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法学論集

1とはずがたり:2005/03/29(火) 14:02:24
憲法や政治思想・安保論など以外の政治・法学関連スレです。判決・刑事事件等扱います。

=関連スレ=
憲法スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061910652/l100
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l100
政治思想総合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/l100

2382とはずがたり:2015/09/17(木) 22:09:24

「山口組」関係会社へ発砲した疑い、住吉会系暴力団幹部ら逮捕
TBS News i 2015年9月17日 17時45分 (2015年9月17日 19時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150917/Tbs_news_42061.html

 東京・新宿区歌舞伎町にある指定暴力団「山口組」が関係する会社のドアに銃弾2発を撃ち込んだとして、住吉会系暴力団幹部らが警視庁に逮捕されました。
 逮捕されたのは住吉会系暴力団幹部・小藪敏生容疑者(47)ら3人です。小藪容疑者らは2012年12月、新宿区歌舞伎町にある当時の山口組系「山健組」が関係する会社のドアに向け銃弾2発を発射し、玄関を壊した疑いが持たれています。

 住吉会と山口組は2012年12月、歌舞伎町の喫茶店で組員らが乱闘騒ぎを起こし、双方の関係先への発砲事件が他に2件相次いでいました。

 山口組をめぐっては先月以降、山健組などが分裂し新たな組織を発足させていて、警視庁は新たな抗争につながる可能性もあるとみて警戒を強めています。(17日08:02)

2383名無しさん:2015/09/19(土) 07:22:58
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150918-00045364-gendaibiz-soci
元大阪府警暴力団担当刑事が分析する「山口組分裂の行方」と警察当局の「対山口組戦略」 ノンフィクション作家・森功が緊急寄稿
現代ビジネス 9月18日(金)6時2分配信

「この抗争は、資金源がモノをいう」
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ノンフィクション作家・森功氏の新著『大阪府警暴力団担当刑事』が9月18日に発売された。ベテランの暴力団担当刑事の目を通じ、暴力団の実態や闇社会と芸能界のつながり、そして山口組関連の事件や「島田紳助引退の舞台裏」をありのままに描いた力作だ。裏社会に鋭く切り込む気鋭の作家が、山口組分裂騒動の内幕と行方を書く――。
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 8月27日に直系の13団体の組長が絶縁・破門処分となり、山口組の分裂がはっきりしてから20日が経過した。抗争に発展する危険性の高い当初の1週間ないし10日はおろか、3週間近く経ってなお、双方に表立った動きがない。

 暴力団対策法と暴力団排除条例のダブルの取り締まりにより、ともに動けない、という見方の一方、「どこかのタイミングで抗争を仕掛けざるをえない」と指摘する声もある。

 新組織を結成したのは山建組や宅見組をはじめとした14団体。対して残留した山口組直系は58団体だ。

 斯界では絶縁処分を食らった組織が活動すると、敵対していると見なす。まして「神戸山口組」の旗を揚げ、シンボルマークである従来の山菱の代紋を使うという。本来なら、山口組本部として黙っているわけにはいかない。それがどちらも後に引けない理由といわれる。だが、実際は、やや事情が異なるようだ。

 「今回の分裂騒動は、山口組六代目の司忍(本名・篠田健市)が山口組本部を出身母体の弘道会のある名古屋に持ってくる、という話が発端になっているという説がある。司自身がそう言ったとは思えへんけど、服役中の若頭、?山清司か、弘道会会長の竹内照明がその話を持ち出した可能性はあります。

 竹内は?山のいる府中刑務所に面会に行っている。少なくとも、離脱した山建や宅見組側からは『名古屋に(本部を)持っていかれたら山口組ではあらへんので、やむなく出たんや』という声が聞こえてきます。つまり、その大義名分があるので、出たほうも強いのではないでしょうか」

 元大阪府警捜査四課のベテラン暴力団担当刑事が、そう指摘した。分裂直前の8月、山建組組長の井上邦雄が、その竹内と揉めたという情報もある。1984年から89年にかけて続いた山口組と一和会の分裂抗争では、山口組本部の圧勝に終わった。だが、今回は暴対法が施行させている手前、容易に動けない。

 「現在の暴対法で広域暴力団に指定されているのは、残った山口組本部であり、その意味では彼らのほうが不利です。本部が動けば暴対法で取り締まり、組事務所の使用禁止なども出せる。抗争になれば使用者責任を問えるので、司や竹内などを狙える。一般人を巻き込めば無期懲役になる」(同大阪府警刑事)

