系のザ・プリンスさくらタワー東京(東京・高輪)では、大みそかと正月三が日の予約が、前年同期比で13%も増加した。
「例年なら12月中旬で一段落する予約の問い合わせが今年は直前まで続いた」と担当者は驚きを隠さない。2泊以上の宿泊が目立ち、同社では「海外よりも国内でゆっくりという顧客が多い」と分析する。
さらに寄席やコンサートといったエンターテインメントも提供し、「宿泊だけの外資系とは違う」と胸を張る。
固定客、国内旅行回帰が追い風
帝国ホテル(東京・内幸町)でも、大みそかからのお正月プランで今年は4泊5日という長期プランの予約が前年比38%増の180件に達した。
2003年から170億円をかけて改修を実施。「快眠」できるオリジナル設計のベッドを導入したほか、英国人デザイナーを起用し客室を刷新し外資系に流れていた顧客の呼び戻しに成功。金融危機の最中の昨年11月の客室稼働率も前年同月比0・1ポイント減の85%を維持した。
外国人客が5割程度を占めるホテルオークラ東京(虎ノ門)も、「昨年の客室利用率は前年比5%減程度」といい、2けたがざらの外資系に比べると落ち込みははるかに軽微だ。
1日の売り上げが500万〜600万円に上ることもある高級ワインバーに、2人で2万円という割安なコースメニューを投入するなど、「国内顧客の掘り起こしで外国人客の落ち込みを補っている」(マーケティング部)という。
10年秋に東急ホテルズが永田町のキャピトル東急ホテルの跡地に、約250室の高級ホテルを開業する予定で、国内勢の鼻息はさらに荒くなりそうだ。ホテル・ウォーズの戦況は、外資と国内勢の攻守が逆転している。
もっとも、これまでの開業ラッシュで、今後は構造的な客室の供給過剰状態が続くのは避けられない。
外資系も、このまま指をくわえてみているはずもなく、外国人顧客に代わり、日本人の固定客の獲得に本腰を入れてくるのは確実だ。ホテル・ウォーズの勝敗の行方はなお予断を許さない。
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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090119dde041040036000c.html
東京・築地市場:今度はマナー大丈夫 約1カ月ぶり見学再開 注意事項など配布
一部の観光客によるマナーの悪さから見学を中止していた東京・築地の東京都中央卸売市場築地市場(中央区)が19日、マグロの競り場の一般見学を約1カ月ぶりに解禁した。新たに警備員2人を配置し、見学者にはカメラのストロボ禁止などの注意事項を書いた文書を配布した。大勢の観光客が訪れたが、大きな混乱はなかった。
競りは午前5時半から開始。50〜60人の観光客がカメラを手に、威勢のいい掛け声の飛び交う競り場やマグロを見学した。米国から来たジーン・キャラハンさん(66)は「見学者は見るだけというルールを守らねばならない。一時中止は知らなかったが、競りには入っていけないのは当然」と話した。森本博行場長は「ルール違反はほとんどなかった。今後も周知徹底して、日本の食文化を見てもらいたい」と胸をなでおろしていた。
都によると、旅行雑誌などで紹介されたこともあり、築地市場は数年前から特に海外で人気を集め、外国人を中心に1日に数百人の観光客が見学、競り場にも70〜80人が訪れていた。ところが、見学者のマナー違反が横行したため、繁忙期の年末年始を控えた先月15日、一般見学を中止した。市場は「日本の食文化の紹介には見学解禁が必要」と再開を決めた。【江畑佳明】
毎日新聞 2009年1月19日 東京夕刊
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韓国の旅行代理店、2社目の県内支店
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/220
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鞆の浦関連の記事が張ってなかった模様
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2009/01/10/2009011023585997001.html
ポニョ効果で脚光 福山・鞆地区
来年は坂本竜馬ブーム期待
宮崎駿監督のアニメ映画「崖(がけ)の上のポニョ」の舞台とされる福山市鞆地区が脚光を浴びている。四半世紀にわたり埋め立て架橋計画の是非に揺れる港町は“ポニョ効果”で、普段静かな冬場も観光客の姿が目立つ。来年は鞆ゆかりの坂本竜馬がNHK大河ドラマの主人公とあって、市はさらなる知名度アップを目指す。
宮崎監督が2005年、2カ月間滞在し、作品の構想を練った鞆地区は、万葉集に詠まれた「潮待ちの港」としても知られる。
階段状の船着き場「雁木(がんぎ)」や常夜灯といった江戸の風情が色濃く残る一帯は、魚の市が開かれ、生活感も漂う。町家や保命酒店が並ぶ路地を散策していた倉敷市連島町鶴新田、会社員加藤建一さん(36)は「石畳の道を歩くと心が和む」と話す。
一方、1983年に持ち上がった鞆港の一部を埋め立てる架橋計画は、県が昨年6月、認可申請したが、国は判断を留保したまま。景観論争の高まりから訪れる人も増えているというが、地元の飲食店主縄稚育子さん(60)は「理由はどうあれ、歴史が息づく鞆の素朴さを『期待以上』と感動する観光客は多い」と話す。
【詳しくは山陽新聞紙面をご覧ください。】
(2009年1月11日)
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ここか?
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/73043
アジアで水族館ブーム 確保困難 アシカ繁殖へ新施設 福岡市のマリンワールド 4月開業 ふれあいスペースも
2009年1月24日 05:08
建築中の施設は、展示や繁殖を担う大小のプールと2階建ての獣舎。新施設の隣にある「イルカふれ愛プール」と合わせ、海獣と遊べるゾーンとして位置付け、年間10万人の入場者数増を狙う。建設費は約3億円。
マリンワールドの開館時からいるカリフォルニアアシカ3頭と、10‐17歳のゴマフアザラシ7頭が移動。来館者は、ガラス張りの水中展覧室に設置する樹脂製の円筒(直径1.5メートル、高さ2.5メートル)やガラス窓から、水中を泳ぐ姿が見られる。エサをやったり触ったりできるよう、デッキに上がる訓練もする。
新施設のヒントは、プールの配管や壁が壊れた2005年の福岡沖地震。ブロック塀で囲っただけの手作り獣舎でショーを再開したところ、「エサをあげたい」などの声が多く出たという。高田浩二館長は「新施設ならショーを引退したアシカも活躍できる」と話す。
さらに、経済成長著しい中国や、国内に水族館がほとんどない韓国にブームが到来し、日本のアシカが買い取られるケースが増えたことも、新施設の建設を後押しした。これまでに11頭のアシカの子どもを海外に譲渡した桂浜水族館(高知市)は「将来、アシカの確保が難しくなる可能性がある」と指摘する。マリンワールドは今後、獣医師を中心に繁殖に適した環境づくりに取り組む予定だ。
=2009/01/24付 西日本新聞朝刊=
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http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000901210003
皆既日食まで半年 うれし悩まし島々
2009年01月22日
奄美大島北部の皆既日食用の臨時キャンプ場。トイレの改修工事などが進んでいる=奄美市笠利町
今世紀最長の観測時間で注目を集める7月22日の皆既日食まであと半年。観測地となる県内の島々にとっては観光PRの絶好機だ。少ない宿泊施設やハブ対策など悩みはあるが、関係者は島ならではの魅力を伝えようと準備を進めている。
■種子島・屋久島
「月に一番近い島」
種子島観光協会が昨年から島のPRのため使い始めたキャッチフレーズだ。月が太陽に重なる皆既日食。皆既帯に入る南種子町にある種子島宇宙センターが月探査衛星「かぐや」を打ち上げた実績もあることから名付けた。
1年前の昨年7月にイベントを開き、天体観測や砂浜が続く長浜海岸での砂像づくりなどで魅力を売り込んだ。本多幸雄事務局長は「種子島の夏の海を売り込む絶好の機会」と話す。
ただ日食とほぼ同時期に、宇宙センターから国の情報収集衛星が打ち上げられるのを見込んで、地元の宿泊施設は、一般の予約受付を断っている。通常の打ち上げで500〜600人の関係者が来島するが、情報収集衛星ともなれば、警察・警備関係者も加わると予想される。島全体で受け入れ可能な宿泊客は約2300人。町の担当者は「このうえ、十島村のツアーなどにあぶれた人たちが殺到したら」と懸念する。
公園や廃校のグラウンドなどをキャンプ地に開放しても島全体で計5千人が限界だ。島内の移動は片側1車線の国道58号頼み。渋滞対策にシャトルバスの運行と交通規制を検討している。
一方、屋久島観光協会に19日開設された相談窓口にも問い合わせが相次ぐ。屋久島町の担当者は「観光PRより安全確保に重きを置きたい」。
島の簡易水道施設や下水処理施設の能力からはじいた受け入れ可能人数は4500人。「毎年7月は観光シーズンと帰省時期が重なり、ただでさえ宿は限界に近い。宿無しでもいいと押しかける人が出てこないか心配」という。
■十島村
皆既日食の継続時間が陸地で最長の6分25秒となる悪石島をはじめ、十島村の島々は皆既帯にすっぽり収まる。村の担当者は「島の生活を知ってもらい、村の応援団を増やすいい機会」と期待をかける。
近畿日本ツーリスト(KNT)に委託する観測ツアーの参加者に、滞在中どう過ごしてもらおうか。海釣りや貝殻細工体験など、手作りのもてなし方法を住民たちで話し合う。宿泊場所になるキャンプ場や公園の草刈りなどにも島民の力が必要だ。
日食を挟む一定期間、村営の「フェリーとしま」はツアー客で満席だが、ツアー客以外がほかの船で上陸する可能性があり、来島を規制する条例が必要か検討を続ける。
KNTはツアー客を2次募集中。料金は最低でも1人34万円を超すが、すでに約600件の応募がある。定員は総計1500人。1次は2052人が応募、815人が当選している。
■奄美
島北部が皆既帯にかかる奄美大島の平田隆義・奄美市長は「世界に奄美を発信する千載一遇の機会」と意気込む。
市の皆既日食実行委員会は、アマミノクロウサギを始めとする島特有の動植物を探索したり、島唄や八月踊り、長寿食など独特の民俗文化を堪能したりするツアーを企画する。越間多輝鐘(た・き・かね)・総務企画専門委員長は「にわかづくりでなく、今ある資源で奄美の素晴らしさを訴えたい」。
受け入れ可能人数を6800人とし、市や龍郷町は島北部の3カ所に約3千人が収容できるキャンプ場を設営中。悩みは毒蛇のハブだ。テント客が夜行性のハブに襲われる危険もある。奄美市は島民ボランティアを募り、ハブ専門の夜間パトロールや啓発活動を検討中だ。
東京の音楽イベント会社は、皆既日食を挟んで7月16日から9日間、北部の海岸で野外音楽祭を企画。チケット1千枚は1週間でほぼ完売した。担当者は「予想以上に注目度が高い」と驚く。
皆既帯に入らない島南部の瀬戸内町も、海上タクシーを島北部に集結させ、海から観測する計画を立てる。
■7月22日の皆既日食
インド西部から太平洋上にかけて観測できるが、ほとんどが海上。中国・上海でも見られるが、大気汚染の影響が不安視される。国内の陸地で皆既日食が観測できるのは1963年の北海道東部以来、46年ぶり。次は2035年、北陸・北関東で見られる。
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ディズニーランド会社が大面接会 アルバイト、2000人規模
01/25 12:24
http://www.shizushin.com/news/social/national/2009012501000110.htm
東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC、千葉県浦安市)は25日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)でアルバイト従業員の面接会を開いた。約2000人の採用を予定している。
OLCによると、募集する職種は、TDR内のレストランでの接客やアトラクションへの誘導、警備など約20種。年齢・学歴は不問で、早ければ2月から勤務が始まるという。
面接は同日午前9時40分からだったが、開始前から約100人が会場を訪れた。採用担当者は「60歳以上のアルバイト従業員も年々増えている。応募者が希望する働き方などを総合的に判断して採用したい」と話している。
100年に1度といわれる不況の中、会場には学生や主婦に交じり、スーツ姿の中高年の男性も。都内に住む男性(54)は「勤務先が倒産したので応募した。未経験だが警備の仕事をやってみたい」と話した。
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>この日は、最低気温が氷点下5度まで冷え込んだが、湯の中は約40度の別世界
楽しそうかも。
和歌山県南は二階の根拠地じゃなければ良い所なんだけどなぁ。あんなのや世耗が居る間はカネ落とせん。。
取ったのボクだよ!河原の仙人風呂で「新春かるた大会」 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/20090125_yol_oyt1t00893/
「仙人風呂」で水しぶきを上げながら、かるた取りをする参加者ら(25日、和歌山県田辺市本宮町の川湯温泉で)=上田尚紀撮影
和歌山県田辺市の川湯温泉の河原を掘って作った「仙人風呂」(長さ50メートル、幅15メートル)で25日、湯に浮かべた杉材のかるた札を取り合う「新春かるた大会」が開かれた。
大阪府などから20チーム計約80人が参加。そろいのTシャツやコスチュームで湯に入り、かるたが読み上げられると、しぶきをあげながら札に飛びついた。
この日は、最低気温が氷点下5度まで冷え込んだが、湯の中は約40度の別世界。参加者は童心に帰り、歓声を上げながら「熱戦」を繰り広げていた。
[ 2009年1月25日23時53分 ]
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新宮島水族館整備の企業決定
'09/1/24
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901240030.html
廿日市市が全面リニューアルする新宮島水族館の計画の概要が23日、発表された。設計建設と維持管理を委ねる民間事業者に選んだ五洋建設中国支店などの企業グループが、市に提案した。提案金額は設計建設と15年間の維持管理費を合わせて約50億6100万円。市が直接実施した場合と比べ、約8億円の削減となる。
2月下旬開会の市議会で関連議案を提案し、議決が得られればグループが新たに設立する特別目的会社と本契約を結ぶ。
計画によると、メーン展示となる水量350トンの「ゆったり水槽」は頭上に張り出す構造。エイやサメ、魚たちが回遊する姿を下からも見上げることできる。
来館者がまるで水中にいるかのような雰囲気を味わえる新施設は2011年8月に開館する。
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>>201>>203
とりあえずここに・・・
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090128-OYT8T01144.htm
鞆埋め立て 必要性訴え
羽田市長、国交相に直接要望
福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業で、同市の羽田皓市長は28日、埋め立て免許の認可を審査している国土交通省を訪れ、金子国交相と面会。早期認可に向け、鞆の現状や事業の必要性を訴えた。埋め立て免許の認可申請後、羽田市長が同事業に関して国交相に直接要望するのは初めて。
面会は非公開で、約20分間、大臣室で行われた。羽田市長は終了後に読売新聞の取材に応じ、金子国交相に対して「鞆の伝統的文化や歴史を守るために、事業がどうしても必要」と訴えた事を明らかにした。
一方、金子国交相は鞆について「文化や歴史で、日本として誇れる場所」との認識を示したが、認可の時期などには言及しなかったという。
羽田市長は「地元の思いを直接伝えたいとの思いで訪問した。大臣は、鞆が歴史ある町という事や、鞆の課題について十分認識していると感じた。(この訪問が)早期の認可につながってほしい」と話した。
(2009年1月29日 読売新聞)
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20090129ddlk34010536000c.html
鞆港埋め立て・架橋問題:埋め立て免許、認可を 福山市長、国交相に求める /広島
福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画を巡り、羽田皓市長が28日夕、国土交通省に金子一義国交相を訪ね、埋め立て免許の早期認可を求めた。昨年6月に県が国へ免許申請して以降、羽田市長が国交相と会談したのは初めて。
埋め立て免許は通常なら2〜3カ月で判断が下されるが、鞆港については7カ月以上、経過している。
金子国交相は昨年12月25日に藤田雄山知事が訪れた際、「歴史と文化を持つ鞆の浦をどのように残すかも大事なテーマ」と述べ、互いに知恵を出し合うよう提案した。
羽田市長も早期に金子国交相と会談し、高齢化が進む町の現状や埋め立て架橋の必要性を伝える意向を示していた。【重石岳史】
毎日新聞 2009年1月29日 地方版
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どんどんこのスレから離れていく・・・
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901310023.html
国交相の「合意」発言に波紋 '09/1/31
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鞆港埋め立て・架橋計画の実現に「国民的合意が必要」とした金子一義国土交通相の30日の発言は、地元福山市で波紋を生んだ。生活基盤整備や景観保全など地域の事情が絡み、地元では賛否の議論が長らく平行線をたどってきただけに、発言への受け止め方も分かれた。
「住民の多くは計画実現に賛成だ。それを軽視するような発言は信じられない」。鞆地区を地盤とする市議会の蔵本久議長はぶ然とした表情で話す。
46人の市議のうち賛成派は41人。反対派は5人。議会構成上は賛成派が圧倒的なだけに、「100%が賛成の計画なんてない」と蔵本議長は疑問を投げ掛けた。
賛成派でつくる議員連絡会議会長の徳山威雄市議は「国へ思いを伝える努力は今後も続けたい」とする。同会議幹事長の早川佳行市議は「架橋をやめれば景観は残せても人は残れない」と首をひねった。
一方、計画反対の落合真弓市議は「いったん計画を白紙に戻してまちづくりを再考するべきだ」。村井明美市議も「まず橋ありきの計画からは脱却しなくてはならない」と国交相発言を評価した。
広島地裁で係争中の鞆港埋め立て・架橋計画に関する免許差し止め訴訟原告団の大井幹雄団長(68)は「国交相の発言は裁判にも大きく影響するのではないか」とみる。
【写真説明】歴史的街並みが残る福山市鞆地区。観光スポットである一方、生活基盤整備も長年の課題となっている(撮影・増田智彦)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901310051.html
鞆の住民団体に歓迎と戸惑い '09/1/31
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「国民の同意が必要」。福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画をめぐり、金子一義国土交通相は30日、計画は地元にとどまらず、広く国内から注目される問題との認識を示した。計画策定から四半世紀を経る中での潮目の変化。平静を装う事業主体の広島県や市に対し、住民団体には歓迎と戸惑いが交錯した。
昨年6月、国に埋め立て免許の認可を申請した県。内部協議など具体的な動きはなく、藤田雄山知事は担当からの報告で内容を確認したという。
「地元住民の大多数が望んでいる」。羽田皓市長はコメントを発表し事業の必要性をあらためて強調した。発言にあった「国民の同意」、計画の「見直し」は「28日に面談した際には伺っていない」とした。
一方で、住民団体はそれぞれの立場で発言を受け止める。「一地域の問題ではなく、国として鞆の歴史遺産や文化を考えていく姿勢を表明してくれた」。計画に反対する「鞆まちづくり工房」の松居秀子代表(58)は評価する。
推進を求める「明日の鞆を考える会」の北村武久会長(75)は「大臣は現地に来たこともないのに無責任。このままでは鞆のまちづくりが頓挫する」と憤る。
世界遺産候補地の調査をする国際記念物遺跡会議(イコモス)は昨秋、計画撤回を求める勧告を採択している。「鞆の動向には、国際的な関心が集まっている。国民同意が必要との指摘は正しい」。イコモス国内委員会の前野まさる委員長(76)はそう強調した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20090127-OYT8T00027.htm
流氷来ない 観光業者やきもき
北海道の冬の風物詩、流氷の南下が遅れている。網走地方気象台は26日、流氷の状況を予報する「海氷予報」を一時休止した。2月からの流氷観光シーズン本番を前に、観光関係者も気をもんでいる。
網走地方気象台によると、網走の流氷初日は過去30年の平均で1月20日。しかし、今年は26日現在、網走から約110〜120キロ離れた海上にとどまったままで、「風の状況にもよるが、まだしばらく初日は迎えそうにない」という。
南下が遅れている理由としては、低気圧が考えられるという。また、今年は北風も少なく、流氷がなかなか下りてこないという。
オホーツク地域の重要な観光資源である流氷が遅れていることで、観光関係者も焦りを見せている。流氷砕氷観光船を運航する道東観光開発は、例年通り20日から観光船「おーろら」の運航を開始した。
同社によると、1月中は、旧正月を迎える香港や台湾からのツアー客が主な上、毎年、流氷が本格的に到来していないことが多く、これまで経営にはほとんど影響は出ていない。しかし、乗客からはやはり「残念」との声が多く聞かれるという。家族で乗船した千葉県の会社員金山裕也さん(36)は「遠くでもいいから、流氷を見たかった」と残念がっていた。
2月に入り本格的な流氷シーズンになっても流氷が訪れない場合、影響は深刻だ。本州の旅行会社からも「2月頭のツアーで流氷は見られそうか」といった問い合わせが寄せられているという。同社は「運航期間は70日間なので、1日や2日のずれが、売り上げにも大きく影響する。一日も早く流氷が来てくれることを祈るしかない」と不安そうに話していた。
(2009年1月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20090129-OYT8T01123.htm
観光振興へ布石を
海道開通10周年
今治市と広島県尾道市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道。今月20日、村上太さん(36)ら3人は、中国・広州市から修学旅行に訪れ、レンタサイクルにまたがった高校生39人と一緒にサイクリングロードを走った。
高校生たちは、来島海峡大橋の下を通過する巨大な貨物船に歓声を上げ、村上さんは「時速18キロものスピードで流れる潮が渦になっているんですよ」と笑顔で解説した。
村上さんの肩書は、「しまなみサイクリングガイド部隊」の隊長。レンタサイクルだけで年間5万台以上が走る海道の自転車道の魅力を向上させようと、昨年10月に登場した約30人のガイドのリーダーだ。
海道が開通した1999年、今治市を訪れた観光客は約785万人と、前年の2倍以上に急増した。だが2001年からは7年連続で500万人を下回り〈ブーム〉にかげりが見える。
今治地方観光協会などの呼びかけでできたガイドの評判は上々だが、島しょ部に自転車店は数軒しかなく、パンクなどへの対応が不十分なことや、広島県側に同種組織がないなど、解決すべき問題も少なくない。
海道目当ての観光客を、市内の他の観光地へどう誘導するかも課題だ。
現在、海道と四国の高速道路とは直結しておらず、本州から渡って来た車は、市内で必ず一般道に降りる。県外ナンバーの車が沿道の店を潤してきたが、約10キロの未開通区間は数年以内に解消される。同協会の宮田晃二事務局長(62)は「街に滞在してもらう努力を怠れば、松山への通過点になる」と危機感を募らせる。
05年に、12市町村もの広域合併を果たした今治には、海と島、温泉、史跡など多彩な観光資源がある。昨年11月の「安芸灘とびしま海道」全通で、本州と“地続き”になった岡村島の住民たちは「新たな西の玄関口として、しまなみ海道と一体となった観光開発を」と期待する。
市の助成を受けた同協会は、今治城や野間馬ハイランドといった市内の観光スポットを結ぶ周遊バス「高虎号」を休日に走らせているが、懸案となっている島しょ部などへの運行エリア拡大は果たせていない。岡村島での観光振興も、橋でつながる広島県呉市との連携など、市に期待される役割は少なくない。
今年5月のしまなみ海道開通10年に合わせ、今治市内では3月から10月にかけてウオーキング大会や芸術祭など様々な行事が予定されているが、単なる“お祭りムード”で終わらせてはならない。10周年で全国から集まる注目を、次の10年に向けた布石として活用し、長期的な集客に結び付ける工夫が求められる。
(この連載は、尾崎晃之が担当しました)
(2009年1月30日 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200901310064.html
市の今後の対応が焦点 鞆架橋計画解説 '09/1/31
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福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画をめぐる金子一義国土交通相の三十日の発言は、事業主体の広島県、市の推進姿勢に「待った」をかける形となった。地方分権の流れにあっても、埋め立て認可を行う国土交通行政のトップの発言は重い。住民らとの対話や計画見直しなど、突き付けられた課題に県、市がどう対応するかが今後の焦点となる。
世界遺産候補地を調査する国際記念物遺跡会議(イコモス)や反対派住民は、計画が鞆の景観や文化的価値を損なうと主張。白紙撤回して代替策を探るよう求めている。現実論として反対派を含めた合意形成には、金子国交相が示唆するように、計画の練り直しは避けられない。
鞆港の埋め立て免許権者である県が国交省に認可を申請したのは、昨年六月だった。羽田市長は同十二月、市議会本会議で「認可はまさに手続きの問題」と国の判断が遅れている現状に不快感を示した。埋め立てを妥当とした県、市の判断に国が口を挟むこと自体、地方分権にそぐわないとする批判もくすぶる。
しかし今回の国交相発言は、県、市が押し立ててきた「鞆町の住民の大多数が望み、まちづくりに必要な事業」との主張に対し、「国民同意」という課題を与えた。公共事業のあり方に対する国民の厳しい目を踏まえた政治的思惑が発言の背景にあるとしても、事業は再び岐路に立ったと言える。(野崎建一郎)
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>>208-210 >>213
なんか鳩山の拒否といい,軽薄な国民受け狙いのパフォに見えるんですけど,まぁ景観が守られるのは大事なことではありますね。。公共事業の抑制は財政のためにも良いし。
計画図はこれですね。ふぅむ。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/tomo-machidukuri/kouwankeikaku-naiyou.html
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/tomo-machidukuri/new_tochiriyou.html
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http://www.ibaraki-np.co.jp/series/report2009/page01.htm
筑波山 TX効果で観光客増
2009/01/28(水) 本紙朝刊 南西 A版 18頁
進む受け入れ態勢整備
二〇〇五年につくば市と東京・秋葉原を結ぶつくばエクスプレス(TX)が開業したことで、首都圏からの観光客が急増した筑波山。低迷していた筑波山観光が一躍注目され、地元旅館やホテル、自治体も受け入れ態勢の整備に取り組んできた。二月からは春の訪れを告げる「第三十六回筑波山梅まつり」が始まり、今年の筑波山観光もスタートする。一時のブームにせずに、リピート客をいかに取り込むか関係者の努力は続く。
渋滞対策やお土産開発
■課題解決に時間
「昨年十一月の紅葉の時期にはバスが筑波山に到着するのに二時間半もかかったことがあった。観光客からの苦情も寄せられており、解決に向けて真剣に考えていかないといけない」。筑波山旅館組合の青年部長として筑波山土産の開発などに力を入れる旅館「一望」の蔵本剛専務は常に危機感を持っている。
筑波山には身近な観光地として年配の登山客や家族連れが大勢訪れ、観光シーズンには大変なにぎわいを見せる。しかし、交通渋滞や観光客の受け入れ態勢、土産開発など課題も次々と浮き彫りになった。
渋滞対策の新たな試みとして取り組んだのが、観光シーズンの昨年十一月に運行された「筑波山麓観光周遊バス」。筑波山神社入り口停留所からつくば道をへて北条地区を回り不動峠やパープルラインのコース約三十㌔を約九十分でぐるりと回る交通機関だ。つくば市の社会実験として乗車運賃は無料で、市によると延べ約四千人が利用したという。市筑波庁舎に無料駐車場を配置し、乗り降りしながら周辺観光が楽しめるのが特徴。いかに将来、事業として成り立たせるかが課題だろう。
■地道な努力
筑波山旅館組合青年部が取り組む筑波山土産の開発も急ピッチ。バウムクーヘン「筑波山の御神木 つくばうむ」や「つくばうどん」「ТXサブレ」「つく葉っ茶」などを相次ぎ開発。正月には筑波山ろくで栽培されている福来(ふくれ)みかんを使った発泡酒「福来プレミアム」を旅館やホテルで売り出した。蔵本専務は「筑波山特産の福来みかんを使って商品化できないかと取り組んできた。飲みやすいお酒ができた」と強調する。
筑波山の旅館やホテルも積極的に設備の改装に乗り出し、リピート客の獲得に熱心だ。筑波山頂とふもとを結ぶケーブルカーとロープウエーの運行会社、筑波観光鉄道(つくば市)の法雨慶成社長は「筑波山京成ホテルに露天風呂をつくるなど施設改装に乗り出したい」と話す。
■ソフト面の取り組み
TXを運営する首都圏新都市鉄道がTXと筑波山シャトルバス、ケーブルカー、ロープウエーをセットにした「筑波山きっぷ」を通年販売しているが、人気の乗車券となっている。
筑波山に近く土蔵造りの街並みなど江戸時代の面影を生かした地域活性化に取り組んでいるつくば市の北条地区。明治初期に建てられた店蔵を「北条ふれあい館岩崎屋」として復活させたほか、かつての市を再現させた「北条市」を一昨年からスタート。定期的に地元農産物や加工品を販売しており、二月一日にも開催される。
つくば青年会議所では筑波山周辺での自転車大会の計画を進めるなど地道な取り組みは広がりを見せている。
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http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090130/trd0901301408006-n1.htm
京都市、欧州に海外観光拠点を設置へ (1/2ページ)
2009.1.30 14:07
消費単価の高い“上客”の欧州人をもっと古都へ呼び込もうと、京都市が、欧州人観光客の誘致拠点を、平成21年度初頭に仏パリに設ける方針を固めたことが30日、分かった。アジア人観光客が中心の国内他都市と比べ、欧州からの長期滞在客が2〜3倍にのぼるポテンシャルを生かした新機軸で、欧州人の志向に精通した在留邦人を中心に情報収集役を委ねる予定。現地の「日本人007」らの活躍による誘致を図る作戦で、市は「世界的な経済危機の中、欧州の京都ファンを増やしたい」としている。
国際観光都市の京都市では、平成19年に年間観光客が4900万人を突破。目標の5000万人を目前に控える中で、長期滞在型で購買力も高い欧州や米国からの観光客の安定的な誘致が、今後の主要な取り組みの一つとなっている。
昨年秋以降、経済危機の余波で円高が進行し、訪日観光客は減少傾向にあるが、市では「こういう時こそ地道にファンを増やすことが、将来的な飛躍につながる」と危機をチャンスにつなげていく構えだ。
観光庁の調査によると、19年に京都市で宿泊した外国人の国別比率は、フランス人5・7%(全国平均2・0%)、英国人5・5%(同2・5%)と、全国平均の2〜3倍の数値を記録。一方、外国人観光客の市内での平均消費単価は、フランス人7万9908円、英国人7万8225円などとなり、中国人(5万3995円)や韓国人(5万8286円)の額を大きく引き離している。
京都市は、これまでソウルや台北など海外5カ所に観光誘致拠点を置いているが、欧州には拠点がなく、京都と同様に歴史と文化がある国際観光都市のパリに着目した。
現地では、欧州人の観光動向や志向に精通した在留邦人らをスタッフに雇用。フランスだけでなく、欧州全体の情報収集のほか、各国の旅行代理店との関係を構築し、積極的な営業活動に取り組む。市観光振興課は「これまでは、単発的な宣伝だけで誘致してきたが、今後は継続的な活動で、より多くの人々を欧州から呼び込みたい」としている。
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>>215
ここはですねぇ,ご近所なんで一言云わせていただきますが,まぁ観光地には近寄らないので正確な所は判らないのですけど↓の図中の赤線が日常的に渋滞と云わない迄も混雑気味でして,青線部分が微妙に着工されてる感じなんですがちょろっとだけカネ使ってあとはほったらかし状態なんで非常に腹立たしいです。ちゃんと整備すれば少なくとも赤い部分の渋滞は解消すると思われるんですけどねぇ。。
ttp://www42.tok2.com/home/dorozoku/TSUKUBA/tsukuba-access02.jpg
筑波山だとつくば駅=つくばセンターからよりも関鉄の下妻駅辺りからの方が近かったりもしますし,交通の分散や回遊性を高める為にも広域的な視点も必要かと。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090202/plc0902022336013-n1.htm
福山市長が国交相に不快感 鞆の浦架橋めぐる発言で
2009.2.2 23:32
瀬戸内海の景勝地・鞆の浦(広島県福山市)の埋め立て架橋事業で、金子一義国土交通相が「国民の同意を取り付けてほしい」と発言したことについて、羽田皓福山市長は2日の記者会見で「国民同意とはどのような手法で、何をどうすればいいのかが示されていない」と不快感を表明した。
1月28日に金子氏との会談で求められた、反対派との対話についても「現在、裁判で係争中のため難しい」と、拒否する姿勢を強調した。
金子氏は30日の記者会見で「(同意取り付けの過程で)計画見直しもあると思う」と発言したが、羽田市長は「見直しは考えられず、これで認可は難しくなった」との見方を示した。
広島県は昨年6月、事業実施のための埋め立て免許認可を国に申請。審査は現在中断している。
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世界遺産は遺産であって,この観光を旨とするスレに投下しては本来いけないのではありますけど,平泉が認められないってのは偏重してたんじゃないのかなぁ。。と委員の西洋の価値観への偏向を危ぶむ。
一方松島は縄文の原風景ってのがあんま説得力無いような。。松島観光の客を増やそうって感じではないのでしょうかね?
世界遺産:松島登録・共同提案 2市3町の一部自治体、消極姿勢 /宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090130ddlk04040263000c.html
◇「状況が変化」「望む声少ない」
県などが世界遺産登録を目指して国に提案した「松島−貝塚群に見る縄文の原風景」に関し、共同提案した2市3町のうち一部の自治体が、登録に向けた取り組みを続けていくことに消極的な姿勢を示していることが、分かった。県教委によると、14日の話し合いで、取り組み継続に積極姿勢を示したのは2自治体にとどまった。今後の活動については次回の話し合いで決まる見通しだが、県教委は「世界遺産登録は全自治体の総意で目指さなければいけない。1自治体でも欠ければ、取り組み継続は厳しくなる」としている。【青木純】
◇県教委「取り組み厳しくなる」
「松島」は07年9月、県▽塩釜市▽東松島市▽松島町▽七ケ浜町▽利府町−−が共同で文化庁に提案。文化庁は昨年9月、国際的な普遍的価値の証明が不十分として、国が推薦する資産を載せる「暫定リスト」への記載を見送る一方、一部の貝塚について「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」との統合の可能性を指摘した。
県は今月14日、松島周辺の景観を保つための「保存管理計画」の改定に関する会議を開催。県教委によると、同じ日に2市3町と世界遺産登録について話し合い、その際すべての自治体が「今の提案内容のまま世界遺産登録を目指すことは難しいのでは」との認識を表明したという。また、今後の取り組みについての考え方も一定程度示されたという。
取り組み継続に消極的とみられる自治体の担当者は取材に対し、昨年5月に岩手県平泉町・中尊寺周辺の世界遺産登録延期が決まったことに触れ、「一昨年の提案当時とは、状況が変化している」と指摘。「松島の価値は不変だが、世界にその価値を理解してもらうのは難しいだろう」と懸念を示した。別の自治体の担当者は「景観保存のための規制強化につながるのではと不安に思う住民は多い。『ぜひ登録を目指してほしい』という声が少なかったのは事実で、我々は(継続に)消極的ということで考えている」と明かした。
一方、県教委によると「5自治体のうち2自治体は『提案内容の変更で今後も登録を目指せるのでは』と意欲を示していた」という。次回の話し合いの時期は未定。各自治体が今後の取り組みについて正式な意見を持ち寄り、県と2市3町で結論を出す予定だという。
毎日新聞 2009年1月30日 地方版
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五箇山が3つ星観光地に 旅行ミシュラン日本編
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090203/19147.html
2009年02月03日 09:41
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星に選ばれた「五箇山」を代表する観光地、相倉合掌造り集落。昨年のゴールデンウイークに、新緑の山里の散策を楽しむ観光客=南砺市相倉
フランスのタイヤメーカー、ミシュラン社が3月16日に自国で発行する旅行ガイドの日本編「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に、最高峰の三つ星観光地として、県内から世界文化遺産の合掌造り集落で知られる「五箇山」が掲載されることが分かった。京都や奈良、富士山など計17カ所ある三つ星観光地の1つで、北陸では唯一となる。地元関係者も同社の最高評価を喜んでおり、観光振興の取り組みに弾みがつきそうだ。
観光地を紹介するグリーンガイドで日本編の刊行は初めて。縦二十四センチ、横十一・五センチの縦長サイズで四百五十六ページ。日本を訪れる外国人向けのガイドで、初版はフランス語版、九月には英語版が出版される。ミシュラン本社や日本在住のフランス人ライターら十二人の編集チームが数カ月かけて日本の観光地を調査し、美しさや知名度、歴史的価値などをフランス人旅行者の立場から評価。うち十七カ所を「わざわざ旅行する価値がある見逃せない観光地」として三つ星を付けた。
五箇山観光協会によると、ミシュラン本社のフランス人ライターが昨年五月下旬、取材で五箇山を訪れた。二日間滞在し、世界文化遺産の相倉(平)、菅沼(上平)の両合掌造り集落などを訪れ、上梨(平)の白山宮では地元の民謡保存会による「こきりこ」の演舞も鑑賞した。
ミシュラン発行のガイドは、ホテルやレストランを紹介した「ミシュランガイド」が有名で、二〇〇七年からは東京編を発行。旅行ガイドでは、価格帯別に紹介する実用情報中心の「ボワイヤジェ・プラティック」の日本編を〇七年に発行している。同ガイドで三つ星となった観光地の一つ、高山(岐阜)は同年の外国人旅行客が前年比二割増の十一万人近くに達した。
五箇山が三つ星の評価となったことについて、田中南砺市長は「五箇山の魅力が世界に通じるものとして認められ、大変うれしい。外国語の案内板なども充実させていきたい」と意気込む。
評価の理由や二つ星、一つ星の観光地などについて、日本ミシュランタイヤ広報部は「詳細は三月の発行時に発表する」と説明している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090202-OYT8T01015.htm
「何をもって国民同意」
国交相の鞆事業発言 再度面会求める
福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業で、金子国土交通相が、事業の反対派も含めた「国民同意を得ることが必要」と発言した事に対し、羽田皓市長は2日の定例記者会見で、「地元が民主主義の手続きに沿って最善と判断した事業。何をもって国民同意と言うのか定義が分からない」と困惑している状況を説明。今後は藤田知事と対応を検討しながら、金子国交相に再度、面会を求める姿勢を示した。
金子国交相は1月30日の閣議後の記者会見で、同28日に面会した羽田市長に対し、「(反対派と)交渉する余地はないという話をしている限り駄目。突破口を作ってほしい」と要望した事を明らかにした上で、認可に際しては「国民の同意を取り付けてくれということ。その過程で(計画の)見直しも当然ある」と発言。関係者に波紋を呼んでいる。
羽田市長は、現時点での国交省の認可が「非常に難しい状況」との認識を示した上で、国民同意を求める金子国交相の発言について、「住民合意という事ならば、これまでも色々な手続きを踏んできたが、国民同意となると、何をどうすればよいのか分からない」とし、「知事を交えて金子大臣と3人で、発言の中身を確認し、我々の思いを訴える場を設けてほしい」との思いを述べた。
羽田市長によると、金子国交相との面会時には「国民同意」の話は出なかったといい、「そういう思いがあるならば、会った時にきちんと言ってくれれば、その場で議論が出来た」と不快感をあらわにした。
また、金子国交相が求めた反対派との協議については、「鞆の町を活性化していきたいという思いは一致しているが、(原告側と被告側に分かれている)裁判のかかわりもある」として、現時点では困難との認識を示し、事業の見直しに関しても「認可というハードルを越えようとしている中で、考えられない」と現計画で推進する姿勢を強調した。
(2009年2月3日 読売新聞)
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20090204ddlk34010676000c.html
鞆港埋め立て・架橋問題:「今さら中止難しい」 国交相発言に県 /広島
◇「できる範囲で」
福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画について、金子一義国交相が3日も羽田晧福山市長の姿勢を批判したことについて、県は「25年間議論してきており、今さら埋め立て事業そのものを中止することは難しい。県としては、大臣に与えられた(国民の広い同意などの)『宿題』をできる範囲でやっていく努力をするだけだ」と冷静な姿勢を見せた。
この日の金子国交相の羽田市長批判の発言を受け、県幹部は「地元の要望もあり、25年間議論して進めている事業を根底から変えることは難しい。ただ、橋の一部の素材など、できる範囲のことは検討する。また、計画を広く理解いただけるよう、環境問題の専門家らにも説明を続けていく努力は必要だ」と話した。【上村里花】
毎日新聞 2009年2月4日 地方版
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http://netallica.yahoo.co.jp/news/64906
"ガッカリ観光地"になる!? 廃墟の王様『軍艦島』の未来
2009/2/4 11:00
廃墟マニア垂涎の"軍艦島"こと長崎県・端島。
9階建ての鉄筋コンクリート造は当時の最先端技術だった。
長崎市の南西に浮かぶ「軍艦島」(正式名称:端島)といえば、廃墟好きを中心に、多くの人に知られている近代遺産だ。石炭採掘のために開発された島は、まさに"廃墟の王様"の名に劣らず、圧倒的に異様な外観で見るものを惹き付けている。2008年には文化庁の世界遺産暫定リストにも登録され、目下ユネスコに世界遺産登録申請中の軍艦島には、日本だけでなく、アメリカやフランス、ドイツのクルーまでもが取材に押し寄せるという。 しかし、そんな軍艦島は、これまで安全上の理由から一般客には開放されておらず、クルーズ船で海から眺めることしかできない「遠い島」だった。そんな事情から不法に上陸をする不届き者が後を絶たず、安全面の不安やマナーの悪さなどが指摘されていた。 そのような状況を打開するために、地元長崎市では軍艦島を本格的に観光施設として整備しようと目論んでおり、この春から遊歩道が敷設される予定だ。これでようやく憧れの廃墟に足を踏み入れることができる、と廃墟マニアが喜びの声を上げたのも束の間。「ちょっとガッカリしてしまうかもしれない」と語るのは、「NPO法人 軍艦島を世界遺産にする会」理事長であり、軍艦島ガイドを務める坂本道徳さんだ。「遊歩道が敷設されるのは、ドルフィン桟橋と呼ばれる船着き場からわずか220メートル。廃墟として人気の高い住居跡や炭坑跡などには、崩落の危険もあり立ち入ることができません」という。 どうやら観光地化され、解放されたとしても、その魅力を存分に味わうことができず、寸止め状態の歯がゆさを味わうことになりそうな軍艦島。これでは、軍艦島の魅力が全国に広まるどころか逆に"ガッカリ観光地"の仲間入りをしてしまうかもしれない。やはり軍艦島の魅力は、日本で初めて鉄筋コンクリートで造られた集合住宅や、高度経済成長を支えた石炭の採掘場の廃墟探索だろう。 そんなわけで、一般人にとってはまだまだ「遠い島」のままでありそうな軍艦島なのだが、その魅力を余す所なくDVD『軍艦島オデッセイ〜廿世紀未来島を歩く〜』が昨年末に発売され反響を呼んでいる。当時の様子。そこには確かに生活があった。 このDVDに収録されているのは、廃墟として風化しつつある現在の軍艦島の風景。住居跡や商店街跡、学校跡などの人々が生活していた場所の物寂しい映像に、人が生活していた頃の貴重な映像が折込まれている。廃墟探索の最大の魅力とは、そこに人が生活を営んでいたという場所の記憶だろう。現在と昔の状況が重ね合わされることによって、「ここに人が生活していたんだ」という想像が掻き立てられる映像だ。錆び付いたまま放置された冷蔵庫や年代物のステレオセット、ジュースの空き瓶に風化した住居の外壁......。マンションの屋上に設置されていた、現在では荒れ果てている屋上庭園の映像など、まさに某国民的アニメ映画の天空の城そのものだ。軍艦島の風景を盛り込んだ本編の他にも、DVD特典として、旧島民のインタビューや、軍艦島島民のの火葬場があった「中ノ島」の映像など、軍艦島上級者にも楽しめるものとなっている。
軍艦島の全景。東京ドーム1.5コ分の面積に炭鉱が掘られ、5000人以上が暮らした。
近年、趣味としても一般的になりつつある廃墟探索。果たして廃墟が人を惹き付けて止まないのはなぜなのか? このDVDに収録されている、軍艦島にひっそりと佇む建築物の映像を見ることによってその理由が分かってくるような気がしてくる。 ちなみに、35年前の閉山までこの島で生活をしていたという坂本さんによれば、軍艦島の思い出はその「音」だという。「人の声や石炭採掘の音、軍艦島はとてもうるさかったんですよ。でも今になって軍艦島のことを思い出すと、そのうるさかった音も心地よく聞こえてくるんです」と、話し振りもどことなく懐かしそうだ。もう二度と聞くことができないそんな「音の記憶」を求めるために、多くの人が軍艦島に足を運ぶのかもしれない。文/萩原雄太(かもめマシーン)
●DVD『軍艦島オデッセイ〜廿世紀未来島を歩く〜』
KING OF 廃墟
現在、過去、未来が交錯する、異空間のタイムカプセル・軍艦島
前作『軍艦島〜FOREST OF RUINS〜』から4年──。
満を持して、新しい切り口で描く軍艦島DVD登場!
今作品では、現在から過去にさかのぼり「人が住んでいた時代の軍艦島」を紹介。
懐かしく、そしてやさしい「昭和」という時代を追体験できます。
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>>222
うほっ。この物件は山行がマターやw
>近年、趣味としても一般的になりつつある廃墟探索。
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転載しておきますた(`・ω・´)
其れは兎も角苦言を一つ。
>地元長崎市では軍艦島を本格的に観光施設として整備しようと目論んでおり、この春から遊歩道が敷設される予定だ。
田舎もんの阿呆どもは直ぐ遊歩道とかカネ掛けてつくって整備してしまってどうだ綺麗にしたぞと悦に入ってる。
が,そんなもん造っても土建屋と女子供どもはそれで喜ぶかもしれんが硬派な男どもは可成り萎えちゃうんだけど。
典型例が廃線ブーム後の廃線跡の遊歩道とか。まぁ硬派なオタクな男子どもの聖地に間違って成っちゃったりするよりは軟派な観光地に成った方がお金は落ちるんでしょうけどね。。
でも,造ったはいいけど女子供すら使わずに結局土建屋喜ばすだけで雰囲気のある廃墟なりなんなりの文化遺産(と云って良いと思う)が破壊されて残るは公債の残高だけと云うのを無為に日本中で続行するのはこれ以上辞めて欲しいです。。
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>>179
http://www.asahi.com/business/update/0205/TKY200902050274.html
オリエンタルランド、最高益見通し 入園者、過去最高に
2009年2月5日18時56分
「東京ディズニーリゾート」を運営するオリエンタルランドは5日、09年3月期の連結業績予想を引き上げると発表した。売上高と純利益がこれまでで最高になる見通しという。開園25周年記念イベントの効果に加え、節約のため海外旅行などを控えた人の来園が増えたようだ。
売上高は11月時点の予想より101億円多い3852億円、純利益は33億円多い208億円を見込む。今期は新しいサーカス劇場やホテルもオープン。入園者数は2710万人に達し、過去最高の06年度の2581万人を上回る見通しだ。入園者1人あたりの売り上げ(チケット代含む)も前年より270円多い9640円になるとみている。
東京ディズニーはバブル崩壊後も入園者数を伸ばし、不況に強いテーマパークといわれてきた。だが、新年度については「100年に1度といわれる不況の影響はさすがに受けるだろう」(広報)と慎重にみている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090206/lcl0902062228012-n1.htm
鞆の浦埋め立て架橋事業めぐり、国交相と羽田市長が論戦 広島・福山市 (1/3ページ)
2009.2.6 22:27
万葉の昔から瀬戸内海の景勝地として知られ、今も江戸時代の風情が残る鞆の浦(広島県福山市)の埋め立て架橋事業をめぐり、国と地元自治体との対立が深まっている。事業は着工に向けた手続きが最終段階に入っているが、埋め立て免許を認可する金子一義国交相が反対運動が起こっていることをふまえ「国民の同意を取り付けてほしい」として“待った”をかけた格好だ。これに対して、福山市の羽田皓市長が「民主主義の手続きを踏んだのに国民同意とは何事か」と反発するなど、論戦が続いている。
事業をめぐっては、反対派住民らが昨年10月、事業主体の一つである県が申請した埋め立て免許を認可しないよう求める約10万人分の署名を国交省に提出。金子国交相は「一般論として言えば、風光明媚(ふうこうめいび)な所は避けた方がいい」などと述べた。
これに対して羽田市長は当初、「(大臣は)こちらの事情を分かっていないのでは。あくまでも一般論と思う」などと受け流していた。しかし、通常は申請から2、3カ月で出される認可が、昨年6月に認可申請をしてから現在まで、判断されない状態が続いている。
羽田市長は12月議会で「認可のハードルが高くなっている」と、国交省の対応に不満をぶつけた。さらに、今年1月28日には、金子国交相と会談。地元住民の大半が賛成していることや、地域活性化に不可欠の事業であることなどを説明し、早期の認可を求めた。
ところが、金子国交相は同月30日の記者会見で「10万人の反対者がいる。国民の同意を取り付けてほしい」と強調。「反対派の人たちと会わない。交渉する余地がない、そんな話をしている限りは駄目だ。歴史や文化財をどうやったら守れるか考えてほしい。その過程で見直しもありうる」と指摘した。
金子国交相の発言に羽田市長は猛反発。今月2日の会見では、市議会で事業実現の請願を採択した事業であることをふまえて「民主主義の手続きを踏んで進めてきた。国民同意が必要というが、何をもって国民同意となるのか定義づけが分からない」と、不快感をあらわにした。
これを受け、金子国交相が翌3日の閣議後の会見で応酬。「思いが理解されずに残念。(福山市以外の)住民が何を考えているか、頭の中に入れてほしい」などと、改めて反対派との対話を求めるなど、平行線の状態が続いている。
免許差し止めの住民訴訟を行っている原告団の大井幹雄団長(68)は「世界遺産の白川郷がある岐阜県選出の金子大臣は文化財保護への気持ちが強いと思う。正しい認識を持っておられることに勇気づけられる」と話す。
一方、推進派の住民団体「明日の鞆を考える会」の北村武久会長(75)は「大臣は地域の事情をよく分かっていない。こちらも住民大会を開いたうえで、大臣に直接面会して思いを伝えたい」と強調。羽田市長も県と連係して、国への理解を求めることにしている。
■鞆の浦 弓を射る際、腕につける武具「鞆」が地名の由来とされる瀬戸内海の景勝地。美しい景観は万葉集にも詠まれ、江戸時代の朝鮮通信使も絶賛した。埋め立て架橋事業は交通渋滞緩和と地域振興などを目的に昭和58年に計画を策定。排水権者らの同意が得られず、一時凍結されたが、県が昨年6月に埋め立て免許の認可を国に申請した。一方、反対派住民らが免許差し止めを求めて広島地裁に提訴しており、今春にも判決が出る見通し。
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http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090207/tky0902071158000-n1.htm
東京観光、バスが主役 屋根なし2階建て好調 (1/4ページ)
2009.2.7 11:51
鉄道・地下鉄網が発達した東京都内では、影がちょっぴり薄いバスが観光の主役として活躍している。屋根なし2階建ての「スカイバス東京」は3月、定期観光バスに“衣替え”する。一方、東京観光の代名詞「はとバス」は60周年記念で250円ツアーを企画、70倍超の応募がある。
いよいよ停留所も設置
頭上に真っ青な空が広がる。屋根を取り払った2階建てバスが東京駅前を出発した。約50分で銀座や霞が関官庁街など東京ど真ん中をぐるりと一回り。日の丸自動車興業(東京都文京区)が運行する「スカイバス東京」だ。
同社の富田哲史常務は「春には桜の下をくぐり、花びらが落ちてくる。意外に四季が豊かで、普段と違う視点で東京が楽しめる」とアピールする。平成16年9月以来、募集型企画旅行の形式で運行してきたが、今年1月、路線バスの一種である定期観光バスとしての認可を得た。3月初めごろ、東京駅丸の内南口の三菱ビル前に停留所が設置される。
昨年10月、原油高から25%値上げしたがそのまま好調を維持。年間で前年比2割増の約9万人が利用した。「通るたびに従業員が手を振ってくれるホテルもある。地方の友人に東京を紹介するのに利用するお客さまやリピーターも多い」と富田さん。大人1500円。【問】TEL03・3215・0008。
60周年250円ツアー応募70倍
日の丸自動車の定期観光バス参入に警戒感をのぞかせるのは老舗「はとバス」(東京都大田区)だ。「定期観光バスは、乗客が1人でも運行しなければならない。どう運用するのか」と永野正則広報室次長。
横浜を含めて約100コースの路線の中には、2階建てバスの車窓から都心を見て回る60分1300円のコースが3年前に登場した。
一方、一番人気の皇居、浅草、東京タワーなどを回る半日コース(5800円)や1日コースを中心に高級グルメや屋形船、ヘリコプター遊覧を組み込んだ1万円台のコースなどラインアップは多彩だ。19年度は年間65万人が利用した。
「昭和39年度の122万人をピークに右肩下がりだったが、ここ3年は盛り返した。六本木ヒルズ、丸ビルなど新名所オープンが追い風となった」(同)という。
定期観光バス第1号「富士」運行開始60周年の3月19日には「感謝オーライ!都内遊覧バースデイ号」を企画。当時の「都内半日Aコース」と同額の250円で東京タワーや銀座を回る。40〜74歳のかつてのバスガイド15人がマイクを握る。3便15台、600人限定で募集しており、すでに約1万2000件4万3000人以上の応募がある。14日締め切りで抽選になる。【問】TEL03・3761・8124。
無料シャトル、神田に延伸か
気軽に都心を楽しめるのは無料巡回バスだ。東京駅八重洲口から日本橋を回る「メトロリンク日本橋」と丸の内口発着の「丸の内シャトル」が10〜15分間隔で運行されている。百貨店やオフィスビルなど200〜400メートル間隔に停留所があり、都心散策向きだ。臨海副都心でも「東京ベイシャトル」がお台場の各施設を結んでいる。
日の丸自動車がルート沿線の企業や商店の支援を得て運行。丸の内ルートでは神田方面への延伸も検討されている。
都バスの魅力再発見 特集ガイド本は増刷
都内の人気スポットを巡る都営バス路線を特集したガイド本も出版、好評だ。「るるぶ東京 都バスで散歩」(JTBパブリッシング、940円)で、昨年11月、1万5000部を発行し、その後、7000部を増刷した。同社は「正直、予想以上の好評で驚いている」とほくほく顔だ。
観光ガイド本は街や鉄道に焦点を当てるのが定番だが、この本は「電車で行きづらい場所」「降車したバス停が目的地の前」といったバスならではの魅力にこだわり、下町を中心に計38路線を紹介している。
渋谷や上野、浅草など主要駅を起点にした路線図を掲載。バス停ごとに飲食店なども紹介しているほか、「車窓からの眺め」にも着目。多摩地域では青梅エリアを取り上げた。
これまでにバスに焦点を当てたガイド本がなく、試行錯誤の編集だったが、実車取材を敢行。企画を提案した都交通局も「バスで行ける場所が意外と多い」と都バスの魅力を再認識したほどだ。東京、埼玉、千葉、神奈川の限定販売。【問】TEL03・6888・7824。
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>>205
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20090207-458190.html
USJにアルバイト殺到、昨年倍の1800人
大阪市のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が7日、春のアルバイト採用の面接を始めた。定期的な採用活動の一環だが、今年の応募者数は昨年同期の倍の約1800人。担当者は「開園以来の人数。不況の影響では」と驚いている。
対象は15歳から59歳。入場案内係や店舗の販売員など26職種、約1200人を採用する予定。契約社員や正社員に昇格する例もある。
USJによると、これまでは時給800−900円台という給与や立地条件などからアルバイトが集まりにくかったが、昨年秋ごろから応募者が増えてきたという。
倉庫関係の会社で契約社員だった大阪市大正区の男性(36)は「契約が更新されず、昨年から就職活動をしているが難しい。USJは大きな会社で雇用が安定しているので応募した。正社員を目指したい」と話した。(共同)
[2009年2月7日11時10分]
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http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20090110101.htm
2009年1月10日03時38分更新 北國新聞■石川のニュース
◎ひがし茶屋街で2割増 観光バス駐車台数
団体旅行で東海北陸自動車道を利用して石川県内を訪れた観光バス=昨年7月、金沢市東山3丁目の駐車場
昨年七月の東海北陸自動車道全線開通後、中京方面から金沢を訪れる観光バス台数の増加基調が鮮明になっている。金沢市によると、ひがし茶屋街に近い「東山観光バス駐車場」では中京からの観光バス駐車台数が二割増となった。同市は「まだまだ増える余地がある」(観光交流課)とみて、同じ加賀藩の歴史を共有する富山県西部六市との連携も強化し、誘客に取り組む方針である。
昨年九−十一月に東山観光バス駐車場を利用した観光バスのうち、愛知、岐阜、静岡、三重四県のナンバーを付けていたのは四百十三台で、前年同期の三百四十二台に比べて20・8%増となった。同駐車場全体では9・1%増の二千三百四台となっており、中京方面の伸びが目立った。
東海北陸自動車道全線開通で県内への利便性が向上した長野県など信越の観光バスも二百十四台から三百一台へと四割増となっている。「全線開通後は高山、白川などの観光地を回って金沢に入るバスが増えているようだ」(市観光交流課)という。
市は全線開通に合わせ、中京圏で観光施設の利用料割引などの特典が付いたパスポートを配布したほか、観光誘客のイベントも開催した。今月十七日には金沢・富山県西部広域観光推進協議会が加賀藩祖前田利家の出身地である名古屋市中川区で昨年度に続いて二回目となる加賀藩学講座を開催する。
景気の急速な悪化による観光への影響も懸念されているが、「今後も地道に金沢や富山県西部の魅力を発信していきたい」(同課)としている。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901070031.html
'09/1/7 中国新聞
宮島観光客、最高の343万人
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世界遺産の島、宮島(廿日市市)の昨年1年間の来島者数が343万人を突破したことが6日、市のまとめで分かった。前年より約36万人増え、これまで最多の1997年を約32万人も上回った。市観光課は「知名度が浸透し、国内外から注目された」とみている。
1年の来島者数は、343万5379人。昨年11月24日に最多記録を更新して以降、さらに伸びた。年間のすべての月で前年を上回り、観光の最盛期の11月は前年より約8万人多い50万人が来島。2、3、4、8、9、11、12の各月で、過去最高だった。
市は、国内旅行の「安近短」志向のほか、11月末で一時休館した宮島水族館の記念イベントなどが好影響をもたらしたと分析。日仏交流150周年のポスターなどに厳島神社大鳥居の写真が使われるなどしたため、海外の知名度も上がったとみる。11月末の集計では外国人観光客の数も、過去最高の12万7000人を超えた。
【写真説明】秋の観光シーズンににぎわう宮島。一年の来島者は従来の過去最高を大きく上回った(昨年11月)
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>>204
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/76217
日食観光「大挙」注意報 鹿児島の島々 46年ぶり観測へ 620人の島 希望者2万人
2009年2月9日 14:02
日本では46年ぶりとなる皆既日食が7月22日、鹿児島県の種子島南端から奄美大島北部の一帯で見られる。観測できる島々では、天文愛好家や観光客を受け入れる準備が着々と進行。九州各地の天文施設なども特別展を企画し、世紀の天体ショーを盛り上げているが、大勢の観光客流入に島は戦々恐々の様子だ。
●トカラなど 水、発電、医師準備に奔走
「注目されてうれしいが、島の事情で受け入れには限界がある」と複雑そうに語るのは、十島村地域振興室の肥後亘さん(34)。同村があるトカラ列島は陸地最長の約6分半、太陽が月の陰に隠れるベストスポット。村が昨夏に行った調査では約2万人がトカラ列島での観測を希望したという。
だが、人口は12ある島のうち7島で計約620人。島へのアクセスは週2便の村営船(定員200人)のみ。電力や水道、医療設備などのインフラは島民に対応する分だけで、民宿も計25軒しかない。村では混乱を避けるため、受け入れをツアー客の1500人に限定。約3700人の応募があり、既に1300人の参加が決まった。
村は小中学校に、体育館での宿泊や校庭でのテント設置ができるように依頼。水タンクを増設し、発電機も借りる。鹿児島大病院などの協力で各島に医師1人を派遣する。それでも「小型船などを使って個人で来島する人がいなければいいが…」と、肥後さんの不安は尽きない。
種子島や屋久島は、ツアー以外も訪問できる“穴場”になりそう。飛行機や高速船を使えば日帰りも可能だ。西鉄旅行(福岡市)には、屋久島の宿泊手配の問い合わせも寄せられているという。だが、種子島観光協会の本多幸雄事務局長は「種子島も島内の交通手段や宿泊施設などは限られ、観光客が殺到すれば混乱するだろう」と話す。
島々の心配をよそに、各地の天文施設は関連イベントを企画する。鹿児島県薩摩川内市の「せんだい宇宙館」は昨年12月から皆既日食を解説する特別展を開催中。「皆既日食にあやかり、入場者も増やしたい」(同館)という。最大9割の部分日食が観測できる福岡県でも、宗像市の「宗像ユリックスプラネタリウム」が3月から特別番組を放映予定。同館解説員の角田佳昭さん(28)は「自分が住む町からも日食を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
(社会部・野村大輔)
=2009/02/09付 西日本新聞夕刊=
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憧れのセレブホテルが「死屍累々」
月刊FACTA2月 3日(火) 13時43分配信 / 経済 - 経済総合 写真を拡大する
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090203-00000001-facta-bus_all
東京都内主要ホテルの収益力ランキング
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/econ/20090203-00000001-facta-bus_all-view-000.jpg
遂に70%を超える割引宿泊料金まで登場。客足の途絶えた超高級ホテルの運命は?
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「お年玉!! パークビュールーム 33平方メートル ¥11000 72%OFF 」
「ガーデンタワー スタンダードルーム27.3平方メートル ¥17000 59%OFF」
価格比較サイト運営会社カカクコムが手がける高級ホテル予約サイト「yoyaQ.com(ヨヤキュードットコム)」を開くと、「憧れの高級ホテルに割引料金で泊まれます」との謳い文句が目に飛び込んでくる。
1月7日午後、「東京都内」「当日宿泊」「2名1室」の条件で空室検索をすると、「おすすめ! 宿泊プラン」として画面に出てきたのが冒頭の2件。初めがホテル日航東京(台場)、2番目はホテルニューオータニ(紀尾井町)のもの。「72%」「59%」――。凄まじい割引率が都内高級ホテルの苦悩を物語っている。
ディスカウントに走っているのは国内勢ばかりではない。これまで強気の価格設定をしてきた外資勢も追随している。同日同条件では、ウェスティンホテル東京(恵比寿)が「デラックスダブル42平方メートル ¥30000 58%OFF」、フォーシーズンズホテル椿山荘東京(目白)も「スーペリアルームキング45平方メートル ¥35000 44%OFF」といった具合だ。
■リーマン・ショックが直撃
本誌編集部が独自入手した「東京都内主要ホテルの収益力ランキング」をご覧いただきたい。データは昨年11月の実績。客室稼働率は25のホテルのうち、21ホテルで前年同月より低下。このうち11ホテルが2桁のマイナスになっている。
順位は「Revenue Par Available Room(略称Rev PAR)」ではじき出している。Rev PARは客室単価(円)に客室稼働率(%)を乗じたもので1室当たりの収益力を表す。トップはリッツカールトン東京(六本木)でRev PARは4万1千円。前年同月より6300円(13%)下落したものの、2位のグランドハイアット東京(同)を8900円も引き離し、唯一4万円台を維持している。表には掲載していないが、リッツカールトンの客室単価は5万3400円で、パークハイアット東京(新宿)の5万6100円、マンダリン・オリエンタル東京(日本橋)の5万5300円を下回っている。それでも稼働率が76.7%と、下落幅を4.5ポイントに抑えたことで断トツの首位に立った。
07年11月時点では、リッツのほか、マンダリン、パークハイアット、グランドハイアットの合計4ホテルがRev PARを4万円台に乗せていた。客層の中心はいずれも欧米のビジネス・エグゼクティブ。なかでも金融関係者が多かった。08年は、サブプライムローン問題に端を発した世界的な金融危機が深刻さを増し、これらのエグゼクティブの来日が減少。「9月の『リーマン・ショック』以降は客足がパッタリ途絶えた」と外資系ホテル幹部は言う。
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>>234
08年11月のランキングに話を戻すと、3位のマンダリン、4位のパークハイアットはともに稼働率を20ポイント以上、Rev PARを1万円以上、それぞれ下げている。07年9月に開業したペニンシュラ東京は、オープン直前のインタビューでマルコム・トンプソン総支配人が「客室単価6万1千〜6万2千円を目指す」と発言していたが、現状の客室単価は4万7400円、Rev PARは3万円にも達していない。ペニンシュラも「価格を下げるプランも検討している」と報じられており、稼働率が50〜60%台に低迷しているパークハイアットやウェスティンなどを中心に、外資系ホテルの価格戦略見直しに関心が集まっている。
「外資系の価格改定が本格化してくると、そのしわ寄せは中下位の国内勢に行く」と前出の有力ホテル幹部は予測する。とりわけ深刻なダメージを受けそうなのが客室数の多い巨艦ホテル。ニューオータニをはじめ、グランドプリンスホテル赤坂、プリンスパークタワー東京(芝)を擁するプリンスホテル系、さらに今回のランキングでは27位となり、表には掲載されていない京王プラザホテル(新宿)などである。
■プリンスやオータニは赤字
巨艦ホテルのRev PARを見ると、まずプリンス系はグランドプリンス赤坂が1万5600円、プリンスパークタワーが1万4500円。系列では「最高級」とされるプリンスパークタワーのRev PARが、1泊1万4300円の「カップルプラン」などなりふり構わぬ集客対策を打ち出しているグランドプリンス赤坂のそれを下回るという逆転現象が起きている。最近ではプリンスパークタワーも1泊1万8千円の「リミテッド・バーゲン」などの商品を出し、ディスカウント路線に傾斜。「最高級」の看板が泣いている。
昨年12月19日にプリンスホテルはアイスホッケー「アジア・リーグ」の名門チーム「西武」の廃部を発表。記者会見で渡辺幸弘社長は「経営環境が厳しくチーム継続は難しい」と説明した。実はプリンスホテルはこれに先だって、従来子会社だった球団「西武ライオンズ」を西武鉄道に譲渡することを決め、 11月21日のオーナー会議で承認を受けている。「ライオンズの譲渡もアイスホッケーの廃部もプリンスホテルの赤字減らしが狙い」(西武グループ関係者)という。プリンスホテルの08年3月期決算は営業損益▲32億円、経常損益▲100億円のいずれも赤字。09年3月期は「何が何でも黒字転換を」と経営陣はハッパをかけているようだが、パークタワーやグランドプリンス赤坂など主力ホテルの収益状況を見る限り、V字回復は難しそうだ。
一方、ニューオータニのRev PARは1万4500円、ランキング27位の京王プラザは1万4300円(前年同月比1500円減)で苦境にある。オータニは、東京や大阪のホテルの経営母体であるニューオータニ(本社・東京都千代田区)の08年9月中間決算が純損益で▲9億8500万円の赤字。前年同期も4億3千万円の赤字だったが、その額が倍以上になっている。ホテルの収益改善が見込めなければ、隣接するオフィスビル「ガーデンコート」(地上30階建て)の売却など保有不動産の処分を迫られる可能性もあり、メーンバンクのみずほコーポレート銀行の出方が注目される。
つい1年ほど前まで、業界では「東京には圧倒的に世界ブランドの高級ホテルが少ない」といわれ、今年3月にオープンするシャングリ・ラホテル東京(丸の内)を含め、開業ラッシュはまだまだ続くと喧伝されていた。だが、状況は一転。市場は急速に縮小し、08年1〜11月累計でトップクラスの外資系ホテルの多くが宿泊部門の収入を前年同期より20〜30%も落としている。この先は新設計画の見直しだけでなく、既存ホテルの淘汰が進むとの悲観論さえ出てきた。高級ホテル市場が「死屍累々」と化す日が来るかもしれない。
(月刊『FACTA』2009年2月号)
最終更新:2月 3日(火) 13時56分
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エキスポランドが閉園 支援先なく再建断念
02/10 13:24
http://www.shizushin.com/news/social/national/2009021001000256.htm
2007年に20人が死傷するジェットコースター事故が起き、民事再生手続き中の大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」が再建を断念し、閉園することが10日、分かった。支援先の企業が見つからず、「事故のイメージを抱えたまま再開しても客足の回復が見込めない」と判断して約37年の歴史に幕を下ろした。
同社によると、9日、取締役会で最終決定し、大阪地裁に民事再生手続きの廃止を求める上申書を提出。破産手続きの申し立てをした。従業員26人全員に解雇の方針を伝えたという。
昨年10月末に民事再生法適用を申請して自力再建を断念。支援企業を探し、ファミリータイプの施設に切り替えて再開することを目指したが「イメージを一新できそうになく、2次破綻すると債権者が増えて迷惑をかける」として閉園を決めたという。
07年5月にジェットコースター「風神雷神2」が脱線し1人が死亡、19人が重軽傷を負う事故が発生。直後に休園し、同8月に再開したが、入園客が激減して12月に再休園していた。
エキスポランドは1970年に開催された万国博覧会の会場跡地で72年に開業した。跡地をめぐっては、米大手映画会社「パラマウント・ピクチャーズ」のテーマパークを誘致する構想などが浮上している。
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>>221>>228とか
http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK200902110025.html
ポニョの舞台「鞆の浦」、埋め立て計画はどうなる(1/3ページ)
2009年2月11日
江戸時代の港や町並みが残り、映画「崖の上のポニョ」の舞台ともされる広島県福山市の「鞆(とも)の浦」で県や市が進める埋め立て・架橋計画の認可を国が渋っている。世界遺産登録を目指す10万人署名を前に、金子一義・国交相は「国民の同意を」と事実上の見直しを求めているが、地元自治体はそれに応じる気配はない。反対派住民が埋め立て中止を求めた訴訟も12日に結審し、司法判断もいよいよ秒読み段階だ。ポニョの里の将来やいかに――。
「住民同意ではない。国民の同意を取りつけてくれ、ということ。その過程で当然、(計画の)見直しもあるんだろう」。1月30日、閣議後の記者会見で金子国交相がそう発言すると、広島に波紋が広がった。
県と福山市は周辺の交通渋滞解消を理由に07年5月、鞆の浦の一部を埋め立てるための免許を藤田雄山知事に求め、知事は昨年6月に免許の認可を国に申請した。だが、通常は2カ月程度で済む認可手続きが半年以上も棚上げされ、しびれを切らした羽田皓(あきら)市長が1月28日に金子国交相に面会し、速やかな認可を求めたばかりだった。
発言から3日後。定例会見で羽田市長は「何をもって国民同意となるのか定義がよく分からない。これは地元の問題だ」と憤った。
金子国交相は翌日、再び「思いが理解されなかったのは残念。それではなかなか物事が前に進まなくなる。(地元の)住民以外が何を考えているかを市長も頭の中に入れてほしい」と応じた。
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アニメ映画「崖の上のポニョ」の宮崎駿監督は作品の構想を鞆の浦で練ったとされ、地元の街並みを連想させる場面が登場する。1月13日の衆院国土交通委員会で、ポニョを引き合いに計画への姿勢を問われた金子国交相は、作曲家宮城道雄が鞆の浦で着想した曲『春の海』を挙げ、「これだけの伝統と歴史を持つ町並みを容易に損ねていいのか」と強調した。
鞆の浦をめぐっては、昨年10月には鞆の浦の世界遺産登録を目指す国内外の約10万人分の署名を反対派の住民が国交省へ持参した。
世界遺産の調査・評価を担当するユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」も同じ時期、埋め立て・架橋計画の中止を求める勧告を05年に続いて決議。11月にはイコモス本部(パリ)のグスタボ・アローズ委員長が代替案の検討を求める要望書を国交相や藤田知事らに送った。金子国交相はこうした「世界の目」を意識せざるをえない状況だ。
住民も一連の大臣発言に気が気ではない。計画推進派の住民団体「明日の鞆を考える会」の北村武久会長は「町の人口は四半世紀で半減し、空き家が増えた。町並みを守るためにも架橋で過疎化を食い止めなければならない現状を大臣は理解しているのか」とカンカン。
一方、反対派の住民団体「鞆の世界遺産実現と活力あるまちづくりをめざす住民の会」の松居秀子代表は「日本が世界に誇れる財産だから大臣発言は当然」と歓迎する。
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県と福山市は、国からさらなる難題も突きつけられている。その一つが「埋め立て・架橋で失う利益よりも、得る利益が著しく大きいという客観的説明が必要」という「費用対効果」の証明だ。
県の大野宏之・土木局長は「現在の計画がベスト。一人でも多くの理解を得られるよう市と協力して努力していく」と語るが、いまだに国の難題には答えられていない。
国交省内部には「国交相の真意は、地元が架橋の必要性をもっと広く世間に訴える必要があるということ」と、深読みする声もある。
羽田市長は今月4日に県庁を訪問して藤田知事と会談し、今後の対応や、世論への情報発信の方法について意見を交わしたが、国交相の翻意につながる妙案は浮かんでいない。(吉田博行、辻外記子)
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〈鞆の浦〉 瀬戸内海のほぼ中央に位置し、古くから「潮待ちの港」として知られる。「万葉集」の大伴旅人の歌にも登場し、江戸時代に寄港した朝鮮通信使は、紺碧(こんぺき)の海にアカマツやウバメガシに覆われた島々を配置した景観を「日東第一形勝」(日本一の名勝)と称賛した。航海船の目印となった常夜灯、階段状の船着き場の雁木(がんぎ)、波止、船番所、船の修理場の焚場(たでば)など江戸期の港湾施設が国内で唯一まとまった形で残る。埋め立て・架橋計画は83年策定。港の一部を埋め立て約180メートルの橋を海上に架ける。工期は約10年で事業費約55億円。
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http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/hokkaido/090212/hkd0902121515011-n1.htm
雪まつり208万人が来場 8万人減、景気悪化影響か
2009.2.12 11:56
札幌市は12日、市中心部の大通公園などを会場に11日まで開催された「第60回さっぽろ雪まつり」の来場者数が208万人だったと発表した。昨年に比べ7万9000人少なく、市は「期間中に雪の降る日が多く出足が鈍ったほか、景気悪化も影響したのではないか」とみている。
市によると、試験点灯が行われた4日から8日間の人出を集計。メーンの大通会場は昨年比15万9000人減の174万2000人で、今年新たに会場となった同市東区のコミュニティードーム「つどーむ」は33万8000人だった。
来場者数が最も多かったのは、平成13年の234万4000人。
http://www.stv.ne.jp/news/item/20090212185901/
雪まつり来場者減少の背景
来場者の減少は「不況」、「円高」、そして「カレンダー」と見られています。
きのう閉幕した「さっぽろ雪まつり」の来場者数は208万人と、3年ぶりに前の年を下回りました。来場者が減った背景を分析してみます。
祭りのあとにもう一つの目玉となった大雪像の取り壊しー大通会場には美しい雪像との別れを惜しむように、観光客らが訪れました。
(観光客)「もう少し置いておいた方が良いと思う。作るのも大変だったんだろうし」「寂しいけど。また来年見せてねって感じでした」
60回目の節目の開催となったことしの札幌雪まつりー注目された来場者数は208万人と、前の年を8万人下回りました。ことしから設けられた東区のつどーむ会場は、去年のさとらんどを8万人上回る人を集め、健闘しましたが世界的な不況と期間中の大雪などの悪条件もあって、雪まつり全体では3年ぶりに前の年を下回りました。
数が減ったと見られているのは、海外からの観光客です。雪まつり期間中、新千歳空港の国際線チャーター便の本数は、去年の61便からことしは21便と、大きく数を減らしました。
海外の観光客が減った理由は、世界的な不況や円高などが考えられるのですが、もう一つは、中国の旧正月と開催日の関係です。旧正月は1週間の休みで、中国や東南アジアでは旅行などする人が多いのですが、去年は、2月6日から12日までと雪まつり期間と重なっていました。
しかし、ことしの旧正月は、先月26日に始まり、今月1日には終わっていたのです。海外からのお客さんの大半をしめる中国や東南アジアの人たちが、札幌を訪れにくい暦だったといえます。
来年の今頃、世界経済、為替レートはどうなっているのか・・・雪まつりも無縁ではなさそうです。
(2009年2月12日(木)「どさんこワイド180」)
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http://www.asahi.com/eco/OSK200902110018.html
ポニョの舞台どうなる 埋め立て計画に10万人署名の盾
2009年2月12日8時4分
江戸時代の港や町並みが残り、映画「崖(がけ)の上のポニョ」の舞台ともされる広島県福山市の「鞆(とも)の浦」で県や市が進める埋め立て・架橋計画の認可を国が渋っている。世界遺産登録を目指す10万人署名を前に、金子一義・国土交通相は「国民の同意を」と事実上の見直しを求めているが、地元自治体はそれに応じる気配はない。反対派住民が埋め立て中止を求めた訴訟も12日に結審し、司法判断もいよいよ秒読み段階だ。ポニョの里の将来やいかに――。
「住民同意ではない。国民の同意を取りつけてくれ、ということ。その過程で当然、(計画の)見直しもあるんだろう」。1月30日、閣議後の記者会見で金子国交相がそう発言すると、広島に波紋が広がった。
県と福山市は周辺の交通渋滞解消を理由に07年5月、鞆の浦の一部を埋め立てるための免許を藤田雄山知事に求め、知事は昨年6月に免許の認可を国に申請した。だが、通常は2カ月程度で済む認可手続きが半年以上も棚上げされ、しびれを切らした羽田皓(あきら)市長が1月28日に金子国交相に面会し、速やかな認可を求めたばかりだった。
発言から3日後。定例会見で羽田市長は「何をもって国民同意となるのか定義がよく分からない。これは地元の問題だ」と憤った。
金子国交相は翌日、再び「思いが理解されなかったのは残念。それではなかなか物事が前に進まなくなる。(地元の)住民以外が何を考えているかを市長も頭の中に入れてほしい」と応じた。
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アニメ映画「崖の上のポニョ」の宮崎駿監督は作品の構想を鞆の浦で練ったとされ、地元の町並みを連想させる場面が登場する。1月13日の衆院国土交通委員会で、ポニョを引き合いに計画への姿勢を問われた金子国交相は、作曲家宮城道雄が鞆の浦で着想した曲「春の海」を挙げ、「これだけの伝統と歴史を持つ町並みを容易に損ねていいのか」と強調した。
鞆の浦をめぐっては、昨年10月には鞆の浦の世界遺産登録を目指す国内外の約10万人分の署名を反対派の住民が国交省へ持参した。
世界遺産の調査・評価を担当するユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」も同じ時期、埋め立て・架橋計画の中止を求める勧告を05年に続いて決議。11月にはイコモス本部(パリ)のグスタボ・アローズ委員長が代替案の検討を求める要望書を国交相や藤田知事らに送った。金子国交相はこうした「世界の目」を意識せざるをえない状況だ。
住民も一連の大臣発言に気が気ではない。計画推進派の住民団体「明日の鞆を考える会」の北村武久会長は「町の人口は四半世紀で半減し、空き家が増えた。町並みを守るためにも架橋で過疎化を食い止めなければならない現状を大臣は理解しているのか」とカンカン。
一方、反対派の住民団体「鞆の世界遺産実現と活力あるまちづくりをめざす住民の会」の松居秀子代表は「日本が世界に誇れる財産だから大臣発言は当然」と歓迎する。
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県と福山市は、国からさらなる宿題も突きつけられている。その一つが「埋め立て・架橋で失う利益よりも、得る利益が著しく大きいという客観的説明が必要」という異例の注文だ。
県の大野宏之・土木局長は「現在の計画がベスト。一人でも多くの理解を得られるよう市と協力して努力していく」と語るが、いまだに国の難題には答えられていない。
国交省内部には「国交相の真意は、地元が架橋の必要性をもっと広く世間に訴える必要があるということ」と、深読みする声もある。
羽田市長は今月4日に県庁を訪問して藤田知事と会談し、今後の対応や、世論への情報発信の方法について意見を交わしたが、国交相の翻意につながる妙案は浮かんでいない。(吉田博行、辻外記子)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090212-OYT8T01094.htm
鞆訴訟結審 関係者や住民様々な反応
賛成派「早く架橋を」 反対派「差し止めを」
次回はいよいよ判決――。福山市鞆町の港湾埋め立て架橋事業で、県と市が申請した埋め立て免許の事前差し止めを求めて、反対派住民らが免許権者の藤田知事を相手取った訴訟が結審した12日、原告、被告双方は、改めてこれまでの主張の正当性を主張し、早ければ3月中にも言い渡される判決への期待をにじませた。地元住民や観光客らも、注目の訴訟が最終局面を迎えた事を様々に受け止めた。
最終弁論では、原告側が「景観(利益)を真正面から争う本格的な訴訟。原告側の願いを達成出来るよう、強く求めたい」と要望。被告の県側は書面で、「事業は、安心安全なまちづくりのため代替策がない不可欠な方策」などと主張した。
原告側は弁論終了後に記者会見を行い、水野武夫・弁護団長が「立証も主張も被告を凌駕(りょうが)してきた」と自信をのぞかせ、「判決で(埋め立ての)違法性を明確にしてくれると期待している」と述べた。また、大井幹雄・原告団長(68)も「完全勝利すれば、日本はすごく変わるはず」と力を込めた。
一方、被告側では、県土木総務課が「勝訴に向けて、主張は尽くした」とコメント。訴訟に補助参加している福山市の横山光昭・港湾河川課長は、「鞆町の再生にとって、最も合理的で必要な事業である事を分かってもらいたい」と述べた。
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結審を受け、関係者や住民らは様々な反応を見せた。
推進派では、長尾意志松・鞆町内会連絡協議会事務局長(76)が「『崖(がけ)の上のポニョ』の公開以後、観光客が増え、日曜や祝日は、車の運転手同士の罵声(ばせい)が飛び交う有り様。こんな状況で火災でもあったらどうするのか」と早期着工を求め、住民団体「明日の鞆を考える会」の北村武久会長(75)も「鞆にとって間違いのないよう判断してもらいたい」と推進派住民の声が判決に反映される事を願った。
鞆町の主婦、桑田律子さん(72)は「ごみを捨てに行くだけで車にひかれそうになるし、車の排ガスは家の中に入るし、住民は困っている。早く橋を架けてほしい」と話した。
反対派では、裁判を傍聴したユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」国内委員会の前野まさる委員長が、「景観は住民の文化的感性を育てる。誇りをもって守り伝えていく事が大切」と、原告の勝訴を期待した。
鞆町で喫茶店を経営する男性(64)は「観光客は『橋が架かったらもう来ない』と言うし、最近は『橋が架かる前に』と風景画を描きに来る人も多い。この町の観光産業がどうなってしまうのか心配」と差し止めを求めた。
架橋問題に興味を持って鞆町を訪れたという広島市東区、不動産会社経営の男性(61)は「港の景観は本当に素晴らしい。橋が架かっては、町の良さが死んでしまう。歴史とともに生き残る道を探ってほしい」と希望した。
一方、観光で来た岡山市伊島町、岡山大4年小野綾介さん(21)は「歴史が失われるのはもったいないが、最終的には地元の問題。外部の人に文句は言えないのでは」と受け止めていた。
(2009年2月13日 読売新聞)
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>>234-235
http://www.zakzak.co.jp/top/200902/t2009021409_all.html
ホテル業界にも“トヨタショック”稼働率は最低レベル
御三家も苦戦…
ホテル不況が深刻だ。都心の一流ホテルでは主な収入源を宴会収入に依存してきたが、昨年後半からの不況以降、主要顧客だった官庁、企業、団体などのパーティー需要が激減。鳴り物入りで参入した外資系ホテルも、お得意様の外国人ビジネスマンや外資系の日本法人の利用が軒並み減少。客室、宴会場ともに過去最低レベルの稼働率なのだという。
ホテル御三家の一つ、帝国ホテル(東京・日比谷)の1月の客室稼働率は59.6%で、1986年以来の低水準を記録。同じく御三家のホテルオークラ東京(虎ノ門)は45%、ホテルニューオータニ(紀尾井町)も37%と、軒並み最低水準となった。
激減の原因は外国人観光客の減少と国内企業の出張費削減。高級ホテルだけでなく、ビジネスホテルも苦戦中だ。
「もともと1月は稼働率が下がる時期。御三家クラスは分母となる客室数自体が多いですが、それにしてもこの少なさは異常。インターネットや携帯電話予約限定で半額以下の格安プランを設定したり、旅行代理店と提携した女性限定プランなどで需要喚起を狙っても、旅行や出張の需要自体が激減しては手の打ちようがありません」(大手ホテル営業担当)
宴会部門も大苦戦だ。ホテルの収入は宿泊、レストラン、宴会が三本柱。中でも宴会は収益率が高く、長年大きな収入源となってきた。かつてはホテルの全売り上げの半分近くを占めた時期もあるが、現在は3割程度に低迷。帝国ホテルでさえ、バブル後のある年の年間売上比率は宿泊20%、レストラン17%、宴会31%程度だという。
【本社ロビー会見に激震】
そんななか、ホテルの営業担当者たちを震撼させたのが、過去最大級の赤字を記録したトヨタ自動車が都心の指定ホテルの大宴会場で行っていた記者会見や決算発表をとりやめたこと。先月20日の社長交代会見は本社ロビーにパイプ椅子を置いて行い、今月6日の決算発表も本社大会議室で開催した。
「ただでさえ企業の宴会場需要が減っている中、『あのトヨタでさえ…』と他の企業が追随してしまう可能性がある。頼みの婚礼需要も、折からの“ジミ婚ブーム”に加え、少子化、晩婚化でカップル自体が減っている。さらに、ハウスウエディングや海外ウエディングにも客を奪われ、回復の見込みはありません。(宴会収入比率は)ピーク時には45%以上を占めていたのに」(前出の営業担当者)
続々と日本に上陸した有名な外資系ホテルも状況は同じだ。
「リーマンショックがとどめを刺した。一部のセレブ需要は根強いものの、稼働率は年間最高でも採算ラインぎりぎりの60−70%台。ただ、ホテルの運営会社は実務を担当しているだけで、業績悪化で困るのは経営母体の不動産会社や投資ファンド。国内ホテルより危機感は希薄かもしれません」(旅行会社社員)
高級ホテルに年間65泊以上する世界のビジネスエグゼクティブによる最新人気ランキングでは「パークハイアット東京」(新宿)が2位に食い込んだ。日本のホテルは頑張っているが、セレブ人気だけでは、ホテル不況は解消されない。
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http://mainichi.jp/feature/sanko/news/20090214org00m040010000c.html?link_id=RAH02
トトロの家:東京・杉並区、保存へ(2008年2月5日掲載)
「トトロの住む家」として親しまれている東京都杉並区阿佐谷北の民家を、杉並区が公園として整備、保存することが決まった。人気アニメ映画「となりのトトロ」の宮崎駿監督が「植物たちと人が、生きもの同士の付き合いをしている家」と絶賛し、区民から保存を求める声が上がっていた。区は「人と緑が共生する家のモデルにしたい」と話している。
トトロの住む家は1929年ごろ建てられた木造平屋建て約70平方メートルの洋風住宅。約20年前に近くを通ってこの家を見つけた宮崎監督が、著書「トトロの住む家」(朝日新聞社)で取り上げ、写真やイラストで紹介した。昨年7月に所有者が転居して空き家となり、存続が危ぶまれたため、地元町会が保存を求める署名活動を実施。約6300人分の署名が集まった。
杉並区の計画によると、08年度に土地約850平方メートルを購入。09年度中に公園として整備し、見学できるようにする。総事業費は約4億円。宮崎監督は区の担当者に「本が保存のきっかけになったなら、本当にうれしい」と話した。【三木幸治】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090214-OYT1T00470.htm?from=navr
東京・杉並区の「トトロの家」、公園整備を前に全焼
14日午前2時20分頃、東京都杉並区阿佐谷北5の阿佐谷北五丁目住宅から出火、木造平屋建て約70平方メートルを全焼した。
けが人はなかった。
同区によると、この家は現在は空き家で、区が所有、管理している。建物を覆うように雑草が生い茂り、アニメーション監督の宮崎駿さんが著書の中で「トトロが喜んで住みそうな『懐かしい家』」の一つとして紹介。地元住民から「トトロの家」の愛称で親しまれていたという。
周辺に火の気もないことから、警視庁杉並署では、放火の可能性もあるとみて調べている。同区では、この家を中心に公園を整備し、2010年度にオープンする計画だった。
(2009年2月14日13時14分 読売新聞)
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鞆の浦関連
羽田皓・福山市長
初当選時は民主・社民推薦だったのか...
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1267
□2004年9月5日実施の選挙の結果
◇福山市長選挙(広島県)開票結果 投票率48.19%
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 86026 羽田 皓(無新、民・社推薦、60歳、初当選)┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 60696 大田浩右(無新、65歳) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 8020 寺田明充(共新、53歳) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
※今回の選挙は、三好章・前市長の任期途中での辞職(病気で辞職)に
よるもの。
☆08年の選挙結果
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/08/10/2008081022082728001.html
福山市長選 無所属現職の羽田皓氏再選
再選を決め、万歳する羽田氏(中央)
任期満了に伴う福山市長選は10日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の羽田皓氏(64)=自民、民主、公明推薦=が、元ラジオパーソナリティーの長竹千賀氏(41)と元市議の小川順三氏(78)の無所属新人2氏を破り、再選を果たした。
当 羽田皓 無現 71014▽
長竹千賀 無新 31099▽
小川順三 無新 5906(選管最終)
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http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000902190002
有料化か、それとも無料のままか――。日本3名園の一つ水戸市の偕楽園をめぐって、県は検討を始めた。これまで、水戸藩第九代藩主徳川斉昭が「市民の憩いの場に」とつくったいきさつから、入場無料の姿勢を示してきたが、有識者による懇談会で、有料化を求める声が強まってきたからだ。有料化すれば市民の利用は激減し、観光用に性格が変わる。偕楽園のあり方にまで発展した議論は、年末まで続きそうだ。(北崎礼子)
県の諮問機関で、水戸市商工会議所や市民団体など15団体でつくる「偕楽園公園魅力向上懇談会」が18日開かれ、有料化をめぐって議論が二分した。
有料化を主張するメンバーは年々減る観光客数を念頭に、観光客がもっと楽しめるような施設整備や全国へのPRなどに収入をあてるべきだという。
一方、造園以来の趣旨から、市民に使いやすいよう無料のままいくべきだと反発する声も強く出た。メンバーである水戸商工会議所は「歴史性で偕楽園を売りたいので現状維持が一番いい」と話している。
偕楽園はこれまで無料で、子どもが自由に遊べ、市民の散歩コースにも利用され広く親しまれている。有料化すれば市民の利用は減少し、観光用に特化する恐れもあるなど、偕楽園自体の性格が変わっていく可能性が強い。
偕楽園を含む日本3名園のうち、07年度に年間77万7千人の入場があった岡山の後楽園と163万人の金沢の兼六園は有料で、観光客に主眼をおいているため市民はあまりいかないという。
しかし、偕楽園の利用者は減少傾向。水戸観光協会によると、毎年2月下旬から1カ月半開かれる梅まつり期間中の偕楽園と弘道館の入場者数は97年度の187万1千人を最高に、07年度が107万8千人と激減している。
同懇談会は、あと2回の議論をへて提案をまとめ、県に提言する予定。県公園街路課は「今までは有料化は考えていなかったが、高速道路の整備などもあり、懇談会の意見をよく聞いて、検討してきたい」と話す。
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偽装ラブホテルで社長逮捕 異例、風営法違反容疑 (共同通信)記事写真
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_fueihou__20090223_2/story/23kyodo2009022301000367/
一般のホテルとして営業許可を受けながら、実態は「偽装ラブホテル」を営業したとして、兵庫県警生活環境課は23日、風営法違反(禁止地域営業)の疑いで、大阪市旭区のホテル経営会社「ブレイントレジャー」社長矢部嘉宏容疑者(42)を逮捕した。県警によると、偽装ラブホテル経営で逮捕するのは極めて異例。「複数のホテル経営に関与した疑いがあり悪質」としている。
[ 2009年2月23日12時30分 ]
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こっちのネタかも。
やすいなぁ。徳島県は未だ泊まったこと無いので泊まってみたいかも。
>二千九百八十円で宿泊できるシングルを五室用意し、三月までは朝食も無料で提供している。
値引き競争過熱 徳島市内、ビジネスホテル戦国時代 2009/2/19 15:55
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/473
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行革スレが適当かねぇ。。
サンルーラル大潟、赤字で26人退職 給料カットも
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090221f
大潟村の第三セクター・ルーラル大潟が経営する「ホテルサンルーラル大潟」で従業員26人が退職するほか、給料カットを行うことが20日分かった。本年度決算で約4000万円の赤字が見込まれるためとしている。
ルーラル大潟の従業員は正社員、契約・嘱託社員、パートで計96人。このうち30人を目標に希望退職を募った結果、来月末までにパートなど26人が退職することになった。パンやケーキを製造、販売する「ベーカリー部門」は不採算部門として来月中旬に廃止する。
全従業員の給料は今月分から一律5%カットし、来年度からはさらに10%カットする方針。経費削減のため、外部に発注してきた館内や客室の清掃は従業員が行う。
(2009/02/21 11:16 更新)
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173 :中国新聞男 ◆PSBTQ9oLB. :2009/02/22(日) 20:23:37 ID:WUDSQqG/
2月15日(日)付 毎日新聞 闘論 「景勝地・鞆の浦開発」
架橋は町再生の第一歩 福山市長 羽田皓氏
鞆の浦は万葉の昔から潮待ちの港として栄え、歴史と文化と伝統が息づく素晴らしい町だ。埋め立て・架橋
事業は、再生と活性化を目指すまちづくりの第一歩と考えている。
ピーク時1万2000人だった人口は昨年11月に5000人を割り、高齢化率も40%近い。空き家率は23%に及ぶ。
これらは、町の住環境が現代の人に受け入れられないのが原因だ。町を横断する狭い県道は混雑し、住民
や観光客が安心して歩けない。生活排水は港へ垂れ流され、私が鞆で生まれ育ったころに比べ魚もすめな
い状況になった。通勤に便利な町外へ若い世代が流出し、このままでは歴史的な伝統行事を子や孫に引き
継げないという危機感がある。
事業は街中の交通渋滞を解消し、2ヘクタールの埋め立て地に、ふ頭や駐車場を整備する。長期間の通行
止めもなく下水整備ができ、住環境の改善を図ることができる。
景観への影響が指摘されているが、これまでも人口の防波堤を作るなど、住民の安心安全や町の発展の
ために手を加えてきた。景観は時代とともに、住民の知恵や工夫で変わっていく。83年の計画策定以降、
江戸時代の港湾施設を残すため、当初4ヘクタール以上だった埋め立て面積を縮小し、橋も港の景観と
調和するものを計画した。山側や海底にトンネルを通す案なども含めて、さまざまな議論をしたうえで、
住民の視点から一定の考えを整理したのが今の案だ。
まずは人に定着してもらい、新たな産業起こしが必要。その中心は観光産業しかない。江戸時代にタイム
スリップしたかのようなまちづくりに取り組み、橋から町を眺められるビュースポットも作る。歴史と平成の
新しい文化の融合を目指したい。
広島県が昨年6月、埋め立て免許を国へ申請したが、いまだに認可されていない。知事と市長が地元の
実態や住民の思いを踏まえ、鞆の再生と活性化のために不可欠と判断した事業だ。国は、地方の思いを
しっかり受け止めてほしい。
174 :中国新聞男 ◆PSBTQ9oLB. :2009/02/22(日) 20:26:19 ID:WUDSQqG/
今の景観こそ観光資源 東洋文化研究者 アレックス・カー氏
鞆の浦について、ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)は、「国際的な文化遺産
の宝庫」と結論付けている。鞆の浦には全国で唯一、「常夜灯」「波止場」「船番所」など江戸時代の
港湾施設が一式残る。イコモスは何回か現地視察し、歴史保全の観点に沿った整備をすれば、世界遺
産に推薦できるとの見解さえ示した。
しかし、福山市の埋め立て・架橋計画は壊滅的な打撃をもたらす。近代的な橋に覆われた時、価値ある
景観は消滅する。その代償に手に入れる生活の「便利さ」とは何か。鞆の浦の家庭にはテレビも冷蔵庫も、
冷暖房もないというのか。
中世の姿を残した欧州諸都市のインフラ整備は困難が伴う。イタリア・ベネチアの運河は現代交通機関
には妨げでしかなく、不便極まりない。だが、市民たちは苦にしない。先祖から引き継いだ文化遺産を
守るとの誇りと気概が支えにある。
ところが戦後日本は土建国家の道を選択した。公共事業を信奉し、立派な橋、道路、箱ものこそが文明
だと勘違いしている。貧しい発展途上国の発想だ。和歌や俳句にたたえられた景観にこそ、価値がある。
浮世絵に描かれた情緒を求め、世界中の人々はやってくるのだ。
鞆の浦のあり方には日本の未来がかかる。イコモスが感嘆した今の景観こそが観光資源だ。国内人口
が減少する中、旧来型の開発計画過疎問題の先送りでしかない。予算があるのなら、景観の妨げにな
る建物の再開発などに投入すべきだ。生活の不便さを補うのは公共事業ではなく、故郷を愛する人の
知恵なのだ。
ただ、個人的には絶望感が増している。10万を超える反対署名も集まりながら、なぜ、日本の文化庁や
観光庁は市に異議を挟まないのか。橋完成の暁には記念碑を建立してあげたい。そこには市を筆頭に
推進派の名を刻むつもりだ。先祖伝来の故郷破壊を良しとする日本の価値観が、世界の常識に勝利
したのだから。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090223-00000694-yom-soci
観光客とペンギン密集…活況の南極観光、10年で客3倍
2月23日16時25分配信 読売新聞
ペンギンと入り乱れる観光客(9日、バリエントス島で)=加藤学撮影
南極半島沿いの小島にあるウクライナのベルナツキー基地。カウンター越しに、気象観測担当の隊員が1杯3ドルの自家製ウオツカを差し出した。
観光客相手の商売は米ドルが基本。ウクライナの記念切手は1枚10ドルもする。商魂はかなりたくましい。
「ボンジュール、ハロー、こんにちは」。客船からゴムボートに分乗して乗りつけた観光客は、各国語で表記された看板の出迎えを受ける。「写真撮影はオーケー。でも観測機器にはさわらないで」。英語を話す隊員は、手慣れた調子で観測施設の中を案内した。
南極観光は活況を呈している。2006〜07年の観光シーズンに客船で南極を訪れた人は約3万人。過去10年で3倍にふくれあがった。客船が出るアルゼンチン最南端の町ウシュアイアは、ホテルや土産物店の建築ブームに沸いていた。
地元で旅行代理店を営むヤニナ・バレットさん(33)によると、航海の多くは10日前後。半島と周辺の島々をめぐり、上陸するコースが人気だ。ヤニナさんは「金融危機の余波で今季は少し減ったけど、前季の航海は完売だった」と説明した。
動物からは5メートル以上離れる。外来の動植物は持ち込まない−−。自然が壊されないよう、観光業者たちはきめ細かい自主ルールを設ける。上陸地ではガイドが観光客の行動に目を光らせるが、実際にルールを守らせるのは至難の業だ。
半島北部のバリエントス島。観光客が降り立った浜辺は、ペンギンで埋め尽くされていた。警戒心が弱いペンギンは逃げるどころか、足もとにすり寄ってくる。「これじゃルールを守りようがないよ」。観光客の1人は戸惑った様子でつぶやいた。(連載「南極異景」4回目=科学部 佐藤淳)
最終更新:2月23日16時25分
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http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090224-OYT1T00665.htm
くすぶる領有権争い、資源への思惑も
アルゼンチンから南極半島へ向かう観光の玄関口ウシュアイア。観光船が出る港の入り口に掲げられた看板の地図を見て驚いた。
南極条約(1961年発効)は各国の領有権凍結をうたうが、描かれていたのはアルゼンチン本土と同じ色に塗られた南極半島。首都ブエノスアイレスの書店で見た地球儀も、「半島は自国領」と主張していた。
書店の売り場を担当するフェルナンド・クエンバスさん(25)は「小学生のころ自国領と習った。もちろんアルゼンチンの領土さ」。タクシー運転手のセルソ・ビザルバさん(39)は「石油や石炭の採掘も期待できる」と語った。
南極条約は領有権の主張自体は否定していない。このため、現在はアルゼンチンを含む7か国が領有権を主張する。
半島沿いのグーディエ島に、英国が最初の基地を建設したのは第2次大戦中の44年。周辺海域に展開するドイツ軍や、当時枢軸国寄りだったアルゼンチンを警戒するため、海軍が常駐した。アルゼンチン、チリ……。英国に続き、戦後は領有権主張の根拠にすることを意識した基地設置が続く。
グーディエ島の基地は、当時の観測活動を紹介する博物館に姿を変えていた。土産物店と郵便局もあり、年間1万5000人の観光客を集める。
英国は一昨年、領有権を主張する「南極領」沖の海底で主権拡大を目指すことを表明した。資源への思惑も絡み、領有権争いは今も、くすぶり続けている。(連載「南極異景」最終回=科学部 佐藤淳)
(2009年2月24日17時28分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090223-OYT8T01174.htm
「平泉」遺産を絞り込みへ 専門家の助言で確実に
2011年の世界遺産登録を目指す「平泉の文化遺産」で、文化庁の招きで訪れていた海外専門家の現地視察と意見交換が23日、3日間の日程を終えた。専門家2人は、前回推薦時の9資産を維持したままでの再推薦には否定的な姿勢を示すなど、昨年12月に推薦書作成委員会が示した構成資産の絞り込みの方針にお墨付きを与えた形で、これにより9資産の見直しはほぼ確実な情勢となった。
現地視察に訪れたのは、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)の専門家で、カナダ人のハーブ・ストーベル氏と中国人の呂舟氏。
意見交換会は、一関市内のホテルで前日に続きこの日も非公開で行われた。終了後、文化庁、県教委、地元3市町の共同記者会見が開かれ、2氏の発言内容について報告された。
文化庁記念物課の内藤敏也課長は「今回の会議は、個々の構成資産について個別具体的な議論をするわけではない」と資産の見直し議論はなかったとしながらも、「会議で2人は9構成資産を維持すべきという考え方をとらなかった」とし、2氏は構成資産を絞り込むことが妥当とする立場を示したことを明かした。
昨年12月の推薦書作成委員会では、文化庁が構成資産を貫く主題として、「政治・行政上の拠点」と「浄土世界」の二本柱とする案をあげていたが、専門家2人は「主題の二本柱は理解できるが、イコモスなどに価値を分かりやすく伝えるため、統一的な概念で説得力あるストーリーにまとめたほうがいい」と指摘。その上で、「浄土世界を現世に象徴的に表現した作品群として、構成資産は仏堂や庭園と直接的関係をもつものを基本にすべき」との意見を述べたという。
■文化庁に説明責任
今回の一連の視察・意見交換で、構成資産の絞り込みはほぼ確定的となった。文化庁が先の推薦書作成委員会で示した現状維持、絞り込み、折衷案の3案のうち、海外の専門家が支持したのは、「浄土世界」を主題に、寺院や浄土庭園だけに推薦対象を絞り込むという最もシンプルな案だった。昨年5月のイコモス勧告では、奥州市の白鳥舘(しろとりたて)遺跡と長者ヶ原廃寺跡、一関市の骨寺村荘園遺跡について、「浄土思想との関係が薄い」と指摘しており、それに沿ったものと言える。
にもかかわらず、文化庁は「構成資産についての議論はしていない」と繰り返し、結論は避けた。こうした文化庁の姿勢に、県内の関係者は「真綿で首を絞められているようだ」と心情を漏らした。
推薦書の暫定版の提出期限まで、半年。文化庁は、時間切れに持ち込むのではなく、地域に対する説明責任を果たした上で、構成資産の絞り込みを進め、確実な世界遺産登録を目指してほしい。(青木佐知子)
(2009年2月24日 読売新聞)
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多摩テック:9月末で閉園へ ホンダ、不採算事業から撤退
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1063434930/1109
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000026-nnp-l40
はしゃげぬ卒業旅行 低予算でアジア ホテルを格下げ 就活長引き 親も頼れず
2月26日15時7分配信 西日本新聞
今春社会に旅立つ学生たちの卒業旅行にも、不況が影を落としている。格安ツアーや、ウォン安の韓国に人気が集まるなど、今年は「安上がり」がキーワード。就職活動でアルバイトができなかったり、親の財布に頼れなかったり…。一足早い社会からの洗礼を受けつつ、学生たちはつかの間の安息を楽しんでいる。福岡市内で取材した。
「物価が安く得をした気分です」。今月初め、部活の仲間4人で韓国・釜山を訪れた城南区の九州大学4年、馬場広希さん(24)は、2泊3日の旅に満足顔。予算が浮いたので、今月下旬に1人で釜山を再訪するという。
西鉄旅行天神支店(中央区)によると、国内外合わせた卒業旅行の申込数は例年並みだが、海外の割合が20%から35%にアップ。上昇分の大半は韓国で、中村伸美支店長代理(51)は「福岡からだと東京や沖縄より割安。同じくらいの価格なら買い物を楽しめる方がいいと、ユニバーサルスタジオジャパン(大阪)から釜山に変更する学生さんもいます」と話す。
旅費は10万円未満が主流。JR九州旅行博多支店(博多区)によると、「以前は数十万円の企画でも無理して申し込む目的地重視型が多かったが、今は予算重視で堅実さが目立つ」という。
実際に、中央区の女子学生(21)はハワイ行きを計画していたが、就職活動が長引いてアルバイトがままならず断念。東区の大学生山見勝哉さん(22)も「不況で仕事が減った親に迷惑をかけられない」とアルバイト代で賄える範囲で計画し、1月中旬に5万9000円の台湾ツアーに出掛けた。
とはいえ、社会人になると長期休暇が取りにくく、「今のうちに」とハワイや欧州の人気も根強い。JTBトラベルランド福岡大学店(城南区)では、2割が欧米志向。一方で「一番安い行き方は? 」と尋ねる学生客が多く、木下誠店長(58)は「格安の航空券を使ったり、ホテルのランクを落としたりと、少しでも安く上げようと苦心しているようです」と話す。
ここへ来て朗報も。今年に入り、原油高で高騰していた国際線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が相次いで値下げされている。大学生協九州事業連合(本部・博多区)の山見坂久仁子さん(35)は「就職活動に手間取っていた分、これから狙い目の近場の国へ、あわてて申し込む学生も少なくないのでは」と話していた。 (社会部・中山雄介)
=2009/02/26付 西日本新聞夕刊=
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902270040.html
羽田市長、鞆架橋推進を強調 '09/2/27
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福山市議会は26日、定例会を開き、会期を3月23日までの26日間と決めた後、総額1594億3200万円の2009年度一般会計当初予算案など48議案を上程した。
羽田皓市長は提案理由の説明で、鞆港埋め立て・架橋計画について「認可が得られるよう国に粘り強く説明し、事業の実現、推進に取り組む」と従来主張を重ねて強調した。
新年度予算以外には、鞆の浦と仙酔島を結ぶ市営渡船「平成いろは丸」の建造費や発光ダイオード(LED)照明の街路灯の整備費を盛り込んだ08年度の一般会計補正予算案85億400万円は予算特別委員会に付託。27日に採決する。
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環境スレか農業スレかと思って読んでみたらB級スレ向けか景気スレだったかも。一応此処へ
世界の雑記帳:再送:金融危機の世界は今:サメにも景気減速が影響
http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/news/20090301reu00m040001000c.html?link_id=TT004
2月25日、サメにも景気減速の影響が及んだという。写真は昨年4月にシドニーで(2009年 ロイター/Will Burgess)
[25日 ロイター] 世界的な景気減速は大小さまざまな形で表れている。そのほとんどは気持ちを暗くさせるものだが、風変わりなものや人間の想像力を反映するものもある。金融危機の影響を受けた世相を反映する各地の出来事を紹介する。
サメにも景気減速の影響が及んだ。世界全体でのサメによる人への襲撃は過去5年間で最低の水準となった。世界的な景気後退によって海辺のリゾート地で過ごす人が少なくなったことが要因だという。2008年のサメの襲撃件数は前年の71件から59件に減少、2003年以来で最も少ない数字となった。フロリダ大学でサメによる襲撃件数の統計資料「インターナショナル・シャーク・アタック・ファイル(ISAF)」をまとめている魚類学者のジョージ・バージェス氏は「一部の経済的な理由から休暇を取って海に行くことを控えたことが寄与した可能性を考えざるを得ない」と述べた。
ベルギーのアントワープにあるダイヤモンド産業が輝きを失いつつある。ダイヤモンド取引は、価格下落や需要の急激な減退、信用収縮に直面している。ブローカーのジョセフ氏は仕事へと急ぐ途中に「大型休暇のようなものだ。おそらく通常の取引の10%くらいだろう。購買意欲が存在しない」と話した。世界のダイヤモンドの約45%を購入する米国で、通常は強いクリスマス時期の売り上げが20%減少した。
香港では、再び外食する人が増えることを願って、1000軒以上のレストランが1皿1香港ドル(約13円)で食事が出来るキャンペーンを開始した。トミー・チャン議員は、香港のレストランは、旧正月の休暇後から「前例のない」落ち込みに苦しんでいると指摘した。
ドイツのシュピーゲル誌は、同国では金融危機が始まってから金庫の需要が急増していると伝えた。ドイツの金庫業界は、1920年代にハイパー・インフレでぐらついた経験があるが、昨年10月頃から個人顧客に対する売り上げが30%増加したという。Hamburger Stahltresor GmbHのティース・ハルトマン氏は「その頃(昨年10月頃)から顧客の銀行への信頼がなくなっていった。顧客との会話をしていて何度も気づかされることだ」と語った。
大阪府吹田市は経済対策の一環として実施した事務職員採用で、対象年齢をそれまでの25歳から59歳に引き上げた。この取り組みは多くの人に支持される結果となり、募集人員5人に対して2300人以上が応募。同市の職員は「幅広い年代の多くの人々が採用試験を受けに来たのは、厳しい雇用環境の表れだ」と述べた。
ピアノ・メーカーのスタインウェイ・アンド・サンズは突然の需要減少に対応するため、ドイツのハンブルク工場で2月から5月の最終週に操業停止を予定している。ハンブルク工場の建設は1880年。370人の従業員は年間約1300台のピアノを生産している。
カナダのアルバータ州は、コストを理由に自動車のナンバープレートのデザインを変更しないと決めた。カナダのエネルギー産業の多くが拠点を置く同州は、現在のナンバープレートのデザインを1983年から使用している。白いバックグラウンドに赤い文字でナンバーが書かれており、青い文字でスローガン「Wild Rose Country」と記されている。新しいプレートのデザインに関しては、2007年から議論されてきたが、全面的な刷新に予算を使うのではなく、現在のデザインにただ文字を追加する予定だという。
2009年3月1日 8時43分(最終更新 3月1日 10時28分)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/69677
2009年1月8日 10:33 西日本新聞
福岡市への07年観光客 過去最高の1686万人 経済効果は3041億円
福岡市は2007年の「福岡市観光統計」をまとめた。国内外から同市への観光客総数は1686万人で、前年から1%伸び、過去最高を記録。これまでの最多はアジア太平洋博覧会(よかトピア)が開かれた1989年の1683万人だった。ただ、08年は景気低迷や韓国のウォン安を背景に、同市は「観光客減少に転じる可能性がある」とみている。
観光統計によると、07年の観光客総数1686万人のうち、日帰り客は1195万人。宿泊客は491万人だった。
福岡市内にはホテル、旅館などの宿泊施設が195軒(定員計3万2387人)あり、施設の定員稼働率は年平均で64.3%。月別では8月が最も高く76.9%、1月が最も低く55.1%だった。
同市は観光客による「観光消費額」も試算。日帰り客は1人1万2829円、宿泊は1人3万721円で計算(市観光客動態調査に基づく)すると、日帰りが1533億円、宿泊が1508億円で計3041億円の経済効果があったと見ている。
07年の市内主要観光施設の入場者数は、キャナルシティ博多が1285万人で1位。次いで、ホークスタウンモール、博多リバレイン、マリノアシティ福岡、ヤフードームの順。
また、福岡空港と博多港を利用して同市に入国した外国人は72万人でこちらも過去最高を記録。中でも韓国からは、51万人で前年比23.2%増。「空と海の玄関口」の同市は、中部国際空港の入国者数を上回っており、市は統計で「成田、関西両空港に次ぐ、国内第3のゲートウエー」と報告している。
韓国からの入国者51万人も過去最高で、同市は、その要因に「釜山‐博多航路が高速船で3時間で結ばれている」「07年時のウォン高の影響」を挙げた。一方、08年はウォン安・円高の影響で韓国からの入国者は減るとみられる。入国者の中心は観光とビジネスだという。
=2009/01/08付 西日本新聞朝刊=
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>>194
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20090301tb04.htm
外資系高級ホテル「シャングリ・ラ ホテル東京」公開
3月2日に国内で初めて開業する外資系高級ホテル「シャングリ・ラ ホテル東京」(東京都千代田区)が26日、報道関係者らに公開された=写真、高橋はるか撮影=。
JR東京駅八重洲口に近接する好立地で、国内富裕層をターゲットに集客を図る。
202室の客室はすべて50平方メートル以上で「都内最大級の広さ」という。宿泊料金は最もランクが下の「デラックスルーム」は通常、1泊7万円だが、開業当初は最大2割引きにする。最高級の「プレジデンシャルスイート」(269平方メートル)は1泊100万円。
(2009年2月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090305-OYT1T00076.htm?from=navr
横浜「開国博」、ヒルサイドのメーンは「竹の海原」
ヒルサイド地区の中心で、竹を使った国内最大級の建造物「竹の海原」。屋根の形は波をイメージ。(横浜市旭区で)
横浜開港150周年記念行事「開国博Y150(ワイひゃくごじゅう)」会場の一つとして、横浜市旭区内4・6ヘクタールの丘陵地に建設中の「ヒルサイドエリア」で出展概要がほぼ固まり、夏休み直前7月4日のエリアオープンに向け、準備が急ピッチで進んでいる。
竹約9000本を使った建造物「竹の海原」(約2600平方メートル)を中心に、来場者による体験型イベントが目白押しで、横浜開港150周年協会は「ベイサイドに劣らぬ魅力」を強調。しかし、交通の便が集客の課題になりそうだ。
ヒルサイドエリアでは、公募に応じた市民約300人が、昨年1月から出展するプロジェクトを練っており、189の手作り企画が並ぶ予定という。
この中には、横浜在住外国人による「横浜音頭国際盆踊り」(8月7〜10日、9月12、18、20日)、「京浜工業地帯の未来」(7月14〜20日)、「みんなでつくろうヨコハマ150景」(9月22〜27日)など、150周年を機に、横浜の過去から未来を見据えたイベントも少なくない。
一方で、「わくわく熱気球体験」(7月4〜13日)、横浜産のムギ、ナシ、モモ、ブドウによるビール造り(8月4〜17日)、カニと遊べる人工干潟(8月11〜17日)、棚田の稲作体験(7月4〜9月27日)、段ボールの「秘密基地」作り(7月28〜8月10日)――など、親子で楽しめる体験イベントも豊富だ。
中心的な会場「竹の海原」は、波をイメージした高さ約9メートルの屋根付き施設。竹を使った建造物としては国内最大級で、今月末に完成する見通し。市民約700人が昨年10月から市内各地で切った竹も使われ、プロジェクト内容だけでなく、会場づくりにも、市民パワーが生かされている。
こうした内容、器の準備が進む一方で、エリア近くに鉄道駅や、専用駐車場がないという交通面での課題が浮上。最寄り駅のJR横浜線・市営地下鉄の中山駅からは2キロ以上、相鉄線鶴ヶ峰駅・三ツ境駅からでもそれぞれ3キロ以上離れている上、エリアに隣接する「よこはま動物園ズーラシア」のバス停からも徒歩で約15分はかかる。
このため、同協会は、中山駅からの無料シャトルバスの運行を決定したが、車での来場者は今のところ、ズーラシアの駐車場を利用するしかない。
同協会のヒルサイドエリア会場のマツ井正澄ディレクターは「ベイサイドエリアなど横浜港周辺の会場から遠いが、来場してもらえれば、ヒルサイドの魅力がわかる」と話している。(マツは木へんに「沿」のつくり)
(2009年3月5日07時20分 読売新聞)
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ゴンドラ営業「支援あれば可能」 阿仁スキー場運営会社
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20090305e
北秋田市の岸部陞市長は4日、阿仁スキー場の運営会社から、一定の財政支援があれば2009年度の夏?秋の営業はできると伝えられたことを、同日開かれた市議会産業建設常任委員会で明らかにした。岸部市長は同社に営業を継続してもらうため具体的な協議に入っており、「支援策や額は検討中」などと述べた。
市産業部によると、阿仁スキー場を運営する「ウインターガーデン・リゾーツ」(本社東京)の親会社「シティグループ・プリンシパル・インベストメンツ・ジャパン」(同)から今年1月、09年度の営業を休止する意向が市に伝えられた。その後協議した結果、同社から先月下旬に、一定の財政支援があれば夏?秋のゴンドラ営業継続は可能と打診されたという。
ただ、08年度と同様の財政支援をすることや同スキー場の無償譲渡を受け入れることは議会から理解を得られないとしており、現在、固定資産税減免を含めた具体的な支援策を模索している。岸部市長は同常任委終了後、「森吉山を中心とした観光振興に欠かせない施設。県とも協議しながら営業継続を実現させたい」と話した。
(2009/03/05 09:58 更新)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/368-389で触れた桜内に就いて何気なくググったらこんな頁が。
YH利権(あるのか?まぁある筈だしどんなものがあり得るのかご存じの方お教え下さいw)は桜内から森元に譲られた様だ。YHなんか使えんなぁ。。
桜内義雄の10年間と二人の理事長
http://jyh.shiruman.net/5-yh-jyh-20.htm
1981(昭56)年2月、第9代会長として衆議院議員桜内義雄が就任しました。同年4月には桜内義雄日本ユースホステル協会会長就任を祝う会が目白・椿山荘で、10月には日本ユースホステル協会創立30周年記念式典・祝賀会が神宮外苑・日本青年館で新会長を迎えて盛大に開催されました。
桜内は自民党幹事長、中曽根派の大幹部でありながらボーイスカウト振興国会議員懇談会名誉会長、宝塚歌劇団後援会・愛宝会会長、音楽議員連盟会長などスポーツや芸能関係の幅広い関係各団体の要職にある、異色の政治家でした。鈴木内閣当時は外務大臣の要職にあり、国際的な青年運動である日本ユースホステル協会の会長としては、まことに得がたい最適の人物でした。
1980年代初めの数年間はユースホステルにとって大幅に会員減が続く冬の時代でしたが、この大物会長の登場でなんとか会員減に歯止めをかけ、再飛躍へのきっかけをつかみたいと関係者全員が新会長に大きな期待を抱いたのも無理はありません。事実、桜内会長は、政務・公務の大多忙の間隙を縫って協会の会議に出席し、多くの場合議長として高邁な識見と公平な運営によって大方の信頼を得ていました。
年々数万名ずつ減少する会員問題と逼迫する財政事情をかかえ、ギクシヤクする組織の運営に苦しみながらも、何とかユースホステル運動が一団となってこの時期耐えられたのは、桜内会長の温和で真筆な姿勢、老練で適切な判断力と指導力が大いに働いたからにはかならないでしょう。
桜内会長は在任10年、1991(平3)年2月に会長職を自民党代議士、日本ユースホステル議員連盟会長の森喜朗にゆずりました。桜内は前年の 1990(平2)年2月、その人格・識見と公正な会議運営の手腕を買われて国会の最高栄誉である衆議院議長に就任し、公務最多忙となったため、後進に道をゆずったのです。
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わたくしもその一人です<白川に行って、高山に行かず@08年
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20090308-OYT8T00893.htm
飛騨地方で明暗
白川村最高 高山市微減
世界遺産の合掌集落で知られる白川村で昨年1年間の観光客数が過去最高を記録する一方、高山市は微減となり、飛騨地方の観光地で明暗が分かれた。
白川村によると、約186万1000人が訪れ、前年より3割増えた。村では、昨年7月に東海北陸自動車道が全線開通した効果とみている。一方で、紅葉時期や冬季の合掌集落ライトアップの際に交通渋滞が発生。有識者の中には「将来的に年間200万人を超える人出になる可能性があり、景観などを維持できるか心配」と懸念する声もある。
高山市は、前年より2%減の426万1000人。外国人の宿泊者は3割増の17万1180人と好調だった。世界的な景気減退や円高で、市内の旅館やホテル業界は「昨年はアジアからの観光客が多く、今後、円高の影響がどのように響くかわからない」と危機感を強めている。
また、郡上踊りで知られる郡上市は約642万人と前年より約3万人増えた。市では「東海北陸道の開通効果で観光客が伸びている。初めて来た人や、市と富山県をセットにして訪れる外国人が多い」としている。
(2009年3月9日 読売新聞)
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>>262
単線非電化の高山本線で遠いイメージの高山と東海北陸高速道の開通効果の白川郷って所でしょうねぇ。
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ドバイのホテルに閑古鳥 空室率、過去5年で最大 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/n_dubai__20090311_5/story/09kyodo2009030901000737/
【カイロ9日共同】AP通信は9日、アラブ首長国連邦のドバイで、ホテルの空室率が、訪問客の減少と客室数の増加の影響で、過去5年で最大レベルに達していると伝えた。借り手の決まらない事務所用物件の比率も過去6カ月で16%に倍増し、過去最高水準だという。不動産投資、金融分野で急成長を続けてきたドバイだが、調査によると、12年にかけて計画中だった開発計画の約半分は凍結か、中止が決まっている。
[ 2009年3月9日21時44分 ]
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http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20090314ke04.htm
USJの入場者アップ…パレード効果、値下げも一役
米映画テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)で、開業後初の夜間パレード=写真=を5日に始めて以降、入場者数がそれまでの5%前後の前年割れから一転し、約10%増えたことが13日、わかった。
パレードの目新しさに加え、5日から3月末までの期間限定で、近畿に住む人の入場料を値下げした効果が大きいようだ。大人1人なら1000円安い4800円になる。近畿からの入場者は通常の約6割から約7割まで高まった。ただ、値下げが期間限定だけに、USJは「4月以降もこの勢いは続くだろうか」と気をもんでいる。
(2009年3月14日 読売新聞)
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>>187
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000000903180001
跡地利用 道険し/閉園のチボリ
2009年03月18日
■知事「支援せぬ」/倉敷市長会談
閉園した倉敷チボリ公園(倉敷市寿町)の跡地利用を巡り17日、石井正弘知事と倉敷市の伊東香織市長が会談。石井知事は、市側が求める財政支援や県施設存続に対し、支援しない方針を改めて伝えた。伊東市長は跡地の今後について「財政状況や(地主の)クラボウとの相談によって考えたい」と話し、進展はなかった。(上田真美)
この日はチボリ・ジャパン(TJ)社の清算人会が岡山市であり、石井知事、伊東市長ともに清算人として出席。会の終了後に会談した。
石井知事は会談終了後、報道陣に対し「今まで県として出した方針の通り申し上げた」と内容を説明。倉敷市からの要望に対し、緑のスペース確保への財政支援は「市が自主的、主体的に取り組む事業で、県として財政的支援をするのは困難」と拒否。アンデルセン交流館などの県施設存続についても「公園の閉園後、単独で存続する意義はない」と回答したと述べた。
石井知事は「公園事業の終了後は、クラボウに更地にして返す契約だった。やむを得ない」と説明。「倉敷駅北側の都市計画全体については、県の役割として出来るだけ協力したい」と付け加えた。
県施設は市側も存続する予定がなく、クラボウなどが引き受けない限り、撤去される見通しとなった。
伊東市長は「大変残念。施設は今後、県の判断に任せるほかない」と話し、跡地利用については「市の財政状況も厳しい。これからクラボウと話し合い、どうしていけるか検討したい」とした。
この日の清算人会では08年度(4〜12月)の事業報告がされた。30日に臨時株主総会を開き、決算承認を目指す。坂口正行代表清算人によると、閉園にかかる費用を除いても「資本金はある程度残る見込み」という。TJ社従業員の再就職については、希望者108人のうち87人の再就職先が決まり、8月末までは支援を続けるとしている。
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道内旅行大手・普門エンタープライズ 事業停止、8000人の旅行中止
(03/22 06:52、03/22 10:16更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/154272.html?_nva=18
旅行会社道内大手の普門エンタープライズ(札幌、小滝暁一(きよかず)社長)は二十一日、二十日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したと発表した。近く札幌地裁に自己破産を申請する。二十二日以降出発の同社主催旅行は中止し、影響は顧客約八千人に及ぶ。負債総額は約十九億円。六十三人の従業員は解雇する。
約八千人の大半は道内客といい、このうち五千−六千人が旅行代金など約三億円を支払い済み。救済措置として日本旅行業協会の弁済制度が適用され、申込者が申告すれば、三億円のうち七千万円を限度に旅行代金に応じて返還されるという。
同社は一九八九年に設立、九〇年から全日空の指定代理店となった。自社店舗は札幌の一店で代理店は道内を中心に約三百ある。「ニューホリデー」のツアー名で知られ、大手旅行会社のツアーのほか自社企画商品も多数扱い、独立系旅行会社としては道内トップクラスの実績を誇った。
だが近年は、競争激化や景気後退で売り上げが低迷。ピークだった九九年二月期の五十二億円から、二〇〇八年二月期は三十四億円に落ち込んだ。昨秋以降の景気悪化が追い打ちをかけ、二月の売上高は前年同月比四割減となるなど資金繰り難が深刻化していた。
同社は二十日付で委託旅行会社や顧客に対し、主催旅行中止や法的整理を予定している内容の文書を送付した。グループ会社で、居酒屋「炙屋(あぶりや)」などを経営する普門塾(札幌)は営業を継続する。
記者会見した小滝社長は「旅行を心待ちにしていた多くのお客さまには大変申し訳なく思っています」と陳謝した。
中止される旅行にかかわる航空利用者が多い全日空は二十二日、混乱回避のため、搭乗できなくなった顧客の対応に当たる社員を新千歳空港に配置するという。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090325-OYT1T00874.htm
「日本旅行離れ」続く、滞在費割高で訪日外国人4割減
独立行政法人・日本政府観光局が25日発表した2月の訪日外国人数は、前年同月比41・3%減の40万人に落ち込んだ。
減少率は1971年8月の41・8%減に次ぐワースト2位だった。また、前年実績を下回るのは7か月連続。世界同時不況と円高で、滞在費が割高になる日本旅行離れが続いている。
観光庁の本保芳明長官は同日の記者会見で、「一種の非常事態と認識している」と述べ、外国人の誘客キャンペーンを前倒しする考えを示した。
訪日外国人数の出発地域別の内訳では、欧米やアジアなど主要12地域すべてで前年実績を下回った。なかでも訪日した人数が最も多い韓国は54・5%減。1月は旧正月の休暇を利用した訪日観光客が急増した香港は60・4%減、中国も25・9%減とマイナスに転じた。
(2009年3月25日19時44分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/biz/news/20090326k0000m020035000c.html?link_id=RSH01
京浜急行:「ホテルパシフィック東京」来秋休止
京浜急行電鉄は25日、東京都港区高輪3のJR品川駅前でグループが運営する「ホテルパシフィック東京」(地下3階・地上29階建て、客室数954)の営業を、2010年9月末で休止すると発表した。71年の開業で老朽化が進んでいるため、東京都心のシティーホテルが増えるなかで競争力を維持するのが困難と判断した。
従業員約500人はグループの他社への転籍などで雇用を維持する。休止後の土地・建物は再開発などを視野に入れながら有効活用するという。【位川一郎】
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http://www.47news.jp/47topics/e/101894.php
バブル期の象徴・苗場プリンスホテルが通年営業中止へ さえない西武グループ
【47コラム】 苗場プリンスホテルが、「通年営業」をやめるという。1299の客室があり、最大3258人が宿泊できる巨大なホテルは、まさにバブル期の象徴の一つともいえる施設だった。若者はこぞって苗場を目指し、ユーミンの曲を聴き、スキーを楽しんだものだった。(私は行ったことはないが…)
最強と思われた苗場プリンスも、時代の流れに勝てなかった。バブル期に比べ、来場者数は約6割も減少したという。スキーが娯楽の王者ではなくなり、苗場の威光はすっかり薄れてしまった。
そういえば最近の西武グループは受難続きといえるだろう。グランドプリンスホテル新高輪での宿泊拒否を巡り、警視庁は3月17日、旅館業法違反容疑でプリンスホテルを書類送検した。3月22日に全焼した吉田茂邸は、なぜか西武鉄道の所有だった。
ほかにもさえないニュースが並ぶ。自ら解散を決めたアイスホッケーの「SEIBUプリンスラビッツ」は先日、最後の公式戦を戦った。西武ホールディングス傘下の西武運輸は、岐阜県のセイノーホールディングスに身売りされることが決まった。
西武グループは西武ホールディングスが頂点となり、西武鉄道やプリンスホテルを擁している。有価証券報告書の虚偽記載事件を機に堤義明氏がトップから退いた後、再生の道を探っているが、光明がなかなか見えない状況のようだ。(2009年3月25日 47NEWS編集部 湯浅泉)
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=158015
苗場プリンスが通年営業取りやめ
湯沢町三国の苗場プリンスホテルは25日、景気悪化でスキーなどレジャー客が減少していることから、2009年度からホテルの通年営業をやめ、夏と冬を中心とした季節営業に切り替えることを明らかにした。
隣接する苗場スキー場は景気悪化などで来場者が減少。ピークのバブル期は約318万人(1992―93年)だったが、昨シーズンは約127万5000人と低迷した。
通年営業の取りやめに伴い、営業しない時季については、正社員約220人が軽井沢や箱根など系列のホテルや施設に出向する。また早期退職を希望する社員には、退職金上乗せなどで優遇する。
同ホテルは、1299の客室があり、最大3258人が宿泊できる巨大施設。09年度からは、夏は7月20日から8月末、冬は12月上旬から5月の大型連休までの営業とする。
秋の紅葉営業は県内の日帰り客が多く好調なため、ゴンドラやロープウエーの運行は継続する。隣接するゴルフ場の営業は当面見合わせる。例年11月下旬から5月上旬まで営業していたスキー場は期間を短縮し、12月初旬から4月上旬までの営業とする。
同ホテルは「繁忙期と閑散期の差が激しく、収益率を上げるためにメリハリをつけて営業することにした」としている。
新潟日報2009年3月25日
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http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000903260005
苗場プリンスホテル季節営業へ
2009年03月26日
プリンスホテル(東京都豊島区)が経営する湯沢町三国の苗場プリンスホテルが09年度から通年営業をやめ、冬季と夏季の季節営業へ切り替えることを決めたことに対し、スキーだけに頼らず温泉街を中心とした「通年型観光」を目指してきた湯沢町では、不安の声が漏れた。ホテルで働く従業員は地元出身で、雇用不安も広がっている。(津田六平、奈良部健)
◇
西武鉄道グループ総帥だった堤義明氏が中心となって開発し、歌手の松任谷由実さんのライブ会場としても知られる「苗場」。季節営業への切り替えの影響は少なくない。同町観光協会の上村信男専務理事は詳細がわからないので何とも言えないと前置きしつつも、「ゴルフ場の閉鎖などはグリーンシーズンの湯沢観光に影響が出るだろう」と話した。
同ホテルと同社が経営する苗場スキー場で働く正社員220人は、ほとんどが地元出身者だ。営業しない時期は箱根や軽井沢などの系列ホテルに出向してもらうという。その一方で、早期退職の希望者も募っている。
「地域で最も大規模な会社であり、働いている町民も多い。出向が長くなれば、家庭の状況もあり、辞めざるを得ない人も出てくるかもしれない」。湯沢町産業観光課の担当者は、そう心配する。
同町にとどまらず、南魚沼市や十日町市、群馬県みなかみ町などから通勤する従業員もいる。南魚沼市商工観光課の担当者は「まだ詳しい話を聞いていないので何とも言えない」と困惑している。
同ホテルの広報担当者は「冬の繁忙期と閑散期の差が大きいのは、長年の課題だった。スキー客も低迷する中、メリハリある営業で効率化を図らなければならない」と話す。
苗場スキー場は県内でも早い時期に滑れるのが売り。同ホテルは、ゲレンデとも直結している。
1299室で最大3258人が泊まれる巨大な施設だ。
だが、同ホテルからは、約13キロ離れた同町内にあって、同社が経営する「かぐらスキー場」へ利用客が流れていたという。「かぐら」は標高が1845メートルあり、苗場の1789メートルより高く、雪質が良いためだという。
09年度の営業は約2カ月間短縮するが、短縮した分は「かぐらスキー場に集中させる」としている。
一方、秋の紅葉シーズンは、県内の日帰り客が多く好調なため、ゴンドラやロープウエーの運行は続けるという。
◇
■苗場プリンスホテルの営業
【冬季】12月初旬〜5月のゴールデンウイーク
【夏季】7月末〜8月末
■苗場スキー場の営業
12月初旬〜4月初旬
■ゴルフコース
09年度は営業しない。
10年度以降は検討中
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090326-00000073-zdn_mkt-bus_all
ゴールデンウィークの海外旅行動向は好調――燃油サーチャージ引き下げや円高などで
3月26日17時38分配信 Business Media 誠
近畿日本ツーリストは3月25日、ゴールデンウィーク(4月25日〜5月6日)の海外旅行の予約状況(3月23日時点)を発表した。
人員ベースでは成田発で前年同期比24%増、全国では同14%増と好調だった。「燃油サーチャージが引き下げられ旅行代金に割安感が生まれたこと、円高メリットによる現地滞在のお得感、日並びが良いことにより長期の休みが取りやすいことなどが要因」(近畿日本ツーリスト)
地域別に見ると、アジア行きが前年同期比59%増(成田発)と好調。中でも円高ウォン安が進んでいる韓国行きは同88%増(成田発)、中国行きは同73%増(成田発)となっている。「2010年に上海万博が開催されることもあり、上海のコースに人気が集まっている」(同社)という。
欧州行きも前年同期比43%増(成田発)と好調。「ゴールデンウィークの期間、今年60周年を迎えるオランダのキューケンホフ公園が開園していることもあり、オランダ・ベルギーコースが一番の人気」(同社)。また、オセアニア行きも同44%増(成田発)。全体的に円高メリットのある地域が好調なようだ。
一方、グアム・サイパンなどが含まれるミクロネシア行きが低調で前年同期比20%減(成田発)。しかし同社では「近場であることから、今後予約が増える可能性が高い」と見込んでいる。
出発日では「5月2日発」が一番人気。次に「5月3日発」「4月29日発」と続く。比較的旅行日数の短いアジア、ミクロネシアは5月2日発、旅行期間が長い欧州は4月29日発がピークとなる。
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先日、シェラトンに1人6000円で泊まりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090326-00000005-jct-bus_all
50〜70%引きは当たりまえ 高級ホテル「タタキ売り」状態
3月26日20時25分配信 J-CASTニュース
東京都内の高級ホテル市場が不況の直撃を受け、崩壊寸前だ。利用者をなんとか確保しようと、宿泊料金は値引き合戦が熾烈で、1泊(ツイン、食事なし)1万円を下回る料金設定も登場。どこも50〜70%引きは当たり前のようになっていて、いまや「タタキ売り」状態だ。
■10万1089円のところが4万9665円
価格比較サイトのカカクコムが運営するyoyaQ.comの「注目の割引ホテル」。ここに掲載された宿泊料金は、「これが高級ホテルの値段なのか」と驚かされる。
東京・竹芝のホテル インターコンチネンタル東京ベイのツイン(食事なし、2人1室)は、正規料金が4万9665円だが、これが1万2000円。白金にあるシェラトン都ホテル東京は、ツイン(食事なし)の4万1370円の部屋がなんと9800円と1万円を割っている。
まだある。高級ホテルに「安く泊まれる」と評判のサイト、一休.comでは、セルリアンタワー東急ホテル(渋谷)の、通常2人1室6万460円の部屋が1万9800円〜2万300円で提供されている。
3月30日に開業2周年を迎える六本木のザ・リッツ・カールトン東京は、宿泊パッケージ「セカンドイヤー アニバーサリー」を4月30日まで展開。「デラックスダブル」(2人利用)が通常2人で10万1089円のところ、4万9665円になっている。
コンラッド東京(汐留)のホームページのトップには、「ヒルトン彩発見 12月31日まで 最大45%OFF!」の文字が躍る。
日本の老舗高級ホテルも値下げ合戦に参戦している。阪急交通社によると、帝国ホテル東京の日月限定プラン(ツイン)が一人あたり1万7000円。一休.comの1泊限定「シティナイトステイ UP GRADE」(食事なし)だと、通常料金が2人で5万5440円のところ、2万6500円で泊まれる。
ニューオータニでは、通常2人で4万1980円の部屋が、「カップルにオススメ! ガーデンタワーSTD」を利用すれば1万8000円になる。
割引率でみると、どこも50〜70%が当たりまえのようになっていて、割引は半ば恒常化してしまったようだ。
■稼働率「悪いときだと60%割る」
ホテルの利用者が激減している理由は、世界的な金融危機と円高だ。もともと、外資系高級ホテルの利用者の多くは、外国人ビジネスマンや観光客。「外国人旅行者やビジネスの利用者が急激に減ったことが稼働率を落としている原因」(フォーシーズンズホテル丸の内東京)という。
それに加えて、ここ数年来続いた開業ラッシュで、お客の奪い合いが鮮明になったこともある。2009年3月2日にオープンしたばかりのシャングリ・ラ・ホテル東京は、東京駅八重洲口にあるが、東京駅や日本橋、日比谷界隈にある外資系高級ホテルは4つ。これに帝国ホテル東京や、少し足を伸ばせば、ザ・リッツ・カールトン東京やコンラッド東京、ホテル・オークラといった高級ホテルがあるのだから、乱立ぎみではあった。
ある外資系高級ホテルの関係者は、「1年前はまだ8割くらいの稼働率は維持できていた」という。それが現在は、「悪いときだと60%を割る」そうだ。
それでも、空室を放っておいても売上げは上がらない。集客力を高めて稼働率を上げるため、オリジナルのパッケージ商品を投入。外国人利用者の減少を国内利用者で補ったり、レストランでの豪華ディナーやスパの無料利用などの付加価値を加えることで宿泊料金の割引率を抑えたりと腐心している。
なかにはチェックインの時間が午後9時を過ぎると割引率が上がるなど、仕事帰りのビジネスパーソンを狙ったプランもあって、とても高級ホテルとは思えぬ企画に、その苦悩ぶりもうかがえる。
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最近拘りの黒部ネタ。まぁ黒部の太陽見たからだけなんですけどw
立山黒部アルペンルートもうすぐ開通…除雪進み、くっきり
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090330-OYT1T00912.htm
除雪された道が曲線を描く「立山黒部アルペンルート」(30日、読売ヘリから)=清水健司撮影
富山、長野両県にまたがる北アルプスの山岳観光コース「立山黒部アルペンルート」の除雪作業が急ピッチで進んでいる。
30日には標高約2300メートルの天狗平(富山県立山町)の手前約2キロ付近まで達し、蛇行するルートの一部が日差しを受けてくっきりと浮かび上がった。
4月10日には立山駅―弥陀ヶ原などが一部開通の予定。4月17日に予定されている全線開通後は、高さ10メートル以上の雪の壁「雪の大谷」を5月31日まで楽しめる。
(2009年3月30日20時02分 読売新聞)
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>>142>>252http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000904070005
平泉 世界遺産再挑戦 地元に困惑広がる
2009年04月07日
本寺地区で穫れた米を中尊寺に送る「荘園米」の奉納行列。世界遺産登録を見すえ地区の住民が07年に復活させた=08年12月21日、一関市
11年の世界文化遺産登録をめざして再挑戦する「平泉」の構成資産から、「『浄土世界』との関連が薄い」として4資産がはずれる見通しが強まったことで、資産のある地元に困惑が広がっている。中でも市内の構成資産すべてが推薦見送りとなりそうな奥州、一関両市では、もともと文化庁の主導で構成資産に盛り込まれた経緯もあるだけに、国や県の対応に不満や不信感がくすぶっている。
◇
6日午前、奥州市の小野寺正幸・世界遺産登録推進室長は、推薦見送りとなる見込みの白鳥舘遺跡にある原田利雄さんの自宅を訪ね、経過を伝えた。
「私たちに分かるように、ちゃんと説明して欲しい」。応対した妻の京子さん(69)は訴えた。
史跡内の地権者は13戸。「世界遺産になる」と言われ、開発行為が制限される国の史跡指定に同意した。世界遺産登録をめざし、07年以降、有志で、遺跡周辺の草刈りやトイレ清掃に汗を流してきただけに、「私たちは振り回されっぱなし」と憤る。
骨寺村荘園遺跡(一関市)のある本寺地区地域づくり推進協議会の佐藤武雄会長も4日、「構成資産からはずれるということになれば、憤りすら感じる」とのコメントを出した。800年前と変わらぬ農村景観の残る同地区の住民も、高齢化と戦いながら農地を守ってきただけに、今回の方針への不信感は根強い。
推薦書作成委員会は平泉の世界遺産再挑戦に向け、前回推薦した9資産のうち、長者ケ原廃寺跡(奥州市)、白鳥舘遺跡(同)、達谷窟(平泉町)、骨寺村荘園遺跡(一関市)をはずすよう見解をまとめた。
前回の落選時に国際記念物遺跡会議(イコモス)から受けた指摘や、その後の海外専門家の意見に沿ったものだ。「確実に登録を進めたい」。高杉重夫・文化庁文化財部長は言う。そのための構成資産の絞り込みだった。
しかし、01年に平泉が文化庁の暫定リストに登録された際、構成資産は、中尊寺、毛越寺、無量光院跡、柳之御所遺跡の四つだけだった。金鶏山と、はずされる4資産は、その後に文化庁の主導でリストに追加されたものだ。
「当時と今では世界遺産をめぐる状況が変わっている。イコモスの基準の適用や、現地調査のあり方が変わってきた」と高杉部長は説明するが、「文化庁の見通しが甘かっただけ」との声は、県教委や推薦書作成委員の間からも上がる。
将来、調査研究が進み「浄土世界」との関連が証明されれば、今回の推薦からはずれる資産が追加登録される可能性も残されているが、見通しは不透明だ。
一関市の高橋一秋・骨寺荘園室長は「何年先になるか分からない。どんなデータが足りないのか、示してもらえないと、対応の仕様がない」と嘆いている。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009040800089
企業が高級ホテル利用を敬遠=批判恐れる「AIG効果」−米紙
【ロサンゼルス7日時事】7日付の米紙ロサンゼルス・タイムズによると、米企業が高級ホテルを使った泊まりがけでの会議を手控えており、米ホテル業界に大きな損害を与えている。予約のキャンセルが相次ぎ、今年1、2月だけで損害は10億ドルにのぼる見込み。不況による経費節減に加え、米政府の支援を受けた保険大手AIG幹部らがカリフォルニア州南部の高級リゾートでパーティーを開き、強い批判を浴びたことで企業の担当者が慎重になる「AIG効果」が背景にあるという。(2009/04/08-08:04)
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http://kobe.keizai.biz/headline/219/
陸両用船・ヘリコプターで神戸を堪能−神戸のホテルがGWプラン
(2009年04月08日)
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約4分間のヘリコプター乗車券付き
ホテルオークラ神戸(神戸市中央区波止場町、TEL 078-333-0111)は5月2日〜5日、「神戸まるごと堪能!陸・海・空ツアー&ホテルステイ 宿泊プラン」を提供する。
同プランは家族連れをメーンターゲットとするもので、1泊室料とポートタワー入場券、日本初の水陸両用船「スプラッシュ」乗船券、ヘリコプター乗車券をセットにしたもの。水陸両用線を運行しているダックツアー・タイコー(東川崎町1)と、ヘリコプターを運行するヒラタ学園航空事業部(大阪府堺市)とのコラボレーションにより生まれた。「他地域の方はもちろん、神戸在住の方にも新鮮味のある神戸観光をお楽しみいただけるプラン」(同ホテル企画広報課の野々村阿弓さん)。
また、同ホテル内での朝食を10%引きにするほか、クイズに応募した利用客の中から抽選で2人に水陸両用ラジコンカーが当たったり、「スプラッシュ」オリジナルの「ダック笛」を乗船時に進呈するなどの特典も。
「日本ではまだまだ少ない水陸両用船に、普段はなかなか乗ることのないヘリコプター。当プランでの神戸観光で、普段は経験できないエキサイティングな休暇を過ごしてほしい」と野々村さん。現在の予約状況については、「5月2日と5日の2日間はまだ若干空きがある。当プランは100人限定なので、お申し込みをお考えの方はお早めにご予約いただければ」とも。
料金は1人5月2日・5日、デラックスツイン=23,625円、デラックストリプル=19,775円、5月3日・4日、デラックスツイン=25,935円、デラックストリプル=21,315円(2歳〜12歳は2,000円引き)。特典の詳細は同ホテルのホームページで確認できる。
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http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20090414tb02.htm?from=navlk
高速値下げに対抗、鉄道・航空も格安運賃
JR東日本は「土・日きっぷ」のキャンペーンを始めた(東京駅で)=吉川綾美撮影
地方の高速道路料金が、大幅値下げされたことに対して、鉄道や航空業界も乗客を奪われてはかなわないと、春の行楽シーズンに向け“格安運賃”を打ち出しはじめた。うまく選べば、行楽の交通費を節約できそうだ。(経済部 滝沢康弘)
JR東日本は、週末の土日の2日間だけ格安で新幹線などに乗り放題の「土・日きっぷ」に、3月21日から6月末までの期間限定で、1日2000円でレンタカーを利用できる特典を付けた。まず鉄道を使ってもらい、行った先で「高速道路の値下げも使って周遊を楽しんで」もらう狙いだ。
例えば、大人2人と小学生2人の家族が、東京から山形に旅行する場合、「土・日きっぷ」を使って新幹線指定席で往復すれば、通常より計2万4160円安い。ただし、大型連休中の5月2、3日の土日には使えないから注意しよう。
JR西日本は3月、新大阪駅以西の新幹線「こだま」に通常の約4割引きで乗れる2日間有効の「こだま指定席往復きっぷ」を発売した。同行の子供は一律3000円で、「家族連れだとお得感がより大きい」とアピールする。
航空会社も65歳以上のお年寄りを対象に、6月末までの期間限定で新しい割引をはじめた。日本航空の「シルバー割引」は、これまで普通運賃の25%引きだったのを、一部を除き1万2000円均一とした。割引率は最大77%となった。
全日本空輸の「シニア空割」なら、国内全路線で9000円均一とさらに安いが、予約はできず、乗りたい便に空席がある場合だけ利用可能だ。「連休中でもラッシュと逆向きなら空席がある便も多い。東京のお子さん、お孫さんを訪ねてみては」(全日空広報)と提案する。
(2009年4月14日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000904160004
ホテル 「おまけ」合戦
2009年04月16日
■出張客に下着・JR乗車券…
■検索サイト意識、目新しさで勝負
道内のビジネスホテルで「おまけ付き」のユニークな宿泊プランが増えている。朝食や新聞、飲み物付きといった一般的なサービスの枠を超え、衣類や切符、ラーメンといった変わった特典が付くものも登場。最近はインターネットのホテル検索サイトで予約する人が急増しているため、ほかとはひと味違ったサービスを打ち出し、少しでも目を引きたいという考えのようだ。 (伊藤唯行)
ユニークな「おまけ」を次々に編み出しているのが、5千円台の料金を売りに札幌と室蘭でホテルニューバジェットを展開するイワクラホーム(札幌市)。総支配人の熊谷敬子さんは「お客様の立場になって、利用したいと思うようなサービスを考え出している」と話す。
今月から札幌店で始めたのが、北海道限定品を提供する「どさんこプラン」。東洋水産の「やきそば弁当」やガラナ飲料など、道内でしか味わえない商品を部屋で楽しんでもらおうというものだ。またシャワーからビタミンCを含んだお湯が出る女性限定のプランも人気が高い。出張客向けにはワイシャツのクリーニング券や、新品の靴下や下着が付いてくるプランなど。プランによって料金は違うが、特典が付いても手頃な価格帯はそのままだ。
チサングランド札幌は、札幌発新千歳空港行きのJR乗車券をセットにしたプランを販売。道外からの出張客向けで「切符を買う手間がかからないし、お得感がある」と好評だ。他にも市内では出張客用に、コンビニで買い物ができる千円程度のカードを付けるホテルも増えてきた。
観光地でもユニークなプランが見られる。全国的に人気の旭山動物園がある旭川市内では、多くのホテルが入園券とバス券をセットにしたプランを用意し観光客の取り込みを図る。フィットネスホテル330旭川では市内の有名ラーメン店での食事付きプランを販売し、「道外の観光客に人気」と言う。函館市内でも朝食を朝市の食堂で食べられるプランなどが人気だが、いずれも通常料金とほぼ変わらない価格帯だ。
各ホテルがおまけに力を入れるのは、ネットの宿泊検索サイトを使う利用者が急激に増えているためだ。ニューバジェットでも予約の6割以上がネットの利用者。サイト画面では多数のホテルの料金が一覧で並ぶので、札幌のホテル関係者は「ユニークな特典などで目に留まらないと利用してもらえない」と指摘する。道内でもシングルで3〜4千円台など安さを売りにする全国チェーンが増え、単純な価格競争ではかなわないという事情もある。
こうしたサービス合戦は、利用者からは好評だ。検索サイトでは各プランの利用者が感想を書き込み、ネット上での口コミで宿泊が伸びているホテルも多い。帯広市内のホテルは「コンビニのカード付きなど、札幌の新しいサービスを参考に良いものは取り入れている」と話し、道内各地への広がりも見られる。ニューバジェットの熊谷さんは「黙っていてもお客様は増えない。今後もニーズを先取りして、色々な新しいプランを打ち出したい」と話す。
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http://mainichi.jp/area/chiba/news/20090418ddlk12020165000c.html
房総経済:舞浜ホテル群、競争激化 「地域密着」「物語性」…集客に知恵絞り /千葉
浦安市舞浜にある高級ホテル群の集客競争が激化している。東京ディズニーリゾート開園25周年イベントが終わった今年度、客足の落ち込みが予想されていることもある。各ホテルは「地域密着」「物語性ある客室」「千産千消」などのテーマを掲げて独自色を強め、利用客の取り込みに知恵を絞っている。【清水隆明】
ヒルトン東京ベイは昨年末、3〜5階のほぼ全室にあたる236室を「ハッピーマジックルーム」に改修する工事を終えた。
この客室は、魔法使いの少女ティアラと友達になるために動物たちが魔法の森を旅するホテルのオリジナル童話「みならい魔女ティアラとまほうの森」を基にデザインされた。童話と同じカラフルな森や動物が階全体に描かれ、客室内の鏡のボタンを押すとティアラが浮かび上がるなど、おとぎ話の世界に入り込んだような感覚が味わえる。一部を昨年3月に先行オープンさせて以来、家族連れに人気だという。
池田真理マーケティング・コミュニケーション部長は「ディズニーの施設で感じたワクワク感をホテルでも持ち続けてほしかった」と狙いを語る。5月末まで童話に関連する創作ストーリーも募集している。
これに対し、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの長田明総支配人は「ホテル=宿泊という概念を崩し、ホテル周辺に住む皆さまにも遊びに来ていただける場所にしたい」と“地元重視”を打ち出す。
3月には、庭園内にホテルのオリジナルキャラクター・ペンギン「ペントン」をモチーフにしたミニパターゴルフ場を新設。子供が楽しめるよう、18ホールにはサメやキノコなどの障害物が置かれている。利用料は250円。気軽に地元の人に利用してもらえるようなコンペなども計画中。
また、庭園内で立ち入り禁止だった広大な芝生に散策路を設け、地域住民に開放。今後は野だてなどのイベントやホテル内プールの会員制水泳教室を開いていく予定という。
一方、ホテルオークラ東京ベイは「食」で差別化を図る。
6日から、県内産地として知られる袖ケ浦市産のイチジクを使った無添加オリジナルジャムを売り出した。140グラム入り750円で高級感が漂う。5年前からホテルの朝食で提供してきたが、さっぱりとした上品な甘みが好評で、お土産用に瓶詰めにした。1日に10個ほど売れ、まずまずの出足だ。
農林水産省の食料自給率向上の取り組みにも積極的に協力する。仕掛け人の諏訪健一・営業企画担当部長は「千葉には優れた食材が多くあるのに知られていない。そうした食材を見つけて加工し、提供するのもホテルの役割です」と説明する。
5月の大型連休明けから、朝食バイキングに県産品料理コーナーを作り、イチジクジャムに続く商品の開発にも挑む。
予約・問い合わせは▽ヒルトン東京ベイ電話047・355・5000▽シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル電話047・355・5555▽ホテルオークラ東京ベイ電話047・355・3333。
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>>281
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20090416ddlk01040292000c.html
ホテル:札幌で開業ラッシュ、競争が激化 独自接待で差別化 /北海道
札幌市中心部でホテルの開業が続いている。不況で観光客やビジネス客が減る中、業界からは競争激化を懸念する声もあり、独自のサービスで差別化を図るところも出てきた。札幌のホテル事情を探った。【金子淳】
◇15種類から好みの枕/バスルーム広く
JR札幌駅近くに6月オープンするホテル京阪札幌。設備投資を抑えた宿泊特化型ホテルとしては、京阪グループ初の近畿圏外への進出となる。道内で採用したスタッフは1年間、系列ホテルで研修を積んだ。担当者は「ビジネスと観光の拠点である札幌で京阪ブランドを広め、関西のおもてなしでお客様を迎えたい」と語る。
同駅周辺では、三井不動産が10年夏に三井ガーデンホテル札幌(仮称)をオープンするほか、建て替え中の札幌三井ビルディングにもホテル誘致を検討。ススキノ地区でも6月、仏大手アコーホテルズがメルキュールホテル札幌を開業し、フランス料理主体のレストランを備えるなど高級路線で集客を図る。
市保健所によると、03年度末時点の市内のホテルは156軒、客室数は2万872室だったが、07年度末は167軒2万2927室に増加。一方、市観光企画課の統計では、市内の宿泊施設の利用者数は03年度の947万7000人から07年度は924万2000人に減少した。
日本ホテル協会北海道支部によると、札幌はホテルの供給過剰が続き、他都市に比べて相場が安い。鴈原(がんばら)勝俊事務局長は「ホテルは在庫が利かない。値下げに拍車がかかる」と予想する。
競争が激しくなる中、特色あるサービスで生き残りを図るホテルも出始めた。JRイン札幌は、素材や高さが違う15種類から好みの枕を選べるサービスを開始。シングルルームは幅140センチの大きめのベッドを採用し、「眠りにこだわったホテルにした」(深谷淳総支配人)という。ホテルトリニティ札幌は女性客限定のレディースフロア(26室)を設置。12階で景観が良く、40代前半を中心に人気という。ウォーターマークホテル札幌も女性専用フロアを設けたほか、全室のバスルームを広くしている。
また、ホテルオークラ札幌(147室)はロビーで毎月15日、バイオリンなどの無料コンサートを開催している。2〜3月には道立近代美術館の企画展に合わせた、昼食を食べながら学芸員による絵画の解説を聞く「ランチ&トーク」が好評を得た。同ホテルは「客室数が少ないので薄利多売はできない。それよりも付加価値を付けて喜んでもらいたい」と狙いを語る。
◇投資ファンドが外資系誘致
札幌市では1934(昭和9)年に札幌グランドホテルが開業したのが最初とされ、72年の札幌冬季五輪を機に札幌プリンスホテルなどの大手が相次いでオープンした。バブル崩壊後は大型ホテルが苦戦する一方、低価格路線の宿泊特化型ホテルの進出が加速した。
ここ数年は地価の下落により、不動産投資ファンドなどが土地・建物を購入し、外資のホテルチェーンを誘致するケースが目立つ。その理由について札幌パークホテルの元総支配人で市観光振興担当課長の斉藤政文さん(60)は「ホテルは貸しビルやマンションと比べて転売しやすい。外資系ホテルを誘致してブランド力を高めれば、付加価値を付けて転売できる」と分析している。
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【札幌市内のホテル進出状況】
開業時期 名称 (客室数) 場所
(1)08年 4月 ホテルトリニティ札幌 (306室) 大通西5
(2) 10月 JRイン札幌 (189室) 北5西6
(3) 12月 ウォーターマークホテル札幌(153室) 南3西5
(4)09年 6月 ホテル京阪札幌 (200室) 北6西6
(5) 〃 メルキュールホテル札幌 (285室) 南4西2
(6)10年夏 三井ガーデンホテル札幌 (247室) 北5西6
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そう言えば神田市場も移転したんでしたね。尤もアキバのど真ん中だったから、観光客が減った訳ではないかも知れないけど>海外では歴史的な市場が近代的になって移転するという例はほとんどない
外国人が好きな日本観光地ランク 仰天の1位は築地市場・「裸の付き合い」ができる温泉も人気
http://www.zakzak.co.jp/top/200904/t2009042036_all.html
外国人旅行客が最も注目する日本の観光スポットは築地市場という、意外なランキングが発表された。長らくニッポンの象徴だった神社仏閣より、マグロの競りで活気あふれ、ついでにSushiも食べられる築地は大人気。ほかにも「スパワールド」や「大江戸温泉物語」が上位にランクインするなど、外国人が注目するニッポンの見どころは様変わりしている。
旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」が先ごろ外国人ユーザーのサイト利用動向、クチコミ投稿件数をもとに調査した結果は表の通り。
圧倒的な支持を得たのは築地市場で、「活気あふれる巨大なマグロの競りは迫力がある」「場外市場のすし店で新鮮なすしが楽しめる」などの意見が寄せられた。築地市場は米、英、仏、独、伊と、実に5カ国での調査で1位になったほか、スペイン、インドでもベスト5に入った。
また、外国人旅行客にとって珍しい「裸の付き合い」ができる温泉も上位に。ただし、ランクインしたのは地方の有名温泉地ではなく、大阪のスパワールドや東京の大江戸温泉物語、ラクーアなど都市部の温泉施設。入浴のほか、プールやエステなどの施設が充実し、都市部からのアクセスのよさが評価されたようだ。
東京ディズニーシーやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークを抑えて、グッズ販売店のポケモンセンター東京が堂々の3位に入ったのも注目。世界におけるジャパニメーションの健闘ぶりがうかがえる。
このランキング結果について、旅行作家の千葉千枝子さんは「どこの国でも市場は重要な観光資源。築地がトップなのはある意味、素直な結果だと思います。海外では歴史的な市場が近代的になって移転するという例はほとんどないので、観光の面からも築地の移転に関しては慎重になるべきでは」と提言する。
昨年、日本を訪れた外国人旅行者は835万人。観光庁は年間1000万人の来訪を目標に掲げている。「そのためには各観光地の入場料を外国人には安くするとか、海外メディアを観光地へ積極的に呼ぶなど、もっと国費を投入する必要があります」と千葉さん。ならば日本へ来てくれた旅行客に“定額給付金 ”を支給するとか、そんなのもアリかも!?
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>>222
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20090327/index.html?link_id=RSH01
軍艦島:「幻の海上都市」上陸解禁直前ツアーの受付開始
「軍艦島」の名で知られ、30年余り無人となっている長崎市高島町の端島への上陸ツアーの募集を旅行会社「近畿日本ツーリスト」(東京都千代田区)が27日、始めた。4月下旬に一部が一般公開されるのを前に、NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」などの協力を得て企画した。島を周囲から眺める遊覧船はあったが、閉山後に上陸ツアーが発売されるのは初めて。
端島は南北480メートル、東西160メートル。1890年に三菱が採炭を開始し、1916年に日本初の鉄筋アパートが建設され、最盛期には約5200人が暮らす“海上都市”だった。エネルギー転換により石炭の需要が減少し、74年1月に閉山。以後は上陸禁止の無人島となっていた。「世界文化遺産」候補として政府が記載する「暫定リスト」に挙げられている。
同島は、長崎市条例により天候や安全基準を満たさないと上陸できないなどの条件があり、同法人の坂本道徳理事がガイドとして同行。島の南に広がる鉱山施設跡に設けられた220メートルの桟橋(さんばし)の上から見学をすることができる。上陸時間は約1時間。
近畿日本ツーリストは、経済産業省が認定した「近代化産業遺産」を巡るツアーの第1弾として企画した。ツアーは4月24日開始予定で、価格は2万6800円から。行程は羽田発着だが、同ツアー以外に、長崎駅に集合する日帰りのプランも検討している。【西村綾乃】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090426-00000000-sh_mon-bus_all
リピーター率90%超のディズニー「儲けのカラクリ」 入場料よりも大きな収益の柱とは
4月26日10時0分配信 MONEYzine
ゴールデンウイーク(4月25日〜5月6日)がスタートした。定額給付金や高速道路の料金値下げの効果もあって、絶好の書き入れ時にテーマパークなどレジャー業界の期待が高まっている。
その中でもどこまで集客が伸びるか注目が集まっているのが、東京ディズニーリゾート(TDR)だ。TDRを運営するオリエンタルランドが今月に発表した、「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」の2パークの2008年度の入場者数は、前年度比7.1%増の2722万1000人と2年ぶりに増加し過去最高を更新した。好調を維持しながら迎えた大型連休だけに、例年以上の集客が期待できそうだ。
不況の影響でレジャー産業全体が伸び悩む中で、TDRが客を増やし続け収益を伸ばしているのは、リピーターの存在と彼らの消費力だ。東京ディズニーランドのリピーター率は90%超ともいわれており、毎年のように新しいアトラクションを追加したり、非日常的空間を作り出すために外の風景を見せないようにするなど、子どもはもちろん大人も何度も通いたくなる仕掛けが多数施されている。
ただしリピーター作りにもっとも貢献しているのは何と言ってもその「接客力」。ディズニーランドはその開園以来、テーマパークのサービスの基準を変えたといわれている。従来のテーマパークでは客に「いらっしゃいませ」と百貨店やホテルのように従業員がかしこまっているのが当然だったが、ディズニーランドでは「こんにちは」と親しみのある挨拶を行う。レジャー向きの接客を追求した結果、スタッフには単なる従業員ではなく、「キャスト」(演出者)として来園者を楽しませるという重要な役割が求められているのだ。
またディズニーランドの好調な事業を支えているのが物販収入だ。08年3月期の決算書によると、商品販売と飲食販売でテーマパーク事業の総収入の半分を稼いでおり、全体の44.5%にとどまる入場料(アトラクション・ショー)収入を上回っている。単純に考えると、入場者一人ひとりが入場料5800円(大人1日分)以上のお金をパーク内で、お土産なり飲食によって消費していることになる。ミッキーをはじめとするディズニーキャラクターのオリジナル商品をファンに提供することで、高収益を実現しているのだ。同社がレジャー産業の中でも高い利益率を確保するカラクリが、「来園者」を「買い物客」に変化させる巧妙なマーケティングに秘められているようだ。
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http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090425ddlk10040272000c.html
GW:大型連休の行楽、人気は「サクラの東北」 海外ならヨーロッパ /群馬
◇近場は例年並み混雑
早い人にとって、今年は25日から大型連休(ゴールデンウイーク)が始まる。暦の上では5月6日までの12日間で例年よりも長め。県内で人気の旅行先は、海外ならヨーロッパ、国内なら車で行ける東北とか。近場で楽しむ人も多そうで、行楽地は人出でにぎわいそうだ。【庄司哲也、杉山順平】
◇旅行は
大手旅行代理店「JTB関東トラベルサロン前橋」=前橋市表町2=によると、海外旅行はヨーロッパ方面の人気が例年に比べて高いという。燃油特別付加運賃(サーチャージ)が高騰した昨年に比べ旅行代金が6、7万円ほど下がり、円高も手伝って割安感が出ている。このほか、グアムやサイパン、ハワイなどリゾート地に予約が集中している。
国内では、リゾート地の沖縄県のほか、近場ではサクラが見ごろの東北地方の人気が高い。連休期間中は、高速道路がETC(自動料金収受システム)利用で「上限1000円」の割引になることから、車の利用が増えそうだという。
◇人出は例年並み
県警地域課は、県内の人出を前年比約32万人減の約98万人と予想している。昨年開かれた「全国都市緑化ぐんまフェア」が今年は開催されないため総数は減ったが、館林市のつつじが岡公園など主な行楽地の人出はほぼ例年並みという。
同課によると、人出予想は同公園が約26万5000人(前年比約7000人増)▽伊勢崎市の「華蔵寺公園」約19万8000人(同約9000人増)▽桐生市の「桐生が岡公園」約16万7000人(同約1万8000人増)−−など。
◇渋滞は最大55キロ
東日本高速道路によると、高速道路の渋滞ピークは、下り線が5月2〜3日、上り線は4〜5日。関越自動車道では下り線が2日午前7時、花園インターチェンジ(埼玉)付近を先頭に最大約55キロの渋滞、上信越自動車道では富岡IC付近で同10時、最大約10キロの渋滞となりそう。3日は関越道が、午前8時に花園ICから約40キロ、上信越道では同10時に富岡ICから約15キロの渋滞を予想している。
上り線のピークは、関越道が4日午後6時に花園IC付近を先頭に最大約30キロ、さらに5日午後5時に同地点で同じく約30キロ。上信越道は4日午後7時に藤岡ジャンクションを先頭に約20キロ、5日午後6時に同地点で約25キロの渋滞を見込んでいる。
渋滞情報は東日本高速道路のホームページ(http://www.driveplaza.com/)、携帯用は(http://m.driveplaza.com)で。
◇新幹線は長野混雑
JR東日本によると、在来線はやや余裕があるが、新幹線の予約状況は、上越新幹線が14万3000席(前年比101%)、長野新幹線が9万席(同118%)。下り線は2日、上り線は5、6日に混雑ピークを迎える見通し。善光寺(長野市)で「御開帳」があることから、長野新幹線が例年よりも混雑するとみている。
◇前半は肌寒い日も
前橋地方気象台の5月1日までの予報によると、25日は低気圧の通過でまとまった雨が降る。27日から30日にかけて、最低気温が5〜8度と朝晩は肌寒さも。連休後半の2日以降の日照時間は、平年並みとなることが予想され、気温も平年並みからやや高くなる見通し。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/trend/jisan/20090427-OYT8T00614.htm
老舗のもてなし 信頼厚く
優雅な時間と快適な空間を提供してくれる都心の高級ホテル。読売新聞とgooリサーチが、「泊まってみたい東京都内のホテル」はどこかをたずねたところ、本格的な西洋式ホテルの先駆けで120年近い歴史がある「帝国ホテル」が1位だった。
2位は米系老舗ブランドの「ヒルトン東京」、3位は開業2周年を迎えた「ザ・リッツ・カールトン東京」と、外資系ホテルが続いた。いずれも高級で、信頼度の高いホテルだが、独自の取り組みで宿泊客の満足度を高めようと競い合っている。
お得なプラン増える
ジャーナリスト 瀬戸川礼子さん 景気が後退し、社会に不安が広がる中で、安心感や信頼感に強みをもったホテルが上位を占めたのは、消費者の堅実な選択の結果といえるかもしれません。
ホテルは新しさも魅力ですが、心地よい雰囲気は人がつくるものです。人材やサービスは時間をかけて培うものなので、実際に経験しないとわからない良さが多くあります。最近はお得な宿泊プランも増えているので、ぜひ、あこがれのホテルに一度泊まってみてください。世界トップクラスのサービスを体験されるのも良いでしょう。(談)
(2009年4月27日 読売新聞)
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日教組の大会を右翼の圧力に負け裁判所の命令も無視したプリンスホテル>>133には鉄槌を下さないといかんとかねがね腹立たしく思ってたけど,女房が連休中に東京に用事があってお泊まりしたのはなんと将にそのグランドプリンス新高輪であった。。(´・ω・`)
まあそれをいったら折角安いの捜したのにと機嫌を偉く損ねてもうたが,まあ値段が同じでわざわざこっちをえらんだんじゃなければ良しと考えようか。あんま納得いかないけど。
連休中との事もあって何処も東京のホテルは高いのだけど他と較べて安かったらしい。
安いだけの事はあって,確かに古く,品川駅からも一寸歩く。家具の椅子も塗装がはげちょろでぼろくなっているし,ベッド脇の電灯の傘にカビが生えているのもとても客商売しているとは言い難い。また部屋にLANも這入ってないのは現代の宿泊施設としては可成りの低水準であると云う感じを抱かざるを得ない。
プリンスホテルは華族の屋敷等を買収したそうなので此処もどっかの大名屋敷の跡かも知れぬ。やや外れの品川とは云えこんな都心近くに可成りの広々とした敷地で庭園もある。まあ流石に京都の庭なんかと較べると大味な日本庭園ではあったけど外国人観光客等に日本情緒を感じて貰うには十分か。
広々しているから色々イベントに使うには良さそうであるし,古くて設備に難もあって安く使えるのかも知れぬ。
品川駅前には閉鎖された京品ホテル>>151>>164http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114776863/348-349http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114776863/364の労働者が反対運動していたので,新高輪つかっちまった罪滅ぼしもあるし,そもそも京品闘争(w)に心情支援を考えていた事もあってカンパさせて頂いた。しかしぶっちゃけあの立地であの設備での経営は資本の論理からは厳しいなあと云う実際の建物を見ての印象。黒字なのにと云う組合の主張の根幹であり我々の感覚にも訴えると思うけど利益率とかどうなんでしょう?
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http://www.asahi.com/national/update/0504/TKY200905040181.html
世界遺産、糞尿で汚す観光客 屋久島・入山制限案も(1/2ページ)
2009年5月5日7時3分
世界自然遺産の屋久島(鹿児島県屋久島町)の入山者が年間10万人を超え、山中でのし尿の処理が大きな課題になっている。シンボルの縄文杉に向かう登山口では携帯トイレの販売が始まり、し尿の持ち帰りを環境省などが呼び掛けている。自然保護のために入山者数を制限しようという動きも出ている。
町や環境省などでつくる屋久島山岳部利用対策協議会は2日から携帯トイレの導入試験をスタート。5日まで1個500円で販売し、観光客が用を足すために使ってもらい、持ち帰るように促す。登山口まで戻れば、使った後の携帯トイレを回収する専用のごみ箱もある。
登山口から縄文杉に至る約5時間の登山ルートには、5カ所の目隠し用テントが設けられた。この中で、携帯トイレを使ってもらうためだ。東京都から観光に来た20代の女性は「常設のトイレよりもきれい」と話していた。
屋久島では10年ほど前からトイレ問題が指摘されてきた。山小屋のトイレには長い行列ができる。山中で用を足す人が多く、森の中にトイレットペーパーが散乱し、景観を損ねる。小屋周辺の沢では、トイレから漏れたとみられる大腸菌も検出された。矢原徹一・九州大大学院教授(生態学)は「局所的に生態系が破壊されている」と指摘する。
屋久島は93年の遺産登録後、観光客が大幅に増加。山岳部に入った人は00年には4万5千人だったが、昨年は10万9千人に倍増。その9割が縄文杉方面に集中する。観光客がすれ違う登山道で普通に見られた島固有の植物も姿を消したという。
抜本的な対策として浮上しているのが入山規制だ。協議会は3月、観光客数を一定数に管理すべきだという方針を決定。屋久島町の日高十七郎町長は「結論から言うとオーバーユース(過剰利用)だ。抑制しないといけない」と話しており、年内にも条例案を議会に提出する意向だ。
複数の協議会メンバーは、縄文杉への日帰り客を1日300人程度に制限すべきだという考えを示す。縄文杉ツアーは観光業にとって大きな収入源とあって「島民の生活も守るべきだ」との意見があり、激しい議論になることは町自身も認めている。(須藤大輔、鈴木彩子)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090507-OYT1T00721.htm
25周年イベント好評、オリエンタルランドが過去最高益
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが7日発表した2009年3月期連結決算は、開園25周年イベントが好評で入園者数が大幅に伸びたことにより、売上高は前期比13・7%増の3892億円、営業利益は28・7%増の400億円と、いずれも過去最高を記録した。
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの合計入園者数は過去最高の2722万人(前期比7・1%増)だった。おみやげ販売なども好調で、入園者1人当たりの売上高は3・7%増の9719円となった。東京ディズニーランドホテルが08年7月に新規開業し、ホテル事業が38・4%の増収となったことも売り上げ拡大につながった。
10年3月期の業績予想は25周年イベントの反動から、売上高は4・9%減の3700億円、営業利益は14・9%減の341億円と減収減益を見込んだ。
(2009年5月7日19時49分 読売新聞)
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http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-05-06-M_1-009-1_002.html?PSID=693fc01e3d8c099b9d763e55dcadf25b
2009年05月06日 経済
「開業ラッシュは好機」 県内ホテル/業界有志、魅力PRへ
ホテル3000室の開業ラッシュをチャンスに―。2009年に約2000室の新規開業と、ブランド名変更などによる約1000室の再開業が予定される県内ホテル業界の有志が結集し、沖縄観光の魅力進化を記者会見でアピールする方向で調整している。多様なホテルが増えることを入域観光客数1000万人に向けた弾みにすることで、全国の市場に向けた攻勢の好機にする考え。航空各社の提供座席数の増加につなげる狙いもある。
関係者は、都市部から離島への展開や農商工連携などを通じ、地域貢献への効果も増すと判断。「開業の集中を危機ととらえず、元気な沖縄を前面に出す発想の転換が必要だ」と意義を説明している。
09年は新規開業10ホテル(2019室)のほか、4ホテルの再開業(976室)が予定されており、「史上最大の開業ラッシュ」となる見通しだ。
入域観光客数が5カ月連続で減少するなど沖縄観光が危機を迎えているため、ホテル業界には過当競争を懸念する声が強まっていた。
しかし、今回のアピールを主導する関係者は「後ろ向きなだけではチャンスをつかめない」との判断から、すでに開業したホテルを含めた「09年(再)開業組」に結集を呼び掛けた。
5社以上の役員・支配人クラスが賛同しているといい、夏場の沖縄観光をてこ入れする効果を狙って、今月中旬に記者会見する意向だ。
県が沖縄観光特別対策事業に約3億円を計上した動きとも連動し、県外へのアピールと併せて県民に向けた宿泊呼び掛けも実施する。
本島北部から豊見城市、糸満市の南部地域まで大型ホテルが開業することから、「北中南部それぞれに拠点ホテルが誕生することで、地域間で県民の動きが活発になることも期待できる」(関係者)として、県が掲げる「ディスカバー・ウチナー」(沖縄再発見)にも合致するとしている。
また、約900室が開業する那覇市からマリンダイビングで慶良間諸島に足を伸ばす人の流れや、北部・南部などで地元農産物を宿泊客に提供する「地産地消」など、地域貢献にもつながることを強調する考えだ。(吉田央)
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>>292
単純計算 1年間で日本人の5人に1人が訪れたんですね。
まあ 実際はアジア圏からの集客もかなりあるでしょうし、リピーターも多いですが。
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とりあえず旅行スレで・・・
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090508-OYO1T00273.htm?from=top
1000円効果、GW本四連絡橋50%増…JRと明暗
ゴールデンウイーク(GW)期間中の高速道路、JR、航空各社の利用状況が7日、まとまった。高速道路では、ETC(自動料金収受システム)装着車を対象に、地方区間で土日・祝日の料金の上限を1000円にする料金割引の影響で、交通量は前年の1・2倍。サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の売店などの売り上げも前年比で2割前後伸びた。一方、JRの利用客は前年より減少し、明暗が分かれた。
◆道路・橋
高速道路各社によると、GW期間(4月25日〜5月6日)中の30キロ以上の渋滞は、前年の約2倍の58回にのぼった。西日本高速道路の1日平均の交通量は、地方区間で前年同期より20%伸び、高松自動車道(香川県・善通寺―同・三豊鳥坂)は31%増、新名神高速道路(滋賀県・甲南―同・信楽)は32%増。北陸自動車道や東北自動車道も前年の1・3〜1・7倍に達した。
特に人気を集めたのが、瀬戸大橋などの本州四国連絡橋で、前年同期比50%増。各橋とも軒並み過去最高の通行量を記録し、神戸淡路鳴門自動車道では5日、全国最長となる68キロの渋滞が発生した。
西日本管内の高速道路の利用台数は1日平均163万台で、昨年とほぼ同じ。30キロ以上の渋滞回数は17回(昨年3回)で、同社は「長距離ドライブを楽しむ人が多かったのでは」と分析。各SA・PAの売上高も1〜2割増えた。
◆鉄道・海
盛況だった高速道路に対し、客足を取られた形となったのが鉄道。JR各社の新幹線や特急などの乗客は、計約1178万人(4月24日〜5月6日)と前年より7%減少した。
JR西日本によると、高速道路と競合する路線の落ち込みが目立ち、岡山と山陰、四国を結ぶ特急などが11〜12%減り、山陽新幹線や在来線の特急なども6〜9%ダウン。東海道新幹線は7%減だった。
大阪、神戸と北九州を結ぶ阪九フェリー(本社・北九州市)も、5月1日〜6日の利用客は昨年の9割。一部の便以外は空席も目立ち、担当者は「連休の期間が長く、期待していたのに残念」と話す。
◆航空
新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の影響を受けたが、燃油サーチャージ引き下げを追い風に各航空会社とも健闘した。
メキシコ便が落ち込み、北米路線もキャンセルが相次いだが、日本航空、全日空両グループの国際線旅客数は、それぞれ約30万7000人(4月28日〜5月6日)、約11万5000人(同)で前年比3・9〜5・3%増。関西空港発着便の利用客も中国、韓国などアジア方面を中心に5%増だった。
(2009年5月8日 読売新聞)
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四半期決算発表
京都ホテル 09年1−3月期
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2009050900044&genre=B4&area=K10
京都ホテルの09年1−3月期は売上高23億4800万円(3・8%減)、経常損失1億500万円、純損失5700万円だった。外国人宿泊客の減少や1億円を超える利払いが収益を圧迫した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090515-00000086-jij-ent
有名遺跡での夏の観劇にスパイクヒールを禁止へ=ギリシャ文化省
5月15日15時37分配信 時事通信
【アテネ14日AFP=時事】ギリシャ文化省は14日、夏に同国の遺跡で行われる古代劇の上演やコンサートなどの催しに、女性がスパイクヒール(先がとがった非常に高いかかとの履物)を履いて出向くのを禁止する方針を明らかにした。遺跡に損傷を与えるためとしている。
同省のスポークスマンは、遺跡の表面は非常に傷つきやすく、女性には地面を傷つけない靴を履いてもらいたいとしている。規制は来年1月から適用される予定で、スパイクヒールの禁止のほかに、会場となる遺跡での飲食や酔っ払いの入場を禁止し、上演側に対しても音量上限や舞台装置の設置、撤去に関する規制を設ける。
ギリシャの考古学者たちは、アテネのヘロデス・アッティコス奏楽堂やペロポネソス半島のエピダウロスの古代劇場などの有名な遺跡が、公演会場として使われることで舞台装置の搬入や大勢の観客の出入りなどで傷みが進んでいることを懸念している。
文化省は2006年に、利用しすぎて補修が必要だとして奏楽堂の8月の公演を中止した。1年前には、管理係員が大理石の座席のあたりにこびりついているチューインガム計約27キロを取り除いた。
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関西への修学旅行だけじゃなくて関西からの修学旅行もキャンセルか。
沖縄への修学旅行、キャンセル次々 関西の中学校
http://www.asahi.com/business/update/0520/SEB200905200001.html
2009年5月21日19時0分
新型の豚インフルエンザ感染の国内での広がりを受けて、沖縄行きの修学旅行のキャンセルが相次いでいる。休校措置の広がる関西の中学校が中心。沖縄の主要旅行会社4社によると、19日までで69校1万1千人を超えた。ここ7年増加を続けてきた沖縄への観光客は、不況の影響で昨年11月から5カ月続けて前年同月比マイナスとなっており、思わぬ追い打ちに県や観光業界はショックを受けている。
朝日新聞社が、沖縄の主要旅行会社4社に取材して判明した。内訳はJTB沖縄が計20校約3千人▽近畿日本ツーリスト沖縄が13校2245人▽トップツアー沖縄支店が23校3375人▽日本旅行沖縄が13校約2400人。
沖縄への修学旅行は年間約43万人に上る。旅行業界によると、ゴールデンウイーク後で航空券などの値段が下がる5月は、関西から沖縄への修学旅行が集中する時期だ。
JTB沖縄では18日だけで16校約2300人分のキャンセルが入った。事情の特殊さを考えてキャンセル料の減免を検討している。担当者は「発生地域と修学旅行のピークが重なった。最大の修学旅行シーズンとなる秋には、インフルの第2波が来るともいわれており、影響は予想がつかない」と心配する。
年間計1万5千人の修学旅行客を扱うトップツアー沖縄支店でも、中止や延期は予定の3分の1に迫るペースという。「修学旅行は不況の影響を受けにくく、収益が計算できる安定した基幹商品。沖縄は安全ですよ、という情報を発信していくしかないが、休校措置に伴うものであれば対応のしようがない」と担当者は頭を痛めている。
沖縄への修学旅行では、01年の米同時多発テロ後に、半年余の間に17万人以上のキャンセルが出たことがあった。県幹部は「9.11直後は風評被害という面もあり、安全性をアピールするなどの対処もできたが、今回は沖縄だけで対応するには限界がある。早期の終息を願うしかない」と話している。
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>>233
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000615-san-soci
皆既日食まであと2カ月…観測地トカラ列島“外敵”に頭悩ます
5月22日14時30分配信 産経新聞
日本の陸地では46年ぶりに観測可能となる皆既日食の発生まで22日であと2カ月。6分にも及ぶ「今世紀最長」の天文ショーが観測できるトカラ列島(鹿児島県十島村)では、人口計620人の7つの島に1500人の天文ファンが押し寄せるとあって、十島村が受け入れ準備を続けているが、日程が読めない衆院選や新型インフルエンザの感染拡大などといった思わぬ“外敵”に頭を悩ませている。
「トイレも食事も船上で済ます。島には迷惑をかけないから漁船での入港を許可してほしい」。鹿児島市内にある十島村役場には最近、こんな電話が相次いでいる。正規ツアーにあぶれ、漁船などでの上陸を希望する天文ファンらだ。
村が大手旅行会社に委託した正規ツアーの料金は34万円以上。ツアーに同行する医師やスタッフら約350人の人件費、島での水道水の確保や仮設トイレ設置などの費用があるため、割高となっている。漁船などでの上陸を許せば、正規ツアー参加者との間で費用負担の不公平が生じてしまう。さらに「悪天候となっても、避難場所は1500人分で手いっぱい」(村の担当者)という事情もある。村は上陸自粛を呼びかけているが、「事前の問い合わせもなく、飛び込みで来る人がいないか心配」と頭を抱えている。
日食当日に7島の中でも最多の780人が上陸する諏訪之瀬島にある活火山、御岳(標高799メートル)の活動も悩みの種。気象庁の噴火警戒レベルは現在、桜島や浅間山と同じ「2」で、火口から半径1キロは立ち入り禁止となっている。ツアー客は、御岳の南約3キロに位置する旧滑走路などで観測することになっているが、噴煙の流れ次第で観測に支障が出る恐れも。「ただ祈るだけです」と関係者はやきもきしている。
次期衆院選の日程も不安要素だ。選挙となれば離島のため3日前の繰り上げ投票となり、村役場から各島の投票所に職員を配置し、村営船で投票箱を回収する必要もあり、日食と選挙日程が重なれば計画が狂ってしまう。関係者からは「選挙のことは考えないことにしている」などとため息が漏れる。
国内感染が拡大している新型インフルエンザについても気をもむ。村は「予定通りツアーを実施したいが、国や県の判断に従わざるを得ない。まだ鹿児島では感染者が出ていないが、これから対応を検討したい」としている。
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>>246
幼保一元化ではないが、ラボホとビジネスホテルで根拠法が違うのもおかしいのではないか?
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090531/crm0905311300006-n1.htm
【衝撃事件の核心】「偽装ラブホ」増殖中…元議員秘書もハマった巨大産業の“旨味”と落とし穴 (1/5ページ)
2009.5.31 13:00
「偽装ラブホテル」が全国で増殖中だ。「ビジネスホテル」や「旅館」として届けられながら実態はラブホテルとして営業されているホテルをいい、兵庫県では経営者の元議員秘書が逮捕、起訴された。「連れ込み宿」など日陰のイメージがつきまとったラブホテルは、いまや「4兆7000億円産業」との試算もある巨大市場。「偽装増加」を重く見た警察庁は規制強化に向けた検討作業に着手した。元議員秘書もどっぷり漬かったラブホテル経営のうまみとは−。(森浩)
室内に「SM道具」…でも届け出は「旅館」
5月11日の神戸地裁。端正な顔立ちのスーツ姿の男が被告人席に座った。
偽装ラブホテルを経営していたとして風営法違反(禁止地域営業)罪で起訴された矢部嘉宏被告(42)だ。裁判官からの問いに、「間違いありません」とゆっくりと答え、起訴事実を認めた。
検察側の冒頭陳述によると、矢部被告は平成11年5月に、神戸市北区のホテル「スノーマンズ」の所有権を取得。同年6月末に改装して30部屋中11部屋にSMプレー用の「手かせ」「足かせ」を設置し、ラブホテルとして営業を開始した。
しかし、自治体への同ホテルの登録はあくまで「旅館」。検察側は、市役所や警察の調査に際して、SM器具のある部屋は見せないよう従業員らに指示していたと指摘。20年2月には兵庫県警から風営法に抵触するとの指摘を受けたが、目に見えた改善はなされなかったという。
結局、矢部被告は昨年10〜11月、神戸市垂水区の住宅地域で、ラブホテル「レッドスノーマンズ」を運営したとして逮捕、起訴された。
「集客力が大きく、もうかった」
兵庫県警の調べに対し、矢部被告は偽装ラブホテル経営の“うまみ”を口にした。摘発までのホテルの売り上げは月に約1200万円で、純利益は約330万円に達したという。
気鋭の若手経営者…議員秘書から「華麗なる転身」
矢部被告は同志社大学を卒業、知人の会社を手伝うなどした後、衆院議員(当時)の議員秘書として勤務した。「若手の地元秘書として働いていたようだが、その後、ラブホテル経営に転じたようだ」(捜査関係者)
転身を果たした後、経営の世界で頭角を現し、いくつもの「ラブホテル」を運営する若手経営者として名をはせた。
業界誌「季刊レジャーホテル」(19年2月号)には、矢部被告のインタビューが写真付きで掲載されている。
法廷同様にすました面持ちの矢部被告は、ラブホテル業界について「社会的認知度がまだ低い」としたうえで、「違法行為があるのではないかと疑いの目で見られる。金融機関からの差別やマスコミの偏見もあり、不当と思える行政の指導も散見できる」と、取り巻く環境を鋭く批判。
さらには、「規制がさらに強化されたり、経営者が逮捕されたりするような事件もまた起きてくる」とも危惧(きぐ)していた。
その“予見”は皮肉にも、自らが逮捕される形で現実となった。
県警は、矢部被告がホテル経営者らでつくる業界団体の代表を務めていたことを重視、偽装ラブホテル経営を悪質と判断して逮捕に踏み切ったという。
「1日3〜4回転」のおいしいビジネス
ラブホテルは風営法上、「店舗型性風俗特殊営業」とみなされ、都道府県の公安委員会への届け出が必要になる。風営法の政令によると、ラブホテルの“構成要件”は以下3点のいずれかが室内にあることだ。
(1)動力により回転するベッド
(2)横臥している人を映すための鏡
(3)性器を模した物品の自動販売機
また、風営法ではラブホテル営業の「禁止区域」として、学校や図書館、保育園など児童福祉施設の半径200メートル以内での営業を禁じている。これに加え、各地方自治体も条例で厳しく営業範囲を規制しており、一般的に新規のラブホテル建設は容易ではないとされる。
ただ、裏を返せば「禁止区域」は人を呼び込みやすい場所でもあり、経営者とっては好立地。そこで「旅館などとして届け出て、ラブホテルに改装することが全国的に横行している」(兵庫県警幹部)というのだ。
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今回、兵庫県警は「レッドスノーマンズ」の室内に「大きな鏡」が設置されていたことなどに着目。届け出は「旅館」ながら実態はラブホテルと認定し、摘発に着手した。
経営の魅力はやはり「集客力」らしい。
「通常のビジネスホテルなら宿泊客が1日に1組あれば御の字だが、繁華街のラブホテルなら3〜4回転が期待できる。ビジネスホテルを運営するよりも遙かに効率がよく、だからこそ、法に抵触してでも営業したいという人間が絶えない」
違法風俗などの捜査経験が長い警視庁捜査員は、こう指摘する。
都市部では店舗型風俗店の摘発が進んだ一方で、派遣型風俗店が伸びているが、ラブホテルが“プレールーム”代わりに利用されることも多い。不況でも一定の需要は見込め、「モラルよりカネ」が横行しやすい業界といえそうなのだ。
エコノミストの門倉貴史氏は著書「世界の下半身経済が儲かる理由」(アスペクト)で、ラブホテルの市場規模を年間「約4兆7000億円」と算出。意外な大型市場に成長していると言える。
小学校から6メートルに突如出現、住民運動に発展するケースも
偽装ラブホテルは全国的に増加している。
警察庁によると、全国の警察が把握している偽装ラブホの営業所数(昨年4月10日現在)は3593件。最も多いのは東京都の485件で、以下は神奈川県、埼玉県、兵庫県、大阪府の順だ。都市部での増加が顕著なことがうかがえる。
昨年5月には、大阪市西区で、小学校と道路を挟んだ6メートル先に「偽装ラブホテル」が開業。近隣の住民が苦情を訴え、大阪市はあわてて学校から110メートル以内でのラブホテル建設を禁止する条例を制定した。
首都圏最大級のラブホテル街・円山町を抱える東京都渋谷区でも「実数を把握してはいないが、少なからずあるようだ」(同区安全対策課)という。
立件に至るケースも増えた。
埼玉県警は同5月、「旅館」として届け出ながら実際はラブホテルを営業していたとして、風営法違反の疑いで、埼玉県深谷市の男性経営者=当時(61)=を書類送検。県警によると、室内にはアダルトグッズの販売機を設置され、「食堂」として申請されていた場所はカップル用の待合室に改装されていた。
事態を重くみた警察庁は今年3月、新たな規制の在り方を話し合う有識者らの研究会を開くなど対応に躍起。25年ぶりに風営法のラブホテルの構成要件を見直す方針という。
「カップルが使うだけならまだいいが、派遣型風俗店の舞台にもなりうるラブホテルが住宅街や学校のそばにできるのは問題。規制は見直す時期にきているといえる」(警視庁捜査員)
「不況に強いビジネス」…ファンドも登場
そうした中、「4兆7000億円」の市場規模に着目したビジネスも登場している。
イニシア・スター証券(東京)は昨年11月、個人投資家向けに3年満期の「ネオホープ」を販売した。ずばり、資金でラブホテルを運用するファンドだ。
1口10万円で投資を募り、中古のラブホテルを取得。新装オープンさせ、営業利益を投資家に分配する仕組み。ホテル経営には実績が豊富な管理会社があたり、沿道での効率的な看板設置などノウハウを駆使する。
同証券の広報担当者は「レジャーホテル(ラブホテル)は人件費も低く、高い営業利益率が可能になる。不景気の時ほど、多くのカップルは安価に押さえようとレジャーホテルを利用するので、景気の影響を受けにくいファンドといえる」と説明。発売以来、売れ行きは好調という。
ファンド誕生は、かつての「連れ込み宿」が様変わりしていることを象徴的に示しているが、なお反社会的なイメージは根強い。
神戸事件の矢部被告はインタビューでこうも語っていた。「社会的に認知される業態にならないといけない」。
そのためには、いかに業界全体で順法意識を高めるか−がカギになりそうだ。
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http://sankei.jp.msn.com/life/education/080505/edc0805052037001-n1.htm
“偽装ラブホテル包囲網”着々 (1/2ページ)
2008.5.5 20:37
このニュースのトピックス:性
学校や住宅地の近くで一般のホテルを装ったラブホテル営業が相次いでいる問題で、大阪や神戸の保護者らが中心となり「全国偽装ラブホテルをなくす会」を立ち上げるなど全国的な動きが活発化している。同会は、ホテルを定義する旅館業法と風営法の基準があいまいでトラブルを招いているとして、国に両法の改正を求める活動を開始。自治体も規制を強化する条例改正に着手する動きがあり、“偽装ラブホテル包囲網”ができあがりつつある。
同会は神戸市東灘区でラブホテルの建設反対運動を行う自営業、馬場敦子さん(31)を代表に、小学校校庭から約6メートルの位置にラブホテル営業が疑われるホテルのある大阪市西区の市立本田小の前PTA会長、廣木道心さん(36)らが今年3月に設立した。
同会によると、風営法ではラブホテルは学校の周辺200メートル以内での営業が禁止されているが、同法のラブホテルの“認定”基準は、回転ベッドやガラス張りの浴室、1平方メートル以上の鏡が置かれている−など。馬場さんは「最近のラブホテルで回転ベッドはほとんどないなど、現状に即していない」という。
また、旅館業法では、学校や都市公園の約100メートル以内でガラス張りの浴室などのあるホテルの営業許可は出ないが、業者側は一般の旅館業法に基づいた構造で届け出て、許可後にラブホテル仕様に改装するケースが多いという。また同法違反の罰金は3万円以下と「抑止力が弱い」(同会)としている。
実際に、大阪府内で風営法に基づきラブホテル営業しているのは98軒(大阪府警調べ、3月末)だが、廣木さんは「インターネットで検索しただけで700軒ほどあった」という。
同会は3月末、厚生労働省や警察庁など5省庁を訪問し、風営法と旅館業法などの改正を要望。さらに同様のトラブルが発生している兵庫県明石市や北海道小樽市、茨城県つくば市などの住民とも連絡を取り合い、偽装ラブホテルに反対する住民運動のノウハウを伝えるなど情報交換している。馬場さんは「ラブホテル営業をするなというわけではない。法に定められた場所で営業してほしい」と訴えている。
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http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1423366169
ラブホと普通のホテルの違いわ何なんですか?
「休憩いくら」とあればラブホテルでしょう。最近は普通のホテルでもデイユースサービスはありますが、間違っても「休憩いくら」なんて書き方はしませんから。
法的には、いわゆる風俗営業法の適用を受けるホテルがラブホテルです。ラブホテルは立地に制限がありますので、実際にはラブホテルなのに、風俗営業法の網をくぐり抜けて偽造ラブホテルとして営業しているところも少なくありません。そういう所でも、実質的にラブホテルであれば「休憩いくら」と出ているでしょうから、間違って入るケースはあまりないと思います。
どういうホテルがラブホテルとされるは政令で細かく定められています。
例えば、食堂が無い、あるいは食堂の面積が狭いホテル。そう、普通のホテルには食堂が必要なのです。無駄なコストを徹底的に省いて料金を下げている宿泊特化型ビジネスホテルになぜか必ず朝食が付く理由はここにあります。朝食を提供するロビーを食堂として届け出ることで、風俗営業法の適用を避けているのです。また、ビジネスホテルが偽装ラブホテルに業態転換する際、どう見ても儲かっていない喫茶店の営業をあえて続けているのも、風俗営業法の適用を避けるためです。
駐車場から直接部屋に入れる、いわゆるモーテル構造のホテルも、ラブホテルと見なされます。日本もこれだけクルマ社会になったのだから、本来の意味でのモーテルがあっても良さそうなものですが、この規制があるために簡単には作れません。
その他、生々しい話では、部屋にある鏡の大きさや、室内の自動販売機で販売している物品の種類によっても、ラブホテルと見なされるそうです。
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先日ニューヨークに留学する後輩と飲む機会があったが,アメリカにはラブホなんかない,と云うかそんな区別はない,そうでラブホってのは日本の連れ込み茶屋の伝統の上にあるものなんかもと思いました。
もう規制緩和で普通の旅館業と一緒にしちまっても良いような気もしますし,日本の良き伝統を守れと主張すべきかもとも思いますw
因みにかみさんの東京での用事に付き合わされて昨日から西新宿のヒルトン宿泊中なんですけど,インターネット代が24時間で1680円も取られる,なんてケチなホテルなんだヽ(`Д´)ノ
おまけに最下層の8階で眺めもへったくれもありゃしない。女房曰く安いところ捜したから,そうですけど。。
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外観さえ規制すれば良いんではないでしょうか?偽装ラブホ
さすがに学校の側にケバいイルミネーションは不味いでしょうから。
西新宿のヒルトンは駅から歩かされるアノ立地ですからねえ
たしかに安そうです。
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外観さえ規制すれば良いんではないでしょうか?偽装ラブホ
さすがに学校の側にケバいネオンは不味いでしょうから。
西新宿のヒルトンは駅から歩かされるアノ立地ですからねえ
たしかに安そうです。
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最寄りは新宿駅と云うよりも都庁前及び西新宿駅ですね。あんま土地勘は無かったんでまあ新宿なら近いんじゃないといってしまったすけど池袋の方が女房の目的地(茗荷谷)に近かったみたいです。。たまたま丸ノ内線で一本でしたけど結構遠回りだw
土日は新宿駅から都庁への地下道の動く歩道も止まってるみたいでありますし。
ラブホに関しては確かに外装がけばけばのきらきらでは学校の近くでは教育上不味そうですけど,そもそも最近の女の子は如何にもなけばい外装に回転ベッドみたいなラブホでは一緒についてきてくれないので自然に淘汰されてきそうな気もw
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なんとなく最近,京都駅ガラガラなんすけど。。
新型インフル:公立学校の2割 修学旅行中止・延期
http://mainichi.jp/select/science/swineinfluenza/news/20090601k0000e040030000c.html
新型インフルエンザの影響で、5〜6月に国内への修学旅行を予定していた学校の約2割が中止・延期したことが文部科学省の調査で分かった。
同省によると、5〜6月に修学旅行に出発予定だった公立の小中学校、高校は計1万3744校。うち1万2746校について先月22日現在の状況が判明した。中止・延期したのは2594校(20.4%)で、1089校(8.5%)が検討中と回答した。
「中止・延期」とした学校の内訳は▽小学校1251校▽中学校1298校▽高校44校など。近畿地方が691校と最多で、関東地方652校、東海地方456校−−が続いた。
また2594校のうち「キャンセル料が発生した」と回答したのは181校(7%)。うち保護者が負担するのは28校(15.5%)で、自治体が負担するのは45校(24.9%)、108校(59.7%)は調整中だった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090602-00000018-mai-bus_all
<観光白書>国内宿泊旅行、08年度は1.55回…減少傾向
6月2日10時22分配信 毎日新聞
政府は2日、08年度の観光白書を閣議決定した。減少傾向にある国内観光旅行について、旅行を増やしたい意向は強いものの、所得の減少や休暇の不足が減少の要因になっていると指摘した。
観光庁の調査によると、国民1人当たりの国内宿泊旅行回数は、05年度の年1.77回から08年度には1.55回(暫定値)に減少した。年代別では60代が最も多いが、04年度と07年度を比べると2.31回から1.86回へ大きく減った。
旅行回数減少の理由については、若年層(20代)は「お金に余裕がない」「休暇が減った」が多い。小学生のいる家族では「お金に余裕がない」のほかに「子供と休日が重ならない」とする人も目立つ。団塊世代などでは、定年延長で余暇時間が伸び悩んでいることなどが影響しているとみられる。
ただ、旅行回数を増やす意向についての調査では、小学生のいる家族の87%、若年層(20代)の半数強が増やしたいと答えた。同庁は、有給休暇の取得促進や魅力的な旅行商品の開発などが重要だとしている。【位川一郎】
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神戸のホテルとか激安ですね、遊びに行こうかなあ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090603-00000017-maip-soci
新型インフル 観光客減で京都「おこしやす」と必死のPR
6月3日15時42分配信 毎日新聞
新型インフルエンザによる修学旅行生や観光客のキャンセルが、京都を直撃している。土産物店には売れ残った八ツ橋が積み上がり、カラのまま運行した新幹線もある。惨状を見かねた京都市などはキャラバン隊を組み、3日から東京都内の学校を回り「おこしやす」と呼びかけている。【中山裕司、小松やしほ、鈴木梢】
【閑散…新型インフルエンザで臨時休業】
「京都市で宿泊したのに奈良の大仏に行ってしまい、市内観光してくれない」(タクシー会社)。旅館や交通機関、土産物店は嘆きの大合唱だ。
市内の感染者数は2人。しかし、世界的に感染者は10代中心のため学校側が懸念、修学旅行の見合わせが相次いだ。京都市のまとめでは5・6月に修学旅行を取りやめた児童生徒は13万人、960校に上る。ちなみに昨年は2カ月で38万人超の修学旅行生が訪れた。
客の約7割が修学旅行生という「ホテル本能寺」は「キャンセル分のうち約8割は幸い、夏や秋に延期してくれた。ただ一般客向けの稼働日が埋まってしまう」と素直には喜べない様子だ。
打撃は修学旅行だけではない。「旅行先に京都を選ばない『潜在的キャンセル』の影響は計り知れない」。約380軒の旅館やホテルが加盟する京都府旅館生活衛生同業組合は声を落とす。
京都みやげの4割近くを占める「八ツ橋」と「生八ツ橋」も深刻だ。ある製造・販売会社では、5月下旬から約1週間の売り上げが、清水寺や嵐山など観光地にある店舗で昨年比80%減となった。「年内に回復するのは難しい。新型は、秋や冬に季節性インフルエンザと一緒に再度流行する可能性もあるので、楽観できない」
「12、1月のシーズンオフ期よりひどいのでは」。土産物の卸会社13社でつくる京都工芸土産品協同組合の小林弘明理事長は嘆息する。小売店で商品が売れず、新たな仕入れをしないため「商いはストップ状態」という。
JR東海では団体・修学旅行専用の新幹線臨時便計37本を運休した。うち11本はダイヤの組み替えがうまくいかず、回送運行にした。金融危機の影響で4月の乗客数は対前年比11%減。「新型インフルエンザが追い打ちをかけた」と嘆く。
京都市はさらなる感染者の発生を案じて安全宣言を出しておらず、大規模な誘致策を控えている。そこで地道な作戦に乗り出したのが市と観光団体でつくる「京都観光推進協議会」。京都を訪れた修学旅行生の宿泊先で、銘菓のせんべいや京野菜をかたどったカステラを配り、キャンセルした学校あてには、市長のメッセージを送っている。
また、修学旅行の自粛が多い東京都と埼玉県の中学校や教育委員会を、旅館経営者らによる「修学旅行誘致キャラバン」が訪れ、「ほんまもんの歴史と文化」に触れてほしいと直訴する。
7年間の学生時代を京都で過ごした俳優、辰巳琢郎さんは「京都は季節感が日本で最も色濃く出る街。桜や紅葉の季節だけでなく、一年を通じて町並みなど衣食住すべてを楽しめる。修学旅行生は新緑を逃したかもしれないが、暑い夏の京都で新たな発見があるかもしれない。観光業界は世界に誇る京都を街をあげて発信してほしいですね」と話した。
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>>204>>233>>301
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20090609-OYT8T00183.htm
来月「日食」大忙し
飲料水4万5000本輸送、ハブよけネット
今世紀最長の皆既日食が7月22日、トカラ列島、奄美大島、屋久島などで観測される。日本の陸地では実に46年ぶりの皆既日食。世界中から天文ファンが押しかける「お祭り」に向けて、各島自治体の受け入れ準備や対策が本格化してきた。(小西慶幸)
県は、観測できる12島での受け入れ可能人数は、奄美大島6800人、屋久島・口永良部島4500人、種子島3400人、十島村(7島)1500人などで計約1万7500人としている。各市町村は受け入れ組織を設立、入島は旅行会社などと提携したツアー客に事実上制限している。だが小型船などで上陸するケースも予想され、「実際にどれぐらいの人数になるのか予測が付かない」(県担当者)のが現状だ。
このうち人が住む島では国内最長の6分25秒間観測できる悪石島を始めとするトカラ列島(十島村)の実行委では、仮設トイレやテント、ツアー参加者が飲むペットボトル約4万5000本の水などの輸送を7月上旬から始める。実行委が鹿児島市内に借りた倉庫には現在、物資の搬入が急ピッチで進んでいる。
提携ツアーを主催する近畿日本ツーリストは今月13日、東京都内で参加者を対象に、天体写真家を招いた勉強会を開く。
◇
最も多くの人数を受け入れる奄美市(奄美大島)の実行委は、島全域の約120の宿泊施設に協力を求めるほか、約2600人収容のキャンプサイトも設ける。
担当者らが懸念するのがハブにかまれる被害だ。市は、北部のあやまる観光公園などのキャンプサイトを囲むようにハブよけネットを張る。ハブは1・3メートル以上の障壁を越えられないとする研究機関の報告に基づきネットの高さは約2メートルに設定している。
地元保健所は、島内などの医療機関に血清の在庫を増やすよう要請している。
◇
縄文杉で知られ、世界遺産に登録されている屋久島では、屋久島町や観光協会などの対策協議会が船と宿泊先を確保して申し込みを一括で受け付け、3000人を選んだ。
交通費などとは別に「皆既日食負担金」として1人3700円を対策協に払ってもらう。対策協では、これを海に近い小学校校庭や海岸など8か所に設ける観測場所から出るごみの処理や臨時職員の人件費などに充てる。
対策協はまた、神秘的な森の中で皆既日食を体験したい参加者に対し、「多くの登山客が入ると自然を破壊する恐れがある」として入山自粛を呼びかける。
(2009年6月9日 読売新聞)
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>>275
http://www.asahi.com/business/update/0610/TKY200906090427.html
高級ホテルの値下げ合戦過熱 海外客激減で半値前後も(1/2ページ)
2009年6月10日4時58分
高級ホテルが宿泊料金を大幅に値下げしている。不況と円高で客室稼働を支えてきた海外からの客が激減。その穴埋めに国内の客を奪い合っているためだ。ただ、値下げはブランドイメージの低下を招きかねず、担当者は頭を悩ませている。
「デラックスツイン(50平方メートル) 2名 4万円」。香港系の超高級ホテル「シャングリ・ラ ホテル 東京」が5月下旬、宿泊予約サイトの「一休ドットコム」に掲げたプランが業界の話題を呼んだ。同ホテルが1泊最低5万6千円(1室)から、という触れ込みでJR東京駅のそばに開業したのは今年3月。わずか約3カ月後の大幅値引きに、関係者は「開業効果すら息が続かないのか」と驚いた。
「ザ・ペニンシュラ東京 3万8千円」「ザ・リッツ・カールトン大阪 2万5千円」……。「一休」を見ると、正規料金が5万円を超える高級外資が軒並み、半額前後まで値引きしている。
国内、とりわけ東京にはここ4、5年の間に外資系ホテルが相次ぎ上陸した。当初は景気もよく、国内の富裕層のほか、海外のビジネスマンの訪日需要が見込めた。外資、国内勢とも高級ホテルは「稼働率の5割前後を海外客に頼ってきた」(関係者)。
それが、昨秋来の不況で暗転。日本政府観光局によると、訪日外国人数は昨年11月から前年比2ケタ減が続き、2月は41.5%も減った。国内の利用者も、経費削減で出張客は定宿を格下のホテルに切り替え、新型インフルエンザの発生で団体客のキャンセルも続出。好材料が見当たらない状況だ。
国内ホテルの「御三家」といわれる帝国、オークラ、ニューオータニのうち、約10万人の会員組織を持つ帝国以外の2ホテルの客室稼働率は今年1〜4月は40〜50%で推移。前年同期より10〜20ポイント落ち込んだ。夏休み商戦に向けて業界では、2泊以上利用すると宿泊料金を半額にしたり、同一料金のまま部屋のグレードを上げたりといったサービス競争が過熱している。
あるホテルの値決め担当者は「ブランドを損なう値下げはしたくないが、空室を残しても管理コストが膨らむだけ。『在庫がきかない』という焦りからブレーキがきかなくなっている」と漏らす。
それを、利用者側も見越しているようだ。国内高級ホテル中心の予約サイト「ヨヤキュードットコム」によると、ホテルの値下げが「底値」に達する宿泊プラン当日の予約が、4月は全体の6割を突破。平均予約単価は1万4685円で、前年より約2割下がったという。(本田靖明)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20090610-OYT8T00276.htm?from=dmst3
皆既日食 船での観測に注意
速い海流/いかり下ろせない海底流される危険性
今世紀最大といわれる7月の皆既日食を見るため、トカラ列島などの近海に小型船を出そうとする動きに、第10管区海上保安本部(鹿児島)が神経をとがらせている。観測海域は黒潮の流れが速く、注意しなけば流されて衝突事故などに遭う危険性が大きいからだ。10管はレジャー船の係留施設に足を運び、船舶所有者に観測するかどうか、確認を急いでいる。(中西瑛)
10管によると、皆既日食が見ることができる「皆既帯」は県本土の南方で、東西方向に幅約250キロの帯状に伸びている。陸上から皆既日食を観測する場合は天候に左右されやすいが、洋上の場合は天候が良い海域を選ぶことが出来るメリットがある。ただし、皆既帯の海域は、黒潮が西から東へ流れ、風が穏やかな日でも、船が1時間に3、4キロも流されるという。海底は岩でおおわれており、いかりも使えない。停泊した状態で観測することは危険が伴うという。
10管警備課の藤本雅治専門官は「海は予測不能の事態が起きる場所。レジャーだからといって、海上保安庁として、放置しておくわけにはいかない」。さらに「猛暑による熱射病などについても対策を考えなければ」と懸念する。緊急時には、最寄りの医療機関まで搬送しなければならないが「そのためにも、何隻、船がどの海域に出るのか、把握しておくことは重要」と話す。
10管は、当日、海域に繰り出す船舶数を把握するため、今年2月、全国の海上保安本部を通じて、係留施設に航海計画や観測場所を記してもらう質問用紙を置いてもらった。この結果、5月末時点でプレジャーボートやヨットなどの所有者61人が観測のために船を出すと回答した。
だが質問用紙は4月以降、回答のペースが鈍っており、「これで頭打ちなのか、それとも申請しないだけなのか分からない」と10管は頭を悩ませる。7月15〜20日には毎年60〜70隻のヨットが参加する「火山めぐりヨットレース」が錦江湾で開かれ、大会後に参加者が観測に向かう可能性もあるという。
10管は今月末までに周辺海域で観測を予定している船の概数を把握することにしており、船の所有者に観測の有無を聞く作業を進めているほか、10管のホームページ(http://www.kaiho.mlit.go.jp/10kanku/)でも協力を呼びかけている。
(2009年6月10日 読売新聞)
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>>240とか
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906100004.html
鞆架橋認可結論待ちに不快感 '09/6/10
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福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画について、同市の羽田皓市長は9日、国土交通省が計画を不認可にする場合は「その理由を明確にする必要がある」と指摘した。広島県が国に申請して1年近くたっても認可の結論が出ていない現状にも不快感を示した。この日の定例会見で述べた。
国交省の判断について、羽田市長は「免許権者の県は(鞆架橋計画が)ベストだとして申請しており、100%認可されると期待している」と強調。仮に不認可となるなら「その根拠や、どうしたら認可になるかを、国は説明する責任がある」との見解を示した。
鞆架橋計画は、埋め立て免許権者の県が昨年6月23日に国交省に認可申請した。書面審査は通常は2、3カ月とされるが、国交省は県に出した補足質問の回答がないことなどを理由に、可否判断ができないとしている。また、金子一義国交相は今年1月、事業推進には「国民同意が必要」との考えを明らかにしている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009060302000251.html
夜の都心で『へぇ〜』探し 案内付きで建物、美術巡り
2009年6月3日 夕刊
コンシェルジュ(右)の案内で夜の街を歩く参加者=東京都千代田区で
夜の東京都心を建築や美術、歴史の解説を受けながら巡る「街歩きツアー」が人気を集めている。都会の隠れた名所は、サラリーマンや女性会社員にとって、職場の間近にありながら、昼間はゆっくり見て回りにくい。夜の探訪で、知的刺激を味わえるのが魅力のようだ。 (社会部・松村裕子、写真も)
「ここの旧称は『軍人会館』といい、昭和十一年の二・二六事件では、戒厳司令部が置かれました」
東京都千代田区の九段会館でツアーのコンシェルジュ(案内人)が解説すると、「へぇ〜」が少しもれる。
■「まないた橋」
歩いてすぐの「まないた橋」で、「江戸城に食材を供給するルートに橋があったため、この名がついたという説があります」と説明されると、「へぇ〜」はさらに増えた。
千代田図書館が五月下旬に初開催した、この「神保町ナイトツアー」は、申し込み開始から十五分で定員(十人)に達する人気ぶりだった。参加者はコンシェルジュに導かれ、午後七時から十一時まで神保町周辺の約一キロを夕食などをはさみながら観光。昭和初期の建物や古書店街の歴史について解説を受けた。
■見慣れた街が
仕事帰りのサラリーマンも多く、男性会社員(50)は「これまでゆっくり見て歩く機会がなかったので有意義」、男性公務員(30)は「見慣れた老舗や橋も夜だと威厳が増す」と感想を漏らした。
ツアー参加費は無料で、老舗喫茶店での夕食代などが実費払い。主催する千代田図書館は「街の歴史や建物に興味を持つ人が増えれば、文献の豊富な図書館に足を運ぶ人も増えると期待している」と狙いを話す。
このほか、千代田区内では「夜の丸の内建築散歩」も催されている。大規模な近代洋風建築などを見学できる。近くに勤める男性会社員(35)は「建物の思想的背景まで分かり勉強になった」と満足そうだった。
中央区は区民カレッジの講座「銀座の画廊」中で、夜の画廊巡りをした。受講生約三十人が講師の案内で四カ所の画廊を回り画家らの話を聞いた。
千代田図書館は、人気の高さから今後も、区内で夜のツアーを企画する予定。夜の丸の内建築散歩は十日にもあり、実行委員会=電03(3292)3626=で参加者を募集中。夜の銀座の画廊巡りは、地元の銀座柳画廊=電03(3573)7075=も始め、次回は二十四日。
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アパ、スキー事業から撤退=従業員の雇用は継続−新潟
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009060900953&rel=j&g=eco
アパグループ(本社・東京)が新潟県妙高市で経営している妙高パインバレースキー場の営業を今冬から止め、スキー事業から撤退する方針を決めたことが9日、分かった。この時期に延べ約70人いる社員やアルバイトの雇用は継続するとしている。
同社は2005年度に同スキー場を買収。しかし、景気後退やスキー人口減少の影響で、05年度当初のシーズンに2万7000人だった入り込み客数は08年度には2万2000人に減少した。(2009/06/09-20:56)
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>>285
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/japan/20090618tb01.htm?from=yolsp
海底炭鉱 栄枯盛衰の跡 軍艦島・長崎
長崎港から20キロの沖合に浮かぶ軍艦島――海底炭鉱の島として日本の近代化を支え、1974年の閉山後、立ち入りが禁止されていた。35年ぶりに上陸観光が解禁されたのは4月末のこと。それからというもの、ツアーは連日満員のにぎわい。写真集も数多く刊行されるなど、昭和のまま時が止まった「幻の海上都市」への関心は過熱する一方だ。
長崎港からフェリーで訪れるのが一般的だが、あえて車で南下して野々串漁港から目的地を目指す。「夫婦岩」越し、あるいは対岸の高浜海岸など様々な場所から大きさも形も変化する島の雄姿が見られるからだ。
船が出るまで少し時間がある。漁港近くの食堂で刺し身を食べた。スズキ、トビウオ、ヤズとどれも新鮮でこくがある。デザート代わりに国道沿いの露店で購入したビワは、首都圏の半値以下! 安くておいしい。
元島民の木本太市さん(64)から島名の由来を教わった。「建物が林立する姿が遠くから見るとまるで軍艦のように見えたから軍艦島。でも正式な名前は端島。元島民で軍艦島と呼ぶ人は誰もいないよ」
いよいよ船上の人になったが、木本さんの言う通り、軍艦にそっくりの島影がどんどん大きく迫ってきて思わず息をのむ。
だが、意外と漁港から近い。10分もしないうちに到着していた。島の中腹に生い茂った緑と所々に残されたレンガの遺構の茶色。それしか明るい色彩はない。あとは崩れたコンクリートのグレーや黒ばかり。「モノクロームの世界」に入り込んだようだ。
周囲約1・2キロ・メートルと狭い島のうち、見学通路は南西側の約300メートルだけ。建物の中には入れない。
古代遺跡のような柱が並んでいるのはベルトコンベヤーの跡。レンガの壁が部分的に残る建物は炭鉱の総合事務所で、かつてはその中に巨大な共同浴場があった。さらに1916年に建てられた日本最初の鉄筋コンクリート造りの高層アパートの姿も見える。
「島はかつて日本の未来図と言われたんだよ」。元島民でNPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」の坂本道徳理事長(55)が、ツアー客に1960年前後の新聞を掲げて見せる。
最盛期は5300人もの人々が住んだ。「人口密度なら世界一」と記事は誇らしげだ。建物は中空へと延び、お互いが階段やブリッジで連結された。役場、小中学校、病院、映画館などの施設が完備された。
しかし、政府のエネルギー政策の転換によって炭鉱はあっけなく閉山し、無人の島になった。坂本理事長が言葉を継ぐ。「皆さん、この廃虚と化した島が、これからの『日本の未来』を予言しているとしたらどうします?」
創造と破壊は決して不連続ではなく、繁栄と衰退は常に表裏一体であることを改めてかみしめる。あるべき日本の未来図とは――真剣に考えるべしと、島が全身で訴えているようだ。(市原尚士、写真も)
(次回は栃木・那須)
●あし 羽田から長崎空港まで約1時間50分。空港からリムジンバスで長崎市内まで約50分。長崎港旅客ターミナルビルから軍艦島まで約40〜60分。
●問い合わせ 軍艦島コンシェルジュオフィス=(電)095・895・9300 長崎市さるく観光課=(電)095・829・1314
(2009年6月18日 読売新聞)
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>>313>>315
http://www.asahi.com/travel/news/SEB200906220002.html
日食ツアー当て外れ、あと1カ月なのに空き 鹿児島
2009年6月22日8時35分
7月22日の皆既日食まで、あと1カ月。「世紀の天文ショー」が迫るが、鹿児島県の離島の自治体が募集する観測ツアーにはまだ空きがある。天文ファンが殺到して既存の宿泊施設では収容しきれないとみて、臨時キャンプ場などを確保して受け入れ枠を広げたものの、一部を除いて皮算用通りになっていない。各島とも追い込みのPRに懸命だ。
「今世紀最長の皆既日食でーす」。15日、奄美空港。大島紬(つむぎ)の着物姿の女性たちが観光客にビラを配った。地元・奄美市と紬業者によるPR。島北部で3分前後の皆既日食が観測できるが、埼玉県の60代の男性は「奄美で皆既日食が見られるとは知らなかった」と話した。
奄美市は、皆既日食の前後に受け入れ可能な人数を大幅に上回る来島者があるとみている。市内のホテルは8割が予約で埋まり、キャンセル待ちの問い合わせも多いという。
だが、市が旅行業者に委託して2960人を募集したツアーへの申し込みは、17日現在で約1600人にとどまる。2カ所の臨時キャンプ場に泊まるコース(定員2620人)への申し込みが伸びないのが響いている。
市の担当者は、最長で6泊9日の過酷なテント生活になるにもかかわらず、平均で十数万円、最高で50万円かかるツアー代金がネックと分析する。「不景気が影響している」と頭を抱える。新型インフルエンザが国内で発生した5月以降は特に伸び悩んでいるという。
皆既日食が最長の6分25秒観測できる悪石島などのトカラ列島(十島村)。宿泊施設が少ないため、村はツアー以外での来島自粛を求めているが、1500人の枠のツアーにまだ1割の余裕がある。最長で10日間で、費用は最低でも34万円。世界各地の皆既日食を追いかける「日食ハンター」の申し込みは多いが、半数近くのテント暮らしの枠に空きがあるという。
一方、2〜4分観測できる屋久島では屋久島町や地元旅行業者が窓口となった3千人のツアーが2月末に完売した。宿泊施設を利用するタイプがほとんどで、町の担当者は「日食の数日前から入って、縄文杉など屋久島の自然を楽しみたいという人が多いようだ」と声を弾ませる。
ホテル泊なら中国へのツアーも人気だ。上海では5分ほど観測できるうえ、3〜4日の日程で15万〜20万円程度。トカラ列島や奄美大島へのツアーより「近くて安い」。
予想を下回る現状に、奄美観光物産協会の越間多輝鐘(こしま・たきかね)会長は「奄美はトカラの陰に隠れた感がある。中国も強敵だが、島唄(うた)や大島紬などの伝統文化の魅力も訴え、集客を図りたい」と話す。
宿泊場所を確保しないまま島に入る人をどうするかという問題もある。十島村や屋久島町は皆既日食前後の7〜9日間、ツアー客以外の上陸を制限するが、制限前に入る人や「密入島者」もいるとみる。島南部で観測できる種子島では、島のキャンプ場や体育館を400人分の宿泊施設として開放し、「宿なし」の観測者に対応する。(斎藤徹)
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http://www.zakzak.co.jp/top/200906/t2009062239_all.html
トカラ来島パニック!「皆既日食国内観賞可」が裏目
人口約1000人の島に観光客大挙襲来
来月22日、46年ぶりに国内で皆既日食が観賞できる鹿児島・トカラ列島がパニック寸前だ。全島合わせて1000人足らずの島々に、民宿や食堂はわずかで公衆トイレは皆無。各島ではテントや食料、水や臨時トイレがツアー客用に用意されるが、一般の来島者分の設置は物理的に困難で、受け入れは事実上不可能。直接押しかけようものなら、行く方も迎える方もエラい目に遭いそうだ。
【来島自粛を呼び掛け】
“日本最後の秘境”とも称されるトカラ列島(鹿児島県鹿児島郡十島村)は、南シナ海の屋久島〜奄美大島に点在する有人7島、無人5島の総称。行政区分でも極限の僻地を意味する「最高僻地5級地」に属し、村役場は本土の鹿児島市内にある。200人乗りの村営汽船が島を結んでいるが、運行は2−3日おき。天候が悪ければ4−5日運休もザラだ。
皆既日食の当日は、近畿日本ツーリストが主催する公式ツアーの客を民宿で300人、学校の体育館や校庭でのテントで1200人受け入れるが、収容はこれが限界。島への“直接上陸”を計画する人が何人いるかは未知数で、もしも数百人単位で押し寄せようものなら、たちまち各島ともパンクしてしまう。
【収容施設少なく急病にも対応できず】
十島村経済課の鳥越哲参事は「村営汽船は島民の足でもあり、7月17−26日までは完全予約制で、すでに満席です。自前の船でお越しいただいても、提供できる水や食料がありません。無人島も、とても入島できる状態ではありませんし、けがや病気など万一の事態が起きても対応できません。島に興味を持っていただくのは大変ありがたいのですが、強引な手段で来島されるのはどうかおやめください」と事実上の“来島禁止令”を発令している。
不測の事態を警戒するのは“陸(おか)”だけではない。JTBなどが企画する船上ツアーの大型船から、ヨットやプレジャーボートで島を訪れる小型船まで、多くの「観賞船」が周辺海域に入り乱れる危険性も高まっている。
周辺の海域は浅瀬が多く、潮の流れが複雑な場所も多いことから、船舶の航行自体にも危険を伴うが、個人の海上移動に関する届け出義務はないため、第10管区海上保安部でも正確な来船予測はできていない。
十島村漁協の岩下浩さんは、「周辺は『七島灘』という独特の潮流があり、慣れていないと大変危険。海上保安庁では各島係留船のリストを作り、島外船との区別を行いますが、それ以外に打つ手はありません。なにしろ初めてのことで、来島船の正確な予測もできないため、何が起きるのか…」と不安げだ。
近畿日本ツーリストによると、1500人の定員まで、まだ若干の空きがあるという。旅行代金は35万−40万円と安くはないが、46年ぶりの歴史の目撃者になりたければ、ツアーに参加するのが無難だろう。
ZAKZAK 2009/06/22
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http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20090620ddlk46040686000c.html
7.22皆既日食:黒い太陽に夢を トカラの魅力感じて /鹿児島
◇十島村・中之島天文台長、福澄孝博さん(46)
02年春からトカラ列島・中之島にある十島村の中之島天文台長。「日食は多くの人にトカラを知ってもらう絶好の機会。また来たいと思ってもらえれば」。島で7年間待った「世紀の天体ショー」に期待を膨らます。
7月22日は、島のホスト役として奔走する。天文ファンらでつくる非営利団体と協力して日食をネット中継する予定だ。中之島などトカラ列島の7島で見られるのは、ツアー客1500人限定。それだけに、ネット中継で「多くの人に楽しんでほしい」。
福岡県出身。姫路工大(兵庫)助手だった39歳、雑誌に天文台長募集の記事に飛びついた。「初めはトカラの『ト』の字も知らなかった」という。約50倍を突破し、台長に。赴任した時は「ここまで来たか」と感動で感極まり、涙がこぼれた。
普段は各島を巡り、天文観望会や講演会など精力的に活動。村の歴史民俗資料館長も兼務。館の前に放牧されているトカラ馬の管理も行う多忙な日々だ。
「自然も豊かで、南方と大和の文化が入り交じった風俗も興味深い」とトカラの魅力を語る。「ゆったりとしたいいところ。日食以外の魅力もぜひ感じてほしい」と、受け入れ準備を急いでいる。【村尾哲】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009062202000061.html
7.22国内46年ぶり 皆既日食 満ちるトカラ
2009年6月22日 朝刊
国内の陸地で見られるのは四十六年ぶりとなる七月二十二日の皆既日食まであと一カ月。観測の舞台となる鹿児島県のトカラ列島では、住民が日食だけでなく島の魅力も伝えようと交流会を企画、観測ツアーを主催する近畿日本ツーリストは物資の輸送を始めるなど準備が進んでいる。東京でも日食の観測グッズが売れ行き好調だ。
トカラ列島のうち、皆既日食の観測時間が六分二十五秒と最も長い悪石島では、小中学生や教員らが港の防波堤の壁に、島の伝統行事「ボゼ祭」の「仮面神ボゼ」=写真(右)=の絵を描き上げた。
例年は八月上旬から九月上旬ごろに開催される祭りだが、「この機会に島をPRしよう」と皆既日食前日の交流会で住民が独特の風ぼうをしたボゼの仮面をかぶって披露し、ヤギ料理などもふるまう。
地元自治体の十島村から観測客受け入れ業務を委託された近畿日本ツーリストは約千五百人を募集。だが、村は七島に計約六百人が暮らす静かなところで、宿泊施設は少なく、飲み水の供給能力も限られる。
同社はツアー客に一日五本ずつ配るペットボトル入り飲料水(五百二十ミリリットル)計四万四千四百本や、公民館などに宿泊する人向けの簡易ベッド七百五十台、キャンプ場で使うテント二百五十張りなどを村営船「フェリーとしま」で輸送する作業に追われている。七月上旬にはすべて運び終える予定だ。
近畿日本ツーリストによると、ツアーはキャンセルが出たため約百五十人分の空きがある。悪石島のコースは満員だが、担当者は「皆既日食を長く観測できるトカラ列島に行くチャンスはまだあります」と話している。
天体望遠鏡などを販売する東京都内の天文ショップ「協栄産業」は「三月ごろから日食観測用のサングラスや五万円前後の小型望遠鏡がよく売れている。ネット販売も含めて、これから本番に向け品薄になっていくでしょう」としている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090623-OYT8T01203.htm
鞆事業 認可申請から1年異例の長期化 背景に景観論の高まり
いらだつ賛否両派
福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業【クリップ】で、藤田知事が国に埋め立て免許の認可申請を行ってから、23日で丸1年を迎えた。通常2か月程度で終わるとされる認可の審査が異例の長期化をたどる背景には、景観論争の高まりがあるとみられるが、審査を行う国土交通省中国地方整備局からは明快な説明はないままで、賛成派、反対派双方からは、いまだにゴールが見えない状況へのいらだちや、早急な結論を求める声が上がっている。(諏訪智史)
■経過■
藤田知事は2008年6月23日、国に認可申請した。海に生活排水を流す「排水権者」の全員同意がない中で、公有水面埋立法上、埋め立て可能な条件の一つとされる「埋め立ての利益が損失を著しく上回る」ことを申請の根拠とした。
排水権者の全員同意がない埋め立ては前例がなく、中国地方整備局は08年8月1日、県に三十数項目の補足質問を提出。回答は現在までに約4割しか返されておらず、審査は事実上、中断したままとなっている。
■背景■
鞆はくしくも、08年夏に公開された宮崎駿監督の映画「崖(がけ)の上のポニョ」の舞台とされ、全国的に景観が注目された。さらに、金子国交相が09年1月末、認可に際して「国民同意が必要。その過程で(計画の)見直しも当然ある」などと発言、景観への配慮や反対派との合意形成の必要性を示唆した。
審査遅れの理由について、同整備局は「県の回答が出ていない」と述べるだけで、県も「審査の途中で、回答しかねる」と濁しており、真相は不透明なまま。だが、国交相発言に象徴される景観への関心の高まりが、審査に影響を与えているとみる関係者は多い。県が回答しない理由について、「水面下で国から何らかの働きかけがあるのでは」との憶測を語る関係者もいる。
公共工事に詳しい五十嵐敬喜・法政大教授(公共事業論)は審査が進まない背景に、「景観保護の声のほかに、反対派住民らが起こした埋め立ての事前差し止め訴訟に絡み、認可して訴えられるリスクを気にする国の姿勢がある」と分析。「この状況で、県や市が国を認可に踏み切らせるのはかなり厳しい」とみている。
■受け止め■
申請から1年が経過したことを、関係者は様々に受け止めている。
同整備局に8日、遅れの理由を問う質問状を提出した賛成派の住民団体「鞆地区道路港湾整備早期実現期成同盟会」の大浜憲司会長は(61)は「大臣発言を口実に審査を先延ばししている気がする。きちんとした回答を期待するが、内容次第では今後の対応を検討しなければ」と述べた。
羽田皓市長も取材に答え、「一日千秋の思いで認可を待っているが、本当に長い1年だ。住民の思いが無視されているようだ」といらだちをあらわにした。
これに対し、事前差し止め訴訟の原告団長を務める大井幹雄さん(69)は「時間がたてばたつほど、架橋を巡る町内の対立が深まってしまう。早く不認可の結論を出してもらい、本当に鞆に必要な町づくりについて建設的な議論が出来る状況になってほしい」と話した。
【クリップ】港湾埋め立て・架橋事業 鞆港の沿岸約2ヘクタールを埋め立て、駐車場やフェリー用桟橋などを整備し、海上に長さ179メートルの橋を架ける。原案は1983年に策定され、当初は約4・6ヘクタールを埋め立てる方針だった。排水権者の全員同意が得られず、2003年に一時凍結されたが、04年に初当選した羽田皓市長は事業推進を最大の選挙公約としている。工期は約10年、総事業費は約55億円。
(2009年6月24日 読売新聞)
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受信契約拒否のホテル経営会社に初の民事訴訟 NHK
2009.6.23 15:39
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090623/biz0906231542019-n1.htm
NHKは23日、テレビを所有しながら受信契約を結ぼうとしない埼玉県内のホテル経営会社に対し、契約の締結と受信料約142万円の支払いを求める訴えを、さいたま地裁に起こした。昭和25年の放送法施行以降、契約拒否者に対する民事提訴は初めて。
NHKによると、この会社は3軒のホテルを経営。訴訟では、客室に設置のテレビ計351台について、今年3〜5月分の地上波契約の受信料の支払いを求めている。NHKはこれまでにこの会社を15回、訪問しているほか、文書や電話でも契約を求めた。当初は交渉に応じていたが、後に契約を拒否されたという。4月8日に訴訟を予告したものの進展がないため、訴訟に踏み切った。
NHKは会社名について「ホテルの経営に支障が出ることも予想される。風評被害を訴えられる可能性もある」として公表していない。
NHKの推計では、未契約者は全国で約1107万件とみられる。一方、契約済みの不払い者に対しては436件の申し立てを実施し、うち334件はすでに支払ったか、支払いの意思を示しているという。
NHKでは「粘り強く、できる限りの説明を行ったが、どうしても受信契約に応じていただけなかったため、今回やむなく提訴に至った。今後とも受信料の公平負担の徹底のため、やむを得ないと判断した場合は民事訴訟を実施していく」と話している。
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http://sankei.jp.msn.com/science/science/090624/scn0906240938001-n1.htm
【日食の島トカラ】(1)世紀の天文ショー 進むインフラ整備 (1/2ページ)
2009.6.24 09:29
凪いだ海に上空の雲が映り込む、トカラ列島(鹿児島県十島村)の海(撮影者:古厩正樹) 日本の陸地では46年ぶりとなる皆既日食まであと1カ月。絶好の観測ポイントとなる鹿児島県・トカラ列島(十島(としま)村)では、ツアー客の受け入れ準備が急ピッチで進んでいる。人口623人の2倍以上となる1500人のツアー客に対応できるように道路の補修作業をはじめ、携帯電話の中継局も増設。日食を「村おこし」につなげようと模索している。
大小7つの島で構成される十島村。島によっては人口の10倍以上のツアー客が訪れるため、村は「不慮の事故が起きないように」と県の補助も得て約2億円を投入し、懸案だった道路の損壊個所を昨年から徹底的に補修した。「これまで村民の要望になかなか応えられなかったが、ツアーを理由に予算を取ることができた」と村経済課の肥後亘さん(35)は振り返る。
村では合併浄化槽の設置も進み、公共施設のトイレの水洗化が進んでいる。もっともツアー期間中はトイレの絶対数が足りないため、新潟県中越沖地震などでも利用され、水が不要でにおいも少ない簡易トイレを設置する。
最低ツアー代金34万2千円ながらも、テント宿泊などといった過酷なツアーを少しでも快適に過ごしてもらおうという配慮だ。輸送用のマイクロバス16台、宿泊用テント250張、500ミリリットル入りペットボトルの水4万本などといった物資の搬入もすでに始まっている。
6分25秒と国内最長の皆既日食を見ることができる悪石島(あくせきじま)。人口68人の約4倍となる240人のツアー客が訪れることになっているが、民宿に泊まれるのは57人だけだ。残りは体育館やテントで夜を明かす。
島には海岸部に露天風呂や砂蒸し風呂、海中温泉が点在する。集落から3キロほど離れているが、村ではこの温泉をツアー客に自由に利用してもらえるように集落から送迎用のマイクロバスを運行する計画だ。
ツアー客に島を印象づけようと7月21日には「日食前夜祭」を開催し、島に自生しているヤギを捕まえて、かつて祭りのときなどに食べられていたヤギ汁を出す予定だ。島の象徴となっている身長の半分以上もある巨大仮面をかぶった悪霊を追い払う神様「ボゼ」も特別に登場させることにした。
自治会長の有川和則さん(57)は「本当は旧暦7月16日(今年は9月4日)の祭りの日以外にボゼを出してはいけない。けれど、島にいい印象を持って、また来てもらえるきっかけにしたい」と話す。
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http://sankei.jp.msn.com/science/science/090624/scn0906241358002-n1.htm
【日食の島トカラ】(2)食堂なしバス・タクシーなし…でも学校は7つ (1/2ページ)
2009.6.24 13:46
皆既日食の絶好の観測ポイントとなる鹿児島県・トカラ列島(十島(としま)村)には食堂がない。このため有人7島にある民宿は原則、1泊3食付きとなっており、体育館やテントに泊まるツアー客のために本土の業者が食事の提供にあたる。当初は衛生対策でレトルト食品を出す方針だったが「やはりタケノコ、田イモ、魚など島の食材を使って思い出に残る食事を出すべきだ」と方針転換した。調理には村の公民館などを使い、地元の婦人会が協力する。
村にはバスもタクシーもレンタカーもない。金融機関は郵便局が3カ所あるが、現金自動預払機(ATM)はない。近畿日本ツーリストは「島内ツアーや土産品購入に必要な現金は事前に用意して」と呼びかけている。
ないないづくしの村だが、学校だけは全7島にある。児童・生徒数が少ないため、小中学校が併設された複式学級となっており、マンツーマンに近い授業が行われている。学校行事には島民がほぼ総出で参加するなど、教育熱心な土地柄だ。
7島に村立の小学校が設立されたのは昭和5年。それまで村では義務教育が行われていなかった。一説には、2年に奄美大島を視察した昭和天皇が船上で「あの島には学校があるのか」と質問されたことが、村立小学校開設のきっかけになったという。もっとも明治時代から、各島では村民の手によって私立小学校が設立されるなどしていた。
昭和30年代後半からの人口流出に伴い、村は平成3年、小中学校の活性化を目指して「山海留学生」の受け入れを始めた。
本土の小中学生を村内の家庭に年単位でホームステイさせ、豊かで厳しい自然の中で学校生活を送ってもらう試みで、毎年10人程度が留学している。留学先では名前のためか、宝島(たからじま)が一番人気となっている。留学生が来れば教師も増員され、島の活性化につながる。村教委教育総務課の久保源一郎課長は「留学生が呼び水になって、UターンやIターンしてくれる人が増えれば」と期待を寄せる。
今年度は東京などから計16人が村に留学中。また村へ赴任した教師の子供13人が在学しているため、7島の全校児童・生徒65人のうち、もとからの村の子供は36人だけだ。
悪石島(あくせきじま)小中学校の加治佐敏昭校長は「子供たちは総合的な学習の時間などで予習し、日食を楽しみに待っている」と話す。同校グラウンドには観測ツアー客用のテントが張られるため、児童・生徒9人は教員8人や島民と一緒に日食を観察する予定だ。
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http://sankei.jp.msn.com/science/science/090625/scn0906250055000-n1.htm
【日食の島トカラ】(3)荒れる海 ツアー全面中止も (1/2ページ)
2009.6.25 00:52
皆既日食観測の絶好ポイントである鹿児島県・トカラ列島(十島(としま)村)周辺の海は黒潮本流が西から東へ横切り、船舶の航行の障害となる「三角波」の発生しやすい海の難所だ。だが、村民は昭和の初めまで、小型の帆船や丸木舟でこの海を往来していた。村営定期船が就航したのは昭和8年。村民は万歳と拍手で船を出迎えたという。列島最大の島、中之島(なかのしま)には「汽船もまた道路なり」と記された航路開拓記念碑が残っている。
もっとも昭和後半まで各島には定期船が接岸できる港がなく、はしけで人や荷物を積み降ろしていた。昭和30年代の悪石島(あくせきじま)を描いたルポルタージュ『美女とネズミと神々の島』によると、船は鹿児島から悪石島まで42時間を要している。定期船とはいっても、海が荒れれば欠航したり、島を素通りしてしまう。運航ダイヤはあってないようなもので「幽霊船」とも呼ばれた。鹿児島から所要時間が11時間になった平成に入っても年間就航率が9割を切る年もあったほどだ。
現在の村営船「フェリーとしま」は定員200人。明石海峡を渡る「たこフェリー」とほぼ同じ大きさだ。波が高くて車を乗降させる船付属のランプウエーが使えず、クレーンで乗降させることもしばしばだ。
とりわけ台風シーズンの7〜8月は、台湾付近まで台風が来れば海はうねりが高くなり、村民は「この時期、10日くらい船が来ないことはよくある」と話す。
皆既日食の前後10日間、村営船は特別ダイヤを組み、ツアー客をピストン輸送するが、村経済課の肥後亘さん(35)は「計画通りできるとしたら奇跡的。期間中は複数の台風接近もあり得る。最悪の場合、ツアーが中止になるかもしれない」と話す。
ツアー客は、出発できない可能性がある一方、上陸した後に台風が接近し、島に缶詰めになる恐れも。天文ファンの間では「島は逃げ場がない。船での観測のほうが晴れ間に移動できるのでいいのでは」との声も出ている。
ツアーを実施する近畿日本ツーリストによると、過去10年間の悪石島の7月22日の天気はいずれも晴れだったという。しかし過去10回、日食観測の経験がある月刊『天文ガイド』解説員の中西昭雄さんは「これまで観測地の天気が当たったのは半分。天気は運任せです」と話す。村関係者は日食前後、天候に恵まれることを祈っている。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090628-OYS1T00260.htm
迫る皆既日食、準備着々 トカラ列島・悪石島
7月22日の皆既日食で観測時間が6分25秒と、人が暮らす島で最長の鹿児島県トカラ列島・十島村の悪石島には、人口の3倍を超える約240人が訪れる予定だ。水不足の不安解消のため貯水タンクを増設したり、婦人会が島に自生する植物を使った土産物作りに励んだりするなど普段は静かな島は慌ただしい雰囲気に包まれている。
フェリーで鹿児島港から約11時間。牧畜や漁業などを細々と営む人口約70人の悪石島には、電力や携帯電話の通話能力などを増強する業者が続々と来島していた。民宿は5軒で宿泊できるのは約60人。残りは小中学校の体育館やテントに泊まることになるため仮設シャワーが設置された。
特に不安なのは水不足だ。島では滅菌した山の表層水計50トンをタンク2個に蓄えて使っているが水は不足しがちだ。昨年、観光客約100人が祭り見物に訪れた際にはタンクが空となり、全島に給水制限が敷かれた。日食に備え30トンのタンクが増設されたが、空になれば完全復旧までには約1週間かかるという。
島民たちは「巨大ガジュマル」「トイレ」「診療所」など島の名所や施設の案内板を手作りしているほか、道路脇の草刈りや公共施設の補修などに追われている。
一方、会員数17人の婦人会は「何もないところだからこそ、島にある物でお土産を」と、自生するビロウの葉や竹を使った土産物作りに取り組んだ。今年2月から鹿児島市内の竹細工店を見学したり、地元の伝統工芸をアレンジしたりして試行錯誤を重ね、島に伝わる仮面神ボゼのイラスト付きのはし置きやコースターをデザイン。5種類計約140点を作った。
婦人会長の有川暢代さん(42)は「こちらも楽しみに待っているという気持ちを伝えたい」と力を込める。
(2009年6月28日 読売新聞)
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宿泊券?入手でホテルオークラ神戸へ泊まりに来てます。
http://www.kobe.hotelokura.co.jp/
LANがタダなのは高評価♪
そもそも設備が無いグランドプリンス新高輪,でらい値段取られたヒルトン新宿は見倣って欲しいところヽ(`Д´)ノ
宿泊券は低層階用だったけど日曜→月曜は余裕があるみたいで高層階(26階)に換えてくれました。目の前波止場でなかなか良いっす。
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http://sankei.jp.msn.com/science/science/090629/scn0906291513004-n1.htm
【日食の島トカラ】(4)国境線で分断された村…不審船も出没する過疎の島々 (1/2ページ)
2009.6.29 14:54
かつて“国境の島”だった口之島で開かれた臨海学校。夜は満天の星が空を覆う=平成20年7月(古厩正樹撮影) 鹿児島県十島(としま)村(トカラ列島)は7つの有人島と5つの無人島からなる。7島なのになぜ「十島村」なのか。答えを知るには歴史をさかのぼる必要がある。
第二次世界大戦前は、屋久島の北にある3つの島までを含めた地域が「十島村(じっとうそん)」だった。ところが敗戦の結果、北緯30度以南の7島は米軍の軍政下に置かれてしまう。村内に国境線が引かれてしまった。北の3島は仕方なく三島村(みしまむら)となり、昭和27年、日本に返還された南の7島は十島村(としまむら)として再出発した。米軍軍政下の口之島(くちのしま)は密貿易の中継点として栄え、7島の人口は計3000人に達したという。
同じく米軍占領下にあった奄美諸島や沖縄などには復興を支援する特別措置法が制定されたが、十島村は蚊帳の外に置かれた。福満征一郎副村長(66)は「その結果、村の所得水準やインフラ整備は本土に比べてはるかに遅れている」と話す。実際、平成18年度の村民一人あたり年間所得は121・3万円と、国の平均(292・2万円)の半分以下だ。
かつて“国境の島”だった口之島では平成18年、近くの無人島・臥蛇島(がじゃじま)が国籍不明の武装勢力に占領されたとの想定で、離島では初めての国民保護訓練が行われた。
だが、けっしてありえない想定ではない。13年に日本の巡視船と銃撃戦を繰り広げた北朝鮮工作船も発見場所はトカラ列島西方沖だった。村内の漁師は「十数年前にはあの工作船によく似た正体不明の船が、このあたりの海によく出没した」と振り返る。悪石島(あくせきじま)で民宿を営む西恵子さん(40)も「ここに人が住んでいるのは日本を守っていることだと国は認識してほしい。私たちは自衛隊や海上保安庁と同じ仕事をしている」と訴える。
農林水産業が主産業で経済成長から取り残された村の人口は減る一方で、昭和35年に2600人だった人口は55年には900人にまで落ち込んだ。その後も人口減少は止まっていない。臥蛇島は45年に最後の住民13人が退去、無人島となった。現在、高齢化率が50%を超えた島もあり、さらに無人島が増えかねない状況だ。村は「このあたりの島が無人島になれば国土防衛上、危険だ」と、国に対して航路の充実など離島振興を訴えている。
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http://sankei.jp.msn.com/science/science/090629/scn0906291516005-n1.htm
【日食の島トカラ】(5)知名度急上昇 一過性で終わらせない (1/2ページ)
2009.6.29 15:13
「波路はるかな三百キロの海につらなる島々よ…」。村歌「十島のうた」の歌詞にあるように、鹿児島県・トカラ列島(十島(としま)村)は村営船の起点・鹿児島港から村最北端の口之島(くちのしま)まででも約200キロ、6時間を要する。さらに南端の宝島(たからじま)までは100以上あり、「日本一長い村」といわれる。
農畜産業や漁業は「出荷を週2往復の村営船に合わせなければならないハンディがある」(村職員)厳しい状況だ。船の欠航がしばしばあるため、観光客の誘致にも限界があるが、福満征一郎副村長(66)は「美しい手つかずの自然と見事な星空、住民の素朴で熱い人情もある」と村の魅力を語る。不便さを逆手にとって、村が掲げるキャッチフレーズは「ここは刻を忘れさせる島」だ。
皆既日食当日、7島に上陸できるツアー客は1500人に限られるが、村はこれを一過性のイベントで終わらせず、Uターン、Iターンの増加や観光客誘致での「村おこし」につなげていこうとしている。
2、3年前までは「県内でも十島村を知らない人が多い」「トカラ列島には人が住んでいないと思われていた」ほどだったが、今では村や島の名前を出せば「皆既日食で大変ですね」と返ってくる。村の知名度アップは大きな追い風だ。
村内には近年、都会からのIターン移住者も現れ、製塩や魚醤作りなどの新しい特産品を生み出している。悪石島(あくせきじま)に移住した西恵子さん(40)は東京都出身。「島は観光地化されておらず、子供を育てるには本当にいいところ」と話す。村では移住者の受け皿として、各島には月6000円から入居できる村営住宅を用意している。
観光客についても光明がさしている。今月13日、東京で開かれた日食ツアー客向けの勉強会に出席した村経済課の鳥越哲参事(46)は、ツアー参加者の約8割が皆既日食を見るのは初めてだと知り「天文ファンばかりではない。今回、島の良さを感じてもらえれば、リピーターとして取り込めるはず」との思いを強くした。
日食ツアーは複数申し込みなどによるキャンセルが出たため定員に余裕があり、今月末まで申し込みが可能だ。鳥越さんは「村民も島内の散策路を整備してオプショナルツアーを企画するなど、一生懸命に準備している。いい思い出をつくってもらいたい」と話している。 =おわり
(連載は溝上健良が担当しました)
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http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/japan/20090604tb02.htm
ノンビリ風土に変化の波 沖縄・那覇市(なはし)
DFSギャラリアのメーンホール。吹き抜け風の天井から明るい光が差し込み、外とは別世界だ 沖縄の、本土とは決定的に違う時間のリズムを実感するのは、モヤシのヒゲ取りである。
那覇の中心街にある牧志公設市場の辺りをうろうろすると、おばぁたちが新聞紙にモヤシを広げ、糸状の根元を1本ずつプチプチ取り除く姿に出くわす。恐ろしくのんびりと。
山盛りのモヤシにも一向に動じず、ゆんたく(井戸端会議)が主でヒゲ取りは従という彼女たちのノンビリズムこそ、この地の風土そのものではと、厳粛な気分にすらなる。
なぜおばぁはこの作業に精を出すのか。沖縄のモヤシは本土に比べて太くて繊維が強い。そのぶんヒゲが目立つから、見た目や食べやすさを考えて、というのがもっともらしい。
首里城公園の「漏刻門」の名は、そばに水時計がしつらえてあったことにちなむ だが、本土にも探せば太モヤシはあるし、ヒゲ取り自体が沖縄だけの習慣というわけでもない。
要は暇だから。もちろんこの言葉にマイナスの印象をかぶせるつもりはない。
暇とは時間的余裕が生む心のゆとりだし、だから手間暇という言葉もある。
と、モヤシのことばかり書くのは、琉球料理店「美栄」で、モヤシの酢の物を食べたから。さっと湯がいたモヤシを冷水にさらし、三杯酢をかけた簡潔なひと品だ。
牧志公設市場には、南国特有のカラフルな魚介が並ぶ これが何とも涼しげで旨みたっぷり。ぜいたくにカツオを利かせたダシが下地になって、そのコクが伝統的な土地の味を浮き立たせている。
県庁に程近い路地裏に美栄はある。数寄屋風の木造家屋に赤瓦。茶室を思わせる落ち着いた内装。琉球ならではの漆器や調度品。名著「料理沖縄物語」で知られる首里出身のエッセイスト古波蔵保好が主宰した店は、創業52年を迎えた。
「マーミナ(モヤシ)を使ったチャンプルは手軽な家庭料理だし、太くてシャキッとした酢の物もいかにも沖縄らしいでしょう」
2代目の古波蔵徳子さんが言う通り、丁寧にヒゲを除いたモヤシの優しげな姿に、市場で見たおばぁの温かい笑顔が重なった。
ヒゲ取りが沖縄の日常なら、新都心のおもろまちにある「DFSギャラリア」は、今や那覇を代表する非日常風景だ。空港の外で免税品が買える国内初の大型店舗として5年前にオープンした。1万平方メートルの売り場に海外60超の高級ブランドショップが並ぶ。
3階へ足を延ばすと巨大なレストランが広がっていた。沖縄を始め世界各地の200種類近いメニューをオープンキッチンで提供するという触れ込み。
ただ、メニューにはマーミナチャンプルもモヤシの酢の物もない。だからどうしたと言われればそれまでだが、行くたびに本土との均質化が進む街並みの風景は、旅する身には切ない。(宇佐美伸、写真も)
(次回は三重・松阪)
●あし 羽田から那覇空港まで直行便で2時間45分。空港からゆいレール(モノレール)で中心街まで15分、首里まで30分が目安。
●問い合わせ 那覇市観光案内所=(電)098・868・4887。那覇市観光協会サイト「那覇ナビ」=(http://www.naha-navi.or.jp/)
(2009年6月4日 読売新聞)
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http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-07-03-M_1-009-1_001.html?PSID=000a5b0cbb4b8e80a847a721923172ad
夏の沖縄観光8〜10%減 観光連盟が前年比予測
ボーナス削減などで/9月の連休は堅調
NPO法人沖縄観光連盟(山入端好盛理事長)は2日までに、沖縄観光の夏場商戦の動向予測をまとめた。企業のボーナス削減による旅行需要の減少に加え、高速道路の大幅割引による近場旅行の増加などで6〜9月の沖縄への入域観光客数が前年同期比8〜10%減少すると予測している。山入端理事長は「特に8月までの状況が厳しく、観光客数の前年割れは10カ月連続まで続く可能性が高い」と判断している。
観光客数の減少による県経済への波及額も試算。2009年が08年比5%減だった場合の経済波及額をマイナス331億円、10%減は662億円と予測している。
観光客数の減少は(1)大手調査会社による消費者調査で企業のボーナス削減が平均20%に達する(2)大手旅行会社(首都圏)の7〜8月の予約状況が前年比約20%減の水準(3)土日祝日の高速道路1000円乗り放題―などの要素を総合的に判断。ボーナスカットで、夏場の旅行を車による近場旅行で済ませる傾向が旅行会社の予約状況に表れているとの見方だ。
ただ、9月19〜23日の5連休は予約状況が前年同期比18%増と堅調な動きを見せていることから「9月は前年並みか多少のアップが見込まれる」として、歯止めがかかるとしている。
夏場観光のプラス要因には(1)沖縄に来る観光客の70%はリピーターだが、美ら海水族館の入場者は初めての人が70%を占め、家族層の需要喚起ができている(2)約1万人の参加が見込まれる全国高等学校PTA連合会沖縄大会が8月にある―などを挙げている。
山入端理事長は「県の6月補正予算に盛り込まれた7億5000万円の観光客誘致緊急対策費などを活用し、本土の大手メディアに具体的な観光地とメニューをアピールするなどの施策を継続してほしい」と要望している。
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日本人は最良の宿泊客、最悪はフランス人 ホテル調査
2009.7.10 09:45
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090710/erp0907100945003-n1.htm
世界最大級のインターネット旅行会社エクスペディアが世界各国のホテル経営者や従業員らに行った調査によると、宿泊客として最も評価が高いのは日本人、最下位はフランス人だった。同社が10日までに発表した。
調査は6月、約4500人のホテル関係者を対象に実施。27カ国の旅行者について、礼儀正しさやチップの額など9項目の評価を尋ねた。
日本人旅行者は礼儀正しさ、清潔さ、静かさ、苦情や不満の少なさなどでトップ。総合点で英国人が2位、カナダ人が3位で続いた。4位はドイツ人、5位はスイス人。
フランス人は外国語への順応性、寛大さ、チップの額などが27カ国中で最下位。礼儀正しさや態度全般も26位だった。総合点で26位はスペイン人、24位でギリシャ人とトルコ人が並んだ。(共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090717-OYT1T00869.htm
世界遺産のエアーズロック入山禁止へ…豪当局
オーストラリア観光の目玉として人気の巨大な岩山エアーズロックの登山が早ければ2011年10月にも、全面的に禁止される見通しとなった。
豪国立公園当局の計画案で明らかになった。
この地をウルルと呼び聖地と見なす先住民アボリジニが、入山に強く反対してきたのが最大の理由。最近では、登山客によるゴミ投棄や、滑落事故の増加も問題となっていた。
公園当局は、観光業への影響を懸念してきたが、観光客を対象とした最近の調査で、98%が「登山が禁止されても観光に来たい」と回答したため、禁止案策定に踏み切った。政府の最終決定を経て実施されるが、国内では反対意見も根強い。
エアーズロックはユネスコの世界遺産で、高さ348メートルの一枚岩。年間35万人の観光客が訪れ、このうち10万人以上が入山している。公園当局はこれまで、「入山自粛」を求めるアボリジニの希望を掲示する一方、登山するか否かの判断は観光客に委ねていた。
(2009年7月17日21時11分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090718-00000533-san-soci
日食の島・トカラ “自粛破り”の上陸者続出、捜索騒ぎも
7月18日13時34分配信 産経新聞
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炎天下、皆既日食ツアーを運営する近畿日本ツーリストや地元のスタッフらによって急ピッチでテントの設営が進む諏訪之瀬島。22日には諏訪之瀬島には約500名の観測者が上陸する=16日午後、鹿児島県十島村(トカラ列島)の諏訪之瀬島(古厩正樹撮影)(写真:産経新聞)
今世紀最長の皆既日食が22日に見られるのを前に、陸上では最良の観測ポイントとなる鹿児島県のトカラ列島(十島村)に、招かれざる上陸者が続出している。620人が7つの島に分かれて暮らす村では、皆既日食の前後1週間はツアー客以外の入島自粛を促しているが、34万2千円からと高額なツアーに参加しない“自粛破り”の上陸者が20人以上現れ、関係者を悩ませている。
[フォト]テントの上空に架かる“天の川”&退去する上陸者
村では「日食観測者が大挙、来島すれば村内は大混乱する」と、日食ツアー客の受け入れ業務を大手旅行代理店に委託した経緯がある。代理店によると16日現在、諏訪之瀬島(すわのせじま)に10人程度、悪石島(あくせきじま)に6人−など、トカラ列島の有人7島で20人以上の“自粛破り”上陸者が確認されている。
宝島(たからじま)には一時、7人が上陸したが、自治会などの説得に応じてすでに全員が退去した。また、中之島(なかのしま)では上陸者が山中に逃げこみ、島の消防団員が捜索に出る騒ぎになったという。
村では皆既日食の際、ツアー参加者以外の来島自粛を呼びかけているが、法的に阻止する手段はないため、今月に入って自粛を無視して入島する人が出始めた。ツアー代金には水道設備の増設や医師・看護師の増員などインフラ整備費が含まれており、“自粛破り”を認めてはツアー参加者との間に不公平が生じるとあって、各島で代理店や自治会が退去を求めて説得活動を行っている。
悪石島では16日、前日までの説得が功を奏したのか、6人のうち1人が「次の18日の村営船で島を出ます」と退去を申し出た。代理店の現地責任者、土屋信太郎さん(40)はこの日、海岸沿いにテントを張って居座る4人の上陸者の説得に向かい、「島は水不足で、昨日深夜から時間断水が始まった。万が一、あなた方が倒れたりした場合、島民が搬送などの世話をしなければならない」と島の状況を訴え、退去を促した。
悪石島への上陸者は車に物資を満載したり、1人で40リットルの飲料水を持参するなど、いずれも自給自足態勢を整えていると主張している。奈良市出身の男性(26)は7月上旬まで続けていた沖縄県での農業アルバイトを辞め、12日に悪石島に着いた。「事前に村役場に問い合わせたが、入島自体は構わないと言われた。30万円以上もする料金は払えないが、ツアー客しか入れないなんておかしな話だ」と訴え、「十分な食料は用意しており、島民に迷惑はかけないようにする」と話す。
土屋さんは「上陸できない法的根拠はないからと理論武装し、他人の迷惑を考えず自分の権利だけ主張する人を説得するのは難しい」とため息をつく。
ツアー観測者のためにテントを設営したり道路脇の所木を伐採したりと、タダでさえなにかと多忙な島の住民の悩みのタネは、天体ショーが終わるまで続くのかもしれない。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090718-00000013-maip-soci
皆既日食 GPS「異変」…紫外線が急減 電波に影響
7月18日15時1分配信 毎日新聞
46年ぶりに国内でみられる22日の皆既日食の際、カーナビなどに使われるGPS(全地球測位システム)の精度が下がる恐れがあることが、情報通信研究機構(東京都小金井市)の分析で分かった。太陽からの紫外線が急減して日本上空の大気に異変が起きることが原因だが、精度低下による位置のずれは2〜3メートル以下で、日常生活に支障が出るほどではないという。
異変は高度60〜400キロの「電離圏」で起きる。電離圏では、大気中の窒素や酸素に太陽からの紫外線が当たり、電子が飛び出して漂っている。この電子の密度変化が、短波放送やGPSなどに使われる電波に影響を与えることが分かっている。
同機構は、皆既日食が昼間に局地的に「夜」となり、その状態が最大6分以上続くことに着目。通常の夜とは異なる現象の影響をスーパーコンピューターで予測した。
その結果、日食が始まる午前9時過ぎから電離圏の電子が減り始め、月が太陽を覆い隠す「皆既」となる午前11時前後には減少域が沖縄から東京まで拡大。通常の昼間より電子が半減する可能性があることが分かった。通常の状態に戻るのは午後1時ごろという。
予測を踏まえ、同機構は、北海道豊富町や鹿児島県指宿市など国内4カ所の観測態勢を強化。15分間隔の観測時間を5分間隔に縮めて変化を追いかける。
品川裕之・宇宙環境計測グループ主任研究員は「カーナビには修正機能があるため、市民生活への影響は小さいだろう。観測網が整った日本で皆既日食が起きるという絶好の機会なので、太陽活動が電離圏やGPSに与える影響を詳しく調べたい」と話す。【田中泰義】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090717-OYT8T01072.htm
認可時期 明確回答なし 鞆事業 賛成派団体質問に
福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業で、賛成派の住民団体「鞆地区道路港湾整備早期実現期成同盟会」(大浜憲司会長)は17日、福山市役所で記者会見を開き、埋め立て免許の認可に関する国の審査が遅れている事について、審査を担当する国土交通省中国地方整備局(広島市中区)と県に提出した質問状に対する回答が寄せられた事を報告、内容を公表した。認可の時期についての明確な回答はなく、大浜会長らは「受け入れがたい」と不快感を示した。
質問状は6月8日に提出、7月7日までに国と県から回答があった。認可が遅れている理由について同整備局は、「権利者の全員同意がなく、過去に例のない案件で、慎重に審査を進める必要がある」と説明。金子国交相が1月末、認可に際し「国民同意が必要」と発言した事の真意については、「計画に反対する人を含め、広く話し合いの機会を持つ事が重要であるという事と認識している」とした。
一方の県は、同整備局から昨年8月1日に出された補足質問への回答が遅れている事について、「回答に多くの時間を要している。整理できたものから速やかに回答を行う予定。事業の早期実現に向けた取り組みを進めていく」とした。
(2009年7月18日 読売新聞)
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http://www.zakzak.co.jp/top/200907/t2009072254_all.html
日食観測どころかツアー客は避難…暴風雨の悪石島
今世紀最長の6分25秒の皆既日食を期待して多くのツアー客が訪れた鹿児島・悪石島は、悪天候で観測どころか避難を迫られ、とんだツアーとなってしまった。十島村役場悪石島出張所の有川浩一出張所員(52)に聞いた。
−−見えましたか
「あいにくの雨で残念ながらダイヤモンドリングは見えませんでしたが、日食の間に周りが暗くなったり気温が下がったりと、雰囲気は体感できましたよ」
−−雨はどうですか
「大変な土砂降りで、みんなびしょぬれ。時間雨量で9ミリ降ったということです」
−−大変な状況だ
「横なぐりの大雨に加えて、最大で17メートル、平均で11メートルの暴風も吹いています。屋外にはとてもいられないので、みんな島の小中学校や診療所、民宿など屋内に避難している。まるで小さな台風が島を直撃したようです」
−−寒さは?
「日食後に気温が5度下がった。さらに、雨風が追い打ちをかけてみんな凍えています。11月ぐらいの寒さに、みんなガチガチ歯を鳴らしていますよ。今は島の露天風呂にピストン輸送で滞在客を送迎しているところ」
−−テントは無事?
「小学校の校庭のテントの多くが倒され、飛ばされたものもあります。テントサイト以外にテントを設営している人も大変でしょう」
http://www.zakzak.co.jp/gei/200907/g2009072232_all.html
テレビ各局“日食”中継で大わらわ…テレ東は通常
首都圏ではNHKをはじめ、フジテレビ、日本テレビ、TBSが通常の番組内や特別番組で皆既日食を中継した。
日テレでは、東京から歌手、錦野旦が「空に太陽があるかぎり」を熱唱して観測の無事を祈った。だが、悪石島は暴風雨に見舞われ、ツアー客がテントから建物内へ避難する中、屋外で中継した日テレの町亜聖キャスターが、頭からすっぽりカッパを被ってずぶ濡れに。幸い、奄美大島の北部ではかろうじて雲が晴れ、フジの大村正樹リポーターは「太陽が欠ける様子がよく見えます。鳥が飛び立ち、体感温度が低くなりました」と興奮気味だった。
対照的に余裕を見せたのはNHK。硫黄島の食が最大となる午前11時25分に照準を合わせて生中継。独立行政法人情報通信研究機構や国立天文台などと共同で研究開発した映像技術を駆使して、くっきりと輝くダイヤモンドリングや、月に隠された太陽の縁から立ち上る赤い炎のようなプロミネンスを映し出した。NHKは太平洋上の船からも鮮明な皆既日食をルポ。神田愛花アナウンサーは「水平線上が赤く輝いています」とはしゃいでいた。
テレビ朝日とテレビ東京は日食を生中継しなかった。テレ朝広報部は「通常の番組で対応している」としている。
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http://www.nihonbungeisha.co.jp/books/pages/ISBN978-4-537-25660-4.html
地域再生の仕掛け人 観光カリスマ100選
再生の達人たちが勧める行ってみたい「あの街・この街」
市原 実 著
一般書/読物
280ページ
版型四六判
ISBN978-4-537-25660-4
2009年01月発売
定価1,000円(税込)
今、地方の元気がなくなりつつある。現実に崩壊状態の地域も見受けられる。
そんななか、地域を動かし、地域再生に成功した達人たちがいる。そんな彼等を国は「観光カリスマ」という制度で認定した。
この地にこの人あり…「地域を元気にするのも、最後は人の力」……。
地域を動かし再生に成功したカリスマ仕掛人から学ぶ成功への哲学を紹介した一冊。
市原 実(いちはら みのる)
1942年、千葉県生まれ。慶應義塾大学・法学部卒。丸善(株)勤務後、中小企業診断士資格を取得。長崎総合科学大学教授を経て、山梨県立大学教授。専門は、地域振興・地域経営。所属学会は、日本経営診断学会、実践経営学会、総合観光学会、日本温泉地域学会、自治体学会など。著著、『人生逆転できる人脈づくり50則』(講談社)など多数あり。
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オランダ村で火災があった訳じゃあないんですな。。
オランダ村は未だ跡地利用が決まってない様で。。
恥ずかしながらハウステンボスと良く区別が出来てなかった俺w
長崎オランダ村のシンボルだった帆船が火災
2009.7.30 23:16
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090730/erp0907302335005-n1.htm
炎に包まれる「プリンス・ウィレム号」。2001年に閉園した長崎オランダ村のシンボル船として親しまれた=オランダ北部デンヘルダー(AP)
17世紀のオランダ帆船の複製で、2001年に閉園した長崎オランダ村のシンボル船として親しまれた「プリンス・ウィレム号」が30日、オランダ北部デンヘルダーの母港で停泊中に出火した。現地からの報道によると、すでに船体の大部分が焼失しており、消火は困難を極めているという。
1980年代に建造されたウィレム号は、長年にわたって長崎オランダ村に係留されて来場者に親しまれ、2003年からデンヘルダーで“第2の人生”を送っていた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20090809-OYT8T00023.htm
白川村の合掌集落 大型バス全面規制
合掌集落を通る大型バス(5月25日撮影) 白川村荻町の世界遺産・合掌集落で9月から、景観保全と混雑緩和、歩行者の安全対策のため、大型バスの全面通行規制がスタートする。
谷口尚村長は、乗用車も含めた車両の全面通行規制について「世界遺産登録から20年を迎える2015年までに実施したい」と話している。
規制区間は、合掌集落の中心部を通る村道約1キロのうち約850メートル。午前9時〜午後4時、マイクロバスを除く大型バスの通行を規制する。
この区間は、かやぶき屋根の合掌家屋が点在しており、大型バスの通行で日本の原風景を残す村の景観が損なわれるほか、道幅が狭いためバス同士のすれ違いが難しく、歩いて見学している観光客の安全確保が課題となっていた。
このため、村や各種団体でつくる荻町交通対策委員会は4月から、大型バスに対して自主規制を要請。県公安委員会が6月、通行規制を了承したため、規制標識を掲示し、正式に規制に乗り出す。大型バスは、合掌集落から約100メートル離れた村営駐車場を利用する。
昨年1年間に村を訪れた観光客は、過去最高の185万人。東海北陸自動車道が昨年7月に全線開通したこともあり、週末を中心に混雑が続いている。
(2009年8月9日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/world/china/090814/chn0908142158007-n1.htm
上海ディズニーランド年内にも着工 2014年開業へ
2009.8.14 21:53
【上海=河崎真澄】中国上海市で2014年の開業をめざす「上海ディズニーランド(DL)」建設計画で、予定地がまたがる市内の浦東新区と南匯区が14日までに合併し、地元当局が正式にプロジェクトへの後押しを表明した。中央政府の承認を待って年内にも着工する見通しだ。だが、05年開業のライバル「香港DL」は経営不振が続き、共倒れも懸念されている。
上海DLには合併前の両区の境界地で浦東国際空港に近い150ヘクタールの用地が用意され、建設費は約250億元(約3500億円)を見込んでおり、地元は来年開催の「上海万博」に続くプロジェクトとして経済効果に期待を膨らませる。
上海は1990年代にDL誘致合戦で香港に敗退した経緯がある。だが、世界に5カ所あるDLの中で香港DLは唯一、赤字に陥っている。中国人観光客のマナーの悪さが広く伝えられてイメージが低下したことや、アトラクションの少なさが不人気の理由として指摘されている。
経営不振を挽回(ばんかい)しようと香港DLは先月、14年の完成をめざす拡張計画を発表したばかりだ。上海DLでは香港DLの轍(てつ)を踏まないよう、もっぱら中国人の生活習慣や文化に合わせた独自の設定やアトラクションをめざす可能性が高い。
だが、米本場を忠実に再現した東京DLとはイメージが異なり、中国色を濃厚にしたDLがどこまで人気を呼ぶか読めない上、香港と観光客が分散することで共倒れの危険性もある。
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奈良が通過型なのはまともなホテルがないせいである。
ただ高級ホテルが林立する京阪神地区の様になって素朴さ・鄙びた雰囲気が無くなってもいいものかとも思う。
観光で儲けようなどと云うのは云ってみれば地元の業者のエゴでもあるしねぇ。
争点を追う:09衆院選/5 観光 /奈良
◇問われる発信力、宿泊講座や英文情報誌−−奈良の魅力、より深く
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/29/archive/news/2009/08/20090810ddlk29010271000c.html
1月下旬、奈良市の春日大社で、27人の「生徒」が岡本彰夫権宮司の話に耳を傾けていた。「古代から一日も欠かさずに神事を続けているのです」。熱心にメモを取る姿も多く、質問も飛び交う。普段は入ることのできない春日山原始林を歩いたり、神職の案内で境内を巡ったりして2泊3日で徹底的に春日大社のことを学ぶ。
県内のホテル、交通関係者や大学教授らが企画した「『奈良学舎』やまと講座」。普段できない体験を提供し、奈良の奥深い魅力を学んでもらう。「通過型」と言われる奈良観光の新たな形を提案する一つの実験だった。首都圏限定で料金は6万5000円。交通費を含め一人10万円前後の出費になり、「高すぎるのではないか」という懸念もあった。
しかし、募集した30人に対し9割の応募があり、事後の満足度調査でも5点満点で4・59点の高評価だった。「見るだけでなく学べるところに魅力を感じた」(30代女性)▽「観光のレベルアップを感じた」(70代女性)との意見もあった。
実行委会長だった県立大の安村克己教授(観光社会学)は「参加者はほとんどが10回近く奈良を訪れたことがある。奈良が好きでもっと深く知りたいと思う人は出費もいとわない。数を増やすだけでなく『奈良を高く売る』という考え方も必要だ。外国人では欧米人をターゲットにしてもいいのではないか」と話す。
◇
昨年6月、外国人観光客向け英文観光情報誌「Nara Explorer」が創刊された。季刊で1万部を発行。県内外の観光・宿泊施設に無料で置いている。過去にあまり例がなく、広告を掲載した店からは「外国人客が増えた」と好評だ。
県は、外国人の約半数を占める東アジアからの観光客をターゲットに絞り、「歴史的なつながりに加え、県南部の温泉や大型ショッピングモールをPRする」という戦略だ。
しかし、情報誌の編集部代表、米原亮さん(30)は「新しい魅力を無理に作らなくてもいい。今ある奈良をもっと深く知ってもらいたい」と話す。奈良の発信力が問われている。【花澤茂人】(つづく)
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■ことば
◇奈良の観光振興
県内の07年の推計観光客数は延べ約3530万人だが、県内宿泊客は延べ約342万人と全国最少で、大阪や京都に宿泊する「通過型」が多い。08年の外国人観光客数は推計約54万人で、韓国、台湾、中国からがほぼ半数を占める。一方、08年の訪日外国人数は835万人。国は10年までに1000万人にする目標を掲げ、03年から「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を展開している。
毎日新聞 2009年8月10日 地方版
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09総選挙
【選挙のある風景】
過疎
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000310908150002
2009年08月15日
◇元気与える政策望む
毎週木曜日。電力会社を定年退職した下北山村の野崎和生さん(63)は、車で片道2時間半をかけ、奈良市で開かれる「地域プランナー・コーディネータ養成講座」に通う。「村を元気にしたい」という思いからだ。
観光資源をどう生かすか。地域づくり支援機構が主催する講座には毎回、主婦や会社員、テレビ局プロデューサーなど様々な職業の受講生らが頭を突き合わせ、真剣に議論している。その中で、現地調査をした宇陀市松山地区の男性が「街並みだけ守っても誰も来てくれない」とこぼしたのが強く印象に残っている。松山地区は06年に「重要伝統的建造物群保存地区」の指定を受けたが、知名度が上がらず観光客は横ばい状態。職を求め若者の地区外への流出が続く。
「下北山も同じ」と野崎さんは言う。日本の滝100選に選ばれた前鬼不動七重の滝やホタル、トンボなど人を呼び込める自然資源が豊富にありながら生かしきれていない。1960年に4千人を超えていた人口は今や約1200人。65歳以上が4割を占める。予算の乏しい過疎の村。新規事業に取り組む余裕がなくなってきたのも事実だ。
それでも、すべてに絶望しているわけではない。「政治の力で後押しできることもあるのではないか。田舎が非効率で金がかかるのは仕方のないこと。地域事情にあわせた政策を望みたい」(成川彩)
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繁華街が「選挙不況」に泣いている
2009年08月16日10時00分 / 提供:ゲンダイネット
http://news.livedoor.com/article/detail/4300291/
繁華街や温泉街が「選挙不況」に泣いている。歓楽街では「選挙の年は不況になる」と昔からよく言われるそうだが、今年は選挙期間が40日間と異例の長期間になったため、より一層、打撃を受けているらしい。都内の飲食店主が言う。
「選挙に突入した途端、パタリと客が減った。もともと、クラブなどで派手に飲んでいる連中のなかには、政界周辺にいる者も多いが、さすがに選挙中は自粛しているのでしょう。とくに地方の小さな町では、土建業者などが飲み歩いていたら、立候補している政治家から『飲んでいる暇があったら選挙を手伝え』と文句を言われかねませんからね」
温泉街も悲鳴を上げている。「金沢の奥座敷」と呼ばれる石川県の湯涌温泉は、選挙期間中は選挙運動に忙しく関係者が温泉地を訪れる余裕もないうえ、「宴会などを開いていると買収かなどと勘繰られるから、お客さんも控えるのでは」(観光協会)という。夏場のカキ入れ時は、通常なら週末は満室なのに空き室がある状況だ。
エコノミストの門倉貴史氏が言う。
「選挙のある年は、なんとか選挙前に景気を良くしようと、政府がテコ入れするのが普通です。今年なら『エコ減税』です。ただし、早い段階で政策を打つので、選挙中には消費が息切れしてしまう。エコ減税でモノを買った人は、もう余裕はないでしょう。それに企業も選挙結果がどうなるか様子を見るので、動きが鈍くなるのでしょう」
選挙後、とんでもない不況になっているかもしれない。
(日刊ゲンダイ2009年8月13日掲載)
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漁業と云うより観光スレなんだな♪
何故か田中スレに貼ってあったがすげえかわいひ(;´Д`)
524 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/08/18(火) 10:33:22 ID:G+RNXRtj
美人過ぎる海女(19歳)
※画像:http://www.narinari.com/site_img/photo/2009-08-17-203458.jpg
※動画:http://www.youtube.com/watch?v=jC9ekn4fhhE
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久慈なんて隣は例の美人過ぎる市議の八戸だし秋田も含め北東北は美人地帯っすかね(;´Д`)はあはあ
北限の海女 - 久慈市
北限の海女が暮らす陸中海岸国立公園の久慈市(くじし)の小袖海岸。
http://www.city.kuji.lg.jp/cb/hpc/Article-87-1102.html
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米高級ホテル、五つ星返上へ 宿泊料下げ優先
2009.8.29 09:13
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090829/fnc0908290913003-n1.htm
ニューヨーク中心部にあるセントレジスをはじめ、高級ホテルはいずれも業績不振で、五つ星を返上してサービス水準を落とさざる得ないという(ブルームバーグ)
ホテル業界で最も業績不振が目立つ高級ホテルチェーンが、苦労して手にした「星」を返上することを検討している。手元資金の確保が狙いだ。
セントレジス・ホテルやダブリュー・ホテルなどの高級ホテルを展開する米スターウッド・ホテル&リゾートの広報担当者は、ホテル業界が回復基調に乗るまで、サービスの水準を落とすつもりであることを明らかにした。これは同ホテルが星を返上することを意味する。
2007年のブラックストーン・グループによる買収で米ヒルトンのCEO(最高経営責任者)を退任したスティーブン・ボーレンバック氏は「星を維持するには、莫大(ばくだい)な資本投下が必要になる。しかし星の数が多いからといって、良いリターンが得られるわけではない」と述べた。
リセッション(景気後退)の影響で家庭のレジャー費や企業の出張費が削減される中、高級ホテルチェーンは宿泊料の値下げを実施するなど、顧客の呼び込みに必死だ。スミス・トラベル・リサーチによると、世界の高級ホテルの客室利用率は7月までの1年間で、前年同期の71%から57%に低下した。また全世界の最高級ホテルの1日当たりの平均宿泊料は16%低下し、245.13ドル(約2万3000円)となったことも明らかになった。中級ホテルは13%減の87.12ドルだった。
宿泊料の値下がりはサービスの縮小を意味する。ウエルカムサービスや客室の花、新聞の無料配布、24時間のルームサービスといった特典の一部が廃止される可能性がある。
スミス・トラベル・リサーチのバイス・プレジデント、ジェフ・ヒングリー氏は「高級ホテルのほとんどが客室利用率の低下に直面し、宿泊料の値下げに踏み切っている。高級ホテルに宿泊するのに今ほどお得な時はない」と話した。
米国では全米自動車協会やエクソン・モービルなどが旅行ガイドブックを出版。そのなかで、独自の基準に基づいたホテルの格付けを行っている。
モービル・トラベルガイドによれば、最高格付けの5つ星を獲得するには、ホテルは「際立って特徴的な環境を用意し、お客さまひとりひとりに合った最高級のサービスを常に提供」しなければならない。ウエルカムサービスはもちろんのこと、清掃の後は枕に「注目に値する、気の利いたもの」を置く必要がある。またアイスペールはガラス、金属、陶器のいずれかでできていて、それにトングが添えられていなければならない。
他にも、ルームサービスでグラスワインが注文された場合は、客の目の前でボトルから注がなければならない、プールでは客をデッキチェアまで案内し、ドリンクを出さなければならないなどの基準が設けられている。
セントルイスのリッツ・カールトンやトロントのフォーシーズンズなどを所有する投資会社マリッツ・ウォルフの共同会長、ルイス・ウォルフ氏は「客をうっとりさせてきた高級ホテルのサービスの多くは、もっとあっさりしたものに縮小することができる」とし「五つ星ホテルが四つ星に格下げされれば、利用者はむしろ喜ぶのではないか」と話した。
ヒルトンは今年、ウィーンのヒルトン・プラザに与えられた五つ星の格付けを放棄する決断を下した。同社の広報担当者は、国によって格付けの基準が異なることが一部影響していると述べている。
PKFホスピタリティ・リサーチのマーク・ウッドワース社長は「五つ星の維持では収益は上がらないとの判断から、ホテルが自らのランクを下げることは珍しくない。今後6カ月で、最高級ホテルの宿泊料金が引き下げられる可能性が高い」と指摘した。
英インターコンチネンタルもウィーンのホテルの五つ星を維持しないとの決断を下したことを発表している。同社はウィーンの他にアムステルダムや香港、カンヌなどで五つ星ホテルを運営しているが、同社の広報担当者はこれらホテルの格付け維持についてはコメントを控えた。
同社のコスレットCEOは11日に行われたインタビューで、主たる収益源であるビジネス客の利用が回復するまで、すべてのホテルでコスト削減の努力を続けると話した。「ビュッフェに出す料理の量を減らしたり、プールの温度を1、2度下げたりといった小さな節約でも効果がある」
(ブルームバーグ Nadja Brandt)
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女房の道楽に付き合って神戸クラウンプラザホテルに泊まりに来てます。
ラウンジは無線LAN完備。部屋もパソコンが配備されてる等ネット環境も良好。
眺めも新神戸辺りから東方向が見通せて良い。
元々オリエンタルホテルとかだった様だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090828-OYT8T00063.htm
鞆整備素案 車流入 可能な限り排除
観光客向け町並み散策ルート
福山市は27日夜、同市鞆町の市鞆公民館で、同町のまちづくりの全体像を盛り込む「市鞆地区まちづくり整備方針」についての住民説明会を開き、素案を発表した。鞆港の埋め立て・架橋事業により、中心部に流入する車を可能な限り排除し、観光客らのための町並み散策ルートを設けるほか、埋め立て地の護岸も周囲の景観に調和させる。市は9月以降に同様の説明会を開いて住民の意見を取り入れ、今年度中に方針案を完成させる。
素案によると、歴史的町並みが残る「伝統的建造物群保存地区」(約8・6ヘクタール)内を、車両の通行を橋側に移すことで歩行者優先の空間とし、町並み散策ルートとして道路を美しくし、観光客らが歩いて楽しめる環境を整える。
また、鞆港に残る階段状の船着き場「雁木(がんぎ)」を修復するほか、埋め立て地の東側部分も雁木状の護岸とし、鞆港の景観との一体感を図る。埋め立て地と陸地の間には入り江を通し、水と緑が楽しめる空間にする。
ほかにも、支所や公民館、観光客との交流拠点としての機能を持つ施設「(仮称)まちづくりセンター」を中心部に整備することも盛り込んだ。
説明会には、約80人が出席。羽田皓市長が「鞆の再生に向けて、皆さんとともに、町づくりを進めたい」とあいさつした後、担当者が冊子(59ページ)を基に素案を説明した。
(2009年8月28日 読売新聞)
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http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200909050018a.nwc
「5連休特需」関連業界あの手この手 需要開拓 お得な旅行商品充実
2009/9/5
19日からの5連休に向け、観光業界が活気づいている。個人消費が低迷する中で、「大型連休特需」に対する期待はは高まっており、旅行大手各社が国内外の旅行商品を充実させているほか、ホテルも連休対応の割引プランを導入するなど、存在感をアピールしている。
今回の連休は海外旅行の人気が高く、JTBのイタリアやフランスなど欧州向けツアーは、6、7月時点で予約でいっぱいになった。5連休やその前後にギリシャ、ロンドン、パリなど人気地域に約20本のチャーター便や臨時便を利用したツアーを発売したが、「発売当日に売り切れたツアーが多かった」(広報室)という。近畿日本ツーリストもロタ島やマカオ、グアムといったチャーター便ツアーが完売した。同社では「せっかくの連休に海外に出かけたいという人に、今からでも予約が可能なツアーの提案に力を入れている」としており、4日にも羽田発チャーター便を利用したソウルツアーを発売する。
一方で国内旅行にも期待が集まっている。ザ・プリンスさくらタワー東京(東京都港区)では、大人数による連泊ニーズに対応した宿泊プラン「みんなで旅行」を発売した。これは1部屋を大人数で利用して連泊するほどお得になる商品で、1室2人利用で1泊すれば1人あたり料金は1万1000円だが、4人で利用すれば6750円になる。
5連休は一律1000円で利用できる高速道路も混雑が予想されており、名神高速道路の多賀サービスエリア(滋賀県多賀町)内のホテルは、19日から27日まで予約でいっぱいだ。
このため、鉄道各社は高速道路への対抗策に力を入れる。JR東海は、東海道新幹線の臨時列車を19日に下り4本、23日に上り2本を増発する。「連休なので通常の週末よりも本数を多く設定していたが、19日は予約で埋まりつつある」(東京広報室)ためだ。系列旅行会社では、東京から京都の往復新幹線とウェスティン都ホテル京都1泊で2万6300円から利用できる旅行商品を発売。宿泊とセットでお得感を打ち出す。
JR西日本では、格安でこだま新幹線の指定席を利用できる切符の販売に注力しており、駅レンタカーを1日2000円で利用できるサービスを提供し、ファミリー層を開拓する。(門倉千賀子)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20090904-OYT8T01096.htm
奈良市、外国人観光客最多51万人
昨年5・29%増中・韓での誘致実る?
奈良市内の外国人観光客は2008年、過去最多に。秋の観光シーズンに入り、奈良公園では、外国人観光客の姿も増えてきた 奈良市は4日、2008年に市内を訪れた観光客数は1435万1000人で、4年連続して前年を上回り、07年比で3・37%増加したと発表した。外国人は5・29%増の51万8000人で過去最多となり、外国人と修学旅行生を除いた一般客も3・78%増えたが、修学旅行生は過去最少だった。市は、08年に奈良を舞台にしたテレビドラマが放映されたことや、首都圏での観光PR、10年の平城遷都1300年祭を前に注目が高まっていることなどが増加した要因とみている。
外国人宿泊客は11・91%増の4万7000人、日帰りは4・67%増の47万1000人。昨秋の世界金融危機による景気後退や円高などの影響で、国内の外国人観光客数は07年比0・05%増と伸び悩む中、全国でも突出した伸び率だった。国別の割合は、韓国が30%、台湾14%、米国10%、中国5%などで、県が中国、韓国で誘致活動を強化したことが奏功したとみられる。
チェコから友人2人と3週間の予定で日本を旅行しているミハエル・ベズボダさん(21)は「友人から聞いたとおり、自然が美しく、公園や大仏も素晴らしかった」と満足した様子。米・カリフォルニアから2人で来たジャナ・ハーセンバインさん(37)は「初めての旅行者でもバスで観光しやすい街。静かなところがいいですね」と話していた。
市は、外国人への新型インフルエンザ対策として、英語、韓国語、中国語、フランス語の4か国語で啓発チラシを作成し、旅館などで配布している。
また、一般客は、宿泊が214万7000人で、07年に続き200万人を超えた。日帰りは1091万2000人で、4年連続の増加となった。
一方、修学旅行生は、少子化や旅行先の多様化などから、4・21%減の77万4000人に落ち込み、ここ数年の減少傾向に歯止めはかからなかった。このため、市は07年度、東京・日本橋に東京観光オフィスを設置し、学校などへ営業を積極的に展開。09年度は、事前学習に利用できるクイズ形式の教材を開発し、PRに活用している。
仲川元庸市長は「様々な観点から分析して対策を講じていきたい。外国人客にも街中や宿泊施設、病院などで多言語で対応できる案内システムなどを整備をしなければ、増加が一過性で終わることを懸念している」と述べ、観光客誘致に向けて対策を強化する方針を示した。
(2009年9月5日 読売新聞)
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>>354
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909120076.html
市長、鞆世界遺産化へ消極的 '09/9/12
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福山市の羽田皓市長は11日、同市鞆町の歴史的町並みの世界遺産登録について「地元住民は決して望んでいない」と述べ、取り組む考えがないことをあらためて表明した。市議会定例会で答えた。
羽田市長は、国際記念物遺跡会議(イコモス)の国内委員会が鞆の世界遺産化を示唆したことに触れ「多くの方々がすぐにでも登録できるかのように誤解している」と指摘。鞆は「登録を得るための厳しい基準を満たしていない」と続けた。
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000909130001
鞆の浦で夜の町並み楽しむイベント
2009年09月13日
江戸期の港と町並みが一体で残る福山市の鞆(とも)の浦で12日、ライトアップした夜景などを楽しむ二つのイベントが始まった。鞆港のシンボルの常夜灯周辺に灯籠(とう・ろう)をともしてライブ演奏をしたり、江戸期の町屋などが残る通りを電飾で彩ったりし、訪れた見物客は幻想的な眺めを楽しんだ。最終日の13日も夕方から午後9時ごろまで開いている。(吉田博行)
イベントは、地元住民らが主催する「鞆の津ともえ祭り」と、東京大学大学院工学系研究科都市デザイン研究室などの有志が開いた「ヨルトモ2009」。いずれも、夜の鞆の浦の町並みの美しさをPRして、観光活性化につなげようと、昨年から始まった。
「ともえ祭り」では、常夜灯周辺に手作りの灯籠数十個を並べて点灯。フォークシンガーらがギター演奏を繰り広げ、訪れた人たちは波静かな夜の港で、灯籠の温かな光とギターの音色を楽しんだ。
「ヨルトモ」では、国指定重要文化財の太田家住宅前の石畳の通りに300個以上の電飾が飾られたほか、通り沿いの酒蔵で鞆の浦名産の保命酒を洋酒などで割ったカクテルが味わえるバーが設けられた。
広島市内から訪れた50代の主婦は「ロマンチックな眺めで、風情を感じる。保命酒のカクテルもフルーティーで飲みやすい」と話していた。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909120069.html
鞆の老舗旅館が破産手続きへ '09/9/12
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江戸時代末期に創業した福山市鞆町の老舗旅館「対山館(たいざんかん)」(資本金600万円、叺田哲司社長)が週明けにも破産手続きに入ることが11日、分かった。破産手続き申請を任されている代理人によると、12人の従業員全員を解雇して8日に事業停止した。負債総額は約5億8千万円。
対山館は1850年代に創業され、1967年に鞆町の市営渡船場の隣接地に旅館を建設。90年には増改築していた。全室が海に面して弁天島や仙酔島など鞆の浦の景観が一望でき、瀬戸内海の魚介類を中心とした料理も人気があった。客室数は16部屋。
景気低迷などから宿泊客が伸び悩み、増改築時に借りた約5億6千万円も重荷になり、行き詰まった。
【写真説明】事業停止し、週明けにも破産手続きに入ることが分かった福山市鞆町の老舗旅館「対山館」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090912-00000029-mai-soci
<秋の大型連休>ハワイ、アジア旅行が好調 温泉地も人気
9月12日12時15分配信 毎日新聞
祝日法の改正によって、初めての「秋の大型連休」が19〜23日に実現する。5月のゴールデンウイークにちなんで「シルバーウイーク」とも呼ばれる5連休。不況のなか旅行業界や観光地は「めったにない書き入れ時」と期待を寄せる。国内、海外とも旅行や宿泊施設の予約は好調という。
海外旅行大手のHIS(東京都新宿区)によると、近年は夏休みを9月にずらす人も多く、連休期間中のツアーはお盆期間分よりも早く予約が入り、既に完売したという。ホノルル、グアムなど一年を通じて人気がある観光地に加えバリ島、ソウル、バンコクといったアジア圏に向かう旅行者が多いという。担当者は「航空券を随時追加して仕入れているが、店頭に出しては売れ、出しては売れの状態が続いている」と話す。
国内旅行もにぎわっている。近畿日本ツーリスト(東京都千代田区)によると、いわゆる「安・近・短」志向にかなう商品が好調で、期間中のツアーは完売状態。休日の高速道路料金割引のためか、首都圏から近い群馬や栃木などの温泉地の家族向け宿泊プランが人気を集めているという。草津温泉(群馬県)の旅館協同組合によると、加盟の約110のホテル・旅館の予約は22日までほぼ埋まっている。特に20、21日は全館満室状態という。
日帰り圏の観光施設も混雑しそうだ。
千葉県鴨川市の水族館「鴨川シーワールド」は5連休中の来場者数について「通常の連休より多め」の約2万人と予想する。65歳以上の入園料を半額にする特別割引を実施するなど、敬老の日(21日)にちなんだサービスを提供する予定だ。
東京ディズニーランド(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドの担当者は「秋の大型連休は初めてなので、はっきりとは言えないが、ゴールデンウイークやお盆並みの人出を予想している」と語った。【松谷譲二、馬場直子、松本光央】
【ことば】▽秋の大型連休▽ 03年施行の改正祝日法で、敬老の日が「9月の第3月曜日」になったことから今年の場合、21日の敬老の日と23日の秋分の日に挟まれた22日が「国民の休日」となり、土日を含め5連休になった。来年は敬老の日(20日)と秋分の日(23日)が離れてしまう。しばらくは秋の大型連休はなくなる。
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http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2009092102000069.html
国立公園 増える立ち入り制限 環境劣化進む大台ケ原ルポ
2009年9月21日
人の立ち入りを制限し、自然を守ろうとする国立公園の「利用調整」。吉野熊野国立公園や小笠原国立公園で始まっているほか、屋久島でも実施が検討されている。人を締め出す“究極の保護策”を取る背景には、自然環境の急速な劣化がある。ちょうど五十年前の伊勢湾台風などをきっかけに、環境が激変した奈良県の吉野熊野国立公園・大台ケ原を、現地の事情に詳しい横田岳人・龍谷大准教授と一緒に訪ねた。 (市川真)
立ち入りが規制されていたのは、マイカーが走るドライブウエーのすぐ横だった。ガードレールのない所には柵が設けられ、「立ち入りには事前の申請が必要」と書かれた看板が見える。標高約一五〇〇メートル。晴れれば熊野の霊山が一望できる。
看板に見入っていた観光客は「道からこんなに近いと、入っちゃう人もいそうですね」。
耳を澄ますと、キツツキが木をつつくドラミングが聞こえ、手付かずの自然が残っていると思わせるが、実情は柵の中に観光客が捨てたごみが散乱していた。「ササがシカに食べられてなくなってしまい、葉で隠されていた昔のごみが目に見えるようになったんですよ」と横田准教授は話す。
年間降水量四〇〇〇ミリを超す大台ケ原はかつて、「苔(こけ)むす森」として有名だった。しかし今では、乾燥化が進んで苔があまり見られなくなり、針葉樹の立ち枯れも深刻化している。
きっかけは五十年前の伊勢湾台風。大量の倒木が発生し、昼なお薄暗かった地面に日が当たった。増えたシカが樹皮を手当たり次第に食べて、立ち枯れに追いやった。台風の二年後、大台ケ原ドライブウエーの開通で、人の踏み荒らしによる環境負荷も高まった。
霧にけぶる深い森を復活させようと、環境省はシカの駆除と自然の再生に取り組み、二〇〇七年九月からは、原生的な自然が残る地区で一日当たりの入山人数を制限する規制を開始した。
規制が始まって九月で丸二年。知らずに規制区域に入ってしまう人は減ってきたものの、今年四月には、規制地区に無断で入り、釣りをしていた男が、自然公園法違反容疑で逮捕される事件も発生した。
大台ケ原では、人の入りを規制するだけでは自然を守れないほど、環境は激変している。横田准教授は、森を食い荒らすシカの駆除が直近の最重要課題と指摘。「バランスを崩した自然を、果たして人の手で再生できるのか、壮大な実験です」と語る。
◆今後も増えていく
<吉田正人・江戸川大教授(保全生態学)の話> 利用調整は、生態系と生物多様性を守り、国立公園らしい質の高い自然を利用者に十分楽しんでもらうために必要だ。観光客が減るというマイナス面ばかりが注目されてきたが、最近では地元から規制実施の要望が出始めている。今後も増えていくだろう。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090921-OYO1T00450.htm?from=top
宮崎駿監督「架橋でさみしさ埋まらない」…鞆の浦埋め立て
万葉集にも詠まれた広島県福山市の景勝地・鞆の浦の埋め立て・架橋事業を巡り、計画に反対する住民らが県に埋め立て差し止めを求めた訴訟の判決が10月1日、広島地裁で言い渡される。鞆の浦に滞在し、映画「崖(がけ)の上のポニョ」の構想を練ったという宮崎駿監督(68)=写真=が、判決を前に読売新聞のインタビューに応じ、開発か、景観保護かで揺れる鞆の町への思いを語った。(諏訪智史)
スタジオジブリの社員旅行で初めて鞆の浦を訪れた時、たまたま泊まったのが崖の上の家だった。(ポニョの制作を前に)その家が気になって、2005年2月から約2か月間、滞在した。
家の窓から海の景色を毎日見ていて、海に色々な表情があることがわかっておもしろかった。鞆の浦に行かなければ、ああいう映画にはならなかったと思う。
埋め立て・架橋事業については、自分なりの考えは持っているけれど、賛成か反対かを主張する気はない。地元の人たちが決めることだと思う。
ただ、過疎化や高齢化が進むことで感じるさみしさを、事業で埋められると考えている人がいれば、それは錯覚だと言いたい。
鞆は、僕が住んでいる埼玉県所沢市よりもお年寄りが住みやすい町だ。僕も含めて、年を取ると、友人は死んでいくし、さみしい思いをいっぱいする。そのさみしさは、橋を架けても、摩天楼を建てても変わらない。じゃあ、橋を架けなければバラ色の未来が広がるかというと、それも違う。
判決が出て、勝った、負けたで何が変わる訳ではないが、もし、景観を守ることが大事だという判断が出れば、日本の法制史上、大事な一歩になると思う。
どういう判決でもしこりは残るだろう。狭い町の中で住民が賛成、反対に分かれていることは損なことだ。橋を架ける、架けないとは違うレベルで知恵を出し合ってほしい。そうすれば、鞆を穏やかで住みやすい町にしていけると思うし、若い人もやがて来るはずだ。
(2009年9月21日 読売新聞)
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http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092501000853.html
小笠原と平泉を世界遺産に 政府、ユネスコへ推薦決定
政府は25日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、2011年の世界遺産登録を目指す候補として「小笠原諸島」(東京)と「平泉の文化遺産」(岩手)を推薦することを決めた。月内に推薦書の暫定版、来年1月ごろには正式版を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する。
世界自然遺産の候補となる小笠原は国際自然保護連合(IUCN)、世界文化遺産候補の平泉は国際記念物遺跡会議(イコモス)の事前審査をそれぞれ受け、11年7月ごろに開かれるユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が決まる見通し。
小笠原は、父島、母島両列島などに周辺海域を加えた約7400ヘクタールが対象。東京都心の南約千キロにある亜熱帯の海洋島で、天然記念物のオガサワラオオコウモリなど約500種の固有の動植物が生息し「東洋のガラパゴス」と呼ばれる。白神山地(青森、秋田)、屋久島(鹿児島)、知床(北海道)に次ぐ国内4番目の自然遺産を目指す。
環境省と林野庁は03年5月、小笠原を候補地に選定したが、島外から持ち込まれたイグアナ科のグリーンアノールなどの外来生物が固有生物に悪影響を与えていることが課題として浮上。当初は09年だった登録予定を2年遅らせ、外来生物の実態調査や駆除など実施、固有生物保護の管理計画もまとまり推薦にこぎ着けた。
一方、08年の世界遺産委員会で世界文化遺産への登録が見送られた平泉は、2回目の推薦となる。登録見送り時に9あった構成資産を、世界遺産としての価値があることを確実に証明できる中尊寺(平泉町)など6資産に絞り込み、推薦書も全面的に書き直した。
2009/09/25 20:42 【共同通信】
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観光庁主導でなかったんですねw
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3
日本の場合、文化遺産候補は文化庁、自然遺産候補は環境省、林野庁が主に担当する。これに文部科学省、国土交通省などで構成される世界遺産条約関係省庁連絡会議で推薦物件が決定される。推薦物件は、暫定リストとして、外務省を通じユネスコに提出される。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090925/CK2009092502000071.html
どうだった開国博Y150<上> 有料入場者500万人遠く 『目標』独り歩き
2009年9月25日
横浜の開港150周年を記念し、4月に開幕した開国博「Y150」。27日に閉幕するが、目標に掲げた有料入場者数500万人の到達は可能なのか、イベントは街の活性化につながったのか、今後の課題は−。会場のルポと合わせて検証する。 (この企画は荒井六貴、ルポは水野健太が担当します)
中国料理店だけでも二百を超える店が集まる中華街(横浜市中区)。飲食店を束ねる組合の担当者の声は、威勢がいい。「平日もお客で込んでますよ」
中華街だけでなく、「Y150」のベイサイドエリア会場周辺は観光客で、ちょっとした特需だ。
日本銀行横浜支店は、五月時点で周辺ホテルの稼働率が「低下している」としていた。だが、八月には「イベント効果などもあって幾分、改善している」と、調査結果を上方修正した。
JR東日本横浜支社でも、六月から八月にかけ、横浜、桜木町、関内など十駅で乗客が増えた、としている。「ビジネス客は減ったが、それを補って余りある」
ベイサイドエリアの中心部にある「赤レンガ倉庫」内の飲食店員は「例年より、売り上げは順調にいっていますが、来年は厳しいのかなと思う」と「Y150」効果を実感している。民間シンクタンクが試算した経済効果は五百五十億円だ。
それだけの経済効果を導いた、「Y150」の入場者数は、どうなのか。
財団法人「横浜開港百五十周年協会」によると、有料、無料会場合わせてこれまでに約五百二十万人超が訪れた。そのうち有料会場は今月十五日に、ようやく百万人を超えた。目標の五百万人には遠く及ばず、「大変厳しい状況」(林文子市長)だ。
そもそも「五百万人」は、中田宏・前市長時代の二〇〇六年にぶち上げられた。市内の観光客を、年間五千万人(昨年は約四千二百万人)にするため、「Y150」に課された数値だった。
さらに同市観光交流推進課の担当者は「〇六年当時、イベントを開くのは決まっていたが、具体像はまだ決まっていなかった」と明かした。
結局、つじつま合わせのように決まった集客目標が、関係者を苦しめる結果になった。財団を支援する横浜商工会議所の関係者は言う。
「全体としてはお客は来ている。でも、有料会場がねえ。五百万人という目標が独り歩きしてしまった」
◆「ベイサイドエリア」歩く 『はじまりの森』なのに…
15日火曜日。ベイサイドエリアの入場ゲート前は、雨模様にもかかわらず50人ほどが並んでいた。看板には「はじまりの森」。何が始まるのか楽しみだ。
午前10時、開場。会場奥の巨大グモを見上げ、「わあー」と叫ぶ小学生を横目に、入口脇の展示「横浜ものがたり」に入った。
ミニシアターでは、タレントのコロッケさんが、ペリーらに扮(ふん)し、横浜の歴史を紹介。中高年の人たちとともに、思わずテレビの大型画面にくぎ付けになった。
高校卒業まで愛知県内で育ち、大学も京都。8月の赴任まで23年間、ほとんど訪れたことのなかった横浜だけに、なかなか面白い内容だった。
クイズコーナーもあって、子どもたちがパネルをめくったり、ボタンを押したりして、はしゃいでいる。家族で訪れた、東京都府中市の会社員山田栄市さん(29)は「博物館だったら触ってはいけない展示物が多く、子どもから目を離せない。でも、ここなら好きなだけ触って学べる」と満足げだ。
「はじまりの森」は1時間強で全部、回り切れる印象だ。ただ、森なのに緑が少ないのが気になった。さあ、次は昼食だ。
(続く)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090926/CK2009092602000076.html
どうだった開国博Y150<中> ラスト2カ月で 入場券ノルマ 140万枚余り 責任の所在どこに
2009年9月26日
レストランは中華料理店が撤退して、一部が土産物売り場となっていた=横浜市中区で
入場料が四十五億円、企業協賛金が二十億円、そして市からの補助金(税金)は八十二億円−。財団法人「横浜開港百五十周年協会」が、総事業費約百五十億円の「開国博Y150」で、想定した収入の内訳だ。
その中でも入場料収入は七月末現在、約二十五億円と落ち込んでいる。あと百四十万枚余りを売らないと、収支を均衡させる四十五億円には届かない計算だ。
横浜市議会内では、有料入場者数の低迷から「Y150」を、「第二の食料博だ」と揶揄(やゆ)する声さえ上がり始めた。
食料博は、北海道で一九八八年に開催された「世界・食の祭典」。客の不入りで、道が八十億円の追加負担を背負い、当時の横路孝弘知事が道議会から問責決議を受けた。
「Y150」低迷の原因について、同協会幹部は「鍵になる見せ物のラ・マシン(巨大グモ)やアースバルーンが、会場の外から見えてしまったことや、見せ物を関連づけるための協賛企業間の調整が難しかった」と分析する。
協会の担当者の中には「キャラクターグッズ販売などでカバーでき、赤字は出ないのではないか」と楽観的な声もあるが、赤字が出た場合、責任の所在はどこにあるのか、よく分からない。
先月中旬、退任直前の中田宏前市長は「市は中身に口を出しにくい環境だ。広告代理店に追加的な支出は無理だと言っている」と責任を振り向けた。
代理店の博報堂(東京)広報室は「全体の業務を受注しているわけでもなく、お答えする立場にない」と多くを語らない。
今月十五日、市議会で質問を受けた林文子市長は「協会が責任を持って対応していく」と明言は避けた。
責任の所在を説明する主体がはっきりしないところに、問題の根深さが垣間見える。
◆「ベイサイドエリア」歩く 会場内に苦情・不満ちらほら
午後1時、フードコートに向かう。ガイドブックに載っていた中華料理店がない。男性スタッフに聞くと「8月16日で撤退した」。それなら、と横浜開港バーガーに800円を払った。輪切りのタマネギ入り、肉感もあったが、せめてポテトは付けてほしかった。
午後3時。次の会場「トゥモローパーク」に移動すると、男性の怒声が聞こえた。
「天下の横浜が、これでいいのか」。詰め寄られた女性スタッフは「苦情は本部へ」と促すばかり。
男性は大手旅行代理店のツアーコンダクター。水戸市から2時間半かけバスで来た。「各会場の目玉イベントの間隔が開きすぎだ、と客から苦情があった。今日だけじゃない」。各地のイベントを見慣れているだけに、「Y150」への期待は大きかったようだ。
パーク内のシアターで上映中の3部作アニメ映画「バトン」。第1部が上映されておらず、観客から「訳が分からない」との声が漏れた。
気付くと、日が暮れていた。 (続く)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090927/CK2009092702000063.html
どうだった開国博Y150<下> 『ハコモノ時代』終わる 市民団体180超が参加
2009年9月27日
ヒルサイドエリアではさまざまな市民団体が出展、子どもたちが手作り体験などをしている=横浜市旭区で
四月の開幕直前に機械仕掛けの巨大グモが市内を練り歩いた。
その時のことを、会場の様子を毎日、インターネットで中継している「横浜市民放送局Y150」の橋本康二さん(58)=横浜市金沢区=は忘れられない。
「第二の開国かと思った。横浜らしいパワーがあった。でも、はじまりの森に置いたら、こぢんまりしちゃった」と残念がる。
「横浜開港百五十周年協会」によると、巨大グモには製作や演出で計約四億三千万円を出した。フランスの会社が持つ所有権の移転を主張することができる。しかし、維持費や税金などの面から、先行きは不透明だ。
一方、巨大グモのいるベイサイドエリアから、北西へ車で三十分ほどの「ヒルサイドエリア」(同市旭区)では、百八十を超える市民団体が、入れ替わりで環境や芸術などをテーマに出展。訪れた人が実際に作ったり、体験できるよう工夫を凝らしている。
タイの民族衣装の紹介などをする企画を手伝う大学生田崎真海さん(20)=小田原市=は「こんなに多くの団体があるとは思わなかった。ほかの団体の染め物体験は、思い出に残った」と笑顔だ。
橋本さんは「多くの人が参加できるようにして、市民や団体のつながりができた」と強調する。その上でこう提言する。
「客の目も肥えてきている。単に見せるだけのハコモノでは、限界がある。開国博に投入された税金(八十二億円)は高い授業料だった。だからこそ、企業頼みの昔のやり方を改めるきっかけにしなければならない」
都市プランナーの川端直志氏は「地方博覧会の時代は一九八〇年代に終わっているのに、なぜ同じようにやったのか。協賛した企業だって、入場料を取ることが目的ではないはずだ」と批判。そのうえで「『横浜』を再発見するようなイベントにすればよかった。ヒルサイドではその芽が出たので、これからきちんと育てるべきだ」と指摘する。
多くの人々がイベントを通じてつくり上げた、つながりを次に生かすことができるのか。開港以来、さまざまな文化が出合い、それを発信してきた横浜が問われている。
◆「ベイサイドエリア」歩く 巨大グモは迫力あれど…
午後7時。「はじまりの森」では、巨大グモの最終上演が始まった。若いカップルが周囲を取り巻き、カメラのフラッシュを光らせる。
くすんだ黄色のボディーは、神秘的な感じ。動く範囲も日中より広くなり、口から糸に見立てた水しぶきを放つ姿は迫力満点だ。
約20分のショーが終わると、クモの子を散らすように、ほとんどの人は出口に向かった。
千葉市の会社員君塚功治さん(30)が「クモは予想以上に生き生きとしてびっくり」。だが、横浜市港南区の主婦(69)は「クモ以外に、歴史の重みを感じられる展示物がもっとあってもよかった」と厳しい。
暗闇に浮かぶ「アースバルーン」を最後に見た。映像と光で地球を表現する5分ほどの上演に、子連れの母親は「子どものために、地球環境を残す責任を感じた」と話す。
それぞれのイベント・展示が発するメッセージは、どれだけの人々に伝わったのだろうか。午後10時、閉園を告げる音楽を聞きながら思った。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090927/CK2009092702000060.html
ベイブリッジ20周年の岐路 スカイウォーク閉鎖も視野に
2009年9月27日
20周年を迎え、存続か閉鎖に揺れるスカイウォーク=横浜市で
開業から二十七日で二十周年を迎える、横浜ベイブリッジの展望施設「スカイウォーク」(横浜市鶴見区)が、入場者数の激減で巨額の赤字が続いていることから、同市が施設の閉鎖や撤去を視野に検討に入ったことが分かった。市の担当者は「今後も収支の均衡は難しい。全体的に見直さないといけない」として、本年度内にも方向付けをしたいとしている。 (荒井六貴)
市道路局事業調整課によると、昨年度、民間会社(東京都目黒区)に約七千八百万円を支払い運営を委託したが、入場料収入は約二千六百万円。
一九九三年度に初めて赤字になってから、最近は五千万円程度の赤字続きという。
入場者数も約六万人で、前年度よりは一万人ほど増えたが、ピークだった九〇年度(約七十九万人)に比べ、激減している。
二〇〇三年に、外部の識者などから経営改善の提言を受け、管理費の削減などを実行してきたが、大きな変化は見られなかった。
入場者激減の背景には、周辺にほかの集客施設がないことや、みなとみらい地区などに観光客を奪われたことなどが挙げられる。
これまで、市は市議会などで、赤字解消について「集客増が最重要課題」と答えてきたが、昨年度決算の監査委員会で「二十年の経過で改修期を控え、あり方の検討が必要」と指摘されたことなどを踏まえ、抜本的な見直しに着手することを決めた。
市の担当者は「無料開放してしまうとか、閉鎖して撤去するかなど、市民にとって何がいいか幅広く検討していく」と説明した。
スカイウォーク 自動車専用道路に併設された、日本では初めての歩行者専用道路。横浜港をはじめ、富士山、箱根、新宿副都心、房総の山並みなど360度の展望が楽しめる、とされる。ラウンジを併設し、パーティー利用もできる。入場料金は大人600円、65歳以上と中学生以下300円。
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http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000260909280001
【検証Y150】
検証Y150上:「500万人」独り歩き
2009年09月26日
格安チケット店で「開国博Y150」の入場券が正規価格の半値以下で売られていた=9月中旬、東京都新宿区
東京・新宿の格安チケット店。9月中旬、「開国博Y150」のベイサイド大人入場券に700円の値段がついていた。正規の価格は2400円。店主は「これでも閉幕が近づき少し上がった。夏場は全然売れず、500円だった」と話す。
開国博Y150は4月28日に横浜市で開幕。153日間の会期は27日に終わる。
目標に掲げた有料入場者数は500万人。しかし、24日現在でその数は、4分の1にも満たない約117万人にとどまる。
チケットの割高感、価格に見合わないコンテンツ内容、新型インフルエンザの発生……。さまざまな要因が重なった結果とされる。
そもそも、なぜ500万人なのか。チケット価格はなぜ2400円だったのか――。
「『500万人』は中田宏・前市長の一言で決まった数字だ」。イベントを主催する横浜開港150周年協会の幹部はこう打ち明ける。
中田氏は開港150周年の09年の横浜の観光客数を約5千万人と想定。その上でY150の有料入場者数をその1割とはじき出したという。
この「500万人」は、横浜市議会の06年12月定例会で表面化。イベントの具体的な内容は何も決まっていない時期だった。その後、この数字は独り歩きを始める。
Y150の総事業費は120億円。横浜市は当初、補助金で半分の60億円を出資する予定だった。しかし、中田氏が昨春、「こういう時代に、官民共催のイベントで半分を公(おおやけ)が担うのはおかしい」と言い出したとされる。
その発言をきっかけに、市の出資は5億円削られて55億円に。これにより、協会は65億円を工面しなければならなくなる。企業の協賛金を20億円と想定。残り45億円を入場料収入に頼ることになった。
500万人で45億円を稼ぐ計算で単価は900円。前売り券を含む各種の券の価格が決まった。年齢や会場によって料金は異なり、ベイサイドエリアの大人は2400円になった。協会幹部は「過去の博覧会などと比べても、当初は妥当かと思った」と話す。
有料入場者が伸び悩んだ原因は、チケットの割高感だけではない。5月の連休前後から発生した新型インフルエンザの影響も少なからずあったとされる。
だが、Y150の有料会場を、赤レンガ倉庫や大さん橋といった無料で行ける場所の隣に置いた「そもそもの設計ミス」と、指摘するイベント関係者も多い。
Y150にかかわった横浜市の職員は「無料会場でのイベントを充実させたことが、有料会場に人を呼び込む流れと明らかに矛盾していた」といま分析する。
05年の愛知万博を視察した中田氏は、市民参加イベントを見て「横浜でもこういうものがやりたい」と語った。愛知万博で市民プロジェクトを担当した小川巧記氏をY150の総合プロデューサーに据え、ヒルサイドエリアで市民参加型の催しが相次いだ。
一方、入場料収入が期待されたベイサイドエリアを任されたのは、大手広告会社の博報堂だった。協会関係者は「本来、小川さんは市民参加が専門。Y150全体を統括し、コントロールする人は誰もいなかった」と指摘する。
Y150を主催する横浜開港150周年協会は横浜市、商工会議所、企業の出向者らで構成。いわゆる「寄せ集め集団」で責任を担う所在が不明確なまま走り続け、唯一、リーダーシップを取っていたのが市長の中田氏だった。
その中田氏は7月28日に突然辞職を表明。Y150について問われると、「もちろん責任はあるが、中身は専門家にお願いしている」と言うだけで、市庁舎を去った。
Y150の有料入場者不足など不振の説明を求めるため、横浜市議会は30日と10月1日の決算特別委員会に中田氏の参考人招致を決めた。
しかし、中田氏は文書で「応じない」と伝えてきた。
◇
横浜開港150周年を記念したイベント「開国博Y150」。153日間の「夢の祭典」が間もなく終わり、「現実」を見つめる時がやってくる。有料入場者数が目標を大きく下回るなど負の遺産が残る一方、多くの市民を巻き込んだ新たな活動も芽生えた。
27日に閉幕するY150を3回にわたって検証する。
(この連載は伊藤雅哉、杉村健が担当します)
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http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000260909280002
【検証Y150】
検証Y150 中: 誤算続いた有料会場
2009年09月27日
有料会場の外からでもパフォーマンスが見えてしまう巨大グモ=横浜市中区
フランスのアート集団が操る機械仕掛けの巨大グモ、映像作家の岩井俊二さんがプロデュースして女優の上戸彩さんらの演技をアニメ化したSF映画「BATON(バトン)」、日産自動車が開発する電気自動車……。
開国博Y150が開幕する直前の4月下旬。横浜・新港地区のベイサイドエリアで、協賛する企業向けの内覧会が開かれた。
「たったのこれだけか」「やばいだろう」。コンテンツを初めて見た各社の担当者からこんな声が漏れていた。
ある企業の担当者は振り返る。「(横浜開港150周年)協会は『500万人入りますから』と言うだけ。イベントの詳細は直前まで知らされなかった」。協賛した別の企業の担当者も「移動時間を除けば1時間足らずで見て回れる中身。内覧会を見て期待はなくなった」と話す。
Y150で最大の目玉とされたのは高さ約12メートルの巨大なクモだった。「どこが最初に日本に持って来るか、業界では注目されていた」とイベント関係者が語るそのクモは、「誤算」の一つになった。
巨大グモにかかった経費は約4億3千万円。開幕前の4月中旬、クモはプレイベントで横浜の中心街を散歩した。約62万人の人出があったと発表され、弾みをつけたかに見えたが、開幕後は一転して批判の対象になった。
有料会場の「はじまりの森」に置かれた巨大グモは、会場の外からも見ることができた。主催の横浜開港150周年協会や横浜市に「外から見えるなら、チケットを買って見る意味はあるのか」と、苦情電話が殺到した。
一方、主催者側には、狭い会場で十分にパフォーマンスができないジレンマがあった。再び市街地を歩かせる案も出たが、安全面で県警から許可が下りなかった。
協会幹部はいま、「法律からしても、ああいう巨大なものが公道を練り歩く風土が日本にはない。使い切れなかった」と悔やむ。
「誤算」は続いた。映画「BATON」について、協会側は発注の際、「1話完結の3部作」と依頼したという。
ところが、出来上がった作品は1章から3章の続き物だった。期間を区切って1章ずつ上映する方式を採ったため、チケットを3回買わなければ全編がわからない状況に苦情が相次ぎ、途中から2、3章が同日に見られるように変更した。
地球を模した直径約20メートルの巨大風船が夜空に浮かぶ「アースバルーン」。宇宙飛行士の向井千秋さんが監修するなど一流スタッフが作り上げたが、これも有料会場に入らなくても概要がうかがえた。
ある協賛企業の担当者は「リピーターがいたとは思えない」とみている。
5月の連休明け。有料入場者数は伸び悩み、経費をかけない運営姿勢が強まった。9月に入ると、協会からは「粛々と閉幕を待つしかない」という声が聞こえてきた。
夏休みに入っても伸びない入場者にしびれを切らし、出店業者の途中閉店も起きた。
有料会場の「黒船レストラン」から中華街の味を代表した「チャイナタウンデリ」が8月16日、撤退した。関係者は「高い出店料を払ったのに客が来ない。経営は成り立たなかったはずだ」と話す。
平日は、巨大グモのパフォーマンスが終わる午後7時台を過ぎると、黒船レストランからぱったりと客が消えた。
会場の営業時間は午後10時まで。2時間以上、開店休業状態が続き、人件費などが無駄になる。協会職員は「黒船レストランの出店業者から、早めの閉店を提案されたこともある」という。
だが、黒船レストランが閉まれば、有料会場は巨大グモが鎮座するだけで、真っ暗になってしまう。協会は前倒しの閉店を認めなかった。
有料入場者数の目標は500万人。前売り券は約133万枚売れたというが、25日現在の有料入場者数は約118万人で、前売り券の数にさえも達していない。
チケットが手元にありながらY150に出掛けない人が多数いる――。もくろみが外れたコンテンツの魅力の乏しさを象徴している現象とも言えそうだ。
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http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000260909280003
【検証Y150】
検証Y150下:残した市民参加の芽
2009年09月28日
赤レンガ会場では市民協催フィナーレイベントが開かれ、自由演奏会Y150のライブで締めくくった=横浜市中区
開国博Y150の最終日。よこはま動物園ズーラシアに隣接するヒルサイドエリア(横浜市旭、緑区)では、数多くの市民参加イベントに、大勢の人が楽しんでいた。
会期中の参加団体は180以上。自然や環境など様々なテーマのイベントを、市民が開いてきた。消えゆく横浜の景色を写真で残す企画をした富田陽介さん(29)は「最初は個人で参加したが、手伝ってくれる人、写真を持ち込んでくれる人がいて、人の輪が広がった」と振り返る。
タイ北部の生活をゲームや展示物で伝える「たねまるの北タイ暮らし体験」。企画した山本博子さん(59)は「タイを支援する活動を続けてきたが、発表の場を与えてもらい、横浜の子供たちなどに理解してもらえたことがうれしい」と話した。
横浜・新港地区のベイサイドエリアに隣接する無料会場の大さん橋、赤レンガ倉庫も含めれば、約330団体の市民団体が参加。毎週末を中心に手作りのイベントが繰り広げられていた。
また、市民ボランティアには募集人員を超える約2500人が登録。「申込者が多く、ボランティアに入りたくてもなかなか入れない状態が続いた」という。協賛企業の美容関連商品大手ファンケルは、社員200人をボランティアで派遣した。
環境活動などを行う市民団体で副会長を務める大川哲郎さん(42)は、Y150のゴミの分別などにかかわった。「Y150は市民力を高めるきっかけになった」と話す。
開幕した4月28日からの有料入場者数は目標の「500万人」を大きく下回った。
その一方、会場周辺には経済効果があった。赤レンガ倉庫の飲食店からは「期間中は前年比で客数が6割増、売り上げも2割増えた」。横浜中華街発展会協同組合の林兼正理事長も「例年はお客さまが減るお盆明けも落ち込みがなかった」と話す。
ベイサイドエリアの有料会場は想定以下の人出だったが、周辺には恩恵を生むという現象が起きていた。横浜商工会議所幹部は「無料会場を含めれば600万人以上が訪れ、市全体で考えれば経済的に成功だといえる」と語る。
閉幕後、主催の横浜開港150周年協会には収支決算という大きな仕事が残る。
期間中に入場料収入を見込んだ45億円のうち、8月末時点では25億円止まりだった。この部分だけみると、十数億円規模の赤字が想定される。
横浜市の林文子市長は「赤字が出た場合は、協会が責任を持って対応する」と断言。その協会の佐々木謙二会長(横浜商工会議所会頭)は「イベント開催のリスク管理は考えている。(赤字は)心配するようなことではない」と自信を示す。入場料収入の不足分は、グッズの売上金や、目標の20億円を上回った企業協賛金などでまかなえると説明する。
また、最大の目玉だった機械仕掛けの巨大グモ。約4億3千万円の経費をかけたが、閉幕後は横浜市が所有権を選択できる契約という。協会幹部は「国内のテーマパークなどに売却できれば」ともくろむが、具体的な話はない。
27日午後8時半、ベイサイドエリア。フィナーレとして、巨大グモが最後のパフォーマンスを披露した。
その後の閉会式。林市長は「開国博は未来を輝かせる種をまくためのイベント。多くの市民参加と協力に支えられた。この苦しい時代を乗り越えるには市民の力が必要。大きな力を見て心強く思った」とあいさつ。開国博は153日間の幕を閉じた。
参加した市民団体の一人は話す。「今回の市民参加イベントで市民のリーダーが育ち、また50年後、100年後の活動につながっていくのではないか」
市民参加の窓口、「Y150市民参加プラットホーム」の推進委員長で作家の山崎洋子さんは27日夕、開国博を振り返る企画に参加した。
「これまでどうやったら市民参加できるか分からなかった人たちが、Y150で仲間入りできた。これで終わりにするのではなく、次の活動につなげていかなければならない」と締めくくった。
(この連載は伊藤雅哉、杉村健が担当しました)
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http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090928/kng0909282209005-n1.htm
責任押し付け合い? 開国博の不振で横浜市と主催団体
2009.9.28 22:07
定例会見で閉幕した開国博についても言及する横浜商工会議所の佐々木謙二会頭(右) 有料入場者数が目標の4分の1という結果に終わった横浜開港150周年記念テーマイベント「開国博Y150」の閉幕から一夜明けた28日、主催団体である横浜開港150周年協会会長を務める横浜商工会議所の佐々木謙二会頭は「たくさんの人が横浜に来た」と、成果を繰り返し強調した。だが一方で、懸念される赤字発生時の責任については協会と同市が押しつけ合う構図が浮かび上がっている。
有料入場者数は目標とした500万人を大きく割る約124万人。この数字に対し佐々木会頭は「有料会場と無料会場で垣根をつくるわけにはいかず、合わせて判断しなければならない。来場者数は(無料会場なども合わせて)700万人。横浜市民もプライドや郷土愛を持つことができ、イベントは成功だったと思っている」と、有料会場の結果だけで論じることに不快感をあらわにした。
しかし実際は、入場料収入は当初見込んでいた45億円に20億円も足りない状態。協会では、企業協賛金が当初予定の20億円よりも多い23億円集まったことによる増収分や、イベントグッズの販売を続けることで穴埋めしたい考えだが、これらですべて補えるかどうかは未知数だ。
赤字が出た場合の責任について佐々木会頭は「(Y150は)あくまで市がやって、私たちは運営をしていた」と、責任の主体は市にあると言わんばかりの発言もあった。
一方の同市では、同協会の名誉会長でもある林文子市長が閉幕前の定例会見で「(Y150は)協会が責任を持つ」と話しており、堂々巡りが続いている。佐々木会頭は「いずれ市とすべて総括してリポートを発信する」としているが、すべてが終わるまでには、まだ時間がかかりそうだ。
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http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK200910010043.html
ポニョの舞台・鞆の浦埋め立て認めず 景観は国民の財産2009年10月1日
埋め立て・架橋計画で揺れる鞆(とも)の浦=広島県福山市、本社ヘリから、荒元忠彦撮影
江戸期の港と町並みが一体で残り、宮崎駿(はやお)監督のアニメ映画「崖(がけ)の上のポニョ」の舞台として全国的な注目を集めた景勝地「鞆(とも)の浦」(広島県福山市)で県と市が進める埋め立て・架橋計画をめぐり、地元住民らが県を相手取り、知事が埋め立て免許を県と市に交付しないよう求めた訴訟の判決が1日、広島地裁で言い渡された。能勢顕男(あきお)裁判長は住民側の請求を全面的に認め、知事に埋め立て免許の交付をしないよう命じた。
歴史的景観を保護するために大型公共工事の許認可を差し止めることができるかどうかが争われた初めての訴訟で住民側が勝訴した。各地の開発と景観をめぐる紛争に大きな影響を与えるのは必至だ。
訴訟では、(1)埋め立て・架橋工事により、住民らが鞆の浦の良好な景観の恩恵を受ける利益が損なわれるか(2)事業によって交通が便利になったり、観光客用の駐車場などを整備したりすることで得られる利益が、景観を損なう不利益を大きく上回るといえるか(3)埋め立て免許が出されると回復不可能な重大な損害が生じる恐れがあるか――などが主な争点になった。
判決はまず、鞆の浦の景観は住民らの利益にとどまらず、瀬戸内海の美観を構成し、文化的・歴史的価値をもつ「国民の財産ともいうべき公益」と指摘し、法的保護の対象になると判断。瀬戸内海の環境保全を趣旨とする「瀬戸内法」によっても公益として保護されていると述べ、景観を侵害する政策判断は慎重になされるべきだとした。
そのうえで、行政側が実施しようとしている道路や駐車場の整備などの事業に必要性や公共性があることは認めつつ、景観保全を犠牲にしてまでの必要性があるかどうかについては「大きな疑問が残る」とした。さらに、事業が完成した後に景観を復元することは不可能で、事業自体の調査・検討も不十分として、埋め立てを認めることは知事の裁量権を超えており差し止めの対象になるとの結論を導いた。
県知事は昨年6月、埋め立て免許の交付に必要な国土交通相認可を申請した。金子一義・前国交相は「住民同意ではなく、国民同意が必要」として認可に慎重な姿勢を示し、手続きは事実上停止している。
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■判決の骨子
●居住者は鞆(とも)の景観による恵沢を日常的に享受していると推認され、法律上の利益を有する者に当たる。
●鞆の景観の価値は私法上保護されるべき利益であるだけでなく、瀬戸内海における美的景観を構成するものとして、また文化的、歴史的価値を有する景観として、いわば国民の財産ともいうべき公益である。しかも、事業が完成した後に復元することはまず不可能となる性質のものである。
●埋め立てなどの事業が景観に及ぼす影響は軽視できない重大なものであり、瀬戸内法等が公益として保護しようとしている景観を侵害する。
●事業者らが事業の必要性、公共性の根拠としている道路、駐車場整備の効果などの点は、調査、検討が不十分であるか、または合理性を欠くと言わざるをえない。従って知事が免許を出すことは裁量権の範囲を超える。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009100102000236.html
『ポニョ』舞台、鞆の浦 埋め立て差し止め 『景観は国民の財産』
2009年10月1日 夕刊
万葉集に詠まれ、昨夏大ヒットしたアニメ映画「崖(がけ)の上のポニョ」の舞台ともされる瀬戸内海の景勝地・鞆(とも)の浦(広島県福山市)の埋め立て架橋事業をめぐり、反対派住民らが知事の埋め立て免許差し止めを求めた訴訟の判決で、広島地裁は一日、「鞆の浦の文化的、歴史的景観は住民だけでなく国民の財産というべき公益で、事業で重大な損害の恐れがある」と免許差し止めを命じた。
歴史的景観が地元住民にもたらす「景観利益」保護のために大型公共事業を差し止める初の司法判断。免許認可をめぐる国の判断に影響するのは必至で、県と福山市の計画策定から二十六年の同事業は見直しを迫られることになる。
判決理由で能勢顕男裁判長はまず事業について「公有水面埋立法には住民らの景観利益を保護する目的があり、慎重な政策判断がない限り計画は不合理」と判断。「侵害された景観利益は事業が完成すれば復元が不可能だ」と指摘した。
その上で県側の主張していた渋滞解消や下水道整備といった観光・生活面の利便性向上について「必要性、公共性の根拠について調査、検討が不十分。行政の裁量権の範囲を超えている」とし、差し止めが必要と結論付けた。
また住民側が提案したトンネル建設などの代替計画案について「渋滞解消で利便性を確保できる可能性が大きい」と評価した。
住民ら約百六十人は、常夜灯の残る港や古い町並み、島々を一体的にとらえ「良好な景観を享受する利益がある」と主張。県側は利便性向上を根拠に必要性を主張し「法的保護の対象になる景観利益は公共のもので、住民ら個々人は対象外」と反論していた。
<景観利益> 最高裁は2006年、東京都国立市のマンション訴訟判決で「近隣住民が良好な景観の恩恵を受ける利益は法的保護に値する」と「景観利益」を認める初判断を示した。一方で「条例違反や権利乱用などがなければ違法な利益侵害とはいえない」と保護の条件を限定した。景観利益について判断した判例は少なく、法的権利として確立していないとの学説が有力。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091001/trl0910011239007-n1.htm
【鞆の浦】景観保護が不可欠な時代に
2009.10.1 12:38
歴史的価値のある港町の景観を残すため、湾の埋め立てを差し止めた1日の広島地裁判決は、事業を進めるうえで景観の保護への配慮が必要不可欠な時代が到来したことを強く印象づけた。平成18年に言い渡された高層マンション訴訟の上告審判決で最高裁が示した「景観利益」が認められ、司法が大型公共事業を止めたという事実は重い。
アニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台ともされる「鞆(とも)の浦」の自然の景観や、歴史的景観、都市景観を貴重なもの、保護すべきものとする考え方は近年急速に高まり、社会に定着しつつある。同様に歴史的景観の保護と開発の是非が争われた和歌浦景観訴訟で、平成6年に和歌山地裁が住民側全面敗訴の判決を言い渡したときとは状況が一変し、全国の自治体が次々に景観条例を制定。17年には景観を「国民共通の財産」と位置付け、各条例に法的根拠を与える景観法が施行された。
しかし、騒音や大気汚染など具体的なデータで事業の影響を評価できる「環境」とは異なり、景観の価値を客観的に判断する指標や手法はその後も未成熟で、どの景観が法的保護に値するか、という判断は容易ではない。
景観利益と、事業がもたらす利便性などのメリットとのバランスを適切に保つ役割は、本来裁判所ではなく、住民との距離が近い地元自治体にこそ期待されるものだ。環境と同様に景観への影響を計画段階から精査し、住民とこまやかに対話を重ねながら事業の妥当性を慎重に検討する姿勢が、今後さらに強く求められると言える。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091001-OYO1T00709.htm?from=top
宮崎監督「公共事業の幻想捨てて」 ポニョの海保護に「敬意」
2005年2月から広島県福山市の鞆の浦に2か月間滞在し、「崖の上のポニョ」の構想を練った宮崎駿監督(68)は1日午後、スタジオジブリ(東京都小金井市)で記者会見。
まず、「(事業については)賛成、反対を言う立場ではないが、とてもいい判断だと思う。裁判官に敬意を表したい」と切り出し、「今後の日本をどうするかという時に、いい一歩を踏み出せる。鞆の浦のような文化財に対して、準備や計画があまりにもずさんだと指摘した判決は、当を得ている。公共工事ですべてのことが、よくなるという幻想は、捨てなければいけない。この国をどうするかということを一番偉い人は哲学的、文化的に考えてもらいたい」と話した。
さらに「広島県は税金の無駄遣いだから、控訴しないほうがいい」と強調した。
(2009年10月1日 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910010304.html
鞆港埋め立て計画「変更しない」 判決受け広島県と福山市 '09/10/1
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福山市の鞆とも港埋め立て・架橋計画をめぐる訴訟で、知事の埋め立て免許差し止めを命じた広島地裁判決について、広島県や市は1日、「納得できない」と、いずれも不満を表明。計画変更の考えがないことを強調したが、控訴については「両者で協議して決めたい」と明言しなかった。
福山市役所で記者会見した羽田皓はだ・あきら市長は「生活者の視点が考慮されていない判決だ」と批判。「多くの住民の思いが受け止められず、非常に残念」と述べた。
広島県の丸山隆英まるやま・たかひで空港港湾部長も県庁で会見し、判決が認定した景観利益について「非常に漠然と範囲を広げているし、判例と照らしても適切さを欠いている」と指摘。
「歴史的な鞆の町の保全には架橋案しかなく、現在の計画を推し進めるのが最良との気持ちは全く変わりない」として、中止や変更を否定した。
県は昨年6月の免許認可申請後、事業による利益と損失の比較に関する説明を国土交通省中国地方整備局に求められたが回答しておらず、審査は宙に浮いている。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910010309.html
【速報】鞆港埋め立て認可、当面見送る考え 前原国交相 '09/10/1
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福山市の鞆港埋め立ての差し止めを命じた広島地裁判決を受け、前原誠司国土交通相は1日、広島県が国交省に申請している埋め立て認可を当面見送る考えを示した。
国交省での記者会見で、前原氏は「まず広島県がどういう判断をされるか注視したい。確たることを申し上げるべきではない」と表明。埋め立て認可について現時点では判断する状況にない、とした。
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何年か前に福山駅〜バス〜鞆の浦
鞆の浦〜観光船〜尾道
で観光しましたが
バスも観光船も自分以外にもう一組しかお客さんしかいない惨状でした
完全に車で来る観光地になってるんですね、ここは
そしてその道も狭い!住民の車がほとんど軽でした。そんくらい狭い!
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091001-00000002-maiall-soci
<TDS>「ニモ」のウミガメと会話 新アトラクション「タートル・トーク」1日オープン
10月1日10時1分配信 毎日新聞
「東京ディズニーシー(TDS)」(千葉県浦安市)に1日、ディズニー/ピクサーのアニメ映画「ファインディング・ニモ」に登場するウミガメの「クラッシュ」との会話を楽しめるシアタータイプのアトラクション「タートル・トーク」がオープンした。TDSとしては06年9月の「タワー・オブ・テラー」以来27個目の施設。
アトラクションは、アメリカウォーターフロントにある豪華客船「S.S.コロンビア号」内に新設。施設内にある海底展望室の客席に座り、生物と会話するための装置「ハイドロフォン」を使ってリアルタイムで会話ができる。
来場者が、「どこから来たの?」などとクラッシュから質問されたり、またゲストからクラッシュに向けて「趣味は?」「好きなディズニーキャラクターは?」などと質問することができる。問いかける内容に応じて、さまざまなサプライズが用意されている。
キャラクターと会話ができるシステムは、東京ディズニー・リゾート初導入。客席数は約200で時間は約12分。総事業費は約13億円。【西村綾乃】
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http://news.google.co.jp/news/search?um=1&cf=all&ned=jp&hl=ja&q=%E9%9E%86&cf=all&scoring=n
クローズアップ2009:広島・鞆の浦埋め立て差し止め 公共事業、あり方転機
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
瀬戸内海国立公園の景勝地、鞆(とも)の浦(広島県福山市)の埋め立て差し止めを県に命じた1日の広島地裁判決は、公共工事のあり方に一石を投じた。コスト面を重視する民主党が政治主導で、八ッ場(やんば)、川辺川ダム事業中止の方針を決め波紋が広がる中、この日の判決は開発より景観に重きを置いた。しかし、中止することにより地元住民や自治体の反発を招きかねないという点では共通する。1審段階とはいえ、判決は公共工事ストップの課題を改めて浮き彫りにした形だ。(25面に判決要旨)
「今後の推移を見守っていきたい」。1日午後の閣議後会見で、前原誠司国土交通相は控訴を含む広島県の対応を見守る姿勢を示した。公有水面埋立法(公水法)では埋め立て工事の免許を出すに当たり、県知事は国交相の認可を得る必要がある。認可するかどうかについても「前提が整っていない」と慎重な姿勢に終始した。
民主党のマニフェストに基づき、前原国交相は就任直後、八ッ場、川辺川の2ダム事業を中止すると明言している。2ダム事業の中止は、「今後の公共事業のあり方を見直していくうえでの入り口」と幅広くとらえる姿勢を見せつつも、発言はあくまでダム事業見直しに重点があった。
公共事業のあり方と景観が争点となったこの日の判決については、「方向性は共感するところも多々ある」とする一方で「鞆の浦とダムは少し分けて考えた方がいい」と指摘。
2ダム中止についても「景観を守る(ため)とは一言も言っていない」と強調、公共事業中止のモノサシで重視するのはあくまでもコスト面との姿勢だ。現在、景観か開発かを争点に争われているのは、香川県の景勝地・寒霞渓(かんかけい)(小豆島町)近くに予定された「新内海ダム」の再開発工事をめぐる訴訟があるが、こうしたケースは少数だ。しかし、事業の結果、景観が損なわれているケースは少なくないとの指摘もあり、判決が公共事業を見直す動きが改めて出てくるきっかけとなる可能性もある。
一方、今回の鞆の浦埋め立てについては、鞆町の再生策として賛成派からは期待されていた。2ダム事業とは同列視できないものの、公共事業ストップをめぐり、地元とあつれきが生じるのは八ッ場ダムのケースを見ればすでに明らかだ。
この日は、群馬県議会が八ッ場ダム建設中止撤回を求める意見書を可決した。前原国交相は「決議は重く受け止める」としつつも中止方針に変更がないとした。地元の理解を得るためのハードルは高い。判決は公共事業を中止する基準の難しさを改めて示す結果となった。【石原聖】
◇町再生策仕切り直し
判決を受け、埋め立て・架橋計画の地元、福山市鞆町の住民や行政側には、計画を当初案通り進めることは困難になったとの見方が広まりつつある。町には過疎・高齢化や、車がすれ違えないほど狭い道幅、建物の老朽化などの課題が山積。賛成派住民は、計画が実現すればそうした課題が一気に解決すると期待をかけてきた。計画が中止になった場合、町の再生策はゼロからの仕切り直しとなる。
鞆町の人口は1960年代以降減り続け、61年の1万3144人が、09年には4957人と3分の1近くにまで減少。65歳以上の割合は08年3月末現在で40・2%に上り、全国平均の2倍近い。住民には「鞆の町からは若者が流出し、衰退するばかり」と危機感を訴える声が多く、賛否にかかわらず、新たな町づくりの必要性があることでは一致している。
市や賛成派住民は架橋によるバイパス道路で交通混雑を解消し、埋め立て地に観光バスなどを収容する大型駐車場等を整備し、地区を活性化したいと主張。計画に付随して、市は下水道整備や老朽化した建築物への修理費補助を行う予定で、判決にかかわらず進める方針だ。
一方、反対派住民は、橋の代わりに山側にトンネルを掘ってバイパス道路とする案を提示。判決はトンネル案を「交通混雑は相当程度解消される」と評価した。【前本麻有】
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◇国民意識、高まりも
今回の判決の背景には、景観保護に関する国民意識の高まりもある。和歌山市の景勝地「和歌の浦」の架橋工事を巡る景観訴訟の原告団長を務めた薗田香融(こうゆう)・関西大名誉教授(80)は、89年の提訴時に「歴史的景観権」という概念を初めて盛り込んだとされる。敗訴はしたが、景観保全を目的とした訴訟に影響を与えた。05年には「良好な景観の形成」を目指す景観法も施行。薗田名誉教授は「提訴した20年前はバブル期でリゾート開発が盛んだったころ。自然環境への関心が高まると同時に、景観保全の意識も強くなった」と話した。
国立マンション訴訟で原告団幹事を務めた上原公子・前国立市長(60)も「大きな工事をすると経済効果が高いという『神話』がバブル期まではあったが、今回の判決で、いかに景観が歴史、文化的に重要なものかが示された」と喜んだ。【田倉直彦、前本麻有】
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091001-OYO1T00823.htm?from=main2
広島県や市幹部「まさか差し止めとは」
広島県や福山市の幹部らにとっては予想外の判決で、「まさか、差し止めとは」と驚きと戸惑いが広がった。
県土木局の大野宏之局長は「景観利益はこれまで明快にされてこなかったが、公共事業全般に及ぼす影響は大きい」と懸念。福山市の羽田皓(あ)市長は「事業の早期実現という大多数の住民の悲願が受け止められず、非常に残念だ。事業は鞆の再生・活性化には不可欠」とのコメントを出した。
事業推進派の住民団体「鞆町内会連絡協議会」の大浜憲司会長(61)は「鞆の町には車も行き違えないような道路しかなく、緊急車両も入りづらい。人の命を大切にする判決が出ると思っていたので、遺憾だ。県や市の対応を見守りたいが、このまま終わるつもりはない」と厳しい口調で語った。
(2009年10月1日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091004/trd0910041948006-n1.htm
絶海の孤島に暮らす「モーゼの子孫」たち 東京・青ケ島 (1/5ページ)
2009.10.4 19:45
太平洋に浮かぶ伊豆諸島の最南端、東京都青ケ島(あおがしま)村は人口わずか175人、全国最少の自治体だ。島民の半分は役場職員や教員ら島外からの公務員と家族らが占め、離島ゆえに物価が高く、風が吹けば定期船も来ない。それでも絶海の孤島に住み続けるのはなぜなのか。小さな島を訪ねると、そこには先人の歴史に対する誇りと郷土への愛情にあふれた「たくましき島人」たちの暮らしがあった。
青ケ島は東京都心の南360キロの太平洋にある面積6平方キロの島。一番近い八丈島でも70キロ離れている。さらに南に小笠原諸島があるが、有史以来の有人島としては東京最南端である。
羽田空港(東京都大田区)からジェット機で八丈島まで45分。1日1便の9人乗りヘリコプターに乗り換え20分。眼前の大海原に断崖(だんがい)絶壁の小島が見えてきた。島の3分の2は活火山の火口が占める。そそり立つ絶壁は200メートル下まで急角度で落ち込み、黒潮の荒波に洗われていた。ヘリポートには島に1人しかいない警察官が敬礼で出迎えた。毎朝の警戒業務という。
島の地形から十分な港がなく、40年前は定期船は月1便。それも欠航が多く2カ月も3カ月も船が来なかった。週6便の現在でも44%は欠航。平成5年に就航したヘリによるコミューター航空が頼りだ。周囲を好漁場に恵まれながら、断崖にはばまれているため漁業収益にも限界がある。主産業はずばり公共事業。島最大の建物は総工費10億円の青ケ島小中学校である。
島に6軒ある民宿の1軒を営む広江司さん(46)は「幼いころの主食はサツマイモだった。今は米はもちろん、インターネットの通信販売で何でも買える。便利になった」。携帯電話は11年から通じていたが、ブロードバンド(高速大容量)通信が入ったのは16年だった。
離島のため海上輸送コストがかさみ、ガソリンはリッター196円(9月末時点)。本土と空路2時間になったとはいえ、割引料金でも往復4万7400円かかる。水道は標準家庭で月5600円と本土の1.4倍、介護保険料は月5500円で全国平均の1.3倍。9月に無投票で3選した菊池利光村長(56)は「政権交代で公共工事の削減や補助率の行方が気になるが、何党であれ、島を応援してもらいたい」と語る。
島の有権者は140人(8月末)。小選挙区では東京3区に入る。離島は伝統的に自民党支持傾向がある。しかし8月30日の衆院選の投票結果は、比例代表で自民党49票に対し、民主党30票。いつになく民主党が伸びた。島に高校がないため、子供を島外に行かせるほかない親が「高校無償化」や「子ども手当」に期待したのが一因という。
絶海の孤島になぜ、そこまでして暮らし続けるのか。それは、彼らが「青ケ島のモーゼ」たちの子孫だからでもあった。
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「還住」の歴史
島の小中学校のそば、太平洋を見渡す場所に、ふんどし姿の青年が右手を高く上げた小ぶりなブロンズ像が建っていた。江戸時代の島の名主、佐々木次郎太夫(じろうだゆう)の像だ。
島は天明5(1785)年の大噴火で被災した。島民は八丈島へと逃れ、荒れ地に入植した。次郎太夫は「島へ帰ろう」と呼びかけ、39年後に全員で帰島を果たした。この史実は「還住(かんじゅう)」と呼ばれ、次郎太夫はユダヤの民の帰郷を先導した旧約聖書の故事になぞらえ「青ケ島のモーゼ」とたたえられるようになった。
青ケ島と八丈島を結ぶ小型貨客船は「還住丸」。学校でも教えられ、中学3年の菊池海君(15)、2年の陸君(13)兄弟は「自分たちが今いるのはご先祖様たちのおかげ。頑張って守られてきた島を大事にしたい」と話す。
戦後の高度成長期。島は過疎化の試練に見舞われた。昭和44年には、八丈島の西にある八丈小島が無人島となった。青ケ島と八丈小島は修学旅行を合同で行うなど「友島」の間柄だった。
当時、青ケ島小中学校の教頭だった故山田常道元村長は、本土へ出ていた教え子たちに手紙を書いた。
《青ケ島を八丈小島の二の舞にするな。青年よ、第二の次郎太夫になろう》
5人、6人と若者らが帰島した。その1人で次郎太夫の子孫という前村長、佐々木宏さん(65)は「先祖たちの歴史があるから、われわれも頑張れる」と話し、こうつけ加えた。
「それに、離島には日本の経済水域を守るという役目もあるからね」
わが国の200カイリ排他的経済水域(EEZ)447万平方キロのうち、東京都の離島があることによる水域は170万平方キロと、全体の38%を占める。
仕事は作るもの
離島ブームも手伝い、島へは都会の女性たちも嫁いできた。民宿を切り盛りする広江司さんの妻、晶子さん(40)は愛知県豊橋市出身。島で男児3人をもうけた晶子さんは「のんびりしていて子供が携帯電話を持っていないことが何よりの自慢。安全なので持たせる必要がない」と話す。
島の小中学生は23人、保育所の園児は6人だが、後がほとんどいない。最年少は本土から赴任してきた警察官の2歳の長男。高校進学で島を離れた若者たちの多くが島には戻らない。
山田元村長の長女で村営製塩所に勤める山田アリサさん(47)は「昔はもっと不便だったからみんな『帰らない』と決めて島を出た。今は帰りたいと思っても、職がないから帰れないという人が多い」と言う。
島は産業育成に取り組んできた。火山の蒸気熱で作る村営製塩所のほか、期待を集めるのが「切り葉」と呼ばれる花き園芸だ。島が亜熱帯の植生であることを強みにしている。最近はフラダンスブームに目をつけ、首飾りや腕輪用のシダの栽培に取り組む。現在はハワイから輸入しているが、青ケ島に全く同じ品種が自生していたのだ。
販売額は全11軒合わせても年間1千万円に過ぎないが、土建会社勤務、奥山晃さん(48)は「1つの仕事では食えないが、2つ3つ兼業すればやっていける。みんなで助け合って盛り上げていきたい」と話す。
消えゆく島言葉
元システムエンジニアの浅沼寿(ひさし)さん(49)は6年前に帰郷した。「青酎(あおちゆう)」と呼ばれる芋焼酎を生産し、ネット通販で直売している。
「勤めていた東京のソフト会社では仕事に追い詰められ、机に乗って奇声を上げ踊り出す同僚が何人もいた。私も体を壊し、島へ帰ろうと決意した」
焼酎は母親のキミ子さん(86)が守ってきた伝統製法で作る。「拝みばあちゃん」と呼ばれる巫女(みこ)でもあるキミ子さんに島で暮らし続ける理由を問うと、こう答えた。
「昔は不便で不便で、親が苦労したからね。続けていかなくちゃいけない」
別れ際、キミ子さんは青い大海原を望みながら、失われつつある島の方言でこう見送ってくれた。
「おもうわよう」
澄んだ声は絶海の孤島から去っていく人へ向け、あなたのことを思っていますよ、忘れませんよと呼びかけた優しくも哀しい島言葉だった。
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20091009/01.shtml
HTB再建へ九州財界が支援検討 県・佐世保市と連携、PT発足へ
九州財界がプロジェクトチームで支援策を検討することになったHTB=佐世保市
ハウステンボス(HTB、佐世保市)の再建問題で、九州の主要企業の代表らが8日、福岡市内で会合を開き、HTBへの支援策を検討するプロジェクトチーム(PT)を発足させることを決めた。佐世保市の朝長市長が6日、九州電力(福岡市)の松尾新吾会長を訪ね、HTB運営で負担となっている固定資産税の軽減に向けた土地、施設の公有化など市として検討可能な策を示した上で九州財界に対し支援検討を要請していた。
金子知事も8日、県としてPTへ参画する意向を示し、財界と県、佐世保市が連携してHTB再生の可能性を探ることになった。9日にも第1回会合を開き、1カ月をめどに結論を出す方針。
HTB再建をめぐっては親会社の野村プリンシパル・ファイナンス(PF、東京)とホテル運営会社「ホテルマネージメントインターナショナル」(HMI、神戸市)が交渉。HMIは支援条件として佐世保市に土地、施設の買い取りを要求したが市は事実上拒否。HMIが今月初め、市に交渉断念を伝えたのを受け市はHMIによる支援は厳しくなったと判断した。
8日の会合には松尾会長のほか福岡市に本社を置くJR九州、九電工、西部ガス、西日本鉄道、福岡地所のトップらが出席。非公開での会合後、松尾会長が取材に応じた。
「このままでは再生不可能になる」として協力要請に応じ、九州を代表する観光施設の存続に向けた支援策を検討することで一致したという。松尾会長は「まずはハウステンボスの財務状況などを調査し、協力できるか検討することになる」と語った。
朝長市長は同日、九州財界の検討開始決定を県庁で金子知事に報告。福岡市で九電役員らとも面会し、佐世保市と県がPTに参画可能なことなどを伝えた。
HTBは2003年、会社更生法適用を申請。野村PFが再建に取り組んできたが、昨年度は入場者数が過去最低の187万人にとどまり、今年7月には約260人の雇用調整やホテル1館の休館など年間最大40億円の経費削減策に踏み切った。
◆真摯な支援に感謝/HTB法律管財人の桃尾重明弁護士の話
地元佐世保市、長崎県をはじめ福岡経済界の皆さまの真摯(しんし)なご支援に感謝する。今後当社(HTB)としては、情報の開示などに迅速に応対し、スムーズな検討が進むよう前向きに対応していきたい。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910130007.html
日帰り旅行で各社が新企画 '09/10/13
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秋の行楽シーズンを迎え、中国地方の旅行各社が船やバスの日帰り旅行の企画に力を入れている。地域資源を再発見できるよう、クルーズのルートやバスツアーの種類を増やして魅力をアップ。高速道路料金引き下げでマイカー旅行者が増える中、巻き返しを図る。
瀬戸内海汽船トラベルサービス(広島市中区)は9月、瀬戸内海の島々を高速船で巡る「せとうちおさんぽクルーズ」の内容を8年目で一新した。従来の1ルートを3ルートに増やし、新たに阿多田島(大竹市)と柱島(岩国市)も入れた。
「渋滞がなく、のんびりできる船旅が見直されている。ニーズの高まりを受けて選択肢を広げた」と瀬戸貴主任。料金は6900〜9800円で、これまでとあまり変わらないが、予約は前年比2〜3割増で推移する。
島根県や庄原、江田島市などと官民一体の商品開発を進めるのは、ひろでん中国新聞旅行(中区)。ローカル線への乗車や農作物収穫など、地域の体験を重視した中四国、九州方面のバスツアーを昨年の2倍の約70種類に増やした。料金は5千〜9千円台で、立ち寄る産直市も人気だ。
庄原市へのツアー(5500円)では、地元住民と一緒にかまどでご飯を炊き、おはぎを作る。有田隆司取締役地域開発センター長は「観光施設を往復するだけでは気付かない魅力を発見できる」とアピールする。
多くの旅行会社では「千円高速」開始後、宿泊ツアーの販売が減少傾向にある。ただ近場の日帰りは比較的売れ行きが良く、各社とも商品開発に力を入れる。各社は「ツアーの内容を工夫すれば、マイカー旅行より魅力を高められる」という。
石見地方の日帰りツアーに参加した安佐南区の主婦今井泰子さん(73)は「時間のない夫も行け、ちょっと(お酒を)飲んでも大丈夫。最近は種類も豊富で選ぶのが楽しい」と話す。
タビックスジャパン広島支店(南区)では、7〜9月に福岡県の九州国立博物館であった国宝の阿修羅像を見るツアーがすべて満席だった。阿修羅像が奈良市以外で展示される機会は少なく、希少価値がヒットを生んだ。
上藤雅由支店長は「定年後も忙しい人が多く、短時間で楽しむ日帰りの需要は増している。今後も消費者のこだわりは強まりそうだ」とみる。
【写真説明】バスに乗り込む日帰りツアーの参加者(広島市南区のJR広島駅前)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910120012.html
広島県、鞆港判決で控訴へ '09/10/12
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福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画で、広島県知事に埋め立て免許の交付をしないよう命じた一審広島地裁判決を不服として、県は11日までに広島高裁に控訴する方針を固めた。13日にも正式決定し、期限の15日までに手続きを取る。
事業は県と福山市が共同事業主で、県は埋め立ての免許権者でもある。県は、(1)判決が認めた景観利益の範囲や内容があいまい(2)原告の生命や安全は侵害されるわけではなく、「重大な損害」には当たらない(3)知事の裁量権の範囲を狭くとらえている―としている。
広島地裁は1日の判決で、鞆の景観を「国民の財産とも言うべき公益」とし、景観利益を原告住民の大半に認定。景観保護を理由に公共事業にストップを求める全国初の判断を示した。
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鞆の浦原告団「環境調和の街づくり30年遅れる」
2009.10.15 13:08
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091015/trl0910151309006-n1.htm
瀬戸内海の景勝地「鞆(とも)の浦」(広島県福山市)の埋め立て架橋事業をめぐる訴訟で、広島県が15日、知事に県と市への埋め立て免許交付差し止めを命じた広島地裁判決を不服とし、広島高裁に控訴したことについて、原告団の中心メンバーで、NPO法人「鞆まちづくり工房」の松居秀子代表(58)は「判決でも問題点は明らかにされたしイコモスも世界遺産級と認めるなど、客観的な判断が示されたにもかかわらず不服というのは一般常識からもかけ離れている」と反発した。
矛先は藤田知事にも向けられ、「勇退を表明しているのに控訴するとは無責任な話だ」と憤りを隠さず、「景観を守ったうえでのまちづくりに移るべきだ。トンネルなどほかの方法を探るようなことをしないのか。控訴すればまた30年遅れることになる。残念でならない」と話した。
原告団は今月1日の一審判決を受け6日、県庁と福山市役所に出向き、控訴断念を求める要望書を提出したばかり。「知事や福山市長が事業を推進すれば国民的批判を受ける。鞆の再生や活性化がかなうはずがない」と事業中止も求めた。その際、福山市の羽田皓市長に面会を求めたが、公務を理由に断られている。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009101600759
東京スカイツリー、高さ634メートル=電波塔世界一目指し変更
東武鉄道と東武タワースカイツリー(東京)は16日、建設中の新電波塔「東京スカイツリー」(東京都墨田区)の高さを634メートルに改めると発表した。これまで約610メートルと説明してきたが、「中国・広州などで同程度の電波塔計画が進んでおり、完成時に世界一の高さになりたい」(宮杉欣也・東武タワースカイツリー社長)として上乗せを決めた。
スカイツリーは2012年春の開業予定で、テレビ各局が関東圏の電波塔として利用する。現在、174メートル地点まで工事が進んでいる。(2009/10/16-17:40)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091016-00000005-kana-l14
Y150グッズ“投げ売り”へ/横浜
10月16日11時30分配信 カナロコ
横浜開港150周年協会は19日から、「開国博Y150」の売れ残った記念グッズを値引きし販売する。当初と比べ4分の1近い値段で売られる商品もある。
対象は、イベントのマスコットキャラクター「たねまる」や「ペリー・テイトくん」など500品目1500種類。おおむね半額になる。
会期中に値下げされたものはさらに値引きされるので、例えば当初1890円で販売され会期後半に1050円になったTシャツは、525円で販売されることになるという。
19日から31日まで、横浜市中区の横浜開港150周年協会の運営本部棟1階で。午前11時から午後5時(31日は午後4時)まで。問い合わせは、横浜開港150周年マスターライセンシーオフィス電話045(489)4472。
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【薩?峠】
東名は集中工事で区間によっては大渋滞してたので富士川SAのETC専用出口から流出。
東海道の旧道を走る。何時もこの辺は夜間富士由比BPをぶっ飛ばす区間であるので昼間の旧道をまったり走る非常に新鮮(初めてではなく昔走ったことはあるがもう10年以上前だ)。
で,ふと看板に東海道の難所にして名勝の薩?峠の標識を気付く。
凄い坂を登って旧々道っぽい古い街並みを抜けると牛肉・オレンジ自由化で潰滅させられた蜜柑畑になって,モノレールなども目につく。暫く登ってゆくと薩?峠である。
まあ風景ご紹介。正面の微かな影みたいな山が富士山である。
時代の進歩とともに山越えから海岸を埋め立て(東海道本線・国道1号・東名)に移って,その後は山中ぶち抜き(新幹線・第二東名)と成ってきている。まあ東名と新幹線は建設時期が前後してるけど道路の排気システムは昭和40年代迄未だ未だ未熟だった様だ。
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>>391
ありゃりゃ。。
文字化けしてもうた
薩土垂(さった)峠である。
「土垂」で一文字である。
場所はこの辺。山の名前は又違うのかな??
http://www.mapion.co.jp/m/35.0689019444444_138.544009166667_8/
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ハウステンボス支援「白紙から」 地場企業が初会合
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20091010-OYS1T00254.htm
新しいスポンサー企業を決める交渉が難航している大型リゾート施設ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の支援に向け、九州の有力企業が結成したプロジェクトチーム(PT)が9日、福岡市内で初会合を開いた。各社の企画部門担当者らが、HTB再建の見通しを十分に検証し、地元として可能な支援策を1か月ほどかけて検討する。
PTに参加しているのは、九州電力やJR九州、西部ガス、九電工など7社。地元企業の出資を含む新たな施設運営のあり方などを検討するが、経営悪化が進んでいるHTBの支援にどこまで踏み込めるか不透明だ。
HTBを巡っては、スポンサー候補のホテル運営会社が、年間9億円にのぼる固定資産税の減免を求め、佐世保市との交渉が行き詰まった。このため、同市の朝長則男市長が福岡の経済界に支援を要請し、各社首脳級による8日の緊急会合でPT設置が決まった。
9日の初会合には、九電の松尾新吾会長が姿を見せ、「白紙から議論し、(支援の)可否をよく考えてほしい。可があれば、否もある」とメンバーに伝えた。
(2009年10月10日 読売新聞)
ハウステンボス長引く支援交渉、地元に焦燥感
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20091001-OYS1T00234.htm?from=nwlb
大型リゾート施設ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の再建問題で、新しい支援企業を決める交渉が長引いている。野村証券系投資ファンドで、HTB親会社の野村プリンシパル・ファイナンス(PF、東京)は当初、7月中の決着を目指していたが、2か月たっても具体的な進展は見られない。九州の経済界、地元関係者は焦燥感を募らせつつ、交渉の行方を見守っている。
HTBの苦境が表面化したのは7月中旬。野村PFが福岡市内のホテルで九州電力などの地元有力企業に支援を求めてからだ。突然の要請に、地場経済界では戸惑いが広がった。
2003年2月に会社更生法の適用を申請したHTBは、野村PFの傘下で再生を目指した。だが、08年度に入ると、世界同時不況や急激な円高で外国人客が激減し、入場者数は前年度比15%減の187万人、売上高は17%減の154億円と過去最低に落ち込んだ。
HTBは一部ホテルの休館、従業員の削減といったリストラに踏み切ったものの、「焼け石に水」(地場企業幹部)だった。地場経済界は9月上旬、「更生会社への出資は株主に説明がつかない」と、資金支援には応じないことで一致した。
◇
野村PFは昨年秋の段階で単独での再建支援を断念し、新たな支援企業を水面下で探していたようだ。20を超える企業に声をかけ、8月までに絞り込まれた。
有力候補は国内のホテル運営会社とみられている。大型リゾート施設の運営経験はないが、九州・沖縄を含む全国50か所近くでホテルや旅館を展開している。
交渉長期化の背景には、HTBが更生会社で関係先が多いという事情がある。ホテル運営会社の出資額や固定資産税の扱いなどを巡る意見の開きもあるようだ。特に、交渉関係者が最大の障壁と見ているのが、年間9億円にのぼるHTBの固定資産税だ。
◇
佐世保市はHTBの土地、建物を買収するなどの支援策も検討している。公有化後に賃貸することで、事実上の固定資産税減免になるからだ。
朝長則男市長は「一般論として研究している」とし、市は他都市の事例などを調べている。今後、HTBの管財人側から示される条件を見定めて、対応を決めるとみられるが、買収するには債権者の理解を得る必要がある。さらに、公的資金を使って特定企業を優遇することになり、仮に市議会に関連議案を提出しても、議決の了承を得ることも容易ではない。
朝長市長は「再建を手助けできる方法がないか検討しているが、なかなかない」と対応に苦慮している。
(2009年10月1日 読売新聞)
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http://www.news24.jp/articles/2009/10/18/04146032.html
課題克服に向け情報提供実施〜日中韓観光相
< 2009年10月18日 20:37 >
日本、中国、韓国の観光相が観光交流の拡大などについて話し合う会合が18日、名古屋市で行われ、前原国交相が出席した。
会合では、新型インフルエンザなどの課題を協力して克服していくために情報提供を行うことなどで合意した。
これに先だって行われた前原国交相と中国・ショウ国家旅游局長との会談で前原国交相は、7月から実施されている個人ビザについて発給条件を緩和する方針を伝えた。また、前原国交相は、日本の旅行会社が中国で観光客を日本に送り出す業務をできるよう要望し、ショウ局長は日・中合弁の旅行会社についてはテスト的にこれを実施する考えがあると伝えた。
●ショウ国家旅游局長の「ショウ」は「召」にふしづくり
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091019k0000m010049000c.html
日中韓観光相会合:ビザ簡略化など3カ国の連携強化
第4回日中韓観光相会合が18日、名古屋市で開かれ、3カ国の観光交流の促進を目指す共同声明を採択した。観光に影響を及ぼす新型インフルエンザの情報共有や3カ国の査証(ビザ)取得手続き簡略化などで連携を進めることを盛り込んだ。
前原誠司国土交通相、中国の邵※偉(しょうきい)・国家旅遊局長、韓国の柳仁村(ユ・インチョン)・文化体育観光相が出席。前原国交相は、旅行業への外資規制を行っている中国の邵局長に対し、日本の旅行会社の現地法人が中国から日本への観光客を扱えるよう要請し、「特例として認めることを検討する」との返事を得たという。
会見した前原国交相は「東アジア大交流時代に対応することで合意できたのは意義深い」と述べた。【大場伸也】
※は王ヘンに其
毎日新聞 2009年10月18日 20時06分(最終更新 10月18日 20時34分)
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998 名前: ◆ESPAyRnbN2[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 10:54:56
逆に自民党自身も、地元に足を引っ張られたあまり、身動きができなくなっていたということか。
政権交代の最大の効果は、そういう「しがらみ」を排除することにあるのでしょう。
話は変わって、成長分野に位置づけられた観光の話。政策の話なんで、専門スレってないですか?
中国で「日本観光」販売可能に…日本の会社に規制緩和
前原国土交通相は18日、中国政府が、日本の旅行会社による中国人観光客向けの海外旅行業務を
認める方向で検討していることを明らかにした。日本の旅行会社が中国で、日本行きの旅行商品を扱える
ようになる。訪日する中国人観光客を増やすため、日本政府が要望していた。
中国では現在、外国の旅行会社は、中国の国内旅行と外国人向けの海外旅行業務しか認められていない。
(2009年10月18日22時30分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091018-OYT1T00761.htm?from=y10
メディア報道控えめだけど
観光予算異例の4倍で関連探る
国土交通省の概算要求で突出
各省庁とも“乾いたぞうきん”を絞りに絞って、2010年度予算の概算要求をこなす一方、突然の大盤振る
舞いに沸き立つのは、設立1年余りの「観光庁」。メディア報道は控えめだが、所管する国土交通省の
前原誠司大臣の肝いりで、今年度比4倍という異例の大幅増額で250億円規模の予算を勝ち取ることに
なった同庁、今後の具体策へ株式市場の注目も次第に高まることが予想される。
唐突な数字だけに、予算の具体的な使途のイメージを計り切れないのは、国民も市場関係者も同じ。
ひょっとすれば、同庁職員すらもそうかもしれない。ただし、この予算配分で明確になったのは「訪日外国
旅行客を2016年に2000万人にする」という目標と、前原国交大臣の強い意思だ。
08年の訪日客は過去最高の835万人。ただ、09年は経済危機の影響で720万人程度まで落ち込むと
予測されており、それを今後7年内に3倍にまで増やすことになる。そして、この意欲的な数字の達成の
ために、より現実的で重点的な政策として浮上してきそうなのは、訪日旅行客の大半を占める中国や
韓国などアジア諸国から、より多くの旅行者を呼び込むことになりそうだ。
これはアジア重視の現政権の政策とも適合しそうだし、羽田のハブ空港化構想に動揺を隠せない成田や
関空などのそのほかの空港側へ対する処方や配慮としても働きそう。例えば、関空利用客のうち、中国人
旅行者の数はいまや無視できない規模で、これを国策でさらに増加させることができれば、周辺地域に
とっても経済の活性剤となる。
寿スピリッツ、ビックカメラなどにメリット
(以下、株投資の話なので略)
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転載お世話様でした。
別の話題。まさか、観光が農水省まで関係してるとは・・・、観光予算使いたいだけじゃないのか。
観光庁発足1年/施策は省庁の壁越えて
掲載日:2009-10-18 11:58:00
観光立国を旗印に、観光庁が発足して1年、先ごろ「ようこそ!農村」プロジェクトが打ち出された。
自然環境や農業農村を新たな観光資源とするグリーン・ツーリズム振興である。観光を軸に役所の壁を
越える試みとして期待したい。
同庁がインターネットを利用して行ったアンケートで、同庁の認知度は62.5%だった。発足直後の
昨年10月に行った調査は35.8%だったから、着実に名前が浸透している。
わが国の旅行消費額は、26兆円を超える。211万人の雇用を生みだし、その波及効果は53兆円、
441万人の雇用創出がある(2007年度)。国が力を入れる観光立国の柱は何といっても国内観光の
増大である。
アンケートでは国内旅行に行くためには「宿泊料・入場料が安い」「移動手段が安い」などのほか、
休みを取る環境も大きな要因になっている。有給休暇が増えた場合に行いたい活動は、「2泊以上の
国内旅行」「1週間以上の海外旅行」というように、観光への意欲は高いのだが、それらの願望を実現
するためには、観光庁の機能強化が求められる。
前原誠司国土交通相、国交省・観光庁の幹部、観光団体のトップなどが出席して、「今後の観光庁・
観光政策に関する懇談会」が先ごろ開かれた。観光庁の機能強化や、それによる旅行しやすい環境の
実現などを求める声が出た。観光政策は多くの省庁にまたがっており、縦割り行政では、「複合的な施策」
を実施できない。
例えば、親の休暇と子どもの学校の休みの日が違ってしまったら観光に結び付かない。こういうくい違い
を解消するには、国の主導による休暇制度の転換が必要だ。高速道路料金割引も一定の効果はあった
ものの、観光客が割引期間に集中して他の日は閑散となったり、平日の地元雇用の衰退を招いたりする
こともあるという。近年人気の自然環境を楽しむグリーン・ツーリズムでも、美しい景観を求める観光の
一方で、交通の利便性を追求し過ぎたり、観光開発で貴重な景観が失われたりしている。長期ビジョンを
持って取り組むべきだとの指摘があった。
そういった中で、新たに打ち出された「ようこそ!農村」プロジェクトに期待したい。観光関係者と農村
地域の幅広い業種が連携してグリーン・ツーリズムの推進を図るものだ。観光庁と農水省が連携して、
新たな旅行ニーズに対応した地域の取り組みを推進することで、都市と農村の交流や観光を通じた地域
振興に取り組む。
制度の運用も活用を進めるために柔軟にするべきだ。都市と農村の交流を促進する施設整備に、同省
の交付金を活用するなど、役所の壁を越えた幅広い観光への取り組みを期待したい。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/news1/article.php?storyid=1058
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ここって私しか知らないのかな?
↓ ↓ ↓
http://magiclien.com/?sk4
知ってる人が居れば情報ください!
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どうも役人のキャンペーンは下手くそという印象が拭い去れないのだが、大丈夫だろうか。
http://www.kankoukeizai-shinbun.co.jp/backnumber/09/10_24/kanko_gyosei.html
観光庁、概算要求額は今年度の4倍
観光庁は、2010年度観光予算の概算要求で、今年度当初予算の4.1倍、256億5千万円を要求した。
削減が求められる予算編成の中、異例の伸び率。大幅に増額したのは、外国人旅行者の誘致目標を
積極的に見直し、2019年に2500万人、将来的に3千万人という新たな目標を実現するためだ。外客の
誘致や受け入れ整備などに充てる「訪日外国人3千万人プログラム」に今年度相当予算の約3.6倍に
あたる113億7千万円を計上。さらに、観光圏への補助金を中心とする「観光を核とした地域の再生・
活性化」に約17.3倍の108億4千万円を要求、地域の観光地づくりや産業振興を重視した。
今年8月に前政権下で編成した概算要求をゼロベースで見直した。観光予算について前原誠司
国土交通相は15日の記者会見で、外客誘致の新たな数値目標を説明した上で、「観光立国を本気で
推進する。その初年度として4倍増の予算を要求した」と述べた。就任以来、強調してきた観光政策重視
の姿勢を反映させた概算要求だ。
観光庁は概算要求にあたり、外国人旅行者3千万人の誘致を目指す「訪日外国人3千万人プログラム」
を打ち出した。今後10年間の目標として2013年に1500万人、2016年に2千万人、2019年に2500万人を
掲げた。
2019年に向けて3年ごとに課題を検証、施策の改善を図りつつ目標の達成を目指す。3千万人実現
への具体策は、近く発足する国交省の成長戦略会議で議論し、年内にまとめる予定だ。
重点市場に3国追加海外宣伝拠点を拡充
「外国人3千万人プログラム」の要求額のうち、訪日旅行促進(ビジット・ジャパン)事業が101億2千万円
を占める。重点市場に対するプロモーションを強化。従来、予算の制約から実施できなかった継続的な
プロモーションを戦略的に推進する。重点市場は、インド、ロシア、マレーシアを追加し、15市場に増やす。
日本政府観光局(JNTO)などが担う海外のプロモーション拠点も現在の14カ所から21カ所に増やす。
市場拡大が見込まれる中国では、現在の北京、上海、広州(現在は臨時拠点)に加えて、瀋陽、大連、青島
に開設。訪日外客の中で最大シェアを占める韓国はプサンを追加。インド、ロシア、マレーシアにも新設する。
「訪日外国人3千万人プログラム」ではこのほかに、受け入れ環境整備事業に3億5千万円。このうち
受け入れ環境づくり支援事業として2億円を使う。外国語による観光案内や標識の充実、地方空港や
港湾での入国管理の円滑化などに向けて、地域を選定し、計画づくりや実証事業を支援していく。
観光圏でハード事業補助率も引き上げ
「観光を核とした地域の再生・活性化」の柱は、魅力ある観光地づくりを促進する観光圏整備事業で
107億7千万円を充てる。今年度当初予算の18.5倍という伸び率は、鳩山首相が前原国交相に指示した
「地域が主役の観光立国の推進」に基づく予算配分とみられる。
観光圏整備事業の増額は、観光プログラムの開発や2次交通の整備など従来のソフト事業に加え、
景観の整備や観光案内施設の整備など小規模なハード事業を支援できるようにしたため。内訳として
90億円相当をハード事業分に見込む。
観光圏のハード事業は、ソフト事業と同様に、地域が申請する観光圏整備実施計画に基づいて支援
する。道路整備など大型事業には使えないが、温泉街に残る廃業旅館の撤去、歴史的建造物の復元
などにも活用できるようにする。
さらにハード、ソフトともに補助率を従来の4割から6割に引き上げる。補助期間も現行は原則2カ年だが、
来年度以降は原則3カ年に延長する。観光圏は、現在30エリアが国の認定を受けているが、来年度も
新規エリアの募集を行う。
観光庁の概算要求の主な内訳は別表の通り。
http://www.kankoukeizai-shinbun.co.jp/backnumber/09/10_24/image/h1.gif
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091023-00000218-mailo-l42
軍艦島:快晴、廃虚へ大挙 “解禁”から半年、上陸3万人超 /長崎
10月23日16時1分配信 毎日新聞
長崎市沖合に浮かぶ端島(はしま)(通称・軍艦島)への上陸“解禁”から22日で半年。有名人を巻き込んだPR活動、世界遺産登録に向けた盛り上がりなどで、予想を上回る観光客が押し寄せている。市は新たな観光拠点にしようともくろむが……。【阿部弘賢、写真も】
◇人気は上々
島内見学できるのは東南側に設置された約220メートルの見学用遊歩道だけだが、上陸者たちは、案内人の説明を聞きながら約1時間かけてじっくり回る。
市によると、上陸者数は10月16日現在で3万4445人で、当初の年間目標1万人を大きく超えた。東京の大手旅行代理店は上陸解禁後、上陸を組み込んだツアーを発売。これまでに首都圏の若者を中心に約500人が参加した。
担当者は「廃虚などを巡るツアーはもともと潜在的な需要はあったが、雑誌や写真集などの影響で一般化している」と分析。修学旅行での予約も入っているという。
好調の要因としては好天が続いたことも大きい。島が波の高い海域にあるため、就航率は当初30〜40%と予測していたが、実際には69%。この半年で、欠航したり、出航後に上陸できなかった日は45日にとどまった。
また、軍艦島と有名人との連携企画も人気を後押しした。島をテーマに写真展を開いた長崎市出身の歌手で俳優の福山雅治さん▽映画宣伝で上陸した女優の綾瀬はるかさん▽新曲プロモーションビデオを島で撮影したミュージシャンのB’z……。市は「通常のPRでは届かない人にもアピールできている」と効果を実感する。
◇課題は……
長崎市が上陸者に実施したアンケート調査では再上陸を望まない人は36%。「もっと近くで廃虚を見たい」「周遊ルートが短い」などが理由だが、市はルート拡張には否定的だ。島の世界文化遺産登録に向け、今以上の拡張整備が困難なためで、リピーター確保は不透明な状況だ。
また、島が市内全体の観光振興になかなかつながらないという悩みもある。上陸者の9割が県外から来るが、観光目的を「島」だけにしている人が多く、市内観光や宿泊をせず、約4割は日帰りするという。
さらに冬季には荒天の日が増え、上陸できない日が増えることも予想される。島と他の観光拠点をどう結びつけるか。リピーターを確実に増やすにはどうするか。島の未来はこれからのようだ。
〔長崎版〕
10月23日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20091024-OYT8T01089.htm
東横イン進出 迎え撃つホテル
和歌山市中心部 安価・利便性 地元取り込みで対抗
「竹燈夜」の夜に開かれたコンサート。「地域に親しまれるホテルに」と各社知恵を絞る(18日、モンティグレダイワロイネットホテル和歌山で) 和歌山市中心部で、シティーホテルの競争が激化しつつある。安価な宿泊料金で全国展開する「東横イン」が来年7月、JR和歌山駅東口近くに進出。迎え撃つ既存のホテルも「健康」や「文化」をキーワードに、サービスの充実に余念がない。景気低迷や新型インフルエンザの流行など、ホテル業界には逆風が続くが、地元の利用を伸ばして生き残りを図る。(上野綾香)
東横インでは、現在、13階建て総部屋数191室のホテル建設が進む。ビジネス利用の宿泊客をターゲットに、安価な料金と、駅前の利便性、どこでも同じ設備を利用できることなどがセールスポイントだ。全国に約210店を展開しており、店舗がないのは和歌山など3県だけという。同社広報部は「和歌山への進出は念願だった。稼働率75〜80%を目指したい」と意気込む。
一方、既存のホテルは、地域の顧客を意識した企画を、積極的に打ち出している。
9月に10周年を迎えた同市湊通丁北の「アバローム紀の国」は、県内の牧場で取れた牛乳や卵を使ったデザートなど、地産地消のプライベートブランド商品を10種類開発、販売を始めた。11月には、県立医科大保健看護学部の教授の指導で開発した「減塩ヘルシーメニュー」も提供する。
同市七番丁の「モンティグレダイワロイネットホテル和歌山」は、「シネマサロン」として、宴会場で映画上映会を定期的に開催している。和歌山城に近い立地を生かし、17、18の両日に開かれたライトアップイベント「竹燈夜」にも協力した。駐車場の壁をスクリーンにして、高野山や熊野古道の映像を流したり、ホテル内でコンサートを開いたりして盛り上げた。
今年度上半期(4〜9月)の同市内のホテル平均稼働率は67・6%で、前年同期に比べて1・8ポイント減少。特に4月は約10ポイント落ち込んだ。
モンティグレの細見恭司総支配人は「県外からの宿泊客だけでなく、地域に愛されるホテルでなければ、生き残れない」とみる。「和歌山には多くの観光地があるのに、地元の人にも案外知られていない。ホテルがその情報の発信地になっていきたい」と話している。
(2009年10月25日 読売新聞)
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Kyoto Shimbun 2009年9月24日(木)
渋滞避け、鉄道利用にシフト
シルバーウイークの交通
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009092400179&genre=C4&area=Z10
高速道路4社やJR各社は24日、秋の大型連休「シルバーウイーク」中の利用状況をまとめた。今年のゴールデンウイーク(GW)後半に比べ、高速道路全体の交通量が4%減となった一方で、鉄道は新幹線、在来線とも数ポイントずつ増加。「ETC一律千円」による渋滞を避け、鉄道にややシフトした形だ。
東日本など高速道路各社によると、10キロ以上の渋滞の発生回数は353回で、GW後半(5月2〜6日)の5連休に比べ6・6%減った。しかし30キロ以上の長い渋滞は66回発生し、20%増えた。
最長の渋滞は21日午前の東北自動車道下り線佐野サービスエリア(栃木県)付近で60・1キロ。ほかにも50キロを超える渋滞がいくつか起きた。
JR各社によると、東海道・山陽新幹線の利用者はGW後半(5月1日〜6日)を若干上回り、東北、長野新幹線なども7%上回った。(共同通信)
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名鉄、2ホテル売却 神戸のホテルグループへ
伊良湖ガーデン、浜松名鉄
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/ckei091027_2.htm
名古屋鉄道は26日、連結子会社が運営する「伊良湖ガーデンホテル」(愛知県田原市)と「浜松名鉄ホテル」(静岡県浜松市)を、パールシティなどのブランドでホテルを運営する「ホテルマネージメントインターナショナル」(HMI、神戸市)グループに売却すると発表した。両ホテルは営業を続ける。
名鉄は伊良湖ガーデンホテルについては100%、浜松名鉄ホテルは91・7%の株式を保有しており、すべての保有株式を12月4日付でHMI側に譲渡する。金額は公表していない。希望する従業員はHMI側が引き続き雇用する。
名鉄はグループ事業の再編・効率化を進めている。両ホテルは不況による宿泊や宴会需要の冷え込みで業績が伸び悩んでおり、名鉄の沿線から離れていることも考慮して売却を決めた。伊良湖ガーデンホテルは2007年に改装を実施。滞在型リゾートホテルとして集客増を目指していた。
(2009年10月27日 読売新聞)
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http://www.travelnews.co.jp/news/kankou/0910301049.html
東アジア交流促進で合意 日中韓観光大臣会合
日本、中国、韓国の観光担当大臣が集まる第4回日中韓観光大臣会合が10月18日、名古屋市で
開かれた。会合には日本の前原誠司国土交通大臣、中国の�譟謹痢淵轡腑ΑΕ⑤ぁ帽餡販閤盒苗后�
韓国の柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官が出席した。
前原大臣は16年までに訪日外国人客数を2千万人にする手段として「7月に中国人の個人ビザを解禁
したが、さらなる関連策を講じたい」と、中国人個人向けのビザの発給条件を緩和する考えを示唆。
これに応じる形で�豢苗垢蓮ヿ什瀑䡄椶領更垈饉劼慮獣亘/佑話羚颪如⊅羚饋邑類泳ⓕ輭更垓般海呂任�
ないが「信頼性と実績、管理能力がある旅行会社から段階的に解禁する」考えがあることを明らかにした。
前原大臣は韓国については「最も近い国」と位置づけ、映画づくりを共同で行い、映画祭の開催や青少年
の交流を推進していくことの重要性を柳長官と話し合った。
会合では観光交流の拡大と協力の促進に向けて新型インフルエンザをはじめとする諸課題の克服と国際観光
交流の回復に向けた取り組み、東アジア観光大交流時代への対応などに合意し、共同声明を採択した。
10年の上海万博とビジットジャパンイヤー、10―12年のビジットコリアイヤーについても3国間で観光ルート
の開発やプロモーションを実施するほか、交流人口拡大のための協力態勢を図ることを確認し合った。
新型インフルエンザに対しては情報を共有し、正確な情報の提供と冷静な対応の呼びかけを行うほか、
安心して旅行ができる環境整備づくりを図ること決めた。
※●=王へんに其
(09/10/30)
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私の上海の友人(普通のサラリーマンの女性)も、この間、結構気軽に来られていたけど。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=36682
日本の中国人向け個人観光ビザ、発給条件の緩和は来年か―中国紙
2009年10月28日、上海紙・新聞晨報は、前原誠司・国土交通相が名古屋で18日に開かれた第4回
「日中韓観光大臣会合」で、富裕層に限定していた中国人向け個人観光ビザの発給条件をさらに緩和
する意向を示したと報じた。
中国人向け個人観光ビザは7月から解禁されたが、今のところ「年収25万元(約330万円)以上」の
富裕層に限定されている。これはあくまでも参考値だと日本政府観光局(JNTO)などは強調しているが、
ビザ申請時には年収証明以外にも不動産権利書、預金通帳、有価証券、在職証明、出入国記録など
提出しなければならない書類は山のように多い。さらに、ビザや飛行機、ホテルなどの手配はすべて
旅行会社に一任しなければならず、変更は許されない。手続きの煩雑さに加え、行動の自由も制限
されるとあり、中国からは不満の声が噴出。日本への個人観光を希望する人は解禁当初こそ多かった
ものの、それ以降は下降線をたどっているという。
昨年来日した中国人観光客は約100万人に上ったが、記事は、ビザ発給条件を緩和することで日本側は
さらなる増加を期待していると指摘した。JNTO上海事務所によれば、具体的な緩和内容は来年7月に
発表される予定。(翻訳・編集/NN)
2009-10-31 02:01:01 配信
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>>404
こんな厳しいんですねぇ。。
>ビザ申請時には年収証明以外にも不動産権利書、預金通帳、有価証券、在職証明、出入国記録など
>提出しなければならない書類は山のように多い。さらに、ビザや飛行機、ホテルなどの手配はすべて
>旅行会社に一任しなければならず、変更は許されない。
日本に旅行に行きたいと思って貰えてる内が花。緩和は必要でしょうねぇ。
中国人犯罪組織の日本進出は別にしっかり取り締まって貰う必要はありそうですけど。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091030-00001313-yom-soci
ネットで旅予約、便利でもトラブルも急増
10月31日0時35分配信 読売新聞
インターネットを利用して航空券を購入したり、ホテルの宿泊を予約したりする人が増えている。
パソコンや携帯電話でどこからでも利用できる便利さの一方で、契約を巡るトラブルも増えている。
国民生活センターによると、ネットでの航空券購入を巡る2008年度の苦情相談件数は322件で、3年前の3倍以上に増えている。寄せられた相談の一つ、60歳代男性の事例によると、今年8月にネットで格安航空券を購入した際、搭乗日を間違って入力してしまった。旅行会社にすぐに誤りを申し出たが、変更も払い戻しもできないと言われた。
ネットでホテルや旅館の宿泊を予約する際のトラブルも目立つ。08年度の苦情相談件数は124件で、やはり3年前の3倍近い。30歳代の女性の事例では、今年5月、ネットで旅館の予約をしたが、画面では「予約ができなかった」と表示された。別の旅館に宿泊したが、後日、その予約できなかった旅館からキャンセル料を請求された。
消費生活相談を行っている日本消費者協会の広重美希さんによると、ネットでの契約の場合、契約の成立時期を巡る勘違いからトラブルになるケースも多いという。
ウェブサイトで商品を購入する場合は、申し込み画面に入力し、確認画面を見て、承諾画面に切り替わったら、契約が成立する。確認のメールが送られてくるとは限らない。メールが来ないので契約は成立していないと勘違いしている人もいる。
広重さんは「ネットでの契約は、便利さの一方で、トラブルに巻き込まれる可能性も高い。安易に契約をせずに注意事項をきちんと読むことや、信頼できる業者を選ぶことが大切」と注意を呼びかけている。 .最終更新:10月31日0時35分
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>>405
保証金を納めるのが大変なんですよ。
官僚国家の中国ですから、煩雑な手続き、書類の提出には、国民はむしろ慣れっこです。
そして、保証金を用意できるのは富裕層と、日本に根を張った犯罪組織だという。
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>>404
>私の上海の友人(普通のサラリーマンの女性)も、この間、結構気軽に来られていたけど。
上海に住んでいて、日本人の友人がいるなら じゅうぶんにエリートと言えるじゃないですか。
現地のメーカーの社員が日本に来るのはけっこう簡単に来てるイメージですけどね。(どんな申請してるかはしりませんが)
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>>406
これはこのオッチャンが悪いだろ。対面式でも同じじゃん
>60歳代男性の事例によると、今年8月にネットで格安航空券を購入した際、搭乗日を間違って入力してしまった。旅行会社にすぐに誤りを申し出たが、変更も払い戻しもできないと言われた。
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>>408
> 現地のメーカーの社員が日本に来るのはけっこう簡単に来てるイメージですけどね
> (どんな申請してるかはしりませんが)
ビジネスとして来る時は、ビジネス相手の日本側の会社が身元保証をしているのですよ。
会社登記や身元保証書(社印捺印)などを先方に送付して、中国側から日本大使館にそれらを
提出しています。
全くのプライベートで来たので驚いたわけです。上海人は比較的、簡単らしいですけどね。
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>>407-410
なるほど〜。
日本人もお役所仕事的な書類一杯には馴れてる部分もあって文句は言いながらも従ってますしね。。
>官僚国家の中国ですから、煩雑な手続き、書類の提出には、国民はむしろ慣れっこです。
ビジネスには急な予定の変更はつきものだと思うんですけど,ビジネス客にも↓は適用されるんでしょうかね??
>ビザや飛行機、ホテルなどの手配はすべて
>旅行会社に一任しなければならず、変更は許されない。
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>>411
ビジネスでも滞在予定表を大使館を通して日本外務省に提出しますので、それが嘘だったと
バレると怒られますw
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>>412
結構円滑なビジネスへの妨げになってますなぁ・・・。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20091031-OYT8T00115.htm
博報堂旧本館 「保存を」
「都市的遺産」建築士ら要望
1930年に完成し、老朽化などから解体される予定の大手広告会社「博報堂」の旧本館(千代田区神田錦町)をめぐり、建築士の団体や区議会などから保存を求める声が上がっている。同館は、国の重要文化財に指定されている明治生命館(丸の内)などを手がけた戦前の建築家・岡田信一郎の設計で、建築士たちは「未来に残すべき貴重な都市的遺産」と訴えている。跡地にはビル建設の構想があるが、一方で同社は保存できるかどうかの検討も始めた。(野村昌玄)
解体工事が決まり、保存を求める声が出ている博報堂旧本館 博報堂旧本館は神田警察通り沿いにあり、地下1階、地上3階。角に立つアールデコ的な造形の塔が特徴で、96年まで本社として使用された。周辺で再開発が進む中、昭和初期の息吹を残す建築物だが、老朽化や耐震上の問題などで、後年の増築部分と合わせ、10月〜来年4月の工期で解体される。跡地には新たなビルなどの建設が検討されている。
日本建築家協会関東甲信越支部は9月末、同社や千代田区長、同区議会に保存・活用を求めて要望書や陳情書を提出。「成長する民間企業にふさわしい清新な感覚の建築で、岡田の最晩年の重要な作品」と訴えた。同区議会の企画総務委員会は今月13日、文書で保存などを同社に要請することを決定。近く提出する。
こうした動きを受け、同社も保存が可能かどうかの検討を始めた。旧本館の解体作業は工期終盤の予定で、同社広報室は「旧本館の保存を求める声を受け止め、ギリギリまで検討したい」と話している。
同支部の安達文宏・保存問題委員会副委員長は「建築的に優れた価値を持つだけでなく、変貌(へんぼう)が進む神田周辺の景観に、重要な役割を果たしている」と強調している。
(2009年10月31日 読売新聞)
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NHK−BSでやってたエコツアーは、見ている分にはつまらなかったけど。
http://www.asahi.com/eco/forum2009/earth360/j/TKY200911020184.html
吉田文彦の地球360°
元気な自然と地域社会は「ECO TOURISM」で
2009年11月2日
雑事を離れ、ぼんやりと旅するのは、実に楽しい。それこそ旅の神髄とのご意見あるのも、もっともなこと。
だが、一方で、「環境に配慮し、自然に触れることで人間と地球の関係などを学び取る旅」(中嶋真美・
玉川大学准教授)を意味する「エコツーリズム」も、次第に市民権を広げてきているように思える。
「人間と地球の関係などを学び取る旅」で真っ先に思い出すのが、アマゾンの旅だ。大河アマゾンは、
上流のネグロ川とソリモンエス川が合流したところから始まる。ネグロ川の水はコーラのような色。雨期に
浸水した熱帯雨林から出る有機物が混じって、黒っぽく見えるのだ。他方、ソリモンエス川は黄土色で、
ネグロ川に比べて白っぽい。源流のアンデス山脈の土砂を侵食しながら流れてくるうちに、粒の細かい
泥が溶け込んだせいだ。
◇ ◇
小さなボートで、この二つ川の合流点に行った。ソリモンエス川の方がネグロ川よりも水温が低い。
水流の速さも異なっている。このために合流後も何キロにもわたって両者が交じり合わずに、二色の
流れが続く。黒っぽいネグロ川の水の方が、太陽の熱を吸収しやすいため、水温が高い。二色の境目を、
水に手を入れながらボートで横切ると、温度差を実感できる。
ネグロ川には、「ピンクイルカ」がいる。カワイルカの一種で、体がピンク色に近いことから、こう呼ばれて
いる。水が黒くて視界が悪いため、目はほとんど退化しているが、超音波を出して獲物の位置や距離を
知ることができるという。一目見たくて何時間もボートで走ったが、残念ながら、めぐり合えず……。でも、
運に見放されたわけではなかった。その夜、川辺のレストランでアマゾンの魚料理に舌鼓を打っていると、
少し離れた奥深い闇から、元気なイルカの鳴き声。しかも何度も、何度も。泳ぐ姿を想像しながら、じっと
聞き入った。
エコガイド(自然解説者)をしてくれた青年は、こう語った。「アマゾンには密漁や森林破壊が絶えない
けど、この大自然を残しながら生計が立つなら、それがやはり一番だ」
◇ ◇
日本での旅はやはり温泉、という方も多いだろう。実は温泉地のそばにも、たくさんのエコツアーがある。
たとえば、福島県の裏磐梯高原だ。春まだ浅い4月に、大きな火口壁が見える湖畔の小道を、エコガイド
さんと一緒に歩いた。天候に恵まれ、湖面の輝きが何とも生き生きとしていた。雪解けから間もない地面
は、色あせた葉で覆われていた。
「表面は去年の落ち葉。それをめくると……朽ちかけた一昨年の落ち葉。さらにめくると……土になり
かけているでしょう?動物と違って植物は動き回れない。そこで、身の回りに栄養を蓄えるのです」。
エコガイドさんが、何層にも折り重なった落ち葉をめくりながら、そう説明してくれた。根を張る土を自らの
葉を材料に肥やしていく。樹木の生き抜く戦略の力強さを目の当たりにした思いだった。
さらに歩いていくと、マツボックリがたくさん落ちていた。そのなかに形がいびつなものが混じっていた。
「リスがいる証拠。奥の種を食べるため、かさの表面をかみちぎるのです」。一人でのんびり歩くだけでは
味わえない、自然と自分の接点を実感する楽しみがエコツアーにはある。
その夜の温泉は、格別。「この湯も、実は地球の壮大な営みの産物なのだな」との感慨もあった。そう、
考えようによっては、温泉そのものもエコツアー。
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◇ ◇
前原誠司国交相は、少子高齢化、人口減少が進む日本の成長戦略として観光産業に着目している。
すでに議論になっている国際ハブ空港、地方空港のあり方、オープンスカイ戦略、さらには高速道路の
無料化なども観光立国の推進と密接なかかわりを持っている。
確かに観光産業は成長産業で、とてもいい着眼である。ただ、観光振興と言っても間口が広い。航空、
道路対策といった交通手段の整備が大事なことは間違いないが、時代のニーズに合った観光成長戦略
も必要だろう。その意味において、新政権にはぜひ、エコツーリズムの普及でも知恵を絞ってもらいたい。
第一の理由――私たちは今、「環境の世紀」とも呼ばれる時代を生きる一方で、世界的な経済危機の
渦中にある。この時代を賢く進む妙案のひとつが、環境対策で雇用を生み出す「グリーン・ニューディール」
の一環で、エコツーリズムを推進していくことだ。とくに日本は、高齢化する地方での雇用、地域社会、
自然環境の崩壊が深刻な問題になっている。エコツーリズムで地域おこしを進めて雇用を増やし、その
収益の一部を自然保護にも回して持続可能な地域産業にしていく。エコツーリズムをうまく活用すれば、
この同時多発危機を乗り切る重要なツールになるだろう。
第二の理由――地球環境対策への意識を変えるため、である。地域の自然観光資源を末永く保って
いくには、地球温暖化の防止や、生物多様性の保全が必要になる。したがって、エコツーリズムで地域
社会の活力を維持していこうとすれば、おのずと地域の環境保護だけでなく、地球規模の問題への対応
にも貢献する必要があるとの思いが強まることだろう。地球環境問題ではとかく、対策に要するコスト
ばかりが強調されがちだ。ところが実際には、たとえばエコツーリズムに力を入れれば、地球と地域社会
の両方に利益をもたらす相乗効果を期待できる。地球規模で考え、地元から行動を起こす(Think
Globally, Act Locally)。その理念の実践に他ならない。
◇ ◇
もちろん、エコツーリズムは万能ではない。進め方を間違うと、主にツアーを募集する都市の観光業者
を利し、地元に残るのは観光公害と環境破壊だけということになりかねない。エコガイドなどの人材育成も
必要だろう。当然、そうした周到な目配り、備えは欠かせない。
そのうえで、地域発信型のエコツーリズムを全国各地で芽吹かせていけば――四季に恵まれ、多様な
自然と伝統文化が敷き詰められた日本列島が、もっと楽しくなりそうだ。
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>>346
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091104/amr0911042051011-n1.htm
【上海ディズニーランド】中国政府が正式認可、宿命のライバル香港と激突へ
2009.11.4 20:51
【上海=河崎真澄】中国で「国際金融センター」の地位を争う上海と香港が、今度は「ディズニーランド(DL)」で激突する。上海DLの建設計画が中国政府から正式認可され、早ければ2014年にも開業する。4年前の05年に開園した香港DLとの入場者争奪戦は避けられない。
中国国営新華社通信によると、中国政府は10月末、上海市政府と米ウォルト・ディズニーが申請していた上海DL建設計画を正式に認可した。アジアでDLが開園するのは東京と香港に続いて上海が3番目。今月中旬に予定されているオバマ米大統領の中国訪問を前に、友好ムードを高める狙いがあるとみられる。
上海はもともと、中国初のDL開園を香港と争っていた。当時は香港政府の資金力がモノを言い、米ディズニーが香港を選んだ経緯がある。しかし、香港DL入場者の大半を占める中国国内からの観光客は、香港への入境許可やパスポートが必要で、香港DL業績不振の要因のひとつと指摘されている。
それに対し、上海DLは入境許可もパスポートも不要。245億元(約3200億円)をかけて浦東新区に整備する第1期工事は150ヘクタールで、香港DLの126ヘクタールを上回る。第2期以降の拡張計画もある。
香港政府が資金の半分近くを拠出する香港DLは4日、アトラクションなどの拡張計画を前倒しし、年内に着工すると表明。上海への対抗心をむき出しにした格好だ。
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http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110401000625.html
鞆の浦、過去と現在つながる土地 イコモス会長、視察で絶賛
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関で、世界遺産の候補地を審査する国際記念物遺跡会議(イコモス)のグスタボ・アローズ会長が4日、瀬戸内海の景勝地・鞆の浦(広島県福山市)を初めて視察。県や市の埋め立て架橋事業計画を「破壊的な行為で、文化的価値を失う」と批判し、あらためて計画中止を求める考えを示した。
イコモスはこれまで、鞆の浦の街並みを「世界遺産級」と評価。計画の中止や、景観を損ねない代替案の再検討を日本側に勧告している。
アローズ会長は反対派住民の案内で、江戸時代に建てられた町家や「常夜灯」と呼ばれる灯台を見て歩き、海上の船から埋め立て場所の説明を受けた。
視察後に「過去と現在が見事につながった素晴らしい土地」と絶賛。「街、海、人のかかわり一体が鞆の浦の価値。埋め立て以外の方法を検討してほしい」と強調した。
鞆の浦の景観保護をめぐっては、広島地裁が10月「文化的、歴史的景観は国民の財産というべき公益で、事業で重大な損害の恐れがある」と原告側住民の訴えを認め、知事に県と市への埋め立て免許交付差し止めを命じた。県は控訴している。
2009/11/04 20:43 【共同通信】
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阿仁スキー場、冬期営業を継続 対策協が赤字負担
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091106b
未定となっていた北秋田市の阿仁スキー場の冬季営業が、例年同様の来月中旬から来年3月末まで行われることが決まった。市内のNPO法人・冒険の鍵クーン(村田君子理事長)が、今季の夏秋営業に続き実施する。津谷永光市長が5日、明らかにした。
津谷市長は「大変ありがたい。直接の財政支援は困難だが、何らかの手助けをしていきたい」と述べた。
同スキー場関係者によると、冬季営業で見込まれる赤字を市や観光協会など官民でつくる森吉山通年観光対策協議会(菊地忠雄会長)で負担する方針が確定、同NPO法人が営業継続を決めた。
(2009/11/06 08:52 更新)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/133010
平戸観光 協存続の危機 大橋通行料 来春無料化へ 料金徴収 委託なければ活動困難
2009年11月7日 00:26 カテゴリー:社会 九州 > 長崎
来春の無料化が予定される平戸観光のシンボル・平戸大橋 長崎県平戸市と九州本土を結ぶ唯一のルート、平戸大橋(665メートル)の通行無料化をめぐり、料金の徴収業務を請け負う社団法人平戸観光協会が揺れている。無料化されれば、主な財源を失うため、平戸観光の「旗振り役」ともいえる協会の存続が危ぶまれるからだ。10月の市長選で初当選した元県議の黒田成彦氏は「観光事業を集約化しながら、観光協会への委託を進めたい」と観光協会へのてこ入れを示唆するが、「無料化」後の青写真はまだ見えてこない。
平戸大橋は1977年に開通。96年3月に建設費償還を終えたが、年間約2億円の維持管理費がかさむとして、維持管理に充てるため片道100円(普通車)の通行料徴収を続けている。2008年度は通行台数約430万台、料金収入約4億円。維持管理費などに充てた料金収入の残額は基金に積み立てており、同年度末の基金残高は約6億2500万円。県道路公社によると、こうした「維持管理有料道路」は九州では関門トンネルと平戸大橋だけという。
平戸大橋の通行料徴収業務は、県から維持管理業務などを受託している県道路公社が平戸観光協会に委託している。その無料化をめぐる問題は9月県議会で金子原二郎知事が「来春の無料化」方針を表明したことが発端。県土木部長は一般質問で、国の補助制度が拡充され県の財政負担が軽減されたことや、交流人口が増えることなどを無料化の理由に挙げた。
これに対し、観光協会側は「十分な事前説明がなかった」と困惑。年間収入1億1000万円のうち、徴収業務委託料は4900万円。徴収員約20人の人件費のほか、管理業務を担うかたちで、5人いる正規職員の人件費の一部も賄っている現状があるからだ。
観光協会の小出圭治次長は「小所帯ながら営業やイベント協力など幅広い仕事をこなしている。徴収員の雇用問題もさることながら、(無料化で)職員が減ったら活動継続は難しい」と話す。
橋利用者の8割超が平戸市民との推計もある。市長選では、県の無料化方針を支持した黒田氏が、基金積み立ての必要性に言及した候補に圧勝した。黒田市長は「11月県議会で無料化の承認が得られるよう、橋を管理する県と、県議会に働き掛けたい」としている。
=2009/11/07付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/133005
廃虚ににぎわい再び 軍艦島クルーズ 経済効果17億円 シンクタンク試算 4月からの1年間 9割が県外客
2009年11月7日 00:10
シンクタンクのながさき地域政策研究所(長崎市)は6日、今年4月に上陸が解禁された長崎市沖の端島(軍艦島)への観光クルーズの経済効果が、来年4月までの1年間で17億8千万円になるとの見通しを発表した。
クルーズ参加者へのアンケートなどを基に試算した。年間の参加者推計は7万5千人(周遊、上陸含む)で、同市の当初予測(2万人)を大きく上回る。参加者の飲食代や宿泊代、土産代などの直接効果は10億6千万円で、波及効果が7億2千万円という。
5−6月に実施したアンケートでは、長崎県外の参加者が89%で、うち約50%が九州内、約15%が関東から。1人当たり消費額は2万4342円だった。
同研究所は「炭鉱で栄え廃虚となった島への関心は全国的に高く、来訪者は予想外に多かった。ただ消費額は通常の観光に比べやや低く、軍艦島関連の土産品をつくる必要がある」としている。
軍艦島への上陸クルーズは現在5社が運航。乗船料は3、4千円程度で、長崎市への見学料300円も必要。
=2009/11/07付 西日本新聞朝刊=
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http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091103/biz0911031801008-n1.htm
「ミシュラン」はホテル業界の救世主? (1/2ページ)
2009.11.3 18:00
このニュースのトピックス:新型インフルエンザ
ウェスティンホテル大阪で10月18日から提供されているミシュラン掲載記念特選メニューの1品、「ふかひれの姿煮」 大阪と京都のホテルが“ミシュラン特需”に沸いている。『ミシュランガイド京都・大阪2010』のレストラン部門に、関西のホテルが運営するレストランが選ばれ、予約が急増し、連日満席が続く人気ぶり。昨秋以降の世界同時不況と新型インフルエンザの影響で宿泊需要が低迷していたホテル業界にとって思わぬ“救世主”の登場だが、業界内からは一過性のブームといった冷めた声も聞こえてくる。
10月16日発売の『ミシュランガイド京都・大阪2010』のレストラン部門で、ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)とウェスティンホテル大阪(同)、京都ブライトンホテル(京都市上京区)がそれぞれ1つ星を獲得。各ホテルとも掲載を記念する特別メニューなどを提供し、すでに集客効果が表れている。
中国料理店「香桃(シャンタオ)」とフランス料理店「ラ・ベ」の2店が掲載されたザ・リッツ・カールトン大阪は、記念ランチ(7910円、9040円)とディナー(2万340円、2万2600円)を発売。価格設定がやや高めとあって客足は微増にとどまっているが、それでも常連客が祝福に訪れたり、新規客の予約が増えたりと、反響が出始めている。
中国料理店「故宮」が掲載されたウェスティンホテル大阪も、ふかひれや牛フィレ肉など高級食材を使った特別メニュー(ランチ6500円、ディナー1万5000円)を18日から発売したところ、初日から利用客の問い合わせが殺到。1日に約160件の予約が入った日もあり、同レストランの予約数は昨年同期比で2.5倍に達している。
京都ブライトンホテルのフランス料理店「ヴィ・ザ・ヴィ」は、京都の仏料理店では唯一、星を獲得した。特別メニューは販売していないものの、問い合わせは急増し、満席で予約を断るケースも。また、通常はリピーター客が5割を占める同店だが、問い合わせの約8割が新規客。ホームページへのアクセス数も3〜4倍に増えるなど「関心の高さを実感している」(広報担当者)とホクホク顔だ。
世界同時不況などの影響により、ホテル各社は法人需要を中心に客室稼働率が低迷しており、それとともに館内のレストランなど料飲部門も需要は減少。こうした厳しい状況下、ミシュランは思わぬ救世主となっている。
しかし、平成19年に東京版が発行された際、星を獲得した店が酷評されるなど、ガイドブックの評価能力に対して疑問が指摘された。このため、料理店側にとって星獲得は一時的に客足が伸びる一方、あまりにも注目度が高く、状況によっては酷評の対象となる。
「一過性のブームに終わらせないためにも、また来店したいと思っていただける料理とサービスを提供しなければならない」とウェスティンホテル大阪企画広報課の栗山和子さんは話す。
掲載をバネに今後の集客につなげられるか。星を授かったホテルの力量が試されている。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091107/fnc0911070805003-n1.htm
「上海」に怯えるミッキー 香港DLの苦悩 (1/2ページ)
2009.11.7 08:04
上海に5倍の規模の“姉妹施設”が建設されることになり、将来の客足が不安視される香港ディズニーランド(ブルームバーグ) ジャッキー・リューさん(25)は中国本土からガールフレンドとともに香港ディズニーランド(DL)を初めて訪れたが、もう二度と来ることはないと考えた。上海でのテーマパークの開業はまだ先の話だというのに。
おそろいのドナルドダックTシャツに身を包んだジャッキーさんたちだが、過ごしやすい天候に恵まれながらも、2時間足らずで香港DLを後にし、市内観光に向かうため電車に乗った。2人はもう戻ることはないと話す。
福建省廈門(アモイ)で大学に通うリューさんは「香港DLはとても小さい」と不満を口にした。「上海のディズニーのテーマパークには必ず行きます。飛行機代も安いから」
4年前に開園した香港DLは来場者数が予想を下回っているだけに、上海でのディズニーのテーマパーク開園でさらに客足を引き止める苦労が増えそうだ。米ウォルト・ディズニーと合弁を組んでいる香港政府当局は、36億3000万香港ドル(約424億7100万円)を追加出資して同DLに3つのアトラクションエリアを増設する拡張計画を発表している。
ディズニーは4日、上海でのテーマパーク建設が中国政府に承認されたと発表。香港DLは、5倍の規模にも及ぶ可能性がある上海テーマパークの建設決定に衝撃を受けていると中国国営の新華社通信は伝えている。
香港の中国語紙「文匯報」によると、上海テーマパークの建設には245億元(約3251億円)が費やされる見通し。開業すればディズニーは、本土でもっとも裕福な都市である上海の市民2000万人余りをターゲットにできる。中国の市場調査グループによると、上海のテーマパークから車で3時間圏内には約8000万人が居住しているという。上海テーマパークは世界で6カ所目のディズニーテーマパークとなる。
公的資金をテーマパークに支出することを批判してきたエミリー・ラウ香港立法会議員は、「上海テーマパークは、世界最小規模の香港DLから多くの客を奪っていく可能性が極めて高い」とした上で、「ディズニーは、より規模の大きな中国本土市場に焦点を移しており、香港には背を向けようとしている」と指摘した。
香港政府とディズニーの合弁事業である香港DLでは、2005年9月の開業以来、来場者数が期待されたほど伸びていない。政府エコノミスト、ヘレン・チャン氏によると、開業から3年間の来場者数は1400万人と、年間平均にして450万〜460万人だという。
同氏によると、当初の目標は420万〜560万人だった。香港DLの面積が311エーカーなのに対し、米フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは2万5000エーカー。新華社によると、上海テーマパークは1730エーカーとなる見通し。
香港政府は、香港DLの株式57%を保有、32億5000万香港ドルを出資しているほか、埋め立てや道路、下水設備、鉄道などの設置に136億香港ドルを投じている。
めいを連れて香港DLを訪れたメイ・チェンさん(45)は「香港政府がDL建設に費やした資金は無駄だった。上海にテーマパークがオープンすれば、香港DLの魅力は確実になくなるでしょう」と話した。
(ブルームバーグ Wing−Gar Cheng、Sophie Leung)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091107-OYT1T00074.htm
上海ディズニーランド決定、TDRの脅威に?
上海で、日本、香港に続いてアジア3か所目となるディズニーランド(DL)の建設が決定した。
東京ディズニーリゾート(TDR)は現在、中国人旅行客の日本旅行ブームの恩恵を受けているが、2014年にも開業する上海DLは、アジア圏における強大なライバルとなりそうだ。
TDRの外国人入園者は年間約80万人。中国人はその相当数を占めるとみられる。日本政府は、一定の制限を設けている中国人への観光ビザ発給について、一層の緩和策も検討しており、今後数年で、TDRを訪れる中国人はさらに増えると予想される。
しかし、上海DLが開業すれば、これまでは日本や香港の「迪斯尼(ディズニー)」を訪れていた中国人が、ビザ取得の手間がかからない国内へ流れることは必至だ。中国大手の中国青年旅行社上海支社は読売新聞の電話取材に、「TDRへの来園は減る」と断言。県商工会議所連合会の千葉滋胤会長も「影響は避けられないだろう」と予測する。
TDRを運営するオリエンタルランド(浦安市)の鈴木茂・常務執行役員は5日、「上海の具体的な計画を把握しておらず、どんな影響があるかはまだ分からない」と語った。2005年の香港DL開業の際は、「大きく影響はしなかった」とも強調した。
ただ、上海DL開業の「衝撃度」は大きい。中国の報道によると、上海の開業面積はTDRの約200ヘクタール(ホテル、商業施設含む)より小さい約150ヘクタールながら、地元政府の強力な後押しもあり、将来の拡張も見込んで約400ヘクタールの広大な用地が準備されるという。香港DLは約126ヘクタール、テーマランドはわずか4か所という規模から、業績が伸び悩んでいるのが現状だ。
香港側も戦々恐々だ。5日付の香港紙・明報は、中国本土の旅行客を中心に、入園者の15%が上海に流出するとの試算を示した。筆頭株主の香港政府は、テーマランド3か所を増設する計画を前倒しする対抗策を打ち出している。
一方、「上海でディズニーの魅力を知り、TDRを訪れようという人も出るはず」(中国の旅行関係者)との見方があるのも事実。千葉会長によると、オリエンタルランドの加賀見俊夫会長は「サービスとホスピタリティーの質でリピーターを増やす努力をしている。(上海に)負けるはずがない」と話しているという。
(2009年11月7日10時15分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/world/news/20091107ddm007030084000c.html
香港:上海ディズニーランド計画に…低迷の香港ディズニー、危機感あらわ
◇「本土の客」取り合いに
【台北・大谷麻由美】上海ディズニーランド(DL)の建設計画が中国政府の認可を受けて動き始め、ライバルとなる香港DLが強い危機感を抱いている。「中国13億の人口があれば、二つのディズニーランドは維持できる」と強気の意見もあるが、入場者の獲得競争は激化が予想される。
香港DLは05年9月の開業以来、入場者数の伸び悩みに苦しんできた。1年目は目標の560万人を下回る約520万人。それ以来、公式発表は控えられたが、2年目は約400万人、3年目は約430万人とみられており、当初目標は達成できていない。
中国からの入場者が約160万人と全体の3分の1で、中国頼みの経営が続いている。
香港DLは、ホテルや駐車場などを合わせた総面積が126ヘクタールだが、園内だけの面積は20ヘクタールにもならないとされる。
東京DLの半分以下で、「世界一狭い」と酷評されてきた。これに対して、4日に建設認可が発表された上海DLは、総面積400ヘクタール、園内は約100ヘクタールの規模を誇る。
香港特別行政区政府は今年7月、香港DLの競争力を高めるための拡張を決めた。だが、中国人が香港DLに行くには、香港入境許可や旅券が必要。上海DLなら面倒な手続きなしで行けるとあって、上海の方が有利だとみられている。
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http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911060086a.nwc
オリエンタルランド 4期ぶり中間減益 TDL入場者減など響く2009/11/6
オリエンタルランドが5日発表した2009年9月中間連結決算は、営業利益が前年同期比3%減の158億円と、中間期としては4期ぶりの減益となった。春先に悪天候などで「東京ディズニーランド(TDL)」などテーマパークの入場者数が落ち込み、連結売上高が3.6%減の1746億円と減少したことが響いた。中間期の減収、営業減益も4期ぶり。
TDLと「東京ディズニーシー(TDS)」の合計入場者数は、前年の「東京ディズニーリゾート」開業25周年イベントの反動もあり、5.7%減の1230万人だった。入場者の前年割れが響き主力のテーマパーク事業の売上高が6.2%減少し、全体の売上高を押し下げた。
10年3月期の通期連結業績予想では、景気低迷に伴うホテル事業での今後の集客落ち込みを織り込み、売上高を当初より約55億円少ない3645億円(前期比6.3 %減)に下方修正した。ただテーマパーク事業での入場者が回復傾向にあることから、利益見通しは据え置いた。
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>>302-305
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091108/trd0911081802011-n1.htm
氾濫する偽装ラブホ 過激グッズで集客も (1/4ページ)
2009.11.8 18:00
「2時間2700円〜」「グランドオープン」。派手な外観ときらびやかなネオンが輝くラブホテル。横浜市と東京都町田市の境にある東名高速横浜町田インターチェンジ付近には多くのラブホテルが立ち並ぶが、実際はラブホテルの営業禁止地域だ。旅館業の許可を受けながら営業する「偽装ラブホテル」。全国に氾濫(はんらん)しているのが現状だ。この違法状態にメスを入れようと、神奈川県警と警視庁は合同で10店を一斉に摘発した。中には「一度経験したら、もうやめられない」とインターネットで宣伝されるなど話題の“過激な性的グッズ”を売りものにしている店もあった。
初の逮捕者
神奈川県警生活保安課と警視庁は今月4日、風営法違反(禁止地域営業)の疑いで、東京都町田市と横浜市旭区、相模原市のホテル9店と経営者ら12人を書類送検した。また、容疑を否認するなど証拠隠滅の恐れがあるなどとして、同法違反で横浜市旭区のホテル「カリブ」経営者、野中克則容疑者(38)=同市戸塚区=と支配人の橋本直哉容疑者(38)=同市旭区=の2人を逮捕した。野中容疑者は「支配人に任せていたので、分からない」と容疑を否認している。
違法ラブホテルの摘発は都内では初めて、逮捕者は県内で初だった。
県警の調べによると、摘発されたホテルは9月20日、県条例でラブホテルの営業が禁止されている区域にもかかわらず、ビジネスホテルとして許可を受けながら、室内に巨大な鏡や回転ベッド、性的な用具を設置するなど、ラブホテルとして営業していた疑いが持たれている。
県警と警視庁は、JR町田駅の南口周辺(相模原市と東京都町田市)など都県境の環境浄化を進めており、売春目的の客待ちの女を一掃しようと、売春の温床になっている女の使用するホテルの摘発に乗り出したのだ。しかし、ホテルには一般の客も多く、捜査関係者は「利用者は違法だと分からないので、普通に利用してしまう」と嘆く。
IC周辺にある22店のラブホテルのうち、18店が届け出のないラブホテルだったが、違法だとされたのは10店。その理由は、風営法でラブホテル営業をしていると認定される要件として、次の3つに当てはまらなかったからだ。(1)異性同伴の宿泊施設(2)食堂・ロビーがない、一定の基準より狭い(3)客室内に性的用品の自動販売機などの設備がある。
この3つのうち1つでも該当しなければ、偽装ラブホテルとして摘発することができない。
違法ラブホに行ってみた
摘発されたホテルの一つは、どこのラブホテルにもあるような性的グッズのほかに、過激なグッズが置き集客していた。名前は「ラブチェア」。性行為中の腰の動きを補助する全自動の椅子(いす)で、インターネットなどでも「一度経験したら、もうやめられない。刺激的なマシンです」「使い方はいろいろ。さまざまな○○でお試しあれ!!」などと宣伝されている。
違法ラブホテルの話を聞いた記者が、実際に行ってみた。ホテル内はビジネスホテルや観光ホテルとはほど遠い内装。建物に入ってすぐに目についたのは、ホテルの部屋の写真が張られ、部屋を選べるパネル。20部屋以上あった。部屋のほとんどは埋まっており、空室は数部屋だけ。とりあえず、一番安い2時間6千円台の部屋を選んでボタンを押した。
フロントに行くとスモークガラスの向こうにいる女性から「ごゆっくりどうぞ」と声をかけられ、部屋のカギを渡された。
部屋の内装はすっきりしていたが、大きなベッドと鏡があり、アダルトビデオが放映されていた。風呂は広く、ジェットバスと照明付きだった。話題の過激グッズはすでに撤去されていたが、以前は性的グッズを販売していたとみられる販売機が空のまま置かれていた。営業形態はまさしくラブホテルのままだ。
摘発を受けても営業を続けるラブホテルがある現状に捜査関係者は「風営法に抜け穴は多い」とため息をつく。
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全国では3000以上
県警が昨年調べたところ、県内には約260店舗の違法なラブホテルがあるという。全国では3千以上あるとみられている。全国に違法なラブホテルがはびこる状況について捜査関係者は「普通のホテルは1泊という形で客を取るが、ラブホテルは休憩など短時間で出ていくコースもあり、客の回転率が良く、もうけになる」と分析する。
神戸市では昨年、小学校などの公共施設が集まる地域で営業していたラブホテルが問題となった。禁止地域での営業に頭を抱えているのは警察や行政だけではなく、住民も同じだ。
今回摘発されたホテルの近くに住む主婦(72)は「昭和40年ごろに最初のホテルが建った。まわりにどんどん建つことになって、町内会の人と協力して反対運動をしたが、何年かして結局建ってしまった」と当時を振り返る。「ホテルができた当初は嫌だったが今は仕方がないとあきらめている。なければない方がいいという気持ちは変わらない」とやりきれない思いを語った。
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ニューオータニ神戸 営業終了へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091110-OYO8T00236.htm
神戸市中央区のホテル「ニューオータニ神戸ハーバーランド」(235室)は9日、12月26日に営業を終了すると発表した。1992年に開業したが、利用客の伸び悩みなどで2年前、撤退方針を表明していた。入居するビルの賃貸契約が来年1月に切れることもあり、今年のクリスマスを最後に撤退することにした。
ビルは米国の不動産会社所有で、今後、どのように利用されるかは、明らかにされていない。
同ホテルによると、正社員約40人は全国の系列ホテルに異動、約100人のアルバイトは雇い止めにする。
(2009年11月10日 読売新聞)
後継テナント未定 ニューオータニ神戸営業終了へ
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002504687.shtml
2009年内の閉鎖を表明していた神戸ハーバーランドのホテル「ニューオータニ神戸ハーバーランド」の営業終了日が9日、12月26日に決まった。後継テナントは、ホテルが入居するビルを運営する米国の不動産会社が、国内の同業者などと交渉しているもようだが、営業終了まで2カ月を切った現在、まだ正式に決まっていない。書き入れ時の年末年始を控え周辺施設からは「ハーバー活性化のため、観光客を呼び込めるホテルに来てほしい」との声が上がっている。(末永陽子)
同ホテルは1992年開業、235室。ビジネスホテルとしての需要が高く、市内の大手ホテルの平均稼働率を上回る時期もあったが、価格競争の激化で需要が落ち込み、2007年に閉鎖の方針が決まった。
後継テナント選びは、同ホテルが入る複合商業ビル「神戸ハーバーランドセンタービル」を運営する米不動産管理・仲介大手クッシュマン・アンド・ウエイクフィールド社が中心となって進めているという。今年夏ごろには、宿泊施設も手がける東京の不動産会社が候補に挙がっていたが、契約には至っていない。
関係者は商業ビル内という立地もあって大規模な改装は難しく、後継テナントもホテルとなる可能性は高い」と話す。
市内のホテル関係者は「駅から近い立地を生かしてビジネスホテルが来れば、需要はある」とみる。しかし市内ではホテルの新規開業が相次ぎ、10年までに約500室が増える見込みで、競争激化は必至だ。
(2009/11/10 09:23)
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>>430-431
神戸も三宮(駅周辺)じゃなくて神戸(や高速神戸駅周辺)は結構深刻かも。
ニューオータニ神戸ハーバーランド 12月26日で終了
http://www.asahi.com/business/update/1109/OSK200911090102.html
2009年11月9日21時48分
ニューオータニ神戸ハーバーランド(神戸市中央区)は9日、ホテルの営業を12月26日で終えると発表した。正社員はグループ内の別のホテルに配転させるが、アルバイト従業員らの契約は解除する。
オープン3年後の95年に起きた阪神大震災で客足が落ち込んだうえ、神戸市中心部への都市型ホテル進出などの影響で経営難に追い込まれた。今後については、ホテルの建物を運用する外資系不動産会社が別のホテル会社と交渉しているという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091112-00000007-maip-cn
上海ディズニーランド 建設予定地、早くも過熱
11月12日10時57分配信 毎日新聞
【上海・鈴木玲子】中国政府の認可を受けて動き始めた上海ディズニーランド(DL)建設計画で、上海市浦東新区の建設予定地が一足早い建設ラッシュにわいている。立ち退き時の補償金引き上げを狙って、急ごしらえのビニールハウスや庭園が急増。一帯が大規模に開発されるとの思惑から、周辺の地価も急騰している。
上海DLの敷地は上海浦東国際空港に近い1.5平方キロ(第1期)で、早ければ14年に開業。その後も、拡張が見込まれている。
建設予定地となった趙行村を訪れると、あちこちに真新しい大型ビニールハウスが並んでいた。内部には何もなく、作物を栽培する気配はない。住民は、DL建設認可の発表が行われた今月4日ごろから建ち始めたと口をそろえる。
20棟以上並ぶハウスの前では、石を積み上げての庭園造りも始まっていた。近所の女性は「認可の発表後、ハウスが建ち始めた。昼も夜も工事が続いている」と話す。当局者が来て、作業員に工事中止を命じて帰ったばかりだという。
建設ラッシュが起きているのは、「ビニールハウスのような構造物があれば、ただの農地より移転補償金が高くなる」といううわさが飛び交うためだ。村では、建設中の工場や生乾きのコンクリート外壁も目立つ。「企業が農地を借りて、補償金を狙って大規模にハウスを建てている」と話す住民も多い。ただし、補償に関する詳細は明らかにされておらず、狙い通りとなるのかは不明だ。
予定地から約3キロ離れた商業地の競売では相場を大幅に上回る1平方メートル当たり約10万円の値が付くなど地価が高騰し始めた。地元の主婦は「(15日から)上海に来るオバマ米大統領がこの光景を見たらびっくりするだろうね」と苦笑している。
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>>385>>393
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20091112-OYS1T00219.htm
HTB再建協議大詰め、福岡経済界支援の方向
再建支援の行方が注目されるハウステンボス(本社ヘリから) 大型リゾート施設ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の再建支援を巡る地元協議が大詰めを迎えている。九州の有力企業が集まる福岡経済界が結成したプロジェクトチーム(PT)が13日にも複数の再生スキーム(枠組み)をまとめるのを受け、PT参加の7社の首脳は地元自治体の優遇策などをにらみながらHTB支援に動く方向だ。
今後、HTB側と連携して支援策を具体化できるかが焦点になる。
10月上旬に発足したPTでは九州電力、JR九州、九電工、西部ガスなどの実務者が協議を重ねてきた。HTB管財人や法律専門家の意見を踏まえ、経営状態や資産の状況、再建可能性などについて多角的に分析を進めている。
13日の最終会合ではこれまでの議論を整理し、報告書をまとめる予定だ。これを元に各社首脳は支援の可否を判断する。協議内容は公表されていないが、主な論点は〈1〉更生債権の取り扱い〈2〉自治体による支援策〈3〉営業規模の見直し〈4〉運営のあり方――とみられる。
2003年に会社更生法を申請したHTBは、15年3月までに202億円の更生債権を弁済する計画で再建に取り組んできた。債権残高は62億円に減っているが、HTBが「更生会社」である以上、地元企業による資金面を含む支援、資産処分などが制限される。
同債権の大幅カットと残額の一括返済に道筋がつけば、再生のプランを柔軟に描くことができる。
7社首脳の間では、「更生債権を整理すれば資金を出してもいい」「地域振興の大義はある」といった支援に前向きな声が出ている。
ただ、「ある程度の営業規模縮小は避けられない」との見方が強く、雇用への影響が懸念される。「ノウハウがある中核スポンサーが必要」という意見も多い。
地元自治体側は、施設の一部を公有化する一方、固定資産税の減免に相当する奨励金を5年間支給する案を軸に支援策を検討している。佐世保市などが施設の土地・建物を取得して運営会社に賃貸する手法も視野に入れ、経済界による支援決定を待ち望んでいる。
急速な景気後退に伴うHTBの業績悪化を受け、親会社の野村プリンシパル・ファイナンス(NPF、東京)は再建を託す新スポンサーを求め、今夏には国内のホテル運営会社に絞り込んだ。だが、施設の固定資産税減免などについて、佐世保市とホテル運営会社の交渉が暗礁に乗り上げた。
このため、朝長則男市長が九州経済連合会の松尾新吾会長(九電会長)に協力を求め、PT設置に至った。
経済界が支援に乗り出せば、「財界―地元―NPF」で、HTB再建のベストシナリオを導き出す作業が本格化することになる。
(2009年11月12日 読売新聞)
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スカイマーク東京-長崎線就航のブラフですかね
http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/013932.html
ハウステンボス経営再建 エイチ・アイ・エスが運営を検討 11/14 17:53
長崎県佐世保市の「ハウステンボス」の経営再建問題で、旅行業大手のエイチ・アイ・エスが、運営主体として手をあげていることが分かりました。
ハウステンボスの経営再建問題をめぐっては先月、佐世保市の朝長則男市長が、九州電力の松尾新吾会長に支援を要請し、福岡の主要企業7社の検討チームがきのう、支援策を盛り込んだ最終報告書をまとめています。
関係者によりますと、旅行業大手のエイチ・アイ・エスが運営を検討していて、既に検討チームに打診があったことが新たに分かりました。
最終報告書は、佐世保市が土地・建物を所有し運営は企業に委託する、上下分離方式を前提としていて、運営企業が決まれば、ハウステンボス再建が動き出す可能性もあります。
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ジェイティービー、沖縄県と包括的連携協定を締結−地方自治体と初の取組み
[掲載日:2009/11/18]
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=42973
ジェイティビーは沖縄県と、地域経済の活性化や地域の振興を目的に、「沖縄県と株式会社ジェイティービーとの包括的連携協定」を締結した。JTBの機能やネットワーク、特性を活かし、協働で事業を推進することが有効であると判断し、実現したもの。今後両者は主に(1)魅力ある観光地づくり、(2)観光の経済波及効果の拡大、(3)県の施策の推進に向け、取組み案件の開拓や実施に向けた検討をし、事業を実施していく。
(1)魅力ある観光地づくりでは、環境保全の推進や観光人材の育成・雇用の安定、安全・快適な滞在の推進などを実施。すでに「エコアイランド宮古島プロジェクト」や「JTB沖縄人材バンク」「沖縄トラベルナビ」などで先行しており、今後は外国人旅行者やイベントコンベンションなど、旅行の多様化を踏まえた受入体制の整備を推進していくことを検討していく。また(2)観光経済波及効果の拡大では、芸能・文化の観光資源化の促進やスポーツアイランドの推進、旅行者への県産消費の拡大をめざす。これもJTBオリジナルイベントとして実施する「社の賑わい」や「美ら島オキナワ・センチュリー・ラン」の拡充や、「オキナワ観光知っとくナビ」などでの情報配信を実施。(3)県の施策の推進では、JTB媒体を活用した「みんなでグッジョブ運動」を推進し、さらに離島の魅力の開拓や離島交流の促進にも取り組む。
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20091118/02.shtml
HISにHTB再建支援要請 県と佐世保市
ハウステンボス(HTB、佐世保市)の再建問題で、朝長則男佐世保市長と藤井健副知事が17日、HTB支援を検討中の大手旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)本社(東京)を訪れ、あらためて支援を要請したことが分かった。
同日は佐世保市の要請を受けた九州財界の支援策検討プロジェクトチーム(PT)が、市と財界の橋渡しを務めている松尾新吾九州電力会長に再建案を報告した。今後財界側は首脳陣が支援可否の判断を急ぐ見通し。県と市の正式な形での要請を受けHISも検討を本格化させるとみられ、再建の枠組みづくりは大詰めを迎えそうだ。
関係者によると17日午後、朝長市長と藤井副知事が澤田秀雄HIS会長らと面会。九州財界PTの関係者も同席した。HIS側は支援の可否を今後判断する意向を示し、必要な資料や情報の提供を求めたという。取材に市長は「(HIS側に)会ったのは事実だが詳細は言えない」としている。
HISは、経営難から再建策が模索されているHTBに関心を示し、先月までに水面下で要請を受け検討を進めている。九州財界や地元では、旅行関連を本業とするHISの運営面などでの参画に期待する声が高まっている。
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0911180001/
「開国博Y150」、25億円の収支不足の見込み
2009年11月18日
横浜開港150周年記念イベントとして4月28日から9月27日まで横浜市内で開かれた「開国博Y150」事業の収支見込みが17日、明らかになった。入場料収入などが当初の計画額を大幅に下回り、現時点で収支の不足分に当たる「未確定額」は25億円。事業を主催した横浜開港150周年協会は、イベントの企画や運営を委託した業者との契約額を当初の概算より減らすなどして不足分を埋めていく考えだが、どこまで圧縮できるかは現時点で未知数だ。
協会などによると、Y150の計画事業費は予算編成時で157億円。収入は協賛金などが30億円、市補助金が82億円、入場料45億円の予定だった。
しかし、有料入場者数が目標の約4分の1だった結果、入場料収入の見込み額が計画時の半分超程度の25億円にとどまっている。そのほか、関連グッズの売り上げの一部が協会の収入になる売上納付金や、バスなどの大型駐車場の使用料収入も想定を下回った。
協会は、計画段階で「概算契約」として博報堂JVなどの受託業者と契約を結んだが、「今後、内容を精査し契約額を決定していく」(協会担当者)としており、未確定額25億円は、主に概算契約額の「減額」で圧縮していく。閉幕時は12月議会に収支決算を提出する方向で検討していたが、決算は間に合わない可能性が高い。
Y150は、計画段階の最高責任者だった中田宏前市長が会期半ばに辞職。担当副市長の野田由美子氏が閉会直後に辞職したほか、野田氏から担当を引き継いでいた金田孝之副市長も辞職願を提出し17日までに受理された。
協会の幹部は「イベント施設を売却、転用するなどして不足分を減らすことはできるかもしれないが、そういった政治的判断のできる人が今いない」と実情をもらした。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091117-00000044-minkei-l13
有楽町で貸し自転車「コミュニティーサイクル」−JTB首都圏が社会実験 /東京
11月17日18時16分配信 みんなの経済新聞ネットワーク
JTB首都圏(東京都千代田区)は10月より、次世代型の交通手段として期待される貸し自転車システム「コミュニティーサイクル」の社会実験を丸の内仲通りを中心とする有楽町、丸の内、大手町、東京エリアで実施している。(銀座経済新聞)
パリ市内ではドラノエ市長が力を入れるエコロジー政策の一環として2007年より貸しコミュニティーサイクルシステム「ベリブ」を開始するなど既にヨーロッパ主要都市では公共交通を補完するとともに低価格で利用できる交通手段として広がりをみせている。環境省からの委託を受けた同社では放置自転車問題、自転車が安全に走行できる道路環境整備など日本特有の課題への対応を視野に入れつつ、「環境にやさしく、健康に良い」日本型コミュニティーサイクル構築への第一歩として実験を開始した。
同エリア内5カ所には貸し出し拠点「エコポート」85台、貸し自転車50台を設置。JTB首都圏丸の内支店(大手町1)とトラベルゲート有楽町支店(有楽町2)で事前登録を行うと利用が可能となる。利用料金は初回登録料1,000円で、最初の30分は無料、30分以降10分ごとに100円。3時間以降は5分ごとに100円となる。貸し出し時間は24時間を上限とし24時間経過後は自転車代金相当額が請求される。クレジットカード決済を導入し、エコポートでの金銭収受をなくすとともに自転車の盗難を防止。情報通信システムにより台数管理、再配置を実施している。
コミュニティーの登録者数は11月16日現在、個人680人、法人13社(88人)。有楽町・丸の内周辺の会社員などの日中業務での利用が多くを占め、利用時間は9割が30分以内、利用頻度は自転車1台につき1日平均1.6〜2.6回。同社広報担当の永瀬さんは「既に自治体や企業からの問い合わせは受けている。今回の実験をもとにしたビジネスモデルの確立により全国への広がりに期待している」と話す。
実験は11月30日まで。
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091123-OYT1T01095.htm
上海ディズニー…経済効果か文化侵略か
【上海=加藤隆則】中国政府が今月初めに建設を承認した上海ディズニーランド。
中国では、来年5月開幕の上海万博に続く大型プロジェクトとして、内需拡大効果に期待が集まるが、米国文化を象徴するミッキーマウスによる「文化侵略」との批判も上がっている。
上海市政府が今月4日に中国政府の建設承認を発表した翌日の上海各紙は、「ディズニー歓迎」報道一色だった。「経済波及効果は1兆元(約13兆円)以上」「5万人の雇用機会創出」など専門家試算が大きく伝えられた。ディズニー効果で、上海への旅行客が、年間300万〜500万人増加すると見込まれるためだ。
米ディズニー側は長年、中国本土市場進出を目指してきたとされるだけに、オバマ米大統領の訪中直前の承認発表は「(米側への)プレゼント」(中国メディア)と評されている。
◆開発に便乗◆
建設予定地は、東アジアのハブ空港を目指す浦東国際空港、リニアや上海万博会場に近い「一等地」だ。予定地の浦東新区趙行村では「立ち退きで、生活が改善される」と歓迎ムードが広がっている。
最後となる稲の刈り入れが一段落した同村で、来年にも始まる工事区域に組み込まれた喬史芳さん(58)は「(立ち退きで)一生かかっても手にできなかった都市戸籍がもらえる。これで安心して医者にもかかれる」と大喜びだ。農地を失った農民には、社会保障が不十分な農村戸籍に代わって、都市戸籍が与えられるからだ。
また、農地収用に伴う立ち退き補償金の上積みを狙って、相次いで形ばかりのビニールハウスなどを設置する便乗行為が横行、地元当局は、「違法建築」として、解体を命じる騒ぎまで起きている。
◆過半数が「嫌い」◆
一方で、中国本土初のディズニーランド建設に対して、「中国の民族文化衰退につながる」との批判もわき上がっている。「人民日報」発行の国際問題専門紙「環球時報」が実施したネット世論調査(3000人対象)では、「ディズニーに代表される米文化」に、過半数が「嫌い」と答えた。「米の文化侵略」と民族感情をあおる過激な言論もネット上で飛び交い、中華文化への自信増大のためか、「なぜ孫悟空のテーマパークではいけないのか?」との書き込みも。
さらに、入園料が300元(約3900円)以上と予想され、所得格差拡大が社会問題化していることから、「裕福な家の子供だけが楽しみ、貧しい子供が傷つく『楽園』になる」と懸念する声も出ている。
◇
◆上海ディズニーランド=アジアでは東京、香港に次いで3か所目となる。2014年に開業見通し。初期の年間入園者数(推定)は約1000万人。敷地面積は400ヘクタール。総投資額は250億元(約3250億円)、中国側が57%、ディズニー側が43%を出資。日本の東京ディズニーリゾートは約200ヘクタール(ホテルなど含む)、ディズニーランドとディズニーシーの入園者数は計2722万人(2008年度)。
(2009年11月24日10時46分 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200911270006.html
福山市長が鞆架橋問題で苦言<動画あり> '09/11/27
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福山市の羽田皓市長は26日、定例会見で、国際記念物遺跡会議(イコモス)のグスタボ・アローズ会長が同市鞆町を視察して鞆港埋め立て・架橋計画の見直しを求めたことについて、見解が異なるとした上で「市としての思いも聞いてほしい」と不快感を示した。
アローズ会長は4日に鞆町を訪れ、鞆架橋計画により景観が壊されるとの懸念を表明していた。羽田市長は「地元生活者とのかかわりの中で景観とのマッチングを考えている。意見の相違はやむを得ない」と強調。一方的な意見表明ではなく対話をするよう求めた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091126-00000528-san-bus_all
JTBが店舗の大幅削減を検討 旅行需要低迷で
11月26日12時15分配信 産経新聞
旅行業最大手のJTBが国内店舗の大幅削減を検討していることが26日分かった。平成23年度中に全店舗の約2割に当たる200店舗程度を削減する可能性がある。一方で、コストの安いインターネットを通じた商品展開を強化する。景気低迷を背景に旅行業界も売り上げが激減しており、店頭販売からネット販売に軸足を移すことで、コストを大幅に削減する。
JTBは、グループ全体で、法人向けも含め国内に約940店舗を運営している。具体的な店舗閉鎖数は今後、具体的に詰めるが、不採算店舗を中心にリストラを実施する方向で検討している。閉鎖店の従業員の雇用は主に配置転換で維持する方針だが、削減店舗数の規模によっては、人員削減を進める可能性も高い。
一方で同社は、コストの安いネットによる販売展開を強化。現行で全取り扱高の7%程度を占めるネット販売の比率を。23年度には12%まで引き上げる計画だ。
旅行業界は、景気低迷に加え、新型インフルエンザの流行の影響で業績が低迷しており、各社とも経営の立て直しが大きな課題となっている。その中でネット販売は利用しやすさなどが消費者に受け入れられて市場が拡大しており、旅行業界では専用商品を増やすなど対応を急いでいる。
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合併にも影を落としたスキー場問題。
2009/11/3 火曜日
大鰐スキー場の返済見直し 3銀行と協議合意
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/11/8877.html
大鰐町議会の議員全員協議会が2日、非公開で開かれ、大鰐温泉スキー場などの債務の返済スキームを見直すため、二川原和男町長が債権者の日本政策投資銀行、青森銀行、みちのく銀行の3行に交渉を要請した結果を報告した。3行とも交渉に応じる構えを示した。ただ、一部の債権者が交渉を始める前提として、今年度のあじゃら高原エリアの営業を求めたことなどから町は5日、町議会臨時会を招集し関連予算を提案する。
町、第三セクター大鰐地域総合開発(OSK)、3行は1997年にリゾート開発の債務の返済方法などを定めた五者協定を締結している。OSKは毎年1億5800万円を2026年度まで返済することになっており、町が損失補償している。
五者協定については、10月27日の全員協で一部の野党議員が、債務圧縮や返済期間の延長といった新たな返済スキームを交渉するテーブルに着いてもらうよう、二川原町長が債権者に直接要請することを求めた。
これを受け、二川原町長は10月28、29日、3行を回って要請した。3行とも交渉に応じる構えを示し、「県に仲介役に入ってもらうのが良いのではないか」との提案もあったという。
一方、今季のスキー場の営業については国際エリアに限った予算が付いており、一部の債権者が高原エリアを営業しないことは事業継続を定めた五者協定に違反し、債務の一括返済を求めることを示唆。
二川原町長は「交渉中の一括請求を避けるため、五者協定を守ってほしいという要望があった」とした。
二川原町長によると、全員協では一部の野党議員が「一括請求で即、再生団体になるのか」と疑問を呈したほか、「(臨時会で高原エリアの営業を決めて)交渉を早く進めるべき」「債権者と具体的な内容をもっと詰めるべき」などの意見が出たという。
取材に対し、二川原町長は「交渉の具体的な中身は提案していないが、債権者から話し合いに対する異論が出なかったということは前進」とし、「交渉のテーブルに着いてもらうことが前提で、ステップとしては臨時会を開くことが先。予算が可決されれば交渉を早く始めることができる」と話した。
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大鰐町:スキー場問題 OSK、指定管理者に 全エリア営業へ /青森
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20091106ddlk02010041000c.html
◇町議会、補正予算案も可決
大鰐温泉スキー場問題で、大鰐町の臨時町議会が5日開かれ、第三セクター「大鰐地域総合開発」(OSK)を高原エリアでの指定管理者にする議案と、OSKの運転資金や施設修繕費などを計上した補正予算案が6対5の賛成多数で可決された。今季の営業が危ぶまれていたが、全エリアの営業が可能になり、3月議会から続いていた問題はひとまず決着した。
債務返済計画に関して日本政策投資銀行と青森銀行、みちのく銀行の3行と結んでいる五者協定について、3行とも見直す協議に応じることになり、国際エリアへの縮小を求めていた一部町議が議案の賛成に回った。
9月4日の臨時町議会では、OSKを指定管理者にする議案が否決され、町はOSKなどに充てる補正予算案を撤回した。今回の補正予算案は、前回より約200万円低い約3900万円。
二川原和男町長は「これで3行からの債権一括返還請求は避けられる。町は救われるという思いだ」と述べ、「協議は年内にも始め、年度内か来年夏ごろまでに決着したい」と語った。だがOSKの存続については、来季以降の清算もあり得るとの考えを示し、含みを持たせた。二川原町長は、財政健全化団体への転落に加え、協議の行方や野党議員との対立などによって今後も厳しいかじ取りが迫られるのは必至だ。
この問題は2年前も同様に浮上し、今回と同じ11月5日の臨時議会で全エリア営業を可能にする補正予算案が6対5で可決されている。【塚本弘毅】
毎日新聞 2009年11月6日 地方版
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2009/11/6 金曜日
債務返済交渉に向けスキー場全エリア営業を可決 大鰐町議会
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/11/8924.html
大鰐温泉スキー場の営業エリア問題で、大鰐町議会は5日の臨時会で全エリア(国際、あじゃら高原)で営業するための経費を盛り込んだ2009年度一般会計補正予算案を賛成6、反対5で可決した。一部の債権者が五者協定の見直し交渉に応じる前提として要望した全エリアでの営業が決まり、町は年内の交渉開始を目指し、日程、具体的な内容などを詰めていく方針。
今季の営業については3月定例会で09年度一般会計予算から高原エリアの経費を削除し営業を国際エリアに限った修正案を可決。債務の一括返済を避けるために全エリアで営業したい町と、町からの支出を減らすために規模縮小を求める野党議員が協議を重ねてきたが、議論は平行線をたどったままだった。
しかし、10月27日の全員協で一部の野党議員が、五者協定で定められた債務の返済スキームなどの見直し交渉を町から債権者の3銀行に求めることを提案。町は3行から交渉に応じる了承を得たものの、その前提として全エリアの営業を求める声があったことから臨時会を招集した。
補正予算案は歳入歳出ともに3928万円を追加し、総額58億6034万1000円とする。主な歳出は高原エリアを営業するための光熱水費、施設修繕料など合計2828万円、スキー場を営業する第三セクター大鰐地域総合開発(OSK)への運転資金貸付金1100万円。
臨時会で野党議員から「毎年債務を返済しており、高原を営業しないことで債権者に損害を与えることはない。一括請求は法的根拠がない」「財政運営計画で来年度以降はスキー場の経費が盛り込まれていないが、どうするのか」などの意見質問が出された町側は「(一括請求は)債権者の考え方で進めることで可能性はある」「交渉の結果によるが、町からの持ち出しは計画していない」などと答弁した
議長を除く採決では、規模縮小を求める野党議員7人のうち、2人が賛成に回り、6対5で可決。しかし、賛成に回った野党議員の1人は質疑の中で「規模縮小するべきだが、OSK社員の給料未払い、スキー大会の開催など切羽詰まった状況にある。賛成は断腸の思い」とした。
取材に対し、二川原町長は「一括請求の可能性があったので町が救われたという思い」とし、「交渉は年度内、遅くても来年夏までに折り合いを付けたい。交渉の結果次第だが、来年度以降は指定管理者の導入や閉鎖を含め、議会や町民の意見を聴きながら検討したい」と話した。
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2009/11/16 月曜日
今シーズンのスキー大会日程承認/県スキー連盟
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/11/9051.html
県スキー連盟(油川和世会長)の秋季評議員会が15日、弘前市の県武道館で開かれ、県内主要大会の日程や開催地などを盛り込んだ2009年度事業計画案など4議案を原案通り承認した。
同日は評議員約60人が出席。油川会長は「連盟は強くならなければならない。今シーズンを良い形で終わらせるため、競技の面、教育の面で協力してほしい」とあいさつした。
評議員会では各本部からの報告に続き、09年度事業計画案、収支予算案などを原案通り承認。県中学校は来年1月16〜18日、県高校は同16〜19日(純飛躍、複合は同2021日)県選手権は同19〜25日に、いずれも大鰐町で開かれる。また2月19〜21日の日程で、大鰐温泉スキー場で全日本スキー連盟の指導員検定・A級検定員検定会が開かれる。
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何で銀行団はOSKのあじゃら高原エリアからの撤退という規模縮小にうんと云わなかったんだ??
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009112902000081.html
『夢の園』上海ディズニーランド予定地 『補償』狙う狂騒の地に
2009年11月29日 朝刊
上海ディズニーランド予定地に建設された「偽装ビニールハウス」=上海市浦東新区趙行村で
二〇一四年にも開業する上海ディズニーランド。「夢の園」予定地では現在、立ち退き補償をめぐる暗闘が起きている。建設決定を事前に知った村幹部が、農民の畑を二束三文で取り上げて補償権の略奪を画策していることが本紙の取材で判明。工業用地にビニールハウスを建てる「偽装農地」が出現するなど、混乱は当分収まりそうにない。 (上海・小坂井文彦、写真も)
上海の国際玄関口、浦東空港から約六キロの浦東新区趙行村。幼少のころから畑仕事をこなしてきた女性(75)が村幹部の横暴に憤っていた。
村幹部は今年初め、農地を貸し出し、出稼ぎ農民工に農作業を委託する計画を説明。一畝(約六百七十平方メートル)につき年間千百元(一元約十三円)の賃料を約束した。
「農作業をしなくて収入があるなんて。幹部は村民を思ってくれていると感激したよ」。女性の家族は、耕作権を持つ農地の半分近い四畝を貸した。
しかし、農地は放置されたまま八月、雑草だらけの畑にビニールハウスができ始めた。レンガ敷きの農道もできたが耕作は始まらず、十月、ディズニーランドの発表があった。
「だまされ、土地を奪われた」。別の女性(62)はようやく悟った。中国では土地の所有権は国家にあり、立ち退き補償はその時点で借用している人に支払われる。村民は農地の返還を求めたが、村幹部は「五年間の賃貸契約があるから返せない」と突っぱねた。
建設発表後、土地の賃借料は上昇を続ける。立ち退き補償は一畝当たり数万元で、ハウスが建つ農地は十万元ともうわさされる。
村幹部は「農地の流転」と呼び、収奪を否定する。返還は難しそうで、農民たちはやむなく、残った農地の補償金の上乗せを狙い、村幹部をまねて不要なハウスを建て始めた。
利権話を聞き付け、土地を借りて「一獲千金」を狙う部外者も加わってきた。商業・工業用地にハウスを建てたが、甘くはない。今月十八日、上海市政府は「コンクリート敷きの土地のハウスは違法」と宣言し、通告なしにすべてを撤去した。
河南省出身の三十代の男性は同日夕、自分のハウスが壊されていく様を、車の中からぼうぜんと見ていた。数万元の建設費が無駄になったが、逮捕を恐れて撤去に文句を言えない。本当か言い訳か、「ウリを作ろうと思ったんだ…」。
撤去された「違法ハウス」の総面積は約五千五百平方メートル。上海市の次の標的は村幹部や村民の「偽装ハウス」だが、村民は「地元の農民には目をつぶるでしょ」と笑った。
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http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1259392520
激戦区浦安に新ホテル棟
スパ施設の「ユーラシア」
2009年11月28日16時15分
30日にオープンするホテル舞浜ユーラシアの客室の一例。左奥に見えるのがTDRや東京湾を望める展望風呂=27日、浦安市千鳥
スパ施設「舞浜ユーラシア」(浦安市)を運営する武蔵野(埼玉県)は30日、同施設の隣に新設した200室規模のホテル棟を開業する。東京ディズニーリゾート(TDR)を抱えホテル激戦区でもある舞浜・新浦安地区での業務拡大。1泊4800円からの低価格路線を打ち出し、修学旅行などの団体客をターゲットに周辺ホテルとの集客合戦に挑む。
同地区には2008年7月に開業した東京ディズニーランドホテル(705室)など三つのディズニーホテルのほか、六つのTDRオフィシャルホテルなどのTDR系を中心に約20のホテルが密集。2000年代に入ってからも増え続ける来園者をターゲットに新ホテルが次々と誕生し、総客室数は8100室以上となるなど集客合戦は激しさを増している。
30日に開業する「ホテル舞浜ユーラシア」は露天風呂や岩盤浴などをメーンとし宿泊できる客室83室を備える既存のスパ棟に加え、206室のホテル棟を新設。二つの棟はいずれも10階建て、連絡通路で結び計289室となる。部屋は広さ26〜44平方メートルで温泉付きなど8タイプをそろえた。
スパ施設利用料や朝食込みで最安値は1泊5千円前後と、季節やプランにもよるがおおむねTDR系ホテルの半額以下という安さだ。総工費は40億円、全体で年間15万人の集客目標を掲げる。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/137676
HTB支援 福岡経済界「難しい」 首脳一致 運営主体企業出ず
2009年11月30日 16:31 カテゴリー:経済 九州 > 長崎
大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)の再建をめぐり、地元の長崎県佐世保市から支援要請を受けていた福岡経済界7社の首脳が30日朝、福岡市で会合を開き、福岡経済界が運営主体となって支援を行うことは難しいとの意見で一致した。経済界はHTBを運営する新会社の設立などについて協議し、出資の意思はあるものの、筆頭出資者となって経営を主導すると申し出る企業が現れなかったという。協議結果を同日、佐世保市側に伝達した。
会合後、記者会見した九州電力の松尾新吾会長は「(支援の)断念まではしていないが、いったん残念な返事を佐世保市にせざるをえない」と説明した。ただ、HTB支援に関心を示している旅行大手エイチ・アイ・エス(東京)を含め今後、運営主体に名乗りを上げる企業が現れた場合、市から協力要請があれば「そのときは真摯(しんし)に考える」とした。現時点ではあらためて首脳会合を開く予定はないという。
福岡経済界の7社は九電、九電工、西部ガス、JR九州、西日本鉄道、福岡地所、コカ・コーラウエスト。松尾会長が10月上旬、佐世保市の朝長則男市長から支援要請を受け、経済界の実務者レベルの支援検討チームが支援策案を検討。報告書をまとめ、首脳が支援の可否を協議していた。
経済界では当初、過去にHTBに出資したものの大幅減資を強いられた企業が多いことや、7社の中に大型観光レジャー施設の運営に詳しい企業がないことなどから、経済界が運営に主体的に関与することは否定的な意見が大勢を占めていた。
しかし、佐世保市が施設を所有して運営会社の固定資産税を免除するなどの条件がクリアされれば、経済界主体の支援も可能とする意見が浮上。運営会社の設立に向け、複数の社が億単位での出資の意向を固めていた。
ただ、出資比率が高くなれば、HTB新会社を連結決算の対象としなければならなくなるなど、会社本体の経営に影響が及ぶことなどから、各社とも筆頭出資者となることには難色を示したとみられる。
●HIS動向 今後の鍵に
【解説】福岡経済界主要7社が、ハウステンボス(HTB)の支援を見送ったのは、7社とも本業への影響を懸念し、筆頭株主など主体となることを嫌ったためだ。ただ、外部から運営に主体となる企業が現れれば、出資も検討するという企業もあり、当面の再建の行方は、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)の動向が鍵になりそうだ。
7社は、検討チームが作成した支援策4案を協議し、福岡経済界などで新運営会社を設立することも視野に入れていた。ただ、「核となる企業がなければ、責任ある運営ができない」などと、7社の中から30−50%以上出資する企業の登場が焦点になっていた。
しかし、仮に新会社をスタートしたとしても、少なくとも初年度は赤字が避けられないとみられ、その後の経営環境も不透明だ。首脳の中には「本業に影響する連結決算の対象にはできない。株主の理解を得られない」と否定的な意見が多く、最後まで主体に踏み込む企業が出なかった。
ただ、7社の中には「主体企業が出れば、出資や営業支援も考える」とする企業も少なくない。福岡経済界の支援検討をきっかけに、佐世保市は、土地や施設を所有する「上下分離方式」や固定資産税減免などの検討を始めている。
HISを含め、外部から主体企業が現れるには、佐世保市の支援策や更生債権の整理など、条件面の整備がポイントになる。
=2009/11/30付 西日本新聞夕刊=
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>>449
真面目な話、ジャパネットたかたでは駄目ですかね?
たかたは地元企業だし、大企業に成長したから頼んで
みたらいいと思うのだが。どうでしょう。
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休暇の分散化もワーキングチームの一つなのか。
高速無料化(ETC休日一般車のみ定額1000円制度)の検討も絡んできそう。
「全省庁の副大臣クラス」が参加するのは、こういう理由なんですね。
YOKOSO JAPAN のような、空港でイメージビデオを流すだけのキャンペーンはやめてほしい。
> 昨今は「(農場で休暇を過ごす)アグリツーリズムや(休暇を兼ねて治療・検査を受ける)メディカル
> ツーリズムなどもあり、さまざまな他省庁との連携が大切になっている。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009120100330
観光立国推進本部を設置へ=外国人旅行者誘致を強化−前原国交相
前原誠司国土交通相は1日の閣議後記者会見で、外国人旅行者の誘致策などを強化するため、
政府に「観光立国推進本部」を設置する方針を明らかにした。同相が閣議で提案、了承された。
推進本部は、前原国交相を本部長として全省庁の副大臣クラスで構成する。本部の下に(1)外国人
旅行者の誘致(2)総合的な観光施策の連携(3)休暇の分散化−の3つのワーキングチームを置き、
中国人の観光ビザ取得要件の緩和などを進める方針。(2009/12/01-11:26)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK035411020091201
観光客誘致拡大のため省庁横断で「観光立国推進本部」立ち上げへ=前原国交相
2009年 12月 1日 11:05 JST
[東京 1日 ロイター] 前原誠司国土交通相は1日の閣議後定例会見で、日本への観光客誘致を
拡大するため、省庁横断組織の「観光立国推進本部」を設置することを明らかにした。観光客の誘致拡大
には、入管や査証発行を担当する法務省や外務省などの省庁の協力が必要。昨今は「(農場で休暇を
過ごす)アグリツーリズムや(休暇を兼ねて治療・検査を受ける)メディカルツーリズムなどもあり、
さまざまな他省庁との連携が大切になっている。関連省庁の副大臣による組織を立ち上げる」と話した。
特に今後増大が見込まれる中国人観光客の受け入れ態勢を整備するため、ホテル業界に対して
中国語テレビ放送の受信対応などを求めたと話した。現在は中国人の個人旅行客に対する査証発行
には年収25万元(約300万円)以上との条件があるが、「制限の引き下げや制限そのもの見直しも含め
総合的に検討してゆく」と話した。
直近で急速な円高進行が日本への観光客に打撃となっている点については、「逆に日本から海外への
旅行にはプラスとなっており円高を逆手に取り観光業の活性化につながればよい」と述べた。
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>>451
やはり観光は藤本の担当か。
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=43133
「観光立国推進本部」を設置、前原大臣が本部長に−観光予算の復活折衝も
[掲載日:2009/12/02]
国土交通大臣の前原誠司氏は12月1日、閣議で「観光立国推進本部」を提案し了解を得た。前原氏が本部長、
国交副大臣の辻元清美氏が事務局長、同大臣政務官の藤本祐司氏が事務局次長を務め、関係省庁の副大臣が
出席。関係省庁との連携を強化し、観光振興を進める。推進本部には「外客誘致」「総合的な観光振興のための
観光連携」「休暇分散化」の3テーマでワーキンググループを設置し、課題の解決に当たる。
また、事業仕分けで観光予算に縮減の判断が下されたことについては、外客誘致や休暇分散化などの「実験を
していかなければならない」と予算の必要性に言及。その上で、事業仕分けで指摘された点を踏まえつつ復活折衝
に望みたいと意欲を示した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091204-00000560-san-bus_all
年末年始の海外旅行者数は前年比4・1%減
12月4日15時27分配信 産経新聞
JTBが4日発表した年末年始(平成21年12月23日〜22年1月3日)までの旅行動向によると、海外旅行に出かける人は前年比4・1%減の56万5千人となる見通しだ。燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が減少したため、海外旅行の平均費用は19万3千円と前年より15・1%減少した。
昨秋の金融危機の影響から脱しつつあるとはいえ、冬のボーナス減少の影響もあって、近場の旅行を選択する傾向が強い。国内旅行の人数は前年比2・5%減の2850万人。国内旅行の平均費用は3万2400円で3・6%減少した。
曜日の関係から旅行日数も短めの人が多く、平均旅行日数は3・5日と前年より0・2日減った。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091207-00000032-mai-soci
<偽計業務妨害>ホテルに空予約2万8千室…2容疑者を逮捕
12月7日12時28分配信 毎日新聞
インターネットの宿泊予約サイト「楽天トラベル」でホテルにうその予約を繰り返したとして、警視庁捜査1課は7日、いずれも住所不定、無職の村中健(28)、小原健作(27)両容疑者を偽計業務妨害容疑で逮捕したと発表した。2月から、全国延べ約1600のホテルに約2万8000室の空予約をし業務を妨害していたとみて捜査している。
逮捕容疑は、村中容疑者は3月29日、小原容疑者は4月27日と29日に携帯電話から予約サイトに接続し、東京都豊島区のホテルに空予約をしたとしている。2人は「予約するとポイントがもらえる。そのポイントを使いホテルに泊まったりゲームソフトを買った」と認めているという。2人とも予約したまま、キャンセルしていなかった。
同課によると、このサイトでは宿泊代100円分につき1ポイントが付与され、蓄積したポイントで宿泊したり、商品を購入できるという。小原容疑者は「1週間で数十万円分もうけた」と供述しているという。【神澤龍二、山本太一】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091212t12006.htm
既存シティーホテル苦境 仙台中心部で相次ぐ撤退
仙台市の青葉通からシティーホテルが相次いで消える。JR仙台駅前の仙台ホテル(115室)が年内、一番町の仙台エクセルホテル東急(302室)が来年11月末で営業を終える。市内では、低価格を売り物とするビジネスホテルの進出が続く一方、来年8月には、東北初の外資系高級ホテルのウェスティンホテル仙台が開業。競争激化と不況にあえぐ既存シティーホテルの苦境が浮き彫りになっている。(報道部・山形泰史)
<老朽化が要因>
閉鎖する2ホテルに共通する要因の一つは老朽化だ。創業から159年となる仙台ホテルの現施設は、建て替えから45年がたち耐震性が課題に。エクセル東急は築29年で、客室ごとの切り替えができない空調設備など配管系を更新する必要があった。
設備投資費用と将来の採算性を見極め、営業終了を選んだ。
「うちも同じ悩みを抱えている」(ホテル仙台プラザの青木昌敏社長)などと、同市内では設備投資を重荷と感じているシティーホテルが多い。
仮に投資に踏み切れば、負担を回収できるだけの営業利益が求められる。
しかし、売り上げの6、7割を占めるとされる宴会部門は、不況の影響で企業の会合が減少し、単価も目減り。婚礼は、直営結婚式場を持つウエディング専門会社の台頭で「ホテル離れ」が広がる。
<5年で3300室増>
宿泊は、仙台駅周辺を中心に進出ラッシュが続くビジネスホテルなどとの競争が激化。市内のホテルは2003年度末から08年度末までの5年間で20軒増えた。増加分は客室数で約3300室、定員は4990人に上る。
09年も7月に三井ガーデンホテル仙台(224室)、10月にホテルモンテ・エルマーナ仙台(275室)などの開業が相次いだ。仙台駅東口では、ダイワロイネットホテル仙台(270室)が、ウェスティンと同じ来年8月に開業する。
相次ぐ進出で、宿泊に特化した低価格タイプから、客室のグレードを上げた「アッパーミドル」と呼ばれる高級タイプまでがそろう。サービスは多種多様で、大浴場も定番化している。
11月、青葉区中央に市内13棟目のビジネスホテルをオープンさせた松月産業(仙台市)の田所照章社長は「価値観の多様化がさまざまなタイプを生み出し、選択肢が増えた。一定以上のサービスを確保し、低価格なホテルが生き残る」と指摘する。
「価格訴求だけでなく、価値あるサービスを求める人は多い。選ばれるホテルを目指す」と、力を込めるのはホテルメトロポリタン仙台の紺野純一総支配人。
将来的にも、地元プロスポーツチームの活躍や企業進出、国際都市化による宿泊や会議の増加の可能性を挙げ「シティーホテル同士で情報共有化や連携を深め、サービス向上に結び付けたい」(紺野氏)と話す。
宮城大事業構想学部の三橋勇教授(観光学)は仙台のホテル業界の現状を「まさに転換期。数、種類が増え、利用者が目的別に賢く選択している」と分析。「ホテル自らが集客力あるイベントを開くなど、独自性を明確に打ち出すことが必要だ」と指摘する。
[シティーホテル]都市部に立地し、一定規模の客室数に宴会機能、飲食施設などを備えた多機能型高級ホテル。仙台市では、ホテルメトロポリタン仙台(295室)、仙台国際ホテル(234室)、江陽グランドホテル(149室)、ホテル仙台プラザ(221室)など。
2009年12月12日土曜日
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http://www.asahi.com/business/update/1215/SEB200912140041.html
ハウステンボス支援、九州財界が協力姿勢 HISと協議2009年12月15日4時50分
長崎県佐世保市の朝長則男市長は14日、福岡市の九州電力本社に松尾新吾会長を訪ね、大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS、東京)がハウステンボス(HTB、佐世保市)の経営再建に乗り出した場合、九州経済界が側面支援するよう要請した。松尾会長は「九電としては協力したい」と側面支援する意向を伝えた。九電が支援姿勢を示したことで九州経済界がHISによる再建に協力する可能性が強まった。
九電など九州の主要企業7社の首脳は15日朝に会合を開き、側面支援について話し合う。九電首脳は「すぐまとまれば、15日中にも佐世保市に回答したい」としている。側面支援でまとまれば、営業協力などの具体策についてHISと協議する方針だ。
朝長市長によると、今月10日、同市がHTBの運営を要請しているHISの沢田秀雄会長に会った際、沢田会長から「九州経済界の支援もお願いしたい」との依頼があったという。HISは「地元九州の方の協力が大変重要だと認識している」としており、九州経済界の協力が運営に乗り出す条件の一つとみられる。HISは年内にもHTB運営の可否を判断する方針。
主要7社は11月末にHTBの運営など経営再建の主体になることを見送ったが、一部出資や営業協力などの側面支援には含みを持たせていた。7社は九電、JR九州、西部ガス、九電工、西日本鉄道、福岡地所、コカ・コーラウエスト。
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「観光圏」申請断念へ 県央と県南の11市町村
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091218b
「美の旅あきた観光圏」を形成し、観光圏として国に認定申請を目指していた県央と県南の11市町村は17日までに、申請断念の方針を固めた。県南市町村の参加見送りが相次ぎ、1月の申請期限までに態勢を整えるのが困難なことや、国の関連予算が大幅に削減される見込みで、今後の認定が不透明になったことが理由。
同観光圏に参加予定だったのは、秋田、男鹿、潟上、由利本荘、大仙、仙北、横手、湯沢の8市と、美郷町、羽後町、東成瀬村の3町村。各市町村はそれぞれ、議会や同観光圏設立任意協議会に参加していた宿泊施設などの民間事業者へ、申請を断念する意向を順次伝えている。
11市町村は1月に予定されていた第3次募集への認定申請を目指していたが、一部市町村の離脱で、法定協議会設立が延期されていた。さらに政府の行政刷新会議による事業仕分けで、同事業関連予算の8割削減の方針が示されたことから申請を断念することになった。
(2009/12/18 08:46 更新)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091217t72012.htm
「近」「短」節約モード 東北・年末年始の旅行商戦
年末年始の旅行パンフレットが並ぶ旅行会社店頭=仙台市青葉区のJTB東北仙台支店
年末年始の旅行商戦が終盤を迎えた。仙台空港から海外に出掛ける人は、景気低迷と、曜日の並びで休日が少ない影響などから例年より減る見込みで、旅行期間も短め。国内旅行も、節約志向を反映し東北近県など近場が目立つ。相次ぐボーナス減額も、商戦に影を落としている。
年末年始の休暇は曜日の並びから、29日から1月3日までの6連休が一般的。28日に休めば9連休も可能だが、同日は仕事納めの会社が多い。
JTB東北(仙台市)は「経済情勢が厳しいこともあって、6連休に沿った旅行計画を立てる人が多く、長期の海外旅行は目立たない」と今冬の傾向を説明する。
同社によると、29日出発の仙台発チャーター便のハワイ6日間は早い時期に完売。ほかは29、30日に出発し、3日までに帰るパターンが多い。国内では「近県の温泉やディズニーリゾートが堅調」という。
トップツアー仙台支店は「円高の追い風があるのに、海外旅行は例年より低調。国内も、年越しを家族で温泉で過ごそうという人が減っている。企業の宿泊忘年会も取りやめや縮小が目立つ」と声を落とす。
エイチ・アイ・エス東北営業グループ(仙台市)では、人気の出発日は30日。ソウル、台湾、グアムが上位を占める。「ボーナス減から旅行計画に慎重さが感じられる」とする一方、「間際の予約に対応できる環境にもある。中国のビーチリゾート、海南島などはまだ案内できる」とPRする。
仙台市内の旅行各社によると、旅行代金が割高な年末年始を避けて、1月9〜11日の3連休に休みを加えて出発する人も多いという。
2009年12月17日木曜日
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/091216/bsd0912161649013-n1.htm
2009.12.16 16:47 Fuji Sankei Business i.
日本旅行、東北営業本部を子会社化へ
日本旅行は16日、東北地方で旅行業を手掛ける東北営業本部の事業を引き継ぐため、全額出資子会社を来年1月に設立する、と発表した。事業譲渡は来年4月1日。地元企業や団体、学校などへの地域密着の営業をより展開しやすくする狙い。
新社名を「日本旅行東北」とし、本社は仙台市。資本金は5千万円。東北営業本部の従業員約80人と15店を引き継ぐ。
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新千歳にマカオ第1便 格安航空 観光客ら60人到着 (12/20 09:45)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/206385.html
【千歳】中国南部マカオの格安航空会社、ビバマカオ航空の新千歳−マカオ間定期チャーター便が19日、就航した。来年3月末まで、火曜と土曜の週2往復運航する計画だ。
ビジネスクラスとエコノミークラスを合わせて245席。機内サービス有料化などでコストを切り詰め、エコノミークラス往復で約5万5千円と、他社の香港−新千歳線などより2割以上運賃を安くしている。
マカオからの初便は、観光客ら乗客60人を乗せて午後7時すぎに到着。約1時間後に出発した折り返し便に乗り込んだ札幌市白石区の自営業の男性(34)は「北海道経済発展の一翼を担ってもらえれば」と、新路線への期待を語っていた。
ビバ社としては、成田、沖縄に続く日本との定期チャーター便。新千歳と中国間では、北京、上海、大連、香港の4定期路線に次ぐ路線となる。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20091223-OYS1T00271.htm?from=nwlb
シーガイア4施設、宮崎県・市に無償譲渡提案
無償譲渡が検討されている「オーシャンドーム」(手前)=本社ヘリから、2007年7月撮影 宮崎市の大型リゾート施設シーガイアを運営するフェニックスリゾート(宮崎市、河本和彦社長)は22日、宮崎県と宮崎市に対し、閉鎖している全天候型屋内プール「オーシャンドーム」など4施設を無償譲渡することを提案した。
県と市は「対応を協議する」としている。
対象となるのは、オーシャンドームのほか、いずれも閉鎖中のショッピングプラザ、ゴルフ場(トム・ワトソンゴルフコース)のクラブハウスと、利用を続けている立体駐車場。
フェニックス社によると、オーシャンドームは入場者の減少が続き、2007年9月末に閉鎖。同社が専門家を交えて検討した結果、大型多目的アリーナなどに改修して再利用する案が浮上した。しかし、経営再建中の同社は、ホテルやゴルフ場を中心に再建を進めており、オーシャンドームに投資する資金が調達ができないという。
同社の河本社長が22日、県商工観光労働部と市観光商工部を訪ね、無償譲渡について説明した。東国原英夫知事は「民と官でアイデアを出し合い、活用方法を模索することになると思う」と語った。
一方、市のある幹部は「施設を生かした活用策を今のところ、見いだせていない。協議の席に着いても、良い案がすぐに出るとは思えない」とした。無償譲渡について、市の関係者は「年間1億数千万円に上る固定資産税の負担軽減のためではないか」とみている。
(2009年12月23日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20091222-OYT8T01367.htm
地元に期待と困惑
オーシャンドーム無償譲渡案
無償譲渡案も浮上したオーシャンドーム 「素晴らしいこと」「なぜこんな時期に」――。宮崎市のリゾート施設「シーガイア」を運営するフェニックスリゾートが、閉鎖中のオーシャンドームの無償譲渡も視野に入れた再生案を検討していることが22日明らかになり、地元関係者の間には、期待と困惑の声が交錯した。
みやざき観光コンベンション協会の石野田幸蔵専務理事は「かつての目玉施設だっただけに、再活用が決まればいいニュース。国内外からの集客に役立つ施設になってほしい」と高く評価した。
宮崎市の田村俊彦観光商工部長は「有効な利活用策を考えようという提案だと受け止めている。今後、(検討会へ)参加するかどうか、県と協議する」と話した。
一方、閉鎖した巨大施設の引き受けには慎重論も目立った。県観光推進課の後沢彰宏課長は「無償といっても施設の改修や維持管理、運営には多額の費用がかかる」として、市との協議を重視する姿勢を強調している。
フェニックス社はかつて、年間1億数千万円とされるドームの固定資産税を減額するよう市に要請したが、断られている。市のある幹部は「仮にドームが市の所有となれば、固定資産税が得られなくなる可能性もある」と話した。
津村重光市長(62)は次期市長選への不出馬を表明しており、「新市長が判断すべき事案」(市幹部)との見方が強い。提案に対する自治体側の決断には時間がかかりそうだ。
(2009年12月23日 読売新聞)
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/091225/mca0912252119043-n1.htm
観光庁長官“更迭”に戦々恐々 前原国交相の影
2009.12.25 21:14
観光庁長官人事が25日発表されたが、年末年始のこの時期に官庁のトップ交代は極めて異例だ。国交省・観光庁内の官僚は「事実上の更迭人事では」と戦々恐々としている。「これで人事の任命権者である大臣は指定職(官庁幹部)をいつでも更迭できるという見本ができた。これから刷新人事が本格化するのではないか」と中堅幹部は不安を隠さない。
関係者によると、観光立国政策を推進するために官僚色を一新したいと人選を進めていた前原氏に溝畑氏を紹介したのは、松井孝治内閣官房副長官だという。新長官に決まった溝畑氏は京都生まれの京都育ちで松井氏とは進学校の洛星高校の同級生。「溝畑氏の馬力に期待したい」と京大出身で選挙区が京都の前原氏が最後に白羽の矢を立てた。
本保氏への内示は発令日から2週間前にあたる今月21日。寝耳に水の“更迭”だったが、甘受するしかない。同氏は「私がいなくなっても観光庁や国土交通省という組織は残る。後に残って仕事をする後輩官僚たちのためにも何も言わずに身を引きたい」と言葉少なに語った。霞が関の官僚たちはこの人事で政権交代を改めて実感したのに違いない。(早坂礼子)
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>>465 さすが産経。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4318006.html
観光庁長官を更迭、後任に溝畑宏氏
前原国土交通大臣は観光庁の本保芳明長官を更迭し、後任にJリーグ・大分トリニータの代表取締役を
務めた溝畑宏氏を起用すると発表しました。
「(大分トリニータを)ここまで導いた功績は大きいと思う。その馬力、未開の地を開拓していく思いに大きく
期待している」(前原誠司 国交相)
前原大臣は就任以来、日本の新たな成長分野として観光産業の振興に力をいれており、今回の人事は、
自ら肝いりで始めた観光政策をより一層推し進めるためのものとみられます。
溝畑氏を起用した理由について前原大臣は「まったくゼロの状況からスポンサーを自ら集め、宣伝し、
地方都市の名もないサッカーチームをJ1に昇格させた手腕に大きく期待している」と述べました。また、
人選に当たっては大臣自らが面接して決めたことも明らかにしています。
溝畑氏は年明け1月4日付けで2代目の観光庁長官に就任することになります。任期は2年です。
溝畑氏は49歳。自治省に入省した後、大分県に出向し企画部次長などを歴任しました。2004年に
大分フットボールクラブ代表取締役に就任しましたが今年12月に経営悪化の責任をとって辞任しています。
(25日13:44)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/207290.html
小樽出身の本保観光庁長官を事実上更迭 (12/25 15:31)
前原誠司国土交通相は25日、観光庁の本保芳明長官(60)=小樽出身=が来年1月4日付で退任し、
後任にサッカーJリーグの大分トリニータの運営会社、大分フットボールクラブ前社長の溝畑宏氏(49)を
充てる人事を発表した。
本保氏は1974年に旧運輸省(現国土交通省)に入省。観光部企画課長、総合観光政策審議官などを
経て、2008年10月の観光庁発足と同時に初代長官に就任した。観光庁は、訪日外国人観光客を20年
までに年間2千万人に増やす目標だったが、今年は世界的な不況や新型インフルエンザの流行などの
影響で、昨年の835万人から大幅に減る見通し。本保氏は十分な実績を挙げることができず、事実上の
更迭とみられる。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091226-OYT1T00595.htm?from=top
ゲレンデの主役、若者から中高年に交代
スキー教室では、年齢が高い受講者の姿も(神戸市の六甲山人工スキー場)=笹井利恵子撮影
映画「私をスキーに連れてって」が公開され、空前のスキーブームとなった1987年から20年余り。
国内のスキー人口はピーク時の3分の1近くまで減り、スキー場の数も約2割減少。当時、ゲレンデの主役は若者だったが、近年はめっきり減り、中高年の姿が目立つようになった。
「新しくスキーを始める若者がいなくなり、この10年でゲレンデの雰囲気ががらっと変わった」。スキー歴35年の大阪府高槻市スキー連盟理事、尾口良八さん(58)の実感だ。
同連盟は年3、4回、長野県などでスキー教室を開いており、バブル期には同市からバス3台を連ねたが、「最近の参加者は約20人。60〜70歳代が中心」という。
◆五十の手習いも◆
子育てが一段落したり、定年退職したりした友達に誘われ、58歳でスキーを始めたという同市西町の田口京子さん(67)。年5、6回、長野県や北海道などのスキー場に出かける。「他のスポーツに比べて体力がいらないから、中高年でも始められる。旅行気分も味わえるし。平日、スキー場で周囲を見ると、ほとんどが中高年」と話す。神戸市灘区の六甲山人工スキー場でも中高年が増えており、今シーズンのシニア向けスキー教室を昨シーズンの2倍にあたる6日間にした。
若者にとってネックになっているとみられるのが費用。2008年のレジャー白書によると、スキーに行った回数や費用の平均は年3・8回で計8万9000円。1回当たり約2万3000円と、ゴルフの約2倍かかる計算だ。
◆割高感もネック◆
こうした負担が若者には重いようだ。関西外大1年の鬼束悠さん(19)は「関西からスキー場までは遠く、交通費も高い。スキー板などにかけるお金も、暇もない」と話す。
大学のスキーサークルも低調で、立命館大の公認団体は5サークル約130人。同大学学生部は「かつて夏はテニス、冬はスキーというサークルが数えきれないほどあったが、最近は大幅に減っている」という。
高校生にもウケがあまりよくない。95年度、近畿の公立高校の修学旅行は72%がスキー合宿だったが、08年度は30%に低下。日本修学旅行協会は「スキー漬けが生徒に敬遠されるようになり、旅行先は海外や沖縄などに変わった」とする。
割高感を打ち消そうと、スキー場側も対策に乗り出している。鳥取県の大山スキー場では、今シーズンから1日リフト券を平日は900円割り引き、3900円にした。担当者は「割引をPRしてもっと若者を呼び込みたい」と話す。
橋爪紳也・大阪府立大観光産業戦略研究所長の話「最近の若者は一人で自由な時間を過ごすのを好み、グループ旅行を嫌う傾向がある。金銭面の問題に加え、グループで行くことが多く、時間のかかるスキーは、若者のセンスに合わないのだろう」
◆スノボも頭打ちに◆
財団法人日本生産性本部によると、国内のスキー人口は1993年の1860万人をピークに、2008年は690万人まで激減。若者に人気のスノーボードも02年の540万人を最高に、減少傾向に転じた。スキー場の数は02年の673か所から、08年は547か所になった。
(2009年12月27日09時16分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091227-00000525-san-int
韓国で秋田旅行が人気 その理由は?
12月27日16時13分配信 産経新聞
【ソウル=水沼啓子】11月以降、秋田観光ツアーが韓国で人気になっている。韓国・仁川国際空港と秋田空港間を定期便が週3便運行しているが、3カ月先まで予約が取りにくい状態という。なぜ秋田観光をする韓国人が増えているのか?10月中旬から12月中旬まで韓国で放送されたドラマ「IRIS(アイリス)」効果だ。視聴率30%を超す人気となったこのドラマのロケ地の1つが秋田だった。「ドラマで撮影された場所に行ってみたい」というニーズに応え、韓国の旅行会社がロケ地ツアーを始めたところ好評という。(ソウル 水沼啓子)
[フォト]田沢湖の「辰子像」の前で撮影されたドラマ「アイリス」のシーン
「アイリス」は情報機関を舞台にしたスパイアクションドラマで韓流スター、イ・ビョンホンさんや人気女優、キム・テヒさんらが出演。200億ウォン(約15億円)に達する制作費やヨーロッパや日本での海外ロケ、大規模セットなどで放映前から話題になっていた。
「アイリス」の3話から8話までは雪景色に染まる秋田を舞台にドラマが展開する。秋田ロケは今年3月に3週間ほどかけ、県内約20カ所で行われた。具体的には田沢湖や乳頭温泉郷・鶴の湯(仙北市)、居酒屋「よねしろ」(秋田市中通)、横手城(横手市)、などで撮影された。
こうした秋田のロケ地を巡るツアーに目を付けたのが韓国の旅行会社で、2泊3日〜3泊4日でロケ地となった田沢湖や寒風山展望台などを巡るツアーを実施している。ツアー代金はおよそ50万〜100万ウォン(約4万〜約8万円)。
大韓航空が週3便、秋田空港への直行便(1便149席)を運行しており、10月に929人だった搭乗者数は、11月は1691人に急増。この月は、637人だった前年よりも1000人以上増えた。12月からは機内を改造して座席数を約40席分増やして運行中だ。来年1月から3月にかけては座席数をほぼ倍に増やした295席の大型便で運行するという。
ドラマのロケ地に選ばれたことを秋田の観光振興につなげようと、官民一体で「韓国ドラマ『アイリス』秋田ロケ支援委員会」も設立された。撮影スタッフらがロケ地へ移動する際の便宜を図ったり、食事や宿を提供したり、さまざまな形で「アイリス」の撮影に協力したという。
ソウル市内で今年5月に行われたドラマの制作発表会にも、わざわざ秋田から関係者らが駆けつけ記者会見場を盛り上げていた。
この制作発表会では、イ・ビョンホンさんが秋田ロケについて「毎日200〜300人のファンに取り囲まれる中で撮影するのは今回が初めてだった」と話していた。
またこんな秘話も披露。イ・ビョンホンさんが撮影を終え、マネジャーと露天風呂につかっていたところ、日本のおばさんたちの一群が入ってきたという。イ・ビョンホンさんは「幸い湯気で1、2メートル先もよく見えなかったので、無事温泉から出ることができた」という笑い話も紹介していた。
秋田県観光課の担当者は「『アイリス』をみて、韓国からたくさんの観光客が訪れるようになってうれしい。このドラマは日本のほか中国、台湾、香港、シンガポールなどでも放映が決まっている。これをきっかけにアジア各国からたくさんの人が秋田を訪問してほしい」と期待を寄せていた。
秋田ロケについては、秋田県観光総合ガイド「あきたファンドッとコム」を参照。http://www.akitafan.com/
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>>468
おお,秋田空港に天恵!
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無駄だなぁ。。
大郷・三セク観光施設工事中断 国交付金返還の恐れも
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091228t11030.htm
造成工事が中断したファームガーデン・ワールド
宮城県大郷町が観光施設「ファームガーデン・ワールド(仮称)」事業の問題で揺れ続けている。工事が中断して工事未払い金の返済がかさみ、事業主体の町第三セクター「おおさと地域振興公社」の経営を圧迫している。民主党政権は税金の無駄遣いの洗い出しに積極的で、国支出分の工事費の返還を迫られる可能性も出てきた。町民の負担増にもつながりかねず、甘い経営のつけが重くのしかかっている。(泉支局・片桐大介)
<私財投じて穴埋め>
「前町長時代からの返済金に苦慮している」「前町長に対して法的対応も検討している」
9日の町議会12月定例会。赤間正幸町長は問題の責任を、公社の社長も務めた田中学前町長にすべて負わせるような発言をした。
公社は同事業の工事未払い金を毎月150万円ずつ請負業者に返済している。11月、未払い金を含む月末期限の債務500万円の資金が底を突き、鹿野興司社長が私財で穴埋めする異常事態に追い込まれた。
町は12月上旬、公社に5000万円の緊急貸し付けをした。財源は本年度一般会計補正予算で計上しながら、事業の見通しがつくまで執行を停止していた金だった。
赤間町長は8月の町長選で、田中前町長の主導した同事業を批判し、4選を狙った田中前町長を破った。
田中前町長は「不正なことは何一つない。徹底的に調べたらいい。わたしにも公社経営を改革した自負がある」と反論する。
<年内の回答求める>
「大郷の件、どうなっているの。宮城ではここが変だよね」。12月上旬、赤松広隆農相に近い人物から県内の民主党関係者に連絡が入った。
同事業は2007年度、農林水産省の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金7500万円の助成を受け、造成工事が始まった。
同交付金は今年、政府の行政刷新会議の事業仕分けの対象となり、「縮減」の判定が出された。農水省は町に事業継続か計画変更、事業中止かの回答を年内にするよう求めている。
町は「事業中断を名目に国から交付金返還を請求されかねない」と戦々恐々としている。民主党関係者は「この事業は中途半端な公共事業の一つ。放っておける問題ではない」と述べる。
市町村財政の悪化に伴い、三セクへの視線も厳しさを増す。総務省は7月、全国の自治体に三セクの存廃を含む抜本的改革を求める通知を出した。関係者は「市場規律や統治機能の働かない三セクは廃止すべきだ」と言い切る。
県市町村課は「新たな財政支出や町民負担を生じさせてまで、事業を続けていいのか。町が公社経営をどう改革するのかを見守りたい」と成り行きを注視している。
[ファームガーデン・ワールド問題]花の庭園と物産品販売所を備える観光施設として2007年度、おおさと地域振興公社と町内の民間会社が共同事業で工事を始めた。総事業費7億5000万円の計画だったが、民間会社が資金調達できず、工事が中断。公社が08年12月に共同事業実施協定を解除した。公社は造成工事を受注した札幌市の造園会社などに現在約6700万円の工事未払い金がある。工事費が全額支払われていないのに全額支払ったことを示す領収書が存在するなど不透明な会計も明らかになっている。
2009年12月28日月曜日
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>>470
>赤松広隆農相に近い人物から県内の民主党関係者に連絡が入った。
誰から誰へなんでしょうかねぇ
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091219301.htm
2009年12月19日03時19分 北國新聞
不況なのに利用客増 加賀温泉郷
不況で全国の温泉地が苦戦する中、加賀温泉郷では利用客が増加する「逆転現象」が起きている。加賀市によると、今年度の利用客(入湯税ベース)は前年同期比2%増で推移している。けん引しているのは県外資本が手掛ける低料金旅館で、湯快リゾート(京都市)は来月、1泊2食付き5800円のプランを投入する。競合する旅館もお得な食事プランを用意するなど、年末年始の書き入れ時に向け、キャンペーン競争も過熱している。
「驚異的な価格だ。料金で対抗したら大変なことになる」。地元旅館経営者が湯快リゾートのプランに驚く。
同社の基本料金はもともと1泊2食付き7800円と格安だが、1月7日から2月28日までの期間限定でさらに2千円安くする。1室4人以上が条件だが、3人以下でも6800円で提供。同社担当者は「今までで最も安い料金。温泉をもっと身近に感じてもらいたい」と話す。
同社は破たんした旅館を買い取り、初期投資を抑えながら低料金で集客する手法によって事業を拡大。現在、加賀温泉郷で9館を扱っており、不況の影響は受けているというものの、「平均稼働率は80〜90%」(担当者)と高い数字を上げている。片山津の花・彩朝楽、山代の彩朝楽、山中の山中グランドホテル、ホテル大黒せせらぎ亭、粟津のあわづグランドホテル、同別館の6館で5800円プランを投入し、さらに攻勢をかける方針だ。
同じ県外資本の大江戸温泉物語(東京)も好調だ。片山津の「大江戸温泉物語ながやま」、山代の「山下家」の宿泊料金は、1室4人以上で6700円と安い。利用客は、ながやまが「前年並みかそれ以上」(担当者)、今年9月に民事再生が終了した山下家は「4倍に伸びた」(同)という。両旅館で、ズワイガニが宿泊料金にプラス1千円というプランを2月28日まで実施する。
地元関係者は「全国同様、地元旅館はどこも落ち込んでいるのに、加賀全体でプラスなのは『2強』が競うように集客しているからだ」と指摘。不況で強まる消費者の節約志向を受けて「2強」が加賀温泉郷の利用客数を底上げしている。加賀市は「片山津温泉は昨年度約39万人だったが、ながやま効果で今年度は40万人を超えてくる」とみている。
こうした状況の中で、キャンペーン競争も過熱している。
地元資本では山代温泉の「瑠璃光」が寒ブリしゃぶしゃぶプランの14日前の予約で、貸切露天風呂を1回無料とするサービスを開始。空室を安く提供するインターネット販売にも力を入れる。
エイチピーディーコーポレーション(大阪市)グループが運営する山中の「かがり吉祥亭」は、5種類のカニが食べ放題の「かに蟹バイキング」を平日1室4人以上で県内向けに1万1千円で販売。カニバイキングは、地元の忘年会、新年会用に日帰り温泉・飲み放題で7千円の商品も用意した。グループの「吉祥やまなか」と合わせて開業3年目で平均稼働率は約70%という。
消費者の節約志向に合わせ、低料金やキャンペーン競争が加速する加賀温泉郷。地元関係者からは「安値にすれば、利用客が増えても収益力は落ちる。かといって手をこまぬくわけにもいかない」との声も上がり、不況下での体力勝負が続きそうだ。
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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091230ddm041070102000c.html
ものがたり’09冬:「仙台ホテル」大みそかに廃業 創業159年、東北の名宿に幕
◇ホテルマン、誇り失わず
159年の歴史に幕を下ろす仙台ホテル=比嘉洋撮影
東北きっての名門ホテル「仙台ホテル」(113室、従業員105人)が今年の大みそか、159年の歴史を閉じる。JR仙台駅前のシンボルとして市民から親しまれ、各界の著名人からも愛された。だが、老朽化や長引く不況には勝てず、来年1月には解体される予定だ。ホテルマンは寂しさを抱えながら、宿泊客を最高の笑顔で迎え、そして「最後の日」を静かに待つ。【須藤唯哉】
前身は1850(嘉永3)年、仙台城下で創業した「大泉屋旅館」。1887(明治20)年の仙台−上野間の鉄道開通に伴って仙台駅前に開業。東北初の洋式ホテルとして1896(同29)年に建て替え、東京五輪開催に備えて1964(昭和39)年に現在の建物を新築した。
宿泊担当が長かった菊地政義さん(57)はホテルで働くことが誇りだった。「コンパクトな建物の中にすべてがそろっていた」と胸を張る。洗練されたサービスを旨とし、皇室関係者をはじめ、ホンダ創業者の本田宗一郎氏、ブルースの女王と呼ばれた歌手の淡谷のり子さん、物理学者のアインシュタイン氏も宿泊した。
学生時代から、毎日ホテルの前を通っていたが、自分とは別世界で足を踏み入れるような場所と思えず、自分が働くとは思っていなかった。ところが、思い切って門をたたくと夢がかない、74年に入社した。数年後にベルボーイを任され、初めて担当したVIPが淡谷さん。「お気に入りのせっけんが部屋になく、市内を探し回った」一方で、淡谷さんの気遣いに触れるなど、いい思い出として残っている。
「お客様との信頼関係こそ重要」と従業員誰もが思い、「前金は取らなかった。取ったらお客様を疑うことになる」。そんな、小さな信頼の積み重ねが愛されるホテルを育てた。
最高峰の部屋にある格子について説明する桑原さん。オリジナルの柄で紙袋などにも採用されている
31日正午が最後のお客様を見送るチェックアウトの時間。宴会部門が長かった桑原啓守さん(56)は「常連のお客様から『また来たよ』と言われた時が一番うれしかった」。それだけに、「惜しんでホテルの営業を続けられるなら惜しみ続ける」と話す。そして、こう続けた。「仲間が今までの経験を生かし、また別のホテルで頑張ってくれればいい」。ホテルマンの誇りは消えることがない
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000912280004
年内で営業終了/さよなら仙台ホテル(上)
2009年12月28日
老朽化した現在の仙台ホテル。看板には「最後のおもてなし」の文字が=仙台市青葉区中央1丁目
創業嘉永3年(1850年)、159年の歴史を持つ仙台ホテルが、年内で営業を終える。かつて仙台を代表するホテルとして内外の賓客が利用し、結婚披露宴の会場としても人気を博したが、最近は建物の老朽化とともに利用が減っていた。名残を惜しむ声につつまれながら、「名門」は去る。(橋本佳奈)
JR仙台駅前に建つ現在のホテルは築45年。その当初から働いてきたのが鈴木尚太郎総支配人(67)だ。大学時代、仙台ホテルでアルバイトをしていたら、「働いてみないか」と誘われ、「おもしろそう」と卒業後すぐに入社した。来客がにこにこしているのを見たかったという。
ベルボーイ、調理係、宴会の給仕係……。「ほとんどの仕事は経験した」と鈴木さん。宴会場では装飾から食事まで「すべて華やかで、最初の頃はぼうぜんとした」のを思い出す。著名人も多く接客した。プロレスラーの故ジャイアント馬場さんは、レストランで400グラムのステーキを軽く平らげた。米国の歌手、故レイ・チャールズさんは、ルームサービスで部屋に食事を届けたとき、とても親切に応対してくれた。
ある夏、海外の大使館職員がコート姿でバーに入ってきて「ホットビール」。そんな飲み物の存在を知らずにあたふたし、冷房の効きすぎにも反省した。利用者一人ひとりに気を配り、何を求めているかを感じ取る。鈴木さんは、そんな接客術を「ほとんど恥ずかしい体験から学びましたね」という。
会社員人生のすべてを注いだホテルがなくなる。鈴木さんはただ一言、「そりゃ寂しいですよ」としか気持ちを言葉にしない。
小笠原暢宏・宴会サービス支配人(50)は、長年にわたって結婚式や披露宴のプランづくりと当日の進行管理を手がけてきた。昭和の時代、仙台ホテルで本格フレンチの出る結婚式や披露宴を挙げることは、地元のステータスだった。最も大きな宴会場「青葉の間」では、200〜300人を招くのがざらだった。
ある医師の新郎、看護師の新婦の結婚を計画したときのこと。新郎の両親が「当家が呼んだ人には、高価な引き出物を出します」。だが、宴会後に持ち帰る手提げ袋の大きさに違いが出てしまってはまずい。何とか苦心して見た目をそろえた。
大安吉日には1日に何組も宴会がある。披露宴はどうしても予定より長くなりがちだが、キャンドルサービスなど思い出に残りやすい部分は、「後ろがつかえていても、構わずにしっかり時間を割きました」という。
これまでに送り出した新郎新婦は数え切れない。中には今でも年賀状などのやりとりが続く相手もいる。小笠原さんは「岩手の高校を出て、すぐに仙台ホテルに入ったときの立派なたたずまいが忘れられない。仙台ホテルが今年で終わるなんて、まだ実感がわきません」。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000912290004
忘れぬ思い/さよなら仙台ホテル(中)
2009年12月29日
青葉の間で開かれた「感謝の宴」=14日、仙台市青葉区中央1丁目の仙台ホテル
シャンデリアが輝く白壁の大広間に、ピアノとフルートが奏でる映画「慕情」のテーマ曲が流れる。シェフが盛りつけた料理やワイングラスを片手に、コサージュを付けた晴れ着の女性やスーツ姿の男性があいさつを交わす。会話はなごやかに、とぎれることなく続いた。
仙台ホテルが営業を終えるまで半月となった14日、3階の「青葉の間」では、政財界の常連客ら約250人が集まり、「感謝の宴」を開いていた。時計宝石店「三原本店」の三原喜八郎社長が代表発起人を務め、「思い出が詰まったホテル」への恩返しにと企画された。
談笑していた愛知絢子さんは「いつも父と一緒に食事に来た。仙台ホテルは、私の家のようなもの」という。父は故愛知揆一・元蔵相だ。
仙台市青葉区の女性(69)は、義母と5階にあったフランス料理店で時折、昼食をしたことが忘れられない。誘うと、いつも義母はおしゃれをした。「仙台ホテルで食事といえば、おめかしをして行くところでした」
店から中庭を見下ろすと、1本のしだれ桜があった。春、差し込む光に花びらが浮き立ち、その美しさが今でも心に残る。「小学校の入学式の時も桜が……」。食事中の話題はいつしか幼い頃の昔に飛び、心が和んだ。ホテルの改装などで、桜もフランス料理店も姿を消した。今度はホテルそのものも。「ふるさとを失うような気分です」
仙台ホテルで華燭(かしょく)の典。かつてはあこがれた女性も少なくない。1983年、その夢をかなえた同区の女性(57)には特別な思いがあった。
「なぜそんな型破りなことをするの」と渋る母親を説得し、当時はまだ珍しかったレストランウエディングにした。衣装直しの部屋もないレストランでの披露宴。それでもホテル従業員は「いやな顔ひとつせず、親身に相談に乗ってくれた」という。
「くつろいだ雰囲気で、おいしいフレンチを堪能してほしい」。そんな思いを従業員たちが支えてくれた。そして招待客は「おいしかった」とだれしもが笑顔だった。結婚式は終生、忘れられないものになった。
仙台ホテルがなくなると聞き、この12月に久しぶりに訪ねた。時を重ねた灰色の外壁は所々が黒ずみ、昔の華やかな面影はなかった。ふと、現実に引き戻され、「なくなるのも仕方ないかな」。自らにそう言い聞かせていた。
一方、最近の仙台ホテルが気に入って「定宿」にした人もいる。神奈川県の40代の夫婦は3年前、「駅から近い」と何げなく泊まったが、行き届いた部屋の清掃や接客サービスに好感を持った。夫婦にとっては22日が最後の宿泊だった。「なくなってしまうのは本当に残念です」
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000912310003
最後のもてなし/さよなら仙台ホテル(下)
2009年12月31日
チェックインした客に笑顔で鍵を渡すフロント支配人の狩野猛さん=仙台市青葉区中央1丁目の仙台ホテル
31日正午のチェックアウトをもって、159年の歴史に幕を下ろす仙台ホテルが30日、いよいよ最後の宿泊客を迎え入れた。記念の宿泊などでシングル以外は満室となり、全112室の8割が埋まった。従業員たちはみな笑顔で、最後のもてなしに余念がない。ホテルは年明けに取り壊され、従業員も親会社の系列ホテルなどで、それぞれ新たなスタートを切る。
30日午後。チェックインした男性は「市内に住んでいますが、名残惜しくて来てしまいました」。「昔は5階のレストランでデートしたわ」と60代の女性。みなフロント係にひと声かけていた。なかには、立ち尽くして館内にじっと目をやる人も。
狩野猛・フロント支配人(45)は「寂しいですが、最後のお客さまをお見送りするまで感情に流されないようにします」。傍らにいたフロント係はみな目をうるませた。
営業を終えるに際し、うれしいニュースもあった。毎年、百貨店などに出しているおせち料理セットが、今年は早々と完売したのだ。
11月1日の受け付け開始から予約が殺到、今月中旬には700セットを売り切った。その後もおせちセットを求める電話は続き、小笠原暢宏・宴会サービス支配人(50)は謝り続けた。「断るのがつらい。せっかく、うちの味を食べたいと言ってくれたのに」。そう言って涙ぐんだ。
おせちセットを作ったのは木村哲夫総料理長(56)ら調理担当の約50人。28、29の両日、朝から晩まで休む暇もなかった。ただ新春、それが家庭で口に運ばれる頃、ホテルはもう、やっていない。「寂しい思いは胸にしまう。お客さまの笑顔のため、自分も笑顔で仕事をしないと」と木村さんは話した。
ホテルの土地・建物を2007年に買収したオリックス不動産によると、ホテルは来年1月中旬以降には取り壊す予定という。更地にするには同年冬までかかる見込み。跡地には商業用の施設を建てる予定で、11年の開業を目指すという。
オリックス不動産はホテル西隣にあるGSビルも所有しており、ホテルの跡地に建つ商業施設と一体で開発する考えもあるが、具体的な構想はまだないという。
105人いる従業員のなかには、05年からホテルを運営してきた親会社ケン・コーポレーション(東京)系列のホテルなどに移る人もいれば、仙台周辺で個別に仕事を探す人もいるという。
阿部みや子・予約係部長(60)は、県外の系列ホテルに移る。かご入りのみかんを求められて街中を走り回るなど、宿泊客のリクエストに長年応えてきた。
30日の宿泊客リストを前日に作り、仙台ホテルでの最後の仕事を終えた阿部さん。営業終了はつらいが、「人に接することは楽しいので、まだまだ夢は追い続ける」。
多くの人たちに夢をもたらした仙台ホテルの灯は、消えることなく、受け継がれていくだろう。=おわり
(橋本佳奈が担当しました)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091230-OYO8T00205.htm?from=ichioshi
中国人観光客 破格の消費…ビザ発給半年
デジカメ200万円分■化粧品邦人の10倍
中国のキャッシュカードを使うと5%割引になるサービスも人気だ(大阪市北区のヨドバシカメラ梅田店で)=永井哲朗撮影 中国の富裕層を対象にした日本への個人観光ビザ(査証)が、7月に発給解禁となり、間もなく半年を迎える。発給には高額所得などの厳しい要件があるが、1か月に2000件以上発給した月もあり、日本を訪れる中国人は増えている。中国人観光客は1人当たりの消費額が高く、「経済効果が大きい」として、発給要件の緩和を求める声も出始めた。
(井戸田崇志)
要件緩和要望も
日本政府観光局によると、11月に訪日した中国人は前年同月比11・4%増の8万1500人(推計値)で、4か月連続で前年実績を上回った。世界同時不況の影響で、全体の訪日外国人数が10月までの15か月間連続で減少する中で、好調さが際立っている。
日本を訪れた中国人の都道府県別訪問率(2008年)は東京都(76・9%)が最も高く、大阪府(47・9%)、神奈川県(36・2%)などと続く。JTB西日本の担当者は、「関西から富士山を経由して東京へ向かうか、その逆のルートが人気で、買い物を主な目的にする人が多い」と説明する。
個人観光ビザを取得できるのは年収25万元(約330万円)以上で、かなりの高額所得者に限られる。それでも発給件数は7月が1033件、8月は1294件、9月は2108件だった。10月は国慶節(建国記念日)期間にビザ発給業務がストップするため、634件に落ち込んだが、11月は996件に戻った。
中国人観光客の購買行動は、国内の消費者の節約志向に苦しむ家電量販店や小売店で異彩を放つ。
「中国人男性客2人がデジタルカメラとビデオカメラを計200万円分買っていった」――。
ヨドバシカメラ梅田店(大阪市北区)ではデジカメやビデオカメラ、炊飯器が人気だ。売れ筋は、デジカメが1万5000〜2万円、ビデオカメラが8万〜10万円、炊飯器が3万〜4万円だが、これを上回る高価格帯の商品を買う人は日本人客よりも多いという。
同店は、中国人観光客が買い物しやすいよう、09年度に接客担当の中国人社員6人を採用した。中国のキャッシュカード「銀聯カード」を使った買い物客を対象に、値段の5%を割り引くサービスも人気だ。
大丸心斎橋店(同市中央区)内で化粧品を販売する資生堂の店舗は、1か月の売上額の7〜8%が中国人観光客によるもので、10%を超えることもあるという。1人当たりの平均購入価格は日本人客が約1万円なのに対し、中国人観光客は約10万円と破格だ。中国語の商品説明書を添付した化粧セットや中国語のパンフレットを用意し、備える。
大阪観光大学の土屋渉教授(外客誘致論)は、「所得制限などの発給要件を緩和すれば、団体旅行を避けたい人や、週末だけの旅行者の増加も期待できる。個人客のニーズは多様なので、効果が出る地域も広がるはずだ」と指摘する。
(2009年12月30日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20091229rky00m040002000c.html
観光客:来年は550万人割れ予測 沖縄観光連盟
特定非営利活動法人(NPO法人)沖縄観光連盟(山入端好盛理事長)は28日、2010年の入域観光客数が前年比3・0%(16万8700人)減の545万5500人になるとの見通しを発表した。同連盟は「10年以降も、景気低迷や節約志向が影響して国内旅行は近場旅行商品が主流になる。沖縄観光は引き続き厳しい状況になる」と予測している。
観光連盟は09年12月の入域観光客数を前年同月比13・0%減と推計し、09年暦年の入域観光客数を562万4200人と予測、10年の入域観光客数は航空会社や県内ホテルなどからのヒアリング調査や従来のデータや経済動向調査などから算出し、550万人を割ると予測した。
観光客の職業が「景気動向に影響を受けやすい会社員、自営業、専業主婦、学生が76・7%を占めている」と指摘。
さらに入域観光客の約76・4%を占めるというリピーターが、円高還元セールなどで東南アジア方面へ流出する可能性や10年5月1日〜10月30日に開催される「上海万博」に流れることも懸念している。
さらに、10年7月28日〜8月20日に開催される美ら島総体が夏休みの最盛期と重なるため、家族旅行が減少する可能性もあるという。
同連盟は「航空路線網は命綱」と説明した上で、羽田のハブ(拠点)空港化で利便性が高まり沖縄旅行よりも安価な海外旅行が可能になることなどのマイナスの影響が出かねないと懸念。「2010年は沖縄観光の正念場で、非常時だ。構造的変化が起こっている」と述べている。(琉球新報)
2009年12月29日
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http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122801000439.html
中国から台湾への旅行3倍 日本の観光戦略に打撃も
【上海共同】中国本土から台湾を観光やビジネスで訪れる旅行者数が、今年は昨年の約3倍の90万人に達する見通しだ。政治的な理由で制限されていた中国人の台湾観光が昨年7月に解禁されたためで、旅行者の3分の2が観光目的。中国から近い日本と台湾は観光客の奪い合いになる可能性があり、日本の関係者は危機感を募らせる。
中国と台湾の交流は、昨年5月の台湾の政権交代などで活発化。当初は上海など主に都市部の住民に限定されていた台湾への団体観光が、今年1月には地方の住民にも拡大された。中台間の直行便も増えて台湾ツアーは低価格化、「気軽に行ける観光地」(中国旅行会社幹部)になった。
台湾観光ブームは、日本の観光戦略に影響。独立行政法人国際観光振興機構(JNTO)が中国の旅行会社を対象に実施したアンケートで「日本に向かうはずの旅行需要が台湾に流れつつある」との回答が多かった。1万2千人の日本行き社員旅行を計画していた米国系中国企業が突然、渡航先を台湾に変更したケースもあった。
2009/12/28 16:22 【共同通信】
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200912300019.html
'09/12/30 中国新聞
宮島来島者、最多344万人超
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/Tn20091230001902.jpg
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宮島(廿日市市)の2009年の来島者数が29日、344万人を超え、過去最多だった08年を上回った。世界的な不況や新型インフルエンザ流行の影響があったが、9月のシルバーウイークや高速道路の料金割引が追い風となり、ここ数年、国内外で力を入れている情報発信も奏功。瀬戸内海を彩る「世界遺産の島」の観光客は5年連続で増加した。
この日は正午前に、過去最多だった08年の343万5379人を突破。市や宮島観光協会の職員が、桟橋で観光客に記念品を配った。新記録達成の来島者となった埼玉県東松山市の会社員津久田幸彦さん(45)には、大鳥居が描かれた長さ約60センチのしゃもじなどを記念に贈った。
午後4時の速報値では344万4233人に増えた。市は最終的な今年の来島者数は346万6千人と、前年を約3万人上回ると見込んでいる。
市は、好調の要因として▽大型連休▽高速道路の料金割引▽5月にフランスのモン・サン・ミシェルと観光友好都市提携を結ぶなど知名度向上―などを挙げている。
【写真説明】世界遺産の厳島神社に参拝する観光客。来島者が新記録を達成した29日も大勢の観光客でにぎわった(撮影・室井靖司)
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私の溝畑への印象は、スポンサー獲得のため、大分の地元の社長の前で裸踊りをさせられた人、の印象が強い。
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_126265465826.html
大分での経験活用 溝畑氏観光庁長官に就任
[2010年01月05日 10:21]
大分フットボールクラブ(大分FC)前社長の溝畑宏氏が4日、観光庁長官に就任した。溝畑氏は「地域づくりの
経験や現場主義(の感覚)を生かし、日本が観光大国になれるようまい進したい」と抱負を語った。
溝畑新長官は東京・霞が関の国土交通省で前原誠司大臣から辞令を受けた後、記者会見。長官職を受諾した
際の思いを「サッカーワールドカップの大分招致や立命館アジア太平洋大学の誘致など、これまでの経験が
生かせると思った」と説明。
「2年間の任期で海外からの観光客を現在の700万人から一千万人に増やす。特に中国人観光客の増加に力を
入れたい」と目標を掲げた。
引責辞任した大分FCが運営する大分トリニータについては「チーム状況が厳しい中であり、胸中は複雑で後ろ髪を
引かれる思いはある。地域活性化につながる観光の仕事に全力を尽くすことで恩返ししたい」と述べた。【東京支社】
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溝畑は金を集めることには才能がありますね。
集めた以上の金を使うという典型的悪しき公務員ぶりも一方でありましたが。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100105/biz1001051500015-n1.htm
ロッテホテルが日本進出 「コアラのマーチ」の部屋も (1/2ページ)
2010.1.5 15:00
ロッテは5日、東京都墨田区で今年4月6日に「ロッテシティホテル錦糸町」をオープンすると発表した。同社は韓国のグループ企業がソウルで高級ホテルを運営しているが、日本でのホテル事業進出は初めて。菓子の主力商品「コアラのマーチ」のキャラクターをあしらった客室を設けるなど独自性を打ち出し、観光客やビジネス客の取り込みを図る。
ロッテシティホテル錦糸町は、JR・東京メトロの錦糸町駅前に建設。地上19階、地下2階建てで、9タイプ、213の客室を備える。都心のビジネス需要のほかに、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)や、墨田区内に建設中の電波塔「東京スカイツリー」などを訪れる観光客もターゲットとする。
ホテルのコンセプトは菓子メーカーらしく「Tokyo Sweet Stay」。コアラのマーチの客室(2室)をはじめ、チョコレートをテーマにしたカフェレストラン「シャルロッテ チョコレート ファクトリー」を設け、「甘く心地よい楽しさ、おいしさ、やすらぎを提供する」(ロッテ)としている。
また、館内には韓流スターのペ・ヨンジュンさんが手がける韓国料理レストランの新店舗「高矢禮 火(ごしれ・ふぁ)」もオープンする。
東京のホテル市場はここ数年、外資系の高級ホテルの進出が相次いだが、金融危機にともなう不況で利用客が減少し、苦戦を強いられている。ロッテシティホテル錦糸町は、ロッテホテルソウルの高級イメージやサービスのノウハウを取り入れつつ、客室料金を1名1万3000円台(税込み)からと低めに設定し、東京の下町で新たな需要を掘り起こしていく戦略だ。
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>>483 全く同感です。
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=43425
溝畑新長官、「観光大国めざす気持ちで」−任期中早期の1000万人達成めざす
[掲載日:2010/01/06]
1月4日付けで観光庁長官に就任した溝畑宏氏は同日の記者会見で、「『2019年・訪日外客数2500万人』は目標と
いうより必ず実現しなければならない数字」とし、「観光大国をめざす気持ち」で取り組むことで「観光を日本再生の
エネルギー、エンジンにしていく」と語った。任期は2011年までの2年間で、2013年に1500万人の目標値が設定
されるなか、特に中国市場からの取り込みを重視して「できるだけ早期に1000万人を達成したい」考え。全体的な
方向性としては、「(前任の本保芳明氏によって)土台、課題はすべて整理されている。あとはいかにそれを
スピーディーに実行し、花を咲かせるかが使命」との認識で、これまでの経験を活かして観光振興を推し進める方針だ。
現在取り組むべき課題は、「訪日外客数3000万人の早期実現」「オールジャパン」「休暇の分散」の3つとの考え。
このうち、3000万人の早期実現には特に中国市場を重視。また、「オールジャパン」では関係省庁との連携だけで
なく、「主役はあくまで国民一人ひとり」という。ただし、現状では国民が自らの地域や国に誇りを持てないでいるとの
認識で、観光庁としてメディア戦略も活用しつつ「一人ひとりが自分の地域、日本には魅力があると自信をもって
いえるような空間、風土を醸成していく」方針だ。
また、地域の活性化も重要との認識。前職で経営に携わった大分トリニータは、「地方から日本一、世界をめざそう
という理念のもとでゼロから立ち上げ、2008年に日本一になった」といい、国土交通大臣の前原誠司氏から就任要請
を受けた際にも「ゼロから日本一になったパワーでもう一度地域を元気にして欲しい。それが観光の大きな原動力に
なる」と説得されたという。一方、「訪日旅行者の7割が大都市圏を訪れる。大都市の受け入れ体制も検討し、都市
政策を含めて考えていく必要もある」と指摘した。
このほか、職員に対しては「七転び八起きで大いにチャレンジして、失敗してもとにかく前を向いてやっていこう」と
呼びかけていたといい、「職員がやりたいことを引き出し、必要に応じてプレイングマネージャーとして陣頭指揮を
とり、場合によって裏方に徹する」方針だ。
なお、大分トリニータを経営不振の責任をとって辞任したことについては、「ショックであるとともに教訓になった。
大きな志は重要であるものの、“勝って兜の緒を締めよ”ではないが、常に足元をしっかりと見なければならない」と
コメントした。
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これ必要だよなぁ。年末年始にぞろぞろ横並びでわざわざ渋滞に苦しみ混雑に悩みに行く様な現状は狂っている。。
観光庁、休暇取得の分散化で実験 数自治体で
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/2010010701000596.htm
観光庁は7日までに、自治体ごとに小中学校や企業が休暇をずらして取る実験を2010年度から行うことを決めた。夏休みなど長期の休暇をほかの自治体と違う時期にすることで、道路の渋滞や観光地の混雑の緩和にどれだけ役立つかなどを検証するのが狙い。
休暇取得の分散化は、国内旅行を振興するため政府の成長戦略の基本方針にも検討が盛り込まれた。予算は2800万円で、10年度は関東地方や関西地方の都市部、地方都市から数自治体の協力を得て実施する予定。効果が確認できれば、規模を拡大する考えだ。
実証実験では、参加自治体の教育委員会や商工会議所と協力し、小中学校の夏休みを短くする代わりに秋休みを長く設定、子どもと一緒に休めるように地元企業にも秋休みを設けることなどを要請する。
その後、アンケートなどで秋休みに旅行に行ったかなどを調査、関係省庁や参加自治体、経済団体関係者らでつくる有識者会議で、混雑緩和や宿泊施設の利用の平準化などに効果があったかなどを検証する。
2010年01月07日木曜日
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>>486
中日がちょっと追記してた。
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2010010802000152.html
学校や企業の休暇ずらし旅促す実験 観光庁が検証
2010年1月8日 朝刊
(前半部同文)
観光地はゴールデンウイークや年末年始などの一定期間が忙しくそれ以外の閑散期との差が大きいため、宿泊
施設の経営が安定しないなどの課題がある。前原誠司国土交通相は「まずは実験をすることで、国民に休みを
ずらして取ることに慣れてもらうことが大切だ」と話している。
観光庁によると、ドイツでは州ごとに学校の休暇をずらしているほか、フランスでも国をいくつかのゾーンに分け
学生に休暇を取らせるなどの対策を導入している。
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名古屋開府400年「どえりゃあ面白い企画続々」
http://www.asahi.com/national/update/1228/NGY200912280001.html?ref=reca
2009年12月31日18時59分
徳川幕府の草創期、尾張の中心地が清須から名古屋に移ってから来年で400年。2010年の1年間を通して、名古屋開府400年を記念したイベントが名古屋市の各地で開かれる。「どえりゃあ面白い市民参加の企画がたくさんある。ぜひ参加して」と、河村たかし市長もPRに力を入れる。
名古屋のまちづくりの歴史は、徳川家康が1610年、清須から名古屋に尾張の政治・経済の中心を移すように命じたことに始まる。名古屋城が築城され、武士や商人、寺院など町ぐるみで引っ越す「清須越(きよすごし)」が行われた。
「名古屋開府400年祭」は、作家の荒俣宏さんがゼネラルプロデューサーを務める。総事業費は5億円。市民参加型の催しが中心で、観光客3500万人を呼び込むことを目標にしている。
オープニングセレモニーは12月31日午後11時から名古屋城西之丸で。天守閣を虹色にライトアップし、市民らが新年のカウントダウンをする。
家康の九男で初代藩主の義直が名古屋城に入ったとされる4月に合わせ、来年4月25日には名古屋国際会議場(熱田区)で記念式典が開かれる。肩の凝らない演出をめざし、名古屋400年の歴史を振り返る演劇を上演するほか、名古屋出身の男性ヒップホップグループ「HOME MADE 家族」が自ら作った400年祭のメッセージソングを披露する。
メーン行事は、名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれる10月に集中する。10月16日には、名古屋城の近くを山車(だし)13両が練り歩く「大山車まつり」や提灯(ちょうちん)行列があり、約1200人が参加の予定だ。同月中旬以降は、建設中の名古屋城本丸御殿の玄関の一部公開も始まる。
12月には久屋大通公園に小、中、高校、大学生、一般の各年代が作った提灯や灯籠(とうろう)を展示し、夜に明かりをともす「光のファンタジア」が開かれる。(塩原賢)
◇
名古屋開府400年祭の「開府」を辞書で引くと、「幕府を開く」という意味がある。名古屋で、なぜ「開府」なのか。
名古屋市企画調整室によると、「府」には「事物や人の多く集まるところ=街」というような意味があるという。「開府という言葉を『街づくりの始まり』という意味ととらえている」と説明する。
さらに、「1910(明治43)年の名古屋開府300年祭のときも『開府』を使っていたし、過去には仙台市や松江市でも『開府400年』を使っていた」という。
名古屋市博物館も「『開府』は、比較的古い言葉。名古屋では、300年祭のときに当時の役所が『開府』を使い、それが定着したのではないか」と見ている。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100114t22001.htm
太宰効果くっきり 五所川原に観光客続々
7割以上も入館者が増えた太宰治記念館「斜陽館」
昨年、青森県五所川原市出身の作家太宰治の生誕100年を迎え、盛り上がりを見せた同市内で、観光施設の利用者が大幅に増加したことが、市のまとめで分かった。太宰治記念館「斜陽館」の入館者数は昨年4〜11月、前年同期比74.6%増。市は多彩な記念行事が誘客につながったとみている。
主な観光関連施設の利用者数は表の通り。金木観光物産館「マディニー」が前年同期比53.0%の大幅増となったほか、津軽鉄道(15.4%増)、立佞武多(たちねぷた)の館(15.0%増)など軒並み増加した。
同市では昨年4月以降、生誕100年を記念するイベントが相次いだ。6月に全国からランナー約900人が出場した「走れメロスマラソン」や、太宰に関する知識を試す「太宰治検定」が、ともに初開催された。
太宰の誕生日に当たる6月19日に、同市金木の芦野公園で銅像の除幕式があり、9月には津軽鉄道芦野公園駅を会場に青森県民参加型の演劇「津軽」が上演されるなど、いずれも多くの参加者や観光客でにぎわった。
映画「パンドラの匣(はこ)」(河北新報社など製作委員会)など太宰作品の映画化が相次いだことも追い風になったとみられる。
市は「高速道路の『1000円乗り放題』の影響もあったと思うが、各種記念行事の宣伝や開催で太宰や津軽地方への関心が高まった」と分析。一過性のブームに終わらせないよう、「12月の東北新幹線新青森駅開業に向けて、県や周辺市町村と連携し、誘客を維持したい」と意気込む。
2010年01月14日木曜日
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性的な意味なくお尻さわるとか言い訳になってないなー。
セクハラで娘自殺と提訴 近鉄系施設に賠償求め
01/16 05:56
http://www.shizushin.com/news/social/national/2010011601000011.htm
2008年に近畿日本鉄道系のリゾート施設「賢島宝生苑」の女性社員が自殺したのは職場でのセクハラ(性的嫌がらせ)により統合失調症になったのが原因として、両親が施設に1億円余りの損害賠償を求める訴訟を津地裁に起こしたことが16日、分かった。
賢島宝生苑は「弁護士に任せており、コメントできない」としている。
訴状によると、女性は10代後半で07年6月下旬、新入社員歓迎会で上司に尻などを触られ、人前で「発達していない」と言われた。その上司の食事の誘いを断ったが、相談した別の上司に「あの人に嫌われたらここにはいられない」と言われた。会社を辞めようとしたが、辞めさせてもらえず精神的に追い詰められ、08年1月に自殺した、としている。
賢島宝生苑側は上司が触ったことは認めたが「性的意味はない。女性からの相談もなかった」と主張。女性が高校時代から統合失調症だったとする医師のカルテを提出し「就職後の発症ではない」としている。
両親は「会社は配置換えや上司を処分するなどの対策を怠った。法令を守りセクハラへの認識をあらため、再発防止に努めてほしい」と話している。
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>>433-436>>449>>457
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100121k0000m020071000c.html
ハウステンボス:HISが支援に名乗り 管財人と協議へ
大型リゾート施設「ハウステンボス」(HTB、長崎県佐世保市)の経営再建問題で、旅行業大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は20日、HTBの更生管財人と経営支援について協議に入ると発表した。HISが50%超を出資して再建主体となり、九州電力など福岡経済界も出資する形で調整しているが、HISは「経営支援を決定しているわけではない」としており、最終決定にはまだ流動的な要素が残っている。
HISは同日、佐世保市など地元自治体や福岡経済界に求める支援と債権者に求める債権カットの内容をまとめ、管財人に提出。回答の内容を見た上で月内にも支援するかどうか判断する見通し。
HTBは03年に会社更生法の適用を申請した。経営支援してきた野村プリンシパル・ファイナンスもHTBの業績悪化で経営から撤退する方針で、新たなスポンサー探しが急務となっている。【田畑悦郎、辻本貴洋】
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http://www.asahi.com/international/update/0119/TKY201001190366.html
ソウル近郊にユニバーサル・スタジオ 2014年開業へ2010年1月19日19時11分
テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」が2014年、ソウル近郊の京畿道華城市に開業する。事業に参加する韓国ロッテグループなどが19日発表した。11年に着工予定。ホテルやゴルフ場なども順次建設し、投資額は約3兆ウォン(約2400億円)。日本や中国などアジアからの集客も見込む。(ソウル=稲田清英)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100119/CK2010011902000092.html
赤字続くベイブリッジ『スカイウォーク』 開業20年 役割終える
2010年1月19日
横浜ベイブリッジの展望施設「スカイウォーク」(横浜市鶴見区)の入場者数が低迷し、赤字が続いている問題で、横浜市は新年度中に施設を閉鎖することを決めた。設置から二十年で、施設も老朽化していることから、役割を終えることになった。今秋にも閉鎖する方向で調整に入り、しばらくは休日だけ営業する方針だという。(荒井六貴)
市は十八日、新年度予算に関連し、閉鎖について市議会の各会派に伝えた。
スカイウォークの収支は一九九三年度に赤字になって以降、解消することはなく、入場者数も昨年度が約六万人とピークの十分の一程度になった。昨年九月に開業二十周年を迎え、記念イベントなどが実施されたが、存続の追い風にはならなかった。
昨年度決算の監査委員会で「改修期を控え、在り方の検討が必要」と指摘されたことから、市は閉鎖を視野に検討に入り、今年三月までに結論を出したいとしていた。
今回の事業見直しで、約四千百万円の経費削減になるという。撤去については費用がかかることなどから、同市の担当者は「まだ決めていない」と説明している。
内示を受けた市議は「集会で利用したことがあったが、場所も不便で使い勝手が悪かった。施設の維持にも費用がかかり、閉鎖することには、反対はできない」と話した。
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>>464
シーガイアのドーム 農園で再生、宮崎県など検討
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100101-OYS1T00304.htm
宮崎市の大型リゾート施設シーガイアの中核施設で、閉鎖中の全天候型屋内プール「オーシャンドーム」=写真、2007年撮影=について、宮崎県などが地元特産品を栽培する巨大農園などとして再利用する案を検討していることがわかった。運営会社のフェニックスリゾートは県と宮崎市に対し、ドームの無償譲渡を提案しており、今後、利用方法と併せて再稼働に向けた協議が本格化しそうだ。
関係者によると、オーシャンドームの屋根は閉じたまま、内部の温度などを制御して全国ブランドに成長した完熟マンゴーといった農産物を栽培する。一部は観光農園としても開放、有料で収穫を楽しめる施設として活用する。
また、宮崎地鶏などに続く新たな特産品を開発するため、農業研究・試験場を併設する案も浮上している。
運営主体には今のところ自治体や企業などが出資する模様で、事業計画案は年内に取りまとめたい考え。長さ300メートル、幅100メートルに及ぶ屋内遊泳施設だけに改修費の算定などはこれからといい、再稼働の目標年は設定しきれていない。
(2010年1月1日 読売新聞)
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http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-13475920100122
世界最高峰での挙式も、ネパールの旅行代理店が同性愛者誘致
2010年 01月 22日 18:50 JST 記事を印刷する | ブックマーク| 1ページに表示[-] 文字サイズ [+]
[カトマンズ 22日 ロイター] ネパールの旅行代理店が、象の背中に乗る結婚式や世界最高峰エベレスト(チョモランマ)での挙式を、同性愛者の観光客向けに提案している。
旅行代理店「ピンクマウンテン」は、ネパールの同性愛者の男性3人が設立。そのうちの1人は、同国の議会で唯一同性愛者であることを公表しているスニル・バブ・パント議員だ。
パント氏は、内戦後の復興の過程にある同国に、裕福な同性愛者の観光客を誘致したいとの考えを示し、「ネパールには同性愛者に対する差別がなく、急流下りやトレッキング、登山などのアドベンチャースポーツを楽しんでもらえる」と話した。
ネパールでは同性愛は今もタブー視されているものの、2年前には同性愛者に平等な権利を保障する法律を作るよう最高裁が政府に命じるなど、過去数年で同性愛者に対し好意的な国へと変わってきている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100123-00000508-san-soci
高級ホテルもペットOK 「家族化」進み客層拡大
1月23日9時1分配信 産経新聞
「ヒルトン東京ベイ」の愛犬や愛猫と宿泊できる客室。海が見えるデラックスルームで、ペットサークルやトイレトレーなどが完備されている=千葉県浦安市(日出間和貴撮影)(写真:産経新聞)
ペットと旅行するペットツーリズムが浸透する中、高級ホテルでもペットと一緒に宿泊できるところが増えている。背景にあるのは、ペットとの宿泊に加え、満足なサービスを受けたいという要望の高まり。ペットの家族化に伴い、一流ホテルのこうした取り組みはさらに広がりそうだ。(日出間和貴)
[フォト] 「ハイアットリージェンシー箱根 リゾート&スパ」のペット同伴可の客室
◆リピーター多く
東京ディズニーリゾート(TDR)に隣接するヒルトン東京ベイ(千葉県浦安市)。2年前からペットと宿泊できる部屋を1室提供している。周辺にはペットを受け入れているホテルがないため、週末を中心に予約で埋まるという。
「利用されるのは若いカップルが全体の6割。残りは30、40代の夫婦や家族連れが多い。1室しかないので予約で埋まっていると、宿泊予定を変更される人もいます」と同ホテル広報担当の加藤真梨子さん。ペットと宿泊できる部屋をもっと増やしてほしいという声もあるが、現在のところ、その予定はないという。
滞在型ホテルには、人間とペットのすみ分けを徹底するケースが多い。神奈川県箱根町の「ハイアットリージェンシー箱根 リゾート&スパ」にはペットと泊まれる部屋は6室。ペットが入れるゾーンに制限を設け、一般客とのトラブルを防いでいる。
「フロントを通るのは人間だけで、愛犬は駐車場から外階段を通ってホテルの専任スタッフに預けられる。そこでブラッシングなどのケアを受け、家族の待つ部屋に向かう」(同ホテル)という徹底ぶり。
「ファミリー重視」の経営哲学からペットと宿泊できるサービスを始めたのが「ザ・ペニンシュラ東京」(東京都千代田区)だ。平成20年秋から開始し、口コミで利用が拡大。クリスマスや記念日などに定期的に利用するリピーターが多い。
都心の高級ホテルでは、「フォーシーズンズ椿山荘」(文京区)も愛犬との宿泊を受け入れている。ただし、客室以外はカゴの中に入れるなどの「ペットポリシー」を守るマナーが飼い主に求められる。
◆専門ホテルも開業
一方、年間800万人の観光客が訪れる軽井沢(長野県)は、全国屈指のペットの名所だ。「ここ数年、愛犬と一緒の家族連れが増えている」と軽井沢町観光協会。もともとペットを受け入れるペンションやコテージは多かったが、19年春に愛犬との宿泊をうたった専門ホテルも開業。公営ドッグランなどの充実で、愛犬家にとって旅行しやすい環境が整ってきた。
ペットと同宿できるホテルが増えてきたことについて、ペットビジネスを多角的に展開するJPRの服部憲一取締役は「ペットとの共生の考え方が浸透し、ペットを取り巻く住環境などのノウハウが整ってきた証し。飼い主のマナー向上で、一般客とのトラブルが少なくなってきたこともある」と指摘。一方でホテル側の事情も挙げ、「あの手この手で幅広い客層を獲得することで客室の稼働率を上げようとしているのではないか」と分析している。
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■各交通機関もペット対応
ペット同伴の旅行をする際、公共交通機関を利用する人も多い。鉄道の場合、「手回り品」としての扱いを受け、ケージ(3辺の合計が90センチ程度)に収納して運ぶことができる。JRはケージ1個につき270円。新幹線も同じ料金だ。
国内線の航空機の場合、空港カウンターで手続きを取る必要がある。路線によって異なるが、1ケージにつき3000〜5000円。ただし、ペットは貨物室に“搭乗”するため、体温管理の苦手な犬種は注意が必要だ。高速バスも昼行便に限ってペットを受け入れる会社がある。
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http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100124/CK2010012402000027.html
2010年1月24日 中日新聞
明治村3月で45周年 客減少歯止め、6年連続で微増
大勢の入場者でにぎわう開村間もないレンガ通り=1966年3月、犬山市の博物館明治村で(同村提供)
◆「見る」から体験重視へ
犬山市の入鹿池のほとり、緑豊かな丘陵に広がる博物館明治村。広大な敷地は約100万平方メートルでナゴヤドーム20個分に相当する。開村は1965(昭和40)年3月18日。国内テーマパークの先駆けにもなった同村は、間もなく「45歳」の誕生日を迎える。
明治村は、高度経済成長期の都市開発で消滅する近代の貴重な建造物などを移築、保存しようと名古屋鉄道が62年に設立した財団法人が母体。開村に当たって名鉄は財団に土地を寄付するなど財政面で全面的に援助し、現在でも園内の営業を主体的に行っている。
開村当時に比べて、博物館としての明治村の“中身”は年ごとに充実した。当初15件だけだった展示物も、今は実際に動く蒸気機関車(SL)、京都市電も含め、67件に。中には聖ヨハネ教会堂、芝居小屋・呉服座(くれはざ)といった重要文化財の建物が10棟あり、そのほかの建造物もほとんどが国の登録文化財。
建物が増えるにつれて町並みや植栽などの整備も進み、明治の雰囲気を色濃く醸し出す空間が整った。
一方で入場者数は、レジャー多様化など社会情勢の変化を受けて紆余(うよ)曲折をたどった。オープン間もない67年度から20年以上は年間100万人ラインを維持。「明治100年」の68年度には過去最高となる158万人を記録した。
ところが、日本各地に大型レジャーランドが出現し、バブルが崩壊すると客足は落ち込み、93年度には100万人を割り、それ以降は急減。2000年度はついに40万人を切る事態となった。
危機感を強めた同村は運営方針を時代のニーズに合わせ転換。明治のレシピを再現したメニューを出すカフェを開店したり、村内を回って宝探しをする探検イベントを開催したり。「見る博物館」から「体験する博物館」への変身を図り、幅広い層の集客に努めた。
その効果もあって客の減少に歯止めが掛かり、03年度からは6年連続で微増。08年度は前年度比5%増の42万7000人が入場した。
45周年について横幕信樹所長(53)は「目指しているのは遊びながら学べる博物館。それにはまず楽しんでもらうのが肝心で、最近は『食』の充実に努めた。一方で40年以上たった歴史的建築物や文化財の保存、修復は待ったなしで、これを機に今後一層力を入れていきたい」と気を引き締めた。
<記者の目>
国宝犬山城と並び、犬山の代表的な観光スポットである明治村。観光客の中には「以前はただ建物が並ぶだけで、面白みのない『展示場』だった」と言う人も多い。だが、ここ数年はイメージを一新。入場者自らが「今の明治」を体感できる仕掛けがたくさん用意されている。45年の歩みを経て、さらなる進化が楽しみだ。
(野末幹雄)
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マチュピチュで孤立とか得難い経験っぽいなー。羨ましいなんて云ったら不謹慎か。
日本人ら孤立2千人の救出難航 マチュピチュ
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012701000249.html
【サントドミンゴ(ドミニカ共和国)共同=渡辺雅弘】ペルー南部の世界遺産マチュピチュ遺跡周辺で、国軍などのヘリコプターが26日、豪雨のため取り残されている日本人ら約2千人の救出活動を続けた。マチュピチュと南部クスコをつなぐ列車を運行する鉄道会社によると、同日夕までに救出されたのは約320人で、活動は難航。日本人からは「いつまでここにいなければならないか見通しが立たない」と不安の声も上がっている。
在ペルー日本大使館によると、一部の日本人旅行者は既にクスコに到着したが、情報は錯綜しており、27日に館員をクスコに派遣する。鉄道会社は、27日は天候次第で1時間当たり300人がヘリで搬送できるとしている。
添乗員1人を含む8人でマチュピチュに入った埼玉県坂戸市の男子大学生(23)は26日、共同通信の電話取材に、年配の4人はヘリでの搬送が優先されるが、若者4人は「後回しを覚悟した方がいいと地元ガイドに言われた」と話した。
2010/01/27 11:58 【共同通信】
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これじゃ無理だ。中国の一人あたりGNPは日本の約1/10。
「平均」年収は都市部で3万元(約40万円)、農村部は5000元(約7万円)。
中間値だと、その7割程度だろう。
> 中国人向け個人観光ビザ制度では、年収約25万元(300万円台前半程度)以上
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=aXny3qyS8yFQ
中国人ビザ年収要件を今夏にも撤廃、起爆剤に−観光庁長官(Update1)
1月27日(ブルームバーグ):訪日客拡大に向けて観光庁は、中国人向け個人観光ビザに関し、今夏までに
年収要件の撤廃を目指す。これまでは年収制限を緩和し、最低水準を引き下げることを検討してきたが、
大きく政策転換し、訪日客拡大の起爆剤とする。
4日に就任した溝畑宏観光庁長官は26日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューで、訪日客拡大の一環
として、これまで足かせとなっていた中国人の年収制限の撤廃に向け関係省庁と協議し、可能な限り早期に
実現したいとの考えを示した。
溝畑長官は「できるだけ早期、一つのめどとなるのは上海万博だ」と述べ、早期実現に意欲を示した。年収
制限廃止は万博開催の5月までを希望しているが、実際には外務省や法務省など関係省庁との調整が
あり、7、8月になるだろうとの見通しを示した。
中国人向け個人観光ビザ制度では、年収約25万元(300万円台前半程度)以上などの要件がある。また、
日本側が指定した中国旅行会社を通じて申請するなどの条件があり、一部の富裕層が対象となっている
のが現状。中国人向け個人観光ビザ制度は、昨年7月1日に解禁したばかり。
溝畑長官は「もちろん別の経済的な要件は必要」とし、「経済力を年収とは違う形で正確に反映し、社会的な
信用を担保するものが必要になる」と指摘した。詳細については現時点で答えられないとしながらも、治安面
の懸念にも対応できるように、きちんと対策を練ることも必要だと付け加えた。
昨年の訪日客は23年ぶり2ケタ減
日本政府観光局(JNTO)が25日に発表した統計で、2009年に訪日した外国人旅行者は前年比19%減の
679万人と、重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した03年以来、6年ぶりマイナス。2ケタ減は86年
以来で23年ぶり。
経済不況で世界各国からの訪日客が軒並み前年比マイナスとなる中で、高い経済成長に伴う富裕層の
拡大で中国からは前年比0.6%増の101万人と、微増ながらも主要国の中で唯一続伸し、過去最高を更新した。
撤廃の背景には、上海万博での日本のパビリオン展示により、広大な中国から人々が集まり、日本を知って
もらう好機ととらえ、訪日に結び付けたいとの思惑がある。前原誠司国土交通相は、観光事業を鳩山由紀夫
政権の成長戦略の一つの柱とする考えで、サッカーの大分トリニータの運営会社、大分フットボールクラブ
(大分FC、大分市)の前社長の溝畑氏を観光庁長官に抜擢した。
昨年9月に発足した鳩山政権は、前原国交相のリーダーシップの下、外国人観光客3000万人の長期目標を
策定。まず、13年までに1500万人、16年までに2000万人、19年までに2500万人と段階的に引き上げる計画。
スポーツやファッションなどをブランド化
溝畑長官はさらに、観光立国に向けた推進策案として、スポーツをはじめアニメ、ファッション、デザイン、
映画などを挙げ、「日本が保有する既存のソフトやハードを観光資源として活用し、ブランド化することで、
日本の総合的な魅力を増すべきだ」と指摘。地域や官民のさまざまな組織などと連携、協力しながら、
国内外の観光客を迎える体制を各地域や組織別に効率よく構築したいとの考えを示した。
具体策としては、まず長官が主導する形で、プロ野球やフットボールのJリーグ、日本相撲協会などとの連携
を深め、スポーツ観戦と観光を連携させた施策を実施すると述べた。同時に海外にも積極的にプロモーション
を行いたいとし、さらに、長官と観光庁は、観光政策の司令塔、プレイングマネージャーと定義付け、スピード
感をもって活動するとの考えを示した。
19日に会社更生法の適用を申請した日本航空については、政府が再建に向け支援すると表明し、これまで
のところ安全性など運航全般での支障はないと判断しており、日航の法的整理に伴う観光政策への影響は
ないとの見通しを示した。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 松田 潔社 Kiyotaka Matsuda kmatsuda@bloomberg.net
東京 Chris Cooper ccooper1@bloomberg.net
更新日時: 2010/01/27 17:26 JST
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ついでに言えば、年収25万元超の富裕層ならば、何らかの日本の知り合いがいて、彼/彼女に招聘状
(Invitation Letter)を書いてもらえばいいので、個人観光ビザなんて必要ない。
で、それとは別の話。実験好きだな、前原は。
> 分散化に協力してくれる自治体を都市部と地方部から数カ所募り、小中学校の夏休みの一部を秋に移す
> 実験をする
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201001270202.html
休暇ずらせば快適親子旅? 観光庁、複数自治体で実験
2010年1月27日15時9分
夏休みやゴールデンウイーク(GW)をずらして休み、のんびり旅に出よう――。観光庁は今年、全国数カ所
の自治体で、こんな実験を行う。休みを分散すれば渋滞が減り、ホテルや飛行機も安く利用できるという
のが狙いだ。小中学校の長期休暇をずらし、親が勤める企業などにも参加を呼びかける。「家族の時間が
増える」と同庁はアピールするが、うまくいくだろうか。
「観光産業は夏休みやGWなどの休日100日は黒字だが、残りの265日は赤字。解消するために、
たとえばGWを埼玉は5月の1週目、神奈川は2週目、千葉は3週目、東京は4週目……とずらしてはどうか」
昨年12月の政府の観光立国推進本部の会合。温泉旅館の再生などを手がける星野リゾート(長野県
軽井沢町)の星野佳路(よしはる)社長はこうプレゼンテーションし、長期休暇をずらすメリットを説明した。
日本では長期休暇がほぼ全国一律なので旅行需要も一時期に集中する。宿泊費や航空運賃なども高く
設定されがち。渋滞も起きる。これを嫌って旅行を控える人が出てくるという悪循環にある、との問題意識
から生まれた発想だ。
観光庁によると、フランスでは国を三つのゾーンに分け、学校の冬休みと春休みをずらして取得させている。
ドイツでは州ごとに夏休みの時期が違う。これでリゾート地の混雑は抑えられ、年間を通して需要を喚起
できるという。
繁閑の差がなくなれば旅館などの観光施設は安定した雇用をしやすくなり、サービス向上にもつながる。
もてなしの質が上がれば、外国人の観光客も増えると期待される。
そこで観光庁は新年度予算に、休暇分散化を検討する委員会の設置費などとして2800万円を計上した。
分散化に協力してくれる自治体を都市部と地方部から数カ所募り、小中学校の夏休みの一部を秋に移す
実験をする。実施後のアンケートで渋滞状況や経済効果などを検証する。すでに複数の自治体と交渉を
進めているという。親が子どもと一緒に休暇を取れなければ意味がないので、企業や商工会議所にも協力を
呼びかける。
だが、不安要素もある。教育現場からは「ほかと違うことをすることに抵抗感を持つ学校は多い」「インフル
エンザの影響で授業日程が厳しい中、新たな休暇を学校が設定できるか」との声があがる。経済界からは
「欧米と違い、日本のサラリーマンは、みんなが働いているときに休みにくい」との指摘もある。
観光庁は、「旅行喚起だけでなく、家族の時間を増やし、国際的に低いと言われる有給取得率の向上も
考えてほしい」と話す。前原誠司国土交通相は「観光はこれからの日本経済を引っ張っていく。まずは社会
実験で休みをずらすことに慣れてもらいたい」と話している。(佐々木学)
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>>501
>経済界からは「欧米と違い、日本のサラリーマンは、みんなが働いているときに休みにくい」との指摘もある。
これをどう解消してくかが問題ですよね。
うちもそうだけど、一人が休むと、その人の業務内容がわからず、仕事が滞ってしまう。。。
→だから休みにくいんだよなあ
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チバQさん、同世代な気がしますけど、日本の場合、IT化とリストラ(就職氷河期)が同時に進んだせいで、
一気に個々人への分業が進んだようですね。
私の場合、休めますけど、休んだ間に溜まった仕事は消化されることなく、そのままですw
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>>492
http://mainichi.jp/select/today/news/20100128k0000m020056000c.html
HIS:ハウステンボス支援に慎重姿勢 株主総会
2010年1月27日 20時18分
旅行業大手のエイチ・アイ・エス(HIS)の定時株主総会が27日、東京都内で開かれた。平林朗社長は大型リゾート施設「ハウステンボス」(HTB、長崎県佐世保市)への経営支援について「HTBの更生管財人と協議中。大変難しい案件と認識している」と慎重な見方を示した。株主からは「収益性を考えて検討してほしい」との意見も出たという。
HISは佐世保市などの要請を受け経営支援について協議中。今後10年間に必要な施設修繕費の調査結果を踏まえ、来週にも可否を最終決定する。ただ、26日までの調査では修繕費が当初予想を上回り、支援に踏み切れるかは微妙な情勢。地元自治体がHISを引き留めるため修繕費を負担する可能性もあり、結論は流動的だ。
HTBは03年に会社更生法の適用を申請。野村ホールディングス傘下の野村プリンシパル・ファイナンス(PF)が再建を支援してきたが、業績悪化で撤退する方針を固めたことから、新たなスポンサー探しが急務になっている。【工藤昭久】
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100127/01.shtml
月27日のながさきニュース
長崎新聞
HTB支援に想定上回る費用 HIS見込み
ハウステンボス(HTB、佐世保市)の再建問題で、HTB支援を検討中の旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)が、支援に乗り出した場合、同社の当初の想定を上回る設備修理費が必要と見込んでいることが、26日分かった。複数の同社幹部が取材に対し明らかにした。
幹部の一人は「(HTBを)支援しない可能性が高い」としたが、結論は2月初めまでに出すと述べた。
幹部によると、同社が実施したHTB内ホテル3カ所の設備修理費調査の中間報告で、3年間で計数十億円の費用がかかることが判明。最終的な調査結果で修理費が変動する可能性もあるが、この幹部は「非常にショックを受けている」とした。
HISは支援の可否決定の判断材料として、老朽化したHTBの設備修理費の詳しい調査が必要と判断。今月末までをめどに独自で調査を実施している。
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とは総研風に言えば、松岡代議士と同い年です。学年は違いますが。
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ありゃ、政界最年少議員と同じ年(しかも学年は一つ下)ですか。
失礼しました。私は鷲尾です。
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長崎県知事選に向けた動き?