 かたや新組織である神戸山口組に対しては、広域暴力団指定までに1年かかるとみられ、今は暴対法が適用できない。その間、みかじめ料集めなどの経済行為をしても、警察は中止命令を出せない。そんな強みもある。

 つまるところ、暴力団の抗争は資金源がものを言う。山建組や宅見組と付き合いのある、ある団体幹部は「山建はこの1年、組員から月に1万円ずつ徴収してきたから、現金はかなり溜め込んできたはず」だと明かした。

2384名無しさん:2015/09/19(土) 07:23:34
>>2383

なぜ「神戸山口組」を名乗ったのか
 警察発表によれば、山建組は構成員・準構成員を合わせると2000人いるので、月に1万円徴収すれば、単純計算でひと月2000万円、1年だと2億4000万円になる。

 もっともそれは抗争資金ではなく、山口組本部の兵糧攻めによる長期戦に備えた蓄えのようだ。

 「普通、抗争の前にはまず四方八方に頼んで出所のわからんチャカ(拳銃)を集める。けど、その動きが今のところあらへん。そやから、山建や宅見から仕掛けることはないと思います」

 先の団体幹部は、そうも話した。山建組や宅見組は関西でかつて勃発した「山一抗争」で中心的な役割を担ってきた。それだけに山口組の代紋を捨ててしまえば、あらゆるシノギ(経済活動)に差支え、じり貧になることを承知している。

 だからこそ、神戸山口組を名乗ったに違いない。政界でいえば、「維新の党」を離党した橋下徹が「大阪維新の会」を名乗り続けるのと似ている。

 しかも、皮肉にも暴対法のおかげで、新組織はしばらくの間、これまでよりむしろシノギをしやすくなる。神戸山口組の井上たちは、資金源を絶たれなければ闘えるという目算の下、今度の離脱に踏み切ったのだろう。

 となれば、当分のあいだは双方がにらみ合い、分裂騒動は長引く――。これが、関係者たちの話を聞いた結果の大雑把な山口組情勢だ。

 山口組、神戸山口組、そのどちらも、実は現在のシノギの主戦場は大阪ではなく、東京である。折も折、山建組に関東の住吉会幸平一家総長の加藤英幸が駆けつけ、山口組本部に稲川会の幹部が馳せ参じたのは、文字通りこの先のシノギ争いに対する作戦会議のためにほかならないのだろう。

 目下のところ、正面衝突を避けようとしているとはいえ、互いに東京で資金を支えるフロント企業を抱えている。その経済活動の最前線で、いつぶつかるか。それが抗争の導火線となりかねない。関東の広域指定暴力団を巻き込み、一触即発の緊張状態が続く。

 一方、こうした山口組の分裂を暴力団の資金源を断つ絶好の機会と虎視眈々と狙っているのが、警察当局である。

 九月に入り、大阪府警と兵庫県警が、振り込め詐欺容疑で神戸山口組の山建組(神戸市)と?友会(淡路市)の組事務所に家宅捜索に入った。それは、神戸山口組の広域暴力団指定に向けた材料集めの一環とみていい。

 ちなみに分裂騒動で見落とされがちだが、まさにこの8月下旬、山口組本部から猛毒のゴミが押収されて騒ぎになったことがある。

 人体の骨まで溶かすフッ素化水素という劇薬が、無造作に捨てられていたのだが、今度の分裂騒動と無縁ではない、と警察当局は見て、捜査を進めている。

2385名無しさん:2015/09/19(土) 07:24:38
>>2384

山口組が「最も恐れた相手」
 また、離脱組の宅見組二代目組長の入江禎は長年、本部長として山口組の会計を預かってきたともされる。山口組本部の脱税問題に関する捜査対象になりうる。警察当局にとっては狙いどころに違いない。二つの山口組に加えて警察当局、いわば三つ巴の闘いが繰り広げられている。

 そしてそんな警察のなかで、間違いなく山口組が最も恐れてきた相手が、大阪府警捜査四課や暴力団対策課のマル暴刑事たちである。

 暴力団捜査において最も大事なのが、経済活動に関する情報収集であり、そこでは長年の経験と蓄積が欠かせない。山口組の捜査に取り組んできた猛者ぞろいの大阪府警の刑事たちが、まさに捜査の端緒をつかむべくフル活動している。

 拙著『大阪府警暴力団担当刑事――捜査秘録を開封する』は、タイトルにある通り大阪府警のベテラン刑事たちの暴力団捜査ファイルだ。

 六代目組長司忍を支えてきた若頭の?山の恐喝事件から島田紳助を引退に追い込んだ山口組と芸能界との因縁、さらに司の親衛隊である弘道会のヒットマン部隊「十仁会」の暗躍なども記した。まさに絶妙のタイミングで文庫化されたように自負している。

 (敬称略)

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森功(もり・いさお)1961年、福岡県生まれ。出版社勤務などを経て、ノンフィクション作家に。08年、09年と2年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。主な著書に、『許永中』『同和と銀行』『黒い看護婦』などがある
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森功

2386名無しさん:2015/09/19(土) 07:26:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000011-kobenext-soci
東京の指定暴力団稲川会幹部ら山口組を訪問 
神戸新聞NEXT 9月16日(水)10時49分配信

 国内最大の指定暴力団山口組の分裂問題で、東京に拠点を置く別の指定暴力団「稲川会」の幹部らが15日、神戸市灘区の山口組総本部を訪れたことが、捜査関係者への取材で分かった。警察庁によると、稲川会は構成員約2900人で、指定暴力団としては国内3番目の規模。

 一方、今月5日には、国内2番目の規模となる指定暴力団「住吉会」(東京、構成員約3400人)の傘下組織の代表者が離脱派の新組織「神戸山口組」側の事務所を訪問した。

 警察当局は、山口組の分裂が他の指定暴力団の動向に影響を及ぼす可能性がないか、慎重に見極めている。

2387名無しさん:2015/09/19(土) 07:28:08
>>2386

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000546-san-soci
山口組総本部に稲川会幹部ら訪問…警察当局、抗争を警戒
産経新聞 9月15日(火)13時19分配信

 指定暴力団山口組総本部(神戸市灘区)に15日、全国3番目の勢力がある指定暴力団稲川会(東京都港区)の幹部らが訪問したことが捜査関係者への取材で分かった。両団体は友好関係にあるとされ、山口組の直系組長らも集まり、何らかの会合が開かれたとみられる。

 8月下旬、山口組から絶縁・破門処分を受けた直系13団体の組長が新たに神戸山口組を結成。山口組でも最大勢力だった山健組(神戸市中央区)の井上邦雄組長(67)が初代組長に就いた。

 今月5日、神戸山口組の定例会とみられる会合に、全国2番目の指定暴力団住吉会(東京都港区)幹部も出席。捜査関係者によると、新組織結成の協議に際して「立会人」などの立場で出席したとみられている。

 警察当局は、山口組と神戸山口組が、東京を拠点とする暴力団を巻き込みながら抗争に発展する可能性もあるとして、警戒を強めている。

2388名無しさん:2015/09/19(土) 07:36:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000569-san-soci
JR連続不審火 定職就かず、月20万仕送り受け…反原発、政治にも興味 父親「なぜこんなことに」
産経新聞 9月16日(水)18時44分配信

 「表現だとしたら音楽でもできる。芸術家なら作品で訴えるべきだ。なぜこんなことになってしまったのか」。野田伊佐也容疑者の父親(75)は16日、産経新聞などの取材に憔悴(しょうすい)した様子で語った。

 野田容疑者は大学卒業後、一度も定職には就かなかった。「好きな音楽をするために親としてできることをしたかった」(父親)と、月20万円を仕送り。JRへの不満などは聞いたことがなかったが東日本大震災以降、「原発は危険」などと語るようになった。政治に興味があり、反原発のデモにも参加していた。

 野田容疑者とバンド活動を通じて知り合ったという飲食店店長の男性(40)は、「いつもデモに参加したあとにうちの店に来ていた。チラシを自作するなど熱心に活動していたようだが、店の客に興味を示す人はおらず、1人ぼっちだった」と話した。

2389名無しさん:2015/09/19(土) 09:01:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150907-00010001-asiap-soci
弁護士のブログ発言を訴えた「スラップ訴訟」でDHC吉田会長敗訴
アジアプレス・ネットワーク 9月7日(月)11時28分配信