> 前原国交相は遊説先の同県雲仙市で記者団に語った
http://www.asahi.com/business/update/0130/SEB201001300016.html
ハウステンボス、再生機構活用を検討 前原国交相が言及
2010年1月30日20時13分
前原誠司国土交通相は30日、会社更生手続き中のハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の存続の
ため「企業再生支援機構の活用が出来るのか出来ないのか、菅(直人)副総理と相談して取り組みたい」と
語った。HTBは昨夏来、自治体の支援計画をとりつけて進めてきた新スポンサー探しが難航し、資金繰りが
苦しくなる3月を前に、国の支援を求めるに至った。
前原国交相は遊説先の同県雲仙市で記者団に語った。
この日、朝長則男佐世保市長が、観光庁を担当する前原国交相に会って「観光振興の観点から国の支援
を考えていただきたい」と要請した。朝長市長によると、その際、前原国交相から再生機構活用の話が
あったという。
前原国交相は同時に、HTBの経営引き受けを昨年から検討してきた大手旅行会社エイチ・アイ・エス
(HIS、東京)の沢田秀雄会長とも電話で話した。HISは現在、HTB施設の修繕費負担が想定以上に重い
として経営引き受けに難色を示している。
前原国交相は記者団に「(HTBは)佐世保においては、雇用も関連会社も含めて大きな話。うまくいく
ような仕組みを考えてみたい、と朝長市長や沢田会長に言った」と述べた。(佐々木康之、吉田啓)
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10年ほど前に行ったことあるけど、個人的には潰した方がいいと思う。
> 機構の支援条件は「3年以内の黒字化」。昨秋、HTB関係者は「機構活用も検討したが、営業黒字が一度もない
> HTBは無理だ」と漏らしていたほど
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/149992
ハウステンボスに再生支援機構活用案 起死回生、最後の切り札 黒字化、出資比率…課題も
2010年2月2日 01:53 カテゴリー:経済
大詰めを迎えるハウステンボス(長崎県佐世保市、HTB)再建問題で、企業再生支援機構を活用する案が急浮上
した。支援候補のエイチ・アイ・エス(東京、HIS)は、多額の施設修繕負担が必要となる見通しから支援断念に
傾いた。機構の支援が実現すれば起死回生策となるが、残された時間は少なく、支援条件などのハードルも高い。
今後の課題を探った。
伏線はあった。HIS首脳は1月29日、地元の国会議員と面会した後、「国が動けば(断念の)判断を延ばすかも
しれない」と発言。翌30日、前原誠司国土交通相の口から機構案が飛び出した。
佐世保市や長崎県が修繕費を肩代わりするのは事実上、困難。出資や融資ができる機構の活用は最後の切り札
といえる。
ただ、前原氏はあくまでも観光行政を担当する観光庁の所管大臣。機構を所管する菅直人副総理がどう判断
するかが事態を大きく左右しよう。
機構支援の第1号は日本航空だが、もともとは、地域の中小企業の再生支援が機構創設の目的。佐世保市内
では最大規模の雇用を担うHTB支援は、法の趣旨に合致する。法的整理企業も支援対象にでき、問題はない。
2月下旬の長崎県知事選を控え、HTBの破産は避けたい、という政治的な思惑もうかがえる。
だが、HTBは3月末に更生計画で定められた本年度分の債務を弁済できなければ、破産に追い込まれる。現状
では、支援先が見つからない限り支払いは困難だ。更生計画の廃止などの手続きを考えれば、支援先探しの期限
は2月初めがぎりぎり。HISも週明けに国の支援など新たな打開策が出なければ「断念」を発表する方針だ。
機構を活用するにしても、公的資金を使う以上、厳格な資産査定と再建計画策定が求められ、査定には通常
数カ月かかる。政府が「支援ありき」で方針表明を急げば、ルールを度外視した安易な公的資金投入の前例と
なりかねない。
また、機構の支援条件は「3年以内の黒字化」。昨秋、HTB関係者は「機構活用も検討したが、営業黒字が一度も
ないHTBは無理だ」と漏らしていたほど。再建計画づくりは容易ではない。
さらにHISは、支援するならば過半数の出資比率で経営の主導権を握ることを一貫して主張している。一方、
機構は原則的に過半数出資を想定しているとみられ、ここでも調整が必要となる。
◆企業再生支援機構《ワードBOX》
金融危機後の不況に苦しむ地方経済の立て直しのため、2009年10月に設立された官民共同出資の企業再生
ファンド。支援対象は当初、過剰債務を抱える中小・中堅企業を想定したが、大企業にも広げ、日本航空が第1号
案件となった。
支援条件は①有用な経営資源を持つ②過大債務を負う―など7項目すべてを満たす必要がある。中核事業が
赤字でも支援を受けられる。具体的には、経営に当たる人材を派遣し、事業の再構築や利益確保を目指す一方、
出資や融資、債務圧縮で財務体質を強化させる。
支援期間は5年。出資金は政府100億円、金融機関100億円の計200億円。09年度は、機構の借り入れに
対し1・6兆円の政府保証枠を確保している。
=2010/02/01付 西日本新聞朝刊=
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宮島大逆転か>地元国会議員からも話があり、手続きなどを説明した
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010020201000968.html
菅氏「支援機構が一義的に判断」 ハウステンボス再建で
菅直人財務相は2日の閣議後の記者会見で、長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」が
企業再生支援機構へ支援要請を検討していることについて「当事者から話は来ていない。要請を受けるに
しても、支援機構が第一義的に判断することだ」と述べ、支援の可否などは機構の独立した判断に委ねる
姿勢を強調した。
菅氏は、支援機構活用に触れた1月末の前原誠司国土交通相の発言に関して「地元の関係者から
言われて(私に)話がいくかもしれないという程度の話だ」と説明。現在は「地元国会議員からも話があり、
手続きなどを説明した」という段階にとどまっているとした。
更生手続き中の同社への公的支援の妥当性に関しては「ハウステンボスや支える金融機関が支援要請
を出し、支援機構が状況を調べた上で自主的に決める形になっている。私も状況をよく把握していない」と
言及を避けた。菅氏は、支援機構を所管する経済財政担当相を兼務している。
一方、前原国交相は同日の記者会見で、ハウステンボスの支援を検討している旅行大手エイチ・アイ・
エスの沢田秀雄会長と1月末に電話で話した内容について「どのくらいの金額なら出す用意があるのかなど
をお聞きした」と述べた。
2010/02/02 21:27 【共同通信】
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http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100203/fnc1002031803014-n1.htm
ハウステンボス、再建難航 支援機構活用案も暗礁に (1/3ページ)
2010.2.3 18:02
大型テーマパーク、ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の経営再建が行き詰まりをみせている。当初、有力と見られていた旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)も支援の検討見直しを表明。地元自治体は存続に躍起で、官民共同ファンド、企業再生支援機構を活用する案も浮上したが、500億円以上ともいわれる追加支援に支援機構は消極的だ。新たなスポンサー探しは難航しており、経営破綻(はたん)の危機に直面している。(藤沢志穂子)
「HISにぜひプッシュしてほしい」。佐世保市の朝長則男市長は先月30日、選挙応援のため長崎を訪れていた前原誠司国土交通相を移動中の電車内で捕まえ、ハウステンボス再建の協力を要請した。
前原国交相が朝長市長に企業再生支援機構の活用などをアドバイスしたことが伝えられ、大きな波紋を呼んだ。
ハウステンボスは客足が伸びず平成15年に会社更生法の適用を申請、野村ホールディングス(HD)の投資会社が傘下に置いて支援してきた。だが創業以来、17年連続の営業赤字が続き、最近の不況と円高で頼みのアジアの観光客も激変するなど業績が回復せず、撤退を表明していた。
そこにHISが、「ハウステンボスはアジアからの観光客誘致に優位性がある立地で、本業の旅行業との相乗効果が見込める」として支援の検討を始めた。しかし、ホテル修繕費が想定以上に高くなることが判明し、支援見直しの意向を示していた。
ハウステンボスの再建には「ホテルなどの施設修繕費や改装で500億円の追加投資が必要」(情報調査会社)との見方がある。新たなスポンサーがみつからなければ、会社更生計画を打ち切り、破産処理に移行しなければならない。
支援機構の活用に言及した前原国交相の発言も事前に機構への打診はなく、幹部は「(支援を検討中のPHS大手)ウィルコムに比べ経営資源が乏しく再生は難しい。公的資金での支援に損失が生じ、国民負担の議論が起きかねない」との見方を示している。
そもそも支援機構は、国や地方自治体が25%以上を出資する「第三セクター」は支援しないとの決まりがある。三セクが前身のハウステンボスへの支援は「実現しても、国会で論争になるのは必至」(機構関係者)との懸念もある。
行き詰まったハウステンボスの再建に対しては、「中国の投資会社などの支援を受け、カジノを作るなど思い切った再建を行い、アジアの観光客を積極誘致するなどの抜本策を立てないと難しい」(国内投資会社幹部)という指摘もある。時間がない中、地元の意見をどこまで反映させた再建策が作れるのか流動的だ。
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http://www.asahi.com/business/update/0205/SEB201002050028.html
ハウステンボス支援、HIS独自の結論、週明けに2010年2月6日7時11分
大手旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS、東京)が来週、大型テーマパーク「ハウステンボス」(HTB、長崎県佐世保市)の経営に乗り出すかどうかを判断する見通しになった。官民ファンド「企業再生支援機構」の活用案が出て判断を先送りしたが、政府内などで「機構活用は困難」と案が立ち消えになったため、独自に結論を出す。
HISは今月初旬に結論を出すとしていたが、先月末に機構活用案が出たことで正式表明を先送りしていた。同社首脳は「機構の活用は難しい」との見方を固め、「週明け早々にも経営の可否を判断したい」としている。
HTB側も機構が支援を検討するには数カ月かかるため、支援を要請する可能性を否定した。会社更生法に基づいて再建中のHTBは資金が底をつくなどして年度内にも会社更生計画が打ち切られ、破産手続きに追い込まれる可能性があるためだ。
機構活用案は先月30日、前原誠司国土交通相が遊説先の長崎県で「機構を活用できるかできないか(菅直人)副総理と相談して取り組みたい」と発言したのがきっかけだ。
だが、機構関係者の間ではHTBの再建は簡単ではないとみて「支援するのは困難」との見方が大勢を占めている。政府も、菅副総理が3日、地元の民主党関係者に「機構にお願いすると時間がかかる」との考えを伝えた。
現在、HISは最終的な検討を進めている。社内ではHTB内の施設修繕費がかかり過ぎるとの見方の一方、修繕費を抑える方法なども検討している。経営の場合は九州電力など九州経済界が一部出資で支援する方針。断念の場合、地元では閉園を避けるため、九州経済界が出資して経営に乗り出したり、自治体などが他のスポンサーを探したりする可能性がある。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100212-00000567-san-bus_all
ハウステンボス支援は3年間限定 HIS会長「ダメなら他探して」
2月12日15時25分配信 産経新聞
長崎県のリゾート施設「ハウステンボス」(HTB)の再建支援を決めた旅行大手HISの沢田秀雄会長は12日、地元の佐世保市内で記者会見し、「(再建が)3年でうまくいかなければ新しい会社を探してほしい」と述べ、期限を区切り、再建が困難なら撤退する考えを強調した。
また、朝長則男佐世保市長は、HISに対し、年間約9億円の支援金を10年間交付することで合意したと明らかにした。施設内の一部排水施設の公有化も検討する。
HISは12日の取締役会で、条件付でHTBを支援することを正式決定した。100%減資を実施し、その後、HISが4月初旬までに第三者割当増資を引き受け、20億円程度を出資し、経営陣を派遣する。支援を停止し、撤退するとの条件付けた。
ハウステンボス支援をめぐっては、HISが支援を表明したが、修繕費が想定以上に膨らむ見通しとなったことから、見送りの方向に傾いていた。しかし、佐世保市や長崎県、九州経済界が支援を約束し、撤退の条件も受け入れられたことで、HTBの再建を主導することで合意に至った。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002706759.shtml
神戸の夜“赤色”きらめく 航空障害灯10年で3倍
ほかの明かりが消える未明、点滅する航空障害灯の赤がひときわ映える=神戸市中央区(撮影・山崎竜)
神戸市街地の夜景に近年、“赤”が目立ち「1000万ドルの夜景」に彩りを加えている。神戸空港開港と高層マンションの建設で、航空機に高層建築物の位置を知らせる赤色灯「航空障害灯」が急増したためだ。国土交通省のまとめでは、神戸市内の航空障害灯は2000年1月、308。10年1月は996に。
夜景評論家の丸々もとおさんによると、神戸の夜景が100万ドルと形容された1950年代は、まだ白熱灯の「白い」光が中心。70年代になると、街灯に高圧ナトリウム灯が普及し「オレンジ色」が徐々に広がった。最近の「赤」は「例えればルビー。ダイヤやプラチナを敷き詰めたような夜景にルビーが散らばっているようでしょう」。
日本は安全のため航空障害灯の設置義務付けが厳しく、赤の交じった夜景は海外であまり見られない。
(安藤文暁)
(2010/02/12 10:42
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100211-OYT1T00370.htm
消えゆく「自治体スキー場」…不況・財政難で
今シーズンで閉鎖される新潟県の大湯温泉スキー場=米山要撮影
利用客の減で苦境が続くスキー場。自治体が運営から今季限りで撤退する動きが相次いでいる。
不況に財政難や合併などの影響が色濃い。スキー場支援で早期健全化団体に転落する町もある。冬の貴重な雇用の場でもあり、閉鎖を巡って山あいの街が揺れている。
「平日は1人の客も来ないこともあるよ」。3月末で廃止が決まった新潟県魚沼市営大湯温泉スキー場で、1960年の開業時から管理人の桜井宣雄さん(68)は嘆く。2月の週末も、新雪に恵まれたゲレンデに客の姿はまばらだ。
魚沼市は2004年に6町村が合併し、5か所の市営スキー場を抱える。赤字は08年度に計1億1200万円に達し、すべての経営から撤退を打ち出した。規模の大きな1か所は民間の譲渡先を探すが、残りも来季で閉鎖する。
地元説明会では批判が相次いだ。山本慎一・市観光振興室長は「いま手を打たないと、未来にツケを回す。もっと早く撤退すべきだったが、地域経済や雇用への影響が大きく、引きずってきた」と語る。
山形県米沢市も市営小野川スキー場を今季で閉鎖する。管理を民間委託するなど努力を続けたが、年約1300万円の赤字。地元では「住民と協力して活性化策を」と存続させる会が結成された。1月下旬の住民説明会で議論は平行線をたどった。
青森県大鰐(おおわに)町は、大鰐温泉スキー場を運営する第3セクターへの支援で財政が圧迫され、10年度に早期健全化団体に転落する。
スキー場支援を巡って町は二分。二川原和男町長(68)は「雇用や温泉街への経済効果を考えれば、閉鎖は考えられない」と3セク支援を盛り込んだ補正予算を提案、議会は1票差で可決した。
しかし、来季も営業を続けるためには、スキー場支援と町の財政再建の両立を国に示さなくてはならない。そのタイムリミットは3月に迫る。3セクはスキー場拡張などで債務が約60億円に上る。町は約8割を損失補償しており、前途多難だ。(新潟支局 大藪剛史、青森支局 岡部雄二郎)
長野県は財務分析を開始
スキーの本場・長野県は、公認会計士らからなる経営支援会議を設立し、1月からスキー場の財務分析などを始めた。
多い時に県内で110あったスキー場は94か所(昨季)に。一方、利用客はピーク時(1992〜93年)の3分の1。「すべてが現状のまま存続していくことは困難」。スキー場の今後について県の検討会がまとめた提言は、関係者に衝撃を与えた。財務分析などは提言を受けた取り組みだ。県観光振興課は「どう改善すれば良いのか迷っている経営者は多い」と話す。経営支援会議の結果次第で、スキー場の統廃合が進む可能性もある。(長野支局 太田誠)
(2010年2月12日17時26分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100212-OYT8T00014.htm
遠い活気、漂う悲壮感
青森駅前のホテル破綻
ホテルがひしめくJR青森駅前。少ないパイを奪い合い、老舗が破綻に追い込まれた 今年に入り、JR青森駅前の2軒の老舗ホテルが破綻(はたん)に追い込まれた。長引く不況で需要が急速に落ち込んだのに加えて、駅前や中心街に続々と進出した割安のビジネスホテルとの競争が激化し、経営を圧迫した。今年末の東北新幹線新青森駅開業に向け、本来活気づいているはずのホテル業界は、悲壮感が漂っている。
(谷川広二郎)
■沈む一方
「開業まで1年を切ったというのに、需要は右肩下がり。業界は沈む一方だ」。青森市旅館ホテル協同組合の八木橋裕事務局長は、いずれも組合に加盟するホテルの破綻に、がっくりと肩を落とした。「青森グランドホテル」が先月12日に民事再生法の適用を申請したのに続き、20日には向かいの老舗「駅前ホテル青森館」が閉鎖。いずれも、宿泊客の激減が主な要因だった。
120万人前後で推移してきた市内の宿泊客は、2007年に72万人に落ち込み、08年も99万人と2年連続で100万人を割り込んだ。全国的な傾向と同様、不況の影響をもろに受けた。「ここ1、2年はどん底だよ」。八木橋事務局長の嘆きは尽きない。
■競争激化
全国展開する割安なホテルの進出も、経営悪化に拍車をかけた。駅前には07年に「東横イン」、中心街にも07〜09年に「ハイパーホテルズパサージュ」、「青森まちなかおんせん」、「リッチモンドホテル青森」がオープンし、減少したパイの奪い合いは熾(し)烈を極めた。
「駅前ホテル青森館」は昨年の夏以降、セミダブルベッドの部屋で5800円のサービスを始め、低価格競争に挑んだ。しかし、オープンしたてのホテルでも5000円以下で宿泊できる過当競争。「競争すれば、資本の勝る大手にはかなわない。価格を下げて客数を増やしても、利益はあがっていなかったのではないか」。市内のホテルの関係者は推し量った。
大手の担当者ですら、「客を当て込んで進出したはいいけれど、需要の冷え込みで厳しい」と憂慮する。
■努力不足
期待される新幹線効果も、見通しをいぶかしがる関係者は多い。
「今、効果を感じられないのであれば、もう遅い」。八戸市旅館ホテル協同組合の岩岡徳衛(のりえ)理事長は、東北新幹線八戸駅開業の1年前には宿泊需要が高まっていたことを振り返り、手厳しい。
開業に向け、商工会議所や業界などが総動員で県外にPRに走り回ったとも指摘し、「青森は明らかに努力不足。努力しなければ、例え新幹線が開通しても、駅前にすら人は来てくれない」と発破をかけた。
(2010年2月12日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100213ddlk42020428000c.html
HTB:再建問題 HIS支援決定(その1) 再生へ新たな一歩 /長崎
◇市民ら「存続」に期待の声
旅行業大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京都新宿区)が支援決定した佐世保市のハウステンボス(HTB)。万一閉園となれば、雇用や地域経済に多大な影響を及ぼしただけに、市民や関連業者も「存続」に胸をなで下ろした。【野呂賢治】
HTBに常時4〜5台を待機させているラッキー自動車(本社・佐世保市)の井手雅和営業課長代理は「正直、ホッとしました」と喜んだ。
タクシーだと、HTBから長崎空港までは約8500円、長崎市街地までは約1万4000円かかるが、「ゴールデンウイークなどの観光シーズンには、そんなお客が多いんです」。HTBの継続か否か、業界内では死活問題になりかねない社もあった模様だ。
井手課長代理は「閉園となった場合、配車計画を変更しなければならないだろう」と覚悟していたとも。今後については「経営主体が変わることでHTBがどう変わっていくのか、まだ不安材料はあります。まだまだ様子見の状態は続くでしょう」と話す。
HTBには、ジェイアール全日空ホテルとホテル日航ハウステンボスの2ホテルが併設されている。
年間約13万人が宿泊するジェイアール全日空の支配人は「支援決定を一日千秋の思いで待っていた。利用者の8〜9割がHTB目的の方なので、もし閉園となったら周辺に与える影響は甚大だった。最悪の状況は脱せられたという点で、一安心、といったところ。朝長則男市長の頑張りに感謝している」と話していた。
◇「佐世保市長の行動力に敬意」
市長の頑張りについては、JRハウステンボス駅そばにあるホテルローレライ(90室)の中村信機社長も同感。市長が、県内入りする前原誠司国交相をJR車中でつかまえて支援を〓直訴〓したり、数日前は東京にHISの沢田秀雄会長を訪ねて最後のお願いをしたことに触れ「情に訴える、と言った市長の行動力に感謝する」と敬意を表した。ローレライは宿泊者の7割がHTB関連という。
HTBには年間フリーパスの会員が約10万人いる。家族で会員の同市早岐に住む北島法子さん(69)は「施設内は安全できれいで、3歳の孫娘の散歩コースに最適。支援問題は一時はもうだめだろうと非常に心を痛めていていた」と話していた。
◇全社集会「ソフト充実へ挑戦」
記者会見後、HTB施設内で全社集会があり、従業員約300人が出席した。沢田秀雄会長が「安心感は持たないでほしい。危機感を持って引き続き臨んでほしい。みなさんで一緒に力を合わせていけば3年後には観光都市になる」と訴えた。
ハウステンボスの現経営陣は発言せず、約30分で終了した。最後に沢田会長が「一緒に頑張りましょう」と呼び掛けると、従業員から拍手がわき起こった。雇用について明確な説明はなかった。
一時は閉園も覚悟したという従業員の一人は「これだけのハード(施設)を持っていながらそれを生かすだけのソフトが足りなかった。これからソフト充実にいろいろなチャレンジができる喜びを感じている。佐世保市などからさまざまな支援を受けて感謝しているし、それに報いる方法はここが元気になって多くのお客様に喜んでもらう以外にない」と話した。【古賀亮至】
◇来場者も多め、園内にぎわう
この日のHTBは平日にしては来場者も多めでにぎわっていた。旧正月を控えて休暇を利用した台湾などの海外客に加え、期間限定で入場料を割引している県民やバレンタインデー(14日)を前にオリジナルチョコレート目当ての若い女性の姿も目立った。
◇嬉野市など歓迎の声
HISの支援決定にパッケージ旅行などでHTBと連携している佐賀県・嬉野温泉を抱える嬉野市などからは、歓迎の声が聞かれた。
嬉野市観光課は「西九州が一体となって観光客を呼び込み、経済効果を高めていかなければ」と新たな施策に意欲を見せる。佐賀県の古川康知事は「ひとまず安心した」とホッとした表情。「行き帰りの観光客が県内の温泉地などに来ており、大きな意味がある。県としてもタイアップなどを考えたい」と、今後を展望した。
〔佐世保版〕
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http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100213ddlk42020435000c.html
HTB:再建問題 HIS支援決定(その2止) 佐世保市長「雇用を守る」 /長崎
◇HIS支援は破格、疑問も−−佐世保市議会全員協
佐世保市の朝長則男市長は12日、市議会全員協議会で、HISの支援決定について報告した。議員からは「一企業への破格の優遇策だ」などの疑問の声が上がったが、市長は「HTBという会社を守るのではなく雇用を守る。市にとってマイナスにはならない」と述べ、理解を求めた。
市長の報告の後、末竹健志副市長がHISとの合意内容について説明。既に提示していた固定資産税相当額(年間約9億円)の10年間交付などのほか、HTB所有の排水処理施設の公有化など新たな経営支援策が加わったことを報告した。
これに対し、山下千秋議員(共産)が「一企業優遇に加え、議会の議決を後回しにするなど本来のあり方を踏み外している」と批判。朝長市長は「時間があれば議会や市民の声を聞きながら進めるが、今日(12日)がタイムリミットだった。まとまらなければ3月末の閉園とならざるを得なかった」と理解を求めた。
今後、市は今月下旬に臨時会で支援内容に関する諮問案を提案。同意を得た上で3月上旬にHISと合意書を締結する。【山下誠吾】
◇HISビジネスプラン
HISはこの日の会見で、現在大人3200円の入場料を引き下げるなどの改革案を示した。敷地全体としては現在の有料ゾーンが半減し、無料ゾーンを設ける。県が公有化を予定している港湾部分のほか、隣接するハウステンボス美術館がある区域や、施設内の高級ホテル「ホテルヨーロッパ」も含まれる。県民市民により親しみがもたれる施設となるか?
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>>486-487>>501
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091221/plc0912210131000-n1.htm
休日平準化が始動、来年度からモデル事業
2009.12.21 01:30
年末年始やゴールデンウイークなどの大型連休に偏りがちな休暇をもっと柔軟に取得できるよう、政府は20日、来年度から「休日の平準化」の検討作業を本格化させることを決めた。小中学校とその地域の企業が同時に休業する日を設定するなど、複数の自治体でモデル事業を行い、経済効果や課題などを検証する。
観光庁が平成22年度予算案で要求。政府内の調整で要求の半額の3500万円に縮減されたものの、実施することが決まった。
具体的な事業の中身は今後詰めるが、例えば小中学校が夏休み期間などを1日短縮し、その代わりに秋祭りなどの地域行事に合わせて新たな休校日を設定。企業側は、その日に年次有給休暇(年休)を一斉に取得するよう従業員に促し、大型連休以外でも親子が同時に休める環境を整える。政府は企業向けのガイドラインを策定する見通しだ。
日本人の年休取得率は19年で47・7%しかなく、ほぼ100%の欧州などと比べて格段の開きがある。平日に休みにくいため、大型連休などの特定期間に連続休暇を取る人が集中。交通機関や観光地は混雑し、料金も高い。旅館などの関連業界もピーク時以外は稼働率が下がるため、雇用が不安定になっている。
大型連休以外でも個人がまとまった休みを取れるようになると、こうした繁忙期と閑散期の格差が平準化される可能性がある。その結果、余暇が多様化するほか、関連産業の経営効率が改善し、雇用機会が増えるといった景気底上げの相乗効果も期待できるという。
すでに小中学校で夏休みや冬休みを短縮して数日間の秋休みを導入したり、厳冬期の1月下旬から後期冬休みを実施している自治体もあり、「休日平準化」の成否は企業側の協力に大きく左右されそうだ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100214/plc1002140802005-n1.htm
祝日法改正案、今国会にも提出 ○○地方のGW、あれ!?来週だった (1/2ページ)
2010.2.14 08:02
分散して混雑緩和、内需喚起
観光が集中する5月の大型連休の分散化を図ろうと、地域ごとに異なる時期に大型連休を取得する「祝日法改正案」が、今国会にも提出されることになった。憲法記念日など記念日自体は変えないが「○○地方は5月第2週に取得」などと定めて、その地方では最低限、官公庁や公立学校は休みになる仕組み。混雑緩和で観光需要を喚起する狙いがある。政府は「休日革命になる」と意気込む。
政府の観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)が、「休暇分散化ワーキングチーム(WT)」(座長・辻元清美国土交通副大臣)を設置して検討している。平成23年度の実施を目指している。
WTは、3月に連休分散化の方策をまとめるが、国内を4〜6地域に分割する案が有力だ。対象は5月と10月の大型連休。5月なら、ある地域は5月の第1週、別のブロックは第2週と時期を1週間ずつずらして休日を設定する。
高速道路、鉄道などの交通機関の混雑を緩和し、旅行費用の引き下げなどで国民の観光需要を喚起することができる。観光地にとっては従来の閑散期にも集客できるため、雇用創出に結びつくとみられ、内需拡大効果がありそうだ。欧州では、フランスやドイツなどですでに同様の「連休分散化策」が導入されている。
一方で、国民の祝日を月曜日に設定し、土日と合わせて3連休を作る「ハッピーマンデー制度」は廃止する。12年から始まった制度だが、記念日のもともとの意味が分からなくなるなどの問題点も指摘されていた。「成人の日」は1月15日、「海の日」は7月20日、「敬老の日」は9月15日、「体育の日」は10月10日にそれぞれ戻す。
地域ごとに連休時期が異なると、全国展開の企業や海外取引のある企業に影響が出るため、どのように経済界と連携できるかが新制度の成否を握りそうだ。
政府は「操業を簡単には休めない製造業の割合が以前と比べれば低くなっていることもあり影響は小さく抑えられる。むしろ景気回復への効果が大きい」(国交省幹部)としている。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100212/biz1002121048005-n1.htm
一度も黒字なし…課題山積ハウステンボス再建、HIS撤退余地残し
2010.2.12 10:43
旅行大手「エイチ・アイ・エス」(HIS)がリゾート施設「ハウステンボス」(HTB)の経営支援を決めたのは、観光と旅行業との相乗効果で、業績改善できる可能性があると判断したためだ。ただ、具体的な手法や、老朽化施設修繕の追加投資など課題が山積、再建の道は険しい。
HTBは、大都市圏から遠い立地条件に加え、テーマパークに不可欠なリピーターが少ないという構造的問題を抱え、平成4年の開業から一度も営業黒字になったことがない。
景気低迷が響き、消費者「安・近・短」志向が強まり、HTBのような「滞在型リゾート」施設には向かい風となっている。HISは、中国や韓国などからの来園者を呼び込む狙いだが、外国人観光客は金融危機後の円高が響き、大幅に減っているのが現状。HISは支援を決めるに当たって、施設修繕費が想定を上回った場合に撤退するとの条件を示しており、本格的な再生までに残された時間は多くない。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100217/CK2010021702000074.html
Y150 いまだ尾を引く『低迷』 協会が旅行会社提訴へ
2010年2月17日
イベントの収支をめぐり問題噴出の開国博Y150。会場のベイサイドエリアは現在、フェンスで囲まれている=2009年12月、横浜市中区で
昨年四〜九月に開かれたイベント「開国博Y150」で、横浜市の財団法人「横浜開港150周年協会」は十六日、入場券を販売した旅行会社三社に未払い代金計約二億三千七百万円の支払いを求め、近く提訴する方針を固めた。すでに判明している赤字額は約二十五億円。三社からの入場券収入がなければ、赤字はさらに膨らむ。また広告代理店との契約金減額交渉も暗礁に乗り上げており、収支確定の見通しが立たなくなった。 (荒井六貴)
協会によると、旅行会社五社は二〇〇八年に、販売用の入場券計七十九万枚(約十一億円)を買い、〇九年十一月までに代金を協会に支払うことで合意した。
しかし、五社のうち近畿日本ツーリスト、日本旅行(ともに東京都)、相鉄観光(横浜市)が、入場券が売れ残ったなどとして代金の一部約二億三千七百万円をまだ支払っていない。
近畿日本ツーリストは「有料入場者数の目標を達成しておらず、協会にも一定の責任がある。契約は前提が大きく変わり無効だ」。日本旅行も「イベント内容による集客不調で、打開策を要望し、契約内容の見直しを主張してきたが、受け入れられなかった」との立場で、いずれも同様の主張を裁判でしていく方針。
一方、協会はイベントを企画した広告代理店「博報堂」(東京)側に約三十四億円を支払う契約を結んだ。だが、赤字原因はイベント内容にもあったなどとして契約額の減額を求めていたが、今回交渉を打ち切り、裁判所での調停など法的措置を取ることを決めたという。
協会の担当者は「旅行会社三社は前売り券を販売する努力が足りなかったのではないか。博報堂とは歩み寄れなかった」とコメントした。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100225t62016.htm
2010年02月25日木曜日 河北新報
「日本のハワイ」国際施設へ脱皮 いわき・スパリゾート
来年11月の開業を目指して建設が始まった新ホテル「モノリス・タワー」の完成予想図
福島県いわき市の温泉レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」で24日、新ホテル「モノリス・タワー」の起工式が行われた。総事業費55億円で、2011年11月オープンの予定。「日本のハワイ」から国際娯楽施設への脱皮を目指す同施設は「今後50年を見据えた経営戦略のシンボル」と位置付けている。
「モノリス」は石柱や巨石の意味。地上10階、地下1階で、121の客室を備え、495人が収容できる。開業後の年間宿泊者数は、現在より10万人多い45万人を見込む。1、2階には源泉掛け流しの露天風呂やオープンキッチンのレストランなどが入り、3階以上が客室となる。
寝室とリビングを分けた家族向けの客室を設けたほか、スイートルーム3室を確保するなど、高級感を演出し、外国人やシニア層の顧客開拓を図る。13年からは既存ホテルのリニューアルにも着手する。
施設を運営する常磐興産(いわき市)の斎藤一彦社長は「時代の変化に対応して、温泉とフラダンスのショーなどに磨きをかけ、国内のほか世界中から観光客を呼びたい。安定した収益基盤を築き、交流人口を増やしたい」と話している。
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http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001002260001
特攻の歴史 知覧から全国で伝承へ
2010年02月27日
北九州市で1月に開かれた出前講話。初回は知覧特攻平和会館の松元正館長(中央奥)が特攻の歴史などを語った=特攻平和会館提供
1945年の沖縄戦の特攻隊基地となった知覧飛行場(南九州市知覧町)の特攻隊史料を展示する知覧特攻平和会館(同町、松元正館長)の語り部が、今年から全国の催事場で特攻の悲劇などを語り継ぐ「出前講話」を始めた。多くの世代に戦争の悲惨さを伝え、平和の尊さについて考えてもらおうという狙いだ。終戦から65年。「戦争を風化させてはならない」。関係者の思いが活動の原動力になっている。(安斎耕一)
初めての出前講話は1月中旬。北九州市の井筒屋小倉店であった鹿児島物産展の一角に、特攻作戦で亡くなった福岡県出身の特攻隊員の遺影や戦争にまつわる史料をパネル展示した。
パネルや映像をもとに、松元館長(59)が特攻作戦や平和の尊さについて講話。立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。講話後、近づいてきた高齢女性が「小学生の時、大きな戦闘機が爆音を立てながら飛び回るのを見てひざが震えて動けなかった」と自らの戦争体験を語る場面もあった。
特攻平和会館では戦争を体験した語り部5人が、来館者に特攻の歴史などを語り伝えている。依頼に応じて県内外で出前講話もしてきたが、せいぜい年1、2回程度。戦争を体験した世代が減り、若い世代が戦争がもたらした悲惨さを知らないまま成長していく姿を目の当たりにし、5人は危機感を感じたという。
「戦争の歴史を後世に正しく残し、戦争を二度と起こしてはならない。この思いを伝えるには、ただ来館を待つのではなく、語り部自らが全国各地に出向き、口承していく必要があると考えた」と松元館長。身体的理由などで知覧に来たくても来られない人が各地にいることも始めるきっかけだった。
出前講話は県特産品協会が企画する全国のデパートでの物産展に同行。関連イベントとしてブースを借りて実施する。語り部による講話とパネル展示が基本スタイルで、毎回語り部1人と平和会館の職員1人が出向く予定だ。
現在決まっている予定としては、7月下旬に東武百貨店船橋店(千葉県)で開かれる物産展のほか、来年1月に北九州市、同3月に名古屋と大阪のデパートで開く。今後も開催回数を増やしていき、将来は出前講話の単独開催も視野に入れている。
松元館長は「高齢世代は戦時体験を話す機会がなく、このままでは貴重な歴史の証言が埋もれたままになってしまう。講話で歴史を伝える一方、各地から新たな史料や体験談を集めて後世の遺産にしていきたい」と話した。
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http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030101000689.html
春と秋に5連休創設案 全国5分割、分散取得
5月の大型連休は九州が第2週、北海道は月末―。政府の観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)の
分科会がまとめた休暇改革の原案が1日、明らかになった。
春と秋の2回、土曜と日曜を含む5連休を創設。全国を5ブロックに分割し、時期をずらして取得する。ゴールデン
ウイークやお盆に集中している休暇を分散化することで、観光需要の掘り起こしや混雑の緩和、関連業界の雇用安定
を図るのが狙いだ。
同本部は2011年以降の導入を検討しており、今秋の臨時国会にも国民祝日法改正案を提出したい考え。3日の
分科会で日本経団連など産業界から意見を求める。
ブロック分けは(1)北海道・東北・北関東(2)南関東(3)中部・北陸信越(4)近畿(5)中国・四国・九州・沖縄―が
有力になっている。春の大型連休は「行楽日和」に当たりやすいよう、気温上昇と梅雨入りの時期などを考慮して
南からスタート。秋は「紅葉前線」の南下に合わせるように北から順に取得する。
年間の休日数は増やさず、計6日の祝日を春と秋に3日ずつ振り替える。国民祝日法は祝日を休日とするよう
定めているため、法改正が必要になる。
2010/03/02 02:02 【共同通信】
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>>527
面白い。休日しか休めず混んだ観光地に嬉々として並んでるのは日本の貧困だったからねぇ。。
ほんとはどんな弊害が出るか判らないこういう変則的な連休よりも,会社で休みが取りやすくなる方が良いのでしょうけど。。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100301-OYT8T01146.htm
都井岬観光ホテル閉鎖 「観光に痛手」 関係者落胆
経営悪化で突然の閉館が決まった串間市の都井岬観光ホテルでは1日、従業員が最後の宿泊客を見送り、営業を終えた。国の天然記念物・野生馬「御崎(みさき)馬」の生息地で知られる都井岬は、宮崎を代表する観光名所。日帰り、宿泊客を受け入れる唯一の施設の灯が、地域から消え去ることになり、地元のみならず県内の観光関係者に驚きと落胆の声が広がっている。
「これからというときに……」。残務処理に追われる山下久夫・元支配人(51)が無念そうにつぶやいた。「この3年間、全従業員は生まれ変わった気持ちで、精いっぱいのおもてなしをしてきた。至らない部分はあったかもしれないが、皆でもり立ててきたのに」と唇をかんだ。
ホテルは一時的に収益が落ち込んだとはいえ、春の観光シーズンが本格化し、浮揚する兆しが見え始めていた。台風などの影響で国道448号は迂回(うかい)路の利用や通行止めが続いたが、小崎、名谷バイパスが昨年開通。最大の欠点だった交通の便が改善されたばかりだった。
日南海岸国定公園沿いのバイパス整備と、国の高速道路無料化も相まって、集客を増やせる期待感が徐々に高まっていた。
それだけに、みやざき観光コンベンション協会の石野田幸蔵専務理事(61)も「突然のことでびっくりした。県南地区は、昨年からJR九州の観光列車・海幸山幸(うみさちやまさち)が運行するなど、明るい話題が続いていたのに……」と、唐突な発表に戸惑う。
岬まで来て宿泊施設がなければ、観光ルートの選択肢から漏れる恐れさえあり、「宮崎全体を一つの観光資源と考える我々にとっても大きな痛手だ」と語る。
地元の衝撃はさらに大きく、関係者も動揺を隠せない。住民と観光関係業者らでつくる都井岬振興会の井手武文会長(72)は「県南の核とも言うべきホテルの閉館で、串間の発展が止まってしまったようだ」と嘆く。
会は長年、アジサイの植栽やウオーキング大会の開催、遊歩道整備などに取り組んできた。地域を挙げて観光再生に努めてきただけに、井手会長にとっても「信じられない」と歯がゆさだけが残る。今後、施設の活用策などを県や市へ陳情していく方針だ。
ホテルでは、利用客を見送った元男性従業員が、入り口の扉に閉館を伝える紙を張った。「ただただ残念という気持ちでいっぱい」と目を真っ赤にしていた。
串間市議会は全員協議会を開き、武田憲昭副市長が経緯を説明した。続く本会議の冒頭、鈴木重格市長は「閉館は誠に遺憾。串間の観光再生のためにも再興を願う」と述べた。
(2010年3月2日 読売新聞)
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001002280005
都井岬観光ホテルが閉館 宿泊客減少ひびく
2010年03月01日
串間市の都井岬観光ホテル(6階建て、98部屋)が28日の宿泊営業を最後に閉館した。宿泊者数の減少を理由に経営元のケイズコーポレーション(本社・大阪市、唐鎌和彦社長)が2月下旬、ホテル側に通告。パートを含む従業員28人は3月までの給与を受け取った後、全員解雇される。
同ホテルは「太平洋の金魚すくい」のキャッチフレーズで知られるトビウオすくいが売り物の一つで、都井岬観光の拠点として県外からの客も多かった。
山下久夫支配人によると、新型インフルエンザと不況の影響で、昨年9月以降は月間の宿泊者数が採算ラインを下回る状況が続き、昨年の年間宿泊者数は1万5千人台で例年より3千人ほど減少。このまま営業を続ければ運転資金が必要などとして、ケイズコーポレーションが2月23日に閉館を通告したという。
宿泊の営業は1日朝の宿泊客12人のチェックアウトで終了する。山下支配人は「ここ数カ月、客足が落ち込み、『大丈夫か』と心配していたところだった。景気回復の保証がなく、先行きに明るい材料は見えない」と話した。従業員の再就職先は未定という。
同ホテルは1964年開業。宮崎交通(宮崎市)が99年に経営を断念した後、串間市が第三セクターを立ち上げ、2000年に引き継いだ。しかし、赤字などで市は引受先を探し、07年3月、ケイズコーポレーションが土地・建物と経営権を買い取り、約2億円かけて外観などを改装。同年7月にリニューアルオープンしていた。
同社の唐鎌社長は今月上旬に串間市を訪れ、急に閉館を決めた経緯などを説明する予定。鈴木重格市長は「企業には従業員や取引業者に対して適切な対応をお願いしたいが、行政としても職を失う従業員の雇用の確保を全面的に支援したい」とのコメントを出した。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002753128.shtml
駆け込み見学の混雑厳戒 大修理控えた姫路城
改修工事の本格化を前に、平日も駆け込みの観光客でにぎわう姫路城=2日午前、姫路市本町(撮影・中西大二)
世界遺産・国宝姫路城の「平成の大修理」が本格化するのを前に、観光客の急増が予想されるとして、姫路市は20日から4月11日までの間、初の登閣時間延長や臨時駐車場の確保などを決めた。大天守を覆う工事用建屋の建設が4月12日に始まると、約9カ月は登閣できなくなる。春休みや花見時期とも重なるため、相当の混雑が見込まれ、“厳戒態勢”を敷く。(坂本 勝)
駆け込み需要は既に拡大しており、2009年度の登閣者数は、2月末までで過去2番目だった122万人を上回る128万人。「昭和の大修理」が終わった1964年度の173万人に次ぐ140万人台に達する見込みだ。
姫路城は例年、春休みと花見シーズンが重なるこれからが、年間を通じて最もにぎわう。同市は混雑を解消するため、通常の春の登閣時間、午前9〜午後4時を1時間延長し、午前8時からとする。待ち時間を短縮するため、JR姫路駅構内の市観光案内所など約15カ所に、入場待ち時間を知らせる掲示をする。
また、周辺に公営駐車場が5カ所約1700台分あるが、城南東側の姫路署跡地を有料駐車場として27日から開放するなど約350台以上の臨時駐車場を確保。民間駐車場を案内する地図1万枚も配布する。
登閣者や花見客が滞留する三の丸広場周辺での一方通行や仮設トイレの増設、城南側の家老屋敷跡に駐輪場設置、城周辺の警備員配置なども状況により実施する方針だ。
同市城周辺整備センターは「臨時態勢を敷く23日間で昨年度の1・5倍の22万人の登閣者を見込んでいる。できるだけ公共交通機関を使い、時間に余裕を持って来てほしい」と呼び掛けている。姫路城管理事務所TEL079・285・1146
(2010/03/02 17:00)
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http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20100218-00001469-r25
「地域ごとにGWをずらそう」法案にネット住民の怒り爆発
14日、GW(ゴールデンウィーク)の時期を地域ごとにずらすことなどを盛り込んだ祝日法改正案が、今国会にも提出される見込みであることが明らかになった。
これは観光庁内に設置された「休暇分散化ワーキングチーム」が検討している法案。同チームの資料によれば、その概要は
「日本の観光産業は繁閑(忙しいとヒマ)の差が激しく」
「繁忙期は『道路は渋滞』『全ての料金が高く』『宿は満室』→『旅行をやめてしまう』」ので
「GWの時期を地域ごとにずらそう」
というもので、フランスやドイツ、フィンランドなどではすでに行われているという。具体的には、国内を4〜6ブロックに分け、地域ごとにGWをずらす案が検討されており、同時に「ハッピーマンデー」も廃止される。
確かにGW期間中は、道路は混むし、電車は混むし、飛行機や宿は料金が高いし、予約も取れない。それゆえ観光庁のアンケートでも、GWの分散化について「賛成」と「どちらかといえば賛成」という意見がほぼ半数に達している。
ところが、このニュースを見たネット住民の反応は全く別なものに。
「他に考えることがあるだろ」
「なにこのド素人の発想ワロタ」
「思いつきでやるな」
「遠くに住む友人とは会うなと」
「帰省しても実家は仕事」
と言いたい放題に言いまくり、
「支社ごとに休みが違うとかwwwww」
「きちんと有休を取れるようにしろ」
「サビ残を根絶しろ」
「取引先が動いてるのに休めるか」
と、会社員と思われるユーザーから現場の声もバンバン登場。さらに
「システム改修ハンパないぞ」
「金融関係はまったく無理なんですけど」
「カレンダー業者は死ねと」
と、特定職種からの否定的意見も上がり、ネット上では施行前から厳しい評価が下された。
なお、政府の調査結果とネットの意見が大きく分かれたこの祝日法改正案。辻本清美議員が座長を務める「休暇分散化ワーキングチーム」は、平成23年度からの施行を目指しているという。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/2482も参照。
毎日によると担当は藤本政務官の模様。観光は彼の分野か。
北関東から都心に通ってるお父様も多いから、これは一緒にしないと、子どもと休日が違うように
なってしまうのではないかな。
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201003030479.html
http://www.asahi.com/travel/news/images/TKY201003030502.jpg
日本5分割で春秋5連休 政府がGW分散案
2010年3月3日22時21分
ゴールデンウイーク(GW)などに集中している連休を分散させる政府の原案が3日、観光立国推進本部
(本部長・前原誠司国土交通相)の分科会で示された。日本を五つのブロックにわけ、春と秋の2回、
週末を絡めて順番に5連休にする案だ。混雑を緩和し、観光需要を引き出す狙いだが、実現には課題が多い。
政府案では、2回の5連休をつくるために祝日法を改正し、現在の祝日の一部が「休み」ではなくなる。
現在のGWや秋の連休もなくなる。具体的には、憲法記念日(5月3日)、みどりの日(同4日)、こどもの日
(同5日)、海の日(7月第3月曜日)、敬老の日(9月第3月曜日)、体育の日(10月第2月曜日)の6祝日が
「休み」ではなくなる。その代わり、月曜から水曜の3連休を新たに春と秋につくり、土・日曜と連続して
それぞれ5連休にする。
この5連休をずらして実現するため、「北海道・東北・北関東」「南関東」「中部・北陸・信越」「近畿」
「中国・四国・九州・沖縄」の5ブロックに分ける。春の連休は5月の2週目〜6月の2週目を対象期間とし、
西から順番に連休にしていく。秋は10月の1週目からを対象に、同様にずらして設定する。
政府には、土曜日から水曜日までと、同じ水曜日から日曜日までの5連休を順々に設ける案もある。
政府は、連休が分散すれば高速道路などの渋滞が減り、ホテルや飛行機も安く利用できると考える。
需要が1年を通じて平準化すれば、観光地で安定した雇用が生まれ、サービスの質もあがるとも期待
しており、今年、全国数カ所の自治体で夏休みの一部を秋にずらし、分散化の効果を見極める実験も
計画している。
政府によると、フランスでは国を3分割して、ドイツでは州ごとに、それぞれ連休をずらす制度がある。
この日の分科会では、日本経団連など経済3団体から「賛成だが準備期間が必要」「地域ごとに休みが
違うと仕事上の取引に支障がでる」といった意見が出た。今後、労働や教育など各界からも意見を聞く。
学校関係者からは、授業カリキュラムの調整を心配する声も上がっているという。
また、憲法記念日など各祝日の名前は残るが、休日にはならなくなることについて、政府関係者からも
「休日にならない祝日を国民がどう受け入れるか」との指摘もあった。
同本部は「ブロック区分や連休の設定の仕方などについてまだまだ検討が必要で、導入は早くても
2012年以降」とみている。(佐々木学)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/2462 だった…
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わたくしも341万分の一人です
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20100303-OYT8T00996.htm
岩国観光客最多341万人
ETCや宮島と連携効果
観光客でにぎわう錦帯橋(3日) 2009年に岩国市を訪れた観光客数(入り込み観光客数)が、過去最多の約341万3000人に上ったことが、市のまとめで分かった。市は、高速道路のETC(自動料金収受システム)割引や、宮島(広島県廿日市市)などと連携した広域観光圏PRの効果とみている。
市によると、入り込み観光客数は、錦帯橋の「平成の架け替え」が終わった04年に300万人を突破。合併で新しい市となった06年が約326万人で、07年約339万人、08年約331万人と推移していた。
昨年の錦帯橋を見ると、橋を渡った人は約78万4000人で3年連続の増加。前年同月と比べると、3月は天候に恵まれ、ETCの大幅割引が始まったことで34%増。前年を大きく上回る来場者となった日米親善デー(米海兵隊岩国基地)が開かれた5月は11%、「シルバーウイーク」の大型連休があった9月も35%それぞれ増えた。
錦帯橋周辺での聞き取りアンケート結果(サンプル数4796人)では、利用した交通機関が二輪車を含む「車」が43・95%で、前年の2位から列車を抜いてトップ。近畿地方からの観光客数が伸びた。一方で、岩国市での宿泊については「泊まらない」が前年同様に9割を占めた。
市観光課は「今後、米海兵隊岩国基地の民間空港再開も追い風になるので、チャンスを逃さないよう努めたい」としている。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100304-OYT1T00629.htm
米渡航手数料900円、「実質ビザ代」日欧反発
米国を短期の観光や商用で訪れる際、今後は10ドル(約900円)余計にかかることになりそうだ。
米政府が新たに、査証(ビザ)なしで入国する日本や欧州諸国などの旅行者に義務づけている電子渡航認証システム(ESTA)のインターネット申請に手数料を課すためだ。年間で延べ300万人を超える日本人の米国旅行者の大半に適用され、第三国への乗り継ぎ客も対象となるため、影響は大きい。
ESTAはテロ対策として導入され、申請は現在は無料だ。しかし、米議会に昨年、観光のPRやシステム運営の経費を捻出(ねんしゅつ)する目的で申請を有料化する「旅行促進法案」が提出され、下院で昨年10月、上院で2月25日に可決された。法案はオバマ大統領が4日午前(日本時間5日未明)に署名し、成立する見込みだ。
米議会の動きを受け、日本政府は昨年、2度にわたって有料化に懸念を表明する書簡を米側に送り、欧州連合(EU)などと共同でクリントン米国務長官らに申し入れも行った。日本側は日米両政府が短期滞在者を対象にビザを相互免除する取り決めを交わしていることを踏まえ、「手数料は事実上のビザ代にあたり、取り決めの趣旨に反する」と指摘しているが、米側は「ESTAはビザではなく、入国手続きの一環だ」と説明している。
米政府は有料化の時期を明示していないが、一定の周知期間を経て、インターネットでのクレジットカード決済などによる手数料徴収を始めるとみられる。外務省幹部は「我々の主張が聞き入れられず、旅行者に新たな負担が課されるのは遺憾だ」としている。日本側には「景気が低迷する中、米国民に新たな負担を求めずに観光振興の費用を確保する狙いだろうが、逆に観光客が減れば元も子もない」という声もある。
(2010年3月4日14時52分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100303-OYT1T00874.htm
ホテル料金6倍?南アでW杯便乗値上げ疑惑
【ヨハネスブルク=中西賢司】サッカー・ワールドカップ(W杯)の開幕まで3日で残り100日となった南アフリカで、W杯期間中のホテル宿泊費が大幅に値上げされ、南ア政府が調査に乗り出す騒ぎになっている。
ネットで検索すると、ケープタウンの四つ星ホテルの場合、シングル1泊料金は、大会1週間前だと817ランド(約9600円)なのに、開幕日の6月11日は4750ランド(約5万6000円)と6倍近くに跳ね上がっていた。元々、国内に宿泊施設が十分ないことに加え、大手ホテルの大半が国際サッカー連盟(FIFA)の代理店に押さえられ、一般訪問者の予約できる宿泊先が不足している事情がある。
問題は、値上げ幅が妥当かどうか。地元旅行会社は、「繁忙期の料金アップでは説明しきれない料金をふっかけているホテルもある」と悪質業者の存在を認める。
地元紙は、「私のような庶民には高根の花」(オランダの退職教員)といったサポーターの声を紹介し、「南アW杯は高い」との印象が広がっていると指摘した。1月時点でチケットを購入済みの海外観客実数は20万人を下回っている模様で、目標の45万人には遠く及ばない状況。ホテル問題が販売不振の一因となっている可能性がある。
こうした事態を受けてファンスカルクビック観光相は、2006年ドイツ大会時との比較調査を行う意向を表明した。今月中にも適正価格を公表し、開催地のイメージダウンは避けたい考えだ。
(2010年3月3日21時23分 読売新聞)
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>>531
いい加減こういう特定のネット住人層の主張を
ネット全体の傾向みたいに表現するのやめてくれんかねぇ。
ネットを使ってるのも同じ日本の住人なわけで、
一般の調査と意見にズレがあったとしたら、
そりゃその「ネット住人層」なるものが
偏った層で構成されてる証でしかないんだから。
この件への賛否どうこう以前に記事の書き方がダメだ。
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>>532
> 子どもと休日が違う
そういう場合、むしろそれを理由にした有給申請がしやすくなって有給消化しやすくなるんじゃないかと思ったりする。
普段の休日は子ども抜きでゆっくり休んで、子どもと遊ぶ時は有給使って、みたいな感じで。
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そもそもカレンダー通りで休みの仕事してる比率ってどんくらいなんですかね?
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http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030801000807.html
休暇分散、教育界に懸念も 観光推進本部が意見聴取
政府の観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)は8日、都内で分科会を開き、地域ごとに
連休の時期を分散する休暇改革について教育、労働界の関係者から意見を聞いた。小中学校の校長らは
「国民がこぞって祝う祝日の意義が弱まる」などと懸念を表明、連合は国民の十分な合意形成を求めた。
教育界からは小中学校長、PTAの全国団体代表が出席。「春、秋の部活動の大会への影響が大きい」
「修学旅行などの日程づくりが困難になるのでは」などの指摘があった。
連合は、観光産業の活性化につながるとして休暇分散の方針を評価した上で、全国に納品先があるような
企業でもまとまった休暇を取りやすくする対策が必要と強調。社員の職場が自宅から遠い場合、親子の
休暇期間がずれることもあると指摘した。
国交省の藤本祐司政務官は春、秋に地域ごとにそれぞれ3日ずつ休日を集め、土日と合わせて5連休に
すると説明。「現行の祝日のどれを連休に充て、どれをそのまま残すかを今後、議論したい。相当な周知
期間も必要だ」と述べた。
2010/03/08 20:29 【共同通信】
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県が医療観光推進へ 中国の富裕層ターゲットに
2010年03月09日
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/1301
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003110216.html
福山市長「鞆架橋が抜本策」 '10/3/11
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福山市の羽田皓市長は10日、市議会代表質問で、鞆町の広島県道で取り組まれた渋滞緩和の社会実験について「現実的でない」と述べ、鞆港・埋め立て架橋計画を抜本的な解決策とあらためて強調した。
羽田市長は、現地は1日約4千台の交通量があり、周辺部を含む約1キロの区間で対応を検討する必要があると説明。「通勤時や観光シーズンには待機場所で大混雑が予測され、(社会実験は)現実的でない」とし、「抜本的改善には新たな代替道路の整備が不可欠」と強調した。
市民や福山大の学生たちが実験しているのは道幅4メートル前後と離合が難しい約400メートルの区間。観光客の車が迷い込むなどして渋滞するため、表示板を設置して車を誘導したり、一時待機を促したりする社会実験を試みていた。
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http://www.kankoukeizai-shinbun.co.jp/backnumber/10/03_13/kanko_gyosei.html
観光行政 ■第2553号《2010年3月13日(土)発行》
休暇分散化、議論が本格化
政府の観光立国推進本部(本部長=前原誠司国土交通相)が設置している休暇分散化の作業部会は、
ゴールデンウイーク(GW)と秋の大型連休を全国5ブロックごとに分散させる具体案を示した。企業の
有給休暇取得と学校休業の分散化を組み合わせる方式ではなく、一部の「国民の祝日」のあり方を見直し、
地域ごとに休日を割り振る方式だ。この具体案に対し観光業界からは、需要拡大への期待の一方で、
効果予測や地域への影響などを踏まえた慎重な制度設計を求める声も挙がっている。具体案の提示で
幅広い関心が高まる中、休暇改革の機運を生かす議論が求められている。
■内需の拡大
休暇の分散化は、旅行のピーク需要の分散により観光地や宿泊施設、交通機関の混雑緩和につながり、
オンシーズンの旅行費用を低下させるなど、旅行意欲を刺激する効果が期待される。国内観光の振興が
地域経済の活性化や雇用の創出をもたらすことから、“財政出動なき内需拡大策”とも言われる。
観光産業にとっては、ピーク期の定員オーバーなどで吸収できなかった需要を分散化で獲得できれば、
旅行商品の販売拡大や宿泊施設の客室稼働率の向上につながる。半面、時期の集中に依存した経営は
立ち行かなくなり、事業者、観光地の“優勝劣敗”が明確になる可能性もある。
分散化の具体案の提示に先立つ、12月の作業部会では、星野リゾート社長の星野佳路氏が
「休暇の分散化で埋蔵する内需を顕在化させるべき」「旅行者の満足度を高めても、高めなくても、休日は
客で埋まるという競争環境の甘さが観光産業の国際競争力を低下させている」と意見を述べた。
■具体案への反応
作業部会が提示した具体案に対しては、休暇改革を推進したい観光業界からも慎重な議論を求める声もある。
観光18団体でつくる観光関係団体会長連絡会議(議長=舩山龍二・日本ツーリズム産業団体連合会
<TIJ>会長)は昨年12月、「観光立国実現に向けた提言」と題した文書を国交省の辻元清美副大臣、
藤本祐司大臣政務官に提出。休暇改革については、祝日の分散化ではなく、年次有給休暇の完全取得と
連続休暇取得の法制化、学校休業の多様化などへの施策を要望していた。
作業部会の具体案に関してTIJは、「祝日に焦点が当てられたもので、連絡会議が提言した休暇取得の
促進ではない点が残念。祝日3連休化(ハッピーマンデー)の効果などを検証した上で議論した方が
いいのでは。観光振興のための案だけに反対しづらいが、慎重な取り扱いが必要だ」としている。
国際観光旅館連盟の佐藤義正会長は、個人的見解とした上で、「地域への影響を十分に考える必要がある。
例えば、北東北のGWは八幡平や八甲田の雪の回廊、麓には桜という絶好の観光シーズン。首都圏の
休暇時期が外れると影響は大きい。地域によって出るプラス、マイナスをどう考えるか」。秋の大型連休に
ついても「国内観光の振興にとって各月の3連休をなくして大型連休にするのがプラスなのか、検証する
必要がある」と指摘した。
日本観光旅館連盟の近兼孝休会長も「他の会員からも意見を聞き、考えをまとめたい」と断った上で、
「地域、業種業態によって賛否両論あるだろうが、個人的にもいくつかの問題点は思い浮かぶ」と述べた。
■休暇改革の好機
観光分野だけでなく、生活、経済に与える影響は、プラス、マイナスを含めて計り知れない部分がある。
3日の会合で作業部会座長の辻元副大臣は、「1つひとつ問題をクリアし、コンセンサスを得ながら進める
ことが大事だ」と述べた。半面、休暇改革を実現するには、「最終的には慎重かつ大胆な決断と実行が
必要になる」(溝畑宏観光庁長官、2月定例会見で)という側面も否定できない。
観光産業や地域にとっては、不安材料をそのままにしておけないが、休暇改革の好機を逃すことも
大きな損失だろう。休暇改革には「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)という視点も欠かせず、
観光を通じた休暇の過ごし方が、旅行消費や雇用の効果以外にも、業務の能率アップなどの生産性向上、
国民の心身の健康増進などにつながるとアピールしていく必要もある。国を挙げた議論が活発になる中、
観光業界や地域がどのように休暇改革の議論に向き合うのか、重要な場面だ。
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すげぇ
>約1.4キロの間で11もの滝群
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20100301/CK2010030102000024.html
2010年3月1日 中日新聞
伐採したら滝だらけ、観光名所に 恵那・上矢作町井沢川
100年以上前、近くに屋敷があったことから「元屋敷の滝」と呼ばれる滝=恵那市上矢作町で
恵那市南部の山間地で、ごく一部の住民しか知らない滝の周囲にある樹木が伐採され、約1.4キロの間で11もの滝群が姿を現した。このため住民有志は行楽客に「滝めぐり」を楽しんでもらおうと、看板の設置や遊歩道の整備に着手。「さまざまな滝、自然が生んだ造形美を堪能してほしい」と話している。
滝群があるのは、恵那市上矢作町漆原地区を流れる井沢川。国の緊急雇用創出事業で昨秋、地元の作業員が「不動の滝」周囲の樹木を伐採したところ、落差40メートルの滝の全容が姿を現したため、同所は一躍、観光名所になった。
その後、漆原地区の住民から「井沢には幾つもの滝がある」との声が寄せられ、こちらも伐採することを決定。作業員10人が2月の20日間、岩がせり出すV字谷で滝周囲の伐採作業などを行った。
この結果、1・4キロの間に落差数メートルの滝が11あることが分かり、一帯の名称を「井沢渓谷」と独自に命名。古老らに聞き取りなどを行うと、昔は水神さまが祭られていたことから「水神淵(ぶち)の滝」、江戸時代に租税を免除された家が近くにあったため「そうめん滝」−などと名付けられていたことも判明したという。
伐採作業に携わり、滝の看板立て作業などに励む恵那市観光協会上矢作支部副支部長の横光八州男さん(64)らによると、この滝群の存在を知っていたのは、滝近くに暮らす人だけ。横光さんは「いろんな表情を見せる滝を見に、ぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛けている。
滝群は、国道257号沿いにある「喫茶らんらん」から、西へ県道を2キロ入った山間地にある。
(保母哲)
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http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100302/CK2010030202000150.html
2010年3月2日 中日新聞
《経済》浜松市内のホテルが供給過剰 値下げ、改修…生き残り策次々
ビジネスホテルや都市型ホテルが密集し、激戦区となっている浜松市中心部
浜松市内でホテルが供給過剰の状態に陥っている。企業の出張手控えや消費不況で宿泊客が減っているのに対し、客室数は増え続ける一方だからだ。競争激化で宿泊料金の値下げに踏み切るホテルも出始め、共倒れや経営悪化の懸念が広がっている。 (神野光伸)
浜松ホテル旅館協同組合(中区塩町)によると、加盟する都市型ホテルは5軒、ビジネスホテルは20軒。うち3軒は浜名湖花博が開かれた2004年に開業し、5軒が07年にオープンした。そのほとんどがJR浜松駅から半径2キロ圏内に集中する。
複数の市内のホテルが実施した調査によると、“花博特需”があった04年度に80%前後で推移していた都市型ホテルの客室稼働率は、08年秋のリーマン・ショック以降、軒並み50〜60%台に下落。ビジネスホテルの多くも、08年度の稼働率が前年度に比べ10%程度低下した。
稼働率低迷の背景について、ホテル関係者は「市内の製造業の業績が悪化し、宿泊の出張客が減ったことが一因」と口をそろえる。消費者の節約志向も強まり、レストランの利用や宴会需要も縮小の一途をたどる。
これに追い打ちをかけたのが客室数の増加だ。04年に625室だったビジネスホテルは、昨年末には約2・8倍の1740室に膨らんだ。来年もダイワロイネットホテル浜松(仮称)が開業予定で、客室数はさらに200程度増える見通しだ。
激しい競争にさらされ、ビジネスホテルの中には、これまで5000円を超えていた宿泊料金を値下げする所が出始めた。浜松駅近くに07年開業したビジネスホテルは「開業時は強気でいくつもりだったが、そうもできなくなった」(担当者)と1泊3000円台の宿泊プランを打ち出した。しかし「期待したほどの集客がない」という。
ビジネスホテルの値下げ攻勢に対し、都市型ホテルはサービスの充実で生き残りを探る。
名古屋鉄道(名古屋市)から浜松名鉄ホテル(中区板屋町)を引き継ぎ、1日から「ホテルクラウンパレス浜松」として営業を始めたホテルマネージメントインターナショナル(神戸市)は、客室やレストランの改装を予定。安部正美業務管理部長は「イベントを打ち出し、一般客の取り込みにも力を入れる」と説明する。
ホテルコンコルド浜松(中区元城町)も、レストランの改修や歌声喫茶の開催などで新規需要の掘り起こしを狙う。宮沢均総支配人は「生き残るためには新たな仕掛けが必要」と強調する。
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台湾30時間弾丸トラベルでした。
http://www.ntv.co.jp/dangan/
↑みたいな番組があるように、弾丸トラベルを強いられている人は多いんでしょうね。
休日の地域割りが良いのかどうかは微妙ですが、
現状じゃあ不味いってことだけは確実なわけで。
経団連に、
・休日分散化
か
・有給完全取得の義務化
かどっちが良いか踏み絵を踏ませたらどうっすかね?
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個人的に興味深いのは、>>543にある
> 半面、時期の集中に依存した経営は立ち行かなくなり、事業者、観光地の“優勝劣敗”が明確になる
> 可能性もある。
> 分散化の具体案の提示に先立つ、12月の作業部会では、星野リゾート社長の星野佳路氏が…
> 「旅行者の満足度を高めても、高めなくても、休日は客で埋まるという競争環境の甘さが観光産業の
> 国際競争力を低下させている」と意見を述べた。
の部分です。
人気のある宿がとれなくて、仕方なしに…という経験をした人って多いと思うんですよ。
そういう柳の下の泥鰌が排除される可能性もある政策だと思います。
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>>544
あの辺は地元に近くてよく知ってるんですけど猿が恒常的に出てくるような所なんですよ。
「不動の滝」は知ってたんですがそんな数の滝があるとは知らなかったです。
あと中学の時の先生が観光協会副会長になっててびっくり。
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>>548
おお,そちらもすげえっす>中学の時の先生が観光協会副会長になっててびっくり。
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http://mainichi.jp/life/travel/news/20100315mog00m100028000c.html
旅:沖縄(その1) スパでリラックス 那覇市
ロワジールホテル スパタワーの天然温泉「ちゅらスパ」 日本列島の南の端、沖縄県に、青い海と明るい太陽を求める旅行者は多いのではなかろうか。しかし、沖縄といえど曇天もあり、肌寒い日もある。どんな季節にも楽しめる、意外な沖縄の旅に行ってきた。【岡礼子】
◇温泉でのんびり、温まる
意外な旅の一つは温泉。晴れた日もいいが、雨の日の温泉も格別だ。天気や気温に応じて、海と温泉という選択肢があるのもありがたい。那覇に着いた朝は雨模様。温泉日和だった。
県内の温泉はどこにあるのだろうか。温泉情報のポータルサイト「BIGLOBE温泉」をみると、西表島、本島中部の北谷町、恩納村が紹介されている。実は、那覇市内にもある。ロワジールホテルの「天然温泉」と「ちゅらスパ」は、地中に閉じ込められていた約800万年前の「化石海水」が地熱で温められてわき出したという。化石海水は別名「食塩泉」と言い、なめるとわずかに塩の味がする。同ホテルは「タラソテラピー」(海洋療法)のようなデトックス効果があるのではないかとして、女性向けをうたう。
ロワジールホテルは09年7月、スパタワーを併設し、温泉とスパサービスを本館とは別に始めた。スパは、沖縄ならではの材料を使うのが特徴という。温泉でのんびり手足を伸ばした後、人気のボディー・トリートメントから、心身のバランスを整えるコースを体験した。トリートメント前に身体を温める足湯には、ヨモギとアカバナ(ハイビスカス)、シママース、泡盛を入れる。マースは、沖縄の言葉で塩の意味。シママースは島の塩だ。日本酒を入れたお風呂は温まると聞くが、泡盛も同じだろうか。
ほかほかしてきたところで、足の角質を落とすスクラブ。塩はよく使われるが、ここでは黒糖を塩と混ぜて使う。マッサージオイルには、グアバ、月桃(ショウガ科の植物)、ショウガといった薬草を入れるという。月桃は、沖縄では葉で餅菓子を包んだりするのに昔から使われてきた。竹の葉でおにぎりを包むようなイメージだろうか。お茶やシロップとして、食用にもなる。
スパを運営するザ・デイ・スパ(大阪市)の河崎多恵社長は「インドのアーユルベーダを取り入れているが、沖縄にはウコンやチョウジ、ショウブなど、インドでも使う薬草がある。長寿で長生きを目指す考え方も似ている」と説明する。マッサージで日ごろの肩こりが解消され、すっかりリラックスした。
沖縄県では今年4月から、独自のスパ認証制度が始まる。県エステティック・スパ協同組合事務局の友利直子マネジャーは「これまでスパやエステの公の認証制度はなかった。ISOのように海外にも通用する制度にして、沖縄のスパに付加価値をつけたい」と期待する。制度は、衛生面などのチェックのほか、沖縄独自の材料の使用、スタッフの経験や研修受講の有無などを審査する。同県のタクシー乗務者らが受ける試験も取りいれ、施設内の一定数のスタッフが沖縄の経済や観光について知識を持っているようにしたいという。
今回、ロワジールスパタワーのザ・デイ・スパでサービスを受けながら、沖縄の植物や食べ物について興味をそそられた。リラックスしながら沖縄の文化を知り、観光ルートを考える。そんな旅の楽しみを見つけられそうだ。
<メモ>
◇「ロワジール スパタワー」は、空港からモノレールで5駅、旭橋駅下車。徒歩15分。客室89室。スパタワーステイ◇朝食付きシンプルプラン2人利用で1人9900円から。ザ・デイ・スパの「CHURAバランス」コースは90分1万8500円。ちゅらスパは一般4150円、ロワジールスパタワーの宿泊客は無料。
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↓1月に『視察』しました。なかなかいい雰囲気でしたよ
http://mainichi.jp/life/travel/news/20100315mog00m100029000c.html
旅:沖縄(その2)「港川人」を探しに 伝説の岩穴「ガンガラーの谷」へ
「ガンガラーの谷」(沖縄県南城市)。うっそうと茂るガジュマルの森 意外な旅のもう一つは、森と洞窟(どうくつ)。サンゴご礁に囲まれた沖縄の島々は、石灰岩が多く、鍾乳洞があることでも知られる。本島では「玉泉洞」(南城市)が有名だが、そのすぐ隣の「ガンガラーの谷」も08年夏、公開が始まった。鍾乳洞が崩れた谷や、うっそうとしたガジュマル(クワ科の樹木)の森、祭祀(さいし)の場として今も拝所がある洞穴−−などを、ガイドの案内で回る。
「ガンガラー」という名前は、岩穴に石が落ちていく音から。ガイドの伊東尚昭さんが、由来を教えてくれた。ここには昔、深いたて穴があり、石を投げ入れたら地下の鍾乳洞で見つかるはずだと考えた子供たちが、自分の名前を書いた石を次々と投げ入れて遊んだ。しかし、いくら投げても見つからなかったのだという。その穴は、道路工事で埋められ、今ではどこにあったのか分からなくなっている。
駐車場から通路を下りると、ツアーのスタート地点、鍾乳洞の入り口が見えてきた。広い空間にテーブルと椅子が並べられ、カフェになっている。壁際に明かりがつき、なんとも神秘的な雰囲気だ。天井は厚さ6メートルの岩と聞いて、落ちてこないか、思わず見上げた。
カフェを抜けると緑の谷に出る。細い流れをはさんだ左右のがけはかなり高く、「天井があった」という伊東さんの説明を聞いても、にわかには信じがたい。斜面に手をついたようなガジュマルの大木の前では「(ガジュマルは)ここまで降りてきたんですよ」(伊東さん)。ガジュマルはツタのような根を、幹から地面に向かって伸ばし、地面に着くと太くなる。そうやって条件のよい場所に向かって少しずつ移動していくのだという。
谷ツアーの終点は、日本人のルーツともいわれている「港川人」の住居候補の一つとして、発掘作業が続く洞窟「武芸洞」だ。今年2月、石垣島で日本最古とみられる人骨が発見されたが、「ガンガラーの谷」がある南城市のすぐ隣、八重瀬町でも1万8000年前の人骨が見つかっている。「港川人」は採石場の岩の割れ目に挟まった状態で見つかったため、通りがかりに落ちたと考えられていて、どこで暮らしていたのか分かっていないという。
「武芸洞」からは、すでに約6000年前の土器や、約2500年前の人骨が、地表とほとんど変わらない層から見つかっており、古代人にとって生活しやすい洞窟だったのではないかと推測されている。石灰岩質は化石ができやすく、人骨が残りやすいという。日本人のルーツを解き明かす化石がまだ見つかるかもしれない。古代のロマンに思いをはせながら、地上に戻った。
<メモ>
◇港川人は、約1万8000年前の人骨で、仏のクロマニョン人と同じ、初期のホモ・サピエンスとして知られる。ガンガラーの谷から約1キロの石灰岩採石場で発見された。港川人が本州に渡って日本人の祖先になった可能性があり、日本人のルーツを探る重要な手がかりとされている。
◇「ガンガラーの谷」は那覇空港から車で約30分。ツアーのみの公開で1人2000円。前日までに予約が必要。問い合わせは電話(098・948・4192)。
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http://kumanichi.com/news/local/main/20100316002.shtml
ペットOK、露天風呂…客確保へ県内ホテル懸命 2010年03月16日
ヤギやヒツジと触れ合えるミニ牧場を備えるホテルエリアワン熊本空港。家族連れに好評という=大津町引水
長引く景気低迷で、県内のホテルでは、宿泊客の伸び悩みが続いている。低価格競争も限界を迎え、各ホテルは特徴ある事業展開で違いを出し、新たな収入源を確保しようと懸命だ。
大津町の国道57号沿いは、約4キロの間に6軒が立ち並ぶ激戦区。2008年秋の金融危機以降は低価格競争に拍車がかかり、「朝食付きシングル1泊3900円」をセールスポイントに掲げるチェーンホテルも現れた。
そんな中、ホテルエリアワン熊本空港(同町)は昨年6月、2棟のうち1棟をペット連れで泊まることができるホテルに衣替えし、対象をこれまで主力だったビジネス客以外にも広げた。犬を自由に遊ばせることができる無料エリアも備える。
駐車場の一角にはヒツジやヤギ、アヒルと触れ合えるミニ牧場をつくり、家族連れにアピール。朝食には放し飼いのニワトリの生みたて卵を提供する。「価格より柔軟な運営で勝負」と原田周二支配人。
カンデオホテルズ大津熊本空港(同町)は昨年8月から、地上40メートルの屋上にある露天風呂を地域住民に1回500円で開放。阿蘇の山並みを一望でき、朝食(1200円)とセットで「ウオーキングの後に」と勧めている。
責任者の伊藤洋子さんは「地域の要望に応えた。自慢の露天風呂で差別化を図りたい」。阿蘇の帰りに立ち寄る家族連れも多く、月400〜500人の利用があるという。
熊本市でも動きは活発。三井ガーデンホテル(同市)は3年前、県外客に熊本の味を楽しんでもらおうと朝食バイキングに郷土料理を取り入れた。だご汁や、いきなり団子、辛子れんこん、日奈久ちくわなどメニューは年々増え、現在は日替わりで1日5〜7品を提供。「朝食目当てのリピーターも出てきた」と吉田進治支配人。
一時は50%を割り込んだ稼働率は70%台を回復した。県内客の取り込みも狙い、4月からは九州各地の料理もそろえる計画。
ホテル日航熊本(同)は08年7月、女性サークル「カラット」を設立した。年会費1500円で、ホテル内レストランが10%引きになるほか、菓子やディナー券と交換できるポイントもたまる。会員数は約1200人。近隣各ホテルへの対抗策として、女性客を取り込む作戦だ。(田川里美、西村日出子)
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100319/dms1003191618010-n2.htm
横浜中華街に異変!伝統失われ「食べ放題」急増のワケ2010.03.19
全国から多くの観光客が訪れる「横浜中華街」に異変が起きている。ここ3年で全体の約4分の1にあたる約200店が入れ替わり、食べ放題や肉まん即売店など低価格の店が急増しているというのだ。これまで好調とされてきた日本有数の観光地にも、不況の影響がジワジワと押し寄せているようだ。
桜美林大の菅原一孝教授(ビジネスマネジメント学)の調査によると、中華街で商売する中華料理店は2006年7月に239店だったが、09年6月には197店に減少。ただし、単純に店が減ったのではなく、94店が閉店した一方で、52店が新規開業していた。
新規店のメニューには、低価格志向を象徴する「食べ放題」が目立ち、少なくとも18店が実施。そのうち11店は1000円台だったという。業態別では、肉まん店が06年の36店から56店、甘栗店が18店から28店に増加した。また、占い店が6店から16店に増加するなどの「大衆化」も明らかになった。
菅原教授は「中華街でも新しいビジネスモデルが作られる時期に入った証拠」と分析する。
「来訪者のコストパフォーマンス志向が進んだことに加え、店自体も世代交代の時期にきている。高価格の料理店は、少数の勝ち組以外は経営的に苦しい。これまで、華僑のオーナーたちは簡単に土地や建物を手放さなかったが、売却せざるを得ない状況に追い込まれている。ただ、中華街自体は全国屈指の集客力があり、空き家になることはない。高級店に取って代わって、安価な飲茶系の飲食店や、まったく新しい形態の店が進出したのです」
様変わりする「中華街」に対し、地元はむしろ歓迎ムードだ。華僑総会の関係者は「東京方面と直通する『みなとみらい線』も開業し、中華街の存在感はますます高まっています。守るだけの従来のやり方は、いつまでも通用しない。活気がある商店街には、必ず外からの新規参入があるものですよ。中華街の変化は、お客さんのニーズに柔軟に対応している証拠で、必ずしも悲観的に考える必要はないと思います」と話す。
ただ、高級料理店のスタッフからはこんな不安の声も聞こえてくる。
「中華街の最大の魅力は、有名店が守り続けてきた料理の味。北京、四川、広東、上海…、あらゆる中華料理が最高の状態で楽しめる信頼感が売りです。低価格化の波で、この伝統が失われていくのは心配ですね」
中華街全体を統括する横浜中華街発展会協同組合では、今後も新規参入を積極的に受け入れるべく、数々のイベントを展開する予定という。
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>>554
中華街はニューカマーが増加しているようです。池袋と変わらないですよ。
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>>536
http://mainichi.jp/select/world/mideast/news/20100320k0000e030030000c.html
レソト:W杯宿泊の穴場…安心価格、会場に近い、治安良好
【ヨハネスブルク高尾具成】6月に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を前に、南アに四方を囲まれた内陸の小さな王国・レソトが静かな注目を集めている。日本がカメルーンと初戦(6月14日)を戦うブルームフォンテーンまで、首都マセルから車で1〜2時間しかかからない。南アで問題となっているW杯期間中の宿泊施設の便乗値上げもなく、穴場的存在だ。
南ア国内では宿泊施設が不足しているうえ、大手ホテルの多くが国際サッカー連盟(FIFA)と契約を結ぶ代理店に押さえられて宿泊料が高騰。ヨハネスブルクやケープタウンでは、W杯期間中は通常料金の5〜6倍の宿泊料金を設定するホテルもあり、南ア当局が「適正料金かどうか」の調査に乗り出す騒ぎになっている。
一方、レソトでは、シングルやダブル1室を1泊1万〜2万円程度という通常料金のまま提供するホテルがほとんど。同国の知名度不足もあってか、W杯期間中もまだ空室が残っているホテルが多いという。レソトとブルームフォンテーン間はバス路線で結ばれ、商用や買い物などで日常的に往来がある。レソトの旅行業界は「南アの通貨ランドも使えて便利だし、治安も安定していて“お買い得”。アフリカ大陸初のW杯を盛り上げたい」とPRしている。
レソトは上質な水の産地として有名。南部アフリカ最高峰のタバナヌトレニャナ山(3482メートル)を持ち、「アフリカのスイス」「天空の王国」とも呼ばれる。冬場はスキー場も開設され、南アとは違った観光を楽しめる魅力もある。レソト観光開発公社のモノコ代表は「欧米からは多くの観光客が来ている。W杯を機に日本からもユニークなレソトへの観光客が増えることを望んでいる」と話している。
東京のレソト大使館(03・3584・7455)でも宿泊先を紹介している。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100317/296597
2010年3月18日 05:00 下野新聞
再生中のホテル鬼怒川御苑 大江戸温泉物語に譲渡 ファンドから全株式取得
鬼怒川温泉を代表する大型ホテル「ホテル鬼怒川御苑」(日光市藤原、山下勝明社長)が、大江戸温泉物語(東京都江東区、根布谷裕也社長)に譲渡されることが17日、分かった。本県や都内などでホテルを経営する大江戸温泉物語が、御苑のすべての株式を保有するファンド運営会社から全株式を取得する予定で、既に譲渡契約は締結された模様だ。
従業員の雇用や業者との取引は原則継続され、ホテル名も変更しない。料金体系も現状を維持する。
御苑は1972年設立。大規模な設備投資によって施設を拡充し、団体客を受け入れ、90年代は売り上げを伸ばした。
しかしその後は売り上げが低迷し、銀行から借り入れた巨額の債務も足かせとなり財務状況が悪化。2006年2月に民事再生法の適用を申請し、都内のファンド運営会社がスポンサーとなって再スタートを切った。現在の客室数は224室、収容人数は1300人。
ファンド運営会社は御苑の再生にメドがついたと判断、大江戸温泉物語への株式売却を決めた。
大江戸温泉物語は東京・お台場で大規模日帰り温泉施設を運営。また全国で温泉旅館やホテルを運営しており、県内では那須塩原市で「塩原温泉かもしか荘」、日光市で「日光霧降」を経営する。
さらに2月末からは塩原温泉最大規模の「ホテルニュー塩原」、日光市の「鬼怒川観光ホテル」の運営も手がけており、県内では御苑で5館目となる。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20100329-OYT8T00086.htm
「スキー天国」もう一度
利用客減少家族向け、海外に力
週末は若者や家族連れなどでにぎわう苗場スキー場(7日)
今シーズンも終わりに近づいてきた県内スキー場。「暖冬、少雪」との長期予報を覆し、まとまった降雪に恵まれたものの、利用客の減少傾向には歯止めがかからず、苦戦が続いている。来冬は、現在の上越市に日本で初めてスキーが伝来して100周年となる記念すべき年。この機に巻き返しを図ろうと、関係者は知恵を絞っている。
魚沼市営の大湯温泉スキー場が、22日で営業を終了した。スキー観光で寒村に雇用と活気をもたらそうと、合併前の旧湯之谷村が1960年に建設し、80〜90年代にはにぎわいを見せたが、最近では利用が激減。最終日の午後も、人影はまばらだった。
魚沼市は、同スキー場を含めた5市営スキー場の運営から、2013年度末までに撤退する方針。大平悦子市長は「スキー場経営は市にとって負担が大きすぎて、今の形のまま残していくことは不可能」と説明する。
民間も、厳しい状況が続く。苗場スキー場を擁する苗場プリンスホテル(湯沢町)は、昨年のクリスマスイブの予約が全1299室の4分の1にとどまった。スキーブームの80年代後半から90年代前半には、秋口から予約が殺到。クリスマスともなると、チェックアウトと同時に翌年の予約をしないと部屋が取れなかったといい、大きく様変わりしている。
◎
経営側も、手をこまぬいているわけではない。
ガーラ湯沢スキー場(湯沢町)では、新たな利用客の掘り起こしを狙い、3歳から参加でき、遊びながら上達できるスキー・スノーボードスクールを開始。苗場スキー場も、初心者向けのファミリー専用ゲレンデや、スキーができない子どもたちと一緒にそりなどで遊べるコーナーを設けたりと、家族向けのサービスに力を入れている。
石打丸山スキー場(南魚沼市)では、1〜2月の毎週土曜、地元の味を堪能するイベントをゲレンデで開催。炊きたての南魚沼産塩沢コシヒカリを提供したり、餅つき体験で餅を振る舞ったりしている。
海外からの客に活路を探る動きも。上越国際スキー場(同)は、東京から交通の便が良い点を生かし、旅行会社に働きかけて、外国人向けの首都圏観光ツアーに同スキー場滞在を組み込んでもらっている。ガーラ湯沢も、海外メディアの取材を積極的に受けて情報を発信。今季はオーストラリアや韓国、インドなど30か国から利用があったという。
◎
だが、決め手を欠いているのが実情。そもそも「スキー場は供給過剰の状態」との見方を示すのは、湯沢町産業観光課の担当者。全国のスキー人口はピーク時の約3分の1に減少しているが、スキー場は8割の539か所が営業を続けている。
経営が悪化したスキー場が、地元の要望を受けて売却されたり、地元自治体に無償譲渡されたりして、存続するケースが少なくない。スキー場を廃止するには、植林やリフト撤去など原状回復が必要で、ばく大な費用がかかる。
冬季レジャーの普及に努めるNPO法人「ウインターレジャーリーグ」(東京)の坂倉海彦事務局長(68)は「このままでは、スキー場の共倒れでスキー産業自体がなくなってしまう。今後は各スキー場が、生き残れるかどうかの判断をしなければならない」と懸念を示す。
◆来冬、伝来100周年
新潟県は、日本スキー発祥の地。1911年1月12日、現在の上越市高田で、オーストリアの軍人レルヒ少佐が、日本の将校らに1本杖スキーの指導をしたのが始まりとされ、来年で100周年を迎える。
将校夫人や旅館の従業員も習い、教員の講習会も開催。民間人にもスキー熱は広まり、街では子どもや郵便配達員らがスキーを履き、高田には日本初のスキークラブが発足。県内各地でも次々とスキークラブが結成された。
戦後、高度経済成長を経て、80年代に上越新幹線、関越自動車道が開通すると、県内を訪れるスキー客は爆発的に増加。首都圏と比較的近い湯沢町や南魚沼市のスキー場には人があふれ、リフトは1時間待ち、宿も連日満室になった。
苗場スキー場(湯沢町)では81年から歌手・松任谷由実さんのコンサートが始まり、冬の風物詩に。スキーブームを先導した。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100325-OYT1T00094.htm
非日常を身近に体験…東京湾の工場夜景
川崎港を出港した屋形船から、工場夜景を眺める観光客たち(1月23日、東京湾で)=佐賀秀玄撮影 若いカップルや女性グループなどの人気が集まっている川崎市臨海部を中心とした京浜工業地帯の工場夜景観光に、これまでの横浜・川崎の地元業者によるクルージングや屋形船運航に加えて、都内のバス会社や旅行会社の大手が相次いでバスツアーを新設し、参入している。
新しい名所となった工場夜景を楽しむ観光客をめぐる各社間の競争は、過熱する一方だ。
都内周辺の観光バスツアーで知られる「はとバス」(東京都大田区)が4月3日から新設するのが、「話題の川崎工場夜景スポット」(定員42人)。毎週土曜午後4時20分に東京駅を出発、同市川崎区の「コリアンタウン」で焼き肉を味わい、複雑なパイプやタンクがライトアップされた石油会社や製鉄会社などを巡る。
高さ約13メートルの倉庫管理会社屋上から工場地帯の全景を眺めるのが売りで大人5980円。予約センター(03・3761・1100)で始まった申し込みも「好評な滑り出し」といい、7月末までツアーを実施する。
一方、旅行会社最大手「JTB」(同品川区)も今年2月以降、3月19日まで3回の限定で、JR川崎駅西口を出発するバスツアー(同45人)を企画し、上々の人気。同社首都圏川崎支店(044・211・1153)は4月16日以降の第1・第3金曜夜に大人3200円で、定期運行することを決めた。
工場夜景ツアーは「ケーエムシーコーポレーション」(横浜市西区)が2008年6月、夜景評論家丸々もとおさん(44)の提案で始めた「工場夜景ジャングルクルーズ」(同30人)が先駆け。横浜赤レンガ倉庫発着で、毎週土・日夜に運航している。
09年10月から、JR東日本横浜支社などが、毎週金・土夜の横浜・山下公園発大人3000円で旅客船(同40人)を運航。今年1月には、毎月第2・第4土曜夕に川崎・塩浜発着の屋形船(同45人)が、大人4000円で運航を始めた。
丸々さんは「工場夜景は、幻想的とか、SF映画のシーンとか、様々なイマジネーションを喚起させ、身近に非日常を体験できる」と説明。川崎市観光協会連合会の斎藤文夫会長も「かつて川崎市臨海部は、窓を開けられないような公害に悩まされ、隔世の感があるが、夜景を楽しんでもらえれば」と話している。
(2010年3月25日18時12分 読売新聞)
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http://kumanichi.com/news/local/main/20100324001.shtml
2010年03月24日 熊本日日新聞
JTBが熊本市にグループ拠点 来月立地協定
旅行業最大手のJTB(東京)が、グループ企業の旅行予約や販売業務などを扱う大規模拠点を熊本市に開設することが23日、分かった。2011年4月に業務を始め、13年度末までに300人以上を雇用する計画。旅行業界で、業務集約と地方移転を伴う大規模拠点を構築するのは初めてという。
4月5日に県庁で、市と立地協定を結ぶ。
新拠点は、法人営業を手掛ける全額出資子会社のJTBグローバルアシスタンス(東京)が運営。熊本市辛島町の日本生命熊本ビルを賃借する予定。今年10月に一部運用を始め、11年4月に業務を本格化させる。初年度は約160人を雇用する計画。
JTBグローバルアシスタンスは現在、本社と国内2カ所に拠点を設置。クレジットカード会社や大手銀行、百貨店などの契約企業の顧客に対し、旅行予約・販売業務などを支援。24時間365日対応のコールセンターと、海外51都市に設置した日本語デスクで、旅行中のトラブル解決などのサービスを提供している。
新拠点では、自社業務に加え、JTBグループの旅行予約・販売業務支援も担う方針。
JTBの09年3月期の連結売上高は1兆2760億円。(田川里美)
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http://sankei.jp.msn.com/world/china/100331/chn1003311849006-n1.htm
【上海万博】開幕まで1カ月、パビリオン「1割は間に合わず」 「世界の市場」へ視線は熱く (1/3ページ)
2010.3.31 18:45
上海万博会場でパビリオンの建物が完成し、ライトアップされた「日本館」=2009年12月(河崎真澄撮影)
中国で初めて開かれる国際博覧会「上海万博」の5月1日の開幕まであと1カ月。「より良い都市、より良い生活」をテーマに、史上最大の242の国と国際機関が出展する。13億人を抱える「世界の市場」に向けた“ショーケース”との期待が膨らみ、上海市内を流れる黄浦江の両岸にまたがる会場ではパビリオン準備にも拍車が掛かる。だが会場を歩くと工事の遅ればかりが目立ち、「開幕時にパビリオンの10%近くは間に合わない」(上海市の楊雄常務副市長)との懸念も真実味を帯びてくる。(上海 河崎真澄、写真も)
■「内装はこれから」
トラックが土ぼこりをもうもうと上げて走り、建設機械がうなる。2005年開催の「愛・地球博(愛知万博)」の2倍という328ヘクタールの会場に響く建設の槌音は中国の勢いを象徴するかのようだ。だが、開幕まで1カ月、4月20日の運営リハーサル開始まで3週間足らずというタイミングを考えると、本来は槌音も消え、展示など調整に入っている最終段階のはずだ。
金融危機のあおりで資金不足に陥り、着工が予定より2カ月以上ずれ込んだ米国館の最高執行責任者(COO)、マーク・ジャーマン氏は「パビリオンの建設はほぼ終了した。だが2030年の未来都市をイメージさせる内装はこれからだ」と話した。開幕に間に合うかどうかは明言を避けた。
会場内ではあちらこちらに建設資材がうずたかく積まれ、傍らに無造作に置かれた廃材を横目に作業員が一輪車を押していく。楊常務副市長の懸念を上回る20%のパビリオン工事が開幕時に間に合わないとの報道も地元では飛びかった。
■搬入は3社が独占
パビリオンの建設遅れは米国館のようなケースを除くと、中国の業者によるずさんな工事と、資材搬入や関連手続きの不便さが主な原因だとの指摘もある。
万博事務局では否定するが、建設中にパビリオンの2階の床が施行ミスによる強度不足で崩れ落ち、大半の工事をやり直したパビリオンがあったという。また、パビリオンで使用する機材の輸入も通関手続きに1カ月半以上かかって書類も煩雑な上、搬入業者は事務局側が指定した中国企業3社が独占している。パビリオン側の想定した期日通りに搬入が進まぬ困ったケースも頻発している。
難題のみ込む成果期待
だがそうした問題を抱えて作業の遅れに直面しつつも、「上海万博こそは中国の大衆にわが国の存在感を示す絶好のチャンス」(インド館のラジェス・カマー事務局長)と前のめりに話す関係者も少なくない。日本産業館の総合プロデューサー、堺屋太一氏は1970年の大阪万博の経験も踏まえ、「万博が閉幕する今年10月末には中国の人々の消費意識もすっかり変わるだろう」と“予言”した。
2年前の北京五輪では競技会場などの建設遅延が指摘されながらも、結局は突貫工事と国家の威信をかけたパワーで乗り切った。すでに前売り入場券が2200万枚も売れ、万博史上最高の7千万人もの来場者を見込む上海万博。いかに自国と中国の膨大な数の消費者との接点を増やすか。どんなに難題があったとしても、あり余る成果が得られると信じる関係者のエネルギーが先行し、追い込みは熱を帯びている。
◇
【上海万博】 上海市内の会場で5月1日から10月31日まで184日間にわたって開かれる中国初の国際博覧会。環境問題に配慮する都市生活がテーマ。192カ国と50の国際機関が参加し、万博史上最大規模の7千万人の来場者を目指す。
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http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100330/kor1003302051003-n1.htm
上海万博で「北朝鮮館」建設急ピッチ、中国が資金提供か
2010.3.30 20:51
5月に開幕する上海万博の会場で建設が進む北朝鮮のパビリオン。建物の建設はほぼ終了し内装と展示工事が行われていた(3月30日、河崎真澄撮影)
中国で5月に開幕する「上海万博」の会場で、北朝鮮の国家館建設が進んでいる。
日本や韓国の国家館と同じ「A区」に位置し、約1千平方メートルの敷地に国旗をあしらった建物がほぼ完成。国旗の上には「朝鮮」という意味のハングルが、左壁面には「朝鮮民主主義人民共和国」との漢字が見えた。
館内では「繁栄する平壌」をテーマにした展示の内装が始まっており、朝鮮式建築物の設置も進められていた。
北朝鮮の国家館は中国から資金を提供されているとの情報もある。(上海 河崎真澄)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100401-00000567-san-bus_all
東京ディズニーランドとシー 2009年度の入園者数は5・2%減 過去2番目の高水準
4月1日16時15分配信 産経新聞
オリエンタルランドは1日、運営するテーマパーク「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」の2009年度の入園者数が前年度比5・2%減の2581万8000人となり、2年ぶりに減少に転じたと発表した。
08年度がディズニーランドの25周年記念で、過去最高の入場者数を記録したためで、水準としては「08年度に続き過去2番目に高い水準」としている。
09年度は、ディズニーランドでアトラクションの「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」を新設したほか、ディズニーシーでもアトラクションの「タートル・トーク」をオープン。また、ディズニーシーでは初となるハロウィーンイベントなどを展開し、景気低迷の逆風の中でも「好調な客足となった」(オリエンタルランド)としている。
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http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20100403/CK2010040302000017.html
観光客減最大の13・2% 昨年の飛騨市、景気低迷など影響
2010年4月3日
飛騨市を昨年訪れた観光客は、前年より約16万人(13・2%)少ない105万4395人と、市合併(2004年2月)後に最初に統計をとった05年以来の最低を記録し、落ち込み幅も最大だったことが、市のまとめで分かった。市は景気の低迷や新型インフルエンザの流行が原因だとみている。
特に、外国人は前年より4000人(51・3%)減の3800人(推計値)。08年秋の「リーマン・ショック」以降の世界的な金融危機や円高などの影響が直撃した。
町別では古川、河合、宮川3町が前年の7〜8割にとどまったのに対し、神岡町は約1万4000人(3・89%)多い37万4158人。農業公園「奥飛騨山之村牧場」が昨年4月に運営を再開し、約3万4100人が入場したことが押し上げたとしている。
宿泊者は10万9703人(前年比12・4%減)、うち外国人は韓国、台湾を中心に656人(同32・3%減)だった。
市は「厳しい状況だが、地域資源の見直しを図り、地域と行政が一体となって特に滞在型観光を進めていきたい」と話し、高山市や白川村でのPR活動を通じた名古屋・北陸圏からの誘客などに力を入れたいとしている。 (平野誠也)
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http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20100403/CK2010040302000012.html?ref=rank
初の20万人突破 熊野古道への年間来訪者
2010年4月3日
2009年中に県内の熊野古道を訪れた人は前年比34・8%増の20万595人で、04年7月の世界遺産登録後、初めて年間20万人を突破したことが東紀州観光まちづくり公社のまとめで分かった。同公社は世界遺産5周年の記念イベントや高速道路の延伸、料金の休日割引制度の効果とみている。
地元ガイドが案内した人数と県や市町が企画したイベントの参加人数などから推計した。世界遺産登録後は毎年15万人前後だったが大幅増となった。
コース別では馬越峠(紀北町、尾鷲市)が4万7856人で最も多く、ツヅラト峠(大紀、紀北町)が2万6109人、松本峠(熊野市)が1万7834人で続いた。八鬼山(尾鷲市)や曽根次郎坂・太郎坂(尾鷲、熊野市)など海を一望できるコースも大きく伸びた。シーズン別では行楽期の春と秋の来訪者が多いが、例年になく初夏や初冬の来訪者も増えた。同公社の担当者は「現在もツアーの予約が好調な上、津以南で高速道路無料化の実験も予定されている。旅行会社への売り込みや、マイカー客へPRしたい」と話している。 (鈴木龍司)
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100406/mca1004061115011-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/images/news/100406/mca1004061115011-p1.jpg
前原国交相「尽きることのない感動に出会える国、日本」訪日観光増加に意欲
2010.4.6 11:05
前原誠司国土交通相は6日の記者会見で、海外からの年間訪日観光客「3千万人」の目標達成に向けた
キャッチフレーズを「Japan.Endless Discovery.(尽きることのない感動に出会える国、日本)」に決めたと
発表した。あわせて、日の丸に桜の花をあしらったデザインの新しいロゴも発表した。
前原国交相は「観光は成長戦略のひとつとして重要だ。とくに海外からの訪日観光客数を飛躍的にのばしたい」と
語った。世界に日本の伝統文化を広める役割として国交省は「観光親善大使」を新設、茶道・裏千家の
千玄室大宗匠が就任する。
またアジア市場向けのイメージキャラクターとして「観光立国ナビゲーター」も新設。引き続き、女優の木村佳乃さんが
観光広報大使を務める。
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確かに。成田に帰ってくるたびに違和感があった。
成田の到着ゲートにある「Welcome to Japan=おかえりなさい」は、いいなあと思うけど。
> 従来のロゴは2003年に決めた「ようこそ!ジャパン」。ローマ字と英語で表記したものの、外国人が
> 「YOKOSO」の意味を理解しにくく、訴える力が弱いとの指摘があったという。
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040601000561.html
訪日観光客誘致で新ロゴ 「尽きぬ感動」売り込みへ
政府は2009年に679万人だった訪日外国人旅行者数を将来的に3千万人まで引き上げることを目指し、
日本観光を売り込むための新たなキャッチフレーズとロゴを決めた。前原誠司国土交通相が6日の
記者会見で明らかにした。
新キャッチフレーズは「ジャパン・エンドレスディスカバリー」の英語表記で、「尽きることのない感動に
出会える国、日本」という趣旨。何度来ても新しい発見があるとして、観光客の再訪を願う気持ちを
盛り込んだ。ロゴは日本を連想させる赤と白を使い、国花の桜をあしらった。前原氏は「あらゆる場面で
日本観光の良さを知ってもらう道具として広めていきたい」と語った。
従来のロゴは2003年に決めた「ようこそ!ジャパン」。ローマ字と英語で表記したものの、外国人が
「YOKOSO」の意味を理解しにくく、訴える力が弱いとの指摘があったという。
また観光庁は、海外に伝統文化を紹介することで訪日観光を側面から支援する「観光親善大使」の
ポストを新設、茶道裏千家の千玄室前家元を任命したと発表した。
2010/04/06 16:51 【共同通信】
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京都の市バスも一部に車体に筆書きの様な自体でYOKOSO Japan!と書いてあるの走ってましたがありゃ国で決めてたロゴだったんですねぇ。
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成田から首都高湾岸線を走っていると、右手に直角三角形の青いビルがあります。昔は『kanebo』と書いてあったのですが、産業再生機構送りにより、建物を売却。
あらたに買ったのは;横浜倉庫つことで『yokoso』
って書いてあります。
最初ネタかと思いました
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笑。
この会社ッスね♪
http://www.yokoso.co.jp/yokoso.html
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>>571-572 笑笑
一時期、成田では安倍ちゃんの Yokoso! Japan! ビデオ=美しい国が流れまくってて不快でしたw
だから国策だとは思っていたのですが、2003年、小泉内閣の頃からのものだったんですね。
自分は、Yokoso の文字を見ると Yosakoi が思い浮かんで、やはり不快でした。
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http://www.f1-stinger.com/f1-news/news/2010/04/09/004250.html
2010年4月 9日
観光庁が可夢偉を応援!
観光庁が、BMWザウバー・チームの小林可夢偉(コバヤシカムイ)を応援すると発表した。可夢偉を
応援することで、モータースポーツを通じた日本の魅力発信に取り組んでいくというもの。
並行して、10月10日のF1GP第17戦日本GP決勝レースには、前原誠司国土交通大臣が表彰式
プレゼンターとして出席、広く観光魅力を内外にアピールすることも発表された。
可夢偉は、常々、「日本の子供達の憧れの対象として責任を感じている。そのために努力していく」と
語っており、今回も「厳しい経済情勢と社会状況が続いている時代だからこそ、夢のあるスポーツが
大事だと思います」とコメントしているが、観光庁のバックアップ表明でモータースポーツの認知度が上昇し、
可夢偉のスポンサー活動が活気付くことが期待されている。
詳細は、観光庁ホームページにて。
なお、今年は、スーパーGTシリーズとF4シリーズに、国土交通大臣杯が送られることにもなっており、
F1GPに限らず、日本のモータースポーツ全般がより広く理解される方向にある。
ニュース 2010年4月 9日 22:07
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>>574
これはいいですね。小林可夢偉はスポンサー探しが大変のよう
ですからね。ユニクロとかがスポンサーに
なってくれないかな。
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一桁安ければ乗りたい
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100331/trd1003312324011-n1.htm
世界最大の旅客飛行船 東京の空を
2010.3.31 23:23
世界初となる首都離着陸の飛行船クルーズを前に。巨大な船体がふわりと浮かんだ=31日午後、東京・晴海埠頭 世界最大の旅客飛行船「ツェッペリンNT」が4月10日から東京・晴海ふ頭で遊覧飛行を始めるのを前に3月31日、報道関係者に公開された。
「離陸したらすぐ東京の上空」と日本飛行船(東京都中央区)の渡邊裕之社長。約40分のTOKYOコースは六本木や新宿、建設中の東京スカイツリーなどを眼下に。夜景を楽しむナイトクルーズも行われる。料金は1人68000円。
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観光客入り込み数
宮城≒福島>>>青森>秋田>山形>岩手
なんすね。岩手が少ないのが意外。
三陸に、遠野に、盛岡(冷麺・わんこ)に、平泉と観光地多いのに
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100415t72013.htm
DC争奪全国で激化 予算掛けず観光客数UP
JRと自治体で展開する大型観光宣伝「デスティネーションキャンペーン」(DC)をめぐり、東北6県など都道府県の「争奪戦」が熱を帯びている。DC開催地に選ばれればJR各社が全国でPRを展開。観光客数は3〜5%の伸びが見込まれるとあって、財政難で観光宣伝費を削らざるを得ない自治体にとって、今や是が非でも獲得したいイベントになっている。希望自治体は増加傾向で、誘致競争はさらに激化しそうだ。
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2012年度のDC開催地を決めるJR6社の協議会は3月中旬、東京で開かれ、岩手県が春(4〜6月)の開催を射止めた。毎年度選ばれる開催枠は四つ。東北からは岩手のほか宮城も立候補し、競合は10以上に上った。
選から漏れた宮城県の村井嘉浩知事は「コンセプトを練りに練って立候補しただけに大変残念。次に向けて市町村などと協議したい」と肩を落としながらも13年以降の開催に意欲を見せる。
<宣伝効果は抜群>
岩手開催は県単独で32年ぶり2回目で、達増拓也知事は「地域振興全般に効果がある」と期待する。岩手県は世界遺産登録を目指す「平泉の文化遺産」(平泉町)を前面にしたキャンペーンを11年に展開する予定で、12年のDCにつないで誘客のさらなる拡大を狙う。
自治体がDCを切望するのは抜群の宣伝効果があるため。JRはDC期間中、30万枚近い観光ポスターを全国で掲示するなど財政難の自治体では考えられない、けた違いの宣伝費を投入する。
このため東北の過去の開催例=グラフ=を見ても、岩手・宮城内陸地震の影響を受けた08年の宮城県や暖冬の影響でスキー客が減った03年の岩手県などを除き、DC時は観光客の入り込み数が増えている。
宮城県の10年度の観光課予算は約4億200万円(国定公園関連は除く)と10年前の4割弱まで減っており、県観光課は「予算が限られる中で、東北が弱い西日本への宣伝を効果的に行えるDCは魅力」と話す。
<世界遺産に期待>
開催地を決定するJR側には選考に際し、民間企業としての思惑もある。
12年度に10以上という過去最高の自治体が名乗りを上げた中で岩手開催が決まったのは、平泉が世界遺産に登録されれば集客の目玉になるとの判断も大きく働いたとみられる。
「集客重視」の背景にあるのはJRの利用の落ち込み。今月発表されたJR東日本の09年度の鉄道営業収入は前年度比4.9%減と、1987年の会社発足から最大の下げ幅を記録した。高速道路の休日割引などが響いたとみられ、利用客確保は急務となっている。
JR東日本仙台支社は「利用客増が見込めなければDCの意味がない。平泉のような話題性があるかが今後、選考のポイントになるだろう」と選考に際しての「集客重視」を認める。
<一過性に危うさ>
観光誘客の「カンフル剤」として期待を集めるDCだが、自治体がDC頼みを強めるような現状に警鐘を鳴らす声もある。
観光交流事業に詳しい宮城大の宮原育子教授(地域資源論)は「自治体が補助金をねだる感覚で立候補するのではDCの盛り上がりも一過性に終わる。地元の観光資源を地道に売り込む、さまざまな可能性を模索することが重要だ」と指摘する。
[デスティネーションキャンペーン(DC)] 原則毎年4回、3カ月ごとにJR6社と自治体が連携し、全国規模で観光地と特産品をPRするキャンペーン。国内最大の観光宣伝とされる。東北では過去、県単独で山形5回、福島4回、秋田2回、岩手、宮城各1回が、それぞれ実施された。青森は東北新幹線新青森駅開業直後の11年春に初の開催が決まっている。
2010年04月15日木曜日
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松島・鳴子≒会津・磐梯>>>十和田・八甲田>十和田・男鹿・白神>出羽三山・蔵王・米沢>三陸海岸・遠野って感じなんでしょうかねぇ。
どこも面白そうだけど。
グラフ保存しときます。
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http://www.asahi.com/travel/news/OSK201004160056.html
来客ごまんと…せんとくんも戦々恐々? 平城遷都祭2010年4月16日17時13分
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藤原京から平城京へ遷都(710年)して1300年になるのを記念した「平城遷都1300年祭」の主会場、平城宮跡会場(奈良市)のオープンを24日に控え、復元した遣唐使船(長さ約30メートル)を展示した「平城京歴史館」や、天平衣装の着用などができる「平城京なりきり体験館」などが16日、報道・旅行関係者に公開された。
天皇の執務や儀式の場である大極殿(だいごくでん)(高さ27メートル)も復元され、午前中だけで約300人が見学した。1300年祭は1月に開幕。平城宮跡会場のオープンに伴い、天平衣装をまとった市民による天平行列や、古代に恋人同士が歌舞した歌垣(うたがき)をアレンジしたミュージカルなど様々な行事が本格化する。
同会場は11月7日まで。
■足りない宿・駐車場
従来の神社仏閣頼みの観光客が伸び悩む奈良県。公式マスコット「せんとくん」などによって知名度がアップした平城遷都1300年祭の集客にかける期待は大きいが、パビリオンの受け入れ能力など課題は残されたままだ。
県や奈良市などでつくる平城遷都1300年記念事業協会は、平城宮跡会場の入場者数をピーク時の黄金週間や秋の紅葉シーズンで1日約4万5千人とみている。だが、平城京歴史館の収容能力は1日最大約3500人、平城京なりきり体験館の「天平衣装の着用体験」は同約400人、「発掘疑似体験」は同約370人にすぎない。
パビリオンがこの二つしかないのは、企業の寄付集めが難航し、総事業費を350億円から100億円に圧縮したためだ。当初は9棟の建設が計画された。荒井正吾知事は「奈良県には1300年祭以外にも見どころがたくさんあるので、施設はあまりない方がいい」と意に介さない。平城宮跡会場を、奈良の歴史・文化に触れる「玄関口」と位置づける。
マイカーでの来場による交通渋滞、ホテル・旅館不足も悩みの種だ。
奈良市では観光シーズンに市中心部へ1日7万台近い車が流入する。協会は、ピーク時の来場者4万5千人(1日あたり)のうち、マイカー客が1万人を超すと予想。その対策として、行事が集中する春、夏、秋には、平城宮跡会場から約5キロ離れた郊外に3カ所の駐車場(計2千台)を設営し、会場とシャトルバスで結ぶ予定だ。
県によると、大手旅行会社3社を通じた県内宿泊施設の4〜6月の予約は約4万2千人で、前年同期比5割増。市中心部の大手施設は5月末までほぼ満室状態だという。ホテル日航奈良(奈良市)の担当者は「平城宮跡会場がオープンする4月24日前後は半年以上前から予約で満室なのに、まだ問い合わせがやまない」と悲鳴を上げる。
奈良観光は、大阪や京都のホテルなどに宿泊し、日帰りで訪れるのが定番になっている。このためか、奈良県内の2008年度のホテル・旅館の客室数(計9436室)は全国最下位。県や市は1300年祭を見据え、市中心部へのホテル誘致を進めたが、不況の影響で実現しなかった。
関西社会経済研究所(大阪市)が試算した1300年祭の経済波及効果は08〜11年で、奈良県988億円、大阪府324億円、兵庫県95億円、京都府74億円。武者(むしゃ)加苗研究員は「奈良にもっと宿泊施設があれば経済効果はアップした」と語る。(大久保直樹)
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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010041790134959.html
雷門前 似合わない? 41メートル『文化観光センター』
2010年4月17日 13時49分
浅草文化観光センター(右)の完成イメージ。左端は雷門=台東区提供
東京都台東区の浅草寺が、山門である雷門の前に区が建設中の地上八階、高さ約四十一メートルの観光案内所について、「高さが周囲の景観との調和を欠く」として、建築計画の変更を求める陳情書を区と区議会に提出したことが分かった。浅草観光の象徴である寺の再考要請に、区は「計画通り進めたいが対応は慎重に検討中」と戸惑いを隠せない。(社会部・井上幸一)
この案内所は「浅草文化観光センター」。旧センターは、同じ場所の銀行支店だった二階建てビルを活用していたが、老朽化したため建て直しに着手。
有識者や超党派の議員、地元関係者らによる整備検討委員会は二〇〇八年三月、基本計画を策定。デザインをコンペで決定した。観光案内や展示スペース、会議室などを備えた地上八階建て。隣の墨田区で建設中の東京スカイツリー(高さ六百三十四メートル)開業を翌年に控えた一一年十二月にオープンする。
陳情は、浅草寺と地元の商店街などの連名。高さ約四十一メートルは通常の十三階建てに相当するとし「雷門周辺の景観的価値を減少させる」と、現行案の縮小を求めた。
浅草寺土地部は「デザイン決定後、完成予想図を見たが、高さの説明はなく、当初は普通の八階建てと同じと思い込んでいた。昨年末に気付いた」と、訴えの理由を説明。
寺周辺には、もっと高いマンションもあるが、同寺は「歴史、文化を大切にする区が率先して高い建物を造らなくてもいい」とする。
同区文化産業観光部は「土地が狭く、検討委員会で打ち出された機能を積み上げたら、あの高さになった」と説明、寺側に理解を求めている。
(東京新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100422000153&genre=B1&area=K00
Kyoto Shimbun 2010年04月22日(木)
京の主要15ホテルに回復の兆し
客室稼働率上昇も警戒感
京都のホテルに回復の兆しが出てきた。京都市内主要15ホテルの客室平均稼働率は1月の調査で1年6カ月ぶりに前年同月実績を上回り、2、3月もプラスで推移している。京都経済を下支えする観光業界にようやく薄日が差し始めたが、景気の回復ペースが緩やかな上、客室単価の引き下げが背景との見方もあり、各ホテルとも警戒感を緩めていない。
日本ホテル協会京都支部によると、稼働率は2008年に世界的な金融不安が広がったことなどから08年8月以降、17カ月連続で前年同月を割り込んでいた。円高で外国人観光客の低迷が続いた上、09年には新型インフルエンザの発生が京都観光を直撃した。
だが10年1月の稼働率は65・1%(前年同月比4・4ポイント増)に回復した。2月も75・8%(同8・2ポイント増)、3月も88・2%(同5・1ポイント増)と3カ月連続で前年実績を上回っている。
金融危機のきっかけとなった「リーマンショック」による低迷が一息ついた格好で、東山花灯路の定着なども寄与した。坂本龍馬ブームをとらえた各ホテルの誘客対策や、「インターネット予約を中心に客室料金の割り引きが進んでいる」(日銀京都支店)ことも観光客の増加につながっている。
同協会は今後も稼働率の回復は続くとみているが「各ホテルは単価を下げて稼働率を上げている状況。09年の落ち込みの反動ともいえ、まだ本格回復とは言い切れない」(京都支部)と話している。
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http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100422/trd1004220923001-n1.htm
上陸ブーム「軍艦島」 解禁1年、予想3倍の観光客 (1/2ページ)
2010.4.22 09:18
このニュースのトピックス:地域の話題
長崎市沖の軍艦島(正式名称・端島)を案内する元島民の坂本道徳さん 昭和49年の炭鉱閉山に伴い無人島となった長崎市沖の軍艦島(正式名称・端島)への上陸が解禁されて22日で1年。市によると、予想していた年間2万5千人の3倍に当たる約7万5千人が観光に訪れ、長崎県内への経済波及効果は推計17億8千万円に上ったという。
軍艦島は全周約1.2キロ。かつて炭鉱で栄え、最盛期には約5千人が住んでいた。国内最古とされる鉄筋高層集合住宅の跡が今も残る。
好調な集客について、市文化観光総務課の外園秀光さん(53)は「好天の日が多く、予想の倍近い年間約200日間も上陸できたことが主な原因」と分析した上で「朽ち果てた街を見るだけという、特殊な観光形態が多くの人々を引きつけたのではないか」と話す。
現在、軍艦島は安全上の理由から廃虚跡に近づくことはできない。そのため建物の裏側や過去の生活の様子など、見えない部分を伝えていくことが今後の課題という。第1弾として早ければ大型連休から、島へ向かう一部の船の中で、当時の街並みや建物の状況をビデオ上映する予定だ。
NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」の会長で元島民の坂本道徳さん(56)は、観光船で軍艦島を案内している。島に着くとまず船長が船のエンジンを切り、乗客に耳を澄ませてもらう。すると無人の島にすむ鳥のさえずりや、岸壁に打ち付けられる波の音が響いてくる。
「軍艦島はかつて日本一の人口密度と言われ、人々の活気にあふれていた。その島が今はすっかり自然に戻っている様子を、あるがままに見て何かを感じ取ってほしい」と坂本さん。
上陸開始から1年を振り返り「こんなに多くの人が来るとは思わなかった。一過性のブームで終わらせないように、今後も講演などさまざまな形でアピールしていきたい」と意気込んでいる。
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100426000083&genre=J1&area=K00
神頼みもグローバル化?
京のさい銭箱、目立つ外国通貨
日本ユニセフ協会に寄付するため、京都府内各地の神社から集まった外国通貨(京都市西京区・京都府神社庁)
海外からの観光客の社寺参拝が増える中、京都府内の神社で外国通貨のさい銭も増えている。米国のドルや中国の人民元、欧州のユーロ、韓国のウォンをはじめ、インドのルピーやインドネシアのルピアなど各国の硬貨や紙幣を合わせると、年間100キロ近くになるといい、外国人も日本の神様にさまざまな願い事をしているようだ。外国通貨のさい銭は府神社庁(京都市西京区)を通じて、日本ユニセフ協会(東京都)に寄付している。
■年間100キロ、府神社庁がユニセフへ
府内の1579社が加盟する府神社庁によると、外国通貨のさい銭は2005年ごろから目立ち始めた。少額の硬貨は換金できず、日本円に交換できる通貨も限られているため、各神社は外国通貨を保管したままだった。
そこで、外国人の気持ちを大切にしつつ、有効な活用法を話し合い、日本ユニセフの「外国コイン募金」への協力を決めた。06年から、府神社庁が各神社の外国通貨を集め、全額を寄付している。
年間数百万人の参拝者の約1割を外国人が占めるとみられる左京区の平安神宮は「きちんとお参りされるアジア系の人が増えている」と話す。特に観光閑散期に外国通貨のさい銭が目立つという。
世界遺産の左京区の下鴨神社を参る外国人も多い。新木直人宮司は「国を問わず、神社の雰囲気を感じ、おのずと参拝したい気分になるのでは」とみる。
■硬貨以外に高額紙幣も
今年も、各神社から府神社庁に大量の外国通貨が届いている。大半は硬貨だが、英国の50ポンド(約7千円)や500香港ドル(約6千円)などの高額紙幣もあり、寄付するまで厳重に保管している。
府神社庁の中嶋茂博参事は「あまりに多種多様なので総額はつかんでいない。毎年キロ単位で寄付しており、数十キロから100キロ近くになる。国際貢献につながってほしい」と期待する。日本ユニセフによると、全国から寄せられる外国通貨は年間8〜9トンに上る。アジア、アフリカをはじめ世界各地で、感染症の予防接種や井戸の設営、教育施設の拡充に役立てている。
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http://mainichi.jp/select/world/news/20100427k0000m030005000c.html
中国:富裕層の高額ツアーが人気 両極地周遊は9分で完売
【北京・米村耕一】中国の英字紙「チャイナ・デーリー」によると、中国の旅行社が今月中旬、南極圏と北極圏両極地を巡る豪華ツアーを売り出したところ、50万元(約700万円)の高値にかかわらず9分で完売した。中国で増加する富裕層の高額ツアー人気を反映したものだ。
ツアーは定員20人。来年2月に出発し2カ月の旅程で豪華客船や砕氷船に乗って南極圏と北極圏を周遊するほか南米やインド、アフリカ、欧州にも足を延ばす。完売後も問い合わせは続いており、企画した旅行社が「定員を拡大するか検討中」とするほどだ。
この他にも、吉林省の旅行社が1人15万元(約210万円)の狩猟ツアーを売り出すなど、中国では従来の観光名所に飽き足らない富裕層をターゲットにした高額ツアーが増加している。
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http://www.asahi.com/travel/news/TKY201004280220.html
赤坂プリンス、来年3月末閉館 新館は取り壊しへ
2010年4月28日16時32分
「赤プリ」の愛称で親しまれてきた西武グループの「グランドプリンスホテル赤坂」(東京都千代田区)が、老朽化などを理由に来年3月末で閉館することが分かった。最も古い旧館は残すが、建築家の丹下健三氏(故人)が設計した40階建ての新館などは取り壊す方向だ。跡地の利用は未定だが、都心を象徴する建物の一つが姿を消すことになる。
1955年に「赤坂プリンスホテル」として開業し、2007年に改名した。広さ約3万4千平方メートルの敷地に、新館、別館、コンベンションセンター「五色」などがある。人気の高級ホテルだったが、近年は外資系高級ホテルの東京進出などで競争が激しくなった。01年に改装するなどてこ入れを図ったが、宿泊客はなかなか増えず、価格も下げたため利益が出にくくなり、営業終了を決めたとみられる。
昭和初期に建てられ、旧朝鮮王室の邸宅として使われていた旧館は、歴史的建造物として保存する方向だ。土地は売却せず、周辺の地権者らとも協議しながら、新たな高級ホテルやオフィスビル、商業施設などの再開発を目指すとみられる。
グランドプリンスホテル赤坂は改名前の赤坂プリンスホテル時代から「赤プリ」と呼ばれ、バブル期には若者らのあこがれのホテルとして人気を集めた。芸能人やスポーツ選手の結婚式などにもしばしば使われた。また、旧館に自民党町村派(清和政策研究会)の事務所があるほか、政界の重要会合の舞台にもなってきた。(鳴澤大)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100428-OYT1T00562.htm
世界一ノッポビルに「アルマーニホテル」開業
オープンした「アルマーニホテルドバイ」=ロイター 【カイロ=田尾茂樹】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイに今年1月完成した世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)に27日、イタリアの有名デザイナー、ジョルジオ・アルマーニ氏が内装などを手掛けた高級ホテル「アルマーニホテルドバイ」が開業した。
160室の客室と居住者向けの144室、レストラン、ナイトクラブなどを備え、料金は1泊4000ディルハム(約10万円)から。
アルマーニ氏はドバイの政府系の不動産開発会社と共同で東京を含む世界主要都市に約10か所のホテル建設を計画中といい、今回が第1号。当初は21日の開業予定だったが、アイスランドの火山噴火による欧州の空の混乱の影響で27日に延期された。
(2010年4月28日14時16分 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005020190.html
尾道観光客、7・9%の増加 '10/5/2
尾道市を訪れた2009年の観光客数が584万9千人に上ったことが、市のまとめで分かった。前年に比べ7.9%の増加。市観光課は「瀬戸内しまなみ海道開通10周年記念イベントやETCの割引効果が大きかった」とみている。
しまなみ海道の交通量や主な観光施設の入場者数などを基に算出した。旧尾道市が前年より9・7%増えて353万1千人。近畿や関東など遠方からの観光客が大幅に伸びた。御調町は55万6千人で同0・7%増となった。
海道沿線では、瀬戸田町が68万8千人で同3・7%増。平山郁夫美術館に訪れる人などが増えたことが貢献した。因島が67万7千人(前年比9・3%増)、向島は39万5千人(同8・6%増)だった。
しまなみ海道10周年記念では、広島県実行委員会が七つのイベント(4〜11月末)を主催。橋を舞台に自転車やウオーキングなどの催しがあり、計3万7312人が参加した。
09年度のしまなみ海道7橋の累計通過台数は、国などが高速道路や本州四国連絡橋の通行料を上限千円に値下げした効果を受け、2919万2千台だった。過去最高だった前年度の2281万2千台を大きく上回った。
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http://www.sankeibiz.jp/econome/news/100503/ecc1005030503004-n1.htm
【深まる“韓流”】ウォン安追い風 ショッピング、旅人気 (1/2ページ)2010.5.3 05:00
ソウル市内には民芸品から飲食店まで多くの商店が建ち並び、買い物ツアーにはうってつけだ【拡大】
. ウォン安を追い風に、韓国を訪れる日本人旅行者が増えている。昨年は過去最多の305万人にのぼり、前年比で3割近く増加した。韓流ブームで話題になったドラマロケ地巡りが熟年女性に引き続き根強い人気を保つのに加え、日本よりも割安でショッピングや宿泊を楽しめるお得感から、最近は20代の女性が旅の主役になった。旅行会社も旅慣れた若い世代を満足させるため、ツアーの内容に工夫を凝らしている。
◆増える 両手に戦利品
JTBワールドバケーションズ(東京)のアジア部チームマネージャー、野崎辰巳さんは「従来より2回りも大きなスーツケースを持ってゆき、買い物の“戦利品”でいっぱいにして帰る。そんな光景が増えましたね」と話す。
同社の韓国ツアーは、07年まで韓国ドラマの舞台を訪ねる50代女性が中心だったが、リーマン・ショックが起きた一昨年以降、20代女性が全体の約25%を占める最大のお得意さまだという。円高ウォン安で買い物天国として注目されたほか、海外に出る韓国人が減り、日・韓間の航空便が安くなったこともあって、ツアー価格は一時、2泊3日1万6000円台まで下がった。国内旅行と同じぐらい気軽に行ける渡航先として、若者の人気に火がついたようだ。
とはいえ、昨年初めには100円=1500ウォン台まで下がった為替レートも、最近は同1100ウォン程度へ上昇してきた。これを受けて、しばらく旅行を我慢してきた韓国人が一斉に海外へ飛び出し始めているほか、最近は日本を経由して米国や欧州に渡航する韓国人旅行者も多く、「今年下期は飛行機の座席確保に苦労しそう」(野崎さん)とか。
◆付加価値に苦心
ツアー価格も上げざるを得ないとあって、同社では付加価値付けに苦心している。
従来の格安ツアーではバスで乗り付けるような大食堂へ案内することも多かったが、今は現地駐在員が地元の人気店を発掘して、少ない席を確保する。近場だけに何度も訪れる人や、インターネットで勉強してくる人も多く、「またこの店?」と思われない工夫には骨が折れるそうだ。
さらに「女の子だけで夜遊びしたいけれど、治安が心配」との声に応え、夕方からNソウルタワーやカジノなどの観光名所を回るシャトルバスを用意したところ、ツアー参加者の半数以上が利用する人気だという。
野崎さんは「キムチと焼き肉のスタミナパワーが評価されたのか、昨年の新型インフルエンザ騒動でも韓国旅行だけは客が減りませんでした。ウォン安は落ち着きましたが、まだ値ごろ感は十分にあり、今年も渡航者は伸びるはず」と期待を込めている。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/re-eco/news/20100506-OYO8T00085.htm
育て橋立リピーター…宿泊料1万円返金も 京都・宮津天橋立
1泊1枚、抽選券…観光協 来月から
宿泊客の増加を目指し、ジャックポットキャンペーンが行われる天橋立 天橋立観光協会(宮崎劭会長)は6月1日から7月16日まで、天橋立観光などで、地元の旅館やホテルに宿泊した客にキャッシュバックなどを行う「宮津天橋立ジャックポットキャンペーン」を展開する。
観光シーズンの端境期に宿泊客を呼び込もうと企画した。対象は、期間中に同観光協会と宮津天橋立観光旅館協同組合に加盟する旅館やホテル、民宿など56施設に宿泊した客。
1人1泊につき1枚の抽選券を渡し、北近畿タンゴ鉄道の天橋立駅などに設ける抽選会場で、パソコンを使ったスロットマシンに挑戦してもらう。
大当たりは現金1万円のキャッシュバックで、期間中50人に当たる。このほか、5000円の宿泊優待券が100人に、観光協会加盟の土産物店などで使える3000円と1000円の金券が、それぞれ300人と500人に当たる。
また、抽選に来た人には、同観光協会加盟の施設で使える割引券を贈る予定。
対象の宿泊施設の一覧は、同観光協会のホームページ(http://www.amanohashidate.jp/)に掲載している。問い合わせは同協会(0772・22・8030)へ。
(2010年5月5日 読売新聞)
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>>509>>518-519>>522
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050801000628.html
国交相がハウステンボス視察 訪日客増加の原動力に
前原誠司国土交通相は8日、長崎県佐世保市のリゾート施設「ハウステンボス」を視察、記者団に
「将来的には日本全体で3千万人の観光客を外国から呼びたいと考えており、その原動力の一つになって
ほしい」と期待を述べた。
ハウステンボスは、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の主導で経営再建中。前原氏は国の支援について
「自主自立でHISがやっている。われわれは訪日外国人を増やすための施策を行いたい」と、否定的な
考えを示した。
その後、昨年4月の上陸解禁以降、多くの人が訪れている軍艦島(正式名称・端島、長崎市)も視察。
軍艦島は炭鉱閉山に伴い無人島となったが、国内最古とされる鉄筋高層集合住宅の跡などが観光資源として
注目されている。前原氏は「文化庁と協議し、多くの人に見てもらえる環境作りをしたい」と述べた。
2010/05/08 18:45 【共同通信】
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http://mainichi.jp/life/travel/disney/news/20100404ddm013100030000c.html
ディズニーの夢づくり:第1部・巧みな演出/1 パーク全体が「一つの舞台」
東京ディズニーリゾートで入場者は「ゲスト」と呼ばれている。一方、スタッフは全員「キャスト」。数々のステージやアトラクションを含むパーク全体を、一つの大きな舞台に見立てている。
その壮大な仕掛けは、ゲストがJR舞浜駅に降り立つところから始まる。ホームでディズニーソングを耳にする。改札を抜け屋外のデッキへ出ると、シンボルのシンデレラ城の先端が視界に飛び込む。二つのパークにいったん入れば、今度は外界が建物や盛り土、樹木で巧みに隠される。
計算を尽くした空間の配置や演出。夢を支える技術の一つが「景観デザイン」だ。
遠近法を駆使し、近くで見上げると実際より高く見えるシンデレラ城=千葉県浦安市の東京ディズニーランドで2010年3月26日、馬場理沙撮影 シンデレラ城にも仕掛けがある。高さ51メートルだが、近くで見上げると、はるかに高く感じる。低層は大きく、高層は小さく……と、比率を微妙に変え、遠近法を駆使して迫力を増しているのだ。
「遠くで景色、近くでは細部を感じさせるのが、発想の原点です」。オリエンタルランドで景観デザインに携わる中村千草マネジャー(49)は言う。03年冬、城を夜の撮影スポットにしようと、光や音楽で雪の結晶が舞い降りる演出を手掛けた。閉園後の真夜中に何度も試演。本番の夜、中村さんはゲストの反応を探った。若いカップルの男性の感極まった声が今も耳に残る。「やばいよ。きれいで体がガクガクする」
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国内のテーマパークで独り勝ちを続け、入場者が5億人に近づく東京ディズニーリゾート。その魅力の秘密に迫る。【山縣章子】
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http://mainichi.jp/life/travel/disney/news/20100418ddm013100021000c.html
ディズニーの夢づくり:第1部・巧みな演出/2 来るたびに新発見
東京ディズニーリゾートのゲスト(入場者)はここ数年、年2500万人以上で推移している。その9割が、過去に1度以上訪れたリピーターだという。
絶えず変化し、何度来ても新発見がある−−国内テーマパークで独り勝ちを続ける理由だ。年5万人のゲストにアンケートやグループインタビューを行い、好みや来園目的を尋ね、徹底分析したたまものだ。
「クリスマス」に匹敵する人気イベント「ハロウィーン」が97年に始まったときは、1日限りの小さな仮装行列だった。「私も一緒に成長しました」と、オリエンタルランドでイベント開発に携わる岩瀬大輔マネジャー(39)が笑う。
カトリックの諸聖人を祝う「万聖節」の前夜(10月31日)の祭りで、本場の欧米では魔女やゾンビ、がい骨などが登場し、おどろおどろしい。「家族連れで安心して楽しめるものにしよう」。岩瀬さんは仲間と激論を重ね、化け物たちをミッキーや白雪姫に置き換えて「毒」を抜いた「ディズニー版ハロウィーン」にたどり着いた。
イベントは4年目の00年から期間が延び、02年にはおなじみのキャラクターたちの本格的なパレードもスタート。昨年は両パークで55日間繰り広げられた。「新しい発想は限りなく出てきます」。進化を止めるわけにはいかない。【山縣章子】
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自分は年に1回くらいは行ってますねえ
つかこの記事 月1回って・・・
http://mainichi.jp/life/travel/disney/news/20100502ddm013100038000c.html
ディズニーの夢づくり:第1部・巧みな演出/3 お掃除も「ショー」
ゲストの前でほうきを使ってミッキーの顔を描く==千葉県浦安市の東京ディズニーランドで2010年3月26日、馬場理沙撮影 運が良ければ、雨が降った後のパーク内で面白いストリートパフォーマンスに出合えるかもしれない。「カストーディアルキャスト」と呼ばれる清掃スタッフが水たまりの水を使い、乾いた路面にほうきでミッキーなどのキャラクターを巧みに描くのだ。乾けば消えるささやかな絵だが、集まった子どもたちは大喜びする。
カストーディアルは英語で「維持管理」の意味だ。スマートな制服に身を包み、身の丈に長さを合わせたほうきを手に持つ。両パークで1日当たり最大1100人が3交代で24時間、開園中も閉園後も清掃を続けている。
開園中は受け持ちエリアを細分化し、ゲスト(入場者)の妨げとならないように手早く。閉園後の夜中には、アトラクションや地面を布ぶきしたり水洗いしたり入念に。夢の世界に、ごみは似合わない。パーク内は常に開業したてのようにピカピカだ。
仕事は清掃に限らない。ゲストの依頼でカメラのシャッターを押す。人気アトラクションの場所や待ち時間を教える……。ゲストの思い出づくりを手助けする。
彼らを支援するオリエンタルランドの武田一之マネジャー(52)は「清掃が目的なのではない。ゲストの喜ぶ顔を見たいという一念で取り組んでいます」と話す。ショーは舞台だけで行われているのではないという。「パーク全体がステージで、清掃スタッフもまたキャスト(出演者)なのです」。雨上がりのささやかなパフォーマンスも、その一例に過ぎない。【山縣章子】
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>>559
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100513-OYT8T00239.htm
四日市のコンビナート夜景、新たな観光資源で脚光
岸壁から見たコンビナート夜景(四日市市千歳町で) 今年7月からのコンビナート夜景のツアー実施に向け、四日市観光協会は11日夜、海上から景観を楽しむクルージングと四日市港ポートビル14階の展望室からライトアップされた工場群を観賞する体験ツアーを開いた。四日市商工会議所も6月にコンビナートの夜景を見るクルージングを企画しており、新たな観光として脚光を浴びそうだ。
体験ツアーには、田中俊行市長をはじめ市や商工会議所、コンビナート企業の関係者約40人が参加。写真集「工場萌え」を出版した写真家石井哲さんや、都市景観に詳しい八馬智・千葉大助教(景観工学)らもアドバイザーとして訪れた。
雨模様で遠景がかすんだ中でのツアーとなったが、参加者からは「いい企画」と評価する声が相次いだ。石井さんは「昭和四日市石油のある第一コンビナート周辺の夜景は最高」と語り、八馬助教は「四日市は海上や高所、市街地といった様々な場所からコンビナートを見ることができる」と、観光資源の可能性を示した。
コンビナート企業の三菱化学四日市事業所の担当者は「工場を知ってもらうためのいいアプローチになる。できるところがあれば協力したい」、東ソー四日市事業所の担当者も「京浜コンビナートで景観ツアーを続ける川崎市のケースを参考に、四日市に適したルート設定をするべきだ」とアドバイスした。
四日市港でのクルージングは4年ほど前まで続いていたが、利用していた船がなくなり中断。同観光協会では、7月から週2回、夜間のクルージングを地元の観光業者と協力して実施することにしている。協会の担当者は「夜景を楽しみたいという人は多く、魅力ある企画として手応えを感じている。多くの関係者の意見や協力で成功させたい」と意気込んでいる。
(2010年5月13日 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005160042.html
鞆架橋、初の対話集会 '10/5/16
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福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画で、推進、反対両派の住民代表が対話する「鞆地区地域振興住民協議会」の初会合が15日、計画地に近い市鞆支所であった。協議会は広島県が湯崎英彦知事の提案で設置した。意見の隔たりが訴訟にまで発展した鞆のまちづくりについて双方住民の合意形成を目指す。
鞆町内会連絡協議会の大浜憲司会長(62)たち推進派6人とNPO法人「鞆まちづくり工房」の松居秀子代表(59)たち反対派6人が出席。湯崎知事は有岡宏副知事とともに立ち会い、「橋を架けるか否かの対立点を離れて本音の議論を積み重ね、早期に合意形成につなげたい」とあいさつした。県とともに事業主体である福山市も、担当者を傍聴させた。
初会合は非公開で、弁護士2人が進行役の仲介者として司会。今後の対話のたたき台とする目的で、出席者がそれぞれ狭い道路や未整備の下水道などの課題を挙げ、歴史的景観についての思いを述べた。本格的な議論は2回目以降に行う。出された意見は整理し、今後の会合で解決策などを話し合う。次回の協議会は7月3日に開催される。
【写真説明】福山市鞆支所で開かれた「鞆地区地域振興住民協議会」の初会合。湯崎知事(右奧)も出席し、架橋計画の是非を超えた住民の合意形成を求めた
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20100516-OYT8T00043.htm
鞆事業 住民協議 結論 知事どう導く
リーダーシップ望む声
湯崎知事(左手前から2人目)も出席して開かれた住民協議会(福山市鞆町で)
福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業を巡り、推進、反対両派に分かれている住民が、湯崎知事の提案で、初めて合意形成に向けた協議会のテーブルに着いた15日夜、会場は比較的穏やかな雰囲気に包まれた。しかし、双方の主張の隔たりを縮めることは容易ではなく、今後、どういう方針で協議会を進め、結論を導き出すのか、湯崎知事には難しい判断が迫られる。次回は7月3日に開かれる。
午後5時過ぎ、「鞆地区地域振興住民協議会」の会場となった、同市鞆町の市役所鞆支所に、牛島信、大澤恒夫両弁護士が相次いで到着。2人は中立的な立場で協議会を進める仲介者で、記者の問いかけに無言のまま控室に入った。湯崎知事は同20分頃、にこやかな笑みを浮かべて会場入りした。
会場の座席配置は、湯崎知事や仲介者らと、住民側が向かい合う形で、学校の教室のようだ。県によると、住民双方が向き合って座ることで心理的な対立をあおることを避け、本音で意見を交わしやすくする配慮。公共事業で対立する住民間の合意形成に詳しい専門家の意見を参考にしたという。
住民側の席は、誰がどこに座るかを事前に指定していなかったが、自然と知事側に反対派、仲介者側に推進派が分かれる形で座った。
協議会は同6時に始まった。湯崎知事のあいさつに続き、大澤弁護士が「認識の共有化を図るため、意見がどう食い違い、その理由は何なのか、掘り下げることが大事。その手伝いをさせていただく」などと進め方を説明。その後、報道陣は会場から閉め出された。
出席者によると、住民が1人5分間ずつ、自己紹介し、鞆町が抱える課題について意見を述べたという。
終了後、湯崎知事は記者会見し、「鞆が抱える課題や、鞆を愛する気持ちが共通していることを確認できた」と初会合を振り返り、「住民の意向をくんで、県としての提案につなげられれば望ましい。最大限努力したい」と今後の協議について改めて意欲を示した。
住民からは、合意形成に向けた第一歩を評価しつつも、湯崎知事にリーダーシップの発揮を望む声も上がった。
推進派の住民団体「鞆町内会連絡協議会」の大浜憲司会長は「今回出された互いの意見の相違点を、今後、どう整理していくかを見守りたい。知事は早期に決断してほしい」と話し、反対派で事業を巡る住民訴訟の原告団の大井幹雄団長は「鞆を愛する気持ちは同じだと分かり、歩み寄る余地があると前向きに感じた」と述べた。
<鞆事業巡る動き>
1983年12月 県が埋め立て・架橋計画を策定
2003年9月 地元の排水権者の同意が得られず、県は計画を凍結
2004年9月 計画推進を公約に掲げた羽田皓・福山市長が初当選
2007年4月 反対派住民らが、県に埋め立て免許の差し止めを求め、地裁に提訴
2008年6月 県が国に埋め立て免許の認可を申請
2009年10月 地裁判決は、県に埋め立て免許の差し止めを命じ、県は控訴
2010年1月 湯崎知事が、就任後初めて福山市鞆町を視察し、住民協議会の開催を提案
2010年3月 高裁の進行協議で、控訴審の第1回口頭弁論の期日を7月以降に先送りすると決定
(2010年5月16日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/life/travel/news/20100517mog00m100026000c.html
旅行ブランド:準備から旅先まで専任が対応 おもてなしの「クオリタ」
クオリタ銀座店のイメージ=パスポルテ提供 大手旅行代理店H.I.S.(エイチアイエス)グループのパスポルテ(東京都新宿区)は17日、銀座、表参道、新宿の3店舗だけで扱う新しい旅行ブランド「QUALITA(クオリタ)」を発表した。従来の一般的な旅行サービスと一線を画し、バリ島やハワイ、モルディブなど世界11方面のリゾート地の旅を、専任プランナーが個別の要望にあわせて提供する。「客室」「眺め」「プライベート感」「食事」「地球環境への思い」などの観点で施設を厳選しながら、航空会社やホテルから直接仕入れることでコスト減を図り、予約がとりにくい希少価値の高い部屋や、希望する航空会社の座席が利用できる。
中心価格帯は、ハワイ5日間(6月1日出発、ハレクラニホテル)や、モルディブ6日間(6月5日出発、バンヤンツリー・バビンファルホテル)で1人約25万円。
銀座、表参道、新宿の3店舗は予約制で、18日にオープンする。専任のプランナーは、顧客から目的地や価格のほか、「夜景が一番美しい部屋」「部屋からプールに直接飛び込めるホテル」など要望にあわせた商品を紹介する。旅行先では、空港の入国審査やホテルのチェックインを並ばずに済ませ、さらに空港からホテルや旅行中の移動は専用の車を用意してプライベートな旅を演出する。旅行中は専任のコンシェルジェが顧客に1日に1度は連絡をして観光サービスを提供。24時間の日本語サービスで、万が一の時にも備える。
クオリタ銀座店のテープカットをするリン・チーリンさん(右)と狩野社長 パスポルテの狩野知保社長は、「クオリタは『おもてなし』を追求した旅行ブランド。こだわりの旅はネット予約では実現できない。店舗だからこそできる繊細で細やかな対応で、旅の検討から旅先までお手伝いする」と意気込みを話した。高級スパ&リゾートの「バンヤンツリー&アンサナ」の商品も取り扱い、国内の高級旅館情報も提供していく。
東京都内で行われた発表会には、クオリタのCMキャラクターを務める台湾の人気女優、リン・チーリンさんが登場。「地球にやさしいことやエコは私も関心があります。地球環境への思いも考慮したクオリタで、おもてなしの旅を楽しんでください」と、流ちょうな日本語でさっそくPRした。【江刺弘子】
2010年5月17日
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http://mainichi.jp/life/travel/disney/news/20100516ddm013100018000c.html
ディズニーの夢づくり:第1部・巧みな演出/4 深夜の操船練習
壮大なスケールのオリジナル水上ショー「レジェンド・オブ・ミシカ」=オリエンタルランド提供 東京ディズニーシーの壮大な水上ショー「レジェンド・オブ・ミシカ」。地中海を模したパーク中央の「海」(メディテレーニアンハーバー)で、花火が上がり噴水が交差する中、最大20トン級の装飾船10隻が縦横無尽に動き回り、その間を水上バイクが駆け巡る。ショーのチームは総勢約130人。ゲスト(入場者)は何度見てもその精妙な動きに息をのむ。エンターテインメント業界の最高峰に与えられる米国のティア賞(ライブショー部門)を昨年、受賞した。
船にはGPS(全地球測位システム)の装置があり、自他の位置を常時知ることができる。だが、それに頼っていては、成功はおぼつかない。
巨船を操る練習は閉園後の夜中に行われる。ショーの動きに合わせて船を動かし止める。そのタイミングを身体感覚でつかむまで何度でも徹底的に繰り返す。「ぴたりと決まるのは日ごろのオペレーション(操船)練習のたまもの」と、ショーを手掛ける笹本幸一マネジャー(52)は胸を張る。
日の目を見なかった演出もある。気球を飛ばそうとテストしたが、風に流されてしまった。それでも「虹を作ったり、ワイヤを使った空中演技にも挑戦する」と、笹本さんは新しいアイデアを夢想する。スケールは膨らむ一方だ。【山縣章子】
◇ ◇
モンスターズ・インクのオリジナル壁掛け時計(オリエンタルランド提供)には4798通の応募があり、当選者5人の発表は発送をもって代えさせていただきました。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/170726
2010年5月11日 01:34 西日本新聞
ビジネス宿泊大幅減 北九州ホテル協議会アンケ 訪問先トップは門司港
宿泊客の回遊率が最高となった門司港レトロ地区
北九州地区の30のホテルで組織する「北九州ホテル協議会」(古川徹会長)は、2009年度宿泊者アンケートの結果をまとめた。ビジネス客の宿泊が大幅に減少し、観光面では門司港レトロ地区への宿泊者の回遊率が極めて高いことが分かった。
調査は昨年12月10日−今年1月30日(年末年始を除く)、北九州市内と苅田町のホテル30カ所のフロントで調査用紙を配布する方式で行い、921人分を回収した。
宿泊目的別では、「仕事」が44・2%で昨年度に比べ17・9ポイント減少。「出張数が減った」との理由が大半を占め、特に自動車関連が半減。ビジネス客の減少が浮き彫りになった。一方、滞在中に訪れた場所は仕事、観光目的などを合わせ、「門司港レトロ地区」が全体の41・6%で最も多かった。
分析した北九州市立大の須藤広教授(観光社会学)は「レトロ地区は市中心部から離れているが、回遊性が極めて高い。相対的に見て、宿泊者の確保のためには観光客に依存せざるを得ない状況」と指摘。「北九州市にとって観光は重要な位置を占めつつあり、テーマパーク型の観光から脱して、『文化・自然・人間の交流観光』を目指すべきだ」と提言している。
=2010/05/11付 西日本新聞朝刊=
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100523-00000283-yom-bus_all
「坊ちゃん」の道後温泉、20年で旅館半減
5月23日10時53分配信 読売新聞
松山市の道後温泉の旅館の数がこの20年間で半減し、宿泊可能人数も3割程度減っていることが、民間調査機関「いよぎん地域経済研究センター(IRC)」の調査でわかった。
2008年の宿泊者数は、1992年に比べて3割減るなど、道後温泉が長期低迷するのを尻目に、独自の工夫で宿泊者数を伸ばす他県の温泉地もあり、IRCは「地域が結束し、先を見据えた取り組みが必要」としている。
IRCによると、道後温泉の旅館数は、89年には58軒(収容人員9404人)だったが、09年には31軒(同6665人)になった。部屋数も2076室から1534室に減少。年間宿泊者数は、00年まではほぼ100万人台で推移していたが、日帰り圏の拡大や不況の影響などで、01年には80万人台に落ち込み、09年には77万人となった。
IRCによると、旅館やホテル、民宿などを合わせた国内宿泊産業の市場規模は、バブル経済の追い風で91年に約4・8兆円に達したがその後一気にしぼみ、08年には約2・9兆円とピーク時の6割に低迷。特に、旅館は3・5兆円から約1・7兆円に減っており、宿泊産業の中でも落ち込みがひどいという。
IRCは、道後温泉を含む旅館業の低迷について、「旅行需要は団体から小人数・個人に移行したが、多くの旅館はバブル期前後に団体需要を踏まえた宴会場などの設備投資を進めていたため、機動的な対応が行えなかった」としている。
その一方、IRCは道後温泉以外の全国8か所の有名温泉地の92〜08年の宿泊客数も調査。その結果、90〜92年の平均を100として08年の数値をはじき出すと、道後温泉が68だったのに対し、個人客や女性客に好評な黒川温泉(熊本県)は145で、湯布院温泉(大分県)は112とそれぞれ増加。泉質の優れた草津温泉(群馬県)も97とほぼ横ばいにとどまっていた。
IRCは「道後温泉では、一気に宿泊者が減るのではなく、少しずつ減少したため、対応が後手に回った可能性もある」と分析。小説「坂の上の雲」のテレビドラマ放映で追い風が吹いているとし、「複数の観光施設を自由に出入りできるフリーパス券の発行や平日の連泊割引といった滞在時間を延ばす工夫のほか、道後にしかない魅力作りが必要」と提言している。 .
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100524/CK2010052402000070.html
鎌倉観光 根強い人気 6年連続1800万人超
2010年5月24日
観光客でにぎわった4月の鎌倉まつりパレード=鎌倉市で
古都・鎌倉を昨年訪れた観光客は、年間で千八百八十三万人だったことが、鎌倉市観光課のまとめで分かった。過去十年間では、最多だった一昨年を2・6%下回ったものの二番目の人出。六年連続で千八百万人を超えており、観光地として根強い人気を集めている。
イベント別では、鶴岡八幡宮の初詣で客が過去九年で最多の二百五十一万人を記録したのをはじめ、市内の寺社には年間で五百十五万人の参拝客が訪れた。このほか、四月の鎌倉まつりに二十五万人、年々増えている観光案内件数も約二十二万件に伸びた。
一方で、夏の天候不順で海水浴客が落ち込んだほか、台風の影響で恒例の花火大会が中止になったのが、ブレーキとなった。
月別では、初詣で客でにぎわう一月が五百七十六万人と飛び抜けて多く、桜に続く新緑、アジサイの四〜六月、紅葉の十一月などで百万人を超える人出があった。
観光課は「不況の影響もあり、近くて気軽に行ける観光地として、年間を通して多くの人が訪れた」と話している。
(斎藤裕仁)
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鉄道ネタというよりもこっちかな?
2010年05月22日(土)
特急あずさ 竜王駅停車
JR八王子支社 人気果樹ツアーに連動
29日〜来月23日 1日1本、波及効果期待
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/05/22/4.html
JR東日本は29日から、新宿発松本行きの特急あずさ7号を甲斐・竜王駅に停車させる。同日から開くツアー「南アルプス完熟フルーツこだわり探訪」に合わせた試みで、駅周辺の観光地を舞台にしたツアーの盛況ぶりや果樹観光シーズンを踏まえ、観光客の利便性向上を図る。普段は通過点の竜王駅にあずさが止まることはまれで、南アルプス産果実の魅力がダイヤに影響を与えた格好だ。
JR東日本八王子支社によると、竜王駅に停車するのは午前8時半に新宿を出発し、竜王駅に同10時20分に停車する特急あずさ7号。6月23日まで毎日止まる。同こだわり探訪は八王子支社が企画するツアーの中でも1、2位を争う人気で、その他の竜王駅周辺の観光ツアーと合わせ「観光客の利便性を考えた対応」(担当者)。一般利用者に電車を利用して駅周辺地域を楽しんでもらう狙いもある。
こだわり探訪は、南アルプス市商工会とタイアップして昨年から実施している企画。厳選された農園でサクランボ狩りを楽しみ、果実を使ったジャム作りなどを体験し、特製のフルーツランチを味わう内容。1日20人限定というプレミアム感もあり、県外の観光客に好評で、昨年はほぼ毎日満員、今年もすでに予約が相次いでいるという。
JRによると、竜王駅始発終着の特急「かいじ」などと違い、大型観光イベントを除き、特急あずさが同駅に停車するのは珍しいという。
今回の試みで、関係自治体は同ツアー以外の一般観光客が降車する波及効果に期待する。甲斐市は「地域の魅力を売り込む絶好の機会」として、関係機関と観光振興策を検討中。南アルプス市も「果樹シーズンなだけに竜王駅と市内を結ぶコミュニティーバスをPRし、積極的に観光客を誘致していく」としている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100526-00000028-mai-int
<バリ島>外国人観光客2割増 タイの政情不安受け
5月26日10時48分配信 毎日新聞
【ジャカルタ佐藤賢二郎】タイでタクシン元首相派と政府側の対立による政情不安が続いた影響で、タイ行きをあきらめた観光客を集めたインドネシア・バリ島が活況を呈している。バリ島は02年と05年の爆弾テロ事件後に観光客が激減していただけに、現地では国際的観光地としての復権につながることへの期待が高まっている。
インドネシアの英字紙「ジャカルタ・グローブ」によると、今年1〜3月にバリ島を訪れた外国人観光客は昨年同期比で約2割増となる55万1186人。ホテルの客室稼働率も昨年同期の68%から91%に上昇した。
地元関係者によると、今年初めから、旅行の目的地をタイからバリ島に変更する観光客が増加。特に、バリ島にとって最大の得意客である隣国オーストラリアからの観光客が再びバリ島に戻ってきているという。02年と05年の爆弾テロで同国からの観光客多数が犠牲になったこともあり、同国からの観光客は激減していた。
一方、タイの観光業界には深刻な影響が続いている。米ブルームバーグ(電子版)によると、同国のリゾート地、プーケット島では現在、客室稼働率が例年より3割少ない約40%。あるホテルでは、4月から8月までの予約計70件がキャンセルされた。関係者は「(04年の)インド洋大津波よりも深刻な状況だ」と話している。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1147586435/146-147 の背景。
「熱海岡本ホテル」バブル後変ぼう 一時負債30億円も元組員が経営関与
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100527/CK2010052702000141.html?ref=rank
2010年5月27日
預託金名目で会員から巨額な金を集めていた会員制クラブ「岡本倶楽部」を運営し、出資法違反容疑で強制捜査を受けた岡本ホテルグループ。警視庁や静岡県警が26日、捜索に入った熱海市の「熱海岡本ホテル」の実質的な経営は10年前、負債にあえぐ創業家から元暴力団関係者らに移った。創業約80年の老舗旅館の変ぼうは、バブル崩壊後の同市の温泉街の衰退ぶりと重なる。(静岡総局・藤川大樹、熱海通信局・水野誠)
関係者によると、熱海岡本ホテルは1932年に開業した。創業者の故岡本正次郎氏は帝国ホテルの食堂経営を手掛けた事業家。伝統的な網代(あじろ)天井を備えたホテルの客室には、仲居が控える昔ながらの次の間があり、老舗旅館の雰囲気を残している。
80年代後半から90年代前半にかけてのバブル期、ホテルは金融機関から多額の融資を受け、コンベンションホールや吹き抜けの大浴場などを新たにオープン。経営を受け継いでいた岡本氏の娘は、89年に出版した自著の中で「今は、経営者として攻めの経営に入っている時だと思う」と記している。
だが、バブル崩壊で客足が遠のくと、借入金の返済に行き詰まるように。本紙が入手した資料によると、ホテルの運営会社が99年ごろに抱えていた借金は30億円近くに上り、固定資産税や入湯税などの支払いも滞っていた。
2000年以降、経営コンサルタントの肩書を持つ元暴力団関係者や「岡本ホテルシステムズ」(東京都中央区)が経営に参画すると、ホテルの性格は、女性コンパニオンが接待するパックプランを売り出すなど「大衆化路線」に変わっていった。
05年に会員制クラブとしての運営が始まり、元本保証や高配当、系列ホテルの利用上の特典などを呼び水に、全国から会員を募っていたとされる。
熱海岡本ホテルに限らず、熱海市の温泉街は、バブル期の設備投資で金融機関から受けた融資を返済できず、経営者が入れ替わるなどしたホテルや旅館が目立つ。
地元議員は、「バブル時代、多くのホテルが金融機関からの融資で設備投資に走り、社員旅行などの団体客を受け入れるための“マス旅館”を建てた。それがバブル崩壊で裏目に出た」と話している。
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>>604
>2000年以降、経営コンサルタントの肩書を持つ元暴力団関係者や「岡本ホテルシステムズ」(東京都中央区)が経営に参画すると、ホテルの性格は、女性コンパニオンが接待するパックプランを売り出すなど「大衆化路線」に変わっていった。
こんな感じかぁw
http://www.okamotohotel.co.jp/atami/male_price/index.html
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http://newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2010/05/post-178.php
中国人観光客残酷物語
2010年05月24日(月)07時47分
今週のコラムニスト:李小牧
日本の外務省はこの7月1日から、中国人個人観光客向けのビザ発給条件を緩和する、と発表した。現在は年収25万元(約340万円)以上としている発給条件を大幅に引き下げ、富裕層だけでなく中間層も日本に呼び込もう、という狙いだ。
去年、中国本土から日本に来た個人・団体観光客は101万人。条件の緩和で、これまで160万だったビザ発給の対象世帯数は10倍の1600万世帯になる。単純に考えて中国人の個人観光客も10倍になる――と、岡田克也外相は考えているのかもしれない。
だが、そう簡単に行かないだろう。それは、中国人観光客が日本でどんな「観光」をしているかを知ればすぐ分かる。
中国人観光客の多くは、東京〜大阪を5日間ないし6日間で駆け抜ける「弾丸ツアー」に参加する。富裕層のはずなのに、なぜか旅費は航空券や宿泊費を含めて5000元(約6万5000円)程度と格安だ。
彼らが泊まるのはビジネスホテルや古ぼけた安宿。あるツアーでは、東京・大井埠頭にあるコンテナトラック運転手が定宿にしているビジネスホテルが宿泊先にあてがわれた。彼らの多くは買い物を目的に、それぞれ200万円から300万円を財布に入れて日本にやって来るが、決してヤマダ電機や伊勢丹には行かない――。
■「ぼったくりツアー」の真犯人
この奇妙なツアーのからくりを解くカギは、ツアーガイドが最後に案内する免税店にある。
ガイドはツアーの最後に観光客を丸抱えして、自分が関係する秋葉原の免税店に連れて行く。店はツアー客に電気街の存在を気づかれると困るから、電気街から少し離れたところある。「ここでしか買い物ができない」と中国人観光客を追い込み、持って来たカネを散在させる。免税店からガイドへのバックチャージとして、1つのツアーだけで数百万円が支払われる。
ガイドがツアー1つを丸ごと「買い取る」ケースもある。宿泊費や食費を安くすればするほど儲けが増えるのだから、彼らはできるだけ中国人観光客を安宿に押し込もうとする。
最後に電気街を案内する「良心的な」ガイドもいるが、その頃にはツアー客は免税店でほぼカネを使い果たしている。ガイドが朝8時に銀座に連れて行くので、中国人観光客はまだ開いていない店の前で記念写真を撮るしかない――という話を聞くと、もはや泣いていいのか笑っていいのか分からなくなる。
ツアーガイドをしているのは在日中国人だ。中には学生や主婦がアルバイトでやっているケースもある。彼らに日本文化を中国人観光客に説明する深い知識はないが、金儲けの知恵はある。あるツアーでは、ガイドが3000円の寿司を出前で取って中国人観光客に1万2000円を支払わせた。差額の9000円の行き先はもちろん自分の財布の中だ。
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■悪徳ガイドが広める負のイメージ
中国人が中国人の無知につけ込むこの悲劇に、日本人はまったく気づいていない。私の知る範囲では、すでに2、3年前から中国人の日本ツアーはこんな状況になっている。
中国人同士の話と思ってはいけない。歌舞伎町の飲食店主がよく「中国人が街にあふれているのに店に客が来ない」と首をかしげているが、ガイドはバックチャージのもらえない店でツアー客がカネを使うと困るから、「日本一安い」ヤマダ電機にも、歌舞伎町の飲食店にも客を寄り付かせないようにしている。
これまでの経過を見ていると、日本政府は観光客の数さえ増えれば何とかなる、と考えているフシがある。だが、悪徳ガイドにぼったくられた中国人によって、日本の悪いイメージが中国に広がりつつある。このままでは団体客だけでなく、個人客も「ぼったくり日本」に尻込みしかねない。
何より必要なのは、中国に正確な日本の情報を発信すること。正しい情報が広がれば、悪徳ガイドはやがて淘汰される。以前、わが新宿の湖南菜館に「中国人ガイドとケンカした」という中国人観光客が駆け込んできた。劣悪な食事内容に怒った客がわが店に来たのは、私の著書を読んで新宿に歌舞伎町案内人がやっている湖南菜館という店がある、と知っていたからだ。
聞けば、事業仕分けの嵐が吹き荒れる中、日本の観光庁の今年の予算は去年の倍の127億円に達したという。だが日本政府がこういった現状を正しく認識しなければ、127億円をドブに捨てることになりかねない。
私はこれまで、著書を通じて「正確な」日本の情報を中国に提供してきた。今も日本の観光情報を中国に向けて発信するポータルサイトの開設に協力している。127億円を捨てるぐらいなら、「日本案内人」の李小牧にいくらかバックチャージを回したほうが有効だと言っておこう(笑)。
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こういう事情があり、その改善を図っているということを知った上での、コラムなのかな?
>>403
> これに応じる形で�豢苗垢蓮ヿ什瀑䡄椶領更垈饉劼慮獣亘/佑話羚颪如⊅羚饋邑類泳ⓕ輭更垓般海�
> できないが「信頼性と実績、管理能力がある旅行会社から段階的に解禁する」考えがあることを明らかにした。
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http://www.asahi.com/business/update/0529/TKY201005280500.html
JALホテルズ売却へ オークラに60億円で2010年5月29日3時1分
経営再建を進めている日本航空は、国内外で58ホテルを運営する子会社のJALホテルズを、大手ホテルチェーンのホテルオークラに売却する方針を固めた。売却額は60億円。売却で得た利益を収支改善に役立てるとともに、グループ人員の削減にもつなげる。当初はホテル事業を残す考えだったが、取引銀行から一層のリストラを求められ、方針を転換した。
売却は6月初めにも正式決定する。日航の管財人である企業再生支援機構は、1月に日航が会社更生法の適用を申請した時はJALホテルズをグループに残すとしていた。
JALホテルズは国内各地のほか、日航機の就航都市を中心に海外にも広く展開してきた。ただ、1990年代後半以降、グループの業績悪化に伴ってホテルの土地や建物を売り始め、2006年までにすべてを売った。今はグループ直営の2ホテルを除き、ホテルの所有者から運営を委託される形になっている。
一方、国内16カ所、海外5カ所でホテルを持つホテルオークラは、今回の買収で、国内では全国にホテル網を持つことになる。多くのホテルを運営することで資材を調達する費用を減らすなどの効果が見込めると判断したようだ。
同じ都市で運営しているホテルの扱いや、売却後に「ホテル日航」などのブランドを残すかどうかなどが今後の焦点になる。
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〈JALホテルズ〉 1970年に設立。現在「ホテル日航」「ホテルJALシティ」などのブランドで国内に41、海外に17ホテルを展開する。総客室数は約1万9千室。2009年3月期連結決算の売上高は139億円、従業員数は約1千人。
〈ホテルオークラ〉 1958年に設立。東京都心部にある老舗(しにせ)の「ホテルオークラ東京」など国内に16、海外に5ホテルがある。総客室数は約6500室。2009年3月期連結決算の売上高は552億円、従業員数は約2500人。
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052901000433.html
「日航」を「オークラ」に変更へ JALホテルズ買収後
ホテルオークラが日本航空のホテル運営子会社JALホテルズを買収後、「ホテル日航」の東京(東京・お台場)、大阪(大阪市)、金沢(金沢市)、福岡(福岡市)など主力ホテルの名称を変更し、「オークラ」を使う方向で検討していることが29日、分かった。老舗ホテルの名を冠してブランドイメージを高め、集客力強化につなげる。
日航はJALホテルズ株の売却を6月にも正式決定する。売却額は数十億円になる見通し。
関係者によると、オークラの名称使用はホテルの建物などの所有者から了承を得て実施し、一部の海外ホテルも対象にする方向だ。既にホテルオークラがある東京都内や福岡市では「日航」「オークラ」の両方を使ったホテル名にすることも検討している。
ほかのホテル日航やビジネスホテル「ホテルJALシティ」は、現在の名称を当面存続させる考え。利用に応じて日航のマイレージがたまるといった特典も原則的に残す方針だ。
2010/05/29 16:43 【共同通信】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20100605-OYT8T00087.htm
佐世保観光客346万人 HTBの落ち込み響く
佐世保市は、2009年の観光統計を発表した。観光客数は前年比7・8%減の346万5100人で、2年連続で減少。7月の水族館「海きらら」のオープンで、西海パールシーリゾートの観光客数は急増したが、ハウステンボス(HTB)が、円高や世界的な景気後退の影響で大幅減となった。
日帰り観光客数は、前年とほぼ同じ240万5800人だったが、宿泊観光客数は同21・6%減の105万9300人と大幅に落ち込んだ。景気の悪化で、「安近短」志向が高まっていることが影響したとみられる。
また、外国人宿泊者数で、同比61・8%減の7万7294人と著しく減少し、1996年の調査開始以来初めて10万人を割り込んだ。ウォン安で韓国人客が同73・3%の大幅減となった。
主な観光施設別では、HTBが同27・5%減の146万3600人。西海パールシーが同比52・2%増の74万8800人、西海橋が同1・9%減の37万8300人、市亜熱帯動植物園が同4・9%増の24万200人だった。
市は12年までに年間450万人を達成することを目標にしており、同市企業立地・観光物産振興局は「景気は底を打ち、外国人客も増えている。今年は上向くのは間違いない」としている。
(2010年6月5日 読売新聞)
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お酒の工場見学はいいですよー
堂々と昼間から酒が飲める大義名分になりますw
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100606-00000517-san-bus_all
「工場見学」なぜ人気? 消費者、現場を間近に 企業側、製品PR
6月6日14時15分配信 産経新聞
ものづくりの現場を間近に見ることができる工場見学が人気だ。工場側も製品をアピールする絶好の場。製造過程を体験できたり、試食や試飲などを楽しんだり。おみやげ付きの工場もあり、“日本の産業の今”を学びながらお得な気分を味わえる。さまざまな分野の企業で工場見学を実施。平日が多いが、週末にも行っている工場もあり、興味を持った工場に出かけてみよう。(太田浩信)
◆頭上を消しゴムが
文具メーカー「イワコー」(埼玉県八潮市)は、野菜や果物、お菓子やすしなどの食品、乗り物などをかたどった「おもしろ消しゴム」の製造過程を間近で見ることができる。10年ほど前から工場見学を受け付けているが、外への告知は一切行っていないのに口コミで評判が広がり、家族連れを中心に年間1万3千人の見学客が全国から訪れる人気スポットだ。
日産15万個のペースでユニークな形の消しゴムがどんどんできていく様子を、数十センチの距離で見学できる。頭上を出来上がったばかりの消しゴムが運ばれていくのはちょっとした驚きだ。
一つ一つ手作業で行われる製品検査や箱詰めなども見学し、40分ほどのコースは終了。この後は、立体パズルのように数個のパーツに分かれたおもしろ消しゴムの組み立て体験へ。「子供たちは目を輝かせながらすぐに組み立てるが、意外と苦戦するのは大人たちです」と岩沢善和社長。
工場見学は無料で、おみやげの消しゴムや人件費に年間約1千万円の経費がかかる。岩沢社長は「わざわざ遠くから足を運んでくれた子供たちの喜ぶ顔を見ているとやめられない。帰るとき、家族同士で『来てよかった』『楽しかった』と話しているのを聞くと本当にうれしい」と笑う。
◆おいしい注ぎ方伝授
これからの季節、お父さんたちが楽しいのはビール工場の見学だ。サントリーでは武蔵野(東京都府中市)、京都(京都府長岡京市)、九州熊本(熊本県嘉島町)の3つのビール工場で年末年始を除く毎日、工場見学を実施。仕込み▽発酵▽貯酒▽濾過(ろか)−などの工程をつぶさに見ることができる。
見学後の楽しみは、ビールの試飲。フレッシュで最高の状態のビールを味わえる。また、家庭でできるおいしいビールの注ぎ方を教える“ミニ講座”もユニークだ。武蔵野工場の見学を終えた東京都狛江市の宮入三夫さん(73)、文子さん(68)夫妻は「工場の方が自信を持って製品を作っているのが分かった。いつもは飲むだけで知らないことがいっぱい。有意義な時間を過ごせた」とほほえんだ。
イワコーの工場見学は原則として土曜日に実施。夏休みや春休み期間は平日も行うほか、20人以上なら平日でも可能。2カ月前に当たる月の1日から専用ダイヤル((電)048・998・5502=日曜日を除く)で予約を受け付ける。
サントリーは工場見学のホームページ(http://suntory.jp/FACTORY)に詳細を掲載している。
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http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1006/09/news072.html
旅行版「ワケあり商品」が大人気、ちょっとのガマンで格安に
近ごろ「ワケあり」商品が人気だ。中身や品質はまったく変わらないものの、見た目や食感、使い心地に多少の違和感がある商品を、その理由を明示したうえで料金を割り引くというもの。カニや高級フルーツといった食品や、呉服やスーツなど、さまざまなジャンルで「ワケあり」商品は広がっているが、その波は旅行商品にまで到達しているようだ。
[ZAKZAK]
近ごろ「ワケあり」商品が人気だ。中身や品質はまったく変わらないものの、見た目や食感、使い心地に多少の違和感がある商品を、その理由を明示したうえで料金を割り引くというもの。カニや高級フルーツ、高級梅干しといった食品や、呉服やスーツなどの衣類が中心だが、旅行業界にも「ワケあり旅行」が登場した。出張経費や旅行費用を1円でも浮かせたいビジネスマンは注目だ。
旅行業大手の日本旅行(東京・新橋)は今月、昨年夏から国内宿泊施設限定でネット販売していた宿泊プラン「ワケあり大バーゲン」の海外旅行版「ワケありセール」の販売を開始した。同社広報室の矢嶋敏朗マネジャーが語る。
「ワケあり大バーゲンは、急なキャンセルで大量の空室が発生したり、修学旅行客とのバッティングで大浴場が一定時間使えないといったマイナス要素を明示したうえで、国内施設の宿泊料金をバーゲン価格に設定したものです。理由がきちんと分かるのなら1円でも安いほうがいい、という消費者のニーズにマッチし、取扱人数、取扱額とも純増する結果となりました」
このほか、「旅館で客室係がつかない」「遅いチェックインや早いチェックアウト」「自動販売機と同一フロアで音がうるさい」「部屋タイプが宿まかせで狭い部屋になる場合がある」「和式トイレの部屋」「部屋まで階段利用」など「ワケ」はさまざま。対象の施設数は全国約100施設という。
いずれも通常料金より1〜2割安い。伊東温泉(静岡)の人気旅館「ラヴィエ川良」の低層階部屋では1泊2食付き7200円(2人1室、土曜休前日泊を除く)で、同社の一般商品より3400円も安くなるケースもあったという。当然、その海外版には早くも注目が集まっている。
「海外パッケージの場合は『部屋から海が見えない』『樹木で眺望が悪い』『窓がない』『低層階』『ホテルや航空便指定不可』といったマイナス条件を明示することで、7〜8月の東京、大阪、名古屋発グアム、サイパン、ホノルル、プーケット、ソウル、香港、台北の7方面を用意しました。たとえば東京発エコノミークラス利用で台北2泊3日コースは窓がない現地のホテルを利用し、2名1室で通常より15〜25%安い3万7900〜11万5900円となっています」(同)
旅行業界にまで進出した「ワケあり」の人気について、経済ジャーナリストの荻原博子氏は「旅行ニーズは“一人十色”といわれるほど多様ですが、絶対に外せない条件さえ満たせば、あとは多くを問わないのが消費者心理。きちんと理由が分かれば、もっと悪条件でも割安なら問題ないでしょう。“ピン”と“キリ”に需要が二極分化する中で、特に形がない商品を取り扱う旅行業界では、ますます注目されると思います」と話す。
最新情報は「ワケありセール」で検索。夏の旅行には、まだ間に合いそうだ。
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>>606-608
ひどいですなぁ。
どの程度の割合でこんな感じの悪徳業者なんでしょうかねぇ。
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>>566
産経に秀吉の朝鮮出兵を非難するコラムが載るとは。
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100613/acd1006130236001-n1.htm
【一服どうぞ】裏千家前家元・千玄室 観光行政の重要さ
2010.6.13 02:35
観光立国を唱えているわが国の観光行政は、どちらかというとおっとりと構えていたようである。日本は
伝統と歴史ある国だから、外国人は日本のことをよく知ってくれているという思いがあった。そこで、向こうから
訪問してくるといううぬぼれがあった。ところが、それが的外れで、年間の外国人観光客数は700万人を
切っている。国別では韓国・台湾・中国と、アジアの国からの客が多いが、それについでアメリカである。
それもリーマンショック以来は減少気味で、ヨーロッパ各国や中近東やアフリカなどからは全観光客の2%
くらいである。観光立国を打ち立てた政府は今後重要な政策を実施しなければならsない時期を迎えた。
こんな時、国土交通省の前原大臣から要請を受け、観光親善大使をお受けすることとなった。世界の人に
日本を訪れてもらうため今までの私の実績や人脈を通じ、観光の広報の実を図らなければならないことに
なった。重い役目である。
先に、日本・国連親善大使を外務省より受け、二つの大使の称号のもとに任務を遂行するのだが、正に
“一●(いちわん)からピースフルネスを”が大きく飛躍したものであるといえる。諸外国へ行くと「京都」は
「東京」とどれくらい離れているのか、などと質問される。これはまだ上の部であり、日本の名は知っているが、
東京・京都・奈良などの地名も知らない人が多いのには落胆する。かつてはヨーロッパや南北アメリカから
みると東洋の国は遠いところにあった。
日本では1549年から1600年くらいの間、キリシタンが許されたので、布教に基づいて外国文化を見聞きし
知識を得ることができたのである。特に、ポルトガルとの南蛮貿易によってもたらされた生活必需品の多くは、
中国からのものをポルトガルが取り扱い日本にもたらした。種子島にもたらされた火縄銃は、単なる記念品と
してではなく、強力な武器として日本に広がり、日本製の火縄銃が大量に生産された。
また、織田信長はポルトガル人イエズス会宣教師ルイス・フロイスを安土城に招聘(しょうへい)するなど、
将来を見る目と視野の広さがあり、一時は日本を新しき方向にと向けたのだが、残念ながら本能寺の変で
夢と消えてしまった。豊臣秀吉は、隣国を配下に治める野望で朝鮮に軍を進める。千利休は側近の一人として、
この野望を何とか止めようと大納言秀長とともに牽制(けんせい)するのだが、石田三成や小西行長などの
独走でままならず、大徳寺山門建立などにより、謀反ありとの理由で切腹を命じられた。隣国と一体化となる
ための大きな心で政策を進めていたら、今ごろの日本はもっと立場が良くなっていたことであろう。とかく
日本の島国根性的な偏見で、事をなそうとした歴史的なことどもは痛恨の極みである。また徳川時代に
もっと幅広く諸国との交流をなしていたならば、日本人の外国に対する思いや考え方も深まり、世界の人々が
日本をある程度、理解してくれたことであろう。
いずれにせよ観光立国である日本は、外国では見聞できない独特のものを広報し「もてなしの心」で温かく
海外の人々を迎えるように心がけて、国民一人一人の迎えようとする協力がなければならない時期に
きている。(せん げんしつ)
●=怨の心を皿に
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門川はすっかり民主系知事気取りだな。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100614000122&genre=A2&area=K00
観光庁分室の京都設置など要望
門川市長が前原国交相に
京都市の門川大作市長が14日、東京都内で京都関係の政務三役や与野党国会議員と面会し、
国予算や施策の要望活動を行った。国土交通省では前原誠司国交相に観光庁分室の京都設置や
京町家に合った建築基準法の適用を求めた。
要望は、リニア中央新幹線「京都ルート」の実現や伝統芸能の維持発展に向けた制度創設など
新規8項目を含む57項目。
国交省で門川氏は観光庁の分室設置や国立京都国際会館(京都市左京区)の拡充など観光振興への
支援を求め、前原氏は「日本のためにも大事なので全力を尽くす」と答えた。京町家の実態に即した
建築基準法への改正には「国会でも議論されている重要な問題だ」と前向きな姿勢を示したという。
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http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100614/tky1006140801000-n1.htm
【近ごろ都に流行るもの】中価格帯ホテル 等身大の癒しと個性楽しむ (1/4ページ)
2010.6.14 08:00
スッキリとした江戸風情がモダンに表現されたロビー=東京都千代田区三崎町の「庭のホテル 東京」(瀧誠四郎撮影) 安い客室でも1泊5、6万円などと騒がれた外資系ラグジュアリーホテルと、価格破のビジネスホテルチェーンが席巻した二極化時代も今は昔!? 1人1万円台程度で泊まれる中価格帯ホテルのほどほどのぜいたく感、個性的な空間やサービスがウケている。見栄を張ることに疲れ、節約にも疲れた時代の等身大の癒やしの場とは。
雑多な若葉の茂みからガクアジサイの水色がのぞく、東京・JR水道橋駅近くの「庭のホテル 東京」(東京都千代田区三崎町)の小宇宙のような中庭。「武蔵野の雑木林をイメージしました。半月ほどで景色が変わり、小鳥も飛んできますよ」と木下彩社長(50)が目を細めた。和の趣というと京風のみやびな演出が目立つなか、ここでは気取らずサッパリ粋な江戸東京風が貫かれている。木下社長は江戸っ子。戦前からこの地で営業する旅館の3代目だ。
戦後、ビジネスホテルとして発展したが、建て替えを機に「非日常のぜいたくさではなく、上質な日常を提供できる東京らしいホテルをつくりたい」と、平成21年5月に開業。そのわずか半年後に発行されたミシュランガイド東京版に掲載という“快挙”も達成した。「部屋がそんなに広いわけでもない、夜景がステキというわけでもない。驚きました」と木下社長。
評価はなぜに? 私も1泊してみた。客室の障子やお茶をいれる鉄瓶などシンプルな和の設えが落ち着く一方、窓に面した広いバスタブ、大型ハイビジョンテレビなど設備は最新でメリハリが効いている。ベッドの寝心地も快適。心地よく目覚めグリル&バー「流」の朝食ビュッフェで、契約農家が育てた野菜を凝ったドレッシングや生ハムでいただいていると、朝から白ワインが欲しくなってくる。料理長は神楽坂の有名リヨン料理店から移籍した新鋭と聞いて、なるほど〜!
「地域の歴史と文化に根ざしたホテル」を目指す木下社長は、江戸東京の良さを伝える「三崎町サロン」を定期開催している。なかでも越川禮子さんの「江戸しぐさ」講座は毎回、九州や関西からも客が泊まりにくる盛況で、6月も50人の定員を10人増やして対応した。「みんなが心地よく暮らすために編み出された江戸町人のさりげない気遣いが今、全国から注目されています。私自身も大げさにベタベタするのは好きじゃない。必要とされたときにサッと動けるサービスが理想ですね。難しいことですけど」。こんな東京人らしいサラリとしたホスピタリティも人気の要因とお見受けした。
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東急東横線学芸大学駅から商店街を抜けて徒歩約10分。住宅街の目黒通り沿いで異彩を放つホテル「クラスカ」。この立地で平均稼働率85%を誇り、6割が欧州を中心とした外国人客という。
昭和44年建築の老朽化した8階建てホテル「ニュー目黒」がリノベーションされ、飲食施設にギャラリー、全国の伝統工芸品や新進作家の作品を販売するショップを併設したアバンギャルドなホテルに生まれ変わった。
モザイク柄の壁面など高度成長期のレトロモダンなデザインは生かされ、18の客室はおのおの意匠が異なる。特に作家が一部屋まるごと手作りした客室はインパクト大。ベッドに無数のぬいぐるみがつぎはぎされるなど、奇天烈なインスタレーションの中での夢見はどんな世界か…。「ホテルが評価される要素には快適性、飲食、サービス、高級感などがあるが、デザイン性というもう一つの要素でトップを走っている自負がある」とは営業統括の中村明弘マネジャー(35)。
カラスが針金ハンガーを集めて巣をつくり、新宿副都心、東京タワー、晴れた日は富士山まで見渡せる屋上からの眺めは必見。このホテルもディープなリアル東京を感じさせた。
「安くて寝るだけのビジネスでもなく、非日常性はあるが高すぎて使えないシティホテルでもない新業態」を看板とする「カンデオホテルズ」は、手ごろな宿泊料金で朝食や屋上露天風呂などにこだわり、4月開業、10店舗目の上野公園店で初の東京進出を果たした。
錦糸町に4月にオープンした「ロッテシティホテル」は併設チョコレート工場の朝食や、ロッテの人気菓子「コアラのマーチ」づくしの部屋で個性を発揮。213室中58室から東京スカイツリーが望めるなど、注目の下町立地もウリに「プレミアムビジネスホテル」と銘打っている。身の丈出費で楽しめる個性的な宿が増えてきた。自分らしくくつろげる隠れ家を探してみては?(重松明子)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100614-00000017-maiall-bus_all
<オリエンタルランド>11年1月 ディズニーランドに43個目の新施設「ミッキーのフィルハーマジック」
6月14日15時29分配信 毎日新聞
オリエンタルランド(千葉県浦安市)は14日、「東京ディズニーランド」に43個目の新アトラクション「ミッキーのフィルハーマジック」を11年1月24日にオープンすると発表した。ファンタジーランド内に設置される。
「ミッキーのフィルハーマジック」は、3D技術を使用したシアタータイプのアトラクション。ミッキーマウスが指揮するオーケストラの演奏会に招かれたゲストは、演奏会の準備をするドナルドダックが引き起こすハプニングに巻き込まれ、映画「美女と野獣」、「ファンタジア」、「リトル・ マーメイド」、「ライオン・キング」、「ピーター・パン」、「アラジン」の世界を次々とめぐっていく。
「アラジン」のシーンでは、ゲストを包み込むように弧を描くワイドスクリーンがつくり出す奥行きのある3D映像に包まれ、特殊効果の一つである心地よい風がシアター内に吹き、まるで映画の中でアラジンやジャスミンと一緒に空を飛んでいるかのような感覚を味わえるという。
所要時間は約11分、座席は454席、総投資額は約60億円。【西村綾乃】
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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100610k0000m040087000c.html
雑記帳:東京ディズニーランド 1万組目の結婚式
ディズニーアンバサダーホテルでの挙式が1万組目となった記念で証明書を手渡された新婚夫妻=千葉県浦安市の東京ディズニーランドで2010年6月9日、山縣章子撮影 千葉県浦安市の東京ディズニーランドに隣接する直営ホテルでの結婚式数が開業10周年で1万組に達し、園内で9日、ミッキーマウスも祝福に駆け付けて記念セレモニーが行われた。
1万組目となったのは大阪市の公務員、沖津智哉さん(32)と会社員、芦田みおさん(24)。開園前のシンデレラ城をバックに、ミッキーとともに証明書に署名し、満面の笑みで写真に納まった。
新郎は昨夏、シンデレラ城近くでプロポーズしたという。「世界のスーパースターが祝ってくれて、こんなにうれしいことはない」。“夢と魔法”があれば、夫婦げんかをしてもすぐに仲直り? 【山縣章子】
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>>591-593
>>598
http://mainichi.jp/life/travel/disney/news/20100530ddm013100030000c.html
ディズニーの夢づくり:第1部・巧みな演出/5 壮大な音の仕掛け
大人気のパレード=東京ディズニーランドで2010年3月、馬場理沙撮影 ディズニーのキャラクターたちが何台もの「フロート」(装飾された山車)に乗って、踊りながら園内を巡る。東京ディズニーリゾートで人気を誇るパレードには、壮大な“音の仕掛け”が潜んでいる。
あまりにも自然で、誰も気が付かないのだが、ゲスト(入園者)がどんな場所にいても、目の前を通り過ぎるフロートのショーの音楽が、常に心地よく聞こえる。
よく考えると奇妙だ。パレードの長さは700メートルにもなる。フロートごとに違う曲を鳴らしており、複数の音楽が混じり合って不快に聞こえてもおかしくない。
実は、こうした問題を解消する音響システムをディズニーリゾートは採用している。音楽は、移動するフロートのスピーカーからだけでなく、沿道の多数の固定スピーカーからも流れている。沿道は複数のゾーンに分けられ、地面に埋め込まれたセンサーがフロートの通過を感知。どのゾーンにいても、あらゆるスピーカーの音量やタイミングが瞬時に最適に調整され、フロートの動きに合わせた音楽がゲストの耳に届けられるのだ。
オリエンタルランドで音響システムに携わる本田豊さん(46)は「パレードの演出と音楽をぴったり合わせるため、特別なイベントのたびに何度も入念に確認する」と舞台裏の苦労を打ち明ける。
途中で雨が降ったりしてパレードが予定通りに進まないこともある。そんな場合でも、音響スタッフたちが微調整し「華麗な音の空間」を保っている。【山縣章子】
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http://mainichi.jp/life/travel/disney/news/20100613ddm013100034000c.html
ディズニーの夢づくり:第1部・巧みな演出/6 海の中を表現する照明
一歩また一歩と進むにつれ、照明が生み出す「海の青さ」が濃さを増す。東京ディズニーシーの人気エリア「マーメイドラグーン」。浅瀬から深海へ徐々に潜っていくようだ。さらに奥へ進めば、暗闇に包まれた一角で、海の魔女アースラが待ち受ける。おどろおどろしい音響効果も加わり、ゲスト(入園者)は圧倒される。
「ラグーン」は、人魚姫アリエルの恋と冒険を描いたディズニー映画「リトル・マーメイド」をモチーフとする。泡、渦、波、魚たちの影……。回転ライトや投影機が巧みに海を表現し、海中にいるような浮遊感を楽しめる。
その奥にいるアースラの特徴は暗闇だ。実際には、安全のためフットライトが最小限の光をともしている。この場所では「照明を確保しながら、ゲストには暗黒を感じさせる」技術が要る。
オリエンタルランドで担当する深川慎治さん(41)は照明には2種類あるという。光自体の効果でゲストに感動を与えるものと、あっても存在を感じさせてはならないもの。アースラの一角は後者に当たる。
明るい場所から暗い場所に移ると、目の前が一瞬真っ暗になり、しばらく待つと慣れて見えるようになる。この「暗順応」は個人差があり、状況によっても変わる。絶妙の調整をしていても「暗い」と言うゲストは少なくないという。
「ないと困るが、あっても困る。せめぎあいです」。深川さんは、常にそのギリギリを追求している。【山縣章子】
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http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100615rky00m040003000c.html
沖縄旅行:95%が満足 海へ期待高く
県観光商工部は14日、2009年度事業で実施した航空乗客アンケート調査の結果を発表した。沖縄旅行全体の満足度について「大変満足」「やや満足」と答えた観光客は約95%と高率だった。一方、「土産品」や「食事」などの項目では相対的に満足度が低い傾向にあることも明らかになった。印象に残った飲食や土産品としては「県産食材の使用」や「沖縄らしいメニュー」などが上位に挙がり、観光客が「沖縄らしさ」を求める傾向が強いことも分かった。
満足度調査は、県内在住者・修学旅行生を除く国内客を対象に、空港でアンケートで調査した。9985枚配布し、3028枚回収した。回収率は30.3%だった。前回は2006年に実施された。
旅行中の天気が「ずっとよかった」「おおむねよかった」との条件で、旅行全体を「大変満足」と答えた割合は前回より2.3%増だった。
ほかの項目では「宿泊施設」などで前回を上回り、「食事」や「海の美しさ」では下回った。「海の美しさ」に関しては、来県前の期待度が81.6%と高く、「大変満足」と答えた割合も旅行全体の「大変満足」の割合より高い。県の担当者は「海がいかに重要な観光資源かを示している」と分析している。
交通機関などでは、路線バスの接客・サービスが前回より10.0%増加した。道路案内標識などもやや向上しているが「依然として満足度は低い」(県観光商工部)傾向にあるという。(琉球新報)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/173877
2010年5月25日 00:19 西日本新聞
西鉄の高級ビジネスホテル 鹿児島は2012年5月オープン 東京・銀座にも来年9月
「鹿児島西鉄ホテル」が入る予定の再開発ビルの外観イメージ図
西日本鉄道(福岡市)は24日、東京・銀座と鹿児島市のJR鹿児島中央駅前に出店を計画している高級ビジネスホテルについて、銀座は2011年9月、鹿児島は12年5月にそれぞれオープンする、と発表した。
同社の既存ビジネスホテル「西鉄イン」より、1部屋の面積を3−6平方メートル広く取り、浴室とトイレを分けるなど、設備を充実させる。宴会場は設けない。名称は「西鉄ホテル」の予定。
鹿児島は、地元商社の南国殖産(鹿児島市)などが来年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開通に合わせ、駅前に建設する再開発ビルの7−14階に入居。客室数は238室で、料金はシングルで1万円以下となる予定。年間売り上げ見込みは5億円。ビル1階には高速バス発着所も併設される。
銀座は、百貨店や海外ブランドの直営店が並ぶ繁華街に近い一等地。地上13階、地下1階で客室数は209室。料金は未定だが、同社が東京に出店する「西鉄イン新宿」の通常料金9300円から4千−5千円増しで検討している。年間売り上げ見込みは10億円。
竹島和幸社長は「少し高くてもいいホテルに泊まりたい、という需要を取り込みたい」と話している。西鉄は地方中核都市へのホテル出店を進める考え。
=2010/05/25付 西日本新聞朝刊=
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>>373-376ほか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100616-00000656-yom-soci
ポニョ鞆の浦の観光、7割増の計算ミス…実は1割
6月16日13時0分配信 読売新聞
2009年に広島県福山市鞆町に市外から訪れた入り込み客数(観光客数)を、同市が実際より約68万人多い182万1700人と誤って計算し、県に報告していたことが分かった。
市内の観光客数を含めてしまったことによる単純な計算ミスで、新聞報道を見た市職員が、前年より69・9%も増えていることを不審に思って気付いた。実際には10%も増えておらず、市はすぐに修正した数字を県に届け出たといい、「ご迷惑をかけ、申し訳ない」と平謝りだ。
市観光課によると、5月中旬、09年に鞆町を訪れた入り込み客数を、過去最多の182万1700人として県に届け出た。08年(107万2000人)と比べ、大幅な増加で、一部地元紙などに、アニメ映画「崖の上のポニョ」ブームなどを追い風にした観光客の急増ぶりを示すデータとして掲載された。
「おかしい」と感じた市観光課の職員が検算したところ、09年の一部の月について、本来は市外の観光客の数字で計算するところを、市内の観光客も含めていたことが判明。正確な数字を出し直して、5月下旬に県に報告したという。
県は、18日の県議会警察・商工労働委員会で、県内全市町や主な観光地の入り込み客数を報告する予定。今回のミスについて県観光課は、「各市町の数字を現在、取りまとめ中で、福山市からは訂正した数字が出されているので、特に影響はない」としている。
修正後の鞆町の入り込み客数については、県、市ともに「18日まで公表しない」としているが、関係者によると、前年比1割弱増の114万人程度という。
市観光課は「単純なミスで恥ずかしい限り。再発防止に向け、緊張感を持って取り組みたい」としている。
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その間違ったデータを基にした報道
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005130065.html
ポニョと判決で鞆観光客最多 '10/5/13
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福山市鞆町の2009年の入り込み観光客数は182万1700人で、過去最多を6割以上も上回る急増ぶりだったことが12日、市のまとめで分かった。同町が舞台モチーフとなったアニメ映画「崖(がけ)の上のポニョ」人気や、景観を「国民の財産」と評価した昨年10月の広島地裁判決が起爆剤となったとみられる。
市によると、瀬戸内しまなみ海道が開通し、過去最多だった1999年の110万9千人を約71万2千人も上回った。前年比では約75万人増だった。
特に鞆港埋め立て・架橋計画をめぐる訴訟の判決を控えた9月は前年の2倍を超す14万7500人が来訪。観光客数が減る12月も8万9200人が訪れ、前年を約3万4千人も上回った。
09年は市全体でも前年比38万3千人増の423万3200人を記録。過去最多だった07年の391万1千人を32万人以上上回った。
【写真説明】散策する観光客たちでにぎわう鞆の町並み(5月8日、撮影・増田智彦)
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>>625
http://mainichi.jp/life/housing/news/20100627ddm013100028000c.html
ディズニーの夢づくり:第1部・巧みな演出/7 ショーの楽しさ、料理にも
音楽祭を再現した下村シェフの限定メニュー=オリエンタルランド提供 東京ディズニーリゾートではゲスト(入園者)が楽しむ料理もまた、徹底的に演出されている。一流のシェフたちがおいしいだけでなく、パークでのショーの狙いに合わせたメニューを用意し、腕を振るう。
東京ディズニーランドの「ブルーバイユー・レストラン」は、フランス料理をベースに、香辛料をきかせたメニューをそろえる人気店だ。ランドで今年1月、音楽祭のスペシャルイベント「ディズニー・パワー・オブ・ミュージック」が開かれた際に、下村康弘シェフ(41)は「コース料理自体を音楽祭にしよう」と考えた。
チキンとエビ、アスパラガスのサラダを太鼓とバチに見立て、ソースで「ト音記号」を描いたオードブル。メーンのステーキは音楽祭会場を彩る「虹」をイメージし、野菜の付け合わせを飾った。デザートはホワイトチョコレートムースとクッキーでグランドピアノを模した。下村さんは、世界各国のシェフが腕を競う権威あるコンテスト「ル・テタンジェ国際料理賞コンクール」で08年、準優勝した経歴の持ち主だ。
店では、多い日にはゲスト1000人がコース料理を楽しむ。演出を凝らす一方で、手早く料理を出すために調理や盛り付けを簡略化する。一流シェフでも「メニューを変えた初日は、ゲストに満足いただけるかドキドキします」と笑う。
食べ終わった皿には、残ったソースでミッキーマウスが描かれていたり、「ありがとう」とあったり……。ゲストの方も“粋な演出”を心得ている。【山縣章子】
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100703-OYT1T00680.htm
平城遷都祭、なんと150万人…大極殿にロマン
奈良県で開催中の「平城遷都1300年祭」は、今年1月の開幕から半年が経過した。主会場の平城宮跡会場(奈良市)は、オープンした4月24日から今月2日まで、予想の2・5倍の148万人が来場。
歴史・仏像ブームを追い風に、寺社への参拝客も急増し、外国人旅行者の姿も目立つ。公式マスコット「せんとくん」関連商品のライセンス契約額は30億円を超え、集客効果も県全体に波及。暑さ対策や宿探しでの心配は続くが、“中間決算”は、ひとまず黒字と言える。
◆にぎわい◆
「1300年前の暮らしを想像するだけでワクワクする」。秋田県で林業を学ぶフランス人留学生のルーシー・キャペルさん(24)は、平城宮跡でこう話した。
大極殿や遣唐使船が目玉の平城宮跡会場は連日にぎわい、会期中(11月7日まで)の目標250万人を大幅に上回る見通しだ。主催する記念事業協会は「大極殿の復元など、奈良の持つ潜在的な魅力を引き出せた」と分析し、県全体で例年の観光客数(約3500万人)に1300万人程度の上乗せを見込む。
旅行大手3社がまとめた4〜6月の県内宿泊客数は、昨年の2倍の約8万人。夏以降も予約は好調という。
◆グッズ人気◆
寺社でも参拝客が急増している。人気の阿修羅(あしゅら)像を展示する国宝館を改装した興福寺は3月の土、日曜に1日6000人が訪れて例年の3倍に。春日大社も2倍を超えるなど、有名寺社はどこも大幅増だ。
せんとくん人気も絶大。携帯ストラップやポストカードなどの商品は約1500種類にのぼる。奈良市で約500種を販売する「絵図屋」は、売り上げの7割を「せんとくん商品」が占め、5月は3〜5割も伸びた。
◆暑さ対策◆
約100ヘクタールの平城宮跡会場は建物や木陰が少なく、暑さへの対策が不安視されたが、同協会は6月、会場内の30か所に休憩所やテントを設置。水を霧状に噴射する移動式ミスト10台も用意し、夏本番に備える。
これから訪れる観光客は、宿探しに苦戦しそうだ。日帰り観光型の奈良県のホテル・旅館の客室数は、実は全国最少の9436室(09年3月末現在)で、例年でさえ、春と秋はほぼ満室状態になる。5月に過去最高の稼働率99・1%を記録したホテル日航奈良の担当者は「旅行会社が客室を押さえており、9〜10月の予約は難しいかも……」と話す。
後半も大型イベントが続く。奈良国立博物館では21日に、東大寺法華堂の金剛力士像などを展示する「至宝の仏像」が開幕。秋には正倉院展、皇族を招いた記念祝典も行われる。
奈良県にとって、課題は早くも「ポスト1300年祭」。にぎわいを来年以降につなげようと、主な寺社、遺跡に英、中国語、ハングルを併記した案内板の設置を始めた。荒井正吾知事は「祭りの活気を一過性にせず、奈良を世界の真の観光地に育てたい」と意気込む。
「古事記」完成(712年)から1300年の2012年に向け、観光戦略を練るプロジェクトも、既に動き出している。
(2010年7月3日18時33分 読売新聞)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/07/12147.html
ニュース2010/7/3 土曜日
観光客最多の4858万人/09年
県観光局が2日発表した「2009年県観光レクリエーション客入込数調査結果」によると、昨年1年間に県内の主要観光地や祭りなどを訪れた人の数は4858万5000人で前年より4・7%増加し、過去最多となった。高速道路のETC(自動料金収受システム)割引効果や、五所川原市出身の作家太宰治生誕100年の関連イベントが多彩に行われ、県内外から観光客が増えたことが要因。一方、冬季観光は天候に恵まれず、前年を2割下回るなど季節によって明暗が分かれた。
入り込み数が増えたのは2年ぶりで、これまでの最多だった03年の4830万9000人を0・6%上回った。
日帰り客は前年比4・7%増の4439万人と過去最多を記録し、全体の入り込み数の9割を占めた。宿泊客も同4・5%増の419万5000人。県外客は1362万人で同6・7%増加した。
入り込み数を時期別でみると、9月が同13・8%増と大幅な伸びとなった。ETC効果と大型連休(シルバーウイーク)が重なったためとみられる。
土産物などの観光消費額は1673億円で同4・4%増。域内交通費や土産物費などが増えた一方、宿泊費は同1・3%減少した。県は「ETC利用者を対象とした宿泊施設の割引などを使い、宿泊費を抑えた観光客が多かったと考えられる」としている。
催事別で観光客が最も多かったのは青森ねぶた祭の330万人(前年比3・4%増)。次いで弘前さくらまつりが244万人(同11・9%増)、五所川原立佞武多が173万人(同6・1%増)、弘前ねぷたまつりが158万人(同6・5%減)、八戸三社大祭の118万8000人(同12・3%増)。
春から秋の催事は全体的に増加した一方、弘前城雪燈籠まつりが同17・6%下回るなど、冬場の祭りが少雪や悪天候で軒並み減少した。
また、地域別でみると、太宰治生誕100年のイベントが行われた五所川原市で観光客数が大幅に増加し、金木桜まつりが前年比37・3%増、芦野池沼群県立自然公園(芦野公園)が同53・2%増だった。大鰐碇ケ関温泉郷はスキー客の増加などで同10・1%伸びた
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007030052.html
宮島に3社目の定期船就航 '10/7/3
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世界遺産の島、宮島(廿日市市)―宮島口(同)間で16日、アクアネット広島(広島市中区)が定期旅客船の運航を始める。同区間では、JR西日本宮島フェリー、宮島松大汽船のフェリーが就航しており、定期船運航は3社目。
始発は午前8時50分宮島口発、最終は午後4時50分宮島発で、1日11往復を予定する。片道17分で運賃は500円。同社が夜間に毎日6便運航している84人乗りの宮島参拝遊覧船「御笠丸」(17トン)を使用する。車両は運べない。
宮島口では、先行2社が利用する宮島口桟橋ではなく、同桟橋から1・2キロ南西、昨年同社が購入したマリーナの桟橋を使う。広島岩国道大野インターチェンジ(IC)から東約2・5キロの位置にあり、車で訪れる観光客に狙いを定める。
【写真説明】新たに宮島口―宮島間の定期旅客船となる「御笠丸」(廿日市市宮島口西)
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http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201007020160.html
一気に100万人減? 09年県内宿泊者数、実態反映
2010年7月3日
県内の宿泊者数が一気に100万人近くも激減?!――。県は、2009年の県内の延べ宿泊者数が256万7千人だったと発表した。08年の350万5千人に比べ、93万8千人も減ったことになるが、小規模な宿泊施設が多い県内の実態を反映させるなど、統計精度を高めた結果という。
調査対象は県内の全531施設。うち288施設に調査表を送り、163施設から回答があった。ホテルや民宿などの営業形態やエリアごとに稼働率を計算し、収容人員にあてはめて推計値を算出した。
調査によると、県内では小規模施設が多く、10室以下の施設が全体の3分の2を占めた。客室数計7980室のうち、半数の3937室が奈良市にあり、次いで524室の天川村、464室の橿原市が多かった。東部と南部で後継者不足による旅館と民宿の廃業が目立つという。
従来は旅館業法に基づく宿泊施設747が対象で、県旅館・ホテル生活衛生同業組合に加入する約200施設を調査していた。しかし、回答率が20%程度と低いうえ、届け出のないまま廃業した施設が含まれていたり、小規模施設を含んでいなかったりしたという。
調査結果は県ホームページ(http://www.pref.nara.jp/)の観光振興課ページで公開している。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/182336
朽ちる繁栄のよすが 軍艦島立ち入り禁止区域ルポ
2010年7月4日 01:31 カテゴリー:九州 > 長崎
かつて炭鉱の島として栄えながら、1974年の閉山で無人島となった長崎市沖の端島(通称・軍艦島)。昨年4月からの上陸解禁でブームを巻き起こしているが、廃虚となった島は何を語りかけてくるのか。報道関係者に特別公開された立ち入り禁止区域を歩いた。
「緑なき島」と呼ばれた軍艦島。だがこの日、初めて島に足を踏み入れた記者の目を奪ったのは、灰色の巨大な建物群とがれきのすき間から芽を出した鮮やかな緑のコントラストだった。
1810年の石炭発見当初、土も水も無かった小さな岩礁は、採炭技術の発展とともに拡張され3倍の大きさになった。周囲わずか1・2キロの島に最盛期には5300人が暮らした。鉄筋コンクリートの建物がすき間なく建ち、植物はほとんど生えなかった。
しかし今、島にはさまざまな木や草が芽吹き、実を付ける。「不思議なもんですね。観光客の靴から土と種が運ばれたんでしょうか」。隣で市職員がつぶやいた。
高層アパートの立ち並ぶ居住区は、波の荒い外海に面している。建物が防波堤となり職場を守っていたというのだ。現代と全く逆の発想だ。割れた窓の向こうにはテレビや冷蔵庫がみえる。「三種の神器」の普及率が全国で20%程度だった昭和30年代、この島では100%近かったという。
役所、映画館、パチンコ店、プール、神社、お寺…。島になかったのは火葬場とお墓だけだったという。だが今、往時の繁栄を伝えるものは崩れたれんがや建物の骨組みだけ。校庭のくぼみは土砂の流出で日々大きくなり、階段や床は次々とがれきに変わっていく。
「軍艦島は日本列島の縮図だった」と専門家は指摘する。この島の姿は、大量消費や環境破壊が進む現代社会の未来に警鐘を鳴らしているのかもしれない。
=2010/07/04付 西日本新聞朝刊=
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http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000001006300001
出口はどこに【2】 2010参院選
2010年06月30日
トロッコ電車に乗るため宇奈月駅に着いた韓国からのツアー客=黒部峡谷鉄道宇奈月駅
外国人観光客
魅力増へ広域戦略必要
6月中旬、緑が深まる黒部峡谷鉄道の宇奈月駅の構内に韓国語の話し声が響いた。駐車場に止められた観光バスから、ツアー添乗員の女性に先導され、約50人の韓国人観光客の一行がにぎやかにトロッコ電車に乗り込む。この日は、台湾と香港からも計50人を超えるツアー客が黒部峡谷の景色を楽しんだ。
このところ、東アジアから県内を訪れる外国人観光客が増えている。県によると、県内の主な宿泊施設に泊まった外国人旅行者の数は、2000年の2万230人から右肩上がりに増え、07年には10万人を突破した。
最も多いのは台湾からの観光客だ。平地ではほとんど雪が降らない台湾の人たちには立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」が一番人気。次に多いのは韓国人で、同国内に大きな山が少ないため、黒部峡谷鉄道に人気が集まる。
経済発展の続くアジア各国・地域からの観光客は増加が期待される。さらに7月からは、中国人向け観光ビザ発給の条件が緩和されるため、中国人観光客を呼び込もうと自治体や観光業界は沸き立つ。
◇
黒部市の堀内康男市長は6月中旬、中国大連市を訪れ、西崗(せい・こう)区の区長らと面会した。現地の中学校から修学旅行を招こうと協議を続けていたが、ほぼ合意に達し、トップ同士で会うことになったという。「修学旅行を継続して続けることで、中国からの旅行者を増やしたい」と期待する。訪中期間には上海にも足をのばし、現地の旅行会社に「黒部」を売り込んだ。
これまで、アジアからの観光客の多くは東京や大阪、京都などを回るのが一般的だった。このコースは旅行業界で「ゴールドライン」と呼ばれた。その後、台湾などいち早く経済発展を遂げた国・地域の観光客が向かったのは北海道。お目当ては北海道ならではの大自然だ。
早くからアジアからの観光客誘致に取り組む富山市の旅行会社ニュージャパントラベルの松田隆社長(61)は、「本州の中では、富山の自然の美しさはずば抜けている。北海道の次は富山が人気を集める」と予測する。
富山には、ソウルや大連、上海との定期便を持つ富山空港があるなど好条件もそろう。あとは、外国人観光客に旅行先に選んでもらえるよう、地元の魅力をいかにアピールするかが課題だ。
◇
政府は、08年に観光庁を設置。滞在型の観光を促すため、自治体や民間企業が連携した取り組みを後押しする「観光圏整備事業補助制度」をつくった。観光圏に認定された地域は、観光客獲得のためのソフト事業への補助などが受けられる。今年度は全国で41地域の観光圏に補助が交付されることが決まった。
ただ、国の支援はいいことばかりではない。
08年度から観光圏は全国で毎年十数地域ずつ増え、「乱立」ぎみ。県内でも「富山湾・黒部峡谷・越中にいかわ観光圏」など3地域がある。
さらに、観光庁の予算は振るわない。同庁が今年度、補助制度にあてた予算は6億4300万円。新たに観光圏は認定するものの、予算は前年度並みに抑えた(09年度は6億2500万円)。
黒部市の堀内市長は、「(観光立国を目指すという)かけ声のわりには、観光庁の予算規模が小さい。現状では、(観光圏に認定された)それぞれの地域で誘致策をたてることになり、非効率的」と指摘する。
地方が確実に外国人観光客を獲得するには、現在の観光圏の範囲よりも、より広い枠組みで連携して海外に売り込む必要性を訴える声もある。松田社長は、「外国人観光客を増やすためには、北信越地域や東海地域など、県をまたいだ大きなブロックを作り、ブロックごとに売り込まないといけない。国には地方のまとめ役になって欲しい」。
(井上潜)
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http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000001007050002
遊覧船1周年 新ルート好評
2010年07月04日
富岩水上ライン
富山市の富岩運河を運航する遊覧船「富岩水上ライン」が就航を始めて1年になり、3日、コンサートやミニ縁日などの記念イベントがあった。岩瀬カナル会館までの新ルートが好評で、8月には平日の特別運航もある。
昨年は7〜11月の運航期間に6257人が乗った。今年は4月4日に運航を始め、6月27日までに6810人が乗ったという。特に、今年ルートを延長した岩瀬カナル会館までの便が人気で、乗船率は中島閘門(こう・もん)までの38%に対して66%に上り、団体客の貸し切り運航も多いという。
この日の式典で石井隆一知事は「随分乗っていただきうれしく思う。富山に来た人にすばらしいところと言ってもらえるよう努力したい」と話した。通常平日は貸し切り運航のみだが、8月9〜20日は「夕涼み運航」として、夕方に5本の特別便を用意する。
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http://mainichi.jp/select/biz/news/20100711ddm013100191000c.html
ディズニーの夢づくり:第1部・巧みな演出/8 豊富な植栽、まるで植物園
東京ディズニーランドの植栽の質と量は「植物園」並みだ。51ヘクタールの敷地の約3割は緑化されている。
天を突くヤシ、枝を張るビワなどの常緑樹。足元にシダ類が生い茂る。人気エリア「アドベンチャーランド」は赤道地方の熱帯雨林の雰囲気だ。米国の西部開拓時代を模した「ウエスタンランド」には、サボテンなどが巧みに配置されている。宇宙や未来がテーマの「トゥモローランド」では、樹木が四角や筒状に刈り込まれている。
ただ、リゾートは東京湾岸にある。強い風で運ばれる塩分が、放っておけば植物を枯らしてしまう。オリエンタルランドで植物の維持管理を担う鈴木忠幸さん(39)は「塩害対策が一番難しい」と話す。
潮風が強かった日は、夜のうちにパーク内の地面などに張り巡らせたスプリンクラーや散水車で植物を丸洗い。テーマを損なわない範囲内で塩害に強い植物を植えたりもする。「植物が生き生きとした姿で“出演”するために、苦労は惜しみません」
「植物園」鑑賞を楽しみにパークを訪れるゲスト(入園者)も増えているという。花壇の花だけでも200種以上。「春はサクラやスイセン、初夏はバラやアジサイ。年間を通じて楽しんでください」。鈴木さんは胸を張る。【山縣章子】
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http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20100713/news20100713189.html
愛媛のニュース2010年07月13日(火)
昨年度の県内観光客が11%増 四国運輸局
四国運輸局が13日まとめた2009年度の四国の主要観光地入り込み客数によると、県内15カ所の合計は367万6508人(前年度比11・0%増)だった。ドラマや瀬戸内しまなみ海道10周年、高速道路通行料金大幅割引の効果で観光客が大幅増加したとみられる。
観光地15カ所は入れ替わりがあるため単純比較はできないが、現在の調査方法となった03年度以降では最多。特にドラマ「坂の上の雲」の放送中から終了後にかけ客足が伸び、今年1月は県内全体で前年同月比29・3%の大幅増となった。
松山城ロープウエー・リフトは98万7526人(13・3%増)、01年に100万人を切った後では最高。子規記念博物館12万673人(28・8%増)、坂の上の雲ミュージアム20万146人(75・7%増)とドラマ関連施設が大幅アップした。
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http://www.asahi.com/business/update/0723/TKY201007220679.html
観光庁、銀聯カードと相互協力 訪日中国人の消費に期待2010年7月23日3時30分
観光庁は22日、中国人に広く普及している決済カード「銀聯(ぎんれん)カード」を扱う中国銀聯との間で、訪日旅行客の増加に向けた覚書を交わしたと発表した。銀聯カードが使える加盟店の拡大や、加盟店で買い物をした際に特典がつくサービス導入などで、相互に協力するとしている。
銀聯カードは20億枚以上が発行され、外貨持ち出し制限がある中国人の主要な決済手段。日本で利用できる加盟店は5月末で約1万7800店ある。個人観光ビザ発給の要件緩和で訪日中国人の増加が見込まれるなか、カード利用を普及させたい中国銀聯と、中国人観光客を呼び込みたいという観光庁の考えが一致した。
中国銀聯は高所得の銀聯カード会員を対象に「日本旅行カード(仮称)」を発行。日本の銀聯加盟店で買い物すれば、ポイントなどの特典をつける。観光庁は街頭などで銀聯加盟店の告知や拡大に協力する。「旅行カード」は来年の旧正月前の導入を予定している。
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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100806dde012040054000c.html
特集ワイド:海嫌いの若者、急増? 「砂でジャリジャリ」「ベタつく」「焼ける」
若者は海で遊ぶもの−−。これまで当たり前と思ってきたライフスタイルが、廃れていくかもしれない。意識調査などで、若者の海離れの兆しが出ているからだ。実際のところはどうなのか。【宮田哲】
◇「海以外にも幸せある でも、自然は大切に」−−加山雄三さん
7月末、江の島が見える湘南海岸。神奈川県藤沢市の片瀬西浜海水浴場ではビーチパラソルが咲き、波打ち際では若者たちがバレーボール。「海が嫌いな人はいますか」と声をかけてみると、意外にポツポツといる。
埼玉県川越市の小池由希さん(24)は「日焼けするから嫌」。でも、白い水着なのは大学時代の友人に誘われたから。「(海は自分の)キャラに合わないんです」
神奈川県内に住む女性幼稚園教諭(23)と同僚の女性(21)は階段に腰掛けていた。「『人間観察』をしながら波打ち際を歩き、つま先だけぬらした」といい、23歳女性は「泳いでベタベタするのは嫌。シャワーで流すにも設備が汚い」。21歳女性は「海水浴に来ても何をしていいか分からず、友達と話している。涼しい所で飲んだ方がいい」。
「海が好き」なのは60代で8割弱で、10代では6割弱−−財団法人日本海事センターが先月発表した「海に関する国民意識調査」の結果だ。反対に「嫌い」は60代で1・6%に対し、10代は14・7%。若者ほど海嫌いが多い傾向だ。10代、20代が挙げた「嫌いな理由」で目立つのは「日焼けする」「体がベタベタする」「砂がジャリジャリする」「海が汚い」などだ。
インターネット調査会社のアイシェアが20〜40代を対象に実施した「海遊びに関する意識調査」でも、「今年の夏は海に遊びに行きたいと思いますか」との質問に、20代では61%が「思わない」と回答。全体の52・4%を上回った。また、余暇活動への参加実態を調べた「レジャー白書」(日本生産性本部)によると、09年に海水浴に行った国民は、89年(33・5%)の半分の16・4%。10代男性では14・8%で、男性では「50代」「60代以上」に次ぎ低い。
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「他人を見下す若者たち」などの著書のある速水敏彦名古屋大教授(教育心理学)は体のべたつきや砂の付着を嫌う心理に若者世代の特徴をみる。「清潔へのこだわりが強く、少しでも汚れたものは遠ざけようとする。背景には、豊かになったことに伴う生活の変化がある。例えば昔の日本人は毎日入浴していたわけでないが、今は簡単に風呂に入れる。だが、全部きれいでないと気がすまないというのは過敏すぎないでしょうか」
若者がエネルギッシュでなくなっていることも関連している可能性があるという。「今の大学生はテニスをするにも練習が厳しい運動部は嫌い、気軽な同好会を好むなど、やみくもにエネルギーを使わない。何も波や砂をかき分けてまで体力を消耗させる必要はなく、泳ぎたければきれいで静かなプールで泳げばよいと思うのではないか」
かつて海は若者にとって、「かっこいい」場所だった。若者文化に詳しいコラムニストの泉麻人さんは「80年代ごろまでは、米国のウエストコースト文化や、マリンスポーツが流行した。海で肌を焼くのもファッションの一つだったし、夏になると車で海へドライブするのもデートコースだった」。
だが、海はいつしか断トツの「ナンバーワン」ではなくなった。「今はある人はコンピューターをやり、ある人は鉄道に乗ったりと楽しみの対象が細分化され、みんなが海へ山へという時代ではありません。今の変化は、海を好むような若者文化が成熟しきってしまったことと関連があるかもしれません」と話す。
「海」絡みのイメージを変えた商品も。資生堂の制汗剤などのブランド「シーブリーズ」は、「海」「夏」だったコンセプトを07年、「街」に変更。主な対象をマリンスポーツを楽しむ若者から10代女性にシフトし、主力の制汗剤「デオ&ウォーター」は毎年大幅に販売量を増やしている。
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夕方の湘南の浜辺。7年ぶりに海に入った。波頭が迫っては体を持ち上げる。子どものころは飽きず大きな波を待った。海でしかできない経験もあるのではないか。
臨海学校の教育効果を研究する湊川短大(兵庫県三田市)の矢野正講師(臨床教育学)は「海の営みには体に響くものがたくさんあります。はねる魚や潮のにおいに海流。朝夕の潮の満ち引きの差に触れるだけで『地球ってすごい』と思うでしょう。きれい、おもしろいと感じる心をはぐくんだ経験は大人になっても生きてきます」。
東京都葛飾区では毎年、全小学校が千葉県南房総市で臨海学校を行う。区教委は「海は初めてと喜ぶ児童もいる」。大阪市の私立帝塚山学院小は5泊6日の長期で実施。6年生の9割は1キロ遠泳ができるようになる。文田雅夫校長は「自然の中で自分を克服する経験は大きい」と語る。だが、実施校は一部だ。都教委によると、昨年度海の近くの施設で泊まりがけの行事を行った公立小は全1314校中4年生33校、5年生177校、6年生69校。矢野さんは「海を多く体験した子はクラゲに刺されるような経験をしても、海は楽しいととらえます。だが、臨海学校は引率の負担などから、徐々に減少傾向にあるように思えます」。
先の日本海事センターの調査の質問の一つ「海のイメージの著名人」で、3年連続トップに輝いた加山雄三さん(73)に語ってもらった。
加山さんは海について「本当に好きだ。子ども時代は海で遊ぶしかなく、それで幸せを感じてきた。生涯海と縁がきれないなあと思っている」と振り返った。海離れの兆しについては「今、海の他にも幸せはいっぱいある。コンピューターゲームは楽しい。プールもたくさんある。好き嫌いの比率より、将来のために、海を大切にして、自然を守ることを考えてほしい」。
話の終わりにこう付け加えた。「シーズンオフの海を見てごらん。昔は犬を散歩させる地元の人しかいなかったのに、サーファーでいっぱい。ヨットも走っている。のめりこむ人はたくさんいる」
夜の浜辺。男性サーファーが真っ暗な海から戻ってきた。サーフィン歴15年の近くの会社員(35)。「砂がついて海が嫌だと思ったことはありません。砂浜に座れば気持ちいい。星空を見上げると落ち着きます」
波音が「ここにおいで」というように響いていた。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/100810/bsd1008100500000-n1.htm
日本観光の目玉は「食事」 外国人旅行者の1番人気「すし」
2010.8.10 05:00
日本の旅行で特に満足した食事はすし、ラーメン、刺し身の順。2009年に日本を訪れた外国人旅行者を対象に日本政府観光局が行った調査で、こんなランキングとなった。来る前に「1番期待したこと」でも「食事」が「ショッピング」を抜いて初めてトップになっており、グルメが日本観光の大きな魅力になってきた。
「食事に満足した」人から特に満足したメニューを複数教えてもらったところ、42%がすしを挙げ、21%がラーメン、20%が刺し身を選んだ。これに天ぷら、うどんなどが続いた。
調査は冬、夏、秋の年3回、成田空港や関西空港などから出国する滞在期間が2日以上の外国人旅行者計約1万5000人を選んで聞き取りで実施した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100811-00000006-rcdc-cn
ドバイの超高級7つ星ホテル、宿泊客の6割を中国人が占める―中国メディア
8月11日10時47分配信 Record China
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9日、ドバイの超高級7つ星ホテル、ブルジュ・アル・アラブの宿泊客の6割を中国人が占めているという。写真はドバイ。
2010年8月9日、ドバイの7つ星ホテルの宿泊客は中国人がその60%を占めているという。中国広播網が伝えた。
ドバイ・ショック後、ドバイ経済は大きな打撃を受けたが、中国の旅行客や資本の流入は依然として好調のようだ。アラビアの帆船をイメージした外観とゴージャスな内装から「世界一のホテル」と称されるブルジュ・アル・アラブの豪華なロビーには多くの中国人が行きかっている。このホテルの宿泊客は圧倒的に中国人が多く、全体の6割を占める。アラブ首長国連邦には20万人の華人が居住しており、ドバイにはそのうちの15万人がいるとされる。
【その他の写真】
ブルジュ・アル・アラブの宿泊料は最低でも1泊2000ドルだが、中国人は気にならないようだ。中国江蘇省出身の同ホテル従業員は「以前は宿泊客に対して厳格なチェックを実施し、団体旅行客などは受け入れていなかった。だがドバイ・ショック後、積極的に団体客を受け入れるようになり、その結果、新規宿泊客のほとんどが中国人という状況になった」と説明した。
中国−ドバイ間を往復する航空機はほとんどが満席で、エコノミークラスの大部分が中国人、ビジネスクラスの半数が中国人で占めている。不動産価格が全盛期の50%に暴落し、多くの外資系企業が撤退したドバイだが、中国人の消費意欲はここでも旺盛なようだ。空港内のカウンターには中国籍職員が配置されており、有名なショッピングモール内にあるブランドショップでも中国系従業員の姿を目にすることができる。(翻訳・編集/本郷)
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20100817-OYS1T00615.htm
ハウステンボス、開業以来初の黒字達成へ
ハウステンボス
長崎県佐世保市の大型リゾート施設、ハウステンボス(HTB)は17日、4〜6月期の決算で黒字になったことを明らかにした。HTBは4月から旅行大手のエイチ・アイ・エス(東京)の傘下で再建を進めており、9月末の本決算で黒字計上できれば、1992年の開業以来初めてとなる。
HTBによると、4〜6月の入場者数は、入場料引き下げ効果もあって前年同期比約3%増の約35万人と好調だった。一方で設備投資などを極力抑え、黒字を確保した。金額は明らかにしていない。
HTBは、新体制発足に伴い決算期を従来の3月末から9月末に変更している。夏休み中の入場者数も順調で、このまま推移すれば、半年間の変則決算とはいえ、初の最終黒字が見込めるという。
(2010年8月17日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100820-00000009-maip-soci
猛暑 観光スポット明暗 お化け屋敷、炎天下のゴルフ場…
8月20日11時48分配信 毎日新聞
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午前中から涼を求める入場者でにぎわうエプソン品川アクアスタジアム=東京都港区で2010年8月20日午前10時41分、須賀川理撮影
連日続く今年の猛暑。例年以上ににぎわうレジャー施設がある一方で、ゴルフ場や動物園など屋外型施設では客足が伸び悩み、明暗が分かれた。
イルカやアシカのショーが名物の水族館「エプソン品川アクアスタジアム」(東京都港区)は今月1〜19日の期間、前年同期比で約115%と来場者が伸びた。ピーク時には入場制限を行うほどだったという。
人気の的は、オキゴンドウ(クジラの一種)のイシュト君がプールを豪快に跳びはね、客席に大量の水しぶきを浴びせる芸「スプラッシュジャンプ」。同館ではジャンプの回数を増やし、涼しさをアピールした。広報担当者は「びしょぬれになる前方の席から埋まっていく」と話す。
暑さの影響は、「ヒヤリ」とした気分を味わわせてくれる遊園地のお化け屋敷にも。よみうりランド(東京都稲城市)では、毎年夏限定で開いているお化け屋敷の客足が8月に入ってから好調だ。園全体の来園者数は昨年並みだが、お化け屋敷の8月の利用者数(18日現在)は前年比約3000人増の約1万6600人に達した。
広報担当者は「今年は『涼しくなれる遊園地』をテーマに、お化け屋敷などをアピールしてきた。利用客の回転率を上げる工夫もしたが、暑さも好影響を与えてくれたのでは」と説明する。
一方、東京都江東区のゴルフ場「若洲ゴルフリンクス」では、今年は客足が鈍り、予約の入りも遅いという。都心からアクセスが良く、海風が入る立地条件から、例年は夏場も満員だが、1〜2組欠ける日があった。毎年9月の予約は1カ月前の受け付け開始時点ですぐに埋まるが、今年は残暑が予想されるためか出足が遅く、まだ空きがあるという。
堀米次雄支配人は「立地がいいのに空きがあるのは異例。疲れ果てて室内の長いすに横になるお客さんもいて熱中症が心配だ」と話す。プレー途中でリタイアする人が多い日は4〜5人出たり、救護室を訪れる人も。猛暑対策として、急きょ7月上旬からクラブハウス入り口にミスト装置を設置した。
神宮球場隣の「明治神宮外苑ゴルフ練習場」(東京都新宿区)は例年に比べて利用客が1割減。比較的涼しい午前6〜9時に練習する人が増え、日中は少なめだという。
動物園も人出が鈍っている。上野動物園(東京都台東区)は、7月の入園者数が12万6759人と、昨年に比べ約2割減。ミスト装置を3カ所増やすなどの対策をとったが、8月も昨年比で半数以下にとどまる日もある。管理担当者は「これだけ暑いと、何をやってもお客さんはなかなか増えない」とお手上げの様子だ。
よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)も「日中を避けて来園する人が増えた」(広報)という。【長野宏美、前谷宏、福永方人、真野森作】
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>>606
http://www.asahi.com/international/update/0821/TKY201008210262.html
中国、日本の旅行会社に海外ツアー業務解禁 年内にも(1/2ページ)2010年8月21日23時31分
中国政府は年内にも、日本の旅行会社に、中国国内で海外旅行業務を行うことを解禁する。国家旅遊局の邵キ偉(キは王へんに其)局長が21日、訪中していた前原誠司国土交通相に伝えた。日本の観光地を熟知する日本の旅行会社が、幅広い日本ツアー商品を、中国の消費者に直接売れるようになる。個人観光ビザの解禁と相まって、中国人観光客の訪日に弾みがつきそうだ。
前原国交相によると、日本側は昨秋に解禁を求めていた。それに回答する形で、邵局長が「現在、法改正を進めているところで、早ければ年内に実現できる」と明言した。
これまで中国人向けの日本ツアーは、中国の旅行会社が企画。ホテルやガイドなどの手配は日本在住の中国人が担う例が多く、「東京、大阪、富士山を駆け足で回る単純なルートが主流だった」(上海の日系旅行会社)。
バスで半ば強制的に土産物屋に連れて行かれたり、観光地で新たに費用が発生したり、日本ツアーの満足度は必ずしも高くないとの指摘もあった。「中国人観光客が再び日本に来るリピーター率は1割前後にとどまる」(観光庁)という。
日本の旅行会社は、中国に支店を置くことは認められているが、中国を訪れる日本人旅行客の対応が主だった。
日本側は今回の解禁方針を、「日本のことをよく知る日本の旅行会社が、(中国の消費者に)おもてなしや観光ルートを提供できるようになる」(前原国交相)と評価する。一方、観光庁幹部は「解禁により、日本の旅行会社が中国に投資をし、スタッフを増員する」と中国側にも利点があると強調する。
日系の旅行各社は「中国ビジネスで追い風になる」(JTB幹部)と期待する。7月から個人観光ビザの発給要件も緩和され、10年の中国人渡航者は前年より6割多い160万人のペースで推移している。観光庁は2016年に海外からの渡航者を2千万人とする目標を掲げており、前原国交相は「(09年に約100万人の中国人を)常に600万人は来てもらえるようにしたい」と話す。
日本の旅行会社は、日本以外に向かう中国人旅行客の取り込みも図る考えだ。JTBは中国を除くアジア太平洋地域の海外拠点の法人事業の取扱額が今年1〜4月、前年同期より300%増と急拡大した。中国でも同様の伸びが期待できるとみて、中国からハワイや欧州など第三国間を結ぶビジネスに力を入れる。
近畿日本ツーリスト幹部も、「欧米への留学やホームステイ、ハネムーンなど日本が持つノウハウが生かせれば、縮小する日本の事業を補うことができる」と話す。(奥寺淳=杭州〈中国浙江省〉、澄川卓也)
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http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100817/trd1008172237016-n1.htm
古都・奈良が個人ビザ緩和の中国人観光客へ熱視線 でもゴールデンルートからは外れ… (1/2ページ)
2010.8.17 22:36
個人観光ビザ(査証)の発給要件が緩和された中国に、古都・奈良が熱い視線を送っている。東大寺(奈良市)などの観光スポットで中国のデビットカード(銀(ぎん)聯(れん))を利用できる店舗が増えたほか、中国人スタッフを正規採用したホテルも。しかし、奈良は中国人が派手に買い物をする「ゴールデンルート」と呼ばれるツアーエリアからは微妙に外れており、奈良県は「奈良と中国は歴史的な関係が深い。平城遷都1300年祭を呼び水にしたい」と観光客誘致に躍起だ。
県国際観光課によると、昨年、県内を訪れた中国人観光客は約3万8千人。韓国、台湾、米国に次ぐ4位だが、2年前のリーマン・ショック以降で増加したのは中国人だけだった。
1300年祭のメーン会場、平城宮跡(同市)には当初見込みを上回る約190万人が来場。外国人が占める割合も多いといい、中国人観光客への期待はふくらむばかりだ。
ところが、中国人が好むのはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)を出発点に京都、富士山、東京を巡るツアー。買い物に精を出すことから「ゴールデンルート(=金を落とす道)」とも呼ばれているが、奈良は素通りされているのが実情だ。
このため、県内のショッピングモールなどは銀聯が使用できる店舗を増やしている。銀聯の加盟店拡大業務を行う三井住友カードによると、県内の導入店舗は20年7月の90店から今年3月には110店に増加。東大寺の土産物店でも使えるという。また、中国からの宿泊客を見越し、「奈良プラザホテル」(天理市)が4月、中国人スタッフを初めて正規採用するなど、県をあげて中国人観光客の取り込みを図っている。
一方で、全国ワーストクラスとされる宿泊施設数の少なさが足かせにも。中国の旅行会社「上海錦江旅行社」で日本ツアーを担当する中国人女性(28)は「奈良へ行きたがる中国人も増えているが、ホテルや旅館が少なく宿泊費も高額なところが多い。まだまだ東京や大阪には及ばない」と厳しく指摘している。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/100814/bsd1008140505000-n1.htm
専用サイトやツアー開発も 旅行業界、アジア客争奪戦激化 (1/2ページ)2010.8.14 05:00
中国人観光客向けに中国語の垂れ幕でアピールする東京・秋葉原の家電量販店【拡大】
. アジアからの訪日観光客数が急速に伸び、JTBなど旅行各社による専用サイト開設やパッケージツアー開発が加速している。特に中国人観光客については、個人観光査証(ビザ)の発給要件が7月に緩和されたことで、今後一気に増える見込み。国内の旅行需要がしぼみつつあるなか、旅行各社やホテル業界の旅客争奪戦がさらに激しさを増しそうだ。
日本政府観光局によると、2010年1〜6月の訪日外国人数は前年同期比35.8%増の約420万人。08年に次いで過去2番目の勢いで伸びている。地域別では、景気回復が著しい韓国のほか、個人観光需要が急速に伸びている中国の伸びが目立つ。
政府は、今年中に訪日外国人1000万人達成を目指しており、中国をはじめアジア市場の開拓に力を入れている。一方、中国では外資系旅行会社の営業を可能にする規制緩和へ向けた動きもあり、実現すれば旅行各社にとってはチャンスだ。
これを受け、JTBなど旅行各社は中国語や韓国語の専用サイトを立ち上げるなど、インターネット経由での旅行商品の販売を強化。近畿日本ツーリストが中国人向けの訪日パッケージツアーの開発に乗り出したほか、今月下旬には、全国4カ所の医療機関と提携し、中国人富裕層向けの検診ツアーを発売する計画だ。
はとバスは05年10月から、中国人向けのバスツアーを提供しており、今年6月までの1年間に受け入れた外国人観光客は約6万2000人。このうち中国人は約7000人で、前年同期から約900人増えた。
今春からは中国人に人気が高い富士山周辺を回るコースなど、一部の日本人向けツアーに中国語ガイドも同乗。「アジアの市場は大きい」(同社)として、受け入れ態勢を強化した。
ホテル各社もアジアからの宿泊客受け入れに余念がない。藤田観光は今年1月、中国営業部を設置。中国人スタッフを3人投入し、現地の旅行代理店への働きかけやイベントへの出展を積極的に展開している。
同社が昨年受け入れた中国人宿泊客は約7万人で、今年は倍増を目指す。6月までの実績は5万7000人だが、前年同期に比べると7割近く増加。下期は“個人ビザ緩和効果”でさらに増えると期待している。同社は「ゴルフ場や温泉など、全国にあるグループの施設を利用してもらいたい」と意気込んでいる。(米沢文)
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100825/dms1008251531008-n2.htm
このご時世に超豪華111万8000円ディズニーツアーの中身2010.08.25
デフレ時代に何ともバブリーなツアーが誕生した。日本航空の旅行子会社ジャルパック(東京)では、海外にあるディズニーのテーマパークを約2週間で周遊するツアーを実施する。ただ、そのお値段が軽自動車1台は優に買える100万円超。ディズニー好きにはたまらないツアーでも、庶民にはちょっと手が出そうにない。
ツアーは、海外4カ所にあるディズニーのテーマパークを15日間で一周する。5年前にオープンした香港をはじめ、欧州を代表するパリ、米国のフロリダ州、カリフォルニア州にあるテーマパークが対象。
それぞれの入場券が付き、テーマパークの近くにある直営ホテルに宿泊するため、オープンから閉園ギリギリまで楽しめるのが特徴だ。
ただ、お値段は目が飛び出るほど高く、1人当たり111万8000円ナリ。同社では人気キャラクター「ミッキーマウス」の誕生日11月18日にちなんで設定したという。
出発日は10月31日から来年3月31日。航空機の移動は、日航などが加盟する航空連合「ワンワールド」の路線を利用する。
デフレ不況で節約志向が高まるなか、あえて登場した高額ツアー。富裕層のディズニーファン向けとはいえ、行ける人がうらやましい。
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http://www.asahi.com/travel/news/OSK201008300002.html
円高やきもき、観光地不安 両替ドル「在庫ギリギリ」2010年8月30日17時30分
円高の影響が各地で広がりつつある。観光地では関係者が「酷暑とのダブルパンチ」と、客足や売り上げ減に不安を募らせる。一方で外貨両替コーナーには、安いドルを確保しようと多くの日本人が詰めかけている。
■1泊3000円「高い」
「買い物をしていく欧米系のお客さんが4割ほど減っているような気がします」。世界文化遺産・清水寺(京都市東山区)近くにあるはし販売店「遊膳(ゆうぜん)」の店員山本明央(あきお)さん(52)は声を落とす。
厳しい猛暑のせいか、日本人観光客の数や購買欲も上がっていないように思える。まだ、店の売り上げに大きな影響は出ていないものの、「このまま円高が続けば苦しくなるかも」。
5月末時点で1ドル=91円だった水準は、今月中旬に84円台に。京都市左京区の京町家でゲストハウス「京のen(えん)」を営む徳山カナ子さん(51)は「宿泊代3500円が高いと言われます」と嘆く。
ドルに換算すると、宿泊代は91円の場合は約38ドルだが、84円では約42ドルになる。欧米からの客は外国人客の約2割を占めるため、まけてやりたいとも思うが、店にもそれほどの余裕はない。
海外からのバックパッカーが訪れる大阪市西成区のあいりん地区。27日に大阪に来たスペイン人のハリッツ・ガライさん(29)は「食べ物代、交通費、宿泊代、全部高い」と話す。
簡易宿泊所にひと晩泊まるための代金3千円も貧乏旅行の身では高く感じる。「日本はもうたくさん。数日のうちに成田空港から韓国に行きます」。ガライさんは東京に向かう高速バスの出発場所を聞くため、観光案内所に入っていった。
■外貨求め両替活況
大阪・梅田の地下街にある三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行の外貨両替コーナー。29日午後、割安な外貨を確保する日本人がひっきりなしに訪れていた。
両替コーナーに訪れる日本人は、ほとんどが近く海外旅行に行く人たち。三菱東京UFJ銀行の担当者は「コーナーのドルの在庫はギリギリの状態。円高が続けば、なくなってしまうかも」と話す。
同行によると、両替コーナーでは取り扱っていない「個人向け外貨預金」は8月中旬までの1カ月間で、新規の口座開設件数が前年同月比で3倍になったという。
■中国人観光客は「気にしていない」
こうした中、中国人にとっては、好調な中国経済を背景に円高の影響はさほど広がっていないようだ。
大阪市浪速区の電気街、日本橋。中国・大連から来た張欣宇(ちょう・きんう)さん(29)は28日、「きょうだけで仲間と合わせると100万円以上の買い物をしました」と豪快に笑った。中国元に対しても円高は進んでいるが、「中国人はあまり気にしていないね」。今回は心斎橋で仏高級ブランドのバッグ、日本橋で炊飯器、日本製腕時計3本を買った。
日本橋で外国人向けの土産店を営む澤田沢治さん(63)は「円高のせいで中国人以外の外国人客は2割ほど減ったが、中国人が増えてマイナスを補っている」と話す。
大阪・キタの大型家電量販店「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」の7〜8月の中国人客に対する売り上げは、前年同期の約1.5倍に達した。広報担当者によると、一眼レフカメラや高級腕時計、化粧品が飛ぶように売れているという。
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公私混同とか言われない?
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20100829/CK2010082902000089.html?ref=rank
県一丸で信州観光PR 全行政職員メール大作戦
2010年8月29日
県観光振興課は、約6000人の行政職員全員に、それぞれの親類や友人に県内観光を呼びかける電子メールを送ることを依頼した。担当者は「個人的な関係を生かして誘客アップにつながれば」と期待を込める。全職員に電子メールを使った観光PRを依頼するのは初という。
県とJR各社が10月に始める「信州デスティネーションキャンペーン」(信州DC)に向けた取り組みで、「PRメール大作戦」と銘打った。信州DCの公式ホームページへのリンクを含めた電子メールのひな型を同課が作り、職員全員に送信。職員側は誘う相手に合わせて自由に書き換える。
同課は「県職員の中にも、信州DCへの盛り上がりが足りない人がいる」。その上で「県を挙げての観光イベント。できる範囲で誘客に努めてほしい」と話している。 (大平樹)
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リゾートホテル来月開業 御殿場インター隣接地
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100902000000000008.htm
09/02 08:16
ホテル事業を手掛けるマースプランニング(本社東京)は御殿場市の東名高速御殿場インター隣接地に大規模高級ホテルを建設している。「マースガーデンウッド御殿場」として10月10日オープン予定。敷地面積1万9千平方メートル、計7棟のリゾート施設で、主に首都圏の富裕層の取り込みを図る。富裕層を主な顧客とするホテルは北駿地区では珍しい。
地上12階と5階のホテル棟2棟、計60室を備え、1泊1人4万円台から。敷地内でくみ上げる温泉とスパ、パーティー会場、池やワサビ田のある庭園、レストランと連動した野菜の水耕栽培施設を設け、露天風呂付きの部屋を用意するなど高級志向の顧客に応えるサービスを調える。レストランと足湯付きカフェテラス、スパなどは日帰り利用も可能。
親会社のマースエンジニアリングはシステム開発が主力で同市に工場、流通拠点を置いている。都心から約1時間と近く、富士山の眺望に優れ、有名ゴルフ場も多いことなどから、休日にリゾートを楽しめる場として昨年から建設を進めてきた。宮地光生専務は「御殿場の玄関口にある迎賓館的な施設としてご利用いただきたい」と話す。従業員の地元雇用も進めていく予定という。
御殿場市はこれまでインター周辺の東山、東田中地区を高級感ある別荘的観光地と位置付け、旧岸信介邸や秩父宮記念公園などを整備してきた。観光客向けホテルも年々増加している。若林洋平市長は「今まで市内になかったタイプの宿泊施設。来訪者の層が広がり滞留人口の増加につながるのでは」と期待する。
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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001009040001
鯨の見学船事業 利用客減り撤退 室蘭
2010年09月04日
■室蘭のKKエルム
室蘭沖でイルカ・鯨ウオッチング船を運航してきた室蘭市の「KKエルム」(古谷忠雄社長)が、8月末で同事業から撤退した。室蘭市の名物で観光の目玉ともなってきたが、利用客の減少などから、20年で事業を終えた。
イルカ・鯨ウオッチング船の運航が始まったのは1991年。5〜8月の季節運航で、噴火湾沿いの山並みや海岸線を望みながら、ミンククジラやカマイルカなどの姿が観察でき、最盛期の2004年には道外客を中心に約4650人の利用があった。
しかし、ここ数年は低迷が続き、今年は約2500人。運航船が更新期を迎えることもあり、同社は「更新には多額の費用がかかり、20年を機に区切りを付けた」としている。
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http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000001009040001
伝統VS観光 風の盆揺れる
2010年09月04日
優雅な踊りが繰り広げられる道の両側には、観光客の人垣が続いた=1日、富山市八尾町諏訪町
観光客 混雑・待ち時間 不満
地元 「見せもの化」に困惑
哀愁漂う胡弓(こ・きゅう)の音色に合わせ、踊り手が優雅な舞を見せる富山市の「おわら風の盆」。3日までの3日間に、人口約5千人のかいわいに20万人以上が押し寄せることから、地元、見物客の間で、とげとげしい雰囲気がときに生まれる。「伝統」と「観光」のバランスをどうとるか、悩みはつきない。(高野遼)
1日午後10時前。石畳の薄暗い通りで、数人の女性ツアー客らが、交通整理をする浴衣姿の男性に詰め寄っていた。「もう帰りのバスの時間。8時半から見られるって聞いてたのに、何も見ないで帰れって言うんですか」。男性は「苦情は旅行会社に言って」とそっけなかった。
1985年に出版された高橋治の小説「風の盆恋歌」が、おわらブームの火付け役といわれる。
祭りの期間中、ごったがえす人で身動きがとれないため、踊りは簡単には見られない。阿波踊りのような大規模な祭りと違い、11地区に分かれた街筋のそれぞれで計20人ほどの一行がまちまちに踊る。さらに、「御花」と呼ばれるご祝儀を出す軒先で踊りを披露することも多く、50メートル進むのに1時間かかることも。踊りが回ってくるのを2時間以上待つケースも珍しくない。
鹿児島市などから来た60〜70代の女性グループは「ケータイの時代だし、もっと細かい進路を案内してほしい。見る人に喜んでもらってこその、伝統でしょ」。遠くから高い料金を払って訪れたツアー客には特に不満が多い。
一方、地区をまとめる男性(47)は「自分たちのための伝統だった踊りが、『見せもの』になりつつある。文化を『見せてもらう』という姿勢で来てほしい」と反論する。薄暗いぼんぼりがともる通りで、禁止されたフラッシュの嵐が起こるなど、マナーの乱れも目立つ。「お客さんに来てほしい半分、減ってほしい半分です」
受け入れる側も手をこまぬいてきたわけではない。8月20日から11日間、前夜祭を開いて、混雑緩和に取り組む。さらに今年は、踊りを見学できる時間の目安を記したチラシを初めて作製。見物客が踊りを求めて無駄に動かないような工夫をした。
地元観光協会の職員は「これだけのお客さんを無視もできない。いかに観光と伝統を両立させるか、永遠の課題です」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100903-OYT8T00079.htm
観光と医療の相乗効果を期待
独協医大と日光東照宮 共同で学会発足
観光と医療をセットにして外国人旅行者を呼び込む「医療ツーリズム」の広がりを受け、独協医科大(壬生町)が、観光客誘致に力を入れる日光東照宮(日光市)=写真=と共同で、社団法人「国際観光医療学会」を発足させる。観光と医療の相乗効果で一層の誘客や、経営が厳しい地域医療機関の立て直しにも効果が期待できそう。一方、地元住民の診療とのバランスが求められ、受け入れ態勢など運営基準の構築が急務と言えそうだ。
1年中、多くの外国人観光客が訪れる日光東照宮(2009年11月撮影、日光市山内で) 全国の観光地にある大学や医療機関、観光施設に参加を呼びかけ、患者とのトラブル防止、地域医療との両立、観光施設との連携などについて議論する。医療体制を整備することで外国人観光客をさらに呼び込もうという狙いもある。10月9日に日光市内で開かれる設立総会には、複数の大学や病院が参加する予定だ。
世界遺産の東照宮などを擁する日光市には、年間約6万人の外国人宿泊客が訪れる。同大は4月、日光医療センターに全国でも珍しい「観光医療科」を新設。鬼怒川温泉のホテルと提携、国内外の観光客を対象に宿泊と人間ドックをセットにした医療サービスを始めた。
中国人看護師を常駐させているほか、7月には、帰国後のケアのため上海の大学病院と連携協定を結んだ。これまでに中国人2人がドックを受診。中国や韓国の旅行会社からは「10人まとめて受け入れられるか」などの問い合わせが相次いでいるという。
中国などアジア諸国では人間ドックや健康診断などの検査は一般的ではなく、日本での受診を希望する外国人観光客が後を絶たない。政府は6月に閣議決定した「新成長戦略」で、外国人向けに医療滞在ビザを作る方針を示した。だが、医師不足、通訳の設置、帰国後のケアなど課題は多い。ドックが検査だけと知らず、治療を迫る外国人もいるなど混乱も生じている。
同大日光医療センターの中元隆明院長は「外国人とは言葉も文化も違うので、トラブルも起きかねない。各地の医療機関が学会でそれぞれの取り組みを報告し、情報交換していきたい」と話す。日光東照宮も、日本の高度な医療を外国人観光客らにPRし、誘客につなげたいとしている。
国際観光医療学会の前途には、課題が山積している。県内で外国人受け入れを本格化させる同医大日光医療センター(199床)は日光市の中核病院。同センターは「地元住民が第一」と明言するが、海外富裕層を狙った医療と「両立できるのか」との懸念の声もある。全国で外国人受け入れが広まる背景には、不採算とされる地域医療の病院経営の難しさがある。同センターも「設備投資を除いてもまだ赤字」と経営は厳しいが、人間ドックは保険が適用されない自由診療(全額自己負担)で、収益が見込める。
一方、言葉や文化の違いによるトラブルも予想される。円滑な運営法を考えようと同医大は学会を設立。寺野彰・同医大学長が理事長を務め、日光東照宮の稲葉久雄宮司も監事に入った。稲葉宮司は「日光により多くの外国人が来てくれれば」と全面協力する考えだ。
だが、「収益性を重視して外国人優先にならないか」(医療関係者)との声もあり、同センターは独自の自主規制も検討中だ。人間ドックの受診者はホテルに泊まるため入院ベッドは使わず、治療も行わない。受け入れは「日本人旅行者も含めて1か月10人程度が限度だろう」と中元院長は話している。(瀬畠義孝)
(2010年9月3日 読売新聞)
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ハウステンボス−福岡結ぶ高速バス、8年半ぶり復活
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100906/bsd1009060824003-n1.htm
2010.9.6 08:23
西日本鉄道の子会社、「西鉄高速バス」(福岡市)は、福岡と長崎県佐世保市のリゾート施設「ハウステンボス」を結ぶ高速バスを10月1日から運行する。8年半ぶりの復活で、利便性を高め、アジアを中心とした海外からの観光客が訪れる施設の集客を後押しする。
高速バスは1日1往復。博多駅前を朝出発して昼前にハウステンボスに到着し、折り返しハウステンボスを夕方出るスケジュール。所要時間は片道約2時間。料金は出発地が博多・天神・福岡空港の場合、片道で大人2200円。西肥自動車(佐世保市)との共同運行で現行の福岡−佐世保便の一部を路線変更する。
ハウステンボスは、4月に旅行大手「エイチ・アイ・エス(HIS)」が子会社化。HISの沢田秀雄会長が社長に就任し、経営再建を進めている。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100909ddlk02040170000c.html
迎える人・街:迫る新幹線開業 十和田湖観光コンシェルジュ /青森
◇湖と周辺の魅力を紹介 半年かけ手作り地図
真夏の日差しが照りつけた先月下旬。十和田湖畔休屋地区は夏休み最後の週末を過ごす観光客でにぎわっていた。
「すみません。○○まではどう行けばいいのかしら?」。一角にある観光総合案内所には説明を求める人が次々訪れ、パンフレットを手にしていった。
見どころからお土産、交通の案内まで何でもお任せください−−。十和田湖国立公園協会が運営するこの案内所には、20〜50代の男女4人が「十和田湖観光コンシェルジュ」として待機する。
「地域愛が強い場所ほどお客さんはやって来るはず。私たちが情報発信していきます」。コンシェルジュの一人、橋野勇基さん(30)は話す。
昨夏、橋野さんは湖畔の旅館など約50軒を十和田市職員らと回った。業者の声を集客に生かすためだ。
「こんなにも十和田湖の自然はすごいのか」。橋野さんも約20年ここで過ごしてきたが、聞き取りをすると、自分の知らないことばかりだったと気づいた。「聞き取ったことを地図に盛り込んで配ろう。もっと地域の人に十和田湖について知ってもらいたい」
付き合いのある青森中央学院大のゼミ生らと観光スポットや飲食店を巡り、地図を作ることにした。地元へのアピールは観光につながっていく、そう信じた。半年かけ7種類計約6万部を手作りし、地元や十和田市の観光協会などに置いた。
成果は徐々に表れた。恒例の「湖水まつり」は7月にあり、約8万人が訪れた。いつもならこのにぎわいも長くは続かない。ところが今年は違った。
「祭りの後も観光客に滞在してもらおう」。祭り翌日から1週間、イベントを企画した。足湯を仮設し、閉鎖中の博物館を臨時に開けてもらった。博物館にはブナの切り株やクマやトビのはく製が展示された。湖が目当てだった観光客も大勢立ち寄った。人の集まる場所を作ったことで周辺の店もにぎわった。狙いは当たった。
「ここは魅力的な温泉地でもあるのに、どうしても美しい十和田湖のイメージが先行してしまう。実際にお湯を見せることでアピールできました」
月に1度、フリーペーパーの発行も始めた。お薦めのスポットや季節の話題、料理を載せた。案内所だけでなく、青森駅にも置いている。紹介した料理の注文があったと、店からの声も届くようになった。
十和田湖国立公園協会の総務課長、太田勝男さん(60)は流れを引き寄せる好機だと考えている。「10年ほど前から家族や個人での旅行客が増えている。自然に抱かれ、ゆったりと時の流れを感じたいのではないか。じっくり楽しんでもらうプランを提供していきたい」【山本佳孝】
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■メモ
十和田湖は火山の噴火で形成された二重カルデラ湖で、十和田市・秋田県小坂町にまたがる。面積は61平方キロ、周囲は約53キロで、車なら約1時間半で巡れる。一帯は十和田八幡平国立公園。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100908ddlk02040109000c.html
迎える人・街:迫る新幹線開業 弘前・エスコートガイド /青森
◇ユニークなツアーが人気 地元女性の目を生かし
ガイドの案内で市街地を巡り、リンゴを食べてアップルティーを飲む。遊歩道ではリンゴのオブジェを眺め、お土産にはリンゴ菓子−−。弘前市の中心部を巡る、リンゴずくめのユニークなツアーが人気を呼んでいる。
運営するのは主婦らで作る市民団体「ひろさきエスコートガイド」。企画から案内までをスタッフ5人で手掛ける。
昨年12月にスタート。1日5人の予約枠は受け付け開始後すぐに埋まることもある。
発案したのは代表の一條敦子さん(51)だ。旅行会社の画一的なツアーに以前から疑問を持っていたという。
「地元の女性たちの方がおいしいお店、すてきな散歩コースを知っているんですよ」。笑顔は自らの足で訪れ、舌で確かめた自信の証しだ。
エスコートガイドにはこの他にも、▽弘前城周辺の小道などデートコースを歩く▽郷土料理を一緒に作って食べる▽美容院でヘッドスパを受けた後にホテルで県産材の料理を味わう−−など13ツアーがそろう。
エスコートガイドの母体は有償ボランティアによる託児施設だ。この仲間で09年春、趣味でツアーを作った。これが市職員の耳に入った。「とても面白い企画。どうせなら職業にしませんか」
国の雇用創出対策事業の助成を得て12月に設立。ガイドを増やすため、自分たちで養成活動もしている。
旅行業に関してはスタッフ全員が素人。採算を度外視した企画を立てて失敗した苦い思い出もある。ツアー中に立ち寄る飲食店などで協力を断られることも度々だ。
だが手応えは感じている。「商品のアピール方法を工夫してみたり、店周辺の清掃活動を始めたりした人もいます」。ツアーへの協力をきっかけに店主の意識が変わるケースもあるという。
地方都市に共通する市街地の空洞化は、ここでも深刻だ。「昔のにぎわいを取り戻したい。市民の意識改革がその鍵になると思うんです」
大好きな古里・弘前。一條さんたちは目標に向かって一歩踏み出した。【高橋真志】
◇ ◇ ◇
12月4日の東北新幹線全線開業が3カ月後に迫った。県内では観光を中心に経済効果への期待が膨らむ。訪れる人をどう迎えるか。試行錯誤で取り組む住民や企業を訪ねた。
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◇メモ
ツアー参加料は1000〜9800円。3日前までに予約が必要。問い合わせは販売委託先の弘前観光コンベンション協会(電話0172・35・3131)。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100910ddlk02040081000c.html
迎える人・街:迫る新幹線開業 青森市中心商店街女性部 /青森
◇もてなしの心で企画次々 豊かな「食」も新たにPR
JR青森駅前の商店街を歩くと、店頭にピンクの旗を掲げた飲食店や土産物店が目に留まる。「林檎(りんご)の故郷のやさしさをどうぞたくさんお持ちください」。旗にはリンゴのイラストと一緒に柔らかい文字でこうある。
店員に声を掛けると、お土産から観光名所まで幅広く相談に乗ってくれる。「青森市中心商店街女性部」(木村信子部長)の会員の店だ。会は駅前にある7商店街の女性約50人が元気な街づくりを目指して1999年に発足させた。
きっかけは大勢の観光客が訪れる青森ねぶた祭りでの苦い思い出だ。会員の多くは観光客にお薦めの店や土産を聞かれ、答えられなかった経験が大なり小なりある。
「恥ずかしいけど知らなかったんです。駅前商店街は街の玄関。これじゃいけないと思いました」。事務局長を務める電器店経営の伊香佳子さん(51)は苦笑する。
まず始めたのは青森らしいお土産を考えることだった。市内にはリンゴ菓子がほとんどなかった。そこで市民を対象にアップルパイや洋菓子のコンテストを開くことにした。99年以降、これまでに8回開催した。
市内に店を構えるパティシエらも審査員として巻き込んだ。面白い作品を見てもらい、リンゴ菓子作りを促すためだった。その成果なのか現在、市内の店ではパイやケーキなどリンゴ菓子が以前と比べ豊富にそろう。
「関連はよく分かりません。ただ観光客に土産を聞かれても困らなくなりました」と伊香さん。
08年には会員の店や名所をイラスト入りで紹介した「おすすめまち案内絵図」を作った。1〜2時間の街歩きコース6種類も掲載した。
市が6月に始めたボランティアのガイドツアー「あおもり街てく」は、この絵図のコースを大筋でそのまま取り入れたものだ。
女性部は11年間、さまざまなアイデアを実現させてきた。新たな試みとして、豊かな「食」をPRしようと、鍋料理のコンテストも企画中だ。
「一過性で終わっては駄目。新幹線開業後も続けることが大切なんです」。伊香さんはそう言うと、一呼吸置いて、言葉をつないだ。「長く活動して商店街は一つになった。もてなしで他の街には負けません」【高橋真志】
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■メモ
リンゴ菓子などを買える店を盛り込んだ案内絵図の改訂版を作製中。「あおもり街てく」の問い合わせは市観光交流情報センター(電話017・723・4670)。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100911ddlk02040178000c.html
迎える人・街:迫る新幹線開業 青森のタクシー会社 /青森
◇「乗せる」から「楽しませる」へ 車内に金魚ねぶた
「おはようございます。新幹線開業まであと○日です」。青森タクシー(本社・青森市)では開業150日前から健康や飲酒検査を行う点呼の際、カウントダウンを欠かさない。
点呼は1日に20回。乗務員が集まる部屋には「一路青森」「行くたび、あたらしい。青森」などと県や市のキャッチフレーズの記された旗があちこちに。
「新幹線が来るという雰囲気を社内に作っていくことから始めました」。笑顔で説明するのは部長の三浦俊夫さん(57)。
青森ねぶた祭期間中、全155台の車内に手のひらサイズの金魚ねぶたを飾った。客へのおもてなしや移動中も祭りを楽しんでもらおうと、仕事の合間に職員が折り紙で作ったものだ。「これ、もらえませんか」と話す客には無料でプレゼントした。子どもや女性に人気で、用意した1000匹は4日間でなくなるほど好評だった。
「観光客が最初に接する青森県民がタクシー運転手の可能性だってある。まずは良いイメージを持ってもらうことが大事なんです」
定期的にある会議。運転手同士で体験談を交わすこともある。最近は滞在時間だけを決めておいて「プランはお任せ。お薦めのコースを案内して」という注文も増えているという。
ただ乗せるのではなく、いかに楽しませるか。運転手などの情報を基にした独自の飲食店マップも製作中だ。「例えばラーメン屋に行きたいと頼まれれば、こってり味かあっさり味かの好みを聞き、ニーズに合わせた案内ができるようにしていきます」
市タクシー協会は08年3月から「観光ガイドタクシー乗務員」の育成を始めた。名所の情報はもちろん、客に頼まれた時のために上手なスナップ写真の撮り方なども学ぶ。
認定乗務員は「観光ガイドタクシー」と書いたステッカーを車体に張り、車内には客の目に入るように認定証を掲げて走る。
「タクシーは時間と距離で値段のメーターが上がる。大雪の中だとスピードは出せないし、渋滞が起きやすい。お客さんをいらいらさせるわけにいきません」と、開業時には新青森駅と市中心部3カ所を一律1500円で結ぶルートタクシーの運行も始める予定だ。
協会長の下山南平さん(68)も、はやる心に口調が弾む。「新幹線は本当に大きなビジネスチャンス。たくさんのお客さんを青森の中心街や観光スポットに連れていきますよ」【山本佳孝】
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■メモ
市タクシー協会加盟社は20社。運転手は約1800人。観光ガイドタクシー認定乗務員は131人(8月20日現在)。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100914ddlk02040199000c.html
迎える人・街:迫る新幹線開業 五所川原・かなぎ元気倶楽部 /青森
◇太宰てこに観光客誘導 「津軽全体の活性化に」
地元高校生が津軽三味線を演奏し、保存会のメンバーが伝統の民謡を披露。しとぎ餅や馬のもつ煮など郷土料理も一堂に−−。
作家の太宰治が生まれた五所川原市金木町。芦野公園で4、5日に「太宰ミュージアム」のオープニングイベントが開かれた。首都圏からのツアー客も詰め掛け、会場は大勢の人でにぎわった。
「太宰ミュージアム」は金木町を一つの博物館に見立て、太宰ゆかりの地を巡ることを柱に文化や食なども楽しんでもらう取り組み。太宰を目当てにやって来る観光客を町全体に誘導することが狙いだ。
「生家を保存した斜陽館と、隣接する津軽三味線会館には年間約16万人が訪れます。でも多くの人はそこに数時間いて帰ってしまう。もっと長く滞在してほしいんです」
ミュージアムを企画したNPO法人「かなぎ元気倶楽部(くらぶ)」のマネジャー、斎藤真紀子さん(39)は厳しい表情で話す。
倶楽部は住民らが05年に結成した。シャッターの下りた店が年々増える状況に危機感を持ったためだ。斜陽館や三味線会館の運営からスタート。「津軽」など太宰の作品にちなんだ街歩きや古民家での農業体験なども行っている。
駅前通りの名前を小説「走れメロス」にちなみ「メロス坂通り」と変えたこともある。道沿いに小説の一節を抜粋したプレート15枚も設置した。ミュージアムはこうした活動の集大成となる企画だ。
太宰ブランドは観光客の呼び込みに大きな武器となる。首都圏でPR活動をしても、金木の地名はほとんど誰も知らない。しかし、太宰の出身地と分かると、途端に相手の反応が良くなるという。県関係者からも「新幹線が開業して津軽地方で最も客が来るのは金木だろう」と言われる。
しかし、斎藤さんは楽観論を戒める。「新幹線が函館まで延びれば津軽は通過点になるかもしれない。リピーターをつかむためには今が正念場です」
滞在型の観光実現に向けて大きな課題もある。金木には宿泊施設がないため、周辺地域で確保するしかない。斎藤さんはこの点について「五所川原市街や鰺ケ沢の施設との連携を考えています」と明かす。
その上でこう結んだ。「役割を分担して利益も分かち合いたい。金木だけでなく津軽全体を活性化できたらいいですね」【高橋真志】
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■メモ
かなぎ元気倶楽部は特産品の馬肉入りカレーなどの開発も手掛ける。農業体験はかなぎ元気村「かだるべぇ」で受け入れている。問い合わせは倶楽部(電話0173・54・2828)。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100915ddlk02040010000c.html
迎える人・街:迫る新幹線開業 町づくり応援隊「いいべ!ふかうら」 /青森
◇「自分たちも何かしなくては」 送迎の取り組みに手応え
「このままでは町がだめになる。自分たちも何かしなくては」
こんな切迫した気持ちから、5月に発足した町づくり応援隊「いいべ!ふかうら」。深浦町で生まれ育った代表の山本千鶴子さん(50)が、思い立ち行動に移したのは2年前だった。
新幹線新青森駅開業の年に合わせて、組織を作ったわけでなく、自分たちが何かすることで町が元気になるのではないかと、考え続けていたのだ。
08年の暮れ、五所川原市の津軽鉄道サポーターズクラブ会長の飛嶋献さん(50)と会って、話を聞いた。山本さんが町の人たちへ呼びかけ、井戸端会議と称して町に飛嶋さんを招き、設立経緯や活動などに関して語ってもらった。その後も、地域おこしで活動する人たちを囲み、何回か井戸端会議を開いた。
そのうちに、山本さんらも組織を作った方がいいという機運が盛り上がった。まず町を何とかしなければという気持ちをメンバーで確認するために、じっくり時間をかけた。
応援隊発足後、「自分たちでできること」の第1弾が、6〜8月に3回行ったJR五能線深浦駅での「手を振り隊」の取り組みだった。十数人のメンバーが列車の観光客や乗降客らに、「いいべ!ふかうら まだ恋(また来い)じゃ」との横断幕をかざし、手を振って送迎した。
「お客さんたちがすごく喜んでくれたし、メンバーも思った以上に手応えを感じたようだ」と山本さん。そこで、11月末と新幹線新青森駅開業日の12月4日には、大間町のフェリー岸壁での旗振りなど地域おこし活動をしている「あおぞら組」と、手を振るなどの同時行動も検討している。県内の端っこ同士で行動し、県内や町の中でもっと取り組みを広げていきたいという。
新幹線で大勢の人たちが青森に来る中で、一人でも二人でも多く深浦を訪れるようになれば、町の豊かさにつながると期待する。そのためには、住民が魅力的になることで町も魅力的になる必要があると強調する。
「行政の下請けではないが行政と協力し合って、着実に一つずつ活動を積み重ねていけば大きな力になる。深浦は面白い所だから、また過ごしてみたいと言うお客さんが増えてほしい」。「いいべ!ふかうら」は芽が出たばかりだが、町の人たちが元気になり豊かになればという思いを強く持っている。メンバーらも、大樹に育てとアイデアをひねる毎日だ。【塚本弘毅】
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■メモ
山本さんは夫(51)と「食べ物屋セイリング」を経営。「いいべ!ふかうら」は会社員や自営業、農業、農産物直売所運営の主婦、役場職員ら会員23人。連絡先は電話0173・74・3068。
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http://www.asahi.com/business/update/0913/TKY201009130365.html
ロッテホテル、モスクワで本格オープン アジア初の進出2010年9月13日21時43分
【モスクワ=副島英樹】ロッテホテルは13日、モスクワ中心部に五つ星の高級ホテルを本格オープンさせた。韓国国内のホテルブランドでは初の海外進出で、アジアから初のロシア進出となる。左祥奉(ザ・サンボン)社長は記者会見で「一人一人に合った東洋的なきめ細かいサービスで感動を与え、ロシアのホテル業界のサービスに新しい風を起こしたい」と述べた。
天然資源によるロシアの経済成長を背景に2007年に着工。08年の経済危機で世界のホテルチェーンが進出計画を見直す中、投資を中断せずに完成にこぎつけた。新車発表会も開催できる大型宴会場を備え、ニューヨークの有名和食レストラン「MEGU」が出店した。
特に力を入れたのは、現地ホテルマンのサービス意識の改善。旧ソ連体質の名残でサービス業界全体の水準が高くないと言われるロシアで、約300人の正規職員にサービス教育を徹底したという。
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http://kumanichi.com/news/local/main/20100830003.shtml
2010年08月30日 熊本日日新聞
水前寺公園の入園者低迷 官民で集客に本腰
入園者数が低迷している水前寺成趣園=熊本市
熊本城と並ぶ熊本市の二大観光名所・水前寺公園(成趣園)の入園者数が減少の一途をたどり、ピーク時の約6分の1にまで落ち込んでいる。来年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を控え、県や熊本市、地元商店会などは熊本城などと連携した集客対策に本腰を入れ始めた。
県観光交流国際課によると、水前寺公園の入園者数は1976年の189万人をピークに年々減少。この数年は33万〜35万人と低迷が続いている。
入園者減の原因の一つは、修学旅行生の減少。熊本市観光政策課によると、同市の修学旅行宿泊者数は、集計を始めた99年の2万3528人から2008年には6073人と10年間で約4分の1に減った。海外やテーマパーク、スキー合宿など目的や旅行先が多様化。修学旅行の“定番コース”だった水前寺公園がはずれるケースが多くなった。
一方、熊本城の入城者数は06年に約89万人にまで落ち込んだが、07年は築城400年祭が盛況だったため121万人、本丸御殿が完成した08年には過去最高の203万人を記録するなどV字回復。観光関係者からは、熊本城の入城者を水前寺公園などへ誘客する行政の観光施策の不備を指摘する声も聞こえる。
公園内では9月末、細川家ゆかりの「古今伝授の間」(県指定重要文化財)の修復工事が完了する。熊本市は10月から、熊本城や水前寺公園など市内の有料観光施設の共通入場券「満遊くまもとパスポート」を販売し、相乗効果を図る計画だ。
地元商店会でも県や県観光連盟と連携。参道の10店舗で辛子れんこんやいきなり団子など17商品の試食や10%割引ができる観光パンフレット5万部を、熊本市内の旅館やホテルに置き、PRしている。
11月6、7日には、水前寺公園一帯で伝統芸能の披露などがある「水前寺まつり」(仮称)が企画されている。実行委は県内の文化、経済団体でつくる「熊本城400年と熊本ルネッサンス」県民運動本部。吉丸良治会長は「古今伝授の間のリニューアルと水前寺まつりは入園者を増やすきっかけになるはず。一致団結して盛り上げていきたい」と話している。(岡恭子)
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http://www.asahi.com/international/update/0917/TKY201009170504.html
ホテル「当てにしてたのに」 中国客1万人キャンセル2010年9月18日1時5分
中国からの約1万人の団体旅行が突然中止されたことで、受け入れ先のホテルは直接的な打撃を受ける。消費意欲旺盛な中国人旅行客の訪日取りやめが続くのかどうか。関係業界は懸念している。
静岡県浜名湖畔のホテルグリーンプラザ浜名湖。宝健日用品有限公司の一行のうち計560人が7日間に分かれて泊まる予定だった。年間の外国人宿泊数を上回る「大型受注」で、中国語の表示などを準備していた。担当者は「当てにしていただけに残念」。
一行の訪日は日本政府観光局が誘致したもので、海外からの団体旅行としては最大規模。前原誠司・前国土交通相のトップセールスもあり、韓国に競り勝った経緯がある。
アジアから増えている訪日外国人の中でも、中国人の伸びは突出している。7月は前年同月の約2.5倍の16万5100人で、7月としては過去最高。今回、訪日を中止した約1万人は、その約6%に相当する規模だ。
観光庁の4〜6月の消費動向調査によると、中国人が日本で消費した金額は推定503億円で、外国人全体の22%を占める。訪日の足が鈍れば、小売りや観光などの業界は痛手になる。
中国企業の傘下で東京・秋葉原などに店を構える家電量販店ラオックス。来店者の半分以上が中国人観光客の店もあるという。中国の「国慶節」がある10月初旬はかき入れ時で「騒ぎが早く収束してほしい」と気をもむ。
関西の空の玄関口となる関西空港の幹部は「全日本空輸が発表した格安航空会社の設立も、中国人観光客を狙ったもの。中止の動きが広がらないようにと願っている」と話した。一方、日本百貨店協会の飯岡瀬一専務理事は17日の記者会見で「(影響は)一時的なものだと思う」と指摘。「日本と中国はこれからも連携し、良い方向に向かうと信じている」と期待を込めた。
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http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20100915/zsp1009151524018-n1.htm
カネを使わずに豪華滞在できるリゾートは「マカオ」
★耳よりマル得情報「レジャー」
2010.09.17
マカオの夜景も香港にひけを取らない。ミシュランで紹介されるようなレストランも擁し、グルメ事情も香港並みに充実している【拡大】
いくら円が強いとはいえ、散財すればすぐになくなってしまうのは当たり前。同じ予算で、よりたくさん遊び回れる海外旅行先とはどこなのだろう。「物価を考えるとアジアですが、なかでも『マカオ』を総合的なパフォーマンスからお勧めします」と断言するのは、旅行ライターの芹澤和美氏。
「香港の添え物のようなポジションから、近年の怒濤の都市開発により、俄然マカオは注目を浴びています。埋め立て地では、豪華5つ星ホテルが建設ラッシュ中。とはいってもまだ開発途上なので、香港よりもリーズナブルに豪華滞在が楽しめる。香港では美食とショッピングがメインイベントですが、マカオでは世界遺産巡りなど、お金がかからないイベントも充実。その最たる例が市内にいくつもあるホテルのカジノで、入場料ゼロでふらっとホールに入っては、ボーイが運んでくる軽食(無料)で腹ごしらえ。勝負に敗れたら、ホテルの周りに質屋がたくさんあるので、そちらで清算できます(笑)」
あと、「次点」として芹澤氏が推すのはマレーシア。
「タイやシンガポールと比べて治安が良く、なおかつマレーシア航空がキャンペーンに力を入れているので、メルマガの会員登録をしておくと、たまに驚くような値段でチケットが手配できます。5つ星ホテルに3泊してエアー代込みで7万円とか。中でもボルネオ島はエコツーリズム志向で、動物と接したりできるのも体験派には嬉しい。ラグジュアリーリゾートというより5つ星のログハウスといった風情の施設が多いのは、むしろ男性向きかも」
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2010091902000154.html
氷見観光 手軽にタクシー 6コースで定額プラン
2010年9月19日
市観光協が売り出し
富山県氷見市観光協会は、定額で市内の主要観光地を周遊できる「氷見お手がるタクシープラン」を売り出した。二〇一四年度の北陸新幹線開通を見据え、きめ細かい交通網づくりが課題となる氷見。観光客誘致の“足固め”に乗りだした。
周遊するのは、道の駅フィッシャーマンズワーフ海鮮館、氷見あいやまガーデン、市海浜植物園、朝日山公園、上日寺、光久寺の六カ所。道の駅を発着点に、三〜四カ所を約二時間半で回る六種類のコースを用意した。
タクシーは最大四人乗りで、平和交通、つばめ交通など市内の事業者が運行。利用者は目的地で降車の際、迎えに来てもらう時間を運転手に伝える。
同協会によると、小型タクシーを二時間貸し切った場合、料金は一般的に一万二千円ほどだが、このプランだと四千五百〜九千八百円と割安になる。乗客が観光している間、タクシーをその場で待たせず通常営業してもらうことで効率化を図り、低価格を実現した。
「北陸新幹線開通に合わせた二次交通網の整備が不可欠」として、同協会の下村雅仁旅行部長がプランを発案。「定額のため時間や距離で料金が上がるメーター制に比べて安心して利用できる。マイカー利用者以外の人たちにも、便利に観光を楽しんでもらいたい」と千客万来を見込む。
プランの申し込み、問い合わせは、市観光協会=電0766(74)5250=へ。 (奥村圭吾)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100917-OYT8T01239.htm
「みどりや」再生法申請
ビジネスホテル運営 大手進出に勝てず
青森市でビジネスホテルを運営する「みどりや」(本社・青森市長島、井上康司郎社長)が青森地裁に民事再生法の適用を申請していたことが17日、わかった。負債総額は約16億円にのぼり、今年に入ってからの県内企業の倒産としては、3番目の規模。今年1月には青森駅前の「青森グランドホテル」も破綻(はたん)するなど、ホテル業界が依然苦戦を強いられている。
民間信用調査機関・東京商工リサーチ青森支店によると、みどりやは1987年、ビル管理会社として設立。その後、青森市本町に「青森グリーンパークホテル」と「青森グリーンパークホテルアネックス」の2軒のビジネスホテルを建設し、ピーク時の2003年11月期には8億円台の売り上げがあった。しかし、全国展開の大手ビジネスホテルの進出が相次ぐと、稼働率が悪化。価格競争が激化し、昨年7月期には売り上げが約4億5000万円にまで落ち込んだ。
同社は17日、取材に対して、ホテルの営業は継続する方針を明らかにし、今月21日に「青森市はまなす会館」で債権者集会を開催するとした。
青森市内では今年1月、「青森グランドホテル」が破綻し、老舗の「駅前ホテル青森館」も閉鎖。いずれも、価格競争と宿泊客の減少で体力を消耗している。今後、東北新幹線新青森駅の開業で移動時間が短縮され、県外からの出張なども日帰りが増えることも見込まれる。東京商工リサーチ青森支店は「ビジネスホテルの経営はますます厳しくなる可能性がある」とみている。
(2010年9月18日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/business/update/0917/TKY201009170378.html
九州全域で観光特区構想 ビザ緩和などで中国人客誘致2010年9月18日2時8分
国が規制緩和や税制上の特例措置を適用する「総合特区」構想について、九州各県や経済界でつくる「九州観光推進機構」(会長=石原進JR九州会長)が、九州全域で観光客誘致を進める構想を提案する。外国人観光客の入国規制の緩和などが柱だ。
総合特区は菅直人政権が新成長戦略で力を入れる政策で、観光、農業、環境などの分野で規制緩和や財政支援を集中的にする。来年の通常国会で法制化を目指しており、今月21日まで具体的な構想を地方自治体や民間に募っている。
九州観光推進機構の構想は「九州アジア観光戦略特区」。九州では7月の個人観光ビザ(査証)の発給条件の緩和などで、九州に近い中国からの観光客が増え、博多港(福岡市)など九州各地で中国発のクルーズ船の来航も急増している。来年3月には九州新幹線・鹿児島ルートが全線開通するのも視野に、九州全域で外国人客の受け入れ態勢を強化したいという考えだ。
具体的には、ハウステンボス(長崎県佐世保市)や離島など特定地域に限り、中国人観光客のビザを不要にする▽クルーズ船内のカジノについて、日本領海内でも営業を認める▽一度ビザを取得すれば、5年間は九州に限り入国を可能にする、など約30項目を盛り込む方針だ。
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http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091701000494.html
福岡、中国人観光客に期待 クルーズ船が急増
クルーズ船で福岡市の博多港に到着した中国人観光客たち=6月
福岡市の博多港に寄港する中国発着のクルーズ船が今年に入って急増している。購買意欲が旺盛な中国沿岸部の「新富裕者層」が乗客の大半を占めるなど経済効果への期待は高く、市や地元の百貨店などはクルーズ船“特需”の取り込みに必死になっている。
市によると、2010年に博多港に寄港を予定する中国発着のクルーズ船は、09年の倍以上の66隻に上る。市は「中国人観光客ら約14万人が市内を訪れ、買い物や食事などの経済効果は約29億円」と想定する。
寄港地として福岡の人気が高まっている背景には、アジアに近い地理的な優位性がある。クルーズ船ツアーを取り扱う日本の旅行代理店は「東京や神戸に寄港すると、日程も延び、旅費も割高になる。中国人にとって福岡は最も手軽な日本の旅行先だ」と指摘する。
福岡市内の百貨店では、クルーズ船の日帰りツアーで買い物に訪れる中国人の団体客が増加。消費不況で各社の業績が悪化する中、博多大丸(福岡市)は3〜5月の免税扱い売上高が前年同時期の約1・5倍になった。
同社は「中国人観光客の売れ筋はブランド品、化粧品から調味料、ベビー服まで幅広い。今後も期待できるマーケットだ」として、売り場にいる2人の通訳の増員も検討している。
アジアのゲートウエーの地位確立を目指す福岡市は、大型船向けの岸壁や国際旅客ターミナルなど博多港のインフラ整備を進める一方、今年4月からはクルーズ船の入港料を半額にするなど誘致に本腰を入れ始めた。
市港湾局の荒木慎二事業推進課長は「来年3月には九州新幹線も全面開業する。九州全体で相乗効果が出てくるのでは」と期待している。
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-23_10467/
沖縄観光へ影響懸念 羽田空港国際化
入域の半数 関東圏
経済 2010年9月23日 09時27分
(35時間7分前に更新)
羽田空港4本目の滑走路運用開始と国際線ターミナルの開業が10月21日に迫った。羽田の国際化で海外に出かける関東圏の客の利便性が高まれば、円高傾向も相まって、海外旅行にシフトする可能性もある。沖縄を訪れる国内観光客数の約半分は関東圏からの客で占めるため、羽田の国際化は「沖縄観光にとって当面マイナスに働くのでは」(県内観光業界)と懸念の声もあがっている。(榮門琴音)
「羽田発着オススメの旅」「仕事帰りに海外へ!」―。羽田の国際化に呼応した海外旅行商品が、全国紙の一面広告、インターネット、パンフレットに並ぶ。大手旅行会社JTB(東京)は羽田に新規就航するすべての路線で海外旅行商品を企画。売り出しは好調で「羽田の国際化の影響だけではないと思うが、11、12月の需要の底上げになっている」という。
羽田の国際便は、これまでの中国、韓国の4都市に加え、10月末以降は新たに東南アジアや欧米など17都市に拡大する。円高や格安航空会社(LCC)の参入もあって、海外へのアクセスは格段に良くなる。
県内の観光客数を国内主要航路別で見ると、関東圏からの客は49・2%(2009年度県観光企画課)。国内客の約半分を占める沖縄観光の屋台骨だ。観光客数は今年2月以降、7カ月連続で前年同月比を上回り、リーマンショック後の景気低迷時から「回復基調」にあるとみられていたが、羽田の国際化による影響が沖縄観光に影を落とす。羽田の国際化や、航空会社が進める航空機の中型化による提供座席数の減少など、マイナス要因が重なるとして、県は下期の沖縄観光への影響を懸念している。
JAL沖縄(那覇市)の西尾忠男社長は「利便性、価格競争、円高、新国際線ターミナルの物珍しさも重なって、一時的に選択肢としての価値が沖縄から海外へ移行するのでは」とみる。「杞憂(きゆう)に終わればいいが、沖縄の強みをアピールして消費者に注目させるような施策が必要」と指摘する。
一方、「羽田が国際化しても、沖縄は国内のリゾート地なので客がリピートすると思う」(JTB広報)との声も。一部海外から沖縄へのアクセスが良くなるため、外国客が沖縄まで足を伸ばしやすくなることも考えられる。カヌチャベイリゾート(名護市)の白石武博社長は、羽田の国際化は沖縄観光にとってマイナス要素が大きいとみるが、「海外の競合地が近くなる。沖縄観光をどう組み立てるか、本気で取り組むいいきっかけになる」ととらえた。
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http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092501000327.html
帝国ホテル14年にも札幌進出 外国人客狙い
帝国ホテルが、札幌市中心部に進出する方向で検討していることが25日、分かった。同ホテルの筆頭株主である三井不動産が建設する高層ビルに入居し、2014年にもオープンする。外国人旅行者を含めたビジネスや観光の利用が見込める上、ホテルの運営受託となるためリスクも小さいと判断している。
ホテルのブランドは「帝国ホテル」を使う。札幌市にはホテルオークラ、ホテルニューオータニが既にあり、実現すれば「御三家」と呼ばれる国内老舗ホテルが出そろう。帝国ホテルが開業すれば、1996年にオープンした帝国ホテル大阪(大阪市)以来で、計4カ所となる。
検討中の計画によるとビルは36階建て、高さは約185メートルで、帝国ホテルは高層階に入居する。幅広い顧客に対応した客室を用意し、宿泊を中心としながらも会議などに使える宴会場や、レストランも設ける考えだ。
このビルには米大手ホテルのマリオット・インターナショナルが進出する計画だったが、金融危機の影響により白紙撤回されていた。
2010/09/25 12:00 【共同通信
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/252745.html
帝国ホテル、札幌進出を検討 駅前通に建設予定の三井ビルに(09/25 14:15)
国内高級ホテルの代表格である帝国ホテル(東京)が、札幌市中心部に進出を検討していることが25日、分かった。三井不動産(東京)が札幌駅前通に建設する「札幌三井ビルディング」(中央区北2西4)に入る方向で、年内にも正式決定する方針。早ければ2014年度に開業する見通しだ。
札幌三井ビルは地上36階、高さ185メートルの道内一の高層ビルとなる計画。低層階は商業テナント、中層階はオフィスで、高層階に帝国ホテルが入る。詳細は今後詰めるが、国際会議など大規模なイベント用スペースは設けず、宿泊に重点を置いて営業するもようだ。
三井不動産は当初、同ビル開業を12年春として、外資系を含むホテル数社と交渉していたが、08年のリーマン・ショック後、商業テナントや観光需要が激減。本体工事の着工を先送りしている。ただ、札幌には世界的に知られるホテルは少なく、増加するアジア富裕層の観光客をはじめ「高級ホテル需要は多い」(業界関係者)とされる。このため、帝国ホテルは進出の検討に入ったとみられる。
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ハウステンボス経営移行半年 手堅い経営で四半期黒字
http://www.asahi.com/business/update/0925/SEB201009250002.html
2010年9月26日9時1分
ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)が旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)のもとで再建に着手して半年。人気タレントも起用するイベントの連打で話題を集め、四半期決算では開業以来初の経常黒字を果たした。打ち出しのにぎやかさと経営管理の手堅さとが両輪だ。
◇
ハロウィーンの衣装に身を包んだ「キャスト」20人が「パレードに参加しませんか」と声をかけ、子どもたちにマントや帽子などを貸し出していく。
HTBが初めて企画したハロウィーンのイベントだ。23日午後、カボチャ型のフロート(山車)とともに出発した隊列は、500メートルほど進む間に200人以上に膨らんだ。
HIS傘下での営業は、華やかなイベントが目立つ。人気アニメ「ワンピース」や人気歌手の故マイケル・ジャクソンさんのテーマ館、アイドルグループ「AKB48」のライブと矢継ぎ早だ。
ただし、その運営には堅実さが垣間見える。ハロウィーンの山車は夏のカーニバルからの転用。キャストは1日2回のミュージカルとかけもちしている。
7月に開いた西洋風お化け屋敷「スリラー・ファンタジー・ミュージアム」は、新設ではなく閉鎖中の施設を改装した。さらに、手を組んだ東京の民放キー局、フジテレビが費用の約3割を負担した。施設やスタッフの使い回しでコストを抑える巧みさだ。
◇
その手堅さは、黒字化した決算に表れている。
4〜6月期の入場者は34万9千人と前年同期比2%の微増。入場料値下げが響き、売上高は25億4千万円と13%減少した。それでも、営業赤字は4億円から9千万円に圧縮した。経常損益は3億8千万円の赤字を1億7千万円の黒字に転換した。
人件費にはほとんど手をつけず、施設管理などの販売管理費に大なたをふるった。販管費は前年同期の約4分の1にあたる6億円以上を削り、19億8千万円に抑えた。HTBを傘下におさめる前に、園内の施設の価値を見直すことで毎年かかる減価償却費を圧縮したのが効いた。
取引先も、必ずしも地元企業を優先せずに契約を見直して節約。多額の借金を放棄してもらって返済負担も軽くなった。
これに、佐世保市から受け取る2億2千万円(4〜6月)が加わる。固定資産税などの相当分を再生支援の交付金として受け取るものだ。過去のつけをはらってから再建に乗りだし、その後は細かに積み重ねる手法だ。
◇
入場料を安くして客を集め、長い時間を過ごしてもらって飲食やイベントで稼ぐ――。HTBはコスト削減の先を、こう見据える。
入場客1人あたりの売上高は、4〜6月期に7300円と前年同期比で約1200円減った。入場料の値下げや、夕方以降の割引チケットの導入、場内の飲食代を値下げした影響だ。
沢田秀雄社長(HIS会長)は「極端に言えば入場料はただでいい。多くの人が滞留する観光都市を目指す」と説明。まずは来てもらうことを優先する考えが鮮明だ。
HISグループや出資企業も格安ツアーで支える。HIS系の九州産交ツーリズム(熊本市)の商品は、熊本発日帰りバス代込みで4980円から。1億円出資するJR九州は、博多発の往復切符がついて5000円の割引切符を売る。いずれも正規の往復運賃より安い設定だ。
雨が少なかった夏休み期間の入場客は前年より4割増え、まずは集客増に成功した。お金を使ってもらえるイベントや物販の成否が今後のかぎをにぎる。(市川雄輝、大畑滋生)
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http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/toku/genba/CK2010092602000169.html
金沢のレンタサイクル開始1カ月 『まちのり』 ノリノリ
2010年9月26日
手軽で便利と利用が好調の「まちのり」=JR金沢駅東口で
観光客中心に利用好調
課題は走行環境の整備
金沢市中心部の10カ所でどこでも貸し出し・返却ができる公共レンタサイクルの社会実験「まちのり」がスタートして、約1カ月が経過した。観光客を中心に利用は好調で、計100台用意した自転車の1日平均利用回数は3.65回と予想の2回を大きく上回る。一方で、街中には狭い道や段差も多く、走行環境の整備など課題も浮き彫りになった。(村上一樹)
「街中の緑も感じながら、気持ち良く移動できていいですね」。九月の連休に東京から訪れた女性(27)は、JR金沢駅東口で自転車を借り、長町を経由して金沢21世紀美術館(21美)までまちのりを利用した。「手続きも思っていたより短時間で、手軽に使えて便利です」と話す。
まちのりは、欧州で広がる「コミュニティーサイクル」を金沢でも導入しようと、市が八月二十一日から十月二十日までの期間で初めて実施。車中心の交通を見直し、地球環境に優しい自転車を手軽な移動手段として浸透させることで、中心市街地の活性化にもつなげる狙いだ。
サイクルポートと呼ぶ貸し出し・返却拠点は武蔵や香林坊などにあり、利用は登録が必要。基本料金は一日二百円(定期利用は月千円)で、一回の利用が三十分を超えるたびに二百円が加算される。
◇ ◇
今月二十三日現在の登録者数は四千百二十三件で、延べ利用回数は一万二千四百十回に上る。観光目的の利用が圧倒的に多く、全体の約八割を占める。ポート別では、武蔵、金沢駅、東山、21美の順に利用が多い。市歩ける環境推進課は「予想を大きく上回る」と手応えを感じている。主要な観光地が市の中心部に集まり、車より自転車での散策が便利なことに加え、晴れの日が続いたことも影響した。
一方、社会実験を通じて課題も浮かび上がった。その一つが走行環境の悪さ。利用したこの女性は「道はガタガタで、車も多い。長町では対向車と交差して危険だった」と不満も漏らした。
自転車は車道の左側走行が原則。歩道走行は例外的に認められるが、金沢は段差や石畳も多い。車いすやベビーカーの利用者も含めて、走りやすいとはいえないのが現状だ。自転車利用の増加で、交通事故を誘発する可能性もある。
◇ ◇
通勤を想定した北陸鉄道野町駅での利用は、貸し出し・返却合わせて一日平均七回と極端に少ない。同課は「観光客だけでなく、市民にも日常生活でもっと使ってほしい」と呼び掛ける。
雨や雪の多い冬場には利用者が落ち込むことも予想され、採算性の確保も課題になりそうだ。市は二〇一四年度の北陸新幹線開業までの本格導入を目指しており、同課の清水啓紀課長は「市民も使いやすい場所へのポートの設置や、二十四時間使えるシステム、電動アシスト付きの自転車の導入なども今後の検討課題」と話している。
◇コミュニティーサイクル◇ 自転車を共同利用するシステムで、パリやロンドンなど欧州の都市で広がっている。レンタサイクルとは違い、借りた場所に自転車を返す必要はない。最も規模が大きいのはパリの「ベリブ」で、市内に約1500カ所のステーションをおよそ300メートル間隔で設置。自転車約2万台を配備している。国内でも昨年、東京都千代田区や名古屋市など各地で試用実験が実施され、今年3月には富山市が日本で初めて本格導入。市中心部15カ所に計150台の自転車を設置し、24時間借りたり、返したりできる。
◇後記◇ 実際にまちのりを利用してみた。初回は身分証を見せて会員カードを作るが、手続きはわずか5分足らずで済んだ。自転車はいわゆる“ママチャリ”。カゴも付いて、サドルの高さも調節可能。JR金沢駅から長町まで走ったところ、所要時間は車とほとんど変わらなかった。地球環境に加え、健康にもいい自転車。金沢に根付かせるため、今回の社会実験での成果と課題を生かし、今後も工夫を凝らしていってほしい。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/200462
東アジアの観光客呼び込め 福岡など5市が連携会議設立
2010年9月29日 13:46 カテゴリー:九州 > 福岡 社会
「東アジア誘客3県都市連携会議」の設立総会で手を携える(左から)奥村・雲仙市長、樋渡・武雄市長、黒田・平戸市長、谷口・嬉野市長、吉田・福岡市長=29日午前11時、福岡市役所 台湾を中心とした東アジアからの観光客誘致に力を入れようと、福岡市や長崎県平戸市など北部九州の5市が、「東アジア誘客3県都市連携会議」を立ち上げることになり、5市長が参加して29日に福岡市で設立総会があった。福岡、佐賀、長崎3県の5市にある多彩な観光資源を共同で台湾に売り込む。来年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開通を控えて九州の「縦軸」の注目度が上がる中、北部九州の「横軸」が連携して“埋没”を回避する狙いもある。
ほかの参加都市は、佐賀県嬉野市と武雄市、長崎県雲仙市。福岡市役所であった設立総会で、会長に選ばれた黒田成彦平戸市長は「歴史、自然、食の九州らしい魅力をアジアに発信したい」と抱負を述べた。福岡市の吉田宏市長は「福岡を出入り口に、北部九州の西地域に観光客を呼び込みたい」。武雄市の樋渡啓祐市長は「誘致の輪を韓国、中国、東南アジアにも広げていきたい」と意欲をそれぞれ語った。
連携会議は、4月末に台湾を訪れた黒田市長が現地の観光関係者に「4泊5日の日程で観光ツアーが組めないか」と提案されたのが発端。温泉やグルメなどの観光資源や、台湾航路がある4市に参加を打診し、実現した。平戸市は、台湾を統治した中国・明の遺臣鄭成功(ていせいこう)(1624−62)の出身地で、もともと台湾との交流が深いという。
今後は11月に台北である旅行博覧会「台北国際旅行博」に5市共同で出展するほか、台湾の旅行会社に観光ツアーを開発してもらうため、関係者を5市に招くことも検討するという。
=2010/09/29付 西日本新聞夕刊=
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2010092902000133.html
高岡〜砺波〜南砺〜白川 周遊バスで広域観光
2010年9月29日
来月から 新幹線開業控え試験運行
富山県西部と岐阜県飛騨地方の自治体などでつくる「越中・飛騨観光圏協議会」が10月から2カ月間、JR駅と富山県砺波、南砺両市、岐阜県白川村の観光施設を結ぶ周遊バスを試験運行する。(宮本隆康)
二〇一四年度の北陸新幹線開業による観光客増を見込み、公共交通機関で訪れる観光客の動向を調べる目的。来年度は氷見市一帯でも試験運行を予定し、広域観光圏内の交通網を検討する。
協議会によると、高岡、砺波駅などを発着する三路線で、五箇山の合掌造り集落、井波別院瑞泉寺、砺波市チューリップ四季彩館、となみ散居村ミュージアム、白川郷などを一日がかりで回る。
月、金、土、日曜と祝日に運行。五日前までに予約がなければ運休する。料金は二千〜三千四百円。
乗降客が多い施設や駅を調べ、乗客へのアンケート調査もする。
路線マップ約三万部を作製し、地元観光協会や旅行会社などに配布してPRする。事業費は約五百万円。
協議会は広域観光を推進するため、富山県西部六市(高岡、射水、氷見、砺波、小矢部、南砺)と、岐阜県飛騨地方の三市村(高山市、飛騨市、白川村)、両県、観光関連業者らで構成され、四月に国の認定を受けた。
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20100929/CK2010092902000138.html
白山を囲み観光連携 来月から3地域キャンペーン
2010年9月29日
五箇山・白川郷・白山ろく一周の観光をPRするパンフレットの表紙
白山ろく〜五箇山〜白川郷
食や温泉合掌造り ポスターやCM展開
白山商工会(白山市)は十月初旬から、白山ろくと富山県南砺市の五箇山、岐阜県白川村の三地域を一体にした観光キャンペーン「白山美里物語 〜美と癒やしを体感する山里の旅〜」を始める。今後は三地域の観光をブランド化し、金沢を拠点に三地域を一周する観光ルートを全国に発信する。 (今井智文)
「霊峰白山の麓(ふもと)に広がる三つの山里をめぐる」がキャッチフレーズ。二〇一四年度の北陸新幹線金沢開業に向け、金沢−五箇山−白川郷−白山スーパー林道−白山ろく−金沢の観光ルートのPRを開始する。三地域共通の報恩講料理や堅豆腐などのほか世界遺産の合掌造り集落、温泉や食など、白山周辺の独特の観光資源を地域ブランドとして発信する。
キャンペーン開始後は、ポスターやパンフレットを配布。今後はテレビCMやホームページなどでもPRする。白山商工会は「まずは美しい紅葉の時期に、三地域一周を楽しんでほしい」と話す。
キャンペーンは四月に国の本年度「地域資源∞全国展開プロジェクト」に採択され、白山商工会が南砺市商工会五箇山支部、白川村商工会と連携して観光ルート開発に取り組んできた。
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>>675
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100929/05.shtml
9月29日のながさきニュース
長崎新聞
熊本から島原、長崎経由しHTBへ 九州産交が10月からバス運行
県は28日、九州産交観光(熊本市)が、熊本から島原、長崎を経由してハウステンボス(HTB)へ向かう「雲仙・長崎オーシャン観光バス」を10月1日から1日1便運行することを明らかにした。
県議会環境生活委員会で、八江利春委員(自民)の質問に、永川重幸交通局長が答えた。
交通局などによると、年末年始を除き、来年3月まで毎日運行。熊本市内のホテルを回って宿泊客を拾い、熊本駅を午前10時10分ごろ出発。熊本新港からフェリーで島原外港に渡り、長崎駅前着は午後4時半ごろ、HTBには午後6時15分ごろ到着する。熊本発だけで、HTB発の便はなく、熊本県内では乗車だけ、本県内では降車だけとなる。途中停車する島原城、雲仙、小浜では観光する時間も設けた。
旅行会社が、関西方面から新幹線を利用して熊本を訪れる観光客を対象にオプションとして販売するため、バスだけの利用はできない。料金(大人)は熊本から雲仙・小浜まで3500円、長崎駅まで4500円、HTBまで5500円。
県は、来年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開通を見据え、九州の横軸である長崎、熊本、大分の3県による連携を推進しており、永川局長は「長崎発の便を交通局が運行することも考えられる。収支がとれる路線か検討しなければならない」と述べた。
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新潟って行ったことないんすけどどうなですか?
まったく興味わかないけど・・・
金沢は天気以外はいい街ですよね
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100928ddlk15070054000c.html
記者ノート:金沢の魅力に勝てる?=畠山哲郎 /新潟
先週末、金沢へ旅行に出かけた。地図を片手にぶらりまち歩き。兼六園をはじめ、現代アートが楽しめる金沢21世紀美術館、鮮魚が並ぶ近江町市場−−。さまざまな観光スポットを巡った中で最も印象に残ったのは、まちなかの商店街の活気だった。
加賀友禅の店から若者向けの洋服店、和菓子店からワッフル店まで、通り沿いにはさまざまな店が並び、老若男女が行き交う。どの店も明るくおしゃれなうえ、店員も気さくで商売上手。ついつい余分な物まで買ってしまう。名所の多さとまちの活気。シンクタンクが行った「最も魅力的な市区町村」という調査で9位に入ったのもうなずけた。
北陸新幹線(長野−金沢間)が14年度に開業すると、東京−金沢間が直結する。これによって上越新幹線の本数が減らされるのではないかと懸念する「2014年問題」。観光という視点から金沢と新潟の魅力を比べたとき、首都圏の人たちの多くはどちらを選ぶだろうか。ハード、ソフトの両面から新潟観光を見直さなければ、いま以上に観光客が流れてしまうだろう。ちなみに、先の調査で新潟市は163位だった。
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>>543ほか
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100929/biz1009291849030-n1.htm
休日分散化で国民会議設置 観光庁、座長に新日鉄の三村会長
2010.9.29 18:48
観光庁は29日、大型連休を地域ごとにずらして取得する「休暇分散化」の実現のため、経済界や有識者など各界から幅広く意見を聞く「休暇改革国民会議」を発足させる、と発表した。座長には新日本製鉄の三村明夫会長が就任し、10月6日に初会合を開く。
意見を集約した上で、祝日法改正案を来年の通常国会に提出する方針だ。
会議には、教育界や都道県知事らも加わり、約60人で構成される。橋下徹大阪府知事や作詞家の秋元康氏、F1ドライバーの小林可夢偉選手らも参加する。
2回目の会合を開く11月下旬までに法改正に向けた具体案を取りまとめたい考え。同庁は、2012年以降の分散化実施を目指している。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/23909_16.html
県「医療観光」推進へ 検査・治療+食や温泉で滞在図る
(2010年9月29日午前11時10分)
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「医療観光」の目玉としても期待される県陽子線がん治療センターの治療室=5月、福井市四ツ井2丁目
県は海外からの観光誘客を目指し、福井県内の医療機関で患者を受け入れ観光旅行に結び付ける「医療観光」の受け皿づくりに取り組み始めた。先端医療と温泉や食を組み合わせて本県滞在を促すのが狙いで、来春開設する県陽子線がん治療センターの活用も視野に入れる。11月には医療機関や旅行会社向けに初のセミナーを開き関心を高めてもらう方針。
医療観光は、高水準の医療を受ける目的で日本に滞在する外国人を増やし、ビジネス拡大につなげる新たな誘客形態。政府が6月に閣議決定した新成長戦略にも盛り込まれた。特に、多くの富裕層を抱える中国人への個人観光ビザ発給の要件が7月に緩和され、国や全国の自治体が動きを活発化させている。
県は7月、中国の旅行会社、県内の医療機関と連携し、芦原温泉で宿泊する3泊4日のモニターツアーを実施。半日を人間ドックで過ごし、大本山永平寺や東尋坊、中国で知名度の高い藤野厳九郎記念館を観光する日程を組んだ。参加した中国人からは、病院の丁寧なもてなしや、東尋坊の絶景に好評を得たという。
県国際・マーケット戦略課は「質の高い日本の医療技術は、中国人にとって安心感がある」と分析。本県が掲げる「健康長寿」のイメージを生かし、コシヒカリや越前がに、永平寺の精進料理などの「食」、東尋坊や三方五湖などの「景色」、芦原温泉での湯治、平泉寺での森林浴などの「癒やし」を組み合わせて売り込みたい考え。
医療面の目玉と期待されるのは、来年3月に治療開始予定の県陽子線がん治療センター。陽子線治療は副作用が少なく高い効果が期待できる上、全国でもまだ数少ない施設。北陸では唯一の存在で、差別化を図る有力な“武器”となるからだ。
陽子線がん治療は通院で可能となるため、本県に長期間滞在し、1日1回30分程度の治療時間以外は観光を楽しんでもらうことができる。五十嵐嘉也県観光営業部長は「温泉やゴルフを組み合わせた滞在プランを提案していきたい」と語る。
ただ、中国人の個人観光ビザによる滞在期間は15日間に限られ、同センターでの本格的な受け入れには課題が残る。長期の滞在が可能な「医療滞在ビザ」の創設を国が進めている段階だ。
また、外国人に医療用語を正確に伝えるために専門知識を持った「医療通訳」の配置など、医療機関にとっても課題は多い。県内で検査を受け帰国後に治療する場合の医療機関同士の連携や、医療過誤があった場合の対応も大きな問題となる。
11月のセミナーでは、県内の医療機関や旅行会社、宿泊施設を対象に、医療観光の有望性や課題解決の方策を専門家が説明する。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20101002401.htm
今も7割が観光客 開業40年の加賀温泉駅
開業40年を迎えたJR加賀温泉駅
加賀市のほぼ真ん中に位置するJR加賀温泉駅は1日、開業40年を迎えた。利用者の7割が観光客というこの駅について、以前から気になっていたのはその名称である。近くに「加賀温泉」があるわけでもないのになぜなのか。調べてみると、駅名には先人たちの並々ならぬ苦労がにじんでいた。(竹田惇子)
「もともとここは駅じゃなかったんです」。駅長室で迎えてくれた加賀市高塚町出身の森田利与一駅長(55)がこう切り出した。加賀温泉駅の前身は作見駅で、1943(昭和18)年10月1日に作見信号場として開設されたのが始まりだ。信号場とは単線で列車が行き交うために設けられた場所のことで、44年10月11日に駅舎やホームが整備され、作見駅として開業した。
森田駅長は作見駅と周辺の風景が写った古いモノクロの写真を見せてくれた。確かに、水田の中に小さな駅舎がぽつんと立っているだけである。そんな作見駅が「加賀温泉駅」に生まれ変わるきっかけとなったのは、昭和40年代の北陸線の全線電化と複線化に伴う特急のスピードアップ計画だったという。
「特急停車駅の誘致合戦の末、誕生したのが加賀温泉駅です」と森田駅長。当時、加賀市内の特急停車駅は大聖寺と動橋の両駅で作見駅には止まらなかった。特急が大聖寺―小松のわずか約20キロ間に3駅に止まることはスピードアップの妨げになる。そこで浮上したのが加賀市内の特急急行停車駅を1つにする案で、作見、大聖寺、動橋の3駅の地元が特急停車駅の激しい誘致合戦を繰り広げた。
加賀市史には「結局もめにもめたあげく、(国鉄)金沢局では加賀温泉駅を中間的位置にある作見駅に設置することに決定したのは昭和44年8月7日であった」との記述があり、争奪戦の激しさをうかがわせる。
「市長や地元の県議、市議も巻き込んでの半端ではないもめ方だった」と当時の様子を話すのは、加賀市社会福祉協議会長を務める三部忍さん(80)=同市大聖寺京町=。大聖寺地区の誘致運動は特に激しく、作見駅に決定した後も開業を阻止するための署名運動が続き、三部さんも署名している人をたくさん見たという。
森田駅長によると「加賀温泉」という駅名は山代、片山津、山中、粟津温泉の総称「加賀温泉郷」からついたとされ、誘致合戦の禍根を後世に残さないように考えられた名前ともいえる。ちなみに「温泉」という文言が入った駅は開業当時、加賀温泉駅以外に全国で4つしかなく、昭和40年代の温泉旅行ブームを後押ししたとか。
今でも利用者の7割が観光客という加賀温泉駅。近くに温泉はないが、やはりこの名称がしっくりくるようだ。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101005-OYT1T00934.htm?from=y10
マンダリン東京、1泊5500万円で全館独占
外資系高級ホテル「マンダリンオリエンタル東京」(東京・日本橋)は5日、全館を貸し切りで利用できる特別プランを5500万円(サービス料10%、都宿泊税別)で発売すると発表した。
12月に迎える開業5周年の記念企画で、実際に売れた場合、ギネスブックに、「世界一高額なホテル宿泊パッケージの販売」として申請する。
国内外の超富裕層や、企業・団体の利用を想定しており、定員は500人。料金には250平方メートルのスイートルームなど全178客室の宿泊代、レストランなど9店舗での飲食代、スパの利用代、500人のカクテルパーティー代が含まれる。
同ホテルは、「華やぎと高揚をぜひ味わってほしい」としている。予約には半額の申込金が必要で、発売は来年11月末まで。
(2010年10月5日19時10分 読売新聞)
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とはずがたり新党の結党パーティー会場が決まりましたね
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/10/13454.html
2010/10/6 水曜日
新幹線全線開業控え旅行商品続々/JR東
12月4日の東北新幹線全線開業に向け、JR東日本は6日から順次、首都圏を対象にした旅行商品を発売する。新幹線往復と県内観光地の宿泊をセットにした12月の「青森冬劇場(第一幕)」や地元が勧める旅8コース、地元の食・温泉・冬祭りを満喫するコースなど盛りだくさんとなっており、新幹線による本県への観光効果に、より拍車がかかりそうだ。
JR東日本の清野智社長は5日、東京都の本社で開いた定例会見で「地元の方々との連携やJR東日本グループ挙げての取り組みで、多くのお客様に青森県を訪れてもらうよう魅力づくりを行う」と狙いを説明した。
目玉商品の一つである「青森冬劇場(第一幕)」は東北新幹線「はやて」指定列車の往復と県内観光地の宿泊をセットにした12月4〜24日限りの商品。利用者には六花酒造(弘前市)の特別協賛でオリジナルの日本酒「新青森」が進呈される。発売は6日から。代金は1人1万7700円から2万8000円まで。
このほか、新青森開業直後の現地イベントに参加する「よぐ来たねし青森」参加コース(12月4日出発限定)や「The津軽三味線2010」参加コース(同11日出発限定)も6日から発売する。
地元が薦める旅を楽しむ「旅市(たびいち)」は弘前市のリンゴ選果場(JAつがる弘前りんごセンター)や同市内の飲食店で津軽三味線を楽しむといった津軽を満喫するコースなど全8コースを設定し、11月2日から発売する。
このほか「食・温泉・冬まつり」の満喫コースは10月20日からの発売予定で、大間マグロや十三湖シジミなど本県の食を堪能したり、「温泉でじっくりのんびり過ごす」をコンセプトにした「湯(ゆう)々(ゆう)三(ざん)昧(まい)」コースなどを設定している。
また開業日の12月4日に運行する「東北新幹線全線開業記念号」に関して、同社は本紙取材に対し、近日中に関連旅行商品を発表するとしている。
5日の会見ではこのほか、地元と連携した二次交通整備についても発表があり、県内主要5駅で設定している定額観光タクシーを新幹線開業に合わせて充実、計8駅・34コースで運行させるとした。
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http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=27032
出水・川内駅発着周遊バス 実証運行スタート
(2010 10/06 06:30)
九州新幹線全線開業に向け、鹿児島県が2次アクセス対策として民間業者に委託して実施する、JR出水駅(出水市)と川内駅(薩摩川内市)発着の観光周遊バスの実証運行が2日始まった。来年3月まで土日、祝日に運行する。
川内駅発着の周遊バス「きやんせ号」の第1便は、家族連れら15人を乗せて出発。入来麓武家屋敷群や藺牟田池、さつま町の宗功寺公園を観光した後、肥薩おれんじ鉄道に乗り込み、阿久根市の道の駅あくねにも立ち寄った。
薩摩川内市祁答院から家族で参加した藤井百恵さん(36)は「地元をじっくり観光する機会がなかったので、再発見できた」と満足した様子だった。
出水駅発着の「クレイン号」の出発式は3日、出水市上鯖渕の観光特産品館「飛来里」であった。渋谷俊彦市長は「市も関係団体と一緒に活性化に努めたい」などとあいさつした。
テープカットの後、バスは関係者に見送られて出発。同市の出水麓武家屋敷群やツル観察センター、長島町の黒之瀬戸だんだん市場などを回った。
きやんせ号は大人2200円(4歳以上中学生未満は1500円、昼食代など込み)、クレイン号は大人1800円(同)。いずれも約6時間の行程で、3日前までの予約制。申し込みは南国交通観光=099(223)7059。
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>>346とか
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101007-00000002-facta-int
バブル過熱で上海ディズニー開業延期
月刊FACTA 10月7日(木)13時26分配信
北京五輪(2008年)、上海万博(10年)と、中国の経済成長を引っ張ってきた巨大プロジェクト。その後継として14年に予定されていた「上海ディズニーランド」の開業が「少なくとも1年」延期されることになった。内需拡大の目玉になると持て囃されてきたが、不動産バブルの過熱を恐れる中国政府が急ブレーキを踏んだ。しかし、引き締めが過ぎれば、中国の経済成長、ひいては世界経済を冷やしかねない。
上海ディズニーの建設予定地は、上海市の浦東国際空港に近い浦東新区にある。上海市の関連企業が57%、米ウォルト・ディズニーが43%出資する合弁事業だ。パーク本体の面積は第1期で150haと、東京ディズニーランド(51ha)の約3倍。投資額は244億元(約3026億円)で、上海万博の投資額286億元に迫り、その経済効果は1兆元(約12兆4千億円)に及ぶと試算されている。
昨年11月に上海市と米ディズニーが14年開業で合意し、中国政府もいったんは了承したが、その後、上海の不動産バブルがいよいよ過熱。その抑制を目指す中国政府が、上海ディズニーの開業延期に踏み切った。先延ばしは当面1年だが、状況次第では再延期もありそうだ。
背景には、中国の過剰な固定資産投資と金融緩和がある。08年秋以降の世界同時不況の影響で輸出が落ち込んだ中国政府は、内需振興に4兆元(約50兆円)を投ずる景気対策を打ち出し、地方政府に対して、集合住宅や道路、橋梁などのインフラ整備を行う国有企業への貸し付けを奨励した。
銀行は09年の1年間に前年の2倍を超える10兆元近い新規融資を行った。さらに住宅ローンの頭金は一律2割で可とし、金利も優遇した。
この結果、国内景気は大幅に持ち直した。中国政府の統計によれば、昨年1年間で、住宅価格は12%も上昇した。住宅は居住用より富裕層の投機対象と化し、一般の中国人の手の届かないものになっている。
特に中国随一の経済都市、上海では01年以降、住宅価格が右肩上がりを続けている。09年には街の中心部の環状道路「内環状線」の内側で竣工した新築住宅は1平方メートル当たり3万元(約37万2千円)を超え、「外環状線」の内側でも同2万元(約24万8千円)以下の新築物件はなくなった。ちなみに上海市民の平均年収(08年)は3万5千元(約43万4千円)だ。
特に上海ディズニー建設予定地周辺の地価高騰はすさまじいものがある。建設予定地から約3キロ離れた開発用地の価格は、建設発表前日の6.9億元(約86億円)から、発表後に11.9億元(約148億円)に跳ね上がった。一夜にして5億元(約62億円)の上昇だ。仮にここにマンションを建てれば、分譲価格は1平方メートル当たり1万4千元となり、現在の同地区の平均価格である7800元の倍近くに跳ね上がる。不動産バブルそのものだ。
中国政府は4月中旬、3軒目の物件購入への住宅ローンを認めないことや、最低頭金の5割への引き上げなど投機抑制策に乗り出した。この結果、不動産市況は急速に冷え込んでおり、主要都市における5月の不動産成約面積は、前月比で44%も減少した。特に北京、上海、杭州、南京の成約面積は史上最低レベルに縮小している。しかし、6月から7月にかけての中国全土の平均不動産価格は横ばいとなり、8月に入ると、主要30都市の不動産価格は再び前月の水準を上回った。とりわけ北京の不動産価格は前月比で12%も上がり、上海、広州、寧波などの都市でも「引き締め」前の水準に回復してしまった。中国政府のブレーキの踏み方は甘かったようだ。
とはいえ、バブルの膨張・破裂は怖いが、引き締めすぎると肝心の経済成長が止まってしまう。中国の経済運営の最高責任者である温家宝首相は7月、「景気回復の複雑さは予想を超えている」「経済政策の直面するジレンマは増えつつある」と語った。中国の宰相が経済運営について弱気の発言をするのは、極めて異例だ。最大のジレンマは不動産対策である。不動産バブルを放置すれば金融リスクが高まり、抑え込めば景気が失速する。どちらの道を選ぶのか。上海ディズニーの開業延期は、中国政府の綱渡りの経済運営を象徴している。
(月刊『FACTA』2010年10月号、9月20日発行)
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>>684-685
?!
共同代表に鳩山でもスカウトしないと無理す(;´Д`)
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酒田東急インが営業終了 「月見」経営継承、テナント営業続ける
http://yamagata-np.jp/news/201009/21/kj_2010092100747.php
2010年09月21日 19:40
酒田市のJR酒田駅前にある「酒田東急イン」が21日、営業を終了した。東急ホテルズ(東京都)から月見(酒田市、早川孝子社長)が経営を引き継ぎ、 10月1日に「ホテルイン酒田駅前」としてオープンする。ビル内のフランス料理店「ル・ポットフー」などの飲食テナントはこれまで通り営業を続ける。
酒田東急インが入る「酒田東急プラザビル」は日新開発(酒田市、五十嵐亮社長)が所有している。同社や月見を含めた酒田市内の民間企業7社による「株式会社酒田フロントスクエア」がJR酒田駅前開発事業を進めており、旧ジャスコ跡地にホテル棟と商業棟、ビル解体後の跡地に分譲マンションを建設する計画。ホテル棟と商業棟は2012年度末の完成を目指し、オープン後に既存のビルを解体する。分譲マンションは14年度に完成予定。
ビル内にあるル・ポットフーとイタリアンレストラン「アンジェロ」は商業棟に入居することが確定している。このほか、居酒屋など6店舗の飲食テナントが営業しているが、日新開発によると、現時点では商業棟に入る意思は示していないという。ホテル棟は月見が「ホテルイン酒田駅前」として運営する。
酒田東急インは1975(昭和50)年9月に開業。周辺のビジネスホテルとの競争激化で業績が悪化したことなどから、日新開発との賃貸借契約が期間満了となるのに伴い、営業を取りやめた。
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>>689
菅・仙谷さんたちから機密費もらえばOKじゃね?
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20101009-OYO1T00537.htm?from=main4
「円高ラッキー」…3連休初日、関空は海外派で混雑
連休初日、チェックインカウンター前で手続きを待つ旅行者ら(9日午前、関西空港で)=伊東広路撮影 3連休初日の9日、関西空港の国際線出国ロビーは休日を海外で過ごそうという人らで混雑し、旅行客からは円高を喜ぶ声が聞かれた。
3連休を利用して7泊8日で友だちと2人でイタリアとフランスを訪れる予定の広島市西区の会社員、稲垣友美さん(26)は「街の雑貨屋でかわいいインテリアなどをたくさん買い物したいと思っていたので、円高はラッキー」と声を弾ませていた。
各航空会社によると、韓国や台湾などの近場が人気。アシアナ航空によると、ソウルや釜山(プサン)行きの6便は、いずれもほぼ満席で、日本航空の台北行き2便も、9割以上埋まっているという。
(2010年10月9日 読売新聞)
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20101009301.htm
新幹線イヤー、MICE誘致の好機 北陸のホテル、15年度に向け
北陸のホテルが学会や会議、展示会など「MICE(マイス)」の需要取り込みに力を入れている。専門営業員を配置したり、社員に英語研修を実施したりするなど、受け入れ体制を整えるホテルが出てきた。2014年度末の北陸新幹線金沢開業で、会議を誘致しやすい環境が整うためで、関係者からは「実質的な『新幹線イヤー』となる15年度に向けて今から誘致に動く」との声が上がっている。
金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢は9月にMICE専門の営業員を1人配置した。富山など他のグループホテルのMICE営業も兼務させ、担当者は「顧客に対して金沢での開催を提案するが、場合によっては富山の開催も提案する。効率的な営業につながる」と説明。主に海外で開催されている商談会などの誘致に取り組んでいるという。
金沢ニューグランドホテル(金沢市)は、社員に週2回の英語研修を始めた。学会や会議後に観光がセットになるケースが多く、海外客にもしっかり説明ができる社員を育成するためで、庄田正一社長は「新幹線開業で15年度に国際、国内会議などが増えることが予想される。対応を急ぐ」と強調。会議と宿泊、観光をセットにした企業向けプランも増やしている。
同市のホテル日航金沢も、JALホテルズグループのメリットを生かしたMICE需要の取り込みを進めている。全国で3人の専門営業マンがグループホテルで開かれた学会などをフォローし、次回、次々回も日航で開催することを提案している。
学会などは平日開催が多く、ホテルにとって会議を誘致できれば、客室稼働率の向上も期待できるため、競争が激しい。
ホテル日航金沢の担当者は「JALグループ内での競争も激しいが、新幹線開業を切り口にした営業がしやすい15年度はチャンスであり、金沢を重点的にアピールしてもらっている」と話す。
こうしたなか、石川県は6月補正で民間企業の研修旅行の誘致に向けた助成制度を創設した。参加者1人当たりに500円が支給される内容で、今後、ホテル業界でMICEの誘致活動がさらに活発化しそうだ。
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http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201010080507.html
連休分散化の社会実験に参加している島田市で8日、全小中学校が一斉休業した。11日までの4連休とする試みで、3年に1度の島田大祭(帯まつり)に子どもたちを参加しやすくする配慮もある。親子で休日を過ごせるよう、市内の8割以上の事業所が社員の有給休暇取得に協力し、うち13企業が完全休業したという。
大井川鉄道新金谷駅では、家山駅行きの「親子SL無料乗車体験」に大勢の親子連れが集まった。定員400人に約1200人が応募。SLは1便増発され、全員が乗車できた。小学生の息子と参加した市内の中学校の男性教諭(47)は「学校が休みで、親子で初のSL体験ができた」と話していた。
一方、9日から始まる島田大祭を前に、旧東海道の商店街9地区の若衆約500人が色とりどりのはっぴ姿で大井神社に集まり、大祭の成功を祈っておはらいを受ける「衣装揃(ぞろ)え」があった。11日まで木太刀に帯をつるした大奴(おおやっこ)などの大名行列が繰り広げられる。中心街は交通規制され、大井川緑地公園無料駐車場と市役所間にシャトルバスが運行される。
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http://www.asahi.com/business/update/1007/TKY201010070003.html
連休分散に賛否 「効果2.9兆円」「業務効率落ちる」(1/2ページ)2010年10月7日5時48分
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地域ごとに時期をずらして5連休を作る「休暇分散化」の導入に向け、観光庁は6日、各界の著名人らを集めた「休暇改革国民会議」の初会合を開いた。成長戦略の柱のひとつに掲げ、来年の法案提出に向けて世論を盛り上げる狙いだが、各論では百家争鳴の状態だ。
都内の高級ホテルの大広間を借り切って開かれた会議には、新日鉄の三村明夫会長、宮崎県の東国原英夫知事、ファッションデザイナーのコシノジュンコさんら各界の著名人35人が顔をそろえた。
「この会議で国民的なコンセンサスを作りたい」。座長の三村氏はこう切り出し、約1時間半にわたる活発な意見表明が続いた。
休暇分散化は、観光を起爆剤に景気の底上げを狙う施策だ。休日を分散すれば、行楽地の混雑も和らぎ、旅行に出かけやすくなる。ゴールデンウイークや年末年始に旅行が集中することもなくなり、宿泊料金も安くなる――。観光庁は「経済効果は2.9兆円」との試算を示した。
政府は来年の通常国会に祝日法改正案を出し、2012年以降の実施を目指す。この日の会議は、国民の暮らしを大きく変える可能性を秘めた制度改正に向けた「議論のキックオフ」(溝畑宏・観光庁長官)との位置づけだ。
総論では、賛成意見が相次いだ。経済同友会の小林喜光幹事(三菱ケミカルホールディングス社長)は「(国際競争力の低下など)負け犬の日本経済を活性化するには、まずやってみることは大いに結構だ」と指摘。ビデオで意見表明した大阪府の橋下徹知事は「賛否両論あるなら、やってみる。ダメなら修正すればいい」とエールを送った。
だが、各論に入ると立場の違いが鮮明に。日本商工会議所は「地域ごとに休暇の時期が違うと、業務の効率が落ちる」と主張。本社と工場が違う地域にあり、休暇が異なれば、連携がとれなくなるとの心配だ。結局、休日出勤を強いられるのではないかとの懸念は強い。単身赴任者の場合も、親と子供の休暇がずれてしまう可能性がある。
観光業界は歓迎するが、一枚岩でもない。徳島県の飯泉嘉門知事は「人気がある観光地は、休暇分散化でますますお客さんが集まる」との地元の見方を紹介した。休暇分散化で人気スポットに行きやすくなると、そこばかりが繁盛し、観光地の「優勝劣敗」が進むというわけだ。
■有給休暇取得、進まぬ日本
だが、会議で焦点が当たったのは、休暇分散化の是非というより「有給休暇の取得が進まない日本」という現状だった。
「日本人の不思議なところは有休を取らないことだ。有休を取れれば、休暇分散化はいらない」。17歳から世界で戦うF1ドライバーの小林可夢偉(かむい)さんは言い切った。
観光庁が休暇分散化の先行例に挙げるのは、フランスとドイツだ。フランスでは国を三つのゾーンに分け、学校の冬休みと春休みをずらしている。ドイツでは州ごとに夏休みの時期が異なる。
両国ともに有休の取得率はほぼ100%。子供の休みに合わせて親が休暇をとることが習慣化している。親子の休暇がずれることもないし、子供がいない人は、特定の時期に休みをとる必要もない。このため会社は営業を続けられ、本社と工場の休暇のずれによる問題も発生しにくい。
一方、日本の有休取得率は47%(08年)。国際労働機関(ILO)が「有給休暇を2週間連続で取る」と定めた条約についても日本は批准していない。休暇分散化をめぐる議論は、同時に「日本人の働き方と休み方」の根本的な見直しを問いかけてもいる。(澄川卓也)
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http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/hiroshima/101005/hrs1010050219004-n1.htm
福山・鞆の浦 「生活道路の確保前提」 市長、渋滞緩和策に言及 広島
2010.10.5 02:19
福山市・鞆の浦の埋め立て・架橋問題を巡る県主催の住民協議会で合意があった、車の待避所設置などの交通渋滞緩和策の一部について、同市の羽田皓市長は4日の会見で「車の離合場所の確保は容易ではない。地権者の同意も必要で、幹となる生活道路(の設置)が確約できることが前提」と話し、架橋計画推進の必要性を示唆した。
鞆地区中心部の県道は道幅が約4メートルと狭く、車のすれ違いが困難▽緊急車両が迅速に通行できない▽道路脇の民家の損傷−などの問題があり、26日の協議会で県は、待避所や時差式信号の設置などの緩和策を架橋賛成・反対両派住民に提案し、意見の一致をみた。
案に含まれた緊急車両の小型化について、羽田市長は「狭隘(きょうあい)な現状に見合った小型化は、県の要望がある、ないにかかわらず大きな課題」とし、市として検討を進める方針を示した。
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20101001ddlk34010550000c.html
追跡2010ひろしま:鞆の浦埋め立て免許差し止め判決1年 県設置の協議会 /広島
◇反対派「長足の進歩」/推進派「解決の糸口見えない」
福山市の景勝地・鞆の浦の埋め立て・架橋計画を巡り、県に埋め立て免許の差し止めを命じた広島地裁判決から1日で1年。藤田雄山前知事時代に計画を推進してきた県は、判決を不服として控訴したが、直後に就任した湯崎英彦知事は県の対応を一転。「課題をもう一度掘り起こして、共有できる部分を積み上げていく」として、推進、反対双方の住民が意見交換する協議会を設置した。訴訟では「被告」の県が住民間の調整に乗り出す異例の展開をたどる中、解決の糸口は見えるのか。【豊田将志、樋口岳大】
9月26日、鞆町であった第4回住民協議会。非公開の協議会後に会見した有岡宏副知事によると、当面の交通対策として、(1)道幅の狭い町内の県道で離合場所を確保(2)救急車や消防車の小型化が必要−−との認識で、推進、反対双方が一致した。有岡副知事は「我々としてもできる限りの取り組みをしたい」と述べた。
その日、反対派住民からは協議会への手応えが聞かれた。訴訟の原告となっている高橋善信さん(61)は「これまでは我々がいくら解決策を提案しても、県は『架橋しかない』の一点張りだった。新知事の下でこういう場が作られ、一つでも二つでも一致していくことによって、双方が力を尽くすというベースができ上がりつつある。長足の進歩だ」と述べた。
一方、推進派の大浜憲司・鞆町内会連絡協議会長は「埋め立て架橋の議論から逃げていてはいつまでたっても結論は出ない」。さらに「解決の糸口がほしいから参加しているが、なかなか見えない」といら立ちを見せ、現在の月1回から週1回に協議の頻度を上げるよう提案した。
控訴審は県が「住民協議を見守りたい」との姿勢を表明し、原告側も了承したため、実質審理は先延ばしになっている。推進派住民や推進を望む羽田皓・福山市長からは「裁判は住民協議と切り離して進めてほしい」と不満が聞かれる。
湯崎知事は、年度内に一定の方向性をまとめる方針だが、「十分な議論をすることが最も大事だ」と慎重だ。8月の記者会見では「年度内に終わるかどうかというのは、正直言って分からない」とも語った。
協議会では、弁護士が務める仲介者が、双方住民の意見を聞いたうえで、まちづくりの課題を6項目に整理した。現在は、そのうち一つの「道路交通」について議論が始まったばかり。対立点である埋め立て・架橋の議論には入ることすらできていない。湯崎知事が言う「禍根を残さないような形」は着地点がまだ見えていない。
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http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20100927ddlk34010320000c.html
鞆港埋め立て・架橋問題:交通対策の検討、進める考え示す 住民協議で副知事 /広島
福山市の鞆の浦の埋め立て架橋計画を巡り、推進・反対派の住民が意見交換する住民協議の第4回会合が26日、同市鞆町の市役所鞆支所で開かれた。当面の交通対策として、(1)道幅が狭い県道への離合場所の設置(2)緊急車両の小型化−−についての早期実現を求める声が双方からあり、有岡宏副知事は検討を進める考えを示した。
協議は非公開で、双方住民の代表者各6人と有岡副知事らが出席。仲介役の弁護士2人の進行で、車同士の相互通行が困難な町中心部の県道の問題について議論された。県側は、離合場所や信号機の設置、緊急車両の通行対策などについて説明。架橋・埋め立て計画の問題には今回も踏み込まなかった。
反対派住民の代表で訴訟原告団事務局長の松居秀子さんは「県はやれることをやっていこうということだと思う。離合場所を造ってもらうなどの希望は持てたことは大きな一歩」と述べた。一方、推進派の大浜憲司・鞆町内会連絡協議会長は「合意ができた部分もあったが、根本には架橋計画の問題があり、そこを逃げていては結論が出ないのではないか」と、協議の進行度を早めるよう求めた。
次回協議は10月24日の予定。【豊田将志、樋口岳大】
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http://mytown.asahi.com/areanews/saitama/TKY201010100335.html
プラネタリウム変身中 アロマ・幼児向け企画など続々
2010年10月11日
さいたま市宇宙劇場のプラネタリウムの投影機=同市大宮区錦町
県内各地のプラネタリウムが、「脱マンネリ」に奮闘している。入館者の減少に苦しむ施設もあり、体験型講座を開いたり、館内にアロマの香りを漂わせたり、幼児向けの企画を用意したりして、新たな客層の獲得に懸命だ。定番の星座解説は健在。秋の夜長の天体観測の参考に、訪ねてみるのも良いのでは?
ドームの直径が23メートルで県内最大級のさいたま市宇宙劇場は11月から、市民向けの「投影講座」を初めて開く。参加者は来年2月まで計8回、職員から天文学の基礎や投影機の操作方法、ナレーションを教わり、最終回では観客への解説も担当する。自分で星空を作り出せるのが「売り」だ。
投影機の操作席には、ボタンやダイヤルがずらりと並ぶ。空の色だけでダイヤルが10個。その明暗を組み合わせて、本物に近い夕焼けや夜明けを作り出す。同時に星座のイラストを映したり、BGMを流したりと、大忙しだ。
その分、「うまくいった時は満足感があります」と、講座を担当する西森祐子主査。「自ら学び、体験してもらうことで、本物の星空が身近に感じられるはず」と呼びかけ、往復はがきで今月15日まで受け付けている(同日必着、定員15人、応募多数の場合は抽選)。
同劇場は1987年開館。昨年度の入館者数は約4万7千人で、5年前の約6万4千人から約3割減った。周辺にショッピングモールが増えるなど、休日の過ごし方が多様化したことが影響しているという。
他にも対策に知恵を絞る。年4回開く「アロマテラピーinプラネタリウム」では、アロマの香りに包まれながら「星空」を眺められる。20〜40代の女性を中心に、毎回100人ほどが集まる人気ぶりで、次回は23日の予定だ。
糸賀富美男館長は「プラネタリウムに関心が薄い人にも足を運んでもらえる企画を考え、何とか盛り返したい」と話している。
北本市本町1丁目の市文化センター(048・591・7321)では、幼児向けの「きっずプラネタリウム」(日曜、祝日開催)が好評。人気キャラクター「しまじろう」が映像で登場し、星に関する童謡も交える。
通常のプログラムは小学校高学年以上が対象。しかし、利用者アンケートで「幼児が楽しめる内容を」との意見が寄せられ、7月から始めた。親子連れを中心に毎回40〜50人でにぎわい、担当者は「予想以上の好評」と言う。
経費を節約して独自色を打ち出す施設も。熊谷市立文化センターでは、職員が動画制作ソフトを使って番組を自作している。現在は、6月に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」などがテーマで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から動画を借りて作った。
業者から番組を買うと、1作品で数百万円かかるが、自作なら数十分の1程度に抑えられるという。浅見敦夫主幹は「コストだけでなく、内容で独自性を出せるのが利点」と強調する。
プラネタリウムでコンサートを開く施設も多い。日本プラネタリウム協議会の鳫(がん)宏道・広報担当(神奈川県平塚市博物館)は「天文以外のジャンルと融合し、プラネタリウムの活用範囲を広げる動きは定着しつつある」と言う。(平林大輔)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201010130043.html
「奥安芸」観光を商品化へ '10/10/13
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広島県観光連盟と廿日市市など県西部の2市2町が連携し、広島市から一歩足を延ばした「奥安芸」との位置付けで、歴史や自然をテーマにした広域観光ルートづくりに取り組んでいる。来年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を視野に、旅行会社の収益も考慮して提案し、商品化を目指す。
県観光連盟が、廿日市市と安芸太田、北広島両町、安芸高田市に呼び掛けた。多くの観光客が集まるJR広島駅や宮島口駅(廿日市市)を起点とし、2市2町の観光スポットを巡る。
戦国武将の毛利元就ゆかりの地や、八幡湿原(北広島町)などの自然をテーマにしたコースを研究。従来の広域ルートのように観光スポットを結ぶだけでなく、旅行会社の収益となる観光施設や宿泊施設、飲食店などからの手数料を考慮し、ルートに組み込む。
まずは、世界遺産の島・宮島など有名観光地を訪れた観光客向けのオプショナルツアーや、出張で広島を訪れた会社員が気軽に参加できるツアーなどとして、旅行会社へ商品化を働き掛けていく。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101008/biz1010082146017-n1.htm
苦しいバス業界 昨年度乗客1億4000万人の激減 新型インフル響く
2010.10.8 21:43
国土交通省は8日、全国の乗り合いバス事業者の平成21年度の収支状況を発表した。燃料の軽油価格が下落し支出は抑えられたものの、新型インフルエンザの影響で乗客数が前年度から1億4800万人の大幅減となり、黒字事業者は全体の27.6%にとどまった。マイカー普及による乗客の減少傾向にも歯止めがかかっておらず、国交省は「経営環境は厳しい」と分析している。
調査は高速・観光バスを除いて30台以上を保有する計246事業者を対象に実施。乗客数の合計は38億6600万人で、前年度から3.7%減った。特に公営は5.5%の大幅減。また東京、名古屋、大阪の三大都市圏以外での落ち込みが目立った。
事業者全体の収入は7180億円に対し、支出は7743億円で差し引き563億円の赤字。民営は220のうち70%の154事業者が赤字、公営は26のうち24事業者が赤字だった。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/re-eco/news/20101014-OYO8T00338.htm
神戸を訪れた中韓団体客3倍…今年度上半期 旅行社へのPR奏功
関空結ぶ高速船利用
神戸、関西両空港を結ぶ高速船「ベイ・シャトル」で神戸を訪れた中国と韓国からの団体観光客が、今年度上半期(4〜9月)で2万1786人と、前年同期(7186人)の3倍に上ったことが分かった。東京―大阪を結ぶ定番観光コース「ゴールデンルート」の一角に加わろうと、神戸市などが中国の現地旅行会社などにPRを重ねたことが実を結びつつあるようだ。
(上村真也)
・ アジアからの団体観光客は、関空から入国した場合、大阪、京都、東京を順番に巡り、最後は成田から帰国するケースが大半。それ以外の都市を訪れるのは、日本を何度も訪れた経験を持つリピーターに限られているという。ルートから西に外れた神戸市が“切り札”として着目したのが、関空と神戸を約30分で結ぶベイ・シャトルだ。
市や商工会議所などでつくる「海上アクセス利用促進協議会」は、成長著しい中国にターゲットを絞り、今年5月、上海、南京などの旅行会社に担当者を派遣。旅行会社に対してホテルや飲食店、観光地などを手配する日本国内の「ランドオペレーター」にも利便性をアピールした。
その結果、北野の異人館街や南京町、有馬温泉などを組み入れた中国からのツアーが急増。中国内陸部からの旅行客はもともと船旅へのあこがれが強く、メリケンパークやハーバーランドなどのベイエリアも人気が出つつあるという。
中国の国慶節(建国記念日)を含む今年の大型連休期間中(9月28日〜10月10日)は尖閣諸島の問題が直撃したが、49ツアー、計1467人が利用した。同協議会は今後、神戸ルミナリエを組み込んだツアーなども売り込む考えだ。
一方で、個人客向けにも力を入れる。中国の個人観光ビザの発給要件が7月に緩和されたことを受け、ベイ・シャトルとポートライナーが1500円(通常1820円)で乗れるセット券の販売を強化した。
同協議会は「中国などのアジアの観光市場は成長の余地が大きい。ベイ・シャトル効果で、ゴールデンルートに神戸を定着させたい」と意気込んでいる。
(2010年10月14日 読売新聞)
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【神奈川】 24億円の赤字になった「開国博Y150」は何だったのか
24億円の赤字になった「開国博Y150」は何だったのか――。そんなやりとりが12日の横浜市議会であった。
「これだけお金をかけないとダメだったのか」との問いに、市幹部は「観光の集客も経済波及の効果も大きかった」と
「成功だった点」を次々に並べたが、反省点は「有料入場者が124万人にとどまった」の一つだけだった。
開国博は当初100億円以下の事業規模だったが、最終的に157億円まで膨れあがり、市も補助金として
82億円を投入した。だが有料入場者は目標の500万人の4分の1にも届かず、収支は24億円の赤字。
入場チケット代や市の支出をめぐり、複数の訴訟も進行中だ。
この日、伊藤大貴市議が「費用対効果はあったのか。今の総括でいいのか。一過性のイベントに終わってしまった」と市の
姿勢をただした。
高橋和也APEC・創造都市事業本部長は「500万人の目標は当時としては妥当。市民の自主的活動や商店街イベントなどは
今も継続中」と成果を強調。小松崎隆副市長は「大きな集客効果はあったが、結果は真摯(しんし)に受け止めたい」と語ったが、
踏み込んだ「反省」の弁は何も出なかった。
開国博後、失敗の責任を巡って市議会でも激しい議論が続いたが、今回の決算特別委員会で取り上げた市議は
わずかしかいなかった。
(佐藤善一)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001010130003
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20101016-OYT8T00191.htm
新幹線延伸生む商機
施設優待/バス路線復活/新ツアー
復活した「盛岡十和田湖号」に乗り込む乗客たち(JR盛岡駅西口のバス乗り場で) 12月4日の東北新幹線新青森開業を前に、県内の交通機関や観光業界でも、人の流れの変化に合わせて、利用客の増加を期待する動きが出ている。盛岡と青森県内を結ぶ観光ルートを復活させたり、格安ツアーが企画されたりしている。
IGRいわて銀河鉄道は、青い森鉄道(青森市)、十和田観光電鉄(青森県十和田市)と相互利用促進の覚書を交わした。まず、11月1日から、各沿線で3社の定期券を見せると割引などが受けられる優待サービスを始める。飲食店や売店、温泉、映画館など当初は60店以上が対象。「鉄道記念日」の今月14日に3社の社長が締結した。
青い森鉄道は新幹線延伸に伴ってJR東北線の八戸―青森駅間を引き継ぐ。このため、延伸に先立ち、東北線沿線の9店舗も優待施設に加わった。今後、さらに増える見込みだ。
3社は主要駅間を利用する乗客の増加を狙った企画切符や、格安ツアーも共同で販売する計画という。
岩手県交通は9月17日、盛岡と十和田湖(青森県)を結ぶ高速バス「盛岡十和田湖号」を2年ぶりに復活させた。利用者の減少で2008年11月に廃止したルートだったが、十和田方面に立ち寄る新幹線乗客の取り込みを図ろうと1日1往復を再開した。同社総務課の城沢優次課長は「バス料金は大人2200円で新幹線運賃の半額以下。片道分は新幹線の代わりにバスを利用する選択肢もある」と話す。
十和田観光電鉄は今年8月、軽米町に貸し切り観光バスの営業所を新設した。岩手県内の発着で青森へのバスツアーを組むためだという。盛岡と十和田湖、八幡平を経由するなどのルートで岩手目当ての観光客も青森に引き込みたい考えだ。
新幹線沿線から遠い沿岸地域からも期待が寄せられる。宮古市や釜石市など観光業者が集まる魚彩王国実行委員会は、新青森開業記念の格安ツアーを計画中で、三陸鉄道やJRの協力も取りつけた。
沢田克司会長(66)は「開業はあくまで青森の話だが、盛り上がりが新幹線沿線外にも広がってほしい」と話す。
(2010年10月16日 読売新聞)
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>>479
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20101016rky00m040004000c.html
入域観光客数:過去最高309万人 美ら島総体など寄与
県観光商工部は15日、2010年度上期(4〜9月)の入域観光客数を発表した。前年同期比5・1%(15万700人)増の309万4100人で、上期としては過去最高の記録。「美ら島沖縄総体」の開催やチャーター便増加、香港路線の強化などが寄与して外国客数も増加した。
昨年あった新型インフルエンザなどの反動増も増加の一因。本年度ビジットおきなわ計画で定めた目標値600万人の達成についても「目標値の半数は超えており、好調に推移している」(県観光商工部)とみている。
国内客は同3・9%(10万9200人)増の289万6400人。外国客は同26・6%(4万1500人)増の19万7700人だった。
9月入域観光客数は前年同月比6・9%(3万5600人)増の55万800人。9月としては過去最高の記録。連休の日並びは昨年より良くなかったが、「美ら島沖縄総体」の開催で、個人旅行の需要が8月末から9月に移動した。
国内客は同5・3%(2万6千人)増の51万3千人。外国客は同34・0%(9600人)増の3万7800人だった。
今後は新型インフルエンザの反動で増加すると見込んでいるが、那覇−松山線の廃止や中華航空の減便などで市場環境は厳しくなるとみている。
羽田空港の新国際線ターミナル開設や円高について県観光商工部は「現時点での沖縄観光への影響は分からない」と話している。来日する外国人観光客に対しては、新ターミナルの到着口などに沖縄観光PRの広告を設置し、誘客を促進する。
(琉球新報)
2010年10月16日
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http://mytown.asahi.com/areanews/gunma/TKY201010010494.html
榛名神社、パワスポ人気で参拝客急増 マナー悪化の声も
2010年10月2日
境内には巨岩がそそり立つ。建物は双龍門=高崎市榛名山町の榛名神社
榛名山の中腹にある榛名神社(高崎市榛名山町)が、大勢の参拝客でにぎわっている。雑誌やインターネットで、「パワースポット」として紹介され、例年は年間で約19万人ほどだった参拝客が今年になって急増。8月までですでに約16万人にのぼる。秋になっても訪れる人が後を絶たない。
石畳の参道を10分ほど歩くと、杉の巨木に囲まれた本殿が姿を現す。背後には巨石がそびえ、本殿はその岩にめりこむように建てられている。本殿をバックに記念写真を撮る若者も。友人と東京から来た女性(21)は「ガイドブックでパワースポットとして紹介されていたのを見て来ました。すがすがしくて気持ちいい」と満足そう。
神社によると、これまでは、伊香保温泉や榛名湖に行ったついでに寄る観光客が多かったが、最近は、まっすぐ神社を目指してやってくる客が目立つ。一人旅の女性も少なくないという。
榛名神社が注目を集めるようになったのは、4、5年ほど前。風水の研究者が著書で「霊力のある場所」などとして紹介してからという。客が急増したのは、今年3月ごろから。女性誌や車関連のPR誌などが、エネルギーが満ちている場所の「パワースポット」として神社を紹介するようになった。神社にはこれまでに30件ほどの取材の申し込みがあった。
さらに、神社を訪れた人がインターネットのブログなどで紹介、それを見た人がまた訪れるといった連鎖反応で増えているようだという。
では、神社のどこが一番パワーを感じる場所なのか。
宮司の佐藤真一さん(60)は「神威(しんい)という言葉がある通り、神社はもともと神様のパワーがあるところ。境内すべてといっていいのですが、聞かれると、本殿の正面にあたる、さい銭箱の前と言うようにしています」と笑う。
突然のブームに、「きっかけが何であっても、多くの人が神社に来てくれるのは悪いことではない。納得して、再びお参りに来ていただけるのでは」と話す。
参道の両側に軒を連ねる土産物店は、客の増加で売り上げが伸びているわけでもないらしい。
ある土産物店の女性は「土日はまるでディズニーランドのような人込み。マナーが悪く、店の駐車場に車を止めて素通りしていく人が多い」と嘆く。別の土産物店は「不景気なのでしょうか。売り上げは伸びていませんが、客足が減る9月にもお客さんが来てくれたのはありがたい」と話している。(乳井泰彦)
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〈榛名神社〉 歴史は古く、全国の主要な神社を列記した平安時代の記録にすでに、その名が登場する。火産霊神(火の神)と埴山毘売神(土の神)をまつる。豪華な彫刻が施された本殿(1806年再建)、双龍門(1855年完成)などは国の重要文化財に指定されている。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/203585
九州新幹線 近づく全線開通 霧島に韓国人呼び込め
2010年10月15日 00:55 カテゴリー:九州 > 鹿児島 生活・レジャー
ツアーで韓国岳登山を楽しむ韓国人観光客(左の2人)=鹿児島・宮崎県境の韓国岳山頂 九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を好機ととらえ、鹿児島県観光連盟は、同県と宮崎県にまたがる霧島連山への韓国人観光客の誘致に力を入れている。最高峰は山頂からその国が見えるとされた韓国(からくに)岳(1700メートル)。実際には遠すぎて見えないが、韓国でも知名度は上がっているようだ。
連盟は3年前から鹿児島県霧島市と連携し、韓国のテレビ局や旅行社を招く体験ツアーを企画、霧島の知名度アップに努めてきた。ツアー会社にガイド料を助成し、韓国語のパンフレットも作成。連盟が把握するだけでも、2009年度は250人だった韓国人登山客は本年度1300人を見込めるまでになった。
背景にあるのは、韓国でも定着してきた健康志向の登山ブーム。愛好者は成人の4割に当たる1500万人を超えるとされる。霧島連山は家族連れも楽しめる初級−中級者向けで、宮崎県のえびの高原から県境沿いに連なる韓国岳、新燃岳、中岳、高千穂峰、点在する火山湖や雄大な山並みが美しい。中でも韓国岳は、その名から韓国人に親近感を持たれているという。
連盟の東清貴事務局長は「これまで韓国からの旅行は南国の温暖な気候を求めた冬場の避寒が中心だった。霧島だと、体験型の山歩きを通年で楽しめる。将来性が大いに期待できる」と話す。
大韓航空の江頭義浪鹿児島支店長も「いかにもトレッキングという服装の搭乗客を見かけるようになった」と言い、今年に入って週3便の鹿児島−ソウルの搭乗率は75%と10ポイント上昇。「ウォン安も一段落し、今の状態が続けば増便も検討のテーブルに乗る」
ただ課題はあり、登山ルートの案内板の大半は日本語だけだ。自治体や民間でつくる協議会は、霧島地域が9月、貴重な地形や地質を楽しめる「日本ジオパーク」に認定されたのを受け、外国語の案内表記の増設やガイドの育成など、外国人の受け入れ態勢を整える方針だ。
=2010/10/15付 西日本新聞朝刊=
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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101017k0000e040002000c.html
北九州市:「工場萌え」夜景バスツアー 11月末スタート
コンビナートやプラント群など無機質な工場地帯の景観を楽しむ「工場萌(も)え」がブームの中、北九州市は11月末、夜景観賞バスツアーを始める。4大工業地帯の一角を担う同市だが、工場群が新たな観光資源になると着目。早ければ12月にも大手旅行会社主催のツアーをスタートさせる。
同市は14日夜、新たな旅行商品としてPRしようと旅行会社や報道機関を対象にバスツアーを開催した。約20人がJR小倉駅を出発し、洞海湾周辺を約2時間で1周。新日鉄八幡製鉄所や三菱化学黒崎事業所など工場群を見て回った。工場前では途中下車して撮影タイム。同行した市職員が歴史や現状、見どころなどを分かりやすく紹介した。
同様のツアーは全国で盛ん。川崎市は4月から週1回、バスと屋形船のツアーを交互にスタート。巨大な京浜工業地帯の景観目当てに全国から予約が殺到し、満席状態が続いている。三重県四日市市は7月から観光船ツアーを週2回始めた。10月末でいったん終了するため、数百人がキャンセル待ちする人気だ。
両市の担当者がツアー成功のポイントとして口をそろえるのが、ストーリー性と、語り部となるツアーガイドの存在。ガイドが各工場の歴史や機能を詳しく分かりやすく語ることが、参加者のハートをつかむ秘訣(ひけつ)という。
北九州工業地帯には石油化学コンビナートはなく、「100万ドルの夜景」とは言い難い。ただ、歴史的にも貴重な官営八幡製鉄所を抱えるのが強みだ。
14日夜のツアーに参加したJTB九州北九州支店の坂田攻・地域交流ビジネス推進担当課長(41)は「北九州の特色が出せるツアーで、中国や韓国の旅行客にも魅力的。商品化に向け前向きに検討したい」。市の担当者は「ツアー後の宿泊や飲食までつなげたい」と期待を寄せる。申し込みや問い合わせは、市観光・コンベンション課(093・582・2054)。【仙石恭】
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/101017/bsk1010170701000-n1.htm
米ディズニー、ハワイに初のホテルリゾート ターゲットは日本人 (1/3ページ)2010.10.17 07:00
来年開業する「アウラニ・ディズニー・バケーション・クラブ・ヴィラコオリナ・ハワイ」の外観イメージ【拡大】
. 米娯楽・メディアのウォルト・ディズニーの人気テーマパークを運営するディズニー・ディスティネーションがハワイ・オアフ島で建設を進めているホテルリゾート「アウラニ」が、来年8月29日に開業する。テーマパーク併設型ではない同社初のホテルリゾートだ。日本人に抜群の人気を誇る観光地ハワイでのリゾートオープンとあって、旅行会社など関連業界は経済効果に関心を寄せている。ディズニーも最大のマーケットである日本で、年明けから本格的に宣伝活動を行っていくという。
ハワイ州の村のイメージ
同リゾートは、オアフ島西海岸のコオリナ地区に建設中で、一般向けホテル359室と会員制ホテル481室が設けられる予定。テーマパーク併設ではないため、乗り物などの娯楽施設はない。
海に面した約8万5千平方メートルの土地に、ホテルのほか、海と夕日が眺められるレストラン、温浴施設などを備える。3つあるプールではシュノーケルやラフティングが楽しめ、そのうち1つは大人専用のプールだ。
ディズニーのテーマパークは、シンデレラや白雪姫などの物語にもとづいたショーや娯楽施設で楽しませるものが基本。これに対し、テーマパークを併設しない今回のホテルリゾートでは、ディズニーらしさをどう出すのか。
ディズニー・ディスティネーションのシニアバイスプレジデント、クレア・ビルビー氏は「ハワイの伝統や文化を伝えるファミリーリゾート」と説明する。施設にはハワイの自然をふんだんに取り込み、ハワイ州の村のイメージを再現する。また、リゾート内や近隣に出かけ、ハワイの文化や伝統について学んだり、体験したりできる活動やツアーを用意するという。
炊飯器のリクエストもOK
ハワイは、日本人にとって人気のある観光地。ビルビー氏は「日本での宣伝活動を、米国内向けと合わせて最重要と考え、力を入れていく」と話す。
日本語でのホームページを年内にも開設し、年明けからは旅行会社、航空会社、観光客などとツアーを企画して発売する予定。現在は英語のサイトのみで宿泊予約を受け付けているほか、東京ディズニーランドに併設する商業施設「イクスピアリ」内の拠点で、会員権の販売を行っている。
日本人観光客を意識し、日本語での案内や、日本人スタッフの常駐、室内は日本人好みの深めのバスタブなどを用意。会員制ホテルでは、炊飯器やみそ汁もリクエストできる。さらに結婚式やハネムーンでハワイを訪れる日本人が多いことから、挙式ができる施設も設ける。
旅行会社でも、来年早々から本格的なツアー商品を発売する予定だ。JTBの広報担当者は「ディズニーリゾートでの宿泊とワイキキ宿泊を組み合わせるようなツアーが考えられるだろう」と話す。一般の客室数が359室と1千〜3千室ある大型ホテルに比べると少ないため、「オープン当初は、予約が難しい可能性がある」とみている。
ハワイを訪れる日本人観光客は1997年の約220万人をピークに、近年は150万人前後と低迷している。ディズニーリゾートは買い物などの中心地ワイキキから車で約1時間と若干距離があるが、ハワイ人気の“復権”に向けて期待が高まっている。(阿部佐知子)
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http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_167911
今シーズンも営業休止 中野・木島平境の「牧の入」 関連ページ:話題のトピックス一覧中野市木島平村 (2010年10月16日)
今シーズンも営業を休止する「牧の入スノーパーク」
中野市と木島平村にまたがるスキー場「牧の入スノーパーク」の運営会社、大和観光興産(東京)は15日、昨シーズンに続いて2010〜11年シーズンも同スキー場の営業を休止すると明らかにした。スキー客の回復を見込めないことなどが理由。今後、リフトの本数を見直したり、夏場の誘客に力を入れたりして「来シーズンには再開できるようにしたい」としている。
同スキー場は1970(昭和45)年に開設。高社山の北側斜面に位置し、リフトは6本ある。同社によると、隣接する木島平スキー場との相乗効果で、1996年の売上高は約5億2千万円に上った。同スキー場と共通リフト券を販売したこともある。スキー客の減少が響き、ここ数年の売上高は約5千万円と、ピーク時の1割に落ち込んだ。累積赤字が膨らんでいることから、昨シーズンは営業を休止した。
今シーズンは、営業再開に向けて検討したが、木島平スキー場との連携に向けた協議が進んでいないこともあり、休止を決めた。
今後、リフトの本数を減らして経費節減を図るほか、ゲレンデを広く確保して滑りやすい環境を整えたり、夏場に学生の合宿を誘致したりする考えだ。ゲレンデの6割は同社が所有。「経営を受け継いでくれる相手があれば引き渡すことも視野に入れているが、今の経済情勢では難しい」とする。
14年度に予定される北陸新幹線長野−金沢間の開業で、飯山地方にはスキー客を含む観光客の増加も予想される。同社は「イメージを一新し、新たな形で再スタートできるようにしたい」としている。
(提供:信濃毎日新聞)
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/101018/mca1010182015004-n1.htm
「休日分散化」議論本格化も非難続出、こだわる観光庁のワケ (1/2ページ)2010.10.18 20:12
日本列島を5つに分断、地域ごとに大型連休を春、秋2回に分ける「休日分散化」の議論が本格化している。国民に対するアンケートでは6割超が「効果なし」と答え、観光業界の反応もすこぶる悪い。だが、観光庁は実現に向けてかたくなな姿勢を崩さない。一体、何がそうさせているのか。(夕刊フジ)
観光庁は先日、休日分散化について話し合う「休暇改革国民会議」(座長・三村明夫新日鉄会長)の初会合を開いた。
実現に向けた具体的なアイデアや問題点を洗い出し、国民の関心を高めることを目的に、財界や地方自治体関係者など40人の委員が出席した。
同庁では、制度の導入で(1)需要の平準化を通じた旅行コスト低減(2)観光産業の生産性向上(3)雇用安定−の実現を目指している。
だが、同庁などが実施したアンケートでは国民の6割超が「効果なし」と回答。観光業界も「分散区域がおおざっぱすぎて、国内で観光地の混雑緩和につながる地域は限定的。恩恵があるのは、海外旅行を扱う旅行会社と航空会社だけ」(大手旅行会社関係者)と懐疑的だ。
財界も反対。「公正な市場の形成を損なう恐れがある。地域ごとに休暇を取得することは現実的ではない」(全国銀行協会)との立場を崩さない。
それでも、東国原英夫・宮崎県知事や橋下徹・大阪府知事を始めとした自治体首長の支持を受け、同庁は2012年以降の導入をあきらめていない。
この背景には一体、何があるのか。同庁の関係者が声を潜めてこう明かす。
「観光庁は海外訪日客3000万人プログラムを掲げ、256億円もの予算を得ましたが、一昨年の発足以降、目立った実績を残せていません。現長官の溝端(宏・元Jリーグ大分トリニータ社長)さんと、抜擢した当時の国交相、前原(誠司・現外相)さんは、ともに京都出身で昵懇の間柄。両者としては(予算を取った責任上)何かしらの“アリバイ”を作る必要がある。そうみている関係者は多い」
存在意義のために推し進めている側面が見え隠れするという。
しかも「観光庁の職員は、大半が国交省からの出向者で、観光に関しては素人集団。彼らの意識は数年以内に本省に戻ることです。効果が疑問視されても、現体制下で制度実現に貢献しておくことが得策と考える雰囲気もある。休日分散化が、本当に観光産業の活性化につながると考えている人は限定的でしょう」(先の関係者)とも。
アリバイ作りや存在意義のためなら何のための制度改革かわからない。議論を煮詰めてだれもが納得する結論を出してもらいたいものだ。
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というか、単身赴任なんてばかげたものを廃止しようって考えは
財界にはないんでしょうね
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/101006/mca1010061644021-n1.htm
休日分散化に賛否「単身赴任、子供とずれる」 国民会議が初会合2010.10.6 16:42
観光庁は6日、大型連休を地域ごとにずらして取得する休日分散化について話し合う「休暇改革国民会議」(座長・新日本製鉄の三村明夫会長)の初会合を開いた。
会議は実現に向けた具体的なアイデアや問題点を洗い出すとともに、国民の関心を高めることが狙い。同会議には経済人のほか、地方自治体関係者、研究者、学生など計65人が委員として名を連ねる初会合にはこのうち40人が出席した。
会議では、出席者から「雇用の創出につながる」など、前向きな声が多く上がった。一方で、「日本独自の祝日の意味が薄れてしまう」「単身赴任者は子供と休みが合わなくなる」など慎重な意見も出た。
この中で、宮崎県の東国原英夫知事は「政権交代によって議論が元に戻ると、国民が混乱する。国民の合意を広く取り付けてから実行に移すべきだ」と発言し、政治の不安定化の影響に懸念を示した。
会合終了後、三村座長は記者団に「具体的な問題を解決するような制度設計をつくりたい」と語った。
休日分散化では、観光庁が5月の大型連休の場合、国民の休日(5月4日)とこどもの日(同5日)は全国共通で休日とした上で、全国を5つのブロックに分け、第2週から順に、土日を含め5連休にする案を提示。一定期間に集中していた観光地の混雑が緩和されることなどから新たに年間2.9億円の旅行需要が生まれると試算している。
次回会合は11月中旬を予定。観光庁は幅広く意見を吸い上げた上で、来年の通常国会に祝日法改正案を提出し、2012年以降の実施を目指す。
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まぁ、日系ホテルって先進国へのビジネス&観光客が中心だったりして、新興国でのこういう試みって珍しかったりしますよね。
・・・・・で思ったんだけど、茨城空港近辺にも韓国人や中国人向けのホテルがあっても好いのでは???
インド出張の不満を解消 日立ライフが日本人向けホテル
http://mytown.asahi.com/areanews/ibaraki/TKY201010180393.html
2010年10月19日
日立製作所グループ会社の日立ライフ(日立市)は、インドの首都ニューデリー近郊に、日本人ビジネス客向けのホテルを開業した。急速な経済成長を遂げている同国には600社を超える日系企業が進出しているが、こうしたホテルは珍しいという。同社が開業に踏み切った背景には、言葉の壁や慣れない食事に苦労する日立グループ社員からの声があった。
ホテルは5階建て52室の「アバロン・コートヤード」で、9月1日から営業を始めた。インディラ・ガンジー国際空港からは車で30分ほど。スズキやキヤノンなど、多くの日系企業が進出している新興工業都市グルガオンへは地下鉄に乗って約10分で着く。
宿泊費は朝食込みで1泊1万2千〜5千円程度。客室には、インターネットが無料で使える広いデスクや、打ち合わせに利用できるソファセットも備わり、仕事しやすい環境を整えた。
警備員や日本人スタッフが常駐し、日本語で予約や各種相談に応じる。
素材にこだわった朝食は、日本人シェフが調理。日本から仕入れたコシヒカリのご飯や焼き魚、みそ汁などの和食を提供する。夕食は別料金だが、天ぷらや刺し身、うどんなどが食べられる。
大浴場やプール、ジムなどのほか、正午のチェックアウト後も夜遅い飛行機の出発時刻まで時間をつぶせるラウンジも備えた。
開業のきっかけは日立グループの出張経験者から上がった不満の声だった。
「スパイスや油分の多い料理を食べ続けて調子が悪くなった」
「水にあたり、ずっとベッドで寝ていた」
インドでの生活についていけず、体調を崩す人が続出していた。
「ホテル代が高すぎる」という声も多かった。セキュリティーの整った高級ホテルは1泊3万円以上がほとんど。出張旅費を浮かそうと、安いホテルに泊まった出張者が窃盗などのトラブルに遭うことも少なくなかったという。
同社の佐藤修二社長は「とても苦しんでいるなという思いが強くあった。こうした課題を解決するホテルは需要があると考えた」と話す。
インドに進出した日系企業にアンケートを実施した結果、「需要はある」と確信。希望するサービスを聞いて、取り入れた。
宿泊できるのは、原則としてインド日本商工会に加盟する企業の社員のみで、個人の観光客は受け入れていない。
営業を始めた9月の客室稼働率は知名度不足もあり約35%にとどまった。
だが、佐藤社長は「一番大事なのは口コミ。すでにリピーターの予約も入っており、今年中には稼働率100%に持っていけると思う」と自信をみせる。
経済成長率が7%を超えるインドに進出した日系企業数は外務省によると昨年10月時点で627社。1年間で127社増えている。(東郷隆)
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http://mytown.asahi.com/areanews/ibaraki/TKY201010180324.html
ビジネスホテル、つくばの陣 学会需要当て込み続々開業
2010年10月19日
TX研究学園駅前に相次いでオープンした「東横インつくばエクスプレス研究学園駅北口」(左)と「ホテルマークワンつくば研究学園店」=つくば市研究学園
つくば市の中心街で、ビジネスホテルの建設が相次いでいる。国際会議や学会などが多く開かれる特有の事情に加え、つくばエクスプレス(TX)が開通し、都内からの利便性が向上したことが背景にある。共倒れを懸念する声もあるが、いっそうの会議の誘致や観光客の呼び込みなどで、活性化を目指す。
TX研究学園駅前に7月末、「東横インつくばエクスプレス研究学園駅北口」(本社・東京都、客室186室)がオープンした。その隣に、約2カ月後の今月1日、「ホテルマークワンつくば研究学園店」(本社・千葉県我孫子、161室)が開業。07年から開業している市内の不動産会社運営の「ホテルベストランド」(110室)と合わせ、駅から徒歩3分圏内に500人超が宿泊できる「ホテル街」が誕生した。
TXつくば駅前にも09年7月、「ダイワロイネットホテルつくば」(本社・東京都、240室)が開業しており、ビジネスホテル建設は「ミニバブル」の様相を呈している。
ホテル側が当て込むのは、ビジネスのほかに市内で開かれる国際会議や学会などの出席者。市内には産業技術総合研究所(産総研)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)など、国や独立行政法人の組織だけでも25を超える研究機関があり、関連する会議や学会が市内で開かれることも多い。05年のTX開業で都内からの利便性が増してからは増加傾向にあり、つくば国際会議場(つくば市竹園)だけで年に約2千回、来館者は延べ24万人に上る。
複数日にまたがる会議では、出席者の多くが会場近辺に宿泊。これまでは、主に同会議場に隣接する「オークラフロンティアホテル・エポカル」(188室)と近くの同本館(172室)などが受け入れていたが、大規模な会議や学会が重なる際は部屋が足りず、土浦市や筑波山のふもとの温泉旅館にまで客が流れることも多かった。
年に5〜6回、会議のため市内を訪れるという都内の製薬関連会社の社員は「ホテルが増えた最近は、急に出席が決まっても宿泊に困ることは無くなった」と話す。
一方、危機感を抱く既存の宿泊施設もある。
つくば駅から約10キロ先で20年以上営業しているホテルは「これまでは会場から多少遠くとも利用してくれる人がいて経営が成り立った。ただでさえ、企業などが出張費を削減するなか、安い大手のビジネスホテルに客は流れやすい」と警戒する。
同市では今年4月、宿泊施設などが加盟する「つくばコンベンションビューロー」と、市観光協会、つくばフィルムコミッションが合併し「つくば観光コンベンション協会」を発足させた。
研究機関や市、県などと協力してより多くの国際会議などの誘致を進める一方、TXを運営する首都圏新都市鉄道などと連携した観光イベントなどを模索している。
「施設同士で客を奪い合うのではなく、宿泊全体の底上げを図りたい」(つくば観光コンベンション協会)と共存共栄の道を探っている。(伊藤悟)
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http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_12875374013.html
弾丸特急を迎え撃て 大分の誘客戦略
[2010年10月20日 10:07]
九州新幹線の開業を控え、急ピッチで工事が進むJR久留米駅=15日、福岡県久留米市
大分県観光が大きな転換期を迎えている。来年3月12日の九州新幹線鹿児島ルート(博多―鹿児島中央)の全線開業で、関西圏と西九州のアクセスが向上する。大分県の観光関係者は「福岡―鹿児島という“縦軸”への観光客の『一極集中』が進むのではないか」と危機感を強めている。
県は熊本、長崎両県との連携を強めることで東九州を含む“横軸”への集客を模索する。3県は新幹線が通る熊本を起点にしたアクセス改善を図るため、新幹線開業に合わせて3県内限定でレンタカーの乗り捨て料金無料化を打ち出した。
大分県への2009年の観光客(宿泊客ベース、外国人除く)は347万人。このうち新幹線沿線の近畿や中国(四国含む)からの旅行者は18%だが、「新幹線開業で西日本の中でも九州への注目度が高まるのは間違いない」(県観光・地域振興局)とみる。
九州新幹線開業が間近に迫る中、「ピンチ」を「チャンス」ととらえ、地域同士が連携して自慢の「食」や「もてなし」に磨きをかけるなど、観光客を呼び込もうと知恵を絞る動きが活発になってきた。県内の取り組みや今後の戦略を探った。
火山と温泉の観光
「世界一のカルデラ火山と温泉を持つ両市が手を組めば『環境観光』で売り出せる」
「九州横断道路沿線の自然景観を見直す必要があるのでは」
熊本県阿蘇市で14日にあった別府、阿蘇両市のまちづくり団体による交流会。住民や行政関係者ら約50人が集まり、今後の地域づくりを語った。両市は地域通貨の相互使用などで交流を続けるが、出席者からは観光面のつながり強化を期待する発言が目立った。
「火山、湯けむりというスケールの大きな自然景観を持つ両地域が協力し合えば、新幹線が通った後も九州観光の核になれる」。交流会を主催した別府八湯ウオーク連絡協議会の河村建一代表世話人は両市連携の必要性を強調する。
1960年代、別府市から阿蘇山を抜け、熊本市に至る九州横断道路(県道別府一宮線)が開通。九州観光のゴールデンルートとして脚光を浴びた。だが、その後の高速道路、鉄道網の整備が西九州中心に進んだ結果、大分―熊本―長崎の「横軸」で衰退が加速した。
県北とも手を結び
九州新幹線開業に伴う本州からの旅行者をどうやって、横軸に引き込むか。県観光の中軸を担う別府市は宇佐市や国東半島など県北地域とで結成した広域観光圏「豊の国千年ロマン観光圏」への集客を推し進めようとしている。古代から昭和に至る歴史的遺産を見聞できる県北と手を結び、阿蘇や北九州方面からの集客向上を期待する。
清末広己別府市ONSENツーリズム部長は「新幹線からのアクセス面で課題はあるが、別府の温泉と、食や歴史が豊かな県北には魅力がたくさんある」と力説。新幹線開業はむしろ“チャンス”と見る。
阿蘇地域と隣接する竹田市は熊本県側が中心になって来年3月から開く「阿蘇ゆるっと博」に参加する。阿蘇山を中心に行政区域の枠を超えて温泉、食、自然を売り込むイベントで、「阿蘇からさらに奥に足を延ばしてもらう」(市商工観光課)狙いだ。
九州観光の「新ゴールデンルート」とささやかれる福岡―鹿児島の縦軸に対抗して広域連携を模索する大分県。九州新幹線の開業で、その真価があらためて問われることになる。
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http://www.asahi.com/travel/rail/news/HOK201010210008.html
イカと夜景の函館へいか。ないと。 新幹線延伸でPR
2010年10月22日
「いか。ないと。函館」――。東北新幹線の新青森駅が12月に開業するのを前に函館にも観光客をさらに呼び込もうと、函館市や渡島総合振興局などが連携、首都圏や北関東、東北地方でキャンペーンを続けている。
黄色の地に大きな文字のちょっとユニークなキャッチコピー。「いか」は函館特産のイカ、「ないと(ナイト)」は夜景や冬の夜を彩るイベント「クリスマスファンタジー」などをイメージしており、「函館に行かないと」と呼びかけるキャッチフレーズになっている。
キャンペーンのコンペには広告会社8社が参加し、JR北海道のグループ会社「北海道ジェイ・アール・エージェンシー」の作品に決まった。市ブランド推進課は「句点の位置など最初は多少の戸惑いもあったが、駅張りポスターの中では目立つので、立ち止まって見てもらえるのでは」と話す。
首都圏の北海道物産展で宣伝するほか北関東、南東北のJR駅にポスターを張ったり、人気キャラクター「イカール星人」やミスはこだてを派遣してPRしたりし、東北新幹線の延伸で近くなる函館の魅力をアピールしている。
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http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20101021ddlk46020597000c.html
観光統計:09年宿泊観光客、過去最少の955万人 前年比64万人減 /鹿児島
県がまとめた09年の観光統計によると、県内の宿泊観光客数は約955万人で、前年より6・2%(約64万人)減った。統計が現行形式になった93年以降で過去最少だった。県は、08年秋の世界同時不況による旅行需要の減少や、新型インフルエンザの影響とみている。
宿泊観光客数は、04年の九州新幹線部分開業などで4年連続で増加していたが、09年は05年(958万人)の水準に逆戻りした。特に、県外客が750万人と前年比8・0%(約65万人)の急減。
地域別で、落ち幅が最大だったのは指宿佐多地区の16・3%。08年NHK大河ドラマ「篤姫」の放映終了に伴う反動とみられる。一方、県内客は約205万人(前年比0・6%増)と微増だった。
日帰り観光客は約4167万人(同0・5%減)と横ばい。県外客は約1969万人(同0・7%減)、県内客は約2199万人(同0・3%減)だった。
外国人の宿泊客数は約9万人(同31・1%減)。国・地域別ではいずれも前年比で韓国40%減、台湾37%減、香港39%減、中国19%減などアジアからの大幅減が響いた。
また、口蹄疫(こうていえき)の影響で今年6〜8月のサンプル調査は前年の数字を割り込み厳しい状況となっている。ただ、外国人客はアジアを中心に回復しているという。【福岡静哉】
http://mainichi.jp/life/travel/news/20100924ddlk46020210000c.html
観光客:09年鹿児島市、18万人減の884万人 「篤姫」効果薄らぐ /鹿児島
◇景気後退も影響
鹿児島市の09年入り込み観光客数は884万人で、過去最高だった08年の902万人より18万人(2%)減っていることが、市のまとめで分かった。景気後退やNHK大河ドラマ「篤姫」効果が薄らいだことなどが要因とみられる。また、高速道料金引き下げで自家用車の入り込み割合も4・8%増えた。
入り込み観光客のうち、宿泊客は同3万人(0・9%)減の288万人で、03年以来6年ぶりに前年を下回った。特に外国人客は同8969人減で、4万1789人だった。円高傾向や新型インフルエンザの感染拡大の影響もあり、前年を17・7%下回った。日帰り客は同15万人(2・5%)減の596万人だった。
主な観光施設の利用者数は、かごしま水族館が同1万7471人(2・5%)減の68万8271人。平川動物公園は同5万9821人(14・3%)増の47万7662人だった。【村尾哲】
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http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101016/trd1010160702003-n1.htm
【鴨川シーワールド40周年(上)】「海のギャング」を人気者に 展示スタイル変えた“調教の神様” (1/2ページ)
2010.10.16 07:00
黒と白に艶めく流線形の姿は、美しくダイナミック。海の王者「シャチ」と会える日本有数の水族館「鴨川シーワールド」(千葉県鴨川市東町)が、今月で開園40周年を迎えた。
同館がオープンしたのは国内のレジャー産業が発展し始めた昭和45年。「水の世界とそこにすむ生き物たちとの出会い」をコンセプトに、“シーワールド”の先進国、米国のスタイルを取り入れ、魚類のみの展示ではなく、当時は珍しかったイルカやアザラシなどの海獣類を中心とした大型レジャー施設としてスタートした。このとき“目玉”として白羽の矢が立ったのが、日本ではまだ誰も見たことがなかった「シャチ」だった。
米国から初めて2頭の野生のシャチ「ジャンボ」と「チャッピー」が同館にやってきたのはオープンの1カ月前。羽田空港から現地までノンストップで輸送できるよう、信号機をすべて青にしたというほどの大事業だったという。
シャチといえば、イルカやクジラも補食し、海洋食物連鎖の頂点に君臨する「海のギャング」。当時、シャチのデータや情報はないに等しく、飼育員の平塚賢司さん(61)は「怖くて最初は誰もシャチに近づこうとしなかった」と当時を振り返る。
そんな彼らを引っ張ったのが、イルカ飼育に長く携わり、「調教の神様」とうたわれた初代館長、故鳥羽山照夫さんだった。
鳥羽山館長は、日本で初めて米国式の科学的、医学的技術に基づいた飼育方法を導入したり、トレーナーが水中で個体とともに泳ぐ、現在のショーパフォーマンスの基礎を作った人でもある。鳥羽山館長の指導のもと日本初のシャチのショーを武器に、同館の歴史が始まった。
同館ではこれまで、17頭のシャチを飼育してきた。40年間手探りで飼育、観察し続けてきた経験から現館長の荒井一利さん(54)が気づいたことは「シャチは高い知性と、社会性を持っている」という点。カモメを餌付けして遊んだり、プールの壁をはがす行為が仲間内で流行したり、“文化的”とも思える行動を示すという。
そんな知能の高いシャチに対し、飼育員の佐伯宏美さん(54)は「正直、シャチは好きではない」と苦笑する。トレーナーを識別できないイルカと違い、シャチは「人を見る」からだ。シャチに認めてもらえないトレーナーはショーに出られず、苦労とストレスが絶えない。
「人の心を見透かしているような目で見られ、自分が試されていると感じる」という。見た目の勇壮な美しさと繊細で敏感な心。そんな複雑さがシャチの魅力といえるのではないだろうか。(田中佐和)
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http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101017/trd1010170701000-n2.htm
【鴨川シーワールド40周年(下)】「血統管理」への挑戦 他国と連携し繁殖、保護目指す (2/2ページ)
2010.10.17 07:00
飼育方法、繁殖生理もわからず、ゼロから始まった鴨川シーワールド(千葉県鴨川市東町)でのシャチの飼育も40年がたち、平成20年には飼育下3世となる「アース」が誕生した。時代は、レジャー産業の発展から生物多様性の保全へと舵を切りつつあり、同館の挑戦は新たな局面を迎えている。
日本国内で飼育されているシャチは現在9頭で、うち7頭は同館で飼育されている。荒井一利館長(54)は「シャチの捕獲は制約されているため今後、野生から入ってくることはない。今の個体を末永く飼育し、繁殖を継続することが重要だ」と厳しい表情で語る。特に課題となってくるのが「血統管理」だ。
血が濃くなることを防ぐ有効手段として、世界的に研究されているのが「人工授精」だという。荒井館長は「シャチを飼育している他国と情報交換し、共同研究していくことが、野生生物の保護につながる」と主張する。
同館で飼育する800種類1万1千点の展示生物は、ほとんどが野生から捕獲してきたもので、動物園と違い「繁殖、保護して個体を増やすことよりも、野生生物をどう持続的に利用するか」という考え方が根底にある。だが、荒井館長は「いずれトキやコウノトリのように必ず個体の枯渇や制約がでてくる」と将来への危機感をにじませた。
年間100万人が訪れる同館は、周辺地域にとって欠かせない観光拠点でもある。シャチやイルカのパフォーマンスを持続的に観客に提供するという“経営面”の視点と、「保護」という視点を両立させることは容易ではない。
荒井館長は「私たち水族館はこれから、どのように個体を利用し、生物多様性の保全に貢献できるかということをベースに運営をしなければならない」と強調するが、 スタッフや飼育員、訪れる観光客に、海洋生物の未来を見据えた考えをどう浸透させていくか−。
40年間、走り続けてきた鴨川シーワールドは、大きな課題を目標に次の歴史を刻み続けていく。(田中佐和)=おわり
海の生き物教室「シャチとともに40年」開催中
鴨川シーワールドでは、海の生き物教室「シャチとともに40年」を開催している。10月16、17、24日と11月は土日祝日。午後2時からレクチャーホールで。毎回先着40人。【問】(電)04・7093・4803。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20101018-OYT8T00015.htm
鞆控訴審開始めど立たず
県の協議会優先賛否
福山市鞆町の鞆港湾埋め立て・架橋事業を巡る住民訴訟で、事業を推進する県に対し、景観保護を理由に埋め立て免許の差し止めを命じた地裁判決から1年が過ぎた。県は判決を不服として控訴したが、控訴審が始まるめどは立っていない。判決後に就任した湯崎知事が、推進、反対の住民を交えて鞆町の街づくりについて話し合う協議会を設置し、控訴審より優先させる方針をとっているためだ。事業に反対する関係者は県の変化を歓迎するが、推進派住民や、共に事業を進めてきた福山市は不信感を募らせている。(石原敦之)
昨年11月に就任した湯崎知事は「(橋を)架ける、架けないの前提を取り払い、何がベストか考えたい」として住民と話し合う考えを表明。今年5月に県と推進、反対の住民が意見交換する住民協議会を設置。9月までに4回、話し合いを行い、住宅が密集して拡幅もままならず、緊急車両の通行に支障が出ている鞆地区の道路問題などについて議論した。
3月から今月15日までに3回、高裁で開かれた控訴審の進行協議では、県側が「住民協議会の行方を見守りたい」として、口頭弁論の期日を決めないよう申し入れ、原告の反対派住民側も受け入れた。
事業をどうするのか判断する時期について、「今年度中をめど」としていた湯崎知事は、8月の記者会見で「(年度内に結論がでるかどうか)正直まだ分からない」とし、遅れる可能性を示唆した。
事業に反対する松居秀子・原告団事務局長は、「1年が過ぎ、県の控訴理由もぼやけてきている。知事の速やかな英断を」と期待。住民協議会についても、「埋め立て架橋を前提に放置されていた街づくりが具体化され、希望を持てる」と評価する。
これに対し、事業推進を求める住民団体「鞆町内会連絡協議会」の大浜憲司会長は、「控訴審は住民協議会と切り離して進めるべきだ」と県の対応を批判。「20〜30年前にも議論し、結論として埋め立て・架橋事業が必要となったはずのことを住民協議会で話し合っている。解決は遠のくばかり」と嘆く。
福山市の羽田皓市長も、「一言で言えば忸怩(じくじ)たる思い。非常にストレスを感じる1年間だった」と振り返り、住民協議会についても「行方は見えない。深い樹海に入り、出てこられるのか」と強い懸念を表明している。
五十嵐敬喜・法政大教授(公共事業論)は「裁判所が行政の開発にブレーキをかける傾向は強まり、世論も後押ししている。知事は、激突を避けて話し合いを選んだのだろうが、推進、反対両派の住民の対立は根深く、楽観はできない」と指摘する。
鞆町では過疎化、高齢化が進み、問題の速やかな解決は、全住民の一致した願いだ。長年にわたりこじれてきた課題を、ときほぐし、納得させられる結論を導けるか、湯崎知事の指導力が試されている。
鞆港湾埋め立て・架橋事業 鞆町の渋滞緩和などを目指し、県と福山市が鞆港西側の約2ヘクタールを埋め立てて駐車場やフェリー桟橋を整備、長さ179メートルの橋を架ける事業。1983年12月に県が計画を策定し、計画見直しや事業凍結を経て、2008年6月、国に埋め立て免許の認可を申請した。事業に反対する住民らが埋め立て免許の差し止めを求めて提訴し、地裁は09年10月、鞆町の歴史的な景観を評価して県に免許を交付しないよう命じる判決を出し、県が控訴した。
(2010年10月18日 読売新聞)
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20101016ddlk34040650000c.html
鞆港埋め立て・架橋問題:控訴審進行協議 口頭弁論、三たび先送り /広島
◇次回1月27日 住民協議見守る
福山市の景勝地「鞆の浦」の埋め立て架橋計画を巡る訴訟の控訴審で、原告の反対派住民と被告の県による3回目の進行協議が15日、広島高裁であった。推進、反対両派が話し合う住民協議会の結果を待つことで合意し、口頭弁論の日程は決定時期を先送りした。次回の進行協議は来年1月27日。住民協議会は今月24日、同市で開かれる。
これまで2回あった進行協議で、県側は「住民協議会を見守りたい」としたが、住民側によると、今回も同様の姿勢を示したという。原告団長の大井幹雄さん(70)は「早く解決したいところもあるが、長年の懸案なので慎重に住民同士の対話を進めたい」と話した。【中里顕】
◇速やかに訴訟開始を要望−−福山市長
住民協議会に補助参加している福山市の羽田皓市長は「協議会はいつ本論に入るかわからない状況で、大多数の住民が不安を抱えたまま、鞆のまちづくりがさらに遅延する。住民協議会と切り離して速やかに訴訟を開始するよう強く県に要望する」とコメントした。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201010050201.html
「鞆で離合場所確保は困難」 '10/10/5
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福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画をめぐり、羽田皓市長は4日の記者会見で、町内道路の車の離合場所確保について「伝統的建造物群保存地区(伝建地区)との整合性の問題があり、容易ではない」との認識を示した。離合場所の確保は「鞆地区地域振興住民協議会」で広島県が提案し、推進、反対両派の住民が検討することに合意していた。
羽田市長は「対象区域は市条例に基づく伝建地区。町並みの連続性を損なう現状変更行為は認められない」と述べた。その上で「仮設であれば考慮の余地がある。ただ、近い将来に生活幹線道路確保が担保されることが必要」とし、架橋計画実現が前提との考えを強調した。
町内の伝建地区は、江戸期の建物が残る約8・6ヘクタール。地区中央部の東西約300メートルの県道は大半が幅員約4メートルしかなく、交通混雑が課題となっている。
県は9月26日に鞆町であった住民協議会第4回会合で、当面の交通混雑解消策を提案。推進、反対両派の住民は離合場所確保と緊急車両の小型化を検討することで合意した。県は実現性を検討し、次回以降の協議会で報告する。
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http://sankei.jp.msn.com/world/china/101027/chn1010271839004-n1.htm
台湾・馬祖列島 かつての中台緊張最前線 観光で地域振興めざす (1/3ページ)
2010.10.27 18:33
このニュースのトピックス:日中関係
民宿に変身する地中海を思わす石造りの集落(山本勲撮影) 金門島とともに中台緊張の最前線だった馬祖(まそ)列島が、観光で地域振興をめざしている。一面の青い海、澄みきった空を珍鳥が飛び交い、浜辺には地中海を思わす石造りの住居が軒を連ね、「海上の桃源郷」(台湾観光局)との看板にいつわりはない。「3〜5年かけて空港を拡張し、日本など外国人観光客を誘致したい」(楊綏生・連江県県長)と日本にかける期待も大きい。(馬祖列島 山本勲)
馬祖列島は台湾本島の西北約200キロに位置する。連江県政府のある南竿(なんかん)島をはじめとする36の島(うち26は無人島)から成り、総面積は約30平方キロ。台北松山空港からはプロペラ機で約1時間。対岸の中国福建省までは約9キロの近さだ。
1949年に蒋介石・中国国民党政権が台湾に渡来して以降は、台湾統一をめざす中国人民解放軍と、「反攻大陸」を唱える国民党軍が日夜、厳しく対峙(たいじ)してきた。
硬い花崗岩(かこうがん)脈から成る島々の海沿いには、兵士が手作業で建造した坑道やトーチカがあちこちに散在し、当時の「戦地の島」の緊張を物語っている。
中でも南竿島の北海坑道は最大規模で、海辺の岸壁から山の奥へと640メートルの長大な水路(高さ18メートル、幅10メートル)をくり抜いて造った地底の要塞(ようさい)だ。
中国で文化大革命が本格化した68年。蒋介石はその混乱を中国大陸に攻め入る好機とみて、ここに100隻あまりの上陸艇を収納できる反攻基地を築いた。
2個師団が820日をかけて、ダイナマイトと人力だけの昼夜突貫作業で完成させたが、難工事だけに多くの犠牲者も出た。
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馬祖の緊張は国共戦争の両雄、蒋介石、毛沢東の死後、次第に緩和し、台湾は李登輝総統時代の92年に同島の戦時体制を解除した。
2001年には金門・馬祖の2島と対岸の福建省アモイ、福州の2市間で、それぞれ限定的な中台間の直接往来(小三通)が始まり、08年末には大三通(通航、通商、通信の中台全面開放)に移行した。
しかし平和の時代が訪れても、馬祖列島が繁栄する状態にはなっていない。かつて6万人いた軍人が大幅に減り、軍人相手の商売が成り立たなくなったためだ。2万人いた島民も半減した。期待した中国人観光客も、三通後は台湾本島に直行する傾向がみられる。
そこで連江県は豊富な観光資源を売り物に、自前の地域新興に力を入れている。昨年9月には南竿島の媽祖廟近くの山頂に、約4200万元(約1億1300万円)を投じて高さ30メートルの巨大な媽祖の立像を建てた。
媽祖は、中国・宋代に福建省●(=さんずいに漢字で眉)州生まれの「黙娘」という女性が海で遭難した父を探そうと身を投じて水死し、後に神になったとされる伝説の女神。
海の守り神として台湾や中国大陸南部であつく信仰されているが、古くから「黙娘の遺体は南竿島に流れ着いた」という言い伝えがあり、馬祖島という島名の由来ともなっている。
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格好の漁場である馬祖列島には、豊かな海の幸を狙ってウミネコ、アジサシなどあまたの海鳥が飛来する。中でも近年は、「神話の鳥」と称されたヒガシシナアジサシが数多く発見され、国際的なバード・ウオッチングの名所となりつつある。
馬祖は金門島とともに酒造のメッカでもある。かつて戦車を格納していた坑道は地元メーカー、馬祖酒廠(工場)の貯蔵庫に使われている。
同社ではコーリャン酒と黄酒(紹興酒)を造っている。「花崗岩や麦飯石の岩盤からわき出る甘い鉱泉水を素材に、年中摂氏20度弱の坑道で長年熟成している」(李亨玉・会長)という。
小さな島々に散在する豊富な観光資源を生かすには、まず交通、宿泊施設などのインフラ整備が欠かせない。
楊綏生県長は「この3年間に船着き場と船の整備に34億元(約92億円)をかけた。さらに5年以内に国際線の大型飛行機が乗り入れられるように、60億元(約160億円)をかけて空港を拡張したい」と抱負を語っている。
馬祖列島の観光シーズンは5月中旬から10月中旬まで。冬は風が強く、春は霧の日が多いためだ。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101029-00000301-zai-bus_all
観光立国の経済効果はトヨタ1社分!
ダイヤモンド・ザイ 10月29日(金)18時12分配信
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観光客が4倍になるとトヨタ4社分が出現したのと同じことに!
◆観光こそ日本経済再生の切り札だ!
これからの日本は観光大国として生きていくのだと観光庁長官の溝畑宏さんは宣言した。20xx年の訪日外国人誘致目標は3000万人! 09年の4倍以上を目指す。壮大な誘致計画は達成できるのか!?
◆日本は世界屈指の観光資源大国なのだ!
長官のテンションはすごく高かった。我こそは観光大使! 世界に日本を売り込むためには、なんでもやりまっせ、という勢い。長官はそう遠くない20××年までに観光客を今の4倍に増やすという。本気なんですか?
「本気ですよ。日本には魅力的な観光資源がたくさんあるでしょ。縦に長い国だから北の流氷から南の珊瑚礁まで一度に見られます。また治安が良く、国民は礼儀正しい。水が豊富で繊細な食文化がある。世界屈指のポテンシャルを秘めている」
そのわりに、2009年の訪日外国人数は679万人で世界33位と冴えない順位。なぜですか。
「観光立国としての取り組みが遅れたせいです。首位フランスの7040万人に比べて10分の1以下。でもこれからは違う。中国を中心にアジア各国から観光客をどんどん誘致します」
だけどここで大疑問。技術立国日本はこれまで以上に技を磨き、輸出大国として生きることもできるはず。なぜいまから観光大国?
「民主党が観光を成長戦略に位置づけたのは、財政が厳しく大型財政支出をしにくいという背景があるから。観光なら今ある資源を商品化することで世界にアピールできる。また観光は宿泊・飲食・輸送・物販を伴うので経済波及効果が大きいし、地域経済を潤し雇用を活発化する効果も期待できる」
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◆東京のファッションも観光客を呼ぶアイテムだ
長官の熱弁を聞いていると、観光立国で生きるしかないと思えてくる。だけど冷静になると、お金がないのに、どんな施策が打てるのだろうと思ってしまう。
「主に3つの施策を考えている。まず訪日外国人数3000万人を目指すための手を打つこと。同じ島国の英国が3000万人を達成しているので目標としてムリがないでしょ。2つ目は観光客の受け入れ体制強化と観光アイテムの拡大。グリーンツーリズムなどに加え、10兆円市場といわれる医療観光も活発化させたい。外国人に人気のゴルフやスキーなどのスポーツ、アジアの若い女性が注目している東京のファッションも観光アイテムとして売り込みたい」
そういえば長官はネットアイドルのベッキー・クルーエルちゃんと一緒に「東京ガールズコレクション」に出演していた。アイドルとオジさんの取り合わせはインパクトがあったし、長官の本気が伝わってきた。
「3つ目は国内向けですが連休の分散。例えばゴールデンウイークは全国一斉に休みになるため混雑して値段も高く観光しづらい状況でしょ。そこで日本を5ブロックに分け、祝日法を改正し、春と秋に大型連休をブロックごとに分散して取れるようにしたい」
観光立国としての経済効果は、2008年の旅行消費額で測ると23・6兆円でトヨタ1社分の規模。将来訪日観光客数が4倍になるとトヨタが4社出現するのと同じ経済効果が期待できる。
「日本の観光産業はまだ未成熟で伸びる余地が大きい。まさに『日出ずる国』ですよ!」
<Profile>
観光庁長官 溝畑宏さん
みぞはた・ひろし 1960年京都生まれ。東京大学法学部卒業後、自治省(現総務省)入省。大分県に出向し、大分トリニータを運営する大分フットボールクラブの運営に携わり、2004年代表取締役に就任。10年観光庁長官に抜擢される。
(文/山本信幸) ※ダイヤモンド・ザイ2010年12月号に掲載
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大阪二区の公募が10/1-10/10で締め切られ、現在四人が選考に残っている。この中には郵政民営化で造反した左藤章氏も含まれている。
あまりにも短い公募期間に何かあると思ったら、ドロドロだった。川条しか前衆議院議員は、次期総選挙に立候補する意向を示しているが、
今回の左藤章公認への出来レースには、愛層を尽かし応募していない。
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/43998347a2f98aa8d2dcd5c3b1f134a6
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/f7295a03a54d72c9466a409b439ebe71
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/579decda4c44ce58fce61eb8a53474ec
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/6a27125a939e66ed40d7d6c5cc25cdce
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http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000001010290001
もてなしの心 帝国ホテル120年 (1)
2010年10月29日
玄関で客を車へと案内するドアマンの渡辺昇平さん=千代田区内幸町1丁目、河合博司撮影
◆「迎賓」の先頭 走り続け
ホテルウェディングも ディナーショーも バイキングも最初
◇震災・戦争・・・時代刻む
鹿鳴館時代、外国賓客の接待、交流の場として官民挙げて建てられた帝国ホテル。ホテルウエディングやディナーショーなど、新しいスタイルをいち早く採り入れた業界の先駆者でもあった。震災や戦災、バブル経済の崩壊を乗り越え、11月3日、開業120周年を迎える。
帝国ホテルが鹿鳴館の隣に開業したのは1890年。井上馨外相が呼びかけ、財界を代表する渋沢栄一や大倉喜八郎、安田善次郎らがこぞって出資した。筆頭株主は宮内省だった。
各国の首脳や、チャールズ・チャプリン、ベーブ・ルース、ヘレン・ケラー、マリリン・モンロー、アラン・ドロンもここに泊まった。二・二六事件(1936年)では鎮圧部隊の拠点となり、カレーライスを炊き出し。戦後6年半、連合国軍の将校宿舎として接収された歴史もある。
1911年から続くランドリーサービスを皮切りに、今や当たり前のサービスの多くがこのホテルから始まった。
式と披露宴、美容室、写真館を一体化したホテルウエディングはその一つ。関東大震災で都内の多くの神社が焼失した時、ホテル内に神社を設けたのが始まりだ。食べ放題形式のバイキング、ディナーショーもここで生まれた。
バブルが崩壊し、都心に外資系高級ホテルが次々と進出してきた今世紀。リーマン・ショック後の客室稼働率は71%まで落ち込んだが、今年度上期は77%まで持ち直した。「日本の迎賓館という気持ちでやってきて、のほほんとしているところもあった」。小林哲也社長は語る。「建物、設備が金ぴかの新しいホテルに負けないよう、ハード面はもちろん、働く人のいぶし銀の良さでも勝負していく」
◆ドアマン
VIP1000人 車も記憶
日比谷通りから、黒塗りのハイヤーやタクシーが次々に乗り入れる。その数1日4千台。「帝国ホテルの顔」を自負するドアマンたちが正面玄関から出迎える。
「こちらへ」。ドアマン歴9年の渡辺昇平さん(34)は窓越しに降りる客の数を把握しながら、両手を使い、さっそうと車を誘導。白い手袋をはめた手を後部座席のドアに添えて、「いらっしゃいませ」と笑顔で声をかけた。
荷物を持って客室まで案内するベルマンと違い、客との会話は少ない。だからこそ「お客様に声をかけることを心がけてます」。
見えないところにも気を配る。手袋は30分に1度、新しいものに換える。ポケットに千円札と5千円札をしのばせ、タクシーで釣り銭がないときにそっと両替する。
ドアマンたちの頭の中には、約千人のVIPの顔と名前、車種とナンバーがたたきこまれている。
それだけでは足りないと思い立った渡辺さんは2年前、体の不自由な人やお年寄りに的確な手助けをするサービス介助士の資格を取得した。「最近、高齢のお客様が増えていますから。自信を持って立てるようになりました」
ドアマン支配人の皆川孝則さん(54)は、入社間もない頃、名乗らない著名人から「車を呼んでくれ」と頼まれて迷っていると、「首根っこをつかまれて上司の所へ連れていかれた」経験がある。
その皆川さんも「賓客だけを大事にしていればいい時代は終わった。時代に対応していかなければ取り残される」。渡辺さんの成長を温かく見守っている。
(平嶋崇史)
◇
帝国ホテルの「もてなしの心」を支える名脇役たちを紹介する。
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もてなしの心 帝国ホテル120年(2)
2010年10月30日
考案した読書灯について、若手社員の野田枝里さん(右)に説明する椎名行弥さん=千代田区内幸町1丁目、河合博司撮影
◆発明王 建物から読書灯まで
正面ロビーを抜け、エレベーターに乗ると、一輪挿しのバラが出迎えてくれる。壁をくりぬくように設けられた、奥行きわずか38ミリの棚。椎名行弥さん(65)が「乗っている十数秒の間でも何かおもてなしができないか」と設計した。
工業高校の電気科を出て、大学の学費を稼ぐつもりで入社して施設一筋45年。仕事は建物の形を発想することから、いすに張る布地のデザインまで幅広い。
本館の後方にそびえるタワー館。上から見るとT字形の構造を考えたのも椎名さんだ。店舗には回遊性、中層のオフィスには奥行きが求められるが、高層階の客室は奥行きがない方が配置しやすい。この矛盾した需要に応えた苦労の結晶だ。
「困ったこと、使いにくいもの、怒られたことこそ、新しいものを生み出すチャンス」と話す。
剣山のような凸凹で水が切れるせっけん皿は、犬丸一郎元社長から「べちゃっとするのを何とかしろ」と注文されて思いついた。
自分の老眼が進むと、客室の明かりが気になった。そこでチューブのように細く自由に曲がるベッドサイドの読書灯を考案。病院で胃カメラを飲んだ時に、ひらめいたという。光ファイバーでピンポイントで照らし、隣のベッドに光が漏れない。
こうした「発明」には、今やほかのホテルでも当たり前に見られるようになったものが数多くある。「業界にマネされるものを作りなさい」という入社時の犬丸徹三元社長(故人)の言葉を守り、特許は取らなかったからだ。
今や常務執行役員。若手に経験を伝えつつ、「『さすが帝国ホテル』と言われるために、これからもほかにはないものを追求していきたい」。
(千葉恵理子)
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もてなしの心 帝国ホテル120年 (3)
2010年10月31日
「長年着込まれた衣類はより気を使います。お客様の思い入れが感じられますから」と話す栗林房雄さん
◆ランドリー
◇預かる衣類がお客様
5台の大型洗濯機が「ゴウンゴウン」とうなりながら回り、プレス機からプシューという蒸気音が響く。
本館地下1階のランドリー工場。その一角で栗林房雄さん(60)は、重さ5キロもあるアイロンを軽やかにワイシャツにあてていく。背中のタックはピンと張って一気にかけ、3分足らずでしわ一つないシャツが仕上がった。
ドレスやジーンズから各国の民族衣装まで、多い時は1日千着以上の衣類が持ち込まれる。「急なミーティングが入った。40分でワイシャツを仕上げて」「パーティーでドレスを汚してしまった。すぐに染み抜きして」――毎日が時間との戦いだ。
入社36年、クリーニング一筋の栗林さんは、挙式の寸前、袖を汚してしまった衣装を、花嫁が着たまま染み抜きした経験まである。
細部へのこだわりも徹底している。ボタンが割れていたり、取れそうなものは外してから洗う。付け替え用のボタンはワイシャツだけで約70種類用意。えりや袖口につけるのりは、客の好みに応じて3種類の固さがある。
世界を飛び回るビジネスマンの中には、帝国ホテルに着くまで洗濯物をためておき、ワイシャツ10枚を一度に持ち込む宿泊客もいるほど。国境を越えて定評のあるサービスだが、「一通りの技術は5年もあれば身につけられる」という。とはいえ、染み抜きなら「落ちて当たり前」が求められる世界。高い技術や新しい素材への研究を怠らない。
「大切なのは『まずお客様の立場に立つ』というホテルマンとしての気持ち」。客と顔を合わせることはまずないからこそ「預かる衣類がお客様」。そう言って、アイロンをかけ終わったシャツを丁寧にハンガーに掛けた。(千葉恵理子)
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もてなしの心 帝国ホテル120年 (4)
2010年11月01日
120年続くデミグラスソースを混ぜる杉本雅之さん=平嶋写す
◆下ごしらえ
◇ソースも連鎖の結晶
ほのかに酸味を感じる湯気がたちこめていた。直径1メートル近い巨大な鍋をのぞき込むと、牛すじ肉やトマト、マッシュルームなどが躍る。
二重構造の特殊な鍋で、火を使わず、蒸気で温めて煮込むこと4日間。特製のデミグラスソースが完成する。溶けきらなかった肉や野菜はすくい取ってこした後、次のソースの材料になる。開業以来、連綿と続く作業だ。
「ソースも120年の連鎖の結晶なんです」
プレパレーションと呼ばれる下ごしらえ担当の50人を束ねるシェフ杉本雅之さん(45)は、大きなしゃもじを手に、ソースの状態を確認しながら笑った。
食材は厳選している。特に肉は品質を吟味・管理する専門の「ブッチャー」が10人いる。仕入れ業者の面前で、薄く切って断面を見たり、口にいれてみたりして、注文通りの品質か注意深く確認する。その場で返品することもあるという。
選び抜かれた食材は余すところなく使い切る。
湯むきしたトマトの皮、切り落としの肉や骨もソース作りの材料に使われる。ソースを煮ながらすくいとる余分な脂も捨てない。精製して小麦粉をいため、ルーを作る時に使う。地下1階の「センターキッチン」と呼ばれる調理場では、意外なほど捨てられる
生ゴミは少ない。
ここで作られるソースやスープなどのベースは、ホテル内の直営レストランなどのほか、陸送で大阪と上高地の帝国ホテルにも運ばれる。
若手だけでなく、ベテランコックも交じって黙々と下ごしらえをこなす。妥協を許さない厳しさが「帝国の下味」を支えている。(平嶋崇史)
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http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000001011020001
もてなしの心 帝国ホテル120年(5)
2010年11月02日
佐藤正規さん(右)。いくつもの披露宴の進行を頭に入れながら、笑顔を絶やさない=水野義則撮影
◆ブライダル 主役に細心のお世話
「ご新婦がお化粧室に行かれるので会場への到着が遅れます」
花嫁の世話をする「介添え」から、宴会サービス課支配人、佐藤正規さん(42)のPHSに連絡が入った。
「了解です。別の組に先に写真撮影に入っていただいて調整します」。佐藤さんは、その日の結婚式のスケジュールが書かれた一覧表に目を落としながら応答した。
年間千組。1日20組以上が式を挙げる日もある。佐藤さんは介添えと協力し、同時刻に進行するほかの披露宴の担当者と連絡を取りながら、各組が鉢合わせするのを避ける。「この日はずっと主役でいていただきたい」からだ。
式は時間をずらして始まり、式場から披露宴の会場までの動線は一方通行で、ほかの組が目に入らないようにしている。
担当の組だけでなく、時間帯が重なる別の披露宴でスピーチする顔ぶれまで事前に点検する。年齢や職業で話の長さに傾向があるからだ。当日式を挙げる花嫁たちのドレスが似通っていないかも調べておく。
それでも、予定表通りにはいかないもの。当日はロビーの階段など定番の撮影スポットで「渋滞」が起きないよう、担当者同士が頻繁にやり取りをする。時間調整のために、控室で新郎新婦に祝電を選んでもらったり、ほかの場所での写真撮影をさらに勧めたり……。
新郎の世話や、親族紹介の場での司会、披露宴の進行に合わせて料理を出すタイミングを指示するのも佐藤さんの仕事。宿泊する部屋に新郎新婦を案内するまで約8時間、一瞬も気が抜けない。だが、「すっかり新郎新婦側になったつもり」だから苦にならない。
親、子、孫と3代続けてという固定客もいる。「親もここで挙げたので。やっぱりここにしてよかった」。佐藤さんが、受け継いだ120年の伝統の重みとありがたみを感じる瞬間だ。
(千葉恵理子)
=おわり
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20101107-OYT8T00104.htm
関西ツアー 中国で売り込み
中国人観光客をターゲットに、関西の私鉄や地下鉄、バスなどで使える磁気カード乗車券「スルッとKANSAI」を利用して観光地巡りや買い物を楽しんでもらうツアーを、大阪、京都、兵庫、奈良の4府県などが共同で企画、中国での売り込みを強化している。
「滞在型関西周遊ツアー造成促進事業」。中国人の訪日ツアーは、団体で東京を中心に巡るものが多く、関西には、大阪・心斎橋筋商店街などで買い物をするために立ち寄るだけだった。
大阪府国際交流・観光課は、7月に中国人の個人ビザの発給要件が緩和されたことから中国人観光客が増えると予想。多くの中国人が持っているという決済カード「銀聯(ぎんれん)カード」の加盟店が今年、大阪府内で約1700店に急増したこともあり、「関西に滞在しながら、スルッとKANSAIを使って観光地などを移動するツアーで、中国人観光客を取り込もう」と企画した。
同観光課は、京都、兵庫各府県の担当者らとともに、中国の旅行会社を対象にした現地セミナーを、7月に華北地域、8月に華南地域で実施。今月も上海など華中地域で開く。12月には、中国の雑誌記者らの招待旅行も行う予定で、1日目は京都の西陣織会館で着物ショーを見学、2日目は兵庫の有馬温泉に入り、3日目に奈良の奈良公園で鹿寄せ体験を楽しみ、最終日に大阪市内でショッピング――という日程を組んでいる。
同観光課は「いくつかの問い合わせもあり、手応えを感じている」といい、スルッとKANSAI協議会(大阪市)も「事業が軌道に乗れば連携したい」と、中国での市場開拓に期待を寄せている。
(2010年11月7日 読売新聞)
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20101104/410130
渋滞や街並みに課題 那須・日光・鬼怒川 あしぎん総研調査
(11月5日 05:00)
那須、日光、鬼怒川の県内3観光地について、首都圏在住者から「自動車がないと回遊が大変」(那須)、「渋滞がひどい」(日光)、「街がさびれている」(鬼怒川)などの指摘が目立ったことが、あしぎん総合研究所が4日発表した県内の観光市場に関する調査結果で分かった。同総研と足利銀行は調査結果を基に、観光活性化に向けた取り組みを支援する。
調査は首都圏在住者を対象に昨年11月、グループインタビュー(30人)、同12月にはインターネット(2500サンプル)を通じて実施した。
各観光地の課題として、那須は回遊性の悪さのほか、名産品が少ない、などの意見が多かった。日光は紅葉時期の渋滞を指摘する声が圧倒的で、鬼怒川は廃虚化した旅館やホテルによる景観問題が多かった。
那須の満足度は84%で、軽井沢(83%)上高地(86%)とほぼ同等、日光は85%で京都(91%)には劣るが奈良(82%)は上回った。鬼怒川は73%で、箱根(87%)や草津(85%)に差をつけられた。
結果を受けあしぎん総研は、自動車以外の交通手段や県内観光地間の交通網の充実、日帰り客の宿泊客化、外国人客のさらなる誘致などが重要と指摘している。
県や観光庁のデータを基に、本県の観光宿泊市場の概況も分析。日帰り客が増加傾向にある一方で宿泊客の減少に歯止めが掛からず、外国人宿泊比率(1・3%、36位)が他県に比べ低くなっている。
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http://mytown.asahi.com/areanews/nagasaki/SEB201011070030.html
「ポスト龍馬」夜景に託す 長崎市内観光、次の看板は?
2010年11月8日
長崎市中心部で約30年間営業を続けてきた二つのホテルが閉館、または閉館予定となっている。ともに施設の老朽化が理由で、「観光」を看板に掲げる長崎には痛手ともいう。市はNHKの大河ドラマ「龍馬伝」放送終了後の来年以降を見据え、夜型観光にスポットを当てた集客に一層力を入れる考えだ。
■施設老朽化響く
大浦海岸通沿いの「ロワジールホテル長崎」が、28日のチェックアウトをもって閉館する。
長崎ビューホテルとして、1981年に営業を開始。客室は101室で宴会場などを備え、周辺にはグラバー園や大浦天主堂など観光スポットが多い。年間100校以上の修学旅行生を受け入れてきたという。
閉館の最大の理由は施設の老朽化。「宿泊客数はむしろここ数年伸びてきた」と馬渡英樹・副総支配人。補修や改修に伴う費用を含め、オーナー側の経営判断だという。
今年8月末には、新地町の「ホテルミナトパーク長崎」が閉館した。客室数は128室で、31年間営業を続けてきたが、同じく施設老朽化を理由に営業を閉じた。
跡地でのホテル営業はともに現時点で計画されていない。県観光連盟の大谷勝・法人旅行部長は「最近はシングルの部屋や洋室タイプの人気が高い。影響は未知数だが、ホテルが減るのは痛手」と話す。
■「恩恵は限定的」
市の観光統計によると、ここ10年、観光客数は市町村合併や「さるく博」などを契機に増加に転じ、2009年は00年と比べ約47万人多かった。一方、ホテルや旅館などの宿泊施設数は188(00年)から171(10年)、収容人員は1万6千人から1千人余り減少している。
長崎が舞台となった大河ドラマ「龍馬伝」効果も、宿泊施設については「恩恵は限定的」との指摘がある。
県の観光動向調査によると、県内172の主要宿泊施設で今年4〜6月の延べ宿泊客数は98万4千人で、前年同期比1.3ポイント増にとどまる。長崎・西彼地域で見ると、延べ宿泊客数は同6.3ポイント増だが、22の主要観光施設利用者数は同8.5ポイント増で、集客増がそのまま宿泊に結びついていない。
長崎経済研究所の杉本士郎・主任研究員は「不況の中、まず削られるのが宿泊。ホテルなどの恩恵は思ったほどではなかった。さらに九州新幹線の全線開通や龍馬伝の放送終了で、来年は特に厳しい」と話す。
■夜景に一層力点
“ポスト龍馬伝”に対し、長崎市は夜型観光の活性化で集客を目指す考え。中でも力点を置くのが夜景だ。街並みを一望する稲佐山山頂の展望台を1億4千万円かけ、来年4月にリニューアル。転落防止さくを外側に広げ、夜景を見やすくするようライティングも変更する。
さらに、稲佐山ではロープウエーのゴンドラを一新する。フェラーリを手がけた工業デザイナー奥山清行氏にデザインを依頼、来秋の運行を予定する。
閑散期となる12月には、出島から大浦天主堂エリアにかけイルミネーションを施すイベントを強化。街歩き観光「長崎さるく」の夜型版などもさらに進めるという。
市さるく観光課の股張一男課長は「魅力を掘り起こし夜に来ていただくことで、滞在型の観光を増やしたい」と話す。朝市開催など朝型観光の魅力向上も今後検討するという。(江崎憲一)
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001011100002
東広島−熊野−呉「山陽アルチザン」
2010年11月10日
■職人の街へ 観光街道 筆や酒の名所15カ所巡る
東広島市と熊野町、呉市が連携し、観光を盛り上げる「山陽アルチザン街道観光キャンペーン」が11日から始まる。隣り合う2市1町の観光地を結んだルートを提案する。関係者は「県内陸部から瀬戸内海へ続く新たな観光コースにしたい」と意気込む。
湯崎英彦知事がマニフェストに盛り込んだ「瀬戸内 海の道構想」の一環。事業費約70万円を県が補助する。
2009年の観光客数は熊野町約20万人、東広島市が約266万人、呉市が約430万人。酒蔵通りや大和ミュージアムなど集客力のある観光地や施設がある両市と協力することで、互いの観光客に足を運んでもらおうと熊野町が企画を持ちかけた。
山陽自動車道の西条インターチェンジから県道174号や同31号を経由。熊野町、呉港へと続く約40キロを「山陽アルチザン街道」と命名した。アルチザンはフランス語で“職人”のこと。昔ながらの田園風景や美しい山並みが南仏・プロバンス地方と似ているとしてフランス語を用い、酒や筆、やすり職人らが集う地域との意味を込めた。
来年2月末までのキャンペーン期間中、2市1町の観光地を巡るスタンプラリーと携帯電話のカメラで撮影した写真コンテストを開く。筆の里工房(熊野町)など15カ所の観光地を順番に回れるよう記載した街道マップは県内の美術館や博物館などに計1万2千部を配布。憩いの森公園(東広島市)や灰ケ峰展望台(呉市)など景色がきれいな30カ所も掲載し、ご当地グルメや特産品も紹介している。
熊野町の担当者は「隣接の2市と連携し、内陸から海に続くルートをPRして相乗効果を得たい」と話している。
問い合わせは同町役場地域振興課(082・820・5602)へ。(村形勘樹)
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河嶋海科〜昼間から公園のベンチでイケメンと抱き合いながら濃厚キスの光景を
一般人にフォーカスされる。。。事務所サイドは、完全否定〜
だが、数枚の写真で認めざるを得ないか?まだ〜子供なのに、体は、大人の女を
感じさせる。。。http://speed01.heteml.jp/
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http://www.asahi.com/airtravel/column/smarthaneda/TKY201011160298.html
充実のアジア路線、おすすめプランは…
2010年11月16日15時54分
羽田に就航した航空便のなかでも、特に充実しているのはアジア路線。注目の格安航空会社、エアアジアについては次回に譲るとして、その他のおすすめをご紹介していこう。
なお現在、旅行会社によっては日系航空会社の航空券は扱っておらず、その場合は航空会社に直接予約となる。外国系の航空会社の多くは旅行会社が取り扱っており、直接予約もできる。複数の航空会社から選びたいとき、乗り継ぎがある場合は、旅行会社に相談したほうが手配しやすいだろう。
■夜行便で東南アジア弾丸ツアー
シンガポールとバンコクは、シンガポール航空635便(羽田午前6時25分発)をのぞき、出発時間が軒並み深夜便。シンガポール行きは日本航空35便午後11時50分発、全日空151便午後11時30分発、シンガポール航空633便午前0時30分発。バンコク行きは日本航空33便午前1時10分(来年1月30日までは午前0時40分)発、全日空173便午前0時30分発、タイ国際航空661便午前0時20分発。これらはいずれの都市にも午前6時前後に到着する。帰着便もタイ国際航空を除いて現地を夜出発し、羽田に朝到着する。
これらのフライトを使うと、例えば金曜日の夜に会社からそのまま羽田に向かい土曜日朝、シンガポールまたはバンコク到着。1日遊んで土曜日の夜行便に搭乗し、日曜日の朝到着という「0泊3日」の旅も可能だ。
さすがにそれでは疲れるので、土曜日は現地で宿泊し、現地でたっぷり2日間遊び、月曜日の朝に帰着してそのまま出勤…が理想的な弾丸ツアーだろう。
ちなみに日系航空会社を利用すると、日本国内各地からの乗り継ぎ便もお得だ。特に全日空の12月17日からの期間限定「スーパーエコ割7」がおすすめ。土曜日に要現地滞在、といった条件はあるが、シンガポールが3万8400円から、バンコクが3万9400円からと格安な上、日本国内での乗り継ぎは往復とも1回無料。これは羽田からの就航各都市に設定がある。
■ソウル・台湾なら日帰り旅行も
新しい国際線ターミナルがオープンする前から、羽田空港発の国際線の路線は、国内線運航が中心の空港発着が多かった。代表がソウルの金浦空港、台北の松山空港、そして上海の虹橋空港。これら全てに共通するのが「市街地に近いこと」だ。
例えばソウルの金浦空港から市街地までバスでおよそ30〜40分だが、国際線のメーンの空港である仁川空港では1時間以上かかる。他の2都市も空港から市街へのアクセス時間が30分から1時間程度短縮される。羽田の地の利も考え合わせると、人によっては片道でおよそ2時間、往復だと4時間短縮できる。
4時間といえば、ちょっとした郊外観光に行ける時間だ。台北からだと北投温泉でひと風呂あびられるし、ソウルなら北朝鮮との国境の非武装地帯(DMZ)へのツアーに参加でき、上海なら郊外の、水路が張り巡らされた水郷古鎮にまで足を伸ばせる。
これで便利になるのはビジネスマンだろう。台北を例に挙げると、最も長く滞在できるのはチャイナエアライン。往路223便(羽田午前7時発、松山空港着午前9時45分〜10時着)、復路222便(松山空港発午後6時15分発、羽田午後9時55分着)を利用すれば、ランチをはさんだ会議も楽々こなせる。
■エコリゾート、コタキナバルも身近に
マレーシア航空が新しく就航したマレーシアのコタキナバルは、日本人にはまだなじみは薄いがアジア有数のリゾートが点在するボルネオ島の玄関口。東南アジア最高峰のキナバル山、ウミガメの産卵地タートル・アイランド、そしてオランウータンの保護区などエコリゾートや美しいビーチがよりどりみどり。
週3便と本数は少ないが、やはり羽田発は夜行便と利用しやすい時間帯。この機会にぜひ、検討してみては?
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再建半年で経常利益4億円 ハウステンボスが初の黒字 22年4〜9月期決算
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101116/biz1011161919026-n1.htm
2010.11.16 19:18
長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」の平成22年4〜9月期決算(半年間の変則決算)が、約4億円の経常黒字となることが、分かった。旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)傘下に入り、事業再建に着手してから初の決算で、4年の施設開業以来、初の黒字化を果たす。
4月からハウステンボス社長を兼務する沢田秀雄HIS会長が、新たな施設やイベントを相次いで導入。夏休みシーズンの入場者数が前年同期比9万5千人増の34万5千人に回復したほか、経費削減を推進して収益改善につなげた。
ただ、黒字化は佐世保市がハウステンボスに支払う年間約8億8千万円の「再生支援交付金」による底上げ分が大きく、経営が安定軌道に乗ったとは言い難いのが実情。
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http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20101116rky00m040002000c.html
観光:ライバルは北海道 県が実態調査 /沖縄
県観光商工部は15日、2010年度観光実態調査の中間報告を発表した。6月と8月、2回にわたり空港でアンケートを実施。沖縄との競合地についても新たに調査した。「観光地巡り」「保養・休養」の各項目で、「沖縄以外に挙がった旅行先候補」としては1回目、2回目ともに北海道が1位を占めた。マリンレジャーに関しては、グアム、ハワイ、サイパンが人気だった。
アンケートは毎年度4回に分けて実施。日本人客に調査票を配布し、旅行者の属性などを調査している。今回の第1回の回収率は35%、第2回は23%だった。「旅行先候補」については自由回答式で質問した。
競合先については、ハワイと沖縄のイメージ比較も調査。「沖縄の方が優れていると感じるもの」の項目では、2回の調査とも1位は治安のよさ、2位は海の透明度、3位は食事のおいしさが挙がった。一方、「ハワイの方が優れていると感じるもの」の項目では2回の調査で、ショッピング、ショーなどのエンターテインメント、開放感などが挙がった。
交通機関については「改善が必要」との声が2回の調査で最も多く、レンタカー以外の交通手段の不便さについて指摘があった。
(琉球新報)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-11-16_12077/
治安は沖縄 買い物ハワイ 国内客対象 県が比較調査
交通網に不満 海の透明度は魅力
経済 2010年11月16日 09時29分
沖縄を訪れた国内客は、世界的なリゾート地ハワイと比べ沖縄の「治安のよさ」が優れていると感じているものの、「ショッピング」ではハワイの方がいいと感じていることが15日、県観光商工部が発表した2010年度観光統計実態調査(中間報告)で分かった。沖縄の「海の透明度」や「食事のおいしさ」はハワイを上回っていると感じているが、ショーやライブなどの「エンターテインメント」や「開放感」では及ばなかった。
那覇空港から県外へ出発する国内客を対象に今年6月と8月に調査したもので、競合地ハワイと沖縄を比較するアンケートは初めて。2回の調査で調査票6千枚を配布、修学旅行生を除く1754人から回答があった。
沖縄独自の魅力としては「海の透明度」「文化的な魅力」「砂浜の美しさ」が2回の調査で上位3位を占めた。
沖縄以外に挙がった旅行先の候補は「観光地めぐり」や「保養・休養」目的の場合は北海道で、「海水浴・マリンレジャー」や「ダイビング」はグアム、ハワイ、サイパンだった。
沖縄観光で改善が必要と感じるものは、09年度調査でも指摘された「交通機関」。「大変不満」と感じた人の多くは交通渋滞やレンタカー以外の交通機関の不便さ、運転マナーの悪さをあげている。
一方、1人当たりの観光消費額(暫定値)は、6月調査が前年同期比4・4%増の6万8241円、8月調査では3・7%減の7万2557円だった。
平均宿泊数や個人旅行比率の増減による宿泊費の変動が主な要因と見ている。
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http://www.sakigake.jp/p/special/10/yukyakuniidomu/article_01.jsp
青森→秋田 誘客に挑む 迫る東北新幹線全線開業
[観光ルート]
本県への“恩恵”期待 県北に「シャワー効果」か
揺れはほとんどなく、快適な乗り心地。車窓からは陸奥湾や八甲田山系が楽しめる。12月4日の東北新幹線全線開業を前に、延伸区間の新青森―八戸間で10月末に行われた試乗会。所要時間はわずか30分で特急の半分だ。
試乗会でJR新青森駅に入線する東北新幹線「はやて」=10月29日 全線開業すると、新青森―東京間は最短3時間20分で結ばれる。JR東日本は人気俳優を起用したテレビCMを流して宣伝し、青森県は首都圏で大々的な観光キャンペーンを展開。誘客に向けた取り組みを加速させている。
「青森への県外観光客は間違いなく増える」。JR秋田支社や県観光課の見方は一致する。2002年の東北新幹線八戸延伸などで、「新幹線効果」が実証されているからだ。
全線開業は本県の観光にプラスに働くのか。
県観光課は昨年度、県内に旅行したことのある首都圏在住者と、秋田新幹線「こまち」利用者を対象に実施したアンケート(有効回答者計約2千人)を基に、全線開業後に観光客の流れがどう変わりそうなのかを調べた。青森を経由して秋田入りする人が年間約33万人に上ると推計。このうち、こまちと県内空港着の飛行機からのシフトが約22万人、新規需要が約11万人とはじき出した。大館北秋や能代山本など県北地域への「シャワー効果」により、観光客の総数は増加が見込まれるというのだ。
JR秋田支社は全線開業に合わせ、五能線を走る青森―秋田間の「リゾートしらかみ」を現行の3両編成から4両編成にして輸送力を増強。大館などに停車する青森―秋田間の奥羽線特急も3両から4両にする。青山吉和・営業部長は「青森から南下するルートでの誘客を図りたい」と話す。
ただ、懸念材料も少なくない。青森からは抜群の知名度を誇る函館にも行きやすくなる上、5年後には北海道新幹線・新函館駅の開業が控える。さらに大館能代空港の大阪便が来年1月4日で廃止されるため、関西からのアクセスは弱体化する。
「県内各地域が観光資源を磨き上げ、リピーターをつかまないといけない。ここ1、2年が勝負だ」。県観光連盟の石塚友寛専務理事はそう強調する。
(2010/11/15 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/10/yukyakuniidomu/article_02.jsp
青森→秋田 誘客に挑む 迫る東北新幹線全線開業
[広域観光(上)]
自治体の枠超え連携 不安抱えながら道模索
「観光客のニーズが多様化する中、一つの自治体で完結する観光などあり得ない」。今月3日、JR弘前駅前で開かれた東北新幹線(新青森―東京)の全線開業1カ月前イベント。弘前市の葛西憲之市長が開会セレモニーで力を込めた。
開業1カ月前イベントで、訪れた客にみそ付けたんぽを販売する大館市観光協会のスタッフ(左側2人)=3日、JR弘前駅前 イベントには、本県から大館市観光協会と小坂町が参加。みそ付けたんぽやアカシアはちみつを販売し、人気を集めた。ともに「津軽地域観光団体事務局連絡会議」(弘前市)に加盟しており、その一員としての参加だった。「県境を越えた一体感が出てきた」。大館市観光協会の若狭広幸事務局長は手応えを口にした。
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大館、小坂両市町は、新青森から弘前を経由して南下する観光客を取り込もうと、青森県側との連携強化に力を入れている。特に、奥羽線特急で弘前から40分弱の大館市は全線開業を「観光振興の起爆剤」と位置付ける。
だが、大館市の観光地としての知名度は、高いとは言い難い。県観光統計によると、2009年の観光客は前年から微増したが、県内25市町村中15位。市部では最下位だった。「新幹線が青森に延びたからといって、本当に大館に観光客が来るのか」。懐疑的な市民は少なくない。
県北一円を営業エリアとする秋北バス(大館市)の太田吉信社長は「誘客には『どこの、誰に、何を、どう売るか』という具体的な視点が欠かせない」と指摘する。市や市観光協会は「本場のきりたんぽ」と「ハチ公のふるさと」を前面に打ち出し、都内でのイベントを通じて首都圏住民に売り込む考えだ。
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鹿角地域では、十和田湖を核にした周遊観光を図る動きも活発になってきた。秋北バスは県の委託を受け、二次アクセス対策として全線開業日の12月4日からJR大館駅と十和田湖を結ぶシャトルバスを1日2往復運行。小坂町は本年度から、十和田湖と町中心部をつなぐ乗合タクシーの運行を開始した。
十和田八幡平観光物産協会(鹿角市)も10月から、市内の宿泊客を対象に、飲食店などで利用できるプレミアム付きクーポン券を販売。今月14日には、予約制の定期観光バスの運行も始めた。
小坂町は、来訪者の減少が続く十和田湖観光の巻き返しのチャンスとするが、「本当にここまで来てくれるのか不安もある。旅行会社と連携し、旅行ルートに乗せてもらえるようにしなければ」と担当者は話す。
県境や自治体の枠を取り払い、どこまで一体的に誘客効果を上げられるか。広域観光の実現に向けた模索が続いている。
(2010/11/16 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/10/yukyakuniidomu/article_03.jsp
青森→秋田 誘客に挑む 迫る東北新幹線全線開業
[広域観光(下)]
「素通り」阻止に本腰 自治体、素材売り込みへ
五能線を走る「リゾートしらかみ」(青森―秋田間)がJR能代駅に到着すると、多くの県外観光客らが5分間の停車時間を利用して列車からいったん下車し、ホームの一角にあるバスケットボールリングに向かう。備え付けのボールで、シュートに興じると再び列車へ。同駅で降りる人はほとんどいない。「バスケの街・能代」をアピールしようと1997年にリングが設置されて以来、見慣れた光景だ。
ホームに設置されたバスケットリングでシュートに興じるリゾートしらかみの乗客=JR能代駅 リゾートしらかみは日本海沿岸の景色が楽しめる人気列車。JR秋田支社は12月4日の東北新幹線(新青森―東京)の全線開業により乗客が増えると見込み、現行の3両を4両にするとともに、新型ハイブリッド車両を導入する。沿線の能代山本地域の自治体は全線開業に伴う波及効果に期待をかけるが、十二湖や不老ふ死温泉がある青森側と比べると「素通り」されていたのが実態だった。
「現状のままでは全線開業の恩恵は受けられない」。能代市の旅行会社・第一ツーリストの中嶋吉博専務は、宿泊施設や市民の受け入れ態勢が整っていないと指摘する。
ただ、能代山本地域には世界遺産・白神山地や風の松原など、観光客に売り込む素材はある。同市の戎屋鉱希観光振興課長は「観光地としてのイメージを作ってこれなかったのは事実。宿泊施設や飲食店、旅行会社と連携を強めていきたい」と話す。
隣の八峰町は観光客獲得に向けて動き始めた。リゾートしらかみやバスで秋田、青森両県を周遊するツアーを組む東京や大阪の旅行会社に、担当者が今月下旬からPRに出向く。リゾートしらかみが停車する、あきた白神駅(同町)の利用を訴え、駅に隣接する海産物・農産物直売所や温泉に観光客を呼び込もうという狙いだ。
秋田新幹線「こまち」の発着駅で、リゾートしらかみの「南の玄関口」でもある秋田市。観光客数は県内25市町村でトップを維持しているが、市観光物産課の内藤克幸課長は「これまでは夏の竿燈まつり一本やり。観光素材の発掘や磨き上げは不十分だった」と反省する。
市は本年度を「観光元年」と位置付け、観光振興に本腰を入れ始めた。こまちを利用して盛岡経由で訪れる人が減るのを懸念しつつ、北東北を周遊する人の総数は増加すると予測。誘客に向けた第1弾企画として、市内飲食店の料理人の協力を得て、食のイベントを来年2月に開催しようと準備を進めている。
「秋田市は全県の食べ物がそろっているのが強みだ」と内藤課長。食を売りにした誘客を思い描いている。
(2010/11/18 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/10/yukyakuniidomu/article_04.jsp
青森→秋田 誘客に挑む 迫る東北新幹線全線開業
[危機感]
「田沢湖・角館」でPR 青森、函館を意識し戦略
「『日本一深い』だけでは田沢湖は観光客を満足させられない。メーンゲートの設置や自転車道の整備が必要だ。合法化を見据えてカジノ誘致も検討してみては」「秋田内陸線に『マタギ鉄道』などの愛称を付ければもっと親しまれるのではないか」「観光スポットをつなぐ2次アクセスが不十分だ」
角館や田沢湖の魅力底上げの方策を話し合った仙北市の観光戦略会議=16日 地元の宿泊施設経営者を中心に15人で構成する仙北市の観光戦略会議の16日の会合。市内観光の魅力底上げを図る案が続々出された。
武家屋敷と桜祭りの角館、深さ423メートルの田沢湖、秘湯の乳頭温泉。これら全国的知名度を誇る観光資源を持つ仙北市には、県内で秋田市に次ぐ観光客が訪れる。しかし、2003年の658万人をピークに09年は533万人にまで減少した。戦略会議で活発な意見が飛び交ったのは、危機感の表れでもある。
県北各地が12月4日の東北新幹線全線開業(新青森―東京)の波及効果に期待する一方、秋田新幹線「こまち」の停車駅を持つ仙北市は、観光客を青森や函館に奪われないようにするための方策を探っている。戦略会議は6月に市が設置した門脇光浩市長の諮問機関。来年度予算に反映させようと提言をまとめている最中だ。
8月の中間報告では「田沢湖・角館」の観光ブランド化を提言。05年の町村合併で自治体名から消えた田沢湖・角館のロゴマークを作り、ポスターや物産に記載し全国にPRすることにした。
ロゴは全線開業を強く意識した企画だ。戦略会議の佐藤貢一觔座長(妙乃湯専務)は全線開業について「長い目で見ればプラスと思う。北東北の交通網が整備されれば周遊型の観光客に便利。あとは北東北の各地がどれだけ魅力あるコンテンツを設けるかの競争だ」と話す。
周遊型観光客が田沢湖・角館を訪れるには角館と鷹巣を結ぶ秋田内陸線も鍵を握る。内陸線を運行する秋田内陸縦貫鉄道の松橋勝利総務企画課長は、JR東日本が来月導入する「北東北・函館フリー乗車券」が、通年型割引切符で初めて内陸線を対象に加えたことに期待する。ただ、内陸線の鷹巣―角館間は片道約2時間半もかかる。県が検討を始めたJR奥羽線への内陸線車両の乗り入れも、実現のめどは立っていない。
「鉄道ファン以外にも着目してもらうには、沿線の魅力アップは不可欠」。内陸線活性化に取り組むNPO法人・秋田内陸エコミュージアム会議の阿部和彦理事は話す。
「国内の景気低迷が続く中、外国人観光客の呼び込みにも力を入れないといけない」と仙北市観光商工部の大山誠部長。観光客のニーズ、利便性をとらえた新たな戦略が求められている。
(2010/11/19 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/10/yukyakuniidomu/article_05.jsp
青森→秋田 誘客に挑む 迫る東北新幹線全線開業
[戦略]
「重点地域」起爆剤に 全県を挙げて盛り上げ
宣伝費は約10億円といわれる。JR東日本をはじめJRグループ6社による「デスティネーションキャンペーン(DC)」は対象地域を全国に集中的に売り込み、誘客を図る大型観光企画だ。期間は原則3カ月。その効果は大きく、過去の開催地は軒並み、観光客数を伸ばしている。
キャンペーンに備え、地元自治体や民間の観光関係団体は受け入れ態勢を整える。元JR秋田支社営業部長の石塚友寛・県観光連盟専務理事は「かつてのように観光客数が倍になるようなことはなくなったが、地元の意識を高めるきっかけになる」と語る。
2008年秋の「仙台・宮城DC」では、岩手・宮城内陸地震の風評被害や深刻な経済不況の影響を受けながらも、期間中の観光客数は前年比で1割近く増加した。宮城県などでつくる観光キャンペーン推進協議会の遠藤尚志事業担当課長は「観光を核にした地域づくり、地域活性化が進んだ」と話す。
12月4日の東北新幹線全線開業(新青森―東京)に合わせ、来年4月からは青森でDCが展開される。本県からも大館、能代、小坂、八峰、藤里の県北5市町が参加する。今年5月に開かれたDCの宣伝販売促進会議では、全国から集まった旅行会社などに観光資源をアピールした。
県北では全線開業に照準を定めた動きが活発だが、全県的な盛り上がりはいまひとつのように見える。
「本県の観光は総じて厳しい状況。誘客のためのカンフル剤が必要だ」。観光客数が4500万人前後で伸び悩む中、県観光課は10月にまとめた資料で、こう指摘した。
JR東日本は、来年10〜12月の「重点販売地域」(通称・ミニDC)に本県を指定している。ミニDCはDCより規模は小さいものの、同社管内で集中的に宣伝される。観光課はこれを「カンフル剤」に全県を挙げたキャンペーンとしたい考えで来月、観光連盟内に準備事務局を設置し、取り組みを本格化させる。
観光課の益子和秀副主幹は「各地で観光資源の掘り起こしや磨き上げは進んできているが、07年の秋田わか杉国体の時のように全県が一丸となるようなことはこれまでなかった。ミニDCを旗印に県民を巻き込んで盛り上げていきたい」と意気込む。
12年春には岩手でDCが行われる。来春の青森DC以降、北東北に継続的に誘客を図るのに絶好とも言える状況を迎える。全国で地域間競争が激化する中、まずは東北新幹線全線開業やミニDCを生かして「観光力」を強化することができるか。その成否が本県の観光振興の行方を左右することになる。
<終わり>
(2010/11/20 更新)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20101122-OYT8T01257.htm
マレーシア 兼六園に熱視線
入園者数、最多230人昨年1年間を超す 県「PR強化を」
霞ヶ池や徽軫灯籠に向かってカメラを構える旅行会社担当者ら(10月30日、金沢市の兼六園で) 金沢市の兼六園を訪れるマレーシアからの観光客が増えている。9月末現在、同国からの入園者数は230人で、昨年1年間に訪れた215人を上回り、過去最高を更新した。観光庁は今年から同国を“重点市場”に指定し、県も「今後、誘客が期待できる」として、マレーシアの旅行会社の担当者を招いて県内の観光名所をPRするなど、追い風に乗りたい考えだ。
「雪の重みで枝が折れるのを防ぐため縄を張って守ります」。先月30日、兼六園でガイドが、冬の風物詩「雪つり」の説明をすると、マレーシアから訪れた担当者らは大きくうなずき、感嘆の声を漏らした。初めて日本を訪れた旅行会社の女性は「兼六園は日本らしい伝統文化に触れられる」と好意的な反応を見せた。
県は10月、マレーシアの大手旅行会社とシンガポール航空の担当者計13人を招き、ひがし茶屋街、金沢21世紀美術館など金沢市内の観光地を案内して回った。中部地方の9県3市で作る「中部広域観光推進協議会」(本部・名古屋市)との連携事業で、訪日観光客の掘り起こしを狙った。
県交流政策課によると、マレーシアからの兼六園入園者数は2006年から、前年比20%前後の増加率(9月末現在)で毎年増え続けていたが、今年は前年比82%増(同)と急増。絶対数では「微々たるもの」(県交流政策課)だが、国も県も「(訪日数の)伸び率は高く、期待できる」と将来性を見込んでいる。
国内の大手旅行会社も、既に増えつつあるシンガポールの旅行客を引き合いに、「マレーシアには、シンガポールの流行が5年から10年遅れて来る。十分期待できる」と商機拡大をにらむ。
観光庁は、訪日外国人旅行者3000万人を目標とした「ビジット・ジャパン事業」を展開中。重点市場として、韓国、中国、米国など12の国・地域を定めて働きかけてきたが、「今後大きな伸びが期待できる」(同庁国際交流推進課)として今年、マレーシアなど3市場を追加した。
県も「国が注力してくれればやりやすい」と歓迎し、「マレーシアが重点市場に指定されたのはチャンス。どんどん石川をPRしていきたい」と前向きだ。
今後は認知度アップに加え、東京や大阪、京都といった主要都市を巡る旅程に、どう石川県を入れてもらうかが課題だ。マレーシアの旅行会社の担当者は「交通の便が気になるが、新幹線が開通すればもっと呼べるのでは」と話している。
(2010年11月23日 読売新聞)
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http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=523330004
平田で観光用レンタサイクル始まる
レンタルサイクルを利用し、木綿街道の古い町並みを楽しむ女性グループ=出雲市平田町
出雲木綿の集散地として栄え、古い町並みが残る出雲市平田地域で、観光客誘致を進めようと、NPO法人21世紀出雲産業支援センター(理事長・河内幸男副市長)が1日、レンタサイクルを始めた。
平田地域には、江戸期の家屋が残る木綿街道や日本庭園が見事な康国寺などが点在するが、泣き所は不便な公共交通。車以外で訪れた人への対応が課題だった。
このためNPO法人では、観光客のアクセス向上を図り、ゆっくりと町の景観や自然を楽しんでもらうため、レンタサイクルを思いついた。
自転車は、一畑電車雲州平田駅で借り、料金は1日500円。利用者には「茶里手形」が交付され、地域内の観光施設などで割引がある。一部茶店では、平田地域特産のお茶のサービスを受けられる。
出雲市内から訪れ、初日に利用した会社員の今岡沙予さん(27)は「車とは違ういろいろな景色が見られて楽しかった」と満足そうに話した。
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http://www.asahi.com/travel/news/TKY201012030260.html
小笠原22泊で8万3000円 ただし途中で帰れません2010年12月3日13時9分
小笠原諸島に22泊して、なんと8万3000円から――。そんなツアーを東京諸島観光連盟が企画し、参加者を募集している。東京・竹芝桟橋を2011年1月11日発、2月4日に帰着する日程で、22泊25日(船中2泊)。食事はつかないが、往復の船賃と宿泊費が代金に含まれる。
この時期は定期船「おがさわら丸」の点検・整備期間で、ほぼ唯一のアクセス手段がなくなるため、例年、観光客がほとんどいない。「宿を長期間空室にしておくぐらいなら、とツアーを考えました。静かな島で、島民のように暮らしてほしい」(小笠原村観光協会)という。村には飲食店やスーパーなどがあり、宿によっては自炊設備が整っている。
原則として、おがさわら丸の整備が終わるまで帰る手段はない。期間中も貨物船は運航しており、数人程度なら乗船できる場合があるが、「急に帰らなければならない事態が予測される場合は申し込みを控えて下さい」としている。健康面に不安がある人も、事前に医師とよく相談するよう求めている。ただ、村にある診療所は内科・外科から歯科まで多くの診療科目に対応しており、CTスキャンなども備えているという。代金は宿の種類や同室人数によって変わり、大人2名以上1室の場合、8万3000円から16万9000円(往復2等船賃、宿泊代、諸税込み。食事別)。船室は差額運賃を払えば1等や特等などに変更できる。
問い合わせは、東京諸島観光連盟小笠原営業所(04998−2−2187、平日午前9時〜午後6時。土日祝日は休み)まで。(アサヒ・コム編集部)
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日本の不動産 観光産業を中国富裕層に販売しませんか?
2011年2月 上海でセミナーを実施 現地協賛企業と連携で開催予定
中国富裕層.com
上海日本企業PR事業 chinarichjp@gmail.com
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東京ディズニー 4月値上げ 1日券で200〜400円
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010121102000029.html?ref=rank
2010年12月11日 朝刊
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドは十日、両施設の入場料をそれぞれ来年四月二十三日から引き上げると発表した。主力の一日券は二百〜四百円の値上げとなる。値上げは二〇〇六年九月以来、四年半ぶり。
一日券は、十八歳以上の大人が四百円高い六千二百円▽十二〜十七歳が三百円高い五千三百円▽四〜十一歳が二百円高い四千百円−となる。四歳未満は無料。年間パスポートは、十二歳以上が七千円高い五万二千円、四〜十一歳は五千円高い三万六千円など。
前回の値上げ以降、新規のアトラクションやイベントの導入に計千四百億円を投資しており、「魅力が向上している」と判断した値上げという。過去にも一九九二年に四百円値上げしており、それに並ぶ値上げ幅。
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>>708
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001012130004
「工場萌え」観光熱燃え
2010年12月13日
北九州市が主催したツアー。洞海湾に浮かぶ工場の夜景に参加者たちは酔いしれていた=11月26日、北九州市若松区
■「新たな魅力」集客に期待
北九州市の工場群の景色をながめて楽しむ「工場萌(も)え」ツアーが、年明けの1月にも商品化されることになった。観光振興を目指す市の熱心な働きかけを受け、JTB九州の北九州支店がバスツアーとして企画する。同支店は「交流人口を増やし、地域を活性化する材料になる」と話している。(坂本康浩)
同支店によると、1回約40人を募集し、3時間前後で回ることを検討している。週1回か隔週1回催行し、料金は3千〜5千円前後。ガイドを雇用して育成する。「ただ見るだけではだめで、工場の歴史やどういう産業が栄えたのかなどのストーリー性が必要」と企画を練っているという。
かつて4大工業地帯の一つに数えられた北九州地区は、洞海湾沿いなどに九州有数の工場群がある。最近の「工場萌え」ブームを受け、市はこれを観光の新たな目玉にしたいと考えており、11月26、27日には夜景鑑賞モニターバスツアーを主催。こうした動きを受けてJTBが商品化を実現させようとしている。
モニターツアーには計52人が参加。若戸大橋を渡り、洞海湾周辺の新日鉄八幡製鉄所や三菱化学黒崎事業所の景色を眺めたり、市内を展望できる皿倉山(622メートル)に登ったりした。闇の中に照明を明々と照らし、水蒸気を上げながら操業する工場の夜の顔を楽しんだ。
市観光・コンベンション課によると、参加者からは「日頃行けない所で、想像していたよりきれい」「北九州の新しい魅力を見た」「滞在時間を長くしてほしい」「昼間の景観も見たい」「食事も加えたらどうか」といった意見や感想が寄せられたという。
北九州市には2009年、約1180万人の観光客が訪れたが、その92%が日帰り客だった。市は「工場萌えツアーは、北九州に泊まっていこうと思わせる一つの素材になる」と期待を寄せている。
三重県四日市市では、港の石油化学コンビナートをバスやクルーズ船で回るツアーが好評で、「予約はキャンセル待ちだった」(四日市観光協会)という。神奈川県川崎市でもバスや屋形船による夜景ツアーが人気を集めている。
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http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001012170004
加賀の観光振興「交流機構」設立
2010年12月17日
◆各種団体が連携◆
任意団体の加賀市観光協会を解散して、新たに市内の各種団体などが加わった社団法人「加賀市観光交流機構」を発足させる設立総会が16日、同市大聖寺菅生の加賀商工会議所で開かれた。山代、山中、片山津の市内3温泉と商工団体、地場産業などが連携して誘客力を向上させ、2014年度末の新幹線金沢開業に備えるのが狙いだ。
新機構の会長には加賀商工会議所の新家(あらや)康三会頭が就任。市や3温泉だけでなく、農業、漁業、建設業、山中漆器や九谷焼の業界団体の代表が役員に名を連ねた。新家会長は「みんなで力を合わせて、これからの加賀市の観光のあり方を議論していきたい」と意気込みを語った。
機構では今後、旅行業の登録を行い、山中温泉に長く滞在した松尾芭蕉にちなんだツアーの企画販売をはじめ、独自の旅行商品の開発などを進める予定だ。
顧問に就いた寺前秀一市長は「加賀市の経団連が観光に乗り出してきたようなものだと考えている。今後、観光産業の振興は機構中心に取り組み、市ももり立てていきたい」と話した。
(長田豊)
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http://www.asahi.com/national/update/1216/SEB201012160014.html
大阪直通「さくら」1本は停車へ 博多―鹿児島中央全駅2010年12月16日22時14分
来年3月12日に全線開通する九州新幹線・鹿児島ルートで、山陽新幹線新大阪と直通運転する「さくら」が博多―鹿児島中央の全駅に1日1本は止まることがわかった。「さくら」は博多、熊本、鹿児島中央など主要駅に止まる列車が中心だが、それ以外は列車ごとに止まる駅を増やす。運行するJR九州が「さくら」停車を求める沿線自治体に配慮したとみられる。
九州新幹線を走る列車は新大阪と九州を結ぶ「みずほ」「さくら」、九州内を中心に走る「さくら」「つばめ」に分かれる。駅周辺の自治体は近畿、中国地方から観光客を呼び込むために新大阪直通の「さくら」の停車をJRに強く求めていた。
ただ、停車駅を増やすと新幹線の強みであるスピードが失われ、ライバルの飛行機との競争に不利になる。このため「さくら」は停車駅を絞った速い列車と時間帯によって主要駅以外の駅にも止まる列車など複数のパターンを用意する。
駅間が約6キロしかなく、「さくら」の停車をめぐって綱引きを続けていた新鳥栖(佐賀県鳥栖市)、久留米(福岡県久留米市)の両駅については、市の人口が多く、駅が市中心部にある久留米駅に止まる列車が多くなるとみられる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101217-00000583-san-bus_all
来年の国内旅行、5年ぶり3億人回復へ 青森・鹿児島に脚光
産経新聞 12月17日(金)16時7分配信
JTBが17日発表した2011年の旅行動向見通しによると、国内旅行者数は、今年の見込みに比べ1・2%増の3億200万人に増え、5年ぶりに3億人の大台に乗せると予想している。ただ、所得の減少で節約志向がさらに強まり、1回の旅行で使う平均消費額は、同0・6%増の3万2200円にとどまるとみている。
[フォト] 3月デビュー、豪華な空間「はやぶさ」の「グランクラス」
来年は、3連休が今年より3回多いことに加え、12月の東北新幹線に続き、九州新幹線(鹿児島ルート)も来年3月に全線開業することで、本州最北の青森と九州最南の鹿児島が脚光を浴びるとみている。
また世界最高の自立式電波塔「東京スカイツリー」が11年12月に完成予定で、東京の下町地域にも観光客が集まりそうだ。
一方、海外旅行者数は3・7%増の1730万人と2年連続で前年を上回ると予想。円高傾向が続く可能性が高いほか、羽田空港の国際化や格安航空会社(LCC)の相次ぐ就航先の拡大も追い風となる。
方面別では羽田の発着路線が充実している韓国や香港など、東アジアが伸びると予想。近距離が増えるため、平均消費額は1・9%減の25万6000円に減るとみている。
一方、訪日外国人は、5・7%増の920万人と過去最高を記録すると予想しており、政府が10年の達成を目指していた1000万人には、来年も届きそうにない。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20101130/421832
2010年11月30日 05:00 下野新聞
リッチモンド新ホテル開業 あす宇都宮駅西口
JR宇都宮駅西口再開発第4B地区に、リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス(宇都宮市駅前通り3丁目)が来月1日、オープンする。
ホテルの敷地面積は1135平方メートルで、14階建て193室。同ホテルは「全室に和のテイストを取り入れたほか、照明も一般ホテルの2倍の明るさにした」と説明。全館インターネット無料接続とした。
1階には地産地消にこだわる音羽和紀シェフのフレンチレストラン「オトワキッチン」が入居する。
同駅西口周辺には、系列の「リッチモンドホテル宇都宮駅前」のほか、チサンホテル、東横イン、ホテルサンルートなど立地しており、競争の激化が見込まれる。
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公共事業かと思いきや民間企業の観光事業だったか…。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20101204/CK2010120402000134.html
2010年12月4日 中日新聞
三島に日本一のつり橋 歩行者専用、橋脚間400メートル
富士山一望 観光振興に
「三島大吊橋」(仮称)のイメージ図
三島市の遊技業「フジコー」(宮沢俊二社長)は3日、三島市役所で記者会見し、箱根西麓地域に、歩行者専用の「三島大吊(つり)橋」(仮称)を建設すると発表した。橋脚間は400メートルあり、市と同社によると日本一の長さ。つり橋からは、富士山と駿河湾が望める。 (三島通信部・酒井健)
つり橋は、2本の橋脚間に張るスチール製ワイヤで鋼材製の歩道を支える。明石海峡大橋を手掛けた建設コンサルタント「長大」(東京都)が設計する。
予定地は、国道1号を箱根峠から三島市街へ下る途中の丘陵地で、標高約420メートル。つり橋は小川が流れる沢をまたぎ、同市笹原新田の国道沿いと山林の中腹を結ぶ。橋上から北側に富士山、南西方向に駿河湾や三島、沼津の両市街を見渡せる。歩道部分(幅1・5メートル)の高さは最高73メートル。駐車場と発券所、休憩施設などを設ける。
現在、日本最長の歩行者専用つり橋は、大分県九重町にある「九重“夢”大吊橋」で、橋脚間の長さ390メートル。三島大吊橋が完成すれば10メートル上回る。
2011年11月着工、14年4月完成の見通し。利用料は大人500円を想定し、年間200万人の観光客を見込む。
市政策企画課によると、県境の神奈川県箱根町を訪れる年間約2200万人の観光客を市内へ誘致するのが市の長年の課題。今年10月、愛知県の業者による体験観光農園「三島フルーツパーク」(仮称)が箱根西麓地域に進出することも決定。同課は「三島大吊橋でさらに観光振興に弾みがつく」としている。
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石川にその名あり
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石川にその名ありと、名前だけは私も知っている「加賀屋」。和洋折衷ならぬ和華折衷の試み、面白そうである。
老舗旅館海を渡る 加賀屋が台湾進出
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010121902000027.html
【台北=大島康介】百年以上の歴史を誇る石川県七尾市の旅館「加賀屋」が十八日、台北の北投温泉に日本の運営方式を生かした「日勝生加賀屋」をオープンさせた。「日本一のおもてなし」といわれる接客サービスや純和風旅館の風情を台湾や中国、日本の観光客らに提供する。
台湾に日本の旅館業界が進出するのは初めてで、加賀屋にとっても初の海外展開。旅館前の北投公園で同日、セレモニーが開かれ、加賀屋の小田禎彦会長は「最も大切にしたいのは伝統的なおもてなしの心です。台湾の方に愛されるよう努力したい」と語った。
加賀屋が一億円、不動産開発の台湾企業が四億円を出資する合弁会社が運営。二百四十人のスタッフはほぼ全員が台湾人で、加賀屋は指導のため、社員十数人を派遣する。
和風建築風の内装で宿泊客は浴衣を着て過ごし、台湾では珍しい大浴場もある。食事は刺し身などの和風懐石などが各部屋に運ばれる。年六万人の利用客と二十二億円の売上高を見込んでいる。
加賀屋は台湾人観光客の受け入れに力を入れ、この十五年間に十三万人を迎えている。
おまけ モーニングの三助さんの逸話がとてもおかしい。十数年前まで神様だった人の背中を流す気持ちを想像すると、とてもおかしい。笑っちゃいけないんだろうけど。これもまた現代史の一風景。
先代女将の自伝 感涙とともに両陛下をお迎え
http://www.kagaya.co.jp/omotenashi/genki/page19.htm
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http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20101223/CK2010122302000100.html?ref=rank
埠頭結ぶ航路計画も 名古屋港エリア、活性化協議会設置へ
2010年12月23日
名古屋港・金城ふ頭に来年3月14日、JR東海の鉄道博物館「リニア・鉄道館」が開館するのを機に、中部運輸局や名古屋市、名古屋港管理組合など関係団体が、港エリアの魅力アップを考えるための協議会を設けることを決めた。初会合は来年1月下旬。埠頭(ふとう)間を船で結ぶ海上航路開設といったアイデアでエリアの活性化を目指す。
協議会名は「観光・鉄道・みなと連携推進会議」。中部運輸局と市が中心となって運営し、来夏に成果をまとめる。
金城ふ頭には、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)がある。公共交通機関は名古屋臨海高速鉄道あおなみ線があるが、自動車による利用が多い。
金城ふ頭の北東6キロには名古屋港水族館が立地するガーデンふ頭がある。金城、ガーデン両ふ頭を結ぶ公共交通機関はなく、エリアの特長を生かしきれていないのが実情だ。
協議会では、博物館、水族館をはじめとした観光資源を生かす方策を探る。森重俊也中部運輸局長は「埠頭を海上で結べば、港湾エリアの回遊性ができ、一帯の魅力が増す。鉄道の利用者増も期待できる。こういったアイデアを順次実現させていきたい」と期待する。 (村瀬悟)
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http://mainichi.jp/select/today/news/20101223k0000e020024000c.html
外国人旅行者:年1000万人は絶望 尖閣・円高が逆風
2010年12月23日 13時15分 更新:12月23日 15時33分
訪日外国人旅行者の推移 今年1年間に日本を訪れる外国人旅行者を1000万人とする政府目標の達成が不可能になった。独立行政法人の日本政府観光局が22日発表した1〜11月の外国人旅行者が796万3300人で、12月を加えても1000万人に届かないことが確実となったため。日中関係の悪化で中国人旅行者が減少したことが響き、急激な円高も逆風となった。政府は訪日観光拡大を成長戦略の柱の一つに据えているが、「20年初めまでに2500万人」などの目標を引き下げる検討に入った。【三沢耕平】
◇1〜11月 800万人に届かず
1〜11月の外国人旅行者は前年同期比29.2%増となり、年間でも過去最高だった08年の835万人は超える見通し。ただ、今年最も多かった7月でも87万人で、政府関係者によると、年間では900万人には届かないという。
最も影響したのは、右肩上がりで増加してきた中国人の減少だ。政府は7月に中国人向けの個人観光ビザの発給要件を緩和。8月の中国人旅行者は前年同月比1・6倍の17万人超に達した。しかし、9月に尖閣諸島沖で中国漁船衝突事件が発生すると、日本向けツアーの中止などが相次ぎ、10月は前年同月比1.8%減とマイナスに転じ、11月は同15.9%減の6万8500人と減少幅が拡大した。1〜11月の累計は前年同期比43.4%増の135万2700人と国別で首位の韓国人(223万人)に次ぐが、「足元は厳しい状況が続いている」(観光局)という。
また、円高も外国人旅行者の伸び悩みを招いた。1〜11月の米国人は前年同期比4.5%増の67万3300人、英国は同2.2%増の17万1400人など米欧は回復したものの、前年は金融危機の影響で大幅に落ち込んでいただけに、「今年は想定した伸びを確保できなかった」(観光局)という。
観光庁の溝畑宏長官は22日の会見で、中国人旅行者について、中国の旧正月に当たる来年2月からの予約が上向いていることなどを指摘。「11月から宣伝を本格化しており、積極的に取り組む」と語った。ただ、中国との緊張関係が残り、円高も続いているため、旅行業界では「急回復は期待できない」との見方が出ている。
「10年までに外国人旅行者1000万人」の目標は、自公政権時代の07年に「観光立国推進基本計画」として閣議決定された。民主党政権もこの計画を引き継いだ上で、今年6月に策定した新成長戦略には「訪日外国人を20年初めまでに2500万人、将来的に3000万人」との新たな目標も盛り込んだ。だが、現状では実現は難しいため、交通政策審議会(国土交通相の諮問機関)を中心に数値目標の見直しも含めて議論する方針だ。
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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1223&f=national_1223_051.shtml
【豪州ブログ】東京観光のコツ「他の国にはない見所が多いので、効率よく」
【社会ニュース】 2010/12/23(木) 12:42
文化情報を提供する豪州のサイト「ballinaadvocate」では、限られた時間内での効率よい東京見物の方法を紹介している。
筆者は、東京は他の国のどことも異なる顔を持つ都市だと語っている。穏やかな落ち着いた仏教や、神道の聖地のすぐそばには、現代日本の文化を連想させる混沌としたポップカルチャーのメッカがあると印象を語る。もし限られた時間しか東京にいることができないなら、よく計画して効率的に旅をすることを勧めると記している。
まず、東京を知りたいなら歩き回ることだという。空港から成田エクスプレスで、東京の主要な町におよそ90分で到着する。そこからは、地下鉄やローカル線で効率的にどこにでも行ける。地下鉄のサービスは充実していて、東京を見て回るのに最良の方法だとつづっている。
さらに、ホテルの従業員に目的地を伝え、どの駅が近いか尋ねるとよい。路線で色分けされているので、乗り換えは便利であると記している。
日本旅行のハイライトである日本食について、東京にはグルメなレストランが多いことで知られているが、少し勇気を出して、人目につかない階段や、裏通りに沿ってぶらつくことによって、地元の人が行くようなひそかにおいしいレストランを見つけることができると語っている。
数々の超高層ビルが立ち並ぶ東京で、都市を一望したいなら、六本木ヒルズに行くことを勧めると述べ、360度ガラス張りの空間から、運が良ければ雪化粧をした富士山が眺められるかもしれないとつづっている。
また、東京の上流を味わいたいなら、銀座に向かうことを勧めており、シャネルやプラダ、ティファニーなどのブランド店、高級デパートも一見の価値があると述べる。特に、手作りのケーキやお菓子は日本人の食にかける情熱がうかがえる場所でもあると記している。
ポップカルチャーのメッカといえば原宿、驚くべき衣装と化粧をした人たちが駅の外を散歩していると紹介。原宿駅から竹下通りを歩くと、アニメやテレビゲームの世界を連想させる安い衣類店や、斬新な店、露店などで満ちあふれていると伝えている。
筆者は、多くの英語圏の人たちは言葉の問題で、日本を旅行するのをあきらめてしまうことに触れ、確かに英語を話す人を探すのは困難だが、怖がらずに訪日してほしいと締めくくっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20101223/01.shtml
HTB初の黒字決算 ホテルデンハーグ来夏再開目指す
佐世保市のハウステンボス(HTB)が22日発表した2010年9月期決算は、純利益が4億2千万円で、1992年の開業以来初めて黒字決算になった。澤田秀雄社長は、経営効率化に伴い昨年7月から閉鎖中のホテルデンハーグについて、来夏の再開を目指していることを明らかにした。
4月に旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)傘下となり本決算期を変更したため、初年度は4〜9月の半年間の変則決算。
入場者数は前年同期比17・3%増の86万6千人で、売上高は前年と比較可能な旧会計基準ベースで同3・8%増の61億8千万円。販促費は増えたが、昨年のリストラ効果や減価償却費の減少など各種経費削減があり、営業損失は前年同期の7億2千万円から1億4千万円に改善した。
佐世保市からの固定資産税などの相当額の半年分の交付金(4億3千万円)が利益を押し上げ、経常損益は前年同期の6億8千万円の赤字から、4億円の黒字に転じた。
11年9月期の業績予想は、入場者数185万人、営業損失1億円、経常利益8億円だが、澤田社長は10月以降の入場者数が前年同期比6割増で好調として「11年度は営業黒字を達成し、経常利益も10億円以上を目指したい」と語った。
今後の事業展開については、来年7月就航予定の上海航路のためHISとHTBが運営会社を設立し、中古フェリーを20億〜30億円で購入予定とした。来年秋には医療提供と観光を組み合わせた「医療観光」事業も計画中。人員態勢は約千人から200人増やす方針。
同日付の役員異動も発表。新任取締役は、営業本部長の市原伸悟氏が取締役営業本部長、経営企画室部長の鶴田修一氏が取締役経営企画室長に。非常勤取締役の中森達也氏は退任した。
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http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20101223000000000016.htm
県外からの宿泊客、静岡県が最多 観光庁調査
12/23 08:40
観光庁は22日、ことし4〜6月に青森など26県を訪れた観光客数と観光客1人当たりの平均消費額の県別速報値を公表した。宿泊を伴う県外からの観光客数は静岡が209万人と最多で、観光客1人当たりの消費額が最も多かったのは、県外から宿泊を伴って沖縄を訪れた場合の8万1376円だった。
調査では、3カ月間の調査期間のうち休日1日について各県が調査し、3カ月分の推計値とした。県外からの宿泊客数が2番目に多かったのは千葉の194万人、次いで長野の165万人。
県外からの日帰り客数が最多だったのは千葉の約1416万人。静岡は670万人。観光庁は「静岡は首都圏に近い温泉地を抱え、千葉はディズニーランドなどがあるのが要因」とみている。
消費額では、県外からの宿泊客では鹿児島の5万4039円が続いた。静岡は2万4630円。県外からの日帰り客では新潟の1万4577円が最高。次いで石川の1万4239円。静岡は1万3882円だった。
観光庁は昨年、観光客統計の集計について全国統一の基準を設置し、今回初めて結果をまとめた。統一基準では、自治体間の比較や分析がしやすくなる利点があり、大阪、福岡を除く45都道府県が順次導入している。
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http://news.nna.jp/free/news/20101223krw002A.html
日韓の往来500万人時代に:増加する韓国人観光客[観光]
日本の観光庁と韓国観光公社はこのほど、今年1月〜11月30日に両国を往来した人の数が、初めて500万人を突破したと発表した。同時期に韓国を訪問した日本人観光客は前年同期比0.8%減の279万3,000人、日本を訪問した韓国人観光客は58.8%増の223万7,300人で、日本からの観光客数が停滞する中で、韓国からの観光客の増加が目立った。
今年、韓国を訪れた外国人観光客は、過去最高の800万人を記録。うち、韓国の“お得意様"である日本人観光客の割合は全体の34.8%に上り圧倒的多数を占めているが、客足の勢いは落ちている。今年通年の日本人観光客は、初めて300万人を超えた昨年をわずかに下回る見込みだ。
背景には、年初の円安ウォン高の影響がある。韓国観光公社の関係者によると、為替レートの影響で1〜4月の旅行客数は減ったが、5月以降は円高ウォン安に転じたことで客足は回復。来年以降は、日本人観光客数が増加するとみている。
日韓往来者数は、2004年に初めて400万人を超えて以来、07年には484万人となったものの、08年と昨年は、新型インフルエンザの流行や円高ウォン安の影響で、韓国からの訪問客が減少していた。韓国の景気の回復後は、韓国人旅行者の数が増加、500万人の大台に乗った。日韓の国交樹立後の1965年には、わずか1万人だった日韓の往来者数は45年間で500倍となった。
■「通過点」との見方も
釜山と九州の距離は対馬海峡を挟んで、わずか210キロメートル。海峡トンネルがあるものの、日韓と同じような条件下にある英国とフランスを年間約1,800万人が往来することを考慮すれば、500万人の突破は一つの通過点だとする見方が一般的だ。
韓国観光公社の李参社長は、「人口から考えれば、日本からの観光客だけで500万人も可能だ」と話す。同社長は、「ヨン様」で象徴される第1次韓流ブームが30〜40歳台の女性、ドラマ「大長今(邦題・宮廷女官チャングムの誓い)」など時代劇で象徴される第2次は男性、K−POPに象徴される第3次は若者が、それぞれブームの中心だったと分析する。今年の日本人観光客のうち、20歳以下の女性は前年比8.9%増となった。
ただ一方で、ショッピングが目的の日本人観光客が増えていることから、円高効果がなくなれば、観光客の減少につながるのではないかと懸念する声もある。
韓国観光公社は今後、コンサートやミュージカル、公演など多様なコンテンツを開発して、リピーター率を高めていく一方で、智異山(全羅道・慶尚南道)や太白山(江原道)、鶏龍山(忠清南道)など「霊験あらたか」とされている山や歴史的にゆかりのある寺などを訪れる観光コースを開発するなど、多様なマーケティングを展開していく計画だ。
■宿泊施設整備が課題
また、観光インフラの整備も急務だ。現在、韓国で外国人観光客が宿泊できる部屋は7万室で、日本の90万に比べると10分の1以下の水準だ。短期間で解決できる問題ではないため、李参社長は、短期的な解決策として、ホームステイやソウル市内の一般家庭の空き部屋を活用して、朝食と宿泊を提供するベッド・アンド・ブレックファスト(B&B)制度の導入も検討しているという。
歴史的な背景から両国は「近くて遠い国」と呼ばれてきたが、文字通り「近くて近い国」へとなっていくのか、注目されるところだ。
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逆に日本人は中国でトイレットペーパーを水に流して、水道管を詰まらせてしまうことが。。。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100819/tky1008191055000-n1.htm
浅草寺トイレで“日中摩擦” 水に流さぬ中国人観光客 ゴミ箱に使用済み紙 (1/2ページ)
2010.8.18 23:07
浅草寺の個室トイレで新しい中国語の張り紙を張る女性職員=18日午前、東京都台東区 東京・浅草の浅草寺で最近、トイレのゴミ箱に使用済みのトイレ紙を捨てる行為が目立っている。トイレ紙を流す習慣のない中国の観光客が悪気なく行っているとみられ、寺は中国語の張り紙で注意を促すなど対応しているが、事態はなかなか改善しないようだ。中国人観光客に人気があることで知られる浅草寺だが、思わぬトイレ文化の“日中摩擦”に関係者は頭を悩ましている。
浅草寺によると「トイレ紙問題」は昨年から顕著になり、特に中国人の観光ツアーの一行が訪れた後によくみられるという。
中国ではトイレ紙の品質が悪くて詰まりやすいことなどから、使用済みの紙をゴミ箱に捨てる習慣がある。中国語の新聞「中文導報」(東京)の張石副編集長は「観光客に悪気はなく、『トイレを詰まらせたら大変』と考えてゴミ箱に捨てている」と解説する。
寺は7月上旬、トイレに「水で流してください」という中国語の張り紙を掲示したが、効果は「紙の量が少し減った程度」(寺関係者)という。張り紙は中国で現在ほとんど使われていない旧字で書かれており、寺は内容が十分に伝わらなかったと判断。一般的な簡体字で「ご協力感謝します」という一文を加えた新しい張り紙を作成し、18日に張り出した。
実は、観光名所の秋葉原でも同様の現象が起きている。大手の家電量販店ではトイレの正しい使い方を説明する中国語などの張り紙を掲示。ゴミ箱の紙を回収するなどのトイレ清掃をこまめに行っている。
張副編集長は「中国のトイレ事情が日本と同じになるには、あと20年くらい必要なのではないか」としている。
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2010122702000127.html
富山駅前にホテル続々 全国チェーン、新幹線見据え
2010年12月27日
JR富山駅南口近くに、24日オープンしたアパヴィラホテル=富山市桜町で
観光客冬は激減 集客合戦過熱も
二〇一四年度の北陸新幹線開業を控え、JR富山駅前で全国ホテルチェーンの進出が相次いでいる。二十四日にはアパホテル(東京都)が、二カ所目の拠点を駅南口近くにオープン。冬は観光客が激減する富山特有の条件の中、集客合戦は過熱しそうだ。(永井響太)
アパホテルの「アパヴィラホテル」は十四階建て、客室二百四十六室。ビジネス客向けの広い机や長期滞在者向けクローゼット、四十六型液晶テレビなど、目的に対応した部屋を用意。同日、記者会見したアパグループの元谷外志雄代表は「新幹線の効果を期待し、同業他社に打ち勝つ」と意気込んだ。
駅前では、東横インが〇九年一月、駅前に二カ所目を開業したほか、コンフォート、ルートイン、エクセル東急などが進出。地場のホテルも十以上がひしめく。
北陸経済研究所によると、富山市内の宿泊施設と客室の数は、〇〇年の三十三カ所、三千二百部屋から、〇九年は四十八カ所、五千室弱と、九年間で約八百室増えた。山口英男主任研究員は「新幹線開業が、規模の利益を追うホテルチェーンの進出を後押しした。宿泊特化型ホテルはほぼ出そろった」とみる。
過当競争への懸念に加え、富山の場合は冬期に観光客が激減する。一般的に稼働率七割台が採算ラインとされるが、富山では平均六割台。十二〜二月は二〜三割台に落ち込む施設もあるという。
全国チェーンホテルの関係者は「競争はますます厳しくなるし、新幹線が開通すれば宿泊客を金沢に奪われる可能性もある」と心配する。
山口主任研究員は「インターネット予約などの価格競争に加え、朝食や大浴場といったサービスで集客を競うことになる」と予測している。
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http://mytown.asahi.com/areanews/shizuoka/TKY201012100575.html
熱海で人民元使える日も… 中国人観光客誘致に構想
2010年12月11日
スルガ銀行は、本店(沼津市)と、熱海、箱根両支店で人民元の両替を始めた。「中国人観光客が多く、ニーズのある店舗を選んだ」という=沼津市の本店
「熱海で人民元が自由に使える日も、遠くない」。熱海商工会議所(熱海市)の村田正幸専務理事は、中国人観光客の誘客に秘策を巡らせている。中国で広く普及している決済用の「銀聯(ぎんれん)カード」が使えない飲食店や土産物店で、人民元を円と同じように使えるようにする構想だ。
「東京の奥座敷」と呼ばれた熱海温泉。1960年代は社員旅行や新婚旅行でにぎわい、年間500万人以上の宿泊客が押し寄せた。ところが、団体旅行の激減に不況が追い打ちをかけ、いまや300万人を割りこんだ。
「中国はマーケットが大きく、富裕層も急増している」(村田専務理事)。市観光課のまとめでは、昨年の市内の外国人宿泊客は約1万8600人。このうち中国人は約4600人で、韓国人(約3千人)を初めて上回った。地元は、2017年までに外国人宿泊客を10万人に増やそうと計画しているが、中国人観光客の急増ぶりにかける期待は大きい。
今年9月、スルガ銀行(沼津市)の熱海支店が人民元の両替サービスを始めた。村田専務理事は「コンビニでも人民元の両替ができるよう働きかける。来年は街全体で共通のレートを決め、人民元で自由に買い物ができるようにしたい」と、人民元に熱海ブランドの復活を託す。
■差別化図る
美人の湯で名高い伊豆長岡温泉を抱える伊豆の国市。1泊2日で温泉旅館に泊まり、市内の医療機関で最先端のがん検診や人間ドックを受診してもらう医療ツアーを打ち出した。
「中国の大都市では日本と見劣りしない医療設備を持つ病院もあるが、医師の技能や信頼感を求めて日本での受診を希望する富裕層は多い」。市観光協会の相磯和男事務局長は自信をみせる。
受け入れ先の伊豆保健医療センターでは中国語の案内表示などの準備が整い、ツアー客を待つばかり。相磯事務局長は「観光以外に差別化を図らなければ、誘客競争には勝てない」と話す。
■「尖閣」で一変
県観光局によると、今年4〜6月に県内の旅館やホテルなどに宿泊した中国人は約5万7千人で、前年同期と比べて倍増した。7月からは中国人観光客の個人向け査証(ビザ)の条件が緩和され、対象者が10倍の1600万世帯に拡大した。
ただ、中国頼みの観光振興には、危うさもはらむ。
浜名湖畔にたたずむリゾートホテル。団体旅行客に人気の「ゴールデンルート」の東京―大阪間にあり、9月までは中国人宿泊客の予約が好調だった。ところが、尖閣諸島沖の漁船衝突事件による日中関係の悪化によって、状況が一変。10月以降は2割減の状態が続く。
ホテルを運営するリゾート会社の担当者は、戸惑いを隠せない。「(政治情勢などの)リスクはつきものだが、すぐに日本人客で穴埋めするのは難しい。中国人観光客の予約が戻るのは、半年先になるだろう」(滝沢隆史)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201012190008.html
'10/12/19 中国新聞
新ホテル開業で競争がヒート
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ホテルチェーン「リッチモンドホテル」が2011年3月1日、福山市東桜町に建設中の再開発ビル「アイネスフクヤマ」に開業する。大手製造業の拠点が集まる同市のホテル業界はビジネス客の利用が多いが、企業の経費節減で落ち込みが著しい。顧客獲得へホテル間の競争が過熱しそうだ。
リッチモンドホテルは客室200室。三之丸町の福山ニューキャッスルホテルに次ぐ市内2位となる。平日シングル料金は7〜8千円を予定。伊藤弘道支配人は「ビジネス利用だけでは週末は空室が出る。尾道、倉敷の両市と連携し、福山の魅力を発信する必要がある」と分析する。
2008年秋のリーマン・ショック以降、ビジネス客は激減した。アニメ「崖の上のポニョ」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の効果で観光客は増えたものの、宿泊客は伸びず、減少分を補うには至っていない。
駅周辺には5千円前後のホテルが多く、「価格帯ですみ分けすれば、共存できる」との声もある。ただ、福山ホテル旅館組合の坂本省三組合長は「ビジネス客を奪い合えば、価格競争が過熱する。中小の経営が揺らぐ事態もあり得る」と警戒する。
【写真説明】「リッチモンドホテル福山駅前」が開業する再開発ビルの施設棟
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http://mainichi.jp/select/world/news/20101227ddm012030127000c.html
trend:イスラエル 同性愛者の経済効果
<トレンド>
イスラエルの最大都市テルアビブが、世界中のゲイとレズビアンの名所になりつつある。市など行政は昨年から、こうした同性愛者に照準を合わせた観光宣伝費を予算化し、今年は計34万シェケル(約800万円)を投じ、ドイツなどでPR。今年に入り約4000人が海外から訪れた。
市街の一角にあるバー「バイス」を夜半に訪れる。火曜と土曜はゲイ限定。大音響のロックが流れる中、男性カップル約40人でいっぱいだった。
国際ゲイ・レズビアン旅行協会のイスラエル大使でゲイのシャイ・ドイチュさん(31)が陽気に答えた。「テルアビブが人気の理由? それは(イスラエルを含む)欧州で、男たちが一番美しいから。もちろん女も」
この街には、同性愛者が好むナイトライフが多く、同性同士が手をつないでも違和感のない開放的な雰囲気があるという。バー「バイス」も近く、ゲイ専門に衣替えする。
テルアビブにはデートに打ってつけの美しいビーチもあり、既に市内のホテル25軒が同旅行協会に「同性愛者歓迎」と登録した。
行政や観光業界は、同性愛者の誘致に経済効果を期待する。01年の米同時多発テロを機に世界で旅行者が減少したが、同性愛者に限ってはほとんど変わらなかった。ドイチュさんは「(同性愛者は)迫害の恐怖と日常的に闘っており、テロも恐れない」と語った。
しかし、イスラエルで同性愛は88年まで違法だった。ユダヤ教導師(ラビ)は今も原則として認めない。男性の同性愛者間でエイズ感染が多いため、テルアビブで98年に開かれた感染者支援イベントで、ゴム手袋着用の警官隊が暴力的に解散させ、これが社会問題になったことがある。
この2週間後、抗議行動として初のゲイパレードが2000人規模であった。以後毎年行われ、今年は12万人が参加し、有力政治家が連帯の演説をした。こうした盛り上がりを受け、市当局は市内2カ所に専門の地域センターを設け、日常的に支援するようになった。とはいえ「夫婦」の法的地位などは今も未整備で、同性愛者専用の民宿「ピンクハウス」を経営するエヤル・ナアマンさん(35)は、将来的な法改正を期待する。
午前1時、2軒目のバーでスペインの高校教師でゲイのゴンザロ・セッラーノさん(34)に出会った。「私たちは少数者として連帯意識が強い。どんな人たちとも手をつなげる」と語った。【テルアビブで花岡洋二】
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フェリースレと観光スレ悩ましいので両方に
167 名前:チバQ 投稿日: 2011/01/07(金) 22:59:51
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/219397
上海−長崎新航路 片道7000−8000円週3便 HTB計画
2011年1月7日 05:02 カテゴリー:社会 経済 九州 > 長崎
リニューアルオープンで活気を取り戻したハウステンボス。上海航路の就航で外国人旅行客の呼び込みを図る=昨年4月、長崎県佐世保市 経営再建中のリゾート施設ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)が今夏就航を計画している中国・上海と長崎を結ぶ新航路の概要が6日、判明した。HTBは先月、パナマに船を所有する会社を既に設立。欧州の複数の船会社と交渉に入っており、中古船で1500−1700人乗り、2万−3万トン級のクルーズ船を今月中にも購入し、HTB内に20億円程度を投じ運営会社を設立する。
関係者によると、船の所有会社は「テンボスクルーズ」。公海上でカジノを営業するため、船籍をパナマに置く。同社の会長にはHTBの沢田秀雄社長が就き、社長には船舶関係の経営経験者が就いた。
運営会社はHTBが100%出資して設立。親会社の旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)も機関決定後に追加出資し、資本金は合わせて20億−25億円を予定しているという。
計画によると、船は上海を昼ごろに出港し20−25時間かけて長崎港(長崎市)に入港。乗客はバスでHTBに移動する。料金は航空運賃の3分の1以下の片道7、8千円、荷重制限も旅客機の3倍近い50キロ程度になる見通しだ。
船内では、カジノや中国人向けのショーを実施し、九州の観光についても詳しく説明する。現地でのPRはHISが担当し、主に九州ツアーを販売。ツアーの最終日には長崎市内のホテルに宿泊する。
7月の就航時には週に3便を運航し、将来的には毎日運航、年間50万人の利用を目指す。このうち約30万人をHTBに呼び込みたい考えだ。
HTBの沢田秀雄社長は「かつて長崎が海外への窓口だったように、アジアの大航海時代の幕開けにしたい。地域経済への波及効果も期待できる」と話している。
=2011/01/07付 西日本新聞朝刊=
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さすが観光立国日本(汗
日本の「新大阪ユースホステル」、「世界一清潔」なユースホステルに
http://www.asahi.com/national/update/0115/OSK201101150087.html
2011年1月16日9時0分
JR新大阪駅に近い「新大阪ユースホステル(YH)」が、「世界一清潔」なYHに選ばれた。国際ユースホステル連盟(英国)がホームページ上で明らかにした。
選考対象は各国の4千以上のYH。2009年11月から1年間、連盟を介して新大阪YHに泊まった外国人147人が客室などに満足度95点以上をつけた。
相部屋などを理由に日本人には敬遠されがちなYH。新大阪YHのこだわりは、布団やシーツのしわをきちんと伸ばすことといい、「これで客足も伸びれば」と担当者。
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110114ddlk26010384000c.html
共同プロジェクト:観光立国、京を拠点に 京都市、観光庁が調印 /京都
◇外国人客誘致へ
外国人観光客の誘致や受け入れ態勢の充実を図るため、京都市の門川大作市長と観光庁の溝畑宏長官は13日、共同プロジェクト「観光立国・日本 京都拠点」に調印した。国際観光の拠点である京都市と、国の観光政策を担う観光庁が連携することで、観光立国の実現を目指す。
プロジェクトには、日本への関心が高い富裕層を中心とした外国人観光客の誘致▽外国人観光客受け入れ環境の充実、動向の調査▽休暇取得・分散化の促進−−などが盛り込まれた。今後、市役所に京都拠点を置き、海外の旅行会社やホテルなどが参加する大規模な商談会の誘致、外国語にも対応できる24時間運営のコールセンター、分かりやすいバス検索システムの充実などに取り組む。観光庁の職員も週2回程度、拠点で仕事をする。
この日、溝畑長官が市役所を訪れ、門川市長と覚書に調印。市役所玄関に、拠点の看板を設置した。溝畑長官は「京都は世界に誇る観光資源があり、外国人観光客の受け入れ環境の整備は重要な課題になる」と期待を表明。門川市長は「日本の奥深い文化や心を理解してもらう責任と誇りを感じている」と話した。【田辺佑介】
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>>750とか
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1101210051/
川崎で2月に全国工場夜景サミット、室蘭や四日市と「観光資源」で連携へ/神奈川
2011年1月22日
臨海部にコンビナートなどを有する川崎市、北海道室蘭市、三重県四日市市、北九州市の各自治体、観光協会、企業関係者らが一堂に会する「全国工場夜景サミット」が2月23日、川崎市内で開かれる。
工場夜景人気を一過性に終わらせず、各地域が連携して地域活性化を図っていこうという狙いだ。
サミットでは各地域の取り組み事例の紹介や討論、景観論に詳しい近畿大の岡田昌彰准教授による基調講演、交流会が行われる。
基調講演(無料、定員200人)、交流会(5千円、同100人)は市民も参加できる。申し込みは、川崎産業観光振興協議会事務局電話044(540)3902。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110122-00000001-sh_mon-bus_all
ホテル業界、生き残りかけてアイデア勝負 値下げおさえ話題性で客の呼び込み図る
MONEYzine 1月22日(土)14時0分配信
観光庁が2011年12月6日に発表した、平成22年第3四半期(平成22年7月〜9月分)の宿泊旅行統計調査の結果によると、全国の客室稼働率の平均は、リゾートホテルが57.7%、ビジネスホテルが64.3%、シティホテルが73.7%だった。
第2四半期の宿泊旅行統計調査では、リゾートホテルが43.2%、ビジネスホテルが58.7%、シティホテルが69.4%だったので、数値は多少改善されている。しかし、お盆のシーズンが含まれていることや、ホテルの損益分岐点が稼働率60%〜70%程度と言われていることを考慮すると、ホテル業界はまだまだ厳しい状況にあるといえる。
そこで、各ホテルはユニークな宿泊プランを競って企画し、顧客の獲得を狙っている。
例えば、受験シーズンでは、様々な受験生向けプランが販売されている。その一つ、東京・新宿の京王プラザホテルの「受験生応援ご宿泊プラン」は、ホテルに隣接する工学院大学の図書館を、受験生の自習場所として利用できる。また、冬の必需品「必勝合格カイロ」や、五角(ごーかく)形の絵馬形パッケージ入り「合格飴」など、受験生のためのプレゼントも準備されている。費用は朝食付きで、シングルが1人1泊1万9500円から。
また、東京・日本橋のロイヤルパークホテルは、「必勝!! 勝男武士(かつおぶし) 受験生サポートプラン」を販売している。この宿泊プランは、かつお節の「にんべん」とのコラボレーション企画で、宿泊者には合格を祈願して、にんべんのかつお節「勝男武士パック」が贈られる。さらに、ウエルカムドリンクとしてエグゼクティブラウンジで、だし汁が提供される。このだし汁を飲むと「ねばり」が出るらしい。宿泊費は朝食付きで、シングルが1人1泊2万円からで、親子で受験サポートプランのツインタイプだと、1人1泊1万2000円からとなっている。
一方、最近の女子会やランニングブームを受け、これからランニングを始める女性をターゲットにした宿泊プランもある。東京都・台場のホテルグランパシフィックLE DAIBAの「ランニング初心者女子向け ランナーズ宿泊プラン」だ。このプランに申し込めば、ホテル内のフィットネスクラブ「Le CLUB」のスタッフが、正しく走るコツを教えてくれるという。申し込みは2名〜4名のグループで、1人1泊1万6000円から受け付けている。
こうしたユニークな宿泊プランは、値下げではなく話題性で宿泊客を呼び込む効果がある。アイデア合戦は今後も続きそうだ。
(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)
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>>770
http://mytown.asahi.com/areanews/nagasaki/SEB201101220055.html
上海航路 前途洋々か、波高しか HTBが7月就航予定
2011年1月23日
佐世保市のハウステンボス(HTB)が、県の全面支援を受け、長崎港と中国の上海港を結ぶ旅客船を7月にも就航させようとしている。伝統ある航路の復活を願う長崎県と、海外旅行熱の高まる中国人客を呼び込みたいHTB。前途は洋々か、それとも波高しか。
「長崎の港はアジアに一番近い。飛行機5〜6機分ものお客さんがどっと来ることになる」。18日、HTBの沢田秀雄社長は佐世保市議会を訪ね、意気込みを語った。
新航路の運賃は片道7千〜8千円と、飛行機の4分の1程度にする。2万〜3万トン級(1500〜1700人乗り)の中古クルーズ船を週3往復させ、年間10万〜20万人の利用を見込む。パナマ船籍にすることで、公海上でのカジノ営業もしたいという。
昨年9月の計画当初は、HTBに近い佐世保市の浦頭港発着を検討していた。だが、米軍の使用海域に囲まれ、外国航路に不可欠な税関・出入国管理・検疫施設の設置交渉にも時間がかかることから断念した。
次の候補として11月、長崎港と博多港が浮上した。ただちに動いたのは県だった。
県は昨年から、主に中国との経済交流を深める目玉として上海航路の復活を模索してきた。そんな折、「棚からぼた餅」(県関係者)でHTBの計画がもたらされた。藤井健副知事が自ら交渉に乗り出し、今年7月の就航に向けて一気に動き出した。
「何としても引っ張ってこなければと交渉した」。藤井副知事は17日、長崎市であった県内市町長らとの意見交換会で胸を張った。
■戦前は繁栄、2度の挫折
長崎―上海航路の歴史は1923年に「日華連絡船」として就航した長崎丸、上海丸までさかのぼる。週2往復、片道26時間で結び、当時の日本の主要な外国定期航路利用者の3〜4割を占めた。
商機を求め、多くの人が上海へ渡った。当時の日本政府も観光客を呼び込もうと考えていた。上海航路の歴史に詳しい長崎大の岡林隆敏教授は「上海の居留地にいた外国人は長崎を『ハブ港』として使った。長崎から日本各地へ渡った」と話す。30年には長崎港駅の完成で鉄道と船が直結され、航路は最盛期を迎えた。
しかし、その後は苦難の時代が待っていた。長崎丸は42年、日本軍の機雷に接触して沈没。翌年には上海丸も事故で沈没し、航跡は途切れた。
半世紀以上たった94年、日中合弁会社「長崎上海国際フェリー」で航路は復活した。週1往復、片道28〜29時間で結び、運賃も最安1万5千円に抑えたが、382人乗りに平均乗客数は55人と振るわず、2年半で廃止された。
■中国人観光客の素通り懸念も
中国では今、船旅が人気だ。「これから、中国人の『大航海時代』がやってくる」。李文亮・駐長崎中国総領事は「上海航路は日中友好の懸け橋になる」と太鼓判を押す。上海―北京の新幹線の工事は急ピッチで進んでおり、開通すれば航路の集客の追い風になると期待される。
一方で課題もある。
県は中国人観光客の購買力を当て込むが、地元経済界からは「客は長崎をスルーし、福岡に流れてしまうのでは」と心配する声が上がっている。
岡林教授は「長崎の一部は中国人の手によって作られてきた文化・歴史がある。市民レベルの文化的な交流がないと、航路を長続きさせることは難しい」と話している。(枝松佑樹、市川雄輝)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20110124-OYT8T00063.htm
歴史的街並みで観光振興
白河市、国に計画申請
白河市は歴史的な景観を生かしたまちづくりを進める。今月17日に「歴史まちづくり法」に基づき、県内で初めて「歴史的風致維持向上計画」を国に申請した。小峰城や蔵など、歴史的財産を活用して観光客誘致を目指す。(佐藤雄一)
同法は2008年11月に施行された。地域の伝統や歴史を反映した人々の活動と、歴史的建造物などが一体化した市街地の環境を維持・向上し、次世代に継承するのが目的。自治体が対象地域や事業などを盛り込んだ計画を策定し、所管の国交省と農水省、文科省の認定を受けると、国から財政的な支援などを受けることができる。
金沢市や彦根市(滋賀県)など5市が認定を受けた09年1月以降、自治体数が増えているが、東北では弘前市(青森県)だけで、白河市が認定されれば、東北で2番目、県内では初となる。
白河市は昨年10月、認定を受けるため、学識経験者やNPO団体などで構成する「市歴史的風致維持向上計画協議会」を設置。協議会で計画の骨子をまとめたうえで、市民からも意見を募って計画を策定した。
計画では、国指定史跡の小峰城跡や南湖公園、日本三大ちょうちんまつりの一つに数えられる「白河提灯(ちょうちん)まつり」の運行ルートなどを対象地域とし、名称を「小峰城下町地区」(仮称、広さ約761ヘクタール)とする。
実施期間は11年度から20年度までを予定。〈1〉歴史的街並み景観の保全と良好な景観形成〈2〉歴史的建造物、文化財の保存・活用〈3〉祭礼行事等の伝統文化や伝統技術継承――を柱とし、具体的には、藩主だった松平定信など、全国的に知られている歴史を強調して小峰城の周辺整備をしたり、電線の地中化などを検討している。認定の可否は1〜2か月ほどで決まるという。
市歴史まちづくり室は「歴史的な建造物や文化を大切にしていけば、市民が誇りと愛着を持てるような都市になり、観光客の増加も期待できる。ぜひ計画を成功させたい」としている。
(2011年1月24日 読売新聞)
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熱海梅園有料化で苦戦 来場1万4700人減
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20110126000000000018.htm
01/26 08:20
熱海市は25日、今年から梅まつり期間中の入園有料化を実施している熱海梅園の来場者数について、開幕2週間の集計を公表した。8日から23日まで約3万人が訪れ、前年同期比では1万4700人の減(前年対比67・2%)。まつり序盤は厳しい結果となった。
市は有料化後の来場者数を前年の71・4%と見込んでいた。現時点では目標に4%余り不足。バス駐車台数が177台から86台に半減するなど団体客離れが深刻で、市は「来年以降、団体割引の検討が必要」としている。
駐車場料金は昨年と同様、1日700円を徴収し「負担感が増した影響もある」(小松久男観光経済部長)。一般車の駐車台数も約5千台から3455台に減少し、約6500人の来場者減につながったとみられる。
梅まつりは3月6日まで。入園料は一般300円、市民・宿泊者100円、中学生以下は無料。無料だった昨年は期間中、約24万人の人出でにぎわった。
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000201011170001
最先端都市・平戸見えた
2010年11月17日
■専門家らシンポ
大航海時代「今でいうNYやドバイ」
大航海時代の平戸は、今でいうニューヨークやドバイだったのではないか――。国内の史学者たちが16〜17世期の平戸市に注目を寄せている。今月上旬、同市で開かれたシンポジウムでは第一線の研究者たちが、最先端の交易品と外国人が行き交った当時の平戸像を生き生きと紹介した。街を歩くと、そんな息吹がいたるところから感じられた。(矢鳴秀樹)
■外国人、自由に往来
平戸が交易拠点として栄えたのは15〜17世紀、欧州各国が競って世界の海を行き来した大航海時代のことだ。
まず足を踏み入れたのはポルトガルだ。宣教師フランシスコ・ザビエルらが、鹿児島上陸の翌1550年に平戸を訪問。その後、商館を置かずに交易を続けた。
1609年にはオランダが登場。同年、早速平戸に商館を建て拠点とした。英国は、後に平戸に定住することになる三浦按針が尽力、1613年に商館を開設した。1620年代には「家千軒ほどあった」との文献記録が残る。徳川幕府の命で長崎の出島にオランダ商館が移った1641年まで、平戸での交易は続いた。
港市(港湾都市)をテーマに平戸市などが開いた7日のシンポジウム。東大東洋文化研究所の羽田正所長(イスラム世界史)は、当時の平戸の繁栄ぶりを「マラッカ(マレーシア)や広東(中国)と並ぶ最先端の交易都市だ」と語り、今のニューヨークやドバイになぞらえた。
平戸ではどんな商売が行われていたのか。
欧州から来た商人は、中国やインドで入手した絹や綿の反物を平戸で売って銀に換えていた。その銀で東南アジアなどでコショウやナツメグ、シナモンなどの香辛料を買い集め、欧州に持ち帰った。反物と共に平戸に入ってきた交易品の砂糖は、食文化にも大きな影響を与えた。
「港市論」などの著書がある聖徳大・安野真幸教授(対外交渉史)は、交易都市平戸の大きな特徴として、外国人を隔離せず、日本人と雑居していたことを挙げる。
長崎では、オランダ人も中国人も無断で出島を出ることは原則できなかったが、幕府の鎖国制度が整う前の平戸ではこうした制約がなく、外国人は自由に行き来できた。安野教授は「国際商業都市として平戸はどこと比較しても見劣りない最先端の都市だった」と評した。
■国名、橋・通り・塀に
大航海時代の名残を求め、平戸市教委学芸員・前田秀人さんに、平戸の街並みを案内してもらった。
市役所を出ると、まず出会うのが通称「オランダ橋」だ。正しくは幸橋。オランダ商館建設の技術を受け継いだ地元石工が手がけたことから、市民がそう言い習わすようになったという。橋を渡った中心商店街の通りには「英国商館通り」の愛称がある。このあたりにあった英国商館にちなんだ命名だ。
市街地西側の丘の上に立つ瑞雲寺境内には「コルネリア塔」がある。コルネリアは、オランダ商館長と平戸女性との間に生まれ、同国商館の本拠地があったジャカルタ(現インドネシア)に移り住んだ人物。平戸で亡くなった父をしのび、ジャカルタから私財を送り建てたとされる。
平戸港口では、来秋の完成を目指して市がオランダ商館倉庫の再建を進めていた。幅46メートルの2階建てで、白のしっくい壁が海に映える。完成した1639年には、強固な城にも見える威容が人々に衝撃を与えたようだ。
島原の乱で来航できなくなったポルトガル人に取って代わってシェアを伸ばしたオランダだが、商館は完成1年後に江戸幕府から取り壊し命令を受けた。「鎖国政策で成長し鎖国政策で追い出された。当時の日本の外交を象徴する建物です」
倉庫跡から100メートルほど北に行くと「オランダ塀」があった。商館と外とを隔てるために建てられた塀は、当時の姿を伝える数少ない遺構だという。前田さんは、市内に外国の足跡を残す遺構や絵図など外国関係の史料もほとんど残っていないのが実情だと嘆く。「痕跡を残さないよう破壊したのでしょう」
約1時間半で一巡りした。前田さんはこう結んだ。「実態解明が進み、外国の人が普通に暮らしていた400年前の風景を少しずつでも取り戻したいですね」
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000201101260001
新幹線客 島原に誘え
2011年01月26日
◇全通向け無料バス計画
熊本駅→有明海フェリー横断→温泉
3月12日の九州新幹線全線開業に向け、沿線で熱を帯びる観光客の誘致競争に島原市が加わる。市が費用を負担して熊本駅から無料バスを運行し、有明海を渡るフェリーに乗って対岸の島原半島を訪れるコースで「横軸」の集客を狙おうというものだ。「島原・雲仙を訪れるには、陸路より海路のほうがすばらしい」という観光通の声もある。その魅力を探るため、一足早く同じルートをたどってみた。(中山尭)
◇市が費用を負担
新幹線開業に合わせて熊本駅から運行されるのは「有明海シャトルライナー」。当面は宿泊客限定となるが、フェリーを介して熊本駅から島原、雲仙、小浜の各温泉を結ぶバスを1日6便走らせる計画だ。3月分の事業費約1600万円が21日の市議会臨時会で可決された。
新幹線開業を控えたJR熊本駅周辺は現在、再開発の真っ最中だ。国の合同庁舎をはじめとする巨大ビルやホテルの建設が続いている。
熊本港行きのバスは、大通りを渡った2番乗り場から出る。現在もフェリーの出航時間に合わせ、約20便のバスが港へ向けて走っている。
バスは約30分で熊本港に着く。1993年春に開港した熊本市の海の玄関口だ。1日6便就航している高速フェリーだと、わずか30分で島原に到着する。のんびりした船旅を望むなら1日10便の在来型フェリーもある。こちらの所要時間は1時間だ。
◇港に観光案内所
熊本港待合室の一角には、島原市が一昨年8月に開設した「島原観光案内所」がある。島原を中心とした温泉情報や見どころ、食べどころ、宿泊などの情報を提供する。
「多いときで1日100人前後のお客様が見えます」
窓口の栗原ふさ子さん(54)が話す。島原温泉観光協会から派遣され、4人が交代で海を渡って熊本港に詰めているという。
訪れた日は週末ということもあり、フェリーには100人前後の乗客がいた。デッキに出ると、名物のカモメの大群が出迎える。えさをもらおうと集団で突進してくる様子に、子どもたちの歓声が上がる。養殖ノリのひびを縫うようにして、船は波静かな有明海を進む。
「わー、きれい」という声に、正面を見ると、雪をかぶった平成新山が姿を見せ始めた。島原外港に近づくにつれ、荒々しい溶岩の山肌が見え、219年前の噴火活動で大崩壊した眉山の傷痕も眼前に迫ってくる。
島原市に住む記者には見慣れた光景だが、海上から眺める雲仙の山々と島原半島は、火山活動によって形成された悠久の歴史まで見えるようで、また格別な趣がある。
◇魅力のPR必要
熊本市から島原市へ――。有明海を渡る旅は、列車、バス、船の三つが楽しめる変化に富んだコースとして、新幹線で訪れる観光客の人気を集めることが期待される。
一方、克服すべき課題も見え隠れする。阿蘇や霧島、鹿児島などの強力なライバルに負けず、新幹線の観光客を「縦軸」から「横軸」へ向かわせるには、島原半島の魅力を広く知ってもらう必要がある。島原市観光・ジオパークグループの田上伸一班長によると、新幹線開業に合わせて熊本駅のほか、大牟田駅、八代駅にも「島原観光」の電飾看板の設置を検討中という。
福岡など近距離からは日帰り客も多い。半日プランの温泉入浴と城下町散策など、年代別に楽しめるメニューを数多く用意して、吸引力を高める方策がいる。
世界的に珍しい地質・地形を柱にした「島原半島ジオパーク」を観光の推進役にするなら、半島3市の緊密な連携がこれまで以上に必要になる。市民の知恵を形にする行政のサポートも不可欠だ。観光の楽しみは「また来たい」と思うもてなしと人情にあるのだから。
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>>779
>フェリーを介して熊本駅から島原、雲仙、小浜の各温泉を結ぶバスを1日6便走らせる計画だ。3月分の事業費約1600万円が21日の市議会臨時会で可決された。
1600万/月÷30日=53万/日÷6便=
9万/便
ちと費用かけすぎではないか?