化粧品会社DHCの吉田嘉明会長が、ブログに書かれた内容で個人と会社の名誉を傷つけられたとして、執筆した弁護士に対して損害賠償の支払いを求めた裁判で、東京地方裁判所は9月2日、「社会通念上許される限度を超える侮辱にあてはまるとは言えない」などとして、吉田会長の訴えを退ける判決を言い渡した。(アイ・アジア編集部)

この裁判は、澤藤統一郎弁護士(東京弁護士会所属)が自身のブログに、吉田会長が当時「みんなの党」代表だった渡辺喜美元衆議院議員に8億円を貸し付けたことについて「金で政治を買おうというこの行動は徹底して批判されなくてはならない」などと書き、吉田会長と会社としてのDHCが、名誉毀損があったとして澤藤弁護士に対して総額6000万円の損害賠償の支払いを求めたもの。9月2日に東京地方裁判所で判決の言い渡しが行われた。

判決の中で阪本勝裁判長は、澤藤弁護士がブログに書いた意見や論評について、「その内容は主として、政治家への資金提供の透明性を確保し、民主主義の健全な発展のためには、金員の提供を受ける政治家だけでなく、金員を提供する私人についても監視、批判が必要であることを訴えるもので、専ら公益を図る目的に出たものと認められる」と指摘。

また、8億円の提供は吉田会長がサプリメント販売に関する規制緩和により、自らの利益を追求するためのものであったとした意見や論評については、国民の健康に関するものであり、公共の利害に関する事実に関わるものだとした。

その上で、阪本裁判長は、澤藤弁護士の記述について、「原告(吉田会長)の人格攻撃にわたるものとはいえず、社会通念上許される限度を超える侮辱行為に当たるとは言えない」として、吉田会長らの訴えを棄却した。

判決について澤藤弁護士は次にように話した。

「権力や経済的な力を背景に圧力がかけられても絶対に黙ってはいけない。私は訴えられた後も、沈黙せずにDHCや吉田会長を批判続けた。彼らに「黙れ」と言われたら逆に絶対に黙るわけにはいかなかった。しかしながら、『表現活動への威嚇』には危惧している」

2390名無しさん:2015/09/19(土) 09:02:06
>>2389

◇他にもある吉田会長による提訴
澤藤弁護士の弁護団によると、吉田会長が自身をブログや記事で批判した弁護士やジャーナリストに対して名誉毀損で訴えた裁判は他にも多数あり、係争中だという。

こうした吉田会長の対応について、有識者の中からは、
「訴えることによって、委縮させるのが狙いのスラップ訴訟(威圧訴訟、恫喝訴訟)だ」
「こうした訴訟は損害賠償額の高額化の中で出てきたもので、表現の自由を守るための対策を考えていなかければいけない」
と言った懸念の声が出ている。

この裁判では、吉田会長側は提訴時に2000万円の損害賠償を請求していたが、その後、請求額を6000万円に引き上げた。

※「スラップ訴訟」とは、Strategic Lawsuit Against Public Participationの頭文字を綴った造語で、発言封じなどの威圧、恫喝、報復的な目的で起こす訴訟のことをいう。

2391名無しさん:2015/09/19(土) 09:03:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150902-00003631-bengocom-soci
DHC会長「8億円問題」めぐる名誉毀損訴訟でまた敗訴、ブログ記事に「違法性なし」
弁護士ドットコム 9月2日(水)19時51分配信

みんなの党(解党)の渡辺喜美・元代表が、化粧品大手DHCの吉田嘉明会長から8億円を借り入れていたことが2014年春に発覚し、大きな騒動になった。そのころ、この問題を取り上げたブログ記事で名誉を傷つけられたとして、DHCと吉田嘉明会長が、ブログを書いた澤藤統一郎弁護士に対して、6000万円の損害賠償を求めていた。しかし、東京地裁(阪本勝裁判長)は9月2日、ブログの内容に「違法性はない」として、原告である吉田会長らの請求を棄却し、訴訟費用を原告負担とする判決を下した。

勝訴判決を受けて、被告の澤藤弁護士が東京・霞が関の司法クラブで記者会見し、「これは言論への萎縮効果を狙って起こした裁判だ」「ありあまった金で訴訟を乱発することが許されて良いのか。腹が煮えくりかえる思いだ」と話した。

DHCの広報は弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「判決に不服があるので、控訴する」とコメントした。

●「意見・論評としての域を逸脱していない」

裁判で争点となっていたのは、澤藤弁護士が2014年3月〜8月にかけてブログ「澤藤統一郎の憲法日記」にアップした複数の記事。

東京地裁は、これらの記事はいずれも、吉田会長が発表した手記などをもとに書いた「意見・論評」であると認定。吉田会長らの社会的評価を低下させる記述が含まれていると指摘したが、いずれの記述も公共性があり、前提としている事実に真実性・真実相当性があると判断した。「政治家に金を出して利益をむさぼろうという輩」といった吉田会長について揶揄するような表現も、意見・論評としての域を逸脱しておらず、違法性がないと認定した。名誉感情の侵害もないとした。

澤藤弁護士らによると、DHCと吉田会長が「8億円問題」への批判に対しておこした名誉毀損訴訟は、少なくとも10件あり、現在9件が係属中。今日の判決は、地裁判決としては3件目になる。先行している2件はいずれも、1審と控訴審でDHC・吉田会長側が敗訴し、最高裁に上告中だという。

●言論を封殺する「SLAPP訴訟」とは認められず

澤藤弁護士側は、請求額が6000万円と高額である点や、訴訟を起こす前に、警告や吉田会長からの反論がなかったことなどを理由に、「自己に不都合な言論を封殺しようとするSLAPP(スラップ)訴訟だ」として、裁判所が訴訟を却下すべきだと主張していた。だが、この点について判決は、ブログ記事に断定的・強い表現の批判が含まれており、適法かどうかの判断が「必ずしも容易ではない」として、被告側の主張を退けた。

弁護士ドットコムニュース編集部

2392名無しさん:2015/09/19(土) 09:04:05
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150619-00000009-pseven-soci
一部の市民活動家の裁判利用 「門前払いにすべき」と法学者
NEWS ポストセブン 6月19日(金)7時6分配信

 とにかく「訴え」が多くなったニッポン。麗澤大学教授で法学者の八木秀次氏は、市民活動家が起こす訴訟について言及した。

 * * *
 リベラル系の市民活動家らは、靖国参拝から海外派兵、米軍基地、慰安婦まで、何かあるたびに国を相手取って裁判に訴えようとする。特に今、乱発されているのが、原発の再稼働差し止め訴訟である。脱原発弁護団全国連絡会のサイトによれば、福島の事故以降、全国各地で39件も提訴されているという。

 そんななかで、福井地裁は昨年5月に大飯原発の再稼働差し止め判決を出し、今年4月にも同じ裁判官が高浜原発の再稼働差し止めを決定した。

 しかし、原発の安全審査は、原子炉や活断層の研究者で構成される原子力規制委員会が、科学的知見に基づいて実施している。一方、裁判官は常に数百件の裁判を抱えているので、自分で調べたりはせず、原告の資料と被告の反論資料を付き合わせて判断するだけである。高浜原発は規制委が再稼働を認めていたが、その判断を裁判官が覆すというのは合理的と言えるのだろうか。

 法学の世界には統治行為論(*)という考え方があり、裁判所の判断が馴染まない問題については、判断しないという選択肢もあるはずだ。一部の市民活動家の主義主張で、国のエネルギー政策が左右されていいはずがない。

【*高度な政治性を有する国家の行為については、司法審査の対象にならないとする理論】

 こうした希有な判決は、最高裁でひっくり返るケースがほとんどだが、市民活動家らはそんなこと百も承知である。どこかの地裁で都合のいい判決が出ることを期待して訴訟を起こす。残念ながら、地裁レベルでは、こうした政治運動に同調するような裁判官も希に存在するのである。

 そして、奇妙な判決が出ると、最大限に宣伝に使う。新聞等のマスコミも“画期的な判決”として大々的に報じるので、一般の人々の間にはその判決の記憶だけが残る。

 欧米ではスラップ訴訟というと、大企業や政府が個人を恫喝するために行う訴訟を指すが、日本では逆で、昔から市民活動家らが政府を攻撃するための手段として裁判を利用してきた。

 たとえば、家永教科書裁判は、高校の日本史教科書の執筆者である家永三郎氏が、「教科書検定は憲法違反」として国を訴えた裁判で、第一次から第三次まで32年にもわたって争われた。最高裁は原告の主張を一部認めながらも「検定は合憲」とし、国の勝訴で終わったが、長引く訴訟に文科省が疲弊し、訴訟を避けるため検定基準がどんどん緩められることとなった。