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http://mainichi.jp/life/today/news/20110127ddm008020044000c.html
訪日外国人数:目標割れ、観光戦略練り直し
独立行政法人・日本政府観光局が26日発表した2010年の訪日外国人数は861万人で、政府目標の1000万人を下回った。背景には訪日旅行を割高にする円高の進行や尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件があるが、外国人を呼び込む体制で課題を抱えていることも大きい。政府は訪日外国人拡大を成長戦略の柱の一つに据えているが、観光戦略の練り直しを迫られている。
観光庁は目標未達成の要因について、昨年9月の漁船衝突事件による訪日中国人の伸び悩みの影響が約16万人、円高の影響が約33万人と分析。残る約90万人の不足は、政府の広報戦略や受け入れ環境整備の遅れが原因とみており、尖閣問題や円高の影響を上回る。
羽田や関西国際などの主要空港では無線LANの無料化が進んでいるが、観光庁幹部は「外国人には認知されていないのが現状」とアピール不足を認める。また、外国語を話せる「タクシーコンシェルジュ(案内役)」も広がりを欠いている。
政府は将来的に訪日外国人を3000万人に増やす方針で、13年に1500万人、19年に2500万人との目標を掲げる。観光庁の溝畑宏長官は26日の会見で目標を見直さない考えを表明。「11年は1100万人に近い水準になるよう積極的に取り組む」と強気を崩さず、「中国や韓国からの旅行者をどれだけ上積みできるかにかかっている」とCMなどのプロモーション強化や多言語の案内充実など受け入れ体制整備を加速する方針を示した。
だが、JTBは11年の訪日外国人を920万人と予測。旅行業界からは「政府の見通しは甘すぎる」との声も出ている。【三沢耕平】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110128-00000021-maiall-soci
<湯河原町>「小京都」返上 「どこが?」町民から疑問の声
毎日新聞 1月28日(金)11時59分配信
99年から「さがみの小京都」をうたい観光PRを続けてきた神奈川県湯河原町が、キャッチフレーズに「小京都」を使わない方針を決めた。冨田幸宏町長は毎日新聞の取材に「町民から『どこが小京都か』という疑問の声もあった。現実的に町が小京都になじむかというと難しい。今後は町として使うことはない」と語り、事実上「小京都」を返上する格好だ。
「小京都」は京都と自然や景観が似ていたり、歴史的なつながりがあることなどを条件に「全国京都会議」(事務局・京都市観光協会)から加盟が認められれば、「小京都」を名乗ることができ、青森県弘前市や山口県萩市など全国約50カ所が小京都をうたっている。
湯河原町は京都出身の日本画家、竹内栖鳳(せいほう)画伯が晩年を過ごしたり、京都・仙洞(せんとう)御所に同町吉浜海岸の「一升石」と呼ばれる浜石が献上されたことなどから、加盟が認められたという。誘客宣伝や観光パンフレットなどに使われていたほか、温泉場商店街などで店名入りの行灯(あんどん)にも表記されている。
小京都を疑問視する町民の声のほか、旅行会社などもメンバーになった「町観光戦略会議」では「旅行プランのタイトルに小京都という文字を一回も使ったことがない」「町とキャッチフレーズが合っていない」などの意見もあったという。
4月からスタートする町の新総合計画では、これまで表記されていた「小京都」の文字を外した。町長は「旅館などが使うことには何の問題もないが、パンフレットも含め、町として、今後は意識的に小京都と言う言葉を使うことはない」と話している。【澤晴夫、写真も】
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http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201101290093.html
往時しのぶ黒壁の道、にぎわいいまも 長浜・北国街道
2011年1月30日
北近江の戦国武将・浅井長政の娘たちを描く大河ドラマ「江(ごう)〜姫たちの戦国〜」の放映が始まった。長浜市の中心市街地には「江・浅井三姉妹博覧会」の「長浜黒壁・歴史ドラマ50作館」があり、「黒壁スクエア」とともに人気を集める。JR長浜駅に近い慶雲館では「長浜盆梅展」も開幕し、春の観光シーズンの到来を告げている。そんな中心市街地を南北に貫くのが昔の北国街道だ。
北陸と京の都を結んだ重要な幹線道。長浜は湖上交通の要所でもあったため、街道かいわいは多くの商人や旅人らが往来し、様々な物資が運ばれて活気にあふれたという。かつての長浜宿の町並みがあった約1.5キロの道のりを、往時のにぎわいを想像しながら散策した。
朝日町の十一川にかかる橋を起点に北へ向かう。遠く東方を望むと、すっぽり雪に包まれた伊吹山が見える。北に進むと紅殻格子(べんがらこうし)や虫籠窓を備えた民家や土蔵が並び、江戸〜明治期の風情を今に伝えている。元運輸業の家の軒先には穴があいた「馬つなぎ石」が残っていた。道を挟んで北隣の元油問屋の家の塀は舟板を再利用した「舟板塀」になっていて、湖上運送が盛んだった時代がしのばれた。
駅前通りを横断すると黒壁スクエアに入る。大手門通りとの角にある「黒壁ガラス館」を中心に、ガラス工芸の店やギャラリー、カフェ・レストラン、土産物店などが軒を並べ、多くの若者や観光客らでにぎわっている。
第三セクターの「株式会社黒壁」がスタートしたのが1988年4月。今ではこの一帯に直営11館、グループ店17館の店舗がある。
黒壁の一帯を過ぎると、街灯に「武者隠れ道」という文字があり、所々に鎧(よろい)姿の兵隊の看板が立っている。約120メートルの区間は今も各家の敷地がノコギリの刃のように入り組んでいて、戦の時に武者が家の陰に隠れて敵を攻撃する仕組みになっていたという。まるで忍者の町のようだ。
北へ進むと、「為往来安全」と刻まれた大きな常夜灯があった。石碑には「北国街道長浜宿の北の玄関口」とあり、昔の旅人の目印だったという。ここが長浜宿の北端になる。街道はこの先を西に折れてJR北陸線を渡り、さらに北へと向かう。峠の雪が解けたら、福井県まで訪ねてみたい。(堀川敬部)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/01/30/20110130-049016.php
関西の社会ニュース2011年1月30日
スターの宿 涙の幕切れ ホテルフジタ京都
往年の映画スター、勝新太郎さんや石原裕次郎さんが京都滞在時に定宿にしていた「ホテルフジタ京都」(京都市中京区)が29日閉館し、41年の歴史に幕を下ろした。
大阪万博が開催された昭和45年、建築家・吉村順三の設計により、鴨川のほとりで開業。祇園や清水寺に近い好立地で人気を集めた。勝さんら映画スターが京都にロケに来た際に泊まったほか、来日した歌手のジョン・レノンさんも宿泊するなど、国内外の著名人に愛されてきた。
しかし、経営会社の藤田観光(東京)が平成18年、負債圧縮のため、積水ハウス(大阪市)に売却。藤田観光の子会社が賃貸契約を結んで営業していたが、契約期間が終了した。今後の利用方法は決まっていない。
全室満員でこの日の閉館日を迎え、午前11時のチェックアウト時には従業員が玄関に並んで、宿泊客らを見送った。ロビーに張られた「楽しい一時をありがとう」という宿泊客のメッセージを眺め、涙ぐむ従業員の姿も。最後の総支配人となった福井三千男さん(60)は「これからもお客さまの心の中で生き続けてくれれば」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110130-OYT8T00038.htm
平泉PR活発化
HPや記念硬貨、切手
「平泉の文化遺産」の世界遺産登録の可否が判明する6月に向けて、県や周辺自治体があの手この手のPRを繰り広げている。登録の実現を後押ししようと29日も多くのイベントが開催されており、関係者の思いは熱くなる一方だ。
県は新年度、専用ホームページ(HP)「いわて平泉博覧会」(仮称)を作り、ツイッターやブログを活用して情報発信を図る。地方自治法施行60周年で各都道府県が発行している記念貨幣と切手の図柄も岩手は「平泉」にする。
県政策推進室によると、世界遺産委員会が登録を決議すれば、県は、翌月から1年間を「いわて平泉年」とし、集中的に普及の取り組みを行う。統一マークとキャッチコピーを決めるほか、HPでは実行委事務局スタッフによるブログ、県民による平泉関連のリポートなどを掲載し、県内外にその価値を訴える。
記念貨幣は、2007年の地方自治法施行60周年を記念し、08年から各都道府県で順次に造幣局が発行している1000円と500円の貨幣。県は、登録の時期から新年度後半の発行を要望してきた。図柄は、中尊寺金色堂や毛越寺などのデザイン案から選ぶ。切手シートは80円切手5種類で、1種類は1000円貨幣と同一図柄で、同じく今年後半の発行を目指す。
「理解を深めて」フォーラム開催
奥州市水沢区の胆江地区勤労者教育文化センターで29日、市民に文化遺産への理解を深めてもらおうと「平泉文化フォーラム」(県教委など主催)が開かれた。
この日は、奈良文化財研究所の田辺征夫所長が「遺跡を活かし、今に伝える」と題して基調講演。自身が携わっている平城京の復元整備の例を引き合いに、奥州藤原氏の政庁跡とされる柳之御所遺跡について「平城京跡でも10年かけてボランティア活動が定着した。遺跡を守り育て、観光資源とするには市民意識の向上が不可欠」と話した。
30日は午前9時15分から、柳之御所遺跡や、今年度、舞台のような建物の柱跡が発掘された無量光院跡などについての調査成果が報告される。入場無料。
高校生 英語で発信
一関市では29日、奥州平泉の歴史や文化について高校生が英語で主張する「アンビシャスin平泉 スピーチコンテスト」(一関ユネスコ協会主催)が開かれた。市内の高校生7人が、先人たちの平和への願いを世界に発信するべきだと訴えたり、景観保存の大切さを強調するなどした。
最優秀賞は「歴史や文化を大切にしながらも、農業主体の産業が栄える平泉になるよう貢献したい」と夢を語った一関二高2年の千葉友美さん(16)。
千葉さんは「地域の魅力を外国人に分かりやすく伝えるため、英語で発信するのは大切」と感想を語った。
(2011年1月30日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110128-OYT1T01124.htm?from=navr
鳥もつ煮食べたらすぐ帰る…目立つ日帰り客
. 2010年の「B―1グランプリ」を制した山梨県の甲府鳥もつ煮を目当てに、甲府市のそば店を訪れた県外からの飲食客のうち、半数近くが日帰りだったことが、同市観光開発課の調査で分かった。
同課は「鳥もつ煮は強力なツール。滞在型観光につなげたい」としており、「鳥もつ煮を食べたらすぐ帰る」という“弾丸旅行”対策を検討する。
同市は昨年11、12月の3回にわたり、B―1出品時に協力したそば店「奥藤本店」(同市国母)と「川田奥藤第二分店」(同市川田町)を訪れた計248組の飲食客に、記入式のアンケートを実施した。
その結果、日程では、「日帰り」が167件と全体の3分の2を占めた。居住地別では、東京都の63件が最多で、次いで山梨県48件、神奈川県43件、埼玉県27件、静岡県22件。大阪府からの客もいたが、単純に県内在住の飲食客の人数を差し引いても、少なくとも119件が甲府市を訪れながら宿泊せず、日帰りだったとみられる。
宿泊日数は、「1泊」58件、「2泊」6件。宿泊先別では、石和温泉(笛吹市)29件、甲府市15件、富士五湖方面9件だった。
目的別では、多い順に、鳥もつ煮97件、観光86件、仕事23件だったが、「鳥もつ煮を食べたらすぐ帰る」と答えた県外客も目立ったという。
調査は、B―1グランプリ効果が周遊観光や滞在型観光につながっていないことを、改めて裏付けた格好だが、同課は「調査中、『近くに観光できる場所はあるのか』などと逆に質問されることも多かった」とも指摘。鳥もつ煮をきっかけに、県内に宿泊する観光客を増やせるよう、検討を進めたい考えだ。
(2011年1月29日19時10分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110130k0000e040020000c.html
東京ドームシティ:小型コースターから男性転落 心肺停止
転落事故が起きた「スピニングコースター舞姫」=東京都文京区の東京ドームシティアトラクションズで2011年1月30日午後1時54分、手塚耕一郎撮影 30日午後0時45分ごろ、東京都文京区後楽1の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」で、小型コースターから男性が転落した。東京消防庁によると、男性は34歳で病院に運ばれたが、心肺停止状態という。警視庁富坂署が業務上過失致傷容疑を視野に捜査を始めた。
富坂署などによると、事故があったのは「スピニングコースター舞姫」と呼ばれる4人乗りの遊具。2人ずつが背中合わせに乗り込み、約300メートルを左右や上下に動くという。男性は7〜8メートルの高さから転落したらしい。遊園地は事故後間もなく閉園し、営業を見合わせている。
同遊園地では昨年12月、ジェットコースター「サンダードルフィン」の金属製部品が走行中に落下し、地上にいた小学3年生の女児(9)が脇腹に軽傷を負った。同11月にも、開園前に垂直落下型アトラクション「タワーハッカー」を点検していた女性従業員(26)が指を3本切断する事故があった。【山本太一、伊澤拓也】
http://mainichi.jp/feature/sanko/archive/news/2011/20110130org00m040001000c.html
東京ドームシティのコースターからボルト落下 女児軽傷(2010年12月15日掲載)
5日午後0時35分ごろ、東京都文京区後楽1の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」で、「ジェットコースターから落ちてきた金属片が子どもにあたった」と、来場者の男性から110番があった。金属片は地面で弾んだ後、近くにいた小学3年の女児(9)の脇腹にあたり、打撲の軽傷。警視庁富坂署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて原因を調べている。
同署などによると、金属片は長さ約25センチ、直径約1.2センチ、重さ約200グラムのボルト。ジェットコースター「サンダードルフィン」(24人乗り)の車体下部の部品で、走行中に折れて高さ約13メートルの地点から落下したとみられる。車体の浮き上がりを防止する装置を固定する部品の一部で走行に支障はなく、ほぼ満席だった乗客にけがはなかった。
東京ドーム社によると、9月の車軸点検や毎朝の点検では異常は確認されなかった。08年4月にも車体前部のボルトが落下する事故があり、同社広報IR室は「事態を重く受け止め、原因を早急に究明し、再発防止に全力で取り組む」としている。【村上尊一】
http://mainichi.jp/feature/sanko/archive/news/2011/20110130org00m040002000c.html
東京ドームシティ従業員が指3本挟み切断(2010年11月29日掲載)
29日午前9時20分ごろ、東京都文京区後楽1の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」から「女性従業員(26)が遊具に指を挟んだ」と119番があった。従業員は病院に運ばれ、右手の指3本を切断する大けがをした。警視庁富坂署などによると、従業員は開園前に「タワーハッカー」という垂直落下型のアトラクションを点検中、モーター部分に指を挟んだらしい。
運営する「東京ドーム」によると、遊園地は営業開始を正午過ぎに遅らせた。タワーハッカーの再開は見送る方針。【小泉大士】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20110127-OYT8T01119.htm
鞆訴訟取り下げ案 県・福山市に大きな波紋
提訴取り下げの代わりに、県や福山市は埋め立て免許の出願取り下げを――。27日に高裁(小林正明裁判長)で開かれた、同市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業を巡る控訴審の進行協議で、事業に反対する原告住民らが行った提案は、県や同市に大きな波紋を投げ掛けた。原告側は県が提案を受け入れ、事業が白紙に戻ることを期待。県は次回・3月24日の進行協議までに回答を出すとしたが、同市は免許出願を取り消す考えはないことを強調。事業推進派の住民からは戸惑いや反発の声が上がった。鞆の浦訴訟は新たな局面を迎えた。(石原敦之)
原告弁護団の山田延広副団長は協議後に記者会見し、「本来は、裁判ではなく、話し合いで解決すべき問題」とこの日の提案の理由を説明。大井幹雄・原告団長も「解決をいたずらに延ばすのは最悪。(控訴審も、県の設置した住民協議会も)終わりに近づき、良い方向に向かっている」と期待を込めた。
湯崎知事は「控訴した趣旨や住民協議会の状況などを踏まえて検討し、判断する」とコメント。控訴審への対応を担当する県土木総務課の担当者は「住民協議会が進行中で、難しい判断になる」と漏らした。
これに対し、県と共に事業を進め、裁判に補助参加している福山市の羽田皓市長は「住民と協議しながら進めてきた事業。埋め立ての出願を取り下げることは出来ないと考えている。県にも市の意向を受け入れるよう求めていく」とした。推進派の住民団体「鞆町内会連絡協議会」の大浜憲司会長も「長年積み上げてきた事業を白紙に戻す提案は、容認できない。県は裁判を粛々と進めてほしい」と強く求めた。
事業に関連する埋め立て免許の出願は、県と福山市が2007年5月、当時の藤田雄山知事に行った。
1審・地裁は09年10月、「事業が鞆の景観に及ぼす影響は重大」で、埋め立て申請の前提となった調査や検討は不十分だったとして、知事に埋め立て免許を交付しないよう命じる判決を下したため、県が控訴。直後の同年11月に就任した湯崎知事は、原告ら事業反対派と、事業推進派の双方の住民や県が、鞆町の街づくりについて意見交換する住民協議会を設置、8回の会合を開いてきた。
この間、県は「協議会を優先する」として、過去3回の進行協議で控訴審の口頭弁論の期日決定を先送りするよう求め、原告側も受け入れた。このため、控訴から1年3か月がたっても、控訴審は1度も開かれない状態が続いている。
(2011年1月28日 読売新聞)
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休日の遊園地が修羅場に…「もう乗りたくない」
2011.1.30 23:25 (1/4ページ)
昼下がりの休日の遊園地は一瞬で修羅場と化した。30日午後、東京ドームシティアトラクションズのコースターで会社員、倉野内史明さん(34)が転落死した事故。来園者は目の前で起きた惨劇に声を震わせた。同園を運営する東京ドーム側は会見で、「誠に申し訳ありませんでした」と幹部らが深々と頭を下げた。同園は事故直後に同日の営業を休止。31日も営業を見送る。
「ドーン」。午後0時40分。現場近くにいた東京都足立区の小学生の男児(12)は突然、地響きのような音を感じた。「大きな物が落ちた感じだった。救急車や消防車が来て、慌ただしくなった」。男児は約2時間前、同じコースターに乗っていた。「カーブが急で座席が飛び出すような感じ。今考えると怖い」
大田区の男性(39)も「重い音がした後、大柄の男性が地面に横たわっていた。もう乗りたくない」とショックを語った。
赤色灯を回した緊急車両が次々と集まった。家族連れで訪れた西東京市の女性(46)の目の前では懸命の蘇生(そせい)処置が繰り広げられていた。「倒れた男性が心臓マッサージを受けていた。一緒にいた女性が呆然(ぼうぜん)としていた」
東京ドームによると、事故があった「スピニングコースター舞姫」は平成12年から運行。これまで大きなトラブルはなかった。週1回、専門家が保守点検するほか、運行日は毎朝、係員がレールやブレーキ、車両を確認している。30日朝も異常はなかったという。
コースターは鉄製の安全バーで乗客を固定。係員が目視の上、バーを直接つかんでロックを確認し、コースターを発進させることになっている。運行時に乗客が外すことはできない。
最新機種ではロックされていないと発進できないものもあるが、この機種は発進できるものだった。乗客の体格などでロックが効かない場合は乗車を断ることになっている。死亡した倉野内さんは大柄だった。
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警視庁によると、アルバイトの女子大生がバーを確認し契約社員の女性がスタートボタンを操作。アルバイト女性は目視だけで、ロックを十分に確認しなかったとの説明をしている。東京ドーム側は「発進前のバー固定に問題はなかったと思う。必ず手で確認する」と説明しているが、不徹底だった可能性がある。
同園は、昨年末に別の遊具で事故が相次ぎ、地元・文京区が指導していた。それらの遊具は現在も休止中で、今回のコースターなどに客が集中していた可能性もある。東京ドーム側は「12月下旬に全機種を確認し、問題ないと区に報告した」と説明。だが事故は最悪の形で繰り返されてしまった。
◇
■東京ドームシティアトラクションズ
東京都文京区の東京ドームに併設された遊園地。従来は「後楽園ゆうえんち」(昭和30年開園)として営業していたが、平成15年に、複合商業施設「ラクーア」内のアトラクションを合わせ現在の名称になった。入園自体は無料で年中無休。ジェットコースターや垂直落下型アトラクションなどが設置されている。
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http://mytown.asahi.com/areanews/tottori/OSK201102010124.html
観光、韓国に照準 ドラマの舞台、機内誌でPR
2011年2月2日
韓国から観光客を呼び込もうと県が躍起だ。県内で撮影された韓国ドラマ「アテナ 戦争の女神」が韓国内で高い視聴率を記録。好機を逃すまいと、米子―ソウル便を運航するアシアナ航空の機内誌で鳥取を特集する記事を掲載してもらうように持ちかけた。3月号の掲載に向けて、取材陣が県内を巡った。
今年4月に米子―ソウル便が就航10周年を迎えるアシアナ航空。月刊の機内誌「アシアナ」は毎号22万部が発行され、世界67都市を結ぶ84路線に置かれている。
3月号の鳥取特集は「温泉」「日本食」「日本酒」のテーマごとに、ドラマに登場した県内の観光地を5、6ページで紹介する。他に1月号にはドラマに出てきた鳥取の好きな風景を応募し、抽選で5人を鳥取に招待する企画広告も掲載。取材費や広告費の計440万円は県が負担した。
3月号の特集取材で県内を訪れたのは6人。機内誌を制作するアングラフィックス社のほか、約7万部発行の夕刊紙ヘラルド経済の記者2人も同行した。1月28日〜1日、植田正治写真美術館(伯耆町)やとっとり花回廊(南部町)、三朝温泉街、鳥取砂丘や浦富海岸などを回った。
境港市の水木しげるロードでは、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターや昭和の香りが残る商店のたたずまいを楽しみ、米子市では創業200年以上の茶店で抹茶を体験した。
アングラ社の鄭愛英(チョン・エヨン)さん(29)は「ドラマのヒットもあり、韓国で鳥取の知名度は高まっている。鳥取は小さいが街並みが美しい」と気に入った様子。「家族や恋人、友達同士でも楽しめる鳥取の隠れた魅力を記事にしたい」と話していた。
ヘラルド社の徐炳基(ソ・ビョンギ)さん(51)は境港市が観光地に生まれ変わった取り組みに興味を抱いた。「地元出身の漫画家の作品による街おこしの物語が素晴らしい」と感心した。抹茶については「韓国では健康のためにお茶を飲むが、それを『道』として究め、哲学世界まで突き詰めた日本の文化に感服した」と語った。取材の成果は2月中旬の紙面に掲載の予定という。
■アテナ、韓国で大人気
韓国のドラマ「アテナ 戦争の女神」は昨年12月13日に放映が始まった。初回の視聴率は20%を超え、今も15%前後と同じ放送時間帯でトップを維持する。県内では約30カ所で撮影され、1月放映分の第7話から第10話に登場した。
ドラマのヒットで期待されるのが、韓国人観光客の増加だ。アシアナ航空の米子―ソウル便の昨年12月の搭乗率は60.8%と前月より8.7ポイント下がった。修学旅行の減りが響いたが、すでに販売が始まっているドラマのロケ地を巡るツアーは好調という。
県国際観光推進課は「機内誌の記事で世界中に鳥取を知ってもらえる。韓国だけでなく、多くの国から観光客が訪れてくれるはず」としている。(宋潤敏)
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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001102020006
春節 つかめ中国人客
2011年02月02日
手ぶりを交えて中国語で数字の数え方を学ぶ小売業界のスタッフら=札幌市中央区
■語学や習慣学ぶ 小売業界・商業施設
2月3日は中国の旧正月「春節」。この時期に北海道を訪れる中国人観光客を呼び込もうと、道内の商業施設や観光関連業界が、語学や習慣の研修などの「集客策」に懸命だ。尖閣諸島問題でいったん落ち込んだ観光客数が最近は回復していることが背景にあり、関係者の期待は高い。
「0(リン)、1(イー)、2(アル)、3(サン)」
1月下旬、札幌市中央区のビルの一室。同市内の小売店スタッフらが、手ぶりを交えて中国語で数字をどう数えるかを熱心に学んでいた。
札幌商工会議所が春節休暇を前に開いた「春節直前おもてなし中国語講座」だ。午前、午後と4日間続いた講座には毎回、30人近くが参加。「その日習った中国語でお客様に話しかけたら、うまく通じた」と、小売店スタッフらに好評だったという。
JRタワーを運営する札幌駅総合開発(札幌市)は昨年12月、多く使われる中国語を記したシートをタワーに入居する約600店に配布。さらに1月下旬には、中国の習慣を学ぶ研修会を開き、約500人の店長らが、中国人が喜ぶ対応や、わかりやすいジェスチャーなどを学んだ。
人材派遣会社のキャリアバンク(同)は中国関連業務を手がける北海道チャイナワーク(同)と提携し、1月から中国語が堪能なスタッフを企業に派遣する業務を始めた。
百貨店業界も春節に期待を高める。札幌三越、さっぽろ東急百貨店などはこの間、中国人の案内係を置き、通訳サービスを充実させる。また道内の九つの百貨店では1日から、「iPad(アイパッド)」などのタブレット型端末を使った通訳サービスの試行試験が、北海道運輸局主導で始まった。端末画面を通して要望を把握でき、言葉の壁を超えて、売り上げ増加につなげたい考えだ。
道内の空の玄関口・新千歳空港に近い「千歳アウトレットモール・レラ」(千歳市)は3〜14日、開店時刻を30分繰り上げて午前9時半とし、モール内各所に雪像や雪洞を置く。
「三井アウトレットパーク札幌北広島」(北広島市)は中国人に人気の日本製アウトレット商品を増やし、パスポートの提示で割引クーポンをプレゼントするサービスを実施中だ。
■客足はV字回復 ホテル予約好調
道内の小売業界や商業施設が「春節」に期待を高めるのは、道内を訪れる中国人観光客が、昨秋の落ち込みから一転して回復しているためだ。
道観光局のまとめでは、2010年4〜6月は約2万3600人。それが7〜9月は約3万6100人に急増した。富裕層だけだった中国人向け個人観光ビザの発給対象が、7月から年収6万元(約74万円)程度の中間所得層(約1600万世帯)まで拡大されたことが大きい。
ところが、尖閣諸島沖の漁船衝突事件の影響で、日本を訪れる中国人観光客は減少。特に11月は、前年同期比で15・9%減った。
その落ち込みも12月には終わったというのが、観光業界の共通認識だ。道内も例外ではなく、北海道チャイナワークの郎旭輝・企画推進部課長は「12月ごろから持ち直してきており、今はV字回復したと言える。昨年の春節の時期より、道内を訪れる中国人観光客は増えるのでは」と話す。
それを証明するように、札幌市内のホテルも中国人観光客の予約が多いようだ。札幌プリンスホテルでは、この時期の外国人宿泊客における中国人(台湾・香港を除く)の割合が、昨年の1割強から今年は2割強に増加。今年の春節の休みがさっぽろ雪まつり(2月7〜13日)と近い影響もあるが、担当者は「札幌の固定客が増えたことを意味する」と説明している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20110202-OYT8T01087.htm
中国人客 熱烈歓迎
3月から上海チャーター便
銀聯カード対応を示すステッカーを入り口に貼った店舗(高松丸亀町商店街の野田屋電機で) 中国の格安航空会社「春秋航空」による3月末からの高松―上海間チャーター便就航に備え、高松丸亀町商店街(高松市)は、中国で普及している決済用カード「銀聯(ぎんれん)カード」の運用を始めた。今後、中国語の案内板の設置なども進める。ほかの商店街も対応の準備を始めるなど、中国人観光客を取り込もうとする動きが出てきた。(田阪綾子)
銀聯カードは中国で約22億枚発行されており、外貨持ち出しに制限がある中国人が海外で買い物する際には必須という。
高松丸亀町商店街は、電器店や衣料品店、飲食店、ドラッグストアなど、全店舗の7割にあたる約100店で利用できるようにした。さらに、中国語の案内板やメニューを置くほか、9日からは商店街で働く人向けに中国語講座も始める。同商店街振興組合は「日本滞在中に数十万円買い物するという中国人観光客に、何とか商店街に立ち寄ってもらいたい」と意気込む。
近くの兵庫町商店街でも、銀聯カード対応などの準備を始める店舗が出てきた。
県は、ショッピングセンターや宿泊・観光施設に中国語表示や銀聯カード対応を働きかける一方で、通訳ボランティアやコールセンターを利用した通訳サービスの導入も検討している。
県観光協会は、より詳細な観光情報を提供するため、中国語版観光マップの改訂を進めている。
11月にアジア太平洋盆栽水石大会を控える高松市は近く、中国語のブログを始める。市内在住の中国人が観光地や、切符の買い方、バスの乗り方などの情報を紹介する。今後は盆栽など中国人に好まれる観光資源を積極的にPRしていく。
ただ、既に春秋航空が就航している茨城県では中国人客のほとんどが東京に直行しており、同県への経済効果は薄いといわれる。「香川でも同様に、空港から関西圏に移動するケースが大半になる」とみる商店街や自治体関係者も多く、いかに多くの中国人客に県内に滞在してもらえるかがカギになる。
県は、ツアーを企画する旅行会社に、「瀬戸内海」や「アート」といった観光資源を組み込み県内に宿泊する商品を売り出すよう働きかけている。
県観光振興課は「何とか経済効果をもたらしたい」と力を込める。
(2011年2月3日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/today/news/20110204k0000m020077000c.html
中国人観光客:「春節商戦」熱く 通訳サービスも
2011年2月3日 20時58分 更新:2月3日 21時23分
春節を祝う中国語で飾られたヨドバシカメラマルチメディア札幌の店内=札幌市北区で2011年2月3日午後2時20分、鈴木勝一撮影 中国の旧正月である春節の休暇に合わせて、訪日する中国人観光客を当て込んだ「春節商戦」が盛り上がっている。今年は、昨年7月の個人ビザ発給要件緩和後、初の春節。小売業界などでは、通訳サービスや中国人向けに品ぞろえを充実させるなどの取り組みが相次いでいる。
「中国人観光客がもっとも増える時期。ストレスなく買い物してもらいたい」。森ビルは3〜7日、東京・表参道の「表参道ヒルズ」の案内所に中国人留学生のスタッフを常駐させる。東京・台場の商業施設「ヴィーナスフォート」でも、買い物の付き添いサービスをする中国人スタッフを、春節期間中は普段の2倍の6人に増強。「スタッフは休憩もとれないほどの忙しさ」(森ビル)という。
表参道では、地元商店街の「原宿表参道欅会」が、春節に合わせ加盟店舗のうち約300店舗で銀聯カードに対応。また、NTTドコモと協力し、指さし会話ソフトの入ったタブレット型端末「ギャラクシータブ」を約250台配置し、中国人観光客の買い物をサポートする。日本百貨店協会も、「ギャラクシータブ」を、3日から加盟全国37店舗に配置している。
中国の家電量販店大手、蘇寧電器集団傘下のラオックスは、1月に秋葉原本店(東京都千代田区)地下1階にドラッグストアをオープンさせた。「高品質で人気」という日本製の風邪薬や粉ミルクの品ぞろえを充実させた。ビックカメラも、中国企業が発行するクーポン「VELO」の割引率を春節期間は2ポイント上乗せして最大15%に拡大。人気の電気炊飯器などの売り上げ増を狙う。
このほかプリンスホテルは、1〜8日、中国人観光客らに朝食として水ギョーザを振る舞うサービスを実施している。
◇観光客増は微妙
ただ、肝心の中国人観光客が増えるかどうかは微妙だ。日本政府観光局(独立行政法人)が春節期の訪日需要について中国の旅行業者から聞き取り調査したところ、多くの業者が「昨年並みには回復していない」と回答。昨年9月に尖閣諸島沖で発生した漁船衝突事件が影響しているとみられ、「予断を許さない状況が続いている」(間宮忠敏理事長)。
JTBは1月24日から2月11日まで、東京都内の買い物名所を巡る無料バスを運行中。春節に合わせた初の試みだが、「まだ盛況とは言えない」(広報室)という。
昨年の中国からの訪日者数は、漁船衝突事件が起きた9月までは前年同月比で大幅増を記録。しかし、10月以降3カ月は減少に転じており、政府は中国向けのプロモーション活動を強化していく方針だ。【谷多由、井出晋平、三沢耕平】
【ことば】春節
旧暦の正月(旧正月)で、中国、香港、台湾など中華圏では爆竹などを鳴らして盛大に祝う。今年は2月3日で、中国では公共機関や企業などは2〜8日が休日になる。出稼ぎ労働者の里帰りなどで、中国国内では期間中、延べ約28億人が鉄道やバスなどで移動すると言われる。近年は期間中、海外旅行をする富裕層の中国人も増加している。
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http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110203hog00m040013000c.html
話題:春節迎え中国人の観光客続々 前年比3割伸び 「雪まつり」と重なり
春節(旧正月)を祝う中国語で飾られたヨドバシカメラマルチメディア札幌の店内=札幌市北区で3日、鈴木勝一撮影 3日に春節(旧正月)を迎えた中国をはじめ、道内にはアジア方面からの旅行客が続々と訪れている。前年よりも中国人客の宿泊予約は伸びており、尖閣諸島沖の漁船衝突事件による影響も感じられず、関係者は経済効果に期待を寄せている。
北海道観光振興機構によると、約1週間の春節期間に来道する外国人客の宿泊予約は前年比で約15%伸びている。JTB北海道によると、中国からの宿泊客に限ると前年比で3割程度の伸びを示しており、尖閣問題の影響は回避したようだ。ホテルも「さっぽろ雪まつりの時期と重なり、雪まつり客と春節で北海道を訪れる人で満室状態」(札幌グランドホテル)とうれしい悲鳴を上げる。
観光施設や商業施設も歓迎ムードを盛り上げる。さっぽろテレビ塔を運営する北海道観光事業は3日にテレビ塔を、中国圏の人が好む縁起の良い色である赤色にライトアップ。7日からのさっぽろ雪まつりでは、北京市の天壇祈年殿など中国の文化遺産をモチーフにした雪像が登場する。
丸井今井札幌本店は昨年10月に採用した中国語通訳が接客に当たっているほか、家電量販店のヨドバシカメラマルチメディア札幌は、春節を祝う中国語を店内に飾り、日本製のデジタルカメラや腕時計など中国人客に人気がある商品の中国語版説明書を新たに取り寄せた。売り場担当者は「カメラを一人で2、3台買っていく人もいる。大きなビジネスチャンス」と張り切っている。【鈴木勝一】
毎日新聞 2011年2月3日 22時42分
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20110204-OYT8T01078.htm
売り込め!千葉港
伊豆大島クルーズ 船湾内周遊の水上バス 活性化へ市が運航実験
千葉市は千葉港を生かした観光振興を図ろうと、伊豆大島へのクルーズ船や湾内を周遊する水上バスの運航実験に乗り出している。全国有数の貿易港でポートタワーなどの観光施設を備えながら、横浜港などと比べて今ひとつ魅力に欠ける千葉港を、海上交通をテコに、活性化したい考え。新たな旅客船桟橋の建設も進められており、「港町」としての魅力づくりを本格化させる。
4日朝、千葉港の中央埠頭(ふとう)I岸壁から、約240人の乗客をのせた高速ジェット船「セブンアイランド」が出航した。館山港を経由して大島までを2時間半で結ぶ特別クルーズ。千葉市若葉区の吉原栄さん(62)、敏子さん(62)夫妻は「大島はツバキがきれいで、とても楽しめた。船内も揺れず快適。また機会があれば乗ってみたい」と満足そうだった。ツアー料金は昼食込みで1万円。昨年12月に行った募集は受け付け開始から1時間半で満席となり、キャンセル待ちも約200人という人気ぶりだった。市は昨年9月と12月にも、千葉港周遊と三崎港・熱海港を結ぶ特別クルーズを行い、8月には千葉港の中央埠頭から蘇我地区までの水上バスも3回運航。いずれも好評で、新年度予算案にも各種運航実験を盛り込む方針だ。
同埠頭では現在、県が旅客船桟橋2基と防波堤などの整備を進めている。市の運航実験は桟橋の有効活用に向け、乗船にどれだけのニーズがあるか調べるために実施されているが、予想以上の効果に市も手応えを感じている。
市外の自治体や観光関係者の期待も高まりつつある。特別クルーズの航路となった東京都大島町の藤井静男町長や観光協会のメンバーらは先月、千葉市役所を訪れ、「伊豆大島椿まつり」(1月30日〜3月21日)のPRと来島客の呼び込みを訴えた。熊谷俊人市長は「港町としての魅力アップに力を入れたい」として、千葉から海をわたる定期航路の開拓に意欲をみせる。
ただ、地元の客は集まっても、外から観光客を呼び込める港になるには課題も多い。工業港の特色を生かし、工場の夜景を見てもらうツアーを組むなど、ソフト面での工夫が必要となりそうだ。
(2011年2月5日 読売新聞)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/221075
2011年1月15日 06:07 西日本新聞
JR九州 博多駅前にホテル
3月のJR新博多駅ビル開業、九州新幹線全線開通による集客増を見込み、JR九州が博多駅前(博多口)で新たにビジネスホテルをオープンすることが14日、分かった。駅から徒歩1分程度の好立地で、250−300室程度の規模になる見通し。全通後、できるだけ早いオープンを目指す。JR九州は昨年末、駅近くのオフィスビルも買収。一帯の再開発で主導的な役割を果たす方針。
ビジネスホテルの立地は、博多駅からキャナルシティ博多に抜ける駅前通りに面し、敷地面積約千平方メートル。現在は立体駐車場になっている。関係者によると、土地所有者の福岡市のレジャー企業が建物を建てた上で、JR九州に運営を委託する。両社は近く正式契約を結び、着工準備に入る。
博多駅博多口周辺はビジネスホテルの全国屈指の激戦区。新規参入も相次いでおり、今年夏には、三菱地所系のロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ(東京)が、約170室のホテルをオープンするほか、キャナルシティ博多近くにも、福岡地所などが約120室の「ドーミーイン博多2」を建設している。
JR九州は、博多駅筑紫口(新幹線口)や北九州、長崎、熊本、鹿児島各市でビジネスホテルを運営。ハウステンボスや屋久島でもリゾートホテルを運営している。
=2011/01/15付 西日本新聞朝刊=
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20110205-OYT8T00801.htm
町屋 貴重な観光資源…市も補助制度で保存支援
江戸時代から続く伝統的な日本風建築様式の町屋。熊本市の新町、古町地区には今でも多く残り、城下町として栄えた往時をしのばせる。ただ近年は、家主の高齢化や、家屋の老朽化のため、解体されるケースも増えている。3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開業を前に、地域の歴史を伝える貴重な観光資源として保存、活用する動きが広がっている。(小笠原瞳)
日頃は人影がなく閉ざされた町屋に、にぎやかな声が響いた。
1月29、30日、新町、古町地区で行われた町屋見学ツアー。現状を知ってもらおうと、地元商店主らで作る「町屋再生実行委員会」が企画。参加者は約50人に上り、過去にタイムスリップしたかのような独特の雰囲気に、「利用しないともったいない」と惜しむ声も聞かれた。
見学先の一つは、熊本市古町で食品加工業を営む益雪敏昭さん(73)が所有する物件。約1か月前、前の所有者が引っ越す際に手放したため、「取り壊されてはいけない」と買い取った。だが、使い道は未定で、「維持費もかかり大変。なんとか活用できるよう協力してほしい」と訴えた。
実行委員会のメンバーで、建設業を営む宮本茂史さん(35)は「町屋に人を集めることで、その魅力が見直され、保存、活用につながれば」と語る。
町家は新町、古町だけで448棟が確認されている。うち1割は未活用で、使われている場合でも倉庫になっているケースが多い。
全国では、京都や金沢市が、特定の地域を指定して維持費を補助。山口市でも、NPOが町屋を店舗にするなどの再生例を提案し、市は事業費を助成するなど、自治体を挙げた取り組みも見られる。
熊本市ではこれまで、歴史的な建物については「景観形成建造物」として補助していたが、町屋は対象外となることが多かった。そこで新年度から、「町屋モデル街区」と「町屋」の認定制度を創設、保存に乗り出すことを決めた。
既にモデル街区の認定に向け、歴史ある通りを調べるための市民アンケートを実施した。今後数か所の通りを認定し、外壁の色や高さなどの統一基準を作る。伝統工法で建てられた木造家屋に対しては改修費などの補助も行う計画だ。
保存に対する支援は進み始めたが、活用に向けては課題も残る。借りたい物件があっても、見知らぬ相手に貸すことを敬遠する所有者が少なくないからだ。
町家が持つ魅力をより広く伝えるとともに、賃貸希望者と所有者を仲介する仕組みづくりを急ぐ必要がある。
伝統的な町並みを守りつつ、新たな魅力をいかに発信するか。新幹線全線開業の今年、地域の力が試されている。
(2011年2月6日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/0207/SEB201102070024.html
霧島のホテル悲鳴 キャンセル2万人 新燃岳噴火の影響
2011年2月7日21時11分
宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳の噴火以降、火口の南側に位置する鹿児島県霧島市のホテルや旅館の宿泊キャンセルは計約2万人にのぼることが7日、霧島市観光協会のまとめでわかった。新燃岳に近い霧島温泉郷のホテルなどが大半とみられる。
市観光協会に加盟するホテルや旅館66施設のうち29施設からの回答をまとめた。協会によると、1月26日の噴火から2月6日以降分を含めた宿泊キャンセルは1万9918人、日帰りのキャンセルも1949人にのぼっている。2月に入って急増したという。
霧島市を訪れる宿泊客は年約110万人で、春から観光シーズンに入る。市観光協会は「火口から4キロの立ち入り規制区域内の2施設以外では、降灰もなく、通常通り営業しています」と話している。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201102070050.html
銀山の観光客、10%減 '11/2/7
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2010年に世界遺産、石見銀山遺跡(大田市)を訪れた観光客は、市の調べで50万4800人となり、前年比10%減となった。20%減を予測していた市は、高速道路の一部無料化や「休日千円」の効果もあり個人・グループ客が堅調で、減少が小幅で済んだとみている。
データは大森地区の入り込み客の推計。市観光協会によると、団体ツアーの観光バスが前年比4割減だった一方、個人・グループ客は好調。「ツアーは駆け足だったので、ガイド付きでゆっくり歩きたい」と訪れるリピーターも目立つという。
龍源寺間歩の入場者は19万6千人で同18%減。間歩への一極集中が和らぎ、10年3月に電線地中化が完成した町並み保存地区などに分散する傾向がみられるという。
入り込み客数は、世界遺産登録翌年でブームが過熱気味だった08年の約81万人がピークだった。市産業振興部は「今後は年間50万人のキープを目標に、12年の古事記1300年記念事業とも連携して集客を図りたい」と話している。
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http://mytown.asahi.com/areanews/gunma/TKY201102060245.html
北関東道全通、観光業チャンス 一方で「通過県」の懸念
2011年2月7日
3月、北関東道は太田桐生ICから栃木方面につながる=昨年11月(ネクスコ東日本提供)
動物園、水族館6施設が発行する共通チラシには北関東3県の地図も掲載されている
3月19日の北関東道の全線開通で、栃木県や茨城県、東北地方から群馬を訪れる人が増えると期待されている。一方で、群馬が「通過県」になるとの懸念もある。今夏には大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」が催される。観光・レジャー施設の「作戦」が始まった。
■遠足客狙いPR作戦
華蔵寺公園遊園地(伊勢崎市)は、幼稚園や保育園、小学校などの遠足の子どもたちに狙いを定める。
今までだったら、栃木や茨城両県からは国道50号を使わなければいけなかったが、北関東道の波志江スマートインターチェンジ(IC)から5分の地の利を生かせる。
昨年から栃木県の足利市や佐野市など県西部の園や小学校へ、施設案内を郵送している。3月には、栃木県全域や茨城県西部へも案内を送る。嘉藤昌宏園長は「北関東有数の高さを誇る大観覧車もある。今まで以上に魅力を発信したい」と話す。
群馬サファリパーク(富岡市)は、栃木、茨城両県の動物園、水族館との連携を始めた。アクセスが良くなった高速道路網で各施設を回ってもらおうと期待する。
アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城県大洗町)、かみね動物園(同県日立市)、宇都宮動物園(宇都宮市)、なかがわ水遊園(栃木県大田原市)、那須どうぶつ王国(同県那須町)の5施設がパートナー。それぞれで他施設を紹介するコーナーを設けたり、共通の割引クーポン券がついたチラシを配ったりしている。
■「近すぎ」で不安
一方で、北関東道・伊勢崎ICから車で約40分の水沼駅温泉センター(桐生市)の神山登社長は「危機感を感じる」と顔をしかめる。
同温泉センターは、わたらせ渓谷鉄道の「駅にある温泉」として知られるが、国道122号で結ばれている栃木県日光市から車での来客も少なくない。昨年12月から、水戸市や宇都宮市のバス会社、旅行会社に営業を始めた。
しかし、営業に行って驚いた。「遠かった群馬が、『近すぎる』になってしまった。今までは『昼食は群馬で』だったが、これからは『軽井沢で』となる」。各社では、群馬での観光よりも、長野県やスキーリゾートが豊富な新潟県へのプランを売り出す計画が進んでいたという。
同温泉センターでは、近くの富弘美術館と連携するほか、桐生市やみどり市の街並み散策を企画し、複数施設でまとめてPRしていく。
神山社長は「DCの期間は群馬に足を運んでくれるだろうが、それ以降が課題。情報発信で工夫しないと、群馬は通過される」と話している。(木村浩之)
◇
〈北関東道の全線開通〉 3月19日、工事が残っていた太田市の太田桐生IC〜栃木県の佐野田沼ICの18.6キロが開通し、高崎市と茨城県ひたちなか市を結ぶ150キロが結ばれる。一般道では約4時間半かかった前橋市―水戸市が約2時間に短縮される。
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http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20110208ddlk43010493000c.html
屋根なしバス:阿蘇で来月12日から運行 九産交と県「新目玉に」 /熊本
九州産交バス(熊本市)と県は7日、九州新幹線が全線開業する3月12日から阿蘇の草千里−中岳火口間で屋根のない「オープントップバス」を運行開始すると発表した。1日13往復の定時運行で、阿蘇の火口そばまで初めて定時バスで行くことができる。同社は「阿蘇の新目玉にしたい」としている。
オープントップバスは同社が約600万円かけて中古の小型マイクロバスを購入、改造した。屋根を外しているため、乗客は四季折々の阿蘇の空気を体感できる。往復料金は大人2000円、子ども1000円。
中岳火口へのアクセスはこれまでマイカーや阿蘇山ロープウェーなどに限られ、新幹線開業を前に利便性向上が課題だった。オープントップバスの運行は全国4例目で九州では初めて。同社はバスの愛称を公募しており、採用された人には同バスの1年間フリーパス券などを進呈する。問い合わせは九州産交ホールディングス営業推進プロジェクト096・325・1140。【取違剛】
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http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20110208rky00m020005000c.html
パシフィックホテル沖縄:中国人客受け入れ強化 /沖縄
パシフィックホテル沖縄(那覇市)が中国人観光客の受け入れを強化している。春節(旧正月)に合わせて、生け花や手まり、飾り物の爆竹などで内装を演出し、もてなしている。中国繁体字で記した独自のホテル周辺散策マップの提供、中国の衛星放送を390全室で視聴できるサービスも実施中だ。
パシフィックホテルはもともと台湾人観光客を中心に海外客の利用が多かったが、09年から本格的にインバウンド(海外からの受け入れ)誘致を強化した。那覇−北京を結ぶチャーター便の運航もあり、近年は中国人観光客も増加している。
今年の春節期間中は、3〜9日に延べ約1500人が宿泊予定。中国人観光客のほか、香港や韓国の観光客も含めて前年同期比30〜40%増加した。同ホテルの担当者は「(中国人観光客から)歓迎を受けて感激した。沖縄にまた来たいとの声が寄せられている」と報告した。
同ホテルではフロントとレストランに中国人従業員を1人ずつ配置するほか、毎朝、全従業員を対象にした簡単な中国語会話講座を取り入れるなど、ホテル全体で中国人観光客受け入れ強化に取り組んでいる。
(琉球新報)
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http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20110208000174
京のホテルが個性競演、改装ラッシュ 誘客合戦激しく印刷用画面を開く
3月にリニューアルオープンする京都東急ホテルの客室。キングサイズのベッドを入れ、欧米からの旅行客にも対応する(京都市下京区) 京都市内のホテルが相次いで改装に乗り出している。テークアウト店の新設や、快適さを高めた客室などで特色を出し、開業が続く宿泊特化型のビジネスホテルに対抗したい考えだ。
からすま京都ホテル(下京区、255室)は昨年11月から改装工事を始めた。玄関部分を京都を意識した和の雰囲気に変え、8、9階の客室を改装する。1階には、グループの京都ホテルオークラ(中京区)内にある人気のカフェ、テークアウト店「レックコート」を、テークアウト専門店として19日に新設する予定だ。
周辺では昨年、「Kotochika(コトチカ)四条」や「LAQUE(ラクエ)四条烏丸」などの商業スペース、施設がオープンしており、「四条烏丸が注目されている今、客に来てもらえるようにしたい」(営業企画課)と意気込む。総工費は約3億円。改装に伴い2〜13日は全館休館している。
京都東急ホテル(下京区)は5年にわたる大規模改修を終え、3月7日にリニューアルオープンする。快適さと「和モダンな空間」をテーマに、約9億円をかけて全432室を改装している。
高価格帯の7、8階「プレミアムフロア」はバスルームや内装を一新し、町家の雰囲気にした。現在工事中の5、6階の「スーペリアフロア」は、欧米からの旅行客向けに、幅2メートルのキングサイズベッドを導入した客室30室を新設する。客室全体のデザインは建築家の岸和郎京都大大学院教授が手がけた。
開業から50年経過した京都国際ホテル(中京区、274室)は、昨秋から約70億円をかけて全館改修工事をスタート。客室を従来の倍の広さにし、ゆったりした旅を楽しむ観光客をターゲットにすえる。
市中心部ではホテルの相次ぐ開業が控える。近畿日本鉄道は今秋、近鉄京都駅上に約370室の宿泊特化型ホテルをオープンする。三菱地所も秋に、東宝公楽会館跡(中京区)に同様の175室のホテルを開業する予定だ。京都駅周辺でも一昨年からビジネスホテルの新設が続いており、観光客やビジネス客をめぐる競争は激しくなっている。
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>>180
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1102080024/
藤子・F・不二雄ミュージアムの入館料大人千円、「ドラえもん」などのシャトルバスも登場/川崎
2011年2月8日
川崎市は7日、9月3日にオープンする「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」について、入館料は大人千円、中高生700円と発表した。登戸駅とミュージアム間には、「ドラえもん」など代表的な作品に登場するキャラクターが描かれたシャトルバスも登場する。事前予約制のチケットのうち、1割は市民優先購入枠に充てられる。
入館料は3歳以下が無料、4歳以上と小学生は500円。入場時間は、午前10時から2時間ごとに計4回。1回当たりの入場者数は500人で、1日2千人以内。市は年間50万人前後の来場者を見込んでいる。
チケットは、コンビニエンスストアと連携し全国で販売。市民優先購入枠分は、旅行代理店などで身分証明書の提示を通じて購入できるようにする。
事前予約制となることについて、市の同ミュージアム整備準備室は「来場者にゆったりと楽しんでもらうため。入れ替え制ではないが、2時間程度で施設内を一回りできるのではないか」としている。
同ミュージアムの管理運営は、藤子プロが100%出資する藤子ミュージアム(東京都新宿区)が行う予定。
市は15日開会の市議会第1回定例会で、同社を指定管理者とする関連議案を提案する。指定期間は7月15日から2021年3月末で、指定管理料は年間5500万円。
同ミュージアムは、地上3階建て延べ床面積3600平方メートル。館内には5万点に上る原画の中から「ドラえもん」「パーマン」などの代表作がテーマ別に並ぶ。また、愛用の机や発想の源となった膨大な書籍を展示する「先生の部屋」、親子で漫画を楽しめるライブラリー、映像展示室などが設けられる。
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38 :千葉9区:2009/06/06(土) 21:27:39
三鷹のジブリ美術館のような感じになるのかな?
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000906050005
ドラえもんの殿堂 着々
2009年06月05日
「藤子・F・不二雄ミュージアム」(仮称)の基本計画案を、川崎市が4日発表した。施設整備に向け、市と藤子・F・不二雄プロ、妻の藤本正子さんの間で同日、覚書も締結。名称は仮称をそのまま使う予定で、ドラえもんの誕生日に合わせ11年9月3日の開館を目指す。
(小島泰生)
基本計画案や覚書によると、同市多摩区長尾2丁目にある生田緑地のボウリング場跡地約5千平方メートルを、市が小田急電鉄から借りて提供。藤子プロなどが10年春から1年かけて鉄筋コンクリート3階建ての建物(延べ床面積約3300平方メートル)を建設し、市へ条件付きで寄付する。藤子プロなどが指定管理者として運営する。
市は緑化や最寄りの3駅に続く歩道の整備、大規模な修繕費用を担う。駐車場を設けず、シャトルバスの運行を検討する。名称は10年9月議会の承認後、「藤子・F・不二雄ミュージアム」に正式決定する予定だ。
1、2階に展示室を設け、1階の収蔵庫の原画約5万点から選んだドラえもんやオバケのQ太郎、パーマンなどの代表作を展示。1階に作品が生み出された書斎を再現、限定グッズなどの販売店を置く。2階にマンガを読めるライブラリーやオリジナルの短編アニメを上映する映像展示室、3階の飲食スペースから森に囲まれた屋外広場が続き、くつろげるようにする。
利用料金は大人千円、中高生700〜800円、小学生400〜500円程度で検討する。入場者は1日4回入場時間を決め、1回最大500人程度の予約制とし、年間50万人を目標にする。
19日から7月24日まで、ホームページで意見を募るパブリックコメントの手続きを経て基本計画を決定する。
藤子プロの伊藤善章(ぜんしょう)社長(60)は「子どもがみる最初の映画がドラえもんと言われるが、最初に訪れるミュージアムになれればうれしい」と語った。藤本正子さんは「夫の残した原稿がミュージアムとして残っていくのがなにより楽しい」と喜んでいるという。
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>>804
春節で中国風の装飾してるトコ多いけど、それって意味あるんかいな?
日本人が海外に行って、謹賀新年に門松があってもチープに感じるだけだと思うんだけど。
おもてなしの意味を理解していないように思ふ。
ユニオンペイが使えるとか、北京語の地図を置くとは別次元の話のように感じるのです。
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>>806
ドラえもんで育った自分としては
>愛用の机や発想の源となった膨大な書籍を展示する「先生の部屋」
これに違和感を覚える。「僕は先生なんてほど偉くないですよ。」って言いそうなんだけどなあ。
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http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110209000019
京観光 世界の富裕層に 英会社、旅行社の視察 計画印刷用画面を開く
京都市と観光庁が共同プロジェクトで目指す世界の富裕層の観光誘客で、英国のイベント会社が、アジアの富裕層を顧客に持つ旅行会社を集めた視察旅行を市内で計画していることが8日分かった。市に協力を求めており、2011年度一般会計当初予算案に事業費500万円を盛り込む予定。市と観光庁が進めるイベント会社の富裕層向け旅行商談会(ILTM)誘致に大きな弾みとなりそうだ。
■京都市など協力
視察旅行を計画しているのはリード・トラベル・エキジビション社。富裕層を顧客に持つ世界各地の旅行会社と受け入れ側のホテルを引き合わす場として、02年からフランス・カンヌで約1300社を集めた商談会を開催。07年からは中国・上海でもアジアの富裕層を対象に400社規模のILTMアジアを開いている。
市と観光庁は12年度以降の開催地が未定になっているILTMアジアの誘致を進めている。1月中旬にリード社幹部を京都に招き、寺院や旅館、お茶屋など会場候補地を紹介した。その際、同社から視察旅行の提案があったという。
視察旅行は6月中旬に開催されるILTMアジアに合わせて予定しており、市は今後、受け入れ人数や視察予定地などを検討する。
市は「旅行会社に京都の魅力を理解してもらい、富裕層へのブランド力向上につなげたい」としている。
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http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001102090003
湯の町石和、活性化模索
2011年02月09日
■「青空温泉」誕生から半世紀 滞在型観光の定着目指す
県内最大の温泉郷「石和温泉」は、1961年に高温の湯がわき出してから半世紀を迎えた。昭和の高度成長やバブル期など時代とともに栄え、89年には177万人が訪れたが、客足は徐々に落ち込み、2009年には97万人に。団体から個人へと客層が変化してニーズが多様化する中、旅館や笛吹市は、海外誘客や地域資源の活用など、あの手この手で活性化の模索を続けている。(佐藤美鈴)
語呂合わせで「いさわ温泉の日」とした1月30日、温泉街にある広場で記念イベントが開かれ、県内外から集まった大勢の観光客でにぎわった。舞台では芸者が舞を披露し、ワインの足湯や鳥もつ煮などが提供された。
61年1月24日、保養施設の建設中、46度のお湯が毎分1200リットルの勢いでわき出した。お湯はブドウ畑の間を流れる小川にあふれ出し、海水浴場さながらの「青空温泉」として人気を集め、一躍有名に。石和温泉郷の幕開けとなった。
立地も功を奏して首都圏から団体旅行客が押し寄せ、街には旅館や飲食店が次々と出店した。しかし、バブル崩壊以降は不況で宿泊者数が右肩下がり。09年には33年ぶりに100万人を割り込んだ。
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「夜の3時間が勝負」。石和温泉旅館協同組合の山下安広理事長(64)はこう強調する。女性や家族連れをターゲットに、「ナイトワイナリー」や「ホタル観賞」などの企画を打ち出し、「歓楽街」というイメージからの転換を目指す。山下さんは「温泉だけとは思っていない。おもてなしを重視し、地域の特色を生かして滞在型の観光を定着させたい」。
50周年を記念して、旅館組合は東京と石和をつなぐ格安バスやナイトバスツアー、歴史探訪ウオーキングを企画。市観光物産連盟は今春から観光名所をめぐるバスを運行予定。節目の年に、活動にも一層力がこもる。
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国内客が全国的に減少する中、石和温泉はいち早く外国人観光客の集客に乗り出した。旅館組合は05年に海外誘客部を立ち上げ、現地でのPRのほか、人気の富士山や果樹を売りに、年間7万人を呼び込む実績を重ねてきた。
ところが、数年前から、リーマン・ショック、新型インフルエンザ、尖閣諸島問題、円高と厳しい状況が続き、年間2万人ほどの観光客が減る影響を受けたという。それでも、海外誘客部長の池田政伽津さん(50)は「我慢の時。将来的な期待は高い」と自信をみせる。
3年前からは市と協力して中国人研修生を旅館に迎えている。研修生は日本のおもてなしを学ぶ一方、中国人観光客の応対にあたり、両国の「懸け橋」として活躍中だ。池田さんは言う。「この50年、石和温泉は色々な経験をしてきた。これからどう長生きさせるか。反省も踏まえ、いまこそ真剣に考えていかなければいけない」
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http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201102100207.html
春節期間 銀聯カードの海外利用額が44%増加
2011年2月10日14時10分
中国銀聯が9日発表した最新の取引データによると、2011年の春節(旧正月、今年は2月3日)の連休期間(2月2−8日)に、銀聯カードの海外での利用額が前年同期比44%増加したという。域外・海外旅行ブームに押される形で、澳門(マカオ)地域、香港地域、日本、シンガポール、タイ、台湾地域などの人気旅行先での利用額が大幅に増加した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同データによると、春節期間にはデパートでの買い物、飲食、レジャー、観光などの消費での利用額が目立って増加しただけでなく、出稼ぎ農民労働者向けの銀行カードサービスや農業資本としての農機具購入などでの利用額も大幅に増加した。
消費は春節前にピークを迎え、正月用品の購入、帰省、年越し準備などでカード消費が集中的に増加した。春節前の1週間(1月26日−2月1日)に、国内での銀行カードの銀行間取引額は3180億元に達して、前年同期(2010年2月6日−12日)比49%増加した。うち旅客輸送に関する利用額の伸びは99%、航空輸送は28%に達し、スーパーマーケットでの利用額の伸びは26%、総合デパートは85%に達した。スーパーだけで利用額は約130億元に上ったという。
大晦日にあたる2月1日から8日までの8日間、全国の各種商店でのカード利用額はいずれも目立って増加した。うち祝日と関連が深い総合デパートの利用額の伸びは52%、外食産業は35%に達した。観光産業のカード利用環境が改善され、春節旅行の消費がますます便利になり、大規模な観光エリアのチケット販売所ではカード利用額が前年の約7.5倍に達した。域外・海外旅行ブームを受けて、澳門地区、香港地区、日本、シンガポール、タイ、台湾地区などの人気旅行先での銀聯カードの利用額が大幅に増加した。
中部・西部地域での銀行カード利用環境が改善を続けるのに伴い、同地域での銀聯カード利用額も春節期間に急増して前年同期比44%の増加となり、増加率は全国平均を上回った。
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20110210301.htm
「大型旅館」減る 金沢中心部
金沢市中心部で中規模以上の「大型旅館」が減っている。昨年11月末には武蔵町の「旅館大森」が廃業。相次いで進出したビジネスホテルに押され、市旅館ホテル協同組合の加盟旅館はこの10年で21館に半減した。北陸新幹線開業を控え、市は観光客の受け皿となる旅館の支援に本腰を入れる方針で、欧州の個人客に狙いを切り替え、生き残りを目指す旅館も出てきた。
金沢市武蔵町の「旅館大森」は、めいてつ・エムザから金沢駅に向かう県道安江町交差点にあり、市によると、客室は30室以上で収容人員は150人。金沢市旅館ホテル協同組合によると、廃業の理由の一つは、宿泊客減少による先行き不安という。組合担当者は「後継者不足で廃業する旅館も多い」とする。
同組合の加盟旅館は2001年に42館あったが、今年1月末で21館に減少。市は「古くからある地場の中規模以上の旅館が苦戦している。ビジネスホテルの廃業も多い」(観光交流課)と指摘する。
金沢市中心部でみると、2003年に尾山町の「一冨士旅館」、05年に彦三町1丁目の「旅館新保屋」が廃業。03年以降、市内で旅館、ホテルなどの廃業が少なくとも34件あるという。
旅館の苦戦とは裏腹に、金沢市の観光客数は伸び続けている。
金沢市の観光入り込み客数は04年の641万人を底に09年は762万人と5年連続で増加。目立つのは外国人客の増加で、なかでも欧州の個人客の伸びが大きい。
市は「観光客は増えたが、新しい県外資本のビジネスホテルに流れている可能性がある」とし、まちなか旅館のてこ入れに乗り出した。
その一つが、昨年9月の補正予算で創設された「金沢もてなしの伝統文化資産保存活用奨励金」。和風旅館や料亭に50〜150万円の奨励金を出し、設備投資や料理人の確保につなげる施策だ。
自ら生き残りに動く老舗旅館も出てきた。
創業360年という十間町の旅館「すみよしや」は、これまで商人宿としてビジネス客が中心だったが、近年は観光客にターゲットを切り替えた。
その一環として政府系の財団法人と連携し、成田空港や京都市に設置された窓口から、外国人旅行者の宿泊予約を受け付けるシステムを導入。今年度、外国人向けにホームページをリニューアルした。若主人の住智道さんは「欧州の個人客を積極的に取り込み、金沢らしい伝統文化やもてなしを提供していきたい」と話す。
一昨年6月には六枚町で呉服店を改装した宿「ゲストハウスPongyi(ポンギー)」が開業するなど、町屋を活用した小規模宿が増え、外国人客の人気を集めている。
市は「欧州観光客はアジア客以上に、金沢らしい食文化や伝統を持つ旅館や料亭を好む傾向がある」とする。北陸新幹線金沢開業を控え、首都圏の団塊世代らを受け入れる上でも、まちなか旅館の減少を食い止めることが大きな課題となっている。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110216/fkk11021602020000-n1.htm
福岡市23年度予算案 過去最大7662億円
2011.2.16 02:02
■観光強化に2階バス
福岡市は15日、一般会計を過去最大の7662億円(前年度当初比3・7%増)とする平成23年度当初予算案を発表した。
生活保護費の増加などで義務的経費が233億円増加。景気対策として、中小企業向けの新規融資枠を46億円増の2178億円に拡大した。市税収入は1・2%増の2662億円。
昨年12月に就任した高島宗一郎市長による初の予算編成で、2階建てバス導入をはじめとする観光振興策で独自色を打ち出した。
観光客の利用を見込んだ交通導入事業に1億5600万円を計上。2階建てバスはオープンテラス式で、西日本鉄道に運営費を助成する形で来年春ごろから2台を運行する。1台は天神・博多地区の市街地、もう1台は広域を回るコースを想定している。
高島市長は「ルート別に色分けするなどして観光客が利用しやすいようにする。『観光の街に住んでいる』という市民の意識改革にもなる」と話している。
ほかに観光関係では、大型クルーズ船の着岸を促す博多港岸壁整備事業(4150万円)、那珂川水上バス推進事業(1450万円)にも着手する。
また、市営地下鉄七隈(ななくま)線(橋本−天神南、営業距離12キロ)延伸については、天神南駅から商業施設「キャナルシティ博多」付近を経由し博多駅につなぐ約1・4キロのルートを採用。調査費(7千万円)を盛り込んだ。
延伸のルートをめぐっては別の3ルートも検討されたが、建設費と採算の両面からキャナルシティ経由が妥当と結論づけた。
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http://mytown.asahi.com/areanews/aomori/TKY201102150624.html
白神山地の観光、県境越えようやくタッグ
2011年2月16日
毎夏、大勢の観光客が訪れる白神山地・津軽峠のブナの巨木マザーツリー。だが、白神全体を網羅した情報が少なく、観光客誘致の弱点になっていた
日本で初めて1993年に世界自然遺産に登録された白神山地。ところが、登録エリアが青森、秋田両県の複数の自治体にまたがるためか、観光客向けのパンフレットやホームページ(HP)も自治体ごとにバラバラだった。そんな基本的な取り組みさえ遅れていてはと、東北新幹線全線開業を機に、これらの自治体がようやく連携することになり、23日、環白神エコツーリズム推進協議会を設立する。
「白神山地ビジターセンター(西目屋村)」「世界遺産白神山地 青森県庁」……。インターネットで「白神山地」を検索すると、多くのHPが見つかるが、いずれも情報が発信元の自治体に偏っている。青森、秋田両県や白神周辺を網羅した情報を集めたくても、なかなか白神山地全体を満喫する旅行計画は作りづらそうだ。
同じ世界自然遺産の知床半島や屋久島だと、知床自然センターと屋久島観光協会のHPがすぐ見つかる。HPを管理する団体によると、いずれも「地域全体の情報が分かるようにしている」。
「観光が世界遺産に登録される前から盛んだった知床、屋久島と比べ、登録で突然注目を集めた白神の取り組みは遅れてきた」と環境省東北地方環境事務所も認める。
観光客からは「白神山地をどう楽しめばいいのか分からない」「統一パンフレットすらないのか」という苦情も寄せられていたという。
そうした状況を変えようと、同省の呼びかけで青森、秋田両県と、世界遺産の指定エリアにある鰺ケ沢町、深浦町、西目屋村、秋田県藤里町、エリアに接する同県八峰町の5町村が連携して、自然を生かした持続可能な観光のあり方を目指す「エコツーリズム推進協議会」をつくることになった。
オブザーバーとして弘前市、秋田県能代市も加わり、今後は民間団体にも入ってもらう方針だ。
協議会では白神山地の周辺全体が分かるHPの開設や統一パンフレットの作成、モデルとなるエコツアーの提供などをめざすという。
設立総会は23日午後2時50分から深浦町のアオーネ白神十二湖で。日本交通公社常務理事の小林英俊さんが「環白神は日本のエコツーリズムの新しい一歩になる!」と題して講演する。(別宮潤一)
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http://www.sanin-chuo.co.jp/sumai/modules/news/article.php?storyid=524548045
松江堀川遊覧船を観光客移動手段に
松江市が3月の5日間、堀川遊覧船を使ってカラコロ広場(末次本町)の船着き場と、通常ルートにはない南田町公園(南田町)の間を結ぶ無料運航を計画している。同広場に近い松江城周辺は、3月19日に松江歴史館がオープンし、一段とにぎわいの高まりが予想される半面、駐車場が不足。近くに多くの駐車スペースがある同公園から試験的に観光客を輸送し、本格導入の可能性を探る。
カラコロ広場と南田町公園の距離は約600メートルで、京橋川で結ばれている。市によると、試験運航は同公園に桟橋やトイレ、待合用テントを仮設し、3月19〜21日の3連休と春休み期間中の同26、27日に実施。午前9時から午後5時半まで、10人乗りの堀川遊覧船3隻を10分間隔で往復運航する。
松江城周辺には官民の駐車場が点在するが、大型を含め、56台分のスペースのある市営大手前駐車場(殿町)が休日・祝日には満杯状態となるなど、慢性的に駐車スペースが不足している。
一方、南田町公園近くには、市の外郭団体が運営する有料のくにびき駐車場(収容可能台数約150台)が立地。試験運航日は、市が所有する県立プール跡地(同約100台)と、民間企業に売却した市ガス局跡地(同約300台)を借り、乗船者に無料開放する。
市は利用状況などを見極め、ゴールデンウイークや盆、3連休など観光客の多い時期の定期運航化のほか、南田町公園を堀川遊覧船のルートに組み入れることも検討する。
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http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001102160002
高山の宿泊者 1割が外国人
2011年02月16日
昨年1年間に高山市を訪れた観光客は381万2千人で、前年に比べて22万8千人(5・6%)少なかった。一方、宿泊した外国人は3万9千人(26%)増え、宿泊客全体の1割にのぼった。市は4月に海外戦略室を新設し、海外からの誘客などにさらに力を入れる。
市のまとめでは、昨年1年間で高山市に宿泊した客は205万2千人で、ほぼ前年並みだった。そのうち外国人は18万7千人。景気の低迷や円高のなか、高山の観光が外国人観光客に下支えされているのが実情だ。実際に外国人が宿泊者の大半を占める和風旅館や民宿は少なくない。
宿泊者の地域別内訳では台湾を中心とするアジアが約54%。ヨーロッパが28%で、北米の8・6%が続く。
市の観光戦略担当、片岡吉則さんは「厳しい経済環境のなかでも、外国人客が増え、前年並みの宿泊者を維持できた意味は大きい。だが、今後はさらに外国人観光客を増やさなければ、高山とはいえ観光産業が立ちゆかなくなる」と話している。(中沢一議)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110216/kng11021623030002-n1.htm
箱根とヱヴァが再度タイアップイベント 前回大人気の地図も配布
2011.2.16 22:59 (1/2ページ)
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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 箱根補完マップ」(c)カラー
神奈川県の箱根町観光協会は、人気アニメの映画シリーズ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」とのタイアップイベント「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破 箱根補完計画」を18日から実施する。アニメの舞台にちなんだ地図の配布やスタンプラリーなどが用意されており、観光協会はアニメファンの呼び込みに期待を寄せている。
平成7年からテレビ放映された大ヒットSFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を、全4部作の劇場版として制作したのが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」。近未来を舞台に、人造人間「エヴァンゲリオン」を武器に敵と戦う少年少女の姿を描いている。イベント名の「箱根補完計画」は、アニメに登場する人類進化のための秘密計画「人類補完計画」から付けられた。
同アニメの箱根でのイベントは2度目。アニメの舞台「第3新東京市」として箱根町仙石原が設定されていることから、21年に第1弾を実施し、全国からファンが集結した。
イベントのメーンは、アニメに登場する場所を紹介する地図「箱根補完マップ」の配布で、18日午前11時から、仙石原文化センターで1000部を無料で配る予定。3月1日からはこの地図を使ったスタンプラリーも実施する。オリジナルフィギュアなどの賞品が抽選で当たるという。
第1弾のマップを配布した際は、一時約500人が列をつくるなど大盛況。前回マップでは、19年の映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序」に沿って箱根を紹介した。第2弾では、21年公開のシリーズ2作目「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」に登場するシーンを中心に、全28カ所をピックアップした。
また、観光協会員施設の宿泊者に、マップとオリジナルポストカードをプレゼントする宿泊プランも3月1日から始まる。
観光協会は「アニメをきっかけに箱根に興味を持ってもらえるよう、さまざまなイベントを企画していきたい」と話している。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110219/stt11021912010008-n1.htm
「善光寺の長野よりも加賀百万石の金沢に行きたい!」となってしまうかも
2011.2.19 12:00 (1/3ページ)
長野駅どまりとなっている新幹線が平成26年度中に北陸の金沢まで延伸される。新潟県の泉田裕彦知事が延伸される新幹線の停車駅問題などで建設負担金を新年度当初予算案に盛り込まない方針を示しており、開業時期に影響が出ることが予想もされるが、多少の時期のずれはあっても金沢延伸は実現する。延伸に伴って通過駅になってしまう長野にとって観光面などで大きな影響が出るのは確実だが、長野市内の人たちと話をしていると危機感は今ひとつといった感じだ。果たして本当に大丈夫なのか。人ごとながら心配になってしまう。
「新幹線の金沢延伸? 笠原さん、大丈夫! 絶対に大丈夫ですから。心配ご無用です」。先日、長野市内で観光事業に携わる人物に会った際に率直に疑問をぶつけたのだが、この人物はカラカラと笑って問題はほとんどないときっぱり断言した。
別の関係者も「確かに金沢まで開業してしばらくは影響が出るかもしれないが、それも長くは続かないでしょう」と影響は限定的だという見方だ。
金沢まで延伸されると東京〜金沢間は1時間21分も短縮されて2時間22分、長野〜金沢間は2時間30分も短縮して1時間2分となる。東京から金沢は今よりグッと近くなるのだ。
新幹線の延伸をめぐっては山陽新幹線の岡山駅や東北新幹線の八戸駅などの例が指摘されてきた。通過駅となって乗客が素通りするケースに直面することになった岡山や八戸では観光や産業に大きな影響が出るのではないかと指摘され、それぞれで懸命の取り組みがなされてきた。
長野市の観光客の入り込み数は7年に一度の善光寺の御開帳があった平成21年は1570万人余りだったが、ここ数年は年間約1000万人で推移している。延伸に伴ってかなり影響が出るのではないかと思われる。もちろん楽観論ばかりではない。経済界などからは「北陸地方とは違った長野県独自の魅力を打ち出して観光客を誘致すべきだ」との指摘も出ており、信州らしい山里の温泉や生活文化を伝えていくことを目指す動きもある。
長野市は善光寺だけに頼らない周遊、滞在型の観光地への転換を模索しているが、それでも関係者からは「善光寺を擁する長野は大丈夫です」という声が聞こえる。
金沢は言わずとしれた加賀百万石の城下町。いまなお古い街並みが残り小京都ともいわれている。兼六園、武家屋敷、茶屋街など観光スポットも多く、長野にとってはこれまでにない強力なライバルといえる。しかも金沢延伸に伴って新幹線の名称も現在の通称「長野新幹線」から正式名称である「北陸新幹線」に変わってしまうかもしれない。長野にとってはかなり危機的な状況だと思うのだが、一体、どこから「絶対に大丈夫です」といった余裕とも思える言葉が出てくるのだろうか?(長野支局長 笠原健)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/02/19/20110219-049839.php
最上階に富裕層向け客室 1泊最高5万750円 ホテルグランヴィア大阪
JR大阪駅南側のビル「アクティ大阪」(大阪市北区)で営業するホテルグランヴィア大阪は18日、2月末で営業を終える最上階27階のスカイレストランをビジネスマン、富裕層向けの客室フロアに一新し、平成24年春にオープンすると発表した。
現在の客室はビルの21〜26階にある648室だが、27階にはツイン42室とダブル26室を新設。料金は2万6840円〜5万750円で、現在の客室価格より2、3割高くなる。室内は190センチ四方の大きな窓から周辺の景色を見ることができ、飲食サービスを楽しめる宿泊者専用ラウンジも設けるという。改装工事費用は10億2300万円。今年10月から着工し、同時に利用予約も受け付ける。
同ビルも改装され、3月16日に「サウスゲートビルディング」としてオープン。同12日には山陽・九州新幹線の直通運転が始まり、大阪駅周辺では梅田北ヤードなどの再開発が進むなど新たな集客が見込めるため、客室を増やすことにした。同ホテルの平田誠計(まさかず)社長は「新幹線の効果で観光客が1、2割は増えると思う」として、新たな客の取り込みに期待を寄せている。
【写真説明】27階のツインルームのイメージ(ホテルグランヴィア大阪提供)
(2011年2月19日 08:18
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20110202/451937
2011年2月2日 05:00 下野新聞
阪急交通社が北関東支店開設 宇都宮、北関東3県を管轄
阪急交通社の北関東支店(浅田裕久支店長)が1日、宇都宮市馬場通り2丁目のNOF宇都宮ビル7階にオープンした。
同支店は本県、茨城、群馬の北関東3県を管轄。フロア面積は165平方メートル。商品企画、販売を主力業務に、カウンターでも顧客に対応する。営業時間は午前9時半〜午後5時半。土日祝日は休み。
同社は地方営業を拡大しており、同支店開設はその一環。新聞広告などで募集する旅行商品の販売に力を入れる。松江市に「山陰営業所」を同時開設した。
開所式で西尾隆取締役執行役員企画統括本部長は「発展の可能性がある北関東を攻めてほしい」とあいさつした。
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http://mytown.asahi.com/areanews/nagasaki/SEB201102170052.html
造船所に萌え萌え? 三菱重工・長崎市が観光活用を構想
2011年2月18日
建造中の大型タンカーを見下ろす展望台からの眺め=三菱重工業長崎造船所香焼工場
長崎市にある日本最大級の造船工場、三菱重工業長崎造船所の香焼(こうやぎ)工場を観光ルートに活用する検討が進んでいる。工場の重厚な景観を楽しむ「工場萌(も)え」ブームを好機とみて、建造中の巨大船を間近に眺める新スポットにしたい――。行政も巻き込み、造船の街を売り出す。
長崎造船所は戦艦「武蔵」を建造した名門。香焼工場は1972年に完成し、広さは東京ドーム26個分の約120万平方メートルある。理論上は100万トン級の大型船も建造できる。約2千人が働く。
「ツアー」の見どころは深さ15メートル、幅100メートル、長さ1キロにおよぶ「100万トンドック」(通称)。工場内に新たに桟橋を設け、観光客は長崎港からクルーズ船に乗って約7キロ離れた同工場に上陸。工場北側の高台にある展望台から眼下に広がる巨大ドックを楽しむ。
展望台はもともと船主らのためにつくった。いまは小学校の社会科や修学旅行の工場見学で年間約50校、約3千人が訪れる程度。一般客は年に1回、150〜200人を迎えているだけという。
観光に活用する構想は昨夏浮上した。産学官トップによる「長崎サミット」で、造船所の相馬和夫所長が「造船と観光を組みあわせたらどうか」と提案した。長崎市などとワーキングチームをつくり、昨年末から具体化の検討を始めた。産業遺跡として知名度が高い「軍艦島」(端島)とセットのルートをつくるアイデアも出ている。
工場の夜景などを見て回るツアーは「工場萌え」との言葉とともに人気を集める。京浜工業地帯の川崎市では2009年から産業観光ツアーを実施。市によると毎回ほぼ満員だ。発売10分で予約が埋まることもあるという。北九州市でも18日からバスツアーが始まる。
長崎商工会議所の松藤悟会頭は「長崎を元気にするには観光と造船。造船も『産業観光』として位置づけられないか」と期待を寄せる。(江崎憲一)
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>>773
http://mainichi.jp/select/today/news/20110218k0000e040082000c.html
川崎市:「工場夜景」観光資源に HP作成、サミット開催
2011年2月18日 13時47分 更新:2月18日 14時57分
臨海部で昼夜を問わず稼働し、日本の経済発展を支えてきた川崎市臨海部の工場群の夜景が、観光資源として注目を集めている。市などは今月、工場夜景のホームページ(HP)を作成。23日には同様の夜景がある全国の工業都市4市が参加する初めての「全国工場夜景サミット」も開催し、新たな魅力の発信に力を入れている。
石油コンビナートや製鉄所など、川崎市川崎区の臨海部にある工場群は夜間も稼働を続け、照明や炎を吹き上げる様子が闇に浮かび上がって幻想的な雰囲気に包まれる。
同市の臨海部は明治時代から埋め立てが始まり、京浜工業地帯の中心として日本の重化学工業をリードした。一方、市内はベッドタウンとして発展した内陸部も含め、従来の観光資源とされた自然や郷土食、寺社仏閣などに乏しかった。
「川崎の強みを生かした観光を」と、市と川崎商工会議所を中心に05年、川崎産業観光振興協議会が発足。公害イメージもあった工場だが、実際には環境技術で最先端の設備が整い、世界中から見学者は絶えない。「工場を誇り、自慢にしよう」と発想を転換し、工場夜景の街として発信することを決めた。
ただ、多くの工場は元々、部外者に見せる設計ではないため、観光地化するには課題も多かった。
安全な見学ルートやパンフレットの作成、ガイドを付ける必要もあった上、市担当者らが「環境への配慮や安全性を見せてほしい」と説得を重ね、協力する工場が徐々に増えていった。
08年から、一般には入れない臨海部の建物屋上から工場群を眺めたり、富士通川崎工場、JFEスチール東日本製鉄所などの工場を見学する「川崎産業観光ツアー」を市が中心となって設定。旅行業者が月1回、参加費数千円でツアーを募集したところ、いずれも即日に申し込みが締め切られるほど人気を博している。参加者からは「間近に見ると迫力がある」「非日常的な光景に圧倒された」と反響は大きかった。
川崎市商業観光課の小沢正勝さんは「最初は不安もあったが、予想以上の反響。当たり前のように見ていた工場の夜景がこんなに人気を呼ぶとは」と話す。夜景観光と関連した市民ガイドの養成や川崎産業観光検定試験の取り組みも順調に継続している。
23日には川崎市の呼びかけで、工場夜景の観光に取り組む北海道室蘭市、三重県四日市市、北九州市の関係者らが参加する「全国工場夜景サミット」を開催。各地域の取り組みの報告会やパネルディスカッションが行われる。小沢さんは「4地域が連携して相互にPR、地域振興に役立てたい」と話し、来年以降は持ち回りで開催する予定という。
夜景のHP「川崎工場夜景」は市観光協会連合会のHPからアクセスできる。【山田麻未】
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http://mytown.asahi.com/areanews/fukuoka/SEB201102200011.html
「工場萌え」で北九州など4都市タッグ 夜景観光で連携
2011年2月21日
工場群の夜景の観光資源化を目指す北九州市は、以前から夜景観光に取り組む川崎市、三重県四日市市、北海道室蘭市とともに「4大工場夜景エリア」を宣言する。川崎市で23日に開かれる「全国工場夜景サミット」で4市共同の宣言を行い、連携の可能性を議論する。
サミットには、各市の職員や観光協会の関係者が参加。4市のこれまでの夜景観光への取り組みを発表し合う。さらに、夜景ブームを一過性にしないための方策や、どうやって地域の活性化につなげるかについても意見を交わす。また、サミットをきっかけにして各市を巡るスタンプラリーや旅行商品の開発、共通のパンフレット作りなどを検討する。
北九州市では、JTB九州が18日から、月に2〜3回のペースで夜景観賞バスツアーを開始。4月までの6回のうち、3回はすでに満員という。市観光・コンベンション課は、「北九州は観光面で福岡に遅れをとっているが、川崎や四日市も近くの大都市や観光地の影に隠れがちという点で共通している。サミットをきっかけに他市と連携し、北九州にも工場夜景観光を根付かせて巻き返しを図りたい」としている。(伊藤宏樹)
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<カード式ロック>ホテル窃盗被害20件 容疑の中国人逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110222-00000012-mai-soci
毎日新聞 2月22日(火)2時37分配信
高級ホテルなどの客室のカード式オートロックドアの下の隙間(すきま)から針金を差し込み、内側から開錠する手口で、就寝中の宿泊客の現金や貴金属が盗まれる被害が相次いでいることが、捜査関係者への取材で分かった。同様の被害は昨年12月から東京都内で少なくとも約20件(数百万円相当)に上り、関西や九州でも報告されているという。警視庁捜査3課は20日、中国人の男4人を窃盗容疑で逮捕し、被害者が気付いていない場合もあるとみて全容解明に乗り出した。【山本太一、内橋寿明、小泉大士】
◇ドア下から針金差し込み
捜査関係者によると、昨年12月以降、東京都港区やJR新宿、池袋両駅周辺などのホテルの客室で、高級指輪や腕時計などが盗まれる事件が続出。現金約100万円が盗まれるケースもあった。
いずれもカード式などのオートロックタイプだったが、カードが使われた形跡はなく、窓も破られていなかった。捜査3課がドアを詳しく調べると、レバーハンドルやドア下に針金でこすったような跡が見つかり、新たな手口が浮上した。
跡は、針金などをL字形にしてドアの下から差し込んだ際にできたとみられる。レバーハンドルの場合は輪状にした針金の先端を取っ手に引っかけて手前に引き、ノブの場合は針金の先にひもをつけてひもの両端を交互に引っ張ることでノブを回したらしい。
捜査で、被害があった都内や京都府の複数のホテルで同じ中国人が宿泊していたことが判明した。捜査3課は1月下旬、中国人の男4人が都内のホテルに侵入したとして、建造物侵入容疑で逮捕。持っていた針金など数種類の工具を使ってドアを解錠したとして今月20日、窃盗容疑で再逮捕した。捜査3課の調べに窃盗容疑は否認しているという。
今月中旬には、別の中国人の男3人を建造物侵入容疑で逮捕。3人が侵入したホテルでも同様の被害があったことから、窃盗容疑でも追及している。捜査3課は、室外に出るとドアも自動で施錠されるため、こうしたグループが宿泊客の寝静まった深夜、短時間で侵入を繰り返した可能性が高いとみている。
◇ホテル関係者は「想定外の犯罪」
キーを持ち歩ける利便性と防犯強化を兼ね備えたはずのカード式オートロックドアが狙われた窃盗事件が明らかになった。自動で鍵が掛かることに安心して就寝していた宿泊客を狙った事件。高級ホテルの関係者は「想定外の犯罪だ」と驚く一方、一部のホテルは客に用心を呼び掛けるなど警戒を強め始めた。
東京都千代田区の高級ホテルは70年代、建て替え時に客室の鍵を手動からオートロックに切り替えた。担当者によると、鍵を掛け忘れた客が窃盗被害に遭うケースが多かったためで、全国的にもオートロックタイプを採用するホテルが増え始めていたという。
オートロックタイプにも通常、内側にチェーンや補助鍵が付いている。しかし、捜査関係者によると、補助鍵を利用しない場合、ドアタイプによってはノブを引くだけでドアが開くため、今回の事件のように外から特殊な針金で開けられる可能性があるという。
ホテル業界関係者は「オートロックを破る手口は初めて聞いた」と驚く。客室周辺は警備員が24時間体制で巡回しているが、「深夜の巡回を増やして対策を強化するしかない」と話す。港区のホテル幹部も「チェーンや付属の鍵を掛けることを宿泊客にお願いしている」と対策を急いでいることを明かした。
最終更新:2月22日(火)2時37分
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>>825
工場萌えの欠点は 廻りに観光産業がなにもないことなんですよね。
工場夜景だけじゃ ツアーにするにはチト寂しい。川崎には川崎大師があるけどターゲットが違うし。
中華街でランチ→赤レンガ倉庫→フェリーで川崎 なんて出来たら1日コース出来るけど、川崎にお金が落ちないわな
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110222/01.shtml
HTBが長崎、佐賀と連携へ 9市町の観光素材を周遊バスで結ぶ
佐世保市のハウステンボス(HTB)と子会社のハウステンボス観光が、長崎、佐賀両県の周辺7市2町とともに「ハウステンボス周遊観光協議会」(仮称)の4月1日設立に向け準備を進めている。HTBを経由する周遊バスツアーの共同開発やPR、イベントを通じ、それぞれの集客増につなげる狙いだ。
ハウステンボス観光によると、協議会の構成自治体は、本県が佐世保、西海、平戸、松浦4市と東彼波佐見町。佐賀県は武雄、嬉野、伊万里3市と有田町。協議会の会長には澤田秀雄HTB社長が就く見通し。
「点の観光から面の観光へ」をキーワードに、HTBや各市町が温泉や食、焼き物などそれぞれの観光素材を出し合い、バスで結び、集客の底上げにつなげる。
例えば日中はHTBで遊び、ガイド付きのバスで嬉野へ移動、宿泊−などのツアーを開発。県外客にとっては選択肢が増え、地元客にとっても近場の魅力を再発見できる内容にする。HTBや各市町のほか、旅行代理店を通じて全国にPRする。
3月に全線開通する九州新幹線鹿児島ルートから長崎、佐賀両県に観光客を引き込むとともに、HTBが7月就航を目指す上海航路の受け皿としてもPR。主なターゲットは女性客で、まずはゴールデンウイーク向けに複数のコースを設ける予定だ。
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>>782
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001102240005
京都名乗らず 湯河原らしく
2011年02月24日
街のあちこちにある「さがみの小京都」のキャッチコピー。町は今後、使わない=湯河原駅前の観光案内所
脱「小京都」目指します――。湯河原町が4月1日から、観光PRのキャッチコピー「さがみの小京都」を使うのをやめることになった。10年にわたり使ってきたが、旅行業者から「実態に合わない」と指摘され、事実上の返上という。
(岡田宙太)
「小京都」を名乗れるのは京都とゆかりがあり、全国京都会議(事務局・京都市観光協会)に加盟が認められることが条件。全国で50近くの自治体が加盟している。町によると、京都画壇の大御所だった竹内栖鳳画伯が湯河原の老舗旅館で晩年を過ごしたこと、吉浜産の「一升石」といわれる高価な白石が京都・仙洞御所に使われたとされることから1999年、加盟が認められた。
2001年度からの町総合計画のタイトルは「四季彩のまち さがみの小京都」。京都の吸引力にあやかった。
観光立町を目指す町は2008年、観光戦略会議を設け旅行業者ら外部の意見を集めた。旅行業者らからは「募集に『小京都』のロゴはいれられない。『どこが京都なのか』と言われたら怖い」といった厳しい意見が出た。キャッチフレーズと現実にずれがあるというのだ。
結局、11年度スタートの新総合計画は「湯けむりと笑顔あふれる四季彩のまち」に。
この間、土産物店や商店街の看板などあちこちに「小京都」が使われてきた。「町として使わないということで、民間に使うのをやめろということはできない」と町はいう。
湯河原温泉観光協会の高知尾朝行会長は「『小京都』はこじつけみたいなところがあった。湯河原は戦前から『東京の奥座敷』と呼ばれており、湯河原らしさをアピールすればいい」と話している。
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http://mytown.asahi.com/areanews/kagoshima/SEB201102250033.html
開業続々、競争激化 知恵絞る古参ホテル 新幹線全通で
2011年2月26日
九州新幹線全線開業まであと2週間に迫る。全線開業を見越して鹿児島市にはホテルが続々と開業し、集客競争は激しくなるばかりだ。施設増で値下げにさらされる昔ながらのホテルは知恵を絞っておもてなしの準備を進めている。
JR鹿児島中央駅前。白い塀に囲まれた工事現場ではクレーンやミキサー車が何台も動き、ヘルメットをかぶった作業員が忙しそうに出入りしている。建設中のオフィスビルの上部にはビジネスホテル「ソラリア西鉄ホテル鹿児島」ができる。
2012年5月に開業予定。福岡市の西鉄広報室によると、8〜14階に設ける客室は238室あり、半数から桜島を望めるのが売りだ。担当者は「中央駅の目の前という立地に加え、新幹線開通で鹿児島への観光客も増えるのでは。家具も他のビジネスホテルよりも質を上げている。需要はあるはず」と自信をのぞかせる。
鹿児島市保健所によると、新幹線が部分開業した2004年からの6年間に市内で新規開業したホテルや旅館は50軒。2005年から客室は約1100室増えた。その一方で、廃業は68施設に上る。
「ここ数年、5千円ほどだったシングル一部屋の値段が、価格競争で3千円台の部屋も出てきた」。こう話すのは1924年から東千石町で営業を続ける「HOTEL&RESIDENCE南洲館」の社長室チーフ、橋本龍次郎さん(47)。「でも資本がない古いホテルは値引きしたくても難しい」
地元で長く営業を続けてきたホテルは、街を知り尽くしているからこそできるサービスを模索している。県ホテル旅館組合青年部は、夕食後早く宿に帰ることが多い女性客向けに、天文館の「おかまバー」のショーとワンコインで食べ歩きができる店を回るツアーや、早朝の市中央卸売市場で魚の競りを見学し、朝食に旬の魚を食べるツアーを企画している。
橋本さんは2004年から街歩きの地図を作っている。市街地を自分で歩き、「ビルの合間に見える桜島」など記念撮影に適した場所や「芸能人のサインがすごい」といった飲食店の情報をびっしり書き込んでいる。お客さんにここに来て良かったと思う場所を見つけて欲しいとの思いからだ。周辺のホテルや観光案内所にも置いてもらい、改訂を重ね、現在15号目を準備している。
橋本さんが理想とするのはこんなもてなしだ。
お客さんから「名物のキビナゴが食べたい」と言われたらお店の地図を渡し、行き方も説明。すかさずホテルから予約の電話を入れ、お客さんが5分後到着すると、店の前には歓迎の看板が出ている。
橋本さんは「人が何度も訪れるのは、友達がいたり、なじみの店がある場所。お客さんには鹿児島とそんなつながりを持って欲しい」と話す。(金山純子)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20110227-OYT8T00140.htm
誘客アジアに照準
県、旅行業者招きツアー
中国からの観光客を誘致しようと県が招請した中国の旅行業者らが、22日から4日間の日程で日光市内を訪れた。世界遺産「日光の社寺」などの観光資源を売り込み、本県向けの旅行ツアーなどを組んでもらう狙いがある。県は新年度から中国を筆頭に特に成長が見込まれるアジア地域に特化した観光振興に乗り出すことにしており、その成果に期待がかかる。
日光東照宮の境内を見て回る旅行業者ら(日光市山内で) 「鳥居はいつ頃できたんですか」
23日午前、雪の残る日光東照宮に、県と友好関係にある中国・浙江省の旅行業者やメディア関係者5人がガイドに連れられてやってきた。デジタルカメラを手に、次々に質問を投げかける旅行業者たち。上海の旅行雑誌社に勤める石任蓉さん(30)は「京都とは違った雰囲気で、彫刻も素晴らしい」と目を輝かせた。
5人は県が進める観光交流推進事業の一環で22〜25日まで滞在。奥日光などを巡り、温泉旅館に宿泊して日光を満喫した。
県は、招請事業などを通じ、外国人観光客の誘致促進に力を入れている。県内の外国人宿泊数は増加傾向にあり、県観光交流課によると、日光市や那須町など8市町の宿泊数は2006年以降13万5000人以上で推移。09年は不況の影響で減少したが、10万人の大台は突破した。宿泊数全体に占める外国人客の割合も増えており、特に中国や韓国などアジア圏が伸びている。
一方で、外国人に好まれるのが、東京から富士山を経て大阪や京都を巡る「ゴールデンルート」。栃木はルートから外れるため、東京への便の良さ、世界遺産や豊かな自然などの魅力をいかに認知してもらい、足を運んでもらえるようにするかが鍵となる。
今回の招請事業で日光を訪れた大手旅行業者の鄒天ユウさん(23)は「大都市以外で温泉がない所は厳しいが、栃木には温泉や寺社もあるので、観光商品に十分なり得る」と指摘する。
県は新年度から、1回で多くの誘客が見込める企業などによる会議や研修・報奨旅行の誘致にも力を入れていく。東アジアからの旅行業者を招いてPRするほか、中国と台湾に県内のホテルやレジャー施設の関係者による誘客隊を派遣する方針だ。県観光交流課は「地域ごとに戦略を考えながら誘客に力を入れたい」としている。
(2011年2月27日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/travel/rail/news/OSK201102280150.html
九州新幹線開通したら…素通りが「不安」 県内観光業界2011年3月1日
九州新幹線が12日に全線開通する。大阪から鹿児島までの直通運転で、広島が素通りされるのではないか――。県内の観光業界ではそんな不安も高まっている。
「通過点にならないように具体策を考えていかなくてはならない」。広島商工会議所の深山英樹会頭は2月28日の記者会見で問われ、今後、対策を提案するとした。
県外から県内を訪れる観光客は2009年で2357万人。この4割を占める近畿と岡山・山口からは、直通運転で九州まで足を延ばしやすくなる。九州からも関西に行きやすくなる。これまで東西から県内に来ていた観光客が素通りする可能性があるという。
県観光連盟は昨秋から福岡、熊本、鹿児島の3県で旅行会社を招き、スキーツアーや修学旅行などで観光客を送り込んでくれるよう説明会を開いてきた。瀬戸内の島々の風景や酒どころの西条(東広島市)、冬場のスキーツアーなどを売り込みたい考えだが、実際は宮島と原爆ドームに頼りがち。新たな観光の目玉を育てる必要に迫られている。
JR西日本広島支社営業課の加藤正昭さんは12、13両日に注目している。両日ともマツダスタジアムでカープとホークスのオープン戦がある。鹿児島や熊本のホークスファンが新幹線でどれだけ来てくれるか。「マツダスタジアムは駅から近く、まだ新しい。新幹線でプロ野球に行く流れができないか」。6月にあるセ・パ交流戦でのホークス戦に向けて知恵を絞っている。(諏訪和仁)
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http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110301ddlk34010525000c.html
追跡2011ひろしま:鞆の浦、住民協議 架橋の是非、埋まらぬ溝 /広島
◇問題点共有など、一定の成果も
福山市・鞆の浦の埋め立て架橋計画で、推進、反対双方の住民が話し合う協議会が2月27日、9回目を終えた。鞆のまちづくりについて双方が意見を述べ、推進派は埋め立て架橋を中心に据えたまちづくりを改めて主張。反対派は、鞆の景観の価値を強調し、埋め立て架橋によらないまちづくりの必要性を訴えた。埋め立て架橋の是非については依然対立するが、一定程度、共通する問題意識が見え、意見の相違点も明確になってきた。【豊田将志、樋口岳大】
協議会は湯崎英彦知事が設置。昨年5月から(1)道路交通(2)生活環境(3)産業(4)景色・景観(5)まちづくり全般−−について、弁護士が仲介する形で双方住民が話し合ってきた。県によると、仲介人は次回今月20日に総括的な協議をし、意見の「すり合わせ」をしたいとの意向を示したという。
しかし、核心の埋め立て架橋については対立が根深い。大浜憲司・鞆町内会連絡協議会長は「我々の主張は架橋を中心に据えたまちづくり。なんぼすり合わせても合わない部分が出てくるのでは」と語る。協議会に毎回出席している有岡宏副知事も「共通点も対立点もある中で、解決の糸口を見いだすためのすり合わせはいるだろう、ということに尽きる」と語るだけだ。
2月27日は推進派が▽渋滞が深刻▽各種調査・アンケート、選挙結果から見ても地元は計画推進を希望▽道路なしで人は住めない▽歴史的な町並み保存と埋め立て架橋はセット−−などと主張。反対派は▽港町の町並み保存は港を含めて保存されなくては意味がない▽現行計画は、高潮対策や避難場所確保などの面で技術的不備がある▽登り窯や空き家の再生がまちおこしにつながる−−などと訴えた。
これまでの協議で、道幅が狭く混雑する県道の当面の交通対策として、離合場所が必要という点など、共通する問題意識も浮き彫りに。双方が「行政施策の面で放置されている」と主張する中、県が初めて離合場所設置で地権者と交渉するなど、成果も見え始めた。
大浜会長は「少なくとも鞆をどうにかしなきゃいけないということは共通している」。反対派の松居秀子・訴訟原告団事務局長は「一朝一夕ではない。子どもが少しずつ成長するように、合意できるところから一つずつやっていくのがまちづくりでは」と提言する。
双方住民と、県、福山市との微妙な距離感の中で、協議は佳境を迎えつつある。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110301-OYT8T01163.htm
新幹線開業 改善点探せ
知事、効果継続へ協議機関
三村知事は1日の定例記者会見で、昨年12月の東北新幹線全線開業後に浮上してきた2次交通や駅舎の利便性などの課題を協議するため、民間事業者や国、自治体らによる会議体を新年度に設けることを明らかにした。今後本格化する観光シーズンを前に改善を図り、開業効果を持続させる狙いがある。
会議体は、利用者からの改善要望に早急に対応するため設置する。東北新幹線全線開業以降、「バスやタクシーなど2次交通の案内標識が見づらい」「新幹線などJRと青い森鉄道の接続が悪い」「駅舎施設が不便」といった利用者からの声が、鉄道事業者だけでなく、周辺自治体にも寄せられてきた。このため県が中心となって、関係者が寄せられた情報を共有し、相互に連携して利便性を向上させることにしたものだ。
具体的には、国土交通省東北運輸局や県、周辺市町村の行政に加えて、JRや青い森鉄道、バス・タクシーなど運行業者の参加を想定している。
県がこうした措置を取るのは、今年4月からの大型観光企画「青森デスティネーションキャンペーン(DC)」などで来県者の増加が見込まれるため、早期に受け入れ態勢を整えたいとの思いがある。知事はこの日の会見で、「開業後いろいろな事が出てきているが、DCなどを迎えると、さらに出てくると思われる。それを解消するために、(会議体を)設置することにした」と説明した。
(2011年3月2日 読売新聞)
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110303/05.shtml
HTBに水陸両用バス GWから1日6〜7便
大阪市内で実施している水陸両用バスによるダックツアー=同市、大川
佐世保市のハウステンボス(HTB)で、水陸両用バスで園内と海上を巡る「ダックツアー」が計画されている。4月29日に開始予定で九州に“初上陸”。運行するジャパンダック(大阪市)は「陸からそのまま海に入る非日常的な感覚を楽しんで」としている。
「ダック」は水陸両用車の愛称。米国で1943年に実用化された水陸両用車「DUKW」が「DUCK(アヒル)」と呼ばれていたことに由来する。水陸両用のバスやタクシーを使った観光ツアーが米国などで普及している。
同社は2007年以降、大阪市、栃木県日光市、長野県諏訪市でダックツアーを展開。大阪市では大阪城や大川、道頓堀などがコースで、主婦層を中心に年間3万人が利用している。
同社は「安定した集客が見込める」として、HTBへの進出を決め、20人乗りの新車(長さ9・5メートル、幅2・5メートル、高さ3・4メートル)を約1億円かけて製作中。入国棟近くの路線バス乗り場が発着点で、園内を通りスリラー・ファンタジー・ミュージアム裏手のヨット用スロープから海に入り、港湾部を巡る。往復約45分で、水陸とも時速5〜6キロで進む。
HTB入場者向けに1日6〜7便運行。料金は大人2500円を予定。年間3万人の利用を目指す。
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http://mytown.asahi.com/areanews/saitama/TKY201103020513.html
朝ドラ効果、薄れた?川越の観光客、9年ぶり減少
2011年3月3日
観光名所の中で、最も減少率の大きかった「菓子屋横丁」=川越市元町2丁目
2010年に川越市内を訪れた観光客は、前年より17万8千人(2.8%)減の609万7千人と、9年ぶりに減少したことが、市が2日に発表した調査で分かった。市は、「夏場の記録的な猛暑の影響や、前年にNHKが放映した川越が舞台の連続テレビ小説『つばさ』の誘客効果が薄れてきたため」と分析している。
市のまとめによると、市内の主な観光名所では、菓子屋横丁が前年比17万9600人(30.4%)減の41万人と、最も減少率が大きかった。また、喜多院が9万3700人(22.7%)減の31万9千人。「時の鐘」も14万2600人(22.5%)減の49万1千人など、軒並み減少した。
市立博物館、市立美術館、川越まつり会館、蔵造り資料館などの観光施設も、前年より減少。半面、記録的な猛暑となった影響で、県営川越水上公園プールの入場者は8万5千人(37.4%)増の31万2千人。市民プールも4600人(36.3%)増の1万7400人と、大幅に増加した。
各種行事やイベントでは、「川越まつり」が5万6千人(7.5%)増の80万6千人となったものの、財政難から小江戸川越花火大会や安比奈親水公園まつりが中止された。
全体の観光客数が停滞する中、外国人観光客は4万2千人と前年より1万7千人(68%)増えた。市では「新型インフルエンザの流行で大幅に減った前年とは異なり、世界的な景気回復や、中国人を中心とした外国人旅行客の増加が考えられる」としている。
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>>806-807
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110303/CK2011030302000042.html
「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」開館まで半年 知名度アップへ市がPR
2011年3月3日
「ドラえもん」「キテレツ大百科」などの作品で知られる故藤子・F・不二雄さんの原画などを展示する「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」の開館まであと半年。映画「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団」が上映される五日から、市は市内四カ所のシネマコンプレックスでミュージアムのリーフレットなどを配りPRする。
市が昨夏実施した調査で、ミュージアムを知っていると答えた市民はわずか三割。開館を周知させ、期待感を高めるため、市は「チネチッタ」(川崎区)と「TOHOシネマズ川崎」(同)、「109シネマズ川崎」(幸区)、「ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ケ丘」(麻生区)で五日から、非売品の特製クリアファイルと、ミュージアムの概要をまとめたリーフレットをそれぞれ先着千二百部を配布することにした。
藤子さんは一九九六年に亡くなるまで約三十五年間、多摩区に住んでいた。藤子さんの死後、妻の藤本正子さんが、市に漫画の原画約五万点の活用を持ち掛けたのを機に、ミュージアムの整備が計画された。ミュージアムは同区長尾の生田緑地に建設中で、ドラえもんの誕生日の九月三日に開館する予定。 (北条香子)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/273679.html
2011年02/19 09:18 北海道新聞
ダイワロイネットホテル 来夏にも札幌進出
大和小田急建設(東京)は18日、札幌市中央区南4西1に「ダイワロイネットホテル札幌」(仮称)を建設する計画を明らかにした。オープン日は未定だが、来年6月ごろを目指し、今年5月にも着工する。
同社などによると、ホテルは鉄筋コンクリート造り地上13階、地下1階建て。同社が昨年4月に取得し現在は時間決め駐車場として使っている1172平方メートルの土地に建設する。客室数や料金など詳細は未定だが、200室以上の見通しで、出張ビジネス客や観光客を見込む。
ダイワロイネットホテルは、大和小田急建設と同グループのダイワロイヤル(東京)が運営。ダイワロイネットホテル・チェーンとして、2004年の富山を皮切りに仙台や横浜、名古屋、大阪、福岡、沖縄など26カ所で運営し、道内では初めてとなる。
<北海道新聞2月19日朝刊掲載>
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http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2011/02/16/news01.htm
2011年2月16日(水) AM 07:11 上毛新聞
●高崎駅東口に11階建てホテル
再開発が進むJR高崎駅東口に、11階建てのビジネスホテルが建設されることが15日までに決まった。予定地はヤマダ電機本社ビル北側の平面駐車場で、駅ビルに続くペデストリアンデッキ(歩行者回廊)も整備される。駅西口では服飾系のテナントを中心とする商業ビルの建設計画が具体化。ともに民間が事業主となり、高崎市が事業費の一部を補助する。新たな集客施設の開発が駅の東西で本格的に始まり、中心街の活性化に弾みがつきそうだ。
ホテルは平面駐車場や隣接の立体駐車場を管理する東口パーク800(高崎市)が事業主体となり、3月に着工、来年5月の完成を目指す。121室を予定。一般の客室のほか、露天風呂付きの部屋を設けるなどで高級感をアピールする。
フロントのある2階部分から4㍍幅のペデストリアンデッキを駅方面へ100㍍ほど整備、ヤマダ電機が本社ビル前に整備したデッキとつなげ、駅ビルまでの連絡通路とする。
総事業費は約14億円の見込み。土地の高度利用を助成する国の優良建築物等整備事業の対象で、市が約1億1500万円、国が約6500万円を補助する。パーク800のグループ会社で、同種のホテルを都内で運営する木本製菓(東京都足立区)が管理する。
西口の商業ビルの予定地は駅前広場周辺で唯一、未開発の場所となっていた高崎ビブレの隣接地。日東興産(高崎市)など数社が事業主となり、地下1階、地上8階建てのビル建設を計画している。
女性に人気の物販店が集中する駅ビルに近い上、若者に強い高崎ビブレに隣接するという立地条件を生かし、服飾系を中心とするテナントを集めるほか、産学官連携の拠点施設を誘致する考え。
駅前のデッキから直接ビルに入れるように整備し、駅利用者もビル内のエレベーターを利用できるようにする。総事業費は22億円。市と国が各1億2千万円を補助する予定。新年度にも着工する。
東西の再開発について市都市整備部の松本泰夫部長は「ホテルは高崎が目指す集客都市の考えに沿った施設。商業ビルは西口開発の最後の仕上げ。2つの事業を通してさらに駅周辺のにぎわいを創出したい」としている。
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110305/01.shtml
HTB来春にも温泉施設開業 冬場の集客強化
佐世保市のハウステンボス(HTB)が温泉施設の建設を計画している。迎賓館裏手の無料ゾーンの遊休地に複数の露天風呂などを造る方針で、来年2、3月ごろのオープンを目指す。
HTBは7月就航予定の上海航路で中国人客の集客を図るが、日本政府観光局の2009年の調査では、中国人客が訪日前に期待するものとして挙げた第1位が「温泉」で、集客の売りにもなりそうだ。澤田秀雄社長は「お客が減る寒い日や雪の日でも集客できる施設が必要」としている。
HTBは、前経営体制で会社更生法に基づき再建を進めていた04年、目玉事業として温泉施設の建設を計画。迎賓館裏手の遊休地を掘削し温泉が出たが、経営が好転せず、多額の事業費も見込まれたため断念した。今回はこの源泉を有効活用する。
泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム塩化物泉。温度は35・6度。湧出量は1分間に136リットル。構想では、家族風呂や水着で入れる風呂など複数の露天風呂に加えプール、ジャグジー、サウナなどを設ける。事業費は10億円前後の見込みで、経営ノウハウがある業者が中心となり出資、設計する方針。
寒さ対策としてはこのほか、現在夏限定でオープンしている場内のプール施設を、将来的には年間を通して熱帯植物を展示する施設にリニューアルする方針。鳥も放ち、餌やり体験なども実施する考えだ。
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http://mainichi.jp/select/biz/bizbuz/news/20110303dog00m020066000c.html
シェラトンホテル広島:中国地方で初 28日開業 スペインの人気ブランドのスパも
「シェラトンホテル広島」のラウンジ 28日に開業する世界的ブランドのホテル「シェラトンホテル広島」(広島市東区)が3日、報道関係者向けに公開された。山本博之総支配人は「広島の文化でおもてなしする。一日も早く開業したい」とアピールしていた。
「シェラトン」は、「セントレジス」や「ウェスティン」など世界100カ国で1000以上のホテルを運営するスターウッドホテル&リゾートの最大ホテルブランド。シェラトンホテル広島は、日本で8番目、中国地方で初の開業となる。JR広島駅新幹線口に隣接した鉄筋コンクリート造り地上21階、地下1階。客室は238を備える。
同ホテルのテーマは「水と光」で、建物は大きなガラスを使って採光にこだわり、天井を高くするなど開放感を重視した。またチャペルは、建物の外に張った水のさざ波を窓から取り込んで対面の白壁に映している。宴会場前のスペースも瀬戸内海をイメージした明かりを施した。
9〜19階が「デラックスルーム」(基本料金3万8000円〜)、20〜21階が「クラブ」(同4万6000円〜)で、「クラブルーム」には朝食や軽食、カクテルを無料で提供するラウンジを用意する。国内のシェラトンで唯一というスペインの人気ブランド「ジャーメイン・ド・カプチーニ」のメニューを提供するシャインスパの設備もあり、他にも室内プール(長さ15メートル、深さ1.3メートル)やフィットネス施設などを備える。
市内でも最高級という位置づけで、従業員教育に力を入れて質の高いサービスを提供し、他ホテルとの差別化を図る。中国地方の中心都市としてビジネス客の利用、原爆ドームと厳島神社という世界遺産を訪れる外国人を含む観光客を取り込みながら、JR広島駅の新幹線口と隣接、徒歩1分の立地の良さを活用するという。
開業日から6月30日まで、開業特別宿泊プランのキャンペーンを実施する。デラックスルームが1万4437円(税・サービス料込み)、クラブルームが1万9057円(同)となる。ホームページ(http://www.sheraton-hiroshima.co.jp/)限定の受け付けとなる。また4日から「シャインスパ」の会員(入会金105万円、年会費26万2500円)の募集も始める。(毎日新聞デジタル)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201103100011.html
観光案内地図など多言語化 '11/3/10
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尾道市などは、外国人観光客の誘致と受け入れに向けた態勢を整えている。観光案内地図の英語、韓国語、中国語の各版を7月までに作製する。同市などでつくる瀬戸内しまなみ海道振興協議会では、観光案内ホームページ(HP)に韓国語、中国語版のサイトを開設した。
地図は、市中心部の古寺や御調町の道の駅クロスロードみつぎ、向島町の向島洋らんセンターなどを紹介する「おのみち」(A2判、四つ折り)▽因島水軍城などの情報を載せた「因島」(A3判、二つ折り)▽耕三寺博物館などの観光地を取り上げた「瀬戸田」(A3判、二つ折り)―の3種類。JR尾道駅や宿泊施設などで無料配布している。
今後、英語、韓国語、中国語(簡体字と繁体字)の4版を1万部ずつ計12万部刷る。予算は200万円。市観光課の福原信之介課長は「日本語版への併記は読みづらいので、それぞれ作ることにした。読みながら尾道の街を歩いてもらいたい」と話している。
【写真説明】英語版などを作る「因島」「瀬戸田」「おのみち」の観光地図
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http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001103100004
集客狙い あの手この手
2011年03月10日
新型バス「みなみあそカルデラ号」と名付け親の岡村さん=南阿蘇村
隣県へフェリー割引
県内で借りたレンタカーを九州の中ならどこでも追加料金なしに乗り捨てできるサービスに合わせ、鹿児島、長崎と県内を海路で結ぶカーフェリー会社5社がこれを利用した客向けの割引を今月から始めた。期間はレンタカーのサービスと同じ9月末まで。陸路と一体となって利便性を図り、九州新幹線で訪れる旅行客の取り込みを狙う。
割引を実施する5社は、長洲港(長洲町)―多比良港(長崎県雲仙市)の有明フェリー▽熊本港(熊本市)―島原港(長崎県島原市)の九商フェリー▽牛深港(天草市)―蔵之元港(鹿児島県長島町)の三和フェリー▽富岡港(苓北町)―茂木港(長崎市茂木町)の安田産業汽船▽中田港(天草市)―片側港(鹿児島県長島町)―諸浦港(同)の天長フェリー。
有明と九商の2社は、車両の大きさにより通常料金から890〜1430円を値引き。三和、安田、天長の3社は一律で10%安くする。
対象は、オリックス自動車(東京)と新出光バジェット・レンタリース(福岡市)が1日から始めた乗り捨てサービスの利用者。2社の各支店でチラシを受け取り、カーフェリー会社に持参すればいいが、4月29日〜5月8日と8月12〜15日は割引されない。
九州新幹線で熊本に来た観光客にとっては、車で天草地方などを回って隣県を訪れやすくなるため、県は「熊本を中心とした九州内の周遊性が高まる」と期待している。
旅館で観光バス予約
阿蘇温泉観光旅館協同組合(阿蘇市)と産交バスは、同社が運行する阿蘇定期観光バスの乗車予約を、組合加盟の旅館やホテルなどで受け付けるサービスを始めた。
同観光バスの阿蘇谷ルート(約3時間)は、阿蘇市の手野名水や国造神社など地元ならではの「隠れスポット」を周遊し、人気がある。今回の連携は、同組合が旅行業登録の認可を受けたことから、「業」としての取り扱いが可能になったためという。
九州新幹線全線開業を迎えての誘客対策の一環。同組合の國米真市理事長は「利用客が1人でも運行し、出発も当日午前9時半までに宿泊先で申し込めば乗れる。こうしたメリットを生かし、宿泊客増につなげたい」と話す。
「みなみあそカルデラ号」
南阿蘇村が南阿蘇鉄道の立野駅(南阿蘇村)と高森駅(高森町)間で、路線バスとして産交バス(熊本市)に運行委託している「南阿蘇ゆるっとバス」に12日、新型車両(32人乗り)が登場する。同村の「あそ望(ぼう)の郷(さと)くぎの」駐車場で9日にお披露目式があり、愛称公募で決まった「みなみあそカルデラ号」の命名者、同村中松の岡村エツさん(72)に最優秀ネーミング賞が贈られた。
名前を付けるのに「(阿蘇の)広大なカルデラの中で生活していることに思いを寄せた」と岡村さん。車体は火山の赤に草原の緑を基調としたカラーで、外観は1960年代のレトロ調。車内の内装には地元材の南郷桧(なん・ごう・ひ)をふんだんに使い、後部の屋根はガラス張りで展望席となっている。前方モニターでは観光向けに4カ国語による村内のPR用DVDを放映する予定。
ゆるっとバスは3路線あり、いずれも最高運賃は1人500円。うち「湯の谷コース」と呼ばれる路線は牧場や美術館、水源地など観光スポットにバス停を設けている。産交バスでは「4月以降には同コースに週末限定のボランティアガイドの乗車も計画し、旅のサポートをしたい」としている。
問い合わせなどは同社高森営業所(0967・62・0515)へ。
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東京ディズニーランドとディズニーシー、当面休業
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103120493.html
2011年3月12日19時19分
千葉県浦安市の東京ディズニーランドとディズニーシーは当面休業する。運営会社のオリエンタルランドによると、新幹線などの交通機関が不通となっており、電気の使用も制限される可能性があるためという。21日ごろに再開日を決めたいとしている。
商業施設やホテルも運営を見合わせる。地震で帰れず、施設内で一夜を過ごした約2万人は、12日中に全員帰宅したという。
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http://www.tomamin.co.jp/2011c/c11031702.html
キャンセル相次ぐ自衛隊宴会 悲鳴!千歳のホテル業界
(2011年 3/17)
東日本大震災の発生で、自衛隊関連を中心に宴会予約のキャンセルが千歳市内のホテルで相次いでいる。予約人数が多いだけに、業界は「大打撃」と口をそろえている。
地元のホテル業界にとって、3月は自衛隊関連の宴会や結婚式が多い書き入れ時。ただ、災害派遣に出動していることもあって、自粛の動きが広がっている。
ANAクラウンプラザホテル千歳は「自衛隊関連の予約は、ほとんどが取りやめ。企業の各種会合も東北地方に支店がある所は中止している」と言う。
ホテル日航千歳でも3月予定されていた50〜200人規模の自衛隊関係の宴席が相次いでキャンセルされた。「これだけ短期間の大規模なキャンセルを今からカバーできる経済状況にはなく、さらなる経費節減が必要」と語る。
千歳エアポートホテルアネックスも「震災前までは週末を中心に自衛隊員の送別・歓迎会で(宴会場は)目いっぱい埋まり、民間からの予約を断らざるを得ないほどだったのが全滅」と嘆く。「今は鳴る電話が全てキャンセルの連絡で、本当に頭が痛い」とも。この穴を埋めようと、営業活動に努め、宴会場の収益金の一部を被災地に還元することも決めた。
支笏湖温泉も同様。宿泊予約のキャンセルが出ている。3月だけで150人ものキャンセルがあったホテルもある。一方、数件という施設もあるなど、差は大きいものの、これから増えていくのは確実。支配人の一人は「関東、関西などのキャンセルが多い。テレビで北海道も被災地というイメージがあるのではないか」と分析。別の施設では「このまま春以降の観光シーズンまで長引けば、大きな打撃になりかねない」と話した。
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-17_15553/
「観光回復厳しい」専門家
2011年3月17日 09時49分
(10時間48分前に更新)
東日本大震災による被害や原発事故、関東地域の計画停電などの影響で、株価が下落し日本経済が長期にわたって停滞するとの懸念が広がる。県内では主力の観光の落ち込みが予想され、景気回復の時期も見通せない状況となっている。
「観光が自粛モードになる。消費マインドにも影響が出て、経済活動が縮小するのは避けられない」
りゅうぎん総合研究所は今後の見通しを、こう指摘する。県内観光は世界同時不況後落ち込んだ「底」から持ち直しつつあったが、甚大な震災被害で「沖縄観光の回復シナリオは崩れたとみていい」。
1995年の阪神淡路大震災時は、関西方面の観光客が大幅に減ったが、主力の東京方面でカバーし、年間実績は前年を上回った。だが、今回は観光客の約5割を占める東京方面でのダメージが大きい。
おきぎん経済研究所は「株価だけでなく、物流や交通といったライフラインへのダメージも大きい」と指摘する。政府の財政出動や日本銀行の追加金融緩和策などで、経済活動が下支えできるか。専門家は「国内景気全体の動向を注視する必要がある」との見方で一致している。
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http://mytown.asahi.com/areanews/okinawa/SEB201103160035.html
震災で自粛ムード、県内観光に打撃 キャンセル相次ぐ
2011年3月17日
東日本大震災の発生後、九州・沖縄の観光地で予約のキャンセルが相次いでいる。観光自粛ムードや福島第一原子力発電所の事故が影響しているとみられる。
県は16日、同県への国内団体旅行客のキャンセルが64団体約3800人にのぼると発表した。被災地の東北、関東だけでなく、関西や海外からのキャンセルもあるという。沖縄は観光業に頼るだけに、担当者は観光自粛ムードや「日本全体が危険」との風評による観光客の減少を心配している。
福岡市は16日、中国・上海から博多港に同日寄港する予定だったクルーズ客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ号」が、直前に入港を取りやめたと発表した。同船は乗客1300人のうち800人が中国人。寄港せずに次の目的地、韓国・釜山に向かった。
同船を運航する米国の船会社は市に「福島第一原発の爆発や放射能漏れによって中国国家旅遊局が被災地への渡航自粛を求めており、関係者と協議して決めた」と説明したという。
博多港には今年、外国のクルーズ客船が61回寄港する予定で、うち55回は中国発着。シーズ号は震災発生後初めて寄港する予定のクルーズ船だった。市港湾局の担当者は「海外からの問い合わせには博多港は安全であることを説明している」と話した。
アジアからの観光客に人気が高い大分県別府市では、ホテルや旅館36施設で延べ8655人のキャンセルが出た。市旅館ホテル組合連合会が、加盟110施設にアンケートをして判明した。
キャンセルの多くは韓国や中国、台湾からのツアー客。連合会の堀精治事務局長は「旅行会社がツアー自体を自粛したのだろう」と話す。東北や関東の団体客のキャンセルも相次いでいるという。
それでも、連合会は団体のキャンセル料を今回は徴収しないよう加盟施設に呼びかけている。堀事務局長は「痛手だが、被災者のことを考えたらそんなことは言っていられない。落ち着いたら来てほしい」と話している。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20110317/476435
観光客消えた日光「こんな状態初めて」
(3月17日 05:00)
【日光】県内最大の観光地・日光から観光客が消えた。東日本大震災の影響による鉄道、高速道路の不通、さらにガソリン不足や計画停電が追い打ちを掛け、日光を訪れる観光客の姿はほとんど見掛けない。大型バスや外国人でにぎわう二社一寺やメーンストリートも今はひっそりと静まりかえっている。
「昭和天皇崩御の際の自粛ムード。その時でさえ観光客の姿はあった。今回はあの時よりひどい」。こう話すのは日光観光協会。同協会によると、震災発生直後からホテルや旅館など宿泊施設ではキャンセルが相次ぎ、現在は閉館はしていないものの「開店休業状態だ」という。
世界遺産「日光の社寺」が立ち並ぶ山内地区やメーンストリートの国道119号などは、普段なら観光100+ 件客や大型バスでにぎわうが、バスも人影もほとんど見掛けない。国道沿いでは飲食店や物産店の「臨時休業」が相次ぎ、二社一寺関係者も「これだけ観光客がいない日光は初めて」と話す。
「ようやく春を迎えていよいよ観光シーズン本番というときに。日光はほとんどが観光に関係している。大打撃です」とある経営者。別の飲食店経営者は「鉄道、高速道路の不通、それにガソリン不足では仕方ないが、このままの状態が続けば従業員の通勤もままならなくなる」と困惑する一方で「本来なら被災していない地域が頑張って、もり立てなければならないのだが」と悔しそうな表情を浮かべていた。
鬼怒川温泉も事情は同じで、大半の旅館、ホテルは営業を見合わせ、多くの観光100+ 件施設も休業。普段は観光客でにぎわう鬼怒川温泉駅前には人の姿がほとんどない。鬼怒川・川治温泉旅館協同組合は「燃料や食材の供給が滞り、計画停電もあるのでどうなるか。状況は厳しい」としている。
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http://mytown.asahi.com/areanews/kagoshima/SEB201103180010.html
宿泊キャンセル・CM中止…新幹線全通1週間、鈍る出足
2011年3月19日
「花かごしま2011」には九州新幹線を描いた花壇も出展された=鹿児島市吉野町
九州新幹線が全線開業して19日で1週間になる。出発式などが中止になった東日本大震災の影響は続いており、利用者数は思うように伸びない。宿泊のキャンセルも相次ぐが、打つ手がない状況だ。
●見えぬ打開策
JR九州によると、開業した12日の熊本―鹿児島中央の新幹線利用者は1万6400人(乗車率44%)で、前年の鹿児島中央―新八代に比べ約2倍となった。しかし、13日は1万2900人(乗車率34%)、14日は1万1千人(乗車率29%)と徐々に減った。
3日間の合計は約4万人で、1日平均では目標としている1万2千人をクリアしたことになる。ただし、2004年の部分開業でも初日は1万3600人だったが、通年では8800人とほぼ半減した。今回もそうなると通年での目標達成は厳しくなる。
JR九州の担当者は「地震や津波の影響は当然あると思うが、どの程度かはわからない」と話す。利用者増を働きかけたいところだが、お祝いムードだったテレビCMもとりやめ、厳しい状況だ。
指宿市のホテルでは震災発生後、300人ほどのキャンセルが出た。1カ月の宿泊者の1割程度になる。「家族が心配して止めるので」「行けるような雰囲気ではない」と話す人が多く、中には「旅行費用を義援金として被災地に送りたい」と話す人もいた。
支配人の男性は「新幹線がつながりこれから予約が増えると期待していた矢先の地震。残念だが、新幹線は動いているし、泊まりに来てくれるお客様もいる。そのことに感謝して、精いっぱいもてなしたい」と話す。
●入港中止も
影響は海外にも広がる。県観光課は18日、3〜4月に鹿児島市の「マリンポートかごしま」へ入港する予定だった国際クルーズ船4便が、入港中止を決めたと発表した。大震災や原発事故の影響で、年内は4月以降も18便が入港を予定しているが、実施されるかはわからないという。
中国東方航空(本社・上海市)は28日から鹿児島―上海路線で予定していた2往復の増便を当面、見送ることを決めた。当初想定していたほどの需要が見込めないと判断した。同社鹿児島支店の担当者は「状況を見ながら運航のタイミングを探っていきたい」と話している。
県観光連盟の東清貴事務局長は「鹿児島だけでなく『日本へ』という旅行マインドが冷え切っている。対応に苦慮しているところ。1カ月程度は様子を見るしかないのではないか」と話す。
●1分間黙とう
鹿児島市では18日、全線開業に合わせたイベント「花かごしま2011」が始まった。テープカットやファンファーレなどのセレモニーはやめ、メーン会場の吉野公園であった開会式の前には、犠牲者に1分間黙祷(もくとう)するなど、被災者に配慮しながらの開幕。2369人が訪れ、咲き始めた花を楽しんでいた。
「のんびりしていいですね」と話す広島市南区の飲食店経営、山口礼子さん(60)は新幹線「さくら」を使った2泊3日のツアーできた。震災直後だったが、予定通り旅に出た。「被災者の映像を見ると涙が出ます。でも、私たちまで沈んでいては復興はできないですから」と話していた。(安斎耕一、星賀亨弘)
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■90種110万株 花かごしま開幕
第28回全国都市緑化かごしまフェア「花かごしま2011」が18日、鹿児島市吉野町の吉野公園をメーン会場に始まった。南からの風にのせてをテーマに、約900種110万株の花や植物を集めた。
メーン会場の入場券は800円で高校生以下と70歳以上は無料。駐車場はなく、鹿児島中央駅などから無料のシャトルバスが走っている。鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島市中山町)がサブ会場で県内各地に協賛会場がある。
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西日本の方々には無駄遣いをして経済を活性化してもらわんといけないのに
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001103190002
自粛は被災地のために?
2011年03月19日
◇イベント中止続々
「市の要請受け苦渋の決断」
「経済活動滞るとマイナス」
東日本大震災の影響で、県内でもイベントを中止したり、延期したりするケースが相次いでいる。 だが、過度に自粛すると地域経済に影響するという指摘もある。
松山市や松山青年会議所(JC)主催で、3月下旬〜4月初旬に松山城や道後温泉で開催される松山春まつり。 毎年、野球拳の全国大会や、大名・武者行列などでにぎわうが、今年は「東雲能」と「湯祈祷」を除くすべてが中止になった。
●45年間で初の事態●
「過去45年間で、これほど中止されるのはおそらく初めて」と大野剛嗣・同実行委員会長。 延べ約10万人が訪れるだけに、地域への経済的な影響も少なくないという。 大野会長は「華美なイベントを自粛するよう市から要請があったこともあり、苦渋の決断だった。 商店主や楽しみにしている市民には申し訳なく思っている」と話す。
今治市も20日にJR高知駅で予定していた観光キャンペーン「ダーツで当てよう!今治の旅」を中止。 同駅などと協力し、ダーツの賞品などを売り物に市をPRする予定だったが、「高知県内の養殖漁業にも被害が出ており、震災に配慮した」という。
松山大(松山市)は、同大生が企画するB級ご当地グルメのイベントを21日に内子町で開く予定だったが、延期にした。同大は「学生からは、せっかく準備したので出来ればやりたいという声もあったが、同町などと相談の上で決めた」。
いよてつ高島屋(松山市)は14日から、屋上にある観覧車の運行時間を3時間短縮して午後7時までとし、照明にかかる電力を抑えた。 夜間照明を発光ダイオード(LED)に代えた松山城天守閣(松山市所有)では、照明の明るさを当面8〜9割カット。 26日に予定していたLED照明の点灯式も取りやめた。 だが、東日本と西日本では電気の周波数が異なり、西日本から東日本に送電できる量は限られている。 現時点で東日本の節電への貢献度はないが、市の担当者は「東日本の方々が大変な被害に遭われていることを無関係とせず、自分たちが出来ることを示すため」と話す。
●勇気づけへ工夫を●
こうした自粛は、被災地のためになっているのだろうか。
日本銀行松山支店の秋山修支店長は「自粛のムードが先行して経済活動が滞ると、被災地にとってかえってマイナスにもなりうる」と指摘する。 松山大の橋本卓爾教授(地域経済)も「あまり派手な催しは控えるべきだが、義援金を集めたり、防災教育を取り込んだりするなど、被災地を勇気づけるよう工夫して、積極的に行う方がよい」と話す。
西予市などが主催するB級ご当地グルメイベントは予定通り19日に行われる。 アルコールの販売をやめ、会場で義援金を募るなど、被災地に配慮したという。 市の担当者は「中止も含めて検討したが、イベントを通じて被災地に貢献したいと判断した」。 (高木真也、寺門充)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/279435.html
日本人観光客 韓国で調達? 災害用品(03/19 06:55)
【ソウル青山修二】東日本大震災を受け、日本で品薄となった災害用品を韓国で買って帰る日本人観光客が急増している。ソウル市内のスーパーでは、懐中電灯や乾電池を販売する特設コーナーもお目見えした。
日本人観光客がよく利用するスーパー「ロッテマートソウル駅店」。東京で貿易業を営む男性(70)は懐中電灯を2個購入、「経営する会社から『懐中電灯が欲しい』との電話を旅行中に受け、買いに来た。確保できてよかった」と喜んだ。
同店によると、地震が発生した11日から1週間の懐中電灯の販売数はいつもの11・6倍、乾電池は4・4倍、マスクは11倍に。
「大部分は日本人観光客が買っていると思う」と担当者。乾電池購入者には被災地で需要が高いウエットティッシュを無料で配布、売り込みに努めている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110318-OYT8T01045.htm
宿泊キャンセル相次ぐ
外国人危機感/旅行自粛ムード
東日本巨大地震の発生後、県内のホテルや旅館で宿泊予約のキャンセルが相次いでいる。次々と帰国し始めた外国人観光客だけでなく、日本人観光客からの連絡も多い。花見シーズンを迎える吉野山(吉野町)の旅館でも空室が出るなど、観光地に影を落としている。(佃拓幸、田畑清二)
吉野山の旅館「吉野荘湯川屋」に18日午前、東京の旅行会社から約10件の予約取り消しの連絡が入った。連日5、6件のキャンセルがある一方、新規は2、3件にとどまる。社長で吉野山旅館組合長の山本義史さん(51)は「インターネットの宿泊予約サイトに空室情報を出しても、予約が埋まらない」と頭を抱える。
県内の宿泊客は、関東地方からが40・2%(09年)で最大。吉野山は花見シーズンが連日満室となる書き入れ時だが、同組合は宿泊客が例年の7割程度になると予想。山本さんは「旅行を自粛するムードが広がっている。阪神大震災の発生は1月だったが、今回の地震はシーズン直前だけに状況は本当に厳しい」と話す。
影響は県都にも広がる。奈良市の「ホテル日航奈良」は予約取り消しが3月分だけで約1000室になり、「ホテルアジール・奈良」でも100件を超えた。バックパッカーらが泊まる「遊山ゲストハウス」では、外国人からのキャンセルが20〜30件に上り、オーナーの清重拓自さん(32)は「欧州の人は原発のトラブルにかなり危機感を持っている。半年程度は宿泊に影響が出るのでは」と語る。
県観光振興課の森藤勝彦課長は「春は、秋に次ぐ観光シーズンなので、相次ぐ宿泊のキャンセルは非常に残念。だが、被災者のことを思うと『奈良は安全だから観光に来てほしい』ともPRできない」と複雑な心境を明かす。
(2011年3月19日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/business/update/0318/TKY201103180264.html
ディズニーランド休園継続、再開時期は未定2011年3月18日12時3分
千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは18日、東京ディズニーランドとディズニーシーの休園を継続すると発表した。計画停電で、電力供給が安定しないためという。ホテルや商業施設も休業を続ける。再開時期は未定で、計画停電が長引けば、休園が長期化する可能性もあり、観光に与える影響は大きそうだ。
東京ディズニーリゾートは、年間約2500万人が訪れる国内最大のテーマパーク。
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http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001103180003
伸びぬ新幹線利用者/全通1週間
2011年03月19日
九州新幹線が全線開業して19日で1週間になる。出発式などが中止になった東日本大震災の影響は続いており、利用者数は思うように伸びない。宿泊のキャンセルも相次ぐが、打つ手がない状況だ。(安斎耕一、星賀亨弘)
JR九州によると、開業した12日の熊本―鹿児島中央の新幹線利用者は1万6400人(乗車率44%)で、前年の鹿児島中央―新八代に比べ約2倍となった。しかし、13日は1万2900人(乗車率34%)、14日は1万1千人(乗車率29%)と徐々に減った。
3日間の合計は約4万人で、1日平均では目標としている1万2千人をクリアしたことになる。ただし、2004年の部分開業でも初日は1万3600人だったが、通年では8800人とほぼ半減した。今回もそうなると通年での目標達成は厳しくなる。
JR九州の担当者は「地震や津波の影響は当然あると思うが、どの程度かはわからない」と話す。利用者増を働きかけたいところだが、お祝いムードだったテレビCMもとりやめ、厳しい状況だ。
指宿市のホテルでは震災発生後、300人ほどのキャンセルが出た。1カ月の宿泊者の1割程度になる。「家族が心配して止めるので」「行けるような雰囲気ではない」と話す人が多く、中には「旅行費用を義援金として被災地に送りたい」と話す人もいた。
支配人の男性は「新幹線がつながりこれから予約が増えると期待していた矢先の地震。残念だが、新幹線は動いているし、泊まりに来てくれるお客様もいる。そのことに感謝して、精いっぱいもてなしたい」と話す。
影響は海外にも広がる。県観光課は18日、3〜4月に鹿児島市の「マリンポートかごしま」へ入港する予定だった国際クルーズ船4便が、入港中止を決めたと発表した。大震災や原発事故の影響で、年内は4月以降も18便が入港を予定しているが、実施されるかはわからないという。
中国東方航空(本社・上海市)は28日から鹿児島―上海路線で予定していた2往復の増便を当面、見送ることを決めた。当初想定していたほどの需要が見込めないと判断した。同社鹿児島支店の担当者は「状況を見ながら運航のタイミングを探っていきたい」と話している。
県観光連盟の東清貴事務局長は「鹿児島だけでなく『日本へ』という旅行マインドが冷え切っている。対応に苦慮しているところ。1カ月程度は様子を見るしかないのではないか」と話す。
鹿児島市では18日、全線開業に合わせたイベント「花かごしま2011」が始まった。テープカットやファンファーレなどのセレモニーはやめ、メーン会場の吉野公園であった開会式の前には、犠牲者に1分間黙祷(もく・とう)するなど、被災者に配慮しながらの開幕。2369人が訪れ、咲き始めた花を楽しんでいた。
「のんびりしていいですね」と話す広島市南区の飲食店経営、山口礼子さん(60)は新幹線「さくら」を使った2泊3日のツアーできた。震災直後だったが、予定通り旅に出た。「被災者の映像を見ると涙が出ます。でも、私たちまで沈んでいては復興はできないですから」と話していた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000131-san-soci
観光客キャンセル続出、関西にも打撃 旅行業界 募る焦燥
産経新聞 3月19日(土)15時7分配信
米国は地震発生直後の11日に自国民に渡航自粛を要請、原発事故が判明した13日にも再度、自粛を求め、16日には渡航延期勧告した。フランスは13日に渡航延期勧告。韓国は13日に福島第1原発周辺30キロを渡航制限地域に指定、中国は渡航自粛を求めた。これは外国人向けの観光旅行需要を直撃し、地震の影響がない京都、奈良などのツアーでも中止が相次いでいる。
外国人向けの日本観光旅行を扱う「東日旅行」(東京都)の国際旅行事業部によると、3、4月はサクラのシーズンで外国人観光客には人気。同社が扱う今年3、4月のツアーのキャンセルは中国などアジアを中心に、すでに数千人規模にのぼる。同社は「60年以上にわたって外国人向けの観光旅行を取り扱ってきたが、今回のような事態は初」という。
欧州や豪州からの旅行者を中心に扱う旅行会社「ツアーランド」(京都市)では4〜5月に合計300〜400人分のツアーを行うはずだったがほとんどが中止。担当者は「海外は原発の問題に危機意識が高い」という。
こうした状況が長引くと関西経済への影響も深刻化する。昨年は海外からの外国人観光客は861万人と過去最高を記録。関西国際空港(関空)でも開港以来最多の351万人となった。現状では、昨年のレベルからは激減することは必至で、どの程度の減少に抑えられるかが焦点。関空会社の担当者は「早い沈静化を望むしかない」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000032-kyt-l26
観光関連、キャンセル相次ぐ 府と京都市が緊急会議
京都新聞 3月18日(金)23時49分配信
東日本大震災の影響や支援策について意見を交わす京都の業界、行政関係者ら(京都市上京区のホテル)
京都府と京都市は18日、東日本大震災による影響について、観光団体や事業者と情報交換する緊急会議を市内のホテルで開いた。旅行業や宿泊業者は「新型インフルエンザ以上の影響」ととらえ、観光産業全体にキャンセルが相次ぐ深刻な状況が報告された。
会議には観光関連の約40社・団体が出席。太田昇府副知事が「被災地支援とともに府内の経済、産業、生活への対応が必要だ」と述べた。各業界から、被災地支援策と震災の影響で催しが中止になった事例が報告された。関東以北の観光客を中心にキャンセルが相次ぎ、亀岡の保津川下りで約820人分、嵯峨野観光鉄道でも約1万1千人分が取り消しになったという。
旅行業や宿泊業者への影響は顕著で、府旅行業協同組合ではアンケートに答えた28社分だけでキャンセルが約9千人、1億7千万円分に達した。大手旅行会社でも法然、親鸞の遠忌関連で1200人が取り消しになった。丹後広域観光キャンペーン協議会によると、府北部でも宿泊施設で1600人程度がキャンセルになり、5月の大型連休の予約も動かないという。
行政は今回の報告をもとに今後の対応策を探る。
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http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2011031901000405.html
「疎開」家族でホテル満室 首都圏離れ「休みたい」
2011年3月19日 18時18分
福島第1原発事故への不安、長引く停電や物不足などの不自由にたまりかねて首都圏から名古屋、大阪、福岡など遠隔地のホテルに「疎開」する家族が増えている。「この連休だけでもゆっくりしたい」という短期組から、1週間滞在予定の人まで期間はさまざま。週末は多くのホテルが満室となっている。
18日深夜の新大阪駅。東京からの新幹線最終電車が到着した駅構内には、大きな荷物を抱えた家族連れや、ベビーカーを押す女性の姿が目立った。スーツケースを引いていた東京都江東区の男性会社員(42)は「余震や停電で気が休まらなかった。たまった疲れを取りたい」と急ぎ足。先に来ている家族と合流し、3連休を大阪市内のホテルで過ごすという。
ホテルに着くなり、安堵の表情を見せる家族も多い。アパヴィラホテル京都駅前(京都市下京区)では、小さい子どもを連れた母親が「原発や余震が不安で…」とフロントで息をついた。「もし空き室があれば連休の後も予約できるか」と尋ねる客もいるという。
札幌グランドホテル(札幌市)や東急ホテル名古屋(名古屋市)でも長期滞在する首都圏からの家族連れが目立つ。どのホテルも地震直後にキャンセルが相次ぎ、15日前後から新規の予約が一気に増えた。博多グリーンホテル(福岡市)でも予約が増え、週末はほぼ満室だという。
(共同)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110318/tky11031822300005-n1.htm
季節外れの帰省ラッシュ
2011.3.18 22:26
にぎわう東京駅の新幹線ホーム。福島原発事故を受け、季節外れの帰省ラッシュとなっている=17日午後3時48分
春休みにはまだ早いが、JR東京駅を出発する東海道新幹線の下り列車が家族連れで混雑している。
のぞみ号に乗車するためホームにいた荒川区の主婦、富山晴代さん(40)は、両親や小学生の娘2人と、3連休が終わるまで大阪に滞在するという。「政府の避難指示で安全だと言っていたのに、どんどん範囲が広がっていて信用ができない」と顔を曇らせた。
千葉県柏市の妊娠8カ月の主婦(28)は1歳7カ月の長女と兵庫県西宮市の実家へ向かう。阪神大震災を経験した実家で、里帰り出産する。「都内でも放射線が測定され心配になった。子供が屋外で遊ぶことも減った。換気や水のことなど本当の情報がほしい」と訴えた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110316-OYT8T00821.htm
青森DC見直しへ
甚大な地震被害を受けて県は16日、東北新幹線の全線開業に合わせた大型観光企画「青森デスティネーションキャンペーン(DC)」(4月23日〜7月22日)の実施時期や内容を見直す方向で調整に入った。同日の県議会商工労働エネルギー委員会で県側が明らかにした。JR仙台駅の新幹線ホームが大きく損壊するなど復旧の見通しがたっておらず、大幅な延期の可能性も浮上している。
馬場良夫観光局長が奈良岡克也県議の質問に答えた。馬場局長は、「東北新幹線を含めてJRの被害が明らかになった段階で、実施内容をJR側と協議したい」と述べ、見直しは避けられないとの認識を示した。先送りについても、「JRは当然、復旧に全力をあげているので、必要であれば検討していきたい」とし、復旧の進捗(しんちょく)具合によっては容認する方針を明らかにした。また、県観光連盟は今月18日に実施する予定だった青森DC推進委員会の総会の中止を決めた。
(2011年3月17日 読売新聞)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/279690.html
道内観光地は閑散 宿泊取り消し続々 目立つ外国人客減(03/20 07:25)
入園者が例年の半分以下になった旭川市の旭山動物園=19日
3連休の初日となった19日、いつもなら本州や海外からの行楽客でにぎわう道内観光地の人出は、東日本大震災の影響で例年を大幅に下回った。宿泊施設の予約取り消しも相次ぎ、観光業界からは影響の長期化を心配する声も。客足復活の「春」が来るまで、時間がかかりそうだ。
ペンギンの雪上散歩などで冬季も人気の高い旭川市の旭山動物園。19日の来園者は昨年3月20〜22日の3連休初日に比べ、半分以下となる2千人余りにとどまった。「団体の入園予約のキャンセルが、首都圏からを中心に連日10件ほどある」(同園)という。
この時期の連休なら1日5千人の利用者が見込めるというニセコアンヌプリ国際スキー場(後志管内ニセコ町)も「お客は例年の3分の1くらいに落ち込んだ」。函館市の五稜郭タワーの客数も震災後、通常の約4分の1にとどまったままだ。
宿泊施設の予約キャンセルも深刻さを増している。上川管内上川町の層雲峡温泉街にあるホテル大雪では千件を突破。その7割を台湾やシンガポールなどの海外、本州方面からが占めた。旭川市のホテル関係者は「自粛ムードが広がる中、広告や営業に力を入れることもできない」と嘆く。
台北−釧路間チャーター便の4月末までの欠航が決まった道東でも、外国人観光客の減少が目立つ。阿寒湖温泉(釧路市)や川湯温泉(釧路管内弟子屈町)など各地の宿泊施設のキャンセルは約6千件に達し、釧路観光連盟は「ゴールデンウイーク以降もどうなるか分からない」と、長期化を懸念。小樽でも「小樽運河を歩く外国人の姿をほとんど見かけなくなった」(小樽観光協会)。
国際観光旅館連盟道支部によると、加盟85軒のホテルのすべてでキャンセルがあり、これまでに計5万件を超えた。北海道観光振興機構は、震災の影響による道内観光業界の損失額を少なくとも約1千億円と試算している。
こうした中、道内を訪れる観光客は、本州での混乱を避け「癒やし」を求めに来ているようだ。
19日に妻と函館朝市を訪れた横浜市の会社員佐藤健一さん(51)は「震災後、停電で通勤電車が止まり、5時間近く歩いて帰宅したこともある。函館でおいしいものを食べて疲れを癒やしたい」と、旅行を決行した。さいたま市から友人と2人で小樽市に来た会社員佐々木綾さん(24)も「せっかくの休みだから、停電が続く首都圏を出てきました」と話していた。
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http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13005453712703
2011年3月20日(日)
春の茨城観光直撃 ホテルにキャンセル続出
【写真説明】
崩落の危険性がある南側の崖=水戸市常磐町の偕楽園
東日本大震災で、春の観光シーズン中の県内の観光地は被災し、大きな打撃を受けている。北関東自動車道の全線開通を契機に観光振興への期待が高まっていただけに、観光業者らの痛手は深い。
梅まつりでにぎわっていたはずの水戸市の偕楽園は当面の間休園。国特別史跡の旧水戸藩校弘道館も休園。年間100万人以上の入場者を集める大洗町のアクアワールド県大洗水族館も当分休館。水戸市内、大洗町内のホテルなどでは予約のキャンセルが相次いでいる。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110320140958.asp
県内で宿泊キャンセル3万人超に
東日本大震災の影響による県内のホテルや旅館への宿泊キャンセルが、少なくとも3万人に上ることが19日、業界の調べで分かった。東北新幹線「はやぶさ」の開業効果が消し飛び、頭を痛める関係者。宴会の自粛ムードで繁華街のにぎわいも消え、客足が遠のいた飲食店からは「商売にならない」の声が漏れる。県内全域に広がる震災の二次被害が、次第に深刻の度を増している。
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県内のホテルや旅館の大半は震災後、重油など物資不足に見舞われながらも、工夫して営業を続けている。だが、旅行自粛ムードも影響してか、キャンセルは5月以降にも及んでいる。「東北新幹線が全線開業して、これからという時に」。関係者は肩を落とし、今後の経営に危機感すら抱いている。
「毎朝起きると、受信したファクス用紙が10メートルにもなっている。全部予約の取り消しです」。青森市の浅虫温泉旅館組合組合長で「椿館」代表取締役の蝦名幸一さんが、暗い表情で語った。同旅館は19日からの3連休で約210人の予約があったが、19日に実際に訪れたのはわずか2人だった。
キャンセルの背景は、交通手段が寸断されていることに加え、いまだに地震が頻発していることへの不安や、自粛ムードもあるのでは−と蝦名さん。重油の供給も滞り、同組合に登録する旅館・ホテル14施設のうち19日現在、7施設が休業している。
「新幹線が来て、(浅虫温泉の)みんなが大きな希望を持って、やっと青森にも春が来ると思っていたのに」。3月の「はやぶさ」効果は消し飛び、他の旅館ではゴールデンウイーク期にとどまらず、8月の青森ねぶた祭期間にもキャンセルがあったという。
「本当に先が見えない。入ってくるお金がないのに、どうやって従業員を雇っていくのか。行政や金融機関に特段の配慮や救済策をお願いしないと」と力を込めた。
県旅館ホテル生活衛生同業組合が、加入する283ホテル・旅館に照会したところ、19日午後までに回答のあった約100施設で、3月だけで計3万人に上るキャンセルが発生している。
県は福島県の住民を県内の旅館・ホテルに受け入れる方針を決め、それに応じる意向の施設が続々と現れているが、同組合によると、何とか空室を埋めたいという切実さから手を挙げた施設も少なくないとみられる。
物資不足の中、各ホテルは「重油節約のため、午前0〜6時、午後2〜6時の間は暖房を止めている」(八戸市の八戸グランドホテル)、「朝食はバイキング形式を取りやめた」(弘前市のドーミーイン弘前)、「リネン工場の操業や配送が困難なので、連泊の客はシーツやタオル類の交換を週2回に抑えてもらっている」(青森市のリッチモンドホテル青森)など、それぞれに工夫して営業を継続している。
同組合の八木橋裕事務局長は「重油や食材の供給が円滑になれば営業に支障はなくなるが、客足がこのままでは経営できない施設が出てくる。被災地を救援するつもりで旅行に来てもらえるよう、国などは働き掛けてほしい」と話した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000062-jij-soci
レジャー施設、相次ぎ休園・時短=節電に配慮、客足も鈍る―首都圏
時事通信 3月20日(日)15時4分配信
首都圏のレジャー施設で、東日本大震災に伴う休園や営業時間短縮の動きが相次いでいる。政府・東京電力が呼び掛ける節電に協力するためだが、被災地への配慮や、電車の運行本数削減、ガソリン不足などから、首都圏では遠出を控える空気が漂う。書き入れ時の19日からの3連休も客足は鈍く、春の行楽シーズン本番を前に、各施設では事態の長期化を懸念する声が上がっている。
東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(いずれも千葉県浦安市)では震災発生直後から休園が続く。施設に大きな被害はなく、営業は可能だが、電力不足に配慮した形だ。横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)は、通常の休日は午後10時半までとしている開島時間を3連休中は午後6時半までに縮小。アトラクションは全機種運休を決めた。
ジェットコースターが売りの富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)では、3体あるジェットコースターを、時間を区切るなどして、1体ずつ運行する措置を取った。普段は東京などからの観光客でにぎわうが、連休中にもかかわらず駐車場に止まっている車はまばら。同園関係者は「お客さまが少ない」とため息交じりだった。
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http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20110306ddp041020006000c.html
つながる九州:始まった競争/中 関西、中国地方を狙え
◇熊本と鹿児島、客綱引き
吉本新喜劇が繰り広げられる大阪市中央区の「なんばグランド花月」。今年1月29日、笑いの殿堂の舞台にやや似つかわしくない背広姿の蒲島郁夫・熊本県知事の姿があった。
脇を固めたのは「県宣伝部長」のタレント、スザンヌさんとPRキャラクター「くまモン」だ。熊本の旅館を舞台にしたドタバタ喜劇に特別出演したが、期せずして知事が「新大阪と熊本が2時間49分で結ばれます」と、10分早く言い間違える“ボケ”も披露し、会場の笑いを誘った。
知事らの出演は、全線開業を機に関西からの集客増を目指す県の「KANSAI戦略」の一環だ。その旗振り役として誕生したくまモンは昨秋から大阪に長期出張している。ミナミや千日前など、大阪の繁華街に毎日のように出没し、地元の注目を集めてきた。
県くまもとブランド推進課は「くまモンに注目を集め、熊本への関心につなげる」とその狙いを話す。新喜劇デビューも「大阪といえば吉本興業。タイアップすれば、県のPR効果は絶大」と県から持ちかけた。
KANSAI戦略の関連予算は今年度約8500万円。「『みずほ』と『さくら』で観光客が県内の駅を通過し、鹿児島まで行ってしまう事態は何としても避けたい」(同課)という危機感の表れでもある。
◇ ◇
「着ぐるみで相当宣伝してるようですが。どれだけ効果がありますかね」。熊本のPR攻勢に、鹿児島県観光連盟の奈良迫英光さんは苦笑する。
関西シフトの熊本に対し、鹿児島は中国地方も重視する。連盟によると、県外からの08年度観光客数は814万人(宿泊客のみ)で、うち中国地方からは4・1%に過ぎない。
「山陽直通運行は、中国地方からの旅行者を増やす好機」。県は昨年から広島で3度の観光PRイベントを打った。そのかいあってか、熊本市のシンクタンク「地域流通経済研究所」が今年1月、関西や中国地方に住む18歳以上3296人を対象にした調査では、鹿児島は「九州で行ってみたい県」の総合1位に。広島、岡山、山口の中国3県では7割近い支持を集めた。
◇ ◇
全線開業後の運行ダイヤでは、「みずほ」と「さくら」は新大阪−鹿児島中央間が1日29本、新大阪−熊本間が30本。その差は熊本発新大阪行き上りの「さくら」1本だけだ。
「今はあまり差がないが、熊本駅以南の乗客が少なければ来年度以降は分からない」。地元の観光関係者にはあえて不安材料を挙げ、ハッパをかける奈良迫さんだが、内心は強気だ。「熊本で降りず、鹿児島まで来てもらう。その流れを開業から1年で必ず作ります」【夫彰子】
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http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20110307ddp041020017000c.html
つながる九州:始まった競争/下 おいしい「修学旅行」
◇誘致に知恵絞る
全校児童100人足らずの小さな学校が、歓迎一色に染まった。先月16日の長崎県平戸市立田助小学校。横断幕が体育館に張られ、上級生が中国国旗を振る中、赤いスカーフを首に巻いた中国・瀋陽市実験学校の児童45人が笑顔で入場した。
一行は、前日から修学旅行で長崎県入りした。4泊5日の日程中、田助小との交流は目玉イベントだ。
中国東北部に位置し、人口約700万人の瀋陽市。長崎県佐世保市は修学旅行誘致の新市場と位置付け、教育関係者の招致視察などに取り組んできた。平戸市も協力した実験学校の誘致は、その成果の一つだった。佐世保市企業立地・観光物産振興局の古川哲主査は「日本が今後、少子化で修学旅行生が減る中、中国は有望な市場」と力説する。
◇ ◇
中国から長崎県を訪れる修学旅行生は07年に過去最高の2700人を数えた。08〜09年は不況や新型インフルエンザで減少したが、県が09年11月に現地セミナーを北京や上海で開くと、10年には3000人を突破した。
県は修学旅行の誘致予算として年間約1000万円を計上。職員らが“営業”で訪れる学校は年間1000校を超える。
被爆地として、充実した平和学習ができる強みを持つ長崎。09年の修学旅行生は約43万人で「九州7県中で断トツ」(県観光振興推進本部)の状況だが、関係者に不安がないわけではない。
旅行生の15%を関西地方が占めるが、九州新幹線の全線開業で、鹿児島県に流れないかという懸念だ。特攻基地があった旧知覧町があり、温泉ホテルも少なくない。実際、鹿児島県は既に関西や中国地方の教育委員会への攻勢を始めている。
◇ ◇
修学旅行のうまみは、少ない努力で宿泊施設が大人数の客を獲得できる点にある。「新たに獲得できれば、その学校は以後6〜9年は“固定客”になってくれる傾向が強い」と観光関係者は語る。
だが、ここに来て鹿児島への誘致も容易ではないことが分かってきた。多くの旅行客を運ぶ際、格安で車両を丸ごと確保できる「集約臨時輸送列車」。修学旅行には欠かせないが、「のぞみ」にはあるその列車が、九州新幹線で実現するめどが立っていない。仮に導入されても、16両の「のぞみ」に対し、九州新幹線は「みずほ」も「さくら」も8両で、輸送人員が限られる。
新幹線で出遅れ、鹿児島の後塵(こうじん)を拝することを恐れる長崎県。「打倒長崎」を胸に、鹿児島県の観光関係者は難問を解決する方法に知恵を絞っている。【夫彰子】
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110320/szk11032002190002-n1.htm
東日本大震災 相次ぐキャンセル、観光に打撃 静岡
2011.3.20 02:18
■広がる自粛ムード、停電で乱れる「足」
東日本大震災で県内でも宿泊予約のキャンセルが相次ぐなど観光業に深刻な影響が出ている。東京電力による計画停電の実施エリアとなっている県東部・伊豆地方への影響が大きく、県の調査では、予約の8割が取り消された行楽地もある。計画停電は4月中も継続される見通しで、ゴールデンウイークへの影響を心配する声も出始めた。
県に入った連絡によると、熱海の温泉旅館では少なくとも約3200件、計約1万3千人が宿泊をキャンセルした。修善寺や土肥、中伊豆、天城湯ケ島の各温泉地を抱える伊豆市観光協会でも予約されていた企業の研修が中止に。19日からの3連休を含めた21日までのキャンセルは計約1万人に上る見通しだ。河津町観光協会は「3連休のキャンセルは8割ぐらいで厳しい状況」と頭を抱える。
伊豆地方では、計画停電により電車の運行に支障が出ていることが最大の要因のようだ。「停電でエレベーターが動かなかったり、食事の支度ができない」「満足なおもてなしができるか、心許ない」と、宿泊施設側からも不安の声が出ているという。
一方、計画停電エリアではない舘山寺温泉(浜松市)でもこれまでに30〜40%の予約が取り消された。停電による交通網の混乱が影響しており、首都圏方面からの団体客がキャンセルしている。県は「こんなときに宴会をしている場合か、という気持ちも強いようだ」と指摘。自粛ムードの広がりもありそうだ。
県は「計画停電への対応で混乱が起きており、今後も予約は期待できそうにない」と予測。春休みに入って行楽シーズンたけなわだが、観光地への打撃はゴールデンウイークまで続く可能性もささやかれ始めており、観光業に携わる人々を不安にさせている。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003879344.shtml
キャンセル一転 神戸のホテル、大口予約が急増
被災地支援のため、ロビーに置かれた募金箱=神戸市中央区波止場町、神戸メリケンパークオリエンタルホテル
東日本大震災の影響で、神戸のホテル業界が対応に追われている。発生直後は、市内の宿泊施設で予約キャンセルが相次いだが、被害の拡大や計画停電などで首都圏から関西へ社員を移す動きが相次ぎ、この数日、大口の予約が増えている。
春の行楽シーズンが近づく中、大震災は観光需要を一気に冷え込ませた。市内のシティーホテルやビジネスホテルでは、スポーツや行政関係などの団体客を中心に予約の取り消しが続出。被災した東北・関東方面からだけでなく、中国や韓国などからの訪日観光客も減った。「海外からの予約がすべてキャンセルになった」というところも。
JR各社は、運休やダイヤの乱れなどがあるため、東北、関東方面への旅行を控えるよう呼び掛けている。東海道新幹線の乗客数は発生当日の11日から17日までの7日間で前年同期比27%減。JR西によると、発生翌日である12日から15日までの山陽新幹線全体の乗車率は44%で、前年同期比で3%のマイナスとなった。
その一方で、計画停電の実施以降、目立ってきたのが関西圏の宿泊動向の変化だ。
ホテル関係者によると、社員を関西地区に一時的に移そうとする企業が、宿泊先を確保しようとする動きが活発化。30人以上の大口の宿泊や1週間以上の長期滞在に関する問い合わせが急増している。実際のところ、「週末を中心に予約済みの部屋が多く、長期の連泊は難しい」(担当者)のが実情だ。
関東地区で予定してた企業研修などの会場を探す企業もあり、各ホテルとも対応に大忙しだ。
◇
各宿泊施設は、募金箱を一斉に設けるなど、被災者支援に動き出している。グリーンヒルホテル神戸(神戸市中央区)は、インターネット受け付け分で、宿泊費から1泊200円を義援金に回す。神戸ベイシェラトン&タワーズ(同市東灘区)は4月に、ホテル内でチャリティーコンサートを開く予定。(石沢菜々子、足立 聡)
【特集】東日本大震災
(2011/03/20 08:40
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http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110321ddm012040133000c.html
東日本大震災:東京・浅草の三社祭、中止に
東日本大震災の影響で、東京・下町の初夏の風物詩として知られる浅草神社(東京都台東区)の「三社祭」(5月20〜22日)の中止が20日、決まった。神輿(みこし)の渡御は行わず、被災地の復興祈願の神事のみ行う。氏子らで作る主催者の「浅草神社奉賛会」が緊急役員会で「通常通りの祭りを行う情勢ではない」と判断した。災害を受けての中止は初めて。三社祭は一部の担ぎ手が神輿の一部を壊す事故などの影響で、08年に本社神輿の渡御が中止になったことがある。
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http://www.shinmai.co.jp/news/20110321/KT110320FTI090004000022.htm
東日本大震災、県内観光地にも打撃
3月21日(月)
松本城公園を散策する観光客ら。例年に比べかなり少なめという=20日午後1時25分、松本市
東日本大震災を経て迎えた3連休。余震の心配やガソリン不足で観光自粛ムードが働いたためか、県内の観光地は入り込みが振るわず、宿泊キャンセルも相次いだ。中日の20日、冬季シーズン最後の書き入れ時に期待をかけていた関係者は肩を落とした。
北安曇郡小谷村の栂池高原スキー場。20日、駐車場には北陸や関西ナンバーが目立つ。同村と同郡白馬村のスキー場でリフトを運行する索道会社は「入り込みは例年の半分ぐらい」とみる。白馬村観光局によると、地震発生の11日以降、キャンセルは約70宿泊施設で9千人超。「関東方面からのキャンセルが多いようだ。打撃は大きい」
下高井郡山ノ内町でも旅館やホテルでキャンセルが続く。圧雪車などに必要な燃料の供給も不安定。志賀高原の焼額山スキー場は1カ月前倒しで4月3日に営業終了と決めた。同高原のホテル経営者は「ただでさえ厳しいのに、本当に痛い」と頭を抱える。
北佐久郡軽井沢町の軽井沢・プリンスショッピングプラザ。20日は昼すぎまで天候も良かったが、広報担当者は「客足は昨年3月の3連休の半分くらいでは」と嘆く。軽井沢銀座も人通りは少なく、土産物店の男性(51)は「春先に向けて商品の反応を見る大事な時期なのに…」と困り顔だ。
被災者に気兼ねしつつ、気分転換にと訪れた観光客もいた。大阪府柏原市の公務員岡田宗太さん(47)は家族と長野市の善光寺へ。「被災地支援への協力は当然だが、普通に生活できるなら気負い過ぎないことも大切」。志賀高原でスキーをしていた奈良市の会社員小林幸一さん(42)も「家族と話し合い、せめてアイドリングに気を付けてガソリンを無駄に使わないようにしながら来ようと決めた」と話した。
松本城には被災者の姿も。仙台市の無職小田部助さん(76)は震災で自宅の水道が止まり、避難先の浜松市の長男宅から訪れた。気分転換にと長男に連れてきてもらったが「まだ連絡がつかない親戚もいる」と複雑な表情だった。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110321/gnm11032101310001-n1.htm
東日本大震災 広がる“観光被害” 群馬
2011.3.21 01:31
■燃料不足、遠のく客足
東日本大震災後初の3連休中日となった20日、県内では品薄状態のガソリンを求める車がガソリンスタンド周辺に長蛇の列を作り、観光施設や観光地の客足はまばらな状態が続いた。計画停電や燃料不足で臨時休業する施設が続出し、旅館には予約のキャンセルが相次いだ。先の見通しのたたない現状に、関係者は「この状態がいつまで続くのか」と悲痛な声を上げている。
◆来場10分の1
群馬サファリパーク(富岡市)によると、3連休初日の19日の来場者は前年の10分の1程度に落ち込み、20日の客足も低調だったという。広報担当者はガソリン不足が客足に大きく影響している」と肩を落とした。
一方、桐生市の桐生が岡遊園地と動物園では19〜21日の3連休、計画停電を見込んで臨時休園を決定。観覧車などの遊具設備のある華厳寺公園(伊勢崎市)も節電のため、休園した。
富岡市内のあるゴルフ場では19、20日、利用客は通常の半分程度に落ち込んだ。男性支配人は「春の3連休といえば絶好の行楽シーズンだったのに…」と落ち込んでいた。
◆温泉地も苦境
水上、宝川温泉など8温泉地の旅館が加盟している水上温泉旅館協同組合によると、震災以降、宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、暖房に必要な灯油が不足したため、平日は休業する旅館が多かったという。同組合では「1カ月先の予約にまでキャンセルが出始めた。悲惨すぎて、(キャンセル数を)旅館に聞けない状況」と明かす。
震災後、草津温泉旅館協同組合が加盟旅館を対象に実施したアンケートでは、震災の影響で「(19日までに)宿泊客のキャンセルがあった」と回答した旅館は85軒中83軒に上った。予約を取り消した宿泊客数は計3万7945人で、同組合では「予約キャンセルと燃料不足のダブルパンチを受けている」と困り果てたように語った。
一方、みなかみ町や草津町などの旅館の間では、県外からの被災者を受け入れる動きが広がっている。20日から被災者の受け入れを始めた草津温泉・草津グランドホテルの坂井俊治支配人は「確かに経営は大変な時期だが、もっと困っている人が大勢いる。避難されてきた方には、温かい食事や温泉でくつろいでほしい」と話していた。
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103200022/
連休なのに…箱根は閑散、東日本大震災の影響色濃く/神奈川
2011年3月20日
東日本大震災の影響で箱根の観光客が激減している。3連休の中日だった20日も町なかに活気は戻らないままだった。
商店が立ち並ぶ箱根湯本駅前も人影はまばら。土産物店の女性店員は「連休なのに人も車も平日より少ない」と嘆いた。観光案内所への問い合わせ件数は例年の2割程度しかない状態で、タクシーの男性運転手は「いつもの休日なら客はひっきりなしだが、全然だめ。被災地を思うと仕方ないのだが」と話した。
観光産業への打撃は深刻そうだ。町内の多くの施設が開館しているものの、ある施設の担当者は「客足は例年の10分の1に満たない。電車やバスが通常運転に戻らないことには先が見通せない」と漏らした。また、箱根小涌園ユネッサン(箱根町二ノ平)は計画停電に伴い、25日までとしていた閉館期間を4月末まで延長する。
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http://www.nnn.co.jp/news/110320/20110320008.html
次世代改革の行方 「観光」
2011年03月20日
2009年7月に就航した境港と韓国、ロシアを結ぶ定期貨客船。現在は週1便で、1月末までに延べ6万5千人余りが利用した。
境港に寄港したDBSクルーズフェリーの定期貨客船から下り立つ利用客。外国人利用客は増える半面、日本人利用客は減っている=18日、境港市昭和町の国際旅客ターミナル
県は就航を追い風に、観光対策の重点を海外誘客に置く。功を奏してか、10年下半期の1往復当たりの旅客数は就航直後の1・55倍。10年の外国人宿泊客数は前年比67・4%増となった。韓国ドラマの県内ロケも利用を押し上げる。
西部を通過
しかし、西部の宿泊拠点、皆生温泉(米子市)で実感は乏しい。皆生つるやは県と連携して韓国などの旅行会社やメディア関係者を招いてきたが、宇田川英二社長は「需要は思うように伸びてない」と説明。東光園や三井別館も同じ見方だ。
大山登山が韓国人客の人気を集めているものの、大山ロイヤルホテル(伯耆町)の横山英治副支配人も「収益は大きく変わらない」と漏らす。
貨客船ツアーは中部の温泉を組み込んだ企画が目立ち、西部を「通過点」と指摘する声が少なくない。価格の問題や西部の観光地を巡るアクセス交通の不便さなどが背景にあるようだ。
一方、貨客船の赤字経営が続く中、県は支援金として8700万円を運航会社に投じ、11年度も4300万円の予算を計上。米子市内の観光関係者からは「莫大な税金をつぎ込むからには投資効果を」との声も上がる。
日本人利用も課題だ。10年の日本人客は前年比で半減し、全体の5・2%にとどまる。持続的な運航には県民の利用増が欠かせない。
県がもう一つ観光の柱に掲げるのは、昨年10月に世界ジオパークへの加盟が認定された山陰海岸ジオパークだ。関連の社会資本整備を進め、山陰海岸を舞台としたイベントの計画や関連商品の開発が計画されている。
ただ、実際に観光振興に結び付くかはいまのところ不透明で、県文化観光振興局の野川聡局長は「地元にお金が落ちるようにしないと」と強調。ガイドのレベル向上も求められるほか、鳥取市観光協会の河越良二会長は「韓国人旅行客を受け入れる宿泊施設の態勢が十分でない」と話している。
ジオパークは4年ごとに審査され、教育や観光に活用されないと、認定が取り消しになることも。ジオパークそのものもまだまだ住民に浸透したとは言えない状況だ。岩美町観光協会の川口博樹会長は言う。「県は地域がもっと一体となれる地道な努力を続けてほしい」
民間活用を
地域間競争を勝ち抜き、連泊滞在型の観光地を築くには、鳥取、島根両県の連携も欠かせない。両県の官民が取り組み、観光庁から08年10月に認定された「山陰文化観光圏」は試金石の一つ。11年度は自然や神秘性、歴史文化など5テーマで事業を進める方針だ。
同観光圏県事務局の長谷川泰二コーディネーターは「両県が連携する際には総論賛成、各論反対の風潮も根強く、連携の難しさを肌で感じることもある。事業を委託するなどして民間をもっと活用していく視点が行政にはほしい」と話す。
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http://www.j-cast.com/2011/03/20090906.html
福島からの避難民「受け入れ拒否」問題 揺れる旅館業界、ネットにも非難続出
2011/3/20 12:57
厚生労働省は2011年3月19日、福島第一原発の事故を受けて県外に避難する人々の宿泊を拒否しないよう、旅館・ホテル業界への指導を求める通知を、都道府県などに提出した。
厚労省には、19日までに、福島からの避難者の宿泊受け入れに関する問い合わせのほか、福島から来たことで宿泊を断られたという相談も数件あったという。今回の通知は、旅館業界などの過剰反応を抑えるのが狙いとみられ、枝野幸男官房長官も19日の会見で、「(原発周辺地域の人々の)受け入れはまったくリスクはなく、風評に惑わされず、安心して受け入れをお願いしたい」と話していた。
「放射能汚染言う神経はまったく理解できない」
宿泊拒否問題についてネットでは、
「福島から命からがら逃げ出した人たちに対して放射能汚染言うやつの神経はまったく理解できない。本人らが一番辛い」
「拒否理由にならないから、旅館業法違反で訴えればいい」
といった非難の声が多数上がっているが、同時に、
「今は大丈夫だろうけど、被害拡大したらどうなのよ?大丈夫なのか?」
「チェルノブイリのときは今ほど情報網が発達してなかったけど、今回はあの爆発も何もかも全て映像で流れて広まってしまったのだから、日本人・日本製品、全てにおいてそういう扱いを受けることを真剣に考えないといけない」
など、今後の事態を不安視する声も出ている。
福島県内では、川俣町の原乳や水道水から、国の基準値を上回る放射性ヨウ素が検出されており、県は19日、同町内の酪農家17戸に対し、当分は牛乳の出荷を見合わせるよう要請。また、福島県に近い、茨城県高萩市でも、採取したホウレンソウから、国の基準値(キロあたり2000ベクレル)の7.5倍にあたる、約1万5000ベクレルのヨウ素131を検出している。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110320-OYT1T00782.htm?from=main6
梅咲く水戸の偕楽園が閉園、地面にひび割れ多数
地面にひびが入り、段差ができた偕楽園内の歩道 東日本巨大地震は、春の観光シーズンを迎えた茨城県内の観光業に大きな打撃を与えた。
観梅でにぎわうはずの水戸市の偕楽園は地面が至る所でひび割れ、閉園に追い込まれた。復旧には半年から1年程度かかる見通しだ。ホテルは宿泊のキャンセルが相次ぎ、ほかの観光施設も閉鎖し、静まりかえっている。利用者からは「早く復旧を」「頑張って」と激励の言葉が寄せられ、関係者は再開に向けて準備を進めている。
◆偕楽園
3連休初日の19日、歩道の一部がひび割れ、橋との間に30センチ以上の段差ができていた。園内の梅を一望できる「好文亭」も玄関付近の壁が崩れ、茶室の窓のひさしが外れてぶら下がっていた。ただ、梅林に被害はなく、白やピンクの花が甘い匂いを放っていた。偕楽園公園課の横田義彦課長は「いつもなら観光客でごった返す時期。梅が咲いているのに見てもらえないのが残念」と肩を落とす。
敷地約13ヘクタールに100品種3000本の梅が植えられ、2月20日から今月末まで恒例の「梅まつり」が予定されていた。期間中は例年、100万人の観光客が訪れ、今週末は1日あたり4〜5万人を見込んでいた。19日に北関東道が全線開通したことや、中国・春秋航空が27日から茨城―上海便を2便増便する予定だったこともあり、栃木、群馬両県や中国からの観光客増加に期待が集まっていた。しかし、春秋航空は欠航を決め、JR常磐線は土浦駅以北で運転再開のめどが立っていない。
同園は国指定史跡・名勝に指定されており、修繕には文化庁との協議が必要で、閉園が長引く懸念もある。東門前の売店「偕楽園レストハウス」の北村せつ店長は「偕楽園が閉鎖し、電車が止まっては、お客さんが来てくれるのだろうか。福島原発事故の風評被害も心配」と表情を曇らせる。
また、国指定特別史跡・重要文化財「弘道館」(水戸市三の丸)も玄関の外壁がはがれ落ち、ふすまや障子が破れ、鐘楼が全壊する被害を受けた。
◆ホテル
水戸市内のホテルは、営業再開の見通しがたたないところも多い。JR水戸駅北口にある三の丸ホテルは、地震で客室のトイレや風呂が使えなくなり、宿泊客の受け入れができなくなった。被災地の福島県内から宿泊の問い合わせが相次いでおり、丸山靖則常務は「施設を一刻も早く修繕して営業を再開したい」と意気込む。
偕楽園から徒歩5分のホテル「いづみ屋」は例年、春休みを利用して市内で合宿する大学の野球部やサッカー部など団体客でにぎわうが、地震でほぼ全ての予約がキャンセルになった。経営者の大和田英子さんは「1年間で一番忙しい時期。どうしようもないが、影響は計り知れない」と声を落とした。
◆観光施設
「魚たちが無事で良かった」「復旧に向けて頑張って」。休館中の大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館には、再開を待ち望む熱心なファンから、電話や電子メールで多くの激励のメッセージが寄せられている。
同水族館にも津波が押し寄せたが、館内に目立った損傷はなく、魚や生物たちは無事だった。一時停電したが、自家発電で水槽の水の浄化装置や水温調節機器を動かし、乗り切った。21日に開館9周年を迎えるため、この3連休中に茨城、群馬、栃木3県の物産展や、タレント「さかなクン」のトークショーなどを企画していたが中止した。
ひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園も、営業再開の時期は決まっていない。園内で見頃を迎えたスイセンは、観光客がいないため、卒業式を迎える市内の小学校、幼稚園に提供することを検討しているという。
(2011年3月21日15時56分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110322-OYT1T00328.htm
江・浅井三姉妹博も影響じわり…客が2割減
東日本巨大地震の影響を受け、滋賀県内のホテルや旅館で宿泊客のキャンセルが相次いでいる。
一方で、地震による物資不足や原発事故の恐怖から逃れようと、東北・関東方面から県内のビジネスホテルなどに一時避難のため、宿泊する客が出始めた。読売新聞大津支局が県内のホテルや観光地を取材した。
◆キャンセル◆
大津市の「おごと温泉」では軒並み、団体客のキャンセルが入っている。発生からの1週間で、温泉旅館「びわ湖花街道」で約750人、「琵琶湖グランドホテル」でも約1000人が宿泊をキャンセル。同ホテルではさらに、京都・知恩院で予定されていた「元祖法然上人800年大遠忌」の延期に伴い、参拝客約4000人の宿泊が取り消されたという。
「彦根キャッスルホテル」(彦根市)でも、普段は1日1、2件だったキャンセルが、地震後は多い日で10件を超える。被災地からの予約客については、連絡の取れないケースもあるという。
1日最大374人が泊まれる「休暇村近江八幡」(近江八幡市)ではこれまで400人がキャンセルしており、担当者は「特に、阪神大震災の被災地だった兵庫県の客が多い」と話している。
◆自 粛◆
「江(ごう)・浅井三姉妹博覧会」では地震発生後、来場客が約2割減った。東日本の団体客以外に関西・中部方面からの個人客も落ち込んでおり、実行委事務局の北川賀寿男次長は「旅行や観光の自粛ムードの広がりが響いている」とする。
メーン会場の「小谷・江のふるさと館」(長浜市湖北町)では20日から、「長浜歴ドラ隊」による寸劇や舞踊の定期公演(毎土日・祝日)がスタート。北川次長は「今は来場者をしっかりもてなしたい」と話す。
草津市西大路町のホテル「ボストンプラザ草津」では、歓送迎会などの3分の1が中止となった。担当者は「書き入れ時の3、4月だけに痛い」と困惑していた。
◆避 難◆
一方で、料金が比較的安価なビジネスホテルを中心に、東北・関東圏から〈一時避難〉してきたとみられる宿泊客がいる。
「ホテルコムズ大津」(大津市逢坂)では16日頃から、東京都や神奈川県など主として関東方面から、一時避難の客が増えた。21日までで数十組に上り、多くは22日頃までの宿泊だが、中には3月末頃までの予定の客もいるという。
「ベストイン近江八幡」(近江八幡市鷹飼町)でもこれまで、「福島第一原発の事故が怖くて避難してきた」という家族連れなど数組が宿泊したという。
(2011年3月22日22時20分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110324-OYT1T00891.htm?from=main
「赤プリ」解体まで福島原発避難の住民に提供へ
東京都は24日、「赤プリ」の名で親しまれ、今月末で営業を終了する「グランドプリンスホテル赤坂」(千代田区)の客室を、福島第一原発の事故で避難するなどした福島県の住民に提供すると発表した。
使用するのは、40階建ての同ホテル新館で、客室は715あり、最大で約1600人を収容できるという。同ホテルが「被災者の役に立ちたい」と都に申し出、営業終了後からホテルの解体が始まる6月末まで避難所として提供することになった。今後、都が希望者を募り、4月9日から受け入れる予定。光熱費などは都が負担する方向で調整している。
(2011年3月24日20時00分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/business/update/0324/OSK201103240114.html
アジアからの花見客、震災後のキャンセル続出 関空2011年3月24日21時45分
関西国際空港会社の福島伸一社長は24日の会見で、東日本大震災や福島の原発事故が航空利用に与える影響について「大変危惧している」と語った。3〜4月はアジアからの花見客が多く来日する時期だが、足元でも「(ツアー客の)キャンセルが続出している」と懸念した。
関空会社がまとめた今年の関空の国際線夏ダイヤ(3月27日〜10月29日)はピーク月で週761便だった。リーマン・ショック前の2007、08年(ともに782便)に続く過去3番目の多さだった。
ただ、これは震災前の航空各社の計画に基づく数字。福島社長は日本からの出国者が震災直後の12〜17日で前年同期比で約16%増えたことなどから、「出入国ともにお客はかなり減るだろう。日本経済全体への震災の影響や原油価格の動向を見守っていく」と先行きの不安を語った。一方、伊丹(大阪)空港との統合法案や全日本空輸系の格安航空会社の就航については「予定通りに進んで欲しい」と期待した。
また、新規就航なら当初は無料となる着陸料の割引制度は4月以降も継続する届け出を国土交通省に出したことも明らかにした。関空の地震・津波対策については防災計画の見直しを進める意向だ。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/280641.html
道内、途絶える客足 アジア観光客ほぼゼロ 飲食は宴会自粛相次ぐ(03/24 09:41)
東日本大震災の影響でアジアからの観光客が途絶えた札幌狸小路商店街
東日本大震災の深刻な影響が、道内の観光、飲食、物販など幅広い業界に広がっている。観光をけん引していたアジアからの旅行客が途絶え、道民の間には自粛ムードがまん延。繁華街では宴会キャンセルが相次ぎ、高額商品を扱う商業施設は振るわない。福島第1原発事故の対処も長引いていることで、先が見えない状態だ。
「海外からの旅行客は壊滅状態」。震災の経済的影響への対策を講じるため観光、運輸、商業など札幌市内15団体が23日開いた会議では、窮状を訴える声が相次いだ。
老舗ホテルなどが加盟する日本ホテル協会道支部によると、宿泊予約の30〜40%がキャンセルされ、東南アジアからの客はほぼゼロに。別の団体からも、ある大手ホテルで既に800万円の損失が出たとの報告があった。
嘆きは地方からも聞こえる。函館湯の川温泉旅館協同組合の金道太朗理事長(湯の浜ホテル社長)は「湯の川温泉街のキャンセルは宿泊予約の半数を上回り、全体では数万人規模」とし、2000年の有珠山噴火での宿泊取り消し件数の2倍に達するとの見通しを示した。洞爺湖温泉の観光関係者も「宿泊客の3割を占めていたアジア客がほぼ来なくなった」と天を仰ぐ。
追い打ちをかけるのが、道民の自粛ムード。道内旅行を売りにするシィービーツアーズ(札幌)の戎谷侑男社長は「観光気分になれないのか、ツアー客は前年の3割減」。平日は宿泊客の8、9割を出張者が占めるJR釧路駅前の釧路ロイヤルインも「出張客は震災後に例年より2割減った」と話す。
ダメージは飲食店にも及ぶ。すすきの観光協会の篠田政一会長は「3月は12月に続く繁忙期だが、震災後の売り上げは2割減。宴会や結婚式の2次会のキャンセルが相次いだ」とし、旭川観光協会の山崎博幸会長も「謝恩会や歓送迎会が軒並み取り消され、旭川市の中心部の三六街は閑散としている。売り上げは全体で3割ダウンだ」。
商業施設もあおりを受ける。道百貨店協会の山口博事務局長は「多少持ち直しつつあったが消費マインドが冷えてしまった」。海外客でにぎわっていた札幌市中心部の狸小路商店街でも「海外客はぼぼゼロ。売り上げが前年比3、4割落ち込んでいる店もある」(札幌狸小路商店街振興組合の島口義弘専務理事)。「ステラプレイス」などJR札幌駅に隣接する商業施設を運営する札幌駅総合開発でも、震災後売上額が10%強ダウンした。
そうべつ観光協会の若狭幸司副会長(ワカサリゾート専務)は「今こそ、道内客をいかに取り込むかを考えないといけない」と訴える。ただ、被災地が復興段階に入るなど、ある程度の時間を経ないと、反転攻勢を打ち出せないのが現実。東京商工リサーチ北海道支社の立花克則情報部長は「自粛ムードが長期化すれば道内企業の業績を圧迫しかねない」と危惧している。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/23/kiji/K20110323000484320.html
九州でも外国人観光客激減 宿泊98%取り消しも
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で、直接的な被害がなかった九州の観光地でも宿泊やクルーズ船寄港のキャンセルが相次ぎ、特に外国人旅客が激減していることが23日、分かった。九州各県は東アジアからの観光客誘致に力を入れていただけに、大きな打撃となりそうだ。
九州運輸局によると、福岡市と熊本県阿蘇市、大分県別府市の計4ホテルで21日までに、約1500人あった外国人予約客のうち98%が宿泊を取り消した。大半が韓国と台湾からの旅客。運輸局の担当者は「過剰反応だが、原発が落ち着かないと観光キャンペーンもできない」と頭を抱える。
同県佐世保市のリゾート施設ハウステンボスも海外宿泊客の大半が取り消し。沢田秀雄社長は「このところ前年同月比約2割増の宿泊実績があったが、今後は4割近くの減少になりそうだ」と、不安を口にした。
[ 2011年3月23日 18:11
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http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20110325/481748
震災、日光三大祭にも影 伝統行事中止で観光地痛手
(3月25日 05:00)
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東日本大震災の影響で、日光東照宮は24日、春季例大祭(5月17、18日)の流鏑馬神事と百物揃千人行列の中止を決めた。日光二荒山神社も弥生祭(4月13〜17日)で花家体の繰り込みなどの奉納行事を中止する。どちらも日光の三大祭り。神事は行うというが、伝統の名物行事の中止は日光の観光100+ 件に痛手となりそうだ。
日光東照宮の千人行列、流鏑馬は1617年の東照宮造営直後から続く。千人行列は春季例大祭のハイライトで、例年、3万人の観光客が参道を埋め尽くす。中止は、昭和天皇が病気になられた88年の秋の大祭以来だ。
日光に春を告げる弥生祭は8世紀ごろが起源とされ、旧日光市民には最も親しみのある祭り。東西13町の花家体が市街に繰り出し、最終日には境内に繰り入れる。奉納行事の中止は、戦中戦後の1944〜46年以来だ。
ガソリン不足や計画停電の影響で、同市の観光100+ 件客は震災発生直後から激減。東照宮は参拝客が例年の10分の1以下に減ったという。
東照宮の稲葉久雄宮司は「平成の国難に直面している今、何をすべきかを考え、断腸の思いで決断した」と述べ、神社として被災地支援を続けていく考えだ。
東照宮産子会、二荒山神社氏子会の真杉瑞夫会長は「日光も非常事態を迎えている。こういうときだからこそ日光から元気をという意見もあったが、今は日本中が一つになって復興に取り組むべきだ、という考えで一致した」と話した。
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東日本大震災:レジャー施設、苦境 TDLも再開未定
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110327k0000m020077000c.html
東日本大震災の影響で、春休みの書き入れ時を迎えたレジャー施設が営業休止や入場者減に陥っている。東京ディズニーランド(TDL)など再開のめどが立たない施設もあるほか、再開した施設でも計画停電などの影響で営業時間短縮などの対応に追われる。首都圏以外でも外国人観光客らのキャンセルが相次ぐ。自粛ムードも広がり、震災前のにぎわいを取り戻すのは容易ではなさそうだ。【井出晋平、小倉祥徳、谷多由】
千葉県浦安市の海沿いのTDL。普段はファミリーやカップルで混み合うが、最寄りのJR舞浜駅前は人影がなく臨時休園の看板が風に揺れる。周辺は震災で液状化現象が発生し、TDLも駐車場が被害を受け、震災直後から休園したまま。運営するオリエンタルランドは「園内の建物に被害はなく開園可能な状態」とする一方、「電力供給が安定しないことなどもあり営業休止を続ける」といい、再開日は未定だ。
当初予定では22日にパンダが公開され、家族連れらでにぎわうはずだった上野動物園(東京都台東区)は節電目的もあり、17日から休園し再開未定。日光江戸村(栃木県日光市)も地震直後から営業休止。19日に予定した再開は「社会情勢を考慮し」(日光江戸村を運営する時代村)延期した。
◇キャンセル1万1000人
再開した施設も、計画停電や入場者減に戸惑う。横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)は22日に遊園地を再開したが、アトラクションの一部は震災で破損し休止中。19日に営業時間を短縮して再開したよみうりランド(東京都稲城市)も、約30種類あるアトラクションのうち、消費電力の大きいものを休止。3連休の19〜21日の入場者数は「例年の約4分の1程度」にとどまったという。
影響は東日本にとどまらない。ハウステンボス(長崎県佐世保市)は震災後、宿泊キャンセルが1万1000人以上に上る。東京電力福島第1原発の事故の影響もあり、全体の約1割を占める韓国などアジアからの観光客がほとんどいなくなった。同社は「キャンセルはさらに増えており、近隣の観光客の掘り起こしを進める必要がある」と話している。
◇広がる自粛ムード
営業規模の縮小に加え「ガソリン不足で遠出を控えたり自粛ムードの広がり」(富士急ハイランド)で入場者の大幅減は避けられず、ある施設の運営会社は「緊迫した時期でやむを得ないが、経営への打撃は計り知れない」と悲鳴を上げている。
毎日新聞 2011年3月26日 20時19分(最終更新 3月26日 20時37分)
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110327/dst11032700580005-n1.htm
列島悩ます風評被害 原発、停電、イベント自粛…観光客激減
2011.3.27 00:57 (1/3ページ)
東日本大震災の発生以降、被害がほとんどなかった関東周辺や、全く影響を受けていない九州でも、ホテルや旅館で予約キャンセルが相次ぐなど、全国で観光客が激減している。背景には福島第1原発の事故を警戒した外国人旅行客の国外への引き揚げや、東京電力による計画停電、スポーツイベントの自粛などといった複合的な要因があり、関係者は頭を抱えている。 (原川真太郎)
◇入国者10万人減
東京入国管理局成田空港支局によると、震災が発生した11日から22日にかけ、成田空港から出国した外国人は前年同期比2万人増の約19万人。入国者は同10万人減の約7万人にまで激減した。
引き金になったのは、福島第1原発の放射性物質(放射能)漏れ事故だ。事故が発覚した13日には、フランスが日本への渡航延期を自国民に勧告。韓国も原発の半径30キロ圏内を渡航制限地域に指定し、中国も渡航自粛を呼びかけた。
地震発生後は渡航自粛にとどめていた米国も、原発事故を受け16日に渡航延期勧告に「格上げ」。日本に滞在する米国民に出国を検討するよう要請している。
同支局は「原発を警戒した一時避難のために緊急出国した外国人が多い」と分析するが、観光関係者は「原発が安全が確認されなければ戻ってこないだろう」と打ち明ける。
◇宿泊予約10分の1
東電が実施する計画停電の余波も深刻だ。
静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合によると、震災発生以降、伊豆半島の温泉旅館などを中心に県内で約10万件(計約40万人分)の宿泊予約がキャンセルされた。現在の予約数は例年の10分の1程度にまで落ち込んでいる。
県東部は計画停電の対象エリアに含まれており、旅館運営に支障が出ることから客足が遠のいたという。加えて震災に伴う燃料不足で、マイカーで来る予定の首都圏の宿泊客が旅行を取りやめたり、県内で開催予定だったサッカーなどのスポーツ大会が軒並み自粛となったことで、団体客がいなくなったことも追い打ちをかけた。
同様に甲府市などが計画停電の対象となった山梨県でも、富士五湖周辺などで3万人以上の観光客が宿泊予約をキャンセル。外国人観光客の3〜5月の予約はほぼ取り消された。県の観光担当者は「現状では打つ手がない」と嘆息する。
◇九州にまでも波及
直接の被害がなかった九州でも影響が出ている。国土交通省九州運輸局によると、福岡県や熊本県のホテルでは21日までに、約1500人あった外国人観光客の予約のほとんどが取り消された。クルーズ船寄港のキャンセルも目立つ。
九州を訪れる外国人観光客の大半は東アジアからやってくるが、中国当局が原発事故を理由に日本への寄港自粛を求めるなどしたため、寄港中止が続出。大韓航空の大分−ソウル便が乗客減少で欠航となり、釜山と対馬を結ぶ高速船も半年間運休となった。
観光庁は「過剰反応だと思うが、日本全体が地震や原発の風評被害に覆われている状態。正しい情報を発信していくしかない」と話している。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110326/dst11032620480068-n1.htm
観光に大打撃の松島は今…「何とか一歩を」
2011.3.26 20:46
津波の被害を受けた日本三景松島で、観光地復旧に向け泥だらけになりながら活動するボランティア。全国からボランティアが集まっているという=26日午後、宮城県松島町(松本健吾撮影)
日本三景の一つで国の特別名勝・松島がある宮城県松島町は、死者・行方不明者こそ少なかったものの観光地は大打撃を受けた。町職員は「観光客を呼び戻すまでにどれくらいの時間がかかるか全く想定できない」と話す一方、「何とか一歩を」と復興をあきらめない町民の姿も見られた。
松島の海岸沿いの町並みは、ほとんどが津波の被害を受けた。船が海岸へ乗り上げ、島々を結ぶ橋は津波で跡形もなく消えた。
遊覧船長を務める男性(63)は「海岸沿いの土産店は全部やられた。津波が窓ガラスを割り店内へ入ってきた。店はめちゃくちゃになった」。町職員の一人は「観光産業が大打撃を受けた。これからのことが心配だ」と肩を落とした。
海岸沿いの土産店では今月20日ごろ、津波で浸水し、使えなくなった家電や家具などごみの撤去に乗り出した。
飲食店を営む男性(53)は「嘆いていても何も変わらない。先のことを考えると気が遠くなるようだけど、観光地として復活するため何とか一歩を踏み出したい」と話した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011032602000194.html
浄土ケ浜 碁石海岸 三陸の景勝地 無残
2011年3月26日 夕刊
岩手県沿岸部屈指の景勝地、宮古市の「浄土ケ浜」と大船渡市の「碁石海岸」。東日本大震災で景色は無残に変わり、地元の観光関係者をがっかりさせている。
遊歩道を海に向かって歩いていくと、所々で土砂が崩落し、木々がなぎ倒されている。八百メートルほど進むと浄土ケ浜だ。
「剣の山」の白い岩肌に津波の痕跡は見られないが、浜辺のあちこちに木片やごみなどが打ち上げられた。遊歩道のアスファルトも約六十メートルにわたってめくれ上がった。「極楽浄土」は、もうそこにはない。
調査した宮古市の職員は「トイレなど木製の建造物はほぼ全壊した」と険しい表情。昨年三月に完成したレストハウスも廃虚と化した。観光地として立ち直るまでの見通しは立たない。
発泡スチロールやごみが風にあおられては落ちる。ウミネコの声ももの悲しく響く。
年間五十万人が訪れる国立公園の碁石海岸。奇岩の周囲は重油で黒ずむ。
碁石のような形をした美しい黒砂利が特徴の碁石浜には、破壊された防波堤のブロックやがれきが散乱。浜に面した喫茶店は土台だけが無残に残る。
約四十年続く民宿は一階部分がつぶれてしまった。男性経営者(45)は「生まれ変わったつもりでやれば、次に進めるでしょう」と気丈に話した。
三つの巨大な穴が開き、小型遊覧船で穴をくぐれる奇岩「穴通磯」。強烈な重油の臭いが鼻につき、黒ずんだ海に家屋のがれきなどが漂う。ひっくりかえった小舟も浮かんでいた。
「いつもはきれいな海で、アワビも採れたのに哀れな姿になった」
近くの男性漁師(70)は変わり果てた光景を見つめた。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110326_P
高田松原、無残な姿 砂浜も大半が消滅
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陸前高田市高田町の高田松原は、震災により砂浜と松林の大半を失うなど壊滅的被害を受け、多くの人に愛された白砂青松の景勝地はすっかり姿を変えている。
高田松原は国の名勝で、日本百景の一つ。2キロ以上にわたる弓形の砂浜に、防潮と防砂のため江戸時代から植栽を進めてきた数万本のアカマツとクロマツが美林を成し、本県の代表的な観光地の一つとして知られる。
地震と津波で、松林ほぼ全てが根こそぎさらわれたり、根元から折れるなどして流されたのに加え、砂浜も同市を流れる気仙川寄りの一部を残して大半が消滅した。
地震で地盤が沈下した上、津波が砂浜や一帯の土砂を流し去ったためとみられる。高田松原に近い道の駅の裏手付近は地面が崖状に断ち切られ、海水が流れ込んでいる。
同市高田町の中心部には流された松がいたる所に散らばり、行方不明者の捜索活動などを妨げている。
【写真=根元から折れ、根こそぎ流されるなどして消えた高田松原の松林。砂浜も大半が姿を消した=陸前高田市高田町の松原大橋付近から撮影】
(2011/03/26)
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/110326/bsd1103260502004-n1.htm
「訪日1200万人」下方修正 相次ぐ渡航自粛 “観光立国”暗雲 (1/2ページ)2011.3.26 05:00
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東京都台東区の浅草寺。3連休初日の19日、都内有数の観光スポットに普段のにぎわいはなかった(AP)【拡大】
政府が新成長戦略の目玉に掲げる「観光立国」への道のりに「黄信号」がともった。東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、海外の主要国が自国民に日本への渡航自粛を勧告。原発事故の収束後に勧告が解除されても、訪日を控える傾向が当面続くのは確実とみられる。観光庁は25日、1200万人近くを目指していた今年の訪日外国人の目標を下方修正する方針を明らかにした。
◆航空会社も日本回避
数値目標について、観光庁の溝畑宏長官は25日の記者会見で「見直しせざるを得ない」と述べ、引き下げる考えを示した。原発から放射性物質が漏れ出る事態に伴い、中国や韓国、米国など日本政府が重点市場と位置づける15カ国・地域すべてが渡航自粛を決めた影響は大きい。
成田、羽田の両空港に発着する外国航空会社には日本回避の動きが広がっている。国土交通省によると24日現在、米デルタ航空など7社が欠航したり発着地を変え、仏エールフランス航空など12社が日本到着前に経由地を設けるといった措置で経路を変更。さらに中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空は27日の高松空港就航を延期した。
14〜16日には政府観光局の間宮忠敏理事長が訪中し、桜の開花に合わせた訪日ツアーのトップセールスを行う予定だったが、中止を余儀なくされた。外国人観光客の誘致に貢献すると期待されたプロモーションが、震災で頓挫した格好だ。
◆外国人宿泊客が激減
宿泊施設への影響も大きい。東京都内のホテルニューオータニでは、3月分の宿泊予約のうち外国人を中心に3割強がキャンセル。帝国ホテルも宿泊客の半分を占める外国人の利用が激減し、震災発生から10日間ほどで約10億円分の宿泊予約が取り消された。
国内旅行需要も縮小傾向にある。大手旅行会社の国内ツアーは3月の予約数が前年同期比3割減に落ち込んだ。新型車両「はやぶさ」がデビューしたばかりの東北新幹線が那須塩原(栃木県)−盛岡(岩手県)間で運休していることや、電力不足に配慮した東京ディズニーリゾートの閉園が響いている。
昨年の訪日外国人は過去最高の861万人を記録したが、目標の1000万人には届かなかった。円高に加え、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件による日中関係の悪化が重しとなった。
25日の会見で溝畑長官は「観光が日本の成長に重要な役割を果たすという方針が変わることはない」と述べ、3000万人を掲げる将来目標は据え置く意向を強調した。
ただ、今後の戦略は「タイミングをみて、訪日観光のプロモーションを本格的に再開できるように準備を進めている」との説明にとどまった。原発事故の行方と影響が不透明なだけに、具体的な動きがとれないのが実情だ。(米沢文)
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110326/03.shtml
HTB10〜12月決算、初の営業黒字 震災で1万人キャンセルも
佐世保市のハウステンボス(HTB、澤田秀雄社長)が25日発表した2010年10〜12月決算は、四半期ベースでは開業以来初となる3億6千万円の営業黒字となった。
入場者数は新規事業の「光の王国」などがけん引し前年同期比53%増の52万5千人、売上高も同33%増の33億円。販売管理費は業務効率化などで同1億6千万円減の22億9千万円。同市からの交付金3カ月分(2億2千万円)もあり、経常利益は5億9千万円。
4月以降は5方向を液晶画面で囲う映像アトラクション、水陸両用バスでの園内ツアーなどの新規事業を目玉に集客を図る。
HTBで会見した澤田社長は、東日本大震災の影響について「ここ1週間の海外客はほぼゼロで、国内外約1万人の宿泊キャンセルがあった」とし、「関係団体と韓国や台湾などを回って九州は安全だとPRしたい」と語った。
7月就航を目指す上海航路の就航時期については「準備は順調だが、中国人客の動向を数カ月間見た上で判断したい」と述べた。
澤田社長によると、11年9月期の半期の経常利益は6億円前後の見通しで、通期業績予想(8億円)を上回るペースだが、震災の影響が不透明として予想は修正しない。
http://www.asahi.com/business/update/0325/SEB201103250021.html
ハウステンボス、宿泊キャンセル1万1千人 外国人6割2011年3月25日23時10分
「外国からのお客さんが厳しい。試練の時期だ」と記者会見で語るハウステンボスの沢田秀雄社長=長崎県佐世保市
ハウステンボス入場者の推移
四半期ごとの利益推移
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長崎県佐世保市のテーマパーク、ハウステンボス(HTB)は25日、東日本大震災の発生後、園内ホテルの宿泊予約に1万人のキャンセルが出たと発表した。約6割が外国人。アジア客を成長の柱に据えているが、震災と原発事故が九州にも響いている。
2010年10〜12月期決算発表にあわせ、沢田秀雄社長が記者会見で明らかにした。
キャンセルは24日までの集計で、予約の3割強に当たる計1万987人分(4227室)。外国人客が日本に恐怖感を抱き、訪日を控えたようだ。国内旅行も自粛ムードがあり、入場客は経営危機に見舞われていた昨年の同じ時期より4割少ないという。
HTBは昨春、大手旅行会社エイチ・アイ・エスの沢田秀雄会長を社長に迎えて再建に着手した。多彩なイベントやコスト削減が奏功し、10〜12月期決算では本業の実力を示す営業損益の黒字化を達成。アジアからの客を増やす方針だった。
沢田社長は「今が試練の時、当面は関西以西の個人客をメーンにPRをする」と話した。九州への旅行者が多い韓国、台湾、中国で九州の安全さを観光業界挙げてPRするため官民の関係者に呼びかけているという。(市川雄輝)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110326-OYT8T00842.htm
苦境の県内温泉地
草津 3万8000人キャンセル JR吾妻線運休響く
地震の影響で人影もまばらな草津温泉の湯畑(26日午後0時26分、草津町で) 東日本巨大地震の発生から2週間余り。県内観光の柱である温泉地が苦境に立たされている。地震直後からキャンセルが相次ぎ、ガソリン不足や計画停電、電車の運休が追い打ちをかけ、客足は遠のいたままだ。
26日の草津温泉。旅館や飲食店が立ち並ぶ湯畑周辺はひっそりと静まり返っていた。週末の昼下がりというのに、学生のグループや若いカップルの姿がちらほらと見られるだけだ。
湯畑前の温泉まんじゅう屋は「お客さんの数は10分の1以下。平日は湯畑を歩く人を10人も見かけないこともある」と嘆く。焼き肉店の男性店主も「こんな草津は今まで見たことがない」とがくぜんとする。イルミネーションも自粛し、夜間は真っ暗になる。
草津温泉旅館協同組合が全107の宿泊施設にアンケートしたところ、3連休最終日の21日頃までのキャンセルは7244件、3万7945人分にのぼった。全施設の総定員の4日分に当たるという。
ホテル櫻井の橋本宏支配人は「26日も800人の予定が115人。夏から秋にかけての予約も入ってこない」。草津ナウリゾートホテルでは154室の予約がわずか10室になった日もあったといい、大谷正美・広報課長は「JR吾妻線運休の影響が大きく、観光どころでないという心理も働いている」と分析する。
計画停電も営業に影響を与えているが、草津町内では「計画停電がない伊香保や四万がうらやましい」と、不公平感を抱く観光関係者もいる。
しかし、その四万温泉(中之条町)の四万やまぐち館も「ガソリン不足もあるのか、温泉街を車が通っていない。5月の連休は少しずつ予約が入ってきているが、かなり厳しい」。
伊香保温泉(渋川市)の岸権旅館は当初、伊香保地区も停電に含まれると判断し、14〜17日を休館とした。「温泉に来たいという人も出てきているが、前の状態に戻すのは難しい」という状態だ。
外国人の利用客が多いことで知られる宝川温泉(みなかみ町)の「汪泉閣」。平年なら稼働率は7割以上だが、宿泊客は1、2組しかないといい、「キャンセル率は約9割で、外国からのお客様もさっぱり。しばらく先に入っている予約にキャンセルが出てくるのでは」と懸念する。
みなかみ町は大型連休前後からラフティングなどのアウトドアスポーツが盛んになるが、同町観光協会アウトドア連合会は「例年なら今頃から予約が入り始めるが、今年は控えめのようだ」と話す。
(2011年3月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110327-OYT8T00038.htm
宇奈月温泉解約4000人
宿泊客のキャンセルが相次ぐ黒部市の宇奈月温泉(26日) 東日本巨大地震の影響を受け、県内最大の温泉街、黒部市の宇奈月温泉で、宿泊予約のキャンセルが相次いでいる。13宿泊施設が加盟する宇奈月温泉旅館協同組合によると、23日までのキャンセル客は計約4000人に上り、その後も増えている。キャンセルが続出するのは2007年の能登半島地震以来で、旅館関係者は「少なくとも冬までは利用者が減るかもしれない」と頭を抱えている。
老舗旅館「延楽」では、3〜4月の宿泊予約の解約が個人客を中心に1000人を超えた。内訳は3月367人、4月634人で、5月の大型連休まで影響する見通しという。
被災した関東方面の客が多く、両月で計429人と半数近くを占めるが、関西圏も127人に上るなど、影響は全国各地に広がっているという。
「宇奈月ニューオータニホテル」でも個人・団体の計約1500人がキャンセル。発生直後は県内客が主だったが、4月以降は、関東や関西の企業を中心に予定していた祝賀イベントなど大口予約の解約も重なった。同ホテルの男性従業員は「営業方法の見直しなど対応を検討しなければ」と肩を落としている。
同組合では「能登半島地震の影響をはるかに上回るほど深刻で、影響は長期化するだろう」とみている。
(2011年3月27日 読売新聞)
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http://www.j-cast.com/2011/03/24091132.html
ディズニーランド当分再開できず 東京ドーム10倍の電力量がネック
2011/3/24 10:13
東京ディズニーランドが、計画停電の余波で、当分通常営業を再開できない状況だ。東京ドームの10倍もある電力の供給が見込めないためで、部分開園なども検討しているものの、なかなかメドがつかないようだ。
東京湾岸埋め立て地の液状化で、ディズニーランドがある千葉県浦安市は、世帯の半数もが水やトイレを使えなくなり、ガスの供給停止地域も出ている。
液状化なく、「開園が可能な状態」だが…
未だに「休園中」の表示が とはいえ、ディズニーランドだけは、液状化の被害がほとんどないという。確かに、駐車場の一部やディズニーシー周りの沿岸道路では、陥没・隆起や砂の噴出が見られた。しかし、運営会社のオリエンタルランドによると、園内のアトラクションや広場などにこうした現象は見られず、水道やガスなども被害がなかった。
浦安市によると、もともと陸地部分が多かったほか、地盤強化などの安全対策が行われた結果ではないかという。
オリエンタルランドも2011年3月18日、すでに安全点検などが終わり、「開園が可能な状態」であることをサイト上で明らかにした。ところが、計画停電の影響で「電力供給が安定しない」状況になっており、引き続き休園することになった。当初は、21日をめどに見通しを決めるとしたが、未だにそうできない事態になっている。
同社の広報部では、取材に対し、「営業再開については今のところ未定です」と答えた。
園内では、ジェットコースターなどの乗り物があったり、電飾を凝らした夜のパレードが行われたりして、多量の電力を消費する。同社によると、ディズニーシーを含めて、1日当たりに使う消費電力は、約57万キロワット時だ。
これは東京ドームの約10倍に当たり、一般家庭なら5万世帯前後にも相当する。プロ野球セ・リーグの開幕強行が批判を浴びているだけに、営業再開には難しい判断が迫られそうだ。
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節電の影響を長期的に受ける可能性
今後は、震災復興がある程度進んで、エンターテインメントへの期待が出てくることも予想される。しかし、そうは言っても、必ずしも状況は楽観視できないようだ。
電力逼迫で、2011年夏以降も計画停電が続く見通しが報じられており、ディズニーランドにも影響が出るからだ。
浦安市は、計画停電の第5グループに入っており、2011年3月14日のスタート時からすでに3回も停電が行われている。東京23区とは違って、停電になる可能性が高く、また、電力需給次第で、かなりの節電が求められる事態になりそうなのだ。
ディズニーランドのある舞浜駅を通るJR京葉線も、停電のたびに運行がストップするので、その影響も出そうだ。現在は、停電時以外は、ほぼ通常運行に戻ってはいるものの、今後の節電で、運転本数が減らされることもありうる。その結果、駅などの混雑が激しくなることが予想され、営業に支障がある可能性が出ている。
浦安市の災害対策本部では、「ディズニーランドは、大きな電力を使うので、節電などの影響を長期的に受けるかもしれません。現在は、シンボルのシンデレラ城さえ、節電で明かりが点いていないといいます。私どもはライフラインの復旧見通しが立たずに手がいっぱいですが、今後は、どうやって連休や夏休みを乗り切るかなど、ディズニーランド側と話し合いたい」と言う。
オリエンタルランドでは、「電力不足のほか、交通機関の様子、燃料不足なども見なければなりません。こうしたインフラの状況を見ながら、どのような形で開園できるのかを決めたいと思います」と話している。
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>>886
ここか。
http://yj.pn/csVuN6
>地震と津波で、松林ほぼ全てが根こそぎさらわれたり、根元から折れるなどして流されたのに加え、砂浜も同市を流れる気仙川寄りの一部を残して大半が消滅した。
地形図そのものが変わってしまいそうですね。。
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http://mytown.asahi.com/areanews/aomori/TKY201103260359.html
はやぶさ効果の春のはずが…景勝地も被災 観光業に痛手
2011年3月27日
予約客台帳には、キャンセルを示す黒線がびっしりと引かれていた=23日、青森市浅虫の椿館
大震災が県内の観光業界に暗い影を落としている。旅館では宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、海岸沿いの景勝地も津波にやられた。昨年12月に東北新幹線が全線開業し、新型車両の「はやぶさ」が走り出して6日後に起きた天変地異。この春は観光客が押し寄せるまたとない「好機」になるはずだっただけに、関係者の落胆は大きい。早ければ4月に全線再開という東北新幹線が頼みの綱だ。
棟方志功ゆかりの宿として知られる青森市・浅虫温泉の椿(つばき)館。135人収容のこの宿も、今は数えるほどしか客がいない。大地震が襲った11日以降、ほぼすべての予約客がキャンセルをした。
震災直後から、ファクスから「キャンセル」と書かれた紙が次々と吐き出された。その連なりは毎日数メートルに及ぶ。
東北新幹線が新青森駅まで延びた昨年12月以来、宿泊客数は伸び続け、3月は前年同月比で7割増の2500人を見込んでいた。「立ち尽くすしかない。新幹線の全線開業でやっと春が来たと思っていたのに」。浅虫温泉旅館組合長も務める蝦名幸一社長は悔しそうに話す。
風間浦村の下風呂温泉では「ゆかい村海鮮鮟鱇(あんこう)まつり」が31日まで開催中だ。「アンコウでまちおこしを」と取り組む2年目の冬だが、温泉街は閑散としている。
新幹線の不通やガソリン不足が響いている。「まるほん旅館」は地震発生の翌日からキャンセルのファクスが入り始め、3月中の宿泊予約はほとんどが取り消された。
岩手や宮城方面からの常連客も多いが、連絡が取れない人がいるという。同旅館の長谷津恵さん(77)は「無事でいてほしい。すっかり寂しくなったが、被災地を思えば多くは言えない」という。
県内の旅館組合に15日までに聞き取りをした県観光企画課によると、黄金週間が始まる4月後半以降もキャンセルが相次いでいるという。県の担当者は「交通インフラがやられたうえ、自粛ムードもあるのでは」と話す。
例年200万人以上が押し寄せる「弘前さくらまつり」の期間中も弘前市内のホテルで外国人観光客によるキャンセルが相当出ているという。
観光地やイベントにも影響が出ている。
津波が襲った八戸市では、ウミネコの繁殖地として知られる蕪(かぶ)島の駐車場や公衆トイレが壊れた。今、蕪嶋神社を訪れる参拝客は例年の土・日曜の10分の1以下という。国の名勝、種差海岸も津波に飲まれ、種差海岸遊歩道(5.2キロ)の一部で土砂がえぐれ、案内板が壊れるなどの被害が出た。
市観光課が被害の実態調査をしているが、草花が咲く春の観光シーズンに復旧できるか見通しは立っていない。
約60店が生鮮食品などを扱う「八食センター」(八戸市河原木)も客足が減り、震災以後はいつもの3〜4割になった。事務局は「ガソリンが出回るようになれば、来場者は増えるはず」と期待する。
弘前城築城400年祭の今年、70以上のイベントを組んだ弘前市では、今月予定されていた事業が中止や延期に。同市の400年祭推進室は「被災地に思いを寄せ、『元気になるように』という視点でイベントの内容を立て直すことも考えている」と言う。
400年祭以外にも、同市は集客効果の大きい桜、ねぷた、菊と紅葉、雪灯籠(どうろう)の4大祭りがあるが、今年は被災地に配慮して単に娯楽一辺倒ではなく、入園料の一部を義援金に充てることなどを考えたいという。
そのうえで担当者は「新幹線開通後の伸びをなんとか回復したい」と話す。
横浜町でも5月15日に予定している「第21回菜の花フェスティバルinよこはま」のうち、メーンイベントの「菜の花マラソン大会」の中止を決めた。
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http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001103270002
春休みの観光 震災で大打撃
2011年03月27日
東日本大震災に伴い、県内の観光業にも影響が広がっている。ガソリンの不足や自粛ムードで客足が遠のいており、利用客が激減したスキー場では今シーズンの営業終了日を早める動きも。自粛ムードによる影響が長引くことを懸念する声も出ている。
12ゲレンデ・36コースを持つ菅平。菅平高原観光協会によると、地震発生の11日からこれまでに、予約客の約9割がキャンセル、その数は2万5千〜3万人に上るという。ガソリン不足のほか、「気分的に遊びには行けない」などの反応が大きい。
例年、この時期には様々な競技会や大会、講習会、研修会が開かれるが、今年は「40件以上、全部中止」。学校関係のキャンセルも多く、とりわけ団体などでその中に1人でも地震に関連して参加できない人がいる場合、団体そのものの予約が中止になるという。同観光協会事務局の大日方孝さんは「厳しいが、被災地の惨状をみると言いようもなく、仕方がない。今はただ、自分たちに出来ることを含め、頑張れニッポン、ですね」と話した。
営業終了日を繰り上げるスキー場も増えている。松本市のMt乗鞍は、予定より1週間早い今月27日に今季の営業を終了する。節電への協力に加え、大震災の影響で利用客が減っているためという。震災後、特に関東方面から来る人が激減し、かき入れ時であるはずの19日からの3連休の来客数は前年の4分の1だった。「キャンセルのメールを見ると、精神的にスキーをする気分でなくなったり、勤め先から外出の自粛を言われたりした人も。今シーズンは雨が少なくて雪の量も質も上々で、シーズンとしては良かったのに……」と担当者。
山ノ内町の志賀高原焼額山スキー場も、5月8日までとしていた今季の営業期間を4月3日までにする。ゲレンデを作る圧雪車を動かす燃料の調達が難しいことが理由という。震災直後は早朝営業を中止するなど燃料を節約して対応したが、今後満足のいくサービスができないことが懸念されるため、1カ月以上前倒しの営業終了を決めた。
県内有数の観光地の軽井沢も、入り込みがふるわず、春休みが始まった19日からのかき入れどきの3連休も大きな打撃を受けた。アウトレット街「軽井沢プリンスショッピングプラザ」は、例年なら1日4万人の買い物客でにぎわうが、「半数にも満たない」。旧軽井沢地区にある旧軽井沢銀座でも、「あれ以来、ゴーストタウンになった」と帽子店経営者は言う。3連休初日に店を開いた若手経営者も「客足は昨年の1割」。旧軽銀座のそばにある町営駐車場(412台収容)も、例年ならこの時期、1日300〜500台の利用があるが、19日は27台という有り様だった。「5月まで客足は戻らないのではないか」と危惧する商店経営者もいる。
一方、軽井沢町内のスーパーや米屋によると、東京電力が実施している計画停電を嫌って、町内に所有する別荘に「避難してきた」という別荘族も増えているという。
歓送迎会のシーズンを迎えているが、各地で飲食店やホテルのキャンセルも深刻になっている。経済活動への影響拡大について、阿部守一知事は25日の記者会見で、「日本全体が過度に萎縮することのないように、必要な経済活動についてはきちんと行えるようなことが重要になってくると思う」と話した。(鈴木基顕、野津彩子、伊東大治)
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打ち沈む機運の中、力がわくような話題。何度でもよみがえるさ。
いわき湯本温泉の湯量復活
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=&blockId=9812591&newsMode=article
震災の影響で湯量、温度などに支障が出ていた、福島県いわき市のいわき湯本温泉の湯量が25日、復活した。旅館約30軒などに温泉を送っている市常磐湯本財産区に対する供給量が毎分約2トンに戻った。
供給元の常磐湯本温泉などによると、いわき湯本温泉は地震の影響で全体の湯量が一時的に減少していた。破損状況などを点検しながら湯量や湯圧を段階的に復活させ、25日に従来通りの送湯量に戻した。
財産区が運営する公衆浴場「湯本駅前みゆきの湯」は24日に供用を再開。断水状態が続く被災者らに時間制限付きで無料開放している。午前八時から先着順で男女各240人に整理券を配っている。また25日からは常磐地区の避難所ごとに無料入浴の受け入れも開始した。財産区議会の安斎哲男議長は「いわき湯本温泉の復興に向け一歩を踏み出した」と語った。
いわき湯本温泉旅館協同組合は被災者支援のための入浴サービスを実施する方向で調整に入った。
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110329/08.shtml
HTBがGWに定期周遊バス 観光協が設立総会、佐賀と結ぶ
澤田HTB社長(右から3人目)や長崎、佐賀両県の市町長が意見を交わした設立総会=ハウステンボス
ハウステンボス(HTB)とHTB観光、地元佐世保市など長崎、佐賀両県7市2町でつくる「ハウステンボス周遊観光協議会」は28日、佐賀県武雄、嬉野両市とHTBとの間を結ぶ観光バスの運行を、4月29日からのゴールデンウイーク(GW)に合わせ開始する計画を明らかにした。28日の設立総会で、バス運行などを盛り込んだ新年度の事業計画を決めた。
同協議会の構成自治体はほかに本県の西海、平戸、松浦3市、東彼波佐見町と、佐賀県の伊万里市、有田町。温泉や焼き物といった各市町の観光素材を生かし、HTBと連携してのPRや相互間での送客に取り組むことで、一帯の集客増につなげるのが狙い。
観光バスは、旅行会社のHTB観光が関係自治体とともに費用を負担。武雄、嬉野両市からはGW期間中、有田陶器市が開かれる有田町を経由し、HTBと結ぶ1日3往復ほどをそれぞれ運行。料金は片道500円程度を予定。予約制で近く募集を始める。GW後も定期的に運行する方針。
平戸市とHTBとの間でも、7月ごろから同様のバス運行を予定している。
4月1日の設立を前に開いた総会は、HTB側2社の社長と各市町の首長が出席。会長に澤田秀雄HTB社長を選出した。事業計画はこのほか、HTBや各市町の観光情報を掲載した季刊誌の発行や、HTBでの「大陶器市」開催(11月)など。
あいさつで澤田社長は「ハウステンボス周辺には素晴らしい観光資源がある。全国、海外に発信していけば地域の観光はもっと活性化する」と期待を述べた。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/234195
「HTB中心に観光客誘致」 長崎、佐賀9市町が協議会設立
2011年3月29日 00:21 カテゴリー:経済 九州 > 長崎
ハウステンボス周遊観光協議会設立総会の後、手をつないで連携を確認しあう9市町の首長ら=28日 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)を中心に国内外の観光客を誘致しようと、長崎、佐賀両県の周辺9市町とHTBでつくる「ハウステンボス周遊観光協議会」の設立総会が28日、HTB内で開かれた。
設立総会には、長崎県佐世保市、西海市、平戸市、松浦市、波佐見町、佐賀県嬉野市、武雄市、伊万里市、有田町の7市2町の首長が参加。会長に選任された沢田秀雄HTB社長は「東日本大震災の影響は大きいが、地域が互いに助け合うことで観光客を増やしたい」とあいさつした。
協議会は各自治体とHTB、子会社のエイチ・テイ・ビイ観光が20万円ずつ計220万円を拠出。第1弾の事業として4月29日から土日、祝日に武雄、嬉野両市とHTBを結ぶ観光バスの運行(1日往復3便)を開始する。共同観光パンフレット2万部の作成に取り組むほか、11月には有田焼や波佐見焼などの逸品を集めた「九州大陶器市」をHTBで開催する。
=2011/03/29付 西日本新聞朝刊=
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http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201103280408.html
滝桜・ハワイアンズ・鶴ケ城…春の観光大打撃
2011年3月29日
「観光いわき」のシンボル的な温泉娯楽施設・スパリゾートハワイアンズ=いわき市常磐藤原町
大震災と福島第一原発の事故は、春の観光シーズンを迎えた県内の観光地に深刻な影響を与えている。受け入れ態勢を縮小したり、旅館などの予約のキャンセルが相次いだり。地震で被災し、再開のめどが立たない施設もある。
約30万人が訪れる三春町の日本三大桜、滝桜。地震で小さな枝がいくらか折れたものの、樹木自体に損傷はなかった。4月中旬には開花する見込みだ。だが、避難者を受け入れている町は、仮設トイレの設置や誘導の係員の配置など、観光客受け入れの態勢を例年並みに整えるのは困難と判断。「必要最低限の人員」で対応する方針だ。夜間のライトアップや無料シャトルバスは中止。昨年始めた観桜料も徴収しないことにした。
福島市の花見山には昨年、過去最高の32万人が来た。地震の被害は一部斜面が崩れる程度だったが、市は地元と話し合った結果、例年のような受け入れ態勢をとらないことを決めた。近くの駐車場と現地を結ぶシャトルバスの運行やボランティアガイドによる案内を中止。関東圏の駅でのポスター掲示なども中止する。市観光課の担当者は「全国からどうぞお越しくださいと態勢を取る状況ではなくなった」と話す。ただ、花見山の立ち入り自体を制限することは考えていないという。
天守閣が赤瓦にふき替えられたばかりの会津若松市の鶴ケ城。観光客増を期待し、27日から5日間、天守閣を無料開放しているが、日曜日だった初日の入場者は1743人。有料だった過去2年間の3月最終週の日曜日の約2千人を下回った。市観光課は「無料でもこの数字にとどまったのは残念。ガソリン不足と原発事故の風評被害は深刻だ」と頭を抱える。
老舗旅館が立ち並ぶ東山温泉。ある旅館の従業員は「3月は全滅。4月の予約もほぼキャンセル」と嘆く。地震があった11日以降、宿泊キャンセルへの対応に追われているという。首都圏から郡山までまだ新幹線が復旧していないことや、原発事故と余震への不安がキャンセルの要因という。被災地域の予約客も多く、従業員は「連絡を差し上げてもつながらない場合もある。私たちも大変だがお客様の身が心配です」と話す。
別の旅館はすでに8千人分のキャンセルを受け付けた。「4月の予約はすでに3分の2がキャンセル。まだまだ増えるでしょう」
敷地の一部が地盤沈下し、建物の外壁や窓ガラスが割れるなどしたスパリゾートハワイアンズ(いわき市)は、温泉やホテルなど全施設が休業中。再開を目指し、建物の安全確認を進める。だが、営業企画室の担当者は「原発事故が終息しないと何も始まらない。再開時期については話せない状況」という。
原発事故による今後の風評被害の影響も避けられない。「節電やガソリン不足など、全国的にレジャーは自粛ムード。風評被害も市と足並みをそろえて打破していきたいが、今は避難所への炊き出しなど、地域から求められていることを地道に続けるしかない」と話した。
4月上旬の開通予定で除雪作業に入っていた磐梯吾妻スカイラインや磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインも地震以来、除雪作業を中断し、開通のめどがたっていない。県道路公社によると、地震の影響で重機や燃料の調達ができない状態が続いているためで、ゴールデンウイークに開通が間に合うかもわからないという。(斎藤健一郎、池田拓哉、西堀岳路)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110328-OYT8T01034.htm
広島のホテルも影響
粛ムード キャンセル相次ぐ
東日本巨大地震や東京電力福島第一原子力発電所の事故が、広島市内のホテル業界に影を落とし始めている。母国から国外退避勧告を受けた外国人観光客の宿泊キャンセルや、「深刻な被害を見ると楽しむ気分になれない」などと旅行を自粛するムードが広がる。ホテル関係者は「行楽シーズン前に痛手」と話す一方、計画停電を避けてか、予想外の団体予約が舞い込む現象も起きている。(有賀かほり)
JR広島駅北側に28日、開業したシェラトンホテル広島(東区)。当初、テープカットなどを含む式典を予定していたが、「お祝いムードは不謹慎」として、冒頭に黙とうをした上で、関係者のあいさつのみに切り替えた。世界的チェーンの強みを生かし、外国人客の利用を大きく見込んでいたが、地震後、キャンセルが相次いだ。
山本博之総支配人は「滑り出しは順調だが、大型連休もある4〜5月は、当初目標より予約が入らないのではないか。地道に営業するしかない」と話した。
リーガロイヤルホテル広島(中区)やANAクラウンプラザホテル広島(同)は、宿泊取り消しの理由が地震の場合、キャンセル料を請求しないことを決めた。
一方、予約が増えたケースも。地震後、オリエンタルホテル広島(同)では、関東地方の企業が社員の家族を含めた約20人で1週間ほど宿泊した。ほかに同地方の企業から「2週間の宿泊と、会議室の使用ができるか」などと数件の問い合わせがあり、担当者は「計画停電もあって、事業所ごとの一時移転を検討しているのではないか」としている。
(2011年3月29日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201103280522.html
台湾発の日本旅行が激減 「韓国で桜見られませんか?」2011年3月29日0時55分
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日本行きを扱う旅行会社「スタートラベル」のブース。価格はかなり下がっている=台北、村上写す
【台北=村上太輝夫】台湾の主な旅行会社が共同でパック旅行商品を売り出すフェアが25〜28日、台北の世界貿易センターで開かれた。だが、最も人気が高い旅行先だった日本が各ブースからほとんど姿を消した。
会場で日本行き商品を売る数少ない大手旅行会社、スタートラベルのブースに来た老夫婦はこう尋ねた。「日本に行くかわりに韓国で桜を見物できませんか?」
担当の蒋沂芳さんによると、4月中旬以降の東北地方は花見と温泉を楽しめるため人気が高かったが、すべて取り消し。東京行きも取り消しか延期だ。
4月下旬に開通する黒部立山アルペンルートも本来人気があったが、5日間で2万8千台湾ドル(約7万6千円)のところを1万9900台湾ドル(約5万4千円)に下げても予約が埋まらない。「夏季に営業の力点を置きたい」と蒋さんは日本の回復を期待する。
業界団体「旅行商業同業公会全国連合会」の許高慶秘書長によると「日本行きの4、5月分は99%が取り消しだ」。東日本大震災後の団体旅行は九州、名古屋、大阪へ行った4団体で計100人足らず。例年なら毎月約10万人、花見の季節はさらに3割増しとなるはずだったという。
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110329/mcb1103290505028-n1.htm
アジアに強まる中国人客頼り 大震災影響で日本人観光客激減 (1/2ページ)2011.3.29 05:00
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店主らが熱心に観光客を呼び込む台北の屋台。台湾でも震災の影響で日本人観光客の減少が指摘されている(ブルームバーグ)【拡大】
東日本大震災の影響で、日本の富裕な観光客が国内にとどまるとみられ、地域のリゾート地では中国からの客への依存度をますます強めることになりそうだ。
国連世界観光機関(UNWTO)の最新データによると、日本人観光客の2009年の旅行支出は計250億ドル(約2兆400億円)。中国人観光客は440億ドルだった。
米ハワイ州にある広域観光業界団体、太平洋アジア観光協会(PATA)のディレクター、クリス・リム氏は「日本の海外旅行市場はここ数年、縮小傾向にあるが、今後数カ月は、はるかに深刻な落ち込みとなるだろう」と指摘した。
アジア各国では震災後に旅行のキャンセルが相次ぎ、各国の株式市場では旅行関連銘柄が売られた。リム氏によると、アジア諸国では中国人観光客の誘致に努めているが、震災をきっかけに、その動きに拍車がかかるとみられる。
PATAのデータでは、アジア太平洋地域への日本人観光客は07年から3年連続減少。昨年は1750万人に上昇したが06年の実績は下回った。一方、中国人客は昨年4800万人となり10年前の5倍以上の伸びとなっている。主な目的地は香港やマカオだ。
リム氏は「日本人客が一番多い地域の中でも、中国人客の占める割合がかなり大きい場所もある」ため、観光客数の大きな減少は見られないかもしれないと述べた。
UNWTOによれば、10年に日本人が観光客全体の17%を占めたハワイでも観光客は減りそう。ただUNWTOは、大震災や中東・北アフリカの混乱を考慮しても、世界の観光業が5%拡大するとの見通しを維持している。
台湾では昨年、日本人が外国からの観光客の19%を占めた。台湾の彭淮南中央銀行総裁は、台湾の観光業界が今回の大震災で打撃を受ける可能性を指摘。台湾では昨年、中国人が前年比68%増え、国別の訪問者数で1位になった。
日本からの旅行者数見込みについて、タイのゴーン・チャティカワニット財務相は「しばらくの間、日本人は海外旅行より自国の再建に力を注ぐと思う」と述べた。ベトナム観光局の幹部のグエン・マイン・クウン氏も「日本人は生活再建に向けた支出を最優先しなければならないだろう」との見方を示した。(ブルームバーグ Daniel Ten Kate)
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http://www.j-cast.com/2011/03/29091633.html
旅行代理店が被災者向け海外プラン バンコク30日間6万円など
2011/3/29 20:05
東北関東大震災で20万人以上が避難生活を余儀なくされている中、大手旅行代理店エイチ・アイ・エスが被災者向けの長期海外滞在プランを発売した。「バンコク30日間6万円」などかなり格安となっている。
「被災者支援プラン」として同社が販売しているもので、被災者の皆さんには、物価も安く、生活しやすい海外で一定期間過ごしたいという選択肢もあるのではないかと思い、企画に至ったと説明。現地のホテルや航空会社から「何か支援をしたい」という声もあり、特別価格になったという。
東北6県と茨城県の居住者が対象
対象者は東北6県と茨城県に居住している人。全部で13の行き先があり、台北だと30日間滞在、燃油サーチャージ込み4万円となっている。ホテルは「エコノミーホテル」と「スタンダードホテル」があり、スタンダードホテルは写真で見る限りだとビジネスホテルのような感じだ。2日目にタクシーでの乗り方など、現地での生活についての説明会があり、それ以降は最終日まで終日自由行動となっている。
その他もソウル(25日間3万5000円)、バンコク(30日間6万円)、上海(22日間5万8000円)と近隣アジア諸国が多いのだが、中にはトルコのカッパドキアとイスタンブール30日間5万円というツアーもある。トルコ航空とカッパドキア観光業教会の協賛があったのだという。
出発日は4月3日以降で、食事の有無はプランによって異なる。3月25日からサイトで紹介しているが、エイチ・アイ・エス広報によると既に申込みがあるということだ。
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http://www.asahi.com/national/update/0330/TKY201103290519.html
TDR、4月6日にも一部再開へ 営業時間は短縮
2011年3月30日4時31分
東日本大震災が起きた11日から休園している国内最大のテーマパーク「東京ディズニーリゾート」(TDR、千葉県浦安市)が、4月6日にも営業を一部再開する。東京電力の計画停電で電力供給が安定しないことから営業を見合わせてきたが、旅行会社の強い要請を踏まえ、営業時間を短くして再開する方向だ。
運営するオリエンタルランドが方針を固めた。ディズニーランドとディズニーシーを合わせた1日の消費電力量は57万キロワット時と大量で、一般世帯に換算すれば、約5万9千世帯分に相当する。
通常なら午後10時の閉園時間を午後6時ごろまでに早め、夜間の電力を減らす。昼間も冷暖房を節約することなどで、全体の消費電力の約3割の節電を目指す。できれば、周辺のホテルも同時に営業を再開したい考えだ。
また、計画停電の長期化をにらみ、園内に大型のガス自家発電機を建設することも検討。TDR全体の消費電力の7割をまかなう計画だ。幹部は「普通なら環境影響調査に時間がかかるが、政府が特例を認めてくれれば半年でつくれる。クリスマスまでには設置したい」と話す。
年間約2500万人が訪れるTDRは、震災により駐車場で液状化現象が起きるなどの被害を受けた。修復作業は済んでおり、28日からTDR内の商業施設「イクスピアリ」は営業を再開している。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110330/biz11033020220047-n1.htm
中国人観光客減り…アキバと銀座は閑古鳥
2011.3.30 20:14 (1/2ページ)
震災後は中国人観光客が激減。東京・秋葉原の免税店は閑散としている=30日(佐久間修志撮影)
東日本大震災で海外からの観光需要が冷え込み、中国人観光客でにぎわっていた東京・銀座の百貨店や秋葉原の家電量販店も、来店客が急減している。福島第1原子力発電所の放射能漏れ事故の処理は長引いており、にぎわいを取り戻すには時間がかかる見通しだ。
JR秋葉原駅近くの免税店。震災前は中国人客でいっぱいだった午後0時過ぎの店内は、閑古鳥が鳴いていた。「炊飯器は(中国向け仕様の)220ボルトだから、日本では使えない。お客が減ったかって? そうだね〜」。女性店員は言葉を濁した。
ヨドバシカメラマルチメディアAkibaも、中国人客が大きく減った。震災直後は、「日本を脱出する人がおみやげを買いに来たが、先週からは(中国人が決済に使う)銀聯(ぎんれん)カードの扱いも1日1件や2件になった」(担当者)と話す。
秋葉原と並ぶ、買い物スポットの銀座も同様だ。三越銀座店では、3月1日から11日まで300〜500件あった免税処理が、震災後は20日までで100件未満にとどまった。外国人向けインフォメーションの利用件数も、150件から2けたに落ち込んだ。
ドン・キホーテ銀座本館は「めっきり中国人が来なくなった」と嘆く。新宿店のおみやげフロア「ようこそ館」にも、団体バスは来ない。「ビジネス客はやや戻りつつある」(同)ものの、前年比3倍増の外国人客数を見込んでいた直近の1週間も、同2割増にとどまり、影響は深刻だ。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110330/biz11033020080046-n1.htm
「観光立国」深刻ダメージ 立て直し急務 渡航自粛、キャンセル深刻
2011.3.30 20:02 (1/2ページ)
3連休初日の3月19日、東京都内有数の観光スポット、浅草寺(台東区)に普段のにぎわいはなかった(AP)
東日本大震災と福島第1原子力発電所の放射性物質(放射能)漏れ事故で、政府の新成長戦略の目玉である「観光立国」が深刻なダメージを受けている。米国やフランス、中国、シンガポールなどが相次いで、日本への渡航自粛を勧告や要請の形で呼びかけており、観光政策の見直しは避けられない。
観光庁の溝畑宏長官は、1200万人に近い水準を目指していた今年の訪日外国人の目標について、「見直しせざるを得ない」として、下方修正する。溝畑長官は「観光が日本の成長に重要な役割を果たすことには変わりはない」としながらも、放射能漏れや余震、計画停電が続き、外国人離れを食い止めるのは難しいとの判断だ。
昨年の訪日外国人は、過去最高ながら861万人にとどまり、目標の1千万人に届かなかった。円高と、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件による日中関係悪化が重しになった。観光庁の海外での積極的なプロモーションが期待されたが、その矢先に襲ったのが東日本大震災だった。
桜の開花を前に日本政府観光局の間宮忠敏理事長が訪中し、現地旅行会社を相手に行うはずだった14日からの訪日ツアー誘致のトップセールスも中止された。
放射能漏れが明らかになってからは、重点市場15カ国・地域すべてが日本への渡航自粛を決めた。成田空港と羽田空港に発着する外国航空会社にも、欠航などの動きが広がっている。
国土交通省によると、現在、米デルタ航空など3社が計6便を欠航したほか、仏エールフランス航空など11社が経路を変えている。中国の格安航空会社(LCC)の春秋航空は、27日の高松空港就航を延期した。
宿泊施設への打撃も大きい。ホテルニューオータニ(東京都千代田区)は、3月分の宿泊予約のうち外国人を中心に3割強のキャンセルが出た。一方で、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)は「外資系企業の本社機能の大阪移転で予約が増えた」。
国内旅行市場も縮小傾向にある。大手旅行会社の3月の国内ツアーの予約数は、前年同期比3割も減った。新型車両「はやぶさ」がデビューしたばかりの東北新幹線が那須塩原−盛岡間で運休し、「東京ディズニーリゾート」の休園も足を引っ張った。
溝畑長官は「被災地以外の観光地のがんばりが、結果として力強いメッセージになる」として、観光を東日本復興のエンジンにしたい考え。ただ、福島第1原発から遠く離れた北海道でも、外国人客は「ほぼ100%キャンセルが入り、壊滅的」(道観光振興機構)な状況で、回復の道は遠い。
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http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001103300002
姫島観光タクシー存続の危機
2011年03月30日
存続か廃止か――。姫島村で昨年夏、約15年ぶりに営業を始めた姫島観光タクシーが岐路に立たされている。秋までは順調な営業だったが、寒波が厳しかった冬場に客足が途絶えたうえ、国の緊急雇用促進事業の補助も3月でなくなるからだ。厳しい選択が迫られている。
観光タクシーは昨年8月、造船鉄工業木野村ヤンマー商会の木野村光紀代表(39)がリースしたワンボックスカー1台で始めた。
島には国指定天然記念物の観音崎黒曜石産地や渡りをする大型チョウのアサギマダラの休息地、姫島七不思議などの観光地があり、東回りAコース、西回りBコース(各約30分)2900円、両コースを回るCコース(約1時間、5800円)を設定した。
11月まではCコースが多く、月に20回以上運行し、利益も出た。だが、冬場は海も荒れ、島を訪れる人は激減。2月は30分コースを4回運行しただけだった。
補助金でまかなわれていた運転手の給料や車のリース料は3月いっぱいで終わる。木野村代表は「車のリースが残る8月までは続けるが、それ以降は未定」という。
「姫島の観光客を増やしたい」との思いは強い。運転手からも「歩合でいいから続けたい」との要望もある。木野村代表は「補助金がなくなるのは厳しい。なんとか秋までに昨年の2倍の売り上げをあげ、存続させたいのだが」と話している。(吉良隆夫)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20110330-OYT8T00023.htm
巨大地震 観光に影響
県内のホテルキャンセル相次ぐ
東日本巨大地震の発生後、県内のホテルや観光施設などで、予約客のキャンセルが相次いでいる。自粛ムードや、原発事故での不安感が広がっているとみられる。観光関係者は「影響は長引きそう」と心配しながら、「これだけの災害だから仕方ない」と受け止めている。
■酒類控える宴会
「地震のため行けなくなりました」
山口市湯田温泉にあるホテルでは、地震が発生した11日から27日までに宿泊予約者から100人以上のキャンセルの申し出があったほか、約70組(約1000人)の宴会が取りやめになった。
酒類を控えた送別会も増えており、全体の損失額は800万円近くに上るという。男性支配人は「本来なら送別会で忙しい時期なのに……」と嘆き、「宴会の自粛ムードは、県庁や大企業の営業所にまで広がっている」と今後の影響も覚悟している。
湯田温泉旅館協同組合の荒瀬公明・事務局長は「多くの命が奪われた災害なので仕方がない」と話した。
岩国市の観光名所・錦帯橋への客足も減り始めている。隣接する岩国国際観光ホテルでは、地震翌日から29日正午までに、4、5月の行楽客を中心に計148件2159人のキャンセルが入った。
主に福島、茨城県などの被災地や関東、九州方面からの観光客で、「交通手段がない」「仕事が休めなくなった」などの理由が多い。6月以降の予約についても「いったん取りやめて、再検討します」などの連絡が入っているという。
■海外客や出張も
下関市と韓国・釜山市を結ぶ関釜フェリーでは、利用客が減少。関釜フェリーによると、通常は韓国からのツアー客約400人が下関市に降り立つ「はまゆう」の乗客が、地震後は100人以下となる日もある。「地震、津波に加えて原発事故が不安感に拍車をかけ、日本全体への旅行を控えているのではないか」と分析している。
下関市と韓国・光陽(クァンヤン)市を結ぶ光陽フェリーも、韓国客のキャンセルが相次ぎ、週3往復の運航のうち、北九州市・門司港に発着させていた1往復を減らした。
県内から東北地方への旅行取りやめも目立つ。周南市に本社を置く「防長トラベル」では、4月に国の天然記念物・三春滝桜(福島県)など東北地方の桜の名所を巡るツアーを企画し、約50人が予約していたが、中止を決めた。
企業が関東方面への出張を中止する動きもあるといい、担当者は「現時点ではどれほどの影響か予測できないが、しばらく東北地方へのツアーは企画できない」と頭を抱えている。
(2011年3月30日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110330-OYT8T00070.htm
売れない…秋田駅前ホテル
競売1900万でも…老朽化で改装費必要
2年以上、手つかずのままになっている「ホテルハワイ駅前店」 秋田市千秋久保田町の「ホテルハワイ駅前店」(2009年閉鎖)の建物が所有者の破産により競売にかけられたものの、応札者が現れず、買い手が決まらないままになっている。JR秋田駅前の千秋公園脇に位置する好立地だけに、不動産業者の注目度も高いが、老朽化などがネックになっているもようだ。周辺商業者などからは「再建か解体か、早く決まってほしい」との声が高まっている。(佐藤直信)
ホテルハワイ駅前店(約360室)は1972年に開業。主にビジネス客向けだったが、市内のホテル競争激化などの影響で、2009年の元日、系列2店とともに閉鎖された。所有会社(秋田市)は破産手続きに入り、駅前店の地上10〜11階建ての2棟について、同年8月、秋田地裁で競売開始が決定された。
地裁の競売関係書類によると、2棟の建築年は72年と76年で、約40年間とされる経済的全耐用年数を迎えつつあり、老朽化も進んでいる。不動産評価額は計約7781万円。土地は千秋公園一帯の地主が所有しており、ホテルは地主側に地代を支払って営業していたが、地裁の調査に対し地主側は「土地の売買も可能」と説明したという。
入札は昨年3月から今年1月、3度にわたって行われたが、いずれも応札者が現れず、落札されなかった。このうち3度目の入札では、落札額の目安となる売却基準価格が、評価額の約4分の1の約1900万円まで下げられたが、応札者はいなかった。
3度の入札で落札者が決まらず、売却の見込みがない場合、地裁は競売手続きを停止できることになっており、土地の再活用に向けた同手続きが白紙に戻る可能性も出ている。
競売について、市内のある不動産業者は「超一等地で、関心は持っているが、ホテルとして再営業する場合は改装費や採算性が問題になるし、解体する場合も巨額の費用がかかるため、とても買おうという勇気は出ない」と明かす。
一方、付近の商業関係者は「観光地である千秋公園の目の前にいつまでも“廃虚”があると、市のイメージダウンにもつながる」と懸念を示し、「中心市街地活性化や千秋公園整備など街づくりとセットで考え、打開策を見つけていくべきだ」と語った。
(2011年3月30日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/0331/TKY201103310110.html
首都圏、花見宴会自粛…一方で「東北の酒飲んで支援」も(1/2ページ)
2011年3月31日12時6分
春。例年は花見客でにぎわう首都圏の公園で、宴会の自粛要請やイベント中止の動きが広がっている。東日本大震災や計画停電のためだ。「こんな時こそ集おう」という声もある。
例年150万人以上が約1200本の桜をめでる上野公園(東京都台東区)に「宴会の自粛のお願い」の看板が立つ。地元は1100個のぼんぼりの点灯や骨董(こっとう)市、物産展も中止した。
約400本の桜のつぼみがほころび始めた井の頭公園(同武蔵野市、三鷹市)にも同様の看板が立つ。管理事務所は「節電のため電灯の明るさを落とした。夜間の安全が保証できない。仮設トイレは被災地に運んだため、確保が難しい」と説明。被災者への配慮もあるという。
都は計画停電が始まった14日以降に自粛要請を始めた。臨時のごみ箱や仮設トイレは置かず、夜の照明も暗め。石原慎太郎都知事は29日の記者会見で「桜が咲いたからって一杯飲んで歓談するような状況じゃないと思いますよ。少なくとも夜間、明かりをつけての花見なんて自粛すべきだと思っております」と述べた。
自粛の影響は外食や観光業界に及んでいる。隅田川やお台場で屋形船を運航する「屋形船濱田屋」は20日に営業を再開したが、花見のかき入れ時なのに3、4月で計80隻分の予約が取り消された。松本博幸代表は「被災していない私たちにできるのは、日本の経済をきちんと回して収益を被災地復興に役立てること」と話し、4月30日までの売り上げの5%を日本赤十字社に寄付する。
タレントのなぎら健壱さんは「日本には、酒を飲んで故人を弔う文化もある」と話し「いま無謀な騒ぎをする人がいるとは思えないし、自粛するかどうかは各人が考えること」と自粛ムードにくぎを刺すが、自身も台東、墨田両区にまたがる隅田公園で十数年にわたり開いてきたファンクラブの花見を中止した。「もし酒の力で被災地を忘れ、羽目を外してしまったら申し訳ないし、切ないから」
「酒場詩人」の吉田類さんは「つらい時に楽しい気持ちを持ちたいのは自然なこと。人と人が交われば対話が生まれ、支援につながるかもしれない。東北の酒を飲むのも一つの支援」と語る。5月1日に都内で酒を飲みながらの追悼イベントを開き、入場料を被災地に寄付するという。(渡辺志帆、茂木克信)
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http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20110331/485853
「街が消えてしまう」観光客減 悲痛な叫び 鬼怒川・川治温泉、大半は休業のまま
(3月31日 05:00)
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【日光】東日本大震災以降の観光客激減を受け、鬼怒川・川治温泉旅館協同組合は連日のように臨時理事会を開き、対応を協議している。これまでに重ねた会合は10回を超えた。被災者向けに3千人の受け入れ態勢を整えたが、大半の宿泊施設は休業状態。従業員の解雇に踏み切った例もあるといい、「このままでは街が消えてしまう」との悲痛な声さえ出ている。
同組合は被災者受け入れ可能な宿泊施設のうち、21軒が1泊素泊まり3千円で対応。だが実際に稼働しているのは数軒に満たない。大半は休業したままで、従業員も自宅待機状態だ。
これまでに避難者100人以上が相談窓口を通して宿泊した。しかし組合によると、3千円でも赤字になる上、光熱費などを考え入れると、少人数を受け入れるために、閉まっている施設を開けるのは難しい。全体の稼働率は1割にも満たない状態だ。
29日の臨時理事会では「春の稼ぎ時に客がなく、固定資産税が払えない」「計画停電で客が取れず、お手上げだ」などの声が次々と上がり、行政側の対応への不満も出た。
窮状が続く中、電気代、ガス代、カラオケの著作権料などの支払い猶予についても事業者側との交渉を進めている。また東北出身の従業員の家族が被災して、市内の従業員寮に身を寄せているケースもあり、「救済策はないのか」との声も出ている。
県は29日、ホテル・旅館を借り上げ、1泊3食5千円で被災者に移転を促す方針を発表したが、先を見通せない現状に変わりはなく、組合側は「宿泊施設だけでなく食堂、店舗なども疲弊している。行政側の主体的な取り組みが必要だ」と訴えている。
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http://gendai.net/articles/view/syakai/129696
セレブの憧れ「シャングリ・ラ ホテル 東京」いきなり休業のワケ
【政治・経済】
2011年3月31日 掲載
外資らしい逃げ足の速さ
1泊7万円以上の外資系高級ホテル「シャングリ・ラ ホテル 東京」(東京・千代田区)が、今月19日から営業を休止している。べつに地震で建物が壊れたわけでもないのに、不可解な話だ。さっそくホテルに問い合わせたら“やっぱり……”だった。
「ホテルにはアメリカやマレーシアなど約30人の外国人スタッフがいます。余震と放射能への不安でなかなか業務に集中できない。親や家族とも離れ離れになっている。最高のサービスを提供できないなら、休止にしようと香港の本社から指示があったのです。給与はしっかり払っています」(広報担当者)
放射能怖さの休業だったのである。
「シャングリ・ラ ホテル東京」は2年前の3月に東京駅前にオープン、チェコ製の最高級シャンデリアが至る所に設置され、皇居や丸の内が一望できる。スイートルームは1泊100万円。セレブが集うホテルだ。開業当初は苦戦したが、昨年中国人の観光ビザが緩和されたこともあり、人気を集めていた。日本人の感覚だと「過剰反応」に見えるが、ホテル事情に詳しい国際ホスピタリティースペシャリストの奥谷啓介氏は「正解だ」と話す。
「シャングリ・ラ ホテルの宿泊客の約4割が外国人です。みな放射能を恐れて東京から逃げてしまった。日本人も高級ホテルに泊まろうという雰囲気ではない。無理に営業しても、赤字がどんどん増えるだけです。それなら休止にして、スタッフの人件費だけ払おうという考えでしょう。外資系だけあって判断が速い」
原発の処理が長引けば、追従するホテルが次々出てくるかもしれない。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20110330-OYT8T00914.htm
行事自粛行き過ぎ?
静岡・浜松まつり 安倍川花火も―
東日本巨大地震の影響から、県内でイベントなどの中止が相次ぎ、経済への影響を懸念する声が上がっている。一部では、イベントを予定通り実施し、会場で募金活動を行うなどの形で、地域活性化の取り組みの中に被災者支援を組み込もうという試みも出ている。
県内では、東日本巨大地震の被害の甚大さや被災者の心情を考慮し、4月1〜3日に予定されていた「第55回静岡まつり」や5月3〜5日の「浜松まつり」、7月30日の「第58回安倍川花火大会」など、歴史あるよく知られたイベントが軒並み中止になっている。
こうした流れについて、今月24日に静岡市内で開かれた東日本巨大地震の被災地支援に関する県と市町の合同会議の冒頭、県の大村慎一副知事は「イベントなどの行事を自粛する傾向になっている。我々の気持ちとしては当然そうだが、一方で未曽有の災害で経済的にいろいろと懸念がある」と指摘。「被災地を支援するためにも、逆に歯を食いしばって工夫しながら、できる行事については頑張ってやっていくことでご考慮いただきたい」と述べた。
県は、イベントなどは可能な限り開催していく方針。川勝知事は30日の記者会見で、「自粛ムードが必要以上に蔓延している。例えば祭りは地域の絆(きずな)を確かめ合う大事な機会。自粛ではなく、応援ムードでやる必要がある」と述べた。
小嶋善吉・静岡市長も今月25日の記者会見で、相次ぐイベントの中止について「市としてはそれぞれの(実行主体の)決定を尊重する」と断ったうえで、「もっと元気を出して復興しなければいけない時期が来る。その時にいろいろなイベントが復活してくると思う」と語った。
静岡商工会議所の後藤康雄会頭は今月25日の記者会見で、「静岡まつりは目前に迫っていたが、中止はやむを得なかった」と述べる一方、「安倍川花火大会はだいぶ先の話。慎重に今後の復興状況をみながら改めて判断すべきだ」との見解を示した。
一方、沼津市は、今月31日に閉館する同市大手町の「キラメッセぬまづ」で4月3日に、「キラメッセージ大感謝祭」を予定通り開催する。特産物の販売や白隠太鼓の演奏などのほか、地震の被災地への募金コーナーを設ける。
また、狩野川花火大会などで知られる「沼津夏祭り」も、7月30、31日に開催されることが決まった。
(2011年3月31日 読売新聞)
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>>908
>仮設トイレは被災地に運んだため、確保が難しい」と説明。
イベント自粛が必要じゃなくて、行政がイベントのサポートをできないことを
説明するのがよかったのでは?
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110401/plc11040112210016-n1.htm
蓮舫氏、石原都知事の「花見自粛」に反論 「権力の社会制限は最低限に」
2011.4.1 12:21
官邸に入る蓮舫行政刷新担当相=1日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影)
蓮舫節電啓発担当相は1日の記者会見で、東京都の石原慎太郎知事が桜の花見について「一杯飲んで歓談する状況じゃない」と自粛を促していることに対し、「権力で自由な行動や社会活動を制限するのは最低限にとどめるべきだ」と反論した。
また、一部にコンビニエンスストアの深夜営業を自粛すべきだとの意見があることにも「夜間の電力は、現段階では相当余っている。コンビニや自動販売機の夜間の照明は、治安的にも意味がある」と述べ、不必要だと強調した。
その上で「電力があるにもかかわらず経済活動を公の力で制限していくということが、わが国の経済にとってどのよう影響があるのかも冷静に考えるべきだ」と訴えた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110331-OYT8T01015.htm
「公有」誘客策がカギ
阿仁スキー場 北秋田市に無償譲渡
ゴンドラから見える樹氷など四季折々の自然も魅力のひとつ 阿仁スキー場の所有会社から施設の無償譲渡を受けた北秋田市。4月から公有施設として心機一転のスタートを切るが、維持管理費や将来的な原状回復費など多額の出費も見込まれ、存続は厳しい状況下にある。市は、県や所有会社にも応分の資金負担を求め、施設の再生を図る方針だ。(糸井裕哉)
昨年10月、運営会社から譲渡の打診を受けた北秋田市は財政負担を嫌い、消極的だったが、「スキー場がなくなれば観光政策が壊滅する」という危機感から翌月から方針転換した。
市は宿泊や飲食、土産物購入などによる同スキー場の経済効果を約3億7000万円と試算。高山植物や紅葉、樹氷など四季折々の自然が魅力で「通年観光の目玉」であるゴンドラ運行を廃業すれば、秋田内陸縦貫鉄道(内陸線)や大館能代空港の利用促進策にも悪影響を及ぼすと判断した。
2009年度、同市への観光客約138万人のうち、約75%が県内からの客。だが、同スキー場の夏季営業に限定すれば県外客が約4割を占めており、市は今後、積極的にゴンドラを活用したツアーを旅行代理店へ売り込む。
同市の津谷憲司産業部長は「旅行商品は催行日の半年前までの提示が必要だが、近年は継続か廃止か開業直前まで不明で交渉が不可能だった。今後は安心感を持って誘客を図れる」と話す。
スキー場を所有する「ウインターガーデン・リゾーツ」から市への施設譲渡は4月1日に行われる。だが、地元有力者が創設したNPO法人「森吉山」が国有林の年間賃貸料約210万円を支払い、同社から業務委託を受ける形で今冬から実質的に運営しており、3月議会で、そのまま指定管理者に選定された。
同法人には、スキー場の閉鎖を懸念する内陸線や地元企業の経営者、市観光協会の役員など計23人が参加。新規事業として4月下旬から始まる「春スキー」や樹氷の見頃に合わせた「雪像まつり」の開催も検討している。
2年前、地元住民はスキー場存続を求め、市の総人口に迫る約3万人の署名を市に提出。同法人の片岡伸幸理事長は「角館の花見と阿仁の雪見を合わせた観光コースを内陸線と企画するなど、新たな誘客策を打ち出し、利益を地元に還元したい」と話す。
◇
(阿仁スキー場)
西武グループが1987年に開業したが、経営不振で2007年、米シティグループ傘下のウインター社に事業譲渡。08年には同社も運営からの撤退を表明、県と北秋田市が計約3500万円を支援して事業を継続。09年以降は、NPO法人「冒険の鍵クーン」が市から約7〜800万円の助成を受け、通年営業していた。
(2011年4月1日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110403t63018.htm
「人災だ」 風評被害に温泉地も悲鳴 福島
温泉街の玄関口で、観光案内所が併設されたJR磐梯熱海駅も閑散としている=3月31日、郡山市
温泉王国・福島県が、巨大地震の被害に加え、福島第1原発事故の風評被害にあえいでいる。原発から遠く離れた温泉地でも宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、少なくとも夏までは一般客の利用は見込めない状況だ。事故が収束する見通しもなく、関係者からは「廃業に追い込まれる業者も相当出る」と悲痛な声が上がっている。
原発から約50キロ南にあるいわき市のいわき湯本温泉。旅館の多くが地震で被害を受けた施設の修繕を終え、配湯も再開されたが、災害復旧や原発の関係者以外に利用客はいない。
同温泉旅館協同組合の小井戸英典理事長は「原発が安定すれば客足が戻るのか、地場食材を使えるのか」とため息をつく。
自らも「こいと旅館」を経営するが、従業員に給料を支払える見通しは立たず、半分以上を解雇せざるを得ない。高齢者福祉施設などへの転業を検討する同業者も出てきたという。
福島市の飯坂温泉は原発の北西約70キロ。市が5年計画でインフラ整備を終え、誘客に向け動きだす矢先だった。「天国から地獄に突き落とされた感じだ」と同温泉観光協会の畠隆章会長は言う。
経営する「吉川屋」は月6000〜7000人の予約が7月までほぼすべてキャンセルに。「復興に向かう宮城、岩手県と違い、福島は災害が現在進行形だ」と不安を隠さない。
二本松市の岳温泉では、創業100年を超える「松渓苑」が3月23日に廃業した。建物の修繕費がかさむ上、相次ぐキャンセルで資金繰りがつかなくなったとみられる。
原発の西約70キロにある郡山市の磐梯熱海温泉も一般客の姿はなく、原発周辺自治体からの避難者や作業服の人たちがいるだけだ。温泉街でも屈指の規模の「ホテル華の湯」は、花見シーズンを中心に7月までに1万5000人の予約が入っていたが、ゼロになった。温泉街全体が同様だという。
「これは人災。こんなに離れた場所で原発の心配をすることになるとは」。菅野豊社長は風評被害の怖さを実感する。「福島は観光立県。もう立ち上がれないのか」と怒りが増すばかりだ。
県旅館ホテル生活衛生同業組合の理事長も務める菅野社長は「国が先頭に立って、農業などと同じように観光業者の損失を補償すべきだ。最低でも金融機関に当面の運転資金供給と借入金の返済猶予をさせてほしい」と訴える。
環境省がまとめた2009年度の温泉利用状況によると、福島県内の温泉宿泊利用者は延べ476万7000人。2位の山形県に190万人差をつけ、東北1位だった。
(太楽裕克、石川威一郎、菊地奈保子)
2011年04月03日日曜
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110402/dms1104021507005-n1.htm
福島悲鳴! 旅館「壊滅する」キャンセル続出…廃業も2011.04.02
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福島県内の温泉旅館やホテルが窮地に立っている。被災に加え、福島第1原発事故の「風評被害」で予約キャンセルが続出。従業員らの減給やリストラでしのぐが、廃業に追い込まれるケースも。「このままでは壊滅する」と悲鳴が上がっている。
詩人、高村光太郎が「智恵子抄」で詠んだ安達太良山。岳温泉が人気の「櫟平ホテル」(福島県二本松市)は当初、3月分の予約がすべてキャンセルとなった。1日に営業を再開。ところが、前日までの予約客は1人だけ。阿部三枝子社長は「原発から60キロ以上も離れているのに…」と肩を落とした。
同ホテルが、従業員約70人に支給した3月分の給与は2月分の半分以下。高卒の3人を内定通り採用するものの「給与など労働条件を見直さざるを得ない」という。
二本松市で100年以上続く老舗旅館「松渓苑」は、震災で客室や天井が激しく損傷。風評被害による予約キャンセルが追い打ちをかけ、廃業を余儀なくされた。
佐藤俊夫社長は「『もったいない』とお客さまからの電話が殺到したが、これ以上は続けられない」と話すのがやっとだった。
従業員のリストラに踏み切る旅館も。いわき市常磐湯本町の「旅館こいと」では、37人の従業員を10人以下に減らすことを決めた。小井戸英典社長は「退職金も払えない。お客さまに『子どもを連れて行けない』といわれ、悔しい」と打ち明けた。
県内約650の温泉旅館が加盟する福島県旅館ホテル生活衛生同業組合の佐藤精寿事務局長は「原発の風評被害に対し、国が早期に安全宣言を出さないと壊滅してしまう」と話す。犠牲は増えるばかりだ。
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110402/dms1104021506004-n1.htm
赤プリ”提供…被災者癒やす1泊5万円の部屋2011.04.02
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31日で閉館するグランドプリンスホテル赤坂。ホテルをバックにするスタッフ【拡大】
. 惜しまれながら3月31日、55年余りの歴史に幕を閉じたグランドプリンスホテル赤坂(東京都千代田区、旧赤坂プリンスホテル)。最終日にはホテルをバックにしたスタッフの記念撮影も行われていた。
1955年に開業。バブル期には若者らの人気デートスポットに。自民党の町村派(清和政策研究会)がホテル内に拠点を置くなど、政治家の重要会合や芸能人の結婚披露宴の舞台としても脚光を浴びた。故丹下健三氏が設計した40階建ての新館は、今月上旬から約3カ月間、東日本大震災の被災者らの受け入れ施設として活用される。715ある客室で最大約1600人が滞在可能。ホテル時代に1泊4〜5万円の客室も提供される。都心滞在が被災者にとって安らぎのひとときとなってほしい。
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http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY201104040134.html
フラガール、復興の旗振る 45年ぶり全国巡業復活へ(1/2ページ)2011年4月4日15時2分
炭鉱町の再起を描いた映画「フラガール」の舞台となった福島県いわき市の温泉レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」が、45年ぶりにフラガールたちの全国巡業を復活させる。震災被害と原発事故の「風評被害」に苦しんでいるふるさと。笑顔で、復興への願いを発信する。
いわき市では3月11日の地震と津波で277人が犠牲になった。施設もガラスが破損するなど4億〜5億円の被害が出て、休業している。黄金週間前の部分再開を目指したが、原発事故で見通しは立っていない。
「風評被害は炭鉱閉山より深刻」と、同施設を運営する「常磐興産」の斎藤一彦社長(66)は話す。市内の炭鉱住宅で育ち、いわき市の盛衰をずっと見てきた。今回の原発事故は、観光業だけでなく、農業や製造業にも大きな被害を及ぼす様相を見せる。昭和30年代以降の石炭離れで町が衰退したときよりも深刻に感じるという。
同社は1966年、石炭採掘時の副産物だった温泉を生かし、フラダンスショーを盛り込んだレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」を炭鉱そばに開業。炭鉱作業員らの娘をダンサーとして育てて人気を集め、地元の危機を乗り越えた。
開業前、新人ダンサーのチームが宣伝のために全国を巡業し、自らも成長し、地元の人たちを元気づけた経緯は、俳優の蒼井優さんらが演じた映画「フラガール」(2006年)で描かれている。
再びフラガールに復興の象徴になってほしい――。斎藤社長は、不便な生活を続ける被災者を励まし、福島を苦しめる風評を振り払いたいと考え、あの当時の全国巡業を復活させることにした。復興の状況を見ながら、巡業を始める時期や訪れる場所を決める。なるべく広く巡りたいという。
「炭鉱には『一山一家』という言葉があった。事故などにも力を合わせて立ち向かってきたDNAがわれわれにはある」と斎藤社長は言う。「私たちとハワイアンズが生まれた今の場所を必ず再興させてみせる」(西堀岳路)
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元フラガールたちも立ち上がっている。
映画で蒼井さんが演じた初代フラガールのモデル、小野恵美子さん(67)は、いわき市内でダンス教師をしている。
小野さんは、同じく初代フラガールで、いまは市内で飲食店を営む湯座よし子さん(63)らと協力して実行委員会をつくり、3月23日に全国の高校生を集めた初の競技大会「第1回フラガールズ甲子園」を開く予定だった。
県内外の13校が参加を表明し、湯座さんの指導で練習を重ねてきたが、震災で開催の見通しが立たなくなった。元フラガールたちは落ち込んだが、関西からの参加予定者たちは、すぐに地元で募金活動を始めてくれた。
それを見た小野さんたちは、地元の復興の様子を見つつ、今夏にも大会を開くことを決意した。「廃れる炭鉱町を『ハワイアンズ』が救い、いわきは復興した。今度はフラガールズ甲子園が、復興の足がかりとして恩返しする番です」。小野さんはそう意気込んでいる。(矢崎慶一)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104050019.html
宴会減る一方、原発避難組も 中国地方のホテルで、東日本大震災による宿泊や宴会のキャンセルが相次いでいる。観光客やビジネス客が予定を変更しているのに加え、福島第1原発の放射能漏れの影響を懸念する外国人観光客の来日中止も響いている。一方、関東地方から一時的に避難する企業からの宿泊需要もあり、ホテルは対応に追われている。
ホテルグランヴィア広島(広島市南区)は、震災直後から宿泊キャンセルの対応に追われ、懇親会などの宴会中止も3〜5月で約50件あった。特に4月は、花見目当ての欧米からの観光客の宿泊キャンセルが相次ぎ、キャンセル数は2500室に上った。岡田総副支配人は「外国人観光客の回復は見通しがつかない」と話す。
福山ニューキャッスルホテル(福山市)でも、宿泊や宴会中止の申し込みがあった。
ビジネス客が多いザ・グラマシー(周南市)は、3月末から4月初めにかけ、歓送迎会のキャンセルが増えた。担当者は「自粛ムードが広がっている。5月以降は回復してほしい」と話す。
一方、震災や原発事故の直接的な被害を受けていない中国地方のホテルには、関東から一時避難する企業からの問い合わせもある。
ホテルグランヴィア広島では、外資系企業2社が震災後から1週間前後、滞在。「1カ月間、部屋を借りられないか」との問い合わせもあったという。グランドプリンスホテル広島(南区)は関東方面からの長期宿泊を念頭に、5連泊の割安プランを発売した。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/20110404-OYS1T00241.htm
「龍馬伝」効果、長崎市の観光客600万人超
長崎市は、2010年の観光統計を発表した。市内を訪れた観光客は610万8300人で、前年より9・4%の増。大河ドラマ「龍馬伝」効果で大幅増加となり、長崎旅博覧会が開催された1990年以来、20年ぶりに600万人を超えた。
観光客の内訳は、個人525万6900人(前年比8・1%増)、一般団体55万8300人(同29・7%増)、修学旅行生29万3100人(同0・6%増)。宿泊客は255万7700人(同6・5%増)。外国人の宿泊は延べ16万4335人(同0・6%増)で、アジアが68・4%を占めた。
民間調査機関が算出した経済波及効果は、1726億円。飲食業や商業などで新たに2万4285人の雇用を産み出したと推計されるという。
一方で、東日本大震災の発生後、宿泊キャンセルが相次ぎ、国際客船も5月までに10隻(約2万7000人)が入港中止となった。外園秀光・文化観光総務課長は「被災地以外の観光客定着を図り、海外に向けては九州の自治体や県と連携して、適切な時期に『九州は安全安心』と発信したい」と述べた。
(2011年4月3日 読売新聞)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011040400015
90キロ離れても「客はゼロ」=記念館、鍾乳洞、沈む観光地−福島
地震、津波、原発事故と「三重苦」の事態が続く福島県。例年なら春休みシーズンでにぎわうはずの観光地は大きな打撃を受けている。「原発はいつ落ち着くのか」。観光客を受け入れる地元関係者は、いら立ちと不安を募らせている。
猪苗代町の野口英世記念館は、建物被害もなく1週間で営業を再開した。しかし、年間23万人を数える客足はピタリと止まり、来館者は「ゼロに等しい」(八子弥寿男館長)。原発から90キロ離れているものの、八子館長は「水も空気も大丈夫なので安心して来てほしいが、この状況はしばらく続くのではないか。できればゴールデンウイークまでには原発が落ち着いてほしい」と沈んだ声で語った。
年間30万人が訪れる田村市のあぶくま洞。地震発生時、洞内に観光客はおらず、係員2人にけがはなく、鍾乳石1カ所の先端が折れるなどしただけで済んだ。しかし、道路が通行止めとなり営業休止に追い込まれ、ゴールデンウイークの再開も難しい状況だ。あぶくま洞は原発30キロ圏外にあるが、管理事務所の吉田典良所長は「市全体が屋内退避圏だと思われていないか心配だ」と話し、再開後の不安は払拭(ふっしょく)できない。
映画「フラガール」の舞台となり、年間150万人が訪れるいわき市のスパリゾートハワイアンズでも再開時期は未定。建物被害は少なかったが、修繕費だけで数億円掛かる見通し。フラダンサー約30人の契約は何とか守ったが、契約社員約700人との雇用契約は3月末、更新しなかった。
施設を運営する常磐興産の佐久間博巳・取締役営業本部長は「原発が落ち着き、家族連れが安心して来られるような状況はいつ来るのか」と途方に暮れた様子で話した。(2011/04/04-04:57)
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110405/dms1104051607018-n1.htm
“パンダ特需”で客足やや戻ったが…震災が上野に残した“爪痕”2011.04.05
震災の影響で延期されていた東京・上野動物園のパンダが満を持して公開された。1000年に一度の大災害で上野をはじめ動物園周辺の商店街は軒並み大打撃を受け、花見の自粛ムードも追い打ちをかけた。パンダ効果で、客足は戻りつつあるが、震災の爪痕が完全に癒えるにはまだ時間がかかりそうだ。
「震災後は、原発(の事故)で観光客も帰っちゃうし、商売になりません。都からの“通達”で桜祭りのイベントも自粛。被災者を考えれば当然ですが、こんな状態では、被災地に協力することもできなくなります」
商店街を代表する上野観光連盟の茅野雅弘事務総長(51)はこう嘆く。周辺エリアでは夏に向けて浅草の三社祭、サンバのパレード、上野夏祭りパレードなども予定していたが、軒並み中止。「売り上げが8割も落ちた店が続出している。経営者は、今月の給料が払えるか払えないかの瀬戸際です」と危機感を募らせる。
そんななか、パンダのお披露目は関係者たちを大いに勇気づけた。原発事故の影響で、お披露目そのものを危ぶむ声が上がっていたからだ。
上野駅前で「パンダうどん」をメニューに加えた「めん処つるや」の平野耕史店長(37)は「地震の後は散々でしたが、パンダとともに景気が戻って来た。パンダ様々です」と手放しで喜ぶ。
上野にほど近いアメ横に店を構える「茶の君野園」の君野玄一さん(32)は「早々と店じまいする店が多く、暗いイメージに沈んでいましたが、パンダの公開とともに『パンダ煎餅』の売り上げも上々で…」。震災前ほどではないが、客足も戻りつつあるという。
一方、自粛が通達された今年の花見。上野公園も例外ではなく、昨年同様の活気はない。ただ、先週末には、一部の花見客が青いシートを敷いたり、寝袋持参で場所取りする光景も見られた。
この時期にあえて花見に来た都内の女性(31)は「私たちまで暗くなっても…。元気を出して応援したい」と言えば、大学のOBグループで来たという男性(26)も「いつまで自粛するかも曖昧だし、元気出さないと」と話す。
桜を愛でながら行き交う人々が去った夕刻、いつもと違った静かな酒盛りが始まる。活気みなぎる上野は、いつ戻ってくるのか。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110405000032
祇園、自粛ムード 宴会など中止で客激減 消費活動、望む声も印刷用画面を開く
ひっそりとした祇園かいわい(30日午後7時半、京都市東山区新橋通花見小路付近) 東日本大震災を受けてイベントや宴会の自粛ムードが広がり、京都市東山区の歓楽街・祇園に影響が出ている。景気低迷に加え、客数がさらに減った店もある。夜の街では募金や消灯の風景が見られ、飲食店からは被災地に配慮しつつ、従来の消費活動を望む声が聞かれる。
「震災後、団体客のキャンセルが数件続いた」。お茶屋の店主(54)は嘆く。普段は予約取り消しがめったにない。「今回は同業者からも似た話を聞く」と困惑する。
東山区祇園富永町の居酒屋「遊亀祇園」は、常連客と滋賀県豊郷町で4月に催す予定だった酒蔵祭りを中止した。仙台市の友人が被災した田中真二店長(34)は「被災地のことを考えて好ましくないと判断した。お客さんも納得してくれている」と話す。店内に募金箱を設置し、義援金を呼び掛けている。
祇園商店街振興組合は震災の犠牲者を悼むため、四条通沿いのアーケードに設置する水銀灯約400個を3月いっぱい消灯した。組合によると、福島第1原発事故の影響からか、花見小路通などでよく見かけた中国や欧米の観光客がいなくなったという。
路上で呼び込みをする飲食店の男性店員(60)は「お客さんは半減してにぎわいが消えてしまった」と話す。ラウンジを複数経営する女性(50)は「お客さんが2〜3割減り、女の子の出勤を減らして対応している」と話す。「被災地を含む日本経済全体に貢献するつもりで、余裕のある人は積極的に消費してほしい」と願う。
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http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20110405/CK2011040502000153.html
越中・飛騨 観光パンフ完成
2011年4月5日
県西部と岐阜県飛騨地域の春のイベントを紹介するパンフレット=小矢部市役所で
県の枠を超えて観光誘客を図っている県西部と岐阜県飛騨地域の魅力を発信する冊子が、相次いで完成した。自治体などは、豊富な春の催しを案内するパンフレットを、商工団体は「体験滞在型」の旅行を提案するガイドブックを作った。 (森木幹哉、宮本隆康)
春祭り散策
県西部と岐阜県飛騨地域の自治体などでつくる「越中・飛騨観光圏」は、圏内の四〜五月の祭りなどを紹介する「春祭りめぐり」を作製した。
圏内には春のイベントが多いことから企画した。約二万枚を印刷し、県名古屋事務所や各市役所、道の駅などに置いてPRする。
となみチューリップフェアをはじめ、春の高山祭、おやべの獅子舞祭り、高岡御車山祭など、五十七イベントを写真付きで掲載。日程や地図、モデルコース「おすすめお花見スポット」「ご当地グルメ」なども紹介している。
越中・飛騨観光圏は、行政と民間団体が連携して広域観光を進めるため、昨年三月に発足。県西部六市と岐阜県飛騨地方の三市村、地元観光協会などで構成している。
県西部と岐阜県飛騨地方の体験メニューを紹介したガイド
体験滞在型
県西部と岐阜県飛騨地域の商工会議所や商工会でつくる飛越ニューツーリズム推進協議会(事務局・高岡商議所)は「飛越感動体験ガイドブック」を一万部作り、県内外の学校などに配った。
八市の観光・体験施設や団体が実施している取り組みなどを紹介。県内では、木彫やチューリップ植え込み、縄文時代の暮らし、船での生活、銅器・漆器工芸、地引き網などを取り上げている。
愛知県や岐阜県などの大手旅行会社の教育旅行関係部署にも配布。事務局は「全国の小中学校の体験学習旅行を圏域に呼び込みたい」と意気込んでいる。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110405-OYT8T00142.htm
観光地 復活の誓い
内陸の温泉 被災者支援
がれきが散乱した三陸の景勝地・浄土ヶ浜。東日本大震災は、沿岸の観光地だけでなく、内陸の温泉旅館や観光地にも大きな打撃を与えている。復活に向けた動きも始まっているが、多くは、先が見えない不安に覆われている。
内陸でも影響は深刻だ。08年6月の岩手・宮城内陸地震では、実際の被害はあまりなかった地域でも風評被害で客が激減した。今回は、東北新幹線が正常化していないうえ、福島の原発事故なども絡み、関係者は不安を募らせている。
花巻観光協会によると、花巻市の花巻温泉郷では、地震で交通網が寸断され、燃料不足も加わり、キャンセルが相次いた。各温泉旅館の建物被害は少なかったが、食材や暖房用の重油が入手できず、主な旅館は3月末まで休業。4月に一斉に営業再開するのを前に、10以上の旅館が避難者受け入れを表明した。
同市湯本のホテル花巻には3月30日、釜石市、陸前高田市の避難者122人がバス6台や乗用車で移った。1日3食の宿泊費5000円は県の負担だ。同日から花巻、大沢など3温泉で避難者計234人が過ごす。仮設住宅など被災地の生活環境が整うまで2、3か月の滞在する見込みだ。
例年、4月末から5月の連休に向けて花見客などが増える時期だ。今年も一般客の予約も徐々に入ってきたという。ホテル花巻の佐々木豊常務(55)は「花巻温泉には県内有数の収容能力がある。避難者だけでなく、仮設住宅の建設業者などに部屋を提供し、復興の役に立ちたい」と話す。
やはり被災者が滞在する一関市の温泉旅館「かみくら」の女将(おかみ)、佐藤奈保子さん(44)は「岩手・宮城内陸地震で半年休業した時、多くの人に助けられた。今度は助ける番」と話す。
八幡平市の安比高原スキー場は、例年は5月上旬まで営業するが、3月15日でやめた。運営会社は「リフトやゴンドラが膨大な電気を消費する。困っている人のために電力消費を最少にした」と説明する。
平泉町では、中尊寺金色堂などに大きな被害はなく、拝観、見学は可能だが、町は「岩手・宮城内陸地震後、観光客が前年比3割減った。今回はその比ではないだろう」と予想している。
(2011年4月5日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110405-OYT8T00099.htm
相次ぐキャンセル 観光業悲鳴
交通被害 自粛ムード追い打ち
震災の影響などで3月末で廃業した大仙市のからまつ山荘 東日本大震災の余波が、県内の観光業に深刻な影響を及ぼしつつある。相次ぐ宿泊予約のキャンセルで、廃業に追い込まれた温泉施設も出ており、観光業に携わる関係者からは「全く先が見通せない」と悲痛な声が上がっている。(一條裕二)
「あの惨状を見れば、お客さんに『来てください』なんて言える状態ではないと分かっている。でも、こちらも生活をしていかなければならず、どうすればいいのか……」
2008年の岩手・宮城内陸地震で多くの宿泊施設が被害を受けた湯沢市の小安峡温泉で、「民宿秋仙」を経営する佐々木広之さん(51)は肩を落とす。
今回の地震で、小安峡に来る観光客のメーンだった宮城県が大きな被害を受けた。東北道の一般車両の通行が一時ストップし、ガソリン不足が深刻化したことで、ゴールデンウイークまでの予約はほとんどがキャンセルに。震災後、被災地支援のため同県気仙沼市を訪れたが、あまりの惨状に言葉を失った。
内陸地震の際には民宿の建物が半壊した。何とか再起を果たし、今年は、宮城、岩手と本県を結ぶ主要国道2路線が、全面開通して迎える最初の年だっただけに落胆は大きい。
皆瀬観光協会の伊藤多郎兵衛会長は「厳しい1年、いや数年になると思う。内陸地震では多くの旅館が銀行から融資を受けて再建したが、返済計画にも狂いが生じてきている」と明かす。自らも温泉宿を経営し、仙台市に住む娘と孫3人を震災後引き取っている伊藤会長は「今は従業員の休みを多くしてやりくりしているが、どうやって雇用を維持していけばいいのか……」とうなだれた。
大型ホテルが多く、団体客の割合が高い男鹿市の男鹿温泉郷の状況も深刻だ。男鹿市観光協会によると、震災後の予約キャンセルはすでに1000人分を超え、損失は数千万円規模に膨れあがった。特に、東北新幹線の一部区間が運休している影響が大きいといい、佐藤豊専務理事は「4月下旬には運転を再開する予定と聞いており、5月にどれだけ観光客が戻ってくるかが鍵。旅行への過度の自粛ムードが広がることを警戒している」と話す。
元々営業状態が思わしくない温泉宿の中には、廃業に追い込まれる宿も出始めている。大仙市の温泉宿「からまつ山荘」は3月21日付で従業員13人を解雇、3月末で廃業した。
一方、状況に改善が見られる温泉地もある。全国有数の人気を誇る乳頭温泉郷は、震災直後こそキャンセルが相次いだが、最近は県内や被害が小さかった岩手県内陸部からの客が戻りつつある。乳頭温泉組合の二宮誠組合長(休暇村乳頭温泉郷支配人)は、「最近は盛岡方面から買い出しにきたり、一息つきたいというお客様の予約が入るようになり、3〜4割戻った。気持ちをリセットしたいという需要は多いはずで、その期待に応えていきたい」と語る。
(2011年4月5日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110405-OYT8T00099.htm
「過去最大の打撃」 旅館やホテル相次ぐキャンセル
東日本大震災 外国人客の減少深刻
いつもなら大型観光バスが並ぶ恵那山を望む馬籠宿の駐車場 東日本大震災の影響で、県内の旅館やホテルで宿泊や宴会のキャンセルが相次いでいる。震災直後は、交通機関の乱れによるキャンセルが多かったが、ここ最近は自粛ムードの広がりによるものが増えているという。観光関係者は「ここまで落ち込みがひどかった時はない」と口をそろえ、対応に頭を悩ませている。(福島利之、赤塚堅)
豪華絢爛(けんらん)な祭り屋台で知られる「春の高山祭」を今月14、15日に控える高山市。飛騨高山旅館ホテル協同組合によると、3〜6月の4か月間に3万5000人以上の予約取り消しがあった。特にアジアや欧州など外国人のキャンセルは深刻で、4月だけで1万1300人に上った。同組合の中畑稔事務局長は「外国からの旅行者は何泊もするので痛い」とため息をつく。
中津川市の「馬籠宿」では、春休みのこの時期は大勢の観光客でにぎわうが、駐車場には空きが目立つ。また、下呂温泉の大型ホテルでは3月中は企業などの団体旅行を中心に2500人からのキャンセルがあり、4、5月も最大5000人のキャンセルが見込まれる。
県内のホテルや旅館ではこれまでも、不況や新型インフルエンザの流行で宿泊客が落ち込んだことがあった。しかし、今回は「今までで最大の打撃」(岐阜市のホテル)のうえ、「いつまで影響が続くのか見通せない」厳しい状況となっている。
外国人が旅行を見合わせる理由は、「海外では放射能漏れで日本全体が危ないと思われている」(高山市商工観光部)ことが大きいとみられる。また、日本人観光客の減少は、「地震の被災者に配慮した自粛ムードの広がり」(県商工労働部)にあるとされる。
7軒のホテルや旅館が加盟する岐阜市の岐阜長良川温泉旅館協同組合でも、3月25日までに宿泊と宴会を合わせ、1209件、1525人分のキャンセルがあった。5月11日には、長良川での鵜飼(うかい)シーズンが開幕する。同組合の橋本勝昭部長は「その前には客足が回復して欲しいが、観光キャンペーンするのも難しい雰囲気だ」と苦しい胸の内を明かす。
県によると、今週末にはシンガポールの旅行会社が県内を安全に旅行できるのか視察に来るという。県観光・ブランド振興課では「県の安全な観光をアピールするとともに、自粛ムードに対する対策が必要」としている。
(2011年4月5日 読売新聞)
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>>902
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000012-jijc-biz
OLC、東京ディズニー4月6日再開報道を否定
時事通信 3月30日(水)20時1分配信
オリエンタルランド<4661>は30日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(いずれも千葉県浦安市)が4月6日にも営業を再開するとの一部報道について、「早期の再開を目指しているが、現段階で決定している事実はない」とのコメントを発表した。
http://www.asahi.com/business/update/0405/TKY201104050595.html
東京ディズニーリゾート、再開は5月以降 計画停電で2011年4月5日22時2分
東日本大震災の影響で休園中の東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)の再開が、5月以降にずれ込む公算が大きくなった。東京電力の計画停電が4月末まで続く見通しのためだ。
運営会社のオリエンタルランド幹部は「電力供給が不安定になる。計画停電がいったん終わるまで再開は難しい」としている。
オリエンタルランドによると、液状化現象が起きた駐車場など施設の復旧作業はほぼ終わった。一部の補修作業は続いているが、「いつでも再開できる」(広報担当者)という。
ただ、ディズニーランドとディズニーシーは、合わせて約57万キロワット時の電力を1日に消費する。計画停電の期間中は、実施が直前までわからず、安定供給の見通しが立たない。地元の浦安市もライフラインが完全復旧しておらず、市民感情も考慮しながら再開時期を決める。
TDRは一部の施設で営業を再開し始めている。5日にディズニーショップ「ボン・ヴォヤージュ」を再開したほか、2日にモノレール「ディズニーリゾートライン」、3月28日には商業施設「イクスピアリ」を再開している。
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http://mainichi.jp/select/today/news/20110408k0000e040087000c.html
東日本大震災:自粛は2次災害 日光などの観光業者悲鳴
2011年4月8日 14時4分 更新:4月8日 14時36分
東照宮に続く表参道。震災後に観光客が激減し、人影はまばらだ=栃木県日光市で2011年4月7日、浅見茂晴撮影
渓谷沿いにホテルや旅館が建ち並ぶ鬼怒川温泉。原発事故などの影響でキャンセルが相次いでいる=栃木県日光市で2011年4月8日、浅見茂晴撮影 世界遺産「日光の社寺」や温泉など、国内屈指の観光地として知られる栃木県日光市。東日本大震災では大きな被害はなかったものの、直後からホテル・旅館のキャンセルが相次ぎ、街は“自粛ムード”に沈んでいる。隣接する福島県で起きた原発事故も追い打ちとなり、関係者の間からは「2次災害だ」との悲鳴が上がっている。【浅見茂晴】
「全く人が動かない。こんなピンチは初めて。昭和天皇の大喪の礼(89年)の時にもなかった」。日光観光協会の新井俊一会長(62)は危機感をあらわにした。
日光東照宮によると、震災翌日の3月12日から同31日までの東照宮の入場者数は、前年同期比で実に95%減の計約5000人。過去に例がない落ち込みとなっており、13日から始まる予定だった日光二荒山(ふたらさん)神社の「弥生祭」に加え、徳川家康ゆかりの「百物揃(ひゃくものぞろえ)千人行列」(5月)の中止も決まった。
新井会長が経営する旅館「鶴亀大吉」(客室数28)も、震災前は稼働率が90%から満室に近かったが、今は10%程度。キャンセルの理由の大半が、福島第1原発事故の影響を懸念したものだという。
特に外国人観光客が深刻だ。中禅寺湖畔にある「日光レークサイドホテル」によると、フランスやイタリアなど欧州からのツアー客が、各国政府の渡航自粛要請を受け予約を相次いでキャンセル。5月以降は「ぽつぽつ予約が入り始めている」(同ホテル)が、予断を許さない。
こうした事態を受け、県内六つの観光協会は先月30日、対策を求める要望書を県に提出。福田富一知事は今月5日、「とちぎ観光安全宣言」を発表した。
世界遺産地区と奥日光は6月から、修学旅行シーズンを迎える。観光協会は放射線測定器を購入して独自に放射線量を測定。ホームページで公開して安全性をアピールする予定だ。
■鬼怒川・川治温泉
大型ホテルや旅館が集まり、計約4000室、2万人の収容能力がある鬼怒川・川治温泉。バブル崩壊に続き、地元の足利銀行破綻(03年)やリーマン・ショック(08年)など幾度も危機を乗り越えてきたが、あるホテルの幹部は「今度は半端じゃない。足銀破綻以上の影響」と声を落とす。
このホテルも稼働率は10%程度。震災からの1カ月分だけで、約5700人の宿泊がキャンセルされた。パートを含め従業員約100人は、ワークシェアリングでしのいでいる状況だ。幹部は「まだ減るかもしれない。5月の予約も3日間で500人のキャンセルがあったばかり」と嘆く。
■湯西川温泉
福島県境に近く、16軒の温泉宿が肩を寄せ合う湯西川温泉。創業345年の老舗旅館「本家伴久(ばんきゅう)」も例外ではない。45室、150人を収容できるが、すでに3、4月の予約をすべてキャンセルされ、今月28日まで休業中だ。5月からの予約客から確認の電話が入ると「大丈夫です」と懸命につなぎ留めている。
それでも、24代目の大女将(おかみ)、伴玉枝さん(77)は「小学6年で迎えた敗戦、旅館が全焼したことに比べれば、大したことはない」と意気軒高だ。
伴久旅館では、料金を一律で1人1万3000円(1泊2食)に設定し、1000円を被災地への義援金に充てるプランを作成。ダイレクトメールなどで会員4800人に知らせている。従業員30人の雇用も維持する。
「ピンチはチャンス。こういう時こそトップがしっかりしなきゃ」
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110405-OYT8T01155.htm
五箇山で観光客激減 外国人のキャンセル相次ぐ
世界遺産の合掌造り集落を抱える南砺市の五箇山地区で、東日本大震災や福島第一原発の事故の影響から、観光客のキャンセルが相次いでいる。相倉集落では、100人以上のキャンセルが出た宿泊施設も。特に外国人客の減少は深刻で、観光業者からは、不安の声が上がっている。
国際的に有名な観光ガイド「ミシュラン」や「ロンリープラネット」でも紹介されている合掌造り民宿「与茂四郎」(南砺市相倉)。4月は桜などを見に来る外国人が多く、今年もスウェーデンやフランスなどから予約が入っていたが、原発事故を受け、1か月で計102人に上る外国人が予約をキャンセル。残る13人とも連絡がつかないといい、現在予約が決まっているのは、国内から来る7組のみ。
民宿を切り盛りする東山規子さん(55)は、×印で埋まったカレンダーを見ながら、「被災者のことを思うと我慢しなくてはと思うが、いつまでこの状態が続くのか」と不安を隠せない。今月2日は週末にもかかわらず、相倉集落内の7軒の合掌造り民宿で宿泊客は1組のみだった。
「五箇山和紙」(同市下梨)でも震災後、欧米からのツアー22件がすべてキャンセルに。約500人が訪れ、工場見学や紙すき体験をする予定だったといい、前崎真也代表(51)は「和紙人形などのお土産も売れないので厳しい」と肩を落とした。
国内客を主に扱う「五箇山荘」(同市田向)でも影響は深刻で、「親戚が被災した」「社員旅行を自粛する」などとして、関東地方を中心に150人が予約をキャンセル。大型連休がある5月の予約数は、前年より約4割落ち込んだ。
五箇山観光案内所は「地震や放射能の影響もないので、ぜひ五箇山を訪れてほしい」と呼びかけている。
(2011年4月6日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000045-maip-soci
東日本大震災 赤プリ不人気 ホテルより定住先求める声
毎日新聞 4月8日(金)23時18分配信
旧グランドプリンスホテル赤坂=東京都千代田区紀尾井町で、手塚耕一郎撮影
福島第1原発事故を受け東京に避難している人たちを9日から受け入れる旧グランドプリンスホテル赤坂(東京都千代田区)の利用希望者が、対象者の3割程度の140世帯約360人にとどまったことが、都の集計で分かった。
【整備が急務】公開された仮設住宅 室内の様子を写真で
都は、3月末で閉館したホテルを利用し、解体準備が始まるまでの3カ月間、より快適に過ごしてもらう狙いだった。しかし、原発事故が長期化し、避難者から「長く住める公営住宅を拠点に仕事を見つけたい」「落ち着いて住める所から子どもを学校に通わせたい」などの声が寄せられたという。
東京武道館(足立区)に避難している福島県いわき市の男性(33)は都営住宅を申し込んだが落選。「新1年生の長男がいるので、原発が心配で帰れない。都営住宅で仕事を探したい。ホテルに行ってまた移動では、子どもを何度も転校させることになる」と話した。
避難者対策の目玉だっただけに、都の担当者は「思ったより少なかったと言わざるを得ない」と話した。敬遠された理由として、都は、基本的に衣食住の費用がかからない避難所からホテルに移れば、生活費の一部を負担しなければならないこともあるとみて、1人1日約1300円の食費を都が負担することを検討している。
都は、同ホテルの提供を受け、6月末まで715室に最大1600人を受け入れる意向だった。(1)都が運営する東京武道館など3施設に避難している人(2)都営住宅の入居を申し込んで待機中の福島第1原発30キロ圏外の住民−−のいずれかに該当する計約430世帯を対象に5〜7日に希望を募っていた。【青島顕
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http://mytown.asahi.com/areanews/tokyo/TKY201104080579.html
停電で鉄道運休・祭りも自粛…奥多摩の観光地痛手
2011年4月9日
観光名所・日原鍾乳洞も地震後、落石の恐れなどで閉鎖されている=奥多摩町日原
春の行楽シーズンを迎えた西多摩地域の観光地が、東日本大震災で深刻な影響を受けている。祭りやイベントの中止が相次ぎ、計画停電でJR青梅線が運休したことなどが行楽客の減少に拍車をかけた。閉鎖したまま営業できない観光施設もある。
「4月は登山客が増え始める季節ですが、今年は本当に少ないですね」。4月最初の日曜日だった3日、JR青梅線の奥多摩駅前で商店を営む川久保典彦さん(64)はそう言うと、閑散とした通りに目を向けた。
年間140万人の観光客が訪れる奥多摩町。全域が秩父多摩甲斐国立公園に含まれ、例年4〜5月は約30万人(推計)が登山やキャンプ、渓流釣りを目当てに足を運ぶ。特に休日の午前中は、駅前のバス亭から登山口や観光施設へ向かう行楽客でにぎわいを見せる。
奥多摩観光協会の渡辺幸治事務局長は「計画停電で電車が不安定だと、お客さんは『帰れなくなると困るから』って敬遠されてしまった」と嘆く。
町内の観光名所の一つで、年間7万人が訪れる日原(にっぱら)鍾乳洞は地震の影響を受けた。内部で落石の恐れがあるとして閉鎖が続き、ゴールデンウイーク前の営業再開を目指している。
青梅市では、5月の連休中に開かれる「青梅大祭」の中止が決まった。旧青梅宿を練り歩く華やかな山車が有名で、昨年は約14万人を集めた同市の代表的な祭りだった。市観光協会は「被災地への配慮による自粛が理由の一つ。それと計画停電が実施されれば、警備の警察官が足りなくなる恐れもある」と説明する。
同市では2月19日〜3月31日の予定で開催していた「梅まつり」も、梅が満開だった3月21日で切り上げた。入場者数は昨年の10万人から今年は4万人に減少。青梅線が停電の影響で運休が多く、ガソリン不足で自家用車の行楽客も少なかったという。
同協会の榊田明男事務局長は「青梅は年間200万人の観光客のうち、3〜5月が最も多い。こういう状況では観光が真っ先に影響を受けるのは仕方ないのかもしれません」と話した。
青梅市や奥多摩町など西多摩地域8市町村と山梨県の2村が加盟する大多摩観光連盟によると、地域内の年間観光消費額は約260億円(08年)に上る。
一方、東京電力が当面の計画停電の廃止を打ち出したことで、ゴールデンウイークの集客には光明が見えてきた。帝国データバンク東京西支店の小俣直哉さん(32)は「電車やガソリン不足の問題が解決すれば、東北方面に旅行を予定していた首都圏の人が、奥多摩などの近場に行楽の行き先を変えることもあるだろう」と分析する。(波戸健一)
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http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011040109533554/
2011年4/1 9:53 山陽新聞
水島国際ホテルが営業終了 45年の歴史に幕
最後の宿泊客(左端)に花束を手渡す平山社長
水島国際ホテル(倉敷市水島青葉町)が31日、営業を終了した。水島地区中心部では唯一、大型宴会場を備えた本格ホテルだったが、景気悪化に伴う出張客減などが影響。住民らが惜しむ中、45年の歴史に幕を下ろした。
この日朝、最後の宿泊客となった建設業古田誠さん(34)=長野県=がチェックアウト。従業員10人が見守る中、平山茂生社長(三菱自動車水島製作所副所長)が花束を手渡した。年10回以上利用してきたという古田さんは「プロ意識の高いスタッフ陣で信頼していた。寂しくなる」と話した。
同ホテルは三菱自動車の関連会社・水島国際会館(倉敷市水島青葉町)が経営。1966年に開業し、客室は69室。水島コンビナート企業に出張してきた会社員らが利用してきた。1970年代は年間の客室稼働率が70%を超えていたが、近年は40%以下に落ち込んでいたという。
大型宴会場のほか、結婚式場を備え、水島地区の社交場の役割も果たしてきた。ライオンズクラブの事務局など入居16テナントはすべて移転を終了。4月中に解体工事に着手する予定。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011040802000183.html
宴会自粛…でも 今こそ心温める花見
2011年4月8日 夕刊
川沿いのぼんぼりが点灯自粛される中、店舗の明かりで花見を楽しむ人たち=7日午後、東京都目黒区上目黒で
東日本大震災を受けて、東京都は上野公園(台東区)などで花見・宴会の自粛を呼び掛けているが、桜の満開の時季を迎え、都内の公園などには多くの人が訪れている。犠牲者を悼み杯を傾ける人がいる一方、東北の復興を願い桜並木をライトアップする店も。それぞれの思いで宴(うたげ)が開かれている。 (蒲敏哉)
震災後、都内の桜の名所のほとんどが、予定していた桜祭りを中止にした。福島第一原発事故の影響による政府の節電要請もあり、飾られたちょうちんは灯(とも)らない。夜桜見物のためのライトアップも控えている。
皇居の千鳥ケ淵を所管する千代田区はごみの集積所を設け、例年通りの花見ができる環境は整えた。「宴会をするしないは来場者の判断」と説明する。
カップルで訪れていた新宿区の会社員(29)は「大騒ぎせず、桜を静かに楽しむのも、今年のたしなみかもしれない」と世情をおもんぱかる。
中目黒駅前商店街振興組合はイベントも、ちょうちんの点灯もやめた。しかし、目黒川の桜並木沿いにある美容院は、店先にテーブルを並べ、自前の明かりで桜をライトアップ。経営する羽田雅俊さん(50)は「こんなときこそ景気よくいかないと東北の応援にならない」と力を込めた。
上野公園は花見・宴会の自粛を呼び掛ける看板を各所に掲げているが、多くの花見客がビニールシートを敷いて酒を酌み交わした。
被災地の仙台市で英会話学校に勤めるカナダ人イアン・ピクルズさん(26)は震災後、東京に避難してきた。「生徒たちの安否が心配」としながら「余震や原発のことで皆、不安な日々を送っている。だからこそ心を温めるためパーティーは必要では」と強調する。
豊島区から来た会社員(48)はこう思いを明かした。
「阪神大震災のとき兵庫県宝塚市にいた。壊滅的な風景の中、桜が咲き、未来への希望を抱くことができた。今こそ、桜を見ることが大事なんですよ」
気象庁によると、九日は一時雨だが、十四日までは曇りが続く見通し。来週いっぱいは桜の見ごろは続きそうだ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20110413-OYT8T00524.htm
観光業界「死活問題だ」
レベル7、県内に衝撃
第一原発の事故について、記者会見で「レベル7」と説明する原子力安全・保安院の担当者(右)ら=12日午前、福島市の県自治会館で 「原発事故はチェルノブイリ並み」――。経済産業省原子力安全・保安院が12日、福島第一原発の事故の暫定評価を最悪の「レベル7」に引き上げたことは、県内に大きな衝撃を与えた。
「IAEAから厳しい指摘を受けていたのに。今まで隠していたと言わざるを得ないのではないか」
第一原発に近く、二本松市に役場機能を移転している浪江町の馬場有町長は語気を強めた。「避難者は頑張っている。政府もきちんと厳しい見方をしないと大変なことになってしまう」
福島第二原発が立地する楢葉町の鈴木伸一副町長も「なぜ地震から1か月以上もたって、被害規模のレベルが引き上げられるのか。分かっていたなら最初から知らせてほしかった」と不信感を募らせる。さらに「第二原発に関しては東電から問題ないと説明を受けている。一応は安心していたが、第二に関しても不安を感じてしまう」と話した。
一方、県の佐藤節夫・生活環境部長は「事故の評価が問題なのではない。レベルが下がったからいい、上がったから困るというのではなく、今起きている原発の事故を止めてもらいたい。それなくして県の復興はない」と厳しい口調で語った。
観光業界からは悲鳴が上がった。
鶴ヶ城などの観光名所を持つ会津若松市は、3〜5月が観光シーズン。例年、桜の開花時期や名所の問い合わせが相次ぐが、今年はさっぱり。会津若松観光物産協会は「『福島イコール放射能』のイメージをもたれているのに、更にお客さんが遠ざかってしまう。死活問題だ」と話した。
(2011年4月13日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/0412/TKY201104120481.html
宿泊キャンセル、全国56万人分 東北・関東は39万人
2011年4月13日0時46分
人通りがまばらな東京・浅草の仲見世。この時期は例年、桜を楽しむ観光客でごった返すが、震災後は客足が減った=12日、東京都台東区、内藤写す
観光庁の溝畑宏長官は12日、東日本大震災の影響により、全国のホテル・旅館で約56万人分の宿泊キャンセルが生じたことを明らかにした。旅行の自粛ムードが広がり、被災地だけではなく、各地で旅行客が激減している。
この日の参院国土交通委員会で、長沢広明議員(公明)の質問に答えた。内訳は、被災地である東北、関東地方が約39万人、それ以外の地域が約17万人。溝畑氏は「極めて深刻な影響が出ている」と述べた。原発事故による放射性物質の拡散への心配が旅行者に広がっているほか、全国的にも各種のイベントが中止され、旅行需要が急減。諸外国が日本への渡航自粛を打ち出していることも響いているとみられる。
キャンセル数は、業界団体の調査に基づいて算出した。対象は震災翌日の3月12日から4月8日までで、データが集まらなかった岩手と千葉を除く東北5県と関東の1都5県。業界団体によると、キャンセル数が宿泊予定者の3〜4割にのぼった地域も複数あるという。
国内旅行の契約件数について、業界団体が加盟社に聞いたところ、震災1週間前と3月末で比べると、20〜40%減った。4〜5月分も前年同期より20〜45%落ち込むという。
こうした事態が続けば、ホテルや旅館などが経営難に陥る心配もある。このため、観光庁と中小企業庁は事業主への運転資金、設備資金などの支援策を検討する。さらに、観光庁は12日付で自治体や旅行業界などに対し、「被災を免れた地域から観光面で積極的に発信することは被災地の応援につながる」とする異例の通知を出し、観光に積極的に取り組むよう求めた。(橋田正城)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000011-ykf-soci
GW間近…自粛・風評に脅える観光業界「即地域が衰退する」
夕刊フジ 4月13日(水)16時56分配信
まだ間に合うGWの旅行予約。自粛ばかりでは復興できない (写真はコラージュ)(写真:夕刊フジ)
東日本大震災と福島原発事故の影響で、旅行業界が悲鳴を上げている。自粛ムードが市場を冷やし、放射能とは無関係の観光地を風評被害が襲う。ゴールデンウイーク(GW)を間近に控えるが、予約はふるわない。業界関係者は「自粛しないことも復興の一助」と巻き返しに躍起だが…。
箱根、熱海に並ぶ東京の奥座敷、栃木県日光。歴史ある温泉地が衝撃に揺れている。
鬼怒川温泉の老舗、鬼怒川温泉ホテルの担当者は「この一帯は、福島県につながる東北道の沿線というだけで敬遠されています。原発から山を隔てて100キロ以上離れており、まったく関係ないのに」と肩を落とす。
かき入れ時のGW。普段なら予約でいっぱいになるが、原発の風評被害が襲う。
同ホテルでは、80周年を記念し、宿泊料金を格安にした「80周年感謝プラン」を準備していた。地震に見舞われても、できたてのグリル料理やステーキ、天ぷらが楽しめる石窯ダイニングは無事だった。3月19日には大浴場も大規模リニューアル…。なのに、ピークの5月3〜4日で予約は6割程度。他の日程では2〜3割という。
「一時は計画停電も追い打ちをかけて、大口団体を中部電力管内のホテルに一気に持っていかれました」と先の担当者。
だが、負けてはいられない。福田富一・栃木県知事の「観光安全宣言」に勇気づけられ、先のプランを「栃木・日光安全宣言! 感謝の特別プライス80周年感謝プラン」に衣替え。「今年は限りなくゆったりお過ごしいただけるはずです」(同)とアピールする。
海外旅行も余波を避けられなかった。この時期、人気コースは予約で埋まるが、今年は違う。旅行会社にキャンセルが殺到、業界大手のジャルパックでも地震発生後、予約者数が一時46%減まで落ち込んだ。
「女性に人気の台湾などは、料金も手軽で日本から近いこともあり、ここ数日、多くの引き合いをいただいております」(同社販売部)と復調の兆しもあるが、自粛の痛手は大きい。
「観光やグルメ、美容まで女性の要望を意識した商品ラインアップをそろえており、今からでも十分に予約可能です。国内感覚で出かけられるアジア各国にぜひ注目してください」(同)と巻き返しに躍起だ。
GWは好みのツアーを予約するだけでも難しい。だが、今年は過度な自粛で、例年ほどの混雑はない。考えようによっては、予約が取りやすい状況ともいえる。
この震災で祖父や親族を亡くした岩手県釜石市出身の観光ジャーナリスト、千葉千枝子さんは「観光産業の停滞は、即地域の衰退につながります。いまも被災者が苦しんでいるのに…という心情も十分理解できますが、被災地の中にも営業を再開するレジャー施設も出ています。過度な警戒や自粛で遠出を控えている方は、外出も復興支援の一つと考えて、GWの旅行を検討してほしいですね」。自粛を解くのも復興の一助−。心からそう思っている。
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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/501425/
原発14基が立地…福井の観光地“敬遠”相次ぐ
配信元:
2011/04/08 11:44
東京電力福島第1原発の事故後、14基の原発が立地する福井県南部(嶺南地方)を訪れる観光客が減少している。日本海を望む風光明媚(めいび)な自然に豊かな海の幸、歴史ある寺院など観光資源に恵まれているが、観光自粛ムードに原発立地地域を敬遠する傾向が加わり、宿泊キャンセルが続出、新規予約も入らない状況が続いている。
国の名勝、三方五湖を観光エリアとする若狭町の若狭三方五湖観光協会によると、3月11日から約1週間で、同町の民宿やホテル、観光施設で700人以上が宿泊や会食をキャンセル。震災直後は津波への不安から沿岸の宿を敬遠する声が多かったが、今は「原発のあるところに、わざわざ行きたくない」など、理由のほとんどに原発立地が挙がっているという。新規予約も入っておらず、同協会は「これでは民宿の経営が成り立たない」と頭を抱える。
一方、今年初めて関西方面の小中学校の体験学習を受け入れる予定だった高浜町では、予定していた2校のうち私立小学校1校(約100人)が原発立地などを理由に予定を変更。保護者から「子供たちが不安がらないか」との声が上がったためという。
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http://mytown.asahi.com/areanews/gifu/NGY201104150023.html
春の高山祭、人出3割減 「GWや秋、先行き見えない」
2011年4月16日
曳(ひ)きそろえられた屋台を見学する観光客=高山市
春の高山祭が15日、閉幕した。高山市によると、2日間の人出は12万2千人だった。昨年よりも3割少なく、東日本大震災が影響したとみられている。
「びっくりするほど客が少ない。5月の大型連休や秋の高山祭はどうなるか、先行きが見えない」。同市の「古い町並(まちなみ)」で土産店を営む女性(64)はため息をつく。若者客は震災後に少しずつ戻ったが、土産をまとめ買いする団体客や高齢者の出足が鈍いという。阪神大震災でこれほどの影響はなく、「原発事故が収まる道筋が見えない限り、この状態が続くのでは」と気をもむ。
福島第一原発事故の風評被害を食い止めようとPRも続く。15日には、台湾の旅行会社やメディア、中華航空の関係者33人が高山祭を見学した。岐阜、長野、富山の観光関係者らが招いた。高山市の外国人観光客のうち、約4分の1が台湾からだ。国島芳明市長は「日本旅行への意欲が高く、日本を身近に感じている方が多い」と期待していた。(高木文子)
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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0415&f=national_0415_139.shtml
韓服着用で立ち入り禁止の韓国ホテル、日本の着物はOKだった
2011/04/15(金) 13:59
韓国ソウルの新羅ホテルで12日、韓国の伝統衣装である韓服を着用した顧客のホテル内の入場をホテル側が拒んだことについて、新羅ホテル側が謝罪した。韓国の各種メディアが報じている。
これは12日、韓国映画『スキャンダル』などで韓国特有の美をアピールした韓国伝統衣装のデザイナーであるイ・ヘスン氏が、韓服を着て新羅ホテルのバイキングレストランに入ろうとした際に、レストランの従業員から入場拒否されたもの。
新羅ホテルの規定では、韓服は着用するとボリュームが出るため、ほかの客の邪魔になるので、韓服での入場は禁止しているということだったが、これがインターネット上の掲示板に書き込まれ、韓国の各メディアが一斉にとりあげる騒ぎとなった。
ホテル側は即日、入場の拒否について、従業員の未熟さによるものとして、「大変遺憾だ」とのコメントを発表、正式に謝罪した。
韓国の各メディアでは、2004年に日本の自衛隊創設50周年に絡む催しが新羅ホテルで行なわれた際、日本の着物を着用して入場していた参加者がいることを指摘、当時の写真も掲載して、「伝統的な衣装でも、日本の着物は良く、韓国の韓服はだめだとはどういうことだ」として、これらの要因が騒ぎを大きくしたようだ。
ネット上では、「他人の邪魔になるという理由で韓服を着用した顧客の入場を断り、日本の着物は認められるなど、侮辱以外の何物でもない」などの書き込みが目立った。(編集担当:許傑)
http://www.chosunonline.com/news/20110414000048
ホテル新羅、韓服姿でのレストラン立入禁止で波紋
韓服 | ホテル新羅 | サムスン韓服は「危険な服」!?
李富真社長が謝罪
「韓国の伝統衣装である韓服を着ているという理由でホテルに入れないなんて、言葉が出なかった。その瞬間、美しい韓国の文化が侮辱された気がした」
映画『霜花店(サンファジョム)運命、その愛』『スキャンダル』の衣装を手掛けた有名韓服デザイナーのイ・ヘスンさんは12日夜、夕食を取るためホテル新羅(ソウル市中区)のビュッフェレストラン「パークビュー」に入ろうとした。するとホテル側から「韓服姿では中に入れない」と言われ驚いた。イ・ヘスンさんは13日、「レストランの入り口にいたホテル関係者から『韓服やトレーニングウエアでは中に入れない』と言われた」と打ち明けた。
そして「当直マネージャーを呼び、『常識的に考えて納得できない』と抗議したが、そのマネージャーは『韓服は危険な服だ。ボリューム感があり、ほかの人に被害を与える可能性がある』と答えた」とのことだ。
イ・ヘスンさんは「『韓国最高のホテルが韓国の服を拒否した』として海外ネタになるのではないかと心配」と話した。イ・ヘスンさんがその日着ていた韓服は、薄い絹地で作られた生成のチョゴリ(上衣)と青のチマ(スカート状の下衣)だった。
ホテルの対応に憤慨したイ・ヘスンさんは、知人らにこのことを話し、それが簡易投稿サイト「ツイッター」などで広がった。その後、ホテル新羅の公式ホームページなどには非難が殺到した。
結局、李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長の長女である李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長が13日午前、ソウル市江南区にあるイ・ヘスンさんの韓服ショップを訪れ、直接謝罪した。イ・ヘスンさんはかつてサムスングループ一族の韓服をデザインしたことがある。李富真社長が「恥ずかしくて頭を上げられない。申し訳ない」と謝罪すると、イ・ヘスンさんは「韓国の文化がこのような扱いをされるとは胸が痛む」と述べた。
崔宝允(チェ・ボユン)記者
宋恵真(ソン・ヘジン)記者
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000044-mailo-l12
東日本大震災:TDL営業再開 夢と魔法の国、復活に歓喜 ゲストら待ちわび /千葉
毎日新聞 4月16日(土)11時18分配信
東日本大震災の翌日から休園が続いていた東京ディズニーランド(TDL)が15日、営業を再開した。1カ月以上も待ちわびていた来園者(ゲスト)たちは、「夢と魔法の国」復活に歓喜の涙を流した。半面、春の好天日にしては人出は少なく、アトラクションの行列は短かった。【荻野公一】
午前8時の開園時間直前、園内からミッキーやミニーら大勢のキャラクターが手を振りながら入場ゲートに向かってきた。「キャー」と女性の歓声。感動して泣き出した人も多い。アーケードの両脇には従業員(キャスト)や経営陣が並び、満面の笑みで出迎えた。「良かったですね」「良かったです」。来園者と従業員がハイタッチ。女性従業員が涙を浮かべた。
パレードが始まると、リズミカルな音楽に合わせて踊るミッキーやミニーに、一眼レフカメラやビデオカメラが一斉に向けられた。手を振り、音楽を口ずさみ、リズムに乗って体を揺らし、来園者は約40分間の夢の世界を満喫した。
栃木県佐野市の主婦、鶴貝雅美さん(50)は、家族4人で来園した。夫久さん(51)は運送会社勤務で、被災地の福島県に仮設住宅の資材を搬送する仕事があり、「行きたいのはやまやまだけど無理。楽しんでおいで」と送り出した。鶴貝さんは「被災者のことを思うと娯楽施設に来てもいいのか」と考えたが、楽しんだ分、被災地に寄付することにした。入園してみて驚いた。「月に8回来ることもあるけど、こんなに人が少ないのは初めて」。2時間待つこともあったアトラクションに15分で乗れたという。
午後6時、通常より4時間早く閉園。家族3人で訪れていた東京都練馬区の小学3年、篠原萌音さん(9)は、誕生日の3日に来るはずだったという。少し遅くなったが「楽しいプレゼントになりました」と笑顔で話した。「もっと長くいたいな」と少し残念そうな様子も見せた。
横浜市の女性会社員(27)は「3月には勤務先も停電した。午後10時までやってくれるに越したことはないが、欲を言えばきりがない。ファンとしては電力需要が高まる夏にまた休園しないか心配」と話していた。
◇TDS再開は「GWも候補」−−上西社長
TDLは28年前の4月15日に開業した。オリエンタルランドの上西京一郎社長は「1カ月以上の休園は初めて。キャストも気を引き締めてこの日を迎えた。ゲストの笑顔を見てほっとした」と話した。
上西社長によると、「なぜこういう時期に開けるんだ」と反発する声も寄せられたが、「元気を出させてほしい」という言葉に背中を押されたという。電力需要が高まる夏場を前に、5000キロワットの発電機を3台準備し、8月後半の設置に向けて作業を進めている。東京ディズニーシー(TDS)については「なるべく早く再開したい。ゴールデンウイークも候補」と話した。ディズニーキャラクターが被災地へ慰問に行くことも計画しているという。
4月16日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000002-fsi-bus_all
節電、悩めるレジャー産業 ディズニー再開も遠い「通常営業」
フジサンケイ ビジネスアイ 4月16日(土)8時16分配信
再開した東京ディズニーランド。朝早くから大勢の来場者が訪れ、パレードも久しぶりに行われた=15日、東京ディズニーランド(写真:フジサンケイビジネスアイ)
東日本大震災後に休園していた東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)が15日、約1カ月ぶりに営業を再開した。電力不足に配慮し、営業時間は大幅に短縮してのスタートとなった。運営するオリエンタルランドでは、併設される東京ディズニーシーをゴールデンウイーク(GW)までには再開させたい考えだ。今回の震災でレジャー施設の多くが休園や運営の縮小を余儀なくされた。節電に自粛ムードも広がり、収益への影響が懸念されそうだ。
「一部の施設で液状化の影響はあったが、復旧し、もとの姿で夢と安らぎを提供できるようになった。ゲストの笑顔をみて、われわれも勇気をもらった」。上西京一郎社長は15日、営業再開を手放しで喜んだ。
TDLでは駐車場が液状化の被害を受けたほか、一部施設で外壁が崩れるなどの被害が出た。復旧は早期に済んだものの、計画停電の影響や被災者の心情などに配慮し、営業再開を先延ばししていた。
震災から1カ月余りでの再開だが、営業時間は通常の午後10時閉園を午後6時に繰り上げたほか、施設内の噴水やエスカレーターの使用を抑えるなど節電対策を余儀なくされた。
また、夏に向けて5000キロワットの自家発電機3基の導入を検討。電力不足の中で、通常通りにはいかない厳しい運営が求められている。
首都圏周辺のレジャー施設も同じ悩みを抱えている。
3月19日から営業を再開した遊園地の「としまえん」(東京都練馬区)は、午前10時〜午後5時まで通常通り営業しているが、電力不足に対応して、平日には「フライングパイレーツ」など4つのアトラクションを休止している。3月25日から4月5日までの花見期間中に予定していた午後8時までの夜間営業を中止した。震災後の1カ月の来場者数は「前年比で約4割減った」という。
東京ドームでは、プロ野球のナイター開催が政治を巻き込んだ論争を呼んだ。
東京ドームは現在、公式戦63試合が予定されているが、節電のためナイターを取りやめる代わりに、デーゲームの回数が増えた場合は、同社の大きな減収要因になる。
12日のセ・リーグ開幕戦で、横浜スタジアムで開催された横浜−中日戦の来場者数は1万4000人だったが、「ナイターなら3万人は入った」と関係者は指摘する。ナイターがデーゲームに変更されれば、大幅な来場者数の減少と、ビールや弁当などの売れ行きが鈍ることを覚悟する必要があり、電力不足の対応を迫られている。
5月のGWという大きなかき入れ時を控えるレジャー産業だが、電力不足と自粛ムードのダブルパンチからの回復を見通せずにいる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000026-maip-bus_all
東日本大震災 「夢かなう場所」TDL再開 苦しい運営も
毎日新聞 4月15日(金)20時42分配信
約1カ月ぶりに営業再開した東京ディズニーランド=千葉県浦安市で2011年4月15日、谷多由撮影
東日本大震災の影響で営業休止していた東京ディズニーランド(TDL)が15日、約1カ月ぶりに営業を再開した。震災で営業休止や営業規模縮小を余儀なくされていたレジャー施設の多くが、営業再開に踏み切ったり通常営業に戻し始めている。ただ、自粛ムードの広がりや外国人観光客の訪日減のほか、電力不足の夏場に向けた節電も求められており、各施設は苦しい運営が続きそうだ。【井出晋平、小倉祥徳、谷多由】
TDLは営業再開日を83年の開園日と同じ15日に設定、新たな出発を演出した。午前8時には再開を待ちわびた客約1万人が列をつくった。近くに住む主婦(32)は「地元なので、再開してくれて元気が出る」。TDLが1カ月以上休止したのは開業以来初で、運営するオリエンタルランドの上西京一郎社長は「来園者の笑顔を見てほっとした」と話す。
節電のため、閉園時刻を4時間繰り上げ営業時間は午前8時〜午後6時までで、夜間は営業しない。施設の照明や噴水も使用を抑制。さらに出力5000キロワットの自家発電機3台を導入する方針だ。休園中の東京ディズニーシーは大型連休前の営業再開を目指す。
震災後、営業休止したり営業規模を縮小していたレジャー施設は、徐々に平常営業に戻しつつある。計画停電の影響などで先月13日から営業休止している「江戸ワンダーランド 日光江戸村」(栃木県日光市)は、今月18日に営業を再開する。3月22日に予定していたパンダの公開が遅れていた上野動物園(東京都台東区)は4月1日に再開。平日の来場者数は平年の3倍に達し、「パンダ効果」に沸く。
ただ、活気が戻った施設はごく一部。サンリオピューロランド(東京都多摩市)は、4月の入場者数が前年の8割近くまで回復したものの、「来場者の1割を占める海外客は途絶えたまま」(広報担当)。横浜・八景島シーパラダイスも来場者が2〜3割減少。目玉イベントの花火大会の中止を決めたこともあり、大型連休も苦戦が続きそうだ。
再開のめどが立たない施設もある。スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)は、温浴施設やホテルが被災。福島第1原発から50キロ以上離れているにもかかわらず「原発の風評で資材がなかなか届かない」(運営会社の常磐興産)ため、再開時期は未定という。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110417-OYT8T00066.htm
観光業界減収挽回できず
2スキー場再開、新幹線も復旧したが…
再開したスキー場でスキーやスノーボードを楽しむ来場者(山形市の蔵王温泉スキー場で) 東日本大震災の発生以来、1か月以上にわたって営業を休止していた蔵王温泉スキー場(山形市)と天元台高原スキー場(米沢市)が16日に再開した。燃料不足の解消や山形新幹線の復旧などの条件がそろい、シーズン終了間際にようやく間に合った形。しかし、休業期間の観光客を取り戻すのは難しく、長期的に見ても観光客の増加を見通しづらい。旅館の宿泊客も減っており、県内の観光産業全体に影響が広がっている。
「再開を楽しみにしていた」
友人とスノーボードをするために蔵王温泉スキー場を訪れた山形市東原町、会社員高橋優さん(30)は笑顔で話した。冬になると毎年10回以上はスキー場に足を運ぶ高橋さん。「4月上旬には、気持ちがはやって休業中のスキー場に行ってしまった」と言う。
この日のゲレンデは、高橋さんと同様、再開を待ちわびた県内外のスキーヤーやスノーボーダーらで久しぶりににぎわった。
震災後、燃料不足や電力消費の抑制、山形新幹線をはじめとする交通機関のストップで、1か月以上、営業できずにいた同スキー場。山形新幹線の東京までの直通運転が始まり、ガソリンなどの生活必需品の供給も改善されたことから、再び営業を始めた。今シーズンは、17日と、23日以降5月5日まで開業する予定だ。
同スキー場のロープウエーやリフトの運営会社で構成する「蔵王索道協会」の小関和夫会長(58)は「シーズンが終わる前に再開できてよかった」と一安心の様子。同じく16日から営業を再開した天元台高原スキー場の山田長一総括支配人(56)も「残りの期間で、できるだけ人を呼び込みたい」と意気込んだ。
しかし、地震発生後、営業再開に踏み切れた県内のスキー場はごくわずかだ。県観光物産協会によると、蔵王温泉スキー場と天元台高原スキー場のほかは、大蔵村の湯の台スキー場、3月26日から一時的に再開した米沢スキー場だけ。
雪の多かった今年は、集客増を見込んだ関係者が少なくなかっただけに、震災で思わぬ休業に追い込まれたことへの落胆は大きい。再開を果たした蔵王温泉スキー場でさえ、3月の来場者が例年の4割程度だったことから、シーズン全体では例年の8割以下にとどまる見通しだという。
さらに、早くも来シーズン以降の集客を危惧する声も上がっている。小関会長は「県内のスキー客は宮城など隣県から来る人が多く、すぐに客足が戻るとは思えない。原発事故に伴う東北全体へのイメージの悪化もあり、影響は長期に及ぶのでは」と、困惑気味に話す。
◇
影響は旅館業界にも及んでいる。県観光交流課によると、震災後、温泉地を訪れる観光客は激減。「年間を通して1割以上の収入減は間違いないが、さらにひどくなることも考えられる」と話す。
南陽市の赤湯温泉旅館協同組合の代表理事、須藤清市さん(54)は「どの旅館も大打撃だ」と、肩を落とす。須藤さんが経営する「いきかえりの宿 瀧波」では、今年に入って宮城県の客を呼び込む格安ツアーを企画。人気を集めていたが、震災後はパッタリと客足が途絶えてしまった。
「ゴールデンウイークに向け、少しは予約が戻ってきた。ただ、被災地となっている近県からの利用客はしばらく望めない。サクランボの季節には回復してもらいたいが……」。須藤さんは祈るように話した。
(2011年4月17日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110415-OYT1T00326.htm
島原の小涌園が6月で閉館へ
. 長崎県島原市新湊1の「島原観光ホテル小涌(こわき)園」について、親会社の藤田観光(東京)は14日、6月30日で閉館すると発表した。
島原港に面した場所に位置し、島原を代表するホテルだっただけに、関係者からは惜しむ声が上がった。
1964年10月に開業。81の客室を備える大型ホテルで、雲仙・普賢岳の火山活動停止宣言が出された95年には、天皇皇后両陛下が宿泊された。立地の良さや炭酸泉の露天風呂などが人気で、ピーク時の90年には年間10億円の売り上げがあったが、観光客の減少に伴って売り上げが低下。今後、業績回復が見込めないことから閉館を決めたという。
従業員34人のうち、本社から出向している2人を除く現地採用の正社員7人とアルバイト従業員ら25人の雇用契約は解消され、今後、再就職口探しが課題となる。
島原市観光・ジオパークグループの平山慎一グループ長は「非常に驚いている。来年以降はジオパークの国際会議や国体が予定され、受け入れ施設としても期待していた。由緒あるホテルだっただけに残念」と話していた。
(2011年4月15日12時08分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000187-mailo-l39
東日本大震災:徐々に観光客回復 ツアー客中心の郡部、キャンセル相次ぎ苦戦 /高知
毎日新聞 4月15日(金)12時52分配信
東日本大震災直後に深刻な影響を受けた県内の観光事業がゴールデンウイーク(GW)を控え、徐々に回復傾向にある。キャンセルが相次いだ高知市の宿泊施設が例年並みに持ち直し、ふるさと博も客足が戻りつつある。ただし、ツアー客が中心の郡部では「大打撃だ」と悲鳴が上がっている。【倉沢仁志】
「震災発生から10日間は予約キャンセル業務のみだった」。高知市内のホテルのマネジャーによると、全242室で満室だった先月19〜21日の3連休の予約は同11日の震災後、キャンセルが相次ぎ、ほぼ半減した。
しかし、先月末からは個人客を中心に予約件数が回復傾向になっている。龍馬ブームに沸き、連日満室だった昨年ほどではないが、既に9割程度が満室。GWの予約件数は、例年並みの予想を立てているという。同市内の宿泊施設15カ所でも、多くの施設で同様の傾向が見られた。
京都の観光客が前年比2〜3割となるなど西日本でも観光客が減少する中、高知市内が回復傾向にあることについて、マネジャーは「高知はもともと、京都や沖縄に比べて修学旅行生の受け入れが少ない。その点が今回は救いだ」と分析する。
また、県ふるさと博推進課によると、先月5日に開幕した同博も開幕後の1週間で入場者数は3万9401人と昨年の土佐・龍馬であい博とほぼ同程度だったが、震災後1週間は2万6746人と昨年同期に比べほぼ半減した。先月末時点での入場者数は、7万人以上少ない15万7330人。しかし、今月に入り、4〜10日の1週間で3万8013人となるなど回復した。
同課は自粛していたふるさと博のPR活動を今月下旬から西日本を中心に再開させるなど、巻き返しを図る方針。同課は「GWはせめて一昨年の観光客数(17万8126人)を上回りたい」と話す。
一方、郡部の宿泊施設では「震災の影響で大打撃だ」との声が多い。土佐清水市内のホテルでは震災後、都心からのツアー客が全てキャンセルとなった。責任者は「全49室のうち、9割あった予約が1〜2割程度に落ち込んだ」と肩を落とす。
県内72カ所の宿泊施設を把握する県旅館ホテル同業組合も「県東西エリアはほとんどがツアー客。今も東日本からのツアーのキャンセルが相次ぎ、GWも期待できない」と悲観する。同組合によると、同市をはじめ、県東西エリアにある宿泊施設8カ所の損害額は、計3000万円を超えるという。
4月15日朝刊
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110419/CK2011041902000049.html?ref=rank
グリーンタワー千葉 7月末で営業終了へ 利用客激減 予約キャンセル相次ぐ
2011年4月19日
7月末で営業を終了するホテルグリーンタワー千葉。原発事故の影響で外国人客が激減、修学旅行客のキャンセルも相次いでいた=千葉市中央区で
千葉市美浜区のホテル業「グリーンタワー」(林威樹社長)は十八日、経営する同市中央区の「ホテルグリーンタワー千葉」の営業を七月末で終了すると発表した。東日本大震災や福島第一原発事故で利用客が激減したことが主な要因という。震災の地元観光業への影響について、市観光推進室でも「観光客の減少がいつの時点で落ち着くのか、注意せざるを得ない」と長期化を懸念している。 (宇田薫)
同ホテルは二〇〇三年九月に営業を開始。二百七十室の客室があり、中国や台湾からの団体観光客や修学旅行の宿泊利用者が顧客の大半を占めるという。
同ホテルによると、震災や福島第一原発事故の影響で、先月中の予約のほぼすべてがキャンセルになり、現在も予約がゼロの状態が続いている。修学旅行客も四〜七月末までで約二十件の予約が入っていたが、すべて取り消しになった。
同ホテルの総支配人開沼義正さん(64)は、営業終了の判断に至った理由を「毎月の売り上げが前年の40%程度しか見込めず、本年度いっぱいは同様の状況が続く見通し。できれば営業を続けたいが、原発事故が収束しない限りは、どうしても難しい」と説明する。
宿泊は七月二十四日のチェックアウト分まで。レストランとブライダル、宴会事業は七月末まで営業する。約百人の従業員については「他事業部や関連グループにできる限り転籍などをお願いしていく」(開沼総支配人)という。
同市の「ホテルグリーンタワー幕張」は営業を続ける。
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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104190004
カラカミ観光 2ホテル休館 1年間
2011年04月19日
■震災影響
道内の大手リゾートホテルチェーン、カラカミ観光(洞爺湖町)は18日、洞爺湖町の洞爺パークホテル天翔(280室)と釧路市阿寒町のホテルエメラルド(206室)を1年間をめどに休館すると発表した。
二つのホテルは近年、売り上げが落ち込んでいたが、東日本大震災の影響で外国人観光客の予約がほとんどキャンセルとなるなど、宿泊客が大きく落ち込んだのが響いたという。
洞爺パークホテルの休館は5月1日から、ホテルエメラルドは7月1日から休館する。洞爺、阿寒地区はともに客室数が大きな傘下のホテルが一つずつあり、当面は一館態勢で営業を続ける、としている。休館する二つのホテルの従業員はグループ内のホテルなどに配置転換するが、地元から採用しているパート従業員らの処遇は未定としている。
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http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20110419000018
京の主要ホテル、3月稼働率9.4ポイント低下印刷用画面を開く
京都市内ホテルの客室平均稼働率 京都市内の主要ホテルの3月の客室平均稼働率は、東日本大震災による外国人観光客らの相次ぐキャンセルで、78・8%と前年同月を9・4ポイント下回ったことが、日本ホテル協会京都支部のまとめで分かった。関東、東北地方からの避難者の新規予約が入ったものの、キャンセルの影響が大きかった。4月も厳しい見通しとなっている。
稼働率は市内の15(今年1月からは14)ホテルを集計した。震災直後は避難者の予約が一時的に増えたが、外国人客が軒並み旅行を中止。国内観光もキャンセルが相次いだ。外国人客が全体の3割を占め、同10ポイント低下したリーガロイヤルホテル京都(下京区)は「原発事故収束までの期間の長さも考えると(2年前の)新型インフルエンザ以上に影響が大きい」とする。
観光シーズンの4月も見通しは厳しい。京都ホテル(中京区)は震災前に90%と予想していたが、キャンセルで65%と「近年にない低下」を見込む。福島第1原発事故の長期化により先行きは不透明で、東日本から西日本へ行き先を変更する修学旅行向け営業を強化するなど、対策を急いでいる。
同協会は「ゴールデンウイーク後のさらなる落ち込みが懸念される」としている。稼働率の落ち込み幅は、新型インフルエンザが発生した2009年6月(前年同月比20・5ポイント減)以来の大きさとなった。
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-04-19_16785/
沖縄観光回復 なお遠く
経済 2011年4月19日 09時26分
(15時間2分前に更新)
東日本大震災の影響を受け、3月に沖縄を訪れた観光客は前年同月を10万8500人(19・9%)下回る43万6400人で、減少幅は過去最大となった。震災後の需要急減も響き、2010年度は目標600万人を下回る571万7900人にとどまった。県内旅行関係者は「キャンセルの嵐は一段落しても、予約の動きは回復しない」と嘆く。県は震災に伴う沖縄観光振興緊急対策で需要喚起に取り組んでいるが、書き入れ時の夏場に向けどんな手だてを打てるか暗中模索が続きそうだ。(榮門琴音)
■低価格競争も
10年度上期の観光客数は全国高校総体効果などから堅調に推移。国内経済の持ち直しで観光客が戻るとの期待もあったが、円高による海外旅行人気や航空提供座席の減少も逆風となり、昨年12月から再び前年割れに転じていた。
追い打ちをかけたのが大震災。今夏の観光需要喚起に向け、官民挙げた取り組みを強化し始めていただけに、落胆は大きい。日並びがよく長い休みが取りやすいゴールデンウイークを回復のきっかけにしたいとの望みも残るが、動きは鈍い。
「予約を書き出す白板が真っ白」。震災から1カ月余、県内旅行社の誘客担当者は不安を募らせる。一部外国客が沖縄旅行を再開し、修学旅行客が目的地を沖縄に振り替える動きもあるが、沖縄観光全体のボリュームからすれば落ち込みを補うには程遠い。
ホテルの予約低迷も顕著だ。県内北部のあるリゾートホテルでは、ゴールデンウイークの予約が例年の6〜7割程度にとどまる。総支配人は「このインパクトはこれまでと比べものにならない」と窮状を訴える。那覇市内の老舗ホテルの予約も5割程度。経営者は「単価を下げても反応がない」と頭を抱える。
需要減少の一方、客室数の供給過多から、長く低価格競争が続く那覇市内のホテルでは、低価格のスパイラルに歯止めがかからない。価格引き下げによる集客は限界に来ており、収益の悪化も必至だ。
■県が緊急対策
県や観光業界は「現状では『沖縄にぜひ』というプロモーションは心情的にやりにくい」と口をそろえるが、ある誘客担当者からは「配慮も必要だが、もう『沖縄は安全だ』と明確に打ち出さずにはいられない状況だ」との悲鳴も漏れる。
県は11年度当初予算から2700万円を拠出し、被災者支援と並行し観光振興緊急対策に乗り出した。沖縄観光の厳しい状況を踏まえ、ゴールデンウイークのホテル利用を促す県民向けキャンペーンも展開。福島第1原発の事故を受けて、外国客も減っているため、海外メディアを県内に招聘(しょうへい)し、観光情報の発信を促す方針だ。
ただ、沖縄を訪れる観光客の49・4%(10年度)は関東方面からで占められており、需要の減退をカバーするほどのスケールになるかは未知数。
りゅうぎん総合研究所は「西日本の旅行需要は動き始めているが、沖縄が旅行先に選ばれるかは不明。鍵となるのは半数を占める関東方面の客の回復」とみている。
自粛ムードや原油高もマイナス要因となる。先行きの不透明感は依然強く、県は650万人としている11年度の観光客数の目標値の下方修正も検討している。
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http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201104230423.html
青森DC、新幹線「復旧後」に期待 23日開幕2011年4月24日
JR6社と青森県などによる大型観光企画「青森デスティネーションキャンペーン(DC)」が23日、始まった。東日本大震災で東北新幹線の一部不通が続いていることもあり、この日は県外からの観光客の姿はほとんど見られなかった。関係者らは今月29日の東北新幹線全線復旧以降、7月22日まで続くDCに期待を寄せている。
この日のオープニングセレモニー会場は当初、東京のJR上野駅の予定だったが、東北新幹線の一部区間が不通のため、青森市の県観光物産館アスパムに変更された。
県外の観光客はほとんどなく、地元の人や関係者を前に、三村知事は「東北のはじっこ青森からDCで東北のすばらしさを訴えていこう」とあいさつ。やや寂しい幕開けに。家族と遊びに来ていた青森市の会社員城前友義さん(43)は「イベントや情報発信をこれからどんどんやって、青森が県外の観光客でにぎわってほしい」と話していた。
セレモニーに参加した県旅館ホテル生活衛生同業組合女性部会会長で、黒石市の温泉旅館の女将(おかみ)、石沢照代さんによると、新幹線の開業効果で2月の予約は前年同月の1.4倍に上ったが、震災以降は予約の9割がキャンセルになったという。「新幹線復旧が決まると、だんだん予約が戻ってきた」と期待していた。
弘前市のJR弘前駅前でもDCの一環として「オープニングイベントin弘前 がんばろう東北! 元気再生〜支えるぞ津軽!」があり、ホットりんごジュースなどの出店もあり、にぎわった。
イベントでは地元のアイドルグループ、りんご娘やアルプスおとめが元気な歌声を響かせた。また、東日本大震災のチャリティーマーケットもあった。イベントを見に来た子どもらは、桜の花びらの形の用紙に被災者を励ますメッセージを書いたり、新幹線「はやぶさ」塗り絵に熱心に取り組んだりしていた。
このほか、観光路線として知られるJR五能線の鰺ケ沢駅では、ぶさかわいい(不細工で可愛い)として全国的に有名な秋田犬「わさお」が駅長として乗客を出迎えた。
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http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011042400077&j4
被災地の観光施設、徐々に再開=福島はめど立たず−東北3県
東日本大震災で浸水などの被害を受けた宮城県や岩手県の観光施設が、5月の大型連休を前に再開しつつある。両県では既に7割以上の宿泊施設が営業を再開し、全国から200万人以上が足を運ぶ8月の仙台七夕まつり(仙台市)の開催も決まった。一方、福島県では原発事故の影響で、県西部の会津地方でも観光産業は厳しい状況に置かれている。
仙台市の遊園地「八木山ベニーランド」は4月中旬に約1カ月ぶりに開園、約500人が来場した。福島県相馬市から来た松本親さん(37)は「地元は放射能で危ないので、子供が遊べる場所を探して来た」と娘の手を取りながら、ほっとした様子で話した。
日本三景の一つ松島では、水族館に続き、遊覧船や土産物店も順次再開する見通し。東北新幹線も29日には全線で運転を再開する。環境は整いつつあるが、県内の沿岸部は軒並み被害を受けており、松島公園管理事務所は「松島も観光できる状態ではないと思われる恐れがある。どこまで客足が戻るのか」と不安を募らせる。
岩手県では、日本三大鍾乳洞の一つ、龍泉洞(岩泉町)の地底湖が地震の影響で白く濁ったまま。「『世界有数の透明度』とうたっていただけに再開はためらわれた」(管理事務所)が、周辺の宿泊施設などへの影響を考え、27日のオープンを決めた。
一方、福島県の施設は閑古鳥が鳴く。被害が限定的だった会津地方の観光施設では、宿泊のキャンセルが相次いだ。福島県観光交流課は「原発事故も収束しておらず、観光においでくださいという雰囲気ではない」と言葉少な。沿岸に立つ水族館「アクアマリンふくしま」では津波による停電で大量の魚が死んでしまい、再開には時間がかかりそうだ。(2011/04/24-15:29
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110424-OYT1T00261.htm?from=y10
こにゃん市長選、17匹の激戦に
滋賀県湖南市の観光振興や動物愛護の啓発を担ってもらう〈猫市長〉を選ぶ「第1回こにゃん市長選」は24日午前0時〜26日午前9時に、投票が行われる。
いずれも湖南市在住の飼い猫17匹が“立候補”している。
投票は同市観光物産協会のホームページで受け付け、26日正午に初代こにゃん市長が誕生する。
17匹の届け出順は次の通り。
〈1〉ぎん(オス1歳)〈2〉ミャーコ(メス5歳)〈3〉にゃんちゅう(同)〈4〉みかん(オス5歳)〈5〉ピク(オス9歳)〈6〉マイケル(オス12歳)〈7〉カル(オス4歳)〈8〉キャル(メス10歳)〈9〉ジュニア(オス6歳)〈10〉kiki(メス3歳)〈11〉Nina(メス2歳)〈12〉あお(通称ポンタロー)(オス15歳)〈13〉晃(メス3歳)〈14〉ちゃー(メス15歳)〈15〉こま子(メス2歳)〈16〉エトワール(メス3歳)〈17〉メイ(オス年齢不詳)
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110424/CK2011042402000120.html?ref=rank
「こにゃん選」激戦! 湖南で猫候補乱立、ネット投票
2011年4月24日
まちおこしを託す猫を選ぶネット選挙への投票を呼び掛けるホームページ
湖南市の観光振興と動物愛護の啓発を託す猫を選ぶ「こにゃん市長選」のネット投票が24〜26日午前9時まで行われる。同市内の飼い猫17匹が市観光物産協会のホームページ(HP)上で立候補。動物愛護への抱負などを盛り込んだ公約「ニャニフェスト」を掲げ、広く投票を呼び掛けている。
立候補した飼い猫はメス9匹にオス8匹。元野良猫や県動物保護管理センター(湖南市)から現在の飼い主に引き取られた猫もいる。投票はネットを通してだれにでもできる。
ニャニフェストには「動物の住みやすいまちづくりを目指すにゃん」と動物愛護を推進する訴えのほか、「湖南市をチョー有名にするニャよ」と観光PRへの意欲を示す抱負も掲載されている。
当選発表は26日正午。初代こにゃん市長に選ばれた猫は、市の新キャラクターのモデルになる。企画した市観光物産協会は「全国の多くの猫好きの人に投票してもらい、湖南市のPRにつなげたい」と期待している。
協会は今後、HPに猫好きの人が交流する猫のまちの仮想空間をつくり、市の観光情報の発信に活用する。さらに行政が保護した猫の飼育希望者を探す取り組みを通して、動物愛護の啓発も進める。HPは「湖南市観光物産協会」で検索。
(林 勝)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20110423-OYT8T00792.htm
震災影響観光地は苦戦
宿泊客「例年の2割」も
中国から県内を視察にきた楊社長(右)と懇談する阿部知事(21日午前、県庁で) 東日本大震災や県北部地震の影響で、県内の観光地でも宿泊客のキャンセルが相次いでいる。県内経済に影響を及ぼすのは必至で、自治体も対策に乗り出した。(石井千絵)
■「まだ冬眠状態」
15メートルを超す雪壁で有名な立山黒部アルペンルートの宿泊地としてにぎわうはずの大町市の大町温泉郷。しかし、ルートが全線開通した16日以降も、温泉街の人はまばら。大町温泉郷観光協会によると、宿泊客数は例年の2割程度、大型連休の予約はほとんど入っていない。県北部地震で同市も被災したと誤解されているケースも多いという。
伝刀明事務局長は「こんなに低調なのは今だかつてない。ルートが開通しても今年はまだ冬眠状態。夏まで続いたらどうなるのか」と肩を落とす。
NHKで放送中の連続テレビ小説「おひさま」や、小栗旬主演で5月公開予定の映画「岳―ガク―」の舞台となった松本市。ロケ地としてアピールしようとしていた矢先に大震災に見舞われた。
市によると、この時期には埋まるはずの大型連休の宿泊予約が、今も空いている状況だという。市観光温泉課は「ロケをした場所についての問い合わせはある。引き続き情報発信をしたい」と話す。
白馬村では、外国人客のキャンセルが相次ぎ、外国人オーナーのペンションが一時閉鎖に追い込まれた。
県が県内数十か所の宿泊施設などに聞き取り調査したところ、震災後の宿泊客数は例年の半数程度に落ち込んでいた。外国人の宿泊客がゼロになったというケースもあったという。
■挽回に懸命
「原発事故後に農作物や水を調査したが、放射性物質は健康被害に影響のない値が出ています」。阿部知事は21日朝、中国・深セン市から、視察に訪れた旅行会社の楊建軍社長と懇談し、安全性を強調した。懇談後、楊社長は「目で見て安心安全を確認し、放射能も影響ないことが分かった。中国に戻って大丈夫ですよと伝えたい」と笑顔を見せた。
知事は15日にも、イベントや旅行の自粛停止を呼び掛ける「信州元気宣言」を発表するなど、大型連休を前に何とか雰囲気を変えようと懸命だ。県は、宿泊料の一部を寄付する「義援金プラン」を宿泊施設に提案。夏休みに向けても、長期滞在する家族向けの割引プランを持ちかける考えだ。
市町村も動き出している。大町市も18日、緊急対策会議を開き、東京の旅行会社や報道機関にキャラバンを出すことに決めた。市観光課の縣和彦課長は、「市内には震災被害がないことや、節電の必要性も無いことを訴え、夏に涼しい信州で過ごすことを提案したい」と挽回に懸命だ。
(2011年4月24日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110423-OYT8T00946.htm
「近隣客」取り込みPR 県内観光関係者
自粛一段落で市民にニーズ
最大10連休となる29日からの大型連休を控え、東日本大震災の影響でキャンセルが相次ぎ、打撃を受けている県内温泉地の旅館や観光関係者が、県内や近県の旅行客を取り込むPR活動に力を入れている。市民の間でも自粛ムードが一段落し、震災への心配で疲れた心身を近場で癒やしたいとのニーズが出てきているようだ。
県内温泉地のパンフレットに見入る買い物客(23日、スマーク伊勢崎で) 県観光国際協会は23日、各地の旅館業者からの要望を受け、ショッピングモール「スマーク伊勢崎」(伊勢崎市西小保方町)で温泉PR展を開催した。伊香保温泉観光協会や四万温泉協会など9団体が参加し、多数の観光パンフレットや旅館案内を配布しながら買い物客に利用を呼びかけた。
県観光国際協会の牧野文成事務局長(54)は「連休まで1週間ほどだが、県内や近くの人なら来てもらえるはず」と狙いを話す。大震災発生から今月上旬にかけては予約の大半が取り消されたが、1か月強が過ぎ、自粛ムードも和らいできたという。
イベントは、16日にもイオンモール太田(太田市石原町)で開催。両会場を選んだのは「埼玉や栃木の買い物客も多い上、北関東自動車道の開通で温泉地への交通の便が向上した」(牧野事務局長)ためだ。予約状況は昨年の半分〜7割程度といい、近隣へのアピールでどれだけ回復させられるかが大型連休を乗り切る鍵となる。7〜9月の群馬デスティネーションキャンペーン成功のためにも、近場の客に魅力を知ってもらい、口コミでの集客効果を狙う。
一方、直接の被災は免れた買い物客たちも、絶え間のない震災報道に接してストレスを感じ、震災の影響で連休の予定が立てづらいなどの事情から、近場での休養を求めている。千代田町上中森の主婦須永静代さん(51)は、長期休暇は東北地方など遠方に出かけることが多いが、「ニュースを見ていると、そんな気になれなかった」と大型連休の予定は立てずじまい。「県内なら今からでも間に合うから」と、パンフレットを見比べながら検討していた。
家族で立ち寄った伊勢崎市赤堀今井町の会社員桐生茂さん(60)も「震災で連休中の仕事休みがはっきりしない。でも県内なら、日帰りでも行ける」と話した。
(2011年4月24日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110424/nar11042401250004-n1.htm
古都観光で心癒やして 奈良県内のホテル・旅館、巻き返し格安プラン
2011.4.24 01:24
■キャンセル損害5億円超
東日本大震災の影響で、県内のホテルの宿泊予約のキャンセルが相次いだ。県旅館・ホテル生活衛生同業組合によると、判明しているだけでも約5万3千人以上がキャンセルし、5億円以上の損害が出た。だが一方で、被災地から訪れる宿泊客向けに独自の格安プランを企画するホテルも登場し、自粛ムードの改善に向けた取り組みを模索している。
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◆シーズンなのに…
県内のホテルや旅館約200施設でつくる同組合によると、県内の宿泊者は4割が首都圏からの観光客。例年、春から初夏にかけ、奈良の宿泊客はピークを迎えるが、震災直後は停電や交通網が打撃を受けた影響もあり、首都圏からの予約を中心に大規模なキャンセルが相次いだ。
県内最多の客室数を備える「ホテル日航奈良」(奈良市)でも震災以来、キャンセルが相次ぎ、3800室以上の予約が取り消しとなった。広報担当の高塲(たかば)順子さんは「これほどの落ち込みはこれまで経験がなかった」と話す。
同組合が、加盟する全施設に聞き取り調査したところ、回答があった3割にあたる62施設だけでも、4月1日現在で宿泊、宴会など約5万3千人がキャンセルし、5億円以上の減収となったという。
◆奈良にしかできない
キャンセルの続発は落ち着いたものの、新たな予約がなかなか入らず、回復の見通しは不透明だ。同組合は20日、奈良市の仲川げん市長に観光プランを共同でつくるよう要望した。
吉川義博専務理事は「被災していない人も心が疲れてきている。仏像に手を合わせ、僧侶の話を聞くなど奈良は心癒やされる場所。奈良にしかできない心の復興支援もある」と奈良の利点を改めて旅行代理店にPRしている。
長引く自粛ムードに対し、仲川市長は「この時期に遊ぶのはどうか、という気持ちもわかる。しかし、こういうときだからこそ被災地を支えるためにも経済活動に力を入れなければいけない」と語った。
◆ニーズを掘り起こす
こうした現状にホテルもただ手をこまねいているだけではない。ホテル日航奈良は東北、関東、北海道の住民を対象に料金を半額にする宿泊プランを考案。このプランの予約が1件入るたび、100円を義援金にあてる。今月15日の販売開始後、3日で約300室の予約が入り、1週間で約400室が埋まった。
「奈良ロイヤルホテル」(奈良市)と「ホテルサンルート奈良」(同)も青森、岩手、宮城、福島の4県民に1泊2500円の格安プランを実施している。
高塲さんは平成7年の阪神大震災を兵庫県西宮市で被災した。ガスや水道がなかなか復旧せず、不自由な生活を送った。2カ月後にはストレスで胃潰瘍を患った経験もあることから、リフレッシュすることの必要性を実感している。「余震も続き、落ち着きたいと思う人は多いはず。奈良でほっとしてもらいたい」と話している。
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http://mytown.asahi.com/areanews/iwate/TKY201104220529.html
乗り上げた観光船、震災モニュメント案浮上
2011年4月23日
民宿の上に乗り上げた観光船「はまゆり」=岩手県大槌町
岩手県大槌町の民宿に乗り上げた釜石市の観光船「はまゆり」を、震災モニュメントとして保存する案が、地震などの専門家らの提言で浮上している。地元の財政的な理由もあり、保存されるかどうかは流動的だ。
はまゆりは地震当日、定期検査で大槌町の造船所にあったが津波で流され、2階建ての民宿に乗り上げた。当初、民宿経営者や大槌町、船を持つ釜石市は解体する方針だった。阪神淡路大震災でも断層の保存を提唱した広島大の中田高名誉教授(地形学)が県などに「原爆ドームのように、当時を忘れない象徴として防災教育に活用できる」などと保存を訴え、学識経験者の要望書を集め始めた。23日から解体工事に着手するが、26日までは周辺の整地工事にとどまる。(菊地敏雄、疋田多揚)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110424-00000000-rcdc-cn
「M6以上の地震で全額返金」、日本ツアー再開の旅行社が奇策―香港
Record China 4月24日(日)5時41分配信
20日、東日本大震災の風評被害で大きな打撃を受けた香港の旅行社が奇策を打ち出し話題となっている。写真は沖縄。
2011年4月20日、東日本大震災の風評被害により、日本旅行の客足はぱたりと止まり、桜シーズンの日本ツアー客をあてこんでいた旅行社にとっては大きな打撃となった。そんな中、奇策を打ち出した香港の旅行社が話題となっている。ウォール・ストリート・ジャーナル中国語電子版が伝えた。
EGLツアーズは最も早く日本ツアーを再開した旅行社の一つ。健康被害が懸念される福島原発から遠く離れた大阪や沖縄が目的地だが、一般の客にすれば同じ日本であることに変わりはない。
旅行客の不安を打ち消すべく、同社が打ち出した奇策は「旅行中にマグニチュード(M)6.0以上の地震があれば、ツアー料金を全額返金する」というもの。東日本大震災以来、日本では余震が相次いでおり、M6以上の地震も56回を数える。4月14日にもM6以上の地震があったばかりで、この奇策は大きなギャンブルだと同紙は伝えている。(翻訳・編集/KT)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110503_14
観光客減に悩む遠野 宿は建設、報道関係で満室も
宿泊施設は満室でも観光客は減少―。大型連休を迎え、遠野市が被災地の後方支援と観光再建の両立に頭を悩ませている。東日本大震災発生後から観光施設への予約キャンセルが続く一方で、宿泊施設は震災復旧のための工事関係者や報道関係者で満室状態。「被災地支援の最前線基地として役割全う」は共通認識だが、被災地をけん引する経済活性を目指す上で、観光客を泊めることができないジレンマも少なからず抱えている。
遠野物語発刊100周年だった2010年度は、全国から200万人を超える観光客が同市を訪れた。今年は「新たに踏み出す年」と位置付けたが、震災で状況が大きく変わった。
市観光協会によると、今年3〜7月に入っていた観光施設への予約216件7593人のうち155件4964人がキャンセル。教育旅行も30校2221人のうち23校1854人が取り消された。
観光名所の一つ、遠野ふるさと村は例年4月は約千人が訪れるが、今年は200人弱。大型連休が始まっても昨年の3割程度の入り込みだ。鈴木裕子支配人は「観光面も元気を取り戻していきたいが、回復は容易ではない」と悩む。
観光客が大きく減少する一方で、民宿やホテルなど宿泊施設は震災後から満室状態が続く。観光客は1割に満たず、建設業者ら被災地での作業関連が6割、報道関係が2割と大勢を占める。
茨城県土浦市から妻(60)と訪れた会社員(59)は「被災地の迷惑にならない程度に、買い物や宿泊で支援をしようと東北を旅している。遠野でも泊まろうと思ったが宿が満員だった」と驚きの様子。
市内の宿泊施設は家族経営が多く、休み返上で復旧活動に従事する人々を支えている。遠野旅館ホテル組合の三浦芳昌事務局長は「満員はありがたいことではあるが、観光面の現状と今後を考えると…」と複雑な心境。
市観光協会の立花信一事務局長は「遠野の経済を立て直していくためには、観光産業の回復が不可欠。なんとかして被災地支援と観光客誘致を両立させたい」と苦慮する。
【写真=閑散としたJR遠野駅前。遠野市は観光客が減少する一方、宿泊施設は震災復旧関係者で満室が続く=1日】
(2011/05/03)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110503-00000007-maip-soci
潮干狩り 客8割減…自粛ムード影響か 木更津・富津
毎日新聞 5月3日(火)9時46分配信
春の訪れとともに本格化するはずの東京湾の潮干狩りの客足が伸び悩んでいる。余震が続く中、海での行楽を避ける心理が影響していると見られるが、千葉県は、東京湾岸の木更津・富津両市の潮干狩り場への訪問客数が、4月は昨年比1〜2割程度に落ち込んだとみている。2日には、森田健作知事が木更津市の潮干狩り場を訪れ、「(放射性物質も)基準値を下回り安心。大型連休はぜひ潮干狩りに来て」とアサリをほおばってPRした。
木更津漁業協同組合の根本昌彦業務課長によると、団体予約客はキャンセルが相次ぎ、連休期間中も予約は2割程度。東京湾沿岸で、農林水産物から暫定規制値を超える放射性物質が検出されたことはないが、「原発事故による放射能の影響はないのか」と問い合わせもあり、風評被害も感じるという。【黒川晋史】
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/110504/bsk1105040503003-n1.htm
中東・北アフリカに41カ所 「オシャレなホテル」米スターウッド攻勢 (1/2ページ)2011.5.4 05:00
. 米ホテル業界第3位、スターウッド・ホテル・アンド・リゾーツ・ワールドワイドは今後3年間に、政情不安の中東・北アフリカ地域の41カ所でホテルをオープンするという。
スターウッドは同地域ではすでに、63カ所でホテルを経営。同社で欧州・アフリカ・中東地域の責任者を務めるローランド・ヴォス氏はこのほど、エジプト、シリア、ヨルダンなどの国々で新ホテルの開業を推進すると語った。
チュニジア、エジプトでは革命で樹立後数十年続いた長期政権に終止符が打たれ、リビアでは内戦が勃発。シリア、バーレーン、イエメンでも市民による反政府活動で死者数が数百人に達した。また、日本では東日本大震災による原子力発電所事故の影響で大規模な避難指示が出されるなど世界各地で混乱が続いている。
ヴォス氏はアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで2日まで3日間開催されたアラビアンホテル投資会議で「ホテル業界は周期的ビジネスであり、日本や中東で起きたような出来事で、考え方が変わることはない」とし「中東や北アフリカでは驚異的な成長がみられる」と述べた。
同氏によると、中東や中国、インド、ブラジルなど新興国での中流階級の台頭が、若い旅行者の獲得を狙うホテル業界の新地域参入や事業拡大に拍車を掛けている。スターウッドは「まさにアップルの製品やiPod(アイポッド)を買う人々」をターゲットに「W(ダブリュー)ホテル」など「オシャレな」ブランドの拡張を行っていると、ヴォス氏は説明する。
スターウッドは1日、UAEのシャルジャに2013年、客室数220のフォーポイント・シェラトンホテルを開業する契約を交わしたと発表。またドバイにある同社の2ホテルも拡張予定。ドバイマリーナのグロブナーハウスは今年9月、新館をオープンし、ドバイ空港に近いル・メリディアンは客室200室を増築する。スターウッドによると、同社のドバイにあるホテル15軒の今年の客室稼働率は88%に達している。(ブルームバーグ Zainab Fattah)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/05/01/20110501-052361.php
米高級ホテルのザ・リッツ、京都進出 「フジタ」跡地に
米高級ホテルのザ・リッツ・カールトンが京都進出を計画していることが30日明らかになった。今年1月に営業を終えた老舗ホテル「ホテルフジタ京都」(京都市中京区)を建て替え、平成26年春の開業を目指す。国内では東京、大阪に次ぐ3カ所目となる。
ホテルフジタ京都の土地・建物を所有する積水ハウスと、ホテル運営会社のザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー(米メリーランド州)が基本合意した。リッツ側は「事実関係について(現時点で)申し上げられることはない」とコメントしているが、関係者によると、約200億円を投じ、来年にも着工する計画という。客室数や宿泊料金などは未定。
開業予定地は東に鴨川をのぞみ、祇園などの観光名所にも近く、観光客に人気の高い場所。東日本大震災で外国人観光客は減少しているが、リッツ・カールトン大阪では5〜6月の宿泊予約は昨年並みに改善しているという。このため震災の影響は限定的と判断し、関西での体制強化に踏み切ったとみられる。
京都市内では外資系のフォーシーズンズ・ホテルズも26年に高級ホテルの開業を予定しており、既存の近隣ホテルとの顧客争奪戦が今後激しさを増しそうだ。
(2011年5月 1日 09:21
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110501-OYT8T00836.htm
県内ホテル 家族連れ狙い客足回復へ
こいのぼりケーキ、調理体験
東日本大震災の影響で宿泊のキャンセルが相次いだ県内のホテルなど宿泊施設では、ゴールデンウイーク期間中に客足を取り戻そうと、あの手この手のサービスやキャンペーンが行われている。湖畔の立地を生かしたり、子ども自身が一部を“調理”できるようにしたりと、〈家族連れ〉をキーワードにするなど工夫が凝らされている。
大津市におの浜の「大津プリンスホテル」(077・521・1111)は、琵琶湖に臨む広場でバーベキューを楽しむ「レイクサイドガーデン」を開業した。家族連れに湖畔の風景を楽しんでもらおう、と企画した。湖に面した広場にテーブルやイスが並べられ、眼前の景色をゆったりと眺めながら食事が味わえる。
ホテル内のラウンジでは、こいのぼり風にデコレーションしたケーキ(1200円)やこいのぼり形のパン(200円)も販売。バイキングとセットにした企画もあり、3、4の両日は科学実験ショー(6000円、12〜3歳半額)、5日はダンスイベント(8000円、12〜4歳半額)が行われる。
長浜、米原両市で開催中の「江(ごう)・浅井三姉妹博覧会」に支えられ、例年通りの予約がある長浜市港町の「北ビワコホテルグラツィエ」(0749・62・7777)では3、4の両日、バイキングで子どもがハンバーグやギョーザなど料理の一部を調理できる「キッズシェフ」(4000円、小学生半額)を実施する。
一方、草津市西大路町の「クサツエストピアホテル」(077・566・3333)では宿泊やレストランがいまだに2割減といい、例年並みの予約がある結婚式を重視した。期間中(6日除く)にブライダルフェアを展開し、レストランでも8日まで、ロブスターなど高級食材のバイキング(6000円、小学生半額)を行っている。
また、大津市の雄琴温泉では、ゴールデンウイーク限定の特別プランを用意したり、子ども用おもちゃを用意したキッズルームを開設したりするホテルや旅館もある。詳しくはおごと温泉旅館協同組合のホームページ(http://www.ogotoonsen.com/)。
(2011年5月2日 読売新聞)
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104290008/
ホテルの客室稼働率、GWは「自粛」からV字回復へ/横浜
2011年4月29日 東日本大震災を境に急降下した横浜のホテルの客室稼働率が、ゴールデンウイーク(GW)期間中はV字回復しそうだ。山下町地区ではGW前半が満室になったホテルもあり、みなとみらい21(MM21)地区でも前半は80〜90%台で推移する見通し。各ホテルは「観光都市・横浜の復活へ向けて、反転攻勢のきっかけにしたい」と期待している。
横浜のホテルの客室稼働率は大規模な会議や展示会の増加などに伴い、ほぼ順調に推移してきたが、東日本大震災を境に急降下。3月は、30〜40%台という過去に例のない“超低空飛行”を余儀なくされた。「地震による直接的な被害はなかったのに、過度な自粛ムードのまん延で観光客や会議・展示会などが激減したのが響いた」とMM21地区のホテル関係者。
GW期間中の予約も出足が鈍く、昨年を大幅に下回ることが心配されていた。しかし、各ホテルがインターネットを使った販売などに力を入れた結果、「2週間ほど前から反応が出始めた」(山下町地区のホテル関係者)。このホテルではGW前半は既に満室になり、後半も70%以上は確保できる見込みだという。
MM21地区でも昨年の実績には及ばないものの、前半は80〜90%台で推移する見通し。後半はまだ50〜70%台とばらつきがあるが、「ネットを使うお客は宿泊前日に予約する事例も珍しくないので、悲観はしていない」(ホテル関係者)とさらなる上積みを期待する。
中でも同地区の横浜ロイヤルパークホテルは今月19日以降、割引チケット共同購入サイトに宿泊券を提供して約1万4千枚(10月18日まで有効)を売り上げ、GW後半からの“伸びしろ”を見込む。
GW以降の稼働率維持には不安要素もあるが、山下町地区のホテル関係者は「国民の間に“節約疲れ”や“過度の自粛への疑問”も出てきた。被害を受けなかった都市の経済をさらに活性化し、被災地の復興に寄与するという大義名分が浸透すれば、観光客は増えるはず」と期待している。
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http://www.asahi.com/national/update/0502/TKY201105020230.html
GW、近場の観光地が人気 「自粛やめよう」効果?(1/2ページ)2011年5月2日15時5分
ゴールデンウイーク(GW)に入り、大都市圏近郊の観光地が意外なにぎわいを見せている。東日本大震災と福島第一原発事故による自粛ムードの広がりで大幅な落ち込みが予想されていたが、「自粛はやめよう」とのかけ声が効いたのか、連休直前に駆け込み予約が相次いで例年並みの客足が戻りつつある。一方で、国内・海外とも遠方への旅行客は思うように回復していない。
世界遺産の日光東照宮(栃木県)では、4月29日に前年比2割増しの約1万人が訪れ、GWは好調な滑り出しとなった。「観光に出かけることが経済効果にもつながるとのメッセージが報道などで流れたことが影響したのではないか」と東照宮の担当者。ただ原発事故の影響か、関西や外国からの客は少なく、団体客が少ないのも特徴だ。
神奈川県の箱根登山鉄道も、連休に入ってから一部の駅で客が乗りきれない電車も出るほど観光客が戻っているという。
東京の名所を巡る「はとバス」は、4月上旬までは予約が少なく、運行会社は例年の5割程度に落ち込むと予想していたが、連休が近づくにつれて予約が急増。都内観光コースは対前年比で3.6%減までV字回復した。広報担当者は「自粛しすぎるのも良くない、という感じで客足が戻ってきていると思う。天気を見ながら近場で楽しもうというニーズを取り込めている」と話す。
高速道路の渋滞は前年より減ると予想されていたが、連休初日の29日朝には関越道下り線で予想の倍を超える56キロの渋滞を記録した。3〜5日も激しい渋滞が予測されている。
4月1日からジャイアントパンダ2頭が公開されている東京都台東区の上野動物園の入場者は4月29、30日に3万人を超えた。30日は15分間の入場制限を2度実施し、入場待ちの列ができたという。
大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、観光客が遠出を控える傾向を見越して大型連休前に近畿や東海などの日帰り圏を中心にテレビなどで宣伝をしたという。広報担当者は「ほどよくお客さんが多く、順調だ」と話す。
108回目を迎える佐賀県有田町の「有田陶器市」は29日から3日間の人出が昨年より約9万人多い約54万人。「震災で関東や東北方面への旅行を控えた人が、休日を近場で過ごそうとしている」と主催者。長崎県佐世保市のハウステンボスには29日からの3日間で約4万人が足を運び、前年より1万8千人増えた。
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■国内旅行申し込み、例年の2倍
近畿日本ツーリストでは4月10日ごろから、首都圏発の国内旅行の申し込みが例年の2倍ほどのペースで増えている。栃木県の日光、群馬県の草津温泉などが目立つという。
JTBは国内旅行が昨年比28%減、海外旅行は17%減と推計していたが、連休直前から大都市近郊の駆け込み予約が伸びているという。「準備に時間がかかる海外旅行はあきらめても、どこかに出かけたいと考える人が身近な場所に出かけているのではないか」と広報室の担当者は話す。
空の便も「1週間ほど前から東北を中心に予約が増えている」と日本航空広報部。被災した家族や親類に会ったり、ボランティアに行ったりする人が増えているとみる。GW中に仙台、花巻、山形を中心に約300の臨時便を飛ばし、国内線は昨年並みの旅客数に近づきそうだという。
成田空港はGW中の出入国者数が前年比で半減すると推計している。ただ、最近は駆け込み予約の海外旅行者が増えてきたという。成田国際空港会社の広報担当者は「旅行をして日本を元気にしようという雰囲気が出てきた。旅客は推計よりは増えるはず」と話す。
■「応援したい」被災地にも観光客
被災地の観光地はまだまだ厳しい。
青森県弘前市で4月23日に始まった「弘前さくらまつり」。東北新幹線が全線復旧した同月29日の観光客数は13万人。4万人だった前日よりは増えたが、それでも例年の半分以下にとどまる。桜は2日が満開の見込みだ。
国宝の中尊寺金色堂がある岩手県平泉町も、4月29日に町を訪れた人の数は前年より6割減ったという。同県雫石町の小岩井農場は震災の影響に連休前半の悪天候も重なり、首都圏からの観光客が特に減っているという。
宮城県観光課によると、津波で被災した沿岸部では、観光客を受け入れられない状況が続いている。大型連休を含む昨年5月の全県の観光客の延べ人数は約640万人だったが、県観光課の担当者は「震災の影響がどの程度になるかの試算は難しい」としている。
同県の松島。4月29日に運航を再開した遊覧船乗り場の人影はまばらだ。午前10時に出発した船の定員は210人だが、乗客は10人ほど。運航会社の関係者は「松島の被害は少ないのに……。人出は例年の10分の1くらいだ」と話した。それでも松島観光協会の担当者は「連休が近づくにつれ、ホテルの空き状況の問い合わせが予想以上に増えている」と期待を寄せる。
「東北を応援したいと思い、初めて来ました」「がんばってください」。観光客から声を掛け、励ます光景が見られるという。
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/110504/art11050420380005-n1.htm
東北の悲願 「平泉」を世界遺産に 雪辱なるか、週内にも評価結果
2011.5.4 20:33 (1/2ページ)
世界遺産登録を目指している岩手県の中尊寺。震災の被害はなく従来通りに参拝できる
中尊寺金色堂など「平泉の文化遺産」(岩手県)をはじめ政府が世界遺産に推薦した3つについて、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)が6〜7日にも評価結果を勧告する。平成20年にイコモスから「記載延期」の勧告を受け今回は雪辱を果たす格好の平泉。東日本大震災による遺跡の損傷はなかったが、岩手県は甚大な被害を受けた。世界遺産へ「内定」が決まれば、観光客へのPRなど東北を活気づける契機になりそうだ。
■高まるハードル
政府が推薦している遺産はほかに文化遺産の国立西洋美術館(東京都)と自然遺産の小笠原諸島(同)。
イコモスは現地調査を含め約1年半にわたって審査し、「記載」(世界遺産に記載)▽「情報照会」(追加情報を求め次回以降審査)▽「記載延期」(本質的な改定が必要で推薦書を再提出)▽「不記載決議」(記載にふさわしくないもの)−の4区分で勧告。最終的には勧告を受けた世界遺産委員会が登録の可否を決定するが、「記載」勧告は事実上の世界遺産内定となる。
平泉は20年に記載延期となったが、文化庁は「1回目で『記載』の勧告を受けるのは難しい。年々ハードルが高くなっている」と理由を分析する。
その背景には世界遺産が増えていることにある。22年8月現在で登録された世界遺産は911件。世界遺産委員会は管理可能な規模とするため、新規記載の遺産数を抑制していく傾向にあるという。
■悲願へ絞り込み
前回、政府は平泉について「浄土思想を基調とする文化的景観」と題して推薦。平泉が政治・行政上の拠点であるとの考え方を示し、全体を文化的景観として9資産を提示した。
だが、イコモスは(1)浄土思想の世界的意義と構成資産の関連性が証明しきれていない(2)浄土思想と関連性が薄い資産がある(3)個々の資産がつながって文化的景観をなしていない−などを理由に「延期」を勧告。このため今回は文化的景観とは捉えず、浄土思想の表現に直接的に関連する6資産に絞り込んでの再チャレンジとなった。
世界遺産に登録されれば過去の例からも観光客が大幅に増加することが見込まれる。震災による原発事故で観光の風評被害が深刻な問題となっているなか、世界遺産に内定すれば東北地方に観光客が再び戻る可能性が高く地元の期待も高まっている。
文化庁では「震災の被害がイコモスの評価に影響を与えることはないが、被災地に明るいニュースを提供したい」としている。
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http://www.minyu-net.com/news/news/0505/news8.html
目立つ津波跡見物 “観光地化”に地元苦虫
東日本大震災の津波で、家屋などが流され、多くの死者、行方不明者が出た相馬市など本県沿岸部で、他県などからの見物者が目立っている。中には、陸地に打ち上げられた船の前に立ち、船と一緒に”記念撮影”する見物者も。被災地の“観光地化”とも言える現象に、行方不明者の捜索に当たる消防団員らからは「多くの人が亡くなった場所。被災者の気持ちを逆なでする行為で腹が立つ」と怒りの声がある一方、「これから復興を担う若い人に現実を知ってもらうことも大事」と話す市民もいて、受け止め方はさまざまだ。
大型連休は例年、潮干狩りやイチゴ狩りでにぎわいを見せる相馬市の松川浦周辺は、震災で潮干狩りなどが中止となっている今年も他県ナンバーの車が押し寄せている。普段はがれき処理などのため、関係者以外の立ち入りを規制している同市消防団も車の多さに規制を取りやめたほど。
同市原釜地区では大型連休に入り、車の助手席などからビデオや携帯電話でがれきの山を撮影しながら走る家族連れやカップルの姿が多く見られる。
同市の幹部職員は「被災地のことをきちんと知りたいと思って来ている人は少ないはず」と見物者らの来訪目的を疑問視。「がれきの周囲は準備もなしに近寄るのは危険。万が一、再び大地震や津波などが起こった場合は、沿岸部からの避難で渋滞することも考えられる」と懸念している。
(2011年5月5日 福島民友ニュース)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110501/biz11050112000005-n1.htm
旅行で東北を助けたい GW、観光に光
2011.5.1 11:57 (1/3ページ)
まだ二分咲きだが、花見客でにぎわう弘前公園の「さくらまつり」。東北新幹線の全線再開により、首都圏からの駆け込み客が急増した=4月29日、青森県弘前市
東日本大震災以降初めての大型連休となるゴールデンウイーク2日目となった30日、高速道路は行楽地などを目指す車で渋滞し、東北へ向かう新幹線も一部で自由席が満席になった。大震災で観光客激減の打撃を受けた東北の観光地では、連休直前から急に予約が集まるホテルも現れ、まつりもにぎわった。東京電力福島第1原発事故、計画停電、そして、自粛ムード…。あえいでいた東北を中心とする観光地は、新幹線全線再開と連休効果もあって活気を取り戻しつつある。
来場者13万人に急増
例年250万人が訪れる「弘前さくらまつり」(4月23日〜5月8日)を開催中の青森県弘前市。28日までは日々の来場数が1万〜4万人と低迷していたが、連休初日となる29日は13万人と急増した。30日も多くの家族連れらでにぎわい、市内の駐車場は満車に近い状態。ホテルなどの宿泊施設もほぼ満室だ。
震災後、さくらまつり期間中の宿泊キャンセルが相次いだが、新幹線再開の日程が決まった22日以降、問い合わせが増え始め、主な旅館やホテルで9割ほどが予約済みに。青森県観光連盟の林光男理事長は「新幹線の全線再開が大型連休に間に合い、首都圏からのお客さまが一気に増えた」と話す。弘前公園のソメイヨシノの満開は2日の予想で、市立観光館では「5月に入れば駆け込みの観光客がさらに増えるのではないか」と期待する。
「余震の中、ありがたい」
震災1カ月後にJTBグループが実施したアンケートでは、旅行や出張を中止・延期した人の27%が、理由として「何となく暗く、楽しめない気がする」と答え、25%が「被災者への罪悪感がある」と回答した。だが、自粛ムードが広がり経済が低迷すれば、復興はおぼつかなくなる。28日に東京・日本橋であった観光PRキャンペーンで、枝野幸男官房長官(46)は「連休中にはぜひ旅行に出掛けたり、家族で外食をしたりして、いつも通りの休日を楽しんでほしい。日本経済を活性化することが復興につながる」と力説。実際、被災地周辺の旅行で復興を後押ししようという動きが出ている。
「観光で東北を応援したい」「頑張って」。割安の「地震災害復興!がんばれ宮城!プラン」を展開する宮城県大崎市鳴子(なるこ)温泉の旅館「幸雲閣」では、連休中の予約の電話が相次ぎ、応援の言葉を口にする人も少なくない。4日まで8〜9割が予約済み。連休終盤は予約数が少ないが、予約担当の男性社員は「余震が続く中、あえて観光に訪れてくれることがありがたい」と感謝する。
岩手県花巻市の旅館「大沢温泉」は震災で7000〜8000人分の予約がキャンセルに。高田貞一社長(54)は「観光の回復は未知数」と不安そうだが、連休中は満室の日も出始めた。笑顔行き交う新幹線
東北新幹線の全線再開と大型連休の初日が重なった29日、東京駅は観光やボランティアで被災地へ向かう人たちの笑顔が行き交った。妻と息子と新青森に向かった東京都江東区の森泰成さん(47)は「観光で被災地に貢献できればいいと思う」と話し、Jリーグ観戦で仙台に向かった静岡県島田市の会社員、薮崎知世子さん(48)も「募金したりお土産を買ったりして、少しでも支援したい」と笑顔をみせた。
「旅行で東北を助けたい」。ゴールデンウイークの国民的合意だ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110502t12027.htm
仙台のホテル業界苦境 本格回復「七夕まつり期待」
「がんばろう東北」のメッセージを掲げるホテルメトロポリタン仙台
東日本大震災は百万都市・仙台のホテルにも建物や設備などに被害を与えた。大型連休に合わせて営業を再開した施設がある一方、損傷がひどくいまだに開業見通しが立たないケースもある。再スタートを切ったホテルでも宿泊客は災害支援や復旧事業の関係者が大半だ。観光客利用が戻るには時間がかかりそうで、「開催が決まった仙台七夕まつりに期待したい」との声が強まっている。
外資系高級ホテルのウェスティンホテル仙台(青葉区一番町)は4月29日、営業を全面再開した。被害は軽微だったが、ライフラインの復旧遅れなどで、これまでは客室数や飲食の営業時間を縮小せざるを得なかった。
「インターネット予約も含め、通常態勢に戻った」とマーケティング部。宮城県が4月29日を復興への「キックオフデー」と位置付けたことなどもあり、「これをきっかけに観光客の呼び込みに力を入れる」と話す。
向かいの仙台国際ホテル(青葉区中央)は1階ラウンジでランチ、ディナーの提供を行うが、宿泊は再開できていない。客室への給湯設備の損傷などが原因で、「交換が終わるのは5月半ば以降になりそう」という。
全く営業できないホテルもある。ホテルコムズ仙台(青葉区本町、旧三井アーバンホテル)は外壁や客室などが損傷。幹部は「安全確認と今後の検討に必要な調査だけで1〜2カ月かかる」と話し、再開時期を明言できない状況だ。
ロイヤルパークホテル仙台(泉区寺岡)は建物の一部が傾くなどし、補修工事を進めている。関係者は「9月1日をめどに再開する方針。リニューアルも含めて検討中」と説明する。
宿泊の動向も気掛かりだ。4月15日から通常態勢で営業するJR仙台駅前のホテルメトロポリタン仙台(青葉区中央)は「観光客が少ない。大型連休中も一般客の宿泊予約がない日もある」と嘆く。
市内で11のビジネスホテルを展開するホテルグリーンチェーンは「どこも5月中はほぼ満室だが、8割は復興支援の関係者。損害保険会社や医師、ボランティアの利用が多い」と語る。
東北新幹線が4月29日に全線復旧するなど好材料はある。例年通り8月6〜8日の開催が決まった仙台七夕への期待は高く、「首都圏を中心に既に予約が入った」とウェスティン。メトロポリタンは「東北各地の夏祭り関係者とも連携し、需要を喚起したい」と強調する。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20110504-OYT8T00718.htm
にぎわい遠いGW ひたちなか・大洗エリア原発風評、津波被害響く
イベント、値下げ誘客に懸命
大型連休で例年なら県外からの観光客でにぎわう、ひたちなか・大洗エリアの行楽地が、今年は苦戦を強いられている。東日本大震災による津波や福島第一原発放射能漏れ事故への不安から、観光客が海岸地域を敬遠しているとみられるためだ。各施設ではサービスの充実や料金の値下げなどで誘客活動を展開している。
例年多くの潮干狩り客でにぎわう大洗サンビーチ(大洗町)。今年は好天に恵まれた4日も波打ち際に家族連れの姿はまばらだった。毎年潮干狩りに訪れる水戸市千波町、主婦上原しのぶさん(28)は、「津波が怖い」と言う長男(4)の言葉にためらいつつ活性化のためにと訪れた。「人出は例年の半分もない。この時期には海の家も建ち始めていたのに、今年は1軒もなくて不安になる」と話した。
近くで民宿「大勘荘」を経営する小野瀬和助さん(47)は「連休中の客入りは10%にも満たない。いつもなら満室なのに閑古鳥が鳴いている」と頭を抱える。付近の民宿は、相次ぐ予約のキャンセルを受けて宿泊料金を1000〜2000円ほど安くするなどして打開策を探っている。
アクアワールド県大洗水族館(大洗町)も、昨年4月29日〜5月5日の来館者約6万4000人に対し、今年は4月29日から5月4日までの来館者が2万5849人。連休中のイベントを充実させ、8日まで中学生以下の入館料を無料とするが、他県からの来館者は伸び悩む。
大型連休後にシーズンを迎える学校遠足も「津波があった町や、福島の近くに行くのは問題」などとして予約のほとんどが取り消された。2002年の開館以来記録してきた来館者数100万人超も「このままだと難しく、採算が取れるか危うい状態」(同館経営企画課)という。稲葉暢弘副館長は「飼育員が積極的に来館者に話しかけるなどサービスを充実させ、また来たいと思える水族館になりたい」と奮起している。
丘一面を青色に染めるネモフィラや、チューリップが見頃を迎えた国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)。4月29日から5月3日までの来園者数は約4万8000人と、前年同期の約4分の1で、例年は過半数を占める県外からの来園者は4割程度。昨年の連休中に1000件を数えた同園ツアーも今年は28件という。広報担当者は「天候不順もあるが、一番の原因は風評被害。福島が近いため『大丈夫ですか』との問い合わせが多い。何とか足を運んでもらえるようなイベントなどを企画したい」と意気込んでいる。
(2011年5月5日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110505-OYT1T00059.htm?from=nwlb
風評被害払拭を!茨城・大洗魚市場で復興まつり
風評被害の払拭にと、大洗魚市場で開かれた復興まつり 震災からの復興PRと福島第一原発事故に伴う風評被害を払拭(ふっしょく)しようと、茨城県大洗町の大洗魚市場で4日、同町主催の「がんばっぺ大洗!〜海・山復興まつり〜」が開かれた。
市場では、通常5個300〜400円の地元産ホッキ貝が100円で格安販売され、用意した約600キロが1時間ほどで完売する人気ぶり。「ホッキ飯」や焼きイカなどの海産物のほか、ニラやサツマイモといった地元の農産物なども販売され、来場者を喜ばせた。
小谷隆亮町長は「震災前の生活に戻るにはまだ時間はかかるが、原発事故の風評被害が残るなかでにぎわいを呼び戻せて自信になった。今後は観光期の夏に向けて広報活動を一層強化し、復興をPRしたい」と力を込めていた。
(2011年5月5日09時53分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/areanews/gifu/NGY201105020026.html
連休の飛騨・高山の観光、個人客戻るも団体伸び悩み
2011年5月3日
大型連休になって観光客の姿が戻った「古い町並(まちなみ)」=高山市
東日本大震災で客足が遠のいた飛騨・高山の観光地も、大型連休で一息ついている。晴天に恵まれた2日、岐阜県高山市の「古い町並(まちなみ)」は、観光客の姿が戻った。だが、例年に比べ、団体客の伸び悩みが目立つという。
飛騨高山旅館ホテル協同組合によると、加盟する67カ所の旅館やホテルは、連休半ばの3日までほぼ満室。一方で、担当者は「個人客が戻って満室になったが、大勢が入れる和室は定員いっぱいになっていない」と気をもむ。
市内の「高山シティホテルフォーシーズン」(収容61人)では1週間ほど前からようやく個人客の予約が増えたという。冨田雅之支配人は「関西、東海地区から手軽に行ける場所を選んだ方が多い」と話す。
東京都中央区から家族で「古い町並」を訪れた男性(47)は、イタリア旅行を中止して中部圏に変えたという。「福島第一原発の事故がどうなるか分からないので、海外に出るのはやめました」と話していた。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110428-OYT1T00125.htm
日光の観光、復興へあの手この手…市は安全宣言
15日から始まった風車を飾るイベント。温泉街復興への象徴として期待がかかる(日光市の鬼怒川温泉駅前で) 世界遺産「日光の社寺」や温泉などを抱える栃木県の観光地・日光で、観光客が激減している。
東日本大震災での大きな被害はなかったが、旅行やイベントの自粛ムードが広まった上、福島第一原発事故による風評被害の影響も重なり、旅館などは開店休業状態が続いている。そんな中、危機感を抱いた観光業界関係者らが客足を呼び戻そうと、イベント開催や観光PRを再開するなど打開策に乗り出した。
鬼怒川・川治温泉旅館協同組合によると、震災後、従業員に自宅待機を命じるなどしたホテル・旅館が多く、全体の稼働率は1割ほど。他地域でも状況はほぼ同じといい、日光地区観光協会連合会の増渕正男事務局長は「壊滅的な状況」と嘆く。
日光東照宮と日光二荒山神社では3月以降、多くの行事の取りやめを決めた。東照宮によると、震災翌日から先月末までの入場者数は、前年同期比わずか5%の約5000人に落ち込んだという。
また、観光施設は営業を自粛。東武ワールドスクウェアは3月17日に再開したものの、「入場者数が一桁台の日もあった」(根本幸央副支配人)。また、日光江戸村も今月18日まで営業を見合わせていた。
状況を打開しようと、観光業界関係者たちが動き出した。日光市は5日、放射能汚染などの風評被害の排除を目的に、市の水や食べ物、観光の安全性をアピールする「市観光安全宣言」を発表。今月から東京での観光PRを再開することにした。斎藤文夫市長は「そろそろ積極的に動く時期に来た」と話す。
日光地域では日光山輪王寺と協力して、同地域のホテルや旅館の宿泊者に護摩祈祷券を配布し、厄を落としてもらう取り組みを12日から開始。同協同組合では「元気宣言キャンペーン」と題し、宿泊施設35軒と協力して、宿泊者を両温泉街の8観光施設中1か所に招待する格安プランを始めた。
また、鬼怒川・川治温泉観光協会も、3月から延期していた温泉街に1万5000個の風車を飾るイベントを15日から実施しているほか、市と同連合会は日光の安全性を訴えるはがきを5万枚作り、各宿泊施設の固定客らに送った。
観光業界関係者は、5年目を迎えたJR東日本と東武鉄道の直通特急の運行が、ゴールデンウイーク期間に通常運行されることへの期待も大きい。増渕事務局長は「一度離れた客が戻るには1年はかかる」と指摘。その上で、「長い戦いになるがここが正念場と考えて踏ん張りたい」と力強く語った。日光の観光復興への道はまだ始まったばかりだ。
(2011年4月30日14時56分 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110504t75008.htm
戻った笑顔ひと安心 大型連休後半、東北の観光地にぎわう
松島湾を周遊する遊覧船に乗り込み、ウミネコに餌をやる家族連れ=3日午前10時40分ごろ
大型連休後半に入った3日、東北の主な観光地はにぎわいを取り戻した。東日本大震災から50日余り。一時は宿泊キャンセルが相次ぐなど打撃を受けたが、滞在客のあふれる笑顔に観光関係者はひと安心。それでも福島第1原発事故による風評被害は消えず、客足が十分に戻らない地域も多い。「観光立国・東北」の完全復活まで、険しい道のりが続く。
日本三景の一つ「松島」を抱える宮城県松島町。4月29日に運航を再開した松島湾遊覧観光船には3日、大勢の家族連れが乗船した。
「乗船客は平年の約8割ほどに回復してきた」と松島島巡り観光船企業組合。復旧工事に携わる東京都の会社員高橋誠さん(52)は家族と乗船し、「美しい松島のように宮城全体がかつての景色を取り戻してほしい」と話した。
マリンピア松島水族館にも同日、3000人超が来館。水族館は「ほぼ平年並みに近づいている」と安心した。
つなぎ温泉など盛岡市周辺の温泉地も4月29日のJR東北新幹線の全線復旧に伴い、連休直前に予約が殺到。岩手県雫石町の鶯宿温泉観光協会は「首都圏の飛び込み客があり連休中は予約で9割が埋まった」と語る。
同町の小岩井農場も連休中の小学生以下の入園料を無料にした効果もあり、「家族連れでにぎわっている」と言う。
福島県内の観光地は、原発事故による風評被害が影を落とした。
会津若松市の若松城は3日、周囲の公園の来場者が1万人超で例年並み。市観光公社は「関東ナンバーなどの車が目立つようになった」と喜んだが、猪苗代町の野口英世記念館の今月1日の入場者は約800人で、例年の連休平均の約4分の1にとどまった。
潮干狩りで知られる相馬市の松川浦は、周辺の住宅や道路は大津波でがれきと化した。アサリの稚貝も全滅した可能性が高く、地元漁協は「来年の再開も厳しいのではないか」と苦渋の表情だ。
客足が戻った地域も完全復活は遠い。「全体の人出は例年の2割程度」と松島町の松島観光協会。宮城県内の各温泉地も「連休後の予約は週末でも空きが目立つ」と嘆き、2次避難住民が身を寄せる福島市の飯坂温泉の観光協会は「一般客受け入れの見通しは立たない」と不安視する。
新潟を含む東北7県の官民でつくる東北観光推進機構は「旅行会社に『東北復興関連商品』の企画・販売を要請している。夏場に向け、明るい材料をつくっていきたい」と話している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110502t13008.htm
観光 浜に活気着々と 「マリンゲート」営業再開
松島へ向かう遊覧船が運航を再開し、観光客を迎えた=1日午前10時ごろ、塩釜市の観光桟橋
宮城県塩釜市の観光桟橋にある観光施設「マリンゲート塩釜」が1日、営業を再開した。丸文松島汽船による塩釜―松島間の遊覧船も運航を再開し、塩釜の観光拠点として復興の一歩を踏み出した。
マリンゲートは営業再開に合わせ、復興市を始めた。津波被害により店舗で営業を再開できたのは一部の飲食店にとどまったが、土産物店12店が1階ホールにワゴンを並べて地酒や水産加工品などを特価で販売、久しぶりに活気が戻った。
マリンゲート前の観光桟橋からは午前9時、再開第1便の松島行き遊覧船が出航。約50分で湾内を遊覧する船に観光客約10人が乗り込んだ。
松島までの航路は震災直後は津波で流出したノリ養殖施設などが漂流し航行できなかったが、宮城県などの回収作業に丸文の遊覧船も協力し、運航再開にこぎつけた。丸文によると、大型連休後は修学旅行などの団体客でにぎわう季節だが、予約は震災後すべてキャンセルになった。
丸文松島汽船の佐藤昭夫社長(66)は「客は当面少なくなりそうだが、新たな予約も入ってきた。最盛期の秋に向かって首都圏などに営業をしていきたい」と話し、遊覧船の出航を見送った。
マリンゲートの復興市は当面、午前9時〜午後4時。飲食店は午前11時〜午後4時。
2011年05月02日月曜日
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110426/dms1104261611019-n1.htm
観光客激減の影で…被災者の心を静かに癒やす「三春滝桜」2011.04.26
滝桜は健在だった。日本三大桜のひとつで国の天然記念物に指定される「三春滝桜」(福島県三春町)が満開を迎えている。毎年多くのツアー客でごった返すが、今年は原発事故の風評被害で人影は極端に少ない。だが、芋を洗うような人混みにおされ、この時期、花見を避けてきた地元・福島や東北の人々に、いつもと違う静かな癒やしを与えていた。(震災取材班)
地震、津波、原発の爆発。相次ぐ災害と未曾有の事故が襲っても桜は変わりなく咲いていた。
福島県いわき市から家族4人で見物に訪れていた男性(69)は、原発事故の影響で、見物客が少なくなった滝桜を前に穏やかな笑顔で語る。
「こんなにゆったりと見られるのは、奇跡ですよ。放射線の心配は、ないといったらウソになるし、孫には念のためマスクをさせてますけど、まったく心配ない数値でしょ。目いっぱい、美しさを楽しませてもらった方が得ですよ」
山形県庄内地方から職場仲間5人で訪れた女性(47)も、「毎年、テレビで満開が報じられるたびに、一度見てみたいと思っていました。地震の影響も受けずに、変わらず美しい花を咲かせてくれる姿を見ると、右往左往している人間が恥ずかしくなりますね」と目を細めた。
毎年、満開の時期は観光客を乗せたバスが1日100台以上も訪れる。平日でも磐越道船引三春ICから、駐車場までのわずか2キロに1時間以上もかかるが、記者が訪れた22日午前は、同ICから駐車場までノンストップで10分程度。観光バスは1台で、850台収容の一般駐車場も半分程度しか埋まっていなかった。
車のナンバーは「福島」「いわき」が圧倒的で、他県でも「山形」「仙台」など。首都圏は限りなく少ない。福島観光バスの今泉幸雄運転士(63)も、「30年以上運んでるけど初めて。福島市や郡山市に避難している原発周辺に住む方々からタクシー送迎の注文はあっても、大型(バス)はゼロよ」と苦笑いするほどだ。
三春町観光協会によると、例年1日平均約1万6000人が訪れるが、今年はわずか10分の1。風評被害は想像以上に大きい。それでも渡辺安博事務局長は、「こんな時に足を運んでいただいた方にこそ、日本一の桜を見て、元気になってもらいたい。町としてこれほどうれしいことはありません」と話す。
滝桜の近くに住み、半世紀以上見守り続けてきた橋本タミさん(76)は「今年は、気持ち、色が薄い気がする。原発事故を悲しんでいるのか、客が少ないのを嘆いているのか…」。
満開も27日まで。来年はより一層鮮やかな「サクラ色」とともに、多くの観光客でにぎわっているはずだ。
【三春滝桜(みはるたきざくら)】 福島県田村郡三春町にある樹齢1000年以上のベニシダレザクラ。根尾の淡墨桜(岐阜)、山高神代桜(山梨)とならぶ日本三大桜のひとつ。満開時は薄紅色の花をつけ、約25メートルも枝を広げる。福島第1原発からは西に約50キロで、放射線量は毎時約0.4マイクロシーベルト(22日時点)。
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http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001105060003
都圏客奪還なるか
2011年05月04日
再開された特急「踊り子」の乗客を出迎える石井直樹下田市長(右)ら=4月23日、下田市の伊豆急下田駅
「ようこそ、下田・南伊豆へ」。大震災から1カ月半ほどたった4月23日、下田市の伊豆急下田駅ホームに横断幕が掲げられた。計画停電の影響で止まっていた東京から直通の特急「踊り子」が再開。観光客を迎える同市や南伊豆町の観光関係者ら約150人の笑みには安堵(あんど)感が漂っていた。
「南伊豆地域は道路事情が悪く、車や観光バスは来たがらない。『踊り子』あっての南伊豆」。同市の石井直樹市長は鉄道に頼る現状を再認識したという。
同市観光協会の松井大英会長も「料理や景色などこれまでのものを使ったキャンペーンではお客さんは呼べない」と言い切り、「さらに、町全体を楽しんでもらえるイベントなどのソフトをつくっていかなければ」。観光地・下田の新しい魅力作りを模索する。
1991年度に1993万人あった伊豆地域(熱海、伊東、伊豆、伊豆の国、沼津、下田市など)の宿泊客数は2009年度には900万人以上減少。県内全体の減少幅の9割近くを伊豆が占める状況になっている=グラフ。
首都圏から1〜3時間という地の利を生かし、施設の大型化で団体を受け入れていた伊豆地域のホテル・旅館だったが、バブル経済の崩壊後、宿泊客も激減。
熱海温泉ホテル旅館協同組合の土屋基専務理事は「新幹線など交通網の整備が一層進んだこともあり、首都圏のお客さんもより遠くへ行くようになった。全国レベルでの『観光地間競争』の時代。熱海なら熱海、下田なら下田でその温泉地のブランド力を上げなければならない」と危機感を募らせる。伊豆の観光客の4割は首都圏客だけに、この地域からの集客奪還が最大の課題だ。
観光振興を掲げる県もキャンペーン、雑誌などとの共同企画で伊豆を売り出している。「不況や格安チケットの普及の影響、団体客から個人客中心への流れなど、ここ10年ほどの旅行スタイルの変化は大きなものがある。これからは、泊まって何をするかが大事」と加藤博昭・県観光局長。
ターゲットを女性に絞って男子禁制にした「女子会」や伊豆地域の自然を生かした「わさび田体験」、ホタル狩りなど、泊まることにリンクして楽しめる工夫をしつつホテルや旅館の特色を出し、並行して伊豆が一体となったブランド再構築を目指すという。
熱海温泉の「ホテルニューさがみや」では料理に力を入れることで特色を出すとともに、デパートやカード会社と提携し「割引プラン」を設定して「リピーター」を確保。昨年のリピーター率は5割を超え、今回の震災の影響も他施設と比べると最小限で済んだという。「料金の中で料理原価に多くをかけており、お客さんにも歓迎して頂いているようです」と星野寛治支配人。ただ、ゴールデンウイーク以降の予約状況は鈍く、「根本的な対策が必要だとは感じる」という。
土屋専務理事は「熱海全体や伊豆全体を考えることが出来る人材を育てるとともに伊豆地域全体の連携が必要」と指摘しつつ、「簡単にできる課題ではないんですが」と声を落とす。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110506-00000009-kana-l14
動物や魚に無理させられない…、夏の節電対策に頭悩ます水族館や動物園/神奈川
カナロコ 5月6日(金)12時30分配信
低い水温を維持しなければならないキタミズクラゲ=藤沢市片瀬海岸の新江ノ島水族館(同館提供)
大幅な節電が求められる今夏、県内の水族館や動物園が頭を悩ませている。常に水温や気温を下げなければならない動物や魚もいるため安易に節電できない。「人は我慢するしかないが…」と対応策を練っている。
「動物に無理はさせられない」。気温25度を維持しなければならないレッサーパンダを展示しているよこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)の担当者は頭を抱える。「職員の業務スペースでエアコンを止めたり、消灯したり。今年の夏は暑くなりそうです」と話す。
具体的な妙案はないものの、夜の動物が見られるとあって人気の夏季限定イベント「ナイトズーラシア」では、恒例となっているイルミネーションの点灯を見送ることなども検討しているという。
水族館はさらに厳しい。藤沢市の新江ノ島水族館では、夏場に向けて展示内容を段階的に変更する方針だ。
節電要請に応えるためには、館内の空調を高めに設定せざるを得ない。だが「低い水温が必要なキタミズクラゲなどは、館内の気温が高いとガラスが結露し曇って見られなくなってしまう」(広報担当者)と、展示内容を変える方針だ。
ただ、水族館ではテーマを決めそれぞれのストーリーに沿って展示しているため、単純な入れ替えでは対応できない難しさがあるという。
新江ノ島水族館ではさらに今夏、館内や展示水槽、バックヤードの照明(計約500カ所)を電力消費が少ない発光ダイオード(LED)に変更。従来照明に使っていた電力を7割程度引き下げることができる見通しという。
横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)は5月の大型連休中、営業時間を短縮し対応。夏に向けては「何ができるか議論を始めたところ。具体的な節電目標などが示された段階で策を練っていくことになる」(広報担当者)としている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110506-00000715-yom-bus_all
オリエンタルランド、震災で97億円の特損計上
読売新聞 5月6日(金)19時58分配信
東京ディズニーランド(TDL)などを運営するオリエンタルランドは6日発表した2011年3月期連結決算で、東日本大震災直後からの休園による97億円の特別損失を計上した。
休園中の人件費などに53億円、地震で損傷した商品や施設の復旧費用に44億円がかかった。
同期の売上高は、TDLと東京ディズニーシー(TDS)の入園者数が前期比で1・8%減ったため、4・1%減の3561億円となったが、キャラクター商品の販売が好調で入園者1人あたりの売上高が増えたことなどから、営業利益は28・0%増の536億円と過去最高を更新した。税引き後利益は9・9%減の229億円だった。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/240700
おしゃれな佐世保PR 若い旅行客照準 観光協HPにギャラリー
2011年5月7日 00:52 カテゴリー:九州 > 長崎
「SASEBO Gallery」に掲載されている佐世保市街地の夜景と西九州自動車道 佐世保観光コンベンション協会は、観光情報を紹介しているホームページ(HP)で佐世保市の街中の雰囲気を写真でつづった「SASEBO Gallery」を新たに開設した。日常風景にあるおしゃれなスポットを切り抜くことで若い世代に関心をもってもらおうと企画した。
同協会は、2007年からHPで「写真で見る佐世保の風景」を掲載。国内外で活動する佐世保市の写真家中倉壮志朗さんに撮影を依頼し、九十九島や米軍基地、亀山八幡宮などの名所を市民の表情も交えながら紹介している。
ただ、佐世保を訪れた観光客の感想で目立つのが、整然とした街並みや街角のあちこちで見られる英語表記の看板などへの意外性。今年2月には東京の旅行者から「若い人が興味を持つような都会的な面を紹介してみてはどうか」との助言も受け、中倉さんにあらためて依頼することにした。
新コーナーの掲載は20枚。夜の西九州自動車道で光の帯を作る車列と市街地の夜景をはじめ、店先に掲げられた外国人向けの飲食店メニュー、斬新なデザインのアルカスSASEBOなど、観光案内にはない佐世保が描かれている。写真説明は付記していない。
同協会は「特定の場所を売り出したいのではなく、今の佐世保のイメージと雰囲気を感じ取ってほしい」と話す。HPのトップ画面で、カメラを持った男性をクリックすれば見ることができる。
=2011/05/07付 西日本新聞朝刊=
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/110507/trd11050708070009-n1.htm
平泉と小笠原諸島が世界遺産登録へ
2011.5.7 08:07
文化庁は7日、中尊寺金色堂などの「平泉の文化遺産」(岩手県)と珍しい生態系を持つ「小笠原諸島」(東京都)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関で国際記念物遺跡会議(イコモス)などが、世界遺産への登録を勧告したと発表した。勧告を踏まえ、6月にパリで開かれるユネスコの世界遺産委員会で、いずれも登録が正式決定される見通し。
平泉が登録されれば日本の世界文化遺産では国内12件目で、東北地方では初めて。東日本大震災でも対象の文化財に大きな被害はなく、観光振興での期待を含め、被災地には朗報となりそうだ。小笠原諸島が登録されれば国内4件目の世界自然遺産となる。
平泉は平成20年に登録が見送られており、今回が再挑戦。政府は金色堂で知られる中尊寺など六つを構成資産に絞って推薦したが、勧告では奥州藤原氏の住居や政務場所だった「柳之御所遺跡」の除外が登録の条件とされた。
他に候補になっていた「国立西洋美術館本館」(東京都)など、日本がフランスなどと共同推薦した建築家ル・コルビュジエ設計の建築物は勧告がなく、今月下旬に通知される。
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/110507/trd11050708570010-n1.htm
小笠原は国内4番目の自然遺産に 「絶滅危惧種の貴重な生息地」
2011.5.7 08:54 (1/2ページ)
環境省は7日、世界自然遺産候補地の小笠原諸島(東京都)について、世界遺産委員会の諮問機関、国際自然保護連合(IUCN)が「生態系に普遍的価値が認められるため、世界遺産一覧表への記載が適当である」と勧告したことを明らかにした。6月19日からフランス・パリで開かれる世界遺産委員会で審査、決定されるが、勧告が覆された例はほとんどなく、小笠原諸島の世界遺産への登録がほぼ確実となった。
IUCNの評価結果によると、小笠原の生態系は「カタツムリなどの陸産貝類が環境に応じて進化する過程がみられ、植物の固有種率も高い」とした。その一方で、外来種対策の継続や海域の保護区の拡大を検討することなどが指摘された。
小笠原諸島は、大小30余の島から構成。東京湾の南約1000キロに位置し、島の誕生以来、一度も大陸と陸続きになったことのない海洋島だ。生物は独自の進化を遂げた固有種が多い。オガサワラオオコウモリやクロアシアホウドリなど絶滅のおそれがある種の貴重な生息・生育地で、生物多様性の保全のために欠かせない地域とされる。
課題となっていた外来種駆除のめどが立ったことから、政府は昨年1月、小笠原諸島の推薦書を提出。7月にIUCNが現地調査を実施した。推薦区域はIUCNの指摘に基づいて、海域約530ヘクタールを追加し、計約7940ヘクタールとした。
国内の世界自然遺産は、白神山地(青森・秋田)と屋久島(鹿児島)、知床(北海道)に次いで4番目。
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石原慎太郎都知事の話「大変うれしく思う。登録されれば、東京で初めての世界自然遺産となり、東京の魅力を向上させるだけでなく、東日本大震災から復興しつつある日本にも元気を与えることができる。登録決定を心待ちにしている」
地元の小笠原村の森下一男村長の話「小笠原発の明るいニュースを皆さまにお届けし、村民とともに喜びを分かち会える日が来ることを心から願っている。東日本大震災で被災した岩手県の平泉町と小笠原村が同時に登録となり、少しでも日本を元気にすることができれば、こんなに嬉しいことはありません」
松本龍環境相の話「東京都や小笠原村、地元の関係団体や島民の長年にわたる保全の取り組みと熱意があってこその評価。最終決定は6月の世界遺産委員会を待たなければ行けないが、世界遺産登録に向けて大きく前進した」
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/110507/art11050711220006-n1.htm
再挑戦「平泉」…構成資産絞り込み奏功 「柳之御所遺跡」除外は課題
2011.5.7 11:18
「浄土思想と個々の構成資産との関係が不明確」と指摘され「記載延期」となった前回(平成20年)の勧告を踏まえ、構成資産を9つから6つに絞り込み、改めて推薦内容を練り直したことが“雪辱”へとつながった「平泉の文化遺産」。ただ、今回の評価でも中心的要素である「柳之御所遺跡」を構成資産から除外することが含まれるなど課題を残した。
同遺跡は、奥州藤原氏が仏教に基づく理想世界の実現を目指し、平泉の造営を進める上での重要な起点。政府は推薦書で「初代清衡が造営した中尊寺金色堂など浄土を空間的に表現する建築や庭園とも緊密な位置関係を持っている」と強調していた。
「遺産の中の重要な要素」(文化庁)であるはずが、イコモスの今回の評価は浄土思想との直接的な関連性の弱さを指摘。さらに政府は「平泉−仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」との名前で推薦したが、「考古学的遺跡群」を削除すべきと勧告された。文化庁は「岩手県と相談する」としている。
一方で、藤原氏4代の遺体をミイラとして安置した金色堂などの中尊寺や「浄土庭園」が造られた毛越寺、観自在王院跡、平泉の空間設計の基準となった金鶏山などは、浄土を表す上で顕著な普遍的価値が認められた。
今回、地元自治体からの反発はあったものの、構成資産から岩手県奥州市と同県一関市の遺跡などを除外。文化財と自然環境が有機的に結び付いた「文化的景観」とした当初の意義付けも改めた。寺や庭園によって浄土思想を具現化したという平泉の特異性に絞ったことが奏功した。
前回の登録見送りからの再挑戦。6月の正式登録を前に難しい“宿題”が残されたが東北の悲願に向けて大きく前進したことは間違いない。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110507-00000030-mai-soci
<世界遺産>小笠原・島民が地道に自然保護…審査通過に力
毎日新聞 5月7日(土)12時41分配信
「東洋のガラパゴス」から世界の小笠原へ−−。小笠原諸島(東京都小笠原村)が世界自然遺産の登録を確実にした背景には、島民が主体となった外来種駆除など地道な自然保護活動がある。審査した国際自然保護連合(IUCN)の担当者は昨年7月の現地視察で「行政だけでなく、地元の人々が参加するのは非常に大事だ」と評価した。世界の評価に、地元の自治体も「日本を元気にする」と感激した。
活動の中心を担った都立小笠原高校の元生物教諭、安井隆弥さん(80)は33年前、異動で八丈島から父島に移り住んだ。休みは欠かさず山へ入った。独自の進化を遂げた植物は「科名までは見当がついても名前の知らないものばかり」。だが、半年もたたないうちに、開発による生態系破壊に危機感を募らせた。決定的だったのは空港建設計画だ。88年、都が小笠原固有の原生林に包まれた無人島の兄島への建設計画を表明。安井さんは反対運動の先陣に立った。結果的に計画は頓挫し、兄島は全域が自然遺産の推薦範囲となった。
退職後は絶滅にひんする植物や昆虫を守るため、小笠原で初のNPO法人「小笠原野生生物研究会」を設立。十数人で始めた会は160人を超えた。固有植物の生存を脅かす常緑高木モクマオウといった外来種の伐採などの活動を高校生らボランティアと続ける。
自然遺産になることで開発規制が強化されることを懸念する島民もいる。「自然を保護しながらも暮らしが楽しめる島であってほしい。自然遺産は関係機関が自然保護を継続して進める手段になればいい」。安井さんにとっては島の宝を後世に残すための通過点だ。
石原慎太郎・東京都知事は「登録されれば、東京で初めての世界自然遺産となる。東京の魅力を向上させるだけでなく、東日本大震災から復興しつつある日本にも元気を与えることができる」との談話を発表。森下一男・小笠原村長も「平泉町と同時に登録となり、少しでも日本を元気にすることができれば、こんなにうれしいことはない」とのコメントを出した。【八田浩輔、黒田阿紗子】
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小笠原は納得。アメリカ大陸でいえば「カリフォルニア半島」と同等でしょう。
しかし、平泉はなんともはやって感じで、だったら四国八十八ヶ所霊場のほうがいいと思うねえ。
世界に向けて、奥州藤原氏を説明しなければならなくなるが、それが世界遺産たる価値があるのか、率直に疑問であります。
世界遺産:国内最北の世界文化遺産誕生へ
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110507k0000e040041000c.html
平泉は東北地方では初、国内最北の世界文化遺産に登録される見通しとなった。平安時代末期に奥州藤原氏初代の清衡(きよひら)が前九年・後三年の役の犠牲者の霊を慰めるために建立したとされる中尊寺をはじめとする寺院や庭園群が、浄土思想を具現化したものとして評価された。前回(08年)登録を目指した9資産から、浄土思想とのかかわりが明確な6資産にしぼり、価値を分かりやすく伝えた点も奏功した。
中尊寺金色堂をはじめとする日本の「黄金文化」は、13世紀に「東方見聞録」を著したマルコ・ポーロが日本を「黄金の国ジパング」と紹介したことにつながり、欧州の航海家が次々にアジアを目指すきっかけになったとされる。現在も黄金に輝く金色堂は、東北観光の目玉でもある。
震災からの復興を目指す岩手県などは世界遺産登録を「観光の起爆剤に」と期待するが、今後のまちづくりのビジョンは明確になっておらず、真価が問われるのはこれからといえる。【湯浅聖一、山中章子】
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-05-17_17907/
4月観光客数21.3%減
経済 2011年5月17日 09時51分
(10時間37分前に更新)
県文化観光スポーツ部は16日、4月の入域観光客数が37万1500人だったと発表した。前年同月比21・3%(10万400人)の減少で、前年割れは昨年12月から5カ月連続。県は東日本大震災の影響による新規予約の低迷が要因とみている。
国内客は21・2%(9万5700人)減の35万5200人。約半数を占める関東方面からの客足が26・1%(5万6000人)落ち込んだほか、関西、福岡、名古屋も軒並み前年を下回った。震災に伴う旅行マインドの低下が影響しているという。
ゴールデンウイーク期間は予約状況を上回る送客があり回復の兆しは見えたものの、引き続き厳しい状況が続くと分析している。
外国客は22・4%(4700人)減の1万6300人。震災の影響による旅行手控えに加え、大型クルーズ船の寄港がなかった。震災後に日本への渡航自粛が発令された香港は64%(1600人)減の900人だった。航空定期便の減便や海路客の減少で5、6月の見通しは厳しいが、7月以降は那覇―香港の運航再開や那覇―上海の増便もあることから持ち直しを期待している。
県は震災後未設定となっている2011年度ビジットおきなわ計画の入域観光客数目標を5月中にも発表する方針。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110517/biz11051700210000-n1.htm
近畿日本鉄道 京都駅上の新ホテル名称は「ホテル近鉄京都駅」 10月1日に開業
2011.5.17 00:19
近畿日本鉄道は16日、近鉄京都駅に建設中のホテルの名称を「ホテル近鉄京都駅」(京都市下京区)とし、10月1日に開業すると発表した。客室はダブルやツインが主体でシングルルームは設けず、京都や奈良への観光客の利用を見込む。
同ホテルは客室数368室で、近鉄は49億円を投じて建設した。客室には複数の人が同時に化粧直しできる「パウダールーム」を設け、浴室にも広めのバスタブを備えるなど女性客のニーズを取り込んだ。
客室はすべて電車や線路の眺望が楽しめる「トレインビュー」。特に各階(3〜8階)の西端にある6室「コーナーツイン」からは、東海道新幹線、JR東海道線や近鉄線の列車が行き交う様子が一望できる。
食事は朝食のみで、1室2人利用の場合、1泊1万9千円から。年間の平均稼働率は80%程度を見込む。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051701000674.html
長崎―上海フェリー来春開設へ ハウステンボス震災で延期
2011年5月17日 16時41分
長崎県佐世保市のリゾート施設「ハウステンボス」(沢田秀雄社長)は17日、当初7月就航を計画しながら、東日本大震災の影響で延期を検討していた長崎―中国・上海間のフェリー航路について、来春をめどに定期運航を開始する方針を明らかにした。
震災と原発事故で中国人観光客らが訪日を敬遠、「少なくとも半年は利用が見込めない」(同社長)と判断した。船自体はギリシャで購入済みで、10〜11月ごろに試運転を開始するまで欧州の海運業者に貸し出す考え。沢田社長は既に長崎県に現況と運航計画を報告し、今後の日程について詳細を詰めているという。
ハウステンボスによると、外国人観光客の同施設での宿泊は、震災発生後に9割以上がキャンセル。現在も前年割れが続き、今後の回復見通しも不透明としている。
しかし、昨秋から今春にかけてイベント集客が好調だったことなどから、2011年3月中間決算(単体)は、6億円強の経常黒字となる見通しも明らかにした。
(共同)
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http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001105140005
下関観光 人出まずまず
2011年05月14日
市職員の歓迎を受ける韓国からの観光客=下関市の下関港国際ターミナル
東日本大震災で激減していた関釜フェリー(下関市)の韓国人観光客が回復の兆しを見せ始めた。下関港国際ターミナルに13日、震災後初めて大型の団体ツアーが訪れ、ロビーに活気が戻った。県や下関市など近隣自治体が誘客したもので、関係者は「観光客回復に弾みをつけたい」と期待を込めた。
◆関釜フェリー 久々満席
ツアー客を乗せたフェリーはまゆうは午前8時に入港。入国審査を終えた観光客が次々にロビーに出てきた。下関市の職員らが「ようこそ、下関へ」の横断幕を掲げ、一人ひとりに県内の観光パンフレットや絵はがきを贈った。ツアーの参加者は約120人。震災後、初めてほぼ満席となり約460人がやって来た。
大邱市の会社員チョ・ジェヒョンさん(41)は社員旅行で来日した。「原発事故の影響で少し不安はあるが、せっかくなのでいろいろ日本の文化に触れたい」。ソウル市の女子大生(21)は「福島から離れているし、地震の備えもあると思うので大丈夫と思って来た」と話した。
関釜フェリーは下関と釜山を毎日1往復している。昨年度は韓国から約23万6千人が訪れた。3、4月は例年月間2万人以上が乗船するが、震災後は激減。3月は予約客約1万人がキャンセルし、乗客数は7500人に減少し、4月も6千人にとどまった。
震災から2カ月が経ち、久々の満席に西田隆啓営業部長は「韓国の人も身近な所に旅行したいという気持ちが戻って来たのではないか。この傾向が続いてくれれば」と期待を寄せる。
ツアー客の一行は1泊2日の予定で、下関市のほか山口市の瑠璃光寺や美祢市の秋芳洞を観光。長門市に宿泊し、翌日、福岡県の太宰府天満宮を見学して帰国する。下関市国際課の川上勝参事は「今回の団体ツアーを機に日本は安心と感じてもらい、観光客回復につなげたい」と話した。
(二宮俊彦)
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/20110517-OYS1T00275.htm
阿蘇中岳立ち入り制限、観光シーズン迎え打撃
阿蘇中岳第1火口周辺から避難する観光客ら(16日、阿蘇市で) 16日、前日に続いてごく小規模の噴火を起こし噴火警戒レベルが1(平常)から2(火口周辺規制)に上がった阿蘇中岳第1火口。本格的な観光シーズンを迎えた中で火口から半径1キロが立ち入り規制され、阿蘇山ロープウエーが運休するなどの影響が出た。中岳の噴火は2009年2月以来で、立ち入り規制は6年ぶり。福岡管区気象台は慎重に活動を分析している。
立ち入り規制の影響で火口そばまでの阿蘇市営有料道路も全面通行止めになった。火口から北東に約2キロ離れた同市一の宮町の仙酔峡は規制範囲外で、開催中のつつじ祭り(29日まで)を続けるという。
同気象台火山監視・情報センターの下村雅直・主任技術専門官らは16日午後、阿蘇市役所で記者会見。警戒レベル引き上げの理由を、〈1〉14、15日に火口底で火炎現象が見られた〈2〉火口底の温度が約370度(15日)と高い〈3〉火山ガスの噴出量が多くなっている――などと説明した。
一方、県は16日、本庁の当直で災害対応を担う職員を1人から2人に増員し、県阿蘇地域振興局の全職員に夜間や休日は自宅に待機するよう指示した。当面、関係市町村と連絡を密にし、火山ガスや火山灰による被害などの情報収集も行う。
この日、県の関係部署の幹部ら約20人は県庁で熊本地方気象台の火山防災官から阿蘇中岳の状態を聞いた。ごく小規模な噴火は今後も続き、火山活動は終息する見通しはないという内容だったが、「活動が安定すれば噴火警戒レベルを1に引き下げられる程度だ」との説明もあったという。
(2011年5月17日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001105170003
観光への影響 懸念
2011年05月17日
約2年3カ月ぶりに小規模噴火が起きた阿蘇・中岳第1火口。16日午前には噴火警戒レベルが1(平常)から2(火口周辺規制)へ引き上げられた。周辺自治体などは火口から1キロ以内の立ち入りを制限する措置を取ったが、これから阿蘇山上は花々に覆われる季節を迎えるだけに観光への影響を心配する声も聞かれた。
中岳のレベル2は、2007年12月の噴火警戒レベル導入後初めて。福岡管区気象台・阿蘇山火山防災連絡事務所は16日午後、阿蘇市役所会議室で記者会見を開き「今後の活動を注意深く観測していく。警戒レベルの引き下げがいつになるかは分からない」とした。
レベル2へ引き上げた理由について(1)15、16日と火口外への火山灰噴出が見られた(2)火山ガス(二酸化硫黄)放出量が今年3月までの平均値(1日当たり200トン〜500トン)に比べ4月20日1千トン、5月9日600トンとわずかながら増加(3)火口直下の温度上昇を示唆する磁力の変化が見られ、14、15日の夜間には火口カメラが火口底中央部の噴気孔の一部でごく弱い火炎現象をとらえた――などと説明した。
一方、「マグマの上昇が推測される火山性連続微動はない」と指摘。火口底を覆っていた湯だまりが少雨で3月から1割程度に減少し、噴気孔が露出している状態にあるといい、「噴出物が湯だまりに遮られずに噴き上がったのではないか」と解説した。
一方、阿蘇市と南阿蘇村などでつくる阿蘇火山防災会議協議会(会長・佐藤義興市長)は、火口周辺1キロ以内への立ち入りを制限。この規制は、土砂噴出のために2005年4月14日から1カ月間実施されて以来という。阿蘇山上では、火口までの有料道路入り口の門が閉められ、近くの登山口には登山禁止を呼び掛ける看板が火口監視員の手で立てられた。
ロープウエーも運休
火口から約1キロの地点にある阿蘇山ロープウエー。事務所では、火口への立ち入り規制に伴う運休のアナウンスを繰り返し流した。山上では間もなくミヤマキリシマが咲き誇り、多くの観光客らが訪れる。現在は1日に約1200人が乗降し、ゴールデンウイーク時は3千人前後の利用があった。事務所の担当者は「2005年の時はゴールデンウイークを挟んでいたので(運休は)特に痛かった。自然現象とはいえ、一日も早く収まってほしい」。
山口県下関市からのツアー客は「ツツジを楽しみに参加したのに残念。でも何かあってからでは困るので、(規制の)対応は正しい」と話し、噴煙を上げる中岳をバックに記念写真に納まっていた。
火口から1キロ圏外の観光スポット、草千里で今月22日から6月5日まで開かれる「阿蘇山上つつじ祭り」は予定通りという。 (寺師祥一)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105170049.html
水木ロード、100万人突破 境港市の水木しげるロードを今年訪れた観光客が、100万人を突破した。NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」人気を受けた昨年より2カ月以上も早まった。
市観光協会によると、3万人近く訪れた14日に100万人を超えた。「ゲゲゲ…」放送前までは、夏休みの8月下旬ごろが多かったという。昨年は7月18日に達成し、年間372万人を記録した。
今年は東日本大震災と放送終了の影響が懸念されたが、大型連休(4月29日〜5月8日)に41万人が訪れた。
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http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201105160530.html
巨木スギ、17日から一般公開 佐渡観光の起爆剤に期待
2011年5月17日
「四天王杉」と名付けられた巨木スギを見上げる泉田知事(左)=佐渡市石名
新潟県佐渡市の県有林「大佐渡石名天然杉」を散策できる遊歩道が17日から一般公開される。写真集やポスターにも登場する巨木スギが間近に見られるようになり、県と佐渡市は、低迷する佐渡観光の「起爆剤」にしたい考えだ。
16日にはオープニングセレモニーがあり、泉田裕彦知事が遊歩道を「歩き初め」。スギを見上げた知事は「本当にすごい。佐渡の厳しい冬を耐え抜いてできた造形美だ」と語った。
県有林は両津港から約1時間の林道石名・和木線沿いにある。大佐渡山脈の北側にあたり、1年の半分は雪に覆われている。これまでほとんど知られていなかったが、原生林の写真集で紹介され脚光を浴びるようになった。県は昨夏から遊歩道としてコースを整備し、今春完成させた。
遊歩道は標高900メートルの場所にあるが、車で近くまで乗り入れることができ、初心者でも安心して行けるのが特徴だ。既存の登山道を含めて1周約800メートル。高低差が少なく1時間ほどで回ることができる。
樹齢数百年にも及ぶ5本の巨大な天然スギは、公募で「象牙杉」「四天王杉」「大黒杉」「家族杉」「羽衣杉」の名が付けられた。周辺は貴重な山野草の宝庫としても知られ、環境教育にも利用できるという。
県や佐渡市がこの新しい観光資源を後押しする背景には、佐渡島を訪れる観光客数の伸び悩みがある。昨年は前年より9.3%減の54万7千人と2年ぶりに60万人を割った。今年も東日本大震災の影響で大きな落ち込みが予想され、振興策が急務となっている。
泉田知事は「佐渡が持つ魅力を気軽に多くの人に体感してもらいたい」と意気込む。佐渡市も巨木スギの写真集を宣伝冊子としてつくり、各地に配布するなどPRに懸命となっている。(川崎友水)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20110516-OYT8T01238.htm
古い町並み「川原町」で観光活性
体験交流イベント「長良川おんぱく」10月
古い町並みが残る通称「川原町」 古い町並みが残る岐阜市の通称「川原町」周辺を活用して観光を活性化させようと、県や岐阜長良川温泉旅館協同組合は今年10月、地域密着の体験交流型イベントを行う「長良川温泉泊覧会」(長良川おんぱく)を開催する。
「おんぱく」は2001年、観光客の減少に悩む大分県別府市で始まった。観光客が町並みの散策や特産品作りを体験することで町の魅力を知ってもらい、地域を活性化することや観光客の増加が目的とされる。
県や同組合は、観光客が戦国時代の武将になりきり、岐阜城を目指す「金華山城攻め登山」や、県の特産品・美濃和紙を使って親子で紙飛行機を作るなど約50の体験型プログラムを計画。一つの企画で15〜20人の参加を予定し、期間中の1か月間で約1000人の参加を見込んでいる。
実行委員会の初会合は長良川河畔のホテル「石金」で開かれ、会員約20人が企画について協議。県観光推進局の古田菜穂子局長は「長良川という世界に二つとない清流が育んだ文化が岐阜にはある。文化の素晴らしさを体験してもらい、岐阜を活性化させたい」としている。
(2011年5月17日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110519-00000593-san-bus_all
4月の外国人旅行者、過去最大の62%減 原発事故の影響続く
産経新聞 5月19日(木)17時15分配信
日本政府観光局は19日、4月に日本を訪れた外国人旅行者数(推計値)が前年同月比62.5%減の29万5800人だったと発表した。下落率は東日本大震災が発生した3月の50.3%を抜き、過去50年で最大となった。震災と東京電力福島第1原子力発電所の事故で、訪日旅行のキャンセルが相次ぎ、新規予約も含め全国的に訪日旅行者が減った。
前年割れは2カ月連続。30万人を割り込むのは、新型肺炎(SARS)が流行した2003年5月以来、7年11カ月ぶり。国・地域別では、中国が49.5%減だったのをはじめ、香港が87.6%減、米国が55.4%減となるなど、軒並み激減した。
4月に原発事故が国際評価尺度の暫定評価で最悪の「レベル7」に引き上げられたことなどから、「国外の一般消費者の恐怖心が助長された」(観光局)ことが大きかった。また旅行計画は前月に組まれることもあり、3月に震災や津波の発生の衝撃が各国に広がったことも響いたという。
観光局では「足下では(外国人旅行者が)戻る流れはある」としているが、原発事故の不安定な状況などが続く中、依然として先行きは不透明だ。
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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/506902/
韓国で激安日本ツアー人気 往復700円も
2011/05/14 16:54更新
東日本大震災と福島第1原発の事故の影響で、日本を訪れる外国人観光客が減少する中、韓国の旅行会社が激安日本ツアーを次々に企画し、話題を集めている。フェリーでの往復旅費が9900ウォン(約700円)の商品も登場、売れ行きは好調という。
日本関連の商品を数多く扱うソウル市の旅行会社「旅行博士」は、4月上旬から韓国東部の東海市と鳥取県境港市を結ぶフェリーの往復乗船券(正規料金18万ウォン)を9900ウォンで売り出し、約600件を完売した。
釜山から高速船を利用した福岡2泊3日のパックは、最安値がホテル代込みで6万9千ウォン。ほかの旅行会社でも、通常の半額以下でツアー商品が売り出されるケースが目立つ。(共同)
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http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001105200002
観光の街か 産業の街か ――有松の悩み
2011年05月20日
「一方通行反対」の看板を掲げる民家=名古屋市緑区有松町有松
●電柱を撤去・一方通行
【安全に町歩きできる/渋滞して生活に不便】
有松絞りで知られる名古屋市緑区有松町有松の東海道に残る古い町並みと景観を守るため、道路脇の電柱を取り払う事業と車両の一方通行化が同時に進んでいる。観光客にとっては安全に町歩きを楽しめるようになったが、車を利用する住民には「不便になった」との声も聞かれ、賛否が分かれている。
工事が進むのは、名鉄有松駅南側に位置し、江戸時代からの町屋や商家が連なる東海道の約800メートル区間。幅約5〜7メートルと狭く、道路脇に電柱が立ち並び、交通の妨げになっていた。「店先に電柱があって、せっかくの景観を損ねていた」と話すのは、街道沿いで洋服店を営む本田雅己(まさき)さん(53)。電柱の撤去は、周辺に暮らす住民の8割以上が要望していたという。
時代とともに和装が廃れ、有松絞りの需要も下火になる中、「町並みと合わせてPRすることで大勢の人に訪れてもらおう」という機運も高まっていた。そのためには、車両を一方通行にして歩行者が安全に散策できるようにする必要があった。
市は2008年度、総額5億2千万円をかけて電柱を撤去し、地中に埋める電線共同溝工事に着手。昨年5月、中間の約330メートル区間が完成、一方通行が始まった。今月21日には第二工区が完成し、さらに東へ約130メートル延伸する。
だが、不便も生じている。
道路は、南側を走る国道1号の迂回(うかい)路でもあったため、工事後は付近の市道で渋滞が起きるようになった。また、住民でも駐車や車両の移動に大回りしなければならず、自営業の女性(53)は「本来、観光の町ではなく、産業の町だから、渋滞や不便は生活に困る」と明かす。
12年度中にすべての工事が完了する予定だが、「一方通行反対」の看板を掲げた民家もある。
推進派の本田さんは、「開村400年以上の歴史があり、江戸時代からの町並みが残る地区だが、若者が流出し、伝統技術の後継者も少なくなっているのが悩み。多くの人に足を運んでもらい、街を元気にするためにも住民の理解が必要」と訴える。
21日午後1時50分から、第二工区の完成を記念して「講談を聴く会」を有松山車会館で催す(無料)。問い合わせは有松・鳴海絞会館(052・621・0111)へ。(小若理恵)
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http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001105200001
真岡SLあす復活/日光・きぬがわに新車両
2011年05月20日
東日本大震災の影響で運休していた真岡鉄道の蒸気機関車(SL)が今週末に復活し、導入が遅れていたJR東日本の日光・鬼怒川温泉方面の特急車両も6月初めに正式デビューする。震災で打撃を受けた県内観光を盛り返すきっかけにしたいと、関係者は期待する。
真岡鉄道(茂木―下館)は、21日から週末と祝日に1往復しているSL「C12」の運行を再開する。大井川鉄道(静岡県)とともに、全国でも珍しいSLの定期運行で知られ、年間約4万人が訪れる地元観光の目玉が復活する。
地震の影響で線路下の砕石が崩れるなどしたため、運転を見合わせていた。4月1日に全区間の営業運転を再開させたが、SLは重さ約55トンと通常の気動車の2倍近く、線路への負荷が大きいため、復活を先延ばししていた。線路の修復は6月末まで続くが、大型連休中に試験運行を2回実施し、安全面で問題ないと判断したという。
同社の竹村高・事業部長は「線路の補修作業がずれ込み、観光シーズンの3〜5月にSLを運転できなかったのは痛いが、少しでも街に活気が戻ってほしい」と願う。
21日午前10時15分から下館駅(茨城県筑西市)で出発式があり、「がんばろう日本! SLもおか号」のヘッドマークが掲げられる。22日は午前10時から真岡駅周辺で、露店の出店や住民らによる太鼓の演奏などがある。
「C12」は1933年製。旧国鉄で活躍し、福島県川俣町で保管されていたが、1994年に真岡鉄道で再び動き始めた。“同郷”の縁にちなみ、沿線自治体に避難している主に福島県出身の震災被災者は、SL列車に無料で乗車できる。
JR東日本は6月4日から、新宿と東武日光・鬼怒川温泉間を結ぶ直通特急「日光」「きぬがわ」に、専用車両「253系」6両編成2本を投入する。
当初、老朽化した現行の車両を置き換えて4月16日から運行を始める予定だったが、震災による計画停電の影響で首都圏路線が混乱し、収束に人手を取られるなどしたため車両のリニューアル工事が遅れていた。
専用車両は、特急「成田エクスプレス」として使われていた車両を、日光の社寺や紅葉をイメージした赤と黄色に塗り替え、化粧室や乳幼児連れ乗客向けの多目的室を新設した。英語、中国語、韓国語に対応した車内放送とディスプレーによる案内表示も順次導入していく。
同社によると、今年の大型連休期間中、JR・東武直通特急の利用者は昨年の6割程度と大きく落ち込んだ。同社の担当者は「新しい車両を、日光観光復活の起爆剤にしたい」と、東京方面からの割安なツアープランなども用意して巻き返しを狙う。(吉野太一郎)
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110520/dst11052017220015-n1.htm
東北のGW観光客、41%減 西日本は好調 観光庁
2011.5.20 17:22
観光庁は20日、ゴールデンウイーク期間中(4月29日〜5月8日)に国内の主な観光施設247カ所を訪れた人は昨年に比べ、7・9%減だったと発表した。東日本大震災や福島第1原発事故の影響で東北6県が41・6%減と大きく落ち込んだ一方、西日本では中国が9・0%増、近畿が8・3%増となるなど比較的好調だった。
今年は昨年(4月29日〜5月9日)より連休期間が1日短く、観光庁は全国的に見れば来客数は「昨年以上」と評価している。
溝畑宏観光庁長官は記者会見で「予想を上回る回復。旅行で全国的に経済が活性化し、東北復興につながるという意識が高まったことが一番大きかった」と分析。イベントなどで東北の観光をてこ入れする考えを強調した。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/20110520-OYS1T00256.htm
人吉に無料人力車登場、観光客らに人気
観光客を乗せて人力車を引く中武さん 城下町にふさわしい趣向で観光客を迎えようと、JR人吉駅前広場などから乗れる無料の人力車が登場し、人気を集めている。引き手の中武忠秀さん(19)(人吉市鶴田町)は「一人でも多くの観光客にまちの魅力をPRしたい」と意気込んでいる。
人力車の運行は、人吉温泉観光協会が県の緊急雇用創出基金事業として企画。4月からの1年間にわたって観光案内に取り組んでもらう人を募ったところ、市職員を目指す中武さんが応募してきたという。
中武さんは昨年春に人吉高校を卒業。同9月、同市の採用試験を受けたが不合格となった。今年の試験にもチャレンジすることを決め、「人吉のことを勉強できるいい機会になる」と手を挙げたという。
約1か月間の研修を通して、市の観光案内所で接客の仕方や観光名所について学習。人力車は「軽車両」扱いのため、イベント時に活動することがある地元の人力車団体「九州相良疾風(かぜ)之会」のメンバーから車道を走る際の注意点や引き方の実地指導を受け、4月末に独り立ちした。
人吉球磨地域を治めた相良(さがら)家や球磨川のアユにちなみ、引き手名は「相良屋鮎太郎(あゆたろう)」だ。地下足袋に腹掛け、黒い編みがさ姿で、「SL人吉」が運行される金曜と週末、月曜を中心に活動。SLの到着、出発時には駅前広場のシンボル「からくり時計」前で観光客と一緒に記念写真を撮ったり、観光案内をしたりしている。
観光協会が募集していたもう一人の引き手には今月中旬、山口亮さん(19)(同市鬼木町)が決まり、6月からデビューする。協会事務局は「2人態勢になれば人吉城跡や鍛冶屋町通りを人力車で巡る観光コースを設け、活動の幅を広げたい」と話している。
(2011年5月20日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001105190003
県、攻めの観光誘致
2011年05月19日
■ツアー・催しに助成金
東日本大震災の影響で激減している観光客を呼び戻そうと、県は、山梨への旅行を企画する旅行会社の経費や観光イベントの開催費に対する助成に乗り出す方針を固めた。これまでの「自粛ムード」を払拭(ふっ・しょく)する観光振興の起爆剤として、来年3月末までに総額1600万円を見込む。
旅行会社向けでは、県内での宿泊を伴うツアーなど、新しい旅行商品の企画に対するPR費用を、半額以内で30万円を上限に助成する。イベント開催費では、県内で新しい観光イベントを開く市町村や観光協会、NPOなどに対し、事業費の半額以内で100万円を上限に出す。
財源は震災の影響で中止になった4月の信玄公祭りの開催費を充て、旅行会社助成600万円、イベント助成で1千万円を見込む。
県内の観光客は、震災や原発事故の影響で、富士山周辺や石和温泉などの主要観光地で観光客数が大幅に減少。とりわけ外国人観光客数は前年同期の1割程度にまで落ち込む。「自粛ムード」によるイベントの中止も追い打ちをかける。
このため県は、大型連休前から横内正明知事が旅行会社を直接訪ねる「トップセールス」を開始。キャンペーン強化などと合わせ、自粛ムードから積極的な観光誘致に転換している。(田中聡子)
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http://www.asahi.com/business/update/0518/TKY201105180400.html?ref=reca
楽天トラベル、国内旅行2位に浮上 10年度の取扱額
2011年5月18日19時29分
楽天トラベルの2010年度の国内旅行取扱額が前年度より15.6%多い約2379億円となり、JTBに次ぐ業界2位に浮上した。国内最大級の約2万6千軒の宿泊施設をサイトに登録する強みをいかしてネット利用者を取り込んだ。前年度は4位だった。
観光庁が18日、昨年度の速報値を発表した。国内旅行の総取扱額が東日本大震災の影響で2.1%減(3兆6648億円)となったのに対し、楽天は2ケタ増。ビジネス客に加え、高速バス予約やレジャー客も堅調だった。ただ、海外旅行なども含めると業界6位にとどまっている。
国内旅行では首位のJTBが0.4%減の7092億円、3位は前年度と同じ日本旅行で1.3%減の2348億円。前年度2位の近畿日本ツーリスト(KNT)は6.4%減の2346億円で4位となった。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20110522-OYT8T00189.htm
四日市港に客船誘致目指し組織
10団体参加、26日発足
四日市港に客船を呼び込む「四日市港客船誘致協議会」が26日に発足する。熊野の花火や伊勢志摩観光に合わせて入港している飛鳥2やにっぽん丸など豪華客船の寄港を増やし、観光客の誘致や港のイメージアップを図る。
四日市商工会議所と、地元企業でつくる四日市港振興会の呼びかけで、県や四日市市など10団体が参加する。同港には2000年以降、豪華客船が計26回入港。昨年は飛鳥2が2回、にっぽん丸が1回寄港した。
協議会では、船舶会社や旅行会社に働きかけ、イベントの企画や、観光ツアーの提案などを行う。将来的には外国船の寄港を目指し、新名神高速道路の整備で京都方面が近くなったことや、桑名市のアウトレットモールで買い物ができる利便性などをPRしていく。
四日市商工会議所の斎藤彰一会頭は「客船の入港が増えれば、県内の観光振興にもつながり、四日市港の整備も進む」と誘致の意義を強調している。
(2011年5月22日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110522-OYT1T00519.htm
中国人の外国旅行取り扱い免許、日本の1社に
中国の温家宝首相は22日、菅首相との首脳会談で、中国人の外国旅行業務の取り扱い免許を日本の旅行会社1社に与えると表明した。
同免許はこれまで、外資には認められていなかったが、東日本大震災の被災地復興を観光分野で支援する目的があるという。
温首相は会社名を明らかにしなかったが、すでに中国内で国内旅行を扱う合弁会社を持ち、外国旅行の免許を申請しているJTBが選ばれる公算が大きい。
中国人の訪日旅行を扱っているのは現在、中国の旅行会社だけで、日本にある支社が日本国内でのホテルや交通手段を手配している。このため、日本政府が中国人の個人観光査証(ビザ)の発行要件を緩和するなどの訪日促進策をとっても、日本の旅行会社にはメリットがなく、訪日客数も思うように伸ばせないとの不満が出ていた。
(2011年5月22日21時10分 読売新聞)
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201105220129.html
JTB、中国人向けの海外旅行参入へ 温首相が許可方針2011年5月22日18時59分
中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は22日の日中首脳会談で、日本の旅行会社が中国人向けに海外旅行業務を展開することを認める方針を表明した。JTBが許可を得る見通しで、成長著しい中国市場で業務を拡大させる転機となりそうだ。
温首相は同日、「中国政府は、一つの日本の旅行会社が、中国国民の外国観光業務に携わることを許可した」と述べた。昨年9月に外資規制の緩和に向けて各国の旅行会社から申請を受け付け、17社が応募。日本ではJTBが申請した。JTBは正式に許可を得た後に、現地法人を通じて中国人向けの海外旅行業務を始めるとみられる。
これまで、中国人向けの海外旅行業務は中国の旅行会社しか取り扱いができなかった。訪日旅行は中国の旅行会社がツアーを企画し、日本の旅行会社は宿泊や交通の手配を請け負う形をとっている。
一方で、中国からの訪日者数が急増。昨年は141万人が日本を訪れ、そのうち83万人が観光目的だった。ここ数年はそうした需要を取り込みたい日本側と、中国政府との間で交渉が続いていた。(湯地正裕)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20110525-OYT8T00047.htm
東北夏祭り 仙台に集合
東北の夏祭りが仙台に集結――。仙台市は24日、東北6県の代表的な夏祭りを7月に市内で合同開催すると発表した。震災で需要が落ち込む観光業の支援のためで、奥山恵美子市長は「全国からたくさんのお客さんに来ていただき、東北の復興を応援して」と話している。
合同開催は各祭りの本番に先立つ、7月16、17日の2日間、同市青葉区の勾当台公園市民広場を中心に開く。青森ねぶた、秋田竿燈(かんとう)、盛岡さんさ、山形花笠、仙台七夕、福島わらじ―の六つの祭りが一度に楽しめるという。各祭りの関係者が来仙し、山車や踊りを披露する予定だ。
市によると、鹿内博・青森市長が4月頃、奥山市長に仙台七夕まつりへの協力を申し出たことがきっかけ。その後、他の4市も加わり、「東北一丸となって観光復活の弾みにしよう」と合同開催を企画した。
詳細は未定。バスで被災者を招いたり、復興に向けた6市の共通メッセージを発信することを検討中という。
(2011年5月25日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/areanews/ehime/OSK201105240176.html
松山の観光客12%増 2010年、ドラマ効果か
2011年5月25日
愛媛県松山市は24日、昨年1年間の松山市への観光入り込み客が588万4千人と前年比12%(63万人)増だったと発表した。しまなみ海道が開通した1999年以来の好調な数字で、同市ではテレビドラマ「坂の上の雲」の放送と高速道路の割引が大きな要因だったと分析している。
主要観光施設では、ドラマの影響で「坂の上の雲ミュージアム」が23万8千人で、前年比52.6%増と最も伸ばした。また、入り込み数は、観光貸し切りバスが20.8%増の64万人、自家用車は17.8%増の383万5千人と、車を利用する観光客の増加が目立った。
道後温泉の宿泊者数(同旅館協同組合調べ)は80万1千人の4.2%増。外国人観光客は、3万9千人と39.3%増となった。
ただ、今年は東日本大震災の影響で一時自粛ブームが広がるなどしたこともあり、野志克仁市長は「今年は厳しい状況だが、あらゆるトライで観光を振興して、復興にも貢献したい」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110525-OYT8T00015.htm
道内−アジア便、回復の動き
「熱烈歓迎」の横断幕を掲げ、台湾からの観光客を拍手で出迎える函館市の観光関係者ら(24日、函館空港国際線ロビーで) 東日本大震災の発生後、道内路線を減便・運休させていたアジアの航空会社が、夏の観光シーズンを前に、運航再開などに向けた動きを活発化させ始めている。震災前には年間70万人近くの外国人が来道していただけに、道や空港近隣自治体はこうした動きを逃さず、観光客や路線の誘致活動を強めていく構えだ。
台湾の復興航空は24日、函館空港に台北からのチャーター便乗り入れを再開した。同空港には同日午後、満席の航空機が到着。市の観光関係者らが国際線ロビーで横断幕を掲げて観光客ら約180人を出迎え、イカの加工食品や中国語で書かれたパンフレットを渡した。復興航空広報部の陳文玲マネジャーは「6月の便は既に8〜9割の予約が入った。徐々に北海道の情報が入ってきており、客足は回復している」と語った。
復興航空は28日から、旭川空港―台北線も再開させる。旭川空港では震災後、国際線がない状態となっており、旭川市総合政策部は「台湾からのチャーター便をきっかけに、多くの外国人観光客が戻ってきてくれれば」と期待を込める。
北海道の空の玄関口・新千歳空港でも、7月からイースター航空が週2往復の新千歳―ソウル線を4往復に増便する予定としているほか、4月の予定だった就航時期を延期していたジンエアーも同路線で定期便の運航を開始する。
今月18日には中国の大手旅行会社3社の営業担当者ら35人が同空港入りし、道内の観光地を視察するなど、道内ツアー再開に向けた準備も本格化している。
道によると、2010年度の外国人客数は、12月時点で前年同期比33%増の約53万人。アジアでの景気回復を追い風に、韓国は約11万人(同43%増)、台湾は約14万人(同18%増)、中国は約9万人(同86%増)と順調に増えていただけに、道内自治体も外国人客確保に向けた動きを強めている。
高橋はるみ知事は22日から中国の上海や北京を訪ね、中国人に来道を呼びかけている。旭川空港に近接する東川町でも松岡市郎町長らが22日から韓国と台湾で同町のPR活動を実施。同町は「実際に来てもらうことで、北海道の安全性をアピールできるはず」と、震災で冷え込んだ観光需要の復活に意気込みを見せている。
(2011年5月25日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110525/lcl11052511190000-n1.htm
九州新幹線シンポ 鳥栖市長「人口超す来場」、熊本市長「駅3キロ先…どう誘客」
2011.5.25 11:17
都市の魅力作りに九州新幹線を生かそうと、沿線4市長が議論するシンポジウムが24日、福岡市内で開かれた。参加市長からは、国内外からの観光客誘致を念頭に「新幹線は九州が一体となる大きなチャンス。各都市だけでなく九州全域の回遊性を高めるべきだ」などの意見が出た。
シンポは財団法人「福岡アジア都市研究所」などが主催。いずれも市内に新幹線駅がある福岡、久留米(福岡県)、鳥栖(佐賀県)、熊本の4市長がパネリストとして議論を交わした。
4市はいずれも、新幹線の途中駅となっていることから、高島宗一郎・福岡市長は「通過点にならないよう危機感をもっている」。橋本康志・鳥栖市長は、今月1〜7日に開催した音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ鳥栖」に、市の人口を上回る延べ約6万9千人の入場があったことを例に挙げ、「新鳥栖駅で降りてもらうため、こうした取り組みを続けていくことが必要」と語った。
また、新幹線が停車する熊本駅から、熊本城周辺の中心市街地まで約3キロ離れている熊本市。幸山政史市長は「熊本城を中心としたにぎわいを、駅などへとつなげていくことが今後の課題だ」と述べた。
高島・福岡市長は「博多から熊本まで最短33分。新幹線で近くなった九州各地の魅力を、まとめて海外を中心に発信しなければならない」と都市間連携の必要性を訴えた。
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http://mytown.asahi.com/areanews/yamaguchi/SEB201105240049.html
観光客数、過去3番目 2010年、道の駅新設などで
2011年5月25日
昨年1年間に山口県内の観光施設を訪れた観光客数は2472万6千人で、1969年に観光客動態調査を始めて以来3番目に多かったことが、県のまとめでわかった。県観光交流課は、各地で新しい観光施設がオープンしたことなどが増加につながったとみている。
観光客数は前年に比べて39万3千人増えた。最も増えたのは防府市で、26万人増の94万人。2010年4月にオープンしたまちの駅「うめてらす」に43万人が足を運んだ。県産食材を使ったバイキングが人気のほか、貸自転車でまち巡りができる。
次いで、萩市が21万人増の240万人。昨年、放送された大河ドラマ「龍馬伝」の影響が大きいとみられる。09年8月に温泉施設や農産物直売所が並ぶ複合施設「楠こもれびの郷」がオープンした宇部市も20万人増え、66万人だった。下関市は、海響館のペンギン村オープンや「龍馬伝」の影響で11万人増え、612万人だった。
一方、岩国市は20万人減の321万人で、県内で最も減った。前年に始まった高速道路のETC割引効果が一段落したためとみられる。美祢市も、豪雨災害で花火大会が中止になった影響もあり16万人減の137万人にとどまった。
県内19市町のうち9市町で増加、10市町で減少した。
県外客の割合は47.6%で、九州・沖縄、中国地方から来た人が6割近くを占める。一方、86.2%は日帰り客で、「通過型」の観光客が多いことがうかがえる。県観光交流課の担当者は「宿泊客が増えた方が、地域も潤う。今年は国体もあるので、また山口に来たくなるようなイベントを企画したい」と話している。(安田桂子)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20110524-OYT8T00213.htm
水俣宿泊に3000円クーポン券…低迷する観光の起爆剤に
来月から 湯の児・湯の鶴温泉12旅館
熊本県水俣市のみなまた観光物産協会は6月1日〜7月20日、市内の「湯の児」「湯の鶴」両温泉の12旅館に1泊4000円以上で泊った中学生以上に対し、1泊につき3000円のクーポン券を贈る。(大石健一)
低迷する観光の起爆剤にする狙い。2500泊分を用意し、1人2泊分までもらえる。地元の指定商店限定で使えるようにし、波及効果も狙っている。
両温泉の宿泊客数は1999年までは年間約10万人超だったのに対し、2009年は半数以下の同約4万人。今年は皇族も泊まったことのある老舗旅館「三笠屋旅館」が経営破綻に追い込まれるなど、不振ぶりが目立つ。
クーポン券は、協会が市の補助金約1000万円を得て企画。年間の中でも2か月間で1000人ほどしか宿泊しない閑散期の6月から7月の時期を選び、「水俣がんばる券」として配ることにした。
対象の客には1日につき1000円券を3枚渡す。有効期間はチェックインの日から7日間。券を使える指定商店は100店舗ほどにする計画で、近日中に決め、客に一覧表にして配布する予定。タクシー利用も可能にする方向だという。
協会の福田興次会長は「温泉客に市街地も回ってもらえば、経済も循環し活性化する。九州新幹線鹿児島ルート全線開業の効果も今のところあまり見られず、良いニュースは少ないが、がんばる券で水俣を元気にしたい」と話している。
問い合わせは協会(0966・63・2079)へ。
(2011年5月24日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110527-OYT8T01145.htm
韓国人観光客姿消すホテル「身を低く耐えるしか」
現在は被災地からの避難者だけが宿泊しているというホテル「イスキア」(27日、仙北市田沢湖田沢で) 東京電力福島第一原発事故の風評被害で、2009年に韓国で大ヒットしたドラマ「アイリス」の県内ロケ地を巡る韓国人観光客の姿がほとんど見られなくなった。県では安全性をPRしてもらおうと、韓国の旅行会社の社員を県内に招いて観光地を巡ってもらう予定だが、客足が戻る見通しは立っていない。(松本健太朗)
アイリスのロケ地で、主演のイ・ビョンホンさんが滞在中に宿泊した部屋が観光スポットにもなっている仙北市田沢湖田沢のホテル「イスキア」。東日本大震災前は、1日平均約20人の韓国人客が宿泊していたが、震災後、「原発事故の影響が怖い」などの理由で予約がすべてキャンセルされた。営業は続けているが、宿泊客は、震災の被災地から避難している人たちしかいない。
イスキアの女将(おかみ)・佐藤京子さん(67)によると、4月の売り上げは、例年のほぼ半分。「やはり原発の影響が大きい。だめだからと落ち込んでもしょうがないので、積極的に安全だとPRしたいし、県にも頑張ってもらいたい」と佐藤さんは話す。
仙北市の田沢湖観光協会によると、加盟する田沢湖畔や乳頭温泉郷などの宿泊施設全63軒で、韓国人宿泊者数は震災を境に「ゼロ」が続いているという。
同じく「アイリス」のロケ地になった男鹿市北浦湯本の「セイコーグランドホテル」を含め、同市内でホテル3軒を経営する「男鹿温泉SKO」では、3軒で韓国人ツアー客が毎月計約90人宿泊していたが、震災後、予約がすべて取り消され、新たな予約もないという。同社の藤田智也・予約課長(36)は、「台風と同じで、通り過ぎるまで身を低くして耐えるしかない」と声を落とす。
韓国の大手旅行会社「ハナツアー」では、震災後、県内各地のアイリスロケ地を回るツアーがキャンセル続出で実施できず、再開のめども立っていないという。同社の日本法人「ハナツアージャパン」(東京都港区)では、「原発事故で、韓国内では『東北イコール危険』というイメージが定着しており、秋田への旅行も避けられている。アイリス効果は吹っ飛んでしまった」と説明する。
県観光課では、秋田の安全性をアピールするため、5月末から6月下旬にかけて、韓国の大手旅行会社4社で旅行商品を開発する社員約100人を招き、1人あたり1万5000円を補助して、2泊3日で仙北、男鹿両市を巡ってもらう予定だ。同課の菅沼和也課長(52)は、「先日、韓国の李明博(イミョンバク)大統領が福島県を訪問して安全性をアピールしたが、韓国内ではあまり話題にならなかったと聞いている。秋田を安全だと認識してもらえるまではまだまだかかりそうだが、地道にアピールしていきたい」と話す。
(2011年5月28日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110529-00000001-sh_mon-bus_all
『ワケあり宿泊プラン』が人気 「眺望がイマイチな部屋」など割安に
MONEYzine 5月29日(日)14時0分配信
「ワケあり商品」が人気を集める中、旅行会社は「ワケあり宿泊プラン」を提供し、注目を集めている。価格が安いだけでなく、安い理由が詳細に紹介されているため、安心感があることが支持される理由だ。宿泊予約サイトの多くが特集を組んで、利用者の獲得を狙っている。
「ぐるなびトラベル」では「眺望が良くない」「通常より若干狭い部屋」といったマイナス要素がある部屋を、通常価格よりも低価格で提供している。群馬県利根郡にある、尾瀬かまた宿温泉の「梅田屋旅館」は、部屋が少し古く、和式トイレで眺望もイマイチな部屋に「ワケありプラン」を設定。1泊2食付で通常は1人1万500円〜が、8400円で提供されている。このほかにも、チェックインやチェックアウトの時間に制限があるため、ワケあり価格になった宿泊施設なども特集されている。
また、「じゃらんネット」では、埼玉県秩父市にある「ホテル 美やま」の特別室が「ワケあり宿泊プラン」で紹介されている。最上階にあり、部屋も広く、眺めもよい洋間と和室15畳の組み合わせの特別室が、「横にエレベータがあり、夜にはエレベータの音と宴会場のカラオケ等の音がする」との理由で割引となる。価格は2名の宿泊で、1人1泊2食付が1万2600円から。音を気にする利用者がいたため提供を差し控えていたが、事情を説明して割引料金で宿泊したところ好評だったため、プランの提供を決めたという。
「ワケあり宿泊プラン」を提供している宿泊施設には、もともと安いのではなく、価値のあるものが「ワケあり」ゆえに安いケースも多く、お得感を味わえることも消費者から支持される理由となっている。あらかじめ安い理由を知った上であれば、納得できるという人は「ワケあり宿泊プラン」を探してみれば、掘り出しモノに出会えるかもしれない。
(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110529-OYT1T00775.htm
日中韓観光ゴールデンルート10選、共同開発へ
【平昌(ピョンチャン)(韓国北東部)=西原和紀】日本、中国、韓国3か国による第6回観光相会合が29日、韓国・平昌で開かれた。
同日採択した共同声明では、地震などの自然災害やテロなどが発生した際には、観光客の安全確保や正確な情報を発信することで風評被害を防ぐため、日中韓が共同で「危機管理マニュアル」を作成することなどを盛り込んだ。
会合には、大畠国土交通相、中国の国家観光局長、韓国の文化体育観光相が出席。共同声明では、東日本大震災による日本への観光への悪影響を克服するため、3か国の官民が一体となって支援策を協議することで一致した。さらに今後、相手国で災害などの危機が発生した際には、正確な情報発信に努めるとともに、観光の回復に向けて協力しあうことを明記した。また、今後の観光交流を深めるため、3か国の代表的な観光地を結ぶ「日中韓観光ゴールデンルート10選」を共同開発することも決めた。
(2011年5月30日01時22分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110530-00000562-yom-soci
無料トゥクトゥク運行、宮崎観光の名物に
読売新聞 5月30日(月)18時12分配信
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青島地区で運行予定のトゥクトゥクと同型車(長友さん所有)
タイやラオスなどでタクシーとして親しまれている3輪自動車「トゥクトゥク」が、宮崎市青島地区で乗り合い自動車として運行される。
国土交通省によると、3輪自動車に客を乗せて走っている地域は国内にはなく、地元は「青島名物としてアピールし、観光客誘致の起爆剤に」と期待を寄せている。
トゥクトゥクは「3輪自動車」を意味するタイ語。日本でも戦後しばらくの間、3輪自動車が使われたが、高度経済成長期に4輪の自動車が普及し始めると、東南アジアへ輸出されるなどして徐々に姿を消した。
宮崎は家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」や新燃岳(しんもえだけ)噴火で観光客が低迷。トゥクトゥクに戦後復興期の日本を重ね、「あの頃の日本の息吹を取り戻し、宮崎を元気にしたい」と、青島神社や宮崎商工会議所が導入を提案。県の地域活性化支援事業(1960万円)に認められた。
実施主体は同商議所。タイから2台を輸入し、早ければ6月上旬にも運行を始める。ルートは青島地区の遊園地「こどものくに」とホテル「青島サンクマール」を結ぶ約4キロ。運賃は無料で、2台が10分おきに行き来し、観光客が好きな場所で乗り降りできるようにする。後部座席の定員は3人。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105310012.html
柳井観光、団体から少人数へ
柳井市観光協会は、同市の観光スポット、白壁の町並みの2010年度の観光客数は09年度比6・2%減の7万1269人で、3年連続で減少したと発表した。同協会は、夏の猛暑などに加え、話題性のある店舗の進出などがなかったためとしている。
家族連れなど一般客は09年度比3・6%減の5万6010人。バス利用の団体ツアー客は14・6%減の1万5259人だった。全体に占める一般客の割合は78・6%と微増。団体ツアーから、少人数の観光への移行がさらに進んだ。
白壁の町並みの観光客は、同市で06年春にやまぐちフラワーランドが開園したことなどを受け、07年度は統計を取り始めた1987年度以降で最高の9万5921人を記録した。しかし、不況やガソリン高の影響で08年度は前年度比6・9%減、09年度は同14・9%減だった。
【写真説明】観光客が前年度比で約6%減った白壁の町並み
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http://rocketnews24.com/?p=98546
こんなところに泊まりたい! 世界の面白ホテル10選
毎日の大変な仕事から逃れて心も体もリラックス、それが旅の魅力である。しかし、本当の旅の醍醐味とは、やはり一生忘れられない思い出を作ってくることではないだろうか。
ということで、米サイトModernMan.comが発表した「世界の面白ホテル10選」をご紹介。思い出作り旅の参考になれば幸いである。
1. フィジー諸島の海底ホテル「ポセイドン・アンダーシー・リゾート」(Poseidon Undersea Resorts)
海底12メートルのところにあり、天井が総ガラス張りになっている、まるで水族館みたいなホテルだ。南太平洋の透きとおる青い海を、静かな海底から見上げてみたら、心も体もきっと癒やされることだろう。
ガラスの厚みは10センチ、割れる心配はないだろう。内部の気圧は1気圧に保たれており、安全面の配慮は万全だ。客室のほか、レストラン、バー、図書館、会議室、結婚式場、浴場などの施設も備わっているぞ。宿泊料は、1週間の滞在で1人あたり1万5000ドル(約120万円)から。
2.スウェーデンの海上ホテル「ソルトアンドシル・ホテル」(Salt & Sill Hotel )
桟橋の上に浮いている海上ホテルだ。入り江の奥にあるのであまり揺れることなく、白を基調とした室内はとても落ち着いた感じで、くつろげる。さらに、このホテルからは北欧の美しい海の風景を見ることができる。水面に映る夕日は、まさに絶景。
環境に優しいホテルを目指しており、周囲の海になるべく影響を与えないよう運営されている。実際、ホテルができてから、周辺に住む魚や貝の数は増えたそうな。なお、車で45分走れば繁華街に出ることができるのも嬉しいポイント。宿泊料は、1泊シングル250ドル(約2万円)、ダブル310ドル(約2万5000円)。
3. インドの樹上ホテル「グリーンマジック・ツリーハウス」(Green Magic Tree House)
場所はインドのケララ州。ジャングルのど真ん中にある、2本の大木の中に作られたホテルだ。部屋はなんと、地上約25メートルのところにある。風が吹くと若干揺れるが、建築基準は満たしているので大丈夫だ。
客室には一応、ベッドや家具、水洗トイレ、シャワーがあるが、電気が使えない。そのため、お湯は出てこない。電灯もないが、それでも灯油ランプが部屋をロマンチックに照らし出してくれる。
徹底した自然主義を貫いたホテルで、シャンプーや石けんや歯磨き粉は、すべて用意されたものを使うようになっている。化粧は禁止だとか。鳥の声と朝日で目覚めたい人向けのこのホテル、宿泊料は、1泊240ドル(約2万円)で食事つきだ。
4. オーストリアの下水管ホテル「ダスパーク・ホテル」(Sewage Pipe Hotel)
公園に下水管が置いてあり、その内部が客室になっている。日本のカプセルホテルに近いシンプルな構造で、部屋にはベッドとランプがあるだけだ。しかし、内部は大人2人が入れる十分なスペースがある。
ドナウ川のほとりの静かな所にあるので、環境はとてもよい。しかし室内にトイレがないので、わざわざ靴を履いて近くのガソリンスタンドまで行かねばならない。なかには公園の木陰で用を足す人もいるようだ。
宿泊料は、決まっていない。好きなだけ支払うシステムになっている。利用できるのは、5月から10月まで。
5. ドイツの刑務所ホテル「アルカトラズホテル」(Alcatraz Hotel)
元々は刑務所だったものをホテルに変えた、いわば「刑務所ホテル」である。客室はなんと元独房。
ホテル内のいたるところに鉄格子が残されている。受け付けもバーも鉄格子で囲まれていて、生々しい刑務所の名残がある。客室の窓も、もちろん格子戸。それでも設備は充実していて、清潔なホテルはとても快適そう。あえて厳しいところがあるといえば、全室禁煙といったところか。
どういうわけか、ホテルのとなりは日本庭園がある。元独房に息が詰まったら、庭園で心を癒やそう。宿泊料は1泊50ユーロ(約5600円)。
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6. オランダの救命ボートホテル「カプセルホテル」(Capsule Hotel )
かつて海底油田採掘基地で使われていた救命ボートを、川に係留してホテルにしたものだ。UFOのような客室内部は意外に広く、ハンモックを吊して寝る仕様になっている。
宿泊料は、70ユーロ(約8000円)。トイレ付きは100ユーロ(約1万1500円)、そしてフカフカの羊毛で覆われて、クッション、DVD、シャンペンなどのサービスがついた客室は150ユーロ(1万7000円)となっている。
7. カナダの氷ホテル「ホテル・ドゥ・グレース」(Hotel de Glace)
厚さ1メートルを超える氷の壁で覆われた氷ホテル。内部の気温はマイナス3度以下に保たれている。家具や窓も氷でできていて、食事や飲み物ですら、氷のお皿・コップで提供される。ナイトクラブに映画館にチャペルもあり、雰囲気のある照明によって実にムーディー。
もちろん宿泊も可能で、氷のベッドの上に毛皮を敷いて寝袋の中で寝るようになっている。しかし、本当に寒いようなので、泊まる人は覚悟のほどを。寒くなったら、すぐフロントへ。24時間、凍傷対策をしてくれる。また、屋外にはお風呂がある。さすがにこれは木造だ。
宿泊料は、2人部屋で318ドル(約2万6000円)から。金曜・土曜の夜の宿泊になると、さらに割り増しになるようだ。1月から3月までの冬季限定営業。
8. オランダのタワーホテル「ユーロマスト」(Euromast TV Tower)
ユーロマストは、1960年に建てられた高さ約180メートルのテレビ塔だ。その約100メートルのところにある展望台に、2つだけスイートルームがある。60年代のロマンティックな雰囲気を残す、とてもゴージャスな部屋なのだ。
そして外からは、ロッテルダムのウォーターフロント沿いにライトアップされる、とても美しい夜景を楽しむことができる。地元で最も高い所にある最も広いバルコニーを独占して、シャンペンを飲みながら街を見下ろし、リッチな気分にひたるのも悪くない。
ちなみにこのタワー、築50年以上の細いタワーのせいか、風の強い日は結構揺れる。宿泊料は、一部屋385ユーロ(約4万4000円)。なお、予約は3カ月前に済ませる必要がある。
9. トルコの洞窟ホテル「ヴィレッジ・ケーブ・ホテル」(The Village Cave Hotel )
トルコのカッパドキアといえば、世界的に有名な岩石遺跡であり、世界遺産にも指定されている。トルコを訪れる人たちにとって、決して見逃すことのできない観光スポットだ。
そのカッパドキアにある、洞窟ホテル「ヴィレッジ・ケーブ・ホテル」。白い岩石にくりぬかれた客室やレストランは素朴で質素だが、とても清潔感があり、照明や絨毯がトルコの雰囲気を醸し出している。トルコ料理もとてもおいしいと評判で、従業員もフレンドリーに接客してくれるようだ。
部屋からは、雰囲気のある町なみを一望できる。トルコの異国情緒に浸りながら、癒やしの休日を過ごしたい人にオススメ。宿泊料は、2人部屋で70ユーロ(約8000円)、朝食つき。
10. オランダの飛行機ホテル「エアプレイン・スイート」(Airplane Suite)
この飛行機「イリューシン18」は、かつて旧東ドイツの政治家たちを乗せていた政府専用機。のちに旅客機として使われるようになり、引退してからはレストラン、そして現在ホテルという長い経歴を持つ。
2人しか泊まることができないので機内を独占できる。もちろん中を自由に歩き回ることができるし、パイロット席に座ることもできる。電話一本でいつでも添乗員が来てくれるので、何かあったときも安心だ。
ジャグジー、シャワー、赤外線サウナ、ミニバー、TV、DVDなども完備されており、室内はとても豪華である。オプションとしてフライトレッスンを受けることや、ヘリコプターツアー、スカイダイビングもある。宿泊料は1泊495ドル(約4万円)。
参照元: modernman.com (英文)
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20110526301.htm
台湾客が先行回復 金沢のホテル、独自策競う
金沢市の都市型ホテルで、東日本大震災で急減した台湾客が戻り始めている。全体的には前年より大幅減が続いているが、戻りが鈍い欧米客に対し、台湾客の先行回復が目立つ。アジア系に強い金沢国際ホテルは、5月の台湾客が前年並みの約2500人になりそうだという。海外向けサイトと契約したり、自前の営業員を派遣するなど、各ホテルが独自の海外誘客策を競っている。
「うちは例外かもしれないが、5月の台湾人宿泊客は前年並みか、プラスになりそうだ」。金沢国際ホテルの関係者が明かす。4月は台湾人客が前年同月比1300人減の320人程度に落ち込んだが、5月はほぼ回復する見通しだ。
回復の一因は値下げ効果。同ホテルの宿泊客は中京圏から石川に入ってくる周遊客が中心で、震災後に国内代理店や各宿泊施設が協力して導入したキャンペーン価格が奏功したという。
金沢ニューグランドホテルは4月に前年700人の外国人客が8割減の135人となったが、庄田正一社長は「5月に台湾客の戻りがみられる。全体で4割減ほどに下げ幅が縮小しそうだ」とする。6月に社員を台湾に派遣し、自前の現地セールスでてこ入れを図る予定だ。アジア客が主力の金沢エクセルホテル東急は4月の外国人客が前年の4300人から26人に減少したが、5月は台湾だけでも団体客40〜50人が入ったという。
一方、欧米人が外国人客の大部分を占める金沢スカイホテルは、4月に前年の750人から40人に急減し、5月も40〜50人にとどまったまま。このため、6月中に欧米、アジア向けの海外宿泊情報サイト2社と契約し、外国人客の取り込みを強化する。
唯一の外資系、ANAクラウンプラザホテル金沢は4月は前年の820人からゼロとなったが、5月は台湾、米国、オーストラリアの団体客で計120人を獲得。ホテル日航金沢は97%減だった4月からやや改善し、5月に台湾団体客約30人を受け入れた。JALホテルズの営業網に加え、親会社となったオークラの営業網を活用し、海外誘客を本格化させる予定だ。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/244855
官民で九州観光浮揚 上海−長崎航路 来春開設
2011年5月31日 01:25 カテゴリー:九州 > 長崎
記者会見で握手を交わすハウステンボスの沢田秀雄社長(左端)と中村法道知事(中央)、HTBクルーズの山本宰司社長 来春の開設が決まったハウステンボス(佐世保市、HTB)の上海−長崎航路。30日に共同で記者会見した沢田秀雄社長と中村法道県知事はがっちり握手を交わし、官民連携で九州観光の浮揚を図る決意を示した。
冒頭あいさつした沢田社長は東日本大震災に伴う福島第1原発事故で海外からの集客が落ち込み、夏の就航を延期したことに「航路を成功させるには慎重さが必要だった」と繰り返した。
第一便の試験運航、不定期の営業運航の2段階を経た上で、来春に定期航路開設を目指すことには「堅いやり方だ。ただ誰も責任は取ってくれない。九州の観光のためにもだが、事業として成功させなければ」と表情を引き締めた。
一方、中村知事は県と上海市が今秋交流15周年を迎えることから早期の就航を望んだことについて「厳しい環境の中で(11月に1便限定で運航と)ご判断いただいた」と謝意を述べた。
新航路の意義に関しては日中両国で新幹線や高速道路網が整備されつつあることに触れ「上海航路で長崎を拠点にした新しい人の流れが生まれる」と語った。
さらに中村知事は「航路は震災からの復興を支える一つのばねになる。アジアの活力を長崎から日本全体に広げることができる」と震災復興の一助になると強調した。
=2011/05/31付 西日本新聞朝刊=
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>>839
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110602/CK2011060202000088.html
建物完成、市に寄贈 藤子・F・不二雄ミュージアム
2011年6月2日
阿部孝夫市長(中)に目録と鍵を手渡す藤本正子さん(左)と伊藤善章社長=市役所で
九月三日に開館する「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」(川崎市多摩区長尾)の建物が完成し、施主の藤子・F・不二雄プロと、故藤子・F・不二雄さんの妻・藤本正子さんが一日、市に建物を寄贈した。 (北条香子)
阿部孝夫市長に目録を手渡した藤本さんは、「原画の公開を市に申し入れて十二年。いよいよという感じ」と感慨深げ。藤子プロの伊藤善章社長も「ミュージアム前を流れる二ケ領用水がいい。のび太たちが遊ぶ場所のようだ」と藤子さんの人気作品「ドラえもん」の登場人物を引き合いに出して称えた。
阿部市長は「東日本大震災の影響で工事が遅れるのではないかと心配したが、開館まで百日を切った。生きた施設として運営していきたい」と応えた。
藤子さんは一九九六年に亡くなるまで約三十五年間、多摩区に住んでいた。ミュージアムでは藤子さんの原画などを展示する予定。今後、市と指定管理者の藤子ミュージアムが、展示準備や内装、外構工事などを進める。また、市は公共施設へのポスターを掲示やプレイベント開催で盛り上げを図る。
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001106020003
工場ツアー、尼崎の目玉に
2011年06月02日
昨年の運河クルージングで船上から工場を眺める参加者ら=2010年6月、尼崎市内
新たにつくられたガイドブック「あまがさき体感型 産業観光」
工場を観光資源として生かそうという取り組みが「工都・尼崎」で進んでいる。尼崎商工会議所は市内の工場見学のガイドブックを初めて作製。5日には、まちづくり団体が、船で工場地帯をめぐる「尼崎運河クルージング」を開く。
商工会議所は5月下旬、ガイドブック「あまがさき体感型 産業観光」をつくった。カラー14ページで、製造業など市内32社の見学ガイドを写真、地図入りで紹介している。中には工場野菜の試食や1日ホテルマン、ロボットの実演、研磨機の操作、菰樽(こも・だる)作りなどを体験できる企業もある。企業の研修旅行や中高生の修学旅行、観光で市内を見てもらうのが狙いで、ホテルや商業施設などに1万部を無料で配る予定だ。商工会議所は「年内に工場見学のモデルコースもつくり、ツアーを開きたい」としている。
また、この5日に予定されているクルージングは、まちづくり団体「尼崎南部再生研究室」などが2004年から始めた企画で、参加者を募集している。
阪神尼崎センタープール前駅南の県尼崎港管理事務所(同市道意町7丁目)前にある桟橋に集合。運河を南下し、工場群を眺めたり、日本では珍しいパナマ式の閘門(こう・もん)「尼ロック」を通ったりする。ガイドも同乗して、工場で製造されている物や港の歴史などについて説明する。
出発は午前が10、11時、午後は1、2、3、4、5、6時の計8便で、午前11時と午後1時はすでに締め切っている。運航時間は約50分。同研究室は「普段はあまり足を運ぶ機会のない尼崎の臨海部を身近に感じてもらえたら」。
定員は各便20人(先着順)。保険料込みで中学生以上1500円、小学生以下800円。申し込みは平日の午前10時〜午後5時に同研究室(06・6438・1852)へ。(森直由)
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106010023/
「安・近・短」志向が後押し、2年ぶりに観光客数2千万人を突破/箱根町
2011年6月1日
箱根町は1日、2010年の観光客数が2年ぶりに2千万人を突破したと発表した。世界的な不況からの回復や「安・近・短」志向が後押ししたとみている。一方、震災の影響が懸念される11年は「1800万人台に落ち込む」(町観光課)との見通しを明らかにした。
同課によると、10年の観光客数は2003万6千人(前年比38万7千人増)。3年ぶりに2千万人を下回った09年からの立て直しに成功した。宿泊客数は464万6千人(同12万1千人増)で、うち外国人は13万2千人(同7千人増)だった。
町が宿泊施設548軒と観光関連施設68カ所への聞き取りや年4回の交通量調査を基にまとめた。担当者は「首都圏からの観光客が70%を占める箱根にとって安近短志向は追い風。羽田空港の国際化など外国人が増える要因もあった」と説明している。
震災以降については、正式な数値がないとしたうえで「3月は例年の3分の1、4月も2分の1以下に減ったとみられ、通年では恐らく1800万人台になるのでは」とした。近年では、天候不順や新潟県中越地震のあった04年の落ち込みを受け、翌05年に1800万人台を記録している。
長引く福島第1原発の事故の影響で、外国人客はいまだに回復の兆しが見られないといい、国別で上位を占める韓国や中国といった東アジアへのプロモーションを強化していく。
自粛ムードが一段落したゴールデンウイークには、宿泊客が例年並みに回復したという。「書き入れ時の夏休みを迎えるまでが勝負。他地域より長く楽しめるアジサイなどをPRして、箱根は元気だと印象づけたい」と話している。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105280026.html
開通半年で明暗 尾道―世羅
中国横断自動車道尾道松江線の尾道ジャンクション(JCT)―世羅インターチェンジ(IC)間が昨年11月に開通し、27日で半年を迎えた。開通後初の行楽シーズンとなった4、5月、広島県世羅町内に約20カ所ある観光施設のうち7割で昨年より利用客が10〜20%増えた。尾道松江線と並行する国道184号沿線では来場者が減った施設もあった。
シダレザクラの名所「世羅甲山ふれあいの里」(世羅町小谷)では、4月1〜30日の開園中に昨年を約5千人上回る2万9525人が訪れた。特に岡山県や四国地方からの団体客が増えたという。
ワイナリーや自然観察園などがある「せら夢公園」(同町黒渕)には、4月29日〜5月8日までの大型連休中に前年比15%増の約6万6千人が訪れた。木田智彦営業課長(34)は「東日本大震災の影響で団体のキャンセルが相次ぐ中、総数が増えたのは開通の効果が大きい」と話している。
半面、交通の流れが変わったために国道184号沿いの施設は集客に苦慮している。農産物直売施設「甲山いきいき村」(世羅町小世良)は、連休中の1日当たりの来場者が前年より約50人減って約750人となった。
橋川正治村長(63)は「昨年までは連休中に国道が渋滞することがあり、トイレ休憩などで寄ってもらえた。今年は渋滞がみられなかった」と振り返る。
「道の駅クロスロードみつぎ」(尾道市御調町)は、昨年12月〜今年4月の利用客数が12万8815人。前年同期の13万9796人を7・9%下回った。
【写真説明】開通から半年を迎えた尾道松江線の世羅IC付近
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060401000621.html
節電で避暑地に長期滞在 旅行各社、割安プランも
2011年6月4日 17時13分
夏の電力不足に備え、大手旅行各社が、国内の避暑地などに長期滞在する家族向け商品の販売に力を入れている。宿題支援サービスや30連泊の割安プランなども登場。「節電が後押しとなり、欧米のような滞在型旅行が浸透するのではないか」(JTB)と新たな需要に期待を込める。
JTBは主に小学生の子どもを持つ家族向けのプランを6〜9月に設定。北信州コースは、8月に長野県飯山市の民宿で2週間過ごし、農業やカヌー体験、竹馬作りなどが日替わりで楽しめる。宿題が積み残しにならないよう、元教師や大学生が待機し、子どもたちの勉強も支援する。
中高年らを対象に、北海道と沖縄県で秋以降も利用できる最大30連泊のプランも用意。
阪急交通社は、北アルプスの白馬連峰を一望できる長野県白馬村のホテルに1週間滞在するプランを6〜8月に設定(指定日出発)。旅行代金は東京発着で長野新幹線の往復と、朝夕食込みで大人1人3万9800円に抑えた。
近畿日本ツーリストは北海道北広島市のホテルでの14泊と羽田―新千歳の往復航空券を組み合わせた商品を9月16日出発まで用意。札幌市にも近く、自然と都市の両方が楽しめることから「長期滞在の利用が多い高齢者だけでなく、幅広い世代から思った以上の反応がある」と話している。
(共同)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001106040002
回復の実感遠く 現場から−観光地
2011年06月04日
復興支援を掲げて取り組んだ「弘前さくらまつり」への被災者招待=4月30日、弘前市
東日本大震災後の自粛ムードのあおりを受けて、初日1万人という過去最低の人出で始まった「弘前さくらまつり」。4月29日に東北新幹線が全線復旧すると徐々に客が増え、期間中の人出は201万人(まつり本部発表)で終了した。前年比60万人減だったが、何とか200万人の大台は保った。
だが、同市の宿泊施設は「観光客201万人」という数字を実感できずにいる。例年なら1日200台も来る観光バスが、「ほとんど来なかった」と、弘前市旅館ホテル組合の亀尾隆・事務局長(54)は振り返る。
大手旅行会社のツアーの予約が震災でほぼキャンセルになり、ツアー自体も、東北新幹線の運休や高速道路の寸断が影響し、組まれなくなった。
「県内や隣県から個人客が車で来てくれたが、日帰りだった」。宿泊が伸びなかった理由を、弘前公園の向かいにある「津軽藩ねぷた村」の村山佳光専務(45)が説明する。弘前市周辺の旅館への影響を「大変なものじゃないか」と話す。
◇ 原発も影響
個人客を重視してきた旅行会社も苦戦している。
八戸市の「青森通リズム」は、東北新幹線全線開業に合わせ、少人数でできるミニツアーを売り出したが、3〜5月の予約がすべて白紙に。ようやく6月に客が入ったが、まだわずかだ。予約していた首都圏の客が、「放射能がこわくて福島を通りたくない」と来てくれないという。
前沢茂晴・営業部長(62)は、震災復興の影で観光業界が置き去りにされていると感じる。「被災地復興は最優先すべきだが、県内にお金が入る観光も大切だと、行政にもわかってほしい」。今は自身のアイデア勝負で生き抜くしかないと考えている。
◇ 前年比8割
県観光企画課はGW期間中の県内の観光客数について、「前年の8割にまで回復した」と自信を見せる。県内34の観光施設の入場者数も、震災直後の3月には前年の59%に激減したが、4月には63・7%に上昇。今後も観光客の数は伸びるとみる。
「うちはまだ3割しか回復していない」。青森市の浅虫温泉でホテルを営む女性経営者(72)は言う。
震災直後から重油不足などで休業していたが、利用者の声に後押しされ、5月1日に営業を再開。一時解雇していた約40人の従業員のうち、半数を再雇用した。だが、金融機関からの融資を受けられず、経営は厳しい。
県は震災後、中小企業向けの総額100億円融資について金利を援助する制度を始め、5月27日までに409件(総額約68億円)の利用があった。
だが、融資の判断はあくまでも金融機関側だ。女性経営者には、貸し倒れを恐れる金融機関は、震災前に借金を抱えていた企業に融資を渋っているように映る。「制度があっても、本当に困っているところに救いの手が届いていない」
浅虫温泉旅館組合の蝦名幸一・組合長(71)は、国や県が描く観光業の業績回復への道筋がまだ見えてこないという。「千年に一度の危機。今こそ政治家のリーダーシップが求められている」(吉田芳彦、藤原慎一)
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http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20110602/CK2011060202000106.html?ref=rank
割安旅行で復興支援 昼神温泉郷、誘客へプラン提案
2011年6月2日
東日本大震災により、宿泊キャンセルが相次いでいた温泉地で自粛ムードから脱却しようとさまざまな取り組みが始まっている。南信州を代表する阿智村の昼神温泉郷では1日から、ほとんどの旅館が協力して、義援金をセットにした割安の宿泊プランを提案。中には、独自に東京までシャトルバスを出し、観光客誘致を目指す旅館も登場している。
「大型連休を境に、自粛から日本全体を元気にしようという雰囲気に変わってきたようだ」。誘客活動をしている第三セクター昼神温泉エリアサポートの担当者は、最近の手応えをこう表現する。
同サポートによると温泉の20軒ある旅館は、3月から4月下旬までで、延べ3万2500人分の宿泊がキャンセルとなり、大型連休も心配されたが、昨年を上回る6日間が各旅館で満室状態になる盛況だった。関東方面からの観光客が増え、5月は例年の9割ほどまで回復しつつある。
「すごくお得、行ったもん勝ち」と銘打った東日本大震災復興支援プランには、ほとんどの旅館17軒が参加。通常料金の平均2〜3割引きで提供するほか、1泊ごとに500円の義援金がセットになり、被災地に送る。
これとは別に、ある旅館は、東京都の山手線池袋駅までを往復4000円でシャトルバスを運行する。高速バスの料金で見ると、6割ほどになるという。
昼神温泉旅館協同組合の今井竜也理事長は「今後、観光需要は復活してくると思うが、まだよく見えてこない。観光業が元気にならないと日本の復興もできないと考えて、いろいろな切り口で、訴えていくしかない」と今後の需要掘り起こしに気を引き締める。 (吉田幸雄)
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http://mytown.asahi.com/areanews/chiba/TKY201105250574.html
銚子の「観光アテンダント」、応募たった1人
2011年5月26日
千葉県内初と意気込んでいた銚子市観光協会の「観光アテンダント」の応募が25日に締め切られたが、4人の採用枠に応募したのは、わずか1人だけだった。同協会に事業委託した市観光商工課は出ばなをくじかれた格好で、「想定外だった」と落胆している。
2010年の銚子市の入り込み客は280万人で微増しているが、宿泊客は23万人で1985年の58万人をピークに減少傾向に歯止めがかからない状態だ。
市に寄せられる観光客の苦情では、「接客態度が悪い」というのが圧倒的に多いという。そこで「おもてなし改革」の担い手として、11年度の新規事業に観光アテンダントの採用を決めた。
観光アテンダントは制服姿の若い女性を想定しており、銚子電鉄や岬めぐりシャトルバスに同乗し、観光客の乗り降りを手助けする。銚子の見どころと食べどころも案内。銚子の魅力をアピールする構想を描いていた。
事業費1200万円は、国の緊急雇用創出事業の全額補助。当初、採用枠を8人程度に考えていたが、市は「銚子の女性は引っ込み思案なので、採用枠を半減にした」。
ハローワーク銚子を通して17日から募集したが、応募したのは20代女性の1人だけだった。
市観光商工課は「週休2日、社会保険完備、給与15万3600円。採用条件は悪くないと考えていた。土日勤務が嫌われたのかもしれない」と戸惑っている。
採用は6月1日から来年3月末までで、採用数がそろわなければ補助金返還という最悪の事態にもなる。
同課の担当者は「職員の知り合い、人脈を通じて、希望者を掘り起こしていきたい」と話している。(白石陽一)
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三沢関連の記事を
地盤沈下とはいえ 空港あるんですよね。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012514/1750
青い森鉄道と地域振興/特急廃止客足遠のく 三沢、野辺地 地域力結集に活路
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/3707
(3)上十三地区/路線バス生かし足確保/ご当地グルメで魅力発信
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/4571
青い森鉄道開業3カ月 野辺地、三沢に影響
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110608-OYT8T00069.htm
「空席なくせ」瞬時の判断
スタッフを指導する吉川さん。素早く、かつ楽しい気持ちにさせるゲスト案内を心がける(ジュラシック・パーク・ザ・ライドで) 35分、50分、60分。携帯電話に続々と送られる待ち時間を示す数字と格闘する。
米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)の各アトラクションには連日、ゲスト(客)の長い列ができる。16のアトラクションの運行を統括する吉川一宏(41)は、パーク内を飛び回り、計約1000人ものスタッフを指揮する。課せられたミッションは、待ち時間を短縮せよ――。
ある日の午後。吉川は「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」に向かった。25人乗りのボートに乗って恐竜映画の世界を体験する人気アトラクションで、入り口に表示された待ち時間は「40分」。吉川は乗船ゲートから少し離れた場所に立ち、ストップウオッチを手に目を光らせた。
案内スタッフの動きに無駄はないか。発進させるまでの時間は適切か。表情が時折、険しくなる。ボートに複数の空席が出た時だ。
グループ客を順番に乗せていくと、端数が空席になる。だが、吉川が目指すのは空席ゼロ。「1回に1席でも、100回なら100席。それだけゲストを待たせることになる」からだ。
「もっと、シングルを案内してっ!」。スタッフに吉川のげきが飛ぶ。シングルとは、1人で乗ってもいいというゲストのことだ。別の列に並んでもらい、空席に優先して案内する。待ち時間全体を短縮させるUSJ独自の手法という。
さらにスタッフには、常に列の後方まで見渡し、「次は何人組と何人組か」「どこに何人ずつ座ってもらうか」を、瞬時に判断する機転と工夫も求め続ける。
この世界に入ったのは19歳の時。広島から上京後、土木作業員やトラック運転手などを経て、東京ディズニーランドでアルバイトを始めたのがきっかけだ。
「ゲストの様々な要望に応え、笑顔になってもらう。そんな仕事が天職に思えた」。10年前、開業前のUSJに転職した。白紙の状態から自分の思いやアイデアを形にしたかったからだ。
口癖は「すべては、ゲストの満足度を高めるため」。一つでも多くのアトラクションを体験してもらうことが、それにつながる。
約1時間後。別のアトラクションへと転戦した吉川が、携帯電話の画面に目をやる。てこ入れしたアトラクションの待ち時間が10分短縮されていた。
こわもての顔が、少し緩んだ。だが、それもつかの間、再び次の現場へと走り出す。「1分1秒でも短縮する。目指すサービスにゴールはありません」(敬称略)
「ジョーズ」周辺のアミティ・ビレッジ。米ニューイングランド地方の寒々とした漁村をイメージしたセットだが、建物のてっぺんに目を凝らしてみると……。風見「鶏」ならぬ、風見「サメ」や「ボート」「人魚」「ロブスター」など、九つのユニークな飾りが取り付けられている。
(2011年6月8日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110608/dst11060822160030-n1.htm
サクランボ狩り、山形も風評被害に苦戦
2011.6.8 22:12
色づき始めたサクランボを眺める佐藤さん。風評被害にため息まじりだ =1日、山形市のやまや園(杉浦美香撮影)
サクランボ生産量日本一の山形県が、今年は東日本大震災と福島第1原発事故の風評被害で苦戦している。サクランボ狩りシーズンを迎えるのに、ツアーの予約が入らず、関係市町村などは「オール山形」でキャンペーンを展開する。
「10日ごろからサクランボ狩りを始めるが、予約の出足が悪い。例年の半分以下になるかも…」。山形市の「やまや園」のオーナー、佐藤辰弥さん(58)は顔を曇らせた。
果樹農家の多くは、サクランボの収入がなければ生活が立ちゆかなくなる。放射性物質の数値を左右する風向きが気になるという佐藤さんは「放射能ばかりは対策のとりようがない」と話す。昨年の市町村別のサクランボ園の客数が県内一の寒河江市でも、バスツアーに力を入れてきただけに打撃は大きい。
市町村で構成する「やまがた広域観光協議会」は、2人以上で来園すると1人分が無料になる招待券を用意するなどして集客策を強化している。
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http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001106080003
美術鑑賞ついでに街の観光も
2011年06月08日
地区別に5班に分かれて進むルートガイドづくり=横浜市中区
8月開幕の現代美術の国際展「ヨコハマトリエンナーレ2011(ヨコトリ)」の来場者向けに、横浜の市民有志が会場周辺のルートガイドづくりを進めている。地図には実際に歩いて見つけた街中の見どころ、広域避難所やトイレ情報などを盛り込む。美術鑑賞ついでに横浜の街自体を楽しんでもらう気満々だ。
主会場になる横浜美術館(同市西区)、日本郵船海岸通倉庫(中区)周辺と、同時期に「BankART Life3」「黄金町バザール」がある一帯を歩くのは、展覧会ボランティアの市民。これまでに約50人で「みなとみらい」「山下公園エリア」「黄金町」などのデータを集めた。
5月からは新たに23人が加わり、期間中に冊子として配るガイドづくりを始めた。震災を経験したいま、不案内な街を歩く人の立場で広域避難所やトイレの情報も入れることにした。
5班のうち「日本郵船海岸通倉庫〜黄金町」の担当班は、フィールドワークもこれから。リーダーの池本智行さん(26)を中心に、ビル街と活気あふれる飲食街を持つこの地区のテーマを「デイ&ナイト」に決めた。
「歩くのが好き」「横浜在住でも意外に街を知らない」という班員6人が歩き回り、「景色」「食」「不思議」などの分野別に「街で見つけたらちょっとうれしい情報」を集めて整理。白地図に各地点の紹介コメントを添える。
横浜美術館の主任学芸員、天野太郎さんは「ヨコトリをお客さんを呼べる街の観光の目玉の一つに」と期待する。「ヨコトリは2001年から回を重ねてきたが、少数の現代美術ファン以外には『よくわからん』と浸透はいま一つ。自治体がかかわる展覧会は予算が減り、公益性への注視は進んだ。認知度アップを意識しないと、次はない」
そこで今回は、市民ボランティアに草の根的な周知を中心に活躍してもらうことにしたという。「事前に深く関与した一人ひとりの口コミ効果に期待したい。ツイッターなどの発信手段もありますから」と天野さん。
問い合わせは平日午前11時〜午後7時に事務局(045・325・8654)へ。
(織井優佳)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0004148897.shtml
市内の工場、訪ねよう 尼崎商議所がガイド本
工場見学などを受け入れている尼崎市内の企業を紹介した「あまがさき体感型 産業観光」
「ものづくりの街」を支える尼崎市内の工場などを知ってもらおうと、尼崎商工会議所がガイドブック「あまがさき体感型 産業観光」を発刊した。見学やものづくり体験などができる企業32社を紹介している。
同商議所は本年度から、創立100周年事業の一環で、尼崎の地域資源を生かした産業観光事業を展開。観光のほか、企業の研修や学生の修学旅行などに活用してもらえるよう、阪神南県民局の助成を受けてガイドブックを作製した。
取り上げた企業のうち、尼崎名産の「菰樽」で1世紀以上の歴史がある「岸本吉二商店」(同市塚口本町2)では菰樽作りが体験できる。産業用ロボットなどの設計・開発を手掛ける高丸工業(同市道意町7)ではロボット操作などができる。見学の条件や料金、問い合わせ先なども併記した。
同商議所は「製造現場を見て『ものづくりのドラマ』を感じてほしい」としている。1万部を発行。今後、市内の主要駅などに置く。
同商議所TEL06・6411・2252
(横田良平)
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http://mytown.asahi.com/areanews/nagasaki/SEB201106070022.html
長崎オランダ村、再生に向け施設の一部無料開放
2011年6月8日
れんが張りの建物が立ち並ぶ施設の一部。昔を懐かしむ人たちが訪れていた=西海市西彼町
無料開放されているオランダ村の「ホールン地区」。腐食した手すりなどの修繕が進む=1日、西海市西彼町
長崎県西彼杵半島の東側、大村湾に面して、17世紀のオランダの街並みを再現した「長崎オランダ村」がある。2001年に閉園したが、所有する西海市が今年5月から再生に向け施設の一部無料開放を始めた。かつて年間200万人の入場者があった人気テーマパーク。そのオランダの町を歩いてみた。
階段とスロープをゆっくりと下りると、大きな時計台が目に入る。建物のれんがは一部こけむし、桜やクスノキなどの木々は開園から30年近くを経て、青々と葉を茂らせている。真新しさはなく、17世紀を模した街並みに味わいが醸し出されていた。
無料開放されているのは時計台や住宅、チーズ倉庫を再現したホールン地区約6千平方メートル。ウッドデッキや手すりなどに腐食が進んいる箇所があり、市は今年度1400万円をかけ補修作業を進める。ハウステンボス(佐世保市)の「原型」と言われるだけに街並みは美しい。
「紅葉の季節がまた、すばらしいんです」。市まちづくり推進課の作中修さん(40)は解説する。01年に閉園したあと、観光客らの目に触れることはあまりなかったが、住民らの要望に応える形で先月から無料開放が実現した。今後は開放ゾーンを順次広げ、いずれは建物内部にも入れるようにしたいという。
多いときでは1日に60人ほどが訪れ、昔を懐かしむ。大村市から来ていた草野諫さん(71)もその一人。「かつて来た時は食事をするのも2時間待ちの人気だった。思ったほど傷んでいないし、何とか活用してほしい」と話した。
市はオランダ村の再生に取り組むファンクラブの会員募集も始めた。園内の除草や施設の塗装、簡単な補修作業を通して、再生に一役買う。
ファンクラブを担当する西海市観光協会の谷政晃さんは「出来るだけ多くの人に足を運んでもらい、にぎわいを取り戻したい」。無料開放は毎日午前10時〜午後3時。入り口の市観光協会で受付をして入場許可証をもらえば入場できる。
長崎オランダ村は1983年に開業。大村湾の自然や地形、海岸線を生かし、90年には年間入場者数200万人を記録した。この成功の延長線上に生まれたのが、92年開業のハウステンボス。相乗効果による集客増を期待したが、客は規模が大きい対岸のハウステンボスに流れ、入場者数は低迷。01年10月に閉園に追い込まれた。
跡地は03年に西彼町(現西海市)が1億8千万円で購入。05年には民間企業が食をテーマにした「CASビレッジ」を開業したが、約半年で破綻(はたん)した。
市は09年11月に、跡地を「行政」「商業」「福祉」の3ゾーンに分けて活用する方針を決定。10年5月には県央振興局農林部西海事務所と市の西彼総合支所が「行政ゾーン」に移転した。
市まちづくり推進課によると、ホールン地区は13年度までに商業地区としての再生を検討中。複数の企業から提案があるという。他の地区も高齢者向けマンションのような活用を検討中だ。
市は「地産地消を進めるなどし、にぎわいづくりの拠点として再生していきたい」としている。(江崎憲一)
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http://mytown.asahi.com/areanews/tokyo/TKY201106070686.html
高い?安い?東京スカイツリー入場料に評価さまざま
2011年6月8日
北十間川の東武橋から東京スカイツリーを眺める人たち=東京都墨田区業平1丁目
東京スカイツリーの開業日が来年5月22日に決まったと、東武鉄道が7日発表した。開業後に見込まれる来場者は関連施設も含め年約2500万人。地元では経済効果への期待が高まる。第2展望台まで上ると大人3千円となる入場料をめぐる評価もさまざまだ。
スカイツリーの建設現場では、第1展望台に設置されたクレーンの撤去や商業施設ビルの工事が進む。東武業平橋駅に近い北十間川の東武橋には、タワーを見上げる人だかりができた。
カップルで訪れた千葉県船橋市の小口忠輔さん(33)は入場料について「思ったより高い。ほとぼりがさめたころ1回は来たい」と言いつつ「見るならやっぱり上(第2展望台)まで行きたい。船橋まで見えるかな」と楽しみな様子。埼玉県の私立高校1年の男子生徒5人は「実際に見ると大きい。開業したら絶対来る」と見上げていた。
カメラを構えていた東京都墨田区の大工、山澤常男さん(79)は「開業は3月と聞いていた。ちょっと遅いかも。(入場料は)高くもなく、安くもない。あの高さ(第2展望台の450メートル)なら上ってみたい」。犬と散歩中だった二羽芳江さん(76)は「値段がちょっと高い。家族連れは大変じゃないか。地元民は安くならないかな」と語った。
近くで喫茶店を営む国松利安さん(32)は「どれだけの人が来るか、楽しみでもあり心配」と、交通渋滞や事故を心配していた。
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墨田区は今年度当初予算に約42億円のスカイツリー関連事業費を盛り込み、商業施設に設ける観光プラザや周辺の道路、河川整備などを準備する。山崎昇区長は「訪れるみなさんに楽しく、快適に過ごしていただけるよう、しっかり準備を進める」とコメントした。
区観光協会理事長の阿部貴明・丸源飲料工業社長は「開業日決定で目標が明確になり、受け入れ準備も大きな一歩を踏み出せる。修学旅行など団体客の誘致も具体的に提案できる」と話し、スカイツリーへの来場者を区内の観光名所に誘導する企画を練る。
客室からスカイツリーの眺めを売り出している第一ホテル両国の宮崎滋樹総支配人も「戦略が立てやすくなった。開業後のライトアップにも期待は大きい。周りのホテルや観光協会と相談し周辺の観光を盛り上げたい」と関心を寄せる。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060890070018.html
スカイツリー5月22日開業 入場料3000円
2011年6月8日 07時00分
東京都墨田区で建設中の東京スカイツリー(高さ六百三十四メートル)の開業日が来年五月二十二日に決まった。事業主の東武鉄道などが七日、発表した。十八歳以上の入場料は、第二展望台(四百五十メートル)まで上ると三千円、第一展望台(三百五十メートル)までなら二千円となった。
当初は今年十二月に完成、開業を「来年春」としていたが、東日本大震災の影響で完成が来年二月末にずれ込む見通しで、開業も遅らせたという。
事業会社の東武タワースカイツリーによると、中・高校生の料金は二千三百円(第一展望台のみ千五百円)、小学生千四百円(同九百円)、四歳以上九百円(同六百円)。団体割引もある。
券の種類は、入場日と時間を予約できる日時指定券、入場日のみ予約する日付指定券、当日券の三種類。「日時」は五百円の追加料金がかかるが、優先入場できる。開業から約一カ月半は混雑緩和のため「日時」のみを発売、完全予約制とする。発売開始は個人が来年三月ごろ、団体が今年十一月ごろの予定。
同社は「国内外の観光施設を参考に料金設定した」としている。東京タワーの特別展望台(二百五十メートル)までは大人千四百二十円。
(東京新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20110608-OYT8T00097.htm
「5.22」膨らむ期待
地元「目標定まった」 観光客回遊に知恵
東京スカイツリーの開業日を発表する(左から)鈴木道明・東武タワースカイツリー社長、鈴木秀人・東武鉄道常務、ソラカラちゃん(7日午後1時41分、都内のホテルで)=林陽一撮影 「ついに決まった」――。3年以上前から「2012年春開業」とうたわれていた墨田区の東京スカイツリーが、来年5月22日にようやくオープンすることが明らかになった。展望台への入場料金も発表されたほか、ツリー足元の商業施設「東京ソラマチ」のテナントも一部を公表。にわかに開業時の姿が具体性を帯びてきたツリーに、地域の期待は高まっている。(竹下誠)
区はツリーを生かした「国際観光都市」を目指し、ツリー南側を流れる北十間川や周辺道路の整備など、観光しやすい環境づくりを進めている。山崎昇区長(65)は「開業日が決まり、これからがとても楽しみ。区としても開業日に向け、訪れる皆さんが楽しく、快適に過ごせる街になるよう、しっかりと準備を進める」とコメントした。
東武鉄道によると、東京ソラマチに入る墨田・台東の地元企業は約20社という。出店する地元企業関係者は「アルバイト募集や、教育などのスケジュールは、開業日が分からないと計画を立てづらい。ようやく決まって良かった」と喜ぶ。
また、開業のタイミングについて、「大変な数の客が来る状況では、落ち着いて店を軌道に乗せるのは難しい。だから、春休みや大型連休の後の開業というのは助かる」と歓迎した。
「タワーに来る観光客に、いかに周辺地区に出てきてもらうか、方法を考えなくては」と地区振興策に頭をひねるのは、ツリーそばの地区に4月に発足した「おしなり商店街振興組合」の金沢武市理事長(68)。「観光客を呼び込むのは難しいが、ツリーや商業施設で仕事をする人に、食事などで来てもらえるかもしれない」と期待もしている。
同様に、区観光協会も区内の街歩きに力を入れている。観光スポットに関する様々な地図や本を作成したほか、ガイドの養成にも力を入れてきた。阿部貴明理事長(49)は「(5月22日という)目標地点が決まったので、関係者が結束して物事を進めていける」とする一方、「どうすれば観光客に回遊してもらえるかを、協会も行政ももっと考えないといけない」と気を引き締めている。
心配されるのが東京ソラマチに圧迫される恐れのある地元商店。東武鉄道の鈴木秀人常務(64)は、「ツリーの足元だけでなく、観光客が地元を回遊するルートは必ずできる。競合ではなく共存共栄でやっていきたい」と強調する。
しかし、ツリー近くのある商店主は「うちのようになじみの客しか来ない店は、ツリーに客を取られることがあっても、取ることはない。開業すれば、厳しい状況になると思う」と力無く話した。
(2011年6月8日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110607/tky11060723060021-n1.htm
東京スカイツリー開業日決定 活性化進む? 取り残される? 地元の思いはまだら模様
2011.6.7 23:03
東京スカイツリー(東京都墨田区)の開業日が来年5月22日に決まった7日、地元では、地域活性化や景気回復を期待する意見が相次いだ。一方、地元が取り残されるとの危惧する声もあり、ツリーへの思いはまだら模様だ。
同区業平、そば処かみむらはエビフライを26センチの高さに立てたタワー丼が名物だ。2代目店長、伊藤松博さんは「開業の日が楽しみだ。東日本大震災後は観光客が減ったけれども、春休み中にすっかり戻った。そこへこの朗報だ。開業以降は人があふれ、地元商店街も活性化するはず」と期待する。
スカイツリーの東側にある区立吾嬬第一中学校の田畑美香校長は「子供たちは世界一の塔がそばに立つことを誇りに思いながら、工事が進むツリーを眺めてきた。これまでさまざまな教育活動で教材としてきただけに、開業日が決まった日のことはずっと心に残るでしょう」と述べた。
ツリー誘致の議員連盟会長を努めた同区の西原文隆自民党幹事長は「テレビ局へ要望に通った日々を思い出すと本当にうれしい」と喜び、観光客が利用する区内循環バスなどの準備を進めているとしている。
課題は地域への貢献がどの程度になるかだ。
ツリーの足元「スカイツリータウン」に開業する商業施設「東京ソラマチ」出店企業310店のうち、地元の台東、墨田両区からは20店にとどまった。
関係者は「家賃や保障料、店内装飾などに費用がかかるので希望が少なかったのではないか」とみる。
地元では事業主体の東武鉄道側に対し、キャラクター(ソラカラちゃん)を自由に使わせない、スカイツリータウンへ観光客を囲い込むのではないか、など疑問や不満もある。これに対し、東武側は「来客が多くなれば、地元にもお金が落ちるし、浅草との回遊のルートができるので地域としては必ずプラスになるはず」と述べ、共存共栄で運営したいとしている。
展望台入場料についても、墨田区が区民優遇策を要望したのに対し、同社は「入場料金体系や運営システムの決定後、具体的な協議を行いたい」と回答するにとどまっている。7日の記者会見で、東武タワースカイツリーの鈴木道明社長は「現在まで地元にいろいろな支援をいただいていることは十二分に理解している。その中で検討したい」と述べた
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110609/hrs11060903320002-n1.htm
観光鯛網1万人割る 鞆の浦、天候不順が影響 広島
2011.6.9 03:31
福山市鞆町の鞆の浦で、5月に行われた「観光鯛網」(市観光協会主催)の観覧者が1万人を割り込んだことが8日、分かった。天候不順で開催回数が減ったことや東日本大震災によるキャンセルなどが要因という。
今年の鯛網は5月1日スタート。22日までの毎日と28、29日(月〜土曜1回、日曜・祝日2回)に予定されたが、荒天のため最終日の2回が中止となり、実施されたのは23日間計30回。
同協会のまとめによると、期間中の観覧者は9087人で前年度より9・7%減った。観覧者が1万人を割ったのは初めてといい、目標(1万2千人)を大きく下回った。1回平均302人、1日当たり395人で、最高は833人(5月4日)、最低は115人(同13日)。
初日にセレモニーの一部が中止になるなど、雨の日が5日(前年度3日)もあり天候不順にたたられた。特に例年多くの観覧者がある最終日に、2回とも中止となったのが響いた。
一方、地域別推計では、地元の福山市が23・2%(前年度30・3%)にとどまった半面、関東からは7・6%(同5・4%)と伸びた。震災でキャンセルもあったが、同協会は首都圏への宣伝を充実させた効果とみている。
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>>962
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110609-OYT1T00364.htm
リッツ、京都進出…フォーシーズンズも
外資系高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」は8日、京都府中京区のホテルフジタ京都跡地に進出することを正式に発表した。
東日本大震災の影響で日本の「観光立国」戦略が揺らぐ中、改めて“京都ブランド”の強さを示した形だ。京都市を訪れる観光客はほぼ一貫して増え続け、ホテルの開業や増改築が相次いでいる。観光やビジネスの拠点として、どんな京都の将来像を描いていくのだろうか。
◇最高のホテルに◇
リッツが京都市内で開いた記者会見によると、ホテル名は「ザ・リッツ・カールトン京都」。地上4階・地下3階建てで、2014年2月に開業する。
ホテルフジタは地上7階(地下1階)だったが、市景観政策の高さ規制を受けて高さを抑え、レストランやスパ施設などは地下に入れる。客室は136室とフジタより53室減るが、平均50平方メートルと広くする。
米国にあるリッツの親会社のサイモン・F・クーパー社長は「京都は長い歴史があり、町並みが保たれているのが素晴らしい。川も美しく、この立地は筆舌に尽くしがたい。最高のホテルになる」と強調した。
◇目立つ増改築◇
京都市を訪れる観光客数は「京都ブーム」に乗って伸び続け、2008年には5000万人を超えた。
問題は、景観政策の制約で高層ホテルが少なく、慢性的な客室不足が続いていること。桜や紅葉の季節には満室となり、大阪や滋賀などに客を逃しているのが現状だ。そこに目をつけた外部資本による新規開業や客室の改装、増改築などが近年、目立ってきた。
新規開業だけでも、今年10月には「ホテル近鉄京都駅」(368室)と「ロイヤルパークホテル ザ 京都」(172室)が、リッツと同時期には外資系高級ホテル「フォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツ」(約200室)が予定され、既存ホテルは「中長期的な対策を検討する」(京都ホテルオークラ)などと競争激化に警戒を強めている。
心配されるのが、東日本大震災の影響。外国人客のキャンセルはまだ続いているが、福島第一原発事故が収束に向かっていることもあり、渋谷康一郎・日銀京都支店長は8日の定例記者会見で「政府や観光業者の働きかけで、中国や韓国の対応も変化しそうだ」との見方を示した。
◇国際都市へ弾み◇
日本政府観光局の09年のサンプル調査では、外国人旅行客679万人のうち京都市を訪れたのは20・2%で、大阪市の23・5%を下回る。京都市の調査では、このうち市内での宿泊客は78万人にとどまった。
空港がないという弱点もあるが、京都商工会議所は「外国人誘致の切り札となる、世界的に知られた最高級ホテルが少ない」と分析する。リッツの進出は、京都市と経済界が進めてきた「国際観光都市」への弾みになると言えそうだ。
同市の村上圭子・観光政策監は「世界の富裕層をもっと呼び込めれば、京都の伝統産業品を購入して広めてくれることにもつながる」と、観光がもたらす相乗効果に期待している。(戸田博子)
(2011年6月9日18時47分 読売新聞)
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20110601/530882
2011年6月1日 05:00 下野新聞
パセオ、来春ホテル開業 JR宇都宮駅ビル 3−9階部分に
JR東日本が来春、JR宇都宮駅の駅ビル「パセオ」(宇都宮市川向町)の3〜9階部分にホテルを開業することが分かった。立地上の利点を生かし、長期滞在のビジネス客や、観光客の取り込みを図る。
JR東日本大宮支社によると、ホテルの客室数は158室、延べ床面積は約1万平方メートル。長期滞在者向けに、一部の部屋にミニキッチンやランドリーも設ける。3階は宿泊客以外も利用できるレストランが入る予定。5月中旬、一部内装工事に着手した。
運営はグループ会社の日本ホテル(東京都豊島区)。系列には高級志向の「メトロポリタン」、ビジネス向けの「ホテルメッツ」などがある。本県の開業は初めて。宇都宮のホテルはビジネスホテルの位置づけになる。
同支社は周辺に大手メーカーが多くビジネス客を見込めることや、適距離に日光、那須といった観光地があるなどの利点を挙げる。担当者は「地域のにぎわいに貢献できるホテルにしたい」としている。
パセオは地上9階建て。利用者の減少から、昨年3月までに3〜9階部分を閉鎖していた。
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2011061502000172.html
復興にエール+夏のバカンス 東北バスツアー好調
2011年6月15日
「東北応援ツアー!」と銘打ったバス旅行をPRするチラシ
「4大祭り」巡りも人気
東日本大震災で被災した東北地方を応援しようと旅行会社が企画した、北陸発のバスツアーへの関心が高まっている。仙台市の「七夕まつり」など、東北は夏祭りが盛んな土地柄。今年は復興の象徴という意味合いも強く、夏休みの旅行先に選ぶ人も多いようだ。(大島康介)
北陸から東北へのツアーは、航空路線の小松−仙台線が欠航していることからバスが中心。日本ツアーシステム(金沢市)は、青森ねぶた、秋田竿灯(かんとう)、仙台七夕の「東北三大祭り」を組み込んだバスツアーを五月中旬に発売した。
昨年も同様のツアーを企画したが、ことしは「東北応援ツアー!」と名付け、収益の一部を被災地に寄付することにした。八月五日に金沢駅や富山駅を出発し、二泊三日で祭りを巡る強行軍にもかかわらず、予約は好調。すでに定員三十人がほぼ埋まったという。堂井康史社長は「中止も考えたが、いつも通り観光客を送り出すことが被災地の支援になる」と強調する。
阪急交通社(大阪市)も昨年に続き、三大祭りに山形花笠まつりを加えた「東北四大祭り」を巡る三泊四日のツアーを設定。広報担当者は「被災地を避ける人がいる半面、関心も非常に高い。受け入れ先の手配などで発売が一カ月遅れたが、出足は堅調」と手応えを語る。
同社は、大きな被害を受けていない山形、秋田の両県へもツアーを用意。サクランボ狩りや日本一との呼び声が高い「大曲花火大会」をPRする。
一方、原発事故が起きた福島県を訪れるツアーは、同県西部の会津方面を除くとほとんどゼロ。阪急交通社は「積極的にツアーを設定できる状況にない」。全国で広がっているボランティアツアーは、富山、石川からは一般向けが出ていない。
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/110615/kor11061520130003-n1.htm
縄文杉立ち入り制限案 屋久島町議会 1日入山420人2011年6月15日14時5分
鹿児島県屋久島町は、世界自然遺産の屋久島の自然を守るため、島を代表する縄文杉周辺など指定地域への観光客の立ち入りを制限する条例案を町議会に提案した。23日の最終本会議で採決される。
町が14日提案した条例案では、(1)縄文杉に至る大株歩道周辺の自然植生(2)永田浜のウミガメ(3)西部地域の生態系及び歴史的資源――の三つを「特に保護措置が必要な自然観光資源」として指定。指定地域への立ち入りは町長への事前申請と承認が必要で、承認手数料として1人400円を徴収する。サルやシカなどの野生動物にえさを与えることも規制し、指示に従わない場合、30万円以下の罰金を徴収する。
制限人数や期間などは明記されていないが、町は縄文杉までの登山客が多い3〜11月を1日420人に制限することを検討している。混雑時には1日に約1千人が縄文杉を訪れ、自然への影響が問題化していた。
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http://mytown.asahi.com/areanews/gunma/TKY201106130503.html
ぐんまちゃん家も知事選争点? 銀座に3年、低い集客力
2011年6月14日
ぐんまちゃん家であった昭和村の野菜をPRするイベントは盛況だった=6月3日、東京都中央区銀座5丁目
東京・銀座に群馬県が設けた「ぐんま総合情報センター〈ぐんまちゃん家(ち)〉」。群馬のアンテナショップとして有効かどうか。16日告示の知事選の争点のひとつになりそうだ。
「今年度は来場者数が年間40万人に達する可能性が出てきました」
県企画課が5月19日に記者会見し、3月16日に施設を拡張したセンターの実績を発表した。
人件費や家賃など運営費は年間1億7千万円。一方、物販売上高は3300万円程度。報道陣からは「赤字ではないか」と質問が飛んだ。
銀座5丁目、歌舞伎座近くに2008年7月に設けられたセンターの年間来場者数(10年度)は29万人。同じ町内にある岩手県ショップの66万人と比べ、集客力は低い。
銀座の他県ショップに目を広げてみても、山形県64万人、高知県44万人、熊本県37万人という状況だ。県議会の一部からも、「税金の無駄遣いだ」という指摘がある。
これに対し、県は「もうけ重視ではない。幅広い業務を通じ、群馬の知名度アップに努めている」と反論する。
確かに施設全体に占める物販飲食スペースの割合が他県に比べ低い。物販以外の業務にも力を入れていることが分かる。
たとえば観光相談件数は、10年度に1日平均約80件あった。専門スタッフがパンフレットを配るだけでなく、県内観光地の魅力を対面で伝えるという。
在京マスコミに対する広報の場も年10回以上開催。10年度は、その後に取材が実現し新聞・雑誌に掲載された実績が152件、テレビ・ラジオ放送実績が25件だった。広告料に換算すれば億単位とみられる。
今月、2階で昭和村がイベントを開いた。村の四季の風景を写真で紹介し、「朝どりレタス」や手作りジャムなどを試食販売した。3日間で約1100人が訪れた。
2階のイベントスペースは、10年度に251日の稼働実績がある。同規模の場所を銀座周辺で借りれば1日十数万円かかるが、市町村や団体は無料で使え、利用者には好評だ。
県は「群馬のような形態のアンテナショップは珍しいのではないか」と話す。
せっかく都心に立地しているのだから特産物を大いに売り出すべきか、情報発信こそ重視すべきか。県民は県の主張をどう判断するだろう。(木村浩之、牛尾梓)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110616-OYT1T00223.htm
中国人観光にアピール、長崎がノービザ特区検討
今国会で国際戦略総合特区に関する法案が成立する見通しとなったことを受け、長崎県は中国人観光客の査証免除(ノービザ)化を盛り込んだ総合特区の申請を検討している。
来年3月には中国・上海と長崎市を結ぶフェリーの定期便化が予定されており、福岡市以外の九州の新たな玄関口として中国にアピールしたい考えだ。
国が成長戦略の柱として位置付けている国際戦略総合特区は、地域の国際競争力の強化が狙い。特定地域での規制緩和のほか、1地域当たり最大20億円の財政支援や法人税の減免などの支援措置が受けられる。法案が成立すれば、国は年内に自治体や民間企業などでつくる「地域協議会」からの申請を受け付ける。その後、指定を受けた4、5件の事業が年度内に始まる見通しだ。
フェリーは、大型リゾート施設・ハウステンボス(佐世保市)の子会社が運航。最大収容人数1700人で、運賃は片道7000〜8000円を想定している。同社は来春にも週3回の運航を始める計画で、年間10万〜20万人の利用を見込んでいる。
法案が成立すれば、県は申請に向けて、民間企業や観光関連のNPO法人などとともに地域協議会を設立する方針。申請では、ノービザ化で見込まれる観光客の増加に対応するため、国が行っている税関や出入国管理、検疫の業務を県と共同実施することも提案する。
国の宿泊旅行統計調査によると、2010年に県内で宿泊した中国人は1万9990人で、07年より約3000人増えた。一方、福岡県は約2万5000人増の5万4990人に伸びており、増加の勢いで差を付けられている。
県政策企画課は「現状のままでは福岡との差は開くだけ。ノービザ化が実現すれば、長崎が新たな九州の玄関口になる可能性は十分ある」とみている。(松下宗之)
(2011年6月17日08時10分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/car/news/OSK201106180127.html
高速千円、19日終了 舞鶴・宮津…気をもむ観光地2011年6月19日0時43分
高速料金の「休日上限千円」と一部区間での無料化社会実験が19日で終わる。この1年、舞鶴若狭自動車道などを使って京都府舞鶴市や宮津市を訪れる観光客が増え、プラス効果は確かにあった。「お客は減るのか」と気をもむ観光施設、通常料金に戻るのを残念がる利用者など、反応は様々だ。
舞鶴若狭道では昨年6月に無料化実験が始まった。西日本高速道路によると、交通量は舞鶴西インターチェンジ(IC)―綾部ジャンクション(JCT)間で1日平均1万8500台と実験前の約2.3倍だ。
舞鶴市にある4カ所の主要観光施設は、実験開始後の半年で来場者が計78万人と前年同期の2割増。このうち、海鮮市場で人気のある道の駅「舞鶴港とれとれセンター」(同市下福井)の藤元達雄理事長(63)は「府外から昼ご飯を食べに来る人も多い」と言う。今月初めに「19日終了」が伝えられると、5月に比べてお客が6割増えた。
兵庫県姫路市の会社員番場俊男さん(56)も高速料金が通常に戻ると知り、同センターへ「岩がき丼」を食べに来た。「東日本大震災で国は財政難だから、無料化が終わるのは仕方ない。でも、食事だけの目的で来ることはもうないと思う」。無料化で舞鶴へ来るようになった同県福崎町の建築業松岡俊美さん(56)は「舞鶴は魚が豊富で(同県)明石市へ行くより道がすいている。また来たい」と話した。
舞鶴市沖合へよく釣りに出かける西京区の団体職員西岡誠司さん(47)は「無料化で浮いたお金をエサ代や弁当代に回してきたのに」と嘆く。19日も福井県小浜市まで釣りに行く予定で、「最後の無料化を楽しみます」。
「お客の数は無料化前に戻るのか、それともリピーターが増えるのか」。藤元理事長は心配している。
福知山市動物園は無料化直後の昨年7月、来園者数が前年同月比21%増の3260人に。まもなく子ザルの「みわちゃん」とイノシシの「ウリ坊」のコンビが注目されたこともあり、昨年度の来園者は19万2千人と前年度の3倍強を記録した。二本松俊邦園長(66)は、無料化終了をにらみ「小さな動物園ならではの特徴を出したい」。
観光客の足は、舞鶴若狭道と綾部JCTで接続する京都縦貫自動車道(一部無料)の先へも伸びた。天橋立を望む傘松公園展望台(宮津市)は昨年7、8月、前年同期より14%多い11万2千人が訪れた。
運送業者は今後、高速料金の出費を抑えるため、多くは以前のように一般道を使うとみられる。舞鶴市の業者(66)は「信号待ちが多く、事故も多い一般道だと運転手の精神的負担が増える」と言う。
終了を歓迎するのは京阪バス(南区)だ。関東や四国方面など長距離バスの利用客は、2008年度で1日平均1860人だったが、2010年度は平均1508人に。「道路が混んで定刻運行が難しく、利用客もマイカーへ移った」という。「通常の運行へ戻れる」と期待している。
高速料金が通常に戻るのは20日午前0時から。舞鶴若狭道は舞鶴東―三田西IC間で2300円(普通車)などとなる。(平畑玄洋、堀田浩一)
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/110617/bsd1106170500000-n1.htm
再開2カ月も入園者数低水準 TDR、異例の値下げで攻める (1/3ページ)2011.6.17 05:00
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再開時の東京ディズニーランド。入園者は震災前の水準に戻っていない=4月15日、浦安市舞浜【拡大】
東日本大震災で一時休園していた東京ディズニーランド(千葉県浦安市、TDL)が4月15日に営業を再開して2カ月が経過した。TDLから2週間後に再開した東京ディズニーシー(TDS)とともに平常通りの営業態勢となったが、入園者数は震災前の水準まで回復していないのが実情だ。消費者の自粛ムードは根強く、福島第1原発事故に対する不安も要因だ。巨大テーマパークの不調は周辺ホテルや旅行会社などへの影響も大きく、両施設を運営するオリエンタルランドは異例の値下げなどで「攻め」の戦略に出た。
「想定より回復しているが、2008年のリーマン・ショックよりも、今回の震災のほうがずっと厄介だ」。オリエンタルランドの砂山起一副社長は16日、フジサンケイビジネスアイの取材でこう話した。
営業再開後、首都圏からの日帰り客は堅調だが、約3割を占める地方からの利用者と3%程度の外国人観光客が大きく減ったという。
営業再開にあたり、施設内の噴水の停止や照明の間引きなどの節電対策で消費電力を15%以上削減。来月には自家発電装置を3基設置し、8月下旬に稼働予定。両施設など東京ディズニーリゾート(TDR)の電力使用量は1日平均57万キロワット時で、ハウステンボス(長崎県佐世保市)の約7倍。約100万個のLED(発光ダイオード)電球を使うエレクトリカルパレードなどで、消費電力が多いというイメージ払拭に懸命だ。
入園者1人につき義援金300円を拠出するなど被災地や自粛ムードにも配慮。今後はテレビCMなどで販促を強化するが、野村証券の桜井雄太シニアアナリストは今年度の入園者数は前年度比236万人減の2300万人、営業利益は前年度比26%減の400億円と予想する。
周辺施設にも波及
TDRの低迷は周辺施設などにも波及している。シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルは現在、利用者数は震災前の7〜8割にとどまる。修学旅行など東北地方の団体客が激減したままだ。東京ベイ舞浜ホテルも大型連休後は週末は前年並みに回復してきたものの、平日は苦戦している。
ある旅行会社は「TDRの旅行者は1年前の半分以下。子供連れの顧客は放射性物質への不安が強い」と懸念する。電力不足も直撃している。「東京は街中が暗くてこわい」(某旅行会社)「東京は食料品がなくなったまま」(周辺のホテル)という噂も消えないという。
逆風の中、オリエンタルランドは料金とイベントの両面で新たな施策を打ち出す。1983年のTDL開業以来初めて、子供(4〜11歳)の大半の入場券を半額に値下げ(来月8日から8月末まで)を実施。3世代家族の囲い込みを狙い、平日の45歳以上を対象に、来月8日から今年度末までTDLかTDSを1日利用できる1デーパスポートを通常から700円値下げする。震災前に決めていた入園料値上げは4月23日に予定通り実施したが、実質的な値下げに踏み切った格好。
旅行会社でも、日本旅行が名古屋と大阪発で新幹線の乗車券と宿泊をセットにした商品を従来より6000〜8000円安くするなど、集客に懸命だ。
イベントでは、両パークのショーなどで水をより多用した演出を取り入れて屋外でも涼しさを強調するほか、花をテーマとした新企画を検討中。砂山副社長は「9月4日のTDS開業10周年が勝負になる」と話す。
野村証券の桜井アナリストはTDRの業績を、今年10月から12月に震災前の水準に回復し、来年度は過去最高益になると予想する。「回復のスピードは質の高いイベントなど来場者に『来てよかった』と思われる仕掛けが鍵だ」と話す。
「夢がかなう場所」をテーマに掲げ成長してきた日本最大の観光地TDR。その回復ぶりは日本が震災からいかに復興できたかのバロメーターにもなりそうだ。(小川真由美)
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20110618/544310
夏の県内旅行、予約激減 団体4分の1、群馬と大差 JTB昨年比
(6月19日 05:00)
夏の県内への旅行予約が大幅に減っている。旅行大手のJTBによると、7〜9月の県内観光地の予約状況は、団体は昨年同期の4分の1に落ち込み、個人も6割以上減少。隣の群馬県と比べても落ち込み幅は大きく、「栃木は風評被害の影響が顕著」(同社)という。夏は書き入れ時だが、今年は節電も求められる。関係者は原発事故に伴う風評の払しょくに力を注ぐ一方、「涼しさ」をセールスポイントに売り込みに躍起だ。
那須高原のホテルの大会議室。居並ぶJTBの若手販売員たちに、日光春茂登グループの根本芳彦社長が呼び掛けた。「栃木の安全・安心を肌で感じ、現場でアピールしてほしい」
13日、JTB首都圏、JTB関東などグループ3社が開いた「現地販売会議」。首都圏の各支店から販売員ら約80人が出席した。
会議では、JTBが扱う本県関連の主力の旅行プランの5月末現在の予約状況(7〜9月)を説明。団体の企画商品は85件、前年比74%減と4分の1程度に落ち込んでいる。個人向け主力商品の一つも62%の減だ。
群馬県への団体予約は本県の3倍に達し、個人は減少しているものの、その幅は22%にとどまっている。「栃木の落ち込みは幅はひどい」と同社。2009〜10年度がほぼ横ばいで推移したことから「明らかに風評被害が原因」とし、「同じ北関東でも、栃木は福島、茨城と同じエリアという印象が強いのでは」と推測する。
打開するには風評の払しょくが急務だ。加えてセールスポイントの強化。この夏着目するのが本県の高原の魅力だ。「涼しさ、高原、滞在型。首都圏のこうしたニーズに栃木は応えられる」と根本社長。販売会議では、地元のホテル経営者らが「マイナス7度の那須高原へ」と「涼」をアピールした。JTB宇都宮支店も「日光や那須の涼しさを売りにしていく」と意気込む。
阪急交通社も「風評被害に苦しむ北関東を盛り上げたい」とする一方、「昨年の夏が暑かっただけに、高原に人気が移る傾向が見られる」とにらむ。
東武鉄道と連携し奥日光や鬼怒川温泉を売り込む東武トラベルも「節電のための旅行、避暑はキーワードになる。今年は海から山へとシフトしそう。専用のパンフレットを作るなど『栃木』を目立たせたい」としている。
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http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20110618-OYT8T00184.htm?from=os4
サマータイムの「アフター4」ホテルが得
屋外プール半額 たっぷりゴルフ練習
平日と祝日の午後3時以降の利用料を引き下げたホテルニューオータニの屋外プール 節電対策として独自にサマータイムに踏み切る企業が出てきたが、こうした動きに伴い、ホテル業界にも、ちょっとした異変が起きている。
今夏のキーワードは「アフター4」。退社時間が早まった会社員に照準をあてたプランが続々登場している。
「アフター4」に向けて、ホテルニューオータニ(東京・千代田区)は7月16日にオープンする屋外プールの利用料を、平日と祝日の午後3時以降については昨年までの料金の半額になる6000円に下げた。
都心の一流ホテルの開放的なプールで一休みできるとはぜいたくな感じもするが、半額なら狙い目だ。広報担当者は「仕事が早く終わった日は涼んでみては」と誘っている。
シーズン中に繰り返し使えるプールの利用券を扱うホテルも多い。京王プラザホテル(同・新宿区)が今年から販売を始めた利用券は、利用できる曜日や時間帯によって8000円〜4万8000円と価格が異なるが、どの価格帯もシーズン中に8回以上来れば、元が取れる計算だ。
ホテルオークラ東京(同・港区)では、屋外プール利用券付き宿泊プランについて、今年、早期割引料金制の内容を拡充した。6月30日までに予約すると、標準的な客室に泊まる場合、プランの料金を2割程度安くする。
「アフター4」を活用して避暑地でたっぷり涼みたいという人向けの宿泊プランもある。プリンスホテルは都心に近い軽井沢(長野県)、箱根、鎌倉、大磯(いずれも神奈川県)の各ホテルを対象に「アフター4プラン」を新発売した。
都心を金曜日の夕方に出発して1泊する想定で、宿泊日の夜にたっぷり楽しめるサービスをつけた。例えば、「ザ・プリンス箱根」ではルームサービスの夕食が、「鎌倉プリンスホテル」ではゴルフ練習場利用券が特典になっている。
担当者は「金、土曜に休日気分を味わい、日曜はゆっくり自宅でお休みいただけます」と話している。(経済部 丸山修)
(2011年6月18日 読売新聞)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/06/19/20110619-054236.php
りんくうホテル譲渡先浮上「こてっちゃん」のエスフーズ
大阪府が第三セクターを通じて出資し、経営難に陥っている「大阪りんくうホテル」(泉佐野市)の事業譲渡先として、ホルモン焼き肉「こてっちゃん」の製造販売元として知られる食肉卸会社「エスフーズ」(兵庫県西宮市)グループが浮上し、最終調整を進めていることが18日、関係者への取材でわかった。
ホテル社は、関西国際空港対岸の「りんくうゲートタワービル」で「全日空ゲートタワーホテル大阪」を運営。平成17年に府三セク「りんくうゲートタワービル社」が会社更生法の適用を受けた際、泉北高速鉄道などを運営する黒字経営の府三セク「大阪府都市開発」(OTK)が子会社としてホテル社を設立し、ホテルの営業譲渡を受けた。
しかし、利用の低迷に加え、賃料や冷暖房システムなど固定経費の高さもあって赤字続きで、累積赤字は21年度末で約20億円に増大。「市場原理を可能な限り尊重する」との方針を打ち出した橋下徹知事の意向を受けて府が設置した有識者検討委員会が今年3月、民間譲渡を提言していた。
ホテル社は、7月以降の宿泊予約をキャンセルして譲渡先を募集。府や同社関係者によると、ホテルチェーンなど十数業者が関心を示したが、条件面などからエスフーズグループに絞り最終調整を進めている。
7月以降のホテルの正式な営業再開時期は未定だが、同社は宿泊利用とレストランから再開させる意向で、婚礼・宴会については今後調整するという。
(2011年6月19日 06:48)
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http://www.asahi.com/travel/news/OSK201106190085.html
昨年観光客881万人 小豆島には110万人 香川2011年6月20日0時38分
2010年に香川県内を訪れた観光客は881万人にのぼり、瀬戸大橋が開通した1988年に次いで多かったことが、県の観光客動態調査報告書でわかった。09年から続く高速道路の「休日上限千円」や、93万人を集めた瀬戸内国際芸術祭の影響とみられる。
報告書によると、昨年の観光客は、瀬戸大橋効果で1035万人が訪れた88年以降、2番目の多さとなった。県内に宿泊した観光客は、09年より17%増えて184万人にのぼった。芸術祭の観光客が島々に長時間滞在したためとみられる。
利用した交通機関では、船舶が63万人で09年に比べ7%増えた。一方、JRは125万人で09年より2%減った。主な観光地では、芸術祭の会場だった小豆島が110万人で09年比3%増えた。しかし、猛暑の影響もあり、栗林公園(59万人)、屋島(54万人)、琴平(325万人)は09年より4〜8%減った。
浜田恵造知事は「芸術祭で観光客は増えたが、他の観光地への波及効果が出なかった。観光客が県内を周遊できる仕組みを作ることが課題」と話した。今年の観光客数は東日本大震災で伸び悩んでいるが、「春秋航空のチャーター便を機に復活させたい」と期待を込めた。(柳谷政人)
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http://mainichi.jp/area/ehime/news/20110620ddlk38040359000c.html
高速道路:上限1000円、無料化終了 観光客好調→逆風に /愛媛
◇物流、製造メーカーは「影響も恩恵もない」
高速道路の土日祝日上限1000円の割引制度と、松山以南の無料化社会実験が、東日本大震災への復興財源確保を理由に19日で終了する。県によると、実施前の08年と比べ、10年の県内の観光客数は113万人増の2526万人、うち県外からの観光客は159万人増と「安い高速道路」の恩恵を確実に受けた。しかし、高速道路の実質値上げを契機に、県内の観光は一転して逆風にさらされている。【栗田亨、津島史人】
国土交通省によると、10年6月の高速無料化社会実験開始後の半年間の西予宇和IC(西予市)−大洲北只IC(大洲市)の交通量は約2倍と利用は伸び、宇和島市への県外観光客数も、08年度の202万人が10年度の234万人になるなど客足に好影響が出た。
また、最大の観光地である松山市は、09年から始まったNHKドラマの相乗効果もあり、松山城や坂の上の雲ミュージアムなど関連施設の入場客数は軒並み大幅増。しかし、今年でドラマは終了するなど、ここ数年間の好材料が出尽くした感がある。道後温泉旅館協同組合は「東日本大震災や九州新幹線全線開通、高速道路値上げと二重、三重に逆風だ」と顔を曇らせる。
1000円割引は普通車や軽自動車が対象で、マイカーで旅行する個人客の動向を左右した。そのため、観光バスでの団体ツアーを手がける伊予鉄トラベルは「松山以南は元々旅行商品があまりない区域。高速値上げより、為替レートの変動による油代の方が気にかかる」と静観。別子銅山跡(新居浜市)が「東洋のマチュピチュ」として注目を集めるマイントピア別子は「団体客は9、10月まで予約が入っており、特に影響はない」と言い切る。
また、県トラック協会は「無料化で高速を利用するトラックは増えたが、終われば元に戻るだけ。上限1000円が終われば本四高速では渋滞が解消してかえっていい」と歓迎。日本食研や大王製紙など県内の大手メーカーも「影響も恩恵もない」という。
最も影響を懸念するのは、観光を地域振興の柱に置く南予地域。無料化実験では、観光客数は増えたものの、宿泊客数の減少に歯止めはかからなかった。宇和島市商工観光課の室津浩二課長補佐は「来やすくなったが、帰りやすくなった」と評する。同市と周辺3町は来年度、宇和島までの高速道路全線開通を契機に、食文化を中心に据えた長期のイベントを計画。室津課長補佐は「食文化をテーマにしたイベントで、ゆっくり食事をして滞在する観光客を増やしたい」と力を込めた。
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http://www.topics.or.jp/localNews/news/2011/06/2011_130853399877.html
高速1000円最終日 県内観光地、にぎわいむなし 2011/6/20 10:39 メールで記事を紹介する 印刷する
高速道路の「休日上限千円」の最終日となった19日、徳島県内の観光地はマイカー客でにぎわった。しかし、廃止後を見据え、観光施設の関係者は一様に「これから観光客が大幅に減るのは間違いないだろう」と不安を募らせた。一方、高速バスやフェリー会社は「高速千円」の打ち切りを歓迎しつつも、急な乗客の回復には懐疑的だった。
神戸淡路鳴門自動車道の大鳴門橋の一日当たりの通行量は「高速千円」が導入された2009年度が前年度比21・2%増の2万3337台。10年度はさらに増え、2万3569台と過去最高に。制度の恩恵を受け、県内観光地はマイカーで訪れる県外客が増えていた。
鳴門公園(鳴門市)は同日、県外ナンバーの車で混雑し、駐車場は午前中から満車に。だが「渦の道」の鈴木良幸館長は「これから観光客が大きく落ち込まないか不安」と表情を曇らせる。個人客の伸びが期待できない中で「修学旅行や遠足など学校関係の団体客誘致に力を入れたい」。
大阪府池田市から家族4人で訪れた介護職員鎌田廣子さん(65)は「割引が最後なので四国まで足を延ばした。高速料金が高くなれば、訪れにくい」と残念そうな表情を見せた。
阿波おどり会館(徳島市)は、東日本大震災後に広がった自粛ムードの影響で来館者が減っている。「関西からの観光客はさらに減る」と心配するのは、運営する徳島市観光協会の十川早苗観光振興課長。本州の観光客が4割を占める日和佐うみがめ博物館カレッタ(美波町)の田中宇輝(ひろき)学芸員も「新施設が4月末にオープンしたばかり。新たな集客策はない」と苦しい胸の内を語る。
宿泊施設「ホテル祖谷温泉」(三好市)は日帰り客を中心に影響が出ると予測。植田佳宏社長は「震災復興の財源確保のため、通行料値上げは理解できる。地域で一体となり、海外や関東から飛行機で訪れる観光客を呼び込みたい」と気を引き締め直していた。
【写真説明】「高速1000円」最終日の19日、大勢の観光客でにぎわった渦の道=鳴門市鳴門町土佐泊浦
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http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001106200008
観光地正念場/高速道路無料化実験終了
2011年06月20日
高速道路の無料化社会実験とETC搭載車の休日上限千円が19日限りとなり、観光業界や通勤に使ってきたドライバーが残念がる一方、苦戦を強いられていた公共交通機関は歓迎している。高速利用者が大幅に減る可能性がある。
20日以降、有料となるのは宇佐別府道路の宇佐〜速見、日出バイパスの速見〜日出、大分道の速見〜日出ジャンクションと大分〜大分米良、東九州道の大分米良〜佐伯。休日は終日、ETC搭載の乗用車と軽乗用車の料金が最大5割引きとなるが、長距離の「お得感」は上限千円より薄い。
19日午後、大分自動車道の別府湾サービスエリアは濃い霧だったが、駐車場はほぼ満杯。屋内は大勢の客でにぎわっていた。
長崎市の男性(28)は家族5人で別府観光を楽しんだ帰り。「安いに越したことはないけれど、震災が理由なら終了も仕方ない」
神奈川県厚木市の自宅から福岡県苅田町に単身赴任中の男性(43)は「休日千円を使って妻と九州の観光地を巡った。(終了は)とっても残念」と話した。
「大分マリーンパレス水族館 うみたまご」の担当者は平日の来館者数が減らないか心配している。昨年6月の無料化以降、宇佐別府道路や東九州道を使う県北や県南の客が増え、平日の来館者数が3割ほど伸びた月もある。休日は元々県外ナンバーが目立つが「平日の客をいかに維持できるか」という。
佐伯市蒲江の「道の駅かまえ」は佐伯〜大分の無料化後、平日の売り上げが倍増し、土日は関西や東海のナンバーの車が来て、ネット販売の客もどんどん県外に広がったという。市橋俊蔵駅長(49)は「来たことがなかった大勢の人が蒲江を訪れてくれた。リピーターの広がりを考えると悲観はしていない。高速が伸びる宮崎へのPR、新メニューの開発にこれまで以上にがんばりたい」と話す。
大分市高崎の女性(25)はパークプレイス大分で働き始めた昨秋から通勤で大分〜大分米良を利用してきた。20日からは片道350円。「毎日では結構な出費。会社から高速代は出ないので、これからは下道で往復する」と残念そうだ。
大分・別府と関西を結ぶフェリーさんふらわあは2009年3月に休日千円が始まってから、乗船する車の台数が2〜3割減っていた。大分支店の田中隆吾旅客グループ課長は「久々の追い風でありがたいが、どこまで客が戻るかわからない。無料化廃止で車の動き自体が減る可能性がある」と冷静だ。対抗策で始めた割引制度「マイカープラン」は20日以降も続ける。
大分バスは休日千円の開始後、大分〜福岡の高速バスの乗客が1〜2割減ったという。太田明文自動車部長は「乗客が増えると思うので歓迎だ。一般道の車の流れがどう変わるかも注目している」と話した。(原篤司、軽部理人)
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>>1043
http://www.asahi.com/national/update/0621/SEB201106210036.html
屋久島の縄文杉立ち入り制限案、否決 町議会特別委2011年6月21日22時19分
鹿児島県屋久島町が提案した縄文杉周辺など指定地域への観光客の立ち入りを制限する条例案は21日、町議会特別委員会で否決された。23日の最終本会議でも否決になる見通しだ。世界自然遺産にも登録されている島の自然を守る趣旨に異論は出なかったが、観光業への影響を考慮すべきだとの意見が多かった。町は議論を重ねて、新たな条例案を出し直す意向だ。
特別委は議長を除く全議員19人で構成。町側は縄文杉への立ち入りを1日420人に制限した場合、集中日に年間約9千人がこの枠から外れ、宿泊料金やガイド料などで約2億3千万円の損失が出ると説明。予約システムによる誘導によって登山客を分散化させたいと述べた。
議員からは「登山者のピークを平準化させる具体的な取り組みはあるのか」「枠を大手業者に牛耳られ、中小の宿泊業者やガイドに仕事が回ってこないのでは」という懸念や、「縄文杉へのルートをすべてチェックできず実効性がない」といった指摘が出た。
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110621-OYT1T00997.htm
屋久島の自然を守る条例案、町議会特別委で否決
鹿児島県屋久島町議会は21日の特別委員会で、世界自然遺産に登録されている縄文杉周辺などへの立ち入りを制限する町条例案について、「観光客減少などが懸念される」などとして否決した。
23日の本会議でも否決される見通し。
特別委では、縄文杉周辺への立ち入り制限が観光などに与える影響について質問が集中した。町は観光客が多い3〜11月に1日420人に制限することを検討中だが、その場合、経済的損失は約2億3000万円になると説明した。
日高十七郎町長は「長期的視点で自然を守ることが必要」と理解を求めたが、「時期尚早」「人数などを慎重に検討すべき」など反対意見が相次ぎ、賛成者はゼロだった。日高町長は「制限人数などを議論し直し、条例案を再提案したい」と話した。
(2011年6月21日21時43分 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062101000102.html
東北への修学旅行9割減 業界悲鳴「全滅に近い」
2011年6月21日 08時44分
岩手県平泉町の中尊寺金色堂・覆堂
東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で、東北地方への修学旅行が激減している。厳密な統計はないが、東北観光推進機構は、東北以外から東北を訪れる学校について「9割減。全滅に近い」としている。余震や放射性物質への懸念から各校が予定していた東北行きを次々と変更しており、観光地からは悲鳴が上がっている。
同機構によると、春夏シーズンの修学旅行のほとんどは中学校で、秋冬は高校が多い。
札幌市の公立中学校97校中96校が青森、秋田、岩手の北東北3県を修学旅行先にしていたが、市教育委員会によると、96校すべてが旅行先を北海道内に変更。市教委は「余震を懸念し、学校ごとに校長が判断した」と説明する。
原発事故で福島県の影響が最も深刻だ。福島県観光物産交流協会によると、福島でも特に人気の会津若松市には、昨年4〜7月に530校が訪れたが、今年は約30校だけ。同協会は「90%以上がキャンセル。この状況は県内の他の地域でも同じ」と肩を落とす。
会津地方の猪苗代町内にある八つの旅館やホテルでつくる磐梯高原学生誘致連合会の一ノ瀬正一会長(70)は「会津地方は安全だと説明して、学校側は分かってくれても保護者が納得してくれない」と困惑する。
(共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110621-OYT1T00376.htm
大修理やっぱり響く…姫路観光175万人減
兵庫県姫路市は20日、2010年度に市を訪れた観光客数が前年度より175万5000人減の791万9000人と発表した。
観光客数が700万人台になるのは、04年度(700万4000人)以来で、05年度の旧4町との合併以降では初めて。「平成の大修理」が行われている姫路城の入城者数も前年度より110万4000人減の45万8000人と大幅に落ち込んでおり、市は「これまでの観光施策が姫路城頼みだったツケが回ってきた」とショックを隠せない。
一方で、市は観光客を呼び込む対策として、姫路城の工事用建屋に設けられた見学施設「天空の白鷺(しらさぎ)」や11月に開催される「B―1グランプリin姫路」に期待している。
市は観光客減少の大きな要因として、平成の大修理を挙げ、10年度の入城者数が09年度の3割まで落ち込んだことを深刻に受け止めており、市は「姫路で開催されるイベントの多くに姫路城が絡む。シンボルの大天守が工事用建屋に隠れると、城目当ての観光客が減るので、結果的にイベントにも人が集まらない負の連鎖になった」と分析する。
市は今後、修理中にしか利用できない「天空の白鷺」と、約40万人の人出を見込むB―1グランプリで観光客を呼び込もうとPR活動に力を入れるとしている。
市が5月13〜20日に「天空の白鷺」を訪れた観光客458人に行ったアンケートでは、施設の印象について51%が「期待以上」と回答し、「修理期間中の観光の目玉になっている」としているが、一方で、「工事をしている職人さんの姿が見られなかったので残念」などという不満の声も寄せられている。
市は「職人はそれぞれ分散して作業しており、いつも展望室から姿が見えるようにするのは難しい」として、作業風景を撮影した映像を放映している。
また、市はB―1グランプリのプレイベントとして5月21、22日に行われた「近畿・中国・四国B―1グランプリin姫路」の来場者1118人にアンケートを実施したところ、36%が自家用車で来場していたことが判明。今後、臨時駐車場の拡大や公共交通機関の利用を呼びかけるなどの混雑対策に取り組むとしている。
市は「きめ細かに観光客のニーズをとらえた対策を検討し、危機を乗り切りたい」としている。(内本和希)
(2011年6月21日12時10分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000534-yom-soci
津波・放射能…閑古鳥におびえる首都圏海水浴場
読売新聞 6月21日(火)15時58分配信
阿字ヶ浦海水浴場で砂浜の放射線量を測定する県職員(7日、茨城県ひたちなか市で)
東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の影響で、首都圏の海水浴場では、本格的な海開きのシーズンを前に、風評被害などによる客の大幅減が懸念されている。
地元自治体では、海水の放射性物質を調べたり、津波の際の誘導路を示す看板を設置したりして、安全アピールに躍起だ。
「電話が壊れたんじゃないか、と思うほど予約が入らない」。海に面した展望が自慢の茨城県大洗町の旅館「リゾート大洗まつもと」を経営する田山皓久さん(65)は悲鳴を上げる。宿泊予約は例年の1割程度だ。
大洗サンビーチ売店組合の照沼博幸組合長(62)は、「どれくらい客が来るか見通しがたたない」と、今季は海の家を出さないことを決めた。ほかにも出店を見合わせる組合員が相次いでいるという。
茨城県内の18の海水浴場には昨年、約175万人の海水浴客が訪れた。今年は群馬、栃木、茨城の北関東3県を結ぶ北関東自動車道が3月に全線開通し、内陸部の県からの観光客の増加を見込んでいた。
しかし、津波被害が大きかった北茨城市は、海岸の漂流物の除去に時間がかかるため、同市内唯一の「磯原二ツ島海水浴場」の今季の開設を断念。7月中〜下旬の海開きに向け、準備を進める海水浴場の関係者からはため息が漏れる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000204-mailo-l34
安芸灘とびしま海道:活性化へ観光情報発信 連携推進協を設立 /広島
毎日新聞 6月21日(火)14時20分配信
◇まちづくりなど
呉市本土から愛媛県今治市の岡村島までの芸予諸島を結ぶ陸路「安芸灘とびしま海道」沿線の地域活性化を目指す「安芸灘とびしま海道連携推進協議会」が設立された。まちづくり団体や観光協会などの関係者らで構成し、観光情報を発信するホームページの作成や、地域イベントなどで協力を進めていく。
とびしま海道は、呉市本土と下蒲刈島を結ぶ安芸灘大橋(2000年1月開通)から同島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、平羅島、中ノ島、岡村島までの7島を7本の橋で結ぶ。08年11月、上蒲刈島と豊島を結ぶ豊島大橋が開通し、島の景観、かんきつ類など豊富な観光資源に恵まれた地域として一体化した。
18日に呉市蒲刈町の「県民の浜 輝きの館」であった設立総会には約130人が参加。呉市蒲刈町まちづくり協議会会長、原田福造さんを会長とする役員人事や事業計画案などを承認。原田会長は「美しい島の景観と歴史・文化・芸術、かんきつ類など地域の資源を情報発信したい」と抱負を述べた。【星大樹】
6月21日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110622-OYT8T00001.htm
観光客数回復遠く
ソウル便の運休延長 修学旅行相次ぎ中止
東北新幹線が全線開業して初めて迎える夏の観光シーズンを前に、東日本大震災の影響が依然として観光業に影を落とし、関係者は焦燥感を募らせている。外国人観光客や県外からの団体客、修学旅行生などの入り込みは一向に上向く兆しはない。県や観光連盟などは、新幹線効果を呼び戻そうと、対策に本腰を入れ始めた。
(小田倉陽平)
■外国人観光客
県によると、県内の主要宿泊施設を訪れた外国人は、2009年の1年間で5万526人。このうち、韓国からは最も多い1万5128人が訪れた。
その韓国客の足となってきた大韓航空の青森―ソウル便は震災後の3月23日以降、運休に入った。同社は再開の時期を見極めているが、東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染を懸念する韓国内の需要は回復せず、今月に入って4回目となる10月29日までの運休延期を決めた。
三沢市の古牧温泉青森屋の宿泊客は従来、韓国や台湾を中心とした外国人観光客が1割ほど。震災後はほぼゼロ近くまで落ち込んだ上に、空の便の夏季運休が決まったことで不安が一層募る。山下圭三・統括総支配人は「青森は日常に戻っているが海外では風評が広がり、年内はこの状態が続く。本格的にお客様が戻るには時間がかかるだろう」と悔しがる。
■修学旅行生
影響は国内客も同様で、特に修学旅行での来県が激減している。
09年度に県内の主要宿泊施設に泊まった修学旅行生は8万5288人。大半は北海道や東北からの生徒だった。ところが、原発事故が起きて以降、北海道では放射能汚染を懸念する保護者の声が相次ぎ、旅行を取りやめるケースが相次いでいる。
昨年4〜6月に修学旅行で青森市の三内丸山遺跡を訪れた1万242人のうち8110人は北海道。今年の同期は379人に激減した。北海道からの修学旅行生は1年間でも約8割ほどを占める。同遺跡の担当者は来春の増加を期待するが「福島の事故が収束しない限りどうなるかわからない」と不安をこぼした。
■打開策
県や県観光連盟などはJRと連携し、7月22日まで大型観光企画「青森デスティネーションキャンペーン」(青森DC)を実施している。しかし、期待した新幹線効果はしぼみ、書き入れ時の夏を前にしても明るい兆しはみえてこない。
このため、県観光連盟は7月、北海道を訪れ、学校関係者向けの説明会を開催。安全をPRして修学旅行の誘致を進める。秋には、日本修学旅行協会などを招き、県内観光地を案内するなどし、挽回を図る。
県も首都圏の主要駅で郷土芸能を披露するなどして青森DCを宣伝。また海外客を呼び戻そうと、東北6県の渡航延期勧告を出していた台湾に解除を申し入れ、13日には青森は解除された。三村知事は7月17日から4日間、観光関係者と韓国を訪問し、大韓航空や韓国政府に青森―ソウル便の早期運行再開を求める予定だ。
県観光交流推進課の石川隆洋課長は「多くの人が青森に来るよう継続的に働きかけたい」と話している。
(2011年6月22日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110622-00000513-san-soci
フラガール、いわき再起への挑戦「46年前と同じチャンスなんだ」
産経新聞 6月22日(水)9時20分配信
映画でも有名になったフラダンスチーム「フラガール」は、炭坑の町だった福島県いわき市の再起の象徴だった。そのいわき市が震災、原発事故にあえぎ、フラガールの拠点も地震で損傷した。しかし練習もままならない状況から、福島の復興を訴えるため全国巡回公演に立ち上がった。「日本中に知ってもらいたい」。結成した46年前と同じ、故郷の再起を祈ってのスタートだ。(桜井紀雄)
【フォト】避難所での公演には小さな女の子の姿も
フラガールのステージがある総合レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」では3月11日、昼のショーが終わった直後、大きな揺れが襲った。続く東京電力福島第1原発の事故。地元いわき市出身の20代を中心とするメンバー28人は、関東などに避難する人もいて、散り散りになった。
メンバーの山際麻衣さんは公演の写真を見ては「いつ皆に会えるのか。元に戻れるのか」と不安ばかりが募ったという。水道も出ず、自慢の長い髪も洗えない。水くみに苦労し、ダンスどころではなかった。
施設が復旧に向け動き出した4月11日、震度6弱の余震が襲い、3月の本震以上の損傷に見舞われた。リーダーの加藤由佳理さんは「2度のショック。メンバーに『再開がさらに遅れる』と伝えるのが一番つらかった」と振り返る。
そんな中、4月22日には一同が集まり練習を再開。復興への願いを込め、全国巡回公演をしようとの計画が持ち上がった。
ハワイアンズは、かつて町を支えた石炭の低迷とともに豊富な温泉水を利用したリゾート施設「常磐ハワイアンセンター」として昭和41年に開業。目玉とされたのが、地元出身者でつくるダンスチーム「フラガール」で、結成した40年から翌年にかけ全国巡業を行った。それ以来、45年ぶりの全国公演。5月3日にいわき市内の避難所を皮切りに埼玉や東京、福岡、宮城で無料公演を行ってきた。今後も全国60カ所以上の公演を予定している。
5月下旬の東京公演。会場はハワイアンズでのショーを見たことがあるという観客らで埋まった。ショーの合間、観客の父娘が首にかけるレイをメンバーに手渡した。ハワイアンズでの公演でメンバーからもらい、大事にとっておいたものだった。
「施設が再開したら、また必ず取りに行きます」。レイに込めた父娘の声援に、メンバーらは涙をこらえきれなかった。
「お客さんの前で踊れるという当たり前の日常がまったく当たり前ではなくなった。踊りたくて仕方がないというメンバーの思いがひしひしと伝わってきた」と加藤さんは言う。
メンバーの須藤麻理絵さんは今回初めてショーを見たという女性の「感動した。再開したら必ず行く」との一言が忘れられない。「今まで知らなかった人にも伝えられた。46年前と同じ、多くの人に知ってもらえるチャンスなんだ」
現在、ハワイアンズの宿泊施設には同県広野町の住民約340人が避難しているが、10月中の全面再開に向けて復旧作業が進められている。
6月18、19両日、フラガールたちは震災後初めて、ハワイアンズ内で避難者にダンスを披露した。公演を見た主婦は「元気をもらった」と声を弾ませ、涙ぐむ観客もいた。
須藤さんは「『原発の福島』ではなく、福島といえばハワイアンズだと日本中の人たちに知ってもらいたい」と笑顔を見せた。震災、事故を経て、あらためてこう思う。「お客さんの前で踊れるのがうれしくて、うれしくて。ダンサーになって本当によかった」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000002-fsi-bus_all
高級ホテルで「格安の避暑」 企業節電、夏休み長期化に照準
フジサンケイ ビジネスアイ 6月22日(水)8時15分配信
東京都内の高級ホテルが7月から9月ごろまでの期間限定で、3泊4日や5泊6日といった連泊利用に的を絞った格安プランを提供している。節電対策として夏休みを延長する企業が相次いでいるため、連泊需要が増えると判断。暑い夏を都内で優雅に過ごしたいというファミリー層の取り込みを狙う。
グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)はツインルーム3泊(2人利用)のプランを7月1日から9月4日まで、定価の約6割引きに当たる3万9000円から提供する。食事は別料金だが、水族館やプールなど周辺施設の利用券がつく。
プランの商品名は「夏季“休家”節電ロングステイプラン」と、節電をアピール。「大型の空調システムで効率的に冷やすので、自宅のエアコンよりも電力を65%近く削減できる」といい、夏場の電力不足に関心の高い層を呼び込みたい考えだ。宿泊客には、首を冷やす「冷感ベルト」などの清涼グッズを配るサービスも展開する。
ホテルニューオータニ(千代田区)も、例年なら夏季は1泊か6泊以上のプランを中心に据えていたが、今夏は7月16日から9月3日までの期間、連泊利用で割安なプランを用意した。
ツインルームの宿泊料金を3泊で1人当たり7万500円と通常より約5000円安く設定した上で、5000円の食事券と1万2000円から2万円の入場料が必要な屋外プールのフリーパスのほか、ランドリーサービス券などをセットにした。「近場で優雅に過ごしたいファミリー層の利用を期待している」という。
かつては夏休みや連休などは都内のホテルの宿泊客はあまり多くなかったものの、ここ数年は地方の観光地での混雑を敬遠する人が顕在化。若い女性や家族連れの間でサービスの充実した高級ホテルを利用する傾向があり、「盆休みの時期は満室」(外資系高級ホテル)という。
今夏は震災後の自粛ムードが余韻となって遠出を避ける動きも予測され、“避暑”のため長い夏休みを高級ホテルで過ごすサラリーマンらが増えそうだ。(高山豊司)
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http://www.asahi.com/travel/news/TKY201106190364.html
群馬観光PR、県とJR不協和音 全国イベント控え2011年6月20日0時32分
群馬県庁前の交差点には群馬DCをPRする大きな看板が掲げられている=前橋市大手町
群馬の観光を全国にPRするデスティネーションキャンペーン(DC)を前に、高速道路利用者も取り込みたい県と鉄道にこだわるJRとの主催者間で、不協和音が出ている。開幕まで2週間を切り、DCの成否は知事選でも話題だ。県とJRは成功に導けるのか。
「JRは上から目線で、あれこれ文句を言ってくる」。県側の幹部は、不満を隠さない。
7月1日から3カ月間の期間中の催しのほか、観光地を紹介した「総合ガイドブック」。実は、この公式ガイドは「通常版」と「JR版」の2種類存在する。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110621-OYT8T00049.htm
おもてなし続々 群馬DC来月から
7月1日から始まる大型観光キャンペーン「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」(9月末まで)に向け、観光客をもてなす企画も相次いで打ち出され、ムードが高まってきた。
「観光駅長」の委嘱状を受け取る金子典子さん DC期間中のJR吾妻線・川原湯温泉駅(長野原町)の「観光駅長」に、長野原町川原湯区に住む事務職員金子典子さん(54)の就任が決まり、同駅で20日、JR東日本から委嘱状が手渡された。
同駅に駅長はいないため、金子さんは白い制服姿で観光客を出迎え、歓迎ムードを高める。金子さんは地元の温泉組合などの仕事をしており、「お湯につかって地元の良い所を味わってもらいたい」と話した。
金子さんは、同駅に停車する「特急リゾート草津」(新宿―長野原草津口)と「快速リゾートやまどり」(高崎―万座・鹿沢口)の下り電車の到着客を待ち受ける。
また、県はDC期間限定で、川原湯温泉に宿泊する4人以上の団体客を対象に、土日祝日も1人当たり3000円を助成する。国の八ッ場ダム広報施設「やんば館」での説明会に宿泊客が参加することが条件。宿泊1週間前までに県八ッ場ダム水源地域対策事務所(0279・68・5511)に申し込む。
谷川岳に向かう国道にお目見えしたメロディーライン みなかみ町の谷川岳に向かう国道291号に、芹洋子さんらの歌で知られる「四季の歌」の旋律が流れる道路がお目見えした。同町湯檜曽の約220メートルの車線で、同町中心部から谷川岳ロープウエーなどを訪れる際の途中か所だ。県がDCに向けて整備を進めてきた。
観光スポットにちなんだ曲が響く「メロディーライン」の一つ。路面に様々な間隔で溝が刻まれており、時速40キロで車を走らせると、タイヤが触れる音が溝に反響し、歌い出しの約20秒間が聞こえる。
夏の登山シーズンや秋の紅葉など、四季折々を楽しめる谷川岳の魅力をアピールしようとこの曲を選んだという。
メロディーラインは、榛名湖や草津温泉、尾瀬に向かう片品村の国道401号などに設置済み。県は今回で、DCに向けて予定していた計10か所の整備を終えたが、追加を検討しているという。
前橋市はDC期間中、JR前橋駅と赤城山を結ぶ直通バスを毎日運行することを決めた。通常は土日祝日のみの営業。市の委託を受けた関越交通(渋川市)が1日3往復する。
このうち半数の便は、上越線が乗り入れしている新前橋駅まで運行を延ばす。バスのダイヤを、特急電車「草津」号とうまく乗り継ぎ出来るように接続させ、東京方面の交通の便を高める。新前橋駅からのバス運賃は、片道大人1450円(小学生以下730円)で、前橋駅での乗降と同額。
また、7月中旬以降の土日祝日は、ボランティアガイドが直通バスに同乗し、乗客に観光案内資料を配りながら沿線地域について説明する。このガイドを一般から追加募集している。
NPO法人「赤城自然塾」が7月2、3、9日に開く3日間の講座(定員30人)の受講が条件。会場は前橋市富士見町赤城山の国立赤城青少年交流の家。ガイド登録料など一部経費が必要で、希望者は24日までに申し込む。問い合わせは同塾事務局長の小林善紀さん(090・5774・6056)へ。
(2011年6月21日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/0623/SEB201106230021.html
縄文杉の保護条例案、9月に再提案へ 屋久島町2011年6月23日19時10分
鹿児島県屋久島町議会は23日、縄文杉周辺などへの登山者の立ち入りを規制する町条例案を賛成者なしで否決した。町は1日あたりの人数や運用について議論を深め、9月定例会にも再提案する方針。世界遺産の島の自然保護を巡る議論は仕切り直しになった。
条例案は2012年の世界遺産委員会での屋久島の再評価を控え、さらなる自然保護策として検討。縄文杉に至る大株歩道周辺の自然植生を「特に保護措置が必要な自然観光資源」に指定。立ち入りは町長への事前申請と承認が必要とし、施行規則で登山者を1日420人に制限していた。
1993年に世界自然遺産に登録されてから、縄文杉には混雑時には1日に約1千人が訪れるようになり、自然への影響が問題化。町などは縄文杉の根元が踏み荒らされないよう観光デッキを作るなど保護の取り組みをしてきた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011062102000190.html
テーマパーク 節電夏休み 乗り切れ
2011年6月21日 夕刊
東日本大震災や福島第一原発事故の影響を受け、首都圏の大型レジャー施設への客足が遠のく中、各施設とも誘客に懸命だ。政府が求める夏の最大使用電力の15%削減のための節電対策も迫られており、かき入れ時の夏休みに向けて知恵を絞る。
震災後、約一カ月間休園した千葉県浦安市の東京ディズニーランドと東京ディズニーシー。両施設を運営するオリエンタルランドの広報担当によると、四月下旬には平常営業に戻ったが、入園者は前年割れが続く。
全体の約三割を占める地方からの入園者と、約3%の外国人観光客が減った。「原発事故の影響はあるんでしょう」と広報担当は打ち明ける。
五月下旬、小学生以下の一日入園券を、七月八日〜八月末まで半額の二千五十円にするなど値下げ策を発表。「震災を受けた子どもの笑顔を取り戻す」と説明するが、「入園者やホテルの宿泊客増につなげたい」と集客狙いでもある。
遊園地「富士急ハイランド」(山梨県富士吉田市)は、五月の入園者が前年同月と比べて数%少なかった。だが、同遊園地を所有する富士急行の担当者によると、「客足はかなり回復しつつある」。年間約百八十六万人のうち、夏は入場客が増える重要な時期。七月には総工費三十億円の新型ジェットコースターをオープンさせる予定で、「一気に客足が伸びれば」ともくろむ。
横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)は震災直後に六割程度に落ち込んだ客足が、ゴールデンウイーク以降は例年並みに戻ってきているという。同園の広報担当者は「親子向けの格安チケットなどを用意し、客足を落とさずに夏を乗り切りたい」と話す。
「原発事故への心配から海水浴が敬遠され、プール利用が全国的に伸びる可能性もある」と予測するのが都内有数のプール施設、東京サマーランド(あきる野市)。ただし、例年、七月中旬〜八月末に実施しているナイター営業を八月だけに短縮するため、客足への影響も予想される。
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http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001106240001
群馬DC 集客に知恵
2011年06月24日
信越線で人気のD51=JR東日本高崎支社提供
38年ぶりに復活したC61=JR東日本高崎支社提供
伊藤嘉道・高崎支社長
群馬の魅力を全国にPRし、観光客の誘致をめざす「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」の開幕が7月1日に迫った。県とJR旅客6社の主催で、9月末までの3カ月間。東日本大震災で観光需要が冷え込む中、前年同期より5%の旅客増をめざす。
市町村や観光協会が準備した観光素材は約1500に及ぶ。なかでも自然、歴史・文化、食、ボランティアガイドの4分野で600以上の体験メニューをそろえたのが今回の特徴だ。
世界遺産の暫定リストに名を連ねる「富岡製糸場」では、貴賓室を平日限定で特別公開。嬬恋村ではキャベツの収穫、川場村では村人と交流しながらそば打ちが体験できる。
沼田市では戦国大名の真田氏、太田市では鎌倉幕府を滅ぼした新田氏についてのゆかりの地めぐりも。県DC推進室は「県内外の観光客が知らなかった群馬の魅力を体験できるメニューがそろった」。
民間会社の調査では、県を訪れた観光客の満足度は全国40位台という不名誉な結果もある。主催者側は、その要因が駅からの2次交通の不便さにあると分析。高崎、前橋などJRの主要駅から乗れる定額観光タクシーを16コース準備し、バスや乗り合いタクシーも地域ごとに整えた。
◇
もうひとつの目玉は「鉄道」だ。県は、JRも私鉄も貴重な車両を持つ鉄道ファンあこがれの地。各社がイベント列車を走らせ、DCを盛り上げる。
「こんな機会は二度とない」。JR東日本が前面に押し出すのはSL。信越線で活躍するD51と、38年ぶりに復活したC61に加え、新潟―会津若松間の磐越西線で活躍するC57と、秩父鉄道のC58も県内を走る。
7月2日はD51、C61、C57の3両が高崎駅に集結。午前9時56分、C61とC57が水上駅に向けて上越線、D51が横川駅に向けて信越線で同時発車する。
シートの広さが自慢の新デザイン列車「リゾートやまどり」も登場。土休日には特急「リゾート草津」として、新宿・池袋―長野原草津口を直通運転する。
私鉄は「群馬鉄道月間」の9月にイベントを集中。上毛電鉄は、1928年に製造され、動く電車では国内最古の「デハ101」を日曜ごとに運行する。上信電鉄は、日本最古級の電気機関車として活躍した「デキ1・3」を4年ぶりに復活。わたらせ渓谷鉄道と東武鉄道も催しを行う。
◇
――JRとして力を入れている点は。
地元の人たちと観光素材を掘り起こし、将来的な人材育成につなげることがDCの目的。群馬でも、皆様方のご努力で、様々な体験メニューが用意できた。
――県内の観光は自動車利用が8割。地元からは高速道路利用者も取り込むべきだとの意見が根強い。
新幹線のビジネス客の割合は東海道は8割だが、上越、長野は5割前後。鉄道利用の観光客を増やしたい思いがある。ただ、それぞれの立場でめざすところがあるのは当然。北関東道など高速道路を使うお客さまが、県内で鉄道に乗ってくれればという考え方もできる。SLなど群馬らしい鉄道を使った取り組みで集客に貢献したい。
――その新幹線でも、高崎駅以外は乗車実績が低迷している。
上毛高原駅はDCにあわせ、1982年の開業以来の大規模改装を行った。水上温泉などの観光の玄関口として見直した。安中榛名駅は北陸新幹線の金沢延伸を見据え、長期的に取り組んでいきたい。(小林誠一、遠藤雄二)
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110624-OYS1T00139.htm
九州新幹線11駅「南高北低」、5駅見込み以下
JR九州は23日、3月12日に全線開業した九州新幹線鹿児島ルートの11駅(博多除く)について、4月の1日平均乗降客数を発表した。鹿児島県の出水、川内、鹿児島中央の3駅が当初見込みを上回った一方、全線開業に伴って新設された福岡、佐賀、熊本県の計六つの新幹線駅のうち5駅は下回り、「南高北低」が顕著だった。
乗降客数が最も多かったのは鹿児島中央で、見込みを1450人(12%)上回る1万3100人。前年同期比では57%増となった。最も少なかったのは筑後船小屋の650人。見込みより300人(32%)少なかった。
鹿児島県では出水、川内もそれぞれ50人(3%)、100人(4%)上回った。在来線特急と乗り継いだ全線開業前に比べ、博多〜鹿児島中央間の最短所要時間が約1時間短縮された効果や、関西方面からの観光客増加が数字を押し上げたという。
(2011年6月24日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011062790091016.html?ref=rank
名古屋テレビ塔、解体の危機 来月“勇退”、改修費 めど立たず
2011年6月27日 09時51分
名古屋市の久屋大通公園に立つ名古屋テレビ塔は、7月24日の地上デジタル放送への完全移行で電波塔の役割を終える。テレビ塔会社は観光施設として存続を目指すが、多額の改修費がネックで、計画は進んでいない。街のシンボルが解体撤去される最悪のシナリオも排除できず、再生への青写真は描けていない。
デジタル放送の開始で電波塔の役目は瀬戸デジタルタワー(愛知県瀬戸市)に移る。
テレビ塔会社は3月、アナログ放送機器の撤去で生まれるスペースを飲食や物販などの施設に改装し、2013年からリニューアルする基本計画を策定。事業費35億円のうち耐震改修費の15億円は「民間での資金調達は限界」と出資者の市と愛知県に公的支援を求めた。
しかし市は「税金投入には幅広い市民の理解が必要」と回答を保留。今月16日の会社役員会では、年内をめどに市の方針をまとめるとして、今夏の着工を想定していた基本計画の延期と規模の見直しを求めた。テレビ塔会社は収入の3割をテレビ局からのアナログ放送機器設置料に頼り、放送終了で収益の柱を失う。若山宏常務は「電波塔としての経営モデルがなくなる以上、行政や市民の支えがなければ存続は難しく、解体もあり得る」と危機感を募らす。
名古屋市も税収が伸び悩む中、多額の公的支援はハードルが高い。保存を望む市民の声が大きくならない限り、思い切った決断はできないのが実情だ。市文化観光部の担当者は「存続かどうかは最終的には市民の判断。今後、アンケートなどで市民の意見を把握していきたい」と話す。
1カ月後に迫ったアナログ放送の終了後も当面は現在のテナント体制で営業を続けるが、長期的には耐震改修を含めた改装が不可欠。「あって当たり前の空気のような存在」(若山常務)のテレビ塔を今後どうすべきか、市民を巻き込んだ議論が必要となりそうだ。
<名古屋テレビ塔> 日本初の集約電波塔として1954(昭和29)年6月完成。高さ180メートル。後に東京タワー(58年完成)を手掛けた工学博士の故内藤多仲(たちゅう)氏が設計した。愛知県と名古屋市が25%ずつ出資する第三セクター「名古屋テレビ塔」が運営し、東海3県にNHKと民放3局のアナログ放送電波を発信している。地上デジタル放送への完全移行で、7月24日正午に電波を止める。
(中日新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106280045.html
大和に続き清盛で誘客
呉市が九州地方からの観光客誘致に力を入れている。九州新幹線の全線開通や来年のNHK大河ドラマ「平清盛」の放映で集客が期待できるためで、27日にはJR九州(福岡市)の旅行担当者を招き、市内の観光名所などを案内した。
呉市を訪れたのはJR九州の旅行部門で商品企画や販売を担当する37人。市観光振興課の職員の案内で、呉名物のスイーツを扱う商店街の店を見学し、宝町の大和ミュージアムではボランティアガイドの説明を聞いた。
同社の砥綿(とわた)陽介国内旅行センター長(34)によると、九州新幹線の全通効果で鹿児島、熊本県から広島への観光客が増えつつある。砥綿センター長は「呉は海軍の歴史や、九州にない食べ物がある。視察を次の旅行商品の開発に生かしたい」と話していた。
市は「九州新幹線全通と大河ドラマ放映は追い風。PRを強化し、呉観光の機運を盛り上げたい」としている。
【写真説明】呉市の商店街でメモを取りながら店舗を視察するJR九州の担当者
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001106280006
鞆港・走島間 フェリーが就航へ
2011年06月28日
来春にフェリーと交代する予定の定期船「第35神勢丸」=福山市鞆町
福山市鞆(とも)町の鞆港と沖合の走島を結ぶ定期航路に、来春からフェリーが就航する。島側の要望を受けたもので、航路が開設された1963年以来、フェリーの就航は初めて。
運営する走島汽船(岡森正人社長)によると、運航中の旅客船「第35神勢丸」(71トン、定員230人)が老朽化しているのに伴い、フェリーを新造し、切り替える。フェリーは旅客船と同規模で、2トントラック2台程度を収容できるようにする。
鞆港の南東約7キロの沖に浮かぶ走島には約300世帯、約700人が住む。昨年11月、地元町内会などが同社や市にフェリー就航を求める要望書を提出。旅客船では、家電製品などを島へ運ぶのに車から積み替えなければならず、島外の事業者の福祉サービスも利用しづらいと訴えていた。
岡森社長は「島民からの強い要望を受けてフェリーの建造を決めた。島の発展や生活の向上に役立てたい」と話している。
フェリーは、鞆港に2カ所ある県営桟橋のうち、現在使われていない桟橋から発着する予定。周辺には放置された小型船や違法に設けられた桟橋があり、運航の支障になるため、県が所有者に移転を求める。(吉田博行)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106280184.html
鞆の不法浮桟橋2カ所撤去へ
広島県は、福山市鞆町の鞆港東側に不法設置されている民間浮桟橋2カ所を撤去する。走島とを結ぶ定期航路に来春就航するフェリーの航行の邪魔になるためで、自主撤去に応じない場合は、強制的な措置に踏み切る。
鞆港東側の岸壁には、約100メートルの区間に浮桟橋が4カ所並んでいる。うち2カ所は県営。残りの2カ所は二つの地元水産業者が許可なく設けている。県によると、不法な浮桟橋は少なくとも1970年代から事実上、黙認してきたという。
フェリーは県営のうち、1カ所を補修して導入する。従来の旅客船より広い旋回範囲が必要となるため、不法浮桟橋の撤去を迫られた。もう1カ所の県営は漁船の係留用などに活用する。
フェリー乗り場は当初、鞆港埋め立て・架橋工事に伴って新設する計画だった。計画が進まない中、旅客船が老朽化して更新が迫られているため、「暫定的な措置」(県港湾振興課)として県営浮桟橋の利用を続ける。
【写真説明】不法設置されている浮桟橋(手前)。奥は鞆―走島を結ぶ旅客船
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106230020.html
'11/6/23
鞆の県道で離合場所整備
広島県は22日、福山市鞆町の県道で車の離合場所1カ所の整備を始めた。鞆港埋め立て・架橋計画の推進、反対両派の住民がまちづくりについて話し合う「鞆地区地域振興住民協議会」で整備を求める意見があり、県が応えた。住民協議会の意見を基に実現した県事業は初めて。
町中心部の県道沿いにある民間駐車場のうち、幅約15メートル、奥行き約1・5メートルのスペースを有償で借りた。整地し、道路との境界の段差に樹脂製のスロープを並べる。市の伝統的建築物群保存地区内のため、仮設とする。25日から利用できる。
一帯の県道は幅約4メートルと狭く、朝夕の通勤時や観光客の車両が増える休日の交通混雑が課題となっていた。住民協議会で離合場所設置の要望があり、県が候補地6カ所の地権者に土地を貸し出せるか、どうかを打診。今後も残る5カ所について申し入れを続ける。
【写真説明】離合場所の設置工事が始まった福山市鞆町の県道
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106280029.html
「保命酒」海外売り込みへ 福山商工会議所(福山市)は本年度、福山市鞆町に江戸時代から伝わる特産の薬味酒「保命酒」を海外へ売り込む調査を始める。醸造メーカー4社と協力し、フランスと韓国で市場調査をする。地域で優れた技術のブランド化を促す国の「JAPANブランド育成支援事業」に認定された。
保命酒は、みりんにさまざまな薬草を漬け込んだリキュール。甘口の健康酒として古くから重宝されてきた。支援事業では、健康志向の高い海外市場のニーズや酒に関する規制を踏まえた販売戦略を練る。同時に、保命酒のうまみや香りを生かした菓子など新商品開発の準備も進める。
鞆町内で醸造を続けている4社や福山市、広島県とともに7月に委員会を発足する。日本食の知名度が高く、食前・食後酒の習慣があるフランス、薬酒文化を持つ韓国をメーンターゲットに設定。9月にソウル、11月はパリで市場調査を行う。
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http://www.j-cast.com/2011/06/29099796.html?p=1
世界遺産「次」を目指す候補地 急な観光化のマイナス面が心配
2011/6/29 19:50
小笠原諸島と、岩手県平泉の文化遺産がユネスコの「世界遺産」に選ばれた。震災や原発事故で厳しい状況が続く国内では、久々に明るいニュースとなった。
今回の登録で、国内の他の候補地は「次は我々だ」と勢いづく。だが、観光化と遺産保護のバランスで、かじ取りの難しさを体感している世界遺産もあるようだ。
「暫定リスト」に富士山、鎌倉、富岡製糸場
小笠原諸島は国内4件目の世界自然遺産(小笠原村観光協会のサイトより) 世界自然遺産に選ばれた小笠原諸島は、2005年の知床(北海道)に続き国内で4番目となる。一方の平泉は、世界文化遺産として国内12番目の登録となった。特に平泉は、08年に申請をしたものの世界遺産委員会で「登録延期」が決議され、今回2度目の「挑戦」だった。岩手県は東日本大震災の被災地でもある。地元の喜びもひとしおだ。
世界遺産登録のためには、最初のステップとして国が作成する「暫定リスト」に載らなければならない。現在リストにあるのは、鎌倉や富士山、国立西洋美術館本館(東京都)など12件で、すべて文化遺産となっている。
1992年にリストに掲載された鎌倉は、2004年の中間報告書で「武家の古都・鎌倉」として「武家による独自の都市構造、武家社会、文化」という点をアピールすることを決定した。鶴岡八幡宮や円覚寺、鎌倉大仏といった寺院や神社、歴史的な建造物が含まれる。鎌倉市に隣接する逗子市や横浜市、神奈川県とも協力して、ユネスコへの推薦を待つ。
富岡製糸場(群馬県)は07年、暫定リストに掲載された。明治時代初期に建てられた「木骨レンガ造」が当時の状態をほぼ保ったまま現存しているのは、世界でもあまり例がないという。海外でも製鉄所などの「産業遺産」が登録されている点を挙げ、建築物としての価値を強調する。
世界遺産は、武力紛争や開発により消滅、破損する危険のある貴重な歴史的遺産や自然を守ろうとの趣旨から始まった。保全に力点をおいて、観光開発を制限したり、観光客の立ち入りを禁止したりする登録地もある。だが一方では、登録を機に観光客を増やし、地域の活性化につなげようとの動きが出るのも事実だ。
(続く)
海外では「7不思議」の方が知られている
2007年、世界文化遺産に登録された石見銀山(島根県)は、翌08年に観光客が倍増した。遺産の保護のために自家用車や大型観光バスの乗り入れを禁止して、交通機関を路線バスのみとしたが、観光客にとっては待ち時間が長く、地元住民はバスが混雑して利用できないといった不便が生じた。結局は路線バスの乗り入れも止め、徒歩のみを許可することになった。
観光客が増えれば、マナー違反も出てくる。ゴミのポイ捨てといった迷惑行為が住民を悩ませた。さらに時間の経過とともにブームも落ち着き、09、10年と2年続けて観光客数は減少、世界遺産登録前と同程度の水準に戻ってしまったという。急激な観光化への対応は、簡単ではないようだ。
また海外では「世界遺産ブランド」が、国内ほど効果的なアピール材料になるかも微妙だ。あるテレビ番組で外国人数人に世界遺産について聞いたところ、「知らない」「世界遺産だからそこに行く、ということはない」との意見が出た。むしろ海外では「世界7不思議」の方が有名との声もある。
「7不思議」はもともと、エジプトのピラミッドをはじめとする古代の建造物を指していた。この「現代版」を世界で選ぼうと、スイスの財団が2007年にインターネットや電話による「新7不思議」の投票を呼びかけたのだ。財団によると投票に参加したのは1億人に上り、中国の万里の長城やペルーのマチュ・ピチュ、イタリアのコロッセオなど7つの文化遺産が選ばれた。11年には、今度は「自然遺産」を選ぶため、世界28か所の候補地を挙げ、ネット投票を進めている。この中には、日本からのエントリーは見当たらない。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20110630-OYT8T01132.htm
自転車+農家民宿=島おこし@今治、上島
しまなみ海道 何度でも来て!