 小泉首相の靖国参拝で精神的苦痛を受けたとして、首相を相手取って損害賠償請求を起こした人々もいたし、最近も安倍首相の参拝に対して同様の訴訟が起きている。2004年に出た判決では原告の請求を棄却しながら、裁判官が「傍論」で「首相の靖国神社参拝は違憲である」と述べた。

 傍論というのは裁判官の個人的な意見に過ぎず、先例としての拘束力はない。しかし、マスコミはこぞって「原告の実質勝訴」と報じた。

 市民活動家がなぜ裁判を利用しようとするのかといえば、彼らの主義主張に共感する人が世の中には少なく、議会に代表者を送り込めないからだ。民主的な議会制度を無視して、歪んだ主張を無理やり通すための手段が裁判なのである。

 だから、こういった訴訟に裁判所が付き合う必要はなく、門前払いにすべきである。

※SAPIO2015年7月号

2393チバQ:2015/09/19(土) 11:10:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150918-00000036-mai-soci
<ダンス営業>倉庫街でクラブ可能に…警察庁が改正案
毎日新聞 9月18日(金)11時19分配信

 クラブなどダンス営業の規制を緩和した改正風営法の施行(来年6月)に向け、警察庁は17日、朝までの営業を可能とする地域や店内の明るさ規制などを定める関連政令の改正案を公表した。事業者の要望を受け、営業可能地域を従来の繁華街に加えて倉庫街などにも広げる。どういった営業形態が新たな規制対象となるのかについての見解も示した。

 改正風営法は、ダンスのような「遊興」を伴って深夜も飲食を提供するクラブなどについて、営業時間を午前0時(午前1時まで延長可能)までとする「風俗営業」の枠組みから外し、店内の明るさを映画上映前後の映画館と同等の10ルクス超とするなどの条件を満たせば「特定遊興飲食店」として朝までの営業を可能にした。

 政令案によると、特定遊興飲食店の営業地域には、繁華街のほか倉庫街のように深夜に人が少なくなる地域も含まれる。原則朝まで営業可能だが、通勤・通学への影響を考え、午前5〜10時については都道府県の条例で規制可能とする。

 警察庁は関連政令などをホームページで18日に公表。1カ月にわたって国民の意見(パブリックコメント)を募集する。【長谷川豊】

 ◇警察庁が示した「遊興をさせる」とは(いずれも不特定の客に対して)◇

 ◇対象になる主な行為(午前0時以降も営業する場合は公安委員会の許可が必要)

・ショーやダンス、演芸など興行を見せる

・音楽や照明の演出でダンスをさせる

・カラオケ装置を置いて歌を勧め、照明などの演出や合いの手で客をほめはやす

・バーでスポーツなどの映像を見せ、応援への参加を呼びかける(頻繁でなく継続性がない場合は対象にしない)

 ◇対象にならない主な行為(午前0時以降の営業でも公安委員会の許可は不要)

・カラオケ装置があっても、客が自分から歌うことを希望した際にマイクや歌詞カードを渡したり、装置を作動させたりする

・ボウリングやビリヤードを自由に使わせる

・バーでスポーツなどの映像を単に見せたり、客自身が応援を行ったりしている場合

2394チバQ:2015/09/19(土) 11:11:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150917-00000047-jij-soci
繁華街、非住宅地に限定=クラブなど終夜営業―地域指定の基準策定・警察庁
時事通信 9月17日(木)10時54分配信