しまなみ海道の来島海峡大橋を自転車で走る女性=今治市提供 しまなみ海道周辺の島々を活気づけようと、県が農家に泊まって農漁業体験ができる「グリーン・ツーリズム」とサイクリングを組み合わせた観光スタイルをPRしている。対岸の広島県尾道市と連携し、自転車の利用者向け休憩スペースの整備を進めているほか、秋には島々を自転車で周遊するイベントなども計画している。(浅野友美)
今治市と上島町の島嶼(とうしょ)部では、進行する少子高齢化や過疎化に歯止めをかけようと、基幹産業のミカン栽培や漁業を生かした活性化策の検討を続けており、しまなみ海道が開通した2000年には、地元の農家などでつくるグループが「しまなみグリーン・ツーリズム推進協議会」を設立。現在は、58の農家や住民グループが海藻入りの「いぎす豆腐」などの郷土料理作りなど60種類の体験メニューを用意し、昨年度は約2万2000人が利用した。
また、自転車専用道路から瀬戸内海を眺望できるしまなみ海道は、サイクリストの“聖地”として注目度が高まっており、今治市内7か所でのレンタサイクル貸し出し台数は、10年度で計3万842台と5年前に比べ1・57倍に増加。県はこのサイクリング人気に着目し、自転車で島の隅々まで立ち寄って農家民宿に宿泊してもらう島おこし策を進めることにしたという。
今年5月、県や今治市、上島町、地元商工会、NPOなど20団体で連絡会議を設立し、観光客の誘導策を検討。手始めに11月下旬、自転車利用者が各島に設定されたポイントを回り、レモンやミカンなどの果物狩り、魚料理作りなどを楽しめるラリーや、地元住民との交流会を開くプランを進めている。
また、旅行会社と提携してサイクリングツアーを企画したり、毎年11月に千葉市や大阪市で開かれ、計6万人が訪れるという自転車見本市「サイクルモード」でPR活動したりする予定にしている。
自転車利用者の休憩スペースは、県内では大島、伯方島、大三島、弓削島、佐島、生名島、岩城島の計7島にある農家や民宿、飲食店などに約20か所、尾道市の因島などには約10か所設置する予定。飲料水やトイレを無償提供するという。
県今治支局総務県民室は「何度でもしまなみに立ち寄ってもらえるよう、地域ぐるみで盛り上げていきたい」としている。休憩スペースの提供者を応募中で、締め切りは7月4日。問い合わせは同室(0898・23・2500、内線360)。
(2011年7月1日 読売新聞)
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山崎蒸溜所は行ったことあります
駅から近くて観光には便利!
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110701/biz11070120410045-n1.htm
「世界のサントリー」受賞効果…山崎蒸溜所への外国人観光客急増
2011.7.1 20:38 (1/2ページ)
海外での受賞と比例するように外国人観光客が増えているサントリー山崎蒸溜所=大阪府島本町
サントリーなどの国産ウイスキーが海外の酒類コンペティションで最高賞などを受賞し始めたことから、大阪府島本町のサントリー山崎蒸溜所(じょうりゅうしょ)を訪れる外国人観光客が急速に増加し始めた。サントリーホールディングスは「日本のウイスキーが世界から注目を集めた結果」(広報)と自信を深めている。
サントリー酒類(東京都港区)の高級ウイスキー「響(ひびき)21年」(希望小売価格2万1千円)が3月、英ウイスキー専門誌主催の国際大会「ワールド・ウイスキー・アワード2011」で2年連続、ブレンド部門の最高賞を受賞した。
シングルモルト部門でも同社の「山崎1984」(同10万5千円)が最高賞を受賞。同大会で日本のメーカーが最高賞を2部門で同時受賞するのは初の快挙だという。
同社のウイスキーは平成15年以降、海外の最高クラスの酒類コンペで約30回入賞。うち13回が最高評価だった。ウイスキー部の矢ヶ崎哲也課長は「国内のウイスキー需要低迷から抜け出すきっかけを探していた」と出品の目的を振り返る。
同社のチーフブレンダーの輿水(こしみず)精一氏によると「最初は、日本でウイスキーが作られているのかと驚かれるレベルだった」という。しかし、ここ数年、同社製品など日本ウイスキーが国際コンペで躍進。今では「日本産というだけで評価が高まる傾向にある」。
世界的な認知度の高まりから、サントリーの山崎蒸溜所を訪れる外国人観光客が毎年、右肩上がりで増え、22年は前年比6割増の約1800人。今年1、2月も前年同月比6割増で推移した。
東日本大震災でほぼ半減したが、6月には1〜2割減に回復。外国人観光客の約7割は欧米からで、ウイスキーの本場、英スコットランドからの訪問者も少なくない。
外国人にとって「スコットランドの荒涼とした風景と違い、緑豊かな山すそに蒸溜所があるのは驚き」(輿水氏)だという。本来、温暖湿潤の日本の風土はウイスキー造りには不向きだが、「試行錯誤を繰り返した結果、世界的に評価されるようになった」。梅酒を漬けた後の樽(たる)やミズナラ材を使った樽など、日本独自の樽で熟成することも独特の風味を生む。
受賞数に比例するように、サントリーに対し、海外からセミナーや講演の依頼も増加。在ロシア日本大使館など、海外で行われるセミナーには多くの人たちが駆けつけているといい、日本のウイスキーに対する関心の高さを示している。
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>>1028
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001107020001
銚子 観光アテンダント任命
2011年07月02日
2日から銚子電鉄などでお目見えする銚子市観光協会の観光アテンダント=銚子電鉄の銚子駅
銚子市観光協会(坂本雅信会長)の観光アテンダント4人=写真=が1日、任命された。
2日から銚子電鉄、岬めぐりシャトルバスに同乗。観光客の接客にあたり、銚子の見どころ、食べどころ情報も提供していく。
格子柄のベストに、ネッカチーフという夏用の制服に身を包む。4人は「犬吠埼などの景色やおいしい魚など、銚子のすばらしさを観光客の皆さんに伝えていきたい」と意欲たっぷり。
観光アテンダントの採用は来年3月末まで。接客向上で、宿泊客の減少傾向に歯止めをかけるのが狙いだ。
5月の締め切りでは1人の応募しかなかったが、6月28日までの追加公募で4人がようやくそろった。
観光アテンダントが乗車する銚子電鉄とシャトルバスの時刻などの問い合わせは、JR銚子駅構内にある同観光協会(0479・22・1544)へ。
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http://www.shinmai.co.jp/news/20110622/KT110621FTI090020000.html
2011年06月22日(水)信濃毎日新聞
志賀高原ロープウェイ廃止 乗客激減 観光関係者ら戸惑い
半世紀余りにわたり、志賀高原(下高井郡山ノ内町)の入り口に近い蓮池と、中ほどの発哺(ほっぽ)温泉の間で観光客を運んだ「志賀高原ロープウェイ」が運行を取りやめたことが21日、分かった。乗客が最盛期の7分の1ほどに減ったためで、運行する志賀高原リゾート開発(同)は「使命を終えた」。だが、年間を通じて観光客でにぎわう高原の「シンボル的な存在」(宿泊業者)だけに、観光関係者には戸惑いが広がっている。
同社によると、同ロープウェイは1960(昭和35)年3月に運行を開始。蓮池駅−発哺温泉駅間の約1・5キロを8分ほどで結んだ。ゴンドラは2基あり、1基は定員40人。最盛期の昭和40年ごろは年間約45万人が乗ったが、近年は6万人弱に落ち込んでいた。
例年、整備期間を除いて12〜3月の冬季、春の大型連休〜10月の夏季に運行。今年は3月に東日本大震災が発生したため、7月に夏季の運行を始める予定だった。同社の佐藤健専務(63)は「老朽化が進み、修繕しなくてはいけない所が出てきた」と説明。近く国土交通省北陸信越運輸局に廃止届を出すという。
志賀高原では98年の長野冬季五輪を機に、蓮池と発哺温泉を結び、奥志賀高原方面へ延びる県道奥志賀公園線の整備が進んだ。佐藤専務は「ロープウェイの社会的な役割は終わった」とも話している。
同社は、発哺温泉駅と高天ケ原を結ぶ長さ300メートル余りの「高天ケ原連絡リフト」(1人乗り)も廃止する。
同ロープウェイの廃止について、同高原の宿泊業者の1人は残念そうな様子で、「ロープウェイの存在は志賀高原にとって大きかったのに」。蓮池でバスを降り、同ロープウェイを利用してトレッキングする行楽客もいるとし、「不便になってしまうのではないか」と心配した。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201107020008.html
清流線アテンダント6人決定
錦川清流線の列車内から沿線の魅力を伝える錦川鉄道の観光アテンダント6人が、決まった。30日から8月28日までの30日間、2人一組で上下計8本に乗車する。
錦川鉄道が2009年から始めた事業。錦川をイメージした水色基調の制服を着て沿線の自然や文化を車内放送で紹介するほか、車いすなどの乗降を手伝う。ことしは昨年の経験者3人を含む8人の応募があった。
市役所で1日、お披露目があり、ともに岩国市内在住の主婦森野千尋さん(25)とパート村上邦枝さん(61)が出席。岩国手話サークルの会長でもある村上さんは「手話を通じた社会貢献になればうれしい」とデビューを心待ちにしていた。
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>>1015
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/251572
太陽さんさん 宮崎・青島 無料観光タクシー トゥクトゥク始動
2011年7月3日 00:44 カテゴリー:九州 > 宮崎
宮崎市青島で運行が始まったトゥクトゥク 宮崎市青島に2日、観光客向けの無料周遊タクシー「トゥクトゥク」が登場した。タイやラオスなどで親しまれるカラフルな3人乗り三輪自動車。毎日、午前10時から午後4時まで運行する。
県の補助で、宮崎商工会議所が取り組む青島観光再生の目玉事業。本場タイから輸入した2台を宮崎市内のイベント会社からレンタル。運転手3人分の人件費を含む年間予算は1900万円という。
青島神社参道入り口を起点に、こどものくにまでの「海幸ライン」と、青島サンクマールまでの「山幸ライン」の2ルートを設定。ドライバーが観光案内をしながら約4キロを15分程度で周遊する。
出発式は、同日に海開きした青島海水浴場であり、ドライバーの新井朋子さんが「美しい青島の魅力を伝えます」とあいさつ。早速、笑顔で観光客を案内した。宮崎の観光名所はシーズン本番に向けてスタンバイ。
=2011/07/03付 西日本新聞朝刊=
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-07-01_19932/
県観光収入6・7%増 消費額も復調
経済 2011年7月1日 09時31分
県文化観光スポーツ部は30日、2010年度の観光収入を発表した。総額は前年度比6・7%(254億8800万円)増の4033億2000万円、観光客1人当たりの県内消費額は6・2%(4133円)増の7万536円となった。県内消費額は3年ぶりに前年度実績を上回った。ただ、リーマン・ショックや新型インフルエンザの影響で観光客数が激減した09年度の反動によるもので好調だった08年度には及ばなかった。
09年度実績は上回ったものの、年度での集計を始めた06年度以降最高だった08年度と比較すると、観光収入は6・2%(265億6200万円)減、県内消費額は2・7%(1922円)減となっている。
県内消費額の内訳では、宿泊費(3・4%増)、交通費(18・8%増)、飲食費(6・4%増)、娯楽・入場費(28・7%増)などが前年を上回り、土産・買い物費(3・4%減)だけが下回った。
県は、特に伸びが顕著だった娯楽費ではダイビングやスパ・エステの利用割合、交通費では県内離島への来訪割合が増えたと分析。単価が比較的低いビジネスホテルの利用割合が2・9ポイント減少した一方で、高いリゾートホテルの利用割合が3・4ポイント増加したことも県内消費額を引き上げた要因とみている。
平均滞在日数は3・78日(0・03日増)。1〜2泊の割合は4・1ポイント減少し、3〜4泊の割合は4・4ポイント増加した。リピーター率は79・7%(1・3ポイント増)で観光客の定着がみられる。
目標600万人に下方修正
県文化観光スポーツ部は30日、2011年度ビジットおきなわ計画で入域観光客数の目標値を前年度目標と同数の600万人に設定すると発表した。うち外国人観光客数は10万人(33%)増の40万人。計画案では650万人だったが、東日本大震災による需要の急減を受け、下方修正した。
国内客は東日本大震災後の需要の落ち込みを反映し、10万人(1・7%)減の560万人に設定。一方、中国人観光客向けに数次ビザが発給され、北京線や上海線など航空路線が拡充されることなどから、外国人観光客数は大幅に目標値を引き上げた。
観光収入は60億円(1・3%)減の4320億円、観光客1人当たりの県内消費額は1000円(同)減の7万2000円に設定した。
県は「4〜5月は震災の影響で18万人落ち込む厳しいスタートだが、推測値ではなく政策目標として設定した」と説明した。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110707/biz11070708330005-n1.htm
関西初「マリオット」ホテル、3年後に開業 近鉄の超高層ビル
2011.7.7 08:29
近畿日本鉄道は6日、米ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」と提携し、大阪市阿倍野区で建設中の高さ300メートルの超高層ビル「阿部野橋ターミナルビルタワー館」(仮称)に「大阪マリオット都ホテル」を開業すると正式に発表した。世界的な知名度を持つマリオットを誘致し、訪日外国人客の取り込みを図る考えだ。
新ホテルは、ビルと同じ平成26年の開業を予定。マリオットブランドのホテルは国内3カ所目で関西初となる。関西国際空港と電車1本で行き来できるJR天王寺駅の近くにあり、外国人観光客やビジネスマンを中心に利用を見込む。開業3年後の客室稼働率80%を目指す。
同ビルの38〜55階にある376の客室のうち西側の64室は、浴室から大阪市内が一望できる。約40平方メートルの客室はツイン、ダブルが中心。宿泊代は未定だが、1室3万円前後の見通し。
沿線人口の減少で輸送量が伸び悩む近鉄は、グループをあげて訪日外国人の取り込みに力を入れている。近鉄の高松啓二専務は「マリオットは世界中からの集客が見込める」とブランド力に裏打ちされた集客力に期待を示す。
マリオットはすでにJR名古屋駅上の超高層ビル内などでもホテルを手がけている。
マリオットのアジア太平洋地域ホテル開発担当、ポール・フォスキー上級副社長は「日本は食べ物や文化の面で訪問先として魅力があり、成長力は大きい」と、関西進出の理由を強調した。
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http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=33417
天文館シネコン6日着工 2012年5月1日開業へ
(2011 07/02 06:30)
シネコンの事業計画について発表する天文館シネマの有馬勝正社長=1日午前、鹿児島市東千石町 鹿児島市東千石町に計画されている複合映画館(シネコン)が6日、着工する。事業主体のまちづくり会社「天文館」が1日、発表した。開業は2012年5月1日の予定で、天文館地区の活性化や連携の拠点施設を目指す。
同社によると、コンセプトは「天文館という『まち』がつくる映画館」。総事業費15億9000万円のうち、建設費は12億9000万円。市内の2業者による共同企業体が施工する。同社の資本金は6月末現在で約9000万円。2億円を目標に10月まで出資を募るという。
シネコンは地上6階、地下1階。1、2階は4店舗分のテナントスペース、3階以上を映画館として、3D対応を含め7幕約820席を整備する。施設の名称は公募で決めるという。
名称募集は31日まで、はがきかホームページで受け付ける。採用者1人に年間パスポートを贈る。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110706-OYT8T01028.htm
平泉の観光客呼び込め! 横手が誘客プロジェクト
奥州藤原氏のゆかりPR
「後三年の役」の古戦場跡地に立つ「後三年の役金沢資料館」。あまり人けがなく、ひっそりとしている(5日、横手市金沢中野で) 「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町)の世界文化遺産登録決定を受け、横手市は、平泉をつくった奥州藤原氏にゆかりのある市内の史跡を活用し、観光客を呼び込む計画に着手した。「奥州藤原氏のルーツは横手にある」として、平泉に押し寄せる観光客を、横手の関連史跡だけでなく、温泉や食で引き寄せようというもくろみ。関係者に力が入っている。
(西田道成)
■チーム結成
横手市には、平泉に奥州藤原氏繁栄の礎を築いた藤原清衡が、異父弟の家衡と存亡を賭けて戦った「後三年の役」(1083〜87年)の古戦場が残っている。後三年の役で家衡に妻子を殺害された清衡は、家衡を倒した後、争いのない浄土思想の極楽浄土を平泉の地に具現化したとされる。
平泉の世界文化遺産登録がパリで開かれた国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の委員会で決まったのは、6月25日(現地時間)。同市は「平泉を築いた清衡の精神的なバックボーンは横手にある」(五十嵐忠悦市長)とし、7月4日、市長公室と観光物産課、文化財保護課などで、誘客のためのプロジェクトチームを結成した。チームの5人は早速、4日に平泉町を訪れ、中尊寺金色堂などを視察し、観光面での連携について、同町と意見交換をした。
■平泉は宿泊施設不足
同町などによると、同町の近年の年間観光客数は約200万人。東日本大震災の影響で激減した客足も戻り、世界文化遺産登録の決定後は、平年より1割近く多い1日平均7000〜8000人が訪れている。
しかし、同町にホテルや旅館は5軒しかなく、宿泊できるのは380人程度。大半の観光客は、日帰りするか、仙台市などに泊まっているのが現状だが、同町は、景観を損なう恐れがあるため、大型の宿泊施設を誘致する考えはない。
世界遺産登録を担当していた同町建設水道課の八重樫忠郎課長補佐は「横手は平泉との歴史的なつながりは申し分ない上、温泉もおいしい食べ物もある。受け入れ態勢を整えてもらい、お互いを高め合う観光促進ができれば」と話す。
■今月半ば初会合
横手市には後三年の役の古戦場などとされる国指定史跡の大鳥井山遺跡(大鳥町など)や、沼柵推定地(雄物川町)、金沢柵推定地(金沢中野)などの遺跡群がある。遺跡の出土品は、「後三年の役金沢資料館」(同)に展示されているが、同館の入館者は月500人程度。平泉の世界遺産登録の決定後、入館者数に大きな変化はみられず、平泉とのつながりが周知されているとはいえない状況だ。
その一方、市内の山内地区の温泉などにホテルや旅館が約20軒あり、総客室数は800室以上。「横手やきそば」や、ブドウ、リンゴなどといった観光資源もある。
市のプロジェクトチームは、車で約1時間半の距離にある横手と平泉を結ぶ観光ルートをつくろうと、今月半ばにも初会合を開く。平泉とのゆかりのPR方法をはじめ、誘導看板の設置、首都圏の歴史愛好家を招くモニターツアーの実施、歴史解説ボランティアの育成などについて協議する。
横手市の小松田文夫・観光物産課長は「お互いの良い面をPRし、質の高い観光を提供して双方の観光客を増やしたい」と意気込む。五十嵐市長は「横手に平泉のような華やかな文化遺産は残っていないが、歴史を深く掘り下げ、勉強したい人たちのため、観光振興を図りたい」と話している。
(2011年7月7日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20110707-OYT8T00805.htm
パリ、超高級ホテル戦争
狙いは富裕層
【パリ=三井美奈】パリにアジア系高級ホテルが相次いで進出している。最新のフィットネス施設や通信環境、格式張らないサービスをアピールし、老舗の一流ホテルに対抗。富裕層の顧客獲得を競う「ホテル戦争」が過熱している。
香港系のマンダリン・オリエンタルは6月末、高級ブティックが軒を連ねるサントノレ通りに、フランスで初の系列ホテルをオープンさせた。デザイナーのココ・シャネルや英国の故ダイアナ妃が顧客だった老舗ホテル、リッツから徒歩数分の距離だ。
ホールに足を踏み入れると、床や壁を飾るクリスタル・ガラスの光に包まれる。自慢はパリで最大規模の900平方メートルのスパで、東洋式マッサージを受けられる。客室の3割をスイートルームが占め、浴室からエッフェル塔を見渡せるメゾネットタイプ340平方メートルの部屋は、1泊2万ユーロ(約230万円)だ。
「折り紙に着想を得た壁の装飾など、東洋らしさを採り入れた。アジア式のこまやかなもてなしを目指す」と広報担当のエミリ・ピションさんは話す。
香港系では昨年12月、シャングリラが、ナポレオンの親族の邸宅を改装したホテルをオープンさせた。ペニンシュラも2013年、パリ観光の目玉・凱旋門(がいせんもん)近くに進出の予定だ。シンガポール発祥のラッフルズは昨年秋、米作家ヘミングウェーやチャーチル英元首相ゆかりの老舗ホテルを改装し、再オープンさせている。いずれもホテルの格付けで最高級の五つ星だ。
老舗も負けてはいない。仏政府は今年5月、プラザ・アテネやムーリスなどパリの4軒を含む8ホテルを、五つ星の中でも別格の「パラス(豪華ホテル)」に認定した。パラスは開業1年以上でサービスや施設に優れ、「仏文化の威光、フランスの魅力を高めるのに貢献している」ことが要件。国内の伝統ホテルの格式をアピールする狙いが濃厚だ。老舗ホテルでも流行に乗ってスパ増設が相次ぐ。
アジア系でも老舗でも、共通する狙いは、ロシアや中国など新興国の富裕層の獲得だ。米フォーブス誌によると今年、10億ドル以上の資産家は世界で1210人で過去最多。新たに名前があがった214人のうち、108人をロシア、中国、インド、ブラジルの新興4か国が占めたという。
コンサルティング会社MKGのホテル部門アナリスト、クルティム・ブルノーさんは「08年の金融危機後も新興国や中東で富豪は増加している。欧州の観光、商業の中心地パリで高級ホテル需要は高く、欧州進出に消極的だったアジア系が資金力をバネに市場開拓に動いている」と分析する。華麗な戦いは、さらに激しさを増しそうだ。
(2011年7月7日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20110707-OYT8T00801.htm
麗水万博へ建設ラッシュ…発展遅れた韓国・全羅道
「地域対立」解消期待も
麗水の万博会場周辺では、建設工事が急ピッチで進む
韓国南部の港湾都市、麗水(ヨス)が来年5月に開幕する世界博覧会(万博)の準備で建設ラッシュにわいている。麗水を含む南西部・全羅道(チョルラド)はソウル首都圏や、歴代大統領を多数輩出した南東部・慶尚道(キョンサンド)に比べ発展が遅れてきた。開発や人材登用での差別も生んだ「地域対立」の解消に、万博開催がどこまで寄与するか注目される。(麗水で 仲川高志、写真も)
万博メーン会場となる麗水市沿岸部では、鉄柱を打ち込み、用地を掘り起こす音が終日響く。平屋建ての家屋群や商店街はすでに姿を消し、更地となっていた。「万博景気」を当て込み、観光ホテルも相次いで建設されている。
ソウルや慶尚道と麗水を結ぶ交通網の整備も急ピッチで進む。ソウル―麗水間は現在、高速鉄道「KTX」と在来線を乗り継いで約5時間かかるが、今年9月にKTXが全線開通すれば約3時間に短縮される。麗水と慶尚南道・南海(ナムヘ)を結ぶ全長2・3キロの海上大橋や8万トン級の旅客船が停泊できるふ頭も建設中だ。
韓国政府は万博を機に、会場建設や交通網整備で11兆ウォン(約8300億円)の予算を投入している。万博組織委員会は外国人55万人を含む来場者数800万人を目標としており、経済効果は韓国全土で12兆2000億ウォン(約9300億円)、全羅南道だけでも5兆2000億ウォン(約4000億円)に上るともくろんでいる。
韓国の地域対立のルーツは、新羅、百済、高句麗の三国時代にさかのぼるとも言われ、慶尚道出身の朴正煕(パクチョンヒ)大統領政権下で決定的となった。工業地帯や交通網建設、官公庁の幹部人事で慶尚道と出身者が優先され、その「伝統」は同じく慶尚道出身の全斗煥(チョンドゥファン)、盧泰愚(ノテウ)、金泳三(キムヨンサム)政権に引き継がれた。全羅道出身の金大中(キムデジュン)氏が大統領になると、今度は慶尚道出身者への「報復人事」が行われたと指摘された。
その後、慶尚道出身でありながら金大中氏の与党から大統領となった盧武鉉(ノムヒョン)政権、さらに大阪生まれの李明博(イミョンバク)現政権の発足で、大統領の出身地に根ざした地域対立は薄まりつつある。しかし、経済面での格差は、いまだに解決していない。麗水万博は、金泳三政権が首都圏と地方の均衡発展のために誘致を表明し、盧武鉉政権時の2007年に開催が決まったものだ。
姜東錫(カンドンソク)麗水万博組織委員長は、「交通の便を改善しない限り、この地域の発展は難しい」と強調し、万博の成功と交通網の整備で、地域対立の解消が進むことへの期待を示した。
(2011年7月7日 読売新聞)
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110707/07.shtml
平戸海上ホテルで珠出し体験いかが 特産物の真珠を観光資源に
真珠の珠出し体験をPRするホテル関係者=平戸市、平戸海上ホテル
平戸市大久保町の平戸海上ホテル(根上美佐夫社長)が、平戸で養殖されているアコヤガイを使った「真珠の珠(たま)出し体験」を7月からホテル内で始めた。取り出した真珠は持ち帰ることができ、新たな観光資源に、と期待が広がっている。
平戸では、約25万個のアコヤガイが海上のいかだにつり下げられており、貝の中で育つ真珠は宝飾用に出荷されてきた。珠出し体験は、地元の海洋資源を観光に生かそうと真珠養殖業者が提案、初めて取り入れた。
体験では、直径10センチほどの貝をナイフでこじ開け、真珠をピンセットで取り出す。真珠は直径8ミリほどで、色は育った環境によって通常の白から青みがかったり、赤みがかっていたりと多彩。加工費を追加すればストラップやネックレスにすることもできる。
平戸海上ホテルの蔦屋文行支配人は「海をイメージしたホテルとしてぴったりの内容。お客さんには海の幸、景観に加えて体験も楽しんでもらいたい」と話している。
体験は毎週金、土、日曜と祝日限定で、各日午後5時〜10時まで。参加費は1人千円で、宿泊客の場合、中学生以下の子どもは無料。宿泊客以外も参加できる。問い合わせは同ホテル(電0950・22・3800)。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110708-OYT1T00205.htm
青森ねぶた祭観覧席販売、予想より1万席減
8月2〜7日に開かれる「青森ねぶた祭」の観覧席の販売数が、当初予想より1万席減少して約4万8000席にとどまる見込みとなることが7日、実行委員会のまとめでわかった。
過去10年で最少だった昨年の5万5265席にも届かず、東日本大震災の影響が色濃く出た。
実行委によると、期間中に用意した団体用の観覧席4万8000席のうち、予想販売数は約3万6000席と大きく落ち込む見込み。一方の個人用1万3800席では、1万2000席の販売を目標にしている。
東北新幹線八戸駅が開業した翌年の2003年は、過去最高の6万5142席を記録。今回も全線開業の効果に期待が高まっていた。若井敬一郎委員長は「3月11日以降、何とか盛り返せるかと思っていたが、震災の影響を強く実感している」と話した。7日に青森市内で開かれた実行委の会合では、観覧席収入の減少分について、積立金を取り崩すなどして穴埋めする補正予算が示された。
また、今年のねぶたでは、青森市が宮城県気仙沼市と南三陸町の被災者や、青森市への避難者計350人を観覧席に招待するほか、青森青年会議所も岩手県大槌町の児童45人を招く予定。最終日の7日は、被災地に元気を発信しようと、東京ディズニーリゾートのパレードとねぶたが共演する。
(2011年7月8日15時29分 読売新聞)
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http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011070812213986/
夏の旅行、新幹線開通で九州人気 岡山県内で商戦本格化
岡山県内の旅行会社のカウンターが、夏の旅行商戦でにぎわってきた。東日本大震災の影響で例年よりも動きが遅いものの、新幹線が開通した九州地方などの予約は前年を上回る勢いだ。
日本旅行TiS岡山支店(岡山市北区駅元町)は、九州地方が前年同期の2倍程度で推移。例年は別府(大分県)、黒川(熊本県)など北部の温泉地が人気だが、「九州新幹線開通で鹿児島まで足を延ばす人が増えている」と同店。2日間のプラン(中心価格は4万〜5万円程度)が売れ筋という。
「今年は計画していた行き先を変えたり、様子見の人が多い」とみるのは、JTB中国四国岡山駅前支店(岡山市北区本町)。東京方面は前年同期の6〜7割程度にとどまっているものの、リピーターが多い東京ディズニーリゾートが8日から、子ども(4〜11歳)料金が半額になるキャンペーン(8月末まで)を展開するため、早川安子店長は「出発日直前の駆け込みが増えそう」と早めの予約を呼び掛ける。
山陽新聞旅行社(同柳町)では、東北地方の4大祭りを回るツアー(11万4800円から)が好調。4日間で「青森ねぶた祭」(青森県)、「竿燈(かんとう)まつり」(秋田県)、「七夕まつり」(宮城県)、「花笠まつり」(山形県)を楽しめる。
海外では米・ハワイが人気を集める。13日から関西国際空港との直行便が増えることもあって、KNTツーリスト岡山ドレミの街営業所(岡山市北区駅前町)では前年同期比2割増で推移。7日間のプラン(11万1800円から)がよく出ているという。
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110708/dms1107081603013-n1.htm
世界文化遺産にわく岩手・平泉、唯一の観光ホテルが倒産したワケ2011.07.08
世界文化遺産に登録された岩手県平泉町で、町唯一の観光ホテルが民事再生法を申請し、倒産した。営業は継続し、雇用も維持される見通しだが、歓喜にわく地元はいきなり冷や水を浴びせられた格好だ。背景には何があったのか。
倒産したのは創業30年の「平泉ホテル武蔵坊」(鈴木和博社長、47室、230人収容)。帝国データバンクによると、6月29日、盛岡地裁に民事再生法の適用を申請。負債総額は9億7000万円にのぼる。
同ホテルは1980年に創業。2006年4月期には、当地が舞台となったNHK大河ドラマ「義経」のヒットで4億円まで売り上げを延ばしたが、ここ数年は宿泊客が減少。震災以降は、予約のキャンセルが相次ぎ、開店休業状態となった。
一方、平泉は同月26日に国連教育科学文化機関(ユネスコ)から、国宝「金色堂」で知られる中尊寺や毛越寺(もうつうじ)など、奥州藤原氏に関連する5つの史跡を世界文化遺産として認定された。
快挙にわくなかでのショックな情報に、平泉町役場商工観光課も「(武蔵坊の経営危機は)まったく知りませんでした。部屋数も一番多いホテルなので『エーッ!?』という感じです」と衝撃を隠さない。
震災が倒産の引き金をひいた形だが、「同地特有の事情も影響している」と解説するのは大手旅行会社の関係者。
「平泉は、天然記念物の厳美渓(げんびけい)や猊鼻渓(げいびけい)も含めて東北ツアーに欠かせない観光名所ですが、いわゆる通過型観光地。近くに花巻温泉や繋温泉など全国的に有名な温泉場が多く、名勝仙台や松島もあって、宿泊客はそちらに流れてしまう。こういった観光地は全国的に苦戦しています」
確かに遺産の存在感はあるものの、散策できる街並みや路地は少ない。大型バスが団体客を連れてきても数時間で同地を後にするケースが目立つ。
「遺産登録で入り込み客数が増えるのは確実ですが、滞在型の観光地に変わっていかないと難しい面がある。ただ、世界的に注目を集めているので、(武蔵坊が)出直すにはいいタイミングだったのかもしれない」(先の関係者)
同ホテルでは「10年前から債務超過が続き、震災で営業停止となり、立ちゆかなくなりました。そんななか、皆さまのおかげで営業を継続できることに感謝し、町で唯一のホテルにふさわしい、おもてなしを心がけていきたい」(営業推進室の佐藤秀喜室長補佐)と決意表明。商工観光課も「応援していきたい」と“後方支援”するつもりでいる。
徐々に予約も戻ってきているという武蔵坊。平泉を起爆剤にぜひ復活してもらいたいものだ。
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http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2811571/7470754?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
世界一の落下角度、富士急ハイランドに新コースター登場
2011年07月08日 20:34 発信地:山梨
山梨県富士吉田市にある遊園地、富士急ハイランド(Fuji-Q Highland)で8日、全長1000メートル、垂直タワーの高さ43メートル、最大落下角度121度の新ローラーコースター「高飛車」がメディア公開された。
オープンは16日。「最大落下角度121度」は、落下確度世界一としてギネス世界記録(Guiness World Records)の認定を受けている(2011年7月8日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20110709-OYT8T00753.htm
土佐観光に新たな起爆剤
「龍馬伝」志士社中 海洋堂ホビー館
この日、主会場に設けられたイベントスペース「こうち旅広場」で式典が行われ、関係者ら約250人が出席。一般のオーディションを経て結成された「土佐おもてなし勤王党」が歌やダンスで盛り上げ、ふるさと博推進協議会会長の尾崎知事が「高知の発信力を強化し、県内各地に旅立ってもらう拠点にしたい。ドラマの反動や逆風に果敢にチャレンジし、県観光全体のレベルを底上げしたい」と意気込みを語った。
ゲストには、ドラマに出演したタレントの島崎和歌子さんや、社中の題字を描いた書家の紫舟さんらが招待された。式典後、社中を見学した島崎さんは「撮影風景を昨日のことのように思い出す。幕末、龍馬ブームが3年、4年と続けば」と感激した様子だった。
柱の風合いや小道具など細部まで作り込まれたセットは「本物の龍馬の家のよう」と好評。宮崎市から来た無職伊東正俊さん(63)は「テレビの中そのままで、ドラマを思い出せた」と話していた。この日は約1500人が社中に入場した。
設置場所を巡って揺れた龍馬、武市半平太、中岡慎太郎のレプリカ像もようやくお披露目された。孫と訪れた埼玉県鶴ヶ島市の主婦市岡澄代さん(61)は「桂浜とはひと味違い、にぎやかな駅前で3人が並ぶのは斬新」と見上げ、京都府の主婦宇佐美年樹子さんは「3体ともほれぼれするほどかっこいい」と見入っていた。
<徹夜組含め200人行列 四万十町>
精巧なつくりのフィギュアが並ぶホビー館(四万十町の海洋堂ホビー館四万十で) フィギュアメーカー「海洋堂」(大阪府門真市)が所有するフィギュアやプラモデル約1万点を集めた博物館「海洋堂ホビー館四万十」が9日、四万十町にオープンし、初日の入館者は約1000人に上った。
海洋堂の創業者で、館長の宮脇修さん(83)が昨年9月から半年かけて、同町打井川の廃校となった小学校体育館を改装した。総事業費は1億5400万円。
午前10時の開館前には徹夜組を含めて約200人の列ができる人気。式典で宮脇館長は「これは出発点。二つ目、三つ目のミュージアムをつくり、全国の人を招致したい」と意気込んだ。
恐竜からアニメまで様々なフィギュアが並ぶ館内は、カメラを手にしたファンや家族連れでにぎわった。香南市赤岡町の団体職員中西美喜雄さん(58)は、グレムリンのフィギュアの前で立ち止まり、「繊細なつくりで驚いた。へんぴな場所だけど、立ち寄ってみたくなる」と話していた。
同館駐車場(50台)への乗り入れは、8月末までの土日祝日は禁止され、同町秋丸の国道381号沿い臨時駐車場(200台)からシャトルバス(無料)で向かう。
(2011年7月10日 読売新聞)
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http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20110708000179
外国人観光ルート探る/高松で西日本広域緊急会議
2011/07/08 09:52
東日本大震災で深刻な打撃を受けた観光産業の振興を図ろうと、日本観光振興協会などは7日、香川県高松市内のホテルで「第2回西日本広域観光緊急会議」を開き、外国人向けの観光モデルルートの創設や東日本と連携した観光キャンペーン案について協議した。
会議には、同協会の中部、関西、中国、四国、九州の各支部長ら約30人が出席。今年5月の初会合では「被災していない西日本が観光を推進し、復興に寄与しよう」と申し合わせており、官民が連携した活動を展開している。
観光モデルルートとしては、中部から九州、瀬戸内海を含む「プラチナルート」の創設を目指しており、梅原利之四国支部長は「プラチナルートは従来の(東京と大阪を結ぶ)ゴールデンルートとは違い戦略的なもの」とし、「JR西日本、九州、四国の3社が連携した共通パスを検討してほしい」と訴えた。
観光キャンペーン案では、東北・九州新幹線などを活用した「日本縦断観光キャンペーン(仮称)」について協議。観光スポットを巡るスタンプラリーの提案などがあった。
今後は9月の第3回会議で最終案をまとめる方針で、JTBやJR各社の協力を経て、事業展開するという。
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http://kumanichi.com/news/local/main/20110707002.shtml
2011年07月07日 熊本日日新聞
熊本城から中心街へは4割 熊本市が観光調査
熊本城から「まちなか」へ足を延ばした観光客は4割程度−。熊本市が今年の大型連休中に実施した観光実態調査で、こんな結果が出た。市はまだ“掘り起こし”が可能とみて、中心商店街との連携を強める方針。
調査は、観光交流施設「城彩苑」が開業した3月以降、隣接する熊本城や中心市街地への人の流れを把握する狙い。4月29〜5月8日までの10日間、熊本城と城彩苑の2カ所で約千人ずつ、計2073人にアンケート形式で聞いた。
熊本城の観光客は9割を県外で占めたが、城彩苑は5割強が県内。熊本城を訪れた県外客の内訳は、近畿地方21・2%、中国地方13・0%と、2009年の市観光統計値(近畿5・6%、中国4・6%)を上回った。「九州新幹線の全線開業効果が表れた」と市観光振興課。
ただ、両施設から「中心市街地へ行く・行った」との回答は熊本城で38%、城彩苑でも46%で、市が城彩苑の開設目的に掲げた「熊本城と中心市街地の回遊性向上」では課題も浮かび上がった。
市は秋に2回目の調査を予定。同課は「商店街の通行量調査も参考にしながら、人の流れを確認したい。街に『行かない理由』を把握することも検討する」と話している。(森紀子)
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011071002000148.html
屋外広告 規制に限界 保存地区「ひがし茶屋街」
2011年7月10日
多くの観光客らでにぎわう店。文字の大きさに待ったがかかる=金沢市東山で
新幹線開業控え
摩擦増加の懸念
北陸を代表する観光地、金沢市の「ひがし茶屋街」で、屋外広告物をめぐる“問題”が浮上している。二百年近い歴史を誇る茶屋街「東山ひがし」は、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)。自治体が定める保存計画などで用途や建築物の形態、意匠などに一定の制限を課し修景や景観を守っているが、表現の自由とのかねあいもあり、完全なルール化は難しいようだ。(田嶋豊)
象徴的な舞台となったのは、金沢の郷土料理に欠かせない麩(ふ)製造販売の「加賀麩 不室屋」(金沢市)ののれん。茶屋街のメーンストリートに位置する町家を生かし、ことし四月下旬にオープンした。店の看板ともいえる意匠の「ふ」の字が大きいと、地元が景観への配慮を求めたのが事の発端だ。
東山ひがし(約一・八ヘクタール)では、文化的価値の保存と歴史的環境を守り育てることを目的に、住民らでつくる「金沢東山・ひがしの町並みと文化を守る会」と市が、独自のまちづくり協定を策定。保存計画と合わせて景観誘導を図っている。
不室屋ののれんは一・三平方メートルで、協定に定める「広告物全体の表示面積を四平方メートル以下」の基準を満たすが、看板の文字の大きさに基準はない。地元は文字が大きい「印象」を問題視。不室屋は地元の意向をくみ、意匠のサイズを縮小する考えを示し、地元側は提案を受け入れるか協議中だ。守る会の金谷武彦さんは「合意があってしかるべき問題。双方が納得のいく着地点を見いだせれば」と話し、出店側と地域が価値観を共有しようとする姿勢で過度な軋轢(あつれき)を避けている。
出店数が近年増加している東山ひがしでは、二〇一四年度の北陸新幹線金沢開業を控え、さらなる投資も予想される。今回のような「印象」が議論になるケースについて、市は「すべてのルール化は難しく限界がある」の立場で、同様の事態が今後起きないという保証はない。
金沢美術工芸大の坂本英之教授(環境デザイン)は「地域特有の景観があり、それぞれが方針を決めることが重要。今回のケースは自治意識の表れで、県や全国の景観行政に良い影響を与えられれば」と注目している。
重要伝統的建造物群保存地区 1975(昭和50)年の文化財保護法の改正により、歴史的な風致を形成する伝統的な建造物群を文化財ととらえ、町並みを保存する制度を創設。その中でも特に価値が高いものを重伝建として選定し、さまざまな側面から支援を行う。保存地区は山村や漁村などの集落をはじめ、宿場、港町、商家、産業、社寺、茶屋、武家などに分類され、現在、全国77市町村91地区が選定されている。
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http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_131042615924.html
県、九州新幹線に危機感 観光客誘致関西で
[2011年07月12日 08:05]
大分県は関西圏からの観光客誘致に本腰を入れる。九州新幹線の全線開業で関西方面の観光客の関心が直通で行ける鹿児島県や熊本県に向き、ルートから外れた大分県観光への影響が懸念されており、対策が求められている。23、24日に大阪府内で初めて観光物産展を開くほか、観光列車の運行や、別府―阪神間航路の就航100周年などのイベントを通して関西圏で存在感をアピールする。
観光物産展は大阪府北部のターミナル駅の一つ、北大阪急行電鉄千里中央駅広場(豊中市)で開催。秋の観光シーズンの旅行商品づくりを進める旅行会社にも県内観光地の売り込みを強める方針。秋には新幹線が停車する久留米駅(福岡県久留米市)と久大線沿線を結ぶ観光列車を週末に走らせ、新幹線利用客を県内に呼び込む。
関西地域から県内への宿泊客は2009年度が24万8千人で、最近は横ばい状態が続いてる。一方、九州新幹線は3月の全線開業直後に発生した東日本大震災の影響が心配されたが、3カ月間の利用者は熊本―鹿児島中央駅間で前年度(部分開業)に比べて162%(129万人)。「鹿児島中央駅もにぎわっているし、南九州の観光列車も好調」(JR九州)という。
大分県内の観光地からは関西圏の旅行客が指宿温泉(鹿児島県)など南九州に流れていることを危惧する声が上がっている。物産展に参加する日田市観光・ツーリズム振興課は「知名度がある近隣の黒川温泉(熊本県)や由布院温泉とセットで売り込むにも、まず日田自体の知名度を高める必要がある」と関西圏での知名度アップの重要性を強調する。
今年は大阪(伊丹)線がある大分空港が現地に移転して40周年の節目で、記念企画も検討する。県観光・地域振興局は「陸、海、空の話題を生かして複合的に売り込む」としている。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110713/biz11071307230001-n1.htm
中国の激安「春秋航空」が15日から上海ー高松線運行 観光客、京阪神圏に流れる
2011.7.13 07:22
香川県の名所、善通寺を訪れた中国人ツアー客ら=6月2日
中国最大の格安航空会社、春秋航空が15日、上海−高松間のチャーター便定期運航を始める。週2便で同社の日本線は茨城に続き2路線目。地元ではビジネスチャンスにつなげようと期待が高まるが、京阪神に観光客が流れることを懸念する声もある。
同社は6月、中国人ツアー客や視察団ら計約180人を乗せた臨時便を高松に飛ばした。ツアー客らは弘法大師ゆかりの善通寺や瀬戸大橋などを散策。香川県によると、反応は上々だった。
しかし不安もある。観光地が多い京阪神圏は香川から数時間。ショッピングでも中国人が好む電化製品や化粧品が安く手に入る。
茨城県観光物産課によると、茨城線の場合、東京・秋葉原で買い物をしたり、富士山を見に行ったりするツアーに参加する人たちが少なくないという。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110714t13005.htm
「六魂祭」さまサマー? 宿泊・新幹線 予約絶好調 仙台
東北の県庁所在地6市の夏祭りが仙台市に集結し、16、17の両日に開く「東北六魂祭(ろっこんさい)」が観光復興の呼び水として期待を集めている。東北新幹線の指定席や仙台市内の宿泊施設の予約が急増し、大勢の観光客が見込める状況になった。東日本大震災からの復興を目指す関係者は「夏祭り本番を前に弾みになる」と手応えを感じている。
JR東日本は6月末、祭りを含む3連休に東北新幹線を上下計22本増発すると発表。7月8日には16、17の両日、東京―仙台間で1往復ずつの追加運行を決めた。
予約状況は13日現在、「はやて」「やまびこ」が16日午前の下り、17日午後5時以降の上りがほぼ満席。広報部は「六魂祭の影響とみられる。東北に行ってみようという機運が首都圏で高まっている」と話す。
仙台市内のホテルや温泉旅館の予約も好調だ。ホテルコムズ仙台アネックス(青葉区)は「復興関係者がもともと多い事情も重なり、期間中は満室。開催効果は大きい」と言う。六魂祭決定後に発売したインターネット限定の連泊プラン(20人限定)は完売した。
六魂祭をメーンにした旅行商品も人気を集める。ボランティア活動を組み合わせた近畿日本ツーリストの企画(車中泊を含む2泊3日)は、バスを当初予定の1台から2台に増やした。
同社は「キャンセル待ちの問い合わせが続いている。観光も被災地支援につながるという意識が浸透してきたのでは」とみている。
仙台市と共に六魂祭事務局を務める仙台商工会議所の佐藤盛雄常務理事は「人出は当初予想の1日5万人を上回りそうだ。このにぎわいを、東北各地の夏祭り本番につなげたい」と話している。
[東北六魂祭]16、17の両日、仙台市青葉区の勾当台公園や定禅寺通などで開催。青森ねぶた祭、盛岡さんさ踊り、仙台七夕まつり、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、福島わらじまつりが参加。パレードやステージイベントを繰り広げる。
2011年07月14日木曜
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000748-yom-soci
震災後、温泉地に異変…源泉空っぽ・変色・噴出
読売新聞 7月15日(金)15時33分配信
福島県いわき市の旧炭坑の排気口からわき出した「温泉」=松本剛撮影
東日本大震災の後、各地の温泉地で「異変」が起きている。
急に湯が出なくなったり、温度や色が変わったりし、廃業した温泉旅館もある。一方で、住宅近くで突然、湯がわき出たケースも。地殻変動が原因とみられるが、自噴が止まった温泉への救済措置はなく、支援を求める声も出ている。
新潟県弥彦村にある「観音寺温泉」で老舗旅館「長生(ちょうせい)館」を経営していた中村一彦さん(54)は3月11日の地震直後、源泉の井戸をのぞいて驚いた。湯があるはずの井戸は空っぽ。検査で再び湯が出る可能性は低いと分かり、3月末に廃業した。「お客さんに申し訳なかった」と中村さん。
源泉は、所有者の中村さんを含め5軒の旅館が利用していた。その一つ「上州苑」は旅館裏で昔使っていた湧泉で代用したが、昔より成分が薄まり、温泉法で言う「温泉」には該当せず、「温泉」の看板を下ろして旅館を営む。ただ「柔らかい湯で気持ちいい」と好評だとか。他の旅館も数百万円かけて別の源泉に切り替えるなどしたという。
山形県大江町の産業振興公社が経営する温泉宿泊施設「柳川温泉」も自噴が止まった。宿泊施設のみで営業するも「利用者はあまりいない」(同町)。新たな源泉掘削を始めた町は「国や県の支援を」と訴える。
秋田県北秋田市森吉の一軒宿「杣(そま)温泉旅館」も自噴が止まって一時休業した。江戸時代の紀行家・菅江真澄も訪れたという「秘湯」を残そうと、約100万円でポンプを付けて営業再開。30度台まで下がった温度も徐々に以前の52〜53度に戻った。主人の杣正則さん(66)は「一時は頭の中が真っ白になった」と振り返る。
茨城県大子町の日帰り入浴施設「袋田温泉関所の湯」は無色透明の湯が乳白色に。「肌がつるつるになる」と評判を呼び、客が増えた。温泉開発業者は「原因不明だが、地震で地下の取水口の地層近くに粘土層が入り込んだのでは」。ただ、日に日に元の透明に近づいており、施設側は「このまま濁っていればとも思う」。
福島県いわき市泉玉露の住宅街から20〜30メートル離れた空き地。4月11、12日にいずれも震度6弱を記録した余震後、炭坑跡の排気口を覆う円筒形コンクリート(直径約10メートル)から湯があふれ出た。約55度で、1日数千トン。旧炭鉱管理会社は湯の誘導路を作るなどして住宅への流入を防いでいる。同社によると、排気口は地下約600メートルの炭坑跡に通じているという。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201107150150.html
ドーム・宮島 3割訪問せず
広島県内と岩国市を訪れた県外観光客のうち3割が、世界遺産である原爆ドーム(広島市中区)と宮島・厳島神社(廿日市市)のいずれも訪問先にしていない―。広島市立大(安佐南区)のゼミの観光調査から、世界遺産頼みではなく、観光地間の連携の必要性が見えてきた。21日、同大である中間報告会で発表する。
国際学部の金泰旭(キムテウク)准教授のゼミで学生7人と一緒に、広島の観光や地域資源のブランド化をテーマに調査した。昨年12月〜今年2月、平和記念公園(中区)、宮島、大和ミュージアム(呉市)、錦帯橋(岩国市)など計8カ所でアンケート。1041人に尋ね、うち県外は682人だった。
「今回の広島旅行で訪れる観光地は」との問いで世界遺産に絞ると、原爆ドームと宮島の「両方を訪れた」が208人(30・4%)に対し、「両方訪れていない」は237人(34・7%)。「宮島のみ」165人、「原爆ドームのみ」72人と続いた。
両方の世界遺産を訪れない理由について、「興味がないか、既に訪れたことがある」などと推測。他の観光地にも誘導するべきだ、と指摘している。
最終報告は本年度内にまとめる。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110716-OYT1T00935.htm
ねぶたなど中止、熱中症搬送も…六魂祭パレード
東北6県の代表的な夏祭りが勢ぞろいするイベント「東北六魂(ろっこん)祭」は16日夜、メーンイベントのパレードが仙台市で行われた。
会場の目抜き通り「定禅寺通」は全国から集まった見物客でごった返し、パレードは20分遅れで始まった。
仙台七夕、盛岡さんさ、山形花笠、福島わらじの踊り手があでやかな舞を披露したが、「安全を確保できない」(実行委員会)として、青森ねぶたの山車の引き回しと秋田竿燈(かんとう)の演舞は中止に。熱中症とみられる症状を訴える人も相次ぎ、26人が救急車で運ばれた。
仙台市の主婦(46)は「一番楽しみにしていたねぶたを見られず残念です」と肩を落としていた。
(2011年7月16日23時46分 読売新聞)
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201107160083.html
東北六魂祭、パレード一部中止=人出13万人、想定の2倍超―危険と判断・仙台2011年7月16日22時6分
. 東日本大震災からの復興を願い、仙台市で東北6県を代表する夏祭りを一堂に集めた「東北六魂祭」は16日夜、繁華街を祭りの踊り手がパレードした。しかし、「青森ねぶた祭」と「秋田竿燈まつり」は、見物客の数が膨らみ危険になったとして、中止された。同市消防局によると、26人が熱中症とみられる症状を訴えた。
仙台市などでつくる実行委員会は会場の人出が約13万3000人だったと発表。開催前の想定は5万人だった。17日もパレードがあるが実施は未定。
実行委によると、青葉区の県庁近くにある定禅寺通りで、上下6車線の車道約400メートルを使って、6県から集まった祭りのパレードが行われる計画だった。
パレードは予定より遅れて始まり、仙台七夕まつりや山形花笠まつりの踊り手らがコースを練り歩くと、沿道から拍手が起きた。
しかし、見物客が車道にはみ出るほど膨らんで安全が確保できなくなり、実行委はねぶたと竿燈の二つの祭りの中止を決定。会場ではアナウンスが流れると、見物客から「えー」という声が上がった。
[時事通信社]
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http://news24.jp/articles/2011/07/16/07186600.html
観客殺到、熱中症も 東北六魂祭に課題残る
< 2011年7月16日 21:40
仙台市で16日、東北の代表的な祭りが一堂に会する「東北六魂祭」が開幕した。多くの見物客が会場に詰めかけたため、ねぶたが会場入りできないなど、混乱も見られた。
東日本大震災に負けない東北の人たちの不屈の魂を発信しようと、初めて開かれた東北六魂祭。16日夕方には、メーンイベントとなるパレードが行われた。しかし、多くの見物客が会場に詰めかけたため、ねぶたが会場入りできなかった他、秋田の竿灯(かんとう)は起こすことができなかった。また、熱中症とみられる症状で体調を崩す人が出るなど混乱も見られ、運営面での課題を残す形となった。
東北六魂祭は17日も行われる予定だが、実行委員会は「仕切り直してしっかり行いたい」と話している。
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110716t15044.htm
六魂祭パレードがスケジュールこなせず終了、中止
16日に開幕した東北六魂祭(ろっこんさい)のメーンイベント「6大祭りパレード」は、予想以上の観光客が入り込み、予定のスケジュールをこなせないまま終了した。
会場の定禅寺通とその接続道路には人があふれ、パレードする場所まで観光客が埋め尽くした。盛岡さんさ踊り、仙台七夕まつりなどは披露されたが、青森のねぶた、秋田竿燈の巡回は中止された。
初日のパレードは16日午後5〜7時に予定されていた。
2011年07月16日土曜日
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http://2chspa.com/thread/news/1310808733
208: 名無しさん@涙目です。(宮城県) 2011/07/16(土) 20:44:17.39 ID:V5cmrAR80 []
・観客立ち入り禁止区域の不徹底
・歩行用スペースの未確保
・警備員の数が絶望的に不足
・来訪人員の明らかな読み間違え
こんなに酷い目に会ったのは記憶にないね
TBSでやってるのは事前予約400名が座ってるイベントなので
混雑状況の参考にならないです
周りは酷いことになってる気がします
272: 名無しさん@涙目です。(宮城県) 2011/07/16(土) 21:21:18.15 ID:ysOPOa7x0 []
二か月前に市長らが思いつきで決めた企画だろこれ
仙台の七夕花火大会じゃ歩道を区切って一方通行の歩道レーンと座り見レーンに完全に分けてたのにそれもなし
結果,地下鉄の駅方面から見に来る人,立ち止まって見物してる人,パレード見れないから駅に帰る人がぶつかり合って
ぶつかり稽古状態。おっさんはキレるわ子供は泣くわで大混乱。
満足してる人なんか一人もいなかった。
これじゃ、ただの市長のオ○ニーじゃん
399: 名無しさん@涙目です。(宮城県) 2011/07/16(土) 22:46:37.83 ID:YQoZthbh0 []
yosuke_ishida 石田 陽祐【和太鼓・篠笛】
実はパレード自体中止が検討されてました。それくらい人が集まり過ぎて
危険な状態でした。警備は少なかったけど、モラルの無い人が多かったのも
事実。もしみんなが震災直後のようにお互いを思いやっていれたら…と思うと
哀しい。終了後スタッフは本気で悔しがっていたよ。 #rokkonouen
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564 :名無しさん@涙目です。(埼玉県):2011/07/17(日) 00:37:47.47 ID:4IIFGz310
駅、ペデストリアンデッキ、アーケード、すべてにおいて会場までの誘導看板なし。
勾当台公園までの誘導を駅の案内所任せにするなよ。
567 :名無しさん@涙目です。(東京都):2011/07/17(日) 00:38:38.50 ID:d0gsKNO00
公式サイトの「お知らせ」に謝罪の一言もないのには驚く。
573 :名無しさん@涙目です。(チベット自治区):2011/07/17(日) 00:40:36.25 ID:d+2yDQONP
今日も失敗したら、仙台東北のイメージが相当悪くなるね
警備とか10倍にするんだろうね
589 :名無しさん@涙目です。(宮城県):2011/07/17(日) 00:45:13.66 ID:cAhzAMwA0
>>564
パレードも定禅寺通りってだけで具体的な巡回ルートがどこなのか案内がなかったな
観客は自分が立ってる位置でパレードが見えるか不安になってどんどん前へ → パレードの通路を塞ぐ
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110717_P
浄土ケ浜に久々の歓声 遊覧船、4カ月ぶり再開
東日本大震災のため一時は再開を危ぶまれた宮古市浄土ケ浜の観光遊覧船が16日、今季の運航を始め、宮古の名所は久しぶりににぎわいを見せた。唯一残った1隻で4便走り、観光客計67人が破壊された防潮堤など震災の爪痕を目の当たりにしながらも雄大な景色を楽しんだ。海水浴場開設こそ断念したが、もう一つの呼び物「青の洞窟さっぱ船遊覧」も同日再開。「できるところから始めなくては」。観光地の復活に向け関係者は前を向く。
霧が立ち込めやすい天候だったが、震災でただ1隻無事だった第16陸中丸(109トン)は力強く発進。乗客はローソク岩や日出島などの名所に歓声を上げた。
ガイドは航路再開を機にワイヤレスマイクを導入。船べりまで動いて指さし案内するなど機動性を増した。
ガイドを務めた金沢明美さん(53)は「日出島漁港の紹介では犠牲者を思い涙が出てしまった。復興の様子を話題に入れ、元気づけるようなガイドをしたい」と意気込む。
【写真=再開した遊覧船でウミネコへの餌やりを楽しむ観光客=16日午後0時15分、宮古市の浄土ケ浜沖】
(2011/07/17)
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110717104.htm
3連休、人出少なめ 石川県内の観光地
3連休初日ながら、混雑はなかった北陸道=白山市の徳光PA付近
高速道路の「休日上限千円」が廃止されて約1カ月。石川県内の観光地は16日、3連休初日を迎えて観光客でにぎわったが、休日千円適用時の人出に比べると少なめとなった。北陸自動車道も目立った混雑はみられず、徳光パーキングエリア(PA)の利用客は目に見えて減少、打ち切りの反動が続いていることがうかがえた。
兼六園の16日の入園者数は4581人。暑さの影響もあってか、昨年同時期の3連休初日の5790人を大きく下回った。
兼六園近くの兼六駐車場でも入庫車数は500台程度にとどまり、高速千円の駆け込み需要に沸いた6月18日の1241台の半分以下となった。
北陸自動車道徳光PA上り線「まっとう車遊館」の鮮魚店員によると、先月後半の週末に比べ人出は半分以下だった。
加賀市の山中温泉観光協会によると、割引終了以降、同温泉地の週末の入り込みは少なめで、連休中の17日も旅館には空きがあるという。
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110717103.htm
地デジ負担で旅館悲鳴 完了断念の声
テレビ台数の多い旅館で地デジ移行の対応に苦慮するケースが相次いでいる=金沢市内の旅館
地上デジタル放送完全移行まであと1週間となり、石川県内の旅館で対応に苦慮するケースが相次いでいる。東日本大震災以降、収益が減る中、テレビ台数が多く費用の負担が重くのしかかるためだ。24日正午の地デジ完全移行までに全客室分の準備を間に合わせることを断念する旅館も出てきた。
金沢市中心部の小規模旅館は客室のテレビ20台のうち4台を地デジ対応に替えたが、残りは移行後に順次買い替える。「震災以降、外国人観光客の予約がほとんど入らず、全部買い替えるのは難しい。できるだけ切り詰めながら対応したい」と主人は苦しい胸の内を明かす。
同市内の別の小規模旅館はテレビ23台を昨年秋に買い替え、アンテナ・配線工事を含め100万円以上かかった。「負担が大きく、これを機にテレビを廃止しようと考えたほど」と女将(おかみ)はこぼす。
この旅館では震災の影響で団体客を含む約40件のキャンセルがあった。「せっかく新しいテレビを入れたのに余り見てもらえていない」と女将。主人は「県外資本の新しいホテルに囲まれ瀕死(ひんし)の状態なのに、テレビの買い替えまで強いられ苦しい」と語る。
加賀市山代温泉の老舗旅館も震災後の客数減少のため客室のテレビ150台の買い替えを見送り、チューナーをレンタルして対応することにした。
七尾市和倉温泉の小規模旅館の場合、業者から「早めにテレビを替えないと直前は品薄になる」と言われ、15台を3年前から順に替え始めた。当時、32型を1台18万円ほどで買ったが、今は3〜4万円の品もあり、「もっと安くついたはずで悔しい」と女将はぼやく。
県内の旅館からは、地デジ放送を受信するためテレビに差し込む「B−CASカード」の盗難を心配する声も出ている。カードがなければテレビは映らず、紛失すれば再発行に2千円の手数料がかかる。このため、客室のテレビの差し込み口を手製のカバーで封印し、カードが取り出せないようにしている宿泊施設もある。
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http://www.mbs.jp/news/jnn_4778203_zen.shtml
東北六魂祭が閉幕、2日間で37万人
復興への願いを込め、東北の夏祭りが仙台市で競演する東北六魂祭は、2日間でおよそ37万人が詰めかけるにぎわいとなりました。
山車が勇壮に練り歩く「青森ねぶた祭」に、長さ10メートルの竿燈で妙技を競う「秋田竿燈まつり」。初日は大混雑のため演技の一部が中止となったこの2つの祭りも、2日目はパレードに加わり、東北6県の夏祭りの競演が実現しました。
沿道には大勢の見物客が詰めかけ、通りを練り歩く踊り手たちにカメラを向けていました。
「一堂に会す祭りは初めてなので良かった」(見物客)
「この祭りを中心にして東北に大勢の人が来るよう、みんなで応援したい」(見物客)
一方、仙台市は初日、2日目ともに日中の気温が30度を超す厳しい暑さとなり、2日間で合わせて47人が熱中症とみられる症状を訴え、病院に運ばれました。
震災からの復興を願い、初めて開催された東北六魂祭。人出は2日間でおよそ37万人に上り、当初の予想を大幅に上回るにぎわいとなり、閉幕しました。(17日20:55)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110717-OYT1T00572.htm
東北六魂祭閉幕、予想3倍の36万人来場
17日午後、仙台市青葉区の定禅寺通で)=菅野靖撮影 東日本大震災からの復興を願い、東北6県の夏祭りを集めて仙台市で開催されていた「東北六魂祭」は17日、初日に中止された「青森ねぶた」「秋田竿燈」を含む全てのパレードを行い、閉幕した。
2日間で10万人の予想を上回る36万人が来場。初日の16日は来場者が通りにごった返し、安全が確保できないとして一部のパレードが中止されたため、2日目はコースの半分を観覧スペースに開放、警備員も1・5倍に増やした。
ねぶたの山車を引き回した青森市の公務員伊藤健司さん(37)は「6県で力を合わせ、復興へ向かいたい」と話していた。
(2011年7月17日21時03分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110717-OYT1T00076.htm
ねぶた・竿燈中止、六魂祭実行委に抗議殺到
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東北六魂祭のパレード会場の定禅寺通は見物客であふれた(16日、仙台市青葉区で)=菅野靖撮影 予想をはるかに超える見物客が詰めかけ、パレードの一部を中止するなど大混乱した仙台市の「東北六魂祭(ろっこんさい)」。
気温が30度を超え、26人が熱中症の疑いで搬送された。東日本大震災の被災地を元気づける狙いがあったが、運営や準備の不十分さから多くの人が憤る結果となった。
2日間の開催期間の初日、六つの祭りが結集する場面を一目見ようと、会場の定禅寺通(青葉区)周辺はすでに昼には見物客で埋め尽くされ、わずか4〜5メートル進むのに数分かかるほどの混雑ぶりとなった。
同通を6県の踊り手が練り歩くパレードは祭りの目玉。しかし、開始予定の午後5時には車道に人があふれ、踊り手の進路が確保できなくなり、20分遅れで開始した。それでも踊り終えた踊り手の退路が人でふさがるなどし、度々中断した。
仙台七夕、福島わらじ、盛岡さんさ、山形花笠の4祭りのパレードはなんとか行われ、踊り手があでやかな舞を披露すると、観客は「きれい!」と、声援を送っていた。しかし、午後6時40分頃、「会場の安全が確保できない」として青森ねぶた祭の山車の引き回しと、秋田竿燈(かんとう)まつりの演舞は中止が決まった。アナウンスが流れると、会場からは「えー」「残念だ」という声が至る所で上がった。
人だかりでパレードを見られなかった人も多く、中止決定後、会場の一角にある実行委員会の本部には抗議する人が殺到した。
熱中症のような症状を訴え、体調不良で倒れる人も相次いだ。会場には救急車が多数出動し、仙台市消防局によると、午後8時頃までに熱中症の疑いで26人を搬送した。
岩手県奥州市の無職菊地喜幸さん(64)は「朝からこれを見るために場所取りをし、楽しみに待っていたのにがっかりだ。もっと交通整理をしっかりしてほしかった」と憤慨していた。
中止となったねぶたの踊り手、青森市の杉山明子さん(36)は「東北6県で復興のために、お客さんに喜んでもらいたかったが、お見せできず、残念だ」と話していた。
◆「結果として警備不十分」
6県の県庁所在地の市などでつくる東北六魂祭実行委員会の事務局は「予想をはるかに超える人出。警備などは十分に検討してきたが、結果として不十分だった」と釈明した。事務局では2日間で計10万人、1日あたり5万人の人出を予想していたが、午後2時の時点で5万3000人を超え、夕方にはさらにふくれあがったとみられる。
(2011年7月17日12時02分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20110717-OYT8T00169.htm
六魂祭一部中止
ねぶたと竿燈が中止された東北六魂祭のパレード。会場の定禅寺通は見物客であふれた(16日午後6時54分、仙台市青葉区で)=菅野靖撮影 予想をはるかに超える見物客が詰めかけ、パレードの一部を中止するなど大混乱した仙台市の「東北六魂祭(ろっこんさい)」。気温が30度を超え、熱中症の疑いで搬送される人も続出した。東日本大震災の被災地を元気づける狙いがあったが、運営や準備の不十分さから多くの人が憤る結果となった。
2日間の開催期間の初日、六つの祭りが結集する場面を一目見ようと、会場の定禅寺通(青葉区)周辺はすでに昼には見物客で埋め尽くされ、わずか4〜5メートル進むのに数分かかるほどの混雑ぶりとなった。
同通を6県の踊り手が練り歩くパレードは祭りの目玉。しかし、開始予定の午後5時には車道に人があふれ、踊り手の進路が確保できなくなり、20分遅れで開始した。それでも踊り終えた踊り手の退路が人でふさがるなどし、度々中断した。
仙台七夕、福島わらじ、盛岡さんさ、山形花笠の4祭りのパレードはなんとか行われ、踊り手があでやかな舞を披露すると、観客は「きれい!」と、声援を送っていた。しかし、午後6時40分頃、「会場の安全が確保できない」として青森ねぶた祭の山車の引き回しと、秋田竿燈(かんとう)まつりの演舞は中止が決まった。アナウンスが流れると、会場からは「えー」「残念だ」という声が至る所で上がった。
人だかりでパレードを見られなかった人も多く、中止決定後、会場の一角にある実行委員会の本部には抗議する人が殺到した。
熱中症のような症状を訴え、体調不良で倒れる人も相次いだ。会場には救急車が多数出動し、仙台市消防局によると、午後8時頃までに熱中症の疑いで26人を搬送した。
岩手県奥州市の無職菊地喜幸さん(64)は「朝からこれを見るために場所取りをし、楽しみに待っていたのにがっかりだ。もっと交通整理をしっかりしてほしかった」と憤慨していた。
中止となったねぶたの踊り手、青森市の杉山明子さん(36)は「東北6県で復興のために、お客さんに喜んでもらいたかったが、お見せできず、残念だ」と話していた。
(2011年7月17日 読売新聞)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2011/07/17122.html
ニュース2011/7/17 日曜日
見物客あふれねぶた運行中止/東北六魂祭
青森ねぶた祭や秋田竿(かん)灯(とう)まつりなど、東北を代表する夏祭りが競演する「東北六魂祭」が16日、仙台市で開幕した。各市によるPRステージや物産販売、東北出身ミュージシャンによるライブなど、多彩なイベントが終日繰り広げられた。ただ、想定の2倍超の13万3000人の人出となり、ねぶた運行など一部が中止となるハプニングもあった。同祭は17日も行われる。
祭りは東北の県庁所在地の6市が設立した実行委員会が主催。東日本大震災後の自粛ムードや、風評被害などによって観光客が減少する東北地方を元気づけるとともに、地域経済の復興にもつなげようと初めて行った。
青森市からはねぶた「戦国武将 政宗」が出陣。幅7メートル、奥行き6メートル、高さ4・6メートルと大型ねぶたより一回り小さく、同市のねぶた師の外崎白鴻さん(31)が手掛けた。荒馬を震災に見立て、伊達政宗公が兜(かぶと)を使って抑え込んでいる様子を表現した。
仙台市の勾当台公園で16日に行われた開会式では、鹿内博青森市長が「東北の元気と希望を内外に発信したい」と六魂祭の開幕を宣言。また多くの観光資源を有する青森市の地域性と、来月2日開幕の青森ねぶた祭をアピールした。
一方、実行委によると、午後5時から定禅寺通で行われる予定だったパレードは、予想以上の見物客が沿道から路上にまであふれ、安全が確保できないため竿灯とねぶた運行が中止となった。
ただ、青森市職員ら花笠姿のハネトが囃(はや)子(し)に乗せて「ラッセラー」の掛け声を響かせねぶたの勇姿を心待ちにしていた見物客が盛んに拍手や声援を送っていた。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110717t15001.htm
夏祭り熱気 復興へ 東北六魂祭が開幕 観客殺到で一部中止
観客が車道にまであふれて運行が中止になり、会場から引き返す青森ねぶた=16日午後6時50分ごろ、仙台市青葉区の定禅寺通
東北の県庁所在地6市の夏祭りを一堂に集めた東北六魂祭(ろっこんさい)が16日、仙台市青葉区の勾当台公園周辺で2日間の日程で開幕した。6大祭りが初めて集結する醍醐味(だいごみ)を味わおうと、初日は予想を大きく上回る観光客が殺到。メーンイベントのパレード会場となった定禅寺通は人波で混乱し、スケジュールの一部が中止された。
主催者側は、17日のパレードは会場の運用を一部変更するなどして、正午から実施する。
16日のパレードは予定の午後5時を20分程度遅れてスタート。沿道に収まりきれなくなった観光客は定禅寺通の車道にもあふれ、午後6時ごろには青森のねぶた運行や秋田竿燈まつりのパフォーマンスが中止された。主催者によると、当初の人出見込みは5万人だったが、実際には13万3000人の人出があり、パレードの見物客は8万3000人に上ったという。
この日午前に行われた勾当台公園市民広場での開祭式では、出席者全員が東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた。鎌田宏実行委員長(仙台商工会議所会頭)は「各地の本祭りにも、ぜひ足を運んでほしい」とあいさつ。副会長の鹿内博青森市長が「東北の元気と希望を内外にアピールしたい」と開幕を宣言した。
市民広場では6大祭りの出演者や関係者がそれぞれステージに登壇し、祭りの由来や衣装の特徴などを紹介。盛岡さんさ、山形花笠の踊りの実演などもあった。
六魂祭は震災からの復興へのろしを上げようと、東北の県庁所在地6市や各祭りの協賛会などが実行委員会をつくって開いた。16日昼前にあった主催者側の会見で福島市の瀬戸孝則市長は「復興を成し遂げるまで、毎年開催すべきだ」と祭りの意義を強調。来年以降について仙台市の伊藤敬幹副市長は「また開催しようという動きが出るのではないか。続けていければいい」と述べた。
2011年07月17日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110717t15016.htm
復興ののろし…混乱 「見通し甘い」見物客怒り 東北六魂祭
観客が車道にあふれてパレード開始の見通しが立たず、困惑する祭り関係者=16日午後5時ごろ、仙台市青葉区の定禅寺通
東日本大震災からの復興ののろしになるはずだった東北六魂祭(ろっこんさい)。16日、仙台市の会場は予想を上回る人出と事前の準備不足から、大混乱に陥った。予定されていた演目も途中で打ち切られ、観光客からは「がっかりした」と不満が噴出した。
「人出の見通しが甘すぎる。警備も足らず、全くの看板倒れだ」
長男(3)を肩車したままパレードを見ていた仙台市若林区の会社員男性(32)は怒りをあらわにした。
泉区の無職谷藤正郎さん(70)も警備態勢の不備を指摘。「後から来た人が路上にあふれ、ほとんど見られなかった。自宅でテレビを見た方が良かった」と語った。
自宅が津波の被害を受けた石巻市の主婦我妻かつ江さん(72)は、午後3時ごろから立ったままパレードの開始を待った。「余震におびえながら避難所で過ごしたときに比べれば、まだまし。あしたも混乱するのかしら」と心配そうに話した。
会場には関東地方からバスで訪れたツアー客の姿も目立った。
さいたま市の主婦杉山節子さん(63)は「被災地の皆さんを応援するつもりで来たのに不完全燃焼。晴れの舞台だったのに踊り手の人たちも気の毒で仕方ない」と参加者をいたわった。
千葉県柏市の無職木村定男さん(66)は「見えたのは人の頭だけで本当にがっかりだ。飲食店にも入ることができず、おいしい物も食べられなかった」と肩を落とした。
JR仙台駅によると、16日午後6時半ごろから、パレードの一部が中止になった影響で、六魂祭から帰る人で駅構内が大混雑した。特に改札からコンコースにかけては、身動きできないほどの状態となり、駅員が人をかき分けて誘導した。
同駅関係者は「今まで見たこともないほどの混み具合だった。七夕期間中も混雑するが、比較にならない。七夕の見物客は行き来する時間帯が分散するのに対し、六魂祭は見物客が帰る時間帯が集中した」と話す。
駅の混雑は午後8時半すぎには、緩和されてきたという。
2011年07月17日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110717t15015.htm
「つぶされそう」混雑で110番殺到 東北六魂祭
車道にまで押し寄せた観客を懸命に誘導する警察官ら=16日午後5時10分ごろ、仙台市青葉区の定禅寺通
仙台中央署は実行委と打ち合わせた通り、祭りの警備には署員100人態勢で臨んだ。
定禅寺通のパレード会場周辺を中心に配置したが、予想外の大混雑。午後3時半ごろからは見物客から「人が多くて身動きできない」「子どもが人ごみに押しつぶされそうだから助けて」との内容の110番が殺到した。
関係者によると、実行委員会と中央署が対応を協議した際「兵庫県明石市の花火大会事故のように、観客が将棋倒しになってしまう」との意見が出て、パレードを中止することになったという。
2011年07月17日日曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20110718-OYT8T00096.htm
六魂祭 警備80人増員乗り切る
36万人来場 見通しの甘さ否定できず
東日本大震災からの復興を願い、16、17日に仙台市で開催された「東北六魂祭(ろっこんさい)」。東北6県の主な夏祭りが集結した初のイベントだったが、大混雑するなど運営面で大きな課題を残した。復興を支援する全国的な機運に水を差しかねないだけに、実行委員会は「8月の各祭りではこんなことのないようにし、全国の皆さんにお返ししたい」と反省している。
16日はあまりの人出に「安全が確保できない」として中止された秋田竿燈と青森ねぶたのパレード。17日は警備態勢を前日の160人から240人に拡充し、コースや時間も短縮。会場に向かう観客の誘導も改善して、なんとか実施した。
大きな混乱なく終え、竿燈の演舞を見せた秋田市、専門学生本間裕人さん(19)は「16日とはうってかわって警備体制が敷かれ、やりやすかった。ようやく皆さんに喜んでもらってうれしい」と語った。
震災復興に弾みをつけ、全国に東北をPRする――。六つの祭りを集める手法は全国の関心を集めることに成功し、2日間で予想の10万人を大きく超える約36万6000人が来場した。しかし、急仕上げのあまり見通しが甘かったのは否定できない。
六魂祭は青森、仙台両市長の間で話が持ち上がり、5月に実施を発表。実質的な準備期間は2か月ほどだった。実行委事務局の1人は「新しいイベントを行うには準備期間が半年から1年は必要だった」と語る。
実行委は毎年8月の七夕まつりで踊りを披露する「星の宵まつり」の人出(約2万人)を参考に、六魂祭の人出を1日あたり5万人と想定。来場者からは「復興を掲げてPRすれば、さらに全国から人が集まるのは予想できたはずだ」との声も出ている。23万人余が訪れた17日も混雑の中で23人が熱中症で搬送された。
実行委員会会長の奥山恵美子・仙台市長は「東北を応援する気持ちがたくさんあり感激した」とした上で、想定のミスを認め、「こんなに来るとは予想できなかった。来ても見られなかった人がいることは心からおわびしたい」と語った。
(2011年7月18日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/0717/TKY201107170468.html
混乱の東北六魂祭「応援の気持ちに感動」 運営面で課題パレードの行われた通りには人垣ができた=17日午後1時9分、仙台市青葉区の定禅寺通、小宮路勝撮影
仙台市に東北6県の夏祭りが一堂に集まった「東北六魂(ろっこん)祭」は、16、17両日で予想の3倍以上の人出となった。初日はパレードの一部が中止になり、コースを縮小した17日も予定を変更する事態に。東日本大震災からの復興を願うイベントは、運営面で大きな課題を残した。
17日のパレードは、当初の計画を変更して、会場となる「定禅寺通」の東向き車線だけを使い、西向きの車線を観覧スペースとして開放して実施した。警備スタッフは60人増やして310人態勢に拡充。仙台中央署も70人増の190人で警備に臨んだ。2カ所だった救護室も3カ所に増やし、救急車2台もあらかじめ会場に配備した。
それでも、17日正午前にスタートしたパレードは、開始45分後に車道に人が入り込んだため5分間ほど中断。パレード自体も大幅に遅れたため、通りを往復する予定を変更し、復路は取りやめた。「秋田竿燈まつり」の演舞も一部中止した。
実行委員会は当初、1日当たりの来場者数を5万人と予想していた。毎年8月に開かれる仙台七夕まつりのパレード「星の宵まつり」で訪れる2万人という実績を元に算定した。「今回は6県の祭りが集まるので、その2.5倍を見込んだ」(実行委)という。しかし、16日は13万3千人、17日は23万3300人と、結果は予想の3.6倍だった。
実行委関係者によると、当初は秋に音楽祭やフリーマーケットをメーンイベントとして開く構想だったが、東北の夏祭りを一堂に集める構想となり、開催時期も秋から夏に前倒しになった。少しでも早く自粛ムードを払拭(ふっしょく)したいという思いに加え、「本番に向けたPRの場にしてもらいたかった」(実行委関係者)という思惑があったという。
仙台中央署によると、警備計画についての相談は6月初旬になってからだったという。山村英次署長は「初めてということもあり、来場者の予想を立てるのが非常に難しかった。主催者側の見込みに基づいて計画したが、実際には来場者があまりに多く、現場で対応が出来なくなった」と話す。
実行委の間庭洋幹事長は「これほど多くの人が来るとは想像もしていなかった。人出を予想する算定基礎もなく、不完全燃焼のような形になってしまった」とコメント。奥山恵美子・仙台市長は「今の東北を応援しようという気持ちが多くの人にあることが分かり、感動した」とする一方で、「応援を運営面で支えきれなかったことは、反省しおわび申し上げたい」と謝罪した。
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110718t11016.htm
応援の気持ち支えきれず 仙台市長が陳謝
閉祭式の後、パレードの一部中止などについて陳謝した奥山市長=17日午後5時30分ごろ、仙台市青葉区の勾当台公園市民広場
東北六魂祭で実行委員会会長を務めた奥山恵美子仙台市長は17日、閉祭式の後、報道機関の取材に応じ、演目の一部が中止された16日のパレードについて「観客数が想定を超え、混乱を招いた。被災地を応援したいという多くの人の気持ちを運営面で支えきれず、本当に申し訳ない」と陳謝した。
実行委によると、来場者数は当初、1日約5万人と見込んでいたが、実際の人出は16日が約13万3000人に達し、17日は23万人を超えた。
奥山市長はパレード会場となった定禅寺通周辺について、「5万人ならきっちりした管理をしなくても動線が保たれると考えた」と想定の甘さを認めた。
開催を正式発表した5月末からの約1カ月半で「全国的に急速に高まった関心と、当初の想定にギャップが生じていたことを把握できていなかった」との認識も示した。
奥山市長は「東北を何とか支援したいという、たくさんの人の気持ちに感謝したい。六魂祭で結集した力をもって、8月の七夕まつり本番をやり抜きたい」と述べた。
実行委員長の鎌田宏仙台商工会議所会頭は「短期間で、ここまでできたことに感激している。パワーあふれる東北の人たちの総力で成功にこぎ着けたと思う」と語った。
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>>1106
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110717t35009.htm
浄土ヶ浜の遊覧船が再開 宮古の観光復興へ一歩
浄土ケ浜を巡る遊覧船が運航再開し、ウミネコに餌付けをして楽しむ観光客
岩手県宮古市の景勝地、浄土ケ浜を巡る観光遊覧船が16日、東日本大震災後初めて定期運航を再開した。3隻のうち辛うじて無傷で残った第16陸中丸が船出し、観光復興に向けた一歩を踏み出した。
第1便は午前9時40分に浄土ケ浜桟橋を出港。あいにくの曇り空で波も高かったが、天然記念物の「ローソク岩」や「潮吹穴」ははっきりと見えた。18人の観光客は、船を追うウミネコに餌付けするなど約40分のクルージングを楽しんだ。
元宮古市臨時職員で浄土ケ浜の駐車場管理員だった横坂達男さん(63)は、市内の避難所から駆け付けた。「防波堤は壊れていたが、ローソク岩などはきれいなままだった。自然の強さを感じた」と、クルーズの感想を感慨深げに話した。
コースは、従来の浄土ケ浜桟橋発着の40分コースに加え、新たに宮古湾を一周する「全周コース」(60分)、重茂半島の〓ケ崎まで南下する「とどケ崎周遊コース」(100分)も用意した。二つの新コースは要予約。連絡先は岩手県北自動車観光船事業部0193(62)3350。
(注)〓は「魚ヘン」に「毛」
2011年07月17日日曜日
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001107190002
奥松島の民宿再開
2011年07月19日
再開した民宿の前に立つ桜井邦夫さん(左)と長男浩さん=東松島市宮戸、山下写す
「奥松島」とも呼ばれる景勝地、宮戸島(東松島市)で昨秋、俳優・西田敏行さん主演の映画が撮影された。ロケに使われた民宿は5月末、震災で中断した営業を再開した。経営する親子は、映画スタッフらの応援を励みに、観光の火を消したくないと踏ん張っている。
映画は、全国で公開中の「星守る犬」(瀧本智行監督)。会社をリストラされて熟年離婚し、1匹の犬だけを連れて東北を放浪する主人公を西田さんが演じている。
民宿を経営する桜井邦夫さん(75)らによるとロケ陣が民宿に滞在したのは、昨年9月上旬の約1週間。台本に「古めかしい旅館」と書かれ、西田さんが大広間で酔って釣り客に絡むシーンや、共演の玉山鉄二さん、余貴美子さんらの演技が撮影された。
宮戸島の人口は約1千人。震災で陸地とつながる唯一の道が壊され、2週間にわたり孤立した。映画にエキストラとして出演した地元の男性1人が津波でなくなった。桜井さん一家6人にけがはなかった。木造の民宿は海に近かったが高台にあったため、津波の被害を免れた。だが、電気や水道が止まり、塩釜市にある長男浩さん(48)の妻の実家に避難した。
震災後、映画のスタッフから義援金とともに、「民宿の火を消さないで」と応援メッセージが届いた。民宿はこの地で40年以上続き、魚料理が名物。初夏はカレイやスズキがとれる時期で常連客も多かった。しかし、近くの漁港が壊滅したため魚料理の復活はめどが立っていない。
邦夫さんは「民宿は再開させたが、例年のように商売できるかは分からない。それでも映画とともに、奥松島は健在だと全国にアピールしたい」と話す。(山下龍一)
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http://www.yomiuri.co.jp/net/news/internetcom/20110720-OYT8T00748.htm
「節電・猛暑からの解放」…夏の海外旅行
今年の夏、海外旅行に行きたいですか?
行きたい海外旅行先 人気ベスト10
海外旅行はどのような気候の国に行きたいですか? もうすぐ8月。長期休暇に海外旅行を予定している人も多いが、震災の影響による自粛ムードや節電により一層厳しさを感じる今年の猛暑の影響はあるのだろうか。
旅行代理店大手の H.I.S.は、20歳〜49歳の男女1,000名に対して「2011年夏の海外旅行に関する意識調査」を実施した。調査結果からは、今年の夏の海外旅行先のトレンドとして、依然として「ビーチリゾート」の人気が高いことや、日本の節電・猛暑の夏による影響から、避暑目的で旅行先を選ぶ人が多いことがわかった。
なお、同社では、7月16日から25日の期間限定で、「スーパーサマーセール」の第2弾を実施している。ハワイ、韓国、アメリカ、タイをはじめ、人気観光地のツアー用意しており、同社のウェブサイトではウェブサイト予約限定商品なども用意しているという。
「海外旅行に行く」約4割。しかしその25%は「行先決まっていない」
まず、「今年の夏(7月〜9月)、海外旅行に行きたいと思いますか?」と聞いた質問では、「行きたいと思う」と答えたのは80.2%。中でも50.6%はより積極的な「とても行きたいと思う」と回答した。
なお、調査をおこなった時点で「今年の夏に海外旅行に行く予定がすでにある」と答えた人は40.2%。そのうち、「海外旅行先が決まっている」という人は74.4%で、25.6%は「海外旅行先が決まっていない」と回答している。また、「海外旅行に行く日程が決まっていない」と答えた人は38.3%。海外旅行に行く予定はあっても、旅行先や日程をまだ決めていないという人も多く、今後7月下旬から8月にかけて、出発直前まで申し込める航空券やツアーの需要が高まることが予想される。
ちなみに、海外旅行に行くことを決めた理由としては「会社の節電の取り組みで、まとまった休みが取れたから。(36歳・女性)」という回答も見られ、節電による夏季休暇の長期化によって、海外旅行に行くことを決めたという人もいるようだ。
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人気の観光地の傾向は?「日本より快適な場所に行きたい」
次に、「今年の夏に行きたいと思う海外旅行先」について聞いたところ、最も人気だったのは、やはり「ハワイ」で13.2%。その理由としては、「常夏のリゾートでのんびりしたい。(39歳・男性)」、「湿気のない暑さの場所でゆっくりしたい。(39歳・女性)」といった回答があがり、依然として「ビーチリゾート」は人気のようだ。その他、「節電を気にせず、空調の効いたところで過ごしたい。(35歳・女性)」という人もおり、日本は節電が求められ暑い夏であることも、少なからず海外旅行先を決める際に影響しているようだ。
2位には「手軽に行けて、食べ物も美味しい。(32歳・女性)」などの理由から、「韓国」(8.6%)が支持を集めた。以下、「アメリカ(本土)」(7.2%)、「タイ」(5.9%)、「台湾」(5.4%)、「イタリア」(4.6%)、「インドネシア」(4.1%)と続いている。そして、「気軽に酷暑を逃れられるから。(27歳・男性)」といった避暑の目的から、南半球で現在は冬の「オーストラリア」(3.2%)が8位にランクインしている。
海外旅行先の選定には今年の日本の節電・猛暑が大きく影響いるようで、「今年の夏の海外旅行は、どのような気候の国に行きたいですか?」という質問には、33.6%と3人に1人が「日本より涼しい旅行先に行きたい」と回答している。その理由としては、「旅行中は節電から解放されたい。(42歳・女性)」、「節電で体力的にも精神的にも滅入りそうだから。(34歳・男性)」など、節電による猛暑に苦労している現状から少しでも開放されたいという様子が伺える。
旅行の予算は「例年並み」、滞在期間は「長期」を検討
「今年の夏の海外旅行の予算感」について聞いた質問では、「いつもと同じくらい」と答えた人が56.0%と最も多く、次いで、「いつもよりお得で安い旅」(32.4%)、「いつもより贅沢で高い旅」(11.6%)という結果となった。不景気や震災の影響で消費低迷の傾向がある中でも、夏の海外旅行については、例年と同じくらいの予算を検討している人が多いようだ。
また、「今年の夏の海外旅行に何日間くらい行きたいですか?」という質問に対しては、平均は「6.8日」。その理由としては、「5日間:電力調整のためお盆休みが移動し、まとまった休みが取り易くなったため。(25歳・男性)」、「10日間:日本はどこも混んでいて、暑さがひどいからゆったりと過ごしたい。(31歳・男性)」、「普段よりも長く滞在してのんびりしたいと思うから。(49歳・男性)」などの回答が挙がった。企業の夏季休暇の長期化や、節電・猛暑の影響もあり、今年の夏は例年よりも長めの日程で海外旅行を楽しみたいという人が多いようだ。
(2011年7月20日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20110719-OYT8T01163.htm
電動自転車で指宿観光駅やホテルにレンタル40台
指宿駅前などに配置された電動アシスト自転車「いぶりん」 指宿市が観光施策の一環としてレンタル電動アシスト自転車「いぶりん」40台を購入し、JR指宿駅前で16日、関係者らによる出発式が行われた。
九州新幹線全線開業とともにJR指宿枕崎線に観光特急「指宿のたまて箱」が運行され、指宿駅からの交通手段を絡めた観光施策が求められていることから、市が「市街地を気軽に走ってもらい、観光地巡りを楽しんでもらおう」と購入。市観光協会が借り受けて運営することにした。
電動アシスト自転車は、10台を同駅構内の市総合観光案内所、残りを2〜4台ずつ旅館やホテル、山川港特産市場「活お海道」、かいもん山麓ふれあい公園に配置。事業費は約400万円。
出発式には、市や観光関係者ら約50人が出席。山下建二・同協会長が「多くの観光客らにかわいがってもらいたい」とあいさつ。参加者が自転車で中心街を走り、市民らに披露した。
レンタル料金は2時間以内500円、4時間以内1000円、6時間以内1500円、1日2000円。問い合わせは同観光案内所(0993・22・4114)へ。
(2011年7月20日 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110721/CK2011072102000069.html
【茨城】
観光業 打撃大きく 宿泊予約 前年の3割
2011年7月21日
県議会の東日本大震災復興・元気ないばらきづくり調査特別委員会が二十日開かれ、福島第一原発事故による風評被害の状況などを審議。観光業では、七〜九月の主なホテル・旅館の予約が前年の約三割にとどまるなど、あらためて厳しい現状が県側から報告された。 (北爪三記)
県によると、県内の主なホテル・旅館十七カ所を調べたところ、三〜六月の宿泊実績は前年の約七割。この間、東日本大震災の復旧で作業員らが宿泊したことにより、前年より宿泊客が増えた施設もあった。
観光施設では、竜神大吊(つり)橋(常陸太田市)と袋田の滝(大子町)、国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)、県大洗水族館(大洗町)、県自然博物館(坂東市)の五カ所を調査。入り込み客数は、回復傾向にあるものの、六月は前年比34〜60%だった。
同月の団体客数は、袋田の滝は前年の17・5%、国営ひたち海浜公園は同27・0%、県大洗水族館は同25・8%だった。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110723/CK2011072302000042.html
風を感じて柴又巡り ベロタクシー 無料試験運行
2011年7月23日
乗客をのせてベロタクシーを試験運行する三好さん(左)=葛飾区の水元公園で
葛飾区柴又で、自転車タクシー「ベロタクシー」の無料試験運行が今月末まで行われている。環境に優しく、ゆったり地域を散策できるのを売りに、秋の有料運行開始を目指している。 (伊東浩一)
「乗ったときの目線の高さ、スピード感は独特。一度、味わってほしい」。三輪自転車に屋根付き車体があり、後部座席に二人が乗れるベロタクシーの利点を話す三好義仁さん(32)は、最近まで葛飾区市民活動支援センターで施設長を務め、区内NPOやボランティア団体の相談に応じるなどしていた。
柴又周辺は柴又帝釈天や矢切の渡し、寅(とら)さん記念館など観光名所が点在。車に乗るほどではないが、歩くと少し距離がある。ちょっと乗り物を使いたい、観光案内してもらいながら散策したい。そんな需要を見込んだ三好さんは、自らが代表理事のNPO法人「みらくる」を柴又に設立。都心部でベロタクシーを運行している別のNPOから一台を借り受け、需要を確かめようと先月一日から無料の試験運行を始めた。
時速約十キロ。普通の自転車よりやや遅く、急ぐには適さないが、「歩くのと違う風景が楽しめる」「風が気持ちいい」と好評で、運転しながらの観光ガイドも喜ばれるという。高齢者の、ちょっとした買い物や通院にも使われているという。
試験運行後、二台に増やして研修中の運転手四人を起用、九〜十月に有料運行を開始予定。料金設定は初乗り五百メートルまで大人二百円、百メートルごとに五十円加算を想定している。
問い合わせは三好さん=電090(1734)4405=へ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20110724-OYT8T00040.htm
復興願い 相馬野馬追
甲冑競馬など中止 / 「来年こそ」横断幕も
相馬市内を行く騎馬武者たち(23日午前)=清水敏明撮影 「相馬野馬追」が23日、3日間の日程で南相馬市と相馬市で開幕した。
今年は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で、最大の呼び物「甲冑(かっちゅう)競馬」と「神旗争奪戦」が、緊急時避難準備区域内に祭場地があるなどの理由で中止に。馬や武者が被災したため、参加騎馬数も例年の6分の1の約80騎にとどまる。
午前8時半から相馬市の相馬中村神社で行われた出陣式には、羽織はかまやよろい姿の武者らが胸に黒い喪章を付けて参加。ホラ貝の音が響くなか、震災犠牲者に黙とうをささげた後、総大将の相馬行胤(みちたね)さん(37)が「一人ひとりが相馬野馬追の伝統の力を信じ、一日も早く東日本の復興が実現することを念じながら行軍してほしい」と訓示した。続いて約50人が騎乗し、沿道で大勢の見物客が見守るなか、相馬市や南相馬市北部を行進した。
今年初めて甲冑姿で馬に乗った相馬市の会社員三品信吾さん(27)は「大変な状況だったが、多くの人の協力で参加できた。忘れられない野馬追になる」と話していた。
一方、例年なら初日から様々な行事が行われる南相馬市原町区の雲雀ヶ原祭場地には、「来年こそ相馬野馬追を」と書かれた横断幕が掲げられた。
相馬野馬追で例年、最も多くの騎馬武者が出場してきた中ノ郷騎馬会が、震災と福島第一原発事故の影響で出番が失われたことから、「せめて中ノ郷の気持ちを掲げよう」と製作し、19日に掲示した。同騎馬会の中島三喜会長(63)は「今年はやむを得ないが、三神社と五郷の騎馬会がそろってこその相馬野馬追。早い収束を願い、『来年こそは』の思いを込めた」と語った。
24日は南相馬市原町区の相馬太田神社で、25日には、例年の相馬小高神社が警戒区域内にあることから多珂神社で、それぞれ例大祭などが行われるが、いずれも騎馬行進は行われない。
(2011年7月24日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110724-OYT8T00342.htm
新幹線まるごと学ぶ…JR東海浜松工場
新幹線の車体の上げ・載せ作業を見守る来場者たち 新幹線の整備拠点であるJR東海浜松工場(静岡県浜松市中区南伊場町)を一般に開放する「新幹線なるほど発見デー」が23日、同工場で始まった。24日まで。
1995年に始まった夏休みの恒例行事で、例年全国から4〜5万人が訪れる。今年は大型クレーンを使った車体の上げ・載せ作業の実演や運転台見学、子どもサイズの乗務員服を着ての記念撮影といった大人気のイベントに加え、今年3月にオープンした「リニア・鉄道館」(名古屋市港区)を紹介するコーナーも設けられ、大勢の親子連れや鉄道ファンらが写真を撮ったり、案内の職員に質問を浴びせたりしていた。
神奈川県藤沢市から父親と訪れた小学4年生の柿沼曙音(しょおん)君(9)は、車体の上げ・載せ作業を見学しながら「去年も見学したけれど、やっぱりかっこいい。将来は新幹線の運転士になりたい」と目を輝かせていた。
(2011年7月24日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20110726-OYT8T00368.htm
中国版新幹線 ツアー企画できず
日本の旅行会社「不信感高まる」
中国での高速鉄道事故を受け、日本国内の旅行業界からは、中国向けツアーへの影響を懸念する声も出ている。
大手旅行会社によると、事故後、中国ツアー商品の予約をキャンセルする動きはほとんど出ていないという。ただ、中国の観光地を巡るツアーに高速鉄道の利用を組み込んでいたエイチ・アイ・エスが、27日出発分から移動をすべてバスに切り替えるなど、対応に追われる旅行会社も出ている。
6月に開通し、北京―上海間を最短4時間台で結ぶ「中国版新幹線」などは話題性もあるため、今後、ツアーの目玉として商品化を検討する動きもあっただけに、「中国の鉄道への不信感は高まっており、商品設計を見直さざるを得ない」(大手旅行会社)という。
日本旅行業協会によると、ここ数年、日本から中国への旅行客数は年間300万人台で推移し、国・地域別でトップとなっている。
(2011年7月26日 読売新聞)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/255243
博多駅前に新ホテル 高級志向の需要開拓へ
2011年7月26日 00:29 カテゴリー:社会 九州 > 福岡
ロイヤルパークホテル・ザ・福岡で最高級のプレミアムスイートのリビングルーム=25日、福岡市博多区 三菱地所の子会社、ロイヤルパークホテルマネジメント(東京)は25日、福岡市のJR博多駅博多口近くに30日開業するシティホテル「ロイヤルパークホテル・ザ・福岡」の内覧会を開いた。
同駅周辺は1泊5千円程度の割安なビジネスホテルも多いが、同ホテルはシングル1万2705円から、スイートは10万円超と高めの料金設定。九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を背景に、高級志向のビジネス客を取り込む狙いだ。
同ホテルは三菱地所グループが展開する新ブランドの第1弾。地上8階建て174室で、宴会室をなくし会議室を3室設置するなどビジネス客の利便性を高めた。
客室は基本的に浴室と洗面台、トイレを分ける設計にし、各室にリラックス効果などがあるマイナスイオンを発生させる特殊繊維マットレスのベッドを導入した。
聴覚障害者のためのフラッシュライトなどを備えた身体障害者対応室(1室)を設け、7階は入浴用品などが充実した女性専用フロアにした。
権藤郷(さとし)副支配人は「快適性を求める高級志向のビジネスマンの需要はある。英語・韓国語に対応できるスタッフもそろえ、国内外からの集客を図りたい」と話した。
=2011/07/26付 西日本新聞朝刊=
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http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/society_kiji.php?i=nesp1311644175
海水浴客が減少
観光関係者やきもき 房総の夏異変
2011年07月26日10時36分
台風6号の影響が残り昨年に比べて人出が少ない片貝海水浴場=24日午前、九十九里町
夏本番を迎え、多くの人出でにぎわうはずの九十九里浜だが、今年は放射性物質に対する風評被害や津波への不安から海水浴客が減っている。今月中旬の3連休、九十九里町では海水浴場近くの駐車場の入り込みが昨年の6割程度で“閑散”、夏の予約が3割に満たない民宿もある。夏休み最初の土、日曜も砂浜のにぎわいはいまひとつ、書き入れ時の観光関係者はやきもきしている。
東日本大震災後の原発事故で放射性物質への不安が高まる中、千葉県は63海水浴場で海水の放射性物質濃度と、砂浜の空間放射線量を測定。結果はいずれも「問題なし」だったが、風評被害や津波への不安は収まらず、その影響は本県海水浴場のメッカに及んでいる。
「昨年は行列が絶えないほど忙しかったのに…」と話すのは、片貝海水浴場(九十九里町)の海の家で約20年働く女性。入り口に県の放射線測定結果を張り出し安全をアピールするが、客は「昨年の3分の1ぐらい」と肩を落とす。
今夏の“不況”を予想してか、昨年10軒あった海の家が今年は8軒。中にはシャワーを整備するだけにとどめるなど店の規模を縮小した所もあるという。
昨年、県内トップの20万4千人が詰め掛けた同海水浴場。今月16日から海の日までの3連休、隣接する町営駐車場の利用台数は、昨年同時期の約6割にとどまった。駐車場の警備員男性(67)は、経験したことのない車の少なさに「活気がないよ」とつぶやく。
海離れの影響は宿泊施設にも。同町内のある民宿では、予約数が昨年の3割に満たない状況で、アルバイトの雇用も取りやめた。民宿関係者の女性(67)は「東京や埼玉県からのリピータからの予約がない。やっぱり放射線への不安があるのでは」と、予約表を寂しげに見つめた。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110727-OYT1T00579.htm?from=y10
福島、宿泊キャンセル68万人…修学旅行5%以下
福島原発
東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、福島県内の宿泊施設の予約キャンセルが6月末までに、県旅館ホテル生活衛生同業組合の加盟施設で約68万7000人分に上り、損害は約74億6000万円に達することが分かった。
県内への修学旅行は例年の1〜5%に激減する見通し。全国旅行業協会の会議で、県が26日に明らかにした。
同組合は、原発事故以降6月末までの状況を加盟する630施設に調査。回答があったホテルや旅館など470施設で約68万7000人分のキャンセルがあった。
県内には組合に加盟していない施設が約1700施設あり、さらにキャンセルや損害が膨らむのは必至。
特に、修学旅行や林間学校などの「教育旅行」は県内の年間宿泊者数の1割にあたる延べ約70万人を占めるが、会津地方を中心に落ち込みが激しく、実数で3500〜5000人と1〜5%にとどまる。
(2011年7月27日14時38分 読売新聞)
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-07-30_21263/
ホテル1室売上高最低 需要低迷響く
経済 2011年7月30日 16時40分
(1時間24分前に更新)
沖縄振興開発金融公庫は29日、2010年度の県内主要ホテルの稼働状況を発表した。客室稼働率は、シティーホテルと宿泊特化型ホテルが前年度をわずかに上回ったものの、リゾートホテルは下回った。客室単価は全タイプで下落。1室当たり平均売上高(レブパー)は全タイプで現行の調査方法になった03年度以降最も低い水準だった。昨夏の全国高校総体の特需はあったが、航空提供座席の減少や東日本大震災による需要の低迷を反映しているという。
宴会場を備えたシティーホテル9施設、本島中北部や離島のレジャー型リゾートホテル17施設、総売り上げに占める宿泊収入が9割の宿泊特化型ホテル16施設の計42施設を対象に調査した。
客室稼働率は、シティーは前年度比1・1ポイント増の68・7%、リゾートは2・5ポイント減の65%、宿泊特化型は1・8ポイント増の60・3%。シティーと宿泊特化型の微増は、全国高校総体の特需とリーマン・ショック後の低価格志向に後押しされたものと分析している。
客室単価は、シティーは712円減の1万1373円、宿泊特化型は281円減の6281円、リゾートは85円減の2万1883円で、全タイプで下落。低価格で稼働率を確保する傾向にあり、シティーは3年度連続、リゾートは2年度連続、宿泊特化型は那覇市内での競争激化も加わり3年度連続で減少した。客室稼働率と客室単価をかけて1室当たり平均売上高を表すレブパーは、シティーは363円減の7809円、リゾートは604円減の1万4233円、宿泊特化型は51円減の3787円で、全タイプとも過去8年間で最も低い水準。
沖縄振興開発金融公庫は夏場の見通しについて、「リゾートの稼働率が上がればシティーにも波及する傾向にある。リゾートが客室単価を維持しているので、観光客数が増えれば7〜8月のトップシーズンに向けて回復が期待できる」としている。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110730-OYT1T00097.htm
若大将のスキー場、震災に勝てず閉鎖へ
俳優で歌手の加山雄三さんが経営する新潟県湯沢町土樽の「加山キャプテンコーストスキー場」が閉鎖することになった。
加山さんは「開場以来、赤字続きだった。東日本大震災の影響で運営資金の調達が困難になり、閉鎖することにした」と話している。
同スキー場は、1991年12月にオープンした。初・中・上級者のゲレンデを備え、リフトは4基。加山さんはコースの設計段階からかかわり、スキー場運営会社の「融和開発」の社長も務めていた。
最近は、正社員2人と臨時社員3人の計5人を地元から雇用。昨シーズンは「リニューアルに向けた準備をする」として休業していた。利用客数は2007〜08年シーズンに2万人を超えたが、09〜10年シーズンは約1万5000人と減少傾向にあった。
加山さんは湯沢町の特別観光大使第1号で、「5歳から、毎年欠かさず訪れている」と言うほど同町への思い入れが強い。加山さんは「若者がインドア志向となり、スキー人口がものすごく減った。大震災の影響も大きく、自分も被災地チャリティー活動に力を注いでおり、スキー場維持のために動けなくなった」と決断の理由を説明した。
加山さんは、同町とは今後も密接な関係を維持していきたいとしており、「これで縁が切れたわけでなく、これからも湯沢のために役立てることがあればうれしい」と話した。
(2011年7月30日10時17分 読売新聞)
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http://hiroshima.keizai.biz/headline/1162/
広島の「焼きガキ小屋」がビアガーデン−マツダスタジアム近くに新業態店
球場の西側に位置する「ふるさとダイニング」。野球の開催日には、多くの人が店舗前を通る
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島近くに7月1日、屋外バーベキューやビアガーデンが楽しめる「ふるさとダイニング」(広島市南区西蟹屋町3、TEL 082-258-2720)がオープンした。
広島市土地開発公社が管理する約11.6ヘクタールの貨物ヤード内に開いた同店。運営は、広島カキを「浜値」で販売する焼きガキ小屋「ひろしまオイスターロード」として昨年、瀬戸内海への観光客誘致で地域経済の活性化を目的に実証事業として運用を開始した広島県の「瀬戸内 海の道構想」が行う。
夏場はビアガーデン、カキがシーズンを迎える10月から3月までは「焼きカキ小屋」に営業形態を切り替える。JRの沿線に立地する同所は、「電車から見える」と「ひろしまオイスターロード」発起人の西村真吾さん。情報発信できる場として、広島カキを県外に発信する狙いもあるという。客席は400席。屋外にテントを組んで設営する。
敷地内に設けた売店では、地域振興を兼ねて県北や他県の市町村の情報発信を行うブースを設置。加工食品など特産品を取り扱う。このほか、店内ではサザエ(300円〜)、フグの一夜干し(250円)など海鮮や食べ放題とは別に牛や豚、鶏などの肉を販売。野球観戦後に立ち寄る短時間利用の客向けにバーベキュー用の肉は量り売り(100グラム250円)も行う。
カウンターでは、約20種類の惣菜バイキング(100グラム180円)を用意。テークアウトも可能なことから、球場へ持ち込む客も目立つという。ビアガーデンでは、焼肉や海鮮、焼き鳥などを提供。利用は2時間の制限をつけるが、「満足度は高い」と西村さん。周辺の住民やビジネスマンを中心に、リピーターの姿も。
今後は広島駅に近い立地を生かし、広島カキと地域振興の発信を行うことでにぎわいの創出を目指す。
営業時間は、月曜〜金曜=16時〜22時、土曜・日曜・祝日=11時〜22時。ビアガーデン料金は、男性=3,500円、女性=3,200円、中高生=2,000円、小学生以下=1,000円。月曜定休。
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>>1100
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110731-00000006-khks-soci
温泉地に異変 湯量激減、突然の噴出… 観光地困惑
河北新報 7月31日(日)6時10分配信
東日本大震災の後、東北地方を中心に温泉の湯量が激減したり、温泉が突然湧き出したりするケースが相次いでいる。地震による地殻変動が原因とみられるが、専門家も「これほど広域的な異変は珍しい」と驚いている。本格的な夏の行楽シーズンになっても終息の気配はなく、関係者は気をもんでいる。
山形県大江町の柳川温泉では震災後、源泉から自噴する湯が10分の1以下の毎分約20リットルになり、温泉が営業できなくなった。
震災前は年間約9万人が訪れ、休日には日帰り入浴客で駐車場が満車になるほどにぎわったが、いまは客の姿はほとんど見られない。
町産業振興課は「柳川温泉は今が最もにぎわう時期だけに、残念だ」と嘆く。町は約6000万円をかけ近くで新たな源泉の掘削工事に着手。年内の営業再開を目指す。
北秋田市の杣(そま)温泉でも震災直後、源泉が自噴しなくなった。湯をくみ上げるポンプを設置して約2カ月後に浴場を再開した。秋田県によると、鹿角、大仙両市でも湯量が激減し、営業を休止した温泉がある。
一方、いわき市内郷地区では東日本大震災の余震とみられる地震が起きた4月11日、アパート床下から大量の温泉が湧き出た。
調査した産業技術総合研究所によると、湯の量は毎秒約3リットルで、温度は27度。お湯が止まる時期は不明で、1年以上かかる可能性もあるという。
市によると、この影響でアパート周辺の地盤が10〜20センチ程度陥没した。市は「いつまで温水が出るか分からず、観光利用は難しい。陥没が悪化しないうちに早く収まってほしい」と困惑している。
大崎市の川渡温泉では震災後の1カ月間、お湯の量が3割以上増えたという浴場もある。
震災後の温泉異変は、震源から遠く離れた地域でも確認されている。
新潟県弥彦村の観音寺温泉は源泉が枯渇。神奈川県箱根町の箱根温泉や福井県大野市の九頭竜温泉は湯量が増え、水温も上昇した。
財団法人中央温泉研究所研究員の大塚晃弘さん(40)は「地震による地殻変動で地下水脈の流れが変わり、湯量や泉質の変化につながった可能性がある」と分析。「過去の大地震でも異変はあったが、これほど地域が広大で、長期間になることは珍しい。東日本大震災の規模の大きさを物語っている」と話す。
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20110806301.htm
温泉復調、台湾客好調続く 北陸の観光地
東日本大震災で苦戦を強いられていた北陸の観光地に、ようやく明るい兆しが見えてきた。兼六園やアルペンルートでは台湾人観光客が増え、温泉地では宿泊予約数が前年を超えた旅館も出てきた。稼ぎ時の夏本番を迎え、関係者は「8月が勝負」と意気込む。
「大きな団体が入ったことも影響したが、全体的に個人観光客が戻ってきている」。加賀市山代温泉で瑠璃光などを経営するよろづや観光(同)の萬谷正幸社長によると、瑠璃光の7月の宿泊客数は前年同月比20%増、8月も15%増を見込む。
七尾市和倉温泉の加賀屋(同市)でも7月は18%増、8月の予約は10%増となっている。特に東京や大阪など都心部からの客が目立った。鳥本政雄専務は「10月ごろに戻ればと思っていたが、予想よりずいぶん早かった」と話す。
和倉温泉旅館協同組合は「北関東からのお客も増えてきた。8月は温泉街全体で、例年並みになるのではないか」とみる。
能登半島地震やリーマン・ショック、新型インフルエンザなど、県内の観光業界は近年、相次いでダメージを受けてきた。
しかし、「今回の落ち込み幅は、ここ数年で例にない」と指摘する業界関係者も少なくない。
山代温泉旅館協同組合は「7月分は集計中だが、高速も混んでいたし、温泉街を散策する姿も多かった。かなり戻ってきている感はある」としている。
加賀市山中温泉の吉祥やまなかでは、企業の節電対策で長期休暇を取る人が増えることを想定し、割安な連泊プランを扱う。
4月に4割近く落ち込んだ黒部市宇奈月温泉でも、8月は例年並みの客数を確保できる見込みだという。
ただ、客数の伸びがそのまま売り上げに結びついていないという声もある。萬谷社長は「売り上げの伸びでみると、7月は1割程度。単価も伸ばす工夫が必要」と話す。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110806/CK2011080602000063.html
海水浴場閑散 地元から悲鳴 大洗町 観光キャラバンで巻き返し
2011年8月6日
よく晴れた日でも海水浴客はまばらで、閑散とする海岸=大洗サンビーチで
夏真っ盛りを迎え、例年なら黒山の人だかりとなる県内の海水浴場だが、今年は福島第一原発の事故による風評被害に加え、悪天候などが重なり閑散とした状態が続いている。海の家や自治体関係者からは「今年はまったく客が来ない」と悲鳴に近い声が上がっている。
(水越直哉)
「五十年近くここで働いているが、こんなにお客が少ない年は初めて。まずは晴れが少ない。それと原発事故の影響」。大洗町の大洗サンビーチで毎夏、海の家を経営する荘司きよ子さん(70)はため息交じりに嘆く。
県によると、昨年は天候にも恵まれ、八月中旬までに約百七十六万人が県内の海水浴場を訪れた。しかし、各市町へ取材したところ、今年は七月末で計約七万人ほどという。
県は放射性物質の懸念を打ち消そうと、二度にわたり海水浴場の海水と砂浜を調査した。いずれも「健康には問題ない値だった」とするが海水浴客への不安は収まらない。長男(5つ)と大洗町の海水浴場を訪れた宇都宮市の主婦(32)は「原発が気にならないと言えばうそ。けど子どもが来たがっているので楽しみは奪えない」と複雑な心境を打ち明ける。
雨がちの天気も海水浴客の足を遠のかせた。水戸地方気象台によると「夏休みに入ったころから台風などで天気が崩れ、気温も下がった」といい、日立市は高波などで六日連続で遊泳禁止措置を取らざるを得なかった。
節電で関東の工場が土日に操業しているのも関係ありそうだ。
さらに休日の高速道路利用料が上限千円となる「無料化社会実験」の終了が影響したとの指摘もある。大洗町の担当職員は「今年は県外ナンバーが少なく特に東京方面が減った」と実情を明かす。
同町は、少しでも観光客を増やそうと今夏初めて観光キャラバンを結成した。町職員が東京や埼玉の駅、工場を訪れ、海水浴場の安全性や特産品をアピールし、来県を訴えている。町職員たちは「観光の町なのでこの時期が一番大事。好天が続き、何とか観光客が増えてくれれば」と巻き返しに汗を流す。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110802-OYS1T00580.htm?from=ranking
中国人クルーズ客、福岡観光への満足度低く
福岡市の財団法人・福岡アジア都市研究所は、博多港に寄港したクルーズ船の中国人観光客を対象にしたアンケート結果をまとめた。福岡県内で1人平均約4万3000円を使いながらも、買い物時間の短さや、中国語への対応に満足度が低いことが明らかになった。
昨年10月、中国発のクルーズ船2隻を利用して福岡入りし、観光や買い物を終えた観光客に調査票を配布。808人から回答を得た。
消費額は5万円以上が23・5%を占め、最高は100万円。人気の購入品はお菓子などの食料・飲料品、日本製化粧品、カメラや炊飯器などの電化製品だった。
ツアーの評価を5段階で尋ねたところ、「大変満足」の回答が最も少なかったのは、「買い物時間」(18・6%)。「街中での外国語の標記」(24・9%)、「商業施設での外国語対応」(30・3%)の評価の低さも目立った。逆に最も満足度が高かったのは、「商業施設の店員の接客対応」(48・2%)だった。
(2011年8月2日 読売新聞)
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>>1069
<追跡2011>どうなる!?名古屋テレビ塔 解体か保存・活用か
毎日新聞 8月7日(日)14時11分配信
拡大写真
地上デジタル放送への完全移行によって役割を終えた名古屋テレビ塔。今後の活用策が議論されている=佐々木順一撮影
◇アナログ放送終了、役目終え 維持・改修に費用
名古屋市のシンボル、名古屋テレビ塔。複数のテレビ電波を1カ所で放送する日本最初の電波塔で、市民に愛されてきた。しかし、7月24日のテレビアナログ放送終了で、一つの役割を終えた。半世紀前は多くの人が驚いた高さ90メートルの展望台も、林立する名古屋駅前などの超高層ビルに比べれば、観光名所として見劣りしてきたのも事実。維持・改修費用がかさむとして解体論さえささやかれるランドマークの現状を追った。【山田一晶、河出伸】
【瀬戸デジタルタワーの写真も】
アナログ放送終了まで1カ月を切った6月30日の名古屋市議会。テレビ塔の存続に危機感を抱く議員が「記念写真からテレビ塔の姿が消えた名古屋の街を想像してほしい」と河村たかし市長に問いかけ、市が改修費などを支出することの是非をただした。市長は「存続させます」とは答弁したが、財政支援については「民間の人が買って、金もうけのシンボルになるぐらいのことをやっていかないかん」とけむに巻いた。
運営会社の名古屋テレビ塔会社は今年3月、13年のリニューアルを目指す基本計画をまとめ、大株主の市にも提出した。
アナログ放送終了で、テレビ局から得ていた年間約1億円のアンテナ設置料が消え、収益の3分の1を失うが、機材の撤去によって生まれる空きスペースと、増床工事によりテナント料の増収が可能としている。その増築、改修費用は約20億円だが、民間から調達できる見通しだ。
問題は、耐震工事費などの15億円。テレビ塔は現在は鉄塔やアンテナと同じ「工作物」の扱いを受けているが、アナログ放送を終え、純粋な観光、集客施設になれば建築物扱い。建築基準法の対象となり、現行基準での耐震補強工事は欠かせない。同社は市に負担を求めているが、市観光推進室は「市の施設ではないので、改修費用を出す根拠づくりが難しい。公費支出には慎重な意見もあり、解体論が出てもおかしくない」として、回答を保留し、6月のテレビ塔会社役員会でも今夏から始まる予定だった基本計画実施の延期と内容の見直しを求めた。
市は、今年度の市民調査などを通じ、テレビ塔のある久屋大通一帯の再開発を見据えた事業計画を作り、それから費用負担の是非を判断することになる。市観光推進室は「テレビ塔だけでも先行して再生支援できればいいのだが」としているが、視界は晴れない。
◇瀬戸デジタルタワーが開局
これまでNHK名古屋放送局と在名民放5局のアナログ波を送信してきた名古屋テレビ塔に代わり、6局のデジタル波を東海地方の各世帯に流しているのが瀬戸デジタルタワー(瀬戸市幡中町)。名古屋テレビ塔にデジタル用アンテナを設置する余裕がなかったため、新たに建設された。03年12月に開局、運営も6局が行っている。入場はできないが、瀬戸市の施設「デジタルリサーチパークセンター」が隣接しており、地元特産の陶芸品などのデジタル情報を市役所や図書館に流したり、だれでも使える小さなテレビスタジオを備えている。
◇電波塔では全国7位
開業済みの自立式電波塔でみると、世界一は、中国・広州テレビ観光塔(600メートル)。続いてカナダ・CNタワー(553メートル)、ロシア・オスタンキノ・タワー(537メートル)の順。12年開業予定の東京スカイツリー(東京都墨田区)は、すでに世界一の634メートルの高さに達している。
国内では、東京タワー(333メートル)がトップで、瀬戸デジタルタワー(245メートル)が2位、名古屋テレビ塔は同7位。展望台のあるタワーとしては3位。なお、過去には、ワイヤで塔を支える方式の対馬オメガ局(長崎県対馬市、455メートル、00年解体)▽依佐美送信所(愛知県刈谷市、250メートル、97年解体)などの高い電波塔があった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000572-san-bus_all
オリエンタルランド赤字転落…再開後も客足伸びず
産経新聞 8月4日(木)16時45分配信
オリエンタルランドが4日発表した2011年4〜6月期連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が30億円の赤字(前年同期は130億円の黒字)に転落した。最終損益も38億円の赤字(同62億円の黒字)となった。4〜6月期での赤字は1996年の上場以来初めて。売上高は43.0%減の485億円だった。
東日本大震災の影響で、運営する東京ディズニーランド(TDL)や東京ディズニーシー(TDS)が一時休業。4月の営業再開以降も、全体の約3割を占める地方からの団体客などの入場者数が伸び悩み、大幅な減収となった。また、休業期間中の固定費など38億円を特別損失として計上した。
今期の業績予想については、「今後のTDLとTDSの入場者数などを見極めた上で、改めて判断する」として見送った。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000024-mai-soci
<五山送り火>被災地の松「まき」計画中止…放射能を懸念
毎日新聞 8月8日(月)12時31分配信
「五山送り火」で使用されるはずだったまき=岩手県陸前高田市で、小川昌宏撮影
東日本大震災の津波で流失した岩手県陸前高田市の高田松原の松に震災遺族らのメッセージを記して京都の「五山送り火」(16日)のまきにする計画が、放射能汚染を懸念する声を受けて中止されることになった。メッセージが書かれたまき約350本は陸前高田市内で保管されており、現地入りしている「大文字保存会」(京都市)の松原公太郎理事長らが8日夜、精霊の「迎え火」として燃やす。しかし、京都市には市民から中止を批判する声も多数寄せられている。【成田有佳、古屋敷尚子、入江直樹】
保存会は遺族らのメッセージを写真に撮り、後日、別の護摩木に書き写して「送り火」で使用するという。
計画は大分市の美術家、藤原了児さん(61)が発案し、松原理事長に相談したのがきっかけ。藤原さんが震災後に知り合った陸前高田市の旅館経営、鈴木繁治さん(66)がまき集めやメッセージの呼びかけを担った。
計画が報道された6月末以降、京都市や関係者の自宅に「放射能汚染された灰が飛ぶ」などと抗議の電話やメールが寄せられるようになった。
保存会はまきのかけらを取り寄せ、民間会社に依頼してセシウムとヨウ素の検査をしたが何も検出されなかった。まきの使用を巡って理事会で意見が割れたが「不安は完全にぬぐえない」と中止を決断したという。
山本正・副理事長は「陸前高田の方々には申し訳ない。迎え火で燃やすことで気持ちに応えたい」と苦渋の表情を浮かべる。鈴木さんは「時節柄、仕方のないことだと思う」と言葉少なだった。
藤原さんは「不安に思う人がいるのなら押し通すことはない。保存会が現地で(当初の計画から)形を変えて亡くなった人や遺族らの思いに応えているのは、誠意の表れで感謝している」と話す。
京都市には8日朝から中止に反対する意見が電話で多数寄せられた。市によると「送り火は死者を鎮魂する場で被災者の思いに応えられる場。『いちげんさんお断り』のようで、京都市民として恥ずかしい」「陸前高田市は原発から離れているのに、被災地の思いを届けようとする真摯(しんし)な取り組みをなぜ中止するのか」などの意見があったという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000693-yom-soci
被災地の松、使用中止で京都に非難続々
読売新聞 8月8日(月)14時33分配信
東日本大震災の津波で倒れた岩手県陸前高田市の「高田松原」の松で作った薪(まき)を「京都五山送り火」(16日)で燃やす計画が中止になったことに対し、8日朝から、京都市の大文字保存会の事務局を務める市文化財保護課に非難が殺到した。
「期待していた被災者の気持ちをくむべきではないか」などの意見で、8日午後1時現在、約40件に上っている。
保存会は、被災者らに犠牲者の名前や復興への願いを書き込んでもらった薪の奉納を計画し、400本が集まった。しかし、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通した問題などで心配が広がり、検査を実施。放射性セシウムは検出されなかったが、現地の関係者と協議して中止を決定した。これに対し、市民らから「根拠のない理由で中止するのは差別ではないか」「風評被害を助長する」などの電話があった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000033-kyt-l26
陸前高田市のマツ、「大文字」使用中止に批判集中
京都新聞 8月8日(月)22時49分配信
五山送り火の大文字保存会(京都市左京区)が、東日本大震災の津波で倒れた岩手県陸前高田市のマツを使う計画を中止したことに対し、「被災地の思いが無駄にする」「京都に裏切られた」などと批判する意見が、8日までの3日間で京都市に約310件寄せられた。
市への意見はメール約180件、電話約130件などで、所管する文化財保護課は一時電話がつながりにくくなった。京都市民を中心に他府県からも多く、「放射性物質が検出されてないのに中止は疑問だ」「京都のイメージダウンにつながる」などと中止の撤回を求めていた。京都新聞社には福島県内の男性から「仕事で京都の物産を勧めていたが、もうやめます」との電話もあった。
市役所内では8日、取材に対し門川大作市長が「今回の決定は残念で寂しい。市として別の形で実現できるよう協力したい」とコメント。陸前高田市長らにマツの一部を残すよう要望したが、現地から「予定通り燃やす」と返事があった。市議会経済総務委員会でも、市議から「風評被害を広げ、京都の信用失墜にもつながる。観光にもマイナス」との指摘が出た。
一方、陸前高田市では、大文字保存会の松原公太郎理事長が、マツに犠牲者の氏名や復興の祈りを書く作業に協力した地元住民に中止を報告、謝罪した。「迎え火をすることで理解していただいた。地元の人が火をともすのを見守りたい」として、8日はマツを組み上げる作業を手伝った。
燃やす前に、書き込みがあった約300本のマツをすべて写真撮影しており、16日の送り火までに、火床で使うマツの割り木に書き写すという。
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>>472>>557
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110808/biz11080814320006-n1.htm
1300年の城崎温泉に“黒船”格安ホテル初進出 3万円→6700円
2011.8.8 14:28 (1/2ページ)
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歴史を誇る名湯・城崎温泉街。格安ホテル進出が活性化につながるか=兵庫県豊岡市
約1300年の歴史をもつ名湯・城崎温泉(兵庫県豊岡市)に10日、1泊2食付きで1万円を切る格安ホテルがオープンする。地方の温泉地で宿泊施設の再生ビジネスを手がける「大江戸温泉物語」(東京)の関西初の施設で、低価格路線による老舗旅館とのすみ分けを目指す。南紀白浜温泉(和歌山県白浜町)などでも格安チェーンホテルの進出がみられ、“黒船”到来に期待する見方がある一方で戸惑う声もある。
地方再生実績
「伝統と品格があり、西日本有数の人気温泉地だ」。「大江戸温泉物語きのさき」の井上圭介支配人(45)は進出の理由をこう説明する。
大江戸温泉物語は、東京・お台場で温泉テーマパークを運営する一方、経営難に陥った地方の温泉施設を買い取り再生する事業でも実績をあげている。
今回は昨年廃業した大型ホテルを改修した。バイキング形式の食事で人件費を切り詰めるなど、温泉旅館なら最低1万円ほど、高級旅館になると3万円以上の宿泊料金(1泊2食付き)が、1人6700円(大人4人以上で1室利用の場合)で、年間通して同一料金がセールスポイントだ。
活性化の起爆剤
城崎も景気低迷などで観光客の減少が続く。市によると、記録が残る昭和55年以降、平成3年度のピーク時に約120万人だった観光客は21年度に約83万人に落ち込んだ。3月に大江戸側と覚書に調印した城崎温泉旅館協同組合の田中秀樹理事長(57)が「歴史ある温泉街に新しい感覚を教えてほしい」と述べるなど活性化の起爆剤として期待する関係者もいる。
覚書は地元との「共存共栄」を目指す内容だが、40代の旅館経営者のように「これだけ大規模な県外資本が入るのは初めて。価格競争が温泉街全体に広がれば経営が厳しくなる」との不安も聞かれる。
観光客は歓迎
観光客にとっては、老舗温泉街を低価格で満喫できる魅力は大きく、東京都町田市から訪れた会社員、塩見悠二さん(28)は「東京の大江戸温泉物語は会社にも近く、よく利用している。今度泊まりに来たい」と歓迎ムードだ。
城崎温泉観光協会の柴田誠会長(59)は「客の奪い合いにならず、しっかりと共存共栄を守り、全体的にパイが増えてくれればうれしい」と話す。
城崎温泉に先駆けて格安チェーンが進出した南紀白浜温泉には、「大江戸」と同様、経営不振の旅館の再生を手がける「湯快リゾート」(京都市)の施設がある。地元の旅館関係者は「(進出に)不安がなかったわけではないが、白浜にひとりでも多くの観光客を引き込むために協力し、切磋琢磨(せっさたくま)している。お客さんも上手に使い分けている」と冷静に現状を分析する。
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/110808/trd11080811080010-n1.htm
復興と鎮魂 東北に祈りの夏 4大まつり最高潮
2011.8.8 11:07 (1/2ページ)
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SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年8月7日付EX(8、9面(見開き))
東北の夏を彩る「東北4大まつり」が開幕した。
8月2日に先陣を切ったのは、青森ねぶた祭。戦国武将などを題材としたねぶたと、ハネトと呼ばれる踊り手たちが勇壮に練り歩くまつりは、7日まで行われる。
3日から6日まで開かれたのが、秋田竿燈(かんとう)まつり。ちょうちんを連ねた竿燈を額や腰にたてる妙技が次々と披露され、見物客からは大きな拍手が上がった。
5日には、山形花笠まつりが開幕。華やかな山車に続き、特産の紅花をあしらった花笠を手にした踊り手が、掛け声に合わせて通りを練り歩いた。開催は7日まで。
そして、6日には仙台七夕まつりがスタート。華麗に飾り付けられた七夕飾りが、市中心部のいたるところで観光客を楽しませていた。「日本一の七夕」と称される祭りは8日に閉幕する。
これらの祭りは、東北地方の夏を熱く盛り上げるとともに、豊かな実りや平和な暮らしを祈る意味合いもある。東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方だけに、地元の人たちが祭りにかける思いは、例年以上に強い。
雪の舞うなか、多くの被災者が震える夜を過ごしたあの日から5カ月。失われた多くの命の重さをもう一度、胸に刻もう。東北の夏は短い。被災地に寒さが忍び寄る前に、やっておかなければならない備えがたくさんある。(EX編集部/撮影:寺河内美奈、竹川禎一郎/SANKEI EXPRESS)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110809/biz11080900360000-n1.htm
中国人観光客に「底打ち」の兆し 団体クルーズ復活、免税品堅調
2011.8.9 00:35 (1/3ページ)
東日本大震災後に激減していた中国人観光客の訪日に「底打ち」の兆しが出てきた。高級ブランドのバッグや家電製品などを買いあさる富裕層の姿が再び目立ち始めたほか、8月からは中国人団体客を乗せた大型クルーズ船が続々と九州に入港する。中国人は訪日外国人の中心で、政府が掲げる「観光立国」の成否も左右するため、関連業界は大きな期待を寄せている。
東京・銀座の三越銀座店では7月、中国人の免税品売上高が前年同月の86・3%まで回復した。「震災直後は限りなくゼロ」(三越伊勢丹ホールディングス)だったが、6月以降、富裕層が高級腕時計やブランドバッグを買っていくという。
中国人富裕層の間で仏高級ブランド、エルメスのバッグの「品ぞろえが豊富な店」として知られる東京・新宿の高島屋新宿店も好調だ。6月には、中国人とみられる客が100万円以上購入したケースが数件あった。全店ベースでは6月、外国人の免税品売上高が前年同月比3%のプラスに転じた。7月以降も堅調だ。
家電量販店でも同様で、東京・秋葉原のヨドバシカメラ、マルチメディアAkibaでは「7月は入店客数がほぼ前年並みに戻った」。10万円前後の高機能デジタルカメラや、高級腕時計が売れているという。
契機は5月下旬だった。来日した温家宝首相が福島市の避難所を訪れ、同県産のサクランボを食べたのだ。「あれで中国人は『日本は大丈夫だ』と確信した」と、美術オークションを運営する本郷美術骨董(こつとう)館(東京都文京区)の染谷尚人代表はいう。同社のオークションにも中国人の参加が「震災前の7〜8割まで戻った」(染谷代表)。
日本政府観光局(JNTO)によると、6月の外国人旅行者数は前年同月比36%減の約43万3千人、震災直後の4月は同62・5%減の約29万6千人だった。中国人観光客の減少幅は4月の同49・5%減から6月は40・7%減に縮小した。
8月以後は、中国人の団体ツアーも復調してきた。3日には震災後、初めて博多港(福岡市)に大型クルーズ船が入港した。約1900人の乗客のうち、約1400人が中国・香港の観光客で、太宰府観光などを楽しんだ。月内には、大分県と別府市が誘致した中国人団体客の大型クルーズ船4便が入港する予定で、各回1300〜1700人が来日する予定だ。
いずれも博多や長崎、別府などをめぐり、韓国・釜山に寄る数日間のツアー。費用は1泊当たり1万円程度で「中間所得層が中心」(福岡市)とみられる。
同様のツアーは震災で相次いでキャンセルされた。ここへ来て復活したのは「被災地から遠く、原子力発電所事故の影響がない」(別府市)という地元のPRが功を奏したためだ。
東京でも中国人団体客に復調の兆しが出始めた。中国人観光客が多く訪れることで知られる化粧品メーカー、ファンケルの「銀座スクエア」(東京都中央区)は団体客が「少しずつ戻り始めた」と話す。関係者は中国の祝日である10月の国慶節までに「どれだけ戻るかがカギ」(ファンケル)と期待している。
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http://www.sankeibiz.jp/econome/news/110813/ecc1108131405000-n1.htm
円高でこちらは好調 いざ海外へ!2011.8.13 14:06
関西空港の国際線出発ロビーで、外貨両替所の前に並ぶ人たち=13日午前【拡大】
歴史的な円高が、東日本大震災で落ち込んでいた海外旅行者数の回復に追い風となっている。現地で割安に買い物ができるという期待感が高まっているためだ。成田空港や関西国際空港では13日、今夏の出国ピークを迎え、両空港からこの1日だけで6万人以上が海外に飛び立つ。7月にハワイ便が増えたばかりの関空では、ハワイ人気も熱を帯びている。
■「お土産を奮発」
関空ではハワイ、サイパン、グアムなどに向かう便が午後9時台に集中する。11日夜、国際線スポットには旅行者の笑顔であふれていた。
円高の進行に家族3人でグアムに行く富山市の主婦、朝日美奈さん(43)は「買い物をいっぱいして、お土産は奮発したい」。
1年ほど前は円相場は1ドル=85円前後で推移していたが、現在は76円台まで円高が進行。ハワイへ家族旅行をする大津市の会社員、増田仁司さん(51)は「7月半ばに両替していたが、それからさらに円高が進んだ。そのときは安いと思っていたのに」と悔しそう。
一方、精密部品製造の会社に勤める大阪府八尾市の男性(48)は「旅行のときはいいが、会社には輸出部門もあるので、単純に喜べない」と少々複雑な表情だった。
■アジアも人気
円高はドルだけでなく、韓国のウォン、タイのバーツなど多くの通貨に対しても進行。各旅行会社によると、円高を追い風に韓国や東南アジアなど近場のアジアでも海外旅行者数が増加している。
近畿日本ツーリスト(東京)やエイチ・アイ・エス(同)では、夏場の海外旅行予約は前年同期と比べ、約1割増。エイチ・アイ・エスでは「円高効果をさらに取り込みたい」と、円高還元として宿泊ホテルの割引も行うなどてこ入れを図る。
こうしたことを背景に、海外旅行者数は回復に向かっている。関空では大震災直後の4月、前年に比べて26%減の64万人に落ち込んでいたが、夏休み期間の海外旅行客の予想は、前年比で4%減にとどまっている。
■増便効果も
一方、関空で海外旅行者数の回復に一役買っているのはハワイ便。7月13日にハワイアン航空が週7便で新規就航し、日本航空、デルタ航空も加わり、ハワイ行きの便数を増やした。
JTBでは、関空発のツアー予約で8月だけでも前年比10%増となる好調ぶり。近畿日本ツーリストでは、10月も人気が続いており、担当者は「繁忙期の夏を過ぎると航空料金も下がり、10月の予約は取りづらい状況になっている」と話した。
新規就航したハワイアン航空は「羽田便も7月から30席増やしたところで、関空便も好調。円高で需要は伸びている」と話している。
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>>1137
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000505-san-bus_all
地デジ化余波でテレビ塔収入激減 名古屋など存続危機
産経新聞 8月14日(日)2時11分配信
地デジへの移行で役割を終えた名古屋テレビ塔。観光事業での活性化策を図るが状況は厳しい(内山智彦撮影)(写真:産経新聞)
テレビの地上デジタル放送への移行に伴い、アナログ電波を送り続けてきたテレビ塔の再活用問題が浮上している。国内初のテレビ塔の名古屋テレビ塔(名古屋市中区)は、事業の柱だった放送関連収入が減少し存続が危ぶまれる状態だ。こうした状況から、通天閣(大阪市浪速区)など全国20のタワー事業者で構成する「全日本タワー協議会」は、観光事業の強化に乗り出すなど、新たな収益策の確立を急いでいる。
運営会社「名古屋テレビ塔」の若山宏常務は「今年度は黒字を維持できそうだが、来年度以降は厳しい」と打ち明ける。アナログ停波に伴い、テレビ局が支払っていた年間約8千万円の放送機器やアンテナの設置料が無くなるためだ。設置料はテレビ塔会社の売上高の3割にあたり、赤字が続けば数年で資産を食いつぶす可能性もあるという。
名古屋テレビ塔は「アナログ後」の活性化策としてリニューアル計画を策定。放送関連機器が設置されていた部分を飲食や物販などのテナントに改修し、現在30万人弱の入場者を50万人に引き上げる。減収分を「入場料でカバーする」(同社)考えだ。
ただ、改修費(35億円)を全額自前で調達するのは難しいとして、耐震補修費など15億円分の負担を株主の名古屋市に求めている。これに対し市側は「税金投入には市民の理解が必要」(文化観光部)としており実現のハードルは高い。
同様に電波塔の役割を果たす東京タワー(東京都港区)も、地デジ送信機能は、完成後の東京スカイツリー(同墨田区)に移管される予定だ。放送事業者からの収入は、不動産収入の8割程度に上り、運営会社の日本電波塔は「新規事業や観光事業の強化策を検討している」と話す。
テレビ局頼みの事業構造からの脱却に向け、電波塔や他のタワー事業者は、観光事業のてこ入れを急ぐ。
名古屋テレビ塔の入場者は最盛期の3分の1以下に落ち込んでいる。同様にラジオ放送の送信に特化するさっぽろテレビ塔(札幌市)も、22年度の入場者数は約34万人と、3年間で10万人も減り、収支も赤字が続く。さっぽろテレビ塔の運営会社は「東京など大都市は別格だが、地方のタワーは厳しい」という。
一方、通天閣は電波塔と異なり、受信したテレビ電波をケーブルで難視聴世帯に送信していたが、7月末で終了。展望事業も23年3月期は団体客や割引切符により入場者数は横ばいだが、収入は前年を1%割り込んだ。
こうした中で全日本タワー協議会は、観光事業強化を目的に、各タワーの担当者らで組織する実務者会議を設置。20タワーめぐりのスタンプラリーを始めるなど、事業者間の連携を強めている。
同協議会は9月に名古屋で会議を開き、外国人観光客の誘致に向けた施策を話し合う方針。事務局は「新たな施策を考え、タワー観光を盛り上げたい」と話している。
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http://www.asahi.com/international/update/0811/TKY201108110579.html
2011年8月11日23時30分
「女神」内部改修工事へ 10月末から1年立ち入り禁止改修のため1年間閉鎖される自由の女神。2725万ドルかけて像内部の防災設備などが拡充される予定だ=AP
米国を代表する観光地ニューヨークの自由の女神像の内部が1年間、立ち入り禁止になる。内部の改修工事は10月末に始まり、約2700万ドル(約21億円)をかけて安全対策を補強する。外観は従来通り見学できるという。米国の国立公園局が10日、発表した。
女神像がある島には年間350万人が訪れる。2001年の同時多発テロで一時、島は立ち入り禁止になった。内部の観光は04年に台座部分までが解除され、王冠部分の展望台は09年7月から1日240人に限り見学できるようになっていた。(ニューヨーク=田中光)
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http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110813000024
夜の宮津船で優雅に 天橋立周辺観光船 稼働率向上へ貸切も印刷用画面を開く
夕暮れの海を進む観光船(宮津市文珠) 京都府宮津市の天橋立周辺で観光船を運航している丹後海陸交通(与謝野町)が、夜の運航を活発化させている。夕暮れの「サンセットクルーズ」のほか、貸し切り船の実施にも乗り出し、海の魅力の掘り起こしを図っている。
同社は昨年から、夕暮れ時(午後5時15分から約2時間)の宮津湾や天橋立を眺めながら食事や飲み物が楽しめる「サンセット&ビアクルーズ」を始めた。初年度は12回の実施で計115人が利用しており、今年も8月は週末を中心として13、19、20日も運航を予定している。
また、今年から観光船の貸し切りも開始。料金などは相談に応じ、昼間以外の観光船の稼働率向上を目指している。同社は「夕暮れの宮津湾はとてもきれい。同窓会や帰省した家族をもてなせばきっと喜んでもらえます」とPRしている。問い合わせは丹後海陸営業企画課TEL0772(42)0323。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110811-OYT1T00077.htm
ハウステンボスが医療観光、アジアの富裕層狙う
長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は10日、体質改善やダイエットによる予防医療と観光を組み合わせた「医療観光事業」を11月中旬から開始すると発表した。
来春、長崎と中国・上海を結ぶフェリーが定期便化されるのをにらみ、健康への関心が高いアジアの富裕層の集客を図る。
西洋医学と東洋医学を融合した「統合医学」に基づき、園内の温泉施設を改装してカウンセリング室などを設置する。医師が利用者の体質診断をしたうえでプログラムを作成。温浴による体温管理で免疫力を高める健康機器のほか、近くの寺院や大村湾の無人島でのヨガ、座禅、園内散策、陶芸体験などを通して体質改善を促す。
期間中、利用者はホテルヨーロッパに宿泊し、無農薬野菜を使った菜食で食事も管理する。希望すると、提携している佐世保中央病院などで人間ドックも受けられる。
(2011年8月11日23時07分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001108120002
舞鶴の観光客25%減
2011年08月12日
昨年同月比 7月、高速無料終了で
舞鶴市は、市内にある主要観光施設の7月の来客数が昨年同月比で計25%減ったと発表した。舞鶴若狭自動車道などの高速料金を無料化する社会実験が昨年6月から1年間で終了した影響がはっきり出た。
五老スカイタワー、赤れんが博物館、舞鶴引揚(ひきあげ)記念館、舞鶴港とれとれセンターの4施設を比較した。来客数の合計は昨年7月は13万4600人だったが、先月は10万1千人に。中でも人気の高いとれとれセンターは、2万5千人減って8万5千人にとどまった。
一方、2009年7月に比べると、4施設の来客数は全体で6%増えていることから、市観光商業課は「無料化の時期に知名度が上がり、リピーターが増えたのでは」とみる。しかし、今後の減少への危機感から、京阪神に加え首都圏でも観光PRに力を入れる方針だ。
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>>1140
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011081401000414.html
陸前高田の松、成田山新勝寺へ 犠牲者の供養に使用
東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松の木が、震災で犠牲となった人たちの供養のため、千葉県成田市の成田山新勝寺に送られることになった。9月25日の「おたき上げ」で、祈願成就のための護摩木と一緒にたかれる。関係者が14日明らかにした。
高田松原の松をめぐっては、京都市の伝統行事「五山の送り火」の「大文字」で燃やされるはずだったが、市民から「放射線汚染が心配」などの声が上がって中止。その後、京都府や市に抗議が殺到したため、一転受け入れを表明したが、新たに取り寄せた松の薪の表面から放射性セシウムが検出されたため、再び使用を断念した。
2011/08/14 18:11 【共同通信】
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http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011081501000546.html
夏の旅行は西高東低に 好調な九州、首都圏は低迷
今年の夏の旅行は、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業で旅行客が増加している九州を中心に西日本が好調な一方、東日本大震災の影響で東北や首都圏は客足が戻らず「西高東低」が鮮明になっている。原発事故の影響で、外国人観光客が減っているだけに、国内の旅行客を奪い合う競争が、激化しそうだ。
大手旅行会社JTBによると、7〜9月のパッケージツアーを契約した客数(8月上旬時点)は、九州(沖縄を除く)が前年同期比で3割の増加。日本旅行も3割増、近畿日本ツーリストも2割増となっている。九州がけん引する形で、中国、四国のツアーも堅調という。
2011/08/15 17:12 【共同通信】
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http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/toku/genba/CK2011081402000151.html
ソープ存廃で揺れる片山津
2011年8月14日
柴山潟に面した新「総湯」の建設予定地。道路を挟んで向かい側にソープランドがある=加賀市片山津温泉で
業者ら「地元経済の死活問題」
市など「新総湯目玉に街再生」
加賀市の片山津温泉で、摘発をきっかけにソープランドの存廃論議が起きている。住民団体や市が県公安委員会に「この店を厳しい処分に」と要望すれば、出入り業者らは「廃業は死活問題だ」と営業継続を求める。同店前では、市が来春の開業を目指して公共浴場「総湯」を建設中で、女性客らの誘致も狙っているだけに同店には厳しい目が注がれている。(池田知之)
同店では一月、二十代の女性店員らが客と売春することを知りながら個室を使わせたとして売春防止法違反(場所提供)の疑いで役員らが逮捕された。
摘発を受け、市や市議会、地元団体など五者は、同店の営業廃止を視野に入れた処分を求める要望書を県警に提出した。こうした動きに対し、風俗店の出入り業者や地元飲食店などが反発。出入り業者側は六月、市と県警に営業継続に理解を求める嘆願書を約二百五十人の連名で提出した。
片山津温泉には約三十年前からソープ店があり、現在、摘発された店を含め六店が営業。嘆願書提出の背景には、客や従業員らが周辺のホテルや飲食店、タクシーを使うなどして地元経済を潤わせている事情がある。
同温泉の観光客数は、ピーク時の一九八〇(昭和五十五)年に百五十万人いたが、団体客の減少などから二〇一〇年は五十万人に低迷。市は「再生の核」として総事業費約十二億円をかけて新総湯を建設している。女性客や修学旅行客もターゲットにしており、すぐ前にある風俗店は目立たせたくない存在だ。
風俗店の恩恵を受けてきた、ある商店主男性は「新総湯が完成したとしても潤うかどうか分からない」と漏らす。同温泉のホテルの役員は「風俗店が無くなると、売り上げに影響するのは事実」としながらも「違法行為をする店に頼るわけにはいかない」と決別の姿勢を示す。
出入り業者側の動きに危機感を深めた片山津地区女性協議会などの住民団体は七月末から、厳しい処分を県公安委員会に求めるため署名集めを始めた。同会は「市民がソープ店をなくすための機運が高まっている」との手応えを示す。
市は、この問題の解決を目指して「片山津温泉再生緊急プロジェクト会議」を設置。魅力ある商店街づくりや効果的な金融支援などの策を、来年四月の総湯開業までに具体化させる考えだ。市観光交流課は「新総湯を中心ににぎわいをつくり出したい」と強調する。風俗店に頼らない片山津づくりに向けた動きも始まっている。
後記
きれいごとばかりを言うつもりはない。街には、いかがわしさや猥雑(わいざつ)さがあった方が活気がでるのは事実だろう。ただ加賀市に赴任したばかりの3年前、片山津を訪れ、温泉街とはいえソープ店が多くあるのに驚いた。
新しい片山津の「顔」となる総湯建設には多額の税金が充てられている以上、有効に生かすよう真剣に考えなければならない。失敗は許されない。地域づくりにとって経済は重要な問題だ。だが、生活や教育、景観からの視点も求められている。
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>>1150
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110816/bdy11081618070001-n1.htm
成田山に抗議電話100件 陸前高田の松、おたき上げ
2011.8.16 18:02
東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松の木を、9月25日のおたき上げで燃やすと決めた千葉県成田市の成田山新勝寺に、抗議の電話が約100件寄せられたことが16日、分かった。
新勝寺によると「放射性物質が心配なので、燃やさないでほしい」などといった健康被害を不安視する匿名の抗議が大半。「供養のため」と受け入れを支持する意見もわずかにあった。また、成田市と千葉県にも抗議の電話やメールがそれぞれ約20件ずつ寄せられたという。
松は、表面の皮を剥いだ角材の状態に加工され、陸前高田市の金剛寺から届く。新勝寺は2カ所の検査機関に依頼し、微量でも放射性物質が検出された場合は、おたき上げに使わない方針。新勝寺は「こういうことで大げさになるのは残念」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110812/lcl11081215500004-n1.htm
陸前高田より届いた松からセシウムを検出 京都市「五山送り火」での使用を断念
2011.8.12 15:46
京都の「五山送り火」(16日)の一つ「大文字」で岩手県陸前高田市の被災松を使う計画を中止後、大文字保存会が一転して受け入れを決めた問題で、京都市は12日、現地から届いた松から放射性セシウムが検出されたため、送り火での使用を断念すると発表した。
当初の中止に対し批判が殺到したため、京都市が被災松の割木を500本調達。五山の各保存会でつくる京都五山送り火連合会に受け入れを打診し、11日の大文字保存会で五山全ての送り火で燃やされることになっていた。
ところが、薪の表皮を削って検査したところ、放射性セシウムを検出したため、取り寄せた500本全てについて、送り火での使用を取りやめることにした。
この問題をめぐっては、大文字保存会の松原公太郎理事長が11日、市内で会見。「多くの方に心配と迷惑をかけ、われわれの都合で被災者を振り回したことを心よりおわびしたい」と謝罪した。決定が遅れた理由については「いろんな意見を集約できなかった」と釈明していた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110816-00000105-san-soci
癒やしと美、香る神戸 アロマで観光活性化へ
産経新聞 8月16日(火)15時32分配信
植物の香りで心身を癒やすアロマテラピーを、神戸観光を活性化させる切り札とする構想が進んでいる。神戸アロマテラピー協会(神戸市)が観光プランを提案できる人材の資格制度の創設を目指し、将来的には「アロマテラピーリゾート都市に」と夢を描く。市も「癒やしと健康、美のサービスは街のイメージに合う」と具体化に期待を寄せている。
■滞在型プラン
創設を目指す資格は「神戸アロマテラピー・コンシェルジュ」。知識と経験が豊富なのはもちろん、サービスを提供する施設の紹介やアクセス、空き時間を利用した市内観光、食事も含めた総合的な体験プランをコーディネート(調整)できる人材を認定する。
アロマテラピーはさまざまなサービスがあるが、植物の花や葉、果皮などから抽出したエッセンシャルオイル(精油)を体に塗るトリートメントができるサロンなどは神戸市に100カ所を超えるという。コンシェルジュは神戸独特のグルメやジャズ鑑賞、クルージングなどを組み合わせた2、3日の滞在型の観光プランを企画、提案する。
ホテル施設でトリートメントサービスをしている神戸市西区のアロマセラピスト、藤本敦子さんは「利用客の年齢層は幅広い。一度トリートメントしたのを機に“はまる”ケースが多い」と手応えを感じる。
■「医療」とも連携
ただ、施設情報は利用客が自らインターネットなどで調べるしかなく、利用者の求めるサービスの情報を提供する信頼できる窓口がないのが実情だ。こうした情報をコンシェルジュが一括して発信し、観光客のニーズに合ったサービスを紹介する。近年関心が高まっているメディカルツーリズム(医療観光)と連携し、神戸の観光産業を充実させるのが狙いだ。
同協会の石原慎一代表(44)は「アロマテラピーはゆったりとした滞在型の観光を求める人にぴったり。街の魅力と合わせた観光プランは旅行会社にもセールスポイントになる」と説明する。市やホテル、旅行代理店などで協会内に準備室を設置。神戸夙川(しゅくがわ)学院大学観光文化学部も協力に名乗りを上げ、来年5月の制度創設を目指す。
神戸商工会議所の「神戸学検定・初級」と、社団法人・日本アロマ環境協会主催の「アロマテラピー検定・1級」の両方を取得した人を対象に市内施設の体験リポートと具体的な観光プランを提出してもらい審査、資格を与えることを想定している。
神戸市観光コンベンション推進室は「神戸の魅力に癒やしや健康、美の要素が加われば観光振興の新たな武器になる」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110816-00000557-san-soci
「被災松燃やしてあげたかった」護摩木、大文字の火床へ
産経新聞 8月16日(火)22時6分配信
大文字送り火で火床に積まれた、東日本大震災被災者の言葉が書き写された護摩木=16日午後8時5分、京都市左京区 (安元雄太撮影)(写真:産経新聞)
岩手県陸前高田市の被災松使用をめぐって二転三転し16日、本番を迎えた京都の「五山送り火」。2度にわたる被災松の使用中止の批判や抗議の影響が続く中で行われた伝統の宗教行事だが、保存会関係者や東日本大震災の被災地の出身者は「被災松を燃やしてあげたかった」「残念な思いを引きずりそう」と複雑な思いをのぞかせながら送り火を見届けた。
「陸前高田の人たちのためにも立派に火をつけ、気持ちを込めて送りたい」。大文字保存会の松原公太郎理事長は東山如意ケ嶽(にょいがたけ)の「大」の字の中央部分にくべられた護摩(ごま)木を前にこう話した。
「大文字」では陸前高田市の被災者の祈りの言葉が書き写された護摩木を75カ所の火床すべてに添えた。「涙が出る思い。被災松を燃やしてあげたかったとも思うが、これからどうするかが一番大事。被災者の方の気持ちを大切にしたい」と松原理事長。近日中にも厄除けなどの御利益があるとされる送り火の消し炭を持って陸前高田市を訪れたいとも語り、炎に向かって静かに手を合わせた。
被災者や市民も思いは複雑だ。岩手県山田町から京都市内の親類宅に避難している木下一郎さん(80)は「どこかに残念な気持ちを引きずってしまう。市や保存会にしっかり対応してもらいたかった」。同市北区の主婦(67)は「もっと対応を考えるべきだったと思う。市は今後、被災地支援をさらに積極的に行い信頼を取り戻してほしい」。一方、宮城県石巻市で被災した介護職員、鈴木孝悦さん(31)は「メッセージが書き込まれた京都産の護摩木などが燃やされたことだけは救いを感じた」と話した。
五山送り火で被災松の受け入れは異例だったが、鎮魂の在り方を見直すきっかけともなった。来年以降の受け入れについて、市は「今は考える余裕がない」と話すにとどめたが、京都五山送り火連合会の田中博至会長は「今回はよかれと思ったことが裏目に出たが、あくまで霊を見送る行事。今後もいろんな所から護摩木などを燃やす話が出たら、その都度状況を判断し、私個人としては使って差し上げたい」と静かに話した。
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110816/dms1108161553013-n1.htm
成田山新勝寺“被災松”で供養!賛否覚悟で「御霊のために」2011.08.16
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陸前高田市の松の木をおたき上げに使うことを決めた成田山新勝寺。犠牲者のためにもすんなり進んでもらいたい【拡大】
東日本大震災の犠牲者を供養するため、岩手県陸前高田市の「高田松原」の松の木を、成田山新勝寺(千葉県成田市)が9月25日に行う「おたき上げ」で燃やすことを決めた。“高田の松”をめぐっては放射性セシウムが検出されたことで京都市が五山送り火での中止を決めたばかり。新勝寺にも不安の声は寄せられてはいるが、安全を確認した上で、災害で命を落とした「御霊のために」成し遂げる心づもりでいる。
「当寺の山崎(照義・寺務長)が、被災地の慰霊法要に赴いた際、金剛寺(陸前高田市)のおたき上げに、高田松原の木を使用していることを知りました。1日も早い復興と御霊の供養のために、当寺も護摩木として受け入れたいとお伝えし、30〜40本の角材をたくことにしました」
新勝寺企画課の担当者は“高田の松”を選んだ経緯について、こう話す。
五山送り火で燃やす予定だった京都では、賛否で大モメ。二転三転した結果、松の木から放射性セシウムが検出され、中止になった。門川大作・京都市長が戸羽太・陸前高田市長に謝罪訪問を申し入れたが、拒否されるなどいまも騒動は収まっていない。
新勝寺でも同様の事態が危ぶまれるが、同寺企画課では「受け入れを表明した14日午後から15日午前にかけて、数十件の問い合わせが寄せられましたが、賛否はそれぞれ半々」とし、「使用する角材は表面を削った上で、きちんと検査も行います」と万全の態勢で臨む方針。
成田市役所には「(15日午前現在)確認する限り、不安の声は1件もない」(広報課)という。
同寺の参道で土産物店を経営する男性は、「成田市民にとって新勝寺は絶対的な存在。その新勝寺が受け入れを決め、安全確認も行うというのだから、関係ない外野がごちゃごちゃ言うべきではない」と賛同する。
おたき上げの正式名は「開運厄除柴灯大護摩供 護摩木祈願 火渡り行」。毎年5・9月の第4日曜日に行われ、2000〜3000人が参加する。不慮の災害で命を落とした犠牲者のために、ぜひ実現してもらいたいものだ。
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http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news2/20110820-OYT8T00819.htm
NHK朝ドラ「おひさま」ロケ地 観光客急増
茨城・大子町の旧上岡小
見学客でにぎわう旧上岡小学校(大子町上岡で) NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」のロケ地になった茨城県大子町上岡の旧上岡小学校を見学に訪れる観光客が急増している。
明治期に建てられた木造校舎は映画やドラマのロケ地として知られ、昨夏も1日平均約30人が訪れたが、今夏は多い日で600人以上が詰めかける人気ぶり。「教室の中も見たい」との要望に応え、校舎を所有する町は2001年の閉校後、初めて内部を開放するなど、かつてのにぎわいを取り戻している。
旧上岡小学校は1879年(明治12年)に創立。89年(明治22年)に建築された現校舎は建築当時のままの姿が残されている。昭和中期には同町の上岡、山田両地区から200人以上の児童が通ったが、過疎化とともに2001年には全校児童が36人に減少。同年3月に閉校となった。校舎は取り壊される予定だったが、上岡、山田両地区の全259戸の住民が会員となって「上岡小跡地保存の会」を設立。財政難の町に代わって絵画教室の会場などに使いながら、ボランティアで清掃などを続けてきた。
校舎は、閉校から約1か月後、航空会社のCM撮影が行われたのをきっかけにロケの引き合いが相次ぎ、これまで年間6〜7本、合計60本以上の作品の舞台となった。
「おひさま」の撮影が決まったのは昨年秋。11月には主人公・陽子の子供時代の撮影が行われ、運動会のシーンにはエキストラとして町民約30人が参加した。今年2月には、主人公が成長し、教師として教壇に立った場面も撮影された。
4月の放送開始後は、東日本大震災の自粛ムードもあって観光客は少なかったが、6月頃から徐々に増加。当初は校庭から外観を眺めるだけだった観光客から、「校舎の中も見せてほしい」という声も多く寄せられるようになり、町は11月末までの期間限定で開放を決めた。保存の会に案内役兼管理人を委託し、袋田の滝から同校までの10か所に道順を示す案内板も設置した。
町企画観光課は「福島第一原発事故の風評被害などで町を訪れる観光客は減っている中、上岡小が町の新たな観光スポットとして親しんでもらえたら」と期待。保存の会事務局長の菊池輝雄さん(73)も「こんなに大勢の観光客が来るとは思わず驚いたが、喜んでもらえたらうれしい」と語る。
観光客は黒板の前で記念撮影をしたり、昔ながらの木製イスに腰掛けてみたりと思い思いに楽しんでいる。常陸大宮市の主婦菊池規子さん(39)は「番組のテロップでロケ地と知り、ぜひ来たかった。昔に戻ったようで懐かしいです」と喜んでいた。
校舎内の見学は、月曜日を除く午前9時〜午後4時。入場無料。問い合わせは大子町企画観光課(0295・72・1138)へ。
(2011年8月20日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110820-00000525-yom-soci
一時1ドル75円台、海外旅行客はにんまり
読売新聞 8月20日(土)15時0分配信
円高はどこまで進んでしまうのか――。ニューヨーク外国為替市場で一時1ドル75円95銭という史上最高値まで達した円相場。
震災後、ようやく製造を再開した輸出用部品メーカーや、外国人観光客の減少に泣かされてきた被災地からは「復興の歩みがさらに遅れる」と悲鳴が上がった。外国人観光客らが家電製品などを求めて集まる東京・秋葉原でも、円高で安い品物しか売れない状況。一方で海外旅行客には福音になっている。
秋葉原の外貨両替店では、店内に掲示された交換レートをのぞき込む通行人らの姿が目立った。午前9時半の営業開始直後、3万円分を米ドルと交換した東京都文京区の会社員女性(38)は、「家族で米国旅行に行くのでチャンスと思った。ただ、ドルで外貨預金もしているので、それは残念な結果になってます」と苦笑した。
成田空港でも、日本人旅行客から歓迎の声が上がった。娘とグアムへ旅行するという栃木県真岡市の主婦(63)は、「夏休みは旅費は高いけど、買い物がメーンなので円高はいい機会」と笑顔。千葉県習志野市の幼稚園教諭の女性(27)は、「家族からも財布やかばんを買ってきてと言われているし、いっぱい買える」と声を弾ませた。
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http://www.asahi.com/national/update/0820/TKY201108200252.html
「リカちゃんキャッスル」元気に 福島、国内唯一の工場
「リカちゃん」を国内で唯一作っている「リカちゃんキャッスル」=福島県小野町、河合博司撮影
時代を超えて愛される着せ替え人形「リカちゃん」の国内唯一の工場が、福島県小野町にある。人口約1万1千人の小さな町。「リカちゃんキャッスル」と呼ばれ、見学もできる。地震と東京電力福島第一原発の事故で打撃を受けたが、たくさんの励ましに支えられ、復活しつつある。
リカちゃんはタカラ(現タカラトミー)が1967年に発売し、これまで5300万体以上を出荷した。今は主に海外で生産しているが、当初は創業者の佐藤安太さん(87)が東京都葛飾区の自宅兼工場で作っていた。子どもたちから「リカちゃんを作るところを見たい」と頼まれても、「きれいな工場ではないので夢を壊してしまう」と断っていたという。
佐藤さんは93年、発売25周年を機に「子どもたちに見てもらえる工場をつくろう」と、故郷の沢渡村(現いわき市)に近い小野町にキャッスルを完成させた。見学客が色とりどりのドレスを試着できるコーナーを設け、手作業で一つ一つ製作する工程を公開。歴代のリカちゃんも展示し、毎年10万人が訪れる観光スポットになった。
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http://www.nnn.co.jp/news/110820/20110820003.html
水木ロードの入り込み客が200万人突破 過去最速
2011年08月20日
鳥取県の境港市観光協会は19日、水木しげるロードのことしの入り込み客が18日で2年連続となる200万人を突破したと発表した。過去最高の372万人を記録した昨年より5日早い達成。7月以降は前年同月を下回る傾向が見られるものの、中国地方の観光地として人気の高さを示している。
歩行者天国でにぎわう水木しげるロード=14日、鳥取県境港市松ケ枝町
18日現在の入り込み客数の累計は202万2421人で、前年同期比7.9%増。歩行者天国を実施した13日から15日までの盆期間は14万5203人の人出でにぎわい、14日は5万5851人を記録した。
ことしの同ロードの入り込み客は、テレビドラマ「ゲゲゲの女房」ブームの余韻もあり、5月14日には昨年より2カ月早く100万人を突破するなど、上半期は前年を上回って推移した。下半期に入ってからは、6月末の高速道路無料化廃止の影響で、7月は前年同月比で25%の減少。8月も約93万人を記録した前年同月を下回るのは必至だが、60万人には届きそうで、一昨年に比べると2倍のペース。
同観光協会の桝田知身会長は「高速道路無料化の廃止が響いているが、人気は底堅いものがあり順調に推移しているといえる。上半期に『ゲゲゲの女房』の余韻で貯金もできたので、なんとか通年で目標の300万人を達成できるのではないか」と話している。
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http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001108200002
笑顔満開「列車の宿」 旧高千穂線
2011年08月20日
ゆったりした4人部屋にはソファやテーブル、2段ベッドなどがある=日之影町七折
廃線となった高千穂鉄道(TR)の車両を利用した日之影町の「TR列車の宿」が、開業から1年あまりが過ぎ、好調だ。当初見込んでいた大人の鉄道ファンよりも家族連れに人気があるという「誤算」もあったが、夏休み中は満室で断らざるをえない日も出ている。
「次は日南です。お客さま、きっぷを拝見します」。日南市から家族4人で泊まりに来た水尾祈星(き・せい)君(6)は、列車の宿でおばの美紀恵さん(46)らを相手に車掌ごっこを楽しんだ。
臨場感は抜群だ。車窓や釣り棚はそのままで、4人部屋には運転席や運賃箱も付いている。運転席に座った祈星君は運転用のレバーを握って「楽しいっちゃ」と笑った。
列車の宿はTRが廃線となった翌年の2010年4月、日之影町が約4300万円をかけてオープンさせた。6両あった車両のうち、「せいうん号」と「かりぼし号」を無償で譲ってもらって改造。部屋は1人用から4人用まで6室あり、定員は計14人で、料金は4人部屋で1万円とかなり安めだ。食事や入浴はレストランと温泉施設になっている隣の「日之影温泉駅」を別料金で使ってもらう。
開業から1年間の宿泊客は約1500人。週末や、夏、秋の行楽シーズンは、4人部屋を中心に満室が続いた。「もう1、2両、譲ってもらえばよかったという声も出ました」と佐藤貢・副町長は残念がる。
人気の理由は、何といっても本物の車両で寝泊まりできることだ。仙台市の自営業、後藤格(ただし)さん(42)は鉄道雑誌で知って訪れた。JRや私鉄などにすべて乗る「全線完乗」を果たしている後藤さんは「列車をうまく改造していて、居住性もいい。ずっと維持してほしいですね」とほめる。
町では当初、利用者の多くが後藤さんのような鉄道ファンだろうと見込んでいた。しかし、ふたをあけてみると、アニメ「きかんしゃトーマス」を見て育った小学生以下の男の子がいる家族連れが多いという。「チェックアウトの時間になっても、『帰りたくない』と運転席から離れない子もいます」と管理を委託されている佐藤道俊さん(55)。
過疎に悩む町は、豊かな自然を生かした森林セラピーなどの観光振興に力を入れる。交通の便の悪さなどはあるが、佐藤さんは「運転士の帽子をかぶっての記念撮影などサービスを増やし、町に人を呼び込みたい」と意欲をみせる。
問い合わせは「ひのかげ列車の宿有限責任事業組合」(0982・87・2600)へ。(大畠正吾)
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011082102000152.html
金沢〜高山〜名古屋 観光新定番めざす 3市、「ビザ緩和」中国でPR
2011年8月21日
東京〜富士山〜関西 “王道”に対抗
外国人向けの新たな観光ルートとして中部圏を縦断する金沢、岐阜県高山、名古屋の三市が初めて連携し、二十二日から中国の主要都市を訪問して観光プロモーションを展開する。中国人の観光ビザの発給要件が緩和される九月を前に、全国の観光地が中国人客を呼ぼうとしのぎを削っているところで、三市は変化に富んだ魅力をアピールする。(田嶋豊)
観光業界の関係者によると、外国人客に従来人気なのは東京−富士山−京都・大阪を巡るコースで「ゴールデンルート」と呼ばれる。観光地を巡りながら買い物を楽しめるのが魅力で、中国人客にとっても定番。金沢など三市にとってのライバルは、ほかにも雪が魅力の北海道、温泉が人気の九州などがある。
今回三市が新ルートとして提案する魅力の組み合わせは「伝統と食文化の金沢」「自然の高山」「産業・商業の名古屋」。それぞれの特長を生かし、足りないところを補う戦略で、東海北陸自動車道など利便性の高まった交通網を活用する。
二十二日からは上海、南京、蘇州の三市で観光セミナーや商談会、交流会などを開催。金沢、高山、名古屋三市役所と旅行会社、各地のデパートやホテル、交通業界などの担当者も出向いて、各市の魅力、周遊プランなどを中国の旅行会社やメディアに売り込む。
「金沢、高山にはうちにないものがあり、この組み合わせには期待感がある」と名古屋市。空港がない高山市も「金沢、名古屋は強力なパートナー。より深い日本を体験できる一つのモデルルートになり得る」と胸を張る。
二〇一四年度に北陸新幹線開業を控える金沢市は「線でつながることが大切。観光ルートの選択肢を増やし、他の観光地に対抗できれば」と話す。
三市の担当者らは「中国人客の多くはゴールデンルートで日本を知り、リピート客は他へ流れる傾向もある」と分析。当面のライバルを「空港や港があり、新幹線が全線開通した九州」と見定めている。
外国人客の調査や招客策立案を手がけるインバウンド・ツーリズム研究所(東京都)の広江真所長は「三市は潜在的な力も高く面白い。日本を知る独自ルートとして商品化し、うまく伝えていくことが大事だ」と話す。
中国人の観光ビザ 外務省は9月1日から中国人の個人観光ビザの発給要件から「職業上の地位」を外し、滞在期間を従来の15日間から30日間に延ばす。発給は09年7月に始まり、翌年7月に年収要件を富裕層から中間層まで広げたところ、観光客が急増。今回の緩和策でも大幅増が期待される。東日本大震災の影響は厳しく、中国人の訪日数は今年7月に8万7100人(前年同月比47・2%減)で、打開のチャンスとしても注目される。
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http://www.gifu-np.co.jp/hot/20110821/201108211113_5460.shtml
旧神岡鉄道の駅舎改装しカフェ 香り高いコーヒー人気
2011年08月21日 11:13
壁に掛かった貨物取扱所の古い看板が旅情気分を誘う=飛騨市神岡町、自家焙煎珈琲 あすなろ
◆自家焙煎珈琲 あすなろ(飛騨市)
旧第三セクター神岡鉄道の奥飛騨温泉口駅構内にオープンして今年で27年目。壁に掛かった貨物取扱所の古い看板と、香り高いコーヒーが客の旅情気分を誘う。
あすなろは、同鉄道が国鉄から三セクに移行した1984(昭和59)年、「神岡町を訪れる観光客や住民の憩いの場」になればと、町内の商店主らが旧駅舎の一部を改装し、カフェを設けた。
ケニヤやモカ、マンデリンなど18種類のコーヒー豆を自家焙煎(ばいせん)しており、香り豊かで本格的なコーヒーを入れてくれる専門店として県外のファンも多い。メニューの中では、あすなろ自慢のブレンドコーヒーに、六つ切りトーストとサラダ、堅めのスクランブルエッグを添えたモーニングセット(500円)がお薦め。当日仕入れのパンを使い、作り置きはしないなど細かな心配りもうれしい。
<メモ>▽飛騨市神岡町東雲1348の2▽営業時間 午前8時〜午後5時▽定休 毎週月曜日と第2日曜日▽電話 0578(82)4008
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http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001108220001
全日空ホテルからオアシスタワーホテルに
2011年08月22日
大分市高砂町の「大分全日空ホテルオアシスタワー」が来年4月から「大分オアシスタワーホテル」に名前を変える。経営しているエフ・ティー・シーホテル開発が20日発表した。IHG・ANA・ホテルズグループジャパン(東京都)とのフランチャイズ契約を終了する。
会見した西の(にし・の)光彦社長は「オアシスタワーという名称が県内で根付き、特定のブランドを用いなくてもやっていけると判断した。今まで以上に地元に根付いたホテルにする」と話した。
会見によると、ホテルの売り上げは8割以上が県内の顧客による。また、全国ブランドが力を発揮する宿泊の売り上げは全体の15%程度という。宿泊や食事で全日空のマイルがたまるサービスは来年4月以降も継続する予定。
ホテルは全157室、地上21階建て、高さ101メートルで県内のビルで最も高い。1998年、旧県立病院跡地で営業を開始。当初は第一ホテル大分オアシスタワーという名前だったが、2000年に現在のフランチャイズ契約を結び、全日空の名前を冠した。
大分市田室町の大分東洋ホテルも00〜06年まで名前に日本航空系の「ニッコー・ホテルズ・インターナショナル」が入っていた。(軽部理人)
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/110822/trd11082209010007-n1.htm
障害者に広がる自由な旅 個人旅行ノウハウの講座、代理店は専用窓口で対応
2011.8.22 08:58 (1/2ページ)
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テーブルを囲み、旅行への思いを語る「トラベルサロン」参加者ら=堺市南区
障害を持つ人も快適に旅行できる「バリアフリーツアー」。さまざまなツアーが企画されているが、最近は「もっと自由に旅行したい」という人が増えている。そんな声を受け、大阪では個人旅行のノウハウを学ぶ講座が開講。旅行代理店でも専用デスクで相談を受けるなどのサービスが広がっている。(佐々木詩)
◇
車いすで108カ国
堺市南区の国際障害者交流センター「ビッグ・アイ」の一室。車いす生活を送る人や家族ら約20人が集まり、「一度海外に行ってみたい」「ディズニーランドでは乗れるアトラクションが限られてしまう」など語り合った。
同センターが8月から開催している「トラベルサロン」。バリアフリーツアーに興味のある人を対象に毎月1回、旅行に関する相談を受けながら、航空会社やホテルの担当者に話を聞くなどして旅行の知識を身につける。来年3月までの計8回。修了後には参加者自身がプランを立て、台湾旅行をする予定だ。
講師を務めるのは、バリアフリーコンサルタント、木島英登(ひでとう)さん(38)。これまでに、車いすで世界108カ国を旅行した達人だ。
木島さんによると、障害者の旅行は、団体旅行や旅行会社主催の募集型バリアフリーツアーがほとんど。ただし、車いすで利用できるトイレなどを備えたホテルや介護タクシーの利用、食事にも配慮が必要な場合もあるため、費用は高額になる。
しかし、木島さんは受講者に自らの体験を引き合いに出しながら、「風呂などの不自由を辛抱すれば普通のシングルルームに泊まれる場合も」などとアドバイス。「障害者自身も困難を楽しむぐらいの気持ちを持って準備をすれば、低予算で自由な日程の旅行も可能」という。
専門スタッフ
大手旅行代理店にも、障害者の自由な旅行をサポートする動きが進む。HIS(東京都新宿区)には、車いす利用者や視聴覚障害者、知的障害者専門の窓口「バリアフリートラベルデスク」が設置され、4人の専門スタッフが対応する。ツアーの紹介のほか、自由な旅行を楽しみたい人には、航空会社やホテルの受け入れ態勢などを説明しながら飛行機とホテルだけの手配も行う。
窓口は東京にしかないが、最近、旅行への関心が高まり、他の地域からの問い合わせが増加している。「旅行に対し不安や不便を感じている方のため、できる限りお手伝いしたい」(同社)という。
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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011082290144029.html
川下りキャンセル増加 同業者、各地で「風評」
2011年8月22日 14時40分
浜松市の天竜川で川下り遊覧船が転覆し5人が死亡した事故で、川下りの安全性が問われる中、他の事業者に予約取り消しなどが広がっている。各事業者は「安全をPRするしかない」と安全対策強化に努めている。
今回事故が起きたのは第3セクター「天竜浜名湖鉄道」(同市天竜区)の「遠州天竜舟下り」。県境を越えた上流の長野県飯田市では別の事業者が「天竜舟下り」「天竜ライン下り」という似通った名称で運航している。
天竜ライン下りの運航会社「天竜ライン遊舟」によると、事故後、子ども会や高齢者団体など9件の団体予約がキャンセルに。週末の20、21日は個人客が通常より少なく、受付窓口で「お宅は大丈夫か」と念押しされることもあった。
同社は事故を受けて救命胴衣の着用を徹底した。担当者は「影響は今年いっぱいは続くと思うが、安全対策に万全を尽くしていることをお客さんに伝えたい」と気をもむ。
嵐山などをめぐる保津川下りを運航する保津川遊船企業組合(京都府亀岡市)は「修学旅行を予定する高校から安全マニュアルを送ってほしいとの連絡が増えた」という。
今のところ今月の客数は前年比5千人増と順調だが、工藤正代表理事は「川下りイコール転覆と連想されがち。影響はこれから」とみる。船外機なしの櫓(ろ)による川下りで、救命胴衣の着用義務はないが「夏でも自主的に着てもらえる涼しいタイプに来夏、衣替えしたい。2千万円超の出費になる」と覚悟する。
木曽川で日本ライン下りを運航する木曽川観光(愛知県犬山市)によると、事故から数日で、予約の1割に当たる2、30人からキャンセルが出た。団体旅行を扱う旅行会社からは、安全対策を徹底するよう要請があったという。
全国13の事業者が加盟する全国河川旅客船協会の押切大一専務理事は「今は年間を通じて一番の稼ぎ時で、東北では東日本大震災で遠のいた客足が戻りだしたところだった。事故を受けて安全強化を再度促したが、マイナス影響は大きい」と話している。
(中日新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110823/CK2011082302000118.html
観光資源発掘へクルーザー試験運航 三国〜敦賀間
2011年8月23日
三国を出発するクルーザー=坂井市三国町の九頭竜川で
海上ルートで新たな観光資源を発掘しようと、港がある坂井市三国町と敦賀市のまちおこし団体が21日、三国−敦賀間でクルーザーを試験運航した。
試験運航は坂井市三国町の「みくに歴史を生かすまちづくり推進協議会」と敦賀市のNPO法人THAP(タップ)。それぞれクルーザーをチャーターして、三国側と敦賀側から航行。三国側からは協議会のメンバーや坂井市、観光協会の関係者ら約30人が乗り込み、午前9時すぎに同町の九頭竜川河口を出航した。
船上では協議会の大和久米登(くめと)理事長が、三国が港町として繁栄した理由を説明。福井市越廼地区の沖合では、海側からピラミッドのように見える「ガラガラ山」の眺望を楽しむなど、敦賀港までの約2時間半の船旅を楽しんだ後、鉄道を利用して三国に戻った。
敦賀側からは関係者10人が乗り込んで午後0時半に敦賀港を出発し、逆コースで北上。双方の関係者はこの後、坂井市三国町北本町3丁目の三国商工会館で意見交換し、「海からの眺めは新鮮味があって最高」「事業化につなげるため、イベントとのリンクや教育面での活用も考えるべきだ」などの意見が出されていた。 (川口信夫)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110823/szk11082302100002-n1.htm
観光の目玉、再開へ期待強く 天竜船下り事故、地元の苦渋 静岡
2011.8.23 02:09
5人が死亡した天竜川の川下り船転覆事故。船を運航する天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)の安全管理体制に厳しい目が向けられる一方、地元住民の間で船頭らへの同情の声も広がっている。北遠地方の観光名物として期待はなお大きく、運航再開のめどが立たない現状に落胆する地元住民も多いようだ。
「私が見る限り船頭さんたちは安全にすごく気を遣っていた」。父親が元船頭で乗船場近くに住む女性(62)はこう話してうつむいた。風が出たり川の水位が少し上昇したりすると運休にし、遠方からの観光客に「なぜ船を出さないのか」と詰め寄られる船頭の姿もよく目にしたという。
「遠州天竜舟下り」は昭和20年代に始まり、3〜11月の風物詩として人気を博してきた。平成15年に地元観光協会から同社に運営を委託。天浜線天竜二俣駅で客を集め、乗船場までバスで移動するなどアクセスを改善し、全国から客を集めるまでになった。
天竜観光協会の職員は「県内外から広く観光客を呼べる材料は舟下りだけだった」と肩を落とす。「舟下り」は周辺の飲食店やみやげ店にも恩恵を与えてきた。同区二俣町のそば店経営者は「(運航時期は)数十人のお客さんがまとまって訪れ、町がにぎやかになる。運航をやめると町が寂れるんじゃないだろうか」とうなだれた。
会社側は22日、事故を受けた安全対策などを話し合う臨時取締役会を25日に開催することを決定。だが、「運航再開を口にできる雰囲気ではない」(関係者)のが実情だ。
乗船場近くに住む女性は「会社側も力を入れ、やっとお客さんが増えてきた。これからどうなるのか」と話していた。
「天竜」の名を全国区にした「舟下り」は観光だけでなく、上流の天竜杉を筏に組んで下流に運んだ時代から北遠の文化でもある。船の運休が長引くほど地元の喪失感は大きい。同じ女性は「ぜひもう一度安全な形でやり直してほしい」とも話し、力なくも運航再開に期待を込めていた。
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20110823205.htm
富山のニュース 【8月23日01時29分更新】 富山県西部と飛騨で連泊商品開発を 観光プランナー養成
越中・飛騨観光圏にある観光資源。相倉合掌造り集落
越中・飛騨観光圏協議会(事務局・高岡市)は連泊型の観光地化を推進するため、地域密着の旅行商品を開発、販売する観光プランナーの養成に乗り出す。9月13日から専門家を講師に迎えたワークショップ形式の研修会を開催する。2014年度末の北陸新幹線金沢開業を見据え、若手人材による観光分野の起業につなげたい考えだ。
越中・飛騨観光圏は県西部6市と飛騨地域の2市1村がエリア。圏域には県西部だけでも、世界文化遺産の五箇山合掌造り集落や国宝瑞龍寺、散居村景観、倶利伽羅源平古戦場といった名所のほか、富山湾でとれるブリやシロエビ、ホタルイカをはじめとした新鮮な海産物もあり、豊富な観光資源がそろう。
しかし、圏域での宿泊は少なく通過型観光地になっているのが実情である。
協議会はキャンペーンや食のイベントなどを開催しているが、旅行会社が提供する商品には圏域を巡る「連泊型」は少ない。研修会では、地元で魅力あるツアーを開発できる民間の観光プランナーを養成。県西部と飛騨地域の観光資源を生かした2泊3日以上の旅行商品の充実につなげる。
研修会は昨年11月に開いた着地型観光について学ぶ講演会の「応用編」。「売れる観光商品とは」「地域のマーケティング戦略を考える」「地域の弱みを見つけよう」などをテーマに日本観光振興協会の専門家から指導を受け、圏域を巡る観光ツアーを考える。
問い合わせは高岡市商業観光課=0766(20)1301=まで。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110830/fkk11083002280000-n1.htm
「新幹線効果」 全線開業で観光客伸びる 交通あり方検討会 福岡
2011.8.30 02:28
■鹿児島でも顕著
今年3月に全線開業した九州新幹線の効果を九州全域に拡大しようと、九州内の行政、交通・観光業界などでつくる検討会は29日、福岡市博多区で本年度の初会合を開き、新幹線全線開業で、特に鹿児島県内で観光客が増えている状況などが報告された。
「九州における今後の交通のあり方に関する検討会」には九州運輸局や各県、業界の担当者ら約30人が出席。鹿児島県のシンクタンクは、鹿児島中央駅新幹線改札内で実施したアンケートの結果、県外居住者が利用者全体の61・6%を占め、全線開業前の42・3%に比べて急増している状況を報告した。
このほか、「南九州では観光客だけでなくビジネス客も動いている。駅から各地への2次交通はレンタカーが好調だ」(日本観光協会)という。一方、九州バス協会の担当者は、新幹線各駅に乗り入れている路線バスについて「どの駅も1便あたりの利用者は1〜2人。新幹線から路線バスへの連絡はうまくいっていない」と語った。
同検討会では今年10〜11月にかけて、九州各地の特急バス事業者や観光施設、大学などを中心に、全線開業が人的交流に与えた影響についてアンケートを実施することも決めた。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/110830/bsd1108301941010-n1.htm
TDLとTDS、8月の入場者数が過去最高に2011.8.30 19:41
東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)を運営するオリエンタルランドの上西京一郎社長は30日、産経新聞のインタビューに応じ、8月のTDLとTDSの入場者数が過去最高を更新したことを明らかにした。
入場者数の伸び率は前年同月比で2けた増を確保。上西社長は「震災で萎縮していた消費マインドが解放された」と分析した。
同社は東日本大震災の影響で、運営するTDLやTDSを一時休業。4月の営業再開以降も、入場者数が伸び悩み、4〜6月期連結決算では38億円の最終赤字に転落していた。
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http://www.asahi.com/travel/news/TKY201108290512.html
山形の観光客、昨年度5.8%減 「おくりびと」の反動
2010年度に山形県内の主要観光地を訪れた観光客は3943万4千人で、09年度より5.8%減ったことが県のまとめでわかった。大河ドラマ『天地人』や映画『おくりびと』の効果で大幅増となった09年度の反動に加え、年度末に起きた東日本大震災の影響もあったとみられる。
360カ所の観光地を調べた。4千万人を下回ったのはリーマン・ショックで世界的不況となった08年度以来2年ぶり。県内客は3.7%減の2079万4千人、県外客は7.9%減の1863万9千人だった。
地域別では、庄内が1231万4千人で5.1%増えたものの、置賜が713万2千人で22.1%減、村山が1749万人で3.9%減、最上が249万7千人で10%減だった。
ジャンル別では、海水浴場が59万3千人で増加したが、温泉(1006万1千人)やスキー場(99万8千人)、名所・旧跡(901万1千人)などで軒並み減少。特に名所・旧跡は2割減だった。
主な祭りやイベントの観光客(参考値)は、山形市の山形花笠まつり100万人、新庄まつり46万人、酒田花火ショー41万人など。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110827/ttr11082702190000-n1.htm
ゲゲゲ人気、衰えず 境港観光、200万人超す 鳥取
2011.8.27 02:19
鳥取県境港市の水木しげるロードを訪れた観光客が今年も200万人を超えたことが、市観光協会のまとめで分かった。200万人に達したのは18日で、年間約372万人で群を抜いて過去最多となった昨年より5日早い。28日には記念セレモニーを開き、夏休みのフィナーレを飾る。
◆昨年の記録更新
同協会によると、観光客の出足は夏休みに入って加速し、盆の13〜15日は連日4万人以上の人出。14日は5万5851人を記録した。24日現在では計213万7272人に上り前年比4・7%増となっている。
同市出身の漫画家、水木しげるさん夫妻をモデルにしたテレビドラマのヒットなどが人気に火をつけ、それまでの記録を倍以上に塗り替えた昨年だったが、観光客を呼び込む勢いはドラマが終了しても衰えないまま。東日本大震災の後にレジャー自粛ムードが広がったにもかかわらず、5月14日に過去最速で100万人を突破し、200万人超えでも記録を更新した。
人気の理由を同協会は、訪れる人の多くが妖怪像が立ち並ぶ通りを歩くこと自体を観光の主な目的にしており、実際にそれだけでも満足度が高いためと分析。余分な出費が少なくてすむ“財布に優しい観光”が、リピーターを呼んでいるとみている。
28日は午前11時半から、ゲゲゲの鬼太郎たち妖怪の着ぐるみや妖怪そっくりさんが参加して、200万人突破記念パレードを実施。水木しげる記念館からJR境港駅までを練り歩く。
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http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001108290005
【四日市観光】公害の位置づけ 模索
2011年08月29日
潮吹き防波堤(奥)を視察する観光戦略会議のメンバー=7月28日、四日市市高砂町
■街の印象変えたい
■歴史的遺産外せぬ
「公害の街」の印象を変えられるのか――。四日市市は今年度を「観光元年」と位置付け、観光戦略会議(座長=服部敦・中部大教授)を発足させた。市の魅力を掘り起こし、情報発信を強化してイメージアップを目指す。
7月下旬の初会合で、田中俊行市長は「公害の代名詞を転換し、市民が誇りを持てる街づくりをしたい」とあいさつ。市は「四日市ブランド構築」の検討課題のひとつに、「3K(公害、工場、コンビナート)から新3K(環境、健康、観光)へ」を掲げた。工場の見学や地場産業の体験などのツアーを開発し、湯の山温泉を持つ菰野町など周辺自治体との連携も探る。
委員は服部座長を含め、アートディレクターや情報誌編集者ら6人。会合前、国指定重要文化財の潮吹き防波堤や日永うちわ製作現場、萬古焼を紹介する「ばんこの里会館」などを見学し、かぶせ茶も味わった。
委員からは「市内出身の学生ですら、お茶や萬古焼を知らない。街を知ってもらう試みが必要だ」「観光の勝ち組は、地元の人たちが地元に自信を持っている。自分たちの街を好きになることが重要だ」といった意見が出された。
ただ、公害を抱えた事実から目をそらすわけにはいかないようだ。現在、人気を集めているコンビナートの夜景を船から楽しむクルーズについては、コンビナートが公害の発生源だけに、「市として何を伝えようとしているのか、はっきりさせた方がよい」といった意見も出された。
市立塩浜中学校の体育館には、1979年の卒業制作の大版画が掲げられ、「空はにじんだ灰色 数知れない煙突 空と煙突が重なりあった ここが私たちの町」などと記されているが、委員からは「これも四日市市を知る上で、はずせない歴史的な遺産だ」との声も上がった。
戦略会議は11月をめどに、市に実行すべき事業を報告。市は来年度予算案に反映する。
(嶋田圭一郎)
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http://www.asahi.com/travel/news/TKY201108250531.html
観光地の宿泊、昨年より6割減 廃業15カ所 茨城[PR]
茨城県観光物産課は25日、東日本大震災から5カ月を経ても、県内の観光産業では風評被害などにより宿泊客の激減など深刻な影響が続いていることを県議会環境商工委員会で報告した。窮状を打開しようと県は秋の宿泊キャンペーンなどの観光振興計画を発表した。
県のまとめでは、今夏の県内海水浴客は昨年比で約16%。震災後から7月末までの観光地の主なホテルと旅館の宿泊実績の平均は、同約40%だった。主な観光施設の7月の団体客は同26〜36%。ホテルや旅館は25カ所が休業、16カ所が廃業したという。
原子力損害賠償紛争審査会が7千人を対象に行った旅行意識調査では「旅行先として避けたい地域」として57%が茨城県を挙げ、福島県に次いで全国2番目となったことも報告された。
委員からは「茨城は安全、安心だという大量の情報を全国に発信する必要がある」(石塚仁太郎氏)など、PRを求める意見が相次いだ。県側は、観光ホームページなどで風評被害を払拭(ふっしょく)するための情報提供を強め、首都圏や北海道からの団体客誘致策を検討すると答えた。
第1弾として9月1日から2カ月、「秋の宿泊キャンペーン」を実施する。県ホテル旅館生活衛生同業組合が県と初めて全県的に行う企画で、73の宿泊施設で料金割引プランなどを設定する。ただし、この企画の対象は県民限定で、「県民が県民を救う運動に盛り上げたい」という。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110826/CK2011082602000037.html
宿泊業者 41施設が休廃業 観光客激減の影響で
2011年8月26日
県内宿泊施設の一割に当たる四十一の旅館・ホテルが、福島第一原発の事故後に廃業または休業していたことが二十五日、県ホテル旅館生活衛生同業組合への取材で分かった。事故で観光客が減ったことが主な要因とみられる。同組合は今後、減益分の賠償を東京電力に求める方針。
同組合には昨年末時点で、旅館やホテル四百四十八軒が加盟していた。震災後に十六軒が廃業し、二十五軒が休業したという。
震災復旧の作業員で満室が続く宿泊施設が一部あるものの、竹内順一専務理事は「多くの施設は観光客が激減し、ひどいところは例年の二割に落ち込んだ。明らかに事故の影響によるもの」と実情を説明。今後についても「見通しは全く立たない」と嘆いている。 (水越直哉)
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-08-30_22757/
修学旅行急増で観光バス不足に
経済 2011年8月30日 15時11分
(31時間30分前に更新)
沖縄への修学旅行が今年は急増する見込みで、10〜12月の繁忙期に観光バスが不足する懸念が生じている。例年の需要に東日本大震災の影響で沖縄への行き先振り替えが加わり、過去最多の来訪が予想されているためだ。旅行関係者は「需要の急増でバスが全然足りない」と焦っている。旅行会社とバス会社が対応に追われており、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は近く、関係各社と連絡会を開いて対策を協議する。
2011年の修学旅行は予約を含めて45万616人(2553校)で過去最多となる見込み。目的地を沖縄に変更した学校が122校(1万4856人)あり、総数では昨年を1万2000人以上上回る。さらに約半数の24万4651人(1145校)が10〜12月に集中。旅行関係者によると「旅行各社の8月上旬の推計ではバスが月600台ほど足りない」との見方も出ているという。
沖縄バスでは、約80台の観光バスの予約がすでに満杯。振り替え特需のほか、経営改善のために減車していることも背景にあるという。琉球バスは需要が10月前半と12月前半に集中し満席の状態。外国客の増加も重なれば、さらに足りなくなる見通しで、担当者は「県全体で誘致に取り組んでいる責任もあるので、各業界との調整は急務だ」と指摘している。
シーズン期のバス不足はこれまでも指摘されてきたが、キャンセルやダブルブッキングもあり、最終的にはバス不足による混乱には至らなかったという。だが、今シーズンはどれだけ不足が発生するかまだ読めない状況。近畿日本ツーリスト沖縄の担当者は「路線バスやジャンボタクシーに振り分けて対応することも考えられる」としている。
影響は外国からの団体旅行にも広がる恐れがある。沖縄ツーリストのインバウンド担当者によると「海外の旅行会社は集客ができても、バス不足から送客ができない状況だ」と懸念する。
OCVBは9月1日に旅行会社とバス会社の連絡会を開き、現状やダブルブッキングの有無の確認、バスの待機時間の有効利用などを検討し、各社で調整する。(榮門琴音)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110831-00000001-fsi-bus_all
外資系ホテル続々 顧客争奪戦激化 リッツは沖縄で来年4月開業
フジサンケイ ビジネスアイ 9月1日(木)8時15分配信
来年4月に開業する「ザ・リッツ・カールトン沖縄」の総支配人に就任する吉江潤氏(左)ら=8月30日、東京都港区(写真:フジサンケイビジネスアイ)
外資系高級ホテルの日本進出が加速している。米ザ・リッツ・カールトン・ホテルカンパニーが来年4月、沖縄で開業するほか、カナダのフォーシーズンズ・ホテルズ・アンド・リゾーツは沖縄や北海道などへの展開を検討。米スターウッド・グループも東京進出を狙う。東日本大震災の影響で訪日客は激減しているが、観光ビザの発給要件緩和が進む中国人を中心に旅行需要拡大が見込まれ、国内勢を巻き込んだ顧客争奪戦が激化しそうだ。
「地理的に中国、韓国などが近い。海外からの需要が見込める」。リッツが沖縄県名護市に開業する「ザ・リッツ・カールトン沖縄」の総支配人に就任する吉江潤氏は8月30日に開いた会見で、外国人観光客獲得に自信をみせた。
リッツ沖縄は、那覇市の金秀本社グループから「喜瀬別邸ホテル&スパ」の委託を受け運営し、国内のリッツでは初のリゾートホテルとなる。リッツはこのほか東京と大阪の2カ所でホテルを運営し、京都でも14年に新たに開業する。
リッツでは「ターゲットはまず日本人」としながらも、中国人など外国人の利用客が訪日時に利用することに期待を寄せている。
同じく沖縄に目をつけているのはフォーシーズンズ。恩納村で14年の開業を目指し、提携先などと交渉を進めている。同村の担当者によると、マレーシアのベルジャヤ・ランドが建設するホテルをフォーシーズンズが運営するという。
フォーシーズンズは東京都内に2ホテルを展開。沖縄のほか京都や北海道での開業も計画しており、存在感を強めている。
またスターウッドはトップブランドとして展開する「セントレジス」を、大阪に続き東京で開業することを検討。担当者は「当社のネットワークを通じ、海外から利用客を呼び込める」と力を込める。
震災と原発事故の影響で、訪日外国人旅行者は激減した。日本政府観光局によると、7月は前年同期比36.1%減で、5カ月連続で前年割れの状況だ。
このような中、政府は訪日客の誘致に躍起だ。特に中国人には個人観光ビザ(査証)の発給要件緩和や、1度目に沖縄を訪れたら3年間は何回でも日本に入国できる数次ビザの発給開始に踏み切っている。
外資系ホテルの進出ラッシュが相次げば、国内勢との競争激化は避けられない。しかし「政府の施策とあいまって、“日本ブランド”が向上し、訪日客の回復につながる可能性もある」と歓迎する向きもある。(中村智隆)
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>>709
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201108300060.html
ハワイにリゾート新設=米ディズニー2011年8月30日16時6分
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【ロサンゼルス時事】米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーがハワイ州オアフ島西部に建設を進めていた新滞在型リゾート施設「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ・コオリナ」が29日、オープンした。日本人に人気の根強いハワイの新観光名所となりそうだ。
ホノルル国際空港の西約30キロの海岸沿いに総面積約8.5ヘクタールを確保。熱帯特有の植物と白い砂浜に囲まれ、新鮮な魚介類を使った地元料理が楽しめるほか、結婚式や大規模イベント開催も可能。
[時事通信社]
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>>1021
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110903/CK2011090302000048.html
見て触れて「なるほど」 藤子ミュージアム きょうオープン
2011年9月3日
屋上の「はらっぱ」にある「どこでもドア」=多摩区で
人気漫画「ドラえもん」など、故藤子・F・不二雄氏が描いたキャラクターたちをテーマにした「藤子・F・不二雄ミュージアム」(川崎市多摩区)が3日、いよいよ開館する。3日はドラえもんの誕生日。藤子プロ社長でもある伊藤善章館長は「ウイットに富み、こじゃれたしかけがたくさんある」と胸を張る。開館に先駆け報道陣に公開されたその中身の一部を紹介する。 (平木友見子)
入り口付近では、ドラえもんやオバケのQ太郎などおなじみの藤子キャラが勢ぞろいでお出迎え。青空を模した天井は、夕方になると赤いライトアップで夕焼け空になるという。ネズミ嫌いのドラえもんに配慮して「ネズミの入館はご遠慮いただいております」の看板が掲げられている。
一階には、単行本の表紙を飾った直筆のカラー原画などを常設展示。展示台の引き出しに、オバケのQ太郎の衣装の替えやパーマンの変身セットなどが入れられているなど、愛読者なら「なるほど」とうなずく細かい演出も。
二階の企画展示室では、ファン必見の、ドラえもん、オバケのQ太郎の第一話の生原稿や、その他の作品のダイジェストを紹介。圧巻なのは、藤子氏の仕事場を再現した「先生の部屋」。天井高約八・五メートルの本棚には、本や図鑑、鉄道模型など約一万点にも及ぶ藤子氏の愛蔵品がぎっしり詰まっている。
屋上には、アンキパンなどオリジナルメニューを売るカフェのほか、ドラえもんでおなじみの「土管のある広場」や、あるストーリーで登場した「きれいなジャイアン」の像もあり、人気スポットの一つになりそうだ。
担当者は「幅広い世代の人が楽しめる趣向がちりばめられているので、ぜひ足を運んで」とPRしている。
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http://www.cyzo.com/2011/09/post_8402.html
ファン狂喜乱舞モノ!? 藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきた
■遂にオープンした藤子・F・不二雄ミュージアム
『ドラえもん』をはじめとして『キテレツ大百科』『パーマン』『エスパー魔美』等々......代表作を挙げていくだけでキリがなくなってしまうくらい、数々の名作マンガを残した日本を代表するマンガ家の藤子・F・不二雄。そんなF先生の生原稿やらなんやらがギッシリと詰め込まれた、ファンなら嬉ション噴出必至なスポット「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」が9月3日にオープンした。
ボクも子どもの頃に藤子不二雄先生(当時はまだコンビだった)に心酔しまくって「マンガ家になりたい!」と思ったものの、藤子先生に倣って「マンガとはふたりで描くものだ」というワケの分からない勘違いをした結果、コンビを組んでくれるマンガの上手い転校生がやってくるのを延々と待ち続けるだけでマンガを描かないまま35歳の夏を迎えてしまっているほどの藤子不二雄ファン。コレは行くしかない!
■細かいところまでこだわりまくりでマニア失神!
さて、早速やってきた最寄り駅の登戸駅。ここから出ているミュージアム行きのシャトルバスがもういきなりヤバイ。ボディー全体に人気キャラクターたちが描かれている上に、つり革やシートの柄など、細かいところにまでコネタがちりばめられており、早くもアドレナリンがジュクジュク分泌しまくり。ボク的にはポルシェやベンツよりも魅力的な車だぜ!
もちろん館内でもコーフンしっぱなし。子ども向けの人気キャラで遊べるアトラクションから、大人のハートをガッチリつかんで離さない。貴重なF先生関連の資料まで。知らない人でもカワイイFキャラ勢ぞろいで楽しくなっちゃうこと間違いナシなのだが、好きな人だったらさらにテンションはガンガンズンズングイグイ上昇! 細部にまでこだわりまくった、マニア心をくすぐる仕掛けの数々に「ひーっ、キレイなジャイアンがッ!」「あんなところにバウワンコ!」「ジャングル黒べえまで!」とコーフンしっぱなしなのだ。
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■F先生の息吹が感じられそうな......
もう館内すべてが見所といっても過言ではないこのミュージアムだが、特に注目なのはやはりF先生が生涯をかけて描き続けてきた生原稿の数々。出版物として印刷されたものでは決して見ることのできないF先生直筆の指示書きや、生々しい修正の跡。そして単行本では白黒になってしまっているカラー原稿のキレイさにウットリ。
親子2世代......どころか、ヘタしたら3世代にわたって愛され続けている藤子・F・不二雄マンガの世界を、こんな形でひとつの施設に詰め込んでくれて、ホントにありがとう! そしてありがとう! としか言いようのないステキなこの藤子・F・不二雄ミュージアム。でも、もっと要望しちゃうなら、日本が誇る全世界に向けたコンテンツとして、ディズニー作品と比べても決して見劣りしない藤子・F・不二雄マンガなんだから、「藤子・F・不二雄ランド」くらいのイキオイで広大なテーマパークも作って欲しいと思うのだ(ミュージアムの周りの土地、まだまだ空いてそうだし)。「ビッグサンダー・オロロン岩」「イッツ・ア・小宇宙(リトルスターウォーズ)ワールド」「空飛ぶパーマン」「のび太のシューティング・ギャラリー」とかね......ああ、行きたい!
そんなドリームをカムトゥルーするためにも、みなさんもこの「藤子・F・不二雄ミュージアム」にガンガン通ってもらいたいところ。ボクも月イチくらいで通いまくるよ!
川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム
■開館時間 午前10時から午後6時(日時指定による予約制の入館です)
■休館日 火曜日(ゴールデンウィークおよび夏休み期間は開館します)
■入館料 大人・大学生1,000円、高校・中学生700円、子ども(4歳以上)500円 ※3歳以下は無料です。
■所在地 神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8番1号
■HP <http://fujiko-museum.com/>
©Fujiko-Pro
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http://www.asahi.com/health/news/SEB201109020039.html
観光しながら療養 大分・竹田に滞在型ホテル計画
大分県竹田市久住町の高原に、終末期の患者も長期滞在可能なアパートメントホテルを作る計画を同市出身の後藤幸子医師(42)がまとめ、このほど竹田市役所で立地協定の調印式があった。約4ヘクタールの土地に一戸建ての10棟程度の宿泊棟やレストラン、宿泊者が共同利用できる農園などを整備し、2013年4月にオープンする予定という。
大阪大医学部付属病院集中治療部に勤務する後藤医師はUターンして施設の運営に関わるという。設立のため、会社かNPO法人のいずれかを立ち上げる予定。病気療養のための滞在に限らず、一般の宿泊者の利用も受け入れる。
後藤医師は取材に「観光しながら療養できる新しいタイプの施設。日本でのモデルケースにしたい」と話した。(原篤司)
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TT20110903711.htm
風の盆、優美な舞 2日目は6万5千人
優美な舞を披露する踊り手=富山市八尾小グラウンド
越中八尾おわら風の盆は2日、富山市八尾町中心部で踊り流しや特設ステージでの演舞が繰り広げられた。行事運営委員会によると、2日目の人出は約6万5000人だった。
八尾小グラウンドに設けられたおわら演舞場では、東町、諏訪町、鏡町など富山県民謡越中八尾おわら保存会の5支部が、哀調を帯びた胡弓(こきゅう)や三味線の音色に合わせて優美な舞を披露し、観衆を魅了した。指定席2500席は1日、2日とも完売した。
最終日の3日は、午後7時から各町で町流しや輪踊りが行われる。
越中八尾おわら風の盆に訪れた観光客は富山市中心部にも足を延ばし、昨年同様のにぎわいを見せている。
JR富山駅前のCiCビルの「いきいきKAN」では、1日の入館者が770人(昨年770人)、2日は929人(同864人)となった。担当者によると、根付けやTシャツなどが人気という。
8月31日から特別運航を始めた富岩水上ラインでは、31、1日の2日間で396人が乗船し、乗船率は41・3%と当初見込んだ35%を上回った。重要文化財の北前船廻船問屋森家も1日は約130人、2日は約400人と、通常の2〜3倍の観光客が訪れた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110902-00000042-mai-soci
<東日本大震災>ホテル経営再び苦境 被災者の仮設移転進み
毎日新聞 9月2日(金)15時1分配信
拡大写真
被災者の転居で空席が目立つようになった櫟平ホテルの食事会場=福島県二本松市で、島田信幸撮影
東京電力福島第1原発事故で、避難先として最大計約1万8000人の被災者を受け入れてきた福島県内のホテルが震災直後に続き、再び経営危機に直面している。県の扶助制度で被災者1人当たり1泊5000円がホテルに支払われていたが、仮設住宅の完成で被災者が転居を始めているためだ。風評被害で観光客が激減し、損害賠償も進まない旅館業者からは悲鳴が上がっている。
原発から約60キロ離れた二本松市の岳温泉にある「櫟平(くぬぎだいら)ホテル」は事故直後、3月の予約が全てキャンセルとなりホテルを休館した。人員整理で社員は3分の2程度となり、一時は廃業も検討した。
だが、4月1日に県が被災者受け入れの扶助制度を開始したのに合わせて営業を再開。4〜7月は警戒区域に指定された浪江町の被災者を毎日240人受け入れてきた。8月に福島市などに仮設住宅が完成すると、被災者が転居を開始。現在は約50人に減少した。
阿部三枝子社長(42)は「ホテル周辺の放射線量は毎時0.2マイクロシーベルトと低いのに、福島県というだけで家族連れはほとんど来ない。扶助制度がなければ廃業していた」と話す。
県によると、扶助制度の利用は6月は541施設(受け入れ被災者計1万7902人)に上ったが、現在は348施設(同約5700人)に減少した。各ホテルに支給した総額は87億円。避難所は8月末で原則閉鎖となったが、ホテルへの扶助制度は10月末まで延長した。県観光交流課は「今後は各施設に集客の工夫が求められる」と話す。
614軒が加盟する県旅館ホテル生活衛生同業組合によると、震災後、経営難を理由に5軒が廃業した。東電の損害賠償は風評被害の算定方法の決定に時間がかかっており、観光業には仮払いも実施されていない。同組合は6月に「原子力被害対策委員会」を設置。10月にも一括して本請求をする考えだ。菅野豊理事長(64)は「被災者の受け入れでやり繰りしてきたホテルは多い。東電には風評被害の損益を最大限認めてほしい」と話している。【島田信幸】
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>>1187
http://www.asahi.com/travel/news/OSK201109010093.html
2011年9月2日0時37分
おわら風の盆「町流し」、予定公開で混雑緩和 富山
富山市の八尾地区で1日に始まった「おわら風の盆」には、情緒豊かな舞を一目見ようと全国から観光客が集まった。どこでいつ見られるか分かりにくかった「町流し」の予定が昨年から公開され、混雑の緩和に一役買っているという。
午後3時過ぎ、編み笠をかぶり、色鮮やかな浴衣姿の踊り手が現れると、待ち受けた観光客らは一斉にカメラを向けた。
胡弓(こきゅう)や三味線の哀愁漂う調べに乗せて、踊り手たちがつややかに舞い始めると、身動きが取れないほどの人垣がぐるっと周りを囲んだ。
しばらく踊っては移動し、少しずつ場所を変えて踊る「町流し」は、地区内の11支部がそれぞれのスケジュールで踊り歩くため、観光客らは踊りを見ようと動き回って結局見られないというケースも少なくなかった。
行事運営委員会によると、昨年からスケジュールをホームページや案内所で配る冊子で公開し、観光客の苦情が減ったという。「無駄な動き」も減って混雑の緩和にもつながっている。
祭りは3日まで。雨天の場合、楽器や衣装が傷むのを防ぐため、一時中断か中止となる。(成川彩)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/261078
夏休み九州観光泣き笑い 新幹線効果くっきり
2011年9月1日 00:28 カテゴリー:社会 九州 > 福岡 九州 > 長崎 九州 > 大分 九州 > 鹿児島
今年3月にオープンしたJR博多シティの屋上。お盆期間は、大きな荷物を抱えた帰省客で賑わった=8月13日、福岡市博多区 観光業界にとって書き入れ時の「夏休み」が終わった。東日本大震災や原発事故、九州新幹線鹿児島ルート全線開通、歴史的な円高など異例ずくめのシーズンだったが、九州の関連業界はまずまずの「決算」だった。
■中国地方からも
九州新幹線全通効果は顕著だった。JTB九州(福岡市)によると、7−8月の国内旅行取り扱い客は原発事故などの影響で東北や関東方面は落ち込んだが、関西や九州・沖縄が好調。「特に鹿児島は九州新幹線の全線開通もあって全般的に伸びた」。鹿児島市中心部にある島津家別邸「仙巌園(せんがんえん)」の7−8月の入園者数は前年比約3割増。運営会社は「広島など中国地方の観光客が増えた」と喜んだ。
九州新幹線効果は沿線以外でも。大分県別府市の杉乃井ホテルは、8月の宿泊客数が前年比約1割増。九州新幹線全通を見越して広島、山口などでの広告を強化したことも奏功したという。
一方、福岡市の博多駅ビル「JR博多シティ」の核テナント、博多阪急の8月売上高は「計画を若干上回った」(関係者)。同市・天神地区にある岩田屋三越の8月売上高は前年同月比約7%減の見込みで「九州新幹線全通による広域からの集客効果は大きくない」。
■外国人客伸びず
今夏は記録的な猛暑だった昨夏より気温が低めで雨も多く、悪影響も一部に見られた。
スペースワールド(北九州市)は、お盆期間(11日−18日)の入場者が11万2千人と前年比4%減で、8月全体でも前年より少ない。施設周辺の雨の日数は昨年の6日間に対し、今夏は倍の13日間だったのが響いた。
一方、ヒルトン福岡シーホーク(福岡市)の7−8月の利用客数は前年を上回り、「節電対策で企業の夏休みが増えた影響では」と話す。
ただ、原発事故による外国人観光客の減少は夏場も続いた。ハウステンボス(長崎県佐世保市)の夏休み期間(7月16日−8月31日)の入園者全体では前年並みだが、外国人客は前年比約70%減。人気アニメに登場する海賊船の再現などで、国内客が同約15%増と穴埋めした。
博多−韓国・釜山間で高速船を運航するJR九州高速船(福岡市)によると、日本人客は7月が同9%増、8月は同16%増と堅調だったが、韓国人利用者は7月が同36%減、8月が同25%減と明暗が分かれた。
同社は「ようやく原発事故への警戒感は薄れてきたが、記録的な円高が外国人客を遠ざけている」と話した。
=2011/09/01付 西日本新聞朝刊=
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http://www.asahi.com/travel/rail/news/SEB201109030012.html
途中下車して都城観光を 乗車券提示で特典 宮崎
鉄道利用客に都城の観光をアピール――。JR九州は10月から全国展開する南九州キャンペーンに合わせ、JRの乗車券類を提示すると宮崎県都城市内の観光施設などで特典を受けられるサービスを始める。九州新幹線の全線開業効果を県内全域に広げる狙いという。
特典の対象は、都城島津邸や滝の駅せきのお、霧の蔵ブルワリーなどで、入場料の割引や焼酎ミニボトルのプレゼントなどを受けられる。パンフレットには「関之尾の滝」の写真などを掲載し、「歴史と自然に彩られた町を散策」と誘っている。
また、九州新幹線や日豊線を使って博多駅などと宮崎駅間を往復する周遊型の企画乗車券「宮崎・鹿児島のんびりきっぷ」について、10月15日からは都城駅でも途中下車を可能にする。「きっぷ」の有効期間は5日間で、都城市内や霧島温泉での宿泊機会増ももくろむ。
JR九州の川原淳一・宮崎総合鉄道事業部長が2日、長峯誠市長を訪ねてキャンペーン内容などを紹介。「全国に都城をPRできる。都城観光の突破口になれば」と企画の狙いを説明した。
同社によると、8月11〜18日の都城―宮崎間の特急利用客は前年同期に比べ23.5%増で、都城駅での4月以降の乗車券の売り上げも同40%増えている。川原部長は「新幹線効果だ。今後は関西や中国地方からの観光客増につなげていきたい」と話した。
南九州キャンペーンは来年3月までだが、都城に関する特典サービスや途中下車の取り扱いは4月以降も続ける。(知覧哲郎)
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>>1183-1185
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1109030018/
開いた夢の扉、「藤子・F・不二雄ミュージアム」がドラえもんの誕生日にオープン/川崎市
2011年9月3日
ドラえもんなどの作者で知られる藤子・F・不二雄(藤本弘)さんの世界を楽しめる「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」が、ドラえもんの誕生日とされる3日、同市多摩区にオープンした。大勢のファンが全国から詰め掛け、関係者は川崎の新たな観光スポットの誕生を祝った。
構想から12年。夢への扉がついに開かれた。
妻正子さん(72)が1999年、原画などの活用について市に相談したのが始まりだった。
藤子ファンも開館を待ちわびていた。午前9時50分のオープンを前に、入り口には341人が列をつくった。一番乗りは、仙台市の主婦水上尚子さん(29)で、午前5時10分に到着。東日本大震災では家にひびが入るなどの被害に遭ったが、テレビで「ドラえもん」が3月中にいち早く放送を再開したことで元気づけられたという。
来場者は、思い思いにミュージアムを満喫。屋外の「はらっぱ」に設置された土管や「どこでもドア」のオブジェの前では、子どもだけではなく大人も記念撮影を楽しんだ。静岡市から早朝の新幹線で家族と訪れた小学2年生の澤井千咲さん(7)は「土管の中に入れて楽しかった。学校で友達に話したい」と笑顔で話した。
入り口で来場者を出迎えた正子さんは「開館まで大変でしたが、こんなにおしゃれなミュージアムを造ってもらえてうれしい」と話し、展示を楽しむ親子連れに目を細めた。
今年は藤本さんが漫画家を志して60年、多摩区に移り住んで50年という“節目”の年。正子さんは「(開館について夫は)何てことをするんだ、と驚いているかもしれない。でも、原画を1カ所にまとめることが私の一番の願い。それは感謝してくれていると思う」とほほ笑んだ。
開館式典で、藤子プロ社長で同ミュージアム館長の伊藤善章さんは「この地域から日本を元気にしたい」、阿部孝夫市長は「世界中に夢や希望を発信していきたい」とあいさつした。
同ミュージアムは日時指定の予約制。料金は大人千円、中高生700円、子ども(4歳以上)500円。問い合わせは、専用ダイヤル電話(0570)055245。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/30295.html
CM効果で一乗谷の観光客が急増 最多昨年上回る勢い
(2011年9月7日午前7時41分)
朝倉氏遺跡を中心とした福井市一乗谷の観光客が急増している。一乗谷を舞台にした携帯電話のCMが流れ始めた6月以降、一乗谷全体への入り込み数の目安となる復原町並入場者数は、過去最多だった昨年を上回るハイペース。特に7月は前年同期比2倍となった。市や同遺跡保存協会は「今回のCM効果でさらに知名度が上がった」と期待を膨らませている。
復原町並入場者数は、東日本大震災直後の3〜5月は伸び悩み、前年同期比76〜85%にとどまった。6月に入ると同129%の1万2648人、7月は同206%の1万5214人、8月は同160%の1万8440人を記録。1〜8月の総数は7万6千人を超え、年間10万人を初めて突破した2010年を現時点で約1万人上回っている。
観光客が急増し始めた6月は、ソフトバンクの新CMがスタート。“白い犬のお父さん”の故郷と設定された一乗谷で、断続的にロケが行われ随時放映された。同協会や市によると、県外のバスツアーが急増。CMに登場する伝統的民家の近くで記念撮影をする姿も目立つという。
同社のCMは、市がクリエイティブディレクターの佐々木宏さんに一乗谷朝倉氏遺跡の観光デザイン制作を依頼したのがきっかけで、昨年冬以来の続編。9月からは新バージョンのCM放映が始まり、ソフトバンクのホームページでも一乗谷の紹介映像が閲覧できる。 首都圏のJR主要駅への広告掲出や、福井駅からの直行バス運行事業に力を入れる市観光開発室は「一乗谷を印象づけるチャンス。リピーターを増やしたい」と期待。同遺跡保存協会の岸田清会長は「国の特別史跡、特別名勝、重要文化財の3重指定を受けている遺跡の魅力と一乗谷の自然の豊かさを、さらにPRしていきたい」と話している。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110908/szk11090802110004-n1.htm
「静岡知らぬ」ソウル市民24% 富士山は人気だけど
2011.9.8 02:10
静岡を「聞いたことがない」と答えたソウル市民は24・2%に上ることが、静岡総合研究機構の調査で分かった。これに対し、同時に調べた上海では6・8%、台北では1・8%にすぎなかった。同機構の片岡達也主任研究員は「認知度の違いには驚いた。観光面で静岡をアピールするには、静岡を知っている人が多い上海とその前段階のソウルとでは、やり方を変えなければならないのではないか」と分析している。
調査は7月下旬〜8月上旬に上海、ソウル、台北の市民を対象に日本や静岡への旅行について尋ねた。
それによると、日本に「行きたい」のは上海で89・0%、ソウルで88・6%、台北では100%と、ほとんどが訪日を希望。「行きたくない」人はその理由として、上海で約8割、ソウルで約7割が「放射線が怖い」を挙げた。「地震が怖い」も上海で63%、ソウルで68%を占め、東日本大震災が訪日を敬遠させる大きな要因になっていることが分かった。
静岡について「よく知っている」と答えたのは台北では22・4%だった。しかし、上海では9・4%、ソウルでは11・0%と少なく、直行便で結ばれた地域にもかかわらず十分に認知されていなかった。
「日本旅行で行きたいところは」との質問では、「富士山」が上海で2位、ソウルで5位、台北で7位に入り、外国人の根強い富士山人気がうかがえた。
「伊豆」も上海で9位、台北で11位、ソウルで24位に挙げられ、「静岡」の認知度の低さに比べて「伊豆」の認知度は高かった。片岡主任研究員は「上海では『伊豆の踊り子』が教科書に載っており、伊豆の認知度向上に寄与しているのでは」と話した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110905/CK2011090502000046.html
ディズニーの魔法で日本中に笑顔を TDS開園から10周年
2011年9月5日
浦安市のテーマパーク「東京ディズニーシー」(TDS)が四日、二〇〇一年の開園から十周年を迎えた。東日本大震災の影響で延期されていた記念イベントもスタート。熱烈なファンら多くの入園者が駆け付け、人気キャラクターや従業員らと十周年を祝った。
午前八時の開園前、約一万三千人が列をつくり開門を待った。入園者は開門と同時に、従業員らの出迎えを受け、お目当てのショーの場所取りやアトラクションへと走った。
松戸市平賀の高校一年山田紺衣(あおい)さん(16)は「一緒に十周年を祝いたくて。(クマをモチーフにしたキャラクター)ダッフィーがいるシーが好き。自然に笑顔になれる」と笑った。
川崎市の教諭鈴木幸帆さん(49)、中学一年裕野さん(13)親子は、「もう十年もたったんだなという思い。ゆったり過ごせる時間と空間がいい」とお気に入りだ。大阪府から二泊三日でやって来た大学生の藤岡美貴さん(23)と長崎聡子さん(22)は「新作ショーが目当て。夜まで園内を歩きます」と力を込めた。
記念式典では運営するオリエンタルランドの加賀見俊夫会長が「震災を乗り越え、日本中が明るくなるためディズニーの魔法で笑顔をつくる」と誓った。
記念イベント「Be Magical!」も当初予定から五カ月遅れでスタート。ミッキーマウスら人気キャラクターが、繰り広げる新作ショーに入園者が熱狂した。
TDSは二〇〇一年九月に世界で初めて海をテーマにしたディズニーのテーマパークとして開園。震災で四月二十七日まで休園し、一時は大幅に落ち込んだ入園者数も回復基調にある。 (林容史)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011091002000045.html?ref=rank
としまえん 都が買収案 防災公園に再整備
2011年9月10日 朝刊
東京都が公園化することを計画する「としまえん」=9日、東京都練馬区で、本社ヘリ「おおづる」から(川上智世撮影)
東京都が遊園地「としまえん」(練馬区)の敷地など二十二ヘクタールを取得し、都立公園として再整備する計画を立てていることが九日、分かった。東日本大震災を受け、防災の観点から避難所確保などのため公園整備を急ぐ必要があると判断した。買収交渉などはこれからで、同園を運営する西武ホールディングス広報部は「話は一切聞いておらず、売却の予定はない」としている。
都は十六日に公表する「都市計画公園・緑地の整備方針」の改定案で、十年以内に事業を始める「優先整備区域」に位置付ける。
整備自体はもともと、同園が一九二六(大正十五)年に開園した後の五七年に「練馬城址(じょうし)公園」として都市計画決定されていた。建物が少なく、公園整備に適しているとされたためだが、同園は都の指定する避難場所でもあったため、具体的な事業着手は見送られていた。
しかし、西武側が同園の敷地の一部を宅地として売却しだしたことに加え、大震災の発生で恒久的に避難場所に使える用地の確保が課題となり、事業の先送りはできないと判断した。
優先整備区域は、宅地として既に売却された数ヘクタールを除き、同園の敷地とほぼ重なる。改定案はパブリックコメントを経て、十二月までに正式決定する。
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2011091502000178.html
「アジア経由でアジア」安い早い 北陸発ツアー 企画続々登場
2011年9月15日
乗り継ぎ不安 解消サービスも
小松空港と富山空港のアジア路線が拡大するのに合わせ、両空港出発の海外ツアーを設定する動きが、地場の旅行会社に広がっている。円高で海外旅行への関心が高いことも追い風。直通便のある都市だけでなく“アジア経由アジア行き”で新コースも発掘する。(大島康介)
石川県が主力の日本ツアーシステム(金沢市)は十一月、小松空港を出発して中国の上海経由、香港とマカオ行きのツアーを発売する。四日間で十万円以下の価格設定を目指し商品内容を詰めている。
これまで、小松発でソウル経由のカンボジアツアーや台北経由のグアムツアーを設定してきたが、香港は初めて。「海外の空港での乗り継ぎに抵抗が無い人には、成田空港や関西空港よりアジア経由の方が移動時間が短く済むことが魅力」と堂井康史社長はメリットを語る。さらに「繁忙期の航空料金は都市部ほど高くなる。小松発は価格でも勝負できる」と言う。
富山県が地盤のニュージャパントラベル(富山市)も積極的だ。この秋の新規設定こそ予定していないが、富山空港出発ツアーを豊富にそろえる。特にアジアの国際ハブ(拠点)空港として機能が高まるソウルの仁川空港を経由するアシアナ航空の富山−ソウル線を利用。シンガポールやベトナム、タイなどの東南アジアツアーを常時用意する。
これまで北陸から海外旅行に出掛ける場合、東京や大阪、名古屋に移動してから出国するのがほとんどだった。しかし、小松と富山の両空港では韓国のアシアナ航空や大韓航空、台湾のエバー航空などの便数が増加。この十月にも中国南方航空が富山−北京線で増便する。
今後の課題を堂井社長は「海外空港での乗り継ぎに対する旅行客の不安を打ち消すこと」と指摘する。アジア旅行の利用は、女性グループや定年退職後の夫婦が多く、旅慣れていないケースもある。
このため現地旅行会社と契約し、日本語を話せるガイドを空港に派遣するなどスムーズな乗り継ぎをサポートしている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000081-mailo-l07
東日本大震災:福島市は観光客半減 市、回復へ現状などPR /福島
毎日新聞 9月15日(木)11時28分配信
福島市の今年上半期(1〜6月)の観光客数は約104万7000人で、前年比で48%減少したことが市のまとめで分かった。東日本大震災や原発事故が要因で、市は首都圏などで福島の現状と魅力を訴え、客足の回復を目指す。
市観光課によると、主な観光地は、花見山が前年比71%減の9万4000人▽磐梯吾妻スカイラインが同60%減の6万109人▽四季の里が同53%減の9万7674人−−など。花見山は花見シーズンに高速道路や新幹線が使えなかったことが響いた。ほかの観光地も、放射線量などを心配し、団体客が大きく減ったという。
一方、多くの旅館が震災の2次避難所として被災者を受け入れた飯坂、土湯、高湯の三つの温泉地は約70万5000人で、前年からの落ち込みは4%にとどまった。ただし、仮設住宅などへの入居が進んだ7月以降は大幅に減ったとみられる。
市は観光協会などへの補助金の増額や首都圏でのPRなどで温泉地を後押ししている。9月補正予算には、関東や関西、九州などからツイッターやフェイスブックの利用者を無料で福島市に招待する「モニターツアー」の経費2000万円も盛り込んだ。温泉や紅葉、果物狩りを楽しんでもらい、福島の今の様子と魅力を全国に発信してもらう考えだ。【鈴木泰広】
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◇福島市の上半期の観光客数の推移◇
07年 192万6000人
08年 200万2000人
09年 197万4000人
10年 202万8000人
11年 104万7000人
※福島市観光課まとめ、数字は推計
9月15日朝刊
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http://www.asahi.com/travel/aviation/SEB201109120044.html?ref=reca
つながった鹿児島、新幹線効果に地域格差 全線開業半年
九州新幹線全線開業から12日で半年を迎えた。山陽新幹線との直通効果が功を奏し、客足は好調を維持している。しかし、大隅半島や離島は集客に苦労しており、開業効果の地域格差が鮮明になってきている。効果を持続させるための課題も浮かび上がってきた。
JR九州によると、ここ半年の九州新幹線の利用者は前年より3〜6割増で、特に鹿児島方面への利用が増えた。観光特急「指宿のたまて箱」の1日の平均乗車率は85%で、週末はほぼ満席だったという。
全線開業をきっかけに、修学旅行先としての鹿児島への関心が高まっている。
県観光連盟によると、修学旅行で昨年、県内を訪れたのは約7万7500人。全線開業後は岡山や広島など中国地方の学校からの問い合わせが増え、このペースなら「年8万人は確実に上回る」と担当者はみる。
農家民泊に体験・平和学習を加えるのが最近の修学旅行のトレンド。2泊3日がほとんどで、農漁業が体験できる場所が多く知覧特攻平和会館などを効率よく回れる薩摩半島の人気が根強い。
県観光連盟によると、2013年度からは近畿方面からの修学旅行用貸し切り新幹線の運行が始まるという。大人数が一度に訪れるケースが増えるはずだ。県観光連盟は「宿泊先となる農家の育成や移動に使うバスの確保、新たなルート開拓が必要。大人数にも対応できる態勢を整えないと、チャンスを逃すことになりかねない」と指摘する。
ただ、開業効果が県内全域に行き渡っているとは言い難い。鹿屋市の担当者は「大隅半島への波及効果は微々たるもの。目玉となる観光施設がないことがネック」と語る。
観光客の大隅への誘導策として、県は大隅地域での宿泊を条件にレンタカーを無料にする事業を進めるが、3〜7月で計178台の利用にとどまった。年1万台の目標には程遠い。鹿屋市は今後、自然を生かした体験型観光や鹿屋体育大と連携したスポーツ合宿の誘致を軸に誘客を模索していくという。
奄美大島の観光ガイド会社「観光ネットワーク奄美」社長の西條和久さんは「本土と離島を結ぶ小型機では団体客への対応は難しいが、新幹線とフェリーには輸送力がある。九州北部や中四国方面から修学旅行を誘致するのも一案」と話した。
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http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=35021
指宿VS霧島観光対決 指宿が上回る/JR九州支社
(2011 09/15 06:30)
鹿児島市と指宿、霧島をそれぞれ結ぶ「指宿のたまて箱」(上)と「はやとの風」(下) JR九州鹿児島支社は14日、5月20日〜8月27日に管内で実施したキャンペーン「指宿VS霧島☆夏」の実績を公表した。両観光地への鉄道利用商品の利用者数を比べたところ、2434人だった指宿が、2284人だった霧島をわずかに上回った。また「合計1000人」とした当初目標を大きくクリアした。
7月に発表した中間まとめでは、指宿が300人近い差でリードしていたが、宮崎正純支社長は「後半は、霧島が頑張って巻き返した」と評価した。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/20110915-OYS1T00476.htm
閉館の都井岬観光ホテル、串間市が買収へ
経営不振で閉館した串間市大納の「都井岬観光ホテル」について、串間市は、土地や建物を所有する会社「ケイズコーポレーション」(大阪市)と今月末にも買収交渉に入る方針を明らかにした。
ホテルは、約8ヘクタールの敷地に地上6階、地下1階の建物があり、客室は150室。ケイズ社が2007年3月、市出資の第3セクターから経営権を譲り受け、約2億円をかけて改装、4か月後に営業を始めたが、落ち込んだ客足は回復せず、昨年2月末に閉館、売却先を探していた。
現在はホテルの1、2階のフロアを借りて、市観光協会が「岬の駅 都井岬」を運営、レストランや土産物の販売を行っている。
市は8月から買収を視野にホテルの不動産鑑定を開始。今月末にも結果が出る予定で、同社と買収交渉に入る方向で調整している。買収の額や時期などは未定という。
市は、県の地域創造計画に認定された「南国みやざき最南端!くしま跳ね駒プロジェクト」で、都井岬の観光施設の整備を掲げている。買収が決まったら、1973年の建設で老朽化の目立つ建物を取り壊し、体験・宿泊型施設を新設する案などを検討している。
市商工観光スポーツランド推進課は「観光地の規模に見合った施設を設け、都井岬観光の再生を図りたい」としている。
(2011年9月15日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20110915-OYT8T00413.htm
成田市の観光循環バス
累積赤字1億円 来春打ち切り
来年3月で運休が決まった成田市観光循環バス「レトロバス」(成田空港第1ターミナルビルで) 年間約3300万人が利用し、乗り継ぎ客だけでも約600万人いる成田空港の利用者を、成田市内の観光に呼び込もうと、空港と市内観光地などを結んだ「成田市観光循環バス レトロバス」=写真=が、2012年3月で運行を終えることがわかった。同じ目的で空港と香取市内の観光地を結んでいたバスも、09年に運休しており、空港利用者を地元観光に呼び込む難しさが改めて浮き彫りとなった。
成田市観光プロモーション課によると、レトロバスは昭和初期に市内を走っていた電車に模した古いデザインの車両を4500万円で作り、06年3月から、千葉交通(成田市)に運行を委託し、営業を始めた。運賃は中学生以上200円、小学生は100円。乗り継ぎの間を利用して地元観光をしてもらう狙いで、空港と成田山新勝寺や大型ショッピングセンターなどを結び、1日7便運行している。
市は乗車率約80%を見込んだが、運行当初から20%程度と低迷。運行開始から12年3月末までの乗車料金など収入約2800万円に対し、バス運行委託料など出費は約1億2397万円に上り、約9596万円の赤字の見通し。このため、同市は千葉交通との運行委託契約が終わる来年3月で運休することを決めた。
香取市では江戸時代の町並みを残す佐原地区を訪れてもらおうと、NPO法人と千葉交通が05年11月から、「小江戸佐原お散歩バス」を1日2往復運行したが、1台の平均乗客数が3・4人と少なく、09年3月末で運休した。
成田市では空港利用者を市内観光に呼び込むため、10月から成田空港の国内線が増便されることに合わせ、同市観光協会と観光宣伝を計画。市女性職員を中心に新たな食の名物の開発を進めている。
(2011年9月15日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110915-OYT8T00018.htm
札幌観光 「お勧め」と「人気」にズレ
札幌市民が、観光客に勧めたい食べ物の第1位はジンギスカン。でも道外の観光客の人気は今一つ――。札幌市が行った観光に関するアンケート調査で、市民と観光客のこんな認識の差が明らかになった。ほかにも、市民と観光客の間で評価が分かれるものがあり、市は道外客向けの観光戦略に生かす考えだ。
調査は今年8月、市が大手インターネット調査会社を通じて実施。過去3年以内に札幌を訪れた首都圏と関西圏の観光客計1049人、18歳以上の札幌市民1115人から回答を得た。
食に関する質問で、市民が「食べてほしい」と答えた割合が最も高かったのは、「ジンギスカンなどの羊肉料理」の92・8%。ところが、観光客が「食べたい」と回答したのは71・5%で、10位にとどまった。「アイスクリーム、チーズなどの乳製品」「ジャガイモ、アスパラなどの道産野菜」などが、どちらも上位に入ったのとは対照的だった。
市民が「お勧め」、道外客が「行きたい」と考える市の中心部の観光スポットを尋ねた質問では、「大通公園」が市民、観光客共にトップに立ったが、観光客に人気2位の「ラーメン横丁」が市民は12位。観光行動の項目で市民は「雪、ウインタースポーツを楽しむ」を2位に挙げたが、観光客の人気は10位と分かれた。双方から最も支持を集めた観光行動は「おいしいものを食べる、飲む」だった。
西山徳明・北海道大教授(観光学)は「ジンギスカンや冬のスポーツなど、札幌の魅力が観光客に伝わっていない証しだ。食べ方や楽しみ方も含めてアピールし、こうした資源を活用すべきだ」と話している。
(2011年9月15日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001109150001
京都観光 呼び戻せ外国客
2011年09月15日
中国の旅行業者らの訪問団の代表(中央左)に、京都を紹介する本を渡す京都市の白須正・産業観光局長(中央右)=京都市役所
震災後に激減 官民あの手この手
中国へPR/助成/音声ガイド
東日本大震災後に激減した外国人観光客が、世界的な観光地・京都になかなか戻らない。円高の影響も懸念される中で、官民があの手この手の呼び戻し策に乗り出している。
「京都市内に宿泊する中国人観光客は、ここ10年で4倍に増えた。ぜひ京都に来てほしい」。京都市の白須正・産業観光局長は14日、市役所で中国・山東省の旅行会社の社長らでつくる「山東省旅行社協会」の一行に強くアピールした。
山東省と友好協定を結ぶ山口県との交流のため訪日し、視察で京都に立ち寄った。協会の陳秉忠(チェンビンチョン)副会長は「中国の観光客に、京都はあまり知られていない。いろいろなコースを作って宣伝したい」と話した。
府や府観光連盟などでつくる外国人団体観光客誘客促進協議会は今月、外国人の団体旅行を実施した旅行会社に対する助成制度を始めた。対象は、外国人10人以上で府内に1泊以上し、2カ所以上の観光地を訪れた団体旅行。人数が10〜19人なら10万円、20〜29人なら15万円、30人以上なら20万円を助成する。
8日までに中国、韓国、ブラジル、タイなどからの旅行約180件について、計約2500万円の申請があった。予算額の上限に達し、14日に受け付けを終了した。府観光課の担当者は「想定を上回るスピード。ひとつの安心材料になった」と話す。
京都市は外国人宿泊客の不安を解消しようと、1日から市内のホテルや旅館約600軒を対象に、電話通訳の実証実験を始めた。外国人宿泊客からの相談を受けたフロントの職員が専用窓口に電話すると、日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で、24時間態勢で対応する。
14日までの利用は4件で、「中国人の宿泊客がどこに行きたいと言っているのか分からない」などの相談があったという。
民間の動きもある。京阪バス(南区)は10月1日から、定期観光バスで外国語案内を始める。対象は、金閣寺、銀閣寺、清水寺を回る「京の半日コース」と、金閣寺、清水寺を回る「京の早まわりコース」の2コース。イヤホン式の受信機から、英語、中国語、韓国語の3カ国語の音声ガイドが流れる。全地球測位システム(GPS)でバスの位置を把握し、案内地点を通過すると車内モニターに映像が流れる。
JR京都駅(下京区)内に府と京都市が共同で設置する京都総合観光案内所(京なび)を利用する外国人の数は、大震災直後の4月、前年同月比24%の約6千人にまで落ち込んだ。8月も同47%(速報値)と苦戦が続く。京都市観光協会の担当者は「今後は震災に加えて、円高の影響も出てくるだろう」と懸念する。
京都市の担当者は「根本的な原因は放射能への不安。原発事故が収束しない限り劇的な回復は難しい。できることから始め、なんとか持ち直せれば」と話す。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110914-OYO1T00697.htm?from=main3
芦屋の浜に80メートルホテル?…推進の県、反対の市が対立
ホテルの誘致をめぐり、県と市が対立する潮芦屋。高層ホテル(点線、イメージ)は芦屋の雰囲気に合うのか(兵庫県芦屋市で、本社ヘリから)
兵庫県芦屋市の埋め立て地・潮芦屋(南芦屋浜、約126ヘクタール)に高さ80メートルの高層リゾートホテルを誘致する計画を巡り、推進の立場の県と反対する市が、対立を深めている。県内各地の土地開発事業費を起債で賄い、年間約20億円もの利息返済を迫られる県が、「高さを規制すると企業が進出に二の足を踏む」と主張するのに対し、市域全体を景観法上の景観地区に指定する市は「高層ホテルは芦屋に似合わない」と反論、議論は平行線のままだ。
潮芦屋は、県が1971年から開発に乗り出した人工島。住宅のほか、ヨットハーバーや水遊びができる砂浜などがあり、現在、約4300人が暮らす。
県や市によると、県は2008年、東部の遊休地4ヘクタールに200室前後の高級ホテル誘致を計画。北隣の福祉施設の高さが80メートルのため、県はホテルも同じ80メートル(24階建て相当)を上限とするコンペ案を作り、市に同意を求めた。しかし市は、住民アンケートで約7割が反対したとして拒否、近くの県営住宅と同じ40メートル程度なら認めると回答した。
県と市はこれまで数回協議したが、妥協点は見いだせていない。09年7月には、市が全国で初めて、市内全域を景観法に基づく景観地区に指定。建築業者の事前申請について、市が「山や海への眺めを損ねない」などの基準に合わないと判断すると業者は建設ができないため、今回の計画も実現しない可能性が高い。
県企業庁臨海整備課は、「高層建築のホテルは芦屋のブランドイメージに合う。六甲山の眺めを遮ることもないはずで、市には理解を求めたい」と強調。一方、市都市計画課も「ホテル建設は歓迎だが、高層建築は落ち着いた芦屋の雰囲気になじまない」と譲らない。
県企業庁が開発、分譲中の土地は潮芦屋のほか播磨地区、淡路島など6か所。開発総面積は約822ヘクタールで、事業費は起債と土地分譲の収益などで調達してきたが、うち約242ヘクタールで売却のメドが立たないという。
西村幸夫・東京大先端科学技術研究センター教授(都市計画)の話「市のまちづくりは長期的な視点に立っており、この際、県は市に歩み寄ってはどうか。客室数が少なくても、ゆったり豪華な作りの部屋で売り出せば採算が取れる。業者に案を募ると、そんなアイデアも出てくるだろう」
(2011年9月14日 読売新聞)
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>>1202
時間がない乗り継ぎ客を誘客するのに、1日7便って....
少なくとも20〜30分に1本くらい出さないと使いようがないと思うのだが
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http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001109160005
近づく遷宮・・・伊勢は観光客でもつ
2011年09月16日
外宮周辺で詠んだ句には外宮の写真、内宮周辺の句には宇治橋の写真、二見の句には夫婦岩の写真があしらわれた=伊勢市の伊勢銀座新道商店街
内宮門前のおはらい町であった避難訓練。観光客らには大学生らが扮し、地元住民に誘導された=伊勢市
昨年880万人が参拝した伊勢神宮。外宮近くの伊勢銀座新道商店街は芭蕉にちなんだ文化的な取り組みで誘客を試みる。一方、内宮の門前町は大地震を想定した観光客の避難態勢の整備に乗り出した。
◆外宮◆ふと仰げば芭蕉の句 商店街アーケードに22
51年間の生涯に6度も伊勢を訪れた松尾芭蕉。伊勢市の外宮近くにある伊勢銀座新道商店街は、芭蕉が詠んだ伊勢ゆかりの俳句22句を掲げた。伊勢と芭蕉のつながりや俳句を解説した散策案内書もつくり、「文化の薫り」で誘客を図る。
商店街は同市宮後2丁目から大世古までの約600メートル。近くには芭蕉が参宮の際に投宿した御師の家があったとされる。
宇治山田駅前にあった句碑が11日に商店街入り口に移転されたが、それにあわせ、22句が書かれた板を伊勢商工会議所の補助金を得て作った。
御師の妻の手厚いもてなしに感謝し捧げた「月さびよ明智の妻が咄(はな)しせん」など外宮周辺で詠んだ15句、「芋洗う女(め)西行ならば歌詠まむ」など内宮周辺で詠んだ5句、「うたがふな潮(うしお)の花も浦の春」など二見で詠んだ2句を、年代や場所とあわせて紹介。アーケードの東から西へ古い年代順に、十数メートルおきに鉄製の支柱に貼り付けた。
商店街振興組合の世古一夫理事長(58)は「郊外型の大型商業施設とは違った文化の漂う商店街にして、地元の人にも、遠方から来た人にも愛されるようにしたい」と狙いを話す。
別の団体と協力して伊勢にちなんだ俳句大会を計画しており、芭蕉の句と並べて入選作も掲示する案を練っている。
(中村尚徳)
◆内宮◆門前町住民が避難誘導
伊勢神宮内宮の門前町「おはらい町通り」を中心とした地区で15日、大地震を想定した避難訓練があった。周辺の住民ら約130人が参加。震度6弱の地震が発生したとの想定で、地元住民が観光客役の大学生を避難誘導した。
商店主らがつくる「伊勢おはらい町会議」は、市の委託を受け、住民と観光客が助け合う災害時の避難手順書づくりを進めている。今回の訓練は初めての試みで、何が足りないかなどを洗い出す狙い。同会議は約1週間前に無線機を購入するなどして臨んだ。訓練後の参加者アンケートなどを来年2月に予定する市への手順書提出に反映させる考えという。
おはらい町通りは約800メートル。周辺には約1300世帯の住民が暮らし、100店ほどの土産物店などが軒を連ねる。同会議は、秋の内宮への参拝客数をもとに、多い日で常に5千人ほどの観光客がいると想定している。
同会議の前田世利子会長(52)は「放送が聞こえなかった人もいたといい、今の設備では何千人という規模の避難は難しい。再来年の式年遷宮で観光客も増えていくので、一つ一つ課題を解決していかなければならない」と話した。
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001109160003
平戸観光 新たな船出
2011年09月16日
20日に正式オープンする平戸オランダ商館=本社ヘリから、藤脇正真撮影
特産のトビウオ(手前)を使い、商館オープンを盛り上げるちゃんぽん(右)など
◎復元 オランダ商館 あす記念式典
約400年前の平戸の栄華を伝える「オランダ商館」が平戸市によって復元され、17日に開館記念式典がある。以後1週間は「平戸和蘭(オランダ)WEEK」で、様々な催しが続く。オランダ風料理のほか「あごだしちゃんぽん」など新地域グルメも生まれ、街は商館を核に新たな船出を目指す。
◎多彩な催し、新ご当地グルメも
宣教師フランシスコ・ザビエルが1550年に訪れ、古くから歴史の舞台となった平戸は海外との交易拠点として栄えた。その象徴でもあった商館は1987年に史料調査や発掘が始まり、20年以上かけ復元にこぎつけた。総事業費は20億円余。
17日は式典のほか歴史人物が登場するパレードなどがあり、秋篠宮夫妻の訪問も予定される。18日午前8時半〜午後5時半に一般無料開放。19日は閉館し20日に正式オープンする。
商館近くの平戸港交流広場では19日までの3日間、オランダ風春巻きやジャガイモのパイなど、地元シェフらが考案した新メニューの屋台が出る。オランダの画家ゴッホの絵が鑑賞できる「ドームシアター」もお目見えする。
市特産のアゴ(トビウオ)を使った「あごだしちゃんぽん」も商館オープンを盛り上げる。トビウオを炊き込んだ「あごめし」や卵焼き、アワビの姿煮が入った茶わん蒸しも24〜25日、交流広場での「“新あご”祭り」で味わえる。
オランダ商館開館を記念した第1回の企画展「平戸・オランダ〜過去・現在・未来へ〜」は、20日〜10月23日。
オランダ東インド会社が交易での支払いに使ったとみられる1700年代の「銀塊」や、幕末の幕府使節団がもらったとされる友好メダルなど約40点が館内展示室に並ぶ。市は「新たな歴史を開く平戸にとってふさわしい内容」という。(矢鳴秀樹)
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-09-16_23513/
週末台風はや5個目 祭り主催者悲鳴
社会 2011年9月16日 10時35分
(11時間22分前に更新)
台風15号、3連休直撃―。今年、沖縄地方を強風域、暴風域に巻き込んだ台風はすでに7個あり、そのうち5個の台風が週末に到達している。週末にかけて襲ってくる台風に、夏休みから予定されていた各種イベントの延期や中止が相次ぎ、祭りシーズンが稼ぎ時の出店業者は期待外れの売り上げに悲鳴を上げている。(佐渡山倫子)
宜野湾市の代表的な祭り、宜野湾はごろも祭りは夏休み期間中の8月6、7日に予定したが、本島地方を丸2日暴風域に巻き込んだ台風9号の影響で今週末の17、18日に延期した。しかし台風15号が両日に本島を直撃する恐れがあるため、同祭り実行委員会は中止を決定。34年続く祭りで初めてのハプニングだ。
事務局の上間裕輔さん(30)は「10月からは会場の予約がいっぱいでこれ以上延期できなかった。中止は残念」と悔しがる。
県内の祭りは5月のハーリーに始まり、ピークは7月末から10月。毎週県内各地で祭りが開かれる。県出店業事業協同組合の伊波清一事務局長(54)は「震災の影響で自粛ムードも重なり、昨年に比べ売り上げが3割落ちている。例年にない売り上げの落ち込み。祭りピーク時の週末台風はうんざりだ」と声を落とした。
一方、県観光政策課によると、8月の観光客数は前年同月比3万5200人減。稲福清彦主事は「8月は前年同月比を上回る予約状況だったが、台風9号の影響で観光客数の減少につながった」と分析している。
大東 生鮮食品不足 約2週間入船なし
南大東村では台風の影響で4日以降、定期船の入船がなく、生鮮食品やパン、牛乳などが不足している。村内のスーパーには、葉物野菜がほとんど品切れで村内で生産しているニラやナスなどでしのいでいる。
同村では22日から一大行事の豊年祭が予定されている。
島まるごと館職員の東和明さん(49)は「屋台などで振る舞う食材も不足する。年に一度の島を挙げての祭りも大打撃を受ける」と話した。東さんによると、次回の入船は21日の予定だが、台風が停滞するとさらに延びる可能性があるという。
北大東村も約2週間、定期船が入らず同様の状況が続いており、村内の男性は「売店の冷蔵・冷凍庫から品物が消えている」と嘆いた。
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ロイヤルホテル、森トラストと提携 大阪の再開発にらむ
http://www.asahi.com/business/update/0916/OSK201109160173.html
図:リーガロイヤルホテルの地図
http://yj.pn/m1BQN3
ロイヤルホテル(大阪市)は16日、筆頭株主の森トラストと新たな資本業務提携を結んだと発表した。大阪・中之島の「リーガロイヤルホテル」の敷地を森トラストに譲渡する一方、森トラストは保有するロイヤルホテル株の一部を譲渡し、アサヒビールが筆頭株主となる。
リーガロイヤルホテルの建て替えを含む再開発を10年後に実現し、大阪市内で建設が相次ぐ他の高級ホテルに対抗する狙いだ。
森トラストと関電不動産が、ロイヤルホテルやその子会社が保有するリーガロイヤルホテルの敷地約3万平方メートルを190億円で購入。有利子負債437億円を抱えるロイヤルホテルの財務構造を改善する。
また、関西財界との協力関係を強めるため、森トラストは10月に、保有するロイヤルホテル株の半数以上に当たる2192万5千株をアサヒビールやサントリーホールディングス、大阪ガスなど6社に譲渡する。議決権に対する株式の保有割合はアサヒビールが9.41%から19.20%に高まる。森トラストは40.23%から18.77%となり、第2位の株主になる。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-181782-storytopic-4.html
台風15号、観光業打撃 キャンセル相次ぎ悲鳴2011年9月18日
台風15号の影響で観光客が少なくなった国際通り=17日午後、那覇市
台風15号は暴風域がないため、航空便の欠航は出ていない。しかし、迷走しながら沖縄地方周辺で停滞しているため、通常なら多くの観光客が訪れる3連休前に、沖縄行きをキャンセルした人も多く、観光関係者は悲鳴を上げている。
各航空会社では、沖縄に滞在していた観光客が前倒しで沖縄から離れたり、来県予定のキャンセルが相次ぎ、通常なら満席が多い連休中も空席が出ている。日本トランスオーシャン航空(JTA)は「具体的な集計は今後になるが、21日までの予約に変更が多い。連休の中日は通常満席だが、中日の18日にも空席がある状況だ」と話した。
通常なら満室となるリゾートホテルは空室が目立った。サザンビーチホテル(糸満市)は「今日だけで120室空いている。かなりきつい。来週末も3連休があるが、台風が停滞しているのでどうなるのか」とため息をついた。県内で4ホテルを経営するかりゆしホテルズは「台風9号でも2千人がキャンセルした。今回も既に800人のキャンセルが出ている」と相次ぐ台風に困り顔だ。
県内客にターゲットを移すホテルも。オキナワマリオットリゾート&スパ(名護市)も県外からのキャンセルが相次いだため、「自家発電があるので停電の心配がない」と県内客向けプランを売り出した。
県内離島のダイビングショップも大打撃を受けている。「9月は本来なら稼ぎ時でとても期待していた」と話すのは座間味島で宿を兼ねたダイビングショップ「ダイブイン浜」を経営する宮平安弘さん(60)。17日からの3連休を中心に20人程度の予約があったが、台風15号接近で沖縄本島に来ることができても船便が出ないため、予約客に事前に連絡し全てキャンセルにした。
久米島でダイビングショップ「カラーコード」を営む塩入淳生(あつお)さん(40)は「台風という感じではないが、船が出ないとどうしようもない」とがっかりした様子。
国際通りも連休中のにぎわいは見られない。土産品を扱う「おきなわ屋」本店の伊藤由記店長は「震災、台風続きで今年はダメージが大きい。来月の修学旅行シーズンでどれだけ挽回できるか」と話した。
15日から夫婦で沖縄に遊びに来ている東京都の会社員、州崎武博さん(28)、陽子さん(27)は「20日まで沖縄にいる予定だが、台風が強くなって飛行機が飛ばなくなったら困る。どうしようか」と顔を見合わせていた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110918-00000082-san-soci
「クールジャパン」ロゴ、JOCエンブレムとそっくり!?
産経新聞 9月18日(日)7時55分配信
アニメやファッションなど日本発の文化産業を海外に売り込む政府の「クールジャパン」戦略の一環で、知的財産戦略推進事務局が発表したロゴマークが、日本オリンピック委員会(JOC)のエンブレムとの類似性を指摘されていることが17日、分かった。
ロゴマークはユニクロのロゴマークなどを手掛けたアートディレクター、佐藤可士和さんのデザイン。公募で集まった99案から絞り込み、野田佳彦首相が最終判断した。
ところがロゴを発表した13日以降、同事務局に「JOCのエンブレムに酷似している」との指摘が寄せられた。似ているとされたのはコシノジュンコさんがデザインしたもので、JOCは対策を協議するという。
一方、同事務局は「JOCのマークは把握していたが、類似商標にはあたらないという専門家の判断だった。すでに商標申請をしているので、手続きを進める」とコメントしている。
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http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20110917000055
京観光 日帰り7割、夜が課題に
京都祇園に開館したデザインホテルのスイートルーム。高級感あふれる家具や内装も海外観光客から好感をよんでいる(京都市東山区梅本町・ホテルムメ) 今年も本格的な秋の観光シーズンが近づいてきた。毎年多くの観光客でにぎわう京都市内だが、実は7割が日帰りの観光客。泊まりでじっくり滞在してもらう仕掛け作りが京都観光の課題となっている。
京都市の調査では昨年入洛した4955万人のうち、宿泊客は26・4%だった。地元旅行業者によると京都は需要が集中する繁忙期に予約がとれず、価格もやや高め。特にアジアの団体客は割安な滋賀や岐阜に宿をとる傾向があるという。
宿泊する人を増やしてさらに観光産業を盛り上げたい京都商工会議所は昨秋、滞在型の京都観光を目指す提言をまとめた。ホテルの空室状況の一元管理や多言語対応センターの設置などの提案の中で重視したのが、新業態の宿泊施設を増やす必要性だ。
祇園の繁華街、東山区梅本町に全7室と小規模ながら豪華なしつらえのデザインホテル「ムメ」が2年前にオープンした。1室2万円台からで白川に面する部屋や海外で買い求めた調度品、老舗の唐紙をふんだんにあしらった内装が話題を呼び、海外を中心に連日多くの客が訪れる。大規模な外資高級ホテルにはない家庭的で洗練された業態が新たな顧客を呼び込んだ形だ。
海外のホテルでヒントを得たというオーナー柴田尚子さん(38)は「滑り出しは順調。2週間ほど連泊する海外観光客もいてリピーターも多い。泊まりたくなる施設があれば京都の宿泊はもっと増えるはず」と指摘する。
京都では、嵐山に高級旅館「星のや京都」ができ、東山区に外資系の「ザ・リッツ・カールトン」の進出が決まるなど、高所得者層向けの宿泊施設が徐々にできてきた。一方、下京区の寺町通でおしゃれなカプセルホテル「ナインアワーズ」が進出。京都駅周辺はビジネスホテルの開設が相次ぎ、観光客の選択の幅は前より広がっている。
提言をまとめた南隆明・京商観光産業特別委員長は「これまで京都の宿泊業は素泊まりを求める観光客や高所得者層のニーズをとらえていなかった。京都外の資本がニーズをとらえ、参入してきている」と分析する。
あとは夜を楽しんで泊まってもらう仕掛け作りだが、京都は夜の観光が弱いとの声は多く、各観光関連施設は夜の取り込みに力を入れる。祇園にあるぎおん畑中や祇をん新門荘などの旅館では、舞妓と一緒に食事やお座敷遊びができるプランを用意し、「いちげん」の観光客に好評だ。このほか、オール京都で閑散期対策で実施してきた「花灯路」や「京の七夕」は定着し、夜の京都を楽しむ動きも出てきた。伸び悩む宿泊率を向上に向け、これらの取り組みの成果が注目される。
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-09-19_23654/
台風15号:3連休 観光に打撃
社会 2011年9月19日 10時03分
(54分前に更新)
台風15号に暴風域ができ勢力を増した18日は3連休の中日。観光客の入り込みも期待されたが、航空会社には搭乗予約の取り消しも相次いでいる。一方、沖縄本島内の農家は暴風対策に追われ、週末にぎわうはずの鮮魚直売店でも客足が減るなど、「迷走台風」が産業や県民生活に影響を与えている。
全日空(ANA)によると、連休最終日となる19日に那覇を出る便の予約率が、1週間前の9割に対し、18日は6割程度に落ち込んだ。担当者は「台風が発生し、沖縄に来る予定だった観光客がキャンセルし、沖縄から出る予約も取り消されているのではないか」と分析した。
豊見城市瀬長では、エンサイなどの農作物にネットを張り、台風接近に備える農家の姿が見られた。安谷屋幸子さん(76)は「(19、20日に)出荷を控えているので念のため。進路が気になります」と話した。
沖縄市の泡瀬漁港内にあるパヤオ直売店では、漁船が約1週間ほど操業できず、鮮魚の入荷がないという。
延期のイベント
19日の「高野進先生に学ぼう!コカ・コーラかけっこアカデミー」(県総合運動公園)は延期▽19日の「1フィート映像で見る戦前戦中の那覇・沖縄フィルム上映会」(識名老人福祉センター)は延期
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/110919/bsd1109190503005-n1.htm
復興支援、ツアーで弾み 買い物・ボランティア 現地活性化 (1/2ページ)2011.9.19 05:00
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観光業界で、旅行商品を通じて東日本大震災の被災地の復興支援に取り組む動きが広がっている。阪急交通社は、旅行代金の一部を、復旧を目指す三陸鉄道に寄付するツアー商品を今月から売り出した。また、日本旅行は中高生がボランティアに参加するツアーを先月から展開、全日本空輸も10月から東北地方と東京を結ぶ路線に割安運賃を設定する。震災から半年がたち、被災地にも一定の落ち着きが戻ってきたことから、身近な旅行商品で消費者の支援意欲を取り込み、現地の経済復興に橋渡しする狙いだ。
阪急交通社は、三陸鉄道の久慈−陸中野田間(約11キロ)に乗車したり、宮城・松島を訪れるツアーの販売を始めた。2泊3日で価格は大人1人3万9800円から。このうち2000円を三陸鉄道に寄付する。
現地までは東北新幹線を利用。全日程で計約300席を用意しており、阪急交通社では「寄付のほか、買い物などを通じ、現地経済の活性化につながれば」と、期待を寄せる。
中高生が親とボランティアに参加するバスツアーを展開するのは日本旅行。がれきの片づけや地域住民との対話などに加え、奥州・平泉の観光もある。2泊3日で、価格は中高生は1人2万9800円から、大人は1人3万3300円。
ツアーについて、同社は「(震災から)時間がたち、配慮しつつやれば若年でもボランティアにあたれると判断した。子供たちに自然災害の恐ろしさと、人との絆を改めて感じてほしい」と説明している。
国際興業も、三陸鉄道への乗車や、地元スーパー協力の「復興市」での買い物などを盛り込んだ1人3万5800円(2泊3日)のバスツアーを発売している。「震災直後は容易には現地に行ける状況でなかった。被災地も落ち着きを取り戻してきており、少しでも支援することで、復興に弾みがつけば」(国際興業)と、ツアーの狙いを話す。
これらのツアーは東京都が実施する助成事業の対象。都内在住、在勤、在学であれば2泊で6000円の割引が適用される。同事業の対象企業は130社程度に上るといい、支援ツアーはさらに浸透していきそうだ。
一方、全日空は来月から東北と東京を結ぶ路線で、片道が最安9800円という割安運賃を設定。特に羽田−大館能代線は、昨年に比べ2400円安い。「往復で2万円を切ることはめったにない。東北への旅行やボランティア活動にも役立ててもらえれば」と利用を呼びかけている。(中村智隆)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20110918-OYT8T00514.htm
「世界の室戸」悲願達成 ジオパーク認定
国内落選2度乗り越え
市役所会議室には市民ら約200人が詰めかけ、ノルウェーとのインターネット中継を見守った。午前4時15分頃、現地入りした市ジオパーク推進課の岡田哲也課長補佐(44)が録画で「室戸が世界ジオパークに認定されました」と報告。会場は「よっしゃー」と歓声が上がり、抱き合って号泣する女性も。全員が室戸海洋深層水で乾杯した。
室戸岬では、奇岩近くで市観光協会が日の出の午前5時50分に合わせて花火15発を打ち上げ、市民らが万歳三唱した。市役所には懸垂幕(長さ約8メートル、幅約1メートル)が登場し、のぼり(縦150センチ、横45センチ)も市内に145本立てられた。
世界ジオパークの認定に向けて、市や観光協会などは2008年6月、室戸ジオパーク推進協議会(会長・小松幹侍市長)を設立。国内候補地に2年連続で落選したが、遊歩道整備やガイド養成などを進めてきた。小松市長は「市民の応援が大きな力になった。新商品開発や拠点施設整備などを進め、教育や防災のまちづくりにも力を入れて室戸を世界に発信したい」と抱負を述べた。
同協議会でアドバイザーを務める吉倉紳一・高知大副学長(地質学)は「2度の落選で経験を積み、県と市が積極的に人的支援をした成果。今後は行政の押し付けでなく、市民がどう持続的に活動するかが大事」と指摘。市観光協会会長の島田信雄さん(68)は「すぐに観光客が増えると皮算用せず、行政、有識者、市民が連携を深め、市を挙げてまちづくりに取り組みたい」と話した。
「ジオパークマスター」に認定された埼玉県出身の同市浮津、ホテル会社員渡辺優さん(24)は「室戸を知ることは、地球を知ること。勉強を重ねて愛着を持ち、観光客に魅力を伝えたい」と喜び、「室戸ジオカリー」を販売する同市元甲、喫茶店経営山下裕さん(48)は「新しい記念メニューを考え、認定に華を添えたい」と意気込んだ。
一方、旅行中の兵庫県姫路市、会社員元田義典さん(36)は「豊かな食や絶景があるのに高速道路や鉄道がなく不便。交通網の整備を何とかしてほしい」と注文を付けていた。
県庁では18日朝、認定を祝う横断幕が掲げられた。尾崎知事は記者会見で「室戸の皆さんが心を一つにして取り組んできた成果。国内やアジアの(ジオパーク認定)都市との連携も考えていきたい」と話した。
■アジアの観光客獲得好機
室戸市が世界ジオパークに認定され、市は過疎化対策の「最後の切り札」を手にした。市民一丸で世界への扉を開いた結果だが、本当の戦いはこれからだ。
捕鯨で栄えた市の人口は、市制施行翌年の1960年が3万3080人でピークに。しかし、漁業の衰退などで今年8月末で1万6168人に半減した。高速道路も鉄道もなく、雇用も創出されない負の連鎖を、市はここで何としても断ち切りたい思いだろう。
観光振興や新たな特産作りなど、認定を起爆剤にしたいところだが、経済への波及効果は、すぐには見えにくい。まず日本語と英語で案内するジオガイドに韓国・中国語を取り入れ、近いアジアの観光客の獲得に乗り出したい。
一方、市の沖合は南海地震の震源域とされ、津波被害が心配される。そうした不安を払拭するため、地質学の専門性を生かした「防災の街」を全国にアピールする好機ではないだろうか。
活動が下火になり、認定が取り消されでもすれば、全ての努力は水泡に帰す。生かすも殺すも、今後の行政手腕と市民の熱意にかかっている。
(2011年9月19日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110919-00000229-mailo-l39
世界ジオパーク:市民の熱意、実結ぶ 「室戸」認定、地域活性化に期待 /高知
毎日新聞 9月19日(月)14時59分配信
◇くす玉、花火で祝う
室戸ジオパークが世界ジオパークに認定された18日、室戸市民や関係者は喜びに沸いた。【黄在龍】
世界ジオパークネットワーク加盟の可否を決める「欧州ジオパークネットワーク会議」はノルウェー・ランゲスンで開催。現地に入った小松幹侍市長と市役所はインターネット回線で結ばれ、市役所には決定の知らせを待つ市民ら約160人が午前3時半ごろから集まった。
吉報は午前4時15分届いた。現地から「認定されました」と連絡が入ると、「やったー」と叫び声が一斉に上がり、拍手が鳴り響いた。
小松市長は「千羽鶴を折るなど市民の熱い思いが審査員に伝わり、世界認定につながった。これから子どもらに教育や地域産業の活性化などにつなげていきたい」とあいさつ。続いてくす玉が割られ、認定を祝う垂れ幕が掲げられた。室戸岬では、室戸市観光協会が打ち上げ花火15発を上げて景気づけた。市は近く認定記念式典を開く予定。
尾崎正直知事は同日朝、「地元の団結力が素晴らしかった」と笑顔で記者会見。「これから室戸市や県の活性化につながる取り組みを展開していかなくてはならない。室戸ジオパークを組み込んだ観光ルートを売り込む準備は整っている。アジアのジオパークとのネットワーク作りも夢見ている」と語った。
「ここからが本当のスタート。今後も室戸ジオパークを、地域で育てていかなければならない」。室戸ジオパーク推進協議会の植田壮一郎副会長は気を引き締めた。
世界ジオパークは、地球や大地の成り立ちを伝える地質や地層、地形、火山など、世界的に貴重な地質資源を守るとともに、自然環境や風土、人間や生物の営み、歴史や文化、産業とのかかわりを学び、楽しむことを目指した自然公園。これまでに25カ国77地域が登録されており、市によると、今回の会議で室戸を含めイタリアやスペイン、中国など9カ国10地域が認められたという。
世界ジオパークネットワークから認定を受けるには、地質遺産を保護するだけでなく、観光や教育への活用なども求められる。また4年ごとに再審査があり、理念に沿った活動が不十分な場合は認定取り消しもある。
室戸ジオパークの学術アドバイザーを務める吉倉紳一・高知大副学長(地質学)は「地域活性につなげるためには、外部の人が気軽に訪ねて来られるように整備する必要がある」という。ボランティアガイドとして観光客らを案内する同市佐喜浜町、和田美紗子さん(45)は「うれしい思いと同時に、この環境財産を未来へつなげてゆく責任を感じる」と話した。
9月19日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110917/biz11091712010006-n1.htm
【全線開業半年 九州新幹線に乗れ!(上)】
「関西−南九州は定着」航空はシェア3割減
2011.9.17 12:00 (1/3ページ)
博多駅ホームに停車した九州新幹線のホークス列車。全線開業半年を迎え、尻上がりに乗降客も増えてきた=博多駅
「ねーちゃん、ねーちゃん。博多土産って、なに買うたらええ?」。大勢の人が行き交うJR博多駅の総合案内所。勢いのある関西弁の響きに、半年前は尻込みした案内役の女性も今ではすっかりなれた様子だ。JR九州サービス課チーフの城万紀子さん(28)は「フレンドリーに、そしてスピーディーに声をかけられる関西の方が、本当に増えました」と九州新幹線全線開業の効果を実感している。
福岡に数時間滞在し、それから南九州に向かう。そんな観光客が増えたという。城さんは「半年前と比べて、忙しさが倍になったというのが私たちの実感です。それだけ交流が進んでいるのでしょう」。
名古屋から乗る観光客も
九州新幹線全線開業から半年の輸送実績は博多−熊本間が前年比38%増、熊本−鹿児島が同64%増。中でも目立つのは、関西から熊本、鹿児島など南九州への乗客だ。
鹿児島地域経済研究所が3月に実施した鹿児島中央駅利用者の居住地調査でも4人に1人が九州外からだった。前年調査の10人に1人から大幅に増えたことがわかる。同駅の長井敏郎駅長は「ここにきて名古屋など中部圏から来られる方も目立ってきた」と語る。
一方、全日空、日本航空グループの大阪−鹿児島線の3〜6月の乗客数は22万5521人で、前年比31.1%減少した。航空会社は「新幹線の影響は想定内」とするが、開業前は9対1だった航空機とJRのシェアに変化が生じているのは間違いないだろう。
この好調ぶりにJR九州は早くも来春のダイヤ改正をにらみ、新大阪から南九州への直通列車の増便方針を打ち出している。
新幹線効果に沸き立つ南九州に比べ、北部九州では駅利用が低迷。人口12万人の福岡県大牟田市にある新大牟田駅の1日平均乗降客数は700人で、ほぼ同じ人口を背後に抱える熊本県の新八代駅の半分以下だ。
本州からの観光客が南九州を目指し、北部が通過駅と化す傾向がみえてくる。
通勤・通学の地元利用も伸びていない。こうした「北部駅の低迷」には「構造的な問題がある」(福岡県国際経済観光課の江崎雅彦企画監)との指摘がある。
平成16年に先行開業した新八代−鹿児島中央(137キロ)の5駅に対し、新規開業区間の博多−新八代(151キロ)には8駅(新八代含む)がひしめく。
新鳥栖から新玉名までの5駅の平均距離はわずか15.5キロで、高速鉄道の時短効果を感じにくくさせている。さらにJRの在来線特急や西日本鉄道の路線と並行していることも客足が鈍る一因となっている。
こうした状況に、新駅の地元自治体側も危機感を募らせている。
生き残りかけ自助努力
福岡県久留米市の楢原利則市長らは8月25日にJR九州の本社を訪問。新大阪直通列車「さくら」の始発と最終便を久留米駅に停車させ、博多−久留米間を半額以下の1千円程度とする割引切符の導入を要望した。
JR九州の唐池恒二社長も「博多近距離は割高感がある」と認め、今月12日の会見で、博多からの近距離に割引切符を導入してビジネス利用にテコ入れを図る考えを示した。また、福岡県は、関西からの遠距離客を誘致しようと、人気漫才コンビを起用した観光誘致キャンペーンに乗り出した。
ただ、JR内部からは「利用者の少ない駅は停車本数が減り、多い駅は停車本数が増えるのは当然のこと」と、各自治体に生き残りをかけた自助努力を促す声も聞こえてくる。
唐池社長は「JR九州として割り引きなどできることはやっていきたい。しかし駅周辺の活性化は私たちだけではできない」と話している。
全線開業から半年、九州新幹線そのものが注目される時期は過ぎつつある。観光客は何を求めて新幹線に乗るのか。九州の豊かな観光資源と新幹線を生かすも殺すも、各地の創意工夫にかかっている。
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新大阪−鹿児島中央を3時間45分、博多−鹿児島中央を1時間19分。九州をつなぐ大動脈、九州新幹線が全線開業して半年が経った。新幹線の風に乗った地域・業界、乗り遅れた地域・業界。その今を探る。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110918/biz11091812010002-n1.htm
【全線開業半年 九州新幹線に乗れ!(中)】
熊本観光ブーム…「仲が悪かった」宮崎に波及
2011.9.18 12:00 (1/3ページ)
鹿児島中央駅から肥薩線を走る観光列車「はやとの風」。新幹線から乗り換える乗客で、休日は予約が困難なほどにぎわう
「南九州3県は、伝統的に仲が良くなかった」。8月31日、熊本駅近くのホテルで開かれた、全国JR6社が10月から始める南九州観光キャンペーンの発表会。地元を代表してあいさつした蒲島郁夫・熊本県知事の“ぶっちゃけ発言”に、九州内から集まった駅長約200人から大きな笑いが起きた。
「その3県が手を取り合って観光振興に努めていく。中でも熊本にはJR自慢の観光列車がたくさん走っており、ファストな新幹線の旅と、観光列車というスローな九州内の旅を組み合わせて熊本から宮崎、鹿児島へと観光客を運んでいきたい」
新幹線全線開業をにらんで、8年も前の平成15年に「南九州観光調査開発委員会」を設立し、観光客誘致の「3県連合」を主導してきたJR九州。唐池恒二社長は蒲島知事の発言にわが意を得たりといった表情でうなずいた。
“贅沢”な悩み
旅行業最大手のJTBグループも、JRグループと歩調を合わせて10月から九州観光キャンペーンを全国展開する。「東日本大震災の影響もあって、いま首都圏の観光需要は西を向いている」(JTB担当者)といい、九州は国内観光で最もホットな地域なのだ。
観光を中心とした新幹線特需は、沿線から九州各地へ人を運ぶ横軸=2次交通にもすでに波及。中でも好調なのが観光列車とレンタカーだ。
肥薩線を走る観光列車「はやとの風」の車掌、猪俣武さんは「休日は常に満員。車両数を増やし、より多くの人に乗ってもらいたい気持ちはありますが、車両を増やすと今のアットホームな接客ができなくなる」と“贅沢”な悩みを打ち明ける。熊本県レンタカー協会の岩永達美専務理事も「5月の連休ごろから新幹線駅近くの店舗を中心に利用者が急増しています。こんな状況は初めてで、新規で増車した事業者も多い」とホクホク顔だ。
一方、苦戦しているのは住民の足でもある路線バス。九州北部では、全線開業に合わせて新駅と周辺市街地を結ぶ路線バスが期待をもって開設されたが、「1便あたり1〜2人しか乗っていない」(九州バス協会)。新幹線利用とその接続も含めて需要の掘り起こし不足は否めない。
真価は来年以降
観光客増に沸く九州南部にも、わずかながら不安要素はある。
鹿児島県指宿市の観光関係者は「確かに来客は増えたが、日帰り客が多く宿泊はそこまで増えていない」と語る。従来は午後に指宿に着き、砂蒸し風呂や食事を楽しんで宿泊するのが一般的だった。新幹線開業後は薩摩半島の南端に午前中に到着するため、スケジュールが前倒しになって他の観光地にも流れ、「宿泊は鹿児島市内で」といったケースが増えているという。新幹線の高速性によって、指宿が“日帰り圏”に入った証ともいえそうだ。
九州全体を見渡し、JRや観光業界が恐れているのが、活況後の反動による落ち込みだ。
JR九州によると、本年度上半期の観光切符の売上高は前年比70%増で、下半期は90%増を目標に掲げる。しかし、古宮洋二営業部長は「怖いのは来期。今から手を打っていかなければ」と表情を引き締め、唐池社長も「新幹線の開業効果は1年、長くても2年」と見込んでいる。この間に、九州の観光業界がどれだけのリピーターを確保できるかがポイントになりそうだ。
九州の交通を管轄する九州運輸局も新幹線から広がる2次交通を重視。各地の路線バスやレンタカーなどの利用実績を来春までに調べ、利用者増につながる施策を打ち出したいとしている。
しかし、業界からは「取り組みが遅い」と不安の声が上がる。熊本県レンタカー協会の岩永専務理事は「協会としてレンタカーの共用駐車場の整備を行政に求めてきたが、熊本駅建て替えまで待ってくれといわれた。開業効果があるうちにやりたかったのだが…」。
新幹線の効果をいかに引き寄せるか。各地域、各業界の努力の結果が、開業ブームが落ち着く来年以降、より鮮明にあらわれてくる。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110919/biz11091912000001-n1.htm
全線開業半年 九州新幹線に乗れ!(下)】
ひとり勝ち阪急、中国視野の大丸…問われる“祭りの後”
2011.9.19 12:00 (1/3ページ)
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博多大丸(右)と福岡三越が向かい合う福岡・天神地区
「品質には絶対の自信をもっています。何とか阪急さんに棚(売り場)を作ってもらいたい」
筑邦銀行など地銀3行が8月25日に福岡市内で開催した博多阪急百貨店商談会。創業120年の老舗「吉開のかまぼこ」(福岡県みやま市)の吉開喜代次社長は、阪急のバイヤーに熱っぽくアピールした。
「お、これはうまいですね。歯応えもいい」。かまぼこを試食したバイヤーは好印象を口にしつつも「棚は埋まっているんです。催事はいかがでしょうか」とやんわり断った。
「いまお客さんはみな博多に集まっている。博多阪急に売り場があれば、わが社の知名度もアップすると期待したのですが…」。吉開社長は、落胆した様子で商談会場を後にした。
百貨店との取引。とりわけ注目の「博多阪急に納入したい」という業者は多く、競争は並大抵ではないのだ。
若者衣料と地下スイーツ
JR九州が新幹線と並ぶビッグ・プロジェクトとして取り組んだ駅ビル「JR博多シティ」。博多阪急を核テナントにした10万平方メートルもの総売り場面積は、約2キロ離れた九州最大の商業地・天神にある3百貨店合計のおよそ4分の3にも相当する。その巨大ビルには買い手、売り手とも熱い視線を注いでおり、だれにも順風満帆に映る。
博多阪急にはオープンからの半年間で、年間想定の9割強に当たる1820万人が来店した。しかし、来店者数に比べ、売上高は200億円で計画比8%増に止まっている。柳沢興平店長は「客単価が高いとはいえない」と何らかの対策の必要性を認めている。
阪急は20代の女性をメーンターゲットにし、他店に比べて割安な品を意識してそろえた。しかし、それは当然利益にも響いてくる。他の百貨店関係者は「阪急さんの強みは、若者衣料と地下食品売り場のスイーツだが、百貨店にとって最も利益がでない商品」と指摘する。大勢の客で店内がにぎわっているからといって、そのまま手放しで喜べるわけではないのだ。
「パイは広がらず」
博多阪急や、天神地区の商業施設に、新幹線全線開業はどのような効果をもたらしたのだろうか。
阪急のカード会員の8割以上は福岡県在住者。全線開業により期待された熊本や鹿児島など南九州からの来客は限定的なようだ。日本百貨店協会の統計でも博多阪急開業後、福岡市内を除く九州の百貨店の売上高は前年度と大きく変化していない。鶴屋百貨店(熊本)や山形屋(鹿児島)など地域一番店が揺らぐ様子はない。
「JR博多シティに客を奪われるにしても、新幹線の全線開業で市場そのものが拡大する」。福岡・天神地区など商業施設はそんな期待も抱いていたが、「新幹線によるパイ拡大効果はほとんどなかった」と嘆きが漏れてくる。一方で、JR博多シティの集客力に対抗しようと、各店が増床やリニューアルなど独自の収益改善策に踏み切っており、業界に刺激を与えたことは確かだ。
博多大丸は6月、中国・吉林省を中心に百貨店やショッピングモールなど約30店舗を運営する大手百貨店「欧亜集団」と業務提携した。提携の狙いは中国人富裕層。東日本大震災で激減した中国人来店者を増やすべく、欧亜集団の顧客を対象にした「買い物ツアー」などを企画し、JR博多シティの影響で落ち込んだ利益の回復を描く。
この大丸の戦略に、別の商業施設関係者は「九州の別の地域から顧客を奪うよりは、中国から呼び寄せる方が現実的だ」と評価する。天神と博多といった狭い地域の顧客争奪ではなく、九州全体の商業施設が互いに競い合い、中国、韓国、台湾に商圏を広げていく。新幹線の全線開業は、そんな意識を目覚めさせたようだ。
新幹線の勢いに乗り遅れるな−。そこから生まれた新たな取り組みが、九州全体に刺激を与え、課題も浮かび上がらせている。お祝いムードが収まりつつある今こそ、新幹線をどう生かしていくのか−が、九州各地域と業界に問われている。
(この企画は小路克明、松本学、力武崇樹が担当しました)
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/110919/amr11091914050003-n1.htm
【海外こぼれ話】
戻りたくない
2011.9.19 14:04
米国人の34%は夏季休暇から戻った後に憂鬱な気分になる−。米国人1400人を対象にした調査で、こんな結果が出た。
64%は休暇が終わる前から気がめいってくると回答。1週間の旅行の場合、不安になりやすいのは5日目で、旅行初日から休暇が終わるのが心配になると答えた人も4%いた。
一方、休暇後の憂鬱な気分を吹き飛ばす一番の方法は、新たな旅行計画を立てることだった。(ロイター)
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風評被害だ。
花火大会:福島産打ち上げ中止 愛知・日進市に抗議殺到
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110920k0000e040085000c.html
愛知県日進市で18日にあった花火大会で、実行委員会が福島県産の花火の打ち上げを中止したことに対し、実行委事務局を務める同市に「なぜ中止にしたのか」という抗議電話やメールが殺到している。19日から20日にかけて電話約100件、メール約200件が寄せられ、ほとんどが批判という。実行委は、打ち上げなかった福島産の花火を来年の同じ花火大会で打ち上げる方向で検討を始めた。
実行委は「打ち上げで放射性物質が拡散するのでは」などと心配する市民の電話約20件があったため、福島産花火を別の花火に差し替えた。市によると、批判は「20件だけの意見にもかかわらず中止にして、より広い影響を与えたのは判断の誤りだ」「過敏に反応する人に配慮するのはいいが、差し替えの必要はない」などの内容が多いという。
担当の市産業振興課は「福島の花火を中止したのは、放射線量の確認が間に合わなかったためで、危険だからではない。だが、そういう受け止め方が広まってしまっており、中止は失敗だった」と話している。【岡村恵子】
毎日新聞 2011年9月20日 12時52分(最終更新 9月20日 13時40分)
東日本大震災:愛知の花火大会、福島製打ち上げ中止 「支援」名目でも苦情相次ぐ
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110920ddm041040039000c.html
愛知県日進市で18日夜にあった花火大会で、放射性物質の拡散を心配する声が市に寄せられたことを受け、市などでつくる実行委員会が、福島県の業者製造の花火の打ち上げを中止していたことが分かった。
大会は「にっしん夢まつり・夢花火」。東日本大震災の復興支援を掲げ岩手、宮城、福島県の花火各80発を打ち上げる予定だった。
市によると、16〜17日に市へ「放射性物質をばらまくのか」などの苦情や問い合わせが電話やメールで約20件寄せられたため、実行委が対応を協議。福島県の花火を作った同県川俣町の菅野煙火店が計画的避難区域の外にあることなどから当初は予定通り行う意向だったが、17日になって取りやめを決定。福島県の花火に代えて愛知県の業者の花火を使った。宮城県と岩手県の花火は打ち上げた。
実行委事務局の市産業振興課は「放射線量の確認が間に合わなかった。安全を示す確実なデータがなかった」と中止理由を説明。萩野幸三市長は「打ち上げられない結果に至ったことは残念で、関係者に深くおわびしたい」とコメントした。
打ち上げ中止について、菅野煙火店の菅野忠夫社長(77)は「風評被害だ。花火を見てもらえないのは悔しい」と話した。【稲垣衆史】
毎日新聞 2011年9月20日 東京朝刊
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/264241
「秘境」関西に売り込め 五木村と五家荘が連携
2011年9月20日 00:48 カテゴリー:九州 > 熊本
五木村と五家荘の魅力をまとめたイラスト地図などで構成される「山・川マップ」
観光連携が進む中、五木村の新緑祭りで披露された「久連子古代踊り」=今年5月 九州山地の山々が連なる観光地、五木村と八代市泉町の五家荘地区が連携の動きを強めている。秋の紅葉シーズンを前に両地域を網羅した観光マップを初めて作ったほか、双方の関係者で観光協議会を立ち上げる予定。スクラムを組んで「九州の秘境」をアピールし、九州新幹線100+ 件を利用する関西方面からの旅行客を引き込む計画だ。
初夏の新緑、秋の紅葉の美しさに加え、五木村は民謡「五木の子守唄」、五家荘は平家の落人伝説と、両地域は歴史文化も豊富で、五木村は年間16万人、五家荘を含む泉町は同15−20万人の観光客が訪れる。
これまでは自治体が違うこともあり、観光連携は進んでいなかった。しかし、両地域ともに訪れる観光客が多く、昨年11月に人吉発の路線バスが五木村から五家荘まで延伸したことで、関係強化の機運が高まった。5月は五木村の新緑祭りで、五家荘の伝統芸能「久連子(くれこ)古代踊り」が披露された。
連携の第1弾は、五木村観光協会と五家荘地域振興会による観光案内図「山・川マップ」の共同作製。紅葉の名所やヤマメ釣りの清流、滝やつり橋といった観光ポイントのほか、分かりにくい道の分岐点をまとめたイラスト入りの地図を載せている。A2判の六つ折りで、近日中に両地域の観光施設などで500円で販売する。
今月12日には、両地域の観光関係者が五木村に集まり、観光協議会をつくる方向で合意した。両地域を巡るモデルツアー開発や、シイタケ、ヤマメなどの共通の食材を使った五木五家荘ブランドの特産品開発などに取り組む。
五家荘地域振興会の黒木計会長は「観光客の意識の中では両地域は一つの存在。県にも協力を求め、観光地としての魅力を高めたい」と話している。
=2011/09/20付 西日本新聞朝刊=
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http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110920/201109201112_14962.shtml
「舟運観光」出航目指す 海津市、大江川で試験運航
2011年09月20日11:12
ガイドを受けながら舟で観光する試験運航の乗客ら=海津市、大江川
水と共存する低地の暮らしを観光資源として生かそうと海津市は、市内を南北に流れ揖斐川にそそぐ大江川を舟で移動しながら市の魅力に触れる「舟運観光」の実現を目指している。18日には県内外の希望者を募り試験運航を実施。「清流の国ぎふ」の全国発信への期待も高まる中、新たな観光資源開拓へ一歩を踏み出した。
海抜ゼロメートル地帯を抱える同市は、水害との闘いを繰り返してきた歴史がある。だが、県がまとめた2010(平成22)年の観光レクリエーション動態調査によると、宝暦治水の舞台となった千本松原や木曽三川公園は年間166万7000人が訪れる人気観光地で、集客数では県内観光地点で5位。4位には202万4000人の千代保稲荷神社がランクされている。
同市は、この2大観光地に加え、水と闘い、共存してきた同市ならではの観光資源を模索。本年度から小学校の社会科で「低地のくらし」の単元が導入されたことも追い風となり、「舟運観光」に着目した。
舟運観光が今後の観光資源として位置付けられるかどうか検証するために行われた試験運航には、9人が参加。コースは木曽三川公園アクアワールド水郷パークセンターから市歴史民俗資料館までの往復7キロで、乗舟時間は約1時間。資料館の見学時間と合わせて所要時間は3時間30分となっている。
参加者からは「地元の文化や歴史を聞きながらの観光は良かった。子どもも楽しめそう」とおおむね好評。市は今後、乗客からのアンケートをもとに運航の方向性を見極める予定で、担当者は「年間を通じて行える観光資源となるよう取り組みたい」と話した。
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/110920/trd11092000400000-n1.htm
東北の観光、元気戻った 「平泉」効果・応援ムード
2011.9.20 00:35 (1/3ページ)
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世界遺産登録が決定後、大勢の観光客でにぎわう中尊寺=岩手県平泉町(三尾郁恵撮影)
9月の3連休前半が終わった。東日本大震災でダメージを被った東北の観光地では、客足の戻りを確信したところが多かったようだ。岩手県平泉町は「世界文化遺産」が看板となり、昨秋を大幅に上回るにぎわい。被災地を支援しようとするボランティアツアーなどの存在や行政の助成制度なども、観光客の足を東北に向かわせる。地元観光業界では今週末の3連休や紅葉シーズンを復興への足がかりにと期待する。(高久清史、小野田雄一)
1日400食
「17、18、19日の3連休で、1日400食が売れた。昨年の倍以上です」
世界文化遺産となった中尊寺に近い、JR東北線の平泉駅。駅近くのわんこそば店「芭蕉館」の千葉力男社長は世界文化遺産登録の効果に驚く。
「次の3連休(23〜25日)も忙しくなりそうだ」とうれしい悲鳴を上げる。「例年は夏休みが終わる8月末から暇になるのですが…」と千葉社長。
平泉町役場によると、観光客数は地震が発生した3月11日以降激減。4月、5月は、前年比で約8割も落ち込んだ。しかし、6月に世界文化遺産の登録が決まり状況は一変。夏休みとなった8月は前年比8割増の28万人を超えたとみられる。9月になっても、その勢いが続いている。
今月24、25日には「平泉福興祭」を予定。岩手県沿岸部の特産品、料理などを販売する。実行委員会関係者は「平泉の復興の勢いを、被災地支援につなげていきたい」と意気込む。
老人会で
観光客の回復の下支えとなっていると思われるのが、被災地でのボランティアと観光を組み合わせたツアーや、行政による被災地支援策の存在だ。
ボランティアツアーは当初、受け入れに抵抗を示す自治体もあった。しかし、受け入れが地域、ボランティアの双方に有意義であるという認識が広まり、最近は多くの自治体が積極的に受け入れている。
また、東京都は9月から、被災3県での宿泊を伴うツアー旅行に対して助成を始めた。東京都内在住、在勤、在学の人が対象で、指定の旅行業者が企画する「被災地応援ツアー」の申込者に対して、1人当たり1泊3千円を最大2泊分まで行政が負担する。来年2月までに、計5万泊分の枠を用意した。
東京都には「高齢でボランティアはできないが、老人会の旅行で使いたい」など前向きな意見や問い合わせが多く寄せられているという。
指定旅行業者の一つである近畿日本ツーリストによると、9月の予約状況は東北全体で前年の9割程度にまで回復した。広報担当者は「東京都の助成制度で旅行者が増えていくことが期待できる」と話している。
衰えない勢い
宮城県有数の観光地である大崎市の鳴子温泉。東京電力福島第1原発事故の風評被害に悩まされてきたが、市役所の担当者は「個人の民宿の中には休業するところも出たが、大きい旅館は上向きになってきている」と感じている。
旅館「幸雲閣」では8月のお盆の時期に満室が続いた。勢いは9月も続き、2回の3連休のうち、いずれも最初の2日間は満室。一過性ではない客足の戻りを確信しているという。
予約担当者は「ボランティア活動と観光の両面で、被災地を支援しようという宿泊客の姿も目立っている」「平泉効果に加えて、こうした全国からの応援ムードに助けられています」と、感謝の言葉を繰り返した。
同様の感謝の声は福島県の観光地、会津若松市でも聞かれる。年間100万人が訪れる史跡「鶴ケ城」は震災直後、来場者数が例年の約3割に。だが最近は例年の7割程度にまで回復している。会津東山温泉観光協会は「全国の応援ムードが高まっている」と話す。
福島第1原発に近い同県いわき市では風評による客離れが続くが、10月1日にフラガールで有名な温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」が再開する。いわき市観光物産課は「観光産業がようやく復興してきた実感はある。誘客を進め、街に元気を取り戻したい」と意気込んでいる。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110919/chb11091922420005-n1.htm
余震、原発、天候不順…夏の千葉県観光不振 秋に期待
2011.9.19 22:41 (1/3ページ)
千葉県は今夏の県内観光施設や宿泊施設の入込状況などをまとめた。東日本大震災や福島第1原発事故の影響で、県内の海水浴場は、入込客総数は大きく落ち込み、過去最少となる114万7千人を記録した。地域によっては、観光客が震災発生前の水準まで戻ったとする施設もあるといい、観光関係者は「秋の行楽シーズンに足を運んでもらうよう、望みを託したい」と巻き返しを図るとしている。
■プールも厳しさ
県の集計によると、今夏の海水浴場の入込客数は114万7千人(前年比50・2%減)で、記録が残る昭和46年以降、過去最少となった。震災後の余震や津波への警戒、原発事故による風評被害に加え、7月の天候不順が重なったことが原因とみられる。
三方を海に囲まれた千葉にとって、海水浴客の来訪が夏期の観光業の要だけに、ダメージは想像以上に大きいものとなった。
「こんなに厳しい夏は初めてだった。経営も大変だったが、観光客の姿がまばらな海岸を眺めているのは、何よりも辛かった」
鴨川市の内浦海水浴場で約50年、海の家を営んできた根岸昭雄さん(65)は今夏をこう振り返る。
震災の影響を受けた旭市の2海水浴場などを除き、県内では17市町村の64カ所で海水浴場を開設した。
県のまとめによると、県全体の入込客数の内訳は、勝浦市や御宿町などの夷隅地域が32万8千人(同44・5%減)と最も多く、山武市などの山武地域が31万7千人(同55%減)、南房総市など安房地域が30万5千人(同45・1%減)となり、3地域で県全体の約8割を占めた。市町村別では、勝浦市が16万4千人(同46・9%減)で最も多く、昨季最多だった九十九里町は14万8千人(同58・5%減)で20万8千人も減少した。
県内の主要プール29カ所の入込客数も計97万8千人(同26・1%減)となり厳しい状況でシーズンを終えた。県観光課の担当者は「風評被害に加え、レジャーの多様化も減少の一因になっている」と指摘している。一方で、放射性物質への警戒感から、海水浴場を避けて大型プールを有する高級ホテルに人気が集まる傾向も見られた。
■TDL回復に希望
同課は、県内20カ所の観光・レクリエーション施設と、14カ所の宿泊施設についても調査を実施。地域によって差はあるものの、6月には前年同期比20%減だった観光・レクリエーションへの入込客数が7月は同9・1%減、8月には同7・5%減となり、徐々にだが客足は戻りつつあるという。
宿泊施設も、6月初旬には入込客数が前年同期比30%減まで落ち込んだが、8月には同10・7%と、減少幅は狭まっている。
東京ディズニーランド(TDL)を運営するオリエンタルランドでは、円高の影響もあり、外国人観光客の戻りに鈍さが見られるものの、8月の入園者は過去最高を記録。県内観光業の回復に希望をつないだ。
千葉商工会議所では「地域差や施設によって違いはある」としながらも、「消費者も震災の自粛ムードや節約志向に対する疲れがたまっており、発散する方向に動き始めている。製造業よりも回復は早いのではないか」との観測を示す。果実狩りなど味覚の季節で人気の高い秋の観光シーズンに向けて期待を込めた。
今夏、客足の減少に悩まされた海の家を経営する根岸さんも「苦しかったが、長年付き合いのあるお客さんから問い合わせの電話が多くあり、励みになった」と話すなど、来夏にかける思いを強めたという。
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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001109200009
テレビ塔会社 団体旅行部門を譲渡
2011年09月20日
■本業に特化
さっぽろテレビ塔を運営する札幌市の第三セクター「北海道観光事業」(札幌市中央区)が、修学旅行などを担当する同社の団体旅行部門を、別の旅行会社に事業譲渡していたことが分かった。同部門では2009年に社員による横領が発覚。市内小学校の修学旅行の多くを請け負っていたことから、民業圧迫との批判も受け、取引を打ち切る学校が続出していた。
同社はテレビ塔の管理・運営が主な業務で、資本金約2億円のうち札幌市が17%を出資。帝国データバンク札幌支店によると、横領事件前は年間売上高10億円のうち、修学旅行や法人向け団体旅行などが柱となる旅行部門の売り上げが3分の1ほどを占めていた。
09年の横領事件をきっかけに、団体旅行部門が市内の小学校約200校のうち、半数の100校から修学旅行業務を引き受けていることが判明した。札幌市議会で「なぜ旅行で収益を上げる会社に市が出資するのか。民業圧迫ではないか」との批判が出ていた。
北海道観光事業によると、取引打ち切りも相次ぎ、修学旅行は20校弱に激減、経営に影響が出始めていた。このため、今年5月末、市内の旅行会社に修学旅行などを担当する団体旅行部門を事業譲渡し、担当社員4人もこの旅行会社に移った。
北海道観光事業は、他の旅行会社向けにパックツアーなどの旅行商品を開発する東京営業所は残し、旅行業そのものからは撤退しない。現在はテレビ塔の展望台の入場料金や売店収入など、本業に特化して経営立て直しを進めているという。
(古賀大己)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110922-00000043-minkei-l13
小田急線「藤子・F・不二雄」ラッピング電車、都条例抵触で運行終了へ /東京
みんなの経済新聞ネットワーク 9月22日(木)17時38分配信
東京都屋外広告物条例に抵触し運行終了が決まったラッピング電車
小田急電鉄(新宿区)は9月22日、「藤子・F・不二雄」のキャラクターを描いた特別電車「小田急F-Train」の運行を9月30日に終了すると発表した。(新宿経済新聞)
【画像】 新宿駅のホームで行われた発表会の様子(関連画像)
8月3日より、小田急線「登戸駅」「向ヶ丘遊園駅」を最寄り駅とする「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」のオープンを記念して、「ドラえもん」をはじめとする10作品の藤子・F・不二雄キャラクターを車両内外にあしらった特別電車を運行。しかし、車体へのラッピング装飾が、東京都の「東京都屋外広告物条例」に抵触しているとの指摘を受けたことにより運行を終了する。同車両は、1年間をめどに運行を予定していた。
同社広報部担当者は「運行開始にあたり、車体へのラッピング装飾は車両塗装の変更であり、広告には該当しないものと認識していた。運行開始後、東京都から同条例に抵触しているとの指摘を受け確認したところ、広告物に該当することが判明した」と説明。「当社としては、当該車両の運行を継続することはできないことから、車体へのラッピング装飾については終了することを決定した。弊社における東京都屋外広告物条例への認識不足により、このような事態を招いたことを誠に申し訳なく、特別電車のご利用を楽しみにしていたお客さま、『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』はじめ関係の皆さまに、多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわび申しあげたい」と話す。
同社は、事前に許可申請を実施しなかったこと(東京都屋外広告物条例 第23条)、広告物の面積が基準(車体1面の10分の1以下)を超えていたこと(東京都屋外広告物条例 施行規則 第19条)が、条例への抵触内容と説明する。
10月1日以降は、車体へのラッピング装飾は通常の車両デザインに戻されるが、車内の装飾は継続するという。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/09/24/20110924-058029.php
台風一過晴れぬ観光地 和歌山・奈良 奪われた賑わい
台風12号による水害の影響で、年間約140万人以上の観光客が訪れる景勝地、和歌山県那智勝浦町で観光客が激減している。本来はかき入れ時の秋の行楽シーズンに入ったものの、旅館などは相次ぐキャンセルで例年の2割程度まで宿泊客が落ち込み、地元観光業界からは悲鳴が上がる。JR紀勢線の全線復旧を待たず、観光バスのチャーターの検討を始めた旅館組合もあり、観光客を呼び戻そうとする模索も始まっている。
「東日本大震災後の旅行の自粛ムードで影響を受けていたことに加えて今回の水害。このままでは町の観光は立ち行かなくなる」
同町の旅館やホテルなどが加盟する南紀勝浦温泉旅館組合の中定俊副組合長(63)は頭を抱えた。勝浦温泉や周辺などでは水害はなかったものの、9月中に宿泊を予約していた観光客の約8割がキャンセルしたといい、10月以降についてもキャンセルが相次いでいるという。
一連の豪雨被害では、熊野那智大社や那智の滝など、観光資源そのものが被害を受けた。さらに都市圏と那智勝浦町をつなぐ公共交通機関の被害も甚大。鉄道は不通区間だったJR紀勢線白浜―新宮間のうち、26日には勝浦温泉最寄り駅の紀伊勝浦までの運行が再開されるが、特急の運行本数は従来の3分の1以下だ。中さんは「和歌山県南部は全域が被害が大きく今は旅行に行けないと誤解されてしまっている。すぐに客足が戻る見通しは立っていない」と話す。
紀伊勝浦駅前でも観光客の姿が見られず、閑散としている。駅前で食堂を経営する女性(67)は「今は観光客がほとんど来ない。先行きが分からず不安だ」と話した。
危機感を募らせた組合などの観光関連団体は今月14日、観光業の早期復旧への支援を求めるため、同県の仁坂吉伸知事に対し、紀勢線の復旧などを求める要望書を提出。組合では今後、大阪と結ぶ観光バスのチャーターを協議するほか、マグロ漁が盛んな地域特性を生かし、資料館の建設といった新たな観光資源の開発も検討しているという。
中さんは「一刻も早く、元の活気のある観光地の姿を取り戻したい」と話した。
マツタケの季節なのに 野迫川
台風12号の豪雨で被災した奈良県野迫川(のせがわ)村では、土砂崩れダムなどの影響で避難指示が出ている北股(きたまた)、立里(たてり)地区以外はすでに安全が確認されているが、世界遺産の熊野古道に被害が出ており観光客は激減。ホテルではキャンセルが相次ぎ、伝統食品「凍り豆腐」を紹介する資料館にも閑古鳥が鳴いている。「これからマツタケの季節で一番の観光シーズンを迎えるのに」と、関係者は心配している。
台風12号の影響で9月4日から臨時休業していた同村の「ホテルのせ川」は、14日からホテルの営業を再開したが、登山目当ての団体客などから、予約のキャンセルが相次いだ。
村内を通って高野山と熊野本宮大社を結ぶ熊野古道・小辺路(こへち)は、十津川村との村境にある伯母子(おばこ)峠付近が通行不能に。10月には名産のマツタケもシーズンを迎えるが、「どのくらいのお客さんが来てくれるか、マツタケが台風の影響を受けていないかまだわからない」と、ホテル関係者は話す。
村の伝統食品「凍り豆腐」を製造、販売する「高野豆腐伝承館」でも経営者の松島史和さん(63)が「観光客がぱったりと来なくなった」と嘆く。台風12号の影響で数日間続いた停電では、冷凍庫に氷を詰め込むなどして、凍り豆腐を守ったが、客足は遠のいたままで、「観光客が戻る日は来るのだろうか」と心配する。
【写真説明】観光客の落ち込みで、閑散とするJR紀伊勝浦駅前=23日午後、和歌山県那智勝浦町(竹川禎一郎撮影)
(2011年9月24日 06:38
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201109240140.html
空港ホテルからリーガ撤退
リーガロイヤルホテル広島(広島市中区)が、広島空港(三原市)に隣接する広島エアポートホテルの運営から今月末で撤退する。広島県出資の第三セクター、広島空港ビルディング(三原市)が引き継ぎ、空港ターナルビルとの一体運用で経営効率化を図る。
1993年開業のエアポートホテルは171室。リーガは同名の運営会社に96年から経営参画し、資本金1千万円の出資比率はリーガ80%、空ビル20%。
空ビルは16日、広島市中区で取締役会を開き、30日付で運営会社の完全子会社化を決めた。リーガからの株式の取得額は未公表。パートを含む従業員約100人の雇用は継続する。
エアポートホテルは県出資の三セク、広島エアポートビレッジ開発(HAV)が建設した。HAVの経営破綻を受け空ビルが昨年8月、10億4千万円で購入。運営会社の株式も取得した。
空ビルによるとエアポートホテルの客室稼働率は約70%。パイロットや客室乗務員たち空港関係者の利用は多いが、景気低迷や飛行機の小型化などで稼働率は伸び悩んでいる。
空ビルとリーガはエアポートホテルの経営効率化や一帯の活性化につなげるため、ターミナルビルと一体的運用を図る必要があると判断。リーガの撤退で合意した。
エアポートホテルは10月、ホテル経営に詳しい専門家を総支配人に招く。旅行会社や航空会社と連携し、新たな旅行商品の開発や外国人旅行者の誘致など利用促進策に取り組む。
【写真説明】広島空港ビルディングが完全子会社化する広島エアポートホテル
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110925-00000761-yom-bus_all
福島の宿泊施設、収入半減…震災後1年の見通し
読売新聞 9月26日(月)10時36分配信
東京電力福島第一原発事故で、福島県内の旅館やホテルが受けた営業損害について、「県旅館ホテル生活衛生同業組合」が加盟施設にアンケート調査したところ、今年3月から1年間の収入見通しは平均で前年の半額にとどまることがわかった。
同組合は「福島県内の損害は多大」として、東電に対し、賠償額の算定基準見直しを求める方針。
同組合には県内の宿泊施設の約25%にあたる614施設が加盟しており、5月に行ったアンケートに299施設(49%)が回答した。
それによると、299施設の今年2月末まで1年間の「収入実績」は合計で約695億円。これに対し、今年3月以降の収入実績と解約状況などから算定した来年2月末までの「収入見通し」は計約348億円で、約50%にとどまった。
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110926t65005.htm
原発風評で土湯温泉ピンチ 一般客激減、5軒が廃業 福島
3連休中も閑散とする温泉街=24日昼、福島市土湯温泉町
1000年以上の歴史を持つ福島市の土湯温泉は、福島第1原発事故の風評被害で一般客の入り込みが激減し、苦境に立たされている。9月に入ってからは旅館・ホテル3軒が相次いで営業を停止。地震被害で再開を断念した施設2軒と合わせ、22軒のうち5軒が廃業する非常事態となっている。即効性のある打開策が見えない中、街の再生へ知恵を寄せ合う動きも出始めている。
◎電話で「放射能は?」
3連休中日の24日。秋晴れにもかかわらず、温泉街は閑散としていた。廃業した老舗旅館の玄関には、自己破産の申し立てを告知する張り紙が出され、自動ドアの向こうには、枯れた鉢植えが並んでいた。
土湯温泉観光協会によると、23〜25日の3連休の人出は例年の4割程度。ことし4〜7月の宿泊者はさらに少なく、前年の約3割に当たる約2万7700人にとどまった。
土湯女将(おかみ)会副会長で、旅館「山根屋」おかみの渡辺啓子さん(56)は「問い合わせを頂くお客さまが皆、『放射能はどのくらいか』と聞いてくる」と嘆く。
福島市の計測によると土湯温泉地区の放射線量は市内有数の低さで、9月下旬は毎時0.15マイクロシーベルト程度で推移する。渡辺さんは「これまで通りのもてなしで、土湯は安全だと口コミで広げてもらうしかない」と望みをつなぐが、持久戦は必至だ。
観光協会によると、土湯の宿泊施設は2次避難所として、ピーク時で約1000人の被災者を収容。1泊3食で1人当たり5000円が県から支払われ、営業の継続を支える役割を果たした。
◎仮設入居で引き揚げ
しかし、8月中に仮設住宅などへの入居が一気に進んだことから、2次避難者は現在、温泉街全体で十数人に減少。被災者の生活再建と自立に向けた動きとはいえ、深刻な風評被害に苦しむ旅館・ホテルは、収入の見通しが立たなくなった。
自力で営業を続ける旅館・ホテルもツアー客が見込めず、苦境に立つ。約70室の山水荘は8月の売上高が前年の約6割にとどまった。紅葉が見ごろの10〜11月も「半分程度」と見込む。
原発事故が観光業に与えた風評被害に対し、東京電力は21日、損害賠償の算定基準を示したが、前年に比べた減収分の2割は賠償の対象外とされた上、支払いは10月以降。国の支援策の内容も依然不透明だ。
町内会などでつくる住民組織「自治振興協議会」は10月、「土湯温泉町復興再生協議会」を発足させる。廃業した旅館の従業員寮などを放射線量の高い地域の住民の避難先に活用するといったアイデアを練るという。自治振興協議会の委員でもある土湯温泉観光協会の渡辺和裕会長(61)=山水荘社長=は「地域再生を住民全体で考えたい」と話している。
(安達孝太郎)
2011年09月26日月曜日
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/110927/chn11092718430008-n1.htm
日本観光ツアー、人気回復 中国国慶節は売り切れも
2011.9.27 18:41
中国で、東日本大震災の影響で低迷していた日本観光ツアーの人気が本格的に回復し始め、10月初めの国慶節(建国記念日)の大型連休のツアーには売り切れも出ていることが27日、日本政府観光局北京事務所の聞き取り調査で分かった。
同事務所は、10月には中国人観光客数が前年同月比で8割まで回復すると予測。「震災のイメージが払拭できたのではないか」(北沢直樹副所長)と分析している。
調査では、最も人気がある、大阪や東京を5泊6日で周遊する7千〜8千元(約8万4千〜9万5千円)の割安ツアーに売り切れが目立つという。北沢氏は「飛行機の座席が確保できず、申し込みを断っている旅行会社もある」と指摘する。
航空会社が震災発生後、日本と中国を往来する飛行機の便数を絞っていた影響もあるようだ。(共同)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110927-00000266-mailo-l42
軍艦島:上陸者、来月20万人に 優待ツアー245人募集 /長崎
毎日新聞 9月27日(火)15時48分配信
長崎市の端島(通称・軍艦島)の上陸者数が09年4月の上陸解禁以来、今年10月末で20万人を超える見通しとなり、船会社など5事業者が通常の半額となる「優待ツアー」(10月24〜26日)の参加者計245人を募集している。
市によると、上陸者は09年度5万5289人▽10年度8万4970人と好調。今年度も8月までに前年度同期比約10%増の3万8032人が上陸した。大半は福岡など県外からの観光客で、中には中国や韓国などの外国人の姿も。「廃虚ブーム」とも相まって、週末は20〜30代を中心に船の満席状態が続く。
優待ツアーは、船内で軍艦島の歴史や概要を説明するDVDを放映。上陸後約1時間、見学する。軍艦島観光船協議会は「これを機会に島の魅力を知ってほしい」などとしている。【下原知広】
記念講演会を11月18日開催
市は11月18日午後6時半から、長崎歴史文化博物館で記念講演会を開く。入場無料。東京電機大の阿久井喜孝名誉教授が、軍艦島の高層住宅群を近代建築学の観点から講演。長崎大大学院工学研究科の松田浩教授が軍艦島を立体的に再現できる最新技術や研究事例を紹介する。受講希望者は、往復はがきに住所、氏名、連絡先などを明記し、〒850−8685(住所不要)長崎市文化観光総務課「軍艦島係」へ。
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事業者の運航日程、定員(先着順)は次の通り。
【24日】=馬場広徳さん(午前11時40分、定員20人、090・8225・8107)▽やまさ海運(午後1時10分、同100人、095・822・5002)▽シーマン商会(午後2時、同30人、同818・1105)
【25日】=軍艦島コンシェルジュ(午前10時、同45人、同895・9300)
【26日】=高島海上交通(午前10時50分、同50人、同827・2470)
やまさ海運への申し込みは、往復はがきに住所、氏名、連絡先、人数を明記し、〒850−0035 長崎市元船町17の3長崎港ターミナルビル 同社「軍艦島市民優待ツアー係」へ。その他事業者は電話で受け付ける。
〔長崎版〕
9月27日朝刊
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/265500
長崎は“造船所萌え” 三菱重工長崎 駅発着ツアー 11月実施
2011年9月27日 18:13 カテゴリー:社会 九州 > 長崎
観光客向けのツアーが本格化する三菱重工業長崎造船所の香焼工場 世界屈指の規模を誇る三菱重工業長崎造船所(長崎市)を見学する観光ツアーが、11月に実施される。同造船所見学は、これまでも希望があれば学校の社会科見学などに個別に応じてきたが、観光客が利用しやすいJR長崎駅発着のバスツアーとして企画した。工業地帯の“威圧感”を見て楽しむファンが増える中、「造船所を新たな観光資源に」という試み。定期開催を目指している。
同造船所は、徳川幕府が1861年に開設した日本初の製鉄所「長崎鎔鉄(ようてつ)所」が起源。旧日本海軍戦艦「武蔵」などの艦艇や超豪華客船の建造で知られる。
ツアーは、長崎市が企画する市内の観光名所巡り「長崎さるく」の1つで、訪ねるのは世界最大級の「100万トンドック」がある香焼(こうやぎ)工場。1972年完成で、敷地は約120万平方メートル(ヤフードーム17個分)もある。ほかに、創業以来の歴史を紹介する資料館や日本初の洋式ドックの小菅修船場跡(通称・ソロバンドック)も巡る。
工場の夜景などを眺めて楽しむ「工場萌(も)え」がブームとなり、北九州市では大手旅行会社が新日鉄八幡製鉄所など北九州工業地帯の夜景を観賞するツアーを組むなど商品化が進む。長崎でも、「日本の近代化を支えた造船所を観光に生かさない手はない」と、経済団体と市、県、長崎大でつくる長崎都市経営戦略推進会議が昨秋から具体策を検討してきた。
過去の同造船所さるくツアーは、現地集合だったため一般観光客は利用しにくかった。今回は、幅広く集客するため、長崎駅発着とし、案内役も同造船所に詳しい同所OBに依頼することで会社側の負担を軽減した。さるくを担当する長崎国際観光コンベンション協会は、「長崎観光の1つとして定着させたい」として、定期開催を検討している。
ツアー第1弾は11月11日実施。小学生以上が対象で2500円。予約受け付けは9月30日まで。定員50人で申し込み多数の場合は抽選。長崎国際観光コンベンション協会・長崎さるく受付=095(811)0369。
=2011/09/27付 西日本新聞夕刊=
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110927-00000017-mailo-l12
大震災・安心の行方:夏の観光、大打撃 外房地域で海水浴客が半減 /千葉
毎日新聞 9月27日(火)11時0分配信
◇風評被害は補償対象外、救済に高いハードルも
震災後、余震続きのなかで広がった津波への恐怖と、おさまらない放射能汚染をめぐる風評から、夏の観光シーズンの県内の観光客は激減してしまった。9月に入り県がまとめた集計でも、外房地域の海水浴客は昨年比で半減し、観光業を巡る厳しい状況が改めて浮き彫りになったが、国の原子力損害賠償紛争審査会が8月に出した中間指針では、千葉県の観光業は原発事故による風評被害の補償対象として明記されていない。客は戻ってくるのか、補償はどうなるのか−−。先が見えない業者からは、不安の声が上がっている。【黒川晋史】
県観光課の集計によると、鴨川、山武、九十九里3市町は、今夏(7月16日〜8月31日)の海水浴客入り込み数は昨年比で50%強減。勝浦、南房総、富津3市も同40%強減で、外房地域の苦戦ぶりが目立つ。
宿泊客も同様で、京葉、東葛両地域では顕著な客数の変化はみられなかったが、九十九里、北総両地域など県北東部は同約30%減。観光施設も、南房総地域で同約15%減が確認された。
「この夏は客が9割減った」。例年は海水浴やサーフィンの客でにぎわう九十九里町の片貝海岸に近いサーフショップの30代の男性店員は店の苦境に苦り切っている。常連のサーファーの数はさほど変わらなかったが、なじみ以外の客の姿がめっきり減った。サーフィンは秋以降も可能だが、男性は「新しいお客さんが来ない状態が続くと、経営が成り立たなくなる」と口ごもった。
内陸部も観光客の足が遠のいている。富津市田倉のマザー牧場では、7〜8月の2カ月間で昨年より入場者が約20%減った。県内の牧草から放射性物質が検出されたことも影響したとみられ「子どもを遊ばせても大丈夫か」といった問い合わせもあるという。担当者は「県内からの入り込みはあるが、県外など遠方から来る人が減っている。いくら海から離れても、千葉は千葉で動きが鈍くなっているのかもしれない」と分析する。
◇ ◇ ◇
各業者を悩ませるのは、客足ばかりではない。風評被害が長期化するにつれ、損害賠償の見通しがつかないことが、大きな懸念材料となってきた。
特に問題になっているのは、国の原子力損害賠償紛争審査会が8月に示した中間指針で、福島、茨城、栃木、群馬各県の観光業は補償対象にする一方、千葉県は対象外としたことだ。指針は「個別具体的な事情によっては、原発事故を理由とする減収等が生じた事実が認められれば」などとしており、救済の余地もあるが、因果関係の立証などハードルはけっして低くはない。
また、観光は宿泊施設、レジャー施設、交通サービスなど業態が多岐にわたり、全体を包括するまとまった業界団体がないことも混乱の一因となっている。国や東電に一括して要求をぶつける交渉窓口がないからだ。
たとえば、県内約320の宿泊業者で構成される「県旅館・ホテル生活衛生同業組合」は7月末、営業損失を賠償範囲に含めるよう政府に要望したが、国や県によると、ほかに同様の交渉を積極的に進める業界団体は確認されていない。各業者は、個別に政府や東電に働きかけているのが現状なのだ。
「ついに貯蓄を切り崩すまでになってしまった」。九十九里町で民宿を夫婦で切り盛りする女性(59)は、最近の生活の厳しさをそう語る。震災直後、20〜30人の学生の団体客が相次いでキャンセルした。猛暑となった夏場は多少持ち直したが、それでも客はまばらで、9月になっても業績回復の兆しは見えてこないという。
この民宿は業界団体に所属していないため、女性は東京の東京電力本店まで直接出向いて、窮状を訴えた。立証のため、風評の被害状況を書いた書類を提出したが、担当者の反応は「お気持ちは受け取ります」というものにとどまった。
女性は「茨城県の隣の千葉が補償されないとはどういうことなのだろうか。このままでは生活できなくなる。お客が戻ってくるのか、補償がどこまで可能か不安で仕方ないが、とにかく一人でも動くしかないんです」と話した。
9月27日朝刊
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http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001109270004
おおがき舟下り、秋も運行
2011年09月27日
紅葉の季節に合わせ、大垣市観光協会が11月19日から9日間、大垣市の水門川で「水の都おおがき舟下り」を運航する。JR東海と企画した春の舟下りに続く第2弾で、名古屋圏や関東圏などからの観光客の誘致をめざしている。
舟下りは、市中心部を流れる水門川の約1キロの区間で、8隻の舟が1日各8便、約25分をかけて下る。定員は1隻で大人6人(小学生以下は2人で大人1人として数える)。乗船料は大人千円(小学生以下500円)。
乗船は事前予約で、同観光協会(0584・77・1535)で申し込む。また運航期間中、JR東海ツアーズ(052・564・2430)では、名古屋―大垣間で快速「水都大垣トレイン」を臨時運行、各駅の店舗などで乗船券や木マスづくりや酒蔵見学などの体験をセットにしたツアー商品を販売する。
春の舟下りは4月に14日間運航し、計約4400人が乗船。アンケートなどで、秋の運航要望があったという。
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http://www.at-s.com/news/detail/100064132.html
御殿場を「観光ハブ都市」に 市が構想策定(9/27 09:27)
通過型から滞留型観光への転換を狙う御殿場市はこのほど、今後の観光施策の指針となる「市観光ハブ都市づくり推進構想」を策定した。富士山世界文化遺産登録や新東名高速道路建設が進む中、県をまたいだ周辺観光エリアとの連携を強化し、箱根、富士五湖、伊豆をつなぐ観光圏の拠点としての地位確立と、外国人や日本人観光客の獲得を目指す。目標期間は2015年度までの5年間。今後、民官連携のプロジェクトチームを設置して具体策の検討に入る。
全国有数の観光エリアに隣接し、県内3番目の観光交流人口を誇るものの、滞在する観光客が少ないという同市の観光課題解決に本腰を入れる。
構想の柱は、観光エリア間の連携で観光交流人口増大を狙う「観光ハブ都市化」と、富士山などの観光資源を生かした市全体の魅力向上を目指す「御殿場リゾート富士の郷づくり」の二つ。
観光ハブ都市化では、静岡、神奈川、山梨3県の頭文字を取った「SKY圏エリア」で観光連携協定を結び、観光施設などのネットワーク化を政策目標に定めた。
市の魅力づくりの政策目標には、地域ブランドの創出、体験型観光メニューづくり、環境整備、道路網構築など5点を定め、大型集客施設に立ち寄る観光客の足を市街地へ向け、商店や飲食店への回遊性を高める。
同市は10月1日に市内でキックオフイベントを開き、「観光ハブ都市づくり」を市内外に向けて宣言する。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004504348.shtml
百万ドルの夜景、200円で 神戸市がバス運行
神戸の市街地を一望するビーナスブリッジからの夜景=神戸市中央区
「1千万ドル」と称される神戸の夜景を手軽に楽しんでもらおうと、神戸市は10月から来年2月まで「夜景鑑賞バス」を試験運行する。200円で三宮からビーナスブリッジ、神戸ハーバーランドを巡るルートで、需要動向を踏まえて本格導入などを検討する。
市によると、全国12都市の昨年の観光調査で、寄せられた約1万3400人の回答の8割が神戸の夜景に関心を示した。一方、約7割が宿泊施設から「30分以内」の夜景スポットを希望。バスはこのニーズに対応し、市街地から車で15分程度の2カ所を回る。夜景の鑑賞時間を含め、全行程の所要時間は約2時間。
このほか、ホテル関係者らを対象にバスやクルーズを使ったツアーも実施。市では調査結果を来年度の施策づくりに生かす方針で、「まず身近な市街地の夜景の素晴らしさを知ってもらい、さらに六甲や摩耶山頂の本格的な夜景観光につなげたい」としている。
運行は10月7日から毎週金、土、日に運行(11月〜2月は土曜日のみ)。午後5、7、9時発の3便でチケットは神姫バス三宮バスターミナルで販売。神姫観光三宮旅行センターTEL078・231・2166
(石沢菜々子)
(2011/09/27 08:00)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20110927-OYT8T00052.htm
横須賀観光 シニアに照準
震災後の回復狙う
横須賀観光のシンボルの記念艦「三笠」と東郷平八郎像(横須賀市稲岡町で) 東日本大震災以降、減少した観光客を呼び戻そうと、横須賀市、横須賀商工会議所、京急電鉄で組織する「横須賀集客促進実行委員会」は26日、60歳以上のシニア層を対象に、平日限定の「ワンデイプラン」と「宿泊プラン」の販売を開始した。60歳以上が1人いれば、60歳未満も3人まで同プランが利用できる。2012年2月15日まで。
同実行委が運営する観光案内所「ヨコスカドブイタステーション」を訪れた観光客は、4〜7月が1890人で前年同期4590人に比べ6割近く減少した。このため、秋から冬にかけての観光客回復を目指し、平日に行動しやすいシニア層に狙いを定めて、両プランを企画した。
「ワンデイプラン」は、記念艦「三笠」観覧券と「軍港めぐり」または「猿島航路」乗船券、ミールクーポン1000円分の計2700円相当を1700円で販売。「宿泊プラン」は、観覧券と乗船券にミールクーポン2000円分の計3700円相当が付いた1泊朝食付きプランを市内6ホテルが設定した。
「ワンデイプラン」はホテルなど市内8か所、京急観光旅行センター9か所の計17か所で販売。「宿泊プラン」は直接ホテルに予約する。問い合わせは、同実行委員会事務局(046・822・8124)へ。
(2011年9月27日 読売新聞)
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http://www.nnn.co.jp/news/110928/20110928002.html
円高と九州新幹線で逆風 湯村温泉が誘客に苦戦
2011年09月28日
歴史的な円高を受けて、全国的に海外志向が高まっていることなどを受け、兵庫県新温泉町の湯村温泉が誘客に苦戦している。但馬への旅行者が多い関西で、新幹線が全線開通した九州地方の人気が高まっていることも逆風となっており、湯村温泉の関係者は「松葉ガニシーズンまでに、こちらに目を向けてもらう必要がある」と巻き返し策を練っている。
夏場に減った観光客を取り戻そうと力が入る湯村温泉などの観光地。旅行パンフレットでは松葉ガニシーズンの宿泊をPR
円相場は、米ドルに対してこの1年で10%近く高くなっており、京阪神でも海外旅行に人気が集まっている。関西国際空港の8月の利用者数は、国内線が前年対比96%と減少する中、国際線の日本人旅客数が前年対比106%と好調だ。
「例年の夏休みに比べ、ハワイ旅行の申し込みは2割増し」とするのは近畿日本ツーリスト梅田営業所(大阪市)。円高で海外志向が高まる中、今年7月、関西国際空港に新たな航空会社のホノルル便が就航したことも要因となったという。韓国旅行も人気で、ショッピング目的の女性客が増えた。
一方、国内旅行では、関西のFM局やテレビ局と情報番組でタイアップするなど、今年3月に全線開通した九州新幹線のプロモーションに力を入れてきた九州地方が1人勝ち。JTB西日本(大阪市)によると九州旅行の申し込みが7〜9月の前年同期比で147%を記録したという。
東日本大震災で一時的に落ち込んだものの、5月以降順調に推移してきた湯村温泉は、8月の宿泊客数が前年対比80%と落ち込んだ。
ただ、東日本大震災以降「家族のきずなが確認できる」として家族旅行の需要が増えており、京阪神でも大手旅行社が企画する近距離の温泉旅館ツアーなどが復調しつつある。
H・I・S国内旅行メディアセンター(大阪市)は、松葉ガニシーズンが始まれば「カニが大好物」の関西人が、家族旅行ブームに便乗して、但馬に向かうのではと予想。湯村温泉旅館料飲組合の朝野康弘組合長(41)は「各旅館がバラバラに動くのではなく、町ぐるみで京阪神に観光情報を発信していきたい」とPRに力を入れていく考えだ。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110929/biz11092920400025-n1.htm
「トレインビュー」ホテル10月オープン 近鉄京都駅
2011.9.29 20:33
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「ホテル近鉄京都駅」内覧会。近鉄やJR新幹線、在来線が見える「コーナーツイン」。説明しているのは、楳垣真弓・総支配人=29日午前11時5分、京都市下京区 (安元雄太撮影)
近鉄ホテルシステムズは29日、近鉄京都駅の真上に10月1日に開業するホテル近鉄京都駅(京都市下京区)を報道陣に公開した。JRと近鉄の線路に面しており、全客室の窓から列車を眺められる「トレインビュー」が売り物。鉄道ファンらの人気を呼びそうだ。
総工費約49億円、延べ床面積約1万3600平方メートル。地上3〜8階に全368室の客室がある。北西角にある全6室の「コーナーツイン」は大きめの窓から新幹線も一望できる。
1泊の基本室料は1万5000円から。最高級の部屋でも人数にかかわらず4万8000円(定員4人)のため、4人で泊まれば、1人あたり1万2000円に抑えられるという。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110929-OYT8T00032.htm
県南観光打撃 宿泊キャンセル相次ぐ
流されずに残った熊野川舟下りの川舟(新宮市で)=吉野拓也撮影 県内の多くの観光スポットは、東日本大震災以後、観光客が伸び悩んでいただけに、台風12号もよる被害は大きな打撃となっている。新宮市や那智勝浦町や串本町などで、観光関連施設が大きな被害を受け、ホテルでも宿泊客のキャンセルが相次いでいる。
今シーズン(3〜11月)の休止が決まった熊野川の舟下り。年間約5000人が楽しむが、下流にある熊野川川舟センターの事務所が増水で流出し、川の詳細な状況も確認できない。
幸い6隻ある川舟は守られた。品田顕二郎センター長(65)は「舟下りで美しい自然に癒やされた人も多く、何通も激励の手紙をいただいた」と話し、早期の再開を目指す。
那智勝浦町では、旅館やホテルの予約キャンセルが相次いでいる。東日本大震災以降の自粛ムードから持ち直しの動きが見られ始めていただけに出鼻をくじかれた格好だ。
那智湾に面する勝浦温泉で、最大の収容人数2800人を誇る「ホテル浦島」。9月のキャンセルだけで5000人、10月は8000人に達し、この2か月間で2億円近い売り上げを失った。さらにキャンセルが続くとみられ、損失は膨らむ一方だ。
13施設でつくる「南紀勝浦温泉旅館組合」によると、大震災があった3月の宿泊客数は4万2155人(前年同月6万2208人)と前年の7割弱。特に外国人観光客は437人と3割弱になり、落ち込みが目立った。以降も前年割れが続いたが、8月は8万1760人(同8万938人)と微増で、回復の兆しがみられていた。
本州最南端にある串本町でも、宿泊客は10〜15%ほど減少した。町観光協会の坂成正人事務局長は「紀勢線が三重県側もつながれば、軌道に乗るかも知れないが、年内は辛抱の時期」という。
(2011年9月29日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20110929-00000040-jnn-soci
異常潮位、厳島神社の回廊浸かる
TBS系(JNN) 9月29日(木)14時7分配信
瀬戸内海の沿岸で、海面が高くなる「異常潮位」が続いています。広島県宮島の世界遺産・厳島神社では、回廊が海水に浸かり一時、拝観を中止しました。
海に浮かぶ世界遺産・広島県宮島の厳島神社は29日午前、その姿を一変させていました。回廊が海水に浸かり、参拝できない状態になりました。台風でもないのに、ここまで海面が上昇することは滅多にありません。
「せっかく来たのに残念」
「(厳島神社の)中を見たかった」(山口・下関市からの修学旅行生)
瀬戸内海の沿岸では、温かい黒潮が流れ込んでいるため「異常潮位」と呼ばれる現象が起き、潮位の高い状態が続いています。広島湾では満潮時刻の午前11時前に4メートル21センチを記録。広島市を流れる太田川でも普段より20センチほど水面が上がり、水位が3メートル近くまで上昇しました。
原爆ドームと宮島を結ぶ遊覧船は、川にかかる橋をくぐれないため一部の便が欠航しました。広島県では、午前から昼すぎにかけ沿岸部に高潮警報が出され、床下浸水が51件、道路の冠水は少なくとも35か所確認されています。(29日18:05)
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http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110924/ent11092400010000-n1.htm
東京タワーはどうなる? スカイツリーと「共存共栄」目指す
2011.9.23 23:58 (1/2ページ)
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カラフルなライトアップで姿を変える東京タワー
東京スカイツリー(東京都墨田区)の開業で、東京タワー(港区)はどうなるの? 半世紀以上にわたって関東一円のテレビ電波塔として機能してきた東京タワーが、平成25年にその座を東京スカイツリーに明け渡す。観光スポットとしても主役の座を奪われそうだが、タワー関係者は、ラジオなどテレビ以外の電波塔としての役割や歴史的建造物としての価値を強調。スカイツリーとの「共存共栄」を目指している。
東京タワーは昭和33年に開業。今年7月に停波した地上アナログ放送に加え、平成15年12月からは地上デジタル放送の電波塔として活躍してきた。しかし、スカイツリーが来年2月末に完成予定で、NHKと民放5局は試験電波を1年ほど流した後、25年1月頃に本放送に移行(TOKYO MXは同年3月頃)。これに合わせ、東京タワーは放送大学を除き主要局の送信を終えることになる。
しかし、「移行後もテレビ6局は、災害などでツリーから電波が送れない場合の予備電波塔としてタワーを利用する契約になっている」と、東京タワーを運営する日本電波塔。テレビ以外でも東京タワーの役割は大きく、ラジオのFM各局のほか、大地震の際に東京駅を中心とした100キロ圏内を走るJR東日本の列車を緊急停止させる信号を出す「防護無線用アンテナ」、東京都環境局の大気汚染調査用測定機器も取り付けられている。
ただ、NHKFMとJ−WAVEはスカイツリーへの移行を予定、今後、東京タワーの収入源として重視されるのは展望台入場料などの観光収入だ。来塔者数のピークは昭和34年の約520万人で、観光スポットが増えた近年も300万人規模で推移。修学旅行客も依然多いが、スカイツリーの開業がどれだけの影響を与えるかは未知数だ。
平成18年にスカイツリーについて「年間300万人の来客で営業効果は473億円」と試算した第一生命経済研究所の永濱利廣・主席エコノミストは東京タワーの今後について、「新しいもの(スカイツリー)ができればネガティブな影響が出ることは間違いないが、外国人観光客などが増えて東京タワーも訪れることが考えられ、必ずしもマイナス面ばかりではない」と指摘する。
日本電波塔の担当者も「スカイツリー開業で東京に注目が集まれば相乗効果も生じる。大きい市場で考えたい」と共存共栄を期待。「東京タワーには半世紀を超える歴史があり、昔と今との眺望の変化など、繰り返し訪れてもらえれば世代を超えた楽しみ方ができる。メンテナンスをきっちりやることで、100周年に向かうイメージで仕事をしている」と話している。(草下健夫)
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20111001304.htm
台湾「突出」、欧米中韓は沈んだまま 北陸の外国人観光客
北陸を訪れる外国人観光客で台湾が突出している。東日本大震災や福島原発事故の影響で欧米や中国、韓国などが沈んだままなのに対し、いち早く回復した台湾は兼六園で7割、立山黒部アルペンルートでは9割を占める。台湾以外の外国人の入り込みは「年内の回復は難しい」(関係者)との見方があり、観光業界にとっては当面、台湾客をいかに取り込むかが重要になる。
「兼六園を訪れる台湾人は8月も前年比1割以上増えている。しかし、欧米からの回復はまだまだ遠い」。石川県の谷本正憲知事は26日開かれた県信用保証協会の理事会で、兼六園の外国人観光客についてこう述べた。
3月の東日本大震災で兼六園を訪れた外国人は激減したが、台湾は6月に前年比55%増の約6900人とプラスに転換。8月まで3カ月連続で前年を上回っている。今年1〜8月の累計では、台湾は約3万3千人で、全体の7割を超えており、断トツのトップ。もともと、兼六園では台湾客が多いが、それでも外国人に占める割合は例年5〜6割程度で、今年は際立っている。
一方、昨年、台湾に次いで多かった香港や3位の韓国、欧米は軒並み、前年割れの状態から抜け出せずにいる。香港は今年、約2300人と前年同期の3割にとどまり、1〜8月で前年を超えた月はない。台湾と同じく、小松との定期便航路がある韓国、中国も3月以降の落ち込みが激しく、米国や欧州各国も低迷したままだ。
立山黒部アルペンルートも台湾客が目立っている。立山黒部貫光(富山市)によると、台湾客は6月から前年同期を上回り、「7月は、海外客のほぼ全員が台湾だった」(担当者)という。
一方、台湾を除く入り込みはいずれも前年比1割程度と低調に推移。例年多い韓国は回復の兆しがみられず、担当者は「韓国では原発事故に過剰に反応し、日本全体が危険だと思っている人が多いようだ。最近のウォン安も足を引っ張っている」と話す。
黒部峡谷鉄道(黒部市)では例年、外国人で最も多い韓国が、今年は8月末まで前年比わずか4%。台湾が6月以降、前年を超え続け、韓国を上回っている。担当者は「来年以降も台湾が首位になるかもしれない」と語った。
台湾の増加とそれ以外の落ち込みは北陸のホテルや旅館にも影響を与えている。
加賀屋(七尾市)では台湾客が7月以降、毎月1千人程度に回復し、さらに今後増加する見込みだという。ANAクラウンプラザホテル富山(富山市)も海外利用客で主力の台湾が回復基調にある。
一方、ANAクラウンプラザホテル金沢(金沢市)は震災後、欧米客が急激に減少。ここにきて欧米のツアー客が利用するケースも出てきたが、数が少なく、担当者は「回復にはほど遠い状態」と腕組みする。宇奈月ニューオータニホテル(黒部市)では韓国が前年比9割減で、宇奈月温泉では5月の韓国人宿泊客が前年の975人からゼロになった。
台湾誘客については、5月に金沢経済同友会が総勢73人の訪問団を派遣し、7月には谷本知事がトップセールスを展開。ホテル関係者は「親日家が多く、日本の観光プロモーションに反応する人が多いのではないか」と指摘する。10月以降は能登、富山両空港と台北を結ぶチャーター便が運航する予定で、今後も台湾の増加基調は続きそうだ。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/111001/kyt11100102060001-n1.htm
京都市、観光客5000万人目指す 国の「総合特区」に応募
2011.10.1 02:06
京都市は30日、国に対して、岡崎地域や京都三山といった観光地の景観保存などに関する規制緩和、税財政支援案を申請したと発表した。国が全国の自治体から受け付けていた「総合特区制度」への応募。市は申請案の実現を通して観光客の増加を図り、「5千万人感動都市」を目指す。
同制度は6月に成立した国の新成長戦略の一環で、特定の地域を対象に規制緩和や税財政支援を行い、地方活性化に取り組む制度。国は8〜9月、全国の自治体から同制度の第1回のアイデアを募集していた。
市の規制緩和案では、客室数などが定められている旅館業法の緩和を提案。間取りの狭い京町家を利用した簡易宿所でも「旅館」と名乗れるようにすることで観光客を呼び込む狙いがある。また、森林法の緩和を求め、市内を囲む京都三山などでナラ枯れの被害がある部分を市の判断で迅速に伐採、景観を保つことができるよう要請した。
税財政支援案では、左京区や東山区を中心に立ち並ぶ京町家の相続税などの優遇を申請した。納税できずに市民が家屋を手放すことを防ぎ、昔ながらの景観保全を目指す。総工費約90億円で整備計画を進める京都会館(左京区)への補助や、世界遺産周辺にある電柱の撤去費用の助成制度の創設も求めた。
市は平成26年の年間観光客数について、22年の3895万人から1千万人増を目標に掲げた。また、年間の外国人観光客数を203万人(平成22年)から400万人、観光消費額を6492億円(同)から7千億円へそれぞれ増加させることを目指す。
12月ごろに申請案の採否の結果発表があり、採択された場合は国と地方の協議会を発足させ、具体案を議論。早ければ今年度中にも着手される。
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http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001110010004
群馬DC閉幕 個人客は好調
2011年10月01日
7月から3カ月間にわたって開かれた観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」が30日に閉幕し、県庁でセレモニーが開かれた。県や市町村、JR東日本の幹部らが出席。JR東から県に、SLの記念銘板が贈られた=写真。
大沢正明知事は「観光立県として羽ばたくためのスタートにする」とあいさつ。JRの伊藤嘉道・高崎支社長は「今回発掘した観光素材を地元で生かしてもらえればありがたい」と述べた。
県によると、期間全体の観光・宿泊客は集計中だが、7、8月は計555万人で対前年比4・8%増。目標とした「5%増」を下回っているが、担当者は「集中豪雨や台風12号があった中、個人客は好調だった」としている。
来年7〜9月にはJR東と「アフターDC」の観光企画を実施する。
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http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001109300003
機関車だるま 商店街に活気 群馬DC
2011年09月30日
スタンプを集めると黒いだるまがもらえる。交換は10月も続ける=JR高崎駅の観光案内所
群馬デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ、高崎市で30日まで開催中の「まちなかスタンプラリー」の景品「機関車だるま」の配布数が28日に9400個に達した。当初見込んだ千個の10倍近い。大きな反響に、「これからも『機関車の街』を売り込んでいきたい」と関係者の鼻息は荒い。
28日夕方の高崎駅観光案内所。30代の女性会社員がスタンプ三つを押したパンフレットを手に、機関車だるまをもらいにきた。
「もう終盤なので。まんじゅうを買って三つ目のスタンプをもらいました。黒いだるまはすてきで、ほしかった」と喜んだ。
事務局の市観光課によると、平日の交換数は50個前後で期間中に1万個には届きそうにない。ただ、ギリギリまでスタンプを集めた人や交換に来られなかった人のために、10月も当分は駅観光案内所で交換を続ける。
この企画は、7月1日から9月30日まで市中心部の参加19店のうち3店で対象商品を買ったり料理を食べたりすると、黒いだるまがもらえるというもの。休日を中心に、参加店が載ったパンフを手に市内を歩く旅行者が見られた。
駅近くの菓子店だんべえ本舗風間堂は、スタンプラリー用の「ぽっぽまんじゅう」を3カ月で2万個以上売った。炭を練り込んだ灰色の皮に、蒸気機関車(SL)とけむりの焼き印を押した。1個(105円)でもスタンプがもらえるとあって、JRのイベント時などは行列ができた。
風間隆之専務は「びっくりするほどの反響だった。当店を知らない多くの人が来てくれた。今後につなげたい」と語った。
終了後も、ラリー用に作った菓子や土産品を継続販売する店も。SLの絵柄の手ぬぐいが人気を集めた中村染工場は10月から、全国のSLファン向けにインターネットで買えるようにする予定だ。期間中はラリー参加者に提供できない事態を避けるため、ネット販売を見合わせていた。
高崎を「機関車の街」として売り出す市観光課は「来年以降も充実させて続けたい」としている。(遠藤雄二)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110930-00000014-khks-ent
シニアの一人旅多様化 個人参加限定の企画も
河北新報 9月30日(金)13時46分配信
旅行の季節。夫婦で、友人同士で、あるいは一人旅など楽しみ方はさまざま。ただ、年齢を重ねると、全く一人では寂しさを感じたり、交通や治安で不安になったりするので、団体ツアーを選ぶ人も少なくない。旅行会社の中には個人参加に限定したツアーを用意している所もある。最近のシニアの一人旅事情を探ってみた。
東京都内在住の会社員の女性(61)は30代後半から世界遺産や名所を巡る海外旅行に出掛けている。女性は単身なので大抵、友人と2人で団体ツアーに申し込むが、日程が合わず、1人の場合も。
年末年始にリビアのツアーに単身参加した時は、「『正月を一人で過ごしたくない』と思っている人が大勢参加していて、楽しめた」。帰国後に親しくなったツアー仲間と集まり、写真を見せ合ったこともある。
「ツアーに飛び込む妙味は、新しい人と知り合えること。訪ねたい土地が一致することも多く、次回から一緒に旅することもあります」と女性は話す。
ツアー客の集団の中で孤立しないよう、1人でしか申し込めないツアーもある。旅行会社のクラブツーリズム(東京都新宿区)は1997年から個人参加限定の「ひとり旅」を始めた。
同社によると、「ひとり旅」の参加者は女性が7割を占め、年齢層は60代が4割と最も多く、50代が2割、70代以上も2割弱いる。動機は「友人と予定が合わない」「夫や妻が一緒に来てくれない」「一人で旅したい」などさまざま。宿泊、交通手段、添乗員などが用意されて便利で安心できる上に、食事は全員一緒にするので寂しくない、などの点が好評だ。
人気の行き先は、国内では事前の申し込みが必要な寺巡りや、小型バスでしか行けない秘境ツアーなど。海外は中国やスイスの他、高級ホテルに泊まって食事や温泉をゆったり楽しむ台湾の旅も評判がいい。
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http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=47177
一人旅…限定ツアーで気兼ねなく
秋の行楽シーズンに合わせ、旅行を計画している人も多いのでは。最近では一人旅を楽しむ人も目立ちます。一人での参加に限ったツアーなど、高齢者や女性も一人で旅をしやすい環境が整ってきたのも、人気の理由のようです。
川崎市の小林玉江さん(76)は、これまで10回以上、家族や友人を伴わない旅に出かけている。主に利用しているのが、一人参加限定のパックツアーだ。8月にも長野県の中央アルプスを回る1泊2日のツアーに参加した。「友人とは、なかなか日程を合わせにくい。これなら、自分の都合に合わせて旅行ができます」と小林さん。他の参加者とは初対面だが、「年代の近い人が多く、心細さはありません」と話す。
埼玉県北本市の会社員、大石昭彦さん(68)も、一人旅ツアーの愛好者だ。「同行者に気兼ねすることなく、街道歩きの旅など、自分の好みに合ったプランに参加できるのが長所」と話す。
大半の一人旅ツアーは、宿泊先の部屋が一人一室確保されており、相部屋にならないのが特徴。こうしたツアーを多く手がける旅行会社のクラブツーリズムは、「昼間は参加者同士で仲良く交流しても、夜は一人で気兼ねなく過ごしたい人が多い」と説明する。その一方で、全行程に添乗員が同行するなど、一人旅の不安をなくし、気軽に参加できるよう配慮している。同社の一人旅ツアーでは参加者の7割が女性で50歳代以上が8割だが、男性や若い世代も増えつつあるという。
一般のツアーなどにも、一人で参加する人は増えている。はとバスが主催する日帰りのバス旅行でも一人での参加が増えたという。同社は「生活様式が多様化し、一人参加のマイナスイメージが薄らいでいるようだ」とみる。海外旅行大手のエイチ・アイ・エスでは、添乗員が同行するプランに一人で申し込む30〜40歳代の女性が目立ってきたという。
総合情報サイト「オールアバウト」で一人旅のガイドを務めるトラベルライターの塩田典子さんは、「一人旅ツアーは行程が細かく決められていることが多く、集合時間に遅れるなどルーズな振る舞いは禁物です」と話す。「気ままに行動したい場合はツアーではなく、自分で行程を決めて一人旅を」と勧める。
温泉旅館などでは、一人の宿泊客を敬遠する傾向もあった。しかし最近では、一人客向け宿泊プランを設ける旅館が増え、観光地や温泉地への一人旅はしやすくなっている。インターネットの旅行サイトを運営する「楽天トラベル」は、一人で泊まれるホテルや旅館を探しやすいよう、「一人旅向けの温泉宿」というページを設けている。
ただ、一人での宿泊は多くの場合、同じ部屋に複数で泊まるより一人あたりの料金が高くなる。塩田さんは「平日なら一人客でも宿がとりやすく、宿泊代も割安なことが多い」とアドバイスしている。
一人旅をする時のポイント、注意点 (塩田さんの話をもとに作成)
・慣れない人は、まずは一人参加のツアーがおすすめ
・不測の事態に備え、健康保険証など身元のわかるものを身につける
・傷薬やばんそうこう、常備薬を用意しておく。持病の薬も忘れずに
・自分で計画する旅の場合は、予定を詰めすぎず、スケジュールにゆとりをもたせておく。より気ままに周遊を楽しむことができ、ルート変更もしやすい
・宿泊先での夜遅い外出は、思わぬトラブルにつながりかねないため、ほどほどに
(2011年9月15日 読売新聞)
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http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4840723.html
米・ロスに邦人観光客急増、円高が影響
東日本大震災で落ち込んだといわれる海外旅行ですが、アメリカ・ロサンゼルスには大勢の日本人観光客が押し寄せています。その理由は、かつてない水準の「円高」です。
「ヴィトン(のバッグ)とブーツ。日本で買うより1万円くらい安いので」
「得だもんね、何でも安く買える」(日本人観光客)
円高で増え続ける観光客。日本からロサンゼルスを訪れる人は年々減っていましたが、今年は1月から5月までに6.4%も増加、東日本大震災の影響を受けた3月、4月の落ち込みをはねのける勢いです。ハリウッドでは、大きな紙袋を持った日本人の姿が目立ちます。
「旅行者はより良いホテルに泊まり、買い物をする人が増えると思います」(ロサンゼルス観光局 シュミッツ・シニアディレクター)
「ペンダントに、ブレスレットに指輪。これらのアクセサリーはビバリーヒルズにある宝石店で売られています。この店は円高をひとつの商機ととらえ、日本人への売り込みに力を入れています」(記者)
「(去年に比べ)店を訪れる日本人観光客は30%は増えています。驚くべき数字です」(ダミアーニ宝石店 シルビア・ダミアーニ副社長)
日本では輸出産業が円高に苦しみ、産業の空洞化が懸念されていますが、アメリカでは“今こそ、円高のメリットを生かそう”と、海外に向かう日本人旅行者の獲得競争が激化しています。(01日16:50)
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>>1201
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001110010002
旧都井岬観光ホテル、串間市が買収へ
2011年10月01日
経営不振で閉館した串間市大納の旧都井岬観光ホテルについて、串間市が買収に乗り出す。9月に出された不動産鑑定結果を受け、ホテルの土地・建物を所有する大阪市の「ケイズコーポレーション」と、近く買収交渉を始める。
ホテルは1964年に、宮崎交通が開業。約8万平方メートルの敷地に、地上6階、地下1階の本館(98室)など建物3棟がある。
かつて新婚旅行客などでにぎわったが、2000年には経営不振で同市などが出資する第三セクターが宮崎交通から運営を引き継いだ。ケイズ社は2007年3月、3セクから経営権を譲り受けて営業を始めたが、宿泊客の減少に歯止めがかからず、昨年2月、閉館した。
現在は市が本館の一部を同社から借り、市観光協会が、観光案内所とレストラン、土産物店を備えた「岬の駅 都井岬」を運営している。民間への売却先探しが不調に終わり、「放置するより独自に施策を練り上げていかないといけない」(野辺修光市長)と判断した。
買収成立後、市は老朽化の進んだ建物を解体する方針だ。跡地の活用策について、9月に県の地域創造計画に認定された「南国みやざき最南端!くしま跳ね駒プロジェクト」は、キャンプ施設やイベントスペースなどの整備を挙げている。
市商工観光スポーツランド推進課は「都井岬は県南の観光に欠かせない。観光地の規模に見合った、経営可能な施設を整備したい」としている。
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1109140024/
2011年9月15日 神奈川新聞
海水浴客どうやって数える?、自治体で違う“計算式”/神奈川
毎年発表される各海水浴場の利用客数。大きく落ち込んだ今夏も、鎌倉から大磯までの海水浴場に単純計算で400万人以上が訪れた計算だ。これだけの人数、どうやって数えているのだろうか。
3海水浴場に約90万人が訪れた鎌倉市は、監視員が10メートル四方のエリア内にいる人数を数え、海水浴場全体の面積に換算。天候などの状況を加味して推計する。これを1日3回行い、最大だった回の数に、最小だった数の半分を足して1日の人数としている。「1日の中での人の入れ替わりを考慮した方法」(同市担当)という。
藤沢市と茅ケ崎市でも、一定面積の人数を基に推計する根幹の方法は同様。しかし、その数値から1日の人数を導き出す“計算式”はそれぞれ異なっている。
藤沢は平日は1回、休日は2回数え、休日は多い方の数を1日の数としている。1日3回数える茅ケ崎は、2回数える午後の多い方と午前の数字を足し、天候などは加味しない。
平塚市の場合は、午前9時から午後5時までの開場時間中、1時間おきに目視で数え、各時間の数字を足し合わせた数字としている。「エリアが限られており、そのまま数えられる」(同市担当)。1日計9回の数字を足すこととなり、他3市とは大きく異なるが「これまで同じ方法で算出してきた。他市と比べるものでもなく、問題はない」と説明する。
自治体ごとに集計式が違うことについて鎌倉市も「従来の方法で、データを蓄積し変化を知るのが目的」とのスタンス。「他市の増減の動向は参考にするが、数字そのものを比べても意味がない。競争ではありませんから」と話す。
数理統計学が専門の横浜国立大学経済学部の小林正人教授は「一定面積などからの計算は、野生の動植物の数を知る際にも使う手法。これを生かして1日の利用者数を知るには、海水浴客の滞在時間を調べるなどダブルカウントの消し方が重要になる」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00001099-yom-bus_all
ディズニーランドとシー、入園者前年比17%減
読売新聞 10月3日(月)18時44分配信
2011年度上半期(4〜9月)のディズニーランド(TDL)とディズニーシー(TDS)の合計入園者数は前年同期比17・1%減の1073万人だった。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが3日発表した。東日本大震災による休園や自粛ムードの影響で、上半期としては、2年ぶりの前年割れとなった。
震災を受け、TDLは4月14日まで、TDSは4月27日まで休園した。ただ、7〜9月の入園者数は前年を上回る過去最高を記録しており、同社では「消費マインドは持ち直し傾向にある」とみている。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0004520696.shtml
KOBE観光は自転車で 8カ所で貸し出し
神戸ハーバーランドの貸し出し拠点で、自転車に乗る大学生ら=神戸市中央区東川崎町
神戸市内8カ所で貸し出される自転車で、観光やショッピングを楽しむ「KOBEまち・ちゃりシャトル2011」が2日、始まった。市街地での自転車利用を促し、環境にやさしいまちを目指す。
8カ所どこでも貸し出しと返却ができるのが特徴。市が新たな交通手段の可能性を探る社会実験として、昨年から期間限定で取り組んでいる。
今年の貸し出し・返却拠点には、北野、三宮、元町などのほか、平清盛にまつわる史跡が近い中央卸売市場跡地(兵庫区)、「神戸ビエンナーレ」会場の県立美術館(中央区)も加わった。自転車は64台で、うち40台は電動という。
神戸ハーバーランドの岸壁で開かれたオープニングイベントでは、大学生らが自転車を試乗。神戸国際大3年の男子学生(21)は「電動なら、坂道も上りやすい。異人館や神戸の夜景がお薦めです」と話していた。
11月27日まで(火・水曜日休み、11月23日は実施)。1回の利用は最大2時間で、1時間は無料、1〜2時間は千円。
(岸本達也)
(2011/10/03 09:15
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http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011100201000473.html
国際会議の経済効果150億円 観光局が試算
2010年10月に名古屋で行われた生物多様性会議COP10=名古屋国際会議場
日本政府観光局は2日までに、2010年度に札幌や横浜など国内12市で開かれた計16の国際会議による国内全体への経済波及効果が150億円に上ったとの推計結果をまとめた。観光局は「国際会議の波及効果は大きく、経済活性化に有効だ」と強調している。
観光局によると、国際会議による国内全体への波及効果の調査は初めて。国土交通省は国際会議は年約2千件開かれているとしており、全体の経済効果はさらに大きくなるとみられる。
16の会議への出席者を対象としたアンケートを基に試算した。
2011/10/02 17:37 【共同通信】
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2057686.article.html
「格安航空」で佐賀売り込め 県の観光戦略チーム発足
佐賀県は3日、佐賀空港初の国際線「佐賀−上海」線の年内就航に合わせ、「LCCおもてなし準備チーム」を発足させた。今後増加する中国人観光客へのサービスを充実するため、県内観光地での外国語表記を増やしていく。
チームは農林水産商工本部企画経営グループ、観光課、空港・交通課の計3人で構成。県内の宿泊施設や観光地、商店街などで中国語、韓国語、英語の表記を増やしていくために、市町や観光連盟に呼び掛けるほか、意識を高めるための勉強会などを企画する。
メンバーは春秋航空の上海線が就航している香川県高松市を視察しており、企画経営グループの藤本武副課長は「海外のお客さまがリピーターになってもらえるように、市町と連携して佐賀の観光を盛り上げたい」と話している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20111004-OYT8T00036.htm
龍泉洞観光客が激減
震災が影響風評被害も
洞穴内は色鮮やかにライトアップされているが、観光客の姿はまばら(2日、岩泉町の龍泉洞で) 日本三大鍾乳洞の一つで国の天然記念物に指定されている岩泉町の龍泉洞が、観光客の激減に苦しんでいる。町営50周年記念の改修工事中に東日本大震災で被災し、洞穴内の水が濁り、4月26日まで閉鎖された。その後、濁りはなくなったが、9月末までに前年の3分の1の客の入りしかなく、町は巻き返しに懸命だ。(山田正敏)
2日、昼下がりの龍泉洞。赤、青、緑など7色の発光ダイオード(LED)照明が、20秒置きに変わり、洞穴内を幻想的に照らし出す。しかし、日曜にもかかわらず、人影はまばらだ。
「カラフルで、1度来た人にも違って見えるはずなのに……」と、龍泉洞事務所の小野寺貴幸さん(39)は嘆く。龍泉洞は年始から、町営50周年記念の準備のために閉鎖し、LED照明を設置したほか、足元の明かりを増やす安全対策も講じ、観光客が安心して洞穴内を観賞できるように改装。しかし、再開を目前に控えて震災が発生し、4月27日に延期した。
ところが、来場者は5月まで例年の2割にも満たず、夏の観光シーズンにも客足は戻らず、9月末までの来場者は4万5726人で、前年同期の3分の1だ。
浄土ヶ浜(宮古市)など海沿いの観光地が被災し、団体客が減った上、「洞穴内は崩れていないのか」といった問い合わせがいまだに町や事務所にあり、風評被害も大きい。実際、福島市から訪れた会社員木下大介さん(27)は「地震で崩れていないか心配だった」といい、「被害もなく、すごく奇麗だ」と驚いた。
震災で、6月に予定していた50周年記念式典は中止になり、入場料収入が減り、大規模な宣伝もできない。このため、町や事務所職員はインターネットで龍泉洞の健在ぶりを伝えるとともに、近場の客を呼び込もうと、県内陸部や秋田県のホテルなどに足を運び、チラシを配り、PRに努める。
小野寺さんは「洞穴内の水は、冬が一番透明度が増す。来てもらえるよう地道に頑張るしかない」と話す。
岩泉町などは8、9日、龍泉洞の町営50周年を祝うイベント「いわて三陸 海と大地の復興フェスタ」を同町乙茂の「ふれあいらんど岩泉」で開く。
同町や宮古市、山田町、田野畑村の団体が参加し、さんさ踊りや虎舞、太鼓などの伝統芸能を披露するほか、特産品販売コーナーでは、岩泉町がブランド化を目指す短角牛の串焼きなどが味わえる。
町経済観光交流課は「活気づく三陸の姿を見て、龍泉洞にも是非、足を運んで」と呼びかけている。
(2011年10月4日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001109300002
正念場 鞆の浦<上> 漂う焦燥感
2011年09月30日
三日月型の弧を描く港沿いに、古い商家や蔵、木造家屋がひしめく福山市の鞆(とも)の浦。網の目のような細い路地を縫うように、ほぼ毎月1回、県の委託業者がA3判の資料を家々の郵便受けに配って回る。
埋め立て・架橋問題の推進、反対両派6人ずつが、仲介役の弁護士を交えて話し合う、県主催の住民協議会。その経過を住民に知らせる「課題等整理表」だ。両派が出した意見や共通点が課題ごとに羅列されている。県が地域の合意形成を進める手段として、鞆地区の約1900世帯へ昨年8月から配布を始めた。
初回分は2ページだったが、回を重ねるごとに厚みを増し、今月分は2部構成で計30ページに及ぶ。
「これを読んでも何も分からない」。出席者たちは、街で会う住民からこう指摘され、議論の進み具合をよく尋ねられるという。
推進派の出席者は「自分たちにも議論の方向性がいまだに分からない」。反対派の出席者も「住民から『もういい加減にして』という声を聞く。早く決着してほしいという願望が強まっている」と明かす。
協議会は湯崎英彦知事の肝いりで昨年5月にスタート。今月で16回目を数えた。今の主要な議題は、古い町並み特有の道の狭さに伴う車の混雑と、緩和策としてのバイパス整備。次回の10月23日は、県が具体的な整備案を示す予定だ。
議論はようやく、架橋問題の「本丸」に入りつつある。だが、「両派が納得できる解決策」はいまだ見えず、地元には重苦しい空気が漂っている。
協議会の議論には加わっていないものの、県と架橋計画を推し進めてきた福山市もこの間、微妙な立場に立たされ続けてきた。
市は2009年8月、架橋計画を前提とした鞆の浦の交通対策や防災、住環境の整備方針の素案を作成。だが、同年10月には広島地裁で埋め立て免許差し止めの判決が出され、同年11月に就任した湯崎知事は、計画を白紙に戻して再検討する意向を表明。市は素案を成案にする作業を中断せざるを得なかった。
羽田皓(あきら)市長は鞆の浦出身だ。初当選の04年から、一貫して埋め立て・架橋計画の推進を公約。協議会に配慮して静観を保ってはいるが、毎月の定例会見では「鞆の街づくりは待ったなし。一日も早い決断を」と、知事に早期決着を促す発言を繰り返している。
鞆の浦は、宮崎駿監督のアニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台としても注目され、地裁判決後、さらに観光客が増えた。だが足元では、歯止めがかからない過疎化への焦りを抱える。
計画策定時(1983年)は約8800人にのぼった鞆地区の人口は今夏、約4600人に半減。7月現在の高齢化率は41・9%に達し、50%超が目安とされる「限界集落」寸前だ。
来年は任期満了に伴う市議選、市長選を控える。2期目の羽田市長の任期は、架橋計画実現のめどが立たないまま残り1年を切った。支援者の一人は「市長への地元の期待は大きい。忸怩(じく・じ)たる思いがあるのでは」とおもんぱかる。
羽田市長は取材に対し、「ようやく核心の議論に入ったが、本当に一致点を見いだせるのか」と複雑な表情を見せ、湯崎知事に対し、こう釘を刺した。
「決める前には私に当然相談があると思う。これだけ待ったのだから年内には結論を出してもらいたい」
◇ ◆ ◇
鞆の浦の埋め立て免許の差し止めを命じた広島地裁判決から10月1日で2年。歴史的景観を認められたまちの将来に向け、法廷外の対話は実を結ぶのか。住民も行政も、正念場を迎えている。
【鞆の浦の埋め立て・架橋計画と広島地裁判決】
交通渋滞の解消などを目的に福山市・鞆港の浜を約2ヘクタール埋め立て、港内を横断する長さ約180メートルの橋を架けて県道を整備し、駐車場やフェリー埠頭(ふ・とう)を造る計画。県と福山市の事業で工期約10年、総事業費約55億円。計画に反対する住民らは2007年4月、知事が埋め立て免許を県と市に交付しないよう求める差し止め訴訟を広島地裁に起こした。同地裁は09年10月、鞆の浦の歴史的景観を「国民の財産ともいうべき公益」として法的保護の対象になると判断。知事に埋め立て免許を交付しないよう命じた。県は同月控訴した。
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001110030004
正念場 鞆の浦<下> 決断、早くしたい
2011年10月01日
ひっそりと静まりかえった県議会棟の一室に、福山市選出の県議11人が顔をそろえた。9月定例会の一般質問が始まった26日の昼休み。県の担当幹部から、地元・鞆(とも)の浦の住民協議会について経過を聞く初めての会合だ。
「『協議会も大詰め』という報道もあったが本当か」。そんな質問の一つに、幹部は「協議会の終わりは県が決めるものではなく、住民なり仲介者なりが判断すること」と応じた。
11人の中には、埋め立て・架橋計画に対し推進派もいれば反対派もいるが、この場では、まばらに質問があっただけで激しい応酬はなかった。「今は議員が首をつっこむタイミングではない。知事の出方を見守るしかない」。あるベテラン議員はそう解説する。
埋め立て免許の差し止めを知事に命じた広島地裁判決が出たのは、2年前の10月1日。県が控訴した当時の藤田雄山知事に代わって、翌月就任した湯崎英彦知事が選んだのは、「法廷外」での解決を探る道だった。
協議会は知事の呼びかけで昨年5月にスタート。知事が採り入れたのが、メディエーションという手法だ。弁護士2人が進行役を務め、住民双方の意見を聞いて対話を重ね、解決への糸口となる共通点の洗い出しを進めてきた。
一方、広島高裁での免許差し止め訴訟の控訴審はこの2年間、1度も口頭弁論が開かれていない。かわりに事前の打ち合わせとして進行協議を重ねる「異例の対応」(湯崎知事)が続いている。
もし判決が確定すれば、結果的に反対派の意向を追認する形になってしまう。協議会での対話を尊重する立場の県にとって、控訴を取り下げる選択肢は今はない。
協議会が始まって1年たつころ。毎週火曜に開かれる知事の定例会見では、協議会の終了や知事の最終判断のタイミングを問う質問が相次いだ。知事が当初、協議会を続ける期間について「1年ぐらいをめどに」と発言したからだ。
「そういう約束をしたつもりはない」。3月には声を荒らげた知事が、7月には「ゴールに近づいている感じがする」と答えた。
「知事の本心は分からない」。複数の県幹部は打ち明ける。
職員から9月19日の協議会の報告を受けた湯崎知事は「これまでの努力を仲介者に感謝したい」と話したが、それ以外は言わなかった。
「本当は何も策を持っていないのではないか」「協議会が終わるまでは、自分の考えを漏らさないと決めているのだろう」――。知事周辺から何も聞こえてこないことに、県議からも職員からも、正反対の臆測が飛び交う。
「橋を架けるにしても、架けないにしても、早く判断した方がいい」
最近知事と直接話した関係者は、こう水を向けた。約2年後に迫った知事選を念頭に置いての会話だった。地裁判決からの2年は、知事の任期とほぼ重なる。
「よく分かっている。できるだけ早くしたい」
知事は真顔で答えた。
(この連載は吉田博行、水田道雄が担当しました)
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【メディエーション】
公共事業から家庭問題まで様々な紛争を裁判以外で解決する手法の一つ。弁護士や専門家など第三者のメディエーター(仲介者)が、対立する当事者双方の対話を促し、共通意見を見いだしながら解決策を探る。双方が納得のいく解決をめざすため、感情的な対立が残りにくいとされる。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20111003-OYT8T01441.htm
那須の観光客22%減
夏休み期間福島原発事故影響か
那須町は、夏休み期間(7月16日〜8月末)の観光客入り込み数(速報)をまとめた。22か所の観光施設、2か所の道の駅、34か所の宿泊施設の合計利用者は126万2237人で、昨年の夏休みより約36万人(22・3%)減った。
福島第一原発事故による風評被害の影響で、首都圏などからの観光客が大幅に減ったのが要因とみられる。一方で、東日本大震災の被災者向けに入場料を無料にしたり、割引などの特典を設けたりしたことで、東北地方からの観光客は増えたと町観光商工課はみている。
利用者数の内訳は、観光施設88万9604人(昨年同期比24・3%減)、道の駅16万3408人(同12・7%減)、宿泊施設20万9225人(同20・5%減)だった。
(2011年10月4日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20111004-OYT8T01282.htm
100万人突破 入館者の年間目標
名古屋市科学館 改装から半年
記念品を館長から受け取る徳永萌花さん(中央)=名古屋市科学館提供 世界最大級のプラネタリウムを備え付けた新館が3月19日にオープンした名古屋市科学館(中区栄)=写真=の入館者が4日、年間目標だった100万人を突破した。半年早い達成に同館はうれしい悲鳴を上げるが、来館してもプラネタリウムを見られない人が続出し、混雑解消に頭を悩ましている。
プラネタリウムは直径35メートル。350席を有し、1日6回上映する。肉眼で見える6等星までの約9000個の星の瞬きを光ファイバーで一つ一つ表現。学芸員による生の解説も評判を呼んでいる。
旧館のプラネタリウム(直径20メートル、430席)は1日5回の上映で、入館者数が年間約60万人だったため、市科学館は新館オープン後の目標を年間100万人と定めた。
ふたを開けてみると、プラネタリウムの定員(1日2100人)の3倍近い、1日平均6000人が来館。最高だった7月31日には1万2928人が訪れた。今でも土・日曜日は、午前9時半の開館を前に、午前7時頃には1000人ほどが列を成すほどの人気ぶり。「何時頃に並べばチケットを買えるのか」などの問い合わせ電話が、1日に400本殺到したこともある。
少しでも入館しやすいように、7月からは市の電子申請サービスを使い、インターネットで予約出来るようにしたが、50人の枠に5〜20倍の応募があり、連日、抽選が続いている。市科学館は「例年、10月の平日の午前中は空いていて、入館者は100人程度だったが、今は数千人が来館している。これ以上の混雑解消策は思い浮かばない」と話している。
100万人目となったのは、学校の振り替え休日を利用して母親と2人で来館した半田市星崎町、小学6年徳永萌花(もか)さん(11)。石丸典生(つねお)館長から、土星と投影機の写真が埋め込まれたクリスタルガラスと認定賞状を受け取ると、「とってもビックリ。お兄ちゃんも一緒だったらさらに良かった」と喜んでいた。
(2011年10月5日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111007-OYT1T00416.htm
観光庁の4連休実証事業、今年もやってる島田市
「観光」の記事をお探しですか?最新関連記事が 100+ 件 あります。 静岡県島田市は、観光庁の実証事業「家族の時間づくりプロジェクト」の一環として、全市立小中学校計25校と幼稚園9園で7日を休みとし、7〜10日の4連休を創出する。
学校を休みにすることで保護者の有給休暇取得を促すほか、市内の事業所にも協力を呼び掛けている。市は昨年10月にも独自の4連休を実施しており、今後も続ける方針だ。
初めて4連休とした昨年度は、「子供の学校が休みになっても、親の休みが合わない」といった課題が浮上。市は「1自治体での実施には限界がある」として、今回は隣接する川根本町などに協力を呼び掛け、より広域的な事業の実施を決めた。同町では7日、町立小中学校計6校を休みにする。
今年度の事業実施にあたり、市の担当者が従業員10人未満の企業を中心に、市内676事業所を戸別訪問したところ、事業に「協力可能」と答えたのは603事業所(89%)に上った。このうち、「休業日とする」と答えたのは9事業所だけだったが、「子供がいる従業員が優先的に休めるように配慮する」としたのは404事業所に上った。「協力不可能」は48事業所(7%)だった。
戸別訪問の際、「有給休暇の取得率向上を図っており、良いきっかけ」と歓迎する声がある一方、「小さな会社は下請けが多く、自分たちの判断で休めない」といった嘆きも聞かれたという。
4連休を過ごす家族の受け皿として、市は地元の大井川鉄道を走るSL(蒸気機関車)をテーマにした鉄道イベント「SLフェスタ2011」を開催。市博物館などの公共施設を親子で利用する場合は無料とする。
市企画課の矢沢雅則課長は「家族が地域で過ごす時間を増やすことで、地域の魅力を再発見してもらい、地域活性化につなげたい」と話している。
(2011年10月7日16時43分 読売新聞)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111009_6
山海の小屋、味な共演 岩泉・龍泉洞でフェスタ
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日本三大鍾乳洞の一つ、龍泉洞の岩泉町営50周年を記念した「いわて三陸 海と大地の復興フェスタ」(実行委主催)は8日、同町乙茂のふれあいらんど岩泉で2日間の日程で始まった。宮古・下閉伊地域の特産品が並ぶ中、被災した山田町の「復興かき小屋」と、岩泉町の「岩泉まつたけ小屋」が向かい合って出店を構え、山海の「共演」がにぎわいに花を添えている。
かき小屋は山田町観光協会(大杉繁雄会長)が出店し町内産殻付きカキ1500個を準備。蒸し焼きにしてふたを開けると、辺りに磯の香りが広がった。
まつたけ小屋は岩泉商工会(八重樫義一郎会長)が出店。ブランド化を目指す町産の「岩泉まつたけ」を使ったご飯や炭火焼きを約100食準備し、こちらも特有の香りを漂わせた。
復興フェスタは「おでんせ・べごっこフェスタ」と同時開催。9日は午前10時から午後3時半までで、山田町の山田境田虎舞、宮古市の山口太鼓、田野畑村の菅窪鹿踊などが出演する。
【写真=蒸し焼きにしたカキの殻をむく山田町観光協会のスタッフ】
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111008_13
興かき小屋29日オープン 山田、漁協が全面協力
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復興への第一歩だ−。山田町観光協会(大杉繁雄会長)は「復興かき小屋」のオープンを29日と決め、準備を進めている。震災で山田湾内の養殖施設が全損し、多数のカキが流失。セールスポイントの殻付きカキ食べ放題の維持が危ぶまれたが、地元漁協の協力で例年並みのカキを確保できた。8日から岩泉町で行われるイベントを出発点として、津波を乗り越えた特産物で、町の観光復興を目指す。
新しいかき小屋は、同町船越の浦の浜海水浴場付近の町有地に建築中。従来はカキの食べ放題のみのため、期間限定の営業だったが、新施設はホタテや麺類などメニューを増やし、通年営業とする。
オープン当初からカキを出荷していた三陸やまだ漁協織笠支所が「復興のため」と協力し、カキを確保。流失した施設から生き残ったカキを集めて優先的にかき小屋に出荷する予定だ。同支所カキ・ホタテ協同組合の湊洋造組合長(65)は「地元が復活しないと駄目。他の出荷を断っても、かき小屋に出荷する」と復興へ思いは強い。
【写真=山田町観光復興の第一歩として、急ピッチで建築中の「復興かき小屋」=山田町
(2011/10/08)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20111008-OYT8T00897.htm
世界ジオパーク認定から1年 広域的取り組み課題
3府県にまたがって行われた「110キロウオーク」。府県の垣根を越えた息の長い取り組みが求められている(8日、岩美町小羽尾で) 鳥取、兵庫、京都3府県にまたがる山陰海岸が世界ジオパークに認定されて10月で丸1年を迎えた。県内ではジオパークを活用した地域活性化への期待が膨らむが、海岸全体で相乗効果を生み出すには至っていないのが現状だ。地形の保護と活用の両立に向けて、県の垣根を越えた息の長い取り組みが求められている。(野口英彦)
「絶景やね」「潮風が気持ちいいわ」。4日から行われた京都府京丹後市から鳥取市までを5日間かけて歩く「山陰海岸ジオパーク110キロウオーク」。最終日の8日、コースとなった岩美町小羽尾(こばねお)では家族連れなどが、切り立った岩場と砂浜が続く景色の雄大さに見入った。
エリア内の市町や観光協会など36団体でつくる山陰海岸ジオパーク推進協議会(事務局・兵庫県豊岡市)が海岸の魅力に触れてもらおうと初めて企画。地元だけでなく神戸や明石(兵庫)などから予想を上回る530人が参加し、ガイドによる地形の成り立ちなどの説明に、「歩きながら地球の歴史が学べる。また来てみたい」と声を上げた。
同町の山陰海岸学習館と隣接する町立渚交流館の2010年の入館者数は、ともに前年の3・1倍に増加。県山陰海岸世界ジオパーク推進室の中谷英明室長は「観光に加え、地形や地層の学習ができる点が受けているようだ。関西や中四国からの観光客が増えている。認定の効果は確実に表れている」と話す。
観光客の受け入れ態勢も整いつつある。町内では以前から「いわみガイドクラブ」が案内役を担っていたが、ガイドの裾野を広げようと昨年末から、町観光協会が旅館の女将(おかみ)や土産物店の店員らを対象に養成講座を開講。今年は中級講座を設け、十数人が仲間の前で発表するなどして研さんに努めている。講師を務める同クラブ副代表の福原陽一郎さん(64)は「一朝一夕にはできないが、隣接する鳥取砂丘も紹介できる人材を育てたい」と意気込む。
教育で活用しようという動きも活発化している。鳥取大は4月、小中高校などの教員向けに、見どころを解説したガイドブックを作成、ホームページで公開している。また、岩美町の小学校などでは地形などを調べた成果を校内で発表する取り組みを進めている。
各地での動きが活発になる一方で、広域的な取り組みは鈍い。山陰海岸ジオパーク推進協議会によると、全域を紹介する本格的な地図やガイドブックはまだなく、各地のガイド同士の交流もほとんどないのが実態だ。
背景にはエリアの広さがある。国内で認定された同様のジオパークは同一県内にあるが、山陰海岸は3府県にまたがっており、イベントの開催などで足並みをそろえるのも容易でないという。認定後も国などの財政的な支援策はなく、活動は地域の自主性に委ねられていることも、足並みがそろいにくい一因ともされる。
ただ、知名度不足も指摘される中、14年に予定される世界ジオパークネットワークの再審査では、地域活性化策が進んでいるかどうかなどが調べられるとみられ、「今以上の取り組みが必要」との声も多い。
山陰海岸ジオパーク推進協議会の戸田康事務局長は「一体感をいかに出せるかは模索中」と打ち明け、「範囲が広く、魅力的なスポットが多いのが強みだが、各地の意思統一を図るという意味では弱みにもなる。特産物の開発などでも連携し、またとない活性化のチャンスを生かしたい」と話している。
世界ジオパーク 貴重な地層や地形などを含む地域で、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)が支援する「世界ジオパークネットワーク」が認定する。9月に室戸岬などがある高知県室戸市が選ばれ、国内での認定は5地域となった。保護だけでなく、観光や教育などを通じて活用することが求められている。認定後も4年ごとに再審査があり、活動が活発でないと認定の取り消しもある。
(2011年10月9日 読売新聞)
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>>1264
おお,お隣の島田市がこんなにも先進的やったなんて(゚∀゚)
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/30897.html
あわら・三国オンパク 「観光」切り口に地域活性
(2011年10月9日午後4時21分)
「オンパク」と聞いて「?」と思う人は多いかもしれない。正式名称は「温泉泊覧会」。博覧ではなく「泊覧」と書く。観光を切り口にした新しい町づくりの手法として全国で注目を集めている。このオンパクが今月、あわら市と坂井市三国町で初めて開催される。
■危機感から奮起、意識改革■
県内初のオンパク「越前あわら・三国温泉泊覧会」は15日から来月13日まで開かれる。「プログラム」と呼ばれる体験交流型イベントが複数組まれ、網羅した冊子の中から興味のあるものに参加してもらう。今回は26のプログラムを用意した。
オンパクの発祥は、大分県別府市で、2001年に「別府八湯温泉泊覧会」が開かれた。衰退の一途をたどる町に危機感を抱いた人たちが奮起。町の魅力を見つけ出し、プログラムを短期間に集中開催するスタイルで始まり成功を収めた。
効果は入り込み客数の増加にとどまらず、地元の人たちの意識も変えた。オンパクは成功事例として、経済産業省の協力もあって全国に広がり、各地で開催されるようになった。“希望の星”オンパクのノウハウを提供するため昨年4月には「ジャパン・オンパク」が設立。近くでは石川県能登で開かれており、今年はあわら・三国のほかにも長良川(岐阜市)などでも始まる。
■「金沢開業」待ったなし■
あわら・三国では昨年からオンパク開催に向けた準備が始まり、今年1月、先進地の長野県諏訪地方から講師を招いて勉強会を開き、5月に実行委員会を立ち上げた。
いささか性急にも思える開催スケジュールだが、背景には2014年度末に迫った北陸新幹線金沢開業がある。開業により福井までの2時間圏人口は、新潟、長野、群馬などの700万人が加わり4500万人に拡大すると見込まれている。一方、県の分析では開業による首都圏からの入り込み数は石川33%、富山は27%増が見込まれるのに対し、福井は3%の微増とされ、このままでは“開業フィーバー”に乗り遅れてしまうことが懸念されるからだ。
金沢開業で急がれるのは、金沢から本県への2次交通アクセスの整備と、福井を訪ねてみようと思わせる魅力ある観光資源の発信だ。足元の資源を見つめ直し、磨きをかけ売れるものにして発信していく。その手法がオンパクだ。
■数年先を見据えて■
「オンパク成功の鍵は継続性にある。1、2年では効果は期待できない」。あわら・三国の実行委では、14年度も視野に入れつつ、最低でも5年は継続して開催していくことにしている。プログラムを、120に上ったリストから26にしたのも実行委のメンバーがすべてに加わり、きっちり把握していくためにあえて絞ったという。初回からたくさんのプログラムを並べるより、質の高さを維持しつつ3年後には80プログラムにまで増やしていきたいという。
先行する他のオンパクの例を見ると、来場者の7〜8割は県内客で、最初は宿泊増には結びついていないようだ。ただ魅力あるプログラムが増えていくことで、徐々に宿泊に結びついていくと実行委では数年先を見据えている。
芦原温泉の入り込み客は1991年の136万人をピークに最近は80〜90万人で推移していたが、昨年80万人を切った。旅行形態も変わり、団体旅行が幅をきかせた時代は終わった。多種多様なニーズに応えようと各観光地が知恵を絞っているが、景気低迷や少子高齢化、そして人口減少時代突入と、過去の経験則だけではなんとかなるものではない。
一方、公共事業が削減される中「観光」を期待分野に挙げる自治体が増えている。地元の魅力を磨き上げる人材をつくり、全国に発信していくオンパクが福井の地に根付くにはまず初回をきっちりやり遂げなければならない。地元の人たちの温かい応援も欠かせない。(川塚 康弘)
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http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001110090003
「保護」と「観光」結ぶ道を/縄文杉周辺
2011年10月10日
最後の階段を上ると縄文杉の白い幹が見えてくる。展望デッキは写真を撮る登山客で混み合う=屋久島町の大株歩道
木道をそれて裸地で登りの人を先に通す。狭い山道では離合が頻繁に繰り返される=屋久島町の大株歩道
世界自然遺産の屋久島。樹齢数千年の縄文杉への登山客増加による植生への影響を理由に、屋久島町が入域制限を打ち出し議論が続いている。規制の条例案は議会で否決され、町が再検討中。本当に規制は必要なのか。縄文杉までの往復約10時間を歩いてみた。
縄文杉に続く荒川登山口へのバスが出る屋久杉自然館。午前4時40分の始発に向け、4時ごろから登山客が集まる。大型バスは補助席まで使う満員。このバスか、許可を得た貸し切りバスかタクシーに乗らないと登山口に行けない。
約40分で登山口に到着。午前6時からトロッコ道を歩き始め、午前8時10分ごろ、縄文杉まで続く大株歩道の入り口についた。
昨年3〜11月、この歩道を利用したのは11万5500人。この年の5月の大型連休中には1日千人以上が歩いた日もあった。
町は歩道の利用を3〜11月は予約制にし、1日420人に制限する条例案を6月、町議会に提案した。しかし観光業への打撃や運用面での疑問などから否決された。町は内容を練り直し再提案したい考えだ。
歩道はそれまでの「山歩き」の風情から一変。幅50センチほどの階段状の木道や岩場が次々と現れる。
足を止める人を追い抜いたり、逆に足を止め先を譲ったり。途中からは、前夜に山小屋に宿泊していた下りの登山客ともすれ違うようになった。
所々で、木道の幅が広がったり休憩用のデッキが設けられたりしているが、登山道脇に足を踏み入れる人も目立つ。こうして脇によける際に木の根やこけなどを傷めるというのが入域制限の大きな理由だ。
ウィルソン株を経て大王杉に着く。残る標高差は約110メートル。先に行って縄文杉を見て戻って来る集団ともすれ違うようになった。
午前10時50分ごろ、展望デッキに続く長い階段に着いた。前を登る人が次々に歓声を上げる。縄文杉だ。デッキは記念写真を撮る人たちで埋まっていった。
昼前に下山開始。今度は登り客と頻繁に会い、そのたび道を譲った。進む速さや足を止めるタイミングは人それぞれ。立ち止まって休む集団に道を譲られたと思ったら、同じ集団に追いつかれ、先を譲ったことも。町がもう一つ問題視している展望デッキの混雑も、登山客の出発時間がほぼ同じ現状では避けられない。人数制限だけで問題が解決するか疑問に感じた。
トロッコ道を再び進み、午後5時前、荒川登山口に戻った。町によると、荒川登山口で数えたこの日の登山客(概算)は498人。
登山道にごみは皆無。登山客の意識はむしろ高そうだ。地元ガイドの一人は「何が悪いか知らないだけ。屋久島の山は土は少なく、こけの上に芽が出て木々が育まれている。そんな成り立ちまで知って歩けば違うはず」と話し、ガイドの役割を強調する。
確かに混雑期だけでもガイド同行を義務化することは有効だと感じた。ただ、そうなると費用が少し割高になりそうだ。安い費用で行ける海外などに観光客を奪われないよう料金面の工夫や配慮も必要だろう。
自然を後世に引き継ぐためどんな形の規制が最良か、現場を知る人たちで時間をかけて議論し、結論を出してほしいと願う。
(寿柳聡)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111009-OYT1T00814.htm
外国人1万人に無料航空券…観光庁11億円予算
巨大地震
観光庁は、東日本大震災後に激減している外国人観光客の回復を狙い、2012年度に全世界から、旅費無料で1万人の一般観光客を日本に招待する方針を固めた。
募集は主にインターネットを通じて行い、応募者の旅行計画などが審査に合格すれば、日本への往復航空券を提供する。
こうして来日する旅行者には、日本滞在中にインターネットで世界へ情報発信してもらう方針だ。日本国内の滞在が安全・安心であることを口コミで世界的に広げる効果を見込んでいる。旅行者にはこのほか、震災後の日本旅行についてアンケート調査をしたり、新たな日本旅行のモデルとなるような旅行プランを提案してもらったりする。事業費として、観光庁は12年度予算の概算要求に11億円を盛り込んだ。
震災後、東京電力福島第一原子力発電所の事故もあり、海外の旅行者が日本を敬遠する状況が続いている。来日外国人数は、4月に前年同月比62・5%減まで落ち込んだ後、8月になっても同31・9%減の54万6800人にとどまった。
その前の2010年には、前年比26・8%増の約861万人で過去最高を更新していた。政府は将来的に来日外国人数を3000万人に引き上げる目標を掲げている。
(2011年10月11日12時01分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001110110005
《ラウンジ》新千歳 あふれる車
2011年10月10日
A、B両駐車場とも、あふれた車で行列ができた=9月23日、新千歳空港
■駐車場不足 休日は大渋滞
新千歳空港の国内線ターミナルビルと連絡橋の新装開業からもうすぐ3カ月。国内空港では初めての温泉や映画館、テーマパークも備え、航空機の乗降客以外からの集客も期待される。一方で表面化しているのが、駐車場の収容能力の問題だ。
9月23日の秋分の日。国内線と国際線のターミナルビルに挟まれたA駐車場(千歳観光連盟運営、1750台)とB駐車場(空港環境整備協会運営、1813台)が、ともに午後から満杯になった。3連休初日で車を預けて出かける乗降客が多い上、新装したターミナルビル目当ての地元客も重なったとみられる。あふれた車の列は航空機の誘導路下のトンネルをくぐって延びた。前週の3連休や夏休み中にも繰り返された光景で、飲食店が増えただけに昼時になると駐車場待ちの行列で大渋滞になる。
空港や航空会社には、待たされた末に飛行機に乗り遅れた乗客から苦情も寄せられた。
■「マイカー3割近く」
新千歳へ自家用車で来る人の割合はどれくらいだろう。空港ビルを運営する北海道空港が2年前に実施したアンケートによると、道内客の交通手段は、JRが最も多く44・9%、次いで自家用車が22・8%を占め、貸し切りを含めたバス全体の21・5%を上回っていた。7月15日の新装開業で乗降客以外の日帰り客が増えたことから、「今なら3割近くいるのでは」とみる空港関係者もいる。
新千歳の空港敷地内にある駐車場の収容力は、離れているC駐車場(千歳観光連盟運営、270台)を含めても3800台余り。乗降客で新千歳に次ぐ福岡空港は1800台で新千歳の半分以下だが、地下鉄が直結している。一方、関西空港は5500台、新千歳より乗降客の少ない中部空港は8200台もある。
新千歳の周辺には送迎付きの民間駐車場が20近くある。その収容力は合わせて1万台を超える。料金はおおむね空港からの距離に反比例するが、日帰り600円、1泊2日で1200円前後。A、B駐車場が1時間150円なので、日帰りでも4時間以上ならば、こうした周辺の駐車場を使う手もある。
空港に最も近いロングターム駐車場(苫小牧市美沢)の谷岡裕人マネジャーは「民有地だけに広い敷地があり、空きも十分です」とPRする。
■近隣商業施設と提携
新千歳の駐車場には航空会社など空港関連の従業員も月決めで車を止めている。空港を管理する国土交通省新千歳空港事務所はこうした従業員に対し、新装直後の7月16〜18日の3連休には、自家用車の自粛、臨時駐車場を用意した上で代替駐車するよう協力を求めた。しかし9月の2度の3連休は臨時駐車場を用意しなかった。この8〜10日の3連休は、再び臨時駐車場を用意したために9月ほどではないものの、A、B駐車場とも満車で行列ができる時間帯が生じている。
200億円をかけて空港ビルを増改築した北海道空港。せっかく掘り起こした客だが、乗降客への影響を避けるため、車で10分の距離にある商業施設「千歳アウトレットモール・レラ」との提携を打ち出した。レラには最大で4800台まで収容できる無料駐車スペースがあり、空港とを結ぶ無料シャトルバスについて空港ホームページでもPR。週末には1日2千人近くが利用しているという。
(小西淳一)
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http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2834246/7907680?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ベルリンの空港、9月の利用者が過去最高に 旅行者も急増
2011年10月11日 17:51 発信地:ベルリン/ドイツ
【10月11日 Relaxnews】ドイツの首都ベルリン(Berlin)にあるシェーネフェルト(Schoenefeld)国際空港とテーゲル(Tegel)国際空港の9月の利用者数が、最近発表された公式統計で過去最高を記録した。
両空港の9月の合計利用者数は、前年同月比4.6%増の230万人強で、過去最高となった。
また、空港当局が今月6日に発表したところによると、2011年の年間利用者数も、昨年の2200万人を抜き、過去最高を記録する見通しだ。
旅行者の間でベルリンの人気が急上昇していることは、近年の統計にもよく表れている。ベルリンに宿泊する人の数は1993年には730万人だったが、2009年には1890万人にまで増加した。
来年には、両空港に代わり、ブランデンブルク(Brandenburg)国際空港が開港する予定だ。これにより、ベルリン市の航空機による騒音も大幅に緩和される。
開港当初は年2000万人強の利用を見込んでいるが、徐々に4000万人まで増える見通し。これはオランダのスキポール(Schiphol)空港の昨年の利用者数4500万人に迫る人数だ。新空港での最初のフライトは、2012年6月3日の予定。(c)Relaxnews/AFPBB News
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20111012-OYT8T01160.htm
双海の魅力 観光に生かせ
夕日やホタル、菜の花畑・・・
新しい観光プランを作ろうと議論を交わす地区の住民ら(伊予市双海地域事務所で) 伊予市の双海地区で、水平線に沈む夕日やホタル、菜の花畑などの地域の特色を生かした新たな観光サービスを創り出そうと、高校生から80歳代までの住民ら約50人が毎月勉強会を重ねている。目的は、過疎化が進む地域の復活。特産物を生かした新料理の提供など様々な観光プランが挙がっており、来年度の事業化を目指している。(浅野友美)
同地区の主産業はミカン栽培や漁業などが中心。60年前には1万人以上いた人口が4割にまで減る中で地域を盛り上げようと、約30の農漁業従事者・業者が2005年、双海地区グリーン・ツーリズム推進協議会を設立し、観光客に果物狩りや漁師体験など約40の体験メニューを提供してきた。
年間約1万5000人の利用があるが、同地区では観光客の人気が美しい夕日で有名な伊予灘に集中してしまい、山間部など他の魅力は薄れがちという。「地区内の資源を十分に活用できていない」として、同協議会は今年4月、観光サービスなどの開発を専門家らの指導を受けながら進める、独立行政法人「中小企業基盤整備機構」四国支部(高松市)の支援プロジェクトに応募し、6件の中から唯一選ばれた。
同プロジェクトは、大学のゼミナールのような研究グループをつくり、十数人単位で取り組む形式。同協議会は“学生”として地域の若者や商店主、地域で活動するボランティアらを集め、6月にゼミをスタートさせた。
大学教授らから県外の地域資源活用事例を教わるなどし、9月下旬には、双海を舞台とした1泊2日の旅行プランを作る実習に挑戦。地域に36か所ある公民館を無料宿泊所にするほか、農作物に被害を与えるイノシシの肉を使った料理を作ったり、豊富に食事を提供するため、JRの駅周辺などに「屋台村」を設けたりする案が挙がった。
今後は、プランを集約して11月23日に地域住民に発表し、市場調査を実施して最終成果を来年3月に披露する予定。“学生”で、イチゴ園などを経営する西岡栄一さん(75)は「若者が都会に流れない魅力的な町のあり方を考えたい」と知恵を絞っている。
(2011年10月13日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111014/fnc11101415580009-n1.htm
シンガポールのF1岐路 観光効果も住民に不満
2011.10.14 15:57 (1/3ページ)
F1シンガポール・グランプリの市街地コース。開催中は周辺の交通渋滞が激しくなるという(AP)
継続すべきか否か−。シンガポール政府は、自動車レースの最高峰「F1」のシンガポール・グランプリ(SGP)の開催契約が来年、切れるのを前に、契約延長をためらっている。経済に及ぼすメリットが大きい「F1効果」には、マイナスの側面もあるからで、政府がどのような判断を下すのか注目されている。
来年に契約切れ
耳をつんざくあのかん高い独特なエンジン音を放ち、照明に車体を輝かせながら、マシンが夜の市街地を駆け抜けた。1周5.073キロのマリーナベイ・サーキットを61周。ド迫力のレースだ。
今年のF1世界選手権第14戦となったSGPは、9月23〜25日まで開かれた。2008年にスタートしたSGPは、今回が4回目。モナコやメルボルン、モントリオールなどと並び、F1レースの舞台としてすっかり定着した感がある。
それも来年、5年間の契約切れを迎える。オプションとしてさらに5年間、契約を延長できるが、そうでなければ12年のレースが最後になる。
狙いは的中
シンガポール政府にとりSGPは、宣伝、広告効果が高く、観光収入などをもたらすひとつの「ビジネスモデル」であり、シンガポールを「スポーツのハブ」にもするための中核的なイベントである。
その狙いが的中したことは、主要な経済統計をみると一目瞭然だ。観光庁(STB)などによると、08年から昨年まで、3回のSGPを観戦した外国人観光客は計11万人にのぼり、4億シンガポールドルの観光収入増につながった。また、世界で3億2千万人がテレビ観戦したという。
今回のレースが開催された先月だけでも、外国人観光客は前年同月比18.4%増の94万7千人だった。ホテルの平均客室稼働率は前月比5.2ポイント増の82%で、平均客室単価(ARR)は13.1%増の233シンガポールドルとなっている。「F1効果」はやはり高い。
一方、昨年のSGPの場合、開催に要した費用は1億1500万米ドルで、このうち6割がシンガポール側の負担。これに対し、収益は1億3200万米ドルだった。
こうした「F1効果」にもかかわらず、政府は13年以降もSGPの開催を継続するかどうか、慎重に検討している。イスワラン首相府相は「経済戦略という大局的な観点から、F1の位置付けを明確にする必要がある」とし、経済効果などを調査したうえで最終判断する意向を示している。
関心低い国民
実は、「F1効果」にはマイナスの側面もあるのだ。それは、厳しい交通規制による交通渋滞と、レースのコースとなっている商業地区の売り上げが、低迷するといった問題である。
ある飲食店経営者は「ショップや飲食店の収益が落ち、F1レースが終わるのを待ってはいられない」と怒りをぶちまけていた。タクシー運転手のひとりも「交通規制で迂回(うかい)路や一方通行の道が多すぎて、身動きが取れず、客もいやしない」と、「忍の一字」といった様子だった。確かに、タクシーを拾うより、MRT(地下鉄・高架鉄道)を利用した方が無難ではある。
また、SGPのタイトル・スポンサーで、通信最大手シンガポール・テレコム(シングテル)が実施した調査の結果では、F1へのシンガポール国民の関心は、さほど高くない。このため同社は今回、F1への興味を引こうと、郊外の商業施設などにF1放映用の大型3D(立体)スクリーンを設置する戦術をとった。
こうした住民の不満や関心の低さを背景に、チャンギ国際空港の近くに建設されているカーレース用のコースで、SGPを開催してはどうか、という代替案も浮上している。だが、このコースはF1には適合しないといい、「F1がシンガポールに残るのであれば、100%マリーナベイ・サーキット以外にない」(地元紙記者)という。
SGPは曲がり角にさしかかっている。(シンガポール 青木伸行)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20111016-OYT8T00056.htm
ホテル絶景対決
大改装で誘客だ
東京スカイツリー(墨田区押上)の来年5月開業を控え、周辺のホテルが、ツリーの眺望を売りにした宿泊プランやレストラン改装など集客力アップに力を入れている。各ホテルとも東日本大震災の影響で宿泊客が減少しており、ツリー効果で巻き返しをはかる戦略だ。(山内健)
スカイツリーが正面に見える東武ホテルレバント東京の24階レストラン 錦糸町駅に隣接する東武ホテルレバント東京(墨田区錦糸1)は4億円弱を投じ、最上階24階と2階のレストランを全面改装した。これまで最上階は和食レストランとラウンジバーだったが、7日に一続きの「スカイツリービューレストラン&バー『簾(れん)』」をオープンさせた。北側のツリーと、南側の東京タワーなど都心方向の両側の景色が楽しめる。
2階レストランは、ビュッフェスタイルが基本の「スーパーダイニング『ヴェルデュール』」になり、ツリー開業200日前、150日前など節目ごとに限定メニューも登場させる。
同ホテルによると、都内のホテルの多くは東日本大震災後、今春の修学旅行のキャンセルなどで宿泊客が落ち込み、秋以降盛り返しているものの、震災前の水準には届いていない。堀川順弘(のぶひろ)・取締役総支配人は「改装に踏み切るかどうか議論が戦わされたが、都心の高級ホテルにもない眺望をいかさない手はない」と話す。
客室382室のうち、北側の190室からツリーを見ることができる。昨年夏頃から北側を指定する予約が増えている。かつては都心方向の南側が人気だったが、ツリーの建設が進むにつれ逆転したという。
このほか周辺では、ホテルイースト21東京(江東区東陽6)も東京スカイツリーが見える部屋を確約する宿泊プランが人気。今年8月には最上階21階の和食レストランの個室に、スカイツリーを見せるための窓を新たに取り付けた。
隅田川の対岸からスカイツリーを望む浅草ビューホテル(台東区西浅草3)も、ツリービューを売りにしたプランで集客増を図る。同ホテル前からは、スカイツリー周辺を周遊する路線バス「スカイツリーシャトル」が9月10日から土日祝日に運行しており、周辺観光の拠点となる可能性もある。
(2011年10月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20111016-OYT8T00022.htm
秋祭り 中止・縮小次々
被災各地 震災で資金難 道具流失も
規模を縮小し2隻のみの参加となった釜石まつりの目玉「曳き船まつり」。後方には津波被害を受け再建中の施設が見える(15日、釜石市で)=増田教三撮影 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で、被災地の秋祭りが中止や規模縮小に追い込まれている。神社や住宅が津波に流されたり、仮設住宅に住む住民が費用を工面できなかったりするためで、集落の絆を深めてきた地域の伝統が崩壊しかねない状況だ。
集落に伝わる各祭りを1967年から同時期に集約して行い、漁業と製鉄業の発展を祈願する釜石市の「釜石まつり」は、規模を大幅に縮小して14日から3日間の日程で始まった。
祭りの目玉「曳(ひ)き船まつり」は、約20隻の漁船が釜石港内を周回し、船上で漁師らが舞う「虎舞(とらまい)」が呼び物。しかし、今年は多くの船が被災し、15日は2隻の船が港内を巡っただけで虎舞は中止に。事務局を務める釜石商工会議所の中小企業相談所長板沢文二さん(58)は「毎年、観光客もたくさん訪れるが、今年は静かな祭りだ」と残念そうに話した。
例年約20団体、約1600人が参加する「神輿(みこし)合同市内渡御(とぎょ)」も、山車や神輿が破損し、9団体、約500人の参加にとどまる。
同市の鵜住(うのすみ)神社の祭礼は、資金難で中止となった。例年、住民から計約300万円の寄付が集まるが、今年は「借金を抱えたり、家族を亡くしたりした人からはもらえない」(同神社)と、9月14日に神事だけ行った。宮司の花輪宗嗣さん(28)は「地域の絆を築くため祭礼を続けたいが、神社自体の運営も苦しい」と話す。
9月下旬に大槌町で行われた小鎚神社の秋祭りも、奉納する舞の面などが流され規模を縮小した。例年20団体が参加するが、今年は12団体で、寂しい祭りとなった。
こうした状況は宮城県も同じだ。気仙沼市の「リアス牡蠣(かき)まつり唐桑」(11月20日)は、カキの養殖施設が壊滅的被害を受け、メカジキとサケを中心に地場産品を販売する「からくわ復興感謝祭」に名称変更し、規模を縮小する。このほか、会場に仮設住宅が建てられたことなどで、県内では少なくとも25件が中止、6件が規模縮小に追い込まれた。
一方、福島県では、原発事故で警戒区域に入ったため、10月中旬から11月上旬に行われる3町のサケ祭りが中止となり、村の一部が警戒区域に入っている葛尾村の祭りも中止になった。
盛岡大学の橋本裕之教授(民俗学)は「秋祭りは、地域住民の絆を深めるだけでなく、伝統芸能の貴重な継承の機会でもある。息の長い財政支援が必要」と訴えている。
(2011年10月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20111015-OYT8T00907.htm
温泉街の歴史・芸披露
あわら・三国泊覧会始まる
稽古の様子を披露する芸妓(あわら市で) 体験型イベントや観光名所巡りなどを通じて三国・芦原の温泉地の活性化を目指す「第1回越前あわら・三国温泉泊覧会(オンパク)」が15日、開幕した。
旅館や観光協会などで作る実行委員会の主催で、11月13日まで、浄土真宗の僧・蓮如の布教の足跡をたどるツアーや、県産のミディトマト「越のルビー」の収穫体験など26のイベント・プログラムを楽しめる。
あわら市の芸妓(げいぎ)らの稽古場で、芦原温泉の女将(おかみ)や芸妓計約10人が観光客約20人をもてなすプログラムで幕開け。女将らは1883年の開湯、1956年の芦原大火などを乗り越えた歴史を紹介したほか、「越後獅子」や「水仙」の音頭に合わせて踊ったり、若手の芸妓に指導したりする稽古を披露。観光客と一緒に、ジャンケンと太鼓を組み合わせたお座敷遊びに興じる一幕もあった。
稽古を見学した金沢市泉野町、会社役員小泉普(ひろし)さん(54)は「女将さん、芸妓さんたちの情熱を間近に感じられた。他のプログラムにも参加したい」と喜んでいた。
問い合わせは実行委(0776・77・1877)。
(2011年10月16日 読売新聞)
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20111016201.htm
川崎と交流加速 高岡会議所、藤子F氏を縁に
氷見市内の企業を巡る川崎商工会議所の視察団。来月には高岡商工会議所が川崎市内を訪れる=昨年6月、氷見市内
高岡商工会議所は今年度から、神奈川の川崎商工会議所との経済交流を本格化させる。第1弾として高岡商工会議所の議員が視察団を結成し、11月14、15日に川崎市内を訪れることになった。漫画家、藤子・F・不二雄さん=高岡市出身=が川崎市にゆかりが深く、3年後の北陸新幹線金沢開業を見据え、藤子氏ゆかりのまち同士という縁を生かして新たな商機を探る。
川崎市多摩区で9月3日、藤子氏の世界を楽しめる「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」がオープン。同市内は藤子氏が居を構え、多くの作品を残したことでも知られ、高岡商工会議所内で川崎との交流に向けた機運が高まった。
計画では、高岡商工会議所の広域連携推進委員会のメンバーを中心に20人前後が1泊2日で川崎市内を視察する。川崎商工会議所の議員と懇談し、「歴史都市」に認定された高岡をアピールするほか、川崎市内の企業数社を訪問する。
川崎商工会議所は2008年に、氷見商工会議所と友好提携を結んでいる。京浜工業地帯の父と言われる実業家浅野総一郎=氷見市出身=が縁となっており、高岡商工会議所は「藤子漫画」を契機とし、将来的に友好提携も視野に入れる。
冬には川崎市内で「寒ブリ懇親会」が開催されるほか、氷見市内の中学校が川崎市内に修学旅行する際も、川崎側が協力している。高岡商工会議所は氷見商工会議所とも協力し、氷見の魚と高岡のものづくりを融合させた誘客策を探る方針だ。
高岡市は川崎市に対して市民や行政レベルでの交流を打診している。高橋正樹市長が今年2月に川崎市を訪れ、川崎市側からも好意的な反応を得た。こうした動きに高岡商工会議所が呼応し、官民一体となって高岡の活性化につなげる。
同会議所の荻原隆夫専務理事は「ビジネス、観光面での円滑な交流を促進するため早急にネットワークを構築したい」と話した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111016-00000508-san-bus_all
ヘリで紅葉狩り、グルメ対決… 川治温泉で客足回復イベント
産経新聞 10月16日(日)18時4分配信
川治温泉の老舗旅館「宿屋伝七」の船曳大輔統括本部長(写真:産経新聞)
東日本大震災の影響で一時、観光客の利用が大幅に落ち込んだ栃木県の日光・鬼怒川温泉地区で、客足を取り戻す取り組みが本格化している。客足は徐々に戻りつつあり、秋の行楽シーズンの到来を「震災のマイナス」を取り戻す機会にしたい考えだ。
なかでも、同温泉地区の奥座敷として大人向けの観光地として人気の川治温泉では、地域をあげての取り組みに熱が入る。震災後の自粛ムード、宿泊客のキャンセル続出で大きな打撃を受けたが、行楽シーズンにあわせ、秋の集客キャンペーンを打ち出し、失地回復に勢いづいている。
老舗旅館「宿屋伝七」の船曳大輔統括本部長は、「旅館組合だけでなく商店街組合や観光協会などが一丸となって新しいイベントを実施、再活性化に取り組みたい」と話している。
キャンペーンの目玉は、11月3日から開催する「川治温泉紅葉祭り」。「日光いろは坂」など紅葉の名所を上空から楽しむヘリコプター遊覧をはじめ、食器市や朝市、グルメ対決といったイベントを幅広く用意している。
東照宮や華厳の滝など日光周辺には多くの観光名所があるが、「観光客のほとんどは日光と鬼怒川温泉にとどまり、川治温泉まで足を延ばしてくれない」(船曳本部長)のが実情。周辺の温泉地でも震災や原発事故の影響を受けており、秋シーズンの集客に全力を挙げる。観光地では担当者の間で「PR活動支援のための補助金制度や、宿泊客が旅行しやすくなる助成金制度などを設けてほしい」といった声もあがっている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011101690070641.html
北斎館 着工を延期 「観光の目玉」より耐震化急務
2011年10月16日 07時06分
東日本大震災を受けて地域の災害対策を優先させるため、東京都墨田区は、地元出身の浮世絵師・葛飾北斎を顕彰する「すみだ北斎美術館」の着工を二年間延期し、二〇一三年度にする方針を決めた。当初は本年度中に着工し二年後に開館する計画で、来年五月に予定される東京スカイツリー開業後の観光の目玉として期待していた。一五年度の開館を目指す。
北斎美術館は一九八九年ごろに構想が出たが、区は財政難でいったん凍結。〇六年に同区がスカイツリー建設地に決まってから、観光客を呼び込む拠点として期待が高まり、一転建設を決めた。
区は、二十年間にわたり北斎の作品を独自に収集しており、これまでに計十五億円かけて約千三百点を集めている。美術館では、これら所蔵作品を中心に展示する。
ただ震災後、総額二十四億一千三百万円に上るハコもの新設には、区議会から批判があった。区は建設を先送りし、児童関連の公共施設の耐震化などを優先させる。
区文化振興課は「北斎は地元出身の世界的な偉人。観光拠点として地域の活性化にも寄与できる」と説明。美術館の内容は変更せず、今後も開館に向けてPRに力を入れるという。(小野沢健太)
(東京新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000205-mailo-l16
’11記者リポート:高岡・本丸会館 歴史的建物取り壊しへ /富山
毎日新聞 10月17日(月)13時30分配信
好みの歴史上の人物ゆかりの場所を巡る「歴女(れきじょ)」や軍艦島(長崎県)など使われなくなった建物などが観光スポットとなる「廃虚ブーム」などにあやかって町おこしを考える自治体が増えてきている。高岡市も「市歴史的風致維持向上計画(通称:高岡市歴史まちづくり計画)」を策定し、国からの認可も受け、歴史的な建築物を生かしたまち作りを進めている。その高岡市で昭和初期建築のビルを巡って、取り壊すか保存するかでの議論が巻き起こっている。【岩嶋悟】
◇市民ら反論「長期の検討が必要」
◆本丸会館とは?
同市の中心部にある本丸会館(同市本丸町)。余計な装飾を排した質実剛健な外観のこのビルは、機能性や合理性を追求した初期モダニズム建築の県内に現存する代表作だ。
同館本館は1934(昭和9)年に旧高岡電燈の本社ビルとして完成した鉄筋コンクリート3階建ての洋館で、市が60年に取得し、80年まで庁舎として使用した。09年に老朽化のため隣接する別館とともに閉鎖した。一方、64年竣工の新館には80年から急患医療センターが入居している。
◆取り壊しを決めた高岡市
老朽化した同館をどうするのか。同市は08年度、庁内に「本丸会館跡地利用検討会」を設置。跡地を急患医療センターなどを拠点をする健康福祉ゾーンとして整備することを基本方針に本館の保存などについて検討した。検討会は、急患医療センターとして本館を整備した場合、耐震補強工事などにより新築よりも約4億円以上費用がかかるとする報告書を今年1月末にまとめていた。
9月16日の市議会定例会で高橋正樹市長は、検討会の報告書の内容を踏まえ、本丸会館の本館跡地に急患医療センターを建設する考えを明らかにした。
◆保存を求める市民の声
市の解体方針を受け、同館の保存を求める活動をしてきた市民団体「本丸会館とまちづくりの会」の本田恭子代表は「(本丸会館は)高岡の歴史を振り返る上でとても重要な位置にあるのに、市は全く生かそうとしない」と憤る。
同会は08年に本田さんを中心に市民や大学関係者などが参加して結成。市に対し、09年に「本館は国内でもまれにみる大規模な近代建築遺産」と同館を保存することなどを求めた提案書を提出。市はこれに対し、「具体的な活用策が示されなかったため保存は困難」との結論を出したが、本田さんらは「本丸会館の活用について長期の検討期間が必要。今後も有識者と活用について考えていく」と反論している。
「歴史と伝統を再認識し、誇りと愛着を持てるような『歴史都市』を実現する」。これは市歴史まちづくり計画の策定した目的だ。市も本丸会館の文化財的価値を認めており、一部を記念碑などとして活用できる可能性を引き続き検討するとしている。
10月17日朝刊
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-10-18_24875/
宮古日帰り1万円台で HIS
経済 2011年10月18日 09時18分
(11時間30分前に更新)
エイチ・アイ・エス(HIS)は17日、那覇空港発の旅行商品「宮古日帰り1日観光」を売り出した。絶景ポイントやパワースポットを訪れるコースなど四つの観光プランから選べる。出発前日の午後5時まで予約を受け付ける。同社沖縄エリア統括支店長の片山高宏氏は「行く機会がなかった人も楽しめるプラン。気軽に利用してほしい」と呼び掛けている。
どのプランも地元のまるちくタクシー乗務員が案内する。宮古―那覇線の航空運賃が下がったため、旅行価格は観光案内付きで1万6800〜1万9800円と割安。観光案内なしのレンタカープランも用意した。
同社沖縄営業販売チームの田畑七重氏は「地元の人が行くような場所を組み込んだ。日帰りプランは県内でも珍しい」とPRした。旅行の申し込みは同社那覇営業所、電話098(868)1133。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011101800686
小 中 大 仙台にパンダ、実現協力=保護規制にも配慮必要−駐日中国大使
東日本大震災の被災地を視察中の程永華駐日中国大使は18日、仙台市役所で、奥山恵美子市長と会談した。ジャイアントパンダの貸与について、奥山市長が「どうかご尽力を」と重ねて要請すると、程大使は「微力ながら協力していきたい」と応じた。
程大使は会談後、記者団に対し、年内に日中首脳会談が実現するだろうとし、その中で日本側から「要請があると予想している」と語った。
ただ、現状では中国政府の反応を紹介できる状況になく、「保護動物の代表格でもあり、国際的規制も考慮しなければならない」と説明。仙台市の今後の働き掛けや、市が受け入れ先としている市立八木山動物公園の体制づくりなど、課題の解決に一定の時間がかかるとの認識を示した。(2011/10/18-18:12
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111019/mcb1110190505023-n1.htm
バリ観光過熱 環境汚染が深刻 (1/4ページ)2011.10.19 05:00
2002年、インドネシア・バリ島のナイトクラブで202人の犠牲者を出す同国最悪の爆破テロが発生した。スウェーデン人のディスクジョッキー、ファディ・アルターク氏(31)は、当時同国から脱出した5万2000人の旅行客の一人である。それから1年後、アルターク氏はバリ島に戻ってきた。
同氏は「爆破テロが起きたときは『もうだめだ、もう誰も戻ってこない』とみなが考えた。しかし今ではバリ島のビジネスは以前よりも好調だ。誰もがひたすら投資を重ねている」と述べた。
「神々の島」と呼ばれるバリ島は、美しい棚田、寺院、サーフィンができるビーチが人気を集め、過去40年以上にわたりインドネシア最大の観光地の地位を守っている。現在は開発・投資ブームに沸き、アルターク氏も分譲マンション事業を手がけて利益を得ているという。
◆過去最高250万人
その結果、通貨高の恩恵を受けているオーストラリア人を中心として、同島への訪問者は過去最高の250万人にまで膨れあがった。住民やホテルの経営者によれば、旅行客の増加に付随して、交通渋滞、ビーチのごみの散乱、水の供給の逼迫(ひっぱく)などの問題が生じているという。政府はバリ島の中でも比較的開発が進んでいない地域への観光業の拡大を目指し、鉄道敷設や2つ目の空港の建設に13億ドル(約1000億円)規模のプロジェクトを計画している。
急速な開発は、バリ島の観光業の成功に大きな役割を果たしている文化も危機にさらしている。芸術の町として知られるウブド郡があるギャニャール県のチョコルダ・オカ・アルタ・アルダナ・スカワティ県長は「われわれが将来のバリ島に求めるのは、クオリティーの高い観光業だ」と言う。そして「たとえば一杯のお茶があったとして、そこに湯を注ぎ続ければ、最後には味がしなくなってしまう。われわれはバリ島ならではの味わいが間もなく消えてしまうのではないかと危惧している」と述べた。
1927年にドイツ人画家のヴァルター・シュピースがバリ島に移住して以来、同島には多くの旅行者が訪れるようになった。60年代には米国人のサーファー、80年代には日本人のゴルファーの間で人気が出たこともあって、インドネシアの経済成長の先頭に立った。
そして現在はオーストラリア人の観光客が大量に同島を訪れている。11年の訪問者は、すでに8月時点で前年の年間訪問者数の64万8000人を超えている。これは06年と比べれば約5倍の規模である。
豪カンタス航空のアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は「オーストラリアの鉱業ブームがバリ島などへの観光を後押ししている。われわれにとって鉱業セクター関係者が最大の顧客であり、さらに需要が伸びる可能性もある。パースとバリ島を結ぶ路線は非常に重要だ」と述べた。
パースからバリ島のデンパサールまでの飛行時間は3時間半。オーストラリア政府のデータによれば、同路線の7月末までの1年間の搭乗者数は前年比17%増の77万8049人で、同国の国際路線の主要10路線の中で最も成長率が大きかった。
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観光客の増加に支えられ、74億ドル規模のバリ島の経済は06年から年率平均6.5%の成長を続けている。英不動産大手のナイト・フランクによれば、バリ島の星付きのホテルの10軒に9軒は南部のビーチ沿いに集中し、旅行客の大部分がデンパサールの空港から10キロメートル圏内のホテルを利用するという。
スカワティ県長は「バリ島の抱える最大の問題は道路だ。道路の整備はほとんど進展していない。バリ島を訪れる観光客は02年時点では1日に1500人ほどだったが、今では7000人に迫っている」と述べた。
同島南部のスミニャック・ビーチでは、オーストラリアから来たピーター・アンヤライ氏(56)がパラソルの下に座り、海岸沿いでサーフィンを習う人々を眺めていた。彼らの周りには食べ物の包み紙やカップ、コンドームなどのごみが散乱し、道路から海へと悪臭のする汚水が流れ込んでいる。1977年からこの地でサーフィンをしているというアンヤライ氏は「汚水、ごみ、悪臭が大きな問題になっている」と指摘した。
◆ホテル建設を禁止
環境悪化に対する抗議の声に応え、バリ州のマデ・マンクー・パスティカ知事は10年12月、最も開発の進んだ南部地域でのホテルの新規建設を禁止した。しかしナイト・フランクのリポートによれば、12年末までにホテルのキャパシティーは3242室、率にして16%増加し、2万3500室に達する見通しだ。
現在進行中のプロジェクトには、南部の半島部に建設中の新空港も含まれる。これが完成すれば空港キャパシティーは倍増し、13年には年間2400万人の旅客に対応できる見込みである。同年には、米ホテルチェーン最大手のマリオット・インターナショナルのリッツ・カールトン・ホテルがヌサ・ドゥア近郊にオープンする予定だ。さらに同年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催に向けて、新空港に近いジンバランに新しいコンベンションセンターも建設される予定である。
ニッコー・バリ・リゾートのゼネラル・マネジャーで、バリ島ホテル協会の会長を務めるジャン・シャルル・ル・コズ氏は「バリ島がキャパシティーの限界に達しているのは誰もが分かっている。南部ではすべてが過剰だ」と述べた。(ブルームバーグ Daniel Ten Kate)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111018-00000015-fsi-bus_all
タイ洪水でツアー中止相次ぐ 旅行大手に危機感広がる
フジサンケイ ビジネスアイ 10月19日(水)8時15分配信
タイの洪水被害で、日本国内からのツアー中止などの動きが広がっている。被害の大きいアユタヤが旅程に入っているツアーが中心。タイ観光のメーンとなるバンコクは影響が少ないものの、被害が長引けば影響も無視できず、旅行各社の間に危機感が広がり始めている。
旅行最大手のJTBはアユタヤ滞在を含むツアーについて、21日出発分まで中止。日本旅行とエイチ・アイ・エスは、アユタヤ観光が組み込まれたツアーを、それぞれ31日出発分、24日出発分まで中止する。
またANAセールスは25日出発分まで、阪急交通社は31日出発分までのツアーで、それぞれ旅程に含まれていたアユタヤ訪問を外す。両社や日本旅行では、顧客の要望があればキャンセル料はとらないという。
バンコクへの警戒も強めるのは近畿日本ツーリストだ。バンコクかアユタヤに滞在するツアーを21日出発分まで中止する。
各社からは「バンコクまで被害が及べば影響が広がる」(ANAセールス)、「長引けば影響も継続する」(近畿日本ツーリスト)と懸念する声も上がり始めており、今後の状況に目を光らせている。
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>>1163
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20111019/CK2011101902000130.html
金沢−高山−名古屋 観光を ソウルで初 売り込み
2011年10月19日
金沢−高山−名古屋の3市を通る観光を説明する山田局長(中央)ら=韓国・ソウル市で(辻渕智之撮影)
【ソウル=辻渕智之】外国人観光客に人気の東京−富士山−京都−大阪と日本を横断するいわゆるゴールデンルートに対抗し、金沢−高山−名古屋の中部縦断ルートを旅行商品として売り込むため、三市は十八日、韓国ソウルで観光説明会と商談会を開いた。
三市が一緒に海外で観光PRするのは初めて。金沢市からは山田克俊・産業局長らが赴いた。具体的な商品提案や値段交渉ができるよう旅行関連の約三十社も同行した。
名古屋市の入倉憲二副市長は代表あいさつで「観光都市の金沢、アルプスの小京都の高山、産業観光と買い物が楽しめる名古屋。古き良き日本と最先端の日本を同時に満喫できます」と各市の魅力を宣伝。小松、中部国際の両空港と東海北陸自動車道、高山線などを連携させた交通の利便性もアピールした。
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http://www.asahi.com/travel/aviation/TKY201110190236.html
2011年10月19日14時34分
海から空港見るツアーも 羽田空港で週末「空の日フェス」
新しい国際線ターミナルが開業し、羽田空港が「再国際化」してから間もなく1年。ことしで開港80年を迎えた羽田空港一帯では21日から23日まで「空の日フェスティバル2011」が開かれ、さまざまなイベントが予定されている。(アサヒ・コム編集部)
昨年10月に華々しく開業した新国際線ターミナル。実際に旅行で利用する人のほかターミナルのショッピングや見学で訪れる人も多く順調な滑り出しだったが、3月の東日本大震災で旅行客が大幅に減少したほか燃油も高騰。アメリカン航空のニューヨーク便とデルタ航空のデトロイト便が休便し、10月現在、14都市に15路線が運航している。
国際線ターミナルでは21日に開業1周年セレモニーが開かれ、週末の22、23の両日には羽田からいける海外各地のみどころなどが3階のコンコースで紹介される。
このほか国内線の第1、第2ターミナルや新旧の整備場地区で飛行機の機体展示やスタンプラリー、写真展などが開かれる。
東京モノレールの天空橋駅に近い「旧整備場地区」では、空港内にある施設のなかでは現在最も古く、米軍が建設したとされる格納庫「T101」が初めて公開されるほか、国交省の飛行検査機やYS11の展示なども予定されている。
空港や整備場周辺でのイベントに加え、ことしはJTBが地元の大田観光協会の監修で、空港北側の海から飛行機を撮影できるチャータークルーズを準備した。
ツアーは22日の午前10時、午後12時半、午後3時からの3回。国際線ターミナルから約300m西側の多摩川に面した「羽田空港船着場」から出航し、多摩川分流の海老取川と京浜運河を経由して京浜島沖合の空港北側に停泊。約30分程度、離着陸する航空機の様子を見学・撮影してもらって船着き場に戻るコースとなっている。
ツアーに使われる船着き場はもともと石油会社がタンカー用桟橋として使っていた。大きな地震などの災害発生時に空港で出るけが人を搬送したり、陸上の交通機関が使えなくなった時の水上輸送に対応できたりするよう、日本空港ビルデングがことし5月から整備を開始し、7月中旬には桟橋部分の整備が終了した。桟橋の長さは168mあり、10m以下の船なら2隻、30mまでの船なら1隻が停泊可能だ。来月末には待合室も完成する予定という。
クルーズには協会のボランティアガイドが同乗、東京オリンピックに向けて本格的な空港開発が進む以前はノリ養殖で栄えた羽田の歴史について紹介する。同協会は「ツアーに参加する方の目的は航空機の撮影ですが、船の旅気分を味わってもらい、楽しみながら羽田の歴史を少し知ってもらえれば」と話している。
クルーズの参加料金は3900円で、申し込みは「JTB観光情報ナビ」から。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/269326
韓国人巡礼に照準 長崎・新上五島の教会群
2011年10月20日 13:26 カテゴリー:社会 九州 > 長崎
世界遺産候補の青砂ケ浦天主堂を視察するモニターツアーの参加者=9月27日、新上五島町 長崎県新上五島町のカトリック教会群を巡る韓国人観光客が、増加の兆しを見せている。チャンスを逃すまいと、町は誘致専従の韓国人職員を採用、18日からソウルで開かれた観光商談会にも官民一体で参加し、その魅力を売り込んだ。韓国は国民の3割がキリスト教徒という国柄だけに、関係者は「新たな観光の柱に」と意気込んでいる。
同町には、世界遺産候補の青砂(あおさ)ケ浦天主堂や、西日本唯一の石造り教会堂の頭(かしら)ケ島天主堂など29の教会が点在。海からしか見られない岩場に立つ十字架とキリスト像がシンボルの「キリシタン洞窟」など、禁教時代の史跡も数多く残る。
韓国人観光客が増え始めたのは、2007年に同町以外の県内施設を含む「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が世界遺産候補になったのがきっかけ。町担当者は「それ以前はほとんど見られなかったが、今は年々増加している。正確な数字は把握できていないが、宿泊施設からの聞き取りでは、昨年は100人ほどが訪れた」と話す。
大半が個人旅行で、釜山から福岡、長崎市経由で新上五島町に渡る。巡礼需要を見込んで韓国の航空会社が福江空港(五島市)へのチャーター便運航も検討中だ。
韓国人観光客誘致専従職員として町は5月、町観光物産課に林根昊(イムグンホ)さん(26)を採用した。普段はハングルでの観光パンフレット作りなどを担当しているが、7月に釜山であった観光商談会には井上俊昭町長と一緒に乗り込み、旅行会社約15社に教会群の魅力をPRした。以来、町などにはツアーの問い合わせが相次いでいるという。
林さんが講師を務める、宿泊施設関係者を対象にした韓国語講座も9月にスタートした。あるホテル経営者は「島の魅力を直接伝えられるようになりたい」と張り切る。
9月下旬には、町が韓国の教会関係者や旅行会社の担当者ら11人を招いたモニターツアーを実施し、町内の四つの教会やキリシタン洞窟などを巡ってもらった。参加したNTPツアー(釜山)の盧貞三(ノチョンサム)代表理事は「美しい自然や信徒が守ってきた教会群は、商品として魅力十分」と言う。モニターツアーは年度内にあと2回実施の予定だ。
同町観光物産課の中島紀昌課長は「先祖が伝えた信仰の遺産が残る上五島を、『祈りの島』として韓国に紹介していきたい」と話している。
=2011/10/20付 西日本新聞夕刊=
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111020-OYT1T00703.htm
野口英世記念館、入館6割減…東電に補償請求へ
福島原発
秋の行楽シーズンに入っても、閑散としている野口英世記念館(20日)=小池和樹撮影 福島県会津地方の観光名所「野口英世記念館」(猪苗代町)の入館者数が激減し、過去最少ペースとなっている。
東京電力福島第一原発事故の影響とみられ、同館は、風評被害への補償を東京電力に請求することを検討している。
同館は、野口英世が幼少時に大やけどを負った囲炉裏が残る生家や、研究に使った器具などの遺品を展示し、最盛期には年間100万3548人(1976年度)が訪れた人気の観光スポット。福島第一原発から西に約90キロ・メートル離れているものの、原発事故が起きた今年の4〜9月の半年間の入館者数は6万7739人と落ち込み、記録が残っている1956年度以降3番目に少なかった昨年度同期と比べ、約6割減少した。このままでは、過去最少の16万3020人(1956年度)を下回るペースだ。
春から夏にかけては修学旅行の児童生徒、秋の行楽シーズンは職場のグループなど団体客が多く訪れていた。震災以降は団体客が減って、個人客が大半だという。
(2011年10月20日14時30分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000079-san-l15
JR東、新潟駅南口に200室建設へ 県都のホテル戦争激化
産経新聞 10月20日(木)7時55分配信
JR東日本新潟支社は19日、新潟の“玄関口”であるJR新潟駅南口(新潟市中央区)にホテルを建設すると発表した。平成24年2月に着工し、25年春の完成を目指す。投資額は明らかにしていない。JR東グループは、これまで県内では長岡市と佐渡市でホテルを運営してきたが、県都・新潟市に進出するのは初めて。新潟駅に隣接する好立地条件を生かせば、一定数の宿泊客が見込めると判断した。また、低層階を駅直結の商業施設にして他ホテルとの差別化を図り、ビジネス客や観光客を広く取り込む。
建設予定地は、新潟駅南口のタクシー乗り場と同駅西側連絡通路の間にあるJR東所有の空き地約1900平方メートル。建物は地上9階建て、延べ床面積約7600平方メートルとし、3階部分を駅への連絡通路に直結させて「駅から0分」をアピールする計画だ。
フロア構成は1〜3階の低層階を商業施設が入居するスペースとし、飲食店や物販店を誘致するほか、貸会議室なども設けて集客力を高める。客室は4〜9階に配置し、4〜7階はビジネスホテルの位置づけで主にシングルタイプ(約16平方メートル)で約150室を設ける。8〜9階についてはやや広めのタイプ(約20平方メートル)約50室をそろえる方針だ。
ホテルの名称、宿泊価格などの詳細については、宿泊予約の受け付けを始める24年秋までに決めるという。
JR新潟支社の高木言芳(ことふさ)支社長は19日の定例記者会見で「(新潟市は)学術会議の開催も多い。通常のビジネス客、観光客以外に学者、学識者の利用も取り込み、70%の客室稼働率を目指したい」と意欲を示した。
新潟駅周辺には、表玄関にあたる北側の万代口を中心にビジネスホテルなどが林立。新たにJR東が参入することで、こうしたホテル間の競争が一段と激化することが予想される。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000032-mailo-l15
鎌倉の人力車:佐渡に登場、あすから2日間 観光実験、出店も検討 /新潟
毎日新聞 10月21日(金)11時10分配信
観光地・鎌倉(神奈川県)を人力車で案内している「鎌倉力車」の2人乗り人力車2台と引き手の車夫3人が22、23の両日、佐渡市相川で観光実験を兼ねたデモンストレーションを行う。
07年から鎌倉で車夫として人力車をひく内田拓志さん(24)は同市相川左門町出身で今年5年目の中堅。今回は兄の結婚式出席のため帰島する。かねて同じ観光地でもある佐渡で、人力車を走らせてみたいとの思いを関係者の協力で実現することになった。
コースは相川2町目〜3町目。江戸時代・文政年間の住宅地図に基づいた説明ポイントを元に15分前後案内する。江戸時代に北前船で栄えた同地区には回船問屋の屋敷や金刀比羅神社、佐渡で最初に釉薬(ゆうやく)を用いた陶工・黒沢金太郎の元屋敷など佐渡の幕末から明治を感じさせる情緒あふれる町並みをめぐる。
内田さんは「人力車に対する熱い思いを佐渡に伝えたい」と話す。鎌倉力車の統括責任者の小水内芳彦さんも「地域の理解と、お客様のニーズがあれば十分調整した上で佐渡への出店を検討したい」と期待を寄せる。
金婚、銀婚または新婚記念のカップルは8組まで無料。一般は約20組まで。予定を超えた場合は抽選。2人で1000円。申し込みは鈴木恵美さん(090・6021・7613)。【磯野保】
10月21日朝刊
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001110210001
「道普請」ツアー人気
2011年10月21日
「道普請」をする人たち=今年1月、田辺市本宮町伏拝
◎台風被害の熊野古道/田辺で29日 270人申し込み
台風12号の豪雨による土砂崩れや橋の流失で寸断された世界遺産の熊野古道。復旧に向けて調査や仮の歩道の工事が進むなか、ボランティアに古道の維持や修復に参加してもらう県主催のイベント「環境保全ウオーク」が29日に田辺市である。このツアーの申し込みが20日で締め切られ、全国各地から当初の見込みより多い約270人の申し込みがあった。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣(さんけい)道」は、登録された道の延長が約308キロ。このうち人気コースの「中辺路」で高さ・幅約50メートルの大崩落が起きるなど各地で被害が確認されている。すでに復旧した区間もあるが、台風12号で土砂が流出して道が荒れたり、崩れてきた石に覆われたりしている所もあるという。
今回のイベントでは、田辺市本宮町伏拝の式水を起点に、発心門王子から赤木越えをして湯の峰温泉に至る約10キロを歩く。参加者は古道歩きを楽しむとともに、傷んだ古道に土を入れ、木の棒で打ち固める「道普請」という作業をする。
県によると、世界遺産の修復は通常、専門家が行うが、熊野古道は「道」の世界遺産であることから、県職員の指導を受ければ一般客が保全活動に携わることができる。
2004年の世界遺産登録で古道を歩く人が急増したため、県は道を維持する方法の一つとして07年、企業や労働組合、個人のボランティアなどに「道普請」をしてもらう制度を始めた。これまでに延べ1万2千人以上が参加している。
09年からは大手旅行会社と協力して「環境保全ウオーク」と題したツアーを開催してきた。今回はその9回目になる。
県は今回の台風被害を受けて、改めて古道保全の機運を高める方針で、ツアーの頻度を上げることも検討している。また、全国の大手企業に道普請への参加を呼び掛ける。
県観光振興課の山西毅治課長は「台風被害が出たこの機会に、全国の人々に古道を保全する重要性を知ってもらい、何度も訪れる固定客を増やしたい」と話す。(北川慧一)
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http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001110210002
公害訴訟原告招く 夜景クルーズ
2011年10月21日
野田之一さん
四日市市で来月10日に開かれる「全国工場夜景サミット」で、市は、四日市公害訴訟の原告患者だった元漁師、野田之一(ゆきかず)さん(79)を、石油化学コンビナートの夜景観賞クルーズに招待した。野田さんは「体調が良ければ」との条件付きでクルーズ船に乗る考えを示した。
2008年に田中俊行市長が就任して以来、市は公害資料館の計画づくりや公害犠牲者慰霊祭への参列など、被害者側との距離を縮めている。
サミットは、今年2月の川崎市に次いで2回目。四日市市などが主催し、パネルディスカッションなども予定されている。
市観光推進室は14日、野田さんに「クルーズ船にぜひ乗ってほしい」と招待した。野田さんは、公害の町から脱却して魅力あるまちづくりを進めていく必要があるとの考えを示しつつ、「体調が良ければ乗ってもよい」と応じた。
コンビナートはかつて、野田さんを始め、ぜんそく患者を多発させた公害の発生源。市観光推進室は「クルーズの利用者は、市外の人が7割。ガイドは公害にも触れ、環境先進都市づくりに努力する誓いの言葉も述べる。野田さんにも見てもらい、意見を言ってもらいたかった」という。
野田さんは現在、市の「公害に関する資料館(仮称)あり方検討会」のメンバーとなり、意見を述べている。
(嶋田圭一郎)
◆四日市・室蘭・川崎・北九州 工場夜景宣言の4都市集合◆
来月10日に四日市市で開かれる「第2回全国工場夜景サミット」では、今年「日本四大工場夜景」を共同宣言した同市と北海道室蘭市、川崎市、北九州市の関係者が集まり、各地の取り組みを紹介する。兵庫県姫路市と山口県周南市もオブザーバーで参加する。
また、JR東海相談役で日本観光振興協会中部支部長の須田寛氏が「産業観光のこれから〜東日本大震災以降の観光振興のあり方」と題して特別講演する。
工場見学と工場夜景の観賞クルーズを組みあわせた「産業観光クルーズツアー」(定員30人、参加費4300円)もある。
問い合わせは市観光推進室(059・354・8176)へ。
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http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001110210002
「紅葉渋滞」激減 日光 原発事故が影響
(10月21日 朝刊)
【日光】紅葉が見ごろを迎えた日光地区。中禅寺湖畔からいろは坂、瀬戸合峡付近がピークを迎え、二社一寺周辺や鬼怒川・川治温泉付近の名所も下旬から色づきを増す。しかし原発事故による風評被害は収まらず、例年の書き入れ時に及ばない客足に、ため息を漏らす観光関係者も少なくない。
〈交通渋滞〉
観光地のイメージ悪化にもつながりかねない交通渋滞。「いろは坂」は通常、上り口の「馬返し」から中禅寺湖畔まで約30分だが、紅葉シーズンには、3、4時間を要することもあった。
しかし、ことしは例年と様相が違う。湖畔で紅葉のピークを迎えた19日の場合、正午の時点で上り口はスムーズに流れており、ほぼ中間地点の「黒髪平展望台」まで渋滞なし。
上り切るまでの所要時間は約1時間。地元の宿泊施設経営者は「平日とはいえ、これほど渋滞が少ないのは記憶にない」と話す。
〈奥日光・湯元〉
10月から11月上旬が最大の稼ぎ時となる奥日光・湯元の奥日光高原ホテルでは、宿泊客が例年より15〜20%減少しているという。
例年、利用の半数以上は生徒や学生の団体だが、ことしはキャンセルが少なくなく「栃木県産の食材は使用しないでほしい」と要望する学校もあるという。山本民雄社長は「秋には風評被害が収まると思ったが…」と肩を落とす。
〈鬼怒川・川治温泉〉
川治温泉で毎年最も宿泊人員が多いのが、紅葉が見ごろの10、11月。鬼怒川温泉も家族連れの多い夏場に次ぐ集客時期をこれから迎えることになる。
鬼怒川・川治温泉旅館組合によると、東日本大震災後、宿泊人員が前年同期比80%減、70%減の苦しい時期が続いた。夏休みごろから徐々に回復の兆しを見せ始め「紅葉シーズンを迎え、大手の中には10月、11月の予約が前年の9割以上まで回復しているホテルもある。全体的に回復基調にある」と分析している。しかし関西方面や外国人観光客は「皆無に近い」という。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/269787
九州観光、外国人足踏み 震災後復調も円高で一転
2011年10月23日 10:04 カテゴリー:経済 九州 > 福岡
博多港国際ターミナルに到着した韓国人観光客たち。震災直後より客足は戻ったが、円高で財布のひもは固いようだ=21日午前、福岡市博多区沖浜町 歴史的な円高が九州観光に影を落としている。東日本大震災や福島第1原発事故直後に韓国人客が激減した福岡−韓国・釜山の高速船や航空会社は夏場以降は持ち直し、中国人などを乗せたクルーズ船の寄港も平常に戻った。ただ、超円高が客足の回復にブレーキをかけ、訪れた観光客の財布のひもも固くしている。
21日午前、福岡市の博多港国際ターミナルは、にぎやかなハングルが飛び交っていた。「九州は福島から離れているから放射能は心配していないが、今は物価が高すぎる」。これから同市・天神へ買い物に繰り出すという韓国人の女性(26)は苦笑した。
欧米経済の減速懸念などを背景に、7月中旬以降は円が1ドル=70円台後半で推移。10月21日までに3回にわたって戦後最高値を更新した。
博多−釜山で高速船「ビートル」を運航するJR九州高速船(福岡市)によると、韓国人客は4月に前年同月の3割以下に激減したが、8月は7割強まで改善。ところが、9月は約6割と再び下落幅が広がった。担当者は「今は原発事故より円高の影響が大きい」と分析する。
福岡−釜山を1日1往復する航空会社エアプサン(釜山)は6割以上を占めた韓国人客の割合が、震災で一時2割まで落ちたが、9月には5割程度まで戻った。
買い物目当ての中国人が乗客の大半を占める外国クルーズ船は震災直後はキャンセルが相次いだが、8月後半にはほぼ正常化。福岡市の百貨店・岩田屋では9月、外国人の買い物件数が前年並みに回復。ブランド品などの高級品が人気で、購入額は前年の1・7倍に上った。「放射能を心配してか、首都圏を避けて福岡に買い物に来る外国人が増えている」と同店。
ただ、各地の観光施設は震災や原発事故の影響がなお尾を引き、円高がさらに重くのしかかる。
韓国人ゴルフ客を誘致しているグリーンランドリゾート(熊本県荒尾市)は10月に入っても韓国人客が前年の1割以下。別府温泉(大分県別府市)の杉乃井ホテルも「東日本への旅行を避ける傾向で国内客は増えたが、外国人は前年の3割程度」という。
大型リゾート施設・ハウステンボス(長崎県佐世保市)は9月になっても外国人客が前年の4割程度と低迷したまま。特に韓国人が戻っておらず、担当者は「円高で旅費が減り、福岡の外に足を延ばさなくなっているようだ」とこぼす。
九州観光の安全性や魅力の情報発信に力を入れる九州観光推進機構(福岡市)は「メディア招待ツアーなどPR事業の効果もあって状況は好転している」と強調。外国人観光客数を本年度中に前年度並みに回復させる目標を掲げるが、円高が収まらない限り本格回復は見通せそうにない。
=2011/10/23付 西日本新聞朝刊=
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20111022/CK2011102202000065.html
久慈川の観光客半減 原発問題、天然アユの名所も直撃
2011年10月22日
来場者数が半減した久慈川の奥久慈大子観光やな=大子町で
日本有数のアユ生息地で渓流釣りや観光やなが楽しめる久慈川で、釣り客や観光客が昨シーズンと比べ半減している。東日本大震災や福島第一原発事故が大きく影響しているとみられる。県の検査でアユの安全性は確認されており、地元漁協や観光やな経営者は「明らかに風評被害だ」と訴える。 (小沢慧一)
久慈川は天然アユが多く生息し、「天然アユがのぼる百名川」に選ばれる。中流の大子町周辺では解禁の六月から十二月にかけアユの渓流釣りに毎年約三千人が訪れている。
漁協関係者によると、原発事故後の今年五月、福島県いわき市でアユから規制値を超える放射性セシウムが検出されたことが大きく影響したという。
茨城県が解禁前の五月末に久慈川のアユの放射性物質を調べ、セシウムが一キログラムあたり八三ベクレルと暫定規制値(同五〇〇ベクレル)を大きく下回ったにもかかわらず、今シーズンはこれまで来場者が例年の半数にとどまっている。
大子町企画観光課は減少の理由を「風評被害でアユを直接触ったり食べたりするのに抵抗を感じているのでは」と話す。
有料で渓流釣りを開放している久慈川漁業協同組合事務局の須賀川昭二さんは「今年は放射性物質のことを気にする客からの問い合わせが数百件あった。地元の観光資源なので今後どうなるかが心配」と話す。
久慈川唯一の観光やな「奥久慈大子観光やな」(大子町)は毎年アユのつかみ捕りの観光客でにぎわう。今年七月から九月の来場者数は一万四千人と昨年の二万九千人から半数以上減少した。特にスポーツクラブの合宿や子ども会での利用がなくなったという。
支配人の樫村広美さん(72)は「原発の問題が収束しないことにはどうにも客は戻ってこない。当面先が見えない」と不安な表情を見せた。
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http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001110230004
よみがえる浜松城 「本物」へ復元
2011年10月23日
昭和33年建設の鉄筋コンクリートの天守閣。天守門は手前の石垣をまたいで復元される=浜松市中区
江戸末期の「遠州浜松城絵図」(浜松市博物館所属)に描かれた天守門(中央)。右上が富士見櫓。天守閣はすでにない
徳川家康が築城し、城主たちが次々と出世したことで「出世城」ともいわれる浜松城。もとの天守閣は江戸初期に消滅したとされ、現在あるのは1958(昭和33)年建設の鉄筋コンクリート製だ。ただ設計図や絵図が存在せず、その姿は「想像の産物」というのが実態。そんな浜松城を「本物」により近づけようと、本格的な復元が始まっている。
今月初めの土曜日。晴天に誘われて、浜松城は来訪者の姿が絶えなかった。
「家康は29歳から45歳まで、この城にいました。その17年間で城は完成せず、次の堀尾吉春の時に完成したといわれます」
観光ボランティアガイドの杉本忠久さん(70)が、軽妙な語り口で説明してくれる。会社を定年退職後、歴史を独学してガイド4年目という杉本さんから、意外な言葉が返ってきた。現在の浜松城で自慢できるのは、「(完成当時の)野面積(の・づら・づ)みの石垣と、歴代城主の家紋が残る瓦だけ」。
「この城はいつ建てられたのかとよく聞かれます。城に詳しい人以外には、江戸時代のものだと思われているんですよ」と笑う。
今の天守閣は「復興天守閣」として、市民の寄付で建てられた。設計図や絵図、文献などがないため、安土桃山時代の建築様式などを参考に外観を決めたとされる。土台にあたる野面積みの天守台の3分の2しか使っておらず、実際はもっと大きかったようだ。
江戸期の絵図には天守台だけ描かれていることから、天守閣は既になかったとみられる。なぜ消滅したかは不明で、太平の世に軍事的な価値が薄れ、歴代城主も、建て直す必要性がなかったと考えられている。
「復興天守閣はそれなりの時代考証をしたと思う。文化的価値がないという人もいますが、戦後復興の産物、浜松の顔として、市民に定着しています」(市文化財課)という。
そんな浜松城の歴史的価値を再認識し、市民の心のよりどころとなることを目指そうと、市は2009年度から天守閣近くの「天守門」跡と「富士見櫓(やぐら)」跡の調査をスタート。これまでに、それぞれの建物があった証拠となる礎石や瓦を確認し、規模も判明した。
天守門は野面積みの石垣の間にあり、2階建ての櫓門だったことが判明。門の高さは約4メートルで、倉庫などに使われた2階部分の櫓は幅約12メートル。富士見櫓は御殿風の構造で、富士山を眺めながら茶の湯などが催されたと考えられるという。
市はこうした結果をもとに、明治維新後の廃城令(明治6年)当時の復元を目指す「浜松城公園歴史ゾーン整備基本計画」を策定。近世城郭建築の専門家に監修してもらい、天守門は13年までに復元することにした。また、天守門に続いて、10年後を目標に富士見櫓の復元にも取り組む。
浜松市は今年、市制100年を迎えた。浜松城の復元も記念事業の一つ。05年の大合併で市域が格段に広がり、今川、武田、徳川の激しい攻防の舞台となった多くの山城を抱えるようにもなった。全国有数の城のまちとして、11月19、20日には「全国山城サミット浜松大会」が開催される。
いにしえの「城」が売り物の一つになった浜松市。「新しい『ものづくり』には熱心だが、古いものや文化を大切にしてこなかった。天守門などができれば、城として何とか格好がつく」と、ボランティアガイドの杉本さんは話す。(羽場正浩)
◆浜松城 前身は、15世紀ごろ築かれた引馬(曳馬)城。1570年、岡崎から移った徳川家康が浜松城と改称し、武田信玄に対する前線基地として整備した。家康が関東に移った後、豊臣家臣の堀尾吉晴に代わり、高い石垣と天守のある城郭に生まれ変わったとされる。水野忠邦ら、歴代城主が幕府の要職についた。2010年度の来場者は12万7725人。02年に比べ、ほぼ倍増している。
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http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20111022/201110220823_15246.shtml
震災からV字回復、下呂温泉宿泊客増 4〜9月期
2011年10月22日08:23
宿泊客数が回復傾向の下呂温泉の旅館街=下呂市
下呂温泉(下呂市)の今年4月から9月までの半年間の宿泊客数が対前年比で1万人以上増え、東日本大震災の影響で激減した春先からV字回復したことが21日、分かった。同市はキャンセル客の回帰や県の誘客キャンペーンが奏功したとみている。
同温泉の宿泊客数は、震災の影響で3月が激減、4月も前年比約9900人減となり、影響の長期化が懸念されたが、5月には持ち直し、6、7月は前年比約8000、7000人増と急回復した。8、9月は大雨の影響でペースが落ちたが、半年間の累計では春先の減少分を埋め合わせる前年比1万828人、2.27%増となった。
昨年度の年間宿泊者数は、長年守ってきた100万人を切る約96万5400人で関係者にショックを与えたが、本年度は半年間の累計で約48万7700人と100万人復帰も視野に入る人数となった。
地域別では県内と愛知県内の客で全体の半数近くを占める。特に県内は半年間累計で前年比約12%増。同市は「岐阜地域での県の観光キャンペーンでPRした成果では」とみている。ただ、外国人客は依然低調となっている。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20111022/201110220814_15245.shtml
飛騨美濃せせらぎ街道、紅葉が見ごろ
2011年10月22日08:14
紅葉が見ごろを迎えた飛騨美濃せせらぎ街道=高山市清見町
高山市清見町と郡上市八幡町を結ぶ飛騨美濃せせらぎ街道(全長約72キロ)で紅葉が見ごろを迎え、観光客らが錦色に染まった山々を眺めながらドライブを楽しんでいる。
同街道は県の「じまんの原石」に選ばれ、四季折々の自然の景観美を求めて多くのドライバーたちが訪れる。
高山市清見支所によると、今年の紅葉は例年より1週間ほど早く、標高の最も高い西ウレ峠(1113メートル)では今週初めごろからカエデやカツラなどが色づき始め、錦秋の装いとなっている。街道沿いには、森林公園おおくら滝遊歩道(高山市清見町)や西ウレ峠遊歩道(同)があり、家族連れらが散策を楽しんでいる。紅葉は今月末ごろまでという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000063-san-l22
濁る「美しきダム湖」 寸又峡「夢の吊り橋」 静岡
産経新聞 10月25日(火)7時55分配信
神秘的なエメラルドグリーンのダム湖と夢の吊り橋(今年5月撮影)(写真:産経新聞)
■紅葉シーズン目前、募る不安
紅葉の燃える赤をより引き立てるエメラルドグリーンのダム湖に異変が起きている。秘境の吊り橋として知られる観光名所、川根本町寸又峡の「夢の吊(つ)り橋」周辺で、ダム湖の水が土砂で濁ったまま戻らない日々が続いている。最も行楽客が訪れる紅葉のシーズンを前に、地元観光の関係者らは「今シーズンは大丈夫か」と不安が広がりつつある。
【フォト】赤い「毛糸玉」 コキアの紅葉が見ごろ
寸又峡温泉の旅館関係者によれば、吊り橋直下の大間ダム湖の水が濁り始めたのは、台風12号が日本列島を襲った9月上旬から。これまでにも豪雨後には一時的にダム湖が濁ったことはあったが、1カ月半以上たっても濁りが引かない状態が続いているという。
「これほど濁りが長引くことは初めて。紅葉シーズンが近いだけに心配だ」と打ち明けるのは、川根本町まちづくり観光協会の担当者。ダムの上流域で、峡谷の土砂が寸又川に崩落し続けているものとみられ、「対策を立てようがない」と頭を抱える。
ダムを管理する中部電力によれば、大間ダムは台風などの豪雨で満水となったため、一時、ダムの水をためるゲートを開放。濁った水を大量に排出したものの、湖面の色は改善しなかった。土砂の川への流入は続いているようで、今月17日から再び水をためて発電を再開している。
寸又峡の「夢の吊り橋」は高さ8メートル、長さ90メートルというスリルとともに、眼下のエメラルドグリーンに染まった湖面の美しさが有名。周辺の散策コースも整備されており、特に紅葉シーズンの色のコントラストが人気を集める。
同協会によれば、吊り橋への行楽客は年間9万人ほどに上るが、紅葉シーズンの11月だけで約4万人が訪れる。10月中旬からは、夕闇の温泉街を和紙の明かりが柔らかく照らす「和紙のあかり展」が行われており、観光客も徐々に増えつつある。
「美女づくりの湯」として泉質には絶対の自信を持つ地元温泉関係者だが、同協会には、湖面の色の変化を残念がる観光客の声も寄せられており、書き入れ時を前に不安が広がっているようだ
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20111024-OYT8T01309.htm
県4案 新味なし 鞆の埋め立て・架橋事業
推進派「生活者の視点欠落」 反対派「分かりやすい」
福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業を巡り、23日夜に開かれた鞆地区地域振興住民協議会で、県が工法などを説明した、道幅の狭い県道を迂回(うかい)するバイパス4案は、埋め立て・架橋を含め、いずれも県などが過去に検討した計画とほとんど差がなかった。県の示した各案の整備効果では、景観への影響などで山側トンネルが優位のようにも読み取れる。推進派は「バイパスの機能に絞られ、生活者の視点が抜け落ちている」と疑問を示したのに対し、反対派は「分かりやすく、結論はすぐに出る」と評価した。(石原敦之)
4案は「埋め立て・架橋」、「埋め立て・海中トンネル」、2ルートの「山側トンネル」。埋め立て・架橋、埋め立て・海中トンネルの両案は県や市、専門家による検討委が1992〜93年に整備効果などを比較検討した際に示されたものと同じ。山側トンネルの2案は、南北の出入り口を当時の案より鞆町中心部に近付けている。
県はいずれの案でも、鞆町中心部を素通りする車を減らすなどの課題を「解決できる」とし、鞆町南部の平地区から福山市中心部への所要時間の短縮効果は2・3〜2・9分で大差はないとした。事業費については示さなかった。
一方で、鞆港の景観への影響は、架橋と海中トンネルが「影響あり」、山側トンネルが「影響なし」とした。工期は、埋め立て2案が約10〜12年なのに対し、山側トンネルは2案とも半分以下の約5年とした。
県は「あくまで技術的な観点から議論を深めるための説明」とするが、推進派からは「この説明だけでは、同じ効果なら影響がない方を取るのが当たり前」との意見が相次いだ。
推進派の鞆町内会連絡協議会の大浜憲司会長は「今まで議論してきたことは何だったのか。過去に十分に説明を受けてきた案ばかりで、(今さら)検討するに値するかは疑問だ」と指摘。「県の説明では鞆全体の安心安全が守られるのか、見えてこない」と不満を見せる。
一方、反対派で事業差し止めを求めた住民訴訟原告団の松居秀子事務局長は「比較検討ができる材料がやっと出てきた。お互いが話し合い、合意できたことをまとめた成果」と歓迎、「全ての条件を満たすのは山側トンネル。その結論に自然に達する」と述べた。
18日の記者会見で「(推進、反対両派の)住民がお互いに寄り添える新たな案が県から出されるのか注視したい」と語っていた羽田皓市長は、過去に検討済みの案しか出てこなかったことに、「住民協議会が大詰めを迎えた現段階で、過去の議論に立ち戻ったことに、疑問を感じざるを得ない。知事が適切に判断できるのか懸念もされる」とコメントした。
(2011年10月25日 読売新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201110250027.html
'11/10/25
鞆計画4案提示に期待や不満
「やっと前進」「堂々巡り」―。福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画で、広島県が町中心部の混雑解消を目指すバイパスの工法4案を鞆地区地域振興住民協議会で示して一夜明けた24日、住民や観光客から議論の進展への期待の一方、戸惑いや不満の声も漏れた。
「架橋ありきから議論が変わった。バイパスは必要だが、景観や自然も考えて作るべきだ」。同町の60代無職男性は、潮目の変化を歓迎する。
4案は、現行の埋め立て・架橋計画、海底トンネル、町中心部をう回する2種類の山側トンネル。県は4案を併記した資料で、景観への影響や市中心部への時間短縮などを比較した。
海底トンネルと山側トンネルは、県と市が過去に検討した経緯がある。同町の鉄鋼業男性(74)は「同じ問題をぐるぐる巡って、全然進んでいない。県は一度決めた架橋を明日からでも進めて」といらだちを募らせる。
県は時間短縮に配慮し、山側トンネル2案の出入り口をいずれも過去の案に比べて町中心部に近づけた。しかし、2案とも同町の20〜10戸の家屋移転が必要だ。移転対象の可能性がある同町平地区の自営業男性(65)は「過去の道路港湾整備で立ち退いた住民もいる。これ以上の移転は、町に混乱を引き起こす」と不信感を募らせる。
2009年10月の埋め立て免許差し止め訴訟判決は鞆町の全国的知名度を上げ、観光客の関心も高い。千葉県柏市から訪れた音楽家男性(28)は「住民が守ってきた鞆港の景色を失わないよう、埋め立てしない方法を考えてほしい」と望む。
【写真説明】車で混雑する県道の端を注意しながら歩く観光客(福山市鞆町)
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>>1302-1303
周辺地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/road/TOMO/20111024-986130-1-L.jpg
県の示した4案の概要
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/road/TOMO/20111024-986182-1-L.jpg
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>>1167>>1169
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111027/szk11102702330001-n1.htm
天浜鉄道 川下り継続、困難 「人材難、経費3倍に」 静岡
2011.10.27 02:33
検討会終了後、記者団の取材に応じる出野勉・県文化・観光部長(右)と天浜鉄道の名倉健三社長=26日午後4時25分ごろ、県庁
浜松市天竜区の天竜川で川下り船が転覆し5人が死亡した事故で、運航会社の天竜浜名湖鉄道(同区)や出資者の県、市町が26日、3回目となる検討会を開いた。同社の名倉健三社長は、川下り事業の受託継続について「経費面からも困難」と報告した。
県などによると、この日の検討会では、川下り事業の受託を継続する場合の検討結果や、鉄道事業の安全管理に対する同社の取り組みが報告されたという。現在、臨時で1人増員している常勤役員の継続についてなど、来年度以降の態勢について話し合われた。
天竜観光協会から事業を受託している川下り事業について、同社が受託を継続するためには、中部運輸局から15日に出された安全確保命令に基づく組織改編が必要となる。
名倉社長は「安全統括管理者として3年以上の運航経験がある取締役を置くなど人材確保に問題があり、経費も約3倍になる」などと説明。
その上で「私どもとしては継続は非常に厳しい」と報告した。検討会に出席した県や市町の担当者から反論は出なかったという。
川下り事業は、同協会が地元企業などに委託する形態で運営してきており、同協会は同社に事業の継続を求め協議を続けている。
しかし、名倉社長は「困難」との意向を伝えており、同協会の担当者は「(天浜鉄道の)事情はよく分かるので仕方ない」と話している。
同社が正式に手を引く事態になれば、別の運航主体を探さなければならなくなるが、同協会の同じ担当者は「引き受け手を探すのは難しい。浜松市と話し合って考えていくしかない」と指摘しており、浜松市の観光の目玉の天竜川下りは廃止に追い込まれる可能性もある。
川下りの事業の受託継続については今後検討が続けられ、最終的には取締役会で決定される。
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http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001110270004
片道ワンコイン 観光周遊バス
2011年10月27日
豊後高田市や宇佐市など県北の8市町村などでつくる県北部地域観光圏協議会は11月3日から、各地の観光スポットに立ち寄りながら北九州市小倉と別府市を結ぶ周遊バス「豊の国千年ロマン号」を片道500円で走らせる。
立ち寄り先はコースによって異なるが、725年建立の全国八幡社の総本宮、宇佐神宮(宇佐市)や中世の国東半島に花開いた「六郷満山の仏教文化」を代表する両子寺(国東市)、昭和30年代の町並みを再現した昭和の町(豊後高田市)など計11カ所。
運行は原則としてJR小倉駅前発が金、土曜日の午前11時の各1コース。いずれも途中、観光地を巡りながら夕方に別府に到着する。別府発が土曜が午前7時45分、日曜は午前9時発の計3コースで、観光をしながら夕方に小倉に到着する。姫島を巡るコースはフェリーを利用するため運賃は3千円、観光地の入場料などは自己負担となる。
協議会は、観光庁から昨年4月に「豊の国千年ロマン観光圏」として認定されたのを受けて発足。各観光スポットを訪れるための公共交通機関は利便性が悪いことから、集客力アップのため周遊バスの運行となった。来年3月中旬までの計100回。1回につき30人の利用を目標にしている。経費は約1800万円。
小倉―別府間は、JR日豊線の特急を最も安い2枚切符で利用した場合、往復で5800円。このバスを利用すれば、観光ができるうえ4800円お得となる計算だ。
協議会事務局がある別府市観光協会の大塚直登総務部長は「ワンコインバスを利用すれば千円で往復できる。交通費が浮いた分で別府の温泉につかっていただき、日ごろの疲れを癒やして欲しい」と話している。問い合わせ、申し込みはJTB九州大分支店「千年ロマン号」デスク(097・537・5200)。営業は月〜金曜午前10時〜午後5時半。(尾立史仁)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20111026-OYT8T01065.htm
有料貸し自転車 低迷
ネット登録難しい/料金高い
レンタサイクルの説明を受ける利用者(JR岡山駅前で) 岡山市が9月15日に市中心部で始めた、有料のレンタサイクルによる都市交通の社会実験が、市民や観光客らに敬遠されている。「利用登録が難しい」「料金が高い」といった声も聞かれ、開始から1か月間の利用者は、一日平均14・1人と、無料で実験した昨年秋の68・7人を大幅に下回った。市は「多くの人に乗ってもらわなければ、実験する意味がない」として、11月から料金を値下げしたり、一日限定のパスを導入したり、てこ入れを図る。(末善悠太)
実験は、環境に優しく、渋滞緩和や中心市街地活性化にも役立つ都市交通「コミュニティサイクル」の可能性を探る内容。市は2010年3〜5月と同10〜11月の2回、無料で実施した。3回目の今回は、本格導入をにらみ、初めて有料化に踏み切った。期間は来年3月15日までで、市内7か所に貸し出し・返却拠点を設け、自転車計100台を用意。30分間100〜150円といった料金で市民や観光客に利用を促してきた。
しかし、蓋を開けると、一日当たりの利用者(14・1人)は、1回目の39・6人、2回目の68・7人を下回り、過去最低。あまりの少なさに市職員にも利用を呼び掛けている状況という。
利用者らからは様々な不満の声が聞こえてくる。
岡山駅東口交番前拠点で利用した岡山市南区妹尾、会社員隈河紀郎さん(48)は「ドイツ製の自転車は乗りやすくてかっこいい」としながらも、「料金をもっと下げてほしい」と注文を付ける。出張で同市を訪れた倉敷市真備町岡田、会社員諏訪里美さん(46)は「1回だけ乗ろうと思ったけれど、事前にインターネットで行う利用登録が難しくて断念した」という。
ほかにも観光客から「支払いがクレジットカードだけだが、現金払いにしてほしい」「長期間乗るなら中古自転車の方が安くつく」などの声が目立つという。このため、市は料金体系などを見直すことにした。
主な変更点は▽一日300円のパス(午前9時30分〜午後5時)を新設し、現金払いにする▽時間貸しの料金は最初の60分を100円にし、その後30分ごとに100円加算とする(現在は最初の30分が100円で、30分ごとに150円加算)▽1か月の利用料金1000円を払った人は、最初の60分は無料で、その後30分ごとに100円加算とする(現在は最初の30分は無料で、30分ごとに150円加算)――の3点。
市街路交通課は「今後も利用者らの声を聞きながら、使い勝手がいいように料金体系や仕組みを改善していきたい」としている。
問い合わせは同課(086・803・1374)。
(2011年10月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20111027-OYT8T01162.htm
高梁観光レトロバスで 来月の土日祝日運行
吹屋ふるさと村」巡回 市長、県庁でPR
運行開始を前にお披露目された高梁市のボンネットバス(県庁で) 銅とベンガラのまちをレトロなバスが走る――。高梁市は11月の土日祝日に、昔懐かしいボンネットバスを同市成羽町吹屋にある国の重要伝統的建造物群保存地区「吹屋ふるさと村」で運行させる。近藤隆則市長らが27日、バスで県庁を訪れ、県職員や来庁者に異例の観光誘致を行った。(辻田秀樹)
バスは1967年式のトヨタ製で乗車定員は49人。市は古い街並みを走らせて観光客に楽しんでもらおうと、今年8月に約700万円で購入した。かつて同市を走っていたバスと同じようになるよう、外観をベージュとエンジに塗り替えた。
県庁前で開かれた式典で、近藤市長は「バスを活用して、(市を訪れる)交流人口を増やしたい。ぜひ一度乗ってください」とアピール。県職員や来庁者らが興味深そうにバス内部の写真を撮るなどしていた。県観光課によると、県内の市町村が観光PRのために県庁を訪れることは、ほとんどないという。
市によると、運行は備北バス(高梁市)に業務委託し、吹屋下町駐車場(成羽町吹屋)から広兼邸(同町中野)前などを、1日5往復巡回させる。
行路には、赤色顔料・ベンガラの原料、硫酸鉄製造などで栄えた「広兼邸」、銅山を復元した「笹畝坑道」などがある。途中下車して、街並みを散策することもできる。料金は1日乗り放題で500円など。料金、運行の問い合わせは備北バス(0866・48・9111)。
市は来年度もボンネットバスを4〜6月と9〜11月の土日祝日に走らせる予定という。
(2011年10月28日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/travel/news/NGY201110270020.html
2011年10月27日16時17分
日本初の「レゴランド」名古屋に 15年開業めざす金城ふ頭の位置
ブロック玩具の「レゴ社」が設立したテーマパーク「レゴランド」が、名古屋市港区の金城ふ頭に進出する方向となった。早ければ2015年の開業を目指す。28日にも、英国の運営会社が名古屋市で記者会見を開いて発表する。
レゴランドはデンマークや英国、米カリフォルニアなど世界5カ所にある。レゴの製品をテーマにした乗り物やブロックでつくった世界の名所のミニチュアなどが中心。日本国内への進出は初となる。
名古屋市が誘致を進めてきた。運営会社「マーリン・エンターテインメント」から、市側に名古屋を日本国内の最終候補地にすると連絡があった。
市の関係者などによると、建設予定地は金城ふ頭にある「モノづくり文化交流拠点」内で、十数ヘクタールの用地取得をめざしている。民間人が所有する土地もあることから、今後、価格面などでの交渉を進める。
関東には「東京ディズニーランド」、関西には「ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)」があるが、名古屋は「テーマパークの空白地」と言われている。このため、開業すれば一定のニーズが見込めると判断したとみられる。
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/111029/amr11102918050006-n1.htm
米旅行業界がキューバに熱視線 渡航緩和で路線拡大
2011.10.29 18:02 (1/2ページ)
【ワシントン=柿内公輔】米国の旅行業界がキューバに熱い視線を注いでいる。オバマ政権が渡航制限を今年緩和したのに伴い、航空会社がチャーター便を急拡大。世界的な景気減速の逆風が吹く中、「未開拓の市場」(米メディア)を取り込もうと力が入るが、政治リスクなどハードルを指摘する声もある。
米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、デルタ航空、コンチネンタル航空、アメリカン航空、ジェットブルー航空の米航空大手4社は今年末までに、キューバへのチャーター便のサービスを拡大し、週25便運航する。
発着空港も従来はマイアミ、ニューヨーク、ロサンゼルスの3空港だけだったが、ヒューストンなど15空港に広がる見通し。米チャーター業界によると、昨年25万人だったキューバへの渡航客も、6割増の40万人に膨らむとみられる。
2009年にキューバ系米国人への渡航制限が緩和された際も、米国からキューバへの渡航は急増したが、米旅行業界は「米キューバ間の観光ビジネス拡大には、キューバ系米国人以外への渡航制限の緩和が必要」と訴えていた。航空会社の路線拡大も、将来の渡航全面解禁に備えた先行投資の狙いがある。世界的な不況による旅行客の伸び悩みや原油高など、経営環境が厳しい中、「米国にとって潜在的な巨大市場」(ウォールストリート・ジャーナル紙)を開拓したいとの思惑がうかがえる
ただ、渡航制限が緩和されたとはいえ、芸術・スポーツ関係者や人権団体などは、財務省の許可がケース・バイ・ケースであるなど、依然規制は継続。米旅行代理店関係者は「米国の政権交代など政治状況の変化によっては、再び規制が強まるリスクへの懸念もぬぐえない」としている。
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キューバへの米渡航制限の緩和 オバマ政権は2009年4月にキューバ系米国人によるキューバへの渡航制限を緩和したのに続き、今年1月、文化・教育・宗教交流を目的とした一般米国人の渡航制限も緩和すると発表した。人的交流の推進とともに、キューバの民主化を促す狙いがあるとされる。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004521758.shtml
2011/10/03 15:28 神戸新聞
神戸・旧ニューオータニ後継ホテル 来春開業へ
HMIグループによるホテル運営が決まった旧ニューオータニ神戸ハーバーランドのビル(右)=3日午前、神戸市中央区東川崎町1(撮影・田中靖浩)
2009年末の「ニューオータニ神戸ハーバーランド」撤退後、使用されていなかった神戸ハーバーランドのホテル施設を、「ホテルクラウンパレス」「ホテルパールシティ」などを全国展開する「ホテルマネージメントインターナショナル」(HMIホテルグループ、神戸市中央区)が取得したことが3日、分かった。隣接する商業棟やオフィス棟を合わせて約50億円で買収、ホテルと一体運用を図る方針。今後、約23億円を投じてリニューアル工事を実施、来年3月の開業を目指す。(石沢菜々子)
ニューオータニ神戸ハーバーランドは1992年に開業。JR神戸駅から徒歩数分という立地などでビジネス客を中心に人気を集めた。しかし、95年の阪神・淡路大震災以降、経営の低迷が続き、09年、17年間にわたる営業を終えた。
同年、建物の所有会社がリーマン・ショック後の不況の影響で倒産。東京の米不動産投資運用会社が運営会社として、複数の企業と買収交渉を進めていた。
HMIは、神戸・ポートアイランドの「ホテルパールシティ神戸」に本社を置くホテルグループ。近年、不振宿泊施設の再生事業に力を入れており、多彩なブランドで48ホテルの運営を手掛ける。
旧ニューオータニのビル取得と併せて、隣接する商業棟「ファミリオ」とオフィス棟を合わせた複合商業ビル「神戸ハーバーランドセンタービル」を買収し一体的に運営。ホテル名は「グレードの高いブランドで検討している」という。
ハーバーランドは来年で街開きから20周年。神戸阪急の撤退決定やファミリオの一部閉鎖などで、まちづくりの見直しを迫られている。今回の後継ホテルの決定は、こうした動きにも影響を与えそうだ。
ホテルマネージメントインターナショナル(HMIホテルグループ) 1998年創業、資本金5千万円。社長は比良竜虎氏。「ホテルパールシティ神戸」を含め全国で48ホテルの運営や再建を手掛ける。ホテルだけで6ブランドを持つ。グループの最高級ブランドは「ホテルクラウンパレス」。スポーツジムやカルチャーセンターの運営事業なども展開する。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004531064.shtml
2011/10/07 15:50 神戸新聞
神戸ベイシェラトン売却へ 米外資からニューアワジに
神戸・六甲アイランドの大型ホテル「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」(神戸市東灘区、276室)が、淡路島でホテルや旅館を運営する「ホテルニューアワジ」(洲本市)に売却されることが7日、分かった。12月1日付で全株式を有償譲渡する。ホテル名は変更せず、営業を続ける。(石沢菜々子)
ベイシェラトンは1992年6月開業。2005年までJTB(東京)の子会社だったが、阪神・淡路大震災の影響や長引く不況で経営不振に陥り、米大手投資会社のローンスターグループに売却された。以降、同グループのホテル運営会社「ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ」(東京)が100%出資する子会社「SHR神戸」が運営している。ホテルニューアワジはSHR社を買収、傘下に入れる。
ベイシェラトンは、ホテル業界の激しい価格競争や不況で収益が伸び悩んでいたといい、今回の売却で経営の体質改善を図る。
ホテルニューアワジは1968年設立。98年以降、経営難に陥った島内外のホテルや旅館の積極買収に乗り出し、現在、淡路島で七つ、香川県で一つの計8ホテルを運営する。ほかに有料老人ホーム事業も手掛けている。今年3月現在で資本金2千万円、従業員465人。2010年度の売上高は約48億円。社長の木下紘一氏は洲本商工会議所会頭を務める。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111030-OYT1T00837.htm
東京開催のIMF・世銀総会、観光再生に活用へ
政府は、来年10月に東京で開かれる国際通貨基金(IMF)・世界銀行の総会に合わせ、東日本大震災からの復興ぶりなどを紹介するさまざまなイベントを展開する。
金融機関関係者などを含め、期間中に約2万人の訪日が見込まれ、震災で急減した外国人観光客を呼び戻す起爆剤にしたい考えだ。
10月9日から都内のホテルなどで開かれる総会の前後には、民間金融機関のセミナーなど数百の会合が予定されており、国連総会に匹敵する大イベントになる。日本での開催は、1964年以来、48年ぶり。財務省は、2012年度予算の概算要求で関連費用として87億円を求めており、日本銀行と準備チームを編成した。
東京都心の料理店や家電量販店を案内するイベントや、仙台市で防災国際会議を開くことなどを検討している。会場周辺には、外国語に対応した案内板を設けて散策しやすくする。震災を乗り越えた東北の人々の気質を会場で紹介するほか、途上国向けに工場見学会を開き、商談にもつなげたい考えだ。
(2011年10月31日09時08分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/1031/SEB201110310062.html
長崎の夜景、ムードも加速 稲佐山のロープウエー改装
日本三大夜景の一つとされる長崎市の稲佐山(333メートル)のロープウエーに前後左右すべてがガラス張りのゴンドラが登場した。デザインしたのはイタリアの高級スポーツカー・フェラーリを手がけた工業デザイナー奥山清行氏。シャープな外観のゴンドラ内部は、夜になると足元に長崎の夜景が広がる。1日から運行する。
稲佐山のロープウエーはピークの1990年度は21万人余が利用したが、昨年度は9万人まで減った。夜の観光に力を入れようと、出資者の市が約6千万円かけて改装した。「夜景の空中散歩を楽しんで」と市の担当者は話している。
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>>1305
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111101-00000247-mailo-l44
豊の国千年ロマン号:500円観光バス 別府〜小倉、名所巡礼 /大分
毎日新聞 11月1日(火)15時39分配信
別府と小倉を結ぶ片道500円の名所巡礼バス「豊の国千年ロマン号」が3日〜12年3月18日に運行される。
宇佐で「神代」▽田染荘の豊後高田で「中世」▽城を持つ杵築で「近世」−−と時空を超える旅。小倉発は金土曜発の2コース。別府北浜発は3コースで土曜午前7時45分発が姫島に立ち寄る(船代込み3000円)。日曜同9時発は杵築、国東を巡るコースと、日出、豊後高田を巡るコースがある(各500円)。いずれも名所でガイドが無料案内する。鉄輪口からの乗車も可。施設入館料や食費は実費。
ミス別府の近藤祐可(ゆか)さん(18)は「各ルートに特色がある。ぜひ体験を」とPR。JTB九州大分支店097・537・5200。
11月1日朝刊
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>>1306
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011110111441623/
レンタサイクル利用低迷で値下げ 300円の1日パスは現金払い 岡山市
写真拡大
貸出場所を出発する1日パスの利用者=JR岡山駅東口交番横
岡山市は1日、市中心部で行っているレンタサイクル社会実験の料金を値下げした。利用が大きく低迷しているためで、観光客らが利用しやすいように300円の一日パスも新たに導入した。
新料金は、最初の30分100円を同60分100円に改定。追加料金も30分ごと150円から同100円に値下げした。利用時間は原則24時間、支払いはインターネット登録によるクレジット決済で従来と同じ。一方で、新設の一日パスは現金払い、利用時間は午前9時半〜午後5時とした。
この日午前、JR岡山駅東口交番横の貸出場所で一日パスを申し込んだ京都府の39歳の男性会社員は「岡山への出張はめったにないので、現金で払える方が簡単でいい」と話していた。
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http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20111101/201111010931_15341.shtml
夜長を彩る幻想の光 「飛騨の里」ライトアップ
2011年11月01日09:31
幻想的な秋の夜を演出している「紅葉ライトアップ」=高山市上岡本町、飛騨の里
高山市上岡本町の観光施設「飛騨の里」で、恒例の「紅葉ライトアップ」が始まり、幻想的な世界を演出している。13日まで。
同施設では飛騨地域の合掌造りなどの古民家を移築、復元している。ライトアップは青、赤、黄、白、緑の5色のライトが民家の屋根などを照らしている。
訪れた人たちは、色づき始めた紅葉と池の水面に映る色とりどりの民家を眺め、幻想的な雰囲気を満喫。同市花里町の女性(26)は「色鮮やかで神秘的。すごくきれい」と喜んでいた。
ライトアップは期間中の金、土、日曜と祝日の午後5時30分から同9時まで。入場料は大人300円、子ども100円。市民は無料。期間中は温かいしいたけ茶の無料サービスもある。
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http://www.asahi.com/food/news/TKY201110160181.html
2011年10月20日16時11分
札幌・大通公園のとうきびワゴン危機 売り上げ低迷で
札幌・大通公園の名物、トウモロコシ売りの「とうきびワゴン」が存続の危機になっている。売り上げが最盛期の7分の1に減ったためだ。今年の営業は16日で終了。来年の営業についてはワゴンを運営する札幌観光協会が検討する。
ワゴンの人気は300円の焼きとうきび。しょうゆ味ベースのタレが焦げる香りに誘われ、観光客や買い物客が買い求める。
しんとして幅廣(ひろ)き街の 秋の夜の 玉蜀黍(トウモロコシ)の焼くるにほひよ
1907(明治40)年、歌人の石川啄木はこう詠んだ。
大通公園のとうきび売りは明治時代後半に始まったとされる。勝手に屋台で売る人が出たため、札幌市は65(昭和40)年に屋台を排除した。だが、惜しむ声が出て2年後に協会が委託される形で、とうきびワゴンとして復活。毎年春から秋に営業している。
札幌五輪の翌73年には93万7千本売れたが、2010年度は13万7千本余り。170万円の赤字を出した。売り上げ減について観光協会は「客の中心の市民がファストフード店やコンビニエンスストアに流れるようになったほか、観光客も嗜好(しこう)が多様化したため」とみる。
今年は、とうきびを買うと道内の特産品が当たるキャンペーンをした効果もあり、売り上げは昨年を上回りそうだが、担当者は「名物でも経営が成り立たないとダメ。今年の売り上げを検討し、来年春までに存廃を含めて経営をどうするか計画を練りたい」と話す。(古賀大己)
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>>988
http://www.asahi.com/travel/news/SEB201111030010.html
2011年11月3日19時47分
長崎−上海航路が復活 いす席は1万円以下上海航路が復活し、長崎港を出航するオーシャンローズ=3日午前10時28分、朝日新聞社ヘリから、溝脇正撮影
長崎と中国・上海を結ぶ航路が3日、14年ぶりに復活した。長崎県佐世保市のテーマパーク、ハウステンボス(HTB)が観光航路として運航する。来年春から本格的な運航を始め、格安運賃と様々な船内の娯楽で中国人観光客の取り込みをめざす。
就航した客船オーシャンローズ(3万412トン)は午前10時、約200人を乗せて長崎港を出発した。上海には4日午後1時(現地時間)ごろ到着する予定だ。
第1便は航路復活をアピールするため長崎県がチャーターし、日中の旅行業界の関係者や一般客が乗った。6日午後に長崎へ戻った後、客室を改装したり娯楽施設を設けたりする大がかりな改装を始める。大部屋のいす席は1万円を下回る運賃にして集客を図る。
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>>1138>>1174
http://www.asahi.com/business/update/1104/TKY201111040401.html
オリエンタルランドV字回復 12年3月期最高益見通し 2011年11月4日19時21分
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは4日、2012年3月期の連結営業利益が558億円で過去最高になるとの見通しを発表した。震災で客足が落ち込んだ4〜6月期から、7〜9月期は入場客数が過去最高を記録して急回復しており、入場料値上げの効果も見込めるため、としている。
同日発表した9月中間連結決算は売上高が前年同期比17.6%減の1481億円、営業利益は同26.4%減の204億円だったが、夏以降の客足は例年以上の水準で推移している。東京ディズニーシー10周年の記念グッズ販売や、新アトラクションが人気を集めており、来客1人当たりが使う金額も伸びが見込めるという。
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http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001111040003
外国人客、戻れ新潟へ
2011年11月03日
新発田市であった台湾の企業グループの大宴会=10月26日、新発田市月岡温泉
県内の景気は東日本大震災の影響から脱しつつあるが、いぜん回復が遅れているのが観光業界だ。特に外国人観光客の数は原発事故の影響と円高のダブルパンチで落ち込んでいる。冬のスキーシーズンは間近。外国人観光客を呼び戻すことができるだろうか。
◇
県内を訪れる外国人は韓国、台湾、中国からで半数以上を占める。観光庁の統計では震災後の4〜6月、県内の外国人延べ宿泊者数は6670人。昨年同時期の半分以下に減った。
観光業界全体としては回復へ向かいつつあるが、県観光局は聞き取り調査などから外国人観光客は戻っていないと分析している。
ホテルオークラ新潟(新潟市中央区)は「海外からの観光客は、がた落ち。4月と9月は団体の滞在がなかった」と言う。
10月上旬、韓国で旅行説明会に参加した湯沢町観光協会の担当者は「東京でも福島第一原発に近い。旅行商品は大阪まで」「本州は全部ダメかと思っていた」と言われ、いぜん残る原発事故の影響を実感した。
また、県が10月中旬に台湾で開いた旅行会社との意見交換会では「円高を何とかしてほしい」との声が出たという。
昨年度の県内の外国人延べ宿泊者数は、県の調べで7万7260人。来年度は13万2千人に増やす目標だが、伸び悩んでいる。
◇
外国への観光PRの中心は県観光局だ。震災後、「安全・安心」を叫ぶより、情報公開を進めて信頼を得る戦略をたてた。
海外に職員を派遣し、放射線量のデータを英訳してホームページに載せていることや、変わらぬ日常生活を送っていることを旅行会社に強調。スキーシーズンに合わせ、県産米を使い、すべての食材の産地を知らせるキャンペーン「黄金菜譜(ゴールデンメニュー)」も始め、25の旅館・ホテルが参加する。
地道な努力が実った明るい材料もある。
観光地を回って日本語を学ぶNHK国際放送のテレビ番組「Meet and Speak」第1部全10話のほとんどは新潟が舞台。制作会社の打診に県観光局が真っ先に協力を申し出たためだ。繰り返し放送され、PR効果は大きい。
10月26日には新発田市月岡温泉の旅館「華鳳」で、台湾・台中の企業グループ「鉅衆集団」の約450人が盛大な宴会を催した。訪日旅行が落ち込む中で異例の大型ツアー。県が数年来、同グループの葉信村総裁との関係維持に力を注いできた成果で、葉総裁は「震災に見舞われた日本を応援したい気持ち」と話した。(吉武祐)
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111106_01.htm
焦点/沿岸観光の再開着々/宮城
石巻市の観光再開を宣言した会合で「金華寿司」を試食する関係者。地元の食材も味わえるようになりつつある=1日、石巻市の飲食施設「竹の浦・飛翔閣」
ボランティアの体験観光メニューに加えようと、「浮き玉」作りの練習をする気仙沼大島観光協会のスタッフたち=10月31日、気仙沼市大島の亀山レストハウス
東日本大震災の津波で大きな打撃を受けた被災地で、観光客らの受け入れ態勢づくりが進んでいる。石巻市では官民でつくる推進組織が1日、観光再開を宣言し、来訪者を歓迎する姿勢を鮮明にした。住民が震災体験を語る活動も広がる。心の傷が癒えない被災者に配慮しつつ、視察、研修などの人の流れを復興につなげようとの取り組みが本格化してきた。
(佐藤崇、田村賢心、田柳暁)
◎「語り部」活動、被災地の情報発信
<厳しい雇用>
「石巻市の観光の再開を宣言したい。生かされた者としての使命を全うし、再興に一歩ずつ力を尽くしていく」。石巻観光協会の後藤宗徳会長(53)が力強く述べると、集まった観光関係者から拍手が起こった。
宣言の背景には、金華山沖の旬の素材を使うすし店共同メニュー「金華寿司」などが提供され始め、「食のまち」をアピールできるようになったことがある。地元魚市場でも一定の水揚げが確保されつつある。
市は震災後、「十分なもてなしができない」と積極的な観光PRを自粛してきた。西村洋一産業部長は「主要産業は回復もままならず、雇用も厳しい。観光再開には議論もあるが、踏ん切りをつけなければならないと判断した」と説明する。
石巻市は、死者・行方不明者が3966人(2日現在)と被災自治体で最も多い。関係者が観光推進で特に注意を払ったのは住民感情だった。
「人の不幸を見せ物にするのか」。市中心部を一望できる日和山で、来訪者にガイドをする石巻観光ボランティア協会会長の斎藤敏子さん(70)は、活動を始めた7月初め、市民から厳しい言葉を掛けられた。
「ただ眺めるだけでなく、被災状況を十分に理解してもらうことが重要。防災に役立つし、石巻への支援の輪が広がる」と斎藤さんは活動の意義を強調する。趣旨を説明すると、ほとんどの市民は理解を示すという。
9月には、石巻を訪れる団体などに同行し、被災実態を説明したり体験を話したりする活動も開始。約20団体、400人以上を受け入れた。
<受け皿整備へ>
震災体験の語り伝えは、宮城県南三陸町の住民グループが先駆け。「語り部」として5月から、毎月1回開かれる復興イベント「福興市」に集まる人たち向けに始めた。これをモデルに各地で同様の動きが出ている。
被災地支援のボランティアツアーを展開してきた旅行各社も、現地の受け皿が整うのに伴い、「何らかの形で役立ちたい」「現地で学びたい」という企業・団体や教育機関に対し、旅行プランの提案を強化している。
<ニーズ橋渡し>
宮城県は10月、学習プログラムやボランティアの被災地情報を旅行会社などに発信する「みやぎ観光復興支援センター」を仙台市に開設した。緊急雇用創出事業で採用した15人のスタッフが、市町村を回って情報を収集し、ニーズの橋渡し役を目指す。
津波被害が深刻な地域では、復旧関連の需要で満室状態の宿泊施設も多い一方、再開できない観光施設も目立つ。
観光ボランティアが10月から始動した気仙沼市は「復興の過程を見てもらうことにも意義がある。観光産業が本格復活する将来をにらみ、多くの人が訪れるよう情報発信に努めたい」と話す。
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◎支援・防災で人招く 多彩なツアー、被災講話や漁具作り
東日本大震災の被災地で観光と復興支援のボランティアや防災教育を結び付け、人を呼び込む取り組みが広がっている。「復興を待っていては他の観光地に後れを取る」(被災地の観光協会)との危機感があり、防災などの視点も組み込む「新たな観光」を探りながら、観光再生へ一歩踏み出した。
津波の爪痕が生々しく残る気仙沼市の離島・大島。気仙沼大島観光協会は観光と被災地支援の両方を体験できるメニューを用意し、ボランティアを受け入れている。
メニューにはがれきの片付けや泥かきなどのボランティアのほか、島民の被災体験の講話や島の景勝地見学などが用意されている。
ボランティアや体験の指導役は、同協会が宮城県の緊急雇用創出基金事業で雇った作業スタッフの島民14人。10月31日には、体験メニューに追加する「浮き玉作り」講習会があった。島で暮らす元マグロ漁船員を招き、スタッフは漁具の浮き玉に巻き付けるロープの結び方を学んだ。結び方を習得したスタッフが観光客に教え、漁師の仕事の一端を体験してもらう。
スタッフの一人、村上大輔さん(32)は「交流人口が増えれば、復旧にとどまらず活性化にもつながる」と期待する。
同協会の白幡昇一会長(59)は「観光はまだ早いとの声もあるが、将来を見据えて受け入れ態勢を築かないといけない。復興を待っていては他の地域に立ち遅れてしまう」と危機感を募らせる。
気仙沼市中心部では市民団体「観光ボランティアガイド気仙沼」も10月に始動。魚市場などを巡るコースではこれまで、関東、関西地方から訪れた約50人を案内した。
被災者が「語り部」として、震災体験を語り伝える活動の先駆けとなった宮城県南三陸町。担い手は観光ボランティアを務めていた町民のサークル「地域ガイド汐風(しおかぜ)」だ。
メンバーは、視察などで訪れるツアーバスのガイドを務める。月1回開かれる「福興市」に5月から設けられている語り部コーナーでも、それぞれの体験や津波の恐ろしさを来場者に語る。
汐風の鴻巣修治代表(66)は「町外から多くの人に足を運んでもらい、現状を知ってほしい。町の復興にも各地の防災にもつながる」と語る。
人の流れは消費や雇用といった効果だけでなく、町の元気も生む。佐藤仁町長は「防災教育に視点を据えた新しい観光を探っていきたい」と話している。
◎内陸部の温泉など、客足本格回復へ懸命
東日本大震災で深刻な打撃を受けた東北の観光。津波被害がなかったり、被害が比較的小さかったりした地域では、早くから観光復活への取り組みが進み、観光客数も回復傾向が見られる。ただ福島第1原発事故による風評被害もあり、客足が完全に戻った観光施設はまだわずか。関係者は「東北に来てもらうことが復興につながる」と懸命のPRを続ける。
「宿泊客は戻りつつあるが、にぎわいは例年と比べるとまだまだ」。周辺の山々の紅葉が見頃となり、書き入れ時を迎えた大崎市の鳴子温泉。鳴子温泉郷観光協会の菊地武信会長は現状を冷静に分析する。
入湯税の状況で見ると、データがある8月までに宿泊者数は前年を上回る水準に回復した。「平泉の文化遺産」の世界遺産登録で増えた岩手県平泉町への観光客が、宿泊拠点の一つにしているとみられる。宿泊客の内訳まで見ると復旧関連で沿岸部を訪れる人も多く、先行きがどうなるかは不透明だ。
宮城県の松島も宿泊者数は底を脱しているが、「観光施設の入り込みだけを見ると、9月で例年の5割程度。本格回復には時間がかかる」(松島観光協会)と言う。
宮城県などは15日、首都圏で食と観光をPRする600人規模のキャラバンを出す予定で、各県とも観光再生は復興に不可欠として取り組みを強めている。
官民でつくる東北観光推進機構の三浦丈志推進本部副本部長は「自粛ムードは解消しつつあるが、課題は原発事故の影響。正確な情報を発信しながら、東北に行くことが支援になると呼び掛けていきたい」と話す。
2011年11月06日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111106t15021.htm
松島観光名物のカキ小屋再開 入荷先確保
営業を再開した焼きガキの食べ放題
東日本大震災で被災した宮城県松島町の観光物産施設「松島さかな市場」で5日、県産カキの出荷が始まったのを受け、カキ食べ放題の「焼きがきハウス」が営業を再開した。関係者は「名物のカキ小屋再開で復興を後押ししたい」と意気込んでいる。
松島さかな市場のカキ小屋は、津波で約1メートル浸水。松島のカキ養殖も壊滅的被害を受けた。カキ生産者から「水揚げは期待できない」と聞き、店長の阿部儀次さん(64)も「一時は営業再開も諦めていた」という。
そんな中、県漁協塩釜市浦戸支所が殻付きカキの提供を申し出た。松島湾の浦戸諸島では、4月にカキの養殖作業を再開したものの、カキむき場が倒壊し、殺菌消毒が必要な生食用カキの出荷が困難になっていた。
入荷ルートを確保した阿部さんは「生産者と店舗が、お互いのダメージを補い合って今日を迎えることができた。復興への一歩にしたい」と語る。
松島さかな市場の焼きガキ食べ放題は1人45分2000円で、来年3月ごろまで続く。営業開始は平日午前11時、土、日午前10時、終了はいずれも午後3時。
2011年11月06日日曜日
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001111090006
第1便、課題が土産
2011年11月09日
九州各県の特産品を試食する中国人客=5日、復路の船内
長崎―上海航路の復活第1便が往復の航海を終えた。来年1月の営業運航を前に、県がチャーターして航路復活をアピールしたが、乗客の満足度は決して高くはなかった。来年に向けて「すべてが課題」となった今回の第1便。肝心の中国人客は何を感じたか。
【興味】文化より娯楽 広い九州遠く
長崎へ向けて航行中の5日午後、辛亥革命を指導した孫文と盟友の実業家・梅屋庄吉について、ひ孫の小坂文乃さん(43)が講演した。長崎に親しみを感じてもらう目的だった。だが、耳を傾ける中国人客は10人未満。多くは2階下のバーで盛り上がっていた。
和太鼓や日本舞踊も披露されたが、「よほど興味のある客じゃないと理解できない」と上海揚子国際旅行社の程素華さん(55)。「やっぱりトランプ、マージャン、スロットゲームでしょ。みんな大好きで、有料でもやりたい人が多い」と話した。
一方、九州各県の観光案内の会場は中国人客で大にぎわいだった。
「来年1月から上海便が飛びます」(佐賀)、「九州の真ん中で各観光地へのアクセスが便利です」(熊本)、「日本人もあこがれる温泉があります」(大分)。PR合戦となった。
上海東和旅行社の張佩瑾さん(50)は「それぞれの地方に特徴があった」とツアーの企画に前向きだった。だが「九州を回るには6、7泊が必要。往復船に乗ると4日間はとられる。定年退職者ならいいけど、働く人は高い運賃でも移動時間は短い方がいい」。
【日程】霧で入出港遅れ 観光タイム減る
上海港では、霧のため入港も出港も約2時間、予定より遅れた。営業運航で定時性が確保できるか、課題になる。
復路の長崎帰着は予定より3時間遅れの6日午後4時半。タラップを降りる中国人客たちは「やっと着いた」「港がきれい」と喜んだ。だが、到着後、歓迎セレモニーが1時間近く続いた。うち半分以上は関係者のあいさつ。「みんな早く観光地に行きたいのに」。通訳の中国人女性(32)は顔をしかめた。
約3時間コースの「長崎さるく」は中止され、一行は長崎歴史文化博物館を1時間ほど見学しただけでホテルに入った。受け入れ態勢を整えてきた浜町商店街にも行かなかった。
【接遇】改装前の「訓練」教育界は好反応
「マンションを『リフォーム前ですが』と言って売る人がどこにいますか。できればやりたくなかった」
運航会社・HTBクルーズの山本宰司社長は「設備や広さを確認するための訓練にはなった」と表現した。
往路に乗った長崎市に住む池角令子さん(72)は「一般客の受け入れは、改装の完成後がよかったのでは」と話した。復路に乗った中国人客からも「セルフサービスで行列をつくる食事はつらい」「中国語の案内表示や中国語を話せるスタッフが少ない」と不満の声があがった。
一方、「この航路を使うツアーを考えたい」という反応もあった。
上海第一師範付属小学校長の魯慧茄さん(55)は「修学旅行向き」とみる。「イベントホールで長崎について勉強してから上陸すれば、頭に入りやすい。茶色い海しか知らない子どもには青い海が新鮮だ。日本の接客水準の高さも体験させたい」という。毎年、短期・長期の留学生を長崎へ送り出している上海市静安区教育学会の徐承博会長(62)も「日中の学生が一緒にステージに上がるイベントができたらいい」。
営業運航は来年1月の中国の旧正月(春節)から。HTBクルーズは船内の大がかりな改装を進める。県は「観光客誘致に向けた情報発信に努める」としている。(花房吾早子)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111113/CK2011111302000029.html
水上観光都が支援 船運航、イベント助言
2011年11月13日
河川や運河での水上観光の振興を目指す都は来年度、船を使った民間の観光事業を支援する。今年四月に河川敷の規制が緩和され幅広い用途で活用できるようになったため、具体的な事業への支援を始める。台東区の隅田川や江東区の旧中川では、水上バスや水陸両用バスを運航する構想が浮上している。
隅田川や日本橋川、神田川下流、運河、臨海部で、観光用の船を運航する事業が対象となる。例えば、スカイツリーがきれいに見える運航ルート開発や、停泊地として適切な船着き場の選択、イベント開催などを助言できる専門家を派遣、試験的な運航やイベント開催の費用を助成する。
四月に河川敷地占用許可準則が改正され、これまで地方公共団体にのみ認められていた河川敷の利用が民間団体にも広げられた。用途も公共性の高い公園などに限られていたが、カフェやイベント広場、観光船の船着き場などに拡大された。
都は二〇〇六年に水上観光に関する構想を打ち出し、セミナーなどを開催してきた。二十一日には水辺活用の先進事例に学ぶシンポジウムを品川区で開き、民間団体の事業化を促す。来年度も引き続きセミナーを開催する。 (松村裕子)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20111113-OYT8T00007.htm
「富山湾鮨」観光の目玉にネタ
すべて地物40店舗で提供へ
富山湾で水揚げされたネタと県産米のシャリで作った「富山湾鮨」の試作品(10日、富山市の寿司正で) 県外の観光客などに富山の海の幸を味わってもらおうと、県鮨(すし)商生活衛生同業組合(富山市)は今月、富山湾で水揚げされたすしネタだけを使ったご当地グルメ「富山湾鮨」の提供を始める。2014年度に北陸新幹線が開業することもあり、観光の目玉の一つにしたい考え。約40店舗のすし店が参加予定だ。
同組合の副理事長で、富山市一番町のすし店「寿司(すし)正」店主の山下信夫さん(66)は、試作品開発に余念がない。10日にはブリやシロエビ、ベニズワイガニなどを並べ、出来具合を確認していた。同日朝に水揚げされた魚だけを使用。山下さんは「富山で魚を食べたいビジネス客や観光客は、すし店に来ることが多い。天然のいけすと呼ばれる富山湾の魚のうまさを味わってほしい」と話す。
同組合や県観光課で作る富山湾鮨誘客キャンペーン事務局によると、富山湾鮨は1セット10貫で、すべて富山湾でとれた旬のネタと県産米のシャリを使用し、汁物もつけるのが条件だ。価格は2000〜3500円。
隣県では新潟で地魚やウニなどを使ったすし「極み」、石川で地元の旬の食材にこだわった「能登丼」など、ご当地グルメが開発されており、県内でも新たな食の魅力を発信する必要性を指摘する声が高まっていた。また、新幹線開業で東京まで約2時間で結ばれ、富山への訪問者が増える可能性がある反面、滞在時間の短縮などが懸念される。関係者は、ご当地グルメが訪問者引き留めにつながることに期待。「富山が通過点にならないよう、食の魅力をPR」(県観光課)する考えだ。
今後、参加店はポスターを掲示するほか、事務局がパンフレットを作成して季節ごとの旬のネタや参加店舗を紹介していくという。
(2011年11月13日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/111115/wec11111522530009-n1.htm
大阪市内のホテル稼働率、V字回復の兆し 震災による振り替え需要も
2011.11.15 22:46
東日本大震災で大きく落ち込んだ大阪市内の主要20ホテルの客室稼働率が、7〜9月で、V字回復の兆しを見せていることが15日、分かった。震災直後の4〜6月の平均客室稼働率は前年同期比5・1ポイント減の76%超だったが、7〜9月は2・4ポイント増の86%へと約10ポイント改善した。JR大阪駅の新駅ビルの誕生や、震災以降、旅行先を関西に変更する“振り替え需要”が増加していることなどが牽(けん)引(いん)した。
7〜9月に稼働率が改善しているのは大阪・梅田地区が中心で、JR大阪駅改修に伴う大阪ステーションシティの開業効果が寄与した形。また、震災の影響で旅行先を首都圏などから関西へ変更するなど、関西が旅行需要の“受け皿”になっている傾向があるといい、「国内レジャー客を中心に、夏休みの利用客が増えた」(大阪市内のホテル関係者)。
ただ、4〜9月の上半期の稼働率でみると、前年同期比1・4ポイント減の約82%で、4〜6月の落ち込み分を取り戻すには至っていない。
比較的好調な梅田地区でも「欧米の外国人客は前年と比べ約3割減の水準」というホテルもあり、外国人客をどう呼び戻すかが今後の課題だ。
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関西圏からの宿泊客が増加
[2011年11月17日 10:15]
県とJR九州が企画した観光列車を利用し、日田市豆田町を散策する観光客=10月1日
大分県内を訪れる宿泊客数は5月以降、関西圏からを中心に前年度を上回る増加傾向が続いている。県は3月の九州新幹線開通の効果や、東日本大震災を受けて旅行先を西日本に振り向ける傾向が背景にあるとみている。今年は大阪での観光物産展の開催(7月)や九州の「横軸観光」を推進する実験的な事業を展開。“好機”を逃さないためには関西圏でのPR強化や広域観光ルートの開拓、定着が課題になりそうだ。
震災で「西」へ 新幹線効果も
県の観光統計調査によると、中国・四国、近畿、中部からの宿泊客は、震災のあった3月に前年同月比84〜98%に低迷。だが5月以降は毎月、全地域で前年同月を上回っている。特に近畿の増加率は毎月15%以上で、9月(3万2342人)は28%増だった。
県は新幹線を縦軸とみた横軸観光のてこ入れ策で、2月から長崎、熊本両県とレンタカー会社で連携して「3県内どこでも乗り捨て無料」の企画を実施した。貸出数は9月までに計234件。各県とも月当たりの貸出数は10件前後にとどまったが、累積件数は大分が最多の88件だった。
県観光・地域振興局は「旅の起点となっている点で観光客の増加に期待ができる」と分析。今後は大分と四国・関西を結ぶフェリーや飛行機の利用者へのPRに力を入れる考えだ。
10月からJR九州と共同で新幹線が停車する久留米駅(福岡県)と大分駅の間をガイド付きで途中停車しながら走る「大分まちあるき観光列車」を運行。平均利用客数は約60人(定員は100人)で、「単発企画ではない観光列車としてはよく利用されている」(JR九州大分支社)という。
ただ県外での観光PRは昨年度までほとんど福岡都市圏対象で、関東、関西向けの取り組みが遅れている。県は関西中心のPR強化に加え、県内の観光地を交通機関で結ぶ独自の観光ルート開拓を進める方針。
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_13214926282.html
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丹波の観光客2割増 日帰り客が大半
2011年11月16日
丹波県民局は15日、2010年度に丹波地域を訪れた観光客は441万7千人と発表した。従来の県観光客動態調査を同年度は観光庁の新基準に基づいて調べた。
新基準では1万人以上の施設・イベント計67を対象にし、観光施設を併設する道の駅なども調査対象に加えた。従来は1千人以上の施設・イベントを対象にしていたため、09年度の対象が220あった。入り込み客数は逆に増えて対前年度比は21・7%増となった。
市別でみると、篠山市が240万3千人、丹波市が201万4千人。総入り込み客数のうち日帰り客が94・3%を占め、宿泊客はわずか5・7%。阪神都市圏から50キロ圏という近さが影響しているようだ。
季節別では秋150万3千人(34%)が一番多く、夏の116万4千人(26・4%)、春の108万4千人(24・5%)、冬の66万6千円(15・1%)と続く。
社寺参拝、イベントを除いて観光客の多かった施設は、20万人以上は丹波の森公苑、道の駅丹波おばあちゃんの里、味土里館、こんだ薬師温泉ぬくもりの郷。15万人以上は丹波年輪の里、お菓子の里丹波だった。
イベントは(1)丹波焼陶器まつり(15万人)(2)デカンショ祭(8万8千人)(3)丹波篠山味まつり(4万5千人)(4)愛宕祭(4万人)(5)厄除(やく・よけ)大祭(3万5千人)の順だった。
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001111160002
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2011111802000190.html?ref=related
新幹線開業にらみ進出、改装 金沢ホテル投資加速
2011年11月18日
マンテンホテルが改装で増やすダブルのモデルルーム(同社提供)
供給過剰 懸念も高まる
2014年度内の北陸新幹線金沢開業をにらみ、金沢市中心部でホテルに投資する動きが相次いでいる。マンテンホテル(富山市)は金沢駅近くの館で客室の4分の1を改装し、「トラスティ」を展開するリゾートトラスト(名古屋市)は北陸に初進出する。ほかの既存ホテルも投資計画の検討を進めている。(大島康介)
マンテンホテルが改装するのは五百五十一室の「金沢マンテンホテル駅前」。十〜十二階にある百二十八室のシングルルームの部屋を広げ、ベッドを大きくしてツインルーム四十二室、ダブルルーム四十二室に変える。投資額は一億二千万円で着手しており、十二月末に完成する予定。
これまではビジネス客のシングル利用を見込んだ客室構成にしていたが、新幹線によってビジネス客は日帰りが多くなり、家族やグループの観光客が増えると予想する。担当者は「観光客向けの宿泊プランも充実させていく」と観光にシフトする考えを示す。
リゾートトラストの新ホテルは一三年夏に開業予定。金沢市香林坊の農林中金金沢支店跡地で、来年一月に着工する。「トラスティ」はハイクラスのビジネスホテルで全国七カ所目。金沢では十三階建て、客室数二百室の規模で計画している。シングルやダブルなど客室構成は公表していないが「新幹線開業でビジネスと観光の両面で需要が増えるだろう」(広報担当)とみている。
既存ホテルも設備投資の機会をうかがっている。ANAクラウンプラザホテル金沢と金沢スカイホテルは「新幹線開業に向け、ハード面の取り組みを検討中」とした。
一方、金沢市中心部はホテルの供給過剰も指摘されている。市観光交流課によると、一〇年末のホテル数は五十四軒、客室数は七千六百四十一室。東日本大震災後は外国人中心に低迷し、値下げ競争が激しくなっている。あるホテルの担当者は「新幹線開業までは需要の回復はあまり見込めない。好ましくない価格競争がしばらく続く」とみている。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111119-OYT1T00148.htm
トイレ不足困った…観光客増のスカイツリー周辺
トイレ不足を解消せよ――。
来年5月の開業が近づくに連れ、観光客が増えている東京スカイツリー周辺で、トイレの確保に向けた取り組みが加速してきた。東京都墨田区は、既存の3か所の公衆トイレで建て替え工事を行うほか、周辺の店舗にトイレを貸してくれるよう協力を呼びかけているところだ。また、NPO法人も、トイレを利用できる店舗や施設の入り口に共通の目印を掲げる計画を提案している。
ツリー近くの業平橋と東武橋近くにある2か所の公衆トイレでは、個室を増やす建て替え工事が進められている。京成橋脇でも仮設トイレを撤去し、公衆トイレを建設する。いずれも来年3月末に完成予定。車いすで入れる「だれでもトイレ」も併設される。
ツリー周辺では、特定の店にトイレ目的の観光客が列を作ったり、付近で立ち小便したりする人が出て、トイレ不足が問題になっている。このため区は昨年のゴールデンウイーク前に北十間川沿い2か所に仮設トイレを設置した。
ツリーの開業で観光客はさらに増えると予想され、仮設トイレの設置や公衆トイレの建て替えで対応できるかは不透明だ。予算上の問題もあり、トイレの新設は簡単ではない。そこで、全国のトイレマップを作製しているNPO法人「Check(チェック)」(世田谷区)は近く墨田区に、「オープン・トイレ・プロジェクト」を提案する。
プロジェクトは、周辺の店舗や施設にトイレの貸し出しを呼びかけ、協力してくれる店に共通のステッカーを掲示してもらう取り組み。14日から横浜市の中華街周辺で導入され、10店舗が加盟している。店はステッカー料金の800円を負担し、トイレを提供する。店の協力が得られるかが鍵だが、NPOは〈1〉トイレに立ち寄ったついでに、商品を買ってもらえる〈2〉インターネット上の地図にトイレの場所とともに店名も掲載される――など、店にもメリットがあるとしている。
区道路公園課の担当者は、「公衆トイレで対応できない部分を、店の協力で補ってもらう関係が作れたら理想的」と期待している。(前田遼太郎)
(2011年11月19日08時09分 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201111190155.html
鞆バイパスに第5の案
福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画をめぐり、広島県が町中心部の交通混雑解消を目指すバイパス道路の新たな工法案を検討していることが18日、分かった。10月の鞆地区地域振興住民協議会で明らかにした4案とは別ルートの山側トンネルで、住民の意見を踏まえた家屋移転を伴わない案となる。27日にある次回協議会で推進、反対両派住民に提示する。
県が新たに示すのは、町中心部を迂回(うかい)する山側のトンネル。前回協議会で示した4案のうちの山側トンネル2案に比べ、出入り口を町中心部から遠い場所に移すとみられる。
これまでの山側トンネル2案では、県は出入り口を取り付けるため約10戸か約20戸の家屋移転が必要としていた。前回の協議会で住民が家屋移転への懸念を表明。このため、県は家屋移転を伴わない山側トンネル案として検討している。
バイパス案をめぐっては、県は山側トンネル2案のほか、鞆港の一部を埋め立てて橋を架ける現行計画案▽一部を埋め立て海底トンネルを設ける案―の計4案を「技術的に比較する材料」として示した。鞆港内の景観に与える影響の有無が最大の違いとなっている。
湯崎英彦知事は10月25日の記者会見で、バイパスについて「架橋か海にトンネルを通すか、町の後ろを通す(山側トンネル)かに収束する」と強調。県の工法案が計画の是非を最終判断する際の軸になるとの認識を示している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20111120-OYT8T00821.htm
「越中料理」PR 観光客に照準
来年1月からキャンペーン コース提供
ブリの刺し身や富山牛など特産食材で作った道場氏の創作越中料理(県地域振興課提供) ブリやホタルイカなど県内の特産食材を使った料理や、ますずしなどの郷土料理を「越中料理」としてブランド化し、観光客にPRしようと、県は来年1月中旬から、創作越中料理キャンペーンを展開する。ブリなどの食材は全国的に知られているが、料理の知名度は低いことから、実際に料理を食べてもらい、約3年後に迫った北陸新幹線開業に備え、観光客誘致につなげたい考えだ。
富山市内で今月16日、県調理師会や県観光連盟などで作る「おもてなし『越中料理』魅力発信実行委員会」が開かれ、キャンペーンの実施を決めた。
県地域振興課によると、前菜やメーン料理などの各皿に、富山湾の魚や県産野菜など旬の食材を一つ以上使用したコースの創作越中料理を、来年1月から2月末頃まで、県内のホテルや飲食店で提供してもらう。
キャンペーン終了後も越中料理を食べてもらえるよう、ホームページを開設し、越中料理を提供する県内の飲食店を検索できるようにするほか、ブリ大根やますずしなどの郷土料理の歴史やレシピを掲載する。
県は2006年から越中料理コンテストを開催するほか、今年2月には、テレビの料理番組で「和の鉄人」と呼ばれた道場六三郎氏に、越中料理を創作してもらい、東京都内の旅行会社や飲食店の関係者にPRしてきた。
同課は「越中料理の魅力を県外の人たちに広く知ってもらうきっかけにしたい」としている。創作越中料理を出すホテルや飲食店も来月から募集する。問い合わせは同課(076・444・9605)へ。
(2011年11月21日 読売新聞)
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>>1308
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20111126/CK2011112602000105.html
水上交通網整備へ調整 市側「レゴランド」観光客増に
2011年11月26日
名古屋市議会の11月定例会は25日、本会議を再開した。個人質問で、市側は名古屋港の金城ふ頭と名古屋城などの観光地を水路でつなぐ水上交通網を2016年度をめどに整備する方針を明らかにし、民間業者などとの調整に入る考えを示した。民主の加藤一登議員(港区)の質問に答えた。
水上交通網は、名古屋港を拠点に、名古屋城から熱田神宮付近を経由して伊勢湾に注ぐ堀川と、並行して西側を流れる中川運河を船で往来できるようにする構想。回遊性を高め、市は金城ふ頭に誘致する子ども向けテーマパーク「レゴランド」やJR東海の「リニア・鉄道館」の集客力を市全体の観光客増につなげる考えだ。
現在は堀川の一部で民間業者が遊覧船を運航。入倉憲二副市長は「運営には採算性の確保などの課題があるが、水上交通網形成に取り組みたい」と表明。河村たかし市長は「プロジェクトチームを立ち上げる」と述べた。
レゴランドの建設に合わせ、金城ふ頭にホテルや飲食店、ショッピングセンターなどの施設誘致も検討されている。市は一帯の集客数を国際展示場やリニア・鉄道館と合わせて年550万人と想定。経済効果は640億円が見込まれ、2000人以上の雇用が期待できるという。
自民の成田隆行議員(天白区)は名古屋市が12年度中の治療開始を目指す陽子線がん治療施設を取り上げた。
米ヒューストン市のMDアンダーソンがんセンターが昼夜の2交代制を採用して年1000人を治療している例を紹介し、市の治療方針をただした。
長谷川弘之健康福祉局長は「早朝や夜間に治療を行うため、2交代制の導入に積極的に取り組む」と答弁。小児がんの治療にも活用する方針を示した。
(北島忠輔)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20111124-OYT8T01123.htm
美肌実践 倉吉へ「女子旅」
女性同士で集まる「女子会」がブームとなる中、倉吉市観光協会が、美容やグルメ、恋愛にまつわる場所を2日間かけて巡る「女子旅」を企画した。市内には江戸時代からの町並みが多く、同協会も歴史や文化財を売りにしてきたことなどから、年配の観光客が目立つ一方、若い女性は少なかった。今月から同協会のホームページ(HP)にモデルコースを掲載しており、「きれいをチャージ」を合言葉に、県内外から女子たちの目を引きつけたい考えだ。(上田貴夫)
企画したのは同協会と県観光連盟の20〜30歳代の女性スタッフ4人。協会が昨年度、市内の白壁土蔵群周辺で観光客622人に行ったアンケートで、50歳以上が56%(351人)を占め、20、30歳代はそれぞれ14%(84人)にとどまるなど、同協会は「年配者が好むまちというイメージとなりつつある」と分析。20〜30歳代の女性を中心に、新たなファン層の開拓が必要と考えた。
4人は、8月下旬から2か月間、倉吉市など県内の女性向けの観光地を巡り、試食を重ねてスポットを厳選。視察にあたっては「普通の女子としての目線」を大切に、地元で行きつけの場所や好きなスイーツなどを案として出し合い、その中から絞り込んだという。
その結果、モデルとして提案したのは1日目に智頭町を出発してマイカーで三朝温泉に向かい、2日目に倉吉市内を巡るコース。立ち寄るのは計10か所で、ランチや土産用の店も盛り込んだ。
最も力を入れたのは美容の分野で、三朝温泉の「熱気浴」を取り上げ、免疫力を高める効能を「吸うだけでアンチエイジング」と老化防止をPR。ランチは倉吉市の喫茶店「赤瓦五号館久楽」で食べられるコラーゲンたっぷりのスープを使った麺料理、お土産は三朝温泉の源泉を使った化粧水「三朝みすと」と、健康や美容にこだわった内容となっている。また、恋愛スポットとして、直径8メートルの巨大な星占盤で相性を占える満正寺(倉吉市)を挙げた。
個人旅行を想定しているが、今後は旅行会社にもツアーを提案する予定。市観光協会の川上千尋さん(34)は「同世代の感覚で行きたい、食べたいと思う所にこだわった。若者グループを呼び込めると思う」と期待を込めていた。
県中部ではこのほか▽恋谷橋(三朝町)▽波波伎(ははき)神社(倉吉市)▽白壁土蔵群(同)▽カフェ「白壁倶楽部」(同)▽総菜店「Kitchen彩」(同)などを紹介している。市観光協会(0858・23・2008)のHPはhttp://www.apionet.or.jp/kankou/
(2011年11月25日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/1126/OSK201111260044.html
2011年11月27日10時53分
アクセス殺到「レディー・カガ」 石川の加賀温泉PR
「レディー・カガ」って誰? ユーチューブに11月に投稿されたある動画が、評判を呼んでいる。アクセス数は10日間でなんと12万件以上も。
その正体は、石川県の加賀温泉郷の旅館や飲食店で働く女性ら。駅でお出迎えする姿を動画で投稿したほか、ポスターでも観光をPRしている。
3年半後の北陸新幹線開業に向け、若手旅館経営者らが知恵を絞った。仕掛け人の一人は「どこかの人気歌手と勘違いした人もいるでしょう」とにんまり。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20111126-OYT8T00865.htm
私たちレディー・カガ
加賀温泉郷の看板娘 動画が人気
温泉街の看板娘がPR役を務める「レディー・カガ」のポスター 山代、山中、片山津(加賀市)、粟津(小松市)の加賀温泉郷で働く女性たちが、米人気歌手の名前をもじった「レディー・カガ」を名乗り、温泉街をPRする動画がインターネットで話題を呼んでいる。別々に誘客する時代が長かった4温泉が、約3年後の北陸新幹線金沢開業をにらみ、一体となって取り組んだ企画。反響の大きさに、温泉郷関係者は「首都圏からの誘客の起爆剤になれば」と盛り上がりを見せている。(多可政史)
レディー・ガガは2008年のデビュー後、発売したシングルが各国でセールス1位を次々と記録している世界的歌手。奇抜なファッションとステージ演出で注目を集める一方、東日本大震災後にチャリティー活動を行ったことでも有名となった。
「ガガ」と「加賀」をかけた「レディー・カガ」は、県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部加賀支部のメンバーのアイデア。20〜45歳の旅館の仲居や芸妓(げいこ)ら60人が、駅のホームで笑顔でおじぎをしたり、はにかみながら手を振ったりする動画を制作し、今月、動画サイト「ユーチューブ」で公開した。
本家のような派手な衣装やパフォーマンスはないが、“看板娘”たちの素朴な笑顔を強調し、丁寧なもてなしをアピール。視聴者からは「センスがある」「ガガのようにもっとはじけて」など様々なコメントが寄せられ、視聴回数も26日現在で13万回を超えた。
「関西の奥座敷」とも呼ばれ、「接客にうるさい関西の人に愛された丁寧なもてなし」が自慢の同温泉郷だが、北陸新幹線開通に向けて、特に首都圏での知名度向上が課題だった。支部長で旅館経営者の萬谷(よろづや)浩幸さん(36)は「新幹線が金沢までだからこそ、加賀温泉郷は、4温泉が一体となり、各地の良いところを取り入れながら積極的に客を呼び込む必要がある」と力を込める。
大きな反響に支部のメンバーも「つかみはOK」と手応えを感じた様子。今月30日には登場した女性が一堂に会する初の全体会議を行い、今後の方針を話し合うといい、萬谷さんは「東京のイベント参加や『レディー・カガお薦めスイーツ』の開発など、構想は広がります」と意欲を見せる。
「レディー・カガ」の一人で、山代温泉のすし店女将(おかみ)の市川勝美さん(42)は「動画を通じて心のこもったおもてなしが伝わればうれしい。こんな女性たちに会いたいと思って加賀温泉郷を訪れる人が増えてくれれば」と話している。
(2011年11月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20111126-OYT8T00978.htm
議論1年半 知事判断は 推進、反対派 対立明確に
鞆の浦事業 県きょう新提案
港湾の埋め立て架橋事業の是非を巡り、長年揺れてきた鞆の浦。湯崎知事の判断が注目される 福山市の景勝地「鞆(とも)の浦」の埋め立て架橋事業をめぐり、県と住民が続けている協議会が27日、地元で開かれる。湯崎知事の提案で1年半にわたり、同じテーブルで17回の議論を重ねた推進、反対両派だが、決着まで紆余(うよ)曲折が予想される。任期折り返しを迎える湯崎知事の事業判断が最大の焦点となる。(矢沢寛茂、石原敦之)
「県民起点、現場主義、予算から成果主義への転換に尽きる」――。湯崎知事は22日の定例記者会見で、29日の就任2年を前に、県政トップが重視する事項は当初と変わらないと強調した。
県主導の投資ファンドは地元のマツダや中国電力などの出資を取り付け、目標を上回る約105億円となる見通しだ。4月に松井一実市長が就任したのを機に、広島市とは11年ぶりに10月から人事交流を再開。県と政令市の二重行政解消をテーマに研究会も設置した。
県議会の林正夫議長は「着実さ、スピード感という新しい風を吹き込んだ」と評価する。知事がマニフェスト(公約)として提唱した新規事業は順風満帆に見えるが、それとは対照的に、鞆の浦の事業では慎重さが際立つ。
「禍根を残さないように、解決につなげたい」。湯崎知事は昨年5月、訴訟とは別に推進・反対派による協議会の設置を提案。観光客の車による渋滞緩和や生活環境の改善などの解決に向け、月1回のペースで話し合いを重ねた。県道に離合場所を設けたり、港湾整備など周辺環境を改善したりする点では意見が一致した。
ところが、景観や事業の是非に及んだ10月23日の協議会では、双方の住民の対立が明確化。県側から埋め立て架橋のほか、▽埋め立て海中トンネル▽埋め立てをせずに、山側にトンネルを掘ってバイパスを2ルート通す――計4案が提示された。県は27日の協議会でさらに山側に移した別ルートのトンネルも想定し、家屋移転のない案を示す。
県の提案を受けて、「今までの議論は何だったのか」と不満をあらわにするのは、推進派の鞆町内会連絡協議会の大浜憲司会長。「1年半もかけて過去の議論に逆戻りしただけだ」と、埋め立て架橋の実行を強く求める。住民訴訟原告団の松居秀子事務局長は「景観への配慮で優れる山側トンネルが最適なのは明らか」とし、意見は平行線だ。
福山市の羽田皓市長は「信じて見守ってきたが、あまりにも県の判断が遅い」とし、こう指摘した。「控訴審で高裁の判断を仰ぐのが、地元にとって最も禍根を残さない」
知事の「決断」が待たれる。
■鞆の浦埋め立て架橋事業
県が1983年に事業計画を策定。沿岸1.9ヘクタールを埋め立て、駐車場やフェリー桟橋を整備し、海上に長さ179メートルの橋を架ける。工期は約10年で、事業費は約55億円。
事業に反対する住民らは2007年4月、「世界遺産級の景観を損なう」などと県の埋め立て免許の差し止めを求めて提訴。地裁は09年10月、原告の主張を認め、県に事業を差し止める判決を出したが、県が控訴して係争中。
ご意見、ご感想を広島総局にファクス(082・243・0103)や電子メール(hiroshima@yomiuri.com)でお寄せ下さい。
(2011年11月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20111127-OYT8T00709.htm
客足減、今月末で休業
与島「フィッシャーマンズ・ワーフ」
休業する瀬戸大橋フィッシャーマンズ・ワーフ(坂出市で) 瀬戸大橋につながる与島(坂出市)にある観光レジャー施設「瀬戸大橋フィッシャーマンズ・ワーフ」が、30日限りで休業する。1988年に瀬戸大橋が開通して数年は大勢の観光客でにぎわったが、ブーム終了後は減少に歯止めがかからず、経営難が続いていたという。運営会社側は「今後のことは(再開も含めて)未定」としている。
運営会社によると、レストランを27日で閉じ、土産物コーナーの営業も28日で終えて、30日まで片づけを行ったうえで全館休業する。坂出市は施設の一角を借りて与島港の管理業務を行っており、プレハブの管理棟を建てて対応する。
フィッシャーマンズ・ワーフは、京阪電鉄(大阪市)が瀬戸大橋開通の88年にオープンさせた。レストランのほか鮮魚販売や遊覧船クルーズなども人気を呼び、初年度の入場数は約500万人に上った。その後は客足が鈍り、2003年に京阪電鉄が撤退。鳥取市の建設会社・八幡コーポレーションの子会社が運営を引き継いだが、ここ数年は約50万人に減り、同社は「回復の見込みがない」として休業を決めたという。
坂出市内や岡山県から通う従業員十数人のうち、唯一、与島に住むという女性(60)は「開通当時は朝から晩までお客さんが来て忙しかった。休業は本当に寂しい」と話していた。
(2011年11月28日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20111124-OYT8T01340.htm
さぬき市 2温泉施設 年度末休止
さぬき市は24日、市施設管理公社が運営する4か所の温泉施設のうち「グリーンヒル大串」(鴨庄=旧志度町)と「ツインパルながお」(長尾名=旧長尾町)の営業を今年度末で休止すると発表した。いずれも2002年の合併前に旧町が建設した施設で、赤字が続いていた。市は公社に対し、累積赤字4730万円を全額補填(ほてん)した上で、民間の委託先を探し、再開と従業員(計12人)の雇用確保を目指す。
公社はほかに「ゆ〜とぴあみろく温泉」(大川町富田中)、「春日温泉」(寒川町神前)を運営。1989〜98年に旧町が競うように建設したが、合併以降は春日温泉を除いて赤字が続き、市は04〜10年度、公社に計2億3000万円を投入、赤字を一部補填していた。
10年度には経営改善計画を策定し、営業日を短縮するなどして3000万円の収支改善を目指したが、効果は1000万円にとどまり、赤字幅の大きい2施設の運営を断念した。補填費用は12月補正予算案に盛り込む。
宿泊施設を兼ねたグリーンヒルは、昨年度の利用客が約5000人と5年前の5分の1に。プールやアリーナを備えたツインパルは13万4000人で逆に1万3000人増えたが、燃料費がかさんでいたという。
同市は合併時、旧5町が運営していた計6か所もの温泉施設を抱え込んだ。旧寒川町の「カメリア温泉」は08年3月で休業したが、地元住民の出資法人が同年5月に引き継いで再開。旧津田町の「クアタラソさぬき津田」は、別の公社が運営している。
記者会見した大山茂樹市長は「施設の重複にスピード感を持って対応できなかったことは反省点」としたうえで「存続の最後のチャンスと考え、委託先探しと、残る2施設の経営改善に取り組む」と述べた。
(2011年11月25日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001111280004
山側トンネル案追加/鞆の浦問題
2011年11月28日
鞆(とも)の浦の埋め立て・架橋問題について推進、反対両派が話し合う県主催の住民協議会が27日夜、福山市鞆町鞆であった。県は、県道の混雑を解消するバイパスをめぐり、前回示した4案に加え、家屋移転のない山側トンネル案を示した。仲介役の弁護士は、「議論が一定の到達点に達した」とし、今後、幅広い住民に協議会の議論に関する説明会を開き、最終的な意見をまとめる考えを示した。
協議会は非公開。両派の住民各6人と仲介役の弁護士、県側から城納一昭副知事らが出席した。
終了後の県の会見などによると、新たな山側トンネル案は、前回県が示した二つの山側トンネル案のルートより、山奥側を通る。鞆の浦の町中から遠くなるが、工事の際に移転させる家屋がないのが特徴。前回の二つの山側トンネル案では、10〜20戸程度の家屋移転が必要だとしている。
また県は、フェリー乗り場や駐車場の整備について、鞆の浦の湾内に設ける案と、湾外となる鞆の浦北部の海岸に設ける案を説明。埋め立てとセットの架橋案や海底トンネル案なら一緒に整備できるが、山側トンネル案の場合は別に整備する必要があるとした。
仲介役の弁護士は、両派のこれまでの議論で「意見が完全に一致したとは考えていない」としつつも、道路事情の悪さやバイパス整備の効果、景観の大切さなどについて一定の共通認識ができたと説明。協議会に参加していない住民にも説明会で議論の内容を報告し、意見を聞くとした。その後、改めて協議会を開くが、その時期や、湯崎英彦知事が出席するかは未定という。
終了後の会見で、推進派で鞆町内会連絡協議会の大浜憲司会長は「景観をベースにした(反対派の)考え方と、『生活道路としての機能を優先させてほしい』という我々の主張は平行線だ」と話した。
反対派で埋め立て差し止め訴訟原告団の松居秀子事務局長は「もっと早く検討案を示してもらいたかった。歴史的景観の価値を認識すれば、埋め立て・架橋はあり得ない」と訴えた。(吉田博行、水田道雄)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20111128-OYT8T00022.htm
鞆の浦事業 住民協 次回で最終取りまとめ 推進派不満、反対派は歓迎
県第5案提示
仲介者の弁護士2人(手前)を前に、分かれて座った推進派(左側)と反対派の住民たち(福山市鞆支所で)
福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業を巡り、県の主催で推進、反対両派の住民が話し合う、18回目の鞆地区地域振興住民協議会が27日夜、同町の市鞆支所で開かれた。仲介者の弁護士は、「(話し合いは)一定の到達点に来た」とし、議論の内容を広く町民に説明する会合を近く開き、次回の協議会で最終的な取りまとめを行う方針を示した。湯崎知事はその後、事業について判断するものとみられる。(石原敦之)
県は、10月の前回会合で、幅の狭い県道のバイパスに必要な機能を議論するため、従来の埋め立て・架橋案と、埋め立て・海中トンネル案、2ルートの山側トンネル案の計4案を提示。埋め立て・架橋以外の案では家屋移転が必要とされ、住民から懸念の声が上がったことから、この日、家屋移転が不要な山側トンネルの新ルートを第5案として示し、両派の意見を聞いた。
会合は非公開で、県によると、仲介者が、18回の会合を重ねた今も「(両派の)意見が完全に一致したとは考えていない」としながらも、「何らかのバイパスで地域の課題に対応できることが、共通に理解できた」と説明。協議会で両派の認識が一致した項目について、住民に直接、話す機会を設けることを提案。両派とも受け入れたという。
協議会が大詰めを迎えたことについて、終了後に会見をした、推進、反対両派には温度差があった。
推進派の住民団体「鞆町内会連絡協議会」の大浜憲司会長は「到達点の意味がよく分からない。反対派は景観、私たちは(交通環境を改善して)『命を守ってくれ』というのが主張のベース。平行線であることを改めて感じた」と不満をにじませた。
反対派で、住民訴訟原告団の松居秀子事務局長は、「もっと前に到達点に来ていた」と最終的なとりまとめを歓迎。「生活環境、景観を破壊しない(いずれかの)山側トンネルという結論に達するはず」と期待した。
(2011年11月28日 読売新聞)
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>>1341
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/road/TOMO/35000001111280004.jpeg
>>1342
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/road/TOMO/20111128-634034-1-L.jpg
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20111129-OYT8T01302.htm
瀬戸内観光 海空一体で 空港起点に沿岸、島クルーズ
県、旅行業者に魅力売り込み
船から阿伏兎観音を撮影する参加者(福山市で) 瀬戸内海に点在する観光資源をつないで広域的な観光振興に結び付けようと、広島空港(三原市本郷町)を起点に、主に客船で沿岸、島しょ部の観光スポットを巡る「空と海をつなぐ瀬戸内クルーズ」を県が企画した。三原市から尾道市を経て福山市の景勝地・鞆の浦までを船で巡るルートで29日、旅行業者を案内し、魅力を売り込んだ。(石原敦之)
湯崎知事が瀬戸内地域のブランド力向上を目指して推進する「瀬戸内 海の道構想」の一環で、旅行業者3社の計8人が参加した。一行は午前9時30分に広島空港をバスで出発し、三原市の筆影山展望台から瀬戸内の多島美を眺めた後、三原内港から30人乗りのチャーター船に乗り込んだ。尾道市の生口島や市中心部の桟橋「おのみち海の駅」に立ち寄り、沼隈半島に向かった。
福山市沼隈町の造船所では、係留されている船を間近に見て、参加者らはその大きさに驚いた様子。海にせり出した岩肌に立つ、磐台寺の朱塗りの観音堂「阿伏兎(あぶと)観音」が近付くと、船室の外に出て写真に収めていた。
日本旅行広島仕入販売センター(広島市)の金満修二所長は「海から眺める陸の姿は新鮮だった。クルーズは旅情もあり、旅行商品として可能性は高い。船をチャーターすると費用がかかるため、満足度と価格のバランスをどう取るかが、今後の課題になる」と話していた。
県港湾企画整備課の友道康仁・港湾計画担当監は、「瀬戸内の魅力を、潮風の香るクルーズという新しい観点でブランド化することで、各地域の港のにぎわいにも結び付けていきたい」と力を込めた。
県は30日にも竹原、呉両市を経て広島市内に向かうコースを案内。参加業者にアンケートをして、コースや桟橋の改善点を検討、商品化を提案していく。
(2011年11月30日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111130/biz11113019310027-n1.htm
ファーストクラスの機内食が大人気に 大阪市内のホテルで
2011.11.30 19:29
スイスホテル南海大阪(大阪市中央区)とルフトハンザドイツ航空が共同企画したファーストクラスの機内食が、同ホテルの日本料理店「花暦」で人気メニューとなっている。
関西国際空港発フランクフルト行きのファーストクラス席で11月から提供されている「牛頬肉と丸大根の煮物」や「ずわい蟹の握り寿司」などのコースで、料金は9240円。往復で150万円のファーストクラス席の料理が手軽に楽しめるとあって、約1カ月で200食を販売し、「カップルや家族連れに人気」(広報)だという。
ホテルでは来年2月29日までの期間限定で提供する予定だ。予約・問い合わせは、同ホテル花暦((電)06・6646・5127)。
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http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001111300002
ボンネットバスツアー盛況/美作市
2011年11月30日
美作市の大原地区を走るボンネットバス
■レトロバスに女性殺到
鉄道好き「鉄子」、航空ファン「空美ちゃん」に続くのは「バス女」? 美作市が今年から始めたボンネットバスの無料ツアーに、女性客が殺到している。全20回が「満員御礼」。すでに来年の予約受け付けも始まり、美作路を快走中だ。
市が所有するバスは赤と黄色がトレードカラー。「みまさか市観光ボランティアガイドの会」(中川正彦会長)の会員が、観光地や名勝などを案内してくれる。レトロなバスに乗ってゆったり楽しめるせいか、客の9割以上が女性だ。
来年は26回に増便。「花と祭り」をテーマに、林野神社など「新春三社巡り」(1月21、22日)から始まり、「観音寺 天石門別神社紅葉狩り」(11月3、4日)まで、8月を除いて毎月企画する。
「雪の幻想 かまくらファンタジー」(1月28日)、「河会ホタル祭りと岡山国際サーキット」(6月2日)など、夜間の催行も加えた。
湯郷温泉観光案内所を発着点とする約6時間のコース。定員は14人。オーバーしたら、「ボンネットバスでなくてもいい」という客に限って8人まで、公用車を使って同じコースを案内することにした。
昼食休憩は各コースの食事どころで約1時間とる。これは自己負担だが、乗車料金やガイド代は無料。
予約は年間を通して受け付けていたのを、来年は催行日の2カ月前から。一度に複数の予約を入れられなくなることで、「一人でも多くの人に楽しんでもらいたい」との配慮からだ。現在、1月分の予約を受け付けている。
運行経費などは市の持ち出しだが、市商工観光課は「美作の観光知名度がアップしてくれれば」。中川さんも「研修でガイドのレベルアップをめざしたい」と張り切っている。
問い合わせは商工観光課(0868・72・6693)、予約は中川さん(090・6836・1425)へ。(中村二郎)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011120290113220.html
快適な旅後押し 千葉県のサイクリングコース
2011年12月2日 11時32分
千葉県が中房総と南房総両地域に設定したサイクリングを楽しめるモデルコースや、休憩地点「サイクルステーション」の利用が、一日から可能になった。高低差が少ない地形や温暖な気候を生かし、自転車を使う観光・サイクルツーリズムを推進する一環で、快適な自転車旅行を後押しする。 (堀場達)
モデルコースは初級、中級、上級が二コースずつあり、走行距離は四三・九〜一〇四・九キロ。例えば中房総地域の初級(五五キロ)は、小湊鉄道のサイクルトレインを利用し、山間部の上総中野駅をスタート。養老渓谷や高滝ダムを経て、緩やかに下りながら同鉄道の五井駅にゴールする。
最長となる南房総満喫ロングライドコース=地図=は、南房総市を起点に半島を一周する上級者向けだ。
各コースに三〜六カ所のステーション(計二十一カ所)が組み込まれ、トイレを使ったり、食事や水分補給に役立ててもらうほか、自転車の修理用工具や空気入れを無料で貸し出す。目印にのぼり旗を立て、自転車の盗難防止などに配慮した収納器などを備えた所もある。
県は昨年から中房総地域の十市町と、南房総地域の四市町で「サイクルツーリズムモデル事業」に取り組んでいる。
同事業は、(1)快適・便利にサイクリングを楽しめる環境づくり(2)サイクリストを千葉にひきつけるイメージづくり(3)サイクルツーリズムを推進する体制づくり−を目指すもの。今回はサイクリング環境やイメージづくりのため、モデルコースを設定した。
ガイドマップも三万部作成し、モデルコースや各ステーションの営業時間、危険箇所などの情報を掲載した。マップは近く、県のサイクリングポータルサイトでも紹介される予定だ。問い合わせは県観光課=電043(223)2419=へ。
(東京新聞)
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http://www.chibanippo.co.jp/c/news/economics/65685
再生機構が支援決定 鴨川シーワールド運営会社
2011年12月02日 10:33
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企業再生支援機構は1日、鴨川シーワールド(鴨川市)などを運営するグランビスタホテル&リゾート(東京都中央区)の事業再生を支援すると発表した。同社は不況による観光客減少で業績が悪化。約16億円の債務超過に陥り、三井住友銀行と連名で支援を申し込んでいた。
同社は鴨川シーワールドのほかに、札幌グランドホテル(札幌市)などのホテル、ゴルフ場、ハイウェーレストランなど全国でレジャー施設を運営。バブル崩壊後の観光需要減少で業績が低迷。東日本大震災も追い打ちとなり、自力での経営再建が困難となった。
同機構は同社の発行済み株式を取得するほか、16億円を出資。経営人材を派遣するなどして再建を目指す。金融機関に対しては、返済計画の見直しを要請する計画。生産性の向上を図り、今後3年をめどに不採算事業からの撤退を含め判断する。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20111202-OYT8T00014.htm
神戸ベイシェラトン買収
.ホテルニューアワジ スパ設備充実
ホテルニューアワジ(洲本市)は1日、神戸・六甲アイランドにある神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ(神戸市東灘区)の運営会社を買収した、と発表した。今後はホテルニューアワジの子会社「HNA神戸」が運営にあたる。同社の木下学社長は同日、ベイシェラトンで記者会見し、「スパ(温浴)設備を充実させ、これまで培ってきた和のおもてなしで差別化を図りたい」と述べた。
ベイシェラトンはJTBが建設し、1992年に開業。阪神大震災の影響などから経営不振となり、2005年に米投資ファンド「ローンスターグループ」に売却され、09年からは系列会社「SHR神戸」が運営していた。買収額は公表していない。
木下社長は、夜景の見える風呂などを整備し、リゾート性を高める方針を表明。六甲アイランドに住む外国人住民など主に県内の客を取り込む考えで、「地域の方に愛されるホテルを目指したい」と話した。
(2011年12月2日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000001112020003
県東周遊バス、再出発
2011年12月02日
県東部の観光名所を巡るボンネットバス=芸西村西分甲
県東部の観光名所を巡る「高知東海岸観光周遊バス」が1日からコースを一部変更し、料金も安くして再スタートを切った。
バスは昨年1月、「土佐・龍馬であい博」の開幕に合わせて高知東部交通が運行を始めた。レトロな14人乗りボンネットバスで、毎日1便(午前9時〜午後5時)。安芸市の岩崎弥太郎生家や北川村の中岡慎太郎館などを巡り、昨年度は1250人が利用した。
ところが、同博が終わった今年度は利用者が激減し、4〜9月はわずか172人に落ち込んだ。
そこで今回、平日は国の近代化産業遺産に認定されている奈半利町の藤村製糸工場などをコースに加え、土日祝日は同町の登録有形文化財の高田屋(蔵資料館)を加えた。各施設の入館料を含む料金も、大人は2200円から1900円に、中高生は1500円から1300円に安くした。小学生は500円のまま。
同交通は「安芸市内の観光にはガイドも付き、手軽に県東部の魅力を知ってもらえる」と利用を呼びかけている。バスは午前9時に芸西村の土佐ロイヤルホテルを出発し、安芸市内の3カ所でも乗車できる。問い合わせは同交通安芸営業所(0887・35・3148)へ。(伊藤雅哉)
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001112030003
HTB 来期は190万人 業績予想
2011年12月03日
◎国内中心に10万人増
佐世保市のハウステンボスは、2012年9月期(11年10月〜12年9月)の単体業績予想をまとめた。来春の開業20周年記念イベントで集客増を図るとし、入場者数は前期(10年10月〜11年9月)から5.5%増の190万人、売上高は同15%増の152億円と見込んでいる。
◎上海・釜山に出張所
11年9月期の単体決算と合わせて1日に発表した。東日本大震災で落ち込んだ海外客の回復はすぐには見込めないとみて、当面は国内客に力を入れる。
ハウステンボスは来年3月25日、開業20年を迎える。これに合わせて春の看板イベント「チューリップ祭」を例年より盛大にし、冒険型の新アトラクションも設けて集客をテコ入れすることで入場者数は前期に10万人上乗せの190万人が確保できると見込む。
本業のもうけ示す営業利益は前年同期比23%増の13億円、経常利益は同10%増の22億円(市の再生支援交付金約8億円を含む)をそれぞれ予想する。
大震災に見舞われた11年9月期の海外客は14万3千人と、その前の期の3分の2まで落ち込んだ。歴史的な水準の円高の影響もあり、海外からの客足の回復にはなお時間がかかるとみられている。
その一方、来春は長崎―上海航路の定期運航開始が予定されることから、中期的な海外客の回復・増加策に手を打つ。中国・上海と韓国・釜山にそれぞれ出張所を設け、両都市圏に集中して営業をかける方針だ。
沢田秀雄社長は1日にあった記者会見で「来年3月から、円高と震災で落ちた海外客の取り込みに再び力を入れる。1年かけて30万人にまで増やしたい」と話した。(市川雄輝)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20111203-OYT8T00814.htm
内陸線「観光に特化」
次期社長酒井氏 角館来訪者に「売り込む」
経営再建への構想を語る酒井新社長(県庁で) 第3セクター「秋田内陸縦貫鉄道(内陸線)」の次期社長に決まった元大手百貨店店長の酒井一郎氏(63)=写真=が、県庁で記者会見し、経営再建に向けた構想を語った。
酒井氏は豊田そごう常務取締役店長、広島そごう総務部長などを歴任。豊田スタジアム(愛知県豊田市)の運営会社に転じた後、2009年6月に退職。内陸線の社長公募をインターネットで知り、応募した。
酒井氏は会見で、「内陸線沿線には様々な観光資源があるが、そこに行くには駅からのアシが必要。交通手段としての存続は厳しい」との認識を示し、「それ自体で乗って楽しい、観光路線に特化した鉄道を目指す」と抱負を述べた。
観光路線化のポイントには、内陸線の始発駅がある仙北市角館町への売り込みを挙げ、「年間250万人といわれる角館の観光客に、内陸線にも乗ってもらえるようツアープランを売り込む」と構想を語った。
内陸線は12年度までに赤字を2億円以下とする目標を掲げているが、今年度は約2億6300万円の赤字を見込んでいる。酒井氏は「半端な数字ではない。県や旅行会社にもアプローチし、いかに観光路線化できるかが重要だ」との認識を強調。路線存続にかける思いを問われると、豊田そごうの経営再建に向けて大規模なリストラに取り組んだ経験に触れ、「豊田そごうの存続はかなわなかったが、リベンジとして、内陸線に持てる力のすべてを出して頑張りたい」と力を込めた。
酒井氏は神戸市の自宅に妻と娘2人を残して単身赴任し、北秋田市内に住む予定。任期は今月5日から13年6月まで。報酬は年700万円。
(2011年12月4日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/car/news/OSK201112020149.html
ボンネットバス復活 広島・呉で観光向けに再活用[PR]
来春、市営バス路線をそっくり広島電鉄に譲り移す呉市交通局は、所有する1968年登録のボンネットバスを、観光向けに再活用する方針を決めた。古くなったため、2年前から車庫で保管されてきたが、現役のボンネットバスは県内に2台だけ。広電には渡さず、市の貴重な財産として、もうひと頑張りしてもらう。
いすゞ自動車製のBXD30型。どことなく愛敬がある丸4灯式ヘッドライトの最終モデルだ。全長約8.3メートル、定員48人でナンバープレートの表示は「広島2」。広島運輸支局によると、71年3月末までの営業バスに使われた。いまでは珍しいプレートだという。
車両は85年11月まで呉駅前発着の路線バスで活躍し、その後は2009年春まで貸し切りバスなどに使われた。現在は営業所の車庫に保管され、「バスまつり」といった特別なイベントで時々、走る姿を見せるだけになっている。
バス路線の民間移譲を背景に、「廃車になるのか」と心配するファンの声が市交通局に寄せられていた。復活を願う市民らの期待にこたえ、市は「貴重な財産。根気よく整備を続け、元気に走る姿をみてほしい」と、来年度からボンネットバスの所属を産業部に移し、観光振興に役立てることにした。冷房設備がないため、期間限定で呉市内の史跡などを探訪するループ(循環)バスに利用するアイデアなどが出ている。
市交通局の話では、中型のボンネットバスは1950年代に全盛期を迎えた。その後、主流が箱形バスに移り、60年代には生産が中止されていった。現在も一線で活躍中のボンネットバスは、全国でもわずかに23台。県内では、呉市営のほか福山市の鞆(とも)鉄道の車両(58年登録)だけになっているという。
ボンネットバスの映像は、呉市営バスのホームページ(http://www.kurecitybus.jp/)の「映写館」で見ることができる。(中川正美)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111205_3
本県観光は「南高北低」 平泉効果は限定的
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本県観光の「南北格差」が広がっている。平泉町など県南部は世界遺産登録を追い風に入り込みが増加しているが、県北部などは東日本大震災の影響で低調に推移。4日に1年を迎えた東北新幹線青森延伸も起爆剤にはなっておらず、明暗が分かれる。来年はJRのいわてデスティネーションキャンペーン(DC)が予定され、観光復興は正念場を迎える。平泉効果が本県全域の復興の力となるよう、新幹線のさらなる活用などが求められる。
県によると、震災による観光業被害(推定額)は11月2日現在で326億円に上り、風評や自粛ムードが追い打ちを掛ける。平泉町も4月の観光客入り込みが前年同期比8割減と苦境に立ったが、6月の世界遺産登録で挽回した。6月には同1割増、7月の3連休には同約2倍となる4万人を記録。8月は同5割増、秋の観光シーズンも好調に推移した。
世界遺産効果は県南部に波及。6月まで前年同期の7割と低迷した花巻市の温泉宿泊施設の観光客数は、8月には前年を上回った。
一方、県北は震災の影響が深刻だ。八幡平市のアンケート調査によると、3〜10月の入り込みは前年同期から約2割減少。平泉効果は届いていない。
達増知事は「平泉とほかの観光資源を組み合わせ、『岩手まるごと平泉』のような形をつくりたい」とする。
県観光協会の佐藤義正理事長も「新幹線延伸で北東北に注目が集まっている」と、本格的な観光復興を期す。
【写真=全線開業から1年を迎えた東北新幹線。本県観光の「南北格差」解消の起爆剤として、さらなる活用が求められる=4日午後0時35分、盛岡市・JR盛岡駅】
(2011/12/05)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/276532
「運行再開は困難」 仙酔峡ロープウエーで阿蘇市長
2011年12月6日 01:33 カテゴリー:九州 > 熊本
佐藤義興阿蘇市長は5日の市議会本会議で、同市の第三セクター「東阿蘇観光開発」が運営する仙酔峡ロープウエーについて、営業を休止することを明らかにした。
同ロープウエーは仙酔峡−中岳東駅(約1・5キロ)を9分で結び、ミヤマキリシマが美しい初夏を中心に年間約8万5千人が利用してきた。しかし、モーターの故障で昨年5月から運休。復旧に多額の資金が必要なため、運営を引き継ぐ事業体を募っていた。
佐藤市長は、関心を示していた企業との交渉がまとまらず、運行再開は困難になったとし、営業休止を判断した。
=2011/12/06付 西日本新聞朝刊=
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>>1344
http://news24.jp/nnn/news8781419.html
鉄道と船を使った観光キャンペーン展開へ
(愛媛県) JR四国と松山市などは来年4月から、広島地域と松山市を結ぶ海上観光ルートにスポットをあてた新しい観光キャンペーンを展開することになりました。
7日は、JR四国の泉雅文社長らが松山市を訪れ、野志市長に「瀬戸内・松山キャンペーン」の決定通知書を手渡しました。このキャンペーンは松山市が新たな観光戦略として掲げる「瀬戸内・松山構想」を具体的な観光商品として売り出そうというものです。来年4月から6月末までの3ヶ月間で、JR四国とJR西日本、松山市の三者が連携して新たな旅行商品の開発や観光地の整備などを行います。日本初の国立公園である瀬戸内海の海上観光ルートにスポットをあて、観光需要を掘り起こそうというもので、松山と広島、さらに鉄道業者の官民が連携して地域の新たな魅力の発見や活性化に取り組むということです。
[ 12/7 16:16 南海放送]
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-12-07_27017/
首里城からの眺望保全 那覇市景観条例改正へ
地域 社会 2011年12月7日 10時22分
(13時間10分前に更新)
那覇市は景観保護を進めるための市都市景観条例を開会中の同市議会12月定例会に提案した。議会各会派はおおむね賛成しており、可決の見通し。同条例は1985年に制定済みだったが、沖縄都市モノレールの開通や新都心地区の発展など、社会状況の変化に合わせて26年ぶりに全面改正される。
同市は5月、首里城からの眺望を保全する趣旨で、首里城を中心にして南北約2・3キロ(首里崎山町―首里末吉町)東西約3キロ(首里鳥堀町―松川)の約300ヘクタールで、建築物の高さを5階建て相当の15メートル以下と定めるなどした景観計画を策定した。
同市の新都市景観条例は、2004年制定の景観法を根拠に、法的拘束力を強めた点が特徴となる。旧条例は建築物の高さや色彩などのルールを定める一方で、根拠法がなかったことから是正勧告に拘束力がなかった。
市は「沖縄らしさを守る景観行政を進めることができる」と新条例の意義を説明している。市によると、景観法を受けた県内の景観条例は石垣市や浦添市などで制定例がある。
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http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001112070003
「3山」散策 貸し自転車で
2011年12月07日
【覚王山―東山―本山】
●古書店など3店が試み
名古屋の地下鉄・東山線沿いにある古書店など3店が、店と店の間を動き回るのに使ってもらう自転車の貸し出しを始める。街を楽しむ手だてを増やそうという試みだ。
覚王山駅近くの東欧絵本と喫茶の店「ツェスタ」、本山駅近くの古書店「シマウマ書房」、東山公園駅近くのアート系書籍とギャラリーの店「オンリーディング」。3店は本のイベント「ブックマークナゴヤ」を通した旧知の間柄。
手始めに2台の自転車を共同購入した。自転車があるいずれかの店で手続きをすれば1日300円で乗り放題。使用後は3店のいずれかに返す。
覚王山から東山公園までの広小路通には古書やギャラリー、喫茶、アクセサリーなどの店があちこちにある。超宗派寺院の日泰寺、名古屋大仏で有名な桃巌寺など、ちょっとした観光スポットにも恵まれている。
覚王山、本山、東山の地名にあやかった「スリーマウントマップ」を用意する。「併せて活用できるようにして年内にスタートしたい」とシマウマ書房の鈴木創さん(38)。賛同する店が増えれば自転車も増やすことができそうだ。(佐藤雄二)
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2台!?
3ヶ所で2台なら、常に1ヶ所には自転車がないことになるじゃん
20台は必要じゃあ
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折角の良い試みだし市から撤去された放置自転車の払い下げでもしてもらうべきですね(;´Д`)
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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111208k0000e040179000c.html
工場萌え:名古屋港の海上ツアーが人気
ライトアップされた大型クレーンがコンテナを下ろす光景が見られる名古屋港の飛島ふ頭=名古屋港管理組合提供 名古屋港の海上から工場の夜景を楽しむ名古屋版「工場萌(も)えツアー」に申し込みが殺到し、定員80人が受け付け開始から1週間でいっぱいになった。企画した財団法人名古屋観光コンベンションビューローは「夜の名古屋は楽しめないといわれるが、夜景観光が新たな目玉になるのでは」と期待している。
名古屋市が10年8月に市民400人を対象に行ったネットアンケートでは、名古屋の観光の欠点として「夜に楽しめる場所が少ない」を挙げた人が複数回答で25%に上り、12項目中5番目に多かった。
そこでビューローが着目したのが三重県四日市市や川崎市で人気を集めていた工場の夜景を見るツアー。夜間照明でくっきりと浮かび上がる工場の美しさが人気を集め、「非日常的感覚を味わえる」と好評だ。名古屋港にも、夜間に操業する新日本製鉄名古屋製鉄所や中部電力西名古屋発電所、大型クレーンが稼働する飛島コンテナふ頭などの夜景スポットがあった。
愛知県は今年度、県が事業費を全額負担する観光客誘致企画を募集。ビューローは夜景クルーズを提案し、認められた。12月と来年1月に各1回計画。それぞれ定員40人とし、参加費1人1000円で11月7日から募集したところ、1週間で売り切れたという。
ビューローの北折真人・国内観光グループ長は「クルーズには旅行会社各社も招待している。人気ぶりを見て、旅行商品にしてもらいたい」と話す。【丸山進】
毎日新聞 2011年12月8日 14時16分(最終更新 12月8日 14時32分)
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20111211/01.shtml
HTBに医療観光施設がオープン アジアの高所得者を照準
式典後、内覧会で報道陣に全身温熱浴機の説明をする白石社長(右)=佐世保市、ハウステンボス「THE SOARA」
佐世保市のハウステンボス(HTB、澤田秀雄社長)無料ゾーン内に10日、先進技術と東洋医学などを組み合わせ病気を予防する「統合医療」をテーマとした滞在型健康施設「ホリスティックセンターTHE SOARA」がオープン。経営戦略の目玉である医療観光事業の一環で、来月に営業便開始予定の上海航路で中国など海外からの集客を図る。
HTBとソアラメディカル(東京、白石章二社長)などが共同出資するTBソアラメディカル(白石社長)が運営。全身温熱浴療法の施術を中心に▽完全菜食による食事療法▽カウンセラーによる体質診断▽ヨガ−などを提供。アジアや欧米など国内外の高所得者層などをターゲットに、年間集客500人、売上高1億5千万円を見込む。
施設前であった記念式典で白石社長は「生活習慣を見直し病気予防を手伝う『未来の病院』になれれば」、澤田社長が「同施設を皮切りに、健康医療の再考が国内外に広がってほしい。アジアの見本となるまちを目指す」とあいさつ。関係者がテープカットしオープンを祝った。
宿泊、施術、食費込み(税別)で3泊4日(26万5千円)と6泊7日(48万円)の2コース。日帰り客に個別のサービスも提供。来月31日までオープン記念で半額以下。問い合わせは同施設(電0956・27・0585)。
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111210/mcb1112100502013-n1.htm
日本観光、中国人戻り回復の芽 (1/4ページ)2011.12.10 05:00
国内最悪の原子力発電所事故から9カ月。当時臨時の避難所の役割を果たした福島県のスキーリゾートにもようやく活気が戻り始め、この冬の予約が、震災前の7割程度まで回復すると見込むところも出てきた。
東日本大震災直後には日本を脱出した外国人も多かったが、ホテルや航空会社は今、海外から観光客を呼び寄せる取り組みを展開している。中でも回復を牽引(けんいん)するのは中国人と期待を寄せる。日本政府の統計によると、震災直後の4月の訪日外国人は前年同月比63%減った。10月でもなお同15%減なのに対し、中国人はほぼ前年水準に戻っている。
記録的な円高や経済危機で、欧米人にとって日本観光は割高になっているが、関連業界の企業は、今後のレジャー需要の伸びを見込んで投資を進めている。過去20年間にわたり日本経済の成長率が年率平均1%程度にとどまっている中で、政府が観光や医療・保健も今後の成長分野として位置付けていることも背景にある。
◆ドルより割安感
「地震や津波があってもスピードは緩めない」と話すのは、シンガポールの不動産会社、パシフィック・スター・グループの日本代表取締役、ダン・シーモア氏だ。同社は3月11日の東日本大震災の6日後に、フォーシーズンホテルを2013年秋までに京都で開業する計画を発表した。「マーケットは中国人客を中心に必ず伸びていく」と語る。
日本政府観光局によると、10月の香港からの旅行者は前年同月比17%増、台湾からも2.6%増えた。また中国の観光客は4月には5割減ったが、10月はほぼ前年並みとなった。
海外からの観光客はこうしたアジア人が約7割を占め、米国からは9.5%程度。為替相場をみると、円の対ドル相場は年初来7.9%上昇、10月31日に75円35銭を付けたのに対し、人民元に対する上昇率は3.4%にとどまっており、割高感はドルほどではない。
フォーシーズンズのアジア・パシフィック地域ホテルオペレーション担当社長のクリストファー・ハート氏は「今は円が非常に強いので、短期的には東京は割高になっている」と指摘しながらも、「日本を含めたアジア地域では、旅行者が大幅に増えると誰もがみている」と話す。
原発事故現場に近いリゾートでも回復が見えてきた。長野県軽井沢町に本社を置く星野リゾートは、福島県内で運営するアルツ磐梯スキーリゾートで今シーズン(2011〜12年)は、09〜10年の6〜8割の宿泊客を見込んでいる。同施設は3月20日から避難所として約220人の福島県住民を受け入れた。スキーリゾート3施設を運営する会津高原リゾートは、昨年比で7割の予約が見込めるという。
JTBの子会社、ツーリズム・マーケティング研究所の田中靖主任研究員によると、海外からの訪日旅行客は全体で年末までに震災前の水準に戻る公算で、15年までにはさらに16%増えて1000万人に達する可能性があるという。
北海道大学観光学高等研究センターの臼井冬彦教授によると、今後の訪日客数は、震災や原発事故からあまり影響を受けなかった地域を中心に来年3月ごろから一層の回復に向かう可能性があるという。東京や京都、北海道、沖縄などが回復を引っ張るとみる。
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北京の中国旅遊研究院によると、今年は前年比15%増の約6500万人の中国人が海外旅行にでかける見込み。
上海の映像プロダクションでブランディング・マネジャーを務めるダニー・ハオさん(33)は、来年の中国の正月休みに日本を10日間旅行する計画を立てている。大阪や神戸、奈良など関西地域を訪ねるという。原発事故の影響についてハオさんは電話取材に「関西は被災地からは遠いし、日本の友達は状況は人が思うほど悪くないと言っている」という。
パシフィック・スターのシーモア氏によると、同社は今後5年間で日本に7つの新しいホテルを建設する計画。リッツカールトンホテルや星野リゾートは、京都や沖縄、富士山周辺で新たな豪華リゾートを建設しており、14年までにすべて開業する予定だ。
日本航空は豪カンタス航空などと8月に格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンを設立。全日本空輸とマレーシアのエアアジアもLCCを合弁で設立、来年の就航を目指している。
◆6月以降着実に増加
中国最大のインターネット企業、百度が過半数を出資するオンライン旅行サービスQunarによると、訪日中国人数の前年比増加率は10月には1.1%に回復した。同社は電子メールによる取材で「日本を訪れる中国人観光客は6月以降、着実に増加する傾向がみられる」とコメント。「中国人にとって旅行先としての日本の人気はかなり高い」という。
もっとも、すべてのホテルが急速な回復を見込んでいるわけではない。福島第1原発から80キロ圏内で東急リゾートサービスが運営するスキーリゾート、グランデコによると、予約はまだ昨年の半分程度だという。
野村総合研究所のシニアコンサルタント、北村倫夫氏は「なぜ楽観的になれるのかその理由が分からない」と指摘する。放射能汚染の懸念や円高の進行などを背景に挙げ「この時期に日本を訪問したいと考える外国人は多くないのではないか。さらに、欧州債務危機と世界経済への波及の懸念によって、人々は観光を含めた消費に対して悲観的になっていると思う」と話す。
外務省は8月、中国人観光ビザの発給要件の緩和を発表、申請者の職業制限を撤廃したほか、滞在期間も15日から30日に延長した。
観光庁は海外の外国人1万人に無料航空券を配る費用を2012年度予算に盛り込むよう要求した。
昨年7月に北京にオフィスを開設し、国内にも中国語で対応できるスタッフを採用している星野リゾートの星野社長は、観光業界の意識が変わると期待する。「かつては何もやらなくても海外からの客は勝手に増えてきた」が「これからは新しい魅力を出していく機運が高まっていくと思う」と話している。(ブルームバーグ Makiko Kitamura、Kathleen Chu)
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/entame/onsen/kumamoto/20111212-OYS8T00139.htm
湯の児温泉再生期待、老舗旅館跡に現代風ホテル
人影がほとんどない湯の児温泉街
11月にオープンしたホテル「湯の児 海と夕やけ」 低迷する水俣市の湯の児温泉街に11月、現代風のホテル「湯の児 海と夕やけ」がオープンし、地元観光業界の期待を集めている。1月に破綻した創業約70年の老舗旅館「三笠屋旅館」の建物を引き継いだ施設。市も5000万円を資金援助した。ただ、取り巻く環境は厳しく、温泉街再生への道のりは平坦ではない。
「昔は芸妓(げいこ)さんが何十人もいてにぎやかだった。週末は宿泊を断るくらい忙しかったのに……」。ある旅館の女将はそう語り、人影のまばらな通りをさみしげに見つめた。
湯の児温泉は、古代の景行天皇が発見したとされる名湯。新水俣市史によると、昭和40〜50年代には12〜18軒の旅館が軒を連ね、年間40万人を超える観光客でにぎわった。
だが、水俣病問題によるイメージの悪化をきっかけに下降線をたどる。旅行スタイルが団体型から個人型へと移行したことも拍車をかけ、2009年の観光客はピーク時の3分の1、約13万5000人(宿泊客は3万5000人)まで下落。皇族や文豪・徳富蘇峰が宿泊したことでも知られる三笠屋旅館の破綻で、温泉旅館は7軒になった。
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市は三笠屋旅館の破綻後、廃虚になれば温泉街のイメージが下がるとして、施設を引き継ぐ会社の誘致に乗りだした。これに応えたのが、三笠屋旅館の債権者「ロンツ債権回収株式会社」(熊本市)の友好企業で、南阿蘇村のリゾート管理会社「A+Bリゾート」だ。
同社が4月に設立した運営会社は3億5000万円かけて旅館を改装した。創業時の社長津島政治さん(57)は「外観は白、茶を基調とした現代風で、女性をターゲットにした洋室も新設した」と説明する。
出足は好調で11月は約900人が宿泊予約し、宴会予約は来年3月までの目標を1か月で達成した。日帰り客も含めて初年度で2万1000人の集客を目指している。
バス1日数本、不便さ課題
ただ、「海と夕やけ」がオープンしただけで、周辺の旅館や市街地への波及効果を生み出すほど甘くはない。
一つの課題は、交通手段。九州新幹線鹿児島ルートの全線開業は絶好のチャンスだが、新幹線・新水俣駅から温泉街への直通バスはない。同駅に遠い市街地から結ばれる路線バスも1日3〜6本だけ。「海と夕やけ」が、オープン記念に無料で温泉を開放した日があったが、「バスが少ないから」とタクシーで来た市民もいた。
交通費が負担になっては常連客ができにくい。市は昨年12月から、新水俣駅で観光客に温泉街まで500円でタクシーに乗れる券を販売する事業を試行中だが、月平均の購入者は50人程度。「タクシー運転手が教えてくれず、通常料金を払った」という客もおり、受け入れ体制の不十分さを指摘する声もある。
さらに、周辺の魅力を高めることも重要な課題となっている。
市競り舟協会は8月、湯の児に面した不知火海で約25年ぶりに「競り舟大会」を開催。カヌーやスキューバダイビングの名所にする動きもある。一方、市は来年度、公園や駐車場の整備、不知火海の名物「太刀魚釣り」の船の発着場となる桟橋の設置を検討中だ。
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にぎわいをどう取り戻すか。「海と夕やけ」のオープンは方策を探る転機であることは間違いない。官民一体となった一過性でない取り組みを期待したい。
(2011年12月11日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/111212/wlf11121221190010-n1.htm
日本三景の宮島 年間来島者で新記録
2011.12.12 21:19
350万人目の来島者として2尺のしゃもじを贈られた吾浦さんの家族=12日、広島県廿日市市宮島町
日本三景の一つで、世界遺産の厳島神社がある宮島(広島県廿日市市)の年間来島者が初めて350万人を突破し、12日に記念式典が開かれた。
昨年の来島者数は約346万人。今年は宮島水族館のリニューアルオープンが手伝い、8月の月間来島者数で過去最多を記録していた。
350万人目となり、特産のしゃもじを贈られた岡山県の会社員、吾浦充明さん(27)は「子供に水族館を見せたい」と喜んだ。
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-12-08_27042/
宿泊特化ホテル 那覇市内で新規開業相次ぐ
経済 2011年12月8日 11時34分
那覇市内で宿泊特化型ホテルの新規開業が相次ぎ、ホテル間の低価格競争に拍車が掛かっている。観光情報サイトを運営するパムによると、昨年度から4施設が開業し、客室数は約1000室増加した。来年の新規開業もあり、客室数はさらに増える見込み。新規ホテルは、値ごろ感を前面に打ち出すこれまでの宿泊特化型ホテルとは異なり高級感も兼ね備えているため、低価格競争は中小ホテルだけでなくシティーホテルにも波及しているようだ。(榮門琴音)
新規ホテルの開業計画が持ち上がったのは、観光の先行きに期待感のあった2009年のリーマン・ショック以前。りゅうぎん総合研究所によると、リーマン・ショック以後にリゾートホテルの開業計画が取りやめになるケースはあったが、初期投資が比較的安い宿泊特化型ホテルの開業計画は続行した背景があるという。
新規開業したのは、ダイワロイネットホテル県庁前・那覇国際通り・那覇おもろまちと西鉄リゾートイン那覇(久米)の計4施設。来春にはリーガロイヤルグラン沖縄(旭町)が加わる。共通するのは、ビジネス客をターゲットにしたこれまでの宿泊特化型とは異なり、レジャー客を意識して高級感を打ち出している点だ。沖縄振興開発金融公庫調査・政策評価課の玉那覇通男課長は「ハイエンドの施設も出てきているので、価格帯が重なる既存のシティーホテルにも影響が出てきている」と話す。
一方、県外から進出してきた新規ホテルは、モノレール駅に近い立地と全国ネットワークを生かして集客し、電話やインターネットで予約を受ける直販体制を確立してコストを抑制。ある施設では客単価8000円と客室稼働率65%を損益分岐の目安とし、高収益をあげる強気のモデルになっているのも特徴の一つに挙げられる。
県統計の10月入域観光客数は前年同月比4・5%増で11カ月ぶりに上回った。日本銀行那覇支店調査の那覇市内主要ホテルの10月客室稼働率は6・4ポイント上昇の71・4%だったが、シティーホテルの経営者は「地元のホテルに実感はない。むしろ輪をかけて厳しくなっている」と話す。
りゅうぎん総合研究所調査部の久高豊部長は「1年余りで1000室増加は多い。観光が回復に向かう段階で供給が増え、客は新しい施設に流れている。観光客数が順調に増えなければ全体がもうかる状況にはならない」と分析。玉那覇課長は「団体客から個人客にシフトしてきているので、差別化に取り組めば既存ホテルにも需要を取り込める可能性はある」としている。
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http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001112130003
メンバー構成 委員「待った」 県民会議
2011年12月13日
原発事故で打撃を受けた県内観光の立て直しにオール栃木で臨もうと、県が設立を目指している「県観光振興・復興県民会議」をめぐる議論が9日の県議会災害対策特別委員会であり、各団体のトップばかりを集めたメンバー構成案に委員から「待った」がかかった。
県が示した案は、福田富一知事や佐藤栄一宇都宮市長、高久勝那須町長など首長のほか、県観光物産協会、県旅行業協会など観光業界、県商工会議所連合会、県経済同友会など経済団体、県農業協同組合中央会など農業団体、JR東日本大宮支社、東武鉄道など鉄道事業者、地元金融機関、地元報道機関など32団体の代表者ら計39人。
県は「県民一丸となり、広く国民に県内の観光への影響を伝える」とし、19日に設立総会を開くと説明した。
これに対し、委員の石坂真一氏(とちぎ自民党議員会)は、「なぜこのメンバーなのか理解に苦しむ」と疑問を示し、変更を求めた。メンバー案は経営者がほとんどで、女性は県市町村消費者団体連絡協議会(山岡美和子会長)から1人だけ。石坂氏は「観光は女性の立場に立って誘客するべきで、実際に現場で仕事をしているおかみさんに入ってもらうなど、もっと工夫するべきだ」とも提案。県側は「持ち帰って検討する」と回答した。
他の委員からも疑問を示す意見が出たほか、渡辺渡委員長も「組織のトップを集める姿はやむを得ないが、実務のあがる県民会議にしてほしい」とした。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20111214-OYT8T00049.htm
上海航路 日本人不満も
荷物を抱えてタラップを下りる上海航路の乗船者(11月6日、長崎港で) 県は、11月に就航した上海航路第1便の乗船者のアンケート結果をまとめた。日本人は、片道30時間に及んだ船内の滞在時間や下船時の待ち時間の長さなどに対する不満が目立ち、来年1月の営業運航開始に向けて課題が浮き彫りになった。その一方で、中国人は8割が満足したと回答し、高い評価を受けた。(寺垣はるか)
第1便には往復で計393人が乗船。アンケートはこのうち、日本人305人、中国人68人を対象に実施した。船内設備やサービスなどの満足度、船内プログラムの感想などを尋ねる内容で、日本人153人(50・2%)、中国人34人(50%)が回答した。
日本人で「やや不満」や「不満」との答えが多かったのは、下船時に1時間程度かかる船内での待機時間(71・7%)、階段状の長崎港のタラップ(61・6%)、船内の滞在時間(40・9%)など。記述欄には「状況説明や待ち時間の見込みなどの船内放送が必要」「荷物を抱えた高齢者や女性にはタラップは歩きづらい」などの意見があった。
船内プログラムは中国芸能が人気で、「電化製品の展示、販促ブースがあれば中国人客に便利では」「日中の乗客がチームで楽しめるクイズ」といった提案も寄せられた。
中国人で、クルーズ全体について「満足」「やや満足」と回答したのは計80・7%。特に船内サービスが好評で、九州、山口の特産品を展示した物産・観光ブースは97・1%、プログラムも94・2%に達した。改善点については、「他のクルーズ船にはない独自のセールスポイントを持つべきだ」「入国審査の手続きが遅い」などの指摘があった。
県政策企画課は「乗船、下船の時間を短縮し、入管手続きの流れをスムーズにしなければ。運航会社のHTBクルーズや税関などとも連携して改善したい」としている。
(2011年12月14日 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201112150029.html
'11/12/15
県北神楽に高い観光ニーズ
広島県が、広島、島根両県をまたいで中山間地域などの観光地を訪ねるモニターツアーを実施した。参加者アンケートからは、安芸高田市での神楽公演など県北3市の集客面での潜在力もうかがえた。県は年度内にモデルコースを作成する。
ツアーは「食の道」「ほろ酔いの道」など6コースで、11月28日から12月10日の間に実施。いずれもJR広島駅(広島市南区)発着で、ジャンボタクシーを使って巡った。中四国や関西、九州から計40人が参加した。
宮島(廿日市市)と石見銀山遺跡(大田市)を結ぶ「世界遺産の道」(3、4日)に参加した6人は、安芸高田市美土里町の神楽門前湯治村で宿泊。夕食後、地元神楽団による舞台を施設内で鑑賞し、神楽衣装を着て記念写真も撮った。
アンケートでは、全員が「また行きたい」と記述。ツアー全体の各観光地と比べても高い評価を得ており、県観光課は「神楽のニーズは高い」と注目する。
県は年明けにも、立ち寄る場所や時間の適切さなどを島根県や関係の6市7町などと協議し、コースを設定、観光PRに活用する。
【写真説明】神楽門前湯治村で神楽の衣装をまとって記念撮影するツアー参加者(3日)
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20111215-OYS1T00139.htm
観光庁分室を福岡市誘致へ、アジア誘客拠点に
福岡市の高島宗一郎市長は14日の市議会一般質問で、観光施策を拡充するため、観光庁の拠点となる「分室」を市に誘致する考えを明らかにした。高島市長は「アジアに近い地域的な強みを生かし、アジアの観光客の誘致を図ることで、観光立国の推進に寄与していきたい」と述べた。
市などによると、観光庁は1月、分室にあたる「観光立国・京都 拠点」を京都市役所に設置。同庁職員は常駐していないが、市職員とともに、世界の富裕層をターゲットにした観光事業に取り組んでおり、福岡市も同様の拠点化を目指す。来年度に新設する経済観光文化局内に設ける予定。
(2011年12月15日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/international/update/1217/TKY201112170140.html
2011年12月17日15時0分
中国に日本式温泉街を計画 露天ぶろ・土産物店…遼寧省本渓満族自治県の「日本式温泉街」の建設予定地周辺=在瀋陽日本国総領事館提供
中国遼寧省政府と瀋陽の日本総領事館が協力し、中国初の「日本式温泉街」をつくる計画を進めている。中国企業が投資し、日本の温泉旅館やホテルが運営にかかわる。日本の温泉の人気は中国でも高く、同省はこの事業を起爆剤にして「中国一の温泉観光地」を目指す。
中国の温泉は浴場やリゾート施設に利用されるケースはあるが、温泉街を形作り、観光地として発展することはまれだ。
関係者によると、温泉街は瀋陽から車で1時間半ほどの同省本渓満族自治県の山間部にある約7ヘクタールの敷地につくる。一帯は省有数の温泉地帯で、大浴場や露天ぶろを備えた木造の和風旅館や近代的なホテルのほか、日本各地の物産を売る土産物店街も建設する。
投資額は2億〜3億元(1元=約12円)を見込む。中国の投資会社が出資する一方、温泉や宿泊施設などの設計、管理、運営などは日本側に委ね、日本的なきめ細かいサービスを売りにする。中国の富裕層がターゲットで、2013年春の開業を目指す。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111217/waf11121718000015-n1.htm
【関西の議論】
パラマウント落選 悲劇の地に観光客は戻るか エキスポ跡地に「教育エンタメ施設」
2011.12.17 18:00 (1/3ページ)
平成19年5月のジェットコースター事故の影響で閉園していた「エキスポランド」跡地(大阪府吹田市)は、28年9月までに教育と娯楽の融合をテーマにした複合施設に生まれ変わる見通しになった。職業体験のほか、英語を活用しながら楽しむなど「教育エンターテインメント」を中心に、ショッピングゾーンも併設。日本が誇る「マンガ文化」の発信など、「大阪再生」のシンボルとしての期待も高まる。ただ、立地条件などで不安材料がないとはいえず、期待通りに集客できる施設となるかどうかが、注目される。(津田大資)
「エデュテイメント」
跡地の活性化事業について第三者委員会で審査していた大阪府は12月12日、アイデアを提案していた2事業者のうち、教育エンターテインメント施設をメーンとする「The Museum City of Expo21」のコンセプトを提案した三井不動産(東京)を最優秀提案者に選んだ。
第三者委員会は、「教育」(エデュケーション)と「エンターテインメント」を融合させた「エデュテイメント」を前面に打ち出した点や、三井不動産の財務力や管理運営能力などを評価。「にぎわいの想像と安定した事業運営が期待できる」とした。
同社が企画しているのは、職業体験やものづくり、スポーツ、料理などを英語で楽しみながら学ぶ体験型エンターテインメント施設▽世界的な文化となった日本の「マンガ」や「アニメ」を発信するテーマ館▽子供たちの想像力をおもちゃで育てる施設▽世界各国の大自然映像などを使ったシアターやブースのある自然体験型施設▽ワークショップや教育体験機能を持つ水族館−など、いずれも「学び」と「遊び」を一体化させているのが特徴だ。
三井不動産は「少子高齢化や嗜好(しこう)の多様化など、消費者トレンドの変化を考慮し、多様なコンテンツを集める」としている。
目標は年2千万人
跡地利用のアイデアを公募していた大阪府は、年間の集客目標を500万人(うち1割は海外から)と設定。
これに対し、三井不動産は、教育エンターテインメント施設だけで年600万人、ショッピングゾーンなども加えた全体では年2千万人を目標としている。
海外からの観光客も呼び込むため、集客力があり、話題性のあるショッピングゾーンも設ける方針。
さらに、多数のスクリーンを備えた映画館(シネマコンプレックス)や、スポーツ・レクリエーション施設、エンターテインメント性の高いレストランなどの設置も予定。流行の変遷に対応できるよう、開業後も積極的に施設を入れ替える方針だ。
三井不動産は「将来にわたって時代のニーズを捉え続ける施設になる」と自信をみせる。
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財務力がカギ
事業選定にあたっては、早い時期から米映画大手「パラマウント・ピクチャーズ」がテーマパークとして名乗りを上げ、大阪府知事時代に次期大阪市長の橋下徹氏も誘致に前向きな姿勢をみせていたことから、一時は最有力と目されていた。
映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)が年間約800万人の集客力を持つため、「映画のテーマパークなら、国内外から安定した集客が望める」と期待する関係者もいたが、審査では三井不動産に軍配が上がった。
橋下氏は「(残念な気持ちは)正直あるが、いくらぼくが誘致したいといっても、いろんな事情を検証しないといけない。部局には、ぼくにいっさい情報を伝えなくていいから、新知事の判断を求めるようにと言っておきました」とコメント。
「パラマウントは自己資金がなかったということを聞いている。ファイナンスの専門家にも入ってもらったうえでの選定なので、それはそれで粛々と行政的に進めないといけない」とも述べ、財務力の違いが、審査のポイントになったことを示唆した。
不安材料も
橋下氏から知事の後継指名を受けて11月に当選した松井一郎知事は、「選考結果を尊重したい。500万と言わず、持てる力を発揮して、どんどん人を呼び込んでください」と、期待を込める。
ただ、不安材料がないわけではない。
エキスポランド跡地からわずか約20キロの兵庫県西宮市には、子供たちの職業体験で人気がある「キッザニア」とショッピングゾーンが併設された複合商業施設「ららぽーと甲子園」が、すでに開業している。
この施設も三井不動産が手がけており、「エデュテイメント」がテーマ。同様の施設が近くで並立することに、関係者は「キッザニアは人気が高いが、客が分散する可能性もある」と指摘する。
また、施設建設予定地は、独立行政法人「日本万国博覧会記念機構」が所有しており、府が年約10億円で借りた上で、同額で貸し出す予定。約10億円の賃料に見合った収益を得るのは容易ではなく、予想通りの集客を実現したうえで収益を上げられる施設にできるかどうかがカギになる。
ジェットコースター事故の影響で閉園を余儀なくされた悲劇の地に、大勢の観光客らが戻ってくるのか。経営手腕が問われそうだ。
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http://www.asahi.com/business/update/1216/NGY201112160042.html
2011年12月16日23時30分
名門「蒲プリ」売却へ 静岡の呉竹荘グループに売却と名称変更が決まった「蒲郡プリンスホテル」=愛知県蒲郡市、山本精作撮影
西武グループのプリンスホテルは16日、国内有数の歴史を持つ「蒲郡プリンスホテル」(愛知県蒲郡市、客室数27)を、東海地方で19のホテルを展開する呉竹荘(くれたけそう)グループ(浜松市)に売ると発表した。
来年3月30日付。同社は買収や改装に約10億円を投じ、名前を「蒲郡クラシックホテル」に変える。従業員約60人は引き継ぐ。
蒲郡プリンスは名古屋の繊維商社「タキヒヨー」の5代目当主・滝信四郎や国の資金で1934年に「蒲郡ホテル」として開業。近鉄宇治山田駅(三重県伊勢市)や南海難波駅(大阪市)も手がけた建築家の久野節(くの・みさお)が設計した。
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20111217301.htm
クリスマス連休、早々と満員御礼 北陸のホテル
北陸のホテルで、23〜25日の「クリスマス3連休」の宿泊、レストランの予約が好調だ。今年はイブの24日を挟んだ3日間がともに休日となり、特に24日は「満員御礼」の状態。カップルに加え、「絆」意識の高まりからか、家族で利用するケースも目立つ。近年、クリスマス時期のホテルの客室稼働率は総じて5〜6割にとどまっていたが、今年は「バブル時代以来」の活況に沸いている。
「クリスマスがこんなに混むなんて、開業以来初めて」。ホテル日航金沢(金沢市)の担当者は、驚きを隠せない。
クリスマスの宿泊プランを特集したホームページのコーナーでは、あちらこちらに「予約期間終了いたしました」の文字。担当者によると、県外客を中心に9月以降から予約が入り始め、高級フロアの約50室は23、24日ともに、ほぼ満室に。特にシャンパンとケーキが付いた1室約5万円のプランが人気で、「あっという間に完売した」という。
さらに、同ホテルはこの3連休に3日連続でチャペル見学会を実施する。最上階のレストランラウンジでは、21日から5夜連続でディナーライブを企画。担当者は「例年なら25日は通常営業だが、今年は目いっぱい企画を打ち出しても勝算はある」と意気込む。
ホテルで過ごすクリスマスが人気を集めたのは、バブル時代がピークという。呉服弘晶総支配人は「イブは高い部屋から売れていき、半年以上前から予約に駆け回る男性が多かった」と振り返る。
ANAクラウンプラザホテル金沢(同)も、今年は夏過ぎから予約が入り始めた。担当者は「まるでバブル期の勢い」と話す。23、24日が満室で、ツインやダブルなど2人以上の部屋に希望が集中した。カップルはもちろん、「冬休みでもあり、県外からの家族旅行客も目立つ」(担当者)。
同ホテルでは3連休に限定し、最上階の宴会場を、カップル限定の特設ディナー会場としたところ、24日は、時間を決めて客を入れ替える「2部制」でも完売した。
温泉ホテルの「リバーリトリート雅樂倶(がらく)」(富山市)も既に24日は満室となった。担当者によると、「今年は3連休ということもあって、カップルだけでなく家族連れも多い」という。ホテルニューオータニ高岡(高岡市)も23、24日の客室の稼働率は現時点では例年並みの7割程度と見込まれるが、担当者は「まだ期待はしている」と話す。
金沢エクセルホテル東急(金沢市)も、ディナーの予約は24日満席。西四辻公教総支配人は「こんなに反響があるとは正直驚いた。2部制にして席の回転を上げれば良かった」と悔やむほどだ。
一方、根強い「イエナカ志向」で、ホテルの料理やケーキの宅配も好調に動いている。
金沢ニューグランドホテル(金沢市)では、クリスマス向けの宅配オードブルの予約件数が前年比3割増の約800セットに伸びている。別料金の自家製ローストチキンを一緒に申し込む客も多く、同ホテルでは「今年は絆の意識も高まり、集まりやすい3連休に家族や親戚で囲むのでは」とみる。
今年は東日本大震災で宿泊客が低迷した各ホテルだが、秋以降は徐々に盛り返す兆しが出ている。「曜日配列の良さ」という「贈り物」をつかみ、来年へ弾みをつけられるか。「3連休」まで、あと1週間。各ホテルの誘客合戦が続いている。
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>>1166
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111218-00000021-mai-soci
<バリアフリー観光>全盲男性が起業 一人旅の経験生かし
毎日新聞 12月18日(日)15時25分配信
愛用のカメラを手に笑顔を見せる大平啓朗さん=北海道函館市中島町の「中島れんばいふれあいセンター」で2011年12月17日、近藤卓資撮影
北海道函館市の全盲の写真家、大平啓朗(ひろあき)さん(32)が17日、障害者向けのツアーの企画やガイドをする会社を開業した。「目が見えなくても体が不自由でも旅は楽しい」と話し、全国一人旅の体験を生かし障害者にやさしい「バリアフリー観光」の普及を目指す。
大平さんは山形大大学院生だった03年に薬品の誤飲で光を失った。その後も趣味の写真撮影を続け、音やにおいなど体に感じるタイミングでシャッターを押し続けてきた。
「目が見えなくても訓練でいろんなことができる」。09年に白杖(はくじょう)を頼りに47都道府県を1人で回り、健常者が障害者へのサポートの仕方で戸惑っていることを実感した。その後の旅行で宿泊予約を断られたこともあり、起業を決意した。
会社名は「ふらっとほ〜む」とし、「ふらっと入れるフラット(平ら)な場所」という願いを込めた。スタッフは大平さんを含め3人で、来月には札幌市の旅行代理店と共同で車椅子用のリフト付き観光バスを使った函館観光ツアーを実施する。乗馬やワカサギ釣り、大平さんがガイドになるツアーも計画している。NPO法人化を目指し、「障害者と健常者の橋渡し役になりたい」と張り切っている。事務所は函館市中島町の「中島れんばいふれあいセンター」内(電話0138・87・0817)。【近藤卓資】
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http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011121701001720.html
熊本県人吉に鉄道博物館 産業遺産、JR肥薩線
JR肥薩線で、開業当初から使用されている石造りの機関庫=10月、熊本県人吉市
熊本県人吉市は17日までに、SLの運行などで観光客に人気があり、近代化産業遺産にも選ばれているJR肥薩線について、資料の展示や調査研究などを行う「鉄道ミュージアム」を2013年度に開設する検討を始めた。肥薩線の世界文化遺産登録に向け弾みをつけたい考え。
肥薩線は八代(熊本県)―隼人(鹿児島県)間約124キロのローカル線。1909年の開業当初の駅舎や橋など多数の建造物が残り、現役の施設として使用されている。
ミュージアムはJR人吉駅近くの市有地に建設を予定。2階建ての建物に展示スペースのほか、カフェや展望デッキの設置を想定している。
2011/12/17 17:49 【共同通信】
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>>1305>>1314
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_132407887686.html
ワンコインバスが好評 豊の国千年ロマン号
[2011年12月17日 08:39]
今月からは旅行会社が別府市内での宿泊と同バスの利用を組み合わせたツアーをスタート
県北部地域観光圏協議会が1人500円の運賃で北九州市小倉と別府市をつないでいるワンコイン観光周遊バス「豊の国千年ロマン号」が、利用者数を伸ばしている。
神代、古代から昭和までの歴史を楽しめる観光庁認定の「豊の国千年ロマン観光圏」をPRする同協議会が、11月3日から週末を中心に運行を始めた。宣伝の遅れなどから同月は苦戦したが、ホームページや北九州地区での情報誌、フリーペーパーなどを活用したPRを展開し、12月の便はすでに平均20人以上の予約を受け付けている。9〜11日の週末は、40人以上の観光客が乗った便もあった。
富貴寺(豊後高田市)や中津城下町、両子寺(国東市)など歴史を感じさせるスポットに立ち寄る周遊コースは好評で、利用者へのアンケートでは90%以上が「満足」と回答。「ワンコインバスに乗ってなければ素通りしていたと思う。楽しかった」などの声が寄せられた。各スポットで地元ボランティアガイドが案内するスタイルも「知らなかったことを詳しく楽しく説明してくれた」「もっとゆっくり話を聞きたかった」と喜ばれているという。
12月からは旅行会社が別府市内での宿泊と同バスの利用を組み合わせたツアーをスタート。1月からは、新幹線とも組み合わせた関西からのツアーも用意されている。
同バスの運行は3月18日まで計100便を予定。同協議会事務局は「お客さんの満足度が高く、よく知ってもらえればさらに多くの観光客を呼べる魅力あるエリアだという手応えを感じている」と話している。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111215-OYT1T00252.htm
天竜川下り、後継探し難航…いったん廃業も
浜松市の天竜川で今年8月、5人の犠牲者を出した川下り船事故を受け、川下り事業の今後について検討する「天竜舟下り検討委員会」の初会合が14日、同市天竜区で開かれ、後継企業探しが難航している現状が報告された。
事業主体の天竜観光協会は来年2月までに、継続か廃業かの方針を決める必要があるため、将来再開するにしても、いったん廃業となる可能性が高いという。
この日、委員長に選出された神谷征男・天竜観光協会副会長は「後継会社探しに努力しているが、短期間で探すのは困難。2月までの事業再開は断念せざるを得ない」と語った。
川下り事業は、同協会が第3セクター「天竜浜名湖鉄道」に委託して運営してきたが、8月の事故を受け、同社が11月に撤退を決定した。しかし、地元では事業継続の要望が強いため、同協会が新たな引き受け手探しを続けている。
同社は国土交通省に事業の休止届けを出しているが、天竜観光協会の方針決定を踏まえ、来年2月までに継続か廃業の届けを国交省に提出する必要がある。
委員会には関係者17人が出席。「後継会社を探すのにも時間と経費がかかる。事業の営業はあきらめ、保存会などを設立してイベントを開催しては」「安全確保の経費を考えるとイベント開催は現実的ではない」などの意見が出た。
(2011年12月16日15時14分 読売新聞)
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http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011121901001272.html
白川郷、公共駐車場廃止へ 世界遺産の景観維持で
岐阜県白川村の世界文化遺産、白川郷の合掌造り集落=2009年11月
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されている岐阜県白川村の合掌造り集落で、観光客らが利用する集落内唯一の公共駐車場(約30台収容)が、景観の維持や収入悪化を理由に本年度末で廃止されることが19日、村から委託を受け運営する荻町地区への取材で分かった。
同地区は今後、観光客らに、集落外の公共駐車場を利用し徒歩で集落に入るよう呼び掛ける。
同村では今年秋になって一部住民が私有地を無許可で民間駐車場にする問題が表面化し、住民の間で集落内の駐車場の在り方について協議。18日に開かれた地区総会で「駐車場が景観を悪化させている」として廃止を決定した。
2011/12/19 11:21 【共同通信】
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201112180105.html
自転車の観光活用など紹介シェアする14
自転車を生かしたまちづくりを考える「ひろしま自転車トーク2011」が17日、広島市中区の市まちづくり市民交流プラザであった。広島県内自治体の自転車による観光振興策の紹介や欧米での取り組みの報告があった。
パネル討議は観光関係者や市民団体代表たち4人が出席。尾道観光協会(尾道市)の加藤慈然理事(53)は、市が瀬戸内しまなみ海道での自転車の利用促進を狙い、沿道に空気入れやトイレなどを備えた「しまなみサイクルオアシス」を多数設けていることを話した。
江田島市で観光ボランティアを務める吉田智志さん(36)は、島内を自転車で走りながら観光案内が聞ける音声端末機を観光協会が無償で貸し出していると報告。広島市の市民団体「ひろしまジン大学」の平尾順平学長(35)は国内外から観光客が多く訪れる広島市では「市民が自転車マナーを心掛け、来た人に安心感を与えるもてなしの心を持ちたい」と呼び掛けた。
基調講演した徳島大大学院の山中英生教授は、ドイツではライン川に沿った長距離自転車道などが整備されていることや自転車の旅行者向けの宿泊施設が数千施設あることなどを紹介。自転車が利用しやすい環境をつくることが地域の魅力向上につながると説いた。
建設コンサルタンツ協会中国支部(広島市)が主催し、市民約90人が参加した。
【写真説明】自転車の観光活用について意見を述べるパネリストたち
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http://news24.jp/nnn/news8713434.html
観光客の長期滞在へ 犀川周辺の整備を
(石川県)
■ 動画をみる 新幹線の金沢開業が3年後に迫る中、金沢市議会は、観光ルートを開拓するよう山野市長に提言した。市は来年度、にし茶屋街や寺町寺院群など犀川周辺の整備に重点を置く考えだ。
市議会の新幹線特別委員会では、毎年テーマを絞って街の魅力作りを提言していて、今年は観光客に長く滞在してもらう方法を議論した。市長に手渡した提言書では、学会や修学旅行の誘致、観光ルートの開拓、二次交通の充実など4項目が掲げられた。このうち、観光ルートについては来年度、市がにし茶屋街や寺町寺院群、前田家墓所のある犀川周辺を重点地区と捉え、新たな観光資源の発掘やモデルコースの設定、バスの利便性向上に取り組む考えだ。すでに整備されている東山や武蔵地区などと合わせて、観光客の周遊ルートにする方針で、新たな誘客プランを策定する。
[ 12/20 19:57 テレビ金沢]
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111215-00000567-san-bus_all
プリンスホテルで早期退職者500人募集 過去最大規模
産経新聞 12月15日(木)18時39分配信
西武ホールディングスは15日開催の取締役会で、子会社のプリンスホテルにおいて早期退職者を募集することを決定した。募集人員数は全社員の約8%にあたる500人程度で、過去最大規模となる。主な対象はプリンスホテルに在籍する40歳以上の社員。
世界的な景況感の悪化に加え、東日本大震災や急激な円高による打撃が大きく、一層の合理化が必要と判断した。また10月1日に西武ゴルフを合併したことから、両社で重複する本社組織部門などで効率化を図る。
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>>1318>>1351>>1365
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20111227-OYT8T01162.htm
上海航路 来年2月末に営業運航 食やアトラクションPR
上海航路の来年2月末の営業運航開始が発表された27日、記者会見したハウステンボス(HTB)の沢田秀雄社長と子会社のHTBクルーズの山本宰司社長は、充実した船内設備などに自信を見せた。
会見で、山本社長は「日中の歴史の新たな1ページになる」と就航の意義を強調。ゆとりあるシートや和洋中の食を楽しめるレストラン、大型ステージでのアトラクションなどをPRし、「時間を忘れるほどの楽しさ」と胸を張った。
一方、1月下旬としていた当初の予定がずれ込んだことについて、沢田社長は「中国側と基本的に合意しているが、1月中旬を見込んでいる就航許可が下りるかが確定していない」と説明。「万一のことがあると(乗客などに)迷惑がかかる。しっかりとした態勢で臨みたいと判断した」と述べた。
営業運航の開始日が決まったことで、中村知事は「港湾整備や受け入れ態勢の充実など、航路の定着化に引き続き取り組む」、長崎市の田上富久市長は「開始がずれ込んだことで、長くPRできる。運賃も安いので、日本の若い世代にも利用してほしい」と話した。
(2011年12月28日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001112280001
工場夜景クルーズ
2011年12月28日
千葉市臨海部の夜景は大型のイルミネーションのようだ=千葉市提供
工場の夜景を海から眺めるクルーズが神奈川県の京浜工業地帯で人気となっており、対岸の千葉市でも実現できないかと可能性を探る運航実験が2月に行われることになった。実験には一般からも有料で参加でき、現在、募集している。
東京湾の臨海部には、数多くのコンビナートや大型の工場が並んでいる。夜は無数の照明がともり、炎の見える工場もある。しかし、企業秘密もあって高い塀や植樹に囲われており、そうした光景は陸上からでは目にしにくい。
それなら海上から眺めてみようと、数年前に京浜工業地帯で夜景クルーズが始まった。横浜港を中心にいくつかの会社が運航しているが、3〜4カ月先まで予約がいっぱいという人気となっている。
千葉港では、旅客用桟橋の整備が進められている。千葉みなと駅の近くで、2013年に運用開始の計画だ。その桟橋を起点にした新しい観光のコースを開発したい、と千葉市経済企画課がアイデアを公募。その中から、横浜で夜景クルーズを運航している会社の提案が採用された。千葉でも夜間クルーズはすでにあるが、工場の夜景を狙った観光船は初の試みだという。
運航実験は2月3日〜5日の3日間で、午後5時に千葉港湾事務所前桟橋を出港し、90分でビューポイントをめぐる予定。料金は4500円と高めだが、なかなか見られない夜景を提供する計画だという。募集は既に始まっており、各日50人で先着順で受け付ける。申し込みはケーエムシーコーポレーション(045・290・8377)。同社は「実験をもとに定期運航の可能性を検討したい」と話している。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111228-00000019-tkwalk-ent
神様もお休み?沖縄の世界遺産「斎場御嶽」に“休息日”設定
東京ウォーカー 12月28日(水)16時38分配信
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年間6日間の“休息日”を設けることが決定した世界遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」
沖縄・南城市は2012年より、世界遺産に登録されている「斎場御嶽(せーふぁうたき)」に年間6日間の“休息日”を設けることを決定した。沖縄県での祭事は通常“旧暦”で行われることから、毎年旧暦の5月1〜3日、10月1〜3日の6日間に限り、人の出入りを禁止する。世界遺産である斎場御嶽に休息日を設定することは条例の改正が必要となるため、当面は2〜3年をめどに試験運用を行い、再度検討する場を設けるという。
【写真】神秘的…「斎場御嶽」はこんなところ
「斎場御嶽」は琉球王国時代より琉球の信仰における神女の最高位「聞得大君」の即位式などの国家儀式や霊地を巡拝する旅「東御廻り(アガリウマーイ)」での最高の聖地とされるなど、最重要の場所と位置付けられていた。近年の「パワースポット」ブームも相まって来訪者は年々増加傾向を示しており、平成23年度には約40万人の来訪者が予想されている。当局としては観光資源への注目はありがたいが、それに伴ってマナーの悪い入域客も多く見られるようになったという。携帯電話を操作しながら歩いていて知らずに祭壇に足を踏み入れてしまったり、神聖な石を蹴飛ばしてしまったりと、祈りを捧げる方からそうした苦情が多く寄せられていた。また、観光客の増加でオーバーユースによる自然生態系への影響も懸念されていることから、今回“休息日”を設けることに踏み切った。
同市の古謝景春市長は「斎場御嶽は沖縄県民の心の拠りどころであり、精神文化の基層。観光は開発していくべき部分と残すべき部分を見分けながら進めていかなければならない。そんな中、斎場御嶽を保全してほしいという強い声も上がっています。そして、旧暦に則って休息日を設けるという今回の施策は、旧暦を大事にしている沖縄文化を知っていただくよい機会になると期待しています」と思いを告白。また、「神様に休んでいただく日にしたいので、その6日間は誰一人立ち入り禁止となります」と“休息日”の位置づけを明言した。
現在では観光名所となって男女ともに足を踏み入れることができるが、元来、斎場御嶽など御嶽は“男子禁制”の場であったという事実はあまり知られていない。古謝市長は“休息日”よりも一歩進んで、斎場御嶽を元来の“男子禁制”のスタイルに戻したいという思いをずっと抱き続けている。それは、旧知念村出身の古謝市長の地元に対する強い愛情の表れにほかならない。同じく南城市の久高島にあるクボー御嶽は島内第一の聖域で、古来より現在に至るまで男子禁制の場。こうした事例がいまだに残っている南城市だけに、通年とは言わないまでも“期間限定”で男子禁制にするなどの設定も検討の余地があるかもしれない。
6日の休みの間は保全作業なども一切入らない、まさに神様のための完全休息日。6日間はわずかな休息かもしれないが、神様を敬う南城市の温かい心意気が感じられる施策だ。【東京ウォーカー】
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http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2847876/8236870?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
外国人観光客への無料航空券1万枚配布キャンペーンはお流れ
2011年12月29日 15:01 発信地:東京
【12月29日 Relaxnews】観光庁は26日、東日本大震災以降落ち込んでいる外国人観光客を呼び戻すために計画していた1万人を対象とした日本への往復航空券無料配布キャンペーンについて、2012年度の予算案に計上されなかったとして、実施を見送ったと発表した。
政府観光局の海外オフィスは、この計画が初めて発表された10月以来、日本への関心が急上昇したと報告しており、政府の決定に遺憾の意を示している。
一方、政府観光局は、国内の大部分は震災による影響を受けていないと強調。東京、京都、箱根、大阪、広島、札幌、沖縄などの人気観光地はまったく影響ないと述べている。
ロンドン(London)オフィスの広報は、「無料航空券がないからといって、日本訪問をやめないでほしい。この他にもお得なサービスがたくさんあるし、日本はこれまで以上に温かいもてなしで観光客を迎えてくれるでしょう」と話している。(c)Relaxnews/AFPBB News
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http://www.nnn.co.jp/news/111231/20111231005.html
水木しげるロードで大感謝祭 一年を締めくくる
2011年12月31日
今年も入り込み客が300万人を突破した鳥取県境港市の水木しげるロードで30日、一年を締めくくる「大感謝祭」が開かれた。セレモニーやぜんざいの振る舞い、水木しげる記念館の無料開放などがあり、大勢の観光客でにぎわった。
感謝祭のセレモニーで観光客に振る舞う餅をつく鬼太郎=30日、境港市本町
同市の本町アーケードで行われたセレモニーでは、主催者を代表して境港市の安倍和海副市長が「水木ロードは日本の一大観光地として成長した。さらに定着、発展を図りたい」とあいさつ。今年の年男ならぬ「年妖怪」を務めた鬼太郎の着ぐるみや子どもたちが、きねと臼で餅をつき、感謝祭を盛り上げた。
京都市から家族4人で観光に訪れた福本達希君(10)は、ねこ娘と一緒に餅つきを体験。「水木ロードは初めて。冬休みのいい思い出ができた」と喜んでいた。
集まった観光客にはぜんざい300食が振る舞われ、ロード沿いの店舗では390円セールを実施。水木記念館前では、JR西日本がブースを設け、JR境線の妖怪イラスト列車をPRしていた。
同ロードの今年の入り込み客は29日現在で320万人。来年は3月8日に水木記念館のリニューアルオープン、累計入り込み客の2千万人突破が見込まれている。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120101/hrs12010102460000-n1.htm
「清盛」放映で広島に活気 観光客誘致、取り組み進む
2012.1.1 02:05
■5%増、経済効果は202億円試算
厳島神社(廿日市市)や音戸の瀬戸(呉市)など、平清盛に縁の深い名所のある広島県。8日から放送が始まるNHK大河ドラマ「平清盛」では、ロケ地巡りなどで多くの観光客が訪れると予想され、各地で広島の魅力を情報発信し、観光振興につなげる取り組みが始まっている。
広島が大河ドラマの舞台となるのは平成9年の「毛利元就」以来15年ぶり。当時も観光客が大幅に増えたことから、県は今年も前年比5%(約250万人)増の観光客が訪れると見込む。昨年5月には早くも「大河ドラマ『平清盛』広島県推進協議会」を設置し、湯崎英彦知事や各市町の首長、経済・運輸・観光など幅広い分野の関係者が会員に名を連ねている。
厳島神社のある宮島や、音戸ではドラマの特別展示が行われる。宮島の「平清盛館」は重要文化財の平清盛像やドラマの衣装などを展示。「音戸の瀬戸ドラマ館」は、海上ロケで使用された全長15メートルの和船が展示の目玉だ。
県はこの2カ所を結ぶため、フェリー会社に助成し、直行フェリー「きよもりブルーライン」を1日3往復させる。
県観光課は「ドラマが終わった後も効果が続くよう、清盛と広島のつながりを知ってもらいたい」と意気込んでいる。
中国電力エネルギア総研の試算によると、ドラマの県内への経済効果は約202億円。地元観光業界も特需を見越し、関連商品開発やボランティア確保などの受け入れ準備が進む。
菓子メーカーのにしき堂(広島市)は焼き菓子「安芸守清盛」と「清盛絵巻」を新発売。呉ビール(呉市)、広島三次ワイナリー(三次市)は、清盛にちなむラベルを貼ったビールやワインを売り出した。
また、宮島観光協会はボランティアガイドとゆかりの地を巡る「平清盛コース」を企画。観光案内所で受け付けており、参加者は徐々に増えつつあるという。呉市もボランティア観光ガイドの研修会を開き、受け入れ体制強化を図っている。
宮島観光協会の中村靖富満会長は「楽しく過ごしてもらえるよう、心のこもったおもてなしをしたい」と話す。
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挿入できるよ(人・ω・)$ http://www.l7i7.com/
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仕方ないのかなあ・・・
でも、90日前に予定決まってる人なんて少ないと思うだけど・・・
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/29/kiji/K20111229002335510.html
海外ツアー 90日前からキャンセル料 観光庁が方針
観光庁は29日、旅行会社が募集する海外旅行ツアーのキャンセル料を、出発の90日前から徴収できるよう、旅行業法に基づく「標準旅行業約款」の規定を見直す方針を固めた。旅行代金の10%以内とする案が有力で、来年3月ごろまでに結論を出したい考え。
現在は年末年始などピーク時を除き、出発30日前からキャンセル料が発生するのが一般的。近年はその直前の予約取り消しが増え、旅行会社は多額の航空運賃や宿泊費の肩代わりに頭を痛めている。
標準旅行業約款は、旅行会社が顧客と契約を結ぶ際の基準となるもので、改定すれば業界全体に定着する見通し。
日本旅行業協会が今年8月に実施した主な旅行会社へのアンケートによると、海外ツアーのキャンセル率は、2004年は31%だったが、10年には49%まで増加。うち88%は、出発31日前までの取り消しだった。手軽なインターネット予約が広まり「取りあえず予約」する人が増えた影響とみられる。
出発日近くにキャンセルされると、再販売は難しい。旅行会社はリスクを避け、高額な海外のコンサートやオペラ、有名ホテルをツアーから外す傾向もあるという。
キャンセル料徴収期間の拡大は旅行客の不興を買いそうだが、観光庁は「取り消しを前提とした重複予約が減り、予約しやすくなる利点もある」と話している。
[ 2011年12月29日 17:19 ]
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120109-00000003-khks-l02
旧青函連絡船「八甲田丸」 老朽化進み存続の危機
河北新報 1月9日(月)6時10分配信
青森市の青森港に係留、公開されている「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」を存続するか、廃船とするかをめぐり、市が進める論議が注視されている。就航から50年近くたち、老朽化が進む船体の維持には多大な費用が見込まれる。船を所有する市にとって悩みの種だが、連絡船の歴史的価値が再評価され、市民からは存続を望む声が上がっている。市は本年度内に結論を出す方針だ。
八甲田丸は記念館として展示が始まった1990年以来、大規模改修が行われていない。船体の腐食が進み、甲板の張り替えや係船用具などの修繕が必要となっている。
市の試算によると、改修費用は今後20年程度展示を続ける場合で、約6億5000万円の見込み。展示続行に最低限必要な工事は、約2億5000万円掛かる。
内部を公開せず、係留だけの展示を続ける場合でも約3500万円が必要。廃船の試算はないが、少なくとも数億円が見込まれるという。
かつて56隻あった連絡船が現存するのは八甲田丸と、北海道函館市の「摩周丸」、東京・お台場の「羊蹄丸」だけ。羊蹄丸は多額の維持・改修費がネックとなり、昨年9月末で展示を終了し、今後解体される予定だ。
八甲田丸は2009年に経済産業省の「近代化産業遺産」に、昨年7月には日本機械学会の「機械遺産」にそれぞれ認定された。10年12月の東北新幹線全線開業後の有料観覧者は、前年の約2倍に増えた。
青函連絡船の姿を後世に残そうと、八甲田丸の元機関長葛西鎌司さん(67)=平川市=は昨年12月、「八甲田丸を存続する会」を設立。連絡船の元船長らと、2月までに5万人分の署名集めを目指す。葛西さんは「当時の技術の粋を集めた船が、ほぼ手付かずで残るのは歴史的に貴重。乗船した人たちの思い出の場所でもあり、なんとか残してほしい」と語る。
存廃の議論は、昨年6月に発足した市の臨海地区の活性化策を探る検討委員会で始まり、11月の会合で「適切な保存を行い、次世代へ引き継ぐ」とする素案をまとめた。負担軽減策として市民ファンドの設立も提言。12月23日〜今月22日、パブリックコメント(意見公募)を実施、2月に最終案を取りまとめる。
市は検討委の結論を待って、最終決断する方針。鹿内博市長は「街の歴史を考えると、保存して観光や教育で活用したいという思いは持っている。財政や施策の優先度を考えて、最終判断する」と話している。
[八甲田丸] 青森駅と北海道の函館駅間を結ぶ鉄道連絡船として、1964年に就航。青函トンネルの開業に伴い、88年に役目を終えるまでの23年7カ月間で約1200万人を運んだ。90年に船内を活用した観光施設として再出発した。
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http://www.nnn.co.jp/news/120109/20120109008.html
「鬼太郎バス」運行開始 皆生温泉―境港を周遊
2012年01月09日
鳥取県米子市の皆生温泉発着で魚と妖怪のまち境港市を周遊する「鬼太郎バス」が8日、運行開始した。市観光センター(同市皆生温泉3丁目)で出発式があり、皆生温泉旅館組合の宇田川英二組合長らがバスに乗り込んだ観光客を見送った。
鬼太郎バスに次々と乗り込む観光客ら=8日、米子市皆生温泉3丁目の市観光センター
マイカー以外で訪れる宿泊客に水木しげるロードや水産物の買い物を楽しんでもらおうと、同組合が地元バス会社などと協力して2004年から取り組みを始めた。
ことしは6月25日まで毎週日、月曜日に運行。初日は約90人が大型バス2台に分乗する盛況ぶりだった。
出発式では、宇田川組合長が「皆生温泉周辺は四季を通じて観光が楽しめる。ことしは国際マンガサミットや古事記1300年の大型イベントが開催されるので、あらためて観光に来てください」とあいさつした。
大阪府茨木市から家族4人で訪れた会社員の名和義弘さんは「冬にマイカーで来るのは大変。前回はタクシーで回ったが、バスは料金が安くて助かる」と話していた。
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http://kyoto-np.co.jp/economy/article/20120106000140
「清盛」で観光客呼び込み 冬の閑散期に京のホテル
源平合戦をイメージして考案されたグランドプリンスホテル京都の平家物語会席 京都市内のホテルが、今年のNHK大河ドラマ「平清盛」にちなむ集客作戦を進めている。源平合戦をイメージした料理やゆかりの地を巡る宿泊プランなどを打ち出し、冬場の閑散期の観光客呼び込みを図る。
グランドプリンスホテル京都(左京区)は、昨年末から金時ニンジンや小カブ、サワラなど、清盛ゆかりの京都や瀬戸内の食材を使った「平家物語会席」の提供を始めた。源平合戦で平氏が赤旗、源氏が白旗を掲げたことにちなんで紅白の色合いで仕上げた。屋島の戦いで船上の扇を射抜いた武将那須与一の逸話から扇形ケーキも8日から売り出し、見た目からも歴史を楽しんでもらう。
年明けから平家ゆかりの地を巡る宿泊プランを販売するのは、京都ホテルオークラ(中京区)とウェスティン都ホテル京都(東山区)。後白河上皇の命で清盛が建立した三十三間堂や、六波羅蜜寺、祇王寺、寂光院など好みの場所をタクシーで回るプランで、平安の京都に思いをはせてもらう趣向だ。
宿泊プランのほか、オークラは2月28日に文化サロン「平家物語 平清盛と平家一門への鎮魂の語り」も催し、平曲弾き語り奏者の荒尾努さんが「祇園精舎」「敦盛最期」などを平家琵琶で奏でる。ウェスティン都は9〜11日の間の宿泊客に、近くの粟田神社境内にある出世恵美須神社で源氏再興を祈願した義経にちなんで札やお守りなどを贈る。
毎年の大河ドラマに合わせ宿泊プランを企画する京都ブライトンホテル(上京区)は、今年も清盛にまつわる解説本付きプランを販売。昨年の「江」や「龍馬伝」も好評だったといい、早くも、同志社創始者の新島襄の妻・八重を描く来年の「八重の桜」の関連企画も検討しているという。
【 2012年01月07日 09時27分 】
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http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=43046&catid=74
県内バスツアー開始 古事記編さん1300年
2012年01月08日
古事記編さん1300年を記念して、県内の古事記ゆかりの地を500円でめぐるバスツアー(県、みやざき観光コンベンション協会主催)が7日、始まった。
初日は、県内外から26人が参加。宮崎、西都市の神社などを訪れ、ガイド役の説明を聞きながら神話の世界にひたった。
県が今年から8年間続けるキャンペーン「神話のふるさと みやざき温故知新ものがたり」の一環。日帰りで宮崎市の江田神社と近くのみそぎ池、西都市の都萬神社から西都原古墳群までの「記紀の道」、青島神社(宮崎市)を訪れた。
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001201080002
古事記1300年 県、具体的事業固まらず
2012年01月08日
県は6日、県内が舞台として登場する古事記が完成して1300年の節目となる今年から、日本書紀が生まれて1300年となる2020年を見すえた「記紀編さん1300年記念事業」に取り組む、と発表した。ただ、具体的な事業は固まっておらず、近く市町村や民間団体と実行委員会を立ち上げるという。
事業は「神話のふるさと みやざき温故知新ものがたり」と概念を掲げ、統一イメージで神話や伝説にゆかりの祭りなどを支援。観光ルートをつくって、県外客の誘致をもくろむ。また、学校の副読本などで地域の神話を伝えたり、講演会を開いたりして、神話やその史跡への理解を深めることを想定している。
だが、具体的事業は7日から始まる、神話にゆかりの観光地を巡るワンコインツアー以外は白紙。これまで神話と絡めて展開されてきた観光振興策などとの違いもはっきりしない。出雲神話ゆかりの島根県で今年7月から「神話博」が開かれたり、奈良県が「記紀・万葉プロジェクト」を練ったりして準備してきたことと比べると、出遅れている。
河野俊嗣知事は6日の記者会見で、「従来の役所の仕事の進め方だと10年度から議論するが、災害が続き、従来の準備が出来なかった」と釈明。「ほかの県ではできない非常に大きなチャンス。スピード感を持って事業を展開し、20年には国民文化祭を誘致したい」と話した。(中島健)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120103-OYT8T00049.htm
神話の里は今<1> 子どもへ七五調の紙芝居
宮崎市のガイドボランティア湯川さん 易しい言葉で伝えたい
「神話の魅力を伝えたい」と話す湯川さん 「伊邪那岐命(イザナキノミコト)がみそぎを済ませたのが、こちらの池でございます」「そう言えば最近の政治家たち。みそぎばかりしていて大変ですねぇ」――。
みやざき歴史文化館(宮崎市)の一室から、軽妙洒脱(しゃだつ)な口上が聞こえてきた。「宮崎市神話・観光ガイドボランティア協議会」が昨年12月に開いた語り部研修会。会員たちはユーモアを交えながら、聞く人を引きつける語りに磨きをかけた。
60〜70歳代を中心とする43人の会員たちは、古事記に盛り込まれた身近な地名や名称に親近感を抱いて入会した。愛知県出身で副会長の湯川英男さん(69)もその一人。1998年、転勤で宮崎市に赴任したのを機に「神秘的」という土地柄に魅せられ、60歳で定年退職した後も住み続けている。
(1) 2007年には、「子どもたちにも神話の魅力を伝えたい」と、天地創造から神武天皇即位までのエピソードを36枚の絵に仕立てた「神話紙芝居」を作成した。
「初めて神話を聞く子どもたちに、易しい言葉で伝えたい」との思いから、紙芝居の一枚一枚に七五調の詞をつけてテンポ良く歌うなどの工夫を凝らす。しかし、披露するのは年に2、3回程度。「ゆかりの土地は身近にあるのに、子どもたちが触れる機会がない」。湯川さんの試行錯誤は続いている。
◇
西都原古墳群にまつわる説話が残る西都市。5年前、教育特区(現在の教育課程特例校)を活用し、小中高校が連携して古里について学ぶ「さいと学」を導入した。
市教委によると、市内の小学3年生以上と中学校で、市独自の副読本を活用。小学校と中学校で教える内容が重複したり、学ぶレベルが異なったりするのを防ぎ、一貫性のある授業を行うために用いている。
妻北小(黒木重文校長、577人)では、副読本を基に、4年生が学校近くの「記紀の道」を歩いたり、住民を招いて言い伝えを学んだりしている。
市教委学校教育課の小川太志係長は「日頃、見慣れている古墳も、築造された背景や言い伝えなどを知らない子どもは多い。自信と誇りを持って、古里の良さを語れるような子どもたちを育てたい」と話す。
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古事記などに登場する神々の物語は「天皇を神格化する」などとして、戦後の教育から除外された。かつて学校で「因幡の白兎(しろうさぎ)」などの日本神話を学んだ人たちは高齢化し、宮崎と深く関わる神話を伝えられる人は数少ない。
湯川さんは、古事記ゆかりの舞台や祭事が、今も県内に数多く残っている点を宮崎の魅力に挙げる。「神話を知ることは、古里を知るきっかけになる」。語り継ぐことの大切さを強調している。(文・尾谷謙一郎、イラスト・寺島愛子(まな))
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日本最古の歴史書とされる古事記が編さんされて1300年。そこに書かれた神話には、県内ゆかりの地が登場し、宮崎の文化や伝統には神話の影響が色濃く残っている。継承したり、街おこしに生かしたりする取り組みなど、神話の里で今を生きる人たちを追った。
(2012年1月3日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120104-OYT8T00070.htm
神話の里は今<2>中学生「先祖感じる」舞
花の舞を演じる武晃君
1951年12月15日、米良神社の例大祭に集う祝子株ら。中段の右から6人目が武志さん(菊池武志さん提供) 「ドンドン、ドンドン――」
昨年12月10日夜、西米良村の米良神社拝殿に太鼓の音が響いた。約100人の住民が見守る中、400年以上前から伝わる夜神楽「小川米良神楽」(県指定無形民俗文化財)が始まった。
若者が演じる「花の舞」には、はかま姿に鈴と扇子を手にした4人が登場。しめ縄で囲まれた「舞殿(まいでん)」と呼ばれる舞台の中に、宮崎西中1年、菊池武晃(たけあき)君(13)の姿があった。
60年余り前、祖父の武志さん(75)が舞った同じ舞台。約30分の演目を終えた武晃君は「緊張したけど何とかできた。来年も立ちたい」と汗を拭った。
武晃君が武志さんから神楽に誘われたのは小学6年の時。しかし、本番直前の一昨年11月末に手首を骨折、断念した。
「今度こそ期待に応えたい」と、武晃君はビデオを繰り返し見るなどして舞の流れを頭にたたきこんだ。「古くて難しい」という印象だった神楽だが、今は「舞うことで先祖とつながることができる」と感じている。
◇
武志さんは武晃君の姿を、かつての自分とだぶらせながら見守った。
戦時中の1944年、当時住んでいた延岡市から両親の出身地・西米良に疎開。米良神社の宮司だった祖父に促されて、11歳で「花の舞」を演じた。
自宅から約8キロ離れた古老宅に通って学び、夜神楽で披露した。当時、神楽の舞台に立てるのは「祝子株(ほうりかぶ)」と呼ばれる特定の家の長男だけ。誇りに感じていた。
だが、高校進学で村を出て神楽から遠ざかった。再び舞う機会が訪れたのは、宮崎市内の小学校に勤務していた92年。最後の舞台から40年以上過ぎていた。米良神社から「舞手がいない」と打診された。
長いブランクに不安がよぎったが、練習で太鼓と笛が鳴り出した途端、体が自然に動き出した。「自分の中に先祖から受け継いだ神楽が息づいている」。継承への思いを強くした。
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県内には国指定重要無形民俗文化財の「高千穂の夜神楽」など約300の神楽が伝わる。神話との関わりが深く、米良神社の祭神は迩迩芸命(ニニギノミコト)と結婚した木花佐久夜姫(コノハナサクヤヒメ)の姉・石長姫(イワナガヒメ)だ。
姉妹の父・大山津見神(オオヤマツミノカミ)は2人一緒に嫁に出したが、迩迩芸命は外見が良くない石長姫だけ帰してしまう。悲しみに暮れた石長姫は山あいに引きこもり、そこで食べた米がおいしかったことから、「米良」と名付けられたとされる。
米良神社の土持光浩禰宜(ねぎ)(48)によると、戦前は20人以上いた祝子株は激減、80年頃から祝子株以外の住民が舞手を務めているという。
7年前から演じる村職員の中武敬一朗さん(33)は「村に伝わる貴重な文化。継承したい」と、地区外から志願して舞っている。
土持禰宜は「神話にゆかりある由緒ある神社と神楽。応援してくれる若者がいる限り、途絶えることはない」と若い力に期待を寄せる。(文・関屋洋平、イラスト・寺島愛子(まな))
(2012年1月4日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120104-OYT8T00742.htm
神話の里は今<3>伝説の地つなぎ誘客
鵜戸神宮の境内から一望できる海原は神話の舞台でもある 古事記編さん1300年の節目を、観光や街おこしに生かそうとする取り組みが各地で動き始めている。日南市は昨年11月、3万部を発行した観光ガイドブック「にちなん まるごと」(A5判72ページ)に、海幸彦と山幸彦の神話で知られる鵜戸神宮など五つの神社を巡るドライブルート「神話ロマンコース」を掲載した。
日向灘に面した岩屋に本殿を置く鵜戸神宮の祭神は「鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)」。山幸彦と豊玉姫の子どもで、岩屋で生まれたと伝えられる。出産の際に山幸彦に本来の姿を見られた豊玉姫は嘆き、子どもを残して去るが、鵜葺草葺不合命は豊玉姫が岩屋に残した乳房から滴り落ちる乳水で育ったとされる。
安産や縁結びなどの御利益で知られ、「おちちあめ」などの土産物が人気。切り立つ断崖から一望できる紺ぺきの海原は絶景で、年間約100万人が訪れる県内屈指の観光スポットだ。
ガイドブックでは海幸彦を祭る潮嶽(うしおだけ)神社など5か所を「神話と伝説の地」として紹介。鵜戸神宮の参拝客を少しでも市内各地に引き込もうと躍起だ。
鵜戸神宮の境内で明治時代から続く土産物屋を営む和田紀子さん(72)は「神話の世界をアピールすることで、観光の思い出が印象深くなるはず。リピーターになってくれるかも」と編さん1300年を歓迎する。
日南市観光課の黒岩保雄課長は「神話をきっかけに市内を巡り、グルメや温泉も堪能してもらいたい」と期待を寄せる。
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鵜葺草葺不合命の子の神武天皇にまつわる史跡が多く、「神武の里」をアピールする高原町。町は古事記編さん1300年を町のPRの機会と捉え、「ここにしかないものを売り込んで観光客誘致の起爆剤にしたい」と意気込む。
町の玄関口・JR高原駅にある町観光協会は昨年11月、神話の舞台など全長約8・6キロを巡るイベント「歴史探訪ウオーキング」を試験的に開いた。県内外から約20人が参加、神武天皇が生まれたとされる皇子原公園や、身を洗い清めたとされる祓川湧水など計10か所を約2時間かけて歩いた。
「神話を身近に感じられた」などと好評だったため、今年から皇子原公園を発着点とする新たな約8キロのコースを設定、定期的に参加者を募ることにした。神話ゆかりの地や史跡に加え、農畜産物販売所や、願掛けをするとイボが治るという地蔵など計17か所を巡る。
10月にはNPO法人「『日本で最も美しい村』連合」の全国大会が町内で開かれる。全国39町村5地域が加盟し、景観や環境を活用して資源保護と経済発展を目指す組織。大会では神話と火山を町の独自色としてアピールするつもりだ。(木崎俊勝、麻生淳志)
(2012年1月5日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120105-OYT8T01159.htm
ご当地ヒーロー、伝承に活躍
宮崎市内で撮影されたヒムカイザーのアクションシーン 宮崎が生んだ“ご当地戦隊ヒーロー”「天尊降臨ヒムカイザー」。地底からよみがえった鬼を相手に、「岩戸投げ」や「太刀神添(たちかんぜ)」など、神楽の演目にちなんだ必殺技を繰り出す。全国で700を超えると言われるローカルヒーローの中でも、神話をテーマにした異色のキャラクターだ。
ヒムカイザーが初めて登場したのは2010年11月、日南市のサンメッセ日南で開かれたキャラクターショー。手がけた宮崎市のイベント企画会社「グーニーズ」社長の野口壮一さん(42)は「天孫降臨の神話など、宮崎ゆかりの伝承や文化を子どもたちに分かりやすく伝えたいと思った」と振り返る。
野口さんは宮崎市の広告代理店でキャラクターイベントなどを企画したノウハウを生かし、2年前にグーニーズを設立。ヒムカイザーのアイデアは5年以上前から温めていたという。
胸には勾玉(まがたま)、ベルトには鏡を取り付け、古代色あふれるヒーローに仕立てた。「かつてヒムカの人々は『神話』を語り継ぐことで、災いをもたらす者たちを封印していたが、人々から神話の記憶が薄れたため、地底から鬼たちが現れ始めた」という設定だ。
ご当地ヒーローとして、地元テレビ局の番組などに登場。オリジナルの必殺技や敵役などが評判を呼び、県内各地の祭りやイベントに声がかかるようになった。徐々に知名度を上げ、今では単独のキャラクターショーで600人ほどを集める人気ぶりだ。
「ヒーローは格好良くなければ」と、テレビで放映されるオリジナルストーリーでは、アクションシーンにもこだわる。迫力を出すために様々な角度から撮影した映像をつなぎ、5秒間のアクションシーンを撮るのに1時間以上かけることもあるという。
古事記編さん1300年を迎える今年は、ヒムカイザーにとってもPRの好機。野口さんも活躍の舞台が広がることを期待している。盛り上がりの機運を高めようと、昨年12月30日には「1300周年」と銘打ったオリジナルストーリーの第3弾がテレビで放映された。
宮崎市内の大型商業施設で昨年末に行われた収録では、見学する親子連れの姿もあった。ヒムカイザーと記念撮影した宮崎市の山口剛新(つあら)ちゃん(3)は「格好良かった」と満足げ。父親の剛史さん(30)は「子どもが楽しみながら神話に親しむことができる」と興味深そうだった。
子どもたちの心をさらにつかもうと、野口さんは県内の幼稚園にヒムカイザーのDVDと、宮崎ゆかりの神話を分かりやすくまとめた冊子をプレゼントするなど、新たな取り組みも考えているという。
「戦隊ヒーローは仮面ライダーに親しんだ50歳代から子どもたちまで幅広い世代にアピールできる。ヒムカイザーを通して、宮崎の魅力を再認識してもらいたい」と張り切っている。
(関屋洋平)
(2012年1月6日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120107-OYT8T00157.htm
神話の里は今<5>
県取り組みに遅れ、積極的な島根、奈良と差
神話巡りワンコインツアーの試乗会で、参加者を案内するガイド(右) 「この辺りの地名は『産母(やぼ)』。だから地元の人は産母神社、産母様と呼んでいます」。昨年12月18日に行われた県の「神話巡りワンコインツアー」の試乗会。伊邪那岐命(イザナキノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)を祭る宮崎市阿波岐原町の江田神社で、宮崎市神話・観光ガイドボランティア協議会の女性がハンドマイクを使って説明すると、参加した宿泊施設の担当者らは興味深げにメモを取った。
ワンコインツアーは古事記編さん1300年を記念して、県が今月7日から3月まで行う新規事業。参加費は500円で、神話の舞台となった宮崎市の青島神社や西都市の都萬(つま)神社などをガイド付きのバスで巡る。県の担当者は「試乗会の評判は上々。お手頃感があり、神話に親しむ機会になるのでは」と期待する。
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ただ、古事記編さん1300年に関する県の取り組みはワンコインツアーと昨年11月から明治大(東京)で行っている記念講座のみ。同じように古事記とゆかりがある島根県や奈良県と比べると遅れている。
島根県はガイドブックやパンフレットを次々に発行し、神話博を盛り上げている 出雲神話で八岐大蛇(ヤマタオロチ)退治の舞台となった島根県は2年前から、編さん1300年に向けた準備を始めた。2010年度からの4年間で25億円を投入。市町村などと連携し、今年7月から約4か月間、「神話博しまね」を開く。
ガイドによる町歩きやバスツアーも計画。歌手の谷村新司さんの公式ソング制作や専用ホームページの開設、関東などで企画番組を放映するなどして、4年間で500万人の観光客増加と観光消費額200億円を目指す。島根県観光振興課は「しっかり準備期間を設けたので目標を達成したい」と意気込む。
古事記編さんの地・奈良県は、2140万人が訪れた10年の「平城遷都1300年祭」に続く事業と位置づけ、昨年2月に「記紀・万葉プロジェクト」を発表。20年の日本書紀編さん1300年まで続く9年間の計画で、来年度は2億円前後の予算計上を検討している。
中山悟・観光局長は「宮崎や島根などと連携して効果を高めたい」と話す。今月29日には東京に島根や宮崎などの知事を招き、編さん1300年を記念したシンポジウムを開く。
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「『宮崎は遅れている』と様々な団体から厳しく指摘されている。それは甘んじて受ける」。今月6日の定例記者会見で、河野知事は率直に認めた。
その理由に挙げるのが県内を襲った口蹄疫や鳥インフルエンザ、新燃岳噴火などの災害。観光客が急激に落ち込み、県観光推進課は「来週、来月の観光客をどう取り戻すのかを考えるので精いっぱいだった」と言う。
県は今年から日本書紀編さん1300年となる20年にかけて記念事業を行う予定だが、島根県のような明確な構想はまとまっていない。年度内には市町村や民間団体などと実行委員会を設け、各地のイベント情報などを共有化し、県内外に発信するという。
来年度の当初予算では初めて、古事記関連の本格的な事業費を盛り込み、教育やイベント、集客などの施策を実行する予定だ。河野知事は「20年には国民文化祭を誘致できないか」ともくろむ。
遅れをどこまで挽回し、低迷する観光の復興につなげるのか。知事は「スピード感を持って展開したい」と強調する。
(篠原太)
(2012年1月7日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001201180003
府庁本館「正庁」25日から一般公開
2012年01月18日
大正時代の姿に復元された府庁本館の式典会場「正庁」=大阪市中央区
府庁本館(大阪市中央区)の式典会場「正庁(せいちょう)」が大正時代の姿に復元改修され、25日から一般公開される。大正モダニズムの先駆けとなるデザインがちりばめられた壮麗な広間がよみがえり、松井一郎知事は「十分モディリアーニを展示できる」。本館を美術館にする構想に改めて意欲を示した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20120116-OYT8T01268.htm
ホテル奥道後 譲渡先探す
負債10億円 民事再生法申請
民事再生法の適用を申請した奥道後国際観光が運営する「ホテル奥道後」(松山市末町で) 松山市郊外で「ホテル奥道後」を運営する奥道後国際観光(松山市末町)が16日、地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。1963年開業で施設が老朽化。景気低迷と東日本大震災の影響で利用客が減少し、資金繰りが悪化した。負債総額は約10億円で、同社はホテルの営業を継続しつつ経営譲渡先を探す。24日に松山市の県武道館で債権者集会が開かれる。
ホテルは坪内寿夫氏が経営した造船業の旧来島どっくグループの傘下で開業。地上7階、地下1階の本館などに5宴会場があり、客室302室で850人を収容する。湯船26種の「ジャングル風呂」や、観光用ロープウエーを設置。帝国データバンク松山支店によると、2004年3月期に19億4000万円を売り上げたが、11年同期には15億3500万円に減少。東京商工リサーチ松山支店によると、11年3月期は15億5000万円で、8700万円の赤字を計上したという。09年12月には老朽化からロープウエー運行を休止した。
両支店では資金繰り悪化について、東日本大震災後の観光自粛や海外客のキャンセルが背景にあるとみている。
ホテルでは16日朝、経営陣が従業員約50人をホテル内に集め、民事再生法適用申請の経緯や雇用を維持する方針を説明したという。
同ホテル代理人の南靖郎弁護士らが所属する弁護士法人淀屋橋・山上合同(大阪市)は「従業員の雇用は維持する方針で、経営再建に向け、営業譲渡先を探す」としている。
ホテル奥道後の田中仁・経営管理部長は読売新聞の取材に、「取引先やお客さまへの信頼回復に優先的に取り組み、経営を安全軌道に乗せたい」と述べた。
同ホテルの温泉を毎週利用する松山市内の60歳代の男性は、「掛け流しの湯が好きだった。何とか存続してほしい」と訴えていた。
ホテル奥道後の運営会社が民事再生法適用を申請したことを受け、観光関係者から地域経済への影響を心配する声が聞かれた。
県観光物産課によると、道後温泉本館(重文)周辺の30業者で作る道後温泉旅館組合(32施設)の昨年4〜11月の宿泊客数は、前年同期間比4%減の52万8000人。
現在は震災前の水準まで回復したといい、同組合の後藤雅俊事務局長は「景気も冷え込んでおり、さみしい。いつ影響が及ぶか見通せない」と困惑する。
同ホテルは修学旅行での利用も多く、松山市観光産業振興課の担当者は「寝耳に水だった。松山観光の大きな受け入れ先の一つで、営業を続けて頑張ってほしい」と話した。
(2012年1月17日 読売新聞)
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http://www.yamagata-np.jp/news/201201/23/kj_2012012300600.php
スキー客足減に原発の影 蔵王温泉、修学旅行は半減
2012年01月23日 08:00
本県最大の蔵王温泉スキー場では、原発事故の影響で関西、関東からのスキー修学旅行客が減少している=山形市・蔵王温泉スキー場上の台ゲレンデ 本格的なスキー、スノーボードシーズンを迎えたが、県内では福島第1原発事故の影響で客足が減少しているスキー場もある。空間放射線量調査で県内は人体に影響のないレベルで推移しているものの、蔵王温泉スキー場では「原発事故があった福島県の隣なので不安」といった理由でスキー修学旅行が例年より半減し、米沢市の天元台高原スキー場では被災地、避難地域からの利用が減っている。
1シーズン約50万人が訪れる県内最大の蔵王温泉スキー場。例年は関西、関東から300人以上の規模だけで約20校がスキー修学旅行に訪れ、延べ約3万人が宿泊。平日のゲレンデはゼッケンを着けた生徒たちでにぎわうが、今シーズンはその姿が激減している。保護者らの不安の声を受け、行き先を長野県などに変更しているためだという。
蔵王温泉観光協会によると、例年より4〜5割減少し、特に関西からの修学旅行はほとんどない状況。関係者は「関西からは、東北地方は全て原発事故があった地域と同じに見えるようだ」と分析する。2年先の修学旅行をキャンセルされたケースもあった。
一方、新潟県経由で訪れたという熱心なファンもいるという。今シーズンは雪質が良いほか、蔵王名物の樹氷も順調に“成長”。同協会は「蔵王は安全。ぜひ訪れて」とPRする。
米沢市の天元台高原スキー場は例年、宮城県南部、福島県浜通り地方、茨城県など北関東からの利用で全体の3割を占めるが、今シーズンは、東日本大震災の被災地で原発事故の避難地域を含むこの地域からの利用が減っている。「被災した常連客もおり、まだスキーを楽しめる状況ではないとの声を聞く」と関係者。売り上げは前年同期を2割ほど下回っているという。
鶴岡市の湯殿山スキー場は、12月の売り上げが例年並み。庄内地方の海水浴場などには昨年、被災・罹災(りさい)証明書提示で無料利用できる高速道路を使い宮城県や福島県からも数多くが訪れたが、こうした動きは見られないという。
今シーズンはどのスキー場も雪が豊富で、受け入れ態勢は万全。関係者は「足を運んで」と口をそろえている。
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http://news24.jp/nnn/news8626464.html
海外客狙う新観光ルート「昇龍道」発表
(愛知県)
■ 動画をみる 東日本大震災が起こる前までは、中国人観光客で連日大にぎわいだった名古屋市中村区の「札幌かに家名古屋店」。震災後、この店を利用する中国人観光客は激減。今は、1か月20人ほどで、震災前と比べるとなんと9割も減った。国交省によると、去年中国から日本に来た人は、前年に比べ約3割もダウン。この地方も大きな影響を受けている。そんな中、中国人観光客を呼び込もうと、この地方であるプロジェクトが動き出した。昇龍道と命名したプロジェクト。中部地域の観光資源の認知度を高め、結びつけて商品化するための総称だ。23日、中部運輸局らが発表した観光ルート。セントレアから愛知、岐阜、三重県の人気観光スポットをつなぎ、富山、石川県まで結ぶルート。能登半島を龍の顔になぞらえ、その名も「昇龍道」。中国で縁起の良いとされる龍を前面に出し、国、自治体、観光地が一体となり、海外観光客の誘致を狙う。しかし、この地方の観光地は認知度が低いのが課題。セントレアで聞いても中国の観光客は「ガイドさんが名古屋は工業都市なので観光スポットが少ないと言っていた」、別の観光客は「買い物なら東京に行くし、日本を見たいなら京都に行く。名古屋は乗り継ぎで来ただけで、観光しません」と冷たい姿勢。現在、中国で人気のある観光コースは、東京から入って富士山を見て京都を通って大阪から帰るコースで「ゴールデンルート」と呼ばれている。昇龍道浸透化について、ドラゴンルート推進協議会の多田空仁彦さんは「食べるものもおいしいし、海や川や山もある。こんな所はほかにない。来ていただいた方には、喜んでもらえる」と自信をみせる。
[ 1/23 19:47 中京テレビ]
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001201230004
和の長崎 再び光 町人文化を観光活用
2012年01月22日
江戸時代の風情を残す中通り商店街=長崎市諏訪町の梅寿軒前
長崎伝統の食事について思い出を語り合う参加者たち=20日夜、長崎市桜町
■中通りに官民勉強会
中国や西洋伝来の文化に負けていられないと、長崎古来の町人文化を復活させる「長崎町人町プロジェクト」が動き始めた。江戸時代の風情を残す商店街の店主らと長崎市が手を組み、伝統行事や料理、史跡を見直して観光に生かす。
20日夜、長崎市桜町の県勤労福祉会館。「長崎の小豆ご飯って、もち米入ってないですよね」「金頭(カナガシラ)の骨を割って湯をかけて食べるのがうまくて」。プロジェクト最初の勉強会は、集まった50、60代の商店主たち同士、子ども時代の食卓の思い出話で盛り上がった。
長崎伝統の食事に詳しい料理教室主宰の脇山寿子さん(70)を講師に迎え、節分料理の話を聞いた。長崎の商家で食べる風習があった料理として脇山さんは、魚の金頭やトッポイカの煮付け、ちくわや豆腐を入れたさらさ汁、小豆ご飯を紹介。「恵方巻」を丸ごとかぶりつく習慣はなかったとも述べた。
聴講した長崎市の古田沙織さん(30)は「長崎に住んでいても知らなかった。私の世代はまだ先人から聞けるけど、次の世代だったらどうだろう」と話した。
勉強会は月2回ペースで1年間続ける。行事、神社仏閣、菓子などテーマごとに講師を招く。企画者の一人で御菓子司「梅寿軒」社長の岩永徳二さん(62)は「まずは町人文化とは何かを語れるように、昔は日常的だった物事を勉強し直すことから始める」と言う。
岩永さんが店を構える中通り商店街は江戸初期の1634年に形作られた。石橋群のある中島川や寺町通り、坂本龍馬が歩いたという龍馬通りに近く、老舗の呉服店や乾物屋が並ぶ。出島や旧外国人居留地、新地中華街と比べると、目立たないのが実情だ。企画者でイベントプロデューサーの岩崎直哉さん(58)は「長崎は和華蘭(わからん)文化と言われるが、和で有名なのは長崎くんちくらい。もっとあるのに知られていなくて悔しい」と思ってきた。
昨年11月、中通り商店街振興組合、街中でイベントを企画する市民団体「長崎1634」、市観光課の三者で協議会をつくり、この企画を立ち上げた。2013年4月から順次、伝統の食を学ぶ料理教室やレシピ集、史跡をめぐる観光コース作り、ガイド養成の研修などを始める予定。勉強会はだれでも参加できる。問い合わせは岩崎さん(090・3325・4148)へ。(花房吾早子)
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/120122/trd12012221460012-n1.htm
韓流の聖地、光と影 脱税など不正 観光客マナー悪化
2012.1.22 21:42 (1/3ページ)[地域の話題]
たくさんの韓国料理店やK−POPアイドルグッズのお店が立ち並び、大勢の観光客でにぎわう東京・新大久保=22日、東京都新宿区のJR新大久保駅周辺(早坂洋祐撮影)
KARA、少女時代など「K−POP」人気に端を発した第2次韓流ブーム。コリアンタウンとして知られる東京・新大久保は昨年以降、韓国の芸能人関連グッズ店などが乱立し、空前の盛り上がりを見せる。活況を背景に、脱税などの不法行為や観光客のマナーの悪さも顕在化し始めた。恩恵にあずかるはずの地元関係者の心情は複雑だ。
(伊藤弘一郎、時吉達也)
歩道2・5メートルに3万人
「お気に入りの子には、ドキドキして話しかけることさえできないの」
平日午後4時。神奈川県大和市の主婦(43)は、韓国の男性アイドルが公演を行うJR新大久保駅近くのカフェを出ると、うっとりとした表情を浮かべた。電車を乗り継ぎ週3回、新大久保を訪れる。
カフェの入場料は公演付きで2千円ぐらい。公演後は有料写真撮影会で20歳前後のアイドルと会話を楽しみ、韓流ショップで買い物をして帰るのが日課だ。
月5万円の出費を夫にとがめられても、「男の子は優しいし街の雰囲気は海外に来たよう。非日常の世界がある」と新大久保通いをやめられない。
韓国人気は芸能分野だけではない。若い男性店員の呼び込みが多く「イケメン通り」と呼ばれる路地は、約300メートルに60以上の飲食店などが並ぶ。ほとんどがこの1年間に出店した。
中小企業大学校(東京)の調査によると、新大久保駅からイケメン通りに続く幅約2・5メートルの歩道の通行者数は、休日の日中5時間で3万人超。「観光客が歩道を、地元の人間と韓国人が車道を歩く」のが常態化しているという。
先月には地域最大級の韓国ビル3棟が完成した。地元不動産業者は「ここ1〜2年で地価は2倍以上になり、空きがない状況」と話す。年末年始にJR新大久保駅を利用した乗客は対前年比で20%も伸びている。
販売許可なし?
活気づく街の陰には負の部分も浮かぶ。
東京国税局は、新大久保で韓流ショップを運営する「ワールド・アップル商事」と同社社長(45)が売り上げの一部を申告せず約4千万円を脱税したとして、東京地検に法人税法違反罪で告発した。経営する店舗の一つでは簡素なシールを貼り付けただけのDVD数枚を1セットにして、テレビドラマ全編を2千〜3千円で販売。男性店員は「商品はすべて公式ライセンスを取得している」と話すが、「KBS(韓国放送公社)ジャパン」(東京)によると「新大久保の韓国グッズ店で販売許可を得ている店は一店もない」という。
一方、大阪府堺市から来店したという女性会社員(24)は、定価の半額で購入した写真集を手に「販売ルートは関係ない」と意に介さない様子だ。
深夜を迎えると、飲食店付近の歩道にはゴミ袋30〜40袋がうずたかく積まれることも。新大久保商店街振興組合の理事の一人は「韓国系の大部分の店舗は組合に加盟しない。ゴミ収集など街の問題について話し合うのが難しい」と嘆く。
地元住民は複雑
地元住民からは日本人観光客に対する苦情も絶えない。大正6年から95年続く文房具店の女性店主(68)は「大騒ぎにはこれ以上耐えられない」と来月、閉店することを決めた。
昼間には母親グループが託児所のように店内に子供を置き、買い物に出かける。深夜でも、酒に酔い韓国人男性に抱えられた日本女性が騒ぐ。観光地化に伴い地域住民は新大久保を離れ、売り上げも半減した。「ブームが過ぎれば、くしの歯が欠けるようにさびれるでしょ。もう普通の街に戻ることはない」(女性店主)。店舗を引き継ぐのは韓国グッズ店だという。
同組合の内藤雅也副理事長は「お客さんが新大久保に来てくれることはありがたい。韓流を地域活性化にうまく活用できるよう問題を解決していきたい」と話している。
韓流ブーム ペ・ヨンジュンさん主演のテレビドラマ「冬のソナタ」をきっかけに、平成15年ごろから国内で広がった韓国大衆文化の流行全般を指す。先に人気が高まった台湾で「韓流熱風」と名付けられたのが語源。22年ごろから「K−POP」と呼ばれる音楽を中心に人気が再燃し、第2次韓流ブームと位置づけられている。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120125-OYT1T00548.htm
「鎌倉」と「富士山」、世界文化遺産に推薦決定
. 政府は25日午前、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)と「富士山」(山梨県、静岡県)を共に、世界文化遺産に推薦することを正式に決めた。
2月1日までに国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会に推薦書を提出し、2013年に開かれる同委員会で登録の可否が審査される予定。
「鎌倉」は、鶴岡八幡宮や鎌倉大仏など10か所で構成。12世紀末、この地で武家政権が発足し、武家文化を創出したことを推薦理由に挙げる。
「富士山」は、日本人の山岳信仰の在り方や、浮世絵など日本独特の芸術文化を育んだとして、富士山域や富士五湖、周辺の神社など25か所を構成資産としている。
日本の世界遺産は16件あり、そのうち文化遺産は、昨年決まった「平泉」を含めて12件が登録されている。
(2012年1月25日11時45分 読売新聞)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/284077
福岡市に屋根なし2階建てバス
2012年1月26日 20:37 カテゴリー:社会 九州 > 福岡
3月下旬から福岡市内で運行される2階建てバスのデザイン図 福岡市と西日本鉄道は26日、同市内の観光名所などを巡る屋根なし2階建てバス「フクオカオープントップバス」を、3月下旬から運行すると発表した。バスは赤色と青色の2台で、雨の日もレインコートを用意して走らせる。西鉄によると、屋根なし2階建てバスの運行は、東京に次いで福岡が全国で2カ所目。年間5万人の利用客を見込んでいる。
バスの座席は2階のみで36席。赤バスは天神やJR博多駅など市中心部を、青バスはヤフードームや福岡タワーなど回る予定だ。所要時間はそれぞれ1時間程度。行き先が一目で分かるよう車体に施設などをデザインした。停車するバス停や運賃、便数などは調整中。
バス購入費は約2億1千万円で、市が約1億5千万円を補助。西鉄の竹島和幸社長は「市内観光の回遊性向上のため頑張りたい」と述べた。
=2012/01/26 西日本新聞=
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120127/ngt12012720470005-n1.htm
利用客に好評です長靴レンタル 足元ほかほかで雪国観光を 南魚沼市観光協会呼びかけ 新潟
2012.1.27 20:44
「長靴を忘れてもレンタルできます」と温かい足元で雪国観光を呼びかける=JR六日町駅構内の南魚沼市観光協会
スキー場や温泉地を抱え、冬のイベントが目白押しの新潟県南魚沼市の“玄関口”JR六日町駅構内で、同市観光協会が始めた長靴レンタル制度が利用客に喜ばれている。知名度不足のためか利用はまだ少ないが、長靴を用意してこなかった観光客から「おかげで子供に雪遊びをさせられました」と感謝の声も。2月11、12日の真冬の祭典「南魚沼市雪まつり」では早くも2件の予約が舞い込んでいる。
電車などを利用して雪国に遊びに来る観光客は冬用の服装は用意しても、靴はスニーカーや都会用のブーツのままで訪れ、雪道や消雪パイプで濡れた道路に足元を濡らし、顔をしかめる人が多い。
このため、女性の視点から行政に提案を続ける同市女子力観光プロモーションチームが「温かい足元で雪国を楽しんでいただくことで、南魚沼の“おもてなしの心”を届けよう」と長靴のレンタル制度を発案。これを受けた南魚沼市が観光協会に依頼して実現した。
レンタル長靴は42足で、女性用が23〜25センチ、男性用が25〜27センチで、いずれも3サイズずつ、子供用は19、25センチの2サイズ。若い女性も利用しやすいように観光協会の20代の女性職員がデザインを考えて購入したものもあるという。
長靴の貸し出しは最大2泊3日までで、料金は中敷き交換代、防臭処理費として1回200円。借りる際は氏名や簡単な住所、連絡先などを記入して申し込む。観光協会の窓口で午前8時半から午後5時まで貸し出し、返却ができる。
レンタル制度は昨年末にスタートし、年末年始などで利用実績は6件、10足。ほとんどの利用が1泊2日で、返却時に実施しているアンケートには全員が「また利用したい」と回答し、長靴をレンタルした人は便利さを実感した様子。六日町駅に貼られたポスターを見て観光協会に飛び込み、「長靴を忘れてきたので助かる」と借りていく人もいたという。
同観光協会の荒川正春事務局長(52)は「電車などで来る人にとっては長靴は荷物になり、持ってこない人もいるが、雪国を楽しむためには必要。1泊2日程度の訪問では買うこともためらわれるだろうし、ぜひ南魚沼のおもてなしの心を受け取ってレンタルし、雪国を十分に楽しんでいってほしい」と利用を呼びかけている。
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>>1043>>1045>>1056>>1065>>1270
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/283969
屋久島町が入島料検討へ 世界遺産の保全目的
2012年1月26日 10:04 カテゴリー:社会 九州 > 鹿児島
世界遺産に登録されている島の環境保全策の財源確保を主目的に、鹿児島県屋久島町の荒木耕治町長は25日、早ければ2013年度にも来島者から「入島料」を徴収する方針で課金制度の検討会を4月に発足させることを明らかにした。総務省によると、入島時の課金は沖縄県渡嘉敷村など同県の3村が「1回100円」の税方式を導入しており、税方式で実現すれば全国4例目、九州では初めてになるという。検討後に条例案をまとめ、12年度内の町議会提出を目指す。
屋久島町によると、検討会は町長と総務、環境政策、企画調整、税務の各課長たちで構成。(1)課金方式(2)課金対象(住民、観光客)(3)金額(4)徴収方法(5)収入の具体的な使途−などを検討する。荒木町長は「沖縄の例も参考に議論を深めたい」と話す。
課金方式は、沖縄県の3村が導入した地方財政法に基づく法定外目的税の「税」にするのか、地方自治法の「手数料」にできるかも含めて検討する。税方式の場合は条例案の可決後、総務大臣の同意が必要になる。
屋久島の環境保全をめぐっては昨年6月、前町長が縄文杉などの観光客の人数制限条例案を町議会に提出したが、観光業者などは反発、全会一致で否決された。荒木町長は同10月の町長選で前職を破って初当選。「人数制限がなくても環境保全は登山道の分散化などで可能」と語り、別の保全策を模索していた。
屋久島の10年の入島者は住民も含めて約34万人。縄文杉見学の登山客は約9万人で、この10年間で約3倍に膨らんだ一方、山岳トイレのし尿処理費が約530万円の単年度赤字になるなど、町財政の負担になっている。
荒木町長は「島全体で持続可能な観光の在り方を検討したい」と話している。
=2012/01/26付 西日本新聞朝刊=
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しまなみ海道は観光圏の最たるもの
うまくやれば、いい成果が出るのでは?
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20120129-OYT8T00630.htm
観光振興へ共同課構想
今治市+尾道市 仮想「しまなみ市」
瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道、約70キロ・メートル)で結ばれる今治市と広島県尾道市が、観光振興をともに考える定期勉強会を設置した。海道沿いを「しまなみ市」ととらえ、自転車の案内標識統一やPR提携などを課題に月1度の議論を重ね、将来は両市で〈共同課〉創設を目指す。(奥原慎平)
地方自治法の一部改正を受けて両市は昨年9月、観光関係部署や人事交流経験者の有志計10人で研究会を設置。月に1度ずつ愛媛、広島両県内で相互に会合を開き、共同課設立へのメリットやデメリットの検討を始めた。
来島海峡大橋など大小10本の橋がつながる3番目の本四連絡橋のしまなみ海道は、1999年5月に開通。本四連絡道路では唯一、自転車で渡ることができる。健康志向を背景にサイクリング愛好家の人気が高まり、今治市側のレンタサイクルの貸出数も2010年度は3万台を超えた。
ただ、自転車案内板は両県で統一されておらず、広島県側だけにある自転車推奨道(ブルーライン)の存在などで、改良を求める声も高まっていた。
そこで両市は「瀬戸内しまなみ海道振興協議会」などの活動から、より実効性を持った共同課の設置を目指すことになった。
共同課の設立には市議会の議決を経て両県知事に届ける必要があり、研究会では、共同イベントやレンタサイクル事業の経済効果などの推移を調べて設立の利点を探る。
研究成果は年度内に両市長に報告される予定で、今治市の秋山直人・行政経営課長補佐は「両県をまたぐイベントの共同開催で、行政コストの節減にもつながる」と期待する。
(2012年1月30日 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201201300052.html
広島湾観光の課題探る
広島湾の観光振興などの課題を探るワークショップが29日、呉市宝町の大和ミュージアムであり、市民たち約30人が参加した。
最初に同ミュージアムの戸高一成館長が講演し、海軍の進出とともに発展した呉の歴史を踏まえ「文化は地域の地理的条件や伝統を背景につくり上げるものだ」などと話した。
続いて参加者が6、7人ずつ5班に分かれ「もっと身近に海が感じられるようにするには」などをテーマに議論。「サイクリングロードなどの整備が必要」などの意見を発表した。
国の出先機関や広島県などでつくる広島湾再生推進会議の主催。地域の魅力を探るため昨年末には呉湾の体験クルーズもした。議論内容は周辺自治体に報告する。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000164-mailo-l34
鞆港埋め立て・架橋問題:安どと疲労、住民ら 賛否意見折り合わず−−最終協議会 /広島
毎日新聞 1月30日(月)12時50分配信
福山市・鞆の浦の埋め立て架橋計画を巡り、推進・反対の双方が参加する住民協議会は29日夜、最終回を迎えた。1年8カ月に及ぶ協議を終え、鞆のまちづくりのあり方について認識の共有を図るため、忍耐強く対話を重ねてきた住民らは、安どと疲労の入り交じった表情を浮かべた。最大の懸案である架橋の是非では、最後まで双方の意見が折り合うことはなく、湯崎英彦知事の決断に委ねられることとなった。【豊田将志、矢追健介、高山梓】
過去の協議は仲介者の弁護士2人の意向で非公開だったが、この日は議論の経過を初めて報道陣に公開。湯崎知事も出席し、議論の行方を見守った。
協議は、今月9日の住民説明会で出た意見を報告後、前回協議までに行われた議論の内容を、課題整理表に基づいて改めて説明。仲介者は「事実上意見は尽くされたと思う。こちらから提案すべき議論はありません」と述べ、過去の協議で形成された双方住民の共通認識として、▽バイパスに求められる機能▽景観への配慮の必要性▽駐車場や下水道、防災対策の必要性−−など、八つの要点を挙げて総括した。
出席した住民からは「結論ありきでなく具体的な課題に基づいて話し合うことができた」「参加して改めて架橋の必要性がわかった」などの感想が寄せられた。湯崎知事は「大変長い期間にわたり、貴重な時間を割いて熱心な議論をしていただいた。大変感謝している」と出席者に謝意を表した上で、「高齢者や子どもを守る道路、また歴史や景観を大事にしたいという皆様の思いは理解している。今後は目指す方向性を考え、福山市とも連携しながら最終的な決定をしたい」と述べた。
1月30日朝刊
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120125000046
晴明神社と土産物店、グッズめぐり対立
田島織物が販売する陰陽師や開運グッズを境内に持ち込まないよう立て看板で呼び掛ける晴明神社=左=と、陰陽師グッズを販売する土産物店「田村織物(京都市上京区) 平安時代の陰陽師(おんみょうじ)、安倍晴明を祭る晴明神社(京都市上京区)と隣の土産物店が、店が販売する晴明関連のグッズをめぐって対立している。神社は「神を冒瀆(ぼうとく)する」とグッズを境内に持ち込まないよう求める立て看板を設置。店側は、営業権を侵害されたとして、妨害排除を求める仮処分を京都地裁に申し立てた。
土産物店は、西陣織のネクタイ製造販売も手掛ける「田島織物」。陰陽師ブームを受け、2002年に関連グッズを販売し始めた。グッズは、開運や厄よけなどの御利益をうたうブレスレットや、晴明ゆかりの「五芒星(ごぼうせい)」入りの呪符など700〜800種類に上る。
同神社によると、「五芒星」を使うことは当初認めていた。店は晴明を模した3頭身のキャラクターなどさまざまな商品を登場させ、近年のパワースポットブームなどを受け販売を拡大したという。
山口琢也宮司(51)は「晴明公の偶像化や呼び捨てで信仰対象の神がおとしめられた。神社が祈祷(きとう)もしていない土産物を開運をうたって販売し、参拝者に誤解を与えた」として昨年8月、販売中止を文書で要請。協議でも折り合いがつかず、11月に看板2枚を境内に設置した。
これに対し、田島織物の田島恒保社長(70)は「文書が届くまで定期的に寄付もしてきた。神社の要請は寝耳に水。要請を受け、晴明の文字が入った商品のネット販売や製造の発注は打ち切ったが、神社側は全関連グッズの販売中止を求めてきた」とし、神社の要請を拒否。昨年末には、神社側の看板設置で、昨年11月の売り上げが前年同月に比べ3割減ったとして、京都地裁に仮処分を申し立てた。
田島社長は「晴明のイメージや五芒星を使った商品の意匠保全登録を申請した際に『晴明は歴史的人物で、五芒星は公知の意匠』として退けられた。弁護士から販売は違法ではないと助言を受けている」と話し、看板設置で売り上げの減少が続く場合は訴訟も辞さない、としている。
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http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13280022954953
袋田の滝、ほぼ全面凍結 大子町、ライトアップ延長
【写真説明】強い寒気の影響でほぼ全面凍結した袋田の滝=大子町袋田
袋田の滝(大子町袋田)が31日、強い寒気の影響でほぼ全面凍結した。観光客らは雄大な氷の景観を堪能、夢中でシャッターを切っていた。
袋田の滝の凍結は例年、1月から始まるが、今冬は12月中旬から始まり、同下旬には滝全体が氷に包まれた。1月に入って9割近くが凍結する時期もあったが、先週末は全体の1割ほどだった。今週から連日の厳しい冷え込みで、再び凍結が急速に進み、ほぼ全面凍結した。
町は、当初1月までとしていた滝のライトアップを2月まで延長し、低迷する来場者数のアップを図る。ライトアップは土日祝日午後5時から同7時まで。暗闇の中に照らし出される凍結した滝の幻想的な雰囲気を堪能できる。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20120204-OYT8T00041.htm
観光客減に悩む会津若松 大河ドラマ起爆剤に
来年放送「八重の桜」
完成したPR用のトラック 東京電力福島第一原発事故の影響で観光客の減少に悩む会津若松市は、地元を舞台にした2013年放送予定のNHK大河ドラマ「八重の桜」を起爆剤にしようと、盛り上がりを見せている。
ドラマは、戊辰戦争の鶴ヶ城籠城戦で銃を手に奮戦した新島八重が主人公。3日、同市城東町の県立博物館駐車場で、ドラマのタイトルや桜、鶴ヶ城がデザインされた11トントラック2台が披露された。地元運送業者のトラックにデザインを施したもので、日本全国を走ってPRするのが目的だ。あいさつに立った室井照平市長は「走る広告塔として舞台になる会津を盛り上げてほしい」と述べた。
6日には東京都千代田区のホテルで開かれるイベント「エドモント雪まつり」の会場に雪を運ぶため、トラックを用いる。イベントでは会津地方の業者らがB級グルメをPRしたり、特産品を販売したりする。
一方、市や会津若松商工会議所、会津若松観光物産協会などでつくる「八重の桜」プロジェクト協議会は、衣装や小道具などを展示するドラマ館を同市城東町の旧会津図書館に設けることを決めた。ドラマ館は放映開始に合わせ、13年1月の開館予定。入場者は年間約60万人を見込んでいる。
商工会議所の宮森泰弘会頭は「会津を全国に発信して風評被害を打破し、復活につなげたい」と話した。
(2012年2月4日 読売新聞)
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120202/10.shtml
海きらら3年連続黒字へ 開業効果薄れ入館者数は減少
3年連続黒字の見通しだが、入館者は減少傾向の海きらら=2011年6月
佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)の2011年度の入館者数は約40万人と予想され、開館から3年連続で黒字を達成する見込みであることが1日、分かった。ただ、オープン効果は薄れており、川久保晶博館長は「12年度は赤字に転じる可能性もあり、実力が試される年」としている。
同館は九十九島の魚などを展示する屋外型大水槽、国内最大級のクラゲ展示施設などを目玉に09年7月開業。入館者数は09年度が56万人、10年度は約15%減の47万8千人だった。11年度は東日本大震災や高速道路の無料化終了などマイナス要因があり、前年度比約15%減の見通しだが目標に近い数字で、川久保館長は「企画展やイルカのジャンピングキャッチボールが好評だった。厳しい条件の中、健闘した」としている。
ただ、オープン効果の薄れは不可避。同館は指定管理者の第三セクター、させぼパール・シーが運営し、黒字分は市に納め、赤字分は市が補てんしているが、黒字額も09年度約2億8千万円、10年度約9千万円、11年度は1千万円弱の見通しで減少傾向。市は12年度の入館者数は最大約10%減を見込んでおり、採算ラインの37万〜38万人を下回る可能性もあるとしている。
同館と市は企画展や九十九島の自然調査のPR、上海航路に伴う観光客誘致などで集客力を上げたいとしている。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004791565.shtml
“天空の城”観光客が急増中 朝来・竹田城跡
写真愛好家や若者らで早朝からにぎわう天守台周辺=2011年11月27日、朝来市和田山町竹田
まさに「天空の城」。雲海に浮かび上がる竹田城跡=朝来市和田山町、朝来山から望む(撮影・神子素慎一)
竹田城跡の観光客数
「天空の城」として知られる兵庫県朝来市の国史跡・竹田城跡が人気だ。2011年度、観光客数が過去最高の9万人を突破し、3年前と比べ4倍以上と急増している。秋から冬にかけ、麓の円山川から立ち込める雲海の美しさがネット上で評判を呼び、山歩きや歴史ブームも相まって一気に全国区に。8月には、城跡で撮影された映画も公開され、市や観光業者は「朝来の知名度を上げるチャンス」と期待を寄せている。(竹本拓也)
2007、08年度、竹田城跡を訪れた観光客数は2万人台前半で推移していた。それが11年度は約9万1千人(昨年12月末現在)を記録し、但馬屈指の観光地、生野銀山を初めて超えた。雲海がよく見られる9〜12月だけで約4万7千人が訪れ、09年度1年間の3万5千人を上回った。
宿泊者数が5年前の約5倍となった同市内のホテルは「学生や城の愛好家など、全国のさまざまな世代が登る。雲海を見られるまで延泊する人もいる」と驚きを隠さない。市の観光交流課には、連日のように「雲海はいつ出るのか」といった電話や観光パンフレットの請求が相次ぐ。
標高353・7メートルにある城跡の魅力は、「野面積み」と呼ばれる石垣や天守台からの眺望。06年には「日本100名城」に指定され、雲海はテレビや雑誌などで繰り返し紹介された。ネットや短文投稿サイト「ツイッター」でも幻想的な写真は広まり、「日本のマチュピチュ」などと反響も大きくなっていった。
昨年の雲海シーズン終盤。城跡近くの駐車場は午前5時前から、全国各地のナンバープレートを付けた車であふれた。福井県小浜市から来た男性(29)は「刻々と変化する風景から片時も目が離せず感動した」と余韻に浸っていた。
昨年10月には、竹田城跡が舞台の一つとなる映画の撮影があった。高倉健さんが主演の映画「あなたへ」で、市民のエキストラ約150人が参加した。
こうした盛り上がりに、市は今月1日、ホームページを一新し、城跡関連の情報を増やした。城跡内にある遺跡を保護する補修工事も来月末までに終える予定。12年度以降は、観光客に分かりやすい看板の設置や最寄りのJR竹田駅周辺と登山道の整備などが検討されている。
市は「城跡を訪れた人たちを市内のほかの観光地にも誘導し、まち全体を盛り上げたい」と話している。
(2012/02/04 14:36)
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/120203/erp12020319020004-n1.htm
国後島で国連機関が世論調査 「エコツーリズム」観光客誘致で
2012.2.3 19:01
UNDPが国後島にあるロシアの国立自然保護区「クリリスキー」のエコツーリズム促進に向け、島の観光関係者に行ったアンケート(共同)
【モスクワ=佐藤貴生】国営ロシア通信は2日、北方領土の国後島にロシア政府が設定した国立自然保護区「クリリスキー」などをめぐり、国連開発計画(UNDP)が観光客誘致の可能性を探る世論調査を行っていると伝えた。
同通信によると、世論調査は豊かな自然を利用した「エコツーリズム」への関心などを調べるために、UNDPが地元住民らを対象に実施している。UNDPは3月下旬、国後島の中心都市ユジノクリリスクで島民を対象に、観光発展策に関する説明会を行う計画だという。同通信では、ロシアがUNDPに調査を依頼したかどうかには触れていない。
ロシアは2007年から15年までの予定で、クリール諸島(千島列島と北方領土)の経済発展を目指し、港湾や空港などのインフラ整備を進めている。また、駐留部隊の軍備の近代化も推進して経済、軍事両面で実効支配を強化している。
藤村修官房長官は3日の記者会見で、「日本は北方領土にきちんとした立場があり、その法的立場を害さないことが何より大切だ」と強調した。抗議するかどうかは「現時点ではそれ以上は申し上げない」と述べるにとどめた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20120204-OYT8T00801.htm
寒さ緩み、観光客の姿
白山では除雪事故相次ぐ
県観光物産館の入り口横で、客を迎える雪だるま(金沢市兼六町で) 4日の県内は強い寒気から抜け、各地の最低気温が前日より上昇するなど厳しい冷え込みが一服した。金沢地方気象台によると今後も雪は続くが、5日は高気圧に覆われる影響で時折晴れ間も見られ、最高気温は金沢市で6度、輪島市で5度と平年並みとなる見通し。
雪で真っ白に染まった週末の金沢市内では、兼六園周辺を歩く観光客の姿がみられ、同市兼六町の県観光物産館では、入り口横で手袋や帽子をかぶった雪だるまが客を“お出迎え”。通りがかる人たちから「かわいい」と声が上がり、「今日作ったが、お客さんを招き入れてくれている」(同館)と、雪国ならではの風景も見られた。
4日午後5時現在までの各地の最低気温は、白山市吉野で氷点下1・4度、加賀市栢野(かやの)と輪島市三井で同1・2度となったほか金沢市で0・2度だった。
一方、最大積雪は白山市吉野で132センチ、加賀市栢野で116センチ、金沢市で45センチ、七尾市で32センチといずれも今季最大を記録した。
雪によるダイヤの変更や、除雪作業中の事故も発生した。
JR西日本金沢支社によると、新潟県内の雪の影響で4日、金沢と新潟を結ぶ特急電車「北越」の上下線計10本が運休したほか、JR七尾線でも普通電車8本が運休、計8本に最大1時間15分の遅れが生じ、約2000人に影響した。
県危機対策課によると、4日午後、いずれも白山市内の自宅で除雪作業中だった男性(82)と女性(31)が、転倒するなどして重軽傷を負ったほか、同市瀬戸の白山瀬女高原スキー場で除雪作業をしていた従業員男性(44)が除雪機に指を挟まれ軽傷を負った。
(2012年2月5日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120204-00000039-mai-soci
<「ひらパー」開業100年>老舗遊園地が健闘…関西
毎日新聞 2月4日(土)13時44分配信
開園100周年を迎えた「ひらかたパーク」=大阪府枚方市で2011年12月29日、小川昌宏撮影
「ひらパー」の愛称で親しまれる老舗遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)が今年、開園100年を迎えた。少子化や大手テーマパークの台頭などで中小の遊園地が閉園に追い込まれる中、小さな子供向けのサービスや、笑いを取り入れた独自のPR戦略で奮闘を続ける。関西ではこのほか、大手テーマパークと競合しない郊外の遊園地が健闘している。
ひらパーは「枚方遊園地」として1912年10月に開園した。高度経済成長期は多くの入場者でにぎわったが、74年の約160万人をピークに減少。少子化に加えて、01年に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)が開業し、人気を集めた。03〜06年には、宝塚ファミリーランド(兵庫県宝塚市)、近鉄あやめ池遊園地(奈良市)、神戸ポートピアランド(神戸市)など、歴史ある遊園地が次々と閉園した。
しかし、ひらパーは06〜10年度に約100万人を維持し、客単価も250円上がった。秘訣(ひけつ)は大手テーマパークとの差別化。「絶叫系」など派手なアトラクションは少ないが、電車型の乗り物など小さい子供が楽しめる遊具が多い。
USJなどでは禁止されている食べ物の持ち込みも認める。3人の子供がいる枚方市の主婦(39)は、年間パスポートでこの1年に20回も来園。「待ち時間なしでいろんな遊具に乗れて子供は喜ぶし、手作り弁当で食費も安く済むのでありがたい」と話す。
人気お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」を起用したキャラクター「ひらパー兄さん」も話題を集める。広報担当者は「広告費に限りがあるので、またアホなことやっとるなあと面白がってもらえるよう、インパクトのある情報発信を心がけている」と明かす。
関西の中心部以外では、姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市)、「神戸市立フルーツ・フラワーパーク」(同市北区)、「みさき公園」(大阪府岬町)などが個性を発揮して生き残っている。姫路は84年の開園以降、95年度まで年間100万人以上の入場者を維持。03年度には約45万人まで減ったが、近年は50万人を超えている。
ひらパーについて、大阪府立大の荒木長照教授(マーケティング)は「大手テーマパークが席巻する中、隙間(すきま)市場の小さな子供のいるファミリー層に的を絞り、ユニークな手法で確実に客をつかんでいる。中小企業が生き残る一つのお手本だ」と分析している。【牧野宏美、堀江拓哉】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120205-00000083-san-soci
カキ料理に舌鼓 松島で復興祭り開催
産経新聞 2月5日(日)7時55分配信
松島復興かき祭りには多くの人々が訪れた=4日、宮城県・松島(緑川真実撮影)(写真:産経新聞)
宮城県松島町で4日、「松島復興かき祭り」が開催され、訪れた人に焼きガキやカキ鍋が振る舞われた。
今年で34回目を迎えた松島恒例の祭りでは、約6万個のカキを用意。震災で十分な量が確保できなかったため、1割弱は、日本三景のつながりで広島県と京都府から提供を受けた。
昨年も訪れたという主婦の鈴木有紀さん(32)は「今年は無理かと思ったけど、みんなで集まってカキを食べられて、よかったです」と話していた。
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雪国の観光の目玉なのに痛い事故。。
岡山の件もそうだけど,不必要に高技能だと思われて来た日本の土建業も公共事業削減の煽りで中身スカスカになってしまっているのかも。。
2012年2月8日18時23分
かまくら崩れ1人死亡 岐阜・高山
http://www.asahi.com/national/update/0208/NGY201202080008.html
かまくらが崩れ、半分埋まった重機。奥に見えるアームが、死亡した長瀬保洋さんが乗っていて雪の中から掘り出された重機=8日午後5時18分、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯、豊平森撮影
8日午後2時20分ごろ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯の平湯バスターミナル駐車場で、かまくら(高さ約5メートル、直径約20メートル)が崩れた。重機を使って作業をしていた男性2人が一時生き埋めになった。2人とも病院に搬送されたが、近くの会社役員の男性(56)がまもなく死亡した。
高山署などによると、一時生き埋めになったのはこの会社役員と、近くの旅館経営の男性(63)。この男性は頭にけがをしているという。午前9時ごろから重機を使って、内側の雪をくりぬく作業をしていた際に、天井部分が直径約10メートルにわたって落下したという。
このかまくらは、15日から始まる「平湯大滝結氷まつり」(平湯温泉観光協会主催)に使われる予定で、近くの凍った平湯大滝のライトアップとともに祭りの呼び物。「かまくらバー」として雪洞内にカウンターがつくられ、観光客向けに地酒などが振る舞われることになっていた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120208-OYT8T01153.htm
観光自転車市民の足に
和歌山市レンタル事業 乗り捨て自由 1日100円 口コミやネット 一年半で利用5700台
利用者数が最も多い、わかちか広場内の自転車貸し出し場所(和歌山市美園町で) 和歌山市が2年前から行っている市内各地で自転車を貸し出す「城まちeco観光レンタサイクル」事業の人気が高まっている。主に観光客の利用を想定して始めたが、乗り捨て自由な便利さと1日100円の安さもあり、買い物や仕事の足として、住民や市内で働く人々にも好評。昨年12月の利用台数は、前年同月の2倍以上に増え、市は「自転車で市内の店巡りなどを楽しんでもらうことが、市内の活性化にもつながる」と歓迎している。(虎走亮介)
同事業は、市が2010年7月にスタート。JR和歌山駅前のわかちか広場や、南海和歌山市駅近くのビジネスホテル、和歌山城西の丸広場など10か所で、普通自転車(1回100円)50台と電動アシスト自転車(1回500円)40台を貸し出している。
和歌浦や紀三井寺の宿泊施設や、和歌山港の南海フェリー乗り場などでも借りたり、返したりでき、借りたのとは別の貸出場所などで乗り捨てられるため、駅と宿泊先などとの間の移動にも便利。事前に電話やインターネットで利用予約もできる。
事業開始から昨年12月末までの1年半で、計5700台を貸し出した。口コミやネットなどで評判が広まり、昨年12月の利用台数は765台と、前年同期より458台も増えた。
市が利用申込書を分析したところ、大阪府民が利用者の半数を超える2978人に上り、和歌山市民の2334人を上回った。夏休み期間中などは観光目的の利用が多かったが、昨年12月の利用者は、8割が通勤や買い物目的で、市内に通勤、通学している人が、市内の足として使っている例が目立った。
わかちか広場で自転車を借りて、市内中心部の会社へ通勤する大阪府阪南市の男性(35)は「安く、気軽に借りられて、駐輪場代も要らない。環境にも優しいので、ほぼ毎日使っている」と話す。
市まちおこし推進課の田上隆造課長は「予想以上に、観光以外での利用が多かった。環境に優しく、健康にも良い自転車をもっと活用してほしい」としている。利用時間は午前9時半から午後5時までだが、一部の宿泊施設などでは、午後5時以降の返却もできる。問い合わせはレンタサイクル運営事務局(073・426・1532)。
(2012年2月9日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20120208-OYT8T01144.htm
さざなみ海道 自転車快走
70キロ ポート15か所計画
駐輪スタンドを設けた「さざなみサイクルポート」(道の駅たけはらで)
国道185号が走る呉、竹原、東広島、三原の4市が、沿線15か所にサイクリング自転車専用の駐輪スタンドや工具を置いたサイクルポートの設置を計画、春に向けて集客アップを目指している。共通の青い幟(のぼり)を立て、呉市内の1か所を除いて11日から利用を開始。受け入れ環境を整え、走りながら望める瀬戸内の多島美や、名所のPRにもつなげたい考えだ。(小宮宏祐)
4市の海岸沿いを走り、約70キロにわたる185号は「R185さざなみ海道」の愛称を持ち、南は呉市などの島を結ぶ「安芸灘とびしま海道」、東は国道2号を経て尾道市の因島や生口島などを巡る「瀬戸内しまなみ海道」とつながる。だが、サイクリングロードとしてPRされ、駐輪施設などもある「とびしま」「しまなみ」に比べ、185号では機運が盛り上がらず、取り組みが遅れていた。
そうした中、江田島市内を含めたサイクリング人気の高まりを受け、竹原市は昨夏、「道の駅たけはら」と忠海、竹原両港に駐輪スタンドを新設。「設置場所」と書いた青い幟を立てて、PRの“先陣”を切った。秋には呉市など3市に呼びかけて、県の「瀬戸内 海の道構想」推進事業に応募し、サイクルポート整備費として約50万円の交付が決まった。
15か所は「さざなみサイクルポート」と名付け、コンビニエンスストアや港の待合所、喫茶店などの近くにスタンドを設置。店内に常備した空気入れや修理用工具を、無料で使えるようにする。竹原市には既存の3か所を含む6か所、ほかの3市には3か所ずつ設けるが、呉市の1か所(安浦町)は4月1日からの利用となる。
竹原市企画政策課は「とびしま、しまなみ両海道とともに広域サイクリングロードができ、相乗効果も生まれる」と期待している。
(2012年2月9日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120211-00000032-mai-soci
<雑記帳>セグウェイで観光ツアー 茨城つくば
毎日新聞 2月11日(土)13時14分配信
セグウェイに試乗する参加者=2012年2月10日午前10時37分、山内真弓撮影
立ち乗り型移動ロボット「セグウェイ」で公道を走る国内初の観光ツアーが10日、茨城県つくば市で始まった。同市が「つくばモビリティロボット実験特区」で公道走行が認められていることから実現した。
重心を傾けるとスイスイ進む快適さに「歩くより楽」と評判は上々。安全に配慮しガイドが目配りできる人数に限られ、12日まで3日間で計48人だけ。全国556人の応募者から抽選で選ばれた。
05年の日米首脳会談でプレゼントとして話題になったセグウェイ。「いまだ(日本では)普及しない。規制緩和が必要だ」と参加者。今回の人気ぶりがスイスイと緩和に向かうきっかけになるか。【山内真弓】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120213-OYT8T00558.htm
雪まつり来場15%減
今月6日に始まった「さっぽろ雪まつり」の来場者は、最近10年間で2番目に少ない205万4000人に終わったことが、13日、実行委員会のまとめで分かった。241万6000人だった昨年に比べて15%の大幅減で、中国の春節と重なった昨年より中国や台湾からの観光客が減ったことに加え、実行委は「期間後半を襲った寒波の影響で交通機関が大きく乱れ客足が鈍ったのが大きな原因」と分析している。
雪まつりの来場者は、1987年に会期が5日間から7日間に延長されて初めて200万人を突破。ここ10年間は、長く親しまれていた第2会場が真駒内(南区)からさとらんど(東区)に移動した2006年に、駐車場不足で来場者が減り、200万人を割って198万5000人になったが、おおむね200万人超で推移。滑り台などアトラクションを中心にしたつどーむ会場が09年に設けられ、ここ数年は外国人観光客が増えたこともあり、10年からは来場者が240万人を超えていた。
今年の暦は、11日の建国記念日が土曜日と重なり、期間中の休日が例年より1日少なかった。序盤の2日間は、最高気温がプラス3度前後と3月上旬並みの暖かさになり、高さ3メートルの小雪像が崩れて雪まつり始まって以来初のけが人が出た。崩れる危険のある市民雪像を取り壊す事態も発生した。
後半は一転、最高気温でも氷点下5度までにしか上がらない寒波が続き、断続的な降雪で交通機関が大幅に乱れ、客足にも影響したとみられている。
また、実行委は、インフルエンザの流行が05年以来、期間中と重なったことも影響したとの見解も示した。
実行委の発表では、今年の会場別の内訳は、大通会場が170万3000人、つどーむ会場が35万1000人。
実行委は「市内ホテルなどを通じて外国人観光客の調査を進め、来年への参考にしていきたい」としている。
(2012年2月13日 読売新聞)
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こゆのは長崎とか福岡あたりがあると相乗効果が合ってよいのだろうけど
佐賀がやってもねえ…
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2135382.article.html
佐賀のバー巡りでバーテンダーの技を堪能【動画】
夜の佐賀市中心街を楽しむ「技ありBARツアー」が10日、同市白山のエスプラッツ周辺で始まった。ボトルやシェーカーを曲芸的に操ってカクテルを作る「フレア」など、3店のバーテンダーが華麗な技を披露し、ツアー客を魅了した。
県内外の観光客に夜の佐賀を楽しんでもらおうと佐賀観光協会が企画し、初日は仕事帰りの会社員ら5人が参加。シェリー酒をメーンにした「La Chica(ラチカ)」では吉川弘之さん、幸子さん夫妻が柄杓(ひしゃく)のようなベネンシアでシェリーを頭上から注ぎ、スペイン料理やフラメンコの話で盛り上がった。
次いで「GATE(ゲイト)」では、高祖幹さんがボトルやシェーカーを巧みに操るフレアを披露。「Bar PUERTO(プエルト)」では、参加客が持ち込んだ果物や野菜を野口英雄さんが極上のカクテルに仕上げた。
ザクロや京ニンジンを持参した女性(38)は「情熱の赤をテーマにオリジナルカクテルを作ってもらった」と満足げだった。ツアーは24日、3月9日、23日も開かれる。
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http://japanese.joins.com/article/208/148208.html?servcode=A00&sectcode=A10
“ぼったくり”タクシーでソウル観光に批判の嵐…警察は消極的
2012年02月13日08時30分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment37mixihatena0 違法‘コールバン’の運転手が日本人観光客をソウル東大門(トンデムン)から忠武路(チュンムロ)まで乗せて33万ウォン(約2万5000円)を請求したという中央日報の記事(2月10日付16面)と関連し、国内外で批判の声が続いている。
日本最大ポータルサイトのヤフージャパンでは、中央日報の記事が国際部門の主要記事に掲載され、390件ほどの意見が書き込まれている。「韓国の不当料金は以前から有名だ」「警察に申告しても助けてくれない」などのコメントがほとんどだ。「韓国のタクシーに乗れば女性が性的暴力を受ける危険がある」というコメントもあった。
情報提供も相次いだ。中国で9年間事業をしているチョン・ヨンイルさん(43)は、知人の20代の日本人女性が友人2人と一緒に先月、ソウル明洞(ミョンドン)でコールバンに乗って25万ウォンを払わされたと伝えてきた。チョンさんは「10分しか乗っていないので高すぎると抗議すると、ドアを開けなかった。日本人の一行は腹を立てて、すべての日程を取り消してその日すぐに日本に帰った」と説明した。
貿易業者のホンさん(48)も15年間取引してきた日本人事業パートナーが7日、コールバンの運転手からぼったくりにあったという例を紹介した。仁川(インチョン)空港から汝矣島(ヨイド)までメーター器には7万5000ウォンが表示されたが、10万ウォンを請求されたということだ。ホンさんは「日本人パートナーが『高速道路の通行料は7500ウォンなのに1万5000ウォンを支払わされ、料金もぼったくった』と怒っていた」と伝えた。
このように被害者が続出しているにもかかわらず、警察は積極的に取り締まっていない。ソウル中部警察署のユン・ヒソク捜査課長は「正式に告訴状が受け取られてこそ捜査に着手できる」とし「正確な事実関係を確認するために(中央日報で報道された)日本人被害者にメールを送った」と述べた。
被害者が3日に事件を韓国人の知人を通して中部警察署に申告したことを考えれば、この違法コールバンは1週間以上も堂々と営業しているということだ。特にこのコールバンは、昨年ある日本人ネットユーザーが日本国内の観光専門サイトに「ぼったくられて被害にあった」として、ナンバープレートが入った写真を載せている車両だった。
明洞で会ったある日本人観光客は「違法コールバンの問題は昨今のことでないが、数年が過ぎても営業を続けているのを見ると、韓国の警察が彼らを保護しているのではないかと疑ってしまう」と述べた。
専門家らは、韓国語が分からない外国人の被害を防ぐために警察がもっと積極的に動くべきだと助言している。警察に「外国人が被害にあったのに助けてほしい」と申告すると、警察は「通訳が必要なので警察署に直接来てほしい。書類もいろいろと作成しなければいけない」と答える。
漢陽(ハニャン)大のイ・フン教授(観光学)は「ソウル市と韓国観光公社が外国人専用コールセンターを運営しているが、被害申告をするのに多くの手続きを踏まなければいけない」とし「ソウル観光イメージを解決するためには警察の積極的な対策が必要だ」と述べた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120211/CK2012021102000023.html
港区’12予算案 ミュージアム無料ツアー 施設側、周辺商店街も連動
2012年2月11日
2012年度予算案を説明する武井雅昭港区長=港区役所で
美術館、博物館数が二十三区内でもトップクラスの港区が、無料巡回バスでのミュージアムツアーを企画する。武井雅昭区長が十日発表した新年度予算案に、事業費を計上した。 (蒲敏哉)
来年二月の土日、祝日の九日間に運行。五十五人乗りの大型バス二台を導入し、午前十時から午後五時まで、主要ミュージアムを無料で巡回する。都庭園美術館やサントリー美術館などを視野に入れている。
期間中は、施設側も入場料割引や特設展、ワークショップ、コンサートなど普段にはない魅力を盛り込み、より親しんでもらう企画を実施。周辺の商店街なども連動した多彩なイベントで、地域の活性化にも役立てる。
区では、約三十館が加盟する「港区ミュージアムネットワーク」と協議会を開き、学芸員らのアイデアもツアーに盛り込む予定。普段、飲食ができない施設内でも、コーヒーなどが飲める試みも検討する。
巡回エリアは赤坂、高輪、麻布などが想定されており、一日で五カ所程度回れるタイムスケジュールを組む。区では区民以外にも幅広く観光客の利用を見込んでおり、人気が集まった場合、次年度からは夜間など運行時間拡大も検討する。
<一般会計>
1035億円(前年度当初比10.2%減)
<主な事業>
▽幼稚園小中学校緊急連絡体制整備 310万円
▽生物多様性地域戦略策定 1000万円
▽神明子ども中高生プラザ建設 28億円
▽デジタル教科書導入 2300万円
▽区民の声センター運営 7000万円
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20120213-OYT8T01044.htm
知事判断 紆余曲折も 鞆の浦事業 最終局面
福山市長選、控訴審影響か
最後の住民協議会に出席し、意見に耳を傾ける湯崎知事(右)(1月29日、福山市鞆町で) 福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業が最終局面を迎えている。推進、反対両派が1年8か月にわたって話し合いを重ねた住民協議会が終わり、事業是非を判断する「ボール」は湯崎知事に返された。15日に知事と同市の羽田皓市長との会談が市役所で予定されるが、決断までに選挙や裁判などの事情が絡み、紆余(うよ)曲折も予想される。
(矢沢寛茂、石原敦之)
「今年中」「なるべく早く」――。これまで湯崎知事は慎重に言葉を選び、協議会の行方を見守る立場を強調していた。一方、県と市の幹部職員による事務折衝は続けられ、事業推進を前面に掲げる羽田市長と直接、話し合う機会が探られてきた。
住民協議会終了後の初会談は3日夜。福山市内で、2人だけが約1時間にわたり、ざっくばらんに意見交換したという。湯崎知事は協議会の結果報告書を7日に受けることを伝え、事業判断に向けて連携、協議することを提案。羽田市長も応じた。県の担当部局は8日から、住民ニーズとして挙がった下水や防災対策など環境整備の検討を始めた。
8月にも予定される市長選に、3選出馬が注目される羽田市長。「市としてはこれまで通り、地元が最も必要とするのは埋め立て・架橋だと県に伝えていく」との立場は変えていない。2008年の前回選では事業の推進を公約にしており、事業の是非が、選挙戦に影響する可能性もある。
市は12年度当初予算案に事業の工事費負担分として前年度と同額の4900万円を計上したほか、事業に直接影響がない公共施設の活用策などを検討する事業費500万円も盛り込んだ。
埋め立て免許交付の差し止めを求めた住民訴訟の控訴審も懸念材料の一つ。09年10月に「景観利益」の保護を理由に免許の交付差し止めを認めた地裁判決に、湯崎知事は「大きな不満があり、受け入れられない」と表明。公共事業全体への影響も気にかける。
控訴審は2年以上始まらず、県が事業を進めるには、1審の判断を覆す必要がある。あるいは、事業を中止し、国への埋め立て免許の認可申請を取り下げれば、訴訟自体が成立しない。原告弁護団副団長の山田延広弁護士は「実質的に解決できればよい」と中止なら、訴えを取り下げる意向を示している。
あるベテラン県議はこう語る。「推進にせよ、中止にせよ、様々な摩擦は避けられない。県事業である以上は、知事が決断するしかない」
ご意見、ご感想を広島総局にファクス(082・243・0103)や電子メール(hiroshima@yomiuri.com)でお寄せ下さい。
(2012年2月14日 読売新聞)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120214_3
沿岸へ復興ツアー いわてDC、事業内容決定
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JRグループの大型観光企画・いわてデスティネーションキャンペーン(いわてDC)の推進協議会(会長・達増知事)は13日、盛岡市内のホテルで総会を開き、期間中(4月1日〜6月30日)の事業内容を決めた。東日本大震災の被災地の復興を後押しするため沿岸部と内陸部を結ぶ「復興応援ツアーバス」を3コースで運行。観光客は800万人を目標とし、約100億円の経済効果を見込む。
復興バスは▽一関市から陸前高田市と大船渡市を経由し花巻市の花巻温泉に向かうコース(陸前高田・大船渡号)▽花巻市発着で釜石市と遠野市を回るコース(遠野・釜石号)▽盛岡市発着で岩泉町の龍泉洞や宮古市の浄土ケ浜などを回るコース(龍泉洞・北部陸中海岸号)−を日帰りで運行。
被災者が語り部となり震災時の体験談を語るほか、震災パネル展の見学も行う予定。仮設店舗や観光施設での買い物も勧め、経済活性化に結び付ける。ツアー代金のうち500円を被災地への復興支援金に充てる。
世界遺産登録になった平泉の誘客効果を県央、県北部に波及させるため、平泉町から八幡平温泉郷などに向かうバスコースも新設。同町と盛岡市を結ぶ高速バスも増発するなど二次交通を強化した。
期間中は盛岡市で5月に開かれる東北六魂祭など各地で多彩な催しを展開。JR東日本盛岡支社は、6月に一ノ関−北上間、北上−釜石間で蒸気機関車「D51」を運行する。
観光客の入り込み目標は、震災前の2010年度同期比で5%増の800万人。岩手経済研究所が経済波及効果を103億9100万円と試算するなど、震災で落ち込んだ本県観光業の復興の起爆剤として期待される。
(2012/02/14)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120213-OYT8T01024.htm
「わら靴」観光客に貸し出し
鶴岡 「冬の羽黒山楽しんで」
鶴岡市の羽黒町観光協会では今月から、観光客らを対象に「わら靴」を無料で貸し出す取り組みを始めている。
冬場の羽黒山を楽しんでもらうことや、地元のわら文化を伝えるのが目的。わら靴は、ゴム製の長靴より軽く、雪も入りにくい仕組みになっており、滑りにくいという。
貸し出しは、同市羽黒町手向の「いでは文化記念館」で受け付けており、大人用が10足、子ども用が2足用意されている。
同観光協会によると、雪景色のなかで国宝の「五重塔」を楽しみたい観光客などがわら靴を借りており、好評という。
わら靴を作った同市長沼の斎藤栄市さん(77)は、「子どもの頃は、わら靴を履くのが当たり前だった。昔の道具の良さを多くの人に体験してもらえれば」と話している。
わら靴の貸し出しは、雪が消えるまで続くという。問い合わせは、同観光協会(0235・62・4727)へ。
(2012年2月14日 読売新聞)
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120214/10.shtml
2月14日のながさきニュース
長崎新聞
対馬観光物産協会が自転車貸し出し始める
対馬観光物産協会が貸し出すマウンテンバイク=対馬市厳原町
対馬市の対馬観光物産協会(庄野伸十郎会長)は15日、厳原町にある同協会本部でレンタサイクル事業を始める。
厳原町中心部は旧対馬藩宗家の城下町。歴代藩主の菩提(ぼだい)寺で日本三大墓地に数えられる万松院をはじめ、古い石垣に囲まれた武家屋敷跡など歴史観光スポットが点在。周辺には美しい海岸も広がり「対馬の自然と歴史を一緒に楽しんでほしい」と事業を企画した。韓国人観光客にも対応する。
同町内山のグリーンツーリズム団体から無償貸与されたマウンテンバイク10台を用意。レンタル料は1日1500円で保証金として千円を預かる。貸出時間は平日が午前9時〜午後5時、土日祝日は午前10時〜午後5時。問い合わせは同協会(電0920・52・1566)。
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http://www.asahi.com/travel/news/SEB201202130048.html
眠らぬ宇部港工場群に萌え 夜景バスツアー人気 山口[PR]
山口県の宇部港に面した夜の工場群を観賞する「夜景バスツアー」(宇部市交通局主催)が好評だ。4日には市内外から約40人が参加。次回17日もすでに定員に達しており、企画した宇部観光コンベンション協会は「年末の定期開催を検討したい」としている。
午後6時開始のツアーは、宇部興産機械、宇部興産道路・大橋、西部石油山口製油所などを巡り、工場群が一望できる宇部市内のホテルの15階で夕食をとる。山陽小野田市の山口製油所では広さ93万平方メートルの敷地をバスで巡りながら、社員が施設の概要を説明。高さ85メートルのプラントの前では「これが我が社の稼ぎ頭です」と紹介した。
臨海コンビナートなどの夜景は「工場萌(も)え」と呼ばれ、各地でツアーが催されている。主に、日没が早く空気が澄んだ冬場向けとされる。初めて試みた宇部観光コンベンション協会は「さらなる魅力を掘り起こし、宇部地域の新たな観光資源にしたい」と意欲的だ。(具志堅直)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00000033-san-l26
9つの区域に魚1万5000匹 来月14日開館の京都水族館
産経新聞 2月15日(水)7時55分配信
拡大写真
「イルカスタジアム」ではハンドウイルカのパフォーマンスが楽しめる(京都水族館提供)(写真:産経新聞)
3月14日、京都市下京区の梅小路公園に開館する京都水族館の展示内容が明らかになった。運営するオリックス不動産(東京)によると、海・淡水魚計約250種、約1万5千匹を9ゾーンに分けて展示。イルカやアザラシ、ペンギンの各ゾーンに加え、国の特別天然記念物のオオサンショウウオが大型水槽で見られる「京の川ゾーン」など地域色も充実させる。
同館は地上3階建て延べ床面積約1万1千平方メートル、最大収容人数5千人。海に面しない内陸型の水族館で国内最大級の規模だ。「水と共につながる、いのち」をコンセプトに、京の川から大海原までを再現した9ゾーンを設ける。
「京の川ゾーン」では、「生きた化石」と呼ばれるオオサンショウウオの国内最大級の展示コーナーを設置する。展示する約10匹は鴨川水系に生息していたオオサンショウウオ。近年、人為的に持ち込まれた外来種の流入で交雑種が増え、在来種の生息数が減っていることから、行動パターンなどのデータを種の保存に向けた研究活動に生かす。
府北部の由良川を再現した水槽も設置。上流のイワナやヤマメ、中流のズナガニゴイ、下流のサクラマスなどを観賞できる。
絶滅が危惧される希少種を集めた「山紫水明ゾーン」ではオヤニラミやアユカケといった京都特有の魚を紹介。「海洋ゾーン」でも「京の海」をテーマにした水槽にズワイガニやハリセンボンなどを展示する。
個性豊かなハンドウイルカが見られるのは「イルカスタジアム」。寺院や山といった古都の景色をバックに愛らしいパフォーマンスを満喫できる。アザラシやオットセイがいる「かいじゅうゾーン」や「ペンギンゾーン」、1〜2階吹き抜けに設置する水量約500トンの「大水槽」もある。
水族館の裏側を見学できるツアーなどの体験プログラムを用意するほか、オリジナルメニュー・グッズをそろえたカフェやショップを設置。営業は午前9時〜午後5時(年中無休)。入館料は大人2千円、高校生1500円、小中学生千円、3歳以上600円。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201202140007.html
観光地のバリアフリー化点検
観光庁は3月、障害者や高齢者が観光地を巡り、バリアフリー化への改善点を探るモニターツアーをする。中四国地方発着の行程は東広島市の昭和観光社(平森良典社長)が計画し、参加者を募る。交通機関や施設を安心して利用できるモデルを示し、障害者、高齢者向けの旅行商品を増やすのが狙い。
平森社長は全国の旅行代理店など94社で作る「バリアフリー旅行ネットワーク」の会長を務める。同社は高知県と沖縄県をそれぞれ1泊2日で巡る二つのプランを用意。モニターとなる障害者、高齢者とその家族を2人一組で各4組募集する。
高知にはヘルパーや看護師が同行し、トイレ、食事、入浴などの介助をする。沖縄は現地のヘルパー1人を充てる。観光庁職員も同行し、参加者に段差の有無やトイレの位置など移動時の気付き、要望、介助サービスの評価を随時聞き取る。
高知が3月18日出発で費用は1人2万9千円。募集締め切りは2月20日。沖縄は3月15日出発で1人3万4千〜4万9千円。締め切りは2月15日。観光庁が調査費としてツアー費用の約6割を負担する。昭和観光社、フリーダイヤル(0120)394996。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20120215-OYT8T00995.htm
商店街〜薬王寺観光客流れつかめ
美波町観光協会が桜町商店街に開設した「さくら庵」 美波町観光協会(江本友昭会長)は、同町奥河内の桜町商店街にある空き店舗に、工芸作家の作品展や展示即売ができる展示スペース「さくら庵(あん)」を開設した。薬王寺などに訪れる観光客らを商店街に呼び込むのが狙い。町観光協会では「まちのにぎわい、活性化のためにさくら庵を利用してほしい」と呼びかけている。(北村重明)
さくら庵として利用されている空き店舗は昭和初期に建築され、格子や広い土間、囲炉裏や障子などがそのまま残っている。約40年前まで「市天堂」という名の駄菓子店だった。長年、閉じられたままになっていたのを、町観光協会が所有者から借り、町のイベントなどで活用していた。昨年11月から、1階店舗部分(約30平方メートル)の貸し出しを始めた。
桜町商店街は薬王寺門前から厄除(よけ)橋までの約300メートル。かつては、遍路宿や衣料品店など約50軒が並び、にぎわった。
しかし、約40年前に同寺の前を通過する国道55号バイパスが開通し、2005年には、JR日和佐駅に隣接する道の駅「日和佐」が開業すると、薬王寺の門前から商店街を通って、厄除橋へと向かう観光客の流れが途絶えた。更に、店主の高齢化や後継者不足で閉店が相次ぎ、現在は約30店に減っている。
12日には牟岐町の「かずら工房・むぎ笛」の家形笑美子さん(63)と、竹細工師で「士心庵」の岡本裕之さん(55)夫婦の作品が展示された。遊山箱やあんどん、かんざしなどの竹細工を展示した岡本さんは「家庭的な雰囲気で作品を見てもらえて良かった」と話していた。
3月17〜20日には、同町北河内の障害者地域生活自立支援センター「ばんそうS&S」が、藍染や織物、ガラス工芸の展示即売を開催する。町観光協会は近く杉板で作った看板を屋根に掲げる。
会場の貸し出しは1日3000円で、連続の場合は割引もある。問い合わせは町観光協会(0884・77・1875)。
(2012年2月16日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120216-00000050-mailo-l03
浄土ケ浜ターミナルビル:宮古の観光シンボル解体 老朽化進み、震災で傷 /岩手
毎日新聞 2月16日(木)11時55分配信
◇抵当権者が解除同意へ
宮古市の景勝地、浄土ケ浜の玄関口にあって、老朽化が進む浄土ケ浜ターミナルビルが解体される見通しとなった。建物に抵当権を設定する金融機関が抵当権解除に同意する意向を示したことで、所有会社「浄土ケ浜ターミナルビル」(破産手続き中)から市への無償譲渡の見込みが立った。市民や観光客に40年近く親しまれた観光宮古のシンボル施設が消える。【鬼山親芳】
傾斜地を利用した鉄筋コンクリート造り3階建て(延べ床面積1985平方メートル)で、岩手県北自動車や地元経済人らが出資の同社が1973年、市から土地を借りて建てた。浄土ケ浜第1駐車場から続く屋上部分は眺望が楽しめる展望台として人気を呼び、大食堂や売店もにぎわった。
しかし、観光客の減少とともに会社の経営が行き詰まったことから、市は抵当権設定の老朽建物が観光地に残るのを心配。昨年5月、建物の撤去と土地の明け渡しを求めて提訴したが、直後の会社の破産手続き開始決定を契機に宮古信用金庫など抵当権者から解除に同意が得られる見通しとなった。
建物での営業は10年12月から取りやめ、岩手県北バス観光船事業部が入居している。震災では、水道やトイレが使えなくなるなど傷みが一段と進んだ。
市商業観光課によると、現在手続きが進められており、年度内に終わり次第、提訴を取り下げ、建物の無償譲渡を受ける。解体時期は決まっていない。松舘仁志課長は「解体には2億円近い費用が見込まれる。環境省が津波で被災した浄土ケ浜の整備事業を計画しているので、一体での跡地利用も検討したい」と話している。
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http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20120217/ecn1202171601010-n1.htm
泉都「人吉」 忘れ物に出合える旅
配信元:
2012/02/17 09:47更新
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この記事に関連するフォト・情報記事本文 火の国の奥深く、盆地のまちが開ける熊本県人吉(ひとよし)市。「泉都(せんと)」とも呼ばれるかつての秘境に神戸の女子大生の感性がときめいた。JR西日本と旅行会社に提案し、3月の山陽・九州新幹線直通1周年の「旅行商品」として売り出された。暮らしを見直す「都会の忘れ物」に出合える旅だという。(平田篤州(あつくに))
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【遊&You】熊本県人吉市 女子大生…
求む“女子旅”ブロガー 島根、鳥取両…
記事本文の続き 提案したのは、神戸松蔭女子学院大(神戸市灘区)の青谷実知代講師のゼミ生で、都市生活専攻の3年生21人。昨秋、JR西日本に旅行プランを提示。思いが伝わり、昨年末「JRおでかけネット」のトップ画面へ。その後、近畿日本ツーリストが商品化した。
きっかけは昨年5月。青谷講師は、人吉商工会議所が「町おこし」をテーマにインターンシップ(体験学習)を企画していることを知った。「人吉を学びの場にしてマーケティングや提案力を養えないか」。すぐに情報を集め、後期ゼミの研究テーマに「人吉」が選ばれた。昨年9月、ゼミ生は山陽・九州新幹線で人吉に向かった。
◆木霊の平安杉
JR人吉駅近く。3年半前に国宝に指定された青井阿蘇神社が鎮座する。創建は1200年以上前の806年。かやぶきだ。
「青は山の青(緑)。井は水。つまり、青井は山と川を意味する」と福川義文宮司(48)。「泉都」と呼ばれるゆえんが神社の随所からうかがえる。球磨(くま)焼酎、乳酸品…。人吉には、球磨川の名水とおいしいコメが生み出す「食」が限りなくある。
学生たちは「水」「パワースポット」「食」「おもちゃ」の4チームに分かれ、神社の語り部、立石芳利さん(63)や商工会議所事務局長の黒肥地(くろひじ)昭夫さん(53)らの案内で人吉を歩いた。
パワースポットと水のチームは原生林が残る市房(いちふさ)山へ。球磨川の源流近くの登山口から谷川沿いに登り始めた。幹の周りが8メートルもある杉に出合う。樹齢が1千年を超える「平安杉」と名付けられた大木だ。冷気は霊気。木霊(こだま)を感じる。
◆花手箱塗り体験も
おもちゃチームは伝統工芸を追った。平家の落人(おちうど)が京の栄華をしのんで作り始めたのが「キジ馬」や「花手箱」と呼ぶ玩具だ。「ツバキを絵筆で描いていく花手箱は今、土産品として親しまれています。絵付けの体験をしながら職人さんから聞いたお話に、ほっこりしました」と荒木和(のどか)さん(20)は話した。
食チームは旅館や農家で実習を重ねた。純和風の人吉旅館の3代目女将(おかみ)、堀尾里美さん(53)に着付けを指導してもらった。「女将体験」も。「人吉にはお人よしの人が多い。だから人吉。おもてなしの心が一番です」と堀尾さん。
宝物はこんな地元の人々との絆である。そこから学んだものを「自然」「体験」「温泉」「味覚」「人物」などのキーワードで提案にちりばめた。
パワースポットチームの飯田彩也香(さやか)さん(21)と若林祐衣(ゆい)さん(21)は「人吉は暮らしを見つめ直す出合いでいっぱいです。例えばパワースポット。元気をいただく環境は自分で見つけるもの。そう気付かされました」と振り返った。
【ゆるっとレトロ旅】
山陽・九州新幹線は3月12日、直通1周年を迎える。JR熊本駅まで、東京駅から約6時間、新大阪駅から約3時間。熊本駅から肥薩(ひさつ)線の特急に乗ると、まもなく球磨川と出合う。約1時間30分、日本三急流の一つに数えられる球磨川をさかのぼり、城下町の面影を残す人吉盆地が開ける。詳しくは「JRおでかけネット」の検索で。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120217-00000000-ryu-oki
離島周遊クルーズ出発 那覇港第1陣
琉球新報 2月17日(金)9時45分配信
エイサー演舞などで乗客を温かく送り出した離島周遊クルーズツアーの出発式=16日、那覇市の若狭旅客船専用バース
那覇を拠点に離島の島々を巡るクルーズツアー「飛んでクルーズ沖縄」の第1陣が16日、那覇市の若狭旅客船専用バースを出港した。出発式があり、エイサー演舞などで乗客を温かく送り出した。全国から訪れた乗客約300人は3泊4日の日程で、西表島や座間味島を巡る。
同ツアーは、観光客を航空便で出港地に集め、クルーズで観光地を巡る「フライ・アンド・クルーズ」形態の新しいツアー。昨年に続き2回目。
4コースを用意し、2月いっぱいまで商船三井客船(東京)の大型観光客船「にっぽん丸」で、那覇港を拠点に与那国島や宮古島、台湾などを周遊する。昨年より約100人多い約1200人が参加しているという。
ツアーを販売するJTB沖縄(那覇市)の菊知良明社長は「カリブ海の島々を巡るツアーのように、那覇港を母港として、どんどん航路を開発していきたい」と話した。
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おかんがこの事件に関してなんか云ってたけどなんだったかなぁ。。
どっちかゆうたら現代史か法学スレの方が良いかもやけどいちおこちらにカキコ♪
金嬉老事件:舞台の旅館廃業 女将が高齢、観光客減り
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120219k0000m040089000c.html
1月で廃業した「ふじみや旅館」=静岡県の寸又峡温泉で2012年2月18日、平塚雄太撮影
1968年2月に「金嬉老事件」の舞台となった静岡県川根本町の寸又峡温泉の「ふじみや旅館」が今年1月に廃業していたことが18日分かった。金嬉老(キム・ヒロ)元受刑者が立てこもった際、人質となった女将(おかみ)の望月英子さん(73)は毎日新聞の取材に「昔はダム工事の人たちが冬場も泊まってくれたが、最近は来なくなり観光客も減った。私も高齢なのでやっていけない」と話した。
44年前の事件当時、望月さんは29歳。家族や客ら計12人とともに人質にされた。「夜中、主人に起こされたらライフルを肩にかけた人がいた。ダイナマイトが山積みの部屋に連れて行かれて怖かった」と振り返る。
望月さんによると、旅館は明治時代の創業で100年以上の歴史があった。観光客が減って昨年2月で宿泊の受け付けをやめ、同12月には休憩所としての営業もやめて休業。10年2月に「事件資料館」を併設した旅館の建物はそのままで、今後の使い道は未定だという。【平塚雄太】
【ことば】金嬉老事件
68年2月、暴力団関係者2人を射殺して逃亡中だった在日韓国人2世の金嬉老元受刑者が、ふじみや旅館に押し入り、ライフル銃やダイナマイトを手に人質13人を取って4日間立てこもった。報道陣を招き入れて民族差別を訴え、大きく報道され「劇場型犯罪」として注目を集めた。記者を装った警察官に逮捕され、75年11月に無期懲役刑が確定。日本に戻らぬことを条件に99年9月、仮釈放され韓国に強制送還。10年3月、韓国・釜山市内の病院で81歳で死亡した。
毎日新聞 2012年2月19日 7時00分(最終更新 2月19日 9時50分)
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http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120219/201202190946_16301.shtml
外国人の宿泊半減 昨年の高山市観光客、震災など影響
2012年02月19日09:46
飛騨高山の観光名所の一つ「古い町並み」。原発事故などの影響で昨年の外国人観光客数は激減した=高山市内
高山市観光課は2011(平成23)年の観光客入り込み者数をまとめた。総数は348万1000人(前年比8.7%減)で、05年の市町村合併以降最低となった。うち外国人宿泊者数も9万5000人(同49.2%減)とほぼ半減。同課は「東日本大震災や福島第一原発の事故、円高などが影響した」と話している。
総数のうち、宿泊客数は184万人(同10.3%減)、日帰り客数は164万1000人(同6.8%減)。総数を月別にみると、大震災があった3月は前年同月比30.2%減と激減。ゴールデンウイークの5月は同10.3%減と回復の兆しがみられ、12月は同1.9%減とほぼ回復した。「修学旅行が増えた。旅行先を東北から高山などへ変更するケースが目立った」(市観光課)という。
外国人宿泊者数を地域別にみると、地域別では、アジアが6万3825人(前年比36.6%減)、ヨーロッパが1万4630人(同72.1%減)、北米が7370人(同53.9%減)など。同課では「円高や不景気などマイナス要因はあるが、観光客数は尻上がりになっている。今年はウルトラマラソンやぎふ清流国体の本大会などがあり、回復につなげたい」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120218-00000301-yomonline-soci
高・遠・長! 65歳の「卒業」旅行
読売新聞(ヨミウリオンライン) 2月18日(土)12時31分配信
財布に余裕 長めのツアー人気
シニア層向けの海外ツアー企画が充実してきた。団塊の世代が今春以降、65歳になって完全に会社を“卒業”する人が多くなることから、旅行各社が力を入れている。
この世代のキーワードは、「安・近・短」とは、マギャクの「高・遠・長」だという。詳しく調べてみたので、ワイド版でたっぷり紹介する。(経済部 武石将弘)
旅行各社は5年前、団塊の世代が60歳の定年を迎え始めたのを機に多くのツアーを企画したが、「思ったほどの人気はなかった」と口をそろえる。多くの人が定年後、再雇用や定年延長などで働き続けたためで、今度は、その期間も終わる会社が多い65歳にターゲットをしぼったわけだ。
用意したツアーの多くは「高・遠・長」を意識している。比較的、サイフと時間に余裕があり、「退職記念にリゾート地への長旅を希望する人が多い」(大手旅行会社)からだ。今なら円高で、ちょっぴり、ぜいたくできるお得感もある。
◇ゆっくり世界遺産見学
例えば、JTBの「スペイン周遊」(59万8000円〜)は、一般的な欧州ツアーより日程が1〜2日長い10日間だ。このうち、マドリードに3連泊、バルセロナに2連泊して、両市内の美術館や世界遺産をゆっくりと見て回れる。
◇ゴルフ、スパも存分に
日本旅行の「ハワイ4島巡りの旅」(33万4900円〜)は、豪華なクルーズ船でハワイの島々を巡る10日間の旅で、ゴルフやスパなど存分にリゾート気分が味わえる。
ドル安、ユーロ安の今なら、買い物もしやすく、ブランド品などを割安で買えるのもうれしい。
◇5千円引きの特典
シニアの旅行者向けに特典を用意する旅行会社も多い。JTBが扱う50歳以上を対象とした「旅彩彩」のツアーでは、出発の60日前までに申し込むと代金が5000円引きになるほか、成田空港を出発時にラウンジを利用できる。
欧州などでは朝食はパンとコーヒーといった所が多いが、旅先でもしっかり朝食をとりたい人のために、卵料理などおかずが付いた食事も用意する。出発時と帰国時にスーツケースを無料で宅配してくれるサービスもある。
◇民族衣装で記念撮影
日本旅行の「退職記念 海外の旅」のツアーは、すべてのコースに添乗員や日本語が話せる現地ガイドが付く。また、一部のツアーではプロのスタイリストとカメラマンが同行し、民族衣装を着て記念撮影できるプランもある。
◇どこでもペアシート
せっかくの退職旅行は夫婦水入らずで、という人には、近畿日本ツーリストの海外ツアー「ゆとりっぷ」がオススメだ。カップルでの申し込みが条件で、最少で4組8人、最大でも11組22人で出発する。飛行機やバス、レストランでの食事もペアシートを用意、2人きりの時間を満喫できる。
行き先も欧州やカナダ、豪州など幅広い。このうち、「フランス周遊」(46万6000円〜)のツアーでは9日間かけて、ベルサイユ宮殿やノートルダム寺院をたっぷり観光できる。
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お一人様も気軽に
◇一期一会の気分に
最近は1人で気軽に旅行したいという人のために、「お一人様限定」のツアーも人気だ。
利用者の約7割が50〜70歳代というクラブツーリズムでは、11年前から海外お一人様限定ツアーを扱っている。「全員が1人での参加なので、すぐに旅仲間ができ、一期一会気分を味わえる」(同社広報課)のが好評だ。
欧州や南米、アジアなど行き先も豊富で、全コースに添乗員が同行、初めて海外旅行に行く人でも安心だ。帰国後に旅先で撮った写真の交換会なども企画、交流を深める人も多いという。
◇マイペースで観光
また、女性1人で自由に旅したいという人には、ANAセールスの「女子のひとり旅 パリ編」(15万1200円〜)などはどうか。航空券とホテルがセットのフリープランなので、自分のペースで買い物や観光名所巡りを楽しめる。宿泊はパリ中心街にある七つのホテルから選べるほか、プランに海外旅行保険が含まれているのも心強い。
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http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20120221000098
崇徳上皇ツアー応募殺到/坂出市、急きょ増便へ
2012/02/21 09:33
崇徳上皇ゆかりの地の一つ、白峯寺を案内するさかいでっこガイド隊(資料)
坂出市と市観光協会が参加者を募っている歴史探索バスツアー「悲運の帝(みかど) 崇徳上皇の足跡を追う」に応募が殺到している。4月から12月まで毎月第3日曜日に運行する計画だが、募集開始から1カ月たたずにほぼ満席に。増便を望む声も多く寄せられ、同市などは急きょ、毎月第1日曜日に追加運行することを決めた。
ツアーは保元の乱(1156年)に敗れて讃岐に流され、失意のうちに亡くなった崇徳上皇ゆかりの地を巡るイベント。市民ガイドや市内児童でつくる「さかいでっこガイド隊」が案内役を務め、上皇が最初に上陸したとされる松山の津(香川県坂出市高屋町)や上皇が葬られた白峯御陵(香川県坂出市青海町)など十数カ所を訪ねる。
募集は定員20人で2月からスタート。以後、同協会には申し込みが相次ぎ、20日現在、8月と12月に若干の空席を残して満席となった。応募者は7割弱が坂出市外で県外も数人含まれている。年齢は60歳以上が多く、女性が6割を占めるという。
市は「予想をはるかに超える反響。上皇が登場する大河ドラマ『平清盛』の影響では」と分析した上で、「地元の歴史に関心を持ち、それを誇りにしてくれる人が一人でも増えてくれれば」としている。
増便分の定員は各20人、参加費は1人千円。申し込みは同協会〈0877(45)1122〉。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120223-00000029-mai-soci
<上野動物園>パンダで入園者増 次は2世誕生に期待
毎日新聞 2月23日(木)10時51分配信
拡大写真
えさを食べる「シンシン」を携帯電話のカメラ機能で撮影する来場者=上野動物園で2012年2月21日午前11時48分、柳澤一男撮影
上野動物園(東京都台東区)に2頭のパンダがやってきて1年がたった。人気ぶりを裏づけるように入園者数は来日前の1.6倍以上になる勢い。6歳の2頭は人間ならば20歳前後の“お年ごろ”。もうすぐ春を迎え、2世誕生の期待も膨らむが、果たして?【柳澤一男】
【写真で見る】上野動物園のパンダ 公開始まる
「リーリー」(オス)と「シンシン」(メス)の来日は昨年2月21日。公開は4月で、2011年度の来園者数はすでに400万人を超え、19年ぶりの大台突破となった。
「2頭ともに健康状態は極めて良好。日本の生活にも慣れたと思います」と話すのは、同園副園長兼飼育展示課長の福田豊さん(52)。体重は現在、リーリー135キロ、シンシン120キロ。いずれも「大柄」という。パンダ舎は連日多くの客でにぎわっているが、2頭ともおおらかな性格で、人の声や騒々しいのは気にならないようだ。
上野でのパンダ飼育は今年10月で丸40年。08年4月に死んだ「リンリン」まで計9頭を飼育してきた。パンダの飼育員を経験した職員も数人残っており、積み重ねてきたノウハウもある。しかし「新たな視点も大切」と、中国・四川省雅安市にあるパンダ保護センターと連絡を取り合い、より適した飼育方法を模索している。センターの飼育員と電子メールや携帯電話でやりとりして、時にはカメラ撮影した画像を送って相談するという。
センターとのやりとりを通して大きく変えた点が食事。以前は他の動物と同様、1日に2回、竹を中心にサトウキビやニンジン、リンゴなど副食も多く与えていたが、今は副食を控えめに。しかも、1日6回に分けている。野生の状態に極力近づけることで健康状態を保つためだ。小分けにすることで腹7〜8分目が保たれ、一度に大量に与えていたころより、活発に行動する時間も増えたという。
春が近づき、今後は赤ちゃんの期待が高まる。同動物園ではこれまでに3頭が人工授精で生まれている。
オリからはお互いの姿が見えるが、現時点では2頭とも興味を示さず、発情の兆候はまだ見られないという。本格的な発情は3〜4月となる可能性が高いが、そのタイミングはわずか数日で、絶対に見逃せない。
また、仮に妊娠しても、それを見極めるのは至難の業。生まれる赤ちゃんはわずか約100〜200グラムなため、おなかが大きくならず、外見では分からない。血液を採取し、ホルモン状態を検査する方法もあるが「100%確実に判明するとは言えない」(福田さん)。
メスの行動から推測することもあるそうだ。「妊娠したら、安心できるところで産みたいという本能から、狭い場所にこもりがちになったり、下に敷くものを探すなど、『巣ごもり』と呼ばれる行動をすることがあります」。出産まで分からない可能性すらあるという。さまざまな要素を総合して判断することとなりそうだ。
福田さんは「飼育係など周囲が神経質になればパンダにもそれが伝わってしまう」と話す。まずはそっと見守ることが大切なのかもしれない。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120223-OYT8T01175.htm
不安と新事業に期待…セガサミーのシーガイア買収
宮崎市の大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」を運営するフェニックスリゾートが、パチスロ・ゲーム機器最大手のセガサミーホールディングス(東京)に買収されることが発表された23日、県内の経済関係者には驚きが広がり、県や市の担当者は情報収集に追われた。今後の経営や雇用などに不安の声が上がる一方、親会社のノウハウを生かした新事業の展開に期待する声も聞かれた。
河野知事はこの日午後、フェニックス社の河本和彦社長から電話で連絡を受けたことを明かし、「売却先を探しているという情報は聞いていたが、急転直下で決まり、大変驚いている」と語った。
今後について「シーガイアは県にとって貴重な観光、コンベンション施設。経営を継続し、従業員の雇用を守ることを中心に強く要望していきたい」との考えを示した。買収先については、「様々なノウハウやアイデアで、新たな魅力を付け加えるような展開があれば、という期待はある」と述べた。
県商工会議所連合会の米良充典会頭は「大変喜ばしい。県経済の浮揚につながることを期待したい。今後、東アジアから観光客の増加が見込める上、オーシャンドームというウオーターフロント施設を備えている点に目をつけたのだろう」と分析した。
宮崎市の戸敷正市長は「引き続き宮崎の観光リゾートをリードすることを期待している」との談話を出した。みやざき観光コンベンション協会の佐藤勇夫会長は「突然のことで驚いている。シーガイアは本県への観光客誘致に大いに貢献してきた。運営の継続と、さらなる発展を期待したい」とするコメントを出した。
(2012年2月24日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000223-mailo-l45
セガサミーHD:シーガイア買収 観光業界、驚き広がる 知事「従業員の雇用確保を」 /宮崎
毎日新聞 2月24日(金)13時3分配信
パチンコとゲーム機メーカーで知られるセガサミーホールディングスによる買収が23日発表された宮崎市のリゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」。今後の運営方針は現段階で明確に示されていないが、宮崎の観光を代表する施設のこれからが県内観光、経済に与える影響は大きい。
今回の買収劇について県に事前情報は入らず、セガサミーによる発表後、商工観光労働部が会議を開くなど、慌ただしく情報収集に追われた。
河野俊嗣知事は記者団の取材に「驚いている。宮崎にとっては大変重要な施設であり、従業員の雇用を守っていただきたい」と話した。
フェニックスリゾートでは同日、幹部社員約100人を集めた集会があり、河本和彦社長は発表内容を説明し「みんなで頑張ろう」と改めて社員の結束を呼びかけたという。
宮崎市の戸敷正市長は「引き続き宮崎の観光リゾートをリードしていただくことを期待する」とコメントを出した。
みやざき観光コンベンション協会の佐藤勇夫会長は「再度経営者が変わることになったが、運営継続と、更なる発展を期待したい」。バスやホテル事業を展開する宮交ホールディングスは「突然で驚いたが、経営者が交代しても事業は継続するということなので、大きな影響はないだろう。一緒に県の観光を盛り上げたい」と話す。
一方、セガサミーの社会人野球チームは1日から27日まで宮崎市清武町でキャンプ中で、市清武総合支所企画総務課は「これまで創部から7年間ずっと宮崎でキャンプをしていただいており、縁が深い企業。大変喜ばしいこと」と話した。【百武信幸、川上珠実】
2月24日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000060-mailo-l12
カジノ施設構想:比較的所得高い日本人にアンケート 半数が「行きたい」 /千葉
毎日新聞 2月24日(金)11時1分配信
◇犯罪、治安悪化の懸念の声も
成田国際空港周辺でカジノを中心とした複合施設導入を検討している構想について、県が比較的所得の高い日本人1500人(3分の2が年収1000万円以上)にアンケート調査をした結果、約半数が「行ってみたい」と回答していることがわかった。
県空港地域振興課によると、調査は三菱総合研究所に委託し、首都圏で1000人、その他の地域の500人を対象に実施した。カジノや温泉などを持つ複合施設を成田空港に隣接して建設したと想定したところ、「ぜひ行ってみたい」「行ってみたい」と答えた人が過半数の52%いた。
一方、「あまり行きたくない」「行きたくない」という回答は37%だった。行きたくない理由(複数回答可)として最も多かったのは「ギャンブルは好きではないから」(52%)で「千葉県までは遠い」と答えた人も31%いた。
また、複合施設の建設で懸念される問題として、70%が「犯罪の増加、治安の悪化」を挙げたほか、「ギャンブル中毒や経済破綻者の増加」(56%)、「渋滞や騒音など環境悪化」(40%)が続いた。
カジノを中心とした観光資源を活性化させる構想については、森田健作知事が県政の検討課題のひとつと位置付けている。昨年11月のシンガポール訪問では、カジノのある複合施設を訪問するなど、外国人観光客誘致を進めるうえで県が検討する施策の目玉の一つとなっている。同課は「来月末にまとまる最終的な調査結果をふまえ、複合施設導入の可否を検討したい」としている。【斎藤有香】
2月24日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120226-00000002-sh_mon-bus_all
地元密着型の旅行プラン、「地旅」に注目 地域活性の切り札となるか
MONEYzine 2月26日(日)8時0分配信
矢野経済研究所が2010年5月に発表した「旅行サイト市場に関する調査」によると、2008年度の旅行サイトの市場規模は、前年度比22.8%増の2兆8,330億円、2009年度は前年度比16.5%増の3兆3,000億円と推計している。
インターネット関連事業者など、旅行業界以外からの参入が相次いでいるほか、航空会社や鉄道会社などの交通機関や、ホテルや旅館などの宿泊施設が自社のウェブサイトを通じて直接消費者に販売する動きを活発化させており、旅行サイトの市場規模の拡大は、今後も続くとみられている。
その影響もあり、旅行会社は対面販売の取り扱い額が減少し、店舗の閉鎖を余儀なくされるケースもある。そこで中小の旅行会社は、地域密着型の旅を相次いで企画し、「地旅(じたび)」として販売活動に力を注いでいる。
「地旅」は株式会社全旅の登録商標で、「地域住民が主体となった体験交流型の旅であり、地域社会への貢献を明らかにしている」「自然景観、生活文化、歴史遺産とのふれあいを大切にし、地域資源の保全に取り組んでいる」「地域と密接に関係したテーマが設定され、地旅ガイドによる解説が適切に行われる」といった旅を「地旅」として認定。旅行を通じて日本の地域をより深く楽しんでもらおうと、新しいスタイルの旅「地旅」を推進している。
その活動の一環で実施しているのが、「第3回 地旅大賞」コンテスト。地旅認定要件を満たしたプランのうち、地元自治体やNPOの協力により企画された地旅のエントリーを受け付け、企画内容と販売実績によって各賞を選考する。大賞1点には賞金50万円が、優秀賞3点には賞金30万円などが贈られる。
第2回地旅大賞には、江戸時代に舟運で栄えた霞ヶ浦や利根川流域の潮来などを船で巡る2泊3日の旅「こころの故郷水辺、海辺の原風景を船とローカル電車で旅する(千葉県香取市 エアポートトラベル)」が選ばれた。
地ビールや地酒など、地域の特色を生かした商品は、ヒットすれば地域振興に大きく貢献する。「地旅」は旅行会社が生き残りをかけて企画しているだけに、知名度が高まれば大きな経済効果を生みそうだ。
(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120226/CK2012022602000050.html
MM栄え“地盤沈下” 伊勢佐木・関内地区の観光客数
2012年2月26日
人通りが少なくなった、平日の元町の商店街=中区で
横浜市の観光名所であるはずの中区の伊勢佐木・関内両地区の観光客数が、減少傾向をたどっている。歴史と情緒あふれる地域の“地盤沈下”が進む一方、新興都市のみなとみらい(MM)21地区(中、西区)の観光客数は増加を続ける。危機感を募らせる市や商店街は対策を打っているが、目に見える効果はまだ表れていない。 (志村彰太)
市の統計によると、関内や伊勢佐木町の観光客は、二〇〇四年の五百八十九万人をピークに、一〇年には三百四十六万人と四割も減少。商業施設の売上高は、統計のある一九九七年と二〇〇九年を比較すると、一兆八千億円からほぼ半減した。対照的に、MM21地区の観光客は一〇年に一千万人を突破、〇四年までの約五百五十万人から倍増した。売上高も関内・伊勢佐木との差を縮めている。
市の担当者は、みなとみらい線が〇四年に開業してから「MM地区に大型の商業・観光施設が相次いで建設されたことが原因」とみる。開発が一段落した「落ち着いた街」の関内地区に対し、発展途上で横浜駅からも近いMM21地区に人が集まっているという。
市中心部のガイドを担うNPO法人「横浜シティガイド協会」の嶋田昌子副会長は「関内、伊勢佐木地区は、昔ながらの観光地という地位に安住した」と指摘。PR戦略や観光施設同士の連携が足りず、「MM21地区に『横浜の中心』を奪われた」と説明する。
横浜マリンタワーの永田弦支配人は「横浜の象徴として半世紀たつのに、認知されていない」と、地元への浸透が課題だと認める。今後は、氷川丸や人形の家と共同でイベントを企画したいという。
商店街や観光施設も「身近な観光地」として、楽しく散策できるイベントやキャンペーンで復権を懸ける。
昨年、関内駅周辺の各商店街でスタンプラリーを共同企画。シティガイド協会は、横浜三塔(県庁、横浜市開港記念会館、横浜税関)や、外国人居留地などを学びながら巡るツアーを開いている。
伊勢佐木町の商店街では、想定する商圏を全国規模から狭めて川崎、横須賀など周辺都市からの集客を狙う。イベントスペースを設けて無料のライブを開いたり、芸術家と連携して催しを開いたりして若者が集まる仕掛けづくりを急いでいる。
元町ショッピングストリートでは、地域連携だけでなく「独自性と競争」を掲げる。協同組合「元町SS会」の山田義人事務局長は「近隣地区と協力しつつ、それぞれの魅力を高める努力も必要」と説く。
だが、対策の効果が表れるのはこれから。記者が歩いてみると、MM21地区には常に多くの観光客がいる。関内などの商店街も休日は盛況だが、平日に歩いてみると人通りがまばらな所もあった。
各商店街の企画担当者らは「大型店にない商品開発や企画が生命線。MM21地区とも競い合って魅力を高めていく」と、ライバル心を燃やしている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120226/CK2012022602000049.html
“鉄の不夜城”見学3周年 MM21や工場 船上から観賞
2012年2月26日
横浜市中区の山下公園を出発し、みなとみらい21地区の夜景、京浜工業地帯にそびえる巨大工業プラントの威容などを船上から間近に観賞できる「京浜工場夜景とみなとみらいクルーズ」が、航行開始から3周年を迎えた。
(新開浩)
当初はマニア向けを想定した試験的な運航だったが、予想を上回る好評で、毎週末、五十人の定員がほぼ満席の人気航路として定着した。運営するポートサービス(横浜市中区)の担当者は「一般の人が入れない工場地帯を航行できることが魅力。女性の人気が高い」という。
工場夜景クルーズは毎週金、土曜の夜に運航。横浜、川崎両市の運河沿いに、化学工場や火力発電所が並ぶ一帯の往復約二十五キロを八十分間でクルーズする。記者が乗船した二十四日も、乗客の七割が若い女性だった。
照明を点滅させて闇夜に浮かび上がる鋼鉄の工場の間近を航行。煙突から出る炎は、聖火台のように幻想的だ。
職場の友人四人と乗船したという東京都目黒区の会社員鴇崎(ときざき)里沙さん(24)は「思った以上にきれい。燃え上がる炎は、ディズニーシーのアトラクションのようだった」と瞳を輝かせた。
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http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=52343
11年のパスポート発行数は5.3%減の396万冊−29歳以下の発行数は増加
2012年2月22日(水)
外務省によると、2011年通年の一般旅券発行数は前年比5.3%減の396万1382冊となった。震災の影響で、4月の発行数が前年を大きく下回ったが、8月以降は前年並みの発行数に回復してきていた。
2011年の一般旅券発行数のうち、5年旅券発行数は3.6%増の5万3747冊、10年旅券発行数は10.3%減の27万7821冊であった。また、10年旅券の占める割合は、2010年の約64%から約61%に減少した。さらに、0歳から29歳までの若い世代の旅券発行件数が増加していることが特徴だ。
都道府県別にみると、プラス推移したのは富山、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、沖縄のみで、中でも沖縄が7.7%増と最も高く伸び、3万4212冊となった。一方、マイナス推移したうち、減少幅が最も大きかったのは福島で15.9%減の3万3955冊となった。また、発行数でみると、最も多かったのは東京で5.7%減の63万3272冊、次いで神奈川で6.7%減の38万2067冊、次いで大阪の5.1%減の30万9902冊であった。
また、年代別では19歳以下が11.1%増の80万180冊、20歳から29歳までが2.2%増の85万2339冊と前年を上回ったものの、それ以外は減少した。性別で見ると、女性が3.8%減の210万1023冊、男性も7.0%減の186万359冊といずれも減少した。
なお、2006年から3月から発行を開始したIC旅券は、2011年末時点では現在有効な旅券のうち約80%にあたる。
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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120227k0000e040188000c.html
河村市長発言:中国で批判拡大 観光業界も困惑
南京事件を否定した河村たかし名古屋市長の発言に中国から批判が噴出し、中部地方の観光業界が困惑している。国土交通省中部運輸局は中国人観光客誘致を図る官民一体の新プロジェクトを1月にスタートさせたばかりだが、中国では名古屋旅行ボイコットを呼び掛ける声がインターネット上に飛び交う。市長発言による「関係悪化」の事態は収拾に向かうのか、観光業界関係者も注視している。
「名古屋旅行ボイコット呼び掛け相次ぐ」と、中国の人民日報(電子版)が23日報じた。同紙によると、河村市長発言を受け、インターネットの掲示板などには「名古屋旅行をしばらくやめ、市長に地雷を踏んだことを知らしめよう」「名古屋ボイコット賛成」といった書き込みがあるという。
日本政府観光局によると、昨年1年間に日本を訪れた外国人は約621万人。トップは韓国人の約165万人で、中国人は2位の約104万人と全体の15%強を占める。
購買意欲が旺盛な中国人観光客を中部地方に呼び込むため、中部運輸局は、石川県を竜の頭に、三重県を竜の尾に見立てる「昇竜道プロジェクト」を1月から開始。今月22日にはプロジェクト推進協議会の3月発足を記者会見で発表したが、その2日前に河村市長の「南京事件否定発言」が飛び出した。
ある観光業界関係者は「せっかくの機運に水を差した。個人の意見ならともかく、公人としての立場を考えるべきだ」と河村市長を批判する。別の関係者は「中国人観光客の減少は避けられないのではないか」と悲観的だ。
中国人の日本への旅行を扱う代理店「中国旅行サービス」(名古屋市中区)は「影響はまだ出ていないが、騒ぎが広がるのは困る」と戸惑う。名鉄グループは昨年2月、鉄道、百貨店など18社の「使節団」を南京に派遣するなど中部地方の観光をPRしてきた。それだけに「現地の反応を注視したい」(名鉄秘書広報部)と早期の事態収拾に期待する。
一方、中部運輸局の甲斐正彰局長は「やるべきことをやり、管内9県の観光を盛り上げていくだけ」と語る。
毎日新聞 2012年2月27日 14時03分(最終更新 2月27日 16時06分)
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001202280007
「鄭成功」で町おこし 平戸が生家復元へ
2012年02月28日
鄭成功の像=平戸市川内町
生家復元の計画が進む県指定史跡の鄭成功の居宅跡
◆デザイン公募 新年度に完成
近松門左衛門の人形浄瑠璃「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」のモデルとなった中国・明の軍人、鄭成功(ていせいこう)(1624〜62)の生地・平戸市が、同市川内町の「居宅跡」で生家の復元に乗り出す。居宅の絵図は残っていないため、公募したデザインをもとに2012年度中の完成を目指す。
市によると、鄭が平戸に住んだのは7歳まで。かつての松浦藩が鄭の業績を知って顕彰碑を建立したのは、没後200年近くたった江戸後期の1856年だった。鄭に関する資料は平戸にほとんど残っていない。
居宅跡には今も年に数十人の中国人が訪れるという。しかし、鄭が植えたとされるナギの木や地元の人が建立した鄭と母親の像、航海安全の神・媽祖(まそ)をまつる堂があるだけだ。
長崎―上海航路の営業運航が始まることもあり、市は観光客誘致に向けて生家復元を計画した。市が今月中旬まで呼びかけたデザイン公募には、子どもからプロの設計技術者まで、県内外から20点が寄せられた。市は29日に最優秀賞と優秀賞を発表し、今年度中に大学教授らを交えた「検討委」を設け、デザインを決める計画だ。
生家復元と合わせ、向かいの土地を購入して参道を設けるほか、地区に残る古い町屋作りの建物保存も進める。居宅跡の近くは最盛期、100を超すかまぼこ業者が軒を連ねた場所だったが、現在は二十数軒まで減っている。地元は「一帯でランタンフェスティバルを」と、地域活性化の思いも重ねる。
市の担当者は「友好都市の中国・南安市がある泉州には墓や記念館がある。平戸の生家も多くの人に訪れてもらえる施設にしたい」と話す。今後も鄭にまつわる資料の提供を広く呼びかけていくという。(矢鳴秀樹)
【鄭成功】
平戸島生まれの母・田川まつと、中国人の父・鄭(てい)芝龍(しりゅう)の間に生まれた。清に倒された明朝に最後まで忠誠を尽くし、オランダが支配していた台湾を解放した。中国でも台湾でも英雄とされている。「国姓爺」とも呼ばれ、2002年には日中国交正常化30周年を記念して日中合作の映画「国姓爺合戦」ができた。撮影の一部は平戸市内でも行われた。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201202290007.html
尾道市、釜山と観光交流へ
尾道市は、観光・福祉分野の交流を目指して韓国・釜山広域市中区と友好交流意向書を5月に交わす。これに先立ち、平谷祐宏市長は、広島空港(三原市)と釜山を結ぶ期間限定のチャーター便が就航する3月1日から現地を訪ねる。
中区は釜山広域市南部にある経済・交通・観光の中心地。人口は約5万人。国際旅客ターミナルや名所の龍頭山公園があり、観光特区に指定されている。
韓国はサイクリングがブームという。尾道市はサイクリングコースとして人気の瀬戸内しまなみ海道をPRし、観光客を誘致する。中区は釜山国際映画祭の会場の一部にもなっており、映画を生かした観光のまちづくりも学ぶ。
中区側は福祉分野での交流を期待する。尾道市が取り組む、高齢者医療と保健、福祉を一体的に提供する同市の地域包括ケアシステムに興味を持つ。
両都市間の交流は昨年1月に同市などであった韓国ドラマの撮影がきっかけ。平谷市長が駐広島韓国総領事館(広島市南区)を訪れた際、中区が交流先を探していると聞き、協議を重ねてきた。交流意向書は5月4日に交換する予定でいる。
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http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20120227-OYT1T00719.htm
水郷・柳川の掘割美しく…「堀守」創設へ
「水郷の街」を掲げる福岡県柳川市はシンボルの掘割をきれいにするため、新年度から「堀守(ほりもり)」事業を始める。
市民ボランティアと行政が一体となり、観光川下りの名物、ドンコ舟を使って清掃活動に取り組む。
市内の掘割の総延長は約930キロ。市中心部には約60キロあり、西鉄柳川駅付近から観光名所が多い新外町までの約4キロが観光川下りのコースとなっている。
詩人の北原白秋の生誕地でもある同市には、年間100万人を超える観光客が訪れる。掘割は大事な観光資源で、市は2007年に「市掘割を守り育てる条例(通称・水の憲法)」を制定。毎年2月には、10日間ほど水を抜く「水落ち」に合わせ、市民による一斉清掃も行っている。
しかし、夏には猛暑や渇水の影響で藻が大量発生し、周辺に悪臭が立ちこめる。市民だけでなく、観光客からも苦情が寄せられていた。
「堀守」は掘割沿いで暮らす市民やボランティア団体に呼びかけ、秋頃をめどに結成する予定。参加者と掘割の課題を話し合ったうえで、ドンコ舟による調査や清掃を行う。
(2012年2月28日15時42分 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201202280037.html
呉観光、大和の次は「清盛」
呉市宝町の折本産業は折本マリンビル3号館1階に清盛コーナーを開設した。大和ミュージアムに近く、観光客誘致に貢献できると考えた。
広島県などから提供を受けた資料を展示している。県内の平家ゆかりの地18カ所を記した地図のほか、同市音戸町に1月にできた「平清盛 音戸の瀬戸ドラマ館」を写真などでPRしている。保元・平治の乱など清盛が生きた時代の出来事も紹介。スマートフォン(多機能携帯電話)のカバーなど清盛関連の土産も並ぶ。
ビルには大和ミュージアムの駐車場などもあり、観光客に清盛への興味を深めてもらいたいと企画。展示期間は来年1月中旬までを予定している。
【写真説明】折本マリンビル3号館に開設した清盛コーナー
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012022800960
休暇のあり方検討PT設置=民主
民主党は28日の政策調査会役員会で「休暇のあり方検討プロジェクトチーム(PT)」の設置を決めた。辻元清美衆院議員らがメンバーとなり、地域ごとの休暇の分散化や、その場合の学校、企業、公的機関の対応などについて議論する。
前原誠司政調会長は記者会見で「休暇の見直しは観光面にとどまらず、働き方など経済面でも極めて大きな問題だ」と述べた。(2012/02/28-20:36)
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http://www.cnn.co.jp/fringe/30005740.html
ホテルやリゾートがうるう年キャンペーン、ディズニー初の24時間営業も
2012.02.27 Mon posted at: 14:38 JST
(CNN) 4年に1度のうるう年を記念して、米国などのリゾートやホテルが営業時間延長や料金割引などのキャンペーンを企画している。
米カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドとフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドリゾートにあるマジックキングダムパークの両テーマパークが初めて、うるう日の2月29日に午前6時から24時間営業を実施する。抽選でパッケージツアーが当たる懸賞も同日まで実施している。
サンディエゴのホテル・パロマーでは29日までに予約した客を対象に、3泊すれば4泊目の宿泊料が29ドルになるキャンペーンを展開。29ドルで飲食できるクーポンも付いてくる。同ホテルの通常の宿泊料金は229ドルから。
2月29日に予約すると宿泊料が29%割引になるのは、米富豪ドナルド・トランプ氏が経営するトランプホテルチェーン。ニューヨーク、シカゴ、ラスベガス、パナマ、トロント(カナダ)、ワイキキ(ハワイ)のホテルで、2012年3月1日〜4月30日の宿泊予約を対象に実施する。
米国以外でもフランスのパリにあるホテル・ドゥ・ビュッシーは、29日までに年内の宿泊を予約すると、29ユーロの追加料金で部屋のアップグレードができる(チェックイン時に空きがある場合のみ)ほか、29ユーロで2人分の朝食を提供する。宿泊料金は260ユーロから。うるう年の特別サイトを通じて予約できる。
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http://www.narinari.com/Nd/20120217463.html
日本人女性観光客はココが変、外国人が不思議に思う“変な行動”は。
2012/02/29 15:39 Written by Narinari.com編集部
クロス・マーケティングは2月29日、海外5地域(ハワイ、パリ、ローマ、ソウル、香港)の外国人を対象に実施した「日本人女性観光客に対する意識調査」の結果を発表した。この結果から、外国人の目から見た日本人女性観光客の“変”だと思うポイントが浮き彫りになっている。
調査は5地域在住の20〜69歳男女、各地域200人(計1,000人)を対象に行われた。全体的な傾向としては日本人女性観光客は「良い」印象が抱かれているが、共通して「現地語を話さない」「写真をたくさん撮る」「団体行動をとる」といったイメージが強い。また、ハワイとパリでは「現金払い」、ソウル、香港では「化粧が濃い」のイメージも強かった。
また、防犯意識については、特に欧米人から「低い」と思われているようだ。その印象を裏付けるものとして「「現地犯罪知識の低さ」「貴重品の管理・持ち歩き」「現金での支払い」などが挙げられている。
そして、日本人女性観光客を“変”だと思う行動としては、ハワイは「高額紙幣の持ち歩き」、パリでは「不必要に笑顔」、ソウルでは「騒がしい」などが上位に挙がった。
さらに突っ込み、買い物行動に関して“変”だと思う点についても質問。各地域共通で「ブランド品を買い漁る」が上位に入り、ハワイとパリでは「少額決済で高額紙幣を出す」、ローマでは「店員とコミュニケーションをとらない」、ソウルでは「レジでの支払いに手間取る」、香港では「商品を買わないのに店内をうろうろする」などの姿が“変”だと思われているようだ。
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http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001202290005
来館、5カ月で50万人突破
2012年02月29日
昨年9月に開館した「カップヌードルミュージアム」(横浜市中区新港2丁目)の来館者数が、26日に50万人を突破した。目標の年間100万人を上回るペースだ。日清食品ホールディングスによると、小学生の社会科見学に使われているほか、外国人観光客も多く訪れているという。
即席めんを発明した故安藤百福氏の功績を伝える記念館。歴代商品の展示や遊具施設などがある。人気のチキンラーメンの手作り体験は、すでに5月の大型連休まで土日祝日の予約はいっぱい。平日も、学校の春休み期間にあたる3月下旬は予約が取れない状況だ。
館内には、英・中・韓の3カ国語のパンフレットや音声ガイドの機器が用意され、外国人観光客にも配慮している。
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http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001202290002
遷宮控え地元は「拙速」
2012年02月29日
有料化を待つ市営駐車場。地元の願いに反し樹齢50年ほどの桜の木7本が工事で切られたという=伊勢市宇治浦田1丁目
■伊勢神宮内宮周辺 市営駐車場あす有料化
伊勢神宮内宮周辺の伊勢市営駐車場が、3月1日から毎日有料になる。20年に一度の式年遷宮を来秋に控え、参拝客の心理にどう影響するのか。伊勢に根づいてきた「もてなし」の歴史は転換するのか。
■料金体系、市議から苦言も
門前町が最も反発するのは時間が経つほど増える料金体系。地元関係者や条例に反対した市議らは「参拝客を追い立てるようなもの」と声をそろえる。おかげ横丁の運営会社によると、駐車場利用者は東海、近畿地区など比較的近場の人が大半を占める。繰り返し訪れる人も少なくなく、男性社員(39)は「回数が減るのではないか」と心配する。
料金に整合性がないとの批判もある。例えば、3時間止めれば700円だが、繁忙期の臨時駐車場は一律千円。遠い場所まで行き、渋滞対策に協力しているのに高くつくのでは道理に合わないというわけだ。
式年遷宮が来秋に迫った時期の有料化を疑問視する声も多い。社殿が新しく造り替えられると願い事がよくかなうといわれ、式年遷宮から1〜2年は参拝客が急伸する。有料化を渋滞対策の一環ととらえる市は「なんとかそれまでに始めたかった」というが、和菓子店主(76)は「伊勢の町は遷宮のたびに発展してきたが、有料化が衰えるきっかけにならないか心配している」と話す。
さらに、神宮所有の宇治橋前駐車場が市の管理で有料化される時期について、市は当初「早ければ今春」としていたが、「7〜8月」にずれ込んだ。一方が無料で、一方が有料という状態が少なくとも4カ月間は続く。13日の産業建設委員協議会で、ある市議は「参拝客からの苦情や混乱も考えられる」と苦言を呈した。
おはらい町の商店主は「地元への説明も不十分で、あまりにも拙速だった」としたうえで、「様々な影響を十分検討した上での有料化かどうか疑わしい」と言う。
■市側は「最良」
市は表向き、「1年間の実績を見て、料金体系は必要であれば見直す」との姿勢で、地元の商業関係者らも「見直しを求めていく」考えを崩していない。しかし、ある市幹部は「有料化で参拝者が減ることはありえない。料金は地元の市民にも配慮した。現段階では最良と考えている」と話している。(中村尚徳)
◎伊勢市営駐車場の料金体系
宇治橋から約1キロ前後の宇治駐車場は「1時間以内無料、2時間まで500円、2時間を超えると30分ごとに100円加算」。今夏から有料化される宇治橋前も同一。約7キロ離れたバス乗降場は1回千円。正月三が日や大型連休など年間80日ほどの繁忙期は、この場所も駐車場として使い、バスで宇治橋前まで行き来してもらう。
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120229/02.shtml
フライ&クルーズで集客
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)と全日本空輸(ANA)は、上海航路(長崎市−中国上海市)に就航する旅客船オーシャンローズ号とANA便を組み合わせた日中両国発の旅行商品の販売に乗り出す。空路と海路によるフライ&クルーズの手法。特に、訪日客にとっては限られた旅程の中で「長崎」「東京」など広域観光ができ、旅の魅力が高まる。
HISの旅行商品の企画、販売力とANAの国内線、国際線のネットワークという双方の強みを連動させて、集客増を狙う。ツアー内容の詳細や価格帯の詰めを急いでおり、3〜4月にかけ商品を順次投入する。
商品モデルは、訪日客を主な対象にした上海発と、国内客の海外旅行需要を促す東京・大阪発の大きく2種類。いずれもオーシャンローズ号が発着する長崎市を経由して、佐世保市のハウステンボスに宿泊する予定。
例えば、上海からオーシャンローズ号で長崎に入った訪日客は、長崎やハウステンボスなどを観光し、ANAの長崎−羽田線で東京観光へ。復路はANAの国際線で上海へ戻る。
HISとANAは28日までに「国内旅行と海外訪日客の掘り起こし」を目的に業務提携。提携による目玉事業の一つが上海航路を使った商品企画の取り組みという。
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http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20120301ddlk42040525000c.html
上海航路:長崎−上海、営業運航 日中の懸け橋へ オーシャンローズ、華々しく船出 /長崎
初の営業運航を迎えた長崎−上海航路の貨客船「オーシャンローズ」。運航するハウステンボスクルーズや行政関係者が観光振興や交流人口拡大に熱い期待を寄せる中、29日、大勢の市民に見送られ長崎港から船出した。【釣田祐喜】
◇船内物産品店「長崎をPR」
長崎港松が枝国際ターミナルであった出港式典で、同社の小野秀一社長は「まず長崎と上海の懸け橋。そして九州と中国の懸け橋、ひいてはアジアの懸け橋に育てたい」と意気込みを語った。中村法道知事は「日中国交正常化40周年を迎える今年、日中が友情育むためにオーシャンローズに活躍してほしい」とあいさつした。
華々しい船出とはいえ、軌道に乗るには道半ば。同社によると、近郊だけでも1億数千万人の人口を誇る上海だが、航路の知名度はまだまだ低い。当初、中国の比較的裕福な20〜30代の客層を想定したが、実際には時間に余裕のある年配層の利用が多いと分析、改装規模を構想より縮小。約1000人収容の大ホール設置も見合わせ、今後の動向を見ることにした。
とはいえ新装された船内は、中国の乗客を意識した設備が随所にみられる。人気がある日本の漫画を自由に読めるコーナーや、備え付けの着物を着て撮影ができる着せ替えコーナーも。またカステラやちゃんぽんを販売する物産品店も設け「長崎」をPRしている。
出国手続きを済ませた乗客約230人は大きな荷物を手に続々とブリッジから船に乗り込んだ。福岡市東区の主婦、大熊たか子さん(63)は「かつては高杉晋作も通ったコース。夢があるじゃない」と笑顔を見せていた。
〔長崎版〕
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120301/03.shtml
上海航路の営業第1便出港
市民らに見送られ上海へ向け出発するオーシャンローズ号=29日午後6時22分、長崎港
ハウステンボス(HTB、佐世保市)のグループ会社、HTBクルーズが運航する上海航路の営業運航第1便が29日夕、長崎を出港した。娯楽性を高めた旅客船オーシャンローズ号(約3万トン)は、中国上海市と長崎を約26時間で結ぶ。
和食レストランや県産品ブースを備える。最安運賃は諸費用を合わせ現時点で1万3200円に設定。定員は1050人だが、5月末までは400人程度の収容力で週1〜2便運航する。
出港セレモニーには澤田秀雄HTB社長をはじめ、中村法道知事、李文亮駐長崎中国総領事、張西龍中国国家観光局東京事務所首席代表らが出席。澤田社長は「日中関係や本県、HTBの発展のため、本当に喜ばれる船にしていきたい」とあいさつ。中村知事も「交流の懸け橋として大きく発展してほしい」と期待した。
第1便の往路には約230人が乗船し、8割以上が日本人。3日上海発の復路は、乗客約230人のうち約80人が中国人団体客で、4日午後、長崎に到着する予定。
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/120302/asi12030217330000-n1.htm
NZ被災大聖堂、倒壊の危険で解体へ
2012.3.2 17:31
日本人28人を含む185人が犠牲となった昨年2月のニュージーランド地震やその後の余震で大きく損傷したクライストチャーチの大聖堂が、一部を残して解体されることが決まった。同大聖堂を管轄するマシューズ主教が2日発表した。
倒壊の危険性が高く、さらなる余震による二次災害の恐れがあることや、修復費用が高額なことなどから解体を決断した。100年以上の歴史を持ち、街の象徴的存在だった大聖堂は昨年2月の地震で尖塔が崩落。6月や12月の大きな余震により、円形の大ステンドグラスも崩れ落ちた。
同主教は将来的に新しい大聖堂の建設も検討しているとしたが、詳細は未定。現地からの報道によると、地元では、現在の大聖堂の保存を求める声も上がっている。(共同)
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1203010028/
清酒発売、造船計画…「源頼朝」で町おこし、歴史ブーム追い風に/真鶴町
2012年3月2日
1日に発売された清酒「頼朝船出」。題字は歌手の橋幸夫さんの直筆という
真鶴町が、歴史ブームを追い風に町おこしに乗り出した。キーワードは「源頼朝」。石橋山(小田原市)の合戦で平家軍に敗れた頼朝が、再起を誓って真鶴の岩海岸から船で安房(千葉県南部)に渡ったという史実をPRし、観光客を呼び込む考えだ。第1弾として、オリジナルブランド化した清酒「頼朝船出」を町内限定で1日に発売。出船を再現するための造船計画にも着手する。町は「真鶴の歴史ロマンを楽しんでもらいたい」と意欲を燃やしている。
「頼朝船出」は、町営観光施設の真鶴魚座とケープ真鶴のほか、酒販店4店舗で発売された。製造したのは、頼朝の側近だった武将里見義成の本拠に近い群馬県川場村の土田酒造。町と真鶴酒販組合が2人のゆかりに着目し、地酒を分けてもらったという。
「『歴女』にも喜んでもらえるようフルーティーな味」と酒販組合の草柳重成さん(46)。ラベルには頼朝と真鶴にまつわるエピソード文を掲載した。今後は旅館や飲食店でも売り出す予定だ。
造船計画は2012年度中に設計図の作製や利用方法を検討、13年度中の完成を目指す。町は12年度当初予算案に15万円を計上した。
町産業観光課によると、船は全長約10メートルで、木組みの和船か、繊維強化プラスチック製を木で装飾する形を想定。年に1度、岩海岸で開催される「頼朝まつり」のメーンイベント「船出の再現劇」などに登場させる。担当者は「普段から乗船体験ができるようにするか、展示するかは未定だが、観光客に親しまれる存在にしたい」と意気込んでいる。
町によると、頼朝は1180年、石橋山で大庭景親率いる平家軍に敗れたが、地元の豪族土肥實平の助けで山中に身を隠し、岩海岸から船で安房に逃れたとされる。町内には、頼朝が家来とともに身を寄せたとされる岩窟「しとどの窟(いわや)」もある。
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http://www8.shinmai.co.jp/ski/2012/03/01_014632.html
白馬のスキー場、中国に熱い視線 業務提携や合併の動き
12年3月 1日(木)掲載
北安曇郡白馬村の白馬五竜スキー場との業務提携を視野に、中国・北京市の北京懐北国際スキー場経営幹部ら十数人が29日、同村を訪れ、交流や提携について意見交換した。白馬五竜は既に河北省のドロミテスキー場とも提携を計画中。これとは別に中国側と合弁会社を立ち上げ、誘客を始めた村内のスキー場もある。国内スキー人口が減少する中、未開拓の中国市場に乗り込む動きが目立ってきた。
海外誘客に力を入れる同村の外国人宿泊客は2010年で延べ4万3千人。34%のオーストラリアを筆頭に、台湾、韓国、香港と続く。中国は900人余、2%にとどまるが、若い富裕層を中心にスキー熱が高まっており、各スキー場とも熱視線を送る。
白馬五竜は昨年3月、県内スキー場などの中国訪問団長として駒谷嘉宏社長がドロミテや懐北などを視察。ことし1月、国交省の招待で白馬を訪れたドロミテの徐宏社長と駒谷社長が提携で合意し、中国スタッフのリフト運営やゲレンデ管理の研修、インストラクターの受け入れのほか、双方が国内で相手の宣伝を行うなどの方針を決めた。
29日も、県内スキー場の視察で訪れた懐北幹部らが駒谷社長、村観光局の職員らと会食。この席で駒谷社長が提携を持ちかけ、懐北の王世同社長も快諾。王社長は「インストラクターを白馬に派遣し、レベルアップしたい」と述べた。駒谷社長によると、来冬にはドロミテとともに中国からのスタッフ受け入れを始めるという。既に今冬から、ビジネスや語学を学ぶ中国の専門学生ら4人の研修も開始。来季は人数を増やす方針だ。
「中国では一般のツアー商品は未発達で、スキー場所属のスキー団体ごとにまとまってやって来ることが多い」。同席した村観光局職員は、業務提携の拡大でこれらの団体客受け入れに拍車を掛けたい考え。駒谷社長も「毎冬新たなスキー場が増えていく中国市場の可能性にかけたい」と意気込む。
村内ではほかに、白馬さのさかスキー場の運営に協力する「クロスプロジェクトグループ」(白馬村)がことし1月、北京市のインバウンド(海外誘客)宣伝を手掛ける代理店と合弁会社を立ち上げ、ツアー受け入れに着手。同社によると、約1カ月間で延べ約800泊の宿泊者を招いたという。
村観光局のインバウンド専門委員長で、昨年11月にも中国を訪問した柴田謙二さん(52)は「白馬の知名度は北海道と比べてまだ低い。スキー場同士の連携を通して、中国人の海外スキーの選択肢に白馬が入ることを期待したい」と話している。
【写真説明】白馬五竜スキー場を訪れた中国のスキー場関係者ら=白馬村
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001203050002
船中延泊 悲喜こもごも
2012年03月03日
一夜明けても上海に到着せず、朝食が無料提供された=日本時間2日午前8時48分、オーシャンローズ船内、花房吾早子撮影
飲めば都■抗議重々
痛恨のトラブルか、船旅のだいご味か。長崎―上海航路の客船オーシャンローズの営業運航第1便は2日午後、20時間遅れでようやく上海にたどり着いた。予定外の船中2泊となった乗客は、思い思いに時が過ぎるのを待った。
「居酒屋シップと思えばオーライですよ」。長崎市から個人で上海観光に来た男性(42)は、乗船中は3千円で飲み放題のバーで計19時間過ごした。初対面の人と酒を酌み交わし、上海航路の今後から地元のまちづくりまで語り合った。
「一つの船に乗っているという一体感があって、普段なら話しかけにくい人とも仲良くなれた」。上海に1泊し、3日にLCC(格安航空会社)春秋航空の佐賀便を使って長崎に帰る。
内モンゴル在住の望月国臣さん(64)は何度もフロントに抗議した。濃霧による中国当局の停船命令から約7時間後。外は雨が強くなっていた。「雨降っているのも知らないの?」「逐一アナウンスしないと高齢者は不安に感じてるよ」
スタッフの中心は中国人。フロントは「申し訳ありません」と繰り返すばかり。望月さんは近くで状況が分からず困っていた森喜代子さん(80)を見つけ、話し相手になった。
長崎大で1年間の留学を終えて大連海洋大へ戻る何哲さん(22)は、約2時間かけて上海に迎えに来た友人に船上から携帯電話をかけ、ホテルで1泊して待ってもらった。港で無事落ち合い、「着いてよかった」。
到着後、船内では中国の旅行業者約50社を招いた内覧会があわただしく始まった。旅行社部長の王●さん(30)は「クルーズ船ではよくあること。船旅を選ぶ時点で長時間になることはわかっているはずだし、中国人客は時間より価格重視なので大丈夫」と前向きだった。(上海港のオーシャンローズ=花房吾早子)
●は、「王」と「玉」。
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001203050006
格安席 当惑の一夜 復路体験ルポ
2012年03月05日
格安シート席でくつろぐ中国人乗客=日本時間3日午後、花房吾早子撮影
■シャワー諦め、船酔いの声で目覚め
長崎―上海航路の営業第1便に往復乗船して取材した。帰路に選んだのは、売り物の格安席。間仕切りなしの最安席は中国人客で満杯となったため、仕切りとロッカーが付く席を選んだ。長崎着が待ち遠しい一夜だった。
■どこまで求めるか
長崎へ向けて出航した直後、7階の格安席へ配送を頼んだスーツケースが届いていないことに気づいた。他の乗客の荷物は届いている。もしや・・・。
「全力で調べます!」とスタッフ。40分後、フロント背後のスタッフルームで見つかった。中国の配送業者が荷物を格安席と客室に振り分けるタグを付け間違えたらしい。
一安心すると眠気に襲われ、売り物のシートに腰を下ろした。手元のボタンを押すと背もたれがゆっくり倒れ、足置きが上がった。身長164センチの私なら、足を伸ばしても余裕があった。
右隣に5席が並び、中国人客が座っている。仕切りはあるが、おしゃべりや袋をがさごそする音、食べ物をかむ音が響く。しかし、座り心地の良さが勝り、1時間半、眠った。
4日午前0時過ぎ、ホールのショーがすべて終わった。入浴はトイレに併設の共用シャワールーム。更衣室はない。格安シートが並ぶ大部屋にロッカーがあるが、スーツケースを開ける広さはない。コンタクトレンズだけ外して寝た。
午前5時、船酔いにうめく中国人客の声で目が覚めた。大部屋は船首にあるため揺れが激しく、体が浮く。私も気分が悪くなり、揺れの小さい船中央部で椅子に移って何とか2時間眠った。朝には目の前の窓に青い海と空が輝いていた。
今回は最安席でも窓ありの部屋となったが、今後の改装工事ではかつて車両用だった窓なしの2フロアに計550席を並べる計画だ。シャワールームが改善されるか、シート客用の大浴場ができればと感じた。
豪華クルーズ船と雑魚寝のカーフェリーの中間にある「ローコスト・エンターテインメント・シップ」。どこまで求めてよいか、戸惑った。(花房吾早子)
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120303/04.shtml
県民期待の航路は多難な船出
添乗員からスケジュール変更の説明を受ける乗客。上海航路の営業第1便は18時間遅れで到着した=2日午前10時53分(日本時間)、オーシャンローズ号
濃霧のため長江河口で停船中だった上海航路の旅客船オーシャンローズ号は2日午後3時(日本時間)すぎ、定刻より約18時間遅れて上海港国際クルーズターミナル岸壁に接岸。乗客らは旅程に大幅な変更を迫られるなど、県民期待の航路は多難な船出となった。
同航路を運航するHTBクルーズなどによると、長江の支流に面した上海港周辺では春先などに頻繁に霧が発生。このため、船舶の航行に影響が出ると港湾管理者が判断した場合、航行しているすべての船舶に停船の指示が出るという。
上海港まで約150キロの地点で1日午後3時ごろから停船していたローズ号は2日午前8時ごろ、本格的に運航を再開。上海に到着すると40時間以上の船内生活を余儀なくされた乗客らは安堵(あんど)の表情を浮かべ、入国審査を終えると足早に目的地やツアーに向かった。
同ターミナルで開かれた歓迎式典と内覧会には上海市や江蘇省、浙江省などのメディアや旅行代理店関係者ら約400人が出席。ハウステンボスの澤田秀雄社長は「十数時間遅れてようやく第1便が到着した。1年後には皆さんに喜んでいただける船にしていきたい」と強調。
式ではHTBクルーズ関係者による同航路の説明などもあったが、参加者からの質問はゼロ。途中で退席する姿も目立った。旅行専門業界紙の女性記者(27)は「大幅な遅れは致命的。スケジュールが組めない」などと課題を指摘した。
ローズ号は3日朝、上海を出発し、4日午後1時、長崎に到着する予定。
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なにをして、客を呼びたいのか全く分からん
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120304-OYT8T00810.htm
18日から「東北観光博」
名所で買い物や食事の割引
東日本大震災で減った東北6県の観光客を取り戻そうと、観光庁などで作る実行委員会主催の観光キャンペーン「東北観光博」が18日から31日まで行われる。関係者は、観光客数のV字回復につながればと期待を寄せている。
観光博は、東北6県を博覧会会場に見立て、各県に複数の観光ゾーンを設定した。全28ゾーンのうち、県内は「下北」「青森・浅虫温泉」「弘前」「八戸」「津軽半島」の5ゾーン。県外では「平泉・一関・奥州」(岩手)、「田沢湖・角館」(秋田)といった観光地が名を連ねた。
各ゾーンでは、観光パンフレットなどを備えた「旅のサロン」を観光施設1か所に置くほか、複数の土産店やレストランなどを「旅の駅」とする。店主や地元観光協会職員らが案内人として駐在し、観光客らに付近の観光スポットを紹介する。
観光庁によると、サロンで入手できるパスポートを登録店で提示すると買い物や食事の割引がある。期間終了後、各地のサロンで集めたスタンプ数に応じて抽選で東北の特産品が当たる企画も検討している。
県観光企画課のまとめでは、県内の主要観光施設と宿泊施設への観光客は、2010年末の東北新幹線新青森駅開業により11年1、2月は平均でおおむね前年比1〜3割程度増を記録した。しかし、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により、11年の主要34観光施設の観光客数は前年比93・7%に落ち込んだ。県観光国際戦略局の担当者は「雪の残る時期だが、県内を訪れる人が増えて少しでも活気づけば」と話す。
県内の旅館やホテル約270業者で作る「県旅館ホテル生活衛生同業組合」(青森市)も近く、もてなし法を確認する研修会を開く予定で「観光博で新たに訪れた県外観光客に青森の良いイメージを持ってもらいたい」と期待している。
(2012年3月5日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000002-mailo-hok
道内観光ホテル:高級路線が加速 「少人数滞在型」狙い 古い施設改装、資金が課題 /北海道
毎日新聞 3月7日(水)10時26分配信
かつて道内観光業界を引っ張ってきたカラカミ観光(札幌市)が、ライバルの野口観光(登別市)に、洞爺湖温泉のホテル「洞爺パークホテル天翔」(280室、昨年5月から休館)を売却した。野口観光は天翔を以前より高級なホテルとして改装し、今秋に再オープンさせるほか、同温泉の既存ホテルを最高級ブランドに改装することも検討している。道内の観光ホテルは安価・団体向けから、少人数・高級路線へと衣替えを加速させている。【吉井理記】
◇客足は好調
「高級・高品質のホテルは道内の観光需要から見ればまだまだ少ない。ニーズに応じて、こうした路線を拡大していきたい」。登別市で2月28日に開いた天翔買収の会見で、野口観光の野口秀夫社長は今後の経営戦略を説明した。
野口観光は道内で12カ所のホテルを展開。登別温泉と函館の湯の川温泉の2カ所は最高級の「望楼」ブランドとし、客室数は40室と79室の小規模で、宿泊料は1泊3万円以上。他の10カ所は「〇〇亭」ブランドで、大半が客室数200室以上の大型ホテル。宿泊料も数千〜1万数千円だ。
改装後の天翔は両ブランドの中間に位置し、宿泊料は1万数千〜2万円程度を予定。同社が洞爺湖温泉で経営する「洞爺プリンスホテル湖畔亭」(205室)ついても、野口社長は「時期は未定だが、『第三の望楼』としての改装を検討している」と話す。
2カ所の「望楼」はそれぞれ06、10年に既存ホテルを改装した。昨年には神奈川・箱根に1泊3万数千円以上の高級旅館を開業した。景気低迷のなか、いずれも客足は好調で、週末は満室となることもあるという。
◇10年前から増加
道内で高価格・高級路線のホテルが増加したのはここ10年ほど。定山渓温泉など道内7カ所でホテルを運営する「第一寶亭留(ホテル)グループ」(札幌市)が02年に既存施設を1泊3万〜5万円前後の高級ホテルに改装し、成功したことがきっかけとされる。
00年の有珠山噴火や近年の景気低迷による需要落ち込みに悩んでいた一部ホテルも追随。野口観光以外でも、加森観光(札幌)の「富良野リゾートオリカ」(中富良野町、08年)や鶴雅グループ(釧路市)の「しこつ湖鶴雅リゾートスパ」(千歳市支笏湖温泉、09年)などが相次いだ。
いずれも利用者を2〜4人の少人数と想定。名所を巡る「循環型」よりもホテルで静かに時間を過ごす「滞在型」を主眼とし、雰囲気を守るため、12歳以下の利用を断るホテルもある。国内旅行者の利用が大半だが、中国・台湾などアジアの富裕層の利用者もいる。
◇変わる旅行形態
「道内の観光ホテルは30〜40年ほど前に、社員旅行など団体利用を想定して作られた施設が多いが、今は社員旅行が減り、大宴会場もあまり使われていない」と話すのは、国際観光旅館連盟北海道支部の清野昭男事務局長。旅行形態も代理店を通した団体ツアーがすたれ、インターネットで宿泊予約する個人旅行が増えたことも影響している。
道内のホテル会社幹部は、カラカミ観光の経営が悪化し天翔売却に至った背景に、天翔と同じ価格帯で立地も近い「洞爺サンパレス」(453室)との差別化ができなかったことも要因と分析。「天翔を高級路線にするなどの変更をしていれば結果は違ったかもしれない」と指摘する。
道内ではカラカミ観光以外にも苦戦が続く観光ホテルは少なくない。清野事務局長は「古い施設をどう現在のニーズに合わせるかがカギ。しかし、(資金面などで)厳しいところも多い」と話している。
3月7日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000012-maiall-soci
<ラーメンタクシー>好みに合う店案内、運転手育成へ 研修、試験経て認定
毎日新聞 3月7日(水)16時37分配信
和歌山市は来年度、人気の「和歌山ラーメン」をさらに定着させようと、乗客に魅力や歴史を紹介し、好みに合った味の店を紹介できるタクシー運転手を育成し、認定する「和歌山ラーメンタクシー」を始める。【御園生枝里】
希望する運転手に研修を受けてもらい、筆記試験も行う。香川県の「うどんタクシー」にヒントを得て考案した。
研修は今夏、2、3回開き、講師には和歌山ラーメンの歴史を研究する寺西貞弘市立博物館長や、グルメ情報誌の記者らを迎える。独自のテキストも作成する。温かいラーメンが恋しくなる秋には、乗客に分かるようステッカーを付けたタクシーを運行させたい考えだ。
市内にはタクシー973台(昨年1月末現在)が走るが、第1弾として運転手約100人の参加を呼びかけ、好評であれば続けるという。事業費は105万円で12年度一般会計当初予算案に計上した。
新谷垣内真琴・市観光課長は「今も運転手が行きつけのおいしい店を案内していると思うが、体系的な説明はできていない」と指摘。「和歌山ラーメンは大事な観光資源。好みに合ったラーメンを見つけてもらい、さらに定着させたい」と話している。
和歌山ラーメンは98年に「井出商店」がテレビ番組で「日本一」になり全国区になったとされる。市によると、スープの特徴で、濃い茶色だがあっさりしたしょうゆ系(車庫前系)、こくのある豚骨しょうゆ系(井出系)、それ以外と3種類に分類でき、57店ある。市観光協会は約6年前から「食べ歩きマップ」を作成。人気があり、2月の最新版も配布されている。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203090005.html
因島フラワーセンター無料化
尾道市は4月1日から、因島フラワーセンター(同市因島重井町)の入園料を無料化する。来園者の減少に歯止めがかからないため、観光施設から市民の憩いの場へと転換を図るという。具体的な活用策は今後詰める。
これまで65歳以上と中学生以下は無料だったが、500円の入園料を完全廃止する。一方、維持費削減のため温室の加温を停止し、年4回あった花壇入れ替えも回数を減らす。
開会中の市議会定例会に、年間の支出を約1千万円に削減する議案を提案。約2500万円で管理を委託していた広島市内の指定管理者との契約は本年度で更新しない。
センターは300種を超える四季折々の植物や亜熱帯植物などを展示しているが、中国地方で類似施設が相次いで開園したことや体験型施設に押されるなどして入園者が低迷。2010年度は約3万4千人と過去最低を記録した。
因島総合支所しまおこし課の松浦勉課長は「住民の意見を参考にしながらセンターの活用策を決めたい」と話している。
【写真説明】4月から入園が無料になる因島フラワーセンター
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000093-mai-bus_all
<訪日外国人客>韓国が低迷、中国は回復…震災1年
毎日新聞 3月8日(木)20時58分配信
東日本大震災と福島第1原発事故の影響を受けて激減した訪日外国人客は、1月の訪日数の減少率が1ケタまで縮小するなど、発生から1年を前に回復の動きが本格化している。ただし訪日客を国・地域ごとに見ると明暗が大きく分かれており、中国、香港、台湾などが好調なのに対して、韓国の低迷ぶりが際立つ。訪日客の4人に1人と最大のシェアを占める韓国の回復の遅れは日本各地の観光地に暗い影を落としており、今後の回復動向が注目されている。【三島健二】
「昨年春からソウル便は週3便から5便に増えるはずでした。受け入れ準備も進めていたのですが……」
福島県が設置、管理する福島空港(同県須賀川市、玉川村)。同空港ビル業務部の佐々木弘樹部長代理はそう嘆いた。同空港の国際線は上海、ソウルの2路線で定期便を運航していたが、原発事故の発生を受けてストップ。1年近くたった現在も運航が再開せず、出発・到着カウンターは無人状態となっている。
長期運休の影響は甚大だ。同空港の国際線定期便の利用客は09年度約5万人、10年度は約5.1万人だったが、11年度は一転してゼロ。運航会社が支払うビル賃貸料と免税店売り上げが収入源である同空港ビルの業績は直撃を受け、11年度4〜12月期の売上高は、前年同期比で8600万円(25%)減の2億5700万円となった。
日本人客が大半を占める上海便に比べ、地元経済にとって運休の影響がとりわけ大きいのはソウル便だ。福島県では近年、県内のゴルフ場を利用する韓国客が急増し、韓国資本によるゴルフ場買収も相次いでいた。10年実績のソウル便利用客(約3万6000人)のうち約8割は韓国人客が占めており、「ほとんどはゴルフが目的の観光客」(福島県観光交流課)。団体ツアーで「1週間以上宿泊し、帰りに多額のお土産を買ってくれる富裕層が多い」(佐々木部長代理)韓国客は、地元の観光業界にとって貴重な存在だった。
◇ウォン安も不利
「運航再開を働きかけているのですが、まるで手応えがありません」。同空港から車で15分と近く、10年の年間利用客の約7割は韓国人客だったというアローレイクカンツリー?楽部(同県矢吹町)の黒川正幸支配人はそう窮状を訴える。しかし、原発事故前にソウル便を運航していたアシアナ航空(韓国)は「当面再開の予定はない」という。
同社が福島で運航再開に踏み切れず、全国的にも訪日需要の回復が鈍い背景について日本政府観光局(JNTO)は、「原発事故の影響にきわめて敏感な韓国の国民感情がある」と指摘する。
JNTOによると、日本の動向に関心が高く距離的にも近い韓国では、放射能漏れなど原発事故の影響が他国に比べ大きく報じられる傾向がある。2月にも福島第1原発2号機原子炉内の温度が、温度計の故障で急上昇したことが大々的に報じられたばかりだった。
また訪日旅行に不利な円高・ウォン安の為替相場もあって、「日本を敬遠するムードが複合的に形成されている」(JNTO)状況にある。韓国からの訪日客は今年1月まで、5カ月連続で前年同月比3割減となっている。
◇タイなども好調
韓国とは対照的に訪日客の回復がめざましいのが中国、香港、台湾の中国系3市場だ。特に1月は、前年は2月だった旧正月休暇がずれて入ったこともあり、いずれも1月として過去最高を記録。長崎県のハウステンボスでは「旧正月時期は台湾、中国を中心にアジアからの客が前年比2割増」だったという。
震災直後こそ欧米や東南アジア、韓国と同様に訪日客は急減したが、「例年の相場より数割は安い」(大手旅行会社)格安ツアー商品の発売などが奏功。今年1月には中国で前年同月比約4割増になるなど、訪日客全体の前年同月比減少率が、震災後初めて1ケタ(4%)まで縮小する原動力となった。
中国系3市場以外のアジア諸国、特にタイやマレーシアも回復がめざましい。また欧米も、欧州危機の影響が色濃いドイツ、フランスは相対的に回復が鈍いが、米英両国は同減少率が昨年12月から1ケタまで縮小している。中国系3市場と欧米諸国などの回復を、韓国の低迷が打ち消している構図だ。観光庁は12年の訪日客の目標を10年実績(861万人)を上回る900万人と設定しているが、実現できるかどうかは今後、韓国がどの程度回復するかにかかっているといえそうだ。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120308_12
観光客数、実態と違う? 盛岡さんさ踊りに指摘
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盛岡市議会3月定例会の一般質問で7日、市などが発表する観光統計の盛岡さんさ踊りの観光客数に対し、市議から「実態とかけ離れた数字ではないか」との指摘が出た。市側は「実態に即した統計方法を研究したい」としたが、算定根拠の乏しさが表面化し、今後の観光統計に少なからず影響を与えそうだ。
昨年のさんさ踊りには、主催者発表で過去最高の136万1千人(延べ人数)が来場。同実行委によると、来場者計測は盛岡合同庁舎前(252平方メートル)の午後7時現在の実人数が基礎数字となる。
実人数は1日当たり600〜700人ほどで、主会場の盛岡市役所から三戸町交差点までの歩道面積は合庁前の40倍(1万80平方メートル)あり、実数を40倍。来場者が4回入れ替わるとしてさらに4倍するため、会場全体の観客数は合庁前の160倍に膨らむ。
さらに周辺の大通商店街など、主会場の歩道面積の5倍のエリアに来場者の4割が訪れるとして、この数字も加える。
2010年度のさんさ初日のケースでは合庁前の実人数は797人で、会場の観客数が12万7520人。周辺の商店街などを訪れたのが約26万7千人で、盛岡駅前と市民文化ホール会場の人出4550人と出演者約6千人を足し、約40万5千人と算定した。
同問題を取り上げた豊村徹也市議(創盛会)は「統計手法としてはかなり乱暴。5月の東北六魂祭開催を機に、実態に即した観光統計を発表すべきだ」と主張する。大志田和彦商工観光部長は「沿道の観客が絶えず入れ替わるため実人数の把握は困難だが、実態に即した統計は重要。どのような方法が可能か研究したい」としている。
(2012/03/08)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120308_5
花巻市に「賢治課」 12年度に専門部署を設置
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花巻市は2012年度、宮沢賢治を核にしたまちづくりを推進する専門部署を設置する。課の名称は未定だが「賢治」が入ったものにする予定。関連事業を一元化し、10を超す市内の団体の連絡調整役も担うなど同市の強みである賢治を前面に出したまちづくりを進める初年度と位置付ける。
課の人員や名称については現在調整中。市は12年度一般会計当初予算案に、賢治のまちづくり推進事業4060万円を計上しており▽劇・音楽の合同公演「賢治風のステージ」▽宮沢賢治記念館30周年記念事業▽賢治カレンダー作成―などを予定する。
市内の民間人らによる賢治のまちづくり委員会(木村清且委員長)は昨年12月、市の関連事業を総合的に調整する「賢治課」の設置を提言していた。
大石満雄市長は7日の市議会一般質問で、「市の財産である宮沢賢治を活用し、特徴ある市をつくり上げたい。賢治という文言は使わせていただき、課の目的が分かるような名称にする。担当者は人事の中で配置したい」と方針を示した。
(2012/03/08)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001203080001
高野山、外国人客が半減
2012年03月08日
雪の積もった高野山で写真を撮る外国人観光客=今年1月、高野町
昨年1年間に高野山(高野町)に宿泊した外国人観光客が2万人を割り込み、前年の半分以下になった。2004年の世界遺産登録後、外国人観光客が右肩上がりに増えてきた高野山だが、東日本大震災で客足が途絶え、その後は円高や台風12号の影響も受けたようだ。
◎震災・円高・台風が打撃/昨年 2万人割れ
県によると、高野山は県内の観光スポットの中で外国人観光客数が最も多い。宿泊客のみの集計だが、世界遺産に登録された04年に1万530人だったのが、10年には4万1946人と4倍近く増えた。
同じ年の高野山の宿泊客数は全体で約32万人で、13%を占める。外国人の7割はヨーロッパからで、特にフランスやドイツが多い。
しかし、昨年3月に東日本大震災が発生すると外国人の姿はぱったり見えなくなった。町観光情報センターの茶原敏輝(ちゃはらとしき)・センター長は「3、4月はほぼゼロの状態だった」と振り返る。11年の外国人の宿泊客数は現在集計中だが、2万人を割り込んで半分以下になる見通しという。
外国人が多く訪れるカフェ「梵恩舎」の経営者柘植健(たけし)さん(36)は「昨年3月以降の客足はいつもの半分以下になった」と嘆く。フランス出身の妻ベロニクさんは「ヨーロッパの人たちはチェルノブイリ原発事故を覚えている。福島の事故の影響について海外できちんと報道されていないことも原因では」と話した。
今年2月に高野山を訪れていたオーストラリア人の男性(25)は「原発事故の影響を心配した家族には日本に行くなと言われた」と話した。それでも「静かで美しい高野山を見たかったから来た」と話した。
菓子店経営の女性は、台風12号と円高の影響を指摘する。「台風12号で大きな被害はなかったのに和歌山全体が被災したと思われたようだ。高野山の外国人はヨーロッパの人が多いので、ユーロ安で来日をやめた人もいたのでは」
町は今年1月、高野山を訪れた外国人報道陣に配ったPR用の冊子に、福島から約600キロ離れているという説明を入れた。
茶原センター長は「国内の観光客が増えない中で、外国人観光客は高野山の観光にとって非常に重要な存在だ。地道に高野山の魅力、安全をPRしていくしかない」と話す。(山野拓郎)
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20120308-914279.html
松島に観光客戻らず/忘れない3・11記事を印刷する
日記を書く
<東日本大震災から363日 忘れない3・11>
観光客の激減に悩まされる東北地方では昨年6月に世界文化遺産に登録された「平泉」(岩手・平泉町)の“1人勝ち”が続いている。登録から約9カ月が経過したが、同町の中尊寺には多くの参拝客が今も訪れている。同寺駐車場には「品川」「横浜」の首都圏ナンバーの車や観光バスが目立つ。もともと同町は年間約190万人が訪れる東北随一の観光地。同町観光課によると、震災直後の昨年4月は、前年の2割程度となる約7800人と急激に落ち込んだものの、世界遺産登録後の7月は、前年同月比152%(19万4000人)。9月は254%(23万3000人)と爆発的に跳ね上がった。同課担当者は「観光客の急増で交通インフラの整備が追いつきません。現在、臨時駐車場(約500台)の増設を検討中です」と話した。
一方、日本三景で知られる「松島」(宮城・松島町)は前年比の5割(約130万人)にも満たない状況だ。震災前は260の島々を巡る遊覧船が約90隻あったが、津波で約30隻が被害を受けた。しかし、入り組んだ地形と島々が津波を分散させ、他の沿岸部よりも被害は少なかった。遊覧船も4月末には運航を再開した。松島観光協会の福井啓次事務局長(56)は「被災したが既に震災前と同じ通常業務をしている。被災地ではなく観光地として見てもらいたいが、観光客が戻るまであと2、3年はかかるだろう」と話した。
福島第1原発から100キロ以上離れている会津東山温泉(福島・会津若松市)は風評被害の影響で11年度の観光客は例年の約8割の35万人にとどまっている。
[2012年3月8日8時17分 紙面から]
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20120308-OYT8T00074.htm
「風評被害払拭したい」 中国から会津観光
上海理工大学生ら
鶴ヶ城を観光する上海理工大の学生ら(2月27日、会津若松市で)=山崎崇史撮影 東京電力福島第一原発事故の風評被害に悩む観光地を元気づけようと、中国の上海理工大の学生らが観光で県内を訪れた。震災から1年を前に、いまだに外国人観光客数が回復しない中、関係者らは「観光客の増加につながれば」と期待している。
訪れたのは同大の学生54人と中国の雑誌記者4人で、2月26日から今月2日まで日本に滞在した。日本に留学経験がある学生もおり、「風評被害を払拭したい」との思いからツアーを実施したという。
2月27日は、会津大で日本人学生らと交流したほか、会津のシンボル・鶴ヶ城を見学。雪が積もった天守閣や山を撮影するなどして楽しんでいた。中国・四川大地震で知人を亡くしたという上海理工大3年の李?(りてぃん)さん(21)は「会津は美しい山があり、景色がきれい。帰国したら福島県は安全だとみんなに伝えたい」と笑顔で話した。
外国人訪問9割減
県内有数の観光地である会津若松市でも、市内2か所にある案内所を訪問した外国人観光客数は2010年4月〜11年1月は8333人だったが、11年4月〜12年1月は986人で、今年1月だけでも前年同月比91・7%減で、回復の兆しが見えていない。
市観光課は、昨夏から県や国と連携して海外の旅行会社や報道機関を招請して、会津の魅力や安全性を知ってもらえるように活動を続けているが、担当者は「県内への渡航が制限されている国もあるので、なかなか来てもらえないのが実態」と肩を落とす。
今なお渡航自粛も
観光庁の宿泊旅行統計調査によると、県内の宿泊施設(従業者数10人以上)での外国人の宿泊者数は、10年4〜9月は延べ5万3420人だったが、昨年の同時期は6050人に激減した。
国別で最も多い韓国も、10年4〜9月は3万2460人だったのが、昨年は840人にまで減った。韓国では今なお、県内は渡航自粛または制限地域に指定されている。台湾では県内全域が「渡航に適さない」とされ、香港でも「必要のない渡航を避けること」とされている。県観光交流課の担当者は「海外の目は厳しい」としているが、「福島が安全だと知ってもらうことが大切。ツアーを成功させた実績が観光客増加の追い風になってほしい」と期待を寄せている。
(2012年3月8日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20120307-OYT8T01103.htm
プラネタリウム終幕 星の魅力伝え39年余り
手作りプログラム人気
長年、星空の魅力を紹介してきたプラネタリウム(高松市松島町の市民文化センターで) 高松市民文化センター(松島町)が老朽化のため閉館するのに伴い、同センターのプラネタリウムが11日、39年余りの歴史に幕を下ろす。四国初の常設プラネタリムとして多く子どもたちに星空の魅力を伝えてきた。2世代で通った親子連れや天文ファンが別れを惜しんでいる。(田阪綾子)
プラネタリウムは1972年8月に営業を始めた。当時から解説員を務める宇川弘文さん(69)によると、当初は「今日は曇りですが、プラネタリウムは見られますか」といった問い合わせが寄せられるほど、珍しい存在だった。
映画館の入場料が500円の時代、観覧料が大人80円と安かったこともあり、人気スポットに。一時は高知県からの小学生の修学旅行にも組み込まれた。
季節の星座を解説員が紹介する手作りのプログラムを中心に上映。半球状のスクリーンに映し出される高松市の景色も、解説員がビルの屋上で撮影した。高松市は開館以来、市内の小学5年生全員を毎年、プラネタリウムに招いており、親子2代で通ったという人も多い。来場者数は高松市の人口の2倍を超える延べ111万8000人に上る。
2015年度に跡地で開館するこども未来館(仮称)にもプラネタリウムは設けられる予定だが、23年前から使ってきた現在の2代目の投影機は現役を退く。
自身も小学生の時、プラネタリウムを見て感動したという解説員の田口涼子さん(34)は「最後に立ち会えるうれしさと、解体を見なければいけないつらさとで複雑な心境」。電球の交換など修理も担ってきた宇川さんも「古里がなくなるようだ」とさみしさをにじませる。
高校生の頃にこのプラネタリウムのファンになり、閉館が決まってから月に1度は通っているという高松市の武市真紀さん(27)は「大きくて武骨な投影機も、少しレトロだけど手作り感あふれるプログラムも大好きだった。本当に残念」と話している。
閉館まで入場無料。9日まで午後6時半から、星の不思議やプラネタリウムの仕組みを解説する「さよならプラネタリウム」を上映。11日午前10時と午後3時にも「さよなら星空散歩」と題した特別番組がある。そのほかの上映時間は▽8、9日午後1時30分、3時15分▽10日午前11時15分、午後1時30分、3時、4時、6時30分▽11日午前11時15分、午後1時30分――。いずれも1時間前から整理券を配布。問い合わせは同センター(087・833・7722)。
(2012年3月8日 読売新聞)
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20120308205.htm
空き店舗、新規出店に助成 高岡会議所、新幹線開業へにぎわい創出
高岡鋳物発祥の地である金屋町の町並み。高岡会議所は新たな助成制度を設ける=高岡市内
高岡商工会議所は新年度、高岡市の山町筋や金屋町、八丁道周辺などで空き店舗を活用して新規出店する事業者を対象に助成する事業を行う。高岡商工ビルで7日開かれた常議員会で報告された。北陸新幹線金沢開業後を見据え、にぎわい創出に一役買う。
計画では、市内の観光地をはじめ、中心市街地などで観光土産店や飲食店などを出店する場合、一定額を助成する。創業支援や開業後の経営指導なども行う。
高岡会議所は「高岡産業文化振興基金」を設け、毎年400万円前後を新技術や商品の創造開発に取り組む市内企業、団体に助成している。同事業に特別枠を設け、100万円前後を助成に充てる方針。
高岡市でも、中心商店街や観光地周辺の空き店舗の改装、出店に助成制度を設けている。高岡会議所は相乗効果でもてなし機能を強化したい考えだ。
高岡会議所の新年度事業では、今年秋に観光情報や特産品を首都圏でPRするフェアの開催や「高岡の旧町名を復活させる会」の事業を推進することなどを決めた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120308/iwt12030802040000-n1.htm
東京と被災地結ぶ 復興応援バスツアー 岩手
2012.3.8 02:04
■生死分けたあの時…津波体験者が「語り部」
東日本大震災で被害が大きかった県沿岸部と東京を結ぶ特別便の高速バスが快走している。被災地を見学するだけでなく、お土産を買ったり地元の料理を食べたりしてお金を落とすことで経済の活性化につなげたいとの願いを乗せたバスツアー。JRや県などが後押しする観光バスによる復興応援ツアーも4月から始まり、観光面で被災地を支援する動きが加速しそうだ。(藤原保雄)
◇
◆惨状に言葉失う
「ケッパレ東北!岩手! 復興応援モニターツアー」と題した岩手県北観光(本社・盛岡市)のバスツアーは3日午後9時10分に東京(浜松町)を出発。乗客14人(定員15人)は休憩を挟み、最初の訪問地・宮古市田老地区に4日午前9時過ぎに到着した。男性10人、女性4人、年齢は27〜86歳とさまざま。それぞれ有給休暇などで参加した。
田老地区には最高10メートル、最大幅25メートル、延長2・4キロの「万里の長城」と呼ばれた防潮堤があった。その多くが流出、損壊した防潮堤に立ったツアー客は解体を待つだけのビル、コンクリートの土台のみが残った家屋など荒涼とした光景に言葉を失った。「津波の力がこんなにすごいのか」
次に訪れた景勝地・浄土ケ浜はガイド役を務めた同社営業主任、今井仁さん(38)が被災した現場。海岸近くのレストハウスで同僚4人と働いていたという今井さんの体験談にツアー客は聞き入った。
「約30人の観光客を誘導して高台の駐車場に避難した。第1波は大したことはなく、レストハウスに店の通帳と印鑑を取りに1人で戻ったことがいけなかった」「水平線が盛り上がり、とんでもない津波が迫ってきた。死ぬのか。子供たちはどうしているのか。坂を夢中で上った。やっと助かった」
当夜は懐中電灯を頼りに避難所の駐車場で自家用車にいた家族をみつけ、長男(8)と次男(4)を抱きしめたという。
◆支援への感謝込め
今井さんは同社に再就職した昨年9月から50回以上もガイド役を務めた。「県内外の人たちがボランティアで被災地支援をしてくれている。私は微力だが、無力ではない。その恩に報いるためにも『語り部』の仕事を続けたい」と話す。
福岡県から空路経由で参加した主婦、溝部真子さん(49)は「今井さんの体験談に心を打たれた。岩手の支援ツアーに参加したのは昨年10月に陸前高田市を訪れてから2度目。前回は農家の畑で花植え作業を手伝った。仙台市で暮らしていたことがあり、岩手に親しみを感じている。次は友達を誘って参加したい」と表情を緩めた。
今回のツアーは観光庁が調査事業の一環として費用の一部を助成したため、料金は2泊(車中、宿泊施設各1泊)4日で1万7千円と格安。同社は昨年5月からボランティアライナーという東京発着の高速バスを週1回のペースで運行しており、これまでにほぼ満席の計1500人以上の利用客があったという。
コースによって料金が違い、最低料金は約3万円。相馬高広営業企画部長は「リピーター、個人客が多いのが特徴。参加者の意見や提言を踏まえて今後のバスツアーに工夫を加えたい」と語った。
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http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120309ddm008040096000c.html
東日本大震災:1年 訪日外国人客、「韓」低迷「中」回復
◇風評被害、福島の定期便運休/格安ツアー貢献、1月4割増
東日本大震災と福島第1原発事故の影響を受けて激減した訪日外国人客は、1月の訪日数の減少率が1ケタまで縮小するなど、発生から1年を前に回復の動きが本格化している。ただし訪日客を国・地域ごとに見ると明暗が大きく分かれており、中国、香港、台湾などが好調なのに対して、韓国の低迷ぶりが際立つ。訪日客の4人に1人と最大のシェアを占める韓国の回復の遅れは日本各地の観光地に暗い影を落としており、今後の回復動向が注目されている。【三島健二】
「昨年春からソウル便は週3便から5便に増えるはずでした。受け入れ準備も進めていたのですが……」
福島県が設置、管理する福島空港(同県須賀川市、玉川村)。同空港ビル業務部の佐々木弘樹部長代理はそう嘆いた。同空港の国際線は上海、ソウルの2路線で定期便を運航していたが、原発事故の発生を受けてストップ。1年近くたった現在も運航が再開せず、出発・到着カウンターは無人状態となっている。
長期運休の影響は甚大だ。同空港の国際線定期便の利用客は09年度約5万人、10年度は約5・1万人だったが、11年度は一転してゼロ。運航会社が支払うビル賃貸料と免税店売り上げが収入源である同空港ビルの業績は直撃を受け、11年度4〜12月期の売上高は、前年同期比で8600万円(25%)減の2億5700万円となった。
日本人客が大半を占める上海便に比べ、地元経済にとって運休の影響がとりわけ大きいのはソウル便だ。福島県では近年、県内のゴルフ場を利用する韓国客が急増し、韓国資本によるゴルフ場買収も相次いでいた。10年実績のソウル便利用客(約3万6000人)のうち約8割は韓国人客が占めており、「ほとんどはゴルフが目的の観光客」(福島県観光交流課)。団体ツアーで「1週間以上宿泊し、帰りに多額のお土産を買ってくれる富裕層が多い」(佐々木部長代理)韓国客は、地元の観光業界にとって貴重な存在だった。
●ウォン安も不利
「運航再開を働きかけているのですが、まるで手応えがありません」。同空港から車で15分と近く、10年の年間利用客の約7割は韓国人客だったというアローレイクカンツリー倶楽部(同県矢吹町)の黒川正幸支配人はそう窮状を訴える。しかし、原発事故前にソウル便を運航していたアシアナ航空(韓国)は「当面再開の予定はない」という。
同社が福島で運航再開に踏み切れず、全国的にも訪日需要の回復が鈍い背景について日本政府観光局(JNTO)は、「原発事故の影響にきわめて敏感な韓国の国民感情がある」と指摘する。
JNTOによると、日本の動向に関心が高く距離的にも近い韓国では、放射能漏れなど原発事故の影響が他国に比べ大きく報じられる傾向がある。2月にも福島第1原発2号機原子炉内の温度が、温度計の故障で急上昇したことが大々的に報じられたばかりだった。
また訪日旅行に不利な円高・ウォン安の為替相場もあって、「日本を敬遠するムードが複合的に形成されている」(JNTO)状況にある。韓国からの訪日客は今年1月まで、5カ月連続で前年同月比3割減となっている。
●タイなども好調
韓国とは対照的に訪日客の回復がめざましいのが中国、香港、台湾の中国系3市場だ。特に1月は、前年は2月だった旧正月休暇がずれて入ったこともあり、いずれも1月として過去最高を記録。長崎県のハウステンボスでは「旧正月時期は台湾、中国を中心にアジアからの客が前年比2割増」だったという。
震災直後こそ欧米や東南アジア、韓国と同様に訪日客は急減したが、「例年の相場より数割は安い」(大手旅行会社)格安ツアー商品の発売などが奏功。今年1月には中国で前年同月比約4割増になるなど、訪日客全体の前年同月比減少率が、震災後初めて1ケタ(4%)まで縮小する原動力となった。
中国系3市場以外のアジア諸国、特にタイやマレーシアも回復がめざましい。また欧米も、欧州危機の影響が色濃いドイツ、フランスは相対的に回復が鈍いが、米英両国は同減少率が昨年12月から1ケタまで縮小している。中国系3市場と欧米諸国などの回復を、韓国の低迷が打ち消している構図だ。観光庁は12年の訪日客の目標を10年実績(861万人)を上回る900万人と設定しているが、実現できるかどうかは今後、韓国がどの程度回復するかにかかっているといえそうだ。
毎日新聞 2012年3月9日 東京朝刊
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http://www.asahi.com/eco/news/SEB201203080026.html
奄美群島の国立公園化 環境省が対象域を調整へ 鹿児島
国が進める奄美群島の国立公園化計画について、環境省那覇自然環境事務所(那覇市)の植田明浩所長は8日、鹿児島県奄美市であった検討会で「大臣から確実に取り組むようにとの指示を受けた。少しでも早く奄美を国立公園にできるよう取り組みを進めたい」と述べた。4月以降、指定する地域について具体的な調整を始めるという。
細野豪志環境相は2月、環境省中央環境審議会の部会で、奄美・琉球諸島の世界自然遺産登録について「地元との調整をはかり、できるだけ早期の登録を目指す」と、登録に向けた取り組みを本格化させる考えを示していた。国は2016年を世界自然遺産登録の目標にしているが、国立公園化が前提になる。
検討会には、首長や学識経験者、観光業者ら約30人が出席した。環境省は奄美大島の大まかな観光利用の可能性を説明。島で国有林よりも広大な山林を所有するといわれる岩崎産業(鹿児島市)の岩崎芳太郎社長も初めて参加した。
岩崎氏は、世界自然遺産の先行例として、屋久島に比べて白神山地(青森、秋田)の観光客が少ないことを挙げ「何でこんなに差ができたか、よく考えないといけない。地元がどういうビジネスモデルにするのか、投資して、採算がとれなければ(世界遺産登録の)意味がない」と発言。その上で「屋久島は縄文杉というシンボルや高速船運航で多くの観光客が訪れるようになったが、奄美も磨けば可能性はある」と述べた。
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/120303/amr12030322270008-n1.htm
ニューヨーク初、同性愛者のためのホテル開業
2012.3.3 22:26
「OUT NYC」(AP)
米ニューヨークで初の同性愛者のためのホテル「OUT NYC」が1日、繁華街の西42丁目に開業した。米メディアが伝えた。
ホテル内にはナイトクラブやレストラン、トレーニング施設もあり、同性愛者の友人や家族も一緒に泊まることができるという。料金は1泊200−300ドル(1万6300−2万4500円)。オーナーのイーアン・ライスナーさんは「同性愛者がリラックスできる都会のオアシスにしたい」と話している。(SANKEI EXPRESS)
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http://www.asahi.com/housing/jutaku-s/JSN201203090006.html
アパホテル「なんば心斎橋」開業 東京都心の用地取得も順調[PR]
アパホテル(東京都港区)はこのほど、「アパホテルなんば心斎橋」を開業した。
大阪市営地下鉄各線の「なんば」駅及び近鉄・阪神なんば線の「大阪難波」駅から徒歩4分の立地。地上15階建ての221室で、318人を標準収容する。通常料金はシングルが1万1000円(税込み)〜、ツインが1万9000円〜だが、4月末まで特別価格として、それぞれ6300円〜、8800円で提供する。
同社は全国155棟2万9037室を展開しており、年間宿泊者数は約558万人。千代田・港・中央区の東京都心3区でホテル保有棟数及びマンション年間供給棟数トップを目指しており、既にホテル19棟、マンション14棟の事業用地を取得している。直近では、3月中旬に「アパホテル神田駅東」が開業予定だ。
(http://www.apahotel.com/index2.html)
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http://www.asahi.com/national/update/0307/TKY201203070527.html
銀座・和光の鐘で震災追悼 地震発生時刻に初の試み和光の時計塔=東京・銀座
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東京・銀座の高級商業施設「和光」は、東日本大震災の発生から1年になる11日午後2時46分に、シンボルの時計塔の鐘を特別に11回鳴らすと発表した。
ふだんは営業時間内に限って、時刻が59分から00分に変わるたびに鳴らしている。震災の犠牲者の追悼のため、今回はじめて定時以外に鳴らすことにした。黙祷(もくとう)の目安になるよう、11回鳴らし始める1分後の2時47分にもう1回鳴らす。
銀座4丁目交差点に面した1階のショーウインドーには、被災地に向けた市民からのメッセージや東北6県の県鳥の絵の入ったポストカード1千枚をはりつける。それを通行人が自由に持ち帰ることができるようにして、「カードを誰かに出してもらうことで、メッセージが広がってくれたら」(広報)という。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203110007.html
鞆不法桟橋の強制撤去停止
福山市鞆町の鞆港にある不法浮桟橋について、広島地裁は、広島県の行政代執行による強制撤去を当面、停止する決定をした。対象は不法浮桟橋2カ所のうち、地元水産業者が県による水域占用の不許可処分や代執行令書の取り消しを求めて提訴した1カ所。停止期間は、訴訟の一審判決までとした。
決定は「生活に重大な影響が生じる漁協組合員の損害も考慮すべきだ」と指摘。撤去停止の緊急性を認めた。一方、4月に就航する鞆町―走島間のフェリーや、尾道市を結ぶ旅客船の航行に支障が生じるとした県の理由については「異なる旋回方法も考えられ、著しい支障が生じる恐れがあるとまではいえない」とした。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120310-00000193-mailo-l34
行政代執行:福山港鞆占有 裁判判決まで代執行停止命じる 県に地裁 /広島
毎日新聞 3月10日(土)12時59分配信
福山港鞆地区(福山市)の県営桟橋付近に占有許可がないまま設置された荷揚げ場の問題で、広島地裁(植屋伸一裁判長)は9日、県による撤去の行政代執行取り消しを申し立てた「桑田泰商店」(同市鞆町鞆)の訴えを認め、占有を不許可にした県の処分取り消しを同社が求めた裁判の判決まで、代執行停止を命じた。
同社などは62年ごろ鞆港に浮き桟橋を設置し、生けすやベルトコンベヤーなども備えて1日あたり約1300万円の取引がある。
県は昨秋、撤去を指導・勧告。同社は同12月に公有水面の占有許可を申請したが、県は今年1月、鞆港−走島間のフェリー就航などへの支障を理由に不許可処分にし、2月1日に撤去を命令。同社は同14日、取り消しを求め提訴したが、第1回口頭弁論前の同27日に県が行政代執行を通知したため、代執行取り消しを申し立てた。
地裁は決定書で「撤去による財産的損害は大きい」などとし、フェリー就航への支障が生じるとの県主張も退けた。県の不許可処分についても「慎重に審理、判断する必要がある」とした。
同社の桑田一矢会長(82)は「訴えが認められ、裁判という形で県と漁民との話し合いの場を作れたことが一番うれしい」と話した。
県港湾振興課は「主張が認められず残念。決定内容を見て対応を検討したい」としている。【矢追健介、高山梓】
3月10日朝刊
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/20120307-OYS1T00340.htm
門司港の旧大連航路ターミナル、観光施設に改修へ
改修工事が進む旧大連航路上屋 中国・大連航路のターミナルだった門司区西海岸の「旧大連航路上屋」について、北橋健治市長は6日の市議会一般質問で、国際貿易港として繁栄した門司港の歴史、文化を紹介し各種イベントも行う観光交流施設に改修し、来年夏にオープンさせる方針を明らかにした。
旧大連航路上屋は1929年築の鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積4960平方メートル。アールデコ様式の造りが特徴となっている。戦前は大連やインド、オーストラリアなど約40航路を持つ国際旅客船ターミナルとしてにぎわった。戦後、米軍に接収され、72年から門司税関の倉庫などとして使用されていた。
市は2008年に国から買い取り、耐震化や内装工事などの改修工事を進めている。事業費は約12億円。
計画では、1階は主に門司港や航路の歴史、門司港レトロ地区でロケを行った映画などに関する展示スペースとし、屋内イベントの開催スペースも確保する。2階は当時の待合室を再現し、演奏会なども開催できるようにする。
北橋市長は答弁で「門司港繁栄の歴史を象徴する貴重な遺産。国際貿易港としての情報発信を強化し、門司港レトロ地区全体のにぎわいづくりにつなげたい」と述べた。
(2012年3月7日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120310-00000294-mailo-l17
まちのり:貸し自転車、ちょこっと乗って! 30分以内200円です−−金沢 /石川
毎日新聞 3月10日(土)15時42分配信
金沢市は、1日200円の基本料金で自転車を借りることができる「まちのり」事業を24日に始める。14年度の北陸新幹線金沢開業に伴う観光客増を見据えた施策で、市内18カ所の駐輪場にレンタル自転車155台を置く。借りてから30分以内に返却すれば、200円で1日に何回でも乗れるのが特徴。市は「短時間の移動手段として使ってほしい」としている。
市は9日、金沢市広坂1の金沢21世紀美術館前の駐輪場で、報道陣向けに利用方法を公開した。
駐輪場は観光客が多く集まる兼六園や、ひがし茶屋街などに設置する。現金払いで利用する場合は、提携ホテルの窓口で申請書類に記入し、預け金(800円)を支払う必要がある。一方、各駐輪場に設置された端末機でクレジットカードを使えば、窓口に出向く必要がなく、その場で貸し出し手続きを終えることができる。駐輪場ですぐに借りることができ、利便性が高い。
借りた後、30分以内に別の駐輪場に返せば基本料金の200円だけで済む。しかし、30分を超えると30分が経過する度に200円の追加料金が必要。
金沢は雨の日が多く、利用者が使いたい時に自転車に乗れない可能性もあるが、市は「空に晴れ間が広がった時、さっと目的地まで短時間で移動して返却する使い方を想定している」としている。【松井豊】
3月10日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120313-OYT8T00115.htm
周遊バス本格運行検討
商議所宮崎市街地で試行
試行後の運行が検討されている「まちなか観光周遊バス」 宮崎市中心部で試験運行されている「まちなか観光周遊バス」について、運行主体の宮崎商工会議所が今月23日までの試行後、本格的に運行する方向で検討していることが分かった。目標としていた一日平均70人近くの利用があった。同商議所は「できるだけ早期に始めたい」としている。(内田遼)
周遊バスは市中心部の活性化を目的に、1月28日から今月23日までの期限付きで運行している。JR宮崎駅西口を起点に約30分かけて市中心部を1日12回循環。運賃は距離にかかわらず大人が100円、子どもは無料。これまでバスが通らなかった広島通りや駅近くの「あみーろーど」など道幅の狭い商店街も経由し、既存の路線バスとのすみ分けを図ってきた。
同商議所によると、観光客に加えて住民の利用も多く、今月5日までの乗客数は計2487人で、一日平均約64人。目標の70人に近い数字だったことから、本格運行の検討を始めた。県や市、地元商店街などでつくるバスの試験運行実行委員会が今月21日に開かれることから、商議所はその場で運行再開の方針を正式に打診するという。
ただ、今回の試験運行の事業費約300万円のうち、約3分の2の196万4000円は県や市の補助金で、運行を継続するには、行政のサポートが不可欠。また、これまでの利用実績には、資金面で協力した関係者に配布した特別乗車券が含まれているため、実質的な誘客効果ははっきりしないという。
同商議所の担当者は「県や市の補助は徐々に下げていきたい」とするが、「公共交通の利便性を向上させる責任は自治体にもある。宣伝効果も期待できる」として、支援の継続に期待をつないでいる。
(2012年3月13日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00000544-san-soci
1000人が列、五重塔も見える 京都水族館オープン
産経新聞 3月14日(水)13時40分配信
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14日にオープンした京都水族館=京都市下京区(安元雄太撮影)(写真:産経新聞)
JR京都駅近くの梅小路公園(京都市下京区)の一角に14日、海に面しない内陸型としては国内最大級となる「京都水族館」(オリックス不動産運営)がオープンした。
【フォト】オープン初日からにぎわうイルカスタジアム
東寺の五重塔や京都タワーなど古都の風景を背景にハンドウイルカのショーが楽しめる「イルカスタジアム」をはじめ、国の特別天然記念物、オオサンショウウオなどを展示する「京の川」、水量約500トンの「大水槽」など9つのゾーンで構成。約250種、約1万5千匹を展示している。
この日はオープン前から千人以上が行列を作り、当初午前10時の予定だった開館時間を10分早めた。
入館料は大人2千円、高校生1500円、小中学生千円、幼児(3歳以上)600円。飼育員が裏側を案内するバックヤードツアーなどの体験プログラムも用意。年中無休で、通常は午前9時から午後5時まで営業する。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120315-00000625-yom-bus_all
海外旅行キャンセル料、観光庁と消費者庁が対立
読売新聞 3月15日(木)15時30分配信
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読売新聞
海外ツアー旅行でのキャンセル料発生の時期を巡り、消費者庁と観光庁がさや当てを演じている。
キャンセル件数の増加を理由に、観光庁が旅行業法の標準旅行業約款を見直し、現行の「出発30日前」から「90日前」に拡大する方針を打ち出したところ、消費者庁が待ったをかけたのだ。双方の主張は平行線で、当初目標だった3月中には決着しそうもない。
観光庁が約款の見直し方針を打ち出したのは昨年7月。現在の約款では、海外旅行ツアーの場合、業者は出発30日前からキャンセル料を徴収できることになっているが、これを90日前からにする、という内容だ。
きっかけは昨年3月、業界団体の日本旅行業協会による「キャンセル発生時の航空会社などへの支払いが増え、耐えきれない」との申し入れだった。
協会が大手旅行会社5社に実施したアンケートでは、2004年には31%だったキャンセル率が、10年は49%に増加。「手軽なインターネット予約の普及で『とりあえず予約』が増え、複数のツアーを重複予約する人が激増した」と協会はみる。10年の場合、キャンセルの88%はキャンセル料の発生しない31日前までに申告されていた。これによる旅行会社の負担は少なくとも149億円に上ったという。
負担増の背景には、早く予約すると割引される航空運賃(PEX)の増加もある。PEXの場合、違約金の不要な通常の航空券と違って、発券後のキャンセルには1万〜3万円の支払いが必要になるためだ。
だが、この動きにかみついたのが、観光庁とともに旅行業法を所管する消費者庁だ。消費者庁幹部は「『90日前』の根拠が不明で、ネットでの重複予約件数などのデータも示されていない。消費者にとって不利益な見直しで、観光庁は業界の言いなりだ」と批判する。観光庁は「取り消しを前提とした重複予約が減れば、予約しやすくなるという消費者のメリットもあるはず」と抵抗。さらに、今年2月には、当初、90日前で10%としたキャンセル料の案を5%に引き下げる譲歩案も出し、3月中の決着を呼びかけた。だが、消費者庁はこれも蹴り、両庁が歩み寄る見通しは立っていない。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00000007-fsi-bus_all
国内5日間ペア100万円 旅行業界がシニア世代に照準、高額ツアー充実
フジサンケイ ビジネスアイ 3月15日(木)8時15分配信
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JTBがシニア層向けに開発したツアーで宿泊する沖縄県のリゾートホテル「ザ・ブセナテラス」のロビー(写真:フジサンケイビジネスアイ)
旅行業界がシニア世代をターゲットにした高額ツアー商品の充実に動いている。JTBが夫婦で100万円の国内ツアーを発売したほか、阪急交通社はクルーズ商品に力を注ぐ。「ゆとり」「限定」をキーワードに、時間や資金に余裕のあるシニア層を取り込み、伸び悩む旅行需要を押し上げる起爆剤にしたい考えだ。
[フォト] “高級住宅地”芦屋に生活保護世帯が増え続けるワケ
JTBは今月9日から、夫婦で13万6000円の高級国内ツアー「新・日本の旅情 琥珀(こはく)」を発売した。宿泊先はホテルのスイートルームや創業520年の老舗高級旅館などを用意し、旅先での移動も高級ハイヤーを利用する。ベテラン添乗員が同行するなど、ぜいたくな日程を組んだ。同社は60歳以上の販売割合を、2011年度の10%から12年度は15%に引き上げる目標を掲げている。
阪急交通社は、海外目的地でのクルーズ商品の品ぞろえを強化する。同社の海外旅行商品は1人当たり10万円台が主流だが、30万円台の商品を追加。同社は「船旅ならスーツケースを持った移動が少なく、シニア層の人気が高い」と分析しており、12年度の販売目標を震災前の10年度比2〜3割増に設定した。
また、近畿日本ツーリストは今年1月から、夫婦限定の海外旅行商品「ゆとりっぷ」を発売した。バスの座席4席を2人で利用してもらうほか、夕食も2人席でくつろいでもらう。通常のツアーより割高だが、50歳以上の夫婦の予約が多いという。
団塊の世代が定年を迎え、自由な時間を生かそうと旅行に繰り出す動きが出ており、今後ニーズを満たす旅行ツアーの開発競争が激しくなりそうだ。
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一泊二日弾丸九州旅行に行ってまいりました。テーマは九州近代化産業遺産を巡る旅つーことで、
羽田空港
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鹿児島空港 (空港に足湯があって、バスの待ち時間に便利。帰りに鹿児島空港使うと飛行機の待ち時間に足湯で旅の疲れを癒せますね)
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嘉例川駅(鹿児島空港から路線バスで移動。100年前の駅舎。車で訪れる観光客も居ました)
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特急「隼人の風」観光列車らしく 駅については わらわらと写真撮影にいそしまやした
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「しんぺい」同じく観光列車。吉松→人吉は5往復/1日しかないんですねえ。あいにくの天気のため、日本一の車窓は残念な感じで
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人吉観光 というか球磨焼酎試飲で呑んだくれ。なんとなく好きな雰囲気の街です、無料人力車に乗りたかったけど見つからず。
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「SL人吉」一日目のハイライト。今年の運行初日のためか ほぼ満席。やはり観光客呼ぶにはSLですね(お金落としてるか若干疑問ながら)
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熊本 路面電車にチョイ乗り。
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つばめ 800系新幹線 JR九州らしいデザインでございやした
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博多 安ビジネスホテル泊 友人と飲んだくれ
二日目
特急「かもめ」寝不足のためほとんど睡眠....白いかもめに乗ったものの なにも覚えてないです
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軍艦島上陸 二日目のハイライト。天気悪いため上陸できないかな?とか思ってましたがなんとか上陸。途中には三菱のドッグも見れてイイですよ。長崎は、観光資源に恵まれてますね
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グラバー園 軍艦島に行ったあとにみると、無骨な造船所も素敵な景色に見えるから不思議なもの
*上海長崎航路の客船が停泊してました。安いのは魅力だけど、片道25時間取られるのは弾丸トラベラーにはキツイから春秋を使うんだろうなあ
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終わり。初ソラシドでした、終始寝てたので特に感想なし。ANAはAIR DOとソラシド スターフライヤーをどうする気なんだろうか?直系LCCとの役割分担が見えなくなること確実
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>>1482
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120318-00000008-jij-pol
東北観光博が開幕=復興へ6県団結―観光庁
時事通信 3月18日(日)12時6分配信
東北全体を巨大な博覧会場に見立て、観光庁と地元が協力してさまざまなイベントを展開する「東北観光博」が18日開幕し、東京駅でオープニングイベントが行われた。実行委員会委員長を務める前田武志国土交通相らが参加。最初のツアー客として福島に向かう乗客約50人を乗せた新幹線を見送った。東日本大震災以降、激減した観光客を呼び戻そうと、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の6県が団結して観光博を盛り上げ、早期復興を目指す。
オープニングイベントでは、岩手県の達増拓也知事が「観光は復旧の大きな柱。全国のみなさんの力をお待ちしています」と、東北への旅を呼び掛けた。
観光博では、計28の観光ゾーンを設定。ツアー客には各種観光施設や飲食店などで割り引きが受けられる「東北パスポート」が配布されるほか、各ゾーンを周遊して賞品をもらうスタンプラリーなども行われる。各ゾーンには観光案内人が常駐する「旅のサロン」が設けられ、観光客をサポートする。
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なかなか有給も取れないしがないサラリーマンに送るチバQ流弾丸トラベル論
1:コスパは何泊ではなく、何食かが重要
コスパを考えるときは、そのプランで何食食べられるか考えると評価しやすい
海外の場合顕著だけど、同じ2泊3日でも夜着・朝発だと最悪2日目の3食しか食べれない場合もあるし
朝着・夕発だと1日目昼夜・2日目3食・3日目2食。合計8食食べることができる。
滞在時間で考えるよりも何回食べれるか考えたほうがわかりやすい
2:いつ寝る?
弾丸トラベルで最も無駄な時間=睡眠時間
これをいかに削るか・・・
3:一筆書きがベター
新千歳いん 函館あうとなど空港を別々にしたほうが
プランに幅が拡げやすい!
たいてい高くつくのが欠点だけど
4:最終日の夕飯はどこで食べる?(国内限定)
最終日=明日は仕事なわけで・・・
夕方には家に着いて家で夕飯を食べるか、
夕飯も現地で食べて夜遅く家に着くか・・・
5スタバは重要な休憩ポイント(海外限定)
ちょっとの休憩にはスタバは必須
・宿泊してるホテルに戻るのは時間の無駄
・ホテルのカフェは気負いすぎ
ってことで、スタバは精神的にも「ふっ」とできる休憩ポイントです。
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http://www.cnn.co.jp/business/30005949.html
有給休暇日数の首位は仏など、取得最少は日本 国別調査
2012.03.17 Sat posted at: 15:51 JST
(CNN) オンライン旅行サイト大手のエクスペディアは17日までに、世界20カ国を対象にした年間に取得する有給休暇日数の調査を行い、フランス、スペイン、デンマーク、ブラジルの4カ国が30日間で首位だったと報告した。
これら4カ国では休暇日数を全て使い切ってもいた。調査は20カ国の会社従業員ら7083人が対象。
調査によると、ドイツも30日間与えられているが、消化日数は28日間。イタリアは28日間で、21日間を利用。未消化の日数の7日間は調査対象国で最多だった。英国、スウェーデン、オランダ、ノルウェー、インドは25日間取得でき、英国とスウェーデンが全日数を消化。オランダは23日間、ノルウェーは21日間、インドは20日間を使っていた。
インドのエクスペディア法人の責任者は、同国では休暇取得にやましさがつきまとうとの独自の風土を指摘。休暇を得たインド人の最大で54%が「休んでいる時でもこっそりと電子メールをチェックしている」と説明している。
消化した休暇日数が最少だったのは日本で、11日間のうち5日間だけ休んでいた。韓国は10日間のうち7日を利用していた。
米国は14日間で、12日間を取得していた。20カ国の平均数字は、24日間で利用日数は20日間だった。
スイスでは最近、年間の有給休暇を2週間拡大する法案の是非を問う国民投票が行われ、66.5%が反対していた。休暇拡大は労働コストを増やし経済の弱体化につながるとの政府や財界の主張を支持した格好となっていた。
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>>1484
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120320-00000518-san-soci
「和歌山ラーメンタクシー」は快走するか 先輩は香川「うどんタクシー」
産経新聞 3月20日(火)12時14分配信
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「和歌山ラーメン」の名を全国に知らしめた井出商店のラーメン(写真:産経新聞)
【関西の議論】
和歌山では「中華そば」と呼ぶのが一般的だが、全国的には「和歌山ラーメン」という。その豊富な知識を持ったタクシードライバーがお客の希望に合ったラーメン店までご案内。名付けて「和歌山ラーメンタクシー」。観光客のおもてなし向上とリピーターなど誘客を狙った和歌山市の新年度の新規事業で、今秋からの走行を目指す。“先輩格”の「うどんタクシー」(香川県琴平町)並みに注目を浴びることはできるか−。(井上亨)
【フォト】和歌山ラーメンの名を全国に知らしめた井出商店
■和歌山ラーメンって…
「和歌山ラーメンの源流」と題した論文を発表するなど、和歌山のラーメンについて詳しい和歌山市立博物館の寺西貞弘館長は仕事柄、和歌山県外の人との付き合いが多く、よく和歌山ラーメンについて聞かれる。が、「食べ歩きに関する資料はあっても、その歴史などに関する資料がなく、自分で調べようと思った」。
寺西館長によると、醤油(しょうゆ)や鰹節(かつおぶし)の産地である、和歌山県湯浅町や紀南地方が近いということもあって、和歌山のラーメンのスープは戦前は醤油と鰹節からとったものが基本だった。戦後になって食糧事情がよくなり、豚骨が加味された「豚骨醤油系」が誕生。現在は大きく分けて「醤油ベースの豚骨醤油味」と「豚骨ベースの豚骨醤油味」に分類される。
麺は細めのストレートで、ゆで方は関東に比べると軟らかく「博多や札幌の人からすると、伸びた麺と思うのでは」(寺西館長)。具材はチャーシュー、メンマ、青ネギ、かまぼこが定番。各店舗のテーブルには客の好みで追加注文するサイドメニューとして、早なれ寿司(鯖(さば)の押し寿司)、巻き寿司、ゆで卵などが置かれ、サイドメニューは支払いのときに自己申告する。
■全国区に“進化”
地元で、「中華」ないし「中華そば」と呼ばれるラーメンが「和歌山ラーメン」と呼ばれるようになったきっかけは、平成10年の正月に放映されたテレビ東京の「ラーメン王選手権」だ。JR和歌山駅近くで昭和28年に開業した老舗「井出商店」が全国の有名店を押しのけて見事優勝。その後、和歌山の「中華そば」は「和歌山ラーメン」と呼ばれるようになった。
それから十数年が経ち、和歌山市まちおこし部観光課誘客班の高岡秀人班長は「全国に知れ渡るラーメンでさらに街を盛り上げたい」と、新年度の新規事業に「うどんタクシー」をヒントに和歌山ラーメンタクシーを提案。寺西館長と同じく、高岡さんも県外の人と話す機会が多く、「和歌山市のイメージを聞くと、よく和歌山ラーメンと返ってくる。有名なのだからもっとPRしたらと言われるんです」。
■手本はうどんタクシー
先輩格の「うどんタクシー」。香川県特産の「讃岐うどん」を食べに県外から訪れる観光客らに有名店、見つけにくい店、パンフレットやガイドブックに載っていない店を案内しようと、同県琴平町の琴平バス(コトバス)が平成15年8月にスタートさせた。タクシーの上部には、マグネット式のうどんの行灯(あんどん)が載り、タクシードライバーになるには筆記試験を受けなければならない。
「○○店の注文の仕方は」「1玉の重さは何グラム」「うどんについて唐の都・長安と、香川県の共通点、類似点は」「映画UDONのタクシードライバーの名前は」といった難問をクリアすると、試験官が客として乗車する実地試験があり、「客に分かりやすく説明する能力があるか」などが試される。同社タクシー部の糸田川哲也運行課長は「当社の試験をクリアしていただければ、他社のドライバーもうどんタクシーを運転できます。今のところ、名乗りを上げる人はいませんが」。
現在、うどんタクシーのドライバーは8人。うどんの場合、2軒以上回るときは「麺は1玉か2玉でトッピングやサイドメニューはできるだけ食べないように勧めている。ラーメンなら味が違っても2軒くらいでは」とみる。糸田川課長は「瀬戸大橋開通や高速道路の料金が千円になるなどして、多くの観光客が来てブームになったが、はやり廃りがある」と指摘。18年に公開された、香川県を舞台にしたユースケ・サンタマリア主演の映画「UDON」。撮影にも全面協力し、知名度はアップしたもののいつまでも人気を維持するのは難しいとも。
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>>1416
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/292728
屋根なし2階建てバス試乗ルポ
2012年3月20日 01:02 カテゴリー:九州 > 福岡
報道関係者を乗せ福岡都市高速道路を走る2階建て観光バス 24日から福岡市で3コースの運行が始まる、西日本鉄道(同市)の屋根なし2階建て観光バス「フクオカオープントップバス」(36席)。報道関係者向け試乗会が19日あった。視点が地上3・2メートルの高さに位置する座席からは福岡の街が一望でき、福岡都市高速道路からの眺めは爽快だった。半面、添乗員による名所の説明内容などには少し工夫が必要と思った。
試乗したのは福岡タワー(早良区)や福岡城跡(中央区)を巡る約1時間の「シーサイドももち・福岡城址(じょうし)コース」(約14キロメートル)。
着席してまず感じたのは空が見える開放感。風は冷たいが気持ちいい。バスに向かって手を振ってくれる人も多く、観光客も喜んでくれそう。
このコースのポイントの一つが福岡都市高。時速55キロメートルで走り抜けたが、怖さは全くなし。特に荒津大橋から百道ランプまでは、博多湾を望みつつ、ヤフードームや福岡タワーが次々と迫り、素直に景色を楽しめた。
一方、物足りなかったのは添乗員(バスアナ)の説明。施設や場所の紹介にとどまっている感は否めない。全国一の規模を誇る屋台や博多湾の豊かな海の幸のほか、国宝の金印をはじめとする層の厚い歴史にももっと触れてほしい。そうすれば、観光客に好感をもって福岡を印象づけられるのではないか。
24日からの運行は同コースのほか、櫛田神社などを約1時間で巡る「ベイサイド・博多街なかコース」(約10キロ)と、ライトアップされた博多駅などを約1時間半かけ立ち寄る「福岡きらめき夜景コース」(約20キロ)の計3コース。発着点はいずれも福岡市役所正面玄関前で、1日計10便。座席は予約制。大人1500円、4歳から小学生まで750円。九州高速バス予約センター=(0120)489939。
=2012/03/20付 西日本新聞朝刊=
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120320-OYT1T00347.htm
津軽鉄道アテンダントの人気上昇、観光PRも
ストーブ列車でガイドするアテンダント 津軽鉄道(青森県五所川原市)で接客にあたる「奥津軽トレインアテンダント」が新年度、「津軽半島観光アテンダント」に衣替えする。
国の支援が今年度に終了するのを機に青森県や五所川原市などが2年間、アテンダントの人件費を援助。アテンダントたちは2015年度の北海道新幹線開業を見据え、津軽半島の観光振興に取り組んでいく。
「しゃべればしゃべたってしゃべられるし」――。津軽五所川原駅を出発し、雪景色の中を走るストーブ列車。アテンダントが津軽弁の早口言葉を披露すると、関西や北海道から訪れた観光客から拍手がわいた。
記念撮影や車窓に映る観光地の説明、ストーブでスルメを焼いたりと大忙しで車内を動き回るアテンダントの働きぶりもあって、家族3人で乗車した北海道岩見沢市の男性(52)は「若い女性が津軽弁を話して、すごく新鮮で親しみやすい」と満喫した様子だった。
国の「ふるさと雇用再生特別基金事業」として、県は津軽鉄道にアテンダント業務を委託し、同社は09年に女性7人を採用。手作りの飾り付けをした「七夕列車」などのイベント企画や、沿線を取材したブログ開設など、地道な努力でじわじわと7人の人気は上昇し、ブログ閲覧数が1日900件を超えることもある。
減少傾向が続いていた津軽鉄道の年間乗客数も、08年度(30万140人)に下げ止まり、09年度には32万1938人と上昇に転じるなど、アテンダント効果が表れつつある。
県はそうしたアテンダントの実績に着目。15年度の北海道新幹線「奥津軽駅」(仮称)のオープンを津軽半島への観光客増加につなげるため、「津軽半島観光アテンダント」に任命し、関連グッズの販売や旅行商品の企画といった鉄道にとどまらない活動を展開してもらう。県や五所川原市などが支出する総事業費は計1950万円になる見通しだ。
アテンダントは県の支援が終わる13年度までに、旅行商品の企画に必要な国家資格の取得や外国人観光客に対応できる語学力の向上にも取り組むという。
アテンダントの其田純子さん(56)は「車内業務を続けながらの対応は大変だが、志は高い。多くのことに挑戦して津軽半島のPRをしたい」と意気込みを話した。
(2012年3月20日18時08分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20120319-OYT8T01080.htm
「ふるさと博」逆風に勝った
県内観光客370万人超す
尾崎知事と白田久子さんを起用した「リョーマの休日」のPRポスター(県提供) 今月末で閉幕する「志国(しこく)高知 龍馬ふるさと博」の運営委員会が19日、高知市内で開かれ、2011年の県内観光客が370万人を超えるとの見通しが発表された。龍馬ブームに沸いた10年の435万人に次ぐ記録。東日本大震災による自粛ムードや高速道路の休日1000円制度が終了した中での健闘で、県は「ふるさと博が一定の成果を上げた」とした。(升田祥太朗)
県によると、高知城など観光関連60施設の利用者数は282万人で、「土佐・龍馬であい博」でにぎわった10年に比べると32・7%減となった。しかし、龍馬ブーム前の09年比では県立坂本龍馬記念館(42・1%増)、中岡慎太郎記念館(80・4%増)、高知市立龍馬の生まれたまち記念館(68・4%増)などが大幅に底上げ。昨年7月に開館した「『龍馬伝』幕末志士社中」の入館者数も2月末までに約12万人に上った。
最終日の31日は、午前9時から各会場で閉幕イベントを開催。JR高知駅前では、ちりめん丼や鍋焼きラーメンなど県内のご当地グルメ屋台が出店し、よさこいおもてなし隊「いちむじん」や土佐おもてなし勤王党がステージなどで盛り上げる。午後6時10分からの閉幕セレモニーには、女優の広末涼子さんも登場して締めくくる。
一方、博覧会型戦略に替えて4月から始める2年計画の観光キャンペーン「リョーマの休日」では、リピーター獲得に力を入れる。運営委員会で県は、観光・宿泊施設でスタンプを三つ集めた人に発行する「RYOMAパスポート」を発表。登録施設の割引きに利用できるもので、スタンプ数に応じて割引率を拡大するなどの特典を設けるという。
また、PRポスターは映画「ローマの休日」のパロディーで、龍馬を思わせる衣装の尾崎知事とPR大使の女優白田久子さんがバイクで疾走する図柄に決定。県は「ふるさと博は、観光客400万人を目指すステップになった。県全域で季節に応じたキャンペーンを展開していきたい」としている。
(2012年3月20日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120319-OYT8T01105.htm
津軽半島全体ご案内 来月から
車内「アテンダント」に観光PR委託
ストーブ列車でガイドするアテンダント 津軽鉄道(五所川原市)で接客にあたる「奥津軽トレインアテンダント」が新年度、「津軽半島観光アテンダント」に衣替えする。国の支援が今年度に終了するのを機に県や五所川原市などが2年間、アテンダントの人件費を援助。アテンダントたちは2015年度の北海道新幹線開業を見据え、津軽半島の観光振興に取り組んでいく。
「しゃべればしゃべたってしゃべられるし」――。津軽五所川原駅を出発し、雪景色の中を走るストーブ列車。アテンダントが津軽弁の早口言葉を披露すると、関西や北海道から訪れた観光客から拍手がわいた。
記念撮影や車窓に映る観光地の説明、ストーブでスルメを焼いたりと大忙しで車内を動き回るアテンダントの働きぶりもあって、家族3人で乗車した北海道岩見沢市の寺田義弘さん(52)は「若い女性が津軽弁を話して、すごく新鮮で親しみやすい」と満喫した様子だった。
国の「ふるさと雇用再生特別基金事業」として、県は津軽鉄道にアテンダント業務を委託し、同社は09年に女性7人を採用。手作りの飾り付けをした「七夕列車」などのイベント企画や、沿線を取材したブログ開設など、地道な努力でじわじわと7人の人気は上昇し、ブログ閲覧数が1日900件を超えることもある。
減少傾向が続いていた津軽鉄道の年間乗客数も、08年度(30万140人)に下げ止まり、09年度には32万1938人と上昇に転じるなど、アテンダント効果が表れつつある。
県はそうしたアテンダントの実績に着目。15年度の北海道新幹線「奥津軽駅」(仮称)のオープンを津軽半島への観光客増加につなげるため、「津軽半島観光アテンダント」に任命し、関連グッズの販売や旅行商品の企画といった鉄道にとどまらない活動を展開してもらう。県や五所川原市などが支出する総事業費は計1950万円になる見通しだ。
アテンダントは県の支援が終わる13年度までに、旅行商品の企画に必要な国家資格の取得や外国人観光客に対応できる語学力の向上にも取り組むという。
アテンダントの其田純子さん(56)は「車内業務を続けながらの対応は大変だが、志は高い。多くのことに挑戦して津軽半島のPRをしたい」と意気込みを話した。
(2012年3月20日 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012031702000051.html
ディズニー回帰 12年3月期 過去最高益に
2012年3月17日 朝刊
東京ディズニーランドのパレードを見物する大勢の人たち=15日、千葉県浦安市で
東日本大震災後に一時、大きく落ち込んだ東京ディズニーランド(TDL)、ディズニーシー(TDS)の入園者数が急回復している。二〇一一年度上半期(昨年四〜九月)に前年同期比17・1%減と低迷した入園者数は夏以降、急増。一一年度の年間では例年並みの二千五百万人を確保できる見通しだ。専門家は「震災で萎縮した人々の気持ちにやすらぎを与えてくれることが、人気の理由」と分析する。 (伊東浩一)
TDLの入園者に復調の兆しが見え始めたのは昨年六月下旬ごろ。七月八日に小学生以下の入場料を半額にするキャンペーン(八月末まで)を始めると弾みがつき「多くの家族連れが訪れてくれるようになった」(運営するオリエンタルランド)という。
「『非日常』を味わいに来る入園者の期待を裏切りたくない」と節電は、オリエンタルランド社屋のエレベーター停止やトイレ、廊下の消灯など来園者が入れない場所を中心に行い、サービスの低下を回避。昨年八月には三十億円をかけ自家発電装置を拡充した。
その上で百万個の電飾を使う「エレクトリカルパレード」は、電力需要の少ない深夜に充電したバッテリーから得た電気を使用するなど、人気イベントは規模を縮小せず続行。昨年四月以降「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」など、TDLとTDSに例年より多い計四つのアトラクションを新設したことも効果的だった。
これらにより一一年度下半期(昨年十月〜今年三月)のTDLとTDSを合わせた入園者数は前年同期比5・5%増、年度の下半期では過去最高の一千四百二十六万人になる見通し。一二年三月期のオリエンタルランドの本業のもうけを示す営業利益も過去最高の六百十七億円に達する見込みだ。ただ、震災で休園した期間の人件費などを特別損失に計上するため、純利益は二百九十五億円にとどまると予想する。
TDLとTDSの入園者の回復について、上智大の杉本徹雄教授(消費者心理学)は「震災で街に沈滞したムードが漂う中、手近に訪ねることができ、幻想的な世界に触れられることが支持されている」と推測している。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012032102000045.html
福島観光 春遠く 花見間近 消えぬ風評被害
2012年3月21日 朝刊
福島第一原発事故による風評被害で、観光客がまばらになった飯盛山の参道=福島県会津若松市で
東京電力福島第一原発事故から一年が過ぎても、東北の観光地は風評被害による観光客の減少に悩まされている。福島県内では放射線量が東京より低い地域もあるのに「フクシマ」の名が国内外に負のイメージで広がっている。 (竹田佳彦)
「お客さんが戻ってきてくれるか、花見シーズンの春が正念場」。白虎隊最期の地、福島県会津若松市の飯盛山。土産物店兼食堂の支配人井関一浩さん(39)は「他の観光地で花見旅行が定着してしまうのでないか」と気をもむ。
原発事故以降、一時は観光客が十分の一に減り、廃業する土産物店も出た。登山道では今もシャッターを閉めた店が目立ち、数人の旅行者が足早に通り過ぎる。同市の観光協会によると、昨年の観光客は前年比15%減の二百三十五万人。特に県外からの小中学校の修学旅行は八百四十一校から百校に激減した。
会津若松の放射線量は毎時〇・一一マイクロシーベルトで、東京都江戸川区の〇・一三マイクロシーベルトより低い(いずれも十六日)。市が各校に説明しても「放射能汚染を心配する保護者の理解が得られない」という答えが多い。
県は昨年七月、県内で社会見学や遠足をする地元の小中学校に助成金を出す制度を新設するなど対策を取っているが、全体の減少分を補うには至っていない。
喜多方ラーメンで知られる隣接の喜多方市も、旅行者の減少にあえぐ。ラーメン店「勝っつぁん」店主、渡部勝男さん(65)は「今や街中に観光客なんて歩いてないべ」。昼に訪れていた修学旅行生の姿は消え、のれんが寒々しく揺れる。
風評被害は福島県内にとどまらない。岩手県花巻市の花巻空港は、台湾や韓国など海外からのチャーター便が昨年四月〜今年二月で前年同期の三十八機から七機に減った。岩手県空港課の職員は「外国人から見れば『フクシマに近い』というだけで敬遠されてしまう」と話す。
こうした逆風をよそに、岩手県平泉町の中尊寺は、観光客が例年の年間十三万人から昨年は二十五万人に倍増。六月に世界文化遺産に登録されたことが「追い風」となった。
会津地方の観光事業者十社でつくる「風評被害対策協議会」は昨年五月、東京電力に「福島第一原発から『福島』の名前を外してほしい」と文書で要望。今も返答はない。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203210033.html
清盛観光安全に8航路を点検シェアする
中国運輸局は20日、広島市など本土側と平清盛ゆかりの廿日市市宮島町、呉市音戸町を結ぶ航路で安全点検を始めた。清盛ブームの中、春の観光シーズンで利用客がさらに増えるのを前に、瀬戸内海の8航路を22日までにチェックする。
運輸局はこの日、4航路を点検した。中区の原爆ドーム前では、アクアネット広島(中区)が運航する宮島行きの高速船に職員3人が乗船。救命胴衣の数や緊急時の連絡態勢を確認し、体の不自由な乗客の誘導の仕方などを船員から聞き取った。
【写真説明】船員(右)から乗客のサポート態勢を聞き取る中国運輸局の職員
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120321-00000057-mailo-l13
東京スカイツリー:変わる向島、観光客招致へ若手動く 花柳界にも時代の波、名所案内看板やPR紙発行も /東京
毎日新聞 3月21日(水)12時10分配信
自立式電波塔として世界一の高さを誇る東京スカイツリー(高さ634メートル、墨田区)が5月22日に開業するのを前に、地元では観光客を受け入れる取り組みが広がっている。16軒の料亭や約100人の芸者らが花柳界を形成し、これまでは「常連さんが通う街」として知られた墨田区向島地区でも若手を中心に準備が進められている。【和田浩幸】
「タワーができることだし、一緒に人を呼ぶようなことをしないか」
墨田区の「向島二・三町会」青年部長で、秋葉原の電子部品商社に勤める大熊博之さん(47)は07年7月、隣の町会の知人から、東京スカイツリー開業後の観光のあり方を考える「向島町おこしの会」への参加を持ち掛けられた。
同会は地元町会と花柳界の30〜40代の若手約30人が集まり、同年4月に発足。大熊さんは「育てられたこの街に恩返しがしたい」と快諾し、副会長として入会。昨年6月から会長を任されている。
向島で生まれ育った大熊さんは、子どものころから着物姿の芸者や黒塗りの車が料亭に乗り付ける光景を見てきたが、自ら足を運んだことはなく、花柳界は「身近にいながら遠い存在」だった。
会では毎月1回の定例会で、町会と料亭の双方が意見を出し合い活動方針を決めている。これまでに▽「一見(いちげん)さん」らに芸者踊りなどを披露する「華のお座敷」を開催▽イベント情報などを記した新聞を年4回発行し、各世帯に配布▽向島の隠れた名所に、由来を記した看板を設置−−などの活動を展開した。
活動の中で大熊さんは、来客をもてなす花柳界の人たちの気遣いに感銘を受けた。「華のお座敷ではチケットを忘れたお客さんも笑顔で迎え入れていた。おもてなしのプロだと思った」と振り返る。
一方、悩みの種は車でのアクセスだ。区画整理がされていない入り組んだ路地に、多数の車を進入させるわけにはいかない。「お忍びで来る場所を観光化させたくない」との声もある。車の進入については、大通りに誘導する案内板の設置を墨田区などに要請している。
「スカイツリーは地元でも賛否両論あるが、そのお陰で住民が花柳界を知る機会になったのも事実。観光客が間違いなく増えるなら、向島の伝統文化を伝え、気持ちよくもてなしたい」。そんな思いが、大熊さんの活動の原動力になっている。
〔都内版〕
3月21日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20120315-OYT8T01067.htm
青線続くよ ペダル軽く
瀬戸内海横断自転車道」今治側
従来の白線(右側)に沿うように舗装されたブルーライン(今治市宮窪町で) 今治市役所から広島県尾道市のJR尾道駅まで至る「瀬戸内海横断自転車道」(約80キロ・メートル)のうち、橋りょう部を除く陸地の国道や県道、今治市道で、県と市が「ブルーライン」舗装を進めている。しまなみ海道周辺は近年のサイクリングブームで観光客が増えており、利用者にわかりやすく示すことが目的。広島県側は昨年に実施済みで、25日に完了する見込みという。
(奥原慎平)
同自転車道は1998年、瀬戸内しまなみ海道の開通(1999年)に合わせ、愛媛・広島両県が設定。一部については、同海道の開通前から国の補助を受けて自転車が通れる歩道の整備やレンタサイクル所の設置も進められてきた。
しかし、自転車の走行レーンが自動車道と明確に分離されている橋りょう部とは異なり、島嶼(とうしょ)部の道路には距離などを示す標識が交差点などに設置されているだけ。「自転車道」という名称でありながら自転車専用道路ではないため、サイクリング客らから「どこが自転車道なのかわからない」などと不満の声が上がっていたという。
ラインの幅は広島側と同じ20センチで、車道脇に計20キロ・メートルにわたって舗装。1キロ・メートルおきに距離を示す表示も路面に舗装している。
卒業旅行で大島をサイクリング中の松山大4年、末光正典さん(22)は「自分がどこに向かっているのか迷わずに済む。さわやかな色に心が洗われるよう」と喜んでいた。
喜安定男・県今治土木事務所道路課長は「ブルーラインが世界的な自転車の聖地へと発展するきっかけとなってほしい」と話している。
(2012年3月16日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120322-00000118-san-ent
太秦映画村リニューアル後の勢い コスプレ、歴女…客層拡大
産経新聞 3月22日(木)15時10分配信
拡大写真
東映太秦映画村の東映アニメミュージアム=2月19日午後、京都市右京区 (安元雄太撮影)(写真:産経新聞)
時代劇のテーマパーク「東映太秦(うずまさ)映画村」(京都市右京区)が、不況や東日本大震災の影響などで振るわない全国のテーマパークを尻目に入場客数を順調に伸ばしている。昨年9月、テーマを一新し、14年ぶりに施設の大幅改装に着手。ゲームやアニメで人気の戦国武将や忍者のキャラクターに扮したコスプレファンらが急増している。今春、改装第2弾を実施予定で、映画村では「勢いに弾みをつけ、さらに入場者増をはかりたい」と意気込む。(岡田敏一)
映画村は昭和50年にオープン。バブル時代の1980年代には年約260万人の入場者数を記録したが、時代劇の衰退や不況の影響などでここ数年は年70万人前後に落ち込んでいた。
そこで映画村を運営する東映は、開設35周年を迎えた平成22年、約30億円を投じ、大幅改装を計画。23年9月、第1弾として敷地面積を3万6千平方メートルから4万6千平方メートルに拡張。「どんでん返し」や「隠し通路」を体験しながら出口を目指す忍者をテーマにしたアトラクション「からくり忍者屋敷」や「浮世絵美術館」、東映アニメのヒット作を写真パネルやフィギュアなどで紹介する「東映アニメミュージアム」を新設。また、アクセス面も配慮し、JR太秦駅に近い撮影所口を新設した。
さらに平成19年から毎秋、2日間の日程で「太秦戦国祭り」を開催。歴史がテーマのゲームやアニメなどのブースに、若者の集団が押し寄せ、昨年は過去最高の計1700人のコスプレファンが訪れた。
映画村によると、アニメや映画、舞台化もされた「戦国BASARA」や「忍たま乱太郎」、「NARUTO−ナルト−」など人気アニメのキャラクターのコスプレが人気で、戦国祭りの期間中、団体客入り口のそばにコスプレ客専用の更衣室も特設して対応。コスプレファンの間で新たなスポットとして人気が浸透しているという。
これらの取り組みが奏功し、改装後の9月から先月までの入場者数は毎月、前年同月比2割増となり、計6万人以上増えたという。
映画村の山口記弘・企画制作部兼販売部長(51)は「改装効果で家族連れが増えたことと、若いコスプレファンや歴女(歴史マニアの女性)の急増が大きい」と手応えを実感。「お化け屋敷などを新設する17日から始まった改装第2弾、今秋予定の改装第3弾で、さらに客層を広げ、入場者増をはかりたい」と話している。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/120315/bsd1203152037009-n1.htm
ディズニーリゾートに追いつけ! ハウステンボス、USJもあの手この手 (1/2ページ)2012.3.15 20:34
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東京ディズニーリゾート(TDR)が“独り勝ち”とされるテーマパーク業界で、地域のパークが生き残りに向けて改革のスピードを上げている。長崎県のハウステンボス(HTB)は、先月末に開設した長崎−上海間の旅客船航路を活用し、海外からの集客を加速する一方、大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)も16日、新エリアをオープンするなど、さまざまな施策を打ち出している。(中山玲子)
開園10周年となるUSJは16日、ハローキティなど子供に人気のキャラクターをテーマにした新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」をオープン。アトラクションやレストランなど28施設を新たに設けた。
環境デザインの世界的権威、スーザン・M・ゴルツマン氏の理論を元に、子供の想像力や好奇心を育む設計を行った。スリルやスピードを味わうこれまでのゾーンとは対照的に、就学前の子供でも安心して遊べるのが特徴で、親子連れの来場拡大を狙う考えだ。
USJの年間来客数は約800万人。新アトラクションなどの目玉“商品”を次々に出すが、「何もしなければ、せいぜい来ても年1回。もっと頻繁に来てもらうためには、毎年何かを打ち出すことが大事」(同社広報)とアピールする。
一方、HTBは平成4年の開園以来赤字続きだったが、22年4月、旅行会社のエイチ・アイ・エス創業者、沢田秀雄会長が社長に就任。さまざまな改革を行い、たった半年で初の黒字化に成功した。来客数も最低時より約40万人多い179万人に増加し、今期は190万人を見込む。
HTBでは、カップルや家族連れが多い冬に照準を合わせ、当初の8倍となる820万球を使用したイルミネーションイベント「光の王国」を11月下旬から開催。初夏や秋は、世界トップクラスの庭師が集うガーデニングコンテストを実施し、シニア層を捉えた。
さらに先月末からはグループ会社を通じ、中国からの観光客誘致を目的に、長崎−上海間のクルーズ航路を開設。船内で日本製の家電製品などの買い物もできるようにした。
このほか、英語学習と健康プログラムを提供する事業を手がけるベンチャー企業2社をパーク内に誘致。「観光以外の客も呼び込むことで、シーズンに左右されない平準化した来客数を目指す」など、斬新な取り組みも行っている。
ディズニーランドの生みの親、ウォルト・ディズニーは「テーマパークは永遠に完成しない」との名言を残した。USJやHTBも人を魅了する新たな取り組みを次々に打ち出し、パークの活性化につなげる。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/120316/bsl1203160500001-n1.htm
子連れママ、気軽に楽しんで 映画・直売所…集客期待で対応充実 (1/2ページ)2012.3.16 05:00
子供と一緒に映画を見られるMOVIXの上映会「ほっとママシネマ」=千葉県柏市【拡大】
赤ちゃん連れのママ、大歓迎−。映画や食材の市場をはじめ、育児中の母親が小さな子供と一緒に出かけられるイベントや場所が増えている。授乳やおむつ替えが必要な乳幼児向けの設備が整い、気兼ねなく過ごせるよう工夫されているのが特徴だ。企業なども新たな顧客獲得への期待から対応に力を入れている。
◆上映中におむつ替え
通路を赤ちゃんがハイハイして通り過ぎ、ママの笑い声が上がる。2月末、千葉県柏市のシネマコンプレックス(複合型映画館)。上映中だが場内では小さな子供たちが走り回り、泣き声もあちこちで聞こえる。松竹マルチプレックスシアターズが展開する子供とママ向けの上映会「ほっとママシネマ」だ。
スクリーン前にはおもちゃが並ぶ「広場」が設けられ、通路にはクッションが置かれたおむつ替え用スペースも。上映中に歩き回り、子供におやつを食べさせるのも自由だ。場内は手元の文字が見えるほど明るく、音量も通常より小さめだ。
「若い女性はいつでも顧客の中心。出産や育児で足が遠のいてしまうママ専用サービスを打ち出し、次世代につながるファンをつくろうと考えた」と松竹の山縣勇さん。
常連客の「子供が途中で騒いでも大丈夫な映画館はないの?」という要望を聞き、2008年に取り組みを始めた。今は全国22カ所のシネコン「MOVIX」で月1回程度開催している。
7カ月の男児を抱っこしながら映画を見ていた千葉県流山市の長田円香さん(34)は「出産後、映画館に来るのは初めて。家にこもりがちだったが、これなら周りに気兼ねなく楽しめる」と顔をほころばせた。
◆遊ばせながら買い物
東京都世田谷区の住宅街。一角にあるお寺の境内で月1回、子連れ客をターゲットにした野菜などの直売所「ママンカ市場」が開かれる。
ホームページ制作会社社長の須賀大介さんが、子供が生まれたのをきっかけに「一緒に出かけられる場所が欲しい」と10年に始めた。お寺の和室を借りておむつ替えや休憩ができるスペースを確保。紙芝居のイベントもある。子供を安心して遊ばせながら買い物できると来場者に人気だ。
地方の農家などが多い出店者からも、消費者の反応を直接聞けて販路拡大にもなると好評だ。茨城県筑西市の農家、潮田武彦さん(36)は「自分の作るニンジンを子供が好きと聞くとうれしい。農家同士のつながりもできる」と喜ぶ。
ホームページ運営会社、スマイリーマム(東京都千代田区)は、子供連れでも安心して行ける全国の飲食店など約7700店を紹介するサイトを展開。ジャズライブやオペラなど大人と子供が一緒に参加できるイベントも開催する。
杉山憲一社長は「中には子連れじゃないと入れない店もある。店側もお客が少ない時間帯をうまく使おうと工夫している」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120321-00001102-yom-soci
台湾旅行、最多129万人…羽田直行便で急増か
読売新聞 3月23日(金)6時42分配信
【台北=源一秀】昨年、日本から台湾を訪れた旅行客が前年比19・9%増の約129万人に達し、過去最多を記録したことが、台湾観光局の調べで明らかになった。
同局統計によると、日本からの旅行客は、陳水扁前政権時代の2007年の約117万人がこれまでのピークだった。
昨年の旅客数が伸びたのは、10年10月に東京・羽田―台北・松山間の直行便就航で交通の便が良くなったことに加え、昨年3月の東日本大震災で台湾の各界が約200億円と世界最大規模の義援金を集めるなどして、日本人の台湾への関心が高まったのが主要因とみられている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032301002060.html
シンデレラ城で結婚式 東京ディズニーランド
2012年3月23日 19時32分
シンデレラ城での結婚式「ディズニー・ロイヤルドリーム・ウエディング」のイメージ
オリエンタルランドは23日、東京ディズニーランドのシンデレラ城で結婚式を挙げることのできるプログラム「ディズニー・ロイヤルドリーム・ウエディング」を9月下旬に始めると発表した。
式後に行う東京ディズニーランドホテルでの披露宴も含め、出席者50人の場合の基本料金は750万円。1日1組限定で、9月は28日、10月は13、20日に開くことができる。11月以降は順次決めるが、年間で数十件の式を見込んでいる。
申し込み開始は4月8日。2組以上が同じ日を希望した場合は抽選で。問い合わせは東京ディズニーランドホテルブライダルサロン、電話047(305)8222。
(共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120322-OYT1T00550.htm
ルノワール彫刻、シンボルになり得ぬ…市に苦言
監査で有効活用についての指摘を受けたルノワール彫刻「洗濯する女」 静岡市監査委員は21日、2011年度の第2回定期監査結果を発表した。
静岡駅南口の駅前広場に設置されているルノワールのブロンズ彫刻について「多額の経費を投資したが、『広場のシンボル』とはなり得ていない」と厳しく指摘し、市に活用策の検討を求めた。
彫刻は「勝利のヴィーナス」と「洗濯する女」の2体で、知名度が高い彫刻を「駅南口広場のシンボル」とする目的で1994年3月に設置。それぞれ世界に14体しかないという貴重なもので、購入価格は計1億2900万円だった。
しかし、市の観光パンフレットやホームページなどでも紹介されておらず、市監査委員は「市民や観光客からの認知度は決して高いとはいえない」と指摘。彫刻を「『戦略的観光資源』として捉え、最大限活用する方策を検討する必要がある」としている。
海野洋・代表監査委員から報告書を手渡された、田辺信宏市長は「もう一度洗い直し、整理する必要がある。早急に検討したい」と述べた。
(2012年3月23日22時04分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/120319/trd12031915300008-n1.htm
【こだわり旅物語】
カンボジア・プノンペン(上)
2012.3.19 18:31
■変遷 歴史の重みズシリ
カンボジアの首都プノンペンは、アンコール遺跡群に比べると日本人にとってはなじみが薄いかもしれないが、欧州や中国、韓国などから多くの観光客が訪れる。かつての内戦で荒廃した街並みも、近年の経済発展とともに大都市を思わせるほど復興している。郊外に足を伸ばせば、点在する遺跡や、旧ポル・ポト政権の教訓を伝える施設が残り、国の変遷と歴史の重みが感じられた。(文 南昇平)
◆活気にあふれる街中
ベトナム・ホーチミンを離陸して約45分。プノンペン国際空港に到着した。この時期の日本との気温差は大きいが、湿度が低いせいか汗はかかなかった。
空港から市中心部へ伸びる幹線道路は、朝夕は車とオートバイで埋め尽くされる。カムリ、カローラ、ハイエースと圧倒的にトヨタ車が多く、レクサスのSUVも散見された。いたるところで歩道工事が行われ、経済発展に伴いインフラ整備が急ピッチで進められる一端がうかがえた。
毎週末の夕方には、市の東を流れるトンレサップ川沿いの公園でナイト・マーケットが開催され、工芸品店や飲食店のテントが並ぶ。サトウヤシを搾ったジュースを飲んでみると、なかなかおいしい。
夜、女性だけで街を歩く光景を何度か見かけた。治安も確実に向上しているようだ。
◆キリング・フィールド
翌朝、車で南へ。40分ほど走ると通称キリング・フィールドに到着した。旧ポル・ポト政権下で多くの人々が処刑された場所だ。
後に遺体を掘り返した穴86カ所がそのまま残り、雑草が生い茂っている。ほかに手つかずのままの穴が43カ所残っているという。
敷地の中央に建つ慰霊塔には8985個の頭蓋骨がガラス越しに見える形で安置されており、その光景に息をのむ。来場者はみな頭を垂れていた。
さらに国道を南下し、トンレバティ湖畔にせり出した小屋で涼みながら昼食をとった。さばいたばかりのニワトリの丸焼きやチャーハンは適度な辛さとスパイスで絶品だった。
◆郊外にたたずむ遺跡
トンレバティ湖から車を数分走らせると、アンコール・トムと同時期の12世紀後半に建てられた寺院ワット・タ・プロームが見えてきた。日本語ガイドのソワンさんは「14〜16世紀に大乗仏教が渡来し、涅槃(ねはん)像を入れる改装が行われた」と教えてくれた。
規模は小さいものの、きれいに修復され、今も仏教とヒンズー教の複合寺院として使われている。回廊からは神と阿修羅のレリーフを眺めることができ、細かい表情に思わず見入ってしまった。
少し離れた小山には、内戦時代に破壊され、日本の援助で再建された仏教寺院ワット・プノン・タマウがある。レンガの壁がかろうじて元の寺院の存在を示しており、神々が綱引きをする様子を彫ったレリーフはとても興味深かった。
◇
≪メモ≫プノンペン
カンボジア南部に位置する首都。人口は約140万人で、国全体の10分の1が集中。アンコール遺跡群の玄関口となるシェムリアップとは250キロ離れている。11月から5月が乾期。日本から直行便はなく、関西国際空港からはタイ・バンコクまたはベトナム・ホーチミンで乗り継ぎとなる。時差は日本から2時間遅れ。
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/120321/trd12032107450002-n1.htm
「マタニティー旅」十分注意を 日程に余裕持たせ、無理はしない
2012.3.21 07:42 (1/3ページ)
看護師に抱かれる新生児。リフレッシュできるマタ旅だが、赤ちゃんのためにも無理は禁物だ(本文とは関係ありません)
妊娠中のストレス解消や夫婦の思い出づくりに人気のマタニティー旅行、いわゆる「マタ旅」。だが、旅行中に状態が急変するリスクは心得ておきたいもの。専門医は「日程に余裕を持たせ、決して無理はしないで」と呼び掛けている。(戸谷真美)
◇
年間平均30人超
国内有数のテーマパーク、東京ディズニーリゾート(TDR)には国内外から年間約2500万人が訪れる。近くにある順天堂大学医学部付属浦安病院(千葉県浦安市)と社会保険船橋中央病院周産期母子医療センター(船橋市)の医師らは「東京近郊にある巨大テーマパークからの産科緊急受診に対する検討」と題した研究で、警鐘を鳴らしている。
それによると、平成19〜22年の4年間で、TDRと周辺のホテルなどから運び込まれた旅行中の妊婦は計129人。19、22年は40人以上の緊急受診があり、平均するとほぼ週に1度のハイペースだ。年齢は19〜45歳と幅広く、出産経験のある経産婦が約6割。時期は妊娠12週未満が53人と4割を占め、22〜36週が39人(30%)で続く。37週以降も2人いた。
診断は、妊娠21週までの切迫流産が61人(47%)と最も多く、次いで切迫早産およびその疑いが26人(20%)。入院が必要だったのは20人で、早産などで新生児集中治療室(NICU)での新生児の管理が必要だったケースは6例あった。中には、妊娠中に胎盤が剥がれてしまう常位胎盤剥離などの重症例や妊娠23週での早産もあった。
順天堂大医学部付属浦安病院の産婦人科医で、同学部准教授の田嶋敦さんは「受け入れる際、その妊婦さんのデータが全くない場合があった」。母子手帳がないケースや出産予定日しか分からないこともあり、胎児の生育状況や妊娠中毒症といったトラブルの有無など、必要な情報を得られにくいケースが目立った。
主治医に相談を
マタ旅は、バリアフリーや日程に配慮したプランを宿泊施設や旅行会社が打ち出し、有名人がブログで報告するなどしたことで数年前から一般的になった。田嶋さんは「気を使い過ぎてストレスになってしまうのもよくない。旅行でリフレッシュするのが一概に悪いとはいえない」と話す。心掛けとして、旅行に行く際は主治医に相談▽母子手帳や保険証を必ず携帯▽日程にゆとりを持たせ、無理をしない−などが必要だ。研究チームのアンケートでは、主治医の了解を得たという人は半数以下にとどまり、中には夜通し車に揺られて来た人もいたという。
全国的な産科医の減少やNICU不足の中、すぐに診療が受けられないことや、その地域の医療負担増も考えられる。田嶋さんは「妊娠は病気ではないが、安定期という言葉も医学的な定義はない。『何が起こるか分からない』ということは心に留めておいてほしい」と話している。
◇
アトラクションで注意呼びかけ
TDRを運営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)では、一部のアトラクションで、妊娠中の利用を制限している。看板や自動アナウンスのほか、スタッフが声で注意を呼び掛けている。ウェブサイトでマタニティープランを提案している近畿日本ツーリスト(東京都千代田区)も産科医のアドバイスやトラブル対処法などを明示。「利用される方の不安を解消し、妊婦の方にも十分な配慮のある施設を紹介している」という。
マタ旅の旅行先として海外も人気だ。しかし、一般的な海外旅行保険には妊娠・出産にかかわる診療がカバーされない商品が多いので注意が必要。
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http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20120325/CK2012032502000160.html
城下町 すいすい巡ろう レンタサイクル 「まちのり」本格スタート
2012年3月25日
貸し出す自転車の準備をするまちのり事務局のスタッフたち=金沢市役所で
金沢市の公共レンタサイクル事業「まちのり」が二十四日、本格的にスタートした。市内の観光名所や駅などで自転車を借り、返却できる仕組みで、公設民営での事業化は全国初。(田嶋豊)
市役所で出発式があり、山野之義市長は二〇一四年度末の北陸新幹線金沢開業を見据え「自転車で街中を回遊してもらい、活性化することを期待したい」とあいさつ。運営スタッフが、ベージュを基調としたデザインの自転車の試し乗りを披露した。
初日は午後五時現在、三百十一件の貸し出しがあった。事務局の担当者は「あいにくの空模様だったが、雨が上がると、学生や女性らが利用した」と話していた。
貸し出し・返却拠点となる「サイクルポート」は金沢21世紀美術館と金沢駅、香林坊、武蔵など十八カ所に設け、自転車計百五十五台を配置。基本料金二百円で、三十分以内に拠点でチェックを受けてうまく乗り継げば、基本料金で一日中利用できる。事業費は国補助を含めて一億八百万円。市内のコンサルタント会社が運営し、市は年間延べ十万回の利用を目指している。
まちのり事業は一〇年の夏から秋にかけて社会実験を行い、一日当たり三百五十件の利用があった。利用者のほとんどが本格実施に賛成し、市で準備を進めてきた。問い合わせはまちのり事務局=フリーダイヤル(0120)319047=へ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120325t33007.htm
宮古観光の起爆剤に 被災「道の駅」仮設店舗で復活
観光の起爆剤として期待される道の駅「シートピアなあど」仮設店舗
東日本大震災の津波で被災した岩手県宮古市臨港通の道の駅「シートピアなあど」仮設店舗が敷地内の駐車場に完成し24日、開所式が行われた。震災で打撃を受けた観光の起爆剤として期待される。
仮設店舗は各66平方メートルのプレハブ2棟と26平方メートルの食堂1棟で、土産品などを販売する。市がプレハブのリース料年間2300万円を支払う。
プレハブ棟に入居した出崎地区産地直売施設組合(組合員75人)は震災前、なあど内で新鮮野菜や加工品を販売。被災後は仮設テントや、市中心部の商店街の空き店舗で営業を続けてきた。
山崎時男組合長(72)は「ようやく『家』に帰ってきた。組合員一丸となって、質の良い商品を届けたい」と話した。
開所式には関係者約30人が出席。大型観光宣伝「いわてデスティネーションキャンペーン(DC)」(4〜6月)を控えており、山本正徳市長は「なあどを多くの観光客に使ってもらいたい」とあいさつした。
なあどは2003年11月オープン。鉄筋コンクリート2階建てでタラソテラピー(海洋療法)施設、特産品販売所、レストランが入居していた。震災では津波が2階まで浸水した。市は12年度中に復旧工事に着手する。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120325t73008.htm
仙台市と青森・岩手・秋田3県、台湾からの誘客に照準
仙台市と秋田県が共同で台湾の現地紙に掲載した観光広告
東日本大震災後、大きく落ち込んだ外国人観光客数の回復を図ろうと、仙台市と北東北3県が、台湾からの誘客キャンペーンに力を入れている。台湾はアジアの国・地域の中で最も親日的で、震災後の観光客の戻りが比較的早い。各自治体はこれまで以上に重点地域と位置付け、集中的にアプローチしている。
台湾からの観光客は近年、団体旅行から個人旅行へと移行しつつあり、宣伝手法も多様化している。仙台市と秋田県は、個人客をターゲットとした最新の観光情報を発信してもらうため、25〜29日、旅行分野で大きな影響力を持つ台湾の人気ブロガー3人を招く。
仙台市は青葉区の瑞鳳殿と大崎八幡宮、仙台朝市、宮城野区の仙台アンパンマンこどもミュージアム&モールを案内。秋田県は「定番」の仙北市角館町と田沢湖をあえて除き、景色のいい日本海沿いの国道7号をレンタカーで走ったり、スイーツの店を回ったりと、リピーターを強く意識したメニューを打ち出す。
3月中に計3回、台湾の日刊紙2紙に共同で広告を掲載。仙台城跡や桜が満開の角館の武家屋敷、牛タン、きりたんぽ鍋などの名所名物を売り込む。
青森、岩手、秋田の3県と仙台市は13〜18日、JR東日本を交え、台湾の日刊紙と旅行業界誌、インターネット記者の計3人を共同で招いた。桜前線が通過する北東北の春の魅力を各媒体で伝えてもらう。
台湾の観光客の多くが、仙台空港の定期便を使って来日する。秋田県観光課は「各県と連携することで旅行の選択肢を増やし、多様なコースを提案できる」と共同キャンペーンの意義を語る。
仙台市国際プロモーション課は「現地メディアの発信力を借り、震災と福島第1原発事故による風評被害を払拭(ふっしょく)したい」と話している。
2012年03月25日日曜日
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http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120327/01.shtml
中国人観光客の新黄金ルートつくろう
上海航路や格安航空会社(LCC)の就航で上海市から九州に入る中国人観光客が増える好機をとらえようと、長崎など4県の観光団体が「北部九州ゴールデンルート連絡会議(仮称)」を28日に設立。観光ツアーの定番化に向け連携強化を図る。
九州新幹線鹿児島ルートの全線開通から1年、九州の縦軸の観光ルートが好調なだけに“横軸連携”に期待がかかる。
参加するのは長崎、佐賀、熊本の各県観光連盟とツーリズムおおいた(大分県)。提案した長崎県観光連盟によると、訪日中国人客の多くは海外旅行経験がなく、最初の行く先として東京−大阪の通称・ゴールデンルートを選ぶ。ただ上海市など都市部からはリピーター客も増えつつある。
今年に入り、LCCの春秋航空(上海市)が佐賀−上海に定期チャーター便を就航させ、長崎−上海の上海航路も本格営業を開始。これらを利用して北部九州を巡る旅行商品が開発されており、同連盟の土井正隆専務理事は「追い風が吹いているうちに定番化し、新たなゴールデンルートを確立したい」と意気込む。
具体的には4県で情報を共有し、旅行代理店への提案や働き掛けで協力する。LCCと上海航路を組み合わせた「フライ&クルーズ」の商品化も推進する。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032890110111.html?ref=rank
偕楽園の梅まつり 伸び悩む人出 風評被害に悪天候
2012年3月28日 11時01分
園内の梅はようやく八分咲きとなった=茨城県水戸市の偕楽園で
茨城県水戸市の偕楽園で開かれている同市最大のイベント「水戸の梅まつり」の来場者が伸び悩んでいる。東京電力福島第一原発事故による風評被害に加え、梅の開花の記録的な遅れや週末の悪天候が追い打ちをかけたとみられる。まつりは四月八日まで八日間延期されることが決まり、観光関係者は来場者が増えることを期待する。 (小沢慧一)
「今年は咲くのが遅かったね」と来場者から言われると、お土産店を営む女性(65)は「今年は寒くて(開花までが)厳しかったんですよ。また来てくださいよ」と笑顔で応じた。しかし、心中は裏腹。まつりは一年で最も稼げる時だが、今年の売り上げは例年の半分以下まで落ち込み「店への打撃は大きい」と深刻そうに話した。
まつりの実行委は来場者数の目安として、期間の二月十八日〜三月三十一日のうち、来場者が多い毎週日曜の観梅日を集計。今年は第一日曜〜第六日曜(三月二十五日)が十二万四千二百六十八人と東日本大震災前年の二〇一〇年の半分程度にとどまる。
理由の一つは開花の遅れとされる。園内の開花は平年より一カ月以上遅く、今月二十七日にようやく八分咲きに。天気は、今月四回あった日曜のうち、三日が雨。土曜、祝日もよくなかった。
実行委によると、遠方からの団体客もツアーバスの台数などから例年の五、六割程度とみる。旅行会社は例年並みのツアーを企画したが風評被害もあり、ツアー成立の人員を満たせず多くが取りやめになった。実行委の担当者は「開花の遅れ、風評被害、天気とトリプルパンチだった」と話す。
園内で食堂を営む男性(32)は「被災してからずっと客が来なかったので、今年はあまり期待していなかったが、その通りになった」と嘆く。
しかし、まつりが四月八日まで延びることで、同月六日に開花予想の桜と同時に楽しめる可能性が出てきた。お土産店を営む女性(53)は「梅が咲くに従って、お客さんも戻ってきている。まつり期間も延長するので、出遅れた分を取り戻したい」と意気込む。
(東京新聞)
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開通特需なだけなんだからこれだけで増えた等と安易に慶ぶべきではないね。。
けど新東名開通後は首都圏からダイレクトに呼び込めると開通特需でもそれなりにインパクトでかそうである。
三遠南信道開通 浜松から奥三河、南信地域へ観光客増(2012/3/28 08:35)
http://www.at-s.com/news/detail/100110654.html
国土交通省浜松河川国道事務所は27日までに、4日に開通した三遠南信自動車道鳳来峡―浜松いなさ北両インターチェンジ(IC)間の整備効果について、浜松方面から奥三河、南信地域へのアクセスが向上し、観光客が増えたとする調査結果を発表した。
同事務所によると、開通区間の交通量は平日が約1800台、休日が約3600台だった。並行する国道257号の交通量は開通前の2月の調査時とほぼ変化がなく、道路整備によって新たな交通が生まれたとみている。
愛知県東栄町の「とうえい温泉」では、平日正午の浜松ナンバーの駐車台数が開通前の2・2倍に増えるなど、奥三河、南信地域の観光交流施設の観光客が増加しているという。
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>>1541
肝心の福岡が入らなきゃ意味なしでしょうに
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>>1545
宮崎は東国原効果が消えたことのほうが大きいんでないかい?
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203300007.html
'12/3/30
清盛「ドラマ館」はコース外シェアする
呉市内にある平清盛ゆかりの名所などを巡る市認定の観光タクシーが、市が整備した平清盛音戸の瀬戸ドラマ館を「素通り」している。案内コースに組み込まれていないためだが、指摘を受けた市は変更を急ぐ。ただ、中国運輸局の認可が必要で、1カ月はかかる見通し。
コースは、映画「海猿」のロケ地巡りや灰ケ峰の夜景、旧海軍関係施設の訪問などテーマ別に用意。清盛ゆかりのコースもあり、約50分で音戸瀬戸や日招像が立つ高烏台をめぐる。料金は大型(9人乗り)6050円、小型(4人乗り)4180円だ。
1月に開館したドラマ館は、市が3千万円かけ音戸瀬戸に面した「おんど観光文化会館うずしお」の1階に整備。市ではオープン前に案内コースに組み込む声もあったが、運輸局の手続きが必要なこともあり手つかずだった。
だが、ドラマ館は大河ドラマ放映に合わせ1年限定施設のため、市議が「早くコースに入れるべき」と指摘。市は、運輸局へルート変更を届け出るよう広島県タクシー協会呉支部に要請した。
【写真説明】ドラマ館が入るおんど観光文化会館うずしお
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>>1547
観光タクシーのルート変更にわざわざ運輸局の認可が必要ってのが馬鹿馬鹿しい
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120330/mca1203301418026-n1.htm
訪日外国人1800万人に 観光基本計画を閣議決定2012.3.30 10:25
政府は30日の閣議で、2012年度から5年間の政策目標を盛り込んだ次期観光立国推進基本計画を決定した。東日本大震災で落ち込んだ訪日外国人旅行者数(11年は推計622万人)を16年までに年1800万人に増やし、「被災地の復興を先導する」と観光の役割を明記した。
基本計画は、人口減少や少子高齢化が進む中、アジア各国などから旅行者を呼び込み「日本経済を力強く引っ張る」と強調。国内での旅行消費額を年30兆円(09年は25・5兆円)に拡大し、全国で539万人分の雇用効果を見込んだ。
日本人の海外旅行者については年2千万人(11年は推計1700万人)の目標を掲げ、企業の休日取得などを促進。大型連休を地域別にずらす「休暇取得の分散化」は、大震災を踏まえて「引き続き検討する」とし、事実上先送りした。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120331/CK2012033102000023.html
東京スカイツリー 開業日と週末に集中 展望台の個人予約
2012年3月31日
一回目販売分の抽選結果が三十日に発表された東京スカイツリー(墨田区)展望台の個人入場券の申し込みは、開業日と週末に集中した。全体で六・一倍の高倍率の中で当選した人らは、各地の東武トラベル店頭に張り出された当選者番号を前に喜びの声を上げた。
浅草駅支店(台東区)に来た区内の主婦中道治子さん(50)は、五月二十四日が当選。前日に八十歳を迎える義母と一緒に上がる。「直前まで秘密にします。喜んでくれるかな」
北千住駅支店(足立区)で五月三十一日の当選を確認した千葉県松戸市の会社員酒井武之さん(46)は「まさか当選するとは…。夜勤明けだが、眠気も吹っ飛んだ。四百五十メートルをいち早く体験できるのは楽しみ。会社の後輩を連れて行きたい」。
東武タワースカイツリーによると、インターネット申し込みで最も人気が高かったのは開業日の一番早い入場となる五月二十二日正午。応募一万五千七十八件(一件の定員は八人)、当選四十五件で倍率は三百三十五倍。続いて高倍率だったのは、開業後最初の土曜の五月二十六日午前十一時と午前八時。上位三つの時間帯への応募は全体の二割を占めた。
ネット販売分は完売し、倍率は五・五倍。東武トラベルの店頭分の倍率は一一・三倍。ほぼ完売したが、応募日時が偏ったため、わずかに余りが出た。余った分はネット販売を検討する。次回の予約受け付けは四月一日から。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120331-OYT8T00102.htm
いわてDC 熱い視線
観光業 復興の加速 期待
開催までの日数を表示する電光掲示板(30日、JR盛岡駅で) JRや県などが行う大型観光企画「いわてデスティネーションキャンペーン(DC)」が、4月1日から始まる。本県だけを対象にしたキャンペーンとしては32年ぶり。東日本大震災で減少した観光客を呼び戻し、震災からの復興の起爆剤にしようと、6月末までのDC期間中、盛岡市内で開催される東北六魂祭(5月26、27日)をはじめ、県内各地で多彩な催しが行われる。
■狙う「平泉」効果 「これを案内所に置いてもらえないでしょうか」
28日夕、営業を終了していた平泉観光協会の観光案内所に、二戸市の大沢治政策推進課長(55)が駆け込んだ。抱えているのは、市の観光パンフレット900部だ。
東北新幹線が停車する二戸駅がある同市にとって、昨年の世界遺産登録で人気が高まった「平泉の文化遺産」の観光客は、北上して訪れてもらう格好のターゲット。パンフレットでは、中尊寺金色堂の装飾に市特産の漆が使われている点を強調し、作成した5000部の8割は平泉町や一関市に置いた。
大沢課長は「県南に光が当たる今、DCは県北まで足を伸ばしてもらうためのチャンス」と意気込む。
その平泉町でも、観光協会が「春の藤原まつり」のメーン行事「源義経公東下り行列」を2年ぶりに復活させるなど、集客上積みに余念がない。
■震災前の水準に 遠野市は2011年、震災の影響で観光施設への集客が10年の半数以下に減った。4月1日には、観光窓口として、JR遠野駅前に新しい観光交流センターが完成する。シャワーも備え、有料で手荷物を預かり宿泊先まで届けることも始める予定だ。市観光協会は「DCを通して、何とか前年並みの観光客数に戻したい」と期待する。
市も同駅以外の4駅について、周辺を案内する「駅からマップ」を作成するなど、郊外まで楽しんでもらえるよう準備した。
■課題は沿岸 DCでは、交通の便が良い内陸から沿岸へ、いかに客を呼び込むかが課題だ。
県は、広い県内を縦横無尽に動くのは難しいとして、〈1〉盛岡から宮古方面〈2〉花巻から釜石方面〈3〉一関から陸前高田方面――の横ラインを重視。沿岸の宿泊施設が多数被災し、再開した施設も復興関連の宿泊客で埋まっている点を考慮、この3ラインにバス会社と連携して日帰りツアーを企画した。
「復興応援ツアー」と題したツアーでは、訪れた沿岸で地元住民が「震災語り部」となり、被災体験などを語る。釜石市で壊れた湾口防波堤などを案内するボランティア工藤利明さん(70)は「震災1年が過ぎた被災地の現状を見てほしい。これまで全国から寄せられた支援へのお礼も伝えられれば」と話す。ツアー料金のうち500円は、地元観光団体などに寄付される仕組みだ。
一方、バス会社は安全面を重視し、添乗員にラジオを携行させたり乗客に津波ハザードマップを配布したりと、震災に対する万全の備えをする。
(2012年3月31日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120401/wec12040107000000-n1.htm
なぜ、LCC利用の旅行ツアーは少ないのか? 代理店の意外な理由
2012.4.1 07:00 (1/2ページ)[ビジネスの裏側]
ピーチ機内で、飲み物を購入する乗客。旅行会社の間からは、有料化された機内サービスがパック旅行の客になじむのかとの声も聞かれる
関西国際空港を拠点とする日本初の格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」が運航を始めて1カ月。関空にはピーチ以外にもさまざまなLCCが乗り入れているが、旅行会社によるLCCを使ったパックツアーはわずか。その理由を調べてみると、「便数が少ないから」ということだけではないようだ。
旅行会社の店頭には、4月下旬〜5月上旬の大型連休や夏休みをターゲットにしたツアーのパンフレットが並ぶ。しかし、この中にピーチを使ったツアーはゼロ。JTB西日本は「いまのところ国内のツアーでLCCを使う考えはない」という。
ピーチは「旅行会社にも販路を拡大したい」との考えを持っているが、現時点で航空券の予約・販売は専用ホームページ(HP)とコールセンターに限定している。LCCは旅行会社を介さないことでコストを省き、低価格の運賃を実現させたが、これは言い換えれば、旅行会社にとって「LCCでは中間マージンが取れない」(日本旅行)ことになる。
旅行会社が企画するパッケージツアーでは、事前に一定の座席数を確保する必要がある。このため、旅行会社は航空会社から「IT運賃」と称して、パッケージツアー向けの航空券を支給されている。航空会社はまとまった数の座席を早い段階で売りたいため、「キャンセルの期限などは旅行会社に有利な条件になっている」(業界関係者)。
また、LCCは悪天候などで運休となった場合、原則として他社便への振り替えはない。再び予約し直すか、LCCが別の便を出すまで空港で待機するしかなく、機内サービスも有料化され、海外旅行が初めての人などにとってLCCは戸惑うことが大きいのだ
そもそもLCCの顧客層はリピーターが中心。海外旅行に慣れ、海外出張が多い人ほどLCCを使う傾向が強い。これに対し、初めての海外旅行の場合、旅行会社のパックツアーを使う人がほとんどだ。旅行会社の中には「LCCのサービスが定着するまでには時間がかかる。しばらくは乗客の反応をみたい」(近畿日本ツーリスト)という。
ただ、ここにきてLCCを活用しようとする旅行会社も現れ始めた。阪急交通社は関空発のツアーで、韓国のLCCであるチェジュ(済州)航空、エアプサンを使ったプランを販売。韓流ブームなどで韓国への渡航者が増加する中、「関空発午前の便では、従来の航空会社だけだと座席の確保が難しい」(阪急交通社担当者)と説明する。
また、各旅行会社とも豪州のゴールドコーストへのパッケージツアーはLCCを利用。関空からゴールドコースト、ケアンズに直接乗り入れているのは、現地LCCのジェットスター航空のみ。「ゴールドコーストは人気観光地だが、他空港経由では時間がかかりすぎるため、ジェットスター以外は商品として成立しない」(JTB西日本)ためだ。
旅行業界ではLCCの路線網が広がれば、「若者を中心に新たな旅行需要を喚起できる」(近ツー)との見方が多い。しかし、LCCを活用したパックツアーが一般化するには、もう少し時間がかかりそうだ。(松村信仁)
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>>908>>912>>933
ピークだった1988年度には2兆2000億円あった酒税収入が、今年発表された最新版(2010年度)では1兆3257億円と約4割もダウンしている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120401-00000008-pseven-soci
上野公園も今年は花見自粛なし 被災地思い花見酒飲もうの声
NEWS ポストセブン 4月1日(日)16時6分配信
お花見のシーズン到来! とくればお酒がつきものなのだが、日本人の酒量はここ数年、減少傾向にある。「せめてこの時期だけでも、ぱっといきませんか」。食事情に詳しいライター・編集者の松浦達也氏が語る。
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花見の季節がやってきた! 昨年は震災の影響で、花見の自粛が相次いだ。例年なら花見客でにぎわう、都内の公園でも花見シーズンにつきものの、簡易トイレやゴミ箱が設置されなかった。穏やかに桜を愛でる人々はいたが、楽しく盛り上がるというグループはさほど目につかなかった。
さて今年はどうか。「今年は例年通り、簡易トイレやゴミ箱も設置します」(上野恩賜公園)など、ほとんどの公園で通常通り、花見客を迎える態勢が整えられているようだ。
一方で気になる数字がある。花見と言えば、「酒」がつきものだが、2月に発表された国税庁の酒税統計情報を見ると、ピークだった1988年度には2兆2000億円あった酒税収入が、今年発表された最新版(2010年度)では1兆3257億円と約4割もダウンしている。
その最大の理由は「酒離れ」。「製成数量の累年比較」を見てみると、清酒や焼酎という花見につきものの酒が、いずれも5年前と比較すると約2割減。ビールに至ってはこの5年で27%も落ち込んだ。一時は酒税収入減少のやり玉に挙げられた、発泡酒に至っては約5割もダウン。大手居酒屋チェーンですらノンアルコール宴会コースを設定し始めている。
気を吐いているのは、ウイスキーとワインだ。ウイスキーはハイボール人気の追い風もあり、5年前と比較すると3割近く伸びている。堅調な伸びを見せるワインを、最新の発表では追い越した形となっている。一方のワインも、リーズナブルで品質のいいワインがワインバルなどで提供されるようになり、消費を伸ばしている。「花見酒」とも言える清酒や焼酎にも、ぜひこの機会に手を伸ばして頂きたいところだ。
「ガンガン飲もうぜ」などと痛飲を推奨するつもりはないが、焼酎の本場である鹿児島では晩酌を指して「ダレヤメ」とも言う。「ダレ」=疲れ、「ヤメ」=取るという意味で、酒は一日の疲れを取り、明日への活力を生むものとして、生活に根ざしている。適度な量に押さえておけば、「酒は百薬の長」になるのは検証された事実でもある。
2012年の桜前線は3月21日に高知県で開花したのを皮切りに、四国や九州のほぼ全域ですでに開花済み。関東圏では、4月6〜12日頃が満開と予想されている。
3月26日には、東北の4軒の蔵元から「感謝の思いを込めて。また震災から1年を迎える今年のお花見が、復興の道半ばにある東北への想いを新たにする機会となりますように。」と、『ハナサケニッポン花見酒』という、桜をモチーフにしたカップ酒も発売された。
「古い」と言われてしまうかもしれない。でもやっぱり花見に「酒」は必要だ。
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http://www.afpbb.com/article/economy/2868907/8728080?ctm_campaign=txt_topics
「酒の流れる噴水」、グルジア観光の目玉に?
2012年04月01日 17:13 発信地:トビリシ/グルジア
【4月1日 Relaxnews】グルジア黒海沿岸のリゾート地バトゥーミ(Batumi)市が、観光客誘致のために奇抜な案を打ち出した。なんと、水の代わりにきついアルコール飲料を噴出する噴水を建設し、観光の呼び水ならぬ「呼び酒」にするというのだ。
この噴水はバトゥーミに建設中のタワーの頂上に建造され、週1回、ブドウから作られるアルコール度数の高いグルジアの蒸留酒「チャチャ」が噴出するという。チャチャはイタリアの蒸留酒グラッパに似た酒。
バトゥーミのRobert Chkhaidze市長は28日、グルジアのテレビに出演し、「この噴水からは週に1回、10分から15分ほど水の代わりにチャチャが流れる。観光客は伝統の酒を味わう機会が得られる」と語った。
建設中のタワーは高さ25メートルのムーア様式で、12年夏に完成が予定されている。地元テレビによるとオフィスなどが入るほか、観光客向けのインフォメーションセンターが設置されるという。
観光は、旧ソ連圏であるグルジアの未来の主要な収入源になると考えられている。また、ブドウ栽培は同国の主産業だ。
カフカス地方に位置するグルジアは、絶景の山岳地帯や黒海沿岸の砂浜などに恵まれた国。グルジア政府は観光客の誘致に向け、バトゥーミなどの観光地の再開発に力を入れている。(c)Relaxnews/AFPBB News
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http://www.afpbb.com/article/economy/2869105/8726286
もうすぐ20歳になります、ディズニーランド・パリ
2012年04月02日 13:37 発信地:パリ/フランス
仏ディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)は今年、開園20周年を迎える。
パリ(Paris)郊外マルヌラヴァレ・シェシー(Chessy Marne-la-Vallee)にある同園では3月31日、女優のサルマ・ハエック(Salma Hayek)さんが20周年記念イベントの開幕を宣言。仏女優クレール・ケーム(Claire Keim)さんや元サッカー仏代表選手のダヴィド・ジノラ(David Ginola)さんらも参加して、華やかに「20歳の誕生日」を祝った。(2012年3月31日撮影)。(c)AFP/THOMAS SAMSON
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012033002000042.html
自粛ムードから1年 今年は熱い花見商戦
2012年3月30日 朝刊
東京の桜の開花宣言より一足早く、都内の百貨店では花見商戦が本格化している。昨シーズンは東日本大震災の影響で花見の自粛が相次いだ。今年は各店とも、低価格の花見弁当や公園へのオードブルの配達など、趣向を凝らしたサービスで盛り上げている。 (伊東浩一)
例年、百五十万人もの花見客でにぎわう上野公園(台東区)。その目と鼻の先にある松坂屋上野店の地下食品売り場には、タイの昆布締めや煮だこなど春らしい桜色に染まった食材を取り入れた花見弁当やすしが並ぶ。
人気アイドルグループ「AKB48」にあやかり、「お花見弁当総選挙」の看板が立つ。同店は二十八日から始まった花見キャンペーンに先立ち、二週間前から系列の大丸東京店(千代田区)とともに、千円均一の花見弁当十種類を先行販売。売れ筋の弁当を選挙速報のように客に知らせ、関心をあおっている。
戦術が功を奏したのか、花見本番を控えた「味見」や季節感を先取りしたい需要を取り込み、先行販売での売れ行きは当初予想の五割増しに。キャンペーン本番では、花見用オードブルを一万五百円以上買うと、近くの上野公園や隅田公園まで配達する新サービスも始めた。
昨年は、都が上野公園での花見自粛を呼び掛けたため、松坂屋上野店の花見関連の売り上げは例年の三分の一以下に。食品部マネジャーの荒木学さんは「震災から一年が過ぎ、普段は花見に行かない人も、自分を鼓舞するために出掛けるのでは。例年の二割増の売り上げを目指したい」と期待する。
新宿御苑(新宿区)に近い京王百貨店新宿店でも、昨年の花見関連売り上げは例年より二割減った。二十九日から始まった花見キャンペーンでは、花見の語呂合わせで八百七十三(はなみ)円均一の花見弁当を十二種類発売。新宿のサラリーマン層に受け入れられるようにと、これまで千円相当だった花見弁当より価格を抑えつつ、ボリューム感を出した。
食品部総括マネジャーの田中正光さんは「お客さまから『昨年できなかったので今年は楽しみ』との声を聞く。手ごろな値段でたくさん売りたい」と、例年の一割増の売り上げを見込む。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120331/biz12033117560030-n1.htm
お花見復活…2年ぶりの「桜商戦」 百貨店や外食など続々
2012.3.31 17:53 (1/2ページ)
東日本大震災で昨年は自粛が広がった「お花見」が復活し、流通、食品各社が「桜商戦」を展開中だ。31日には東京で桜が開花。百貨店やコンビニエンスストアが花見弁当の品ぞろえを強化し、外食や食品会社もサクラをイメージした商品を次々と発売するなど、2年ぶりの花見客の取り込みに躍起だ。
「食べたいお弁当、ボクにおしえてネ!」。大丸東京店(東京都千代田区)は3月下旬から、花見弁当などの広告トラックを銀座や日本橋で走らせている。好きなデパ地下弁当へのコメントをネットに投稿してもらう百貨店初のPR戦略で、「今年の花見シーズンは、売り上げで前年の2割増をクリアしたい」とそろばんを弾く。
花見の名所・上野公園に近い松坂屋上野店(東京都台東区)は、花見会場へのオードブル配達に乗り出した。焼き鳥や串カツなど11品目が選べ、4日前まで注文できる。ファミリーマートも20日から、野外で食べやすい「串物おでん」の新商品を発売した。
外食や食品メーカーも、「桜」をあしらった商品で盛り上げる。サントリー酒類は人気商品「角ハイボール缶」の「春デザイン缶」を限定販売し、角ハイボール缶全体で前年の8倍の20万ケース(1ケース=250ミリリットル24本換算)の出荷を狙う。
日本マクドナルドは春の「てりたま」シリーズに、サクラ風味のソースをトッピングした「さくらてりたま」を追加。担当者は「2年分の“春”を楽しんで」とPRする。電通総研は「今年は昨年の分まで花見客が増える」と分析する。
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http://japanese.joins.com/article/763/149763.html?servcode=A00&sectcode=A00
人口46万人の日本・金沢、芸術の力で観光客700万人
2012年04月03日10時32分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment26mixihatena0
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市民芸術村の南側にあるミュージック工房にオーケストラ演奏をする母親らが集まっている。
先月27日午前、日本石川県の金沢市民芸術村。岩田組子村長が韓国から来た視察団に施設の現況と造成の過程を説明した。岩田村長は「レンガと柱には全く手をつけず、工事には市民が参加した」とし「空間活用度が高まったのは市民の意見を反映したため」と強調した。
人口46万人の金沢市。第2次世界大戦中に米軍の空襲を受けず、約450年間にわたり地震の被害もなく、日本では珍しく伝統的な姿がそのまま残っている都市として有名だ。1970年代初期は人口が30万人だったが、90年代初期に文化芸術創造都市に変貌し、伝統と現代が交わる都市に成長している。若い芸術家と工芸関連の専門家を引き込み、毎年1万人ほど人口が増えた結果だ。94年からは芸術創造財団を設立し、21世紀美術館や工芸工房、創作の森などを運営している。金箔工芸や陶磁器・漆工芸でもよく知られ、年間700万人の観光客が訪問する。
注目されるのは、施設の職員の9割がボランティアメンバーや文化芸術専攻の大学生だ。市民には自分が暮らしている地域に対する自負心を抱かせ、大学生には創作空間を提供する一石二鳥の効果を上げている。こうした努力の結果、金沢市は09年、ユネスコ創造都市工芸分野に登録された。
視察団を率いたカン・ヒョンギ忠北(チュンブク)文化財団代表(忠北大教授)は「金沢は都市計画と文化政策・産業政策を統合して産業化した代表的な創造都市」とし「都市が発展するためには市民中心の政策が必要」と述べた。
芸術村の南側にあるミュージック工房は、カン教授が注目した「市民のための文化政策」の代表例だ。過去の駅をそのまま建物として活用したここでは、主婦や子どもなど約50人がオーケストラを演奏していた。指揮を引き受けた主婦は「いつでも利用できる。敷居が低ければ負担もなく、友達もつくれる」と語った。施設利用料は6時間を基準に1000円(約1万4000ウォン)。
芸術村は紡織工場だったところを96年に市が買い取り、年中無休、24時間運営の空間にした。芸術村に人が集まったことで、衰退していた周辺の商圏も活気を取り戻している。
清州市(チョンジュシ)バン・ヘグォン文化観光課長は「清州市も過去の煙草製造廠など空いた建物の活用方法について悩んでいる」とし「金沢芸術村をモデルに旧都心の活性化対策をつくる計画」と述べた。
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>>1529
http://www.j-cast.com/mono/2012/04/04127828.html
「同性利用もOK」と正式回答 東京ディズニーリゾートの結婚式プラン
2012/4/ 4 19:35
東京ディズニーリゾート(運営・オリエンタルランド)は、新プラン「ディズニー・ロイヤルドリーム・ウエディング」を2012年3月23日発表しているが、その後、宝塚歌劇団出身のLGBT活動家・東小雪さんが電話で「女性同士のカップルがウエディングドレスを着て利用可能か」と質問したところ、東京ディズニーリゾート側から、米本国「ウォルト・ディズニー」に確認したうえで「可能」との"公式見解"が届いたという。東さんが4月2日にブログで経緯を明かしている。
回答によれば、「男性同士」の場合はタキシードを着用となるが、男女それぞれ同性同士の場合、キリスト教式の挙式は教義の理由から行えないとのことだ。
東京ディズニーリゾートは以前、東さんが電話で行った同じ質問に対して、「同性カップルの場合一方が男性に見える格好で、もう一方が女性に見える格好でないと利用できない」と回答し、ツイッター上で話題になっていた。<モノウォッチ>
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http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20120405-00000684-fnn-soci
南極・昭和基地見学とペンギンの観測ツアー 安全面から「無謀」との指摘受け中止に
フジテレビ系(FNN) 4月5日(木)18時23分配信
東京に本社を構える旅行会社が、南極大陸の昭和基地の見学とペンギンの観測を行うツアーを企画したが、南極観測隊を派遣している国立極地研究所から「無謀だ」との指摘などを受け、ツアーの中止が発表された。
街の人は、「行きたいです」、「ペンギンは生で見てみたい」などと話した。
白銀の大地が広がる地球最後の秘境・南極。
この地で数々のドラマを生み出してきた昭和基地に行ってペンギンに会える、そんな夢のようなツアーを、東京に本社を構える旅行会社「クラブツーリズム」が企画した。
参加費650万円で、南極大陸が夏を迎える12月に6日間滞在するというもので、その目玉が昭和基地の見学とペンギン観測。
ところが、このツアーの実施に、南極観測隊を派遣している国立極地研究所から「無謀だ」との指摘があった。
国立極地研究所の本吉洋一南極観測センター長は「昭和基地は島にありまして、周りは海なんですね。冬の間は、氷の上を雪上車で走って大陸に上がることはできるんですけど、夏の間はほとんどできない」と話した。
実は、昭和基地は南極大陸の小島にあり、夏場は周辺の雪が解けてぬかるみ、近くまで行く手段がないという。
さらに、ペンギンについても、本吉南極観測センター長は「昭和基地の敷地内にはペンギンはおりません」と話した。
昭和基地から20kmほど離れた群生地まで行かないと、ペンギンを見ることができないという。
安全の面から無謀と指摘した国立極地研究所の本吉南極観測センター長は、「経験のない一般の方が気楽に来ていただく場所ではない」と話した。
こうした指摘を受け、ツアーを企画した旅行会社は4日夜、ツアーの中止を発表。
すでに数人から申し込みがあったというが、参加費を支払った人はいないという。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120407-OYT8T00871.htm
誘客へ 線路走るバイク 旧小坂線を利用
地元と行政推進・事業化目指す
旧小坂鉄道の線路上で、レールバイクを楽しむ試乗会の参加者(昨年10月22日、大館市雪沢で) 2009年4月に廃線となった旧小坂鉄道の活用と観光客誘致を目指し、地域住民と大館市、小坂町が、足でこいで線路を進む4輪車「レールバイク」の本格的な事業化に向けて準備を進めている。今年2月には両市町の観光関係者らが事業の運営母体となる団体「大館・小坂鉄道レールバイク」を設立。早期の開業と年間8万人以上の誘客を目指している。
レールバイクは、鉄やアルミ製の車体に付いたペダルをこいで線路上を走る。エンジンを搭載したアクセル付きの車体もある。人力車の最高時速は約20キロで、欧州諸国や韓国では貴重な観光資源となっている。
大館駅と小坂駅を結ぶ旧小坂鉄道の小坂線(全長22・3キロ)の深沢駅(大館市雪沢)周辺で昨年10月、大館市の商工業者が中心となって往復4キロコースの試乗会を開催すると、悪天候にもかかわらず、県内外から2日間で約440人が集まった。
国内では、北海道や岐阜県などで営業しているが、本格的に事業化すれば東北地方では初めて。大館・小坂鉄道レールバイクは現在、NPO法人化を申請している。小棚木政之理事長(44)は「地元企業や土産店、飲食店とともに、市民の力で新たな旅行商品や特産品を生み出したい」と語る。
観光の目玉にしようと行政も前向きだ。小坂町は12年度から小坂駅を改修し、ディーゼル車の運転体験などができる鉄道テーマパークを整備する方針。駅舎から数百メートルにわたってレールバイクを走らせる計画もあり、町観光産業課は「近年人気の『参加・体験型観光』そのもの。近代化遺産としての小坂鉄道の保存と活用にもつながる」と期待をかける。
大館市も、小畑元(はじめ)市長が「最大限の支援をする」とし、今年度から5年間で、2億円程度の補助金が得られる県の「市町村未来づくり協働プログラム」制度を利用する意向だ。
課題は安全確保と線路の維持管理。軌道上の数か所で補修が必要なほか、転落防止用の柵やネットの設置にも一つの鉄橋当たり約150万円を要する。また、小坂鉄道を運営していた「小坂製錬」は大館、小坂両市町への「駅舎と全線路のセット譲渡」を無償譲渡の条件としており、「部分使用を認めてもらいたい」(大館市)とする行政側との調整も課題となっている。
構想では、運行は4月下旬から10月下旬の土日曜・祝日(夏休み中は連日)。利用料金は1000円前後となる予定だ。
小棚木理事長は「目標は1日600人の誘客。いずれは全線22・3キロを走破できる全国最長のレールバイクに育てたい」と話している。5月4、5日にも大館市雪沢でレールバイクを体験できる乗車イベントも開かれる。問い合わせは同団体事務局(0186・45・1669)へ。
(2012年4月8日 読売新聞)
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イタイ・・・
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012040890085457.html
イケメンと疑似恋愛しながら蒲郡観光
2012年4月8日 08時54分
蒲郡市が開発した疑似恋愛ゲームの画面=愛知県蒲郡市役所で
愛知県蒲郡市は、美男子キャラクターと疑似恋愛しながら市内を巡るスマートフォン(多機能携帯電話)用ゲームを開発した。若い女性に照準を合わせ、市の観光をPRしようと24歳の女性職員が発案した。
名称は「ときめき●がまごおり」。グルメ、文化・歴史、レジャーと得意分野が異なる3人のキャラクターを設定。画面の地図上にある名所や店をそれぞれ12カ所ずつキャラクターが案内し、写真も表示される。実際にその場所に到着すると、衛星利用測位システム(GPS)機能により、「この瞬間が永遠に続いたらいいのに」といった甘い言葉が届く。
ゲームとは別に、地元学生らに聞き取りして選んだ名所や飲食店など170カ所を検索できる機能も付けた。口コミ情報を載せ、店によっては画面を見せると特典を受けられる。発案した市観光商工課の堀井美里さん(24)は「デート感覚で楽しみながら市内を巡ってほしい」と話す。ゲームはアンドロイド版のスマートフォンのみ対応。20日からインターネット上の「Google Play」で無料ダウンロードできる。
※●はハートマーク
(中日新聞)
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日曜は花見日和でした
http://mainichi.jp/select/news/20120409k0000e040073000c.html
花見酒:搬送、昨年の8倍109人に…桜真っ盛りの東京
毎日新聞 2012年04月09日 11時14分(最終更新 04月09日 12時31分)
満開の桜の下、花見を楽しむ大勢の人たち=東京都台東区の上野公園で2012年4月8日、久保玲撮影
桜真っ盛りの東京で、酒にのまれる花見客が続出。東京消防庁によると今春、桜の開花宣言(3月31日)から8日までに急性アルコール中毒で109人が救急車に運ばれた。東日本大震災が起きた昨年の8倍弱、一昨年と比べても5倍以上で、自粛ムードの反動との見方もある。新入生・新入社員の歓迎会シーズンとも重なり、関係者は「飲み過ぎに注意し、一気飲みはしないこと」と呼びかけている。【山崎征克】
週末に50万人の人出でごった返した上野公園(台東区)。8日午後、アルコール臭が漂う園内には真っ赤な顔でうなだれたり、仲間に背をさすられたりする花見客の姿があった。ほろ酔い気分の千葉県船橋市の会社員(38)は「昨年は地元で静かに桜をめでたが、今年は盛大にやりたくなって」。同郷の新潟の仲間8人と盛り上がっていた川崎市の男性(77)も「昨年自粛した分も楽しみたいね」と日本酒をあおった。
http://www.asahi.com/national/update/0408/TKY201204080189.html
花見の酔客、隅田川に飛び込む 屋形船が救助
8日午後3時ごろ、東京都中央区佃1丁目で「隅田川に男性が飛び込んだ」と119番通報があった。警視庁によると、男性はすぐに隅田川を遊覧中の屋形船に救助され、病院に運ばれた。命に別条はないという。
月島署によると、男性は30代で、友人たちと隅田川に花見にきていた。川沿いで飲食して酒に酔っていたといい、署は男性が川岸から自分で飛び込んだとみている。
東京消防庁によると、東京で桜が開花した3月31日から今月8日午後4時までに、花見での飲酒による急性アルコール中毒で搬送された人は74人にのぼっている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120410/CK2012041002000108.html?ref=rank
アニメ「耳をすませば」モデル「青春のポスト」 聖蹟桜ケ丘駅にモニュメント
2012年4月10日
映画「耳をすませば」にちなんで設置されたモニュメント「青春のポスト」=多摩市の京王線聖蹟桜ケ丘駅で
周囲の街並みがスタジオジブリのアニメ映画「耳をすませば」のモデルになったとされる多摩市関戸一の京王線聖蹟桜ケ丘駅西口に八日、関連するモニュメント「青春のポスト」が登場した。
青春のポストは幅八十センチ、奥行き六十センチ、高さ一メートルの家形で、映画に登場する洋風の建物をイメージした。土台と風見鶏を合わせた高さは二メートル。ファン有志と桜ケ丘商店会連合会が設置した。
建物玄関の日よけの下に手紙を入れる穴もある。配達はされないものの、商店会連合会は夢や目標を書いた手紙を入れて達成を願ってほしい、と呼び掛けている。夜間は照明もつき、ソファーや暖炉を作り込んだ内装を見られる。
京王電鉄もこの日の始発から、電車接近時の駅の音楽をこの映画の主題歌「カントリーロード」に変える粋な計らい。映画にちなんだ取り組みは好評で、多摩市東寺方の主婦根岸あいりさん(36)は「かわいくて、いい雰囲気」と気に入った様子だった。 (福岡範行)
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OLに人気ってイメージあるけど意外と少ないですね
ホーチミンはいい町でしたよ
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120410/bsd1204100504004-n1.htm
ベトナム観光省 100万人誘客へ 日本支局を開設2012.4.10 05:00
3年後の2015年に日本からベトナムへの観光客を100万人に増やすことを目指し、ベトナム政府文化スポーツ観光省観光総局が日本支局を開設することになった。
このほど、設立のための覚書調印式がベトナムの古都・フエで行われ、グエン・バン・トゥアン長官と日本支局設立準備委員会の青柳陽一郎委員長代理が覚書に調印した。
昨年の日本からベトナムへの観光客は約48万人と他のアジア各国に比べて少ない。来年は日越外交樹立40周年ということもあり、この秋に日本支局を開設して一気に100万人誘致を目指すことになった。支局開設後は、日本国内で誘致プロジェクトを展開する。
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同じくエアアジアがあるわりに少ないですね
今年の秋に行ってまいります
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=52998
「マレーシア100万人」に向け共同事業、JATAと観光局
2012年4月10日(火)
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JATAとマレーシア政府観光局関係者
(前列左から2人目がJATA佐々木会長、3人目がマレーシア政観チョン副総局長) 日本旅行業協会(JATA)とマレーシア政府観光局は4月10日、2015年までにマレーシアを訪れる日本人旅行者の数を100万人に増加する「マレーシア100万人プロジェクト」の推進について覚書を締結した。マレーシアへの現在の日本人旅行者の数は平均して年間約40万人。プロジェクトにより、マレーシア側は安定的に100万人の日本人を受け入れられる環境を整備し、日本側は送客に向けて取り組む。送客数だけでなく滞在日数も重視してマレーシアへの経済的な貢献をはかるとともに、日本のグローバル人材の育成への寄与もめざす。
覚書の調印式でマレーシア政観副総局長のチョン・ヨクハー氏は、「過去に例を見ない取り組みであり、100万人を達成した暁には記録に残る事業になる」と強調。JATA副会長の佐々木隆氏も、100万人の目標について「アジアの中で中国や韓国、台湾、香港、タイといったデスティネーションの規模で、100万人まで行けばリピーターの数を含めて持続的に発展し続けることができる」とし、「安定的なレベルまでマレーシアを育て上げる」と意欲を語った。
佐々木氏によると、日本の旅行会社として、社会的に安定していて日本人旅行者が街歩きをできるようなアジアのデスティネーションを育てたいという思いと、マレーシア側の「日本人が安定的に100万人来て楽しめるようなデスティネーションにするために協力したい、情報を共有したい、なおかつ政府としても受け入れ態勢の整備を着実にやっていきたい」という思いが合致し、「思い切ってこのプロジェクトを開始することにした」という。
今回のプロジェクトの発端はJATA海外旅行委員会が昨年6月に現地を視察したことであったといい、すでに10月から11月にかけて両国それぞれで課題を整理。マレーシア側は「新ブランド戦略」「観光基本データの活用」「航空問題」「リゾート・ホテル開発」「観光素材開発」、日本側は「商品流通」「プロモーション手法」「情報共有と教育」を課題として抽出した。JATAでは海外旅行委員会など会員の22社にマレーシアの現状のアンケート調査も実施している。今後、こうした結果を踏まえ、2012年10月までを目処としてアクションプランを策定し、双方の予算も確定していく計画だ。
▽「マナベルトラベルマレーシア」−「学び」テーマに多様性訴求
覚書の調印式に先立って開催した旅行会社向けセミナーでは、「マレーシア100万人プロジェクト」の期間中、「マナベルトラベルマレーシア」をスローガンとしてプロモーションを展開することを発表。消費者の需要が多様化するとともに目的志向が強くなる中で、マレーシアの多様性を武器として「発見」や「体験」をテーマに、「学び」の場としてマレーシアをアピールしていく。
すでに「マナベルトラベルマレーシア」と題したガイドブックを製作したほか、政府観光局ウェブサイトでも特集を予定。ガイドブックは旅行会社などを通して幅広く配布していく。独立と日本との国交樹立の55周年も踏まえて、ラジオ局bayfmとABCラジオで「Go! Go!マレーシア:〜マナベルトラベルマレーシア〜」の放送も開始した。
また、「学び」に関連し、今年2月末にクアラルンプールで開業したキッザニアも活用する計画で、東京と甲子園のキッザニアにあるJTBパビリオンでは5 月から10月にかけてマレーシアをメインに展開するという。さらに、エアアジアX(D7)などと昨年初めて実施した、日本の大学生をマレーシアに招待する「ルックマレーシアプログラム」を今年も開催。今年は首都圏だけでなく関西の学生も含めて16名を招待するなどし、「グローバル人材育成拠点」としてのマレーシアの強みを打ち出していく。
なお、ラジオ番組の名前にも採用した「Go! Go!マレーシア」は2012年のキャンペーンテーマにも設定し、3月には東名阪の旅行会社18社とF1観戦特別ツアーを販売。今後も多様な展開を計画しているという。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120406/biz12040615350014-n1.htm
GWの旅行者、海外へは過去最高に迫る56万人超 JTB調査
2012.4.6 15:34
JTBは6日、今年のゴールデンウイーク(4月25日−5月5日までの11日間)の旅行動向見通しを発表した。期間中に1泊以上の旅行に出かける人の総数は前年比4・2%増の2120万8000人となり、このうち海外旅行者数は、昭和44年の調査開始以降過去最高を記録した平成12年に次ぐ56万3千人に上る見通し。
5月1、2日に休暇を取れば9連休になる点や、円高基調が続いていることなどを背景に、韓国や台湾などの近場だけでなく、欧州やハワイなどにも人気が集まる。
大部分を占める国内旅行は同4・2%増の2064万5000人。「5月22日に開業を迎える東京スカイツリーの関心が高い」(広報室)ことも手伝い、東京方面への旅行が増えるほか、昨年は東日本大震災の発生で落ち込んだ関東周辺への旅行も増加する見通しだ。
海外旅行は、長期休暇を取りやすいことも手伝って、イタリアを筆頭に欧州方面が5・2%増。北米が4・7%増、アジアが4・9%増と軒並み増加する見通し。
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001204120002
東北観光博 HP誤訳続々
2012年04月12日
秋田は飽きた? 啄木忌は喪キツツキ? 東日本大震災の復興支援を目的に開かれている東北観光博覧会の公式ホームページ(HP)で、多数の翻訳ミスが見つかっている。自動翻訳機が打ち出した原文を業者もHP作成を丸投げした実行委も確認せず、ウェブ上に載せたためだ。膨大な訂正作業が終わるめどは立っておらず、各地の観光担当者は困惑している。
◇自動翻訳機使用、確認怠る
東北博は官民団体などでつくる実行委(委員長・前田武志国土交通相)の主催。会期は今年3月〜来年3月。東北6県全体を「博覧会」の会場に見立て、3月18日に本格運用を始めたHP上で、主要観光地や催しを売り込んでいる。
HPでは大震災や原発事故で激しく落ち込んだ外国人旅行客を取り戻そうと、日本語の説明に対応する英語、韓国語、中国語による翻訳文を用意した。
ところが、アクセス件数が増えた今月に入り、翻訳に多くの誤訳があることが外部からの指摘で発覚。朝日新聞が英訳文につい調べたところ、「あきた千秋公園桜まつり」の「あきた」が「飽きた」の意味の熟語で書き込まれたほか、青森の「雲谷かがり」は「雲谷を縫う」の意味で訳されていた。中国語訳でも秋田の「ナマハゲ体験講座」が「はげ頭病の講座を体験する現場」と訳されるなどデタラメが目立った。
実行委事務局の観光庁によると、東北博の運営全般は民間の2業者に委託しているほか、HPの管理運営業務は別業者に孫請けされている。
翻訳を担当したのは、在京のIT関連の企業。「復興支援に一役買いたい」として、本来なら数百万円はかかるという各言語の自動翻訳を無償で引き受けたという。
機械が読み取る自動翻訳では誤訳が起きやすく、HP上では「正確でないこともありますので、ご注意ください」の断りもある。同社によると、誤訳しやすい固有名詞を把握するため、実行委に一覧表の提示を求めたが、受け入れてもらえなかったという。
観光庁や業者によると、人の目による二重チェックも十分に行われなかった。誤訳が何カ所にのぼるのか不明で、朝日新聞が11日、東北6県の観光部局に電話取材したところ、秋田県が英語、韓国語、中国語で最も多い30カ所以上の誤訳を見つけたと回答。岩手、福島両県も複数のミスを見つけたという。
同庁によると、訂正作業は「まだ時間がかかる」という。担当者は「誤りに気づいたところはスタッフが直したが、あまりに多くて追いつかない。今後はしらみつぶしに直していく」と平謝りだ。
秋田市は「我々がそういう認識で書いていると思われかねない」(担当者)。盛岡市の担当者は「少しでも早く解決してほしい」と求めている。(伊藤あずさ、河井健)
■誤訳の主な例
【青森】
●正)安潟みなとまつり
誤)All the cheap liman and Festival(すべての安い潟と祭り)
●正)雲谷かがり
誤)We sew Moya(私たちは雲谷を縫う)
●正)ヤッテマレ軽トラ市
誤)yattemare light tiger city(ヤッテマレ軽い虎市)
●正)亀ケ岡さくらまつり
誤)Tortoise ka oka cherry tree Festival(亀か岡桜まつり)
【秋田】
●正)あきた千秋公園桜まつり
誤)Senshu park cherry tree Festival which we got tired of(飽きた千秋公園桜まつり)
●正)六郷のカマクラ行事
誤)Mosquito event to use as a pillow of six volost(六つの郷のまくらに使う蚊の行事)
●正)生保内関所跡
誤)Barrier trace in life insurance(生命保険における関所跡)
【岩手】
●正)盛岡舟っこ流し
誤)We wash down Morioka ship kid(我々は盛岡の舟の子どもを洗う)
●正)啄木忌
誤)Woodpecker mourning(喪キツツキ)
●正)せんまや夜市
誤)Maya night market not to hold(まや夜市を持たない)
【宮城】
●正)旧伊達邸鍾景閣
誤)kyuitatsutei keikaku(きゅういたつてい けいかく)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20120411-OYT8T01199.htm
「尾道観光622万人」ホント?
市議会の批判受け 改善策検討へ
観光客らでにぎわう尾道市の千光寺公園(10日) 尾道市は、年間延べ600万人台としている観光客数の推計方法を見直す方針を決めた。現在は、旧市町域ごとに異なる基準で算出し、集計。「実態とかけ離れている」と市議会から批判されており、「観光都市」として信頼度の高い数字に改めようと、近く尾道観光協会などと協議を始める。(布施勇如)
市は今月3日、2011年の観光客が622万3000人(1日当たり1万7000人)で、10年より0・7%増えたと発表した。このうち、旧尾道市内では409万5000人と、5・9%増。市観光課は、10年9月から半年間放送されたNHK連続テレビ小説「てっぱん」など、ドラマやCMのロケ地となった効果を要因に挙げる。
観光客は〈1〉主な観光施設の入場者〈2〉しまなみ海道と山陽自動車道の通行台数、JRや旅客船の利用者〈3〉駐車場に止まっているバスや乗用車の台数――などのデータを基に推計する。
ただ、11年の観光客が推計64万1000人だった旧因島市内のデータには「因島水軍まつり」などイベントの来場者が含まれるのに対し、旧尾道市では除外。旧5市町域それぞれで合併前の方式を継続している。
市は、施設入場者から聞き取りを行わず、居住地などは不明。相当数の市民や通勤客も「観光客」に入っているとみられる。また、1人でしまなみ海道を車で走行し、駐車場を利用した場合、それぞれ計上されて、データ上は「2人」とカウントされる可能性がある。
観光課の福原信之介課長は「データの精度を高め、実際に近い観光客数をはじき出したい」と話す。28、29日の「尾道みなと祭」開催後、尾道商工会議所にも呼びかけて、最善の方法を模索する。
一方、観光庁は観光客の推計について、「信頼性の高いデータに基づく政策の立案、検証が必要」として09年12月、都道府県共通の基準を策定した。
広島を含む45都道府県はこれに沿って、居住地や旅行目的、訪れた観光地などを尋ねるサンプル調査を実施。「自然」「歴史・文化」など観光地の特性別の客数と、イベントの客数が公表されているが、市町村別の推計はない。
このため県は当面、各市町からの報告の集計と、観光庁基準による推計の2本立てで算定を続けていく。
(2012年4月12日 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004965353.shtml
「1千万ドル」に磨き 神戸市が夜景形成計画
フラワーロードの街路樹、花壇などをライトアップした「光のミュージアム」のイメージ(神戸市提供)
神戸市は、「日本三大夜景」の一つと称される夜景に特化した夜間景観形成計画を策定した。けばけばしい商業看板などの照明を抑制し、条例による規制も検討するほか、2015年を目標に都心部とウオーターフロントで街並みに合わせたきめ細かい照明を演出する。「1千万ドルの夜景」に磨きをかけ、観光客の増加や産業・文化振興を図る計画だ。
市によると、同市の観光客数は阪神・淡路大震災で落ち込んだが、以降は伸び続け、10年の観光客数は約3180万人、宿泊客数は約430万人だった。計画では、15年にそれぞれ3500万人、450万人を目指す。
対象は神戸・元町の旧居留地、神戸港の中突堤周辺など7地区で、地区ごとに「光のコンセプト」を設定し、照明施設の更新や街路灯の発光ダイオード(LED)化を進め、特徴ある光の演出と省エネ化を図る。
12年度は、フラワーロード周辺を「都心を貫く『シンボリックな光』」をコンセプトに整備する。市役所前の約250メートル区間で街路樹や花壇、彫刻を温かみのある光で照らしだし、余計な照明設備は撤去する。神戸ハーバーランドのレンガ倉庫周辺もライトアップする。
ほかにも、海外の事例を参考にした夜間ウオーキングコースの設定や、季節・時間に合わせた一斉ライトアップ・ライトダウンも地元団体と協議しながら検討する。
矢田立郎市長は「訪れる人に、『さすが神戸』と思われる美しい夜景をつくりたい」としている。(横田良平)
(2012/04/11 22:15)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/296945
雲仙の観光客大幅減 新幹線全通、震災が影響
2012年4月13日 01:21 カテゴリー:九州 > 長崎
雲仙市の2011年の観光客数が前年比12・9%減の345万3千人と大幅に落ち込み、平成になった1989年以降で最も少なかったことが市がまとめた観光統計で分かった。市観光物産まちづくり推進本部は「東日本大震災による上半期の旅行自粛ムードが雲仙にも直撃。九州新幹線の全線開通で旅行客の目が鹿児島県に向いたことも響いた」としている。
宿泊客は同6・6%減の113万9千人で4年連続の減少。雲仙温泉は76万3千人で同4・7%減。小浜温泉は32万1千人で同12・3%減だった。修学旅行客は東日本大震災による旅行先の変更もあり3万3千人で同0・9%増加した。外国人宿泊客は同25%減の1万1千人だった。
日帰り客は同15・7%減の231万4千人で2年連続の減少。6月の豪雨による路肩崩壊で仁田峠に上る市道仁田峠循環線が約2カ月間通行止めになったことも影響した。
同本部は修学旅行の誘致や福岡都市圏、首都圏での観光宣伝に加え、西洋医学と東洋医学を融合した“新しい湯治”「温泉ケアツーリズム」の確立に力を入れる方針だ。
=2012/04/13付 西日本新聞朝刊=
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>>1573
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012041301002097.html
誤訳多発で東北博HP閉鎖 秋田が「飽きた」に
2012年4月13日 21時08分
観光庁は13日、東北6県で3月に始まった「東北観光博」のホームページ(HP)で紹介している観光名所などの英語、韓国語、中国語訳に誤りが多数見つかったため日本語以外のHPを閉鎖した。自動翻訳機を使い、その後のチェックをしなかったのが原因。同庁は「関係者にご迷惑を掛けた」としており、修正して4月下旬に再開する。
観光庁や各県によると、秋田市の「あきた千秋公園桜まつり」では「あきた」を英語で「飽きた」の意味の「tired」に誤訳。仙台市指定有形文化財「旧伊達邸」はローマ字表記で「きゅういたつてい」に。秋田県男鹿市の伝統行事「ナマハゲ」に至っては中国語で「はげ頭病」の意味になっていた。
(共同)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201204150004.html
'12/4/15
大社への観光客を呼び込もう
出雲大社(出雲市大社町)の門前町にあたる神門通りに、飲食店など8店が入る商業施設「ご縁横丁」が9月、オープンする。出雲大社を訪れる年間240万人の観光客をターゲットに、民間によるまちあるき観光の拠点づくりを目指す。
出雲大社正面の角地約480平方メートルに、木造平屋の和風建築3棟計約250平方メートルを新築。和菓子製造販売の坂根屋(出雲市)や、宝石製造販売の野津めのう店(松江市)など飲食店や土産物店8店が入る。焼きサバずしや島根和牛のおむすびなど地元の味に加え、勾玉(まがたま)作り体験などを楽しめる。店の前には観光客が休める縁台、地下にはトイレとコインロッカーを設け、「おもてなし」の充実を図る。
ご縁横丁は、道路拡幅に伴う立ち退きを機に、坂根屋の坂根悦夫社長(61)が発案。昨年3月に土地を取得し、ことし2月に8社で運営会社を設立した。坂根社長は「観光客の満足度向上が誘客の鍵。まちあるき観光の拠点にしたい」と意気込む。
【写真説明】商業施設「ご縁横丁」の完成イメージ図(坂根屋提供)
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>>1457-1458
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001204150001
コンテンツ力が鍵 シーガイア再生計画
2012年04月17日
記者会見でシーガイアの再建策を語る里見治・セガサミーホールディングス会長兼社長(右)と河本和彦・フェニックスリゾート社長=3日、宮崎市のシーガイア
ゲーム・遊技機器大手セガサミーホールディングスが、フェニックス・シーガイア・リゾートの買収を発表して間もなく2カ月。未来のカジノ構想が一躍脚光を浴びたが、里見治(はじめ)会長兼社長がまず仕掛けようとするのは、同社がこれまで蓄積してきたコンテンツを投入しての「ファミリー向けリゾート」計画だ。
「いま国内で成功している観光施設は、コンテンツ力を生かし、ハード面だけに頼っていない。グループシナジー(事業の相乗効果)を最大限駆使し、魅力的なコンテンツを引き出したい」
3日の記者会見で、里見氏はシーガイアの新しいビジネスモデルを提案した。「1カ月サンリオのショーをやるとか、夏休みのアンパンマンショーとか。今までここで手がけていないことをやっていきたい」
ゲーム開発大手と遊戯機器大手を経営統合して04年に誕生した同社は、以後もキャラクター玩具やアニメ制作会社の株式を積極的に取得し、コンテンツ力を強化してきた。現在、ハローキティやキキララを手がけるサンリオの筆頭株主であり、傘下では「それゆけ! アンパンマン」シリーズの玩具製造やアニメ制作も行っている。
それらの「資産」を利用できる場として、同社はシーガイアに目をつけた。オーシャンドームやゴルフコースなどの既存施設を改修も視野に有効活用し、複合型リゾート施設という大きなコンセプトを維持しながら、従来の高級路線とは一線を画して家族で楽しめる空間に――。計画の具体化はこれからだが、「新たなハード面の投資はリスクを伴うが、ソフト面は従来のグループ展開の延長線上。手っ取り早くシナジー効果が見込める」と説明する。
他社のコンテンツを積極的に取り込み、再起を図った顕著な例が、シーガイアの前年、1992年に長崎県佐世保市に開業したハウステンボス(HTB)だ。
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が再建に乗り出した2010年、フジテレビから人気アニメ「ワンピース」の使用権を獲得し、テーマ館を開いた。マイケル・ジャクソン、AKB48と矢継ぎ早に多彩なコンテンツを登場させて集客力を取り戻し、11年9月期に初の純利益を計上して以来、黒字経営が続く。
シーガイア再起の条件は何か。細野光一・九州産業大教授(観光経済論)は「コンテンツ展開を、リゾートの集客につなげる戦略が必要」と指摘する。「低価格で3、4泊できるパッケージを作り、大都市圏からも足を伸ばしてもらえるようにならなければ、コンテンツだけでは難しい」
HISは旅行業のノウハウを生かし、HTBの利便性向上に取り組んでいる。中国沿岸部を商圏に見据えて長崎―上海の定期航路を2月に就航させた。格安航空会社が佐賀―上海路線で競合し、福岡から陸路移動が可能な地の利もある。対照的な宮崎で、いかに勝算を立てるか。「魅力的なコンテンツ」の底力が問われるのはこれからだ。(谷川季実子)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20120417-OYT8T00062.htm
名勝に心ない行為 錦帯橋の焦げ跡 市民や観光客憤慨
焦げ跡をブラシでこする市職員 市民の誇りが傷つけられた――。岩国市の国の名勝「錦帯橋」の橋板に複数の焼け焦げた跡が見つかった16日、市民や観光客から、市の象徴を傷つける悪質な行為に対する怒りの声が上がった。一方で、市が橋に設置していたカメラは作動しておらず、防犯態勢の見直しも求められる。
「花火の燃えかすが散乱しているのを見た時は悲しくなりました」。第一発見者の市の委託清掃員三宅正夫さん(65)(岩国市車町)は肩を落とした。「多くの観光客が訪れるので毎日、きれいにしようと心掛けてきたのに」と悔しがった。
年に2回は錦帯橋を訪れるという広島市西区の料理人矢野恭兵さん(24)は「一つ間違えば火災の恐れもあっただけに、あまりに非常識」と憤り、近くに立ち寄ったという岩国市門前町の主婦(50歳代)も「錦帯橋は市民のシンボル。いたずらにしても悲しい」と語気を強めた。
市は同日夕、観光振興課などの職員5人が焦げ跡をブラシでこするなどの応急処置を施したが、跡は完全には消えないという。
錦帯橋は県内有数の観光名所として知られる一方、地元の住民が日常的に生活道路として使っている。このため、通行時間帯の制限はなく、終日自由に出入りできる。
橋の両側の渡り口にある料金所には、午前8時〜午後6時(夏季は午後7時まで、冬季は同5時まで)に市施設管理公社の職員が常駐しているが、勤務時間外の夜間や早朝は無人。料金所に設置されている計2台の防犯カメラは今回、作動していなかった。
市観光振興課は「生活道路でもあるので、夜間の通行禁止など利用時間帯の制限はできない」と規制には否定的だが、2008年には橋脚などに落書きされる事件も起きており、再発防止策が求められる。
同課は「防犯カメラを新設したり、目立つ場所に設置したりすることが必要かもしれない」とし、対策を検討する方針だ。
(2012年4月17日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120418-OYT8T00049.htm
子どもつかめ USJ新戦略
家族連れ「リピーターに」
「ユニバーサル・ワンダーランド」で遊ぶ子どもたち。長時間、夢中になる子どもが多いという(大阪市此花区のUSJで)
米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)が、ハリウッド映画を見たことがない幼い子どもたちでも楽しめる場へと姿を変えている。先月中旬、3万平方メートルに及ぶ初の本格的な子ども向け新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」が登場。11年前の開業当初は、若者や観光客が入場者の中心だったが、運営会社は「家族連れや女性ら地元の客に繰り返し来てもらいたい」と、リピーター獲得に力を注ぐ。(斎藤七月)
先月16日にオープンした新エリアは、スヌーピー、ハローキティ、セサミストリートのキャラクターごとに3ゾーンに分かれ、スヌーピーの背中に乗って空を飛ぶアトラクションや飲食店、店舗など計28施設が並ぶ。パーク全体(39万平方メートル)の約1割を占める広さで、大量のボールのプールで泳いだり、アヒル形のおもちゃを水路に流したりする乳幼児向けのプレイランドもある。
4歳の息子を連れて来園した兵庫県宝塚市の主婦(40)は「以前来た時は、子どもが楽しめるような乗り物が少なかった。新エリアは、小さな子どもを安心して思い切り遊ばせることができる」と笑顔で話す。
USJは2001年3月、映画をテーマにした迫力あるアトラクションを特色に開業。10代からの大人を主なターゲットにし、初年度の入場者は1102万人に上った。しかし、ショーで許可量を超える火薬が不正使用されるなど、不祥事の影響で2年目は763万人に落ち込み、その後は、ほぼ800万人台で推移した。
収益強化のため、テーマパークに精通したグレン・ガンペル氏が04年に運営会社「ユー・エス・ジェイ」の社長に就任すると、ハローキティなどのキャラクターを起用。ハローキティやスヌーピーが登場する「マジカル・スターライト・パレード」を始めるなど、女性やファミリー層向けの施策を打ち出した。新エリアはその集大成との位置づけで、改装としては過去最大級の数十億円を投資した。
同社によると、春休みの来場者数は昨年よりも増加。新エリアのオープンから1か月が過ぎ、担当者は「パーク内の一番奥で苦戦した場所だったが、連日、家族連れでにぎわっている」と手応えを語った。
<環境デザイナーに聞く あらゆる感覚 刺激する工夫>
新エリアの基本概念や施設については、環境デザイナーのスーザン・M・ゴルツマン氏=写真=が助言した。トレド動物園(米国オハイオ州)など子どもが遊ぶ場のデザインで数々の受賞歴がある。来日したゴルツマン氏に聞いた。
――新エリアの狙いは。
「アメリカでは、『遊びで出来ることは、取締役会議でも出来る』という言葉があるほどで、子どもたちは遊びを通じて生き抜くために必要なことを学ぶ。それだけに、夢中で遊べる環境を整えようと考えた」
――工夫した点は。
「乳幼児向けのプレイランドにはブロックの組み立てやボール遊び、クライミングジムなどを導入した。子どもたちは、あらゆる感覚を刺激する仕掛けがあれば、自分で遊びを創造していく。感受性や身体能力が向上するとともに、科学的な考え方や相手との距離感も学ぶだろう」
(2012年4月18日 読売新聞)
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/120420/bsd1204201744017-n1.htm
3月の訪日外国人数、震災以降初の増加 「ほぼ回復」と観光局2012.4.20 17:44
日本政府観光局が20日発表した3月の訪日外国人数(推計値)は、前年同月比92.4%増の67万8500人と大幅増になった。昨年3月の東日本大震災に減少に転じて以来ずっとマイナスが続いており、13カ月ぶりに前年を上回った。
震災前の平成22年3月実績との比較でも4・4%減にとどまり、同観光局は「震災前のレベルまでほぼ回復した」と分析している。ただ一部の国では、東京電力福島第1原発事故による放射能被害への不安が強く、東北地方の敬遠が残っている。
国・地域別では、トップの韓国が前年同月比69・0%増の15万600人。2位は花見ツアーの観光客が多かった中国で108・7%増、3位の台湾も118・8%増の大幅増で、それぞれ22年3月実績を上回った。ただ、韓国やシンガポール、フランスなど計5カ国からの訪日者数は同月実績と比べて二桁台の減少となった。同観光局は「放射能汚染への不安が払拭されていない」と分析しており、特に東北地方を訪れる外国人の減少ぶりが目立つ。
宮城県では、23年度に訪れた外国人観光客が前年度比74%減の約4万2000人だった。同県観光課は「『基準値を超える放射性セシウムが検出された』という情報が海外で報道され、外国人観光客から避けられている」と気をもむ。
放射能の影響の少ない山形県でも、23年度に訪れた外国人観光客が52%減の約4万人。スキーシーズンの今年1〜3月に台湾、中国・香港から観光客を載せて同県内に到着したチャーター便は、前年の約半分の8便にとどまり、同県観光交流課は「韓国人観光客が回復してない」とこぼす。
本来なら海外への情報発信に注力しなければならない観光庁だが、思わぬ失態をしてしまった。震災復興支援のために開催されている「東北観光博」のPRで開設したポータルサイトの外国語版で、数十カ所の翻訳ミスがあり、今月13日、閉鎖に追い込まれた。同庁は今月下旬の再開に向け修復作業を急ぐほか、6月以降、タイやシンガポールなどアジア7カ国で訪日促進イベントを実施するなどして汚名返上を狙う。
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120420/mcb1204200502011-n1.htm
ミャンマー観光、民政移管で急増 イメージ向上2012.4.20 05:00
ミャンマーへの外国人観光客が急増している。2011年3月の軍事政権からの民政移管後、経済発展と外貨獲得を目指す新政府は「開かれた国」をアピール、軍が支配する「独裁国家」のイメージは改善されつつある。ビザ取得日数の短縮なども観光客増加を後押ししているようだ。
ホテル・観光省によると、11年にミャンマーを訪れた外国人客は前年比25.9%増の約39万人。観光収入は約3億1900万ドル(約260億円)で、08年の約1億6500万ドルからほぼ倍増した。
最大都市ヤンゴンの旅行代理店によると、新政府が発足した昨年3月ごろから外国人客が増え始め、「10月からはヤンゴンのホテルは慢性的に予約困難な状況」という。軍政当時は観光ビザが発給されなかったり、発給に時間がかかったりする例があったが、最近は国によって1〜2日で発給される例もある。
日本人客も増加傾向だ。日本からの直行便はないが、タイのバンコクやシンガポールなどを経由して入国し、ヤンゴンを拠点に市内のパゴダ(仏塔)を見学、世界三大仏教遺跡の一つとされる中部パガンなどに数泊するコースが人気という。
今後さらに観光客は増える見込み。受け入れ態勢の拡充が重要課題となっている。(バンコク 共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120420-OYT1T01012.htm
GWの列車・航空、大混雑…自粛ムードの反動で
JR6社と航空各社は20日、大型連休期間の予約状況を発表した。
いずれも昨年を上回る混雑となっている。
東日本大震災の影響で自粛ムードが広がった昨年の反動とみられる。
JRの27日〜5月6日の指定席予約状況(19日現在)は、昨年のこの時期に予約を受け付けていなかった東北新幹線などを除いて41%増。ピークは下りが5月3日、上りが同5、6日。東京と甲信越を結ぶ特急や上越・長野新幹線は約70%増で過去最大級の伸び率。東北新幹線は震災前の2010年から約25%増えた。東京に向かう列車の予約も増えており、東京スカイツリー効果とみられるという。
日本航空と全日空の両グループの国内、国際線は前年比17〜24%増。国内線下り便のピークは5月3日、上り便は同6日。国際線の出国便は4月28日、帰国便は5月6日。
(2012年4月20日20時58分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001204210005
SA・PAツアー盛況/バスも新路線狙う
2012年04月21日
新東名のSAやPAを巡るツアーバスに乗り込む観光客ら=17日、浜松市中区
平日の朝7時すぎ、通勤のサラリーマンらが行き交うJR浜松駅前。百貨店横にあるバス発着所から、にぎやかな中高年の男女らを乗せた大型バスが、そろりと発進した。
遠州鉄道(浜松市中区)が主催するバンビツアーの「新東名ドライブ」だ。この日だけで計3台のバスに約120人が分乗し、新東名を目指した。
「反響は、予想の3倍以上。(5月に開業する)東京スカイツリーに匹敵する人気がある」。バンビツアーの担当者は、新東名の集客力の高さに舌を巻く。
新東名ドライブは、浜松や静岡、駿河湾沼津の各サービスエリア(SA)や、清水パーキングエリア(PA)など計7カ所のSAとPAを巡る企画。ツアーで浜松SAを訪れた浜松市南区の女性(52)は「お目当てのプリンが売り切れで残念。各SAで特産品の買い物が楽しみ」と話した。
ツアーは5月末までに9日間の催行を予定し、すでに千人以上の予約が入った。週末には、6台のバスを連ねる日もあるという。「6月以降も反響があれば続けたい」
同社は、新東名が開通した14日に走り初めのバスツアーを企画したほか、SAをコースに組み込んだ新商品を相次いで投入。東京方面へ向かうツアーは新東名経由にして集客を図る考えだ。担当者は「新東名を使って山梨方面へ向かうサクランボ狩りのコースも売り出したい」と目を細めた。
高速バス事業者も、新規路線の開拓を虎視眈々(こ・し・たん・たん)と狙う。
東京や山梨県へ高速バスを走らせる富士急シティバス(沼津市)。担当者は「坂やカーブが少なく、安全面や燃費のコスト面で新東名は魅力。名古屋や関西への新路線を検討している」と明かす。
東名は、清水―富士インターチェンジ間が海岸線を走るため、台風や高波に見舞われると長時間の通行止めを余儀なくされた。
静岡―新宿駅間を1日最大15往復しているしずてつジャストライン(静岡市葵区)は、「非常時に新東名へ回り道ができれば、ネックがなくなる。天気や渋滞を気にせずに利用でき、ビジネス客が増えるかもしれない」と期待を寄せている。(滝沢隆史)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120421/chb12042121330007-n1.htm
鎌ケ谷で「金環日食プロジェクト」
2012.4.21 21:33
5月21日に首都圏では173年ぶりに金環日食が観測できるが、金環(リング)が最も美しい状態で見ることができるという「中心食線」(日食帯の中心線)が通る千葉県鎌ケ谷市でこの“天体ショー”を町ぐるみで盛り上げるため「かまがや金環日食プロジェクト」を実施する。
5月20日まで市役所1階に金環日食紹介コーナーを設け、金環日食とな何か、当日はどのように見えるのか−などを映像で詳しく解説。また、カウントダウンボードも設置する。
21日当日は、3カ所に観測会場を設ける。イオン鎌ケ谷ショッピングセンターの屋上は子供などを対象としエリアとし、アクロスモール新鎌ケ谷の屋上は主にゆっくりと観測したい人を対象としたエリアとする。さらに、体の不自由な人を対象にしたエリアとして市役所の屋上を開放する。開場時間はいずれも午前5時だが、雨天などで観測できる見込みがない場合は中止。
当日市民課に婚姻届けを提出した人、観測会場を訪れた人には、市から「金環日食証明書」が交付される。問い合わせは、市商工振興課(電)047・445・1141(内線281)へ。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120421_8
遠野の旧家、観光施設に ジンギスカン提供、物産館も
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遠野市の新たな観光施設「お食事処伊藤家・物産館旧赤羽根蔵」は20日、同市中央通りにオープンした。中心市街地活性化事業として、江戸時代に建築された住宅兼店舗と土蔵を移転改築。食事場所と物産館として生まれ変わった。当時の遠野の街並みや文化を伝える重要建築物を活用し、「歩いて楽しい」街中観光を推し進める。
伊藤家は江戸時代末期に建てられた典型的な遠野町家で、木造2階建て瓦ぶき。延べ床面積は443平方メートルで復元工事費用は1億1785万円。遠野名物のひっつみやジンギスカン、そばなどを提供する。
旧赤羽根蔵も江戸時代の1849(嘉永2)年に建てられた土蔵で、木造平屋建て瓦ぶき。外壁はしっくい塗り。延べ床面積は168平方メートルで復元工事費用は5341万円。物産館として遠野銘菓や工芸品を販売する。
伊藤家の営業時間は午前11時〜午後5時。午後6時〜同9時の夜間は予約制で、問い合わせは伊藤家(0198・60・1110)へ。旧赤羽根蔵の営業時間は午前9時から午後5時。
【写真=物産館になった旧赤羽根蔵で買い物を楽しむ来場者】
(2012/04/21)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120422-OYT1T00166.htm
ブーム継続?…観光客388万人になったぜよ
「『龍馬伝』幕末志士社中」のオープニングセレモニー(昨年7月、JR高知駅前で) 昨年1年間に高知県内を訪れた県外観光客数は388万2000人で、現在の集計方法になった2003年以降で2番目に多いことが、県の推計でわかった。
大河ドラマで空前の坂本龍馬ブームに沸き、最多となった10年の435万9000人には及ばなかったものの、「土佐・龍馬であい博」に続けて「志国高知 龍馬ふるさと博」を開催したことが奏功した。ふるさと博は「食まつり」「まるごと体験」「花絵巻」「志の偉人伝」をテーマに、県内各地で多様なイベントを展開。「『龍馬伝』幕末志士社中」を新設し、JR高知駅前に龍馬、武市半平太、中岡慎太郎の3志士像を並べて話題を呼んだ。
その結果、10年より47万7000人(10・9%)減少したが、09年からは72万6000人(23・0%)増加。「功名が辻」が大河ドラマになり、「土佐二十四万石博」を繰り広げた06年の322万人、「花・人・土佐であい博」を開催した08年の305万3000人を大きく上回った。
また、県外観光客の宿泊費や飲食代などを集計した観光総消費額は、10年比58億800万円(5・7%)減、09年比190億4700万(25・0%)増の952億7800万円。1人当たりだと10年より1354円(5・8%)多い2万4542円だった。
主要観光施設では、高知城懐徳館が28万9072人で最も多く、県立坂本龍馬記念館24万9588人、アンパンマンミュージアム20万3524人、県立牧野植物園19万1746人、県立美術館18万5586人と続いた。10年を割り込む施設が多い中、89・1%増のゆとりすとパークおおとよ、18・2%増のいの町紙の博物館など、一部では客足が伸びていた。
県は4年後の目標に、県外観光客400万人以上、観光総消費額1100億円以上を掲げ、12年度はキャンペーン「リョーマの休日」を展開。「博覧会で培った経験とノウハウを生かし、新たな地域の観光資源を発掘、磨き上げて目標を達成したい」とする。(田岡寛久)
(2012年4月22日09時20分 読売新聞)
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>>1516
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120422/fkk12042202050000-n1.htm
2階建て観光バス好調 福岡市内巡り 乗車率70%超
2012.4.22 02:05
■西鉄、予約専用ダイヤル開設
福岡市内を巡る屋根のない2階建て観光バス「オープントップバス」の乗客が、運行開始から1カ月を待たずに今月18日、6千人を超えた。平均乗車率も70%と目標の40%を大きく上回り、予約電話が繋(つな)がりにくくなる状況に、運行する西日本鉄道は2階建てバスの予約専用ダイヤルを開設した。
2階建てバスは3月24日に運行を始めた。海沿いの都市高速を巡るコースなど3つのコースで、1日計10便が運行している。料金は大人1500円、小学生以下750円。
西鉄は年間乗客数5万人、1便当たりの平均乗車率40%を目標に掲げているが、今月18日までの乗客数は3コース合わせて6029人で、平均乗車率も70・1%に達した。月別にみると3月が74%、4月が68%だった。
西鉄が乗客を対象に実施したアンケートの結果、居住地別では福岡市内が41%で最も多く、同市を除く福岡県内が27%。福岡県を除く九州内10%、九州外からが10%と遠方からの乗客も多い。
西鉄広報室では「運行を始めたばかりで、あまりPR活動もできていないのに予想以上の反響だ」と驚く。2台のバス購入費2億1千万円のうち、7割を補助した福岡市のプロモーション推進課も「滑り出しとしては上々。福岡の観光の目玉として定着するよう市も協力したい」と、さらなる期待をかける。
2階建てバスの予約は、他の高速バスと同じように九州高速バス予約センター(フリーダイアル0120・489・939)で受け付けているが、運行開始後、電話が混雑する状況が続いていることから西鉄は専用ダイヤル((電)092・734・4434)を開設した。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/120423/bsd1204230929003-n1.htm
ウチが一番見えます! スカイツリー周辺ホテル「眺望戦争」 (1/2ページ)2012.4.23 09:27
東京スカイツリー(墨田区、高さ634メートル)の5月22日開業を目前に控え、周辺の各ホテルはツリーの眺望をさまざまにアピールしている。
「ライトアップした浅草寺の奥に、夜空に輝くツリーが見えます」と夜景の競演を自慢するのは、浅草ビューホテル(台東区)副総支配人の小池茂之さん。
ツリーは開業に合わせてライトアップが始まる予定で、水色が基調の「粋」、江戸紫の「雅」の2パターンが日替わりで点灯される。連泊のお客さんは客室からそれぞれの光が楽しめそうだ。
同ホテルは3月、25階を中小の宴会場に改装した。26階のバイキングレストランはツリー開業日から営業する。春から秋にかけ、ツリーの後ろから朝日が昇っていく光景が見られるのもセールスポイントだ。
東京スカイツリーのオフィシャルホテル、東武ホテルレバント東京(墨田区)はツリーから南へ約1・5キロの至近距離にある。企画室マネージャーの岩上真理さんは「ほぼ真正面に窓の高さいっぱいの迫力で見える」と間近からの眺めを強調。
ツリーオリジナル商品の販売店を設け、公式キャラクター「ソラカラちゃん」をモチーフにデザインされた客室を開設するなどのサービスも予定している。
全客室の約60%が“スカイツリービュー”の第一ホテル両国(墨田区)。宴会場では、北東約1・8キロにあるツリーに加え、南西の窓から東京タワーも見えるのが特徴だ。
販売支配人の碇谷雄史さんは「墨田区全体の観光シンボルに育ってほしい」とツリー効果の波及に期待している。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20120423_03.htm
焦点/修学旅行「会津回帰」/高評価で呼び戻す
昨年の修学旅行シーズンは空きが目立った観光地の駐車場。ことしは会津への修学旅行がやや回復しそうだ=会津若松市の鶴ケ城会館
東京電力福島第1原発事故を受け、福島県会津地方への修学旅行を見合わせていた宮城県内の小学校にも「会津回帰」の動きが出てきた。教育効果の高さや受け入れ態勢の充実ぶりなど、修学旅行先としての評価が高いことが背景にある。ただ原発事故の影響を不安視する保護者の声は根強く、震災前の水準に戻るには、まだ時間がかかりそうだ。
◎保護者の不安、解消が課題
<行き慣れた場所>
仙台市国見小は昨年、6年生の修学旅行の行き先を山形県に変更したが、ことしは会津地方に戻す。神谷良夫校長は「会津は児童同士の自主研修や体験活動の場が充実している。街全体に受け入れ態勢が整っており、安心して過ごせる」と説明する。
岩手県から会津に戻す大崎市三本木小は「行き慣れた地なので、教師にも経験の蓄積がある」と理由を話す。同じく2年ぶりに会津地方に出掛ける亘理町長瀞小の渡辺清孝教頭は「会津を学ぶ狙いや安全性など総合的に判断した」と説明する。
仙台市教委のまとめでは、会津地方の修学旅行を予定しているのは125校のうち23校。わずか4校だった昨年から大幅に増加したとはいえ、震災前の10年度(106校)に比べれば約2割にとどまる。
<懇談会開き説明>
会津への修学旅行を復活させる上で、前提となるのは保護者の理解だ。
仙台市国見小は2月に保護者懇談会を開催。仙台市と会津若松市で2日間過ごした場合、年間の追加被ばく線量に大きな差がないことを伝え、理解を求めた。
昨年に続き会津地方を選んだ仙台市高砂小は、滞在中に提供される食材の産地を事前に確認する。災害に備えて飲料水や非常食もバスに積み込む予定で、菊地秀敏校長は「安全安心のためできる限りのことをする」と強調する。
一方、昨年に続き、米沢市方面を選んだ石巻市中里小は「保護者に放射線の影響を不安視する声があった。米沢の方がより理解を得やすいと判断した」と説明する。
会津若松観光物産協会の渋谷民男統括本部長は「修学旅行先は学校や旅行代理店だけでは決められない」と、早期回復の難しさも感じている。
2012年04月22日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20120423_01.htm
焦点/被災地 修学旅行、復調の兆し
観光客でにぎわう会津若松市の鶴ケ城。修学旅行にも回復の兆しが出てきた
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で、2011年度は激減した福島県会津地方や宮城県松島への修学旅行が、ことしは回復の兆しを見せている。会津若松市では宮城県から訪れる学校が11年度に比べて倍増。松島の観光関係者も復調の手応えを感じつつある。修学旅行先の「定番」だった地に、わずかな光明が差し込んでいる。
◎会津若松・「宮城から」倍増/松島・関係者「手応え」
会津若松観光物産協会によると、会津若松市への修学旅行は、県外からの落ち込みが激しかった。震災前の10年度は県外から841校の小中高校が訪れたが、11年度は100校と激減し、10年度の12%にとどまった。
特に最多の約4割超を占めていた宮城県からの減少は深刻で、10年度には358校だったが、11年度は59校に落ち込んだ。宮城県内の小学校の8割超は会津若松市を訪れる「常連」だっただけに、会津の関係者は危機感を強めた。
会津若松市と観光関係者らがつくる「会津若松市教育旅行プロジェクト協議会」は昨年11月からことし1月、宮城県内の小学校420校を訪問。
市内の空間放射線量や余震のデータを丁寧に説明し、福島第1原発からの距離は仙台とほぼ同じ約100キロなどと訴え、安全性をアピールした。
地道な努力が奏功し、本年度は宮城から100校の修学旅行が確定。県外からの総計も、200校に回復する見通しだ。さらに宮城では、72校が「会津若松か他の地域かを検討中」という。
プロジェクト協議会は災害にも備え、修学旅行向けの避難所一覧や連絡先をまとめた「安心マップ」も作成した。
会津若松観光物産協会の渋谷民男統括本部長は「会津が修学旅行先として最適と理解してくれる先生も多く、うれしい。今後も活動を続け、県外からの修学旅行を増やしたい」と語る。
一方、東北各県の小学校が例年訪れていた松島にも明るい兆候がある。
松島観光協会などには「修学旅行の際、震災時や被災地の状況を児童に話してほしい」との依頼が目立つ。同観光協会の伊藤国雄専務理事は「私も6月に岩手、山形の3校の児童に被災当時の話をする」と話す。被災地への修学旅行を社会教育の場として活用したいと考える学校関係者は多いという。
ただ、11年度の修学旅行生の入場が10年度の約1割に落ち込んだ「みちのく伊達政宗歴史館」の奥山完爾常務は「修学旅行がすぐに松島に戻るのは難しいだろう」とみる。
東北以外の遠隔地からの修学旅行は、依然厳しい。新潟を含む東北7県の官民でつくる東北観光推進機構国内事業部の坂本文男部長は「九州や関西など東北から遠い地域ほど慎重だ。現地でのセミナーなどを通じて、粘り強く理解を求めていくしかない」と話している。
2012年04月22日日曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/economy/y2012/m04/e1204241.html
主要観光地の来客が増加 DC効果の全県化期待
達増知事は23日の定例会見で、いわてデスティネーションキャンペーン(DC)開幕後に平泉などの主な観光地の来場者が震災前の2010年比で2〜5割増加したと発表した。ただ、沿岸部や盛岡などを含めた全県の数値はほぼ10年並みで、DC効果の広がりはこれからになりそうだ。
達増知事は4月1〜15日の速報値として平泉とえさし藤原の郷(さと)(奥州市江刺区)が10年比で約5割増、宮沢賢治記念館(花巻市)が約4割増、龍泉洞(岩泉町)が約2割増であることを示した。
達増知事は「本格的な観光シーズンはこれから。県民一人一人がおもてなしの心を大事にして地域のイベントに積極参加し、地域の復興につなげてほしい」と呼び掛けた。
(2012.4.24
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http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201204250358.html
中国人訪日客数、史上最多に 3月2012年4月25日14時25分
日本を訪れる中国大陸部観光客が増えている。今年3月は史上最多となり、13万300人が訪日した。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
日本政府観光局(JNTO)は20日、3月に訪日した外国人観光客に関する統計を発表した。1カ月で延べ67万8500人が観光のため入国し、東日本大震災の前、2010年同期(70万9684人)の水準にほぼ回復した。昨年3月は大震災発生により、外国人観光客数は35万2666人にまで激減していた。
国・地域別では、中国大陸部が2010年3月比で5.7%増の13万300人となり、史上最多となった。台湾、香港、英国、インドネシアなどからも増加傾向にある。JNTOは、「震災風評によるマイナス影響が徐々に薄れてきた」とみている。
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http://japanese.joins.com/article/053/151053.html?servcode=300&sectcode=320
日本GWの観光客を狙え 百貨店・免税店が準備万端
2012年04月25日13時34分
[ⓒ聯合ニュース] comment10mixihatena0 【ソウル聯合ニュース】日本のゴールデンウイークと中国の労働節連休を控え、韓国のデパートや大型ショッピングモール、免税店などが外国人観光客対応の準備に追われている。
デパート業界は外国人観光客を積極的に誘致し、春の定期セールの不振挽回を目指す。
ロッテ百貨店は日本や中国からの観光客にリピーターが多いことに着目。中国内の店舗の顧客8人を、韓国でのショッピング・観光ツアーに招待する。金浦空港店ではソウル市と協力し、韓国の伝統イメージを表現する絵葉書のプレゼントと無料配達サービスを行う。本店と金浦空港店は今月27日から来月7日まで、スクラッチ景品券を渡し、当選者500人に百貨店内食堂街での韓国料理の食事券や商品券を贈呈する。
現代百貨店は韓流スターの人気をイベントに活用。狎鴎亭店で4月27日〜5月6日、外国人観光客向けに、チェ・ジウのサイン入りUSBやペ・ヨンジュンらの愛蔵品が計20人に当たるスピードくじを準備する。
新世界百貨店は5月6日まで、外国人向けに有名ブランドの商品を10〜30%引きで販売するほか、食堂街での飲食費を10%引きにする。
日本や中国からの観光客を迎える空の玄関、金浦空港の商業施設を見ると、ロッテモール金浦空港店は若手人気俳優が出演するドラマ「ファッション王」のロケ現場に使われていることから、ドラマに登場する小物や衣装を展示する。4月27日〜5月6日には韓国料理の体験チケットを景品としてプレゼントする。
ロッテ免税店金浦空港店は一定額以上の買い物客にチャン・グンソクとキム・ヒョンジュの写真をあしらったケース入りのワインセットを準備。また、衣料、化粧品、ジュエリー、雑貨などを10〜50%セールする。
ソウル駅周辺など外国人が多数訪れる大型スーパーは、外国人観光客に人気の品目を大量に準備した。
一方、ソウル中心地にあるロッテホテルでは、5月2〜5日の客室予約率が平均85%に達している。日本観光客が5〜6割を占めると予想される。
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001204250002
古道観光、ネットでナビ
2012年04月25日
◎県、開始 観光客回復めざす
世界遺産・熊野古道を巡る観光コースの最寄り駅や所要時間などをインターネットで検索できるサービスを県が始めた。駅から熊野古道の出入り口までのバスの発着時間などもまとめてわかる内容にした。大型連休を控え観光客に便利なサービスを提供することで、昨秋の台風12号による被害で大幅に減った県内の観光客の回復をめざす。
このサービスは20日から始めた「熊野古道ウオーキングナビ」。県観光連盟のホームページから利用できる。古道を訪れた観光客から寄せられた、「ネットで行程や時間の検索ができればいいのに」などの声を受け県が作成した。
県観光振興課によると、検索できるのは熊野古道の中辺路(なかへち)、大辺路(おおへち)、高野山町石道(ちょういしみち)の中で県が勧める38のコース。初級、中級、上級に区分けして紹介している。
コースを選んで出発時間を選択すれば、最寄り駅やその近くの停留所から乗るバス、古道のコースが表示される。コースには展望台や神社などが記され、地点ごとに到着までの目安時間もわかる。
利用する人の安全のため、目的地への到着時間が午後5時半(10〜3月は午後4時半)を過ぎる場合や、到着後の交通手段が無い場合は検索結果が表示されないという。
県内の観光地を巡る際に公共交通機関を使った行き方を検索できる「わかやま交通ナビ」も県は同時に始めた。あらかじめ地図上に設定された観光地や主要駅を出発・目的地として選べば、バスや電車の時間、運賃、乗り換え方などがわかる。
台風12号や東日本大震災の影響で、県内では2011年の観光客が約2760万人と前年比で10%余りも減った。特に、古道も通る熊野本宮温泉郷は前年比約35%減の98万3千人にとどまった。同課の担当者は「熊野古道に興味を持っても行き方がよくわからなかったという人もいる。二つのナビを使って多くの人に来てほしい」と話し、サービスが県内の観光地への集客につながると期待を寄せる。
(遠藤雄司)
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http://mainichi.jp/select/news/20120426k0000m040082000c.html
東京ゲートブリッジ:闇に浮かぶ「恐竜橋」…ライトアップ
毎日新聞 2012年04月25日 20時31分(最終更新 04月25日 20時45分)
ライトアップされた東京ゲートブリッジ=東京都江東区で2012年4月25日午後7時3分、西本勝撮影
写真特集へ 2月に開通した東京都江東区と埋め立て地を結ぶ「東京ゲートブリッジ」(2618メートル)のライトアップが、25日夜から始まった。特徴的なトラス(三角形の構造部分)の形から「恐竜橋」とも呼ばれる新名所。1300基以上の照明で東京湾に浮かび上がった。
午後7時前、新緑をイメージした薄い緑色のLED(発光ダイオード)と白い省電力照明が点灯。カウントダウンをしていた見物客から歓声が上がった。LEDは毎月、季節をイメージした色に変えていく。
この日は通常午後5時までの歩道開放時間が同8時まで延長され、臨海部や東京タワーの夜景を楽しむ人も。足立区の無職、大塚晃造さん(70)は「昼間は5回来たが、夜の景色は一段と素晴らしい」と笑顔で話した。【柳澤一男】
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http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13351086120586
GW旅行商品、海外3割増 県北宿泊は苦戦
【写真説明】今年の大型連休は、海外旅行や茨城空港を利用した国内旅行が好調=水戸市宮町のJTB関東トラベルサロン水戸
今年のゴールデンウイークは曜日配列に恵まれ、円高や震災による昨年の自粛ムードの反動もあり、海外旅行に追い風が吹いている。「安・近・短」傾向は続いているが、最長で9日間と長期の休暇になるため、県内でも例年の2割〜3割増と海外旅行商品の売れ行きも好調。一方で、県内観光は原発事故による風評被害が根強く残る。県北地域の宿泊施設は依然苦戦を強いられており、明暗が分かれている。
▽自粛の反動
「今年の日程は一番良いパターン。5月1、2日を休めば9日間と長く、フランスやイタリアなど遠方の旅行商品も人気」。JR水戸駅前のJTB関東トラベルサロン水戸の渡辺満雄店長は、追い風を実感する。
同店での4月出発の海外旅行申し込み状況は、震災前の2010年の同期と比べ2〜3割増と好調。渡辺店長は「円高も一因だが、昨年旅行を控えた反動で海外へ足を伸ばすお客さまも多いのでは」と分析する。茨城空港を利用した神戸や札幌への旅行商品も好評だという。
ただ、国内バスツアーは依然回復途上。茨城交通(水戸市)では震災の影響で、予約が例年の8割程度にとどまる。同社は需要のピーク期である夏に向け、商品を充実させていく方針。
▽広域アピール
昨年は震災直後ということもあり、客足が落ち込んだ県内観光地でも長期連休に期待を寄せる。
アクアワールド県大洗水族館(大洗町)は「春の遠足の予約が入ってきており、来客は徐々に戻りつつある。一昨年並みに客数が増えてくれれば」と期待。連休期間中は営業時間を2時間延長するほか、北関東3県と福島県の水族館など7館で連携した周遊企画も打ち出す。
しかし、各施設でも予約は例年通りにはいかない様子。国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)は「団体客の予約はあるが、例年より少なめ。首都圏や北関東など広域でPRしていく」と必死。
▽空白地
県北地域の宿泊施設では厳しい状況が続いている。昨年10月にリニューアルオープンしたばかりの旅館「としまや月浜の湯」(北茨城市)では、29日は客室の3分の2が埋まったものの、それ以降はほとんど空き室状態。
おかみの渡辺十九夜さんは「働き始めて約30年になるが、ここまでひどいのは初めて」と頭を悩ませる。リピーターが多い強みを生かし、今後もダイレクトメールや手紙などで利用を促していく。
ホテル「思い出浪漫(ろまん)館」(大子町)も風評被害に苦戦を強いられている。「東北は復興応援の需要があるが、茨城は空白地になっている。新緑が見頃となるので、直前までアピールしたい」とし、県民にも観光を呼び掛ける。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012042590135315.html
GW 東京人気復活 ツリー効果 地元は開業前特需
2012年4月25日 13時53分
1年前のゴールデンウイークに大勢の見物客でにぎわった東京スカイツリーは開業を目前にさらに人気を集めそう=昨年5月4日、東京都墨田区で(沢田将人撮影)
今年のゴールデンウイーク(GW)は「東京観光」が熱い。もちろん主役は東京スカイツリー(墨田区)。開業は五月二十二日だが、一帯には早くも見物の人波が絶えず、新しい観光名所に。都内ではGWを控えて話題性の高い大型商業施設も相次いでオープンするなど、各所で近年にないにぎわいを呼びそうだ。 (坂本正範、伊東浩一)
「スカイツリーができてお客が一〜二割増えた」と手応えを感じているのは、スカイツリーの近くでとんかつ店を営む高山宏明さん(68)。地元の店としては併設の大型商業施設「東京ソラマチ」も同時開業するため、その後に不安がないわけではない。「そちらに客を奪われないか。五月三日と四日の休日も営業するつもり」と話し、このGWで「開業前特需」の取り込みも狙う。
今年の大型連休は四月の三連休と五月の四連休に分散。五月一、二日を休めば九連休で長期休暇が取りやすく、日並びはいい。
昨年は東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で旅行先に東北や関東を避ける「西高東低」(旅行会社)の傾向が強かった。だが、今年は昨年落ち込んだ反動で旅行者が増え、「東」への動きが目立つという。
JTBの調査によると、GW(二十五〜五月五日)の国内旅行人数は前年比4・2%増の二千六十五万人となる見通し。目的地では関東が22%で最多。日本旅行の国内旅行の予約状況(二十六〜五月六日)も首都圏は前年の二・二倍と高い伸びだ。
ANAセールスが一月に発売した大阪、福岡空港など発着のスカイツリー開業日の入場券付きツアーは即日完売。五、六月の週末もほぼ完売で「かなり勢いがある。人気はしばらく続きそう」と担当者。
一方の商業施設。渋谷区神宮前にファッションのテーマパーク「東急プラザ表参道原宿」が十八日に、お台場(江東区)には人気アニメ機動戦士ガンダムの実物大立像が展示されている「ダイバーシティ東京プラザ」が十九日にオープン。「客足は順調」(同プラザ)だ。二十六日には渋谷駅に直結する「渋谷ヒカリエ」が後に続く。
スカイツリーをはじめ「久しぶりに大型商業施設のオープンが集中する」(日本旅行)ことが東京人気を盛り上げており、関係者はGW期間中のにぎわいに期待している。
(東京新聞)
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http://japanese.joins.com/article/141/151141.html?servcode=400&sectcode=400
ソウル人気観光地 日本人は明洞・中国人は東大門
2012年04月26日15時17分
[ⓒ聯合ニュース] comment3mixihatena0 【ソウル聯合ニュース】大韓商工会議所と旅行大手ハナツアーがソウルを訪問した日本人と中国人観光客を対象に実施した調査で、日本人に最も人気の高い観光地は明洞だったことが分かった。
200人を対象にした調査(複数回答)で、日本人は70.3%が明洞を訪問したと答えトップ。中国人は東大門が70.8%で1位だった。
日本人は明洞に次いで、南大門(63.7%)、東大門(50.5%)、仁寺洞(49.5%)、梨泰院(37.4%)の順となった。中国人の2位以下は明洞(69.8%)、南大門(35.4%)、梨泰院(34.4%)、仁寺洞(31.3%)だった。
大韓商工会議所は、日本人が南大門で売っているのりや仁寺洞の伝統工芸品を好んで購入していると分析。中国人は東大門で最新のファッション衣料を求める傾向が強いとした。
日本人が韓国で買う土産物は、のりなど乾魚物が74.7%で最も多く、化粧品(70.3%)、衣類(62.6%)、食料品(46.2%)の順になった。
中国人は化粧品(89.6%)、衣類(86.5%)、人参茶などの薬材(78.1%)が上位3位を占めた。
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http://tabi.chunichi.co.jp/odekake/120426shiga_nagahama.html
【滋賀】「ふるさと博」客足挽回へPR強化
2012年04月26日
公開撮影会で長浜城を背景に勢ぞろいした長浜市の戦国キャラクター=長浜市の長浜城歴史博物館で
開幕後、1カ月を経た長浜市の歴史イベント「長浜・戦国大河ふるさと博」は、天候不順などで入館者数が思うように伸びていない。主催する実行委員会は、巻き返しを図ろうと、ゴールデンウイークに向けてイベントを企画し、PRに力を入れる。25日は市内の戦国キャラクターを集めた公開撮影会を開いてふるさと博をアピールした。
【この記事に関連する旅】
「近畿」の旅だより
22日現在の入館者数は、統計が確定していない賤ケ岳と竹生島野外博物館会場を除いて、1万4313人。実行委は「予想の半分くらい。週末に天候が悪かったことと、広報活動が遅れたことが響いた」と分析する。出遅れを取り戻すため、戦国ファンだけでなく、家族連れや女性向けにもPRを強化していく。
この日は長浜城歴史博物館前で、新しいパンフレットなどに使う戦国キャラクターの公開撮影会を開いた。ふるさと博のキャラクター「三成くん」をはじめ、「江姫(ごうひめ)」「茶々姫」「初姫」など市内の戦国時代にちなむキャラクター9体が登場。長浜城を背景に、集合写真を撮影した。
ゴールデンウイークに向け、各会場でのイベントも準備している。賤ケ岳と木之本の会場では、JR木ノ本駅で物産展を開くほか、スタンプラリーも催す。実行委員が甲冑(かっちゅう)姿で街中を歩いてイベントを盛り上げる。
市観光振興課の北川賀寿男課長は「これから気候も良くなるので、家族でふるさと博の歴史絵巻を楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。
ふるさと博は12月2日まで。50万人の来場者を目標にしている。
(塚田真裕)
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http://news24.jp/nnn/news8613093.html
冬の雪 観光道路開通に明暗
(秋田県)
■ 動画をみる 冬のあいだ通行止めとなっていた鳥海ブルーラインが27日開通しました。
標高1150メートルを走る鳥海ブルーライン。鳥海山5合目の登山口へのアクセス道路で、山形県側からも大勢の観光客が利用します。ことしの鳥海山は、冬場の雪の量は例年並みでしたが、春になっても気温が上がらず、この時期にしては雪が多いということです。ゴールデンウィーク期間中は春スキーなどのレジャー客で賑わうものと見られています。一方、こちらは宮城県とを結ぶ湯沢市皆瀬の国道398号です。いつもの年であれば、ゴールデンウィーク前に通行できるようになるはずですが、ことしは道路脇の雪が多く、なだれが起きる危険があることから、現在もゲートは固く閉ざされた状態。開通はゴールデンウィーク明けになる見込みです。国道沿いにある小安峡温泉。宮城県や岩手県からの観光客が多いだけに、連休中の通行止めは地域にとって大きな痛手です。小安峡温泉の周辺では、岩手県とを結ぶ国道342号もゴールデンウィーク明けまで通行止めが続く見通しで、観光への影響が心配されています。
[ 4/27 18:34 秋田放送]
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http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120427ddlk15040115000c.html
トキ:ひな誕生、集客期待 旅館や佐渡汽船準備 GWに桜開花重なり、特製赤飯や横断幕も /新潟
毎日新聞 2012年04月27日 地方版
◇ムード盛り上げ
36年ぶりにひなが誕生した佐渡市の放鳥トキ。「祝 放鳥トキのヒナ誕生」と書かれた懸垂幕が同市役所や公共施設などに掲げられ、市内の旅館やホテルでも観光客のもてなしに力を入れる。例年より開花が遅れた桜の時期にも重なり、28日から始まる大型連休に観光客でのにぎわいを期待する。【宮地佳那子】
同市椎崎温泉の「ホテルニュー桂」では、大型連休のうち数日は、ひな誕生確認を受け23、24日に振る舞った赤飯「トキ色ご飯」を再び提供することも検討している。ほんのり赤色に染まったトキ色ご飯は、ひな誕生発表の翌日、市内の旅館やホテル20軒が夕食などで宿泊客に提供した。
同ホテルでは約2年前から全58部屋にトキ観察のための双眼鏡とトキの特徴、観察のポイントを書いたガイドを設置している。実際に双眼鏡で放鳥トキを見た宿泊客もいる。
おかみの渡辺てるみさん(54)は「待ちに待ったひなの誕生。これからトキが増えてほしい。今冬は大雪だったので、まだ山に雪が残っていてトレッキングのお客さんが期待できなく、残念に思っていたところ。それがトキのふ化と桜の時期が重なって、とてもうれしい」と喜ぶ。
例年大型連休に多くの利用客を見込む佐渡汽船も、船内やターミナルにひな誕生を祝す横断幕やポスターを23日から掲示した。利用客からは「ひなが生まれて良かったね」などと声が掛かるという。ターミナル近くの土産物店では「佐渡の自然に二世誕生」と書かれたシールを貼った土産物が並び、お祝いムードを盛り上げている。
減少が続く島の観光にとっては、観光客アップへの期待が高まる。市観光商工課によると、島への年間観光客は約121万人を記録した91年以降、ほぼ毎年減少し、10年には約54万人に落ち込んだ。
海水浴やトレッキング目的もあるが、やはりトキを見に来る観光客が多いという。5月は夏期(7〜9月)の観光シーズンに続いて観光客が多い季節で、「観光20+件客が増えてほしい」と、ひな誕生による後押しを期待する。
環境省や市、宿泊施設に「ひなはどこにいますか」「巣はどこですか」など営巣地に関する問い合わせも寄せられるが、トキ保護の観点から教えていない。島で確認されている放鳥トキは現在44羽。ひょっとすると優雅に飛ぶトキの姿が見られるかもしれない。
一方、ひな誕生を受け泉田裕彦知事は25日の記者会見で、トキをモチーフにした県のキャラクター「トッキッキ」に、新たにひなをイメージしたキャラクターを加えることも検討するとした。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120427-00000121-mailo-l06
東日本大震災:震災後の観光客、乏しい回復力 目立つスキー客減−−やまぎん研究所調べ /山形
毎日新聞 4月27日(金)13時2分配信
やまぎん情報開発研究所は、国や県の観光統計データを基に東日本大震災後の県内観光客数の動向をまとめた。震災直後は大幅に減り、昨年7月以降は減少ペースがやや緩和したものの、回復力が乏しい状態が続いているという。
県観光者数調査で前年比(四半期ベース)をみると、震災前の10年は4〜6月が4・6%減、7〜9月が4・3%減、10〜12月が3・4%減と推移。しかし震災が発生した11年1〜3月は13・7%減と大きく落ち込んだ。月別でみると特に3月が36・9%減だった。
観光庁の「共通基準による観光入込客統計」(延べ数)では、震災以降は4〜6月が前年比31・9%減と苦しい状況が続いたが、7〜9月は同8・8%減と減少ペースがやや緩やかに。昨夏の県内海水浴場の入り込み数は太平洋側の海水浴場などが被災した影響で同13・3%増となり、同研究所は「減少ペースが緩和した要因の一つ」としている。
宿泊者数(延べ人数)は、観光庁の宿泊旅行統計調査(暫定値を一部含む)によると、昨年4〜12月が前年比10・0%減で、全国の同6・9%減を上回る落ち込みだった。
東北6県別では、山形の10・0%減をはじめ、秋田が27・4%減、青森が12・2%減で3県が2桁のマイナス。
一方、他の3県は岩手が21・3%増、宮城が8・7%増、福島が2・9%減と被災地支援目的の宿泊者などの影響で増加か小幅な減少にとどまった。
同研究所は県内観光について「昨夏はマイナス幅がやや縮小したが、秋以降は総じて低調な動き。特にスキー修学旅行のキャンセルなど、スキー客の集客減が目立った」と指摘。本格復活に向け「『東北観光博』などの広域的な取り組みにより、東北全体の安全性や魅力を国内外に発信することが重要だ」としている。【鈴木健太】
4月27日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120427t72008.htm
GW旅行、好調 「東北発」海外盛況 癒やし追求
旅行予約は震災前を上回る勢い。旅行会社の窓口も客からの相談が途切れない=仙台市青葉区のJTB東北仙台支店
ことしのゴールデンウイーク(GW)の旅行予約が好調だ。旅行各社によると、東北発は海外、国内とも震災前水準かそれ以上に回復している。国内では、東北以外に出掛ける人が増える見通しという。最大9連休を取得できる曜日配列、円高といった事情が加わり、欧州など「遠い旅」の人気も高い。昨年の東日本大震災を踏まえ、各社は「心の癒やしを求める傾向が強まっている」とみている。
「海外旅行は2010年の3割増と、非常に好調」と言うのは、JTB東北仙台支店。特に3泊4日の韓国やシンガポールのツアーが人気だ。
石橋信司支店長は「震災を経験し、東北の人たちに旅行を楽しみたい気持ちがうかがえる」と意識の変化を指摘する。
エイチ・アイ・エスも、韓国や台湾などアジア方面が盛況で予約は震災前水準まで戻った。仙台空港4月29日発のハワイ、5月2日発のバンコク行きの各チャーター便はほぼ完売という。
宿泊先のグレードを上げる旅行者も目立つ。東北営業グループ(仙台市)は「震災で大変な思いをしたご褒美の意味だろう。お金を惜しまない傾向が強い」と話す。
各社のツアーとも、国内旅行は東京方面が圧倒的に多い。東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)はJR利用が人気。5月22日に開業を控える東京スカイツリー(東京都墨田区)を回る旅行客も少なくないという。
東北の人たちの国内旅行は従来、東北域内が中心だったが、ことしは域外志向が顕著という。近畿日本ツーリスト東北(仙台市)によると、北海道旅行も堅調で、平野雅伸個人旅行事業部長は「いったん東北を離れ、震災後の厳しい現実を忘れたいという心理があるのではないか」と推し量る。
◎「東北へ」回復傾向/被災地応援観光博効果
東北を訪れる旅行客は3月に本格開幕した東北観光博の効果もあって、震災による落ち込みから回復傾向にある。旅行各社は「予約状況はほぼ震災前に近づいている」と口をそろえる。
JTB広報室は「東北を何かの形で応援したい人は多い」と指摘する。東北の桜の満開時期がGWと重なったこともあり、「潜在的な旅行需要が引き出されたのではないか」と分析する。
福島第1原発事故の風評被害や津波被害の影響で、観光客の入り込みが震災前の水準に戻っていない地域は多く、観光地はGWに期待する。
松島観光協会(宮城県松島町)の伊藤国雄専務理事は「ホテルや旅館は復興支援関係者の宿泊もあり満杯状態だが、観光客はまだ震災前の7割しか戻っていない」と説明。GWをきっかけに本格回復に向かうためにも「被災地を観光で応援してほしい」と話している。
2012年04月27日金曜日
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http://www.jiji.com/jc/c?g=jfn&k=2012042501056
三陸復興へ「かき小屋」オープン=仙台市
東日本大震災で被災した養殖業者を支援するため、震災後に水揚げしたカキなどを提供する屋台食堂「かき小屋 仙台港」が仙台市宮城野 区に オープンした。カキをむき洗いする加工場が被災し、水揚げしても出荷できずに苦しむ養殖業者の販路を確保する試み。三陸産の殻付きカキやホタテをその場で 網焼きにして楽しめる
5月末までは宮城県気仙沼市唐桑産のカキを販売する。時期に応じて産地は変わるが、三陸産を中心に魚介類を通年提供する予定だ。
カキを納める宮城県石巻市の養殖業高橋美智夫さん(55)は、「販売できない状況だったのですごくうれしい。安全なカキを提供するのでた くさん食べて」と 笑顔を見せた。水揚げ量は震災前の5分の1ほどに減ったが、間隔を広く取って養殖しているためエサをよく食べ、例年より身が大きいとい う。
「かき小屋」周辺はアウトレットモールや郊外型ショッピングセンターが立ち並び、買い物客らでにぎわう地区。大型連休を前に、観光客 の呼び込みも期待できそうだ。【もぎたて便】(2012/04/26-08:00
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>>1599-1600
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001204280006
GW県外客呼び込め
2012年04月28日
●観光地、県内客で活気戻る/磐梯3道路無料化 温泉地で宝探しも
会津地方を中心に、県内の観光客が戻りつつある。背景には自治体の助成事業と、せめて放射線量が低い会津へ、という心理があるようだ。県外客の誘致は依然厳しく、ゴールデンウイーク(GW)の到来に、観光業界は趣向を凝らしている。
風評被害が心配されたこの冬のスキー客。ふたを開けてみると、健闘ぶりが光った。
代表的なスキー場が集まる猪苗代観光協会によると、7カ所のスキー場で、昨シーズンの約50万人に対し、今シーズンは約45万人と1割減で踏みとどまった。要因として、県の補助事業が挙げられる。子供会やスポーツ少年団の県内での宿泊費を助成したほか、小・中学校の県内での学校行事も支援した。協会でもキャンペーンを実施し、力を入れた。
経済効果が大きい修学旅行。会津若松観光物産協会によると、2010年度は1081校(県外841校、県内240校)だったが、震災の影響を受けた11年度は564校(県外100校、県内464校)と半減した。県内校は補助事業の効果で倍増したものの、県外校の激減が響いた。
ただ、放射線量の影響を心配する中通りからの親子連れが増えるなど、会津若松市の観光客数は回復しており、昨年の同市の観光客数は、前年の15%減にとどまった。
課題も残る。花見、GWなど東北の観光シーズンが始まったが、厳しい状況が続く温泉施設が少なくないほか、県外からの誘客がうまくいっていない。
県は昨年に続き、今年も磐梯吾妻スカイライン、磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインの3有料道路の無料化に踏み切った。先月3日から県内7カ所の温泉地で宝探しをするイベント「コードF―2」を実施。昨秋に実施したところ、好評だったため、5月27日までの第2弾を企画した。
修学旅行生に再び来てもらう活動も進んでいる。会津若松市や観光事業者らでつくる「教育旅行プロジェクト協議会」のメンバーは昨年6月からの9カ月間で、常連校が多い宮城県や千葉県などの計約600校を訪問、会津地方の現状を説明した。2〜3割が前向きな反応を示したという。(福宮智代、高浜行人)
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1204270021/
GWに観光業界の期待高まる、自粛一転、イベント復活で/横浜
2012年4月27日
大型連休が28日から始まる。東日本大震災が発生した昨年は自粛ムードが広がり、苦戦を強いられた観光施設も多かった。しかし今年は一転。客足は回復傾向にあり、昨年、震災の影響で中止になったイベントが復活する動きも。大型連休本来の活気に、観光業界の期待が高まっている。
ハマの大型連休の風物詩「ザよこはまパレード(国際仮装行列)」。昨年、半世紀以上の歴史で初めて中止されたが、今年は5月3日に開催される。
「今年はパレードに加え、横浜赤レンガ倉庫が大型連休期間中としては初めて『オクトーバーフェスト』を開催する。横浜も例年並みのにぎわいを取り戻せるのでは」。そう期待を寄せるのは横浜観光コンベンション・ビューロー。横浜中華街発展会協同組合の関係者も「両イベントの開催は大きい。中華街への人の流れが期待できる」と力を込める。
昨年、震災の影響で横浜市内の観光客数は激減した。市によると、4月は前年比88万3千人減の272万2千人、5月は同65万6千人減の429万9千人。
ただ、6月以降は回復基調にある。同ビューローのホームページへのアクセス数は今週に入り急速に増加、昨年同時期と比べほぼ倍増という。
市内のシティーホテルの宿泊予約もおおむね好調の様子。「5月4日までほぼ満室」と横浜ロイヤルパークホテル。横浜ベイシェラトンホテル&タワーズは「5月2〜5日は満室。遠方からの客も目立つ。横浜を起点に、都内や千葉に開業した商業施設を訪れる人も多いのでは」。比較的空きのある連休前半は駐車場41時間無料などのサービスを付けたプランを投入、直近の取り込みを狙う。「売り上げは前年比増となる見込み」。ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルも「最近は直近需要の傾向が強い。客室に余裕のある日も、最終的には埋まっていくのでは」とみる。
一方、昨年は震災後とはいえ、近場のレジャー施設として人気を集め、「一昨年並みの客数を維持できた」という横浜・八景島シーパラダイス。今年は昨年自粛した花火を連休中、6回開催。「曜日並びも良く、昨年以上の来場に期待したい」と話している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20120427-OYT8T01179.htm
宮島 GW渋滞解消作戦 「清盛効果」警戒
臨時駐車場→公共交通へ誘導
県と廿日市市は大型連休中(28日〜5月6日)、世界遺産・厳島神社のある宮島(廿日市市)の玄関口・宮島口周辺の渋滞対策を強化する。NHK大河ドラマ「平清盛」の放送効果で過去最多の来島者が見込まれており、周辺や広島市の計5か所で、新たに2080台分の臨時駐車場を確保。鉄道やバス、高速船など公共交通機関の利用を促す「パーク&ライド」作戦を展開する。(矢沢寛茂)
県などによると、5月3〜6日、JR広島駅北口の国有地(広島市東区)に480台、広島港(南区)に370台の無料駐車場を設ける。同駅からJR(片道400円)か広島電鉄(同270円)で、港からは宮島直通の高速船(同1800円)での利用を促す。
廿日市市では、市浄化センター(串戸)の600台分(無料)に加え、市有地(柿の浦)の200台分(1000円)を用意。中国新聞広島制作センター(ちゅーピーパーク、大野)の430台分(1000円)も加えて、それぞれと宮島口や最寄り駅を約10分間隔の無料シャトルバスで結ぶ。
宮島口周辺の駐車場は、民間業者の22か所と、昨秋から一般開放が始まった競艇場「ボートレース宮島」を合わせて最大2100台分。ドラマの放送が始まった1〜3月の来島者は計約90万人で、月別の記録を更新している。県や市、県警などでつくる協議会は、連休中も過去最高になるとみて、1日最大約3800台が訪れると予測し、広島市を含めた広域で対応することにした。
昨年の大型連休は7日間で、宮島には過去最高の16万5000人が訪れた。うち約半数は宮島口までマイカーで来ており、周辺の国道2号は連日最長5キロの渋滞が発生した。
駐車場情報は県のホームページ(http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/97/miyajimaraido.html)へ。
(2012年4月28日 読売新聞)
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ただいまイスタンブールの空港です
今年のGWは[アラブの春]で注目を浴びた[イスラムの政教分離]を考えるためにトルコに来ました。 (とうぜんこじつけ)
アジアでありヨーロッパであり、イスラムでありながら世俗的であり、紀元前からの文明の交差点。なかなか良い国でしたよ。
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おお,良い旅を!
トルコは確かに面白い存在ですね〜。
旅人をもてなすのが好きなトルコ人だそうですがどでしたかな!?
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無事日本に帰ってきましたー。
>旅人をもてなすのが好きなトルコ人だそうですがどでしたかな
まぁ、しょせん観光地しか行ってませんのでわからないっすねー、正直。
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2198253.article.html
嬉野温泉の源泉集中管理、暗礁に 17所有者調整難航
嬉野温泉の源泉を統合、将来的に枯渇しないよう集中管理する事業が暗礁に乗り上げている。構想から20年。事業の財源となる合併特例債の起債期限が3年後に迫る中、源泉を所有する17の個人・法人は資源保護の必要性では一致しながらも、所有権を手放すことに抵抗感があり、協議は難航している。
集中管理事業は管理組合を立ち上げ、市内3、4カ所に源泉からくみ上げた温泉を集める管理用タンクを設置、そこから旅館などに配湯して使用料を徴収する計画。配管の新設なども含めた総事業費は15億円を見込んでいる。
1990年代、旅館の大型化や高速道の開通で観光客が大幅に増えた影響で源泉の水位が急降下を始め、2001年には地表から平均で30メートル近くまで下がった。このため、旧嬉野町時代に構想が持ち上がり、合併後も最重要施策の一つに位置づけられてきた。
源泉所有者を集めた会議が何度も開かれたが、個人財産でもある源泉を手放すことへの抵抗感は根強い。一貫して反対する旅館経営者は「まずは全旅館を挙げての湯の節約が先決。湯量や漏水の状況を調査して対応すべき」と対案を示す。源泉の維持管理や館内の配管修理に毎年100万円以上をかけて大切に
守ってきただけに愛着もある。
一方で、集中管理に賛同する所有者は遅々として進まない状況にいら立ちを募らせる。近年は源泉と旅館を結ぶ外部配管の腐食による漏水が増え、修繕しても違う部分が漏水を始める“いたちごっこ”。旅館経営者の一人は「補修費が経営を圧迫するようになっている。多くが賛同しており、賛同者だけで先行してもいいのでは」と話す。
嬉野市議会は源泉集中管理の先進地の神奈川県湯河原町を視察、「早期実現が最重要」との結論を出した。昨年12月の市議会では賛同者だけで事業を始める案も出たが、谷口太一郎市長は「全員でというのが当初からの約束。賛同者だけでは公平性に欠ける」とあくまで全員合意による円満解決を強調した。
反対の所有者に対して温泉法に基づく揚湯制限をかけて賛同者だけで集中管理を進める案も出ているが、県薬務課は「温泉枯渇の危険性が迫っているなどの理由がない限り、個人財産を制限するのは難しい」との見解を示す。
手詰まりの中、事業の財源となる合併特例債の起債期限は15年度中に迫っている。平均水位は大型施設の閉鎖や宿泊客の減少もあって地表20メートル前後まで持ち直したが、日帰り観光客の増加などで一昨年から再び下がってきた。中立の立場で事態を見守る観光関係者は「まちの雰囲気が良くなっている今こそ、団結して結論を出してほしい」と期待する。
2012年05月02日更新
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120505-OYO1T00114.htm?from=main3
高知観光ポスター「リョーマの休日」リメーク?
高知県が作製した「リョーマの休日」のPRポスター(県提供)
岩崎さんが手がけた木彫作品「リョーマの休日」(岩崎さん提供) 高知県が観光キャンペーン「リョーマの休日」で作ったポスターの図柄を巡り、坂本龍馬姿の尾崎正直知事がスクーターに乗る写真が、静岡県焼津市の彫刻家の作品に「イメージがよく似ている」と、高知県に指摘があった。作品は龍馬がバイクを駆り、題も「リョーマの休日」。県は「問題ない」とするが、彫刻家は「一言断りがあっても……」と残念がる。名画「ローマの休日」にちなむ二つのパロディーが、キャンペーン以上に話題を集めている。
「ローマの休日」は、アン王女(オードリー・ヘプバーン)がローマ訪問中に公務を抜け出し、新聞記者(グレゴリー・ペック)と過ごした一日だけのロマンスを描く。2人がスクーターに乗って自由に街を巡るシーンが魅力の一つとなった。
彫刻作品は岩崎祐司さん(66)が手がけた。岩崎さんの作品は、便器を持つプロレスラー「ベンキですかー」や、犬を振り回す老人「はなさんか!じじい」など有名人や昔話などに着想を得たユーモアが身上。今回の作品は約10年前に制作した木彫で、作品集の表紙も飾った。
県は、観光特使に任命したタレント・大橋巨泉さんが「女性の憧れは昔はローマの休日、今はリョーマの休日」と高知の“売り”を評したことから発案。1月にキャンペーンを発表した。
その直後から「ひょっとして盗作?」などの指摘が数件あり、県の担当者が岩崎さんの作品を確認し、弁理士と協議して「問題ない」と判断。3月にポスターデザインを決定した。
県「模倣でない」 県観光政策課は「巨泉さんのアイデアで模倣ではない。商標登録されておらず、著作権上の問題は生じない」と説明する。一方、岩崎さんは「事を荒立てるつもりはない。ただ、一言あれば私もファンに説明できたのに」と話している。
(2012年5月5日 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20120506/CK2012050602000131.html
<検証 高速事故> 発生から1週間 「観光・群馬」に課題
2012年5月6日
関越自動車道で乗客45人が死傷したバス事故現場=4月29日、藤岡市で、本社ヘリ「あさづる」から
関越自動車道のツアーバス事故から六日で一週間になる。関越道と上信越道、北関東道という「高速交通の十字軸」(大沢正明知事)を抱え、「観光立県」を目指す本県に、事故は重要な課題を突き付けている。 (伊藤弘喜、中山岳)
◆救急医療の遅れ
事故では、県内で起きた事故や災害では初めて救急医療チーム「群馬DMAT」が出動。事故発生から現場到着まで約二時間半かかり、大沢正明知事は「タイムラグがあったのは事実」と遅れを認めた。
今回は県が、消防から出動依頼を受けた後、病院に出動要請した。DMATを担当する県医務課が消防と約三十分間、連絡が取れず出遅れた。
大沢知事は「簡単明瞭な連絡系統で迅速に対応するようにしたい」と述べており、消防が県を介さず、じかに病院に出動要請する方法も検討していく。
◆道路の不備
バスが衝突した防音壁と、防音壁の進行方向手前のガードレールとの間に数センチのすき間があり、防音壁が車体側面をそぐ「凶器」になったとして注目を集めた。
道路の安全対策で国土交通省が出した通達の一九九八年の改定では、道路で異なる種類の防護柵を隣り合わせで作る場合、すき間ができないように連続して作ることを求めている。現場の防護壁の設置は通達改定前の八四年で、東日本高速道路(東京)は、すき間をなくすためガードレールの端を防音壁の土台部分に埋め込む工事をする方針。高速道路で他にも同じようなすき間がないか調べる。
県も県内の国道や県道でガードレールを中心に危険箇所がないか確認を進める。
◆ツアーバス競争
事故を機に、運行を見直すバス会社が出てきた。旅行会社の依頼で日帰り観光バスを運行する太田市のバス会社社長(55)は今後、旅行会社の依頼仕事を減らし、ルートや運行時間などでより安全な仕事を選ぶという。
二〇〇〇年の貸し切りバス事業の規制緩和後、新規参入が増え、生き残り競争が激化。東日本大震災以降、利用客は減り、旅行会社は以前、負担してくれた乗務員の昼食代も出さなくなった。この会社は扱っていないが、事故のような夜の長距離運行は「運転手に過酷で、もうけがあってもリスクは高い」とみる。だが、「厳しい条件の仕事が増えても、バス会社が取り合う状況」に変わりはない。
運行距離などが減れば収入も減る。この社長は連休明けに、乗務員を集め社内会議を開く。国交省は、全国でツアーバス会社を重点監査すると表明したが、「お客を取ろうとどんどん運賃を安くする流れのままでは、悲惨な事故は防げないのでは」と社長は懸念する。
<関越道バス事故>
4月29日午前4時40分ごろ、藤岡市の関越自動車道上り線で、金沢発、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)行きの大型観光バスが防音壁に衝突し、乗客7人が死亡、38人が重軽傷を負った。
県警は今月1日、自動車運転過失致死傷の疑いで運転手河野化山(かざん)容疑者(43)を逮捕、3日に送検した。同容疑者は「居眠り。疲れていた」と供述している。
事故を起こしたのはバス会社「陸援隊」(千葉県印西市)のバスで、27日夜に千葉県を出て28日に金沢に到着し、同日夜に金沢を出発した。県警の調べでは、同容疑者は復路のみ運転し、2カ所のサービスエリア(北陸道の有磯海、関越道の越後川口)で休憩をとっていた。出発前の行動などについて捜査が進められている。
同容疑者は、自分名義の大型バスが2台以上ある。「陸援隊」の名義を借りて日常的に中国人観光客向けツアーを手配し、自分のバスを走らせていたといい、道路運送法に違反する「無許可営業」の疑いがあるとして国交省関東運輸局が調べている。
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http://www.nnn.co.jp/news/120505/20120505011.html
通算2千万人突破 水木ロードの入り込み客数
2012年05月05日
鳥取県境港市出身の漫画家、水木しげるさん(90)が描いた妖怪のブロンズ像が並ぶ同市の水木しげるロードの入り込み客数が4日、1993年のオープン以来の通算で2千万人を突破し、市はロード内の2カ所に記念看板を設置して大台達成を祝った。
看板を掲げて2千万人達成を喜ぶ(左から)ねずみ男、鬼太郎、ねこ娘ら=4日、鳥取県境港市本町の水木しげる記念館前アーケード
全長約800メートルの同ロードは、連休後半がスタートした3日から歩行者天国となり、4日も朝から観光客で大にぎわい。山口県下関市からの帰省中に家族3人で訪れた竹内健一さん(26)は「妖怪たちと写真が撮れて子どもも楽しそう」と話していた。
同ロードの入り込み客数が1千万人を突破したのは2008年8月で、15年かかった。10年に水木さん夫妻の半生を描いたNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が放送されるなどで人気に拍車がかかり、年間入り込み客数が10年372万人、11年322万人と2年連続で300万人を突破。4年足らずで1千万人集客となった。
境港市通商観光課によると、今年1月1日から5月3日までの入り込み客数は64万6045人(前年同期79万6883人)。
中村勝治市長は「妖怪にちなんだ各種イベントの開催はじめ、官民一体となった魅力づくりを重ね、全国有数の観光地として定着した」とのコメントを発表。市などは20日午前11時半から、同ロードで2千万人達成セレモニーを開き、紅白の餅まきなどを行う。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120505/tcg12050512010002-n1.htm
【スカイツリーに懸ける】
(上)熱気帯びる誘客合戦 東武沿線に観光客を呼び込め
2012.5.5 12:00 (1/3ページ)
人気を集める「東武ワールドスクウェア」のミニチュア・スカイツリー=4月24日、栃木県日光市
東京スカイツリーの開業まで1カ月を切った。スカイツリー人気を、東日本大震災で落ち込んだ観光復興にいかにつなげるか。スカイツリー開業に懸ける栃木県の人々の姿を追う。
栃木県日光市鬼怒川温泉大原の「東武ワールドスクウェア」で4月24日、多くの観光客が“何か”を見上げていた。視線の先にあるのは、25分の1の大きさで作られた東京スカイツリー。ミニチュアとはいえ高さは約26メートル。世界中の有名建造物のミニチュアを集めた園内でも、ひと際目立つ存在だ。
ワールドスクウェアはこの日、スカイツリーに絡めたイベントを開催し、通常の5倍の入場者を呼び込んだ。「25分の1でもスカイツリーへの興味は強いことが明らかになった。ミニチュアがスカイツリー本体と日光・鬼怒川を結び付けるカギになるはず」。ワールドスクウェアの根本幸央副支配人は、こう語る。
果たして、年間2500万人とも3000万人ともいわれるスカイツリー観光客のうち、どれだけを県内に呼び込むことができるか−。
足利銀行のシンクタンク「あしぎん総合研究所」によると、スカイツリー周辺の観光客の約3割が「訪れたい観光地」として栃木県を挙げており、250万人を誘引できると見込む。それだけに、県内各地で“誘客合戦”が始まっている。
■栃木…途中下車に狙い
特に熱気を帯びているのが、とうきょうスカイツリー駅(旧業平橋駅)と東武鉄道で結ばれている東武日光・鬼怒川線の沿線にある栃木県の市町だ。
「新しい客層を呼び込むチャンス」。栃木市の観光担当者は力を込める。「蔵のまち」と呼ばれながら、知名度で日光や那須の後塵(こうじん)を拝している栃木市。特急で1時間の場所にあるスカイツリーの開業は「これ以上ない追い風」という。
平成23年秋からPRを強化。今春、JTBパブリッシング(東京都新宿区)が発行する旅行情報誌「るるぶ」の栃木市版を作り、日光や東京・浅草のホテルなどに約6万部を配布した。
5月から東武鉄道の外国人向け旅行券が、浅草−日光・鬼怒川間でとうきょうスカイツリー駅と栃木駅の途中下車が可能になるため、栃木市は英語や中国語などの外国人向けパンフレットの作成を急いでいる。
■鹿沼…独自路線を展開
一方、「スカイツリーの開業によって、短期的には“観光客流出”が起こるだろう」と分析しているのは栃木県鹿沼市だ。栃木市と日光市にはさまれながら2市ほどの観光資源に恵まれていない。人の流れが2市に向かってしまうのではないか、との危機感がくすぶる。
このため、鹿沼市は2市に働きかけて、スカイツリー開業をにらんだ沿線協議会を立ち上げた。だが、3市一体となった活性化策を取りまとめるには至っていない。
そこで独自の「マニアック路線」を展開する。岡本太郎作のモニュメント「夢の樹」を市民文化センターから東武日光線新鹿沼駅前に移設し、「市の玄関口」として整備。4月28日には「夢の樹」を起点に市内を散策する「芸術による街歩き」を開催。今後もマニアックな街歩きを提案するなど、生き残り戦略を模索している。
■日光…にぎわいよ再び
平成5年にオープンしたワールドスクウェア。当時は日光宇都宮道路の宇都宮インターチェンジまで渋滞が続き、周辺の旅館やホテルは“ワールドスクウェア特需”に湧いた。しかし、来場客は徐々に減り、最盛期の10分の1にまで落ち込んだ頃もあった。
風向きが変わったのはミニチュア・スカイツリーが誕生した22年春。ミニチュアが登場した直後は付近が大渋滞し、年間来場者数も前年比7割増に飛躍した。根本副支配人は近所の男性住民に声をかけられたのを覚えている。「昔のようなにぎわいだね」
ただ、昨年の東日本大震災で入場客は再び減少。風評被害にさらされた日光市全体も観光客減に苦しむ。
「スカイツリーの来場者は年間約3000万人と見込まれる。1割を引きつけることができれば、にぎわいのある日光・鬼怒川に戻ることができる。地域と共存共栄で頑張っていきたい」
3000万人の1割にあたる300万人は、オープン時の年間入場者数。根本副支配人は19年前と同じにぎわいを取り戻すつもりだ。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120505/tcg12050518010004-n1.htm
【スカイツリーに懸ける】
(中)東京に栃木を売り込め!!最前線に立つ県東京事務所
2012.5.5 18:00 (1/3ページ)
「とちまるショップ」オープンプレイベントには県内のゆるキャラも集まり栃木をPRした=4月21日、東京都墨田区
「東京の百貨店に売り込むことがこれほど難しいとは…」
栃木県東京事務所「とちぎのいいもの販売推進本部」の西須紀昭事業推進室長は頭を抱えていた。平成23年4月に東京事務所に着任。県産品を店頭で扱ってもらえるよう、都内の百貨店に何度も足を運ぶものの、思ったほどの効果は上がっていなかった。
「栃木県として訪問すれば、話は聞いてくれる。だが、その先だ。重要なのは知名度ではなく、百貨店が喜ぶストーリー性を持った商品が必要だ」
全国各地だけでなく、世界各国からえりすぐりの商品が並ぶ百貨店のショーケースのハードルは想像以上に高かった。
「県は生産者の方は向いている。でも、流行を求める企業側は?県はマーケティング戦略ができていなかったんだと実感した」
西須室長は自身も観光交流課長を務めた経験から、自戒の念を口にした。
「他県は羨ましいはず」
5月22日に開業する東京スカイツリー。併設される複合施設「東京スカイツリータウン」4階には、栃木県として初めてのアンテナショップ「とちまるショップ」がオープンする。
国内外から熱い視線が注がれ、年間3000万人もの来場が見込まれるスカイツリーへの初進出。しかも、自治体系の出店は東京都墨田区の情報ブースと、とちまるショップのみだ。栃木県産業労働部で「観光立県とちぎ」づくりを担当する小針務参事は「インパクトは非常に大きい。他県からみればうらやましい存在だろう」と胸を張る。
とちまるショップは県内の特産品が1200種類以上も並び、県内26市町が日替わりでPRを行う。各市町も出資しているだけに、とちまるショップに懸ける思いは強い。
栃木県那珂川町の観光担当者は「町単独でPRしても『どこにあるの?』と言われかねない。県全体で首都圏に出ていけるのは町にとっても大きなチャンス」と期待する。市町の声に応えるように、福田富一知事も4月の記者会見で、「とちまるショップを最大限に活用して『栃木に行ってみたい』という人を発掘できれば」と意気込みを語った。
栃木県はプレミアム付き宿泊旅行券「元気度日本一とちぎ“券”」を発行するなど、スカイツリー開業に合わせた誘客策を打ち出しているが、体系的な活性化方針を打ち出せていないのが現状だ。
出品のハードル低く
では、スカイツリー開業を栃木県の活性化にどのようにつなげるのか−。首都圏の最前線で栃木のPR役を担う西須室長は、とちまるショップを足場に「地産“訪”消」「地産“外”消」の構築を目指すという。
「アンテナショップで商品を販売することは、パンフレット配布に比べて栃木の周知効果がべらぼうに高い」といい、栃木県を訪れるきっかけになると指摘する。購入した食品のほとんどを自宅などで消費してもらうことができる。
とちまるショップを軌道に乗せるには「いいもの」を並べることが大前提となる。とちまるショップで売れ筋商品になれば、東京事務所が百貨店などに売り込みやすくなる。栃木県は定期的に商談会を開いているが、「とちまるショップができれば毎日、商談会ができるようなものだ」とも話す。
「東京・銀座の百貨店に並ぶ商品を開発してほしいといっても難しいかもしれない。でも、とちまるショップなら少し背伸びをすれば出品することができる」
既存商品のパッケージ変更やユニークな売り出し方など、ちょっとしたことで消費者の商品の見方が変わることを知った。だからこそ、栃木県内の情報を集める県の担当者にもげきを飛ばしている。
「もう一度、地域のことをよく知ってほしい。東京へは私たちが売り込む」
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120506/tcg12050607000004-n1.htm
【スカイツリーに懸ける】
(下)「ご当地感+おしゃれ」で攻める とちまるショップ運営の松本謙社長
2012.5.6 07:00 (1/2ページ)
とちまるショップをPRするファーマーズ・フォレストの松本謙社長=4月21日、東京都墨田区
5月22日に開業する東京スカイツリーに併設される複合施設の東京スカイツリータウンに県のアンテナショップ「とちまるショップ」がオープンする。宇都宮市の「ろまんちっく村」などを展開するファーマーズ・フォレストが運営業務を受託。同社の松本謙社長(45)に、とちまるショップの戦略を聞いた。
−−とちまるショップはスカイツリータウンで唯一の自治体系の店舗ですね
「民間が運営を請け負うからには他店に負けない“わくわく感”のある店にしたい。おいしそう、おもしろそうと感じて店に入った人が『栃木ってこんなにいろいろな物があるんだ』と感じてもらえる雰囲気づくりが目標です」
−−多彩なライバル店との差別化をどのように図りますか
「栃木の旬を感じられるような鮮度のある売り場にしたい。季節によって商品を入れ替え、催事も行います。安定的な経営にはリピーターの獲得が不可欠。いつ来ても新しい商品や情報に出合える鮮度感は重要です」
−−ターゲットは
「スカイツリーを訪れる人の大半は観光。全国からスカイツリーを訪れる人に栃木を紹介する必要があります。海外からの来街も多いので、外国語のできるスタッフを採用し、外国人観光客へも栃木を紹介できる態勢にします」
「ただ、中長期的には、日常的に利用してもらえる地元のお客さまに軸足を置く必要があるはず。墨田区に住んでいる人や東京在住の栃木県出身者。スカイツリーのイーストタワーにはオフィス街もあるので、お弁当の販売も考えています」
−−品ぞろえは
「商品数は1200種以上。ジェラートや天然かき氷のテークアウトコーナーも設置します。栃木と聞いて連想される商品がなければ、アンテナショップとしては失格。そういったポイントは押さえながら、全県の商品をバランス良く配置するよう心がけています」
「県や各市町から運営費をいただいているので、収益をあげて還元することが大前提。そのためには売れる商品を戦略的に販売し、売れづらい商品が売れる仕掛け作りが必要です。大手の流通網に乗りづらい商品の販路として活用してほしいし、一緒に売れる商品を作りたい」
−−ろまんちっく村など、アンテナショップの運営経験は豊富ですね
「地元の商品を地元に紹介する場合はパッケージを都会的にすることで手に取ってもらうきっかけになりますが、東京では都会的なパッケージは当たり前。東京に持っていくからこそ、ご当地感を出さないと市場競争に負けてしまう。『おしゃれなんだけど、この辺が栃木』。そんな栃木らしさが必要です」
−−とちまるショップを県の活性化にどう結びつけますか
「とちまるショップは県の玄関口。栃木に人を引き込む戦略拠点だと思っています。栃木は東京から100キロの場所だからこそ『いつでも行ける』と思われ、個性を発揮する機会が少なかった。でも、戦略的に動けば100キロが強みに変わります」
−−どのような工夫を
「栃木を訪れたいと思うような商品のストーリーや背景を伝えたい。店頭だけでなく、インターネットも利用し、地域のイベントや祭りの情報を紹介します。商品のルーツをたどる旅なども提案したい。もちろん私たちも素材を探しますが、地元の人が一番よく知っている。情報を積極的に発信してもらい、一緒に栃木を盛り上げたい」
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http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001205010016
佐渡に「トキ特需」 宿泊施設フル稼働
2012年05月01日
観光客でにぎわうトキの森公園=佐渡市新穂長畝
放鳥トキのひな誕生に沸く佐渡島は、大型連休と重なったこともあり、多くの観光客でにぎわっている。宿泊施設はフル稼働状態。客の減少に悩んでいた業界にとってはまさに「トキ特需」だ。一方で「ひなを見たい」との声もあり、関係者は「繁殖に影響があるので巣に近づくのは遠慮してほしい」と呼びかけている。
◇
飼育中のトキを間近で見学できる同市新穂長畝の「トキの森公園」には連日、昨年の2〜3割増の700人以上が訪れている。個人客が多くなったのが特徴だという。
東京都から家族で来た菊地由紀子さん(46)は「トキのひなが生まれたと聞いて、佐渡に行ってみようかとなった。ひなは見られないけれど、トキを実際に見ることができてよかった」と満足そうだった。
佐渡島を訪れる観光客は90年代前半の120万人をピークに年々減り続け、2010年度は54万人と半分以下まで落ち込んでいる。
今年も厳しい冬の影響で桜の開花が遅れ、春の観光シーズンの出ばなをくじかれた。そこにトキのひな誕生という追い風が吹き、「昨年よりも宿泊客が増え、連休中は満室というところもある」(佐渡観光協会)とホクホク顔だ。
しかし、多くの観光客のお目当ては、やはり「ひな」だ。「どこに行ったら見られるのか」という問い合わせが、環境省や宿泊施設などに頻繁にかかってくるという。
ひながいる巣の場所は非公開で、周囲の立ち入りも禁じられている。以前にはトキを観察しようと営巣地に入り込んだ観光客がトラブルを起こしたこともある。同省は「気持ちはわかるが、ひなには大切な時期なので静かに見守ってほしい」と話している。(川崎友水)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20120502-OYT8T01337.htm
空港開港控え、岩国・柳井ご当地バーガー・・・観光起爆剤に新名物
オニオンリングが具材となった「柳井バーガー」 地元の食材などを使った「ご当地バーガー」が、岩国、柳井市で相次いで誕生した。年度内の岩国錦帯橋空港(岩国市)の開港を見据え、全国的ブームになった「佐世保バーガー」に続けとばかり、知名度を高め、観光客を呼び込むきっかけにしようという試みだ。
岩国市に登場したのは「錦帯ステーキバーガー」。JR岩国駅近くの精肉店「肉のきくがわ」の菊川尊樹(たかき)社長(56)が「岩国の新名物を」と開発した。
製パン業を営む知人に相談し、錦帯橋の5連のアーチをイメージしたパン生地を作ってもらった。焼いたステーキ肉(225グラム)丸々1枚分を、併設する焼き肉店の自家製だれにつけ込んで挟み込み、いためたタマネギやタルタルソースで味を整えた。1個840円と価格はやや高めだが、長さ約20センチ、幅約10センチ、厚み約3センチとボリューム満点だ。
◇
柳井市南町のベーカリー・シュクルヴァン柳井店は3月末、吉野由紀恵さん(21)ら店のスタッフが試行錯誤の末に完成させた「柳井バーガー」を発売した。
市内で採れた野菜のフライや目玉焼き、トマトなどを重ね、市特産の「甘露しょうゆ」をハンバーグ生地やソースに使用し、濃いめの味に仕上げている。野菜は開発当初、柳井産のレンコンを使っていたが、「旬の食材を使いたい」と1日からタマネギに替えた。
1個450円。評判は上々で、吉野さんは「幅広い年齢の人に愛してもらい、柳井の魅力アップにつなげたい」と張り切っている。
◇
両市の昨年の観光客数は岩国が約297万人、柳井が約73万人。近年は横ばいか、減少傾向が続いており、年間約35万人の利用客を見込む錦帯橋空港の早期開港は地元の悲願だ。
ご当地バーガーについて、岩国市観光振興課は「若い層にも訴える力のあるB級グルメとして定着すれば、全国に岩国、錦帯橋を発信してくれる」。柳井市商工観光課も「地元観光の魅力の一つになる」と大きな期待を込める。
今後、開港日時が決まれば、ご当地バーガーに続いて両市の名物や特産品づくりも活発化しそうだ。
◇
錦帯ステーキバーガーについては、肉のきくがわ(0827・21・6663)へ。柳井バーガーについては、シュクルヴァン柳井店(0820・25・0757)へ。
(2012年5月3日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120506-OYT1T00170.htm
クール・ジャパン発信強化…外務省組織一元化へ
外務省は今夏の組織改編で、海外への広報や、海外との文化交流を担当する組織を一元化し、日本のアニメやファッションなどの魅力を海外に広める「クール・ジャパン(かっこいい日本)」戦略などの司令塔として「広報文化外交戦略課」(仮称)を新設する方針を固めた。
東日本大震災の風評被害対策や、礼儀正しさや忍耐強さといった「日本的価値」の発信を強化する狙いもある。
外務省が情報発信の体制を見直す背景には、世界の主要国が文化交流などを通じて好感度を高める「ソフトパワー」外交を強化していることがある。
中国は中国語を教育する「孔子学院」を世界各地に展開しており、韓国も官民が協力して「韓流」ドラマの輸出などを進めている。
(2012年5月6日10時56分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120506-OYT1T00187.htm
違反数十件!バス運行「陸援隊」ずさん安全管理
関越自動車道で乗客7人が死亡したツアーバス事故は、6日で1週間がたつ。
群馬県警や国土交通省による事故後の調べで、自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された運転手河野化山(かざん)容疑者(43)(千葉市中央区)が、仮眠を取る休憩時間に中国人向けの別のツアーを手配し、バス運行会社の道路運送法違反が多数見つかるなど、乗客の安全を軽視した運行の実態が次々と浮かび上がってきた。
国土交通省関東運輸局はバス運行会社「陸援隊」(千葉県印西市)に対する特別監査で、数十件もの道路運送法違反を確認した。同省幹部は「極めてずさんな安全管理態勢。これほど多くの違反が見つかること自体が異例だ」と話す。
同省が特に悪質だとするのが、陸援隊が河野容疑者を日雇いとして運転させていた違反。同社の針生裕美秀(はりうゆみひで)社長は特別監査で、「人手が足りない時に運転を頼んでいた」などと、日雇いだったことを認めている。
群馬県警によると、河野容疑者は中国出身で、1993年に来日。翌年に日本国籍を取得した。アルバイトのトラック運転手として7年間勤め、2年ほど前からはバス運転手になった。昨年2月頃には、千葉県成田市のバス運行会社にも雇ってほしいと訪ねて来たといい、この会社の幹部は「バスの運転の経験があればいいけど、『見習いで』というので断った」と取材に明かした。陸援隊で働き始めたのは昨年8月頃だった。
(2012年5月6日11時19分 読売新聞)
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120506/dms1205060932000-n1.htm
バス激突“運転手”驚きの野望…大型バス4台購入、中国人向けツアーも2012.05.06
前橋警察署に移送される河野化山容疑者=1日、群馬県前橋市(撮影・荻窪佳)【拡大】
群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡した高速ツアーバス事故で、運転手の河野化山(かざん)容疑者(43)=自動車運転過失致死傷容疑で逮捕=は、バス会社「陸援隊」(千葉県印西市)で日雇いの運転手をしながら、同社の名義を借り自前の大型バスで中国人向けのバスツアーを手配していた。二足のわらじで、独立の機会をうかがっていたという。
同社の関係者や代理人弁護士などによると、平成6年に中国から帰化した河野容疑者は、長距離トラック運転手を経て自動車関係の会社に就職。昨年4月までに自分のバス会社を立ち上げようと、大型バスなど4台をローンで購入し、別の会社から事業を譲り受ける計画を進めていた。
しかし、人間関係のトラブルで計画は頓挫。陸援隊の針生裕美秀社長を頼り、昨年7月から、道路運送法で禁じられた「日雇い」運転手として同社のバスを月1回ほど運転していた。
バス会社設立には道路運送法などに関する筆記試験合格が条件となるが、河野容疑者は日本語が未熟なため、同社の名義を借りた運行を続けていたとみられる。「ゆくゆくは(河野容疑者に)事業を引き継ぐつもり」。陸援隊の針生社長は周囲へこう漏らしていたという。
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120501/dms1205011135001-n1.htm
1カ月休みなし!バス運転手“残酷物語”…これでは“走る棺おけ”だ2012.05.01
大破したバスの横に座席を並べて行われた群馬県警の実況見分=4月30日午前、群馬県高崎市【拡大】
群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡、39人が重軽傷を負った高速ツアーバス事故。車体が防音壁に串刺しになるという前代未聞の事態を受けて、ツアーバスの厳しい実態が浮き彫りとなった。客の争奪戦で「格安」「豪華」の二極化が進み、安さで売るツアー、バス会社には事故を招く過酷な環境が常態化していたようだ。
群馬県警などによると、バスが衝突した関越自動車道の防音壁と直前に設置されたガードレールの間に20〜30センチの隙間があったことが分かった。捜査本部では隙間が被害を拡大したとみて詳しく調べている。
ツアーバスは、企画する旅行会社の多くが、貸し切りバス会社へ業務委託することでコストを削減している。事故を起こした旅行を企画したツアー会社「ハーヴェストホールディングス」(大阪府豊中市)と、運転手が事故を起こしたバス会社「陸援隊」(千葉県印西市)もこの業態だった。
料金を下げて集客を図るため、金沢−東京の場合、高速路線バスの西日本JRバスの片道7840円に対し、ハーヴェストのツアーバスは3500円と半額以下。
最近では45人乗り座席を30席に減らし、電動リクライニングの座席など豪華さを売るところもあるが、45人乗りにめいっぱい乗せて、東京−大阪を2000円台で販売するなどに二極化。ツアーバス同士でも料金が4倍近く異なる路線もある。
国土交通省は指針で、運転手1人の1日当たりの運転時間と走行距離を9時間、670キロまでと定めている。陸援隊のバスは、往路は河野化山(こうの・かざん)運転手(43)ともう1人が乗務したものの、事故を起こした復路は河野運転手1人だけだった。
同業他社の運転手は「ワンマン運行が法的に可能とはいえ、長距離の夜行は安全性を考えて2人乗務が基本ではないか」と問題視する。
運転手の勤務実態は過酷だ。総務省が貸し切りバス運転手に行った調査(2008年)では、運転手の89%が運転中、睡魔に襲われたりした経験があると答えた。理由を複数回答で尋ねると「運行日程が厳しく疲れがたまっていた」が61%と最多で、「休みや休憩が不十分で過労運転が常態化していた」が59%。連続勤務が「30日以上」と1カ月間、全く休んでいない運転手も5%もいた。
運転手の過酷な勤務の背景にはバス会社を取り巻く厳しい経済環境がある。2000年からの規制緩和によりバス会社は、1999年度の2336社から2010年度の4492社へ倍増。一方、1台の1日当たりの営業収入は同じ期間に8万519円から6万3435円へ2割以上減った。
山形県のバス会社は規制緩和以降、山形−東京間で旅行会社から得る収入が30万円から10万円近くまで減らされた。夜行は運転手2人体制が基本だが、旅行会社から「なぜ2人なんだ。1人で十分だ」とクレームがきたことがあった。運転手のホテル代の負担が増え、客席の座席が減ることを嫌ったためだった。
コストダウンに突っ走った末に招いた悲劇。亡くなった命は戻らない。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120506/dst12050600220000-n1.htm
国交省、後手後手の対応 あわてて重点監査、有識者会議も
2012.5.6 00:18
群馬県警高速道路交通警察隊から前橋署に移送される河野化山容疑者=1日午後、群馬県高崎市(栗橋隆悦撮影)
高速ツアーバス事故で、国土交通省の後手に回る対応に批判が出ている。運転手の最大運行距離など、事故前から指摘されていた問題点が、事実上放置されてきたからだ。重点監査の実施や有識者会議の設置など、あわてて関連制度の見直しを行っている。
総務省が平成21年に貸し切りバス運転手にアンケートをした結果、9割近くの運転手が運転中に睡魔に襲われた経験があると回答。安全上の問題が多数あることが判明した。事態を重く見た総務省は「運転手1日の最大運行距離は670キロ以内」とする国交省の指針の見直しなどを勧告した。
国交省は「指針が守られているか事後チェックを重視する」と改善を先送りしたが、人員不足で相当悪質なケース以外は事実上、調査できていなかった。
バス会社に法令違反を助長するような無理な要求をする悪質な旅行会社についても、国交省が旅行会社の監督官庁である観光庁に指導するように通知する制度の活用を求められたが、「旅行会社と法令違反の立証が難しかった」として、一度も活用されなかった。
国交省は事故後、全国の貸し切りバス会社など約250社を対象に、運転手の勤務実態を調べる重点監査を実施すると発表した。
運転手の1日の運行距離を定めた指針や「運転は1日9時間まで」などとした安全基準の見直しに着手し、追突の危険を感知する自動ブレーキ装置の取り付けも検討している。
5日には富山、石川両県の運輸支局に「公共交通事故被害者支援室」の相談窓口を6日から開設すると発表し、“不作為”批判の打ち消しに躍起となっている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120505/dst12050510290009-n1.htm
ナンバープレート貸し 業界で問題化
2012.5.5 10:29
関越道の高速ツアーバス事故で、逮捕された河野化山容疑者が陸援隊から営業許可を名義借りして、違法にツアーを行っていた可能性が浮上した。バス業界に詳しい業界関係者によると、こうした手法は「ナンバープレート貸し」と呼ばれており、業界内で以前にも問題になることがあったという。
バス会社の道路運送法の営業許可は、全長12メートル以上の大型バスを保有している場合、そのバスを含めて計5台のバスをそろえないと認可されない。
だが、大型バスは新車価格で4千万円前後とされる。個人での新規参入は資金面で踏み込めないことが多いという。
このため「緑ナンバー」となる営業許可を取れない「白ナンバー」のバス運転手が、営業許可を持つ会社に雇用される形で名義を借りて営業することがあり、これを「ナンバープレート貸し」と呼んでいるという。
運転手を雇った会社側は、ナンバープレート料として運転手から代金を徴収するほか、自社が受注した業務を割安な人件費で運転手側に割り振ることが多いという。「ナンバープレート貸し」について業界関係者は「いわばフランチャイズチェーンのような形態」と解説する。
関係者によると、印西市にある陸援隊の駐車場には、社名の違うバスも止まっていた。河野容疑者もナンバープレート貸しで陸援隊で運転手を務めていた可能性が指摘されている。
また、バス業界関係者は「陸援隊に点呼簿などの書類がないのは、採用された運転手が個別に営業活動をしていたからではないか」と話し、ナンバープレート貸しによって、運転手の健康管理などが適正に行われていない問題点を指摘した。
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http://www.asahi.com/national/intro/TKY201205040420.html
深夜高速、眠れぬ500キロ 記者がバス事故ルート運転東京方面行きのツアーバスを利用するため続々と人が集まってきた=1日午後9時33分、金沢市のJR金沢駅西口、吉本美奈子撮影
仮眠なし、交代もなし――。群馬県の関越自動車道で46人が死傷する事故を起こした高速ツアーバスと同じルートを、同じ時間帯に乗用車で走った。その距離500キロ超。道中、出会った運転手たちは厳しい待遇を嘆き、預けられる命の重さにあえいでいた。
■運転手「収入減って転職」
1日午後10時。金沢市のJR金沢駅西口には東京行きのツアーバスが10台近く並んでいた。多くは運転手が2人だ。
「俺たちは2時間交代で休めるからいい。事故を起こした運転手は、ワンマンじゃつらかったろう」。ごま塩頭の運転手(49)が乗客の手荷物をトランクに詰め込みながら言った。「寝られるときに寝ておかないとおしまいだよ」
水道工から転職したのは2年前。月30万円だった手取りが不況で10万円近く減ったためだ。今は金沢―東京を夜行バスで月に11往復して22万円。妻と2人の中学生を養っているという。
午後10時40分。レンタカーで出発。目的地は東京ディズニーランド。カーナビの到着予定は午前5時43分だ。撮影役の同僚を乗せ、1人で運転する。
■静けさ「つらい」口々に
午後11時50分。北陸道を新潟方面へ約80キロ走り、富山県魚津市の有磯海(ありそうみ)サービスエリア(SA)に入った。
売店では運転手たちがガムやドリンク剤に手を伸ばしていた。レストランでは十数人の運転手がカレーライスやラーメンをかき込み、5分ほどでバスに戻っていく。店員の男性(31)は「皆さん注文は同じ。休憩が短いから、すぐ食べられるものを選ばれます」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120505-00000004-mai-soci
<高速ツアーバス>同性なら安心「固めて配置」
毎日新聞 5月5日(土)1時39分配信
高速ツアーバスの乗客で混雑するJR金沢駅西口のバス乗り場=2012年5月2日、丹下友紀子撮影
群馬県藤岡市の関越自動車道で46人が死傷した高速ツアーバス事故では、乗客45人のうち過半数の28人が女性で、死亡した7人のうち6人を占めた。なぜ女性の利用客が多いのか。女性記者が事故を起こしたツアーバスと同じ座席配置のバスに乗車した。【丹下友紀子】
関越道の事故があってもバスの人気は変わらない。ネットでは席が取れず、16社に電話してやっと確保した。2日午後10時金沢発東京ディズニーランド行き。事故を起こしたバスと発車時刻、行き先は同じ。JR金沢駅前の乗り場には約20台のバスが並んでいた。
記者が乗ったバスは事故を起こしたバスと同じ横4列の座席で、料金は5800円。連休中のため、通常より1800円ほど高いという。ツアーバスは4列のほか3列座席もある。4列は時期と会社によっては3000円を切る便も。3列はゆったり座れる半面、5000〜6000円ほどとやや値が張るという。この日の乗客は計43人で、うち25人が女性。20代の1人客が多いようだ。
高速ツアーバスでは通常、女性客への配慮から面識のない男女が隣り合わないようにする。このバスもそうで、特に後部の4列は全員が女性。バスの運転手(44)は「男女を分けて、車内の前か後ろに固めて配置する」と説明する。事故を起こしたバスが衝突した防音壁は、車体左側を断ち割るようにめり込み、車内左側の前寄りの位置に座っていた女性らが亡くなった。
乗客の会社員の女性(27)は「隣が女性だから安心できる。そうでなければ間隔が狭い4列シートのバスには乗りたくない」という。女性客5人になぜ高速バスを利用するか聞くと、全員が「安いし、翌日早朝に到着するから時間が自由に使える」ことを挙げた。
バスは事故が起きた関越道ではなく、上信越自動車道を通り、東京へ。事故が起きた午前4時40分。乗客が寝入った車内は静かだった。外は明るくなり始め、女性たちの長い髪や横顔が見えた。今、事故が起きたらと思うとぞっとした。
◇ ◇
旅行会社の日本ユース旅行(名古屋市)は、「利用客は女性の方が多い。若い女性がグループで遊びや買い物のために、よく利用するようだ」と話す。「男性は商用で乗る層が多い。女性より体が大きいため、座席に余裕のある3列シートに人気がある。女性客は倹約のため格安の4列シートのバスを選ぶことが多い」という。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20120504/CK2012050402000130.html
「他でも事故起きる」自己防衛するバス運転手 夜行、長距離のリスク指摘
2012年5月4日
藤岡市の関越自動車道で乗客七人が死亡したバス事故で、逮捕されたバスの運転手が「疲れて居眠りした」と供述し、バス会社の運行管理に注目が集まっている。県内のバス会社を訪ねてみた。 (伊藤弘喜、中山岳)
北毛地域、平屋の事務所を構える観光バス会社。二〇〇〇年の規制緩和直後に業界に参入したが、激しい競争で売り上げは伸び悩み、十台あったバスを数年で半数にした。勤務点検表の不備や運転手一人の健康診断の受けそびれがあり、今年一月、バス一台が八十日の使用停止の行政処分を受けた。幹部男性は「仕事は少ないし、行政はうるさい。早くやめた方がよかった」とぼやく。
規制緩和後、バス会社の高速ツアー新規参入が容易になり、会社数は急増。だが東日本大震災後、日帰りツアーの利用客が減るなどし、競争は激しくなっている。
格安料金で長距離を走るツアーバスの仕事は、日帰り観光よりもうけがあり、「ドル箱」と言われる。太田市の観光バス運行会社の社長(55)は「もうけがあっても夜行や長距離でリスクが高く、他でも事故が起きる可能性がある」と懸念する。
北毛地域の別の観光バス事務所では、五十代の運転手男性が「一部の会社がおかしな運行をしているからといって、業界全体がそうだとは思ってほしくない」と話す。男性はバス運転歴三十年。別の大手バス会社では夜行運転もこなしたが「初めて高速に出た時は足が震えた」。役立ったのは先輩から教わった知恵。眠い時は運行予定になくてもパーキングエリア(PA)などでバスを止める。PAやサービスエリアの場所は頭に入れる−。
自己防衛のため、労働基準法も勉強した。勤務に疑問を感じた時は労働基準監督署に相談する同僚もいた。「事故を起こした運転手にはそういった助言や経験があったのか」と残念がる。
走行距離の上限「一日当たり六百七十キロ」を国が見直そうとしていることに一抹の不安を覚える。「厳しすぎれば稼働率は減り、運転手の死活問題になる。実情に合った規制にしてほしい」
◇
ツアーバス事故で、運転手河野化山容疑者(43)=自動車運転過失致死傷罪で送検=は県警の調べに対し、「お客さんに対して、会社や社長に対して申し訳ない」と述べているという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120503-00000018-mai-soci
<高速ツアーバス>違法駐車も問題 停留所義務なく
毎日新聞 5月3日(木)12時28分配信
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連なる高速ツアーバスに乗り込む乗客ら=大阪市北区で2012年4月、服部陽撮影
格安で人気の「高速ツアーバス」が乗客を待つため、主要駅の周辺路上などに違法駐車し、問題になっている。路線バスとは違い、停留所の設置義務がないことが背景にある。高速ツアーバスを巡っては、先月29日に群馬県の関越自動車道で乗客7人が死亡する事故が起きた。安全基準や運行管理だけではなく、路上駐車などのマナー面でも改善を求める声が強まりそうだ。
【写真で見る・関越道バス事故】乗客7人死亡 けが39人のうち3人重体
2日深夜、大阪市北区のJR大阪駅西側にある旧大阪中央郵便局南側の路上では、ツアーバス約10台が片側2車線の左側1車線を約200メートルにわたって占拠し、違法駐車していた。歩道は大きな荷物を持った100人以上の乗客であふれた。学生から家族連れまで客層は多様で、歩道の柵をまたいで乗車する人も。
ツアーバスは旅行会社が貸し切りバスをチャーターする「パック旅行」に位置づけられ、格安が人気の理由だ。ある旅行会社によると、東京−大阪間を2000円台で利用できる時期もあるという。低運賃などを強みに、輸送客数は05年に約21万人だったが、10年には約30倍の600万人に上った。
人気の一方で、実態は定期路線を走る路線バスと同じなのに道路運送法上の規制を受けない問題が指摘されている。路線バスには必要な停留所の設置が義務化されておらず、運行計画の届け出も必要ない。民間駐車場を借りて停留所として使っている旅行会社は「1回数千円の駐車場利用料は高いが、違法駐車はできない」と話した。違法駐車する業者は「よくないのは分かっているが、停留所がなく仕方ない」と開き直るが、大阪府警は「駐車違反は、きちんと取り締まる」と強気だ。
旅行会社など約80社が加盟する「高速ツアーバス連絡協議会」(東京都)は「停留所の確保が最優先課題」と話す。だが、設置には警察の道路使用許可などが必要で、大手旅行会社の幹部は「新規参入の業者が設置許可を得る例は少ない。この先どうなるのか」と困惑した様子だった。【服部陽】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120503-00000503-san-soci
高速バス衝突 日本語が不自由…運転手はなぜ大型2種免許を取れたのか
産経新聞 5月3日(木)10時45分配信
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群馬県警高速道路交通警察隊から前橋署に移送される河野化山容疑者=1日午後、群馬県高崎市(栗橋隆悦撮影)(写真:産経新聞)
群馬県の関越自動車道の高速ツアーバス事故を受け、国土交通省は2日、ツアーバスの運行を請け負う全国のバス会社約200社を対象に来週にも行う重点監査の中で、日本語の不自由な運転手が雇用されていないかどうか初めて実態調査する方針を固めた。自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された河野化山容疑者(43)が、日本語が不自由とみられることが判明したため。事故や火災など緊急時に日本語の能力は欠かせないとして、国交省は日本語能力と安全をめぐる監査に乗り出す。
■言語能力に規制なし
国交省によると、全国で約4000社ある貸し切りバス会社のうち、高速道路を使い、長距離のツアーバス運行を請け負うのは約200社。重点監査は、運転手の運転時間と距離の指針が守られているかどうかや、交代要員の有無など労務管理の実態を調査。その中で、運転手が言語能力の面で運行上の安全に関する規則を理解しているかどうかについても調べることにした。
国交省によると、バス運転手の言語能力そのものを規制する法令はない。大型バスなどを運転できる旅客用の大型2種免許を取得すれば、運転に必要な言語能力について「事実上、担保されたことになる」(安全政策課)ためだ。
バス会社は、道路運送法の施行規則で運転手に安全の面で適切な指導をすることが求められている。仮に会社が日本語の不自由な運転手に運行ルートなどの指示をした際、理解不足であることを知りながら雇っていたことが判明した場合は、同法違反となり行政処分を受ける可能性がある。
国交省幹部の一人は「日本語すら理解できない者が、道路運送法で定められた安全に関する事項を理解しているかどうかは大変な疑問がある」と強調。その上で「そういった運転手の実態を監査を通じて把握し、バス会社が適切な安全管理をしているか明らかにしたい」としている。
■「仕事上、問題ない」
群馬県警捜査本部の調べによると、河野容疑者は中国で普通免許を所持。日本国籍を取得した翌年の平成7年3月、日本の普通免許へ切り替えた。
12年ごろ大型1種を取得し、21年7月に大型2種を取得。バスの運転歴は約2年で、昨年7月に千葉県印西市のバス会社「陸援隊」の従業員になったと供述した。同社には当初、中国や台湾人観光客向けの運転手として雇われていたとみられる。
また「富山県の方には10回くらい仕事や私用で来ている。新潟にも10回くらい来ている。ほとんど高速道路だった」とも話した。
取り調べは中国語の通訳を介して行われ、日本語の理解度について「仕事上、生活上は問題ない。一般的な漢字も書ける。平仮名よりも漢字の方が分かりやすい」と供述した。
だが、事故を起こしたバスの車内アナウンスは、乗客の証言から、あやふやなものだったことが分かっている。取り調べでも難しい日本語は理解できていないといい、捜査幹部は日本語能力に疑問を呈している。
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■漢字が読めれば
警察庁によると、バスやタクシーといった旅客自動車を運転できる2種免許は、国籍に関係なく1種の取得から原則として3年経てば受験資格が得られる。2種の学科試験は、故障のために踏切内で車が動かなくなったときの旅客の誘導といった運転手としての心得に関する質問が全体の4分の1を占めるという。
日本語が不自由でありながら、なぜ大型バスさえ運転できる大型2種を取得できたのか。
関東地方の自動車教習所の男性担当者は「不思議に思うだろうが、日本語が話せなくても中国人は漢字が読めるので学科試験に合格できる」と打ち明ける。
この教習所は中国語の交通教本を用意。乗務員の禁止行為など運輸規則を覚える必要があるものの、担当者は「平仮名で書かれた文末の微妙な言い回しに苦労することはあるが、大型2種の教習コースを経て実際に合格者もいる」という。
■「1カ月でOK」
中国系の商業施設が集まる東京・北池袋の「永安自動車教習所」では、受付の中国人女性、張哲さん(26)が「日本語が全然分からなくても大丈夫。中国人の先生が通訳しながら指導するので最短1カ月で取れます」と笑顔で話した。
陸援隊と同様、「インバウンド」と呼ばれる外国人客向け業務を行う千葉県のバス会社の女性社員は「県内だけでも日本国籍を取得した運転手を何人か知っている」。埼玉県の同種のバス会社の男性課長は「運転手を採用する際、免許証は確認するが国籍取得はチェックしない」という。
一方、鉄道の運転士は外国籍の人にも門戸が開かれているが、国交省の担当者は「日本語がうまく話せない人はいない」と話す。運転士になるために必要な「動力車操縦者運転免許」の試験では、難解な専門用語の意味などを記述しなければならないためだ。鉄道会社の指定養成所でも学科講習を400時間以上受けなければならず、担当者は「日本語が分からなければ、まず試験には受からない」という。
公益財団法人日本バス協会の船戸裕司常務理事(62)は「火災などの緊急時は乗客を速やかに誘導しなければならない。日本語を話せない運転手を1人で乗務させていたとは信じられない」と話すが、陸援隊のように非加盟のバス会社も多い。状況さえ把握し切れていないのが現状だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120502-OYT1T00836.htm
高野山のスギ伸びすぎ…屋根傷め近く手入れへ
茂りすぎた樹木で日当たりが悪くなり、コケが生えた檜皮葺きの屋根(和歌山県高野町で)=竹田津敦史撮影
3D映像化するために行われた測量(和歌山県高野町で)=竹田津敦史撮影
和歌山県高野町の世界遺産・高野山で、寺周辺のスギやヒノキが成長しすぎて、建物の一部が隠れたり、落ちた種子が発芽して檜皮葺(ひわだぶ)きの屋根を傷めたりしている。
山内では、寺の建築用材にする目的以外で木々を切ることは原則禁止。このため、僧侶や信者は手入れに消極的だったが、管理する総本山金剛峯寺が景観の変化を3次元(3D)映像化して示し、理解を得た。同寺は近く、百数十年ぶりに木々の管理強化を始める。
117寺と2060ヘクタールの山林からなる高野山には、数十万本の木々がそびえる。江戸時代以降、スギ、ヒノキ、コウヤマキなど「高野六木(りくぼく)」は、寺の建築・修理用以外では切ってはならないとされてきた。廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)が進んだ明治初期に一時切られたものの、その後はほとんど手を入れていない。
ところが、この10年ほどで、枝が陰を作って檜皮葺きの屋根にコケが生えたり、種子が屋根で芽を出したりする事例が目立つように。世界遺産に登録されて参拝客が増えるなか、茂りすぎた木々が建物を隠して、景観にも影響している。
森林を管理する金剛峯寺山林部は、住職らに木々を切ったり、枝打ちしたりすることを提案したが、渋る声に押し返されてきた。
金剛峯寺は、切った後の景観をイメージしてもらうため、レーザー測量技術を使った3D映像に着目した。昨年5月から、約2000本の木々の中に金堂や大塔、不動堂などが並ぶ「壇上伽藍(だんじょうがらん)」で測量し、現状を立体映像化。コンピューター処理で切るべき木や枝を画像から除いて、景観の変化がわかるようにした。
結果をもとに同寺は、木の大きさや樹勢も勘案、建物を傷めたり、幼木の成長を妨げたりする約70本を切り、百数十本を枝打ちする必要があると結論付けた。
山内の各寺の住職や全国の高野山真言宗の寺院代表らに、景観の変化を3D映像で示したところ、理解が得られ、連休明けに一部で手入れを始めることにした。2015年の「開創1200年」までに壇上伽藍を整備する考えだ。
(2012年5月3日11時25分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120502-00000043-mailo-l03
新いわて紀行:/1 宮沢賢治記念館 「自然と共生」世界に触れて 「雨ニモマケズ」復興の力に /岩手
毎日新聞 5月2日(水)11時43分配信
昨年、世界文化遺産に登録された「平泉」を、旧制盛岡中(現・盛岡一高)の4年だった宮沢賢治(1896〜1933年)が修学旅行で訪れたのは、ちょうど100年前。晩年に記したとされる短歌「中尊寺」の自筆原稿の特別展が現在、記念館で開かれている。学芸員で副館長を務める牛崎敏哉さん(57)は「奥州藤原氏が極楽浄土の実現を目指した平泉と、人々の幸せを願って農業指導などに奔走した賢治の思想は重なる」と解説する。
花巻市出身で市職員の牛崎さんが本格的に賢治文学に触れたのは、賢治作品を主な題材とする「劇団らあす」の旗揚げに参加してからだ。劇団発足は1984年と、記念館開館から2年が経過していたが、当時はまだ世間にそれ程広く賢治のことは知られていなかった。演劇で賢治作品を岩手なまりで朗読した時、東北の自然と共に生きた賢治が作品に込めた世界を身近に感じられたようになったという。それから研究に没頭し、詩や童話、評論などの分野で執筆を続けてきた。
◇
震災後の昨年4月、牛崎さんは小学校から中学校時代まで過ごした大船渡市を訪れ、壊滅的な惨状に言葉を失った。被災者たちを励まそうと11月には賢治の童話50冊を釜石市の図書館に届けた。だが、「本は届けたけれど復興のために、自分は何ができるのか」と考えた。
そして、地元の子どもたちと一緒に、理想の広場を追い求めた賢治の童話「ポラーノの広場」を題材にした演劇に力を入れるようになった。復興の担い手となる子どもたち。「演劇を通して、自分たちがこれからも生きていく古里で、新しい未来を切り開いていく糧にしてほしい」という願いを込めた。
◇
くしくも明治三陸津波があった1896年に生まれ、昭和三陸津波のあった1933年に亡くなった賢治は、震災後、改めて注目されている。代表的な詩「雨ニモマケズ」は、復興へと立ち上がろうとする多くの人たちの共感を呼び、被災地で支援に入ったボランティアたちも多く訪れるようになった。牛崎さんは「賢治が生涯のほとんどを過ごしたこの花巻市に多くの人に来てもらい、自然と共生した賢治の世界に触れてもらえれば」と話している。【金寿英】
◇ ◇ ◇
JRや県、観光業界などが一体となって観光客誘致に取り組む「いわてデスティネーションキャンペーン」が4月1日に開幕し、東日本大震災からの「復興元年」を迎えた県内各地では、特別な思いで観光客を迎えている。各地の魅力や、そこに携わる人たちを4回にわたって紹介する。
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◇宮沢賢治記念館
1982年、命日にあたる9月21日に開館。市街地が一望できる小高い丘にあり、賢治の生涯を伝える資料や愛用したチェロなどが展示されている。来館者は今年で660万人に達した。入館料は小中学生が150円▽高校生・学生250円▽一般350円(団体割引あり)。新幹線新花巻駅から2キロ。問い合わせは(電話0198・31・2319)
5月2日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120503-00000047-mailo-l03
新いわて紀行:/2 田野畑村 つらい記憶、感謝とともに 津波語り部「伝えるのが使命」 /岩手
毎日新聞 5月3日(木)11時30分配信
津波で大半の住宅が被災し、三陸鉄道の駅舎も流出した田野畑村の島越(しまのこし)地区。千葉県から来た約20人の団体観光客を連れ、「大津波語り部」の工藤房子さん(70)はコンクリートの土台だけが残る自宅跡地に向かった。
昨年3月11日。地震の時は高台にいたが、近所に住む友人が気になり、島越に戻った。友人は先に避難して無事だった。しかし自らは逃げる途中で津波に巻き込まれた。「あそこの山道を逃げようとしたら、下からおばあさんが来るのが見えたんです。手を握った瞬間、波が来て、ぐるぐるして、何分たったのか……気がついたらがれきの下に埋まっていました」。実際に立っていた場所、歩いた道を指さして説明する。
幸い、工藤さんはすぐに助け出されたが、おばあさんは近くで亡くなっていた。次第に涙ぐみ声を絞る工藤さんに、客も目を押さえながら聴き入った。約50分間、震災前の村民の暮らしぶりや、自分の思いなどを語った。
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「大津波語り部&ガイド」は、村内でさまざまな観光プログラムを企画、実施しているNPO法人「体験村・たのはたネットワーク」が昨年7月から始めた。同NPOのコーディネーター、武井俊樹さん(37)は「村には他に産業がなく、動かないことにはどうしようもない」と考えた。村には元々、昭和三陸津波の体験者が教訓を語り継ぐ活動があり、それにならって企画した。震災当日、海辺にある島越や羅賀地区にいた人たちに声をかけ、現在7人の語り部が活動している。
◇
工藤さんは島越で生まれ、人生の大半を過ごしてきた。震災直後は「70にもなってずっと人の世話になりっぱなし。もう死んでもよかった」と思っていたという。語り部の依頼を受けたときも、とても話をする気にはなれなかったが、87歳の姉に「人には役回りがある」と諭された。「せっかくこんな体験をしたのだから、伝えるのが使命かなあ」。姉の言葉を聞いて考えるうちに、「やってみようか」という気持ちが芽生えた。
見ず知らずの人たちからの支援も励みになった。支援団体が持ってきた発展途上国の人たちの寄せ書き。経済的に豊かでなくとも温かい気持ちを持っていることに心を動かされた。ツアーで話すたびに、つらい記憶はよみがえるが、お客さんが「がんばって」と声をかけてくれる。「たくさんの人が1年たった今も被災地を思い、行動してくれる。感謝の気持ちを伝えることを私も実行していかなきゃ」【山中章子】
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◇田野畑・大津波語り部&ガイド
津波を体験した語り部が自宅周辺や、震災当日の避難経路などを歩いて案内するほか、明戸地区の壊れた堤防や、景勝地・北山崎を見学する約2時間のツアー。予約制で料金は人数に応じて1人あたり1000〜5000円。昨年7月から今年3月までに約3000人が参加した。問い合わせは体験村・たのはたネットワーク(電話0194・37・1211)。
5月3日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120504-00000130-mailo-l03
新いわて紀行:/3 一関・猊鼻渓舟下り 巨岩絶壁に響く「追分」 船頭「期待以上のおもてなし」 /岩手
毎日新聞 5月4日(金)12時41分配信
最古参の船頭、鈴木繁美さん(64)が民謡「げいび追分(おいわけ)」を謡いながら約6メートルの長ざおでこぎ、片道約1キロの渓谷をゆっくりと進む。歌声が高さ約100メートルの巨岩絶壁に跳ね返り、風呂場で歌うように響き渡る。昨年の大型連休は東日本大震災直後で、東京電力福島第1原発の事故の風評被害もあり、観光客は大幅に減少したが、ようやく客足が戻ってきた。「船をこぎながら、お客さんと会話できるのが楽しみ」と待ちわびている。
鈴木さんは一関市内の高校卒業後、東京や横浜で調理師の見習い修業をしていた。居酒屋のカウンター越しに客と出身地の話になった。「岩手出身です」と伝えると、東北出身の客が「うたっこ謡ってけれ」と聞き慣れた方言でリクエストした。言われるがまま、手拍子をまじえ口ずさむと、口コミで地方出身の客が集まるようになった。本格的に学ぶため日本民謡教室に通うようになり、店で披露すると売り上げが面白いほど伸びた。「お客さんにまた来てほしくて、必死に練習したよ」と当時を振り返る。
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26歳で故郷に戻り、猊鼻渓に近いホテルで調理師として働いていたとき、舟下りを運航している「げいび観光センター」の当時の社長に「船頭にならないか」と誘われた。「げいび追分は難しい。民謡10曲分に相当する」と言われ、闘志がわいた。「芸は身を助ける。やってやろうじゃないか」
げいび追分は往復1時間半の舟下りコースのうち、終着間際に船頭が披露する。長ざおは重さ約7キロで、こぎながら5分半、追分を謡う。60歳過ぎても活躍する鈴木さんは毎晩、腹筋30回を2セットと、民謡5曲を風呂場で謡うのが日課だ。舟下りでは、南部牛追い唄など他の民謡を謡ったり、遠野の昔話の一部を語って聞かせることもある。そのため休日には遠野市に出かけ、語り部の昔話を聞くなど芸の幅を広げる努力を欠かさない。「お客さんがまた来てくれるように、やれることはなんでも挑戦するよ」。調理師だった頃と変わらない姿勢だ。
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船頭仲間は21人。船頭たちはそれぞれの持ち味を出しながら、春は新緑、冬はこたつに屋形船と、四季折々の風情をお客さんに楽しんでもらう。昨年と打って変わって、今年はいわてデスティネーションキャンペーンで一般観光客や修学旅行生が戻り始めている。鈴木さんは「船頭たちは、お客さんの期待以上の『おもてなし』をする準備はできていますよ」と力を込める。【安藤いく子】
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◇猊鼻渓舟下り
年中無休。12月1日から2月末まではこたつ舟で運航。JR大船渡線猊鼻渓駅から徒歩5分、東北道一関ICから約30分◇料金・大人1500円、高校生1200円、中学生1000円、小学生800円、幼児(3歳以上)100円(電話0191・47・2341)
5月4日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120505-00000019-mailo-l03
新いわて紀行:/4止 岩泉・龍泉洞 変化に富む自然の造形 地底湖の湧き水、町民の「命の源」 /岩手
毎日新聞 5月5日(土)11時12分配信
「上り坂はつらいですよ」。そう言いながらも、両側を岩に囲まれ、起伏に富んだ薄暗い洞窟内を、軽やかな足取りで進んでいく。岩泉町観光協会元事務局長の北野又(きたのまた)武太郎(たけたろう)さんは、84歳とは思えぬ身のこなしだ。山口県の秋芳(あきよし)洞、高知県の龍河(りゅうが)洞と並び日本三大鍾乳洞といわれる龍泉洞。高知県出身者として、ぜひ行ってみたいと「生き字引」と言われる北野又さんに案内してもらった。
洞窟内の気温は8度と少し肌寒い。踏みしめる木板の1メートルほど下のところに水が流れている。200メートルほど進むと、急に水の音が強くなってきた。「玉響(たまひびき)の滝」だ。足元の激流に、身がすくむ。
北野又さんのおすすめは、ほぼ中間地点にある「洞穴(どうけつ)ビーナス」だ。洞窟内には無数の鍾乳石があるが、そこだけは囲いがしてある。つるつるとした石灰岩が女性の体のように見えることから命名された。「この丸みがいいね」。自然の造形美に、北野又さんは目を細めた。
「地底湖」も魅力的だった。あかりに淡く照らされた水中をのぞき込むと、長い年月をかけてつくり上げられた岩の形と、不気味なほど静まりかえった水面がたたずむ。第3地底湖は深さ98メートル。水深41・5メートルまで肉眼で見ることができる。昨年の震災直後は水位が下がり水も濁ったというが、2週間ほどで元の透明度を取り戻した。じっと見ていると、吸い込まれそうになる。
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龍泉洞が一般に公開されるようになったのは戦後。東北新幹線が盛岡駅まで開通した後の1985年に入場者のピークを迎え、年間約47万人を記録した。しかしその後は右肩下がり。昨年度の入場者数は6万2000人にまで減少した。
東京で会社員として勤めた後、82年から17年間、事務局長を務めた北野又さんは「ツアー客で朝から一日中、ごった返していました」と最盛期を懐かしそうに振り返る。一線を退いた後も、30年に初めて洞窟を探検した地元青年の話や、観光向けにオープンした時の記録をまとめたり、年に何回か県外から来る研究者などの案内を続けている。
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小一時間の探検を終えると、出口には冷えた龍泉洞の水が待ち構えていた。ひしゃくですくい、口に運ぶと適度な運動を終えた体に染み込む。地底湖から湧き出した水は、岩泉町民の飲み水にもなっている。「おいしいでしょう。命の源なんです」。北野又さんの言葉も体に染み込んだ。【浅野孝仁】=おわり
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◇龍泉洞
日本有数の規模を誇る鍾乳洞。総延長は5000メートル以上になるともいわれる。1938年に洞内に住むコウモリと共に国の天然記念物に指定され、59年、観光用にオープンした。洞内の鍾乳石の形は千変万化に富み、神秘的な世界が広がる。入館料は大人1000円、小中学生500円(団体割引あり)。盛岡市から車で約100分(直通バスもあり)。問い合わせは電話0194・22・2566。
5月5日朝刊
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http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20120502/CK2012050202000204.html
走る井波彫刻 存在感 観光バス 旅先で好評
2012年5月2日
「井波彫刻」のステッカーを張って全国を走る「なぎさ交通」の観光バス=南砺市岩屋で
南砺のなぎさ交通
南砺市で江戸時代中期から続く伝統工芸「井波彫刻」の写真ステッカーを張った観光バスが好評だ。地元の旅行業「なぎさ交通」(同市岩屋)が、企画する観光ツアー先で迫力ある彫刻をPRしている。(山田祐一郎)
同社の長谷隆信社長が井波彫刻協同組合に提案して実現した取り組みで、昨年六月から同社所有のバス八台の後部窓に彫刻のステッカーを張って運行している。ステッカーになっている彫刻は獅子や竜、孔雀(くじゃく)など。ステッカーは大きいもので横二・三メートル縦一・二メートルになる。
長谷社長は「一枚一枚バスの窓ガラスの形状に合わせて選んだ。観光地のホテルや駐車場で大きな反響を得ている」と効果を実感する。バスは自社で企画する観光ツアーを中心に東京、大阪、名古屋などの大都市圏を訪れている。
深彫りで奥行きがあり、のみだけで仕上げた立体感あふれる作品が特徴の井波彫刻。同協同組合の担当者は「これまで全国的な知名度は低かったのが悩みだった。多くの人に知ってもらえるチャンスでありがたい」と話している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120505-OYT8T00688.htm
ひねればビール 夢の蛇口
盛岡「ベアレン醸造所」
ビールが出る蛇口をひねる嶌田専務(盛岡市北山のベアレン醸造所で) ビール好きの夢をかなえようと、盛岡市北山の地ビール会社「ベアレン醸造所」の工場内に、ビールが出てくる蛇口が登場し、大型連休中も人気を集めている。無料で1人グラス1杯限定。4月上旬の改装に伴い、同社の嶌田洋一専務(44)が「何か目玉になるようなものを作りたい」と1階の売店脇に設置した。レンガ造りの建物の雰囲気に合わせ「黄金の蛇口」に仕上げた。
泡が立ちすぎないよう、蛇口をゆっくりひねるなど、注ぎ方にはコツが必要だ。嶌田専務は「自分でついだビールでおいしさを味わって欲しい」と話している。土日祝日の営業時間(午前10時〜午後6時)はいつでも利用可能で、平日は問い合わせ(019・606・0766)が必要。
(2012年5月6日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001205080002
GW 県内観光客11.5%減
2012年05月08日
県は7日、ゴールデンウイーク(4月28日〜5月6日の9日間)に県内の主な観光地9カ所を訪れた観光客数を発表した。1日平均は3万2767人で、前年(4月29日〜5月8日の10日間の平均)より11・5%減った。昨年6月に高速道路料金の「休日上限千円」が廃止された影響が大きく、JR四国の利用者はやや回復した。
県によると、期間中の観光客数は合計29万4900人。9カ所のうち観光客数が増えたのは県立東山魁夷せとうち美術館(坂出市)だけで、2・5%増の4849人。このほかの主な観光地は、金刀比羅宮(琴平町)が10・6%減の7万6801人、栗林公園(高松市)が22・1%減の2万9557人、屋島(高松市)が19・6%減の2万9249人だった。
県観光振興課の担当者は「今年は瀬戸大橋の渋滞が目に見えて減った」と話した。
本州四国連絡高速道路の発表によると、瀬戸大橋は、ピーク時の1日あたりの自動車の交通量が前年より2割減った。本州・四国間の自動車の交通量はいずれのルートも前年より減っていることから、担当者は「休日上限千円の廃止の影響しか考えられない」と話した。
一方、JR四国(高松市)がまとめた4月27日〜5月6日の瀬戸大橋線の利用者数は、25万7300人で、前年より10%増えた。主要な予讃・土讃・高徳3線も12万6700人が利用し、6%増だった。
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http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001205080001
GW人出、観光地、天気で苦戦
2012年05月08日
■新幹線利用者は11%増
4月28日〜5月6日のゴールデンウイーク(GW)期間中、曜日の並びや天候が影響したのか、県内の主な観光地の人出は昨年に比べて横ばいか微減のところが多かったようだ。一方、休日上限千円が廃止された高速道路は利用者が減り、新幹線利用者は増えた。
岡山市北区の岡山後楽園。期間中の入園者は3万6825人だった。1日当たり4092人で、昨年のGWより約700人少なかった。昨年ほど天候が良くなかったことが影響したとみられるという。担当者は「今年は4連休もあり、県外へ旅行に出た人も多かったのでは」とも分析する。
倉敷市の美観地区にある観光案内所の倉敷館には2万5277人が訪れた。昨年は2万6295人で、1日平均では百数十人増だった。
真庭市のヒルゼン高原センター・ジョイフルパークは18万360人でほぼ横ばい。昨年の「B―1グランプリ」で優勝したひるぜん焼そばの売り上げが昨年の2倍に増え、「雨で条件は悪かったのに。焼きそば効果かも」と担当者。
JR西日本岡山支社によると、4月27〜5月6日の新幹線の利用者は144万5千人で前年同期より11%増えた。四国や山陰を結ぶ在来線特急の利用者も1割増。担当者は「4連休があって曜日の並びが良く、特にみずほやさくらの利用が増えた」と言う。
西日本高速道路中国支社によると、山陽道・岡山ジャクション(JCT)〜倉敷JCTなど県内の主な2区間は1日平均の利用台数が前年比10%減の約4万5千台。広報担当者は「休日上限千円の廃止が影響したのでは」とみる。(吉村治彦、逸見那由子)
■交通事故死2人/県警まとめ
県警は4月28日〜5月6日の交通事故発生状況をまとめた。人身事故は232件で、死者は2人、負傷者は297人。昨年のGW(4月29日〜5月8日)も死者は2件2人だったが、人身事故全体は274件、負傷者は360人だった。物損事故は過去5年で最も多い960件だった。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/300941
九州のGW好決算 新幹線効果、宿泊や集客増
2012年5月8日 00:11 カテゴリー:社会
多くの来場者でにぎわうハウステンボス=5日、長崎県佐世保市 今年のゴールデンウイーク(GW)期間中、九州の観光地や商業施設は、天候や曜日の並びに恵まれ、前年を上回る集客や売り上げを達成した施設が目立った。九州新幹線鹿児島ルートの全線開通効果で、宿泊客も増加傾向。九州観光や商業施設のGWは“好決算”だったと言えそうだ。
日本旅行(東京)によると、同社が販売した九州旅行の宿泊者数は、前年同期比で20%以上増加。昨年も原発事故による「西日本シフト」で30%近く増えたが、「九州新幹線全線開通による注目の高さが続いている」(同社)という。
特に終着駅効果で鹿児島県は好調が目立つ。鹿児島中央駅から観光特急「指宿のたまて箱」が走る指宿市ではホテル・旅館がほぼ満室。城山観光ホテル(鹿児島市)も宿泊客が10%増えた。関西や中国地区の客が増え「九州・山陽新幹線の直通運転が増加したことも影響した」(同ホテル)。
リゾート施設や遊園地も、軒並み好調だった。昨年のGWに来場者が約40%増えたハウステンボス(長崎県佐世保市)は、今年も4%増の約13万人が来場。新アトラクション「アドベンチャーパーク」などが人気を支えた。スペースワールド(北九州市)は、3%増の13万2千人が来園。グリーンランド(熊本県荒尾市)とセントレジャー城島高原パーク(大分県別府市)も約10%増えた。フェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎市)は客室利用が5%伸び、売り上げが10%増えた。
一方で、高速道路の休日割引が昨年6月に終わった反動もあった。ハーモニーランド(大分県日出町)は、中国方面や南九州などからの来場者が減少。ただ、夜間のイルミネーションが人気で、来場者は約4万3千人で前年並みを確保した。阿蘇ファームランド(熊本県南阿蘇村)も福岡などからの来場が減ったが、「天候に恵まれた」ことで、前年を上回る約31万人が訪れた。
商業施設では、4月26日開業の大型商業施設・イオンモール福津(福岡県福津市)は、GW期間中、計約40万人が来店。同29日は5万6千人が訪れた。約6キロ南西にスウェーデン発祥の家具店・IKEA(イケア)の九州1号店「福岡新宮」があり、イオンモール福津は「イケアとの相乗効果で、九州・山口全域から来客があった」。
昨年はJR博多シティ(福岡市)の開業のあおりで苦戦した福岡市・天神の百貨店も売り上げが回復。博多大丸は来店客が前年同期比5%増、売上高も同3%増加。岩田屋と福岡三越も来店客、売上高ともに前年同期を上回った。
JR博多シティは、来店客数は約30%減の約170万人だったが、売上高はほぼ横ばい。運営する博多ターミナルビルは「様子見の来店客が多かった昨年と違い、衣料品や雑貨の売り上げが好調だった」と話した。
=2012/05/08付 西日本新聞朝刊=
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120508_13
観光応援、はとバスが力 大船渡など被災地ツアー
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東京都大田区の観光バス「はとバス」(金子正一郎社長)は8日まで2泊3日の日程で、大船渡市などを訪問する被災地応援ツアーを行っている。同社は、震災前の2010年に大船渡を訪問する観光ツアーを実施。今回は観光の力で復興を後押ししようと、震災後、県内被災地では初めて企画した。参加者は現状を胸に刻み、「被災地を支え続ける」と思いを新たにした。
ツアー名は「復興の春、三陸海岸・大船渡の風景と味覚をたずねて」。東京や埼玉、神奈川など首都圏から20人が参加した。
7日は市内の菓子製造工場や碁石海岸を見学。盛駅周辺では、体験型観光の受け入れなどを行う三陸まるごと体験館(同市三陸町越喜来)の熊谷満恵館長(51)から被災当時の状況などを聞いた。
熊谷館長は周辺に50センチほど津波が押し寄せたことや、機器類が浸水し三陸鉄道の車両が今も動けないままになっていることを説明。一行は三陸鉄道の各駅を花で飾るプロジェクトにも参加し、プランターにベゴニアなどの花苗を植えた。
大船渡でのツアーは6月にも2回予定。同社企画旅行部の加藤一久副部長は「震災前からつながりがあり、観光で大船渡の復興を応援したい」と語る。
大船渡市内のホテルで6日夜に一行を出迎えた戸田公明市長は「多くの方に現在の大船渡を見てもらい、復興への力にしたい」と歓迎し、継続的な企画に期待感を示した。
【写真=津波で浸水した盛駅周辺を見学するツアー参加者=7日、大船渡市盛町】
(2012/05/08)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120508_10
GWの県内観光地に明暗 交通機関は利用者増と好調
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曜日配列で前後半に二分された今年のゴールデンウイーク(GW)。好天の前半と、低気圧のため大雨となった後半で県内観光地の集客は明暗を分けた。平泉町などがいわてデスティネーションキャンペーン(DC)や世界遺産効果でにぎわう一方、宮古市の浄土ケ浜の遊覧船利用は予測の半分にとどまった。
平泉はGW期間中、約39万9千人が来訪。東下り行列が行われた3日の雨の影響で、予想に約3千人及ばなかったが、巡回バスの増便やDC効果もあり、震災前の2010年同期比6万3500人増となった。
「桜と雪の回廊」を核に誘客増を目指した八幡平市。同市観光協会によると、GW中の松尾八幡平ビジターセンター利用者は同89%増で、1日当たり約480人が訪れた。
一方、雫石町の小岩井農場まきば園の入園者は後半に雨が多かったのが響き、同8%減の約5万5千人。高橋敏明営業マネジャーは「連休前半はDC効果も感じられたのだが」と残念がった。
浄土ケ浜遊覧船も後半の悪天候が災いし、期間中の利用客は2763人。大雨のため3日は半日、4日は終日の欠航を余儀なくされた。期待した5千〜6千人を大きく下回り、運航管理者の鳥居栄さんは「例年は1万人弱の乗船がある。周辺の宿泊施設が減っている影響も大きい」と分析する。
交通機関は総じて好調だった。無料化が終了した高速道だが、ネクスコ東日本東北支社によると、4月27日〜5月6日の県内高速道の利用は1日平均5万5289台で同7・5%増加。
同期間の東北新幹線(古川―北上)の乗客数は同12・9%増の50万1千人。ピークは下りが3日の4万2千人、上りは6日の4万9千人で、いずれも2002年の「はやて」開業以来最高の利用者数を記録。同支社輸送課の増山弘治課長は「復興応援のツアーなどが後押しした」とみる。
【写真=多くの観光客でにぎわう中尊寺の金色堂入り口付近。ゴールデンウイーク期間中は40万人近くが平泉町を訪れた=7日】
(2012/05/08)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120508-OYT1T00615.htm?from=y10
潮干狩り「全然取れなくてびっくり」
今年も不漁――。川崎市内で潮干狩りが楽しめる東扇島東公園(川崎区)の人工海浜「かわさきの浜」は大型連休中、多くの人出でにぎわったが、目当てのアサリはなかなか見つからず観光客をがっかりさせた。
神奈川県内各地で夏日を記録した5日、かわさきの浜には連休中最も多い約3400人が詰めかけた。しかし浜辺を掘ってもほとんど貝が取れず、横浜市青葉区の高校1年(15)は「全然取れなくてびっくり。潮干狩りというより、砂浜に遊びに来たみたい」。川崎市川崎区の主婦(48)も、「今年は特に取れない。午前中から4時間ほどいたが、収穫は20個くらい」とあきらめ顔だった。
同市港営課によると、同浜には先月28日から5月6日までの間、約1万2800人が訪れた。しかし、採取できる大きさに育ったアサリは昨年に続いて少なく、潮干狩りを楽しむのは難しいという。長さ約180メートルの小さい浜のため、「4月上旬から来ていた潮干狩り客が掘り尽くした可能性もある」とも指摘する。個数の回復はまだ時間がかかるとみられる。
市臨海部の潮干狩りは2年前、同浜で自然繁殖したアサリが成長したため、約半世紀ぶりに復活した。しかし数の減少で市が禁漁も検討するなど、厳しい状態が続いている。
(2012年5月9日08時29分 読売新聞)
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>>1569
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120509/mcb1205090501007-n1.htm
マレーシア 日本人100万人誘致へGO 国交55年で魅力アピール2012.5.9 05:00
都内で覚書に調印後、握手するマレーシア政府観光局の関係者(右)と日本旅行業協会の関係者=4月10日【拡大】
マレーシア政府が、日本人観光客を大幅に増やす計画に乗り出した。国土の約6割が熱帯雨林で覆われる豊かな自然のほか、グルメ、エステなどで多民族国家マレーシアの魅力をアピール。年間の日本人客数を3年以内に現在の2倍超の100万人に増やす。
「マレー系、中国系、インド系など多民族国家のマレーシアは、宗教や文化の多様性が特長です」。4月10日、東京都内での記者会見で、マレーシア政府観光局のチョン・ヨクハー副総局長が魅力をアピールした。
チョン氏は、日本旅行業協会と「100万人プロジェクト」推進についての覚書に調印。日本側も、日本人の旅行先開拓やマレーシアとの経済・人材交流の取り組みを強めることにした。
政府観光局によると、昨年同国を訪れた外国人観光客約2500万人のうち、日本からは旧宗主国の英国からとほぼ同じ約40万人。100万人を優に超えるシンガポールやタイなど近隣国を除けば、日本人観光客は少なくないが「マレーシアの魅力はまだ十分に認知されていない」(日本旅行業協会)という。
プロジェクトは、今年が両国の国交樹立55年の節目を迎えるのにちなみ、「GO!GO!(ゴー・ゴー)マレーシア」キャンペーンを展開。首都郊外の熱帯雨林の散策や村で高床式住居に泊まるツアーのほか、天然植物を使ったエステや美容食などを楽しむ“女子旅”を企画し、日本の旅行業界に売り込む。
直行便の増便や港湾の整備などマレーシアへの交通利便性の向上や、宿泊施設などのインフラ整備も課題となるが「親日的な人が多く、比較的治安が安定していることなどもアピールしたい」と日本旅行業協会の関係者は意気込む。既に年間100万人規模の日本人客を受け入れている台湾、香港、タイなどと同格の観光地に育てたいという。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120508-OYT8T01181.htm
県内観光 復調の兆し
平泉にGW37万人 一昨年より5万増
「源義経公東下り行列」が2年ぶりに行われた平泉町には3日、雨天にかかわらず、多くの観光客が訪れた(毛越寺で) 「いわてデスティネーションキャンペーン(DC)」や桜の満開と重なった今年の大型連休(GW)中、県内観光に復調の兆しが見えた。平泉町にはGW中、2010年を約5万人上回る37万人以上が詰めかけた。
「平泉の文化遺産」が昨年6月に世界遺産登録されて初のGWを迎えた平泉町。4月29日〜5月5日に37万5000人が訪れた。GW中に町内で行われる「源義経公東下り行列」の義経に、俳優滝沢秀明さんがふんした05年の45万2000人に次ぐ集客数で、10年を約5万人上回った。
町によると、同行列が2年ぶりに実施された3日の人出は、雨天のため予想を4万5000人下回る18万5000人だった。しかし、好天に恵まれた4月中に、例年を大幅に上回る観光客が詰めかけ、町観光商工課は「世界遺産登録といわてDCのダブル効果」とみる。
北上市は、北上展勝地さくらまつり(4月15日〜5月5日)期間中の人出が41万5000人だったと発表。東日本大震災後の自粛ムードが影響した昨年(14万人)の約3倍だが、いわてDCなどで誘客に取り組んだ割には、10年(50万5000人)を9万人も下回った。
人出のピークは4月29日の5万7000人。同市商業観光課は「桜の開花が4月25日と遅く、まつり前半の人出が低調だった。連休後半の雨で花が一気に落ち、楽しめる期間が短かったことが原因」と分析する。
「民話の里」遠野市にはGW中、昨年の2倍以上の1万4800人が訪れた。10年に9000人及ばなかったが、市商工観光課は「観光や飲食などに使う金額は、ほぼ震災前に戻ってきている」と手応えを感じている。
GW中、交通機関も混雑した。東北新幹線は盛岡―八戸駅間で前年比約2・5倍の21万3000人が乗車。JR盛岡支社によると、北上―古川駅間のピークは、下りが3日で4万2000人、上りが6日で4万9000人。ともに「はやて」開業直後の03年以降、過去最高の利用者数だった。
東北道で4月27日〜5月6日に県内インターチェンジを利用した車は1日平均、5万5289台と、前年度比で1・6%増えた。
(2012年5月9日 読売新聞)
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>>1665
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35139
日本が観光立国マレーシアから学ぶべきことハラル環境、お祈りスペース、観光ビザ2012.05.09(水)
アクマル アブ ハッサン:プロフィール
ハティール首相(当時)はルックイースト(東方政策)を唱え、日本に学べと言いましたが、いまや日本がマレーシアから学んでもいいのではないかと考えます。例えば、日本が力を入れ始めた海外からの観光客の受け入れはその1つではないでしょうか。
マレーシアを訪れた観光客は15年間で4倍近く増えた
観光客の誘致に力を入れるマレーシア(写真はクアラルンプールのペトロナス・ツインタワーと信念を祝う花火)〔AFPBB News〕
昨年の世界の国際観光の動向を見ますと、マレーシアは約2500万人で世界第7位でした。1997年には700万人足らずでしたから、この15年間で4倍近くに増えた計算になります。
観光立国を宣言し環境を整え中東諸国からの観光客の誘致に力を入れたことが、功を奏したのだと思います。
日本を訪れた観光客は昨年、約860万人で世界第30位でした。内訳は、アジアが合計で約650万人、そのうち中国・韓国・台湾の合計が約510万人に及びます。
イスラム圏のマレーシア、インドネシアからは20万人を切っています。世論調査によるとマレーシアやインドネシアでは70%の人が日本が好きだと答えています。しかし、ハラル環境がないため訪日することができないのです。
ハラルとは、イスラム教徒の教えに則った「合法的、許されたもの」という意味です。
「ハラル環境」とは、イスラム教徒が食事のできる店があることや、お祈りをする場所が、十分に整っているかです。
日本がこうしたハラル環境を作れば、自国をハラルのハブ(中核)にする政策を掲げるマレーシアだけでなく、インドネシアや中東などの裕福な観光客を呼び込むことができるでしょう。
もっとも、多くの日本人の認識は、イスラム教では豚由来の食べ物やアルコールが禁止されているという程度ですが、実際にはさらに細かく定められています。
厳格なハラル環境でなくても大丈夫
私は、日本では日本なりのやり方、つまり「ローカルハラル」でいいと思います。なぜなら厳密にやろうとすると、飲食店にアルコールも置けなくなってしまいます。
日本の飲食店の多くは、アルコールにより利益を多く得ています。イスラム教徒の従業員を1人置いて対応させるような、ローカルハラルを適用すればいいと思います。
焼肉やしゃぶしゃぶなども、あらかじめ準備したハラル牛肉を使い、他と混じらないようにすることで、イスラム教徒が食事を取れるだけでなく、日本人と一緒に日本の文化の1つである日本食を楽しむことができるようになると考えます。
私が初めて来日したのは1990年、19歳のときでした。群馬大学でコンピューター工学を専攻しました。マレーシアからは私を含めて4人の留学生が、大志を抱き、素晴らしい環境で学べることを誇らしく感じていました。
当時、イスラム教徒の先輩はマレーシア人2人と、インドネシア人1人だけでした。先輩は、東京からはるかに離れたかの地で、ハラル食品を購入することの困難さを語ってくれました。
それを聞きがっかりしたことを覚えています。なぜなら、私にとって日本食、日本のメニューは、とても魅力的だったからです。
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日本食を食べたくても食べられない
昨年、オランダからの独立66周年を祝ったインドネシア(写真はユドヨノ大統領夫妻)〔AFPBB News〕
現在、マレーシアとインドネシアのイスラム教徒は日本に数多く滞在しています。日本のメニューの豊富さに、彼らは高い興味を持っています。
至る所に、人々が好んで入る、牛丼店、しゃぶしゃぶ店、ステーキハウス、焼肉店があり、楽しい時間を過ごしています。素晴らしい文化だと思います。
しかしながら、イスラム教徒である人々はハラルでない日本の食事を楽しむことができず、結果自国のメニューに執着しなければなりません。
ハラル環境として、食事のほかに必要なことは、お祈りのスペースです。それは、人が座って地面に頭をつけられる広さですので、だいたい1人用で1メートル四方です。
観光地に1カ所ずつあればいいと思います。東南アジアや中東の多くの人は雪を見たことがありません。スキー場や北海道、また、子供から大人まで人気のあるディズニーランドにお祈りのスペースがあると喜ばれると思います。
ハラル環境を整えることは、決してイスラム教徒のためだけではないと考えます。中東の富裕層を日本に呼び込むことができれば、現在の国際観光動向第30位から大きく飛躍するに違いありません。
観光ビザの緩和も必要
ハラル環境のほかに日本が観光立国となるのに必要なことは、観光ビザの緩和です。
外務省は、2010年7月から行ってきた1年間の施行期間の運用状況を踏まえ、2011年9月1日に「中国人個人観光ビザ」について、さらなる緩和を実施しました。
冒頭に述べた中国からの来日者数が、韓国の約240万人に次ぎ、140万人であることが、如実にそれを示しています。マレーシアや他のイスラム諸国にも観光ビザの緩和を適用してもらえると、イスラムの富裕層を取り込めると考えます。
ハラル環境と観光ビザの緩和、この2点をクリアすることにより、日本は素晴らしい観光立国となるに違いありません。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/120510/bsg1205100502001-n1.htm
経済同友会、「休日分散化」議論再開を提言2012.5.10 05:00
経済同友会は9日、日本の観光立国化を進めるために東日本大震災で中断している休日分散化の議論を再開すべきだと提言した。大型連休を地域ごとに分散させれば、観光需要が平準化し宿泊業や運輸業の生産性が上がり経済成長に寄与するほか、混雑解消や価格の下落など利用者の利便性も向上するとしている。
経団連や日本商工会議所はサプライチェーン(部品供給網)や金融決済に悪影響が出るとして導入に消極的で、前向き姿勢を示したのは同友会が初めて。会見した星野佳路・観光立国委員長(星野リゾート社長)は「デメリットを超えるメリットがある」と強調した。
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http://www.asahi.com/politics/update/0511/TKY201205110604.html
2012年5月12日8時28分
10月に5連休の「シルバーウイーク」 民主PT構想
民主党が秋の大型連休(通称シルバーウイーク)の導入を検討している。すでにある祝日3日分を10月に集め、土日と合わせて5連休にする構想。旅行者が増えることで観光地での経済効果や雇用創出を見込み、2014年からの実施をめざす。
11日に開かれた民主党の休暇のあり方を検討するプロジェクトチームで、座長の藤本祐司・元国交政務官は「お金をかけずに経済効果が見込める」と主張。シルバーウイーク導入の議論を本格化させた。
日本の年間の祝日は計15日と法律で定められている。構想では、祝日の総日数は変えない。たとえば、7月第3月曜日の「海の日」、9月第3月曜日の「敬老の日」、10月第2月曜日の「体育の日」を記念日として残すものの休日とはせず、この3日分を10月中の休日に充てることを検討。土曜日、日曜日と続けて5連休とする。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20120512-OYT8T01067.htm
金環日食 房総、集客チャンス
太陽に月が重なりリングのように見える「金環日食」が21日に迫った。県内各地では観測に絡めた関連企画が目白押しだ。震災後に集客が落ち込んだ房総観光だが、「客足を取り戻すきっかけに」と関係者の間で期待が高まっている。
県観光物産協会の呼びかけで昨年12月に発足した「CHIBA金環日食プロジェクト」には、29市町村が参加し、発足当初の2倍に拡大。初日の出の名所・犬吠埼(銚子市)をはじめ、日食が見える東の方角に太平洋が広がる外房エリアなどを中心に、「絶好の観測地」とアピールしている。
館山市の「休暇村館山」では、館山天文倶楽部の安藤智氏を講師に迎え、152ミリ屈折望遠鏡を使った観測会を開く。富津市と鋸南町にまたがる鋸山では観測時間の早朝に合わせ、ロープウエーが午前6時半から特別運転される予定だ。
月と太陽の中心が重なって見える「中心食線」は県内5市にまたがる。このうちの鎌ヶ谷市に本社がある新京成電鉄と北総鉄道は11日、金環日食の写真や観測時刻などを記した記念乗車券(5枚組み1000円)を発売した。
日食にちなんだ「食」の企画もユニーク。山武市の中下海岸では、外側を薄い卵焼きで包むなどした「丸おにぎり」を振る舞う。南房総市の道の駅など2施設では「金環日食ドーナツ」まで登場する。
同協会は「本来なら大型連休明けで観光客が一段落する時期だが、今年は金環日食を集客の起爆剤にしたい。後は天候が良くなってくれれば……」と、県内では173年ぶりという「天文ショー」に期待をかける。金環日食プロジェクトの問い合わせは同協会(043・225・9170)。
(2012年5月13日 読売新聞)
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'12/5/12
ユースホステル存続求め署名
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205120014.html
広島市が4月から休館にした広島ユースホステル(東区牛田新町)の存続を求め、元従業員たち有志が署名を集めている。「被爆地を訪れる世界の若者が安く、安心して宿泊できる施設」と訴えており、今月末、市に提出する。市は本年度、老朽化した施設の建て替えや改修をして存続させるか廃止するかを決める。
かつての従業員や、ユースホステルを利用してイベントを開いていたボランティアたち約10人が存続推進の会を結成。4月に署名活動を始めた。現在までに約千人分が集まったという。
ユースホステルは1960年に開業。ピークの72年度は2万5600人が宿泊した。相部屋が敬遠されたり、安価なホテルが増えたりして宿泊者の減少が続いた。一方、外国人観光客の割合は増え、最近は4割を占めた。
被爆者が体験を語ったり、宿泊者が折り鶴を折ったりするなど、外国人や若者が参加する平和学習や交流会などの場にもなっていた。同会事務局の村井康二さん(40)=三次市=は「広島市は『迎える平和』を掲げている。存続は不可欠だ」と話している。
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'12/5/14
消防「人不足」9年査察せず
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205140049.html
7人が死亡した福山市西桜町1丁目のホテル火災で、福山地区消防局が消防法に基づいて内規で「2年に1回」と定めた定期査察を、約9年間していなかったことが13日、分かった。消防局は査察対象の建築物の増加を理由に挙げ、「人員が足らず手が回らなかった」としている。
消防局によると、建物の査察は規模などによって異なるが、今回火災のホテルは内規では「2年に1回以上」に当てはまる。直近の査察は、2003年9月。ホテル側が、自動火災報知機や消火器の点検、消火訓練などをしていなかったため、実施と報告書の提出を求めたという。
その後、ホテル側からの提出はなかったが、消防局は再度提出を求める通知をするにとどまり、査察はしていなかった。
この間、報知機の作動確認もないまま。査察の空白期間が長かったため、今回の火災で消防法違反があったかどうかの確認にも時間がかかっている。消防局は「火災当時、報知機が正常作動したかどうか分からない」という。
'12/5/14
排煙設備もなく改善指導再三
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205140039.html
火災で7人が亡くなった福山市西桜町1丁目のホテルは、現行の建築基準法が定める排煙設備がなく、窓に板をはめ込んだ部屋もあった。室内に充満した煙が、一酸化炭素中毒による犠牲を拡大させた恐れもある。市などは再三、改善を指導。ただ1967年の建築時の基準には適合していたため強制力はなく、危険な状況を許す結果につながった。
市によると、建築基準法に基づく最初の査察は1987年9月。天井から80センチ以内に設置を義務付けている窓などの排煙設備は、一つもなかったという。査察は昨年9月まで4〜8年間隔で計5回あったが、改善されることはなかった。
ホテルは、同法に基づいて広島県が定める防火関連の点検12項目のうち、排煙設備を含む8項目が当初から「不適格」だった。壁や天井の素材は燃えやすく、停電でも自家発電で廊下を照らす非常用照明はなかった。2階建ての木造に4階建ての鉄筋をつなげた構造も、法が定める耐火施設ではなかった。
「もっと強く指導していれば、改善されていたかもしれない」。市の担当者は13日、防火対策の不備が被害拡大を招いた可能性を認めた。
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>>1559
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120514-00000050-mai-soci
<TDL>同性カップルの結婚式OK
毎日新聞 5月14日(月)15時13分配信
東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)内にある東京ディズニーランドホテルなど三つの直営ホテルがこのほど、同性のカップルが結婚式を挙げることを認める決定をした。東京ディズニーランド(TDL)のシンデレラ城での挙式も可能という。同性愛のカップルから「やはりディズニーは夢をかなえてくれる」と喜びの声があがっている。
きっかけは3月、ホテルが「シンデレラ城で結婚式を挙げるプランを9月から始める」と発表したこと。東京都在住で同性愛者の支援活動に取り組むレズビアン(女性同性愛者)の東(ひがし)小雪さん(27)が「同性でも式を挙げられますか」と尋ねたところ、「一般のお客様も見守るので、どちらかが新郎の衣装を着てほしい」との答えが返ってきた。
このいきさつを東さんがツイッターでつぶやいたところ「ディズニーの対応にはがっかりだ」という反響が、瞬く間に広がった。ホテル側は米国のウォルト・ディズニー社に確認を取った上で、1週間後に東さんに対し「同性カップルによる同性の衣装での結婚式は可能です」と、改めて回答した。東さんは再び、この回答をツイッターで報告。「新たな一歩に拍手!」。反響はさらに広がった。
ホテルの広報担当者は「同性婚が法律上認められていなくても、挙式は可能と判断した」と話す。女性カップルがともにウエディングドレスを着るだけでなく、男性の同性カップルがともにタキシード姿で結婚式を挙げることも認めるという。
東さんは「日本にはまだ、性的マイノリティーに好意的な企業は少ないけれど、ディズニーがこうした姿勢を公式に示してくれた意味は大きい」。東さんの恋人、ひろこさん(34)も「クレームが来ることも想定したと思うけど、それでも認めてくれたことがとてもうれしい」と喜ぶ。
東さんとひろこさんは5日、TDLを訪れた。
「私たち、カップルです。感謝を伝えに来ました」
ミッキーマウスにこう話しかけると、一緒に万歳してくれたという。【丹野恒一】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120514-OYT8T00016.htm
ソメイヨシノ 「北限」美唄で満開
桜の下を散策する家族連れ 1000本近いソメイヨシノが咲き、「ソメイヨシノの北限」とも言われる美唄市の東明公園で13日、恒例の桜祭り「びばい桜2012」が始まった。
主催の美唄観光物産協会によると、同公園の約2000本あるサクラの木のうち、ソメイヨシノは800〜1000本。これだけの規模のソメイヨシノがまとまって咲くのは同公園が北限という。
会場には、フリーマーケットや露店が並び、太鼓の演奏などのアトラクションも行われた。家族連れなど多くの市民らが訪れ、弁当を広げたり、公園内を散策したりして満開となったサクラを楽しんだ。同祭りは19、20日も行われ、19日には大花火大会もある。
(2012年5月14日 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120515/CK2012051502000082.html?ref=rank
幻の666メートル案 東京タワーの倍、一時検討
2012年5月15日
会見をする東武タワースカイツリーの鈴木道明社長(左)と東武鉄道の根津嘉澄社長=墨田区で
二十二日に開業する東京スカイツリー(墨田区)の高さは、東京タワーの二倍に当たる六百六十六メートルなども検討されていたことが分かった。東武鉄道の根津嘉澄社長が十四日、開業式典後の会見で明らかにした。 (小野沢健太)
スカイツリーは着工時、六百十メートルの予定だった。しかし、同時期に建設中だった中国の広州タワー(六百メートル)がほぼ同じ高さを計画。そこで、世界一の高さにするために、着工から一年三カ月後の二〇〇九年十月に六百三十四メートルへ変更した。
根津社長は「六百十以上で、語呂のいい数字を探した」と振り返り、最初に浮上した案は六百六十六メートルだったことを説明。しかし、高さを伸ばし過ぎると設計をやり直さなければならないため、断念したという。
ほかにも大化の改新があった年にちなんだ「六百四十五メートル」、ツリー建設地近くの浅草寺(台東区)の創建年から「六百二十八メートル」という案も出た。最終的に、東京の旧国名の「武蔵」の語呂合わせで六百三十四メートルとなった。
開業日の二十二日は、午前中にセレモニーがあり、正午から展望台への入場が始まる予定。七月十日までの五十日間は日時指定の完全予約制で、ほぼ完売しているという。運営する東武鉄道グループは、ツリーと併設施設を合わせ、開業後一年間で三千二百万人の来場を見込んでいる。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120515-OYT8T00089.htm
ソラマチで変わる観光
ツリーと同時開業集客力に下町期待
22日に開業を迎えるスカイツリーと併設の商業施設「東京ソラマチ」(10日、墨田区で) 東京スカイツリー(墨田区押上)の開業まで、いよいよあと1週間――。世界一の眺望も待ち遠しいが、地元は22日に同時開業するツリーふもとの商業施設「東京ソラマチ」にも大きな期待を寄せている。4月には渋谷、お台場で新たな施設がオープンしたことに加え、これまで集客力に乏しかった下町エリアに新たな拠点が生まれることから、「都心全体が活性化するのでは」とする予想も。都内の“観光地図”がツリー効果で大きく様変わりする可能性もある。(森重孝)
■都内最大級
22日のツリー開業と同時にオープンするのは、大型商業施設「東京ソラマチ」。敷地面積3万6900平方メートルに、衣類・雑貨店や飲食店などを中心に312店舗が入る。施設の規模は都内でも最大級となる。
初年度の来客者数は、ツリーを含めれば約3200万人を見込む。国内で最も成功しているテーマパーク、東京ディズニーランド(TDL)を抱える「東京ディズニーリゾート」の年間入園者数(約2500万人)をも上回る勢いだ。
■イメージは商店街
ソラマチが旧来の大型商業施設と異なるのは、「街歩き」の楽しさを随所に取り入れた工夫だ。特に1階部分は、昔ながらの下町の商店街の雰囲気をイメージして、120メートルにも上る長い通路の左右に店舗を配置したことが自慢だ。
さらに、最新機器を導入したプラネタリウムや、本格的な水族館なども併設。ツリー目当ての観光客だけでなく、家族連れが繰り返し足を運んで楽しめる複合型施設となっている。施設の広報担当者は、「観光客はもちろん、沿線の住民を広く呼び込みたい」ともくろむ。
■地元の活性化も
都内東部でかつてない規模の商業施設が誕生することで、周辺地域の期待は高まる一方。これまで東京の下町の観光といえば、浅草や柴又、両国などがあったとはいえ、ソラマチほどの強力な集客力のある施設はなかったからだ。
ソラマチの人気を見越して、すでにツリー近くを中心に墨田区内などでは新規出店を探る商業施設も少なくない。区産業経済課では、「ツリーで集まる人たちに地元の名所などを紹介し、地域に呼び込んで行きたい。連携がうまくいけば、近隣の商店街の活性化にもつながる」としている。
(2012年5月15日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120512/tky12051211570010-n1.htm
【天空へ 5・22スカイツリー開業】
(上)未知に挑む 最高峰、日本技術の象徴
2012.5.12 00:31 (1/3ページ)
地上350メートルにある3フロア構造の「天望デッキ」。約2千人が収容できる=東京都墨田区(矢島康弘撮影)
「いよいよ開業だな。この仕事ができて幸せだ」
どこまでも伸びるタワーを見上げるまなざしは感慨深げだ。地上634メートルの高さを誇る世界一の電波塔、「東京スカイツリー」。施工した「大林組」の現場作業所長、田渕成明(しげあき)さん(58)は「600メートル級の建設は日本で初めて。未知の領域に踏み込むことだった」と振り返った。
◆風・地震対策
世界一高い電波塔、日本一高い地上450メートルの展望台…。それまで日本で一番高かった東京タワーは333メートル。「未知の領域」に踏み込むには、過去の経験や常識を大きく乗り越えることが求められた。
最初の関門は「風」の予測。地上300メートル以上の上空は施工経験がない。気象状況が分からなかった。
現場では10分間の平均風速が秒速10メートルを超えると、大きな部材を運ぶタワークレーンが使用できなくなる。工事の中断を最小限にとどめるため、大林組は気象庁の情報を基にスカイツリー周辺の天気をコンピューターで解析し予測する独自のシステムを開発した。
ツリーの成長とともに上がっていくタワークレーンも特注品。通常300メートル分のワイヤを420メートルの長さに改良し、“規格外”の高さに対応した。
地震対策も万全だった。昨年3月11日の東日本大震災発生時、スカイツリーはすでに620メートル超に達していた。震度5弱の揺れ。360メートルの地点にいた田渕さんは「左右に大きく振られ、立っていられなかった」というが、事故や損傷は一切なかった。
田渕さんは「何が起きても、すべて“想定内”にしている」と胸を張る。首都直下地震が発生しても建物は「ほぼ無損傷」と言い切る。マグニチュード7級の揺れでも倒れないように、折れないように、計算した上で、さらに強い構造に設計したからだという。
◆光る職人技◇
開業まで10日に迫った東京スカイツリー。日本の技術を結集した新たな東京ランドマークを訪ねた。
■350メートル展望台まで50秒
東京スカイツリーの地上350メートルの「天望デッキ」に昇るには4階の入り口フロアのチケットカウンターで入場券を購入し、4基ある直通のエレベーターに乗る。エレベーターは40人乗りで、最高で分速600メートルで上昇し、約50秒で到着する。地上450メートルの「天望回廊」に行くには、天望デッキで別の入場券を購入し、別の専用エレベーターに乗る。到着までは約30秒で、その間に一部がガラス張りの天井や扉から、外の景色を楽しめる。
スカイツリーの入場券は7月10日分までは完全予約制で、すでに受け付けは終了。同11日分からはインターネット予約で各日2000枚、当日券1万枚を販売する。インターネット予約は入場時間が30分ごとに決められ、混雑時でも指定の時間から30分以内に入場ができるという。当日券は時間指定がないため、入場に時間がかかることも想定される。
■東京スカイツリー 地上デジタル放送やFMラジオを送信する電波塔。NHKと在京民放5社がタワー建設を決め、墨田区や東武鉄道が誘致。東武鉄道が事業主体となり、同区押上・業平橋地区の同社の貨物列車操車場跡地、約3万7千平方メートルの敷地に建設した。
最先端の技術の裏で、職人の技も光る。鉄骨を三角形状に接合して組み合わせる「トラス構造」。鉄骨は通常の2倍近くの強度を持つ特殊な円形の鋼管が使われた。最も太いもので直径2・3メートル、厚さ10センチ。鉄骨の総重量は東京タワーの約10倍の約4万1千トンだ。
鉄骨は全て職人の手作業による溶接でつないだ。本体は3本の足で支えられ、足元の断面は正三角形だが、頂上に近づくにつれ徐々に円形になる特殊な構造。わずかなずれがゆがみとなる。光波を使って鉄骨のゆがみやねじれを計測する機器で精度を確認しながら、職人たちは作業に当たった。完成後のスカイツリーのゆがみは2センチ以下。高さに対してわずか0・003%と驚異的な正確さだ。
田渕さんは「職人さんたちが44カ月もの間、緊張感を絶やさずに成し遂げてくれた。技術力が高く気概のあるプロがまだいることを実感した。オールジャパンで造った世紀の建築物。スカイツリーは日本を象徴する建物になる」と話す。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120513/tky12051314380001-n1.htm
【天空へ 5・22東京スカイツリー開業】
(中)和の伝統 日本刀と五重塔の「DNA」
2012.5.12 23:31 (1/2ページ)
地上350メートルの「天望デッキ」に上るエレベーター内部。壁面には「江戸切子」で作られたガラス細工が施されている
日本刀と五重塔−。最先端の技術が詰まった東京スカイツリーに、“和”の伝統が受け継がれていた。
スカイツリーを眺めると輪郭がわずかにふくらんでいるように見える。これはスカイツリーの特殊な形のため。地上では横に切った断面が一辺68メートルの正三角形。上に向かうにつれ断面が徐々に丸くなり、地上315メートルでほぼ円形になる。足元の三角形の3つの角から上に伸びるラインは反っているが、側面はふくらみ、球面の一部のよう。ふくらみは「起(むく)り」とも呼ばれる。
東京タワーの断面はどの高さでも正方形で左右の輪郭のバランスがとれて見えるが、スカイツリーは三角形と円を組み合わせた形のため、ほとんどの場所からは輪郭が反りと起りがある曲線に見え、左右非対称だ。
反りと起りは日本の伝統的な形だ。反りは日本刀の刀身のように、直線とは違う美しさがある。起りは古い寺社仏閣の柱に見られ、柱を少し膨らませ、見た目の印象を柔らかくする。
設計を担当した設計事務所最大手「日建設計」(東京)で設計部門のデザインパートナーを務める吉野繁さん(50)は「日本の伝統のよいところを取り入れられた」と話す。
塔の要にも伝統的技術がある。スカイツリーは中心に直径8メートルの鉄筋コンクリートの柱が建ち、地震の際に揺れを低減する。この「心柱(しんばしら)」と呼ばれる部分は、法隆寺など古い寺に建つ五重塔と同じ構造だ。
吉野さんは「自然な形で伝統を現代のデザインに合わせた。ツリーの細身のフォルムに独特の美しさを表現できたし、構造的にも無駄がない」と話した。
■30の山に登り
日本一高い地上450メートルの展望台「天望回廊」。445メートルの地点でエレベーターを降りると、晴れていれば遠く東京湾も目に飛び込んでくる。
最高点となる450メートル地点に向かうスロープ。そこを歩く数分間は、空中を散歩しているかのようだ。
東京タワーの設計も手がけた日建設計にスカイツリーの設計依頼があったのは平成15年。吉野さんらは“世界一”をつくる前に、改めて「高層とは何か」を突き詰めようとした。
日本一高い富士山をはじめ、人間が造った建築物よりはるかに高い場所に登ることで「高さ」を考えた。7年間で30の山に登り、改めてこう感じたという。
「立ち止まって風景を眺めるのもいいが、歩きながら移りゆく景色を見て頂上に向かうほうが達成感がある。天望回廊のスロープを登って“頂上”まで自分の足で歩いていくことで、何かを感じてもらいたい」
■江戸の文化も
スカイツリーの内装には鮮やかな青や赤のガラスに直線的な模様をほどこした江戸時代末期に始まったガラス工芸の「江戸切子(きりこ)」が使われる。
「江戸という伝統文化と、最新技術の融合を表現したかった」
東武鉄道が設立した東京スカイツリータウンの開業広報事務局の今村義人さん(42)はこう話す。
18年の計画初期から携わる今村さんは「スカイツリーは『時空を超えたランドスケープ(風景)をつくる』というコンセプトがあった」と説明する。このコンセプトには、眼下に広がる浅草や本所、向島など、かつて江戸の繁栄を支えた場所で、文化を受け継ぎ、発展させたいとの思いが込められているという。
今村さんは願っている。「東京の下町に溶け込んだスカイツリーが、江戸文化のように50年、100年先も色あせないものとなってほしい」
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120513/tky12051323540010-n1.htm
【天空へ 5・22東京スカイツリー開業】
(下)日本に自信 再び「復興のシンボル」に
2012.5.13 22:13 (1/2ページ)
時計店「金銀堂」の寺田久男さん夫妻。店頭に置かれた2メートル以上の東京スカイツリーの模型が観光客の注目を集めている=東京都墨田区(矢島康弘撮影)
東京スカイツリーの開業を9日後に控えた13日、ツリーの足元にあるバス停「東京スカイツリー前」近くの時計店「金銀堂」の店主、寺田久男さん(63)は店頭に出て、日課である開業までの日を知らせる数字を「9」に入れ替えた。
「あと少し。大勢の人が来てくれるといいね」
創業90年以上の店の3代目。時計店ならではの手先の器用さを生かし、2年ほど前から竹ひごやゴムホースを使ってミニチュアのスカイツリーを作ってきた。
「バスを降りた人たちが『スカイツリーはどこにあるの』と聞きに来て、説明するため作り始めた」。これまでに13個を製作。店頭では直径2.5メートルの模型が本物と向かい合う。
今月3日、地元向け内覧会が開かれ、初めてスカイツリーに昇った。「雲の中にいるみたいだった」と寺田さん。
スカイツリーは、開業初日の22日から7月10日までは来場日時を指定した予約が必要。3月に行った個人向け予約受け付けの1回目の抽選では、13万9831件の申し込みがあり、当選倍率は6.1倍と人気の高さを裏づけた。
■ ■ ■
スカイツリーが立地する東京都墨田区が平成20年に民間会社に依頼して行った試算によると、開業後の区への経済波及効果は約880億円。周辺地域も含め、年間の観光客は約2500万人と予測した。スカイツリーの運営会社は展望台を訪れる観光客だけで開業初年度で約540万人、開業後30年間の平均では年間約270万人を見込む。
経済産業省の調査によれば、全国の公園、遊園地・テーマパーク数は22年、157カ所と前年に比べ4.8%減った。事業所当たりの売上高も28億1300万円と同1.1%減。大型観光施設の集客力は年々弱まる傾向がある。
区の新タワー調整課は「実際に300を超える商業施設の進出が決まったほか、すでに周辺の地域に観光客が来ており、数字には表れない経済効果が出てきている。近年は新宿や渋谷など西側の町が発展してきた。この“西高東低”を変えていきたい」と話す。
地元では「商店街の客が取られる」という不安の声もあるが、時計店主の寺田さんは「今がゼロだから取られるものはない。むしろ大型店と共存共栄する努力が必要だ」と前を向く。
■ ■ ■
スカイツリーの登場まで“日本一”を背負ってきた東京タワー。施工した「竹中工務店」の社員として昭和32〜33年、東京タワーの施工管理に携わった皆野川友孝さん(74)は「コンピューターを一切使わず、全て職人の手作りだった」と振り返る。
「東京タワーをやり遂げたことで日本人に自信が生まれ、高度経済成長へ突っ込んでいけたのではないか。それを担ったのは技術と精神力を持った職人たちだった」
スカイツリーのデザインを監修した彫刻家で元東京芸術大学学長、澄川喜一さん(81)は、東京タワーが戦後の復興と発展の象徴だったことを踏まえ、「現代に東京スカイツリーが建ったことにある種の因縁を感じる」と話す。
経済の低迷が続き、東日本大震災と原発事故に見舞われた日本。
「このような時代に、再び歴史に残る事業が行われたということは、日本再生の象徴としての役割を託されたからかもしれない」
天空へ伸びるスカイツリー。その細身の塔にはかつての東京タワーがそうだったように、日本の輝く未来を願う多くの人々の期待と思い、祈りが込められている。
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この連載は、前田明彦、吉浦邦彦が担当しました。
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MSN産経ニュースに「不法侵入、脅迫行為… オープン直前! 東京スカイツリー狂騒曲」も掲載しています。
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http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001205150004
箱根 リピーター飽きさせない
2012年05月15日
引退が決まった海賊船ロワイヤル号=箱根町
建て替えが始まった箱根ロープウェイの大涌谷駅=箱根町
13年春に完成する箱根ロープウェイの大涌谷駅のイメージ=小田急箱根ホールディングス提供
小田急電鉄グループが箱根観光のテコ入れに乗り出した。芦ノ湖の新たな海賊船(遊覧船)の就航や箱根ロープウェイ大涌谷駅の建て替えなどが目玉だ。リピーターを飽きさせない魅力の発信が狙い。東日本大震災後の観光客減から回復途上にある地元の期待も高まっている。
グループで箱根事業を担う小田急箱根ホールディングスが14日、発表した。
芦ノ湖に浮かぶ海賊船の初就航は1964年。現在の3隻のうち最も古く、四半世紀にわたって愛された「ロワイヤル号」(87年就航)が引退し、2013年3月に新造船が就航する。
建造費は約10億円。ロ号と同じ赤色を基調に、強風の影響を受けないエンジンを搭載し、エレベーターや障害者対応のトイレを設置してバリアフリー機能を充実させるほか、子供向けに海賊の人形も増やす。
芦ノ湖は箱根ロープウェイの終点にある。その手前の大涌谷駅も1959年の創業以来、初めて建て替える。風力発電を取り入れ、展望スペースを拡充した新駅を2013年4月に完成させる予定だ。
新宿発小田急ロマンスカーの終点にあたる箱根湯本駅の近くにも、同じ時期に首都圏最大級という19室の個室露天風呂を備えた日帰り温泉施設を開くという。
月1回、家族で箱根を訪れ、自然の風景や温泉を楽しんでいる寒川町の会社員山崎安弘さん(59)は、海賊船も2、3度乗船し、前日も妻と2人でロ号に乗ったばかり。「海賊船らしい赤い船が残って良かった。また乗って船の魅力の違いを探したい」と話す。
同じ日に高校の同窓生らとロ号に乗った横浜市旭区の麦島昭彦さん(70)は「もっと子どもが楽しめる工夫をすればリピーターが増えるのでは。大人には『箱根フリーパス』を充実させてほしい」と語った。
小田急の新規投資を箱根町の長田茂観光課長は「芦ノ湖周辺は箱根観光のシンボル。魅力を高めてくれる投資は大変ありがたい」と歓迎した。温泉や美術館などの多くが箱根ロープウェイの途中駅近くにあり、芦ノ湖周辺の集客力が高まれば他の施設も潤うという。
町の観光客は1991年の年間2247万人をピークに頭打ち状態。2010年は2年ぶりに2千万人台に回復したが、6月にまとめる11年の数字は震災の影響で大きく落ち込むのが確実だ。町は今後、小田急のリニューアルをイベントや旅行雑誌で情報発信し、観光客の回復につなげたいという。
(山口博敬)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120515/ngn12051502080000-n1.htm
施設利用に限界、少ない宿泊所 スポーツ合宿誘致 課題山積 長野
2012.5.15 02:08
県は観光地間の競争が激化する中で学生らのスポーツ合宿の誘致に活路を開こうと今年度から東京・有楽町に置く観光情報センターに誘致推進員を配置して大学や旅行会社などへの営業攻勢に乗り出す。だが、各地の観光事業者が独自に誘致活動に取り組んでいる現状では、受け入れ能力が飽和状態に近づいているところも多い。課題を積み残したままのスタートに市町村側から疑問の声も上がっている。
◇
合宿誘致に向けて31市町村の観光行政担当者を県庁に集め、4月27日に開かれた初めての「スポーツ合宿誘致連絡会議」。誘致事業について説明する県移住・交流課に対し、参加者からは利用状況が過密な体育施設や、宿泊施設主体で進められている誘致活動の実態などをめぐって意見が噴出した。
特に多かったのは体育施設の現状への指摘だ。「体育施設は住民の利用を優先して予約を受けており、合宿のための施設利用の枠は限られている」という意見が相次いだほか、「体育施設はあるが、受け入れる宿泊施設が少なく周辺市町村に受け入れをお願いしている」との声もあり、施設や行楽地で受け入れ態勢にばらつきがあることが浮き彫りになった。
一方、体育施設の利用予約が合宿誘致の主体である宿泊施設任せになっている状況も明らかになり、行政主体で合宿の誘致を進められる状況にはないことも判明した。ラグビー合宿先進地の上田市菅平などいくつかの地域は、毎年同じ団体が合宿を行って新たな合宿を受け入れるのは難しい状態にあるとの指摘も聞かれた。
ある自治体担当者は「体育施設の多くは外部に貸し出すための施設ではない。地域でも利用予約に苦労しているのに戦略もなく誘致を進めても地域が混乱するだけだ。競技ごとに事情も違う」と県の方針を批判した。
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2012051102000184.html
「スーパー林道」名前の印象 観光にやはりマイナス?
2012年5月11日
白山スーパー林道(石川県白山市−岐阜県白川村、三三・三キロ)について、石川県が三大都市圏の四百人にアンケートした結果、認知度は約三割で、名称から受けるイメージは「林業に利用する作業道」「舗装されていない道」などの回答が多かったことが分かった。石川、岐阜両県は名称変更の検討を始めるが、認知度アップが利用者増につながる可能性もあり議論が注目される。(室木泰彦)
3大都市圏ネット調査 認知度中くらい
林業用22% 未舗装15% すれ違い困難14%
石川県はスーパー林道の認知度などを把握するため、二〇一一年度にインターネットで首都圏、中京圏、関西圏の二十代以上の四百人を対象に委託調査。全国の代表的な十五有料道路を挙げ、選択式で知っている道路を選んでもらった。
白山スーパー林道を知っていたのは32%で、順位は七番目とほぼ中位。一位は伊勢志摩スカイラインの48・3%で、上位の多くは「スカイライン」など印象的な名称が使われていた。
同林道の名称から受けるイメージは、「カーブが多い道」が43・5%で最多、「観光バスも通る道」が32・0%とほぼ的確な回答が続いた。しかし「林業に利用する作業道」22・3%、「舗装されていない道」15・3%、「対向車とのすれ違いが困難な道」14・3%など実態とかけ離れ、観光面でマイナスイメージの回答の割合も高かった。
県の担当者は「スーパー林道という名称は全国二十カ所以上で使われているが、大型観光バスが行き交いできる幅があるのは白山だけ。名称変更などでイメージアップや利用者増を図れる可能性は大いにある」と説明。岐阜県側に呼び掛け、全国に発信できる印象的な名称への変更を検討する。
白山スーパー林道は有料区間が例年、原則六月上旬〜十一月中旬の早朝から夕方まで通行可能。標高約六百〜千四百五十メートルの高低差が大きい山岳道路で、片側一車線、全線幅六・五メートルで完全舗装されている。
指定50周年事業 4県実行委発足
白山国立公園
石川、富山、福井、岐阜四県にまたがる白山国立公園(約五万ヘクタール)が今秋に指定五十周年を迎えることから、四県と環境省、関係自治体は十日、記念事業を進める実行委員会を設立した。石川県庁での初会合で、おしゃれに山歩きを楽しむ「山ガール」をターゲットにした登山教室や教養講座など白山周辺の活性化へ向け多彩な企画で連携することを決めた。
会合で同県の谷本正憲知事は環境を守る国立公園の意義を強調し「白山は国内有数の自然と独特の文化がある。五十周年は魅力を広める絶好の機会」とあいさつした。
事業は二十六日、四県一斉のキックオフイベントで開幕し、ウオーキングや自然観察会を行う。六月以降は各県で歴史や文化を学ぶ「白山講座」のほか、修行僧が通った禅定道を歩く交流会も計画。十一月十日に石川県白山市で開く式典で締めくくる。 (松本浩司)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120516-00000058-minkei-l13
ホテル西洋銀座、来年5月で営業終了へ−テアトルビル売却で /東京
みんなの経済新聞ネットワーク 5月16日(水)18時28分配信
拡大写真
「ホテル西洋 銀座」が営業する「銀座テアトルビル」
東京テアトル(中央区銀座1)は5月16日、銀座・中央通りに構える「ホテル西洋 銀座」(同、TEL 03-3535-1111)の営業を2013年5月末日で終了すると発表した。(銀座経済新聞)
【画像】 2013年5月に営業を終了する「ホテル西洋 銀座」
同ホテルは「銀座テアトルビル」が竣工した1987(昭和62)年に、セゾングループが創業。2000年3月から同社傘下となり、同社子会社のエイチ・エス・ジーが運営する。日本で初めてコンシェルジュサービスを導入し、全77室でバトラーサービスを提供するなど、「小規模だからこそ可能なきめ細やかなホスピタリティ」が持ち味。これまでハリウッドスターや芸術家など海外の著名人にも愛されてきた。社員数は95人で、2012年3月期の売上高は17億6,000万円。
営業終了は同ホテルが入居する「銀座テアトルビル」の売却決定に伴うもの。同ビルで営業する「ル・テアトル銀座by PARCO」(3階)、「銀座テアトルシネマ」(5階)についても、同時期に営業終了を予定。「銀座テアトルシネマ」については、直営館「ヒューマントラストシネマ有楽町」(千代田区有楽町2)で番組編成の路線を引き継ぎ、代替映画館の新規出館を併せて検討していくという。
「ホテル西洋銀座は収益面でも当社に貢献し、グループの顔としてブランド価値を大きく引っ張ってきた事業所。ビル売却に伴って営業を終了せざるを得ないのは残念な思い」と東京テアトル広報担当者。営業終了に向けて、「感謝の気持ちを込めた企画も検討している。リピーターも多く、多くのお客さまに愛されたホテル。『ホテル西洋銀座』の名に恥じぬように最後まで精いっぱい営業を続けたい」と話す。
営業終了は2013年5月末日を予定。
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5646 名前:チバQ 投稿日: 2012/05/15(火) 21:15:32
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120515/bsd1205150500002-n1.htm
東京スカイツリー“ただ乗り”防ぐ 東武「商標ビジネスも収益の柱に」 (1/2ページ)2012.5.15 05:00
22日の東京スカイツリーのオープンまで1週間余りに迫った14日、ツリーを中心とする新しい街「東京スカイツリータウン」の開業式典がツリーの展望台で行われた。全国で話題を呼びメディアへの露出が増えているだけに、ブームにあやかろうと名称や写真などを活用したPRやグッズも花盛りだ。ただ、ツリーを建設・運営する東武グループはブランド人気への“ただ乗り”を防ごうと、商標権のライセンスビジネスでも収益拡大を狙う。
5%がライセンス料
式典には、東武鉄道の根津嘉澄社長や東京都の石原慎太郎知事ら関係者約100人が出席。根津社長は「観光立国・日本の世界的な名所とするのが私たちの夢」などと抱負を述べた。式典後の会見で運営会社「東武タワースカイツリー」の鈴木道明社長も「スカイツリーのライセンスを収益の柱の一つと考えている」とし、ツリーへの入場料、周辺施設の収入に加え、ライセンスビジネスにも期待を込めた。
同社は名称やロゴマーク、ツリーのシルエットなどを商標登録済み。飲食料メーカーや金融機関など計14社と「オフィシャルパートナー契約」を結び、販売促進目的で商標を使うことを認める。例えば、日本航空は今月からロゴマークを描いた航空機を国内線で運航するほか、カルビーも4月下旬から包装にロゴマークの入ったスナック菓子を販売している。
この契約以外にも、ツリーを活用した商品を販売した企業からのライセンス料も収入源となる。販売価格の5%がライセンス料となり、現在約500種類の商品がある。「海外からも共同企画でメッセージを発信したいという話がくるはず」(鈴木社長)と胸算用する。
写真使用を厳格化
一方、ツリーの写真の使用については、周囲の風景に溶け込んでいる場合などは商標権の対象外とするなど細かい取り決めもある。例えば、旅行会社がツリーの写真を使って冊子を作成した場合、「イメージなどについて意見はするが、使用料は発生しない」(東武)という。
写真の使用について他の人気観光スポットでは、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドが「テーマパーク事業に関係ないものは原則、使用を断っている」とするが、東京タワーや六本木ヒルズは使用理由などを検討したうえで判断する。知的財産権に詳しいアンダーソン・毛利・友常法律事務所の城山康文弁護士は「旅行会社の冊子まで事前チェックするのは珍しい」と、東武の商標権管理は厳しいと指摘する。
商標権をめぐっては、中国で苦い経験もある。数年前から中国メディアがスカイツリーを中国語で「東京天空樹」と表記しており、東武側がこの名称を商標登録しようと中国当局に問い合わせたところ、すでに登録されていた。そこで同社は漢字表記を「東京晴空塔」と決め、昨年12月に日本で商標登録したほか、中国でも申請中だ。
「(商標ビジネスは)ブランド価値を高める手段として有効」(城山氏)なのは間違いなく、東武は海外を含めたビジネスモデルの確立を急ぐ。(鈴木正行)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120516-00000090-mailo-l10
東京スカイツリー:あやかりたい634 呼び込めツリー効果、張り切る県内観光業 /群馬
毎日新聞 5月16日(水)12時17分配信
22日に開業予定の東京スカイツリー(東京都墨田区)にちなんだ観光振興の動きが、県内でも広がっている。ツリーに直結する東武線沿線が中心だが、標高がツリーの高さ634メートルと同じ四万温泉などもPRを開始。県境を越え、活力を呼び込もうとする狙いだ。【奥山はるな】
◇公園との距離も/うどんの値段も/日帰りの入浴も
ツリーから東武伊勢崎線で直通約1時間半の館林市は1年前、市内の観光名所である県立つつじが岡公園がツリーから63・4キロだと「発見」。公園にツリーとの距離を示したパネルを設置するなどの取り組みを始めた。民間でも、老舗うどんメーカーの「館林うどん」が昨年4月、長さ634ミリ、重さ634グラムで634円のうどん「六三四(むさし)」を開発。店舗や通信販売で1日約5本を売っていたが、開業が近づくにつれて問い合わせが相次ぎ、4月には1日約300本売れた日もあったという。
また、ツリーから遠く離れた中之条町の四万温泉でも、標高が634メートルであることにちなみ、9軒の旅館や飲食店が「634」をテーマにキャンペーンを展開。634円の日帰り入浴プランやスイーツなど、各店が遊び心のあるサービスを用意した。四万温泉協会は「観光客がまばらになる夏休み前の話題作りにぴったり。ちょっと強引だが、ツリー人気にあやかって地域を活性化させたい」としている。
◇日光・鬼怒川→伊香保・草津 周遊の流れを!
東武桐生線と接続する「わたらせ渓谷鉄道」は、ツリーから東武線で直通の日光、鬼怒川への観光客が増加すると予想。このにぎわいを県内に引き込むため、今秋からJTB関東と共同し、栃木、群馬両県の温泉地に連泊する観光客に、わ鉄の駅から温泉地へのシャトルバスを格安で提供するプランを企画した。駅と温泉地のアクセスを高め、わ鉄に乗って、日光、鬼怒川から伊香保、草津などへ周遊する流れをつくり出す狙いだ。
◇邑楽町シンボルタワー「展望台から望めます」
「ツリーが見える」とうたう自治体も増えている。邑楽町のシンボルタワー「未来MiRAi」は10年12月、ツリーが見えると気づき、地上約60メートルの展望台にツリーの方角を表示。特に冬場の空気の澄んだ時期、美しく見え、入場者数も増加傾向という。太田市の史跡金山城跡も今年から宣伝を始めた。
5月16日朝刊
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http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001205160002
久留米―うきは間が「日本風景街道」に
2012年05月16日
古い町並みが保存されている久留米市草野町
彼岸花の季節には観光客が多く訪れるつづら棚田=うきは市浮羽町新川
沿道の豊かな自然や環境をまちおこしに役立てる国土交通省の「日本風景街道」に、久留米、うきは両市にまたがる「みどりの里・耳納(み・のう)風景街道」が登録された。九州では11番目。観光の呼び水として期待されている。
みどりの里・耳納風景街道は、久留米市中心部から大分県へ抜ける国道210号を軸に東西に延びる地区。一帯は耳納連山と筑後川に囲まれた田園地帯。旧街道筋にあり、歴史的建造物も多い。
久留米市側の観光スポットには、宿場町の面影をとどめる「草野の町並み」▽住民が山里づくりに取り組む「山苞(やま・づと)の道」▽柳坂曽根のハゼ並木などがある。うきは市側には「白壁土蔵の町並み」▽日本の棚田百選のひとつ「つづら棚田」などが知られる。
久留米市役所で7日にあった登録証交付式で、地元の各団体でつくる「推進協議会」会長の今村武憲・草野校区まちづくり振興会長は「地域にある多くの観光資源を点から線で結び、活性化につなげていきたい」とあいさつした。
九州内の日本風景街道は宗像市を通る「ちょっとよりみち 唐津街道むなかた」「ながさきサンセットロード」「日南海岸きらめきライン」などがある。
「みどりの里」は今回の登録で日本風景街道のホームページに掲載され、全国に情報が発信される。推進協では先行例の現状を視察するなどして、今後の活性化策を探ることにしている。(遠山武)
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>>1427
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20120515-OYT8T01398.htm
竹田城跡 恋人の聖地に
NPO認定 「若者 まちに呼び込め」
市商工会に届いた認定の銘板(朝来市和田山町和田山の市商工会で) 朝来市和田山町竹田の国史跡・竹田城跡が、NPO法人地域活性化支援センター(静岡市)から「恋人の聖地」に認定された。雲海に石垣が浮かぶように見える「天空の城」が、ロマンチックなムードをかき立てると評価された。申請した市商工会は、縁結びのイベントや愛を誓う商品の販売などを行い、若者をまちに呼び込む。(和田山通信部 高田寛)
恋人の聖地は、センターが少子化対策と地域活性化を狙いに2006年から進めているプロジェクト。全国の観光地の中からプロポーズにふさわしい場所を聖地に認定することで、地域の新たな魅力づくりのきっかけにする取り組みだ。
市商工会は、「日本のマチュピチュ」と呼ばれ観光客が急増した竹田城跡に、若いカップルも多く訪れるようになったことに着目。婚活支援にも力を入れていることから、「デートスポットや縁結びの場としても、さらに多くの人に来てもらえるようになれば」との期待を込めて、1月に申請した。
審査では、ファッションデザイナーの桂由美さんやタレントの早見優さんら選定委員から「魅力的な場所」と高く評価されたといい、4月に認定を受けた。近く聖地の銘板を城跡と山麓に設置する。
聖地には竹田城跡を含めて全国で111か所が選ばれており、県内では新温泉町の浜坂県民サンビーチや、神戸市の神戸ハーバーランドなどが認定されている。
これまでに選ばれた地域では、ラブストーリーにちなんだキャラクターや歌の募集、コンテストの開催など多彩な取り組みを繰り広げている。市商工会も市や観光協会、産学連携をしている大学と協力して聖地をアピールする構えだ。
「天空のウエディング」「ラブソングコンサート」「婚礼家具作り体験」などの構想もあり、市商工会の石田敏弘・経営支援課長は「知恵を絞って様々なアイデアを実現したい」と意気込んでいる。
(2012年5月16日 読売新聞)
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120517301.htm
客層拡大で生き残り 金沢まちなかの旅館
2014年度末の北陸新幹線金沢開業を見据え、金沢市中心部の旅館が客層の拡大で生き残りを目指す動きが出てきた。全国展開するビジネスホテルとの競争に押され、ここ10年で同市旅館ホテル協同組合の加盟施設数が半減する中、介護事業に参入して専門知識を培い、幅広い客層の観光需要を取り込もうとする旅館もある。
介護事業に参入するのは料理旅館「まつ本」(金沢市)。関東を中心に介護施設運営などを手掛ける「ワールドステイ」(栃木県足利市)と提携し、今年9月の金沢市神宮寺を皮切りに、同市松村、野々市市粟田の3カ所にサービス付き高齢者向け住宅を設ける。各25人程度の入居を見込む。
まつ本は入居者の食事を担う。さらに介護事業専門の別会社を設立し、施設での介護や訪問ヘルパー派遣も行う。金沢市内限定で、栄養士と面談してメニューを決める宅配弁当事業にも乗り出す。
ワールドステイ側は「旅館の味」で特色を打ち出し、入居者を取り込める。まつ本側は本業の旅館でも、持病などの理由で、食事制限がある人も受け入れられる。北陸では初の事業となるワールドステイの笠原徹会長は「介護業界で料理屋に調理を外注する事例はほとんどない」と話す。
16日、金沢商工会議所会館で会見した松本初夫まつ本代表は、まちなかの旅館を取り巻く環境が年々厳しくなっていると指摘し「高齢化社会が進む中、食事制限などで旅行をためらう人も取り込みたい」と意欲を示した。
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金沢市旅館ホテル協同組合に加盟する旅館数は、昭和40年代ごろの約150館をピークに減少。今年4月時点で加盟施設数は33館で、そのうち旅館は20館。ここ10年でみると半分以下となった。
同協組によると、同市中心部では近年、尾山町の「一冨士旅館」、彦三町の「旅館新保屋」、武蔵町の「旅館大森」が廃業。今年に入ってからは3月末に1館が店を閉めた。
一方、ホテル風に改装したり、ビジネス客専門から観光客向けにシフトした旅館があるほか、組合でも外国人観光客向けに英語版ガイドブックを作成するなど新たな客層開拓に取り組んでいる。
組合関係者は「新幹線開通に向け、何かしなければという意識は強く、客層拡大につながる取り組みを続けていきたい」と話す。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120520-OYT8T00051.htm
[クロスロード おおさか] 利用低迷“快走”程遠く
堺市導入「コミュニティサイクル」
歩道に設けられたサイクルポートに並ぶコミュニティサイクルの自転車(堺市堺区で) 自転車の完成品や部品の出荷額で全国の5割を占める堺市が、地場産業のPRや環境への影響を考えて導入した「コミュニティサイクル」の利用が伸び悩んでいる。駅近くに設けられた専用駐輪場「サイクルポート」で自転車を貸し出す仕組みだが、2010年9月のスタート以来、450台の自転車の1日平均利用台数はたったの173台。市はこれまでにポートの整備などで3億円以上を投入したが、“快走”には程遠い状況が続いている。
(中筋夏樹)
市役所や商店街などが近くにある南海堺東駅前。駅近くの歩道に設けられたポートで、大阪市内から取引先回りに来たという男性会社員(38)がコミュニティサイクルの自転車を借りていた。「駐車場を気にしなくていいので、都心部で営業に回るのにちょうどいい。月に何度か利用します」と語り、ペダルを踏み込んだ。
事業開始当初、南海堺東、堺、JR堺市、百舌鳥の各駅近くの4か所でスタートしたサイクルポートは現在6か所。借りた自転車を別のポートに返しても良い。利用者の7割は市外の人で、半数は観光目的という。
自転車は堺ブランドのPRを兼ねて、すべて地元の部品を使った新品。購入費用は、410台ある従来型が1台2万4000円、40台の電動アシスト型が12万円。1日利用(300円)と、定期利用(1か月2000円)がある。
これまでに市が事業に使ったのはポート整備費が約2億円、自転車購入費が約1500万円など。さらに、管理担当者の人件費などポートの運営費などとして年間約5300万円がかかる。
利用が低迷している理由について、市自転車まちづくり推進室は「PR不足」が主な原因だとする。さらに、堺東駅前のポートは「駅前」と言いながら駅から約400メートル離れた場所に設置されているなど、使い勝手が良いとは言えなかった。
加えて、市の関連団体「堺観光コンベンション協会」も観光案内所など4か所で観光客らに自転車122台を有料で貸し出しており、利用者を分け合う形になっている。
堺市内で勤務する同市堺区の男性会社員(35)は「ポートが少ないので今のままでは使いづらい。税金をかけるなら、市民向けの駐輪場をもっと増やしてほしい」と指摘した。
同推進室は、市内の企業を回って利用促進をPRするとともに、4月から堺東駅近くの歩道や阪堺電気軌道の停留所近くに小規模ながら24時間利用できるポートを設けた。観光コンベンション協会の自転車貸し出しとの事業統合やポートの増設も検討している。
同推進室の京谷理史担当課長は「事業を軌道に乗せるには台数を今の倍の900台にした上で、1日の利用率を150%にまで引き上げる必要がある。さらなる努力をしたい」と話していた。
◆運営会社を誘致富山市で成功例
環境省や堺市によるとコミュニティサイクルは、自転車を環境にやさしい公共交通ととらえ、市民が共有することで自動車の利用を抑える仕組みで、欧州で盛ん。国内でも全国30以上の自治体が導入している。
成功例とされるのが2010年3月に導入した富山市だ。運営会社を誘致し、24時間利用できる拠点を路面電車の停留所や主な施設近くの歩道に300メートル間隔で15か所設置。最初の30分間は無料ということもあって、135台の自転車のうち、毎日8割は利用されている。
同市では利用者のうち1割は、以前は車を利用していたという。市担当者は「ノウハウのある民間に任せることで稼働率が高く、税金の投入は最初の補助金約1億5000万円で済んだ」と話している。
(2012年5月20日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20120519-OYT8T01182.htm
今治タオルお土産の陣
エヒメイズム開店2000種ズラリ
約2000種の今治タオルをそろえた「エヒメイズム ルブリュ松山」が松山市大街道のロープウェー街に開店し、土産物を求める観光客で盛況だ。
多彩な今治タオルが並ぶ「エヒメイズム ルブリュ松山」(松山市大街道で) 運営するのはホテル・旅館経営「エイトワン」(松山市)で、元来の県産品アンテナショップを4月末に新装。3区画約500平方メートルの店舗で今治タオルや弁当、県産品を販売する。
このうち「エヒメイズム」では県産柑橘(かんきつ)など8種の芳香を楽しめるアロマオイルや、香川県内で縫製された帆布かばんを販売。今治タオルを手がける「伊織」では、手触りがふわふわな「雲ごこち」が人気という。併設の弁当店「Vimi」は、総菜を小分けして並べた「チョコチョコ弁当」(500円)を一押しする。
白色基調の店舗中央に共通レジを配置。大型連休中には土産物を購入する観光客が目立ち、売り上げは月間目標の700万円を上回るペースという。エイトワンの村上雄二常務(32)は「県外客に一度は立ち寄ってみたいと思われるような店舗をつくりたい」と話している。
(2012年5月20日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001205190001
絶好の観測場所 大隅半島が人気
2012年05月20日
国内で25年ぶりとなる21日朝の金環日食まであとわずか。ロケット発射場がある肝付町や、本土最南端の佐多岬がある南大隅町が観察の人気スポットになっている。ともに金環日食帯の中央線に近く、天気がよければ約5分にわたって観察できる。
佐多岬やその南西の竹島、硫黄島の近くを金環日食帯の中央線が通り、きれいな金環が見える。
中央線に近く、ロケット発射場がある肝付町の内之浦宇宙空間観測所は、通常の午前8時半の開門を午前5時に早めた。「観測所内で金環日食を見たい」という問い合わせも相次いだという。
肝付町観光協会は、町内の8宿泊施設に泊まった人を辺塚海岸に案内し、観察会を開く。担当者は「海岸には手つかずの白い砂浜があり、ウミガメの産卵場所でもある。そんな豊かな自然の中で金環日食を楽しんでほしい」と話す。
佐多岬に近い南大隅町営の宿泊施設「佐多岬ふれあいセンター」には昨年6月から予約が入り始め、今年3月には満室になった。予約客は福岡が多く、遠くは札幌からの人もいる。太平洋に面した大泊海岸が眼前に広がり、当日は海岸方向から上った太陽が欠けていく様子を楽しめそうだ。
南大隅町の高台にある公園「さたでいランド」はコテージ9棟が満室。「福岡からの人が多い。平日のせいか子どもが少なく、友達やカップルといった大人が多い」という。(大久保忠夫)
◆鹿児島からネット中継 国内7カ所結ぶ
金環日食を国内7カ所でインターネット中継するプロジェクトを、東海大学チャレンジセンター(神奈川県)が進めている。撮影地点は鹿児島市のほか、金環日食帯にある和歌山、静岡、神奈川、東京、千葉の5カ所と札幌市。
観測用のフィルターをつけたビデオカメラで太陽の欠け始めから撮影を開始し、インターネットの動画サービス「ユーストリーム」で午前6時45分から1時間、リアルタイムで7地点の日食の様子を流す。
日食が最大になる時刻は場所によって異なる。東海大の岡田工(たくみ)教授(45)は「鹿児島と東京で12分しか違わない。ふだんはわからないが、地球が速く回っていると実感できる」と話す。
鹿児島では志學館中・高等部の校舎の屋上で撮影する。担当するのは理科を教える宇都誠一郎さん(36)と原村隆也さん(32)ら。中等部1年では、いつもは年度の後半にする地学の授業を金環日食に合わせて1学期に移した。
鹿児島市では、太陽が桜島の上空に昇る午前7時22分に日食が最大になる。宇都さんは「天気が晴れて、みんなで感動したい」。原村さんは「撮影した映像を授業でも使いたい」と語った。(金山純子)
◆鹿児島市でも観測会
日食のピークが午前7時22分の鹿児島市でも、さまざまな観測会がある。
本港新町のドルフィンポートでは午前7時から30分間の無料の観測会があり、ピークの5分前からカウントダウンをする。
NPO法人かごしまGIFTの主催。日食の仕組みや観察方法をまとめたチラシを300枚用意し、先着100人に記念のドーナツをプレゼントする。午前6時半から1階の案内で受け付ける。観察用メガネは持参する。
吉野町の県立吉野公園は開園を1時間繰り上げて午前5時から観察会を開く。先着200人に観察用メガネを無料で配る。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120520-00000070-san-soci
スカイツリー、地価押し上げ 家賃は伸び悩み ブランド力強化急ぐ
産経新聞 5月20日(日)7時55分配信
拡大写真
スカイツリー(写真:産経新聞)
22日開業する世界一高い電波塔、東京スカイツリー(634メートル)周辺では不動産価格が上昇し、新しいランドマークの登場に業界の期待も高まっている。ただ、東京タワーとの比較でブランド力の弱さを指摘するデータもあり、ツリーを建設・運営する東武グループはブランド力の強化を急いでいる。
[フォト] スカイツリー珍風景 10秒間の“イタズラ”
「お部屋からど〜んとツリー」「話題のスカイツリーエリア」。スカイツリーのおひざ元、東京・押上の不動産店にはこんな文言のチラシが並ぶ。メーンの浅草通り沿いには、真新しい外装のカフェや土産物店が営業を始め、ツリー開業前にもかかわらず、Tシャツや菓子類などを買い求める観光客でにぎわう。
国土交通省が公表した平成24年1月時点の公示地価では、東京都内(約2500地点)で地価が上昇した計8カ所のうちスカイツリー周辺が2カ所あった。ツリー周辺で昨年から今までに分譲・分譲予定のマンションは30件以上あり、マンション分譲大手、大京の木村司専務執行役員は「今後も強気に販売できる」との見方を示す。
一方で、“老舗”の東京タワーと比較すると、ツリー効果は限定的だ。住宅・不動産情報サイト運営のホームアドバイザー(東京)が4月中旬に実施した調査では、ツリーから3キロ圏内の不動産会社72社のうち、「ツリーが見える部屋の家賃が上がった」と答えたのは7社で全体の約1割。同じマンション内でツリーが見える部屋と見えない部屋に家賃差があるかどうかで「差がある」と答えたのは2.8%で、同じ質問で東京タワーは43.8%だった。担当者は「東京タワーの方にお金を払う価値を感じる人の方がまだ多い」とみる。
こうした中で、スカイツリーの運営会社「東武タワースカイツリー」は、ブランド力の向上に懸命だ。同社は名称やロゴマーク、ツリーのシルエットなどの商標を登録。現在約500種類の商品がある。鈴木道明社長は「海外からも共同企画の話がくるはず」と、商品の広がりがブランドイメージの向上につながることを期待する。知的財産権に詳しいアンダーソン・毛利・友常法律事務所の城山康文弁護士は「ブランド価値を高める手段としては有効だ」と評価。スカイツリーの商標ビジネスが軌道に乗れば地価上昇以上の波及効果が期待できそうだ。
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スカイツリーのブランドをいくら高めても《しょせん下町》というイメージが残る限り変わらないのでは?
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120521-OYT8T00058.htm
三社祭 184万人 熱狂の渦
2年ぶりに三社祭が行われ、宝蔵門のたたまれたちょうちんの下で気勢をあげて神輿を担ぐ人たち(20日、東京・浅草で)=片岡航希撮影 700年の節目に当たり、2年ぶりに開催された浅草神社(台東区)の三社祭。最終日の20日は、午前6時前に、氏子たちによる本社神輿(みこし)の「宮出し」で始まり、一般の担ぎ手も加わって、最高潮を迎えた。
「一本締めでお願いします!」。祭り役員のアナウンスで、出発を合図する手締めの音が鳴り響き、神輿がグイッと持ち上がると、辺りは一瞬で興奮のるつぼに。神輿を担げる喜びを爆発させるかのように、力強く神輿が揺らされた。
宮出しを見守った、馬道三丁目町会の鈴木重男さん(75)は「祭りができるのは幸せなこと。うれしいね」と笑顔を見せた。
昨年の三社祭は、東日本大震災の影響で中止された。担ぎ手の中には「絆 がんばれ日本!」と書かれたシールを法被に貼った姿も。中央区の大学職員、竹内大さん(32)は「神輿は力を合わせないと担げない。こういう時こそ、心を一つに笑顔で頑張ろうというメッセージが伝えられれば」。
祭りは大人だけのものではない。浅草で生まれ育った主婦の平川沙樹さん(32)は、長女慶ちゃん(2)と次女福ちゃん(6か月)に祭りの衣装を着せ、にぎわいに加わった。「お産のときは、おはやしのCDを聴いて気合を入れた。この子たちはおなかにいる時から三社祭が大好きなんです」
本社神輿は午後7時半頃まで街を練り歩いた後、再び浅草神社に戻り、3日間で184万人を熱狂の渦に巻き込んだ、初夏の下町を彩る勇壮な祭りの幕が閉じた。
(2012年5月21日 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205210026.html
'12/5/21
原爆資料館が外国人に人気
世界最大の旅行口コミサイト運営会社の日本法人がまとめた外国人に人気がある国内観光地のことしのランキングで、広島市中区の原爆資料館と原爆ドームが1位になった。廿日市市の宮島も4位で、広島県内の二つの世界遺産が昨年に続き高い評価を得た。
トリップアドバイザー(米国)の日本法人が、世界30カ国の自社サイトへの昨年度の投稿を基に調査。観光地の5段階評価の満足度とコメント投稿数を数値化し、上位20位を15日に発表した。
昨年2位だった原爆資料館と原爆ドームには100件以上の投稿があった。評価のほとんどがほぼ満点。「展示内容は驚くべき告発」「絶対に旅行の行程に入れるべきだ」などのコメントが寄せられた。地域別では米国で1位、欧州(5カ国)では3位だった。
原爆資料館に11年度訪れた外国人は9万6510人。東日本大震災や福島第1原発事故の影響で、前年度から半減した。増田典之副館長は「4月以降、外国人の入館者数は復調している」とみる。
同法人によるとサイト閲覧者数は月6千万人。市は「多くの外国人観光客が訪れ、原爆被害の実態に触れてもらうきっかけになってほしい」としている。
宮島は昨年の1位からランクを下げたが、鳥居や自然の美しさ、カキのおいしさを評価する声が多かった。
【写真説明】原爆資料館の展示を見入る外国人観光客たち
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震災直後の去年より少ない!?
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120521/iwt12052102030000-n1.htm
岩手のGW主要地観光客10%減
2012.5.21 02:02
県がまとめたゴールデンウイーク中の県内主要観光地の入り込み数は、平成22年同期に比べ、9万3555人(10・8%)少ない77万1718人にとどまった。世界遺産の平泉などで増加した一方、後半の悪天候が影響し、小岩井農場などの野外観光地や、遊覧船など海岸観光が伸びなかった。
22年に比べ、増加したのは、花巻温泉郷2万4587人(39・6%増)▽歴史公園えさし藤原の郷1万8856人(18・7%増)▽平泉37万5千人(15・0%増)▽宮沢賢治記念館8811人(8・5%増)。
県は、今後もいわてデスティネーションキャンペーンや東北観光博のPRを強化するなどし、夏、秋の観光客誘致に向け、巻き返しを図ることにしている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120519/CK2012051902000106.html
経済効果最大1.5兆円 カジノ複合施設構想 空港遠近2案を提示
2012年5月19日
複合施設の調査結果が報告された活用戦略会議=千葉市で
成田空港や周辺の活性化策を考える県の「グレード・アップ『ナリタ』活用戦略会議」の第三回会合が十八日、千葉市内で開かれ、県はカジノを含む複合施設の空港周辺への導入に向けた調査結果を報告した。アジアの富裕層の利用客獲得には空港隣接地は立地条件が良く、経済波及効果(五年間)は一兆五千億〜一兆一千億円と推計されるなどとした。 (小川直人)
成田空港の年間発着枠の拡大やアジア諸国の経済発展を背景に、カジノや国際会議場、宿泊施設を備えた複合施設の空港周辺への導入が検討されている。県は二〇一一年度に導入可能性について調査を実施していた。
調査では、シンガポールにある同じような複合施設「マリーナ・ベイ・サンズ」など海外の先進事例を検証。中国や東南アジアの富裕層をターゲットとすることや、既存施設との差別化から日本独自の文化を生かした話題性が不可欠とした。一方、犯罪者の排除や青少年の入場制限などの必要性も指摘した。
空港周辺には建物の高さ規制があることから、複合施設のイメージとして空港隣接地に造る小・中規模型(建設費概算二千億円)と、空港から離れた大規模型(同三千六百億円)の二案を提示。国内外の需要予想などから推計した五年間の経済波及効果は、小・中規模型で一兆一千億円、大規模型で一兆五千億円。雇用効果は二万〜二千八百人とした。
委員からは「カジノの利用は外国人に限定するべきだ」などの意見が出た。
出席した森田健作知事は報道陣に「少しずつ具体化してきた。日本の特徴が出た施設にするのがいいだろう」と述べ、導入に意欲を見せた。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005064839.shtml
搭乗橋を5本に増設 来年6月に神戸空港
神戸市は18日、神戸空港ターミナルビルの搭乗橋を1本増設し、計5本にすると発表した。2013年6月に完成する。朝夕の混雑時に搭乗橋が不足し、乗客が地上を歩いて飛行機に乗り込んでおり、航空会社が増設を求めていた。事業費は数億円の見込み。
搭乗橋は06年の開港時に3本だったが、同年中に4本にしており、増設は2回目。最近は利便性向上のため早朝に出発便が集中し、夜間の到着便がそのまま駐機する傾向にある。現在も、午前7時台と午後8時台のスカイマーク計2便が搭乗橋を使えない状態が続いている。
同空港の1日当たりの発着数は28便。(高見雄樹)
(2012/05/18 21:45)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120517-OYT1T00899.htm
狙いはOL・外国人…パレスホテル東京が再開業
建て替えで3年間の休業の後、開業したパレスホテル東京(東京・千代田区で)=丸山修撮影 皇居に面した老舗ホテル、パレスホテル東京(東京・丸の内)が17日、建て替えによる3年間の休館を経て開業した。
従来は財界人などの利用が多かったが、今後は女性客や外国人客の取り込みも目指す。新たに設けたスパ施設は、周辺企業に勤める女性などの利用を想定し、50分で1万円台後半からと価格を抑えた。
平均客室単価は、従来の約2万4000円から約3万5000円に上がる見込みだ。
パレスホテルは1961年開業で、2009年1月末から休館していた。
(2012年5月17日20時56分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/120521/trd12052123520018-n1.htm
ツリー効果…人の流れが変わる浅草
2012.5.21 23:49 (1/2ページ)
東京スカイツリーのオープン日を翌日に控え観光客で賑わう浅草で、スカイツリーを模した人力車を引く株式会社くるま屋の石塚雅史さん(左)=21日午後、東京都台東区(鴨川一也撮影)
22日に開業する東京スカイツリー(東京都墨田区)は、周辺施設を含め、1年目の来場者を3200万人を見込む。開発が遅れた東部地域に大規模複合施設が誕生することで、都内の人の流れも変わりそう。下町随一の観光地、浅草は“ツリー効果”で早くもにぎわう。
浅草はスカイツリーから隅田川を挟んで1・2キロの近さにある。人の流れが変わることで、浅草はどう変わるのか。
雷門の前にある都内最大級の観光案内所、台東区立浅草文化観光センター。3月の利用者は3万5600人と例年水準だったが、先月20日の新装開業から1カ月間で10万人を超えた。主任主事の中川太郎さん(34)は「これまで浅草への観光客は浅草が目的地の人だったが、ツリーへの客が浅草へ流れるようになった。明らかに波及効果が出ている」と語る。
22日からはJR上野駅とツリー、浅草を巡回するシャトルバスが20分間隔から15分間隔に増便される。浅草への「導線」が増えることで、中川さんは「ツリーとの相乗効果がより多く発揮されてほしい」という。
ただ、仲見世の土産物店「前田商店」の店主、前田一郎さん(62)は「ツリーからの回遊者で飲食は増えるだろうが、ツリーで2つの展望台へ昇ると1人3500円かかる。土産もツリーで買う。浅草の土産物がどれだけ売れるかは分からない」と話した。
米ミズーリ州から家族で観光に来たボーイング社勤務、デレク・バーンズさん(49)は「とてもゴージャスで美しい。予約でいっぱいで昇れないのが残念だ」と天を仰いだ。震災で激減した外国人観光客は、ようやく震災前の水準に戻りつつあるものの、日本人の客ほど増えてはいない。
外国人客向けの通訳ボランティア「東京SGGクラブ」の藤井一男会長(67)はセンターや浅草寺周辺でツリーへの行き方を聞かれることが増えた。藤井さんは「世界一の電波塔ということで、日本人が思う以上に知られている。浅草の伝統とツリーの新しさがタッグを組めば、より多くの外国人客を呼べるのではないか」と期待を寄せる。
浅草名物、人力車にツリーを模した「スカイツリー人力車」を製作し走らせる「くるま屋」の石塚雅史さん(32)は「開業が近づき、観光客が本当に増えた。これをきっかけに隅田川の両岸で一緒に盛り上げていきたい」と話した。
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>>832
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/302859
ホットな鹿児島一望 ソラリアホテル、中央駅前に開業
2012年5月18日 00:16 カテゴリー:経済 九州 > 鹿児島
西鉄ホテルズ(福岡市)が運営する「ソラリア西鉄ホテル鹿児島」が17日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前にある大型複合施設「鹿児島中央ターミナルビル」7〜14階にオープンした。1階に高速バスのターミナルがあり、交通の便の良さや桜島が一望できることを売りにしている=写真。
全232室で、シングル126室、ダブル65室ツイン41室。ツイン全室とダブルの大半から桜島が望める。8階以上が客室で、7階にフロントとレストラン、103平方メートルのホールを設けた。
同社が鹿児島県内にホテルを構えるのは初めて。ソラリアブランドでは3軒目となる。シティホテルとビジネスホテルの中間的な位置付けとし、価格はシングル平日9千円から、ダブルは同1万3千円から。
ビル地下1階には同日、地鶏やホルモンなど鹿児島の食を楽しめる飲食店街も開業した。
=2012/05/18付 西日本新聞朝刊=
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/34814.html
永平寺門前町の再生 「心の時代」即す観光地に
(2012年5月22日午前6時45分)
曹洞宗大本山永平寺の門前のにぎわいを取り戻そうと、永平寺町が永平寺門前観光協会と協力し、2010年度から進めていた街並み整備事業が完成した。永平寺の年間参拝客数は近年、ピーク時の半数以下にまで落ち込み、お膝元の門前町は観光地として危機感を強めている。門前町と大本山が、初めて一体となった「禅の里」まちづくりも事業が進んでおり、再生に向けてハード、ソフト両面での長計が求められる。
大本山の参拝客数は1980年の約149万人をピークに、96年に100万人を割り、さらに2005年からは60万人前後と低調が続いている。このため、永平寺町は「永平寺門前のにぎわい創出事業」として街並み整備を計画。県の「目玉となる観光地づくり推進事業」に採択され補助対象となった。
街並み整備事業は「歩く」「もてなす」を重点に置いた。「歩く」ではハード面で参道の舗装を整え、沿道には道元禅師の歌碑や志比線刻磨崖仏の解説板を設置。また観光客の休憩所としてポケットパークを設け、軒を連ねる土産物店や飲食店は落ち着いた色調の白壁、格子窓などで外観を統一した。
ソフト面の「もてなす」では、おもてなしの体制づくりを目指した。永平寺門前観光協会は観光客に評判の悪い呼び込みの自粛、接客マナー委員会の設立、観光ボランティアガイドの研修などに取り組んだ。
しかし、一部の店舗ながら呼び込みは続いており、似たような品ぞろえで特色ある店づくりは達成できていない。さらなるステップアップに、山口悦男会長は「禅の里」まちづくりへ期待を寄せている。
10年に永平寺境内の「5代杉」が強風で折れ、鐘楼堂を直撃して破壊したことを受け、大本山は境内林の保全事業を始めた。これを機に商店主ら門前町の住民に声を掛け、一緒に実行委員会を立ち上げて「禅の里」まちづくりに取り掛かった。
実行委の基本計画は11年度からの3カ年、文化庁の補助事業に認定された。同年度にはシンポジウムなどで課題を協議し、12年度からは本格的な調査・研究に入っていく。
しかし、現状において大本山と門前町では、まちづくりの根本的な考え方にかなりの温度差がある。大本山はあくまで「修行道場」を第一義としている。
街並み整備事業に関しても意思疎通を欠いていた両者だが、実行委発足によって「初めてタッグが組めた」(山口会長)、「意見交換ができるようになった」(小林昌道尚事)ことは、大きな一歩といえる。
大本山は現在、100年先を見据えた理念づくりに取り組んでおり、機関決定を6月の役員会に諮る。「聖」の大本山の求めに対し、「俗」の側面を持つ門前町がどこまで応えることができるか。「心の時代」に、観光地として生き残る鍵を握っているのではないだろうか。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120522/biz12052221400052-n1.htm
【東京スカイツリー開業】
関連商戦が過熱 ツアー、宿泊からマンションまで
2012.5.22 21:39 (1/2ページ)
開業1年間の展望台入場者数が540万人と予想されるなど、抜群の集客力を持つ東京スカイツリー。観光や不動産業界などでは、スカイツリーの経済効果を逃すまいと早くも商戦が過熱している。
旅行・ホテル業界は、ネット予約では入手困難なスカイツリーの展望台入場券引換券付きのプランで競い合う。
はとバスは22日から、引換券付きのバスツアーを毎日運行する。5月の予約はほぼ満席で、6月も定員の約8割が売れた。JTBも、日帰りの引換券付きバスツアー(定員40人)13コースを販売し、すでに9コースが完売。ANAセールスが10月まで販売する飛行機の搭乗券と引換券付きの宿泊ツアー予約者は6500人に達した。「西日本からの予約が多い」(同社)という。
周辺のホテルでも、引換券付きの宿泊プランが好調。浅草ビューホテル(東京都台東区)は「7月までの土、日曜は予約でほぼ埋まった」と話す。今後1年間の披露宴の予約件数は前年比1割増だ。
このほか、ツリー関連商品の売り上げも期待できる。運営会社の東武タワースカイツリーは、名称やロゴマーク、建物のシルエットなどを商標登録済み。企業がライセンス権を得て販売する公認グッズは約660点あり、同社は販売価格の5%を受け取る。「今後は海外からも共同企画をしたいという話が来るはず」(同社の鈴木道明社長)と胸算用する。
東日本大震災後の自粛ムードで落ち込んだ消費マインドは、震災前に戻りつつある。日本百貨店協会が18日発表した4月の全国売上高が前年同期比1・3%増と2カ月連続のプラス。これに加えて、地方からの観光客や訪日外国人の消費意欲が高まれば、「全国で年間1746億円」(東京都墨田区)の経済効果の上乗せが期待できる。
一方で、マンションや商業施設などの不動産開発も注目される。住友不動産は「街の将来性に期待が高い」とみて、スカイツリー周辺で2つの分譲マンションの販売を予定する。東武鉄道も分譲マンションの新しいブランド名を、タワーにちなんで「ソライエ」と決め、東武伊勢崎線沿線で2物件を販売する。日本総合研究所の日吉淳ディレクターは「スカイツリー開業は、今後の周辺住宅開発にプラスになる」と指摘している。
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/120522/chn12052207440005-n1.htm
パクリ? 中国版ディズニー、世界に輸出へ シンデレラ城も?
2012.5.22 07:43 [アジア・オセアニア]
中国・湖南省で華強文化科技集団が運営するテーマパーク=2011年9月(共同)
中国企業「華強文化科技集団」(広東省深セン市)が、「中国版ディズニーランド」とも呼ばれるテーマパークを世界に輸出する計画を進めていることが22日、明らかになった。ディズニーランドに対抗し、中国式のレジャー文化を世界に広める狙いとみられる。
中国メディアによると、イラン中部イスファハンでは同社のテーマパークが年内にオープンする見込み。南アフリカやウクライナとはテーマパーク輸出で既に合意しており、カタールにも進出する方針だ。
同社は国内計6カ所でテーマパークを運営。テーマパークは中央に巨大な湖があり、火山探検や宇宙飛行の疑似体験ができるアトラクションや同社が制作したアニメを楽しめる設備などがある。ディズニーランドのシンデレラ城のような建築物もあるが、同社はテーマパークの「知的財産権は完全に所有している」と、独自開発をアピールしている。(共同)
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自分は小:日光・中:会津・高:沖縄でした
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120523-00000213-mailo-l33
スコープ2012:中学校の修学旅行 多様化する行き先、目的、内容 /岡山
毎日新聞 5月23日(水)15時21分配信
◇昨春開通の九州新幹線利用も
◇民泊、タケノコ掘り、ロケット発射場…総合的学習と連動も
県内の中学校の修学旅行がピークを迎えている。旅行先の人気は沖縄、北九州が不動の1、2位だが、昨年3月の九州新幹線開通で南九州も加わった。修学旅行の目的や内容も、農家での宿泊やロケット発射場見学など多様化している。最近の傾向を取材した。【小林一彦、井上元宏】
岡山市立京山中は昨年から鹿児島県で農家など一般民家への宿泊(民泊)体験を取り入れている。今年は3〜4人1組で81家庭に1泊。昼はタケノコ掘りなど農作業、夜はみんなで食卓を囲んで手作りの郷土料理を食べた。担当の竹島潤教諭は「核家族化でお年寄りなど世代間で話すことが少なくなった。民泊でコミュニケーション能力を豊かにしてほしい」と話す。県中学校長会によると、近年は民泊がブームになりつつあるという。
修学旅行の行き先トップの沖縄で、生徒は沖縄の過去と現在を学ぶ。新見市立新見第一中は初日は「ひめゆりの塔」など沖縄戦跡を見学。2日目は外部施設から米軍嘉手納基地を観察した。中川隆雄教頭は「基地へ向かう国道は両サイドにフェンスが続く。その光景からでも何かを感じるはず。サンゴ礁も見たし大自然も満喫してくれたのでは」と話す。
東京を選ぶ中学校はディズニーランドや東京ドームの観光と霞が関や大企業を回る社会勉強の2本立て。倉敷市立連島南中は国会議事堂も見学した。栗本貞子校長は「若者の政治離れが言われるが、公民で学ぶとおり政治は大切。関心を持ってほしい」と話す。
かつては、長崎市の原爆資料館や平和公園を訪れる平和学習を目的にした修学旅行が多かった。だが、3年間を通して一つのテーマを探求する「総合的な学習」と連動した旅行先を選ぶ学校が増えた。
来年、長崎から鹿児島に変える倉敷市立南中は、小惑星探査機・はやぶさを打ち上げた鹿児島県肝付(きもつき)町の内之浦宇宙空間観測所を見学する。昨年から総合的な学習の時間に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究者を招くなど宇宙教育に取り組んできた同中は「修学旅行はその集大成。生徒にロケット発射場を見せたい」と意気込む。
22日早朝も、JR岡山駅の新幹線ホームは九州に向かう中学生でごったがえした。岡山市立竜操中3年、北村汐里さん(14)は「一番楽しみなのはみんなで泊まる夜。わいわい騒いで多分眠れないと思う」とうれしそうに話した。中学生にとっては、友達との思い出作りが何より楽しみのようだ。
◇県内公立中学校の修学旅行
公益財団法人全国修学旅行研究協会によると、修学旅行は明治期に生徒の心身鍛練などを目的に始まった。社会の見聞を広げ、学校生活の思い出を豊かにする狙い。
2年先の修学旅行の検討状況を調査している県中学校長会によると、今年度は、161校のうち90校が沖縄を検討。長崎を中心とした北九州45校▽東京18校▽京阪神5校▽南九州2校▽北海道1校。来年度は、沖縄90校▽北九州42校▽南九州10校▽京阪神5校▽東京12校▽北海道1校▽海外(豪州)1校。新岡山空港開港などもあり、90年代半ばから空路で沖縄に行く学校が増えた。旅費が安いことから、行き先を東京から九州方面に変更する学校が増えている。
5月23日朝刊
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>>1581宮崎シーガイア
>>1699成田空港
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120523/dms1205231228010-n1.htm
カジノ“誘致合戦”全国で過熱!1兆円経済効果に虎視眈々2012.05.23
カジノで地域活性化を目指す構想が、全国各地で関心を集めている。まだ法案成立のメドが立たず、地元住民の治安悪化への懸念解消などハードルは高いが、実現すれば1兆円規模の経済効果が見込める。千葉県の森田健作知事や、大阪府の橋下徹市長らも意欲を見せており、自治体や企業の“誘致合戦”が過熱しつつある。
「歌舞伎や能など、海外にはないエンターテインメントを取り込みたい」
森田知事は昨年11月、カジノなどが入るシンガポールの複合施設「マリーナ・ベイ・サンズ」を視察して帰国後、成田空港周辺に誘致を目指すカジノ構想に、こう意気込みを示した。
カジノ誘致を森田知事が打ち出したのは2010年。県庁内にプロジェクトチームを設置し、海外の事例を参考に検討を続けてきた。
背景には、韓国・仁川空港との競争に加え、羽田空港の再国際化への危機感がある。カジノを軸に観光拠点を整備することで、外国人観光客を呼び込み、雇用創出や税収増につなげたい考えだ。
2月には、カジノ誘致で5年間に1兆円の経済効果が見込まれるとの試算も公表。担当者は「国際空港を持つ自治体の強みを生かしたい」と強調する。
橋下市長も2月、盟友・大阪府の松井一郎知事とともに、香港のカジノ運営会社「メルコクラウンエンターテインメント」のローレンス・ホー最高経営責任者(CEO)と会談した。
この席で、橋下市長は「僕たちの任期中に(誘致への)道筋を付けたいので、協力してもらいたい」と呼びかけ、ホー氏も「大阪への観光客が増えるよう一緒にやっていきたい」と応じた。
橋下市長は、誘致の候補地として、大阪湾岸の人工島・夢洲(ゆめしま)地区(此花区)を検討しているとされる。
このほか、カジノ誘致をめぐっては、神奈川、和歌山、沖縄の3県も、共同で研究会を設置。宮崎市の大型リゾート施設「シーガイア」を買収したセガサミーホールディングス(東京)が関心を示し、震災復興策として仙台空港周辺に誘致する構想も浮上している。
こうした動きを受け、カジノの合法化を目指す超党派の国会議員らは、昨年8月に「カジノ区域整備推進法案」をまとめ、今国会への提出を目指している。
法案が成立した場合、設置地域は全国で数カ所に限られるため「法案成立を待っていては出遅れてしまいかねない」(自治体関係者)との事情も、誘致の動きを加速させている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120523/CK2012052302000103.html
東京スカイツリー開業 キーワード「水辺」 観光アイデア練る
2012年5月23日
大勢の買い物客らでにぎわう東京ソラマチ商店街=墨田区で
下町の新たなシンボルとして二十二日に開業した東京スカイツリー。地元墨田区だけでなく、周辺区の観光関係者も開業当日、起爆剤として集客、誘客効果に大きな期待を寄せた。スポットが当たらなかった場所にも人を呼び込もうと、それぞれアイデアを練る。キーワードは水辺−。
「浅草観光はこれまで浅草寺など名所ごとの点だった。スカイツリーを軸に線になり、面になり、範囲が広がる」。浅草観光連盟(台東区)の冨士滋美会長は、ツリー開業を待ちわびた一人だ。「浅草から見たツリーの景色にいろいろな発見がある。金環日食も真上に来た」と眺める楽しさをPR。「隅田川のテラスが完成すれば浅草橋から浅草まで散歩する人も出てくるだろう」と波及効果を期待する。
江東区文化観光課の小林秀樹課長は「区内の亀戸や深川も含め、下町全体を周遊してもらえたら」と開業を大歓迎。特に、運河や川を利用しての「舟運ツアー」に大きな期待を寄せる。開業当日に早速、区内のNPOが企画した「記念便」の船に乗り、観光客と一緒にツリーに接近。「水位が違う水路で船を上下させる区内の『扇橋閘(こう)門』は非常に喜ばれた」と、手応えを得た。
「何もしなければ、墨田区に観光客が流れるかもしれないが、開業はむしろチャンス。マイナスイメージはない」と、中央区の観光担当者も前向き。やはり、力を入れるのは水辺の活用だ。「昨春、日本橋に船着き場を整備した。ツリー周辺を船で巡り、日本橋に戻って老舗で買い物をしてもらえれば」とアピールする。
都観光部の担当者は「ツリー開業は東京の観光にとっても歓迎すべきこと。これを契機に東京の観光がさらに盛り上がっていくことを期待する」とコメントした。
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http://www.shimotsuke.co.jp/dosoon/town/nikko/official/20120522/789244
日光東照宮五重塔内部を初公開
東京スカイツリーの開業に合わせ、日光市山内の世界遺産・日光東照宮は22日、五重塔(国指定重要文化財)内部の一般公開を始めた。耐震効果が高い「心柱」構造は、スカイツリーの制震システムにも応用されるなど、関連性に注目が集まっている。
東京電力福島第1原発事故に伴う観光客減で苦境に立たされている日光。東武鉄道でスカイツリーとつながることから、観光復興の目玉にしようと、初公開されることになった。
約200年前に再建された五重塔は高さ35メートル。直径60センチの心柱は四層部分から鎖でつり下げられ、重心が中心にあることで、振動を和らげる役割を果たしている。内部は金箔や彩色が施され、豪華絢爛なデザインになっている。
初日は神事の後、午前8時すぎから公開を開始。観光客や修学旅行生が次々と訪れ、1時間で300人以上が見学した。
公開は来年3月末までの予定。
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http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120523/cpd1205230041001-n1.htm
【東京スカイツリー開業】下町ソラカラ感じて 地元住民「観光客増え誰もが幸せに」 (1/2ページ)2012.5.23 00:41
■午前10時50分 テープカットに参加した福岡ソフトバンクホークス会長、王貞治さん(72)は墨田区出身の縁から“地元代表”として地上350メートルの天望デッキに立った。
待ちきれなかったように大またで歩いてガラス窓へ近寄り、生まれ育った街並みを見下ろした。雲の切れ目から風景が見えると手すりをつかんで身を乗り出し「業(なり)平(ひら)小学校はあそこですね。僕が通っていたところなんですよ」と指さした。
「墨田区は下町情緒あふれる街。隣の家に入ってこたつに座り、みかんを食べていると、『あ、来てたのね』というように、一つ一つの結びつきが強い。訪れる人にそんな下町のよさを感じていただきたい」と王さん。「子供のとき跳びはねていた場所を見て、60年前にタイムスリップした感じがした。今度は天気のいい日に来たいね」
■午後1時 ツリーのおひざ元、押(おし)上(あげ)、業平両地区の「おしなり商店街振興組合」の事務所で、事務局の加藤明さん(48)はツリー4階の特設ステージで始まった和太鼓の演奏が住宅街や商店街へ響き渡るのを聞いていた。
観光客の急増につれ、ツリーの撮影ポイントを探してマンションの踊り場へ無断侵入する人や、深夜に騒ぎ立てる人、ごみを投げ捨てる人が現れた。加藤さんは「ツリーとどう共存していくか。これからの課題になるだろう」と語る。
業平にある城郭のような店構えの和菓子店「森八」の2代目店主、森八(や)一(いち)さん(59)は「人件費や家賃を考えると、東京ソラマチへはとても出店できない。だがツリー効果で若者を中心に来店者が増えた。商品の魅力を訴えて、売り上げ向上につなげたい」。
■午後2時50分
ツリーから隅田川を挟み1・2キロの台東区立浅草小学校で、木村和夫校長(53)は「隣接する浅草も観光の恩恵にあずかるが、事故が起きたら取り返しがつかない」と訴えた。
小学校の前の道路は観光バスの乗降場。横断歩道はあるがバスが駐車し、歩行者がバスの合間を縫って横断するなど危険にさらされることもある。ツリーの開業でさらにバスの通行が増える恐れがあり、保護者らは不安を隠せないという。
長柄克彦副校長(58)は「観光客が増えることは喜ばしいことなので、子供の安全を確保しつつ、誰もが幸せな形になれたらいいと思う」と話した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2012052402000115.html
海外旅行ツアーのキャンセル料 時期見直しを議論
2012年5月24日
海外旅行ツアーでキャンセル料がかかる時期を早める議論が進んでいる。現行の「出発の三十日前(ピーク時は四十日前)から」を「出発の九十日前から」に改めるのがその柱=表。見直されれば、多くの旅行者に影響が出そうだ。 (境田未緒)
今回、主に議論されているのは、旅行会社が目的地や日程を決める募集型企画旅行、いわゆるパックツアーのキャンセル料。ほとんどの旅行会社は旅行業法の標準旅行業約款に準じている。昨年三月、業界団体の日本旅行業協会が約款の見直しを観光庁に申し入れ、七月から有識者による検討会が議論を始めた。
協会によると、大手五社のパック旅行キャンセル率は、二〇〇四年度の31%が一〇年度には49%に上昇。うち88%は、キャンセル料が発生しない三十一日前までだった。インターネットで手軽に旅行を申し込めるようになり、「とりあえず予約」や「重複予約」が増えたと協会はみている。
一方で、飛行機やホテルのキャンセル料は前倒しの傾向。負担額は旅行会社が払っている格好だ。
ジェット機の小型化などで航空会社は、個人向け正規割引(PEX)運賃の販売を強化。従来、パック旅行で使われてきた包括旅行割引(IT)の座席が減り、PEX座席を利用したツアーも増えている。PEXはITと違い、予約して数日で発券。取り消しに一万〜五万円かかる。
キャンセルに伴う費用が増えているのに、現行では旅行会社は三十一日以前だとキャンセル料を請求できない。協会の試算では、旅行会社によるこうした負担額は年間百四十九億円。
ホテルでも、日本以外のアジアの観光客が増え、日本人が「上客」でなくなったことから、三十日より前にキャンセル料を要求するところが増えたという。
協会によると、ツアーを取り消した人に要求できないキャンセル料を結果として負担しているのは、予定通りツアーに行った人。協会事務局長の長谷川和芳さんは「キャンセルした人に負担していただくのが適正」と説明。人気の高いホテルほど、早めにキャンセル料を要求してくることから「キャンセル料の負担リスクが減れば、ホテルの等級を上げるなどツアー内容をよくできる」と利用者のメリットを強調する。
◇
「三カ月前に予定を確定できる人がどれぐらいいるのか」と、見直しの動きを疑問視するのは旅行ジャーナリストの村田和子さん。会社員の夫と小学生の子どもがいる立場から「学校行事などが未定なのに、とても無理」と言い切る。
海外では、キャンセル料を三カ月前から取る国も多いが「長期休みをしっかり取る国とは状況が違う」。キャンセル料の時期を見直すより、旅行プランの相談や予約の対価として手数料を導入すれば「安易な重複予約も減り、利用者も納得できる」と提案する。
東洋大准教授の森下晶美さん(観光学)は「重複予約は、旅行会社の窓口にも原因があるのでは」と指摘。競争の激化で、経験の少ない契約社員が窓口に増えた結果、客の要望に沿う提案ができず「いくつか押さえておくので三十一日前までに決めて」と重複予約をしている可能性もある。
森下さんは「一律に九十日前にすると、旅行をやめる人が増え、海外パック旅行の市場が縮小する」と危惧。「安い代わりに九十日前からキャンセル料がかかるツアー、高いけどキャンセル料は三十日前からのツアーなど、違いが分かるような基準づくりを業界が進めるのも一案」と話す。
検討会では当初、提案された「九十日前で10%」の案に、消費者団体などが反発。5%に引き下げた案が検討されている。
<旅行契約の種類> 企画旅行と手配旅行に大別される。企画旅行は、旅行会社が参加者を募る「募集型企画旅行」、修学旅行など旅行者の依頼で計画を作る「受注型企画旅行」があり、キャンセル料は標準旅行業約款の範囲内。手配旅行は、旅行者の求めで航空券やホテルを手配する。キャンセルする場合、航空便などの取り消しにかかる実費と変更手続き料が必要。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/120524/bsd1205241952011-n1.htm
リゾートホテルの「リーガロイヤルグラン沖縄」6月1日開業2012.5.24 19:52
リーガロイヤルホテルを展開するロイヤルホテルは24日、沖縄県で初めて運営するホテル「リーガロイヤルグラン沖縄」を那覇市に6月1日開業すると発表した。
那覇空港と市街地を結ぶ沖縄都市モノレールの旭橋駅に直結。ビジネスや観光での利用を見込んでいる。客室は計157室あり、2人1室で宿泊の場合で最も安いのは室料3万2340円(税サービス料込み)。
不動産業などを手掛ける金秀本社(那覇市)が保有・経営するホテルを、ロイヤルホテルが運営する形をとる。
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000201205230001
まち観光着々2年目「SASEBO 時旅」
2012年05月23日
梅ケ枝酒造の見学ツアー。「地道にファンを増やし、地元で存在感のある造り酒屋になりたい」と長野社長は言う=佐世保市城間町
32プログラムを掲載した2012年春夏の時旅ガイドブック
◎少人数、膨らむ質疑 参加6割は市民
市民の暮らしの場や身近な自然に光を当て、観光資源として生かす佐世保観光コンベンション協会のツアープログラム「SASEBO 時旅」が、2年目を迎えた。大型施設に頼らない持続可能な観光を目指すもので、1年目の参加者のうち佐世保市民が6割を占めた。どんな取り組みをしているのか。赴任後まもない記者がプログラムのひとつを訪ねた。
5月13日朝、佐世保市城間町。1787(天明7)年創業の酒造会社「梅ケ枝酒造」に、記者を含め参加者4人と佐世保観光コンベンション協会の富田柚香子さん(54)が集まった。
この日は、同社が市内の小売店主らと開発した看板商品「させぼ白仁田」の製造工程を体験するプログラムの初回。佐世保産山田錦で仕込んだ地酒だ。プログラムは9カ月で全6回。夏の農作業や冬の仕込みに先立ち、まずは酒蔵を見学し酒造りの工程を学ぶ。
案内役は社長の長野哲也さん(39)だ。米を蒸す大きな甑(こしき)や麹(こうじ)を育てる麹室(こうじむろ)、仕込みに使う4千リットル入りのタンクなどを順を追って見せてもらった。参加者が少ないせいか「タンクは大きさが少しずつ違うんですね」「工場内に冷暖房は」と次々と質問が出て、長野さんの説明も膨らむ。
国の有形文化財に登録されている社屋を一通り見学したあとは、隣接した長野さん宅の座敷で、させぼ白仁田の瓶を手にラベルの読み方を解説してくれた。
参加したのは佐世保市2人、川棚町1人、福岡市1人。福岡市の林田仁夫さん(55)は九州各地を訪ね歩いているという。川棚町の男性は「梅ケ枝酒造には何度も来たことがある。酒造りの作業も知りたかった」と話した。
◎あるがまま よさ再発見
佐世保観光コンベンション協会が企画する「SASEBO 時旅」は、2011年度に始まった。春夏、秋冬のシーズンごとにツアープログラムをそろえ、今年の春夏シーズンは32プログラムが用意されている。
市民ガイドと外国人バーを訪ね、最初の一杯を注文した後、自由解散になる1時間のツアー、米海軍と海上自衛隊の基地を見学する半日ツアー、人気スイーツ店でのパティシエとのスイーツ作り、九十九島動植物園「森きらら」での1泊2日の園内キャンプ……。
ツアーのコンセプトは、「そこにあるものをそのまま楽しむ」だ。定員はおおむね10〜20人。市民が自分の職場や住居に限られた人数の客を受け入れ、佐世保暮らしの「現場」を感じさせる。梅ケ枝酒造の長野社長も以前から団体の見学客を受け入れてきたが「時旅の客にほど深く見せることはなかった」。
1年目の時旅参加者は約1500人。その6割が地元の佐世保市民だった。市民ガイドらとプログラムを練る富田さんは「時旅は地域活動だと思う」と話す。「地域のよさをまずは市民が知って欲しい。それが地域の魅力を高め、市外からの観光客を受け入れる力を付けることにつながる」
市もハウステンボス、西海パールシーリゾートに次ぐ市内の3本目の観光の柱に据える。「地元が提案する『着地型』の観光ツアーで中心街に観光客を誘導すれば、経済効果がより大きい」と担当者は話す。
◎続けるため有料、公募で広げる輪
地域づくりと観光の連携は、大分県別府市の「別府八湯温泉泊覧会(オンパク)」が先駆けとされ、各地で類似の取り組みが始まっている。自治体の補助が入ることも珍しくない。
時旅のツアーは、ガイドを有料にすることにこだわった。「ボランティアでは持続可能とはいえない」(富田さん)からだ。
実費を徴収してガイドや受け入れ先、同協会に配分し、ツアーごとに収支が完結する仕組み。そのため最少催行人数も設定されている。市民参加を広げるため、ツアープログラムのアイデアを今年5月、一般公募した。(上田輔)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001205230002
いわきの観光客66%減少
2012年05月24日
●昨年
いわき市は、市内を訪れた観光客など昨年の観光交流人口をまとめた。震災と原発事故で2010年から約66%減少し、約367万8千人となった。被災した主要施設の休業や風評被害が響いた。市の調査では、特に県外客は今も半数ほどが戻っていない状態が続いているという。
海洋科学館「アクアマリンふくしま」や物産施設「いわき・ら・ら・ミュウ」のあるアクアマリンパークが約54万5千人(190万5千人減)、スパリゾートハワイアンズが35万1千人(144万6千人減)、夏井川渓谷が6万8千人(61万3千人減)など。市内に9ある海水浴場は全面閉鎖したため、一昨年の80万1千人がゼロに。
市によると、主要施設の人数は震災前の1〜3月と、震災を経て再開した後の入場者がほとんど。アクアマリンパークの駐車場のナンバープレート調査だと、最近でも県外客は半分ほどで、旅館・ホテルの聞き取り調査でも同様の傾向だという。市は団体宿泊客に最大1万円引きとなるキャンペーンを実施中で、担当者は「夏休みに期待したい」としている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000264-mailo-l36
修学旅行:受け入れ急増 県南部や西部、5年で10倍の地域も 民泊や農漁業体験人気 /徳島
毎日新聞 5月25日(金)15時48分配信
一般家庭に宿泊する「民泊」や、漁業・農業体験ができる修学旅行などで県内を訪れる学校が急増している。県南部や西部地域が積極的に学校の受け入れを行っており、受け入れ人数はこの5年間で10倍以上に増えた地域も。今年も5月の修学旅行シーズンを迎えて好調に推移し、観光関係者は「県内観光の柱にしていきたい」と意気込んでいる。
県内では、牟岐▽美波▽海陽−−の3町で作る「南阿波よくばり体験推進協議会」と、三好▽美馬▽東みよし▽つるぎ−−の県西部2市2町が支援する一般社団法人「そらの郷」が、修学旅行や体験学習などの「教育旅行」を受け入れている。
南阿波協議会によると、受け入れを開始した06年度に3町を訪れたのは1校190人だったが、11年度には18校2272人と10倍以上に急増。今年度も海外を含む19校の受け入れを予定している。
一方、そらの郷によると、2市2町への受け入れは08年度の4校744人に対し、11年度は21校2810人と約4倍に。今月だけで、10年度の年間実績(12校)を超える13校が訪れる人気ぶりという。
南阿波では、伝統漁の「打ち網漁」や田植え、間伐作業などさまざまな1次産業体験のほか、サーフィンやシーカヤックなど約60種類のプログラムを自由に組み合わせられる。県西部では、秘境・祖谷を始め、豊かな自然に囲まれた地域で、家事や農作業を体験できる民泊が好評という。
県の委託で、全国の旅行会社や学校に両地域を売り込んでいる県観光協会によると、「(旅行後)家事や料理を手伝うようになった」などと教育効果を実感する声がたくさん寄せられているという。
ただ、民泊できる家庭など宿泊施設が足りず、受け入れ学校数は1日1〜2校程度。春秋の修学旅行シーズンは、申し込みを断ることもあるという。同協会の担当者は「経済効果だけでなく、農山漁村の現状を見てもらったり、将来、再訪してくれるかもしれないなどメリットは大きい。地域住民の理解や協力を得ながら、観光振興のきっかけにしたい」と話している。【阿部弘賢】
5月25日朝刊
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1944 :チバQ:2012/05/25(金) 23:01:06
http://mainichi.jp/feature/news/20120521ddm013100008000c.html
学校の風景140年:修学旅行/上 普段と違う体験、重視へ
毎日新聞 2012年05月21日 東京朝刊
高校までの生徒たちにとって最大のイベントは修学旅行だ。「修学」とは裏腹に、枕投げや就寝時間後のおしゃべりだけが思い出に残る人も多いだろう。40歳の私(記者)も、中学では京都と奈良、高校時代は北海道に行ったが、昼間巡った場所はあまり記憶に残っていない。「修学旅行」という言葉が誕生して120年あまり。旅先や内容は多様化し、行動も集団から少人数の班単位へと変わりつつある。最新の修学旅行事情とその変遷をたどった。【三木陽介】
◇行き先、内容が多様化 増える班単位、農村「民泊型」
青い体操着に長靴姿の男子中学生5人が慣れぬ手つきで、イネの種まきの準備作業を手伝っていた。16日、熊本県・阿蘇山のふもとの民家。5人は大阪市立佃中(大阪市西淀川区)の修学旅行中の3年生だ。前夜から農業、山部今朝範さん(68)の家に滞在している。
生徒約160人は4〜5人ずつ阿蘇山周辺の民家に分宿。山部さん方の5人は到着した夜、山部さんの家族7人とバーベキューを楽しんだ後、近くの温泉で汗を流した。翌朝は6時に起きて牛のえさやりや山菜を採り、種まき作業が終わると、わき水を使った流しそうめん。さらに昼は食卓を囲み、山部さんの妻優子さんお手製の郷土料理「だんご汁」と高菜めしに舌鼓を打った。
5人とも「楽しいです」。大阪ではマンション住まい。平日は塾に通い、家族と一緒に食事する機会はあまりない。塾から帰れば深夜までテレビ。何もかもが初体験だった。「夜が真っ暗でびっくりした」「カエルの鳴き声を初めて聞いた」
同校は4年前から2泊3日の修学旅行のうち1泊はこうした「民泊」に充てている。桐山茂校長は「普段と違う体験は必ず生徒に役立つし、記憶にも残ると思う」と話す。民泊の受け入れ窓口の公益財団法人「阿蘇グリーンストック」の園山寛・事業部長によると、旅行後も農家と手紙や年賀状のやりとりを続けたり、何年後かに家族連れで遊びに来る生徒もいるという。
全国修学旅行研究協会(全修協、東京都)によると、修学旅行は今、「民泊型」が増えており、現在受け入れ先は全国で約70カ所。鹿児島県農村振興課の調べでは、同県全体で、10年の受け入れ生徒数は5900人だったが昨年は1万1300人と倍増した。
背景には農村で余暇を過ごす「グリーンツーリズム」人気の高まりに加え、新学習指導要領(小学校で昨年度、中学校で今年度から実施)が「『生きる力』の育成」を掲げたことがある。文部科学省によると「生きる力」とは知・徳・体のバランスの取れた力。そのために体験活動の充実や、多くの大人と触れ合う機会を作ることが大切と説く。
修学旅行の歴史を振り返ると、国の動向や政策と無縁ではない。始まりとされるのは1886(明治19)年の東京師範学校の「長途(ちょうと)遠足」。全修協によると、この遠足は千葉県・銚子方面へ鉄砲を携帯し徒歩で実施。参加した99人は12日間にわたり発火演習などをした。当時は軍事教練の色が強かった。
「修学旅行」が軍事教練と切り離され、その意義が公文書に登場するのはその6年後。明治25年の文部省令にこうある。
「夏季休業及び学期末休業など、なるべく適当の時期を選び(中略)生徒を率いて修学旅行をなさしめ、(中略)山川郊野を跋渉(歩き回ること)して、その身体及び精神を鍛錬するとともに、知見を広めんことを務むべし」
戦中は戦勝祈願の神社参拝を目的とした修学旅行もあった。戦後、高度経済成長とともに交通手段は新幹線や飛行機に取って代わり、行き先は海外にまで広がった。
84年、公立高初の海外旅行を実施したのは福岡県立小倉商(北九州市)。行き先は韓国。4泊5日の行程の中で、現地の高校生との親善交歓会も開かれた。当時の生徒はこんな感想文を書いた。
「日本は経済大国になって余りにも豊かになり過ぎたのではないでしょうか。(中略)海外から日本を見たことによって初めて今の状態に気が付きました」
海外修学旅行はその後増え続け、日本修学旅行協会(東京都)の調査では、07年には1300件を超えた。しかし、新型インフルエンザや不景気の影響もあり09年以降は1000件を切りやや陰りを見せている。
そして今−−。修学旅行は再び、明治25年の文部省令にあったような「山川郊野」に回帰しつつある。
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「駐在員や観光客が滞在先の国の社会常識を理解することは極めて重要」
んだ、んだ
http://www.cnn.co.jp/world/30006720.html
ドバイ観光で短パンはダメ? 「現地の文化尊重を」と地元女性
2012.05.25 Fri posted at: 11:51 JST
アブダビ(CNN) イスラム教国のアラブ首長国連邦(UAE)で、短パンやノースリーブなど肌を露出する服装で訪れる外国人観光客に対して服装規定を強要すべきかどうかをめぐる論議が持ち上がっている。
きっかけは、ドバイのショッピングモールに出かけた地元女性のアスマ・ムハイリさん(23)が、短い短パンをはいた若い女性を見かけてショックを受けたことだった。周囲の人たちは見て見ぬふりをしていたため、ムハイリさんは警備員を見つけて警察を呼ぶと訴えたという。
日頃から若い世代の服装に対する意識の変化が気になっていたというムハイリさんは、短文投稿サイトのツイッターに「私たちの規範に反してみだらな服装をした人たちを、一体いつまで見続けなければならないの?」と書き込んだ。
このツイートがきっかけとなって、同国を訪れる外国人がどの程度現地の風習に従うべきか、どのような服装なら受け入れられるかをめぐる論議に発展。新聞や有名人も巻き込んで、国やショッピングセンターは観光客らに対して服装規定をもっと強く打ち出すべきだと求める声が強まった。
UAEは人口の80%強を外国人が占め、外国人労働者が経済を支えている。外国人に対しては基本的に寛容だが、政府は外国からの訪問者に対し、地元の文化を尊重して公共の場では「過度に肌を露出する」服装を慎んでほしいと呼びかけている。地元の女性はほとんどが長いローブで全身を覆っている。
ムハイリさんは、観光客に注意を促すパンフレットを配り、服装規定を守らない人にはモールへの立ち入りを禁止したり、罰金を科したりすべきだと主張、「地元の人たちが気分を害していることを知って欲しい」と訴える。
ドバイに住む外国人からも対策の強化に賛同する声は多い。英国は以前から、UAEを訪れる観光客に対して現地にふさわしい服装をするよう呼び掛けており、ジェレミー駐UAE英国大使は「駐在員や観光客が滞在先の国の社会常識を理解することは極めて重要」との認識を示している。
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http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001205250002
「バルーン」赤字1400万円
2012年05月25日
バルーン大会の決算と補助金の推移
昨年の佐賀インターナショナルバルーンフェスタが約1400万円の赤字になったことが24日、運営委員会で公表された。雨と強風にたたられ、土、日曜にほとんど競技ができなかったのが響いた。運営する佐賀市からの補助金が減り、4年連続の赤字になったことから、今年は経費節減で黒字回復を目指す。
昨年の観客動員は64万人で、前年より28万人も減った。悪天候のため、大雨で浸水した駐車場を閉鎖せざるを得なくなり、「環境整備協力金」として徴収している駐車料収入が、前年の2034万円から1121万円に半減。2264万円あった繰越金を841万円にまで減らす、実質1423万円の赤字となった。
バルーンフェスタを「観光の目玉」と位置づける佐賀市は、多くの補助金を支出してきた。1億1900万円に加えて、他の名目で500万円を追加した2007年度は620万円の黒字だった。
しかし、30周年を迎えた09年を境に、市からの補助金は減っている。10年度は1億1千万円を切り、赤字額は460万円に。昨年度の補助金はさらに500万円減って1億120万円となったところに、悪天候による収入減が追い打ちをかけた。
補助金削減について、市の香月恭彦観光振興課長は「バルーンは佐賀市の大切な観光資源ではあるが、期間が非常に短い。通年で来てもらえる他の資源のPRの必要があると、平準化にシフトした」と説明する。合併で加わった旧町村の観光資源にも配慮が必要となった事情が背景にはある。
今年は、10月31日から11月4日まで開かれ、15カ国・地域から約110機の参加が予定されており、大会規模は例年と変わらない。補助金もほぼ前年並みの1億116万円を確保した。だが、11月3日の祝日が土曜日と重なるため、期間中の休日が例年より1日少なく、観客動員は80万人と低めに予想している。
赤字からの脱却を目指す運営委員会は、JRバルーンさが駅北側に設けていた大型テントを減らすなど経費を削減し、予算を前年比2105万円減の1億3798万円に抑えた。事務局は「競技や見える部分での質は落とさず、スマートな運営でアジアナンバー1のステータスは維持する」としている。(大野宏)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120525/biz12052507110025-n1.htm
医療、観光、炊飯器…中国人“狙い撃ち” 戻った訪日客、旺盛な消費欲
2012.5.25 06:59 (1/2ページ)
東日本大震災で目減りしていた外国人観光客数が復調してきた。日本政府観光局が24日発表した4月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比2・6倍の78万1千人(推計値)に増加。中国人を中心に訪日外国人の消費意欲は旺盛で、流通、観光業界の商戦が活況だ。
家電量販店のラオックス本店(東京・秋葉原)。4月の外国人来店客数と売上高が、震災前の一昨年4月と比べて1〜2割増えた。ビックカメラ有楽町店(東京・有楽町)も、中国人観光客の売れ筋がデジカメに加え、炊飯器やシェーバーなど低価格商品まで広がっている。
台湾や香港の富裕層が中心だった流通業界では、昨年9月に中国人の個人観光ビザの発給要件が緩和されたことで中流層が増えるなど、市場の裾野が広がっている。
全国百貨店の4月の外国人観光客の売上高も、前年同期比の4倍、客数も6・4倍と伸びており、震災前の一昨年4月との比較でも売上高が4・1%増と好調だ。
さらに、観光業界では、震災の影響で大幅に落ち込んだ訪日外国人向けのサービスで回復ぶりが目立つ。
JTBがウェブサイトなどで展開する英語によるツアー「富士・箱根1日観光」の4月の利用者は約3千人で、震災前の水準に戻った。日本旅行は7月中旬から、訪日外国人に人気の高い北海道で定期観光バスの運行を始める。
2年前から訪日中国人向けの人間ドックを組み込んだ観光商品を提供する「プリベント」(東京都中央区)も、提携旅行代理店がサービス開始時と比べて倍増の15社まで増え、「医療観光が再び注目されるのでは」(同社の天野正康社長)と新規顧客の拡大に期待をかけている。
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>>1699
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120525/chb12052522140000-n1.htm
成田カジノ 県が経済効果1兆円超予想
2012.5.25 22:14
千葉県は、成田空港周辺に誘致を検討しているカジノを含む複合施設「統合リゾート(IR)」について、5年間で建設費を大幅に上回る1兆円超の経済波及効果があるとの予測をまとめた。県は明るい未来を描こうとするが、周辺自治体からは採算性や集客能力を疑問視する声が出ており、千葉市・幕張の方が適しているとの指摘もある。
調査は県が昨年度実施し、成田空港を軸に経済活性化策を探る「グレード・アップ『ナリタ』活用戦略会議」に参画する経済団体や空港周辺自治体の関係者らに示された。
調査では、建物の高さ制限がある空港隣接地に小・中規模の施設を建設するA案(建設費2千億円)と、離れた場所に大規模施設を置くB案(同3600億円)を設定。
5年間の経済波及効果は、建設投資による効果も含めA案で1兆1千億円、B案で1兆5千億円とした。雇用はA案で2万人、B案で2万8千人が見込めるとし、両案とも初年度からの黒字を想定している。
しかし、地元はこの試算に懐疑的だ。成田市の片山敏宏副市長は、「国際空港を持つ成田のポテンシャルは高いが、大規模施設で採算が取れるだけの需要があるかというと厳しい」と指摘。甘い需要予測に基づく施設整備は地方経済を疲弊させかねないだけに、「議論を深めていく必要がある」と慎重だ。
幕張新都心へのIR誘致を目指す動きが出ている“ライバル”の千葉市も県の試算を疑問視する。世界最大のIRがあるシンガポールを視察したばかりの熊谷俊人市長は、「滞在する観光客が少ない成田では、投資が回収できるだけの客数を集められない」と指摘。その上で「幕張はコンベンション施設やアウトレット、海浜などがあり、(IR整備の)可能性はかなり高い」と千葉市に優位性があるとみている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120526-00000269-mailo-l34
観光鯛網:不振、「予約制」導入が裏目に 船調達効率化に配慮も…客からは敬遠−−福山 /広島
毎日新聞 5月26日(土)16時13分配信
福山市・鞆の浦で毎春約1カ月間、伝統の鯛網(たいあみ)漁を遊覧船から見物する「観光鯛網」が不振にあえいでいる。日によってばらつきがある乗船客数を事前に把握し、遊覧船の調達を効率化するため、「原則予約制」を導入した影響とみられる。本四架橋道路の料金割引や燃料費高騰で不況に陥り、保有船舶を減らす船会社への配慮が裏目に出た形だ。観光鯛網は26、27日、今年最後の操業を迎える。
鞆の浦に約380年前から伝わる鯛網は、6隻の船団によるチームプレーで魚群ごと揚げる漁法。4月末から約1カ間続く観光鯛網は71年から始まり、フェリーや客船を遊覧船に仕立て、ピークの72年には2万3000人が乗船した。
客は多い日に1000人近く、少ない日では100人ほどと大きな差がある。網の中で躍るタイを見ようと乗客が船の片側に偏ることも多く、危険防止のため乗客数によっては予備船が必要。遊覧船は1〜3隻、大きさも人数に応じて大小を決める。少ない保有船舶をやり繰りする船会社に配慮し、主催の同市観光協会は10年から「原則予約」を導入。今年までは予約がなくても受け付けているが、来年からは完全予約制に切り替えるという。
近年の乗船客は1万1000人ほどで推移していたが、10年は前年比7%減の1万59人、11年は東日本大震災の影響もあり同10%減の9087人と初めて1万人を割った。今年も23日現在で8561人と昨年並みと見込まれる。特に県内客が激減しており、予約する手間を敬遠したり、キャンセル料を懸念する声があるという。渡船で仙酔島の船着き場まで来ても、出漁前の大漁祈願の儀式だけ見て帰る観光客も増えている。平靖行・市観光協会事務局長は「予約の敬遠で空席が増えたとしたら逆効果。毎年1500万円ほどの赤字になっているが、伝統のため続けざるを得ない」と苦しい表情を浮かべている。【稲生陽】
5月26日朝刊
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120526-OYO1T00431.htm?from=top
奈良観光、誤訳だらけ…外国語HP一時閉鎖
自動翻訳システム、確認怠り
東大寺の大仏はミスター・オサラギ?――。奈良市観光協会が今春更新した外国語版のホームページ(HP)に、多くの誤訳があるとの指摘を受け、協会がHPを一時閉鎖していたことがわかった。経費を抑えようと自動翻訳システムを使ったためで、「国際観光都市として恥ずかしい限り」と担当者は平謝り。HPの再開のめどは立っていない。
寺社や伝統工芸などを紹介するHPは3月に模様替え。従来の英語、韓国語、中国語、フランス語のページに、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語のページを追加した。
この際、1言語で150万円だった翻訳の外部委託をやめて、全部で35万円のインターネットを利用した自動翻訳システムに変え、固有名詞の読み方もあらかじめ登録していなかったことからミスが続出。確認作業も怠っていたという。
例えば英語では、東大寺の大仏を、姓の「大仏(おさらぎ)」と認識して「Mr.Osaragi」と翻訳。「仏(ほとけ)の慈悲」は「仏」を略語と解釈して「French mercy(フランスの慈悲)」とした。「平城京へ都が遷(うつ)された」との部分は、訳せなかった「遷」の字が英文に混じっていた。
こうした誤訳は「数え切れないほど」あり、観光ガイドらから「とても外国人に見せられない」との苦情を数十件受けた協会は23日にHPを閉鎖。現在、更新前のHPを公開中だが、担当者は「自動翻訳で内容を更新するには、単語登録しなければならない言葉が多過ぎる」と頭を抱えている。
(2012年5月26日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001205280004
《ラウンジ》新幹線 新駅、観光掘り起こし
2012年05月28日
<右>新幹線開業の垂れ幕が下がる北斗市役所<左>ライトアップされた大野川沿いの桜並木を散策する人たち=11日、北斗市本郷
■新幹線「新函館」開業 素通り懸念
2015年度の北海道新幹線新青森―新函館(仮称)間開業で駅ができる北斗市と木古内町が、新しい観光資源を掘り起こす取り組みに本腰を入れ始めた。近くに函館という道内屈指の観光地を抱え、「客が素通りしてしまうかも」との危機感も背景にある。
■桜ライトアップ 人気に手応え 北斗
「わあ、すごーい」「五稜郭の桜よりきれいだね」
北斗市本郷地区と本町地区にまたがる大野川沿いの桜並木。11日夜、約300メートルに渡りライトアップされた姿に歓声が上がった。家族と見ていた近くの会社員茶森英治さん(44)は「この辺りは普段暗く、夜の桜を見たことはなかった。こんなに素晴らしい桜が近くにあるとは」と驚いた。
きっかけは昨年、「夜も見たい」との地元の声を受け、市観光協会がこの近くの法亀寺のシダレザクラを試験的にライトアップしたことだ。3日間だけだったが、見物客は1万人を超えた。
「こんなに来るのかとびっくりした。観光資源として生かしていけるとわかった」(市観光協会)。新幹線開業後に観光客を呼び込む目玉の一つとして急浮上し、今年は大野川沿いに範囲を広げた。北斗市によると、10〜16日の期間前後で訪問者は3万人を超した。
市も動き出した。観光協会と協力し、周辺約8キロに渡って桜並木を整備する「桜回廊」構想をぶち上げた。今年度予算で植樹費や照明機材費など計1200万円を計上。観光協会への補助金は10倍近くに増やした。中村淳一観光課長は「開業時に盛り上がりが最大になるようもっていきたい」と意気込む。
ほかにも新駅に比較的近い「きじひき高原」には屋内展望施設の整備を計画。今年度からは自転車競技大会の開催も予定する。総合運動公園陸上競技場を合宿などで使うスポーツ団体への補助金制度も作り、昨年度は約1千人が訪問した。
北海道経済連合会の03年の試算では、函館開業で道内の経済効果は年間約120億円。高谷寿峰市長は「何もしないで効果があがるわけではない。観光ツールをつくり、駅を降りた方に1時間でも多く滞在してもらい、さらに効果を引き出していかないといけない」と気を引き締める。
■近隣の8町とツアーを企画 木古内
道南の自治体が恐れるのは函館市の一人勝ちだ。木古内町のまちづくり新幹線課は「函館で泊まる観光客が、行きか帰りに木古内駅で降りてもらえる工夫をしないといけない」とする。
「自分の町の力だけでは魅力不足」と認めた上で、活路を求めたのが近隣町との広域観光圏づくりだ。10年、同町を中心に「木古内駅活用推進協議会」を設立。渡島地方西部と檜山地方南部の9町が参加した。
城や春の桜の松前町、江戸時代から続く古い街並みの江差町、青函トンネル記念館がある福島町……。木古内町を起点に、こうした周辺の観光地を回ってもらおうとの算段だ。
パンフレットやモデルコースを作り、旅行会社への売り込みを続ける。昨年度はモニターツアーを3回実施し、約400人が参加。青函トンネル記念館など、ゆかりの人が「語り部」になって説明した施設の評価が一気に高まることなどが分かったという。
開業時には木古内駅前に、周辺に向かうバス発着拠点となる観光交流センターを設置。9町の観光情報の提供や、特産品の販売なども計画する。
今春、松前町の桜を見る東京からのツアーを企画したクラブツーリズム(東京)は「道内のほかの地域にない風情を残す街並みや歴史、新鮮な海の幸など、消費者にアピールする力がある。自治体とのパイプを今から強化し、新幹線延伸時に仕入力と商品力で強さを発揮したい」と興味を示す。
(中沢滋人)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/304604
新幹線効果生かせ 観光タクシー運行開始
2012年5月28日 00:45 カテゴリー:九州 > 福岡
九州新幹線鹿児島ルートの筑後地区3駅(久留米、筑後船小屋、新大牟田)を発着点とする「観光タクシー」の運行が27日始まり、筑後市津島の筑後船小屋駅で関係者による発車式があった=写真。
観光タクシーは、昨年3月に全線開通した九州新幹線を観光に生かそうと、県と筑後地区12市町でつくる「筑後田園都市推進評議会」が発案。県筑後地区タクシー協会に加盟する9社が、柳川市の川下り、奥八女観光などを楽しむ計16コースを用意し、半年間の研修を受けた乗務員約40人が案内しながら巡る。
発車式で服部誠太郎副知事は「(新幹線駅と観光地を結ぶ)2次交通の充実で関西からも多くの観光客を呼び込みたい」とあいさつ。久留米絣(がすり)工房などを巡るタクシーが順次出発した。
小型タクシー1台の料金は、距離に応じて7千〜1万7500円。予約は同タクシー協会=0942(33)8228=などで受け付ける。
=2012/05/28付 西日本新聞朝刊=
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120528-OYO1T00834.htm?from=main2
観光整備のため 町が遺構破壊?…奈良・平群
立ち木が伐採された椿井城跡の「切岸」(奈良県平群町で) 石田三成に仕えた武将で、関ヶ原の戦い(1600年)で戦死した島左近ゆかりの城とされ、国史跡級と評価されている奈良県平群町の椿井城(つばいじょう)跡で、町が立ち木数百本を伐採し、急斜面の表土を階段状に削るなど遺構内を一変させたことが専門家らの指摘でわかった。町は「工事は観光整備のため」と説明するが、県教委や文化庁は「遺構を破壊したならば、文化財保護法違反の可能性がある」として調査を行う。
椿井城跡は戦国時代、標高約240メートルの尾根に築かれた山城。島氏の居城だったとの説があるが、文献がなく、発掘調査は行われていない。現在、曲輪(くるわ)や土塁などの遺構が南北280メートル、東西160メートルの範囲に残っている。空堀を渡る橋が架けられた跡や、敵の侵入を防ぐ急斜面の防御施設「切岸(きりぎし)」があり、クヌギなどの木(直径10〜40センチ)が生い茂っていた。
町は今年1月、1500万円かけて工事に着手。見晴らしをよくするために急斜面の数百本の立ち木を切り、遺構内に通路を巡らせるため、数か所の表土を階段状に削り取った。
山城跡は厚さ10センチ前後の表土に覆われている例が多いが、専門家らは「立ち木の伐採で表土が流出し、遺構ごと失われる恐れがある」と心配する。4月上旬、瓦の破片4点が現れるなど影響が出始めているという。文化財保護法は、文化財の保存が適切に行われるよう、自治体が努めなければならないと定めている。椿井城跡は国の史跡指定などを受けていないものの、県の遺跡地図に掲載されるなど同法が定める「周知の遺跡」にあたる。このため、同法の保護対象となり、現状を変更する場合は同法に基づく手続きが必要となる。県教委文化財保存課は「破壊の有無を調べ、対策が必要か判断したい」としている。
一方、岩崎万勉町長は「整備は、遺構の保護に留意しながら進めており、伐採は森林法に基づく県の許可を受けた」と説明。西約4キロに、織田信長と戦った戦国武将・松永久秀の信貴山城(しぎさんじょう)跡もあり、町は二つの城跡を目玉に観光客を呼び込もうと、今年度も1100万円で整備を続ける方針という。
千田嘉博・奈良大教授(城郭考古学)の話「遺跡の保護を無視した工事で、憂慮すべき事態だ。将来的な展望を持って慎重に整備・活用してほしい」
(2012年5月28日 読売新聞)
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http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2880505/9014567
マチュピチュの麓にあふれる観光客、ユネスコが緊急措置を求める
2012年05月28日 13:01 発信地:リマ/ペルー
【5月28日 AFP】ペルー考古学史上の驚異、マチュピチュ(Machu Picchu)遺跡の麓に位置する町が、観光客の増大により許容量オーバーになりつつあるとして、国連教育科学文化機関(ユネスコ、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization、UNESCO)はこれを防ぐ緊急措置を呼びかけている。
マチュピチュ遺跡は、山麓の町アグアスカリエンテス(Aguas Calientes)のはるか頭上の山の上に鎮座している。この町では増え続ける観光客を受け入れるためのホテルやレストランが急増している。
ユネスコ世界遺産センター(World Heritage Centre)のヌリア・サンス(Nuria Sanz)ラテンアメリカ・カリブ地域ユニット長は先週ペルーを訪れた際に「クスコ(Cusco)州にあるマチュピチュ遺跡の保護責任当局は、アグアスカリエンテスで進む混乱を解消するための厳しい緊急措置を取る必要がある」と述べた。
ユネスコ世界遺産(World Heritage Site)に登録されているマチュピチュ遺跡は、間もなく予定される第2の観光ルートの整備により観光客がさらに増えることが予想されており、アグアスカリエンテスの成長への対処と遺跡周辺に効果的な緩衝地域を設けることがペルー当局に求められている。
マチュピチュはクスコ州南東部の標高2400メートルの山頂に15世紀に築かれたインカ帝国の遺跡。「マチュピチュ」とはアンデス(Andes)地方の先住民の間で広く使われるケチュア語で「老いた峰」を意味する。(c)AFP
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>>1109-1116
去年が36万で、今年が24万か
いかに去年が予想外の集客だったのか・・・
でも。去年の運営の駄目っぷりはひどかったなあ…
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20120528ddlk03040010000c.html
東北六魂祭:閉幕 沿道から「ありがとう」 来場者計24万3000人 /岩手
毎日新聞 2012年05月28日 地方版
東北六魂祭は27日もパレードや郷土芸能が披露された。実行委員会によると同日の来場者数は約13万人で2日合わせて約24万3000人となり、予想の20万人を超える人出となった。
岩手公園に設置されたステージでは沿岸部の郷土芸能が披露された。宮城県気仙沼市の「岩井崎明戸虎舞打ちばやし保存会」の17人は太鼓や虎舞(とらまい)など迫力のある演奏を披露した。会長の芳賀登さん(73)は「大勢の人の前で披露できて、力をもらえたし、力を与えられたと思う」と笑顔を見せた。
中央通のパレードには、夏日の快晴の下、多くの人が詰めかけた。各県の踊りや出し物が披露されるたびに手拍子が起こるなど、参加者と観客が一体となって楽しんでいた。最後の「戻り囃子(ばやし)」では沿道の観客から「ありがとう」と歓声が上がった。【浅野孝仁】
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001205280003
一足早い「夏」に酔う 盛岡で東北六魂祭
2012年05月27日
沿道を埋めた観光客の目の前で、東北6大祭りのパレードが続いた=盛岡市、野津彩子撮影
盛岡市で26日に始まった「東北六魂祭」。新緑鮮やかな青空の下、全国から訪れた11万3千人の観光客が、一足早い東北の夏祭りに酔いしれた。
盛岡城跡公園であった開祭式で、実行委員会長の谷藤裕明盛岡市長が「六つの魂が一つになった六魂祭を楽しんでもらい、東北の復興に変わらぬ支援をお願いしたい」とあいさつ。ステージで6市の祭りが次々に披露された。
午後3時からは目玉イベントの6大祭りパレードが中央通りで始まった。沿道を埋め尽くした観客が、風にあおられて倒れそうになる竿燈(かんとう)を額や腰で支える妙技に歓声を上げ、あでやかな盛岡さんさ踊りに拍手を送った。
青森県八戸市から家族4人で来たという外岡日佐子さん(60)は「ねぶた祭以外は、全部初めて見た。さんさ踊りの子どもがかわいくて良かったです」と満足そうだった。
盛岡市などによると、熱中症と見られる症状などで11人が救急搬送されたという。
■盛岡さんさ踊り
約600人が「サッコラー、チョイワヤッセー(幸よ来い)」のかけ声とともに躍動感のある踊りを見せた。先頭で舞ったミスさんさの一人、渡辺和(いずみ)さん(21)は「そろった動きが見どころです」。
■仙台七夕まつり
仙台すずめ踊りが華を添えた。仙台民謡踊り愛好会の佐藤笑子副会長(74)は震災で自宅が全壊した。「今年は、こんなに元気になりましたよ、と報告する気持ちで踊りたい」
■福島わらじまつり
健康を祈願する長さ12メートル、重さ2トンの巨大なわらじが登場した。「いまだに被害の中にあるが、みんなで頑張っているという姿をお見せしたい」(福島わらじまつり実行委員会・渡辺匡委員長)
■秋田竿灯まつり
高さ12メートル、重さ50キロの竿燈を手や額、肩、腰に載せて絶妙な演技を披露した。250年以上の歴史を誇る。「同じ東北人として少しでも元気づけたい」(秋田市竿灯会・藤田勝会長)
■青森ねぶた祭
登場した北方の守護神「毘沙門天」は苦難からの復興のシンボルだ。150人のハネトが「ラッセラー」というかけ声に合わせて跳ねた。「震災前の笑顔を取り戻せますよう」と青森市の担当者。
■山形花笠まつり
120人が華やかな踊りを披露した。本場の花笠まつりは今年がちょうど50回目。「山形県内で1万5千人の被災者を受け入れている。復興への思いを盛り上げたい」(山形県花笠協議会・清野伸昭会長)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120528_1
六魂祭、大きな混乱なく 過去最大の警備態勢
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27日に閉幕した東北六魂祭は、初日を上回る13万人の観衆で盛岡市中心部が沸き、踊り手も復興を祈って完全燃焼した。沿道からは感謝の拍手が鳴りやまず、東北6大祭りの本番となる各県の夏祭りの観覧を誓う人もいた。会場周辺は屋外イベントとしては過去最大規模の警戒態勢となったが2日間とも大きなトラブルはなく、運営側は安堵(あんど)の表情。震災を乗り越える東北の決意を全国へ伝え続けることを誓った。
正午から行われた6大祭りパレードでは、踊り手が流れる汗も気にせず演舞。青森ねぶた祭にハネトで参加した久慈市旭町の団体職員(34)は「沿道の観衆の中には泣く方もおり、東北が一つになったようで感動した。これからも祭りで被災地にパワーを与えたい」と充実の表情を見せた。
昨年、仙台市で初開催した際はパレードコースへの規制が甘く、観客がねぶたなどに殺到して一部のパレードが中止となった。今回は再発防止のため約1300人を会場警備に投入し、パレード開始後の入場を規制。当初の想定を上回る人出だったが、大きな混乱はなく、予定通りに進行した。
盛岡市は同日、最高気温が25・3度と7月上旬並みまで上昇し、23人が熱中症で搬送。県警によると、交通規制は市内中心部に入る自家用車が少なく、臨時駐車場の利用と合わせて順調に推移した。身動きが取れないほどの混雑の中、すり被害は2日間で計3件発生した。
(2012/05/28)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120529/szk12052914090006-n1.htm
苦境の旅館、独自策で勝負 活性化に期待 伊豆
2012.5.29 14:07 (1/3ページ)
リニューアルされた「東府やリゾート&スパイーズ」の玄関=4日、静岡県伊豆市
湯量豊かな温泉や新鮮な山海の幸に恵まれ、古くから観光地として知られる伊豆。景気低迷で利用者が減り、倒産・廃業に追い込まれる宿も出る中、和洋折衷風に改装して再生した旅館や、独自の経営戦略を打ち出し、安価な均一料金を設定した宿が人気を集める。宿が元気を取り戻し、町の活性化につながることを期待する声も出ている。
▽和のリゾート
伊豆は関東を中心に県外からも観光客が集まるが、宿泊者数は平成3年度の約2千万人をピークに22年度は約1千万人と半減。吉奈温泉(伊豆市)で21年、創業400年の老舗「東府屋旅館」が多額の債務を抱え、営業停止となったのは地元に衝撃を与えた。
その後、新潟県のホテル再生も手掛けた経営者が買収、22年11月「和のリゾート」と銘打ち「東府やリゾート&スパ−イズ」として生まれ変わった。江戸時代の歴史ある建築物や温泉を生かしつつ、和室にベッドを入れ現代的な風合いにし、ホテル形式の接客にした。
元おかみで現在は副支配人の城所倫代さんは「当初抵抗があったが、年配の方にも好評。固定観念に縛られてはいけない」。
宿泊料金は高めだが数カ月先まで予約が埋まる。城所さんは「伊豆全体の活性化につなげたい」としている。
▽保養所を活用
比較的安く泊まれる宿は家族連れに人気。「四季リゾーツ」(横浜市港北区)は企業から保養所の運営を受託して一般に開放。全国に31施設を展開し、料金を一年中、1泊朝食付き5250円均一にしている。
既存の施設を使い、職員数を必要最低限にし、布団の上げ下げを利用者に任せて価格を低く抑えた。
伊豆では現在9施設があり、熱海市の3施設は年間稼働率が8割に上るところも。本社担当者は「活用しきれていない保養所を生かせば、周辺の観光にも貢献できる」と話す。
▽二極化
帝国データバンクによると、旅館やホテルの23年の倒産、廃業は全国で129件。18年ごろから経営不振による倒産が頻発、23年は東日本大震災が追い打ちをかけた。県内でも11年の倒産は6件と厳しい状況だ。
伊豆はかつて団体旅行客が中心で企業の保養所も多かったが、現在団体客は全体の約6%。旅館やホテルは個人客の多種多様な好みに対応する必要があり、生き残りのため、変化を強いられている。
伊東観光協会は「1万円以下で泊まれる低価格の宿と、客室数が少ない高級路線の宿に二極化しており、この傾向は続くのではないか」と分析している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000229-yom-soci
ツリー効果想定外…地元商店街「客減った」
読売新聞 5月29日(火)11時33分配信
拡大写真
開業最初の日曜日、多くの人たちで混雑した「東京ソラマチ」=守谷遼平撮影
29日で開業から1週間を迎える東京スカイツリー(東京・墨田区、高さ634メートル)は、隣接の商業施設と合わせ、26日には来場者数が早くも100万人を突破、順調な滑り出しを見せている。
その一方で、ツリー効果を当て込んでいた周辺商店街では客足が思うように伸びないなど、「こんなはずでは……」という事態も起きている。
ツリーと隣接の「東京ソラマチ」と合わせ、来場者は連日20万人超。100万人突破は予想より2日早く達成し、初の週末となった26日夕には初の入場規制も行った。
一方、期待はずれなのが地元商店街。開業前は見物客で売り上げを伸ばしたが、開業後は「売り上げが減った」との声が上がる。地元商店街の土産物店の店主(61)は「ソラマチの外に人が出てこない」とこぼす。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20120529-OYT8T01375.htm
県内観光不振 宿泊者は全国最下位
県内の観光振興が振るわない。今春のゴールデンウイーク(GW、4月28日〜5月6日)期間中の、主な観光施設の1日平均集客数は前年比ほぼ横ばいの100・2%(3万4950人)。9日間の合計は31万758人だった。巧みなPRで集客の底上げに意欲的な香川、高知、愛媛の3県に比べ、徳島は阿波おどりへの依存体質から抜け出せない。このまま現状に満足していては、県内の観光産業は縮小する一方だ。
観光庁の宿泊旅行統計によると、2010年に徳島県内にある従業員10人以上の施設を利用した宿泊者数は、延べ140万9060人で全国最下位の47位。愛媛県が37位、香川県が39位、高知県は41位だった。11年の暫定値でも徳島県は延べ122万2460人で最下位。同年の調査対象を従業員10人未満の施設にまで拡大すると、延べ189万2970人でワースト2位となるが、同3位の島根県より約70万人も少ない。
旅館、ホテルなどをみても、10年に徳島県内にあった従業員10人以上の宿泊施設は77軒で全国最下位。厚生労働省によると、県内の客室数は00年の1万1563室から10年には1万308室に減った。徳島経済研究所・元木秀章主任研究員は「宿泊客が減るからホテルや旅館が廃業する。すると更に宿泊客が減る悪循環に陥っている」と話す。
「ホテルサンシャイン徳島」(徳島市)の総支配人・梯(かけはし)学さん(49)によると、もともと徳島市の観光シーズンは阿波おどりの4日間だけで、それ以外はビジネス客が主流だった。しかし、1998年の明石海峡大橋開通など高速道路網の発達で、徳島が関西からの日帰り圏内に入り、ビジネス需要が減少した。他の都道府県に観光客誘致では先行されていて、梯さんは「徳島が急に力を入れても及ばない。四国3県と比べても後進県だ」と厳しい。
県の2010年のデータでは、鳴門や阿波、吉野川の3市など県北の8市町で形成する「鳴門ブロック」の観光客数は595万1000人。徳島、小松島両市、石井町など7市町村の「徳島ブロック」の376万6000人を上回った。鳴門ブロックの県外客は418万7000人で97年の2倍近く増え、148万2000人だった徳島ブロックの3倍近い。一方、簡単に京阪神に移動できるようになって宿泊客は減少。徳島ブロックの70万4000人に対し鳴門ブロックは52万人だった。
元木主任研究員は「行政が中心になって危機感を共有し、県全体を引っ張らないと、10〜20年後の激しい観光客の取り合いに置いて行かれる」と指摘している。
(2012年5月30日 読売新聞)
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-191997-storytopic-4.html
「星のや 竹富島」オープン 星野リゾートが運営2012年6月2日
開業した「星のや 竹富島」の全景=1日、竹富町竹富島
【竹富島=竹富】ホテルや温泉旅館の再生事業で知られるホテル運営会社、星野リゾート(長野県、星野佳路社長)のコテージ型リゾート施設「星のや 竹富島」が1日、開業した。「星のや」ブランドとして全国3番目の開業となる。同社は最初の宿泊客を招き、鏡開きで開業を祝った。
同施設は敷地約6万6千平方メートル。赤瓦屋根の琉球家屋や白砂の道、手積みの石垣など、竹富島の集落の雰囲気を再現した。48棟の家屋が客室になっていて、集落の住人になった気分が味わえる。
文化リゾートという位置付けを明確にし、入域観光客数が落ち込む秋以降も魅力を感じられるようにした。繰り返し海外旅行に出掛けていた観光客を国内に呼び戻したい考え。
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http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20120602/CK2012060202000184.html
駐車場 来春5倍に 輪島・千枚田 観光客急増
2012年6月2日
観光客増を受けて再整備される予定の千枚田ポケットパーク=輪島市白米町で
市補正案に3億円計上 道の駅を再整備
輪島市は、同市白米(しろよね)町の観光名所「千枚田」にある道の駅「千枚田ポケットパーク」を再整備し、敷地を一・五倍に広げた上で、乗用車の駐車スペースを五倍に増やす。世界農業遺産のシンボルとして観光客が二倍に増えた千枚田の受け入れ態勢を強化する。
ポケットパークは二十三年前、日本海に面して階段状に広がる千枚田南側の国道249号沿いの国有地で整備された。売店やトイレのほか、千五百平方メートルの敷地に、乗用車十台、バス三台分の駐車場を備えている。
昨年六月に能登地域が同遺産に認定されて以降、来場者は右肩上がり。週末やイベント時には、駐車場に入りきれずに路上停車する車が見られ、客の安全確保が課題だった。
計画では、周辺の民有地を買収するなどして、駐車場や売店などの配置を変更。乗用車五十台、バス五台が止まれるようにするほか、休憩施設やイベント広場、千枚田を見下ろす展望デッキを新設する。
十一日開会の市議会六月定例会に提案する補正予算案に、事業費約三億一千万円を計上。議決を経て今月中に測量調査に入る。今秋の収穫期以降に本格着工して来春の完成を目指す。ただ、一帯は地滑り危険地域で難工事が予想され、計画を一部変更する可能性もある。
(網信明)
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http://www.asahi.com/travel/news/OSK201205310125.html
2012年6月1日18時30分
USJ年間パス、1年で20万人増 子ども向け施設効果今年3月にオープンしたユニバーサル・ワンダーランド=ユー・エス・ジェイ提供
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は31日、「年間パス」の所有者がこの1年で1.4倍となり、同日時点で約70万人に達したことを明らかにした。値上げしたものの売れ行きは好調で、USJは今年3月にオープンした子ども向けの「ユニバーサル・ワンダーランド」の効果とみている。
年間パスは、いつでも無料で入場できるプラチナと、一部入れない日があるゴールドの2種類。大半を占めるゴールドの定価は2万5千円。割引期間中の販売が8割を占め、今年3〜5月の割引価格は大人1万4800円と、昨年3月〜今年1月の割引価格より2千円高かった。しかし、所有者は昨年5月末の約50万人から20万人ほど増えた。
ユニバーサル・ワンダーランドは広さが約3万平方メートル。ボールいっぱいのプールや大きなブロック、乗り物などがあり、幼稚園児や小学生が楽しめるようにした。
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001206010001
「知事判断を懸念」/鞆の浦問題
2012年06月01日
鞆(とも)の浦の埋め立て・架橋問題について、福山市の羽田皓(あきら)市長は31日の定例会見で、「埋め立て・架橋という結論は、最終的な知事の判断の中に出ないのではないかという懸念を持っている」と語った。湯崎英彦知事との会談について「事務方の協議での意見は出尽くした。次回は知事の判断が示されるだろう」との見通しを示した。
羽田市長は「架橋は、県が民意を踏まえ、課題解決の最善の方法として市と一緒にやってきた」とした上で、「万が一にも県の事情で方針変更すれば、住民との信頼関係は損なわれる」と話した。
事業の方向性をめぐる湯崎知事と羽田市長の会談は、3月28日を最後に開かれていない。これまでの会談では、埋め立て・架橋を求める市と、県との考え方に「相違がある」と双方が認め、事務方での協議を重ねてきた。(奥田貫)
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120601/dms1206011538018-n1.htm
チョ〜絶景な“展望スポット”ランク!1位は清水寺2012.06.01
東京スカイツリーが開業し、新たな人気スポットが誕生。だが、ちょっとマッタ。日本には絶景が楽しめる名所はまだまだある。この度、発表された「行ってよかった日本の展望スポット」ランキングでは、定番どころに加えて意外な所も上位に食い込んだ。あなたはどこに上ってみる?
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」はこのほど、サイト利用者の口コミ評価をもとにした「行ってよかった日本の展望スポットランキング」トップ20を発表した。
栄えある1位は意外にも高さ13メートルの清水寺(京都市)が輝いた。
修学旅行でおなじみの同寺。広報担当者は「1位と言ってもテーマパークとは違うので…。特段コメントすることはありません」と戸惑いながらも、「昔から『清水の舞台』として親しまれ、たくさん参詣していただいているのはありがたいこと」と話す。
続く2位は、長らく東京観光の定番に君臨する333メートルの東京タワー(東京都港区)。寄せられた口コミでは「スカイツリーに負けず頑張れ」などとライバルと対比させるコメントが目立つ。
東京タワーでは「スカイツリーを当方から見ようというお客さまに多く来ていただいており、励ましの言葉もいただいています。山の手と下町の両方から東京を盛り上げていきたいですね」と力を込めた。
そして3位には、冬季にノルディックスキーのジャンプ台となる大倉山展望台(札幌市)が…。大倉山の総合案内担当者は「正面に大通り公園が見える眺望が評価されたのでは。ジャンプ台からの光景は選手しか体験できないので」と手放しでの喜びよう。
調査はスカイツリー開業前のため、下町の新名所は対象外となったが、次回は上位に食い込むことが予想されている。
横浜商科大の小濱哲教授(観光学)は、今回の結果は「意外性」がキーワードという。
「2位の東京タワーはともかく、上位にはさほどメジャーではない所も入っている。期待せずに行って『思っていたより意外にスゴい』となると、ギャップの大きさで印象に残る。1位の清水寺も修学旅行以来で行ってみると、昔の記憶と相まって新鮮な驚きがあるのではないか。4位の札幌JRタワーや7位の梅田スカイビルもぶらりと訪れてびっくりできそう」
定番だけでなく、あなただけの“掘り出しものスポット”を探してみよう。
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①清水寺
②東京タワー
③大倉山展望台
④札幌JRタワー展望台T38
⑤東京都庁舎
⑥六本木ヒルズ(森タワー)
⑦梅田スカイビル・空中庭園展望台
⑧白馬ジャンプ競技場
⑨門司港レトロ展望室
⑩徳島県立渦の道
⑪横浜ランドマークタワー
⑫世界貿易センタービル展望台
⑬五稜郭タワー
⑭天保山大観覧車
⑮福岡タワー
⑯関空展望ホールスカイビュー
⑰サンシャイン60展望台
⑱なごみの塔
⑲HEP FIVW観覧車
⑳さっぽろテレビ塔
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行ったことあるのは13/20かあ・・・
残り7つ頑張りますわ
世界貿易センタービルの評価の高さが意外
東京タワーと見晴らし変わらなさそうだけど・・・
ある①清水寺
ある②東京タワー
ある③大倉山展望台
ある④札幌JRタワー展望台T38
ある⑤東京都庁舎
ある⑥六本木ヒルズ(森タワー)
ある⑦梅田スカイビル・空中庭園展望台
ない⑧白馬ジャンプ競技場
ない⑨門司港レトロ展望室
ない⑩徳島県立渦の道
ある⑪横浜ランドマークタワー
ない⑫世界貿易センタービル展望台
ある⑬五稜郭タワー
ない⑭天保山大観覧車
ある⑮福岡タワー
ない⑯関空展望ホールスカイビュー
ある⑰サンシャイン60展望台
ない⑱なごみの塔
ある⑲HEP FIVW観覧車
ある⑳さっぽろテレビ塔
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/120602/bsd1206022327010-n1.htm
テーマパーク料金値上げは限界点近い? USJとTDRの動向注目 (1/2ページ)2012.6.2 23:21
国内2強とされるテーマパークの一角、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)が4月から入場料金を値上げしたことから、東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)の出方に注目が集まっている。平成13年3月末のUSJ開園以降、両テーマパークはほぼ同じペースで値上げしてきたからだ。ただ、USJの大人6400円の入場料金には「テーマパークとしては上限」との見方もあり、しばらくの間はUSJの独歩高もありそうだ。
値上げ後の今年5月、USJは人気映画「ハリー・ポッター」をテーマとした新エリアの建設を発表。USJの運営会社「ユー・エス・ジェイ」のグレン・ガンペル社長は会見で「ハリーポッターは日本でも人気。来園者が大きく増え、地域の経済効果も期待できる」と述べ、値上げの影響を気にも留めていない様子だった。
実際、入園者数は値上げ後も「順調」(広報)のようだ。3月には、28施設の新エリア『ユニバーサル・ワンダーランド』をオープンさせたばかりで、アトラクションを増強させればおのずと客は付くとの姿勢だ。
もともとUSJは東のTDRをライバル視してか、TDRと同じ5500円の入場料金で平成13年3月に開園した。TDRが18年5月、同年9月からの300円値上げを発表すると、USJも同じ5800円に値上げした。しかも、値上げはTDRより約1カ月半早かった。
22年6月には、USJが先手を打って値上げするなど、TDRとUSJは交互に値上げを発表し、ほぼ同料金で推移してきた。
だが、昭和58年4月にオープンしたTDRの当初の入場料金は3900円。消費税の施行やアトラクションの新設などを理由に、8回に及んだ値上げで2千円以上も高くなっている。
値上げ理由には両社とも「パークの価値向上」を挙げるが、りそな総合研究所の荒木秀之主任研究員は「アトラクションの増強という理由で値上げするのはテーマパーク側の論理」と指摘。「デフレが続く中にあっては早晩、限界点が来るだろう」として、USJの独歩高もあり得るとみている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000011-kyt-l26
事後カード決済、反発 楽天トラベル導入
京都新聞 6月2日(土)10時19分配信
インターネットの宿泊予約サイトを運営する「楽天トラベル」(東京都)が4月から、利用後にクレジットカードで決済する「事後カード決済」を導入したことに対し、全国の旅館が強く反発している。全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(東京都、全旅連)はキャンセル料を引き落とせない事後決済が「キャンセル料逃れを助長する」として、ホームページの表示やシステムの変更を求めてきた。京都府旅館ホテル生活衛生同業組合青年部会(京都市中京区)も5月下旬、要望書を送付した。
これまでの「事前カード決済」は予約と同時決済で、キャンセル料が自動徴収されたが、チェックアウト後の事後決済はキャンセル料が自動徴収されない。
■全国の旅館 キャンセル料逃れ助長の恐れ
全旅連などによると、楽天トラベルの当初計画では予約画面に「キャンセル時も安心↓登録カードからのキャンセル料引き落としはありません」と表示されることになっていた。旅館側は「キャンセル料を支払わなくて済むと誤解を与える」と強く抗議した。4月の導入時は、予約画面からキャンセル料に関する記述が消え、詳細ページに進むと「引き落とされることはないが、宿泊施設から別途請求されることがある」と書かれている。
全旅連は「旅館あっての予約サイトのはずなのに、相談もなく一方的に変更するのは強引」とし、正規のキャンセル料を自動徴収できるシステムへの変更を求めている。
■京都の団体などシステム変更を要望
京都府内では4月以降、楽天トラベルからの予約を中止している旅館もある。府青年部会は「もともとキャンセル料は徴収しにくい。ネット予約では、大量に予約して直前にキャンセルする人もおり、さらに旅館に負担を押しつける仕組みはおかしい」と訴える。楽天トラベルは「前向きな方向で協議をしているが、詳細は言えない」としている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120603-00000273-yom-soci
天望回廊上れない…ツリー団体客「2時間」の壁
読売新聞 6月3日(日)11時32分配信
スカイツリーの駐車場に入る観光バス=横山就平撮影
東京スカイツリー(東京・墨田区)の第2展望台「天望回廊」と言えば、450メートルもの高さから関東一円を見渡せるツリー観光の最大の売り物。
ところが、展望台に上る観光客の3割弱を占める団体客からは、「天望回廊に上がれなかった」という不満の声が出始めている。観光バスの駐車時間が2時間以内と厳しく制限されており、バス利用の団体客はツリーに長くとどまっていられないからだ。
今月1日、静岡県から観光バスでツリーを訪れた女性(74)は、天望回廊に友人らと上ろうとしたが、待ち時間が30分と知り、あきらめた。女性は「できれば上に行きたかったけど、2時間しかいられないからね」と残念そうに話した。
天望回廊からは筑波山や房総半島、秩父の山々など70キロ以上の眺望が楽しめる。第1展望台「天望デッキ」(高さ350メートル)に比べ、さらに迫力ある空中散歩の気分を味わえると好評だが、上がる場合は天望デッキで追加料金を払って専用の入場券を買わなければならない。展望台の滞在に制限時間がないため、混雑時には入場までに1時間ほど待たされる場合もある。
一方、観光バスの駐車場は敷地内外に計55台分しかなく、駐車の制限時間は「2時間以内」。運営会社「東武タワースカイツリー」では、渋滞対策のため、観光バスが敷地外の周辺道路で客を乗降させることを禁じており、客待ちするバスは専用駐車場で待機するしかない。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120603-00000533-san-soci
弁当の残飯、ごみがごみを呼ぶ 観光客のポイ捨て スカイツリー
産経新聞 6月3日(日)14時32分配信
【東京スカイツリー】
連日20万人を超える観光客でにぎわう東京スカイツリー(東京都墨田区)。真下にある業平地区では空き缶や食べ残した弁当がらなど観光客によるごみのポイ捨てが一向に減らず、ツリーが巻き起こす強烈な「ビル風」がごみを吹き散らかす。住民からはごみ箱の設置を求める声が高まるが、区は「ごみがごみを呼ぶ」と慎重だ。ごみ箱がないからごみが出るのか。逆にごみ箱があるから増えるのか。ツリーのおひざ元で時ならぬ“ニワタマ論争”が起きている。(玉嵜栄次)
ツリーの南160メートル、業平地区の雑居ビル1階で喫茶店を営む徳本英樹さん(69)は1日3回、ごみ箱からあふれ出たごみの分別が日課になった。
ツリー開業後、ビルの住民用のごみ集積場に観光客がごみを捨て始めた。日本酒のワンカップや缶ビールは飲み切って捨ててあるものの、コンビニ弁当は残飯が目立ち、ペットボトルから飲み残しのジュースが流れ出して地面を汚す。ソフトクリームが溶けていることもある。
さらに、高さ634メートルのツリーに風が当たって起きる強風が、ごみ箱からあふれたごみを吹き飛ばし、事態をより悪化させているという。
徳本さんはあきらめ顔で嘆く。
「自分たちで片付けなければ、すぐに散乱して手に負えなくなる。うちの店は客は増えずにごみだけが増えた」
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ツリーの直下にはガラス張りの近代的な複合商業施設が整備されたが、街頭にごみ箱は見当たらない。ツリーの開業後、住民から墨田区へ苦情や要望が相次いでいる。
「ごみ箱を設置してほしい」「ツリーの運営会社にも負担を求めるべきだ」
徳本さんは「もともとごみが集まっているから、観光客も心理的にポイ捨てしやすいのではないか。街頭にごみ箱を設置してもらえれば減るはずだ」と訴える。
墨田区は「ごみは持ち帰ってもらうことが原則」として、ごみ箱の新たな設置に慎重姿勢を崩さない。
区は平成9年、区立公園に設置していたごみ箱を3つの大型公園を除き全廃した。区道路公園課の田中正明課長(52)は「分別しないままごみが捨てられるケースが目立ち、ごみ箱がない方がうまくいく。ウェットなごみは、それを買った店のごみ箱を利用してもらうことを周知したい」と説明し、続けた。
「問題が解決しているとは考えていないが、ごみ箱がなくてもきれいな街という理想を追いかけている」
こうした“性善説”に立つごみ処理の方針について、業平地区の60代の女性はこう話した。
「ソースで汚れたたこ焼きのパックや、揚げ物の串を持ち帰る観光客が何人いるのか」
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首都圏の街頭に自治体が設置していたごみ箱は近年、撤去が相次いだ。きっかけは平成7年のオウム真理教事件をはじめ、13年の米中枢同時テロ、さらに千代田区が14年に全国で初めて制定した路上喫煙禁止条例などだった。
新宿区は日本最大の歓楽街・歌舞伎町を抱え、8年に空き缶の散乱を防ぐ条例を作って灰皿付きのごみ箱を設置した。だが、17年にこの条例を路上喫煙禁止条例へ改正した際、一斉に撤去した。
一方、大阪市や京都市、神戸市など自治体が設置するごみ箱が当たり前の風景だった関西圏にも、廃止の波が押し寄せている。
大阪市は21年4月時点で1951あったごみ箱を、10カ月後の22年1月末に195まで大幅に減らし、現在も各町会と相談しながら撤去を進めている。
大阪市の調査で、家庭の生ごみやペットの排泄物、事業所の段ボールなどマナー違反のごみが多くを占めることが分かり、撤廃に踏み切ったという。
大阪市環境局事業管理課の松井新二課長代理(57)は「ごみ箱からあふれたごみがくさいなどと苦情が出ていた。行政の経費節減も理由の一つだ」と説明する。
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内外から多くの観光客が訪れる国際観光都市、京都市には、まだ666のごみ箱が設置されている。しかし、大阪市と同様にマナー違反が目立ち、京都市は今年度中にごみ箱が必要かどうか調査を行い、結果を見て存廃を決めるという。
京都市の場合、要人が市を訪れる際に警備などのため一時的にごみ箱を撤去することがあるが、市民からは「早く元の場所に戻してほしい」と要望が出るという。観光客が多いことも撤去に慎重になる理由で、京都市まち美化推進課の担当者は匿名を条件に「仮に撤去するにしても、観光地のごみ箱は最後まで残るだろう」と話した。
東洋大学の山谷修作教授(63)=環境政策=は「ごみ箱を設置すれば、必ずこぼれるほどごみが増える。管理費がかさみ、税金がかかる」と指摘する。
スカイツリー近くの喫茶店主、徳本さんが分別していたごみ集積場のごみ箱は1日、余りにもごみがあふれているとして、墨田区により撤去された。
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http://www.sankeibiz.jp/econome/news/120605/ece1206051655000-n1.htm
オープンカフェに再生! 豊岡・城崎温泉の廃業旅館 外国人にも人気2012.6.5 16:55
城崎温泉(豊岡市城崎町)で昨年に廃業した老舗旅館の木造建物が、オープンカフェ「木もれび」として再生され、観光客らが立ち寄る新たなスポットとなっている。木造旅館がたち並ぶ同温泉の景観を守りながら、外湯巡りの際の憩いの場にしようとオープンさせ、外国人観光客らにも人気という。
木もれびは、城崎温泉街の中心部にある外湯「一の湯」の近くに位置する。
北但大震災(大正14年)後に建てられたという木造3階建ての旅館建物を譲り受けた土産物店「花兆庵」が、木造旅館が続くまち並みを途切れさせないよう建物を守ることにし、1階部分を改修。カフェとして今年4月下旬にオープンさせた。
カフェは広さ約350平方メートルで、座席は70席。もとの柱をそのまま生かして、木造旅館だったことが伝わるよう工夫し、ステンドグラスをはめるなど洒落(しゃれ)た空間となっている。
オープンスペースは表の通り沿いのほか、裏側にもあり、春には大谿(おおたに)川の桜並木が楽しめる。さらに、会議室や絵画などの展示にも使えるスペースもあり、利用を呼びかけている。
メニューは、コーヒーや地ビール、軽食、モーニングセット、ランチなどがある。
花兆庵を経営する森貞淳一さん(68)は「城崎らしいまち並みを壊したくなかった。外湯巡りの際などに、ここでゆっくりとくつろいでいただきたい」と話している。
木もれびは午前7時半ごろから午後10時ごろまで営業。水曜日は休み。問い合わせは、花兆庵((電)0796・32・3811)。
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http://www.shinmai.co.jp/news/20120605/KT120604GSI090008000.html
小布施の若者、人力車で町を案内 「あらためて町を知りたい」
06月05日(火)
人力車を引いて町中心部を巡る原さん(左)と涌井さん
多くの観光客が行き交う小布施町の中心部で、同町の若者2人が人力車で観光客の案内をしている。原祐司(ゆうじ)さん(35)=伊勢町=と涌井喜義(きよし)さん(35)=松川=で、2人は小中学校、高校の同級生。案内をしながら、自分たちもあらためて小布施のことを知りたいとの思いがある。
人力車は2台。自動車販売修理工場で働く原さんの叔父が趣味で作った。これまでは叔父が、知人の結婚式の会場に運んで新郎新婦を乗せるなど、年に数回使う程度だったという。これを見てきた原さんが「せっかくの立派な人力車なのでもっと活躍の場をつくりたい」と考え、観光案内への活用を思い付いた。
原さんが涌井さんを誘い、5月から案内を始めた。2人とも白い鉢巻きに、町とゆかりのある江戸時代の浮世絵師葛飾北斎の名前が入った法被を着て、足元は足袋でそろえている。原さんはプロスノーボーダー、涌井さんは会社員のため、主に土、日曜日と祝日に活動。平日は予約があれば案内する。
5〜15分の3コースがあり、料金は1人500〜1500円。竹風堂(上町(かんまち))から国道403号を挟んで向かい側を発着点に、栗の木の板を敷き詰めた町道「栗の小径(こみち)」(同)、北斎の肉筆画を展示する「北斎館」(東町)周辺など見どころを巡り、北斎が小布施を訪れた経緯なども解説する。3コース以外でも、客の希望があれば案内する。
「最初は照れくさかったけど、少しずつ楽しくなってきた」と涌井さん。原さんは「これからも楽しみながらやっていきたい」と話している。
問い合わせは原さん(電話026・247・2202)へ。
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↑ 35歳って若者なんですかね?
と当総研主任研究員に怒られそうなことを言ってみる
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私去年なんと40に成っちまいましたがまだまだ若者のつもりで居りますよんw
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005114980.shtml
修学旅行様変わり 「体験型」が主流に 変わる修学旅行
体験型の修学旅行で鶏をさばく生徒たち=和歌山県那智勝浦町
修学旅行が大きく様変わりしている。教科書に載っているような名所、旧跡を巡るだけのコースは今や少数派だ。農家や漁師らの家に寝泊まりするといった「体験型」が増えており、高校では8割超が何らかの体験学習を組み込んでいるとのデータも。出会いをきっかけに訪問先と交流を続ける卒業生も多く、受け入れ地域の活性化にもつながっている。
【初体験】
紀伊半島南端の和歌山県那智勝浦町。キャンプ場の一角で、鶏が落ち着かない様子でばたばたと動き回る。足を縛るよう言われた男子生徒の顔つきがこわばった。農家の白水節二さん(60)が鶏のさばき方を手ほどきする。今年3月に同町を訪れたのは、筑波大付属駒場中(東京)の3年生。約120人がグループに分かれ、捕鯨、間伐など初めの体験に臨んだ。
和歌山では2005年度、県が修学旅行生の受け入れ事業に乗り出した。世界遺産熊野古道を語り部と巡る散策、マグロの養殖で世界的にも有名な近畿大の施設での餌やり、梅の収穫作業など和歌山ならではのプログラムを提供。漁師の家での民泊を始めた08年度は13校約3千人、昨年度は26校約5千人が訪問した。
昨年9月に訪れた東京都立高の女性教諭(45)は「文化財を見る旅行は家庭で行ける時代。普段できない体験を提供したかった」と振り返る。
【双方に有益】
兵庫でも多くの高校が、体験型学習を取り入れる。11月に修学旅行で沖縄を訪れる姫路別所高校(姫路市)は、3泊4日の日程のうち、2泊を民泊とした。生徒たちはサトウキビの収穫や底引き網漁などを体験。「地元の人との交流が狙い。大家族の良さを感じ、戦争体験を聞く生徒もいる」と同校。涙で別れを惜しむ生徒もいるという。
一方で、受け入れ側にとってもプラスだ。お香を製造・販売する薫寿堂(淡路市)には、愛知や千葉などから、年に10校ほどが修学旅行で訪問し、お香作りに挑戦。同社は「業界や地域をPRする絶好の機会。後々、家族で遊びに来る人もいる」という。
長野県飯田市では最近5年間に約1万5千人の修学旅行生が訪れ、そば打ちなどを学んだ。住民からは「若者との交流が新たな生きがいになっている」との声が上がる。
日本修学旅行協会(東京)によると、修学旅行に体験学習を取り入れた高校は1993年度に全体の約18%だったが、2004年度には約65%に。学習指導要領が改定され体験学習の重要性が強調された08年度には約87%まで伸びた。同協会の担当者は「もはや(体験型は)主流です」と話す。
(2012/06/06 19:40)
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/120607/trd12060708400008-n1.htm
訪日旅行者 ビジネス客が一足早く回復
2012.6.7 08:39
今年1、2月にビジネス目的で日本を訪れた外国人は前年同期比14%増の37万4千人だったことが観光庁の推計で分かった。観光客は21%減の65万3千人で、ビジネス客が一足早く回復した。東日本大震災以降、昨年12月まで四半期ごとの推計では、ビジネス、観光とも前年比減が続いていた。訪日旅行者全体としては、政府観光局の今年4月分の推計で震災前の平成22年とほぼ同水準まで回復した。国・地域別でビジネス客の増加率が高かったのは、韓国、台湾、米国の順だった。
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http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20120607ddlk14040173000c.html
寿町:1泊3000円魅力、外国人観光客訪れ 中華街や鎌倉近く /神奈川
毎日新聞 2012年06月07日 地方版
日本有数の日雇い労働者の街として知られる横浜市中区の寿町地区を、外国人旅行者が訪れるようになってきている。労働者の高齢化に伴って寿町は「生活保護受給者の街」へと変化しているが、外国人旅行者はそんなことを知る由もない。彼らの出現で街が大きく変わったわけではないが、雰囲気に変化が見られるのは確かだ。【福井聡】
彼らが訪れるのは、コトラボ社(岡部友彦代表)が運営する「横浜ホステル・ビレッジ」。日雇い労働者の減少に伴って岡部代表が06年、労働者が月決めで寝泊まりしていた宿泊施設を借り上げ、旅行者に日割りで貸すホステルを始めた。1人1泊3000円、2人なら4500円と割安で、中華街、みなとみらい、鎌倉など観光地に近いことから人気を集める。
宿泊客は日本人が6割、外国人が4割。日本人は野球、サッカー、コンサートなどイベントに訪れた人の利用が多いのに対し、外国人はインターネットで案内を見て宿泊する観光客が目立つという。
豪シドニーから2週間の休暇で来日した造園会社社員、フィリップ・ポッターさん(29)は今月1日、日本観光の途中に、このホステルを利用した。これまでも南米やアフリカなど世界各地を訪れており、「ここは労働者向けホステルの多さが特徴的だが、治安が悪いわけではなく普通の町という印象だ。旅行者にとってリスクの高い町は、ほかにいくらでもある」と話した。
岡部代表によると、開設当初は路上にごみが放置されるなど雑然とした印象があったが、「最近は街全体がきれいになっている」という。寿町は高齢化の一方、従来より若い失業者の流入もあって、人口自体は減っていないが、全体として穏やかさが漂いつつある。
中国・上海出身で神戸大に留学中の羅亦成さん(21)は先週末、「パシフィコ横浜でAKB48の握手会に参加するため来た」と話した。ホステルに宿泊し、日本人客と同様に翌日が待ちきれない様子だった。
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>>1472
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/120609/ece1206090631000-n1.htm
日清食品のラーメン発明記念館、400万人突破2012.6.9 06:30
インスタントラーメンを発明した日清食品の創業者、故安藤百福さんの業績を記念して同社が大阪府池田市に開設した「インスタントラーメン発明記念館」の入館者が400万人を突破した。学校の総合学習の授業や修学旅行などでの利用が多いという。
400万人目となったのは、山形県東根市の遠藤紗智さん(26)。夫の有羽樹さん(26)、長男の咲弥(さくや)君(5)、長女の柚瑠(ゆずる)ちゃん(2)の家族4人で大阪に観光旅行で訪れていた。紗智さんは「旅行雑誌を見て初めて訪問しました。ラッキーでした」と笑顔を見せた。
同館は、平成11年11月、安藤さんの自宅やインスタントラーメンを発明した小屋などのあった池田市にオープン。16年11月には拡張工事を行い、地元周辺の小学校が総合学習の授業で活用したり、全国各地の学校が修学旅行の行き先の一つに選んだりするケースが増えるなどして入館者数は年々増加。昨年は59万人が入館した。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206110026.html
道案内のはずが観光客に混乱
尾道市西則末町の市道交差点に掲示された「しまなみ交流館」(東御所町)への案内看板が、観光客らを困惑させている。実際は2キロ以上離れているにもかかわらず、左に向いた矢印とともに「200m先」と書いてあるためだ。管理する市は、200メートル直進してから左折することを示すと説明。一方で苦情が寄せられていることも認める。
看板は国道2号尾道バイパス下で、烏須井ガード南側の市道に架かる歩道橋にある。白地で縦0・6メートル、横2・3メートル。市によると、1999年ごろ設置されたという。
混乱に拍車を掛けているのは看板が交差点にあることだ。この交差点を左折すれば200メートル先に交流館があると読み取れるからだ。
付近を車でよく通るという同市長江のパート杉田美香さん(40)は「初めての人には分かりにくいでしょう。交差点を左折してしまう人がほとんどでは」と話す。
市の説明するように、約200メートル直進してから左折してみると、交流館への案内看板がまた出てくる。ただし距離は「2・8Km」。いきなり増える。
しまなみ交流館の花本健治館長は「問い合わせがあれば、個別に説明し理解いただいている。修正する予定はない」としている。
【写真説明】しまなみ交流館への距離を示す看板。「200m先」とあるが、実際は2・2キロ先にある
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120609-OYT1T00598.htm
鹿からおやつ?奈良県フェイスブック、誤訳続々
奈良県が外国人観光客向けに今月公開した会員制交流サイト「フェイスブック」の公式ページで誤訳が相次ぎ、対策として日本語入力から英文併記に切り替えていたことがわかった。
備え付けの翻訳機能が不完全だったためという。
県国際観光課によると、公式ページは4日から公開。同課の職員が週3回程度、古都の風景や花、行事などの写真を添えて情報発信している。同課には英語圏出身のメンバーが2人いるが、翻訳は「時間がかかる」として依頼せずに始めた。
ところが、東大寺にいる鹿について「たくさんの人からおやつをもらって満腹だったと思います」は、感想を語る「私」が、逆に鹿からおやつをもらったことに。また、鹿の毛が年2回、生え変わることを紹介した文では「生え変わります」が訳し切れず英文に混在した。「もともと」は「下下」と認識、直訳して「アンダーアンダー」になっていた。
県は今年度、外国人向けホームページ(HP)を刷新。従来の中国語、韓国語、英語、フランス語に、ドイツ語、イタリア語、スペイン語のページを追加した。HPの維持管理や自動翻訳機能の利用は年額81万円で通信会社と契約しているが、フェイスブックには対応できなかったという。
(2012年6月10日20時55分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20120611-OYT8T01367.htm
直方市石炭記念館、改修へ
築後100年を経過し、老朽化が進んでいる本館
改修される「コッペル32号」 直方市は、約100年前に建てられて老朽化している同市直方の市石炭記念館を今秋改修する方針を明らかにした。蒸気機関車「コッペル32号」などの展示品をはじめ、壁や天井なども改修する。15日に開会予定の6月定例市議会に関連予算計約900万円を提案する。
記念館は、筑豊炭鉱の歴史を伝えようと1971年に開館。旧筑豊石炭鉱業組合の直方会議所として10年に建てられた建物を活用した本館と、90年に建築された別館がある。本館は洋風の木造2階建て(延べ床面積約250平方メートル)で経年劣化が進んでいる。
館内には石炭や製鉄、鉄道、物流などの様々な関連資料を展示している。改修に伴って、企画展などが開催できるように展示物も見直す。市は「話題性のあるものを展示し、石炭産業の集積地として飯塚市や田川市とのつながりも出したい」としている。
(2012年6月12日 読売新聞)
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>イスラム教圏域のシンガポール
違和感ある表現だなあ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120612-00000009-ryu-oki
イスラム教徒の観光ツアー到着
琉球新報 6月12日(火)10時30分配信
イスラム教圏域のシンガポールからの観光ツアー客約100人が10、11の両日、2団体に分かれて沖縄入りした。
受け入れを担当する沖縄ツーリスト(OTS、東良和社長)によると、同規模のイスラム教徒の観光客受け入れは今回が初めて。OTSは、世界に十数億人とされるイスラム教圏域からの観光客の獲得につなげたいとしている。ツアーは、シンガポールの旅行社「CTCトラベル」の主催。OTSによると、同社はイスラム教徒の宗教や習慣に配慮した行程のツアー商品を販売し、これまで困難だったイスラム教徒の海外旅行に取り組んでいるという。ツアーは4泊5日で、首里城など本島内の主要観光地を巡る。
イスラム教徒は豚を食べることが禁じられるなど、厳しい戒律がある。OTSによると、県内ではこれまで、イスラム教徒が食べることが許される「ハラール」食品や礼拝への対応がなく、イスラム教圏域からのツアー団体客の受け入れはなかったという。
今回のツアーを契機にOTSは、県内のホテルや飲食店など6店舗と連携し、「ハラール」を用いた琉球料理などを企画。同ツアー客に提供する。イスラム教徒が1日5回行う礼拝の場所も6施設で確保する。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20120611-OYT8T01435.htm
海水浴場営業予定1か所・・・大島・小田の浜のみ
震災前は多くの海水浴客でにぎわった菖蒲田海水浴場(10日、七ヶ浜町で) 県内の主な海水浴場28か所のうち、今夏の営業を予定しているのは、気仙沼市の離島・大島の小田の浜海水浴場1か所にとどまる見通しだ。地元の観光協会が12日、最終的に判断する。他の海水浴場では、砂浜の地盤沈下やがれき撤去の遅れ、海水浴場を運営する住民が地元に戻れていないなど、再開は厳しい状況だ。
県観光課によると、県内の海水浴場には例年約40万〜60万人が訪れていたが、昨年は震災の影響ですべて営業が見送られた。
2年ぶりの再開を目指す小田の浜は、美しい砂浜と透明な海水が特徴で、環境省の「快水浴場百選」にも選ばれた国内有数の浴場だ。ただ、地盤沈下などで砂浜の広さは約3分の1に縮小した。ボランティアらががれきを撤去し、3月の国の調査で遊泳の妨げになる海底ごみやがれきがないことが確認された。市観光課は「海水浴場の再開が、復興への一つのきっかけになれば」と期待を込める。
一方、七ヶ浜町の菖蒲田海水浴場は、震災前まで例年4万〜5万人が訪れる県内屈指の海水浴場だったが、砂浜が地盤沈下や津波の影響で一部流失した。浜を埋め尽くした漂着コンテナはすでに撤去されたが、砂の中には細かいがれきが残っている可能性があるという。
町産業課は「浜で遊泳客を監視・誘導する人がいなければ、浴場の開設はできない。浴場の運営にあたっていた地元の観光協会が被災した影響は大きい」と肩を落とす。
県観光課は、県内の海水浴場について、「砂浜のかさ上げ工事をしたり、場合によっては砂を全部入れ替える必要もあるかもしれない」という。また、海水浴場を営業しても、「民宿や飲食店も営業を再開しないと、かつてのにぎわいを取り戻すのは難しいのでは」と懸念している。
(2012年6月12日 読売新聞)
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120612/mcb1206120505021-n1.htm
ギリシャ 停電リスク浮上 電力会社の代金未払い急増、観光業に暗雲 (1/2ページ)2012.6.12 05:00
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古代遺跡もライトアップされるギリシャの首都、アテネの夜景は観光の大きな目玉だ(ブルームバーグ)【拡大】
ギリシャは停電が繰り返し発生するリスクに直面している。経済危機の影響で電力会社が天然ガスの輸入代金を支払えず、発電所運営の資金繰りに窮しているからだ。
ギリシャ監督当局は11日にも電力市場運営機関と会談し、ロシアのガスプロムとトルコのボタス、イタリアのENIから輸入しているガス代金を支払うため3億ユーロ(約300億円)規模の緊急融資について協議する。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ギリシャ最大の電力会社パブリック・パワー(PPC)の未払い勘定は1年で5割以上増えており、資金はほぼ枯渇状態でデフォルト(債務不履行)に陥る可能性があると指摘した。
ギリシャがユーロ圏に残留するかどうかを左右するであろう再選挙を17日に控え、エネルギーセクターの崩壊は石油とガスの大部分を輸入に頼る同国のリスクとして浮上した。
旅行シーズン最盛期の始まりに観光客をエアコンも入らない暗いホテルに閉じ込める停電が起きれば、リセッション(景気後退)5年目に入った同国経済にとってさらなる打撃となるだろう。
スイスのツークに拠点を置くエネルギー調査会社、ペトロマトリックスでマネジングディレクターを務めるオリビエ・ジェイコブ氏は電話インタビューで、「停電は間違いなくリスクだ」と述べた上で、「供給元はより好条件の保証を望むため、ギリシャはコスト上昇に見舞われるだろう。同国が支払い不能となれば、それは本当に問題だ」と語った。
S&Pのアナリスト、ニコラス・リビエ、ビットリア・フェラリス両氏は7日のリポートで、PPCがデフォルトの危機に瀕(ひん)していると指摘。失業と賃金減少に伴いギリシャ国民の多くが電力料金を支払えず、PPCのキャッシュフローは減少していると説明した。発電所の運転費用欠如で一部閉鎖を迫られる可能性がある。
PPCの広報担当、キモン・ステリオティス氏は電子メールで、火力発電所からの供給が潤沢であり、水力発電用の貯水量も十分であるため、停電が発生する差し迫ったリスクはないと説明。同社がデフォルトするとの観測についてコメントしなかった。(ブルームバーグ Ladka Bauerova、Natalie Weeks)
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http://www.asahi.com/international/update/0611/TKY201206110511.html
ギリシャ寂しいバカンス 騒乱を嫌気、予約入らず
ユーロ圏離脱が懸念されるギリシャで、観光業の落ち込みが深刻となっている。かき入れ時のバカンス最盛期が目前にもかかわらず、ホテルなどの予約が入らない状況が続いている。すでに今年1〜3月の観光収入は、前年比で10〜15%下落した。観光庁はイメージの回復に懸命だ。
陽光きらめく観光シーズンに入ったギリシャ。だが予約の入り方は例年よりも鈍いという。ぎりぎりまで予約を入れず、17日投票の国会再選挙の結果を見定めようという動きだ。
ギリシャにとって観光業は、労働人口の5分の1が従事し、国内総生産の15%を稼ぐ基幹産業だ。だが2009、10年の両年は財政不安の影響で不振が続いた。昨年は前年比10%増と若干持ち直したが、これはエジプトやチュニジアなど、ライバルの観光地で政変が起きたためとみられている。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120613-OYO1T00241.htm?from=main4
中之島まるごと芸術の島 観光拠点構想まとまる
大阪府と大阪市が観光振興を検討するために専門家を集めた「都市魅力戦略会議」(座長・橋爪紳也府立大教授)は、同市役所がある中之島エリアを美術館や博物館が集中する観光拠点とする「中之島ミュージアムアイランド構想」をまとめた。国立国際美術館に隣接する市有地(1・6ヘクタール)に新たな美術館やコンサートホールを建設して拠点とするほか、小規模な美術館を10館程度集めて「美術館村」の形成も検討する。
13日公表する文化・観光戦略に関する報告書案に盛り込み、19日の府市統合本部会議で正式決定する。
市有地は、市が建設を予定していた市立近代美術館の建設予定地だったが、橋下徹市長が計画の見直しを表明。今回の報告書案では、今年度中に利用方法を検討し、来年度に基本計画の策定に着手する。
また、ギリシャ神殿を模した外観で知られる国の重要文化財・府立中之島図書館に、カフェやレストランなどの集客施設を誘致し、同構想のもう一つの拠点施設とする。緒方洪庵が開いた「適塾」など周辺の観光施設と合わせてPRする。
松井一郎知事は、府庁本館を近代美術館に転用する構想を打ち出しているが、府庁舎の全面移転の見通しが立っていないため、報告書案では触れていない。
(2012年6月13日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001206140003
出あえるよ海で 道東の観光クルーズ本格化
2012年06月14日
シャチに出合って喜ぶ高校生たち=羅臼町沖、知床ネイチャークルーズ提供
知床連山が望めるオホーツク海をゆったり泳ぐミンククジラ=網走市沖
■羅臼沖 シャチ現れ、修学旅行生大喜び
シャチの群れやクジラに出合えることで人気のある羅臼町沖の観光クルーズが、世界自然遺産・知床を訪れる修学旅行のコースに今年から本格的に採り入れられ、「大自然を実感できる」と中高生に好評だ。
6日には、大阪府立和泉高校の2年生約270人が、1隻に30人ずつ分乗して楽しんだ。野生動物が相手のため、「当たりはずれ」があるが、この日は大半がシャチに出合え、「よかった、という声が多かった」(町観光協会)。
知床の修学旅行は、羅臼町とは半島の反対側にあり、宿泊施設が整う斜里町・ウトロが中心。クルーズ体験もウトロから出てカムイワッカの滝などを巡る観光船の利用が大半だった。
羅臼町では昨夏、町や地元の観光協会、漁協、商工会が中心になって「都会の若い人に知床の魅力をもっと知ってもらおう」と体験学習推進協議会を組織し、修学旅行の誘致を始めた。
町内から見ることができる北方領土・国後島の元島民による昔語りや、魚市場の競り見学なども旅程に組み込み、「体験学習にかかわる町民の郷土愛を育てることにもつなげ、町を活性化したい」(町水産商工観光課)としている。
◇
■網走沖 クジラ・イルカの群れを追う
網走市沖のオホーツク海でも、クジラやイルカを船上から楽しむ「あばしりネイチャークルーズ」が本格的なシーズンに入った。
遊覧範囲は道の駅「流氷街道網走」を発着点に沖合約17キロ。今はミンククジラやイシイルカ、ミズナギドリの群れに出合え、これから8月にかけてカマイルカやツチクジラも見られる。
船長はクジラ漁歴40年以上のベテラン前田光彦さん(66)。クルーザー「チパシリ」(全長10・4メートル、最大時速約50キロ)を巧みに操り、クジラやイルカに手が届きそうな位置まで迫ってくれる。
好天に恵まれた3日は、知床連山を一望しながらのクルージング。「クジラが浮上する前は海面に輪紋が出来るんだよ」と教えられ、乗船した親子は輪紋を探し、黒い背を見せるミンククジラを興奮しながら撮影していた。料金は中学生以上8千円、子ども4千円(4歳以上)。最少催行人員は4人で、天候によっては中止もある。予約は乗船前日まで。問い合わせは網走市観光協会(0152・44・5849)へ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20120615-OYT8T01550.htm
モザイクガーデン跡に来春アンパンマン博物館
神戸ハーバーランド(神戸市中央区)内の遊園地「モザイクガーデン」(5月閉園)の跡地に来年4月、人気キャラクター「アンパンマン」の世界を満喫できる「アンパンマンこどもミュージアム&モール」がオープンすることになった。ミュージアムは横浜、三重県桑名、仙台の3市にあるが、関西では初オープン。
跡地を所有する三菱倉庫と「アンパンマンチルドレンスミュージアム」が15日、発表した。
両社によると、新施設は3階建てで、延べ5600平方メートル。アンパンマンの舞台を再現したジオラマや、物語に登場する乗り物などを設け、ショーなども開催。オリジナルグッズ販売店や、キャラクターにちなんだ軽食コーナーなども併設する予定。
既存3施設のうち、最も古い横浜市の施設には年間約300万人が訪れるといい、三菱倉庫は「幅広い世代を各地から呼び寄せ、ハーバーランド全体を活性化できる施設にしたい」としている。
(2012年6月16日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001206160004
次は「世界遺産」
2012年06月16日
上空から見た大森勝山遺跡=弘前市提供
弘前市の岩木山山麓(さん・ろく)にある縄文遺跡の「大森勝山遺跡」が15日、文化審議会から国の史跡指定を答申された。葛西憲之市長はこの日、世界遺産登録を目指している北東北3県と北海道の縄文遺跡群に加えるよう、「来月、三村知事に要望書を出す」とした。
葛西市長は会見で、「大森勝山遺跡が加わることで、世界遺産登録への評価も変わってくるのではないか」と話した。
大森勝山遺跡は、岩木山の北東部、標高143メートルから145メートルの舌状丘陵の先端部にある。縄文時代晩期前半(約3000年前)の環状列石(ストーンサークル)と床面積約150平方メートルの大型竪穴建物跡からなる。
環状列石は丘陵を平らに整地した後、円丘状に30センチ程度の土を盛り、その周縁部に、いくつかの石を組み合わせた「組石」が、長径48・5メートル、短径39・1メートルのやや楕円(だ・えん)状に77基配置されている。使われた石は、岩木山を起源とする約1200個の輝石安山岩。組石は、据えるために地面を掘った跡が一部で見つかっている。
環状列石はこれまで、青森市の小牧野遺跡や秋田県鹿角市の大湯環状列石など北海道南部と北東北で出土しているが、いずれも縄文時代後期(約4000年前)で、大森勝山遺跡は、もっとも新しいという。
大湯などでは、並べられた石の下に墓があるケースもあったが、大森勝山では確認されていない。建物跡(1カ所)や石組みの炉跡(3基)、土器などの「捨て場」があったことから、大規模ではない集落に一定の間、人が住んでいたとみられ、5〜7センチ大の円盤状石製品も250点以上も出土していることから「祭事の場だったのでは」などともされるが、現時点では解明されていない。
大森勝山遺跡は、岩木山山麓の開拓に伴い、1959年から緊急の発掘調査を実施した。環状列石の出土などから、文化財的価値が高いと判断され、61年には弘前市が遺跡の大部分の土地を買い取り公有地化、保全されていた。
◇◇ 北海道の2つも議論 ◇◇
「JOMON」の世界遺産登録を巡っては、来年9月をメドに文化庁に提出する「推薦書案」の作成作業が本格化している。
1道3県の担当者などで構成される「縄文遺跡群世界遺産登録推進会議」の岡田康博座長(県文化財保護課長)は、弘前市の名乗りについて、「申し入れがあってから検討するが、登録に向けたスケジュールを変えることはない」と話す。
学識者で組織する「専門家委員会」では、大森勝山遺跡だけでなく、垣ノ島遺跡(北海道函館市)とキウス周堤墓群(同千歳市)も検討すべきだという議論もある。岡田座長は「議論は知っているが、いずれも正式に参加申し入れがあってからの対応」と強調する。
推薦書案作成の過程で、対象を増やすというのは珍しいが、「構成資産の数ではなく、顕著で普遍的な価値(OUV)のコンセプトを、その構成資産でいかに証明できるかがすべて」と岡田座長。専門家委員会の菊池徹夫委員長(早稲田大名誉教授)も「3遺跡がJOMONの価値を証明するのに十分な遺跡なのは確かだ」と話す。
一方で、既に2年近い議論を続け、海外の専門家の意見を交え煮詰めてきた経緯もある。最終的にどの構成資産を残すのかは、現時点で流動的だが、岡田座長は「年内には最終的な決定をする」と話している。(鵜沼照都)
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001206160002
古都と独音楽 観光客ら堪能
2012年06月16日
ドイツの民俗音楽を披露するエーデルワイスカペレ with MARIA=奈良市
◇ムジークフェスト開幕
ドイツをテーマにした音楽祭「ムジークフェストなら2012」が奈良市で開幕し、15日には街中でもコンサートが繰り広げられた。
興福寺と猿沢池をつなぐ階段「五十二段」では、東京を拠点に活動するグループ「エーデルワイスカペレ with MARIA」が、民族衣装姿でバイエルン地方の楽曲を披露。市民や観光客ら約300人がモミの木でできた3メートル40センチの楽器「アルプホルン」や牛の首に付ける「カウベル」を使った演奏を楽しんだ。
グループのリーダー鈴木啓之(ひろ・ゆき)さんは「1300年の歴史を持つ奈良の町に古い音楽がよくマッチしました」。奈良市の西村澄子さん(84)は「珍しい音楽を聴くことができて楽しかった」と話した。
音楽祭は24日まで。公演のほとんどは無料だが、一部は有料。専用ホームページはhttp://www.naraken.com/musik/
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001206150005
新幹線効果、地域差鮮明に 県内
2012年06月15日
ソメイヨシノが満開になった弘前公園。弘前では、東北新幹線全線開業効果が続いているという声が多い=5月1日、弘前市
日本銀行青森支店は、県内の主要観光施設と業者計95社にゴールデンウイークの観光動向を聞いた結果をまとめた。東北新幹線の全線開業効果について、「続いている」「やや続いている」とした割合が青森・弘前で57%あった一方、八戸・十和田では37%にとどまるなど、地域差が鮮明になった。
全線開業効果について「元々無い」「終了した」としたのは、青森・弘前が41%。一方、八戸・十和田は63%に達した。同支店は「八戸と十和田の施設は客数、売上高ともに伸び悩んでおり、全線開業効果を十分に享受できていないところが多い」と指摘する。
期間中の客数は、東日本大震災の直後だった前年比を上回ったものの、「ゴールデンウイーク後半の悪天候が響き平年比で低調だった」といい、2010年比では、いずれの地域も下回った。
調査では明るい兆しも見えており、「震災後、遠出を避け、近隣の観光地に出かける動きは解消された」(同支店)という。県外客の出発地の割合を見ると、首都圏客の割合が昨年の36%から50%に戻り、10年並みにまで回復した。各施設では、客数は10年比でマイナス4・6%となったが、個人客や遠方客の比率が高まった影響で客単価が上昇し、売上高は10年比0・3%の増だった。
一方で、今後の観光政策に向けた課題も浮上している。回答者の72%が「県内観光施設の連携が十分行われていない」と答えており、連携が進まない理由として「立地・交通インフラが悪い」「連携を進めるノウハウがない」などの意見が多く、県や市町村、観光協会の取り組みを求めていた。
同支店は、(1)復興支援セールの開催(2)スマートフォンなどを利用した情報発信(3)夜間営業などの新しい取り組み――などを増やすほか、施設間の連携を深めて新幹線効果を持続するようアドバイスしている。
(別宮潤一)
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http://www.malaysia-navi.jp/news/120614074731.html
人気旅行先ランク、KLが世界10位=マスターカード
2012/06/16 18:46 JST配信
【クアラルンプール=アジアインフォ】 マスターカード・ワールドワイドはこのほど、世界各都市における旅行先の人気都市ランキングを発表、クアラルンプール(KL)は前年から1ランクアップし132都市中で10位となった。
調査は132の都市を対象に行われた。調査結果によると世界経済の低迷にも関わらず、海外旅行者は前年比で5.7%増加、トップ20都市での旅行支出額は10.6%増加する結果となった。
人気都市ランキングで1位となったのはロンドンで、2位がパリ、3位がバンコクだった。アジアではシンガポールが4位、香港が6位、ソウルが11位、上海が14位、北京が19位、台湾が20位となった。また、アジア太平洋域内ランキングではKLは4位となった。1位はバンコク、2位がシンガポール、3位が香港で、東京は9位だった。
旅行支出額でKLは前年比で13.7%増となる64億米ドルとなり、アジア太平洋域内で10位にランクインした。810万人の観光客を集めた。域内で1位だったのはバンコクで、2位がシンガポール、3位がシドニー。東京は6位だった。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206120026.html
'12/6/12
平和公園など無線LAN終了
広島市は、中区の平和記念公園や平和大通りでインターネットに無料で接続できる公衆無線LANサービスを7月31日で終了する。松井一実市長が主導する事務事業見直しの一環で、「費用対効果が低い」と判断した。機器のリース期限を迎えるため、一帯を訪れる人が増える8月6日を目前にした廃止となる。
市の公衆無線LANは秋葉忠利前市長時代の2008年9月に運用を始めた。平和記念公園を訪れた際の新鮮な思いや写真を世界へ発信してもらうのが目的で、当初は原爆資料館内を含む公園一帯の約13ヘクタールが対象だった。09年、公園南側から中区の田中町交差点まで約1・1キロの平和大通りにも拡大した。整備費は計367万円。
エリア内の30カ所に標識を掲示し、ホテルにチラシを置くなどしたもののPR不足は否めず、事前の登録手続きが必要なこともあって利用は低迷。09〜11年度の年間利用件数は5115〜7770件で、1日平均では14〜21件にとどまった。8月6日は82〜89件だった。
一方、年間の運営費は11年度決算見込みで661万円。屋外に設置する無線LANの機器は水やほこりの侵入をしっかり防ぐ必要があり、リース料が割高となった。1回当たりの接続コストは千円程度の計算に。市は事務事業見直しを踏まえ、ことし2月、廃止を決めた。
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http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20120619000155
丸亀町にレンタサイクルポート/高松市長が答弁
2012/06/19 09:43
高松市の6月定例議会は18日、本会議を再開。5氏が一般質問に立ち、レンタサイクル事業や新たな交通安全対策などについて、理事者の考えをただした。
大西秀人高松市長はこの中で、観光スポットに設置している観光レンタサイクルポートについて、現在の女木、男木、庵治、屋島、塩江の5カ所に加え、源平ロマン街道につながる琴電八栗駅にも設置する方向で地元と協議に入ると説明。また、JR高松駅や琴電瓦町駅など7カ所に置くレンタサイクルポートについては、利用が極端に少ない市立南部駐車場(観光通1丁目)を6月末で廃止し、7月中に丸亀町グリーンの地下駐車場内に新たにポートを開設することを明らかにした。
生活道路の安全対策として、交通量の多い区域内の制限速度を時速30キロ以内に設定し、歩行者の安全を確保するという警察庁推進のゾーン30については「市が進める多核連携型コンパクト・エコシティーの理念に沿うものであり、今後、コンパクト・エコシティー推進計画の策定に向けた議論を進める中で、中心市街地でのゾーン30導入の可能性を検討する」と述べた。
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http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001206200002
タクシー乗って 筑後の魅力巡り
2012年06月20日
昨年3月に開通した九州新幹線を筑後地域の観光客増加につなげようと、地域の新幹線3駅を発着する観光タクシーが5月下旬から運行している。小京都や温泉、パワースポットなどをテーマに16コースが設定されている。
筑後地域は公共交通機関が少なく、九州新幹線で降り立った観光客が地域内の名所に足を向けにくいことが課題になっていた。点在する見どころをタクシーで訪れてもらおうと、12市町と県で作る「筑後田園都市推進評議会」が、筑後地区タクシー協会に観光タクシーの運行を提案。コース内容の検討や運転手の研修などを進めてきた。
タクシー協会からは、新幹線3駅を拠点とする9社が参加。各社で募ったベテランドライバー約30人がハンドルを握る。
所要時間は2〜5時間で、1台で4人まで乗車でき、料金は1台あたり7千円〜1万7500円。普通に乗車するよりも格安という。運転手らの意見をもとに、地元で話題になっていたり人気が高かったりする場所を取り上げた。
「良縁祈願!パワースポットめぐりの旅」(約5時間、1万7500円)は、良縁成就に効果があると若い女性らに話題の八女市の日向神(ひゅうがみ)峡のハート岩や、筑後市水田の恋木神社などを回る。山奥で車以外では訪れにくい場所もある。
「飲んでん見てんよかばい『山苞(やま・づと)の道』」(約4・5時間、1万5700円)は、タクシー利用だからこそできるお酒を飲めるコース。日本酒、焼酎、ワインの工場を見学し、試飲できる。運転手たちが「四季折々に美しい」と推薦した景色も見どころだ。
朝倉市秋月や東峰村小石原、熊本県山鹿市など、遠方に足を延ばすコースも設定した。
筑後地区タクシー協会によると、これまでに5組が利用した。中年女性グループや、高齢の2人組などで、県外のほか、地元から参加した人もいた。いずれも「気楽にあちこち行けて良かった」「また来たい」などと好評だったという。
協会の野口安博専務理事は「問い合わせも多く、出足は好調。月1回会議を開き、研修や改善を重ねたい。参加タクシー会社も増やしたい」と話す。ホームページを立ち上げて、PRすることも検討している。
県広域地域振興課によると、コースを紹介するパンフレットは、博多駅や福岡市内の観光案内所などにも置かれ、県外での観光キャンペーンでも紹介していくという。問い合わせは県筑後地区タクシー協会(平日のみ、0942・33・8228)または参加タクシー会社へ。(八尋紀子)
■その他のコース
【久留米駅発着】
・大刀洗平和記念館と小京都秋月をめぐる旅(1万4千円)
・蔵の町吉井と草野一族の栄華をたどる旅(1万2200円)
・民陶の里・小石原を訪ねる旅(1万5700円)
・井上伝と久留米絣物語(1万500円)
・水天宮・恋物語?安徳天皇の伝説をたどる旅(1万500円)
・大いなる筑後川と城島めぐり(1万500円)
・城下町久留米と花とケーキ満喫の旅(7千円)
【筑後船小屋駅発着】
・星野村と八女福島の白壁町並をめぐる旅(1万2200円)
・北原白秋・古賀メロディーを偲(しの)ぶ水郷散策(1万7500円)
【新大牟田駅発着】
・琴奨菊と第10代横綱雲龍の故郷・柳川をめぐる旅(1万4千円)
・近代化遺産三池炭鉱と旧三井港倶楽部(く・ら・ぶ)をめぐる旅(1万2200円)
・押し花と炭都の名物お菓子に癒やされる旅(7千円)
・大牟田と、熊本北部の伝統文化の旅(1万500円)
・炭鉱のまち大牟田を旅して、平山温泉へ行こう(7千円)
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>>1765
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120620/dms1206201226014-n1.htm
橋下市長、“中之島図書館”必要なし!廃止して観光拠点に2012.06.20
大阪市の橋下徹市長と大阪府の松井一郎知事は19日の府市統合本部会合で、中之島図書館(同市北区中之島)を廃止し、別の施設として活用する方針を表明した。近代建築物として評価が高い建物を、隣接する中央公会堂などとともに観光拠点化し、集客効果を高める狙いがある。
具体的な活用方法は未定。会合後、松井知事は「例えばあそこで事業をしたいという公募事業者は、ものすごい数がいるはずだ。すごいスポットになる」と説明。橋下市長も「一等地で建物も素晴らしい。あんなところに図書館を置く必要はない」と述べ、集客施設などに活用する意向だ。
中之島図書館は本館が1904年に建設され、円柱形の柱が並ぶギリシャ神殿風の正面玄関など格調高い外観が特徴。ステンドグラスをしつらえたドーム形の中央ホールは教会を思わせる空間で観光客からも人気が高い。本館は重要文化財に指定されており、約55万冊の蔵書がある。
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>>319>>734>>1235
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/308571
「さるく」の課題学ぶ
2012年6月20日 01:20 カテゴリー:九州 > 長崎
長崎歴史文化協会(歴文協)の設立30周年記念講演会が18日、長崎市桶屋町の同協会であった。長崎国際観光コンベンション協会の股張一男観光推進統括部長を講師に、約40人が長崎さるくの現状や今後の展開について学んだ。
股張さんは2006年の長崎さるく博をきっかけに、長崎市への個人観光客が増えたことをデータを使って説明した。市民の関心も高まり、ガイドは約430人に増加。最近は食さるくが人気を集めているという。課題として、外国人向けのさるくやスマートフォンの活用などを挙げた。
股張さんは「皆さんの知恵と人脈を生かして、さらに歴史に磨きをかけたい」と参加者に呼び掛けた。会場からは、世界遺産や文学をテーマにしたさるくが提案された。
歴文協は長崎の歴史を研究して地域文化を向上させようと、1982年5月、十八銀行の支援を受けて設立された。会報として「ながさきの空」を毎月発刊、毎週月曜の例会の参加者は年間で千人を超える。会員制ではなく、越中哲也理事長は「長崎市民が自由に集まる場所になっている」と話している。
=2012/06/20付 西日本新聞朝刊=
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http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001206210005
被災の観光拠点「復活」
2012年06月21日
修復工事をほぼ終えたれんが蔵。喫茶室も再オープンする=土浦市中央1丁目
亀城公園(土浦城趾)の櫓門=土浦市中央1丁目
東日本大震災で損傷し、一部が閉鎖中の土浦市の旧商家「土浦まちかど蔵」や亀城公園(土浦城趾(じょう・し))の櫓門(やぐら・もん)などの修復工事が22日までに終了し、30日から順次、一般公開や再オープンされる。いずれも土浦市中心部に集中する市の観光拠点だ。取り壊しが検討された建物も再生された。
土浦まちかど蔵は、市観光協会が入居する観光や情報発信の拠点。明治6(1873)年建築の砂糖問屋の蔵「野村」や、明治18年建築の呉服問屋の蔵「大徳」、野村の母屋に明治25年に併設された「れんが蔵」などからなる。どれも震災で屋根や外壁に被害を受けた。
れんが蔵は喫茶室として、観光客らに親しまれてきた。カレーの街・土浦のご当地カレーで、特産のレンコンを具材に使った「ツェッペリンカレー」が食べられる唯一の場所だった。
壁に長さ4メートルの亀裂が入るなど損傷が激しく、一時は取り壊しも検討された。しかし、専門家の筑波大大学院教授が「貴重な歴史的建造物なので修復して残したい」と提言。これを受けて市が修復を進めていた。
損傷が想像以上だったため、工期を2カ月半延長。まちかど蔵全体では約9千万円かけて、22日に修復作業が終わる。
まちかど蔵は、「土浦まちなか元気市」と、山形県天童市のとれたてサクランボを売る天童フェアが同時開催される30日に再オープンする。れんが蔵では毎週末にツェッペリンカレーの提供も再開する考えだ。
土浦城趾は、県指定文化財の櫓門と、東櫓、西櫓、土塀などで、20日に修復工事を終えた。修復を記念して、市立博物館と土浦城の資料を展示している東櫓を、来月7〜16日(9日休館)に無料公開する。
櫓門、東櫓、西櫓は漆喰(しっ・くい)壁が剥げ落ちたり、しゃち鉾(ほこ)の尾が欠落したりした。土塀も傾き、瓦が割れるなどした。今年3月までを目標に昨年12月から修復作業に入ったが、漆喰壁の乾燥に時間がかかるなどして工期が今年度にずれ込んでいた。(長田寿夫)
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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0621&f=column_0621_127.shtml
【三重県速報】 ナガシマスパーランドが世界第17位のテーマパークであることが判明 / 国内ではディズニー、USJに次いでランクイン
【コラム】 2012/06/21(木) 21:01
日本で有名なテーマパークと言えば、ディズニーランドにディズニーシー、そしてユニバーサルスタジオジャパン(USJ)を挙げられる。人気、入場者数ともに日本でトップクラスを誇る。
ではそのほかは? その答えは世界が教えてくれた。三重県の「ナガシマスパーランド」だ。先日発表された世界のテーマパークランキングで日本勢でディズニー、USJに次いでのランク入り。しかもその順位はハリウッドのUSJやフランスのディズニースタジオより上だったのだ。
「ところで三重県ってどこ?」なんて言わないでほしい。念のため説明すると紀伊半島の東に位置、近畿版の天気予報にも登場し、大阪版の新聞も入り、近畿なのか東海なのかしばしば議論される東海4県の1つである。
世界のテーマパークTop20を発表したのはイギリスの『TheEconomist』だ。このランキングは入場者数をもとに作られたものである。上位が世界中のディズニーランドで占められるなか、ナガシマスパーランドは大健闘。世界第17位、日本勢では4番目にランクインした。
ナガシマスパーランドは東海・近畿圏なら「ピーターラビットもいるよ♪」というCMでおなじみ。夏はプール、冬は温泉。また国内最大級の絶叫マシンにアンパンマンミュージアム、併設の大型アウトレットモールにも人気だ。7月には国内初のポケットモンスターのアトラクションもオープン予定である。
その構成はまさに年齢層を選ばない。家族で行ってよし、友達同士で行ってよしと意外とすごいパークだったのだ。大阪や名古屋からも近いという立地も有利に働いたかもしれない。
ディズニーリゾートにUSJはどちらも素晴らしいパークだが、出自がアメリカである。それに対し、ナガシマスパーランドは完全に国産。ある意味日本一のテーマパークと言ってもいいのかもしれない。
三重は伊勢神宮だけじゃなかった! 伊賀流忍者だけじゃなかった! サーキットだけじゃなかった! ナガシマスパーランドもまた世界に誇る三重県の観光地なのである。
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行った人の話だと月曜日なのに物凄く混んでた,とのこと。
スカイツリー好発進! 開業1カ月で550万人超え 強風でエレベーター停止、台風対策課題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000505-san-soci
産経新聞 6月22日(金)8時4分配信
高さ634メートルの世界一の電波塔としてオープンした東京スカイツリー(東京都墨田区)が22日で開業から1カ月を迎えた。ツリーを運営する東武タワースカイツリーによると、周辺施設も合わせた来場者(5月22日〜6月19日)は550万人を超えており、日本人の約20人に1人がスカイツリーを訪れた計算となる。
ツリーの展望台は完全予約制の入場券が必要だが、これまでに地上350メートルの「天望デッキ」は35万人、その7割の25万人以上が同450メートルの「天望回廊」を訪れている。同社が予想しているツリーと周辺施設の1年間の来場者数は3200万人だが、この1カ月は当初の想定を超えるペースで推移している。
ツリーの開業1カ月は順風満帆な船出だが、今後の最大の課題は「強風」だ。
開業初日の5月22日と同28日には強風の影響でエレベーターが自動停止することも予想されたため、ツリーの運営会社は一時、天望回廊と天望デッキをつなぐエレベーターを自主的に停止。大きな混乱はなかったが、天望回廊に昇った人が降りられない時間帯もあり、強風への弱さが露呈した。
そのため、台風4号が関東地方に接近した19日は「自主停止させる事態を防ぐため」として、開業後初めて事前に天望回廊の営業終了時間を午後10時から午後6時に、天望デッキを午後9時に早めた。20日には朝から天望回廊の営業を中止。台風の影響で来場できなかった個人客に限り、指定日から30日以内に入場できるようにした。
例年、7〜10月は台風が多く発生する時期。同社は「お客さまの安全を最優先に考える」として、今後も台風接近時や強風の際には、営業時間の変更を行うなどの対応を臨機応変に行っていくとしている。
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伊豆シャボテン公園が競売に…カピバラも飼育
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000299-yom-soci
読売新聞 6月22日(金)11時56分配信
静岡県伊東市の老舗テーマパーク「伊豆シャボテン公園」の土地・建物が、静岡地裁沼津支部から競売開始決定を受けたことがわかった。
東京都新宿区の土地開発会社が同園の運営会社に対する債権に基づいて申し立てた。運営会社側は、債権の無効確認も含めた法的措置を準備するとしているが、今後、運営できなくなる可能性がある。
登記簿などによると、競売開始決定を受けたのは、同園の敷地約10万1000平方メートルと、事務所の建物約312平方メートルなど。5月9日に決定が出た。営業は続けられている。
同園は、元の保有会社がバブル期にリゾート開発会社「イ・アイ・イ」グループ傘下に入り、土地と建物には、同グループが旧日本長期信用銀行(長銀)などから融資を受けた際、極度額計150億円の根抵当権が設定された。1998年の長銀破綻後、複数の会社に債権が譲渡され、2008年4月、新宿区の土地開発会社が根抵当権者になった。同社は「30億円の債権がある」と主張し、競売を申し立てた。
一方、現在の同園運営会社は、06年に元の保有会社から土地と建物を買収した。運営会社の親会社「ソーシャル・エコロジー・プロジェクト」(SEP、東京都港区)は「買収の際の条件だった根抵当権の抹消がされていなかった。実質的に抵当権は存在せず、競売申し立ては無効」と話し、訴訟で対抗する準備を進めているという。
同園は、1959年10月開園。サボテンをはじめとする熱帯植物のほか、ネズミの仲間・カピバラなどの動物が飼育されている。
最終更新:6月22日(金)11時56分
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http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2012062200665
来場者は581万人=開業1カ月、商業施設含み−スカイツリー
高さ世界一の電波塔、東京スカイツリー(東京都墨田区、634メートル)が22日、開業から1カ月を迎えた。事業主体の東武鉄道によると、商業施設「東京ソラマチ」を含めた「東京スカイツリータウン」の累計来場者数(5月22日〜6月21日)は約581万人。同社は開業1年目の来場者を約3200万人と見込んでいたが、最初の1カ月で2割弱に達した。
スカイツリータウンの来場者は、開業5日目で100万人を突破し、その後も客足が順調に伸びた。東武鉄道は「1カ月が経過しても多くの方に来ていただいている。順調なスタートを切ることができた」(広報担当)と話している。
完全予約制の展望台を訪れた人は約40万人だった。展望台は、開業初日の5月22日や台風が接近した今月19日など計4回、強風のため営業終了時刻の繰り上げなどを行った。同社は「来場者の安全が第一」(同)として、強風時の営業は今後も慎重に判断する方針だ。(2012/06/22-15:59)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012062202000216.html
喧噪・ごみ…悩む下町 スカイツリー開業1カ月
2012年6月22日 朝刊
東京スカイツリー(東京都墨田区、高さ六百三十四メートル)が二十二日、開業から一カ月を迎える。運営する東武鉄道グループによると、塔と商業施設を含め五百五十万人超が十九日までに来場し、予測を一・三倍近く上回り、夜も訪れる人が絶えない。周辺は昔ながらの下町。静かだった住宅街は、未明まで喧噪(けんそう)に包まれる眠らない街に変貌、住民は戸惑っている。夜の塔周辺を歩いた。
十九日午前零時。ツリーのライトアップは消え、足元の商業施設もほとんど営業を終えている。
間もなく「グワン、グワン」と、耳をつんざく爆音。若者二人がオートバイで、東西約四百メートルの敷地沿いの道路を三往復した。
笑い声と口笛。屋外広場で若者四人が、塔を背に記念撮影していた。もう午前零時半。周囲は寝静まり、少しの音も反響する。
午前一時。車が断続的にやって来て、道端に止まる。塔を見上げて「すご〜い」という歓声がこだまする。都内の男子大学生(22)は「昼間は人が多いので夜に来た。思ったより静か。タワーと不釣り合いで面白い」。
ようやく車がまばらになった午前二時半。商業施設「東京ソラマチ」から、酔客のがなり声が。会社員風の八人組が出てきた。ソラマチに入居する三百十二店舗のほとんどは午後十一時までに終わるが、一つだけ、午前四時まで営業するカフェレストランがある。午前三時にも五人組が出てきて、大騒ぎして去った。警備員も注意することはなかった。
△ △
「環境はがらりと変わってしまった」。戦前から近くに住む金物店主、浅岡鐵吉(てつよし)さん(75)は嘆く。ツリーの開業以降、車や声の騒音が一晩中続く。眠れないことも。七十代の女性は「もう住める場所じゃない」。
墨田区は近く、夜間に警備員二人を配置、迷惑行為の防止を図る。東武鉄道グループは「現時点で具体策はないが、区と相談して可能な限り協力したい」と話している。
△ △
ごみのポイ捨てや違法駐輪も問題だ。
ツリーの来場客も多く訪れる南側の北十間川沿いには、ごみ箱がない。設置を求める声が出ているが、区は「ごみを増やしかねない」と慎重。夏休みなどの繁忙期には、仮設のごみ箱を検討する。
区は、周辺の清掃や騒音防止、放置自転車対策に計三千九百万円を出す方針を決め、十九日、区議会に提案した。 (小野沢健太)
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>>1260-1261>>1338>>1341-1342>>1421>>1440>>1740
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120622/lcl12062214490001-n1.htm
ポニョの景観は観光資源…「鞆の浦」の架橋を撤回 広島知事
2012.6.22 14:47
瀬戸内海の景勝地・鞆の浦=2011年11月、広島県福山市で共同通信社ヘリから
瀬戸内海の古くからの景勝地「鞆(とも)の浦」(広島県福山市)の埋め立て・架橋計画で、広島県の湯崎英彦知事が景観に配慮し計画を撤回する方針を固めたことが22日、関係者への取材で分かった。25日にも福山市の羽田皓市長に最終判断を伝える見通し。計画をめぐっては、平成21年10月、広島地裁が「鞆の浦の景観は国民の財産」として埋め立て免許の差し止めを命じ、県は控訴しているが取り下げるとみられる。
県は鞆の浦の景観保護や文化的価値を訴える住民意見、観光資源としての可能性を考慮し、住民ニーズには埋め立て・架橋でなくとも応えられると判断、今後は山側トンネル案を軸に地元と協議を進めるとみられるが、地元には架橋を望む声もあり、反発の声があがることも想定される。
地裁判決後の21年11月に就任した湯崎知事は、地元住民に賛成・反対両派があるとして、双方の認識を共有するため住民協議会を設置。昨年12月までに計18回話し合いの場を持っていた。
その中で、県は架橋以外に山側トンネル案や海底トンネル案を提示。今年2月にはバイパス道路の有用性や景観への配慮の必要性など8項目で合意したが、架橋の是非は最後まで平行線をたどり、以後は県と市のトップ会談や事務レベルで計画を協議してきた。
湯崎知事は取材に対し、言明を避けたが「住民協議会でいろいろ議論いただいた。住民ニーズに沿った考えを提案することになる」と述べた。
鞆の浦は、瀬戸内海に面した広島県福山市にある歴史的港湾とその周辺地区。江戸時代の船着き場・雁(がん)木(ぎ)や常夜灯、波止、船番所などの港湾設備が残り、映画監督の宮崎駿さんがアニメ映画「崖の上のポニョ」の構想を練った場所としても知られている。
http://www.asahi.com/national/update/0622/OSK201206220001.html
2012年6月22日8時5分
ポニョの舞台・鞆の浦、埋め立て中止へ 広島知事が意向
江戸時代に建てられた常夜灯が今も鞆港を照らす=広島県福山市
宮崎駿監督のアニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台としても注目を集めた広島県福山市の景勝地「鞆(とも)の浦」の埋め立て・架橋計画について、同県の湯崎英彦知事が中止の意向を固め、県が福山市に伝えていたことが関係者への取材でわかった。25日で調整している羽田皓(あきら)福山市長との同市での会談で、正式表明するとみられる。
県は今後、景観を壊さず地元の渋滞解消を図るため、山側にトンネルを通す案を提案する見通し。1983年の計画策定から約30年にわたり住民を二分し、景観論争に発展した問題は歴史的な区切りを迎える。
県は住民への説明会を1カ月以内に開く方向で調整に入る。一方、市側は賛同できない意思を表明した上で、渋滞解消や防災対策、下水道整備などの早期実現を強く求める方針だ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000012-mai-soci
<鞆の浦>埋め立て撤回…広島知事、福山市長に伝達へ
毎日新聞 6月22日(金)2時32分配信
拡大写真
湾を横断する架橋計画が問題となっている鞆の浦=広島県福山市で2012年4月24日、本社ヘリから宮間俊樹撮影
瀬戸内海国立公園の景勝地・鞆(とも)の浦(広島県福山市)の埋め立て・架橋計画を巡り、同県が計画を撤回する方針を固めたことが関係者への取材で分かった。湯崎英彦知事は25日、羽田皓(あきら)・福山市長と会談し、方針を伝える。原告住民の景観利益(景観を享受する権利)を認め、着工前の工事差し止めを初めて命じる広島地裁判決を受けて県が検討してきた。判決から2年8カ月を経て歴史的景観が残される方向になった。【寺岡俊、稲生陽、豊田将志】
埋め立て工事は知事の免許が必要で、知事はその前に国土交通相の認可を得なければならないが、県は、国に提出していた事業認可申請を取り下げる方針。1審判決を不服として控訴し、広島高裁で係争中の控訴審についても取り下げる見通し。更に架橋に代わる措置として、鞆地区の後背にある山側にトンネルを建設する案を軸に、地元と協議を進める。
埋め立て・架橋計画を巡っては、反対する住民が埋め立て免許の差し止めを求めた訴訟で、広島地裁が09年10月、鞆の浦の景観は「国民の財産」で、県側の裁量権逸脱を理由に免許の差し止めを命じた。
同11月に就任した湯崎知事は、鞆地区のまちづくりのあり方について計画賛成・反対双方の住民間で認識を共有するため、住民協議会を10年5月〜今年1月に計19回開催。道路や下水道の整備や防災対策、景観配慮などの要点8項目をまとめた。
県側は▽埋め立て架橋▽海中トンネル▽山側トンネル(複数ルート)を提示し、市と実務レベルの協議を重ねた。知事と市長も3回会談したが、羽田市長は計画推進の立場を変えず、湯崎知事の判断に委ねられていた。
◇鞆の浦◇
広島県福山市の沼隈半島南東に広がる鞆港と周辺海域。良港として栄え、万葉集にも詠まれた。宮崎駿監督が映画「崖の上のポニョ」の構想を練ったことでも知られる。道路が狭く、渋滞が慢性化し、歩行者が危険なため、県や市は港湾約2ヘクタールを埋め立て、湾を横切る架橋を計画。07年に反対派住民らが「景観を壊す」と埋め立て免許差し止めを求めて提訴。広島地裁は09年10月、原告の請求を認めたが、県は控訴した。
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>>1747-1748>>1779>>1781-1782
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000023-mai-soci
<スカイツリー>開業1カ月 にぎわう一方、騒音・ごみ問題
毎日新聞 6月22日(金)10時39分配信
ツリー効果で人出が増えたという浅草=東京都台東区の浅草寺で2012年6月21日、大沢瑞季撮影
東京スカイツリー(東京都墨田区)が開業してから、22日で1カ月がたった。上ったのは約40万人。併設の商業施設「東京ソラマチ」を合わせて、予想を100万人以上上回る約581万人が訪れ、近くの浅草へも観光客が足を延ばすなどツリー効果は表れている。一方で、ツリー周辺地域では観光客によるごみのポイ捨てや夜中の騒音などの問題も起きている。
東京ソラマチの31階にある飲食店「天空LOUNGE TOP of TREE」は、ツリーが目の前にそびえ立つ絶好のロケーション。7月1日まで予約は受け付けておらず、土日のランチでは待ち時間が3時間以上の場合もあるという。他の飲食店でも、平日に行列が見られるなどにぎわいが続いている。
最も恩恵を受けると期待された観光地・浅草。雷門から続く仲見世商店街振興組合の中村福一理事は「ツリー開業後、歩く人は2割近く増えた。ただツリーと浅草両方を観光するので、滞在時間が短くなった気がする」。
観光客のマナーの悪さも目立っている。一つはごみのポイ捨て。マンションの住人専用の大型ごみ箱があふれるため、ごみ箱を撤去したビルもある。区は周辺地域を巡回し、ごみ拾いを続けている。
夜中に騒ぐ若者など、観光客による騒音もある。墨田区は、警備員2人を夜から明け方まで配置するための人件費など約1300万円の補正予算案を、開会中の区議会に提出している。
ツリーに併設する「イーストタワー」の13〜29階はオフィスビルになっているが、成約率は25%。東武鉄道は、不景気や都心から少し離れていることで伸び悩んでいると分析。「ツリーブランドもあるし、交通の利便性もある。焦らずに話を進めたい」と期待する。
ツリーの地上450メートルの天望回廊へ上がるエレベーターは強風のため開業から1カ月の間に4回、運行を中止した。払い戻しや30日以内の振り替え入場もできるが、台風の季節になれば更に中止する回数も増える可能性がある。【大沢瑞季】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000583-san-soci
ディズニー以外にも魅力いっぱい 体験型観光アピール 浦安
産経新聞 6月22日(金)18時42分配信
拡大写真
陸上からは絶対に楽しめない東京ゲートブリッジのながめ。浦安から船で約30分の距離だ=21日(江田隆一撮影)(写真:産経新聞)
千葉県浦安市の隠れた魅力を紹介する体験型観光ツアーのモデルコースが登場した。観光業者らでつくる浦安観光コンベンション協会が市内の事業所や大学の協力を得て設定。東京湾ミニクルーズや工場見学など、東京ディズニーリゾート(TDR)以外の魅力を楽しみながら学べるという。修学旅行や校外学習、大人のグループ旅行を誘致する。
海と陸と空の3タイプで計30のツアーを設定。「体験くらぶ」と名付け、同協会では「TDRと並ぶ浦安観光の柱にしよう」と意気込んでいる。
東京湾の風を感じ、海の幸を楽しめる「海コース」は14タイプを設定。浦安マリーナ(浦安市千鳥)を起点にした「東京湾船上見学」では、海からTDRをながめたり、羽田空港を飛び立つ飛行機を見送ったりできる。東京ゲートブリッジをくぐりながら東京スカイツリー見物も。
このほか、ヨット体験や魚拓作り、フラダンス教室、浦安の味「あさり丼」作りの体験も用意した。
「陸コース」は13タイプ。古い民家を回る「うらやす歴史探訪」や市内の大学キャンパス、産経新聞印刷千鳥センター(同)を見学するコースもある。「空コース」は浦安と都内の上空を楽しむ15分間のヘリコプター遊覧など3タイプ。
浦安市は年間約4千万人の観光客が訪れるが、TDRに集中しており「TDR以外」への観光客誘致が急がれていた。
一方で、各地で街歩きや工場見学を楽しむ人が増えていることから、浦安でも商工関係者らが、昔の漁師町の雰囲気が残る地区の街並みや、漁業・海運関係者などしか知らない海の魅力を観光に生かす取り組みを続けている。
今回のツアーコース設定により、、まず「教育旅行」として学校や団体旅行関係者にPR。同協会などは、「見る」だけではなく「体験」する観光を提案することで浦安の活性化を図る考えだ。【問】(電)047・350・7555。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000299-yom-soci
伊豆シャボテン公園が競売に…カピバラも飼育
読売新聞 6月22日(金)11時56分配信
静岡県伊東市の老舗テーマパーク「伊豆シャボテン公園」の土地・建物が、静岡地裁沼津支部から競売開始決定を受けたことがわかった。
東京都新宿区の土地開発会社が同園の運営会社に対する債権に基づいて申し立てた。運営会社側は、債権の無効確認も含めた法的措置を準備するとしているが、今後、運営できなくなる可能性がある。
登記簿などによると、競売開始決定を受けたのは、同園の敷地約10万1000平方メートルと、事務所の建物約312平方メートルなど。5月9日に決定が出た。営業は続けられている。
同園は、元の保有会社がバブル期にリゾート開発会社「イ・アイ・イ」グループ傘下に入り、土地と建物には、同グループが旧日本長期信用銀行(長銀)などから融資を受けた際、極度額計150億円の根抵当権が設定された。1998年の長銀破綻後、複数の会社に債権が譲渡され、2008年4月、新宿区の土地開発会社が根抵当権者になった。同社は「30億円の債権がある」と主張し、競売を申し立てた。
一方、現在の同園運営会社は、06年に元の保有会社から土地と建物を買収した。運営会社の親会社「ソーシャル・エコロジー・プロジェクト」(SEP、東京都港区)は「買収の際の条件だった根抵当権の抹消がされていなかった。実質的に抵当権は存在せず、競売申し立ては無効」と話し、訴訟で対抗する準備を進めているという。
同園は、1959年10月開園。サボテンをはじめとする熱帯植物のほか、ネズミの仲間・カピバラなどの動物が飼育されている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20120621-OYT8T01680.htm
ギョーザ日本一奪還に盲点…専門店は調査対象外
「ギョーザのまち」としてのブランド力を守ろうと、宇都宮市内の商工・観光関係者らが気勢を上げている。目指すは「消費量日本一」の座の奪還。ただ、指標にしている総務省の家計調査には、市内に77店舗(今年3月末現在)あるギョーザ専門店での消費は含まれない。関係者が力を入れるイベントの多くは専門店のPRが中心で、家計調査の内容の周知も今ひとつだ。「日本一」に向けた秘策はあるのか。(佐伯美保)
■昨年は2位転落
2011年の家計調査で、2人以上の世帯あたりのギョーザ年間支出(購入)額は、浜松市の4313円に対し、宇都宮市は3737円だった。都道府県庁所在市・政令指定都市で2位。15年間守り続けた首位からの転落は、東日本大震災後の消費低迷によるものとみられている。
家計調査の対象になる生ギョーザが並ぶスーパーの陳列棚(20日、宇都宮市のたいらや簗瀬店で) 危機感を持った宇都宮市の商工・観光関係者らは4月、「宇都宮市餃子消費量日本一奪還推進委員会」を結成。5月25日、約100社の市内企業などを招いた集会では、そろいのTシャツを着て「1位奪還」を叫んだ。今月3日には、ギョーザ専門店でつくる宇都宮餃子会が市中心部で「1日だけの餃子祭り」を開催。人気店の屋台の前には1時間待ちの行列ができた。
■調査の内容
だがそもそも、家計調査は全てのギョーザの消費を表すものではない。対象になるのは、小売店で購入したギョーザだ。人気の専門店内や持ち帰りで食べれば「外食」として別扱いとなる。小売店で買っても、冷凍のギョーザは「冷凍調理食品」に分類され、自宅で作るのに買い込んだニラやハクサイも、各品目の支出にカウントされる。
つまり、スーパーやコンビニ店で生か焼き上がりのギョーザを買わない限り、調査には反映されない。調査対象として抽出されているのも市内の96世帯で、「消費量日本一」になれるかどうかは、彼らの消費行動がカギになる。
いまのところ、すべての形態のギョーザ消費をカバーする統計はない。市の都市ブランド戦略室は、家計調査を「限定された統計ではある」と認めつつも、「家計調査で1位なら最も多く食べられている市だと推測され、ギョーザのまちだと認識される」と、この調査でトップになることの意義を強調する。
■効果的な方策は?
しかし、関係者の集会や今月の餃子祭りで、家計調査の内容の紹介や効果的な対応の呼び掛けは聞かれなかった。それでいいのか。
宇都宮餃子会の平塚康専務理事(60)は、「今後は地元スーパーにのぼりを立てるなどして販売量の増加を目指したい」と話す。専門店の団体が自身のPRだけでなくスーパーなどでの購入を促すなら思い切った行動だが、周知が進むかは未知数だ。直接的な効果が期待できる方策は、市もまだ持ち合わせていない。
地域ブランドの振興策に詳しい宇都宮大の中村祐司教授は、「家計調査の1位を一つの目標にするのは良いだろうが、冷凍品や店で食べるギョーザが含まれていないことを知らない人は多い。調査の理解が深まれば、宇都宮ブランドを支えるギョーザにさらに親しみを持つようになるのではないか」と指摘している。
(2012年6月22日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120623-OYT8T00100.htm
ツリー開業1か月 客足明暗
屋形船、ホテル大幅増 駐車場がっかり
開業から1か月を迎えた東京スカイツリー(22日)=片岡航希撮影 下町の新しいシンボル・東京スカイツリー(墨田区押上)がオープンして1か月がたった。足元の商業施設「ソラマチ」の飲食店やみやげ店には今も長蛇の列が絶えない。ツリーが見えるスポットが人気を集める一方、近隣の商業地域の客足が減るといった影響も出始めている。(前田遼太郎)
1日平均18万人が訪れているソラマチ。飲食店は平日でも1時間待ちはザラで、みやげ店も会計待ちの列が絶えない。
こうした恩恵をさっそく受けているのは、近くを流れる隅田川の屋形船だ。屋形船都協同組合によると、夜のコースが特に人気で、ライトアップが見られるようになった4月からの申し込みは例年の1・4倍。昨年、東日本大震災の影響で3分の1以下に落ち込んだ客足を一気に取り戻した。事務局長の高橋呂美さん(35)は「江戸時代からの伝統を元気にしてくれた」と喜ぶ。
ツリーの見える部屋が全体の6割を占める第一ホテル両国(墨田区横網)も5月以降、ほぼ満室の状態で、売り上げが例年より20%アップしたという。
一方、懸念されていた周辺道路での大きな渋滞は起きていない。敷地内にある約1000台分の駐車場も満車にならない状態が続く。ツリー直結の「押上駅」、「とうきょうスカイツリー駅」の利用者数が開業を機に1・7倍に跳ね上がっており、電車利用が予想より多かったとみられる。
ツリーから5キロ離れた足立区の商業地、北千住駅前の駐車場は、車で北千住まで来て電車でツリーに向かう客が増えると当て込み、ソラマチ利用者に料金を割り引くサービスを始めた。しかし、サービスの利用は1日2、3件で、駐車場全体では開業前より約15%利用者が減った。担当者は、「北千住の買い物客がソラマチに流れているかも……」と不安を漏らした。
(2012年6月23日 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012062402000100.html
観光バス 空きなし 新名所も続々 都内狭き門
2012年6月24日 朝刊
東京都内で観光バスやツアーバスが利用できる駐車場は、公営と民間の主な場所を総計しても約四百台分にとどまり、慢性的に不足している。銀座や上野、浅草など観光スポット周辺では、駐車場に入れず、降ろした客の戻りを路上で待つバスの車列が日常的にみられる。政府は観光立国を掲げ、都も誘客に力を入れるが、都心部での新たなバス駐車場整備は簡単ではない。 (上條憲也)
日本バス協会によると、都内には施設や公園の併設を中心に大型バスの駐車場が約三十カ所ある。しかし、国会や明治神宮の駐車場のように見学や参拝など施設利用以外では止められない場所も多く、主な観光エリア内で短時間の客待ちに使える駐車場は限定される。
上野動物園や国立西洋美術館を抱え、行楽期には学校行事のバスも多く訪れる上野公園(台東区)の場合、バス専用駐車場のスペースは二十四台分。付近の路上には平日でも順番待ちのバスが連なる。管理する都公園協会によると、都内六十九カ所の所管駐車場でバス専用の駐車スペースがあるのは、ほかに葛西臨海公園(江戸川区、十八台)と、お台場近くの潮風公園(品川区、十台)だけだ。
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年間約二千万人が訪れる浅草。地元の台東区はバス駐車場三カ所計六十一台分を二〇一〇年末までに整備したが、このうち浅草寺に近い区民会館の十二台分は車高制限が三・三メートルで、一般的な大型バスは利用できない。
浅草から隅田川の対岸にオープンした東京スカイツリー(墨田区)は施設内外に五十五台分を確保。ただ、完全予約制で原則二時間以内。銀座に近い築地・市場橋駐車場(中央区、九台)は営業時間が午後三時までと早いなど、駐車場によっては制約もある。
観光バスやツアーバスを運行する貸し切りバス事業の新規参入は、二〇〇〇年の規制緩和で加速した。国土交通省の統計によると、全国のバス車両数は同年末の三万六千八百十五台から、一〇年末には四万七千四百五十二台に増えた。
一方で駐車場の新規整備は追いついていない。
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路上駐車対策などを手掛ける公益財団法人・都道路整備保全公社は〇七年、首都大学東京と共同で東京駅、新宿駅、浅草周辺でバス駐車場の実態を調査。報告書では路上での乗降や客待ちの常態化を指摘し、「観光バスの駐車施設や乗降施設の整備量が不足している」「大都市部は街全体が観光の対象になり、施設だけに依存した駐車場整備では不十分」と分析した。
観光庁は、誘客と都内駐車場のバランスについて「駐車場整備は町づくりと一体で進めていかないと厳しい面がある」としている。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-192957-storytopic-4.html
数次ビザ2万件に 沖縄モデルを全国へ2012年6月23日
日中観光交流会議の総括シンポジウムで観光交流の意義などについて討議するパネリストら=22日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター
日中国交正常化40年と沖縄・福建省友好提携15年、沖縄の本土復帰40年を記念した「日中観光交流会議」(主催・県、沖縄観光コンベンションビューロー)は22日の最終日、総括シンポジウムなどを沖縄コンベンションセンターで開催した。分科会では中国人観光客向けの数次査証(ビザ)の発給件数が発行から1年を迎える7月までに、2万件に達する見込みであることなどが報告された。各パネリストと参加者が数次ビザの効果を生かした日中間の新たな観光振興策の在り方について理解を深めた。
日中観光交流会議の総括シンポジウムは観光庁審議官の志村格氏、中国観光局副主席代表の武月中氏、日本旅行業協会理事の東良和氏、コラムニストの加藤嘉一氏、県観光政策統括監の下地芳郎氏がパネリストを務め、観光交流の意義や今後の交流の在り方などについて討議した。
各氏とも、日中の相互理解を深めるために観光交流が重要になるとの見解で一致。武氏は「相互理解、信頼を深めるため、日本の観光業界と手を携え観光交流の発展に力を入れたい」と述べた。
加藤氏は日中交流には政治の安定が不可欠とした上で「そのために観光産業をいかに巻き込むかの戦略が必要。国のコーディネートも重要だ」と指摘。その上で「沖縄は歴史的、地理的にも懸け橋になれる場所だ」と期待した。
観光交流促進の戦略について、志村氏は「来訪者の満足度を上げることが大事。リピーターを増やすため、スポーツや医療観光など沖縄の新しいコンテンツを増やし発信してほしい」と要望した。
東氏は中国からの観光誘致は地方都市にとって大きなビジネスの機会とし、顧客の満足度を上げるため「民間企業から行政に進言し、環境を整える必要もある」と提起した。
武氏は中国人旅行者が急増していることを踏まえ、数次査証(ビザ)の要件緩和を要望。下地氏も「相互交流拡大の阻害要因を考えると、段階的に緩和しないといけない」と提言した上で「沖縄は数次ビザのモデル地域として役割を果たしている。相互理解を深めることができれば緩和にもつながるだろう。沖縄を交流と共生を考える場にしたい」と話した。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/309304
じっくり、ゆっくり観光を 鳥栖で自転車レンタル開始
2012年6月24日 00:42 カテゴリー:九州 > 佐賀
鳥栖市観光協会が貸し出しを始めた自転車 鳥栖市内の散策に役立ててもらおうと、市観光協会は九州新幹線・新鳥栖駅で自転車の貸し出しを始めた。今後、お勧めのサイクリングコースを設定し、市の多彩な魅力をPRしていく。
貸し出す自転車は12台。車輪サイズが24、26インチの大人用は1回200円、20インチの小学生用が100円。新鳥栖駅内の観光案内所で午前9時から受け付けている。
同協会は「歴史」「自然」「博物館」をテーマに市内の観光名所を巡るコースをホームページで紹介しているが、自転車の貸し出しに合わせて、サイクリングコースを載せたマップを作成中。JR鳥栖駅東側で展示されている国産最古級の蒸気機関車を加え、グルメ情報も掲載するという。
「低料金の自転車でじっくり、ゆっくりと市内を観光してほしい」と担当者。利便性を高めるため、鳥栖駅周辺で自転車を返却できる仕組みづくりも検討しているという。
=2012/06/24付 西日本新聞朝刊=
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20120624c
観光振興へ平泉の源流アピール 美郷、後三年合戦プロジェクト
※写真クリックで拡大表示します
観光振興を目指し発足した後三年合戦みさとプロジェクト実行委員会
美郷町などが主戦場となった後三年合戦に関する歴史研究を進め、世界遺産に登録された岩手・平泉の源流として観光振興につなげようと23日、「後三年合戦みさとプロジェクト実行委員会」が発足し、同町野中の中央ふれあい館で設立総会が開かれた。町民ら60人が参加し、会長に町文化財保護審議委員の加藤義男さん(82)を選任したほか、事業計画を決めた。
平泉文化は、後三年合戦で勝利し平泉に移った清原清衡が、藤原姓を名乗り築いた。同町は4月、後三年合戦の史跡を生かした誘客を進める交流連携協定を横手市と締結。平泉の源流としてのPR活動を行っている。
同プロジェクトは平泉の世界遺産登録を受け、町と町内の文化財保護団体や歴史研究団体などが今年1月に準備委員会を設立。各団体の代表者らが設立に向け会議を重ねてきた。
本年度の活動として10月中旬に平泉の現地視察、同下旬に後三年合戦関連史跡の現地研修を行うことなどを決めた。
(2012/06/24 10:01 更新)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206240095.html
'12/6/24
広島市観光、最多1067万人
広島市は、2011年に市外から訪れた観光客数をまとめた。1067万3千人で前年比1・0%増。記録が残る1965年以降で最多となった。市は東日本大震災や福島第1原発事故を受けた国内旅行先の変更や、山陽・九州新幹線の直通運転開始が増加を後押ししたとみている。
観光客数が1千万人を上回るのは7年連続。11年の内訳は、一般観光客1006万9千人(1・5%増)▽修学旅行生32万7千人(4・1%増)▽外国人観光客27万7千人(18・3%減)。修学旅行生の増加と外国人観光客の減少は、大震災や原発事故の影響を反映した。
宿泊した観光客は368万8千人。全体の34・1%を占め、前年から0・3ポイントアップした。観光消費額は16億円(1・1%)増の1493億円だった。主な観光施設では、ひろしま美術館(中区)や市現代美術館(南区)が増加した一方、原爆資料館(中区)は減少した。
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>>1783-1784
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20120622-OYT8T01348.htm
<鞆の浦架橋中止方針>「海残る」「住民犠牲に」・・・歓喜と憤り
古い民家などが立ち並ぶ狭い通りを通行する乗用車(福山市鞆町で)(一部画像を加工ています) 福山市の景勝・鞆の浦の埋め立て・架橋事業について、県の中止の方針が明らかになった22日、反対の立場の住民は笑顔を見せ、事業推進を望んだ住民らは憤った。住みよいまちを望む思いは一つになるのか。鞆の人たちの声を聞いた。
鞆の浦観光情報センターの片岡明彦事務局長(48)は「世界中の観光客がアニメ映画『崖の上のポニョ』から鞆を知る。ポニョの海が残ることは喜ばしい」と歓迎する。男性住民(65)も「知事の判断は当然だ。橋が架かれば、鞆のシンボルといえる常夜灯を入れた眺望も台無しになる」と話す。
一方、埋め立て・架橋を支持していた住民たちは不満を隠せない。浄泉寺住職の大仲伸隆さん(63)は、狭い県道で自動車とすれ違う際に何度も危険な思いをしていると言い、「町の活性化や安全の確保のために橋は必要。このままでは住民が減り、鞆は限界集落になってしまう」と嘆く。
鞆町内会連絡協議会の水本久登副会長(75)は「事業には住民の大半が賛成してきた。住民を犠牲にして景観を守って何になるのか」と声を荒らげた。
◇「これ以上無用な対立避けて」
一方で、県の判断を前向きにとらえようという声もあがった。
飲食店を営む男性(37)は「昔から変わらない港町の眺めを僕らの世代で変えてしまうのは残念。生活基盤が整備されれば、架橋がなくても納得してもらえるのでは。これ以上無用な対立は避けてほしい」とする。
鞆の浦史跡めぐりガイドのメンバーは「今住んでいる人の暮らしを考えないと、若い人はどんどん減ってしまう。歩道や駐車場、下水道などを整備し、安心して来てもらえるまちになることを願う」と話していた。
◇福山市長「聞いていない」
福山市の羽田皓市長は22日、取材に応じ、湯崎知事が鞆の浦の埋め立て・架橋事業を中止する方針を固めたことについて、「聞いていない。一方的に伝えられるだけであれば、知事に会う必要もない」と憤り、代替案とされる山側トンネル案に関しては、「(鞆の活性化が果たせると)思っていない。だから架橋をしてほしいというのが住民の思いだ」と強くけん制した。
◇大林監督がコメント
尾道市出身の映画監督大林宣彦さんは「わが古里・鞆の浦が、このような賢さ、美しさを示し得た事を、僕は心より自慢する。鞆の浦のみなさん、おめでとうございます」という内容のコメントを発表した。
(2012年6月23日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120623-00000283-mailo-l34
鞆港埋め立て・架橋問題:歓迎と失望、双方の声 県撤回方針で住民 /広島
毎日新聞 6月23日(土)16時33分配信
「よく英断してくれた」「住民不在の不当な判断だ」−−。鞆の浦(福山市)の埋め立て・架橋計画について、湯崎英彦知事が撤回の方針を固めた。地元の同市鞆町では、計画に賛成、反対の双方住民から、長年の思いを胸に歓迎と安堵(あんど)、反発と失望の声が聞かれた。【豊田将志】
「予測はしていたけれど行政には裏切られ続けてきたので一抹の不安があった。うれしさよりも、ほっとしたという気持ち」。県の埋め立て免許差し止めを求めた訴訟の原告団事務局長、松居秀子さん(61)は晴れやかな表情で湯崎知事の意向を歓迎した。知事が提案し、1年9カ月にも及んだ住民協議会について「双方住民が話し合った結果を踏まえたうえで『まちづくりは架橋ありきではない』という訴えを尊重してくれた」と評価した。また、「賛成反対を問わず、鞆の行く末を案じながら亡くなっていった『犠牲者』が大勢いる」と話し、知事の方針に強い反発を示す市側に「今こそ垣根を取り払う時。私たちを排除せず、一緒にまちづくりのスタートラインに立ってほしい」と呼びかけた。
原告団の1人で「鞆酒造」社長の岡本純夫さん(61)は「日本中で鞆しか持っていない貴重な財産を行政が無視してきたことに疑問を抱いてきたので、まっとうな判断だと思う。貴重な建造物の保全や防災対策など、架橋計画以外の問題を一刻も早く解決してほしい」と話した。
一方、計画に賛成する大浜憲司・鞆町内会連絡協議会長(64)は「我々に何の説明もない。まるで辻斬りに遭った気分だ」と憤る。
大浜さんは「架橋はまちづくりの根本だ」として、「計画撤回はまちづくりをしないということに等しい」と強く批判。住民協議についても「(議論を尽くしたという)アリバイづくりに利用されるのではと懸念したが、我々の思いを理解してもらおうとあえて席に着いた。今は知事を信じた自責の念にかられている」と肩を落とした。今後の対応は湯崎知事と羽田皓市長のトップ会談の状況を見守った上で検討するとしつつも「(推進派の)皆さんと話をする。泣き寝入りするつもりは全くない」と語気を強めた。
平(ひら)町内会連合会長の水本久登さん(74)は「憤りで言葉を失っている。鞆町の奥にある平地区はトンネルでは全く生活改善につながらず、到底納得できない。地元の生活が完全に無視されている」と批判した。
6月23日朝刊
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012062590123904.html
婚活、特産 観光客取り戻しへ千葉県あの手この手
2012年6月25日 12時39分
東日本大震災以降、落ち込みが目立つ観光客を取り戻そうと、県内の各観光協会が集客事業に知恵を絞っている。都市部では「婚活」をテーマにしたイベント、南房総地域は特産品をアピールするキャンペーンが目立つという。
ちばぎん総合研究所が県内各観光協会の取り組み状況や傾向をまとめた。それによると、千葉市では七月に運行を始める千葉都市モノレールの新型車両「アーバンフライヤー」を借り切って婚活ツアーを開催。誕生したカップルに市内に定住してもらう試みも計画中だ。浦安市でも、市内のリゾートホテルを活用した婚活イベントを昨年に続いて予定している。
南房総や九十九里地域では海水浴の集客の一環で、山武市が宿泊客に抽選券を配布し、特産品のブルーベリーやスイカをプレゼントするキャンペーンを新たに始める。津波を懸念する人に安心と安全をPRするため、南房総市は海水浴場近くに、土地勘のない人にも分かりやすいハザードマップの設置を行っている。
同研究所によると、県内の震災後の観光客は昨年四〜十二月、前年同期に比べて二十八万九千人、約20%も減少した。夏の海水浴客は半減しており、各観光協会とも「今年は正念場の年」と位置付けているという。
(吉田昌平・東京新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20120624-OYT8T00735.htm
県、利便性・景観に配慮・・・「鞆の浦」代替案
福山市の景勝地・鞆の浦の埋め立て・架橋事業について、計画中止の方針を固めた事業主体の県が市に伝える代替案の概要がわかった。県は山側にトンネルを通した上で、500台程度の駐車場を整備するなど生活の利便性を高める数項目の対策を示し、景観保護を目的とした基金も創設する。湯崎知事が25日に市役所を訪れ、午後3時半から羽田皓市長に意向を伝える。(矢沢寛茂、石原敦之)
◇駐車場整備/町並み保護基金
県は、住民ニーズを踏まえ、鞆の景観と文化的財産を守ることが将来的な評価につながるとして、市に協力を求める。
県によると、1983年の計画策定から約30年がたち、景観や文化財への考えが変わったことを重視。江戸期から続く町並みや港の風景を守って観光資源とし、生活利便性も両立できる観点から、山側トンネルを採用することにした。
山側に全長1・5キロのトンネルを通して県道と結ぶバイパスを整備。トンネルの両端近くに計約500台の駐車場やバスロータリーを設けるほか、湾内では埠頭や高潮対策の護岸整備などを盛り込む。市が強く求めていた住民への説明会も開く。また、鞆の歴史的景観を守るため、全国から募金を集めた「まちづくり基金」もつくる。
(2012年6月25日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001206250001
「てつのくじら館」、入館者200万人
2012年06月25日
呉市宝町の海上自衛隊呉史料館(愛称・てつのくじら館)の入館者数が24日、200万人を超えた。呉地方総監の泉三省・海将が、この節目に来館者となった福岡県古賀市の自動車販売業西本泰さん(40)の長男、古賀西小1年陽翔(はる・と)君(7)に認定証と記念品を贈った=写真。
てつのくじら館は07年4月に開館。実物の潜水艦「あきしお」(基準排水量2250トン)の展示が人気を集め、入館者は年間30万人を超える。西本さん一家は家族旅行で立ち寄った。「あきしお」の350分の1模型などを贈られた陽翔君は「本物の潜水艦をどうやって(陸上に)持ってきたのだろう」と興味深そうだった。
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>>1783-1784>>1799-1800>>1803
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000213-mailo-l34
30年目の“撤回”:鞆の浦架橋/上 「早期決着」トップに亀裂 /広島
毎日新聞 6月26日(火)15時14分配信
◇政治日程、住民要望で駆け引き
25日午後、福山市役所。4回目のトップ会談は30分程度で終わった。湯崎英彦知事の判断を聞いた羽田皓市長は「住民合意とはほど遠い。新たな火種をまくことになる」と反発した。湯崎知事は会談後の記者会見で「あくまでも中間点。決着したとは露とも思っていない」。鞆の再生に向けた道のりの険しさを予感させた。
◇ ◇
「架橋が知事の最終判断の中にないのではと懸念している」
5月31日、羽田市長は定例記者会見で、憤りを押し殺すように語った。
同市の幹部は驚いた。報道機関からの質問用に作成された答弁内容から外れ、悲観的なトーンに覆われていたからだ。「県がいつまでも姿勢を変えず、もう議論の余地無し、と感じたんだろう」。この幹部は羽田市長の心境を推測する。
これに対し、湯崎知事は翌日(6月1日)の取材に対し、「(架橋か否かの)2項対立から抜け出られていないのだな、と改めて確認した」と発言。溝の深さがあらわになった。
この時点で、前回トップ会談から2カ月が過ぎていた。「3月までに決着したかった」(県幹部)。1年8カ月に及んだ住民協議会が今年1月に終了し、県側は年度末までに判断を示したい意向だった。しかし、福山市側は、埋め立て・架橋計画を一切譲らなかった。古くからかかわる市幹部は「湯崎知事の就任前から何度も検討し、橋以外には鞆の生活改善につながらないと結論が出ていたはず」と言う。羽田市長は初当選した04年市長選で、一時凍結されていた架橋計画の「推進」を掲げた。非公開のトップ会談では、声を荒げて架橋を主張する一幕もあったという。
6月にはお互いの定例議会があり、福山市長選の告示が7月末に迫り、政治日程が埋まりつつあった。湯崎知事は「今年中のできるだけ早い時期に決断したい」と繰り返し述べていた。年度が代わり、市の担当者は「強引にでも決めたいという思いがひしひし伝わってきた」と振り返る。
4月下旬、推進派住民らは県と市に、会談内容の公表を申し入れた。反対派は会談の完全公開を求めた。「公開される以上、物別れとなると格好がつかない。最終判断か、それに近いものを出す必要がある」(県幹部)。双方住民の声が県側の動きを加速させた。
トップ会談の日程を巡る両者の交渉は、市長発言後に本格化した。市は公務や市議会、選挙準備を理由にかわしてきた。県は定例議会の開会中は避けたい意向だったが、林正夫議長は「(架橋の是非は)議決が必要な案件ではない。しっかりと(県側から)説明があれば問題ない」と容認する姿勢を見せた。とはいえ、26日には知事が答弁に立つ一般質問が始まる。25日はギリギリの日程だった。
しかし、会談では両トップの亀裂が露呈した。羽田市長は「地元の8割は架橋計画の推進派」と述べて、「住民の理解を得られないから凍結、という事態はあってはならない」とくぎを差した。
◇ ◇
鞆の浦の埋め立て・架橋計画は25日、県が撤回を表明し、83年の計画策定から30年目にして、重大な転換点を迎えた。鞆地区住民の暮らしの利便性と、歴史景観の保全をどう両立させるか。方針転換の舞台裏や、これからの課題などを追った。
6月26日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000274-mailo-l34
30年目の“撤回”:鞆の浦架橋/中 減る人口「平消えるのか」 /広島
毎日新聞 6月27日(水)17時15分配信
◇遠い「街」高齢者は買い物難民
消波ブロックに囲まれた浜に、段ボール箱に入った野菜や果物が並ぶ。「じゃあ、このカボチャ、あとで家まで持ってくからねえ」「ありがとうねえ」。手押し車を押す高齢女性は、ゆっくりと来た道を戻っていった。
架橋計画の発端となった福山市鞆町の狭い県道の奥。鞆の中心街から南西に約1キロの平(ひら)地区は、斜面にへばりつくような集落だ。この数年でスーパーも八百屋も消えた。週2回、福山市北部の駅家町から食料を売りに来る夫妻が、足の弱い高齢者にとって数少ないライフラインだ。
夫妻は06年ごろ、スイカ売りの途中に初めて平地区に来た。「今度はお米も売って」「お肉はないの?」と住民にせかされ、品数は次々増えた。重い野菜や米は、妻(65)が迷路のような坂を上って配達もする。
しかし、集落は高齢化が急速に進む。なじみの客も年間10人ほどが鬼籍に入っていく。常連客が買い物の直後に急死し、次に来た3日後には葬儀が終わっていたことも。夫(70)は「体が動く限りここで働きたいが、お客が今後増えることはない。先は分からない」
83年の架橋計画決定から約30年。町並みは変わらなくとも、暮らす人々は確実に年齢を重ねた。64年以降、鞆町の人口は減少の一途をたどる。当時1万3000人だった人口は、今年度は4600人を切った。うち4分の1は75歳以上。特に高齢化率の高い平地区では、今後、加速度的に減少すると予想される。主が亡くなるなどして増えた空き家も、07年の市調査で2割弱に上った。
◇ ◇
「道がつくけえ。町まで近うなる」
約60年前、学校からの帰り、山の中腹まで広がるミカン畑に立てられた木のくいを不思議に思った胡(えびす)政次さん(71)は、祖母の返事に驚いたことを覚えている。先を赤く塗った四角いくいは、県が道路用地として買収する土地に立てたものだった。交通の便の悪さから、鞆町中心部の同級生に「平べえ」とからかわれたこともあった。くいは中心部に向かって続いていた。この道が現在の県道で、架橋につながるはずだった。その先に、明るい未来が見える気がした。
しかし今回、計画の撤回が決まり、長年の夢は消え去った。県は鞆の中心街を迂回するトンネルをバイパス案として示したが、平地区にとって交通の便はほとんど変わらないからだ。平地区の最も奥「旧平3丁目」に住む水本久登・平町内会連合会長(74)は「インフラ整備が止まっても、住民は年を取るし、若手は故郷を捨てて出ていく。わしらは当たり前の生活もさせてもらえんのか。このまま平は消えていくのか」といらだちを口にした。
6月27日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120628-00000233-mailo-l34
30年目の“撤回”:鞆の浦架橋/下 「合意形成」住民翻弄 /広島
毎日新聞 6月28日(木)16時4分配信
◇問われる知事の手腕
「景観は大切だが、住民の生命や安心を守るために架橋はやむを得ないと訴えてきたのに、『景観は大切』という部分だけを切り取られた」。大浜憲司・鞆町内会連絡協議会長(64)の憤りは収まらない。
湯崎英彦知事の提案で10年5月から1年8カ月、19回を重ねた住民協議会。大浜さんは架橋に賛成する立場から、反対派とのテーブルに着いた。湯崎知事は協議を踏まえて「景観は尊重されるべきという住民のコンセンサス(総意)を重視した」と説明する。しかし、大浜さんは「そんなことは、誰でもわかりきっていることだ」。
早期に鞆の住民向けに説明会を開く意向の湯崎知事も「多数が架橋を希望している」(25日の記者会見)と認める。地元理解のハードルは低くない。
◇ ◇
訴訟当事者である県が、鞆の地域振興を巡る賛否両派住民の合意形成を図れるのか。住民協議会は、懸念を抱えての出発だった。
「鞆のまちづくりのために今何ができるかを話し合う場がようやくできた」(松居秀子・訴訟原告団事務局長)。「知事に白紙委任するわけにはいかなかった」(北村武久・明日の鞆を考える会会長)。協議に着いた双方は「同床異夢」ともいえる関係にあった。
湯崎知事は初回協議の終了後、「住民の意見を十分に尊重して最終的にいい案をまとめたい」と説明し、その後も折に触れて「合意形成を図ることは不可能ではない」と繰り返し強調してきた。
道路の安全性の確保や鞆地区の将来像、景観保護……。協議は項目ごとに進んだ。幅の狭い県道の問題は、双方の認識は共通しており、一部に離合場所を設置するなどの成果を生んだ。松居さんらは県の姿勢の「変化」を感じた。鞆地区を通過する車両の通行量や各バイパス案ごとの通行短縮時間などが、具体的数値を伴う形で示されたからだ。「何度求めても出なかった客観的な資料が出た。架橋でなくても課題は解決できると証明されつつある」。反対派は手応えを感じ始めていた。
しかし、架橋の是非という核心部分では平行線をたどった。「このままでは双方に禍根が残る」。昨年3月の第10回会合で仲介役の弁護士は協議延長を提案した。推進派からは「これ以上、何を話し合えというのか」と不満が噴出した。反対派からも「もう翻弄(ほんろう)しないで」との声が挙がった。
協議会は、仲介役が▽バイパス道路の有用性への理解が一定程度進んだ▽駐車場の確保や下水道整備、港湾機能の確保は必要▽住民は鞆の歴史や伝統に誇りを持ち、景観を愛し、再生させたい−−など8項目の「共通認識」をまとめて終了した。しかし、今年1月に地元住民向けに県が開催した説明会では、推進派の出席者から「どこが共通認識なのか」「議論は無駄だった」と批判が渦巻いた。地元の不信を残したまま、最終判断に至った。
◇ ◇
計画決定から約30年が経過し、景観や文化的財産に対する世論は変わった。湯崎知事は「景観だけを重視したわけではない」と言うが、「中長期的に考えて、江戸時代からの町並みや港の風景を観光資源として保全・活用することは、非常に重要」と説明する。しかし、地元の協力なくして、こうした方針は具現化できない。「景観行政のあり方に一石を投じた」という評価は、これからの湯崎知事の手腕によって決まる。
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この企画は、稲生陽、豊田将志、寺岡俊が担当しました。
6月28日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120628/fkk12062802120000-n1.htm
九州のタワー、客足グングンアップ 遠くのスカイツリーより近場へ
2012.6.28 02:11
日本一高い電波塔「東京スカイツリー」(634メートル)の開業が話題をさらった今春以降、九州でも多くのタワーが客足を大きく伸ばしている。「スカイツリーまではなかなか行けないので、せめて近場のタワーに登ってみよう」とタワー観光への関心が高まっているようだ。
人気ナンバーワンは、九州で最も高い福岡市早良区の「福岡タワー」(234メートル)。在福放送局の電波塔の役割も果たしており、地上123メートルの展望室からは福岡市街や博多湾が一望できる。
スカイツリーが開業したのと同じ5月の来場者は、前年同月比32%増の約3万7千人で、6月も4割近い増加となる見通し。担当者は「メディアで取り上げられる機会が増えるなど、スカイツリー効果が出ている。加えて、今年は中韓などの外国クルーズ客船の寄港が多いため外国人客も増えた」と話す。
同市博多区の博多ポートタワー(100メートル)は、福岡市が所有し、無料開放している真っ赤な塔。5月は同23%増の約1万7千人が訪れ、6月はさらに勢いを増して8割増のペースだ。
温泉地に立つ観光名所として知られる大分県別府市の別府タワー(90メートル)は、東京タワーの前年に開業し、54年の歴史を持つ全国屈指の老舗タワー。平成19年には国の登録有形文化財にもなった。
来場者は、5月が前年同月比12%増の約3800人で、6月も同様に好調。運営する別府観光開発は「うちは昭和の風情が味わえるレトロタワー。スカイツリーに勝てるところはほとんどないが、年数だけは勝っています」と胸を張る。
スカイツリーに引っ張られ、各地のタワーが客足を伸ばす中、なぜか苦戦しているのが、山口県が平成8年に下関市に建設した海峡ゆめタワー。5月の来場者は前年比1・4%減の1万718人。担当者は「スカイツリー効果はない。下関への観光客自体が減少傾向にあるからかもしれませんが、理由はよくわかりません…」としている。
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000131206270001
【鞆の浦 架橋撤回 30年目の選択】
協議難航 幕引き図る
2012年06月27日
「県のやり方は間違うとったということだ」。湯崎知事(右)に吐き捨てるように言って会場を後にする福山市の羽田市長(左)=25日、福山市役所、小玉重隆撮影
「最初から観光だけを重視するなら、就任時にすぐ計画を撤回している」
今年に入ってからの庁内協議で、湯崎英彦知事は「撤回ありき」を否定するかのように県幹部らにそう漏らしていたという。そんな知事が25日、鞆(とも)の浦の埋め立て・架橋計画の撤回を表明した。知事の判断の大きな根拠となっているのは、自ら設置した住民協議会での議論だ。
09年11月の就任会見で湯崎知事は、計画の再検討と推進・反対両派の住民が対話する場の設置を表明。ある県幹部は「協議会には、住民が景観保全をどの程度求めているのか、測る目的もあった」と漏らす。
10年5月から12年1月まで1年8カ月かけ、計19回の話し合いがもたれた。景観保全と、バイパスの有用性への理解など8項目の共通認識が報告書にまとめられた。県側はこの8項目を主な共通の「住民ニーズ」とみて、最もバランスよくそれを満たす案は何かという視点で検討を進めた。
ただ、福山市は違った。「架橋計画の原点は、生活道路をどうするかだったはず。住民ニーズの項目を並列にはできない」(羽田皓(あきら)市長の会見から)。そのずれを抱えたまま、県と市はトップ会談に臨む。
3月28日の3度目の会談で県と市は、「架橋は一度横に置いてゼロベースで話し合おう」という点までは合意。実質的な協議が始まったものの、認識のずれがどうにも埋まらない。
「調整は限界に来ていた。これ以上やっても、市側は埋め立て・架橋から脱しない状況だった」と県幹部は振り返る。
5月下旬、計画撤回を前提とした今回の提案のもとになる資料が、事務レベルの協議で県から市に示された。「決定権を握る県からの事実上の結論通告」と市側は受け止めた。
同31日の会見で羽田市長は「埋め立て・架橋という結論は、最終的な知事の判断の中に出ないのではないかという懸念を持っている」と、いつになく強い口調で牽制(けん・せい)した。
それから約1カ月間、県と市の攻防は水面下で続いた。市関係者によると、協議の焦点の一つは、「県が地元の住民に説明責任を果たせるか」だったという。
市幹部は「県は『市と協力・連携する』という文言を入れたがったが、突っぱねた」と話す。なかなか調整がつかず、会談の実施そのものが危ぶまれた。
「あなたが決めないといけない。あなたがリーダーなんだから、それが役目だ」
県議会関係者はこの間、知事に早い決断を促していた。「福山市側が会談を受けなければ、単独で知事が方針を表明することもあるかもしれない」との情報を得た市側が、6月25日の会談を受け入れた。
鞆の浦出身でもある羽田市長は、県と歩調を合わせて地元を説得する道は取らなかった。羽田市長は25日の会見で「行政間の協議は終了した。県が住民の納得を得るステージに進んだ」と語った。
◇
計画策定(1983年)から約30年。鞆の浦に橋を架けない道が選ばれた。決断の背景、地元の受け止めや課題を3回に分けて報告します。
(この連載は中野寛、奥田貫が担当します)
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000131206280001
【鞆の浦 架橋撤回 30年目の選択】
根深い対立 今も町に
2012年06月28日
県道を歩くお年寄り。車がクラクションを鳴らしながら通り過ぎていった=福山市鞆町鞆
「狭い鞆(とも)の県道 苦痛な毎日」。福山市の鞆港を望む海沿いの狭い1本道。その脇に、海風を受けてボロボロにすり切れた黄色いのぼりがはためく。
周辺は焚場地区と呼ばれ、奥へ進むと平地区がある。住民のほとんどが埋め立て・架橋計画の推進派だ。銀行やスーパーなどがある町の中心部に行く道はここだけ。幅3メートルほどのところもあり、車がすれ違うどころか、道の端を歩くのも難しい。27日も、お年寄りが身をすくめるそばを、車がクラクションを鳴らして次々に通り過ぎた。
推進派の稲葉繁人さん(66)は「『毎日』という言葉に、住んでいる者にしかわからんという気持ちを込めている。山側トンネルでは、町中に向かう生活道路にならない」と憤った。
土地が狭く下水設備が未整備の鞆地区は、汚水の多くを海に流している。週末も海辺で遊ぶ子どもの姿はない。橋ができれば、狭い道の交通を止めて工事しても住民生活への影響は少なく、下水設備の整備が進むと期待されていた。平地区の男性(71)は「海の環境の課題はどうしてくれるのか聞きたい」。
別の女性(68)は嘆く。昨年、同居していた息子が「もう橋はかからん」と、中学生と小学生になる孫を連れて出て行ったという。「子どもが少なく、クラブ活動も満足にできないからしょうがない」。鞆小学校の全校児童は137人、鞆中学校は59人。10年間で半減した。
県は30年近く埋め立て・架橋計画を掲げ、町は推進派と反対派に二分。計画は進まず、町づくりは停滞した。
「30年間で景観を求める住民ニーズが強まった。県は、そんな変化に十分注意を払えずに突き進んだ」。湯崎英彦知事は、計画撤回を表明した25日の会見でこう振り返り、謝罪した。「住民の対立を先鋭化させ、柔軟な話し合いをできなくしてしまった。率直におわびしたい」
県は今後、地元への説明という重い責任を負う。
26日、県職員2人が推進派の鞆町内会連絡協議会の大浜憲司会長(64)の元を訪れた。「できれば7月中に説明会を開きたい。知事の体が空きやすい土日がいい」と話があったという。「住民協議会でも人を集めるためだけに利用された。今後のことは、みんなとよく相談して決めたい」と大浜さんは言う。
30年近い月日は、住民の生活に根深い対立を残した。「あそこの店は反対派だから使わないようにしよう」といった示し合わせがあったり、親戚同士で縁を切る人もいたりする。
60代の女性は「推進派の気持ちも分かるが、もめても町づくりは進まない。知事には架橋で約束していたことを少しでも埋める努力をして、早く事業を進めてほしい。みんなもう疲れている」と話す。
反対派の鞆まちづくり工房の松居秀子代表(61)は「勝ちも負けもない。これからは推進派、反対派の垣根を捨て、一緒に町づくりをやりたいと願っている」。
開発から取り残されてきた小さな港町の時計の針はようやく動き出したばかり。将来像はまだ、ぼんやりとしたままだ。
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http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000131206290001
【鞆の浦 架橋撤回 30年目の選択】
町再生へ 潮目の観光
2012年06月29日
鞆の浦のシンボル「常夜灯」。観光客が絶えない=福山市鞆町鞆
「潮待ちの港」で知られた鞆(とも)の浦。港近くには、穏やかな瀬戸内の海を眺められる観光客向けの宿泊施設が点在する。
「住民の生活を考えると複雑だが、正直なところほっとした」。埋め立て・架橋計画の撤回を受け、その一つに勤める男性は安堵(あん・ど)の表情を見せた。
男性は、県外の旅行業者を回り、港の写真を見せて鞆の浦を売り込んできた。「橋がかかったら、最大の『売り』が駄目になるところだった」
鞆の浦が観光地として注目され始めたのは、最近のことだ。
宮崎駿監督がアニメ映画「崖の上のポニョ」(2008年)の構想を練った地として関心を集め、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10年)の舞台の一つとして波にのった。10年の鞆の浦の観光客数は約240万人。ポニョが公開される前年の07年から4割増えた。ブームが落ち着いた11年は、前年から2割減の約200万人になる見込み。観光地として、確たる地位を築いたとまでは言い難い。
湯崎英彦知事は25日の会談で、鞆の浦を「(瀬戸内の観光ビジョン)『海の道構想』の中心的観光拠点にする」と宣言した。県幹部によると、湯崎知事は鞆の浦について「宮島に並ぶ価値がある」と周辺に話しているという。県の中山雅文地域政策局長は「地域振興につながるような、鞆の住民生活と歴史文化を生かす観光施策を検討していきたい」と話す。
一方で、住民には「これ以上、観光客が増えるのは迷惑だ」との不満もくすぶる。
観光客の姿が絶えない常夜灯。近くに住む70代男性は「ツアーのガイドや観光客の声がうるさい」と漏らす。男性は、自宅窓を防音ガラスにしたという。町中心部から少し離れた地区の男性(70)は「狭い町にこれ以上、よそから来させてどうする。わしらは観光で食っているわけじゃない。静かに暮らさせてほしい」と訴える。
鞆の浦観光情報センターの片岡明彦事務局長(48)は「鞆は京都や宮島と違う。江戸期の港湾5施設も貴重だが、全体の雰囲気が鞆の魅力。人が増えて静けさがなくなると、全く違うものになる」と釘を刺す。
ユネスコの諮問機関で世界遺産の評価・調査を担当する国際記念物遺跡会議(イコモス)国内委員会の矢野和之事務局長はこれまで何度も鞆を訪れた。「地元の暮らしや歴史文化を楽しむ持続可能型の観光地にすれば、リピーターを生む高い可能性がある」と指摘する。
ただ、鞆地区では過疎化が進み、「家に住むのは私の代で終わり。高いお金をかけて残す必要もない」と家を修理、保全する人も少なくなった。伝統家屋は老朽化が進んでおり、保全に向けた対策が観光施策として急務になる。
古い町並みに人が住み続け、古い港から小さな漁船が、漁に出てまた戻る。そんな光景や、人の風情も、鞆の浦の魅力だ。
長い月日をかけ、鞆の浦に橋をかけない道が選ばれた。30年目の選択を、鞆の浦の将来像を描く出発点にできるかが今、問われている。(この連載は、奥田貫と中野寛が担当しました)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120629/CK2012062902000114.html
2階建てオープンバス 停留所で乗降OK 路線では日本初
2012年6月29日
360度視界が開けたバスの2階から、スカイツリーの景観を楽しめる=墨田区で
日の丸自動車興業(本社・文京区)は三十日から、停留所で乗り降りできる二階建てオープンデッキの「スカイホップバス」を都内三ルートで運行する。同様のバスで観光ルートを回る例はあるが、路線バスとしては日本初という。
三ルートは、▽浅草・東京スカイツリー▽お台場▽六本木・東京タワー−で、いずれも丸の内三菱ビル(千代田区)が起点。浅草方面のルートでは秋葉原(末広町)、上野松坂屋、駒形(雷門)、とうきょうスカイツリー駅前など、下町の観光名所、商業施設に停留所を設けた。日本語のガイドが同乗し、イヤホンを使って英語、中国語、韓国語の音声ガイドを聞くことも可能。雨天の際は、透明な屋根を付けたバスが走る。
運行は午前十時台から午後八時台で、いずれも一時間おき。浅草方面のコースは、土、日、祝日は三十分おきとなる。乗車には、三コースすべてで使える二十四時間券(大人千八百円)、四十八時間券(同二千五百円)が必要。券の使用時間は、最初の乗車時からカウントする。
日の丸自動車興業の富田浩安社長は二十八日の会見で「三百六十度視界が開けたバスで、都内観光を楽しんでほしい」とPRした。
(井上幸一)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120628-OYT8T01415.htm
昨秋水害・・・紀南の観光持ち直し傾向
新宮市と和歌山財務事務所は28日、昨秋の紀伊水害で大きな被害を受けた紀南地域を対象にした、復旧事業の状況や産業の情勢などに関する共同調査の結果を発表した。観光などの産業は徐々に持ち直しているものの、依然として厳しい状況が続いていることが明らかになった。
調査の対象地域は、新宮市と東牟婁地区の那智勝浦、串本、古座川、太地、北山の5町村に田辺市本宮町。5月中旬から今月初めにかけ、データ分析とヒアリングを実施してまとめた。
台風12号による県内での自然災害復旧事業費は約589億円で、このうち新宮・東牟婁地区が171億円と29%を占める。関連して、公共事業は台風12号の後、工事の中止や延期もあって一時減少したが、今年に入って災害復旧事業が本格化したため、前年同期比を大きく上回っている。
観光では、新宮・東牟婁地区の宿泊者数が昨年9月以降、大幅減少が続き、特に11月は前年比54%減にまで落ち込んだ。その後、徐々に回復しているものの、「まだ風評被害が見られる」(経済団体)という声も残っているという。
漁業では、施設や船舶、水産物などで6億7400万円の被害があり、那智勝浦町では、養殖マグロがほぼ全滅する被害を受けた関東の業者が再興を断念したケースもあった。しかし、現在は国、県の支援でほぼ復旧しているという。
金融機関の預金残高は、新宮・東牟婁地区で昨年9月以降、前年同月比で、県平均の2倍を超える3・0%以上の割合で増加し続けている。被災者に入った損害保険金が、建築難もあってそのまま使われずに残っているためとみられる。
新宮市内で全壊、大規模半壊した140世帯のヒアリングを実施。今年9月までに49%が再建できる見通しなのに対し、未定は42%に上った。高齢の被災者が多く、ローンを組むのが難しいことも原因とみられる。
深瀬康高・市被災者支援対策室長は「改めて地域経済の厳しい状況がわかった。行政として何ができるか、今回のデータを基に検討したい」と話している。
(2012年6月29日 読売新聞)
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>>272-273
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/37187.html
3年ぶり一般客向け夏季営業再開
苗場プリンス
湯沢町三国の苗場プリンスホテルは2009年以来3年ぶりに、一般客向けの夏季営業を再開する。東京電力福島第1原発事故後、夏場は特に節電が求められる中で、標高約900メートルに位置する避暑地として集客を狙う。
夏季営業期間は8月4〜26日。10、11年は塾の学習合宿など団体客のみを受け付けていたが、昨夏、軽井沢など避暑地の系列ホテルの集客が好調だったことや、苗場プリンスホテルが今年開業50周年であることから、一般客向けの営業再開を決めた。ファミリー層を中心に、約3週間の営業期間で2万人の集客を見込んでいる。
新潟日報2012年6月29日
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http://sankei.jp.msn.com/london2012/news/120629/clm12062907490000-n1.htm
通常の4倍! ボリ過ぎが裏目? 五輪控えるロンドンのホテル、ガラガラ
2012.6.29 07:48 (1/2ページ)[ロンドン余話]
ロンドン五輪期間中はどこのホテルも予約でいっぱい−。普通に考えればそうなるはずなのだが、予想に反してロンドン市内のホテルの予約が伸び悩んでいる。
6月4日付の英紙「フィナンシャル・タイムズ」によると、この夏のロンドン市内のホテル予約は例年の30%減。一方で他のヨーロッパの都市、パリ、ダブリン、バルセロナなどは昨年と比べて大幅にアップしているという。
もちろん、その理由は価格の高騰だ。ロンドン中心部の4つ星クラスのホテルは1泊およそ415ポンド(約5万円)で、通常の夏の約4倍もする。これに対して、パリ、ダブリン、リスボン、バルセロナなどの同等の部屋は110ユーロ(約1万800円)から150ユーロ(約1万4700円)で予約は通常の夏の2倍以上に上るという。
旅行代理店関係者は「ロンドン五輪への期待が誇張されすぎている」とし、その一因としてロンドン五輪組織委(LOCOG)が引き起こした“市場の混乱”を指摘する。
LOCOGは国内および海外の五輪関係者とその家族のために4万室を適正な値段で手配した。これによって、ロンドンのホテル経営者は他の空いている部屋を値上げせざるを得なくなったというのだ。ところが、LOCOGは1月になって、予約していた部屋の20%をキャンセル。これで想定外の空室が発生してしまったというわけだ。
予約低迷のもうひとつの要因は、旅行客が長期滞在を避けていることだ。五輪期間中の航空機の予約は前年比13%増と増えてはいるが、これにはオリンピック村に滞在する選手や役員の分も含まれる。一般の旅行客はむしろ、短期滞在を選ぶ傾向にあるのだ。
また、LOCOGは100万枚のチケットを海外で売ったが、660万枚が英国内で売られており、欧州市場に出回ったチケットのうちの数千枚も英国民によって買い取られている。多くの英国民がコストを下げるために、日帰りでの五輪観戦を計画していることも宿泊予約が伸びない一因のようだ。
宿泊予約サイトによると、当初、平均で1泊211ポンド(約2万5400円)だったものが202ポンド(約2万4300円)にまで低下しているが、それでもまだ多くの空室があるという。
五輪ツアーも「安・近・短」の時代ということか。五輪でひともうけをたくらんだホテル業者や旅行業者にとっては、何やら期待外れとなりそうな雲行き。旅行者をカモるのも“ほどほどに”という教訓といえるかも…。(五輪取材班)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20120629-OYT8T01196.htm
銀山人気復活へ本腰
銀を採掘した坑道「龍源寺間歩」を見学する観光客ら(大田市大森町で) 石見銀山遺跡(大田市)が、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されて7月2日で5年を迎える。国内16か所の世界遺産のうち唯一の産業遺跡として当初は注目されたが、観光客は減少の一途をたどっている。「観光地としては地味」との声もあり、地元は初めて本格的な観光キャンペーンを始めた。(陶山格之)
石見銀山は1526年に発見され、16〜17世紀、世界の産銀量の3分の1を占めた日本産の大半を産出した。2007年以降、採掘鉱や積み出し港など計529ヘクタールが登録された。
しかし、市によると、遺跡を訪れる観光客は08年の81万人をピークに年々減少。11年は49万人に落ち込んだ。山の中の採掘鉱や精錬所跡がメーンで、他の世界遺産のような荘厳な寺院も大自然もない上、周辺住民への配慮で中心部への車の乗り入れを禁じたことなどが響いているという。
市などは「登録後の対応に追われ、積極的なPRが足りなかった」と反省。地域全体をミュージアムと見立てた観光キャンペーン「石見銀山ウオーキングミュージアム」を23日から始めた。地元商工会は漁船を使って遊覧クルーズを運航。博多商人が船上から光り輝く山を見つけたという銀山発見の伝承を追体験する。バス会社は騒音の少ない電気バスで銀山を巡るツアーを開始。市を挙げて12月24日まで盛り上げる。
銀山を初めて訪れた兵庫県加古川市の無職中嶋真砂彦さん(64)は「地味な印象があったが、採掘鉱や古い町並みが自然に溶け込み、味わい深い」と満足そう。
来月1日には登録5周年の記念式典が行われる。竹腰創一市長は「銀山は元は観光地ではなかった。せっかくの世界遺産。節目の年に改めて魅力を掘り起こしたい」と話している。
(2012年6月30日 読売新聞)
関連記事・情報
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20120629-OYT8T01443.htm
トキ効果 佐渡観光客10%増
自然界で36年ぶりとなるトキのひな誕生で関心が高まったことから、佐渡島を訪れる観光客が、4月以降の約3か月間で前年よりも10%以上増加したことが29日、分かった。佐渡の観光客は1991年度をピークに年々減少し、昨年度は過去最低だっただけに、関係者らは早くもトキ効果が出始めたとみて、夏の観光シーズンに期待を寄せている。
大勢の観光客が降り立つ佐渡汽船両津港ターミナル 佐渡汽船輸送課によると、4月1日〜6月28日までの輸送人員は43万7145人で、昨年同期(39万2267人)を11・4%上回った。佐渡への観光客は1991年度の123万392人をピークに減少傾向にあり、昨年度は53万2288人にとどまり、集計を始めた1973年度以降で最低だった。
観光客が急増したのはトキのひな誕生が大きな要因とみられる。特に大型連休期間中は佐渡汽船の利用客は前年比6・4%増の約8万2000人。トキの森公園への入り込み数は44・3%増となった。
トキの生態などを学ぶことができる「トキ資料展示館」(佐渡市新穂長畝)の5月の入館者も昨年同月の約1万3000人から大幅に増加し約2万1000人となった。市農林水産課の坂田和三トキ政策主幹によると「中国から寄贈されたペアから優優が初めて生まれた99年と似た動きだ。同年は前年の10倍に激増した」として、夏以降の来客に期待を膨らませる。
佐渡汽船は5月から土日祝日限定の大幅割り引きを実施。夏には市の助成を受け、子連れの客を中心に乗用車3000台を無料で輸送する予定だ。
観光業者らは、トキの誕生の絡んだ観光需要を一過性のものにしないため、トキの餌場作りを体験する取り組みを始めている。既に一部の個人客は、地元住民と一緒に作った餌場を「管理」するためリピーターとなっているという。市もこうした体験型観光作りに力を入れ、地元の民家に泊まる「民泊」の受け入れを進めている。
佐渡観光協会の荒芳信常務理事(64)は「トキが話題となった今こそ、トキを中心に据えた体験型観光への転換が急務」と話している。
(2012年6月30日 読売新聞)
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【兵庫】B―1など追い風、姫路観光105万人増
「B―1グランプリ」の開催でにぎわう会場(姫路市本町の大手前公園で、2011年11月12日撮影) 2011年度に兵庫県姫路市を訪れた観光客数が897万人と、10年度との比較で約105万人増えていたことが市の調べで分かった。10年度は姫路城の大天守が「平成の大修理」で立ち入り禁止となった影響で、06年3月に旧4町と合併後の最低観光客数となったが、11年は城の修理見学施設「天空の白鷺(しらさぎ)」のオープンや、B級ご当地グルメの祭典「B―1グランプリin姫路」開催を追い風に、大幅に持ち直した。
市観光交流推進室によると、市内の観光施設への来場者数は356万6000人で10年度比17%増。このうち姫路城は61万1000人で、15万3000人増えた。11年3月26日に開業した天空の白鷺への入館者数は11年度で55万人と、入城者の約9割に上った。「修理期間中にしか見られない」などのアピールが受けて、今年度に入っても順調な集客を続け、毎月5万人が入館。今月11日には累積で70万人を超えた。
祭りやイベントへの来場者数は303万7000人で同19・6%増。東日本大震災の余波で、毎春恒例の姫路城観桜会や夜桜会を中止するなど、自粛ムードの影響が懸念されたが、昨年11月に市中心部で開かれたB―1グランプリに県内外から大会史上最多の51万5000人が来場し、大きな盛り上がりを見せた。
同室は「今後も天空の白鷺を最大限に生かす方法を考えたい。B―1での経験を生かして、ご当地グルメ・姫路おでんのPRも続けたい」としている。(長野祐気)
(2012年6月29日 読売新聞)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120702/20120702021.html
水陸両用観光バスツアー コース一新し船出
2012年7月2日
水陸両用観光バスを運行する日本水陸観光(大阪市都島区、須知裕曠代表)は1日、陸上と水上から大阪市内をめぐる「大阪ダックツアー」をリニューアルスタートした。
出発を前に記念撮影を楽しむ乗客ら=1日午前、大阪市北区
発着場所を天満橋の「川の駅はちけんや」から「大阪新阪急ホテル1階北玄関」(大阪市北区)に変更。これに伴い運行コースを従来の大阪城周辺にキタエリアを加え、御堂筋を通るものに一新した。
同ホテル前で出発式が開かれ、前観光庁長官の溝畑宏・府特別顧問や大阪府の小河保之副知事らがテープカットで新たな“船出”を祝福。午前9時15分の第1便の出発を前に、乗客らが記念撮影を楽しんでいた。
須知代表は「今注目を集める梅田を基点とし、『動く観光名所』として開発が進む北ヤードなどとともに大阪を盛り上げていきたい」と意気込んでいた。
毎日5、6便運行。大人3600円、小学生以下2300円、2歳以下600円。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120703-OYT1T00742.htm
新世界と通天閣100歳、串カツブームで復活
100周年を祝う関係者ら(3日午前、大阪市浪速区で)=永尾泰史撮影
新世界、通天閣の誕生100年祝う 大阪の庶民文化を代表する繁華街、新世界と通天閣が3日、誕生から100年を迎えた。
近年はレトロな雰囲気と串カツブームで観光客が大幅に増え、昨年度は通天閣の入場者が52年ぶりに120万人を突破。この日は記念式典に約150人が出席し、街の「100歳」をにぎやかに祝った。
新世界は今、「串カツテーマパーク」とも言われる。約50軒の串カツ店が軒を連ね、週末には全国から訪れた観光客であふれる。
通天閣の入場者は、1957年度の155万人をピークに下降。73年度以降、30万人前後の時期が20年近くもあった。回復のきっかけは96〜97年に放映された連続テレビ小説「ふたりっ子」。通天閣を運営する「通天閣観光」の西上雅章社長(62)は「新世界で暮らす人々の雰囲気をうまいこと全国に伝えてくれた。驚くほどメディアの露出が増えました」と振り返る。串カツブームは2005年頃から。テレビ番組や雑誌で紹介され、07年度には通天閣の入場者も100万人台を回復、昨年度は122万人が入場した。
◆新世界と通天閣=1903年に開かれた内国勧業博覧会の跡地に建設され、12年の初代通天閣開業に合わせて街開きした。当時は、メリーゴーラウンドなどを備えた遊園地「ルナパーク」を併設していた。通天閣は戦時中に火災に遭い、解体。地元商店主らの呼び掛けで56年に現在の2代目が再建された。
(2012年7月3日16時19分 読売新聞)
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http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120703/cpd1207031306012-n1.htm
大阪の「通天閣」が100周年 存亡の危機も2012.7.3 12:59
新世界・通天閣100周年通天閣をバックに記念フォトセッションする西上雅章・通天閣観光社長ら=3日午前9時11分、大阪市浪速区(山田哲司撮影)【拡大】
大阪のシンボルとして親しまれている大阪市浪速区の新世界・通天閣が3日、開業100年を迎えた。明治45年に庶民が楽しめる娯楽都市を目指して開業。途中、通天閣を火災で焼失するなど存亡の危機に立たされたこともあったが、商店主らが力をあわせて再建するなど、苦難を乗り越えての100年だった。
「新世界は、100周年を迎えることになりました。今後の200年も見守ってください」
6月30日、大阪市阿倍野区の大阪市設南霊園(阿倍野墓地)。通天閣を運営する「通天閣観光」の西上雅章社長(62)や新世界の銭湯、酒店ら商店主の有志などが、新世界の生みの親でもある土居通夫氏(1837〜1917)の墓石に手を合わせた。
土居氏は、明治期の大阪で紡績や鉄道といった多くの企業の設立や経営に参画し、第7代大阪商工会議所の会頭も務めた実業家。新世界100周年を前に、先人の功績に感謝しようと、関係者の間で墓参することを決めたという。
パリの凱旋(がいせん)門の上にエッフェル塔をのせた奇抜なデザインの通天閣は、パリの万国博を訪れたこともあった土居氏のアイデアともいわれる。開業当時、高さ75メートルの通天閣は「東洋一」とうたわれ、派手なイルミネーションが評判を呼んだ。
西上さんは「欧米に追いつけ追い越せの時代。憧れだけでなく、負けるものかという大阪の心意気が新世界を生んだ」と話す。
だが、昭和18年に初代通天閣が隣の劇場で起きた火災の延焼で焼失。目玉施設を失ったダメージは大きかったが、周辺の商店主たちが必死に資金を集め、31年に二代目通天閣を再建。翌32年度には通天閣に155万人もの人が訪れるなど、大盛況となった。
その後はレジャーの多様化もあり、50年度には年間入場者数が19万3千人にまで落ち込んだが、映画やテレビドラマ「ふたりっ子」(平成8年)などで新世界が舞台となり、再び注目を浴びると、息を吹き返し、平成19年度には、37年ぶりに入場者数が100万人を突破するまでに回復した。
3日は、通天閣で記念セレモニーを開催。ゲストとして、土居氏のひ孫で横浜市在住の会社顧問、陽夫さん(62)をはじめ、初代通天閣の名付け親の儒学者、藤沢南岳や、設計した設楽貞雄ら関係者の子孫を招いて、100年を祝う。
西上さんは「大阪は、ミナミ方面が元気でないと活気付かない。これからも、通天閣は楽しさを発信し続ける場所でありたい」と話している。
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>>1805-1807>>1809-1811
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120704/hrs12070402390004-n1.htm
「思いをくみ取って」推進派が県に抗議文 鞆の浦架橋計画撤回 広島
2012.7.4 02:39
瀬戸内海の景勝地・鞆(とも)の浦(福山市)の埋め立て・架橋計画を県が撤回したことに対し、架橋推進派の住民団体「鞆地区道路港湾整備早期実現期成同盟会」のメンバーら約150人が3日、県庁を訪れ、湯崎英彦知事宛てに抗議文を提出した。
抗議文では「知事の言葉に対して、不審と怒り、やり場のない失望感で胸の中が、煮えたぎる思いで満ちあふれています」と強調。「踏みにじられた9割以上の鞆住民の思いを改めてくみ取っていただくため、文書として提出いたします」としている。
県は9日午後7時から福山市鞆町の市立鞆小学校体育館で住民説明会を開き、湯崎知事が計画撤回について県の考え方などを説明、住民に理解を求める。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20120703-OYT8T01304.htm
鞆架橋推進派、県に猛抗議
城納副知事ら県幹部に抗議する架橋推進派の住民(広島市中区で) 県が福山市の「鞆の浦」埋め立て・架橋事業の計画を中止し、代替案として山側トンネルを掘り、駐車場などの地元振興策をまとめる方針について、架橋事業を支持してきた住民団体の大浜憲司会長ら約150人が3日、県庁を訪れ、方針の撤回などを求めるなど猛抗議した。一方、湯崎知事は同日の定例記者会見で、「住民理解を得るため、時間をかけて真摯(しんし)に説明する」と述べ、複数回にわたり住民説明会を開く考えを明らかにした。
◇知事、説明会「時間かけ真摯に」
県庁本館6階の講堂に通された住民は、架橋を求めるのぼりやプラカードを掲げた。大浜会長らが「多数の住民の意見を無視」「県の方針が先で、住民の意見は置き去りだ」などと城納一昭副知事らに約1時間50分にわたって詰め寄り、架橋中止に反対した。
城納副知事は「今回の方針はスタートライン。信頼関係を築けるよう全力で取り組みたい」と述べた。
大浜会長は「県のやり方は一方的で誠意がなく、怒りを覚える。当面、方針撤回を求めて活動していく」とした。
湯崎知事は会見で推進派住民には「どういう経緯や考え方で(計画中止の)結論に至ったかを説明し、理解を求めていく」とし、説明を終える時期は「わからない。時間はかかると思う」とした。県は9日午後7時から、同市の市立鞆小体育館で住民説明会を開く。
(2012年7月4日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012070401001691.html
土曜祝日なら3連休に 振り替え休日で観光振興
2012年7月5日 02時21分
国民の祝日が土曜日に当たった場合、日曜と同様に振り替え休日を設ける方向で政府、民主党が検討していることが4日、分かった。月曜か金曜に休みをずらして3連休を増やし、観光振興につなげるのが狙い。政府は、東日本大震災を踏まえた新産業創出などの取り組みをまとめ、近く閣議決定する「日本再生戦略」に盛り込み、国民祝日法を改正したい考えだ。
政府は、秋に大型連休を地域別に設定することを検討中だが、全国的な企業活動への影響など課題も多く、実現のめどが立っていない。全国一斉の土曜祝日の振り替えは、休日が増え、社会的影響も少ないとみられることから浮上した。
(共同)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000567-san-bus_all
夏休みの旅行者は7703万人 JTB調査、国内・海外とも過去最高に
産経新聞 7月5日(木)16時13分配信
JTBが5日発表した夏休み期間(7月15日〜8月31日)の旅行動向予測によると、国内旅行者数は前年同期比2・3%増の7431万人、海外旅行者数は4・6%増の272万人となり、国内、海外とも昭和41年の調査開始以来過去最高を記録する見通しだ。総旅行者数は2・4%増の7703万人を見込む。
昨年は、東日本大震災の影響から国内旅行が落ち込んだが、今年は、東京スカイツリーを始めとする新名所の相次ぐ開業などが国内の旅行需要を後押しした一方、海外は円高が追い風となり、韓国などの近場だけでなく欧州など遠距離にも人気が集まった。
国内は、臨海副都心のダイバーシティ東京など、都心を中心に続々開業した新名所や、避暑を目的とした信州方面が人気のほか、格安航空会社(LCC)の国内線就航なども需要増につながるとみている。
一方、海外は、ハワイやグアム、サイパンといったビーチリゾートのほか、観光スポットが増えているシンガポールに人気が集まった。また、円高に加え、昨年と比べ燃油サーチャージも減額傾向にあるため、欧州やアラスカ方面などの遠距離も伸ばした。
出発のピークは、国内が8月11日〜13日、海外が8月11日〜12日と予測している。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120706302.htm
都市型ホテルの投資本格化 新幹線金沢開業へ3年切り
2014年度末の北陸新幹線金沢開業を見据え、石川県内の都市型ホテルの設備投資が本格化している。ホテル日航金沢は来年、最上階30階にあるレストランラウンジの全面改装に着手する。金沢開業まで3年を切り、新幹線効果を最大限に引き出すための「駆け込み投資」が各ホテルで相次ぎそうだ。
ホテル日航金沢は今回の改装で、30階スカイレストランラウンジ「ル・グランシャリオ」を、ラウンジとダイニングに分ける。30階の「玄関」としてエントランスホールを設け、天空から降り注ぐ光の筒をイメージした装飾を施す。
ラウンジは木目調の落ち着いた雰囲気に、ダイニングはクリスタルとシルバーで上品な華やかさを表現し「天空の宝石箱」(同ホテル)をイメージする。
ラウンジは窓際の床をやや低くし、窓際ではない席でも夜景が楽しめるようにする。ダイニングはフロア内の柱をなくし、どの席からも眺望を満喫できる。防音性のある仕切りで個室利用もできる。新郎新婦用の部屋も備え、フロア貸し切りの婚礼も対応する。
両エリアとも窓際にカップルシートを設け、観光客に加え地元客の利用も想定する。
30階は1994年の開業時、スカイラウンジとしてスタート。現在はレストラン機能も備えている。大規模な改装は開業以来初めてで、投資額は過去最高規模となる見通し。1月中旬に工事を始め、3月初旬に完成する予定。料理の内容も見直し、地元食材をより多く使う。
呉服弘晶常務取締役総支配人は「訪れた人の記憶に残る、本格的なサロンの役割を果たす『最も空に近い迎賓館』を提供したい」と話す。
新幹線金沢開業を意識した改装は、各ホテルも着々と進める。
金沢ニューグランドホテル(金沢市)はベッドを高級ブランドに新調することを検討。ANAクラウンプラザホテル金沢(同)は「具体的な計画は決まっていないが、設備投資は検討したい」としている。ホテルアローレ(加賀市)は、全客室でインターネットができるようにした。
金沢市内の都市型ホテル関係者は「新幹線に間に合わせるために大型投資をするなら、タイミング的に今が最後のチャンスだろう」とみている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012070690130848.html
早くも千葉VS成田の様相 カジノ複合施設誘致
2012年7月6日 13時08分
地元経済界によるIR誘致推進協議会の設立総会であいさつする諸岡会長=5月、千葉県成田市で
カジノを主要な収益源とする複合施設(IR)の誘致に関し、千葉県のプロジェクトチーム(PT)が月内にも発足する見通しとなった。東京都の石原慎太郎知事らが提唱するカジノ構想の是非を含めた検討が、同県内でも正式にスタートする。これまでは成田空港周辺への誘致に成田市の地元経済界が熱を入れてきた。ここにきて幕張新都心の名が候補に挙がり始め、早くも「千葉VS成田」の様相を帯びている。(小沢伸介)
県は五月に、成田空港周辺へのカジノを含むIRの誘致に関し、経済波及効果などの調査結果をまとめた。ただ森田健作知事は県議会で六月、誘致の是非は「各地域のIRの可能性を幅広く検討する」と述べ、空港周辺に限定せず、県全域を対象に可能性を検討する考えを明らかにした。
知事発言を受け、焦りを募らせているのが成田市の地元経済界だ。すでに「IR誘致推進協議会」(会長・諸岡孝昭成田商工会議所会頭)も発足させている。
成田市では、IRを地域産業の起爆剤として期待する声が経済界に強い。会員数も当初の四十八から約八十に増えている。ただ小泉一成市長は誘致に慎重姿勢を見せている。
先月二十五日にあった成田商工会議所の通常総会では、諸岡会長が「正々堂々と戦って敗れるならともかく、エントリーできなければ不戦敗。こうなったら、市長に意志を固めてもらわないと」と述べた。幕張を意識し、小泉市長に方針転換を促したものだ。
一方、千葉市はまだ、誘致に具体的な行動を起こしているわけではない。だが熊谷俊人市長は記者会見で、成田へのIR誘致に関し「カジノは人を集めやすい場所につくるのが基本という印象。成田だと母数が足りないと思う」と指摘。市の担当者は幕張を「それなりに可能性のある場所」と集客の優位性を暗にアピールする。
ただ、そもそもカジノは国による合法化が前提で、まだめどは立っていない。県による検討は合法化が実現した場合、国が指定するIRの設置地域として名乗りを上げる準備と位置付けている。
カジノには治安の悪化などの懸念も指摘されている。実際の誘致には「市民のコンセンサスを得る議論が必要」(小泉市長)といった意見もあり、曲折がありそうだ。
(東京新聞)
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http://www.sankeibiz.jp/econome/news/120708/ecd1207081901002-n1.htm
高級ホテルがビジネスウーマン争奪戦 「自分へのご褒美」狙う (1/2ページ)2012.7.8 19:00
高級ホテルが働く女性をターゲットに、多彩なプランやサービスを提供し、宿泊客の争奪戦を繰り広げている。出張では価格重視の男性に比べ、サービスなどを気にする女性は、ビジネスホテルではなく、高級ホテルに泊まりたいという願望が強いためだ。女性ビジネス客を狙う高級ホテルの戦略を追った。
企業は出張に伴う宿泊費について上限を設けているケースが多く、「1万円前後が多いようです」(ホテル関係者)。この場合、宿泊するのはビジネスホテルが多いが、最近では高級ホテルに自己負担をしてでも泊まろうという働く女性が増えているという。
「自己負担があっても会社の補助があるため、プライベートで泊まるよりは断然安い」。大阪市内の不動産大手に勤める30代の女性社員はこう話す。普段は躊躇(ちゅうちょ)する高級ホテルも、出張ならば会社の補助のおかげで“1万円引き”で宿泊できるというわけだ。ホテル側も「自分へのご褒美(ほうび)という感覚で、ぜいたくをしたいという利用客は多い」と明かす。
JR大阪駅南側のホテルグランヴィア大阪(大阪市北区)は、男性客を意識した「ビジネスプラン」を以前から提供していたが、昨年7月には女性専用の出張向けプランを発売した。
1泊1万1400円からのプランでは、飲食に外出する男性客に比べ、客室でゆっくりと過ごすことが多い女性向けに入浴時に使う防水テレビや枕などバスグッズを用意。また、ハーブ茶や、女性スタッフが作成した「ひとりディナーマップ」などもあり、宿泊する女性客は増加傾向で、最近は月130件程度の利用がある。
同ホテルによると、男性客は約9割が安価なプランを利用するのに対し、女性客はほぼ半数が料金が高い方のプランを選ぶという。
リーガロイヤル大阪(同市北区)でも、女性に人気のコスメをセットにした女性出張プランを提供。同ホテル近郊には、ビジネス利用に特化したグループホテルもあるが、「価格は1・5倍以上高いが、違ったニーズを開拓できているようだ」(担当者)。
ホテル日航大阪(同市中央区)はワンフロアすべてを女性専用客室(33室)に改装。フロアに入ると、他の階とは違うさわやかな香りが漂い、部屋にはマッサージクッションや高級洗顔用品などを用意した。
シングルルームで1泊3万2千円と高額だが、「働く女性の出張利用も増えており、ニーズにこたえて集客につなげたい」(広報担当者)と話す。
ラマダホテル(同市北区)の女性向け客室は英国の人気雑貨ブランド「ローラアシュレイ」とコラボレーション(協業)し、花柄の壁紙や小物が女性らしく人気を集めている。
一般的に高級ホテルと呼ばれるホテル各社が働く女性をターゲットにするには理由がある。
厚生労働省の「平成22年版働く女性の実情」の調査データによると、働く女性の総数は増加。30〜34歳では、働く女性の割合が12年の57・1%から22年には67・8%と10・7ポイント上昇。30〜34歳の女性は、企業において中堅社員として活躍しているケースが多く、また晩婚化が進んでいることなどもあって金銭的には比較的余裕がある。これらを背景に、ホテル側は今後も割高な高級ホテルを出張などで利用する女性は増えるとみている。(阿部佐知子)
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/120710/bsd1207102125017-n1.htm
東京の水上観光に“新兵器”2012.7.10 21:24
JTBは首都圏で初めて水陸両用バスを利用した東京湾観光ツアーを実施する(画像は実験時のもの)【拡大】
東京の水上観光にユニークな乗り物が相次いで登場する。
JTBは14日から、水陸両用バスを利用した東京湾観光ツアーを首都圏で初めて開始する。東京・台場の路上を走行し、そのまま海にザブン。水上からレインボーブリッジなどを眺めながら周遊する。9月2日まで一日5便運行する。
東京都観光汽船は、アニメ界の巨匠、松本零士氏がプロデュースした宇宙船のようなデザインの観光船「ホタルナ」を6月末に運行開始した。浅草とお台場海浜公園の間を往復。夜は船尾がホタルのように淡く光るという。
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http://www.afpbb.com/article/economy/2888712/9232677?ctm_campaign=txt_topics
パリの高級ホテル「リッツ」、改装のため7月末から2年間休業
2012年07月10日 20:13 発信地:パリ/フランス
【7月10日 Relaxnews】パリ(Paris)の有名高級ホテル「リッツホテル(Ritz Hotel)」が2年間の大規模改装計画のため、7月31日で休業する。2014年に改装オープン予定で、改装費用は2億ユーロ(約200億円)。5つ星に格付けされる同ホテルは、2011年に新たに設けられた最高級の格付け「パレス」を逃していた。
今のうちに泊まっておきたい人は、7月31日までなら一晩800ユーロ(約7万8000円)で最後の宿泊をすることができる。同ホテル内の有名ホテル「レスパドン(L'Espadon)」最後のディナーも31日に提供される予定だ。
リッツは1889年にスイスのホテル経営者セザール・リッツ(Cesar Ritz)がオープンした。18世紀に建てられた大邸宅を利用した設計で、最後の改装工事が行われたのは1979年。2億5000万ユーロがつぎこまれ、名高いオリンピックプールが増築された。
今回は、客室やスイートルーム、スパ、レストラン、リッツ・エスコフィエ(Ritz Escoffier)料理学校などの改装が行われる予定。世界的に評価の高いインテリアデザイナーThierry W. Despont氏がディレクションを務める。
パリの高級ホテルは、中東や中国、ロシアの大富豪を呼び込むため競争が激化している。ル・ロワイヤル・モンソー(Le Royal Monceau)やル・ブリストル(Le Bristol)などの有名ホテルも顧客の期待に応えるために大規模な修繕などを実施し、シャングリ・ラ(Shangri-La、2010年オープン)やマンダリン・オリエンタル(Mandarin Oriental、2011年オープン)などの高級ホテルが次々とオープンしている。リッツホテルの広報担当者によれば、これらホテルの顧客の大半は、ロシアと中東からの顧客だという。
2011年にフランス政府観光局が新たに設定した「パレス」の格付けが与えられたホテルは、パリ市内はわずか3件だった。パレスの格付けを得るためには、ホテルが歴史的建造物にあり、卓越した建築と装飾を備え、最高水準のサービスとインフラを提供し、仏高級レストランガイド「ミシュラン(Michelin)」で星を獲得したレストランがホテル内にあり、客室1室あたり2.75人以上の従業員を抱えている必要がある。
文豪アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)の名を冠した「ヘミングウェイ・バー(Hemingway bar)」は改装を前にすでに休業している。休業の際には世界の富豪やパリの常連たちから「何も変えないで欲しい」と不安の声が上がったが、リッツホテル広報担当者は、「パリの高級ホテルというリッツの精神を守る」と述べ、改装によってバーのスタイルが大きく変わってしまうことはないと約束した。(c)Relaxnews/AFPBB News
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120711t12010.htm
「数次ビザ」発給の観光客第1陣、仙台入り 東北誘客切り札
仙台駅のホームで、横断幕を手にした林駅長らの出迎えを受ける中国人観光客
中国人観光客が岩手、宮城、福島3県で最低1泊すれば、来日が3年間自由となる「数次査証(ビザ)」の発給を受けた観光客の第1陣が10日、仙台市に入り、JR仙台駅で歓迎行事が行われた。
一行は、北京にある不動産会社の社員と家族12人。東北新幹線で仙台駅に到着した午後5時半すぎ、林健一駅長らが日本語と中国語で「ようこそ仙台へ」と書かれた横断幕を手にホームで出迎え、記念品を贈呈した。
12人は数次ビザが実質始まった2日に申請し、9日に発給を受けた。JR系のびゅうトラベルサービス、ANAセールスなどのツアーで来日。11日夕まで仙台市内や宮城県松島町を観光する。東京や北海道も回り、16日に帰国する。
女性社員のトン・コンイェンさん(30)は「数次ビザの発給があると聞き、旅行先を宮城県に決めた。東北は魚がおいしいというので、楽しみにしている」と話した。
2012年07月11日水曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120711-OYT8T00031.htm
野口観光、神奈川の2旅館買収
野口観光が買収した奥湯河原温泉の「海石榴(つばき)」(野口観光提供) 道内観光ホテル大手の野口観光(登別市)は10日、投資ファンド「ジェイ・ウィル・パートナーズ」(東京)から、神奈川県湯河原町の奥湯河原温泉「懐石 海石榴(つばき)」(29室)と同「ゆば懐石 山翠楼SANSUIROU」(57室)を9日付で譲り受ける契約を結んだと発表した。買収額は明らかにしていないが、両施設の従業員約110人を引き受け、1泊2万円〜4万円超の準高級旅館として運営する。
同社は今回の2旅館を加え、箱根・湯河原地域に五つの宿泊施設を所有することになる。野口秀夫社長は10日、登別市内で記者会見し、「箱根は首都圏から1時間半圏内にあり、地域のイメージも明るい。今回の投資には(箱根周辺での)地盤強化の意味合いがある」と述べた。
買収2施設の前年売上高は約18億円で、当面は年間20億円の売上高を目指す。箱根・湯河原地域に観光客をまず呼び込み、登別や洞爺湖温泉のホテルへ誘う企画も検討する。
同社はカラカミ観光から買収した洞爺湖温泉の「洞爺パークホテル天翔」を、「ザ レイクビューTOYA 乃の風リゾート」として今年12月25日に全面開業する。野口社長は「当社の本拠地・北海道で引き続き、商品力や接客水準の向上に努めていく」と強調した。
(2012年7月11日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120712-00000083-mai-soci
<世界文化遺産>富岡製糸場を文化審がユネスコに推薦へ
毎日新聞 7月12日(木)20時17分配信
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世界遺産登録への推薦が決まった富岡製糸場=群馬県富岡市富岡で2012年7月12日、喜屋武真之介撮影
文化審議会の特別委員会は12日、14年の世界文化遺産登録を目指し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)を推薦することを決めた。富岡製糸場を中心に開発された技術が世界に広まり、絹織物の大衆化に貢献したことを評価した。政府の関係省庁連絡会議で正式決定し、9月末までにユネスコに暫定推薦書を提出。来年2月1日までに正式推薦する。
【写真特集】日本の世界遺産
現在、ユネスコで13年の登録分が審議されており、日本からは昨年推薦した「富士山」と「武家の古都・鎌倉」の2件(いずれも文化遺産)が対象となっている。14年の登録分から推薦は1国当たり1年に1件とされた。
富岡製糸場(富岡市)は日本初の官営製糸工場で1872(明治5)年に開業。フランス人技師の指導で建築された2階建て木骨レンガ造りで、民間に払い下げられ1987年まで稼働した。
絹産業遺産群は富岡製糸場のほか▽養蚕に使われた「田島弥平旧宅」(伊勢崎市)▽夏期に蚕の卵を保存した「荒船風穴(あらふねふうけつ)」(下仁田町)▽全国標準となった養蚕法を創設した「高山社(たかやましゃ)発祥の地」(藤岡市)の3施設で構成する。
選考理由について、特別委員長の西村幸夫東京大副学長は「技術革新と残存する建築物がすばらしい。保存管理計画ができているなど推薦準備もされていた」と話した。【石丸整】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000006-it_nlab-sci
ディズニーシーの「トイ・ストーリー・マニア」、一時500分待ちに
ねとらぼ 7月16日(月)13時47分配信
Twitterのトレンドにも「500分」
東京ディズニーシーにオープンしたばかりの新アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」で7月16日、待ち時間が500分に達したとして話題になっている。
同日9時半ごろに待ち時間が500分に達し、Twitterのトレンドに「500分」が入るなどネットでも話題に。パーク内の掲示板や公式スマートフォンサイトの待ち時間案内のスクリーンショットが続々と投稿された。実際訪れた人によると、ファストパスは開園15分でなくなったという。
同アトラクションは7月9日にオープンし、初日の待ち時間は一時400分に達した。
午後1時頃にはトイ・ストーリー・マニア!の待ち時間は200分になった。レイジングスピリッツやタワー・オブ・テラー、センター・オブ・ジ・アースなどほかの人気アトラクションの待ち時間は70分前後となっている(公式スマホサイトの待ち時間案内より)。
(画像:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1207/16/news009.html)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120716/biz12071622020009-n1.htm
自由研究に役立つ? ホテル各社 夏休み「親子」プランは「体験型」
2012.7.16 22:01
ホテル各社が、家族を対象とした「体験型」宿泊プランの提案に力を入れている。単においしい食事を楽しんで終わりではなく、親子でテーブルマナーを学んだり、イルカの飼育を体験したりと、夏休みの思い出づくりや自由研究に役立ててもらう狙いだ。
ホテルオークラ東京(東京都港区)は、「和食テーブルマナー講習」を取り入れた宿泊プランの提供を始めた。館内で本格的な料理を提供する和食店「山里」で、鮎の塩焼きのきれいな食べ方などについて、親子で指導を受けられる。
品川プリンスホテル(東京都港区)では、併設する水族館で、イルカの餌やりなど飼育員の仕事を親子で体験できる宿泊プランを設定した。ラフォーレ修善寺(静岡県伊豆市)は、トヨタ自動車など大手企業5社が協賛する自然と科学をテーマにした教育プログラムを提供。夏休みの自由研究にも役立ちそうだ。
JTBによる夏休み期間(7月15日〜8月31日)の旅行動向予測では、国内旅行者数は前年同期比2・3%増の7431万人と過去最高となる見通し。ホテルで体験型イベントを楽しむ過ごし方を選ぶ人も増えそうだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000210-mailo-l26
観光調査:京都市観光の外国人像、明らかに 3.77日宿泊、費用は8万1477円 /京都
毎日新聞 7月18日(水)16時20分配信
◇街の美しさに感動!→案内少なく高い入場料にがっかり…
「3・77日」宿泊し、宿代や工芸品などの土産などに合計「8万1477円」を使う。街の美しさに感動しながらも、歴史や景観についての外国語の案内がなく、施設の高い入場料にはがっかり−−。京都市がまとめた11年の観光総合調査で同市を訪れた平均的な外国人観光客の姿が浮かび上がった。宿泊外国人客は51万人にのぼり、個人の消費が大きい「上客」。市では「外国人に人気のスポットや、感じる不満は日本人と異なる部分も多い。ニーズをくみ上げてさらなる外国人観光客増加を目指したい」と話す。
国・地域別では▽台湾9万7500人(19%)▽アメリカ7万3700人(14%)▽中国6万9100人(13%)−−など。国内の観光客を含めた宿泊客全体は1087万人で、調査方法が変わったため、前年度との比較はできないが、主要ホテルの稼働率などから見て東日本大震災の影響は多少あったものの、ほぼ例年並みと推測されるという。
観光名所などで外国人客に行った聞き取り調査では「京都観光に感動があった」と答えたのは75%。寺院のライトアップや雪の大原に魅了されたという声もあった。「残念に思ったことがあった」のは13%。日本人客の46%に比べて低いが「寺院で英語の表記が少ない」など言葉に関するものや交通費や入場料が高いことなど、円高を反映した声も多かった。
地域による違いも大きい。例えば欧州からの客の多くが寺院(87%)や庭園(52%)を目当てに京都に来ているが、アジア系ではこれらへの興味が比較的低く、中国人では買い物(19%)や舞妓(まいこ)(15%)などへの関心の高さが目立った。「感動があった」と答えた中国人は46%と極端に低く、市では「京都の魅力を伝え切れていないのでは」として対策を講じていく。【林哲平】
7月18日朝刊
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http://www.sankeibiz.jp/econome/news/120721/ecc1207210920000-n1.htm
ギリシャ観光 政治混迷で客足遠のく2012.7.21 09:20
深刻な財政危機のギリシャで、主産業の観光が激しい落ち込みに直面している。5〜6月の総選挙と再選挙で政治的に不安定な状況が続き、観光客が混乱に巻き込まれるのを恐れたとみられる。
ギリシャ・ホテル協会のヨルギオス・チャキリス会長によると、1〜5月の全国のホテル稼働率は前年同期比15〜25%減。「再選挙後、持ち直してきたが、通年でも7〜8%減が予想される」と渋い表情だ。
ギリシャを訪れる外国人観光客数のトップはドイツ人。その落ち込みが特に激しいという。ドイツはギリシャの最大支援国だが、一方で厳しい財政緊縮策を要求。渡航が危険視されたことが背景にある。
ユーロ圏離脱の危機が去り客足は戻りつつあるが、観光が今後も回復しなければ、ギリシャ経済にとっては大きな打撃となる。(共同)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120722t15019.htm
小田の浜に笑顔戻る 島民ら「観光の島」復活期待
県内唯一の海開きとなった「小田の浜」で水の感触を楽しむ子どもら
東日本大震災で大きなダメージを受けた浜に、歓声が戻った。宮城県気仙沼市の離島・大島の「小田の浜」で21日、県内で唯一の海開きが行われた。島民や関係者は「観光の島」大島の復活に期待を込め、震災からの復興を誓った。
小田の浜は環境省の「快水浴場百選」の特選にも選ばれている。震災前は年間約1万5000人の海水浴客を集め、夏場の地域観光をリードしてきた。
島で民宿石田を営む村上満さん(63)は「今は復興工事関係の宿泊客のニーズがあるが、いつまで続くか分からない。震災で傷ついた観光業を復活させるためにも、小田の浜の再開はうれしい」と語った。
気仙沼観光コンベンション協会の加藤宣夫会長も「あの地獄の中で海を恨んだが、気仙沼市民は海と共に生きていかなければならない。海水浴場で子どもたちの歓声が生まれることを願っている」と述べた。
海水浴客も海開きを喜んだ。気仙沼市舘山の主婦宮井志野さん(33)は息子2人を連れて訪れた。「子どもが砂遊びをずっと楽しみにしていた。震災直後の惨状を考えると、1年でここまで回復するのはすごい」と驚いた。
この日は全国から約100人のボランティアが訪れ、カヌーやビーチフラッグスの体験教室を開いて盛り上げた。取りまとめ役の鈴木一也さん(32)=神奈川県茅ケ崎市=は「子どもたちには海と触れ合い、元気いっぱい楽しんでほしい」と話した。
2012年07月22日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120722t33001.htm
宮古・浄土ケ浜で2年ぶりに海開き 観光都市へ再スタート
海開きした浄土ケ浜の海水浴場と営業再開したレストハウス(左)
岩手県宮古市の景勝地、浄土ケ浜の海水浴場が21日、海開きした。昨年は東日本大震災の影響で断念したため、2年ぶりの復活。被災した浄土ケ浜レストハウスも同日、営業再開し、本格的な夏の観光シーズンに向けて準備が整った。
レストハウスは2010年に改装したばかりだったが、震災の津波で建物の一部がゆがむなどして、利用できなかった。
昨年末に改修工事が始まり、ことし6月に総工費約2億6000万円掛けて完成した。土産物店や食堂があるハウス棟は床面積約1100平方メートルで鉄筋コンクリート2階。敷地内には平屋のシャワー棟と倉庫が併設されている。
この日のオープニングイベントでは、郷土芸能や太鼓演奏で再開を祝った。山本正徳市長は「観光都市としてようやく再スタートした。交流人口を増やし、復興につなげたい」と期待を込めた。
岩手県内で今夏、海開きする海水浴場は、主要20カ所のうち浄土ケ浜、種市(洋野町)、舟渡(久慈市)、藤の川(宮古市)の計4カ所。そのほかは砂浜自体が津波で流失するなどして、復旧のめどが立っていない。
2012年07月22日日曜日
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120722301.htm
大手出店続々、地元組「息切れ」 金沢のビジネスホテル
北陸新幹線金沢開業まで3年を切り、金沢市内ではビジネスホテルの出店が続いている。全国展開する大手勢は、値ごろな価格帯で細かなサービスを提供し、本来のビジネス客だけでなく、家族連れをはじめとした観光客も取り込もうと意欲的だ。一方、地元組からは「息切れするのではないか」とのため息が聞こえてくる。(天日亜衣)
21日午前、金沢駅東口のバス乗り場を通りかかると、スーツケースを手にした家族連れが目に入った。父親とおぼしき人が、しきりにすれ違う人に声を掛けている。まちなかにあるビジネスホテルの名前を挙げ、どのバスに乗ればいいのか尋ねているようだ。
「ビジネス客だけを受け入れているビジネスホテルは少ない。うちも週末は観光客の割合が圧倒的に増える」。金沢市武蔵町のホテルリソルトリニティ金沢の西村嘉浩支配人はこう話す。同ホテルは2009年1月に開業した「まちなかで最新」(西村支配人)のホテルだ。
都市型ホテルとビジネスホテルの違いについて、西村支配人に聞くと「サービス」という答えが返ってきた。例えばフロント。都市型ホテルのように、部屋まで荷物を持って案内することはない。さらに、手が空けばフロント周辺の掃除もする。西村支配人によると「お客さまが快適に過ごすために必要なサービスに絞った」ということで、掃除についても、各自ができる範囲ですれば、その分経費が抑えられ、宿泊料金も値ごろになるという。
金沢市中心部では、北陸新幹線富山−金沢間のフル規格着工が決まった04年以降、全国展開する大手ビジネスホテルの進出が続いている。金沢市保健所によると、ここ10年のホテル開業許可件数は06年度が最多の7件だった。08年のリーマン・ショック以降、その動きは止まったものの、最近になって再び動きが出てきている。
リゾートトラスト(名古屋市)は今年、金沢市香林坊1丁目の旧農林中金跡地で「ホテルトラスティ金沢」(仮称)の建設計画を再開。来夏の開業に向け、工事は順調に進んでいるという。広報担当者は「金沢は特に観光では潜在的な力が高い地域なので期待している」と意気込む。
「正直言ってしんどい。新幹線が来るまでに息切れしてしまうのではないか」。金沢市旅館ホテル協同組合の松本初夫理事長は浮かない様子だ。「そもそも、大手と競って値下げする体力がない」。
ある地元資本のビジネスホテル関係者は「大手が出店し始めた当初から、こうなることは見えていた」と諦めたように話す。
金沢市内では12日、片町1丁目のホテルアクティ金沢が事業停止した。調査会社によると、大手のビジネスホテルが次々と新規開業したことも一因となったらしい。
都市型ホテルが宿泊料金を値下げし、ビジネスホテルとの料金差が縮まっているという声もある。
リーマン・ショック、東日本大震災…。宿泊業界はマイナス要因が続き、「リーマン前まではあった」(関係者)都市型とビジネスのすみ分けが揺らいできたという。「従来は5千円以上の差があったが、ネットの予約サイトを見ると、ビジネスと変わらない金額を提示する都市型ホテルもある」と指摘する声もある。
実際、市内の都市型ホテル関係者は「ここ5年で、1千円以上は下げた。少し安くても部屋を埋めた方がまし」と打ち明ける。
金沢市保健所によると、市内のホテル数は11年度末で85軒。このうちビジネスホテルが占める割合は「大多数」(ホテル関係者)とされる。
「新幹線を待っているだけでは、お客は来ない。日帰りせずに泊まってもらえる仕掛けづくりが欠かせない」。松本理事長が指摘するように、地元資本ビジネスホテルは今、ビジネスチャンスをつかみに行く「攻め」の姿勢が求められている。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120713302.htm
ホテルアクティ金沢、事業停止 自己破産申請を準備、負債10億円か
帝国データバンク金沢支店によると、ホテル経営のホテルアクティ金沢(金沢市片町1丁目、山下昇治代表)は12日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。同支店は負債額を約10億7千万円とみている。
同支店によると、1976年設立で、88年に片町1丁目の現在地にホテルを建設。まちなかの好立地で、ビジネス客や観光客を対象に、ホテル併設のレストランも手掛けていた。
2001年には金沢市内にスーパー銭湯「かなざわ湯遊館」を開業。02年10月期にはピークとなる約6億9500万円の売上高を計上していたが、市内にビジネスホテルが次々と開業し業績が低迷。10年1月にスーパー銭湯と石窯パン工房「マイスターハオス」を閉鎖したが、大幅な欠損が発生し、今期に入っても業績低下に歯止めがかからなかったとみられる。
同支店によると、関連会社「ゴールドイーグルジャーマン」が1997年6月、焼きたてパン販売店を営業譲渡し不動産賃貸業に業態変更。ホテルアクティ金沢は、この関連会社の多大な保証債務も重荷になっていたという。従業員15人は解雇したとみられる。
ホテルアクティ金沢は、地元の柿木畠振興会に加盟している。ホテル近くで喫茶店を営む水野弘一専務理事は「午前中には、いつものように宿泊客を送り出していた」と驚きの表情。「北陸新幹線金沢開業が迫る中、商店街の中心部を照らす明かりが消えるのはマイナスだ」と話した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120721-00000263-mailo-l36
体験型観光:鳴門で人気 滞在型「地旅」に高まる期待 小物作り、海産物加工が気軽に /徳島
毎日新聞 7月21日(土)16時15分配信
鳴門市や鳴門商工会議所などでつくる市地域雇用創造協議会が昨年から始めた、同市大毛島周辺での体験型観光が人気を集めている。シーカヤックやワカメの加工などさまざまな体験を気軽に楽しめて好評なことから、同協議会は8月からエリアを広げて体験場所を増やす。ご当地ならではの滞在型旅行「地旅」につながる、新たな観光資源に関係者は期待を込める。【山本健太】
体験型観光は、雇用創出や地域の活性化などを支援する国の委託事業の一環として、「大毛島わくわく体験」と名付けて昨年10月にスタートさせた。観光客に少しでも市内に滞在してもらおうと、渦の道や大塚国際美術館がある大毛島周辺に目を付け、周辺の農家や漁業関係者、商店主らにも協力を求めた。
内容は、大毛島周辺の約15カ所で▽サーフィン教室▽貝殻などを使った小物作り▽近海で取れた魚で干物作り▽鳴門産ワカメの加工▽サツマイモ掘り−−などが楽しめる。協議会によると、昨年10月〜今年5月までの利用状況を聞き取ったところ、県内外から計151組533人の利用があったという。
貝殻や海岸の漂流物などを使った小物作り教室を開く雑貨店「ISLAND(アイランド)」では体験型観光開始後、客足が伸びた。同店の閑智子さんは「これまでにないお客さんと話しながら小物作りができ、店もにぎわっている。これからも続けたい」と話す。
大毛島以外の地区の商店主らからも「体験場所にできないか」と要望があり、8月からは体験型観光のエリアを拡大し、菌床しいたけの収穫や車エビの水揚げなど体験場所を数カ所増やす方針だ。担当する協議会の塩崎桂子・事業推進マネジャーは「リピーター増につながるよう盛り上げていきたい」と意気込む。問い合わせは協議会(088・684・1685)。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120721/CK2012072102000147.html
観光客呼び戻せあの手この手 案内所新設や「るるぶ」地域限定版
2012年7月21日
JR大津港駅前に、れんが造りの建物を利用して新設した観光案内所「びすとれ」=北茨城市で
東京電力福島第一原発事故の影響で観光客が大幅に落ち込んでいる北茨城市で、巻き返し策が相次いで打ち出されている。JR大津港駅前には築百年近くのれんが造りの建物を改装して観光案内所を新設。また、市は旅行会社と提携して旅行情報誌「るるぶ」の北茨城版を発行した。六角堂や野口雨情記念館など豊かな観光資源を有する市は、「これらを観光客を呼び戻す起爆剤にしたい」と意気込む。 (永山陽平)
市商工観光課によると、市内を訪れた二〇一一年度の観光客は約五十万人。福島第一原発に県内で最も近いこともあり、一〇年度の約百三十万人から六割以上も減った。
観光客を取り戻す手だてとして、市観光協会と市商工会は大津港駅前に観光案内所「びすとれ」を設けた。大正時代初期に建てられたレトロ感あふれる赤れんが造りの建物で、一九七〇年代まで旧国鉄の荷物預かり所として使われていた。東日本大震災による損傷はなく、建物を所有する市民から市観光協会が借りて改装した。
内部の広さは約三十平方メートル。観光案内パンフレットを置くほか、市特産の焼き物「天心焼」などを販売する。開館時間は午前十時〜午後四時で月曜休館。豊田稔市長は開所式で「原発事故を乗り越えて、震災前の北茨城に戻したい」と観光振興への決意を述べた。
「るるぶ」は大手旅行会社「JTB」の関連会社が発行している旅行情報誌。書店などで販売する通常版のほかに、フリーペーパーとして出版する地域限定の特別版がある。市では今年二月、JTBグループの「JTB関東」や筑波銀行と連携協定を結んだ縁で、「るるぶ」北茨城版の発行を企画し、五万部を印刷した。
「るるぶ」の地域限定版が発行されるのは県内で初めて。JTB関東や筑波銀行の支店などに置かれ、無料配布されている。オールカラーの二十八ページで、市内の観光地や食事どころ、宿泊施設などがまとめられている。
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>>1628
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20120720-OYT8T01335.htm
「リョーマの休日」6地区に
来春から嶺北追加
2年間の予定で4月に始まった観光キャンペーン「リョーマの休日」について、県は来年4月以降、現在の重点PRエリアに嶺北地域を加えた6ブロックで展開する計画を明らかにした。推奨する観光プランを前倒しで作成してアピールし、集客力を高めるとしている。
高知市で開かれた推進アドバイザリー会議(座長=宮村耕資・日本観光旅館連盟県支部長)の会合で提示した。
キャンペーンは、仁淀川、高幡・四万十、世界ジオパーク(地質遺産)の室戸市と高知東海岸、物部川、四万十・足摺で開始。観光施設の割引などの特典が付いた「龍馬パスポート」の利用者は5600人以上で、2年間で1万人という当初見通しを上回っていることなどから、エリアの拡充を決めた。
嶺北〜仁淀〜高知▽四万十〜足摺〜高知(愛媛)▽南国〜香美〜香南〜高知▽高知〜安芸〜室戸〜徳島――などのコースを設定。初ガツオや四万十、仁淀、物部各川での川遊び、坂本龍馬の誕生日(11月15日)関連イベントなど、季節ごとの“目玉”を整理し、空路やマイカーといった交通手段に合わせたモデルプランを作成するとしている。
委員からは「観光施設にアンケート用紙を置くほか、インターネットで意見を募集してはどうか」「県民がイベントなどを体験し、県外の友人らに口コミで伝わるまでキャンペーンが周知できていない」「『夏の水遊びなら高知』というように特化させる戦略も必要だ」といった意見が出た。
(2012年7月21日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000009-mai-soci
<九州北部豪雨>がれき大量発生 夏の観光に影響懸念 阿蘇
毎日新聞 7月22日(日)8時30分配信
拡大写真
数メートルの高さまで積み上げられたがれきの山=熊本県阿蘇市の市農村公園あぴかで2012年7月21日午前10時4分、丸山宗一郎撮影
九州北部豪雨で家屋損壊124件、床上・床下浸水2346件の被害が出た熊本県阿蘇市で、がれきの処理が問題化している。市が設けたがれき置き場は既に大量のがれきが積み上がり、異臭も出始めている。市は業者を通して焼却処分する方針だが、異臭のため中止になったイベントもあり、処理が遅れれば夏の阿蘇観光にも影響しそうだ。
【写真で見る・九州豪雨】熊本県阿蘇市の被害の様子も
市は13日、市農村公園や一の宮総合運動公園など6カ所をがれき置き場にしたが、がれきは増え続け、市民環境課は「今後どれくらい運ばれてくるか予想もつかず、処理のめどが立たない」。
このうち、農村公園では駐車場の半分以上にわたって数メートルの高さまでがれきが積み上がり、異臭が鼻をつく。
市観光協会は農村公園駐車場を会場に、毎月1回、地元の食と農をテーマにしたイベントを続けていたが、8月5日に予定していた第5回は中止にした。「料理販売が主なので、全部撤去できたとしても臭いが残ると難しい」という。
阿蘇市は中高生を中心にした夏場のスポーツ合宿も盛んだが、豪雨を受けて21日までに約10件がキャンセルされたという。【丸山宗一郎】
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http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/23274/
旅行業者「中国人観光客もういらない」
2012年07月18日 12時00分
中国人観光客はもういらない――。NHKが中国からの団体客を扱う日本の旅行業者を対象に調査したところ、70%以上の業者が取り扱いを「控える」「中止する」と回答して話題になっている。
観光客の誘致は日本政府が力を入れるテーマだ。特に年間100万人以上が訪れる中国人はターゲットで、ビザ発給でも優遇される。だが、誘致構造に問題がある。
一部の大手を除き、日本の旅行会社は中国での営業が認可されていないため、中国の旅行会社の提案プランを受け入れてきた。
NHKの報道では、中国からの東京・大阪5泊6日団体ツアーの価格は5万円と驚きの実態が報じられたが、これでは日本側に利益が出るわけがない。NHKの調査では、日本の旅行会社の76%が中国人団体客の取り扱いを今後「中止、または控える」と回答した。もう中国人はいらん!と宣言した形だ。
だが、このNHK報道自体には別の意味があるようだ。旅行代理店関係者は「政治的な圧力をかけ、日本の旅行代理店が中国でツアーを直接販売できるよう規制緩和を促そうというもの」と読み解く。
では今後、日本側の思惑通り、利益を上げながら中国人団体客を獲得できるのか。それでも「中国人客は減る」(同)とみている。なぜか。すでに旅行先として日本を敬遠するようになっているからだ。
「日本の5000円のビジネスホテルと、タイの1000バーツ(約2500円)のプール付きホテル、どちらを選ぶかは明白」(同関連業者)
中国に買い叩かれたうえに、価格を上げれば逃げられる。しかも、マナーの悪い中国人観光客が多い宿泊施設は、日本人客が避ける傾向もあるというから踏んだり蹴ったりだ。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012072200079
来場者数1000万人超え=開業2カ月で−東京スカイツリー
22日で開業2カ月を迎えた東京スカイツリー(東京都墨田区、高さ634メートル)の事業主体である東武鉄道は同日、商業施設も含めた「東京スカイツリータウン」の累計来場者数(5月22日〜7月21日)が約1029万人に達したと発表した。
スカイツリータウンの来場者数は開業5日で100万人を突破。1カ月で約581万人となり、その後も客足が順調に伸びている。東武鉄道は当初、開業1年目の来場者数を約3200万人と予想していたが、開業2カ月で3分の1弱に達したことになる。
また、展望台の累計入場者数は約83万人で、8月上旬には100万人を超える見込み。(2012/07/22-15:02)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012072390100650.html
ツリー効果 水門にも 観光船の利用急増 開閉拡大も
2012年7月23日 10時06分
荒川ロックゲートを航行する観光船。右後方は東京スカイツリー=江戸川区小松川で
東京都内の川に二つある閘門(こうもん)の利用が増えている。東京スカイツリー(墨田区)を見物する屋形船などの増加を見据え、従来月〜土曜だった開閉日を四月から、日曜祝日にも拡大。開閉時間も今月から延長した。 (村松権主麿)
二つの閘門は、荒川と旧中川を結ぶ荒川ロックゲート(江戸川区小松川)と、隅田川から東に延びる小名木川にある扇橋閘門(江東区猿江)。二つの扉で仕切った水路に船が出入りする際、人工的に水位を上下させ、最大三メートルの水位差を解消、船を通過させる。
「扇橋閘門を通ってパナマ運河のような体験を楽しんだ後、横十間川から北十間川、隅田川に抜けてツリーを間近で見られるルートが人気」と語るのは、台東区で船宿「三浦屋」を経営する屋形船東京都協同組合の新倉健司理事(49)。
観光団体などの要請を受け、荒川ロックゲートを管理する国と、扇橋閘門を管理する都は四月以降、日曜祝日も開閉している。
荒川の場合、四〜六月の三カ月間で通過したレジャー目的の船は、昨年の百六十四隻から三百二十四隻に倍増。工事用などを含めた船全体に占めるレジャー船の割合も、25%から61%に急増した。
扇橋では、三カ月のレジャー船の通過は、昨年の二百八十七隻から三・三倍増の九百五十四隻。今年の平日は三百十一隻で、昨年から倍増した。土日祝日は六百四十三隻で、土曜だけだった昨年の五倍に。一日平均の通航も昨年土曜の十隻から二十六隻に増えた。
国と都は七月二日から八月末の夏場、午前八時四十五分に始まる閘門開閉の操作を、通常の午後四時半までから午後六時までに延長している。
国土交通省荒川下流河川事務所は「今年の実績をみて来年も継続するか決めたい」と話す。新倉理事は「時間延長はありがたい。将来は防災の観点からも二十四時間開閉してほしい」と求めている。
(東京新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120723/biz12072322090025-n1.htm
パチンコのダイナム、来月3日に香港で上場へ IPO応募受付開始
2012.7.23 22:08
香港証券取引所への株式上場手続きを進める日本のパチンコホール大手、ダイナムジャパンホールディングス(東京)は23日、新規株式公開(IPO)の応募受け付けを24日から行うと発表した。27日まで実施し、8月3日の上場を予定している。
パチンコホール運営会社としては、国内外で初の上場の見通し。日本では、ホール運営会社に対し出玉の換金システムなどに不透明な面もあるとして反対意見が根強く、上場は実現していない。
23日に香港で記者会見したダイナム幹部は「上場すれば透明性が増し、社会的ステータスも上がる」と述べた。
1億1200万株で15億6800万〜17億9200万香港ドル(約158億〜180億円)の調達を見込んでおり、2015年3月までに新たに75店舗を開く計画。
ダイナムは店舗数で業界1位、沖縄をのぞく46都道府県で355店舗を展開しているという。(共同)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120726/stt12072619590010-n1.htm
「ハッピーマンデー」廃止を提言 民主休暇PT素案 土曜祝日は金曜を休日に
2012.7.26 19:56
民主党は26日、「休暇のあり方検討プロジェクトチーム(PT)」の会合を開き、国民の祝日を月曜に設定し連休を作る「ハッピーマンデー」を廃止し、祝日が土曜のときは前日の金曜を振り替え休日とする制度を盛り込んだ「休暇改革」の素案をまとめた。
ハッピーマンデーについては、全面か一部廃止とする。祝日に定めた意味を知らない国民が多くなったことを理由にしている。
PTはこのほか、有給休暇を義務的に付与する制度や、10月中旬に小中学校で土日を含め5連休を新設することも打ち出した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120726-00000146-jij-pol
小中学校に秋の5連休を=休暇改革で中間報告案―民主PT
時事通信 7月26日(木)19時50分配信
休暇の在り方を検討している民主党のプロジェクトチーム(PT)は26日、小中学校に秋の5連休を設けることを盛り込んだ休暇改革の中間報告案を示した。子どもが家族と一緒に過ごす時間を増やし、経済活性化や観光振興につなげる。今後、関係団体の意見を踏まえ報告をまとめる。
PTは報告案で、小中学校の春、夏、冬休みを計3日間減らす代わりに、10月中旬に土日と絡めた5連休の新設を提示。全国を4ブロックに分けて連休の日にちをずらし、経済効果を高める。小中学生の子どもがいる従業員に対し、子どもの秋の連休に合わせた有給休暇を与えるよう企業に義務付ける制度創設も示した。
このほか、土曜日に祝日が重なった場合に金曜日に振り替え休日を設けることなどを提案した。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120724/biz12072421130031-n1.htm
被災3県に外国人戻らず 観光産業、呼び戻し懸命
2012.7.24 21:13
東日本大震災で急減した訪日外国人数が回復の兆しを見せる中、岩手、宮城、福島の被災3県への外国人の客足は戻っていない。東京電力福島第1原子力発電所事故による放射能汚染や地震、津波の再発への懸念が依然、尾を引いている。
宮城県松島町では、外国人観光客が平成22年の約9千人から、23年は約1千人に激減した。遊覧船を運航する松島島巡り観光船企業組合によると、今年1〜6月の外国人の団体利用は約30件。震災前の年間約200件に遠く及ばない。同組合の真野和彦理事は「放射能への不安だけでなく、円高の影響も大きい」とため息を漏らす。
福島県も同様だ。22年には約10万人の外国人観光客のうち、ゴルフ客が約4万8千人を占めていたが、今年4〜7月中旬のゴルフ客数は約1500人。福島空港と韓国を結ぶ国際便再開のめどがたたず、アローレイクカンツリークラブ(福島県矢吹町)は仙台空港まで片道約2時間半の送迎バスを出しているが、本格回復にはつながっていない。
日本政府観光局によると、今年6月の訪日外国人数は22年6月に比べ1・4%増の68万6600人となり、初めて震災前の水準を上回った。ただ、韓国やシンガポール、フランスなどでは「放射能汚染に伴う食の安全や地震・津波への不安」(同観光局)が残り、東北地方への足は遠のいたままだ。韓国は23日に、福島第1原発周辺を除く福島県全域に出していた旅行警報を「渡航自粛」から「渡航注意」に緩和したが、警報解除には至っていない。
こうした状況を受け、外国人がイメージする被災地への過剰反応を改善しようと政府も取り組みを進めている。観光庁は11月までにタイやシンガポールなどアジア7カ国で訪日促進イベントを開催する予定で、福島第1原発周辺を除けば、深刻な放射能被害がないことなどを説明する。
観光地も自ら動き始めた。昨年6月に世界遺産に登録された岩手県平泉町は韓国や台湾の旅行会社と商談会を計画するなど、外国人観光客の呼び戻しに懸命の努力を続けている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120727-00001092-yom-bus_all
東京・大手町に温泉ホテル…日本文化体験も
読売新聞 7月27日(金)19時56分配信
東京・大手町のオフィス街に2016年に、全室が和室の天然温泉が楽しめるホテルが登場する。
日本政策投資銀行などが今秋に隣接の新ビルに移転した後、三菱地所が跡地を再開発する。ホテル棟(地上18階、地下3階)とオフィス棟(地上31階、地下4階)の二つのビルを建設し、天然温泉も掘削する。
ホテルの客室数は90室程度で、屋上に宿泊客専用の露天風呂を設け、地下には宿泊客以外でも利用できる大浴場を作る。
16年春に完工予定で、日本文化に関心を持つ海外のビジネス客を呼び込み、周辺エリアへの海外企業の進出を促すため、一般的な都市型ホテルの客室よりも広めで、茶道など日本文化を体験できるサービスも検討している。
地下にガスを利用した自家発電設備を作り、1万人に対応できる下水処理能力を持つ浄化設備を設ける。防災機能も強化し、東日本大震災後、海外企業の間で高まっている日本の災害リスクへの不安を解消する狙いもある。
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>>1229
http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201207200001.html
2012年7月20日13時50分
おかえり!ドラえもん列車 小田急、20日から運転再開
東京都屋外広告物条例に違反していたとして、昨秋に運転を休止した小田急電鉄のラッピング列車がリニューアルし、20日から運転を再開した。車体外側に描いた「ドラえもん」などのキャラクターを小さくし、沿線の17自治体に運転の許可を得たという。
列車は10両編成。漫画家の藤子・F・不二雄さんの18作品に登場する「ドラえもん」や「パーマン」など46のキャラクターがちりばめられている。都条例に従い、デザイン部分は列車側面の面積の10分の1以下にした。
「先代」は、昨年8月に運転を始めたが、都から「条例違反にあたる」と指摘された。小田急が都に屋外広告物の申請をしておらず、車体の約6割がキャラクター関連のデザインで占められていたためだ。同9月末に運転を取りやめると、同社には「復活させて欲しい」などといった声が200件以上、寄せられたという。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120720/CK2012072002000129.html
復活だよ! ドラえもん電車 小田急 きょう出発進行
2012年7月20日
イラストを小さくして復活した、藤子・F・不二雄さんの漫画キャラクターが描かれた特別電車=東京都世田谷区で
ドラえもんなど藤子・F・不二雄さんの漫画の人気キャラクターをラッピングした特別電車が復活−。車体に描かれた絵が屋外広告を規制する東京都条例に抵触するとして昨年九月、わずか二カ月で運行が取りやめられた小田急電鉄の「F−トレイン」(通称「ドラえもん電車」)が、装いを新たに二十日から再びお目見えする。十九日、東京都世田谷区の喜多見電車基地で、その新しい車体が報道陣に公開された。 (平木友見子)
昨年の反省から、条例の規定を超えないよう絵を車体面積の十分の一以下に縮小。同電鉄によると、沿線十七自治体に屋外広告物の許可申請も行った。運行中止決定後、同電鉄にはファンからの問い合わせが、約二百件寄せられていたという。
新車両「F−トレインII」は一編成十両で、前回より多い十八作品四十六キャラクターを、「女の子キャラ」や「ドラえもん登場人物」など七通りのテーマに沿ったデザインにあしらった。来年三月二十二日まで、小田急線全線を走る。運行表は、同電鉄ホームページから見ることができる。
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そいや、誕生100年前イヤーなのに意外と盛り上げてないですね
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120731-00000001-toyo-bus_all
最悪期を抜け出した会津若松の観光業、廃業続出の懸念をはね返し予想外の回復ぶり
東洋経済オンライン 7月31日(火)10時35分配信
会津若松の鶴ヶ城
東日本大震災と原発事故による風評被害に苦しんできた福島県会津若松市の観光業。一時は倒産や廃業の続出も懸念されたが、思いがけぬ回復ぶりを見せている。
市内最大の温泉街である東山温泉では、昨年11月以降、月間の来客数が前年同月の実績を上回って推移。鶴ヶ城天守閣の入場者も昨年9月から前年同月を上回る月が多い。
東山温泉で「千代滝」「新滝」の二つの旅館を営む「くつろぎ宿」の深田智之社長は、「原発事故の避難者が仮設住宅に移った後は、最悪の場合、宿泊客の5割減も覚悟しなければならない。雇用維持も危うくなる」と昨年8月中旬に本誌の取材に答えていた。だが、昨年11月前後から、県内や首都圏からの個人客を中心に宿泊客数が急回復。「現在まで震災前の売り上げを上回る月が続いている」(深田社長)。
同じ市内の芦ノ牧温泉では、一部の旅館で人員整理が実施されたものの、市内のほとんどのホテルや旅館は従業員の雇用を維持している。
鶴ヶ城前でレストランや土産物の販売業を営む「鶴ヶ城会館」の下平剛会長は、「今年4〜5月の売り上げは震災前の8割くらいまで回復してきた」と胸をなで下ろす。
下平社長は業界ぐるみで風評被害への賠償を東京電力に求める取り組みを行ってきた。「私たちが求めてきた条件を勝ち取ったことで、困難を乗り切る自信がついた」と語る。
■教育旅行の回復は途上
もちろん厳しさが続いていることは確かだ。とりわけ落ち込みが大きいのが、「教育旅行」(修学旅行や林間学校)だ。震災・原発事故以前の2010年度(10年4〜12月の9カ月間)には教育旅行で会津若松市を訪れた学校は1081校に上っていたが、11年度(9カ月)には564校に半減。中でも県外の学校は841校から100校に激減した。会津若松観光物産協会の渋谷民男統括本部長によれば、12年度も200校前後にとどまる見通しだ。
協会では千葉県や新潟県、宮城県など震災前に多くの実績があった県の学校を手分けして訪問。事情説明に努めてきたものの、「福島県に子どもを旅行させることへの保護者の懸念が払拭できていない」(渋谷氏)という。
県外の減少の穴を埋めているのは県内からの教育旅行だ。福島県が費用の一部を補助する制度を設けたことで、県内からの来訪は10年度の240校から11年度には464校へと倍増。鶴ヶ城や白虎隊の悲劇で知られる飯森山の参道入り口では郡山市や須賀川市など県内からの児童の姿が目立つようになった。
実は、厳しい状況が続く県外からの教育旅行にも少し変化が見られる。「生徒130名の宿泊の予約をしたい」。くつろぎ宿の深田社長のもとに最近、宮城県の高校からこんな要請があった。
原発事故直後の昨年3月13日から4月20日にかけて、くつろぎ宿では福島県大熊町の住民を無料で受け入れた。当時、一般客のキャンセルが続出する中で、深田社長は避難者を受け入れる用意を地元の新聞を通じて表明。ピーク時の3月18日には、1356人もの避難者が二つの旅館で体を休めた。
その後、4月3日からは行政の指定による2次避難施設として3カ月にわたり部屋のほとんどを提供した。「宿泊に際しては、そうした避難者受け入れの経験を子どもたちに聞かせてほしい」というのが高校側の希望だった。
深田社長によれば、「同様の趣旨の修学旅行の予約が9月以降、3件もある」という。
原発事故での苦難の経験を学びたいという機運が、教育現場で生まれ始めたのかもしれない。
(岡田広行 =週刊東洋経済2012年7月21日号)
記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20120801-OYT8T00025.htm
青の洞門が復旧 観光客の受け入れ再開
観光客の受け入れが再開した青の洞門周辺 2度の豪雨に襲われた中津市本耶馬渓町の観光名所「青の洞門」が31日、復旧した。市は「被害を受けた観光地は立ち直りつつある。営業している店も多いことを知ってほしい」と訴えている。
洞門に通じる市道と、市営駐車場にたまった土砂を除去し、通行に危険がないことが確認されたため、観光客の受け入れが決まった。
洞門から約500メートル離れた道の駅「耶馬トピア」は、営業を続けているが、客は例年の4分の1程度に激減。県外ナンバーの車やバスはほとんど見られなくなった。
支配人の高橋和美さん(57)と職員たちは、豪雨前日、ソバ殻を使った「玄蕎麦(げんそば)茶」、コーヒーに混ぜた「玄蕎麦珈琲(こーひー)」、玄蕎麦茶をまぶしたソフトクリームを売り出したばかりだっただけに、豪雨の影響に頭を抱える。
高橋さんは「洞門の再開で、多くの人が訪れてほしい」と期待している。
洞門そばで復旧作業を続けるレストハウスの従業員は「店舗の再開は未定だが、観光客が以前のように訪れるようになれば、作業の励みになる」と話す。
市観光課によると、メイプル耶馬サイクリングロードは、鉄橋の一部が流失するなどして再開の見通しは立っていないが、水上スポーツ施設「アクアパーク」は今月中に利用できるようになる見通し。
(2012年8月1日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/travel/news/TKY201208010244.html
スカイツリー入場100万人 開業72日目で関連トピックススカイツリー東京スカイツリー来場100万人目となった田中礼奈さん(左から2人目)、紗奈さん、龍斗君=東京都墨田区
東京スカイツリー(東京都墨田区)の来場者が1日、100万人に達した。5月22日の開業から72日目。東武タワースカイツリー社によると、開業後1年間の目標約540万人の達成に向け順調なペースという。
午前8時54分、100万人目となったのは、長野県東御市で製材業を営む田中礼奈さん(38)と長男龍斗君(12)、長女紗奈さん(7)の一家3人。タワー社の鈴木道明社長から、日付や100万人達成のプレートが付いたスカイツリーの1千分の1の模型や花束などを受け取った。
東京都大田区の実家に帰省中、子どもたちを誘って来たという田中さんは「ただもう、びっくりしました」。龍斗君は「東京がプラモデルみたいに小さく見えるところを早く見てみたい」、紗奈さんは「一番高い所に上れるのでうれしいです」と話した。
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http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000001208010003
自転車タクシー走る 鳥取で1日から
2012年08月01日
三輪自転車タクシーのシクロポリタン=鳥取市尚徳町
三輪自転車のタクシーが鳥取市内を走り始める。名前は「シクロポリタン」。フランス生まれの電動アシストつき人力三輪車で、環境にもやさしいことから国内でも注目されている。県内での運行は初めてだ。
高さ約1・9メートルで、座席の幅が1メートル。運転手のほかに、大人が2人まで乗ることができる。雨よけつきのずんぐりした白い車体に、ピンク色の花柄やイラストが描かれている。
輸入や販売を手がける企業「シクロポリタンジャパン」(東京)によると、2003年にフランスで誕生した。東京スカイツリー周辺で11台、東日本大震災からの復興支援のため、岩手県釜石市に3台の計14台が走っている。
鳥取市では、市から委託された企業「ブリリアントアソシエイツ」(鳥取市)が1台を走らせる。コースは二つで、いずれも鳥取市大榎町のカフェ「大榎庵(おお・えのき・あん)」から、JR鳥取駅までと、仁風閣までを巡る。
スタートは1日。今年度中は試験運行として大榎庵の客が無料で利用できる。来年度からは料金制のタクシーとして観光客らを対象に運行する計画だ。
背景には、県の道路交通法施行細則が6月末に一部改められ、三輪自転車に乗れる人数の制限が緩和されたことがある。かつて運転手以外は乗れなかったが、乗客用の座席がある場合などに限り、座席数に応じて乗れるようになった。
7月31日、市役所前であった式典に出席したブリリアントアソシエイツの福嶋登美子社長は「観光の活性化につながり、市民にも愛される乗り物になることを願っている」と強調。竹内功市長は「排ガスを出さないタクシーが歴史と伝統のある街並みを走ることで、市の魅力が高まることを期待している」と話した。
シクロポリタンに乗るためには前日までに予約が必要。問い合わせは大榎庵(0857・30・4891)へ。(山崎聡)
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http://www.afpbb.com/article/economy/2893050/9321304
ロンドン五輪、観光業には逆効果?混雑嫌い客足ダウン
2012年08月02日 19:45 発信地:ロンドン/英国
【8月2日 AFP】英国の不景気を吹き飛ばしてくれるはずのロンドン五輪が、かえってロンドン(London)市内の観光名所から客足を遠のかせる原因となっているようだ。開幕前に交通網の混乱や宿泊料金の高騰に対する警告が発されたことで、スポーツファン以外がロンドンを避けているためとみられる。「五輪景気」を期待していた市内の商業・観光業者らは、観戦客が混雑を避け、買い物や観光をせず競技会場とホテルを往復するだけなことに不満を募らせている。
■「ロンドンはゴーストタウンだ」
業界団体「欧州ツアーオペレーター協会(European Tour Operators、ETOA)」によると五輪開幕後、ロンドンの観光客数は「劇的に」減少した。トム・ジェンキンス(Tom Jenkins)ETOA会長は、例年ならば夏にロンドンを訪れる海外・国内観光客は100万人を超えるが、今年は「50万人の五輪観戦客に取って代わられてしまった」と嘆く。「彼らの目的はスポーツ観戦で、しかも多くはロンドン市民だ。ロンドンで観光をしたいわけでも、買い物をしたいわけでもない」
ジェンキンス会長は、観光客数が減ったのは五輪開幕前にロンドン交通局(Transport for London)が混雑を避けるよう勧告したためではないかと指摘。前年実績と比較してどれだけ客足に影響が出るかは「ロンドン交通局がいつまで『ロンドンに来るな」キャンペーンを展開するかによる」と述べた。
タクシードライバー協会(Licensed Taxi Drivers Association)のスティーブ・マクナマラ(Steve McNamara)事務局長も、この見解に同意を示す。市内のタクシーの1日当たりの売り上げは2〜4割減で、ロンドン中心部の通りは「まるでゴーストタウンだ」という。
宿泊施設案内サービスを提供するジャックトラベル(JacTravel)によれば、ロンドンを訪れたい観光客の多くは8月を避け、五輪もパラリンピックも終わった9月にホテルを予約しているという。
■観光庁はあくまで強気
こうした残念な証拠が並んでいるにもかかわらず、英国政府観光庁(VisitBritain)は強気の姿勢を崩していない。広報担当のマーク・ディトロ(Mark Di-Toro)氏は、次のように述べている。「われわれは一貫して、五輪はチャンスであると同時にチャレンジでもあると考えている。五輪開催で地元観光が打撃を受けるのはいつものことで、この現象に抵抗することこそわれわれの目指すところだ」
英国政府は五輪開催による開催期間中の経済効果を10億ポンド(約1200億円)、その後2〜3年間で130億ポンド(約1兆6000億円)と見積もっている。(c)AFP/Julien Mivielle
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20120802-OYT8T00016.htm
宿泊客14か月ぶり減 九州新幹線効果が一巡
. 県は6月の観光動向調査の結果をまとめた。宿泊客数は前年同月比で4・5%減となり、昨年4月以来、14か月ぶりにマイナスに転じた。九州新幹線の全線開業から2年目を迎え、好調だった関西、中国、九州からの宿泊客が減少しており、調査研究機関は「全線開業効果ばかりに頼らず、観光客に鹿児島に来てもらう新たな方策を検討していくことが必要」と指摘している。
調査は県内の主要ホテルや旅館計87施設で実施。宿泊客数は21万3990人で、全体の5割弱を占めた九州が16・8%減と大きく落ち込んだ。中国は14・5%減、関西も6%減と前年を下回った。
地域別では、観光特急「指宿のたまて箱」が好調だった指宿地区が8%減。関西方面からの利用客減が響いた。鹿児島地区も12・7%減と2か月連続のマイナスとなった。
一方、3月に就航した鹿児島―台北線の効果もあり、海外からの宿泊客数は79・2%増の6663人と大幅に伸びた。新燃岳噴火の影響が残っていた霧島地区は、台湾からの団体客が増え、19%増と好調を維持。大隅地区は南九州を巡るツアー客などで39・7%増となった。
鹿児島銀行などの調査でも、6月の観光関連の景況判断を前月の「堅調」から「弱含み」に下方修正。全線開業効果が一巡したことで、主要観光施設でも入場者数が前年を下回るところが出てきているという。鹿児島経済研究所は「官民がより連携し、秋以降の戦略を練らなければならない」と強調する。
県観光課は、全線開業前の2010年6月比では14・4%増だったとして、「昨年、来県が一気に増えた反動でマイナスとなったが、入り込み客数などは好調に推移している」と分析。県は今後、東京の航空会社との提携や大阪、福岡を含めた都市圏での情報発信に力を入れるとしている。
(2012年8月2日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/news/20120801k0000e020218000c.html
大阪・再開発:英国系高級ホテルの名称決まる
毎日新聞 2012年08月01日 12時13分(最終更新 08月01日 18時59分)
JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」に建設中の英国系高級ホテルの名称が「インターコンチネンタルホテル大阪」に決まった。経営にあたるホテルチェーン「インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツ」の日本法人が1日、発表した。うめきたに建設中の高層ビル4棟のうち、北から2番目のビルの1〜4階と20〜32階に入る。215の一般客室のほか、長期滞在者専用に57室を設ける。来春完成し、来夏のオープン予定という。
世界最大規模の同チェーンの系列ホテルのうち「インターコンチネンタル」は最上級ブランド。国内では東京や横浜などで展開しているが、関西は初進出となる。【宇都宮裕一】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120807-00000072-mai-bus_all
<近鉄>傘下の旅行2社を経営統合へ 国内2位に
毎日新聞 8月7日(火)19時12分配信
近畿日本鉄道は7日、傘下の旅行会社、近畿日本ツーリスト(KNT)とクラブツーリズム(東京都新宿区)を経営統合する方針を固めた。来年1月をめどに新会社を発足させる見通し。実現すれば日本旅行を抜いて、JTBに次ぐ国内2位となる。
経営統合については、KNTを持ち株会社と事業会社に2分割した上で、持ち株会社の傘下に事業会社とクラブツーリズムを置くスキーム案が有力だ。
旅行業界は、観光需要の減少を受けて、従来の店頭型販売がメーンの大手旅行会社が厳しい経営環境に置かれている。一方、パソコンやスマートフォンを使ったインターネット販売に強い楽天トラベルなどは躍進している。近鉄は系列会社の統合により、競争力の強化を図る狙いだ。また、クラブツーリズムはシニア層をターゲットにした旅行ツアーや会員制旅行を販売し、好調な業績を続けており、このノウハウを生かす考えだ。
クラブツーリズムは、KNTの事業部門の一つとして93年設立の「旅の友ミリオナーズクラブ」が前身。04年にKNTから独立後、近鉄が08年に子会社化し、グループ全体での旅行業の強化を目指していた。【安藤大介、南敦子】
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120810/CK2012081002000118.html
県内観光 不満は渋滞 「観光スポット不足」も
2012年8月10日
県がインターネットを使って「観光振興」に関するアンケートを行ったところ、県内観光への不満な点は「道路渋滞が激しい」(40・6%)がトップだった。
調査は県の「県民参加メールマガジン」の読者を対象に実施し、約百六十人が回答した。それによると、この一年に県内宿泊の旅行をしていない人も七割弱と多く、県内観光の問題点があらためて浮き彫りになった。
不満や改善点では、「魅力的な観光スポットの不足」(40%)、「PR不足」(37・6%)を指摘する声も目立った。県が力を入れてきた観光地のトイレの改善でも「数や管理状況が悪い」と答えた人が25・5%いた。
意見や要望では、「自然や景観を生かした魅力をアピールするべきだ」「観光地の駐車場を無料化すべきだ」などが目立った。
同時に「寄付」に関する調査も行った。九割弱の人が寄付をしたことがあると回答。市民活動団体への寄付の理由は「活動の趣旨・内容に共感したから」が84・8%、「スタッフが熱心に活動しているから」が37・9%と多かった。メルマガ読者へのアンケートは、テーマを変えて年四回実施している。 (小川直人)
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http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001208080007
粋や〜 松江観光は人力車で
2012年08月08日
観光客に説明しながら、松江城の坂道を人力車を引いて上る井上勇一さん=松江市殿町
人力車による案内で、松江市の歴史ある街並みを楽しんでもらおうと案内業者「粋(いき)や」(東本町1丁目)が奮闘している。経営は苦しいがリピーターが増え始め、JRとの観光キャンペーンが実現するなど「松江を元気にしたい」という熱意が広がりつつある。
「石垣の表面は崩れやすく造っている。危ないので登らないでくださいね」。今月5日、松江城で人力車を引く井上勇一さん(28)の説明に、兵庫県から訪れた20代の女性2人が聴き入った。常に笑顔を絶やさず城山の中腹まで送り届けた。「乗ってよかったと言ってもらえるのがやりがい。苦しいことも忘れる」
粋やは5年前、東京から戻って会社員をしていた現会長の松本正さん(55)が「松江には見るところがない」との地元の人のつぶやきを聞いたことがきっかけ。「城や塩見縄手、古き良き街並みは残っているが、めぐって楽しむ『演出』が足りないだけ。和風で、街のよさをじっくりと紹介ができる人力車があれば面白いはず」と考えた。
県の雇用再生事業の補助を受けて設立し、京都と東京・浅草の業者から約100万円の中古人力車を4台調達。昨年3月、松江歴史館(殿町)の開館に合わせて本格的に運営を始めた。
時間制で2千円から。利用は城周辺が大半だが、昨年12月からは出雲市大社町の出雲大社周辺で、今年5月からは松江市伊勢宮町、東本町周辺の繁華街で酔客向けの夜の運行も始めた。
創業以来の利用は約4500人。初年は約1千万円を売り上げたが赤字も約800万円と厳しい。開府400年祭が終わったことで、今年は観光客が大幅に減って一層経営に響く。ただ利用者に渡している次回用の2割引きの優待券を持った観光客が「もう一度乗るために松江に来た」と言って訪れるなど、リピーターが増えているという。
松本会長は「どじょうすくいの意外な由来を話すなど案内も面白く工夫し、旅行後に松江を勧めてもらえるよう気を配っている。行政は持続的に観光客に来てもらえるような取り組みも支えて欲しい」と話している。市内の酒蔵巡りなどのコースもある。
問い合わせは粋や(0852・24・1025)へ。(竹野内崇宏)
◆大正時代の1台 JR松江駅展示/10日から◆
大正時代に松江で使われ、松江城内で保管されている人力車1台が10〜21日、松江市朝日町のJR松江駅の「縁結びの広場」に展示される。街並みに合う「名物」の復活として観光客にPRしたいと「粋や」が協力した。
昨年7月に着任し塩見縄手や宍道湖などを見て、東京や大阪にない「本物の魅力」があると実感した内山興駅長(38)らが、城付近を行き交う人力車を見て「観光客を案内する導線になる」と発案したという。
JRは10〜12月に全国展開する観光事業「山陰デスティネーションキャンペーン」でも、中心街への移動手段として人力車観光を旅行会社に紹介する。内山駅長は「人力車も含めて山陰の魅力を伝えたい」と話している。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001208120009
勿来海水浴場、開設を終了
2012年08月13日
●県内唯一のオープンも、客足は震災前の4%
震災から2年ぶりに県内でただ一カ所開かれていたいわき市営の勿来海水浴場が12日、28日間の開設期間を終えた。背後地の津波被害が少なかったことなどからオープンに踏み切ったが、客足は暫定集計で8千人ほどと、震災前の約4%にとどまった。
県内には17カ所の海水浴場があったが、原発事故や津波被害の影響で昨年はすべて閉鎖。いわき市は今年、砂浜の空間線量と海水の線量を測り、安全性のPRに努めた。開設期間は、近隣の海岸が津波の被害に遭っているため、お盆を避けて例年より短縮した。
勿来海水浴場は震災前、約18万人が訪れ、いわき市内でも2番目の人気を誇っていた。近くで30人収容の旅館を経営する監視員の男性(67)は「駐車場はいわき、福島ナンバーばかり。旅館も予約はゼロ。風評被害は根深い」とがっかりしていた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20120814-OYT8T00017.htm
南砺市2スキー場閉鎖 経営難、改善見込めず
早ければ来年度の廃止が検討されているスノーバレー利賀スキー場(7月18日) 南砺市は、スノーバレー利賀と閑乗寺の二つのスキー場を早ければ来年度に閉鎖することを決めた。市内には、合併前の旧町村がそれぞれ管理していた六つのスキー場があるが、いずれも経営は苦しく、クロスカントリー場を除く残りの施設も民間に売却するか譲渡する方針だ。
南砺市内のスキー場は長く1960年開業の閑乗寺スキー場だけだったが、80年代半ばから90年代後半にかけて、旧町村ごとに次々と整備された。
バブル経済の崩壊、ブームの終焉とともに、全国各地でスキー場が閉鎖されていったが、市内の6施設は残ったまま。90年代、競技者向けのたいらクロスカントリー場を除く五つのスキー場の利用者は合計で30万人を超えたが、2001年度には22万7546人となり、11年度は16万6582人と減少傾向が続いている。
市行革推進班は昨年、民間の会計会社に経営分析調査を依頼した。6施設は市が所有し、売上高だけみるといずれも赤字だ。売り上げのほか、従業員の給与も市内に還元される経済効果としてプラスにとらえ、そこから施設を維持する経費を差し引いた金額を算出した。
調査によると、県内屈指の規模を誇るイオックス・アローザ(南砺市才川七)、高速道路のインターチェンジが近いタカンボー(同市西赤尾町)、雪が多く営業期間の長いたいら(同市梨谷)は、経済効果が経費を上回った。このため、市はある程度経営の見通しが立つと判断し、民間への売却や譲渡を目指すことにした。
一方、スノーバレー利賀(同市利賀村上百瀬)、閑乗寺公園(同市井波外二入会)、たいらクロスカントリー場(同市小来栖)は経費が経済効果を上回った。市は、クロスカントリー場を体育施設として維持する一方、2か所のスキー場を廃止することを決めた。
都市公園の一部で利用客が少ない閑乗寺は影響が小さいが、例年約2万人が訪れるスノーバレーの廃止は住民に驚きと不安を与えている。利賀地域自治振興会の須河幸信会長は「冬季の雇用に影響する。代わりのものがなければ、廃止には賛同しがたい」と話す。
田中幹夫市長は「利用客が減少、各施設が本当に地域の役に立っているのか検討した結果の判断。住民の意見を聞き、代替の振興策を考えたい」と話している。
(2012年8月14日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/120814/trd12081408330004-n1.htm
世界自然遺産 観光客増、生態系への影響検証 環境省、保護強化へ本腰
2012.8.14 08:30 (1/2ページ)
環境省は13日、世界自然遺産の屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森県、秋田県)、知床(北海道)、小笠原諸島(東京都)を対象に、観光客の増加による生態系への影響調査に乗り出す方針を決めた。世界自然遺産の登録には貴重な自然を守る目的があるが、観光客が樹木を無断で伐採するようなケースもあり、地元自治体は保護と観光の両立に悩んでいる。環境省は年内にも有識者会議を設置し、立ち入り規制など保護強化の観点から本格的な検討に着手する。
政府は新たな国内候補地を選ぶため、早ければ年内に関係省庁による協議を開始する方針。環境省は「世界遺産に登録されて自然環境が損なわれては意味がない。新規登録に向け、課題を探りたい」としている。
国内の自然遺産では、観光客が増え、混雑時に遊歩道脇の植物を踏み荒らしたりする被害が報告されている。知床では昨年から一部で立ち入り規制を導入、屋久島でも「入山を制限すべきだ」との意見が出ている。
小笠原諸島では今年3月、絶滅危惧種を含む樹木の枝が大量に折られたことが発覚。環境省は自然公園法違反容疑で容疑者不詳のまま警視庁に告発した。
世界遺産に登録されると知名度が飛躍的に向上し、観光を核とした地場産業の振興が期待できるほか、自然体験を通じた環境学習ができるメリットもある。有識者会議では、4遺産が地域浮揚にどうつながっているかも検証する方針だ。
環境省は、国内5カ所目の世界自然遺産の候補として「奄美・琉球諸島」(鹿児島県、沖縄県)を選定している。また、奄美に次ぐ新たな国内候補にしようと、阿寒湖(北海道)や南アルプス(長野県、山梨県、静岡県)などで推薦を目指す動きがある。
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【用語解説】世界自然遺産
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産条約に基づき、人類共通の遺産として保護すべきだと認められた生態系や自然環境。各国からの推薦を受けてユネスコが登録を審査し、現在の総数は188件。国内では平成5年、樹齢数千年の屋久杉で知られる屋久島と、ブナの原生林が残る白神山地が初めて登録された。17年には北半球の最も低い緯度で流氷が観測できる知床、23年に固有種の多さから「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島を加え、計4件となった。
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>>1505>>1538
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20120814/CK2012081402000175.html
お盆「まちのり」人気 レンタサイクル利用の観光客 「移動費安く済む」
2012年8月14日
空き自転車が一時ゼロになった「広坂」=金沢市広坂で
金沢
盆休みを利用し、観光客や帰省客らで金沢市内がにぎわっている。市が今春から実施する公共レンタサイクル「まちのり」も、移動手段として有効活用されているようだ。
市歩ける環境推進課などによると、十二日の一日利用者は二百十二人で、延べ六百六十八回利用。十三日は午後五時までに一日利用者が百六十三人、延べ四百二十五回の利用があった。
市の試算では、採算性などから一日利用八十人を目安に定めている。一方では冬期間の利用減を考慮し、今のうちに“貯金”を増やしておきたい実情も。
埼玉県熊谷市から観光で訪れたカップルは「(自転車の貸し出し拠点が)利用しやすい間隔であり便利。移動費なども安く済む」と話した。
空き自転車などの利用状況は、貸し出し拠点の端末機やインターネット(「まちのり」で検索)で調べられる。 (田嶋豊)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20120814-OYT8T00006.htm
にぎわい復活 敦賀の町家改修へ
博物館通りの活性化に向けて敦賀市が改修する町家(敦賀市相生町で) 昭和初期の雰囲気が残る敦賀市相生町の博物館通りに観光客を呼び込もうと、敦賀市は、昔ながらの町家3棟をレトロな雰囲気に改修して若者が集まる飲食店などを誘致することを決めた。電線の地中化や、観光客が休憩できる「ポケットパーク」などの整備も含めて3年がかりで進め、かつて「敦賀の商業の中心地」とされた通りの活性化を目指す。(藤戸健志)
博物館通りは、東西約240メートル。1927年に完成した旧大和田銀行本店(県指定有形文化財、現市立博物館)や、敦賀まつりの山車を展示する「みなとつるが山車会館」が立ち並ぶ。近くには平安時代の陰陽師・安倍晴明が修業したとされる晴明神社もあり、地元住民らが毎月第3日曜日に「晴明の朝市」を催すなど、観光資源が集積している。
しかし、観光客が立ち寄る喫茶店などの飲食店が無く、装飾の美しい石造りの市立博物館の写真を撮るにも電線が邪魔になるなど、観光地としての環境が整っていなかった。
このため市は7月30日、大学生ら40歳未満の若い世代の住民らを集めてにぎわい創出を検討する協議会を設置。さらに市内の20〜30歳代の女性が参加する分科会も設けて改修する町家のデザインや店の種類などを考えてもらうなど、住民のアイデアを積極的に取り入れることにした。
協議会は来年1月までに5〜6回開き、市民から寄付された町家に誘致する店舗を決め、2014年4月までに開店してもらう。市立博物館を銀行当時の内装に復元する修復工事や、電線の地中化、アスファルトの路面舗装を石畳風に変えるなど、ハード面の整備も並行して進める。
町家改修やポケットパーク整備などの予算は今年度から3年間で計1億5000万円。市町単独のまちづくり事業に対して県が1億円を上限に補助する「ふるさと創造プロジェクト事業」を活用するため、市の実質負担は5000万円となる見通し。市はこれとは別に、博物館の内装工事、電線地中化などを単独事業として予算化する。市政策推進課は「歴史的資源を活用しながら魅力あるまちづくりを住民主体で進めたい」としている。
(2012年8月14日 読売新聞)
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120813-OYS1T00335.htm
九州北部豪雨から1か月、夏休みも観光客戻らず
32人の死者・行方不明者を出した九州北部豪雨(7月11〜14日)で被害を受けた熊本県・阿蘇地方や大分県・日田地方などの観光地では、書き入れ時の夏休みを迎えたにもかかわらず、客足が戻らない。鉄道の復旧が遅れている地域では市民生活に影響が出ている。
年間約1750万人が訪れる熊本県阿蘇地方。「阿蘇カドリー・ドミニオン」の7月の来場者は約2万2000人で昨年同時期より1万人減った。担当者は「阿蘇での観光を控えようという雰囲気がある。『安全で元気になった』とアピールしなくては」と語る。
大分県日田市の温泉街では、豪雨により1400人以上が予約をキャンセルした。宿泊施設に実害はなかったが、ホテル「亀山亭」は例年より2割ほど客が減少。おかみの諫山知代美さん(58)は「温泉街を流れる川が氾濫して市全体が水没したと誤解した人も多いのでは」とため息をつく。
(2012年8月12日 読売新聞)
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>>657
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=63199
医療ツーリズム…山梨県医師会反対、課題は山積
石和温泉郷には温泉入浴のアドバイスなど、健康増進サービスを提供する旅館が多数ある(笛吹市石和町川中島の「木創りの宿 きこり」で) 中国やロシアなどの富裕層をターゲットにした「医療ツーリズム」は、富士山などの観光資源を抱える山梨県でも定着の可能性が指摘されている。
年前には、笛吹市観光物産連盟が受け入れの検討を始めたが、尖閣諸島問題で中国人観光客が激減し、実現には至っていない。医療事故が起きた場合の責任の所在など課題が山積しており、県医師会も反対の立場を明確にしている。
温泉で健康増進
笛吹市の石和温泉郷にある旅館「木創りの宿 きこり」(笛吹市石和町川中島)の大浴場では、温泉入浴指導員でもある伊藤文康支配人(64)が、温泉につかって行う軽い運動を入浴者に指導する。
同旅館は、厚生労働省が認定した「温泉利用プログラム型健康増進施設」の一つ。2005年7月、石和温泉旅館協同組合に加盟する2施設が全国で初めて認定を受けた。現在、認定済みの全国36施設のうち、同組合に加盟するホテルや旅館が9施設を占める。
宿泊者は温泉入浴のアドバイスを受けられ、史跡などを巡る散策コースを案内してもらえるほか、組合提携先の石和温泉病院(笛吹市石和町八田)を紹介してもらえる。
富士山とパックで
こうした健康増進を図れる宿泊施設への滞在と、病院での検診とを結びつけた医療ツーリズムに可能性を見いだした笛吹市観光物産連盟は10年、翌11年からの実施を目指して検討を始めた。
富士山などに観光に訪れる中国人富裕層で健康にも関心の高い40歳代以上をターゲットにし、市内の医療機関で人間ドックなどを受けた後、石和温泉郷の旅館でくつろいでもらう。計画には宿泊客の低迷に歯止めを掛けたいとする観光業者の狙いもあった。
だが、10年9月の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を受けて日中関係が不安定化。さらに、東日本大震災の発生も追い打ちを掛け、県内も含めて国内への観光を取りやめた中国人が相次いだ。
通訳の不足も
医師不足による「地域医療の崩壊」が指摘される中、県医師会は「海外の富裕層を優先することで、医療の平等性が失われかねない」などと危惧し、計画に反対の立場を取る。診断内容を正確に伝える医療通訳の不足も問題とされる。
笛吹中央病院(笛吹市石和町四日市場)には中国語を話せる診療情報管理士の職員が2人いる。同病院では、笛吹市内の旅館で接客の研修をしていた中国人留学生の健康診断を10年まで3年間受け入れていた実績もあり、医療ツーリズムに賛同した。
同病院の石川雄一事務長(39)は「病院としての受け入れ態勢はすでに整っている」と話す。一般の保険診療患者に迷惑を掛けない範囲での受け入れが大前提だが、比較的余裕がある3〜6月の時期であれば十分可能だといい、「検査機器の稼働率も上がるはず」と前向きだ。
医療ツーリズムは旅行に近い形で検診などを組み込むため、医療事故が起きた場合の責任の所在が問題となる。笛吹市観光物産連盟の荻野重行事務局長(48)は「大きなデメリットが潜んでいる中で大きなメリットも見込めないため、実施に踏み込めないのが実情。観光客の動向をみながら受け入れ態勢の再構築を図りたい」と望みは捨てていない。(松本将統)
医療ツーリズム 健康診断や治療を受けることを目的とした滞在型の海外旅行。中国などアジアの富裕層を対象に、高水準の医療と観光を組み合わせて提供する手法に期待を寄せ、政府は2010年6月の閣議決定で「新成長戦略」の中に盛り込んだ。日本政策投資銀行は、2020年の試算として、国内での潜在的な市場規模が約5500億円、経済波及効果は約2800億円と見込んでいる。
(2012年8月13日 読売新聞)
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>>1406
http://www.yomiuri.co.jp/otona/tripnews/11/miyazaki/20120812-OYT8T00281.htm?from=yoltop
神話バスツアー人気、継続へ
県内の神話の舞台を500円で巡る格安バスと人気の「神話巡りワンコインツアー」について、県とみやざき観光コンベンション協会は名称や料金を改めた上で、10月以降も継続する。
「神話巡り1300円ツアー」と称し、料金は1300円に値上げするが、運行日を拡充するなど利便性を高める。
県によると、ワンコインツアーは古事記編さん1300年を記念して4月から本格的に実施。「宮崎・西都」「日向・高千穂」の2コースがあり、宮崎市の江田神社や西都市の西都原古墳群、高千穂町の高千穂峡などをガイド付きで巡る。
9月末までの予定で、土日祝日の指定日に限って運行しているが、500円という格安の料金設定と神話人気などから、ほとんどのツアーは定員の40人に達し、キャンセル待ちも出ていた。
このため10月以降は、来年3月までの土日祝日に計56回、年末年始を除いて完全実施することにした。
ツアーの恩恵を受けている観光地の一つが、「神話と伝説の町」で知られる高千穂町。
周遊先の天岩戸神社(高千穂町岩戸)によると、今年の観光客数は、東国原英夫・前知事によるPR効果が続いていた2011年や10年には及ばないものの、例年より3割ほど多いペースで推移しているという。佐藤延生宮司(58)は「今年に入ってPR効果が薄れつつあっただけに、ツアーが継続されるのはありがたい」と話している。
10月以降の予約は、今月20日から受け付ける。予約、問い合わせは宮交観光(0985・53・2323、平日午前10時〜午後5時)へ。(尾谷謙一郎)
(2012年8月12日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/otona/tripnews/13/etc/20120808-OYT8T00303.htm
真夏の都心バカンス
高級ホテルのプール、プチハワイ体験
敷地面積約2000平方メートルというホテルニューオータニの屋外プール
夏休みシーズン真っ盛りだが、長い休みが取れないといった事情で、遠出できない人もいるはず。そんな人は、都心にいながら、気軽にリーズナブルにリゾート気分を味わえる、ホテルのプランを利用するのも生活をリフレッシュするための知恵だろう。
☆のんびりプールサイド
ホテルニューオータニ(東京都千代田区)が9月1日まで扱っている「アーバンリゾートステイ」は、屋外プールの利用と朝食がセットの宿泊プランだ。
プールに揺らめく陽光を眺めながら、白いデッキチェアに横たわれば、バカンス気分になる。夜間は美しくライトアップされたプールサイドで、ジャズの生演奏なども。日帰りで、このプールを昼間に利用すると、平日でも1万2000円、土日なら2万円かかるが、このプランなら1泊1人当たり1万1000円からで済む。宿泊した翌日は、チェックアウト後も終日、プールを利用できる。
幼児用プールもあり、小さな子どもがいる家族にも人気が高いそうだ。
☆ほとんどハワイアン
日帰りプランでないと……という人には、京王プラザホテル(東京都新宿区)のビュッフェレストラン「グラスコート」で、8月31日まで実施されている「真夏のハワイアンフェア」はどうか。
京王プラザホテルの「真夏のハワイアンフェア」。レイをかけてムードも満点 豚肉をバナナの葉に包んで軟らかく蒸し上げた「カルアポーク」など、ハワイ料理を特別メニューとして用意、フォアグラのソテー(ディナー限定)などの定番メニューと合わせて約70種類の料理をビュッフェ形式で楽しめる。
ランチとディナーがあり、ディナー(平日5400円、土日6400円)では、アロハシャツなどハワイの衣装で来店すると、京王プラザホテルの屋外プールを半額で利用できる優待券をもらえるなどの特典が付く。また、6人以上のフラダンス愛好家のグループなら、ディナーが平日は4860円、土日は5760円と、さらに得になる。
■クールシェアにも
☆うってつけの夕涼み
東京プリンスホテル(東京都港区)が今年から始めた「サマーエンジョイパック〜プール&ディナー〜 ガーデンコース」(1人5500円)は、東京タワーを目前に臨む屋外プールを、午後4時から2時間利用した後、隣接する緑に囲まれたビアガーデンで鉄板バーベキューを楽しめる。
節電が叫ばれ、涼しさを分け合う「クールシェア」に注目が集まる中、夕涼みにもうってつけのプランとして、家族連れや仕事帰りの会社員に人気が高い。
プールの入場料は、普通は日帰りで平日4000円、バーベキューセットも通常1人4000円することを考えれば、お得感がある。ほかにも、食べ放題のビュッフェやカラオケを、プールと組み合わせられるコースもあり、9月9日まで利用できる。(経済部 竹内和佳子)
(2012年8月8日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20120813-OYT8T01334.htm
松江の隠れた魅力 発信
<「若武者隊」活動2年目>
天守閣をバックに子どもたちと記念撮影する広瀬さん(左) 松江城で武者姿がおなじみになりつつある。城の歴史を紹介したり、記念撮影に応じたりして観光客をもてなす「まつえ若武者隊」。昨年度、松江市の事業として発足し、一度は解散したが、存続を求める市民らの声を受け、5人で活動を再開。2年目に入った。観光客でにぎわう夏休み。張り切るリーダーの広瀬研也さん(39)に思いを聞いた。(大槻浩之)
広瀬さんは同市天神町出身。広い世界を見ようと、大学院を出て、約15年ほどトルコや中東、ベトナムで日本語教師をした。昨年1月に松江に戻り、多くの人に松江を「発信」したいと思い、若武者隊に応募した。
赤い鎧(よろい)に、時代劇用の剣を持って、城門や城内の石段に立ち、訪れた観光客を「よくぞお越し頂いた」と出迎える。子どもには「若様」「姫様」と頭を下げる。城の歴史を説明すると、「教えてくれてありがとう」と好評で、「『その鎧、暑くないですか』と気を使ってくれる人もいてうれしい」と語る。
松江を紹介する際に、特に喜ばれるのは、南北朝時代の出雲市の武将・塩冶判官高貞(えんやはんがんたかさだ)のエピソードだ。足利尊氏に仕えた武将・高師直(こうのもろなお)に妻を横恋慕され、師直によって謀反の疑いをかけられて松江市宍道町佐々布付近で自害したという悲劇の武将だ。観光客や市民は、あまり知られていない松江の“こぼれ話”に興味津々という。
存続を求めて署名を集めてくれた市民への「おもてなし」も心がけている。毎月25日に同市天神町商店街で行われる「天神市」で演武を披露。天神市での演武に参加する若武者隊の体験メンバーも募っている。
出雲大社周辺などで開催中の神話博しまねでは、14日にしまね魅力発信ステージ、11月7日の県民おもてなし劇場に出演する。
広瀬さんは「松江には隠れた魅力がたくさんある。松江に誇りを持ち、住み続けたいなと思ってもらえるように、今後もおもてなしを続けていきたい」と意気込んでいる。
(2012年8月14日 読売新聞)
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/120814/bsd1208141155003-n1.htm
花巻市の温泉ホテルが経営破綻 負債54億円、施設は別会社が継承2012.8.14 11:54
岩手県花巻市の温泉ホテル経営会社「花巻管理」が東京地裁に特別清算を申請し、開始決定を受けたことがわかった。負債総額は54億3000万円。
旧商号は「花巻温泉」で、本社は岩手県花巻市。大正12年に開業し、「佳松園」「ホテル千秋閣」など4館を中心に、花巻温泉を経営してきた。
信用調査会社の東京商工リサーチによると、花巻管理はバブル期の過剰設備投資で借入金がかさみ、経営危機に瀕していた。親会社の国際興業と協議し、昨年12月に「経営資源再活用計画」の認定を受け、支援を受けてきた。同月中に事業の受け皿会社である「新花巻温泉」が設立され、今年3月に会社分割して事業を継承した。同社は6月の株主総会で解散を決めた。
同社は現在は本社を東京都中央区八重洲に移し、清算処理に入っている。
花巻温泉の各ホテルは、新会社が引き継ぎ、営業を続けている。
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http://japanese.joins.com/article/392/157392.html?servcode=400&sectcode=400
ソウルのビジネスホテル 大手開館続々=観光客増で
2012年08月12日11時43分
[ⓒ聯合ニュース] comment7hatena0 【ソウル聯合ニュース】韓国を訪れる外国人観光客が大幅に増加したことを受け、ホテル大手や旅行会社などがビジネスホテル事業に続々と参入している。
業界によると、ホテル大手のウェスティン朝鮮ホテルはソウル・明洞のミリオレビルの3〜17階を借りてビジネスホテルとして運営する案を推進している。
来韓する外国人数は年間1000万人に達するが、観光客を受け入れる宿泊施設は少なく、観光名所となっている明洞は十分に競争力があると判断したという。
ロッテホテルは2015年までにソウル市内の2カ所に700室規模のシティーホテルを建設する予定で、別の地域でも建設候補地を物色している。同ホテル関係者は「3年前にオープンしたロッテシティホテル麻浦の年間稼働率は90%に達している。こうしたノウハウを基にシティーホテル事業にさらに力を入れていく」と説明した。
新羅ホテルは首都圏3カ所でビジネスホテルを委託運営することで契約しており、総合商社のSKネットワークスはソウル市内のガソリンスタンドをホテルに転換することを決めている。
旅行会社大手も先を争うように宿泊事業に参入している。
ハナツアーは鍾路区のあるビルをホテルに改築して11月から営業を開始する。モドゥツアーも鍾路区のビルに観光ホテルをオープンし、観光客誘致に乗り出す。
業界関係者は「ソウル市内に空き部屋がなく、観光客は京畿道のホテルを利用している状況。需要が十分な上、政府規制も緩和され、ビジネスホテル市場は急激に成長するだろう」と話した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120812-00000004-ryu-oki
県内ホテル 客室単価前年割れ
琉球新報 8月12日(日)10時25分配信
沖縄振興開発金融公庫は10日、2011年度県内主要ホテルの稼働状況を発表した。客室稼働率は、宿泊特化型ホテルとリゾートホテルが前年度並みを維持したが、シティーホテルは東日本大震災の自粛ムードに加え、ホテル新設による客室供給増も影響して前年度比1・7ポイント減の67・4%となった。客室単価は全タイプで前年度を下回ったことから、1室当たり平均売上高(レブパー)は2年連続で過去最低を更新した。
客室単価は、シティーが5・2%減の1万699円、宿泊特化型が5・5%減の6006円で、ともに4年連続の前年度割れ。リゾートは4・7%減の2万872円で3年連続で前年度を下回った。低価格による稼働率確保を余儀なくされる状況が続いている。
一方、12年度の第1四半期は、稼働率は回復しつつあるが震災前の状況には戻っていない。客室単価はシティーと宿泊特化型で下げ止まりの兆候が見られるが、リゾートはまだ厳しい状況にある。
客室稼働率は、リゾートが10年度と同じ65・0%。宿泊特化型は0・6ポイント減の60・3%とほぼ前年度並み。宿泊特化型は那覇市内を中心にホテル新設の競争激化が影響した。全てのタイプで年度後半から震災の落ち込みを脱した。
稼働率に客室単価を掛けたレブパーは過去最低を更新。シティーが7211円、リゾートが1万3558円。震災による稼働率の低下が要因で上半期は前年度を大きく下回ったが、後半は回復し前年度を上回った。宿泊特化型は3624円で、稼働率に比べ客室単価の低下が大きく響き、後半も低調に推移した。
調査はシティー10社、リゾート17社、宿泊特化型20社の計47社の業況を聞き取り調査した。客室ベースのカバー率は32・9%。10年度分から調査対象を増やした。
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http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012081600708
陸前高田のホテル再建を支援=来年6月開業へ−三菱商事 三菱商事は16日、東日本大震災で全壊した岩手県陸前高田市の「キャピタルホテル1000」の再建を支援すると発表した。三菱商事が設立した復興支援のための財団を通じ、ホテルの運営会社に1億円を出資。運営会社は新たな建物を建設し、来年6月の営業再開を目指す。
ホテルは名勝として知られた「高田松原」近くにあり、陸前高田の象徴的な建物とされる。津波の被害を受け、現在も廃虚のまま残されている。
新ホテルは3階建てで、海岸線から約2キロ離れた丘に建設する。7階建ての旧ホテルに比べ縮小するものの、最大80人が宿泊可能。営業再開時に約20人の雇用を見込み、そのうち半数は旧ホテルの従業員とする予定だ。(2012/08/16-17:51)
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http://www.asahi.com/travel/news/TKY201208170266.html
2012年8月17日19時16分
「十和田湖観光汽船」が倒産 原発事故の風評被害が深刻
青森・秋田両県にまたがる十和田湖で遊覧船を運航する十和田湖観光汽船(本社・青森市)が17日、民事再生手続きの開始を青森地裁に申請し、倒産した。同社は「原発事故の風評被害で修学旅行生らが来なくなった。乗客数は事故前の7割までしか戻らず、収益回復が見込めない」と説明している。
同社によると、震災後、外国人旅行者と修学旅行生が激減。乗客は2010年度の約10万人から11年度に約6万5千人に減り、12年度も回復していない。
負債総額は約5億7千万円。今後も遊覧船事業を続けながら、従業員42人も解雇せずに再建を目指すとしている。青森県や金融機関に十和田湖の観光振興策などの支援を求めている。
同社は3月、原発事故の風評被害だとして昨年4月〜今年2月の減収分の全額4200万円の賠償を東京電力に求めたが、5月に昨年3〜5月の外国人旅行客の減少分として75万円が払われただけだったという。
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http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012081700697
中国が初の20万人超=7月の訪日外国人−全体では50%増 日本政府観光局が17日発表した7月の訪日外国人数(推計値)は、東日本大震災の影響で落ち込んだ前年の反動で前年同月比50.5%増の84万5300人だった。国・地域別にみると、中国(香港は除く)が2.3倍の20万3800人と、単月で初めて20万人を超えた。個人観光ビザ(査証)の発給要件緩和に加え、夏休みで家族旅行が増え、震災直後の2011年4月以来のトップとなった。
2位は韓国の18万9700人。中韓両国で、全体の5割弱を占めた。
井手憲文観光庁長官は17日の記者会見で、尖閣諸島や竹島をめぐって中国、韓国との関係が緊張していることについて「本日時点で訪日客、日本からの観光客に目立ったキャンセルは出ていない」と指摘。その上で「(両国との関係が)悪化しないことを望む」と語った。(2012/08/17-20:02)
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http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001208170001
福岡城跡 観光へ整備
2012年08月17日
かつては潮見櫓とされていたが、現在は「太鼓櫓」と推測されている「(伝)潮見櫓」=福岡城跡
福岡市は、観光資源としての活用を目指し国史跡「福岡城跡」の整備に取り組む方針を決めた。専門家や市民でつくる検討委員会を設置し、本丸御殿や櫓(やぐら)の復元について話し合う。復元には多くの資料が必要で、市は市民に写真などの提供を呼びかける。
高島宗一郎市長が16日の定例記者会見で明らかにした。検討委は学識経験者のほか、NPO法人「鴻臚館(こう・ろ・かん)・福岡城歴史・観光・市民の会」事務局長など市民代表も参加する。
福岡城は江戸時代の1607(慶長12)年、初代福岡藩主の黒田長政が現在の福岡市中央区に築城した。約48ヘクタールの敷地に約50の櫓や本丸御殿が構えられていたが、火災や自然災害による崩壊などで、現在は石垣や三つの櫓などが残るのみとなっている。
検討委では、観光資源としての魅力を高めるためにどの建物を復元すべきかや、鴻臚館など周辺施設との調和の取り方などについて検討する。第1回会合は今月30日。
4、5回の会合を経て、2013年度末までに基本計画を策定する予定という。市大規模史跡整備推進課は「基本計画を受け、14年度から2、3年かけて設計に取りかかりたい」としている。
高島市長は「これまで福岡城を観光資源として使おうという発想自体がなかった。郷土の歴史を感じさせ、外国人観光客にもすごいなと思ってもらえるものにしたい」と話した。
同課によると、文化庁の基準により、建物の復元には「絵図」「指図」と呼ばれる当時の設計図や、近世の場合は写真があることなどが必要という。市には本丸御殿や「武具櫓」などの資料はあるが、他の建物を復元するための資料は不足している。また、天守閣については存在していたかどうかすら分からず「謎」とされる。市は市民に「当時の建物について書かれた図や文献、写真などがあれば、提供してほしい」と呼びかけている。連絡先は市大規模史跡整備推進課(092・711・4784)。(岩本美帆)
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http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13451305113306
2012年8月17日(金)
夏レジャー 回復鈍い県北地域
風評影響残る観光施設
【写真説明】釣り堀を見つめる増渕英樹さん=北茨城市華川町の増渕魚園
夏のレジャーシーズン真っ盛りの中、東日本大震災から2回目の夏を迎えた県北沿岸地域では、津波被害や原発事故に伴う風評被害の影響が残る観光施設も少なくない。川魚や山菜の料理を売りに、観光客に人気だった北茨城市内の「増渕魚園」は、昨年以上の客足の鈍さに気をもんでいる。現状を取材した。
県観光物産課によると、今年のゴールデンウイーク期間中の県内の主な観光施設などの人出は震災前の2010年と比較して約90%。11年比では約115%となり、回復傾向にあるという。
その一方で、増渕魚園を経営する増渕英樹さん(50)は「昨年より悪くなるとは思っていなかった」と渋い表情を浮かべる。
同園はニジマスやイワナ、ヤマメを養殖している。釣り堀で釣った魚をすぐに料理して味わってもらうのが売り。採れ立ての山菜の料理も人気で、震災前の休日は多い時で1日200人ほどでにぎわったという。
震災後、昨年の売り上げは通常の半分ほどに落ちた。今年は客足の戻りを期待していたが、3月には市内の花園川のイワナ、ヤマメから、5月には周辺自治体で採取されたコシアブラから、それぞれ基準値を超える放射性セシウムが検出され、状況が逆戻りした。
コシアブラの天ぷらは同園の名物の一つだったというが、「気にされるお客様もいる」(増渕さん)とし、提供を取りやめた。今年の売り上げは昨年を下回っているという。
増渕さんは「県内の水戸以南や、県外のお客様はまだまだ少ない」と話す。例年より人手を減らすなど支出削減に努力し、一番の書き入れ時という秋の紅葉シーズンにどこまで人出が回復するか、気をもんでいる。
北茨城市商工観光課によると、11年度の市内の観光客は約50万人で、前年の40%以下に落ち込んだ。
同課の樫村義弘係長(48)は「民宿などの予約が1〜2割という話も聞く。我々のPRだけでなく、来ていただいた方に、いかに『大丈夫』と言っていただけるか考えたい」と話す。
18日からは市内の県天心記念五浦美術館でウォルト・ディズニー展が予定され、観光復興に期待が掛かる。
県観光物産課は、県内の現状について「全体としては(人出が)戻ってきているが、沿岸部は津波被害が大きかった影響もあって回復が鈍い。県北地域などが苦しい状況にあるのは把握している」としている。
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http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13451305113306
2012年8月17日7時30分
立川ねぶた、地域に絆 10万人超の観光客呼ぶ
羽衣ねぶた祭を引っ張る堀内芳文さん(右)と香川能教さんの2人は「365日、ねぶたのことを考えている」と話す=立川市羽衣町
青森の夏の風物詩「ねぶた」が17日から3日間、東京都立川市羽衣町の東立川商店街通りにも現れる。今年で14回目を迎える「羽衣ねぶた祭」だ。衰退する商店街を元気づけようと青森から輸入したイベントで、今や10万人超の観光客を呼び込むまでに成長した。住民たちの結束を強める役割も果たしている。
15日午前、同市羽衣町の公園で、武者絵が描かれた高さ4メートル、幅4メートルのねぶたを囲み、十数人の男がハシゴに登って作業をしていた。雨にぬれても破れないよう防水加工をしたり、夜空に映えるよう発電機を取り付けたり。
現場を仕切る「羽衣ねぶた会」の堀内芳文会長(64)は汗をぬぐって笑う。「たかだか3日間のためだけど、手がかかるのよ。まあ、こういう準備が楽しいんだけどさ」
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20120816-OYT8T01250.htm
知事、一貫「埋め立て」難色・・・鞆架橋協議 情報公開
福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業を巡り、湯崎知事と羽田皓市長との間で行われた計3回の協議について、市は、読売新聞の情報公開請求を受けて、非公開だった1、2回目の内容を開示した。湯崎知事は初回から、埋め立てに難色を示し、市側と景観や観光振興の点で意見が終始折り合わなかった実態が判明した。(石原敦之)
◇第2回「山側トンネルがベスト」
湯崎知事と羽田市長との協議は2月15日、住民協議会からの報告書の提出を受けて福山市役所で初開催。3月28日には県庁で2回目の協議を行ったが、話し合いはまとまらなかった。6月25日の第3回協議(公開)で、湯崎知事が架橋事業の中止方針を羽田市長に伝えていた。
開示された文書はA4判141ページで、知事、市長らの発言のほか、9回にわたった事務レベル協議の概要などが記されていた。
開示文書によると、県側は第1回協議で、〈1〉埋め立て・架橋〈2〉埋め立て・海中トンネル〈3〉山側トンネル〈4〉現在の県道拡幅――の4案について、「景観への配慮」「観光振興」「歩行者と車の分離」といった住民ニーズの各項目を「○」「△」「×」の3段階で評価した一覧を提示した。
羽田市長から「山側トンネルが県の案か」と問われた湯崎知事は、「山側トンネル案が『×』が最も少ない」と答え、架橋や海中トンネルは「埋め立てにより不可逆的な変化になる」と難色を示していた。
第2回協議で、湯崎知事は、こうした考えをより鮮明にし、「鞆は港湾を中心に栄えた町。港湾施設の雁木(がんぎ)を使えない形にするのはいかがなものか」「架橋で新たな景観を生むという観点もあるかもしれないが、100年間の観光という視点で鞆はもたない」などと強調。
さらに、観光客は鞆の港と町並みをセットにした景観を目当てに訪れるため、港の一部を埋め立てて架橋してしまえば観光振興に大きな支障を生じると主張し、山側トンネルを軸にした振興策を「ベストだと考えている」としていた。
これに対し、市側は、その後の事務レベルを含めた協議で、「町並みを後世に残すためにも住民の利便性を高め、理解してもらうことが重要」などと町中に生活道路を整備する必要性を訴えた。海中トンネルで埋め立てを縮小する3パターンや、最低限必要な整備として、港の西側で県道が狭く迂回路のない約350メートルの近くを埋め立てて道路を通す方法も提案した。
しかし、県側は「埋め立ての必然性はない」として受け入れず、県と市は最後まで、景観や観光振興の考え方について「お互いに理解が違う」(羽田市長)状態は解消できなかった。協議は行き詰まり、最終的に湯崎知事が埋め立て・架橋の中止を決断した。
(2012年8月17日 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201208110054.html
'12/8/11
鞆架橋計画の記録、明らかに
広島県と福山市は10日、同市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画をめぐる県と市の最終局面の協議内容を記録した文書を、中国新聞の情報公開請求を受けて開示した。3月のトップ会談で、県が山側トンネル案への転換を提案したが、埋め立て・架橋を最善とする市との協議は平行線。その後、市が海底トンネル案などを示したものの県は採用せず、6月に架橋撤回を決めた経緯が記されている。
県と市が開示した文書はそれぞれA4判の約140ページ。2〜6月に湯崎英彦知事と羽田皓市長が議論した4回のトップ会談と10回の事務レベル協議の計14回のうち、知事と市長が2人だけで話し、議事録がない初回の2月3日のトップ会談を除く13回分の議事録や資料で構成されている。
文書によると、同15日の2回目のトップ会談で湯崎知事は「架橋の場合、埋め立てにより(鞆港の景観を)不可逆的に変える」と発言。架橋計画には問題点があるとの認識を示した。羽田市長は鞆町の古い町並みを「歴史的な資産」とする一方、埋め立ての影響に直接言及しなかった。
3月28日のトップ会談では、湯崎知事が「(山側に造る)トンネルにオプションを加える案がベストだと思う」と自身の考えを初めて明確に打ち出した。羽田市長は「(景観などへの)評価が違う。埋め立て・架橋がベスト」との持論を示しながらも、平行線の議論を打開するため、県、市の双方が架橋計画以外の手法を再検討することを確認した。
その後は担当者や幹部による協議が続いた。市は県の山側トンネル案に「住民の拒否反応が大きい」と難色を示す一方、橋を架けず埋め立て面積を縮小して道路を整備する案と、鞆港の海底トンネル案を提示した。
これに対し県は「埋め立てる必要はない」と否定。歴史的景観をとどめる港内を改変する案には賛同しなかった。5月下旬まで話し合いを重ねたものの、一致点を見いだすことはできなかった。
結局、湯崎知事は6月25日のトップ会談で架橋計画を撤回し、山側トンネルを軸としたまちづくりを推進する考えを羽田市長に伝えた。羽田市長は「非常に残念」と反発しながらも、「県の責任で最後までやり遂げてほしい」と事実上受け入れる考えを示した。
【写真説明】鞆港の埋め立て・架橋計画をめぐる広島県と福山市の協議内容を記した県の保存文書
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1340556176797_02/news/20120625-OYT8T00085.htm
2年目の世界遺産
〈上〉「浄土」創建の思い探る
中国の研究者(右側の2人)が毛越寺を訪れ、庭園の造りなどを視察した(21日、平泉町の毛越寺で) 台風4号が過ぎ去った21日午後、中国・山東大の研究者らが平泉町の毛越寺庭園を訪れた。県教委職員が「池の水は北東から南西に流れます。平安時代の庭園書『作庭記』の通りです」と解説すると、研究者らは大きくうなずいた。
招いたのは4月に開設された岩手大平泉文化研究センター。世界における平泉の価値を探ろうと東アジアの研究者と交流を進めているが、今秋からは最先端機器を使った解析にも本格的に乗り出す。
注目されるのが、毛越寺や観自在王院跡にある池の底の土。造園当時の植物の種子や花粉が残されている可能性がある。土壌成分を詳しく観察できる高精度実体顕微鏡を購入し、9月頃から農学部、工学部の協力を得て、分析を始める。
「平泉では植生の研究はほとんど手つかず。元々は桃や梅など、食べられる木の実が植えられた中国風の庭園だったかもしれない」
庭園には幹回りが2メートルを超す松や杉が茂るが、センター長の藪敏裕・同大教育学部教授(55)(中国思想史)は違った景色を思い描く。
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「罪なくして命を失った者が浄土へ導かれることを祈る。世界遺産登録で大切だったのは、平泉を築いた清衡公のその志だろう」
中尊寺境内の一室で15日夕、執事の破石澄元(はせきちょうげん)さん(61)はこう続けた。「平泉と中尊寺の原点、中尊寺建立供養願文を思い起こし、お参りに来た方々に広める必要がある」
同寺本堂には今年11月、約900年前の創建時の姿をした金色で丈六仏(座像で約2・7メートル)の釈迦如来が、新しい本尊としてまつられる。過去に焼失し、高さ約70センチの阿弥陀(あみだ)如来が本尊となったが、願文に基づき約3年前から京都の仏師のもとで建立が進められてきた。
「震災があり、世界遺産登録があった。清衡公の思いに立ち返る重要性は増している」。破石さんは静かに語った。
*
世界遺産委員会は登録時、「金鶏山と他の四つの仏堂・庭園との間に阻害のない展望を維持すること」と勧告した。しかし、京都府宇治市の平等院を模して三代秀衡が建てた特別史跡・無量光院跡の真横にはJR東北線。金鶏山の中腹にも電力会社の鉄塔が立つ。
「是正する必要性は会社側と共有しているが……」と県教委。平泉町は植樹を行い、線路を見えにくくする方針だが、解決への道のりは遠い。
一方、無量光院跡では16年度の完成を目指し、復元整備事業が続く。今秋、池跡の護岸工事が始まり、橋や舞台の設置も検討中だ。「5年、10年後には今と違った平泉を見せられるのかな」と平泉文化遺産センターの及川司所長(54)。
奥州藤原氏の思い描いた「浄土」本来の姿が、ゆっくりとよみがえりつつある。
(2012年6月25日 読売新聞)
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下がない
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1340556176797_02/news/20120626-OYT8T00199.htm
2年目の世界遺産
〈中〉「滞在型観光」へ模索続く
焼きたてのパンが店頭に並べられると、観光客から歓声が上がった(9日、平泉町の産直施設「毛越寺門前直売あやめ」で) 9日午後、雨にもかかわらず、平泉町の農事組合法人が直営する産直「毛越寺門前直売 あやめ」は観光客でにぎわっていた。
「はい、焼きたてですよ」
平泉産の小麦で作ったパンを従業員の藤原瑞代さん(38)が店頭に並べると、女性たちが「ワー」と歓声を上げて駆け寄った。
世界遺産登録後の昨年7〜12月、町を訪れた観光客は前年同期比41%増の約153万人に跳ね上がった。あやめでは売り上げが登録前の3倍に増え、野菜を納入する農家も約30戸から約80戸になった。
施設管理長の佐々木章さん(64)は「登録前は人件費の支払いで手いっぱいだったのに。今はレジが混雑し、会計が追いつかない日も」と盛況ぶりに驚く。
毛越寺と中尊寺周辺に計3か所ある町営駐車場も、昨年度の収益は8613万円。前年度より89%増えた。
一方、9日夜、JR平泉駅前は静まりかえっていた。店を開いていたのは居酒屋数軒。タクシー運転手の男性(56)は「登録前と同じ光景。もっとホテルがあればなあ」と不満げだ。
町は世界遺産登録後も、観光客の滞在時間が短い「通過型観光地」だ。
大手旅行会社の近畿日本ツーリスト(東京都)は登録後、毛越寺や観自在王院跡などを4時間で巡る滞在型ツアーを組んだが、中尊寺金色堂などを2時間で巡り、別の観光地に向かうツアーの需要が高いという。「宿泊施設が少ない以上、仕方ない」と広報担当者。
町観光商工課によると、町内の全宿泊施設の収容人数はおおよそ450人。2005年施行の景観条例で、大半の地区で高さ13メートル超の建物を造ることが規制されたため、宿泊施設の新規進出は困難になった。「登録後、ホテル進出の話は1件もない」という。
町は一関、奥州両市と連携し、広域観光地として観光客の受け入れを進めているが、町内の農家に宿泊してもらう民泊にも力を注ぐ。
町は昨年11月、受け入れ農家などを紹介するホームページを開設した。担当者は「民泊は宿泊施設が少ない平泉町で、滞在型観光に貢献できる手段になる」と話す。
町グリーン・ツーリズム推進協議会会長の千葉正吾さん(66)は今年5月、東京都大田区と宮城県塩釜市の中学2校の生徒計9人を受け入れた。田植えをしたり、柳之御所遺跡の上空に輝く満天の星空を見たりした子どもたちからは、お礼の手紙も寄せられており、交流の輪が広がっている。
しかし、他人を宿泊させる民泊への抵抗感は根強い。約15年前から本格的に始まり、近年は毎年約250人の修学旅行生が利用しているが、受け入れ先は十数戸で、奥州市の農家と連携して対応している。「会社勤めの家が宿泊を、農家が農業体験をそれぞれ担うなど、方法はある」と千葉さん。
世界に認められた平泉の価値をどう生かしていくか。地域経済を潤す「世界遺産効果」を一過性で終わらせないための模索が続く。
(2012年6月26日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120816-OYT8T00024.htm
クルーズ客船、日向に続々 外国人客でにぎわう
細島港に寄港したコスタ・ビクトリア(5月31日) 日向市の細島港に今年、大型クルーズ客船が次々に寄港している。中国、韓国を中心に大勢の外国人観光客が訪れることから、地元では観光浮揚や買い物による経済効果を期待。各旅行会社の企画ツアーの行程に組まれたショッピングセンターや土産物屋には大勢の買い物客が集中する一方、中心市街地の店からは「あまり恩恵がない」との声も漏れ聞こえてくる。せっかくの好機を逃さない、地域全体の浮揚策が求められている。(門岡裕介)
海外客船の細島寄港は2010年が3回。11年は東日本大震災の影響でゼロだった。今年はすでにイタリアのコスタ・ビクトリア(7万5166トン)が2回、韓国のクラブ・ハーモニー(2万5558トン)が3回寄港した。9、10月にもコスタ・ビクトリアの寄港が3回予定されている。
2000人近くを乗せたコスタ・ビクトリアが寄港した5月31日。中国人が大半の乗客はバス40台に分乗し、高千穂峡(高千穂町)や馬ヶ背(日向市)などの景勝を巡るツアーに参加。日向市によると、馬ヶ背の土産物屋などでは通常の2〜3倍の売り上げを記録したという。
クルーズ船の乗客でにぎわうイオン日向店(5月31日) 約5時間の上陸を楽しんだ後、乗客は出港前、港から約1・5キロ南のイオン日向店に集まった。店側は中国語通訳を確保し、「袋詰めはこちらでどうぞ」といった中国語での細やかな案内を心がけるなど積極的に対応。メード・イン・ジャパンの商品を買い求める人たちのニーズに応えた。1個5万円以上する炊飯器は完売。シャンプー、化粧品売り場もごった返した。
こうしたにぎわいの一方、「旧来の商店に乗客が来たという話はあまり聞かない」と中心市街地にある原町商店会の阿萬(あまん)宗則会長(70)。日向商工会議所などと連携しながら、中国人が海外での買い物に多様する「銀聯(ぎんれん)カード」を商店街の店舗でも使えるようにしたり、外国語の看板を設置したりすることを検討しているという。
今年は66回、海外客船の寄港予定がある長崎市。地元商店街は外国人が好みそうな品をそろえたり、通訳を配置したり、銀聯カードOKの店を増やしたりと観光客に選ばれるよう工夫を重ねた結果、寄港のたびに街はにぎわいを見せているという。
県内では、日南市の油津港にも今年初めて外国クルーズ船が入港した。すでに5回寄港し、9月にも1回予定している。「長崎、福岡、大阪などと他の寄港地と同じでは駄目。特産品や民芸品など日南の色が出る物を売り込みたい」と日南市商工観光課は意気込む。
「外国人がどのようなものを求めているのか分かってきた」。日向市観光振興課の長山尚広係長はこう話す。「銀聯カードの取り扱いを検討したり、ツアーに商店街を組んでもらうよう旅行会社に働きかけたりしている。この機会をものにして、地域全体が潤うようにしたい」と話している。
(2012年8月16日 読売新聞)
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>>1787
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20120819-OYT8T00844.htm
浦安に修学旅行誘致 TDR客を市内観光へ
浦安観光コンベンション協会は、浦安市内の東京ディズニーリゾート(TDR)目当てに全国から集まる修学旅行生に着目し、「教育」をテーマにした観光プログラムで団体客の誘致を目指す。東京湾の船上見学や、旧漁師町の文化体験など30コースを用意し、売り込みを本格化させる。(大須賀軒一)
同市の観光客数は年間約4000万人に上り、大半はTDR客とされる。長年、地元では「『夢と魔法の国』と旧漁師町の観光の組み合わせは無理がある」と言われてきたが、長引く不況を受け、同協会などはTDR客の市内回遊を模索していた。
「浦安と東京湾を学習の場とした教育旅行なら、学校側もTDRと組み合わせやすく、需要も見込めるのでは」と、同協会は昨年6月以降、観光プログラムの開発を推進。今年6月、市内のホテルや博物館などが協力し、「海」「陸」「空」の3テーマで計30コースをまとめた。
「海」は14コースあり、船上からTDRや羽田空港を見学したり、河川でのカヤック操船、東京湾の浅瀬「三枚洲」での自然観察、浦安名物の「あさり丼作り」などを体験できる。
13コースある「陸」では旧漁師町の探訪や、郷土博物館を訪れ、昔の漁村や埋め立て時の様子、現在の姿などを学ぶほか、市内の大学見学も。「空」の3コースでは遊覧飛行や、操縦士と整備士の案内によるヘリポート見学を用意した。
協会は7月、名古屋市など愛知県内の旅行会社、学校、教育委員会を回り、ツアーを売り込んだ。今後は各地の教育委員会、学校などを訪れ、PRを本格化させるという。
TDR内のホテル広報は「大震災以降、一般の客足は戻ったが、修学旅行の戻りは今一つ。液状化の影響などとみられ、協会の誘客活動に期待したい」とする。
協会のツアー担当者は「TDRの集客力を生かせば、修学旅行生はもちろん、県内学校の校外学習、大人のグループ旅行の需要も期待できる。修学旅行は、早ければ来春には来てもらえるよう活動をする」とした。ツアーは今後、さらに増やす方針という。
(2012年8月20日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20120819-OYT8T01010.htm
鹿児島市、観光客が最多955万5000人
鹿児島市はこのほど、2011年の観光統計を発表した。九州新幹線鹿児島ルートの全線開業効果などで、市内への入り込み観光客数は前年比7・7%増の955万5000人、宿泊観光客数は同13・9%増の326万1000人となり、いずれも過去最多を記録した。宿泊観光客数の記録更新は38年ぶり。
市観光企画課によると、これまでの入り込み観光客数の過去最多は、NHK大河ドラマによる「篤姫ブーム」が起きた08年(902万1000人)。宿泊観光客数は、南九州が新婚旅行ブームに沸いていた1973年(322万7000人)だった。
11年の交通機関別の入り込み状況は、鉄道が前年比6ポイント増の23・2%と大きく伸び、自家用車が47・0%(前年比3・1ポイント減)、航空機が14・5%(同2・9ポイント減)、バスが9・5%(同0・3ポイント減)、船舶その他が5・8%(同0・3ポイント増)だった。
観光客の出発地別で見ると、最も伸びたのは中国地方で同69・7%増。四国が同48・4%増、関西が同44・8%増で続いた。
鉄道利用者や西日本からの観光客が急増したことについて、同課は「いずれも九州新幹線開業効果が大きい」と分析。一方、外国人宿泊客数は同35・2%減となり、東日本大震災の影響が考えられるという。
同課は「新幹線開業効果の維持・拡大が今後の課題」とし、観光客が比較的行動することが少なかった「朝」をキーワードに、ホテル、タクシー業界などと連携して、新たな観光メニューを練っている。市中央卸売市場を巡る案などが浮上しており、10月以降にモニターツアーを計画している。
(2012年8月20日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20120819-OYT8T00747.htm
木曽川の渡し 観光船で復活
観光船への再利用が始まった渡し船(愛西市の木曽川で) かつては人や物を運ぶ重要な役割を担っていた木曽川の渡し船が次々に廃止されている。県内で現在も続いているのは、一宮市と岐阜県羽島市との間を結ぶ「西中野の渡船」だけになったが、近くに計画されている「新濃尾大橋(仮称)」が完成すれば、この渡し船もなくなる可能性がある。そんな中、廃止された渡し船を再活用する観光船の運航が7月から愛西市で始まり、木曽三川の自然に親しむ手段として効果が期待されている。(渡辺浩平)
愛西市にはこれまで、岐阜県海津市との間を結ぶ「葛木(かつらぎ)渡船」と「日原(ひわら)渡船」があったが、昨年3月末で運航を中止した。
始まった時期ははっきりしていないが、日原渡船は1927年、葛木渡船は55年に県営渡船となり、それぞれ無料で利用できる生活の足として運航されていた。しかし、69年に上流側の東海大橋、84年に下流側の立田大橋が完成して利用者は激減。2005〜09年度の年間平均利用者はいずれも500人前後にまで減ったため、10年度に県監査委員が渡船のあり方を根本的に検討するよう県に求め、県は廃止を決めた。
観光船に再活用されたのは葛木渡船。愛西市は県から船を無償で譲り受け、同市観光協会が7月1日から運航を始めた。
ルートには、1902年に完成した「船頭平(せんどうひら)閘門(こうもん)」(国重要文化財)がある。木曽川と長良川の水位の差を調整して船を通す施設で、観光船は実際にこの閘門を通過し、長良川に出る。帰りも閘門を通り、出発点の葛木港に戻る。2時間半の船旅の目玉ともなっている。
仲間3人で乗船した江南市の伊藤邦子さん(73)は「川の上は涼しくて気持ちが良かった。船頭平閘門も珍しく、興味深かった」と満足していた。
同観光協会では「定員12人の観光船に平均で10人ほどの客があり、まずまずのスタート。野鳥観察もでき、多くの人に木曽川下流の豊かな自然に親しんでもらいたい」としている。
木曽川では最後の渡し船になった「西中野の渡船」は昨年度、延べ約4200人の利用があったが、その9割ほどは行楽やサイクリング途中での利用と見られ、すでに日常生活に必要な足ではなくなっている。近くに橋が建設されれば、渡し船は役割を終える可能性が大きい。船頭の江崎恭平さん(68)は「治水のため薩摩藩が築いたという猿尾(堤防)も近くにあり、渡し船に歴史や文化的な価値はあると思う。廃止されれば寂しい」と話している。
(2012年8月20日 読売新聞)
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>>1888
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/5872
>「奈落の底に落とされた。まさかここまでとは」。十和田湖遊覧船を運航する「十和田湖観光汽船」の松橋泰彰社長(63)は頭を抱えた。5月の乗客は前年比69%減。修学旅行を中心に団体客のキャンセルが相次いだことが響いた。
↑は2011年の5月
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001208180004
再建模索もスポンサー難 十和田湖観光汽船
2012年08月18日
十和田湖観光の中核を担う遊覧船を運航してきた十和田湖観光汽船(本社、青森市)が倒産した17日、関係者に驚きや戸惑いの声が広がった。有効な誘客策もなく、十和田湖観光の厳しさが浮き彫りとなった。
同社によると、この日、青森地裁に民事再生手続きの開始を申請し、保全命令を受けたという。負債総額は5億6897万円。十和田湖の白鳥から鳥インフルエンザが検出された2008年度に赤字経営となり、11年度の経常赤字は5937万円まで膨らんでいた。税金や社会保険料を4200万円滞納しているほか、給料も1100万円が未払いという。
同社は1964年から遊覧船事業を始め、年間乗客数は95年ごろ40万人のピークに達した。だが、01年ごろから減少傾向が顕著になり、11年度は約6万5千人にまで落ち込んだ。
この日、会見した松橋泰彰社長は「十和田湖観光に遊覧船は欠かせない」として、従業員42人全員を解雇せず、役員も辞任しないまま経営再建を目指すという。ただ、「投資に値する事業ではなく、スポンサーは見つかりそうにない」(代理人弁護士)という。経営再建策は「県や十和田市、地元企業と連携しながら十和田湖の観光客を増やすしかない」(松橋社長)という。
◇ ◇
倒産の事実を突然知った関係者は「寝耳に水」「そこまで経営が苦しかったのか」と驚きの声を上げた。
最高額の2億3900万円の債権を抱える青い森信金では、報道で倒産を知り、信金内で会議を開くなど対応に追われた。審査部の担当者は「事実を確認したばかり。十和田湖の観光は県経済に重要だと認識しているが、債権放棄などの支援ができるかはケース・バイ・ケースだ」と語った。
十和田市観光推進課は「遊覧船がダメになれば、さらに影響は広がる。私たちだけではどうにもならない」とし、県や国の協力を求めた。県観光国際戦略局の佐藤淑子局長は「観光業界とともに時代にあった魅力的な観光地作りを模索しているが、即効性はなかなか出せない」と苦しい胸の内を明かした。
(鈴木友里子、別宮潤一)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1117295937/3505
↑中国の場合
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20120820-OYT8T01143.htm
清潔トイレ観光客おもてなし
◆6項目審査、県が認定
おもてなしトイレ認定証 観光客の満足度向上を図ろうと、県は、清潔感あふれるトイレを「おもてなしトイレ」として認定する制度を始めた。県民のおもてなし機運を高め、リピーター客の増加などにつなげたい考えで、来年3月31日までトイレを公募している。(田岡寛久)
5月に開催された県おもてなし県民会議で、新たな行動指針「おもてなし五か条」を制定。観光分野の成長戦略で4年後の姿として県外観光客入り込み数400万人以上、観光総消費額1100億円以上を目標に掲げる中、清潔なトイレの普及も目標達成に不可欠との意見も出て、認定制度を考案した。
認定要件は〈1〉清潔である〈2〉明るい(50ルクス以上)〈3〉臭いがない、もしくは臭いを消す対策を講じている〈4〉トイレットペーパーの予備を置いている〈5〉洋式トイレが1か所以上ある〈6〉利用者へのおもてなしがなされている――こと。〈6〉については、例えば▽一輪挿しを飾っている▽オムツ交換台(ベビーシート)がある▽音楽を流している▽地域の情報を提供している――などの工夫を挙げている。
対象は個人宅を除く宿泊施設や道の駅、観光施設、コンビニ、飲食店など。行政、民間は問わない。今後、広く制度を呼びかけ、同会議で要件を満たしているかどうかを確認する。
認定されれば認定書となるシール=写真=が与えられるほか、県おもてなし課のホームページ(http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/020201/)でも紹介する。同課は「県民参加のきめ細やかな観光客への対応を図り、多くの高知ファンの獲得につなげたい」としている。
ホームページから募集要項の閲覧や申込用紙がダウンロードできる。問い合わせは同課(088・823・9043)。
(2012年8月21日 読売新聞)
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>>1826
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012082290120452.html
カジノ誘致 成田市長、慎重一転 調査に着手
2012年8月22日 12時04分
小泉市長(左)に要望書を手渡す諸岡会長(中)=千葉県成田市役所で
カジノを主要な収益源とする複合施設(IR)の誘致について、これまで慎重な姿勢を示していた千葉県成田市の小泉一成市長が二十一日、市独自で調査研究に着手する方針を明らかにした。 (小沢伸介)
市の経済界でつくるIR誘致推進協議会の諸岡孝昭会長が同日、市役所で誘致可能性調査の早急な実施を求める要望書を提出したのに答えた。要望書では庁内プロジェクトチームの設置も求めた。
小泉市長は「カジノは現時点で違法なので誘致は言いづらいが、市として調査研究する必要性はある。市民の意向、雇用や経済効果などを知ることから始めたい」と述べた。
諸岡会長らは市議会の宇都宮高明議長にも、調査研究する特別委員会の設置を要望した。宇都宮議長は「九月議会で結論を出す」と述べ、今月下旬の議会運営委員会で検討する方針を示した。
IR誘致をめぐっては、県が五月に成田空港周辺での経済波及効果などについて調査結果をまとめた。その後、森田健作知事が検討対象を県全域に広げる考えを表明。千葉市で幕張新都心への誘致に向けた動きも出ている。
(東京新聞)
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http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/97604
アウトレット開業控え町の魅力発信 パンフレットとガイドマップ作成 推奨品や観光名所を紹介 酒々井町商工会
2012年08月23日 15:35
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商工会が作成した「酒々井町推奨品パンフレット」と「ガイドマップ酒々井町」 酒々井町南部に来春オープン予定の大型商業施設「酒々井プレミアム・アウトレット」の集客力を町内全体の観光と商業活性化につなげようと、酒々井町商工会(小早稲賢一会長)は、町の名所を巡る散策コース、町推奨品に認定した特産品などを紹介するガイドマップとパンフレットを作り、町内各所で配布をスタート。アウトレット開業を、全国に酒々井の魅力を発信する“絶好の機会”と期待を寄せる。
両冊子作成は町の「酒々井ブランド創出事業」の一環。事業委託された同商工会が各3万部を発行した。
ガイドマップは全14ページで、町名の由来となった「酒の井伝説」、国指定史跡の本佐倉城、町内各施設、文化財一覧や年間イベントを紹介。町内の鉄道駅4駅を発着点に双体道祖神を巡るウオーキングコースに加え、観光客にトイレを貸す店なども記している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120823t12019.htm
仙台ワシントン開業延期 入居ビル着工めど立たず
新ビル着工のめどが立たず、来春の復活オープンが延期された仙台ワシントンホテルの出店予定地=仙台市青葉区中央4丁目
藤田観光(東京)がJR仙台駅前に2013年春の開業を目指していた「仙台ワシントンホテル」のオープンが、同年夏以降にずれ込むことが22日、分かった。入居を予定する新ビルの着工が、東日本大震災の復興需要のあおりで大幅に遅れているため。市内のワシントンホテルとしては数年ぶりの「復活」となるだけに、藤田観光は「一日も早い完成を願うしかない」と想定外の事態に困惑している。
開業を予定するのは、昨年4月に閉館したホテルサンルート仙台跡地(仙台市青葉区中央4丁目)。土地を所有する機械工具商社の菊重(仙台市)が地上9階のビル建設を計画し、当初はことし5月着工、来年4月の完成予定だった。
菊重によると、旧ビルの解体工事は3月までに終了したが、建設工事の委託業者と請負金額で折り合いが付かず、契約締結の見通しが立っていない。復興需要の増加で建設資材や人件費の積算価格が高騰していることが背景にあるという。
同社は「現時点でビル建設の方針に変わりはない」と説明。ただ「採算ベースに乗らない事業はできない。いつまでも価格が折り合わなければ、方針を変更せざるを得なくなる」とも話す。
藤田観光は「ホテルの復活は新ビル建設が大前提。オープンの時期以外は計画に変更はないのだが…」と当惑する。
藤田観光は全国30カ所でワシントンホテルを経営。仙台市内にも2館あったが、不採算を理由に02年と08年に閉館させた。昨年8月、震災復興の宿泊需要などを見込み、「復活」を発表した。
出店計画では、ビルの1階に直営レストランが入り、2〜9階は客室(シングル198室、ツイン25室)にする。シングルは通常より広めの18平方メートルを確保する。
2012年08月23日木曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120823-00000051-jij-soci
富岡製糸場を正式推薦=世界文化遺産―政府
時事通信 8月23日(木)11時48分配信
政府は23日、外務省で関係省庁連絡会議を開き、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に、「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県富岡、伊勢崎、藤岡各市、下仁田町)を推薦することを正式に決めた。9月中にユネスコに暫定版推薦書を、来年2月までに正式版を提出。順調に行けば、2014年に登録可否が審議される見通し。
富岡製糸場は1872年、近代西洋技術を導入し、創設された日本初の官営製糸工場。同工場で大量生産された高品質の生糸や養蚕技術が海外に広まり、世界の絹産業発展や絹の大衆化に貢献した点などを、推薦書で強調する。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001208220006
「あぶくま洞」に涼求め、戻る歓声
2012年08月23日
ひんやりとした空間が広がる。控えめな照明が幻想的な雰囲気を演出する=田村市滝根町菅谷
●今年一転、猛暑が後押し
田村市滝根町の鍾乳洞「あぶくま洞」が連日家族連れらでにぎわっている。昨夏は原発事故が影を落とし、最盛期にも閑古鳥が鳴いていたが、この夏は一転。ひとときの涼しさを求め、人出が絶えない。
入り口近くに立つだけで冷気を感じる。「うわっ、冷蔵庫の中みたい」。炎天下との落差に、大抵の初めての人は驚きを隠さない。
あぶくま洞は1年を通じて15度前後で、夏はひんやり、冬はポカポカの別世界。公開している部分だけでも全長約600メートル、40分ほどで歩ける。雨水と石灰岩が8千万年かけてつくりあげたとされる多彩な鍾乳石の種類と数は、東洋一といわれる。
東日本大震災による洞内や施設の被害はなし。周辺道路や駐車場の修復のため1カ月半休んだだけで再開した。放射線量は洞内で毎時0.1マイクロシーベルト以下、入場券売り場前でも同じくらいだ。
しかし、東京電力福島第一原発から三十数キロという立地が客足を遠ざけた。あぶくま洞管理事務所によると、例年30万人が訪れる県内有数の観光地にもかかわらず、昨年度はわずか5万人ほど。一日4人という日もあったという。
そんな厳しい状況が、今夏は一転した。県内各地で記録的な暑さに見舞われる中、8月に入って客足が急激に伸びるように。お盆には連日3千人以上がかけつける久々の盛況ぶりだった。駐車場には首都圏ナンバーの車も多数並んだ。
いまなお、いつもの年の半分以下とはいえ、客足は戻っている。管理事務所の佐藤京一管理課長は「子どもたちの歓声が戻ってきたことを励みに、PRに努めたい」と表情は明るい。(小沢邦男)
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今日はポニョやってる〜〜
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20120824ddlk34040435000c.html
追跡:2012ひろしま 鞆・架橋計画撤回 トンネル案交錯 福山市、県との協議内容開示 知事、2月から姿勢変えず /広島
毎日新聞 2012年08月24日 地方版
県が撤回を表明した福山市・鞆の浦の埋め立て架橋計画で、同市は、1月の住民協議会終了後に県と続けてきた協議の内容を開示した。開示資料によると、湯崎英彦知事は公式では最初の会談である2月15日の段階で架橋の代わりに山側トンネル案を推す考えを示しており、その後は同案の評価を上方修正したい県と、逆の立場の市とで綱引きが延々続いた。ただ「市とのすり合わせが必要」としながら知事は当初からほとんど姿勢を変えておらず、「県は結論ありき」とする地元の架橋推進派の批判が強まりそうだ。【稲生陽】
毎日新聞の情報公開請求を受け、市が10日付で開示した。県と市は6月の最終会談を含めトップ会談を3回、事務レベルでの協議を10回重ねてきたが、最終回以外は非公開とし、知事・羽田皓市長とも内容をノーコメントとしていた。
資料によると、県は最初に(1)埋め立て架橋(2)海底トンネル(3)山側トンネル(4)現道活用の4案を提示。市長が「(3)が県の案という受け止めで良いか」と質問したところ、知事は「住民ニーズを踏まえて評価すると、(3)が『×』が最も少なくなる」と回答。さらに「(1)や(2)の場合、(港内に)不可逆的な変化になる」と懸念を示し、市と県の対立が決定的になった3月28日の会談では、議論の冒頭に「景観や観光振興は県の判断として重要と考える。山側トンネルに追加策を加えるのがベスト」と断言した。
これらに対し、市は「県の言う『住民ニーズ』が、本来の住民ニーズとかい離している」と猛反発。県による各工法の評価基準についても、県が景観への配慮や観光振興を、防災対策やバイパス効果よりも優先させたことに反論した。
しかし、県も「住民協議会での共通認識」を盾に譲らず、羽田市長は3月の会談で「架橋以外にも住民が納得できる形がとれるか議論すべき」と譲歩。市は続く事務レベルの協議で、現在の狭い県道より海沿いを一部埋め立てて道路を整備する案などを新たに提案したが、今度は県が「埋め立てという代償と引き換えにしてまでのものでない」とはねつけ、決裂が決定的になった。副知事、副市長級による最後の事務レベル協議となった5月24日も、改めてトンネル案を説明した県は「住民の反対が多くても、理解を得るため説明していく」とし、一致点は見つからなかった。
県は7月9日の地元説明会後も地元自治会と日程の調整を続けているが、今のところめどは立っていない。
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http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20120824/CK2012082402000012.html
松本はリピーター多し 11年度観光動向調査
2012年8月24日
観光客でにぎわう国宝松本城。市内を訪れる人は「リピーター」が多い=松本市で
松本市へ来る観光客は繰り返し訪れる「リピーター」が多いことが、二〇一一年度の市観光動向調査で分かった。
首都・中京圏の約八百人を対象にしたインターネット調査では、松本を二回以上訪れている人が50・6%を占めた。このうち、四回以上訪れている観光客は「まちの雰囲気が好き」「お気に入りの観光地がある」を多く理由に挙げた。国宝松本城や上高地、美ケ原温泉など市内の七観光地で約七百人を対象に実施した対面調査でも、六回以上の人が31・1%に達し、愛着の高さをうかがわせた。
調査では、松本を訪れた観光客は松本城や上高地などの他、北は安曇野市や白馬、南は諏訪湖など広い範囲を行動していることも明らかになった。
一二年の県観光地利用者調査によると、一一年に松本市を訪れた観光客は五百四十九万四千人。〇三年と比べると15・3%減っており、県全体の減少率14・1%よりも悪い。
(佐野公彦)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120824/ngt12082402070001-n1.htm
佐渡観光、トキ効果限定的 空路・海路とも減少傾向 新潟
2012.8.24 02:07
野生トキ誕生、巣立ちで期待された佐渡への来島者が伸び悩んでいることが23日、県や佐渡市の調べで分かった。今年4月から7月までの佐渡航路の乗船人員は、東日本大震災の影響で急激に落ち込んだ前年同時期を上回ったものの、震災前でトキへの関心も薄かった2年前の水準に届かず、低調。昨夏に再開した空路は、搭乗率が4割を切り、路線維持に黄信号がともる。トキによる誘客への波及効果は限定的になりそうだ。
県交通政策課によると、4〜7月の佐渡汽船の新潟−佐渡3航路の総乗船人員は63万5442人。前年同期と比べて8・3%増加したが、平成22年の同時期からは4・0%減少した。21年からは9・2%落ち込み、減少傾向が続いている。
新潟と佐渡を25分で結ぶ空路は、4〜7月の搭乗率が39・2%。23年度(7〜3月)は41・7%で、ひなの誕生以降、逆に搭乗率が下がっている。
送迎車との接触事故や機体の故障などトラブル続きで運休が相次ぎ、「空路のイメージ悪化」(佐渡市)で敬遠されたのも要因の一つだが、結局、県や佐渡市が年50%としていた搭乗率目標は達成できず、再び撤退を余儀なくされる可能性さえも浮上する。
県は今後、輸送実績などをもとに4〜6月期の佐渡の観光客数を算出するが、客足が復調傾向にあるかは微妙な状況だ。
佐渡への観光客は年々減少し、ピークの平成3年度に123万人あった人出は、23年度に53万人と半数以下に落ち込んでいる。
それでも、旅行業界からは「海に浮かぶ佐渡は非日常感を演出しやすく、県全体の誘客につながる魅力を持っている」との声が根強く上がる。
トキへの注目は一段落したが、トキがくれた誘客の好機をいかせるか、佐渡は正念場を迎えている。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120822-OYT1T00468.htm
竹島・尖閣問題、気をもむ観光業者
韓国が不法占拠している島根県・竹島や、香港の活動家が不法上陸した沖縄県・尖閣諸島を巡る領有権問題に、青森県内の観光業者などが気をもんでいる。
県内を訪れる外国人観光客は韓国、台湾、中国の順に多く、合わせると半数以上を占め、東日本大震災で大きく落ち込んだ客足がさらに遠のきかねないからだ。外国人観光客の約3割と最多なのが韓国。李明博(イミョンバク)大統領による竹島上陸以来の緊張関係が今後高まれば、特に影響が大きい。震災後、運休や減便が続いていた青森―ソウル便は今年2月、ようやく週4往復に戻ったが、今年6月の外国人乗客は約800人で、震災前の2010年6月より約2300人も少ない。
震災後、日本で地震が起きると、韓国の団体旅行客は県内旅行をキャンセルするようになった。韓国、台湾、中国で見ても、昨年の県内主要宿泊施設の利用客は前年より4割少ない約1万5200人だった。
過去には小泉元首相の靖国神社参拝を機に、県内自治体と東アジアの友好・姉妹都市との往来がストップしたことがある。県旅館ホテル生活衛生同業組合の担当者は「今回、影響はまだ出ていないが、(領有権を巡る)騒ぎが一時的なものに終わることを期待している」と不安を隠せない。
県の主力農産品・リンゴの輸出に影響が出ることも懸念されている。輸出の約9割は台湾向け。昨年の輸出量は原発事故などの影響でほぼ半減したため、県は台湾のバイヤーを招いて意見交換会を開催したり、三村知事が台湾にトップセールスに出掛けたりすることを計画している。
「反転攻勢」に出ようというタイミングで尖閣諸島の領有権問題が持ち上がり、県りんご輸出協会の太田一民理事長は「(台湾で)不買運動が起きる可能性もあり心配。政府には影響の出ない解決方法を望みたい」と訴える。
一方、県遺族連合会の担当者は「弱腰なままでは周辺国や地域からますますつけ込まれる」と、政府に毅然とした対応を求めている。
(2012年8月22日14時08分 読売新聞)
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/20120824-OYS1T00302.htm
日南の古事記バスツアー中止、6人しか集まらず
古事記編さん1300年を記念して、日南市観光協会などが25、26日に計画した1泊2日のバスツアーの参加者が集まらず、中止されたことが分かった。市は15万円を助成して観光振興を後押しする予定だったが、担当者は「盆明けに組んだ日程が悪かった。記念事業の盛り上げムードに水を差す」と肩を落としている。
ツアーは日南市観光協会と日南地区ホテル・旅館組合が立案、地元の旅行会社が企画した。古事記ゆかりの鵜戸神宮などを巡って市内のホテルに宿泊、2日目は親子で川ガニ取りなどを体験する日程で、定員80人、最少実施人数40人。6月下旬から県南を中心に募集を始めた。
しかし、1か月たっても申し込みは6人しかなく、宮崎市や県北にも折り込みチラシを入れるなどしてPRしたが増えなかった。今月17日に6人にツアー中止を連絡したという。
(2012年8月24日 読売新聞)
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タイのどこが政情安定してんだ!?
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120824/chb12082423230004-n1.htm
千葉県、台湾とタイを軸に海外展開 親日的、高度成長、政情安定…少ないリスク
2012.8.24 23:22
台湾を皮切りに千葉県の海外展開が活発化している。26日から経済交流を深めるため、坂本森男副知事らが台湾を訪問し、続いて27日に観光客誘致の一環で招待した台湾の学生が来県する。いずれも昨年の森田健作知事の訪台をきっかけに交流が具体化。森田知事は22日まで訪れていたタイとあわせ、共通して親日的で経済成長が目覚ましい台湾とタイの“二正面作戦”で今後も交流を進める考えだ。
今回の経済ミッションと学生ツアーは、森田知事が昨年11月に台湾の簫(しょう)万(ばん)長(ちょう)副総統(当時)らと会談した際に表明していた。
経済ミッションは26〜29日の4日間の日程。27日には、台湾政府や企業の関係者と現地に進出している日本企業関係者を招き、意見交換などを行う交流会を台北市内で開催する。
県内の商工会議所の会員企業らも参加し、業種は「台湾で日本スタイルの需要が大きい」(県担当者)サービス業が多いという。
県は「台湾でのビジネスの実態や需要など情報収集の場になり、今後の取引につながれば」としている。 また、台湾の学生を招いたモニターツアーでは27日から31日にかけ、香取市佐原地区の伝統的な街並みや銚子沖でのイルカウォッチングのほか、木更津市のアウトレットモール、成田山新勝寺などをめぐる。
ツアーには日本語の勉強をしている大学生ら11人が参加。募集の際には1846人からの応募が寄せられたという。県は「学生が自らの言葉で千葉を紹介してくれればPR効果は高い」としており、冬にも2回目のツアーを予定している。
森田知事は17日から22日まで訪問していたタイについても、「同様の方策をとっていきたい」とし、すでに来年に学生ツアーを組むことを明らかにしている。
県によると、台湾とタイは、親日的な新興国であるほか、政情が安定していることから、交流相手としてリスクが少ないという。
森田知事は「台湾とタイとの交流は腰を据えてじっくりやりたい」として、それぞれを軸にした海外展開を進めていく方針だ。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120825/wlf12082513410009-n1.htm
「鉄ちゃん」興奮のホテル…トレインビュー
2012.8.25 13:41 (1/3ページ)[westライフ]
「レム新大阪」から望むトレインビュー
駅のすぐ近くに立地し、部屋から電車を眺められる「トレインビュー」を売りにしたホテルが鉄道ファンの間で人気を集めている。今や全国で150万〜200万人ともいわれる鉄道ファン。ホテル側もその市場に目をつけ、「電車の見えるホテル」をうたい文句にしたり、電車のグッズをサービスする宿泊プランを売り出すなど、あの手この手で鉄道ファンらを取り込もうとしている。
JR大阪駅に直結している「ホテルグランヴィア大阪」(大阪市北区)。その立地と鉄道ブームを活用しようと、7月30日から鉄道ファン向けの宿泊プランを、最上階の27階の角部屋などで始めた。
足元から広がる大パノラマは圧巻だ。地上106メートルという角部屋の縦190センチ、横115センチの窓からは、大阪環状線や東海道線などさまざまな線路や走っている電車を、まるで上空からジオラマを眺めているように見下ろすことができる。また、浴室に窓があり、風呂に入りながら電車を見る極上のひとときも。
宿泊客向けに大阪ステーションシティのビルの模型や特急「サンダーバード」、関空快速など大阪駅にちなんだ電車のチョロQのプレゼントなど特典もあり、同ホテル担当者は「ディープからライトな層まで幅広く楽しんでいただけるのでは」と太鼓判を押す。
一方、阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)は「電車の見えるホテル」と銘打ち、グループの全国12のそれぞれのホテルからのトレインビューの動画を収録したDVD付きの宿泊プランを今月3日から始めた。
東京・秋葉原駅に直結する「レム秋葉原」や、9月21日にオープンする新大阪駅直結の「レム新大阪」などを中心に売れ行きは好調といい、担当者は「いろんなホテルのトレインビューを体感できるのが魅力」と話す。
鉄道に詳しいというコンサルティング会社「野村アグリプランニング&アドバイザリー」(東京都)の主席コンサルタント、高田伸朗さん(53)によると、鉄道ファンは全国で150万〜200万人おり、市場規模は1千億円になるともいわれている。そうした中、トレインビューを売りにしたホテルはここ数年で増えているという。
自身も鉄道ファンという高田さんは「鉄道が面しているホテルは、騒音などがありマイナスのイメージが付きがちだが、鉄道ファンにとっては、朝から電車の音が聞こえるのはうれしいこと。そこにホテルが付加価値を見いだしている」と話している。
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>>529>>1201>>1253
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120825-00000270-mailo-l45
都井岬観光ホテル:競売へ 串間市の購買価格折り合わず /宮崎
毎日新聞 8月25日(土)16時33分配信
経営不振で10年2月に閉館した串間市の都井岬観光ホテルが、宮崎地裁で競売の手続きに入った。市が購入を希望し、任意売買を求めて、所有者の不動産会社「ケイズコーポレーション」(大阪市)と交渉してきたが、価格面で折り合えなかったという。市は入札に参加する方針。
同地裁の公告は23日付。入札期間は9月6〜13日で、20日に開札される。対象物件は地上8階、地下1階のホテルの建物と土地8件計8万326平方メートルで、売却基準価額は3721万5000円。建物の一部は現在、市観光協会が市の委託を受け、レストランと土産物店を営業している。
ケイズ社は「市へ売却したい思いはあったが、市側の提示した価格では銀行の同意を得られなかった」と説明。同社に根抵当権2億円の設定で融資する日本政策金融公庫が、競売を申し立てたという。市商工観光スポーツランド推進課は「都井岬は市の観光の中核。取得を目指したい」としている。市は落札すれば、建物を取り壊して体験型宿泊施設の建設などを検討している。【百武信幸】
8月25日朝刊
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>>1384
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_134585866545.html
豊の国千年ロマン号 県北観光地巡り
[2012年08月25日 10:34]
宇佐神宮で研修する各地のボランティアガイドら
博多と別府を結び、途中で県北部地域の観光地巡りも楽しめる観光周遊バス「豊の国千年ロマン号」が10月6日から来年3月17日までの半年間、毎週土・日曜日に運行される。県北部地域観光圏協議会が昨年度から取り組む事業。「悠久の歴史を誇る県北部地域で、タイムトリップツアーを楽しんで」と呼び掛けている。
昨年度はインパクトを重視し、ワンコイン(500円)という“破格”の料金で実施。利用者約1700人へのアンケートを基に、施設への入館料などを含めた料金を2千円(姫島村を訪れるコースは4千円)に設定した。
コースは博多を出発する「土曜日発」が2種類、別府を出発する「日曜日発」が3種類の計5コース。10〜12月と、来年1〜3月で、経由する市町村が変わる。姫島村を訪れるコースは毎月第4日曜日のみで、期間を通じて運行する。各市町村では、地元のボランティアガイドが案内する。
利用者の満足度を高めようと同協議会は22日、ボランティアガイド向けの事前研修を始めた。9月10日までに計5回、各地で開くことにしている。初回は約40人が参加し、宇佐市、日出町で研修。宇佐神宮、日出の城下町などを歩き、意見交換会も開いた。ひじまち歩きガイドの会の渡辺睦子会長(79)は「説明を聞くと見方が変わる。10年ほどガイドをしているが、参考になる点の多い研修だった」と話した。
「研修でパワーアップした各地のガイドも、旅の大きな魅力」と同協議会。千年ロマン号の申し込みは、8月末から受け付ける。
申し込み、問い合わせはJTB九州大分支店千年ロマン号デスク(TEL097−537−5200)へ。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/320447
スペースワールド好調 入場5年連続増へ
2012年8月25日 00:21 カテゴリー:経済 九州 > 福岡
スペースワールドの今夏の集客の目玉となった巨大スライダー=22日、北九州市八幡東区(プールエリアの営業は9月2日まで) レジャー大手の加森観光(札幌市)が運営する北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」が好調だ。5億円を投じて新設した巨大スライダー(滑り台)の集客効果もあり、お盆期間(11〜19日)は前年同期比6千人増の12万8千人を記録。夏の書き入れ時を順調に乗り切ったことで、2012年度の入場客数が160万人を超える見通しになった。増加すれば5年連続となる。
施設内東側にあるプールエリアに今夏、ひときわ長い列ができた。6月末に新設した長さ75メートル、最大斜度30度の巨大スライダー。5人同時に滑れるが、最大30分待ちという人気。
22日、夏休みで大分県中津市から家族で訪れていた高橋美久子さん(10)は「早くて気持ちよくて5回も滑った。何度やっても飽きない」と笑顔をみせた。
1990年に開業したスペースワールドは競争激化で経営が悪化し、05年に民事再生法の適用を申請。負債を整理して、北海道や東北を中心に幅広くリゾート・観光施設の運営を手掛ける加森観光が、新日鉄から経営を引き継いだ。
加森観光は、遠のいた客足を取り戻すために08年春に大人1万4700円の年間フリーパスを5千円以上値下げ。収益構造を抜本的に改善するため、100人以上いた正社員を一気に半減させた。前後して冬場の集客力向上に向けたスケート場や夏場のプールなどを計20億円近くかけて相次いで整備した。
値下げと施設の拡充効果で、固定客である年間フリーパスの購入者数は値下げ前の10倍に急増。入場客も08年度に11年ぶりに増加に転じ、その後も増加傾向が続いている。今冬も新たなアトラクションを投入する計画があり、同社の松澤修司総務課長は「いつ来ても新しい発見がある施設を目指し、これからも集客増を図っていきたい」と意気込んでいる。
=2012/08/25付 西日本新聞朝刊=
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横浜ロイヤルパークホテル=ランドマークタワーの上層階部
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20120825ddlk14020243000c.html
かながわ経済:横浜のホテルが1、2位独占−−「週刊ダイヤモンド」顧客満足度ランキング /神奈川
毎日新聞 2012年08月25日 地方版
◇「眺望・夜景、客室」評価
経済誌「週刊ダイヤモンド」が発表した今年の「顧客満足度ランキングベストホテル100」で、ともに横浜市西区の横浜ロイヤルパークホテルが1位、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルが2位に選ばれた。昨年まで2年連続1位だった帝国ホテル(今回7位)などを抑えた。横浜勢の1、2位独占は初めて。
最近1年以内に国内のホテルを利用した客1万2000人から得た回答を基に集計。横浜ロイヤルパークホテルは「眺望・夜景」「客室」が高く評価された。通常6万円弱の2人部屋を1万4000円とした格安クーポンも、「高くて泊まれない」と感じていた若年層を引きつけた。
ベスト10のうち六つが、横浜やディズニーリゾート周辺の首都圏で海が見える「プチリゾート」地帯のホテルで、同誌は「首都圏ユーザーが近場リゾートを再認識した」と分析している。【福井聡】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20120825-OYT8T01243.htm
<古都の風>すし市場や水族館新名所
神社仏閣や花街のイメージが強く、観光といえば、祇園周辺の東山区や嵐山などがある右京区などが思い浮かぶ京都で、新たな“名所”が誕生しつつある。下京区の西部地区、具体的に言えば、五条、烏丸、西大路の各通りと、JR東海道線に囲まれたエリアだ。
元々、東本願寺や西本願寺といった有名寺院に加え、京都ヨドバシビルやJR京都駅ビルなど商業施設が多いが、今年3月、同駅から約1キロ西の梅小路公園に京都水族館が開業した。今月5日には、同水族館から約1キロ北西にある京都市中央卸売市場第1市場の七条通側に、府寿司(すし)生活衛生同業組合が運営する「すし市場」がオープン。観光客らの行列ができる人気ぶりで、関係者は「上々の滑り出し」と口元を緩める。
さらに、このエリアでは来春、同市場の北側に、府と京都市が京料理の資料展示や調理実習を行う「京の食文化普及啓発施設(仮称)」を整備するほか、2015年度にも、JR西日本が梅小路蒸気機関車館を拡充する「鉄道博物館」の建設計画が進められている。
地域としての魅力向上に期待が集まる中、問題は、多くの観光資源を「点」に終わらせず、エリア内を循環する人の流れをどのようにつくり、「面」として観光客らを引きつけるか、ということだろう。
そこで、すし市場の開業を間近に控えた7月、企業や寺院、地域住民や大学などの関係者が活性化策を検討する会議が市の呼びかけで結成された。座長の谷口知弘・同志社大嘱託講師(地域まちづくり)は「参加者は互いに連携の必要性を感じながらも、第一歩を踏み出せていなかった。まずは地区内を歩いて互いの魅力を確認し、個別ではなく、全体の利益となる環境づくりを考えたい」と話す。
この会議が具体的な方向性を打ち出すには、まだ少し時間がかかると思われるが、街を散策する選択肢が広がるのは、1市民としてもうれしいことだ。どのような街に変わるのか。見守っていきたい。(鷲尾有司)
(2012年8月26日 読売新聞)
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120826101.htm
漆掻きで誘客 輪島観光、新たな魅力
漆を採取する古地さん(右)の技に見入る見学会参加者=輪島市深見町
石川の伝統工芸に欠かせない漆の採取作業「漆掻(うるしか)き」を誘客に生かす取り組みが始まった。地元産漆の盛り上げを目指す職人や業者らの団体「輪島漆再生プロジェクト」が25日、輪島市で初めて漆掻きの見学会を開いた。今年5月に北國風雪賞を受けた漆掻き職人、古地(こうち)喜太郎さん(87)=同市縄又町=が漆を採取する現場を一般公開。漆掻きを見学できる機会は全国的にも貴重で、漆文化に関心を抱く人が輪島を訪れる動機付けとする。
公開現場は輪島市深見町と三井町の植栽地3カ所。誰でも無料で見学できる。初回は同市内外の漆芸家ら約10人が見守る中、古地さんが漆筒やカンナを手に作業を進め「漆掻きが再び脚光を浴びる」と表情をほころばせた。漆掻きは樹液の質が良くなる夏場が盛りで、9月にも2回の見学会を予定し、来季も継続予定だ。
輪島の漆器業界は漆の9割超を中国産に依存している。国産漆の価値を見直すため1970年代から十数年かけて漆の木を植える「昭和の植栽」が輪島で展開されたが、手入れが行き届かず現存するのは2千本程度にとどまる。この間、漆掻き職人も減少の一途をたどり、現在、輪島の漆掻き職人は古地さんのほか1、2人だけだ。
そうした中、昨年8月に石川県内の漆芸家や漆器業者、金大の研究者がプロジェクトを始動させた。今春、輪島市の仲介で「昭和の植栽」で植えた漆の木の生き残り約400本を取得。輪島塗のブランド力強化を目指し、古地さんの協力も得て地元産漆の再興を進めている。
プロジェクト代表の蒔絵師・若宮隆志さん(48)は「今や貴重となった漆掻き技術を見てもらい、国産漆への関心を呼び起こしたい」、輪島市漆器商工課の細川英邦漆器振興係長は「いったん途絶えれば取り返しがつかない。広く知ってもらうことで後継者が育ってほしい」と技術継承にも期待を込めた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120827/fkk12082702030001-n1.htm
福岡のホテル好調 過当競争の懸念吹き飛ばす
2012.8.27 02:03
■SMAP公演でパンク寸前も
平成23年3月の九州新幹線全線開業に合わせ、福岡市内に相次いで誕生したビジネスホテル。過当競争も指摘されていたが、新幹線効果で全国的にも珍しく稼働率を上げており、ビッグイベントの際には、客室不足が発生する事態になっている。
◇
福岡市中央区のヤフードームで23〜26日、人気グループSMAPのコンサートが開かれた。1公演当たり3万人ものファンが九州や中国地方から集まり、市内のホテルは軒並み満室に。宿泊場所が見つからないホテル難民がインターネットカフェにも流れ込み、あふれかえる事態になった。
25日に熊本県八代市から訪れた34歳と31歳の夫婦は「新幹線で簡単に来られるようになったが、宿泊先を探すのが大変でした」と話す。出張で24日に訪れる社員の宿泊先を探していた会社事務の女性は「今月上旬の時点で、一流ホテルの数十万の部屋しか空いてなかった。キャンセル待ちでようやくビジネスホテルの予約が取れました」と胸をなで下ろした。
ビジネスホテル「西鉄イン福岡」(福岡市中央区)によると、コンサート期間中の客室は8月初旬にはすべて予約で埋まったという。
“SMAP特需”は別としても、福岡市内の宿泊施設は23年3月の新幹線開業後、比較的好調だ。
福岡市や観光庁によると平成21年に約200軒だった市内のホテル・旅館は、現在は約240軒にまで急増。この新設ラッシュに業界内では供給過多だと心配する声も上がったが、延べ宿泊者数は今年1〜3月が約140万人で、21年同期と比べて18万人も増えた。稼働率も55・7%から65%に上昇した。
博多駅前などで4館のホテルを運営する「博多グリーンホテル」では、23年夏あたりから稼働率の上昇が目立つようになった。同ホテル担当者は「東日本大震災の影響で外国人観光客が減ったが、日本人が大幅に増えた。特に、福岡で会議をやるビジネス客が多いようだ」という。
ただ、「今年に入り、新幹線効果は一段落してきた」(博多グリーンホテル)といい、業界からは「真のホテル競争はこれから」という声が漏れる。
博多駅周辺では、今後も複数のホテル開業計画がある。別のホテル担当者は「ビッグイベント時は別として、日常的な顧客争奪戦は激しくなるだろう。値下げ合戦が始まるのではないか」と心配する。
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http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001208270005
顧客・観光客向け宿泊施設が完成
2012年08月26日
宿泊用の部屋の窓からは草花などを楽しむことができる=大田市大森町
◆大田の中村ブレイス◆
義肢装具メーカーの中村ブレイス(中村俊郎社長)が世界遺産・石見銀山遺跡がある大田市大森町にゲストハウス「ゆずりは」を建て、25日に内覧会があった。全国から訪ねてくる顧客や観光客などの宿泊施設として利用してもらう。
石見銀山に来ても近くで泊まれる施設が限られるため、今年1月から着工。敷地700平方メートルで、江戸時代の武家屋敷をイメージした木造2階建ての管理棟と平屋の宿泊棟がある。
管理棟には、絵巻や地図など中村社長のコレクションが飾られたガラスケースと会議もできる広いロビー、茶会が開ける8畳の和室がある。廊下でつながった宿泊棟は、20〜35平方メートルの洋室5部屋。車いすで移動しやすいよう廊下の段差をなくした。障子は石州半紙を使っている。
建設費は約1億5千万円。9月中の営業を目指す。中村社長は「1日ゆったりと滞在し、銀山の魅力を発見してほしい」と期待している。(小林一茂)
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>>1593とか
http://www.at-s.com/news/detail/397741017.html
新東名「追い風」 目立つ県外ナンバー 浜名湖周辺(2012/8/27 14:30)
県内の観光地の多くで今夏、東日本大震災後に落ちこんだ行楽客の入り込み状況に回復の兆しがある−という声が上がった。要因に「新東名高速道県内開通の効果」を挙げる関係者が目立つ。沿線施設は秋の行楽シーズンに期待を膨らませている。
浜松市西区の浜名湖かんざんじ温泉観光協会によると、8月の宿泊予約客数は、前年同期に比べて1割以上増加した。当初は、東北方面を避けて昨年、県西部などに関東周辺から流入した客が減少すると見込んでいたが、佐藤英年専務理事は「新東名の好影響が出ている。このままの調子で行けば、近年で最も良くなりそう」と「うれしい誤算」を歓迎する。「宿泊が落ち込む秋以降にも好調を持続させたい」と新東名に絡めたPR活動を検討している。
震災の影響を考慮して昨年、価格を下げた一部のホテルは今年、通常価格に戻したが、今月末までほぼ満室状態を確保している。新東名の利用客をターゲットに導入された新遊覧船を使ったイベントも奏功し、利用者数は例年を上回るペースで推移する。盆休み後半の悪天候による減少を考慮しても日帰り客が増えているという。
新東名浜松いなさインターチェンジ(IC、同市北区引佐町)近くの観光施設も順調に客足を伸ばしている。竜ケ岩洞は8月の来場者数が前年同期に比べて1割強増え、過去10年間で一番多くなる見通し。龍潭寺は例年より2、3割増加した。アクセス方法を尋ねたところ半数以上が新東名を利用していると回答した。両施設とも同ICからの道順や所要時間への質問が多く寄せられ、駐車場には県外ナンバーが目立つ。秋に向け、関東圏の団体客から新東名を使ったツアーの問い合わせも増えているという。
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http://mainichi.jp/area/oita/news/20120829ddlk44040576000c.html
JR久大線:45日ぶり希望の光 特急再開で観光再生 /大分
毎日新聞 8月29日(水)15時48分配信
◇豪雨で被害
九州北部豪雨の風評被害もあり、観光客が激減していたJR久大線沿線の観光地や温泉街は28日、歓迎ムード一色となった。博多からの乗り入れを再開した観光特急「ゆふいんの森」と「ゆふ」。線路復旧に伴う45日ぶりの通常運転再開は久々の明るいニュースとなった。秋の行楽シーズンに向け、誘客作戦を強化する。
博多駅をほぼ満席で出発した「ゆふいんの森」1号は、ひまわり保育園児が元気と笑顔の象徴・ヒマワリ造花を打ち振り、温泉旅館組合の女将らが出迎えるなか、日田駅ホームへ。藤蔭高もブラスバンドで歓迎した。博多から同乗した石丸邦夫・日田市観光協会会長は「これを機に、元気な日田をアピールしたい」。半数近くは中国韓国系の客。観光再生に期待をもたせた。
天ケ瀬駅までの車内では、キャンペーンレディが特産のゆずこしょうや観光パンフレットを配布。由布院駅でもミニコンサートやハーブティーでもてなした。【楢原義則】
8月29日朝刊
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>>1427>>1688
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001208290009
ロケ地効果上々/竹田城跡
2012年08月29日
映画「あなたへ」のロケ地マップやプレゼントの竹田城跡のジグソーパズル、生野ハヤシライス=朝来市役所
高倉健さんが主演する映画「あなたへ」(25日から全国公開中)に、朝来市和田山町の竹田城跡が登場している。市役所には早くも「ぜひ訪ねてみたい」などと問い合わせが寄せられ、反響は上々。ロケがあった各地が協力してロケ地マップを作製し、それぞれの特産品をプレゼントするキャンペーンも始まった。
映画は高倉さん演じる北陸に住む主人公が、亡き妻(田中裕子)から託された「故郷の海で散骨してほしい」という思いを知るため、各地で様々な人々と交流を重ねながら長崎県平戸市を目指すロードムービー。高倉さんの移動距離は約9千キロに及んだという。
竹田城跡は妻が出演したという架空の「天空の音楽祭」が開かれた地という設定で、高倉さんが訪れて妻の思い出をたどる。昨年10月12日にロケがあり、市民ら150人のエキストラも参加。映画では城跡にたたずむ高倉さん、雲海に浮かぶ幻想的な竹田城跡、JR竹田駅など、5分半ほどにわたって城跡周辺が映し出される。
25日に映画が公開されて以降、週明けの2日間で市観光交流課だけでも千葉県など関東方面からも含めて10件ほどの電話があり、行き方などについて問い合わせがあった。担当者は「あさごし、という読み方から教えることもある。すごいPR効果です」。
映画のロケがあった朝来市や富山県、岐阜県、山口県下関市など自治体が協力して「全国ロケ地マップ」を作成。各地の名所で写した高倉さん、地図などをカラーで紹介している。またロケ地にちなんだ名産品のプレゼントもあり、映画の半券を添えて応募できる。朝来市からは竹田城跡のジグソーパズル、生野ハヤシライスを贈る。
マップは朝来市役所の本庁や支所、市内の観光施設などにある。問い合わせは観光交流課(079・672・4003)へ。市では10月28日に和田山ジュピターホールでの特別上映会を企画中で、この上映会の半券もプレゼントの応募に使える。(伊藤周)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20120829-OYT8T01331.htm
刃物工場見学いかが 問い合わせ増 「観光の目玉に」 関
刃物の製造現場を見学する旅行会社の関係者ら(関市観光協会提供) 「刃物のまち」を売り込もうと、関市観光協会が、市内の刃物工場の見学に、団体や個人の観光客を積極的に受け入れている。地元の刃物業界の団体と協力し、工場見学や体験のメニューを初めて作成するなど受け入れ態勢も整え、同協会は「普段あまり見る機会がない刃物の製造現場を見てもらい、新たな観光の目玉にしたい」と期待している。
近年、食品メーカーなどを中心に、各地で工場見学が人気を集めており、同協会などにも昨年度以降、旅行会社や一般客から「刃物工場で見学できるところはないか」との問い合わせが増加。同協会が今春、業界団体を通じて協力を求めたところ、すでに自社で見学者を受け入れている2社を含め計7社が手を挙げた。
6月中旬には、古式日本刀鍛錬など計11か所の見学メニューを用意。職人の熟練の技術を間近で見られるほか、包丁研ぎなども体験できる。
見学などができる工場一覧や見学時間、内容、電話番号などを同協会のホームページに掲載し、小学校の社会科見学や高校の修学旅行のほか、海外からも旅行会社を通じて問い合わせが相次いでいるという。
同協会は、名古屋市や首都圏の旅行会社にも売り込む予定で、事務局を務める市観光交流課の河合康紀係長は「刃物のまち・関のことを知ってもらい、販路拡大などにつながれば」と話している。
問い合わせは同協会(0575・23・7704)。
(2012年8月30日 読売新聞)
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120831-OYS1T00795.htm
豪雨の夏 爪痕なお、苦戦の観光地 秋巻き返しへ
湯巡追荘の改修工事でフロント付近の壁を壊す作業員ら(30日、熊本県阿蘇市内牧で)=出水翔太朗撮影 記録的な豪雨となった7月から一転、各地で猛暑となった8月も終わり。昨年に続き節電が求められ、流通業界では扇風機などの売れ行きが好調だった。一方、九州北部豪雨で被災した観光地は、客足が戻らずに苦戦。秋の行楽シーズンでの巻き返しを図ろうと、関係者は誘客キャンペーンなどに乗り出している。
茶所として知られる福岡県八女市星野村。八女茶の魅力を紹介する「茶の文化館」は、九州北部豪雨による土砂崩れで基礎部分がむき出しになり、休業したまま。近くの天体観測ができる宿泊施設「星の文化館」は8月10日に夜間に限って営業を再開したが、周辺道路の復旧が完全に終わっていないため、客足の戻りは5割程度。
両施設を運営する一般財団法人「星のふるさと」の伊藤博之専務理事は「年間の売り上げの大半を夏場が占めており、かなりの痛手」と苦しげに話す。
九州有数の観光地・熊本県阿蘇も、山頂の観光客数が一時半減するなど打撃を受けた。阿蘇市の内牧温泉街では、ホテル・旅館16軒のうち、14軒が床上浸水などで営業停止に追い込まれ、今も5軒が再開できていない。阿蘇温泉観光旅館協同組合によると、豪雨被害によるキャンセル数は3万人以上に上るという。
同温泉街にある「湯巡追荘(ゆめおいそう)」は、8月には例年8000〜9000人が宿泊する人気旅館。だが、1階の浴槽などに土砂が流入し、今夏はすべてキャンセル。約1億円の損害になったほか、施設改修などのために3億円を借金するという。
(2012年8月31日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20120831-OYT8T00016.htm
「おおかみこどもの雨と雪」舞台の古民家大人気
映画の舞台のモデルとなった古民家
古民家でツアー参加者と語り合う山崎さん(右端) アニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」が大ヒットを記録する中、主人公の家のモデルとなった、上市町浅生の山あいにある古民家に見学者が相次いでいる。古民家は、所有者の善意で内部の見学も可能で、29日には初のツアーも行われた。(川上賢)
映画では、古民家がモデルとなった家に主人公の女性「花」と2人の子ども「雨」と「雪」が都会から移り住み、様々な出来事を乗り越えて成長していく。
町観光協会が企画したツアーには県内外の計11人が参加。古民家近くに駐車場がなく、約2キロの道のりを歩いた参加者は、到着すると「映画と全く同じだ」と一斉に歓声をあげた。
「ここが姉弟2人がけんかした場所」「ここが(主人公が)雪に飛び込んだ場所です」。古民家を所有する山崎正美さん(71)=同町稗田=の丁寧な説明に参加者は熱心に聞き入っていた。横浜市の会社員中川隆博さん(27)は「映画の自然描写に引き込まれたが実際に素晴らしい場所。富山に興味が湧いた」と話した。
配給元の東宝によると、7月21日に公開された映画は、これまでに280万人以上の観客を動員。興行収入は34億円を超えた。古民家には全国各地から見学者が訪れ、山崎さんによると、100人を超える日もある。
◇維持管理負担将来に不安も
古民家には以前、山崎さんの義父母が暮らしていた。2004年に義父が亡くなったことから空き家となり、山崎さんと妻の和子さん(65)が所有・管理するようになった。二人は「みんなの家」と名付け、登山者の休憩所として開放した。
新作映画のロケ地を探していた細田守監督が古民家に立ち寄ったのは10年11月。偶然近くを通りかかり、興味をもったという。その後、何度も訪れては、主に和子さんから古民家での生活や付近の植物や動物などについて聞き取りを行った。
家の中には見学者が描いた登場人物の絵が張られ、備え付けのノートには家を訪れた感動や感謝の言葉がつづられている。山崎さんは「反響に驚いているが、せっかくなので多くの人に見てもらいたい」と話す。
ただ、古民家は築120年を超えており、維持管理は容易ではない。山崎さんは剥がれた外壁を木材で補強したり、トイレを改修するなどしてきた。冬の積雪は2メートル以上に達するため業者に雪下ろしを頼んでいるが、11年春には古民家の隣にあり、映画にも登場した小屋が雪の重みでつぶれてしまった。山崎さんは「家を守っていきたいが、将来はどうなるか」と不安をのぞかせる。
(2012年8月31日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120830-00000207-mailo-l46
エコちゃり:2回目の社会実験、来月1日から 無料利用時間延長 /鹿児島
毎日新聞 8月30日(木)15時38分配信
鹿児島市は9月1日から、市街地での移動の際に自転車を共同利用するコミュニティーサイクル「エコちゃり」の社会実験を始める。自動車を利用を抑え環境負荷を減らすことや、観光などでの利便性向上が狙い。実験は昨年秋に続き2回目。
期間は11月30日まで。今回は通勤、帰宅時間に合わせ利用時間を午前7時半から午後7時まで(貸し出しは午後6時半まで)拡大。無料で利用できる時間を前回の30分から1時間に延ばした。
また貸し出し、返却場所である「サイクルポート」の設置場所を一部変更。利用の少なかった鹿児島駅と市役所を廃止し、市電の分岐点となる高見馬場交差点に新たに設置する。
前回は40日間で1日平均77回の利用があり、登録者は1205人だった。登録者の居住地は市内30%▽市外12・5%▽県外56%−−。利用目的は観光49%▽業務14%▽買い物13%▽通勤4%−−などだった。
利用前に身分証明書を提示しての会員登録が必要。登録料は1日のみの利用で200円、1カ月1000円。利用時間が1時間未満は利用料金が無料で、以降は1時間ごとに300円が課金される。13歳以上で身長140センチ以上が対象。今回は放置自転車として回収された自転車が再利用される。
市環境政策課は「時間や設置場所を変更したことで、通勤や買い物客のニーズを詳しく把握できれば」と話している。
ポートの設置場所は次の通り。鹿児島中央駅▽維新ふるさと館▽高見馬場▽天文館・いづろ▽西郷銅像前▽桜島フェリーターミナル。【黒澤敬太郎】
8月30日朝刊
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どぶ川は二ヶ領用水であり「酒の泳ぐ川」は多摩川だと思っている自分
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20120831-OYT8T01693.htm
「ドラえもん」作者の遊び心 川崎・生田を歩く
「オマケの金一封」と書かれた封筒を手に持つ次女の勝又日子さん 人気漫画のキャラクター「ドラえもん」の誕生日は2112年9月3日。未来から来た猫型ロボットの生誕まで100年となる。作者の藤子・F・不二雄(本名・藤本弘)さんが長年家族と暮らした川崎市生田地区を訪ねた。(山口千尋)
◇
小田急線生田駅北口を出て坂道を上った先にある閑静な住宅街。その一角に藤本さんの自宅がある。「休みの日には子どもたちと一緒に犬の散歩に出かけていました」。自宅の前で妻の正子さん(73)は懐かしそうに話した。
藤本さんは1961年、手塚治虫らが暮らした東京都豊島区のトキワ荘から生田地区に移り住んだ。ドラえもんの連載が始まったのは9年後、36歳の時。漫画は主に東京・新宿の事務所で描き、休日は家族との時間を大切にした。
3人の娘が幼稚園から小学生の頃、ままごとやドッジボールをした。正月には、割りばしをつなげて紙を張り、絵を描いて手作りしたたこを近所の公園で揚げた。春は向ヶ丘遊園に花見に出かけ、正子さんが握ったタケノコご飯のおにぎりをほおばった。次女の勝又日子(じつこ)さん(42)は「生田の辺りを歩くと父と遊んだ時のことを思い出す」と話す。
◇映画に娘の好きなモノ
藤本さんは口数が少なかったが、家族思いで、いたずら心も持ち合わせていた。
81年、雑誌に掲載された作品「のび太の結婚前夜」に、静香ちゃんのパパが結婚前夜、娘に語りかけるセリフがある。「楽しかった日、満ち足りた日びの思い出こそ、きみからの最高のおくり物だったんだよ」
実の娘たちは当時、小学生から高校生。父の口からこのセリフを聞くことはなかったが、日子さんは「本当は私たち娘に伝えたかったこと」と思っている。
晩年は病と闘いながら創作を続け、96年9月、自宅2階の書斎で長編作品「のび太のねじ巻き都市冒険記」を描いている時に机上に突っ伏した状態で意識を失い、永眠した。
翌年、映画化されたこの作品を見た家族は驚いた。三女(40)が中学生の頃、「入院中に父の日を迎えるパパを元気づけたい」と自分の小遣いで買ってプレゼントした馬のぬいぐるみ。長女(47)が大好きだった特撮ヒーロー「大魔神」に似たキャラクター。日子さんが幼い頃、「まだ乗りたい」と泣いて両親を困らせた硬貨を入れると動く乗り物。家族の何気ない思い出が詰まった作品は、藤本さんからのサプライズプレゼントだった。
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◇孫に「オマケの金一封」
藤本さんが亡くなってから1週間後、日子さんは長女を出産。正子さんは藤本さんから生前、「孫が生まれたら渡してほしい」と預かっていた封筒を日子さんに渡した。
白色の封筒には「オマケの金一封」と書かれ、手に持つとずしりと重い。「まだ開けていないが、たぶん中身は本物の金(きん)。父らしいユーモア」。封筒は、長女が成人したら渡そうと大切にとってある。
◇なじみの店とミュージアム
小田急線生田駅前にあるすし店「ひろ寿司」。お酒を飲まない藤本さんがよく通った店だ。店主の森山弘さん(72)は「日曜日の昼には奥さんと一緒に来て、好物の中トロと穴子を食べていましたよ」と振り返る。
森山さんは20年近く前、藤本さんからタキシード一式をもらった。上着の内側に「藤本」の刺しゅうがある。子どもの結婚式で着た後も大切にとってある。
ひと駅隣の向ヶ丘遊園駅から徒歩約15分の生田緑地に、藤本さんが描いた原画約5万点を収蔵する「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」がある。周囲の街の中にドラえもんなど藤本さんの作品キャラクターのブロンズ像9体やレリーフなどが設置され、記念撮影する姿が見られる。来館者数は昨年9月のオープンから8月に50万人を突破。伊藤善章館長(63)は「連載が始まってから42年。ドラえもんが誕生した100年後までこの人気が続いてほしい」と話す。
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藤子・F・不二雄(本名・藤本弘)さん(1933〜96年) 富山県高岡市出身。小学生の時、藤子不二雄(A)(本名・安孫子素雄)さんと出会い、コンビを組む。54年に上京し、手塚治虫らが暮らした東京のトキワ荘に入居。川崎市多摩区生田地区に移った翌年の62年に同郷の石本正子さんと結婚、3人の娘に恵まれた。87年に方針の違いなどから安孫子さんとのコンビを解消。発表作は「エスパー魔美」、「キテレツ大百科」、「パーマン」など多数。「ドラえもん」は70年から小学館の学習雑誌で連載開始。単行本全45巻と関連書籍は国内で1億4000万部、海外では中国、韓国など計16か国で4000万部以上売れた。79年からアニメ化、80年から映画化されて32作が上映された。
(2012年9月1日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20120831ddlk17040634000c.html
「ドラえもん」生誕前100年展:過去や未来、想像しよう 写真や本130点紹介−−来月9日まで富山県立図書館 /北陸
毎日新聞 2012年08月31日 地方版
今から100年後の2112年9月3日は、人気まんがの主人公「ドラえもん」の誕生日。この記念すべき年にちなみ、ドラえもんや100年前、後について書かれた図書を集めた企画展示「ドラえもん生誕前100年 未来をソウゾウしてみよう」が富山市茶屋町の県立図書館で開かれている。9月9日まで。入場無料。【青山郁子】
「ドラえもん」は富山県高岡市出身の故藤子・F・不二雄さんの代表作。未来から野比家にやってきた猫型ロボットが、便利なひみつの道具でのび太のピンチを救う物語。
展示では、藤子・F・不二雄大全集(小学館)から「大長編ドラえもん」1〜19巻や、ドラえもん研究で知られる横山泰行・富山大名誉教授の著書など関連図書約50冊をはじめ、明治期の日本を撮影した写真などを紹介した写真集や、100年後の未来を予測した本など計約130点を紹介。
中でも1901(明治34)年1月の報知新聞に掲載された100年後の予測記事は、7日間で世界一周ができる、東京−大阪間が2時間半になる、など100年後の01年に当たっていることが評判となったという。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001208240002
ドラえもんの「住民票」川崎市
2012年08月24日
川崎市は「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」(多摩区)のオープン1周年を記念し、9月3日からドラえもんの特別な「住民票」を、区役所などで配る。23日発表した。
「住民票」にはドラえもんの誕生日の2112年9月3日、家族構成が記され、「好きなもの」にドラ焼き、「嫌いなもの」にネズミと書かれている。A4サイズで、1人1枚、区役所や支所の窓口で無料でもらえる。12万9300枚限定。市のホームページからも9月30日までダウンロードできる。
また、市は9月3日から1年間、ドラえもんやパーマン、「キテレツ大百科」のコロ助のすかしを入れた住民票の写しや印鑑登録証明書などを発行する。阿部孝夫市長は「ミュージアムをもっと身近に感じてもらいたい」と話している。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209010086.html
'12/9/1
工場夜景眺め女子会いかが
周南市のコンビナート夜景を遊覧するバスツアーと旅客船クルーズを主催するまちづくり会社「まちあい徳山」は10月6日、女性対象のモニターツアーを開く。女性同士で集まる「女子会」や家族連れに利用してもらおうと、女性をターゲットに集客を探る。
モニターツアーは午後6時から8時半まで。バスと旅客船に分かれ、ガイドの解説を聞きながら1時間半の夜景ツアーを遊覧。その後、通常のツアーでは行っていないホテルでの夕食を楽しむ。料金や時間の設定、ツアーの感想、意見を尋ねる。
バス、旅客船のツアーは昨年10月に始まった。月1回運行し、毎回約20〜40人が参加している。
食事代、保険料などの参加費2千円が必要。定員はバス、旅客船とも各35人で、先着順。申し込みは10日から受け付ける。まちあい徳山=電話0834(33)9612。
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>>1869
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120901/wec12090112000002-n1.htm
ネット旅行の台頭に危機感 近ツー、クラブツーリズム統合の内幕
2012.9.1 12:00 (1/3ページ)[ビジネスの裏側]
近鉄大阪上本町駅にある近畿日本ツーリスト子会社が運営する店舗=大阪市天王寺区(松村信仁撮影)
旅行業界で地殻変動が起こりつつある。国内3位の近畿日本ツーリスト(近ツー)は、同じ近畿日本鉄道系で、12位のクラブツーリズム(クラツー)を来年1月1日付で完全子会社化すると発表。平成16年に近ツーから独立したクラツーを再び取り込むのは、グループの総力を結集しなければ急成長するインターネット販売に対抗できないという危機感があるためだ。
近ツーは、来年1月1日に持ち株会社制を導入。社名は「KNT−CTホールディングス」で、その傘下に事業会社として近ツーとクラツーがぶら下がる形となる。持ち株会社の社長には近鉄の戸川和良副社長が就き、近ツーの吉川勝久社長は会長となる。
そもそも近ツーとクラツーは同じ旅行会社でもターゲットが違う。近ツーは法人営業と個人旅行の商品開発が中心で、どちらかといえば従来型の旅行会社といえる。これに対し、クラツーは会員制の旅行商品の企画や販売を手がける。
販売手法も対照的で、近ツーはかつては自前で店舗を運営していたが、業績悪化などの理由で平成20年1月に窓口業務を旅行販売子会社に移管した。一方、クラツーは店舗は持たず、新聞広告やインターネットの販売が中心だ。
海外旅行は、昭和60年9月のプラザ合意による円高ドル安をきっかけに身近なものとなり、平成23年は1600万人以上が海外に飛び立った。また、約20年前からは個人や小人数での旅行が一般的となり、団体券をばら売りする格安航空券が普及するが、「この時点では従来型の旅行会社もまだきちんと利益が出せる状況だった」(関係者)。
しかし、インターネット専業の旅行会社の登場で状況は一変する。旅行代理店に行かなくても航空券やホテルの予約が簡単に取れるようになったためだ。大阪市内の流通関連企業で働く男性社員も「パソコン予約の方が手っ取り早い」と話す。
しかも、ネット旅行会社は人件費がかからず、マージン(中間手数料)が低く抑えられるため、「旅慣れた人ほど旅行代理店を使わない」とある旅行会社の担当者は指摘。カタログ販売からネット販売に主流が移った通販業界と、その構図は酷似している。
脚光を浴びる格安航空会社(LCC)も航空券をネットで販売。団体券の取り消しのルールが、これまでの航空会社とは異なることもあり、従来型の旅行会社ではLCCを団体旅行で使うことが難しいという。従来型の旅行会社のビジネスモデルが通用しなくなってきているのだ。
一方、クラツーは、無店舗で人件費などの固定費を圧縮するとともに、50〜60歳代向けや女性向けのバスツアーな企画力には定評があり、「JTBも日本旅行もクラツーのノウハウはのどから手が出るほどほしいはず」(関係者)。
もともとクラツーは会員向け会報誌によるカタログ販売が主力だったが、最近は新聞広告やネット販売にも注力し、無店舗によるローコスト経営を実践している。
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とはいえ、クラツーも事業を拡大していくためには航空会社や鉄道会社との交渉力が求められ、「業界3位の近ツーと手を組んだ方が有効」(関係者)とみられていた。このため、近鉄サイドには「3、4年前から両社を統合させ、相互のビジネスモデルを融合させることで体質強化につなげたい」(同社幹部)との考えがあったようだ。
団体旅行を主力としてきた近ツーがクラツーを再び呼び戻し、個人客をどこまで取り込むことができるのか。旅行業界を取り巻く環境が大きく変わる中、近ツーの行方を「従来型」と呼ばれる大手旅行会社はかたずをのんで見守っている。(松村信仁)
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001209020001
観光客減 見えぬ復興
2012年09月02日
夏休み中にもかかわらず、温泉街付近を歩く人は少ない=8月23日、十津川村
《あれから1年 台風12号水害》
■十津川 風評被害抜け出せず
十津川村の観光業界が、いまだ被災の影響を引きずっている。1年が経つ今も風評被害は根深く、温泉や世界遺産の登山道などは観光客が落ち込んだまま。客足を呼び戻そうと、行政や業界は工夫を重ねている。
◆温泉旅館はため息
年間20万人以上が訪れる十津川温泉郷。ホテルや旅館、民宿など約20施設が点々と軒を連ねる。昨年の水害ではポンプなどが水没、湯を供給できなくなり、復旧に約2カ月かかった。
「頑張っているが、宿泊客は水害前の半分」。平谷地区の旅館「湖泉閣(こせんかく) 吉乃屋」の館主、植村賢一さん(43)は顔を曇らせる。
水害では露天風呂が浸水、庭園も土砂で埋まったが、昨年11月下旬に営業を再開した。しかし、お盆前後は例年ほぼ満員になるのに、今年はゼロの日も。ツイッターやフェイスブックも使ってPRしているが「お客さんは戻ってきてくれない……」。
村や観光協会などが出資する第三セクター「ホテル昴(すばる)」(同村平谷)も7月〜8月中旬、宿泊客数は昨年比で9〜22%減。「天気が悪くなると宿泊キャンセルの電話が鳴りやまなくなる。日帰り客は6〜7割少ない」と平瀬貢・支配人(56)。
村観光振興課によると、村内に4カ所ある公衆浴場の利用客数(5〜8月)は昨年比6・6〜28・6%減っている。「道の駅」利用客も4〜8月は昨年より7〜20%少なかったという。
◆吊り橋も登山道も
年間30万人が訪れる同村の一番の人気スポット「谷瀬の吊(つ)り橋」も、橋に最も近い駐車場の利用台数は6月〜8月中旬、昨年比36〜49%減だった。同課の担当者は「お盆の3日間は毎年、1日あたり5千人が訪れ、橋を一方通行にするが、今年は自分が知る限り初めて規制しなかった」と話す。
村には世界遺産の熊野古道「小辺路(こへち)」などの登山道もある。だが、道普請ツアーを企画、年間約200人を案内していた住民団体「十津川鼓動の会」の今西芳民会長(68)は「7月ごろまではほぼゼロ」という。
「道路は通れるか」「村へ行けるのか」。今も村役場などには問い合わせが相次ぐ。同課の馬場健一課長補佐は「『道や温泉が復旧していない』という風評被害が続いている」と悩む。土砂災害警戒警報などの発令基準が平時の8割に設定されているため、雨が降ると警報が出やすく、宿泊キャンセルにつながるという。
◆工夫こらす県や村
一方、県は昨年11月から「復興支援プレミアム宿泊旅行券」を発行して被災地の観光を支援する。昨年度中に売れた8800枚のうち4割は同村で利用された。その効果もあり、村内約30カ所にある全宿泊施設の1〜3月の宿泊客数は昨年比で35〜46%と増加。今年度も四半期に分けて5千枚ずつ発行され、すでに約1万2千枚が売れた。
村も昨年11月から、10人以上の観光客を誘致した旅行業者に客1人あたり3千円を支給。年度末までに1千人の誘致に成功した。今年度は400万円の予算で、審査を通過した観光事業に上限100万円を補助する制度を実施している。
馬場課長補佐は「今は補助頼みの状態。それでは本当の復興にはならない。自分たちの力で復興していくすべを見つけていかないと」と話す。
(西山良太)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20120901-OYT8T01215.htm
尾瀬苦難 入山者減り、シカ食害も
にぎわう尾瀬ヶ原。日帰りが大半を占め、宿泊客増加も課題だ(7月29日) 群馬県など4県にまたがる尾瀬が国立公園となり、8月30日で5周年を迎えた。3、4日に「尾瀬サミット」が福島県檜枝岐村で開かれ、4県の関係者や山小屋経営者らが自然保護などについて意見交換と報告を行う。昨年の東京電力福島第一原発事故による影響も残る中、2年ぶりの開催を前に課題を整理した。(斎藤茂郎)
■山小屋
入山者数は1996年度の約64万人をピークに減り、昨年度は東日本大震災と原発事故で、記録が残る89年度以降で最も少ない28万1300人にまで落ち込んだ。宿泊者はさらに少なく、このうち2割程度に過ぎない。
宿泊客の減少は、木道の修繕や登山指導を担う「尾瀬の番人」でもある約30軒の山小屋の経営に暗い影を落とす。尾瀬山小屋組合の関根進組合長(67)は「尾瀬の観光シーズンは1年の半分だけだから、営業期間は普通の宿泊施設の半分以下。経営難の中、環境に負荷をかけない設備を維持しつつどう経営を続けるかは大きな問題」と話す。生き残りをかけて、宿泊型観光のPRや、個室の確保など時代の流れに対応しようと思案も巡らす。
■動植物
至仏山の植生保護など課題は山積する中、最も深刻化しているのがニホンジカの増加と食害だ。90年代半ばから、尾瀬にいなかったニホンジカは現れた。尾瀬沼ではここ数年は減少したものの、尾瀬ヶ原では増え続け、環境省の今年5月末の夜間調査ではこれまでで最も多い120頭を確認した。公園内の維持管理を担う「尾瀬林業」尾瀬戸倉支社の清水秀一支社長(53)は「人間に慣れて逃げなくなり、食害が広がっている。ミズバショウなど尾瀬を代表する植生が心配だ」と顔を曇らせる。
そんな中、群馬県側の山小屋関係者などでつくる「尾瀬保護協会」は8月20日、ミズバショウが被害を受けた大清水湿原を侵入防止柵で囲った。自然の景色を大切にする尾瀬では初の試みだ。同協会は効果を見守り、制限の多い国立公園内での有効策を探している。
■震災の影響
震災後も残る放射能への懸念を払うため、県は今年5月から空間放射線量を測定して公開している。
尾瀬の約4割の面積を所有する東電は、昨年度から年間維持管理費を震災前より1億円減らし約3億円とした。
東電が所有地を売却する懸念はないが、老朽化した木道の付け替えなどに影響が出るのではと心配する声も残る。東電は「効率的な管理を心がけ、安全などに影響しないよう努める」とするものの、昨年は豪雨被害による臨時の支出もあった。今後この管理水準が適切に維持されるか未知数だ。
(2012年9月2日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120902-00000006-maiall-soci
<秋田県三種町>宿泊施設に温泉供給停止 数千万円滞納で3日にも
毎日新聞 9月2日(日)12時2分配信
秋田県三種町の森岳温泉郷にある温泉宿泊施設が、下水道と水道、温泉の3使用料を長期にわたり滞納しているとして、同町が3日にも水道と温泉の供給を停止することが1日分かった。滞納額は数千万円に上るとみられる。同施設は同温泉郷の代表的な施設だが、町は経営者側が再三の督促に応じず、誠意が見られないとして、異例の措置に踏み切る。【田村彦志】
町によると、下水道と水道、温泉の町全体の滞納総額は今年4月現在、下水道4207万円、水道1883万円、温泉1184万円の計7274万円。町は施設経営者の滞納額について明らかにしていないが、滞納総額の5割以上ともいわれている。再三の督促に加え、町は08年に分納計画書を提出させたが、一向に改善されず、滞納額は膨らむばかり。
三浦正隆町長は4月の町議会全員協議会で「納付すると言いながら履行されない。負担の公平性を考えると問題がある」として、強制措置を取る意向を表明。その後、3カ月間の猶予期間を設け、全額納付しなければ水道と温泉の供給を停止すると経営者側に通告していた。
三浦町長は取材に対し、「現在も納付されておらず、週明けに供給を停止する」と語り、停止期間については「納付されるまで」とした。
森岳温泉郷の源泉は町が所有しており、温泉水を各施設に供給して使用料を徴収している。関係者によると、問題の施設は「平成の大合併」前の旧山本町時代から滞納を続けており、町議会でもたびたび議論されてきた。しかし、観光や雇用への影響を懸念する声もあり、町は強制措置に慎重な構えを見せてきたため、滞納額が巨額に膨らむ結果となった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120904-00000124-mailo-l28
神戸市:六甲・摩耶に2バス路線、来月から社会実験 民間が運行、観光客増図る /兵庫
毎日新聞 9月4日(火)12時41分配信
六甲・摩耶エリアの魅力向上と観光客の増加を図ろうと、神戸市は摩耶山と山裾をケーブルカーなどで結ぶ「まやビューライン」までのアクセスと山上施設間の回遊性を向上させるため、期間限定で民間バスを新たに運行する社会実験を行う。市は「実験結果を検証し、民間の力で継続して運行できるか見極めたい」としている。
六甲・摩耶エリアの活性化策の一環で、10年に210万人だった同エリアの観光入り込み客数を15年に250万人に増やすことを目指す。
バスは、山裾にある「摩耶ケーブル駅」とJR灘駅や阪急王子公園駅を結ぶ「坂バス」と、摩耶山・掬星台の摩耶ロープウェー「星の駅」から六甲山牧場を経て森林植物園までを往復する「森バス」の2種類。坂バスは10月26日から11月25日まで毎日、森バスは10月6日から11月25日までの土日祝日の計18日間運行する。
坂バスは阪急王子公園駅から水道筋商店街を横切って、摩耶ケーブル駅まで北上。その後少し東寄りのルートを南下し、JR灘駅までのルートを回る。午前7時〜午後9時半の間に37本運行する予定。途中、道が狭いため30人乗りの小型バスを使用する。山裾の市民が水道筋商店街や駅へ行くコミュニティーバスとしての役割も期待されている。
一方、森バスは既存の公共交通機関がなかった六甲山牧場−森林植物園間(約6・3キロ)を結ぶことが大きな特徴。午前10時半〜午後5時ごろに約19本の運行を予定している。
料金は坂バスが区間均一で大人200円、小学生以下は100円。森バスは大人500円、小学生以下250円の1日乗り放題券などを販売する。【近藤諭】
〔神戸版〕
9月4日朝刊
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http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024758511.html
ホテル百万石5日から休業へ 加賀市の山代温泉にある老舗のホテル「ホテル百万石」が、5日から休業することになりました。
民間の信用調査会社によりますと経営不振が原因と見られるということです。
加賀市山代温泉の「ホテル百万石」は、明治40年創業の老舗のホテルで、昭和53年に県内で全国植樹祭が行われた際には昭和天皇が宿泊するなど、加賀地方を代表する宿泊施設として知られています。ホテルの運営会社「百万石アソシエイト」の佐々木真二社長によりますと、ホテルは5日から営業を停止するということです。
民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、「ホテル百万石」は、平成3年7月期には87億円余りの売り上げがありましたが、長びく不況で業績が悪化し、現在では年間の売り上げが16億円あまりまで落ち込んでおり、休業は経営不振が原因と見られるということです。
「百万石アソシエイト」では、6日、取引業者を集めた説明会をホテルで開き、休業の理由などについて説明するということです。
「百万石アソシエイト」の佐々木真二社長は「休業までの経緯や今後の運営方針などについては説明会で明らかにしたい」と話しています。
09月04日 12時34分
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http://www.asahi.com/travel/news/OSK201209040066.html
2012年9月4日18時19分
リーガロイヤルのロイヤルスイート、初の一般販売
リーガロイヤルホテル(大阪市北区)は4日、国内外の賓客のみが利用できる「ロイヤルスイート」(843平方メートル)の宿泊を初めて一般に販売し始めた。創業77周年を記念したクリスマス限定プランで、12月23日からの1泊1組(4人まで)。リムジンでの迎えや特別ディナーがつき、価格は計200万円。予約は06・6441・1121へ(12月1日まで)。
ロイヤルスイートは1995年に完成し、リビングやダイニングなど5部屋。米国のゴア副大統領(当時)や皇族が宿泊した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120904-OYT8T01535.htm
旧都井岬観光ホテルの競売中止
6〜13日の入札期間で競売の実施が公告された串間市大納の旧都井岬観光ホテルの土地、建物について、宮崎地裁が競売を中止したことが分かった。同地裁は理由を明らかにしていないが、ホテル内に処分費用がかかるポリ塩化ビフェニール(PCB)があることが判明。競売情報に記載していなかったためとみられるという。
入札に参加する予定だった串間市によると、ホテル地下1階に発がん性があるとされるPCBを絶縁素材に使ったコンデンサー1台(重さ約20キロ)があることが分かり、8月31日に宮崎地裁から競売取りやめの通知が届いたという。
取りやめについて、同地裁総務課は「理由は言えない」としているが、同市は「処分コストがかかるのに競売情報に記載がなかったためではないか」とみている。コンデンサーは適正に管理されているため危険性はないという。
同地裁の公告によると、ホテルは約8ヘクタールの敷地があり、地上8階、地下1階、客室150室の施設が建つ。開札は20日の予定で、最低売却価格は2977万2000円。串間市は入札に参加する方針を示していた。
ホテルはケイズコーポレーション(大阪市)が2007年3月、串間市出資の第3セクターから経営権を譲り受けたが、経営不振で10年2月末に閉館。同市はケイズ社と買収交渉を重ねていたが、価格面で折り合わなかったという。
(2012年9月5日 読売新聞)
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20120905202.htm
別れの踊り、優美に 富山の越中八尾駅で「見送りおわら」
見送りのおわら踊りを舞う福島支部の踊り手=4日午前6時5分、富山市のJR越中八尾駅
富山市八尾町で繰り広げられた「越中おわら風の盆」の閉幕から一夜明けた4日早朝、同市のJR越中八尾駅ホームで、おわら保存会福島支部の踊り手が帰路に就く観光客をおわら踊りで見送った。
午前5時45分発富山行き、同6時7分発猪谷行きの列車に合わせ、浴衣や法被姿の踊り手24人がホームに並び、胡弓(こきゅう)や三味線の音色に合わせて優美な踊りを披露した。乗客570人や駅舎外に集まった大勢のおわらファンが名残惜しそうに最後の演舞を見詰めた。
見送りおわらは約50年前、住民が観光客への感謝の気持ちを込めて踊ったのが始まりとされる。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120905t73031.htm
焦点−大震災から1年半 被災3県アンテナショップ、売り上げ半減
東日本大震災から1年半近くたち、客足が例年並みに戻りつつある宮城ふるさとプラザ
地場産品購入などを通じ、東日本大震災の被災地を間接的に支援しようとする動きに変化が生じている。岩手、宮城、福島3県の東京都内のアンテナショップは、本年度の売り上げが前年の半分程度に減少。被災企業の復興資金を支えるファンドも顧客の反応が鈍くなった。関係者は首都圏などでメディアへの露出が減った影響とみて「復興はまだ緒に就いたばかり」と風化への危機感を強めている。
◎応援ファンドも反応鈍く/復興したと誤解か
<にぎわいなく>
東京・池袋にある宮城県のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」。「萩の月」や牛タンなどに加え、水産加工品も徐々に店頭に戻ってきたが、前年ほどのにぎわいは店内にない。
同店の売り上げは昨年度、過去最高の6億8000万円を記録した。ことし4〜7月末の売上高は1億4600万円。昨年同期の47%と急激に落ち込んだ。
上野剛店長は「震災直後は売れ筋でない商品までが売れた。根強い応援はあるが、被災地の報道が減った首都圏では、まるで被災地が復興したかのように関心が薄れつつある」と嘆く。
福島、岩手両県も含むアンテナショップの状況は表の通り。前年度比で減少が目立ち、3県とも震災前の水準に戻ったという。
福島県の「ふくしま市場」(東京・葛西)は昨年度、過去最高の1億8100万円を売り上げたが、本年度は前年同期の約6割にとどまる。
昨年度は5割増だった岩手県の「いわて銀河プラザ」(東京・銀座)も客足が鈍り、7月から県産品の購入やPRに協力する個人・企業を「いわて復興応援団」として登録する制度を始めた。
<継続的支援を>
震災への関心の低下は、被災地の中小企業などを支援する金融商品の調達状況にも現れている。
ミュージックセキュリティーズ社(東京)は昨年4月、出資額の半分を寄付し残額を投資に回す「被災地応援ファンド」を創設した。全国的に評判を呼び、「第1期組」として出資を募った宮城県の水産加工会社は、募集開始から3週間で1000万円を調達できた。
しかし、ことし4月以降、市場の反応は弱まっている。宮城県内の別の水産会社は6月に1000万円を目標に募集を始めたが、まだ半分にも達していない。
セキュリティーズ社は「被災地の商品が出回り始め、被災企業が完全復活したと誤解されている面もある」と分析する。その上で「震災から2年目となり、本格稼働するための資金需要は強い」と被災地への継続的な支援を呼び掛ける。
2012年09月05日水曜日
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/economics/36761.html
芝政ワールド経営にエル・ローズ 再生支援機構から全株式取得へ
(2012年9月7日午前7時05分)
衣料品企画製造販売などのエル・ローズ(本社福井県福井市三郎丸4丁目、前川長慶社長)は6日、企業再生支援機構からレジャー施設「芝政ワールド」(福井県坂井市)の運営会社、芝政観光開発(本社同市三国町浜地、斉藤安明社長)の全株式を買い取ると発表した。芝政ワールドの経営を引き継ぐ。
10月1日までに全200株を買い取る予定。買い取り額については、守秘義務契約を交わしているとし明らかにしていない。
エル・ローズの前川社長は福井新聞社の取材に対し「再生機構が支援に乗り出してから約1年半みてきたが、今年7、8月の来場者数は、(1994年以降で)最高を記録するなど、十分採算が取れると判断した」と買収の理由を説明。レジャー施設を手掛けるのは初めてで、行政との連携、芦原・加賀温泉、東尋坊などの観光名所とのタイアップ事業を推進していく。「県外客に偏りすぎるのではなく、地元に愛される施設を目指していきたい」と意欲を示した。
現在の雇用は守りつつ、さらに知的・精神障害者の雇用を積極的に図っていく。
再生機構は、芝政ワールドの経営悪化に伴い昨年3月、同観光開発から経営を引き継ぎ、再建に取り組むと同時にスポンサーを探してきた。同観光開発のメーンバンクである福井銀行は約123億円の債権を放棄している。
再生機構から出向している同観光開発の村越宣昭代表取締役専務によると、機構が経営に乗り出して以来、従業員1人当たりの利益率など、3年間で達成すべき経営指標を初年度ですべて達成し「優良企業といえるほどまでになった」と説明。「エル・ローズは地域と連携し、機構の考えを継続してくれる。多くの企業経営で実績があり、人材育成面でも評価が高い」と話している。
同観光開発は73年に設立。売上高は92年に40億円に達していたが、バブル崩壊後に来場者が急減。10年4月期の売上高は12億3600万円、経常損益は約2億円の赤字だった。こうした事態を受け10年9月、福井銀行と連名で再生機構に支援を要請した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120908-00000805-yom-soci
営業運転中ジェットコースター点検、作業員死亡
読売新聞 9月8日(土)18時27分配信
事故があったジェットコースター(8日午後5時16分、福島県郡山市の郡山カルチャーパークで)
8日午後1時55分頃、福島県郡山市安積町成田のレジャー施設「郡山カルチャーパーク」のジェットコースターの軌道上で、点検作業をしていた同市安積町荒井、団体職員兼子政広さん(48)が、走行してきたジェットコースターと軌道に挟まれた。
兼子さんは間もなく出血多量で死亡した。ジェットコースターには小学生3人が乗車していたが、いずれもけがはなかった。
郡山署の発表によると、兼子さんはジェットコースターの出発場所から約50メートルの上り坂地点で保守点検作業をしていたところ、ジェットコースターの車両に巻き込まれた。当時、ジェットコースターは営業運転中で、同署は軌道上で点検していた経緯などを調べる。
ジェットコースターは、「郡山カルチャーパーク」内の遊園地「ドリームランド」の乗り物で、6人乗り車両の6両編成。最高時速は65キロ・メートルに達する。2004年8月にも、試運転で乗車していた男性作業員が投げ出されて死亡する事故があった。
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>>1941
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2012090902000190.html
加賀温泉郷 続く苦闘 ホテル百万石休業
2012年9月9日
観光客を送迎する「LadyKaga」のメンバー=8日、石川県加賀市のJR加賀温泉駅で
観光業者ため息
石川県加賀市山代温泉の老舗旅館「ホテル百万石」の休業が、加賀、同県小松両市の四温泉地でつくる「加賀温泉郷」に波紋を広げている。休業から初の週末を迎えた八日、観光客数の減少など不安を口にする関係者が目立った。一方で北陸新幹線の金沢開業を二〇一四年度末に控え、早期の営業再開を期待する声も聞かれた。(服部展和)
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」。加賀温泉郷の玄関口のJR加賀温泉駅では、温泉郷で働く女性による話題のグループ「Lady Kaga(レディー・カガ)」のメンバー二人が観光客らに声を掛けていた。
加賀市片山津温泉の矢田屋松濤(しょうとう)園のフロントマネジャー忠谷真紀子さん(46)は、スカイツリー開業で沸く東京や新幹線が開通した九州などと比べ、北陸の温泉地はアピール材料に欠け苦戦が続いていると指摘。「イメージダウンでお客さまの足が遠のかなければいいのですが」と懸念した。
「百峰閣もやめたしなあ」。この日、山中温泉文化会館で開かれた山中温泉旅館協同組合の理事会。山中温泉の旅館「想(おも)い出づくり百峰閣」が今年七月に事業停止したばかりだけに、出席者たちからため息が漏れた。
この日はレディー・カガの案内で山中温泉をめぐるツアーを予定していたが、申し込みがなく中止に。苦戦の一端が表れた形だ。
ホテル百万石の地元の山代温泉では、商店主らが不安を訴えた。菓子店経営の女性(53)は「昔と違って団体客が減った。さらにお客さんが減らないか心配」と人通りのまばらな温泉街を見つめた。
別の商店主の男性は「いずれ営業を再開するにしても難しい面がある」と打ち明けた。「格安の宿を展開する県外の資本が入り利益だけ追求されると、一生懸命まちづくりに取り組んでいるのにマイナスになる。それは避けたい」と話した。
一方、飲食店経営の東光博さん(44)は「やり方次第で起爆剤になる」とみる。「大規模な施設を生かせばテーマパークのようにできる。早く営業を再開してほしい」と期待を込めた。
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山代温泉の中心部にある共同浴場の古総湯(手前)と総湯(右奥)=8日、石川県加賀市山代温泉で
宿泊客減少の一途 10年211万人
新幹線開業に期待
石川県の加賀温泉郷は宿泊客数の減少に歯止めがかからない。
県の観光統計によると、温泉郷の四温泉の二〇一〇年の宿泊客数は二百十一万二千人。統計を毎年取るようになった〇一年以降では、ピークの〇二年の二百六十万人から四十八万八千人(18・8%)も落ち込んだ。
四温泉の旅館協同組合などによると、各組合に加盟する旅館・ホテル数は現在、山代の十九館が最多。山中の十八館、片山津の十二館、粟津の六館と続き、加盟以外の旅館・ホテルも若干ある。
各温泉ともここ十年間で、数館ずつ廃業。今年は、六月に山中の老舗旅館「花紫」の元経営会社が特別清算の開始決定を受けて経営再建中。七月には粟津の老舗旅館「湯元かみや」、山中の「想い出づくり百峰閣」が相次いで経営破綻している。
宿泊客数の落ち込みは全国的な傾向で、観光関係者は「観光ニーズの多様化や海外旅行ブームなどが複雑に絡んでいる」と指摘。粟津の関係者も「会社関係が泊まりがけの忘新年会をしなくなり、大人数の社員旅行も激減した」と語る。
四温泉とも手をこまねいているわけではなく、行政と連携して温泉街の魅力向上策に取り組んでいる。その一つが街並み整備などと合わせた総湯(共同浴場)のリニューアル。四月の片山津のオープンで、四温泉とも新たな総湯が出そろった。
北陸新幹線金沢開業という好材料もあり、山代の観光関係者は「新幹線を励みに、おもてなしなど魅力アップに努めるしかない」と力を込めた。 (基村祐一)
核となる強み必要
マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏は旅館経営について「価格競争がどんどん激化している。特に初期投資が大きい大型旅館の場合は、回収に時間もかかり経営が難しい」と指摘。再建には「料理や雰囲気など、核となる強みを持つこと」と強調する。
加賀温泉郷には「官民でPRに力を入れること。ライバル関係にある旅館同士が共におもてなしの質をあげていくこと」とアドバイスする。
◇加賀温泉郷◇ 石川県加賀市の山代、山中、片山津温泉と同県小松市の粟津温泉の総称。米女性歌手レディー・ガガさんをもじって名付けたレディー・カガの動画第1弾は動画投稿サイト「ユーチューブ」で30万回以上の視聴があった。4温泉の観光協会などの加賀温泉郷協議会や県は6月から4カ月間、観光客をもてなす「加賀温泉郷おもてなしプロジェクト」を展開中。
◇ホテル百万石◇ 1907(明治40)年創業。83年に石川県で全国植樹祭が開かれた際は昭和天皇が宿泊されるなど県内有数の老舗旅館として知られる。70〜80年代に積極的な設備投資で成長。1100人収容で、売上高はピークの91年7月期に約87億8800万円。景気低迷や団体客の減少で2000年代は大幅な赤字だった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120909-00000073-mailo-l23
追跡2012:白川郷揺らす民間駐車場 景観損ねる車、客引き 生活空間、厳しい規制難しく /愛知
毎日新聞 9月9日(日)12時2分配信
世界遺産に登録されて17年になる岐阜県白川村の「白川郷・五箇山の合掌造り集落」。荻町地区は、江戸末期から明治に建てられた59棟の合掌造り家屋が建ち並び、周囲の山々や田園と相まって“日本の原風景”をなしている。屋根の葺(ふ)き替えを村総出で行うなど、人と人とのつながりを大事にする「結(ゆい)」の文化が育まれた。しかし近年、農地を無許可で転用した民間の有料駐車場とその客引き行為が景観を損ねると論議を呼んでいる。生活空間でもある白川郷でいかに景観を守っていくのか。住民らの模索は続く。【加藤沙波、宮田正和】
◇世界遺産登録で激変
世界遺産の入り口にある村営「せせらぎ公園駐車場」から庄川をまたぐ長さ約100メートルの「であい橋」を渡ると、荻町地区にたどり着く。
集落の中心を走る「本通り」沿いには合掌造りの土産店や飲食店が建ち並び、行楽シーズンには合掌造りを写真に収める観光客でにぎわう。観光車両が多くの観光客を避けながら行き来し、その一部は民間駐車場へ向かい、出入りは一日中激しい。
白川村では45〜55年にダム建設が相次ぎ、多くの集落が水没した。多数の合掌造りが売却・移築されたり、焼却されたりした。そんな中、合掌造りを守ろうという機運が起こった。青年たちが核となり、「売らない・貸さない・こわさない」の3原則を掲げ、71年に「白川郷荻町集落の自然環境を守る会」が発足した。
観光資源としての合掌造りに注目が集まっていく中、無料の村営「荻町駐車場」が70年ごろ開設。76年に地区は国の「重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)」に選定された。ただ、当時は「文化財とはいえ生活空間だから車が通るのは当たり前だったし、観光車両であふれかえることはほとんどなかった」と住民らは振り返る。
村の様子が激変したのは、95年の世界遺産登録。伝建地区内に観光車両があふれ、渋滞するようになった。97年、荻町からやや離れて有料の村営「せせらぎ公園駐車場」(普通車208台、大型車39台)が開業すると、荻町駐車場も有料化。周辺に土産物店や飲食店が増えた。民間の有料駐車場が現れ始めたのは、このころからだ。
田畑をつぶし、駐車場にする動きが続けば田園風景が壊れてしまうと、守る会は00年、「景観保存基準におけるガイドライン」を策定。駐車場について「居住に必要最小限度とし、貸し有料駐車場として利用しないこと」と規定した。村の伝建地区保存条例とこのガイドラインが景観保全の2本柱となった。
だが、民間駐車場は事実上、規制されなかった。住民らは「ある意味、渋滞対策になっていた」「小さな村だけにそれぞれの家の事情が分かっており、強く規制できなかった」という。
しかし一昨年、せせらぎ公園駐車場付近にあった民間駐車場が拡張され、一部が伝建地区にかかったことが問題化した。村や守る会などは昨年9月、「『有料駐車場』の考え方について(お願い)」と題した文書を荻町地区の全戸に配布し、駐車場経営者らに駐車場の閉鎖を求めた。
◇国際機関も危惧表明
村は今年4月、観光車両を伝建地区内に流入させないため、地区内にあった荻町駐車場を廃止。地区内の有料駐車場の経営者らにも改めて廃止を求めた。
これを受け、民間駐車場3カ所は廃止された。経営していた人たちは「世界遺産の名をけがすわけにはいかない」「ガイドライン違反は知っていたが、なかなかやめられなかった。村の者同士、にらみあいはしたくない」と廃止に応じた理由を説明する。
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ただ、今でも荻町地区で3カ所(計数十台)、せせらぎ公園駐車場付近で1カ所(約90台)の有料駐車場が残っている。
経営を続ける人たちの考えはそれぞれだ。ある経営者は「ぼた餅が落ちていれば拾う。車が通る限り、続けるのは当然」と話す。別の人は「突然やめろと言われても、生活がかかっており困る。世界遺産登録後、土産物店や飲食店も増えたのに、なぜ駐車場だけ問題になるのか」と反論する。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「日本イコモス国内委員会」は今年5月、村営と民間の駐車場の廃止努力を評価する一方で、農地を転用した民間駐車場が存続していることに危惧を表明する文書を村に送付した。景観悪化が続けば、最悪の場合は世界遺産登録が抹消される「危機遺産」になりかねないと言及したことが、村の住民に衝撃を与えた。
駐車場経営者らとの交渉に当たる「守る会」の和田正人会長(51)は、「白川郷は私たちだけのものではなく、子や孫の代につなげていかなければならない。合掌造りや農山村の景観を守ってこその白川郷。これまで築かれてきた住民の強い絆で今後も守っていきたい」と理解を求め続けている。
民間駐車場の問題は、地区内の景観悪化だけにとどまらない。
せせらぎ公園駐車場は、合掌集落保存の財源を賄う仕組みになっている。普通車の駐車料金500円のうち200円、大型車3000円のうち1000円は、集落の保存協力寄付金となり、合掌造り屋根の修復、トタン壁やシャッターの木製化、遊休農地の復旧といった景観保全に使われている。民間駐車場も村営と同じで普通車500円。民間に車が奪われれば、保存協力寄付金が入らなくなる。
観光客からすれば、民間駐車場は手前に位置し、盛んな呼び込みが行われたため、「平日は利用が半減している」(村)。一方、観光客からは、呼び込みなどに「不快な思いをした」との不満の声も寄せられている。
◇村は抜本的対策検討
日本イコモス国内委員会委員長で、東京大副学長の西村幸夫教授(都市工学)は「民間駐車場に観光客が流れ、協力寄付金が減っているのは大問題。これほど露骨な呼び込みは悪質だ。遺産を保存していくには、個人駐車場をなくし、公共駐車場にとめてもらうしかない」と指摘する。
村や観光協会はホームページで、観光客に、せせらぎ公園駐車場の利用を呼び掛けている。成原茂村長は「公共駐車場から保存協力寄付金を得ているシステムが民間駐車場に脅かされる事態を憂慮している。教育委員会、議会、地域を交えて廃止の方向で話を進めたいが、うまく進まない」とこぼす。
成原村長はいま、抜本的な対策を温めている。まずは、伝建地区での車両の規制強化。03年に策定した村交通対策基本計画は、地区内のメーン道路「本通り」の全面通行止めなどを提案している。3年前から観光バスが通行禁止に、一般車両も観光客の多い年間18日間は通行禁止にしてきたが、村長は「数年後をめどに全面通行止めを検討したい」という。
一方で、せせらぎ公園駐車場の無料化も検討されている。協力寄付金は合掌集落内に入る際に徴収することで、寄付金は確保できるという。成原村長は「無料化すれば有料駐車場を使う人はいなくなる」と狙いを説明する。
住民たちも「本通り」の全面通行止めに向けて話し合いを進めている。本通りの両端に村営駐車場を開設して通り自体は通行止めにするというアイデア。南側は既存の臨時駐車場を利用し、北側に新たに整備する。今年中に住民の合意を得たいという。
世界遺産登録で観光客は年間130万人を超した。村が想定していなかった規模になっており、「もっと早く細かなルールを作っておくべきだった」とある役場職員は反省するが、住民らが居住する空間に厳しい規制を強いるのが困難なことも事実だ。
この職員は言った。「駐車場問題をきっかけに『白川郷らしさ』とは何かを、村全体で共有していく時が来たのかもしれない」
9月9日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20120910-OYT8T01309.htm
古い町並み消えゆく石塀 長崎市、保存へ協議
石塀が取り壊された場所。以前は手前の石塀と続いていた 江戸時代の町並みが残る長崎市深堀地区で、1998年に確認されていた30か所の石塀のうち、5か所が取り壊されていたことが市と長崎大大学院の調査でわかった。石塀の保存を義務づける規定はなく、今後も撤去が進む可能性があることから、市は町並みの維持に向けて住民と協議する意向だ。(大島朋幸)
深堀地区は江戸時代、佐賀藩の家老職を務めた深堀鍋島家(6000石)が治めていた。武家屋敷の古い石塀や路地などが変わらぬ姿で残っており、市は4月、景観形成重点地区に指定した。
石塀は、98年の長崎大の調査で、民家など30か所で確認された。市は昨年11月、重点地区の指定を前に、長崎大大学院と合同で石塀の残存状況を調査したところ、3か所でなくなり、1か所で上半分が取り壊されていたことが判明。撤去された場所は、駐車場などになっていた。
1月には、空き家が解体された際、敷地内の石塀も同時に取り壊された。土地を買収した業者が、住宅の新築工事のために撤去したとみられ、地元の70歳代の女性は「町並みを生かした地域おこしを進めており、せめて石塀だけも残してほしかった」と残念がった。
重点地区に指定されたものの、石塀の保存を義務づける規定はなく、現状を変更する場合は市への届け出が必要になる景観重要建造物の指定も3か所にとどまっている。また、武家屋敷などの建物が残っていないため、保存費用が補助される国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定できないという。
市は今年度、同大大学院とともに、石塀の所有者から保存に関する考えを聞き取っている。その結果を踏まえて、地域住民の同意を得たうえで保存に向けた指針を設ける方針で、景観重要建造物の指定を進めることも検討している。
市まちづくり推進室は「保存の強制はできないが、町並みを守るために、住民と話し合う中でルールを作っていきたい」としている。
(2012年9月11日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120912-OYT1T00343.htm
中国人観光客のキャンセル相次ぐ…温泉旅館
尖閣諸島の領有を巡る日中関係の悪化を理由に、山梨県笛吹市の石和温泉の旅館2軒で、260人の中国人観光客が宿泊をキャンセルしていたとみられることが、石和温泉旅館協同組合への取材で分かった。
同組合によると、協会に加盟する35軒の旅館のうち少なくとも2軒で、8月24日から9月5日までに、予約していた中国本土や香港からの観光客260人が、領有問題を理由にキャンセルしたとみられるという。
同組合は8月28日に各旅館に対し、日中関係悪化の影響を聞くアンケートを送り、9月3日までに11軒が回答。その中で、短期間に大量のキャンセルが相次いでいることを把握し、組合の定例会で組合員に報告した。
同組合の山下安広理事長(65)は「これからもキャンセルは増えるだろう」と予測し、「石和温泉は宿泊客の約2割が中国人観光客。あまりひどくなるなら、対応を国会議員に陳情することも考えたい」と話した。
(2012年9月12日13時23分 読売新聞)
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>>1950-1951
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120911-OYT1T01247.htm
強引に車止め、個人駐車場へ誘導…苦情相次ぐ
世界遺産の合掌造り集落がある岐阜県白川村荻町で、個人経営の有料駐車場の強引な客引き行為に、観光客らから苦情が相次いでいる。
秋の行楽シーズンを前に、村や白川郷観光協会は、ホームページなどで村営駐車場の利用を呼びかけ、民間駐車場の経営者らにも中止するよう求めるなど、トラブルやイメージ悪化を防ごうと懸命だ。
民間駐車場は主に集落内のメーン通りにあり、現在は4軒が計100台分余りの駐車場を経営する。通りに出て強引に車を止める姿も目立ち、村は「交通渋滞や事故の原因にもなる」と指摘。村営駐車場(普通車188台、大型車38台)の利用も減り、集落保全のため徴収する協力金(普通車200円)は年約4500万円の想定を1000万円ほど下回るなど、修繕にも一部影響が出ているという。
夏休み中の先月には、村などに「村営駐車場に行こうとしたら、強引に駐車させられた」「観光前から嫌な思いをした」などの苦情が相次いだ。このため、村はホームページで現状を広く知ってもらい、トラブルを回避しようと、村営駐車場の利用を呼びかけることにした。同協会も「個人有料駐車場に断固反対する」との文章を掲載した。
村などが中止するよう求め、民間駐車場は昨年秋以降、減ってきているが、一部は「生活のため」などとして応じないという。成原茂村長は「このままでは、世界遺産の価値に傷がつく」と危機感を募らせる。同協会の山腰博文会長も「今後はマイカー規制の検討も必要ではないか」と話している。(赤塚堅)
(2012年9月12日07時13分 読売新聞)
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120911/k10014954501000.html
韓国への日本人観光客が減少
9月12日 18時9分島根県の竹島の領有権などを巡って日本と韓国との関係がぎくしゃくするなか、韓国の商工会議所が日本と取り引きのある国内の企業を対象に調査を行ったところ、韓国を訪れる日本人観光客が減るなどして、影響が出ていることが分かりました。
韓国の大韓商工会議所は、先月末から今月初めにかけて、日本と取り引きのある国内の500社を対象に調査を行い、およそ6割の企業から回答を得ました。
その結果、日韓関係の冷え込みによる影響を受けていると答えたのは全体の12%で、業種別に見ますと、観光業では29%、日本車の輸入販売代理店では26%、食品業では20%に、上っています。
このうち、観光業では、韓国旅行を取りやめる日本人団体観光客が増え、大手旅行代理店が損失を被ったと回答したほか、食品業では、日本に調味料を輸出しているメーカーが、売れ行きが3分の1に激減したなどと答えています。
一方、日韓関係の悪化が長期化した場合については、65%を上回る企業が憂慮すると回答しています。
今回の調査からは、今のところ日韓関係の影響を受けている企業は限られているものの、今後に対する懸念が広がっていることがうかがえます。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120910/wec12091020550009-n1.htm
韓国、中国には行きたくない?! 尖閣・竹島問題で、個人旅行の予約が4割減
2012.9.10 20:48 (1/2ページ)[west経済]
沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島をめぐる中国、韓国との対立の余波が、関西の旅行会社へも及んできた。ツアーの予約が前年同期に比べ3〜4割減に落ち込んだほか、新聞広告を見合わせるなど影響が深刻化しつつある。中国、韓国は日本人旅行者の渡航先ベスト3に入るだけに、旅行会社のダメージは大きく、両国以外のツアーを拡充する動きも出ている。
日本旅行では、尖閣諸島や竹島問題が再燃した8月下旬以降、中国や韓国の個人パック旅行のキャンセルが相次いだ。関西発着分の9〜10月の予約は韓国が前年同期比4割減、中国も同3割減と厳しく、同社は「何らかのてこ入れが必要だ」と頭を抱える。
阪急交通社も「(中韓の)治安は大丈夫なのか」といった店頭での問い合わせが増えており、8月下旬から中国、韓国方面ツアーの新聞広告を見合わせた。こうした影響は「少なくとも1カ月続く」(担当者)とみて、関西国際空港からの所要時間が韓国・ソウルに近い沖縄や台湾のツアー拡充を急いでいる。
今回の問題で、旅行会社が懸念を強めるのは修学旅行への影響だ。
修学旅行の行き先に韓国、中国を選ぶ学校は私立を中心に少なくない。近畿日本ツーリストでは「ぎりぎりまで様子を見て判断する学校が多い」(担当者)と話すが、関係悪化が続くと“中韓外し”が進む可能性もある。
首都圏よりもアジアに近い関西は投資や貿易で中国や韓国との結びつきを強めてきた。それだけに現時点で旅行業界以外では、大きな影響は出ていない。ただ、中国や韓国で事業を展開するアパレル企業の関係者は「社外で大声で会話しないよう注意している」と明かすなど、問題の行方をめぐり産業界も慎重な対応を迫られている。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201209130148.html
'12/9/13
訪日ツアー、中止相次ぐ 尖閣国有化反発の中国
【北京共同】日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に対する反発が強まっている中国で、旅行会社が訪日観光ツアーを中止したり、予約受け付けをやめたりする動きが相次いでいる。
中国からの訪日観光客は2010年の中国漁船衝突事件や11年の東京電力福島第1原発事故で激減。今年は順調に回復していたが、日中関係悪化で再び落ち込めば、日本の観光業界に打撃となりそうだ。
中国の大手旅行会社「中国旅行社」によると、尖閣諸島の国有化問題が中国で大きく報じられた今月10日前後から訪日ツアーの予約客のキャンセルが相次ぎ、団体ツアーの出発を中止したケースがあるという。担当者は「新たな訪日ツアーは組めない状況だ」と話した。
訪日観光のキャンセルは対日感情の悪化が影響しているとみられ、別の旅行会社の担当者は「日本観光の予約は受け付けているが、(日中の)情勢が厳しいため、客が集まらない」と話した。
四川省の旅行会社は12日、尖閣国有化が「中国人の民族感情を傷つけた」ことを理由に、日本ツアーの予約などの業務を全て停止すると発表。中国紙、毎日経済新聞(電子版)は13日、訪日観光の予約受け付けを停止する旅行会社が相次いでいると報じた。
日本政府観光局(JNTO)によると、11年の中国からの訪日旅行客は前年比26・1%減の104万3500人と大幅なマイナスだったが、今年1〜7月は前年同期比72・3%増の94万7600人に急回復。7月は前年同月より2倍以上増え、単月で初めて20万人を突破していた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012091201059
中国旅行大手、訪日ツアー中止=国家観光局は注意喚起
【上海時事】中国旅行大手の康輝旅游集団は12日、日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化を受け、日本行きツアーの催行を中止すると発表した。中国では9月30日から10月7日まで中秋節と国慶節の大型連休があり、多くの中国人が日本を訪れるとみられていたが、他の旅行会社が追随すれば、受け入れる日本の関連業界も大きな打撃を受ける可能性がある。
12日の上海テレビなどによると、康輝は国内の傘下旅行会社220社、5500店舗の全てで、訪日ツアーの実施や受け付けを停止。同社は「釣魚島問題が解決しなければ、訪日ツアーは再開しない。すでに申し込んだ人には、全額返金する」としている。同社は北京市当局系企業で、複数の日本の大手旅行会社とも提携。今年4月には年内に5万人のツアー客を日本に送り出す目標を公表していた。
一方、中国国家観光局は同日、ホームページで旅行会社などにあてた緊急通知を発表。18日までの1週間に、836団体2万2000人余りの団体ツアー客が日本を訪れる予定だとして、日本滞在中の安全確保に万全を期すよう注意を促した。(2012/09/12-22:41)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000095-mai-cn
<中国>日本への旅行、中止相次ぐ…国慶節控え影響懸念
毎日新聞 9月13日(木)21時12分配信
【北京・井出晋平】日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化の影響で、中国で日本への旅行を中止する動きが出ている。訪日ツアーの予約の減少だけでなく、ツアー自体の取り扱いを中止する旅行会社も出ている。中国は今月末から国慶節の休暇で旅行シーズンに入り、日本の観光業者にとってはかき入れ時の一つで、影響を懸念する声も出ている。
中国の大手旅行会社、衆信旅遊によると、9月以降、日本への旅行の予約が減っているという。そのため「訪日ビザ申請の取り扱いも停止した」という。また、中国メディアによると、大手旅行会社、康輝旅遊集団が傘下の旅行会社220社、5500店舗で訪日ツアーの実施や受け付けを中止したという。
一方、12日から北京市内で開かれている国際会議や社員旅行を誘致する商談会「中国国際ビジネス・会議旅行展覧会」には、日本政府観光局や北海道や沖縄県などの自治体のほか、日本の大手ホテルなどが出展した。沖縄県の担当者は「商談数は例年並みで、今のところ影響は感じられない」と話す。
日本政府観光局によると、中国からの訪日観光客数は、今年1〜7月は94万7600人と、東日本大震災前の10年同期比で9・1%増加。7月単月では20万3800人と過去最高を記録するなど順調に伸びていた。日本政府観光局北京事務所は業者などへの聞き取りなど影響について調査を始めた。
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http://mainichi.jp/area/tottori/news/20120914ddlk31040591000c.html
水木しげるロード:観光客、3年連続200万人突破−−境港 /鳥取
毎日新聞 2012年09月14日 地方版
「鬼太郎」や「ねずみ男」などの妖怪ブロンズ像139体が並ぶ境港市の水木しげるロード(800メートル)の今年の観光客数が12日に3年連続で200万人を突破した。中村勝治市長は13日、「全国的な観光地として定着した」とコメントを発表した。
同ロードは2007年から100万人突破を記録していたが、10年は水木しげる夫妻を題材にしたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が放映された影響で、一気に372万人の過去最高を記録。
その後、人気の低下が懸念されたものの、昨年は8月18日に200万人を突破し、年間で322万1000人が訪れた。今年の200万人突破は昨年より約1カ月遅い段階での達成だが、秋の観光シーズンに期待し、年間目標270万人達成を目指すという。【小松原弘人】
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209140151.html
'12/9/14
観光客誘致へ「清盛フェア」
広島県がロケ地になったNHK大河ドラマ「平清盛」の視聴率が振るわない。9日放送分は広島地区が14・5%で、関東地区が10・5%。最近の5作品の平均視聴率を下回る。清盛ブームで観光客を増やしたい県などは、16日から東京で「清盛フェア」を開催。秋の行楽シーズンに向けアピールを強める。
ビデオリサーチによると、広島地区の視聴率は1月の21・9%をピークに15%前後で推移。関東では3月以降、15%を超えず、ロンドン五輪開催中の8月5日は7・8%だった。平均視聴率が過去最低の「花の乱」(1994年)の14・1%を下回る恐れもある。
清盛は信仰する宮島(廿日市市)の厳島神社の海上社殿の造営に尽力し、音戸瀬戸(呉市)を切り開いたとされ、ドラマのロケが宮島や呉市であった。
県や市町は昨春、ドラマの推進協議会を設立。1億円の資金を集め、東京、大阪、福岡で観光PRを進めてきただけに、視聴率の低迷は当てが外れた格好で「もう少し上がってくれれば」との声も漏れる。
一方、1月から宮島と呉市音戸町に開館し、ロケの衣装やパネルを展示するドラマ館はまずまずの入り。20万人が目標の宮島は12日現在で13万2994人、10万人を目指す音戸町は11日に7万人を超えた。「目標を達成できそう」という。
清盛フェアは16日、県の東京アンテナショップ「TAU(タウ)」で開幕。28日までパネルや小道具のレプリカを展示し、平安時代の外出着「壺(つぼ)装束」の着付け体験(22、23日)もある。
10月14日には宮島での撮影シーンが放送される。協議会は「宮島は秋の紅葉が美しい。首都圏から人を呼び込むきっかけに」と意気込む。
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001209140003
コスプレ+赤れんが=観光客増?
2012年09月14日
コスプレと赤れんが倉庫の組み合わせが変わった雰囲気を醸し出す=ねこ太ёさん撮影
ファンの写真で舞鶴PR狙う
16日催し
アニメやゲームの登場人物に扮するコスプレのファンに楽しんでもらおうと、舞鶴市の舞鶴赤れんがパークで16日、「こすぷれんが。」が開かれる。赤れんが倉庫を背景に写真撮影し、作品をファンの間に流通させることで観光PRにつなげる初の試みだ。
市や舞鶴観光協会などでつくる実行委が主催する。会場は市役所横の赤れんが4号棟と5号棟の屋内、周辺のパーク敷地内。午前10時から午後7時まで、好きな場所でコスプレ撮影ができるほか、4号棟ではアニメソングのダンスイベントもある。
市文化振興課は「これまでと違う切り口で赤れんがパークをアピールしたい」とし、継続的な開催を予定している。
被写体となるコスプレ愛好家、ファンのアマチュアカメラマンらを含め、京阪神から定員いっぱいの200人の参加申し込みがあった。会場の状況によっては、当日の参加(1人1500円)も受け付ける。
ただ、赤れんが倉庫は明治〜大正時代にできた旧海軍の軍事施設で、多くは国の重要文化財に指定されている。市は「平和の尊さを後世に語り継ぐ場でもある」として、各国(地域)で現在までに使われた軍服、軍隊の礼服の着用は禁止(架空の軍服は可)する。
イベントの問い合わせは市文化振興課(0773・66・1019)へ。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120914-OYT1T00318.htm
観光・芸術・盆踊り…日中交流事業、中止や延期
政府による尖閣諸島(沖縄県石垣市)国有化を理由にしたと見られる日中交流行事の中止や延期の動きが広がっている。
20日に東京で開幕するアジア最大級の旅行博「国際観光フォーラム・旅博2012」に中国が出展の中止を連絡してきたほか、14日に都内のホテルで開催予定だった「日中著作権セミナー」も急きょ中止が決まった。
さらに、日中国交正常化40周年記念事業の一環として25日に北京で予定されていた「日中文化芸術フォーラム」も延期される。
民間交流にも影響が出ている。16日に吉林省長春で企画されていた盆踊りなどの行事や、17〜26日に予定されていた「日中記者交流計画」もそれぞれ延期されることになった。
(2012年9月14日09時51分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120917-OYT8T00032.htm
中国人ツアーや航空機 キャンセル相次ぐ
日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化を受け、中国からの旅行ツアーや航空機がキャンセルとなるケースが出てきた。中国人観光客はここにきて2011年3月の東日本大震災からの回復基調が鮮明になっていただけに、道内の観光関係者は頭を痛めている。
中国の複数の旅行会社がチャーターした中国東方航空の旭川―北京線は、今月5日から10月10日まで22便(11往復)が運航中止になった。同路線のチャーター便は今年7月に運航が始まり、1便当たり約170人が利用、旭川市や観光業界では中国人客の落ち込みを取り戻せると期待が高まっていた。日本側受け入れ会社の北海道ジェイ・アール・サービスネット(札幌市)によると、チャーターをキャンセルした中国の旅行会社の一つは「顧客が尖閣問題を理由に日本旅行を嫌っている」と説明したという。
新千歳空港でも今月下旬から10月にかけて中国国際航空の新千歳―北京線と、中国南方航空の新千歳―大連線の2路線で計10便(5往復)が運休する。国土交通省新千歳空港事務所によると、2社とも「旅客需要の減少」を理由に挙げ、大連線は冬季ダイヤ(10月28日〜3月30日)期間中も運休する方向だ。
キャンセルの動きは道央地方の観光ホテルにも波及してきた。定山渓温泉の「定山渓ビューホテル」には、14日頃から手配会社を通じ、中国の旅行会社から約300人分のキャンセルの連絡が入っているという。
道によると、2011年度の中国人観光客(香港除く)は約10万人で、道内を訪れる外国人全体の17・8%を占め、国・地域別には台湾に次いで多い。第4四半期(1〜3月)には、前年同期比2・8%増と、プラスに転じていた。それだけに、危機感を募らせた道や札幌市、北海道観光振興機構、北海道運輸局は14日、札幌市内で緊急の対策会議を開き、情報収集を進めることで一致したが、特効薬は見いだせないまま。札幌市内のホテルからは「影響は週明けには表面化する可能性がある」など懸念の声が出ている。
(2012年9月17日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120916-OYT8T00812.htm
銀山温泉 レンタル衣装で大正ロマン満喫
着物やはかま姿で温泉街を散策する観光客(16日、銀山温泉で) 木目調の旅館やガス灯の明かりが醸し出す落ち着いた雰囲気が魅力の銀山温泉(尾花沢市)で、レトロな街並みに合った着物やはかまを観光客に貸し出す取り組みが始まった。旅館従業員らも着用して演出に一役買っており、旅館関係者は「衣装で身も心も大正ロマンの世界に浸ってもらい、震災で落ち込んだ客足の回復につなげたい」と期待している。
銀山温泉は、その雰囲気から「大正ロマンの温泉街」として知られ、テレビドラマの「おしん」のロケに使われたことなどから、特に関東地方からの観光客に人気がある。しかし、震災や原発事故の影響で観光客が減り、全体の70%を占めていた関東地方からの観光客は、今でも震災前より10〜30%ほど落ち込んだままという。
そこで、銀山温泉組合内の20〜40歳代の男性10人でつくる「銀山温泉同志隊」(隊長=小関健太郎・「銀山荘」取締役専務)が、温泉街の売りであるレトロな雰囲気を徹底しようと、観光客らに着物やはかまで温泉街を歩いてもらう「コスプレ」を考案。県村山総合支庁の支援を得て、矢がすり模様や花柄の着物、はかまなど約40着の衣装やげたなどを用意した。
8月下旬から希望する旅館の従業員が着用し、観光客にも貸し出しを始めた。週末を中心に若い女性グループ客らに少しずつ浸透しているといい、16日には、衣装を貸し出している温泉街入り口のカフェ「あいらすげーな」に観光客9人から予約が入っていた。そのうち、岩手県から訪れた会社員山本千恵さん(25)は、友人2人と衣装を借り、花柄の入った深紅の着物に袖を通し、ガス灯に照らされた趣ある温泉街を散歩したり、記念撮影をしたりと楽しんでいた。「女3人の気兼ねない旅。銀山温泉の雰囲気とぴったりで、良い思い出になりそう」と笑顔で話していた。
小関さんは、「旅館の従業員も着物を着て接客していると『写真を撮ってほしい』と言われることが多くなり、お客さんとの会話も増えたようです。銀山温泉が一つのテーマパークになるように定着させたい」と話している。
衣装の貸出料は1時間1000円。
(2012年9月17日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120918/kng12091818490006-n1.htm
横浜中華街は普段と変わらず 「お客さんも楽しんでいる」
2012.9.18 18:49
日本政府が沖縄県・尖閣諸島の国有化を決定したことに中国で反発が広がる一方、日本有数の中国人街で観光名所の横浜中華街(横浜市中区)では18日も、多数の日本人観光客らが訪れ、いつもと変わらぬ平穏なにぎわいを見せていた。
約30年前に台湾から来日し、日本人の夫と横浜中華街で中華料理店を営む女性は「何もない。平和。うちの従業員には日本人、中国人、台湾人がいるが、皆仲良し。お客さんたちも中華街を楽しんでくれていますよ」とほほ笑み、普段と変わらない様子であることを強調。
土産物店「楊記」店主の並木辰雄さん(60)は「妻が中国人だが、妻とも近所の人とも尖閣問題についての話はしない」という。
岩手県から初めて横浜中華街を訪れたという女性会社員(35)は「特にいさかいなども見なかった」と笑顔を見せ、東京都文京区のアルバイトの男性(65)も「少し来るのが怖かったが、とても平和だ」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。
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http://news24.jp/nnn/news8732548.html
るーぷる仙台利用客400万人
(宮城県)■ 動画をみる 観光循環バス「るーぷる仙台」の利用客が18日400万人となり、利用客に記念品が贈られた。市内の観光地を巡る「るーぷる仙台」は、震災以前は年間40万人の利用があった。去年はその5割弱までに落ち込んだが今年は震災前の7割まで回復している。
[ 9/18 11:53 ミヤギテレビ]
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20120917-OYT8T00719.htm
海と島資源に女性客誘致…県内観光、日帰り9割
県が、瀬戸内海と島しょ部を新たな観光資源として観光客を呼び込む取り組みを本格化させている。観光客の約9割が日帰りで、行き先も厳島神社など一部を除き知名度が低く、客数が伸び悩んでいるためだ。県は、大都市在住の若い女性向けに「瀬戸内女子旅・島旅モニターツアー」を初開催するなど観光の新たな柱にする考えで、今年の来県客数を前年比で530万人増やす目標を掲げている。(矢野彰)
県によると、2011年の総観光客数は5532万人で、うち日帰りが4846万人(87・6%)。尾道など名が通った場所を訪れた後、他県の温泉街などに泊まる客が多いという。
そうした中で県は昨年8月、「しまなみ海道沿いの島々」「海産物(小イワシ、タコなど)」など27項目の認知度や関心について、首都圏や関西など県外の男女1060人に調査。「知らない」との回答が多かったが、首都圏在住の20〜30歳台の女性の約7割が「知れば行きたくなる・関心がわく」と答えた。
調査を受け、県は新たな観光キャッチフレーズ「瀬戸内ひろしま、宝しま」を設定。消費意欲や情報発信力が高い女性たちに、瀬戸内海や島々での滞在型観光を売り込む方針を決めた。今年7、8月には三原、尾道、江田島、呉各市の島を2泊3日で巡る「アクティブ女子旅」を開催。参加者9人にブログで旅行記を掲載してもらった。
モニターツアーは、今月21〜24日に音戸ノ瀬戸(呉市)や周辺の島々を撮影したり、しまなみ海道でサイクリングを楽しんだりする全10コース。県は見所や名産品を紹介するガイドブックを作っており、東京のアンテナショップや県内の主要な港などで配る予定だ。
県観光課の担当者は「『瀬戸内』と言えば広島と思ってもらえるようブランド化を進め、観光客増につなげたい」としている。
ツアーは関東、関西、九州在住の20〜30歳代の女性が対象。問い合わせはJTB中国四国広島支店(082・542・2715)。
(2012年9月18日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20120918-OYT8T00586.htm
国生さゆり、被災地での番組スタッフの横暴さを激白…急な昼食の要求や予定の変更など
シネマトゥデイ 9月18日(火)14時16分配信
女優でタレントの国生さゆりが、東日本大震災の被災地を旅番組の収録のため訪れたものの、番組スタッフの横暴な態度により「最悪の旅番組の収録」になったと17日のオフィシャルブログで激白している。
いまだ東日本大震災の爪痕が残る被災地での3日間の番組収録の方法を、「突然思い立って行くことと 行く場所のデリケートさと 前々から決まっていることをいとも簡単にくつがえす収録のやり方」と表現した国生。例として、予定には入っていなかった、6メートルの津波に襲われ250人の方々が亡くなったという場所へ心の準備もないままに連れていかれたことや、それに伴い、前々から決まっていた海苔(のり)漁師さんへの取材をキャンセルすることになったことを挙げている。
国生は「その人は震災当初から取材を続けているらしい それは本当に素晴らしいことだと思う」と番組スタッフへ一定の理解を示した上で、「それと打合せにないのに お願いしていないのにお昼ご飯出してもらえますか?といきなり取材先の人に言ったり、さんまの加工風景を撮りたいと言って、聞いていませんけどと工場の方を困惑させ 明後日また来るのでその時にお願いします。と言ってみたりすることとは違うと思う」とその取材方法に疑問を呈している。
「どこの被災地の方々も『忘れないで』『風化させたくない』のお気持ちで取材に協力を惜しまず時間をさいてくださる。そのお気持ちにオンブに抱っこを繰り返すことはどうなんだろう?」と苦しい胸の内を明かした国生は、「今回の撮影にご協力頂きました 三陸のみなさまありがとうございました。そして不手際がたくさんあってごめんなさい」と番組スタッフに代わって謝罪している。(朝倉健人)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120918-00000014-rbb-ent
国生さゆり、被災地での“最悪な旅番組”収録を謝罪……「不手際たくさんあってごめんなさい」
RBB TODAY 9月18日(火)12時39分配信
女優の国生さゆりが、旅番組のロケのため訪れた被災地で数々の不手際があったとして、番組収録に協力してくれた人々に公式ブログを通じて17日に謝罪している。
国生は「悔しい…」と題した17日付けのエントリーで、「はじめてに近いくらいの最悪の旅番組の収録がおわったーーー。疲れきってしまった」と、自身が出演する番組の収録で一騒動があったことを告白した。
番組名など詳細は明かしていないが、番組収録が行われたのは宮城県東松島市の大曲浜地区など、東日本大震災で被害を受けた三陸の各地。番組では被災地の人々にインタビューをしたり近隣の海苔漁師宅を訪ねるなどといった内容があらかじめ決まっていたようだが、そうした予定を急きょ変更することが重なったという。そして「6メートルの津波に襲われ250人の方たちが亡くなり、いまだ、当時のままの家屋が残された廃墟に倒壊した鳥居が無惨に転がっている場所」など、予定していなかった場所でロケが行われることになったが、震災の傷跡を生々しく残す景色に、国生は「突然のことに怖くて、息苦しさを感じて、正直に言います、この場所は無理です。先ほどから悪寒と鳥肌が立ってます、とカメラのまえでごめんなさいしてしまった」と、撮影をキャンセルしたことを明かした。
こうした予定の急きょ変更により、当初予定していた訪問先をキャンセルしたりするなどの不手際が相次ぎ、国生は「震災にあわれた方たちの今を皆さんに知って頂きたくてお邪魔したのに、反対に振り回してしまっているのではないか」と疑問を感じたという。さらに、取材方法についても「打合せにないのに、お願いしていないのにお昼ご飯出してもらえますか?といきなり取材先の人に言ったり、さんまの加工風景を撮りたいと言って、聞いていませんけどと工場の方を困惑させ、明後日また来るのでその時にお願いします。と言ってみたり」といったことが行われたことに言及し、「どこの被災地の方々も『忘れないで』『風化させたくない』のお気持ちで取材に協力を惜しまず時間をさいてくださる。そのお気持ちにオンブに抱っこを繰り返すことはどうなんだろう?」と疑問を呈した。
国生は最後に「今回の撮影にご協力頂きました三陸のみなさま、ありがとうございました。そして不手際がたくさんあってごめんなさい」と謝罪して結んでいる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120918-00000518-san-bus_all
韓流うんざり…旅行キャンセル相次ぐ 竹島問題、ブーム下火で意識変化
産経新聞 9月18日(火)8時36分配信
旅行会社にソウルなど韓国へのツアーのキャンセルが相次いでいる。竹島問題をめぐる感情悪化が理由だが、両国の対立はこれまでにも繰り返され、そのたびに「政治と経済は別」との考えから沈静化に向かっていた。ところが今回は「嫌韓ムード」もあり、問題再燃から1カ月近くたった今も沈静化どころか、影響が拡大しつつある。
「韓国は海外渡航先でトップ3に入るドル箱。事態の長期化だけは避けてほしいのだが…」
大阪市内の日本旅行の店頭には担当者の願いもむなしく、8月下旬以降、韓国への個人パック旅行のキャンセルが止まらない。関西発着分の9〜10月の予約は前年同期比4割減にまで達しているほどだ。日本から韓国ソウルへは航空便数が多く、関西国際空港から片道1万円台前半の格安航空券が出回るほどの供給過剰状態。こうした中、キャンセルが相次いだため、航空券の価格はさらに下落しているが、それでも「曜日や時間帯によっては機内に数人しかいないこともある」(関係者)という。
「この時期に広告出しても売れないでしょう」。阪急交通社は8月下旬から韓国方面ツアーなどの新聞広告を取りやめた。竹島問題の長期化に備え、同社では関空からの所要時間が韓国ソウルに近い沖縄などへのツアーの品ぞろえを増やす方針だ。両国の対立が激しさをみせているが、各社とも「一般的な渡航注意を喚起しているだけで、ツアーの発売は取りやめていない」(JTB西日本)という。
旅行会社にとってはドル箱の韓国だが、韓流に夢中となり、韓国に何度も出掛けていた女性を中心とする日本人の意識も少しずつ変わり始めている。「どのチャンネルも似たような韓国ドラマばかりでうんざりしている」。大阪市内に住む40歳代の女性はこう話す。2003年に日本で放映され、大ブームを巻き起こした韓国ドラマ「冬のソナタ」。冬ソナ以降、番組を自ら制作するよりも、韓国ドラマの購入費が安いことを理由に衛星放送、地方のテレビ局では韓国ドラマが1日に何時間も流れるにようになった。
しかし、竹島問題の再燃後、各局には「韓国ドラマが多すぎる」と視聴者からの苦情が殺到。BS日テレの赤座弘一社長は9月7日の定例会見で、韓国ドラマの放送を減らす考えを示した。また、6月に兵庫県・神鍋高原で韓国人歌手によるコンサートを企画した大阪のイベント会社が突然、倒産した。2日間でチケット約2万枚の販売を見込んでいたが、売れたのはわずか1400枚。しかも、チケットの全売上高を歌手への出演料に回したため、払い戻しに応じられない事態となり、チケット購入者からは「詐欺だ」との声が上がった。
「必要以上に持ち上げられた韓流ブームが薄らぐ一方、嫌韓ムードは日増しに高まっている。韓国への旅行の落ち込みも長期化するのでは」と旅行業界の関係者は先行きを警戒する。実際、韓国に旅行した東京都在住の40歳代女性はこう話す。「日本人とわかれば、屋台やタクシーなどは平気で価格をつり上げる。罵声を浴びせる人もいる。竹島問題もあり、今は行きたくないですね」(松村信仁)
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120920/mcb1209201838031-n1.htm
中国で韓国ツアーが人気急上昇 訪日旅行キャンセルの代替で、東南アジアも 近く大型連休2012.9.20 18:37
【上海=河崎真澄】訪日団体ツアーのキャンセルが相次ぐ中国で、9月30日から10月7日まで中秋節と国慶節の8連休を控え、海外への旅行先を韓国や東南アジアなどに変更する観光客が増え始めた。
浙江省のニュースサイトによると、同省の大手旅行会社が募集した9月出発の韓国ツアー参加者数が夏休みの8月に比べ40%増となり、ほぼ満席状態になったと伝えた。10月出発分も好調という。訪日観光キャンセルの反動とみている。
所得水準の向上で海外旅行ブームが盛り上がっている中国だが、日本以外の手軽な訪問先として韓国のほかタイ、シンガポール、マレーシアなど東南アジアにも人気が集まっている。
旅行予約サイト大手がまとめた大型連休中の海外旅行先人気ランキングで、これまでは常に上位にあった日本はトップ10位から脱落した。業界関係者は、中国の訪日ツアー客回復は早くても年明けとみている。
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http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20120921-OYT8T00448.htm?from=osusume
横浜中華街 にぎわいに暗雲
国慶節を祝う横断幕が飾られている横浜中華街(20日、横浜市中区で) 沖縄・尖閣諸島をめぐる日中関係の緊張が高まる中、国内最大のチャイナタウン「横浜中華街」は普段通りのにぎわいが続いている。
しかし、県内では宿泊施設でキャンセルが出たり、交流行事が中止になるなど影響も出始めており、秋の観光シーズンを前に関係者からは先行きを心配する声も上がっている。
20日昼、横浜中華街のメーンストリート「中華街大通り」は、観光客や昼休みのサラリーマンらでにぎわっていた。広東省出身の雑貨店の女性店員(33)は「お客さんが減った印象はないし、以前と変わらない」と笑顔を見せた。静岡県から観光で訪れた会社員女性(23)も「デモの映像を見て大丈夫かなと思っていたが、何もないので安心した」と話した。
例年、9月下旬から10月上旬は中国の建国記念日「国慶節」の大型連休となるため、多くの中国人観光客が訪れる。宿泊客の約3割が外国人という横浜駅近くの「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」では、日中関係が緊迫化して以来、中国からのビジネス客の宿泊が数件、宴会は1件のキャンセルがあった。横浜中華街にある「ローズホテル横浜」は、キャンセルや客足の減少はないという。
それでも、横浜中華街の別の雑貨店の中国人女性店員(67)は「対立が続けばこれから客足が減っていくんじゃないかと思うと、嫌だね」と表情を曇らせた。
横浜華僑総会の謝成発会長(59)は「中華街は食の街なので、政府間の問題は意識していない。連日、中国人観光客のバスも来ており、15〜17日の連休もごった返していた。1日も早く日中関係が回復してほしい」と強調した。同会が今月30日と10月1日に横浜中華街で行う「国慶節」に関連した獅子舞などのイベントは予定通り実施するという。
横浜中華街を管内に抱える加賀町署は、今回の日中間の問題を受けて、周辺のパトロールの回数を増やすなど警戒を強めているが、これまでに目立ったトラブルはない。
しかし、19日には神戸市の中国人学校で不審火があったため、中華街にある横浜中華学院(横浜市中区)の登下校の時間帯は、パトカーが周辺を見回りしている。同学院の施恵珍校長(62)は「教育の場に政治の話は関係ないが、念のため生徒には登下校中に中国語を話さないなど、目立つ行動をしないように伝えている」と話した。
修学旅行変更・交流中止も
修学旅行の行き先を中国から変更したり、日中の交流行事を中止するなどの影響も目立ってきている。
白鵬女子高校(横浜市鶴見区)は、11月に予定していた2年生の北京市への修学旅行を取りやめ、行き先を台湾に変更した。
藤嶺学園藤沢高校(藤沢市)も10月16〜20日に予定していた2年生約30人による上海市と杭州市への修学旅行を北海道に変更した。学校側が最近の治安状況などを踏まえて自主的に判断したが、学校関係者は「生徒たちも楽しみにしていたので残念だ」と話している。
また、外務省の青少年交流事業「キズナ強化プロジェクト」で、相模原市緑区の県立橋本高校に中国から数十人が訪問する予定だったが、延期になったという。 昭和音楽大学(川崎市麻生区)では、今月26〜28日に日中の音楽大学関係者が集まる「東アジア音楽教育大会」に参加予定だった中国の4大学の教員が、来日しないことになった。中国側から18日にメールで連絡があり、急きょ予定を変更して日本の大学関係者によるコンサートのみを26日に行うことになった。
相模原市では市医師会と市病院協会の役員らが、15〜17日の日程で市の友好都市である無錫市の医療機関を視察する予定だったが、視察を受け入れる医療機関に迷惑がかかる可能性を憂慮し、14日になって、訪問を中止したケースもあった。(勝井大介、坂場香織)
(2012年9月21日 読売新聞)
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http://www.chibanippo.co.jp/c/news/politics/101847
海水浴客、震災前の7割 回復基調も苦境続く 夏の県内観光まとめ
2012年09月21日 10:11
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この夏の県内の海水浴客は161万人で、東日本大震災と福島第1原発事故の影響で激減した昨年より4割増加したものの、震災前と比べると7割にとどまっていることが20日、県のまとめで分かった。観光施設への入り込みも前年比では1・2%増の微増となったが、2010年比では4・6%減と震災前の水準には戻らなかった。県内観光は回復基調にはあるものの、依然として苦境が続いている現状が浮き彫りになった。
県観光企画課が、県内66海水浴場と主要29プールで7月1日から8月31日まで、主要観光・レクリエーション20施設(東京ディズニーリゾートと幕張メッセ除く)と主な宿泊14施設では7月21日〜8月31日の入り込み客数をまとめた。
海水浴客は昨年比40・3%増だったが、震災前の10年と比べると、千葉地域の14%増を除き、残る6地域で2〜4割の大幅減。同課は「外房エリアを中心に津波や放射性物質のイメージが根強く、敬遠した観光客が近場の千葉地域に流れたのでは」と分析している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20120922-OYT8T00003.htm
小浜「雲城水」周辺 路上駐車横行地元「困った」
名水をくみに来る人たちの路上駐車が目立つ道路脇。左端の屋根の下が水をくむ場所(小浜市一番町で) 環境省の「平成の名水百選」に選ばれた小浜市のわき水「雲城水」。小浜漁港近くの道路脇からわき出ており、県内外からくみ取る人が訪れる人気スポットだ。ただ、周囲に専用の駐車場がないため、路上駐車が目立っている。地元の人たちは、県などに「遠くからやって来た人たちのために駐車スペースを確保して」と求めているが、めどは立っていない。(布江田嘉一)
雲城水は小浜漁港付近の砂礫層から自噴している淡水。わき出た水は、約100年前の雨水だとされ、誰でも無料でくみとることができる。地元の住民でつくる一番町振興会(約30人)が周辺を清掃するなどして管理。「水を使った楽しめる物を」と業者と共同で日本酒や豆腐、そばを商品化し、地域活性化にも役立てている。
2008年に「平成の名水百選」になったのを機に、市民のほか、評判を聞きつけた県内外からの観光客や釣り帰りの人らが多く訪れるように。夏場は多い日で200人以上が水をくみにやって来るという。
しかし、周囲に駐車場がないため、県道脇での駐車が常態化。県道は片側1車線と狭く、ドライバーはペットボトルやポリタンクを抱えて車に積み込む人たちの動きに気を付けて通過しなければならない。釣りの帰りに訪れた京都府の男性は「近くに駐車場があればいいのに」とこぼす。
一番町振興会理事長の宇田川省二さん(65)らが数年前から、市と県に駐車場を設けるよう打診。担当者は「実効性のある対策を検討している」としているものの、今のところ駐車場の候補地は定まっていない。
宇田川さんは「事故やトラブルのきっかけになりかねない路上駐車をなくすためにも、駐車場を作ってもらいたい」と願っている。
(2012年9月22日 読売新聞)
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>>1941 >>1948-1949
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120904302.htm
2012年9月4日03時00分 北國新聞
ホテル百万石、あすにも休業 山代温泉の名門
加賀市山代温泉の名門旅館「ホテル百万石」が5日にも休業する方向であることが、関係者への取材で3日分かった。旅館を運営する「百万石アソシエイト」は6日、取引業者を集めて今後の方針を説明する。
関係者の話を総合すると、3日午後、百万石アソシエイトの佐々木真二社長が従業員を集め説明した。4日は通常通り営業、5日以降は休業に入るとみられ、他旅館に予約客の受け入れを要請した。関係者によると、百万石側は将来的に営業を再開したい意向を示したとされる。
ホテル百万石をめぐっては2010年9月、不動産管理会社北國リゾートが、大口債権者の申し立てで金沢地裁から破産手続き開始決定を受けた。その後、百万石アソシエイトが、北國リゾートと交わした不動産賃貸借契約に基づき、旅館の営業を続けてきた。ただし、北國リゾートの破産管財人によると、百万石アソシエイトの売上金は仮差し押さえの決定が出ている。
旅館建物は、明け渡しを求める破産管財人と百万石アソシエイトが係争中。7月19日の審尋では、金沢地裁が明け渡し請求を認める決定を出したが、百万石アソシエイト側は8月下旬に決定取り消しを求めて同地裁に提訴した。
佐々木社長は4日は通常通り営業するとし、今後の運営方針については「6日に弁護士同席の上で説明する」と述べた。
ホテル百万石は、1907(明治40)年創業の老舗で、83年5月に石川県内で全国植樹祭が行われた際には昭和天皇が宿泊されるなど、歴史、規模ともに加賀温泉郷を代表する旅館として全国的な知名度も高い。「まさか。山代温泉最大の旅館の休業は大きなイメージダウンになる」と、観光関係者の間に波紋が広がった。
3日は団体や個人客がチェックインする普段と変わらない光景が見られた。一方、宿泊予約を申し込んだある客は「5日以降は空調設備の故障で予約を受け付けていない」と告げられたという。
山代温泉旅館協同組合にはホテル百万石から「6日に取引先向けの説明会を開く」との連絡が入り、担当者が情報収集に追われた。
ホテル百万石は、格安料金を売りにする旅館チェーンが取得の動きを見せてきた。ある旅館経営者は「次の引受先がすぐに決まればいいが、低料金の旅館は困る」と語った。
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>>1974
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120908301.htm
2012年9月8日03時19分 北國新聞
運営分離契機に迷走 ホテル百万石休業
5日に休業した加賀市山代温泉の旅館「ホテル百万石」はここ数年、周囲の目に「迷走」とも映る経営が続いていた。旅館の運営と資産管理の分離、債権の移転、資産管理会社の破産と、その後の管財人と運営会社の対立。関係者の間からは「2008年が始まりだ った」とのささやきが漏れ聞こえてくる。
「所有と運営を分離することで、家業から事業への転換を明確にする」
08年春、当時の創業家の経営者は旅館の形態を大きく変えたことを明らかにした。明治40年創業のホテル百万石は、不動産管理会社「北國リゾート」と運営会社「百万石アソシエイト」の二つの会社となった。
北國リゾートは建物を賃貸し、百万石アソシエイトは賃借料を払う。表向きは温泉不況に対応した事業再編だが、多額の金融債務を抱える中で「厳しい債権回収をやり過ごすためではないか」(当時の関係者)との疑念がくすぶった。
関係者の話や訴状などを総合すると、北國リゾートは08年1月に「ファーイースト・キャピタルマネジメント」という会社と建物の30年間の賃貸借契約を締結していた。3月、フ社から賃借権の譲渡を受けた百万石アソシエイトは、この契約を根拠に営業を続け た。
財務面で大きな変化があったのも08年だった。7月、東京に本社を置く「ユイット」が、旧ホテル百万石の主力銀行から元本約54億円の債権を買い取り、大口債権者となる。ユイットは債権返済が履行されないとして同年9月、北國リゾートの破産手続き開始と 競売開始を金沢地裁に申し立てた。ユイットは旅館再生を手掛ける県外資本と関係が深いとされた。北國リゾートは10年9月に破産した。
今年7月、事態は大きく動いた。百万石アソシエイトに対し、建物明け渡しを申し立てた北國リゾートの破産管財人の請求が認められた。管財人が支払いを求めた1億5400万円の担保として売上金の仮差し押さえが始まった結果、百万石アソシエイトは資金繰り に窮し、ホテル百万石は休業に至った。
百万石アソシエイトが6日、取引業者に示した営業再開の前提は明け渡しなどの請求取り消しを求める裁判での和解か勝訴だった。「営業再開のハードルは低くない」。佐々木真二社長はそう語った。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20120922-OYT8T01027.htm
「県魅力度」最下位を脱出
47都道府県と全国1000市区町村を対象にした「地域ブランド調査2012」で、3年連続47位だった本県の「魅力度」が、46位に浮上した。最下位を脱出し、不名誉な記録に歯止めをかけた。
調査は、民間コンサルタント会社「ブランド総合研究所」(東京都)が06年から毎年実施している。「認知度」「観光意欲度」「まちのイメージ」など72項目について、全国の3万375人から回答を得た。
魅力度は総合順位で、都道府県別ランキングを始めた09年からワースト1位を続けていた。今年は昨年44位の群馬が最下位に陥落した結果、福島、栃木、佐賀に次ぐ46位となった。1位は4年連続で北海道だった。
本県が項目別で上位だったのは、自治体のホームページ、ブログなどの接触度(7位)やテレビなどで見聞きする情報接触度(17位)。都道府県のイメージでは、「IT・先端技術のまち」で5位、「道路・交通の便がいい」で10位にランクインした。住んでみたい「居住意欲」は、昨年の44位から32位に上昇した。
市区町村別の魅力度で県内最高は128位のつくば市。水戸市246位、つくばみらい市297位と続いた。項目別で、つくば市は「学術・芸術のまち」で3年連続トップを守り、「教育・子育てのまち」も首位。水戸市は「歴史人物にゆかりがあるまち」で10位だった。このほか、「スポーツのまち」「スポーツの参加・観戦がしやすいまち」で鹿嶋市が3位になった。
県の最下位脱出について、同研究所は「少しずつだが、インターネットなどによる情報提供に力を入れ、観光意欲などを伸ばしている結果ではないか」と分析。県広報広聴課の堀江英夫課長は「ホッとしているが、住み良さや活力ある地域の発展とイメージアップ向上に引き続き力を入れたい」と気を引き締めた。
(2012年9月23日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120923/fkk12092302030001-n1.htm
「反日」拡大 中国客船、寄港取りやめ相次ぐ 福岡市の誘致策空回り
2012.9.23 02:03
沖縄・尖閣諸島の国有化に端を発した中国の反日運動拡大により、9〜10月に福岡・博多港に寄港予定だった中国発着のクルーズ客船3便が、寄港を取りやめたことが分かった。博多港の岸壁整備や地下鉄券売機の中国語対応など合計約1億4千万円をかけた福岡市の中国人観光客誘致策は、空回りの状況に陥っている。
◇
中国人観光客1人あたりの買い物消費額を4万4千円とはじく福岡市は、誘致策を積極的に推進してきた。9月からは約4200万円をかけて福岡市営地下鉄の全35駅で、券売機を中国語と韓国語に対応させる改修工事を進めており、23日にも終了する。
クルーズ客船の受け入れ拡大を目指し、14万トン級の船が着岸できるよう約1億円の岸壁整備費も、21日に市議会で可決された。
ところが同日朝、クルーズ船3隻のキャンセルの連絡が、福岡市に入った。
市によると博多寄港をキャンセルしたのは、米国のクルーズ会社が所有する「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」1便と「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」2便。いずれも、中国の旅行会社が船を借り上げて運航するもので、中国を出港し、釜山や済州島などとともに博多港を経由して中国に戻る航路だった。
この3便で計約7500人が福岡に来る予定で、買い物消費額だけで3億3千万円に上る計算だったが、キャンセルでゼロに。市が受け取るはずだった入港料と岸壁使用料計約190万円も支払われない。また、福岡側で7500人の移動・案内を手配するはずだった旅行会社もあり、市港湾局では「影響は計り知れない」という。
さらに、10月以降もキャンセルの動きがあり、市は情報収集を進めている。
22日朝、反日デモが相次いで以降初めてとなる中国・上海からクルーズ船「コスタ・ビクトリア」が博多に入港した。一部の観光客が「釣魚島(尖閣諸島の中国名)はわれわれ中国のものだ」と書いた横断幕を掲げての入港だった。
福岡市の富永周行市議は「市議会でも『日中間のいざこざを考慮にいれるべきだ』と慎重さを求める声もあった。ビジネスとして観光客誘致のメリットは分かるが、1億4千万円もの大金をかけるのであれば、もっと市民サービス向上などに役立てるべきではなかったか」と、市の姿勢に疑問を投げかけた。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005398674.shtml
自治体アンテナショップに変化 飲食や観光案内など複合化
地酒販売コーナーで試飲も楽しめる広島県のアンテナショップ=東京都中央区銀座1
飲食店などを備え、高級化が進む自治体のアンテナショップ=東京都中央区銀座1
東京の都心部で地元特産品などを販売する地方のアンテナショップが、レストラン、観光案内所をそろえるなど複合化を進めている。7月、銀座にオープンした広島県のショップには、名物の広島焼きの店やプロ野球広島カープの応援スペースも。一方、兵庫県は現在、自前のショップを持たず、観光客誘致などへの効果を冷静に見定めている。(佐藤健介)
広島県のショップがあるのは、高級ブランド店やデパートなどが並ぶ銀座の中央通りに近いビル。店名の「TAU(たう)」は広島弁で「届く」の意味で、広島ブランドを手が届く場所から発信したい、との思いを込めたという。
3階〜地下1階で1500種類に上る地元特産品を販売。高級化粧筆として人気の「熊野筆」などをそろえる。広島焼き以外にも郷土の味を提供する飲食店があり、地酒コーナーでは試飲用のカウンターも。開店初日には知事や広島出身のタレントが駆けつけ、古里の魅力をアピールした。
ビルの賃料は年間約1億5千万円とかなり高めだが、担当者は「広島に来てみたい、住んでみたいと思う人を増やすための投資」と話す。
同様のアンテナショップの出店は周辺で相次いでおり、2009年に山形県、10年には高知県が銀座に進出。いずれも地域の食材を使ったレストランを併設し、人気を集めている。
08年にリニューアルした沖縄県のショップにも沖縄そばなどが味わえる軽食コーナーがある。今年11月には茨城県のショップがオープンする予定で、ガイドが常駐して観光客誘致を図るという。
兵庫県の自治体では、04年に神戸市が都内のアンテナショップをたたんで以降、銀座に近い有楽町に豊岡市が出店するだけ。県独自のショップはなく、姫路市などの企業経営者有志が、近くでスイーツや清酒など地元特産品を扱う「兵庫わくわく館」を運営している。
県観光振興課は「地域情報の発信拠点にはなるが、観光客誘致などにどれだけ効果があるのか見えにくい」と慎重な姿勢だ。
◇「観光カリスマ百選」に選ばれ、農漁村活性化に取り組む地域再生診療所(長野県)・井上弘司所長の話
地域の特産品を全て東京に持ってきて、郷土料理も味わえるのなら、その土地に旅行で訪れる必要性がなくなってしまう。観光への波及効果は薄く、知名度の向上につながるのかどうかも疑問だ。
(2012/09/22 22:15)
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http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20120922-OYT8T00505.htm?from=yoltop
「古都」遺産アピールなるか 24日から鎌倉調査
鎌倉市の空撮写真。「三方が山に囲まれ、一方が海に開く」地形が特徴的とされる(同市提供) 国や神奈川県、鎌倉市などが世界遺産への登録を目指す「武家の古都・鎌倉」の現地調査が、24日から鎌倉市などで始まる。
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)の調査員が27日まで、鶴岡八幡宮など21件の構成資産すべてを回る予定だ。世界遺産への登録は、年々厳しさを増しており、県や鎌倉市などは、「(ユネスコが求める)顕著な普遍的価値を直接説明できる最後のチャンス」と、アピールの準備を整えている。
鎌倉市を中心に横浜、逗子市に構成資産が広がる「武家の古都・鎌倉」。国は今年1月末、〈1〉日本初の武家政権誕生の地であり、後の日本文化に大きな影響を与えた〈2〉「三方が山に囲まれ、一方が海に開く」という特徴的な自然地形を生かして政権所在地を整備した――の2点が、ユネスコの評価基準に合致するとする内容の推薦書をユネスコに提出した。
イコモスの調査員は、中国の国内委員で、中国建築設計研究院建築歴史研究所副所長の王力軍氏。2011年6月に世界遺産に登録された「平泉」(岩手県)を調査した実績を持つ。調査では、推薦書の内容や保存管理状況を確認するが、鎌倉市や県職員らが20〜30人態勢で王氏に随行し、山(さん)稜(りょう)部を歩いてもらったり、茶道や精進料理などを体験してもらったりして、今に続く日本文化を訴える予定だ。
推薦書の作成に携わった県教委文化遺産課の桝淵規彰・グループリーダーは、「流鏑馬(やぶさめ)や座禅の画像を取り入れ、日本史の教科書のように作成した。視察でも、実際に特徴的な地形を眺望してもらうなど、ビジュアル面の強調を徹底したい」と意気込みを話す。
一方、鎌倉市は、「センチュリー文化財団」(東京都新宿区)から寄付や売却の申し入れがあった同市扇ガ谷の土地・建物について、取得に向けた準備を進めており、関係資料を展示する「世界遺産ガイダンス施設」(15年4月頃開設予定)と博物館を一体的に整備する方針だ。
市の島田正樹・世界遺産登録推進担当部長は、「遺産を管理し、一般に公開して理解を深めてもらう施設は世界遺産の趣旨に合致し、大きなポイントになる」と話し、現地調査でも積極的にアピールしたい考え。
登録への今後の日程は、現地調査の内容がイコモスで審議された後、来年5月頃、イコモスが登録の可否(「登録」「情報照会」「登録延期」「不登録」の4区分)をユネスコ世界遺産委員会に勧告。同6月頃の同委員会で正式に可否が決まる。
ただ、世界遺産委員会は14年から、審議する文化遺産の件数を「1国1件」に絞る方針を示している。すでに現地調査を終えた「富士山」(静岡県・山梨県)と「武家の古都・鎌倉」の両方、またはどちらかの登録が見送られ、14年に審議される場合、国が8月に世界遺産への推薦を決めた「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)を含め、どの候補地を審議してもらうか、調整が必要になる事態も想定される。
武家の古都・鎌倉
構成資産は、鎌倉市内にある鶴岡八幡宮、鎌倉大仏、建長寺、円覚寺などに、横浜市の称名寺、鎌倉市と逗子市にまたがる名越切通と和賀江嶋を加えた21か所。面積は、構成資産(計577・2ヘクタール)に周辺の山稜部と海域を合わせて計2043・2ヘクタール。文化庁によると、世界遺産の総数は7月6日現在、962件(文化遺産745件、自然遺産188件、複合遺産29件)。国内では、文化遺産12件、自然遺産4件が登録されている。
(北村勤)
(2012年9月22日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120922/CK2012092202000030.html
富士登山者数が回復 「世界遺産」影響?
2012年9月22日
◆今夏、震災前に次ぐ31万8565人
環境省箱根自然環境事務所は二十一日、七〜八月の富士山登山者数を三十一万八千五百六十五人と発表した。東日本大震災の影響を受けてやや落ち込んだ二〇一一年から回復し、調査を始めた〇五年以降、一〇年の三十二万九百七十五人に次ぐ二番目の多さだった。
同事務所の担当者は「世界文化遺産登録に向けた盛り上がりも、登山者増加に影響しているのではないか」とみている。
一日当たりの登山者数は、七月二十八日の一万一千七百七十九人が最高。昨年は登山者が一万人を超えた日が一日もなかったが、今年は三日あった。
ルート別では、山梨県側の吉田口が十八万九千七百七十一人で全体の60%を占めた。静岡県側は富士宮口が七万七千七百五十五人(全体の24%)、須走口が三万五千五百七十七人(同11%)、御殿場口が一万五千四百六十二人(同5%)。
一方、登山者数の増加に伴い、山中で体調を崩す人も目立った。担当者は「夜中に登って御来光を見て、そのまま下山する弾丸ツアーが増えている。非常に高山病になりやすいので注意してほしい」と呼びかけている。
登山者数は、各登山道の八合目付近に設置した赤外線カウンターで計測。濃霧などで一部、誤作動を起こしている可能性が高い場合に補正している。
(加藤隆士)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120923-OYT8T00811.htm
特区で“観光力”アップ
◇奈良公園など中心部 県、近く国に申請へ
古都観光の中心・奈良市に観光客を呼び込もうと、県は近く、奈良公園周辺を県内で初めて国の「地域活性化総合特区」に申請する。県内を訪れる観光客は「平城遷都1300年祭」が開かれた2010年をピークに低迷しており、特区による規制緩和で外国人を案内する通訳を育成し、参拝者を集める寺社の改修もスピードアップして、魅力を国内外に一層アピールしたい考えだ。
(児玉圭太)
興福寺五重塔の前で記念撮影するフランス人観光客。宿泊者をいかに増やすかも課題だ(奈良市で) 申請する特区のエリアは、奈良公園や奈良町、JR奈良駅などを含む約1600ヘクタール。周辺には県内を訪れる年間約3500万人(過去10年間の平均)の観光客のうち、約1300万人(同)が足を運び、10年は1842万人だった。11年は東日本大震災の影響などで1314万人に減り、今年も10年の人数に届かない見込みだ。
また、県内にある宿泊施設の数は都道府県別で43位、客室数は最下位で、宿泊客は観光客のうち10・6%(全国平均15・4%)(いずれも10年)にとどまる。このため、県はより多くの観光客を呼び込もうと申請を決めた。
外国人を案内する「通訳案内士」には国家資格が必要だが、県が独自に行う研修を受けるなどすれば、この資格がなくても通訳ガイドができるようにする。さらに、国宝や重要文化財を修理・修復する際の手続きを、数か月から約1か月に短縮する。社寺やホテルを巡る循環バスを運行するほか、シカの交通事故を減らすため、車道の色を変えてドライバーに注意を呼びかけることも検討している。
11日には県や社寺、旅行業者など17団体が地域協議会を設立して、ホテル・旅館の改修や新たな観光ツアーの企画などについて話し合った。県はこれらの意見も踏まえて特区申請する予定で、国は来年1月に特区指定を判断するという。
荒井知事は「歴史や文化、自然に恵まれた公園周辺で、環境の維持と観光利用のバランスを取りながら進めていきたい」と話している。
(メモ)総合特区 地域活性化と国際戦略の2分野があり、指定されると規制緩和や税制優遇などが受けられる。現在、京都市や大阪府泉佐野市など39地域ある。
(2012年9月24日 読売新聞)
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>>1946
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/37112.html
福井のニュース 論説
芝政ワールド再生 誘客増へ地域連携不可欠
(2012年9月26日午前7時11分)
レジャー施設「芝政ワールド」を運営する芝政観光開発(福井県坂井市三国町)が、衣料品企画製造販売などのエル・ローズ(福井市)に10月1日付をめどに買収されることになった。企業再生支援機構の支援を受けて再建中だったが、1年半で再生にめどがつき、再スタートを切る。芝政ワールドはこれまで、観光誘客で県内施設の中でも大きな役割を果たしてきた。観光ニーズに対応しながら、経営を本格的な軌道に乗せていけるかが鍵になる。
1973年に設立した同開発が運営する芝政ワールドは「緑の広場 芝政」の名称で県民に親しまれ、ジャンボプールやウオータースライダーなど次々と施設を導入。毎年30万人以上が訪れ、関西や中京方面からの来場者も多い。北陸でも有数のレジャー施設といえるだろう。ただ設備投資などが経営を圧迫し、バブル崩壊も重なって経営は厳しい状況が続いていた。
同開発とメーンバンクである福井銀行の要請を受け、企業再生支援機構が支援に乗り出したのは昨年3月。集客力のある施設が閉鎖になれば地域経済へ多大な影響があると判断。同機構が株式を買い取り経営に乗り出すとともに、福井銀行は120億円余の債権を放棄する形で再建を進めてきた。
同機構によれば、株式を買い取って同機構が経営に参画し再生したのは全国3例目で、再生に要した期間は最短。多大な債権放棄はあったものの、当初計画(3年)の半分の期間で支援を終えることができたのは、徹底的なコスト管理など地道な経営改善があったからにほかならない。
昨夏の来場者アンケートに基づき、客層や目的を分析。関西や中京で効果的な時期にテレビCMを流すなどPR方法も変えた。旅行会社と提携し直通バスサービスを行うといった利便性向上にも努めた。今夏(7〜8月)の来場客数は約27万人と過去19年間で最多を記録。販売促進活動の見直しが来場者増につながった要因の一つであるのは間違いない。
経営を引き継ぐエル・ローズは、県内を中心にスポーツジムなども含め多角的に展開し、異業種への参入に積極的だ。社会福祉法人も同社グループで運営し、知的・精神障害者の雇用も積極的に行いながら地域貢献を果たしていく考えだという。
夏場に大勢の観光客を呼べる力は十分にあるが、1年を通して安定した経営ができるかなど課題はある。芦原温泉をはじめ地域の宿泊施設とタイアップし、オフシーズンの誘客で補完し合うなど地域との連携戦略が欠かせない。
エル・ローズの前川長慶社長が「県外客に偏りすぎるのではなく、地元で愛される施設に」と見据える理由はそこにあるのだろう。本県にとっても重要な観光資源であり、引き継いだ施設の経営をどう切り盛りしていくのか見守りたい。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120926-00000013-kana-l14
横浜中華街の国慶節パレード中止、尖閣余波が横浜にも/神奈川
カナロコ 9月26日(水)5時0分配信
横浜中華街(横浜市中区山下町)で10月1日に予定されていた国慶節(中国の建国記念日)を祝う恒例のパレードが、25日までに中止が決まった。主催する横浜華僑総会(謝成発会長)によると、尖閣諸島問題による日中関係の悪化を考慮した判断という。
パレードは、大きな竜を操ったり、民族衣装をまとったりしながら中華街を一周し、多くの観光客が集まる人気のイベント。
しかし、約200人のメンバーの中心が、横浜山手中華学校(同区)の中学生であり、中国の国旗を掲げて歩くことなどから、保護者の間で不安の声が上がったため、中止を決定したという。
同日午後4時からの「慶祝獅子舞」は実施予定だが、こちらも中華学校の生徒の参加を取りやめるため、当初より1組少ない4組で行うという。
同会は「楽しみにしていたと励ましの電話もあったが、残念だが中止した」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120926-00000301-saitama-l11
新都心に造幣局支局 池袋から16年に移転 人気の博物館もセット/さいたま
埼玉新聞 9月26日(水)14時30分配信
拡大写真
さいたま市へ移転する予定の造幣局東京支局=東京都豊島区東池袋(造幣局提供)
貨幣や勲章などを製造する独立行政法人造幣局(本局・大阪市北区)は25日、東京支局(東京都豊島区東池袋)を、さいたま新都心に隣接する三菱マテリアルの総合研究所跡地(さいたま市大宮区北袋町)へ移転させる意向を表明した。2016年4月の操業開始を目指し、用地取得の交渉を始める。実現すれば、社会科見学で人気の造幣東京博物館を含めた移転となり、県は「さいたま新都心周辺に新たなシンボル施設が加わる」と期待を寄せる。
造幣局によると、東日本大震災を受けて、豊島区が防災公園としての敷地活用を要請。同社も地域防災力の強化や国庫に貢献できると判断し、県などに移転候補地を相談していた。
造幣局は大阪市に本局、東京都と広島市に支局を持つ。東京支局は1939年11月、現在地に移転。現在は112人が勤務し、貨幣や勲章の製造、貴金属製品の品位証明などの業務を手掛ける。敷地は約3・3ヘクタール。効率的な配置により、移転後は1・8〜2ヘクタールになる見込み。
さいたま市を移転先に選んだ理由について、造幣局総務部は「交通網が充実し、日本銀行に製造した貨幣を安全かつ確実に輸送できると判断した」と説明。総合研究所跡地には大宮警察署の新築移転も計画されており、同部は「後から知ったが、心強い」と話す。
東京支局は工場見学を行っているほか、敷地内にある造幣東京博物館では古銭や記念貨幣、勲章など約千点を展示。社会科見学などで毎年約3万5千人以上が訪れる人気スポットになっている。
県企業立地課は「国の基礎となる貨幣を製造する工場の移転先として、埼玉を選んでいただき大変ありがたい。さいたま新都心周辺には鉄道博物館や盆栽美術館もあり、魅力のスポットが新たに増える」とさらなる活性化に期待している。
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http://www.asahi.com/travel/news/SEB201209260010.html
長崎―上海航路、年内運休へ 中国人客大量キャンセル
長崎―上海航路を運航しているハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の子会社、HTBクルーズは26日、10月10日に長崎に到着する便を最後に年内の運休を決めた。日中関係の悪化で乗客の7割を占める中国人客に大量キャンセルが出たうえ、日本行きツアーの販売中止が相次いでいるためと説明している。
中国は30日から、中秋節と国慶節で8連休に入るが、この間の3往復に入っていた中国の団体客300人分の予約がキャンセルされた。運航再開の時期は未定。11月初めに判断する。
同社は「中国の大半の旅行会社は国慶節以降の日本行きツアーを販売しておらず、団体客がまったく見込めない」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120927-00000588-san-bus_all
8月の成田空港旅客数が過去最高 「LCCが後押し」
産経新聞 9月27日(木)18時19分配信
成田国際空港会社(千葉県成田市)は27日、8月の成田空港の旅客数(速報値)が前年同月比17%増の329万4083人で、昭和53年5月の開港以来、単月ベースで過去最高を更新したと発表した。過去最高の更新は、平成19年8月以来、5年ぶりとなる。
特に国内線の旅客数で、8月は同2・4倍の40万6076人とし、7月に続く過去最高を更新した。
夏目誠社長は、同日の定例会見で、旅客数の伸びについて「7月以降、成田に就航した国内系の格安航空会社(LCC)2社が新たな空の旅の市場を開拓してくれている」と分析した。
一方、尖閣諸島問題に伴う9月以降の空港旅客数の影響については「見通しは難しいが、一昨年と同様かそれ以上に落ち込む可能性はある」と懸念を示した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120923-00000642-yom-soci
会津藩公行列、いざ復興へ…来年の「大河」舞台
読売新聞 9月23日(日)21時43分配信
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鶴ヶ城を背に会津藩公行列に臨む参加者たち(23日、福島県会津若松市で)=菅野靖撮影
福島県会津若松市で23日、会津藩主や白虎隊の行列を再現した「会津藩公行列」が行われ、扮装(ふんそう)した市民ら約500人が雨の中を練り歩いた。
東京電力福島第一原発事故の風評被害で観光客の減少に悩む同市だが、この日は多くの観光客が詰めかけた。
鶴ヶ城で行われた出陣式で、室井照平市長が「復興、再生に向けてしっかり取り組んでいく」と宣言し、号砲とともに出陣。地元を舞台にした来年放送のNHK大河ドラマ「八重の桜」に出演する元宝塚歌劇団の白羽ゆりさんや、俳優の国広富之さんも参加した。
家族らと訪れた横浜市瀬谷区の女性(32)は、「幕末の歴史が好きで楽しみにしていた。風評被害で福島の観光は大変と思うが、頑張ってほしい」と話していた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20120926-OYT8T01368.htm
上海航路運休、早期再開願う声 日中交流の関係者ショック
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報道陣の取材に応じる小野社長(左端) 上海航路の国際旅客船「オーシャンローズ」が10月上旬の便を最後に、年内は運休することが発表された26日、航路の振興に取り組んできた関係者は驚きをもって受け止めるとともに、早期の運航再開を願った。
旅客船を運航するHTBクルーズの小野秀一社長は、長崎市の同社で報道陣の取材に応じた。上海市などの旅行業者と協議した際、「今の時期に集客は不可能」と告げられたことを明かし、「集客に力を入れていただけに、運休しなければならないのは非常に痛手だ」と表情を曇らせた。
県は今年度当初予算に、航路の支援費として約4億8000万円を計上し、旅客船を使ったツアーを企画した旅行会社への助成などを行ってきた。
中村知事は「大変残念。領土問題は国家の根幹をなす問題だが、大局的な観点に立って事態を打開してほしい」と、早期の日中関係の改善を要望した。そのうえで、「今後も航路を支援する考えに変わりはない」と強調した。
長崎市の新地中華街でちゃんぽん麺を販売している大坪正一さん(59)は「中国との絆の象徴として航路を応援していたので、運休はとてもショック。日中関係が悪化している時こそ文化的な交流が大切なので、早く再開してほしい」と語った。
一方、海外からの買い物客の誘致に取り組む同市中心部の浜市商店連合会の本田時夫会長(59)は、「他のクルーズ船の乗客も減らないだろうか」と影響の広がりを懸念した。
(2012年9月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120928-OYT8T01498.htm
復活人力車「黒壁」を疾走
◇山口さん、奈良から長浜へ“出勤”
「浪漫力車」を引く山口さん。「お客さんとの出会いを大切にしたい」と語る 旧商家など古い町並みが残る長浜市中心部で、明治時代に交通手段として栄えていた人力車が復活した。奈良市の食品販売業、山口善久さん(33)が週末に長浜市まで通い、「浪漫力車」の屋号で、観光客にガイドしながら巡っている。山口さんは「お客さんとの一期一会の出会いが人力車の魅力。観光客の思い出づくりに一役買いたい」と意気込んでいる。(福永正樹)
浪漫力車は毎週土、日曜日、黒壁スクエア付近で待機し、ガラス細工の店や長浜曳山博物館、大通寺(重要文化財)などを巡る。要望があれば、長浜城歴史博物館や慶雲館、現存する国内最古とされる駅舎が残る長浜鉄道スクエア、琵琶湖岸まで足を延ばす。
往時は70台以上の人力車が行き交っていたという町中は今、観光客であふれ、山口さんは、菅笠(すげがさ)に地下足袋姿で駆け抜けていく。「かつてのように、多くの人力車が行き交う街にしたい」という熱意が原動力だ。
山口さんは2006年、四国八十八か所霊場巡りの道中、松山市の道後温泉を巡る観光人力車に魅せられて、車夫になることを決意。07年春、奈良市の奈良公園周辺で人力車を走らせる「えびす屋」に就職した。
奈良公園周辺の東大寺や興福寺、春日大社などを案内し、修業を積んできたが、将来の体力の衰えに不安を感じ、10年春、奈良県生駒市に食品販売会社を設立、自然食品の宅配業を始めた。
畑違いの業界で、厳しい販売競争に明け暮れるうち、神奈川県鎌倉市に、60歳を超えて現役の車夫がいることを知った。「体力的にも一生の仕事にできる」と確信し、客の感動と笑顔に触れられる人力車を再び引きたいと思うようになった。
長浜市を観光で訪れたのは今年3月。古い町並みが残り、半径2キロ圏内に様々な魅力が詰まった町にひかれた。「観光地としての将来も有望で、ビジネスとしても十分に成り立つ」として、同市を選んだ。
奈良県平群町に住む両親も「頑張りや」と応援。山口さんは約200万円で、東京・浅草の職人に人力車を新調してもらい、長浜市に車庫も確保。9月に「長浜観光人力車」を開業した。
奈良市の自宅から、片道約2時間かけて車で通う。長浜のグルメ情報や話題の店舗もチェックして町に溶け込もうとしている。地元の人たちは「街を盛り上げて」と声をかけ、お客さんを紹介してくれる。
山口さんは「軌道に乗れば、来春には長浜に移住し、会社を興して毎日運行したい。長浜の観光の目玉の一つになれるよう頑張りたい」と張り切っている。
10分1000円。問い合わせは、山口さん(090・1674・0484)。
(2012年9月29日 読売新聞)
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http://www.shinmai.co.jp/news/20120929/KT120928BSI090024000.php
東急が八方・岩岳・栂池から撤退 運営子会社株売却へ
09月29日(土)
東京急行電鉄(東京)は28日、北安曇郡白馬村の八方尾根スキー場など同村と小谷村の計3カ所でリフトなどを運行する子会社、白馬観光開発(白馬村)を、日本スキー場開発(東京)に売却すると発表した。東急グループは1958(昭和33)年の白馬観光開発設立以来、白馬を中心とするスキーリゾート開発に携わってきたが、スキー人口の減少に伴う業績悪化などを踏まえ、白馬周辺のスキー場運営から事実上撤退する。
白馬観光開発は八方尾根と岩岳スノーフィールド(白馬村)、栂池高原スキー場(小谷村)でリフトやゴンドラなど計33基を運行するほか、スキー場内のレストランや日帰り温泉施設なども運営している。売却は11月1日付。従業員124人(うち正社員76人)は日本スキー場開発が引き継ぎ、同社がリフトなどの営業を継続する。
同社は日本駐車場開発(大阪市)の子会社。県内で鹿島槍スポーツヴィレッジ(大町市)、竜王スキーパーク(下高井郡山ノ内町)の2スキー場を運営している。
東急電鉄によると、白馬観光開発はスキー人口の減少に伴って売り上げが落ち込み、2012年3月期まで4期連続で最終赤字を計上。一方、グループは東急電鉄沿線での事業に注力する方針を打ち出しており、白馬での事業の在り方を再検討する中で、近隣でスキー場運営の実績がある日本スキー場開発への売却を決めたとしている。
東急電鉄は今後、白馬観光開発が実施する第三者割当増資を引き受け、子会社3社が保有する株式も取得。その上で、保有する白馬観光開発の全株式(95・46%)を日本スキー場開発に売却する。金額は明らかにしていない。
別のグループ企業が運営する白馬東急ホテル(白馬村)は引き続き運営する。
東急電鉄グループは白馬周辺以外に、上田市でスキー場「ハーレスキーリゾート」を運営。このほか県内では、東急不動産(東京)の関連会社がタングラムスキーサーカス(上水内郡信濃町)や蓼科東急スキー場(茅野市)などを経営している。
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http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/09/post_5144.html
【原発事故で国交付金減】奥会津活性化に影 「復興停滞」と反発 来年度、県補助金半減も
奥会津活性化事業の補助を見込んで進められている昭和村の温泉施設「しらかば荘」の工事現場。左奥が建設中の宿泊棟。手前が温泉施設が建てられる予定の土地。右奥が現在使われている施設
東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の影響で本県への国の電源立地地域対策交付金が減少し、奥会津の地域活性化事業がピンチに陥っている。県は27日までに、来年度予算が今年度と比べ半減する可能性があることを補助対象の奥会津の7町村に示した。昭和村の温泉施設や檜枝岐村の遊歩道整備など、地元町村は事業を地域づくりの中核に掲げているだけに反発。昨年の豪雨災害で被害を受けた奧会津の復興に不可欠として県に予算維持を強く求めている。
■最悪のシナリオ
例年2億円程度に上る補助総額は9500万円程度に半減することもあり得る−。8月下旬、県の担当者は奥会津の町村に対し、「最悪のシナリオ」として明かした。
説明の中で、電源立地地域対策交付金のうち、補助事業の財源としてきた部分が来年度は今年度実績の半額の12億円程度しか確保できない見通しとなったことが示された。
脱原発を打ち出す県は原発関連の交付金を辞退している上、震災で県内の火力発電所が停止していた影響で交付金の算定基準となる県内での発電量が大幅に下がったためだ。出席した町村は猛反発。あくまで例年並みの補助額を求めた。
■雇用にも影響
昭和村は村営の温泉施設「しらかば荘」の建て替え工事に事業の補助を組み入れている。交流人口を増やし、新たな雇用の確保にもつなげるため、村が力を入れているプロジェクトで、平成22年度に事業に着手し、25年度に着工、26年度に完成予定だ。
総事業費6億7000万円のうち、県の補助を計約1億9000万円と見込んでおり、もし補助金が削減されれば、工事が進められなくなる恐れもある。完成後には従業員を数人増やす予定だが、完成時期がずれ込めば、雇用計画にも影響する
既に施設隣では温泉施設の建て替えを見込んで村が単独予算を投じて宿泊棟の建設も進んでいる。村担当者は「何としても計画通りの予算確保をお願いしたい。プロジェクトは進んでおり、いまさら工事を遅らせられない」と語気を強める。
南会津町は南郷地区にある築40年の温泉宿泊施設「さゆり荘」の改修を計画に挙げている。町内の観光関連施設の経営改善が求められているだけに町関係者は「県からの補助が滞れば、今後の施設の存続にも関わる」と危機感を示した。
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■順番待ち
檜枝岐村は、中心部から尾瀬国立公園の入り口の御池地区までの約10キロの区間でソバ畑やブナ林を通る遊歩道整備を進める。「豪雨や原発事故の風評被害の影響を乗り越えるために早く進めたい。遅らせるわけにいかない」。村の観光担当職員は深刻な表情を浮かべた。
宿泊客を中心に観光客が例年より2割も落ち込む。村はウオーキングの「メッカ」として観光誘客を進めて挽回を目指す。来年度は遊歩道整備に2750万円の事業費を計上し、キャンプ場などに近い林の中を通る区間を整備する計画で、補助を受けずに自主財源のみでの事業実施は困難だ。計画がずれ込めば村の観光再生構想も遅れることになる。
25年度に補助を受ける事業以外にも各町村は26年度以降、スキー場のリフト修繕や農産物直売所の整備、自然教育施設の設置などを計画して「順番待ち」している状態。JR只見線の運休が続く只見町の民宿経営者は「原発事故と豪雨災害で奥会津地域の観光は窮地に立たされている。観光施設などの整備が滞れば、復興にも支障が出る」と支援の継続の重要性を強調した。
■最大限に努力
県は福島民報社の取材に対し、「あくまで最悪の想定を示しただけで、水害で被害を受けた奥会津復興に向け、予算確保に最大限努力する」(企画調整部)と説明するが、現段階で確実に穴埋めできる財源は見当たらないのが実情だ。
経済産業省は、原発分の交付金を辞退している本県向けに新たな交付金の予算35億5000万円を概算要求している。ただ、予算が認められたとしても「使途や制度設計などはこれから調整」(資源エネルギー庁)としており、奥会津の補助金の財源に充てられるかは不透明だという。
【背景】
「新編歳時記の郷・奥会津活性化事業」が財源としているのは、電源立地地域対策交付金のうち、県内の発電電力量と消費電力量の差に応じて県と立地町村に交付されている電力移出県等交付金。県は水力発電所が設置される只見川流域の奥会津7町村の振興などのため、平成元年度から同事業を継続してきた。近年は毎年2億円程度の予算が配分され、ハード整備の事業費の3分の2程度を補助するなどしている。
(2012/09/28 11:29カテゴリー:3.11大震災・断面)
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>>1529
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120927-00000331-oric-ent
シンデレラ城で初の結婚式 “夢の国”で永遠の愛を誓う
オリコン 9月28日(金)14時50分配信
1983年の開園以来初となる東京ディズニーランド(TDL)のシンデレラ城での結婚式が28日、執り行われた。新婦は、新郎が待つシンデレラ城前にビークルに乗って登場。「お二人を大きな拍手でお送りください」の言葉とともに、参列者のみならず、パーク来園者からも祝福を受けた。
プリンセス・シンデレラとチャーミング王子をイメージした衣装を身にまとい式を挙げた埼玉県在住の安孫子高行さん(35)と加越真由美さん(32)は、「2人でよく来ていたTDLのシンデレラ城で結婚式が出来ると聞いて迷うことなく決めた」という。シンデレラ城での挙式は「彼女の笑顔が見たかったから」と高行さんから提案。2人の初デートもTDL、そしてプロポーズもシンデレラ城の前でした思い出の場所。真由美さんは大のシンデレラ好きで、高行さんは「シンデレラのような結婚式をしたいという希望が叶えられて嬉しい」と喜びのコメント。
シンデレラ城のアトラクション「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」内の豪華なシャンデリアが目を引く大広間・グランドボールルームにて、指輪の交換や結婚証明書へのサインを行い、その後シンデレラ城前にてブーケトス。新婦新婦は「少し恥ずかしかったが、たくさんの方に『おめでとう』と言っていただき大変感激」「将来子どもができたら必ず(TDLに)連れてきます」と顔を見合わせながら語った。
挙式後の披露宴は、東京ディズニーランドホテルの宴会場「シンデレラ・ドリーム」にて行い、ミッキーやミニーなどディズニーキャラクターたちがお祝いに駆けつけるという。シンデレラ城で結婚式が挙げられる『ディズニー・ロイヤルドリーム・ウェディング』の料金は50名750万円(1名追加4万5000円)。料金に含まれているのはシンデレラ城内での挙式とプラザでの行進、披露宴での席料、料理・飲料代、衣装、オリジナルウエディングケーキなど。1日1組限定の特別プログラムとなっている。
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http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210020004
観光貸自転車が始動/静岡市が実証実験
2012年10月02日
職員(手前)から電動自転車の説明を受ける利用者=静岡市葵区追手町
観光活性化に役立てようと、静岡市が1日から、貸自転車サービスの実証実験「開店!レンタサイクル屋」を始めた。市内9カ所で貸し出し、返却も自由にできるうえ、観光スポットなどを紹介したオリジナルのサイクリングマップも配られる。市は「効果が実証されれば本格的に導入したい」としている。
■静岡市が無料実施、9カ所に75台
実験は、平坦(へいたん)地が多い同市の特徴を生かして、サイクルツーリズムの振興につなげるのが狙い。市が財団法人「静岡観光コンベンション協会」に委託し、12月28日まで実施する。
JR静岡駅北口(葵区)や、浅間通り商店街(同)、三保(清水区)など計9カ所に75台の自転車を置く。一部では電動アシスト自転車も貸し出し、使用料は無料(保証金500円は、自転車返却時に返金)だ。
マップは、市外の大学生や留学生と協力して約2週間かけ、「外からの視点」で作成した。特に20〜30代の女性にターゲットを絞り、実際に自転車を使って観光情報を集めた。
ピンク色と水色で出来たマップは、(1)静岡駅北エリア(2)静岡駅南エリア(3)三保エリア(4)丸子エリア(5)清水みなとまちエリア(6)由比・蒲原・興津エリアの全6種類。
雑貨屋や飲食店のほか、パワースポットの情報も掲載している。同協会の担当者は「今までの観光パンフレットに載っていない情報を意識した」と話す。
今後、利用者アンケートで回遊性を検証し、来年度の本格実施につなげる。また、情報提供を呼びかけ、マップの完成度を高めるという。貸し出し初日に利用した鈴木千恵さん(38)は「車では通り過ぎてしまう店もあり、自転車は便利。マップも色々載っていて、楽しそう」と話した。
利用時間は、午前9時〜午後4時半(貸し出しは午後3時まで)で、対象は中学生以上(身長137センチ以上)。問い合わせは同協会(054・254・2212)まで。
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http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001210020002
自転車走らせ鉄路蘇る
2012年10月02日
廃線を生かした地域おこしが評価され、日本鉄道賞の特別賞に選ばれたレールマウンテンバイク・ガッタンゴー=2010年4月、飛騨市神岡町
◆旧神岡鉄道のレールマウンテンバイク
旧神岡鉄道の廃線を自転車で走る飛騨市神岡町の「レールマウンテンバイク・ガッタンゴー」(NPO法人神岡・町づくりネットワーク)が、今年の日本鉄道賞の特別賞に選ばれた。国土交通省が1日、発表した。廃線後の取り組みの受賞は異例で、地域おこしにつなげた活動が評価された。表彰式は15日に東京である。
◆日本鉄道賞特別賞に「地域の新たな財産」
日本鉄道賞は、国交省やJR、民鉄などで組織する「鉄道の日」実行委員会の主催で、ガッタンゴーは「『蘇(よみがえ)ったレール』特別賞」。全国から29件の応募があり、JR東日本の東京駅丸の内駅舎の創建当時の復元(日本鉄道賞)や、横浜市の原鉄道模型博物館(「鉄人」特別賞)とともに選ばれた。
「独自性とユニークさ」や「黒字営業」に加え、「鉄路を生かし、地域の新たな財産を創出した」と評価。「『レールを残したい』という鉄道への深い思いが原点」と選考委員の共感を得たという。
ガッタンゴーは2007年に開始。前年秋に廃止された旧神岡鉄道(奥飛騨温泉口―猪谷〈富山市〉、19・9キロ)のうち、奥飛騨温泉口―神岡鉱山前(2・9キロ)の往復コースだ。
自転車で線路上をガタンゴトンと音をたてて走る楽しさに加え、山あいの景色も人気。初年の利用者は週末を中心に1301人(営業19日)だったが、全国的に評判となって増え続け、東海3県や関東、関西を中心に多くの家族連れらが訪れる。今年から平日も営業し、9月末までで過去最多の1万5809人(営業150日)に達した。
車両は手作りで、グループ用や家族向き、電動アシスト機能付きなど、様々なタイプを増やしてきた。運営は飛騨市観光協会から昨年、神岡・町づくりネットワークが受け継いだ。
当初から携わる事務局の田口由加子さん(34)は「町の人の思いがつまった活動。もっと楽しめるように、いろんな車両を作りたい。区間も延ばせるといいのですが」と話した。
ガッタンゴーは水曜定休で11月25日まで。問い合わせは事務局(090・7020・5852)。(豊平森)
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/121003/bsd1210030504001-n1.htm
尖閣問題で相次ぐキャンセル 中国数次ビザ、観光客減で埋没 (1/3ページ)2012.10.3 05:00
日本政府が沖縄県と、福島県など東北3県を対象に導入した中国人個人観光客への数次査証(ビザ)。観光振興や東日本大震災の復興支援の“切り札”だったが、尖閣諸島国有化を契機に中国での反日運動が高まり埋没、日本旅行の予約やツアー商品を紹介する展示会のキャンセルが相次ぐ。好調だった数次ビザは今や無力感が漂う。
「中国人観光客を10万人誘致する本年度の目標は達成できそうだと思っていただけに残念」
沖縄県上海事務所の本永哲所長はがっくりと肩を落とした。外国人観光客全体の本年度の誘致目標は45万人。うち中国人は2割強を占め、経済成長が続く中国からの観光客に寄せる期待の大きさが分かる。
「7月には北京にも県事務所を開設した。上海、北京ともに事務所を持つ自治体は沖縄県だけ」と本永所長。「沖縄は製造業がほとんどないから観光産業を開拓しなければならない」
だが、日中関係悪化で、空路の上海−那覇線は、7月に週7便から12便に増やした中国東方航空が9月20日から再び7便に。新規乗り入れ延期や運休も相次ぎ、沖縄を訪れる中国人観光客は激減している。
震災復興の重荷に加え、東京電力福島第1原発事故の風評被害に苦しむ福島。同県上海事務所の国分健児所長は、震災後に福島を訪れた中国人観光客らの写真とコメントをレイアウトしたポスターを広げ「展示会で使おうと思っていたのに」と自嘲気味に話した。
遼寧省瀋陽の商品博覧会に出展し観光PRを行う予定だったが、反日デモの激化などを受け「辞退」を余儀なくされた。
「風化と風評の克服が課題」と訴える国分所長は、一人でも多くの中国人に日常を取り戻している福島の姿を見てもらおうと奔走してきた。
5月には震災後初の中国人ツアー団の福島旅行を実現。白河市のマラソン大会に参加する中国人ツアーを組織するなど地道な努力を積み重ねてきただけに、「振り出しに戻った」とやるせなさをにじませた。
野田政権は7月末に震災復興策や日本の観光立国化などを盛り込んだ「日本再生戦略」を閣議決定した。
昨年、約620万人だった日本訪問の外国人旅行者数を2020年までに2500万人に増やす野心的な目標が観光立国実現の柱だ。政府は中国人の訪日旅行者は近い将来、韓国を抜いてトップになると見込んでいたが、日中対立が長期化すれば目標達成が遠のくのは必至だ。
「日中関係はガラス細工。作り上げるには手間がかかるが、一瞬で壊すことができる」。日中の関係者らはため息をつく。
地域の発展のため、相互理解と関係強化に尽力してきた本永、国分両所長。数次ビザの有効期間は3年間。「一刻も早く関係改善の糸口をつかみ、日中国交正常化40周年に生じた亀裂を修復してほしい」。両所長は祈る思いだ。(共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20121004-OYT8T00110.htm
東京ステーションホテル再開
名物バーテンダーも復帰
赤レンガをイメージしたオリジナルカクテル「東京駅」を差し出す杉本さん 名だたる文豪に愛された東京駅丸の内駅舎の「東京ステーションホテル」が3日、6年ぶりに営業を再開した。同駅舎の復元工事で休業を余儀なくされたが、再開を待ちわびたファンも多く、来年3月末までに7000件を超える予約が入っている。名物バーテンダーもこの日、復帰した。
◇変わらぬ旅立ちの一杯
「男らしい飲みっぷりでした。大変、お酒がお好きな方だったようです」
3日に新装オープンしたバー「オーク」のバーテンダーの杉本寿さん(71)。「阿房列車」などの名随筆で知られ、同ホテルを作品にたびたび登場させた作家・内田百●が、気持ちよさそうに杯を重ねていた姿を今も覚えている。
杉本さんは1958年入社。コック志望だったが、ちょうネクタイをつけさせられ、配属された先はバーだった。仕事は「見て盗む」時代。列車の時間を尋ねられることもしばしばで、カウンターの下に常備してある時刻表の読み方は客から教わった。「お客さんに育ててもらったようなものです」と振り返る。
自分が店を切り盛りするようになってからは、さりげない気配りの一つとして、バーの時計の針を5分間進めておくことにした。列車に乗り遅れまいと、急いだ酔客が階段で転んだりしないように、との気遣いから。発車時間が迫ると、客にそっと声をかける。「そろそろですよ」
駅舎の復元工事が始まり、6年前から別のホテルなどでシェーカーを振っていたが、工事を終えた東京ステーションホテルに復帰し、「また戻ってこられてうれしい」と静かに喜びを語る。
オリジナルカクテルは、ほろ苦いけれど、爽やかな酸味と甘みが後を引く、レンガ色の「東京駅」。この一杯を求めてやってくる客も多い。
窓から見える景色は、かつての駅のホームから、丸の内の駅前通りに変わったが、静かに酒を楽しめる雰囲気は変わらない。「にぎやかな東京駅にも静かで落ち着ける場所がある。ここから旅立ち、帰ってこられる。そんな場所でありたいですね」と杉本さんは語る。
◇6年ぶりの「いらっしゃいませ」
3日の記念式典では、JR東日本の冨田哲郎社長らがテープカットで営業再開を祝い、正面玄関では藤崎斉総支配人らが「いらっしゃいませ」と客を出迎えた。宿泊客の神奈川県藤沢市、会社員田山敬一さん(47)は「オープンを心待ちにしていました。部屋から荘厳なドームを眺めるのが楽しみ」と話していた。(●は門がまえに月)
(2012年10月4日 読売新聞)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/409168.html
準高級路線 ホテル開業へ 洞爺湖(10/04 16:00)
湖上から見た「乃の風リゾート」。全客室に湖を望む窓がある。シートで覆われた部分は工事中の「乃の風倶楽部」=3日(五十嵐俊介撮影)
【洞爺湖】「アッパーミドル(準高級)」路線を打ち出す新ホテル、「ザ レイクビューTOYA(トーヤ) 乃(の)の風リゾート」が9日、町内洞爺湖温泉29に部分開業する。2011年5月に休業した「洞爺パークホテル天翔」を野口観光(登別)が買い取り、改修を進めているうちの「スパリゾート館」(111室)で、洞爺湖温泉に新たな客層を呼び込む効果も期待される。
乃の風リゾートは旧来の建物を活用し2館で構成。12月25日に「乃の風倶楽部(クラブ)」館(55室)を加え、全面オープンする予定だ。両館とも客室の間取りを広げ、総客室数は天翔当時の約300から166室に減る。
スパリゾート館は30〜40平方メートルの「スタンダードルーム」が中心。屋上には、洞爺湖の湖面に湯が流れ出るような演出のあるパノラマ天空露天風呂、9階に立ち湯、香り湯などの展望大浴場がある。
選択肢の多い便利なリゾートを掲げ、飼い犬を連れて利用できる客室10室とレストランを用意。温泉ホテルでは珍しいシングルルームも6室あり、雑誌やパソコンで一人で過ごせるサロンを設けた。
野口観光は「アッパーミドル」路線について、宿泊単価が3万円を超す高級な「望楼」クラスと、1万円を切る「名水亭」クラスの中間に当たる、新たな料金帯のホテルと位置づけ。主な宿泊プランでは、大人1人1万数千円〜3万円台の料金で、手薄だった中間層からやや高級層向けのサービスを提供する。
12月に開業する「乃の風倶楽部」は、スパ館より高級な「プレミアム棟」として、展望風呂付きの広めの客室などを設けるという。(五十嵐俊介、平山栄嗣)
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/121008/bsd1210081811004-n1.htm
【底流】“東京ホテル戦争”開戦前夜 再び動き出す外資系、国内勢も迎撃態勢 (1/4ページ)2012.10.8 18:10
東京都心で平成26年以降、外資系ホテルの開業が相次ぐ。東日本大震災からの市場回復が鮮明になったことにくわえ、平成32年初めまでに訪日外国人旅行者数を年間2500万人とする政府目標も後押しとなって、世界の5つ星ホテルが水面下で進出計画を練る。これに対し、日本の老舗ホテルは訪日観光客を囲い込む準備を着々と進めており、“東京ホテルウオーズ”は開戦前夜の様相だ。
記者を驚かせた発言
「最優先課題は東京にマリオットブランドを投入することだ」。7月下旬、「リッツ・カールトン」や「ルネッサンス」などの超高級ホテルを展開する米ホテルチェーン、マリオット・インターナショナルのポール・フォスキーアジア太平洋地区副社長は都内で開いた会見でこう発言、駆けつけた記者を驚かせた。
マリオットホテルは名古屋、沖縄のほか26年春に大阪での開業を目指すが、東京への進出計画は明らかでなかった。ホテル業界では「東京にない外資系ホテルのブランド力は今ひとつ」とされる。同グループの小杉真弘支配人は「有力な外資系ホテルで東京に旗艦ブランドを展開していないのはうちだけ」と東京進出を熱望していただけに、副社長の“サプライズ発言”を素直に喜ぶ。
マリオットだけではない。実は外資系ホテルの東京進出の動きは水面下で活発化している。東京建物などが26年4月、大手町に完成予定の高層ビルには、アジアの高級リゾートホテル、アマンリゾーツグループが進出。森ビルが虎ノ門で同年5月開業を目指す再開発ビルにも「ハイアットグループが高級ホテルを運営するという情報もある」(業界関係者)という。
三菱地所が28年春の完成を目指す大手町の再開発ビルも、外資系ホテルが運営受託を狙っているとされる。別の外資系ホテルの関係者は「震災で中断していたプロジェクトが再開し、うちのチームも動き出した」とささやく。
3度目の開設ラッシュ
外資系ホテルが東京に注目するのはなぜか。フォーシーズンズホテルの運営会社役員は「東京はニューヨークやロンドンなどと比べてラグジュアリー(高級)ホテルが少なく、伸びしろがある」と指摘する。外資系高級ホテルの誘致に積極的な森トラストの吉田武副社長は「都内には150〜300室のホテルへのニーズが高く、外資系が進出しやすい」と解説する。
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東京でホテル開設ラッシュとなれば14、19年に続き3度目だ。過去2度はいずれも大規模複合ビルの再開発に伴い、「超高級ホテルが入ればビルの“格”が上がり、高い賃料収入が得られる」(大手不動産)と誘致合戦となった。高い地価に採算が合わないと尻込みしていた外資系も、「ビル全体ではなく、中高層階だけの運営なら収益が出る」と利害が一致した。
どの外資系ホテルも、外国人のほか「自分へのごほうび」として利用するOLなどで一時はにぎわった。だが、20年秋のリーマン・ショックを契機に値下げ競争に陥り、震災で外国人観光客が大幅に減少した。
ただ、日本政府観光局によると、1〜8月の訪日外国人旅行者数は一昨年同期比3・7%減の566万人と震災前水準にほぼ回復。32年初めまでに訪日外国人旅行者数を年間2500万人にするとの政府目標も追い風で、中断していた東京進出プロジェクトが相次ぎ再開しようとしている。
海外の開拓狙う国内勢
これに対し、国内の高級ホテルも外国人観光客の取り込みに動き始めた。
フォーシーズンズホテルとの提携を解消し、来年1月からホテル椿山荘東京を運営する藤田観光は今年8月、韓国・ソウルに駐在員事務所を設立した。
田口泰一副社長が「少子化で市場が増えない日本人客を取り合っていても仕方がない」と話すように、自ら韓国に出向き日本への旅行客を取り込む狙いだ。
ホテルニューオータニは経済成長著しいインドに着目。同国航空会社のマイレージプログラムに参画し、宿泊者はマイルを獲得できる。帝国ホテルもアジア市場の営業担当者を置き、現地の旅行代理店などへの働きかけを強めている。
ただ、思惑通りに外国人観光客が増えなければ、客室が供給過剰となるのは必至。そもそも「震災で外資系企業が香港などに拠点を移している」(大手不動産)との指摘もある。
滞在費用が割高となる円高も逆風だ。「シェラトン」「ウェスティン」など国内で15ホテルを展開するスターウッド・ホテル&リゾートの日本・韓国地区の矢島隆彦統括本部長は「円高が続けばレジャー、ビジネスの双方で需要減の要因となる」と気をもむ。
供給過剰、円高、そして日本離れ…。外資の攻勢は再び値下げ競争に陥るきっかけにもなりかねず、“東京ホテルウオーズ”の行方は予断を許さない。(鈴木正行)
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/10/09/kiji/K20121009004286640.html
中国でラクダ過労死続出…砂漠に観光客殺到でこき使われ
中国甘粛省敦煌郊外の鳴沙山で、ラクダに乗り砂漠を見て回る大勢の観光客
Photo By 共同
中国甘粛省敦煌郊外の観光地、鳴沙山に7日までの国慶節(建国記念日、9月30日〜)の大型連休中、昨年の倍ほどの客が殺到。休む間もなく人を乗せた観光用のラクダが疲労のため相次いで死ぬ異常事態が発生した。今年の国慶節は中国人口約13億5000万人のうち、旅行などで延べ7億人が移動したとされ、全国一斉に休みに入る制度の見直しを呼びかける声も国内で広がっている。
鳴沙山ではラクダに乗って砂漠を見て回るツアーが観光名物で、約1000頭のラクダがいる。これに対し、今年の連休は毎日約8000人近くの観光客がツアーに押し寄せた。地元メディア「中国広播網」によると、午前5時半から午後10時まで16時間半歩き続けたラクダもいた。
共同電によると、ツアー責任者は餌を増やすなどしたが、「今が稼ぎ時。ラクダを休ませるわけにはいかない」と客を制限したりはせず、連休中に2日連続でラクダが死んだという。
今年の国慶節は、中秋節が重なって大型連休となったことや、猛暑や災害の影響で夏期休暇の観光客が伸び悩んだ反動などで記録的な観光客数を記録。世界保健機関(WHO)の統計によると、中国の2012年人口は約13億4893万人だが、うち延べ7億人が旅行などで移動したとされる。
新華社電によると、国慶節の連休中に国内各地を訪れた観光客数は前年同期比23・3%増の延べ4億2500万人となり、人出は過去最高。観光業の収入も26・3%増の2105億元(約2兆6200億円)だった。
その一方、観光地に対応能力を超える人数の観光客が殺到したことでさまざまな問題が起きた。高速道路を連休中に無料化したことで渋滞が深刻化し、7時間で19キロしか進まなかった地域も。また、各観光地で大量のごみが発生。天安門広場では吐き捨てられたガムだけで1日70キロに及ぶ日もあったという。
多すぎる観光客が生む問題の象徴として、中国各紙は「ラクダの過労死」を一斉に報道。「10数億人の人口のうち一度に5分の1が出掛ければ問題が起きないはずがない」(新京報)として、国慶節の長期休暇の在り方を疑問視する見方も出ている。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20121009105.htm
「輪島離れ」に危機感 稲忠営業停止で食事場所不足
稲忠漆芸堂(輪島市)の各観光施設の営業停止で、秋の行楽シーズンを迎えた地元観光業界が危機感を強めている。団体ツアー客の昼食場所が不足しているためだ。既に稲忠の予約を取り消された団体客計約600人の昼食場所が能登巌門(志賀町)に振り替えられ、「輪島離れ」の動きが出ている。
稲忠漆芸堂は5日、金沢地裁から再生手続き廃止の決定を受け、最大700人の食事を賄える稲忠漆芸会館や120人収容のレストラン花車が営業を停止した。11月までの予約客は数千人に上り、能登外浦を巡るコースを計画していたツアー会社が能登巌門に食事先を変更している。
能登金剛センター(志賀町富来牛下)によると、稲忠漆芸堂に食事を予約していたツアー会社から問い合わせが2、3件あり、11月までに計約500人の仮予約が入った。レストラン巌門(同)も10月に100人程度を受け入れる。
一方、収容人数200人のレストランを備える塩安漆器工房(輪島市小伊勢町)では、6〜9日に稲忠漆芸堂からの予約振り替えで約100人ずつを受け入れているが、それ以降の予約は入っていない。
食事スペースが不足していることに加え、稲忠漆芸堂の主要施設キリコ会館の閉鎖も悩みの種だ。輪島朝市と並ぶ団体ツアー客の定番コースで、輪島市観光協会によると、これまでにキリコ会館から見学先を変えるツアー会社からの電話が10件程度あった。
市観光協会は8日、道の駅「輪島ふらっと訪夢(ほうむ)」で役員による緊急会合を開き、各施設の営業停止に伴う観光業界への影響について意見交換。谷口和守会長は記者団にノーコメントだったが、出席者によると、団体客の食事受け入れやキリコ会館の存続について市側に要望する方向で話し合われたという。
市は9日、梶文秋市長が出席し、稲忠漆芸堂に関する観光面のダメージや解雇された従業員の雇用問題について対策会議を開く。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20121011_1
DC観光客、800万人に届かず 県北、沿岸伸び悩む
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県は10日の県議会商工文教委員会で、4〜6月のいわてデスティネーションキャンペーン(いわてDC)期間中の観光客入り込み数が約737万人だったことを明らかにした。目標の800万人は下回ったが、2010年同期比2・9%減とほぼ震災前の水準を取り戻した。盛岡広域、県南は目標を上回ったが、沿岸、県北で伸び悩んだ。
地域別の入り込み数は盛岡広域が約214万7千人(10年同期比14・7%増)、県南が約368万人(同6・1%増)と増加。平泉の世界遺産登録や東北六魂祭開催もプラス要因となった。一方で県北は約65万5千人(同7・1%減)、沿岸は約88万6千人(同42・5%減)と減少した。
沿岸は10年同期比で約65万4千人の大幅減となった。津波の影響で調査地点が20カ所減り、10年同期の実績約37万人がゼロとなったことが大きな要因。県内全体では4月上旬の低温、降雪やゴールデンウイーク後半の悪天候も誘客に影響した。
(2012/10/11)
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http://www.sankeibiz.jp/econome/news/121010/ece1210102119002-n1.htm
お目当ては美少女? 観光? 観光パンフ「ビジョタビ」に反響 (1/2ページ)2012.10.10 21:18
新潟県南魚沼市が新しいスタイルの観光パンフレットを刊行し、注目を集めている。市美少女観光パンフレット「Bijo−tabi(ビジョタビ)」。内容は観光案内というより、美少女の写真の背景に観光地が映り込むビジュアル重視。市が発行するパンフレットにしては大胆な構成になっているが、そこには秘密があった。
実は発案し、企画と製作を担当したのは同市内で菓子店を営む羽賀謙祐さん(43)ら若手グループ。市に提案したところ、「面白い」と二つ返事。今年度に市の予算で春夏編と秋冬編の発行が決まった。
完成した「Vol・1」は六日町駅から坂戸山周辺の「兼続地区」で、同市在住の19〜25歳の女性5人が自分の好きな名所を紹介した。1人3ページずつで、春から夏にかけて撮影され、自然な笑顔の等身大の女性がクローズアップで、または風景の中に溶け込んでいる。
写真を撮影し、デザインを担当したメンバーの吉田宏一さんは「ありのままの女の子をありのままの場所で撮影した。普段の洋服、ヘアメイクで、私服を何着か持参してもらい、撮影場所によって合わせた」と話す。
「美人時計」など美少女ブームの中で反響も高く、市企画政策課の清水明企画主幹は「通常の観光パンフはまち歩きマップになりがち。ビジョタビは情報は比較的控えめだが、見た方が雰囲気を味わい、そこに行きたくなるものになった。男性も興味を持ち、女性も参考になるのではないか。都会の方もこれを見て田舎にあこがれてほしい」と評価する。
ビジョタビの商標登録を申請している羽賀さんは「ホームページのアクセス数はどんどん増えている。スポンサーを探し、秋冬号の後はウエブ展開を強化したい」と意欲満々だ。
A5判、20ページ。1万2000部印刷。六日町観光協会などで無料配布している。来年3月に「Vol・2」を発行する予定。
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http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001210110003
上海航路再開 霧の中
2012年10月11日
最後の便から下りた乗客と見送る乗組員=長崎市小ケ倉町3丁目の柳埠頭
◎運休中の停泊地も未定
長崎に最終便 乗客日本人11人のみ
日中関係の悪化で年内運休を決めた長崎―上海航路の客船オーシャンローズ(3万427トン)の最後の便が10日午後4時55分、長崎市小ケ倉町3丁目の柳埠頭(ふとう)に着いた。関係改善の展望が開けていない現在、運航再開のめどは立たず、運休中の船の停泊地も決まっていない。
最終便の乗客は日本人11人だけ。全員が特別に、最上階の9階にある窓付きの上級個室に招待された。
上海出航は9日午後3時(日本時間)の予定だったが、乗客が少ないため出発を1時間繰り上げた。
外部委託していた船内の電器店、カジノ、エステサロンは年内運休が決まった後、営業を順次取りやめ、最終便で営業したのは直営のレストランやラウンジ、土産物店だけ。100円セールやソフトドリンク無料でサービスしたという。
日中国交正常化40周年記念のキャンペーンで往復2千円の最安座席を予約した福岡県春日市の西村剛さん(60)は「これ以上ない旅をさせてもらった。再開したら何回も乗らないと申し訳ないほど」と満足そうだった。一方、妻の雅代さん(58)は「お客は日本人だけだし、少ないし、寂しかった」と話した。
通常のサービス体制では100人いた乗組員は、最終便では運航に最低限必要な30人に減らされた。上海の人材派遣会社を通じて契約していた中国人乗組員は、7日に上海へ着いた便を最後に契約を解除した。運航会社HTBクルーズ社員の乗組員は運休の間、親会社のハウステンボス(佐世保市)で働くという。
県は今年3月、松が枝国際ターミナルに別の客船が入港する際の上海航路の臨時発着場所として柳埠頭に旅客ターミナルを新設した。約1億8千万円かけて貨物の一時保管所を改装し、入国管理局用に12カ所、税関用に4カ所のブースを作ったばかりだった。
この日、柳埠頭で下船客を迎えた県おもてなしスタッフの竹平静さん(35)は「ここはオーシャンローズのためにできたのに……。他のクルーズ船が来てくれないかな」と惜しんだ。
運休中の船の停泊地は決まっていない。県に1日あたり7万6千円を払えば松が枝や小ケ倉の岸壁に停泊できるが、大型クルーズ船の長崎寄港が相次ぐなか、長期間の停泊はできそうにない。現在、仮に停泊するための空きドックがある造船所を国内外で探していて、柳埠頭からの移動は早くても17日以降になるという。 (花房吾早子)
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http://www.asahi.com/sports/update/1012/TKY201210120160.html
2012年10月12日11時22分
ロンドン五輪効果、期待はずれ 観光客は前年比5%減
【ロンドン=平井隆介】ロンドン五輪、パラリンピックが開かれた今年の8月に、海外から英国を訪れた人は昨年に比べて5%減ったことがわかった。英経済界を中心に大会前に見込んだ「五輪効果」は期待はずれに終わったようだ。
英統計局が11日に発表したデータによると、8月の外国人観光客は303万人で前年比で5%減。一方で、この間に観光客が費やしたホテル代や買い物などの費用は総額23億8千万ポンド(約3千億円)でこちらは昨年に比べて9%増えた。英BBCは「五輪が観光客をひき付けることはなかったが、入場券や関連グッズが消費を促すなど一定の効果はあった」と分析した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121012-00000312-oric-ind
「ナムコ・ナンジャタウン」、リニューアルで来年1月15日から全館休園
オリコン 10月12日(金)14時54分配信
拡大写真
2013年1月15日より、リニューアルのため全館を休園させるナムコ・ナンジャタウンと同施設のキャラクター(左から)ナジャヴ・ナンジャ、ナジャミー
ナムコは12日、東京・池袋にあるアミューズメントパーク「ナムコ・ナンジャタウン」を施設リニューアルのため2013年1月15日より休園すると発表した。これまで施設の増設・改装などで部分的な休園は行っていたが、すべてを閉めるのは17年の歴史の中で初めて。再開は13年夏を予定している。
過去には『銀魂』土方のマヨ丼を再現したコラボ企画を展開
同施設はサンシャインシティ内のワールドインポートマートで1996年7月6日にオープン。昭和30年代の街並みを再現した「福袋餃子自慢商店街」をはじめとした6つの特色のある街並みと19種類の体験型アトラクション、餃子やアイスクリーム、デザートなどのフードテーマパークを展開。近年は人気アニメなどとのコラボイベントも積極的に行っており、20〜30代の学生・社会人やファミリー層を中心に累計2800万人(2012年3月末時点)の来園者を集めている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20121012-OYT8T01469.htm
「ジョジョの街」徐々に浸透 仙台が観光誘客
■今夏の原画展に3万人
ジョジョの主人公の作画を前に、集英社の小林取締役(左)から寄付金の目録が奥山恵美子市長に手渡された(12日、仙台市役所で) 仙台市が震災後の新たな観光資源として、市出身の漫画家・荒木飛呂彦(ひろひこ)さんの人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を活用した観光誘客に力を入れている。今夏、市内で開いた原画展には約3万人が来場し、今月から漫画をモチーフにした仙台の観光マップ5万部を市内や東京都内で配り始めた。漫画の舞台のモデルになった仙台を訪れるファンも増えているという。
集英社の小林桂取締役(57)らが12日、市役所を訪れ、仙台の原画展で販売したグッズなどの売り上げの一部約1200万円を市に寄付した。小林取締役は「原画展でジョジョ=仙台のイメージも広まった。ジョジョを通して被災地が元気になる応援ができれば」と話し、今後も市と連携して企画を模索するという。
震災で観光需要が落ち込む中、「ジョジョで仙台や東北を元気にできないか」と漫画ファンの30、40歳代の市職員が昨年6月頃、集英社側に相談したのがきっかけだ。東京に先駆けて仙台で原画展を開くことが決まり、今夏の原画展には荒木さんも駆け付け、迫力ある約150点の原画やキャラクターの等身大フィギュアなどが展示された。
仙台市が人気漫画とタイアップして作成した観光マップ 観光マップ「杜の都仙台公式ジョジョGUIDEMAP」では、漫画にゆかりのある20か所を写真や荒木さんのイラストで紹介した。配布初日の今月6日、市の担当窓口には「どこでもらえるのか」「郵送で送ってほしい」など全国から100件以上の問い合わせが殺到した。市産業振興課の佐藤幸輝さん(36)は「ジョジョを通して多くの人が仙台に興味を持ち、足を運んでもらえれば」と期待する。
■ジョジョの奇妙な冒険
数世代にわたって代わる主人公と敵役が特殊能力を使い、戦いを繰り広げる物語。集英社の「週刊少年ジャンプ」で1987年から連載が始まり、現在、「ウルトラジャンプ」で第8部を連載中。単行本の累計発行部数は8000万部超で、今月からテレビでアニメ放送が始まった。第4、8部の舞台「S市杜王町」は仙台市がモデルで、仙台駅やテレビ塔などが漫画に多く登場する。熱心なファンは仙台を「聖地」と呼ぶ。
(2012年10月13日 読売新聞)
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>>1427>>1688>>1925
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001210150004
「天空の城」人気沸騰 映画で拍車
人気急上昇の竹田城跡=朝来市和田山町竹田
雲海に浮かぶ姿から「天空の城」と呼ばれる朝来市和田山町の竹田城跡。9月の観光客は前年の4倍を記録し、大人気となっている。しかし、警備費の増加や周辺整備などの負担も増えている。朝来市では11月に新たな駐車場をオープンさせるとともに、「入城料」の徴収も検討している。
朝来市によると、2005年度に1万2千人だった観光客は昨年度は9万8千人まで増えた。今年度は9月末までに10万人を突破。9月だけで2万人が訪れた。8月に公開された映画「あなたへ」のロケ地になり、拍車がかかった。雲海シーズンはこれからで、最終的には20万人を超えると見られている。
観光客の急増に伴い、朝来市では自動車や歩行者の誘導、転落事故の防止などのために警備員を増やした。このため、昨年度約360万円だった警備費は今年度1100万円に増額。来年度はさらに1600万円に増える見込みだ。トイレの増設も検討している。
このため朝来市では、大分県竹田市の岡城跡や、岡山県高梁市の備中松山城など有料の山城を調査。300円程度の「入城料」の徴収を検討している。
竹田城跡周辺には第一、第二両駐車場で普通自動車計68台が駐車できるが、週末などには満車の状態になる。朝来市はふもとに66台を収容できる「竹田まちなか観光駐車場」(2550平方メートル)の整備を進めており、11月にはオープンの見込み。料金は無料で、40分ほど山を登って城跡に向かうことになるが、市では新駐車場や城下町と城跡の間を結ぶ「天空バス」の運行を検討しており、11月11、18日は料金500円で15分おきに周遊する実験運行を予定している。
来年11月には新駐車場近くに「たけだ暮らしの交流館」もオープン予定。朝来市竹田城課では「新駐車場を利用すれば、城跡への行き帰りに交流館で竹田城の歴史を学んだり休憩したりできる。城下町のぶらり歩きも楽しめて、新しい魅力も見つけてもらえるのでは」と期待している。(伊藤周)
(10月14日(日)掲載)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201210150020.html
'12/10/15
瀬戸内観光コース船旅で探る
広島など沿岸6県でつくる「瀬戸内ブランド推進協議会」は29〜31日、瀬戸内海の新たな観光コースを探るための調査をする。瀬戸内海を船で巡り、景観や街並み、食といった資源を視察したり、再評価したりする。5月に発足した協議会の活動第1弾となる。
参加するのは、広島▽山口▽岡山▽香川▽愛媛▽兵庫―の6県の観光担当部局や、NPO法人、企業の約70人。協議会のプロデューサーを務めるマーケティングコンサルタントの西川りゅうじんさん(51)=東京都=も同行する。29日に下関市を出発、チャーター船や定期船で移動する。29日は松山市、30日は高松市に宿泊、31日に姫路市で解散する。
島全域に野生のウサギが生息する竹原市の大久野島や、尾道市と愛媛県今治市を結び、サイクリングを楽しめる瀬戸内しまなみ海道を視察。国宝のよろいやかぶとを収蔵する今治市の大山祇神社、来年3月に瀬戸内国際芸術祭が開幕する香川県直島などを訪れる。
協議会事務局の広島県海の道プロジェクト・チームは「瀬戸内の魅力を見直し、ブランドづくりに向けた中長期の活動計画に生かしたい」としている。
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http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13503120084110
ひたちなか・大洗の「三浜地域」、観光活性化へ周遊バス
来年3月運行へ
【写真説明】周遊バス運行に意欲を示す関係者=県庁
東日本大震災と福島第1原発事故後に落ち込んだ観光客を呼び戻そうと、ひたちなか市と大洗町の観光・商業施設と鉄道2社が連携し、来年3月、両市町沿岸の“三浜地域”を周遊するバスの運行に乗り出す。集客力のある施設をバスで結んで回遊性を高め、地域の魅力向上につなげて新たな観光客の呼び込みを図る。
周遊バスの運行は、三浜地域大型集客施設等連携協議会(河原井忠男会長)で検討を重ねてきた。国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)、アクアワールド県大洗水族館、大洗リゾートアウトレット、かねふくめんたいパーク(以上、大洗町)の4施設と、鹿島臨海鉄道(大洗町)、ひたちなか海浜鉄道(ひたちなか市)の鉄道2社が連携する。
同バスは、4施設と大洗駅(鹿島臨海鉄道大洗鹿島線)、那珂湊駅(ひたちなか海浜鉄道湊線)を結び、那珂湊おさかな市場付近などにも停車する計画。片道約20キロ区間で、1日4往復程度の運行を見込む。
茨城交通(水戸市)が来年3月から3カ月間、土・日曜、祝日限定で試験運行する。今後、ダイヤや料金などについて検討する。
同協議会は、三浜地域の魅力を紹介した「三浜ガイドマップ」を8万部作製し、各施設や旅行業者などに配布する。共通割引券などのサービスも実施する方針という。
同地域内は、駅と施設を往復するコミュニティバスなどを運行しているものの、施設間を移動できる公共交通はなかった。集客力の高い施設間移動の利便性を飛躍的に向上させ、公共交通機関を利用する県外観光客らにアピールする。
河原井会長は「マイカーを利用しなくても三浜地域を巡ることのできる仕組みを作る。結果的に観光客増や宿泊客増加に寄与できれば」としている。
震災や原発事故の影響で同地域の観光施設や交通機関は、来場者や乗客が平年と比べ1〜2割減の状況が続いているという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00000525-san-bus_all
USJ開業以来の入場者数、10月中にも1億人の大台へ
産経新聞 10月17日(水)10時54分配信
米映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)の平成24年度の入場者数が約1千万人にのぼり、開業した13年度に次ぐ多さになる見込みであることがわかった。USJは昨年開業10周年を迎え、反動減が見込まれていたが、4月の値上げも乗り越え、早ければ今月中にも、開業以来の入場者数が1億人に到達するという。
USJによると、8月の入場者数は114万人、9月も85万人で、ともに開業年に次ぐ多さとなった。今年度上半期の入場者数は約490万人と前年の2割増程度の数字で推移しており、このままいくと1000万人(前年は約880万人)に到達する可能性が高い。
USJの一日券は4月から大人で6400円と、200円値上げされた。その障壁をものともしない快進撃は、3月にオープンした小さい子供向けの新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」にある。ハローキティとスヌーピー、セサミストリートの3キャラクターをテーマにして人気を博している。若者には、4〜7月に公開したホラーアトラクションが好評だった。
何度でも入園できる年間パスの所持数も22年の約1・7倍になっており、「リピート率が高くなっているのも入場者数増の大きな要因」(USJの森岡毅執行役員)という。USJの入場者数は開業の13年度に約1100万人だったが、その後は800万人程度で推移。4年前のリーマン・ショック以降の景気後退で21、22年度と800万人を割り込んだ。
しかし、26年後半には約450億円を投じるハリー・ポッターをテーマとした新しいエリアが開業予定で、「開業年の1100万人を超える」(森岡執行役員)と自信を見せる。東京ディズニーランドとディズニーシーも好調で、4〜9月の合計入場者数は1325万人と過去最高を記録している。USJは合計入場者数には遙かに及ばないが、ランドより入場者数が少ないとみられるシーを上回っていく可能性がでてきた。
USJ効果などもあり、大阪府内の宿泊施設は4〜6月の延べ宿泊者数は前年同期比21・5%増の580万人と絶好調。USJ近くのホテル近鉄ユニバーサルシティも「春ごろから稼働率が上がった。家族連れが多く、客層が明らかに変わった」と話している。
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http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20121017/201210171001_18348.shtml
古都観光に異変 高山、市が舞台のアニメ「氷菓」で誘客
2012年10月17日10:01
高山市がアニメファンの集客を狙い製作したオリジナルポスター=高山市役所
◆ポスター製作、情報誌に散策マップ
アニメで描写されたシーンを熱心なファンが訪れる“聖地巡礼現象”が各地で起こる中、高山市で同市をモデルとしたアニメ「氷菓」のポスター製作が進むなど新たな観光客層を取り込もうとする動きが起こっている。
「氷菓」は高山市出身のミステリー小説家米澤穂信さんの小説が原作。主人公の高校生が仲間と数々の事件を推理していく青春学園ミステリーで、9月までぎふチャンで放送された。アニメでは実際の風景を基に描かれたと思われるシーンが多数登場する。
「巡礼」に訪れるアニメファンを呼び込もうと、市はポスター1000枚を製作。製作元の角川書店の協力で、オリジナルポスターを使いアニメのさまざまなシーンを組み合わせデザイン。観光関連イベントで利用するほか、市内の観光関連施設などに配布予定という。
また、市観光連絡協議会などは、地元無料情報誌「ひだっちマガジン」に、アニメシーンのモデルになった場所を紹介する散策マップを掲載。従来の古い町並みを巡る観光などとは一味違った町巡りを提案している。
市の観光課は「アニメは終わったが、市内各所に聖地巡礼で訪れる観光客の姿が見られる。アニメファンが高山市を訪れるきっかけになれば」と話している。
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121017/mcb1210170503006-n1.htm
アンコール遺跡群 外国人観光が順調 シエムレアプ州訪問30%増2012.10.17 05:00
世界文化遺産のアンコール遺跡群を歩く観光客=カンボジア北西部シエムレアプ州(AP)【拡大】
カンボジア北西部シエムレアプ州にあるアンコール遺跡群を訪れる外国人観光客が順調に増加している。同州の観光当局によると、今年1〜8月に同州を訪れた外国人観光客数は136万5000人で、前年同期の104万8000人から30.3%増加した。うち85%以上がアンコール遺跡群を訪れている。現地紙プノンペン・ポストが報じた。
国別旅行者数では韓国が前年同期比41.1%増の2万3000人で首位、以下、ベトナム、中国、日本と続く。同州内の宿泊施設は約300(部屋数は1万3000室)で、祭事など国内観光客が増加する繁忙期には施設が不足する状況になりつつあり、州当局はホテルなどの建設に注力しているという。
アンコール遺跡群は1992年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に指定された観光名所で、内戦後の修復作業には日本も関わっている。
カンボジアは現在、雇用確保や外貨獲得のため観光市場育成に注力している。昨年、同国を訪れた外国人観光客数は前年比16%増の280万人で、今年も1〜7月で前年同期比25%増の200万人と好調だ。政府は20年までの700万人突破を目指し、新空港建設などのインフラ整備に取り組んでいる。(シンガポール支局)
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>>1516>>1597
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121018/mca1210181645011-n1.htm
屋根なし観光バス「民間企業の収益事業」 国交付金つかず、福岡市の負担増 (1/2ページ)2012.10.18 08:44
福岡市の名所を巡る2階建て観光バス「福岡オープントップバス」をめぐり、運行を担う西日本鉄道に対するバス2台の購入費補助の一部として市が見込んでいた国の交付金約3700万円が「民間企業の収益事業にあたる」として受けられず、市が負担していたことが分かった。
屋根がない2階建てのバスを観光の目玉にしようと、市が平成23年初めに導入を計画。バス運行で実績がある西日本鉄道に話を持ちかけ、西鉄が事業主体となって今年3月から2台で1日10便の運行を始めた。
オープントップバスの購入費は2台で約2億1千万円。市によると、このうち6200万円を西鉄が自己負担。残り約1億4800万円を市が西鉄に補助する計画だった。その際、市は、都市の活性化につながるイベントに使える国土交通省の「まちづくり交付金」に目を付け、約3700万円の交付を当て込んで昨年2月の市議会に予算案を提案していた。
ところが、国交省と本格協議を始めると、「市の直営でなく、民間企業の収益につながる事業に交付は難しい」との見解を示され、昨年秋に交付金の申請を断念したという。
市がバス購入費の大半を負担し、西鉄が収益を得る同事業をめぐっては、予算審議の段階で市議会から疑問の声も出ていた。しかし、市は交付金申請を断念しながら今月までの約1年間、市議会に説明もしていなかった。
オープントップバスを企画した市プロモーション推進課は「前例がなく、まちづくり交付金をバスの購入費にあてられるのか分からなかった。認識が甘かった」としている。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/121018/ibr12101802120001-n1.htm
大洗観光客誘致へ鉄道と水族館タッグ 茨城
2012.10.18 02:12
冬の大洗の観光客誘致を目指して鹿島臨海鉄道とアクアワールド県大洗水族館がリンクする「レール&水族館」が11月1日からスタートする。鉄道を利用して水族館を訪れると、帰りの交通費が無料となるシステムで、実施は来年1月31日まで。
大洗鹿島線を利用して大洗駅で下車、駅売店で水族館の専用入場券(1620円)を購入するとスタンプが押され、水族館利用後の帰宅の際には、周遊バスと鉄道運賃(水戸−鹿島スタジアム駅間が対象)が無料となる。昨年は約750人の利用があった。
また、専用入場券は町内の大洗マリンタワーを250円で、幕末と明治の博物館を500円で利用できる割引チケットにもなる。
水族館では、レール&水族館の利用者には、ミニペンギンやサメのキーホルダーのプレゼントも用意している。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201210190001.html
'12/10/19
柳井・宮島、観光客増へ協力
柳井市観光協会と宮島観光協会(廿日市市)の交流式典がこのほど、廿日市市宮島町の宮島桟橋であった。12月に岩国市の岩国錦帯橋空港(愛称)が開港するのを控え、双方の集客力アップを目指し協力することを確認した。
空港は年間35万人の利用を見込む。空港から約16キロの柳井と、約11キロの宮島では、開港により観光客の増加が期待される。滞在型で双方の周遊につなげようと柳井市観光協会が提案した。今後は、観光パンフレットを双方の観光案内所に置くなどの協力を予定する。
両協会の関係者たち約20人が出席。宮島観光協会の中村靖富満(やすふみ)会長が、柳井市観光協会の河村敬一郎会長に記念の大しゃもじを手渡した。柳井側は地元の「龍宮伝説」にちなみ重さ53キロの水晶を贈った。
河村会長は「宮島を訪れた観光客に柳井にも目を向けてもらえるよう、情報発信に力を入れる」。中村会長は「県境を越えて観光振興に手を携えていきたい」と話していた。
【写真説明】中村会長(右)からしゃもじを受け取る河村会長
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/121021/trd12102112010005-n1.htm
ターゲットはインドネシア富裕層… 観光客誘致へ富士河口湖町と航空会社がタッグ
2012.10.21 12:00 (1/2ページ)
西湖畔でツアー参加者が集まり記念撮影。「気分は?」に「最高!」と歓声を上げた
日本政府による沖縄県・尖閣諸島国有化への反発を強める中国の観光客が激減し、ホテルのキャンセルが相次ぎ、影響をもろに受けた山梨県富士河口湖町に、ガルーダ・インドネシア航空が送客態勢を取った。経済成長が著しいインドネシアでは富裕層が増えていることから、同航空が訪日観光商品強化方針を掲げ、今月14日同町西湖・本栖湖を周遊するサイクリング体験ツアーを展開した。
モデルツアーとはいえ、地元の渡辺凱保町長は「インバウンド観光が低迷する中で、インドネシアとのコミュニケーションづくりにいい機会を得た。中国との関係がこじれる中でインドネシアからの訪日観光に期待できる」とツアーを歓迎した。さらに「現地へ飛んで富士山観光を売り込むことを考えたい」とも話し、インドネシアへ直に観光営業する考えを示し、インバウンド観光立て直しで新地へ期待を強めている。
サイクリングツアーのスタート前、同町西湖畔のホテルで記者会見した同航空のジュディ・リファジャントロ筆頭副社長は「サイクリング体験ツアーは日本で初。社としては日・イ観光促進を狙い、日本を知ってもらおうと企画した」と話した。インドネシアから日本を訪れる観光客は2012年1〜8月は6万3800人。ガルーダ航空としては日本からの観光客を増やすこともだが、アウトバウンドマーケット拡大も重要戦略。
同席したムハンマド・ルツフィ駐日インドネシア大使は「日本とインドネシアは経済活動で大切な時期にきた。観光でも理解を深める機会が求められ、ガルーダ航空のイベントを歓迎する」と語り、観光交流拡大施策の重要性を示したうえで、「渡辺町長をインドネシアに招聘(しょうへい)したい」とも語った。
渡辺町長も「全国の中から当地を選んでくれたのは名誉なこと。発展するインドネシアとこうした機会を通じて、関係が深まることを願う」と応じ、大使の招聘を受ける考えだ。
富士山麓でのサイクリングツアーは同航空が3泊4日で費用2千米ドルで一般募集して、50人を超える参加者の多くは医師、弁護士、会社社長ら富裕層。インドネシアではサイクリングが大人気。健康法でもサイクリングが注目され、ジャカルタ特別州が実施する「カーフリーデー」では、数千台の自転車が目抜き通りに集まるという。またインドネシア人にとっても日本のシンボルは「富士山」と「サクラ」。富士山を眺めながらサイクリングができる最適エリアとして同航空が西湖、本栖湖周遊コースを選択した。
参加者の1人、国営航空機メーカー社長のウディ・サントソーさん(57)は西湖畔を走って「とても眺めがいい。仕事で何度も日本に来ていたが、こんなに景色がすばらしいとは知らなかった。道路も舗装されているしね。帰ったら仲間に日本の美しさを伝えたい」と感想を話していた。
山梨県の調査では、県内に宿泊した平成22年の外国人観光客約60万人のうち、29万人が中国人だった。東日本大震災後はインバウンド観光で落ち込みを見せた。今年になって中国からの観光客が戻る傾向をみせていたが、尖閣諸島国有化にからみ、ホテルなどで宿泊キャンセルが相次ぎ、“日本に行くなら、富士山を見たい”という中国人観光客の激減に富士河口湖町は大きなダメージを受けていた。
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とりあえずここに張っておく
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35023345.html?tag=mcol;relStories
ディズニー初の「中南米系」プリンセスに賛否両論
2012.10.21 Sun posted at 12:10 JST
ディズニーに初の「中南米系プリンセス」(CNN) 米ディズニーがこの秋から放映する新たなテレビアニメ「Sofia the First」の主人公は中南米系のプリンセスだというが、この設定を巡り、賛否両論が巻き起こっている。
アニメは11月18日、米ディズニーチャンネルと子ども向けのディズニージュニアに登場した後、シリーズ化される予定。2〜7歳児を対象にした、幼い少女ソフィアのストーリーだ。母ミランダが王様と結婚したことから、ごく普通の生活を送っていたソフィアに大きな変化が訪れる。
ディズニーの報道担当者がCNNに説明したところによると、女王となるミランダは中南米系の架空の国で生まれたことになっている。
昨年末の制作発表の時点で、ソフィアが中南米系の血筋を受け継いでいるとの説明はなかった。米娯楽誌エンターテインメント・ウィークリーによれば、最近になって制作現場が報道陣に公開された際、ミランダの肌の色が他の登場人物より濃いとの指摘に対し、エグゼクティブ・プロデューサーが「彼女は中南米系だからだ」と明らかにしたという。
ディズニーアニメにはこれまで、「プリンセスと魔法のキス」の黒人プリンセス、ティアナや米先住民のポカホンタスが登場しているが、中南米系のヒロインは初めて。これを受け、ツイッターには中南米系の視聴者らが「ディズニーからついに中南米系プリンセスが誕生だ」と歓迎するコメントが流れた。
一方で、ソフィアのキャラクターには中南米系の文化が十分反映されていないと不満を示す声もある。エンターテインメント業界での中南米系米国人の平等な扱いを主張する非営利組織、ナショナル・ヒスパニック・メディア・コアリションを率いるアレックス・ノガレス氏は、「米国の悪い点をすべて中南米系のせいにする今の風潮に対抗するなら、堂々と本当の中南米系の姿を描いてほしい」と話している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20120929-OYT8T00191.htm
郷土再生 観光
日光「誘客」へ転換
震災で窮地、地域団結
団体客にあいさつをする小野吉正会長(左から2人目)。震災で遠のいていた客足が戻り、笑顔が広がる(27日、日光市の鬼怒川パークホテルズで) 日光宇都宮道路の今市インターチェンジから北上する国道121号は今年の夏、鬼怒川温泉をはじめ日光の観光地へと連なる車で、久しぶりににぎわった。横浜、仙台、名古屋といった県外ナンバーも目立った。
「今夏の客の入り込みは上々。特に、お盆の期間中はほぼ満室でしたよ」。鬼怒川温泉のホテル「鬼怒川パークホテルズ」を経営する小野吉正会長(67)は胸をなでおろした。周辺のホテル・旅館も同様に盛況で、同温泉一帯の夏の集客率は、東日本大震災前の水準まで回復した。
足銀の破綻以上 日光の観光地は、2003年の足利銀行の破綻で大きな打撃を受けた。損失を受けて倒産が危ぶまれた宿泊施設もあり、先頭に立って再建に奔走したのが小野会長だった。その小野会長が、「足銀の破綻以上」と振り返る震災の影響。福島第一原発事故の風評被害もあり、卒業旅行の大学生をはじめ宿泊予約は軒並みキャンセルとなった。昨年3月から3か月間の日光市の観光入り込み客数は、前年同期比約100万人減った。
「宿泊者ゼロ」の日が続き、従業員を解雇したり、派遣社員との契約を打ち切ったりする旅館・ホテルも少なくなかった。小野会長のホテルも苦肉の策として就労時間を分ける「タイムシェア」を導入。経費を削減するため、施設内の照明を消費電力の少ないLEDライトに切り替えた。
日光東照宮などの世界文化遺産、奥日光の大自然、鬼怒川や湯西川といった温泉地――。多様な観光資源に恵まれ、当たり前のように一定の観光客が流れ込んできた日光が、大震災で窮地に立たされた。そこで、観光関係者の意識が、従来の「待ち」から、「誘客」に変化した。
意識の変化は点から面へと広がった。鬼怒川・川治温泉観光協会などは、特別誘客対策委員会を設立。宿泊施設以外にも、飲食店やテーマパークの経営者も加わり、昨年5月に東京・浅草で「100人キャラバン」を繰り広げるなど、団結してPRに努めた。
地元選出の県議や国会議員、行政担当者を招いた勉強会では、旅館・ホテルの規模を問わず、一丸となって打開策を提案した。「除染を優先的にやって安全性をアピールすべきだ」「災害指定地になれば補助を引き出せるのでは」――。自分さえ良ければとの“内向き”な姿勢は、もはやなかった。
「皆が鬼怒川温泉全体のことを考えていた。こういった姿勢の変化が観光客回復につながった」。小野会長は力を込める。
攻めの戦略 湯西川温泉は、震災を乗り越えようと、攻めの戦略に打って出た。鬼怒川温泉がある藤原地域や日光東照宮のある旧日光地域よりも便の悪い地域。客足の落ち込みは一段と激しかった。震災直後の4月には、温泉街きっての名門ホテル「伴久ホテル」が倒産していた。「あえてイベントを行うことで安全性をアピールしたかった」と、湯西川温泉旅館組合の山城晃一理事長は狙いを振り返る。
若手経営者たちは、温泉の源泉の湯を積んだトラックを宇都宮市内に運び、福島の被災者を招いて温泉につかってもらった。毎年6月の「平家大祭」も、あえて通常通り開催した。攻めの戦略は今年も継続し、温泉街を流れる湯西川にLEDライトを素材にした光の球を浮かべる「湯西川温泉かわあかり」を今年7月に初めて催し、10月には、大自然を満喫する「湯西川温泉トレッキングツアー」も企画している。
「震災を機に、若手を中心に温泉街が一つになった」と山城理事長は笑顔を見せる。ただ、客足は震災前の8割まで回復したものの、日光市のほかの地区と比べると、戻りは遅い。「これからも積極的に新しいイベントを続けていきたい」。山城理事長は、“次なる一手”を思い描く毎日だ。震災から1年半たった今、誘客に舵(かじ)を切った成果が実を結び始めている。
(2012年9月28日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20120929-OYT8T00199.htm
郷土再生 観光
ツリー効果期待と不安
アンテナショップは順調
ショップ内に設けられた観光コーナー。県内市町の職員らが観光名所をPRしている(東京都墨田区のとちまるショップで) 宇都宮ギョーザ、とちおとめを使ったジェラート、佐野名物の桜あんパン――。約50坪の店内には、1000品目以上の県特産品が所狭しと並び、平日でも買い物客が途絶えることはほとんどない。
とうきょうスカイツリー駅構内に設けられた東武鉄道の外国人観光客向けのPR広告 東京スカイツリー(東京都墨田区)の足元にある商業施設に5月下旬オープンした「とちまるショップ」。9月上旬、店内を巡っていた東京都葛飾区の横田弘子さん(71)は、年に数回は日光など県内の観光地を訪れる栃木通だ。「昔から栃木は身近な場所だったけど、また行きたくなった」と声を弾ませた。
同店は、県と県内26市町が出資し、宇都宮市の民間会社が運営する本県初のアンテナショップだ。他の道府県の多くがJR東京駅に近い銀座や有楽町に出店する中、県は東武線沿線にある“地の利”を生かそうと、ツリーの近くを選んだ。「銀座や有楽町より出店費用が安く済む」。県幹部はもう一つの利点もあげる。
年間の売上額目標は2億円。開店から8月末までの約3か月の売上高は約8500万円と好調な滑り出しだった。財団法人「地域活性化センター」(東京)の昨年度調査によると、都内のアンテナショップ53店舗のうち、年間3億円以上の売上高があったのは11店舗だけで、同センターは「とちまるショップは成功している方」とみる。
なかでも、売れ行きが好調なのが、那須町での宿泊や買い物に使用できる「那須高原プレミアムクーポン」。定価1万円で1万3000円分利用でき、8月までに3570枚が売れた。とちまるショップ、そしてスカイツリー開業を観光誘致につなげたいとの期待はふくらむ。
経済効果370億円 調査研究機関「あしぎん総合研究所」は、スカイツリーが本県にもたらす経済波及効果を370億円と試算する。とうきょうスカイツリー駅から本県へは、東武鉄道で1本という便の良さ。ツリー観光とのタイアップ企画もお目見えした。
東武トラベル(東京)では、スカイツリー入場券と日光・鬼怒川の宿泊券をセットにしたツアーを販売している。昨年10月の発売開始以降、このプランで約4000人が県内を訪れた。同社は「これから紅葉シーズンで観光客を呼び込む絶好のチャンス」と販売強化に力を入れる。
ただ、課題も少なくない。外国人観光客の誘致もその一つだ。県などは当初、ツリーが外国人観光客に人気の浅草や上野に近いため、誘致が進むと見込んだ。だが、これまでのところ思惑通りに進んでいない。
ツリー駅から電車で約1時間の栃木市。市は栃木駅の観光案内所などに英語の観光パンフレットを新たに備えた。飲食店や土産店約40店舗には、文章を指でさして意思疎通する「指さし会話帳」を配布した。しかし、外国人客は一日に1〜2人ほど。外国語のできるスタッフをそろえたとちまるショップの加藤恵三店長も、「外国人はほとんど来店せず、肩すかしをくらった感じ」と困惑する。
県観光交流課は、「外国人観光客の多くは、世界遺産の日光と聞いてもピンと来ない。海外での認知度がまだまだ低い」と嘆く。
積極的なPRを アンテナショップが観光誘致にどれほど効果をあげるか、不安要素もある。「地域活性化センター」の昨年度調査で、開設目的に観光客誘致を掲げたアンテナショップは81%。これに対し、実際に観光客が増加したと答えたのは38%にとどまった。
東京都市大の小松史郎教授(集客都市論)は「パンフレットを置いたり、ポスターを貼ったりするだけでは誘客につながらない。きちんと専従の人員を配置し、地元食材を使ったレストランを併設するなど、積極的なPRを続けなければ観光誘致には結びつかない」と指摘する。
“ツリー効果”をいかに誘客に結びつけるのか、正念場はこれからだ。
(2012年9月29日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121003-OYT8T00206.htm
郷土再生 観光
海外客狙い積極商談
鬼怒川、川治温泉が先駆け
休憩時間も惜しみ、台湾の旅行会社の担当者に「NIKKO」を売り込む野原祐之社長室長(9月21日、東京都江東区の東京ビッグサイトで) 東京ビッグサイト(東京都江東区)の大ホール三つをつなげた会場に、国内、国外の旅行会社を集めて9月20〜23日に開かれた「JATA旅博2012」。日本最大級を誇る旅行イベントにふさわしい700を超える企業・団体が集結し、会場の一角では、うち2日間、インバウンド(訪日外国人)観光に取り組む国内各地のホテルや観光関係者約130社が、海外のエージェントとの商談に臨んだ。
「東京からも近く、世界遺産に加え、温泉やテーマパークもある」。9月21日、日光市の「鬼怒川グランドホテル 夢の季(とき)」の野原祐之社長室長(54)は、ひときわ大きな身ぶりを交えて、「NIKKO」を売り込んだ。相手は事前のマッチングでアポを取り付けた13社。ほとんどが、中国や韓国などのアジアの旅行会社だ。商談が終わると、次の商談までの休憩時間、ほかの業者と商談に入る前の担当者を次々とつかまえた。
「日光を知っていますか」「少しだけでも話を聞いてほしい」。人気が集中する北海道や京都などに割って入ろうと、日光のネームバリューで関心を引きつけ、相手が立ち止まらなくてもパンフレットを握らせた。
■中国に行きPR
鬼怒川温泉と川治温泉は県内のほかの観光地に先駆け、海外からの旅行客をターゲットにしてきた。野原室長の商談が手際いいのはそのためだ。両温泉は2004年に「鬼怒川・川治温泉観光協会インバウンド誘致委員会」を組織し、中国に出向いてPRするなど、特にアジアに力点を置いてきた。
袁文英さんは、外国人客のもてなし方を講演(9月28日、県庁で) 成果は数字に結びつき、両温泉のある藤原地域の外国人宿泊者数は、04年が1万2946人だったのが10年は3万4347人に増加。うち、アジアの国々は9割近くに及ぶ。インバウンド観光に積極的に取り組んでこなかった県内のほかの観光地とは対照的だ。同じ日光市の中禅寺温泉、那須塩原市の温泉地は、鬼怒川・川治に学べと、最近になって取り組みを始め、初めて参加した東京ビッグサイトのイベントでは、野原室長について回った。
「東日本大震災で国内のお客さんが減り、外国人も受け入れて客層を広げないといけないと痛感した。それに、これからは少子化の時代。今回はいい勉強になった」。中禅寺温泉の「ホテル四季彩」の新道和明さん(43)は、野原室長を感心して見つめた。
経済で急成長をとげる中国などアジアでは旅行ブームが広がり、海外の旅行会社は日本の観光市場に熱視線を送る。
■アジアから熱視線
「中国人はグルメ好き。日本はミシュランガイドに登場する店も多いのでグルメで売り込むこともできる」。9月28日、宇都宮市で県内観光関係者らに講演した香港の大手旅行会社「EGLツアーズ」社長の袁文英さん(60)は、誘客戦略のあれこれを披露した。香港で黒部・立山(富山県)が人気があることをあげ、「ローカル電車を使った誘客策も効果がある」と助言した。
講演に聴き入った那須観光協会の星史会長(47)は、「那須は東京からのアクセスが悪い。でも、ローカル線を使った観光コースが人気と聞いて、誘客ができると自信を持てた」と、胸を高ぶらせた。
一方で、袁さんは課題もあげた。「香港で縁起の悪い13や4の付いた部屋、角部屋を提供してはいけない」「食事は1・3倍にするのが礼儀」。文化の違いを理解したもてなしの必要性を説いた。インバウンド観光を手がけたばかりの観光地にとって、もてなしも含めた受け入れ態勢の拡充は喫緊の課題となる。
那須町のホテル「エピナール那須」は昨年4月、中国語のできる社員を1人採用した。また、今年から4種類の外国語を使ったホームページを新たに開設し、来年から館内の案内表示に英語を加える。小川淳支配人(41)は、「外国人をいかに確保するかは、ホテルの生き残りに関わることだ」と、さらに受け入れ態勢を加速させるつもりだ。
鬼怒川・川治温泉のインバウンド誘致委員会で初代の委員長を務めたホテル「鬼怒川グランドホテル 夢の季」の波木恵美社長は、今後カギを握るのは“オール栃木”で取り組めるかだと指摘。「すでにノウハウを持っている観光地や行政が、新たに誘客を目指す所をバックアップするなど、官民が一体となって受け入れ態勢を整えるべきだ」と話す。
(2012年10月2日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121003-OYT8T00209.htm
郷土再生 観光
アウトレット集客抜群
波及拡大へ地域連携模索
増床の効果もあり、若い女性も訪れにぎわう那須ガーデンアウトレット(8月、那須塩原市で) 東北道の黒磯板室インターチェンジ(IC)から車で2分。森の中に、那須ガーデンアウトレット(那須塩原市)はある。
8月中旬のお盆休み期間中は、ICから吸い込まれるように車が連なり、約2500台が入る駐車場は夕方までほぼ満車の状態。福島や東京、埼玉など県外のナンバーがついた家族向け乗用車が並んだ。
リゾート地に立つ施設にもかかわらず、ハイヒールの若い女性も行き交った。7月の増床で39店が新規オープンし、都心部のファッションビルに入居するような店も登場したのが呼び水になったようだ。同アウトレットは、増床後の来場者数を年間600万人と見込む。
ただ、アウトレットの運営を担当する「西武プロパティーズ」の祢津(ねつ)雄介さん(32)は「うちはあくまで1集客施設。(那須地域の)エリア全体で人を呼び込みたい」と力を込める。そのために取り組んでいるのが、地域との連携だ。
メーンの駐車場の近くに、農家約100軒が栽培した新鮮な野菜を並べた「那須ロコマーケット」がある。毎朝運ばれる新鮮さと、「スーパーとは比べものにならない安さ」(祢津さん)で、常に店内はにぎわい、野菜を買うためだけに訪れる地元住民もいる。
農家で作る「ロコの会」の五月女昌巳会長(66)は「洋服や雑貨を買うために訪れた客に、県産農産物の味を知ってもらえる」とメリットを話す。東京などにPR活動で出向くと、「そちらで野菜を買ったことあるわよ」と声をかけられるなど、アウトレットとともに知名度はあがっている。
県内にあるもう一つのアウトレット、佐野プレミアム・アウトレット(佐野市)も、地域との連携を模索する。運営する「チェルシージャパン」のモットーは「非日常空間の提供」。そもそも地域色を薄めるため、施設内のレストランでは佐野ラーメンなどの名物は販売していない。
「街中にいい店はたくさんある。そこに行ってもらえばいい」。同アウトレットの堀江隆史支配人は、連携の形を説明する。街中のラーメンマップなどを置いた程度の紹介コーナーには、年間10万人が訪れる。それほど積極的に誘導しなくても、市内の飲食店に波及効果が生まれているとみられる。
こうした波及効果を生み出せるかが、2〜35キロ圏内にあるフルーツ狩り観光農場や道の駅などの観光施設の今後の課題だ。アウトレットはこれらの施設にクーポン引換券付きカードを置いて誘客を図るが、逆にアウトレットからはあまり客が流れていない。
佐野市観光立市推進室は「アウトレットからの呼び込み策をやりたいと思っている業者はいる。市や観光協会が音頭をとって連携を進めたい」と戦略を練る。
■好立地…宿泊にはつながらず
二つのアウトレットが県内の観光施設にもたらす波及効果などを調査している「あしぎん総合研究所」(宇都宮市)の大塚正義本部長は、まず立地のよさを指摘。「南北の玄関口にあるので県内外どちらからでも訪れやすい。アウトレットが複数ある県はほかにもあるが、利便性の高さは突出している」と分析する。
研究所の試算では、東京スカイツリー開業で県内への観光客は年間250万人増えると見込まれている。大塚本部長は、二つのアウトレットにはすでに毎年計1000万人以上の人が訪れていることをあげ、「栃木に来るきっかけ作りに、多大な貢献をしている」と評価している。
一方で、宿泊滞在型につながっていないと指摘する。研究所が首都圏の消費者に調査した結果、交通費を除いて日帰り旅行で支出する額は1人あたり8600円で、宿泊旅行の同3万2700円の4分の1程度だ。
大塚本部長は「首都圏から近い栃木では、アウトレットだけでは宿泊客は増えない。他の観光施設も積極的に情報発信し、よりお金を落としてもらう仕組みを作るべき」と話している。
(2012年10月3日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121005-OYT8T00024.htm
郷土再生 観光
道の駅 特色作ってPR
県内21番目にオープンした道の駅「うつのみや ろまんちっく村」(下)「あ・ら・伊達な道の駅」では採れたて野菜を求める客でごった返す(8月11日、宮城県大崎市で) 「朝採りだよ。この『味来(みらい)』おいしいよ」
8月11日の昼前、盆の帰省客らで混雑する宮城県大崎市の「あ・ら・伊達な道の駅」。地元農家の遠藤光枝さん(62)は、採れたて野菜を販売する直売所で、自慢のトウモロコシを大きな声を張り上げて勧めた。
鳴子温泉郷に通じる国道47号沿いにあり、週末は観光バスやマイカーでごった返す。入館者数は年間340万人。全国にある道の駅の中でもトップクラスを誇る。
集客を支えるのが、必要な分を即時に店頭に並べるシステムだ。売れた数量が農家の携帯電話にメールで知らされ、農家は売れ行きに合わせて過不足なく収穫できる。消費者も新鮮な野菜を買うことが出来る。遠藤さんはこの日、午前中だけで3回も納入した。
常連も多く、約40キロ離れた同県富谷町の会社員菅原隆さん(59)もその一人。「新鮮で種類や量が豊富。野菜を買うためによく来る」
野菜以外にも、北海道土産で人気のロイズのチョコレートが手に入るのも魅力で、駅全体の売上額は年間約11億円と、東北一を誇る。
運営会社の舘股秀隆社長は「常に食べ頃の野菜を出せる。お客は新鮮さを求めている」と品質に自信を持つ。定休日を設ける道の駅が多い中、年中無休も売りにする。「他の道の駅と差別化するためにも休まず営業したい」と徹底している。
道の駅は1993年に登録が始まり、観光客の掘り起こしに貢献してきた。全国で1000か所に迫り、県内は21か所でやや乱立ぎみで、市貝町、益子町、足利市も設置を予定している。
県観光客入込数調査によると、集客数は年間20万〜200万人超と差がある。誘客に結びつけるには、トイレ休憩所や物産販売所にとどまらず、アイデアや特色作りが必要だ。
道の駅「しもつけ」(下野市)は昨年3月にオープンした。年間270万人が訪れ、最初の1年から黒字となった。
客をひきつけるのは店内の雰囲気。運営会社の後藤勲支配人は「オープン前に県内の道の駅を視察したが、どこも同じで個性がなかった」とし、約8割を占める女性客に「愛される道の駅」を目指した。
東武百貨店で改装と商品構成を担当していた経験を生かし、入り口にスイーツとパンの店を配置した。陳列方法も、まるでデパ地下。客の要望が多かったATMを設置し、Tカードやクレジットカードも使えるようにした。
9月22日にオープンした「うつのみや ろまんちっく村」(宇都宮市)は、従来の農業公園に、道の駅の機能を併設した。
46ヘクタールの園内にはもともと、温泉宿泊施設や地ビール工場、体験農場やドッグランなどが広がり、年間100万人が訪れていた。「トイレに寄った客に、『今度来てみよう』と思ってもらうためにも立ち寄り客を増やしたかった」と運営会社の松本謙社長。さらに魅力を発信する手段として道の駅の看板を利用した。
記念式典で国交省宇都宮国道事務所の小路(しょうじ)泰広所長は「道の駅というブランドが加わることで鬼に金棒だ」と誘客にお墨付きを与えた。
関東道の駅連絡会によると、道の駅がオープンすると、一時的に地元商店街の客が減る傾向にある。
■商店街も発奮 地域全体振興
2006年に道の駅「思川」ができた小山市は、中心街から道の駅に客が流出するのを防ぐために、翌年、街中に旧商店屋敷を改装した「まちの駅 思季彩館(しきさいかん)」をオープンさせた。トイレや休憩施設があり、新鮮野菜も買える点で道の駅と機能は似ている。歩きのお年寄りやベビーカーを押した若い母親たちの姿が増え、街のにぎわいが戻りつつある。小山商工会議所では「車を使う道の駅と、使わないまちの駅とで役割分担ができた」と分析する。
道の駅は約80品目の「おやまブランド」商品の新たな販売先にもなり、「全体の経済活動としては潤っている」(同会議所)と道の駅効果を実感している。
関東道の駅連絡会では「道の駅の一人勝ちではなく、街中も一緒に発展していければ理想的な地域振興になる」と話している。
(2012年10月5日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121008-OYT8T00998.htm
郷土再生 観光
合併でブランド力向上
日光の財政力旧足尾に恩恵
足尾銅山観光の敷地内にあるトロッコ列車に乗車する修学旅行の児童(3日、日光市足尾町で) 「この穴はどこまで続いてるのかなあ」「空気がとても冷たいよ」――。
「足尾銅山観光」(日光市足尾町)の薄暗い坑道に10月初旬、東京都や千葉県から修学旅行で訪れた児童約250人のはしゃぎ声が響いていた。坑道内には昔の作業風景を再現した人形や削岩機も展示され、約400年間続いた銅山の歴史を学ぶことができる。
「修学旅行生も一般客もだいぶ戻ってきてくれた」。足尾銅山観光管理事務所の高田美智由所長(59)は胸をなでおろした。
宣伝費2億6700万円 足尾銅山は1973年に閉山し、80年に足尾町(現日光市)が観光施設として整備した。年間14〜15万人台で推移していた来場者数は昨年度、原発事故による風評被害で約11万4000人に激減した。
しかし、今年度は順調に客足が回復しつつある。4〜8月の入場者数は約6万6300人で、昨年同期比で約7000人増加した。日光市足尾総合支所は「足尾町単独ではこうはいかなかった」と、「日光」となったブランド力と、市としての財政力に感心する。
観光ボランティアから芭蕉の句碑について説明を受ける児童ら(1日、大田原市黒羽地区で) 日光市は昨年度、風評被害を払拭しようと、前年度の約3倍にもなる観光宣伝費約2億6700万円を計上した。テレビコマーシャルを流し、修学旅行を呼び込むために首都圏の小中学校など6635校にパンフレットを配った。今年度もほぼ同額の予算をつけ、9月には東京スカイツリー内に観光PRコーナーを設けて職員を配置した。
旧足尾町が日光市と合併したのは2006年3月。当時は「歴史ある足尾の名が消えるのはしのびない」と反対の声もあった。たが、銅山が閉山して町の人口は減少の一途をたどり、過疎化が進んでいた。合併には、「広域で観光のネットワーク化を進め、足尾への観光客も増やす」(当時の神山勝次町長)との狙いがあった。
世界遺産登録に向けた動きも、合併後に本格化した。合併の前年に開館した「足尾歴史館」は、足尾銅山の歴史を写真や資料で伝える。「足尾銅山の世界遺産登録を推進する会」の事務局も兼ね、賛同者を集める活動をしてきた。長井一雄館長(72)は、「市は暫定リストに載るために必要な調査費も計上してくれた」と歓迎する。東照宮をはじめとする「日光の社寺」ですでに世界遺産登録を果たした日光市。長井さんは、「世界遺産登録に向けたノウハウを生かせる」と“合併効果”に期待を寄せる。
「芭蕉さんもこの道を通ったんだよ」
10月1日、大田原市黒羽地区にある市立川西小の児童約130人は、観光ボランティア「ふるさとを知る会」の直箟(すぐの)浩子会長(71)たちの案内で、近くの松尾芭蕉の句碑などを巡った。自分たちの生まれ育った郷土を知る授業の一環だ。
江戸まで一日で歩いて往復した健脚の先人にあやかって芭蕉が祈ったという逸話に耳を傾けた6年の船山史弥君(12)は、「芭蕉が歩いた道を自分も歩けて光栄。自分の町がそんなに有名とは思わなかった」と歴史の重みを肌で感じていた。
芭蕉が14日間滞在したことで知られる黒羽地区。2005年の3市町村合併で「黒羽町」の名が自治体名から消えた。「観光に影響するのでは」との心配をよそに、旧黒羽町だけで年間約90万人以上が訪れている。「観光客が減るという不安はなかった。芭蕉関連の史跡や古刹(こさつ)の名所があり、県外客も多いですから」。直箟会長は、芭蕉ゆかりの地として根付いていると誇る。
ただ、将来には不安もある。合併から7年がたち、小学生も低学年だと「黒羽」で生まれ育ったという意識が薄い。芭蕉関係の資料を公開する「黒羽芭蕉の館」の雲井定俊館長(63)は「新市の歴史や文化は黒羽地域が担っていく」と自負するものの、「時間がたつにつれ、『黒羽』の認識は薄れていくだろう」と心配する。
「子供たちに黒羽の歴史を受け継いでもらいたい」。直箟さんたちは、そんな一心で観光ボランティアガイドを買って出ている。
(2012年10月9日 読売新聞)
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順番間違えた
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121006-OYT8T00090.htm
郷土再生 観光
北関東道で誘客拡大
全通で首都圏以外からも
北関東道(縦)が東北道と交わる岩舟ジャンクション。全線開通で東北地方への交通の便も向上した(今年2月、岩舟町上空で、本社機から)=片岡航希撮影 長野、長岡、群馬、土浦――。北関東自動車道の真岡インターチェンジ(IC)から約10キロの「益子焼窯元共販センター」(益子町)の駐車場には、県外ナンバーの車が目立つようになった。北関東道が全線開通する前は、あまりみられなかった光景だ。
9月中旬の昼下がり。長野県からやって来たツアー客25人は、共販センターで昼食を食べた後、焼き物の買い物を楽しんでいた。その一人で同県飯山市の農業、丸山義宗さん(61)は、「これまで旅行と言えば、北陸や群馬の温泉宿ばかりだったけど、初めて栃木に来た。今度はマイカーで来てみたい」と満足そうだった。
◇
昨年3月に佐野田沼IC(佐野市)―太田桐生IC(群馬県太田市)間の18・6キロが開通し、栃木、群馬、茨城の3県を結ぶ全線が開通した。高崎ジャンクション(JCT)―ひたちなかIC間の全線約150キロは、関越道や東北道と接続。栃木県内は関越道とつながり、他県からの観光誘致にますます期待が高まる。
県の2009年度観光動向調査によると、栃木県内を訪れた観光客のうち9割が東京や埼玉など首都圏からの客だった。共販センターの鍛治浦豊社長(50)は「これまでは首都圏からのお客さんばかりだったが、北関東道の開通で、長野県や新潟県など首都圏以外の観光客の誘致も見込めるようになった」と喜ぶ。
県は全線開通後、北関東道を管理運営するネクスコ東日本と共同で、常磐道、関越道などのサービスエリアでの観光宣伝に力を入れる。日光市の旅館やホテルの女将で組織する「女将(おかみ)の会」のメンバーも昨年5月に長野市でキャンペーンを展開するなど、新たな客層の掘り起こしを図る。
同会会長の臼井静枝さん(73)は「震災前と比べると、まだお客さんの回復度合いは8〜9割だが、全線開通が下支えしている。群馬からのお客さんが増えた」と開通の効果を認める。
はとバス(東京)は今春、初めて北関東道を利用した花巡りのツアーを始めた。なかでも好評なのが、茨城県の「国営ひたち海浜公園」、栃木県内のイチゴ狩り、足利市の「あしかがフラワーパーク」を訪ねるプラン。同社は「群馬の観光地巡りに、栃木のイチゴ狩りを付け加えるプランも人気。全線開通でツアープランの可能性が広がった」と歓迎する。
上海便が発着する茨城空港と栃木県内もスムーズに移動できるようになり、県は、外国人観光客の増加にもつながると期待する。
一方、「全線開通で本当に県の観光業者は潤っているのか」「他県に観光客が流れている方が多いのでは」との疑念も県や観光業者の間でくすぶる。
観光庁の宿泊旅行統計調査によると、群馬県では、栃木県からの宿泊客数が、開通後の11年7〜9月は前年同期に比べて3倍以上。茨城県からの客も2・5倍以上増加した。しかし、栃木県は、群馬県からの宿泊客数が約1・5倍にとどまる。
本県からの流出超過が浮き彫りになったにもかかわらず、県観光交流課の香川真史課長は「全線開通は県にとって決してマイナスではない。むしろ隣県との相乗効果を狙える」と強気だ。「北関東道を使えば、世界遺産候補になっている群馬県富岡市の富岡製糸場と世界遺産の日光をセットにしたツアーなど、隣県の観光地と組み合わせた観光も可能」と期待する。
福田知事は開通から1年たった4月の記者会見で、「北関東3県の相互交流が進みつつある」と全線開通の効果が上がっているとの認識を示した。ただ、依然として、茨城と群馬に挟まれた本県は“通過点”になりかねないリスクもはらんでいる。開通を観光誘致に結びつけられるかは、それぞれの観光地がいかに魅力をアピールできるかとともに、隣県も巻き込んだ効果的な連携ができるかにかかる。
(2012年10月6日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121010-OYT8T00055.htm
郷土再生 観光
地域の魅力発掘・発信
真岡「観光パフォーマー」独自ツアー企画・案内
観光客の陶芸体験を後ろで見守る観光パフォーマーの(左から)皿井さん、生山さん、田野井さん(8月26日、益子町で) 8月下旬、益子町の窯元で、家族連れが益子焼の皿やコップを作る陶芸体験をしていると、後ろから「上手だね」などと3人が声を掛けた。真岡市を拠点に観光ツアーを企画し、案内もする「観光パフォーマー」の3人だ。
参加者が打ったそばを「うまいうまい」と豪快にすする生山雅士さん(30)。田野井桜子さん(21)と皿井好美さん(26)はスイカ割りで、手をたたきながら目隠しした子供をちょっと違う方向に誘導して笑いを誘った。
縄跳びをして全国を回る生山さんは自慢の技を披露し、皿井さんと田野井さんも習いたてのマジックを見せて、近くにいた観光客たちを楽しませた。3人は「旅行ではガイド役が面白いことが必要」と実感した。
◇
本県は、有数の温泉地や観光地がありながら魅力は今ひとつとされている。ブランド総合研究所(東京)が毎年発表している「都道府県の魅力度ランキング」では都道府県別で今年は44位。群馬県の47位、茨城県の46位とともに北関東3県は低迷している。
研究所は「首都圏という大都市から近いために、地域のイメージ作りなどの必要性が弱かったからではないか」と分析している。
この現状を打破しようと立ち上がったのが観光パフォーマーだ。NPO法人いろは企画(真岡市)が今年、県の観光地活性化人材育成事業を活用して3人を雇用。主に県東南部の芳賀地区を売り込み、着地型観光を目指す。
3人は7月、着地型観光で人を集めている静岡県熱海市や下田市を視察した。漁船で漁に出て漁師と一緒に朝食を食べるツアー、なまこ壁が続く路地裏を歩くツアー、砂浜でヨガやウオークをする海洋浴――。地元の人がガイドになり、地元の人だからこそ提供できる観光体験を満喫した。
「5日間滞在して、まともな観光施設には行かなかったけど楽しめた。街の『観光の顔』ではなく、『生活の顔』を見せてもらった」と田野井さん。
皿井さんは「街を歩いていると、ガイドさんが色んな人から声を掛けられていた」と振り返り、生山さんは「ガイドが魅力的なら、客の満足度は上がる」ということに気づいた。
「もおか魅力発見隊」のアイデア発表会で、「いちごのくに」構想を発表するイチゴマン(4月、真岡市の二宮文化会館で) 目指すべき方向を確認した3人は、ガイドブックには載っていない埋もれた観光資源の発掘に乗り出した。キーワードは「人とのつながり」。新たな観光メニューを考案した上で、来年2月までにツアーを実施する予定だ。
◆市民がPRアイデア練る
県東南部に位置する人口約8万人の真岡市。観光資源は真岡鉄道のSLと、生産量日本一のイチゴぐらいしかパッと名前が挙がらない。お隣の陶芸の町・益子町へ向かう車が市内を素通りしてしまうのが悩みだ。
市民の目線で真岡市の魅力を見つけようと今年4月、市民有志による「もおか魅力発見隊」がアイデア発表会を開いた。
真岡を「いちごのくに」としてPR▽いちごサミットを開催▽バイオディーゼルで真岡鉄道を走らせる――など20のアイデアが紹介され、行政と市民が実現に向けて動いている。市商工観光課の増山明課長は「真岡を好きになれば、おもてなしの心につながる。その意識を醸成するのが大きな目標」と語る。
市も「観光まちづくり」のロゴマークを作り、市観光協会事務局長を募るなど観光に本腰を入れ始めた。井田隆一市長は「市民に自分のまちを知ってもらい、外にアピールしてもらいたい」と市民による観光資源の発掘と発信を期待する。
真岡市の北に隣接する市貝町は7年前、テレビ番組で「日本一影の薄い町」と紹介された。3年前に就任した入野正明町長は「当時は、町の広告や宣伝への投資をしなかった。その発想もなかった」と分析する。
排他的な町民性もあり、町を客観的に見る目がなかったという。最近は猛きん類の一種「サシバ」の保護活動を通じて町おこしに力を入れる。シバザクラも有名になってきた。「これからは文化財を生かした町づくり」に方向性を定めている。
(2012年10月10日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121011-OYT8T01758.htm
ロケ誘致起爆剤に
撮影件数右肩上がり
テレビドラマのロケ地となる酒蔵前で、撮影の段取りを説明する一川政也さん(左)(4日、佐野市で) 「ドラマのイメージにぴったりなのでぜひ使わせてください」
歴史を感じさせる古い木造民家が並ぶ佐野市南部。4日、150年以上続く酒蔵の前で、佐野市観光協会事務局次長の一川政也さん(60)は、酒蔵の経営者にテレビ局から預かった企画書を示しながら、撮影の段取りを説明していた。
同市観光協会などは今月、「佐野フィルムコミッション」を設立。周辺は、同組織が初めて誘致したドラマの撮影場所となる予定だ。同組織の設立準備委員会担当者として、4月以降、市内約130か所のロケ候補地を開拓してきた一川さんは「佐野の魅力的な場所をロケ地として活用してもらうことで、観光PRにつなげたい」と意気込む。
◆佐野など9団体活動
フィルムコミッションは、ロケ地情報の提供や道路使用手続きなど撮影の際に必要な手続きのサポートを行う組織。映画やテレビのロケ地となることで、観光誘客やまちおこしにつなげようと、全国の自治体や観光協会が約10年前から、競って設立してきた。
本県では、2002年に那須観光協会が中心になり、県内初のフィルムコミッションとして「那須フィルムコミッション」を発足。県も06年に観光交流課内に「栃木県フィルムコミッション」を設置し、ロケ誘致に力を入れる。
県内では現在、佐野を含め、九つの団体が活動しており、県が把握している11年度の撮影件数は前年度比25件増の147件。県観光交流課では「撮影件数はずっと右肩上がりで、撮影地としての認知度も上がっている」と自信を見せる。
「県フィルムコミッション」では、制作会社やテレビ局にきめ細かな情報提供をできるように、全26市町の担当者らとの連携にも力を入れる。「良い撮影地かどうかは、口コミですぐに広がる」(県観光交流課)からで、いいうわさが広がれば、その後も多くの撮影を誘致できる可能性が高くなる。そして、ロケ地になれば、観光誘客にもつながる。県は県内で撮影された映画などのロケ地を紹介する「とちぎ県ロケ地マップ」を作成してレンタルビデオ店に配布するなど、ロケ地巡りによる観光振興を狙う。
◆リピーター作りが課題
フィルムコミッションが外国人観光客の誘客に結びついた事例もある。
秋田県では、人気韓国ドラマ「アイリス」のロケの誘致に成功し、ドラマが韓国で放映された2009年秋から同県を訪れる韓国人観光客が急増した。
観光庁宿泊旅行統計調査によると、韓国でドラマが放映される前の09年9月に440人だった同県の韓国人宿泊客数は、放映後の10年1月には7240人と16倍以上になった。同年中は、毎月1500人以上の韓国人観光客が県内に宿泊するなど、地元に大きな経済効果をもたらした。ロケ地となった田沢湖のある同県仙北市観光課では、「当時は、市内のどこの旅館・ホテルも韓国語が飛び交っていた」と振り返る。
仙北市の事例などに触発された日光市や県は今年7月、人気俳優キム・ヒョンジュンが出演予定の韓国ドラマ「都市征伐」(仮題)のロケ地の誘致に成功した。同ドラマは、7月から撮影が始まり、早ければ12月にも、韓国で放映される予定で、同市は、ドラマによる経済効果を約2億円と見込み、観光活性化に期待を寄せる。
ただ、フィルムコミッションを通した観光誘客は一過性で終わることも多い。仙北市の今年の韓国人宿泊客は、ピーク時の半分程度。同市は昨年12月、ドラマ撮影時の写真や出演者のサインを展示した「アイリスミュージアム」を設置したが、「ほとんど効果がない」(同市観光課)と嘆く。
日光市観光部の塩谷弘志部長は「フィルムコミッションは誘客の起爆剤ではあっても、何度も来てもらうためにはさらなる工夫が必要」と話す。ロケ地巡りに来た観光客をいかにリピーターとしてその後の誘客に取り込むことができるか。フィルムコミッションは観光資源PRの手腕も同時に問われる。
(2012年10月12日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121013-OYT8T00218.htm
郷土再生 観光
渡良瀬遊水地 今こそPR
ラムサール効果期待 湿地の魅力、生かした兵庫
野生復帰を目指して飼育されているコウノトリ(9月25日、兵庫県豊岡市の市立コウノトリ文化館で) 白と黒の美しい翼を広げた国の特別天然記念物コウノトリが飛び立つたびに、大きな歓声が上がった。
9月下旬の昼過ぎ。今年7月にラムサール条約の湿地登録地になった兵庫県豊岡市の円山川下流域の水田近くの県立コウノトリの郷(さと)公園(同市)では、カメラのファインダーをのぞく大勢の観光客が集まっていた。
約100キロ離れた自宅から、空き時間を見つけては訪れているという同県明石市の野口茂夫さん(71)は「全国でここでしか見られない。遠くから足を運ぶ価値は十分ある」と満足そうに話した。
◇
2005年に野生復帰に成功した豊岡市は、コウノトリを中心にした街づくりを進めている。市内には、「コウノトリ但馬空港」「コウノトリの郷駅」など、その名前を冠した名称や愛称が目立つ。市中心部のJR豊岡駅前には人形が飾られ、商店街の路面や道路標識にもその姿が描かれている。土産店には、コウノトリにあやかった菓子やぬいぐるみ、ストラップなどの観光グッズがずらりと並ぶ。
同市によると、コウノトリ関連の観光による年間の経済効果は約10億円。同市コウノトリ共生課の三笠孔子(よしこ)課長は「豊岡にとって欠かせない観光資源」と断言する。
約50年前から飼育に取り組み始めた同市では、観光拠点施設の整備を着々と進めてきた。繁殖や野生化に向けた研究を続ける県立コウノトリの郷公園内の市立コウノトリ文化館は、映像や図書資料を通じて、生態や繁殖の歴史を学習でき、修学旅行生らに人気だ。
ラムサール条約登録を記念して開かれた自然観察会。地元利用者は多いが、観光客の誘致が課題となっている(9月2日、渡良瀬遊水地で) 県と市が整備した人工湿地「ハチゴロウの戸島湿地」は、野鳥の生息地でありながら、観察棟や展示施設も備えた観光スポットになっている。
こうした取り組みの成果もあり、コウノトリ目当ての観光客は順調に伸びている。市立文化館の入館者数は、開館した2000年度は約11万人だったが、野生復帰に成功した翌年の06年度には約48万人に急増。ここ数年も約30万人が来館する。三笠課長は「ラムサール条約登録を機に、観光誘客にさらに弾みをつけたい」と意気込む。
■貴重な自然周知の好機
同じく今年7月、ラムサール条約に登録された県最南端に位置する渡良瀬遊水地。本州最大の面積を持つヨシ原は湿地生物の宝庫で、年間約100万人が訪れるレジャースポットとしても知られる。ただ、「渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団」の白井勝二専務理事は「大半はサイクリングやバーベキューなどの日常的な利用者か、熱気球やカヌー、ゴルフなどのスポーツ利用者で、観光で訪れる人の割合は意外と少ない」と話す。
同財団にはラムサール条約登録後、「どこに観光スポットがありますか」などの問い合わせが増えている。白井専務理事は「遊水地内には、希少な植物や野鳥が生息し、貴重な自然環境があるが、一般観光客にはわかりづらい。湿地環境を楽しむ拠点施設の整備が進んでいない」と言う。
自然保護団体「渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会」が9月、栃木市内で開いた活動報告会では、「環境学習の拠点化」や「まるごと博物館」などの活用案が出た。4県6市町にまたがるだけに、情報を一元化したビジターセンターのような拠点設置を求める声も多い。
「ラムサール・ネットワーク日本」の呉地正行代表理事は「条約登録は渡良瀬遊水地の自然環境のすばらしさを多くの人に知ってもらうチャンス。行政も周辺住民も、貴重な観光資源の活用法を真剣に考えるべきだ」と指摘している。
(2012年10月13日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121016-OYT8T00156.htm
郷土再生 観光
女子旅の誘客本格化
寺社、アウトドア…魅力活用
神橋を見学する神奈川県小田原市から来た旅行者たち(6日午後0時29分、日光市で) 「お昼はゆば料理を食べよう」「写真はどこで撮ろうか」
3連休初日の今月6日、飲食店が立ち並ぶ日光市の世界遺産「二社一寺」へと続く参道を、赤や青の鮮やかな花柄の着物を着た女性3人がおしゃべりを楽しみながら、歩いていた。
神奈川県小田原市から1泊2日のツアーで日光東照宮や華厳滝を回る予定の3人は、大学時代にアルバイト先で知り合い、年数回は旅行に出かける仲良しだ。着物は日光市内の着物レンタル店で借りたという。
公務員の夏目桃子さん(23)が「女子同士だから、何でも話すことができるし、着物を着る楽しみも共有できる」と笑顔を見せれば、日光は小学校の修学旅行以来という会社員の古山友美さん(25)は「子どもの頃はよくわからなかった歴史的な雰囲気を味わいたい。ゆば料理などヘルシーな食事も女性にはいい」と声を弾ませた。
◇
女性をターゲットにした旅行商品の開発は近年、全国の観光地で行われている。社員旅行などの団体観光客が減少傾向にある中で、女性同士で気軽に旅行に出かける“女子旅”がブームとなっているためだ。
旅行情報誌「じゃらん」を発行するリクルートライフスタイル(東京)によると、女性は男性と比べ、宿や食事に対するこだわりが強く、女性同士の旅行で気に入ってもらえれば、今度は、恋人や家族連れなどで、足を運んでもらえる可能性が高まるという。
特に、日光、鬼怒川は、箱根と並び、都心から約2時間で行けることから、気軽に旅行が楽しめる観光スポットとして人気を集めている。大手観光グループが運営する安価な宿も多い。個人客では、これまで比較的高い年齢層をターゲットにしてきた日光市の観光関連業者も本格的に“女子旅”をターゲットにした誘客策を取り始めている。
同市、東武鉄道などは今年4月下旬、1泊2日の女性限定のモニターツアーを行った。東武浅草駅発のこの旅行には、首都圏を中心に約500人が応募し、抽選で選ばれた主に20〜30歳代の80人の女性が参加。普段は、非公開の日光東照宮「将軍着座の間」の見学のほか、日光山輪王寺での写経体験などを取り入れ、夜は現存する日本最古のリゾートホテル「日光金谷ホテル」でパーティーを開いた。会場には斎藤文夫日光市長も駆け付け、「今後も、日光へ来てください」とラブコールを送った。
日光市は9月中旬には、再び東武鉄道などと組んで、モニターツアー第2弾を開催。今度は県内有数の温泉地、川治温泉周辺を舞台にしたアウトドア中心のツアーメニューを組み、男鹿川でのフライフィッシングやカヌー体験、早朝からインストラクターを呼んだヨガ体験などを行った。
東武鉄道グループの東武トラベルは早速、モニターツアーで好評だった輪王寺の写経体験などをオプションで選べるツアーを商品化。東武鉄道も、今月から「日光☆女子旅」をキャッチコピーに首都圏を中心に宣伝を行っている。企画した同社営業部の担当者は「日光は近年、女性から首都圏に近いパワースポットとして注目を集めている。日光の豊富な観光資源と女子旅を結びつけた誘客策を積極的にとりたい」と意気込む。
(2012年10月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1348851061554_02/news/20121019-OYT8T00093.htm
誘客 医療機関と連携
人間ドック、温泉とセット
「昨晩はおいしいお酒を楽しめたし、温泉にもゆっくり入れた。きょうはリラックスして受診できたよ」
人間ドック受診後、観光案内のパンフレットを開き、旅行の予定を話し合う高橋洋さん(右)、直江さん(左)親子(9月27日、独協医科大日光医療センターの待合室で) 9月下旬。鬼怒川温泉を一望できる高台の独協医科大日光医療センター3階の待合室。東京都杉並区の会社経営、高橋洋光さん(43)が、一緒に人間ドックを受診した母の直江さん(75)に語りかけると、ドックは初めてという直江さんが「これなら楽しくていいわね」と笑顔で応じた。
高橋さん親子が体験したのは、温泉観光と同病院の人間ドックがセットになった1泊2日の宿泊パック。初日が血液検査、採尿などの精密検査で、2日目は視力、聴力の検査や問診が中心で、ドックを受診しながら、初日の晩から安心して食事やお酒を楽しめる。待合室は、観光案内のパンフレットがずらりと並び、まるで旅行会社のようだ。
海外にもターゲット 日光という日本有数の観光地にある同病院が、観光客の人間ドック受診を始めたのは2007年。観光客の高齢化が進む中で、地元旅館などから「医療機関と連携した誘客ができないか」との声が上がっていた。
同病院は以来、「観光医療」に力を注いできた。昨年度の観光客の人間ドック受診者数は61人、今年度は8月末現在で、44人が受診。同病院は「知名度も上がってきた」と自信を深める。
同病院では一昨年から、中国などアジアの富裕層をターゲットに外国人観光客を取り込む「医療ツーリズム」の誘客にも熱心だ。中国人看護師を常駐させ、帰国後のケアのため、上海の大学病院と連携協定を結ぶなど、受け入れ体制の整備を積極的に進める。
医療ツーリズムについて、日本医師会は医療の営利産業化を促すなどとして反対だが、同病院では「観光客からは好評で、地元のメリットにもなる。今後も積極的に受け入れていく」と前向きだ。
■「気軽な受診プラン必要」
ただ、観光関係者と病院の連携がうまく進まないケースもある。長年、宿泊客数の減少に苦しんでいた那須塩原市の塩原温泉観光協会は2007年、県医師会塩原温泉病院、東武トラベルなどと共同で「健康回復」を前面に打ち出した旅行商品の開発を始めた。
翌年1月には、国交省の支援を受けたモニターツアーも実施。医師のヘルスチェックや一食500〜800キロ・カロリーに抑えた食事、プールでの水中歩行や渓谷散策などをツアーに盛り込んだ。同観光協会は「マイルドな温泉と刺激のある温泉を交互利用すれば、体内リズムを正常化できる」と、多彩な泉質を生かした“塩原流ヘルスツーリズム”を売り込んだ。
歩きながら足つぼを刺激できる足湯温泉「湯っ歩の里」。塩原温泉観光協会では健康づくりに温泉の効能をPRする(9月25日、那須塩原市で) しかし、ツアーはその後、立ち消えになった。塩原温泉観光協会の相田公司事務局長は「目いっぱい食事や温泉を楽しんでもらいたい旅館側から、健康を前面に出すと、十分なサービスができなくなるのではとの戸惑いの声があった」と振り返る。病院側からも日常的に一般患者を抱える中で、観光客の継続的な受け入れ体制をつくることは難しいとの声があったという。
相田事務局長は「取り組んできた経験は生かしたい」と話すが、健康づくりに温泉の効能をPRする程度にとどまっているのが現状だ。
◇
かつて修学旅行や社員旅行などの団体観光客相手に「待ち」の姿勢でも通用した本県の観光だが、少子化で市場規模の縮小が避けられない中で、大きな転換期を迎えている。外国人観光客の誘客にもつながる観光と医療の連携は観光需要掘り起こしのカギになるのか。
真野俊樹多摩大教授(医療経営学)は「人間ドックにこだわらず、観光客の多様なニーズを意識すべき。肩に力を入れず、気軽に受診できるツアープランの開発が大事ではないか」と指摘したうえで、「病院と観光業者、行政など、官民一体で誘客に取り組む姿勢が一層、問われる」と話している。
(おわり、この連載は丹下信之、末吉光太郎、太田晶久、市川大輔、横溝崇が担当しました)
(2012年10月19日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20121021/CK2012102102000025.html
しゃれ心受けた?鳥羽市の観光ポスター人気
2012年10月21日
「真珠の耳飾りの少女」に似せた鳥羽市の観光ポスター。入手希望の問い合わせが相次いでいる=鳥羽市役所で
オランダの画家フェルメール(一六三二〜七五年)の代表作「真珠の耳飾りの少女」に似せてデザインした鳥羽市の観光ポスターが人気だ。入手希望の問い合わせが相次ぎ、発表から半月後の今月上旬に増刷を決めたほど。地元の若手海女をモデルに起用した「まじめで上品なしゃれ心が受けたのでは」と担当者は喜んでいる。
絵画の「真珠の耳飾りの少女」は、ターバンと真珠のイヤリングを身に着けた女性が左後方を振り返る肖像画。ポスターでは、鳥羽市相差町の大学生で海女の中川静香さん(21)が同じような衣装でポーズを取っている。衣装部分は絵筆で描いたように写真が処理してあり、絵画同様の高い格調を漂わす。
市内の観光関係団体でつくる市広告宣伝戦略委員会が市と共同で企画。フェルメール作品は、所蔵するオランダの美術館が今年、日本で「真珠の耳飾りの少女」などを展示する話題性もあり、真珠にゆかりの深い鳥羽を、関連の有名絵画をてこに売り込むことにした。
ポスターは今回二種つくり「真珠の耳飾りの少女」似はその一つ。B2判で三百枚を刷り、二百枚余を市内の旅館や観光施設に配布。九月下旬の発表後、市内の飲食店や土産物店から掲示したいとの要望が相次いだほか、名古屋市の飲食関連業者からも問い合わせが来た。
事務局の市観光課が希望に応え続けた結果、今後の宣伝用に取っておいた約七十枚も底を尽きかけたため、委員会で二百枚追加発注した。限られた予算を工面しての対応だが、事務局担当の職員は「渋って旬を逃しては元も子もない」とうれしい悲鳴を上げている。
(片山健生)
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http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20121021/CK2012102102000008.html
県内のゲレンデ、再編進む 効率化と差別化
2012年10月21日
白馬観光開発が運行する八方ゴンドラリフト=白馬村で
東急電鉄(東京)は、白馬八方尾根スキー場など白馬、小谷両村の三スキー場でリフトを運行する子会社「白馬観光開発」の売却を決めた。現地で六十年の歴史を持つ東急が撤退するほどスキー人口の減少は深刻で、県内スキー場は再編が進む。新たに経営に乗り出す運営会社は、複数のスキー場を一体的に経営し、規模を生かして収益改善を目指す。
■地元に驚き
白馬観光開発は、白馬八方尾根スキー場(白馬村)、白馬岩岳スノーフィールド(同)、栂池高原スキー場(小谷村)でリフト計三十三基を運行する。
東急電鉄の発表では、同社が持つ白馬観光開発全株式を十一月一日に「日本スキー場開発」(東京)に譲渡する。日本スキー場開発は二〇〇五年設立で、大町市の鹿島槍スポーツヴィレッジなど三つのスキー場を運営する新興企業だ。
東急電鉄が白馬観光開発を設立したのは一九五八年。八方尾根スキー場は長野五輪の会場にもなった。村内には「六十年のつながりがある、あの東急が」という思いが強い。
■スケールメリット
若者のスキー離れは底が見えず、スキー場経営は苦しい。白馬村のスキー客は一九九一年の二百七十九万人をピークに減り続け、昨年は九十四万人と三分の一近くに落ち込んだ。白馬観光開発は〇九年三月期以降、四期連続で最終赤字を計上。東急電鉄は「経営改革の中で、鉄道沿線の事業に資本を集中させることになった」と売却の理由を説明する。
逆境下で買収に乗り出す日本スキー場開発が目指すのは、複数スキー場の一体運営による経営効率化だ。鈴木周平社長は「これまで運営してきたスキー場との連携でリフト整備や営業経費を圧縮できる」と見通す。
地元観光業界にも、日本スキー場開発の経営方針が東急より明確と、参入を歓迎する声があるという。
■新しい仕掛けを
同様の再編は、白馬以外でも進む。今年五月に王滝村とおんたけ2240の指定管理の協定を結んだ兵庫県養父市の「マックアース」は、今年七月に斑尾高原スキー場(飯山市)を取得するなど経営を拡大。今シーズンは県内で七カ所、全国で十九カ所のスキー場を運営する。
マックアースが目指すのは経営の効率化と、スキー場の差別化。一つのスキー場ですべての客層を受け入れるのではなく、スキー場ごとに子ども向けや、上級選手向けなどの特色を出して魅力を高める。
おんたけ2240は、滑降やスーパー大回転など本格的な高速レースの合宿地として売り込む計画だ。国際スキー連盟(FIS)にも公認コースの申請をしているという。
栗谷文則総支配人は「スキー業界では何もしないと客数は年10%ずつ落ちるといわれている。施設新設は難しいが、ソフト面で新しい仕掛けをしていかないといけない」と十二月からの営業に備えている。
(小西数紀)
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20121021301.htm
発電し過ぎ?水不足 黒部ダム
秋の行楽シーズン真っただ中の立山黒部アルペンルート。現地を訪れると、黒部ダム周辺は見ごろを迎えた紅葉が眼前に広がり、「錦の絨毯(じゅうたん)」の形容ぴったりの絶景だった。ところが、ダムは水不足という「異変」が起き、観光の目玉となる遊覧船は25年ぶりに運休しているという。原因を探ってみた。(荒木雄輔)
17日、アルペンルートの高原バスで室堂に向かった。道路両脇には来年春に「雪の大谷」を除雪で作るための目印ポールが立ち並び、冬近しを実感する。ロープウエーに乗り込むと、台湾からの観光客とみられる団体が紅葉に歓声を上げていた。
やがて国内最大級の水力発電ダムの黒部ダムに到着。遊覧船「ガルベ」が運航しているはずのダム湖「黒部湖」は水位が下がり、通常は湖面の下にある峡谷の岩肌があらわになっていた。水量が少ないのは本当らしい。
「あと7、8メートル水位が高ければ、すぐに再開したいんですが…」。遊覧船を運航する関電アメニックス(大阪市)の現場担当者は肩を落とす。遊覧船は湖の水位低下で船まで桟橋を架けられないため、9月12日から運休し、11月10日までの運航期間中に再開のめどが立っていないそうだ。
担当者によると、例年なら紅葉シーズンの10月は、80人乗りの遊覧船が連日100%近い乗船率となる書き入れ時。特に今年の紅葉は台風による落葉が少なく、「10年に1度」と言われるほどきれいらしい。担当者が残念がるのも無理はない。
水位低下の詳しい理由を聞くため、富山市にある関西電力北陸支社を訪ねた。
原因は二つ。一つは今夏、雨があまり降らなかったこと。ダム付近の雨量計の計測で8月は90ミリで昨年の3分の1。9月に関しては45ミリで6分の1にとどまったというから驚くほど少ない。
もう一つは、通称「黒四」で知られる黒部川第四発電所の発電量を増やしたことだった。関電は2月に原発11基全てが停止。その後、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)は再稼働したが、水力の発電量を増加し、供給力を高めたらしい。
17日時点の水位は146メートルで例年より15メートルほど低い。現在も発電に支障はないが、原発代替で発電し過ぎて水が減ったといえるかもしれない。
「遊覧船が運休し、観光面では申し訳ない思い。われわれとしては電力供給も大事」と北陸支社の担当者。「黒四」の出力は最大33万5千キロワット。志賀原発1号機(54万キロワット)の約6割に相当する。原発停止が続く中、電力供給は火力だけでなく「水力頼み」の側面も垣間見えた。
では、北陸電力はどうか。北電の水力の発電比率は2割を超え、全国10電力会社でトップ。実は北陸は「水力王国」である。
広報担当者に影響を尋ねると、「全く支障がない」ときっぱり。渇水が特に影響する「貯水池式」の水力は例年より水位が低いが、発電自体に問題はないという。
ただ、水力は雪解け水を享受できる春先から夏にかけて発電量が多いのが特徴。秋以降に水力に頼るのは難しく、志賀原発停止に伴い火力を増発しなければならない状況だ。
当然、火力の燃料費は膨らみ、北電の経営圧迫要因となる。北電の冬の電力需給は十分な余力があるが、収支は厳冬期のように寒くなりそうだ。
立山黒部アルペンルートでは、立山黒部貫光(富山市)や長野県大町市などで構成する「立山黒部アルペンルート広域観光圏」が21日から、電鉄富山−扇沢間の運賃を2割引きにする初の割引企画を行う。入り込み100万人の確保を目指す「てこ入れ策」(立山黒部貫光)という。
黒部ダム最大の目玉である観光放水は今月15日で終了し、観光期間は11月30日まで。紅葉の絶景を満喫するとともに、恋人や友人に「今年はダムの水が少ないらしいよ」と「豆知識」を披露するのも悪くない。
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http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000001210230001
レンタサイクル24時間利用OK/川越市
2012年10月23日
川越市が社会実験するレンタサイクル。手前が貸し出し機=川越市郭町2丁目の初雁公園
◇27日から社会実験
川越市は22日、市の中心部8カ所のどこでも自転車を借りられ、どこでも返却できる「まちなかレンタサイクル」の社会実験を27日から始めると発表した。無人の貸し出し機を使い、24時間いつでも利用できる。こうしたレンタサイクルの社会実験は県内初という。
◇エコ快走 街で観光地で
実施主体は第三セクターの「まちづくり川越」。小江戸の街並みが整っている中心市街地に自動車の流入を抑制するだけでなく、地球温暖化ガスを減らし環境への負荷を減らすのが狙い。街ににぎわいを呼び、移動の利便性を高める効果もある。
都市交通政策課によると、サイクルポートは西武新宿線本川越駅や喜多院のほか、川越駅東口から初雁(はつかり)公園までの約2キロの間、蔵造りの町並みなど8カ所に設置し、80台の自転車を貸し出すという。遠方からの観光客が、初雁公園の駐車場まで自動車で乗り付け、中心部へは自転車で向かうパーク&ライドも可能だ。
利用の際は、原則としてクレジットカードで利用登録をし、支払いはカード決済。スイカなどのICカードを使ってポートの鍵を解錠することが出来る。
想定している利用方法は「ちょっと借りてすぐ返す」。自転車を共同で利用するという考え方が基本方針になっている。そのため、基本料金200円を支払えば、その後は30分以内なら追加料金なしで1日に何回でも借りられる。ただし30分を超えると、その都度、料金200円が追加される仕組みになっている。
実験は来年1月末までの3カ月間実施する予定で、アンケートなどで通勤・通学や観光、買い物など目的別に利便性や走行距離などを分析。好評ならば、来年度から本格導入したい考えだ。問い合わせは運営事務局(050・3786・5959)。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20121022-OYT8T01524.htm
有料化から7か月 観光客離れ懸念の声も
内宮周辺の伊勢市営駐車場
来訪の車で混雑する伊勢市営宇治駐車場(今年9月撮影) 伊勢神宮の参拝者などによる交通渋滞の緩和を目的に、内宮周辺の伊勢市営駐車場が有料化されて7か月たった。市は「一定の効果を上げている」としているが、地元の商業関係者は「駐車料金を気にしてか、観光客が気ぜわしそう。この状態が続けば、神宮から来訪者が離れていくのでは」と懸念している。
市が7月下旬、議会に示した資料によると、有料化した3月1日から7月22日まで、国道23号など周辺道路で渋滞が発生したのは、土、日、祝日を中心に約25日。長さは100メートルから3キロで、5月の大型連休など4日は2キロを超えた。駐車時間は休日、平日とも、1〜3時間が約6割を占めた。
市交通政策課は「有料化前のしっかりしたデータはない」と前置きしながら、「参拝目的ではない長時間駐車を排除できた。誘導員の増員で車の流れがスムーズになり、渋滞の長さ、時間は短くなった」としている。12月には駐車場情報を表示する電光掲示板を13か所に設置予定で、さらに渋滞は緩和すると期待する。
有料化を巡っては、内宮に通じるおはらい町通りに本店を構える老舗和菓子メーカー「赤福」のグループなどが反対を表明。「有料にするにしても、渋滞が予想される年間80日ほど、料金も最大500円以下にすべき」という意見書などを市に提出した経緯がある。
「有料化で渋滞が緩和され、走行がスムーズになった」というバス会社などの評価の一方、同グループでおかげ横丁を運営する「伊勢福」の企画担当・服部鎮夫さん(40)は、「夕方、来訪者の姿が見えなくなる時間が1時間ほど早まり、滞在時間が短くなっているのがはっきりわかる。地元市民が減ったのも多くの店が感じている」と指摘する。
服部さんが問題と考えるのは、2時間を超えての駐車料金の加算。有料化後は、1時間まで無料、2時間までは500円、それ以降は30分ごとに100円加算される仕組みになった。服部さんは「料金加算が来訪者を気ぜわしくさせている。1年に何回も参拝する人たちの訪れる回数が減るのではないか」とみている。
そもそも平日は駐車場は空きだらけだ。3月1日から7月22日の間の平日97日を見ると、市営宇治駐車場の1日平均の駐車台数は707台で、駐車可能台数(1495台)の半分にも満たない。しかも、その85%は3時間以下の利用。「地元の市民に目を向ければ、空いている平日に無料の時間の幅を広げるべき」と服部さんは主張する。
来年秋の式年遷宮をひかえ、注目されている伊勢神宮だが、遷宮後の観光客離れにつながりかねないと心配する声も聞こえる。
鈴木健一市長は市議会で「1年の状況を見て、料金などを改めて検討したい」と明言している。市交通政策課は「有料化に伴う駐車場の利用状況などはわかった」としており、いつ、どのように検討するか、関係者は注目している。
◆内宮周辺の市営駐車場
普通自動車の有料化に合わせ、旧市営浦田駐車場と五十鈴川河川敷駐車場を整備し、市営宇治駐車場第1〜6と名称を改めた。7月からは、神宮司庁から借りた内宮前の駐車場も市営として有料化した。駐車台数は両駐車場合わせて1756台。
(2012年10月23日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20121023-OYT8T01377.htm
[クローズアップ]候補地、協議不足で再検討・・・三陸ジオパーク構想
今夏、海水浴客でにぎわった宮古市の浄土ヶ浜(8月19日)
三陸沿岸の地質や北上山地に残る古生代の地層などをジオパークとして活用する「いわて三陸ジオパーク構想」。県などの推進協議会は来春の認定申請を目指し、11月2日には日本ジオパーク委員会への事前相談会を迎える。だが、県や有識者が今夏選んだ「ジオサイト」候補地が、地元との協議不足を理由に大幅な見直しを迫られる事態となっている。(山田正敏)
構想を巡っては、2012年の日本ジオパーク認定と15年の世界ジオパーク認定を目指し、県と沿岸市町村などが昨年2月、推進協議会を設立。しかし、翌月に東日本大震災が発生し、構想は一時凍結した。
昨年夏頃から「復興の歩みに合わせて構想を進めても良いのでは」との声が上がり、年末には被災市町村も同意したため、今年度になって協議会も活動を再開。13年3〜4月の申請後、現地調査などを経て同年9月の日本認定を目指すことになった。
県は今年6〜8月、事前相談会に備えて構想テーマとジオサイト候補地を固めようと2度の有識者会議を開催。115か所の候補地を選び、陸前高田市の「奇跡の一本松」や宮古市田老の巨大防潮堤など、震災遺構を多く盛り込んだ。
ところが、県や有識者が主導する進め方に、市町村側が反発。日本ジオパーク委員会からも「地元との話し合いを重視するように」と注文が付いたという。県地域振興室は「事前相談会で、ある程度固まった内容を提示しなければと考えてしまった」と話す。
県は当初、事前相談会後に沿岸地域の3、4か所で会合を開く予定だったが、開催場所を約15か所に増やし、市町村、観光関係者、ガイド団体から改めて意見を聞くことを決めた。115か所のジオサイト候補地も見直し、追加や削除も再検討する。
ジオパークの認定にあたっては、地質や地層そのものの価値だけでなく、地域ぐるみの取り組みが評価される。地元で理解が深まっているかといった点や、地域の成り立ちや意義などを案内するガイドの存在も重視される。
沿岸部では現在、複数のガイド団体が被災地を案内する観光ツアーなどにあたっているが、さらに多くのガイドが必要となる。県は11月から「ジオサポーター」の募集を始める。モニターツアーなどを通じてジオパークに対する理解を深めてもらい、ジオパークのガイドとして養成したい考えだ。
構想には今後、青森県八戸市、階上町、宮城県気仙沼市も加わり、「三陸ジオパーク」として協議が進められる予定。県地域振興室の伊藤仁・県北沿岸・定住交流課長は「時間は限られているが、地域がまとまって納得できる準備を進めたい」としている。
◇
【日本ジオパーク】(25地域)
洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、山陰海岸(兵庫県、京都府、鳥取県)、室戸(高知県)、島原半島(長崎県)=以上5地域は世界ジオパークにも認定
アポイ岳(北海道)、白滝(同)、男鹿半島・大潟(秋田県)、八峰白神(同)、ゆざわ(同)、磐梯山(福島県)、茨城県北(茨城県)、下仁田(群馬県)、秩父(埼玉県)、銚子(千葉県)、箱根(神奈川県)、白山手取川(石川県)、恐竜渓谷ふくい勝山(福井県)、南アルプス(長野県)、伊豆大島(東京都)、伊豆半島(静岡県)、隠岐(島根県)、阿蘇(熊本県)、天草御所浦(同)、霧島(鹿児島県、宮崎県)
【ジオパークを目指す地域】(15地域)
三笠市(北海道)、鹿追町(同)、三陸、栗原市(宮城県)、古関東深海盆(千葉県)、佐渡(新潟県)、新潟県津南郷(同)、美祢市(山口県)、四国西予・黒瀬川(愛媛県)、仁淀川・四国カルスト(高知県)、おおいた豊後大野(大分県)、おおいた姫島(同)、桜島・錦江湾(鹿児島県)、三島村(同)、本部半島(沖縄県)
※日本ジオパークネットワークまとめ
(2012年10月24日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121024t51010.htm
政宗生誕の地へいざ 米沢市、観光連携へのろし
仙台藩祖伊達政宗が生まれてから24年間過ごした米沢を、仙台市職員に見てもらう山形県米沢市主催の見学会が28日、初めて実施される。直江兼続、上杉鷹山ら上杉家のイメージに埋没しがちな「米沢時代の独眼竜」をゆかりの自治体職員に理解してもらい、今後の観光連携につなげる狙い。発案者の安部三十郎米沢市長は史跡案内を買って出て、歴史講話も受け持つなど熱が入っている。
「伊達政宗公の生誕地を巡るツアー」と銘打った見学会には、仙台市職員とその家族36人が参加する。「伊達政宗生誕の地」の石碑が立つ上杉神社で安部市長が1時間弱、伊達、上杉の両家にまつわるエピソードを紹介する歴史講座を開く。
政宗が米沢時代に本拠とした可能性があり、現在市教委による発掘作業が進む舘山城跡を見学。幼少期の政宗が虎哉(こさい)和尚から帝王学を学んだ資福寺跡(山形県高畠町)など関連史跡も巡る。
見学会のきっかけは、安部市長が5月に仙台・青葉まつりに参加した際、奥山恵美子仙台市長から「今の(仙台の)人は政宗が米沢生まれだったなんて知らないでしょうね」と言われたことだという。安部市長は「実際その通り。これではいけない」と、早速6月に仙台市側に参加を打診した。
伊達家による米沢統治は、1548年の15代晴宗に始まり、17代政宗が豊臣秀吉に領地没収され岩出山城(宮城県大崎市岩出山)に移る1591年まで続いた。1987年放送のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」では全50話のうち29話で米沢時代が描かれたが、関連史跡が多い仙台ほど観光面の盛り上がりはなかった。
安部市長は「仙台市以外にも大崎市や宮城県白石市など関連自治体は大歓迎する。これを機に米沢のファンになってほしい」と今後も見学会を随時開催する考えだ。
2012年10月24日水曜日
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http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0005475590.shtml
明石-西脇で子午線バスツアー 地域の魅力存分に
明石で播州織の店を開いた山本さん。「子午線を通じて人の縁も深まれば」と話す=明石市天文町2
日本標準時子午線の上に位置する兵庫・明石と西脇の市民に、それぞれのまちの魅力を知ってもらおう‐というバスツアー「子午線ツアー」が11月10日に開催される。西脇では名産の播州織の職人が糸よりから生地ができるまでの工程を案内。明石では「昼網」の競りや、飲食店約60店が参加する「まちなかバル」などを堪能できる。(広畑千春)
明石市天文町2の播州織店「縞職人」を経営する保育士山本雅子さん(43)が、今年初めて企画。現在、参加者を募っている。
山本さんは麻や綿の風合いを生かしたカラフルなチェックや縞模様など、播州織の魅力にとりつかれた。一方で「明石といえば子午線」という強い思いから、ほぼ子午線上の市道沿いに昨年、店をオープン。その後、仕入れなどを通じて「小円織物」(多可町)の職人小林一光さんと出会い、今回のイベントにつながった。
明石からのコースは、午前10時半に出発し、小林さんの案内で西脇市内の織工場、染工場、撚糸工場を見学。播州織工房館(西脇市西脇)などを訪れ、気に入った生地を購入することもできる。
西脇からのコースは午前9時出発。明石浦漁協(岬町)で、明石海峡で捕れたばかりの魚を扱う「昼網」の競りを見学するほか、個性豊かな飲食店や、子午線標識の点在する街並みを探訪してもらうという。
「明石の人には、播州織の工程や一枚の生地に込められた職人の思いを感じてもらい、西脇の人には玉子焼(明石焼)だけではないまちの魅力を感じてほしい」と山本さん。参加費は明石発が1人3千円、西脇発が1人5千円(まちなかバルチケット付き)。各18人。山本さんTEL090・8880・3455
(2012/10/25 09:20
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20121024-OYT8T01447.htm
能登線、観光振興へ「復活」
海を望むトロッコ運転体験が行われる線路(能登町で) 珠洲市宝立町宗玄の宗玄酒造などでつくる「のと線遺産活用倶楽部」が、2005年に廃線となったのと鉄道能登線の一部区間を“復活”させ、地域おこしに役立てようと取り組んでいる。
同社は約3年前、能登町の旧恋路駅周辺の土地をのと鉄道から購入したり、地権者から借り受けたりした。その中に含まれるトンネルを日本酒の貯蔵庫として利用することを思い立った。
同社の徳力暁社長(63)は「トンネル内は一定の温度を保てるし、防災対策に役立てることもできると考えた」という。
旧恋路駅周辺からの眺めが恋路海岸を一望できたことから、貯蔵庫として活用するだけでなく、観光客を呼び寄せるためにトロッコの運転体験も企画。約400メートルのレールの敷設は9月に終わり、11月末にはトロッコが完成、来年春頃から運用を開始する予定だ。将来的には旧恋路駅周辺でカフェを開設することも計画しているという。
徳力社長は「家族連れや若い人が興味を持って訪れることで、町の活性化につながってほしい」と話している。
(2012年10月25日 読売新聞)
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/121028/bsl1210282213001-n1.htm
広島、愛媛・松山の周遊旅行提案、松山市が観光客誘致2012.10.28 22:12
松山市が企業、観光客誘致に積極的に乗り出している。新たな観光戦略として「瀬戸内・松山」構想を打ち出し、瀬戸内をテーマに松山と対岸の広島県の観光地を周遊する旅行を提案。今年6月に設立した「瀬戸内・松山ツーリズム推進会議」が11月15日に、初めてのシンポジウムを開催する。
平成26年に瀬戸内海国立公園制定80周年、道後温泉本館建設120周年を迎える。これにあわせて松山と広島の呉市や宮島など観光資源を有効活用し、観光客を誘致する。
今春には宮島、広島、呉、松山をフェリーなどで結ぶ「瀬戸内海道1号線」を特別価格で提供する「瀬戸内はいくるーず」を運航。旅行会社が商品を続々と開発している。
松山市の野志克仁市長は「今まで瀬戸内をぐるっと回るような旅行商品はなかったので、伸びしろは大きい」と同構想に期待する。
瀬戸内・松山構想の効果はすでに出ており、広島地域を回っていた修学旅行の松山誘致にも成功。11月7日には愛媛県などが主催する「えひめ産業立地フェア2012」を東京・飯田橋で実施、企業誘致も図る。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121028-00000053-san-soci
数次ビザ効果なし、キャンセル相次ぐ 被災地 中国人観光客戻らず
産経新聞 10月28日(日)7時55分配信
東北被災3県の中国人宿泊者数の推移(写真:産経新聞)
東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方で、観光復興への起爆剤として期待されていた中国人観光客が減ったままだ。外務省は宮城、福島、岩手の被災3県を訪れる中国人観光客を対象に何度も出入国できる「数次ビザ」の発給を7月から始めたが、効果は上がらない。秋の観光シーズンが本格化する中、中国人観光客が戻らない現状に観光関係者は頭を抱えている。
◆「早く収束して」
日本三景の一つで外国人観光客にも人気がある宮城県松島町。昨年3月の震災後、東京電力福島第1原発事故による風評被害の影響で中国人の客足が遠のいていたが、今年2月ごろからは回復傾向を示していた。
ところが、日本政府が尖閣諸島(沖縄県)を国有化した9月11日以降は観光関連施設への予約キャンセルが相次ぎ、松島観光協会の伊藤国雄専務理事は「ほぼ中国人は来なくなった」と話す。
豊富な自然や温泉が人気の岩手・八幡平でも、中国人観光客数は伸び悩み、尖閣問題を理由に団体ツアー客の予約を直前に取り消されたホテルもある。このホテルの広報担当者は「冬はスキー客が増える時期なので、なるべく早く事態が収束してほしい」と深刻そうに話した。
仙台空港では10月18日に中国東方航空(中国)が仙台−上海路線の新規就航を計画していたが、国有化の1週間後の9月18日に「当面の間、中止したい」と一方的に告げてきた。
日本国内での反中感情を予測した中国政府が、訪日・在日中国人に対して注意喚起情報を出したことも影響したとみられる。
◆「静観しかない」
観光庁によると、震災後に被災3県を訪れる中国人観光客は激減した。宿泊者数は平成22年1〜6月の3万4850人に比べ、今年同期は1万2900人。中国人は外国人全体の2割前後を占め消費力もあり、観光需要の牽引(けんいん)役といえる。
そこで、外務省は7月から3県を訪れる中国人観光客を対象に数次ビザの発給を始めた。観光地では、中国人を呼び戻す起爆剤になるとの期待が高まった。
しかし、開始3カ月間での発給件数は276件(暫定値)。昨年7月から同制度が導入された沖縄県は開始3カ月間で4443件だっただけに、効果が出ているとは言い難い状況だ。
東京都内の民間調査会社が国有化後の9月下旬に実施した中国在住者へのアンケートでは、旅行希望先で「日本」と回答した数が4月と比べ、ほぼ半減した。
日本政府観光局の推計でも、9月に日本を訪れた中国人観光客は22年9月と比べて10・1%減り、22年比では5カ月ぶりの減少となった。国有化の影響でキャンセルが相次いだことが響いたという。
3県の観光地では「尖閣問題と時期が重なった。タイミングが悪い」との声も上がっている。松島観光協会の伊藤専務理事は「日本国民として、尖閣問題は妥協できない。政情のことだから静観するしかない」と話している。
【用語解説】数次ビザ(マルチビザ)…一定の条件を満たした渡航者に対し、有効期間内であれば何度でも出入国を認めるビザ。観光や商用などさまざまな種類がある。今回の中国人観光客を対象とした数次ビザは被災地支援目的で導入され、宮城、福島、岩手の3県いずれかに1泊以上の日程で訪れることが発給条件。有効期間は3年間。対象地域が沖縄県の中国人観光客向け数次ビザもある。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121027-00000005-asahi-int
ウラジオストク市、ビザ免除検討 空路で3日滞在可能に
朝日新聞デジタル 10月27日(土)5時49分配信
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ロシア極東地方の将来像を語るウラジオストク市のブシュカリョフ市長=ウラジオストク市庁舎、西村大輔撮影
【ウラジオストク=西村大輔】ロシア極東のウラジオストク市が観光客誘致のため、航空便で訪れた外国人の滞在ビザ免除を検討していることがわかった。ビザなしで3日間滞在できるようになる。連邦政府内で対象国や実施時期などの検討を進めており、実現すればロシアの極東重視を表す先例的な取り組みとなる。
【写真】ウラジオストクの位置
ウラジオストク市のプシュカリョフ市長(37)が朝日新聞のインタビューで明らかにした。「72時間以内なら、外国人が市内にビザなしで滞在できる制度を検討している」と語った。
ウラジオストクは日本から直行便で約2時間と近く、日本人観光客の誘致が最大の狙い。郊外ではアジア太平洋地域で有数の規模のカジノリゾート開発が進んでいることなどから、日本人観光客が一気に増えることが予想される。市幹部によると、ビザ免除の対象は航空便でウラジオストク国際空港に到着した外国人で、市内に72時間滞在できる。9月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際に、連邦政府に具体案を提出したという。
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1210270013/
最大9連休の年末年始…旅行業界は期待、百貨店のおせち需要に影響?/神奈川
2012年10月27日
旅行業界が年末年始の海外旅行需要に大きな期待を寄せている。曜日回りが良く、1月4日を休めば12月29日から1月6日まで9連休となる人が多いためだ。実際、ヨーロッパや米国といった長距離旅行の予約が好調という。一方、百貨店業界からは「長期で海外に出掛ける人が増えると、おせち料理の売れ行きが鈍くなるかも」と心配する声が聞かれる。
「東日本大震災の影響で控えていた海外旅行の反動需要が夏以降、出ている。年末年始に関して言うと、長期の休みを使ってヨーロッパや米国など長距離の旅行を計画している人が多く、これらの方面への予約は非常に好調」。そう話すのは近畿日本ツーリストだ。
今夏は、震災に伴う自粛からの反動や円高などを背景に、海外旅行に出掛ける人の数が過去最多を記録した。昨年はあまり動きのなかったファミリー層の需要が回復してきたという。
年末年始の予約も順調に入りつつある。日本旅行業協会が24日発表した大手7社の12月の予約状況調査によると、反日デモが繰り広げられた中国や、竹島問題をめぐり関係が悪化した韓国が大幅に落ち込む一方、ヨーロッパは前年同時期比約1・2倍、アメリカ・カナダは同約2・2倍に拡大。グアム・サイパン(同約3・5倍)、ハワイ(同約1・3倍)といった“定番”も根強い人気の様子だ。
こうした消費者の動向に気をもむのが百貨店業界。
横浜市内のある百貨店では、おせち料理の予約が始まったものの、動きがいまひとつ。「海外旅行に出掛けるか、正月を自宅で過ごすかどうか、見極めている人も多いのかも…」と担当者は推測する。
心配するのは、今夏の苦い経験があるからだ。ことしは海外旅行へ出掛ける人が多かったせいか、お盆の時期に帰省土産の売り上げが、あまり伸びなかったのだ。年末年始を海外で過ごす人が増えれば、おせちの売り上げに影響が出ることも考えられる。
「年末商戦が本格化するのはこれから。しっかりアピールしていかなくては」と気を引き締めた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/121026/chb12102622100006-n1.htm
千葉県、観光客5年ぶりマイナス ディズニーは421万人減 平成23年 震災の影響
2012.10.26 22:10 [夢と魔法の国「ディズニー」]
平成23年の1年間で千葉県内を訪れた観光客は延べ1億3335万人と22年比で15・1%減少し、5年ぶりに前年を下回ったことが、県の調査で分かった。最多の東京ディズニーリゾートの入園客数は421万人減の3473万人にとどまるなど、主要観光地が軒並み低調だった。県は「東日本大震災や東京電力福島第1原発事故による風評被害が影響した」とみている。
調査対象は、県内514地点の観光地や180地点で実施されたイベント。21年8月に実施された東京湾アクアラインの通行料値下げによる効果が表れた22年には、過去最高の1億5705万人を記録したが、23年は2369万人の減少に転じた。宿泊客数は307万人減少し1252万人。
観光地点別でみると、東京ディズニーリゾートに続いたのは、成田新勝寺の957万人(前年比122万人減)、海ほたるパーキングエリアの790万人(同41万人減)だったが、いずれも低調だった。イベントでは、夏と秋に香取市で行われた「佐原の大祭」が最多で75万人(同2万人減)だった。
現地での宿泊や土産物などに使った観光消費額は9529億円で、前年を2677億円下回った。
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201210270
福島市で来年、東北六魂祭
2012年10月27日 12時14分配信
東北6県の代表的な祭りが競演する「東北六魂(ろっこん)祭」は来年、県内で初めて福島市で開かれる。
瀬戸孝則市長は29日、市役所で記者会見し正式に発表する。
東北六魂祭は県庁所在地6市で順次開いている。
6市と各市の商工会議所で組織する実行委員会が26日までに次回開催地として福島市を選んだ。
平成23年7月の仙台市で始まり、今年5月には盛岡市と、東日本大震災の被災地での開催が続いており、3回目の来年は福島市での開催が濃厚となっていた。
開催日は未定で、来年1月中旬にも発表される見通しだ。
過去2回は2日間の日程で行われている。
東北六魂祭は本県の福島わらじまつりをはじめ、山形花笠まつり、仙台七夕まつり、青森ねぶた祭などが集結し、祭りのパレードなどを繰り広げる。
震災による自粛ムードや東京電力福島第一原発事故による風評被害で観光客が落ち込む東北地方の状況を打破し、地域経済復興に結び付けるのが狙いだ。
全国から集客が見込まれ、これまで仙台市で約36万6000人、盛岡市で約24万人が来場した。
県内各地の宿泊施設、観光地などへの波及経済効果、風評被害払拭(ふっしょく)が期待される。
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http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20120817000140
2012/08/17 09:47 四国新聞
高松、ホテル競争過熱/ダイワ進出で業界に波
ダイワロイネットホテル高松のオープンを機に、高松市中心部ではホテル業界の競争が激化している(写真はコラージュ)
香川県高松市中心部でホテル業界の競争が過熱している。引き金は、今春、丸亀町商店街の再開発ビルにオープンしたダイワロイネットホテル高松。経営譲渡を機に巻き返しを図ったり、全国チェーンの低価格ホテルグループに入るなどの対抗策を打つ動きも出ており、長引く景気低迷で減るパイを奪い合う競争は激しさを増すばかりだ。
ダイワは、客室数175室と中心部では規模は比較的大きく、部屋の広さなどで「ビジネスホテルよりワンランク上」(石原邦彦支配人)が売り。業界関係者は「以前から競争が厳しい中、客室数の多いダイワの進出は大きなインパクト」と口をそろえる。
石原支配人は「景気低迷の中でもグレード感を求める層はいる」と話し、開業から稼働率は約7割を維持しているという。
同ホテルに近いドーミーイン高松は影響について、「ダイワのオープン後、週末のレジャー客が減った」と指摘。ダイワとターゲット層の重なるJRホテルクレメント高松は、全日空とのフランチャイズ契約満了で独自経営に転換したのを機に、「シティーホテルの王道として売り込みたい」(木下典幸社長)とし、飲食、宴会部門の強化で地元密着をアピールする。
一方、8月から経営母体がホテル経営ノウハウの豊富な穴吹エンタープライズ(香川県高松市)に変わったリーガホテルゼスト高松は、中央通りに面する立地の良さを生かし、ビジネス客の取り込みに注力。稼働率を従来の60%から70%に引き上げることを狙う。
中央通りを挟んで正面に立つ高松東急インは、リーガの経営権譲渡を「今すぐ影響はないだろう」と静観しながらも、9月から客室の改造を予定。コストパフォーマンスを高めて競争力を強化する。
ダイワ、リーガと並んで業界の注目を集めるのが、7月にアパホテルグループに入った、琴電瓦町駅近くのビジネスホテルアサノ。アパは1泊5千〜6千円の低価格を売りにしており、同ホテルのアパグループ入りは、高松でも加速する低価格帯ホテルの競争に拍車をかけた。
低価格帯の競合ホテルにとってアパブランドは脅威で、東横イン高松兵庫町は「知名度と目新しさから客は流れる」と懸念。同ホテルでは、8月の稼働率が例年より5ポイント程度落ち込んでいるという。
こうした高松のホテル業界の動きに、高松ホテル旅館料理協同組合の三矢昌洋理事長は「デフレが続いて観光客や出張客も減り、施設同士の横にらみの競争が続いている。生き残りには商品力や運営力が問われる」としている。
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http://www.asahi.com/business/update/1029/TKY201210290380.html
2012年10月29日21時22分
レジャー市場、22年ぶり低水準 震災後の自粛影響
【竹下隆一郎】2011年のレジャー関連市場規模は、前年比4.5%減の64兆9410億円で、1989年以来22年ぶりの低水準になったと日本生産性本部が29日発表した。東日本大震災でレジャーを控える動きが出たためという。
同日発表した12年版のレジャー白書によると、レジャー関連市場は景気低迷などで96年の約91兆円をピークに減少傾向にあったが、今回の落ち込みは震災と原発事故の後に起きた自粛ムードが大きいという。震災後の余暇の増減が「減った」と答えた割合は全国で20.9%、被害が大きかった岩手、宮城、福島3県に絞ると46.3%にのぼった。
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むしろマイナス5%は踏みとどまった方では?
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20121028-OYT8T01009.htm
正造没後100年 鈍い動き
田中正造没後100年記念事業のポスターなどが張られたパネル(佐野市郷土博物館で) 日本の公害の原点とされる足尾銅山鉱毒事件の解決に奔走した田中正造(1841〜1913)の没後100年に向けた関係自治体の動きが鈍い。出身地の佐野市が精力的に記念事業を行っているものの、県や他のゆかりの自治体に目立った動きは見られない。佐野市の関係者は「正造は佐野市一市にとどまることのない郷土の先覚者。県や他市も足跡を見つめ直す好機にしてほしい」と、記念事業の広がりに期待している。(末吉光太郎)
佐野市中心部にある佐野市郷土博物館は、田中正造の日記などが展示されたコーナーの入り口に、マスコットキャラクター「しょうぞう(SHOZO)くん」の絵や記念シンポジウムを伝えるポスターを並べ、来年に迫った没後100年をPRしている。
正造の生家のある佐野市は昨年10月、「田中正造翁没後百年顕彰事業推進室」を設置。今年度は顕彰事業に約800万円の予算を計上し、遺墨展を開催したほか、専用ホームページも作った。来年以降もオリジナル演劇など関連行事は目白押しで、来年までに56の記念事業を行う予定だ。
佐野市民らは昨年10月、「田中正造没後100年記念事業を進める会」を発足させた。正造の生涯をたどる連続講座やパネル展示を行う。市と民間団体はこれまで、正造の生家の移築問題などを巡って対立することもあったが、市推進室は「久しぶりに行政と市民がタイアップできた」と喜ぶ。
これに対し、県に同様の動きは見られない。佐野市は昨秋、正造関連の資料を多く所蔵する県立博物館に企画展の共催を依頼したが、断られたという。同博物館は「近代では、今春に戊辰戦争の企画展をやったばかり。正造の企画展は4年前にも行っており、来年、特別展を行う予定はない」と冷めている。
県は、足尾銅山の世界遺産登録実現に前向きで、「足尾と対立関係にあった正造を持ち上げるのは、足を引っ張ることにもなりかねない」(県幹部)と危惧する声もある。
ゆかりの自治体の反応も鈍い。6か所ある正造の分骨地の一つで渡良瀬遊水地に面する埼玉県加須市は、正造直筆の書状の展示や講演会などの記念事業に向けて近く実行委員会をたちあげる方針だが、県内では、佐野市のほかに目立った動きはみられない。分骨地の一つで、正造が晩年を過ごした旧谷中村のある栃木市は「今のところ特に予定はない」(広報課)と話す。
佐野市推進室の小倉浩史副主幹は「県が興味を示してくれないのは残念」と、県が音頭をとることを期待する。「進める会」の坂原辰男会長(60)は「正造は身を捨てて郷土に尽くした人で、この機会にその足跡を問い直す意義は大きい。県や他市も一緒に盛り上げてほしい」と訴えている。
(2012年10月29日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121031-00000093-jij-int
日本人来訪者が減少=竹島問題影響か―韓国
時事通信 10月31日(水)16時4分配信
【ソウル時事】今年9月に韓国を訪れた日本人は約30万6600人で、前年同月比3.7%減少したことが31日、韓国法務省の統計で分かった。減少は昨年5月以来で、今年8月の李明博大統領の竹島上陸をきっかけとする両国関係悪化が影響したとみられる。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20121031/CK2012103102000122.html
24万人超来館 観光名所に 成田羊羹資料館が開館10年
2012年10月31日
常設展示されている明治、大正期の羊羹作りに使われた道具類=成田市上町で
全国に2カ所しかないという羊羹(ようかん)に関連した資料を集めたユニークな展示施設「成田羊羹資料館」(成田市上町)が今月、開館から丸10年を迎えた。紀元前の中国にさかのぼるルーツや、練り羊羹は寒天、蒸し羊羹は小麦粉と原料が違うことなど雑学も満載。来館者は延べ24万人を超え、観光スポットに育ちつつある。 (小沢伸介)
レトロな洋館を思わせる二階建て、延べ床面積は約二百四十平方メートル。成田山新勝寺の参拝客のおみやげとして、栗(くり)羊羹を作り販売してきた一八九九(明治三十二)年創業の米屋(よねや)が、総本店の建て直しに併せて二〇〇二年十月に完成させた。羊羹専門の資料館は、ほかに佐賀県小城市の村岡総本舗が併設しているだけという。
米屋に勤める越河芳正さんは「せっかく成田山にお参りしても、ほかに見る場所は少なかった。お客さんに成田にゆっくり滞在してもらい、知っているようで知らない羊羹のことを伝えるのが目的」と話す。
一階は年に二回程度開催している企画展の会場だ。現在は十九回目となる「羊羹展」で、明治末期から昭和五十年ごろにかけ、全国各地で作られた羊羹の包み紙やラベル百九十二点などを展示している。
二階は常設展示で、羊羹の歴史、あんを流し込んで固める「羊羹舟」、原料を量るてんびんなど明治、大正期に使われていた道具類、昔懐かしい看板や「三十銭」の値札、昔の成田に二十軒以上あった羊羹屋の包装紙などが並ぶ。
総務省の家計調査によると、昨年の一世帯当たりの羊羹の支出金額は六百七十二円。〇五年は七百六十七円だったが、その後は七百円前後を推移しており、消費は伸び悩んでいる。
そんな中、米屋で近年の売れ筋となっている一口サイズの羊羹は、ほんのりとした甘さが東日本大震災で避難生活を送る人たちに安らぎをもたらしたほか、製造から一年間は持つため、保存食としても再評価されつつある。
四代目の諸岡靖彦社長は「資料館では、これからも地元の方やお参りに来た方たちに、羊羹をもう一度見直してもらえるよう、新しい試みを取り入れていきたい」と話している。資料館=電0476(22)2266=は入館自由で無料。午前十時〜午後四時開館。展示替えのとき以外は無休。
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http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001210300004
アンコウ観光 復活乞う 大洗で包丁式
2012年10月30日
冬の本格シーズンを前に大洗町で披露されたアンコウの吊るし切り
茨城の冬の味覚アンコウが、11月から本格的なシーズンを迎える。昨季は東日本大震災の影響で観光客が激減した。関係者は、今季は原発事故の風評被害がおさまって客が戻ることを期待している。
大洗町の大洗磯前神社では28日、シーズンを前にアンコウに感謝する「鮟鱇(あん・こう)奉納包丁式」が開かれ、観光業に携わる人たちが復興を願った。境内では名物の「吊(つ)るし切り」も披露され、観光客の目を引いた。大洗観光協会は11月から来年3月末まで「あんこう鍋フェア」を開き、旅館などで特別宿泊プランを組む。
県漁政課によると、これまで県内で水揚げされたアンコウから国の基準を超える放射性物質が検出されたことはない。それでも、観光協会によると、昨季の客は例年の5割程度だったという。
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http://www.cnn.co.jp/usa/35023688.html
自由の女神の内部観光が再開、車椅子も利用可能に 米NY
2012.10.29 Mon posted at 11:51 JST
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨークにある自由の女神が設立126周年にあたる28日、改修工事を経て1年ぶりに内部の一般公開が再開された。
今回の改修では、女神の足元付近にある展望デッキに初めて車椅子でも行けるようになった。新設されたエレベーターを使い、車椅子の利用者として初めてデッキに上がった男性は、「テレビでは見たことがあったけれど、実際に来てみると全然次元が違う」と感慨深げだった。
台座と展望台を行き来するための階段や非常用エレベーターも新設され、内部を見学できる観光客は年間約2万6000人増えると推定。改修工事は2013年初めに完了する見通しで、総工費は3000万ドルを見込む。
自由の女神は毎年約350万人の観光客が訪れる人気スポット。内部を見学するためには事前の予約が必要で、現時点で2012年末までの予約を受け付けている。
内部観光は2001年9月11日の同時多発テロの影響で同年から04年まで中止され、いったん再開された後、11年10月からは改修工事のために再び中止されていた。
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http://www.47news.jp/localnews/chiikisaisei/39/articles/520603.html
工業地帯を観光資源に クルージングに歓声
コメント 工業地帯を縦横に走る運河に船が進む。工場、タンク、高速道路―。次々と広がる景色に歓声が上がる。恒例の「運河クルージング」だ。
企画・運営の中心は「尼崎南部再生研究室」。公害で傷んだ地域の再生をと2001年、学生や会社員、大学教授、市職員らで結成。「街に軸足を置く」をモットーに、「地ソース」や銭湯、「尼イモ」など「知られざる地域資源」を求めてきた。
「鉄」のまちと言われ、工業が盛んだった兵庫県尼崎市。戦後は高度経済成長を支える「工都(こうと)」として栄え、多くの企業が集積した。だが、臨海部を中心とする火力発電や重化学工業に加え、基幹道路の排ガスは深刻な大気汚染を引き起こした。
それでも「公害、人口減、衰退...。そんなイメージを覆す魅力が尼崎にある」と研究員の綱本武雄さん(36)=尼崎市。
水上からは、臨海部の変容が見て取れる。苦境にあるパナソニックのプラズマパネル工場、荷揚げや積み出しのために船が着岸する岸壁、パナマ運河方式の閘門(こうもん)もある。
陸からの景色とは異なる開放感が、最大の魅力だ。「この工場で作っているのは―」。ガイドの説明がものづくりへの興味をかきたてる。近年、秋のクルーズはNPO法人や企業、行政などが行う「尼崎運河博覧会」に組み込まれ、すっかり定着した。
開催されたナイトクルーズ。工業地帯の風景がムードを醸し出す=兵庫県尼崎市
尼崎公害訴訟が和解して11年。今も自動車の排ガス汚染は続き、クボタ旧神崎工場周辺のアスベスト(石綿)公害も深刻だ。公害問題の解決の先にあるのは、地域の再生だろう。人が住まい、交流する。足元の資源を掘り起こし、どう生かすか。マイナスをプラスに変える試みは今後も続く。(神戸新聞社、文・加藤正文、写真・立川洋一郎)
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121102/mcb1211021728031-n1.htm
韓国最前線の島に航路構想 中国人観光客誘致狙い2012.11.2 17:28
韓国国土海洋省は2日、韓国が黄海の南北境界線と主張する北方限界線(NLL)近くの白●島と中国山東省栄成市を高速フェリーで結ぶ航路開設で中国交通運輸省と協議していると明らかにした。
白●島を管轄する仁川市の宋永吉市長が12月に訪中し合意を働き掛ける。中国人観光客の島への呼び込みを狙い中韓が船を共同運用する構想。白●島はNLL近くの韓国領の島の中で西端に位置し、北朝鮮領とは約10キロしか離れていない最前線地帯。中国からの観光客が訪れるようになれば周辺の緊張緩和につながる可能性もある。
韓国側は2014年に仁川で開くアジア大会までに就航させたい意向という。
聯合ニュースは、韓国政府が白●島をビザ免除地域に指定する手続きを始め、ホテルや免税店の開設準備も始まる見通しだと伝えた。(共同)
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http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20121102/CK2012110202000030.html
広がるか“鶴舞チャリ” 拠点拡大が課題
2012年11月2日
IC乗車券マナカで自転車の利用ができる「コミュニティサイクル」の社会実験=名古屋市昭和区の名工大で
IC乗車券manaca(マナカ)を使い、名古屋市昭和区の名古屋工業大やJR鶴舞駅前など六カ所に設けた拠点間で共有の自転車計三十台に乗り降りできる「コミュニティサイクル」の社会実験が一日、始まった。
名工大では、初日の利用者はまばらだったが、電車で通学する四年生瀬古貴也さん(22)は「大学周辺で行動範囲が広がるかも」と思案顔。さっそく利用した助教の大塚孝信さん(31)は「買い物に行くのに使おうと思う。栄にも拠点があれば便利だけど…」と話した。
本格的な放置自転車対策としては、市が二〇〇九〜一〇年に名駅や栄の中心街で「名チャリ」の社会実験に取り組んだ。当初は、放置自転車をリサイクルして無料で貸し出したため、観光客の需要が多いホテルから「イメージが良くない」と連携を渋られたことも。
こうした経験を生かし、今回の社会実験を主導する名工大の伊藤孝紀准教授(38)=芸術工学専門=は「カッコいい自転車でなければ街のシンボルにならない」と、女性でも使いやすいスタイリッシュなデザインを考案した。
ただ、今回の拠点は鶴舞地区周辺の六カ所に限られ、増やしていくには道路の使用許可などが課題になる。伊藤准教授は「行政にも規制緩和などで後押ししてもらいたい」と期待している。
社会実験は伊藤准教授の研究室が中心になり、駐車場管理会社「蔦井」(西区)や市が協力。日常生活や観光の足に使ってもらい、街の景観や歩行者の妨げになっている放置自転車を減らす。利用には事前にインターネットで登録が必要。現在は名工大の学生を中心に三百人ほどが登録している。
(木下大資)
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http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20121102000131
苦境に立つ宿泊業界/廃業相次ぐ観光地
2012/11/02 09:45
香川県内有数の観光地として知られる金刀比羅宮の表参道。今年、琴平町内でも老舗旅館が廃業した
6月以降、琴平と小豆島で3軒の老舗旅館が立て続けに廃業となり、苦境に立つ香川県内の宿泊業界の実態を浮き彫りにした。うどんブームで香川県内を訪れる観光客は増えているものの、宿泊者の増加にはつながっていない。長引く不況や高速道路料金の割引の定着で、日帰り・通過型観光が顕著化する中、観光業界では、四国内での域内宿泊を掘り起こそうという動きも出ている。
「東日本大震災後の落ち込みは戻ってきているが、そもそも宿泊客が低調な状況が長く続いている。やる気を失った老舗も多い」。高松ホテル旅館料理協同組合の三矢昌洋理事長は県内宿泊業界の現状をこう解説する。
三矢理事長の指摘を裏付けるように、香川県内では6月から9月にかけ、老舗旅館3軒が相次いで破産。3軒は土庄町、小豆島町、琴平町と、いずれも主要観光地に立地しながら、利用客が低迷。業績回復の見通しも立たず、決断したという。
また、8月末には、宇多津町の宇多津ビブレに併設するホテル「セント・カテリーナ宇多津」が営業を休止。後継の運営会社はまだ決まらないままだ。
県外から香川を訪れる観光客は決して減っていない。香川県の調べでは、2011年に県外から香川に訪れた観光客は871万人。うどんブームを背景に、10年前の1・2倍に増えている。ところが、11年の宿泊者数は222万人で、10年前から2割も減っている。
観光客の増加が宿泊者の増加に結びつかないのはなぜか。三矢理事長が指摘するのは「主要観光地の元気のなさ」だ。
栗林公園や屋島、琴平、小豆島など主要観光地の11年の入り込み客数は483万3千人で、瀬戸大橋開通後、最低を記録した。「うどんだけ食べて、観光地には寄らず、他県に出て行く」(三矢理事長)日帰り・通過型観光が鮮明となっている。
しかし、観光業界も手をこまねいているわけではない。このほど、大手旅行代理店と四国の宿泊業者でつくる業界団体4組織が結集し、四国域内宿泊拡大推進協議会が発足。四国島外からの観光客誘致だけでなく、島内での宿泊旅行の需要掘り起こしに力を入れている。
協議会によると、4県の宿泊者のうち、四国島民は1割に満たない。観光産業が盛んな九州や北海道ではこの割合が7割に上るという。「外に目を向ける前にまずは足元から」と協議会。11月からは、四国島民を対象に、宿泊施設を巡るスタンプラリーなどのキャンペーンを始め、宿泊客の増加を目指す。
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/11/03/kiji/K20121103004476360.html
旭山動物園が夏期営業終了 入園者が5年連続減少
ユニークな動物展示で人気の北海道旭川市の旭山動物園(坂東元・園長)は3日、夏期営業を終え、入園者数が前年比約8万人減の約129万人だったと明らかにした。5年連続の減少。
旭山動物園の担当者は「東日本大震災の影響がまだ尾を引いているのと、海外からの観光客が減っているのが要因とみられる」と話している。
7月と8月の月間入園者数は、全国的な猛暑で比較的涼しい北海道への観光客が増えたことなどから上野動物園(東京)を上回り、全国1位になっていた。
冬期営業は今月18日から。大型ケージの中に入って、オジロワシやクマタカなどが頭上を舞う姿が観察できる「北海道産動物舎」がオープンする。
[ 2012年11月3日 19:25 ]
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20121103205.htm
ひみ番屋街、開業1カ月で25万人 予想を10万人上回る
平日も買い物客や観光客でにぎわうひみ番屋街の農産物直売所=氷見市北大町
氷見市北大町の観光物販施設「氷見漁港場外市場ひみ番屋街」の来場者数が10月3日のプレオープンから今月2日までで、約25万1千人となったことが、運営会社「氷見まちづくり」のまとめで分かった。予想を10万人上回るにぎわいで、民宿にも新規の宿泊客が来るようになった一方、中心商店街への波及効果は今のところみられず、今後の課題になっている。
ひみ番屋街は10月5日にオープン。ひみまつりのディズニーパレードが行われた6日は6万3千人、最終日の7日は3万6千人の来場者で夜まで混雑した。その後も、週末は県内や石川などから4千〜5千人の来場者でにぎわい、今月1、2日もそれぞれ2千人が訪れた。
JA氷見市の農産物直売所がある「みのりの番屋」は、平日は約700人、休日は約800人の客でにぎわう。同市栄町の桶元一夫さん(68)は「自宅に近く、スーパー代わりに利用する」と話す。回転寿司が入居する「北の番屋」は平日は約450人、休日は約600人が来店し、午前中から行列を作る。
氷見市内の民宿にも少しずつ波及効果が現れてきた。阿尾の民宿「城山」の佐伯三美子女将(おかみ)(53)は「平日に番屋街に来た観光客の宿泊の申し込みがあり、助かった」と話す。一方で、中心商店街の飲食店や土産品店は「客が減った」との声もあり、大きな効果はみられない。
氷見まちづくりの寺下利宏社長は「番屋街に市内の店や宿のパンフレットを置くなど、観光客が流れる方法を考えたい」と話した。
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http://www.minpo.jp/news/detail/201211034626
通行台数震災前の倍 観光3ライン無料措置 施設誘客呼び水に
■来年度以降の対応は不透明
復興支援として無料開放されている県内の観光有料道路の磐梯吾妻スカイライン、磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインの今シーズンの通行台数が10月末現在で、東日本大震災前の平成22年と比べ、ほぼ倍増の57万1200台となった。中でも磐梯吾妻スカイラインは昭和34年の開通以来四番目の多さとなる24万台に迫るペース。来年度以降の無料化は不透明だが、周辺観光施設への呼び水となっており、関係者は無料継続に期待を寄せている。
無料開放は、県が「観光復興」を目指す一環として平成23年7月から実施され、今年度も継続している。県が三観光有料道路を管理する県道路公社に全車種の通行料を補助する。今年度は2億5千万円を計上している。
同公社の今年の通行台数の集計(10月末現在)によると、磐梯吾妻スカイラインは23万9493台と、震災前の22年の13万450台の1・8倍を記録。無料開放がスタートした昨年よりもさらに4万571台上回った。
磐梯吾妻レークラインは16万9234台で22年と比べ2倍、磐梯山ゴールドラインは16万2473台で同年の1・6倍と、いずれも好調な入り込みが続く。
三道路の今年の通行台数計57万1200台は、無料化が始まった昨年よりもさらに7万6232台上回り、最盛期の昭和40年代後半〜50年代のペースとなっている。県観光交流課は県外ナンバーが5〜6割とみており「県外から訪れた観光客の誘客につながっている」と無料効果による東京電力福島第一原発事故への風評被害払拭(ふっしょく)に期待する。
しかし、来年度以降の無料化については不透明な状況だ。3道路の償還期間は来年7月24日で終了するが、県はその後の対応として(1)一般道にして無料化(2)残っている償還金を回収する間は有料期間を延長(3)維持管理費分を徴収する有料化を継続−の3通りから選択する。年内にも結論を出す方針だ。
■観光関係者「無料継続を」
三観光有料道路の通行台数の増加は周辺の観光活性化にもつながり、無料化継続を望む声が上がっている。
磐梯吾妻スカイラインのゲートが近い福島市の高湯温泉では宿泊者数が震災前に戻りつつある。特に紅葉シーズンの10月の週末は観光協会に加盟する10宿泊施設が満室状態で、空きは平日でもわずかだった。高湯温泉観光協会事務局長の永山博昭さん(57)は「無料効果で県外のお客さんの数は震災前にまで回復した」と語り、無料措置の継続を望んでいる。
磐梯山ゴールドラインと磐梯吾妻レークラインが通る北塩原村の観光施設などの入り込み客数は22年に約257万人だったが、23年は約262万人と増えた。同村商工観光課の福地梨江子さん(28)は「無料化が誘客につながり、震災後のダウン分を埋めてくれた」とし、今年も同じ傾向が続いているという。
一方、福島市の土湯温泉は思うように宿泊客の回復につながっていない。磐梯吾妻スカイラインのゲートから遠く、ドライバーらが通過してしまうのが原因とみられる。呼び込んだ観光客をいかに滞在させ、活性化につなげるかが今後の課題となっている。
( 2012/11/03 10:51 カテゴリー:主要 )
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>>2069
何故鶴舞なのにケッタじゃなくてチャリなのか!?理解に苦しむ┐('〜`;)┌
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121104-00000514-san-bus_all
冬のゲレンデ「V字」兆し ホテル・交通各社、プラン強化
産経新聞 11月4日(日)11時48分配信
レジャー各社は、急増する子供連れスキーヤーの囲い込みを競う=新潟県湯沢町の苗場スキー場(プリンスホテル提供)(写真:産経新聞)
■子供連れ需要増加/外国人の利用回復
今冬のスキー復権を見込んだビジネスが動き出している。学生時代にスキーに夢中になった30〜40代が親になり、今度は子供連れで楽しむ需要の増加が期待できるからだ。子供向けのサービスを充実させるスキー場も登場するなど、家族連れのスキーヤーの囲い込みを競っている。(那須慎一)
プリンスホテルは、苗場プリンスホテル(新潟県湯沢町)などのスキー場を併設するホテルで、子供の宿泊料金を無料にする限定プランを今シーズンから販売する。また、軽井沢プリンスホテルスキー場(長野県軽井沢町)など9つのスキー場で、子供リフト料金の終日無料や、スノーボードに取っ手をつけた「マジックボード」など、子供が楽しめる新たなスポーツの教室を始める。価格とソフト面を強化し、集客につなげる狙いだ。
全国でスキー場を運営する東急リゾートサービスも、子供向けスキー教室を3つのスキー場で新設する。スキー場併設の5つのホテルの予約率は「前年比約10ポイント上がっており、さらに増える」(スキー事業統括部)という。
一方、東日本大震災の影響で激減した外国人客も、予約が戻りつつある。
全来場者数の半分以上を海外客が占めるスキー場「ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ」(北海道倶知安(くっちゃん)町)周辺のコンドミニアムでは、昨年は震災の影響で大幅に落ち込んだが、今シーズンは、「オーストラリアなど海外から、一昨年比5〜10%増しの予約が入っている」(東急リゾートサービス)。
JR東日本も外国人旅行者向けの特別企画乗車券「JR Kanto Area Pass」のオプション券を期間限定で1千円で発売。首都圏と「GALA湯沢スキー場」(新潟県湯沢町)を上越新幹線で往復でき、日帰りスキーを楽しむ外国人向け観光メニューに取り入れる。
ここ数年苦戦してきたスキービジネスだが、家族連れや欧米などの外国人の利用増という追い風に乗り、今シーズンは順調に滑り出しそうだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121105-00000064-jij-bus_all
年末年始、欧米が人気=中韓は落ち込む、「商戦」様変わり―旅行業界
時事通信 11月5日(月)15時3分配信
年末年始の海外旅行商戦が、例年と様変わりしている。好調を続けてきた韓国、中国、香港などが尖閣諸島や竹島をめぐる対立で落ち込む一方、円高に加え曜日の配列で長い休みが取りやすいことから欧州、北米が人気だ。旅行業界は欧米ツアーの販売を強化し、低調な中国、韓国をカバーする構えだ。
JTBは、欧州に飛行機で向かい、地中海などをクルーズ船で周遊する1週間以上のツアーの予約が例年に比べ4割増の勢い。最低でも30万円だが、年末は全体的に価格が上がるため、同社は「満足度を考えれば、高くない」(広報室)と「割安感」を強調する。
近畿日本ツーリストは北欧やカナダに行くオーロラ観賞ツアーに力を入れる。北欧行きはコース数を昨年から倍増させた。予約数は昨年を5割程度上回っている。
毎年12月上旬に年末年始渡航先ランキングを発表するエイチ・アイ・エスは「昨年は『安近短』(低価格で近距離、短期間)が中心だった。今回は円高と、1月4日を休めば最大9連休という追い風があり、欧米などに行きやすい」と分析。政変で落ち込んだエジプトの人気も回復している。
日本旅行業協会によると、大手7社の12月出発の海外ツアー予約状況(10月上旬時点)は韓国、中国ともに前年比6割以上のマイナス。半面、欧州が2割増、北米は約2倍と好調で、全体として「価格の高い欧米の人気のおかげで、商戦は活況」(関係者)としている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012110302000096.html
年末年始 どこ行く? 欧米人気 中韓敬遠
Tweet 2012年11月3日 朝刊
正月旅行は「北欧オーロラツアー」など遠距離旅行の予約が好調=東京都千代田区のKNTツーリスト有楽町海外営業所で
年末年始の海外旅行の予約が、欧米方面を中心に好調だ。一月四日の金曜日に休みを取れば九連休となる日並びの良さや円高の恩恵に加え、領土問題で日本との関係が悪化している中国や韓国を敬遠する人が増えていることが、「遠距離志向」につながっているとみられる。 (伊東浩一)
近畿日本ツーリストの予約件数は十月二十五日現在、欧州方面が前年比65%増、北米30%増、オセアニア3%増。中でも今年は太陽の活動が活発になり、オーロラが見えやすい年に当たることから、北欧方面のオーロラツアーが人気を集めている。
日本旅行の予約件数も十月二十六日現在、欧州が前年比63%増、豪州20%増。円高ユーロ安の影響でフランス、イタリア旅行などが前年より約二割安いことが追い風になっている。詳しい数字は公表していないが、JTBも同様に欧米などの遠距離旅行が好調に推移すると見込んでいる。
一方、中国と韓国旅行の不調が響き、アジア旅行の予約件数は近ツーが32%減、日本旅行も35%減と激減している。この影響で近ツーの予約総数は昨年より微減となっているが、「欧州などは客単価が高いので、全体の販売額は大きく伸びている」(広報担当者)と遠距離志向を歓迎している。
また国内旅行についても、日本旅行では北海道や沖縄といった遠距離を中心に17%増と調子が良い。東京スカイツリー開業や東京駅の駅舎復元などで話題を集める東京も人気が続いている。
観光庁によると、主要旅行会社の海外旅行の総販売額は、昨年三月の震災直後に大きく落ち込んだものの、自粛ムードが和らいだ昨年八月以降、前年実績を上回り続けている。
JTB総合研究所の田中靖主任研究員は「薄型テレビや車などに向かっていた消費意欲が助成制度の終了で一段落し、旅行やレジャーに変わってきている」と分析。「日並びの良さ、円高などの好条件がそろっており、中国や韓国を回避する動きがなかったら、年末年始に空前の海外ブームが起きていたかもしれない」と話している。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/121105/shg12110502010000-n1.htm
京阪三条駅、大津市観光案内所ルポ 質問は「京都」ばかり
2012.11.5 02:01
■初の日曜 県民の利用目立つ
京都市中心部の京阪三条駅の中央改札口前に大津市の臨時観光案内所がオープンして4日、初の日曜日を迎えた。日本を代表する観光地・京都の観光客を、隣接する大津市に呼び込むための意欲的な試みで、この日は絶好の秋晴れ。しかし、午前中から午後にかけて、案内所を訪ねた人に聞いてみると、県内在住者が目立った。問い合わせも祇園や嵐山への行き方など京都観光に関する内容がほとんどらしい。案内所の「大津」との文字も見えにくく、課題があると実感した。(小川勝也)
◇
平成22年の観光客入り込み数では大津市が約1034万人に対し、京都市はその約5倍の約4900万人。今年1月に就任した越直美市長はマニフェストで、「京都から観光客を呼び込む魅力的な観光ルートの創設」を掲げ、10月30日に臨時観光案内所を開設した。年末年始を除き毎日午前10時から午後5時まで開き、市職員ら2人が常駐している。
開設6日目となった4日午前、その案内所に向かった。三条駅中央改札口前にカウンターとテーブルが並べられ、大津市とびわ湖大津観光協会の女性職員2人がいた。
▼「大津」目立たず
カウンターは青色で統一され目を引くものの、肝心の「びわ湖大津観光案内所」の文字は、奥まったところに、縦約20センチ横約1メートルのスペースに控えめに書かれていた。問い合わせる人は10分間に数人はいる。
ただ、職員によると、質問内容は京都についてがほとんどで、祇園や嵐山のほか「京都市美術館」「知恩院」などへの行き方を聞くという。実際、「なんだ。京都の案内ではないのか」と落胆の声を耳にした。
案内所には比叡山や石山寺など大津市を紹介する約30種類のパンフレットも置かれ、自由に手にとれるようになっている。パンフレットに手を伸ばした人に聞いてみると、県内か、近畿府県在住で何度も大津に行ったことがある人が大部分だった。宿泊している遠方からの観光客は見つけられなかった。奈良市の30代男性はパンフレットを読んで「坂本が石積みの残る町だとは知らなかった」と新たな魅力を感じていた。
▼手探り状態
案内所の女性職員1人によると、欧米やアジアからの外国人観光客も足を止めるが、そのほとんどは「京都の観光」が目的だ。また、三条駅は京都市営地下鉄も乗り入れているため、乗り換えの仕方を聞かれることもあるとか。女性職員は「まだ始まったばかりで手探り」と話した。
三条駅は京都の繁華街に近く地の利は抜群。浜大津までは地下鉄路線を経由するが約20分で着く。これを観光に利用しない手はないと思う。もちろん、案内所開設だけで観光客が急増するとは思えないが、コツコツとした努力がやがて実を結ぶ。
とりあえず、案内所の「びわ湖」や「大津」という文字をもっと大きくし、大々的に大津をアピールできないものか。外国人観光客もある程度問い合わせに来ているが、ざっと見た感じでは、英語のパンフレットは見あたらず、外国人を強く意識しているとは思えなかった。ちょっとした「変身」でより効果を生むのではないだろうか。
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お世話になります。とても良い記事ですね。
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http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121106-OYT8T00703.htm
インパクトで勝負…「とやまニカ学習帳」
県外から修学旅行の誘致を増やそうと、富山県は、ジャポニカ学習帳で知られるショウワノート(本社・高岡市、片岸茂社長)とタイアップし、観光PR用の学習帳「とやまニカ学習帳」=写真、県観光課提供=を製作した。
京都など修学旅行客の多い都市に対抗しようとの試みで、県観光課は「インパクトで勝負したい」と鼻息も荒い。
ジャポニカ学習帳は1970年の発売以来、約10億冊が売れ、いまも子どもたちに親しまれている。教育現場での認知度が高い点に注目した県が同社にタイアップを打診した。大手旅行会社の修学旅行を担当するエージェントらに配って富山を印象づけ、修学旅行先に選んでもらう。
学習帳では、「ジャポ」を「とやま」に変えたばかりではなく、「富山県庁」を「富山県帳」にするだじゃれも駆使。表と裏の表紙には、国宝・瑞龍寺やブリ、シロエビのほか、上市町などが舞台になったアニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」の主人公らも“協力”し、富山県のPRに一役買っている。
同課によると、全国修学旅行研究協会が調査した2010年度の修学旅行先は、京都を含む近畿が45・8%で断トツの1位。富山を含む北陸はわずか0・1%の最下位で、0・2%だった四国にも負けた。
同課では5種類の図柄など計約1万部を製作(非売品)。旅行会社や学校を訪問して配布する方針。同課は「2年余りで北陸新幹線も開業するので、旅行先として選んでもらえるよう積極的に誘致したい」としている。
(2012年11月6日 読売新聞)
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>>2058
ドコモが協力する必要性がいまいちわからん
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001211070001
携帯やスマホ活用 自転車を貸し出し
2012年11月07日
電動アシスト付き自転車に乗る奥山市長。左のハンドルに暗証番号を入力するパネルがついている
仙台市とNTTドコモは来年3月、携帯電話やスマートフォンを生かした自転車貸し出しサービス「コミュニティーサイクル」を始める。約100台を用意し、市中心部に10カ所程度の駐輪拠点を設ける。
コミュニティーサイクルは、駐輪拠点の間で自転車を自由に借りたり返したりするシステム。欧州の都市で進み、国内でも富山市や金沢市で導入されている。3月に導入した金沢市では1回200円で、30分を超えると延長料金がかかる。
仙台市では、全地球測位システム(GPS)機能や暗証番号を入力するパネルを搭載した電動アシスト付き自転車を使う。
事前に名前やクレジットカード番号を登録し、サイクルの利用を予約すると携帯電話やスマートフォンに暗証番号が送られる。これを入力すると鍵が外れ、利用後に料金をカード払いする。ドコモ以外の携帯電話会社のユーザーも使える。
携帯端末を採り入れることで、機械式駐輪場での施錠や返却の管理、課金の設備が要らなくなる。ドコモによると、コストは従来のコミュニティーサイクルの約3分の1程度という。
市は、導入に向けて2010年11月に社会実験を実施。1日平均600回の利用があり、平日の通勤や休日の買い物に使った市民が多かった。ただ、東日本大震災で導入が延期され、今年7月に事業者を公募していた。市はドコモに対し、自転車購入費など2500万円を上限に援助する。
ドコモの中山俊樹・フロンティアサービス部長は「環境に優しく、健康にもいい」。奥山恵美子市長も「自転車だからこそ、商店街での買い物も楽しんでもらえる」と期待している。(長嶋晶子)
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http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20121107/CK2012110702000180.html
冬の五箇山など 誘客探る 高岡−高山 高速バス実験運行
2012年11月7日
17日から3月末まで 土日祝に1往復
県西部と岐阜県飛騨地域が連携して広域観光を推進する「越中・飛騨観光圏協議会」は十七日から、世界遺産の五箇山(南砺市)と白川郷(岐阜県白川村)の合掌造り集落を経由して高岡、岐阜県高山両市を結ぶ高速バスの実験運行を始める。(飯田克志)
二〇一四年度末の北陸新幹線開業をにらみ、広域観光を楽しめる二次交通を充実させるために、車が利用しづらい冬の観光客のバス需要などを調べる。
加越能バス(高岡市)と濃飛乗合自動車(高山市)が来年三月末までの土・日と祝日に往復一便を運行する。発着はJR高岡駅と高山濃飛バスセンター。東海北陸道などを使い、五箇山合掌の里と白川郷に停車し、観光してもらうため途中下車が一回できる。
同じ時期に五箇山地区で、南砺市と加越能バスが相倉集落などを巡るシャトルバスを一日六便運行する。
高速バスの料金(大人)は片道四千円。高岡−五箇山間二千円。高山−五箇山間三千円。シャトルバスは五箇山合掌の里−相倉集落間で五百円。
協議会は県西部の六市と飛騨地方の二市一村、両県、観光関連事業者らで構成している。協議会長の高橋正樹・高岡市長は「観光客がどのように利用するかを見て、定期運行化に向け検討していきたい」と話している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20121107-OYT8T01459.htm
鞆の浦埋め立て中止 県と住民 なお溝深く
風情ある鞆港。地区のまちづくりの協議は停滞したままだ(福山市鞆町で) 湯崎知事が福山市鞆町の港湾埋め立て・架橋事業の中止方針を示し、県による山側トンネル案の住民説明会が7月9日に開かれてから、4か月が経過する。県は2度目の住民説明会開催を模索するが、架橋事業推進派が多数を占める住民側は県に対する不信感をぬぐえぬまま開催を拒み、行き詰まったままだ。市は「住民の意見を聞く場を設けたいが、地元はまだ心の整理がついていない状況だ」と頭を悩ます。(大森篤志)
■いらだち
7月の説明会は架橋事業推進派の住民団体が欠席し、会場に空席が目立った。県は2回目の開催に向け、幹部が地元に出向くなどして調整を試みるが、開催の見通しは立たない。鞆町内会連絡協議会会長で、推進派団体の代表も務める大浜憲司さんは「まずは撤回についての謝罪と経緯説明が必要。山側トンネル案の説明だけならいらない」と憤りがおさまらない。
湯崎知事は9月県議会で「鞆の課題を解決するには、駐車場や港湾機能の確保、防災対策などについて、住民の理解を得ながら着手したい。福山市にも協力を呼びかけていく」と述べたが、羽田皓市長は今月5日の定例記者会見で「誠意をもって対応するという知事の言葉はどうなったのか」といらだつ。県と市の溝は埋まらぬままだ。
■訴訟の行方
鞆の浦の埋め立て・架橋事業中止を求めた住民訴訟も宙に浮いた状態だ。
知事の事業中止表明を受け、県は埋め立て免許申請の取り下げ方針を示した。しかし、埋め立て架橋を求める住民の一定の理解を得ることが必要と考えており「時期は全く未定」とする。
原告団は、県の免許申請取り下げを確認してから訴訟を取り下げる方針だ。松居秀子・事務局長は「県は住民と十分協議したうえで中止を決めたはず。早く免許申請を取り下げるべきだ」と話す。
■町並み保存
江戸期の町並みを残す鞆町の伝統的建造物群保存地区(伝建地区)。8・6ヘクタールの指定区域に、250世帯が住む(4月末現在)。景観を守るため、建物を改修する場合は様々な制限がある。市は、住民が厳しい規制を受け入れることと引き換えに、埋め立て架橋を進めて生活環境を整えると説明してきたが、事業中止でその前提が崩れた形だ。
市は国の支援が受けられる「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建地区)指定を目指し、昨年度に調査を終了したが、申請のめどは立っていない。また、今後の鞆まちづくりについて住民の意見を聞くための会合を開きたいとするが、こちらも「地元の様々な混乱が収まっていない」と、開催時期は未定だ。
(2012年11月8日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121109-00000174-mailo-l35
観光ツアー:県内の「地旅」人気上昇 密着型で地域の魅力味わう /山口
毎日新聞 11月9日(金)13時2分配信
大手旅行会社にはなかったり、地元の人でも楽しめる旅をどうぞ−−。体験交流などで地域の魅力を味わえる密着型の観光ツアーを提案する「地旅」の人気が、県内でもじわりと広がっている。
県観光連盟によると、県内で地旅の商品開発が始まったのは、05年ごろ。その中で生まれたのが、宇部市や美祢市、山陽小野田市の石炭関連の歴史をめぐる産業観光ツアーや周南コンビナートの夜景を楽しむツアーなどという。これらは現在も人気を集めており、北九州市や広島県など他県からもツアーの参加があるという。
山口市では、山口観光コンベンション協会が中心となり、10年に生産者や旅行業者などでつくる「山口地旅の会」が結成された。同市中心部の湯田温泉だけでなく、同じ山口市内でも観光客がなかなか足を運ばない阿東や徳地といった地域の観光資源も掘り起こし、観光客の拡大も目指す。
同協会が現在、「色鮮やかな紅葉や伝統芸能など徳地地域の魅力を味わえる」と売り出しているのが「杣杣(そまそま) 紅葉色の時空(とき)を訪ねて」と題した地旅。
17、18日にある日帰りツアーで、17日は県内最古の木造建築・月輪寺薬師堂や社長兼杜氏(とうじ)が奮闘する新谷酒造の見学と試飲会。18日は大原湖畔で森林セラピー体験や、明治時代から続く徳地人形浄瑠璃などを楽しむ。
料金は各日2980円で両日参加は5250円。詳しくは同協会(083・933・0088)。【佐野格】
11月9日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/121111/trd12111101370001-n1.htm
五大都市で工場夜景の魅力アピール 北海道室蘭市でサミット
2012.11.11 01:34
白鳥大橋の向こうにJX日鉱日石エネルギー室蘭製油所の夜景が輝く=11月10日、北海道室蘭市(藤井克郎撮影)
工場夜景の魅力で観光客の誘致を−。全国的なブームとなっている工場夜景鑑賞を観光資源として活用しようという「全国工場夜景サミット」が10日、北海道室蘭市で開かれ、全国から集まった300人以上の関係者やツアー客が夜景の魅力を満喫した。
全国工場夜景サミットは昨年2月、第1回が川崎市で開催され、室蘭市、川崎市、三重県四日市市、北九州市の4都市が日本四大工場夜景宣言を行った。3回目となる今回は4都市に加えて山口県周南市が参加。工場夜景の美しさ、力強さを発信し、観光客の誘致とともに産業の発展を図ることを目指して、五大工場夜景都市を宣言した。
その後、各都市の代表団が観光ポイントやそれぞれの工場夜景の魅力をアピール。歓迎あいさつに立った室蘭市の青山剛市長は「新たな時代のものづくりを支えているのが工場。各都市のさらなる振興につながるように、工場夜景を愛していきたい」と誓った。
日暮れどきからは、JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所など室蘭を代表する工場夜景の絶好スポットを回るツアーも企画され、参加者は新たな産業観光の神髄を味わっていた。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/121110/bsd1211102008012-n1.htm
観光庁、ASEAN訪日旅客拡大へ 倍増の100万人に (1/2ページ)2012.11.10 20:07
観光庁は平成25年中に、ASEAN(東南アジア諸国連合)からの訪日旅客数を23年実績の2倍の100万人にする計画だ。28年には200万人まで引き上げる。訪日旅客は韓国と中国で4割超を占めてきたが、沖縄県・尖閣諸島をめぐる対日圧力で大きく落ち込んでおり、新たにASEANからの訪日客を取り込むことで、下支えする。
23年の訪日旅客は622万人で、うち韓国が166万人、中国が104万人。さらに、台湾が99万人、香港が36万人で、東アジアで6割を超す。観光庁はASEAN諸国からの旅客を増やし、台湾に次ぐ、5番目の市場にしたい考えだ。
タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムをはじめ、経済成長の著しいASEANは、富裕層を中心に海外旅行が活況だ。
日本に対しても、昨年の東日本大震災以降もインドネシアが前年比30%増、ベトナムが28%増と急伸している。
来年は、「日ASEAN交流40周年」にもあたり、現地でさまざまな記念式典やイベントが開かれる。
そこで、観光庁は一連のイベントを通じて日本観光のプロモーションを強めるほか、旅行代理店と連携し、訪日ツアーを拡充する方針。
観光地にも、イスラム教の信者が多いインドネシアの観光客向けの食事メニューなどを要請し、受け入れ拡大に動く。
観光庁は100万人の訪日で、1450億円の消費と、3150億円の経済波及効果を見込む。
政府は「環境立国戦略」で訪日旅客の増加を目指しており、今年は過去最高を記録した22年の861万人を上回る900万人、28年には1800万人を計画。今年7月には中国からの訪日旅客が20万3800人で単月で初めて20万人を超え、過去最高を記録するなど順調に伸びていた。
しかし、日中関係の悪化が明確になった9月以降、22年比10.1%減の12万3500人に落ち込んだ。韓国も9月に同24.9%減まで落ち込むなど、中国、韓国ともに、回復のめどが立っていない。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20121113-OYT8T01708.htm
石碑や絶景 観光資源に
きれいに整備された東山新四国霊場八十八か所。二番札所には「極楽寺」の木の札が置かれている(東みよし町で) 東みよし町の東山地区にある「東山新四国霊場八十八ヶ所」が、ウオーキングブームもあって注目されている。15、16キロの範囲にある88の石碑や石像の前には四国霊場八十八か寺の名前を書いた木札が置かれ、6〜8時間で“結願”出来る手軽さもあって、休日には多くの人が訪れている。町でも、ミニ霊場をにし阿波観光圏の観光スポットとして売り出そうと、ガイドマップを作成するための現地調査を始めた。(土井省一)
「東山新四国霊場」は、交通安全や商売繁盛を願って1961年に完成した。88の“札所”には、四国八十八か寺からもらって来た土をつぼに入れて埋めているという。直後は、地元住民らが参っていたが、その後は、PR不足もあって参拝する人は年々減少。地域の人たちからも忘れかけられていた。
そこで、2009年3月に、旧東山小の児童が学校近くの二番札所近くに、案内看板を設置。地区の住民グループ「東山みどりを守る会」(長原義文代表)のメンバーらも、雑木などを刈って歩きやすいように整備したり、札所に見立てて石碑や石仏を掃除したりしてきた。住民らの努力に加え、香川県丸亀市や瀬戸大橋を望める絶景スポットもあり、口コミで評判が広がり、各方面に知られるようになった。
町も、詳しい案内マップを作成して売り出すことを計画。すでに、担当者が町民らと一緒に歩いて現地調査を行った。今後、札所と札所の所要時間などを計って、初級、中級、上級などのコース作りも予定している。担当者は「詳しい現地の地図がないので、課題は多いが、地域の宝なので、幅広く知ってもらえるようにしたい」と話している。
(2012年11月14日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121114t61005.htm
いわき市、「観光推進特区」に認定
福島県いわき市は13日、市内の観光関連業者らの税を減免する「観光推進特区」制度の承認を復興庁から受けたと発表した。同市の特区認定は初めて。
対象は市の認定した業者で事業税や不動産取得税、固定資産税を免除する。被災者を雇用したり、新たに設備投資をしたりした場合は法人税や所得税の一部を減免する。
適用業種は28で宿泊、飲食業の観光関連のほか、集客効果があると見込まれる病院や書店、結婚式場なども含まれる。対象地域は東日本大震災で津波被災した小名浜、四倉などの沿岸部や市街地の計6地区になる。
減免措置期間は5年間で申請期間は2013年1月〜16年3月。渡辺敬夫市長は「市の復旧、復興に弾みがつく」と話した。
2012年11月14日水曜日
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201211130026.html
'12/11/13
神話博の集客、観光地に明暗
古事記編さん1300年を記念した島根県主導の観光イベント「神話博しまね」が11日、閉幕した。7月21日から114日間で、出雲大社(出雲市大社町)周辺の主会場には目標の40万人を上回る72万9千人が訪れた。一方、県内の他の主要観光地では半数以上で入り込み客数が前年を下回り、開催による集客効果は限定的だった。
主会場でヤマタノオロチを映像で紹介する神話映像館は21万人を集めた。特設ステージでは神楽など272団体延べ8112人が盛り上げた。県は期間中の出雲大社周辺の入り込み客数を約200万人と見込む。
県全域を会場に見立て開催された神話博。県は本年度、主会場の設置・運営に5億円、各地での関連イベントや県外PRに7億円の計約12億円を投じた。だが、県が9月にまとめた来場者アンケート(回答約1400人)では、出雲市以外を巡った観光客は約4割(約600人)で、石見部も観光した人は1割以下(約100人)だったという。
7〜9月の3カ月間、県が調査する県内観光地18カ所の入り込み客数は13カ所で前年同期を下回った。松江市の民間観光施設の役員は「バスの団体が大幅に減った」と振り返る。神話博の主会場に観光客が集中した形となった。
【写真説明】最終上映を終えた神話映像館から出てくる来場者
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カッコいい!興味をそそりますね(^m^)
モンクレール専門店 http://www.middleeastmanagers.com/
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121117-OYO1T00613.htm?from=main2
“観光名所”は町の工場…見学・体験作業が人気
中小企業の製造現場を訪ねる「ものづくり観光」が人気を集めている。「理系離れ」を食い止めたり、就職活動に生かしたりする狙いで、学校が修学旅行に組み込むケースも増えている。国内有数の中小企業の町、大阪府東大阪市など、地域ぐるみで受け入れ態勢を整える動きも広がっている。
東大阪
ステンレス加工を手がける東大阪市の野田金属工業。作業員がレーザーの切断機でステンレス板を加工する作業に、鳥取県立鳥取中央育英高の生徒約20人が見入った。
「どんな複雑な形にでも仕上げられます」との説明に、2年の米原里紗さん(16)は「プロの技術はすごい」と目を輝かせた。引率の三谷友来教頭は「大企業の工場見学と違い、間近で作業が見られ、従業員の熱意も伝わった。生徒にも参考になったのでは」と話した。
東大阪市には、人工衛星の製造に携わるなど技術力のある中小企業が集まる。しかし、景気低迷で1985年に1万社だった事業所数が最近では6000社程度に落ち込んでいる。
こうした中で、「高い技術力が観光資源になるのでは」と、地元企業やJTB西日本などが今年4月に「大阪モノづくり観光推進協会」を設立した。工場見学の仲介などを手がけ、見学受け入れ工場も40社。4月以降に観光に訪れたのは高校など26団体、約1700人に上る。
中には「中小企業が人工衛星を作ったと聞いて興味を抱いた」というアメリカの教師グループもいる。今後、大阪府全域に見学先を広げながら、アジアや欧米などからの海外客の呼び込みに力を入れる。
尼崎
多数の町工場が集まる兵庫県尼崎市でも、地元の商工会議所が、見学や体験作業ができる工場や企業を紹介したガイドブックを作ってホテルなどに配布した。
日本観光振興協会総合研究所の丁野朗所長は「中小企業の製品は部品が多い。より幅広い観光客を集めるには、最終商品にどう生かされているかなど観光客に関心を持ってもらう工夫も必要だ」と話している。
(2012年11月17日 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012111702000109.html
チェブラーシカの家 日本人に狙い、来年着工 モスクワ
2012年11月17日 朝刊
日本でも人気のチェブラーシカ=原誠司撮影
【モスクワ=原誠司】日本で人気の高いロシアの人形キャラクター「チェブラーシカ」をテーマにした観光施設の建設計画を、モスクワ市当局が進めている。日本人観光客を当て込み、二〇一三年に着工する予定だ。
計画されている「チェブラーシカの家」は、モスクワ市東部地区のコシンスキー公園の一角に建設される。建物や隣接する並木道などを含め面積は約一ヘクタール。チェブラーシカが登場する人形劇のキャラクターが勢ぞろいし、原作者ウスペンスキー氏が使ったタイプライターなども展示される。ロシアと日英の計三カ国語の案内板を設けるという。
ロシア紙イズベスチヤによると、モスクワを訪れる日本人観光客は年間約五万人で、外国人旅行客の約1%にとどまっている。市観光委員会のシュピリコ委員長は「キャラクター付きの菓子やおもちゃなどの土産品も用意して日本人を誘致したい」と話す。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/121117/bsd1211170500002-n1.htm
中国人、2010年比で33.2%減 10月の訪日外国人旅客数 (1/2ページ)2012.11.17 05:00
東京・秋葉原の家電量販店や免税店では中国人観光客の姿はまばらだ【拡大】
日本政府観光局(JNTO)が16日発表した10月の訪日外国人旅行者数(推計値)によると、東日本大震災発生前の2010年同月比で2.9%減の70万6100人だった。このうち中国からの訪日旅行者数は、政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化の影響から団体観光客のキャンセルが相次ぎ、33.2%減の7万1000人だった。
日本を訪れる中国人の数は今夏まで過去最高水準で推移してきたが、尖閣諸島の国有化を受けて9月に急減。10月は中国の国慶節の連休があり、旅行者数の回復が期待されたにもかかわらず、逆に大幅に減少する結果となった。
記者会見した井手憲文観光庁長官は「キャンセル自体は減っているが、新規予約が入りにくくなっており、好転の気配はない」と今後も厳しい状況が続くとの見方を示した上で、「中国以外の東南アジアなどに力を入れる必要がある」と述べた。
国別の訪日外国人旅行者数は中国の落ち込みが目立つ一方で、台湾やタイ、マレーシア、ベトナム、インドが10月としての過去最高記録を更新するなど、他のアジア各国の好調さが目立った。
東日本大震災などの影響があった11年10月と比べると訪日外国人旅行者全体で14.7%増、中国は33.1%減だった。
1〜10月累計の訪日外国人旅行者数は703万2800人で、前年同期比では38.0%増となった。観光庁は12年通年で900万人を目指しているが、訪日旅行者の多くを中国人や韓国人が占めていることから、井手長官は目標の達成について「大変厳しいと思っている」とし、困難との見方を示した。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/121105/bsd1211051409005-n1.htm
JTBが都内に「トラベルカフェ」 国別メニューの飲食と旅行販売を2012.11.5 14:09
JTB首都圏は5日、東京・虎ノ門にカフェと旅行商品を扱う店舗を一体化させた新店舗をオープンした。世界各国の料理や雰囲気を楽しめるカフェを展開するトラベルカフェ(東京都豊島区)と組み、食を通じて旅先の魅力を感じてもらいながら、実際に旅行に行きたくなるような店づくりを目指す。
同店舗は、地下鉄銀座線の虎ノ門駅から徒歩2分。期間ごとに1つの国にこだわったカフェの展開を考えている。第1弾は来年1月19日まで「ベトナムcafe」と題し、ベトナムを代表するサンドイッチ「バインミー」やベトナムコーヒーなどを提供。JTBでもベトナムの旅行商品を積極的に提案し、相乗効果を狙う。来年以降、他の国に焦点を当てた企画も提案していく考え。
同日、一日店長を務め、ベトナム料理を試食したタレントの上原さくらさんは、「ベトナムのおいしい料理を食べると、実際に旅行に行きたくなる」とPRした。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/entame/onsen/kumamoto/20121117-OYS8T00351.htm
水俣・湯の鶴温泉に新観光施設
水俣市・湯の鶴温泉の中心部に、市営の観光施設「つるの屋」がオープンした。2階建てで工芸品売り場やレストランが入っている。関係者は、新たな観光拠点による集客効果を期待している。
この場所には元々、民営の温泉浴場があったが、3年前に廃業。地権者が高齢などを理由として市に土地を寄付したため、市は県の補助金を受けるなどして、総工費約1億2000万円で建てた。
内装、外装などの意匠は、JR九州の特急や九州新幹線の車両を手がけたデザイナー・水戸岡鋭治さんに委託した。1階は、市内の茶園から仕入れた多彩な日本茶を味わえる「和カフェ」と、市内の作家が制作した木工品や和ロウソクなどの売り場。2階は、地元産の野菜をふんだんに使った料理を提供するイタリアンレストランになっている。
10月28日に開かれたオープン記念式典では、指定管理者を務める「水俣kenkichi(けんきち)」の中山謙吾社長や蒲島知事、宮本勝彬市長らが、正面玄関の看板を除幕=写真=。来賓らが内部を見学し、レストランの料理を試食した。
来春頃からは、茶の湯や料理、木工などの教室も開講するという。中山社長は「地元の人々にも観光客にも愛される施設にしていきたい」と意気込んでいる。
(2012年11月18日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001211140003
五島教会群の魅力追う
2012年11月14日
展示された作品とカール・ジェンソンさん=熊本県天草市船之尾町
天草市船之尾町の天草キリシタン館で、米国・モンタナ州出身で市内在住の英語教師、カール・ジェンソンさん(44)による長崎県・五島列島のキリスト教会の写真展が開かれている。天草市河浦町の崎津集落とともに、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産登録を目指しているのが縁になった。12月2日まで。
五島列島には51の教会があり、ジェンソンさんは「百年たった教会」「使われなくなった教会」「目立たない教会」「小島の教会」など、様々な表情を持つ教会の姿を追った。25点を手作りの地図とともに展示している。
自信作は「神の家」と題した作品。手前の墓地と、入り江の向こうの丘に立つ教会だけに光が当たり、入り江は暗く沈んでいる。今年のゴールデンウイークの五島訪問で構図を決め、夏休みに撮影した。ジェンソンさんは「まさか私が願った通りの光の具合になるとは。7秒間ほどのチャンスでした」。
1996年、外国語指導助手(ALT)として来日。旧松島町の小中学校の教壇に立った。その後、旧本渡市に移り、日本滞在は延べ14年になる。
2005年夏に初めて五島を訪れ、教会群の魅力にとりつかれたという。撮影地を回るのには、日ごろ愛用している原付きバイクを使う。無人島にも渡った。
「五島にはたくさんの教会があることを見てほしい」とジェンソンさん。「堅苦しい気持ちでなく、『この写真、きれいだな』と思ってもらえれば十分。ご自分の解釈で楽しんでください」
この冬も撮影に行く予定で、五島の教会の写真集を出すのが夢という。写真展はキリシタン館の2階ロビーで開かれており、入場無料(展示室は有料)。(渡辺松雄)
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>>2101
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001211130001
人の「気配」感じる街に
2012年11月13日
観光物産館「つるの屋」をデザインした水戸岡鋭治さん=水俣市湯出
湯の鶴温泉街にオープンした「つるの屋」=水俣市湯出
JR九州などの鉄道車両のデザインで知られる工業デザイナー・水戸岡鋭治さん(65)。その作品には建築物や空間の意匠も多く、温泉街の再興を期して水俣市が整備し、1日オープンした湯の鶴観光物産館「つるの屋」もその一つだ。水俣を訪れた水戸岡さんに、デザインの狙いやまちづくりへの思いを聞いた。
水俣には八代海に面した湯の児温泉と山あいの湯の鶴温泉がある。湯の鶴はひなびた湯治場の風情を醸すが、近年客足は細り、通りには廃業した旅館も目立つ。にぎわいづくりの期待をかけて「つるの屋」が計画された。
「いいお湯が出て景勝地、でも元気がない――と聞いて訪れた。街並みを見て、相当手間がかかるぞと思いました。地域の『価値』をコントロールできていない。物産館で本当に街が元気になるかな、とも」
「検討の末にイメージしたのが、地域の人がお茶を飲み、くつろいで、情報交換できるような場所。『最高の公民館』『どこに出しても恥ずかしくないような迎賓館』にしようと」
外観はしっくいの白壁と瓦ぶき。屋根裏には黒光りしたはりが伸びる。新築なのに年月を重ねた商家を思わせるたたずまい。運営の中身にもこだわった。
「公募で指定管理者になりかけた業者さんがいたが、館内のレストランで提供する食事やサービスについていろいろ要望を伝えたら、『ギブアップ』された。それから、たまたま話をした知人が手を挙げて、市から管理者に選ばれました」
それが、阿蘇市の観光施設『はな阿蘇美』を経営する中山謙吾さん(58)。水戸岡さんは、豪華列車『ななつ星in九州』の仕事が縁で知り合った。中山さんの会社は、阿蘇駅で『ななつ星』の乗客に提供される朝食のコンセプトを提案し、受託が決まっている。
「彼は安心して任せられるプロ。これで全国区で通用する物産館になる」
「今や観光客は日本国内からだけではない。アジア各地や欧米からのお客も意識しなければなりません」
水戸岡さんのアイデアで、湯の鶴温泉の旅館や商店の軒先には色調を統一したのれんがかけられた。
「のれんがあるだけで『気配』が生まれるんです。通りに人が見えなくても、のれんの向こうに人を感じられる。打ち水をする、花を置くでもいい。気配が人を和ませます」
物産館と併せ、目抜き通りの県道の改修や観光案内板の設置など行政主導のハード整備も進む。
「ハコ(建物)ができても、地元の人たちが『自分たちのステージ』と感じなければ、まちづくりはうまくいきません。街並みには住民の意識が表れます」
「見られること、期待されることで人は変わる。湯の鶴でも人々の表情に変化を感じます。街を出た人が、帰ってきたくなるような街にしてほしい」(田中久稔)
みとおか・えいじ 1947年生まれ。大阪やイタリアのデザイン事務所で働き、72年にドーンデザイン研究所(東京)を設立。鉄道デザインの「集大成」として、JR九州が来年10月に運行を始める国内初のクルーズトレイン「ななつ星」を手がけている。来春お目見えする肥薩おれんじ鉄道の観光列車「おれんじ食堂」も担当した。
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http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000001211150002
鬼太郎の家が建つ
2012年11月15日
◆くつろぐ``家主``「集大成」
境港市本町の水木しげる記念館に今月26日、水木さんの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する「鬼太郎の家」のオブジェが加わる。松江市のオブジェ会社や造形作家が、水木プロの助言を得ながら急ピッチで制作している。
境港市によると、記念館のある「水木しげるロード」には139の妖怪のブロンズ像が並んでいるが、観光客から「妖怪の家があればもっと楽しめる」との要望が多くあり、480万円で制作を依頼した。
家(高さ約2・9メートル、幅1・7メートル、奥行き1・5メートル)は、ロードの9割以上のブロンズ像を手がけた松江市矢田町の「オダチ」で9月上旬から作られている。造形作家の藤田丈さん(71)=松江市八雲町=が漫画に登場する幾つかの家の中から選んで、再現しやすいようデザイン。表面をさびさせて長持ちさせるコールテン鋼を使い、怪しさや可愛さを表現している。工程の約8割が完了しているという。
また家の中でくつろぐ鬼太郎と目玉おやじ、ねずみ男のブロンズ像の原型は、ロードの約30体を手がけた造形作家の山崎恵美さん(54)=松江市雑賀町=が担当している。「のんびりとし、愛敬のある鬼太郎たちの姿や表情にこだわっています」。富山県の業者で鋳造中という。
家とブロンズ像は、記念館の中庭に設置する予定。オダチの小立森高社長(67)は「これまでの作品の集大成。たくさんの人に見て楽しんでもらいたい」と話している。(竹野内崇宏)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121120-00000271-mailo-l36
日帰りバスツアー:温泉+観光=神山の魅力 所要時間短縮・低価格、高齢層向けに見直し好評 /徳島
毎日新聞 11月20日(火)16時39分配信
神山町の魅力を知ってもらおうと同町神領の温泉施設、神山温泉が開く日帰りバスツアーの人気が上がっている。温泉とセットで町内の観光スポットが楽しめる。昨年の開始当初は参加者がいなかったこともあったが、今年に入り、温泉を訪れる頻度が高い高齢層向けに内容を見直したところ、最近では定員を超える申し込みがあるという。【山本健太】
バスツアーは「旬感(しゅんかん)ツアー」と銘打ち、昨年5月にスタートさせた。同温泉はイベント開催や町特産のスダチを使った商品開発、併設の宿泊施設を活用した観光事業など手広く展開するが、ツアーを企画するに当たって、事前に旅行業者としての登録資格も取得した。
町外にも知られる「雨乞いの滝」など、山に囲まれ自然豊かな町ならではのスポットを巡るルートを設定し、これまで約15回開催したが、当初は参加者ゼロの回もあるなど苦戦。温泉の常連客の高齢者らから意見を聞いたところ、山道を歩くことへの不安などが上がったという。
そこで、対象を高齢者に絞って内容を変更。ツアーで使うマイクロバスに乗っている時間をできるだけ増やしたり、所要時間も半日程度と短く、価格も低めに設定するなどして高齢層が気軽に参加できるようにした。
「そんなに歩かなくても行ける」と題して8月に実施した滝巡りツアーは25人の定員を超える申し込みがあり、今月開いた紅葉狩りツアーも定員を超えたため、急きょ回数を増やしたという。
同温泉は今後も季節に合ったツアーを考えたいといい、和田隆取締役支配人は「まだまだ始めたばかり。できる限り参加者の希望に沿ったツアーにし、神山の魅力を伝えたい」と話す。問い合わせは同温泉(088・676・1117)。
11月20日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20121116-OYT8T00044.htm
「るるぶ」に大洗版 観光後押し
東日本大震災で被災し、福島第一原発事故の風評被害に苦しむ大洗町の観光を盛り上げようと、JTB関東(本社・さいたま市)が旅行ガイドブック「るるぶ大洗」を特別編集した。
大洗町と大洗観光協会、筑波銀行(本店・土浦市)、JTB関東が4月、復興に向けた包括的提携協定を締結。これに基づき5万部を製作した。復興支援の「るるぶ」は7月の北茨城市に次いで2例目になる。
A4判フルカラー28ページ。生シラスやアンコウ、ハマグリなど自慢の産品や大洗サンビーチ、アクアワールド県大洗水族館などの観光スポットを紹介するだけでなく、1日観光プランを提示し、お土産やホテル・民宿のカタログも付けた。
主に県外の大洗ファンを掘り起こすのが目的で、県外での観光イベントで無料配布するほか、北関東道沿いの栃木、群馬県の市町村、筑波銀行と友好関係にある琉球銀行や都内の携帯電話販売店などに置く。
町商工観光課によると、2010年度に約560万人だった観光客は、11年度は約290万人に半減。今年度は震災前の6〜8割程度の見込みという。
小谷隆亮町長は「きめ細かく大洗の魅力を紹介するガイドになった」とPRしている。
(2012年11月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20121123-OYT8T00143.htm
ツリー人気明暗
来場者2790万人 地元は客足伸びず
東京スカイツリー(墨田区押上)は22日で開業から半年を迎えた。来場者数は運営会社の当初予測を大きく上回り、ツリー人気にあやかって企画された町歩きツアーも好評だ。一方、依然として地元商店街に客足は戻っておらず、ツリーと地元がいかに共存するかが今後の課題といえそうだ。(前田遼太郎)
■予想以上
東京スカイツリーと隣接する「東京ソラマチ」の来場者は21日までで2792万人。当初の想定を大きく上回っており、運営会社は、開業後1年間の来場者を3200万人から4400万人に上方修正した。ツリー展望台への年間来場者も640万人と、当初想定した540万人の1・2倍に変更した。1万枚用意されている当日券購入の待ち時間は、現在でも週末は2〜3時間、平日でも1時間以上になる日が多い。
ツリー効果による業績アップは多方面に及び、2012年9月中間連結決算で売上高、税引き後利益がともに中間決算としては過去最高を更新したJR東海では、「関西方面からツリー観光に向かう東海道新幹線の利用客が増えたのが要因の一つ」と分析する。
■町歩き人気
下町の良さを知ってもらおうと、ツリー観光と地元の名所を巡る町歩きを組み合わせたツアーも人気を呼んでいる。地元の墨田区観光協会が4〜10月に主催した町歩きツアーには1763人が参加。昨年度の2倍近いペースになっている。
同協会の梅津修さんは、「ツリーだけではない下町の魅力をもっと発信したい」と意気込む。
■地元との共存
その一方で、期待された地元経済への波及効果はまだ少ない。
「新しいお客さんが来ないのはあきらめもつくけれど、地元の人までとられてしまうのが悲しい」。ツリーに近い業四市場商栄会の八百屋で30年以上働いている女性(67)は嘆く。ツリーは2駅に直結し、観光客はソラマチから出てこない上、地元の買い物客まで流れた。周辺の商店の客は大幅減となり、墨田区も、開業による地元への影響について調査を始め、年内に結果をまとめる予定だ。
(2012年11月23日 読売新聞)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=242795
リピート観光が浸透 世界遺産の熊野古道
熊野古道を複数回に分けて歩くツアーが好評だ。旅行会社のほか、地元のホテルも季節ごとのツアーを企画し、集客に乗り出しており、古道の入り込み客数を下支えしている。
日帰りや1泊2日の日程をシリーズ化し、1年前後で中辺路ルートなどをすべて歩くツアーが浸透。達成感が受けて中高年層に人気で、現在中辺路では大手旅行会社など5社以上が開催している。
中辺路を9回で歩くツアーを企画している旅行会社は、日帰りの1回目(和歌山県田辺市中辺路町の滝尻王子―高原熊野神社)を9月下旬から10月上旬に連日開催。京阪神方面から述べ約3500人が訪れた。滝尻王子近くの駐車場には多い日で大型バス9台が入り、周辺は約360人のハイカーでごった返した。
琵琶湖一周など各地でシリーズツアーを実施する会社は、語り部ガイドの存在がツアー企画の呼び水になると語る。担当者は「バスで巡るツアーとは異なり古道は現地の詳しい情報が不可欠。その部分を語り部が担ってくれる。中辺路では10年ほど前から実施しているが、見どころもあり参加者は歩きやすい」という。
白浜町にある「ホテルフリーゲート白浜」では、宿泊を組み合わせた古道ツアーを年4回設定している。この季節のツアー(随時実施)は2泊3日で、中辺路町内での古道歩きと熊野本宮大社(田辺市本宮町)参拝、語り部による歴史解説などを盛り込む。
歴史や自然、温泉といった多面的な魅力で団塊の世代を中心にPRし、平日の宿泊やリピートにつなげる狙い。食事や景観で白浜の観光要素も取り入れる。
総支配人の井口純二さん(63)は「熊野古道は何度も足を運んで初めて魅力を知ることができる。地元住民らも参加しやすいように1泊のみや宿泊なしなど自由度の高いツアーを企画し、広く利用を呼び掛けたい」と話す。
熊野古道は国内の世界遺産登録地のうち、ブームからの落ち込みが比較的緩やかと言われている。再訪を促す旅行商品が一因とみられる。
シリーズツアーで案内している中辺路町の語り部団体・漂探古道の安江樹郎副理事長(69)は「個人旅行では交通費が掛かる遠方からでも、こういったツアーでは割合安く来ることができる。熊野古道の人気にもつながっている」と話している。
【シリーズツアーの観光客でにぎわう滝尻王子周辺(和歌山県田辺市中辺路町栗栖川で)】
(2012年11月24日更新)
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http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20121124ddlk45040328000c.html
レンタサイクル:「まちなか」自転車で 都城観光協会、設置拡充 /宮崎
毎日新聞 2012年11月24日 地方版
都城市中心街の店や名所を満喫してもらうため、観光客らに自転車を無料で貸す「まちなかレンタサイクル」のサービスが23日、始まった。市内5カ所に計14台を設置した。
都城観光協会が09年、JR都城駅に設置したが、百貨店閉店で人通りが減った中心街活性化の一助にと拡充。市も自転車8台と商店街紹介のマップ1万枚、観光地収録のDVD200枚などの費用約54万円を補助した。
都城駅で開設式があり、市やJR関係者らが参加。観光協会の堀之内芳久会長が「ゆったりした気分で巡り、都城の良さを感じてほしい」とあいさつ。テープカットの後、走り初めがあった。
設置は都城駅に6台の他、西都城駅、都城島津邸、ウエルネス交流プラザ、市役所に各2台。対象は中学生以上で、借りた場所に戻すのが条件。午前9時〜午後5時。問い合わせは同協会0986・23・2460。【重春次男】
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http://mainichi.jp/mantan/news/20121123dyo00m200005000c.html
東京スカイツリー:開業半年で328万人が来場 タウン全体でも想定以上の2792万人
2012年11月23日
東京の新名所としてオープンした東京スカイツリー(東京都墨田区)の来場者数が、5月22日の開業から半年で約328万人に上ったことが東武鉄道の調べで明らかになった。また、東京スカイツリーを含む東京スカイツリータウン全体での来場者数も半年間で想定をはるかに上回る約2792万人を記録。同社では年間での来場者を3200万人から4400万人に引き上げた。
東京スカイツリーは、634メートルという世界一の高さを誇る自立式電波塔。放送施設のほか、商業施設や二つの展望台「天望デッキ」「天望回廊」などを備える。建設中から観光スポットとなり、さまざまな関連グッズも登場。沿線鉄道に絡めた観光ツアーも好調で、東京だけでなく幅広い地域の活性化にも貢献している。
開業後半年を迎えたことに対し、同社は「今後とも地域の皆様と連携をはかり、多くのお客様にご満足いただけるよう、安全、安心をモットーに従業員一同努力してまいります」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20121123/CK2012112302000114.html
開業半年 スカイツリー絶好調 周辺ホテルに波及 地元商店街 苦戦
2012年11月23日
開業から半年がたち、依然として熱が冷めない東京スカイツリー(墨田区)。ツリーや商業施設「東京ソラマチ」などを含む「東京スカイツリータウン」や周辺のホテルはにぎわう一方で、周辺の商店街は人通りが少なく、苦しい「半年」を迎えた。 (土屋善文)
ツリーの絶好調ぶりは近隣のホテルにも波及している。ツリーの北東一・八キロの両国駅前の第一ホテル両国では、今年四〜九月の稼働率が昨年同期比16%増の93%。担当者は「展望台とのセットのプランは売り切れることもある。予想以上に好調」と話す。
一方で、観光客が流れてくることを期待した地元商店は厳しい状況が続いている。ツリーから徒歩一分の場所で土産物屋を営む百目鬼(どろめき)章さん(80)は「ツリーの商業施設が充実しているので、なかなか人が外へ出てこない。開業後、人通りは減った」とため息。
墨田区は商店街の実態調査を検討するとともに、ツリーの真下にある北十間川の船着き場など区内五カ所の船着き場を民間に貸し、フェリーで区内を巡れるようにする計画を進めている。二十二日に定例記者会見をした墨田区の山崎昇区長は「(ツリーから)外へ出てもらう仕掛けを考えなければならない。商店と連携してやらないといけない」と話す。
周辺の寂しい状況を別の目線で見ている人もいる。ツリーの真下で布団店を経営する「おしなり商店街振興組合」の金沢武市さん(68)は「そもそも商店街がツリーの効果を期待することが間違っている。ツリーはこれから何十年もここにあるのだから、短い期間でがっかりしても仕方ない。せっかくできたのだから、長期的な視点でツリーを生かせる街づくりを考えていきたい」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20121124-OYT8T01202.htm
自治体の枠越え観光振興 五家荘地区と五木村
「八代よかとこ物産館」に並ぶ五木村や五家荘産の農産物 人口流出や少子高齢化に悩む八代市泉町の五家荘(ごかのしょう)地区と五木村が、自治体の枠を飛び越えて共同で地域振興に乗り出した。互いの地名の頭文字「五」にちなむ「GOGOプロジェクト」。農産物のブランド化や観光振興などを目指している。(池田圭太)
きっかけは、2009年4月に五家荘地区の農家などで結成した地域振興会の取り組み。JR新八代駅近くの「八代よかとこ物産館」に共同出荷している農産物が好評で、次のステップとしてブランド化を目指すことになったという。
そこで振興会が着目したのが、「五木の子守唄」で県内外に知名度の高い五木村。豊かな自然に恵まれ、平家の落人伝説が残るなど多くの共通点もある。ブランド化を見据えた共同出荷を同村観光協会に提案し、農産物の販路が少なかった村側も「農家の生産意欲と収入の向上にもつながる」と快諾した。
活動の中心となる「五木・五家荘地域GOGOプロジェクト実行委員会」(木下丈二委員長)を双方の住民や同村職員らでつくり、傘下に物産、観光の2部会を設置。まずは物産振興部会が始動し、9月末から、共同出荷事業をしている。
出荷は週3回で、五家荘側は約15戸、五木村側は約10戸が参加。最近ではカボチャ、赤ダイコン、加工品などを出しており、「入荷して来たその日にほぼ売り切れている」と物産館の池部一成館長。同村の農業、岩本員功(かずのり)さん(69)は「古代米、クリなど、五木ではあまり売れなくても、八代では売れる商品もある」と喜ぶ。
今後の展開へ向けて課題もある。
一つはブランド化へ向けた出荷量の維持と品質の問題だ。現段階では日によって出荷量が安定せず、品質にもムラがある。池部館長は「選別して出荷するなど改善の余地はある。消費者の嗜好(しこう)を検証することも考えていいかもしれない」と指摘する。
次に運営費。今年度は地域振興活動に対する県の補助金約20万円、地域振興会と村の負担金各5万円、それに売上金の一部で農産物の輸送費や事務費をまかなっている。しかし、観光振興も含め、将来、多角的に事業を展開するには不十分だ。
ただ、「山間部の地域が飛躍するチャンスをものにできる突破口」とメンバーの意気込みは強い。同振興会の炭尚之・事務局長(49)は「課題も多いが、一体となって克服し、観光客の誘致も進めていきたい」と話している。
両地区の取り組みについて、九州大大学院農学研究院の佐藤宣子教授(山村経済学)は「五家荘は八代市中心部からも遠く、地域的に共通点がある五木との連携は意義がある。今後はインターネットを活用したり、若者の発想を取り入れたりすることも必要になる」と話している。
(2012年11月25日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/1128/TKY201211280439.html
2012年11月29日6時59分.
富士山、中国人客パッタリ 尖閣影響、キャンセル1万人関連トピックス富士山尖閣諸島.
【菊地雅敏】尖閣諸島(沖縄県)をめぐる日中関係の悪化で、中国人観光客に人気が高かった富士山観光が打撃を受けている。観光シーズンまっただ中に中国人の姿がほとんど見られなくなり、ホテルで観光客の奪い合いも始まっている。
山梨県側の富士山5合目で土産物などを販売する「こみたけ売店」。小佐野昇一社長は「中国人は99.9%と言っていいほど来なくなった」と漏らす。
9月上旬まで、中国人を乗せた観光バスが多い日は50〜60台も来て、「震災前の水準にほぼ戻った」と安心していた。夏山シーズン中の売店利用者は約半数が中国人。だが、日本政府による尖閣諸島国有化後、中国人の姿が見えなくなった。売り上げは例年に比べ3割ほど落ちたという。
富士山や富士五湖など観光地が集中する山梨県の富士・東部圏域には年間1700万〜2500万人の観光客が訪れる。震災があった昨年も、観光庁のまとめで県内に8万7510人の中国人が宿泊した。
富士河口湖町観光連盟によるホテル、旅館へのアンケートによると、回答した38施設で9〜10月の2カ月で1万2845人の中国人が宿泊を取りやめた。11月以降は予約もほとんど入っていないという。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121201t22015.htm
港町グルメ順風満帆 東北新幹線八戸駅 きょう開業10年
八戸市の食のスポットとして人気を集める「みろく横丁」
東北新幹線の八戸駅が1日、開業10周年を迎える。青森県八戸市では経済界が「北のグルメ都市」構想を掲げ、八戸屋台村「みろく横丁」をはじめ、さまざまな食の観光資源づくりを推進。新幹線駅開業で成功したまちづくりのモデルとして全国から注目される。10年間の成果を検証する。(八戸支局・野仲敏勝)
八戸市中心街の「みろく横丁」は、細長い路地に郷土料理などの屋台が26店並ぶ。夕暮れからにぎわいを見せ、観光客がそぞろ歩く。「せんべい汁やサバ、イカも最高。地元の人との会話も楽しい」と、東京から出張で来た会社員男性(48)は満足そうに語った。
屋台村は、八戸駅開業前月の2002年11月にオープン。年間約30万人が来場する。売り上げは03年の約4億4000万円から、昨年は約5億8000万円と年々順調に伸びている。月商700万円を記録した店もある。
「通過型ではなく八戸に一泊してもらう動機づけになれば、との狙いもあった。来店客に周辺の横丁巡りや翌日の観光ルートも案内している。経済波及効果は相当あるはずだ」と運営会社の中居雅博社長(62)は自信をみせる。
グルメ都市の「昼の顔」といえるのは、八戸駅から約2キロ郊外にある八食センター。02年に飲食棟を増設し、鮮魚店や乾物・珍味など65店舗が並ぶ。八戸港をはじめ三陸、北海道などの新鮮で豊富な魚介類を、食べたり買ったりできる食のテーマパークだ。
センターには、年間約2000台の観光バスが立ち寄る。八戸駅と結ぶ100円バスも年間約10万人が利用する。年間の売り上げは約65億円前後で、来場者は02年の約230万人から10年は約340万人に伸びた。
上平靖文理事長(54)は「八戸の食の魅力を体験できる場として支持されている。4、5年後に建物のリニューアルを控えており、活魚の水槽を置くなど、より楽しんでもらいたい」と語る。
ことし、B−1グランプリでゴールドグランプリを獲得した「八戸せんべい汁」などヒット商品も誕生した。昔懐かしい八戸ラーメンの復刻、八戸前沖サバのブランド化、イカ・サバ料理や丼コンテストなど、新たなソフト開発も熱心だ。
グルメ都市構想を中心となって進めた八戸商工会議所の佐々木広幸常務(60)は「八戸に観光客を呼べる物はあるのか、と東京の旅行代理店に厳しく言われ、悩んだ末に生まれたのが“食”だった。全国有数の水揚げを誇る八戸港を生かし、イベントがない閑散期も旅行客を呼び込めると考えた」と説明する。
新幹線駅開業による成功例として、八戸型のまちおこしは全国的に注目されている。北陸などの都市から視察が相次ぐほか、八戸をモデルにした屋台村は九州新幹線が全線開通した鹿児島市など各地に誕生している。
予定では15年度に新函館駅が開業する。北海道函館市は手ごわいライバルとなりそうだが、佐々木常務は「函館を訪れる首都圏や海外からの客を呼び込むチャンス。函館からフェリーで大間を経由し、八戸に寄ってもらう観光ルートなどを提案したい」と新たな作戦を練る。
2012年12月01日土曜日
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http://www.minpo.jp/news/detail/201212015206
前年比38・4%減の3521万人 県内の平成23年観光客入り込み数
県内の平成23年の観光客入り込み数は3521万千人で、前年に比べ38・4%減少した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が要因。県内への観光客数が年間4000万人を下回ったのは平成3年以来、21年ぶり。県が30日発表した。
観光庁策定の基準に基づき、前年の入り込み数が年1万人以上、または前年の月間入り込み数が5000人以上の365の調査地点をまとめた。
圏域別の入り込み数は7圏域いずれも前年より減少した。減少率が最も大きかったのは、警戒区域などが設定された相双地区のマイナス78・6%で、いわき地区の同65・6%と続いた。南会津地方もマイナス36・2%となり、原発事故による風評被害が全県に及んでいることを示した。
観光種目別の入り込み数はスポーツ・レクリエーションが前年と比べマイナス49・6%、都市型観光が同43%、自然が同42・3%だった。
観光地別で最も入り込み数が多かったのは、磐梯高原で204万5000人。会津美里町の伊佐須美神社が135万2000人、福島市のあづま総合運動公園が113万9247人の順だった。
( 2012/12/01 10:13 カテゴリー:主要 )
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20121130-OYT8T01441.htm
観光アシスト電動自転車、松山で貸し出し開始
松山市は30日、観光客に1人乗りの電気自動車(EV)や電動アシスト自転車などを貸し出す社会実験を、伊予鉄道・道後温泉駅(松山市)の近くで始めた。郊外の観光地にも足を伸ばしてもらい、好評なら2014年以降、貸し出し場所の常設を目指す。
観光客に交通手段を提供する市の「モビリティセンター」を設けるための実験で、来年1月28日までの金、土、日、月曜に、有料で貸し出す。会員登録をすれば、ICカードで鍵を借りられる仕組み。初日の貸し出しは約10件。利用者は電気自動車を見て「スタイリッシュでかっこいい」「2人乗り小型車があれば」とスタッフに話しかけ、市内をドライブした。
担当する市都市政策課の白石剛史さん(28)は「観光客に長く滞在してもらえるようにしたい」と話した。センターは午前9時〜午後5時まで営業。前日までならインターネットで24時間予約できる。乗用車型のEV2台(15分200円)、1人乗りEV1台(15分100円)、電動アシスト自転車5台(30分150円、1時間以上300円)。
(2012年12月1日 読売新聞)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201212100018.html
'12/12/10
宮島観光は平均滞在3時間半
滞在時間は平均3時間半で、主に訪れるのは商店街と厳島神社―。広島工業大(広島市佐伯区)の伊藤雅准教授(交通計画)が、宮島(廿日市市)の観光客の動向調査をまとめた。快適な移動と、島内での消費を高める観光施策につなげる。
大学生も参加した調査は、昨年10〜12月の計3日間、宮島桟橋前広場で186人を対象に実施。訪問場所や滞在時間、土産や飲食に使った金額などを複数回答で尋ねた。
その結果、訪れた施設の平均は2・7カ所で、最多が表参道商店街の132人。厳島神社102人、宮島水族館46人、五重塔36人―と続いた。滞在時間は、2〜3時間台が計77人と4割を占め、平均は3時間29分。買い物などの出費は平均3525円だった。
調査に応じた人のうち28人には、衛星利用測位システム(GPS)を使った機器を渡し、移動距離を測った。平均約3・7キロで、2〜3キロの距離を2〜3時間で回る傾向が目立った。
伊藤准教授は「もっと多くの施設を回ってもらい、滞在時間を延ばすのが観光課題の一つ」と分析。高齢者や障害者の移動を支援する小型の電気自動車の導入も提案する。
今回の調査結果は、宮島観光協会や廿日市市にも伝え、施策の参考資料にしてもらう。
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http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201212100142.html
チベット観光客数、延べ1千万人の大台突破2012年12月10日15時49分
西蔵(チベット)自治区旅遊(観光)局は、国内外から同自治区を訪れた観光客の数が、今年11月末の時点で、延べ1千万人の大台を初めて突破したことを明らかにした。人民日報が報じた。
統計データによると、今年1月から11月までに国内外からチベットを訪れた観光客の数は延べ1034万人、前年同期比22.6%増加した。観光総収入は同33.9%増の124億元(約1641億5800万円)。 チベットは今年、「高山・雪の世界・陽光・チベット文化」をテーマとした「2012年・幸福チベット旅行」キャンペーンを展開した。また、今年チベット各地で開催されたさまざまな祝祭日の観光行事に惹き付けられ、数多くの観光客がチベットを訪れた。
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http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/113753
復元人車軌道、滑らかな走り 観光客が体験乗車 大多喜町で開業100年催し
2012年12月10日 11:51
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夷隅地域での開業100周年を記念し復元された人車軌道=大多喜町 「県営夷隅人車軌道」の開業100周年記念イベントが8日、大多喜町で開かれた。町製作の「復元人車軌道」が公開され、観光客がいすみ鉄道の“先祖”となるユニークな乗り物を体験乗車した。
鉄道の歴史を知ってもらうことなどが目的。県営夷隅人車軌道は1912年12月、大多喜−大原間に開業した。人が押す人力で結んだ。現在、そのレールをほぼなぞるようにしていすみ鉄道が走る。
神奈川県川崎市の男性会社員(38)は「スーと動いた。素朴ながら快適な乗り心地」と予想外の滑らかな走りに驚きながらも「勾配もある。これを動かしたのは大変だったろうと思う」と1世紀前の交通事情に思いをはせていた。
同町によると、今後は役場庁舎内で展示する予定。格納庫の設置や線路を延長するための募金も呼び掛けている。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121209t11024.htm
大衡村、観光戦略振り出し 民間大規模施設構想が頓挫
「万葉・おおひら館」と駐車場(右奥)を除き空き地となっている集客施設計画地=11月下旬
宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地沿いで計画されていた大規模観光集客施設の建設構想が頓挫した。民間の不動産会社がプランを作り、村は土地の造成工事を実施するなど全面協力してきたが、東日本大震災や不景気を理由に不動産会社が手を引いた。村は構想の練り直しを図る。
開発主体は仙台市泉区の不動産会社で、計画では工業団地内のトヨタ自動車東日本の向かい側にある村有地約2万7000平方メートルにビジネスホテル、コンビニエンスストア、温泉設備、牛タンなどの飲食店を整備。トヨタ東日本など立地企業の従業員や工場見学者、大衡インターチェンジ(IC)を利用する観光客ら年間30万人以上の利用を見込んでいた。
村は「地域活性化交流エリア」と位置付け、2010年2月〜同年11月に造成工事を実施。国からの交付金を含め造成費約8600万円をかけた。不動産会社とは10年5月から今年10月まで計22回、施設内容などについて協議した。
11月に入り、不動産会社が震災の影響や長引く不景気を理由に計画の撤回を申し出て、村が了承した。不動産会社は「何とかなると考えていたが、ニーズが見込めない」と説明している。
予定地には現在、村が建設して8月に開館した農産物土産物販売所「万葉・おおひら館」とその駐車場があるだけだ。
6日の村議会12月定例会一般質問でこの問題が取り上げられ、議員が跡部昌洋村長に「計画が白紙となった責任をどう取るのか」などと迫った。跡部村長は「これまでの検討内容を踏まえ、今後の進め方を考えたい」と述べた。
2012年12月09日日曜日
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http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20121207/CK2012120702000024.html
肯定的な意見相次ぐ 白川郷に観光車乗り入れ制限
2012年12月7日
世界遺産の合掌造り集落がある白川村の荻町地区の住民らでつくる交通対策委員会が、二〇一四年四月から観光客の車両乗り入れを制限する方針を申し合わせたことを受け六日、村内外からは肯定的な意見が多く聞かれた。
北海道北見市から訪れた農業信田佐和子さん(46)は「車を気にせず、合掌造りをゆっくり眺めたいのでいいと思う」と話した。
集落内の観光業者からも容認の声。三十代の土産店の男性は「自分たちが世界遺産を守っていくには柔軟な考えが必要」。別の土産店の四十代女性も「客に満足してもらえる場所になるなら客足が変わるとかは二の次三の次」と賛意を示した。
集落内に住み、観光業を営んでいない主婦(59)は「大型連休などでは家から車を出せないこともあったので、ありがたい」と歓迎した。五十代男性は容認しながらも「それなら住民の車はいいのかという話にもなる」と、課題も指摘した。
同じ世界遺産の合掌造り集落がある富山県南砺市五箇山地区。五軒が生活する菅沼集落の入り口には乗り入れを断る看板が立てられ、観光客は集落近くの山林内の駐車場を利用している。菅沼世界遺産保存組合などによると住民も、十五年ほど前に景観や豪雪対策で設置された住民用の地下格納庫を駐車場として使っており、集落になるべく乗り入れないようにしているという。
乗り入れ制限が検討される道路を走る観光客の車=白川村荻町で
菅沼世界遺産保存組合長北博通さん(72)は「菅沼とは違う状況の中での方針には荻町の皆さんの強い意識を感じる」と評価した。
乗り入れ制限は二十三日の大寄り合いで議論し、正式決定する。対策委によると、制限区間は集落メーンストリートの旧国道156号の約一キロ。午前九時から午後四時までで、条件が整うまでは段階的に実施する。警察による公安規制ではなく、住民が看板を立てるなどする自主的な規制にする計画。集落内にあった公共駐車場「荻町駐車場」は今年三月に廃止され、常時営業の民営駐車場も二軒だけとなっている。
(井本拓志)
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/121205/bsd1212051726013-n1.htm
藤田観光 ホテル椿山荘東京 2014年以降に客室をリニューアル2012.12.5 17:25
藤田観光は5日、今年末で契約が切れるフォーシーズンズホテル椿山荘東京に替わり、来年1月1日に「ホテル椿山荘東京」として新たに開業するのを前に事業計画を説明した。当面、既存施設を活用しながら、順次、館内施設を改装し、全260ある客室は、宿泊客の声を参考に、2014年以降、本格的な改装を行う。
客室改装では、浴室からも庭園を望められる「ビューバススイート」や、キッチンや洗濯乾燥機などを装備した「長期滞在型」ルームなど3部屋を、来年1月1日に新設し、宿泊客の反応をみながら、今後の客室改装計画に生かしていく。
会見した八丁地園子・藤田観光常務執行役員は、「外資系ホテルをしのぎ、日本のすばらしさ、心を体感してもらえるホテルを展開できると自負している」と話し、外国人客の集客に一層力を入れる方針を示した。
同ホテルでは、年内に広大な庭園が一望でき、結婚式などを挙げられる空中庭園「セレニティ・ガーデン」を新設するほか、茶道や日本語のレッスンなど和の体験型アクティビティーを充実させる。
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http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2012120655688
明洞通りが閑古鳥、日本人観光客激減で旅行・商店街に危機感
DECEMBER 06, 2012 03:21
4日午後3時ごろ、ソウル明洞(ミョンドン)通りは閑散としていた。例年なら、修学旅行に来ている学生服姿の日本人高校生らとショッピングに来ている日本人女性観光客らでにぎわっているはずだが、中国からの観光客のみがポツリポツリと目に付いた。独島(トクト)問題をめぐり、韓日間の外交対立のため、日本人観光客が大幅に減っているためだ。
明洞駅周辺の化粧品ブランド売場「ザ・サム」のキム・ミヒョン・マネジャーは、「9月から日本人が少しずつ減り始め、今は1年前に比べ30%以上減っている」とし、「売上げが大幅に減ると、一部の化粧品店は、店舗を売りに出すことまで悩んでいる」と伝えた。この売場は、普段は個人観光客だけ相手にしても十分売上げを得ることができたが、客がパタンと来なくなると、「ガイド商売(団体ツアー客を誘致して営業)」も開始している。同日、ロッテ免税店・小公(ソゴン)店で会った日本人の吉川古谷仁さん(35・女)は、「日本国内では独島問題のため、『韓国を警戒しなければならない』と考える中高年層が増えている」とし、「韓国に行くといったら、知人らから危険だから気をつけてねといわれた」と話した。
●旅行会社の業績は半分に、「構造調整を考慮」
独島をめぐる韓日間外交的対立を受け、韓国を訪れる日本人観光客が途絶えた。9月に韓国を訪れた日本人は計30万8883人と、昨年9月より3.8%減少した。月別日本人観光客数が前年より減ったのは、昨年5月以降初めてのこと。10月は日本人入国者数が26万9732人と、昨年10月比20.7%も激減した。
韓流と買い物が好きな日本人は、外国人の中でもリピーター率が最も高く、入国者数においても、中国に次いで多い。日本人観光客が減り、関連産業が直撃を受けている。
日本人が主要客となっているハンナラ観光は11月、日本人客数が昨年同月の半分ぐらいに止まっている。ハンナラ観光のクォン・へギョン常務は、「日本の高校から韓国に修学旅行にくることになっていたが、保護者らが反対し、キャンセルされた事例もある」と伝えた。旅行業界の関係者は、「一部の旅行会社は、職員らに対し無給休暇を勧めたり、冬休みを繰り上げて使わせている」とし、「一部は人員削減を考えている」と伝えた。
日本人が最も多く泊まるロッテ・ホテル・ソウルは、日本人宿泊客数が、昨年同月比で、9月は25%、10月と11月はそれぞれ30%減少した。業界では、来年春までは日本人観光客数は回復しないだろうと見込んでいる。
特に、修学旅行や企業のインセンティブツアーのように、社会空気の影響を多く受ける団体ツアー客が激減している。アシアナ航空は、日本人団体乗客数が10月と11月は約30%減少した。同期間、個人観光客は10月に8%、11月に5%減少した。
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●「天皇に触れたことに敏感」
独島をめぐる対立は常に存在してきたが、今回はその程度が違うというのが専門家らの見方だ。李明博(イ・ミョンバク)大統領が8月、「天皇が訪韓するためには、先に謝罪すべきだ」と発言し、日本内の反韓感情が強まった。韓国観光公社の李丙贊(イ・ビョンチャン)日本チーム長は、「日本人たちは天皇に触れることに、大変敏感だ」とし、「最近、中国で反日デモが続くと、韓国も中国のように危険だろうと思う日本人が増えている」と伝えた。日本は16日、衆議院選挙を控えており、票獲得のため、次第に保守化していることも、観光産業に悪影響を及ぼす要因となっている。
最近、円安が進んだことも影響を及ぼしている。ウォンに対する円相場は5日現在、100円=1314.73ウォンと、この1年間でピークだった6月4日(100円=1514.80ウォン)に比べ、13.2%もウォン高円安が進んだ。韓国文化観光研究院のイ・ソンテ研究員は、「買い物を主な目的で韓国を訪問する日本人らは、為替相場に敏感なほうだ」と診断した。
●民間レベルの努力に乗り出すべき
政治的対立と文化交流とを切り離すためには、民間レベルで積極的に乗り出すべきだという指摘が持ち上がっている。
漢陽(ハンヤン)大学・観光学部の李勳(イ・フン)教授は、「文化交流を活性化させるためには、単に日本で韓流コンサートを行うレベルを超え、民間レベルで相互の歴史や文化について学び、理解を深める実質的な交流が必要だ」とし、「韓国観光客や民間団体が日本を訪問し、呼び水となる取り組みも必要だ」と指摘した。これと関連し、ロッテホテルの宋容悳(ソン・ヨンドク)代表は最近、記者懇談会で、「航空会社や旅行会社、ホテルなどが『韓国訪問の年の委員会』と一緒に、日本を訪問する案について検討している」と紹介した。
韓中日の関係が悪化し、毎年11月末に開かれていた韓中日観光閣僚会議は事実上、白紙となった。中国が非公式に欠席の意思を伝えてきたという。観光公社の李チーム長は、「観光公社のフェイスブックのページを通じて、『韓国は安全だ』というメッセージを出し続けているが、9月から、日本の主要メディアから、韓国関連記事が姿を消すなど、空気は尋常ではない」と伝えた。
慶熙(キョンヒ)大学・観光学部の李忠其(イ・チュンギ)教授は、「韓国に来たことのある日本人は、韓国への認識がよくなるという研究結果があるように、日本人らに対し、韓国を訪問するチャンスを多角的に提供しなければならない」とアドバイスした。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20121110301.htm
2012年11月10日02時35分 北國新聞
北國銀行本店跡にホテル 駅西移転で計画
北國銀行は、本店の金沢駅西移転に伴い、金沢市下堤町の現本店跡地にホテルを新築する方針を決めた。同行グループ会社が建設し、全国で「ドーミーイン」などを展開する共立メンテナンス(東京)が運営する計画。規模は未定だが、ホテルは「プレミアムバージョン」となる方向で検討が進んでいる。
9日の決算会見で安宅建樹頭取が本店移転を正式表明し、跡地利用方針を示した。
計画では、2014年11月に金沢市広岡2丁目に「北國本店ビル(仮称)」が完成、本店機能が同ビルに移転した後、第一本館と第二本館を取り壊し、第一本館跡地(約2200平方メートル)にホテルを建てる。第二本館跡地(約670平方メートル)は駐車場となる。現在、ローンセンターが営業している第三本館はそのまま残る。
ホテルの完成時期は北陸新幹線金沢開業の14年度末には間に合わないが、「新幹線開業後できるだけ早い時期のオープン」(安宅頭取)を目指す。
共立メンテナンスは全国で約70のホテルを展開しており、金沢駅東にビジネスホテル「ドーミーイン金沢」を構える。北國銀行跡地に建設されるホテルはビジネスマン向けだけではなく、ツインルームを多くするなど観光需要に対応した仕様となる見通し。
安宅頭取は「金沢市中心部のにぎわい創出につなげるため跡地利用はホテルに決めた。新幹線開業で金沢に観光客が増えることを期待している」と語った。
共立メンテナンスは金沢は利用客が見込める有望な立地場所とし「前向きに協議を進めている」としている。
「北國本店ビル」は清水建設が施工し、来年6月に着工する。1階に金沢中央支店が金沢中央営業部として入り、本店営業部との2営業部体制とする。
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121215/mcb1212150503011-n1.htm
憧れのハワイ航路再び 日本人客ら戻り潤う観光産業 (1/3ページ)2012.12.15 05:00
東日本大震災や米国の景気低迷で冷え込んでいたハワイの観光産業が劇的なV字回復を描きつつある。震災で需要が落ち込んでいた日本やハイテク産業の景況に沸く米西海岸からの客足が戻り、今年の観光関連産業の売り上げは過去最高のペースで推移。関連不動産の開発も急ピッチで進められている。
◆業界売上高15%増
米娯楽大手ウォルト・ディズニーや米ホテルチェーン、スターウッド・ホテル・アンド・リゾート・ワールドワイドなどの企業はリゾートを拡張しており、ハワイ島では少なくとも過去5年で初となる新規住宅開発が始まっている。
米金融大手ゴールドマン・サックスは先月、低迷していたホテル分野に18億5000万ドル(約1550億円)を融資すると発表した。融資先はホノルルのシェラトン・ワイキキやウェスティン・モアナサーフライダーなどハワイの5件の不動産もある。
ホノルルを拠点とする観光業界コンサルティング会社ホスピタリティー・アドバイザーズによると、ホテルなど観光関連産業は、アジアの富裕層やハイテク産業の隆盛で潤う米カリフォルニア州北部からの旅行者増加への期待を強めている。
ホスピタリティー・アドバイザーズによると、宿泊費や食費、小売売上高を含めた観光関連業界の1〜9月期売上高は前年同期比で15%増加し、過去最高の36億2000万ドルに達した。金融危機後に米国がリセッションに陥った影響で落ち込んだ2009年1〜9月期は25億9000万ドルだった。
同社のジョゼフ・トイ社長は富の増加に伴い中国と韓国の観光客数も大幅に伸びていると説明。「ハワイ、とくにオアフ島を牽引(けんいん)しているのは、東日本大震災の津波の後、需要がかなり抑制されていた日本市場の復興だ」と語る。
格付け会社フィッチ・レーティングスのマネジング・ディレクター、マリー・マクニール氏は「東日本大震災は冷え込んだハワイの観光産業回復を1〜2年遅らせた」と分析している。
調査会社STRによれば、ハワイの主要8島で最も観光客の多いオアフ島のホテル客室利用率は米国の25市場で最も高い。また、オアフ島のホテルの平均資産価値は15年までに24%上昇し、一部屋当たり54万7764ドルに達するとみられている。これは全米65の主要市場でニューヨークに次ぐ高水準だという。
ハワイ州企業経済開発観光局(DBEDT)は、同州の域内総生産(GDP)が来年2.4%、14年と15年には2.5%、それぞれ増加すると予測。今年は1.6%増が見込まれており、11年は0.2%減だった。
◆不動産開発も活況
ハワイの回復の大半は観光業が原動力となっているが、宿泊施設以外の不動産部門も改善している。HVSのシニア・マネジングディレクター、スザンヌ・メレン氏(サンフランシスコ在勤)は「ハワイ経済の他部門への波及効果は驚異的だ」と指摘する。
米不動産仲介会社コリアーズ・インターナショナルによると、ハワイ州で1〜9月期に発行された建築許可は33%増で、約12億ドル規模に達した。同期としては07年の13億5000万ドルに次ぐ記録となる。
コリアーズのディレクター、マイケル・ハマス氏(ホノルル在勤)は、ホノルルでは今後3年で十数件のコンドミニアム(計約3000戸)の建設が開始される予定で、ピークだった06年や07年と同様の成長ペースだと説明する。
他社と共同でハワイ島にゴルフ場、住宅開発に約3億ドルを投じている米不動産投資会社ケネディ・ウィルソンのマクモロー会長兼最高経営責任者(CEO)は「ハワイではすべてがフル稼働中だ」と述べた。
コリアーズによると、ハワイでは今年、少なくとも100万ドルの商業用不動産の販売高が約20億ドルに達する見通しで、07年の同30億4000万ドル以来の高水準となる見通しだ。ホスピタリティー・アドバイザーズのトイ社長は、ハワイへの不動産投資は当面増加する公算が大きいと指摘。「多額の資本がハワイでの(不動産)獲得を求めている。近頃、電話が頻繁にかかってくる」と述べた。(ブルームバーグ Nadja Brandt)
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http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20121222/news20121222129.html
「椿の湯」新築方針決定 松山市審議会
2012年12月22日(土)
道後温泉本館(愛媛県松山市道後湯之町)の改修方針や周辺地区活性化策を協議する市審議会が21日、市役所で会合し、改修に伴う代替施設として、近くの市営「椿の湯」の新築方針を正式に決めた。年明けにも野志克仁市長に第1次答申を提出する。
会合では、市が新施設の機能案を報告。敷地は1000〜1500平方メートル規模で、事業費を5億〜10億円(用地買収費除く)と試算。浴室は男女ともに2室で、うち1室は観光客対象とする。施設内に展示室を設け、道後温泉の歴史などを情報発信する。
前回会合で、本館風の木造建築案を示していたが、法令で建築面積が制限されるため、鉄筋コンクリートや鉄骨を組み合わせた構造も検討すると説明した。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121224-00012251-toyo-bus_all
海外旅行が過去最高 13年も勢いは続くか
東洋経済オンライン 12月24日(月)7時0分配信
海外旅行が過去最高 13年も勢いは続くか
海外旅行などの日本人出国者数が12年ぶりに最高記録を更新する。これまでのピークだった2000年の1781万人を超えて、12年は1850万人程度まで拡大する見込みだ。10月までの出国者数は1562万人で前年同期比11.3%の増加。年末年始の旅行人数は65.7万人で過去2番目の水準となる見通し(JTB調べ)で、欧州や米国などへの遠距離旅行が人気になっている。
近年、海外旅行の需要は増えている。08年と09年は1600万人を割り込んだが、その後は着実に上昇。東日本大震災のあった11年も前半は落ち込んだが、後半にかけて回復し、前年を上回った。
■ 旅行会社もほくほく顔
牽引しているのはシニア層だ。団塊世代が65歳を迎え、「仕事を完全に辞めるなど時間的な余裕が出ていることに加え、親の介護負担から解放されてきたことも背景にある」(JTB総合研究所の早野陽子主任研究員)という。
熟年向け海外パッケージ旅行の企画販売が主力で、顧客の9割が60歳以上のニッコウトラベルは、フランスのベルサイユ宮殿貸し切りツアーが盛況だ。JTBも高齢者でも楽しめる「ユニバーサル旅行」の強化を打ち出している。
もう一つの追い風は円高。12年の為替レートは最近まで1ドル=80円を割り込む高値圏で推移していた。JTBの調査によると、円高を理由に国内から海外に行き先を変更したり、旅行日数の長期化、ホテルのグレードアップをした海外旅行者が約3割に達している。
その恩恵にあずかっている旅行会社の業績は好調だ。JTBの12年9月中間期の海外旅行部門売上高は前年同期比23.3%増となった。エイチ・アイ・エス(HIS)も12年10月期決算で過去最高益を更新しており、今期はさらにそれを上回る計画を立てている。
来年以降も海外旅行者数の増加は続きそうだ。13年は1900万人をうかがう高水準になるとみられている。格安航空会社(LCC)の新規就航などによる座席数の増加や運賃の低下が貢献する。
HISは12月にバンコクで国際チャーター航空会社を設立した。13年7〜8月の初フライト就航が目標で、当初は中距離路線2機(座席数220〜250席)で運行を開始し、数年後に6〜10機へチャーター機の数を増やす計画だ。運行開始から5年後に3億ドル(1ドル=82円換算で246億円)の売上高を目指している。
一方、日本を訪れる外国人客も復調している。震災後の放射能の問題から11年は落ち込んだが、今年は10月までの累計が前年同期比38.0%増の703万人と10年の水準まで戻している。
ただし、少なからず懸念はある。一つは景気の先行きだ。旅行への支出は所得が低下した際に真っ先に削られやすい。さらに、このところの金融緩和への期待で為替が円安に傾き始めたことも海外旅行への逆風となりかねない。14年春の消費税増税を前に、高額支出の前倒しがある程度は期待されるものの、前回の増税前は、旅行支出への効果は限定的だった。
竹島や尖閣問題で下半期は落ち込んだ中国や韓国への渡航客の動向も依然として不透明だ。直近は回復傾向にあるとはいえ、高水準だった12年超えはハードルが高い。海外旅行は戦争や伝染病などの影響を大きく受けやすい。安倍新政権は今のところ領土問題をはじめとした日中・日韓外交について強硬な姿勢を見せており、尖閣諸島周辺で紛争が起きたり、中国本土で再びデモが発生したりすれば、渡航の回復に水を差すことになる。
旅行需要の先行きも新政権の舵取り次第、といえそうだ。
(撮影:尾形文繁)
(週刊東洋経済=2012年12月29日号)
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http://mainichi.jp/select/news/20121224k0000e040121000c.html
白川郷:観光客のマイカー乗り入れ規制へ 自治会が決定
毎日新聞 2012年12月24日 12時01分(最終更新 12月24日 12時50分)
世界遺産の合掌造り集落がある岐阜県白川村荻町の荻町区自治会は23日、大寄り合いを開き、集落内を貫く村道への観光客のマイカーの乗り入れを禁じることを決めた。14年4月以降、午前9時から午後4時まで通行止めにすることを求める陳情書を近く村に提出する。村は受け入れる方針を既に決めている。
通行規制するのは、「本通り」と呼ばれる村道(旧国道156号)の約1キロの区間。法的拘束力のある規制ではなく、自主規制とする。準備・周知期間として、来年4月から休日を中心に試行。観光客の車は、近くの村営せせらぎ公園駐車場に誘導する。村は、身体障害者らに配慮して新たな駐車場の整備も検討する。
合掌造り集落は、95年の世界遺産登録以降、観光車両が急増。合掌造り集落内にも有料駐車場を開設する住民が相次ぎ、景観を損ねるとの批判が出ていた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、日本イコモス国内委員会も今年5月、村に改善を求めた。民間駐車場は一時10前後あったが、村や住民らの説得で2カ所に減っている。
会合は地区の全世帯が参加して開かれ、規制案を圧倒的な賛成多数で可決した。佐藤一弘区長(54)は「観光車両が入らないことで世界遺産としての価値があがる」と述べた。「白川郷荻町集落の自然環境を守る会」の和田正人会長(52)も「子や孫の代に胸を張って渡せる世界遺産にしたい」と歓迎した。【宮田正和】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20121224-OYT8T00004.htm
知床五湖 クマ出没増えても観光客増
世界自然遺産・知床の「知床五湖」全体の観光客数が今年5〜10月、ヒグマの出没が多発したにもかかわらず38万3031人となり、前年同期と比べ11・1%増えたことが分かった。
環境省や地元の関係団体でつくる「知床五湖の利用のあり方協議会」によると、高架木道を整備するなどの取り組みが功を奏したためだ。
全体の観光客のうち、高架木道を利用したのはほぼ同じ期間で約30万人となった。高架木道は2006年に地上から高さ2メートルの位置に設置された。周囲に電気柵もある。ヒグマが出ても安全に見物できる木道として知られ、8月は7万6682人と前年同月比62%増となった。
一方、地上の遊歩道は、ヒグマの出没で閉鎖された日が多く、10月までに4万5234人と前年同期比24%減となった。しかし、ヒグマ活動期の5月10日から7月末まで、ヒグマへの対処法を習得したガイド付きのツアー客は入れるようになった。料金は5000円程度かかるものの、ウトロ自然保護官事務所は「ヒグマが多い期間でも遊歩道を歩けることが周知された」としている。
この結果、遊歩道でヒグマと遭遇したのが59件と前年から倍増したにもかかわらず、ヒグマ活動期の地上遊歩道の利用者は前年同期と比べ33%増えた。
ヒグマは7〜8月のほぼ毎日、高架木道付近に姿を見せたが、地元の観光関係者は「以前なら観光客は全く入れなかったが、見物に来られるようになった」と話している。
(2012年12月24日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20121221/CK2012122102000014.html
熊野市、観光周遊バス試験運行 来秋にも
2012年12月21日
周遊バスが来年に走る鬼ケ城。駅から徒歩30分ほど離れている=熊野市木本町で
熊野市は来年秋にも、市中心部の観光名所を周回するバスの試験運行を始める。市内の世界遺産は南北に分散しており、これまで移動手段が課題となっていた。鉄道客らを照準に低運賃のバスを確保することで、観光客数の底上げを図る。
熊野灘に突き出した大岩壁・鬼ケ城(木本町)やイザナミノミコトの墓所・花の窟神社(有馬町)などは、いずれも世界遺産で、熊野市中心部から半径三キロに分散している。実際に歩いて移動するのは健脚の人に限られ、多くの人はタクシーや本数の少ない一般乗り合いバス、貸自転車を利用していた。
周遊バスの計画では、JRの列車の発着に合わせて熊野市駅を出発し、鬼ケ城、花の窟神社、産田神社(有馬町)、熊野古道松本峠(木本、大泊町)を回る。運行は土日祝日限定で、便数は一日八〜十本。市内のタクシー事業所に業務を委託し、八人乗り程度のワゴン車を使う。
運賃は一回二百円程度。観光客は自分の行きたい観光地で降り、別の場所に向かう場合は次のバスを利用する。県から補助金を受ける見通しで、来年春にも委託事業所を決定、六月末までに中部運輸局に申請する。来年秋に整備が完了する鬼ケ城観光複合施設のオープンに合わせ、実証運行を開始する。
実証期間は最長一年半ほどで、乗車数の調査や利用者アンケートを実施し、改善点を確認する方針。市市長公室の担当者は「観光地巡りの新たな手段として、積極的に利用してもらいたい」と話している。
(小柳悠志)
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http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20121218/CK2012121802000056.html
暑い、交通マナー、観光名所少ない…… 名古屋市民の自意識
2012年12月18日
名古屋市民が、「観光名所が少ない」「東京と大阪のはざまで存在感がない」ことを、「名古屋の悪いところ」として感じていることが、市が十七日発表した市政世論調査で分かった。
「名古屋の悪いところ・嫌いなところ」(複数回答可)の設問で、最も多かったのは「夏が蒸し暑い」(65%)で、二位は「交通マナーが悪い」(45%)だった。
「観光名所が少ない」が44%、「東京と大阪のはざまで存在感がない」が25%で続き、「名古屋弁」(23%)や「文化・芸術的雰囲気に乏しい」(19%)も目立った。
河村たかし市長は日ごろ、「名古屋に住む人間からすれば、観光は一番弱い分野」「経済は東京、文化は京都に負けている」などと話し、「住んで自慢になるような面白い街づくり」の必要性を掲げるが、結果はこれを裏付けた格好だ。
一方、「市がよく取り組んでいると思うこと」では、「健康・医療」が、六位だった前年調査より6ポイント増え、20%で二位に。理由は尋ねていないが、自己負担額五百円での「ワンコインがん検診」や、ロタウイルスワクチンなど全国トップクラスの任意予防接種への助成などが評価されたとみられる。
調査は、市内在住の二十歳以上の市民二千人を対象に十、十一月に実施。55%に当たる一千九十九人から回答を得た。
(朝田憲祐)
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前代未聞
集スト被害者のデモ行進
http://www.youtube.com/watch?v=PlsDG7dTBVo&feature=youtu.be
被害を認識出来なければ、被害にはなりえません。
単なる偶然で不幸の連鎖が起こっていると片付けられるでしょう。
潜在的な被害者が全国にたくさんいます。
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2012122602000184.html
加賀屋 日本一に磨き 新幹線開業 高齢化社会 視野
2012年12月26日
北陸新幹線金沢開業へ向け全面改装される加賀屋の主力館「雪月花」(中央)
主力館 全面改装へ
関連館 介護施設に
「プロが選ぶ日本のホテル・旅館」で全国1位に例年選ばれている能登半島和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」(石川県七尾市)が、2014年度末の北陸新幹線金沢開業に向け、主力館の魅力をさらに高めるため初めて全面改装する。所有する関連旅館も医療付き介護施設に変更する方針を固めた。超高齢化社会に対応し“温泉で快適な老後サービス”でも日本一を目指す。 (基村祐一)
加賀屋は主力館雪月花のほか、能登客殿、能登本陣、能登渚亭の四館で構成する。雪月花は一九八九年に完成した館で、二十階建て延べ二万五千平方メートル、客室は八十二室、収容客数は約五百人。宿泊料が一人三万五千〜五万二千円で、四館のうち最もグレードが高い。
全面改装では、外装や内装の充実をはじめ、顧客ニーズの変化に対応するため客室の構成も変える方針。家族連れや個人客が増えており、各個室の浴室を充実させ、洋室も増やす。
投資額は二十億円程度を想定しており、早ければ二〇一三年夏にも工事に着手し、北陸新幹線の金沢開業までにリニューアルオープンする。
小田孝信社長は「加賀屋の顔ともいえる雪月花を化粧直しして、増加が期待される首都圏からのお客さまをしっかりお迎えしたい」と強調している。
医療付き介護施設への活用方針が固まった旧銀水閣=いずれも25日、石川県七尾市で
一方、医療付き介護施設に変更されるのは同市内の旧「銀水閣」。東日本大震災による宿泊客激減が引き金となり昨年四月に事業継続を断念し、加賀屋が土地、建物をことし一月に取得した。
活用策を検討していたが、高齢化時代の進展でさらにニーズが高まるとみて、温泉を活用した医療付き介護施設にする計画。コンサルタントや医療関係者と施設の詳細な内容を詰めている。現在の建物を利用する方向で、小田社長は「他業種への新規参入であり慎重に進めたい」と説明している。
加賀屋 1906年創業。昭和天皇が宿泊されたほか、96年には雪月花の最上階に現在の天皇が宿泊されるなど北陸を代表する老舗旅館。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館百選」(旅行新聞新社主催)の総合部門で32年連続で1位に選ばれている。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/121228/tky12122821510007-n1.htm
復元東京駅と周辺 観光、食事、ショッピング…週末も楽しめる街へ
2012.12.28 21:51 (1/2ページ)
復元された東京駅丸の内駅舎のドーム天井=千代田区丸の内(野村成次撮影)
「ここで立ち止まらないでください。撮影は両脇で」
東京駅丸の内北口の改札口に、10月の駅舎復元からしばらくの間、こんな看板が立っていた。
周りを見渡せば、上を見上げて、デジカメやケータイで撮影している。
ドームの天井には、ワシや鳳凰、動輪などのレリーフが飾られている。当時の写真や文献を元に再現したものだという。写真を撮りたくなるのも分かる気がした。
外へ出れば、駅舎をバックに記念写真を撮る人があちこちに。東京駅はすっかり観光名所になった。
今年は丸の内周辺再開発のエポックメーキングとなった丸の内ビルディング(丸ビル)が高層ビルに生まれ変わって10周年だった。
私が産経新聞社に勤め始めた20年以上前、大正12(1923)年生まれの丸ビルも、昭和27(1952)年生まれの新丸ビルも健在だった。古き良き時代のオフィスビルといった風情。ビル内のショップやレストランは貫禄すら感じて、入りにくかった記憶がある。
今ではレストランは、近隣サラリーマンやOLだけでなく、ランチを楽しむマダムや観光客で満員だ。金曜の深夜、新丸ビルの飲食フロアは大盛況だ。
もっと変わったのは週末だ。かつては閑散としていたものだが、丸ビルなどの開業をきっかけに、周辺の丸の内仲通りなどにブランドショップが並ぶようになった。
再開発に携わった三菱地所の調査では、丸の内と有楽町エリアの午前10時から午後8時までの歩行者通行量は、丸ビル開業前の平成14年7月と22年11月で比較すると、平日で1・3倍(約8万1千人)、土曜日は2・6倍(約6万7800人)。日曜日は3倍(約6万2300人)と、週末は大幅に増えている。
今年も、3月に丸の内永楽ビル、5月にパレスホテル、11月には大手町フィナンシャルシティがオープンした。
また、平成21年、当時の鳩山邦夫総務相が旧局舎は文化財としての価値があるとして解体工事をストップした東京中央郵便局跡地にはJPタワーが完成。7月に新しい東京中央郵便局とゆうちょ銀行本店が開業した。来年3月には、タワー全体がグランドオープンする。
ダイナミックに変わる東京。中でも、大手町や八重洲、日本橋を含めた東京駅周辺の変貌ぶりは目を見張るものがある。
来年も変わる街を報告していきたい。(慶田久幸)
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121228-OYS1T00274.htm
九州入国者100万人突破へ、対馬観光の韓国人急増
九州経済
九州運輸局は27日、1〜10月に観光などで九州を訪れた外国人数が、前年同期比約60%増の95万1923人に上ったと発表した。今年1年間の外国人の入国者数は過去最多だった2010年(100万1088人)を超える見通しとなった。
運輸局によると、入国者数は3月以降、8か月連続で過去最多を記録。昨秋、長崎・対馬〜韓国・釜山間の国際航路が増便され、観光で対馬を訪れる韓国人が急増しているという。領土問題を巡り、中国、韓国との関係が悪化した8月以降、博多港(福岡市)などでは入国者数の減少が続いているが、「対馬の伸びが全体を押し上げている」(運輸局)という。
(2012年12月28日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121225/biz12122514160010-n1.htm
来年4月から地域通貨 長崎の離島で 観光振興狙う
2012.12.25 14:12
長崎県の離島の自治体が、共同で、観光振興を目的にした地域通貨を来年4月から始める。観光客らが土産物の購入や宿泊代などの支払いに使える。通貨は、千円券1種類で、6枚を1セットとして5千円で販売する。住人は購入できず、長崎空港などの販売窓口で、観光客や出張者に販売する。
地域通貨は、ボランティア活動の拡大や環境保全を目的としたものは多いが、観光振興を狙った地域通貨は国内初になる。
観光地域通貨に取り組むのは佐世保市宇久町、対馬市、壱岐市、五島市、小値賀町、新上五島町。来年度は36億円分を発行し、特典分の6億円を各自治体や長崎県などが負担する。
6市町で構成する「しま共通地域通貨発行委員会」が運営。通貨の愛称は公募によって決める。
現在、地域通貨での支払いに応じる店舗の開拓を進めており、来年4月には「1千店舗程度でスタートしたい」(委員会の内田正二郎事務局長)としている。6市町の観光消費額は、年間300億円程度。年間36億円の通貨発行で「観光客導入の呼び水として、発行額以上の経済効果をあげたい」(同)としている。成功すれば離島観光の振興策として全国に広がる可能性もある。
地域通貨は、日本円などの法定通貨ではないものの、特定の目的や地域に限って通貨と同じように使われ、商品と交換できる。ボランティア活動の対価としてNPO法人が発行元になった地域通貨などがある。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201212280113.html
'12/12/28
工場見学が親子に盛況 埼玉、観光資源として活用
埼玉県で工場見学が親子に人気だ。県は「複数の高速道路などが通る関東の物流の要衝として工場立地が進み、企業の多くが消費者にものづくりの過程を見てもらおうと取り組んでいるため」と説明する。毎年の夏休み中にスタンプラリーを実施するなど、観光資源としても活用している。
江崎グリコは2012年10月、「ポッキー」や「プリッツ」を製造する東日本の拠点工場(北本市)に、見学施設「グリコピア・イースト」をオープンした。神戸市に次ぐ見学施設で「関東でもファンを増やしたい」と担当者は意気込む。予約は数カ月先までほぼいっぱいだ。
赤城乳業は「本庄千本さくら『5S』工場」(本庄市)の見学を11年7月から始めた。看板商品の「ガリガリ君」の生産ライン見学以外にも、製品の香り比べや「アイスつかみ放題」のクレーンゲーム機を楽しめる。
県観光課が企画し、工場などに設置したスタンプを集める「ものづくりスタンプラリー」は、12年で9回目を迎え、参加施設は当初の48カ所から112カ所に倍増。また11年度は少なくとも300カ所の工場が、計16万5千人以上の見学者を受け入れた。観光課は「多業種の見学ができる。修学旅行なども誘致していきたい」と話した。
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121229/mcb1212290500002-n1.htm
中小都市目指す外資高級ホテル 客室数、5年間で62%の急成長 (1/2ページ)2012.12.29 05:00
世界的な高級ホテルの中国進出が加速している。アナリストは「中国は高級ホテルの業務拡大にとって重要な国だ」と分析している。
◆5年で28億ドル投資も
中国における観光需要の持続的成長は、多国籍企業を引きつける重要な要因となっている。米マリオット・インターナショナルは今年6月に発表した5カ年計画で、2014年までに26億〜28億ドル(約2250億〜2420億円)を投資して中国における事業展開を拡大し、アジアにおけるホテル数を現在の2倍にする目標を打ち出した。中国の拡大幅はこのうち最大だ。
同社アジア太平洋地区社長のサイモン・クーパー氏は「中国市場におけるホテル数を現在の61軒から121軒にしたい。実現すれば、マリオットは中国全省の約75%をカバーすることになる。この中には、これまで高級ホテルがあまり進出してこなかった中小都市も含まれる」と述べている。
マリオットが現在、中国で建設中または建設を計画しているホテル事業は52項目で、その多くが河南省、湖南省、内モンゴル自治区などの中西部地域で実施。同社の林聡・中国地区ホテル業務担当副総裁は「これらの都市は今後、第2期、第3期拡張における重点都市となる」と説明している。
仏アコー、英インターコンチネンタルホテルズも相次いで中国への進出拡大計画を打ち出している。
アコーのアジア太平洋地区社長のマイケル・アイゼンバーグ氏は10月下旬、同社が今年以降に契約したホテル事業は約100項目に上り、15年までに同地域のホテル数は700軒に達する見込みであることを明らかにした。
インターコンチネンタルのキース・バール大中華圏最高経営責任者も「今後3〜5年間で中国におけるホテル数を2倍にする。新設ホテルの客室数の3分の1は中国で建設する」という計画を示している。
11年に中国本土で開業した高級ホテルの半数は世界的ブランドだった。中国観光研究院が全国30都市を対象にした調査によると、世界的高級ブランドホテルの客室数は過去5年間で62%の急成長を遂げており、さらに13年までに52%増える見込みだ。
◆シェア獲得が目的
アナリストの中には、マクロ調整下の商業不動産投資の前途の暗さや消費の落ち込みが、高級ホテル拡大にとって懸念材料と考える人もいる。
今年上期、インターコンチネンタルの販売可能客室1室当たりの売り上げは前年同期比9.7%増で、その後数カ月間にわたり成長率は減少した。アコーの場合、この数字は上期の12〜15%増から第3四半期には6〜8%増に下がっている。しかしアイゼンバーグ社長は「これを確定的な傾向と判断するのはまだ早い」と楽観的な姿勢を崩していない。
業界専門家は「高級ホテルの中国進出拡大は、中国市場におけるシェア獲得という目的がある。また北京、上海、広州のような大都市市場が飽和状態に達している現在、成長を続ける中小都市が大きな吸引力をもっていることを示している」と指摘している。(中国証券報=中国新聞社)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20121228-OYT8T00039.htm?from=localtop
トド探すツアー、来月5日から
海面から顔を出すトド(27日、羅臼町沖で)=板倉拓也撮影 北海道羅臼町沖でトドが間近に見られる「知床海獣ツアー」が27日、報道陣に事前公開された。出港から5分ほどで20頭以上のトドの群れに遭遇し、トドは波しぶきを上げて豪快に泳いでいた。
トドは毎年冬に、エサの魚を求めて千島列島沖から知床沖にやって来る。漁網を破るなど“厄介者”だったトドを観光資源にしようと「羅臼町遊漁船部会瀬渡し会」が初めて企画した。
ツアーは来年1月5日〜2月17日。出港は午前6時30分と同10時の1日2便で、約1時間航行する。料金は4000円(小学6年以下は半額)で、割引もある。問い合わせは知床羅臼町観光協会(0153・87・3360)へ。
(2012年12月28日 読売新聞)
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http://www.minyu-net.com/news/news/0106/news11.html
大河ドラマ「八重の桜」6日開始 観光回復、高まる期待
会津若松市内には大河ドラマをPRするフラッグなどが設置され、放送開始を前に準備を整えている
会津戦争の籠城戦で銃を手に戦った会津藩出身の新島八重が主人公の大河ドラマ「八重の桜」が6日、いよいよ始まる。フラッグやポスターが街なかに飾られるなど県内は八重色に染まってきた。ドラマの舞台となる会津地方では、飲食店や土産店が八重にちなんだ料理や商品を販売、もてなしの心で接客するなど観光客の受け入れ態勢も万全だ。風評被害が続くだけに観光回復など大河ドラマ効果を期待する声は多い。
「福島の元気を全国に発信したい」。観光関係者は激動の幕末から明治、大正、昭和を駆け抜けた会津の偉大な先人に本県復興の希望を託す。八重が生まれ育った会津若松市。鶴ケ城近くにある鶴ケ城会館の菅井俊雄総支配人(60)は落ち込んだ教育旅行の回復に期待を寄せる。「会津だけのことではない。福島が頑張っている姿を見せたい」と観光再生に意気込む。
同市で「八重の桜のソースカツ重」を提供する伝統会津ソースカツ丼の会の中島重治会長(62)は「会津を全国に見てもらえる最高の機会。伝統のカツ丼を食べてほしい」と話す。さらに「もてなしの心を添えてお迎えしたい」と歓迎ムード。
観光客を街なかでもてなす「まちかどで出会えるハンサムウーマン」の一人で同市にある工房鈴蘭店長の鈴木あゆみさんは放送前にもかかわらず客の伸びを実感。「会津の元気を伝えられるよう八重について勉強したい」と張り切る。
(2013年1月6日 福島民友ニュース)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130106-OYT1T00500.htm?from=ylist
氷の幻想、光の幻惑…極寒ハルビンで氷雪祭り
【ハルビン(中国黒竜江省)=竹内誠一郎】中国東北部のハルビンで5日、冬の風物詩、第29回国際氷雪祭りが開幕し、氷点下30度近い極寒の会場に設置された全長140メートルの氷の滑り台や雪で作った大仏など巨大な氷雪像がライトアップされ、幻想的な光景が広がった。
メーン会場だけでも、氷像制作などに34万立方メートルの氷雪を使用した。昨年の祭り期間中にハルビンを訪れた観光客は延べ1389万人に上っており、主催者は「ノルウェー・オスロ、カナダ・ケベック州、札幌と並ぶ世界4大氷雪イベント」と強調している。2月下旬まで。
(2013年1月6日19時13分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130105-OYT8T00124.htm
年末年始休園「あり得ない」 橋下市長
橋下大阪市長は4日、市役所で新年初の定例記者会見を開き、今年の市政改革のスローガンに「『前例がない』とは口にしません」を掲げ、市民サービス向上を重点目標とする考えを示した。その一環として、無駄な規制やルールの撤廃を総点検する有識者会議「大阪版規制改革会議」を近く、府と設置することや、区役所などの休日・業務時間を見直す方針を明らかにした。
橋下市長は、市天王寺動物園(天王寺区)が年末年始(12月29日〜1月1日)に休園だったと指摘。休園日は市公園条例で定められており、「民間でかき入れ時に休むなんてあり得ない。府市の条例やルールで定められている、不合理な規制を取っ払っていく」と述べた。
また、市役所の組織改編を4月に実施する意向も説明。春に街開きするJR大阪駅北の「うめきた」や、企業誘致に取り組む湾岸エリアなど複数の部局にまたがる施策を一手に担う新たな局を設けるとした。
(2013年1月5日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130108-00000008-maiall-bus_all
<八重の桜>好発進 観光復興の出発点に 日銀「経済効果113億円」
毎日新聞 1月8日(火)13時48分配信
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パブリックビューイング会場で放送開始に拍手を送る市民=会津若松市で
福島県を舞台にした今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の放映が6日始まった。主人公は会津出身で、同志社大学の創立者、新島襄の妻、新島八重(1845〜1932年)。“復興の起爆剤”への期待が高まる中、地元ではパブリックビューイングが行われ、初回の福島地区の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ)は30・7%の高視聴率を記録した。【大槻英二、乾達】
【第1回を見なかった人も】大河ドラマ「八重の桜」の登場人物人脈図
会津若松市では6日、初回放送のパブリックビューイングが行われた。放映開始時刻に合わせて市民約200人がカウントダウン。大画面で躍動する幕末の会津人の姿に見入っていた。
「さすけねえ(大丈夫)」。冒頭シーンで会津弁のセリフが字幕付きで流れると、会場からは「オー」と感嘆のどよめきが起きた。ドラマは、戊辰(ぼしん)戦争が賊軍の汚名を背負わされた会津藩の視点で描かれ、「ならぬことはならぬ」に象徴される「什(じゅう)の掟」などの精神文化も強調されており、放送が終わると一斉に拍手がわき起こった。
初回の関東地区の平均視聴率は昨年の「平清盛」の17・3%を上回る21・4%。特に地元の福島地区では30・7%の好調な滑り出しとなった。
八重は幕末の会津藩で砲術師範の家に生まれた。戊辰戦争の会津若松城(鶴ケ城(つるがじょう))籠城(ろうじょう)戦では男装して銃を手に戦い、後に「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれる。敗戦後、京都に移り襄と出会って結婚。襄の死後、日本赤十字社の正社員となり、日清、日露戦争では篤志看護婦として救護にあたり「日本のナイチンゲール」といわれた。
女は男に従うのが当然とされていた時代に八重は夫と対等にふるまった。襄は「決して美人ではないが、生き方が美しい人(ハンサムウーマン)」とたたえたが、世間からは「天下の悪妻」と評され、長らく歴史に埋もれた存在だった。NHKが大河ドラマの主人公に選んだのは、東日本大震災と原発事故による風評被害にあえぐ被災地を応援する狙いがある。
11年の県への観光客数は前年比4割減と激減。観光産業復活の足がかりにしようと、会津若松市は官民による協議会をつくり、撮影で使われた衣装や小道具などを展示する「大河ドラマ館」を12日にオープンさせる。来館者年間60万人を目標に掲げ、鶴ケ城、藩校・日新館、白虎隊が自刃した飯盛山などへの観光客も増えると見込む。
日銀福島支店は近年の大河ドラマの舞台となった県の観光客の伸び率などを基に、県内の経済波及効果を113億円と試算。同市の八重の桜プロジェクト対策室の田中隆さんは「この機会を観光復興のスタート地点にしたい」と意気込む。
一方、八重の人生の第2ステージとなる京都では、八重の人生を学生が漫画にまとめた冊子「新島八重と同志社」を同志社大が50万部発行し、京都駅の観光案内所などで無料配布。また夫妻が暮らした「新島旧邸」(京都市上京区)の開館日を週6日に倍増させて特別公開中だ(インターネットから予約が必要)。同大広報課長の中村伸也さんは「学内でも八重の研究は皆無に等しかった。これを機に研究が始まり、新たな資料も見つかっている。八重に注目が集まることで、その夫が創立した同志社のことも知ってもらえれば」と期待を寄せる。
同大OBでノンフィクション作家の保阪正康さんが評伝「八重と新島襄」(毎日新聞社)を出版するなど関連本も続々と書店に並ぶ。1980年代からいち早く八重の人生を小説化し「新島八重 おんなの戦い」(角川書店)などの新刊も出している作家の福本武久さんは「戊辰戦争で敗れ窮地に立たされつつも、そこを出発点に自分が正しいと信じた道を前へ前へと切り開いていった八重は震災復興のシンボルにふさわしい。今を生きる私たちも元気がもらえるのではないか」と話す。
ドラマでは八重を綾瀬はるかさん、襄をオダギリジョーさんが演じる。NHKの内藤慎介エグゼクティブプロデューサーは「震災を経た今こそ、八重のように『夢を持って前に進めば必ず光は見えてくる』という凜(りん)とした生き方が求められているのではないか。そんなメッセージをドラマを通じて伝えたい」と意気込む。
日銀福島支店は「主人公の知名度よりも視聴率が観光客の増加に影響する」と指摘する。前作「平清盛」は平均視聴率が過去最低に沈んだ。福島の観光復興の明暗は、ドラマの面白さにかかっているとも言える。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/super_expless/39172.html
新幹線金沢開業向け温泉街刷新へ あわら市が整備方針、足湯設置も
(2013年1月8日午後6時15分)
. 福井県あわら市は8日、北陸新幹線金沢開業を見据えた芦原温泉街のまちなみ整備の方針を示した。新しい観光の目玉として足湯の設置や、町歩きをしやすくするために歩道を整備するなど、温泉観光地としての魅力を高めていくとしている。
橋本達也市長が年頭記者会見で、市の今年の重点課題と主要施策として示した。
方針によると、足湯は、えちぜん鉄道あわら湯のまち駅前のあわら湯のまち広場西側に設置。芦原温泉らしいたたずまいにし、2014年4月のオープンを目指す。歩道は、つるや前から開花亭前までの南北約300メートルやセントピアあわら前から芦原交番前交差点までの東西約255メートルなどで整備、せせらぎも施すことにしている。このほか、温泉街の主要な通りで石畳や街灯などの整備をしていくとしている。
今後、市や市観光協会、旅館関係者、地元住民らでつくる「観光まちづくり推進会議」が具体的な内容について検討。2月中旬までに基本計画をまとめ、新年度から整備を開始する予定。総事業費は約6億5千万円を見込んでいる。
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130107/mcb1301070502007-n1.htm
タイ 中国人観光客が急増 映画で注目度アップ、訪日敬遠も影響2013.1.7 05:00
タイを舞台にビジネスマン2人と若者が珍道中を繰り広げる低予算の中国コメディー映画「Lost in Thailand(人再●途之泰●)」が大ヒットし、タイを訪れる今年の観光客数が過去最高に達する可能性がある。
中国の国営新華社通信によると、この映画の観客動員数は昨年12月12日の公開以降、3000万人以上に上っている。タイ旅行代理店協会によれば、タイを訪れる観光客は、中国人が昨年、マレーシア人を抜いて首位となった。映画がヒットしている影響で2013年の観光客の総数は約10%増加すると見込まれている。
昨年は日中の領有権問題が悪化し日本を訪れる中国人観光客が減少したため、タイに向かう中国人旅行者が増えている。11年にはバンコクを舞台にしたハリウッド映画「The Hangover:Part II(ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える)」がヒットし、タイへの注目度が高まった。
タイ最大のホテル運営会社マイナー・インターナショナルのウィリアム・ハイニッキー最高経営責任者(CEO)は「中国の勢いはとどまるところを知らない。割合で見ると、欧州と英国は低下しているが、実数ではなお同水準かわずかに増加している。ただ、ロシアと中国の伸びが大きい」と指摘した。
タイ政府観光庁のデータによると、昨年1〜11月にタイを訪れた観光客約1980万人のうち中国人は13%を占めた。
今年の観光客の総数は約2450万人と、12年の推計2100万人超から増加すると予想されている。(ブルームバーグ Suttinee Yuvejwattana、Supunnabul Suwannakij)
●=四の下の一にえんがまえを付ける
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http://www.nnn.co.jp/news/130109/20130109008.html
4人に1人が出雲大社を観光 中海等圏域観光調査
2013年01月09日
鳥取県の米子、境港、島根県の松江、出雲、安来の5市で構成する「中海・宍道湖・大山圏域市長会」は、圏域観光に関する調査結果をまとめた。圏域を訪れた人の4割強が日帰りで、4人に1人が出雲大社を巡っている。また、圏域を訪れたことがない人は関東在住者で7割強となった。結果を受けて市長会は出雲大社を絡めた周遊コースをつくる一方、関東での観光プロモーションを強化したい考えだ。
圏域の観光調査で人気の高さがあらためて浮き彫りになった出雲大社=島根県出雲市大社町
圏域を訪れた人のうち衛星利用測位システム(GPS)機能付き携帯電話を持つ2567人に昨年5月に調査。さらに大阪、兵庫、広島、岡山、関東(東京、神奈川)5地域の計1030人に同11月、インターネットで聞き取り調査(GAP調査)をした。
GPS調査結果によると、圏域を訪れた人の出発地は鳥取、島根両県を除いて最多が岡山県13・9%、次いで広島県12・3%、大阪府5・5%、兵庫県5・2%−の順。44%が日帰りで、宿泊客であっても圏域外に泊まる人数が圏域内と比べて約2倍となった。
観光地で出雲大社の22・4%に次いで人気が高かったのは皆生海岸14・7%、水木しげるロード14%。訪れる手段では米子自動車道が61%と大半を占め、次いで広島と出雲、松江を結ぶ国道54号が19・1%。JR伯備線は9・1%、米子空港は2・2%だった。
一方、GAP調査結果を見ると、圏域を訪れたことがない人は調査対象の5地域全体で36%。地域別では関東が72・8%と最も高く、次いで大阪45・6%。訪れた人の移動手段は自家用車が73・4%を占めた。関東の観光客は島根県を、関西は鳥取県を訪れる人が多い傾向が出た。
市長会事務局は「出雲大社を絡めた旅行は満足度も高く、今後は食や歴史、温泉をテーマに周遊を促進させたい。関東からの観光客で割合が高い『一人旅』の受け入れ体制を考える必要があり、圏域内宿泊を増やす取り組みも検討する」と話している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130110t12021.htm
仙台のホテル、利用増へ攻勢 婚礼部門を格調一新
仙台国際ホテルのホワイエ。木目調の壁や床が特徴だ
仙台市内のホテルが婚礼部門の強化に乗り出している。披露宴会場やラウンジを欧風に改装して会場演出の幅を拡大。業界一体で情報発信に取り組む構想もある。「ホテルウエディング」の魅力を高め、多様化する婚礼需要を取り込み、挙式専用のゲストハウスなどに対抗する狙いだ。
仙台国際ホテル(青葉区)は昨年11月、4階宴会場隣のラウンジを改装。中世ヨーロッパの風合いがある木目調の壁と床に、ソファやバーカウンターなどを配したホワイエに一新した。自慢の料理を生かし、食前酒と高級つまみで招待客をもてなせるようにした。
宴会場と中庭を隔てる窓ガラスも一瞬で曇るように改修している。中庭には舞台を設ける。野口育男社長は「貸し切り感を強調し、披露宴への期待を高めたい。舞台を使えば、サプライズ演出も可能になる」と話す。
仙台ロイヤルパークホテル(泉区)は3月下旬、レストランを全面改装し、広さ180平方メートルの披露宴会場「ガーデンバンケット モンシェリー」をオープンさせる。
床は薄茶色で統一し、壁や装飾には木や自然素材を採り入れ、南欧風の空間を創出する。窓ガラスの向こうに広がる約5280平方メートルの庭園と一体感を持たせる。
テラスも併設する計画で、庭園での人前挙式や新郎新婦が馬車に乗った入退場などを提案する。営業企画課の担当者は「外国映画に出てくるようなパーティーシーンを演出したい」と言う。
ホテルメトロポリタン仙台(青葉区)も昨年7月、5階スポーツジム跡に披露宴会場を新設した。広さ120平方メートルで欧州の邸宅をイメージした。フランス語で「絆」を意味する「ル・リアン」と命名した。
ゲストハウスとの差別化については、市内の13ホテルでつくる「仙台ホテル総支配人協議会」も検討を進める。サービスの徹底や生涯を通じた付き合いなど、ホテルらしい魅力の発信策を探る。
第1弾として、婚礼部門を抱える7ホテルが共同で、今月発売の結婚情報誌にPR広告を掲載する。各ホテルの婚礼プランナーが集結した写真とともに、ホテルウエディングの良さを伝える。
会長の紺野純一ホテルメトロポリタン仙台総支配人は「新郎新婦が世話になった人、これから人生を共にする人に礼を尽くすのが披露宴。相応の演出はホテルにしかできない」と話す。
2013年01月10日木曜日
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首都圏からの微妙な距離が原因では?
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130115/ngn13011502040001-n1.htm
信州の人気低迷はなぜ 全国温泉地ランキング 長野
2013.1.15 02:04
県全体のブランド力向上による観光振興が叫ばれている中で、長野県の温泉地は人気度、満足度とも箱根など上位の有名温泉地には遠く及ばない実態が、民間観光情報調査機関のインターネット上の調査で浮き彫りとなった。
調査は、「リクルートライフスタイル」(東京)の「じゃらんリサーチセンター」が利用者8721人を対象に昨年9月に実施した。調査の対象となった温泉地は長野県が25カ所と最も多かったが、もう一度行きたい温泉地を聞いた人気ランキング(上位50位)では22位に白骨、33位に野沢がようやく顔を出す程度。総合満足度(上位30位)でも15位に白骨、16位に乗鞍高原、26位に野沢が滑り込むだけだった。
平成18年から毎年実施している人気ランキングでは、1位の箱根(神奈川)、2位の由布院(大分)、3位の草津(群馬)は不動で、情報発信などのブランド力、アクセス性、雰囲気づくりなどが人気を支えていることがうかがえる。
登別(北海道)が人気度4位を占めるように、同社は「インパクトのある温泉地が人気を集める傾向もある」と指摘する。「長野県は温泉以外の観光資源も豊富で、温泉がメーンではなく『ついでに温泉も』という受け止めも旅行者にあるのではないか」と分析している。
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http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20130113/CK2013011302000178.html
高速バス 一日5便に 三つ星観光ルート JR金沢駅−五箇山−白川郷
2013年1月13日
実験開始を祝ってテープカットする関係者=金沢駅東広場で
土、日、月のみ 3月末まで実験運行
旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に三つ星で紹介された北陸・中部圏の観光地を結ぶ高速路線バスを増便させる社会実験が十二日、始まった。二年後に迫った北陸新幹線金沢開業を見据え、金沢市が北陸鉄道に運行を委託。世界遺産を巡る広域観光ルートの移動手段を確保し、魅力を発信していく。
一日三便運行するJR金沢駅−五箇山(富山県南砺市)−白川郷(岐阜県白川村)の路線を土、日、月曜に二便増やし、一日五便に。白川郷から岐阜県高山市へも別会社のバスを接続させ、五箇山もこれに連結する形で点在する集落を回るシャトルバスを運行させる。
金沢駅東広場のバス乗り場であった発車式で、山野之義市長が「広域エリアの中で金沢を売り込んでいく。実験を重ね、新たな市場をつくっていくのも私たちの仕事」とあいさつ。関係者がテープカットした。
試験バス第一便の搭乗率は82・2%。高知県須崎市の高橋道雄さん(63)洋子さん(57)夫妻は「金沢は好きなまち。退職記念を兼ね、四十年ぶりの白川郷を楽しみに来た」と笑顔でバスに乗り込んだ。
冬の白川郷や五箇山は外国人観光客らからも人気があり、中華圏からの観光客を中部九県に呼び込む「昇龍道プロジェクト」推進も兼ねている。実験は三月末までの三十五日間。 (田嶋豊)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130116-OYT8T01634.htm
宮島観光客 最多404万人 昨年
廿日市市・宮島の2012年の来島者数が、過去最多だった11年(363万1029人)を上回り、404万7164人になったことが、市のまとめで分かった。NHK大河ドラマ「平清盛」の放映で関心が高まったのに加え、同年夏に改装オープンした宮島水族館の好調な集客が続いたことが要因とみられる。
同市観光課によると、12年の来島者数は前年比11.5%増。宮島水族館には67万6340人が訪れ、世界遺産・厳島神社も1987年の集計開始から初めて200万人の“大台超え”となる224万8169人の参拝者を記録した。
一方、過去には、大河ドラマ「毛利元就」が放映された97年に来島者数312万人となりながら、翌年は268万人に減少。そうした<反動>を見据え、同課は弥山のPR推進を掲げており、担当者は「マップの作成や登山ガイドの養成事業で、魅力をアピールしたい」としている。
(2013年1月17日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20130117-OYT8T01749.htm
新海賊船で魅力アップ 箱根観光、新たな装い
箱根観光の魅力アップへ――。小田急箱根グループが約35億円を投じて実施している箱根観光施設の新設工事などが大詰めを迎えている。そのシンボルともいえる「箱根海賊船」の新型船の命名式と進水式が17日、箱根町元箱根の芦ノ湖畔の造船所で行われた。3月中旬に就航する予定で、4月下旬までに新しい日帰り温泉やロープウエー駅舎も次々に誕生する。(岡田知嗣)
新型船は18世紀のフランス戦艦「ロワイヤル・ルイ」をモデルにした赤と金色の船体で、「ロワイヤル2」と名付けられた。全長35メートル、幅10メートル。定員565人で310トン。建造費は約10億円。
進水式は午前11時から始まり、命名に続いて船体をつなぎ留めているロープが切断された。レールの上の台車に載せられた船体はなだらかな傾斜をゆっくり下り、約3時間かけて船尾から湖面へ着水した。
芦ノ湖で海賊船が初就航したのは1964年。ロワイヤル2は6隻目で、現在運航している3隻のうち、87年就航の「ロワイヤル」は引退する。
海賊船を運航する箱根観光船の渡辺浩司社長は「低迷している箱根観光の誘客アップに貢献したい」と話した。
同グループがこのほかに進めているのは、日帰り温泉「箱根湯寮」(箱根町塔之沢)の建設や、箱根ロープウェイ大涌谷駅の建て替えなど。
箱根湯寮は、箱根登山鉄道・箱根湯本駅から無料送迎バスで3分の場所に立地する「ひめしゃらの湯」を大幅に拡充。19室の貸し切り個室露天風呂を備えた古民家風の施設が3月下旬にオープンする。
大涌谷駅は、箱根ロープウェイの早雲山駅と桃源台駅間約4キロの中間駅。駅舎機能の充実やバリアフリー化などのための建て替え工事で、風力発電装置を導入して省エネや自然保護に配慮するほか、レストランの展望スペースを広げ、座席数も大幅に増やす。
箱根登山鉄道では、展望窓の設置など風景を存分に楽しめる新型車両を17年ぶりに製造し、来春から運転を始める。
(2013年1月18日 読売新聞)
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http://digital.asahi.com/area/tokushima/articles/OSK201301170124.html
新観潮船進水、快適な渦潮観光を 徳島・鳴門、3月就航
進水する新しい渦潮観潮船「わんだーなると」=鳴門市鳴門町土佐泊浦の徳岡造船
新建造の渦潮観潮船「わんだーなると」の進水式が17日、鳴門市鳴門町土佐泊浦の徳岡造船であった。現役船に替わって3月3日から就航の予定。
運航する鳴門観光汽船(若山信幸社長)によると、現役船の老朽化で昨年9月末から約3億9千万円をかけて造っていた。新観潮船は全長約45メートル、幅約8メートルで、199総トン。旅客定員395人。現役船とほぼ同じ規模だが、2基搭載のエンジンは各1千馬力とし、500馬力を2基載せる現役船より強力にしたという。今後、客室や装備を整える。
この日は、関係者らが航海の安全を祈る神事やもち投げをした後、レールに乗った船体がゆっくりと動いて海に浮かんだ。若山社長は「激しい潮流の中で馬力に余裕を持たせるようにした。より安全で快適な渦潮観光を提供したい」と話していた。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130118301.htm
新幹線開業前の出控え警戒 北陸の温泉地
北陸の温泉地で、北陸新幹線金沢開業前の「旅行の出控え」に警戒感が広がっている。「北陸へは新幹線が開通したら行く」とする声が一部で聞こえ始めているためだ。年末年始は最大9連休となる日並びの良さから「前年並みか1割程度上回った」(旅館関係者)と明るい声が聞かれたが、先行きは「他の地域に比べて北陸は話題に乏しく、苦戦した昨年よりさらに厳しい」との見方が多い。
観光関係者によると、今年の国内旅行は伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮が最大の話題で、「平成の大遷宮」がある出雲大社(島根県出雲市)が注目される。ほかにも東北はNHK大河ドラマ、首都圏は東京ディズニーランド30周年の効果が見込まれる。
北陸はぽっかり空く格好で、加賀市山代温泉観光協会の萬谷正幸会長は「今年は『東へ』『西へ』という動きがさらに加速する可能性がある」と厳しく見通す。
「『北陸旅行は新幹線が金沢まで開通してからでいい』という声を聞く」。加賀屋(七尾市和倉温泉)の小田孝信社長は、観光面の話題の乏しさもあって北陸への旅行が後回しにされる「出控え」の広がりを心配する。
昨年の北陸の主要温泉地の宿泊人数は、3、4月が好調で上半期は前年を上回ったが、その後は苦戦。9温泉地の11月末までの累計では計約330万人にとどまり、通年で約370万人だった2011年を下回るのは必至の情勢だ。国内旅行はスカイツリー開業が話題を集めた東京方面に流れ、円高を背景に海外旅行との競合も大きく影響したとみられる。
今月11日に老舗旅館「延対寺荘」の運営会社が民事再生法の適用を申請した宇奈月温泉(黒部市)では、集客難とともに客単価の低下に悩むホテルや旅館が目立っていた。
11年3月の九州新幹線開業の効果が出ている指宿温泉(鹿児島県指宿市)は、開業前年度の年間宿泊客数が平年の約70万人を大きく割り込む51万9千人にとどまった。同市観光協会によると「近年で最低の数字」で、口蹄(こうてい)疫の発生などが主因とみているが、同協会は「新幹線開業前の出控えがあってもおかしくない」と指摘する。
北陸新幹線開通までの約2年、低空飛行が続くのか。萬谷会長は「生き残りを懸けて経営体質や設備の改善、サービスに磨きをかけなければならない」と語った。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130117/biz13011720430031-n1.htm
ホテルもPBが人気 チョコやミネラルウオーターをホテル外でも販売し好調
2013.1.17 20:42 (1/2ページ)
東京駅をデザインした「オリジナルスティックチョコレート」詰め合わせなどが飛ぶように売れる帝国ホテルの売り場=17日、東京駅改札内のセントラルストリート(那須慎一撮影)
ブランド力を活かしたプライベートブランド(PB)商品にホテル各社が注力し始めた。帝国ホテルが昨年発売したスティックチョコレートの詰め合わせが、発売1カ月で1万8千本を売り上げるヒットを記録。プリンスホテルも、自社開発のミネラルウオーターが、目標を大きく上回る売行きだ。安さだけでなく、ブランド力を生かした高付加価値PBという新たな潮流となりそうだ。
帝国ホテルは、昨年10月、東京駅改札内の商業施設「セントラルストリート」内に店舗を開業した。中でも東京駅丸の内駅舎をデザインしたスティックチョコレート詰め合わせが、10本入り1260円と買いやすい価格も手伝い、幅広い世代に受けた。
一方、プリンスホテルは、新潟県の六日町八海山スキー場を運営している強みを生かし、スキー場で採取したミネラルウオーター「南魚沼のおいしい湧き水」(2リットル、320円)を商品化。新潟県南魚沼市の道の駅でも販売するなど販路も広げ、「昨年4月から10月までで、目標の約4倍の売り上げ」(マーケティング部)という。
藤田観光は、23年6月に「椿山荘欧風カレー」(600円)を発売し、好評だったため、京都国際ホテルや、箱根ホテル小涌園など、同社運営施設の5つのオリジナルカレーを追加投入。通信販売分を含め、月1500個以上を販売するなど、「全社の売り上げの底上げにつながっている」(企画グループ)という。
「ホテル外の場所で、年齢を問わず、不特定多数の方が購入されることで、逆に、宿泊などへの関心を高める効果が期待できる」(帝国ホテル)とするように、PBの展開がホテルブランドの認知度向上にもつながっている。
もともと、ホテル名を付けたお菓子やレトルト商品などのPBは存在したが価格も高めで、地味な存在だった。ただ、買い求めやすい価格など、戦略次第でヒット商品が出ることから、今後、ホテル各社がこぞって、個性的なPB商品を出すことが予想される。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130119301.htm
新幹線客照準、カギは「伝統」 金沢の都市型ホテル
北陸新幹線金沢開業まで約2年。金沢市内の都市型ホテルでは、新幹線客に照準を合わせた改装が相次いでいる。改装のイメージは「金沢らしいモダンさ」で各社一致。一体どんな雰囲気なのか?カギは伝統工芸らしい。変身真っただ中のホテルを渡り歩いてみた。(天日亜衣)
「こちらは古代紫の間でございます」「あちらは黄土の間でございます」。小宴会場の改装が終わったばかりの金沢駅東口に隣接するANAクラウンプラザホテル金沢。恭しく各会場を説明する広報担当者の足元のカーペットに目を落とすと、ひも状の模様が広がっていた。
「あら、気付きましたか。水引を床一面に散らしたみたいでしょ。今回の改装は、金沢モダンがテーマなんです」と担当者は語った。
同ホテルでは今月、小宴会場が5室ある4階を一新。加賀友禅で使われる「加賀五彩」の5色(古代紫、草色、黄土色、臙脂(えんじ)、藍色)を各部屋のテーマカラーに設定。壁紙やカーテン、テーブルクロスの色を部屋ごとにそろえた。照明は「いかにもホテルらしい」(担当者)シャンデリアをやめ、透かし模様が入った黒色のカバーを付けた和風照明とした。
小宴会場は収容人数が30人前後。小規模の食事会だけでなく、婚礼やVIPの控室、会議などにも使われている。新幹線時代に向け、国際会議や企業の報奨旅行などを総称する「MICE(マイス)」の誘致活動も盛んなことから、金沢ふうを感じやすい和の内装を取り入れた。
ロビーでの加賀棒茶振る舞いなどサービス面でも地元色の強い取り組みを始めている。中島賢一総支配人は「金沢を訪れるお客さまにとって、金沢の伝統産業は魅力の一つ。MICE需要をつかむにはハード面でも金沢ふうを発揮することが強みになる」と話す。
「大掛かりな客室改装は、NHK大河ドラマ『利家とまつ』の時以来。漆や金箔(きんぱく)といった伝統工芸を取り入れた現代風な『加賀モダン』にしたい」。金沢ニューグランドホテルの庄田正一社長は改装の狙いをこう話す。
同ホテルは今週、本館100室の全面改装に入った。工期は閑散期を利用して2段階に設定し、今回はVIPフロアの30室、レギュラーフロアの34室に着手。ロイヤルスイートを含む残り36室は来年1月に実施する。
特にVIPフロアである9、10階を「ザ・グラン・フロアー」と名付け、高級ホテルで使われる米国ブランドのベッド「シモンズ」を採用。ベッド幅も広めにし、宿泊客の快適性を高める。第1工期のエリアは、工事終了後の3月には全面禁煙とする。
その他のホテルでも新幹線開通に向け、和の趣向を取り入れる動きが広まっている。
ホテル日航金沢では、2月に改装オープンするロビーラウンジ「ファウンテン」で抹茶や菓子など和の食品に注目したサービスを提供。金沢白鳥路ホテルでも、大正時代に流行したデザインに加賀友禅など伝統工芸の趣向を加えた制服を導入した。
ホテル業界では、施設改装は冬の閑散期に行うことが多い。関係者からは「新幹線に間に合わせた大型改装をするなら、今年が最後のチャンス」という声も聞かれる。各ホテルの一大改装をじっくり見届けたい。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130122-00000254-mailo-l46
観光ルート:指宿−南薩・大隅、県観光連盟など検討 「お茶」核に魅力PR /鹿児島
毎日新聞 1月22日(火)15時30分配信
県観光連盟は、指宿市と南薩や大隅地域を結ぶ観光ルートづくりに乗り出した。年度内にモニターツアーを実施し、旅行商品化できるかどうか可能性を探る。鹿児島・指宿・霧島という定番ルート以外の地域に新幹線開業効果を波及させるとともに、南薩地域の特産である「お茶」を核に新たな魅力を掘り起こし、県内訪問客の増加や滞在長期化につなげる狙いがある。【山崎太郎】
南薩地域には、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳や、開聞岳を背にした広大な茶畑といった景観のほか、女子サッカー日本代表選手の訪問で知名度が高まった南九州市頴娃(えい)町の釜蓋(かまふた)神社、伊能忠敬が絶賛した地に整備された番所鼻(ばんどころばな)公園などがある。
県観光連盟は今後、釜蓋神社などを巡るバスツアーを実施している指宿市観光協会や、県南薩地域振興局、全国旅行業協会を交えて観光ルート化と商品化を検討する。その際、茶畑の周遊や茶摘み体験、おいしいお茶の入れ方講座などをメニュー化する予定。
受け入れ側も、着々と準備を進めている。南九州市ではこれまで、旧知覧町の知覧特攻平和会館が圧倒的な知名度を誇ってきたが、旧頴娃町でも近年、観光地化に向けた取り組みが進んでいる。
NPO頴娃おこそ会は昨年、散策マップ「えい日和」を1万部製作。これが好評で、さらに2万部増刷したが間もなく残部がなくなる見通しで、現在改訂版の作製を進めている。夕日が美しい大野岳公園など、新たな観光地の魅力をPRする。
マップづくりに取り組む観光プロジェクトチームの加藤潤さん(44)は「観光による経済効果を波及させるだけでなく、住みたいと思ってもらえるようなまちづくりを進めたい」と抱負を語る。
1月22日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130122-00000105-mailo-l10
大泉町:目指せ!ブラジルタウン 立教大生が提案、観光地化プロジェクト /群馬
毎日新聞 1月22日(火)12時35分配信
大泉町のブラジル人居住比率が高い特徴を生かした観光地化を提案する報告書を立教大の学生が作成した。受け取った同町や観光協会は提案内容の実現に向けて検討している。
作成したのは同大経済学部の郭洋春教授のゼミ生29人。昨年4月から研究テーマに大泉町の観光地化プロジェクトを掲げ、同町の協力を得て町内の観光資源調査や住民の聞き取り調査などを進めてまとめた。
人口の15%が外国人でその半数以上がブラジル人という、ほかにない特徴を指摘。その上でブラジルの雰囲気を体感できるブラジルタウンを目指すことを提案している。全国のブラジル料理店を集めて競う催しや、サッカーと音楽などをテーマにしたイベント、町内のブラジルスポットを巡る観光ツアーなどで広く観光客を呼び込むプランを作成した。音楽に合わせてサッカーの足技を見せるフリースタイルフットボールのパフォーマンスを織り込んだフットサル大会の提案など目新しい内容も盛り込まれている。
県外に向けた新たなPR手法の提案などもあり、町商工課は「地元では思いつかないような発想もあり、何らかの形で新年度の町の観光事業に取り入れていきたい」という。【金沢衛】
1月22日朝刊
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http://mainichi.jp/feature/news/20130114ddm016040021000c.html
屋久島・世界自然遺産登録20年:/上 独特の生態系、文化に魅せられ
毎日新聞 2013年01月14日 東京朝刊
屋久島在来犬「屋久島犬」。主に鹿猟の供として飼われてきた=鹿児島県屋久島町で、梅村直承撮影 世界自然遺産に登録され今年で20年の屋久島(鹿児島県)。樹齢1000年以上の屋久杉の中でも最大の縄文杉や、映画「もののけ姫」の森の舞台となった白谷(しらたに)雲水峡はおなじみだが、ほかにも、さまざまな魅力がある。一方で、観光客の増加に伴う課題にも直面している。屋久島の魅力と課題を2回に分けて紹介する。【斎藤有香】
◇小柄で俊敏「屋久島犬」
キツネのような顔に、三角の目とぴんと立てた大きな耳が、りりしさを際立たせている。島内で育てられてきた在来犬、屋久島犬の雄だ。日本犬の祖先「縄文犬」の一種とされ、島外の犬種と混血せず、島内のみで交配されてきた。
引き締まった体に茶色の短い毛並みや、胸元にワンポイントある白い毛などが特徴だ。体長は平均約50センチと小柄で俊敏、勇敢で主人に忠実という。猟師の間では「やっけん」と呼ばれ、屋久島だけに生息する「ヤクジカ」の猟に同伴し、猟犬として活躍する。
屋久島犬を繁殖し育てている山田亮一さん(60)は、「7〜8メートルの幅の川も跳び越える。運動能力は抜群で、人に牙をむかない」と目を細める。50年前ごろにはたくさんいたが、その後の洋犬ブームで数を減らした。屋久島犬の性質にほれ込んだ山田さんらが繁殖に取り組み、現在、島内に80匹いると推定される。
ほかにも、ヤクシマザルやヤクシマヒメネズミなどここでしか出合えない生き物たちが、島の魅力をさらに引き立てている。
◇「島いとこ」の風習
「一度屋久島を訪れると、その魅力にとりつかれ、再訪する人が多い」。地元誌編集者、佐藤未歩さん(33)はそう感じている。魅力の一つを「屋久島に昔から伝わる他人を受け入れて助け合う文化にひかれるのでは」と分析する。例えば「島いとこ」と呼ばれる習慣だ。
屋久島は面積約500平方キロ、周囲約132キロのほぼ円形の島で、島の中心部に九州最高峰の宮之浦岳(1936メートル)など山岳地帯があるため、生活の拠点は沿岸にある24の小さな集落となる。車がない時代は、隣の集落でも移動に1時間かかる場所もあり、反対側の集落まで行くにはぐるりと半周するため、1日がかりになった。
このため、子どもたちはおつかいに行く道すがら、別の集落にいる血縁関係のない「島いとこ」の家に泊めてもらった。こうした他人を受け入れ助け合う文化が、今も受け継がれているという。佐藤さんは「地元の人の生活そのものが遺産」と話す。
◇「ジュニア検定」を実施
登山を楽しむ観光客とは対照的に、地元の人々は、特別な用事がない限り、山奥に入る習慣があまりないという。自然保護活動をしている柴鉄生さん(69)は「地元の中学校で『縄文杉に行ったことがあるか』と聞いて手を挙げたのは、35人中2人だった」と笑う。そこで、地元の小中学生に郷土の良さを分かってもらおうと、町教育委員会は09年から「屋久島ジュニア検定」を始めた。
試験は自然環境▽地理歴史▽文化・伝統・風俗▽町政・産業の4分野から出題され、全100問のうち8割を正解すれば合格だ。島の東側を流れる潮流や、雨が多い理由などを問うことで、島の成り立ちを理解できるように工夫されている。受検者数は09年の14人から、12年は382人まで増えたが、難問ぞろいで合格率は約3・6%(12年)とかなり低い。
問題を作成した元高校教員の大山勇作さん(68)は「世界遺産登録後、屋久島が急激に観光地化し、豊かな自然を本当の意味で生かす方向性が定まっていない」と懸念する。検定には、子どもたちに島をよく知ってもらい、未来の屋久島を背負うリーダーになってほしいとの願いが込められている。
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■ことば
◇屋久島
九州本土最南端から60キロの海上にある。海岸部の亜熱帯に近い暖温帯から、標高約2000メートルの山頂部の冷温帯、高層湿原に及ぶ幅広い温度環境に沿って、多様な植物が分布している。島の中央の山岳地帯を中心に、標高600〜1800メートルまで天然杉が分布。縄文杉など樹齢数千年の屋久杉が生み出す優れた自然景観が見られる。93年に日本初の世界自然遺産に登録された。登録地域は約100平方キロ。
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http://mainichi.jp/feature/news/20130121ddm016040003000c.html
屋久島・世界自然遺産登録20年:/下 急増する観光客、保護と両立探る
毎日新聞 2013年01月21日 東京朝刊
93年の世界自然遺産登録後、屋久島(鹿児島県)では観光客が急増し、自然への影響が懸念される一方で、入山制限による観光収入減を心配する声も強い。「世界の宝」とされる貴重な自然を守りながら、どう活用していくのか、模索が続く。【斎藤有香】
屋久島の観光客はピーク時の07年度に約30万人を記録、世界遺産登録時の2・5倍となった。11年度は約25万人で減ったものの、依然として人気は高い。
毎年10万人を超える登山客が島のシンボル「縄文杉」など特定のコースに集中。根の踏みつけなど植物への影響が懸念されている。連休中は、山の既設トイレに長蛇の列。容量を超えるし尿などによる環境汚染が心配される。
環境省は、主要な観光コースに、し尿を持ち帰ってもらうため「携帯トイレブース」を設置したが、既設トイレで済ませる人がほとんどだ。既設トイレはくみ取り式が多く、それまでの埋設処理は環境負荷が大きいため、環境省や県などが08年からし尿の搬出を始めた。だが、運搬には毎年2000万円以上かかる。登山口で1口500円の寄付を呼び掛けているが、総額は年間約1700万円だ。赤字を補うため、町は「入島料」導入の検討を始めた。
11年、当時の町長だった日高十七郎(となお)さん(72)は、縄文杉への登山客数を制限する条例案を町議会に提出した。しかし、収入減を懸念した観光業界が強く反対し、全会一致で否決された。今、日高さんは「自然遺産に登録される前に、ルールづくりをしておくべきだった」と悔やんでいる。
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映画「もののけ姫」のモデルとなった白谷(しらたに)雲水峡(うんすいきょう)の「苔(こけ)むす森」を昨年10月に訪れた男性は、ガイド数人が、立ち入りが禁止された線の中に入って写真を撮るよう観光客を案内するのを見た。「ガイドによってコケの年月や、切り株についての説明がばらばらだった」と男性は証言する。
ガイドの質の向上を目指して国や県でつくる協議会は、06年からエコツアーガイドの登録制度を始めている。島に2年以上住んでいることや、屋久島の知識に関する講習を定期的に受けることなどが条件だ。ところが、現在約200人いるガイドのうち、登録したのは82人にとどまる。協議会によると、いまさら講習を受ける必要がないと、登録を渋るガイドが多いという。
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清流が美しく、地元民の憩いの場だった横河(よっご)渓谷は、最近では4カ国語で表記した看板が立てられるほどの観光スポットになった。しかし、見知らぬ観光客が立ち入ることに、抵抗感がある住民も少なくない。自然保護活動に取り組む柴鉄生さん(69)は「自然は守るべきものという原点に戻って、屋久島の将来像をみんなで共有する必要がある」と訴える。
世界遺産登録20年を機に、研究者や住民の交流の場「屋久島学会」を創設しようとの動きも出てきた。発起人の一人の湯本貴和・京都大教授(生態学)は「屋久島に関わるすべての人々が知恵を集めないと解決できない難問ばかり。皆で屋久島のこれからを話し合うべきだ」と話す。
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http://mainichi.jp/area/shimane/news/20130124ddlk32020655000c.html
追跡2013:石見銀山ウオーキングミュージアム 大田市、2012観光キャンペーンどう生かす /島根
毎日新聞 2013年01月24日 地方版
◇新たな試み次々、観光客数は横ばい 「市の知名度は上がった」
石見銀山遺跡(大田市)の世界遺産登録5周年を記念した、市を挙げての滞在型観光キャンペーン「石見銀山ウオーキングミュージアム」が昨年末で終了した。多くの新しい試みがあり、同市の観光業にとって貴重な経験となった。一方、観光客数は夏までのデータで前年比のほぼ横ばいとなるなど、今ひとつ振るわない側面も浮き彫りになった。市では今年、三瓶山の国立公園編入50周年を控え、5月には本因坊決定戦(毎日新聞社など主催)の開催も予定されている。大型イベントを観光客の増加につなげようと、市は昨年の経験を生かすための検討に入った。【鈴木健太郎】
昨年12月15日、JR大田市駅前のスーパー外壁に、キャンペーンのマスコットキャラクター「らとちゃん」をかたどった発光ダイオード(LED)のイルミネーションが登場。付近に取り付けられたあかりと合わせ、1万個のLEDによるイルミネーションが1カ月間、市の玄関口を照らした。点灯式は雨となったが、多くの市民が“光るらとちゃん”を見に訪れ、先着200人限定の「らとちゃんカレンダー」無料配布には長い列ができた。昨年末には同駅の正面にらとちゃんの石像も設置され、市のマスコットに新たに任命された。
マスコットキャラクター制作やイルミネーションなどは、いずれも市などでつくる実行委による事業で、同市で初めての本格的な観光企画となった。公式パンフレットや月替わりの観光ガイドブックなども初めて発行。その他、民間による事業でも、▽銀山遺跡を一望できるeビークル(電気バス)ツアー▽温泉津や仁摩の遺跡沿岸を巡る漁船クルーズ▽地元住民団体による神楽など芸能発表の定期公演−−など、初めての企画が次々と打ち出された。
こうした取り組みは、07年の世界遺産登録後はもちろん、05年の3市町合併による新市発足以来、市としては最大級の事業。観光客がピンポイントで訪れる、遺跡の中心部「大森」▽温泉で有名な「温泉津」▽「三瓶」(いずれも大田市内)といった観光地と比べ、認知度の低かった「大田」そのものを“メーン”にすることを狙ったものだ。
しかし昨年1〜9月の市全体の観光客数は111万7000人。前年比で0・5%増の横ばいにとどまった。大森地区単独では32万7600人で、前年より13%落ち込んだ。
こうした集客状況について、川島穂士輝・市観光振興課長は「事前のPRから本番までの時間が短いなど着手の遅れが一つの要因。でも事業それぞれにはいい感触があった。ウオーキングミュージアム全体が大田の知名度を上げた。今年の観光事業に生かせないか検討していきたい」と話す。
◇人気集めた「らとちゃん」 各イベントに“出張”関連グッズもあれこれ
「石見銀山ウオーキングミュージアム」で大田市が得た最大の収穫とも言うべきものがマスコットキャラクター「らとちゃん」だ。市などでつくる実行委がデザイン、ネーミングを公募し、江戸時代に間歩(坑道)内で使われた、サザエの殻を使った明かり「螺灯(らとう)」にちなんだ。愛らしく親しみやすいというだけでなく、「明かり」の持つ前向きなイメージも採用理由で、キャラクターの性格付けに用いられた。
キャンペーンのポスターやのぼり、パンフレットのデザインに使われたほか、複数の着ぐるみも作られ、市が開催したさまざまなイベントに“出張”して、銀山観光をアピールした。バッジ、Tシャツ、スタンプ、パンなど市内の複数の事業所がキャラクター関連商品を開発した。
全国のご当地キャラクターが人気を競うインターネット投票イベント「ゆるキャラグランプリ2012」にも初めてエントリー。1万310ポイントを獲得して全国105位、県内としては「しまねっこ」(全国6位)に次ぐ2番目の成績を収めた。その後は市で初めてのマスコットキャラクターに転身し、竹腰創一市長は「これからも市の顔として、街に明かりをともしてくれる」と期待を寄せる。
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http://digital.asahi.com/area/hyogo/articles/OSK201301230074.html
竹田城跡、大型ポスター発売 兵庫・和田山町
販売を始めた竹田城跡のポスター=朝来市役所
和田山町観光協会は、朝来市和田山町の竹田城跡のB2判大型ポスターを作り、販売を始めた。
市内の観光施設や宿泊施設に張っていた観光ポスターが好評で、「売ってほしい」という要望が多かった。販売用のポスターは、人気の撮影ポイント、立雲峡がある朝来山から和田山写真クラブの人が写した。雲海に浮かぶ竹田城跡の図柄で、城跡のアップと、やや広い構図で背後の山の全景が入った写真の2種類。
1枚800円で各250枚を作製。朝来市観光交流課や市内の道の駅などで販売しているほか、送料240円で郵送にも応じる。申し込みは朝来市観光交流課(079・672・4003)へ。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20130124205.htm
どぶろく体験で誘客 来月、氷見でモニターツアー
市観光協会が製作したどぶろく体験を紹介する3カ国語のチラシ
氷見市や観光協会などでつくる市どぶろく体験事業実行委員会は来月18、19日、同市小境の小境荘などで「氷見どぶろく体験モニターツアー」を実施する。参加者に魚の干物づくりやどぶろくの製造を体験してもらう事業で、市観光協会は、3カ国語で書かれたどぶろく体験のチラシも作成し、新しい旅行商品化を目指す。
モニターツアーは2日間の日程で、参加者が「柿太水産」で干物づくりを体験した後、氷見振舞酒特区として認められ、どぶろくを醸造する「小境荘」で製造体験をする。
定置網漁の網元の屋敷の見学もあり、小境荘では18日の夕食でどぶろくやブリ料理を味わう。定員は20人、料金は宿泊料含めて1人1万5600円。
観光庁が、日本酒を活用した外国人観光客の誘客を進めているため、市観光協会は「どぶろく体験」を日本語、中国語、英語で紹介したチラシも制作した。料金は1人3500円。最低4人で参加できる。富山−台北便の利用者や欧米の観光客に発信する。問い合わせは、市観光協会=0766(74)5250=まで。
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http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE130123175000650741.shtml
兵庫・朝来市の“天空の城” ブームの竹田城 ついに有料化へ
雲海に浮かぶ幻想的な風景が魅力の兵庫県朝来市の竹田城。
観光客が急増しています。
ところが、あまりの人気ぶりに道路整備などの費用が大きな負担に。
市は今年10月から無料だった、入場料の有料化を目指すことになりました。
一面の雲にすっぽりと覆われ、幻想的な雰囲気をかもし出す兵庫県朝来市の「竹田城」。
最近の歴史ブームに乗って観光客が急増し、8年前には2万人に過ぎなかった観光客は、今年度は既に10倍以上の20万人を突破する人気ぶりです。
「最高やわー。来たかったんですよ、ここ」(観光客)
「天空の城ですねえ」(観光客)
しかしブームの一方で、竹田城近くの駐車場にはわずか50台分のスペースしかなく、行楽シーズンになると駐車場からあふれた車の大渋滞が起きます。
さらに山道には未整備で危険な場所も多く残されていて、朝来市は昨年度、竹田城周辺の警備費や道路の補修費などの「維持管理費」に、およそ1,000万円の公費を支出。
負担に耐えかねた市は、入場料を徴収する条例案の提出を決めたのです。
「観光客の数字が倍倍倍になっている観光地は、日本でも1つ2つあるか。トイレの増設や遊歩道の整備を今後進めていく」(朝来市竹田城課 桐山俊行主幹)
条例案によると、今年10月から高校生以上は300円、リピーターのための年間パスポート代は1,000円と設定、支出と同じ年間1,000万円の収入を見込んでいます。
これに対して、観光客の反応は・・・
「ほんと?いいとき来たわ。でも、少しお金をとって、その代わりちゃんと守ってくれるならいいと思います」(観光客)
「有料化してしまうと、(客足が)遠のいてしまう気がします。観光のPRにもっと力を入れた方が拝観料がとれるのではないか」(観光客)
受け入れ体制が整わないなか、突然のブームに沸く竹田城。
有料化によって、市の負担軽減と周辺の整備の充実に役立つことになりそうです。
(01/23 19:06)
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http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20130123-OYT8T00459.htm?from=os4
熱海で再び新婚気分
かつて新婚旅行で熱海を訪れたことがある夫婦に、もう一度訪ねてもらうイベントが22日、静岡県熱海市で開かれた。県内中西部を中心に首都圏、関西地方の50〜80代の夫婦計22組44人が参加し、ハネムーンの思い出にひたった。
熱海は昭和30〜40年代(1955〜1974年)に観光地としての「黄金期」を迎え、市観光課によると、1969年の年間宿泊者数は現在の倍の約532万人を数えた。とくに60年頃の熱海駅前は新婚カップルでごった返したという。
イベントは「あの頃にかえって夫婦の絆を深めてもらおう」と、熱海市と飲食店情報サイトを運営する「ぐるなび」が企画した「ハネムーンアゲインツアー」。熱海梅園や来宮神社などの市内観光と、ホテル1泊2日をあわせてプレゼントする企画に51組が応募し、「ふうふ」の語呂合わせで22組が当選した。
同市には「結婚記念日など特別な日の思い出づくりの地として熱海をアピールしたい」という狙いもある。
「二人で熱海を訪れたのは47年ぶり」という浜松市中区の服部久夫さん(72)八重子さん(67)夫妻は「(梅園は)気持ちが落ち着く。今度は金婚式の記念に来たい」と話していた。
(2013年1月23日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130126-OYT8T00114.htm
[クロスロード]誇りの町工場 観光盛況
◇東大阪の中小企業・旅行会社タッグ
東大阪市発として注目されている「ものづくり観光」は、〈河内のおっちゃん〉たちを観光資源とし、彼らの働く町工場を訪ね歩く。旅行者と町工場を仲介する団体を、中小製造業の経営者らが自ら設立、運営しており、客足は年々、増加している。新たな取り組みへの思いや可能性を探った。(安田弘司)
東大阪市のホテル「セイリュウ」で23日午前、制服姿の高校生約70人が、ものづくり観光についての説明を聞いた。
「おっちゃん、髪は薄いけど、最近は(この髪の薄い頭を)電球じゃなくてLEDって言うんや。環境にも優しいで」。「大阪モノづくり観光推進協会」の足立克己事務局長(61)があいさつ代わりに頭をなでると、生徒たちは笑い、続く「ものづくりの歴史」の話に真剣に聞き入った。
◎ ◎
大阪観光協会(現・大阪観光コンベンション協会)で長年、観光事業に携わった足立さんに2008年、ホテル側が「もっと地域に役立ちたい」と相談した。年約5000人の修学旅行生が宿泊するが、選ばれる理由は観光目的ではなく、奈良や京都への利便性だ。東大阪市では「観光として見るものがない」というのが通説だが、足立さんは「街の誇りを見せるのが観光。ようけ、あるやないですか」と言う。町工場こそがそうなのだ、と。
1980年代に1万社を超えた中小製造業は、ここ20年でほぼ半減したが、一定面積への集積率はいまだに日本一。独自の技術で高度な品質を求められる部品類を作る町工場が、きら星のように立ち並ぶ。
「町工場のおっちゃんたちを見てもらえば、街のファン作りにつながる」。同ホテルが呼びかけ人となり、金属加工や人形製造などの町工場、旅行会社など15社がタッグを組んで、見学に協力する工場を探し、修学・見学旅行を誘致する。
初年度の09年度は、小学生から一般客まで8団体830人だったが、翌10年度には倍増し、12年度には58団体5994人に伸びた。来年度も既に35団体4163人の予約が入っている。生徒見学を受け入れている野田金属工業の野田邦雄社長(84)は「子どもに後ろに立たれると、作業する社員の背筋が伸びる。高い費用を使った研修より効果がある」と笑う。
見学費は取るが、協会運営費の大半は参加企業で負担する。利益を上げるのが目的ではない。〈町工場のおっちゃんたち〉は「我々の姿から仕事の面白さや魅力、ものづくりに懸ける思いが伝われば、子どもの記憶に残る」と信じるからだ。
旅行後、子どもたちから「技術も、心構えもしっかりした人になりたい」「たくさん挑戦、経験をして腕の立つ職人を目指す」などの感想が寄せられている。
◎ ◎
現在、河内地域の約50社で経営者の話や工場見学をパックにしている。今後さらに、少人数や一般向け「ものづくり体験ツアー」や、東京都大田区や新潟県燕市など他の町工場集積地との連携を……。足立さんたちの夢は膨らみ続ける。
「今は小さなプロジェクトだが、大阪、関西へと見学先を広げ、新たな観光モデルに育て上げたい」
◇次世代への継承策課題
「ものづくり観光」については、東京都大田区や広島県府中市など各地で研究や模索が進むが、地元企業の連携で旅行客を呼び込む東大阪市のように軌道に乗っているケースはまれだ。
同市での取り組みは、地元企業が行政などの支援に頼らず、地域の特色や良さを見直す新たな挑戦と評価され、今年度の「地域づくり総務大臣表彰」受賞が決まった。
一方、中小製造業や地域再生を研究する大西正曹・関西大名誉教授は「地域資源を生かす好事例だが、担い手を次世代にどう、引き継ぐかが課題だ」と指摘する。若者が街について語ったり、他業種も参加できるようにしたりと、街ぐるみで旅行客を迎える体制を整えることが、取り組みを持続させる鍵となりそうだ。
(2013年1月26日 読売新聞)
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130126/dms1301261438002-n1.htm
訪日観光客34・6%増 歴代2位の836万人2013.01.26
日本政府観光局(JNTO)は25日、2012年の訪日外国人旅行者数が前年比34・6%増の836万8000人だったと発表した。10年に次ぐ歴代2位となり、東日本大震災以前の水準に戻った。ただ、政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化をめぐる日中関係悪化の影響で、観光庁が目標としていた900万人には届かなかった。
昨年は格安航空会社(LCC)の参入で、航空座席供給量が増え、航空運賃も低下したことが追い風になった。個人観光ビザの発給要件の緩和などもあって、台湾やタイ、マレーシア、インドネシアなどからの旅行者が過去最高を記録。10月以降、失速した中国からの旅行者も37・1%増の143万人で過去最高だった。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130126/biz13012620300011-n1.htm
アクティブシニアを狙え、旅行各社がこだわりツアー
2013.1.26 20:27 (1/2ページ)
大手旅行各社が、「アクティブシニア」と呼ばれる旅行意欲の高いシニア層向けの営業を強化している。最大手のJTBは、こだわりの旅を提供する高級旅行専門店を大幅に拡充し、9日にリニューアルオープン。日本旅行はシニア向け旅行商品を扱う専門サイトを開設した。子育てを終え、資金的にもゆとりのある世代の顧客を増やすことで収益の安定を図る。
JTBは東京・銀座の高級旅行専門店「JTBロイヤルロード銀座」を別の場所に移転、スペースを2倍に広げた。8つの個室スペースや説明会場なども新たに備え、豊富な旅行経験や知識を持つ社員「旅のコンシェルジュ」を配置し、きめ細かく顧客の要望に対応するという。
取り扱う商品も、対象を60歳以上に絞った専用旅行ブランド「60歳からのゆとり旅 旅彩彩(たびさいさい)」などを設定。クルーズ旅行や富裕層向けのオーダーメード企画などにも力を入れる。商品はパック旅行でも200万円、オーダーメードでは1千万円クラスを取り扱うといい、店舗も高級感を重視したつくりとした。
アクティブシニアを取り込もうとしているのは他社も同じ。テーマ性や特別感を持たせた商品で需要の取り込みを急いでおり、チケットがとりにくいクラシックコンサートや、特別許可が必要な場所や世界的な建築物を鑑賞するプランなど独自の企画を競う。クルーズ旅行を強化している阪急交通社では「長期間旅行しやすいシニア層をメーンに販売を強化し、クルーズツアーだけで前年比60%増を狙う」(広報部)と力を込める。
60〜65歳の団塊世代を中心とする「アクティブシニア」は趣味など興味のあることへの投資に積極的とされ、さまざまなサービス業が新しい消費のリーダーとして注目している。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20130127ddlk07040130000c.html
浜街道・桜プロジェクト:新地からスタート 国道6号沿いに60本植樹 /福島
毎日新聞 2013年01月27日 地方版
震災と原発事故で大きな被害を受けた浜通りを桜並木で彩る「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」が26日、新地町で始まった。小雪の舞う中、地元の中高生や仮設住宅の住民などボランティアら約70人が参加し、国道6号の1キロ弱の区間に苗木60本を植えた。
開会式で西本由美子実行委員長(NPO法人ハッピーロードネット理事長)は「将来、浜通り、双葉郡の子どもたちが戻ってくる。満開の桜で迎えましょう」、加藤憲郎町長が「北の新地から、福島の復興を果たしましょう」と呼びかけた。
参加者は、道路東側に12メートル間隔で開けた穴に、高さ約1・5メートルの八重桜の苗木を丁寧に入れ、土をかぶせた。満開になるまで10年程度かかるという。
県立新地高校2年の木幡風渡(かぜと)さん(17)は「津波で海岸の好きな風景もなくなってしまったので、町が復興してほしい」、1年の鹿又(かのまた)大貴さん(16)は「きれいな花を咲かせてほしい。将来は、津波で壊れた家々を再建する仕事に就きたい」と話した。
プロジェクトは3月まで、新地町−いわき市の国道6号163キロに約1600本を植樹。10年間で常磐自動車道、地方道を含め2万本に拡充する計画だ。
実行委は植樹に参加するボランティアと、植樹後の管理費に充てる1口1万円のオーナーを募集している。問い合わせは、事務局電話080・6014・4372【高橋秀郎】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130127-00000001-kyt-l26
宇治観光、トリプルパンチ 名所で修理・改修相次ぐ
京都新聞 1月27日(日)8時59分配信
宇治市
京都府宇治市で世界遺産の平等院と宇治上(うじかみ)神社、桜の名所で知られる宇治川・塔の島(京都府立宇治公園)の3カ所が相次いで修理・改修に入り、宇治観光は看板の名所が見られなくなる「トリプルパンチ」に見舞われている。昨秋から工事を始めた平等院は拝観者が急減。それぞれの工事終了は来春以降になり、商業関係者からは「この一年は耐えるしかない」と厳しい声が出ている。
年間約110万人が訪れる平等院は昨年9月、56年ぶりに鳳凰(ほうおう)堂(国宝)の修理に着手。来年3月末まで内部拝観を取りやめた上、全体を覆う工事用の素屋根や幕で外からも見られない。昨年9〜12月の拝観者は前年同期より約6割減った。
拝観料を半額にし、過去の大修理に焦点を当てた展示会などを開催するが、担当者は拝観者の落ち込みを「見通せない」という。
宇治川対岸の宇治上神社でも22日から三十数年ぶりに国宝の本殿と拝殿の修理が始まった。拝殿は2月上旬にも素屋根に覆われ、年内は姿が隠れる。本殿も14年から1年間、同じ状態に。年間約60組が利用する拝殿での結婚式は休止となり、宮村徹宮司は「文化財の維持を考えればやむを得ない」と話す。
さらに両寺社の中間にある塔の島でも、宇治川改修に伴う国土交通省淀川河川事務所の工事が昨秋から本格化し、島の一部は立ち入り禁止になった。春の恒例イベント「宇治川さくらまつり」の主会場だが、工事の関係で桜や松など約100本が伐採され、景観は大きく変化した。
修理・改修について府教委文化財保護課は「国庫補助の決定がたまたま同じ年になった」と説明。河川事務所も「整備計画に基づき工事を進めている」としており、偶然3カ所の工事が重なった。
宇治市によると、観光などで市を訪れた人は源氏物語千年紀の08年に過去最高の556万人を記録したが、11年は東日本大震災の影響で486万人に低下。12年も円高や領土問題で外国人観光客が減り、回復は見込めない。市の調査で観光客の84%が平等院、36%が宇治上神社を訪れており、「今年はさらに厳しくなる」(商工観光課)とみる。
観光客向けの飲食店や土産物店は痛手を受けており、平等院表参道で雑貨店を営む古賀則行さん(38)は「売り上げが5〜6割減った」と嘆く。ただ14年以降は「リニューアル」された名所が見られるため、「観光客を呼び戻せるよう今から準備を進めたい」と工事終了を待ち望んでいる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130127-00000015-mailo-l14
七福神めぐり:江の島で人気 アベノミクス期待が拍車? /神奈川
毎日新聞 1月27日(日)10時35分配信
湘南の冬の風物詩・江の島歴史散歩「七福神めぐり」が好調だ。中でも商売繁盛や財福をつかさどる恵比寿(えびす)・弁財天(べんざいてん)・大黒天(だいこくてん)=イラスト・藤沢市観光協会提供=を氏神とする3神社が人気を集めている。デフレ脱却を目指す安倍政権の経済政策に対する関心と期待の高さが拍車をかけているようだ。
. 歴史散歩は、恵比寿をまつった皇大神宮(こうだいじんぐう)、弁財天の江島神社、大黒天の諏訪神社などを回る。1月中に七福神にいわれのある市内の8寺社を回りスタンプを集めると、七福神を染め抜いた縁起物「開運干支暦手拭(えとこよみてぬぐい)」が100円で買える。
例年の参加者は1月末までで約5000人だが、7日から始まった今年は26日までに4700人を超えた。
藤沢商工会議所の田中正明会頭によると「アベノミクスが成功するか、安倍バブルに終わるか、は大変な関心事」。金井正志郎専務理事も「このところ、暗い不況しか感じていない経営者は簡単に景気回復を信じられない。それが神頼みに向かわせるのでは」と話している。
問い合わせは同協会(0466・22・4141)。【永尾洋史】
1月27日朝刊
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http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1301/23/news055.html
桜の予想開花日、東京は平年並みの3月25日ごろ
ウェザーマップのさくら開花予想によると、東京は平年と同じく3月25日ごろが開花日となりそうだ。
[Business Media 誠]
ウェザーマップは1月23日、九州から関東・北陸の「さくら開花予想」を発表、東京は平年並みの3月25日ごろに開花すると予測した。全国38カ所の対象地点のうち、予想開花日が最も早いのは高知の3月21日ごろ、主要都市では大阪は3月27日ごろ、名古屋は3月25日ごろと予測した。
桜(ソメイヨシノ)の開花・満開は、気温に大きく左右される。ウェザーマップでは「この冬は寒さが続いたため、桜の花芽がスムーズに休眠から覚めた地域が多いと考えられる。2月から3月にかけては、気温のアップダウンはあるものの、極端な低温や高温が長期間続く可能性は低く、全体的に平年並みの気温となる見込み。このため、桜の開花も平年並みと判断した」とコメントしている。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2013012800039
閑古鳥鳴く観光地=回復基調の業界に冷や水−アルジェリア
27日、閑散としたアルジェリア北部ティパサの古代遺跡 【ティパサ(アルジェリア北部)時事】イスラム過激派によるアルジェリア人質事件は、1990年代の内戦の後遺症から回復基調にあったアルジェリアの観光業界に冷や水を浴びせた。観光地では、訪れる外国人観光客の姿もなく、閑古鳥が鳴いていた。
アルジェリアは、古代の岩絵で知られる南東部のタッシリ・ナジェールなど世界遺産にも恵まれている。
首都アルジェ西方のティパサ郊外の丘には、古代エジプトの女王クレオパトラ(紀元前69年〜同30年)の娘の墓ともいわれるピラミッドのような遺跡がある。しかし、人質事件の余波を受け、わずかに地元の人たちが散策しているだけだった。(2013/01/28-06:50)
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http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013013022131665/
コナン岡山・倉敷ツアーが好評 台湾観光客1000人超参加
台湾から多くの観光客を呼び込もうと、JR西日本が人気アニメの主人公にあやかった「名探偵コナン 岡山・倉敷ミステリーツアー」が好評だ。昨夏の開始から29日までに1289人が、貴金属店で宝石を盗んだ犯人を捜す想定のツアーに挑戦。地域活性化に一役買っている。
ツアーは、観光で岡山を訪れた江戸川コナンたちが、犯人目撃後に記憶をなくした女性と倉敷市の美観地区や岡山市の後楽園などをめぐる設定。
関西空港でツアーブックを受け取り、新幹線で岡山駅に着いた参加者らはコナンになりきり、ヒントが隠された岡山城など6カ所のチェックポイントへ。犯人を推理する傍ら、有名観光地を堪能しているという。
JR西は首都圏などからの観光客誘致を狙いに、岡山、広島県などで国内向けのコナンツアーを01年から実施。コナンは台湾でも放映され、人気があるため初めて企画した。
ツアーは2月末まで。JR西岡山支社は「台湾での岡山の知名度が上がったはず。3月から始まる『瀬戸内国際芸術祭2013』の呼び水になれば」としている。
(2013/1/30 22:30)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130201t12029.htm
観光復興へ一丸 仙台・宮城DC開幕まで2ヵ月、PR加速
宮城県内などで開催される大型観光宣伝「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」(DC)は、4月1日の開幕まで2カ月に迫った。2008年に続き2度目の今回は、東日本大震災からの復興をアピールし、観光客を呼び戻す好機となる。主催する仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会は2月15日、6月まで3カ月間のDCの概要を発表し、首都圏での誘客キャラバンなど事前のPR活動を加速させる。
概要は村井嘉浩知事、奥山恵美子仙台市長、里見雅行JR東日本仙台支社長らが仙台市内で記者会見して発表し、期間中の催しなどを説明する。
最大の特徴は沿岸の津波被災地の復興支援だ。仮設商店街での買い物や被災地のグルメなどを売り込む。観光客に震災の教訓を語り継ぐ事業も計画しており、「震災語り部ガイド」の養成が既に各地で進んでいる。
推進協は2月28日〜3月1日に宮城を除く東北5県のJR主要駅で「東北キャラバン」を、3月7〜8日には新宿、池袋、大宮など関東の主要駅で「首都圏キャラバン」を展開する。旅館おかみらがガイドブックなどを配る。
県民の開幕ムードも盛り上がりつつある。推進協が結成を呼び掛ける「笑顔でおもてなし隊」は1月30日現在、40グループが発足。仙台商工会議所も商店街の女性を中心に大規模な「仙台・街でもてなし隊」を2月5日に結成する。
同月15日にはみやぎおかみ会、仙台ホテル総支配人協議会など宿泊施設関係者が、仙台市内で合同の総決起大会を開く。仙台商議所も22日に同様の大会を行い、DC開幕へ気勢を上げる。
推進協は「期間中の事業メニューはおおむね整った。開幕までに観光客をもてなす意識をさらに盛り上げたい。前回DCの経験も生かし『オールみやぎ』の態勢を敷く」と意気込む。
2013年02月01日金曜日
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http://www.sannichi.co.jp/local/news/2013/02/02/11.html
2013年02月02日(土)
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県内観光客2割減 日帰りに大打撃
昨年12月の笹子通行止め
中央自動車道笹子トンネルの通行止めの影響で、山梨県内の観光・レジャー施設を昨年12月に訪れた観光客は、前年同期より2割減少したことが、県の調査で分かった。宿泊施設は約1割の減。首都圏から通行止め区間を経ないで訪れることができる富士・東部地域も観光客が減った。県は「首都圏からの日帰り観光で特に大きな打撃を受けた」としている。
調査は1月10、11の両日、日帰り温泉施設やゴルフ場など観光・レジャー施設20カ所、宿泊施設15カ所を抽出して、聞き取りで実施。昨年12月の利用状況を調べた。
同月の観光・レジャー施設の入り込み客数は11万3514人で、前年より約3万人(21%)減少した。圏域別では峡東地域の落ち込み幅が最も大きく、前年より28・8%の減少。峡中も26・5%減、峡北19・3%減、峡南13・5%減、富士・東部地域12・2%の減少となった。
旅館やホテルなどの宿泊客数は3万1988人で、10・4%減った。圏域別では、峡中12・7%減、峡東11・2%減など。各施設からは「例年利用していた常連客も減った」(峡北地域の宿泊施設)、「値下げしたため、利用者数よりも利益率の減少が大きい」(峡東地域の宿泊施設)といった声が寄せられたという。
各施設からは事故によるマイナスイメージの払拭ふっしょくを求める要望が多く寄せられ、県は「今後も首都圏で山梨観光のキャンペーンを強化していく」としている。〈樋川義樹〉
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201302022
花見山全面開放 2年ぶり 観光復興に期待「桃源郷」として名高い福島市の花見山は1日、2年ぶりに全面開放された。
初日から市内外のファン約50人が訪れた。
天候に恵まれて寒さも緩み、雪が積もる中で鮮やかに咲くロウバイの花を観賞しながら散策していた。
(29面に関連記事)昨年は花木の養生のため、花見山のうち、阿部一郎さん(93)が所有する中心部の「花見山公園」について開放を中止したが、再開を求める観光客らの要望に、阿部さんをはじめ地元住民らが応えた。
春の観光シーズンに向け、東京電力福島第一原発事故の風評被害に苦しむ地元の観光復興の起爆剤となることが期待されている。
最盛期の4月6日から同29日(予定)までは周辺の道路で交通規制を実施し、シャトルバスを運行する。
2013年02月02日 10時05分 配信
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130201/biz13020109070011-n1.htm
クール・ジャパン新機軸 アニメから食や観光に裾野拡大
2013.2.1 09:03 (1/3ページ)
官民ファンドで後押し
日本のアニメや音楽、ファッションなどを世界に広め、産業振興につなげる政府の「クール・ジャパン」戦略が新たな局面を迎えている。コンテンツ産業の海外展開にとどまらず、食や観光など関連産業の伸長につなげようという動きが本格化してきた。安倍晋三政権も2013年度に創設する官民ファンドの規模を拡大する方針を打ち出しており、「オール・ジャパン」の取り組みに期待が高まっている。(フジサンケイビジネスアイ)
SNS活用など奏功
シンガポールの目抜き通りにある大型商業施設「プラザ・シンガプーラ」で1月18日、岡山県倉敷市の児島地区で生産されるデニムのPRイベントが開かれた。10ブランドを披露するショーには現地の芸術系専門学校生も協力。小売業者など100人が詰めかけ、60席の定員を上回る盛況ぶりだった。
会場になったのは、東京の渋谷や原宿で人気のファッション、化粧、雑貨ブランドを集めた店舗「JRunway(ジェイランウェイ)」。ファッションブランドの海外進出を支援するアパレルウェブ(東京都中央区)などが倉敷側から委託を受け、約340平方メートルの店舗内でイベントを仕掛けた。
アパレルウェブが企画したジェイランウェイは12年10月29日にオープン。海外事業本部マネージャーの黒沢英樹氏は「日本のブランドの認知度は低いが、最先端の感覚を持つ日本の消費者にもまれてきたブランドは通用する」と手応えを話す。
経済産業省のクール・ジャパン戦略推進事業の一つとして同社はシンガポールで10〜11年に期間限定店を営業。売上高が想定を約3割上回ったうえ、東南アジアの地理的中心という好条件も踏まえ本格進出を決めた。
ジェイランウェイには奇抜なイメージの原宿系だけでなく、シンプルなファッションもそろう。知名度を高めるためアジアの人気ブロガーをイベントに招待したり、フェイスブックなど交流サイト(SNS)も活用。地道な取り組みが奏功し、取り扱いブランドは40以上に増え、6月の達成を計画した月2000万円の売上高を前倒しで実現できる勢いだ。周辺国への出店を加速させ、5年以内に東南アジアで約50億円の売上高を目指す。
500億円出資計画
経産省によると11年にファッション、コンテンツ、観光のクール・ジャパン事業3分野で取り込んだ海外需要は2兆3000億円。関連産業の裾野を広げる取り組みも始まり、日本の「ご当地グルメ」をタイで広めるため1月中旬に実施されたテスト販売では、博多のもつ鍋などが並んだ。企画に加わった飲食店インターネット検索サービス、ぐるなびの担当者は「日本食への関心は高かった」と話す。
経産省は「アニメなどで日本ファンを増やし、日本食の消費や日本への観光旅行を促す好循環を作りたい」とし、20年に3分野で8兆〜11兆円、食を合わせて17兆円へ拡大をもくろむ。
その柱となるのが、13年度に創設する運営期間約20年の官民ファンド「クール・ジャパンファンド(仮称)」だ。関連商品を集めた商業施設など大規模事業を計画する企業連合に長期資金を供給し、海外進出を支援する。政府は13年度当初予算案で産業投資特別会計から500億円の出資を計画。民主党政権下では約400億円が想定されていたが、異例の増額となった。
ただ、企業側からは「世界観の異なるブランドが並んでも効果がなく、組み合わせが大事」との指摘もある。日本のブランドが分野横断の相乗効果を発揮できるのか、真価が問われるのはこれからだ。(会田聡)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20130202-OYT8T00028.htm
経済効果最大の116億円 「砂の美術館」第5期
過去最高の経済波及効果があった第5期展示で英国をテーマにした砂像に見入る来館者(昨年4月、鳥取市の鳥取砂丘砂の美術館で) 鳥取市は1日、砂像を常設展示する世界初の「鳥取砂丘砂の美術館」で、昨年4月14日〜今年1月6日に開いた第5期展示の経済波及効果が、過去最高の116億5000万円に上ると発表した。市は、天候に左右されない常設型の美術館となったことで、悪天候でも観光客が集まるようになったことなどが要因とみており、今後、砂丘観光とセットで楽しめるスポットとしてPRに力を入れる。
(家城健太)
同市では2006年から屋外にテントを設営して砂像を展示してきたが、砂像を観光資源にしようと、同市が約5億8000万円をかけて全面ガラス張りの鉄筋コンクリート造りの施設を整備。北西側を眺めると鳥取砂丘が広がり、砂像と一緒に雄大な自然の風景を楽しむことができる。
展示は定期的に入れ替えることにしており、昨年4月からの第5期展示は、ロンドン五輪にちなんで「砂で世界旅行・イギリス」をテーマにロンドン塔など16の砂像を展示し、英国の歴史や街並みを表現。期間中、約52万人が来場した。
市が期間中、来場者を対象に交通手段や宿泊日数などを尋ねるアンケートを実施。4485人から得た回答を基に試算したところ、10年4月〜11年1月に開かれた第4期展示の72億2000万円を大きく上回った。
市の試算では宿泊費や飲食代、交通費、入場料など来場者が消費した額を示す直接的経済効果は59億2000万円。土産物や飲食物の販売などと従業員の給与などの間接的経済効果は57億3000万円とした。
また、新聞や雑誌に記事が掲載されたり、テレビやラジオで紹介されたりしたものを広告費に換算した宣伝効果は1億3000万円に上るとしている。
来場者アンケートによると、県外からの来場者は85・1%。県外客のうち近畿圏からの来場者は半数を超えた。来場者のうち、宿泊した観光客は56・1%で、第4期展示に比べて約6ポイント増加した。
市は、天候に左右されない常設型の屋内展示となったことで、旅行会社のツアーなどに組み込まれやすくなったことや、宿泊客が増えたことなどが、集客や現地での消費の増加につながったとみている。
竹内功市長はこの日の定例記者会見で「非常に大きな経済効果が地域に生じた。今後、さらに市の中心市街地や他の観光地に観光客を誘客するなど経済効果を広げるように努めたい」と喜んでいた。
(2013年2月2日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20130131-OYT8T01765.htm?from=localtop
「世界遺産へ一歩」 奄美・琉球暫定リスト入り
奄美の希少動物の代表格、アマミノクロウサギ(1998年9月、奄美大島で) 31日の世界遺産条約関係省庁連絡会議で決まった「奄美・琉球」の世界自然遺産暫定リスト入り。関係者は「登録に向けた第一歩」と喜び、自然や希少生物を保護する取り組みを進めていこうと改めて誓った。
「奄美・琉球」は、2003年に環境省と林野庁が開いた検討会で、知床、小笠原諸島とともに候補地に選ばれた。奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の4地域が、登録の有力地域と見込まれている。
奄美大島と徳之島はアマミノクロウサギを始めとする「大陸遺存種」が多く生息し、国内のは虫類の65%の種類が生息。多様で固有性の高い生態系が残る。
県や奄美群島の12市町村などは07年、登録推進協議会を発足させ、啓発活動や国への要望などを続けてきた。08年に自然資源利用の適正化を検討する奄美群島エコツーリズム推進部会を設置し、登録推進体制の整備も進めてきた。
暫定リスト入りを受け、登録推進協議会会長の朝山毅・奄美市長は「国や県と連携しながら、住民とともに登録へ向けて諸課題への取り組みをさらに進める。豊かな山や海を保護しながら、未来の子どもたちへ引き継ぎ、持続的な島の振興につなげていこうと、決意を新たにしている」とのコメントを発表した。
伊藤知事も「世界遺産登録に向けた大きな一歩。希少野生生物の保護や住民の気運醸成に努め、世界自然遺産候補地にふさわしい取り組みを進めていきたい」との談話を発表した。
世界自然遺産への推薦地域は、国の保護地域であることが必要なため、環境省は13年度中の国立公園指定を目指す。15年1月に国の保護対策などを盛る正式な推薦書を国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会に提出。ユネスコの諮問機関・国際自然保護連合(IUCN)による現地調査が行われ、早ければ16年6月の世界遺産委員会で登録が決まる。
環境省は今後、県や地元自治体とともに、地域連絡会議を設置。生態系の保護や外来種駆除、観光客対策などを進めていく。
(2013年2月1日 読売新聞)
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>>2150
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301110022.html
'13/1/11 中国新聞
宮島来島、最多の404万人
世界遺産の島・宮島(廿日市市)の昨年1年間の来島者数が404万人に上ったことが、市のまとめで分かった。ことしはNHK大河ドラマ放映後の反動減が予想される中、水族館などはリピーター確保や滞在時間の延長を通じて、おもてなしの質の向上を図る。
市観光課によると、昨年1年間の来島者数は404万7164人で、2011年の363万1029人から11%増加。集計が残る1964年以降で過去最多となった。87年から集計する厳島神社の参拝者数は初めて200万人を突破し、224万8169人だった。
市などは、NHK大河ドラマ「平清盛」放映による旅行客の増加や、11年8月の宮島水族館のリニューアル効果の持続、「世界遺産の島」として雑誌などで取り上げられることによる知名度の向上などが要因とみている。
大河ドラマ「毛利元就」放映翌年の98年の来島者数は前年比14%減少。観光関係者は今回も一定の減少は避けられないとみている。
こうした中、昨年約67万人が訪れた水族館はことし、企画展や舞台裏見学などを強化。「スナメリの出産や体験型イベントを通じて、リピーターを確保したい」とする。
一方、弥山展望台は9月末にも建て替えを終える。市は弥山登山のPRを進めて、島内で滞在時間を延ばしてもらう工夫を凝らす。
【写真説明】解体開始前日の6日、登山客たちでにぎわう弥山山頂の展望台。市などは秋の建て替え後の利用促進を図る
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130201-00000052-it_nlab-sci
そして伝説へ――岡山市、観光PRサイトで本当に「大都会岡山」なのかを検証する
ねとらぼ 2月1日(金)15時18分配信
岡山市役所地下食堂で大都会カレーはいかが?
大都会岡山――。ネットで岡山市を指す際に使われる定番ネタで、東京やニューヨークにも負けない近未来的な都市を岡山市は形成していることになっているというもの。このネタについて岡山市職員も把握しており、困惑しているという。
2月1日より岡山市が開設した観光PRのために制作された特設サイトで、「はたして本当に岡山は大都会なのか?」を動画で検証している。動画では大都会ではないかもしれないが、市役所地下の食堂で「大都会カレー」なるものが2月4日から28日までの期間限定で発売されると告知している。岡山市、ノリはいいようだ。
こちらは1月29日に岡山市の高谷茂男市長が、岡山市を桃太郎市に改名するとの記者会見を動画で公開した特設サイトが更新した後のコンテンツの1つ。鬼に操られた結果、「うどん県」や「おしい!広島県」をパクってしまった(両自治体から了承済み)と、本来あるべき姿のキャンペーンサイトを公開した。ちなみに市長は岡山市南方保育園で実施した事業開始イベントにて、園児たちの節分の豆まきにより、市長を操っていた鬼は退散したとのこと。
新たに発表されたキャッチフレーズは「伝説の岡山市」。岡山市の魅力を「知られざる伝説」という切り口で発信していく。大都会岡山も伝説の1つというわけだ。
特設サイトでは岡山市出身の俳優・甲本雅裕さんが市立探偵(市の探偵)に扮して「大都会岡山」をはじめ、「世界中で今、桃太郎が生まれている」などの伝説の真実を探る動画を配信している。BGMは、甲本雅裕さんの兄である甲本ヒロトさんがかつて活動していたバンド「ザ・ハイロウズ」の「日曜日よりの使者」を採用した。
今後、特設サイトでは、岡山城や後楽園、果物王国、西大寺会陽など、岡山市の魅力を伝える動画を順次公開していく。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/39781.html
熱帯びる観光戦略 「リアル・ふくい」磨く時だ
(2013年2月3日午前7時02分)
. 「福井の観光をアピールする妙薬はないですか」「そんな特効薬があったら教えてほしいくらいです」。こんな会話が自治体や観光関係者の間で交わされている。
2014年度には北陸新幹線が金沢まで開業し、中国自動車道吉川JCT(兵庫県)と敦賀を結ぶ舞鶴若狭自動車道も全線開通。中部縦貫自動車道も永平寺大野道路が北陸自動車道と福井北JCTでつながる予定だ。整備が進めば本県と3大都市圏が環状ネットワーク化され、物流や交流人口増に最大の好機となる。
県は当初予算編成の重点事項に誘客の拡大を挙げ、観光・ブランド対策に本腰を入れ始めた。いかに成果を出すかだが、課題は少なくない。
■最大の好機生かせ■
地域経済が低迷する中、観光収入は大きな魅力だ。だがチャンスはリスクと隣り合わせ。新幹線の終着駅効果が生まれる金沢に一極集中、本県の潜在観光客を吸収する可能性がある。整備効果を県全域に波及させるため県は昨年3月、「新高速交通ネットワーク活用・対策プラン」を策定し、推進体制を構築した。
県と市町一体となった観光地の魅力アップ事業や観光地への2次交通アクセスの充実、広域連携の強化などを推進する。これらはハードやシステム中心だが、旅の楽しさは利便性だけではない。対策に挙げる満足度の向上やリピーターの拡大、情報発信、誘客プロモーションの強化はソフト面の大切な課題だ。行政は仕掛け人であり、実行する民間、地域のやる気が問われることになる。
■知名度の低さ難問■
県内の年間入り込み数はここ数年1千万人前後で推移。2千万人を超す石川県とは人数の差や観光資源の優劣だけではなさそうだ。
ブランド総合研究所(東京)が昨年7月に調査した「魅力度ランキング」によると、本県は38位で石川13位、市町村別では100位以内に一つも入っていないが、石川は4市ある。かつて大手学習用地図出版社が小学生高学年を対象に実施した「認知度調査」で本県は全国最下位だった。こうした知名度の低さはブランド力の弱さと無関係ではない。
観光産業は各県とも重要テーマ。リクルート(東京)が昨年4月行ったネットによる宿泊旅行調査を通して根本的な課題が浮かび上がる。
「地元ならではのおいしい食べ物が多い」では全国5位(石川7位)と高位置だが、来訪者の「満足度」では20位(同14位)、「今後の来訪意向」は前年同様42位(同14位)だった。ある観光業者は「リピーターの少なさは致命的」と指摘する。「旅行先で良い情報が入手できた」も38位(同27位)である。魅力の薄さは、落としたカネが全国平均を下回る結果となって表れている。
■観光は感動産業だ■
県外から移住した人が「付き合うとその良さが分かるが、とっつきにくい」と県民性を評した。誘客のキーワード「おもてなし」が、短い出会いの中で十分伝わるか、疑問だ。温泉でもワンストップ型のホテルが増え、宿泊の満足度は高くても、まちの魅力が乏しくては「非日常」の楽しさも半減してしまうだろう。
旬の食材提供や商品開発など地域を潤す努力も大事な要素だ。しかし顧客本位のもてなしとは何かをもっと踏み込んで考えたい。旅行形態がますます多様化している。団体から個人型に移行。候補地や宿泊先などのネット検索が定着し、低料金で仲間や家族が楽しむケースが増えている。こうした客層は「口コミ」にとても敏感だ。一方で中国、台湾などアジアをターゲットにした外国人獲得戦略も熱を帯び始めている。
観光キャンペーンの一つに「リアル・ジャパン」がある。「実際に本物の魅力に五感で触れ、感動に浸る旅」である。果たして、もてなす側自身に感動があるだろうか。
最近の「ご当地映画」で丸岡城や一乗谷朝倉氏遺跡、県立恐竜博物館など新旧の観光素材が温(ぬく)もりの物語性を持ち始めた。そこに必ず地域の人たちとの触れ合いがある。日々の生活の中にこそ観光資源があるはずだ。本物の「リアル・ふくい」実現へ磨きを掛けたい。(北島 三男)
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http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20130203/CK2013020302000035.html
犬山集客、あの手この手 市観光協会など新企画
2013年2月3日
春の観光シーズンににぎわう犬山の城下町。左上奥が犬山城
犬山市を訪れる観光客が増え続ける中、市観光協会などは、春から新しい企画を打ち出す。(1)観光シーズンだけに販売していたお得な「城下町きっぷ」を通年化(2)国宝犬山城と野外民族博物館リトルワールドのセット入場券を販売−の二つ。協会は「さらに多くの人に来てほしい」と意気込んでいる。
犬山市の観光客数の目安となる犬山城の年間入場者数は、名鉄との観光タイアップ「犬山キャンペーン」を始めた二〇〇七年から六年連続で増加。〇六年までは二十万人前後だった人数が一一年、一二年は四十二万人台に達し、倍増した。
ただ、伸び率が鈍化しているのも事実。観光協会の担当者は「今のままではもう横ばいが精いっぱい。春と秋の観光シーズンだけでなく、年間を通じて観光客が来るようになれば、五十万人到達も可能だ」と話す。
実際、昨年を月別で振り返っても四月は六万人、十一月は四万七千人と春秋は多いのに対し、二月は一万七千人、七月は二万四千人にとどまり、季節でかなりの差がある。
こうした現状の打破に貢献しそうなのが「城下町きっぷ」の通年化だ。一一年春のキャンペーンから始めた商品で、犬山までの名鉄の往復乗車券が一割引きになる上に、市内のスイーツや犬山城入場料の割引クーポンが付く。「五平もちなど有名なお店の割引がうれしい」などと好評で、一一年は春と秋のキャンペーン期間中に計一万枚、一二年は春、夏、秋のキャンペーン中に計一万五千枚が売れた。
今年は、三月一日から新しい「城下町きっぷ」の販売を始める。名鉄往復乗車券と犬山城入場券が一緒になった割安チケットで、スイーツなどの割引クーポンも付く。具体的な価格と詳細な内容は検討中。協会は「一年中、買えるので、これまで観光客が少なかった季節にも来てほしい」と期待する。
一方、犬山城とリトルワールドのセット入場券も三月一日から販売を始める。通常二千百円(リトルワールド千六百円、城五百円)が千八百円になる。
これには先行例があり、昨年三〜五月、城と博物館明治村のセット入場券を試行的に販売。予想の四倍の四千枚が売れたため、通年販売に変更した。好調は続き、六〜十二月は一万枚が売れた。
犬山城とのセット入場券の販売を始めるリトルワールド=犬山市で
リトルワールドのセット券導入は、この人気を受けた第二弾。それぞれの窓口で販売するため、「せっかくだから犬山城にも行ってみようか」などと、互いに観光客を送り込む効果が期待できる。
課題になるのは観光客の足の確保。明治村と城については、昨秋のキャンペーン期間中の五日間、両者を結ぶ無料の直通バスを走らせた。明治村とリトルワールドを運営する名鉄インプレスの担当者は、このバスについては今春のキャンペーン期間中にも数日間、運行させる方針を示す。
一方、リトルワールドと城を結ぶバスについては「明治村のときも半年たってから走らせた。まず観光客のニーズを見極めたい」としばらくは様子を見る考えだ。
◆記者の目
確かに観光客を増やすなら、狙いはオフシーズンだ。春や秋の観光シーズンは休日ともなれば城下町の駐車場や通りは車や人であふれ、受け入れる余地は少ない。特に駐車場は足りず、犬山市や名鉄は電車での来訪を呼び掛けてきた。それだけに、電車で来た観光客が困らないよう、城と明治村、リトルワールドを結ぶ交通手段は確保すべきだろう。
(金森篤史)
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http://mainichi.jp/select/news/20130206k0000m030028000c.html
韓国:「中華圏」からの観光客、初めて日本上回る…昨年
毎日新聞 2013年02月05日 18時59分
【ソウル澤田克己】韓国政府系の韓国文化観光研究院は5日、韓国を昨年訪れた外国人観光客のうち、中国と台湾、香港を合計した「中華圏」からの観光客が初めて日本を上回ったことを明らかにした。今年は中国だけで日本を上回ることが確実という。
研究院によると、昨年の観光客数は日本が前年比7%増の約352万人。中国は同27.8%増の約284万人だったが、台湾と香港を加えた「中華圏」で見ると約375万人で日本を上回った。
日本からの観光客数は昨年9月から減少傾向にあり、10月以降は前年比2割以上減という落ち込みが続いている。昨年8月に李明博(イ・ミョンバク)大統領が島根県・竹島に上陸してからの両国関係悪化や円安を反映したものとみられている。
研究院は「日本からの観光客数は今年1月になっても反転していないが、中国からの観光客は今年も大きく伸びそうだ。今年は、中国だけで日本を上回ることになるだろう」と予測している。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301190046.html
'13/1/19 中国新聞
広島ユースホステル、廃止へ
広島市は、宿泊客の低迷や施設の老朽化のため休館している「広島ユースホステル」(東区牛田新町)を3月末で廃止する方針を決めた。一方、ユースホステルで続いていた平和学習の取り組みを市内の他の外国人向け宿泊施設で引き継げるよう支援する。
指定管理者のNPO法人が経営難から辞退したのを受けて市は2012年4月、施設を休館。建て替えや改修をした上で再開するかどうかを検討した。
その結果、建て替えに5億円、改修に4億円の費用がかかる一方、ユースホステルと同じように比較的安く泊まれる施設ができて利用客の大幅な増加は見込めない、として廃止を決めた。
ユースホステルは被爆者が外国人向けに体験を語る平和学習の場でもあった。市は市内の外国人向けの旅館やゲストハウスに、同様の取り組みを続けてもらうよう呼び掛ける。英語の教材を配るといった支援を想定する。
被爆体験を語ってきた梶本淑子さん(81)=西区=は「外国人や学生は熱心に聴いてくれた。残念だが他の施設から求められれば協力したい」と話す。
ユースホステルは1960年に開業。ピークの72年度に2万5600人が利用したが、その後の利用者数は右肩下がりに。福島第1原発事故による外国人旅行客の大幅減も重なり、11年度は8246人に落ち込んだ。
市は跡地の売却を視野に入れる。2月14日開会予定の市議会定例会に廃止条例案を提案する。
【写真説明】広島市が廃止を決めた広島ユースホステル。現在は休館している
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1302100004/
「尖閣」で激減の中国人観光客、鉄道やホテルが春節企画で呼び込み狙う/神奈川
2013年2月10日
10日は中国の旧正月「春節」。例年、春節休暇を使い、東アジアを中心とする大勢の外国人が日本へ旅行に訪れるが、昨年9月の尖閣諸島問題以降、中国人旅行者が大幅に減少した。そうした中で迎える今年の春節。箱根町や横浜市の観光関連事業者は各種企画を用意し、外国人旅行者の取り込みを狙っている。
小田急電鉄は外国人に人気の温泉地・箱根への誘客につなげようと、今年も、外国籍のパスポートを提示した客を対象に「春節限定箱根フリーパス」を発売。箱根・桃源台ターミナルでは10〜12日の3日間、もちつき大会や抽選会などを開催。書道や折り紙といった日本文化を体験できる場も設ける。「従来から個人客が中心。尖閣諸島問題の発生以降も特に大きな影響はなかった」と担当者。今年の春節も、「多くの方の利用を期待している」。
春節に合わせて、羽田空港を経由して訪日する外国人を対象にキャンペーンを展開しているのは京浜急行電鉄だ。英語、韓国語、中国語簡体字・繁体字で作成したフェイスブックや中国版ツイッターを活用。同社のページを「シェア(共有)」し、京急線羽田空港国際線ターミナル駅などで画面を提示した客にプレゼントを進呈する。「シェア」により、友達などに同社の情報が広まることが期待できるという。「ターゲットは今後、リピーターになり得る若年層」と意気込む。
横浜駅西口の横浜ベイシェラトンホテル&タワーズは春節期間中、台湾の団体客の予約が4件、計約150人入った。ほぼ昨年並みで、都内や富士・箱根方面の周遊ツアーの中で1泊するという。今年は初めて、日本人向けの春節プランも販売する。
尖閣諸島問題が日中関係に影を落としているが、担当者は「訪日旅行への機運が再び高まり、増加に転じてくれれば」と話している。
◆3月スタートの東横線直通運転で埼玉にもPR
横浜中華街(横浜市中区)では10日から祝賀行事が始まる。昨秋の国慶節では、パレード中止など規模を縮小したが、今回は一転して公演などを拡充。3月から東急東横線との相互直通運転でつながる埼玉方面にもPRを広げ、盛大に祝う。
東横線は3月16日から、東京メトロ副都心線と相互直通運転を開始。中華街の最寄り駅「元町・中華街駅」まで埼玉県の所沢や川越方面から乗り換えなしでつながることになる。
春節行事を主催する横浜中華街発展会協同組合は、相互直通運転を来客増の好機と捉え、チラシを昨年の7万部から10万部に増刷して一つの路線となる西武、東武沿線にも配布。内容も従来のA4判1枚から同3枚分に増やして充実させた。
イベントも、獅子舞やパレードを従来通り実施、公演内容や装飾などは拡充する予定だ。
昨年10月の国慶節は、尖閣諸島の国有化による日中関係の悪化の影響を懸念、パレードを中止した。同組合によると、中華街全体でも若干の売り上げ減がみられたという。しかし翌11月以降は客足も回復しており、李宏道組合理事長は「多くの人と春節を祝いたい」と来場を呼び掛けている。
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http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/02/post_6204.html
【いわき湯本温泉】 名湯復活の岐路 風評 観光客減、作業員も受け入れ ジレンマ抱える
原発事故の影響で岐路に立ついわき湯本温泉。関係者は新たな魅力づくりに取り組んでいる
いわき市を代表する名湯・いわき湯本温泉が県内有数の観光地としての復活の岐路に立っている。いわき湯本温泉旅館協同組合加盟27軒のうち、5軒が観光目的などの一般客、7軒が復興作業員を専門に受け入れ、残りの15軒が双方に対応する「すみ分け」をしながら営業を続けている。観光客を呼び込みたいが、風評被害による宿泊客の減少で、全ての旅館が一般客のみで営業できる状況になっていない。さらに復旧復興の推進に不可欠な作業員の宿舎を確保しなければならないというジレンマを関係者は抱えている。
■耐えるしか
いわき湯本温泉は「三函(さはこ)の御湯」と呼ばれ、開湯は奈良時代にさかのぼるとされる。愛媛県の道後、兵庫県の有馬両温泉とともに「日本三古泉」として知られる。豊富な湯量に加え、JR常磐線や常磐自動車道沿いで最大の温泉地としてにぎわっていた。
体験交流型観光イベント「いわきフラオンパク」の開催などで交流人口の拡大につなげてきたが、東京電力福島第一原発事故の発生以降、宿泊客の足は遠のいたまま。その一方で、周辺のアクアマリンふくしま、スパリゾートハワイアンズなど各種施設が再開し、同温泉の観光地としての復活に期待を寄せる関係者は多い。
しかし、一般客を専門に受け入れる「雨情の宿 新つた」のおかみ・若松佐代子さん(55)は「客足は戻りつつあるが、風評被害の影響は根深い」と唇をかむ。
旅館は明治10年創業の老舗だ。平成23年9月まで広野町の2次避難所となり、一時は町民約70人を迎え入れた。震災前まで従業員約70人を雇用していたが、震災後は家族5人だけで避難者の対応に当たった。避難所の閉鎖に合わせて一般客専門の形態に戻し、24年3月に再出発した。
ただ、関東圏を中心に誘客しても、思うように客を呼び戻せず、現在も平日は空室が目立つ。1月の利用客は約1300人で、平成22年1月に比べると6割程度にとどまる。 「原発事故が完全に収束すれば、観光客に安心感が生まれるはず。今は耐え抜くしかない」と自分に言い聞かせる。
■利益少ない
作業員専門の旅館は、現在は盛んに行われている復旧事業が今後ピークを過ぎて、宿泊者数が減る懸念を抱えている。さらに受注業者が作業の長期化を見据えて自前の宿舎を設ける傾向にあり、経営への不安に拍車を掛けている。
ホテル柏専務の小松厚司さん(36)は「作業員の宿泊にできる限り協力し、被災地の復興を支えたい」と話す。ただ、「作業員の宿泊が減れば、経営が成り立たなくなる旅館が出てくるかもしれない」と険しい表情を見せる。ホテル柏は客室14室で、震災前と同じ従業員10人を雇用している。地物の魚を使ったいけす料理を売り物にしていたが、原発事故でいわき沖の漁は自粛されたままだ。仮に一般客の受け入れを再開しても、自慢のサービスを提供できる状況にはないという。
旅館協同組合によると、作業員の宿泊費は1日5000〜7000円に抑えられているため、電気代などの経費を考慮すると利益は少ない。一般客に軸足を移そうとしても、1度解雇した従業員が他の仕事に就くなどして呼び戻しにくいため、一般客の受け入れに二の足を踏む旅館もあるという。
■両立にも悩み
双方の客を迎える宿泊施設にも悩みはある。「湯の宿 美笹」のおかみ・安島祥子さん(63)は「規模が小さな旅館で完全に両立させるのは難しい」と明かす。
最大約40人の宿泊が可能だが、作業員の宿泊が大半を占める。一般客の利用はわずかで、県外からの宿泊はほぼ皆無という。一般客の宿泊に備えて食材を余分に確保しておくことはできず、一般客の当日予約には対応できない日もある。
作業員の宿泊要請が急に舞い込む日も少なくなく、「(旅館の)収容人数を考えると、一般客から宿泊予約があっても受けるかどうか迷ってしまう」と頭を悩ませる。
背景
いわき湯本温泉旅館協同組合によると、避難者と作業員、一般客を合わせた平成23年度の宿泊客数は約32万5000人。単純比較はできないが、一般客と日帰り客を集計した22年度よりも約2万2000人増えている。しかし、24年度に入り、作業員の宿泊が減った結果、24年4月から12月までの宿泊客数は約17万4000人で、原発事故後の23年度同期よりも約8万3000人減った。また、客単価の低下に伴い売上高は大きく落ち込んでいる。
(2013/02/10 10:37カテゴリー:3.11大震災・断面)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130209/biz13020908380013-n1.htm
「春節」商戦、観光・流通業界が対応苦慮
2013.2.9 08:37 (1/2ページ)[流通]
中国人に人気が高い炊飯器などを集めたツーリストコーナー。春節期間中は、普段の5割増しの在庫を揃える=東京都千代田区の「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」(山沢義徳撮影)
昨年9月の沖縄県・尖閣諸島の国有化以降、初めて迎える中国の春節を前に、国内の流通業界が対応に苦慮している。中国からのツアー客が減る中、個人で来日する中国富裕層の購買力に期待をかける店舗がある一方、中国人観光客に見切りをつけ、増える東南アジアからの観光客に狙いをシフトする動きも出てきた。
「残念ながら、(中国からの)団体旅行がすぐに急回復する状況にない」。井手憲文観光庁長官の言葉には力がない。
日本政府観光局(JNTO)によると、平成24年の訪日外国人約836万8千人のうち、中国人は約143万人で過去最高だったが、尖閣諸島問題による日中関係が悪化した昨年9月中旬からは、「団体旅行を中心に訪日旅行客が減少」(JNTO)している。
ただ、数少ないながら、富裕層の個人旅行客に的を絞り、販売増を目指す店舗もある。
「留学生など、中国語が話せるアルバイトを集中的に増員した」と話すのは、ヨドバシカメラマルチメディアAkiba(東京都千代田区)の担当者。きめ細かな接客で、富裕層の個人客のまとめ買いを促す。人気の電気炊飯器などは、通常の5割増しの在庫をそろえて手ぐすねを引く。
ただ、百貨店など流通業界では、中国人観光客に見切りをつける動きが徐々に広がっている。
東京・銀座の百貨店では、タイやマレーシアなど東南アジア諸国の観光客が増加。安倍政権発足後に進んだ円安もこうした動きを後押ししており、「中国人客の落ち込み分をカバーしている」(松屋銀座本店)。家電量販店でも、「欧米人の姿が目立つ」(ヨドバシカメラ)ようになり、高級腕時計などを中心に販売を伸ばしているという。
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http://www.asahi.com/international/update/0208/TKY201302080243.html
2013年2月8日17時10分
春節休みはタイへ、中国人観光客急増 人気映画が後押し
【バンコク=藤谷健】今年の春節(旧正月)休みにタイを訪れる中国人観光客が急増する見込みだ。中国で大ヒットするタイを舞台にしたコメディー映画が、人気を後押ししている。
この映画は昨年12月に公開された「人再窘途之泰窘(英題Lost in Thailand)」。飛行機で偶然出会った会社員と料理人がタイで様々なトラブルに巻き込まれるストーリー。先月、興行収入でそれまで2位の「タイタニック」(3D版)を抜く大ヒットを記録している。
「映画の人気がタイ旅行を選ぶ決め手になっている」。タイ旅行業協会(ATTA)のシディワット会長は満足げに話す。タイで過去数年、毎年のようにあった騒乱や洪水が去年は起きなかったことに加え、尖閣問題などで関係がぎくしゃくする日本やフィリピンを敬遠する中、大部分をタイでロケした映画が追い風になっているという。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/440424.html
道内へ報奨旅行誘致 東南アジア狙い 高い消費単価魅力(02/10 08:51)
さっぽろ雪まつり会場で雪像作り体験を楽しむタイ企業の担当者たち=2日(さっぽろFIT推進協議会提供)
経済成長著しい東南アジアの企業をターゲットに、成績優秀な社員の報奨旅行を誘致する動きが道内で活発化している。旅費は企業が負担するため、一般的な団体旅行に比べて使われるお金が多いとされ、道内の自治体や民間団体は視察ツアーを行うなど需要の取り込みに懸命だ。
1月30日午前、タイの企業5社の企画担当者ら7人がタイ国際航空の直行便で新千歳空港に到着した。招いたのは、道内の観光関係者らでつくる「さっぽろFIT推進協議会」。2月3日まで登別温泉や小樽などを巡り、冬のイベントやグルメ、キロロリゾート(後志管内赤井川村)でのスノーシュー体験などを楽しんだ。
参加したタイの保険会社「バンコクインシュランス」のパイリン・チャイベンジャポール副社長は「北海道の魅力を堪能した。社員にも受けるだろう。早速、報奨旅行を企画したい」と話した。
ツアー終了後、鉄工メーカーなどタイの2社の報奨旅行(計200人程度)が内定したといい、同協議会の若狭幸司会長は「タイ、インドネシアなど経済成長を続ける国々が有望だ。雪や温泉、グルメなどがそろう北海道は人気があり、昨秋のバンコク直行便の就航で便利になった」と指摘する。
報奨旅行は「インセンティブ・ツアー」と呼ばれ、成績優秀な社員や家族、得意先などを招く。道内では少なくとも1990年代以降、台湾などからの報奨旅行が業界で注目されていた。
来道人数や旅行中に使われる金額など具体的データはないが、一般の旅行より部屋のグレードなどが上がる傾向が強く、買い物などでの消費額が大きいのが特徴だ。
自治体も報奨旅行誘致に熱心だ。胆振管内の7市町などでつくる登別洞爺広域観光圏協議会は2月下旬、シンガポールの企業10社の幹部を招待するツアーを開く。<北海道新聞2月10日朝刊掲載>
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130115/wec13011509010000-n1.htm
【ビジネスの裏側】
USJ、1年間で値上げ2回 強気の理由とは
2013.1.15 09:00 (1/3ページ)[ビジネスの裏側]
USJの「ユニバーサル・ワンダーランド」。家族連れ層にも人気を広げた
米映画のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ・大阪市此花区)が、1月10日から1日入場券「スタジオ・パス」を200円値上げした。新価格は12歳以上の大人が6600円。値上げは昨年4月にも同額で実施しており、1年もたたない間に2度目となる。いかに入場客推移が好調とはいえ、デフレ下に、なぜ強気の値上げを続けるのか。
11年間で2割アップ
USJの入場料は、平成13年の開業時は5500円だった。数百円程度の値上げを繰り返し、開業から11年で1100円、約2割をアップしたことになる。
USJは、値上げの理由を「アトラクションやイベントへの投資でパークの魅力を高めていくため」とする。実際、昨年3月には子供向けの新エリア「ユニバーサル・ワンダー・ランド」をオープンしたほか、平成26年にはハリー・ポッターをテーマとした新エリア建設も予定されるなど、設備投資が続いている。
とはいえ、日本の経済は長期にわたってデフレ傾向が続く。いくら設備投資に資金が必要といっても、物価が上がらない中での値上げは、消費者から見れば割高感が増すだけ。下手をすれば入場者離れにつながりかねない。
「アトラクションの増強という理由で値上げするのはテーマパーク側の論理」と指摘するアナリストもいる。
日本のエンタメは“安すぎる”
それでもUSJが入場料値上げに踏み切るのはなぜか。ひとつに、ここ数年のてこ入れにより、入場者数が好調に推移していることがある。
ユニバーサル・ワンダーランドの開業で客層が家族連れに広がったほか、キャラクターショーやクリスマスショーも人気で、いったん落ち込んでいた入場者数もここ2年ほどで回復。昨年4月の入場料アップ後も好調に推移し、今年度は開業年以来の年間入場者数1千万人超が視野に入っている。
USJはもうひとつ、理由をあげる。USJの入場料が“安い”ことだというのだ。
根拠のひとつとしてあげるのは、米国でのテーマパークの価格だ。同様の1日入場券の価格をみると「ユニバーサル・スタジオ・フロリダ」(フロリダ州)は88ドル、「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド」(カリフォルニア州)は80ドルだ。また、ディズニーランド(同)は87ドル、ウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ州)89ドルとなっている。
1ドル=87円で計算すると、約7000〜7700円。円高下にあっても、USJより高い水準にある。
一方、東京ディズニーランドは、ほぼUSJと同じ水準で推移しているが、現在は6200円と、USJより400円安い。
USJ幹部は「個人的にだが、日本はテーマパークに限らず、エンターテインメントの対価が低いと感じる」と指摘する。
来場者がエンターテインメントの対価としていくら支払うかという料金は、アーティストやサービスに対する価値を表すひとつの指標ともいえる。
この幹部は「価値のあるものを提供し、価格アップという形で提供したものの地位をあげていくことも、われわれの役目ではないか」と主張する。
どこまで値上げ?
USJが今後どこまで値上げを続けるかは、もちろん経済情勢や消費者の動向によるだろう。ただ、現在はフロリダにしかないハリー・ポッターエリアを450億円投資して完成させるほか、今夏にも大型アトラクションを計画するなど、投資が施設の魅力に反映されれば、USJの集客力が高まっていくことは間違いない。
USJが今年度、スローガンに掲げるのは「世界最高をお届けしたい」だ。約束通り、世界最高レベルのエンターテインメントがきちんと提供され、ファンが納得しさえすれば、“米国並み”という価格の目安はあり得るのかもしれない。
(阿部佐知子)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20130216-OYT8T01200.htm
足利学校の誘客練り直し
足利学校で今年の元日に行われた論語素読会。論語を活用した観光客誘致も進めている(足利学校事務所提供) 史跡・足利学校(足利市昌平町)の参観者数を、2019年までに11年の2倍にすることを目指す足利市の「足利学校参観者倍増計画」で、計画1年目の昨年は、目標を約5000人上回る18万742人だったことが分かった。東日本大震災の影響で落ち込んだ分が回復したものの、計画による誘客対策の効果はほとんど見られなかった。市や学校は、今年を事実上の計画スタートの年と位置づけ、対策を練り直している。
足利学校の年間参観者は、足利尊氏を描いたNHK大河ドラマ「太平記」が放送された1991年には約70万人を記録した。しかし、近年は17万人前後で推移し、震災が発生した11年は16万7308人にまで落ち込んだ。そこで、市が倍増計画を策定し、昨年からスタートさせた。19年まで毎年10%ずつの増加を目指す計画で、昨年の目標は17万6000人だった。
市などは計画に合わせ、昨年4月に誘客対策の「市民総コンシェルジュ運動」を始めた。市外の人を同伴して訪れた市民の参観料(大人400円)を無料とし、その同伴者は団体料金(大人330円)と同額にした。また、近隣の小中学生に遠足や課外学習で訪れてもらおうと、両毛地区6市(足利市、佐野市、群馬県太田市、桐生市、館林市、みどり市)の学校を回って売り込みを図った。
しかし、前年から増えた約1万3000人のうち、コンシェルジュ運動の利用者は約1000人にとどまり、新規の遠足などもなかった。
足利学校事務所は、「倍増計画のもとで入り込み増を図ったので、いち早く震災前の水準まで回復できた」とする。ただ、誘客策が効果を上げられるかどうかは依然不透明だ。今年の参観者数の目標は19万3600人だが、19万人を超えたのは1997年が最後で、達成へのハードルは高い。
足利学校事務所の前橋勲所長は、「今年が実質的な倍増計画のスタート。2年目の今年も目標を達成できるかがカギになる。今までにない発想で参観者増を目指したい」と話す。
17日には、お笑いコンビ「ロザン」を「一日校長」に招いてイベントを開催。また、市内外の観光施設と協力し、現在は全体の3割程度にとどまる団体客の誘客に力を入れていく。
(2013年2月17日 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013021702000087.html
両国を観光地に 食で商店街活性化も
2013年2月17日 朝刊
東京スカイツリー(東京都墨田区)周辺の魅力アップに、地元の墨田区と葛飾区が乗り出す。新しい美術館を核にして観光地化を目指し、商店街では「食」を売り込む。近くの公園には花畑を整備し、展望台からの景色を彩る。 (村松権主麿、土屋善文)
ツリーや隣接する商業施設「ソラマチ」は昨年五月の開業以来、にぎわいが絶えないが、周辺地域には集客効果が及んでいない。新たな魅力の発信が課題だ。
そこで墨田区は新年度から、JR両国駅周辺の観光地化や「食」に焦点をあてた商店街の活性化に取り組む。
地元から対策を求める声が上がる中、区が着目するJR両国駅周辺には、国技館や江戸東京博物館、吉良邸跡などの名所があり、バスでツリーと連絡している。駅に近い緑町公園では二〇一五年開館予定の「すみだ北斎美術館」の建設が本格化する。この地域で生涯の大半を過ごした江戸時代の絵師、葛飾北斎の作品やアトリエを再現した施設で、集客力アップが期待される。
両国駅周辺の観光地化を促すため、区は学識経験者や両国地域の代表者らに意見を求め、新年度にまちづくりの方針を決める。
観光客の胃袋も満たす。地元の「食」にスポットを当て、商店街のコロッケやメンチを売り込むとともに、地元の伝統野菜「寺島なす」を使ったメニューを開発する。
山崎昇区長は「区内を回ってもらえるような仕組みをつくりたい」と意気込む。
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http://kyoto-np.co.jp/economy/article/20130216000114
信楽焼や忍者の里、甲賀市が観光PR印刷用画面を開く
観光業者向けのPRの翌日、一般市民向けにイベントが行われた甲賀観光ビジネスメッセ(甲賀市土山町) 甲賀市が市内への観光客を増やそうと、旅行業者対象の商談会や、ブランド指定などを進めている。新名神高速道路の開通で京阪神や中京地方のアクセスが向上したが、滋賀県内の他地域に比べると訪れる人はまだ少なく、まずは知名度アップを目指す。
昨年11月、甲賀市内で初の「観光ビジネスメッセ」が開かれた。市観光戦略推進室が企画し、名古屋や大阪のほか中国のメディアなど計45社が参加。市内の特産品製造元、ホテル、料理店などが旅行業者にPRした。さらに3月6日には、観光関係のメディアを招き、市内の体験ツアーを開く。そこでは、市商工会や市観光協会などでつくる甲賀ブランド推進協議会が昨年12月に認定した初の甲賀ブランドもPRする。2008年に開通した新名神高速道路は市内の中央を東西に横切り、インターチェンジは市内に3カ所。市観光戦略推進室は「利用しない手はない」と意欲的だ。
ビジネスメッセに参加した今年創業百年の料理店「魚仙」(同市信楽町)は、大手旅行会社がドライバー向けに発行している観光冊子への掲載が決まった。信楽焼の器で出す季節の料理が注目され、熟年を対象としたツアーの企画も舞い込んでいる。林田裕貴社長は「これまで、大手代理店と知り合うチャンスがなかったが、直接売り込む機会となった」と喜ぶ。
同じくビジネスメッセに参加した同市水口町の水口センチュリーホテルは、来訪した中国やシンガポールの参加者をスタッフが忍者の装束で出迎えた。同ホテルのメーン客は従来、ビジネス関係だったが、新名神開通後は竜王町のアウトレットモールへの客が多いという。
同市内には、信楽焼や甲賀忍者の里、旧東海道の町並みなどがあり、国指定文化財も82件を数える。しかし、同市の観光客は2011年で275万人で、県の観光客4735万人のわずか5・8%と、観光振興は立ち遅れていた。
日本旅行草津支店の森田寿典課長は「甲賀には信楽焼や酒蔵などがあり、体験型旅行などの伸びしろはある」と見ており、同社は春にも現地を集合場所とした日帰り旅行の企画を売り出す予定。一方で「一般の認知度がまだまだ低い」と課題を挙げる。市は「甲賀へ行こうか」と大書きしたラッピングバスを、新名神を走る路線バスに導入するなど、知名度アップを図るが、効果を挙げるには息の長い試みが必要のようだ。
【 2013年02月16日 22時50分 】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20130215-OYT8T01600.htm
昼は観光名所、夜はバル巡り 熊谷、行田で
昼は妻沼や行田の観光名所を巡り、夜は熊谷駅周辺で食べ歩き・飲み歩きを楽しむイベント、「彩北トラバル」が16、17日に行われる。昼からでも夜からでも参加できる。
昼の観光は、熊谷市妻沼の「妻沼聖天山」などを訪れるコースと、映画「のぼうの城」で話題の行田市内を巡る2コース。それぞれ、夜に使える「バルチケット」2枚込みで4000円。
直接夜から参加する場合は、5枚つづりで3500円のチケットを購入する。チケットは熊谷駅周辺や駅ビル内にある約30の飲食店で使用できる。各店には独自に用意した飲み物とおつまみセットがある。おはやしの演奏や、県のマスコット「コバトン」などが登場するイベントもある。
昼からの参加は午前9時半〜11時に熊谷駅びゅうプラザ前で受け付け。夜から参加する場合もチケットは同所で購入する。問い合わせは熊谷街バル実行委員会事務局(080・4088・6612)まで。
(2013年2月16日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130216t12026.htm
仙台水族館、建設発表 三井物産など 市、特区申請を検討
2015年春の開業を目指す仙台港背後地(仙台市宮城野区)の「仙台水族館」(仮称)について、三井物産などは15日、建設計画を正式発表した。地元経済界は、震災の影響で減少した交流人口回復への貢献を期待。懸案だった水族館進出を確実にするため、仙台市は復興特区の申請などに向けた検討を進める。
水族館は三井物産と、横浜・八景島シーパラダイスを経営する横浜八景島、仙台市内の企業4社による新会社が建設。仙台東部道路仙台港インター近くの高砂中央公園整備地(14万5000平方メートル)の一角を市から借り受け、延べ床面積1万平方メートルの水族館を造る。
新会社は「東北の復興を象徴する水族館」をコンセプトに掲げ、東北の海や川にすむ魚類を多く展示。海生動物のショーを楽しめるエリアは東北最大規模で、開業初年度は130万人の来場者を見込む。
仙台商工会議所の鎌田宏会頭は「にぎわいの創出につながり、復興の後押しになる。地下鉄東西線の利用拡大にもつながるなど波及効果は大きい」と立地表明を歓迎した。
同公園整備地への水族館建設をめぐっては、老朽化したマリンピア松島水族館(松島町)の移転計画が、運営会社の仙台急行(仙台市)の資金不足により10年4月の着工目前になって破綻。市は予定していた10億円の出資撤回を余儀なくされた苦い経験がある。
仙台水族館は、松島水族館の飼育魚類などを引き受け、連携しながら運営する方針も示す。
奥山恵美子市長は「公園への設置許可や、復興特区申請など条件を煮詰めていく作業が必要」と慎重姿勢を見せつつ、「市民の期待にこたえる水族館ができることは大変うれしく思う」と期待を寄せた。
2013年02月16日土曜日
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/130216/chn13021614570004-n1.htm
中国春節、訪日旅行は低迷 人気はタイや韓国
2013.2.16 14:56 [中国]
中国国家観光局は16日までに、今年の春節(旧正月)連休の海外旅行先として人気だったのはタイ、韓国、香港、マカオ、台湾だったと発表した。日本について言及はなく、訪日旅行は低迷したもようだ。
中国本土から海外旅行へ出掛けたのは、昨年の連休より14%増えて400万人を突破。渡航先の9割超はアジアだった。
沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中関係悪化で、中国人の訪日旅行は大幅な前年割れが続き、アジアの他地域へ流出。中国メディアによると、タイ観光当局は春節連休に中国本土と香港から約10万人が訪れ、観光収入は1億4千万ドル(約130億円)だったと試算。韓国は連休中の中国人観光客を6万3千人と推定した。
所得水準向上に伴い、昨年1年間に海外を訪れた中国人は前年比15%増の8千万人に。(共同)
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http://mainichi.jp/select/news/20130217mog00m040015000c.html
福島・会津藩校日新館:大河ドラマ「八重の桜」効果 入場者が5割増
2013年02月17日
大河ドラマ「八重の桜」放映開始以来、福島県会津若松市でロケに使われた歴史施設の入場者数が回復し、震災前を上回るところも出てきている。中でも「ならぬことはならぬものです」に象徴される藩士の教育拠点を再現した「会津藩校日新館」には昨年の3倍、震災前の5割増と多くの観光客が訪れ、再評価されている。【乾達】
日新館は、会津藩が藩政改革の中心となる人材養成機関として、1803年に鶴ケ城の西隣に建設。10歳になった藩士の子息が通い、学問や武芸に加え、「什(じゅう)の掟(おきて)」など会津の武士道精神を学んだ。全国の藩校の中で随一とも言われ、ドラマの主人公・山本八重の兄覚馬や、白虎隊士も通った。しかし、戊辰戦争で焼失し、現在の建物は86年に同市北部の河東町に地元有志の手で再建された。
2000平方メートル以上の敷地に、残っていた図面を基に弓道場や水練池まで再現。白虎隊士らが学ぶ様子や史料の展示に加え、宿泊可能な研修施設の機能も持つ。さらに同市では什の掟を基にした「あいづっこ宣言」を小学生が暗唱し、同館で小学4年生が講話や座禅を体験し、10歳の立志をする「半成人式」を行う学校も周辺地域を含め40校以上に上るなど地域の道徳教育の支柱的存在になっている。
脚本家の山本むつみさんや主演の綾瀬はるかさんらドラマ関係者も見学に訪れ、ストーリーや役作りのヒントを得た。初回の放送では什の掟をはじめ会津の精神文化がクローズアップされ、日新館の名もセリフの中に何度も登場した。そのお陰で、週末を中心に大雪が降る悪条件にもかかわらず、関心を持った個人客が県内外から訪れ、春先の団体予約も次々に入っている。
見学者の案内を務める観光事業部長の仮名則嗣(かりなのりつぐ)さんは「綾瀬さんは背筋が伸びる思いがすると感想を語ってくれた。ドラマを見て訪れる人もそういう空気を体感して、先人の生き方や歴史に思いをはせてほしい」と話した。
この他、昨年度は原発事故の影響で約2割減の約49万人に入場者が落ち込んだ鶴ケ城天守閣も、“八重効果”で昨年11月以降は平年並みを回復、1月は隣接する大河ドラマ館オープンの相乗効果もあって15%上回った。2月も昨年の2倍のペースで、来年度は70万人超えを目指す。ドラマ館も2月15日に入場者が3万人に達した。関係者は「週末ごとに大雪が降る中で上々の滑り出し」と話す。
◇歴史施設の1月入場者状況◇
鶴ケ城天守閣 震災前より15%増
御薬園(松平家庭園) 震災前並みを回復
会津藩校日新館 前年比3倍
会津武家屋敷(西郷頼母邸) 前年比5割増
大河ドラマ館 2月15日で3万人
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130217/mcb1302171242004-n1.htm
ぼられて5万円もらおう! ソウル、外国人観光客保護で条例改正 (1/2ページ)2013.2.17 12:40
韓国では買い物でぼられることを「パガジ」という。市場(シジャン)などまだ正札がついていないところが結構あるのでよく引っかかる。
値段交渉も若いころは楽しかったが最近は面倒くさい。それに外国人とばれてパガジをやられるのはシャクだ。結局、正札がついている百貨店や大型スーパーが気楽となる。
このパガジをタクシーが外国人観光客相手にやるのでよく問題になる。空港やホテル、市場周辺などに出没して外国人をカモる。筆者のところにも「やられた!」と訴えてくる日本人が結構いる。
ところが、これからタクシーのパガジ被害を通報すると50万ウォン(約5万円)の報奨金をもらえることになった。
ソウル市がパガジ根絶と外国人観光客保護のため条例改正したのだ。これはいい。客は積極的に通報しようとするから“抑止力”になる。
それにしても50万ウォンとは魅力的? 「ぼられると5万円もらえる!」。ソウル格安旅行などを考えれば、これで旅行代が出るではないか。ひょっとしてぼられにソウルに出かける者がいるかも。
それにしてもいまだタクシーでパガジとは情けない。昨年、外国人観光客が1千万人突破と話題になっていた。こういうところで自尊心を発揮してほしいものだ。(黒田勝弘)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130217-OYT8T01037.htm
[京の深層]「海の京都」構想 延びる高速道観光客誘致
伝統的な舟屋が立ち並ぶ伊根町。「海の京都」構想の拠点の一つとして活性化が期待される 府と舞鶴、京丹後、宮津など北部5市2町、民間が一体となって取り組む新たな観光戦略「海の京都」がスタートした。7市町に一つずつ集客の見込める拠点を作り、<海>を前面に観光をアピールする取り組みだ。背景には、高速道路網や舞鶴港など大きく変わりつつある交通基盤への期待と懸念がある。(藤本将揮)
「北部の観光地に魅力がない」「駅を降り立った時に寒い雰囲気がある」――。6日に上京区のホテルで初めて開かれた「海の京都」の実践会議で、“当事者”である府幹部や府北部の観光関係者から、こんな声が相次いだ。
辛辣(しんらつ)な意見は、危機感の表れでもある。年間7674万人の府内観光入込客数(2010年)のうち、65%は京都市に集中。綾部、福知山以北7市町は計863万人で、2001年に比べ29万人減っている。観光消費額も約20億円少ない224億円に落ち込み、会議に参加した宮津市の飲食店経営者も「最も知名度がある天橋立さえ、正直言って暇だ」と漏らした。
観光客数の低迷などによる経済停滞に加え、地域では過疎高齢化が進んでおり、活力低下の懸念が高まっている。
そこで、7市町を新しいイメージで売り出そうと府が打ち出したのが、京都市を中心とする「陸の京都」に対する「海の京都」だ。目標の15年度に向け、府は新年度の当初予算案に6億1600万円を盛り込み、事業を本格化させる。
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取り組みの背景には道路網整備などの追い風がある。4月には府の南北をつなぐ京都縦貫自動車道の一部「京都第二外環状道路」の大山崎ジャンクション(JCT)―沓掛インターチェンジ(IC)の供用が始まり、名神高速道路に接続。14年度の丹波IC―京丹波わちICの完成で縦貫道は全通し、大山崎JCT―宮津天橋立IC(95キロ)の所要時間は、110分から75分となる見込みだ。
「京都舞鶴港」の名でポートセールスを進める舞鶴港には、新年度から2000人規模の大型クルーズ船が外国から初めて寄港。赤字に苦しむ北近畿タンゴ鉄道(KTR)には、4月に有名工業デザイナーが手がける新型車両を導入し、てこ入れを図る。
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道路網などの整備は、人とモノの流れに大きな変化をもたらすはず――。そう期待する府などが進める「海の京都」構想では、7市町の特色を生かした戦略拠点を、それぞれ1か所設け、観光客誘致を目指す。
具体例には、舞鶴市の赤れんがパーク一帯▽福知山城がある福知山市中心部▽宮津市の天橋立一帯――と、各地を代表するエリアが挙がる。
このうち伊根町の伊根浦には、船のガレージと住居が一体となった伝統的な「舟屋」が並ぶ。地元にUターンし、舟屋で1日1組限定の旅館を始めた鍵賢吾さん(42)は、「静かな湾で漁船が出港する様子をゆったりと眺められる。ほかの地域にはない魅力」と語る。
町内により多くの観光客を呼び込むには、魅力向上や駐車場の確保など課題も多い。それでも、6日の会議に参加した鍵さんは「海の京都」構想を好機ととらえ、地元観光業者や町職員らを交えた今後の議論に期待を寄せる。
府は景観整備や施設刷新に集中投資し、各地の取り組みを後押しする考えだ。ただ、伊根浦のように集客を図る方向性が明確な場所もあれば、まだ姿があいまいな戦略拠点もある。
構想の成否を左右する住民の機運醸成も必要だが、「道路網整備で移動時間が短くなる分、宿泊客が減り、さらに都市部に人が流出するのでは」と懸念の声も上がる。
官民一体となり、各地域がどこまで独自性を磨けるか。観光客誘致を巡る都市間競争が激化する中、それぞれの地域力が試される。
(2013年2月18日 読売新聞)
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http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nasu/news/20130218/983612
「那須町観光協会」に改名 誘客目指しオール体制
(2月18日 朝刊)
【那須】那須観光協会は4月から、「那須町観光協会」と改名し、町一体での観光誘客体制を目指す。13日に行われた同協会臨時総会で決定した。
星史同協会会長(48)によると、那須といえば湯本、那須高原のイメージが定着していたが、改名を機に、昔ながらの自然や歴史が残る芦野・伊王野地区との連携を強化していくという。
改名案は以前からあったものの、実現には至らなかった。同協会の本年度理事会に初めて芦野地区の会員が入ったことや、新たに伊王野の道の駅「東山道伊王野」が会員になったことが今回の改名につながったという。
また、例年の運営予算の約50%は町の補助を受けているため、「町の名を入れて、より行政と一体でやっていきたい」(星会長)との思いも込めたという。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130218t12023.htm
女川湾クルーズ試行 町観光協が今春、本格運航へ準備 宮城
船で女川湾をクルージングする復興応援バスツアーの参加者
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県女川町の観光の目玉にしようと、同町観光協会は17日、復興応援ツアー客を対象にした女川湾クルーズを試験的に実施した。観光協会は今春に本格運航したい考えだ。
仙台市などから男女約20人が参加。クルーズは女川港と離島を結ぶ100人乗り定期船の空き時間を活用した。参加者は被災者の体験談を聞きながら地震で崩れた山の斜面など被災の様子のほか、カキやホタテなどの養殖を中心とした漁業の復興状況を見学した。
仙台市のパート従業員児玉則夫さん(72)は「震災後、海から女川を見るのは初めてで新鮮だった」と話した。
今回のクルーズは同町への復興応援バスツアーを企画した仙台市の新聞販売店に観光協会が売り込み、ツアーに組み込んでもらった。船には観光協会のスタッフ3人も同乗し、ツアー客の反応を確かめた。
観光協会副会長の阿部喜英さん(44)は「今春には本格的に実施できるよう準備を進めたい。復興に向けて頑張っている女川の姿を見に来てほしい」と話した。
2013年02月18日月曜日
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http://diamond.jp/articles/-/32077
品川に東京マリオットホテル進出
東京ホテル戦争が再び本格化
提携を発表した森トラスト・ホテル&リゾーツの伊達美和子社長とマリオットインターナショナルのジョン・マリオット副会長
Photo:DW 東京にない外資系ブランドとして注目されてきたマリオットが、2013年12月にいよいよ進出する。東京都品川区にある「御殿山ガーデン ホテルラフォーレ東京」(経営は森トラスト、運営は森トラスト・ホテル&リゾーツ)が6月から改装し、「東京マリオットホテル」にリブランドする。
ホテル客室数は約250室と、リブランド後もあまり変わらない。これまでのラフォーレ倶楽部などの会員制度はリブランド後も引き継がれる。そこに、マリオットグループの顧客ネットワークからの外国人客を呼び込みたい考えだ。改修費用は、併設する住宅などを含めて、施設全体で60億〜70億円になる見通しだという。
「御殿山の持つ歴史や品格を強みに、結婚式にも力を入れる」と伊達美和子・森トラスト・ホテル&リゾーツ社長は意気込む。
他方、マリオット・インターナショナル(本社は米メリーランド州)は、リッツ・カールトンやルネッサンスなどの高級ホテルを世界74ヵ国に約3400のホテルを展開する、世界でも有数のホテルチェーンだ。
日本でマリオットは名古屋、沖縄にある。14年に大阪で開業することはすでに決まっており、東京進出が悲願だった。
業界を見渡すと、外資系ホテルの東京進出が加速している。14年には大手町にアマン、虎ノ門にハイアット・ホテルズの「アンダーズ」の開業が予定されている。16年には大手町に三菱地所の再開発ビルがオープンする計画で、業界内では外資系ホテルの誘致が確実視されている。
05〜07年に、マンダリンオリエンタルホテル東京などの外資系高級ホテルが続々と進出して、「東京ホテル戦争」と呼ばれた状況の再来だ。
森トラストグループもマリオットも、東京を制するのにはいち早い進出が必要、と考えたもようだ。
「東京はニューヨークやロンドンなどと比べてラグジュアリー(高級)ホテルが少なく、伸びる余地があるうえ、ニーズも高い」(大手外資系ホテル首脳)というのが、ホテル業界関係者に多い見方だ。世界経済の停滞などの向かい風もあるなか、外国人客の取り込み競争は激化しそうだ。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 大坪稚子)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130217/20130217026.html
USJに公式ホテル 相乗効果で集客アップ期待
2013年2月17日
米映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)の入場ゲート付近に隣接する市の未利用地(約6600平方メートル)に、ユニバーサル映画のキャラクターをコンセプトにした客室デザインの新たな公式ホテル「ホテルユニバーサルグランドタワー(仮称)」の建設計画が明らかになった。昨年10月末に累計入場者数1億人を突破するなど好調に推移しているUSJとの相乗効果に、同地区への集客の呼び水として期待がかかる。
新公式ホテルの完成予想図(大阪市提供)
■ハリウッド世界観
事業主体は、「特定目的会社ワンダー・トリアングルム」(東京都)。2013年度内に着工し、15年度の開業を目指す。年間集客数約160万人を見込んでいる。
計画によると、ホテルは約600室の客室を持つ高さ約100メートル、28階建てのタワー型ホテルで、総事業費は約160億円。
映画シリーズ「ハリー・ポッター」のキャラクターなどハリウッドの世界観をコンセプトにした上質な客室やフロアデザインに加え、1部屋当たりの広さも32〜45平方メートルと一般的なものより一回り広い。集客力のあるテナントを4〜7店舗ほど誘致して商業施設機能の充実も図る考えで、同社は「買い物も宿泊もワンランク上の仕様を目指している。カップルからファミリー層までさまざまな要望に応えられるものになると思う」と力を込める。
■USJ来場者好調
開業10周年を迎えた昨年度、USJには約880万人が訪れた。周年の翌年は来場者数が減少すると言われる中、本年度来場者数は、昨年度を100万人以上上回る勢いで推移。USJ周辺にはすでにホテル近鉄やホテル京阪など四つのオフィシャルホテルが立ち並んでいるが、14年後半には「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリアも登場する予定で、USJ広報は「ますますホテルの需要は高くなる。キャラクターなどのコンテンツを使った独特な客室になるとのことなので、こちらも頼もしい」と期待を寄せている。
未利用地は、01年に開業した商業施設「ユニバーサル・シティウオーク大阪」(1期)の2期用地として確保されていたが、景気低迷などを理由に開業後は10年間にわたり開発が頓挫。市は昨年11月の幹部会議で開発計画を提案してもらう形で売却先を公募していた。
公募にはワンダー・トリアングルムを含め2社が応じていたが、競合他社が辞退。市が設定した最低価格約17億円に対し、約20億4千万円を提示したワンダー・トリアングルムが落札した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20130218-OYT8T01524.htm
松山観光「EV貸与必要」
スタッフの説明で1人乗りEVに乗り込んだ利用者(伊予鉄道道後温泉駅前で)=松山市提供 電気自動車(EV)や電動アシスト自転車を観光客に貸し出し、その利用法を探る松山市の社会実験結果がまとまり、市は18日、松山東署など関連する約10団体の会合で報告した。昨年11月30日〜今年1月28日の主に週末37日間に延べ219人が利用し、9割超が近距離の交通手段として「今後も必要性ある」と求めた。一方で、事業は大幅な赤字となりコスト面に課題を残した。(梅本寛之)
市は松山市の伊予鉄道道後温泉駅前に貸し出し拠点を設置。多くの観光施設を訪れてもらおうと、乗用車タイプのEV2台、1人乗りEV1台、電動アシスト自転車5台を用意して希望者に有料で貸し出した。
219人のうち6割が観光客で、乗車前の利用者に目的や必要性を市が尋ねたところ、EV利用者(54人)の全員が、「必要性がある」と回答した。さらに1人乗りEV(92人)と自転車(73人)の利用者のうち9割が、「あるといい」「まああるといい」と肯定。7割超の利用者の目的が「買い物、散歩」だった。
訪問先では自転車利用者の6割以上が、道後温泉や松山城など松山市内6施設に集中。EVの場合には砥部町の県立とべ動物園やしまなみ海道と行動半径は広がったが、市内の走行が大半を占めた。
一方で、この社会実験では受け付けスタッフなどの人件費がかさむなどして375万円の赤字となり、担当の市都市政策課は「各旅館に駐車スペースを提供してもらうなどし、コストを削減すべき」とした。
この日の報告会では、路面電車と競合しているとの意見や、1人乗りEVの安全性を指摘する意見が出された。市は3月にも検討会を開き、実現の可能性を探る方針で、担当者は「関係機関や住民とよく議論したい」としている。
(2013年2月19日 読売新聞)
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ここ行きたい!!!
http://mainichi.jp/select/news/20130220k0000m030087000c.html
ボリビア・ウユニ塩湖:地平線まで広がる「天空の鏡」
毎日新聞 2013年02月19日 20時42分(最終更新 02月19日 21時04分)
この時期、「天空の鏡ばり」と呼ばれる神秘的な風景が広がる南米ボリビアのウユニ塩湖。アンデス山脈が隆起した際に海水が残り、塩分濃度が高いため、乾期にはまるで雪のように塩の結晶が大地を覆う。今は雨期で若干の水がたまり、薄い鏡の幕のように地平線まで広がる。富士山頂(3776メートル)とほぼ同じ標高で、広さは約1万2000平方キロ。近年、観光地として注目されている。【田中龍士】
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http://toyokeizai.net/articles/-/12982
「椿山荘」衣替えに懸ける藤田観光
脱フォーシーズンズが復活の第一歩に
山川 清弘 :東洋経済記者
山川 清弘やまかわ きよひろ東洋経済記者2013年02月20日
1952年開業で60年の歴史を持つ、東京・文京区の高級総合宴会場「椿山荘」が、この1月1日に衣替えした。正面玄関からは「フォーシーズンズホテル」の名称が消え、代わって掲げられたのは「ホテル椿山荘東京」の大看板(写真)。世界的ホテルチェーンとの契約を終了し、独立独歩で新たな成長戦略に進もうとしているのだ。
ホテル改装費用の一巡で採算改善
ホテル椿山荘東京を運営するのは藤田観光。婚礼・高級ホテル部門では、椿山荘のほか大阪に「太閤園」も持つ。さらに、ビジネスホテルチェーンの「ワシントンホテル」に加え、温泉テーマパークの「箱根小涌園ユネッサン」やゴルフ場のリゾート部門も抱える総合レジャー企業だ。
藤田観光の今2013年12月期は、前12年12月期に前倒しで計上していたホテル椿山荘東京の衣替え費用がなくなるために採算が改善。前々期の11年12月期と同水準になる営業利益13億円(前期比48.1%増)へ大幅増益を予想している。
もっとも、ピークの1990年代前半には営業利益90億円を稼いだこともある藤田観光にとっては、利益回復過程の第一歩に過ぎない。
「客が流れる」同業他社からは恨み節も
藤田観光の前12年12月期決算では、売上高が604億円(前期比5.5%増)と増収だったものの、営業利益は8.7億円(同33.4%減)と大幅にダウンした。
リゾート部門の主力である箱根地区が書き入れ時の秋に好調であったうえ、椿山荘などブライダル部門でも震災影響が消えた。ただ、ビジネスホテル部門では、尖閣諸島問題に伴う反日感情の高まりから期末にかけて中国人客が急減。震災後に抑制していた賞与など人件費を戻したことに加え、ホテル施設の改装費用や広告宣伝費がかさみ、利益を圧迫した。
一方、今13年12月期の増益要因は、前期にあった一連の悪影響がなくなることが大きい。中国人客も徐々に回復が見られ、円安傾向から外国人客全般の回復機運が高まりつつある。
円安については日本から海外への渡航客に冷や水をさす懸念はあるが、逆に日本人を対象にした国内観光にとっては追い風となる。暦の関係で3連休が例年より多いことに加え、株価上昇による資産効果が手伝って高齢者を中心に国内観光需要が強含むと期待されるからだ。
藤田観光は、椿山荘と旧フォーシーズンズを統合したホテル椿山荘東京の始動で、宴会場、婚礼とホテルの一体PRがやりやすくなった。一体運営による効率改善もあり、ワシントンホテルなど他ホテルを含めた全社集中購買による経費抑制もさらに推進していく。
ホテル椿山荘東京は、「客室料金はフォーシーズンズ時代と変わらない水準だが、かねてから同レベルのホテルより高くならないようにしている」と会社側は説明する。出足はまずまずのもようで、同業他社からは「衣替えの効果もあるのか、客がホテル椿山荘東京に流れている」との恨み節も聞かれる。
海外進出にらみシンガポール拠点も
椿山荘のリブランド戦略が一服したことを受けて、藤田観光は海外戦略についても本腰を入れ始めている。今春にも、海外4拠点目(ソウル、台北、上海に続く)となるシンガポール駐在員事務所を開設する予定だ。
シンガポールの新拠点では、当面は現地からの訪日観光客の取り込みに注力するが、同時に現地および周辺ASEAN地域におけるホテル運営などの事業性調査にも乗り出す。
既存の3拠点を含め、今後はアジアでのホテル運営受託やM&Aの可能性も出てきそうだ。
(写真はホテル椿山荘東京の遠景、撮影:尾形 文繁)
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http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130220/201302200902_19381.shtml
「観光回廊」全国に発信 県、中山道・飛騨エリア重点投資
2013年02月20日09:02
県は新年度、県内の豊かな地域資源をいかした観光・交流産業を基幹産業化しようと、宿泊滞在型観光地「観光回廊」づくりを進める。国体を契機に掘り起こし全国にPRした県の多様な魅力をつなぎ、じっくり味わう仕掛けをつくり、清流の国への旅をいざなう考えだ。当初予算案に事業費1億円を盛った。
人口減少社会の進展で、県は県外から人やお金を呼び込むことを県政の重要課題とする。長期構想に観光消費額増大プロジェクトを盛り、その一環で「岐阜の宝もの」認定を展開してきた。
県観光課によると、2011年の県への入込客数は3589万人に上ったが、宿泊は419万人どまり。観光消費額は2372億円だった。そのため回廊化によって消費を伴う滞在型観光拡大を図る。
宝ものの一つ「中山道ぎふ17宿」があり県東西をつなぐ「中山道エリア」と、「小坂の滝めぐり」や下呂、高山、白川郷などがある県北部の「飛騨エリア」に重点投資し、エリア内の連携、モデルコースや旅行商品の開発、シンボルイベントの実施や、看板や交通確保対策など受け入れインフラ整備も推進。地元への補助制度も創設、地域主体で観光地づくりを進める。
通年型で「清流の国ぎふ めぐるキャンペーン」を展開。ハンドブックの作成や大手インターネットサイトと連携し、回廊を体感できるメニューを発信する計画だ。同課は「地域資源を点から面へと展開し、滞在につなげたい」としている。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130220/smn13022002130003-n1.htm
隠れた観光名所売り込め 出雲市が17カ所認定 島根
2013.2.20 02:13
島根県出雲市は、「地域が誇る観光スポット」の認定制度を創設した。認定されたのは、酒造りの神様として知られる佐香神社(小境町)、巨岩群の間を通って参拝する韓●(からかま)神社(唐川町)など17カ所。出雲大社や日御碕、須佐神社などに続く新たな観光地として魅力をPRしていく。
隠れた観光スポットを掘り起こし、観光客の滞在時間を増やそうと昨年9月、旅行会社や観光団体などの代表で構成する認定委員会を設置。地元のコミュニティーセンターなどからの推薦▽来客者数が10万人未満▽観光客の来訪を歓迎し、おもてなし活動に取り組む−を基準に選んだ。新年度にはパンフレットを作製して、市を訪れる全国からの観光客にPR。地域や旅行会社と連携した旅行商品化にも着手することにしている。
他の15カ所は次の通り。
馬木不動尊(馬木町)▽神西湖▽岩坪(東神西町)▽大寺薬師の仏像(東林木町)▽田儀櫻井家たたら製鉄遺跡(多伎町)▽赤浦(坂浦町)▽立岩神社(同)▽仏教山=別名・神名火山=と曾枳能夜(そぎのや)神社(斐川町)▽万九千神社と立虫神社(同)▽延命地蔵と玖潭(くたみ)神社(久多見町)▽猪目洞窟(猪目町)▽宇美神社と縁結神社(平田町)▽長浜神社(西園町)▽岩根寺(朝山町)▽出雲キルト美術館(斐川町)
●=穴かんむりに龍
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-00000910-yom-soci
現場に花絶えず、客離れ懸念も…殺傷事件1週間
読売新聞 2月20日(水)16時7分配信
手を合わせる日本人の姿が絶えないグアム無差別殺傷事件の現場=朝来野祥子撮影
グアム島の無差別殺傷事件から1週間が過ぎたが、日本人が死傷した現場では、今も花束を手向ける観光客や地元住民の姿が絶えない。
周辺の繁華街はにぎわいを取り戻しているが、夜間には警察官が配置されるなど、物々しさも漂っている。
「来るかどうか迷ったが、せめて犠牲者の方々の供養をしようと思い、来ることを決めた」。福引でグアム旅行が当たり、夫婦で観光に訪れた千葉市の男性(68)は、こう言って現場前で手を合わせた。
現場周辺は同島中心部の繁華街で、事件からちょうど1週間の19日も大勢の観光客でにぎわっていた。事件が起きたコンビニ店前には、花束や飲み物、ぬいぐるみなどが並び、観光中の日本人が立ち止まって手を合わせる姿が目立った。
一方、地元では観光への影響を心配する声も上がっている。現場近くのホテル従業員の男性(26)は「観光客の客足は変わらないが、警察の警戒態勢やパトロールが以前より明らかに厳しくなった」と話す。観光への目立った影響は出ていないものの、「これから旅行を計画するなら国内旅行にした」(埼玉県の大学4年の女性)との声も。現場近くのワイン店従業員の男性(22)は「あと1か月もすれば様々な影響が出てくるかもしれない。それが心配」と観光客離れを懸念した。(グアムで、朝来野祥子)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20130220/CK2013022002000105.html?ref=rank
水辺で一服 浅草めぐりも 隅田公園に7月オープンカフェ 2社決定
2013年2月20日
目の前に東京スカイツリーがそびえる隅田公園のオープンカフェ設置場所(左のアスファルト部分)=台東区で
浅草の隅田川沿いにある隅田公園に台東区が設置するオープンカフェの事業者として、区は「タリーズコーヒージャパン」と、松竹の子会社「松竹サービスネットワーク」の二社を選んだ。観光客や地元住民の憩いの場にして、水辺と浅草の街との往来が高まるよう工夫する。七月にもオープンする。 (村松権主麿)
応募した六事業者の案を審査して決まった。設置場所は、対岸に東京スカイツリー(墨田区)を望み、東京水辺ラインの水上バスが「浅草(二天門)発着場」として使う防災船着き場の隣。
二つのカフェは、川沿いに長さ四十メートル、奥行き四メートル弱の敷地(百四十平方メートル)を二区画に分ける。北側に「タリーズコーヒー隅田公園店」(仮称)、南側に松竹サービスネットワークの「CAFE W・E(カフェ・ウィ)」(同)ができる。
タリーズは、店内などでインターネット公衆無線LANサービス「WiFi(ワイファイ)」を使えるようにしたり、タブレット端末を置いて無料で使えたりするほか、電子掲示板を設置し、地域情報などを発信する計画。限定商品の販売も検討しており、広報担当者は「地域に密着したカフェにしたい」と話す。災害時には、トイレの開放や水の配布など被災者支援にも乗り出す。
松竹サービスネットワークはカフェに展示スペースを併設。松竹が浅草六区の映画館跡地に建設する劇場施設や、浅草で観光事業やレビュー劇団を展開する芸能プロダクションなどと連携し、イベントや告知などを行う。担当者は「近くの小学生らの絵画作品なども展示したい」と話す。
さらに、観光客が巡りやすいよう、浅草周辺を無料運行するパンダバスの乗降所を近くに設けたり、カフェの目の前の船着き場から、ショーやコンサートを楽しめる船の運航も計画する。二つのカフェは外観やメニューなどで連携し、統一性を持たせる。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20130219-OYT8T01461.htm
奈良ビブレ跡地 ホテル断念マンションに
.◆高さ制限の壁 所有者、店舗付き条件売却
先月閉店した近鉄奈良駅近くの大型商業施設「奈良ビブレ」(地上4階、地下1階)の再開発について、建物と土地を購入した奈良市の不動産賃貸会社は19日、建物を解体し、土地をマンション開発業者に売却することを明らかにした。市が景観を守るために定めた20メートルとする高さ制限が、より高いビルを建てて客室を多くしたいホテル側の思惑と合わず、ホテルの誘致を断念したとしている。(白石佳奈)
跡地には分譲マンションが建設される予定で、同社は小西さくら通り商店街に面する1、2階部分は店舗とする条件で開発業者に売却する。解体を2月末から始めて8月末に着工、2015年春に完成する予定としている。
建物と土地を購入した「浅川ハーベストビル」の浅川哲弥社長(53)によると、土地取得に動き始めた3年前からホテルの誘致を目指して高さ規制の緩和を市などに求めてきたが、実現しなかった。
浅川社長は「奈良市中心部の一等地が、商業施設やホテルにとっていまや魅力のない場所になっている。奈良を活性化するために何が必要なのかを行政に問いかけたい」と話した。
奈良市の繁華街では、春日大社の参道として知られる三条通りをはじめ、各地でマンション建設が続く。背景には商店街の地盤沈下があり、近鉄奈良駅周辺にある市内屈指の商店街・小西さくら通り商店街でも、通行量は2012年で1980年の約4割減と客足が遠のいている。
奈良ビブレ周辺の商店でつくる小西通商店街振興組合の井岡正浩理事長(67)は「観光客が訪れるこの一帯が、マンション街になってはいけない。今後は高さ規制の緩和も含めてここをどうしていくのか商店主、行政、市民が一緒に考えていかなければならない」と強調した。
(2013年2月20日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130221ddlk12020260000c.html
ちば経済:成田観光、若い世代に照準 空港成長戦略案「運気上昇のまち」 /千葉
毎日新聞 2013年02月21日 地方版
成田空港の発展のための検討を続けていた成田空港成長戦略会議(座長、安島博幸・立教大観光学部教授)は19日、「運気上昇のまち 成田」をコンセプトに成田空港や成田市をPRしていく最終報告案をまとめた。市内にある成田山新勝寺の“御利益”や、空港から飛行機が勢いよく空に飛び立つイメージなどから発案。統一コンセプトで成田の魅力を発信するのが狙いだ。
最終案では、首都圏や成田空港発の国内線の就航先に住む20〜40代をターゲットにし、特産品や地域情報などを広く発信することを盛り込んだ。市内を訪れるのは50〜60代が多いため、若い世代を呼び込む必要があると判断した。
また、外国人観光客の誘致促進に向け、中国や韓国、アメリカだけでなく、訪日客が増加傾向にある東南アジア諸国へのPRを強化。看板の多言語表示や無線LAN整備に取り組むほか、国外メディアにも積極的な情報発信を行う。日本最後の「滞在地」である成田で思い出を作ってもらうため、「ラストナイトイン成田」をコンセプトに空港周辺を気軽に楽しく回れるよう企画もしていく方針。
今後、地元の若い世代などを中心に具体策やスケジュールをつめていくという。
同会議は10年2月に初会合を開き、旅行情報誌の編集者や商工会議所青年部などをメンバーに話し合いを続けてきた。同年10月に再国際化した羽田空港に対抗するため、テレビドラマのロケ誘致や新名物「成田ソラあんぱん」の開発などにも取り組んできた。【味澤由妃】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130221-00001267-yom-bus_all
JTB、世界最大のネット旅行会社と業務提携へ
読売新聞 2月21日(木)21時56分配信
JTBは21日、世界最大のインターネット専業旅行会社の米エクスペディアなどと業務提携すると発表した。
JTBの予約サイトで今秋から、エクスペディアが取り扱う世界約15万軒のホテルを予約できる。JTBのサイトで予約できる海外ホテルは、現在の約3万1000軒から大幅に増える。
一方、エクスペディアのサイトでも今夏から、JTBが扱う日本の旅館約7000軒を予約できる。
ホテルや旅館をネット予約する人は年々増え、旅行業界内の競争は激化している。JTBの田川博己社長は21日の記者会見で「これからは販売チャネルの拡大が重要だ」と述べた。
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http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2929930/10322448?utm_source=google&utm_medium=news&utm_campaign=recommend-rss&google_editors_picks=true
ネットの口コミで最も評判の良いホテルは?調査結果
2013年02月21日 18:25 発信地:米国
【2月21日 Relaxnews】世界各国のホテルについてサービスや立地、客室、アメニティなどの評判をネット上の口コミから調査したところ、ヒルトン(Hilton)、マリオット(Marriott)、フォーシーズンズ(Four Seasons)の有名高級ホテルが各項目で堂々の上位を占めた。
調査を実施したのは市場調査会社MavetMagnet。2012年5〜10月の間にソーシャルネットワークサイト(SNS)やネットフォーラム、ウェブサイトなどに書き込まれたやりとり計1万8000件を、ホテル名への言及と肯定的な内容の回数で測る「Conversational Relevance」(言葉からみた適合度)によって分析した結果、最も話題に上り、高い評価を得ていたのがこれらの3ホテルだった。
ネット上で最も頻繁に言及されるホテルの「サービス」や「立地」の項目で、肯定的な内容の割合が最も高かったのはヒルトン(58%)。次いでマリオット(56%)、フォーシーズンズ(51%)だった。
ホテルの利用者がSNSやブログなどネット上で重要と指摘した要素は、「眺望」から「シャワーの水圧」まで多岐にわたった。このうち「シャワーの水圧」ではリッツカールトン(Ritz Carlton)とヒルトンの評価が最も高かった。一方、「サービス」とホテル・ブランドの「名声」では、フォーシーズンズが高評価だった。
■ベッドより重要な「シャワーの水圧」
この他に利用客が重視する点は、ホテルから近くの娯楽施設などへのアクセスの利便性だ。ネット上でのホテル関連口コミのうち65%近くが、このような「ホテルの機能性」に関するものだった。また客室の広さやコネクティングルームの可否、利用可能なハイテク機能も、最も重要な要素の1つに挙がっている。さらにベッドの快適さよりも、シャワーの水圧の方が重要と見られていることも分かった。
宿泊客の個人的な依頼や要望へのスタッフの対応についても、ネット上で頻繁に話題に上っており、家族旅行者たちが特に室内の騒音を気にしていることも明らかになった。
一方、MavetMagnetとは別に、ソーシャルメディアでの各種影響力を測るクラウト(Klout)が公表した2月18日時点の各ホテルの影響力スコアでは、MGMグランド・ラスベガス・ホテル(MGM Grand Las Vegas)、シーザーズ・パレス(Caesars Palace)、マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノ(Mandalay Bay Hotel and Casino)、パームス・カジノ・リゾート(Palms Casino Resort)など、米ラスベガスのホテルが上位に名を連ねている。(c)Relaxnews/AFPBB News
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http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/TKY201302220363.html
駅に、駐車場に、ドラえもん100体 神奈川・箱根
展示されるドラえもんのイメージ=小田急電鉄提供、(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
春の観光シーズンに向けて箱根地区を盛り上げようと、小田急グループは3月9〜31日、箱根地区や小田原駅などにドラえもん(身長129・3センチ)の等身大フィギュア計100体を展示する「ドラえもん100展」を開く。
メーン会場は箱根ロープウェイの桃源台駅で、駅舎に23体、駐車場に60体を並べる…
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130224-00000302-dime-soci
南アフリカに日本人渡航者が急増している理由
@DIME 2月24日(日)10時2分配信
南アフリカ統計局調べの渡航者数の推移。2009年以降の数値は世界観光機関の基準で集計した、現地で宿泊した訪問者数。それ以前は、日帰り訪問者数を含む数値となる。
2010年はFIFAワールドカップでにぎわった南アフリカ。2012年も日本人渡航者が前年同期比で約32%増と、好調を維持している。その秘密とは?
■2012年上半期、南アフリカへの日本人渡航者数が急増
今、旅慣れた日本人旅行者の間で、世界屈指のツーリストパラダイスと人気が急上昇している国、それがズバリ、南アフリカだ。
「ワールドカップでメディアへの露出が増え、観光資源の豊富さが認知されました。都会と大自然、両方で非日常体験を楽しめることが最大の魅力です」(南アフリカ観光局・近藤由佳さん)
マンデラ元大統領の「レインボーネーション(七色の民)政策」が実を結び、多種の民族が多様な自然に抱かれる国。政治体制は極めて安定し、立派なハイウェイ、清潔な公衆トイレ、飲用可能な水道水など基幹インフラは欧州並みだ。「地球上で限りなく美しい港町」と称えられた南西部のケープタウンは、背後にそびえるテーブルマウンテンと宝石のような街並みの調和で2011年新・世界七不思議に選ばれた。春はここから南北600kmにもわたる夢のような花園が出現する。喜望峰には、日本の高級寿司店にも輸出される新鮮な海の幸があふれ、ステレンボッシュ周辺には、市場に一大旋風を巻き起こしている極上ワインの醸造所が300も集結している。
中でも世界中の旅人を引き寄せているのが、ゴージャスで自由なゲームサファリだ。その代表がクルーガー国立公園とカラハリ砂漠。豪華なスパ付きのロッジに宿泊して、ビッグ5と呼ばれるライオン、バッファロー、サイ、ゾウ、ヒョウをレンジャーとともに間近で見る。そんな極上の休日が約束されるクルーガー国立公園。
対して南アフリカ、ボツワナの国境にまたがり、総面積が九州よりも大きな中央カラハリ砂漠野生動物保護区では、自家用車で自由に走り回りながら、いとも簡単に大型動物との遭遇が楽しめる。ライオンが1m先に迫ることもあるワイルドな場所だ。ちなみに現地通貨ランド紙幣には、ビッグ5の雄姿がデザインされている。一般的には日本でまだまだその存在が十分に知れわたっていない南アフリカ。ブームになる前に訪れれば、土産話は尽きないはず。
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http://www.asahi.com/culture/articles/TKY201302240102.html
2013年2月25日9時41分
福島第一、象徴化の意味は 観光地化計画の現地を歩く
【塩倉裕】東京電力福島第一原発の事故から間もなく2年。25年以上先を見据え、事故跡地を将来観光地にしようと訴える計画が、賛否を呼んでいる。広島の原爆ドームも参考に、歴史と記憶の意味を問う試みだ。
「福島第一原発観光地化計画」は、批評家の東浩紀さんら東京の文化人グループが提起した。悲劇を人類の記憶にとどめること、歴史を体験的に学ぶこと、新たな福島のイメージを世界に発信することを目指す。
「原爆ドームは世界遺産になった。同様に原発事故の当事国として原子力の危険性と向き合い、世界に伝え続けるための方策として、観光の可能性を検討すべきだ」と東さんは語る。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130225t25007.htm
十和田湖観光にてこ入れ 低迷打開へ新事業 十和田市
福島第1原発事故の風評被害などで人出が落ち込む十和田湖観光をてこ入れしようと、青森県十和田市は新年度、市内の小学生が校外学習で出掛ける際の費用の一部を負担するなど、市民が十和田湖に訪れる機会を増やす事業に取り組む。
市内の小学生に対しては「郷土学習充実事業」として実施する。市内の各小学校の1学年について、十和田湖に校外学習に行く際のバス借り上げ代と遊覧船の乗船料の一部を負担する。25クラス、児童600人の利用を想定し、事業費は181万円。市民に対しては「日帰りツアー応援プログラム」として、バスツアーを年間16回開催し、バス代などを助成する。十和田湖観光の魅力を再発見してもらう狙いで、市民480人の利用を見込み、事業費は495万円。
市内外の観光客向けにも、湖畔の宿泊施設が宿泊クーポンを発行する際に助成する事業(300万円)や、十和田市現代美術館と連携した十和田湖・奥入瀬地区でのアートイベント事業(2500万円)などを、新年度予算案に盛り込んだ。
十和田湖観光は近年、個人客の増加に対応が遅れるなどして低迷。さらに原発事故の風評被害が追い打ちを掛け、修学旅行や外国人団体旅行が減少し、昨年8月には遊覧船運航会社が民事再生手続きに入った。
小山田久市長は「観光客は少しずつ戻っているが、震災前の水準には至っていない。まずは多くの人に十和田湖に足を運んでもらいたい」と話している。
2013年02月25日月曜日
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130226/waf13022612290019-n1.htm
ディズニーパスポート、金券ショップで取り扱い中止相次ぐ 入園システム変更伴い
2013.2.26 12:21 (1/2ページ)[お出かけスポット]
使用・未使用の区別が困難になり金券ショップでの取り扱い中止が相次ぐディズニーパスポート=大阪市北区
全国の金券ショップで、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)のチケット「ディズニーパスポート」の取り扱いをやめる店舗が相次いでいる。両園は昨年10月以降、入園時にチケットに穴を開ける入園ゲート(改札口)から、バーコードなどを読み取る新システムに順次切り替え。今年1月にすべての改札口が新方式に変更されたため、金券ショップではチケットの使用・未使用の見分けがつかなくなったためという。
1000円お得…近づく春休み、熱狂ファン困った
TDLとTDSのチケットは、窓口販売とインターネット販売が一般的で、「1デーパスポート」の窓口販売の場合、通常大人6200円で販売されている。金券ショップでは4千〜5千円代で販売されているといい、割安なチケットを求めるリピーターも少なくなかったという。
両園を運営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)によると、従来はチケットを改札口に挿入して入園。インターネットで購入した場合に印刷されるQRコードはスタッフがスキャナーを使って手作業で読み取っていた。
一方、新しい改札口は、チケットに印刷されたバーコードやQRコードをタッチ式で読み取る仕組みで、改札口を通過する時間が短縮された。
これまでに販売されたチケットも新改札口に対応しており使用は可能だが、チケットには使用済みを示す穴が開かなくなり、使用・未使用の区別が不可能になった。
こうした動きに敏感に反応したのが、全国の金券ショップでつくる日本チケット商協同組合(東京都)。組合は新改札口が導入された直後、加盟する約650店に対し、チケットの取り扱いに注意するよう文書で呼びかけた。使用済みが持ち込まれて換金される被害は確認されていないが、買い取り中止を決めた店や、汚れや折り目があるものは原則取り扱わない店が相次いでいるという。
組合の担当者は「金券ショップでのパスポートの販売量は確実に減っている。昔からの人気商品だっただけに、正直戸惑いはある」と話す。
これに対し、オリエンタルランドは今回の新方式導入について「金券ショップ対策ではなく、あくまで入園をスムーズにするため」と説明。「思い出として券を持ち帰る人が多いので、未使用のチケットと混同しないよう注意してほしい」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130301-00000052-mai-m_est
<エジプト気球爆発>脱出操縦士の評価割れる
毎日新聞 3月1日(金)17時58分配信
中東のテレビ局アルジャジーラに配信された映像では、気球は再上昇した後、(上から)黒煙が舞い上がり、バルーンが一気にしぼんだ。下降を始めてから約9秒後に地面に墜落した=AP
【ルクソール(エジプト南部)秋山信一、カイロ篠田航一】エジプト南部ルクソールで日本人4人を含む19人が死亡した熱気球爆発事故で、操縦士という立場でありながら、消火作業をせずに脱出したエジプト人男性、モッメン・ムラードさん(28)に対する評価が割れている。ツアー客を「置き去り」にしたとの批判がある一方、自身も全身に7割の大やけどを負う状況の中、消火作業は困難だったとの見方が出ている。
【撮影された事故の様子】
事故発生直後のムラードさんの行動について、航空当局関係者は「爆発を防ぐためにガス管のバルブを閉める作業をせず、結果的に爆発を招いた」と指摘。同様にムラードさんの不十分な事故対応を非難する声は根強い。
一方で同僚のムスタファ・マフムードさん(27)は「顔のやけどがひどかった。事故当時は視界を失って、消火作業をしたくても不可能だったのではないか」と話した。中東通信などは2月27日、検察の初期段階の捜査では、犯罪を構成する事実はなかった、と伝えた。
ムラードさんは現在、首都カイロの病院の集中治療室(ICU)で治療中。付き添いの妹は28日、毎日新聞に「兄は夜になると目を覚まし、ツアー客の名を呼んでいる。私は、彼に何と伝えればいいか分からない」と話した。徐々に意識を取り戻しているとみられるが、妹は「兄は私にさえ、事故の話をしようとしない」と話し、強いショックを受けている様子を証言した。
ムラードさんは操縦歴約5年の中堅操縦士。勤務先の運航会社「スカイクルーズ」によると、操縦士になったのは08年。当時は政府がエジプト人操縦士の増員を促進していた時期だった。ムラードさんも勤務先の観光会社を辞め、無料の訓練を受けて20人乗りの気球の免許を取得。スカイクルーズには約1年前に移り、毎月の飛行時間は約15時間だった。
今年1月には、通常45分間の飛行を30分で切り上げ、客から苦情が出たこともあったが、「強風で、あれ以上飛ぶのは危険だった」と毅然(きぜん)としていたという。ルクソールより風が強い紅海沿いのリゾート地ハルガダでも操縦の経験があり、会社の信頼も厚かった。
気球で飛ぶのが好きで、休日明けにはよく「早く飛びたかったよ」と同僚に話していた。昨年末ごろ父親を亡くし、家族6人の生計は長男のムラードさんが担っていたという。
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp1-20130301-1091659.html
エジプト気球爆発 価格競争の犠牲か
エジプト南部ルクソールで日本人4人を含む19人が死亡した熱気球爆発事故は、気球運航会社の整備不良など人為的ミスだった可能性が出てきた。事故を起こした会社とは別会社の操縦士が2月28日までに「気球の予算を3分の1に抑える会社もある」と証言した。気球ツアーの低価格化競争が進み、一部で安全管理が置き去りにされていた実態が明らかになった。
熱気球事故の背景として、ツアー運航会社の安全意識の低さを指摘する声が上がっている。
操縦士の経験がある旅行業者のアハマド・アブドルマディさん(43)によると、ルクソールの熱気球観光ツアー会社は現在7社。計40人の操縦士が所属し、従業員は合わせて約2000人。熱気球の飛行に使うプロパンガス代は安く、ツアーは「実入りのいい商売」だという。エジプトの平均月収が4万〜5万円といわれる中で、操縦士の月給は5000〜2万エジプトポンド(約6万8000〜約27万4000円)と高水準だ。
2011年のムバラク政権崩壊後、政情不安から外国人観光客が減少。会社間の競争も激化した。各社の1カ月の売り上げも、それまでの半分に落ち込み、操縦士の高給も会社経営を圧迫。今回の事故を起こした会社とは別会社のある操縦士は「過当競争で熱気球ツアーが低価格化。気球の部品交換の予算を3分の1に抑える会社もある」と“手抜き営業”が横行する現状を証言した。
旅行業協会のソリマン副会長も「(サービスや安全の)質が低下した」と話し、熱気球観光ツアーについて「危険性が高いのにもかかわらず、操縦士の訓練も十分とはいえないようだ」と指摘。ツアーの早期再開には反対の姿勢を示した。
エジプト政府は安全が確保されるまで、ルクソールでの熱気球ツアーの中止を決定した。観光客の減少に歯止めをかけたい地元旅行業協会も28日までに、ツアーの全面禁止や安全運航のため厳格な規則適用を政府に求める声明を発表した。
一方、中東通信は地元検察当局が現時点で事故に犯罪性はないとみていると伝えた。事故をめぐってはエジプト政府の事故調査委員会も原因追及を開始。ツアーを実施したスカイクルーズ社のライセンスに問題がなかったかも調べている。
[2013年3月1日9時12分 紙面から]
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130302/plc13030217450012-n1.htm
訪日観光客回復、中韓で明暗 「ウォン高」「尖閣」が影響
2013.3.2 17:42 [日韓関係]
東日本大震災後に落ち込んでいた韓国人の訪日旅行者数が円安ウォン高を追い風に回復しつつある。政府観光局の推計によると、1月の韓国人客は23万5千人(前年同月比35%増)で、震災後の月別最多となった。一方、中国人客は7万3千人(48%減)と低迷、沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立が影響しているとみられる。
韓国人客は東京電力・福島第1原発事故に伴う放射性物質への不安で回復が遅く、島根県・竹島の領有権問題で落ち込む時期もあったが、昨秋以降はウォン高が進み、訪日の割安感から回復傾向が強まっている。
韓国人の日本旅行を扱うハナツアー・ジャパンによると、1月の個人の宿泊手配は前年同月比で約2倍。同社は「団体客の東日本への戻りが悪いが、九州の温泉地などへのツアーが人気で、手配数は震災前を上回っている。2月以降も増えそう」と期待する。
昨年10月から、成田、那覇両空港と韓国とを結ぶ格安航空会社(LCC)の就航が相次いだことも若年層を中心に訪日の後押しとなったようだ。
対照的に、中国人客は昨年7月、月別で過去最多の20万4千人を記録して韓国人客を上回る勢いを見せたが、9月の尖閣諸島国有化後、一気にダウン。11、12月は震災直後と同水準の5万人台まで落ち込んだ。
富士山の眺望で外国人に人気の「富ノ湖ホテル」(山梨県)によると、1月の中国人客は277人で昨年の1476人を大きく下回った。東南アジア各国への売り込みに力を入れているが、外川凱昭社長は「中国より富裕層の絶対数が少なく、減少を補うのは厳しい」と話している。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130302/kng13030217030003-n1.htm
鎌倉で着物の観光客に割引サービス 神奈川
2013.3.2 17:02
鎌倉市観光協会が行っている着物サービスのステッカー
神奈川県鎌倉市観光協会は22日まで、着物の観光客に対する割引サービスを行っている。「着物の似合うまち鎌倉」の定着を図るのが狙いで「鎌倉讃歌」と記されたステッカーのある市内の飲食店やみやげ店、建長寺など42の店舗・施設で割引やサービスを受けることができる。サービスを受けるには、鎌倉市観光案内所か観光協会ホームページからクーポンを入手する必要がある。問い合わせは同協会(電)0467・22・3350。
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http://mainichi.jp/select/news/20130302dde018040012000c.html
エジプト気球墜落:ルクソール観光打撃 3日間、馬車の客が来ない 民主化混乱、事故追い打ち
毎日新聞 2013年03月02日 東京夕刊
【ルクソール(エジプト南部)花岡洋二、秋山信一】熱気球の爆発事故で日本人4人を含む19人が死亡したエジプト南部の観光都市ルクソールで、経済への打撃を懸念する声が広がっている。11年1月からの民主化運動による混乱の影響で観光客が激減していたのに加え、今回の事故で目玉の熱気球の運航が無期限停止となったためだ。
名所のルクソール神殿前では2月28日、観光用の馬車が客待ちでずらりと並んでいた。
馬1頭を所有するハサン・リヤート・ハサンさん(46)によると、この時期は通常なら「繁忙期」。ムバラク前政権時代は1日4組の客がある日も多かったが、この3日間で1組も客がないという。以前は1日平均で約60エジプトポンド(800円)を稼ぎ、経費や生活費を引いても余剰金があった。今は1日30ポンドの馬のえさ代の負担が苦しい。「熱気球の事故でルクソールの観光客はさらに減ると思う。もう私たちにはどうしようもない」と嘆いた。
近くの市場も、人通りがほとんどない。伝統衣装などを売る店で手持ちぶさたにしていたアハマド・アブデルマジドさん(24)は「モルシ大統領の誕生で治安と経済が安定すると期待したが、裏切られた。事故で、エジプトが『危ない』というイメージが強まりそうだ」と不安そうな表情を見せた。
人口約50万人のルクソールは、古代エジプト時代の神殿などを見学する外国人観光客からの収入に依存する。大手旅行代理店「メムノン」ルクソール支店の予約責任者、ネグム・シャムスさん(41)によると、支店の利用客は前政権時代のピーク時には1週間平均1200人だった。民主化運動後、一時はゼロ近くにまで減り、再び約300人まで持ち直してきたところへ今回の事故が起きた。
ルクソールでは熱気球ツアー関連の仕事だけで数千人が雇用されているが、事故後の行政指導で全ての熱気球が無期限で運航停止している。
旅行代理店「ジェド・エジプト・トラベル」社の経営者、アイマン・シマンさん(46)は運航停止が3カ月近く続く可能性を指摘し、「多くの人は3カ月も待つ余裕はない」と嘆く。それでも「これを機に、気球だけでなく遊覧船やツアーバスなど観光にかかわる全ての人が安全対策を再確認し、より強い体質に生まれ変わるしかない」と語った。
◇安全管理の条件「満たしていた」−−エジプト観光次官
【カイロ篠田航一】エジプト観光省のアフメド・ショクリ次官が1日、カイロ市内で記者会見した。次官は「安全管理の条件は満たしていたが、それでも事故が起きた。さらに管理を徹底したい」と述べ、「亡くなった方々に深くおわびしたい」と謝罪した。
次官によると、事故を起こした熱気球は定期的な補修作業を実施していたが、最後に点検したのは事故の10日前だった。
死亡した日本人4人が参加したツアーを主催した「JTBグランドツアー&サービス」の井上康史執行役員によると、遺族は事故現場のルクソールは訪問しない予定。遺族は1日、4人が事故直前に観光したピラミッドなどを訪れたという。
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>>2207
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130304/amr13030422050004-n1.htm
「天空の鏡」に感激 ウユニ塩湖、高まる人気
2013.3.4 22:02
うっすらと水が張った雨期のウユニ塩湖。上下が対称となった世界を楽しめる=2月、ボリビア(共同)
標高約3700メートル。富士山頂とほぼ同じの高さにある南米ボリビア・ウユニ塩湖の人気が年々高まっている。うっすらと水が張る雨期の塩湖は「天空の鏡」と呼ばれ、雨が多い1〜3月には数多くの日本の若者が憧れの光景を一目見ようと遠路はるばる地球の反対側まで訪れる。
東京都の約6倍、約1万2千平方キロメートルの広大な塩の大地では遠近感がなくなり、トリック写真の撮影を楽しむ旅行者も多い。天候に恵まれれば、夜は満天の星が塩湖の鏡張りに映り、まるで宇宙の中にいるかのような錯覚を楽しめる。日本人旅行者には塩湖の分厚い塩の層を切り出して建材にした「塩のホテル」が評判だ。
ウユニから足を伸ばせば、標高4千メートルを超えるチリ国境のアンデス山脈でリャマがお出迎え。特殊な藻類で赤く色づいた高山の塩湖はフラミンゴの楽園だ。一年中強い風が吹き付け、巨大な岩が削られた「石の木」を見ることもできる。 (共同)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130306/ngn13030619070002-n1.htm
2年後に迫る新幹線延伸開業、長野県内経済どうなる?
2013.3.6 19:05
北陸新幹線の長野以北延伸開業をいかに経済的好機に結びつけるかを議論したシンポジウム=長野市内
2年後に迫っている北陸新幹線長野〜金沢間開業は、ストロー効果で観光客が北陸に吸い寄せられて地域経済がしぼむことが懸念される半面、延伸で新幹線の運行本数と輸送人員の大幅増に伴う波及効果が期待されると、プラスとマイナスの両論が渦巻く。景気の回復とともに延伸開業を“好機”と捉え、長野県内経済の活性化に結びつけられるかどうかが問われている。
「八戸は観光都市ではなかったが、市民を巻き込む取り組みを考え、市民が勝手に観光客が喜ぶ情報をPRするようになった」。1日に「新幹線延伸を活用した地域経済活性化会議」が長野市内で開いたシンポジウムで、東北新幹線新青森までの延伸開業を経験した“先輩”青森県八戸市の八戸観光コンベンション協会の石塚俊哉事務局次長は、延伸開業をプラス効果に変えた経験を話した。
平成22年の新青森までの開業で最終駅から途中駅となった八戸だが、観光客は増加の一途をたどる。「ないものはねだらない考え方のもと、新しいものをつくるのではなく古くからある地域資源に磨きをかけた」と石塚次長。せんべい汁や朝市、横丁などの食・生活文化を売り出し、早朝の朝市と銭湯という市民の生活習慣を体験する地域密着型の旅行商品の開発などで観光客の心を捉えたという。
石塚次長は「新幹線の延伸で八戸が通過駅となることが注目を集めるアナウンス効果があった。長野ももう一度、注目されて観光客を呼び込めるのではないか」と、地域資源の掘り起こしをアドバイスする。
また新幹線の延伸効果を見込む富山県経営者協会の町野利道副会長は「県民の目は東京を向き、長野には向いていなかった。だが40数分で長野と結ばれることで確実に経済交流は深まる」と分析。新潟県上越商工会議所の高橋信雄副会頭は「延伸に新潟県全体が関心がない。県庁が一番近いのは長野だ」と長野県にラブコールを送った。
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http://www.sannichi.co.jp/local/news/2013/03/07/4.html
河口湖水位低下 観光に影
遊覧船ルート変更、魚繁殖に懸念も
遊覧船が接岸する際の緩衝材になるタイヤが露出した河口湖岸=富士河口湖町船津
昨年夏以降の少雨の影響で、富士河口湖町の河口湖の水位が低下している。4日現在の水位は、3月の平均水位を約1・2メートル下回った。水位低下で遊覧船はルートを変更し、水深が浅いエリアを避けて運航。ワカサギやフナが産卵する植物や砂地が露出したことで、漁協関係者からは繁殖数の減少を懸念する声も出ている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20130308-OYT8T01407.htm
JR 北陸を観光PRへ…新幹線開業の年 秋に
JR西日本金沢支社の三浦支社長(左)から「デスティネーションキャンペーン」の決定通知書を受け取った谷本知事 JR6社は8日、地元自治体などと共同で実施する大型観光宣伝事業「デスティネーションキャンペーン」の2015年秋季(10〜12月)で、石川、富山、福井の北陸3県を取り上げることを決めた。同キャンペーンは1978年から実施し、県が対象となるのは81年以来2回目。北陸3県が合同で選ばれたのは初めて。
北陸3県は、2015年春の北陸新幹線金沢開業を契機に地元への誘客促進を図るため、同年秋にキャンペーンで取り上げてもらうようJRに求めていた。JR西日本金沢支社は「北陸3県が選ばれたのは新幹線金沢開業という契機があるためで、北陸の食や自然、温泉を最も堪能できる秋の開催になった」としている。
キャンペーンでは、地元の観光施設などで様々なイベントが行われ、JR各社が駅にポスターを張り出すなどして宣伝する。4月頃に実行委員会を発足させ、14年10月頃から企画を全国の旅行会社などに紹介する。
三浦勝義・JR西日本金沢支社長は8日、県庁に谷本知事を訪ね、決定通知書を手渡した。
同キャンペーンは、石川県では81年10〜12月、富山県では83年4〜9月と96年4〜6月、福井県では89年4〜7月と99年7〜9月に実施されている。
(2013年3月9日 読売新聞)
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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MJL1WA6JIJUS01.html
アベノミクス円安で韓国免税店に打撃−日本人客が支出抑制
3月13日(ブルームバーグ):安倍晋三内閣の経済政策がもたらしている円安の影響が韓国の免税店や観光地に及んでいる。
韓国観光公社によると、韓国を訪れた日本人観光客の数は1月まで5カ月連続で減少。同月は2年ぶりの低水準となった。大韓航空の日韓路線の旅客数は2012年10−12月(第4四半期)に前年同期比9%減り、落ち込み幅は東日本大震災が起きた後の11年4−6月(第2四半期)以来の大きさとなった。
円は昨年12月初めから対ウォンで13%下落。韓国の外国人観光客に占める割合が最も大きい日本人は支出を抑えている。日本人観光客は昨年、韓国に約45億ドル(約4300億円)の収入をもたらした。
ソウルのロッテ免税店で働くキム・スヨンさんは、「これまではもっと多くの日本人観光客が来店して買い物していたが、最近はその数だけでなく利用額も減っている。その一方で中国人観光客が増えている」と語った。
韓国観光公社によれば、昨年11月−今年1月に韓国を訪れた日本人観光客は前年同期比22%減の68万3182人。昨年は約352万人が訪れ、現地で1人当たり平均1273ドルを支出した。同公社と韓国文化観光研究院のデータに基づいている。
原題:Abe’s Weak Yen Policy Erodes Japanese Tourist Spending inKorea(抜粋)
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http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/03/13/2013031300373.html
ソウル市、ぼったくり被害の外国人に弁償!?
6月から保障制度導入へ
「韓国人だったんですか。日本人かと思いました。すぐ言ってくださいよ。そしたら遠回りしなかったのに」
Aさんは最近、タクシー運転手からこう言われた。Aさんは日本の友人と共に釜山行きの韓国高速鉄道(KTX)に乗るため竜山からソウル駅に向かうところだった。余裕を持って出発したが、列車の出発時刻が近づいているのにタクシーはソウル駅周辺をぐるぐる回っていた。いぶかしげな表情を見せたところ、運転手は「どうしましたか。料金がタカイ(日本語で)って?」と言った。韓国語で答えると運転手は驚き、わざと遠回りしていた事実を認めた。
今月6日には、外国人観光客を相手にぼったくり営業をしてきた違法タクシーの運転手約20人が警察に摘発された。シンガポールからの観光客3人を相手に、ソウル駅から仁川空港まで26万ウォン(約2万3000円)を受け取っていたケースもあった。
しかし今後は、ソウルで外国人観光客がぼったくり被害に遭った場合、被害金額を補償してもらえるようになる。ソウル市が外国人観光客に対し被害金額補償の案を推進しているためだ。市は12日、このような内容の「公共責任補償制」を今年6月に導入すると発表した。まだ補償対象や基準、支給方法などは決まっていない。
補償金はソウル市観光協会、旅行協会、韓国訪問の年委員会などと共に基金として用意することが検討されている。韓国観光公社や苦情受け付け窓口の茶山コールセンター(局番なしの120番)で受理される外国人ぼったくり被害申告は年間150件前後だ。
同市のパク・チンヨン観光政策課長は「外国人観光客の被害補償は『ここまでしてでもぼったくりを根絶したい』というソウル市の意思表明だ」と話した。
クァク・レゴン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20130314-OYT8T01588.htm
五ヶ瀬スキー場存続の危機
愛好家が集まる五ヶ瀬ハイランドスキー場(2月17日)
日本最南端のスキー場「五ヶ瀬ハイランドスキー場」(五ヶ瀬町)が存続の岐路に立っている。運営する第3セクター「五ヶ瀬ハイランド」社長の飯干辰己・五ヶ瀬町長は昨年9月、赤字続きの3セク存続を巡り外部の検証委員会に諮問。検証委は2月末、当面5年間の存続を答申したが、経営改善の努力をしても事業の好転が見込めない場合や、5年間に必要な町の公金支出に町民の同意が得られない場合はスキー事業から撤退すべき、と条件を付けた。経営改善の道筋は見えず、町民の支持を得られるかは不透明だ。
五ヶ瀬ハイランドスキー場は宮崎、熊本県境にある向坂山(1685メートル)の山頂付近に1990年開業した。
最初の4年間は町が直営。年間来場者は当初9万人を超していたが、3セク運営で再スタートした94年度からは落ち込み、96年度に初の赤字を計上した。98年度から雲海酒造が経営に参加。経営改善が奏功し黒字に転じたが、同社が撤退した2004年度は夏の台風災害で施設を1年間閉鎖。約4800万円の赤字を記録した。09年度からは損益の目安となる年間来場者数4万人を下回っている。
町はこの数年、一般会計予算からスキー場運営のために年間1500万円を支出している。リフトや機材の修繕費などにも近年は1年間に約4000万〜6000万円を充てている。
検証委は公認会計士や大学教授ら4人でつくり、3回の会合を持った。答申では、冬場の雇用創出や宿泊施設の増加などメリットも認めたが、飯干町長に対し「九州の財産であるスキー場の維持に向けた営業が不十分。ソフト部門の強化で集客力改善は可能」「公金支出は町民に対して責任を持って行う必要がある」などと勧告した。
飯干町長は14日、スキー場の運営について「1年ごとに検証し、存続についてその都度判断していきたい」と話した。経営改善策については「新年度早々に取り組む」とした。
【解説】県全体で検討の時
五ヶ瀬ハイランドスキー場のある五ヶ瀬町鞍岡地区の住民にとって、冬場の雪は生活に大きく影響してきた。農林業は停滞し、季節労働を余儀なくされてきた。スキー場は積雪を逆手に取った地域振興策として誕生した。しかし、レジャーの多様化や長引く景気低迷から、財政力指数が0・12と県内で最も低い町の大きな負担となっている。
2004年の台風災害でスキー場に続く道が寸断され、営業が断念された。それまでの固定客は交通の便が良い九重森林公園スキー場(大分県九重町)などに流れたとみられる。
また、全日本スキー連盟が「遊びが多様化する中で、費用がかかるスキーを楽しむ人が減っているのは確か」と言うように、スキー人口全体の落ち込みが経営改善を阻んでいる。
町のシンボルと思われているスキー場だが、検証委員会は答申で「鞍岡地区の問題と認識されている現状」と指摘。経営などについて町民が一体となって考える問題だと提言した。
その視点は同時に、山間部の過疎地の暮らしをどう振興していくのか、県全体で検討する時――という提言であるとも言えるのではないだろうか。(門岡裕介)
(2013年3月15日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20130315/CK2013031502000026.html
旅行者9割弱日帰り 飛騨市観光協が意識調査
2013年3月15日
古い町並み一帯を散策する観光客ら=飛騨市古川町で
飛騨市観光協会は、観光客の宿泊の有無や満足度などを問う初めての意識調査の結果をまとめた。旅行者のほとんどが日帰りで、宿泊は13%のみ。旅行費用の一人当たり平均の内訳は交通費五千六百円に対し、宿泊費千二百円、外食費千円、お土産代千六百円などで、地元に利益が十分に還元されていない実情が浮かび上がった。
調査は観光業の伸び悩みを解消するための具体的な方策に役立てようと実施。昨年九月から今年一月まで、市内の観光施設やイベント会場などでアンケート用紙に記入してもらい、三百六十七人から回答を得た。
旅行者の年齢層は、六十代が最多の30%。五十代19%、七十代16%と続き、若い層が少ない。旅行回数は初めてが43%。次いで五回目以上が20%に達するなどリピーターの多さが目立った。目的では、町並み散策、祭りやイベント、歴史や文化の観光、温泉、体験型ツアーの順だった。
総合的な満足度では、非常に満足が12%、満足が47%で、不満との回答はほぼなかった。満足の理由は「町並みがきれい」「観光地化していない」など。不満では「みどころがない」「気軽に店に入りにくい」などの意見があった。観光協会職員は「エコツアーなど地域で楽しめるものを増やし、客の滞在時間を伸ばしたい。高山や下呂と競うのではなく地域全体で売り込み、多くの人に来てもらえる仕組みが必要」と話している。
(島将之)
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http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201303176.html
水陸両用バス、きょうから運行 新しい観光スポットも誕生
2013年3月17日
陸上と水面を自在に走る「水陸両用の観光バス」に乗って都内を巡るツアーがきょうから始まりました。
「スカイダック」と名付けられた水陸両用バスは、全長12メートル、幅2.5メートルです。大阪や山梨では既に運行していますが、都内では初めてとなります。スカイツリーの前で行われた出発式では、第1号の乗客となる5人の子どもたちがくす玉を割って運行を祝いました。第1便の乗客は出発を前に「バスで川を渡るんでしょ。それが楽しみ。ただ、水に入るときにキャーって言うかしら」「冥土の土産」などと楽しみにする声が聞かれました。
コースは2種類あり、そのうちスカイツリー近くを出発するのは1日4便で、周辺の下町スポットを巡ってスカイツリーに帰ってきます。途中、江東区大島の河川敷に造られた旧中川「川の駅」のスロープから水しぶきを上げて水上運行となり、今度は水面から下町情緒を楽しむことができます。所要時間は1時間40分で、料金は大人2800円です。
* この水陸両用バスはスカイツリーのコースに加え、あすからは江東区亀戸周辺を回るコースも運行します。きょう、その発着点に新たな観光スポットがオープンしました。
水陸両用バスが通るコースにはきょうから亀戸の特産品を販売する施設もオープンしました。この「亀戸梅屋敷」は地元の商店街が運営する亀戸の名産品の販売や観光案内などを行う施設で、水陸両用バスの発着点ともなります。長い歴史を持つ下町ならではの和風建築の中では、江戸切子などの工芸品やここでしか買えないオリジナル商品を販売するほか、伝統工芸の実演なども行われます。江東区の山崎区長は「隅田川は大通り。江東区の運河、河川は横丁。そこに、味わいとか下町の良さとか横丁文化というものを生み出していくのがこれからの下町の観光施策」と期待を寄せます。
亀戸梅屋敷から出発する水陸両用バスはあすから1日5便運行され、スカイツリー線と合わせて新たな都市観光として期待が寄せられています。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/41051.html
小浜の観光まちづくり 市の浮沈懸け注目の議論
(2013年3月17日午前6時37分)
福井県小浜市の将来を占う、重要な会議が進行中だ。市中心部のうち、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されている「西組地区」を含む「中・西部地域」を舞台に、観光拠点としての魅力アップを図る「市観光まちづくり計画」を策定するための推進会議がそれである。2月1日に発足以来、すでに4回の会議が開かれ、精力的な議論が続けられている。当該地域のまちづくりにとどまらず、市全体の観光誘客に大きく波及する議論だけに会議の行方に多くの市民が注目してほしい。
■舞若道開通にらむ■
推進会議委員は当該地域の住民代表はもちろん、観光団体関係者、一般公募に応じた市民、市議、学識経験者ら幅広い構成とし、小浜商工会議所や県からもオブザーバーを招いた。2014年度の舞鶴若狭自動車道全線開通をにらみ、中・西部地域の魅力アップは市全体の浮沈に関わる。より多くの衆知を集めようとの意気込みが感じられる。
策定を目指す観光まちづくり計画は第5次市総合計画、市都市計画マスタープラン、西組地区の保存計画など既存計画を踏まえつつ、市中心部の具体的整備を図るいわば決定版。国、県の支援スキーム活用を目指し、計画案策定のめどは5月。その後、市において計画を正式決定するめどは7月に置いている。
■ポイントは旧旭座■
中・西部地域には、数多くの観光資源が含まれる。浅井三姉妹の次女お初の菩提(ぼだい)寺である常高寺、小浜藩主酒井家の菩提寺で境内に八百比丘尼が入定したとの伝説の洞窟がある空印寺、若狭地域最大の秋祭り・放生祭が営まれる八幡神社、かつての茶屋町の風情を残す三丁町など、枚挙にいとまがない。これらが旧丹後街道沿いなどにひしめいている。
■保存から活用へ■
歴史の薫り高いまちと称される小浜だが、同市では「古いもの、大事なものが失われてきた」という自戒を込めた声を聞くことが多い。地域固有の貴重な資源であっても、活用されなければ結局は廃れてしまう。
こうした反省から、松崎市長は第1回推進会議の冒頭、「(地域資源を)『残す』から『活用』へと変えていきたい」と呼び掛けた。観光まちづくり計画においても、計画に基づき整備される基盤の上に、地域住民や来街者がさまざまな活動を展開することが望まれているといえる。
市民には、観光まちづくり計画に議論段階からぜひ関心を寄せてほしい。推進会議は傍聴席も毎回設けられている。注目が集まることで議論が活気づくだけでなく、将来の市民活動が活発化することにもきっとつながるだろう。 (田中 禎浩)
こうした「外から見たらうらやましいぐらい地域資源がある」(推進会議委員長の川上洋司福井大大学院教授)強みを生かすため、統一テーマや基本方針、具体事業計画などを詰めていくことが同会議の任務。中でも主要課題として浮上しているのが(1)明治に建てられた芝居小屋「旧旭座」の在り方・活用可能性(2)再開発ビル「つばき回廊」商業棟跡地の活用法(3)まちあるきに必要な整備(4)着地型観光を促進するソフト事業―の4点だ。旧旭座については、つばき回廊跡地に移転復元して活用できないかというアイデアを松崎晃治市長が表明した経緯がある。(1)(2)は密接に絡み合った課題で、観光まちづくり計画を策定する上で最重要ポイントになっている。
旧旭座は明治の芝居小屋の姿を現代に伝える県内唯一のものだが、現時点で文化財指定などは受けていない。文化的価値を重視してそのまま保存する考え方もあるが、活用を支持する委員からは、つばき回廊跡地に移転した上で、芝居小屋の雰囲気を大事にしながら、観光・文化発信拠点として生かしたいとの意見が出ている。推進会議では、旧旭座の移転復元を想定し、具体的な課題の検証を進めることにしたところだ。
ただ、旧旭座移転には会議内に異論もある。観光まちづくりの象徴にふさわしいか、費用対効果は見込めるか、などがその主な論点。課題検証ではこうした指摘を十分踏まえることが求められるだろう。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130316/osk13031602000003-n1.htm
泉州を売り込め 観光コースや特産品PR LCC利用客に照準 大阪
2013.3.16 02:00
■13市町連携 アジアの記者ら招待
格安航空会社(LCC)を利用して日本を訪れる個人旅行客を取り込もうと、関空の地元の堺市、岸和田市、泉佐野市など9市4町でつくる「泉州観光推進協議会」が、台湾や韓国から旅行雑誌の記者らを招待して視察ツアーを行った。協議会は泉州地域の魅力を体験できる観光モデルコース作りに取り組んでおり、記者らの意見を参考にしたいとしている。
関空では、国内初のLCCのピーチ・アビエーションが、昨年5月から韓国、台湾、香港便を相次いで就航。泉州各自治体は観光客増を期待しているが、素通りして大阪市内や京都方面などへ向かっているのが実情。このため昨年9月、9市4町で「泉州観光推進協議会」を設立し、手始めに泉州地域の観光モデルコース作りを進めている。
今月9〜11日に台湾の雑誌記者らを招待。12〜14日は韓国から旅行雑誌やブログのライターら4人を招き、茶の湯体験ができる大仙公園(堺市堺区)、梅林が見頃の金熊寺(泉南市)のほか犬鳴山温泉(泉佐野市)、だんじり会館(岸和田市)などを案内。宿泊した堺市堺区のホテルでは、各市町がそれぞれの地元の特産品をPRした。
韓国の女性ブロガー、イレネさん(38)は「大都会はどこも同じ顔だが、地方はそれぞれに魅力があることが分かった」などと評価。一方、「日本の友達でも泉州を知らなかった。まず国内の知名度をあげることが必要ではないか」という厳しい指摘もあった。
協議会は、中国語や韓国語のガイドブックを作製するほかインターネットでの情報発信も計画。事務局長の垂井究・堺市企画部副理事は「LCC利用者は個人旅行者が多く、団体旅行とは違った楽しみを求めている。泉州から新たな日本の魅力を発信したい」と話している。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013031702000105.html
花見準備、お早めに 急にポカポカ 民間予想苦戦
2013年3月17日 朝刊
今年も気象情報会社など民間事業者が桜(ソメイヨシノ)の開花予想を競っている。福岡、宮崎両市が十三日と統計史上最も早い開花(福岡は過去タイ記録)となり、今後も三月は暖かい日が続く見込みのため、おおむね平年より早い所が多い予想。お花見は早めに準備した方が良さそうだ。
一方、主要事業者で国内トップの福岡市の記録的早咲きを的中させた予想はなく、気象庁が定点観測している「標本木」を対象にした直前予想では福岡市は十八〜十九日だった。「三月上旬の季節外れの暖かさが大きく響いた」(日本気象協会)と説明している。
東京都心も十六日と、歴代一位タイの早さで開花した。
見ごろの時期について、ライフビジネスウェザーは「三月末から四月初旬の所が多くなりそう」、気象協会は「九州は彼岸のころ、関東以西の多くは三月最後の土日に花見が楽しめるだろう」としている。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130317-00000006-rnijugo-life
「男の一人旅」年々増加の兆し
web R25 3月17日(日)7時15分配信
沖縄の商店街の光景。カラフルで様々な書体が並ぶ看板は、どこか異国情緒を感じさせてくれて、見ているだけでも楽しめる 画像提供/PIXTA
風の向くまま気の向くまま、自由に旅をする「一人旅」。実はこの「一人旅」をする人が増え続けているという。『じゃらん宿泊旅行調査2012』によると、2011年度における「一人旅」の件数は「全宿泊旅行件数」のうち約14%。7年連続で増加している。特に20〜34歳男性では前年比2.4ポイント増の23.3%と、彼らが実施した旅の約4分の1が「一人旅」という結果に。
「いつどこへ行って何をするかなど、すべての判断を自身で行えるのが一人旅ならではの魅力。例えば歴史好きなら城を巡るとか、魚が好きなら水族館へ行くなど、自分の趣味に直結した旅先に行き、じっくり時間をかけて見られますからね」
と語るのは、一人旅のベテランで、旅行作家の吉田友和さん。
「ただ一人旅では、旅につきまとう面倒な手続きや、リスクを一人で背負うことになります。そういう状況を楽しめるとなお良いですね」
なるほど。でも、一人旅初心者の筆者からすると、気になるのが「寂しくないのか」という点。吉田さんによれば、一人旅に向いている旅先のポイントがあるという。
「人が多いところや都市部を選びましょう。出会いがあって退屈しないし、公共交通機関が充実している場所の方が一人でも旅しやすいですから。一方、山岳地帯でのトレッキングやビーチでゆったりといった、自然を楽しむ旅は仲間がいた方が楽しいかもしれません」
それらを踏まえたオススメの国内旅行先は?
「個人的には沖縄。一人でふらっと居酒屋に入っても、気さくに話しかけてくれるなど、現地の方々が構ってくれるので飽きません。また、気軽に泊まれるゲストハウスなどが多いのも魅力です。あとは北海道。沖縄と同じく、異国情緒を感じられるスポットが多く、『非日常』を味わえるからです」
さっそく週末あたりに予定を組んでみてはいかが?
(伊藤 裕/GRINGO&Co.)
(R25編集部)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130315-35029545-cnn-int
外国人旅行者に優しい国ランキング、最も優しくない国は?
CNN.co.jp 3月15日(金)11時51分配信
(CNN) 世界経済フォーラムはこのほど、世界140カ国の旅行業界の競争力を比較したランキングをまとめた。中でも「外国人旅行者に対する国民の態度」のランキングでは、外国人観光客に最も優しい国はアイスランドとニュージーランド、最も優しくない国はボリビアという結果が出た。
この調査は各国の観光インフラや施設の整備状況、自然資産や文化資産の充実度、治安状況などの項目を点数化して、さまざまなランキングに分類した。相対評価ではスイス、ドイツ、オーストリアを筆頭に、欧州の5カ国が上位を独占した。
項目別に見ると、もてなし度を7段階で評価した「外国人旅行者に対する国民の態度」のランキングでは、アイスランドとニュージーランドが共に6.8ポイントを獲得して首位だった。日本は6.2点で74位だった。
一方、南米のボリビアは4.1ポイントで最下位。多くの観光客が訪れる韓国と中国も、モンゴルなどと並ぶ5.5ポイントで下位にとどまった。各国のスコアと順位は次の通り。
観光客に優しい国ベスト10
1.アイスランド 6.8点
2.ニュージーランド 6.8点
3、モロッコ 6.7点
4.マケドニア 6.7点
5.オーストリア 6.7点
6.セネガル 6.7点
7.ポルトガル 6.6点
8.ボスニア・ヘルツェゴビナ 6.6点
9.アイルランド 6.6点
10.ブルキナファソ 6.6点
観光客に優しくない国ワースト10
1.ボリビア 4.1点
2.ベネズエラ 4.5点
3.ロシア 5.0点
4.クウェート 5.2点
5.ラトビア 5.2点
6.イラン 5.2点
7.パキスタン 5.3点
8.スロバキア 5.5点
9.ブルガリア 5.5点
10.モンゴル 5.5点
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http://japan.cnet.com/news/offtopic/35029553/
若者の海外旅行離れは本当か--トリップグラフィックス佐藤和也 (編集部) 2013/03/17 10:00
旅をテーマにしたインフォグラフィックス専用サイト「トリップグラフィックス」の第66回として、「若者の海外旅行離れって本当?」と題し、昨今言われている若者の海外旅行離れの実態についてまとめている。
若者(20〜24歳)の海外旅行は、経済的に豊かになったバブル期から増え始め、ピークの1996年には200万人以上に。しかし2010年に海外旅行をした若者は半減近い110万人。また、海外旅行者全体に占める若者の割合を見ても、ピーク時の12.6%に対して2010年は6.8%となり、この数字だけを見ると、若者の海外旅行離れが進んでいるように見えるという。
ところが、若者の中で海外旅行に行った割合を見ると、ピーク時の100人中20人に対し、2010年は100人中18人。ピーク時とほとんど変わらない割合で、若者による海外旅行が行われている。
このことから、確かに若者の海外旅行者数は減っているものの、その理由は単に若者そのものの人口が減っているためであり、ここ20年ほど、海外旅行を楽しむ若者の割合自体には大きな変化はないという。最近よく言われている「若者離れ」も同じような実態があるのかもしれないと分析している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130319-OYT8T01729.htm
護衛艦見学4時間に短縮 乗組員減負担大きく
(上)護衛艦を見学する観光客ら(舞鶴市で)=海上自衛隊舞鶴地方総監部提供(下)4月からの見学時間短縮を知らせる掲示(舞鶴市で) 舞鶴市の北吸岸壁で土日曜・祝日の7時間、無料で行っている海上自衛隊舞鶴基地所属の護衛艦一般見学が、4月から4時間に短縮される。舞鶴を代表する“観光名所”の一つとして年間5万人近くの来場者がある一方、乗組員が減少し、受け付けなどの負担が大きいため、変更することになった。(藤井浩)
一般見学は2005年から始め、午前9時〜午後4時に同岸壁で受け付けを済ませると、イージス艦「あたご」などが間近に見られる。20人以上の団体やマイクロバスなどで訪れる場合も、2週間前までに申請すれば応じている。見学時間の7時間は、他基地より3時間程度長く、条件が合えば上甲板に上がって主砲やミサイル発射台を間近に見たり、岸壁から他艦艇を眺めたりできる。
海自舞鶴地方総監部によると、最近の見学者数は、明治の日露戦争などをテーマにしたテレビドラマ「坂の上の雲」が始まった2009年の8万人を最多に10年が6万6000人、11年5万6000人、12年4万6000人。近年は減少傾向だが、大型連休などには岸壁に人があふれ、前の国道27号に車がずらりと並ぶ。
一方、開始時の05年頃、8隻あった護衛艦は、国内の海自5基地で最も少ない5隻に減少。これに伴って乗組員も少なくなり、見学者の受け付けや案内などの負担が増え、時間の見直しを検討することにした。
他基地では、護衛艦16隻を持つ佐世保(長崎県佐世保市)が4時間半、11隻の横須賀(神奈川県横須賀市)は3時間半、8隻の呉(広島県呉市)は3時間(日曜のみ)、6隻の大湊(青森県むつ市)は1時間(12〜3月はなし)となっており、舞鶴でも4月から午前10時〜正午と午後1〜3時の計4時間に短縮することを決めた。総監部内の海軍記念館も同様に見直す予定で、担当者は「やむなく短縮するが、遠方から来て感激してくれる方も多い。今後も喜んでいただけるように努力したい」としている。
問い合わせは、同総監部広報係(0773・62・2250)へ。
(2013年3月20日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20130320ddlk35040318000c.html
2階建てロンドンバス:下関観光、利用者増 運行終了前に駆け込み乗車 /山口
毎日新聞 2013年03月20日 地方版
24日で運行を終える下関市の2階建てロンドンバス「ルートマスター」の利用客が、急増している。終了前に乗っておこうと“駆け込み乗車”する人が多いとみられ、市の担当者は「ここまで反響があるとは思いませんでした。運行終了が決まってから増えても……」と複雑な表情だ。【平川昌範】
バスは市がサンデン交通に運行を委託し、08年4月から土日・祝日限定でJR下関駅−城下町長府間を4往復してきた。鮮やかな赤色の車体や関門海峡を望むルートが人気を集めた。しかし、11年度の乗車率は約21%で、導入された08年度と比べると半減。また、1962年製造の車両の老朽化に伴い、市は昨年末、運行終了を決めた。
運行終了が観光案内のチラシや報道で伝えられると、利用客は急増。1月まで1日当たり、乗客数は約100人だったのが、2月は約300人、3月に入ると約400人に上っている。乗車は先着順のため、出発前には長い行列ができるほど。
行楽日和となった16日。63人分の座席は家族連れらでほぼ満席。下関市石原の主婦、村田聖子さん(33)も運行終了を知り、長男爽一郎君(2)、親戚の赤築瑠璃ちゃん(6)、来人君(3)の姉弟を連れて初乗車した。2階の先頭に座った瑠璃ちゃんは「空を飛んでいるみたいだった」と大喜び。村田さんは「もっと乗っておけばよかった」と運行終了を惜しんでいた。
今後の運行は春分の日の20日、23日、24日の3日間。市はラストランイベントとして乗車記念証を配布し、役目を終えた車体を関門海峡に面したあるかぽーとに展示する予定という。バスに関する問い合わせは市観光政策課(083・231・1350)。
〔下関版〕
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http://mainichi.jp/select/news/20130323k0000e040207000c.html
桜満開:異例の早さ イベント関係者は対応に大わらわ
毎日新聞 2013年03月23日 11時20分
東京の桜(ソメイヨシノ)が統計開始以来2番目の早さで満開になり、例年通りの日程でイベントを予定していた関係者は対応に大わらわになっている。今週末は花見のピークを一気に迎えそうだ。気象庁は24日昼過ぎから夕方の東京地方の天気を雨と予報しているが、降り方は弱く、花が散るほどではないとみている。【神足俊輔、飯田和樹】
23日午前7時半、東京・靖国神社。この日、近くの日本武道館で卒業式がある東洋大の2年、吉沢藍さん(20)は花見の場所取りをするためにサークル仲間とシートを敷いた。卒業生を送り出す花見は毎年恒例だが、昨年はこれほど花が咲いていなかったという。「とてもきれいで、先輩を送り出すのにはぴったり」
この季節になると同神社で屋台を出し、花見客に酒を販売している男性(60)は「いつもは10日くらいある準備期間が、今年はほとんどなかった」と話した。最初の営業日となった22日夜は会社帰りのサラリーマンらでにぎわい、約200軒が連なる屋台に列ができていたが「初日にしては少なかった」。屋台営業は金曜から翌々週の日曜までの10日間が原則というが、職場の花見は4月に入ってから行われることが多い。男性は売り上げへの影響について「みんな桜が好きだから、来るんじゃないかな。そんなに心配していないよ」と語った。
千代田区の千鳥ケ淵で開かれる「千代田のさくらまつり」は29日からの予定を1週間早め、22日からスタートした。「警備の打ち合わせやシャトルバスの増便など、間に合わせるためにバタバタでした」と話すのは、同区観光協会の小池正敏事務局長(52)。皇居周辺で照らされる夜桜のライトアップも同日に設置が完了した。「満開に間に合って、本当によかった」
照明を担当する「三菱重工空調システム」(品川区)は所有する機材のほぼすべてを、このイベントに使っている。4月7日の終了後は東北地方の花見イベントに使用予定だが、こちらも開花が早まれば間に合わない可能性がある。観光協会は桜が散れば期間内にライトアップを終了する方針だが、同社の担当者は「間に合ってくれるとは思いますが、心配」と話している。
一方、目黒区の目黒川周辺で4月1〜10日に予定されている「中目黒桜まつり」は前倒し開催も検討されたが、7日にあるメーンイベントの出演者の都合が合わず、日程を変えられなかった。主催する中目黒駅前商店街振興組合の本橋健明理事長(70)は「いつもは4月初めがちょうど見ごろなのに。目黒川に散った桜の花びらもきれいなので、ぜひ訪れてほしい」と呼びかけている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130324-00000033-sph-soci
「中学生同士でディズニー行けないの?」米国で14歳未満のみ入場禁止
スポーツ報知 3月24日(日)7時5分配信
米国のディズニーランド(カリフォルニア州アナハイム)とディズニーワールド(フロリダ州オーランド)で、23日から14歳未満のみでの入場が禁止となった。14歳以上の同伴者が必要で、身分証などの提示を求めることもあるという。米国内では「中学生同士のデートもできないのか」と不満の声も出ている。世界的な影響が指摘される中、東京ディズニーランド(TDL=千葉県浦安市)を経営するオリエンタルランドは「年齢制限ルールを策定する予定はない」と導入の動きを否定した。
子どもが主役の遊園地では異例の制限だ。世界各国に展開するディズニーの本拠地、米国で入場に年齢制限が設けられた。14歳以上の同伴者がいれば問題ないが、13歳のグループなどの入場は認められなくなった。
17日付英紙「デイリー・メール」電子版によれば、ディズニーの広報スージー・ブラウン氏は、米NBCに対し「入場口に14歳未満とみられるお客様だけでいらした場合は、お声がけさせていただく場合があります」とし「14歳未満だった場合、両親をお呼びさせていただくこともあります」と述べている。
ディズニー側は「来園者を調査し、複数の児童福祉団体と接触した上でルールを制定した」と経緯を説明。一方で、米国民からは「過剰な規制は夢を壊すことにもつながる」と懸念する声も出ている。米ロサンゼルス・タイムズ紙は、リーディングカンパニーによる新ルール導入に「(世界の)テーマパーク内での子どもの安全性への意識に変化をもたらす」との識者談話を掲載。今後、世界的な影響が出てくる可能性を示唆した。
一方、今年開業30周年を迎える東京ディズニーランドなどを運営するオリエンタルランドは、スポーツ報知の取材に「米国での動きは確認しており、問い合わせもたくさん来ているが、テーマパークのルールは国ごとに異なっているので、年齢制限ルールの策定は検討していない」と説明。現時点での年齢制限導入を否定したが、米ディズニー側が企業方針として世界的に要請することになれば、今後影響を受ける可能性もある。
テーマパーク・遊園地評論家の佐々木隆さん(51)は「日本でこのルールを設けたら批判の嵐が起こるでしょう。親としては、子どもがディズニーランドに行くなら、渋谷へ行くより安心する。中学生は友達同士で遊びに行くのが一番楽しい時期。小学校高学年以上なら同伴者はいらないのでは」と話した。佐々木さんはさらに、米国で最初に年齢制限が設けられたことに「自己責任を重んじる米国では、明確な理由がなければ納得されない。何かのきっかけがあったとしか考えられない」との見解を述べた。
引き金となったとみられる事故としてデイリー・メール紙などは、発表の1週間ほど前にディズニーワールドで、ミズーリ州の13歳の少年アンソニー・ジョンソン君が、弟ら少年グループとプールで遊んでいる最中に意識を失い、数日後に死亡したことを伝えている。ディズニー側は年齢制限導入との関連については公表していない。
◆TDLの年齢制限 入場の年齢制限は一切なく、何歳でも一人で入場できる。ただしアトラクションの利用は7歳未満の場合、すべて16歳以上の同伴者が必要。単独で乗る場合にはアトラクションごとに別途の年齢・身長制限を設定している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130324-00000071-san-bus_all
花見弁当にもアベノミクス効果
産経新聞 3月24日(日)7時55分配信
百貨店の食品売り場では高価格帯の花見弁当の予約が増えた =21日、松坂屋上野店(写真:産経新聞)
各地で桜が満開を迎える中、百貨店では弁当など花見向け商戦が佳境を迎えている。円安・株高による景気回復ムードの高まりで、昨年に比べて高価格の商品の売れ行きが好調だ。
「いつもよりぜいたくに」。松坂屋上野店(東京都台東区)地下の食品売り場。夜桜見物に出かける女性会社員(25)は、京都・山城産のタケノコをぜいたくに使った1890円の花見弁当を選んだ。桜の名所、上野公園に近い同店では今月13日に特設売り場を設置。安倍政権の経済政策「アベノミクス」効果で積極的となりつつある消費者心理を見込み、弁当の種類を昨年より2割多い100種類に増やしたところ、1千円前後だった売れ筋の価格帯が「今年は豪華な2千円弱の弁当に移った」(担当者)。
そごう・西武も21日までの1週間で、行楽弁当などの売り上げが前年比約24%増。4千円台後半の豪華弁当にも予約が殺到した。酒類も高価格帯のスパークリングワインが好調で、担当者は「まさにアベノミクス効果」とほおが緩む。
銀座三越(東京都中央区)は、アウトドア用のグリルなどをそろえ、「スタイリッシュなお花見」を提案。“ワンランク上”の花見需要の増加に対応した。アサヒグループホールディングスの花見に関する意識調査では、「必ず行く」「行くつもり」と回答した人の割合が4年ぶりにプラスに転じた。1人当たりの予算も「1千円台」が減り、「2千円台」が増え、消費意欲の高まりがうかがえる。
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/130324/trd13032412000006-n1.htm
オーロラ観光の“お国柄”? 涙するサラリーマン、「証拠重視」中国人、おしゃべり奥さん…
2013.3.24 12:00 (1/4ページ)
オーロラを求め、いろいろな国からの人が集まっていたノルウェー・トロムソ
多くのオーロラ観光客でにぎわう北ノルウェー、トロムソ。観測に臨んだ5日間で幸運にも4日間オーロラに出会うことができ、存分に感慨にひたったわけだが、一方で興味深かったのが、世界各地から集まったツアー客たちの反応だった。
「魂を奪いに」
他のオーロラ観測地より比較的温暖とはいえ、北極から吹きつけるトロムソの風は見にしみる。寒空の下、いつ現れるか分からないオーロラを待ち、突如頭上に荘厳な光が現れた瞬間は思わず叫び出したくなるほどの感動だった。
しかし、ノルウェーの言い伝えでは、オーロラに手を振ったり、口笛を吹いたり、歌ったりしてはいけないという。「そんなことをしたら、オーロラの『精霊』が魂を奪いにくる」。オスロから出張がてらオーロラに会いに来たという男性は真剣な眼差しで語った。彼らは子供のときからそう言い聞かされ、オーロラの光が科学的に解明された今でも、言い伝えを大切にしている。「オーロラは特別なもの」と、その男性はいつまでも、静かに空を見上げていた。
「情」の日本人、その一方で…
初めて目の前に現れたオーロラは、微妙な彩りを放つ雲のようだった。大空に揺れるカーテンのように常に形を変え、ゆらゆらと艶かしく踊る妖精の姿を思わせた。
「日本人はとても感情的」と、トロムソ郊外・ソマロイでホテルを経営するヒェル・オーヴェ・ヴェーディンさんはいう。この街で生まれ育ち、街の活性化のためホテルとレストランを開業。観光客のツアーガイドも精力的にこなす。多くの外国人とオーロラのすばらしい「出会い」を取り持ってきた。
ヴェーディンさんが感動したのは、ある日本人サラリーマンがオーロラを見て泣いて写真が撮れないと訴えたシーンだという。「男性は泣いていることにすら気づいていなかったんだ。情にもろいと言われる日本人だが、あんなに感情的だとは」と感嘆する。
もっとも、そんな情緒あふれる日本人ばかりでないことは当然で、ツアーで一緒になった4人組の日本人学生は調子はずれなほど「ドライ」だった。“草食男子”風の彼らは、ツアーバスの中でも「お前、昼の犬ぞりのにおいがまだする」などとふざけあい、情緒めいたものは皆無。オーロラを見た瞬間こそ「おぉぉ」「すげー」と感動の声が漏れたが、数十分もすると「おまえ、まだここにいる?」「寒くなってきた」「この後どうするんだろう」と撤収モード。別な撮影場所に移り、降り注ぐようなオーロラを目にしても明らかに食傷気味な様子で、大自然の神秘も彼らには荷が重かったのかもしれない。
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中国人は「見た証拠」重視?
「日本人と対照的なのが中国人」と、ヴェーディンさんはいう。オーロラを前に、取りつかれたように大騒ぎするのだとか。「まずオーロラの写真を撮り、次にオーロラと自分の写真を撮る。そして、オーロラを見た記念となる品を片っ端から買っていく。ここに来たという証拠写真のためか、僕との写真もみんな撮りたがるんだ」と笑う。
一緒に話を聞いていたロシアからの女性観光客は、「ロシア人も大騒ぎするところはよく似ている。でも、中国人は負けず嫌い。帰国後、オーロラを見たと自慢できるあらゆるものを持って帰るのでしょう」と同調していた。写真を撮りまくるのは日本人観光客のステレオタイプと思っていたが、今はそうでもないらしい。実際、オーロラツアーで一緒になった中国人観光客は我先に写真を撮っていた。
「チラ見で十分」vs「ずっと見ていたい」派
ツアーで興味深かったのが英国やドイツなど欧州の観光客の反応だ。なかなか拝めないオーロラを求め、そのためにツアー費を払っているはずなのに、どちらかというと仲間同士のおしゃべりに夢中…という参加者が目立った。観測場所に到着し、夜の冷気の中へ、三脚とカメラを抱えて勢いよく出て行った男性グループが、30分後にはみんなテントへ撤収していた。その後は、ココアを飲んだり、クッキーを食べたり、延々談笑タイムが続く。オーロラが出ているかチェックする素振りもない。そのくせ、偶然現れた野生のトナカイに大騒ぎしたりして、なんとも自由だ。
その後も、バスが止まると20人ほどの欧州勢が一瞬外に出て、空を見上げオーロラを確認したら、すぐに車内に戻っておしゃべり…といった光景が続いた。
一方で、欧州勢でも熱心にオーロラを撮りつづける少数派の姿も。ひたすら黙々とシャッターを切る人、撮影方法を確認しながら撮った写真のできばえに一喜一憂するカップル…。撮影時間終了間際、ひとりの白人男性は最後まで名残惜しそうにシャッターを切っていた。奥さんはバスで仲良くなった人とお喋りに興じ、夫が目を輝かせてバスへと戻ってくると「撮れた?」と笑顔で迎えていた。各々の好きなことを尊重する個人主義の表れか、そんな時間の過ごし方もあるのだろう。
帰りのバスでは「撮った」「うまく撮れなかった」などの声が飛び交っていた。お喋り組がいつの間に撮影したのかは謎だが、だれもが満足そうな笑顔にあふれていたことは言うまでもない。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20130325-OYS1T00810.htm
福岡城 往時の風景再現、観光客にCG端末貸し出し
携帯タブレット端末に再現された福岡城の天守閣のCG画像(左)。角度を変えた端末には本丸御殿周辺が表示された(右)(25日午前、福岡市中央区で)=泉祥平撮影 歴史の舞台へタイムスリップ――。福岡市は4月から、国史跡の福岡城跡と鴻臚館(こうろかん)跡(いずれも中央区)を巡る観光客向けに、かつての景観を再現したコンピューターグラフィックス(CG)が見られる専用の携帯タブレット端末を貸し出すサービスを始める。存在したとの説もある城の天守閣なども映し出され、往時の雰囲気に浸りながら散策を楽しめる。
観光への文化財活用に力を入れている市が3780万円かけて開発。タブレット端末(縦17センチ、横12センチ)には位置情報を把握する全地球測位システム(GPS)を内蔵し、100か所以上のポイントでかざすと、建物があった当時のイメージ画像が表示され、解説の音声も流れる。端末の角度を変えれば、360度の景観を楽しめる。
画像は文献や発掘資料、当時の時代背景に基づいて再現。城の天守閣については古写真などがなく、存在自体についても議論が続いているが、類推されるイメージ画像を表示し、“論争”についても紹介する。25日には報道陣に公開され、担当者が天守台跡で端末をかざすと、5層の天守閣が鮮やかに浮かび上がった。
(2013年3月25日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130323-OYT8T01279.htm
天橋立、舟屋群☆☆ ミシュラン旅行ガイド
フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」が出版するフランス語の旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」(改訂第3版)で、宮津市の天橋立と伊根町の舟屋群が「二つ星」の評価を受けた。府北部の景勝地が掲載されたのは初めて。
グリーンガイドは1926年、旅行者向けに刊行。現在、米英など50か国分を出版している。
日本の観光地を紹介するガイドは2009年、主にフランスで発売。知名度や美観など9基準で評価し、「三つ星」から「星なし」まで4段階に分類する。
上から2番目の評価の「二つ星」は、9基準を満たした上に、ガイドを編集する調査員が「寄り道する価値がある」と認定した観光地や景勝地に限られる。
2月に刊行された改訂第3版では、全国41か所を新規掲載した。うち二つ星を獲得したのは、城崎温泉(兵庫県豊岡市)など6か所。丹後半島全体や舞鶴市は「星なし」で掲載されている。
天橋立の世界文化遺産登録を目指す宮津市は「天橋立を海外にPRする絶好の機会。外国人旅行者を増やしたい」としている。
(2013年3月24日 読売新聞)
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>>2228
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130325/amr13032510300001-n1.htm
「天空の鏡」南米ウユニ塩湖に日本人大挙 2年で倍増
2013.3.25 10:26 [旅・観光]
ボリビア・ウユニ塩湖で「UYUNI(ウユニ)」の人文字が湖面に映るように立ち、写真撮影する日本人観光客=2月(共同)
南米ボリビアのアンデス高地にあるウユニ塩湖を訪れる日本人観光客が急増している。毎年1〜3月ごろの雨期になるとうっすらと水がたまり、雲や人を映す様子が「天空の鏡」として評判になり、ボリビアに入国した日本人は2年でほぼ倍増。雨期は本来オフシーズンで、地球の反対側のへき地にもかかわらず、訪問客の大半が日本人という異様な状況だ。
真っ青な空に漂う雲。広大な湖の遠くに山や島影が見える。10センチほど水がたまった足元には、空と人、車がくっきりと映し出されていた。標高約3700メートル。空気は薄く、日差しはきつい。
「天空の鏡」は2009年にテレビ番組で取り上げられたのをきっかけに、CMや音楽CDのジャケットにもたびたび登場。「あの美しい湖面を一生に一度でいいから見てみたい」と、若者を中心に人気が高まった。(共同)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130320/biz13032022040018-n1.htm
海外の日本酒人気飲み込め 観光庁、酒蔵ツアー推進
2013.3.20 21:58 [旅・観光]
海外で高まる日本酒人気。試飲する英国人男性=17日、ロンドン(共同)
海外で人気が高まりつつある日本酒を訪日観光の目玉にしようと、観光庁は3月26日、「酒蔵ツーリズム推進協議会」の第1回会合を開く。一般客に酒蔵を開放している酒造会社の取り組みに着目し、他の観光資源と組み合わせた体験型旅行の企画などを促す。訪日外国人観光客へのアピールだけでなく、廃業が続く酒造業界を底上げしたいとして期待がかかる。
同協議会には、酒造会社や旅行会社などの民間企業や、観光団体、地方自治体などが参加。酒蔵を中心としたツアーの認知度向上などを協議する。
観光庁が注目するのは、海外における日本食の定着だ。日本食と相性の良い日本酒も注目されており、日本酒の輸出額は米国や香港、韓国向けで増え、平成23年度は17年度比62%増の88億9千万円だった。
政府は、国内の独自産業を海外に売り出す「クールジャパン戦略」で、日本食材の海外展開を盛り込んだ。政府の緊急経済対策でも、「日本産酒類の総合的な輸出環境整備」を掲げる。
一方、17年に1400超あった全国の蔵元数は、24年に1260までに減っている。業界団体幹部は「日本酒づくりが内包する文化が外国人にうまく伝えられれば、世界での地位が向上する」と期待している。
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>>2246
小学生が友達同士だけでディズニーランドに行けるのは千葉県民の特権!
小5くらいに友達同士で行って、家に帰ったのが0時頃で親に怒られたなあ
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http://www.jiji.com/jc/c?g=jfn&k=2013032600565
駿河湾を挟んで観光振興=静岡
チラシを配る清水マグロまつりのマグマグ(左)と伊豆の踊り子のかおるちゃん=静岡市清水区(鈴木隆智撮影) 「駿河湾フェリー」が結ぶ静岡市と伊豆半島の4市町(静岡県伊豆市、西伊豆町、松崎町、南伊豆町)などでつくる海上交通活性化協議会は、フェリーを使った観光コースを紹介するチラシ「ぐるっと伊豆・駿河路海道」を作成した。駿河湾を挟んだ両地域の交流人口増加と観光振興を狙う。
チラシでは、静岡市と伊豆半島の観光スポットと1泊2日の観光モデルコースを月ごとに2コースずつ紹介している。チラシは各地の名所や道の駅などに置き、季節に合わせて3カ月ごとに改訂する。
フェリーは清水港(静岡市)と土肥港(西伊豆町)を約1時間で結ぶ航路を、1日4往復している。同航路は県道223(ふじさん)号として認定予定で、静岡市の担当者は「海抜0メートルから富士山を楽しめるのは珍しい。フェリーを中心に伊豆と一体となり、多くの人に来てもらえるよう情報発信に努めたい」と話している。【もぎたて便】(2013/03/27-08:00)
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http://mainichi.jp/select/news/20130330ddm010040017000c.html
特集:「近くて近い」台湾 航空自由化、深まる交流
毎日新聞 2013年03月30日 東京朝刊
◇スポーツで文化で、震災支援の感謝も忘れない
日本と台湾は今、より「近くて近い」関係へと発展している。日台航空自由化(オープンスカイ)協定締結によって毎週約350便が双方を結び、互いを訪れる観光客・ビジネスマンは昨年、年間300万人に迫る勢いだった。日台を近づけるのは、文化や観光を通じた交流。そんな市民レベルの付き合いが、新たな日本と台湾の時代を築き上げていきそうだ。
◇東シナ海平和イニシアチブを 馬総統呼び掛け
台湾の馬英九総統は昨年8月5日、「東シナ海平和イニシアチブ」を新たに発表した。この中で馬総統は「釣魚台(日本名・尖閣諸島)を含む東シナ海を『平和と協力の海』にしたい」と提唱した。
この提案では、日本、中国、台湾は主権争議を棚上げし、東シナ海における行動基準を策定し、資源の共同開発のメカニズムを構築することを呼び掛けた。将来的には▽生態保護、海上救助▽犯罪の取り締まり−−などまで協力を拡大させたい考え。馬総統は「主権は分割できないが、天然資源を分かち合うことは可能だ」と語る。また、昨年9月7日には、この提案の実現に向けた行動計画として、「長期的に見れば、『台日』、『両岸』、『日中』3組のお互いの対話から多国間対話に向けてまい進させ、東シナ海の平和と連携を確実に推進していきたい」と提案した。
日台間では昨年11月30日、尖閣諸島の海域での漁業権をめぐる日台協議の予備会合を約3年9カ月ぶりに再開。馬政権は同提案を受けた動きとして評価している。
◇WBC両軍に「加油(ジャヨウ)」(頑張れ)
野球が日本から台湾に伝わって100年以上。ともにプロ野球を持ち、多くの名選手を生んできた。日本で活躍した郭泰源、郭源治の両投手、台湾の球団に3年間在籍した渡辺久信投手(現埼玉西武ライオンズ監督)ら日台球界の懸け橋となったプレーヤーも少なくない。
東京ドームで3月8日に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次ラウンド1回戦、台湾対日本は球史に残る名勝負だった。台湾がエース、王建民投手の好投などでリードするが、日本は土壇場の九回2死から井端弘和選手の適時打で追いつき、延長十回に中田翔選手の犠飛で決勝点を挙げ、4−3で勝利。試合時間4時間37分の激闘だった。
そして4万人を超す観客は、熱戦に興奮しつつも友好的なムードを決して失わなかった。東日本大震災で台湾から受けた支援に感謝の意を示すプラカードを掲げる日本人ファンや、台湾の応援に加わる日本人もいた。
台湾の謝長亨監督は言う。「感動的な試合だった」。グラウンドとスタンドが一体で、日台の交流史に新たなページを刻む一戦となった。
◇待望のタカラヅカ公演
宝塚歌劇団は4月6〜14日、台北市の国家戯劇院で初の台湾公演を行う。来年で創立100年を迎える宝塚歌劇団。これまでに17カ国で通算24回の海外公演を行ってきた。台湾公演は05年の韓国以来。親日家の多い台湾が長らく希望してきたタカラヅカ公演が、ようやく実現する。
台湾ではチケット発売開始後、あっという間に完売し、関心は高い。演じるのは星組。星組トップスターの柚希礼音(ゆずきれおん)さん=写真右端=は「大好きな台湾の皆様に喜んでいただける舞台となるよう精進を重ねたい」と意気込みを見せた。
台湾公演では、高貴な品を盗んだ後に香りを残して立ち去る怪盗を描いた台湾の武〓(ぶきょう)小説「楚留香(そりゅうこう)新伝」(作・古龍)のミュージカル版「怪盗楚留香外伝−花盗人−」も上演される。
小林公一・歌劇団理事長は「台湾の人気作品とのコラボレーションで新たなタカラヅカをお見せしたい」と話している。
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◇「中正紀念堂」大氷像、雪まつりで存在感
札幌市で開かれた「第64回さっぽろ雪まつり」(2月5〜11日)で、台湾を代表する建造物「中正紀念堂」を模した大氷像が披露され、多くの観光客を魅了した。中正紀念堂は台北市中心部にあるランドマーク。80年に台湾の蒋介石・元総統を記念して建造され、観光名所としても知られている。
雪まつりで作られた氷像は高さ10メートル、幅18メートル、奥行き16メートル。メーン会場の大通公園にある「毎日 氷の広場」で展示され、夜はライトアップされ幻想的な雰囲気を作り出した。
開幕日の2月5日にはお披露目式が行われ、台北駐日経済文化代表処の沈斯淳(しんしじゅん)代表が出席。「氷像を通して台湾に興味を持ってもらい、台湾の魅力を感じてもらいたい」と話し、朝比奈豊・毎日新聞社社長らとともにテープカットした。また、台湾の劇団「舞鈴劇場」のダンサー9人も参加し、伝統的なコマ回しと踊りを一体化させたパフォーマンスで観客を楽しませた。
. ◇3・11追悼式 台湾の代表が「指名献花」
東日本大震災の発生から2年となる3月11日、政府主催の追悼式が東京都千代田区の国立劇場で開かれ、天皇・皇后両陛下、安倍晋三首相、犠牲者の遺族らが震災で亡くなった方々の冥福を祈った。
地震が発生した午後2時46分ちょうどに全員が黙とうし、犠牲者に追悼の祈りをささげた。
献花の際に国名などを読み上げる「指名献花」の対象に台湾の代表が加わった。台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表が出席し、花をささげた。昨年の式典では台湾の代表は各国大使などとは別の「その他」の参列者扱いで、企業や団体関係者と同じ座席が用意され、「指名献花」の対象からも外されていた。
台湾は震災発生直後に被災地へ救援隊を派遣したほか、多数の救援物資を提供。また世界最大規模となった約200億円の義援金の多くは一般市民が自発的に贈ったものだった。
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http://mainichi.jp/select/news/20130330k0000e040180000c.html
目黒天空庭園:空に浮かぶ公園、高速JCT屋上に
毎日新聞 2013年03月30日 11時14分(最終更新 03月30日 11時33分)
首都高速大橋ジャンクションの屋上にオープンした「目黒天空庭園」=東京都目黒区で2013年3月30日午前9時9分、本社ヘリから撮影
写真特集へ 首都高速道路大橋ジャンクション(東京都目黒区)屋上の区立公園「目黒天空庭園」が30日、オープンした。同区が首都高速道路から占用使用許可を受け、都市公園法に基づく立体都市公園として整備した。
公園は、最も低い部分で地上11メートル、最も高い部分で同35メートルで、高低差は約24メートル。延長距離は約400メートルで、平均勾配約6%のループ状の形状になっている。園内には草花が植えられ、富士山を望むことができる展望台デッキもある。開園時間は午前7時から午後9時まで。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201303300055.html
'13/3/30
岩国の観光客数が12%増
岩国市は2012年の観光動態調査をまとめた。観光客数は約334万3千人と、東日本大震災の影響で合併後初めて300万人台を割った前年から12%増え、例年並みに回復した。福田良彦市長が29日、会見で発表した。
国名勝錦帯橋の渡橋者数は、前年比4・5%増の約69万8千人だった。昨年12月の岩国錦帯橋空港開港に合わせた首都圏でのPRなどで、観光客の割合は関東からが2・8ポイント増の21・1%。福田市長は「開港を生かした観光振興をさらに推進し、13年はより良い結果を出したい」とした。
ただ、今年は前回28万人が訪れた米海兵隊岩国基地の日米親善デー(5月)の中止の可能性もあり、観光客数に影響しそうだ。
市観光振興課によると、13年1、2両月の錦帯橋の渡橋者数は、ともに前年比1万人増。今年のえとが巳(み)年でもあり、国天然記念物「岩国のシロヘビ」の観覧施設への来客数は、前年の2・5倍に増えた。同課は、早くも開港効果が出ているとみる。
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http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2011/08/post-375.php
嵐がニャーと鳴く国に外国人は来たがらない
2011年08月29日(月)09時00分
今週のコラムニスト:レジス・アルノー
〔8月24日号掲載〕
日本がここまで世界の笑いものになる例がほかにあるだろうか──人気グループ「嵐」が日本観光を呼び掛ける観光庁のキャンペーンだ。観光庁は日本を、歴史的な遺産も自然もなく、若者が君臨する国として世界に宣伝したいようだ。
豊かな文化がある日本で、なぜ外国人観光客が少ないのか。以前から不思議だったが、なるほど観光庁のせいだったのだ。今回のキャンペーンは日本のイメージをおとしめるために北朝鮮のスパイがたくらんだのかと思うほど。だが日本を笑いものにしているのは日本人自身だ。
知的な読者を前に非常に心苦しいが、観光庁が制作したPR映像を見ていない人のために内容を説明しなければならない。これを読んで、見たくないと思ってもらえれば本望だ。
嵐のメンバーがそれぞれ日本の観光地を訪れ、招き猫のまねをして「ニャー」と鳴く。それだけだ。この映像は7月から世界133カ国・地域の在外公館、国際空港や飛行機、駅のモニターなどで流れている。要するに観光庁が宣伝しているのは嵐で、日本はそのステージにすぎない。制作費はもちろん、国民の税金だ。
嵐の顔はアップになるが、景色はほとんど映らない。せっかくの沖縄も太陽は見えず、砂浜はぬかるみのよう。北海道は食堂が、鹿児島は通りが映るだけだ。
もちろん、京都の祇園も金沢の兼六園もなし。日本は美しくて洗練されたモダンな国だと外国人に思わせそうな、美しい映像は一切ない。「嵐の日本」は何もかも、彼らの甘ったるい曲のように安っぽい。日本の素晴らしさの源が破壊され、汚され、ばかにされている。
時間を味わうはずの茶室の場面は3秒ほど。舞妓は嵐にニャーと鳴かせるための添え物だ。祭りは腹立たしくなるような踊りを嵐が披露する場で、数百年の伝統を受け継ぐ踊り手は無視されている。
世界屈指の美食の国で、嵐が食べるのはソフトクリーム。ソフトクリームを食べに日本へ来ようと思う人がいるだろうか。寺を訪れた嵐は僧に木の棒でたたかれる。たたかれるために旅行をする人は私の知る限りいないのだが。
7月の記者会見で観光庁の溝畑宏長官は、PR映像が世界133の国と地域で流されると胸を張った。そのうち129の国と地域では大半の人が嵐を知らないから、映像を見たいと思う人も多くないだろう。日本にとってはありがたい。
私は日本のメディアが何か批判するだろうと思っていたが、とんでもなかった。情報番組『ミヤネ屋』で司会の宮根誠司は、あらためて日本はいいなと思ったと言い、共演者たちも同意した!
■レディー・ガガをPR大使に
私は記者会見で溝畑長官に、ロバート・デ・ニーロやジャッキー・チェンなど、日本好きで知られる著名な外国人を起用してもよかったのではないかと聞いた。外国人は、自分のお気に入りの国の最高のPR大使になれる。彼らの意見は中立的だとみんな知っているからだ。
先頃レディー・ガガが日本を訪れたことは結果として日本のPRになったが、溝畑はそのような形は考えていないと答えた。彼はさらに、「なでしこジャパン」が日本観光の後押しをするだろうと言った。しかし、日本の女子サッカーに関心のある外国人はまずいない。
日本はなぜ「最高の顔」で自分を売り込もうとしないのか。洗練された職人や建築家、知識人、画家、料理人ではなく、国内限定のスターを宣伝に使うなんて。
日本には高級志向の観光客にふさわしいものがそろっている。彼らは人数は少なくてもお金をたくさん使い、訪問先を破壊しない。観光庁がターゲットとする団体客は、訪問先を破壊して帰るだけだ。
素晴らしい国を自らばかにする。そして、その現実を誰も理解していない。日本人はそれで本当に構わないのか。
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http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2012/11/post-585.php
国内事情を優先する観光庁のピンボケ具合
2012年11月05日(月)09時00分
今週のコラムニスト:レジス・アルノー
〔10月31日号掲載〕
ニューズウィークに寄稿すると、実に大きな反響がある。昨年8月、私はこのコラムで人気グループ「嵐」を起用した観光庁のキャンペーンを批判した(「嵐がニャーと鳴く国に外国人は来たがらない」)。すると今年の夏、何と観光庁を統括する国土交通省からお呼びが掛かり、次のキャンペーンへの意見を求められた。記者も同席する公の会合だったから、ここで書いても差し支えないだろう。
国全体が鎖国状態にあるような状況下で日本に来てくださいと海外に宣伝するのだから、確かに観光庁もツライ立場にある。私が参加した会合の数日前には当の国交省の羽田雄一郎大臣が靖国神社を参拝し、誘致したいはずの中国、韓国の人々を怒らせた。観光業が振るわない責任を、観光庁だけに押し付けるのは理不尽だろう。
とはいえ、日本を観光立国にできるような名案は今回の会合でも出なかった。広告代理店はスローガンを5つ提案したが、うち4つは同じネタの使い回し。「シンプルな楽しみ。ユニークな宝」「ユニークな宝。シンプルな楽しみ」という具合だ。観光庁はこの見事なアイデアに、どれだけの金を支払ったのだろう。
最大の問題は、観光庁の目が外国人ではなく国内を向いていること。観光客の視点に立つというより、観光地ありきで物事を進める。その何よりの証拠が、キャンペーンの目玉に選ばれた観光地だ。
私なら、どこを選ぶだろう。ちょうど取材で九州を旅行してきたばかりだったから、アイデアはどんどん湧いた。
■被災地の支援と観光誘致は別
英情報誌モノクルで「世界で最も住みやすい25都市」の1つに選ばれた福岡がいいだろうか。雲仙や長崎も捨て難い。長崎では、江戸時代にオランダ貿易の拠点だった出島が復元されている。
キリシタンの歴史を秘めた平戸もいい。日本に住んだ最初のイギリス人、三浦按針ことウィリアム・アダムズや、日本に住んだ最初のフランス人、フランソワ・カロンが働いた町でもある。アダムズの生涯はジェームズ・クラベルの小説『将軍』のモデルとなり、TVドラマとして人気を博し、ミュージカルやゲームまで作られた。平戸が世界的に有名なことに気付いていないのは、日本人だけ。島原や長崎に残るキリシタンの歴史遺産も、もっと注目されていいはずだ。
徳島市の阿波踊りを「日本版リオのカーニバル」としてPRする手もある。10万人が踊る世界最大級の祭りが海外で知られないのは、宝の持ち腐れだ。
あるいは35カ国以上で製作・放映されている料理コンテスト番組『マスターシェフ』の日本版を企画してはどうか。世界から挑戦者を集めて懐石料理の腕を競わせれば、日本の女の子しか見ない嵐の映像より注目を集めるだろう。
観光庁の今年度予算は103億円だが、どうやら観光庁はその使い道を自由には決められないらしい。今回、PRキャンペーンの目玉に選ばれたのは東北地方だった。これは純粋な観光地選びというより、財務省による政治的判断も働いた結果だと考えられる。
東北を支援したいという財務省の善意は立派だし、確かに東北には名所がたくさんある。けれども東北は外国人観光客、特に初めて日本に来る外国人にイチ押しで薦められる観光地ではない。東北は自然の脅威と恵み、そこに住む人々のたくましさを感じる場所。震災で甚大な被害を被ったのは非常に残念だが、それが東北を日本で最も楽しい観光地だと外国人に売り込む理由にはならない。
日本に暮らして17年。私を訪ねて来た友人や親戚は一様に、日本に驚嘆して帰った。生涯最高の旅だったと喜ぶ友人も多い。日本にとって最高の観光大使はこうした人々だ。政府は原点に立ち返り、旅行者を最優先に考えたほうがいい。「お客様は神様」なのだから。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20130309f
2013/03/09 10:46 秋田魁新報
アパホテル県内初、秋田市に進出 「はくと」買い取り営業
21日からアパホテルとして運営されるホテルはくと
総合都市開発のアパグループ(東京)が、秋田市千秋矢留町の「クルーザーバレー・ホテルはくと」の土地、建物を買い取り、21日から「アパホテル秋田千秋公園」として営業を始める。県内にアパホテルがオープンするのは初めて。
ホテルはくとは、鉄骨造り10階建てで客室は134室。分譲マンション販売のフナコシヤ(札幌市)が1999年、経営破綻した協働社から土地、建物を購入し、「ホテルはくと」の名称を残して営業を継続。2007年7月にリニューアルオープンした。
しかし、その後、JR秋田駅周辺のホテルとの競争で苦戦を強いられ、売り上げが思うように伸びなかった。東日本大震災以降は、稼働率が1割程度にとどまる日もあり、ホテル経営はフナコシヤの不採算事業になっていたという。
全国で192ホテルを運営するアパグループは、チェーン拡大計画の一環でホテル購入を決定。今後、全室に32型以上の大型液晶テレビを導入するほか、オリジナルブランドのベッドを設置するなどし、順次、ホテルをリニューアルしていく。
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>>2252
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130401/amr13040112390006-n1.htm
ボリビア・ウユニ塩湖 空を踏むような不思議な感覚
2013.4.1 12:38 (1/3ページ)
SANKEI_EXPRESS__2013(平成25)年4月1日現在(12、13面(見開き))
南米ボリビアのウユニ塩湖は、富士山頂とほぼ同じ標高約3700メートルに広がる、塩の大地だ。約1万2000平方キロに及ぶたぐいまれな景観は、ボリビアを代表する観光地として世界中の旅行者を引き寄せる。
特に人気なのが、毎年12月から3月中旬までの雨期に塩湖に水が張り、巨大な鏡となって大空を映し出す「鏡ばり」と呼ばれる風景。ひと目見ようと、3月初旬、ウユニを訪れた。
午後3時、四輪駆動車に乗り込みウユニの町を出た。土ぼこりをあげ1時間ほど走る。すると、強い日差しを浴びながら、労働者が黙々と、シャベルで高さ1メートルほどの塩山を築いていた。
私が乗った四輪駆動車のドライバーは、フランスという名で片言の日本語も話す陽気なボリビア人だ。以前は隣国チリで働いていたが、家族がいるボリビアに戻り、観光ドライバーの仕事に就いた。「塩湖には大量のリチウムが埋まっている。電気自動車の電池にはリチウムが必要だから、きっと将来ボリビアに多くの富をもたらしてくれるはず」と誇らしげに案内をしてくれた。
どこまで走っても、真っ白な大地が続く。遠方に山々が見えるだけで、道しるべも何もない。フランスに尋ねる。「何を頼りに走っているの」と。彼は得意げな様子で答える。「周辺の山々、走行距離、わだち。夜は星、塩湖近くの村の明かり」と。星を頼りに走るなんて、まるで地上の航海士のようだ。
やがて浅い水たまりがポツポツと現れ、車が速度を落とした。水たまりがつながり、うっすら白い雲をかぶった青空が地上に姿を現した。曖昧になる天地の境。長靴を履き、車を降りた。地上を歩いているのに、空を踏むようで、視界を遮るものもない。遠近感が狂う。言葉も出ない。ただ、不思議な気分になった。
≪刻一刻、表情変える鏡張りの景色≫
鏡張りの景色は、太陽が沈む時間帯になり、さらに驚きをもたらした。
夕焼けに染まる雲が空や太陽を覆う。色も、雲の形も、太陽の輝きも刻一刻と変化し、それらを水面が静かに映し出す。じっくり眺めているうち、時間の感覚を失ってしまった。気がつくと深い闇が辺りを包み込み、夜を知った。
翌朝4時にホテルを発ち、つんと冷たい空気が張った夜明け前の塩湖に立つ。空気に色がついたように、真っ青な空間が広がる。太陽が顔を出し始めると、寄り合っていた雲が徐々に空に散らばっていき、昨晩とはまったく違う景色を描いた。
毎朝毎晩、こんな繊細で美しい景色を目にしているなんて。観光ドライバーのフランスがうらやましくなった。そう告げると彼はニヤッと笑い、iPhoneで今まで撮影したお気に入りの夕焼けや朝焼けの写真を見せてくれた。日によって塩湖の表情はまったく異なる。これなら、毎日見ても飽きることがないだろう。小さな画面に流れる、目を見張るような景色にしばし見入った。
ツアー終了後に見たニュースによると、ウユニ塩湖のリチウム抽出実験には、日本の独立行政法人や企業が関わっているという。観光に限らず天然資源開発でも、今後日本とウユニ塩湖の関係は深まっていきそう。そんなうれしい予感を覚えた。(写真・文:フォトグラファー 緑川真実(まなみ)/SANKEI EXPRESS)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130401-00000554-san-bus_all
東京ディズニーランドとシー、昨年度の入園者数が過去最高に
産経新聞 4月1日(月)17時28分配信
オリエンタルランドは1日、2012年度の東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の合計入園者数が前年度比8・5%増の2750万2000人となり、1983年4月の開園以来、過去最多を記録したと発表した。
TDSで7月に新アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」が稼働、TDLで新たに「夏祭り」などの催しを増やしたことが奏功、入園者数は08年以来4年ぶりに増加へ転じた。また夏場など書き入れ時の天候にも恵まれ、これまでの最多記録だった08年度の2722万1000人を上回った。
開園以来の累計入園者数は計5億6769万4000人となった。
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2013040302100005.html
着物姿で金沢 満ちる思い出 観光客向けレンタル
2013年4月3日
金沢市内の観光ができる着物レンタルサービス
呉服店「和風館 四季」
金沢市のひがし茶屋街近くにある呉服店「和風館 四季」(同市東山)は、観光客向け着物レンタルサービス「金沢 着楽々(きらら)」を始めた。北陸新幹線開業で訪れる人に、加賀百万石の歴史情緒が漂う金沢の街を着物で歩いてもらうことで、思い出づくりを演出する。 (村上豊)
インターネットで三日前までに予約するシステムで、季節に応じた好みの街着や浴衣を選んで専門のスタッフにコーディネートしてもらい、来店して着付けする。約百種類の着物を用意する。市内のホテルと提携するほか、旅行雑誌などを通じてPRする。
料金は当日返却プランが四千二百円(肌着、長じゅばん、帯、足袋、草履、小物などセット)、夜の食事に出かけられる翌日返却プランは六千三百円で、宿泊するホテルで返却できる。結婚式で使う振り袖などの着物レンタルと違い、低価格の料金を設定した。
ひがし茶屋街や兼六園周辺、武家屋敷跡といった名所を着物で散策する姿を、専門のカメラマンが同行して撮影するプランも六千三百円からある。写真はDVDに記録して後日郵送する。
店顧問の篠原勉さんは「着物ファンを増やしたいと思い始めた。北陸新幹線で首都圏などから来る観光客に、日本の伝統文化が残る金沢で、和の装いを楽しんでほしい」と話す。
問い合わせは「和風館 四季」=電076(252)4931=へ。
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い・いや、前にやったけど。京都は自転車でめぐるには広い&坂が多いと思った
http://www.news-postseven.com/archives/20130402_179610.html
京都観光「レンタサイクルがお勧め。電動式もあり」と京都通
2013.04.02 16:01
寺社をバックに咲き乱れる桜、舞妓さんにおいしい料理といえば、京都! 京都をよく知る人たちに、多くの観光客で賑わう観光シーズンの交通事情について聞いた。
観光シーズンの土日は車両が一方通行になる道が増える。
「そうなると迂回をしなくてはならず、時間も食いますし、渋滞に巻き込まれる可能性も大。だからおすすめは、車ではなくレンタサイクル。特に嵯峨のエリアはお寺とお寺が離れたところにあるので、自転車で回るのが効率的。最近は電動アシスト式自転車もあり、坂道も楽に走れます」(大阪府・41才・主婦)
「レンタカーで行って大失敗しました。市内はどこも大渋滞で駐車場も少ない。京都は歩く町ですね」(東京都・41才・美容師)
バスなら格安で観光スポットに直通も出ている。
「大阪から出ている阪急バスは天橋立にも直行でいけて、2600円と電車に比べて半額程度。3時間もあれば大阪から着くので、重宝しています」(大阪府・36才・主婦)
また、桜や紅葉の観光シーズンになると京都のホテルはとりにくいといわれている。
「私は大阪か滋賀のホテルをとるようにしています。大阪ならJRで京都まで電車で30分、滋賀県大津なら10分ぐらいでつくので、立地もいいし、京都より断然空いていて安い。観光シーズンの土日は大阪の梅田から嵐山への臨時直通列車も出るのでアクセスもいいですよ」(東京都・29才・会社員)
観光タクシーの中でも人気1位2位を争うのがヤサカタクシー。乗ると幸せになれるという四つ葉のマークのタクシーだ。
「営業車約1400台のうち4台しかないため、京都に住んでいてもなかなか見ることができないのですが、“本社に近い大宮付近だと午前中に見る確率が高い”と友人。真偽のほどはわかりませんが友人は一度、乗ったことがあって乗車記念カードをもらえたとか」(京都市・40才・主婦)
※女性セブン2013年4月11日号
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/454603.html
新幹線効果で100万人観光圏 函館・青森・八戸・弘前が結束(04/03 10:38)
青函圏観光都市会議を設立し、記者会見する(右から)工藤寿樹函館市長、小林真八戸市長、葛西憲之弘前市長、鹿内博青森市長=3月30日、弘前市
函館市と、青森県の3大都市である青森、弘前、八戸の各市が設立した「青函圏観光都市会議」が本年度から本格始動する。4都市の総人口は政令指定都市並みの100万人。2016年3月に予定される北海道新幹線開業で所要時間が大幅短縮される効果を生かし、津軽海峡を挟んだ一大都市圏に―。そうした思いはとりわけ青森県側に強いようだ。
青森県側は、新函館延伸で新幹線の終着駅を失うが、それでも函館との連携に積極的だ。その理由として、10年12月の東北新幹線新青森開業の効果が思うように上がっていないことが挙げられる。
今後の展開について工藤函館市長は「会議ばかりではなく、具体的な行動を起こしたい」と呼び掛ける。本年度は仙台での共同イベントなど9事業を実施。開業直後の16年度に青函圏博覧会(仮称)の開催を目指す。<北海道新聞4月2日朝刊掲載>
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130404_11
東北観光盛り上げへ 各社が工夫凝らしたツアー
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東日本大震災後に苦戦している東北地方の観光業を盛り上げようと、大手旅行会社が地元の大型イベントを目玉にするなど工夫を凝らしたツアーを相次ぎ投入している。
最大手JTBは、東北の代表的な六つの祭りが集まり福島市で6月1、2日に開かれる「東北六魂祭」を訪れるツアーに力を入れる。日本旅行は女性同士で旅行する「女子旅」をターゲットに、NHKの大河ドラマ「八重の桜」の主人公、新島八重の出身地である福島県会津若松市を散策するツアーを販売する。
一方、被災地の復興に向けた旅行会社社員のボランティア活動も広がっている。
阪急交通社の社員24人は3月中旬、震災で被害を受けた三陸鉄道南リアス線の平田駅(釜石市)を訪れて雑木や雑草を伐採した。三陸鉄道は来年4月の全線再開に向けて利用客数の回復が不可欠で、幹部は「旅行会社には震災前を上回るツアー客を送ってほしい」と期待する。
(2013/04/04)
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http://mainichi.jp/area/nagano/news/20130404ddlk20040023000c.html
桜前線:北上中 昨年より2週間早く 「観光客が分散」気をもむ関係者 /長野
毎日新聞 2013年04月04日 地方版
3月に温暖な気候が続いたことが影響し、県内では昨年より2週間ほど早く桜前線が北上している。松本城(松本市)でも3日、開花宣言されるなど春の信州に彩りを添える一方、多くの地域で一気に開花することで各地の桜祭りなどでは「観光客が分散する」と関係者は気をもんでいる。【小田中大、巽賢司】
県内の桜の開花状況は、飯田市の大宮通りや飯田市美術博物館の古木「安富桜」など南信で満開が続出している。1日には伊那市高遠町の高遠城趾公園が昨年より15日早く、83年の観測開始以来最も早い開花宣言をした。日本気象協会が3日に発表した桜開花予想では、長野市で昨年より10日早い8日、大町市は同9日早い16日の開花を予想している。
開花が急速に早まったのは、3月に好天が続き、気温が高い状態が続いたためだ。長野地方気象台によると、3月の平均気温は飯田市の7・9度(平年差プラス2・3度)を始め、松本市6・8度(同2・9度)▽諏訪市5・7度(同2・3度)−−など各地で気温が上昇。21の観測所で3月としては最も高い平均気温を更新した。3月は日本海側で寒気が発達した影響で県内に暖かい南風が流れ込み、気温が上昇。同気象台は「高気圧にもよく覆われたため、記録的な高温になった」と分析している。
一方、予想以上に早い桜の開花に名所を管理する行政関係者などは困惑している。例年約20万人の人出がある高遠城趾公園。毎年、開花時期に合わせてツアーバスなどが4月16日ごろに公園を訪れるが、同公園を管理する伊那市観光課の伊藤隆博課長補佐は「今年は花がそこまでもつかどうか」と心配する。伊藤課長補佐は「桜があまりに早く終わってしまうと、ツアーの中止などで人出が減少する恐れもあるだろう」と話す。
また、昨年より14日早い1日に開花した上田城跡公園(上田市)では5〜21日に「上田城千本桜まつり」が開催されるが、市観光課は「他地域と満開時期が重なると客足が分散する」と懸念する。祭りは今年が10周年で、同課は「イベントなどを多くそろえて人出を増やしたい」と話した。
◇昨年比13日早く松本城でも開花
松本市の松本城管理事務所は3日、松本城のソメイヨシノの開花を宣言した。昨年より13日早く、過去10年では07年と04年に次いで3番目に早かった。
同事務所によると、3日午前8時ごろ、城北側の観測木に10輪以上花が咲いているのを職員が確認。城の北東側などでは既に3分咲きの桜もあり、天守閣を背景に写真を撮影する通行人や観光客らの姿も見られた。
同事務所は6〜13日午後5時半〜同9時に「夜桜会」を開催。本丸庭園を無料開放し、雅楽の演奏会を開き、茶席を設ける。また、5〜14日には松本城周辺の桜をライトアップするイベント「光の回廊」もある。【福富智】
◇ソメイヨシノが巨大なアーチに 飯田で満開
飯田市内の桜の名所、大宮通り桜並木は平年より8日、昨年より15日早く1日に満開となった。市中心部から大宮諏訪神社にかけての約700メートルに150本ほどのソメイヨシノが植えられている。中央分離帯の両側の幹から伸びた枝を見上げると、巨大な桜のアーチをくぐっているような感覚になる。
地元の人たちでつくる大宮通り桜保存会の武田年史会長(72)によると、60年以上前に防火帯だった場所にソメイヨシノを植樹したのが桜並木の始まり。7日午前9時〜午後3時には付近が歩行者天国となり、恒例の大宮通り桜まつりが開かれる。武田会長は「そのころにはかなり散っているかもしれない」と心配する。まつりは雨天中止。【横井信洋】
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http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20130404ddlk42040394000c.html
定期観光バス:平戸市内周遊、週4日に増便 /長崎
毎日新聞 2013年04月04日 地方版
平戸市内を周遊する定期観光バスが、今年度から週4日に増便することになった。昨年度は土日だけだった。
市観光課によると、周遊型観光バスは今年度で5年目を迎え、今月26日から来年3月末日まで206日間、運行する。生月ルート(午前9時〜正午)と平戸オランダ商館ルート(午後1時半〜同4時半)の2ルートで、それぞれ▽高校生以上1500円(有料施設入場料含む)▽小中学生500円(同)▽小学生未満無料−−となっている。
運行日が土日の前後1日ずつ増えたことで、同課では12年度の1600人から900人多い2500人を見込んでいる。
〔長崎版〕
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013686641000.html
大型連休の旅行客 過去最多か
4月4日 20時30分大手旅行会社のJTBは、ことしの大型連休期間に国内や海外を旅行する人の数は、景気回復への期待感などを背景に2279万人余りと、調査開始以来、最も多くなるという見通しを発表しました。
発表によりますと、ことしの大型連休を含む今月25日から来月5日までの間に、国内や海外を旅行する人の数は合わせて2279万6000人と、昭和44年の調査開始以来、最も多くなる見通しだということです。
これは、国内の旅行者が去年の同じ時期より1%増えて2223万人と、これまでで最も多くなる見込みになっていることが大きな要因です。
国内旅行では東京スカイツリーなど東京周辺のほか、NHKの大河ドラマ「八重の桜」の舞台となっている福島県を中心とした東北地方の人気が高いということです。一方で、海外旅行は、暦の関係でことしの大型連休は長い休みが取りにくいことなどから、56万6000人と最も多かった去年よりも5%減って5年ぶりに減小する見通しです。
JTBでは「景気回復への期待が高まっていることを反映して交通費や食費などを含め旅行にかける費用も、国内旅行、海外旅行ともに前の年を上回りそうだ」と話しています。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130404/tky13040418500001-n1.htm
閉館企画で締めのもてなし ホテル西洋銀座
2013.4.4 18:47
ホテル西洋銀座の特大モンブラン=東京都中央区
小規模で高級なスモールラグジュアリーホテルとして外国人にも人気のホテル西洋銀座(東京都中央区)が、5月末に閉館するのを前に、最後のもてなしキャンペーンを繰り広げている。著名人から別れを惜しむ声も上がっている。
ホテル西洋銀座は「西洋スタイルの建物に日本旅館のきめ細かなもてなし」を基本に昭和62年にオープン。銀座の中央通りに面する抜群の立地で、宿泊者の相談に乗る「コンシェルジュ」、執事のように要望に応える「バトラー」といったサービスをいち早く導入し、多くの自治体や企業から社員研修を要請されるなど、もてなし術が高く評価されてきた。
今月からのキャンペーンでは、開業当初に評判になった鎌田昭男総料理長考案のフレンチのフルコース料理(2万6千円)を再現するほか、人気を集めてきた往年のイタリア料理やデザートなどを復刻。
また、過去に好評だったショートケーキやブールブランなど6種類のケーキを一度に楽しめるホールケーキ(4200円)をはじめ、1番人気のスイーツ「モンブラン」を約20人で味わえる重さ2キロの特大版を販売。銀座産の蜂蜜を使ったタイプなど6種類のマカロンのセット(1箱3500円)も閉館まで売り出される。
宿泊者向けには、銀座を代表する仕立店や呉服店、理髪店、古美術店の特別サービスを受けられるプランなども用意。
ホテル西洋銀座の閉館は、入居ビルの売却に伴うもの。歌舞伎俳優の松本幸四郎さんら同ホテルのファンが続々と惜別のメッセージを寄せている。同ホテルの広報担当者は「残念ながら閉館となりますが、最後は多くの方に来ていただいて、にぎやかに終わりたいという思いです」と話している。粋な締めっぷりが、このホテルらしい。
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http://www.cnn.co.jp/special/cnnasia/35030505.html?tag=top;topSp
海外旅行支出額で中国人が初の首位、日本8位 世界観光機関
2013.04.06 Sat posted at 16:17 JST
(CNN) 国連の世界観光機関(UNWTO)は6日までに、2012年における海外観光客の支出額調査を公表し、中国人が初めて首位に立ったと報告した。
総額は中国人として過去最高の1020億米ドル(現在の為替相場では約9兆9960億円相当)。730億ドルだった11年比では40%の激増。
過去10年の中国人の海外旅行増加を反映した数字で、中国内で急速に進む都市化や可処分所得の増加、政府による海外旅行規制の緩和も作用している。UNWTOによると、海外旅行した中国人は2000年の1000万人から12年には8300万人に飛躍的に増加、世界最高の成長率を示した。
海外旅行客の支出額で中国人は05年に7位だったが、その後、イタリア、日本、フランスや英国を追い抜いた。12年は、それぞれ840億ドル近くだったドイツ(2位)と米国(3位)を上回った。
報告書では海外旅行1回当たりに費やす金額には触れなかったが、中国人の平均支出額は1230ドルと推定。中国人の海外観光客は15年までに1億人に膨れるとも見ている。この数字は当初、20年に実現すると予測していた。
中央政府に相当する中国国務院は政府機関、公的団体や企業など対象に有給休暇の有効利用を促す計画を作成しており、中国人の海外旅行が一層加速する可能性がある。
香港理工大学の教授によると、中国人が海外旅行する主要目的は買い物で、この傾向は近年強まっている。10年前にはお土産程度の買い物だったが、最近は高級なハンドバッグや時計をイタリアやパリで漁る。中国の海外旅行動向に関する研究所幹部は、高級ブランド品などは海外の主要都市で20〜30%安く入手出来ると指摘した。
UNWTO報告書によると、ロシア人も過去10年、海外旅行での支出額増加が目立つ。12年には32%増の430億ドルを記録、順位は7位から5位に上昇した。
今回報告書で上位10位内に入った国のうち支出額で減少したのは6%減のフランス(381億ドル、6位)と1%減のイタリア(262億ドル、10位)のみだった。281億ドルの日本は3%増で、8位だった。
支出額の上位10カ国にはこの他、4位の英国(523億ドル)、7位カナダ(352億ドル)、9位オーストラリア(276億ドル)が入った。
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http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20130405ddlk34040465000c.html
とびしま海道:整備進む 瀬戸内エリア、自転車「聖地」に 観光客増に期待 /広島
毎日新聞 2013年04月05日 地方版
呉市川尻町と愛媛県今治市・岡村島の全長31キロを結ぶ「とびしま海道サイクリングロード」の整備が進んでいる。広島、愛媛両県の共同事業で、先月末までに広島県側27キロは完成し、愛媛県側の4キロも今年度整備が始まる。広島県は今年度、呉と尾道を結ぶ「さざなみ海道」(国道185号など)や、江田島や呉を周遊する地区にもサイクリングロードを整備する予定で、瀬戸内全体を「サイクリストの聖地」にして観光客数アップを目指す。
とびしま海道サイクリングロードは、呉市川尻町から安芸灘大橋や豊島大橋など七つの橋を渡るコース。瀬戸内の多島美と穏やかな海を満喫できる。路面には幅20センチの青い線を引くことで推奨ルートを示し、1キロごとに終着地までの距離を記した。サイクリストに対する道案内と同時に、ドライバーに自転車への注意を促す効果も期待できるという。
県と尾道市、愛媛県、同県今治市が整備した「しまなみ海道」(全長約70キロ)のサイクリングロード(12年3月完成)には県内外からサイクリストが訪れ、地元の宿泊・観光施設の利用者増にもつながっている。県は今後、世界水準の自転車道「ナショナルサイクリングロード」の認定制度創設を国に働きかけ、第1号をしまなみ海道にするよう求めるという。
県道路整備課は「とびしま海道サイクリングロードはアップダウンが少なく初心者でも走りやすいコース。県内外の皆さんに気軽に利用してもらえれば」としている。【中里顕】
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http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20130405ddlk34040465000c.html
河口湖の水位低下、地続きになった六角堂破損
折られた六角堂の床ばりの一部
平年は浮島の上にあるように見える六角堂(2008年6月撮影、富士河口湖町提供)
地続きになり、歩いて行けるようになった河口湖の六角堂(3日) 河口湖の水位が下がり、普段は山梨県富士河口湖町指定史跡の島の上にある「六角堂」が、数年ぶりに湖畔と地続きになっている。
冬場の少雨が主な要因。物珍しさから観光客が押し寄せ、にぎわう一方、3日には六角堂の一部が何者かに壊されていたことが明らかになり、町では「マナーを守って見てほしい」と呼び掛けている。
六角堂は、日蓮ゆかりの寺院跡地として史跡とされた島の上に旧河口湖町が1995年に建設。風流な六角形の外見が愛され、現在は住民と富士河口湖町が管理している。
県富士・東部建設事務所吉田支所によると、河口湖の3日現在の水位は基準水位からマイナス3・35メートルで、平年より1メートル以上も低い。県立大の輿水(こしみず)達司特任教授(地質学)は原因について、「河口湖の水は、地面に染み込んだ雨水が地表近くを流れる伏流水となって流れ込んだものが大部分。少雨の影響では」と指摘。実際、甲府地方気象台によると、河口湖の降水量は1月が49・5ミリ、2月が43ミリ、3月は64・5ミリといずれも平年を下回り、輿水特任教授は「今年1〜3月に富士山に積雪が少なかったことも影響しているのでは」と話す。
六角堂は今年1月下旬には湖畔と地続きになり、にわかに観光スポットとして脚光を集めている。陸続きになったのは、同建設事務所の舟窪弘課長によると、「5、6年ぶりではないか」という。観光客が普段は船でしか近づけない六角堂まで歩いて行く姿がよく見られるようになり、富士山国際観光協会の山下茂会長は「観光客が来るのは歓迎だ」としながらも、「岩が露出し、景観を損ねると夏の観光シーズンに悪影響が出ないか心配」と語る。
3日には、富士吉田署が六角堂が被害を受けたと発表。器物損壊容疑で調べている。町によると、2日午前8時頃、観光客が六角堂のアクリル窓(20センチ四方)に穴が開いているのを発見。町職員らが確認したところ、六角堂の外の床ばり木材2本が折られ、内部では直径10センチほどの石が見つかった。3週間ほど前には異常はなかったという。
町では「六角堂が注目を浴びるのはうれしいが、マナーを守って見学してほしい」と話している。
(2013年4月5日15時16分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20130405-OYT8T01784.htm
海上散歩観光資源に 明石海峡大橋管理路開放実験
一般に一部開放される明石海峡大橋の管理路(右)。眼下に船舶が往来するのが見える(神戸市垂水区で)=原田拓未撮影 県は、5日で開通15周年を迎えた明石海峡大橋(神戸市垂水区―淡路市、全長3・9キロ)で今夏、橋桁内にある保守点検用の管理路を観光客に一部開放する社会実験を行う。眼下に海を眺められることから、観光客誘致につながると判断。利用者に感想を聞いて、今後の定期開放を検討する。(東田陽介)
管理路は橋桁内にあり、幅4・2メートル。鋼材製の路面は風の抵抗を和らげるために網目状になっており、隙間からは約50メートル下の海面がのぞく。通常は、高速道路会社の保守点検車がほぼ毎日行き来するのに使われている。
県は明石淡路フェリー(たこフェリー)が2010年に運航休止(現在廃止)したことで、本土と淡路島の間を行き来できなくなった二輪車の通行手段を考える会合を11年に開催。その際、二輪車が安全通行できるよう管理路の網目を塞いで舗装化できるかの風洞実験を民間研究所に委託して行った。結果、網目を塞げば風の抵抗が増し、橋の破壊につながる振動が増えることが明らかになり、管理路内での二輪車通行は不可能との結論に達した。
ただ、県や高速道路会社が催した管理路を歩けるイベントには、参加者が年間1万人超にも上る人気だったことから、県は管理路の一部を観光向けに開放することにした。
社会実験は8〜10月に予定。管理路へは神戸市側の展望施設「舞子海上プロムナード」から下りられるようにする。参加者(年齢制限あり)はプロムナードの入場料を支払えば、管理路約100メートルを自由に行き来できるようになる。
県は、警備費用などで今年度予算で500万円を計上。県高速道路室は「橋の観光資源としての可能性を確かめ、今後につなげたい」としている。
(2013年4月6日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130406/ngt13040602070000-n1.htm
ホテルメッツ 新潟駅南口で8日開業 県都「ホテル決戦」火ぶた
2013.4.6 02:07 (1/2ページ)
JR新潟駅南口に8日開業するホテルメッツ新潟=新潟市中央区
新潟の玄関口であるJR新潟駅南口(新潟市中央区)で、JR東日本新潟支社が建設を進めてきたホテルメッツ新潟が8日、開業する。JR東は、県内ではこれまで長岡市と佐渡市でホテルを運営してきたが県都・新潟市に進出するのは初めて。駅に隣接する好立地条件だけでなく、人気の日本酒テーマパークが入る商業施設も同時にオープンするため注目を集めそうだ。同駅周辺にはビジネスホテルが林立しており、新たにJR東が参入することで、ホテル間の競争が激化する。
◇
メッツ新潟は地上9階建て。投資額は未公表。3階部分がフロントで駅への連絡通路に直結する。4階以上が客室(197室)で、4〜7階はビジネス客向けで主にシングルタイプ(約17平方メートル)を設け、8、9階については20〜34平方メートルのやや広めのタイプの部屋を配置する。
1〜3階の低層階には商業施設「CoCoLo西館」が入り、県内92酒蔵の代表銘柄を集め、おちょこ5杯分の利き酒が500円で楽しめる利き酒コーナーがある「ぽんしゅ館」が新潟市内に初出店する。
JR東グループで駅商業・宿泊施設を運営するトッキー(新潟市中央区)の三九二(みくに)和孝ホテル部長は「今月の事前予約はすでに20〜30%。日によっては50%を超えている。十分に手応えがある」と目標客室稼働率70%の達成に意欲を示す。
一方、ライバルホテルは戦々恐々だ。同じ駅南口のチサンホテル&コンファレンスセンター新潟は「駅南活性化の点では歓迎だが、団体客を中心に顧客獲得に力を入れないと…」(久保克文総支配人)と複雑な心境。表玄関にあたる北側の万代口前の新潟東急インでは「同じ鉄道系として相手の手の内が分かるだけに脅威だ。これまで以上に法人営業を強化する」(天羽一郎総支配人)と厳しい表情を浮かべる。週明けからホテルの県都決戦がいよいよ始まる。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130330/wlf13033012000007-n1.htm
【関西の議論】
“工場萌え”する人々の理由、予約殺到するUCC工場の〝思惑〟
2013.3.30 12:00 (1/3ページ)[ビジネスの裏側]
缶にコーヒーを充填する工程。機能美がたまらない=UCC滋賀工場
UCC上島珈琲滋賀工場(滋賀県愛荘町)が4月初めから始める一般向けの工場見学に予約が殺到している。最新の設備でペットボトル入りコーヒー飲料の製造過程が見学できるほか、試飲や販売コーナーもあり、家族連れも楽しめる内容が人気を呼んだようだ。工場見学は“工場萌え”という言葉を生むなど最近ブームだが、背景にはもの作りの現場を間近に見たい消費者と、製品アピールの機会にしたい会社側という双方の思惑もあるようだ。
昨年5月に完成したUCC滋賀工場は、延べ床面積3万4千平方メートル。すでに一部で操業を始めていたが、今年3月、ペットボトルコーヒーの主力商品「職人の珈琲」がリニューアルされたのに伴い、本格稼働を始めた。キャップ付き缶コーヒーの製造も手がけており、投資額は同社の工場向けでは過去最大の100億円に上る。
工場見学は無料で、4月2日以降、毎週火、木曜の午前と午後の各2回の日程で実施。定員は1回18人。完全予約制で所要時間は約80分だ。3月初めからインターネットで参加者を募集したところ予約が殺到。4月半ばまでの4日分が定員に達し、その後も次々と予約が入っている状況だ。
同社の工場見学は、コーヒー豆を生産する六甲アイランド工場(神戸市東灘区)に続き2カ所目。「身近なコーヒーがどう作られているのかを知ってもらうとともに、当社のコーヒーへのこだわりを理解してもらい、ファンを増やしたい−との思いで行っている」(広報担当者)
滋賀工場の見学はシアタールームからスタートし、参加者はまず工場や、ジャマイカと米国ハワイ州にある直営農園などの概要を7分程度の映像で学ぶ。同社のコーヒーへのこだわりが凝縮された映像で、期待が高まるよう工夫されている。
セキュリティーゲートを通過すると、いよいよ製造ラインの見学。映像で製造工程の解説を見ながら、廊下の窓から、コーヒーの充填(じゅうてん)室や商品が流れるラインなどをじっくりと見ることができる。
滋賀工場では、コーヒー濃縮エキスを使用せず、すべてレギュラーコーヒーを抽出することで、コーヒー本来の味わいを出している。水は、良質な硬水でコーヒー抽出に適した鈴鹿山系の天然水を使用。瞬間殺菌・冷却のシステムも導入し、熱による劣化を最小限に抑えている。
試飲でこだわり実感
品質管理室ではモニターを通して検査の様子を見学し、担当者に質問もできる。
製法へのこだわりで、香りをよくし、酸味を抑えることにも成功。これを実感できるのが製法ごとの飲み比べが楽しめる試飲室だ。レギュラーコーヒーを抽出したコーヒーと、コーヒーエキスを使用したコーヒーを交互に飲むことで、味や香りの違いが確認できる。
関哲也工場長は「いろいろと説明を聞くより、実際に飲み比べてもらうのが一番理解が早い。試飲はおすすめ」と話す。
このほか、コーヒーの販売コーナーや、オリジナルの記念写真を撮影できるコーナーもあり、家族連れでじっくり楽しめる内容になっている。
県内では、キリンビール滋賀工場(多賀町)などで一般向けの工場見学が可能。UCC滋賀工場も「新たな県内の名所に」と期待が高まっている。
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止まらぬ工場見学ブーム
“鉄っちゃん”という言葉に象徴される鉄道趣味や“山ガール”という言葉を生んだ女性の登山人気など、いろんなブームが話題になる中、最近は工場見学・鑑賞が人気を呼んでいる。コンビナートなどの大規模工場の構造美や夜景を撮影して楽しむファンもいるが、一般的な広がりを持ってきたのは各地の工場が実施する見学会だ。
工場(会社)としては製品アピールの機会になり、参加者も「身近にある製品がどのように作られているのか知りたい」「お金をかけず手軽に楽しめ、勉強にもなる」と足を運ぶ。人気の理由はこうしたところにあるようだ。
JTBが昨年3月に実施したインターネットによるアンケート調査(有効回答約7300人)によると、工場見学をした人は63%と、3人に2人近くおり、このうち半数は「家族で見学」と答えた。見学したことのある工場は「酒類・飲料工場」(74%)が最も多く、「お菓子・調味料などの食品工場」(48%)、「自動車工場」(20%)の順だった。
また見学した感想では「製造過程がおもしろかった」(72%)、「試飲・試食ができた」(68%)、「お土産・記念品をもらえた」(36%)などが多かった。
JTBによると、工場見学はガイドブックが発売されたり、製造過程の裏側が見られるテレビ番組が組まれるなど関心が高まっており、小さな町の工場や工房、ものづくりの職人の仕事にも注目が集まっているという。調査はこうした点を背景に行われたが、今回のUCC工場見学の人気ぶりなどを考えると、その後もブームは加速しているようだ。
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UCC滋賀工場見学の問い合わせはフリーダイヤル(フリーダイヤル0120・811・288)。
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http://www.asahi.com/business/update/0409/SEB201304090001.html
激戦地にJRも参入 ホテル競争、福岡で加速
8日に開業したJR九州グループのホテル「ブラッサム博多中央」=福岡市博多区
1969年開業の「西鉄グランドホテル」=福岡市中央区
【土屋亮】ホテル業界の激戦地である福岡市にJR九州が8日、宿願の大型ビジネスホテルをオープンさせた。博多駅の目の前という好立地で、ビジネスや旅行客の奪いあいはさらに激しくなる。一方、開業44年の老舗の西鉄グランドホテルは4月から、修学旅行の受け入れに初めて踏み切る。
■JR、博多口に247室
JRが8日開業させた「ブラッサム博多中央」は、大きなガラス壁に囲まれた1階のレストランが特徴だ。ビュッフェ式で宿泊者以外も利用でき、初日から多くの人でにぎわった。
JRは長崎、熊本、鹿児島、宮崎と駅の上にホテルをつくり、大分でも計画中だ。しかし空港が近い博多駅は高層化できず、2011年に九州新幹線が全線開通してJR博多シティが開業したときも、ホテルはできなかった。
あれから2年。地上14階247室は、博多駅周辺でも大規模だ。中原敏成(としなり)総支配人は「年間の売り上げ目標は7億円」と言い、JRのホテルの稼ぎ頭になることを期待する。だが、ここから徒歩1分のところには、11年に大手のロイヤルパークホテルができて、駅周辺にホテルはひしめく。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00000094-jij-bus_all
国内ホテルも「最低価格保証」=米旅行サイトのエクスペディア
時事通信 4月8日(月)17時0分配信
世界30カ国でインターネット旅行サイトを展開するエクスペディア(本社・米国)は8日、他の旅行サイトよりホテルの販売価格が高かった場合に差額を返金する「最低価格保証」を日本国内のホテルでも始めたと発表した。エクスペディアの販売強化策の一環。
日本のホテルを対象にした最低価格保証は国内外の主要サイトで初めて。「楽天トラベル」や「じゃらんnet」がネット予約のシェアの大半を占めるとされるが、エクスペディアの新サービスで価格競争が激化する可能性がある。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130406-00000305-dime-soci
ゴールデンウィークの旅行予約状況は?
@DIME 4月6日(土)15時41分配信
楽天トラベル(本社:東京都品川区)は、2013年4月27日から5月6日までのゴールデンウィーク期間の国内・海外旅行の予約状況について発表した。今年のゴールデンウィーク(以下GW)は国内旅行が前年比+20.2%と好調で、NHK大河ドラマで注目を集める福島県は 前年比+86.0%と高い人気を集めている。また1人当たりの旅行単価も増加傾向にあり、旅行者の集中しているGW後半の平均単価は 前年比約+5%と消費回復への兆しがうかがえる。宿泊構成別に見ると、女性複数での旅行が前年比+26.2%、子供連れ旅行が同+15.7%となり、宿泊日のピークは5月3日となっている。
■福島県が前年比+86.0%、大河ドラマの波及効果
大河ドラマ「八重の桜」(NHK)ゆかりの地として注目を集めていることから、福島県の観光客が昨年を大きく上回り、前年比+86.0%と好調。また2013年は伊勢神宮の式年遷宮の年にあたり、若い女性を中心とした参拝需要から三重県 同+31.1%、今年で2回目となる「瀬戸内国際芸術祭2013」を楽しむ旅行者も多く、香川県は 同+34.9%となった。
■後半の4連休に人気が集中
今年は日並びの影響により休日が分散化しており、4連休となる後半に人気が集中している。楽天トラベル会員に対するアンケート(回答者数3,722サンプル)では、最長となる休暇日数について「4日間」と回答した人が34.1%、次いで「10日間以上」が18.4%と長期休暇取得者が多い事がわかった。また、出発のピークは5月3日(金)となりそうだ。
■1人当たりの旅行単価も増加傾向、景気回復への期待感の表れか
GW期間中の1人あたりの旅行単価をみると、前半3連休は前年比+2.6%、後半4連休では 同+4.7%と消費者マインドの改善が見られた。1人あたりの旅行予算についてのアンケートでは、約3割の国内旅行者が「5万円以上」と回答しており、上記の傾向を裏付ける結果となっている。
■昨年に引き続き新名所オープン、首都圏への旅行依然人気
1周年を迎える東京スカイツリーや、建て替え工事を終えて装い新たに開場した銀座「歌舞伎座」、3月にオープンした丸の内「KITTE」など依然注目の集まる東京都は前年比+25.3%、また先月より東横線と副都心線の相互直通運転により動性が高まった埼玉県は 同+52.4%、さらに東京ディズニーランド(R)開園30周年などイベント需要も手伝って、首都圏への旅行需要が高まっている。
【海外旅行トピックス】
■近隣都市やリゾートを選ぶ旅行者が伸長
中国や韓国は未だ需要回復までには至っておらず厳しい状況が続いているが、シンガポール前年比+43.8%、タイ 同+41.0%や台湾 同+25.1%など手軽に近隣観光を楽しめるアジア都市への人気が高まっている。また、リゾートエリアは、ホノルル(オアフ島) 同+34.0%、グアム同+30.9%と好調、長距離方面ではアメリカ合衆国 同+27.8%と伸長。
【訪日トピックス】
■インバウンドは前年比+100.9%成長で海外からの回復が鮮明に
東日本大震災後、大幅に減少した日本への外国人旅行者数は、円安を追い風に回復の兆しを見せている。流入国ランキングの上位は、タイ 同+376.6%、台湾 同+162.7%、香港 同+103.0%、人気エリアは、沖縄県 同+262.6%、京都府 同+177.1%、北海道 同+37.9%となった。
<調査結果概要>
【旅行動向抽出条件】
3月26日時点での予約人泊数実績をもとに前年同期比で算出
・対象期間:2013年4月27日から5月6日
・国内旅行:国内宿泊、ANA楽パック、JAL楽パック
・海外旅行:海外宿泊
・訪日旅行:訪日宿泊
【アンケート調査概要】
・調査エリア :全国
・調査対象者 :楽天トラベルニュースを購読している会員
・回収サンプル数:3,722サンプル
・調査期間 :2013年3月28日から4月4日
・調査実施機関 :楽天トラベル株式会社
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http://www.cnn.co.jp/travel/35030639.html
「北朝鮮は怖くない」 強気の韓国観光業 外国人客12%増
2013.04.10 Wed posted at 11:47 JST
ソウル(CNN) 米韓などに対して繰り返される北朝鮮の挑発をよそに、韓国の観光地は例年をしのぐにぎわいをみせている。南北軍事境界線のツアーも通常通り実施するなど、観光業界は強気の構えだ。統計によれば、今年3月に韓国を訪れた外国人観光客の数は前年同月比で11.9%増加し、初めて100万人を突破したという。
首都ソウルの国民大学で北朝鮮問題を研究する専門家、アンドレイ・ランコフ教授の研究室を最近、韓国政府の広報担当者が訪れた。北朝鮮問題によるイメージダウンや観光業への打撃を懸念する担当者に、ランコフ教授は「外国メディアは困ったことに、北朝鮮の脅しを信じてしまう」と首を振った。
ランコフ教授は韓国政府の対応として、日常の暮らしが何の影響も受けていないこと、国民が脅し文句にまったく動じていないことを映像で徹底的に示し、外国メディアに提供するべきだと助言。「韓国の観光業界や経済に悪影響が及ぶことになれば、まさに北朝鮮の思うつぼだ」と強調した。
ソウルは北朝鮮の首都・平壌からわずか190キロ。砲撃やミサイル攻撃が十分届く圏内にある。
それでも、北朝鮮が韓国を攻撃することはあり得ないというのが、教授の確固たる立場だ。「金正恩(キムジョンウン)第1書記は今、北朝鮮で韓国の大企業経営者よりもっといい生活をしている。それを手放そうとするはずがない」と主張する。
韓国観光公社(KTO)が最近発表した統計によると、3月に韓国を訪れた外国人観光客の数は前年同月比で11.9%増加し、初めて100万人を突破した。日本とドイツを除くすべての国からの旅行者が、過去最高を記録したという。
その背景には、尖閣諸島を巡る日中関係の悪化がある。これまで日本を訪れていた中国人客が、行き先を韓国に変更しているのだ。中国からは毎日、平均1万2000人がクルーズ船に乗ってやって来る。
航空最大手の大韓航空でもソウル市内の主要ホテルでも、北朝鮮絡みのニュースによる予約状況の変化はみられないという。
軍事境界線に近い観光地、臨津閣では先週末、わずかながら影響が感じられた。駐車場には中国からのツアーグループや国内の家族連れがあふれていたが、欧米人観光客の姿はまばら。
30年前からここにホットドッグ店を開いているという男性は、「売り上げが2割ほど減ったが、それほどひどい状況でもない」と話した。2010年に北朝鮮が韓国の大延坪島(テヨンピョンド)を砲撃した時も、同じように客が減ったという。
そんななかでも中国人客からは、「何も心配することはない」「ここは平和な場所だ」と屈託のない声が返ってきた。
ランコフ教授は「中国メディアの北朝鮮報道には、欧米メディアのような切迫感がない」と指摘する。同教授によれば、中国では友好国の北朝鮮に対し、欧米のような視点から報道することが許されていないからだという。
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http://mainichi.jp/select/news/20130410k0000e040175000c.html
瀬戸大橋:「陸続き」島を翻弄 観光は開通3年で陰り
毎日新聞 2013年04月10日 11時44分(最終更新 04月10日 13時20分)
「島が橋でにぎわったのは開通から3年ぐらいだった」と振り返る住谷一弘さん=香川県坂出市での与島で2013年4月4日、広沢まゆみ撮影
拡大写真 開通から25年を迎えた瀬戸大橋。途中にある与島(香川県坂出市)には、パーキングエリア(PA)やレジャー施設が設けられ、開通当初は観光客が詰めかけた。しかし、3年後から陰りが見え始め、今は往時の面影はない。江戸時代ごろから続く島の石材・海運業は廃れ、住民が抱いた「陸続き」への期待は失望に変わった。橋に翻弄(ほんろう)された島の四半世紀を追った。【広沢まゆみ】
与島は、良質な花こう岩の産地で、江戸時代ごろから石材業とそれを搬出する海運業で栄えた。昭和の最盛期には島内に30の石材業者があり、1960年代には50隻の船がひしめいたという。
橋の建設に伴い、採石場の多くは建設用地に充てられ、業者は次々廃業。島には建設労働者が集まり、80年に361人だった島民は、開通の88年には500人以上に増えた。現在、与島連合自治会長を務める住谷(すみたに)一弘さん(68)もその一人だ。香川県白鳥町(現東かがわ市)出身で84年ごろ、与島に移り住み、橋の建設に携わった。島出身の妻峰代さん(64)と出会って結婚した。
橋が開通すると、与島は一般車両が立ち寄れる唯一の島として観光振興が期待された。京阪電鉄(大阪市)がレストランや土産物店の並ぶレジャー施設「京阪フィッシャーマンズワーフ」を開業し、88年度には約500万人が押し寄せた。島民はPAやレジャー施設の店員として働き、海運業の船乗りも観光遊覧船を運航するなど、島の主要産業は石材・海運業から観光業に移った。
しかし、にぎわったのは開通から3年ほどという。通行料金の高さなどから観光客は徐々に減少し、90年度は約250万人と半減。98年に明石海峡大橋、99年に瀬戸内しまなみ海道が開通すると、減少は加速し、京阪は2003年に撤退した。
PAやレジャー施設で働いていた島民は島外に仕事を求めた。島民の通行料金は開通から01年3月まで50%割引だったが、それでも軽乗用車で四国側へ通勤する住谷さんの長男は月に約8万円かかった。「島内に残る若者はいなくなった」。島民は1990年に277人、2010年は115人まで減少し、高齢化も進んだ。
住谷さんは「良かったのは、救急車が来られるようになったことだけだ」と言う。島民向け通行料金割引は現在80%だが、病院はおろかコンビニやスーパーもなく、「私らにとって橋は生活道路。他に選択肢はない」と免除を訴える。「こんなに早く観光業がだめになるとは思わなかった。橋で過疎化が進んだ」。島の将来は見えないままだ。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130410_6
久慈の観光復興へ〝お色直し〟 水族館など2施設
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久慈市は、ともに震災の津波で全壊した地下水族科学館もぐらんぴあ(同市侍浜町)の管理棟と小袖海女センター(同市宇部町)を被災前より高く再建し、もぐらんぴあを5階建て、海女センターを3階建てとする。両施設とも2014年度中のオープンを目指し、設計中。市は観光復興のシンボルとして、外観に統一感を持たせることを検討している。
両施設とも、震災前は2階建て。再建されるもぐらんぴあ管理棟は2階に産直施設、4階に津波や地震を学べる防災学習施設が入り、屋上は展望スペースとする。延べ床面積は約1280平方メートル。久慈国家石油備蓄基地のトンネルを活用した展示スペースには、大型水槽を新設。復興交付金などを活用し、総事業費は約10億円。
海女センターの新施設では、海産物の販売などを行う。延べ床面積約320平方メートル。総事業費約1億円。久慈市は市内の南北に位置する集客施設として、外観に統一感を持たせることも検討する。
【写真=津波で全壊したもぐらんぴあ。久慈市は施設を再建し、2014年度中のオープンを目指す=久慈市侍浜町】
(2013/04/10
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20130409-OYT8T01573.htm
「官兵衛」観光に生かせ
市博物館で開かれた設立総会 福岡藩祖・黒田官兵衛を主人公にした来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」を、県内への観光客誘致や経済活性化につなげようと、「軍師官兵衛」福岡プロジェクト協議会(会長・小川知事)が発足し、9日、福岡市早良区の市博物館で設立総会が開かれた。
協議会は、県や市、町に加え、運輸や旅行業関連、経済団体など計73団体で構成。総会では、ロゴやキャラクターを公募することや、特設ホームページの開設、新たな観光コースの開拓などの取り組みを確認した。
総会後に記者会見した小川知事は「一人でも多くの人に黒田官兵衛と福岡の関係を知ってもらい、県内を訪れてほしい」と語った。
(2013年4月10日 読売新聞)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/456776.html
なまら」でいいっしょ 道観光振興機構 誌名変えず(04/11 07:05)
やっぱり「なまら」でいいっしょ―。北海道観光振興機構は10日、年4回発行する観光情報誌「NAMARA」(なまら)の名称を本年度も変えずに発行することを決めた。
なまらは「すごく」「とても」を意味する北海道弁。今月3日の道議会食と観光対策特別委員会で道議から「不良のようで品がないと嫌う人もいる」と指摘され、短文投稿サイトのツイッターなどで議論が白熱していた。
道職員ら委員5人で組織し、本年度の情報誌の内容について議論する同機構の審査会が10日に開かれ、「さまざまな受け止めはあるが、道民に広く使われている方言で、発行5年目を迎えて誌名としても定着した」との考えで一致した。<北海道新聞4月11日朝刊掲載>
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20130410-OYT8T01648.htm
朝来市、神子畑選鉱場を観光地に
新たな観光拠点として期待される神子畑選鉱場(朝来市佐嚢で) 朝来市は、かつて東洋一とうたわれた同市佐嚢の神子畑(みこばた)選鉱場を新たな観光拠点に育てる取り組みに乗り出す。鉱山の繁栄を伝える貴重な産業遺産としてPRする。13日には地元住民らが選鉱場前広場で「神子畑桜まつり」を開く。
神子畑の鉱山では明治期に銀を産出、大正時代に明延鉱山(養父市)で採掘されたスズ鉱石の選鉱場となった。22階建てビルに相当する高低差75メートル、幅110メートルの急斜面を利用して鉱物を選別する施設が築かれた。1987年の明延閉山後も、コンクリートの基部や「シックナー」と呼ばれる分離装置、鉱石をケーブルカーで運んだインクラインなどが残る。
昭和30年代に鉱山労働者や家族ら約1300人が生活した神子畑地区で、現在暮らしているのは50人。選鉱場跡を訪れる人も少なくなったが、昨年から市観光交流課に選鉱場について問い合わせの電話が頻繁にかかるようになり、観光バスも立ち寄り始めた。
全国各地で産業遺産の歴史的、文化的な価値が評価されていることに加え、明延鉱山と結んでいた「一円電車」3両を昨年3月、朝来市多々良木から移したことも、関心を高めるきっかけになったようだ。
こうした動きを受けて市は、国史跡・竹田城跡と並ぶ観光拠点として活用することにした。ぼろぼろだった選鉱場のフェンス(延長125メートル)を約430万円かけて一新、施設の説明看板を来年3月末までに立てる。観光ボランティアガイドの養成も検討する。
桜まつりは午前10時から午後2時まで、バザーやミニ一円電車の体験乗車などが行われるほか、昭和の神子畑の様子を記録した写真、昭和40年代まで神子畑にあった映画館の映写機も展示される。
神子畑区長の山内隆治郎さん(68)は「催しを機に多くの人と交流が深まり、活気を取り戻すきっかけになれば。市の取り組みにも期待している」と話している。
(2013年4月11日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/news/20130411mog00m040011000c.html
会津若松市:「八重の桜」効果、うれしい悲鳴 鶴ケ城周辺、渋滞回避に駐車場1500台
2013年04月11日
◇誘導部隊も77人
福島県会津若松市は、大河ドラマ「八重の桜」の放送に伴う観光客増対策として、桜の開花期からゴールデンウイーク(GW)にかけての休日に、鶴ケ城周辺に約1500台分の駐車場を用意、市内の交差点などに警備員を中心に「誘導部隊」77人を配置し渋滞の緩和を図る。室井照平市長は「たくさんの人に来てほしいが、混み合うのは間違いないので理解と協力を」と呼びかけている。【乾達】
市などで作る「『八重の桜』プロジェクト協議会」は、磐越道の市内の出口2カ所の乗降台数を、同市が舞台の一部となった大河ドラマ「天地人」の放送で混雑した4年前の連休の1・5倍、4万台近くと想定し準備する。実際、3月末の週末には鶴ケ城天守閣に平年の1・5倍の1日約4000人が訪れ、隣接する大河ドラマ館にも今月20〜22日にバス約70台と満杯の予約が入るなど「八重効果」が現れ始めている。
このため13日以降は警備員を配置し、磐越道から流入するマイカーを推奨ルートに誘導する。国道49号から市内西寄りの国道118号に入って南下するルートで、これを通れば左折で城周辺に入ることができる。帰りは東寄りの県道64号に案内、市内を反時計回りしてもらい右折渋滞を避ける。
駐車場は城近くが埋まれば、ルート手前へと案内先を変え交通集中の緩和を図る。それでもさばき切れない場合に備え、市街地から離れた会津大に臨時駐車場を設け、城周辺や、ドラマのタイトルバックに登場する石部桜に向けた無料シャトルバスも運行する(20日を除く)。駅や観光地間の移動には周遊バスを利用してもらう。
ドライバーに情報を伝えるため、ルート案内の地図30万枚を用意し、周辺高速道路のサービスエリアや出口で配り、市のホームページ(http://yae-sakura.jp/)で駐車場の空き情報も提供する。
市民にも、花見には公共交通機関を利用するよう協力を求めている。城内を大みこしで練り歩く「鶴ケ城さくら祭り」のメイン行事を中止、周辺で予定していた市子どもまつりやメーデー集会も会場を変更し混雑に備える。協議会の担当者は「打てる手は打ったが、どれだけの人が来るかは桜開花のタイミングにもより予測がつかない」と話している。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130409303.htm
「箔」で改装 ANAクラウンプラザホテル金沢
金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢は8月下旬、大宴会場「鳳の間」の全面改装に着手する。箔(はく)をあしらった装飾を採用するなど、金沢の伝統工芸をテーマにした内装=完成イメージ=で、北陸新幹線金沢開業を契機に増加が見込まれる各種会議、顧客争奪が年々激化する婚礼での利用を想定する。9月初旬に完成する。
2007年に金沢全日空ホテルから改称後、初の全面改装。金沢市の推奨花である「ハナショウブ」の意匠を室内装飾に採用し、壁面には金やアルミの箔工芸で、カーペットにも金糸を織り込んで描く。壁面のアクセントとして、てかりを抑えたブロンズ色の鏡細工を施し、「ワンランク上の上品な華やかさ」(同ホテル)を演出する。
会場の演出設備として、発光ダイオード(LED)の可動式照明12台を新設するほか、高さ4メートル、幅6メートルの大型スクリーンを最大4台に増やす計画もある。
学会や企業の会議、研修旅行を総称する「MICE」は、北陸新幹線金沢開業後に続々と開催が決まっている。着席600人、立食1千人の収容力を生かして会議需要を取り込むほか、「『アフターコンベンション』を意識した設備の充実は必須」(中島賢一総支配人)とし、会議後の懇親会場としても提案する。
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週末は夜景を
記者が乗ったコースは、毎日午前10時〜午後6時まで、1時間おきに出発。他にも「東京タワー・レインボーブリッジコース」(約50分、大人1700円、小人800円)、「東京スカイツリー・浅草コース」(約80分、大人1800円、小人900円)があり、両コースとも毎日、午前10時台〜午後4時台にそれぞれ1日4、5本出発している。
毎週金・土・日曜日の午後6時半からは、夜景を楽しむ「お台場夜景コース」(約120分、大人2千円、小人1千円)、「東京ゲートブリッジコース」(約120分、大人2800円、小人1400円)が、いずれもガイド付きで運行されている。
運行は日の丸自動車興業(東京都文京区)。予約や問い合わせは(電)03・3215・0008。
大阪観光は水上バスで
大阪では定期観光船がお勧めだ。
「大阪水上バス」(大阪市中央区)が運航するガラス張り天井の定期観光船「アクアライナー」は毎日午前10時台から午後5時に運航。大阪城や中之島などの大阪のまちを川面から観光できる。所要時間は1周約1時間。大人1700円、小人(小学生)800円、幼児無料。(電)0570・03・5551。
「大阪ダックツアー」(北区)では、高さ3.7メートルの窓ガラスがない水陸両用バスを運行。御堂筋や大阪城などを陸上走行で観光した後、大川(旧淀川)へスプラッシュインし、水上を走行する。所要時間は90分で、毎日5回、梅田の大阪新阪急ホテルの前から出発している。大人3600円、小人2300円、幼児600円。(電)06・6292・5465。
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http://mainichi.jp/select/news/20130412mog00m040012000c.html
桜に雪:観光名所うっすら化粧 岐阜・高山
2013年04月12日
咲き始めた桜の上にうっすらと積もった雪=高山市で
拡大写真 北日本を中心に張りだした寒気の影響で、岐阜県高山市内で10日深夜から11日未明にかけて雪が降り、市街地の屋根や樹木がうっすらと雪化粧した。
観光名所の中橋周辺では橋の欄干や植え込みなどに雪が積もった。7日に開花した中橋東詰の桜も花やつぼみが白くなり、観光客らは桜の花と雪のコラボレーションを楽しんでいた。
岐阜地方気象台によると、この日の高山市の最低気温は0.2度で、降雪はあったものの積雪は観測していないという。12日も美濃地方は晴れるが、飛騨北部は雪や雨が降る見通し。最低気温は岐阜市4度、高山市氷点下2度としている。【宮田正和】
http://www.minpo.jp/news/detail/201304127810
滝桜が春の雪化粧 三春
国指定天然記念物で日本三大桜の一つ、三春町の「三春滝桜」が11日、雪化粧した。早朝からカメラマンや花見客が訪れ、自然の織り成す雪と桜の共演に見入っていた。
滝桜は例年より6日早い7日に開花し、三分咲きまで進んだ。この日は四方に広がる枝や色づき始めた花に季節外れの雪が降り積もり、幻想的な景観をつくり出した。町によると雪は11日正午にはなくなったという。滝桜が開花後に雪に見舞われるのは平成22年以来。12日には夜間ライトアップが始まる。見頃は15日ごろ。
( 2013/04/12 08:45 カテゴリー:今日の撮れたて )
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http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20130413ddlk45020500000c.html
青島観光ホテル:閉館へ 「九州新幹線開通、客足の影響大」 「裸まいり」スタート地点で親しまれる /宮崎
毎日新聞 2013年04月13日 地方版
宮崎市青島の老舗ホテル「青島観光ホテル」(高柳貴裕社長)が16日で閉館する。宿泊客減少に伴う経営難が理由だ。パートを含めた約20人の従業員は解雇し、閉館後の土地、建物の利用は未定という。
同ホテルによると、閉館は3月末にホームページで告知。それ以降、新たな宿泊客予約は受け付けず、営業している。
ホテルは1959年に創業。7階建て75室で、毎年1月にある青島神社の冬祭り「裸まいり」のスタート地点として地域では親しまれてきた。1960〜70年代の宮崎への新婚旅行ブームや80年代後半からのバブル期は団体旅行客でにぎわったが、90年代前半の6万〜7万人をピークに年間宿泊客は減少。2003年に全国で初めて、ホテルの設備を生かし、宿泊客のいない昼の時間帯を利用して高齢者の通所介護サービスを始め話題を集めたが、客足は回復せず、リーマン・ショック後は年間宿泊客約2万人の状態が続いていた。
高柳社長は「九州新幹線の開通で観光客が西九州に流れた影響が大きかった。事業を引き継いでくれる会社を探しているが、まだ見つかっていない」と話す。
青島地区では昨年、旧橘ホテルの跡地再開発計画も頓挫しており、市を代表する観光地の衰退やイメージダウンを心配する声があがっている。老舗旅館などでつくる「青島観光六社会」事務局は、「仲間が減るのは残念。今後は記紀編さん1300年を生かした新たな商品開発に力を入れ、観光客誘致を図りたい」と話している。【中村清雅】
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130413/nar13041302050003-n1.htm
奈良町の井戸観光名物に 市、形状など現地調査へ
2013.4.13 02:05
■伝承も多く 水の名所をアピール
奈良市の旧市街地「奈良町」に現在も数多く残る井戸を新たな観光名物にしようと、市が本格的な現地調査に乗り出す。古くは酒蔵などでも使われており、今後、井戸の具体的な形状などを調べるほか、所有者の協力を得られるかも確認。「水の名所」としてアピールしていく計画だ。
市は平成20年度、災害時に生活用水として使える井戸を探すため、市内全域を対象に調査。奈良町では37カ所が確認されていた。
奈良町には、春日山原始林の山麓から東西に伸びる道「清水通り」があり、かつては酒蔵や醤油(しょうゆ)の醸造元が軒を連ねるなど、名水の地とされる。
ほかにも、奈良町には「椿井(つばい)町」「樽井町」など「井」のついた地名が残っており、数多くの井戸があったことをうかがわせる。
当麻(たいま)寺(葛城市)で奈良時代に出家し、一夜で当麻曼荼羅(まんだら)を編み上げたとされる「中将姫(ちゅうじょうひめ)」ゆかりの誕生寺(奈良市)では、中将姫の産湯に使われたとされる井戸があるなど、井戸にまつわる伝承も多い。
奈良町では現在も、生活用水として井戸が使われている。
青果店を営む男性(70)は、夏の打ち水や野菜をゆでる際に井戸水を利用しており、「夏は冷たく、冬は温かい。打ち水に最適だし、冬も包丁を研いだりする際に温かくて使いやすい」と話す。
店内の井戸は、完成時期は不明だが、深さ13メートルにわたり石組みが施されている。水深2メートル弱で、水面は常に揺れ、いまも水が湧き出ている様子がうかがえる。
さらに、井戸内の水面に近い部分には、人が立てる足場も設けられている。
男性は「ここにはないが、足場の脇に横穴がある井戸もあると聞いたことがある。昔は盗まれないように、横穴に金を隠したんじゃないか」とエピソードも紹介する。
こうした井戸を観光資源として活用するため、市は今年度、約730万円の予算をかけて調査を進める。
市の担当者は「観光地として奈良町への注目が高まってきている。井戸を活用し、水の名所として新しい観光客を発掘したい」と話している。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201304/0005896695.shtml
2013/4/13 16:03
予約キャンセルなど、淡路島の観光産業に打撃
淡路島内のホテルや旅館などでは、余震などを心配する予約客のキャンセルが相次いでいる。
南淡路ロイヤルホテル(南あわじ市)では5基のエレベーターが停止。従業員らが全6階の客室まで階段を利用してもらうよう案内した。
ホテルニューアワジプラザ淡路島(同)では「余震が気になる」「心配で旅行を楽しめない」とキャンセルが出た。旅館海峡(同)の担当者は「大きな問題はないと説明しているが、ほとんどの予約客が落ち着いたころにあらためて来るといって解約する」と慌ただしそうに話した。
この地震で淡路の地場産業、瓦にも影響が出た。最大手の近畿セラミックス(淡路市)は製造設備のほか、事務所の屋根の一部が被害。同社は「設備の修復には時間がかかりそう」。朝日窯業(南あわじ市)では、工場で乾燥中の瓦約5万枚が破損した。被害は200万円に上るという。線香製造
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http://www.asahi.com/national/update/0413/TKY201304130191.html?google_editors_picks=true
2013年4月13日20時13分
「魔法の王国」デフレ知らず TDR開業30周年
東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)が15日、開業30周年を迎える。よちよち歩きの子どもが親となり、自らの子どもの手を引いて同じ場所でカメラにおさまる。入園者も、使うお金も過去最高だ。「夢と魔法の王国」はデフレにも強い。
■3世代ファンに照準
「こんなうるさい孫ができるとは思わなかったわね」。4月上旬、東京ディズニーランド(TDL)を訪れた千葉県浦安市の仲波とく子さん(58)は、孫の杉田敢威(かむい)ちゃん(7)を抱きあげて笑った。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20130414103.htm
円安で外国客2倍超 3月の兼六園
散策を楽しむ外国人観光客=金沢市のひがし茶屋街
安倍政権の経済政策「アベノミクス」による円安が追い風となり、石川県を訪れる外国人観光客が増えている。3月の兼六園の外国人入園者数は、前年同期の2倍を超える8758人で、東日本大震災前の2010年3月の5876人を大きく上回った。台湾客の増加に加え、震災後の回復が鈍かった欧州客が復調し、城下町金沢の観光地は「サムライ」「ゲイシャ」に憧れる外国人客でにぎわっている。
兼六園の外国人観光客数は、県内の外国人宿泊者数と同じ傾向で増減し、全体の動向を把握する指標とされている。
3月の入園者数を見ると、外国人客のうち最も比率が高い台湾客は前年同期の2倍となる3501人で、震災前の2010年3月と比べても1・4倍に増加。円高などで落ち込んでいた欧州5カ国(フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、英国)の入園者は前年同期比1・5倍の計859人で、震災前の水準までほぼ復調した。
4月に入ってからも外国人観光客は多く、通訳ガイドボランティア「金沢グッドウィルガイドネットワーク(KGGN)」によると、JR金沢駅構内の県金沢観光情報センターを訪れる外国人は一日当たり100人超で、多い日は170人に達することもある。
KGGNの安立利光代表は、仏ミシュランの観光ガイド本で兼六園が三つ星を獲得したことに加え、円安がプラスに働き、減少が目立っていた欧州客がここにきて戻ってきたと分析。欧州客の中には「サムライ」「ゲイシャ」という言葉を口にしながら、金沢市の長町武家屋敷跡やひがし茶屋街への行き方を尋ねる人も多いという。
ひがし茶屋街を観光し、浅野川周辺で桜を撮影していたフランス人旅行者のジョアンナ・デュボワさん(32)は「円安なので以前から行きたかった日本へ観光に来た。岐阜の白川郷へ行く途中で金沢に立ち寄ったが、歴史があって美しい街が気に入った」と話した。
観光地では、外国人観光客の増加に対応する店も出てきた。ひがし茶屋街のカフェ「茶房 素心(そしん)」では今年に入り、メニューの全てに英語と中国語を併記した。店の担当者は「2年後に北陸新幹線も来るので国際化に対応しようと導入した。言葉が分かると安心するのか、外国のお客さんが増えた」と語る。
県は円安に加え、大手旅行代理店に誘客の働き掛けを重ねた成果が表れているとみており「円安の追い風を生かし、石川を組み込んだルートを訪日観光の定番に育てたい」(国際観光課)としている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130413-00000683-yom-soci
富士山入山料に課題山積…環境と安全、地元悲鳴
読売新聞 4月15日(月)7時56分配信
富士山の世界文化遺産登録の可否が6月に決まるのを前に、山梨、静岡両県で富士登山者から入山料を徴収する計画が浮上している。
夏山シーズンには約30万人が訪れ、登山道に列ができる混雑ぶりだが、登録が決まれば、さらに観光客が増えて環境保全の財源が必要になるとの理由からだ。しかし、地元の合意形成や金額設定、徴収方法など課題は山積している。
静岡県は8日、2014年の夏山シーズンから入山料導入を目指す方針を発表し、翌9日には、山梨県の横内正明知事が賛同した。富士山の入山料を巡っては、昨年1月、山梨県の担当者が静岡側に協議を申し入れ、今年1月、静岡県の川勝平太知事が検討の方針を表明した。
環境省によると、12年夏山シーズンの富士登山者数は、調査を始めた05年以降2番目に多い31万8565人。05年は約20万人だったが、08年以降、30万人前後で推移している。地元の山梨県富士吉田市富士山課は「環境保全と安全管理は限界に近い」と悲鳴を上げる。
同市は毎年7〜10月、清掃業者に60万円の委託料を支払い、5合目でごみ収集を実施。昨年は430キロ・グラムが集まった。マナーの改善でごみの量は年々減少傾向だが、同課は「外国人観光客らの増加で増える可能性がある」と警戒する。吉田口5合目では昨夏、登録を見込み、老朽化して悪臭を放つトイレを改修。山梨県などが5億5000万円をかけ、1日の利用可能人数を5倍の1万5000人に増やした。
また、日の出前には山頂付近の登山道が渋滞し、転倒者が出れば多くの登山者を巻き込んだ事故に発展しかねない状態。このため入山料には登山者数を抑制する狙いもあるとみられる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00000087-mai-bus_all
<TDL>魔法の集客術…開業30年
毎日新聞 4月15日(月)21時11分配信
東京ディスニーランドの開園30周年を迎えて開かれたオープニングセレモニー=千葉県浦安市の東京ディズニーランドで15日午前8時59分、宮間俊樹撮影
日本初のテーマパーク、東京ディズニーランド(TDL)が15日、開業30年を迎えた。開園以降、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などのテーマパークが全国に建設されたが、TDLは新たなアトラクションの投入や徹底したサービスでファンを飽きさせず、東京ディズニーシー(TDS)を含む東京ディズニーリゾートの業界シェアは約4割と独走状態が続く。少子化の影響でテーマパーク市場の縮小が続く中、生き残りをかけた新たな集客への模索が続く。【西浦久雄、横山三加子】
【写真特集】夢の王国30年をたっぷりと
◇シェア独走4割
「好調の理由はリピーターの多さ。ファミリー層を重視し、その時の子どもが大人になってからの来園にもつなげている」。元オリエンタルランド社員の経営コンサルタント、福島文二郎氏はTDL快進撃の理由をこう説明する。
運営会社オリエンタルランドの業績は開業以来30年にわたって好調を持続。13年3月期の連結売上高は過去最高の3854億円(前期比7%増)を記録する見込みだ。
開業以来の目玉ショー、エレクトリカルパレード(開始85年)は今も一番人気だが、ビッグサンダー・マウンテン(同87年)、スター・ツアーズ(89年)、スプラッシュ・マウンテン(92年)など2、3年おきに大型アトラクションを投入し、二の矢三の矢を欠かさない。12年度の入園者数も2750万人と過去最多を更新した。同社は「新アトラクションのトイ・ストーリー・マニアの人気が大きかった」と話す。
バブル崩壊以降は伸び悩み気味だった集客力も、01年9月にTDSを開業させたことで年2500万人の大台を達成した。
しかしテーマパークは、多くの娯楽・レジャー業界が少子高齢化でしぼむパイを奪い合う弱肉強食の市場だ。他のテーマパーク関係者は「熱心なリピーター頼みだけでなく、シニア層や海外など新たな顧客獲得に向けた対策が必要」と指摘する。
ディズニーも危機感を強め、40代以上の集客や外国人客取り込みなどを掲げるほか、大ヒットした日本独自キャラクター「ダッフィー」など関連グッズの販売や飲食施設による収益強化を図る。ただ、震災影響や日中関係悪化で来日外国人の中心だった中国人の来日が急減したままだ。
TDL30年を迎え、オリエンタルランドの加賀見俊夫会長は15日の記念式典で「皆さんにたくさんの幸せを感じてもらえるよう進化を続ける」と訴えた。新しいアイデアでファンを獲得してきたディズニーが、新たな地平を切り開けるのか注目される。
◇日本のテーマパーク◇
東京ディズニーランドが開園した83年以降、全国でテーマパークが相次いでオープンした。バブルがはじけて以降、経営悪化で破綻する業者も出始めた。中にはエイチ・アイ・エスの子会社となったハウステンボス(長崎県佐世保市)のように大手資本の支援で営業を継続する業者もいる。
経済産業省の調査では、全国のテーマパーク来園者数は03年度の7442万人をピークに漸減が続き、震災影響で東京ディズニーリゾートなど東日本の施設が一時休業した11年度は6694万人にまで落ち込んだ。
市場規模が縮小する中、アジアからの来日客の獲得を目指したが、日中関係の悪化で中国人来日が激減しており、戦略の見直しも必要になっている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00000003-fsi-bus_all
ファン離れず“夢の国”30周年 東京ディズニーランドの驚異的な集客力
SankeiBiz 4月16日(火)8時15分配信
開園30周年を記念するパレードが始まり、来場者はキャラクターに歓声を上げながら手を振っていた=15日午前、千葉県浦安市の東京ディズニーランド(写真:フジサンケイビジネスアイ)
1983年4月15日にオープンした東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)が15日、開園30周年を迎え、園内で記念セレモニーが行われた。
運営するオリエンタルランドの加賀見俊夫会長は「ゲストの皆様に沢山のハピネスを感じてもらえるよう進化し続けます」とあいさつ。シンデレラ城前に勢ぞろいしたミッキーマウスなど約300のキャラクターやダンサーが軽快な音楽に合わせてダンスを披露。詰めかけた大勢の入園者と30周年を祝った。
TDLと東京ディズニーシー(TDS)の2012年度の来園者数は計2750万人で過去最高を更新。30周年の13年度はさらなる記録更新が期待される。オリエンタルランドの業績も好調で、本業の収益性を示す売上高営業利益率は15%以上を維持、他のテーマパークを圧倒する。
都心から近い千葉県浦安市に位置するTDLは、高い交通利便性に加え、可処分所得の多い3000万人が商圏という立地に恵まれている。
開園の30年前は、比肩する広大なテーマパークが全国になかったこともあり、バブル景気が集客を後押し。一般の遊園地の集客力が200万人とされた時代に、初年度から入園者数約1000万人を達成した。
しかし、リピーターを獲得できなければ、テーマパークは短命に終わる。そこでTDLは、他のテーマパークにはない非日常の世界観を追求し、今もリピーター率9割以上という驚異的な集客力を誇る。
その原動力は、“夢と魔法の王国”を実現するための運営の徹底ぶりだ。
園内と園外の景色を完全に遮断し、飲食物の持ち込みを禁止した。園内では、日本で定番のおにぎりも販売していないし、清掃員が常に歩き回っているためごみをほとんど見ない。掃除をしながらモップで地面にミッキーなどのキャラクターを描く日本オリジナルのサービスは、米国に「逆輸入」された。
加えて、園内で販売されるグッズは約3割近くが毎年入れ替わり、リピーターを飽きさせない。90年代のバブル崩壊後、閉園するテーマパークが相次ぐ苦境下でも、目新しさを生命線に掲げ、92年の「スプラッシュマウンテン」(投資額約285億円)の投入など毎年のように数百億円規模の投資を継続。事業規模を縮小する他のテーマパークとの差別化につながった。
01年9月には約3300億円を投じてTDSを開業した。11年3月の東日本大震災発生時は、駐車場の一部などが液状化する被害を受け臨時休園に追い込まれたが、ファンは離れず、ライバルのテーマパークも「圧倒的な投資のタイミングが絶妙。入場料金を値上げしても集客できるブランド力の確立はまねできない」と舌を巻く。
今年は30周年記念イベントに加え、格安航空会社(LCC)の運航本数増加が集客増の追い風になる見込みで、オリエンタルランドの快進撃は当面続きそうだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00000014-fsi-bus_all
国内テーマパーク集客好調 TDLやUSJ、積極投資で目新しさ提供
SankeiBiz 4月16日(火)8時15分配信
東京ディズニーリゾート入園者数(写真:フジサンケイビジネスアイ)
国内消費が低迷する中、テーマパークの集客が好調だ。15日に開園30周年を迎えた「東京ディズニーランド」(TDL)と、「東京ディズニーシー」(TDS)を合わせた2012年度の来園者数が過去最高を突破したほか、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)など他の大規模施設も軒並み増加。各社は新しいアトラクションの投入やイベント実施を積極化しており、さらに集客力を増している。
昨年7月にTDSで開業した新アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」が人気だったオリエンタルランド。13年度はTDLの30周年を記念した特別イベントを多数用意し、入場者数の増加が確実視される。
他のテーマパークも堅調で、USJの12年度の入場者数は、昨年3月開業した子供向けエリア「ユニバーサル・ワンダーランド」が牽引し、11年度比約1割増の975万人を達成。「ハリー・ポッター」が開業する14年度に、過去最高(01年度の1102万人)の更新も視野に入る。
また、経営再建中のハウステンボス(長崎県佐世保市)も、昨年9月までの1年間の入場者数が前期比6.6%増の191万人だった。世界最大級の5階建て巨大迷路「ザ・メイズ)」がオープンした今年3月は、前年同月比で約3割増の入園者数という。鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)やナガシマリゾート(三重県桑名市)なども昨年実績を上回った。
消費がレジャー施設に向かう背景には、震災後の自粛ムードが落ち着いてきたことによる反動増などもあるが、「各テーマパークの積極投資で、目新しさを提供していることが好調の要因」(日本総合研究所の小方尚子主任研究員)という。ただ、「逆に投資ができないテーマパークの淘汰(とうた)が今後はさらに進むだろう」と分析している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00000150-jij-bus_all
少子化対応、成長のカギ=外国人来園も期待―ディズニーランド30周年
時事通信 4月15日(月)21時0分配信
東京ディズニーランド(千葉県浦安市、TDL)が15日で開園30周年を迎えた。隣接の東京ディズニーシー(TDS)とともに一大リゾートとして成長を遂げ、年間約6000億円と推定される遊園地・レジャーランド市場のシェアの半分近くを占める。今後も成長を続けられるかどうかは少子高齢化や人口減少への対応がカギを握っている。
「まだ拡張の余地はある」。TDLとTDSを運営するオリエンタルランドの上西京一郎社長は強調した。今後10年間を見通した事業計画を今年中に打ち出す方針。魅力ある新しいアトラクションをどのタイミングで披露するかを常に思案している。
しかし、少子高齢化と人口減少の進行は、将来の集客に影響を及ぼす。これまでの30年とは状況が異なる。拡張ばかりでなく、新たな客層の掘り起こしで従来以上の取り組みを模索し始めた。ターゲットは、入園者全体の2割に満たない40歳以上の年代だ。祖父母、親子の三世代で来園を促す企画を検討している。
オリエンタルランドは、客層掘り起こしという点で外国からの来園者も重視している。現在は全体の1〜3%にすぎないが、格安航空会社(LCC)の就航が拡大・定着すれば、アジア各地からの来園が増えると期待を膨らませている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130416-00000090-san-bus_all
「東京ディズニーリゾート」不況知らず…独り勝ちの秘密は?
産経新聞 4月16日(火)7時55分配信
東京ディズニーリゾート入園者数(写真:産経新聞)
東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)が15日に開業から30周年を迎えた。「東京ディズニーランド」(TDL)と「東京ディズニーシー」(TDS)の平成24年度の来園者数は計2750万人で過去最高記録を更新。不況知らずの好調ぶりをみせている。バブル崩壊や金融危機など幾多の壁にぶちあたり、経営難に陥ったテーマパークもある中、独り勝ちの状況だ。
東京都心から近い千葉県浦安市に位置するTDLは、約3千万人の商圏を抱える。ただもともと交通の便がよかったわけではなく、開業当初は主要駅の東西線浦安駅からバスで20分かかる場所だった。
リピーターを獲得できなければ、短命に終わる。重い課題を抱えての出発だったが、TDLは、従来の遊園地にはまったくなかった非日常の世界観を追求することで、手堅いファン層をつかんでいった。今やリピーター率は9割以上という驚異的な集客力を誇る。原動力は、“夢と魔法の王国”実現のための運営の徹底ぶりとサービスだ。
園内は清掃員が常に歩き回り、入園者はゴミをほとんど見ない。掃除をしながらモップで地面にミッキーなどのキャラクターを描く日本オリジナルのサービスは、米国本国に「逆輸入」されるほどのきめ細かさを誇る。子供が多く来場するテーマパークでは定番の「おにぎり」は販売していない。園内と園外を完全に遮断し、飲食物の持ち込みを禁止することで、日常の風景を遠ざけるためだ。
東日本大震災の発生時には、園内にいた数万人に食料などを提供。駐車場の一部が液状化するなどの被害を受け、臨時休園に追い込まれたがファンは離れなかった。リピーターを飽きさせない工夫はグッズ販売にもある。園内で販売される商品は約3割近くが毎年入れ替わる。
バブル崩壊後、閉園するテーマパークが相次ぐほどの苦境下でも一貫して続けたのは新規投資だ。目新しさを生命線に掲げ投資を惜しまなかった。4年の「スプラッシュ・マウンテン」の投資額約285億円。毎年のように数百億円規模の投資を続け、事業規模を縮小する他のテーマパークとの差別化につなげた。13年9月には、約3300億円を投じTDSを開業した。ライバルのテーマパーク幹部は、「圧倒的な投資のタイミングが絶妙。料金を値上げしても集客できるブランド力の確立は他にはまねできない」と舌を巻く。今年は格安航空会社(LCC)の本数増加による全国からの集客増に追い風が吹く見込みで、オリエンタルランドの快進撃は当面続きそうだ。
国内各地にあるテーマパークだが、東京ディズニーリゾートに比べれば苦戦の歴史が目立つ。平成13年3月に開業した米映画のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)。運営会社のユー・エス・ジェイは6年に大阪市を筆頭株主として設立された。しかし、開業にあわせた金融機関からの約1250億円の借り入れなどで、当初から経営は厳しかった。そのため、17年に米証券大手のゴールドマン・サックスなどを引受先とする250億円の第三者割当増資を実施。財務体質の改善に努めたことで、ようやく19年度に初の黒字を達成した。
21年5月には、ゴールドマン・サックス系ファンドによるTOB(株式の公開買い付け)が成立。パークは大阪市の手から完全に離れることになった。4年に長崎県佐世保市に開業したハウステンボスは毎年赤字が続き、経営破綻に追い込まれ、22年に旅行代理店大手のエイチ・アイ・エスが再建に乗りだした。岡山県のJR倉敷駅前に9年にオープンした都市型テーマパーク倉敷チボリ公園は10年余りで閉園された。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20130416-OYT8T00086.htm
海外観光客 脱「中国頼み」
県主催のサイクリングツアーに参加するガルーダ・インドネシア航空のサタル社長(前列左から3人目)(14日、笛吹川フルーツ公園で) 県は今年度、観光客が激減した中国に代わり、新たな海外の誘客先の発掘に乗り出す。14、15日にはインドネシアの航空会社と協力し、同国で人気の高いサイクリングツアーを県内で初めて開催。県内を訪れる旅行商品を取り扱う韓国のテレビ番組の製作費を一部補助し、韓国人旅行客の増加にも力を入れる。
「富士山はインドネシアでも有名。花や果物など色々なツアーを検討したい」。ガルーダ・インドネシア航空のエミルシャ・サタル社長は14日、自身もツアーに参加し、スタート地点の山梨市の笛吹川フルーツ公園で、更なる商品開発への意欲を示した。
県国際交流課によると、ここ数年、東日本大震災や尖閣諸島問題で県内を訪れる中国人が激減。2010年には28万6280人だった旅行客が11年には8万7510人、12年も13万9550人と回復していない。
そのため、県がまず目をつけたのが、世界第4位の人口(約2億4000万人)を抱え、高い経済成長を続けるインドネシアだ。富裕層を中心に海外旅行のニーズも高まっているという。
県は昨年10月、ガルーダ・インドネシア航空に連携を打診。同国で自転車の人気が高まっていることから、同社の提案で今回のツアーが実現した。日本の自治体が同社と商品開発をするのは初めてという。
ツアーは年内に5回行われ、10月には横内知事がジャカルタを訪れ、トップセールスを行う。インドネシア人にイスラム教徒が多いことから、県は今後、県内の観光業者を対象に食事などのマナーに関するセミナーも実施する予定だ。
また、県は韓国人の誘客も図る。韓国では、観光地の見所や食べ物などを紹介し、合わせて格安の旅行商品を売るテレビショッピングが人気となっている。
静岡県では2009年度から、番組を製作する旅行会社に補助金を支出しており、静岡空港の利用と同県内の宿泊を条件に、10年度は観光客約2100人が静岡に来た。山梨県も静岡県と協力し、山梨を紹介する番組に助成することにした。
旅行プランは、静岡空港を使い、バスで移動しながら山梨と静岡で1泊ずつするほか、東京で自由に観光してもらう商品などが有力。番組は1時間程度で、年間4本製作し、計200万円を補助して2000人程度の来県を見込んでいる。
県国際交流課は「外国人観光客の誘致は観光産業の大きな柱だが、一国に過度に依存するのはリスクが大きい。安定的な経済成長を図る上でも、色々な手法で新しい需要を掘り起こしていきたい」と話している。
(2013年4月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20130416-OYT8T01345.htm
奈良町のにぎわい後押し 奈良市 現地に担当部署
◆交流拠点開設、改修費補助も
奈良市は、奈良町の町家を地域の交流拠点や観光案内所として整備し、暮らしやすく改修する住人を後押しする補助制度を創設する。担当者は「伝統的な景観を生かして、さらに多くの人が行き来する魅力あるスポットにしたい」と意気込む。(児玉圭太)
奈良町は、元興寺の旧境内周辺に平安時代以降、町人が住むようになってできた商業地・住宅地。江戸時代は奈良奉行所が置かれた。市が「奈良町」と定義する範囲の約24平方キロには約2万2000人が生活。いまも江戸〜昭和初期の町家約1000戸が残る。
市は、このうち伝統的な町並みが残る約48ヘクタールを、「都市景観形成地区」に指定。町家を改造したカフェや雑貨店なども立地して、奈良観光の一大スポットとなっている。
ただ、町家は老朽化が進んで維持費がかさむほか、高齢化で住む人が減り、現在は約2割が空き家に。近年は所有者が建物を取り壊し、跡地が駐車場やマンションになるケースも増えているという。このため、市は今年度、奈良町にぎわい室(4人)を新設。奈良町の一角に事務所を置き、本格的な対策に乗り出した。
まず、住民や観光客が集まる拠点をつくるため、1917年築とされる元興寺近くの町家(木造2階建て約470平方メートル)を約9000万円で購入。約4800万円かけて休憩や集会、イベントができるスペースを設ける。
東大寺転害(てがい)門そばにある町家(同約160平方メートル)も約3000万円をかけて観光案内所に改修中で、5月下旬にもオープンさせる。地元の住民らでつくる協議会に運営を委託し、催しや講座を開いて観光客をもてなす場にしたいとしている。
また、都市景観形成地区の町家の住民に住み続けてもらうため、地区内で内装を改修する際の補助制度を新設。上限500万円で、夏頃をめどに受け付けを始める。既に外観の補修用として設けている上限1000万円の補助とあわせて計1500万円に拡大する。奈良町にぎわい室の立石堅志室長は「観光資源としての活用と住みやすい環境を両立させていきたい」と話している。
(2013年4月17日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130417/biz13041710050006-n1.htm
円安のメリット、国内観光にも 外国人旅行ブーム到来か
2013.4.17 10:05 (1/2ページ)
桜が満開の京都は観光客であふれていた。そんな中で目立ったのが和服姿の若い女性たち。あちらこちらで記念撮影をしていた。よくよく話し言葉を聞いていると日本語ではない。韓国語や中国語。日本の文化を自ら体験できるのが、観光の目玉になっているらしい。(フジサンケイビジネスアイ)
日本を訪れる外国人観光客が急増している。日本政府観光局の統計によると、2月の訪日外国人は前年同月比33.1%増の73万人。2月としては初めて70万人の大台に乗せたという。香港や韓国、マレーシア、シンガポールなどからの旅行客が急増しているのだ。この傾向は3月以降さらに鮮明になっているもようだ。
きっかけは大幅な円安である。円が弱くなり、自国通貨が強くなったことで、外国での日本旅行の価格がガクンと割安になったのだ。
円安というと自動車など製造業のメリットが強調されがち。だが、大企業やその下請けの中小企業となると、メリットが実際の業績に現れるには時間がかかる。まして社員の給料が増えるには1年近いタイムラグがあるとみていい。ところが輸出と同じ効果がある観光の場合、景気に対する即効性が著しい。旅館や土産物店などの売り上げが増え、人手不足を補うために雇用が生まれるのだ。
バブルの崩壊とデフレによって、地方の観光地は大きく衰退した。経済力をつけたアジアからの旅行者は増えたが、円高もあってなかなかもうからない。国内旅行者を引き止めるためにビックリするような価格破壊商品が生まれた。これでは宿屋の取り分がないのではないかと旅行者が心配してしまうほどだ。
だがこの円安で、日本各地で外国人旅行ブームが巻き起こりそうな気配だ。価格だけで勝負する時代は早晩終わるに違いない。
政府は2006年12月に「観光立国推進基本法」を制定。観光に力を入れる方針を示した。まさに第1次安倍内閣の時である。当時、羽田空港を本格的な国際空港に転換することなどを決めている。アジアの成長を取り込む仕掛けを埋め込んでいたわけだ。安倍首相がこれからも観光立国に向け、矢継ぎ早に手を打つであろうことは想像に難くない。
いま安倍首相は自民党幹部に、地方経済の再生策を具体化するよう指示を出している。すでに首相自らが打ち出した「強い農業の再生」とともに、地方で大きな潜在力を持つのは観光産業の復活・育成だ。
円高の時に海外旅行に出かけた人ならお分かりの通り、経済のグローバル化の恩恵で、世界の主要な観光地は人であふれかえっている。西欧諸都市など文化の蓄積のあるところは、それが経済的資産になり、収入をもたらしている。日本文化に惹(ひ)かれる外国人は多い。日本文化が味わえる特色ある旅行に人気が集まるに違いない。どうやってブームを取り込むか。これから地方の知恵比べが始まる。(ジャーナリスト 磯山友幸)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/358720
地域づくり推進室設置 「海風の国」観光圏事業始動
2013年4月17日 00:27 カテゴリー:九州 > 長崎
佐世保市と小値賀町が整備計画をまとめた「『海風の国』佐世保・小値賀観光圏」が国の認定を受けた。これに伴い、観光圏整備事業の実施主体となる佐世保観光コンベンション協会は、新たに「観光地域づくり推進室」を設置し、契約社員2人の募集を始めた。
滞在交流型観光に取り組む「海風の国」観光圏の整備計画では、佐世保市中心部を「滞在促進地区」とし、観光メニューの企画・提供に取り組む「交流地区」として小値賀、宇久島、九十九島など9地区を指定。観光地域づくり推進室は今後、各交流地区で地域住民と一緒に、観光商品の開発や観光客受け入れのための体制づくりを進める。
業務内容は、観光地域づくりのためのワークショップ開催▽インターネットを活用した情報発信、ホームページ制作▽マーケティング調査−など。募集対象は20歳以上45歳以下(4月1日現在)で、勤務期間は今年6月1日から来年3月末(契約更新あり)。小論文などによる書類選考の後、面接・実技試験を行う。応募は5月10日締め切り。佐世保観光コンベンション協会=0956(23)3369。
=2013/04/17付 西日本新聞朝刊=
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20130417-OYT8T01211.htm
白神山地 誘客の好機
県内唯一の世界遺産である「白神山地」が世界遺産登録から今年で20周年を迎えるのを記念し、県などは17日、記念事業実行委員会を設立した。国内初の世界自然遺産として、かつて多くの観光客が訪れたが、減少傾向が続いている。今年度は、約40の記念事業を展開する計画で、関係者は「再び白神に人が集まるきっかけになれば」と期待している。
この日行われた設立総会には、県や周辺自治体、観光業界など16団体の幹部が出席。佐竹知事を会長とし、既に実行委を設立している青森県と共通のロゴマークを使い、統一感のあるPR活動を展開していくことなどを確認した。
佐竹知事はあいさつで、「貴重な世界遺産を子供たちに引き継ぎつつ、様々な地域の振興にも結びつけていきたい」と述べた。
秋田、青森両県にまたがり、縄文時代からブナの原生林が広がる白神山地は1993年12月、屋久島(鹿児島県)とともに世界自然遺産に登録された。
当初は多くの入山者があったが、徐々に減少。環境省のまとめによると、2012年度の秋田県側の入山者は7840人で、同じ条件での調査結果が残る07年度と比べて約4割も減少した。青森県側と合わせた入山者は12年度、3万7409人で、07年度の半分以下だ。
秋田側の減少の原因として、県自然保護課の阿部雅弘課長は「自然を守るために登録した世界遺産で、秋田県側のほとんどは入山禁止区域。元々、一般の観光客が来づらい場所になっているため」と説明する。周辺に目立った観光地がないことなども原因とみている。
県は毎年、白神山地の魅力を知ってもらおうと、首都圏で「ブナの学校」を開催。講演や物産販売などで魅力を紹介し、入山者の増加を図ってきたが、入山者数は伸びていない。
こうしたことから県などは、20周年を好機と捉え、改めて白神山地をPRし、県内外から観光客を引き込もうと、記念事業実行委を設立した。
10周年だった03年度は、記念セミナーや写真展などわずかなイベントしかなかったが、今年度は「子供への環境教育」「世界遺産としての価値の再発見」「観光振興による地域活性化」を目的に、5月以降、テレビCMを使ったPRや自然観察会などの体験イベントを計画している。
阿部課長は「まずは県民に改めて白神山地のことを認識してもらい、世界に発信できるようになれば」と話している。
(2013年4月18日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20130417-OYT8T01295.htm
「八重」効果で大混雑も 会津若松市、対策に苦心
春の行楽シーズンを迎え、会津若松市は例年にも増して市内の混雑・渋滞対策に力を入れている。今年はNHK大河ドラマ「八重の桜」の舞台となり、観光関係者は桜が見頃となる今週末が一つのピークとみる。震災後、風評被害で客足が伸びず悩んだが、今度は一転、予想される混雑にどう対処すべきか苦心している。
市観光公社によると、鶴ヶ城天守閣の3月の入場者数は5万人を超え、例年の約2倍。4月は過去5年間で最高だった7万2000人を大幅に上回ると予想し、かつての会津藩の城下町は人波であふれるという。
市の「八重の桜プロジェクト対策室」の江川忠室長は、「怖いのは、押し寄せる人々に対応できず、『会津は混むからやめよう』と観光客が次回以降の来訪を避けること」と話す。3月に鶴ヶ城で行った「八重」関連のイベントには、2日間で1万人以上が来場し、収拾がつかなくなり急きょ入場規制を実施。市には多くの苦情が寄せられたという。
市は先週、渋滞緩和策として、ある動画を市のホームページに掲載した。室井照平市長が駐車場の地図などが描かれたボードを掲げ、推奨ルートやシャトルバスの利用方法を説明するものだ。「市内をスムーズに移動していただくことで、楽しい思い出を作っていただければ」。室井市長はこう呼びかけている。
市はまた、5月6日までの土日と祝日に新たに一方通行区間を設け、市内に2か所ある高速道のインターチェンジから鶴ヶ城、「八重の桜」の大河ドラマ館までのルートに誘導スタッフ約90人を配置し、駐車場などを案内する。甲冑(かっちゅう)姿のスタッフも登場し、ドライバーらに渋滞のイライラを解消してもらう工夫という。
一方、大河ドラマ館は今週末、1日あたり約70台の観光バスが訪れる予定だ。ただ、これ以上の混雑は避けるため、「今は新たな予約を断っている状態」(同館)という。
皮肉な影響も出ている。恒例の「鶴ヶ城さくら祭り」は、相当な混雑が予想され、危険であると主催者が判断し、当初2日間だった祭りを20日のみの開催とした。目玉のみこしの練り歩きも縮小となったが、そもそも例年、全国から参加する担ぎ手のために借りていた駐車場も、既に市が観光客用で確保したため、借りられなかったという。
主催者の「会津祭好会」は、「みんなで観光客を迎えるのに、お互いの連携が取れていないと感じる。市にはもっと早くから混雑対策を示してほしかった」と肩を落とす。
(2013年4月18日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20130417-OYT8T01608.htm
円安で外国人観光客が戻る
安倍首相の経済政策「アベノミクス」で円安が進んでいることを受け、県内で外国人観光客の増加が目立ち始めた。東日本大震災の影響による落ち込みを一気に回復するペースで、各観光施設は「今がチャンス」と、手応えをつかんでいる。(松崎美保)
◇日本麺ブーム
横浜市港北区の「新横浜ラーメン博物館」では最近、大型バスで乗り付けた外国人観光客が午前11時の開館前、長い行列を作ることが多くなった。多くがガイドブックを熱心に読み、お目当てのラーメンのチェックに余念がない。
同館の今年1〜3月の外国人客数は前年同期の約1・6倍と急増。約6割が台湾やタイなどのアジア諸国・地域からだという。
人気の背景にあるのは、アジアを中心に起きている「日本式ラーメンブーム」。マレーシア人ガイドの陳志美さん(28)は「日本の麺はコシが違うし、スープの味が奥深い」と分析している。
同館の外国人客数は2008年以降、10万人を毎年超えていたが、11年は大震災の影響で約6万8000人と激減。12年も約9万人にとどまったが、今年は急激に増加し、年間では13万人程度の来場が見込まれるという。
広報担当の中野正博さんは「円安は誘客のまたとないチャンス。今後は外国人客向けにベジタリアンラーメンやイスラム教徒向けのハラールラーメンを展開するつもりだ」と張り切っている。
◇ホテルも活況
箱根温泉では、箱根町総合観光案内所の外国人利用者が1〜3月、前年同期比で18%増の3102人に上った。同案内所の松井利恵さんは「原発事故に対する心配も薄れ、震災前の水準に戻ってきた」と手応えを感じていた。
回復傾向は、大型ホテルも例外ではない。横浜駅前の「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」(横浜市西区)では、台湾や香港を中心とした3月の外国人客数が前年同期の2倍以上に増えた。4月の予約も好調という。
横浜市西区のみなとみらい地区のホテルは、個人よりビジネス利用の外国人客が多いため、まだ影響は大きくないという。だが、「横浜ベイホテル東急」の広報担当者は「都内のホテルが満室で、横浜に海外客が流れて来つつある」と期待を膨らませている。
(2013年4月18日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/20130416-OYT8T00596.htm
TDL30周年
3世代でディズニー夢中
大人のファン 着実に獲得
東京ディズニーランド(TDL)が30周年を迎えた。東京ディズニーシー(TDS)と合わせた東京ディズニーリゾート(TDR)の圧倒的な集客力の秘訣(ひけつ)と、テーマパーク業界のいまを探った。
「特別な日にみんなでお祝いに来られてうれしい。年齢とともにお目当ては変わるけれど、ディズニーは3世代で夢中になれる」――。
相模原市の寺島久美(ひさよし)さん(69)は、妻の澄子さん(66)、長女の奈美さん(40)、次女の宏美さん(37)と孫の涼介君(4)の3世代・5人で記念式典を楽しんだ。
久美さんが初めてTDLを訪れた約30年前は娘2人が小学生だった。定年退職後に「孫の喜ぶ顔がみたい」と、1年間で何回でも入園できる年間パスポートを手に月に数回訪れる。
また、千葉県市川市の主婦、楠木恵子さん(68)は、夫の豊さん(72)とTDLを訪れ、「昔は子供連れで来ていたけど、子供の手が離れてもディズニーが好き」と笑顔で語る。
日本の人口に占める65歳以上の割合は1995年は14・6%だったが、2010年は1・5倍以上の23%に上昇した。この間の少子化で「夫婦と子供世帯」は6・3ポイント減り、27・9%に落ち込んだ。
ファミリー層の減少はレジャー産業には逆風となる。この課題に対応しようと、TDRを運営するオリエンタルランドは経営手法を変えてきた。
07年度から「ディズニーのおとな旅」という周遊プランの販売に力を入れている。1泊2日で1人約5万〜7万円と高価格だが、ショーの特別席や人気アトラクションに優先的に乗れるチケットが好評だ。さらに、08年からは、60歳以上限定で、一般より3割安い年間パスポートを発売している。高齢者がくつろぎやすいようにレストラン数は、TDLとTDSの合計で開業時の3倍以上となる93か所に増えた。
こうした取り組みで、TDRの11年度の入場者に占める40歳以上の割合は19%と、97年度から10ポイントも上昇し、全体の入場者数も右肩上がりで増えている。楠木夫妻のような「大人」を確実に取り込みながら、寺島さん一家のように「3世代」の入園者も増やすことに成功したことが、TDR人気を支えている。
(2013年4月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/20130417-OYT8T00632.htm?from=popin
TDL30周年
巨額投資でリピーター離さず
園内オリジナル商品 開業時の10倍
東京ディズニーランド(TDL)30周年に合わせて、東京ディズニーシー(TDS)でも、新たな水上イベントが始まった。
友人3人と来園した栃木県真岡市の主婦(39)は「新しいショーやパレードは必ず見に来る。衣装のデザインや音楽がどう変わるのか、今回も楽しみにしていた」と興奮した様子で話す。
TDLとTDSが、何度も訪れるリピーターを引きつける力の源泉は、入場者を飽きさせないためにアトラクションなどに投じる巨額の設備投資だ。
30周年記念のTDLの昼のパレードは構想から2年半を費やし、ディズニーキャラクターが乗る台車の製作や衣装などに約15億円をかけた。「徹底的に作り込んで本物のエンターテインメントを提供する」(オリエンタルランドの上西京一郎社長)ためだ。
TDLとTDSを運営するオリエンタルランドは、この10年間、アトラクションの新設、パレード、イベント、直営ホテルの建設など年平均で約351億円を継続的に投資してきた。その投資額は、ビール大手のアサヒグループホールディングスとほぼ同じ規模。年間の売上高3600億円のオリエンタルランドが、売上高1兆5000億円のアサヒに匹敵する設備投資を続けられる秘密はどこにあるのか。
例えば、約210億円をかけてTDSに作ったタワー・オブ・テラーが誕生した2006年度の入場者数は前年度から105万人増えた。入場者1人が東京ディズニーリゾート(TDR)で使うお金(客単価、約1万円)をもとに計算した売上高は105億円増える。巨額の投資を客足の増加に確実につなげる好循環が確立しているのだ。
デフレに悩む日本経済にあって、その客単価も伸びている。11年度は4年前に比べて10%増の1万336円に増えた。客単価の伸びは、入場料を除いた6割にあたるディズニー関連商品などの購入増が貢献している。園内のオリジナル商品の数は約2万2000点と、開業時の10倍近くに増え、30周年の記念グッズだけで600種類に上る。
国内ばかりでなく、アジアから訪れる客にとっても香港のディズニーランドにはない豊富なグッズは魅力だ。外国人約20人のツアー客を引率した台湾の添乗員、廖韻慈さん(31)は、「『ここでしか買えない』と、大量の土産を抱えて帰る人が多い」と語る。
アトラクションとグッズ販売の両面での“リピーター獲得術”が圧倒的な集客力を支えている。
(2013年4月17日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/20130418-OYT8T00349.htm?from=popin
TDL30周年
おもてなし術 業界に浸透
米国マニュアルに日本流プラス
ハウステンボスで入場客も参加して開かれたイベント(14日、長崎県佐世保市で)=坂口祐治撮影 東京ディズニーリゾート(TDR)の独り勝ちをみて、ライバルもTDR流の“おもてなし術”を学び始めた。
TDRが30周年の記念行事を翌日に控えた14日午後。ハウステンボス(長崎県佐世保市)の沢田秀雄社長は、園内を慌ただしく歩き回っていた。旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)会長を兼務しながら、2003年に破綻したハウステンボス再生に取り組む。
「路面の敷板が浮いているから直して」
沢田社長の指示を受け、整備担当の従業員が20分で修理を終えた。以前なら業者に発注し、数日間かかっていた。
沢田社長は「2割のコストカットか2割のスピードアップの徹底」が口癖だ。この方針のもと、年間入場者数が300万人を超えても120億円超の営業赤字を垂れ流していた会社を、わずか2年で、190万人でも24億円の利益を出せるようにした。
口癖はもう一つある。「いつかディズニーを超えよう」だ。
コスト削減だけでは再生は果たせないと考える沢田社長は今年から、接客サービス向上のため、TDRで人材教育や東京ディズニーシーの開業に携わった元スタッフを講師にした毎月の研修会を始めた。
お手本となったTDRは、研修所「ディズニーユニバーシティ」で、従業員の9割を占めるキャストと呼ばれるアルバイトに接客法を伝える。TDRは当初、米国のマニュアルで運営されていたが「米国流をなぞるだけでは日本人を満足させられなかった」(TDRを運営するオリエンタルランドの上西京一郎社長)。
日本流をプラスするための研修は初日だけで約4時間に及ぶ。「毎日が初演」、「すべての来園者が特別なゲスト」など、相手の立場でサービスする大切さを学ぶ。掃除スタッフがぬれたモップで地面にミッキーの絵を描くサービスもキャストの発案で始まった。研修の成果と言える。
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市)は05年から「パーク・コンシェルジュ」制度を始めた。社内の厳しい試験を通った100人が真っ赤な服装で園内を回り、入場者の質問や要望に応える。
09年からは、スタッフが入場者へ声をかける「マジカル・モーメント・プロジェクト」も始めた。グレン・ガンペル社長は「どのアトラクションにも負けない魅力的な体験を提供して」と呼びかける。
30年間かけて進化したTDRのきめ細かい接客は、テーマパーク業界全体に広がりつつある。(この企画は、沼尻知子、大脇知子、高橋健太郎が担当しました)
(2013年4月18日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20130418/CK2013041802000033.html
観光客の“大漁”狙う 穴水の住民、活用へ
2013年4月18日
ボラ待ちやぐらを活用した町おこし策を語る岩田さん=穴水町で
ボラ待ちやぐら 町おこしの核に
穴水町の住民有志が、伝統のボラ待ちやぐらを活用した町おこしに乗り出した。能登有料道路が無料になり、北陸新幹線の開業も迫る。著名な観光名所を持つライバル市町に負けじと、やぐらを観光資源に育て上げる取り組みが町内で広がっている。(加藤健太)
波穏やかな七尾北湾に面する穴水町新崎地区。住民十五人による町おこし団体が、三月末に海上に建てた高さ十三メートルのやぐらに定置網を仕掛けた。ボラ漁が最盛期を迎える梅雨時を前に、漁を再開する準備がほぼ整った。
昨年十月には、三キロ離れた中居地区で、地元の漁師グループが中心となり、ボラ待ちやぐら漁を復活させた。定期的に漁を繰り返し、観光客を受け入れる態勢づくりを進める。
両団体が思い描くのは、世界農業遺産に認定された里山里海ならではの誘客策だ。やぐら漁の体験や、町に伝わるボラ料理の提供が構想にある。そのためにも漁の再開が不可欠だった。
両団体は、能登有料道路の無料化で能登を訪れやすくなっているとみて、金沢市や富山県西部の日帰り客を狙い、連携も模索する。
新崎の町づくり団体代表の岩田正樹さん(65)は「ボラ待ちやぐらは町の宝。観光の目玉として浸透させたい」と張り切っている。
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http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20130418/CK2013041802000043.html
観光の足 気軽に利用を
2013年4月18日
20日から本格運行が始まる乗り降り自由で無料の電気バス「エミュー」=黒部市宇奈月温泉で
無料電気バス本格運行
宇奈月温泉、20日から
低炭素型観光のまちづくりに取り組む「でんき宇奈月プロジェクト実行委員会」は二十日から、黒部市の宇奈月温泉街で乗り降り自由の電気バスを本格的に無料運行する。
電気バス「エミュー」は全長四・四メートル、幅一・八五メートルの九人乗り。窓のない開放的な車体。車輪が八本ある八輪駆動で、最高速度は時速十九キロ。車体の屋根に太陽光パネル二枚が設置されている。
バスは運賃無料。乗り降り自由で、温泉街で乗りたいときに手を挙げるなどすれば停車し、乗車できる。
黒部峡谷を走るトロッコ電車の運行開始に合わせ、二十日から十一月二十四日までの土・日曜と祝日に温泉街を周回する。春の大型連休と、夏の盆休みには温泉街とうなづき湖畔の温浴施設「とちの湯」との往復を一日二便、毎日運転する。
独立行政法人の科学技術振興機構がバスの設計・開発を群馬大などに依頼。黒部市にある川端鉄工などが別の企業と共同で製造した。実行委が二〇一一年十月に温泉街の公園内で試運転をした後、昨年八月から十一月末まで計六十一日の実証運転で千九百二十二人が利用した。(高橋恒夫)
巡〜るバス初走行
南砺、GW中
南砺市観光協会は、ゴールデンウイーク(GW)の二十七日〜五月六日、市内の観光名所を回る「なんと!巡〜るバス」を初めて走らせる。
市内ではGWに福野夜高祭、井波よいやさ祭り、城端曳山(ひきやま)祭が開かれるため、観光客が周遊しやすいよう企画。JR城端駅を発着点に午前九時から二時間おきに一日四便運行する。桜ケ池やイオックス・アローザスキー場、厳浄閣、いのくち椿館など各観光スポットを巡る。
城端駅をはじめ、福野、福光両駅、井波交通広場の四カ所ではJRや路線バスと接続させ、市外から来る客の利便性を高める。
乗車券は一日乗り放題で大人千円、小学生以下五百円。市内の各観光案内所で販売する。
問い合わせは、市観光協会=電0763(62)1201=へ。
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http://www.sankeibiz.jp/econome/news/130419/ecc1304191902002-n1.htm
GWの交通機関、国内はプラス、海外は低調 海外は中韓不振でマイナス2013.4.19 19:02
航空各社とJR6社は19日、ゴールデンウイーク期間中(4月26日〜5月6日)の予約状況を発表した。今年は昨年に比べて曜日配列が良くないにもかかわらず、18日現在、好調だった前年を上回っている。
背景には安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の下で景況感が改善し、旅行意欲が高まっていることもあるとみられる。
日本航空と全日本空輸は、国内線の予約数がそれぞれ1・5%と0・9%、前年を上回っている。景況感が改善する一方、今年は前半の3連休と後半の4連休に分かれ、2日休めば9連休を取得可能だった昨年よりも長い休みがとりにくいことが、国内旅行へのシフトを促しているとみられる。
一方、国際線は全日空が3.9%減、日航が1.9%減。リゾート路線や北米路線が好調だが、尖閣諸島や竹島の問題で中国と韓国が低調となっている。円安の影響については「今のところ顕著には出ていない」(日航)という。
格安航空会社(LCC)はまちまち。
一方、JR6社では、指定席911万席のうち286万席が予約済みで、前年に比べ6%増えた。新幹線は、下りのピークである5月3日に午前の東京発がほぼ満席の状態。JR東海によると、東海道・山陽新幹線は18日時点で前年より6%多い122万席が予約済みという。初めてゴールデンウィーンを迎える東京スカイツリーや、開業30周年を迎えた東京ディズニーリゾートの効果で、東京方面が人気となっている。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130419/tky13041911300000-n1.htm
【三宅島地震】
「ゴールデンウイーク前に…」 自然観光、覆う不安
2013.4.18 22:33 (1/2ページ)
地震による土砂崩れで、墓地に流れ込んだ土砂=18日午後、伊豆諸島・三宅島の阿古地区
17日に震度5強を観測する地震が発生した伊豆諸島の三宅島では、18日も有感地震が相次いだ。気象庁は今回の地震について「火山活動に伴うものではない」との見解を示しているが、平成12年の大規模な三宅島噴火は、群発地震から発展している。島の関係者は主要産業である観光への影響を懸念しつつ、今後の動向を注意深く見守っている。
「昨日から旅行会社から心配する電話やメールがきている。観光客が多く訪れる大型連休の前でもあり、今後が気になる」。こう話すのは島観光協会の中村敏郎事務局長(53)だ。
東京都や三宅村によると、5カ所で土砂崩れや道路陥没による通行止めがあったほか、道路13カ所で土砂や岩が崩れたが、いずれも小規模だった。
それでも不安は残る。島民の脳裏に浮かぶのは、12年6月以降活発化した島の火山活動だ。地震が頻発する中、同年7月に島の雄(お)山(やま)が噴火。以降も噴火を繰り返して有毒な火山ガスを大量放出し、同年9月から4年5カ月にわたる全島避難を余儀なくされた。今も避難した島民のうち、約1100人が帰還できずにいる。
島は深い傷を受けながらも観光を中心に、地道に復興の道を歩んできた。中村事務局長は「全島避難で疎遠になった旅行代理店の方々とのおつきあいが、ここにきてやっと復活してきたところ。今回の影響は最小限に抑えたい」という。
不安は尽きない。「自然が観光のメーンであるこの島は、地震だけでも影響がある」と話すのは、「ペンションおしどり」を経営する菊地清二さん(50)。「大型連休の宿泊予約は今後本格化する。昨日まではけっこう問い合わせが入っていたけど…」と不安な気持ちを明かす。
5月はバードウオッチングのトップシーズンであると同時に、イルカウオッチングやダイビングなどのマリンスポーツが始まる時期でもある。観光協会では今後、気象庁が発する情報を基に、安全が確認され次第、三宅島観光の魅力を再度アピールしていく方針だ。
◇
三宅島 東京都心から南に約180キロに位置し、直径約8キロ、面積約56平方キロ。伊豆諸島では大島、八丈島についで3番目に大きい。人口は約2700人。島の中央部に雄山(標高775メートル)があり、過去500年間に13回、平均約50年間隔で噴火している。島全体が富士箱根伊豆国立公園に指定されており、観光業のほか、農漁業が主要な産業。アシタバなどの農産物や干物の一種のくさやが特産品として知られている。
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http://mainichi.jp/select/news/20130419k0000e040178000c.html?google_editors_picks=true
アンパンマン:ミュージアムがオープン 神戸
毎日新聞 2013年04月19日 11時46分(最終更新 04月19日 13時52分)
「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」のオープンセレモニーに登場し来場者に手を振るやなせたかしさん(左から3人目)=神戸市中央区で2013年4月19日午後0時8分、三浦博之撮影
写真特集へ 人気アニメ・アンパンマンの博物館「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」が19日、神戸市中央区の神戸ハーバーランドにオープンした。横浜、三重、仙台に続く4カ所目。
3階建ての2階にあるミュージアムエリアには、「ジャムおじさんのパン工場」をはじめ、「アンパンマン号」やばいきんまんが乗る「もぐりん」などを設置。アンパンマンの街並みを楽しむことができる。入場料は1歳以上1500円。
1階のショッピングフロアは入場無料。キャラクター関連の物販店が並ぶ。パンを販売する「ジャムおじさんのパン工場」では、あんパン、カレーパン、メロンパンなど、キャラクターの顔を描いたパンが販売される。
正午からのオープニングセレモニーには、作者のやなせたかしさんらがテープカットした。
施設前では早朝から、親子連れらが長蛇の列を作り、開業を待った。妻と生後8カ月の娘の3人で並んでいた兵庫県明石市の会社員、岡本俊一さん(29)は「娘はアンパンマンが大好き。記念すべき初日に来たことを娘が大きくなったら教えたい」と話した。【渡辺暢】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130417-00000835-yom-soci
「起きあがりムンク」好評…西会津の組合が制作
読売新聞 4月18日(木)11時52分配信
人気を呼んでいる「起きあがりムンク」(福島県西会津町で)=菅野靖撮影
福島県西会津町の野沢民芸品製作企業組合が、ノルウェーの画家エドバルド・ムンク(1863〜1944年)の名画「叫び」をデザインに取り入れた起きあがり小法師(こぼし)を制作し、好評を得ている。
スカンディナビア政府観光局が、ムンクの生誕150周年に合わせて、東日本大震災の被災地支援として制作を依頼。耳をふさぐポーズが小法師に描かれ、「起きあがりムンク」と名付けられた。
東京・渋谷区の商業施設「渋谷ヒカリエ」内の「カフェ ムンク」で期間限定販売(23日まで)したところ、店頭に並べた先から売れる人気ぶりだ。赤、青、緑、黒の4色があり、大(高さ6・8センチ)1050円と、小(同3・5センチ)525円。19日から、同組合などが通信販売を始める。問い合わせは組合(0241・45・3129)。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20130419-OYT8T01562.htm
佐多岬モニュメント 北緯31度線ずれていた
北緯31度線の北約200メートルにあることが分かったモニュメント
本土最南端の佐多岬(南大隅町)にある北緯31度線を示すモニュメントが、約半世紀前から実際の緯度よりも約200メートル北に設置されていたことがわかった。「北緯31度線のまち」をアピールしてきた南大隅町は、撤去と正しい緯度上への新設を検討しており、「佐多岬の観光開発の中で、新たに観光スポットとして整備したい」としている。(長野浩一)
町によると、モニュメントは50年ほど前、佐多岬の突端に向かう有料自動車道(当時)を所有していた鹿児島市の会社が車道の脇に設置し、後に改修されたという。高さ約5メートルの木製で、「SATA 31LINE」の文字と、北緯31度線上にあるカイロや上海など世界の都市名が記されている。
町は佐多岬の再開発を柱とした観光振興を計画しており、昨年10月、同社所有の車道約2・1キロを5億2560万円で購入し、同月30日から町道として無料化。昨年11月、再整備の一環としてモニュメントを調査し、全地球測位システム(GPS)による測量を行った結果、約200メートルずれていることが判明した。
現在の場所に設置された経緯などは、はっきりしないが、町内には他に北緯31度線を示す目立った表示はないため、地元住民も「モニュメントの場所が北緯31度線だと思っていた」と口をそろえる。
曲がりくねった道の脇にあり、記念撮影などで車を止めると事故を誘発する恐れもあるため、町は現在のモニュメントの撤去と北緯31度線上への新設を検討中。付近に駐車場も整備し、観光スポットとしての環境を整えるほか、路面に「北緯31度線」を示すラインを引くことなども考えているという。
森田俊彦町長(54)は「北緯31度線は本土最南端をうたう佐多岬観光にとって重要。国や県とも協議し、観光客に喜ばれる表示や整備の方法を決めたい」としている。
(2013年4月20日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130224/wec13022418010002-n1.htm
【ビジネスの裏側】
1世紀後の「京都」「会津若松」商議所“提携” 山本覚馬・新島八重がつないだ“縁”
2013.2.24 18:00 (1/3ページ)[ビジネスの裏側]
調印式で握手する立石・京商会頭、松平・第14代当主、宮森・会津若松会議所会頭(左から)=1月、会津若松市(京都商工会議所提供)
東日本大震災からまもなく2年。被災地の復興を産業面から支援しようと、京都商工会議所は会津若松商工会議所(福島県会津若松市)と1月、相互交流に関する協定を締結し、今年を「相互交流Year」として、産業や観光など多彩な分野で交流活動を展開する。両商議所の間で交流の機運が急速に高まったカゲには、両市を舞台にした今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」のヒロイン・新島八重と、京都の発展に寄与した兄、山本覚馬の兄妹の存在があった。
八重が後押し 震災支援から交流へ
そもそもの発端は震災の復興支援。関西広域連合の支援の取り組みで、京都府が福島県の担当だったことから、京商は1カ月間、福島商工会議所に職員を派遣するなどの支援活動を続け、現地との関係が深まった。
そうこうしているうちに、今年の大河ドラマが両都市を舞台とした「八重の桜」であることもあって、昨年4月に会津若松会議所の首脳が京都を訪れた際、「ドラマ放映に合わせて交流活動を、という話が持ち上がった」(京商産業振興部)という。
京商は京都ブランドの発信を目的に、毎年東京と地方都市で1回づつ「京都ブランドフォーラム」を開催しており、こうした縁で昨年11月に会津若松市で開催。交流の機運が急速に高まり、具体的な話が進んだ。
八重の兄は近代化を支えた経済人
ドラマのヒロイン・新島八重は会津若松の出身。戊辰戦争で会津藩が敗戦したのち、兄の山本覚馬を頼って京都に入り、同志社大学の創設者である新島襄と結ばれる。その生き様は「ハンサム・ウーマン」と称された。
一方、兄の山本覚馬は幕府の要請で京都守護職に就いた会津藩主・松平容保とともに京都に入り、紆余曲折を経た後、京都府顧問として京都の近代化に大きな役割を果たし、初代の府会議長に就任した。
新島襄の同志社大学創設の舞台裏には、山本の働きがあったとされる。また、山本は京都博覧会の開催など産業振興の面でも大きな足跡を残し、明治18年5月から11月まで、京商の第2代会長(当時)を務めている。
こうした“深い縁”があっては、いやがうえにも交流の機運は高まろうというもの。関係者の“熱い思い”も十分想像できる。
激動の時代の人が結んだ今の経済交流
京都の近代化を進め、政治家、経済人としても活躍した山本覚馬。同志社設立を支えた新島八重。この兄妹は京都の近代化を支えた立役者だ。
「被災地は依然、風評被害が大きい。京商として最大限の支援活動をしたい」(京商産業振興部)。京商としては“恩返し”の思いがあるようだ。
1月に会津若松市内のホテルで開かれた調印式には、京商から立石義雄会頭ら35人、会津若松会議所から宮森泰弘会頭ら70人が出席。京都、会津若松の両市長も出席し、立石会頭は「交流を着実に実行し、絆を深めていきたい」とあいさつ。宮森会頭は「震災復興の原動力になる」と応じた。
調印式には立会人として会津松平家第14代当主の松平保久氏が出席。「ご本人のたっての要請もあって、両市のつながりについて特別講演をしていただいた」(京商産業振興部)という。
両商議所は視察団を結成し、お互いに派遣。経営者の交流を促進して被災地の産業・観光復興を後押しするほか、京都で会津若松市の物産展を開催し、現地商品の販売にも一役買いたいという。
また、両市とも歴史が深いだけに「優れた伝統工芸品でも交流事業を考えたい」(同)。両者の間で具体的な交流事業の内容やスケジュールを詰め、順次実施していくことにしている。
新島襄、八重夫妻や山本覚馬が駆け抜けたのは、幕末から明治、昭和へと、日本が近代化に向かった激動の時代だが、1世紀以上も昔の人々が今の両商議所を結びつけたことを思うと…。“縁”とは不思議なものだ。
(佐久間史信)
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http://mainichi.jp/select/news/20130420mog00m040017000c.html
上野動物園:続くパンダブーム 昨年度入園者382万人、過去10年で2番目
2013年04月20日
上野動物園(東京都台東区)の12年度の入園者数が382万9597人に上り、過去10年で2番目に多かったとの速報値を、東京動物園協会がまとめた。ジャイアントパンダの「リーリー」と「シンシン」のペアが来日した11年度(470万7261人)よりは2割近く減ったが、シンシンの初の出産などでパンダブームは続いている。
同園の年間来園者はパンダが初来日した74年の約764万人が最多で、00年以降は300万人前後で推移していた。13年は、リーリーとシンシンが繁殖のため同居した3月のほか、オフシーズンの2月も入園者数が前年を上回り、都公園課は「冬のイベントなどの人気が定着しつつあるのでは」と手応えを口にする。【清水健二】
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http://www.chibanippo.co.jp/c/news/economics/127696
2013年03月16日 10:25 千葉日報
アパホテル新棟着工 集客好調、更に増築計画も 幕張
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新棟完成後のイメージ(タワー右側が新棟)
ビジネスホテルチェーンのアパグループ(東京都港区)は15日、千葉市美浜区の旗艦ホテル「アパホテル&リゾート東京ベイ幕張」(客室数1001室)で、来年4月開業予定の新棟増築工事に着手した。新設する西棟は客室数500室で、ホテル規模を1・5倍に拡大する。起工式前の記者会見で元谷外志雄代表は、開業後の月間稼働率が9割を超えた時点でさらに同規模のホテル棟を建設する計画や、将来的に敷地内に50〜60階建てのタワー棟を造る構想を明らかにした。
幕張メッセ利用者や東京ディズニーリゾートを訪れる観光客、空港や都心へのアクセスが良いことからビジネス客の需要を見込む。次の増築時期について元谷代表は「うまくいけば2〜3年後」と述べ、集客に自信を見せた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20130420-OYT8T01213.htm
唐津の建築物、保存に明暗
天井から雨漏りするため、シートが敷かれた唐津市歴史民俗資料館の2階 石炭産業で栄えた歴史を持つ唐津市には、明治〜昭和初期の建築物が数多く残る。その一つである県重要文化財・唐津市歴史民俗資料館は、閉館から10年が過ぎ、老朽化による傷みが進んでいる。市は有識者らでつくる委員会を設置し、保存方法を検討しているが、具体化に至っていない状況。一方、第3セクター会社の主導によって、短期間で再活用につながった建物もあり、違いが見られる。
唐津市教委によると、同市歴史民俗資料館(海岸通)は、旧三菱合資会社唐津支店本館として、1908年(明治41年)に完成した木造2階の近代和風建築物。地元出身の建築家・曽禰(そね)達蔵が顧問を務めていた建築事務所が設計を担当した。内部は、財閥系の建築物らしく豪華な装飾が施されており、79年からは、炭鉱文化を伝える資料館として活用。しかし、老朽化で2003年に閉館した。
その後は使用されず、小規模の補修を繰り返したが、入り口のポーチの柱は裂け、雨漏りする2階の床には、ブルーシートが広げられている。ベランダも天井や壁の部分が崩れている。ただ、約430平方メートルの1階内部は、損傷が少なく、装飾のある階段や調度品の保存状態は比較的良いという。
市教委は11年、保存方法に関する検討委を設置。議論が続けられているが、改修事業に向けた予算化のめどが立たず、整備計画は固まっていない。計画が出来上がっても、すぐに保存に向けた事業が開始されるか不透明で、市教委は「改修には数億円規模が必要。市財政は厳しいので、文化財保護に振り分ける予算の優先順位は低い。市民の理解が欠かせない」と明かす。
1933年(昭和8年)に建てられた旧村上歯科(中町)は、昨年8月からの改修工事が今月で終了。飲食店が入り、「中町Casa」の新名称で近く全面的にオープンする。
木造2階建てで、延べ床面積は約260平方メートル。相続人が約3年前に市へ寄付した。建物を市から借り受けた第3セクター会社「いきいき唐津」が、国の補助金を含めた約6100万円を投じて工事した。
同社は「住民や行政を交えて活用方法の話し合いを進めたことで、予算面も含めてスムーズに改修が進んだ」とした上で、「古い建物を活用したいという個人や企業のニーズは潜在的に高い。利用者側の意向に沿った改修が出来るかがかぎ」とみる。
建築・都市デザインに詳しい佐賀大理工学部の三島伸雄教授は「歴史的な建築物の改修では、資金面や活用策について十分な議論が求められる時代。住民が自慢できる施設などにするために意見を募り、地域ぐるみで活用に向けた雰囲気を醸成していく必要がある」と指摘する。(山根秀太)
(2013年4月21日 読売新聞)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013042200162
昨夏から日本人観光客が激減=業界、政府に支援要請−韓国
【ソウル時事】韓国旅行業協会は22日、韓国を訪れる日本人観光客が、2012年8月の李明博前大統領の島根県・竹島(韓国名・独島)上陸で日韓関係が悪化して以降減少し、特に最近の円安や朝鮮半島情勢の緊迫化も重なって激減していると明らかにした。協会は既に文化体育観光省に広報活動など観光客誘致費用の支援を求めた。
協会によると、12年10月からは訪韓する日本人観光客数が毎月、前年比で30%以上減少。12月には旅行会社を通して韓国を訪れた日本人は前年比41.3%減、今年3月19日〜4月15日の業界上位19社を通した訪韓日本人観光客数(暫定値)も、前年同期比で33.4%減となった。(2013/04/22-10:16)
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http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13665537749097
2013年4月22日(月)
観光客回復の兆し GW商戦、県内も本格化
円安、海外旅行は控えめ
【写真説明】今年の大型連休は国内旅行商品が盛り返している=水戸市宮町の近畿日本ツーリスト水戸支店
大型連休(ゴールデンウイーク)に向け旅行や観光関連の商戦が県内で活発になっている。今年は安倍政権による経済金融政策「アベノミクス」の景気回復効果が徐々に現れ、旅行商品はやや盛り返してきた。円安が進んだことで国内旅行に目が向けられる中、宿泊の予約こそいまだ道半ばだが、県内観光地は回復傾向で、観光関係者は「春から夏へ向けた観光の本格復興につながれば」と期待を込める。
▽国内盛り返し
「景況感改善もあって全体では良くなりつつある。国内も話題の豊富な地域を中心に人気は出ている」。近畿日本ツーリスト水戸支店の担当者は語る。
昨年は円高で海外旅行が増えたが、今年は国内の需要も盛り返している。大規模な遷宮に沸く伊勢志摩や出雲大社は女性客に「パワースポット」巡りで人気。NHK大河ドラマ「八重の桜」の効果で東北も予約が目立つ。
一方で、円安が進み、海外旅行はやや慎重な動きもあるという。「旅行料金は設定済みなので高くはならないが、旅先での買い物で円安の影響が出ると考える人もいる」(同支店)と指摘。ただ、景気回復は「まだ旅行商品の予算を増やすほどには反映しておらず、夏のボーナス以降になるのでは」(同)との見方もある。
JTBの全国調査では、連休中の1泊以上の総旅行人数は過去最高の2279万人、うち国内旅行は前年比1%増、海外旅行は5%減を見込む。
▽予約増加
県内の主要観光地も来客増を見込むなど明るい兆しが見えている。
ひたち海浜公園(ひたちなか市)は前年度の年間来場者が25%増加。同園は「震災の影響は払拭(ふっしょく)されてきた」とし、花の開花情報のPRを強め、「連休の来場者は前年以上を目指す」と意気込む。
アクアワールド大洗水族館(大洗町)は「遠足の予約は昨年よりは入っている。来館者増も期待できるのでは」とみる。子ども向け企画を充実し、連休中は開館時間を通常より2時間延長し午後7時までにする。
大洗、ひたちなか地域は北関東道の効果を見越し、栃木、群馬県方面を重点地域に指定し、情報発信を進めている。
▽県内観光PR
今年は連休の曜日の並びが、4月27〜29日の3連休、3日間の平日を挟み、5月3〜6日の4連休と前後半に分断されている。
このため県内観光地では近場の需要も増えるとみられる。笠間市で開催される焼き物の祭典「陶炎祭(ひまつり)」をはじめ奥久慈などの新緑も見頃になる。宿泊客は回復途上のため、県観光物産課は「連休が分かれているので、県内観光地をゆったり宿泊して満喫しては」と県民向けにもアピールしている。
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20130421ddlk03200034000c.html
小袖海岸:NHK「あまちゃん」の舞台で脚光 観光客急増、車規制も /岩手
毎日新聞 2013年04月21日 地方版
まめぶ汁などを販売する出店で地元の味を求める観光客=久慈市で
拡大写真 NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台となった久慈市の小袖海岸の人気が急上昇している。テレビに映る美しい景色と面白いストーリーが相まって観光客を引きつけている。番組で駆け出し海女の主人公が挑むウニ取りのシーズンとなる夏にはますますにぎわうと、地元観光業者らは期待を膨らませている。
あまりの人出に車が渋滞する恐れがあるため、県と市などは20日、小袖地区で地元住民を除いた土日祝日のマイカー乗り入れ規制を始めた。観光客は30分に1本久慈駅から出るバスに30分揺られて現地を訪れる。
駅を午前11時に出発したバスには9人が乗車。途中でさらに3人が乗った。小袖地区への道はバスがようやく通れるほどの幅しかない。荒波に削られて切り立った岩のそばを縫うように走る。浜の近くには東日本大震災の津波で壊れたままの建物も残り、番組のオープニングで登場する灯台も見えた。
バスには市商工観光課の久保司課長(52)も乗り込み、「久慈がこれほど注目されるのはめったにない。居ても立ってもいられない」と話した。ガイド役になり、車窓を見ながら津波被害や番組を撮影した場所を紹介した。
終点の港には「小袖海女センター」。夏は海女がウニ取りの実演を見せるが、今はシーズンでないため「小袖北限海女の会」などがまめぶ汁やイカ焼きを売っている。天気が良かった13、14日の土日には異例の計1650人が訪れたが、曇天の20日の観光客は少なめ。マイカー規制も敬遠されたともみられる。
会長の大向広子さん(53)は「ウニ取りの7〜8月になればもっとにぎわう」と気にしていない様子。東京都練馬区から訪れた名和国雄さん(72)は「番組が楽しみで一度来たいと思っていた」と話した。
地元旅館組合によると、市内のホテルは駅前を中心に盛況。今度の大型連休は県外客の予約が多数入っている。市観光物産協会の桜庭武浩さん(35)は「暖かくなればもっとお客さんが来るはず」と話した。【浅野孝仁】
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対日・対北で利害が一致する中韓はもっと密に同盟組むべきやね。
1〜3月中国人客が過去最多 日本人上回る見通し=韓国
http://news.goo.ne.jp/article/yonhap/world/yonhap-20130422wow003.html
2013年4月22日(月)09:17
【ソウル聯合ニュース】韓国の観光知識情報システムなどによると、1〜3月に韓国を訪れた中国人観光客数が前年同期比71%増の50万363人となり、過去最多を更新した。経済成長で所得水準が向上し、初めての海外旅行先として近くて韓流ブームなどでなじみのある韓国を選ぶ中国人が増えたためと分析される。
一方、1〜3月期の日本人観光客数は前年同期の87万6990人より約20万人減少した68万8482人となった。円安や外交摩擦、北朝鮮問題などが影響したとみられる。
1〜3月期の入国者数は中国人が72万2548人と、日本人の71万2527人を超えた。たが、就職や留学などの目的で来韓した中国人が多く、観光客数では日本人の方が多い。中国人観光客は増加傾向にあるのに対し、日本人は減少しており、近く中国人が日本人を上回る見通しだ。
中国人観光客の急増により、株式市場に上場するカジノ運営会社の株価も上がっている。19日時点の江原ランド、GKL、パラダイス3社の時価総額は計7兆1503億ウォン(約6353億円)となっており、1年前(昨年4月17日時点)に比べ4兆3591億ウォン増えた。有価証券市場で江原ランドの時価総額ランキングは昨年の50位から34位、GKLは126位から101位に上昇した。店頭株式市場コスダックでパラダイスは14位から2位に急上昇した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20130422-OYT8T01710.htm
道後温泉本館修復 観光に配慮 国体後に
手の込んだ複雑な造りの道後温泉本館(松山市道後湯之町で) 重要文化財・道後温泉本館(松山市道後湯之町)の修復工事の計画が、前に動き出す見通しとなった。松山市の野志克仁市長は、読売新聞の取材に「2017年の愛媛国体の後にできるだけ早く工事をしたいと思う」と述べ、17年秋以降に着工する方針を示した。今年度中に着工時期の検討を始める。修復工事中の代替施設となる近くの公衆浴場「椿の湯」の建て替えは、17年までに完了させたいという。国体で大勢の県外客が訪れるため、観光への影響に配慮しながらも、修復は先延ばしできないとの認識だ。(都築建)
本館は来年で築120年となり、修復は耐震性などから松山市が2001年から検討していた。しかし長期の閉館が必要になるなど観光への影響が大きく、着工時期はまだ示されていない。市は今年度、市の諮問機関「道後温泉活性化計画審議会」を再開し、具体的な着工時期や修復方法などの検討を始める。
野志市長は取材に、国体で大勢の観光客が来るとして「本館が工事中だと残念に思われる人も多いだろう。椿の湯の建て替えを済ませ、本館とダブルで迎えたい」と話した。
修復の着工時期は「国体後できるだけ早くしたいと思う。審議会や地元の思いも調整して決断する」と説明。修復に着工する方針を示した意図について、「明示することで、地元、市職員とも今後の取り組みのイメージがしやすくなる」と話した。
地元の旅館、商店街の関係者には、長期間の修復による観光への影響を懸念する一方、「早く市が方針を決めれば、地元もやるべき行動がとれる」という声もある。
市は今年4月、修復着工を見据えた部署・市道後温泉活性化担当を配置。平野陽一郎・担当部長は「スピード感を持って取り組みたい。地元への影響をできる限り少なくしていくため、工期の短縮や、観光客が修復工事を見学できるようにするなどの方法を考えていきたい」と話した。
◆閉館の損失 最大592億円
道後温泉本館の修復を巡る議論は2001年に遡る。市の調査で床下のシロアリ被害や浴槽下のコンクリート劣化が見つかり、市が「大地震に対する備えが必要」と判断したのがきっかけだ。
02〜06年に専門家らによる委員会が検討した結果、昭和初期まで増改築を繰り返して構造が複雑なため、修復期間は、全面的に閉館すると8年間、部分的に営業しながらだと11年間かかることが判明。市は、客離れを防ぐ対策を講じずに着工すれば、観光施設の売り上げ減や雇用減などの損失は最大592億円に上ると試算した。08年にはNHKドラマ「坂の上の雲」(09〜11年)の放映が決まり、集客が見込めるとの地元の意向を受けて、市はドラマ放映後2年間は着工を見合わせることにした。
それでも修復は必要との市や専門家の認識は変わらず、市の諮問機関は13年1月、本館修復中の代替施設として、近くの公衆浴場・椿の湯を建て替える案が「最良」と市に答申。今年度は、修復工事の開始時期や工法を検討する。市は今夏までに、椿の湯をどのような建物にするかや、用地買収が必要かなどについて、方針を決める。
(2013年4月23日 読売新聞)
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>>2329
http://news.livedoor.com/article/detail/7616300/
日本人の韓国訪問が減少、GW特需もなし…旅行会社9割「予約減った」
韓フルタイム2013年04月22日23時00分
旅行会社の9割「日本人の韓国旅行減った」 GW特需も消える毎年ゴールデンウィークになるとソウルの繁華街は日本人観光客でごった返すが、今年はそんな光景も控えめかもしれない。日本人観光客が前年よりも大幅に減少しているのだ。
大韓商工会議所は22日、旅行会社60社を対象に実施した日本人と中国人の訪韓動向の調査結果を発表した。それによると、今年のゴールデンウィーク(4月27日-5月6日)に韓国を訪れる日本人が以前よりも“減った”と答えた会社は、93.2%に上った。
商工会議所は、今年のゴールデンウィーク中に訪韓する日本人は、昨年の同時期より10.9%減少した11万4000人程度と推定。昨年9月以降に発生した竹島問題や円安問題、北朝鮮リスクが重なったことが原因との見方を伝えた。
実際、日本人観光客は昨年9月以降、減少傾向にある。2013年1-3月期の訪韓数は昨年より22.5%少ない69万8000人で、初めて中国人観光客数に抜かれた。中国人の数は昨年より37.8%も増加しており、日本人とは違って北朝鮮リスクに対する懸念はほとんど抱いていないという。
商工会議所の関係者は、「中国ではPSY(サイ)を中心とした韓流ブームが続いている。新しく運行を開始した中国・済州島間の路線もさらに増え、安くて便利な空港・交通の発達で中国人観光客の数は着実に増えている」と話した。
多くの日本人が海外へ足を運ぶゴールデンウィークは、韓国にとっても書き入れ時。しかし今年は期待されていた“特需”はなさそうだ。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20130422/1028537
GW控え、県内観光地は円安歓迎
(4月23日 朝刊)
【PR】
アベノミクスの金融緩和策で急速に進む円安が、県内にも影響を及ぼしている。22日午前の円相場は一時1ドル=99円89銭と、100円の大台に迫った。輸入品の値上がりで家計にしわ寄せが出ているが、週末からのゴールデンウイーク(GW)を前に観光地は、欧米人観光客の増加と地域活性化への期待が高まっている。一方、金融機関では円高の差益を手にしようと、外貨預金の解約も目立っている。
「4月に入った辺りから欧米人客が増えている」と、新井俊一日光観光協会長(64)は円安効果を実感。GWは国内外から多くの客を迎えたい考えだ。
JTB関東トラベルサロン宇都宮は「年に一度、行けるかどうかという海外旅行。控えたりキャンセルする動きは特にない」と説明。ただ、「買い物を目的にハワイなどへ向かう『女子旅』のグループが、現地で買い物を控える動きはあるかもしれない」と推測する。
「これほど円安が進むとは思わなかった。少しだけ得した気分だ」。宇都宮市の男性(71)は2千ドルを手に、にんまり。3年前、海外旅行の際に1ドルを80円台前半で両替し、残った分をそのままにしていたという。両替すれば、3万円ほどの差益が出る計算だ。
足利銀行によると、円安で、米ドルやトラベラーズチェックを円に両替する人や、個人外貨預金を解約する人が増えているという。資産運用窓口を訪れた宇都宮市の女性(49)は「急激な円安で、自分の外貨建ての投資信託がどうなるか心配で来た」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/otona/tripnews/10/kagawa/20130425-OYT8T00325.htm?cx_thumbnail=11&from=yolsp
「二十四の瞳」舞台⇔瀬戸芸バス…坂手港まで無料運行
坂手港も経由することになったボンネットバス(岬の分教場保存会提供) 「二十四の瞳」の舞台となった香川県小豆島町田浦の小学校舎を管理する一般財団法人「岬の分教場保存会」は27日から、校舎と同町内の観光施設「二十四の瞳映画村」、坂手港を結ぶルートでボンネットバスを無料運行する。
同財団は映画村も運営しており、春、夏、秋の観光シーズンに校舎と約700メートル離れた映画村間でボンネットバスを走らせてきた。瀬戸内国際芸術祭の盛り上がりを受け、人気タレント・ビートたけしさんらの作品がある坂手港までルートを延ばし、観光客を呼び込むのがねらいだ。
春(4月27〜5月6日)、夏(8月1〜9月1日)、秋(9月14〜16日、9月21日〜23日、10月12〜14日)の計51日間、1日5往復させる。
保存会は「海岸線を走るバスに揺られ、昭和の懐かしい雰囲気を満喫してほしい」とPRしている。問い合わせは映画村(0879・82・2455)。
(2013年4月25日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/otona/tripnews/12/overseas/20130420-OYT8T00351.htm
クルーズ大競争時代 外国船で周遊 10日間12万円台
乗客約2000人が航海できる「サン・プリンセス号」。屋上デッキのプールなど、様々な娯楽施設を備える 数千人乗りの大型客船で大海原を行く「クルーズ旅行」。
長期間で多くの国を訪れるリッチな旅というイメージが強いが、今年は7〜10日間で日本各地と韓国などを巡る旅行が、11万円台から売られている。お手頃なクルーズ旅行を紹介しよう。
客室で価格差
クルーズ旅行は、レストランや娯楽施設を完備した大型客船で、各地の寄港地を巡るものだ。
日中は寄港地で下船して市内を観光し、夕方には船に戻りディナーを楽しむ。夜は船内の劇場でショーを見たり、バーでお酒を飲んだりして過ごす。翌朝起きると、船は次の寄港地に着いている、という旅だ。宿泊はずっと船内なので、荷造りして移動する手間がかからない。
旅行大手が売り出しているクルーズ旅行の例を、表に示した。目を引くのが、その価格だ。JTBのクルーズ旅行は、神戸や鹿児島の温泉地や韓国・釜山を巡り、最も安い代金なら10日間で12万円台だ。エイチ・アイ・エスでも7日間で11万円台が用意されている。
クルーズ旅行の代金には客船内の食事代に加え、船内の劇場や映画館など娯楽施設の利用料まで含まれる。代金は客室のランクで異なる。すべて個室だが、代金の下限は海に面していない客室で、その上が海に面した客室、上限がスイートルームとなっている。
低コストで運航
これらのクルーズ旅行は、米国やイタリアの会社が運航する外国客船を利用している。実は、手頃な代金設定は外国客船利用ならでは、なのだ。
これまで日本を発着するクルーズ旅行は、日本の客船を利用するものに、ほぼ限られ、代金は最低でも1人1泊当たり4万〜5万円が相場だ。一方、今年に入って日本市場に参入した外国客船の代金は、同1万〜2万円から設定されている。
外国客船の代金が比較的安い理由は「ほとんどの船員がフィリピンなどの外国人のため、人件費が抑えられ低コストで運航できる」(エイチ・アイ・エス)からだ。また、欧米では大衆的な旅としてクルーズ旅行が浸透し、企業間の競争が激しい分、相場が比較的低くなるという事情もある。
今年、米国の客船大手プリンセス・クルーズ社は、「サン・プリンセス号」(総トン数7万7000トン、全長261メートル)で、初めて日本市場に本格参入。JTBは、この客船を利用している。
また、エイチ・アイ・エスのように、イタリア企業の「コスタ ビクトリア号」(同7万5000トン、同253メートル)をチャーターして、旅行を企画する動きも出始めている。
「JTBロイヤルロード銀座」(東京)でクルーズデスク総支配人を務める斎藤和宏さんは、日本のクルーズ業界にとって、外国客船の参入は「黒船来航のような事態」と話す。(滝沢聡)
映画にカジノ眠れない
慣れない船旅には不安もある。特に船酔いが心配だ。しかし、大型客船は比較的波の影響を受けにくい。「海が大荒れでなければ、揺れはほとんど感じず、船酔いする人はまれ」(斎藤さん)という。医務室も完備されている。
船旅で退屈することもなさそうだ。船内では映画館やスポーツジム、屋上デッキにはプールなどもあり、どれも基本的に無料で楽しめる。しかも船が公海上にある間は、カジノが開かれ夜中まで遊べるという。
(2013年4月20日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20130424-OYT8T01652.htm?from=localtop
キューロク復活 28日に展示館オープン…真岡駅東口
SLキューロク館から屋外まで自走した9600形。左奥は真岡駅舎(24日午前) 蒸気機関車(SL)9600形を動かせる状態で展示する「SLキューロク館」が今月28日、真岡市の真岡鉄道真岡駅東口にオープンする。24日の内覧会で報道陣に公開され、“キューロク”の愛称で親しまれたSLが、圧縮空気で自走する雄姿を見せた。
キューロク館は、市が進める「SLの走るまち」の拠点施設。建物は、隣接する真岡駅舎とそっくりなSLの形をしている。目玉は、全国初となる9600形の自走展示だ。同市の井頭公園にひっそりと保存されていた9600形を、市がJR東日本から無償で譲り受け、コンプレッサーを取り付けるなどして圧縮空気で動かせるように整備した。
この日は、キューロク館から外に向かって敷かれた約50メートルの線路を、汽笛を鳴らしてゆっくりと走行した。煙こそ出ないものの、四つの動輪が回る姿は迫力満点だ。走行時以外は、SLに自由に触れることができる。
館内には、北海道で急行「ニセコ」の客車として使用された「スハフ44形」もあり、中で休憩できる。屋外には、旧国鉄時代では最も新しいトイレ付きの車掌車「ヨ8000形」や、1988年まで真岡線を走っていたディーゼル動車「キハ20形」も展示されている。
キューロク館は入場無料。開館時間は午前10時〜午後6時。毎週火曜と年末年始休館。9600形の走行は日祝日に3回。オープンの28日は5回運行し、入館記念証と硬券キップのセット(200円)も販売する。問い合わせは同館(0285・83・9600)。
■9600形
大正時代を代表するSLの一つ。“キューロク”“クンロク”の愛称で親しまれ、太いボイラーと短い煙突が特徴。機関車重量は63トン、炭水車を含めて水や石炭を満載した営業運転時の総重量は約95トン。展示される9600形の49671号機は1920年に製造。北海道で地球約64周分に相当する256万キロを走り、76年の引退直後に井頭公園に展示された。五稜郭〜有川桟橋の急な右カーブに対応するため、運転台の位置が通常とは逆の右側に改造された。
(2013年4月25日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130425ddlk12020162000c.html
ちば経済:GWに向けてあの手この手 観光地、商業施設がPR /千葉
毎日新聞 2013年04月25日 地方版
潮干狩り、牧場、水族館、アウトレット−−。ゴールデンウイーク(GW)に多くの人にきてもらおうと、県内の観光地やレジャースポットはあの手この手でアピールしている。27日には、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の東金ジャンクション−木更津東インターチェンジ間が開通。県内のみならず東京都心や神奈川県からの来県も見込まれ、各地でにぎわいを見せそうだ。【岡崎大輔】
東京湾に面する県内には多くの潮干狩り場があり、夏よりも早く海を楽しみながら“海の幸”を掘り当てることができる。
都心からも東京湾アクアラインでアクセスしやすい木更津海岸。人気ドラマ「木更津キャッツアイ」のロケ現場となった赤い橋「中の島大橋」を通ると、有数の潮干狩り場がある中の島公園にたどり着く。金や銀の色が付いたハマグリを掘り当てると、焼き海苔(金なら100枚、銀なら50枚)がプレゼントされるイベントを開催中で、子供たちの人気を集めそうだ。ただ、今年は潮目が悪く、木更津地域のほか、富津地域なども徐々に「大漁」が期待できなくなるため、GW前半が狙い目という。
親子連れで楽しめるレジャー施設も多い。マザー牧場(富津市)では今月28日と5月3〜5日に170頭の羊の群れを放牧。草原でたくさんの羊が草を食べる光景を目の当たりにできる。また、施設内のトマト園では「アイコ」「シンディースイート」など、4種類のフルーツトマト(ミニトマト)が栽培されており、さまざまな色・形・味のトマトを摘み取れるほか、イチゴ狩りも行われている(いずれも摘み取りが終わり次第終了)。きれいな花を楽しみたいなら、東京ドイツ村(袖ケ浦市)がお勧め。約2万5000株のポピーが見ごろを迎え、“花の絨毯(じゅうたん)”を満喫できる。
鴨川シーワールド(鴨川市)は、昨年12月に誕生したフンボルトペンギンのひなを公開している。シーワールドでフンボルトペンギンがふ化するのは6年ぶりという。さらに、アカエイやホシエイなど数種類のエイを自由に触り、肌の感触などを確かめたり、餌を与える体験ができる「ふれあいタッチングプール」を開催。子どもたちの好奇心をくすぐりそうだ。
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130425/dms1304251211010-n1.htm
3月の訪日客が最多! 円安追い風86万人 トップは韓国2013.04.25
Tweet 政府観光局は24日、3月に日本を訪れた外国人旅行者数が前年同月比26・3%増の推計85万7000人だったと発表した。
円安が追い風となって、3月では2008年の73万2000人を上回り過去最多となった。
国・地域別では、韓国が37・4%増の20万7000人でトップ。台湾が60・0%増の14万7000人で2位だった。タイが70・1%増となるなど、東南アジアの好調が目立った。
中国は沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中関係悪化の影響で21・5%減の10万2000人だった。
一方、3月に海外へ出国した日本人の数は4・9%減の165万2000人。大気汚染問題で中国への渡航が減ったことが影響した。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/360164
天草サンセットラインにおいで 観光客増へ地元が連携
2013年4月25日 00:43 カテゴリー:社会 九州 > 熊本
東シナ海の水平線に沈んでいく天草西海岸の夕日 東シナ海に沈む夕日が美しいことで知られる熊本県天草市は、代表的な夕日観賞スポットを巡る観光ルート「天草西海岸サンセットライン」を決め、本年度から案内板やベンチを設置する。地元の旅館組合など観光関係者も23日、ツアーの企画などをする「天草西海岸サンセット協議会」を設立。官民連携でPRを本格化させ、観光客の増加につなげたい考えだ。
観光ルートは、2011年度に天草市が選定した8カ所の「天草夕陽(ゆうひ)八景」と周辺の観光地や景勝地をつなぐ。市はルート沿いの天草、河浦、牛深の3地区の住民や観光協会と検討して愛称などを決定。市観光振興課は「夕日をはじめ、隠れキリシタンの歴史、温泉などを一体化してPRしたい」と話す。
サンセット協議会は3地区が連携して観光地を巡るツアーの企画や、世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産である崎津天主堂のPRなどを計画している。
=2013/04/25付 西日本新聞朝刊=
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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013042490153518.html
国内人気、円安で外国人客期待 東海のGW
2013年4月24日 15時35分
今週末から始まるゴールデンウイーク(GW)。ことしは平日を3日はさみ、長い連休が取りにくい日程のため、国内観光に人気が集まっている。安倍政権の経済政策(アベノミクス)で円安が進む中、東海地方の観光地は円安効果による外国人観光客の増加も期待する。
JTB中部(名古屋市)によると、近場の観光地への旅行商品の販売は昨年に比べ大きく伸びている。伊勢志摩が15%、長野が14%、岐阜が11%それぞれ増えるなど好調だ。
一方、中国は7割、「右肩上がりだった」という韓国は2割近く減っているという。担当者は「国際問題や環境への懸念が背景にあるのでは」と話す。
アベノミクスの効果に関しては「現時点では特に出ていない」というが、「今後、ボーナスが増えて、夏の旅行を1泊から2泊へ、国内を海外旅行にとなってくれたら」と期待する。
東海道新幹線の指定席の予約も昨年比で6%増加。東京スカイツリーや東京ディズニーランドへの観光需要が好調だという。
日本気象協会によると、GWの前半は各地でお出掛け日和となるが、中盤以降は天気の崩れが心配だ。
27〜29日の3連休は全国的に晴天に恵まれそう。ただし30日〜5月2日は本州付近を低気圧が通過し、各地とも曇りや雨に。低気圧が過ぎた後は寒気が流れ込み、北海道や山間部は雪が降る恐れもある。
◆外国人客「ウエルカム!」
昨年は15万人余りの外国人観光客が訪れた岐阜県高山市。観光客数全体の4%を外国人が占める。飛騨・高山観光コンベンション協会の担当者は「円安で外国人観光客、経済対策で国内の観光客が増えるのでは。あとは天気次第」と期待する。29日〜5月5日の人出は昨年の18万人を超えるとみている。
高山市海外戦略室は今年1〜3月の外国人観光客数が、過去で最も多かった2010年の同時期と比べ1割ほど上回っているため、GWにも期待を寄せる。
高山市に来る外国人観光客は、アジア圏からが7割弱。中でもタイやシンガポールの景気が好調なこともあり、GWも引き続き多く訪れると予想している。
三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前の集客施設「おかげ横丁」では、連休中の人出を前年実績比14%増の25万人と予想する。今年2〜4月で例年より3割近く増えており、担当者は「10月の式年遷宮が近づき、メディアへの露出も増えたからでは」と推測する。
外国人の統計は取っていないが、今のところ「取り立てて増えている実感はない」。ただ伊勢市によると、今年1〜3月の伊勢神宮の外国人参拝者数は1万1022人で前年同期比約12%の増加。地理的に近い東アジア地域からが多くを占めるが、日本の歴史文化に興味を持つ欧米人も増えているという。
市観光企画課は「外国人の利用が多い旅館も円相場で客数が大きく変わる。影響は大きいのではないか」と円安効果に期待する。
(中日新聞)
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転載。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130424/CK2013042402000157.html
坂東・歴史ある酒蔵 「秀緑」を観光拠点に
2013年4月24日
観光拠点施設として活用される市中心部に残る酒蔵=坂東市で
坂東市は、市中心部に残る歴史ある酒蔵(同市岩井)の建物を活用し、ガラス工房やレストランなどが入る観光拠点施設にする計画を進めている。具体的な活用案は、事業主でつくる商業集客施設整備検討委員会が五月にまとめ、市に答申。二年後のオープンを目指す。(原田哉)
吉原英一市長は「市内の県自然博物館には小中学生の団体客など年間四十万人の来場者がある。この来場者を市中心部に回廊のように引き込めば、中心部の活性化につながる」と意気込んでいる。
この酒蔵は創業約百年の大塚酒造の創業当時の建物で、地元の人から商品の清酒「秀緑(しゅうろく)」と同じ名前で呼ばれ、親しまれてきた。後継者がいなかったこともあり、東日本大震災でビンなどが壊れたのを機に廃業した。
所有者から市に「地元の活性化に役立ててもらいたい」と申し出があり、二〇一一年十二月に、土地と建物を約七千八百万円で購入した。
市商工観光課によると、酒蔵の敷地面積は約七千八百平方メートル。建物は本蔵、母屋など十一棟ある。
検討委は昨年八月に発足し、活用策などを協議している。施設の目玉は、女性や若い人たちを中心に人気がある体験型のガラス工房。将来は、工房で作ったガラスを市内の民家の窓などにも取り入れ、色彩豊かな街づくりに役立てる。
本蔵の一階はレストランが入り、地元農産物を使った料理を提供する。二階は社交ダンスなどができるよう改修することにしている。運営は市民が参加する形で検討している。
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低年齢化するテーマパーク アンパンマン、USJ…将来のリピーター獲得へ
2013年4月29日(月)12:00
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20130429523.html
(産経新聞)
関西で幼児向けのレジャー施設が続々とオープンしている。19日には「神戸ハーバーランド」にアンパンマンのテーマパークが西日本初上陸し、初日は親子連れ約3千人が詰めかけて最大4時間待ちという人気ぶり。JR大阪駅北側の再開発ビル群「グランフロント大阪」でも26日、巨大な室内遊戯施設が誕生し、幼児連れファミリーがこぞって訪れている。少子化時代、早くから将来の顧客やリピーターを獲得しようとレジャー施設のターゲットは低年齢化が進み、周辺施設への波及効果も期待されているようだ。
「さまざまなキャラクターが登場するほかのテーマパークと違い、うちはアンパンマンだけ」。絶大な幼児人気で集客に自信をみせるのは、神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールの宮本洋館長。同施設のターゲットは0〜4歳の乳幼児で、特にコアターゲットは2歳半程度というテーマパーク業界では“ニッチ市場”の覇者だ。
アンパンマンミュージアム&モールは、グッズ販売のライセンスをもつ企業などの出資でつくる組合が運営主体。遊具エリアと飲食物販を組み合わせた形態で平成19年に横浜市で開業。その後、三重県桑名市、仙台市と拡大し、西日本初の神戸は全国4カ所目だ。
身長や年齢制限で乗り物中心のテーマパークでは遊べないのが乳幼児。この層をターゲットとした遊戯施設は珍しく、「アンパンマンの世界に入りたい、という夢を叶えられる」(宮本館長)のも人気の理由だ。神戸でも、有料の「ミュージアム」にはアンパンマンの乗り物や滑り台などの遊具と、ショーを行う劇場がある。入場無料の「モール」には飲食や雑貨、ヘアサロンなど20店舗の“アンパンマン専門ショップ”が集まる。
横浜には有料、無料ゾーン合わせて年間約300万人が訪問しており、三重は同約75万人、仙台でも同約45万人を集める。神戸では年間約200万人を見込み、家族連れをターゲットとした隣接商業施設「umie(ウミエ)」のテナントとの相乗効果も期待されている。
乳幼児を狙ったテーマパークでは、関西に“先輩”が存在する。米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)だ。一足早い24年3月に幼児エリアを新設。この結果、同年4月〜6月の年間パス販売額を前年同期比1・7倍に伸ばし、24年度の入場者数も前年度から約100万人増の約975万人と、集客力向上に成功した。
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>>2346-2347
幼児エリアはスヌーピーやセサミストリートなどの人気キャラクターが登場する「ユニバーサル・ワンダーランド」。USJ広報担当者は開設の狙いについて「恐竜やヒーローなど米映画の世界は若者には人気だが、小さな子供は怖がってしまい、家族連れでは『遊べない』と思われていた」と説明。開設後、毎週レジャーに出かけるファミリー層の取り込みに成功したという。
「『遊び場がない』『親同士の付き合いに気をつかう』と、最近子育てが“孤育て”になっている」。育児環境の変化を指摘するのは、玩具輸入販売のボーネルンド(東京)広報担当者だ。そんな育児環境の変化を受けて急拡大しているのが、同社が平成16年に横浜で始めた室内遊戯施設「キドキド」だ。
4月26日には、全国17カ所目となる西日本の旗艦店を、JR大阪駅北側の再開発ビル群「グランフロント大阪」にオープンした。天候に左右されず、スタッフが親子での遊び方を提案する同施設は、24年度には全国で約180万人の親子が利用。大阪店では年間10万人の利用を見込んでいる。
大阪店では生後半年の赤ちゃんから12歳の子供を対象に、4つのコーナーを設けた。赤ちゃん向けは壁や床に興味をもたせる仕掛けを施し、ハイハイやつかまり立ちを促す。幼児や児童向けは、中に入ってゴロゴロ転がす直径1・4メートルのビニール製チューブ、5万個のボールプール、壁をよじ登るクライミングウォールなど、全身運動につながる遊具をそろえた。
ボーネルンドが施設運営を始めたきっかけは、日本の子供の学力、体力低下への危機感だ。だが、現在では地域の“遊び場”の役割も担いつつある。関西を代表する一等地への出店について、同社の中西弘子社長は「(賃料と収益など)効率で考えれば、出店は難しかったエリア」と話すが、「遊び場は社会インフラになり得る。西日本の旗艦店として、セミナーなどを通じ、“社会ぐるみの子育て”を発信したい」と意気込む。
シンクタンク、りそな総合研究所の荒木秀之主席研究員は「乳幼児向けのレジャー施設はまだ少なく、リピーターの獲得もしやすい点で、消費を掘り起こす余地がある市場だ。周辺の商業施設にとっても、日常的に乳幼児を抱える家族連れが訪れ、長時間滞在してもらうことにつながる」と波及効果を指摘する。子供は「社会の宝」。そして乳幼児はレジャーや流通業界にとって、お父さん、お母さん、祖父母たちを引き連れ、消費を伸ばしてくれる「宝の山」なのだ。(石川有紀)
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130430/mcb1304300502014-n1.htm
中国観光が人気 航空便は週560便 シンガポール 経済交流2013.4.30 05:00
中国とシンガポールの経済交流の緊密化にともない、シンガポール人の中国観光が人気を集めている。北京や上海などの大都市に加え、山西省太原市や四川省成都市、海南省海口市、浙江省杭州市などの2〜3線都市も多くの観光客を集めている。
現在、両国間の航空便は毎週560便で、3年前に比べ51%増加した。航空会社13社がシンガポール・チャンギ国際空港と中国の計24都市を結ぶ航空便を運航している。
同空港の国別取り扱い旅客数をみると、中国は第5位。上位4位はインドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイが占めている。昨年、両国間を往復した旅客は440万人に達し、3年前より30%増えた。
同空港は現在、中国向けに同空港の発着便情報を検索できるプロモーションサイトや携帯電話向けアプリケーションの開発に力を入れている。このほか両国政府と連携し、貴州省貴陽市、山東省済南市、新疆ウイグル自治区ウルムチ市など新興都市への路線を開拓する計画だ。(経済日報=中国新聞社)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130506t15009.htm
打ち上げ大型漁船に多くの観光客 気仙沼
大型連休を利用して多くの観光客が訪れた共徳丸
大型連休中の5日、東日本大震災で宮城県気仙沼市鹿折地区に打ち上げられた大型漁船「第18共徳丸」(330トン)の前には多くの観光客が訪れた。
午前中から県外客が足を運び、記念写真を撮ったり船に向かって手を合わせたりした。船の周囲は4月下旬に立ち入り禁止になったため、ロープの外側から津波で約600メートル流された巨大な船体を見守った。
青森県弘前市の会社員中村祐一さん(49)は「実物の圧倒的なスケールに驚いた。震災を忘れないためにも、共徳丸は解体せずに残してほしい」と語った。
別の観光客からは「震災遺構としての意義は認めるが、地元で保存に反対する人がいるのであれば、県外に住む者として残してほしいとは言えない」(山形市の30代女性)という声もあった。
共徳丸をめぐっては、福島県いわき市の所有会社が解体の意向を示した。気仙沼市は保存を求めている。
2013年05月06日月曜日
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http://www.asahi.com/national/update/0504/TKY201305040177.html
2013年5月4日22時16分
被災した名物の朝市復活、観光客ら続々 宮城・閖上
東日本大震災の津波で集落ごと流された宮城県名取市閖上(ゆりあげ)の「ゆりあげ港朝市」が4日、2年2カ月ぶりに港での営業を再開した。30年以上続いた名物の復活に、買い物客や観光客ら約1万5千人が訪れた。
津波で700人以上が犠牲になった閖上は更地が広がり、再建はこれから。それでも被災前と大差ない約50店が朝市で軒を連ねた。
宮城沖でとれたアカガイやワカメ、カレイなどが並び、市価の2〜3割安。タラを買った閖上出身の木皿順子さん(74)は「品ぞろえも鮮度も変わらない。顔なじみの人にもたくさん会えた」と喜んだ。
ゆりあげ港朝市協同組合の桜井広行理事長(58)は「多くの支援をいただき、戻ってこられた。前に進みたい」と話した。
朝市は6日までは午前6時〜同11時、それ以降は日曜・祝日の午前6時〜同10時。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130504/biz13050416260002-n1.htm
九州観光は温泉だけ? 首都圏の女性、イメージに偏り
2013.5.4 16:21 [女性]
九州観光は温泉だけ? 九州経済調査協会が首都圏女性を対象に行った観光に関するアンケートで、九州のイメージが温泉に偏っていることが明らかになった。九経調は「九州は食など多様な魅力をアピールできていない」としている。
北海道、九州、沖縄の3地域の観光についてイメージを聞いたところ、九州がトップだったのは「よい温泉がありそう」など17項目のうち3項目のみ。「自然や風景が美しい」「滞在したいリゾートの魅力がある」などの項目では北海道と沖縄に大差をつけられ、全体的なイメージのよさでも最も低かった。
調査は2月にインターネットを使い実施、埼玉、千葉、東京、神奈川の20代〜60代の女性1052人から回答を得た。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130504/ymn13050413070001-n1.htm
富士山「世界の宝」へ 観光客、すでに過熱気味
2013.5.4 07:55 (1/3ページ)
富士山5合目で記念写真を撮る観光客。外国人の姿も目立った=3日午前、山梨県富士河口湖町(市岡豊大撮影)
世界文化遺産へ登録される見通しとなった日本の最高峰、富士山。登録の勧告から最初の休日となった3日、ゴールデンウイーク後半初日と重なり、国内外の観光客でにぎわった。「国の象徴」から「世界の宝」へと飛躍するためには、解決すべき課題も山積する。許容量を超える登山客、市街地開発へのブレーキ…。名実ともに世界遺産へたどり着く“登山道”は険しそうだ。
■声弾ませ
山梨県富士河口湖町の富士山5合目(標高2305メートル)。やや肌寒いながらも観光客はいつも以上に興奮気味に記念撮影していた。
愛知県大府市の無職、広瀬美智子さん(72)は登録に向けて盛り上がる富士山を間近で見たいと初めて訪れた。「世界文化遺産に登録されて観光客が多くなる前に来ました」。東京都八王子市の会社員、福島一穂さん(36)も「日本だけでなく世界のフジになる」と喜んだ。
外国人客の急増も見込まれるが、イギリスから訪れたヘレン・ムーンさん(38)は「日本の旅行では絶対外せない」と話す。
6月に登録されれば、開山期の7〜8月には登山客が押し寄せる可能性も。土産物店を営む小佐野昇一さん(46)は「マイカー規制や外国語への対応など着々と準備してきたが、何が起こるか分からない」と気を引き締めていた。
富士山フィーバーはほかにも広がる。山小屋でつくる「表富士宮口登山組合」(静岡県富士宮市)組合長の山口芳正さん(55)は「例年は6月ごろから予約が入り始めるが、今年は既に殺到している。今までなかった」と明かす。
富士山を眺望できる船旅が売り物の「駿河湾フェリー」を運航する「エスパルスドリームフェリー」(静岡市)も大盛況だ。鈴木洋一社長(59)は「毎日電話が鳴りっぱなし。乗客数も例年に比べ20〜30%多い。これを機にいろんなイベントを仕掛けたい」と声を弾ませた。
■課題も山積
富士登山の特徴を関係者は「オーバーユース(使いすぎ)」と語る。今回の国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告でも、登山客の増加が原因の斜面崩落などを招くと指摘された。
環境省によると、平成24年夏季(7、8月)の登山客は約32万人。週末には道路が渋滞し、登山道に行列ができる。今後、さらに登山客が増えるとみられる。
静岡、山梨両県はマイカーの乗り入れ規制を厳しくしてきたが、さらに環境保全の名目で「入山料」を来夏に導入し、登山客の抑制にもつなげる。だが、入山料は「任意の協力金としての位置づけで、1000円前後が目安」(静岡県)。期待した効果が得られるかは不透明だ。
「先輩遺産」も実は苦心している。5年に日本で初めて世界自然遺産に登録された「屋久島」(鹿児島県)では20年から屎尿(しにょう)処理費に充てているが、実際に支払うのは登山客の4割ほど。毎年200万円ほどの赤字が出ている。
景観の維持も容易ではない。16年に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」(和歌山、奈良、三重県)では、景観保護をマンパワーに頼っている。台風など自然災害による登山道の浸食が著しい。ボランティアが登山の際、土を運んで登山道の削れた土を補充する「道普請ウオーク」を企画し、地道に続ける努力に頼るしかないのが現状だ。
19年に登録された「石見銀山遺跡とその文化的景観」(島根県)では40万人だった観光客が登録後、71万人に激増。銀山周辺の市街地で渋滞や騒音が問題となり、マイカーの乗り入れ規制を始めたが、観光客の減少につながった。同県の担当者は「景観維持と住民生活の共存の難しさを痛感する。世界遺産となることには正負の両方がある」。
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■開発規制
イコモスの勧告は、富士山の周辺市街地の開発について「制御」するよう求めた。勧告に基づき規制強化が必要となる見通しだ。
富士市など麓の自治体では整備した工業団地へ企業誘致が本格化している。新東名高速道路の開通で利便性が高く人気があり、3団地の計46区画のうち34区画をすでに分譲。残り12区画の誘致に力を入れるが、静岡県の誘致担当者は「具体的な規制内容が分からず、内容次第で影響が出る可能性はある」と再開発への影響を不安視する。
一方、すでに独自の判断で規制を始めている自治体も。ビルの高さを15メートル以下に定めた景観条例がある富士市では今年4月から、富士山の眺望を損ねないように新幹線JR新富士駅周辺でビル屋上の広告パネルの設置などを禁止している。
イコモスは平成28年までに富士山の保全状況について報告書の提出を求めており、勧告に沿った改善が急務。その後も6年ごとに世界遺産委員会に報告しなければならない。問題があれば、登録抹消の可能性もある。
実際、ドイツの「エルベ渓谷」やオマーンの「アラビアオリックス保護区」など開発を優先させて登録を取り消された例もある。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130502/ymn13050202060001-n1.htm
富士山、世界遺産へ 知事「万感の思い」 来訪者戦略、今後の課題 山梨
2013.5.2 02:06 (1/2ページ)
信仰と芸術に影響を与えた富士山。世界遺産一覧表に「記載が適当」との勧告が出た
「勧告とはいえ登録実現を大いに期待できる結果だ」。イコモス(国際記念物遺跡会議)が日本時間の4月30日深夜に、富士山を「世界遺産一覧表へ記載が適当」とユネスコ(国連教育科学文化機関)に勧告したことを横内正明知事をはじめ関係者は歓迎した。だが勧告では開発行為の拡大を懸念し、増えることが予想される来訪者戦略を求めるなど、課題を提起している。
宮城県石巻市の震災被災地を視察中だった横内知事は朗報にすぐさま甲府に戻り、1日午後に県庁で記者会見を開いた。「長年、地元住民や関係者の尽力を思えば、万感胸に迫るものがある」。平成19年1月にユネスコの世界遺産暫定一覧表に記載され、昨年8月のイコモス現地調査では万全の対応をみせ、記者会見では「間違いないと思いながら不安もあった」と本音を吐露した。
構成資産を抱える富士吉田市の堀内茂市長は「大変うれしく、安堵(あんど)した。除外された構成資産を含めた内容で6月開催の世界遺産委員会で登録が決定されることを信じて結果を待ちたい」。構成資産に湖面が加えられ、町内に4湖を抱えて利害関係者の同意の取り付けに苦労もあった富士河口湖町の渡辺凱保町長も「世界文化遺産にふさわしいとのイコモスの評価だ。登録実現に向け大きな前進」とともに歓喜のコメントを発表した。
イコモスの勧告では普遍的価値に関する評価が十分になされているが、構成資産に影響を与える要因にも触れた。「構成資産間の関連性の視覚的ネットワークを妨げる開発が拡大している」と指摘している。さらに「構成資産の内部およびその周辺においては、さらなる開発に対する制御および(増加が予想される)来訪者管理戦略、危機対策計画が緊急に必要である」とし、28年2月までに「保全状況報告書」の提出も勧告している。
山梨県側では5合目に通じる有料道路「富士スバルライン」の夏季マイカー規制期間を今季は昨夏の2倍に拡大。環境保護原資の確保と入山規制の両面機能を持つ入山料徴収を来夏に静岡県と本格実施する計画。入山規制に関しても民間人を交えた「富士山保存活用推進協議会」で本格議論が始まろうとしている。横内知事は記者会見で6月の世界遺産委員会に向け「対応に万全を期したい」と語り、勧告内容を詳細に分析したうえで具体策を検討し「登録を確実なものにしたい」と語った。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013050502000114.html
群馬にフジヤマ? 外国人、富士山麓とカン違い
2013年5月5日 朝刊
誤って外国人旅行客が降りるという上毛電鉄の富士山下駅ホーム。後ろは富士山=桐生市で
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産への正式登録が確実となった富士山。今後、さらなる外国人旅行客の増加が予想されるが、富士山を一目見ようと、誤って群馬県桐生市を訪れてしまう外国人が散見される。同市相生町にある上毛電鉄「富士山下(ふじやました)駅」を、富士山(ふじさん)の麓の駅と勘違いするようだ。 (美細津仁志)
「それはもう悲しそうな表情でした」。上毛電鉄で運転士を務めて十八年になる南雲洋和さん(38)には忘れられない光景がある。
二〇一〇年春。南雲さんがワンマン列車を運転していると、東武鉄道の東京方面に接続する乗換駅「赤城駅」(みどり市)で、若い男女の中国人旅行客が乗り込んできた。間もなく富士山下駅に到着。下車する二人の切符を回収すると、片言の日本語で尋ねられた。「富士山はどこですか」。驚いた南雲さんは静岡、山梨両県にまたがる富士山の位置を説明。二人は落ち込んだ様子で折り返しの電車に乗り換え、赤城駅で降りていったという。
上毛電鉄によると、この数年、運転士が把握する限りで、欧米人やアジア人に同様の間違いが一年に少なくとも一件は起きている。富士山下駅前のレストラン「ていしゃば」にも三年ほど前、富士山が見えると思い込んだ中国人の女性観光客が東京方面から訪ねてきたという。
誤乗車の原因は、駅名の紛らわしさにあるようだ。「富士山」を駅名に使った鉄道駅は、富士山に一番近い駅として富士吉田駅から改称した富士急行「富士山駅」(山梨県)と、富士山下駅の二つしかなく、ともに富士山の最寄り駅をイメージさせる。南雲さんは「富士山(ふじさん)をフジヤマと呼ぶ外国人が多いのも誤乗車の原因では」と指摘する。
読み方は異なるとはいえ、富士山との縁は深い。駅のすぐ北側に駅名の由来となった「富士山(ふじやま)」がある。高さ約四十メートルのこんもりした緑の山で、山頂には富士山信仰を伝える浅間(せんげん)神社がある。江戸時代には富士講の住民らが富士山に見立てて登山した。今でも同神社は毎年七月の第一日曜に山開き神事が開かれるなど、地元住民に大切にされている。
上毛電鉄は今後、外国人の誤乗車防止の検討を始めるといい、一方で世界遺産と富士山下駅を絡めたPRも始めたい考えだ。
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http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20130503/CK2013050302000100.html
富士山 課題待ったなし 登山者増ごみ対応
2013年5月3日
山頂を目指す登山者。世界遺産に登録されれば、さらなる増加が予想される=昨年6月、富士山の7合目付近で
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録が確実となった富士山。観光客増を見込み、歓迎の声が沸き立つ一方、ごみ問題への対応や環境保全の取り組みは待ったなしだ。災害への備えも急務で、富士山をめぐる課題は山積している。
富士山のごみ問題に取り組むNPO法人グラウンドワーク三島の事務局長、渡辺豊博さん(62)=三島市=は二年前の苦い経験が忘れられない。
七合目付近を登っていた時。突然、ペットボトルが降ってきた。見上げた先には外国人十人ほどの団体。注意すると「何が悪いんだ」と言わんばかりに逆ギレされた。
「外国人に限らず、環境への意識を欠く人は必ずいる。登録で登山者が増えれば、ごみも爆発的に増える」
静岡県によると昨夏、五合目以上の入山者は山梨県側と合わせて三十七万人。ポイ捨ては山麓で目立つ。県は日本語、英語、中国語など五カ国語でマナーを呼び掛けるガイド本を作り静岡空港や山小屋で配布している。
県自然保護課の担当者は「個人のマナーの問題にどこまで効き目があるか。登った人がごみを拾い、来たときよりきれいにしましょうと呼び掛けるしかない」と頭を抱える。
問題はごみだけではない。登山道を外れた場所を踏み荒らされることで、希少な動植物への影響も懸念される。県は四月から初めて、五合目以下の森林帯で動植物の調査を開始。富士山には県のレッドデータブックに指定されたヤマシャクヤクなど希少種が生息する。実態を確認し、登山道を制限するなど対策を取る方針だ。
登山者増により、落石によるけがなどの心配も増す。県危機管理部の幹部は「登山道いっぱいに登山者が広がる。特に、夜間は御来光を見るために人があふれて危険」と指摘する。
登山者数自体の抑制が不可欠だが、課題は多い。県は今夏、マイカー規制を強化し、富士宮口は七月十二日〜九月一日の連続五十二日間とほぼ全期間となる。入山料の検討も進むが、県によると、観光客減を心配する業者の利害関係などが絡み、今夏の試験導入は不透明という。
災害への備えでは、静岡、山梨、神奈川県などが昨年六月、富士山火山防災対策協議会を設立。今夏をめどに、噴火に備えた登山者の避難計画を策定する。五合目以上の登山者を噴火警戒レベルによって避難させるが、避難手段やルートなど、今後詰めなければならない課題は多い。
ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)も、来訪者への対応や保全状況、危機管理の報告書を二〇一六年までにユネスコに提出するよう求めており、登山者の安全確保や環境保護への関心は高い。渡辺さんは「世界文化遺産となった富士山で環境が破壊されたり、入山者がけがしたりすれば、世界の笑いものになる。関係者は対策が急務だと認識してほしい」と話す。
(加藤隆士)
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http://mainichi.jp/feature/news/20130502ddlk22040263000c.html
三保松原の波紋:富士山、世界遺産へ/上 なぜ除外、困惑する関係者 /静岡
毎日新聞 2013年05月02日 地方版
富士山の世界文化遺産登録への歩みが大きく前進した。国際記念物遺跡会議(イコモス)が「三保松原の除外を条件とした登録」を勧告、一夜明けた1日の県内は祝福ムードに染まった。一方、取り残された形の三保松原(静岡市清水区)では落胆の声が聞かれ、分かれた明暗に波紋が広がっている。【樋口淳也、荒木涼子、山本佳孝】
◇消波ブロックが裏目に?
突然の勧告があった前日から一夜明けた1日朝、名勝・三保松原(静岡市清水区)から見える富士山は厚い雲に覆われ、「除外」を突き付けられた地元関係者の心情を表すように、美しい稜線(りょうせん)を見せることはなかった。
「我々が主張してきた世界文化遺産『富士山』ではなかった」。1日未明、「登録勧告」に沸く県庁内で、下山晃司文化・観光部長は勧告に付された除外条件が伝わるにつれ、言葉を濁すようになった。下山部長の脳裏には三保を守り続けた地元住民の姿があったからだ。
万葉集などで多くの和歌の題材となり、謡曲「羽衣」の舞台にもなった。世界的に有名な歌川広重や葛飾北斎らも、三保松原と富士山を一つの画面に収め描いたことで知られる。「白砂青松の地を守ろう」。海岸浸食を防ぐ消波ブロックをつくり、5万本余の松林の枯れ木問題に向き合い、静岡市唯一の構成資産としての登録を夢見ていた人は数多い。
100年以上、三保で営業を続ける老舗「羽衣ホテル」のおかみで、環境保全活動にも取り組む遠藤まゆみさん(55)は、「私たちでも言葉でうまく説明できないものを理解してもらうのは難しいのでは」と気をもんでいたが、不安は的中してしまった。
県河川企画課によると、海岸は約13キロ南西を流れる安倍川の土砂が潮に乗って運ばれ、砂浜を形成してきた。しかし、高度経済成長期に川砂を採取したことで砂が少なくなり、89年度から消波ブロックを設置したり、人工的に砂をまくなどして対処してきたという。
だが、これが裏目に出たとの見方がある。昨夏、現地調査に訪れたイコモス調査員は、人工物の設置に違和感を抱いた表情を見せていた。「防波堤のため審美的な観点から登録は望ましくない」との勧告内容を検討した川勝平太知事は1日、「景観に関する指摘は真摯(しんし)に受け止めるべきだ」と低姿勢だった。
晴れた日であれば、スケールの大きな姿を見せる富士山だが、三保との距離は45キロ。申請していた25の構成資産の中では最も隔たりがあり、イコモスは「一体とみなすのは困難」と結論づけた。
昨年から指摘されていた三保松原の除外を突っぱね続けた静岡県。世界遺産の登録自体は確実になったが、県幹部の一人は「勧告はやむを得ない側面もあった」と「痛み分け」の結果に厳しい表情を崩さなかった。
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http://mainichi.jp/feature/news/20130503ddlk22040202000c.html
三保松原の波紋:富士山、世界遺産へ/中 落選おそれて「除外やむなし」 /静岡
毎日新聞 2013年05月03日 地方版
◇次第に広がる温度差
「世界文化遺産登録を確実なものにするため、三保松原の除外はやむを得ない」−−。こんな声が、富士山麓(さんろく)から聞こえ始めている。
国際記念物遺跡会議(イコモス)が世界遺産登録の条件として要求した三保松原の除外。三保地区の不安をよそに、「最悪でも条件をのめば登録は間違いないのだから」(山梨県の観光業者)と温度差が生じているのだ。
富士宮市のある商工関係者は「できれば三保松原も一緒に登録させたい」と話す。一方で「世界遺産になれば、富士山とは無関係の伊豆の温泉も宿泊客が増えるはず。地域全体の利益を考えれば、登録が確実になる道を選ぶべきだ」と語り、複雑な心境を明かす。三保地区以外の関係者が危惧するのが、一体登録にこだわった揚げ句、6月の世界遺産委員会で他の構成資産も含めて登録延期などの「落選」になることだ。
イコモスが三保松原の除外を提案した昨年12月の追加情報要請。文化庁は県や山梨県などの意見を踏まえ、「是認できない」と強い調子で拒否した。
ところが、勧告内容の判明時に発表された文化庁長官の談話では、「十分な理解が得られていないのは残念である」と触れたのみ。地元では「登録を優先させ、トーンダウンしたのではないか」といぶかるむきもある。
世界遺産総合研究所(広島市)の古田陽久所長は、「過去のケースに照らしても、三保松原の問題が富士山自体の登録にマイナスの影響を与えるとは思わない」と話す。ただ、一体登録へと逆転するには、6月に複数の委員国から肯定的な意見を引き出す必要があるという。古田所長は「仮に一緒に登録されなくても、『芸術の源泉』を意味づける新たな資産とともに、登録範囲の拡大を目指す方法もある」と指摘している。【樋口淳也、石川宏】
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http://mainichi.jp/feature/news/20130504ddlk22040116000c.html
三保松原の波紋:富士山、世界遺産へ/下 「まだあきらめない」 /静岡
毎日新聞 2013年05月04日 地方版
◇市民ら結束、続く清掃活動
「除外を求められたのは悲しいが、できることをやろう」。国際記念物遺跡会議(イコモス)による勧告後初めての休日となった3日。名勝・三保松原(静岡市清水区)に集まった約200人の市民らを前に、清掃ボランティア団体「チームつながり」代表の伊藤高義さん(37)が語りかけた。
早朝から、「美しい三保松原を守りたい」との思いを胸に、雲で隠れ気味だった富士山に向かって約3キロの海岸でゴミを拾った。
チームつながりは通常、駅周辺などの市街地で清掃活動を行う。だが、三保松原の世界遺産登録は「一部展望が審美的観点から望ましくない」と勧告で指摘され、一念発起した地元の団体や企業、中学生らが総出となり、大規模な清掃活動に結びついた。伊藤代表は「6月の世界遺産委員会の決定まであきらめないとの思いをアピールできた」と話す。
一方、参加者が気にしていたのが、三保松原の象徴である松の現状だ。静岡市文化財課によると、約7キロの海岸線のうち4・5キロにクロマツが続き、1970年代前後は5万6000本が美しい松林を形成していた。
ところが、90年代から全国で相次いだ害虫被害の影響で、現在は約5万本程度。静岡市が11年にまとめた保存管理計画は、燃料資源の移行で枯れ葉、枯れ枝が使われなくなり、堆積(たいせき)して樹勢を妨げたことも要因の一つと結論づけ、「住民と松の共生関係が絶えてしまった」と指摘した。
市は植樹や薬剤散布などで対応するが、年間500〜800本の枯れ木を伐採している。同課の担当者は「かつての松と比べ、今の松の幹は細くなってしまった」と嘆く。
松林沿いに住んで25年という女性(67)は強い口調で地元の思いを代弁する。「この土地は富士山と一体。住民も協力するが世界遺産として認められるよう行政はあきらめないでほしい」【樋口淳也、山本佳孝】
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http://mainichi.jp/feature/news/20130501ddm041040062000c.html
世界遺産:「何で」「大変残念」 鎌倉落選で関係者
毎日新聞 2013年05月01日 東京朝刊
鶴岡八幡宮や鎌倉大仏などで構成する神奈川県の「武家の古都・鎌倉」は「不登録」と勧告され、鎌倉市民には落胆が広がった。
「何で」。週末に史跡の見回りをしている防犯防災ボランティア「鎌倉ガーディアンズ」の大津定博代表(50)は思わず絶句した。
見回りは昨年2月に重要な要素の一つだった法華堂跡にある源頼朝の墓が壊されたのをきっかけに始めた。地元や観光客に「大切にしなければ」との意識を持ってもらおうと考えたためだ。
大津代表は広島市出身で、96年に世界遺産登録された原爆ドームの前を通って学校に通っていた。登録を機に「平和の象徴として残さなければならない」という目で見るようになったという。世界文化遺産になれば市民の意識も高まり誇りも芽生えると期待していた。しかし夢はかなわず、「古来の建造物が円覚寺舎利殿と大仏しかなかったからだろうか」と悔しがった。
鎌倉市の松尾崇市長は「大変残念。こういう結果になるとは思っていなかった。今後関係者と協議していきたい」。世界遺産登録推進担当の小嶋秀一郎部長は「想定していなかった」と唇をかんだ。市観光協会の井手太一会長は「鎌倉の世界的価値が認められず非常に残念」とコメントした。【松永東久、山田麻未】
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http://mainichi.jp/select/news/20130502mog00m040019000c.html
世界遺産:鎌倉「不登録」勧告 万全の準備、落胆 “再挑戦”難しい選択も
2013年05月02日
政府が世界文化遺産に推薦していた「武家の古都・鎌倉」について、登録の可否を調査する国際記念物遺跡会議(イコモス)は、世界遺産にふさわしくないとする「不登録」を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告した。一夜明けた1日朝、神奈川県鎌倉市の松尾崇市長は無念そうな表情で記者会見に臨み、「率直に残念」と語った。【松永東久】
勧告は「鎌倉の武家による政治と文化の伝統は疑いなく、歴史上ユニーク」と評価しながら「物的証拠が少ないか、限定的なものか、あるいはほとんど証拠がない」と資産不足を指摘した。さらに「武家が鎌倉を選び自然への働きかけで防御性を高めたことは認められるが、普遍的価値を有するとはいえない」などとして、「不登録」と結論づけた。日本単独の推薦案件で「不登録」は初めて。
登録の可否は、6月にカンボジア・プノンペンで開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式決定される。鎌倉市などは、それまでに推薦を取り下げコンセプトを変えて捲土(けんど)重来を期すか、原則再推薦できない「不登録」の決定を覚悟しながら1ランク上の「登録延期」に懸けるか、厳しい選択を迫られそうだ。
1日午前7時から記者会見した松尾市長は「今まで我々は万全の準備をしてきた。十分に理解をいただけなかった点などについて、しっかり分析していきたい」と述べた。
勧告が「資産の周辺が都市化されていることの影響は無視できない」としたことには、「都市化が進む現状はあるが、世界から見ても歴史遺産と住環境の共存が十分に誇れる町を目指す。十分でない取り組みがまだあれば力を入れていきたい」と強調。今後も鎌倉の魅力を高める努力をしていく考えを示した。
資産を巡っては、2011年に亀ケ谷坂(かめがやつざか)でペット霊園計画が持ち上がり、12年には一つの寺社に違法建築物があると市議会で議論された。
この点について松尾市長は「非常に難しい問題。法令、条例できっちり規制される必要がある。二度と起こさないような態勢づくりを続けたい」と決意を示した。一方、計画していた世界遺産ガイダンスセンターの整備については「登録いかんにかかわらず、中世の歴史を紹介する施設は重要」と、名称変更も視野に入れて整備を進める意向を示した。
昨年9月にイコモスによる現地調査を受けた後、調査員からの疑問点に関する情報照会は期限の13年1月末までになかった。平泉の場合、08年の「登録延期」時に情報照会があったが、11年の再挑戦の際はなく、そのまま登録された。このことから鎌倉市では「登録」への期待が高まったが、夢は破れた。
「不登録」勧告に対し、鎌倉商工会議所の大崎哲郎会頭は「鎌倉が世界に誇る観光、歴史都市であることは変わらない。これからも多くの皆様を武家の古都・鎌倉の誇りと、おもてなしの精神でお迎えする」、鎌倉市観光協会の井手太一会長は「鎌倉の世界的価値が認められず非常に残念」とコメントした。
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◇92年に暫定リスト入り 「石見」「平泉」に追い抜かれ
鎌倉は日本が世界遺産条約を批准した92年、京都などとともに政府のユネスコ世界文化遺産の暫定リストに載った。
しかし、京都や奈良が次々に登録される中で取り残され、後からリスト入りした石見銀山遺跡(島根県)や平泉(岩手県)にも追い抜かれた。
当初は10年の登録を目指していたが、平泉が一度「登録延期」となったことや審査が厳格化されたことを考慮し確実な登録を狙って目標を13年に遅らせ、11年9月にユネスコへの推薦が決まった。
この間、鎌倉市は県、横浜、逗子両市と登録推薦委員会を設置するなどして準備を進め、海外の専門家を招いた国際会議を開催。外国人の意見を受け、武家政権所在地として「三方を山に囲まれ、一方が海に開く」要害の地であるとのコンセプトを打ち出した。
推薦書によると、「武家の古都・鎌倉」は武家政権発足の地であり、山稜(さんりょう)部と一体となった政権の所在地である点を「顕著な普遍的価値」と強調。10の構成資産からなり、重要な要素は鶴岡八幡宮や鎌倉大仏、円覚寺、朝夷奈(あさいな)切通など21ある。構成資産の面積は577・2ヘクタールで、景観や環境を守るため周囲に設けた緩衝地帯を含めると2043・2ヘクタールになる。
◇最も低い評価、信じられない−−黒岩知事
鎌倉を「不登録」とするイコモスの勧告について黒岩祐治知事は1日、「大変ショック。登録勧告に確信を持っていただけに、最も低い評価は信じられない」と困惑したような表情で語った。
連絡は職員を通じて4月30日夜に受けた。「これまでイコモスの職員に直接説明する中でいい感触を抱いていただけに、間違いじゃないかと思った」という。敗因に関し「鎌倉の歴史的な意義は認めてもらったが、建物から武家の古都という印象がストレートに伝わらなかったのかな。どう伝えれば良かったのか考えると途方に暮れる」と嘆息した。
今後については再挑戦も含め、国や鎌倉市と協議するとしている。【北川仁士】
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http://mainichi.jp/feature/news/20130502ddlk10040261000c.html
世界遺産:神奈川・鎌倉への勧告「残念」 富岡製糸場、登録目指す県関係者 /群馬
毎日新聞 2013年05月02日 地方版
世界遺産への登録の可否を調査する国際記念物遺跡会議(イコモス)が「鎌倉」(神奈川県)を「不登録」をするよう国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告したことを受け、14年度に「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を目指す群馬県関係者からは「残念」という声が上がった。同遺産群は今夏〜秋にイコモスの現地調査を予定している。
松浦利隆・県世界遺産推進課長は今回の勧告結果から「顕著で普遍的な価値を資産が表しているかに重点が置かれている」と指摘。県は同遺産群を生糸生産の「技術革新」と「技術交流」の原点としてアピールしており、松浦課長は「富岡製糸場はその価値を十分に表している」と自信を見せる一方、「各国の候補地に対するイコモスの勧告内容をよく分析し、対応を考えたい」と語った。【喜屋武真之介】
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http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2013/05/02085844010270.shtml
県内トピックス (2013年5月2日更新)
長崎新聞
教会群―に「影響はない」
国際記念物遺跡会議(イコモス)が「武家の古都・鎌倉」を世界遺産登録しないよう勧告したことについて県は1日、2015年の登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」に「直接の影響はないだろう」との見方を示した。
世界遺産を目指す国内候補は順次、政府が登録を推薦しており、登録の成否が他の後続組の推薦可否に影響する場合もある。ただ、今回の「−鎌倉」は登録がもっとも難しい「不登録」との勧告を受け、再挑戦する場合でも大きな見直しを迫られる公算が大きい。
これに対し「長崎の教会群−」は夏の推薦に向け文化庁が4月「推薦可能」と判断している。県世界遺産登録推進室は「着実に進んでいる。しっかり登録に向けた準備を整えたい」と話す。世界遺産審査の厳しさも浮き彫りになったが、同室は「イコモスで審査に関わった専門家の意見も聞いており、保存管理も万全」と自信を見せた。
中村法道知事は同日、長崎市で出席した連合系の長崎地区メーデーのあいさつで「富士山」の世界遺産登録勧告に触れ、「教会群の登録を実現していかなければならない。ぜひ力添えを」と呼び掛けた。
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1305010010/
鎌倉世界遺産不登録:肩落とす地元名士、商店主は冷ややか/神奈川
2013年5月2日
大勢の観光客でにぎわう鶴岡八幡宮=1日、鎌倉市雪ノ下
世界文化遺産の登録を目指す「武家の古都・鎌倉」に対し、国際記念物遺跡会議(イコモス)が「不登録」と勧告したのを受け、地元名士らは1日、「経済効果よりも、文化財を後世に残す機運を高めたかった」と肩を落とした。一方、観光客や市民の間からは「十分に観光地として広く認知されている」と冷めた見方も広がった。
鎌倉商工会議所の大崎哲郎会頭は「海外の人々にも鎌倉の歴史的意義を知ってもらえるチャンスだけに残念」と落胆した。来訪者に心のこもったおもてなしを提供するコンシェルジュ養成講座や鎌倉観光文化検定を主催してきた。「訪れる人に優しい街を目指し、今まで通り活動していく」と気持ちを切り替えた。
ゴールデンウイーク谷間の鶴岡八幡宮は多くの観光客でにぎわった。何度も遊びに来ているという横浜市金沢区の青島加奈さん(21)と渡辺茉音さん(21)は「すでに観光地として成り立っているし、登録にこだわらなくてもいいのでは。観光客が増えたら、さらに混雑して来づらくなりそう」と心配した。
市民や商店主は冷静というよりも冷ややかな受け止め方が目立った。鶴岡八幡宮に通じる若宮大路でステンドグラス店を営む男性は「食べ歩きをして、お土産もあまり買わずに日帰りする人が多い。登録されても経済効果は少ないのでは」。手拭い専門店店長の堀田祥子さん(35)も「すでに多くの外国人観光客が来ている。登録が売り上げアップにつながるイメージが湧かないですね」。
若宮大路沿いに住む女性(56)は、人や交通量が増えて生活しづらくなるのを懸念。「市が登録に向けて頑張っていたのは知っていたが、それほど関心がない」
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「世界遺産」だから観光に行こうなて考えるのは日本人くらいらしいが・・・
ついでに、所管を文化庁から観光庁に変えてしまえ
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130502/bsd1305020800002-n1.htm
訪日外国人1000万人超え期待 富士山の世界遺産、旅行業界が歓迎2013.5.2 08:00
富士山(山梨県、静岡県)が世界文化遺産に登録されることがほぼ確実になったことを受け、国内の関連業界では歓迎の声が上がった。
今年過去最高の1000万人の訪日外国人を目標とする観光庁は「登録が1000万人超えの弾みになれば」(国際交流推進課)と期待をかける。
訪日外国人がよく訪ねるのが、東京から富士山に立ち寄り、京都や大阪へ向かう「ゴールデンルート」と呼ばれるコース。登録で「好影響が期待できる」(JTB)との声は多い。
はとバスは「地方から上京した後、富士山まで足を伸ばす需要が生まれれば」と期待を寄せる。プリンスホテルは富士山に近い箱根で運営するホテル「ザ・プリンス箱根」で宿泊代を「223(ふじさん)」にかけた2万2300円とし、うち223円を世界遺産登録の推進団体に寄付する企画を提供してきた。担当者は「協力が実った」とうれしそうに話す。
一方、1日の東京株式市場では世界遺産効果で“富士山銘柄”が急上昇。富士山の麓、山梨県富士吉田市に本社を置き、鉄道とともに遊園地「富士急ハイランド」を運営する富士急行は、前日比150円高の1065円とストップ高で取引を終えた。同社の株価が1000円を超えたのは1991年6月以来、22年ぶりという。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130502/kng13050211570001-n1.htm
少ない史跡、都市化…鎌倉、武家文化証明できず
2013.5.2 00:30 (1/2ページ)
世界文化遺産登録が厳しい情勢となった鎌倉。中央下は鎌倉大仏=1日午前、共同通信社ヘリから
イコモスから「不登録」の勧告を受けた「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)。史跡の少なさや市街地の都市化などによって、武家文化の重要性を説明しきれないことが主な理由だった。
イコモスは「(武家文化による鎌倉の歴史は)疑いもなく、歴史上ユニーク」とした。人馬が行き来できるよう山などを掘削した切通しなどから武家が幕府を開いた防御力の高い要衝の地として理解できるものの、史跡などが「少ない」と指摘。市街地の都市化などの影響で、当時の市街地や人々の生活の様子は「ほとんど証拠がない」と判断、「(世界遺産として)普遍的価値を証明できない」と結論づけた。
同じように不登録の勧告を受けた世界中の文化遺産候補15件(2010〜12年度)のうち10件は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の開催前に辞退していた。
辞退しなかった5件のうち3件は、大幅改定した推薦書を再提出後に約1年半かけてイコモスの再審査を受ける必要がある「(世界遺産一覧表への)記載延期」と決議。残る2件は追加資料を提出した上で次回以降に委員会で再審議する「情報照会」だった。
委員会で不登録が決議されると原則として再推薦はできなくなる。
「あの鎌倉が…」国内候補地波紋
「あの鎌倉が…」。鎌倉が不登録勧告を受けたことは、国内で登録を待つ他の候補地に波紋を広げた。
「富士山と鎌倉は日本有数の観光地。両方とも登録になると思っていたが」。来年度の世界遺産登録を目指す富岡製糸場(群馬県富岡市)の関係者は驚く。市担当者は「それだけ審査が厳しいのか。富岡は国内でも『どこ?』と言われてしまう。遺産としての自信はあるのだが」と不安げだ。
彦根城(滋賀県彦根市)を推進する市担当者は「『武家の古都』という申請の仕方が難しかったのでは」と分析。世界遺産の登録には、同じ国が同種のものを申請できないとのルールがあるといい、「うちも姫路城とかぶらないように『城下町』を含めた申請をしている。範囲を広げれば、地元の同意などいろいろな問題もあり、鎌倉のつまずきは痛手だ」という。
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http://mainichi.jp/feature/news/20130501ddn041040013000c.html
富士山:世界遺産へ 登録へ、なお課題 イコモス、厳しい要請 「巡礼の道」統一感求め
毎日新聞 2013年05月01日 大阪朝刊
「国際記念物遺跡会議」(イコモス)による勧告で、世界遺産への仲間入りが濃厚となった「富士山」。日本政府や地元自治体にとっては険しい道のりを乗り越えての「登頂」に沸いたが、勧告は日本政府や地元自治体がこだわってきた「三保松原」を除くよう求めており、登録までにはなお困難も待ち構えている。さらに、登録後は「人類全体の財産」の保全・管理という新たな課題が突きつけられている。【三木陽介、福田隆、山口香織、樋口淳也】
日本のシンボル「富士山」の世界文化遺産登録は、地元自治体にとって悲願だった。しかし、その道のりは険しかった。
ユネスコの暫定リストに掲載されたのは07年。12年にユネスコに推薦書を提出し、同年8〜9月にイコモスの専門家による現地調査があった。
困難さが浮き彫りになったのは昨年12月のイコモスからの追加情報の要請。日本政府や地元自治体は信仰と芸術の両面で富士山の価値を主張し続けたが、イコモス側の芸術についての反応が良くなかったためだ。
日本政府は資産の名称として「富士山」と決定し、申請した。だが、イコモスは追加情報の要請の中で「富士山」という世界遺産資産の名称変更を求め、案として「富士山及びその関連巡礼遺産群」と例示。また、富士山から離れた「三保松原」については、除外することを求めた。駿河湾に面する「三保松原」からの富士の眺めは、歌川広重の「冨士三十六景」にも描かれた絶景で、有名な撮影スポットにもなっている。
さらにイコモスは、登山道に巡礼の道としての統一感を持たせることや、大勢の観光客の対応、富士五湖沿いの観光施設の統一感のある開発調整、山梨・静岡両県の取り組みのさらなる一本化などを求めたとみられる。
日本人の心象風景に根付く景勝地すら「除外」を求められたことに、地元自治体は猛反発し、日本政府もイコモスに対し「是認できない」と突き返した。名称については「富士山と信仰・芸術の関連遺産群」という案を提案。管理計画についても16年をめどに見直す意向を示した。それでも「芸術の源泉」としての説明に説得力が欠けていたことは最後までぬぐえず、多数の「宿題」を抱えたままイコモス勧告の日を迎えた。
◇本社、多彩な取り組み
毎日新聞は2000年に富士山再生キャンぺーン事務局を設置し、山麓(さんろく)のごみ清掃や山梨県富士河口湖町の富士山河口湖音楽祭の後援、富士山をテーマにした講談会の開催、富士山の日(2月23日)を記念した特集紙面作りなど環境と文化を中心に多彩な取り組みを展開してきた。
ごみ清掃は今年で14年目に入る。毎年4回程度、東京からの日帰りバスツアー(有料)を実施、昨年は読者ら計364人が参加し、不法投棄の住宅建材などのごみ7・2トンを回収した。昨年は11月3日の文化の日に山梨県と静岡県の2会場で特別の清掃活動も実施。世界文化遺産登録の実現を目指すアピールを発表した。
富士山河口湖音楽祭は実行委員会が2002年から毎年8月に開催しており、世界的な指揮者、佐渡裕さんが監修、指揮を務める。キャンペーン事務局は初回から協力して、音楽祭の演目や特集紙面作り、会場周辺の植樹などで応援している。
富士山の日の特集紙面ではこれまで元首相の中曽根康弘さん、哲学者の梅原猛さん、川勝平太静岡県知事らが登場、愛すべき富士山を縦横に語っている。
毎日新聞は世界文化遺産登録を機会に美しい富士山の環境と文化を守る活動をさらに高め、国内外に発信していく。
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◇国内の世界遺産
<文化遺産>12件
93年 法隆寺地域の仏教建造物(奈良)
姫路城(兵庫)
94年 古都京都の文化財(京都、滋賀)
95年 白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜、富山)
96年 原爆ドーム(広島)
厳島神社(広島)
98年 古都奈良の文化財(奈良)
99年 日光の社寺(栃木)
00年 琉球王国のグスク及び関連遺産群(沖縄)
04年 紀伊山地の霊場と参詣道(三重、奈良、和歌山)
07年 石見銀山遺跡とその文化的景観(島根)
11年 平泉−仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(岩手)
<自然遺産>4件
93年 屋久島(鹿児島)
白神山地(青森、秋田)
05年 知床(北海道)
11年 小笠原諸島(東京)
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/130501/art13050111440003-n1.htm
【富士山、世界遺産へ】
ゴミの山、リスト除外の憂き目も…文化性強調し悲願達成
2013.5.1 11:31 (1/2ページ)[環境・エコ]
静岡・山梨両県の関係者らの悲願が達成され世界遺産への登録が確実になった富士山(芹沢伸生撮影、本社ヘリから)
世界自然遺産登録への挫折から10年。富士山の世界文化遺産登録が30日、勧告された。6月にカンボジアで開かれる国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で、世界遺産を目指してきた20年来の「悲願」達成が確実となった。
富士山の世界遺産登録をめぐっては、平成6年に国会で「富士山の世界(自然)遺産リストの登録に関する請願」が採択された。しかし、15年には国の候補地検討会が、ゴミや屎尿(しにょう)対策の不備などを理由に推薦リストから除外。自然の美しさが求められる自然遺産としては国内段階で“失格”とされた。
そのため両県は、日本人にとって古くから信仰や芸術の対象としてとらえられてきた「文化遺産」としての富士山に注目。山梨県の「忍野八海(おしのはっかい)」(忍野村)や静岡県の「三保松原(みほのまつばら)」(静岡市)など25の構成資産とともに文化遺産登録に向けて、17年末に両県などで「文化遺産登録推進両県合同会議」を結成した。
同会議は翌18年10月には「日本人の精神的なよりどころとなり、外国にも日本の象徴と認識されるようなかけがえのない存在として今日も生き続けている希有(けう)な文化的景観である」とする「暫定リスト素案」を文化庁に提出した。その後、19年に国がユネスコへの登録推薦に向けた暫定リストに富士山を追加。イコモスが昨年夏に両県で調査するなど、静岡県内では世界遺産登録への期待が一気に高まっていった。
しかし昨年末、イコモスが三保松原を構成資産から除くことを日本側に要求。これに対し、川勝平太静岡県知事は「富士山を見られる場所は富士山と一体であり、信仰の文化がある」として除外を拒否。登録の可否に与える影響が懸念されていた。
この日の勧告でも「三保松原の除外」が登録への条件として示された。静岡市の観光地を担当する静岡観光コンベンション協会の酒井康之事務局長(61)は「三保松原が外れて世界遺産に登録されても、めげずに富士山の構成資産の一つとしてPRしていきたい」と話している。
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20130504205.htm
富山のニュース 【5月4日02時20分更新】 飲食店に台湾特需 富山県内、円安追い風、値頃感
台湾客でにぎわう店内=高岡市内の海鮮専門店
富山県を訪れる台湾人の観光客が増えている。台湾に照準を合わせた積極的な誘客に、安倍政権の経済政策「アベノミクス」による円安が追い風となり、台湾客が詰め掛ける飲食店も出てきた。県は、台湾を中心とする外国人観光客の受け入れ態勢の充実を後押ししている。
高岡市の海鮮問屋「柿の匠」には台湾から4月、前年同期比の2・8倍に上る約1千
人が来店した。5月に入ってからも入り込みは好調で、2日は団体3組計約100人が訪れた。駱如香(らくじょか)さん(37)は「刺し身が新鮮でおいしかった」と話した。
柿の匠は県の補助を受け、台湾人向けのホームページを開設したり、現地旅行代理店に店のパンフレットを置くなどの誘客活動を展開。受け入れに備え、手まりずしにコチジャンを加えるなど食習慣に配慮した工夫も行っている。加えて円安の値頃感もあり、立山黒部アルペンルートや金沢市の兼六園などを巡るツアー客が多く来店。台湾客の予約が立て込んだ3日は一部の予約受け入れを断るなど、うれしい悲鳴を上げる。
すし店にも円安の効果は見られる。粋鮨(いきずし)富山第一ホテル店(富山市)や、寿し処「佐々木」(同)では、「昨年はほとんどいなかった」と言う台湾客が見られるようになった。関係者によると、富山湾のボタンエビやバイ貝を好んで食べる。
立山黒部貫光(富山市)によると、立山黒部アルペンルートの入り込みも回復基調にある。2011年に東日本大震災の影響で年間4万6千人に半減した台湾客は、昨年は6万5千人まで上昇。今年は4月27日〜5月6日の大型連休中の予約は前年同期の1・2倍とさらに上向きだ。
県は今年度、外国人旅行者の利便性向上事業として200万円を計上し、ホテル内のデータ通信網の整備、飲食店の多言語パンフレット、ホームページの作成などについて補助する。県は「写真付きのメニューがあるだけでも外国人が立ち寄りやすい。費用をなるべくかけず、受け入れ態勢を進めてほしい」(観光課)としている。
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http://news.livedoor.com/article/detail/7642152/
中国人観光客の“せっかちさ”は理解できない?!「多くの場所でたくさん写真を撮りたい!」
毎日中国経済2013年05月01日23時07分
豪シドニーのボンダイ・ビーチでは多くの人々がラフな服装でのんびりと太陽や海を楽しんでいる。こうした中に見える、きっちりした服装と首からカメラを掛けた人々。それはだいたいが中国人観光客で、ビーチで慌ただしく写真撮影をしたかと思えば、ツアーガイドに促され、バスに乗って違う観光地に向かう。東方網が伝えた。
中国人の観光と言えば、「移動のバスで睡眠、下りて写真撮影」といった形が定番になっている。こうした状況について西側の観光業関係者は、「西側の人々は休日を楽しもうとするものだが、中国人観光客のツアーは慌ただしい。彼らは遊ぶことを知らないか、もしくは遊ぶ時間がないのだ」と指摘した。
こうした休日の過ごし方の違いについてある人物は、「中国人は限られた時間の中でできるだけ多くの観光地を訪れ、できるだけ多くの写真を撮影しようとする。一方、西側の人々はのんびりと自然や文化を楽しむことに長けている」と分析した。
(編集翻訳 恩田有紀)
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http://www.afpbb.com/article/economy/2941712/10666492?ctm_campaign=txt_topics
あふれる観光客に懸命対応のアイスランド
2013年05月01日 15:50 発信地:シンクヴェトリル/アイスランド
【5月1日 AFP】アイスランドにある国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産、シンクヴェトリル(Thingvellir)国立公園には930年に開催されたという世界最古の「議会」発祥の地がある。
しかし、この地へ向かう道路にある木の橋は昨年できたばかり。増える一方の観光客の往来に耐え切れず、数百メートルにわたって舗装道路に入った亀裂を覆っているのだ。地面には穴が開き、道路の下は砂の層でいつ崩れてもおかしくなかったことが明らかになった。この道路は、大成功を収めているアイスランドの観光産業が直面する課題を象徴している。
北大西洋上に浮かぶ島国アイスランドは厳然とした自然の美で知られるが近年、観光客が急増している。昨年の観光客は前年比19%増の67万2000人。10年前の2003年の実に2倍となった。
アイスランド政府観光局のオロフ・アトラドッティル(Oloef Yr Atladottir)局長は「毎年20%ずつの増加は大変だ。すべての産業がこうした(急速な)発展を迫られている」と言う。
1990年代のアイスランド人歌手ビョーク(Bjork)の成功、2008年の金融危機、10年のエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajoekull)氷河の火山噴火などによって、良くも悪くもアイスランドの国際的知名度は高まった。
有名な青い温泉「ブルーラグーン(Blue Lagoon)」から、まだあまり知られていない休火山スリーヌカギガル(Thrihnukagigur)の火口まで、絶景を誇るアトラクションは豊富だ。英国から来たというレオン・ジョーンズさん(37)は「アイスランドならではの一味違うものを見に来た。間欠泉や溶岩原、温泉なんかをね」と答えた。
■クローナ暴落で訪れやすく
かつては裕福な観光客が中心だったが、08年に為替市場でアイスランド・クローナが対ユーロで47%暴落して以来、アイスランドはかなり訪れやすくなった。しかし、この小さな国にどれだけの観光客受け入れができるか、疑問視する声も上がり始めている。
アトラドッティル観光局局長によれば、2011年以降はオフシーズンの観光客開拓に力を入れている。おかげで集中していた夏の観光客訪問率が50%を切るようになった。「観光業の中のどの部分を成長させたいのか、今や明確にする必要がある。ハイシーズンにはこれ以上、観光客を受け入れられないところもある」という。
一方、南アイスランドへの観光誘致を担う「ビジット・サウスアイスランド(Visit South Iceland)」社のデビッド・サミュエルソン(David Samuelsson)社長は、今の観光ブームの影には「多額の投資がある」と言う。「(金融)危機の前に作った多額の対外債務をアイスランドは抱えている。成功は必須だ」
08年の金融危機を受けて同国が資本規制を導入して以降、観光業は主要な外貨獲得源ともなっている。そのため、デンマークからの独立以来最悪の不況に見舞われながらもレジャーサービス産業は成功した。高級ホテルからユースホステル、氷河ツアーを提供する家族経営の企業からホエールウオッチング船をチャーターする大企業まで、成長は業界全般に及んでいる。
最も注目を引いたのは、アイスランド北東部に広大な原野を購入し、欧州最大の自然保護区を備えた高級リゾート建設したいとする中国の不動産投資家、黄怒波(Huang Nubo)氏の計画だった。しかしアイスランド政府は購入予定地の広大さを懸念し、11年にこの計画を却下している。(c)AFP/Hugues HONORE
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http://www.minpo.jp/news/detail/201305048225
リカちゃんに住民票 小野町のキャッスル開業20周年で式典
小野町の観光施設リカちゃんキャッスルは3日、開業20周年を迎えた。記念式典が同施設で行われ、小野町の「特別住民票」がリカちゃんファミリーに贈られた。
3日はリカちゃんの誕生日に当たる。式典では名誉館長を務める大和田昭町長が「町おこしプリンセス」としての開館以来の活躍をたたえ、「今後も町の魅力を国内外に伝えてほしい」とリカちゃんに特別住民票を手渡した。リカちゃんは「これからも頑張ります」と応じた。関係者がテープカットし、節目を祝った。
5日までの毎日、来場先着300人に住民票のレプリカが無料で配られる。町のホームページからも来年4月までダウンロードできる。
同館は20周年に合わせて短編映画を上映する3Dシアターやおもちゃランドを新設。リカちゃんのドレス姿でパリなどへの「世界旅行」を楽しめるコーナーや、リカちゃんが県内観光地をPRするブースも設けた。
リカちゃんキャッスルは、タカラ(現タカラトミー)創業者の佐藤安太氏が隣接するいわき市出身という縁で平成5年に開館した。家族連れを中心に年間約10万人を集めていたが、東京電力福島第一原発事故の起きた23年は約3万7千人に減った。今年は震災前の9割程度に回復している。
( 2013/05/04 08:46 カテゴリー:主要 )
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/130507/bsd1305071816007-n1.htm
都心の主要ホテル、昨年度は回復急 「東京観光」に脚光2013.5.7 18:14
帝国ホテルなど東京都心部の主要シティーホテルで2012年度の平均客室稼働率が77・3%と、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で需要が落ち込んだ前年度(65・5%)から大幅に回復したことが7日、明らかになった。1室当たりの客室単価も3・8%高い1万7606円だった。
東京スカイツリーが昨年5月に開業、JR東京駅の赤れんが駅舎の復元工事が昨年10月に完成するなど「東京観光」が脚光を浴びたほか、国内景気への回復期待の高まりから消費マインドが改善しつつあるのも要因だ。
12年度は、帝国ホテルとともに「御三家」と呼ばれるホテルオークラ、ホテルニューオータニを含めた集計対象の計14ホテル全てで稼働率が上昇。東京・お台場のホテル日航東京は前年度の79・5%から12年度は88・5%へ上がった。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20130507-OYT8T01162.htm
外国から観光客続々…兼六園など客足回復
外国人観光客も増えてにぎわった兼六園(2日、金沢市で) 県内の観光地は2008年のリーマンショック以降、低迷していた客足が回復傾向をみせている。安倍政権の経済政策「アベノミクス」などで円安が進み、海外からの観光客も着実に増加。6日までのゴールデンウイーク(GW)期間中も堅調で、観光関係者には「停滞脱出」への期待が広がる。
金沢城・兼六園管理事務所によると、GW期間中(4月27日〜5月6日の10日間)の兼六園の入園者数は9万1658人(1日平均9166人)。1日平均は期間が9日間だった昨年を600人ほど下回ったが、入り込みは4000人増え、10年以降で最多だった。
同園では1〜3月の外国人入園者数も11年の1万2493人、12年の1万5679人から、今年は2万2649人に増加。同事務所は「リーマンショック以降の落ち込みが徐々に回復してきた。アベノミクスによる円安進行も要因の一つと考えられる」とみる。
同園を訪れたスイス人のマーカス・ヘスさん(52)は「東日本大震災や原発事故もあったが、もう大丈夫だと思い日本を旅行先に選んだ」とも話した。外国人観光客の増加は、震災から2年たって安全面への安心感が出てきたことも背景にありそうだ。
11年に「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定された能登半島にも明るい兆しがみえる。輪島市観光協会によると、今年1〜3月の入り込み客数は前年比5〜19%増。同協会は「外国人、特に台湾の観光客が以前より多い」と話す。
七尾市の和倉温泉も客足の回復を実感している。同温泉観光協会によると、2月は前年比約5%増、3月は同約7%増だった。
「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」(旅行新聞新社主催)で33年連続総合1位となった和倉温泉の「加賀屋」も、GWの予約は例年より出足が早かったといい、営業部の担当者は「今年1月頃から雰囲気が良い」と話す。
こちらも外国人客が好調で、加賀屋などをコースに含み5日おきに到着する台湾からのチャーター便ツアーは、4月中旬から8便分が満席状態。米国からのツアー客も好調という。
3月末に能登有料道路が「のと里山海道」として無料化されたことも今後の追い風になるとみられ、担当者は「アベノミクス効果は未知数だが震災で減り続けた客が戻ってきた感がある」と、集客に期待を高める。
(2013年5月8日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20130425ddlk02040033000c.html
白神・世界遺産20年:十二湖に観光シーズン 群青色の湖水、残雪に浮かぶ−−青池 /青森
毎日新聞 2013年04月25日 地方版
神秘的な群青色の湖水をたたえる青池=深浦町で2013年4月22日、酒造唯撮影
拡大写真 世界自然遺産登録から今年で20年を迎える白神山地の十二湖(深浦町)の観光シーズンが始まった。代表的な観光スポットの「青池」では、神秘的な群青色の湖水が残雪に浮かび、観光客の目を楽しませている。
十二湖は、1704年の能代大地震の山崩れで形成されたと言われる大小33の湖沼群。青池はシンボル的な池で、湖水が青い理由はよく分かっていないという。秋田市の女性(46)は「本当に青い色をしていて驚きました」と話した。
深浦町観光課によると、5月中旬からブナの芽吹きが始まり、新緑の時期を迎える。西目屋村と同町を結ぶ白神ラインの開通は5月下旬の予定。【酒造唯】
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http://mainichi.jp/feature/news/20130511k0000e040195000c.html
富士山:期待と不安 世界遺産効果で観光客急増確実
毎日新聞 2013年05月11日 11時48分(最終更新 05月11日 12時31分)
大型連休中、大勢の観光客でにぎわった富士スバルライン5合目。世界文化遺産の登録が確実になり、さらに増える可能性がある=2013年5月4日、手塚耕一郎撮影
拡大写真 富士山が世界文化遺産に登録されることが確実になり、登山者や観光客の大幅増が予想される。旅行会社は新たに観光ツアーを企画するなど「世界遺産特需」に期待する。だが、世界遺産に登録された他の地域では観光客の急増で環境破壊などの問題が浮上した例もあり、富士山の地元自治体も対策に頭を悩ませることになりそうだ。
「今年こそ夢をかなえましょう!」。旅行会社「クラブツーリズム」(東京都)はこんな売り文句でホームページに富士山登山ツアーを特集している。世界遺産への登録勧告が決まってからアクセス数が増えたといい、広報担当者は「大型連休が明けてさらに増えそう」と期待する。
登山や周辺観光の多様な富士山ツアーを企画してきた「はとバス」(同)も世界遺産効果は大きいとみる。「中高年や女性の登山ブームがあり、登山者は増加傾向だったが、今年はさらに伸びるだろう」(同社広報)
富士山周辺の遺跡や神社も世界遺産に登録されるため、両社ともこうした「構成資産」を巡るツアーも新たに企画する予定という。実際、世界遺産登録勧告後の大型連休後半、これらの場所は多くの人出があった。富士山本宮浅間大社(ほんぐうせんげんたいしゃ)(静岡県富士宮市)では4〜6日の3日間で昨年より3万人多い計12万人が訪れた。富士講の宿泊所だった御師(おし)旧外川(とがわ)家住宅(山梨県富士吉田市)も3〜6日の4日間の来場者は昨年の2.5倍の計133人に達した。
一方、国内の世界遺産では登録後に観光客が急増した例が少なくない。「石見(いわみ)銀山」(島根県大田市)は登録された2007年に前年の約2倍の71万人が押し寄せた。車や大型バスによる排ガスや渋滞が問題になり、現在は途中の駐車場からバスに乗り換える方式に変更した。
1993年登録の「屋久島」(鹿児島県)では登録前の登山者は年間約1万人程度だったが、現在は約9万人で推移。植物類が荒らされる被害や、し尿処置の問題が浮上している。かつては山で埋めていたし尿は人力でふもとまで運んで処理しているため資金不足に直面している。
環境省によると、富士山の登山者は最近の登山ブームもあり、昨年(7〜8月)は31万人を超え、05年の集計開始以降2番目の多さ。ただでさえ「飽和状態」といわれる中、世界遺産ブームでさらに増えることは必至だ。
静岡、山梨両県は今夏、マイカーによる乗り入れ規制を強化する。静岡県は県内の3登山ルートのうち、富士宮、須走(すばしり)の両ルートの規制期間を昨年の34日間からそれぞれ52日間、37日間に延長。山梨県も富士スバルラインの規制を15日間から31日間に増やす。これらは登録勧告前から決まっていたが、静岡県道路企画課は「どれぐらい登山者が増えるか先は読めない。規制期間をどう設定するかは今後の大きな課題」と話している。
地元自治体からは、入山料導入による登山者抑制を求める意見も出ており、今後、検討が本格化しそうだ。【三木陽介】
◆世界遺産登録前後の観光客数の変化◆
登録前年・登録年
屋久島(93年) 1万人・8万人(98年)
石見銀山(07年)40万人・71万3000人
小笠原諸島(11年)1万3572人・2万1854人
富士山(13年予定)31万8565人(12年7、8月)・?
※カッコ内は登録年。屋久島と富士山は登山者数。屋久島は推計値。小笠原諸島は当該年度の数
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130510-OYT8T01700.htm
開いてたわぁ京都タワー 改装休業と誤解GW低調
真新しく塗り直されたのに、客足が鈍る京都タワー。足元では大勢の観光客らが行き交う(京都市下京区で)=松田卓也撮影 春の行楽シーズン真っ盛りなのに、京都タワー(下京区、高さ131メートル)への客足が鈍い。来年の開業50周年に合わせ、昨年末から進められていた改装工事のため現在も休業中と誤解されているのが大きな原因という。大型連休期間中の集客は、昨年同期より約3000人も減らした。運営会社は「なんとしても巻き返したい」と、ホテルなどへの宣伝攻勢に躍起だ。(松田卓也、杉山正樹)
改修工事は白い外壁と深紅の展望台を塗り直し、2基のエレベーターを高速化するのが目的で、地上100メートルの展望室とレストランが昨年12月3日から休業。工事は既に完了し、4月1日に営業を再開している。
「工事はいつまで?」「もう開いているの?」。タワーには4月になってこうした問い合わせの電話が1日5件程度あり、大型連休が終わってからは多少減ったものの、1日1〜2件かかってきているという。
運営会社「京都タワー」によると、4月の入場者数は3万8968人と、昨年同期(4万5689人)より約6700人も少なかった。昨年の大型連休中は2万4268人集めたが、今年は2万1321人だった。
同社は「改装で集客増は確実」と期待していたといい、川元博敬事業部長は「営業再開の宣伝が足りなかった」と反省しきり。社員が旅行会社や市内の宿泊施設を回って「営業しています」とアピールを続けるほか、新装タワーをPRするパンフレットを10万部刷って、全国各地の旅行代理店に送る予定だ。
(2013年5月11日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20130511ddlk22020132000c.html
円安進行:観光業者、外国人増加に期待 登録勧告に続く好材料 輸入関係者はため息も /静岡
毎日新聞 2013年05月11日 地方版
円相場が10日、ほぼ4年ぶりに1ドル=100円台まで下落し、県内の観光業者を中心に「外国人の訪日が増える」と、富士山の世界文化遺産登録勧告に続く好材料として歓迎ムードが広がった。ただ、輸入に頼る燃料や食料品を中心に物価上昇の可能性があり、サービス業者や小売店からは「来春は消費増税も控え、何度も値上げはできない」とため息が漏れた。【平塚雄太、山本佳孝、荒木涼子、井上知大】
県観光政策課によると、アジアを中心に外国人観光客は円高で伸び悩んでいたが、円安基調になってから好転している。6月には富士山の世界遺産登録が決まる見通しで、担当者は「正式決定後、国内外のメディアを通じて世界遺産をPRする。外国人観光客は東日本大震災の影響が残っているので円安はチャンスになる」と話した。
一方、「1ドル100円なら家計負担は増える」と指摘するのは静岡大の土居英二名誉教授(経済統計学)。静岡経済研究所などとの共同研究で、12年1〜9月の平均レート1ドル79・3円と比べ100円になった場合の家計の負担増を算出した。
その結果、1世帯当たり年平均9・6万円の負担増で、世帯主の年代別では、特に消費が多い40〜64歳の層が年間10万〜11万円ほど支出が増えるという。
全体の消費者物価は2・6%上昇すると試算。食品は油脂・調味料の4・6%を最高に平均2・8%、他にガス代8・9%など燃料関係を中心に多くの値上がりが見込まれる。
県公衆浴場業生活衛生同業組合長の小長井正さん(91)は、静岡市葵区駒形通3で1927年から銭湯「桜湯」を営む。ボイラー燃料「A重油」は高騰するばかりで「廃業しろということか」と肩を落とす。入浴料は07年に10円上げて以来360円。値上げも考えるが「料金改定を県に申請するにも時間がかかる。客離れと燃料費の兼ね合いで組合でも意見がまとまらない」と悩む。「この辺が潮時かな」とつぶやいた。
同区七間町のパン店「ベーカーズマーケット」の店長、手塚登さん(44)は「以前の円安時と違い、チーズやバターなど乳製品不足による慢性的な値上がりがある中での円安だから厳しい」とこぼした。来店した女性(38)は「2割程度の値上げなら我慢できる」と話していたが、手塚さんは「値上げは避けられないが、来年4月には消費税が上がる。タイミングが難しい」と頭を抱えていた。
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http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20130510/CK2013050902000240.html
熱海、自転車なき坂のまち 銀輪観光こぎ出す
2013年5月10日
◆「電動」で傾斜スイスイ
国際観光温泉文化都市の熱海だが、あまりに急な坂道は、市民生活から自転車を遠ざけ、観光客も徒歩かバス・タクシーでの移動が常識だ。そんな坂のまちで、電動アシスト自転車を使った観光客向けレンタサイクルビジネスが始まった。果たして、銀輪観光は根付くのか−。
大型連休目前の四月二十六日、市職員ら八人が自転車にまたがり、熱海海岸からJR熱海駅までの三・五キロを疾走した。一見婦人用自転車だが、電動アシスト付き。急傾斜でも隊列は乱れない。観光客から「頑張れ!」と声援も飛び、無事にゴール地点のホテルにたどり着いた。
ミス熱海梅娘の白石璃沙(りさ)さん(27)の自転車乗車は三年ぶり。「坂を上っているのに押されている感じ。少し汗ばみましたが、大丈夫だと思います」と普及への手応えを話した。
市内では自転車にめったにお目にかかれない。熱海商工会議所によると、自転車店はない。中学生も歩くかバスか電車で通学。熱海駅近くの三百六十台収容の二輪駐輪場も自転車用は十台分だ。
レンタサイクルに名乗りを上げたのは、都内の省エネコンサルタント業「リレーションズ」。十月末まで試験営業する。観光名所「貫一お宮の像」近くのコンビニ店、熱海駅そばのホテルの二カ所に四台ずつ配置。サイクリングを楽しんだ後、どちらかで返却手続きをする。三十分ごとに百円で午前九時から午後七時まで。精算はクレジットカードだ。担当の土屋敬さん(28)は「今後は駐輪場を増やすこと。便利さをアピールできれば」と期待する。
ただ、電動アシスト車を使った試みは、今回が最初ではない。熱海建設業協会などは三年前、可能性を探った。にぎわいづくりが市の税収アップにつながり、やがて公共工事も増える−。そんな夢を描いていた。
参加者から「ドライブと異なる景色に感激した」という声の一方、「トンネル内の走行が怖い」などと課題が浮き彫りに。活動の中心にいた渡辺修さん(64)は「自転車専用レーンがないと危なく、行政の道路対策が必要という結論」と振り返る。
サイクリングマップもない現状だが、移動手段を増やして観光の幅を広げたい願いは市も同じ。渡辺昭信観光建設部長(59)は「車通りの少ない裏道ルートを紹介できるよう考えたい」と話している。
(斉藤明彦)
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http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=302178&nwIW=1&nwVt=knd
県内GW 西高東低 観光客6%増の24万人
2013年05月08日08時18分
「四万十ブーム」が観光客数押し上げ―。今年のゴールデンウイーク(GW=4月27日〜5月6日)の県内39施設の利用者は計24万1711人で、昨年同時期(4月28日〜5月6日)の22万7706人より6%増えたことが7日、県観光コンベンション協会の集計で分かった。高速道延伸やテレビドラマ効果による県西部の人気が全体を押し上げ、龍馬ブーム後の2011、12年と続いた減少が下げ止まった形。一方で県東部の施設は苦戦した所が多く、〝西高東低〟となった。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20130511-OYT8T01259.htm
鹿島酒蔵ツーリズム快走 2年目5万人集客
大勢の来場者でにぎわった酒蔵ツーリズム(3月30日) 酒造が盛んな鹿島市で、酒蔵を巡って飲み比べを楽しむ春のイベント「鹿島酒蔵ツーリズム」が人気を集めている。期間は3月末の2日間だが、初めて開いた昨年は約3万人、今年は約5万人が訪れ、好調だ。折しも、観光庁は3月、日本の酒文化を観光資源にしようと、官民共同で協議会を設立。全国的に機運が高まる中、地酒を起爆剤にした鹿島の取り組みについて探った。(大野亮二)
江戸時代に宿場町「肥前浜宿」として栄えた鹿島市の浜地区。多良岳山系の水に恵まれ、酒蔵が軒を連ねる一帯は「酒蔵通り」と呼ばれる。
ツーリズムが催された3月30、31日。通り沿いには、日本酒の試飲やつまみの試食ができる机が並び、大勢の人が行き来した。酒が飲めない人や子ども向けには、甘酒や酒を使った菓子が用意され、家族連れの姿も多かった。武雄市から訪れた飲食店経営、江口千津子さん(55)は「多くの銘柄を味わえたし、蔵も見学できた」と満足そうな表情を浮かべた。
ツーリズムのきっかけは、鹿島市の富久千代酒造の「鍋島」が2011年、世界最大級のワイン品評会の日本酒部門で最高賞を受賞したことだ。脚光を浴びる中、「市内の6蔵がまとまって鹿島の酒をアピールしよう」との機運が高まり、6蔵と市、市観光協会などで鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会を同年9月に設立。新酒と桜の開花に合わせ、3月下旬に一斉蔵開きを目玉としたイベントを開くことにした。
市によると、初回から市の人口と同規模の約3万人を集め、総額約2000万円を売り上げた。約5万人が訪れた今回は、駅や会場を循環するバスを6台に倍増させたが、それでも足りないほど。売り上げの集計はまだだが、前回を上回るのは確実だ。
ただ、経済効果が広域に波及しているとは、まだ言い難い。
推進協会長で、富久千代酒造社長の飯盛直喜さん(50)は「会場周辺の飲食店に足を伸ばしたり、旅館に泊まったりするお客が少ない」と指摘。「ツーリズムは鹿島に来てもらうきっかけ。年間を通して集客するには酒だけでなく、食や宿泊の魅力にも触れて頂くことが肝心だ」と話す。
市も「日帰りに頼らない仕掛けが必要」として、酒だけでなく、地元の祐徳稲荷神社や民俗芸能「面浮立」の見学などをセットにした宿泊ツアーを9月に開く予定だ。
市議会も3月、市に日本酒普及の取り組みを促す「日本酒で乾杯を推進する条例」を議員提案で制定しており、地域挙げての支援を進める。
◇酒で地域おこし、観光庁後押し
地酒を観光資源にした地域おこしの仕掛けは、すでに新潟県や京都府、兵庫県などで行われている。広島県東広島市では1990年から毎年10月の2日間、蔵を開放した「酒まつり」が行われており、約24〜25万人を集める。また、蔵を改装したカフェや藍染め体験施設もあり、多彩な楽しみ方ができるのが特徴だ。
こうした先進事例を全国に波及させようと、観光庁は3月26日、酒造業界や観光団体などとともに「酒蔵ツーリズム推進協議会」を設立した。全国の事例を収集して発信し、地酒を活用した地域おこしを促進する方針だ。また、外国人観光客にも日本の酒を知ってもらうことで、将来、国産酒の輸出拡大につなげる狙いもある。
知名度や取り組みでは“後発組”の鹿島市だが、全国の若手蔵元有志でつくる「酒サムライ」のコーディネーター、平出淑恵さん(神奈川県)は「日本酒という元々、地域にある資源に全員参加で光を当て、2年で軌道に乗せた意義は大きい。酒蔵を使った活性化を目指す他地域の見本になる」と指摘。「同様の取り組みが全国に広がれば、世界に日本の酒文化を発信でき、輸出の増加が期待できる」と話している。
(2013年5月12日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20130511-OYT8T01319.htm
大遷宮、門前町も「甦り」 店舗5年前の3倍に
本殿遷座祭の参拝者をもてなすため、あんどんが並べられた神門通り(10日夜、出雲市大社町で) 出雲大社(出雲市大社町)の門前町「神門(しんもん)通り」(520メートル)は、マイカーでの参拝が主流になり、人通りが減っていたが、住民の取り組みでにぎわいが戻ってきた。5年前に約20軒だった飲食店や土産物店は60軒に増加。「平成の大遷宮」で大社とともに復活した。(岸下紅子)
JRや一畑電車の駅から続く参道として旅館や飲食店が並んだが、1970年代以降、車で訪れる参拝者が増加。通りを歩く人が減り、空き店舗が増えた。
しかし、近年のパワースポットブームなどで若者の参拝者が増え、「通りで店を出したい」と希望する声も出始めた。
そこで住民らが2007年、「神門通り甦(よみがえ)りの会」を結成。空き店舗情報をまとめて出店希望者に紹介していったところ、県外から移ってきて店を出す人も現れた。
通りの魅力づくりに工夫もした。各店の店先には縁台を並べて参拝者が休憩できるようにし、店を紹介するマップも作成。何度も来たくなるように、どの店も「ごみをもらいましょうか」と参拝者への声かけを心がけた。県も後押しし、アスファルトの路面を石畳で舗装し、歩道の幅を広げた。
出雲大社周辺は大型連休中、昨年より37万人多い70万人が訪れ、神門通りもにぎわった。大阪市からUターンして昨年11月にカフェを開いた坂根めぐみさん(35)は「大遷宮の恩恵。これからもお客さんとのご縁をしっかりつないでいきたい」と語る。
甦りの会の会員は現在55人。10日の本殿遷座祭では通りにあんどん150基をともして参拝者をもてなした。代表の田辺達也さん(55)は「遷座祭が終わっても、神門通りがどれだけ魅力的であり続けるかが大切」と、決意を新たにした。
(2013年5月12日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20130512rky00m020002000c.html
チューン・ホテルズ:初の日本展開 エアアジア傘下
2013年05月12日
格安航空会社(LCC)エアアジア傘下でホテル運営会社チューン・ホテルズの格安ホテルが、近く那覇市に進出する。「チューン」ブランドの日本展開は初。音楽配信などを手掛けるフォンツ・ホールディングス(東京、小野間史敏社長)が、那覇前島りらっくすホテルを取得し、「チューンホテル那覇」として開設する。当初7月の開業を計画していたが、数カ月延びる見込み。
フォンツ・ホールディングスグループは、りらっくすホテル運営のリラックス観光(那覇市、東江一成社長)との売買契約を5月中に締結する予定で取得費は約10億円。ホテルの管理運営は子会社が手掛ける。
一方、従業員の処遇については、採用にはあらためて申し込みが必要で、全従業員が継続雇用されるかは不透明という。従業員の就労支援について東江社長は「きちんと対応したい」とした。
チューン・ホテルズは2007年にマレーシアで開業した格安ホテルでベッドとシャワー、トイレなど最低限の基本サービスを提供し、空調やタオルなど追加サービスは課金するというLCC的なビジネスモデルを展開。東南アジアを中心に20軒以上を開業するなど拡大を続ける。
フォンツ・ホールディングスは「チューン」ブランドの格安ホテルをチェーン展開するシンガポールの企業と業務提携し、ホテル事業に参入。沖縄を皮切りに今後日本国内で事業拡大を目指す。
(謝花史哲)
(琉球新報)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20130513-OYT8T00044.htm
8水族館 熱い集客競争
低迷しながわ 区が支援策検討へ
しながわ水族館では、目玉となるイルカショーのレベルアップを目指して日々、訓練を積んでいる サンシャイン水族館(豊島区)の全面改装やすみだ水族館(墨田区)のオープンで、都内の水族館の集客競争が激化している。8館がひしめく都内では、利用者が伸び悩む水族館も出てきており、てこ入れを始めるところも。だが、大規模な設備改修に踏み切れるのはまれで、アイデアでの勝負が求められそうだ。(石川千佳)
水中トンネルなどで知られる品川区立しながわ水族館(勝島3)。大型連休後半の今月4日、水族館前の歩道では、ベンチに座れず、地べたに座って昼食を取る人たちがずらりと並んでいた。
「子どもの体力を考えると、休憩スペースが少ないのは大変」。7歳と4歳の息子を連れて初めて同水族館を訪れたという川崎市の会社員荒川貴徳さん(47)は、疲れた表情でこう語った。別の来館者からは「生き物と触れ合える展示が少なかった」「背の低い子どもだと展示が見づらい」といった声もあがる。
1991年10月に開業した同水族館は、全長22メートルの水中トンネルや、23区内で当時唯一見られたイルカショーなどが人気を呼び、92年度には約165万人が訪れた。97年度以降は60万〜70万人台で推移したが、2006年度からは客足の落ち込みが進んでいる。12年度は7年連続の減少となり、前年を14%下回る過去最低の43万人にとどまりそうだ。
これまでもペンギンコーナー(96年)やサメ水槽(01年)を増築したりしてきたが、「費用対効果が不明」として、06年のアザラシ館を最後に増築はしていない。品川区公園課の担当者は「お客さんは新しい物好き。全体的に手狭だが、厳しい財政事情では大規模な設備改修も難しい」と頭を抱える。
現在は収益的にもまだ黒字だが、てこ入れのため、区は今月中にも水族館の経営改善委員会を設置して、集客策を検討することになった。区幹部らがイベントなどを通じた集客支援策を考えていくという。担当者は危機感を募らせる。「このまま漫然と運営を続けていては、近いうちに赤字に転落してしまう」
(2013年5月13日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130514/fki13051402030003-n1.htm
観光客数減少も消費額増 24年 宿泊増でカバー、東尋坊など人気 福井
2013.5.14 02:02
県は13日、平成24年の県内の観光客入れ込み数が977万4千人で前年比で0・3%減少したものの、観光消費額は同0・4%増の797億円だったと発表した。日帰り客の減少を宿泊客の増加でカバーしたが、22年以来の1千万人の大台回復とはならなかった。
県によると、観光客数のうち日帰り客は734万6千人、宿泊客は242万8千人。観光消費では県内からの宿泊客が14億円増の129億円と伸びを支えた。
観光地別でみると、あわら温泉が前年比9万4千人増の85万2千人で、北陸新幹線金沢開業を見据えた観光PR活動に一定の成果が出た形となった。また、熊川宿(若狭町)が7万6千人増の35万6千人など嶺南も健闘した。一方、一乗谷朝倉氏遺跡は72万1千人で21万7千人減の大幅減となった。前年のテレビCM効果分がほぼなくなり、22年並みの数値となった。県内トップは東尋坊の116万9千人だった。
イベント別では、さばえつつじまつりが前年比10万6千人増の34万2千人でトップ。次いでふくい春まつりが3万7千人増の24万2千人など、大型イベントが比較的好調だった。一方で、おおの城まつりが6万2千人減、花換まつり(敦賀市)が1万9千人減など中規模のイベントで客足が遠のく傾向がみられた。
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http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130515/201305151055_20017.shtml
「昇龍道」誘客へ連携 中部の推進協、台湾観光協会と覚書
2013年05月15日10:55
観光交流などの協力について覚書を交わす昇龍道プロジェクト推進協議会と台湾観光協会の関係者=台湾・台北市内
台湾を訪れている、中部地方への外国人観光客の誘致を目的とした「昇龍道」プロジェクトの推進協議会は14日、台湾観光協会と、台北市のホテルで観光、友好交流についての覚書を結んだ。調印後は、岐阜・下呂・郡上観光宣伝協議会の会長として推進協の一団に加わった細江茂光岐阜市長があいさつ、3市の観光をPRした。
中部運輸局や中部9県の自治体、中部経済連合会などでつくる同推進協が、台湾で観光誘致を図る「台湾昇龍道誘客ミッション」の一環。ミッションには、団長を務める中部経済連合会の 三田敏雄会長をはじめ、副団長の細江市長、野村誠下呂市長、日置敏明郡上市長ら 計80人が同行、13日から現地の政府観光局や旅行会社、航空会社などを訪問している。
覚書は、両団体が双方の観光交流について協力することで合意し、三田会長が調印した。調印後の夕食会で細江市長は「岐阜、下呂、郡上の3市は昇龍道に欠かせない場所。これを契機に、さらに交流が深まることを期待したい」と話した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130515-00000333-yom-soci
ミシュラン広島、17日発売…お好み焼き★なし
読売新聞 5月15日(水)12時16分配信
日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長(左)から記念品を受け取る「なかしま」の店主・中島徹夫さん(14日、広島市南区で)=近藤誠撮影
フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」は14日、広島県のレストランなどを星の数で格付けする「ミシュランガイド広島2013特別版」(税込み2520円)の内容を発表した。関東版、関西版、北海道特別版に続く国内4地域目で、17日に全国で発売される。
最高評価の三つ星は、広島市中区の日本料理店「なかしま」。二つ星は5店、一つ星は24店で、星は付かないが3500円以下で楽しめる手頃な店として49店を紹介し、名物のお好み焼き店が6店入った。
ミシュランによると、広島県では厳島神社と原爆ドームが世界遺産に登録されており、外国人観光客が多いことから発刊した。
「なかしま」の店主、中島徹夫さん(39)は「信じられない。三つ星の名に恥じないよう努力していきたい」と話していた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130516/CK2013051602000139.html
GW人出 観光入り込み回復傾向 特急乗客9000人増
2013年5月16日
県は十五日、ゴールデンウイーク(GW)の観光入り込み状況をまとめた。四月二十七〜五月六日の十日間に県内の主な観光・レクリエーション施設を訪れた人は八十二万九千五百八十人で、前年(九日間)より27・6%増加。一日平均でも25・7%増えた。
県によると、一日平均は、東日本大震災前の二〇一〇年に比べても1・8%減とわずかで、震災による落ち込みから回復傾向にある。今年は天候に恵まれたほか、休日の並びが前後半に分かれたことが、都内などから近い県内観光地に有利に働いた可能性もある。
地域別では、九十九里が前年比29・5%増で、二十七日に開通した圏央道木更津東インターチェンジ−東金ジャンクション間の効果があったとみられるという。
一方、宿泊は六万八千四百二十九人、同12・5%増で、一日平均では3%増。一日平均を一〇年と比較すると4・7%増えた。
県内の代表的な観光・レクリエーション四十二施設と宿泊二十施設で調べた。利用者の多い幕張メッセなどは調査から除いている。(小川直人)
◇
◆JR東日本千葉支社調べ「長期休暇減が影響」
JR東日本千葉支社は、ゴールデンウイーク(四月二十六日〜五月六日)の列車の利用状況をまとめた。特急列車の利用者数は二十六万六千人で、昨年の二十五万七千人を九千人(4%)上回った。
まとめによると、成田エクスプレスの乗客が十三万二千人(前年同期十二万九千人)で、房総方面へ向かう特急わかしお、さざなみなどは十三万四千人(同十二万八千人)だった。
近距離切符の発売枚数は七百四十二万枚(同七百三万枚)だった。大型連休中の休日に東京・新宿と館山、銚子、安房鴨川を結んで臨時運行したお座敷列車三本の平均乗車率は76〜86%(同67〜94%)だった。
同支社は利用者の増加について「連休が前半と後半に分散し長期休暇が取りにくく、国内の旅行者が増えたことが影響したのではないか」とした。(白名正和)
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http://news.livedoor.com/article/detail/7678877/
外国人が「行ってよかった!」という日本の観光地ランキング2013が発表! 1位は広島の原爆資料館
ロケットニュース242013年05月16日08時00分
コメント3
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毎年、海外から700〜800万人もの外国人が日本旅行に訪れている。彼らは日本に来て一体どこを観光しているのだろう?
外国人旅行者が「行ってよかった!」という日本の観光地ランキングが発表されたぞ。外国人にウケる観光地といえばやっぱり京都? それとも東京? ランキングによると、なんと1位はなんと広島県! 原爆ドームのある平和記念資料館である。
このランキングを発表したのは旅行情報サイト「トリップアドバイザー」だ。ランキングは過去1年間に外国人から投稿されたクチコミを元に作成されたのだという。
どんな国の人でも、外国人が好きそうな日本の観光地と言えばやはり東京と京都だ。確かにランクインした観光地も東京と京都がそれぞれ6施設とトップである。だが、意外なことに1位を獲得したのはショッピングを楽しめる都心部でもお寺など日本らしい風景でもない、広島の平和記念資料館だったのである。
・平和記念資料館を訪れた外国人旅行客の声
「三度行きましたが、毎回衝撃を受けて出てきます。外国人で日本語わからない方には是非、説明する機械を借りてほしいですね」(スペイン)
「衝撃的、でもすごく意義があった」(オーストラリア)
「戦争にヒーローなんていない。誰もが被害者なんだということを感じました。ここは世界最高の博物館です」(オーストラリア)
「日本に行ってここを訪れずに帰るなんてありえない」(インド)
「訪れる価値のある博物館。被害者が感じた恐怖を感じ取ることができる。展示には平和と二度とこのようなことが起らないよう願いがこめられている」(中国)
「展示はデリケートな問題も含みますが、全ての年齢の人が見るべきです。深く考えさせられるでしょう」(スイス)
平和記念資料館が1位に輝いたのは、もちろん旅行者自身が「行ってよかった」と感じただけではないようだ。クチコミを見てわかるように「日本に行って原爆資料館に行かないなんて考えられない」、「少しぐらい無理してでも行くべきである」と、より多くの人に訪れてほしいと感じているからだろう。これらの声を見ていると、日本人である私たちも感じるものはないだろうか。
なお、ランキングはメジャーなところから日本人もなかなか行かないような場所まで様々な場所がランクインしている。世界では日本のどんな場所が好まれているのか、海外の人の目を通して改めて日本を知るきっかけになるかもしれない。
(詳しいランキング結果はこちらhttp://wp.me/p25BsW-1nCB)
参照元:トリップアドバイザー
執筆:澤井恵
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20130518-OYT8T01369.htm
国交省が離島ツアー企画…第一弾は「天売・焼尻」
焼尻島で育てられている羊(2011年7月) 国土交通省北海道運輸局が、天売島と焼尻島を船で巡る離島ツアーを企画し、旅行会社を通じて5月下旬から販売を始める。観光客を呼び込み、赤字にあえぐ離島航路や離島観光の活性化を狙った企画で、運輸局自体がツアーを企画する例は全国初という。西川健局長は「新しい観光モデルになる行政手法で定着させたい」と話し、利尻・礼文、奥尻と順次、離島ツアーを企画していく。
離島観光は、シーズンが限られ、交通手段も不便なため、個人旅行の場合、割高になったり、予約が煩雑だったりするケースが多いという。旅行会社も、費用対効果から企画しにくいため、運輸局は、自ら企画して旅行会社に売り込むことにしたという。
職員が、夕食の食材の仕入れ交渉も行い、6月から催行する「天売・焼尻」ツアーでは、高級食材として知られ、ほとんど出回ることのない焼尻島育ちの羊肉「焼尻プレ・サレサフォーク」をディナー用に確保した。札幌発着1泊2日で大人1人2万4800〜2万7800円。通常より約2割安く設定できたという。
のんびりした時間を楽しむ離島観光は1970年代にブームになったことがある。今も羽幌―天売・焼尻間の船の利用は夏場の観光客が多くを占めているが、2012年度の同区間の総輸送客数は約4万人と10年前の約半数になっている。12年度の赤字1・5億円は、国などの補助金で補っているという実情もあり、運輸局は離島観光の活性化で、補助金削減につなげたいという思いもある。
(2013年5月19日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20130518-OYT8T00488.htm?cx_thumbnail=04&from=yolsp
和傘 観光客にレンタル〜美馬・「藍蔵」来月スタート
レンタル用の和傘を点検する製作集団のメンバー(美馬市脇町で) 徳島県美馬市美馬町の伝統産業・和傘復活を目指し、地元の主婦らでつくる「美馬和傘製作集団」(森下佳奈子代表、10人)は、梅雨時期の6月中旬から同市脇町の道の駅関連施設「藍蔵」で和傘のレンタルを始める。販売が伸び悩む和傘を観光客らに使ってもらい、ファンを増やすのが狙い。
同集団は和傘を作って、販売したり、修理の依頼を受けたりしている。最近では、傘の骨の材料になる竹の確保にもメドがつき、量産も可能になった。
しかし、和傘は1本5000円程度し、「洋傘に比べて重くて価格が高い」など、なかなか売れないのが現実。そこで、観光客らが多く訪れるうだつの町並みにある「藍蔵」に、レンタル和傘を置き、良さを知ってもらうことになった。
店頭に雨用5本と日傘5本を置く。森下代表は「歴史のある町並みを和傘はよく似合うと思うので、ぜひ、和傘を差して歩いてほしい」と期待を込める。「藍蔵」を運営する市の3セク「ふるさとわきまち」の篠原秀輔社長は「伝統産業の復活に協力できれば」と話している。
レンタル和傘は1回500円。別に保証金2000円(返却時に返金)が必要。
(2013年5月18日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY201305170368.html
潤う横浜中華街 直通運転2カ月、埼玉から観光客大幅増
観光客でにぎわう中華街=横浜市中区
【佐野憲太郎】東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まって、16日で2カ月がたった。みなとみらい線周辺は、ゴールデンウイーク中も東京や埼玉からの多くの観光客でにぎわった。繰り返し足を運んでもらえるかが、今後のカギになる。
みなとみらい線を運行する横浜高速鉄道(横浜市中区)によると、4月27日〜5月6日の連休中、横浜駅を除く同線5駅(新高島、みなとみらい、馬車道、日本大通り、元町・中華街)の利用客は昨年同期比で16・4%増え、約198万7千人だった。
中でも、終点の元町・中華街駅は31・2%も増えた。横浜中華街では飲食店に長い列ができ、横浜中華街発展会協同組合は「2割ほど人が増えた」という。元町ショッピングストリートの協同組合「元町SS会」の山田義人事務局長も「女性を中心に埼玉から来る人が増えている。休日は例年より2〜3割増えた」。連休後の平日も15%ほど増えているという。
山下公園や横浜港を一望できる横浜マリンタワーも、相互直通運転開始後1カ月間で展望フロアの入場者数が昨年同期比で約9・6%増加。連休中は約28・7%増えたという。
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http://www.asahi.com/international/update/0518/TKY201305180191.html?ref=com_rnavi_arank
2013年5月19日7時55分
ラサの町並み、様変わり 中国政府、世界遺産でも再開発
【北京=林望】中国チベット自治区のラサ旧市街で、昨年末から大規模な再開発が進み、伝統の町並みが様変わりしようとしている。見かねたチベット出身の作家の訴えに各国のチベット研究者が応え、ユネスコに調査を求めている。
ラサ市は昨年12月、15億元(約250億円)を投じて旧市街保護プロジェクトを始めた。「文化財の保護、住民生活の向上、都市イメージの向上」(市住宅建設局幹部)を掲げる。世界遺産の歴史地区に含まれるチベット仏教の聖地ジョカン寺の周辺で、古い商店や住宅の移転改築、道路の舗装や下水工事、寺院の修復などを進めている。
これに異議を唱えたのは北京を拠点に活動し、3月に米国務省の「国際勇気ある女性賞」を受賞したチベット出身の作家オーセルさん(46)。住民からの情報や写真を公表し、再開発で伝統的な町並みが失われて、周辺の鉱山開発による河川の汚染など環境が損なわれていると自身のブログで訴えた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130518/tcg13051812470006-n1.htm
【鑁阿寺、国宝へ】
脚光浴びる鑁阿寺と足利氏 足利市も関連施設整備
2013.5.18 12:44 (1/2ページ)
国宝指定が答申された鑁阿寺本堂
国の文化審議会で17日、国宝指定が答申された栃木県足利市の古刹(こさつ)、鑁阿寺(ばんなじ)本堂(同市家富町)。国宝指定は栃木県内では56年ぶり17件目となる。鎌倉時代に創建、足利氏の氏寺として知られ、貴重な文化財の宝庫でもある。同市樺崎町の国史跡・樺崎寺跡(法界寺跡)も復元整備中で、文化・観光資源として足利氏と関連施設が脚光を浴びそうだ。(川岸等)
栃木県内の国宝指定は昭和32(1957)年2月、小太刀・銘(めい)来(らい)国俊(くにとし)(日光二荒山神社蔵)以来。建造物では27年11月、日光市の輪王寺大猷院(たいゆういん)霊廟以来61年ぶり。また、足利市内では足利学校所蔵の古書籍4点が国宝に指定されている。
鑁阿寺は建久7(1196)年、足利氏2代・義兼が邸宅内に持仏堂を建てたのが始まり。3代・義氏が大御堂(おおみどう)(本堂)を建設したが、落雷被害などで正安元(1299)年、7代・貞氏が再建した。
鎌倉時代の建造物が700年以上現存するのは極めて異例で、源頼朝が鎌倉幕府を開いた神奈川県鎌倉市にも「震災被害などで鎌倉期の建造物は皆無」(同市教委文化財部)。前足利市文化財専門委員の北口英雄氏(75)は「鑁阿寺は奇跡的に火災に遭っておらず、中世の貴重な文化財の宝庫だ」と強調する。
本堂の他、国重要文化財6件をはじめ県指定25件、市指定19件の文化財がある。鐘楼(国重文)は鎌倉期の建造物で歴史的価値が高い。尊氏関連では古文書と尊氏寄進の青磁香炉がともに国重文。
約4万平方メートルの敷地は「足利氏宅跡・鑁阿寺」として国史跡に指定。土塁と堀に囲まれ武家屋敷の面影を残す。義兼は鎌倉幕府を支えた有力御家人で、妻・時子は頼朝の妻・北条政子の妹。元県文化財保護審議会長の前沢輝政氏(87)は「国宝指定は当然。武家政権を担った足利源氏の歴史的重要性は高い」と指摘する。
足利市は平成23年策定の市歴史文化基本構想で「足利氏」を前面に出した事業を展開。鑁阿寺の北東約5キロにある足利氏の廟所跡、国史跡樺崎寺跡(約10万平方メートル)の復元整備事業も主要事業の一つで、30年度の完成を目指し、発掘調査とともに庭園整備を進める。
市教委文化課は「国宝指定で、観光拠点としても事業推進に弾みが付く」として、「足利学校と鑁阿寺」を一体的にPRしており、市観光交流課は「付加価値が高まり、一層の誘客対策を検討したい」としている。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130517/oit13051702080000-n1.htm
「おんせん県」認められず 喜び湧かぬ大分県 安堵感漂う群馬県
2013.5.17 02:07 (1/2ページ)[ピックアップ地方ニュース]
大分県が目指した「おんせん県」の商標登録は認められなかった。商標登録を新たな観光戦略の目玉とするはずだっただけに、担当者らの落胆は大きい。申請直後は「温泉を独り占めするのか」などと批判を受け、波紋を呼んだ騒動は収束するのか。(津田大資)
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「うどんも日本中どこでもあるのに、香川県のうどん県は認められ、おんせん県はなぜだめなのか」
大分県の観光・地域振興課の担当者は動揺を隠せない様子でこう語った。
大分県は、別府や由布院といった有名な温泉地があるだけでなく、源泉数約4500カ所、湧出量も1分あたり290キロリットルなど、日本一の事項が多数あり、関係者は商標登録に自信をみせていた。
ところが、特許庁から送付されたのは登録を認めない拒絶理由通知書だった。「多くの温泉がある県」程度の意味しかなく、他の県も「温泉県」を使用しているため商標登録はなじまないと一蹴されてしまった。
40日以内に反論する意見書を提出すれば再審査を受けられるが、特許庁によると、覆るには新たな意義付けが必要になるため、ハードルは高いという。
大分県は「まだ最終的に決定したわけではない」と反論の意見書を出すかどうか検討しており、あきらめ切れないようだ。
一方、草津温泉をPRするため「温泉県」を使用している群馬県は、大分県が昨年10月に商標登録申請した直後、不快感をあらわにしていたが、一転した対応をみせる。
群馬県観光物産課の担当者は「申請当初は驚いたが、その後大分県から登録されても『温泉県』の使用を制限しないと説明を受けており、もうケリがついたこと。特にコメントはありません」と安堵(あんど)感を漂わせた。
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http://mainichi.jp/select/news/20130519mog00m020013000c.html
宝塚ファミリーランド:閉園10年 低迷する宝塚観光 「夢ある街」へ起爆剤不可欠
2013年05月19日
関西の子どもたちにとって「夢の国」だった兵庫県宝塚市の遊園地「宝塚ファミリーランド」が閉園してから今年で10年が過ぎた。閉園後、同市を訪れる観光客数は大きく減少しており、同市は来年の宝塚歌劇100周年などをきっかけに観光客増加を目指す。宝塚の観光の歴史を振り返り、将来の課題を探った。【森本宗明】
ファミリーランドは阪急電鉄創業者の故・小林一三氏が鉄道利用客を増やそうと、1911(明治44)年に「宝塚新温泉」として開業。13年には宝塚歌劇団の前身の「宝塚唱歌隊」が誕生し、翌年から施設内の劇場で公演を始めた。60年に名称を公募し、「宝塚ファミリーランド」に。家族連れを中心に年間200万人以上が訪れる人気スポットで、宝塚市にとっては歌劇と並んでかけがえのない観光施設だった。
しかし、2002年4月、阪急電鉄はファミリーランドの閉園を発表。毎日新聞は1面トップで報じ、多くの人に大きな衝撃を与えた。少子化や01年開業のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)に客を奪われたことが引き金となり、03年4月7日に90年以上の歴史に幕を閉じた。
他市の観光関係者が「阪急が作り育てたファミリーランドと歌劇にお客さんは次々とやって来た。行政は何もする必要はなかった」と振り返るように、2施設の集客力は抜群だった。それだけに閉園の影響は大きかった。
同市によると、閉園前には1000万人以上だった同市への観光客数は11年度には846万人まで減少。ファミリーランド跡地に03年9年に開園した公園「宝塚ガーデンフィールズ」も集客数は伸びず、12月24日に閉園されることが決まった。
同市は、来年の宝塚歌劇100周年、市立手塚治虫記念館20周年、市制60周年の「トリプル周年」に向けて、祝賀ムードを高めようと周年記念事業の概要を決めた。記念バナーの掲示などを展開する予定だが、全国にアピールするほど魅力ある事業は見当たらない。
九州新幹線の全線開通によって観光客の通過都市に陥る恐れがあった熊本県は、その危機感からマスコットキャラクター「くまモン」を誕生させ、全国への熊本のPRに成功した。宝塚市が祝賀ムードを広げて集客力を伸ばすには、くまモンプロジェクトのような起爆剤となる仕掛けが不可欠だ。
先月再選された中川智子市長は16日の市議会本会議で「市民の皆さまに新たな夢を提案できるよう、全力で取り組みたい」と抱負を述べた。宝塚が「誰もがあこがれる夢のある街」であり続けるために、その行政手腕に期待が集まる。
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http://mainichi.jp/feature/news/20130519k0000e040178000c.html
世界遺産:目指す2候補地 政府推薦枠巡り攻防
毎日新聞 2013年05月19日 13時53分(最終更新 05月19日 14時29分)
教会群の構成資産の一つ、長崎市の大浦天主堂=神崎真一撮影
拡大写真 世界文化遺産の2015年登録に向けた今年の政府推薦候補1枠をめぐり、九州・山口ゆかりの2件がせめぎ合っている。文化庁が推す見通しの「長崎の教会群とキリスト教関連遺産(教会群)」と、内閣官房が熱心な「日本の近代化産業遺産群−−九州・山口及び関連地域(産業遺産群)」。双方に関係する長崎県は教会群を優先する姿勢を明確にし、関係自治体は一枚岩ではない。政府は9月末までに推薦候補を絞るが、省庁間の主導権争いも絡み、混沌(こんとん)としそうだ。【大場伸也】
産業遺産群の構成資産の一つ、長崎市の軍艦島(端島)=本社ヘリから木葉健二撮影
拡大写真 文化庁は4月、世界文化遺産への登録を待つ国内10候補の準備状況などを評価し文化審議会に報告、教会群を「推薦可能」と判定した。一方、産業遺産群は内閣官房で推薦手続きが進んでいる。政府は遅くとも9月末までに推薦候補を一つに絞り込み、14年2月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦。15年にユネスコで審査される。
これまでは事実上、文化庁のみで推薦候補を決めていたが、昨年5月の閣議決定で、産業遺産群のように稼働中の工場や港湾などを含む場合、内閣官房が事務局を務める有識者会議で推薦できるようになった。文化庁と内閣官房が異なる候補を推薦した場合、関係閣僚会議で調整する初のケースとなる。
長崎県が教会群の15年登録を強く推すのは、潜伏キリシタンが大浦天主堂で信仰を告白した「信徒発見」から150周年という節目の年だからだ。昨年の政府推薦を巡って「富岡製糸場」(群馬県)に競り負けた。今回は15年に向け、時間的余裕がない再挑戦だけに「今年の政府推薦は譲れない」(長崎県幹部)と力を入れている。
一方、同県は長崎市の端島(軍艦島)などを含む産業遺産群の推薦書にも名を連ねた。中村法道知事は4月の記者会見で「推薦書提出に反対すれば、全体に影響を及ぼしかねない。非常に難しい選択だった」と釈明したうえで「産業遺産群の15年登録には反対」と立場を鮮明にした。
一方の産業遺産群。協議会事務局の鹿児島県は「15年登録を前提に取り組んできた。今後も各自治体に協力していただけると考えている」と強気の姿勢を崩さない。九州知事会の政策連合項目として始まった取り組みで、構成資産見直しなど調整が進められた。その結果、鉄鋼業発展に関連があるとして現在は岩手県釜石市、静岡県伊豆の国市の施設も対象になった。関係先は8県にまたがるだけに「簡単に方針転換はできない」(鹿児島県)という事情もある。
2件とも行政主導の取り組み。自治体間で足並みが乱れ、関係者からは「共倒れにならなければいいが……」と、懸念する声も上がっている。
◇「日本の近代化産業遺産群−−九州・山口及び関連地域」
鹿児島、山口県など8県11市 09年国内暫定リスト入り
構成資産28件=集成館(鹿児島市)▽松下村塾(山口県萩市)▽長崎造船所向島第3ドック(長崎市)▽端島(同)▽三池港(福岡県大牟田市)▽橋野高炉跡(岩手県釜石市)▽韮山反射炉(静岡県伊豆の国市)−−など。
◇「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」
長崎、熊本県の6市2町 07年国内暫定リスト入り
構成資産13件=大浦天主堂(長崎市)▽出津教会堂(同)▽原城跡(長崎県南島原市)▽黒島天主堂(同佐世保市)▽平戸島の聖地と集落(同平戸市)▽ 旧五輪教会堂 (同五島市)▽崎津集落(熊本県天草市)−−など。
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http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130519301.htm
金沢に欧米客の波 都市型ホテル
金沢市内の都市型ホテルで、欧米客の姿が目に見えて増えていると聞いた。東日本大震災後の原発事故の風評でぱたりと途切れた欧米客。年明け以降の円安進展も強烈な追い風になっているようだ。いつにもまして国際色豊かなホテルに足を運んでみた。(天日亜衣)
12日夜、ANAクラウンプラザホテル金沢の鉄板焼店は団体客で貸し切りだった。鉄板を囲んでいるのはフランス人やベルギー人。パリの旅行会社が企画したツアー客であり、最高齢83歳を筆頭に、60代を中心とした夫婦や友人同士の一行だという。
カウンターにとっくりとおちょこが運ばれてきた。数日前に泊まった熱海の旅館で日本酒の味を覚えたというフランス人男性が注文したそうで、仲間同士で酒を注ぎ合いながら、頬を赤らめて金沢の夜を満喫していた。
ツアーは12日間で、東京や鎌倉、高山、岡山、京都などを訪れる。この日は滞在5日目で、高山から金沢入りし、次は広島へ向かうそうだ。添乗のフランス人男性によると、今回のツアーは震災後初めて企画した日本旅行。「昨年末に募集を開始した途端に殺到した。特に旅慣れた人に、日本は人気が高い」そうだ。
同ホテルでは欧米客が外国人客の8割近くを占めていたが、震災で状況は一変。ほぼゼロの月もあった。それでも、今年2月ごろから欧米客が戻り始めた。中原毅セールス&マーケティング部長は「これまで訪日をためらっていた反動もあるもではないか」と分析する。
ホテル日航金沢では米国やオーストラリアからの宿泊客が目立ち、4月は全宿泊客の約3割が海外客。昨春と比べると5割増になるという。宿泊担当者は「リーマン・ショック前後の欧州団体客が多かった時代には及ばないが、震災前の水準に戻ってきている。個人客が多く、円安が後押ししているようだ」と話す。
金沢エクセルホテル東急、金沢ニューグランドホテルは震災前の2倍以上に急回復。金沢スカイホテルも「この2年間全くなかった」という米国の団体客が4月以降再び訪れるようになり、5月も週に1〜2団体入っている。
あるホテルの宿泊担当者は「原発事故の不安が薄まり、円安になったことに加え、震災前よりも安めに価格設定しているプランも増えていると聞く」と打ち明ける。
日本政府観光局(JNTO)によると、今年3月に日本を訪れた外国人客数は、3月としては過去最高だった2008年を上回る85万7千人。3月の兼六園外国人入園者数も、前年同期の2倍を超える8758人で、東日本大震災前の2010年3月を大きく上回った。
ホテルの欧米客増加は、百貨店にも波及している。香林坊大和、めいてつ・エムザの免税手続き件数は前年超え。特にエムザは、同じ建物の金沢スカイホテルから米国人客が流れているようだ。
両店の売り場担当者によると、婦人服やストールなどを購入したり、館内の飲食店でお好み焼きやトンカツをつつく姿もみられる。大和は、英語に堪能な従業員を売り場に配置した。
ホテル関係者の間では「リーマン・ショック前まで回復できれば本物」との声もある。このまま波に乗り続けられるか。夏休み、秋の紅葉と観光シーズンは続く。各ホテルは為替相場の行方に気をもみながら、受け入れ態勢を整えようとしている。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201305210161.html
'13/5/21
訪中旅行者、軒並み減 鳥インフルが観光打撃
【北京共同】世界各地から観光やビジネスなどで中国を訪れた旅行者が4月に軒並み減少したことが中国国家観光局が21日までに発表した統計で分かった。微小粒子状物質「PM2・5」による大気汚染に、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の拡大が重なったのが要因。中国の観光業に打撃となりそうだ。
沖縄県・尖閣諸島をめぐる関係悪化を背景に、日本人旅行者は前年同月比25・8%減の22万7700人と特に大きく減少。マイナスは10カ月連続で、往来の冷え込みが続いた。
国・地域別で中国への旅行者が最多の香港は4月に10・2%減と、3月の7・9%増から一気に2桁減となった。台湾も8・0%減と3月のプラスからマイナスに転じた。
国別で首位の韓国は6・2%減と、3月の1・7%減からマイナス幅が拡大。3位の米国は3・1%減、4位のロシアは3・4%減だった。
この結果、4月は海外(香港、マカオなどを含む)からの旅行者全体で、8・3%減の1081万3400人と、3月の3・1%増から減少に転じた。海外からの観光収入は8・4%減の41億5100万ドル(約4250億円)だった。1〜4月の累計でも減収が続いている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20130520-OYT8T01585.htm
大津・京都・奈良 かつての都、観光で連携
かつて都があった奈良、大津、京都3市の市長が観光連携について話し合う「第3回みやこサミット」が20日、奈良市の西大寺で開かれた。
会合では、3市の観光ボランティアガイドが相互に訪問して案内の工夫について学ぶことが決まった。京都市の門川大作市長は「観光の発展には、(各地を案内する)相談員の育成が大切だ」と述べた。大津市の越直美市長は「相互訪問で、サービスを高め合ってもらいたい」と期待し、奈良市の仲川元庸市長は「観光振興には行政だけでなく、市民の力が必要になる」と話した。
一方、第2回サミットで3市の共同運営が持ち上がった外国人観光客向けの「多言語コールセンター」はこの日から相談の受け付けをスタートした。奈良市内では約60か所の宿泊施設に滞在する外国人に英語、中国語、韓国語の3か国語で対応する。
(2013年5月21日 読売新聞)
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5000万ってどゆ集計してんだ?
http://mainichi.jp/select/news/20130522dde001040014000c.html
東京スカイツリー:1周年 5000万人の夢集め ソラマチと合計、想定1.6倍の盛況
毎日新聞 2013年05月22日 東京夕刊
東京スカイツリー(東京都墨田区、高さ634メートル)が22日、開業1周年を迎えた。運営する東武タワースカイツリーによると、この1年で展望台「天望デッキ」(同350メートル)の入場者数は638万人に上った。商業施設「東京ソラマチ」を合わせた来場者数は約5080万人で、開業時想定(約3200万人)の約1・6倍となり、国内随一の集客力を誇るランドマークとなった。
22日は朝から多くの観光客がスカイツリーを訪れた。午前8時に開場した地上350メートルの「天望デッキ」では、静岡県伊東市の会社員、山本家典(いえすけ)さん(48)と妻葉月さん(21)が、次女莉緒(りお)ちゃん(1)に「おめでとう」と語りかけた。莉緒ちゃんが生まれたのはちょうど1年前。1歳のお祝いは同じ誕生日を迎えるスカイツリーで、と決めていたという山本さんは「スカイツリーにあやかって、のびのびと大きく、みんなの人気者に育ってほしいですね」と話していた。
スカイツリーは昨年5月の開業当初は混雑緩和のため当日券を発行しなかったが、夏休みを迎えた7月11日以降は当日券を加えて1日に約2万人の入場者を迎える体制に移行。最盛期の8月はさらに発行枚数を増やした。
スカイツリーは自立式電波塔として世界一の高さを誇り、東京タワー(港区、333メートル)に代わってテレビの地上デジタル放送を首都圏に送信するため誕生。NHKや民放キー局5社は31日午前9時の移転完了を目指すが、想定以上の電波障害のため危ぶまれている。【泉谷由梨子、神足俊輔】
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http://www.asahi.com/international/update/0522/TKY201305220014.html
2013年5月22日11時0分
韓国観光、落ち込む日本人客 トップセールスで回復図る
韓国を訪れる日本人が、昨年9月から前年を下回り、先月は3割以上減となるなど深刻な状況だ。韓国政府傘下の韓国観光公社は、「江南(カンナム)スタイル」で世界的に知られる歌手PSY(サイ)さんをCMに起用。来日した同公社の李参(イ・チャム)社長(59)が20日、都内のホテルで旅行業者やメディア向けに説明会を開き、観光客の掘り起こしに乗り出した。
昨年1年間、外国から韓国を訪れた人は前年比13・7%増の1114万人。10年間で約2倍増え、初の1000万人を突破した。中国や台湾、東南アジアからの訪問客が順調に伸びている。
日本人は約352万人で、前年比7%増。国別で依然としてトップだが、昨年9月以降、前年を下回り、今年4月はマイナス32%に達した。団体旅行客の減少が目立つ。
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http://www.asahi.com/national/update/0522/TKY201305210564.html
2013年5月22日14時59分
一本桜これで「満開」? 岩手・小岩井農場、観光客落胆
岩手県雫石町の小岩井農場にある樹齢約100年の一本桜(エドヒガン)。今年は見頃の時期を迎えても一部の花しか咲かなかった。野鳥のウソが花芽を食べたとみられ、14日に「満開宣言」をしたが、枝が目立つ寂しい「満開」だった。
一本桜を目当てに訪れた観光客や写真愛好家もがっくり。岡山市から訪れた女性(35)は、「なんで咲いてないのに満開宣言なのかと思っていたけど、まさか鳥が食べたなんて…」と驚いた。農場の担当者も「野鳥も自然の一部なので…」と困惑した様子だ。
小岩井農場によると、鳥に花芽を食べられることはよくあることだという。2007年にも同様の被害に遭い、翌年から木の近くでラジオを流し、鳥が近づかないようにしていた。だが今年は野鳥の数が例年より多く、見た目に影響が出るほど食べられてしまったようだ。
農場では、生態系への影響を考慮して薬剤を用いて鳥を追い払うことはしておらず、来年に向けて新たな対策も行わない。07年に花が食べられた翌年には奇麗な花を咲かせており、農場の担当者は「食べられても、来年の花に影響はないだろう」と言う。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130521/tky13052122270011-n1.htm
【スカイツリー開業1年】
「もっと街へ出て」墨田区が観光ルートを増やして呼びかけ 東京
2013.5.21 22:21 (1/2ページ)
千葉からの観光客に赤穂義士討ち入りや、近くで買える土産について語る区民=墨田区両国の吉良邸跡
22日から東京スカイツリー開業の2年目がスタートする。地元の東京都墨田区は、観光客にもっと街に出てもらおうと、新たな策を繰り出す。「すみだまち歩き博覧会」と題し、今後1年間に、歴史、旧跡、観光舟運、食べ歩きを楽しむマップ24種を発行するほか、ツリー発着のガイド付きツアーを増設。外国人向けにも案内冊子を作製し、ツリーを訪れた観光客に対して「もっと町へ出て」(区観光課)と呼びかけていく。
まち歩き博覧会は、幅広い世代の客に対して観光コースを具体的に提案し、区内回遊を促すのが目的。見どころを掘り起こしてマップを作製し、今月、10月、1月に各8コースずつ配布、季節ごとにイベントを連動して行う。
今月25日の第1弾は▽赤穂義士討ち入りの吉良邸裏門跡や勝海舟生誕の地をめぐる「お江戸両国 小粋に定番ウオーキング」▽人気小説の舞台を歩く「鬼平犯科帳ゆかりのスポット読み歩き」▽民家を改造した和カフェや和洋菓子店をはしごし、向島百花園に寄る「絶品すみだスイーツ食べ歩き」−など。
いずれもガイドの同行なしで自由に歩けるのが特徴。当日、ソラマチ5階の産業観光プラザ「すみだまち処(どころ)」で開幕式典を行い、配布を開始する。
一方、「すみだまち処」で受け付けているガイド付きツアーも、22日から増設する。既存の錦糸町や吾妻橋までの片道ツアー2コースに加え、「予約のツリー搭乗時刻まで下町を歩きたい」という要望に応えて60分で戻るツアーを設定。午後1時半と3時の2回、毎日催行し、記念写真とアイスクリーム、飲み物付きで800円(22日のみ無料)。
さらに区は初めて英語、中国語、韓国語で案内冊子を作製。区の需要調査では、欧米系観光客は、北斎や寺社仏閣に関心が高く、コース設定しないスポット紹介を好むのに対し、アジア系観光客の主目的は食と買い物で、効率よく巡るコースを求めるという。22日から冊子計7万5千部、クーポンマップ3千枚、浮世絵師、葛飾北斎画のトートバッグ3千個を配る。
区観光課は「約4400万人が開業から3月末までに東京スカイツリータウンを訪れている。もっと街へ出て、歴史、文化、名所、旧跡、観光舟運、食を楽しんでほしい」としている。
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メガネ掛けて出っ歯で写真撮りまくると揶揄されてきた殆ど嘗ての日本人観光客並ですな。。
中国人観光客は「毒」か「薬」か?
ツーリズムにも「チャイナリスク」
野嶋 剛 :ジャーナリスト 2013年05月23日
http://toyokeizai.net/articles/-/14061
静かだった台北故宮が、喧噪の渦に
台湾きっての観光名所、台北の故宮博物院(以下台北故宮)の入場料が、これから大幅に値上げされるという。その主な理由が、増えすぎた中国人観光客の来場を抑制するためだというから二重に驚いた。
かつて、中国から台湾への観光客はほとんどゼロに等しかった。中国と台湾が対立関係にあったからだ。しかし、2008年に政権に就いた馬英九総統は中台関係の改善を進め、象徴的な政策として、中国人観光客の台湾観光を開放した。その結果、一気に中国人が台湾に押し寄せ、今では日本人を抜き去り、最大の「外国人」観光客の地位に躍り出ている。
台北故宮に収蔵される中国文物は、1949年の台湾撤退のときに、?介石が中国から台湾に運び込んだものだ。中国人の意識には「台湾に行くなら何が何でも台北故宮に行きたい」という気持ちがある。今は1日に最大4000人が中国から台湾を訪れているが、団体ツアーの場合、台北故宮への訪問率は100%に近いと言われている。
台北故宮では入場者が急増し、昨年は212万人を超える中国人が訪れた。前年比で70万人の増加だ。博物館グッズも大いに売れて、笑いが止まらないはずだった。ところが、昨年あたりから大勢の中国人観光客によってロビーや展示フロアが占領され、ほかの参観者から強い不満が出るようになっていた。
実際、数年前までは、台北郊外の森の中にある台北故宮は静けさに包まれ、「中国美術の粋に触れよう」という気持ちを高めながら参観を楽しむことができた。だが今では、まるで生鮮市場のような喧噪に包まれている。展示スペースでは、人気の展示品である「翡翠白菜」や「肉形石」のところに長蛇の列ができ、作品にたどり着くまで30分や1時間待ちもざらになっている。私の場合、最近は週末の夜間開館の時間を狙って行くことにしている。夜間は中国人が来ないため、落ち着いて作品を眺めることができるからだ。
台北故宮の現在の入場料は、個人の場合は1人160台湾ドル(1台湾ドル=約3.4円)だが、新しい入場料では250台湾ドルにまで引き上げられる。およそ1.5倍になるわけだ。10人以上の団体客になると、1人につき100台湾ドルだったのが、2倍以上の230台湾ドルへと跳ね上がる。大半の中国人観光客はこの団体枠なので、今回の値上げが中国人をターゲットにしたものであることがわかる。
ところが、この値上げによって本来はメリットを受けるはずの地元台湾人から、強い不満の声が上がった。あまりにも高くなり、行く気にならない、というのである。国会にあたる立法院でも議論になり、周知撤退のためという理由で値上げの実施は本来予定していた4月から7月15日にまで遅らせざるをえなくなった。
値上げは中国人には効かない?
台北故宮は、ロンドンの大英博物館、パリのルーブル博物館などと並んで世界の5大博物館(→あと二つどこ?)のひとつに数えられる。その入場料が、本来、日本円にして500円そこらというのは日本人の感覚からすれば、いささか安いきらいがあった。
しかし、台湾は日本に比べて物価が半分以下のうえ、文化政策の方針で、台湾の博物館や美術館の入場料は一般的に低く抑えられており、100元を超えることはまずない。だいたいは30元とか50元ぐらいである。その中で台北故宮はもともと高いと思われてきたのに、さらに値上げとなれば、拒否反応が出ても無理はない。
そして、今回の値上げの原因となった中国人観光客について、値上げはあまり効果を生まないというのが一般的な見方である。
なぜなら、中国人観光客にしてみれば、台湾に来るのは一生に一度の大イベントであり、多少食事の質を落としても、あるいはツアー代に跳ね返っても、台北故宮を訪れたいからだ。訪問先から外すという選択肢はありえない。
しかし、台北故宮としても「中国人は1日に何人まで」という制限を設けるわけにもいかない。当面の対策として値上げを打ち出すしかなかったのだろう。
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>>2411-2412
それにしても難しいのは中国人観光客との付き合い方である。これは、どの国にとっても悩みのタネだ。観光振興という意味では、当然、中国人に来てほしい。日本は観光立国を目指し、2020年までに現在の800万人の外国人観光客を2500万人まで増やしたいとしている。これはどう考えても中国人をアテにした数字としか思えない。
その旺盛な消費意欲はありがたい。韓国、香港、台湾の人たちは日本によく来てくれるが、東京、大阪、箱根、京都などは行き飽きていて、日本人でも行きにくい地方の穴場に足を運ぶ傾向がある。彼らの目標は消費ではなく「行く」こと。電器店やドラッグストアで買い物に励む中国人よりも、旅行で使うおカネは格段に少ない。
そして、日本を含めて東アジアの国々が海外旅行に日常的に行くことができる中流社会の増加がほぼ見込まれないのに対して、中国では膨大な「未来の顧客」が誕生し続ける。そんな有望なマーケットに期待するな、というほうが難しい。
すべては中国政府のさじ加減ひとつ
一方で、チャイナリスクという言葉があるが、観光においてもチャイナリスクは確かに存在している。
念頭に置かなくてはならないのは、いったん大量に中国人観光客を受け入れた途端、その観光地の性格が大きく変わってしまうことだ。台北故宮の入場料値上げ問題も、それに端を発している。声が大きいことや、見物やホテルでのマナーの悪さは文化の問題でもあるので、協力を求めてもなかなかすぐには変わらないだろう。
また、国民の海外旅行先について、事実上、管理制度を設けている中国政府がその旅行先をコントロールすることができることも大きい。つまり増やすも減らすもさじ加減ひとつなのである。
尖閣諸島問題で日中関係が悪化してからは、日本側への中国人観光客が激減したが、これも政治の影響が観光に及んでしまう典型的なケースだ。
典型例が今年1月に「撤退」が決まった上海−長崎の豪華客船航路の失敗だ。
この事業は、ハウステンボスを立て直したHISの創業者、澤田秀雄が心血を注いでスタートさせたもので、期待は中国人の富裕層の訪日客にあった。航路が定期運行を始めた昨年2月には、私も長崎県の観光当局から乗ってみないかとお誘いを受けた(行けなかったが)ことを思い出す。
だが尖閣諸島問題をめぐる日中関係の悪化で、中国側が日本行きツアーの募集を取りやめたこともあって事業は軌道に乗らなかった。長崎県も巨費を投じて新しい旅客ターミナルを整備したが、すべては水泡に帰してしまった。これはまさに「チャイナリスク」の中でも、最も恐ろしい「政治リスク」と言える。
マカオが香港より親中的な理由
中国における観光客は、団体旅行を取り扱う旅行会社を通して「総量規制」が行われている。水道の蛇口と同じで、閉じるのも開くのも中国政府のさじ加減ひとつであり、事実上、観光客が戦略資源として扱われている部分がある。
いったん中国人観光客が大量に流入してくれば、現地のホテルやレストランなどは、受け入れ人数に沿った設備投資や人員の配備を行わなくてはならない。行政も長崎県のように観光インフラの整備が必要になってくる。
そして、膨らんだ風船が突然割れてしまうように、観光客がある日突然さっぱり来なくなったときの打撃は極めて大きい。当然、そうならないよう、政府は外交関係上の配慮を余儀なくされることになるだろう。つまり「中国人観光客」というカードを中国政府に握られることになるのである。マカオなどは完全に中国人客依存の体質になっているため、マカオは香港よりはるかに、親中的に振る舞わざるをえない。
中国人観光客は毒か薬かと言われれば、紛れもなく薬には違いない。しかし、多くの効果の高い薬がそうであるように、中国人観光客という薬にはさまざまな副作用が伴っている。そして、その副作用には現地の業者たちの営業努力だけで解決できない「チャイナリスク」がある。それを理解して、その対応策を考えながら、「薬」を飲み続けることが不可欠だと言えよう。
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ニューヨークのメトロポリタン
サンクトペテルブルグのエルミタージュ
を併せて、五大ミュージアムということが多いですね。
大英博物館のぞいて4大美術館とする場合もあります。
といいいつつ、5回くらい台湾に行った癖に未だ故宮には行ったことない自分です。
台湾は《どうせまた来るさ》と思って、なかなか故宮にいけてないです(・ω・)
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http://mainichi.jp/select/news/20130524k0000e040190000c.html
福岡市:「悪質屋台」排除へ 実態に合わせルール化
毎日新聞 2013年05月24日 09時33分(最終更新 05月24日 13時23分)
屋台を巡回する指導員ら=福岡市博多区で2012年4月26日午後5時32分、徳野仁子撮影
拡大写真 福岡市が屋台の営業ルールなどを定めた「屋台基本条例(仮称)」案の概要が23日、明らかになった。営業開始時間を従来より1時間早めて午後5時とする他、営業区画を現行の2倍の5×3メートルに拡大する。実態に合わせてルールを定める一方、違反を繰り返す「悪質屋台」は排除する。
条例案によると、現行の営業時間は設営・撤去時間を含めて午後6時〜午前4時だが、条例施行後は搬入時間も含めて午後5時〜午前4時とする。営業区画はガスボンベなど器材置き場も含めて3×2.5メートルだったが、施行後は屋台の大きさだけで3×2.5メートルとした上で営業区画を5×3メートルにする。いずれも現行のルールが実態に合わないとして屋台業者らから見直しを求める声が上がっていた。
他にも衛生状態を良くするために必要な上下水道やトイレを整備すると同時に、屋台業者に応分の負担を求めるために道路占用料を値上げする。屋台設置後の歩道の幅員を2メートル以上確保することや、点字ブロックから60センチ以上離れていること、廃棄物を適正処理することなども定める。
これらのルールに違反した場合、警告書や注意書を出して指導。半年以内に警告を2回受けたら道路占用許可などを停止し、許可停止処分を半年に2回受けたら許可を取り消す。無許可営業をすれば屋台や器材を強制撤去できる条文も加えた。
原則一代限りとされる既存営業者の廃業や、違反業者の許可取り消しなどで営業場所に空きができた場合は、市民らでつくる「屋台選定委員会」が営業希望者を公募。委員会で審査した上で営業候補者を決める。営業候補者は道路や公園管理者の許可を得て営業し、最長で10年まで許可更新できる。
市は「これまでも違反している業者には指導してきたが、今後は条例を法的根拠に悪質業者を排除していきたい」としている。
条例案は6月定例議会に提案され、可決されれば9月1日から施行される。公募制度導入などに関する規定は、営業ルール適正化の進ちょく状況を踏まえ9月1日以降の適切な時期に施行する予定。【木下武】
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むしろ、補助金出してきてもらうんでは?
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/468477.html
奥尻町、入島税を検討 観光事業の財源確保 来島者1人100〜300円(05/24 16:15)
檜山管内奥尻町は24日、奥尻島への来島者から1人100〜300円程度を徴収する「入島税」の導入を検討していることを明らかにした。数年以内に実現させ、観光振興に使うという。島外に出かけてから戻る島民も対象にするため、反発も出そうだ。
入島税は、地方税法に規定がない法定外目的税の一つ。地方自治体は条例を定め、総務相の同意を得れば導入できる。総務省によると、沖縄県伊是名(いぜな)村(伊是名島)などいずれも沖縄の3自治体が入島税を導入済み。<北海道新聞5月24日夕刊掲載>
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130525-00000532-san-bus_all
超高級ホテル、供給過剰に陥らないの? 大阪進出ラッシュの皮算用
産経新聞 5月25日(土)12時15分配信
JR大阪駅に直結するインターコンチネンタルホテル大阪(本社ヘリから)(写真:産経新聞)
大阪市内に外資系ホテルが続々と進出している。6月にJR大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」(北区)に英国系高級ホテル「インターコンチネンタルホテル大阪」が開業するなど高級ホテルの進出が相次ぐ。新規開業ホテルも迎え撃つ老舗ホテルも「東京に比べて1泊4万円台からの超高級ホテルは少なかった」と強気の構えだ。グランフロントに新たな国際会議場が誕生したことなどで、「国内外のVIPがより大阪に集まりやすくなる」との皮算用もある。本当に供給過剰に陥らないのだろうか…。
【超高級ホテル】宿泊客の奪い合い激化 増える外国人客ターゲット
大阪市内では、インターコンチネンタルのほか、高さ日本一のビル「あべのハルカス」(阿倍野区)には平成26年春、「大阪マリオット都ホテル」がオープン。朝日新聞社も、29年完成予定のツインタワー(北区)に高級ホテルを誘致する方針を打ち出しており、まさに外資系ホテルの進出ラッシュだ。大阪ではザ・リッツ・カールトン大阪(北区)やセントレジスホテル大阪(中央区)などの外資系の超高級ホテルが既に開業しており、顧客争奪戦は必至とみられる。
だが、ホテルの専門家は異論を唱える。「大阪市内でインターコンチネンタルクラスの超高級ホテルは、リッツ・カールトンとセントレジスしかなかった。観光シーズンや国際会議の開幕中は客室が足りなかった」。流通科学大の土田和彦特任教授は、こう解説する。そのうえで、「観光シーズンには富裕層の需要が増え、国際会議を誘致できればオフシーズンもVIP需要が膨らむ」と分析する。
5月17日、グランフロント大阪の地下に、最大3000人収容の会議場がオープンした。約1750人を収容できるホールや9つの会議室を備える。運営会社は、JR大阪駅に直結する利便性の高さを武器に学術会議やセミナーなどを誘致する。大阪市には、インテックス大阪(住之江区)や大阪国際会議場(北区)などのコンベンション施設が既にあるが、大阪駅や関西国際空港から遠いことが弱点だった。
開業に先立って催された開業式典では、近畿財務局の池田篤彦局長が「交通の便が良い会議場ができることは、関西にとって大きな力になる」と期待。土田特任教授も「グランフロントの立地は圧倒的。もっともっとコンベンションを誘致できる」と意気込む。オフシーズンの“特効薬”として超高級ホテル各社が期待する国際会議。だが、関西の「地盤沈下」が叫ばれる中、本当にハイレベルの国際会議を誘致できるのか。
大阪は奈良、京都という世界的に有名な古都に近く、「東京より大阪の国際会議を喜ぶ外国人も多い」(関係者)との声もある。昨年10〜11月、インテックス大阪で開催された世界最大級の国際金融会議「Sibos(サイボス)」には、約6200人の金融関係者が参加した。各国財務相や中央銀行首脳らの多くは、安全面への配慮がしっかりし、外国語をしゃべれるスタッフを抱える高級ホテルに宿泊した。会場に近いハイアットリージェンシー大阪(住之江区)を筆頭に、スイスホテル南海大阪(中央区)やホテル日航大阪(同)などは会期中、満室に近い稼働率となるなど特需に沸き、経済効果は「100億円規模に達した」との声もある。
大阪国際会議場では、7月に3千人、来年3月には8千人、5月には1万人規模の学会がそれぞれ計画されている。日本政府観光局(JNTO)のコンベンション誘致担当者は「日本のホテルは数百程度の客室数が一般的。1つのホテルでは会議の参加者すべてをカバーできず、逆にホテルの数が増えれば、国際会議を誘致しやすくなる」と分析する。事実、シンガポールやマカオでは、ホテルの増加に合わせて国際会議も増えている。
アベノミクスによる株価高騰で国内の百貨店では最近、高額商品の売れ行きが伸びていた。保有株式の値上がりで資産を膨らませた富裕層が財布のひもを緩めたからだ。だが、日経平均株価は23日になって暴落。中国の製造業の景況感を示す指数が悪化したのをきっかけに売られ、終値は前日比1100円超もダウンした。国内外で消費者心理の冷え込みが強まれば、超高級ホテルの需要も冷え込んでしまう可能性はゼロではない。大阪の超高級ホテルは開業早々、“難局”に立たされそうだ。(阿部佐知子)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130509-00000130-san-bus_all
超高級ホテル 激烈なにわの陣 増える外国人客ターゲット
産経新聞 5月9日(木)14時46分配信
報道公開されたインターコンチネンタルホテル大阪。館内は高級感にあふれている =9日、大阪市北区(写真:産経新聞)
大阪市内に外資系ホテルが続々と進出している。6月には、JR大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」に英国系高級ホテル「インターコンチネンタルホテル大阪」が開業。最近の大規模開発を受け、国内外の観光客やビジネスマンなどの宿泊需要が盛り上がると期待しているためだが、既存ホテルとの宿泊客の奪い合いは激しくなる。(阿部佐知子)
【絶対NGのオキテ】一流ホテルマン、外資系の開業ラッシュに熱視線
「他にはない魅力的な立地」。9日、報道陣に公開されたインターコンチネンタルホテル大阪。ハフィッド・アル・ブサイディ総支配人は期待感を示した。インターコンチネンタルは関西初進出。高級感に加え、大阪駅に隣接するグランフロントに入るという抜群のアクセスを前面に押し出し、顧客を呼び込む。客室はほとんどが50平方メートル超という広さを確保。大阪の高級ホテルの客室は一般的に40平方メートル程度からだが、インターコンチネンタルは上品なインテリアなどを配し、くつろげる空間を演出した。
上層階には大阪の高級ホテルでは初めて、長期滞在者向けにキッチンなどを備えた宿泊施設も。32階にある広さ165平方メートルの部屋では、テラスから淀川を見下ろすことができる。料金は、標準タイプの客室(繁忙期)で1泊4万4千円から。6月5日に開業する。
大阪ではザ・リッツ・カールトン大阪(大阪・梅田)などの外資系高級ホテルが既に営業。大阪・本町のセントレジスホテル大阪はライバルの進出を「利用者の選択肢が増える」と歓迎する。
高級ホテル進出ラッシュの背景には、外国人旅行者の増加がある。大阪府を訪れた外国人旅行者数は平成22年に234万人と過去最高を記録。23年は東日本大震災の影響で158万人に減少したものの、24年は回復傾向にあるようだ。
格安航空会社(LCC)就航で、東南アジア各国からの観光客も増えたのが大きい。またグランフロントには大型の国際会議が開催できる施設もあり、欧米などからの要人も増えそうだ。
迎え撃つ老舗のリーガロイヤルホテル(大阪・中之島)は「大阪の魅力が高まる。競合はないだろう」とした上で、「外資系ホテルのような知名度はないがこちらは幅広い客層が強み」と冷静だ。ホテル業界に詳しいアナリストは「東京に比べ大阪には超高級ホテルが少なかったので、需要はある」と分析する。
ただ大阪市内では、百貨店や商業施設のオーバーストア(店舗過剰)で一部の百貨店が苦戦するなど、サービス業の顧客争奪戦は厳しさを増す。流通科学大の土田和彦特任教授は「景気回復でホテル需要は上向いているが、基本は供給過剰気味になる。既存ホテルは新たなサービス、特色を打ち出すことが求められる」と話す。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130526/k10014851631000.html
外国人観光客が日本酒飲み比べ
5月26日 16時52分成田空港のある千葉県成田市で、外国人観光客などに地元の日本酒を飲み比べてもらう催しが開かれました。
この催しは、成田空港周辺の町おこしに取り組むグループが、外国人観光客などに日本の文化に触れてもらおうと企画しました。
会場には、地元の成田市や酒々井町などの7つの銘柄の日本酒が用意され、このうち5つの銘柄を500円の料金で少しずつ味わうことができます。
訪れた人たちは早速、気になった酒を飲み比べて、お気に入りの銘柄を探していました。
香港から来た30代の男性は「日本酒は風味が強すぎず料理とも合っておいしいです。何本か買って帰ろうと思います」と話していました。
成田空港では、ことし3月から航空会社が原則、路線や便数を自由に決められる「航空自由化」が始まり、地元では外国人観光客がさらに増えると期待しています。
イベントを企画したグループの諸岡良和さんは「こうしたイベントを通じて地域の歴史や文化をPRしていきたい」と話していました。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20130525-OYT8T01088.htm
成田空港周辺 歩いて巡る
成田空港周辺の自然や由緒ある寺などを2日にわたって歩いて巡る「成田エアポートツーデーマーチ」(実行委員会主催、読売新聞東京本社など後援)が25日、成田市などで始まった=写真=。
昨年に続く2回目の開催。25日は、成田空港コースの10、20、30キロと、芝山里山コースの20、30キロで行われ、計約850人が汗を流した。見どころの一つ、成田空港近くの滑走路が見える公園では、轟音(ごうおん)を上げて飛び立つ航空機を眺めたり、振る舞われたスイカを味わったりと、参加者は思い思いのペースで楽しんでいた。
20キロの空港コースに参加した成田市玉造、無職村上隆さん(64)は「車では通らない裏道を初めて歩いて風景を楽しんだり、川沿いの道では草のにおいを楽しんだり、最高だね」と充実した表情だった。
26日は芝山里山コースの10キロと、印旛沼周辺を巡る印旛沼コースの10、20、30キロで行われる。
(2013年5月26日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20130526-OYT8T00825.htm
有料貸し自転車 岡山市、今夏導入
岡山市は今夏、市中心部で「コミュニティサイクル」と呼ばれる有料のレンタサイクルを本格導入する。市内17か所に「ポート」と呼ばれる貸し出しや返却ができる場所を設置。市は、市民生活や観光の足として利用してもらうことで、市街地活性化につながると期待しており、愛称を募集している。(池内亜希)
市は2010年、市内中心部でコミュニティサイクルの実験を開始。11年9月から12年3月にかけて行った実験では、JR岡山駅前や岡山後楽園など9か所にポートを設置し、ドイツ製の26インチ自転車を用いた。高いデザイン性は人気だったが、高齢者や女性からは「サドルが高く、使いづらい」などと不評だった。
今夏に導入するのは、国内メーカー製の20インチ小型に決定。市自転車先進都市推進室によると、前回の自転車より軽く、小回りもきくといい、車体の色は「印象に残るように」と黄緑色にしたという。
ポートはJR岡山駅や岡山後楽園、岡山大病院、県立図書館などに設置。時間課金制を採用し、現金やクレジットカードの他、交通ICカードでの支払いもできるよう目指している。借りたポートとは別のポートで返却ができ、24時間利用が可能となるよう準備を進めており、7月下旬〜8月上旬にもスタートさせたいとしている。
愛称は6月6日まで、インターネットで公募。桃やマスカット、晴れ、桃太郎など、岡山を連想させる言葉を使用した10の名称から一つ選ぶか、自由記入で投票し、最も得票数の多かった愛称が選ばれる。
同室は「多くの人の利用につながるよう、まずは、投票に参加してもらってコミュニティサイクルを知ってもらえたら」と呼びかけている。
投票は市ホームページ(http://www.city.okayama.jp/toshi/gairokoutsuu/gairokoutsuu_t00010.html)で。
(2013年5月27日 読売新聞)
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http://digital.asahi.com/area/yamaguchi/articles/SEB201305260008.html
船から見る工場群 山口の湾岸部でツアー企画
船から眺めた工場群=宇部港、宇部観光コンベンション協会提供
【具志堅直】宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会は、宇部市や山陽小野田市の湾岸部に集積する工場群などを、海上の船から見学する産業観光のモニターツアーを実施した。新たなコースとして、早ければ来年春からの開催を目指すという。
産業観光ツアーは、最近は工場夜景を船から楽しむクルーズも話題になっており、県内でも周南市で開催。宇部・小野田地域には約50社の工場が集積しており、同協議会は、まずは様々な工場のプラントがどんな形をしているのか、海上から昼間の風景を楽しんでもらいたい考え。
23日にあったモニターツアーには関係者約30人が参加。宇部港を出て約2時間、興産大橋や宇部工場群、山口宇部空港誘導灯などを眺めた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130527/kng13052721400017-n1.htm
鎌倉の世界文化遺産への推薦取り下げ 「街づくり見直しを」再挑戦意欲の声に市民冷ややか…
2013.5.27 21:40
ユネスコ諮問機関からの不登録勧告後も多くの人が訪れる、世界遺産構成要素のひとつだった鶴岡八幡宮=鎌倉市雪ノ下(渡辺照明撮影)
「武家の古都・鎌倉」の世界文化遺産への推薦について、神奈川県と鎌倉、横浜、逗子の3市が27日、取り下げを文化庁に求める方針を発表したことで、再挑戦を含めた今後の対応が注目される。「街づくりを並行して進めてほしい」。鎌倉市民からはこうした声も上がるなど、観光客の増加による交通渋滞や環境・景観への影響も懸念されており、今後も前途は多難だ。
行政や市民団体などによる「鎌倉世界遺産登録推進協議会」(会長・松尾崇鎌倉市長)は24日の理事会で「再挑戦の余地を残すべき」として推薦取り下げで合意した。
一方、市内の主婦(42)は「“落選”したばかりなのに、再挑戦の言葉が出てくることに違和感を覚える。『何が何でも世界遺産登録ありき』との意見には反対だ」と強調する。
市民からは、慢性的な交通渋滞や環境・景観破壊に対する不満も根強く、市などが推進してきた世界文化遺産登録に向けての活動に対して、冷ややかな見方もあった。松尾市長も27日の会見で「市民全員が諸手をあげて盛り上がっていたかと言えばそうではなかった」と明かした。
自治会役員を務める浪花恵昭(よしあき)さん(75)も「現状では観光客増加を受け入れる態勢が整っていない。街づくりを並行して行うべきだ」と訴えるなど冷静だった。
推進協議会理事の高木規矩郎(きくろう)さん(72)は「市民の多くは街を大切に思っているが、世界文化遺産登録活動については賛否が真っ二つに分かれていた」と分析した上で、「住民感情をまとめ上げるには何が必要だったのか。その答えを導き出すためにも、市は街づくりの根本を見直すべきだろう」と語っている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130528-00000020-jij_afp-int
各都市に広がる「自転車シェア」、米NYでも運用開始
AFP=時事 5月28日(火)11時31分配信
米ニューヨークのユニオンスクエア近くの自転車ステーションで自転車を利用する人(2013年5月27日撮影)。
【AFP=時事】(写真追加、一部更新)米ニューヨーク(New York)で27日、市内で自転車を共有する「シェアリングプログラム」の運用が、当初計画の10か月遅れで始まった。こうしたプログラムは、仏パリ(Paris)やカナダ・モントリオール(Montreal)、英ロンドン(London)、スペイン・バルセロナ(Barcelona)などの各国の都市ですでに導入されている。
ニューヨーク、自転車シェア始動へ 600か所に1万台目標
ニューヨーク市内では、マンハッタン(Manhattan)からブルックリン(Brooklyn)までの各地区に設置した自転車ステーション333か所に、青い「シティバイク(Citi Bikes)」約6000台が配置された。計画の第1期では最終的に、600か所のステーションに1万台を置く予定だ。
これまでのところ、年間パスの購入者は約1万4000人に上っている。年間103ドル(約1万円)で、1回あたり45分まで無料で自転車を利用できる。また6月2日からは、年間利用に加えて1日利用、週利用のプランも導入する。利用時間は30分から45分までで、それぞれに料金を設定するが、各国のプログラムと同様、いずれのプランでも利用時間の上限を超えると追加料金が発生する。
全面的に運用が開始されれば、ニューヨークでの自転車シェアリングプログラムは世界第3位の規模となる。第1位は自転車6万台を備える中国・浙江(Zhejiang)省杭州(Hangzhou)、2位は2万台の仏パリ。
また、独ベルリン(Berlin)、ハンブルク(Hamburg)、ミュンヘン(Munich)、米ボストン(Boston)、ワシントンD.C.(Washington, DC)、豪ブリスベーン(Brisbane)、メルボルン(Melbourne)、伊ミラノ(Milan)、スウェーデン・ストックホルム(Stockholm)、イスラエル・テルアビブ(Tel Aviv)、メキシコ・メキシコ市(Mexico City)などが同様のプログラムを導入している。
■利用者の反応は上々、一方不満も
この日午前8時30分ごろ、初めて「シティバイク」に乗ってユニオンスクエア(Union Square)に着いたソフトウエア・エンジニアのアレックス・ナッシュ(Alex Nash)さんは、計画に遅延はあったものの、プログラムが開始されたことを嬉しく思うと語った。
「(ステーションに)自転車を戻すのは少し難しかったよね・・・でも、良かったよ。すごく気に入っている」
ナッシュさんはこれから、マンハッタンを移動する手段として毎日、自転車を利用したいという。
シェアリングプログラムの導入によって、市内の交通パターンにはすでに変化が生じている。また市民の間からは、駐車スペースが減った、自転車ラックは見た目が良くない、といった不満の声も聞かれる。その他、忍耐力がないとされるニューヨーカーたちが同じ道路を自動車と自転車で共有するケースが増えることにより、危険が高まるとの議論も過熱している。【翻訳編集】 AFPBB News
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http://mainichi.jp/select/news/20130601k0000e040217000c.html
修学旅行:会津若松盛り返す 原発風評被害はねのけ
毎日新聞 2013年06月01日 15時00分(最終更新 06月01日 15時12分)
会津若松市内を観光する学生ら=同市で2013年5月14日、会津若松観光物産協会提供
拡大写真 東京電力福島第1原発事故の風評被害で激減した福島県会津若松市への県外の修学旅行客数が今年度、ハイペースで盛り返している。NHK大河ドラマ「八重の桜」の舞台となったことの効果もあるが、地元観光協会が以前に訪れた学校に足を運んで安全をPRするなど地道な活動が実を結びつつある。
会津若松市は、白虎隊などの歴史を学べる観光スポットが集中し、小学校から高校までの修学旅行で人気を集めていた。2010年度は宮城、新潟県の小学校を中心に県外から841校が訪問。ところが、原発事故の風評被害で11年度は100校にまで落ち込んだ。
危機感を募らせた会津若松観光物産協会は、市に来たことがある学校に「営業活動」を展開。原発から約100キロ離れていることや放射線量が高くないことなどを説明して回った。さらに災害時の避難場所を掲載した観光マップを配布し、下見に来た教員向けに線量計を貸し出すなど努力を重ねた。
そこに「八重の桜」が後押しする形で会津ブームが到来。主役の綾瀬はるかさんらが観光地を訪問するなどPRしたこともあり、県外の学校の訪問は12年度は210校、今年度は見込みで約400校と倍増ペースで回復している。
一方で、見えなかった課題にも直面した。同協会によると、首都圏などでは、保護者が一人でも反対すれば別の行き先を選ぶケースがあった。また、新潟市では、避難者の保護者が「福島から逃げてきたのに、なぜまた福島に行かせるのか」と反対する声もあったという。同協会の渋谷民男・統括本部長(66)は「地道に活動を続けたい。先生間の口コミなどで安全だという情報が広まれば、時間がかかっても原発事故前まで回復できる」と意欲を見せている。【真野敏幸】
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130601/wlf13060113000011-n1.htm
鵜飼い、各地でピンチ…有田川は後継者不足で観光営業休止 風物詩守れ!木曽川では24歳女性鵜匠デビュー
2013.6.1 13:00 (1/2ページ)
漁を始める前に、先輩鵜匠から衣装のチェックを受ける稲山琴美さん=1日午前、愛知県犬山市
室町時代から続く和歌山県有田市の「有田川の鵜(う)飼い」が今夏、観光営業を休止する。高齢化が進む鵜匠4人のうち2人が体調不良となったことが理由だという。6月から始まる夏の風物詩として長年親しまれてきたが、後継者不足が深刻化。来年以降の再開も未定だといい、地元で約700年続くとされる鵜飼い文化が危機に瀕している。
観光客も鵜匠も激減
有田川の鵜飼いは、鵜とともに腰まで川に入りアユを追う独特の「徒(か)歩(ち)漁法」で知られ、県の無形民俗文化財にも指定されている。
観光営業は昭和20年代にスタートし最盛期の40〜50年ごろには年間観光客数は約7千人に上ったが、バブル崩壊後から客足が遠のいていた。昨年は約千人にまで減少。平成23年の紀伊半島豪雨や浜松市の天竜川で起きた船の転覆事故なども影響したという。
鵜匠はほとんどが世襲で、明治初めには約90人いたが、現在の登録はわずか4人。うち3人は60歳以上で、最高齢は78歳。今年は2人が体調不良となったことで、休止を決めた。
吉田繁彦さん(69)は「鵜匠の仕事は重労働で負担も大きく、収入も少ない。子供に『継いで』といえないのが現状」と話す。
二足のわらじ
鵜匠の仕事は春先にウミウを捕獲することから始まる。吉田さんによると、鵜匠自ら捕獲するのは全国でも有田川だけで、捕獲したウミウは鵜匠が自宅で世話をし、1カ月半程かけて人に慣らす。
シーズンが始まると鵜匠たちは午後5時ごろから準備に取りかかる。鵜飼いの仕事だけでは生計を立てられず、鵜匠は皆、会社員や農業などとの兼業で、鵜のエサ代や飼育許可の申請費、川への入船料など、経費負担も重くのしかかる。
最年少の鵜匠、岩上芳仁さん(49)は「県の無形民俗文化財じゃなかったら昨年でやめていた」とこぼす。小学生を対象にした鵜飼いの体験学習や新しい観光ルートの開発など、継承のために手をつくしてきたが、成果は出ていない。
「観光営業は休止しても、伝統の鵜飼いは細々とでも守っていきたい」と吉田さんは話す。
消えた地域も…
岐阜市の長良川の鵜飼いの場合は、6人の鵜匠は宮内庁式部職に所属、その技は親から子へ代々受け継がれている。宮内庁に献上するための「御料鵜飼」も年8回行われ、他府県と違い鵜匠のほとんどが専業。後継者不足や客足の低迷などに悩む各地の鵜飼いに比べ“別格”とされる。
大正15年に観光鵜飼いが始まった京都府宇治市の宇治川の鵜飼いには年間約6500人の観光客が訪れているが、女性鵜匠の澤木万理子さんは「後継者探しはうちにとっても課題」と話す。
島根県益田市の高津川の鵜飼いは、最後の鵜匠が亡くなった平成13年、後継者が見つからずに消滅した。手綱を使わず、鵜を放してアユをとる全国唯一の漁法「放し鵜飼い」はもう見られないという。
そうしたなか、1日開幕した愛知県犬山市の「木曽川うかい」では、同県小牧市出身の稲山琴美さん(24)が東海地方初の女性鵜匠としてデビューした。公募で選ばれた稲山さんは昨年5月に犬山市が「鵜匠見習い」に任命。約1年間かけ、修業してきたという。
昭和54年をピークに客足は低迷しているというが、観光協会の担当者は「稲山さんの存在が起爆剤となり、鵜飼いの魅力を多くの人に知ってほしい」と話していた。
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http://mainichi.jp/select/news/20130601mog00m040004000c.html
レンタル自転車:34万円の高級車、貸し出し始まる JR今治駅
2013年06月01日
レンタルされる34万円の高級ロード自転車=今治市のジャイアントストア今治で
拡大写真 台湾の大手自転車メーカー「ジャイアント」直営の「ジャイアントストア今治」(JR今治駅構内)は1日、販売価格34万6500円の高級ロード自転車のレンタルを始める。
貸し出すのは「TCR」シリーズの上位機種(重さ7・8キロ)で、電動モーター内蔵の20段変速機が特徴。今までは同シリーズの16万円台がレンタル最上位機種で、武田恭輔店長(34)は「レンタルはおそらく国内で初めて」という。
同店はサイクリストに人気のしまなみ海道まで自転車で約25分。連休中などはレンタル用約30台の9割前後が貸し出される人気で、海外からの客も訪れている。この機種のレンタル料は5時間9000円、日帰り1万3000円と割高だが、武田店長は「上級者にも十分満足していただけるはず」とPRしている。【松倉展人】
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六魂祭 存続ピンチ 復興の象徴 集客力抜群でも資金難
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130607-00000107-san-soci&pos=2
産経新聞 6月7日(金)7時55分配信
東北六魂祭参加の各地の祭り(写真:産経新聞)
東北6県の代表的な祭りが集結し、東日本大震災からの復興を願って始まった「東北六魂祭(ろっこんさい)」の来年以降の開催が不安視されている。震災から2年以上がたち、企業からの協賛金が集まりにくくなっているためだ。被災地をにぎやかな活気で包んできた祭りだけに存続を求める声も根強いが、先行きは不透明だ。
【フォト】 ブルーインパルスによるアクロバット飛行も行われた
「来年は開催しないと言われると悲しいが、自分たちでは決められない事情がある」。東北六魂祭が来年開催される予定の山形市観光物産課の担当者が頭を抱える。
祭りは震災や東京電力福島第1原発事故からの復興の決意を示そうと、震災が起きた平成23年に仙台市から始まった。
青森ねぶた祭や秋田竿燈(かんとう)まつりなど東北の六大祭りが一堂に会する復興の象徴として定着。今年は福島市で今月1、2両日に開催され、予想を5万人上回る約25万人が訪れにぎわった。
23年7月に開催された仙台市に約37万人、昨年5月の盛岡市には約24万人が来場。経済効果も大きく、仙台市で約103億円、盛岡市で20億〜30億円に上った。集客力も高い一大イベントの開催がなぜ危ぶまれているのか。
盛岡市観光課の担当者は「集客力はあるが、資金面で窮している」と明かす。昨年の祭りでは警備員の増員などで雑踏警備費などがかさみ、最終経費は当初見込みの2500万円を大幅に上回り、4千万円を超えた。
震災直後は企業からも支援の申し出が数多く寄せられていたが、震災から月日がたち、「支援の形も多様化し、祭りまで支援してくれる企業は減ってきている」(盛岡市)という。
主催者は東北地方の県庁所在地6市でつくる実行委員会だが、運営は大手広告代理店に委託。「協賛企業ありきの祭りで、広告代理店の意向で開催の可否が決まる」(山形市)のが実情だ。
福島市観光課の担当者は「協賛金集めも一任してきた。今回も全部してくれた」と振り返る。
祭りの開催地は東北6県を一巡することになっており、来年の山形市の後は、秋田市、青森市の順で開催が決まっている。来年以降は震災被害の大きかった太平洋沿岸地域から離れた場所での開催となるため、協賛企業の関心がさらに低下するとの懸念も出ている。
被災者の思いも複雑だ。盛岡市の洋装品店経営、菅井光子さん(57)は「いつまで開催するのかを当初から決めておかなかったことが混乱の原因ではないか」と話す。福島市の飲食店経営、大原武夫さん(62)は「東北は6県で一つ。山形や秋田にも被災者が避難しており、今後開催されなくなるのは非常に残念」と存続を訴える。
これまで協賛金集めを一手に担ってきた大手広告代理店は「来年以降も、協賛金を集めるといった業務委託があれば協力したい」とするが、実行委員会事務局のある福島市の担当者は「今後どうやって運営していくか白紙の状態」と強調、従来の運営体制が見直される可能性も示唆した。
ある自治体の担当者は、「来年に向けた準備はまだ始まっていない。もう毎年の開催はなかなか難しいのではないか」と話した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130607-00000107-san-soci
六魂祭 存続ピンチ 復興の象徴 集客力抜群でも資金難
産経新聞 6月7日(金)7時55分配信
東北六魂祭参加の各地の祭り(写真:産経新聞)
東北6県の代表的な祭りが集結し、東日本大震災からの復興を願って始まった「東北六魂祭(ろっこんさい)」の来年以降の開催が不安視されている。震災から2年以上がたち、企業からの協賛金が集まりにくくなっているためだ。被災地をにぎやかな活気で包んできた祭りだけに存続を求める声も根強いが、先行きは不透明だ。
【フォト】 ブルーインパルスによるアクロバット飛行も行われた
「来年は開催しないと言われると悲しいが、自分たちでは決められない事情がある」。東北六魂祭が来年開催される予定の山形市観光物産課の担当者が頭を抱える。
祭りは震災や東京電力福島第1原発事故からの復興の決意を示そうと、震災が起きた平成23年に仙台市から始まった。
青森ねぶた祭や秋田竿燈(かんとう)まつりなど東北の六大祭りが一堂に会する復興の象徴として定着。今年は福島市で今月1、2両日に開催され、予想を5万人上回る約25万人が訪れにぎわった。
23年7月に開催された仙台市に約37万人、昨年5月の盛岡市には約24万人が来場。経済効果も大きく、仙台市で約103億円、盛岡市で20億〜30億円に上った。集客力も高い一大イベントの開催がなぜ危ぶまれているのか。
盛岡市観光課の担当者は「集客力はあるが、資金面で窮している」と明かす。昨年の祭りでは警備員の増員などで雑踏警備費などがかさみ、最終経費は当初見込みの2500万円を大幅に上回り、4千万円を超えた。
震災直後は企業からも支援の申し出が数多く寄せられていたが、震災から月日がたち、「支援の形も多様化し、祭りまで支援してくれる企業は減ってきている」(盛岡市)という。
主催者は東北地方の県庁所在地6市でつくる実行委員会だが、運営は大手広告代理店に委託。「協賛企業ありきの祭りで、広告代理店の意向で開催の可否が決まる」(山形市)のが実情だ。
福島市観光課の担当者は「協賛金集めも一任してきた。今回も全部してくれた」と振り返る。
祭りの開催地は東北6県を一巡することになっており、来年の山形市の後は、秋田市、青森市の順で開催が決まっている。来年以降は震災被害の大きかった太平洋沿岸地域から離れた場所での開催となるため、協賛企業の関心がさらに低下するとの懸念も出ている。
被災者の思いも複雑だ。盛岡市の洋装品店経営、菅井光子さん(57)は「いつまで開催するのかを当初から決めておかなかったことが混乱の原因ではないか」と話す。福島市の飲食店経営、大原武夫さん(62)は「東北は6県で一つ。山形や秋田にも被災者が避難しており、今後開催されなくなるのは非常に残念」と存続を訴える。
これまで協賛金集めを一手に担ってきた大手広告代理店は「来年以降も、協賛金を集めるといった業務委託があれば協力したい」とするが、実行委員会事務局のある福島市の担当者は「今後どうやって運営していくか白紙の状態」と強調、従来の運営体制が見直される可能性も示唆した。
ある自治体の担当者は、「来年に向けた準備はまだ始まっていない。もう毎年の開催はなかなか難しいのではないか」と話した。
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http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2013/06/06084741010568.shtml
夜景を滞在型観光の主役に
長崎夜景ナビゲーターにガイドのポイントを説明する丸々もとおさん(中央)=長崎市、稲佐山展望台
長崎市観光統計によると、市内宿泊客数は2011年が約252万9300人、12年が約258万6800人と増加傾向。12年10月に、長崎の夜景が世界新三大夜景に認定されたこともプラス要因という。夜景を今後、滞在型観光の主役として本格的に育てていくには、何が必要だろうか。
長崎国際観光コンベンション協会は5月下旬、市内で長崎夜景ナビゲーターの「ブラッシュアップ研修会」を開いた。ナビゲーターは、夜景観光バスツアーのボランティアガイドで、20〜70代の29人。夜景観光コンベンション・ビューロー(東京)が認定する。
研修会は約20人が参加。同ビューロー代表理事で夜景評論家の丸々もとおさん(47)が、長崎の夜景の魅力を解説。主にオレンジと白の2色の道路灯が淡い夜景をつくり出すことや、稲佐山から見た影の部分が竜やチョウの形に見えることも紹介。「長崎で夜景の新しい楽しみ方をしっかり伝えれば、観光客が他都市で夜景を観賞する際も、長崎を思い出すことになる」とした。心に残るガイドは、リピーターや連泊客の増加につながるという。
一方、「未整備の観賞の場が多く、安全性やバリアフリーが確保されていない」と苦言も。特に鍋冠山は駐車場が14台分と少なく、木々が茂って夜景が見にくいなど課題が多い。
研修では稲佐山展望台や女神大橋からの夜景も見学。ナビゲーター歴2年の第1相生町自治会長、小西伸一さん(74)は「知識ばかりでなく、魅力を率直に語って夜景を楽しんでもらう工夫をします」と話す。相生町は鍋冠山のふもと。「自治会からも観賞の場の整備を要望したい」
市みどりの課は本年度、鍋冠山公園の展望台の基本設計を予定。駐車場や周辺の街灯などは今後の課題としている。
5月末の市議会観光振興特別委員会。委員からゴールデンウイークの稲佐山のロープウエーの待ち時間について質問があり、市はこう答えた。「最大2時間待ちでした」
4月27日〜5月6日まで、利用者は計1万1709人。前年比で2397人も増えた。市は耐震化補強に伴い、ロープウエーの待合所の建て替えを当初から計画しており、今後は待ち時間の悪印象を和らげるおもてなし機能の付加も、併せて検討していく考えだ。
三藤義文副市長は「宿泊客数を増やす上で夜景観光は非常に重要。鍋冠山などハード面の整備は随時、進めていき、観賞の場の豊富さを生かしていく。またリピーターを迎えられるよう市民と連携し、人材育成などソフト面でも一層力を入れる」と話す。
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http://www.asahi.com/area/ishikawa/articles/OSK201306070099.html
金沢・香林坊に新ホテル 新幹線や海外便期待 石川
落ち着いた雰囲気の客室=金沢市香林坊1丁目
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金沢市中心部で9日から開業する「ホテルトラスティ金沢 香林坊」(香林坊1丁目)が7日、報道陣に公開された。リゾートトラスト社(本社・名古屋市)が東京や大阪、神戸など全国7カ所で展開するホテルの一つ。同社は「2年後に開業する北陸新幹線や小松空港の海外便の利用者を取り込みたい」としており、今年度は約80%の平均稼働率を目指す。
ビジネス、観光客向けで客室数は207。室内は加賀五彩や金沢箔(はく)など伝統工芸を用いた落ち着いた雰囲気が特徴。レディースフロアも設け、女性客の取り込みにも力を入れる。また、カフェや鉄板焼きの飲食店もあり、宿泊客以外も利用できる。料金は1泊1万2千〜3万9千円。(井潟克弘)
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http://mainichi.jp/feature/news/20130607ddm013040003000c.html
希望新聞:東日本大震災 アニメと連携、観光客奪回 「海水浴の街」に新たな魅力
毎日新聞 2013年06月07日 東京朝刊
「海水浴の街」に新たな魅力が加わった。東日本大震災で津波の被害を受けた茨城県大洗町。関東有数の海水浴場があるものの、東京電力福島第1原発事故の風評被害もあって、観光客数は大幅に落ち込んだ。しかし、大洗を舞台にした人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)が街の新たな魅力を引き出し、観光客を取り戻しつつある。
ガルパンは漫画雑誌「月刊コミックフラッパー」に連載され、描き下ろしのアニメが2012年10月〜今年3月、BS11で放映された。架空の高校「大洗女子学園」の生徒が、戦車を使った武道という「戦車道」で全国大会を目指していく物語。実際の大洗町商店街の風景が描かれており、休日には多くのファンが集まる。
特産品販売「大洗まいわい市場」経営の常盤良彦さん(43)は「ヒットすればお客さんが来てくれるかも」と構想段階から制作会社と地元の橋渡し役を務めた。年間500万人台を誇った町の観光客数は11年、297万人に減少したが、12年11月の「大洗あんこう祭」でアニメの声優のトークショーを開催したところ、過去最高の2日で6万人を記録。観光客数は400万人台への回復が見込まれる。
作品に実際に登場する旅館「肴屋本店(さかなやほんてん)」も12年11月から缶バッジなど特典グッズ付きの宿泊プランをスタート。震災以後5割減だった宿泊客が震災前を上回ったという。同旅館の大里明さん(36)は「僕自身もファンと一緒に楽しんでいる。今後も期待に応えるサービスを提供したい」と新サービス発案に意欲的だ。
商工会青年部は今年3月、希望する商店の店頭に登場人物54人の等身大パネルを設置したほか、スタンプラリーなども開催。街ぐるみの取り組みに成長した。来年には映画化も予定されており、さらなるファン獲得も期待できる。常盤さんも「大洗は良いところだと知ってもらえるよう、新たな仕掛けを考えたい」と話した。【岩嶋悟】
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http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_136996051591.html
生かせ「海の道」 観光客増へ大分県
[2013年05月31日 09:33]
大分県は本州、四国とつながるフェリー航路を生かした誘客にさらに力を入れる。就航先の自治体やフェリー会社と連携。相互に宣伝活動などを展開する。マイカーで乗り込んで現地を周遊できるといった船旅のメリットも強調。瀬戸内海に面した「九州の東の玄関」としての優位性を生かして、「海の道」からの入り込み客増加を目指す。
県外と結ぶフェリー航路は6社で計7航路ある。
県は4月に神戸市と神戸―大分を結ぶフェリーさんふらわあ(本社・大分市)との3者間で交流促進に向けた協力を確認した。フェリーの利用状況などデータを共有し、相互に情報発信などを行っていく方針。
県によると、手始めとしてゴールデンウイーク期間中に神戸港発着の大阪湾クルーズで乗船客に大分県の観光パンフレットを配った。
3本の航路がある愛媛県とは5月下旬に協力を申し合わせた。便数も多いため、四国との観光交流の拠点として両県間の往来が活発になるよう力を合わせていく。竹田津(国東市)―徳山の航路がある山口県との協力関係づくりも進める方針。
大分県のツーリズム戦略では、来県する観光客の2015年度目標値を10年度比100万人増の1900万人に設定。達成には大都市圏ともつながる海の道の活性化も鍵になる。県交通政策課は「特に関西圏で県観光をしっかり売り込みたい」とする。
フェリー会社は近年落ち込んだ利用の回復が重要課題。11年度の7航路合計の旅客数は約170万人(国、県調べ)。うち関西―大分(約37万人)は前年から約10%減少した。12年度は回復の兆しも出ており、自治体との連携を利用増につなげる狙いがある。
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http://www.cnn.co.jp/travel/35032938.html
続々登場、世界の絶叫ジェットコースター10選
2013.06.08 Sat posted at 09:06 JST
(CNN) 声がかれるまで絶叫するか、それとも歯を食いしばってこらえるか――。世界各地の遊園地に新たなジェットコースターが続々登場し、この夏はにぎやかになりそうだ。
米国のコースター愛好家グループACEの広報部門を率いる経済学者のデーブ・リプニッキー氏によると、遊園地業界では最近、設備投資の伸びが目立ち、革新的な乗り物が次々と新設されている。
近年の景気停滞でコスト削減のため新規のアトラクションを抑えていた業界が、一斉に息を吹き返しているようだ。「1000万〜2000万ドル(約10億〜20億円)規模のマシンを見るのは久しぶり」と、リプニッキー氏は声を弾ませる。
スリル満点の経験が期待できる世界の新作コースターを10台、アルファベット順に紹介する。
1.バンディット・ボンバー(アラブ首長国連邦アブダビ:ヤス・ウオーターワールド)
冬でも気温が20度を超えるアブダビで、今年1月にデビューした。各座席に備え付けたレーザー銃型の装置を操作し、地上に「水爆弾」を落とすといったスリルも味わえる。
全長515メートル、最高時速60キロ、高さ35メートル
2.バットマン・ザ・ライド(米イリノイ州:シックスフラッグス・グレートアメリカ)
1992年に誕生したこの吊り下げ式コースターには、これまでに2800万人以上が搭乗し、各地によく似たマシンも出現した。今夏は7月7日までの期間限定で、それがなんと後ろ向きに走る。
園長のハンク・サレミ氏は「10階の高さから後ろ向きに落下するのは最高のスリル。次に何が待ち構えているか、全くわからないのです」と話している。
全長822メートル、最高時速80キロ、高さ32メートル
3.ゲートキーパー(米オハイオ州:シダーポイント)
「ジェットコースターの世界的名所」を名乗るシダーポイントの16番目のマシンとして、5月に完成した。総工費2600万ドル。高さ52メートルの宙返りや高低差50メートルの落下、そして全長も世界トップだ。一番乗りのチケット、定員64人分がオークションにかけられ、最高で1351ドル(約14万円)の値がついた。
全長1269メートル、最高時速108キロ、高さ52メートル
4.ブレス・テイカー(トルコ・イスタンブール:ヴィアランド)
4月23日にオープンしたテーマパーク、ヴィアランドで、「キングコング村」とともに注目を集めるスイス製ジェットコースター。わずか3秒で最高時速110キロに達する。
全長1000メートル、最高時速110キロ、高さ65メートル
5.ザ・ジュエル(デンマーク:デューアス遊園地)
5月にオープンした「宝石」という名前のジェットコースター。全長は国内トップ。高速で走る車体が80度まで傾く、スリル満点の乗り心地だ。目を開けていられれば、マヤ寺院や滝、ジャングルを配した景色が楽しめる。
全長1000メートル、最高時速85キロ
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6.アウトロー・ラン(米ミズーリ州:シルバーダラー・シティー)
今年3月にデビュー。木製コースターとしては初めて、2連続らせん回転と3回の宙返りを実現した。16階の高さから落下する傾斜81度の坂では、300回以上のテスト走行を繰り返したという。
全長895メートル、最高時速109キロ、高さ50メートル
7.ザ・ジョーカー(メキシコ市:シックスフラッグス・メキシコ)
一足先に夏のシーズンを迎えたメキシコ市のシックスフラッグスに登場。コース上で車体が360度スピンする。
全長411メートル、最高時速50キロ
8.ザ・スマイラー(英国:オルトンタワーズ)
総工費2700万ドル。設計チームは心理学の専門家を雇ってスリルを演出したという。14回の宙返りに加え、巨大な注射器や糸車、点滅するライト、回転ブラシなどの効果で「現実と幻の境界が揺らぐ」ような感覚を誘う。
全長1170メートル、最高時速85キロ、高さ30メートル
9.ザ・ストーム(イタリア・シチリア島 エトナランド)
エトナランドは、エトナ火山のふもとに広がるウオーターパーク。今年4月に新しく加わったテーマパークの目玉が、このジェットコースターだ。傾斜70度の坂やらせん回転、110度まで傾く車体が体験できる。
全長800メートル、高さ32メートル
10.名称未定(中国:海洋王国)
リプニッキー氏によれば、中国では約10年前に建築規制が緩和されてから遊園地のオープンラッシュが続いている。広東省・横琴島に30億ドル以上をかけて建設中の海洋王国もそのひとつ。
ここに今年10月、コース全長世界一という木製ジェットコースターが登場する。イルカをテーマにした1888室のホテルのほか、夜間動物園や高さ世界一の観覧車も計画されている。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20130608-OYS1T00639.htm
博多にアンパンマンパーク、来春にも九州初進出
九州経済
福岡市博多区の複合商業施設「博多リバレイン」内に、テーマパーク「アンパンマンこどもミュージアム」が来年4月にもオープンする。国内では横浜市、三重県桑名市、仙台市、神戸市に次ぐ5番目の施設で、九州進出は初めてとなる。
博多リバレインを運営する東神開発(東京)が、テーマパークを手がけるアンパンマンチルドレンスミュージアム(東京)と交渉中で、7月に出店契約を結ぶ方向で最終調整している。博多リバレインの専門店街「イニミニマニモ」の5〜6階(延べ床面積約9000平方メートル)に出店する計画だ。
アンパンマンこどもミュージアムは、やなせたかしさん原作で、日本テレビ系の人気アニメ「それいけ!アンパンマン」をモチーフにしたテーマパーク。乳幼児向けの遊び場のほか、キャラクターショーを行う劇場などがある。
(2013年6月8日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130607-OYT8T01466.htm
「カメラ女子」に旅プラン
世羅町の観光農園「世羅高原農場」が、写真撮影を趣味にしている「カメラ女子」をターゲットに、町内や周辺地域を訪れてもらう新たな観光スタイル「カメラ女子旅」を企画。観光庁の補助事業に採択されたと7日、発表した。同農園は年間約16万人が訪れ、カメラ女子にも人気のスポット。「農園をはじめ、町内の良いところを若い女性に見てもらい、インターネットなどで発信してもらいたい」とする。
発表によると、旅行プランは関西圏を出発し、尾道市の寺社や猫のいる街角を人気写真家の指導を受けながら撮影して回る。同市内で1泊後、翌日世羅町の農園や牧場を巡り、季節の花や果物などを撮影してもらう。
その際、訪れるカメラ女子を意識した商品開発や、撮影場所の案内協力を町内の観光施設に依頼する――などを想定している。
同農園は、2014年度に全線開通する中国横断自動車道・尾道松江線の沿線地域にあり、「観光客を素通りさせず、町内に立ち寄ってもらいたい」と様々なにぎわいづくりを検討していた。情報発信力の高い20〜30歳代のカメラ女子を呼び込み、フェイスブック(FB)やツイッターなどで情報発信してもらおうと新たなプランを発案した。
観光庁の事業は、官民が協力して魅力ある観光地づくりを進めるのが狙い。約1500万円の補助が得られる。
同農場の吉宗五十鈴さん(37)は「世羅は独自産業が多く、魅力もいっぱい。町をカメラ女子の聖地にしたい」と力を込める。カメラ女子を対象にした写真雑誌「カメラ日和」(第一プログレス)の矢島直美編集長(34)は「乙女心をくすぐるかわいい写真が撮れる場所が分かるパンフレットがあればうれしい。町を挙げてカメラ女子を歓迎してくれるのはありがたい」と期待を寄せている。(東直哉)
(2013年6月8日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20130607/CK2013060702000086.html
富士宮市 ホテル誘致へ税免除制度
2013年6月7日
◆富士山世界遺産で観光客増見込み
富士山の世界文化遺産登録で宿泊施設の需要増が見込まれるとして、富士宮市は六日、独自のホテル誘致策を発表した。大規模な会議ができるホテルを想定しており、一定の条件を満たせば、建物にかかる固定資産税と都市計画税を七年間、実質的に免除する。
誘致対象は、外国人に対応する責任者を置くことなどを定めた国際観光ホテル整備法に基づき、観光庁に登録されたホテル。客室が百二十室以上あり、宿泊客以外も使えるレストランや会議場などを備える必要もある。
九月一日から五年間、申請を受け付ける。設立投資額が三十億円の標準的なホテルの場合、毎年度計三千万円、七年間で約二億円の税金をいったん納めなければならないが、納付の翌年度に市が補助金名目で、ほぼ同じ額をホテルに交付する。土地だけは課税対象となる。
六日に会見した須藤秀忠市長は「今後、増えるであろう外国人や企業の方々はグレードの高いホテルを求める傾向にあるが、今のところ市内には足りていない」と誘致策の狙いを説明した。
市未来企画課によると、宿泊施設は三十施設あり、二〇一一年度に市内で宿泊した人の数は十六万五千人。今月の富士山の世界遺産登録後、二割以上は増えると予測する。担当者は「誘致策を使って商機をつかんでほしい」とアピールした。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130607/ehm13060702180001-n1.htm
松山の観光客18万人減 24年、首都圏の旅行需要増で
2013.6.7 02:17
■外国人宿泊者数は増
松山市は、平成24年中に同市を訪れた観光客が前年比18万8400人減の552万3500人とする推定をまとめた。市は首都圏への旅行需要の増大や、一昨年の高速道路料金見直しなどが要因と分析している。
◇
まとめによると、県内客は165万7000人で、県外客は386万6500人。外国人観光客数は3万2300人(前年比2・2%増)で、交流事業の進展などにより台湾からの観光客が底上げに貢献した。
宿泊者数は216万3300人(同2・4%増)。とくに道後温泉地区は80万5000人(同4・5%増)と伸びが大きかった。
主な観光施設の入込客数は、道後温泉(本館・椿の湯)=106万1200人(同2%減)▽松山城天守閣=38万9300人(同0・1%増)▽坂の上の雲ミュージアム=14万1500人(同17・1%減)▽子規記念博物館=11万3900人(同5・6%増)。
市は観光客数減少の要因として、東京スカイツリー開業や東京駅リニューアルオープンなどに伴う首都圏への旅行需要の増大、消費の拡大、高速料金見直しによる県内や近隣地域からのマイカー客の減少(前年比25万人減)を挙げている。
野志克仁市長は「厳しい逆風の中のこの成果は意義あること」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130610-00000690-yom-bus_all
ハウステンボス、営業益2・3倍…3月中間決算
読売新聞 6月10日(月)17時31分配信
経営再建中のハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)は10日、2013年3月中間決算(単体)を発表した。
本業のもうけを示す営業利益は、前年同期比2・35倍の27億2600万円とこれまでで最高益となった。 営業黒字は中間期ベースでは3期連続。
同社によると、入場者数は129万2000人と47・6%の大幅増となり、売上高も39・0%増の100億2900万円だった。1000万個の電飾で建物や地面を彩ったイベント「光の王国」(昨年11月〜今年3月)や、3月に導入した巨大立体迷路などが好評で、園内で直営する三つのホテルの稼働率も上昇した。
HTBは旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS、東京)傘下で10年4月に新装オープン。佐世保市から10年にわたり、固定資産税相当額の再生支援交付金(総額約73億円)を受け取ることになっている。3億7500万円の交付金を加えた13年3月期の経常利益は94・3%増の31億5400万円、税引き後利益も80・0%増の29億1100万円でともに最高益だった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130611-00000031-mai-bus_all
<観光客>イスラム教徒が急増 食事や礼拝、態勢整備
毎日新聞 6月11日(火)10時33分配信
スカーフ姿で築地市場を見学するマレーシア人観光客=東京都中央区築地で2013年5月31日午前10時56分、小泉大士撮影
インドネシアやマレーシアなどイスラム教徒(ムスリム)の多い東南アジアの国からの旅行者が急増している。経済発展で所得が増えたことや格安航空の運航拡大などが理由とみられる。尖閣問題などで中国からの旅行者数が落ち込んでおり「ムスリム市場」への期待は大きい。観光の現場では食事や礼拝など受け入れ態勢を整える動きが広がりつつある。【小泉大士】
「すごい勢いで予約が入っている」。うれしい悲鳴を上げるのはイスラム教徒向けのツアーを手がける旅行代理店「フィールジャパンwith K」(東京都新宿区)の岸田武雄社長だ。5月の利用客は100人超で震災の影響があった昨年同時期の倍以上に増えた。
一般ツアーとの違いは、食事とお祈りへの配慮。イスラム教徒が口にできる「ハラル料理」を提供するレストランに案内、礼拝場所や時間も確保する。ハラルとはアラビア語で「許された」の意味で、イスラム教の戒律に反していないことを示す。ただ「道徳観には個人差があり、多様な要望に柔軟に対応するのが大事」(岸田社長)。熱海では芸者さんに酒の代わりに水を入れたとっくりでお酌をしてもらったこともあったという。
日本政府観光局によると、東南アジア諸国からの訪日客は2003年に約44万人だったのが昨年は約77万人に。なかでも世界最多のイスラム教徒(約2億人)を抱えるインドネシアとマレーシアからはいずれも前年比約6割増となる約10万人、約13万人が来日した。
豚肉やアルコールが禁忌という特有の事情に配慮し、昨春からイスラム教徒向けの「ハラル御膳」(2625円)を始めたのは京懐石の老舗料理店「美濃吉」(京都市)。天ぷらや炊き合わせ、湯葉のサラダと特別な献立ではないが、アルコールを含むみりんや酢などは一切使わない。
北海道留寿都(るすつ)村の「ルスツリゾート」はハラルの食材に加え、冷蔵庫や調理器具、食器も専用に用意した。礼拝場所として会議室を提供し、メッカの方角を調べるコンパスも貸し出す。運営する加森観光(札幌市)の仙野雅則社長室長は「非イスラム圏ででき得る最善の環境」と説明する。
韓国などに比べてイスラム圏の観光客誘致が立ち遅れていた政府も今年に入り、飲食店や礼拝所のガイドブックを作製したり、自治体などを対象にしたセミナーを開催。観光庁の担当者は「設備投資までは難しくても一工夫すれば対応できることも多い」と期待する。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130611-OYT1T01163.htm?from=ylist
日中冷却、東南アジアに照準…観光へビザ緩和
政府は11日、観光立国推進閣僚会議を開き、タイやマレーシアなど東南アジア5か国を対象にしたビザ(査証)の発給要件の緩和など、日本を訪れる外国人旅行者を増やすための行動計画をまとめた。
発給要件の緩和は7月にも実施する。タイとマレーシアからの旅行者は、ビザを免除する。ベトナムとフィリピンは、来日のたびに手続きが必要な「1次ビザ」から、一定の期間内であれば何回でも来日できる「数次ビザ」に切り替える。インドネシアは、数次ビザの滞在期間を現在の15日から30日に延長する方向だ。
政府は、人口の減少と少子高齢化が進む中、観光を成長戦略の柱の一つに据え、2013年の訪日外国人旅行者を1000万人に、将来は2000万人にすることを目指している。12年の訪日外国人旅行者は約837万人で、このうち約65%を韓国、中国、台湾、香港の東アジアの4か国・地域が占めている。ただ、日中関係の冷え込みで中国人旅行者の回復は見通せないため、経済成長が著しい東南アジアに狙いを定めた格好だ。
(2013年6月11日20時48分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130612-00000070-mai-soci
<雑記帳>「さしこ人気」にあやかれ! 大分市が観光パンフ
毎日新聞 6月12日(水)19時59分配信
大分市が作製した観光パンフ=大分市で2013年6月10日、佐野優撮影
大分市は市観光大使でアイドルグループ「HKT48」の指原莉乃さん(同市出身)らを起用した観光パンフレットを4万部作製した。観光案内所などで配布している。
知名度のある指原さんの写真を随所に載せて親近感を演出。名物「とり天」、戦国大名の大友宗麟ゆかりの場所や温泉などを紹介し、釘宮磐市長との座談会も掲載している。
昨年のスキャンダル騒動から復活し、8日の選抜総選挙で1位に輝いた指原さん。横ばい続きの市の観光客数も「さしこ人気」にあやかりセンターを目指す。【佐野優】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130614-OYT8T01511.htm
しまなみ海道 自転車無料化 愛媛側と協議へ
サイクリストに人気がある「しまなみ海道」(尾道市〜愛媛県今治市)の自転車道通行料金を無料化しようと、県は近く、愛媛県などと財源などについて具体的な協議に入る。来年3〜10月に開かれる博覧会「瀬戸内しまのわ2014」(広島、愛媛両県共催)の会期中をめどに、無料化を目指す。(矢野彰)
広島県は2010年度から、国に無料化を要望。今年3月には湯崎知事が太田国土交通相と面会し、改めて無料化を求めた。これに対し、国交省側は通行料の減収分を地元が負担することを条件に挙げているという。
しまなみ海道の島々を結ぶ橋の7本のうち6本は自転車で通行可能で、全長約70キロの推奨コースがある。サイクリング人気の高まりを受け、近年、自転車で走る人が急増。広島、愛媛両県の海道沿いでのレンタサイクルの利用台数(2011年度)は約6万台で、7年間で2倍に増えた。橋の料金は200〜50円で、本州四国連絡高速道路(神戸市)によると、12年度の料金収入は3570万円だった。
湯崎知事は、しまなみ海道を国際的に通用する「ナショナルサイクリングロード」として、売り出す考えを打ち出している。無料化は大きなPRポイントとなることから、広島県は財源確保のため▽看板を設置して広告収入を得る▽橋の命名権(ネーミングライツ)の売却▽自転車メーカーや個人のスポンサーを募る――などの策を検討。県道路企画課は「どのような対応ができるか、愛媛県や今治、尾道両市などとも話し合っていきたい」としている。
(2013年6月15日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130614/kng13061417420002-n1.htm
神奈川県内の観光客数 震災前水準を回復 箱根も外国人大幅増
2013.6.14 17:42
神奈川県は14日、平成24年に県を訪れた観光客数が1億7352万人に上り、東日本大震災前の水準を回復したと発表した。大震災後の自粛ムードや福島第1原発事故に伴う風評被害の影響で落ち込んだ前年に比べ、2155万人(14・2%)の増加。昭和36年の統計開始以来、「開国博Y150」の開催で過去最高だった平成21年とこれに次ぐ22年に続き、3番目に多いという。
県によると、23年に中止された各地の花火大会など大型イベントが再開されたほか、天候に恵まれて海水浴客数が増加した。
また、県内有数の観光地である箱根町では、風評被害から落ち込んでいた外国人宿泊客が前年比48・6%増と大幅に増加した。
箱根町によると、24年の観光客数は1943万8千人(前年比10%増)。うち外国人宿泊客は9万3千人で回復しつつあるものの、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる問題の影響で大涌谷を訪れる中国人団体客が減っているという。修学旅行生が震災後に東北地方や日光からの振り替えで増えていたが、24年はほぼ元の水準に戻った。
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http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20130614-OYT8T00341.htm?cx_thumbnail=10&from=yolsp
川崎の工場夜景ツアー、カクテルはいかが
ツアー後に味わえる「工場夜景スイーツ」と「工場夜景カクテル」を持つ川崎産業観光学生プロモーター 観光名所として人気の高い川崎市臨海部の工場夜景を巡る「川崎工場夜景バスツアー」が8月7日から拡充される。JR川崎駅に加え、横浜駅からも出発し、毎週水曜に実施。ツアー後にホテルでスイーツまたは、カクテルを味わえる内容に刷新する。
バスツアーは、2010年から始まった。旅行会社「ホワイト・ベアーファミリー」が主催し、川崎市と市観光協会が企画協力。現在は毎月第1、3金曜に川崎駅前を出発している。
8月7日からは、午後6時半に横浜駅、午後7時に川崎駅を出発する。定員20人のミニバスに乗車し、川崎市臨海部の夜景名所や川崎マリエンを巡り、午後9時に川崎駅に到着する。代金は大人3800円、小学生3000円(保護者同伴)、大人2人のペアで7000円。
ツアー後には、川崎日航ホテルのバー・ラウンジ「夜間飛行」で、同ホテルと市の産業観光をPRする大学生「川崎産業観光学生プロモーター」が、工場夜景をイメージして作ったスイーツまたはカクテルを味わえる。新ツアーの申し込みは今月15日から。問い合わせは旅プラスワン(03・6436・0395)。
(2013年6月14日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20130614ddlk07040129000c.html
いわき市:観光交流人口、徐々に回復 「アクアマリンふくしま」カワウソの赤ちゃん公開 /福島
毎日新聞 2013年06月14日 地方版
いわき市小名浜の水族館「アクアマリンふくしま」で、ユーラシアカワウソの「チロル」(雌・4歳)が生んだ4頭の赤ちゃんが公開されている。同館によると、通常は一度に1〜3頭を出産するが、4頭出産するのは国内初という。同市では、この水族館など観光施設の再開を受け、大半の施設やイベントの観光客数が徐々に回復している。
チロルは、3日午前10時50分〜午後0時35分に展示水槽内の洞窟の中で4頭を出産。生まれた直後の赤ちゃんは体長約10センチで、性別はまだ不明。チロルが子育てに専念できるよう、父親の「ドナウ」(5歳)は水槽裏の部屋で飼育されている。
現在も、ガラス越しに洞窟の中で赤ちゃんを抱くチロルの様子が見られ、観客からは「お母さん頑張って」、「赤ちゃんが大きくなったら、また来ようかな」といった声が聞かれた。同館担当職員の中村千穂さんは「赤ちゃんが均等に母乳をもらえているかなど不安もあるが、4頭とも元気に育ってほしい」と話した。
◇
いわき市は、2012年の市内の観光交流人口が11年(367万人)からほぼ倍増の733万人だったと発表した。震災前の10年(1073万人)比では約7割にとどまるが、観光施設の再開などを受け、大半の施設やイベントの客数が増加に転じた。
大きく増加した施設は、▽昨年2月に全面営業再開した常磐藤原町の「スパリゾートハワイアンズ」が前年比135万人増の170万人▽アクアマリンふくしまなどのある小名浜の「アクアマリンパーク」が137万人増の192万人▽「道の駅よつくら港」が10万人増の17万人−−など。ただ、多くの施設が震災前の水準には戻っておらず、市観光交流課の担当者は「プロ野球のオールスターゲームなどのイベントも活用しながら、震災前の水準に戻るよう観光客数の拡大に努めたい」と話した。【田原翔一】
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130614/tky13061410120000-n1.htm
【きょうの人】
東京・大手町に高級旅館「日本の観光をヤバくする」星野リゾート星野佳路社長(53)
2013.6.14 08:52 (1/2ページ)
皇居に近い日本屈指のビジネス街、東京・大手町に宿泊客専用の天然温泉を備える計画の高級旅館「星のや東京」を3年後に開業する。主要なターゲットは海外から来る観光客やビジネスマン。
「伝えたいのは日本のおもてなしの心。勝算は十分ある」。和風のサービスで日本の趣を伝える。
旅館再生の手腕でその名をあげた。長野県軽井沢町にある実家の温泉旅館を、和風の離れ家のような個室が並ぶリゾート型旅館「星のや」に全面改装。高級路線への脱皮で、経営難を切り抜けた。その後、次々と経営不振に陥ったリゾート施設の再建を手掛け、現在は全国29カ所で宿泊施設などを運営するほどになった。
「星のや」の看板を持つ旅館は軽井沢のほか、京都・嵐山と沖縄県竹富島の全国に3カ所。来年はインドネシア・バリ島に出店し、初の海外進出を果たす。
政府は平成42年までに、訪日外国人数を現在の3倍強の3000万人とする目標を打ち出したが、「日本は知名度、安心安全という観光立国としての条件を満たしているが、生かし切れていない」と嘆く。観光立国へのアイデアとして、大型連休の地域別の分散取得を求める。「混雑期がなくなれば、宿泊料金も下がる。外国人観光客が増えるはず」と語る。
7月には、自社の旅館物件を組み込んだ不動産投資信託(REIT)を東京証券取引所に上場させる。国内外から投資を広く呼び込むためだ。
「日本の観光をヤバくする」。尖った言葉で自分の経営理念を表現した。(藤沢志穂子)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130615-00000020-san-l32
「縁雫プラン」空振り 松江の観光業界
産経新聞 6月15日(土)7時55分配信
■「宿泊割り引きサービス」少雨でゼロ
「梅雨なのに…」。ふだんは、じめじめしたこの時期だが、今年は記録的少雨が続く山陰地方。梅雨を逆手に観光客を呼び込もうとしたのが松江市の観光業界だ。宿泊施設では、降水量に応じ宿泊料金を割り引くサービスを始めたものの“開店休業”の状態。「客は残念かもしれないが、晴れで観光が楽しめるのはいいのでは…」と関係者は複雑な表情をみせる。
松江旅館ホテル組合の11施設が今月から始めた「縁雫(えにしずく)プラン」。宿泊日の正午〜午後6時、松江市内で観測された1時間当たりの最大降水量に応じ宿泊料金を割り引くサービスだ。だが連日の好天で13日現在、降水量サービス適用はゼロという。ある施設は「これから降ると思う」と話す。
「縁雫」は平成21年、松江市内の女子高校生が考えた造語。全国の高校生が観光プランを競う同年の「観光甲子園」で雨の日の松江観光を提案、優秀賞を獲得した。以来、同市では「縁雫」を観光PRに活用する取り組みを続けている。
今年も「縁雫のまち歩きマップ」を配ったり、「だんだん傘」を貸し出したりしているほか、松江フォーゲルパークでは、雨の日にレインコートを着たペンギンがパレードする催しを企画、雨の城下町を盛り上げるはずだった。
しかし、好天が続いてだんだん傘は利用されず、ペンギンもレインコートを着ることができないなど、縁雫PRは空振り状態。同パークも「このまま降らなければ、企画を考え直さなければならない」と気まぐれな天候に困った表情だ。
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http://www.afpbb.com/article/politics/2950538/10911249
トルコ反政府デモの中心的団体、ゲジ公園からの退去を拒否
2013年06月15日 19:35 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月15日 AFP】トルコ反政府デモの中心的な団体であるタクシム連帯(Taksim Solidarity)は15日、イスタンブール(Istanbul)市内のゲジ公園(Gezi Park)からの退去を拒否するという声明を出した。
レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は前日の14日、反政府デモの引き金となったゲジ公園の再開発計画の合法性について裁判所の判断が出るまで、工事を一時見合わせるという妥協案を抗議行動が始まってから初めて示し、デモ隊にゲジ公園からの退去を呼びかけていた。
タクシム連帯はゲジ公園に泊まり込んでいるデモ参加者らと徹夜で協議した上で、「わが国で不正義、不公正が起きている中、われわれは抵抗を続ける」などとする声明を発表した。これにより政府とデモ隊の間の緊張はいっそう高まるとみられる。(c)AFP/Michelle FITZPATRICK
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130616/mds13061609380004-n1.htm
警官隊が公園デモ隊を強制排除 トルコ
2013.6.16 09:30
中心部のゲジ公園付近ではデモ隊が警官隊に花火を撃ち込んで抵抗を続けた=15日、トルコ・イスタンブール(大内清撮影)
【イスタンブール=大内清】トルコで続いている反政府デモで、同国治安当局は15日夜、デモ隊が占拠していた最大都市イスタンブール中心部ゲジ公園に警官隊を投入し、デモ参加者数千人を強制排除した。
エルドアン首相はこの約2時間前、首都アンカラで開かれたイスラム系与党・公正発展党(AKP)の集会で演説、16日に予定されるイスタンブールでのAKPの集会までにデモ隊が公園を明け渡さなければ、強行突入に踏み切ると警告していた。
公園に踏み込んだ警官隊は、放水したり催涙弾を撃ち込んだりしながら公園内にとどまっていたデモ参加者らを排除。若者中心のデモ隊側は大部分が大きな抵抗もなく公園から退去したが、一部は花火を警官隊に向けて撃ち込むなど小競り合いも起きた。
その後もデモ隊は公園付近の路上で「エルドアンは独裁者!」などのスローガンを叫んで警官隊と対峙、周辺には16日未明まで断続的に催涙弾の発射音が響いた。
ゲジ公園は当局が進めている再開発計画の対象地区。この計画に反対する環境保護活動家らが5月末に強制排除されたことをきっかけに、世俗的な若者らによる大規模な反政府デモが拡大していった経緯がある。一連のデモではこれまでに4人が死亡、約7500人の負傷者が出ている。
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http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20130612-OYT8T00514.htm
この夏 ぜいたくにホテル利用
タワー・ツリー一望 / シェフの技を習う
「アベノミクス効果」で、消費者の財布のひもがゆるむのを期待する業界は多い。
夏の観光シーズンを控えたホテル業界もその一つ。この夏は、お得さをうたうより、少しぜいたくな経験ができる宿泊プランを売り出している。
タクシーで寺巡り
東京都心のホテルでは、春頃から消費拡大の兆しが見えてきたそう。東京都港区のホテル、ザ・プリンスパークタワー東京では、以前は安い部屋から予約が埋まっていたが、「最近はワンランク上の部屋を選ぶ客が増えた」という。京王プラザホテル(同新宿区)も「お得感より、客室やサービスの質を求める傾向がある」と見る。
こうした流れを受け、少しぜいたくなプランがお目見えしている。
ザ・プリンス パークタワー東京の宿泊プラン「フロム バルコニー ウイズ ラブ」は、ホテルで一番人気の客室に泊まる。東京タワーと東京スカイツリーの両方をバルコニーから眺望できる部屋だ。シャンパン1本と軽食付きで、1泊料金は2人で3万7000円から。期間は7、8月の2か月間だ。
京都国際ホテル(京都市)では、宿泊に加えて舞妓(まいこ)さんの踊り観賞や観光タクシーで古刹(こさつ)巡りなどができるプランを、今月7日から始めた(8月末まで)。古刹巡りでは、泉涌寺(せんにゅうじ)など皇室ゆかりの寺をベテランドライバーが案内してくれる。1泊料金は1人4万2500円からと少々値は張るが、「高齢の親御さんなどとの旅行にぴったり」という。
作法も学べる
親と子供が、一緒に泊まるプランもある。
ホテルオークラ東京(東京都港区)が8月の週末6日間限定で用意するのが、「家族で楽しむホテルのお仕事体験プラン」だ。名物のフレンチトーストの作り方をシェフに習ったり、ベッドメーキングの技をスタッフから学んだりできる。1室に大人2人と小学生2人で宿泊する場合、料金は4万4000円だ。
宿泊ではないが、小学生の女の子がいる家族向けに、京王プラザホテルが売り出しているのが、「素敵(すてき)なプリンセス ホテルデビュタント」(8月26日開催)。美しく見える立ち方やテーブルマナーなど「レディーの立ち振る舞い」を、ホテルのスタッフが伝授する。食事付きで家族で参加できる。料金は子供7000円、大人1万円だ。(滝沢聡)
雲海眺めヨガ
トマム山頂から壮大な雲海を眺めながら、ヨガを習える(星野リゾート提供) 非日常的な体験ができるプランも登場している。
北海道占冠(しむかっぷ)村のリゾートホテル、星野リゾート リゾナーレ トマムでは、隣接する山の山頂で「雲海テラス」を営業している。早朝、ロープウエーでテラスに上ると、真っ白な雲海を見下ろせる人気スポットだ。今年は、雲海を見ながらヨガを学ぶことができる「雲海ヨガ」プログラムも用意された(9月まで)。ホテルは1泊朝食付きで1人2万1000円から。
(2013年6月12日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/130614/chn13061413210004-n1.htm
台湾に中国人観光客激増、対応急務 旅行の質向上が課題
2013.6.14 13:20 [中国]
中国から台湾への観光客が激増し、台湾側は受け入れ態勢の調整など対応を迫られている。一部の施設の収容能力が限界に達している上、旅行業者が誘致競争を繰り広げ質の悪い格安団体旅行が横行。政府は1日当たりの受け入れ上限を厳守、1割に満たない裕福な個人観光客の増加も促し、質の向上を図っている。
台湾はかつて中国との間の人の往来を厳しく制限したが、対中融和策を掲げ2008年に就任した馬英九総統が解禁。中国人旅行客は10年に約163万人となり、約40年間トップだった日本人旅行客数を抜いた。12年は約260万人で、2位の日本人客の2倍近い。
中国人にとって台湾は「伝統的なしきたりやマナーなど文化大革命を経て中国で失われた『中華民族の文化』が残っている」(中国出身学者)のも魅力だ。
一方で、過密日程や食事のひどさが問題化。一部は「鶏より早く起き、馬より速く走り、食べ物は豚より悪い」とされ、有名店が残飯を中国人客に出した事件も発覚した。(共同)
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201306150032.html
'13/6/15
柳井・白壁観光客の減少続く
柳井市観光協会は、同市の観光名所「白壁の町並み」の2012年度の観光客数をまとめた。前年度に比べ2%減の6万8117人で、5年連続の減少。同協会は、11年秋の高校軟式野球など3競技を市内で開いた山口国体のような大型イベントがなく、微減につながったと分析している。
家族連れたち一般客は前年度比7・1%減の5万590人。バス利用の団体ツアー客は16・3%増の1万7527人だった。
同協会は、バスツアー客がどこから訪れたかも集計した。内訳は、福岡県4599人(26・2%)▽広島県3528人(20・1%)▽県内2357人(13・4%)―など。
隣の岩国市では昨年12月、岩国錦帯橋空港が開港。同協会は、空港を利用した観光客数は集計していないものの、「聞き取りでは空港を使った一般客は増えているようだ。首都圏への情報発信をさらに積極的に進め、回復させたい」としている。5月の大型連休中にあった伝統織物「柳井縞(じま)」を飾るイベントなどの影響もあり、本年度の観光客数は上向くとみる。
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http://www.nnn.co.jp/news/130613/20130613051.html
中部を一大観光ゾーンに 知事「陰陽結ぶ要衝」
2013年06月13日
鳥取県の平井伸治知事は12日の県議会本会議で倉吉道路が開通した「北条湯原道路」を大山や蒜山を望む陰陽の“アルペンルート”と見立て、県中部を日本海駅伝などスポーツイベントを生かした一大観光ゾーンとして売り出していく考えを示した。
横山隆義議員(自民党)が中部の道路ネットワークと観光振興についてただした。
平井知事は「岡山側と結ばれ、鳥取県の真ん中に位置する中部を東西南北の観光の要衝として考える必要がある」と指摘。その切り口として日本海駅伝やくらよし女子駅伝、未来ウオークなどのスポーツ・健康イベントを挙げ、「スポーリゾート、エコリゾートしてツアーを養成する適地」と述べた。
来場者が減少している中国庭園・燕趙園については来月から「きかんしゃトーマスとなかまたち」展が開かれることや全国都市緑化とっとりフェアのサテライト会場となっていることを示し、「温泉やイベント、三徳山など他の観光地と結んだ展開が必要」と強調。中部広域連合と連携し、食や漫画も絡め中部を「まとめて売り出す」考えを示した。
また、11日付本紙が指摘した三朝温泉入り口の分かりにくさについて「標識等を点検し、ホスピタリティー(もてなしの心)を持ってやっていく」と答えた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20130616-OYT8T00886.htm
「ASEANから誘客」本腰
県は、経済発展の目覚ましい東南アジア諸国連合(ASEAN)からの観光客誘致に本腰を入れる。現地での茨城のPR活動に加え、快適な滞日環境を整えるため、東南アジアに多いイスラム教徒(ムスリム)の生活習慣を理解する「ムスリム観光客受け入れセミナー」を7月に開く予定で、観光・ホテル業界などからの参加を募っている。
ASEAN各国からの観光客は増加傾向にあり、今年は日本とASEANの友好協力40周年にもあたることから、国は観光客の増加に注力する方針を示している。県内での外国人宿泊客も、2012年は前年比4%増の7万8550人と微増だった中、国別では、マレーシアが前年の約5倍の1160人、タイが約2倍の1490人、シンガポールも2倍の260人と、ASEAN諸国の宿泊客が大幅に増えている。
こうした背景から、県も東南アジアを「有望な市場」と捉え、積極的なPRを展開。12年12月には、在シンガポール日本大使館の天皇誕生日祝賀レセプションで県産の日本酒を提供。在インドネシア日本大使館では、今月から筑波山、袋田の滝などの写真を載せた観光ポスターを館内やイベント時に張ってもらっている。
ポスターは県内企業の現地事務所などでも掲示。14年2月には、シンガポールで開かれる旅行博に茨城のブースを出展する予定だ。
さらに、今年度は旅行会社のOBを県東京事務所に置き、東京駐在の東南アジアの旅行業者や訪日客を受け入れている国内の旅行業者に、茨城を含む観光ルートを提案するなど国内での取り組みも強化している。
一方、受け入れ側の態勢を整えるには、イスラム教の戒律に従って製造した食品を認証する「ハラル」などの習慣を理解する必要があるため、県はセミナーを通じて下地を作り、態勢の拡充につなげる考えだ。
セミナーは7月5日午後1時30分から、水戸市柵町の県水戸合同庁舎で。日本アセアンセンター観光交流部部長代理の神田瑞穂氏が「インバウンド観光市場としてのASEAN」、インドネシア出身で、INJカルチャーセンターインドネシア語講師のイワン・スティヤ・ブディ氏が「ムスリム旅行者を迎えるにあたって」と題して講演する。
参加無料。申し込みは、県観光物産課(029・301・3616)へ。
(2013年6月17日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130618-00000524-san-soci&pos=1
騒音、治安悪化…海の家「クラブ化」防げ 湘南で規制強化の動き
産経新聞 6月18日(火)10時15分配信
海水浴シーズンを前に、ビーチでは海の家の建設が始まっている=17日、神奈川県鎌倉市由比ガ浜(写真:産経新聞)
海水浴客でにぎわう神奈川・湘南のビーチでここ数年、音楽を大音量で流す「海の家」が出現し、若者がダンスに興じる“クラブ化”の動きが目立っている。こうした動きを封じるため、藤沢市の片瀬西浜海水浴場では今シーズンから音楽を海の家で流すことを禁じ、逗子市の逗子海水浴場では海の家の営業時間を30分短縮して午後8時半までとするなど規制強化に乗り出す。海水浴シーズンの到来を控え、騒音に悩まされてきた夏の湘南は平穏を取り戻せるのか。(川上朝栄)
【フォト】 鎌倉の海水浴、9月上旬までOK 開設130年で初
うなる重低音に合わせて、水着姿の男女がダンスに興じる。片瀬西浜海水浴場ではここ数年、クラブ化した海の家が乱立し、国道をはさんだ住宅地にまで騒音が届くなど、住民からの苦情が相次いでいた。
さらに、酒に酔った若者が乱闘を繰り広げ、警察が出動するケースも頻発。治安の急速な悪化により藤沢市と県は1月、海水浴場組合に対して健全化を求める要望を行い、組合側は「音楽の全面禁止」や「店員の入れ墨の露出を控える」といった自主規制ルールを打ち出した。
組合関係者によると「このままでは規制が強化され営業できなくなる可能性がある」との危機感から「厳格な自主規制」に舵を切ったという。
営業時間の短縮を決めた逗子海水浴場でも、ここ数年は風紀が乱れる一方だ。
「これじゃあ、とても家族連れでは行けない」。逗子海水浴場の海の家で撮影された動画を見た逗子市議は思わず目を背けた。酒に酔った男女が身体を密着させながら踊る様子が撮影されており、別の店では肌もあらわな女性がポールダンスを繰り広げていたという。
風営法では公安委員会の許可なく設備を設けて客にダンスをさせることを禁じていることから、逗子市議会では風営法の対象に海の家を含めるよう求める意見書を提出する動きもある。ただ、常設ではない海の家を風営法の対象とするかは議論が分かれており、県警は「(自主規制など)今後の推移を見守る」(生活安全総務課)という。
また、騒音対策の一環として、鎌倉市内の海水浴場組合でも今シーズンから海の家に防音構造を施すことを決めている。
一方、営業時間延長で誘客を図る海水浴場もある。茅ケ崎市の「サザンビーチちがさき」の海の家では平成23年以降、金、土、日、祝日の営業終了時間を午後7時まで2時間延長している。「クラブ化している海の家はこれまでなかった」(市産業振興課)ことによるもので、今年から延長時間帯に市と県が合同でパトロールを行う。
年間約590万人(24年度)の海水浴客がやってくる湘南エリアにとって、「治安悪化でイメージが下がれば大きなマイナス」(観光関係者)。規制強化などを通じ、家族連れも楽しめる健全なビーチづくりを目指す構えだ。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/130619/bsd1306191458008-n1.htm
訪日外国人数、5月としては過去最高 政府観光局2013.6.19 14:57
日本政府観光局(JNTO)が19日発表した5月の訪日外国人数(推計値)は前年同月比31.2%増の87万5000人で、5月としては過去最高を記録した。単月ベースでは今年4月(92万3000人)、2010年7月(87万8000人)に次ぐ過去3番目の数字だった。
安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による円安に加え、格安航空会社(LCC)などによる航空座席の供給量拡大が数字を押し上げたとみられる。
5月の訪日客数の国・地域別では、インドが同23.6%増の8400人で単月ベースの過去最高を記録。また、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、米国、ロシアの9カ国・地域が5月の過去最高をそれぞれ更新した。
一方、中国は昨年9月の沖縄県・尖閣諸島を発端とした日中関係悪化の影響が続き、同27.2%減の8万1600人にとどまった。
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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1306/19/news149.html
シンデレラ城にプロジェクションマッピング 東京ディズニーランドで来年からプロジェクションマッピングで東京ディズニーランドのシンデレラ城に映像を投影する新エンターテインメントが、来年スタートする。
[ITmedia]
オリエンタルランドは6月19日、東京ディズニーランドのシンデレラ城に、プロジェクションマッピングで映像を投影する新エンターテインメント「ワンス・アポン・ア・タイム」を、来春〜夏ごろにスタートすると発表した。
シンデレラ城の形状に合わせて映像を投影する夜のエンターテインメント。「美女と野獣」「シンデレラ」「不思議の国のアリス」といったディスニー映画のストーリーを、ディスニーの名曲、パイロ(ステージ用花火)などの特殊効果とともにシンデレラ城に再現する。
プロジェクションマッピングの導入は、東京ディズニーリゾートのエンターテインメントプログラムでは初。総投資額は約20億円になる予定だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20130622-OYT8T01039.htm
[富士山、世界遺産]登録に歓喜の渦
県庁本館ロビーに掲げられた横断幕
くす玉を割り、笑顔を見せる山中湖村の高村村長
登録決定の電話を受け喜ぶ富士吉田市の堀内市長 富士山が22日、世界文化遺産への登録が決まったことを受け、県庁や富士北麓の市町村では登録を祝う式典が行われ、お祝いムードに包まれた。各地で遺産登録を記念する横断幕などが掲げられたほか、山中湖では花火も打ち上げられた。
◇県庁
県職員50人以上が世界遺産委員会のインターネット中継で審議の行方を見守り、横内知事から富士山の世界文化遺産登録の一報が伝えられると、拍手で喜びを分かち合った。
横内知事は、留守を預かる平出亘副知事に携帯電話で連絡を入れ、「世界遺産委員会の20か国中、19か国から富士山を評価する演説をいただき感動した。サンキュースピーチで、しっかり保全していくことを約束した」と述べた。
その後、本館正面玄関ロビーで報告会が行われ、記念の横断幕が富士山にちなんで「2、2、3」の掛け声で除幕された。
塩野開・世界遺産推進監は「三保松原も含めた登録で良かった。うれしい」と話した。
◇富士吉田市
「世界遺産に登録されました」。富士吉田市は登録が決まると、防災無線で広報。市役所駐車場では、登録決定を祝ううちわと市広報の号外が配られた。
その後、「世界遺産 富士山」をPRするために庁舎壁面に描かれた巨大看板が除幕。市民から拍手がわき起こり、堀内茂市長は「世界の宝をしっかり守りましょう」とあいさつし、全員で万歳して喜びを分かち合った。市立吉田小5年の大川海斗君(11)は「友達と富士山について話す機会が多くなりそう」とうれしそうだった。
一方、富士講信者と同じように東京・日本橋から北口本宮冨士浅間神社までの約130キロを5回に分けて歩く山梨中央銀行の登録応援キャンペーンはこの日、ゴールを迎えた。広瀬猛弘・取締役吉田支店長(58)は「登録とゴールが偶然重なり、感激した。地元として、しっかり富士山を守りたい」と話した。
◇富士河口湖町
25の構成資産のうち8件を有する富士河口湖町では、渡辺凱保町長や町職員が、カンボジアで開かれていた世界遺産委員会のインターネット中継を町役場で見守った。登録が決まると、役場の敷地内でお祝いの花火が10発打ち上げられた。
渡辺町長は幹部職員18人を前に「日本の富士山が世界の富士山になった歴史的瞬間を記憶にとどめ、富士山の環境保全に取り組んでいこう」と訓示した。
その後の記者会見で、渡辺町長は「富士山の信仰や文化的側面が総合的に評価されたのだろう。河口湖の景観保全についても町民とともに進めていきたい」と話した。
町では登録を記念して23〜30日まで、河口湖美術館や西湖いやしの里根場など町内5か所の観光施設を無料で開放する。
◇山中湖村
山中湖村山中の村営温泉施設「紅富士の湯」でも記念セレモニーが行われた。登録の決定直後、「ただ今、富士山の世界遺産登録が決定しました」と館内アナウンスが流れると、来館者らから拍手がわき起こった。
高村文教村長が「喜ばしいビッグニュース。これからも山中湖、富士山ともに清らかな風景を作っていきたい」とあいさつ。村の観光キャラクター「姫まりもちゃん」とともにくす玉を割ると、「祝『富士山』世界文化遺産登録決定」と書かれた垂れ幕が現れ、来館者と登録を喜び合った。
また、山中湖畔では午後8時から「富士山」の語呂合わせから「223」発の花火を打ち上げ、お祝いムードに華を添えた。
◇富士山6合目
富士吉田市の若手職員約60人は22日、吉田口登山道の1合目から登山に挑んだ。昼過ぎに6合目に到着すると、「祝 富士山世界遺産登録」と書かれた長さ約5メートルの横断幕を掲げた。「世界遺産」のかけ声とともに、全員で「イエーイ」と叫んでガッツポーズし、記念撮影した。
記念すべき日に富士山の魅力を再認識しようと実施した職員研修の一環。北口本宮冨士浅間神社などを訪問した後、登山道沿いの史跡を巡り、信仰の歴史などを学んだ。
初めて富士山に登ったという入庁1年目の水道営業課・常盤尚寛さん(24)は「登山道は険しかったが、登録が決まる大切な日に登れたのは本当に感慨深い。日本の富士山から世界の富士山に変わるのは、地元の人間としてとてもうれしいです」と笑顔だった。
(2013年6月23日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20130623-OYT8T00023.htm?from=popin
20年来の悲願達成 バンザイ相次ぐ
◆富士宮市役所
富士山のお膝元である富士宮市。市役所1階ホールには市民や職員350人が集まり、縦2・3メートル、横3メートルの大型スクリーンに映し出される審議の様子を固唾(かたず)を呑んで見守った。
午後5時30分頃、登録が正式に決まると、「世界遺産だ」「やった」などの歓声がホール全体にこだました。
市役所ではくす玉割りが行われ、来場者全員でバンザイをして登録を祝った。市内4か所の構成資産では花火が打ち上げられた。
◆富士山本宮浅間大社
構成資産の一つで、全国の浅間神社の総本宮である富士宮市の富士山本宮浅間大社では、参道入り口の大鳥居に「祝 富士山世界文化遺産」の垂れ幕が据え付けられ、参拝客がカメラ付き携帯電話などで撮影していた。
中村徳彦宮司(70)は「素晴らしい。長年、尽力していただいた方々に敬意を表したい」と喜んだ。増加が予想される外国人観光客については「富士山に登った後は構成資産も見てもらい、そこに宿る『神』を感じてほしい」と話し、「これからが第一歩」と気を引き締めていた。
◆富士山5合目
富士宮口5合目では、登録決定の知らせがもたらされると、居合わせた観光客や登山者らが「標高2400メートル」の看板前でバンザイをして祝った。
決定の瞬間に立ち会おうと、夕方に駐車場や展望台を訪れた人も多かった。7歳と4歳の娘2人と訪れた三島市の保険代理業鈴木信哉さん(39)、直美さん(36)夫妻は「家族での富士登山を実現させたい」と笑顔で話した。
◆県庁
県庁では、世界遺産推進課の職員ら12人がインターネット中継で審議の行方を見守り、三保松原を含めた登録が決まると、次々と拍手が起こり、安堵(あんど)する声も上がった。同課の小野聡さんは「どうしたら三保松原の価値が世界の人に分かってもらえるか、地元の皆さんと一緒に考えてきた。本当にありがとうございました」と目を真っ赤にして喜んだ。
午後5時40分頃、川勝知事から登録決定の電話が入り、待ちわびた森山誠二副知事らが喜びを爆発させた。森山副知事は報道陣に「(富士山が)世界の宝になった。その重みを感じながら大切にしていく」と決意を新たにした。
(2013年6月23日 読売新聞)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013062200221
景観保全、重い課題=入山者増の対策急務−「登山鉄道」構想も・富士山
御坂峠から望む富士山=5月13日、山梨県富士河口湖町 20年越しの宿願を果たし、世界遺産となった富士山。今後は、大勢の登山者や観光客による環境破壊への対策など景観保全が最大の課題だ。国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、2016年までに来訪者対策などを盛り込んだ報告書の提出を日本政府に求めている。
環境省によると、富士山8合目には昨年7、8月、32万人が登山。世界遺産登録でさらに増加が見込まれる。現地調査を行った国際記念物遺跡会議(イコモス)は「登山道や山小屋に多大な圧力がかかっている」と表現。「極度な利用」への対応を促したほか、落石の防御壁が霊的雰囲気を阻害すると指摘した。
静岡、山梨両県は5合目へのマイカー乗り入れ規制を強化。さらに環境保全対策の財源と入山抑制を目的に入山料導入を打ち出した。今夏は試験的に10日間程度、1人1000円の寄付を求める方向だが、栗山浩一京都大教授の試算では、来訪者の抑制効果は4%程度。1人7000円を徴収しても現状の登山者数に抑えるのがやっとという。
NPO法人「富士山エコネット」の三木広代表理事(62)は「30万人以上の登山者数は異常だ」と入山規制の必要性を訴える。
イコモスは、周辺の景観にも言及。河口湖について、「国立公園の一部なのに水上バイクが許容されている」と疑問を呈した。河口湖では水上バイクが走り回り、富士五湖では違法な桟橋や係留場も問題化。地元町村や観光業者は、桟橋の大きさや船舶数の上限を設定するガイドライン策定を進める。
このほか、山梨県側の山麓から5合目までを鉄道化し排ガス規制などにつなげる「富士山登山鉄道」構想もあるが、景観上の評価は未知数だ。(2013/06/22-17:49)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130623/szk13062315520002-n1.htm
【富士山 世界遺産登録】
「名に恥じぬよう保全」 拍手、感涙…県内関係者
2013.6.23 15:49 (1/2ページ)
現地の川勝平太知事から電話で富士山の世界文化遺産登録を聞き、万歳する森山誠二副知事=22日午後5時半、静岡市葵区の県庁東館
20年来の悲願だった富士山の世界遺産登録が実現し、県内は22日、喜びに沸き返った。さらに、国際記念物遺跡会議(イコモス)からいったんは除外勧告された三保松原(静岡市清水区)も登録を認められたことで、世界遺産委員会のインターネット中継を見つめていた県や静岡市の担当者も「これでもろ手を挙げて喜べる」と感激していた。
■「採択」に拍手喝采
「採択しました」−。世界遺産委員会で議長の一声が中継画面から流れた瞬間、県世界遺産推進課は、職員が一斉に立ち上がり、大きな拍手に包まれた。
富士山を世界遺産にするための活動に関わって8年になる同課の小野聡さんは顔をくしゃくしゃにして喜んだ。
「多くの人のおかげで、三保松原も一体となった登録が実現できたが、世界遺産登録は目的ではなく富士山を守るための手段。世界遺産の名に恥じないように保全していきたい」と早くも先を見据えていた。
■現地の知事は感涙
森山誠二副知事は、22日午後5時半、世界遺産委員会の会場にいる川勝平太知事から、三保松原を含んだ登録を告げる電話を受けた。
川勝知事から「現地時間で午後3時28分に、富士山が世界文化遺産になりました」と告げられると、森山副知事は「やっとです。ありがとうございました」と笑顔で話した。
焦点だった三保松原の扱いについて、川勝知事が「心配していた方がいましたが、(除外すべきでないという意見を)聞いていて、私は涙が出てきました」と電話口で話すと、森山副知事も「すごいじゃないですか」と答えた。
■拍手喝采の富士宮市
「うおおー」
富士山の世界文化遺産登録決定が伝えられた瞬間、富士宮市役所1階ロビーに設置された大スクリーンを見守っていた大勢の市民の間からどよめきが起こった。居合わせた見知らぬ顔同士は、ハイタッチし合うなど喜びに沸いた。
同時に、同市の須藤秀忠市長が市内200カ所以上に設置された防災無線のスピーカーを通して、「待ちに待ったうれしいお知らせ。世界遺産の街、富士宮の名前を世界に知らしめましょう」と声高らかに宣言。市内の構成資産である浅間大社など5カ所からは音花火が10連発で打ち上げられ、富士山の登録を盛大に祝った。
■逆転ホームラン
「多くの方の思いの強さがプノンペンに通じた。心から感謝したい」。静岡市の田辺信宏市長は午後7時、報道陣の前に満面の笑顔で現れた。
三保松原が一転して、無事登録を果たした結果に田辺市長は「野球で言えば九回裏、代打逆転満塁ホームランでサヨナラ勝ちをしたような気持ち」と安堵(あんど)の表情を見せた。
今後については「重い課題のもとでの新しいスタート。三保松原を本当に世界遺産として素晴らしいところだと思ってもらえるようにしたい」と、景観保全に全力で取り組む決意を示した。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130623/szk13062314390001-n1.htm
【富士山 世界遺産登録】
三保の悲願、涙と絶句 諮問機関の除外勧告を覆す
2013.6.22 23:05 (1/2ページ)
世界文化遺産に登録が決まった富士山の夜景。手前の山中湖ではハクチョウが羽ばたいていた=22日夜、山梨県山中湖村(4秒間露光)
「日本一の山」をついに世界が認めた。22日、カンボジアの首都プノンペンで開かれた国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で世界文化遺産に決まった富士山。「三保松原(みほのまつばら)」(静岡市)も“一発逆転”でユネスコ諮問機関の除外勧告を覆し、地元では歓声が上がった。「日本の観光を盛り上げたい」。列島も喜びに沸いたが、混雑や環境悪化を懸念する声も。真価が問われるのはこれからだ。
日本時間午後5時半ごろにその瞬間は訪れた。世界遺産委員会の会場では、文化庁の近藤誠一長官(67)や静岡県の川勝平太知事(64)、山梨県の横内正明知事(71)らが立ち上がって握手を交わし、喜びを爆発させた。
「日本にとって最高の贈り物」と県庁を通じて談話を出した川勝知事の喜びはひとしおだった。「最も優れた景観地だ」との賛同の声が相次ぎ、三保松原の逆転登録が決まったからだ。川勝知事はすぐに県庁に電話し「ドイツなどたくさんの国が削るべきではないと言ってくれた。涙が出てきた。三保松原は富士見の場所として大事なのだということで入った」と伝えた。
静岡市清水区の三保松原の入り口にある「羽衣ホテル」の女将(おかみ)、遠藤まゆみさん(55)は従業員から知らせを受けると「ええ!?」と言ったきり絶句。身を震わせて泣き出した。
この日は三保松原の“落選”を予想し、追加登録へ自分を奮い立たせるため、報道陣の前で自ら作詞作曲した「三保松原再生音頭」を歌うはずだった。
●(=歌記号)海原超えて結ばれた 二人の仲をだれがさく
吉報に涙をぬぐい、喜びをあふれさせて歌った。
約7キロの海岸線に5万本以上の松が生い茂り、平安時代から富士山を望む景勝地として知られる三保松原。「羽衣伝説」で天女が衣を掛けたといわれる羽衣の松などがある。この日は連日続いた雨が上がり、雲の切れ間から富士山がくっきりとその姿を現した。
「まさかまさかでびっくり。三保は大きな一歩を踏み出したなあ」。土産物店「一ふじ」の芹沢央哲(ひろたか)店長(49)は感慨深そう。静岡県磐田市から来た自営業、阿部誠さん(44)は「世界の三保松原か。すごいタイミングに居合わせた」と笑みを浮かべた。
数十年、三保松原から富士山の写真を撮り続けている近くに住む横山健治さん(84)は「距離が遠いとか、消波ブロックが美観を損ねているからダメ、というのは、あまりにも理不尽だった」と憤る。「ここからの富士は誰が見たって絶景じゃないか。きっとここが観光の名所になる」
一方、山梨県の富士山5合目でもお祝いムード。土産物店「こみたけ売店」では世界文化遺産の文字を入れたタオルなどが並べられた。店員に「良かったですね。日本の誉れです」と祝福の声をかける客もいた。
富士山五合目観光協会役員も務める同店の小佐野昇一社長(46)は「20年以上待ったこの瞬間がいよいよ来た」と安堵(あんど)の表情。ただ、世界遺産を守っていく重責も感じている。「道路の渋滞や入山規制などがまず問題になるが、想定外の事態があるかも。訪れた人にがっかりされないよう身が引き締まる思いだ」
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http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000007606.html
三保松原を19カ国支持 熱心なロビー活動実る(06/23 11:51)
「三保松原」の文化的な価値が認められた背景には、政府と地元による熱心なロビー活動がありました。
(池田林太郎記者報告)
逆転登録が決まった最大の理由は、審議のなかでユネスコ委員の日本を除く20カ国のうち、19カ国が三保松原を含めるべきだと発言したことでした。
世界遺産委員会・マレーシア代表:「(Q.三保松原も世界遺産に決まった理由は?)日本の文化的な価値があるからです」
世界遺産委員会・インド代表:「(Q.三保松原も世界遺産に決まった理由は?)三保松原を含むすべてが、富士山を経験することになる」
22日の審議では各国が続々と三保松原について発言し、富士山と一体のものであり、富士山を見るためには重要な場所だと評価しました。文化庁長官自らが審議が始まる3日前に現地入りし、ユネスコの関係者や各国の代表に三保松原について熱心に説明して回ったロビー活動の成果が実りました。除外勧告を覆すのは厳しいと誰もが感じていたなかでの逆転登録に、日本の政府、代表団は各国の応援に対して感謝の言葉を述べていました。
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http://mainichi.jp/feature/news/20130623ddn041040011000c.html
富士山:世界遺産決定 思い届いた 富士には松原がよく似合う
毎日新聞 2013年06月23日 大阪朝刊
・田子の浦ゆうち出でてみれば真白にぞ不尽の高嶺に雪は降りける 万葉集・山部赤人
・人知れぬ思ひをつねに駿河なる富士の山こそ我が身なりけれ 古今集・読み人知らず
・霧しぐれ富士を見ぬ日ぞおもしろき 松尾芭蕉
・なんだ。糞面白くもない あらひざらした浴衣のやうな富士。 金子光晴
・富士には月見草がよく似合う 太宰治
日本文化の象徴、世界の舞台へ−−。22日のユネスコ世界遺産委員会で富士山の世界文化遺産登録が決まると、会議があったカンボジア・プノンペンで、富士山のふもとで、拍手と歓声がわいた。当初は難しいとみられた三保松原(みほのまつばら)(静岡市)も含めた一括登録が伝わると、「この時を待っていた」と住民が喜びをかみしめた。地元の熱意が逆転登録につながった。
◇「日本の美意識」誇り−−羽衣ホテル
「日本人の美意識が世界に伝わった」。100年以上、三保松原で営業を続ける老舗「羽衣ホテル」のおかみ、遠藤まゆみさん(55)は声を弾ませた。
松林の続く砂浜から駿河湾越しに望む富士山は数々の浮世絵に描かれ、45キロという距離を超え、遠藤さんら地元住民は富士山を身近に感じている。4月末に除外勧告を受け「言葉でうまく説明できない日本の感覚を認めてもらうのは難しいのかも」と思っていただけに、驚きは隠せない。
22日は世界遺産委員会の審議に合わせ、自ら作詞作曲した「三保の松原再生音頭」をホテルの庭で歌った。
♪富士のおやまに恋焦がれ 三保の松原手を伸ばす 四十五キロの道のりも 遠くはないの恋の道−−。
まさに「天に祈りが通じた」という。音頭では「天つ乙女よ舞い戻れ」「常盤の松よとこしえに」など再生への思いも歌った。三保松原は高度成長期、付近の河川で砂利が大量に採取されると海岸浸食が進み松枯れも深刻化しているからだ。
「はっきり言って今の景観には満足していない」と遠藤さん。かつての美しい景観再生への一歩にしなければと肝に銘じている。「私たちは松原と一心同体。世界の景色となった三保松原を、いつまでも守っていく」【荒木涼子】
◇「総合力の勝利」現地の政府代表団
【プノンペン樋口淳也】世界遺産委員会の議長が登録決定を告げると、日本政府代表団はその場で立ち上がり、「日本の総合力の勝利だ」と、山梨、静岡両県関係者も含めて手を取り合って喜んだ。横断幕が掲げられ、議場からの大きな拍手に満面の笑いで応えた。
決定後は、両県知事らが「サンキュースピーチ」を英語で披露。山梨県の横内正明知事は「国民全ての喜び。質の高い景観形成や環境保全に力を注いでいく」と述べ、静岡県の川勝平太知事は「登録はゴールでなく始まり。富士山を守り後世に継承する」と語気を強めた。
遺産委の審議に参加していた近藤誠一・文化庁長官はこの後、両知事らとともに記者会見した。近藤長官は「審議に臨む際は大変緊張したが、委員国からの三保松原(を加えるべきだと)の発言を聞き、これはいけると確信した」と話し、一括登録に「心から感動した」と安堵(あんど)の表情をみせた。
横内知事は「世界中のみなさんから愛される山にしたい」と改めて決意を述べ、川勝知事は「(三保松原の除外勧告を)覆すのは不可能と思っていた。各委員国の発言を聞いて胸が熱くなった」と声を詰まらせた。
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/06/23/kiji/K20130623006069790.html
三保松原“大逆転”は独など委員国メンバーの支援スピーチ
富士山 世界文化遺産に登録決定
静岡市の三保松原から望む富士山=22日午後
Photo By 共同
イコモスの勧告を“大逆転”で覆したのは、世界遺産委員国メンバーの支援スピーチだった。
委員会は各国が意見を述べ、最終的には議長が採決するシステム。冒頭、イコモスは「三保松原を除外すべき」と再度、態度を表明。これに対し“反撃”の口火を切ったのはドイツだった。「最も優れた富士山の景観地だ。含めるべき明確な価値がある」と明言。セネガルは「芸術家がインスピレーションを得る重要な場所」と発言。マレーシアは「無形の文化的な価値がある。45キロという距離にもかかわらず富士山とは重要な関係がある」と続けた。ロシア、カタールも三保松原への支持を打ち出した。
事前にインドが三保松原を含めることに反対しているとの情報が流れたため、22日午前には、近藤長官がソク・アン議長と短時間、会談。関係者によると、日本側の“最後のお願い”に対し、ソク・アン議長は理解を示したという。委員会ではインドも「三保松原は富士山と精神的、景観的なつながりがあり不可分」と賛成に回った。
[ 2013年6月23日 06:00 ]
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http://mainichi.jp/feature/news/20130623ddlk19040062000c.html
名峰世界へ:富士山、世界遺産登録決定 朗報に地元歓喜 景観保持、開発抑制…ユネスコから注文も /山梨
毎日新聞 2013年06月23日 地方版
霊峰、世界に開く−−。カンボジア・プノンペンで開催されている国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で22日、富士山の世界文化遺産登録が決まった。山梨・静岡両県で世界遺産を目指す運動が始まって20年余り。ついに届いた朗報に、地元市民、自治体関係者、山麓(さんろく)を訪れた観光客らは喜びにわいた。一方、ユネスコ側からは景観保持、開発抑制など厳しい注文も付いている。富士山を守り、後世に伝える責務をかみしめる日ともなった。【小田切敏雄、山口香織、春増翔太】
「世界遺産が決まりました」。県庁では、プノンペンにいる横内正明知事からの電話による声がスピーカーで流れると、集まった県職員約60人から拍手がわいた。横内知事は「(世界遺産委では)日本を除く20カ国のうち19カ国が発言し、富士山の価値を評価した。世界中から高く評価されていると改めて知り感銘を受けた。しっかり保全をしていくと約束した」と述べた。
県庁ロビーには登録決定を知らせる横断幕を設置。三保松原(静岡市)も含められたことについて平出亘副知事は「三保松原も一体だと世界遺産委員会にしっかり説明したんだと思う。大変喜ばしい」と話した。
◇「構成資産守り世界に発信を」−−富士河口湖町長
富士五湖のうち四つが位置するなど多くの構成資産がある富士河口湖町。渡辺凱保(よしやす)町長らが町役場に集まり、インターネット中継で審議を見守った。登録が決まると、花火が上がり、防災行政無線で町民に朗報が伝えられた。
渡辺町長は職員らに「これがスタート。環境保全、文化の継承という大きな仕事がある」と訓示。記者会見では「歴史的瞬間だ。構成資産を末永く守り、世界に発信したい」と表明した。一方、ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)が景観や船舶利用を問題視した点は「利害が絡む問題で当事者の合意が大事」と述べるにとどめた。
同町は登録を記念して23〜30日、「西湖コウモリ穴」や「船津胎内」など5カ所を無料開放する。
◇「自然遺産落選で変革」 富士吉田市長、満面の笑み
富士吉田市役所では「世界遺産 富士山」「おもてな市 富士吉田」などと記し、富士山を描いた巨大な壁面看板を除幕。富士山と金鳥居をデザインしたロゴマークや、市民公募のキャッチコピー「富士山を未来にひきつぐ富士吉田」も披露された。
堀内茂市長は登録の知らせに「こんなにうれしい気持ちになったのは初めて」と満面の笑み。一方、記者会見では「自然遺産から落ちたことが良かった」と振り返り、ごみの多さなどで自然遺産になれなかったことが意識変革につながったと指摘。「商業主義に走らず、富士山を守っていきたい」と述べた。富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」として登録され、「史跡を守り、山岳信仰を伝えていく。市民の芸術活動も活発になる」と期待した。
この日は、富士講になぞらえ、山梨中央銀行の行員らが東京から富士吉田市まで歩き、北口本宮冨士浅間神社に参詣した。
山中湖村でも記念式典や湖畔で花火の打ち上げもあった。
◇「雄大で登録は当然」
富士山5合目は、週末とあって大勢の観光客が訪れていた。雲の合間からは時折山頂ものぞき、観光客らが歓声を上げた。
同僚と訪れた愛知県知多市の会社員、内藤万友香さん(29)は、「2年前に登頂したので愛着があるし、遠くから見る景色も好き。登録は本当にうれしい」と興奮気味。夏季休暇でオーストラリアから来日中の大学生、ルーク・リチャードさん(19)は「富士山は思っていた以上に雄大で美しく驚いた。世界遺産登録は当然だろう」と、まだ雪が残る頂にカメラを向けていた。
◇観光客増加へ期待
富士北麓(ほくろく)の観光業者らからは来訪者増加への期待などが聞かれる一方、規制強化への懸念もうかがえた。
5合目の土産物店「こみたけ売店」の小佐野昇一社長は午前中から「世界遺産」の文字入りタオルなどを用意。「ようやく登録にこぎ着けた。富士山保全への意識をより強く持ちたい」と笑顔。河口湖畔のレストラン「SUNきよすみ」の中村照美社長は「お客さんが増えるのは単純にうれしい。ただ、自然遺産になれなかったことを忘れずに、改めて景観や環境の美化を進めなければ」と話した。
一方、河口湖のボート業者の男性は「かん口令が敷かれている」とノーコメント。湖畔の土産物店の女性店員は「規制を巡って地元ではあつれきもある」と言葉少なだった。
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富士も桜も熱狂するのはあほらしと思うんだけど三保が入ったのはまあ良かったかな。
富士山、世界遺産に登録決定 三保松原も含む
2013年6月22日(土)17:36
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20130622539.html
(産経新聞)
カンボジアの首都プノンペンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は22日、富士山(山梨、静岡県)を世界文化遺産に登録することを決定した。日本の世界遺産は2011年登録の平泉(文化遺産、岩手県)と小笠原諸島(自然遺産、東京都)以来2年ぶりで、計17件となった。日本最高峰の富士山は山岳信仰の対象であり、浮世絵など多くの芸術作品に描かれるなど、芸術文化を育んだ山として高く評価された。
政府が富士山の一部として推薦し、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が除外を求めていた景勝地「三保松原」(静岡市)も含めての登録となった。
世界遺産には「自然遺産」「文化遺産」「複合遺産」の3つがあり、地元は当初、自然遺産への登録を目指したが、ごみ問題などを理由に03年に候補選考から脱落。政府は古くから信仰登山が盛んで、絵画や文学作品にも多く登場した文化的価値に注目し、12年に文化遺産として推薦した。
イコモスは13年4月、富士山を描いた葛飾北斎らの浮世絵が西洋の画家に刺激を与えたことを念頭に「影響は日本をはるかに超える」と評価。宗教的伝統も含め、世界遺産にふさわしいとして登録を勧告した。
富士山から45キロ離れた三保松原については「山の一部とみなせない」と除外を勧告。政府は浮世絵の題材になるなど芸術との関係の深さを主張、委員国などに最後まで訴えていた。
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日本史に占める地位は鎌倉>>>越えられない壁>>>富士山なんだけどねぇ。。
世界遺産:「富士山」登録決定 「三保松原」含め
2013年6月22日(土)17:36
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20130623k0000m040008000c.html
(毎日新聞)
カンボジアの首都プノンペンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)第37回世界遺産委員会は22日、日本政府が推薦した「富士山」(山梨、静岡両県)を世界文化遺産に登録することを決めた。山岳信仰や芸術の対象として、日本文化の象徴的存在が高く評価された。構成資産からの除外が勧告されていた国指定の名勝「三保松原(みほのまつばら)」(静岡市)は、委員各国から除外への異論が相次ぎ、登録が決まった。これで、日本の世界遺産は、2011年に登録された小笠原諸島(東京都、自然遺産)と同年の平泉(ひらいずみ)(岩手県、文化遺産)に続き17件目(文化遺産13件、自然遺産4件)となった。
世界遺産委員会は16日に始まり、21日からは富士山を含む新規案件を審査していた。22日の議論の結果、正式名称は「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」と決まった。審議最終日の26日に正式に登録される。
富士山の構成資産は、富士山信仰で聖域とされる標高1500メートル以上の山域やふもとの浅間神社、白糸ノ滝(しらいとのたき)、富士五湖など。07年に日本政府の暫定リストに掲載、12年にユネスコに推薦された。その後、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」が現地調査を実施。イコモスは今年4月、「三保松原」が富士山から45キロ離れていることを問題視。除外する条件付きで「登録」を勧告していた。
文化庁や静岡県など地元自治体は「富士山信仰、芸術の源泉の両面から不可分である」などとして、構成資産に含めるよう、世界遺産委の各委員国に要望活動を継続。その結果、22日の委員会では、各国から重要さや美しさを評価する意見が相次ぎ、逆転で構成資産に含まれることになった。
世界遺産委では、開発や土砂流出防止工事による環境への影響を懸念し、16年までに保全状況報告書を提出するよう求めた。山梨、静岡両県は、富士山の入山料の検討を進めているが、環境保全と地域振興のバランスをどう取るのか、議論が続いている。
一方、イコモスが「不登録」を勧告していた「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)は、この日までに推薦が取り下げられた。今後、地元自治体を中心に再推薦に向けた方針を検討する。【福田隆、プノンペン樋口淳也】
◇世界文化遺産
ユネスコが世界遺産条約に基づき、人類全体にとって保護の必要があると認めた建造物や遺跡などの文化的な遺産を指す。これまで世界各地で745件が登録されている。日本国内には、法隆寺地域の仏教建造物▽古都京都の文化財▽姫路城▽原爆ドーム−−など12件がある。近年は審査が厳しくなっており、来年からの文化遺産の推薦は各国1件に限定される。世界遺産には、文化遺産以外に、自然遺産、複合遺産のカテゴリーがある。
◇三保松原
静岡市清水区の三保半島にある松林。天女が舞い降りたという伝説のある樹齢650年の「羽衣の松」など、約7キロの海岸線に5万4000本の松が茂る。駿河湾を挟んで望む富士山の美しさで知られ、江戸時代の絵師、歌川広重の浮世絵「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)」でも描かれた。1922年に天橋立(あまのはしだて)(京都府)とともに日本初の名勝に指定された。気比(けひ)の松原(福井県)、虹の松原(佐賀県)とともに日本三大松原の一つ。
◇「富士山」の構成資産
富士山の構成資産は次の通り。(1)富士山域(山頂の信仰遺跡群▽大宮・村山口登山道▽須山口登山道▽須走口登山道▽吉田口登山道▽北口本宮冨士浅間神社▽西湖▽精進湖▽本栖湖)(2)富士山本宮浅間大社(3)山宮浅間神社(4)村山浅間神社(5)須山浅間神社(6)冨士浅間神社(須走浅間神社)(7)河口浅間神社(8)冨士御室浅間神社(9)御師住宅(旧外川家住宅)(10)同(小佐野家住宅)(11)山中湖(12)河口湖(13)忍野八海(出口池)(14)同(お釜池)(15)同(底抜池)(16)同(銚子池)(17)同(湧池)(18)同(濁池)(19)同(鏡池)(20)同(菖蒲池)(21)船津胎内樹型(22)吉田胎内樹型(23)人穴富士講遺跡(24)白糸ノ滝(25)三保松原
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http://www.cnn.co.jp/travel/35033742.html
パリ、観光客の国籍別「接客マニュアル」作成 日本人は?
2013.06.23 Sun posted at 17:32 JST
(CNN) パリの観光件局と商工会議所はこのほど、外国人観光 件客に友好的に接するのに役立つとする各国国民に特有な行動形態などを盛り込んだ「接客マニュアル」を作成、タクシー運転手、ホテルやレストラン従業員らへの配布を始めた。
パリのウエーターは無愛想で、ホテル従業員はがさつなどとする外国の不評の解消を狙った措置。旅行客に粗野な態度が目立つ国を並べた昨年の国際調査ではフランスがトップに選ばれていた。パリには毎年、観光客ら2900万人が訪れている。
同マニュアルが紹介した各国の国民性では、英国人は個人向けの助言を評価し、午前7時半と同8時半の間に朝食をとるのが好きと説明。
中国人は本物の高級品の買い物に役立つ情報をありがたがり、礼儀正しいと受け止められるには笑顔を見せ、中国語で「こんにちは」と言うだけでよいと指摘。
米国人は迅速な個人向けのサービスと英会話能力を期待しており、ドイツ人は清潔さと握手が好き、スペイン人は無料の提供品を求めがちで夕食は9時と11時の間、イタリア人は探検好きで子どもへの配慮を歓迎するなどと紹介。
デジタル情報好きとされたのはオランダ人だった。
自国のフランス人については各国料理の試食を好み、観光客と見られることを嫌うと指摘。日本人の場合は、時々安心させる必要があるほか、決して不満を口にせず、ひんぱんにおじぎすると描かれた。
パリ観光局の幹部は英紙テレグラフの取材に「日本人観光客に対しイタリア人観光客と同様の方法で接触してはいけない。考慮すべき規範がある。それに適応しなければならない」と説いている。
パリではここ数カ月間、世界屈指の観光都市としての評判をおとしめかねない事件が相次いで起きた。
4月には窃盗事件が多発していたルーブル美術館が閉鎖に追い込まれ、5月はノートルダム寺院で男性が銃で自殺し居合わせた観光客をおびえさせる騒ぎがあった。
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http://www.afpbb.com/article/economy/2951772/10941707
「ヴェルサーチ」提携の高級ホテル、ドバイにオープン予定 UAE
2013年06月21日 18:55 発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦
【6月21日 Relaxnews】伊高級ファッションブランド「ヴェルサーチ(Versace)」の名を冠した豪華アパートメントホテルが来夏、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)にオープンする。
「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ(Palazzo Versace Dubai)」の仕様は、実に感銘的だ。
ホテル宿泊客や長期滞在者は海に続くラグーンや白い砂が広がるビーチ、海沿いのプロムナード、男女用のスパやエステサロン、屋外・室内プールを楽しめる。そして、もちろんヴェルサーチのブティックもはずせない。
「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ」の部屋数はリゾートマンションに最適なコンドミニアム169戸、ぜいを尽くしたホテル客室が214室。客室の内装にはシルクなど高級生地や大理石がふんだんに用いられ、アーティストに特注したモザイクが飾られている。アーチ型の天井は金の縁取り付きだ。
ホテルの内装や外装を手掛けるため、世界中から100人以上の一流の石職人やモザイクアーティストたちが集められた。そのほとんどがUAE国外を拠点とするアーティストたちだ。
「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ」は、オーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州ゴールドコースト(Gold Coast)に2000年にオープンした「パラッツォ・ヴェルサーチ・ゴールドコースト(Palazzo Versace Gold Coast)」に続き、ヴェルサーチが手掛ける世界で2つめの高級リゾート施設となる。(c)Relaxnews/AFPBB News
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/130624/chn13062411460004-n1.htm
脱中韓のエスニック これからはASEAN、ムスリムのハラル食品に
2013.6.24 11:42 (1/2ページ)[食・グルメ]
ショッピングモールやスーパーなどで開かれるエスニックフェアが、振るわないという。エスニックフェアというと、アジア、なかでも韓国の食品などを扱うものが多かった。(フジサンケイビジネスアイ)
ところが、最近は「韓国商品の人気がなくなってきた。それどころか、あまり大々的にやると、お客さんから苦情が来るため、エスニックフェアそのものを開く店が減っている」(流通業界関係者)という。これまで「韓流」ブームに隠れて、日の当たらなかった他のアジアの国々に注目が集まるようになった。新しいフェアの目玉として、「韓国以外のアジアの商品はないかという問い合わせが増えている」(同)というのだ。
これまでアジアというと中国や韓国ばかりに目が向いていた人々が、タイやベトナム、さらにインドネシアなど東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国にもようやく目を向け始めたというわけだ。
タイやベトナムは日本にもレストランなどが多いため、比較的知られているが、最近の注目株は、インドネシアやマレーシアだ。
ちなみに、今年は日本とASEANの交流開始から40周年を迎えることから、日本はASEANからの観光客誘致に力を入れている。なかでも約2億4000万人の人口を抱えるインドネシアは経済成長に伴って中間所得層が急増し、海外旅行熱が高まっており、また、1人当たり国民所得が、域内でシンガポールに次ぐマレーシアからの訪問客の増加に対する期待も高い。
日本政府観光局(JNTO)のまとめによると、今年1〜4月期に日本を訪れたマレーシア人は4万6700人(前年同期比15.9%増)に対し、インドネシア人は4万400人で、同50%増だ。
実はこうした両国からの訪問客の増加が、輸入食品への関心の高まりにつながっている。かつて両国からの観光客は華人が多かったが、最近はマレー系などムスリムが増えており、その結果、ムスリムの人々が安心して食べられるハラール(ハラル)食品の需要が高まっているのだ。
ハラル食品やハラル肉などを中心に扱う輸入卸会社「二宮」の二宮伸介社長によると、この1年で売り上げは約15%増だという。
その多くが、ムスリム客を受け入れる旅館やホテル、レストラン向けだが、最近では留学生を受け入れる大学食堂などからも引き合いが増えているという。
また昨年、日本に進出した「ブラヒムフードジャパン」は今後、マレーシア伝統料理のレトルト商品の輸入に力を入れる計画だ。いずれもハラル認証付きの商品だ。
ASEANの人口約6億人のうち4割がムスリムといわれるが、その人口は今後さらに増えるとされる。もはやASEANをエスニックという、どこか辺境のイメージでは語れない時代のようだ。(産経新聞編集委員 宮野弘之)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130624-00000030-mai-bus_all
<ラマダホテル大阪>12月末で閉館
毎日新聞 6月24日(月)10時56分配信
ラマダホテル大阪=大阪市北区で2013年6月24日午前10時47分、小関勉撮影
「大阪の御三家」として親しまれた東洋ホテルが前身のラマダホテル大阪(大阪市北区、客室数約547)が、12月末で閉館することが24日、分かった。大阪市内ではホテルの開業が相次ぎ、老朽化対策の大規模改修をしても資金を回収できないと判断したとみられる。
旧東洋ホテルは、大阪万博の前年の1969年、旧三和銀行(現東京三菱UFJ銀行)が中心となって開業した。地元資本のホテルプラザ(99年に閉館)、ロイヤルホテル(現リーガロイヤルホテル)とともに大阪の御三家と呼ばれ、大規模な会合などで使われた。
だが、関西国際空港の開港(94年)やユニバーサル・スタジオ・ジャパン開業(2001年)に合わせて全国チェーンや外資系のホテルが相次いで大阪市内に進出した影響などで業績が悪化。04年に米大手投資銀行のモルガン・スタンレーが買収し、世界有数のホテルチェーン「ラマダ・インターナショナル」と契約し、06年に「ラマダホテル大阪」と名称変更して再スタートを切った。
大阪・梅田から近く、地下鉄御堂筋線中津駅に直結の立地で、海外からのビジネス客や観光客などで最近の客室稼働率は堅調だった。しかし、開業から40年以上が経過して建物の老朽化が進んでおり、改修に必要な多額の投資を回収できる見通しが立たないと判断したとみられる。【古屋敷尚子】
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http://www.asahi.com/national/update/0622/OSK201306220008.html?ref=com_rnavi_arank
海から飛行機見物、無人島に小旅行 観光船ツアー開始
大阪府泉南市の樽井漁港から船で10分。関西空港と対岸を結ぶ連絡橋近くから飛行機を眺めることができる=天井十秋さん提供
[PR]
大阪・伊丹空港周辺では、飛来する飛行機を真下から見られる場所が大人気。船があれば、関西空港沖でもっと大迫力で楽しめるのでは――。そんな発想で、マリンクラブ「うみあそびと」(兵庫県西宮市)が今夏、新たなツアーを売り出している。
関西空港島の沖約50メートルで飛行機を楽しむ関空クルージング(1人3500円)。樽井漁港(大阪府泉南市)から船で約10分。ピンクやオレンジの飛行機が次々に飛来する夕方がお勧めだ。
代表の天井(あまい)十秋(とあき)さん(49)は、「釣りやマリンスポーツをしない人にも気軽に海に来てほしい。海には信号も渋滞もない。陸上から見えない世界を楽しんで」と話す。
他にも、宮崎駿監督のアニメ「天空の城ラピュタ」のようだと人気の無人島・友ケ島クルーズ(1人4500円)がある。旧日本軍の砲台跡やれんが造りの弾薬庫跡が堪能できる。夜景の美しさが評判の堺・泉南の工場地帯を、海から眺めるコースも計画している。
ツアーは7月6日から月1、2回運航予定。申し込みはホームページ(umiasobito.com)で。(沢木香織)
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観光客ねらう犯罪増加、パリのイメージダウンに
http://news.livedoor.com/article/detail/7800560/
AFPBB News2013年06月26日08時47分
【AFP=時事】パリ(Paris)観光中に「英語を話せますか」と聞かれたら、地元住民の意見を聞き入れて、「ノー」と返答するように。
これは、観光当局者が出し始めた観光客向けのアドバイスの1つだ。パリでは外国人を標的にした詐欺やスリなどの犯罪が増加しており、当局は治安強化と観光客への注意喚起キャンペーンを実施している。
一般的な手口の1つは、観光客に「英語を話せますか」と近づき、架空の慈善団体を支援するための署名を求め、最終的に寄付を要求するというものだ。
市当局は英語やロシア語、中国語、日本語など複数の言語で無料のガイドブックを配布し、「このような状況では、慎重に行動し、立ち去りなさい」とアドバイスしている。
昨年2900万人の観光客が訪れたパリでは、4月以降、主な観光地に警察官200人を連日配置している。自転車に乗った私服警官が大半だ。
■ゆすり、サクラ、さまざまな手口
ルーブル美術館(Louvre Museum)の中庭でボトル入り飲料水を販売するインドからの移民のソヌ・シンさんは、「毎日のようにありとあらゆるバカげた出来事を目撃しているよ」と語る。
「偽物のゴールドの指輪を持って相手に近づき、『これ落としましたか』と聞く。そのあとで、『あなたはゴールドの指輪を手に入れたんだから』と言って5〜10ユーロ(約600〜1300円)を要求するんだ」
警察によると、裕福な人が標的にされているという。エッフェル塔(Eiffel Tower)のあるパリ7区の当局者によると、1回のゆすりで1万ユーロ(約130万円)ほどまき上げることもあった。
別の手口に、3枚の円盤を使った賭けがある。円盤の1枚にだけ表面に白い円が付いていおり、3枚の中からこの円盤を当てると、賭け金の50ユーロ(約6400円)を倍額にしてもらえるというゲームだ。
エッフェル塔のそばで中年男性がゲームの呼びかけを始めると、エレガントな身なりの女性(共犯者)が現れ、数回の賭けで大金を手にして立ち去る。
初の欧州旅行を楽しんでいた米バージニア(Virginia)州の学生、キャシー・レイノルズさんはその様子を見て50ユーロを賭けてみたが、すぐにその賭け金を手放すことになった。
しばらくすると、またさきほどの女性が現れて大金を手にし、通行客の注目を集めていた。
「手早くお金稼ぎがしたかった。とっても簡単に見えた。けど、最後の瞬間にカードはすり替えられる」と、レイノルズさんは語った。
■パリの治安悪化、ルーブル美術館や高級ブランドも抗議
レイノルズさんと一緒に旅行をしているクリスタさんは「ロンドン(London)の方がずっと安全だった。ここでは、いつも標的にされているように感じる」と語る。
ニュージーランドから来たトム・ポーターさん(43)も同意する。「ローマ(Rome)については警告を受けていたけれど、実際は何も起きなかった。ここではどこに行っても声をかけられる」
ルーブル美術館の職員は4月、スリ増加に抗議して1日休館するストライキを行った。以後、美術館に配備される警察官の人員数は増加したという。
フランスの高級ブランドが参加するコルベール委員会(Comite Colbert)も最近、治安の悪化により資金潤沢な観光客の出足が鈍る恐れがあると述べ、当局に対策を求めた。【翻訳編集】AFPBB News
※掲載されたすべての情報は、記事作成時点のものです
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130627-00000034-minkei-hok
札幌・小樽で「ロリカワ観光」事業実施へ−「ロリータ×かわいい」観光資源に /北海道
みんなの経済新聞ネットワーク 6月27日(木)15時5分配信
ロリータファッションで着飾る女性とプロジェクト担当者ら
ロリータファッションと「かわいい」を掛け合わせた札幌・小樽の新たな観光資源作りプロジェクト「ロリカワ観光ツーリズム事業」の実施計画が6月26日、発表された。(札幌経済新聞)
【画像】 ロリータファッションに身を包んだ女性
国土交通省観光庁は今年1月、「日本経済再生に向けた緊急経済対策」に盛り込まれた事業の一環として「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」への取り組み「日本タビカレッジ(タビカレ)」プロジェクトを企画し、地域ごとの伝統的な観光資源に新たな文化を組み合わせ、「今までにない観光資源を創造」を目的とした全国規模の観光事業をスタートした。全国から寄せられた613件の観光事業案の中から78件が採択され、現在、全国78の地域が各案の実施に向けて動き始めている。同取り組みによる財政支出は全体で約13兆円・総事業規模は20兆円超に上る見込み。
ロリータファッションは、18世紀ヨーロッパの服装をモチーフにフリルやレースを多用したドレスで着飾る日本独自のファッション文化。一部のビジュアル系バンドや映画のキャラクターが同ファッションで着飾る姿も見られる。ダークな雰囲気を醸し出す「ゴスロリ」、スタッズなどアクティブな装飾の「パンクロリ」、お姫様・王子様をモチーフにした「姫ロリ」「王子ロリ」など、こだわりのロリータファッションが多数存在し、国内外に熱烈なファンも多い。
古くは数十年前から海外で注目される日本のポップカルチャーやサブカルチャー文化は、ここ1、2年の間で大手メディアも取り上げるなどして国内での浸透率も高まり、日本政府は「クールジャパン」戦略の一つに据えた。「ロリカワ観光ツーリズム事業」では、注目を浴びるロリータと海外での認知度も高まった「カワイイ文化」をアドバンテージとして国内外の観光需要を喚起することが狙い。「小樽運河」「日本銀行旧小樽支店金融資料館」「道庁赤レンガ」「豊平館」など、札幌と小樽の西洋的な歴史的建造物や街並みとのマッチング、ボーカロイドキャラクター「初音ミク」誕生の地が札幌であることなどを背景に、札幌・小樽の観光事業として選ばれたという。ターゲットは「ロリータファッション好き」「ロリータファッションを体験したい」「ロリータに会いたい・撮影したい」などを目的とする観光客など。「コンテンツストリート」(東京都)社長のコンテンツメディアプロデューサーでデジタルハリウッド大学・大学院特任教授などとしても活躍する櫻井孝昌さんが事業のアドバイザーを務める。
今後は撮影会やティーパーティー、ミーティングイベント、ワークショップ、「ロリカワ」ファッションの人気モデル・青木美沙子さん、木村優さんを招いた「ロリカワパーティー」、近畿日本ツーリスト北海道による「ロリカワ観光ツーリズム事業」旅行プランのモニター実証などを行う予定。実証実験を行い、同取り組みに関するインフラを整備・ブラッシュアップすることで一過性の観光資源でなく恒久的な観光事業として定着させることを目標とする。
国土交通省北海道運輸