 客にダンスさせて酒も提供するクラブなどの終夜営業を可能とする改正風営法が成立したことを受け、警察庁は17日、終夜営業を認める地域を繁華街と非住宅地に限定するとの基準を定めた。
 終夜営業できる「特定遊興飲食店」の定義や条件も策定。風営法施行令や同施行規則の改正案などとして同日公表した。18日から1カ月間、国民の意見を募る。
 特定遊興飲食店について、警察庁は「午前0時以降に営業」「酒を提供」「積極的に客に遊び興じさせる」の3要素を全て満たす営業と定義した。クラブの他、スナックやライブハウスなど幅広い業態が該当する。
 同じ業種を掲げていても実態によって規制が異なる店もある。例えばスポーツバーは、試合の映像を見せるだけなら対象外だが、客に応援を呼び掛ける営業は「特定遊興」の許可が必要になる。
 終夜営業を認める地域の基準は、「1平方キロメートル当たりに300軒以上の割合で風俗営業店や酒類提供飲食店などが存在する繁華街」か「居住者が1平方キロメートル当たり100人以下の地域」とした。繁華街の中でも、住宅街とその周辺、病院や児童福祉施設などの周辺は営業を禁じた。
 通勤・通学者らのため、午前5〜10時は営業を制限できる規定も基準に盛り込んだ。
 警察庁はこの基準を全国知事会と全国都道府県議会議長会に通知。各都道府県は今後、基準を元に条例を改正し、営業可能な地域や制限時間を具体的に指定する。
 特定遊興飲食店の明るさは「客席で10ルクス超」を条件とした。クラブやディスコの場合、客席の面積がフロア全体の5分の1以下だと、ダンススペースの照度も10ルクス超が必要になる。

2395名無しさん:2015/09/19(土) 14:29:43
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20150919-00000023-nnn-soci
兄の17人殺害事件知られ仕事辞めると話す
日本テレビ系(NNN) 9月19日(土)8時45分配信
 埼玉県熊谷市で6人が殺害され、ペルー国籍のナカダルデナ・バイロンジョナタン容疑者(30)の身柄が確保された事件で、ナカダルデナ容疑者が9年前に兄が起こした殺人事件を勤務先に知られて仕事を辞めざるを得なくなったと話していたことがペルーに住む姉への取材でわかった。

 ペルーの地元メディアによるとナカダルデナ容疑者の兄は17人を殺害した容疑で2006年に逮捕。その後、懲役35年の判決を受けた。

 当時、ナカダルデナ容疑者はペルーに住む姉・マリアエレナさんに対し「勤務先に兄の殺人事件を知られ、仕事を辞めざるを得なくなった」と話していたという。

 マリアエレナさん「兄が殺人事件を起こした時、弟は日本にいた。兄の事件はペルーで大きなニュースとなり、日本にも広がった。弟は仕事に影響が出て仕辞めざるを得なくなった」

 また、ナカダルデナ容疑者は「日本でお金を稼いでペルーで家具を修理する新たなビジネスを始めたい」と夢を語っていたという。

2396名無しさん:2015/09/20(日) 08:12:05
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/09/18/kiji/K20150918011155010.html
ナカダ容疑者 弁当工場に勤務 いつも1人ご飯
熊谷6人殺害
 ナカダ容疑者が働いていた工場を経営するグルメデリカ(埼玉県所沢市)によると、容疑者は登録していた神奈川県藤沢市の人材派遣会社から紹介されていた。

 勤務時間は午前5時から午後2時。派遣会社の関係者は「真面目で就業態度もしっかりしていた」と人物像を語った。同じ工場で働いたパラグアイ人の男性(63)らによると、工場近くの自宅から自転車で通い「サラダ用のキャベツを包丁で切る担当だった」。母国ペルーの出身者もいたが、「日本語はほとんど話せず、人とも話をしないで、いつも1人でご飯を食べていた」と語った。今月12日朝、職場に姿を見せず、派遣会社に「背広の人に追われている。工場に行けない」と連絡があり、そのまま退職した。
[ 2015年9月18日 05:30 ]

2397名無しさん:2015/09/20(日) 09:24:06
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150915-00045292-gendaibiz-bus_all
ドキュメント山口組分裂 すべてを知る親分が私に語ったこと 暴力団取材の第一人者が緊急寄稿
現代ビジネス 9月15日(火)11時1分配信

 「世界最大の犯罪組織」が、割れた。ネットやテレビでは真偽不明の情報が飛び交うが、いったい「菱の代紋」に何が起こっているのか。暴力団取材の第一人者が現役組長の肉声を交えて現状をえぐる。

首謀者の意外な名前
 この8月に山口組は分裂したが、「神戸山口組」が突発的に蜂起・分裂を決めたわけではない。ここに来るまでには周到な準備があった。

 なぜそう言えるのか。実は去年10月、私は都内のホテルで山口組の直系組長の一人に会った。彼は弘道会支配が強まる山口組の情況を語った後、

 「すでに考えを同じくする者たちが定期的に会合を持っている。われわれが立ち上がる以上、絶対、弘道会側に潰させるわけにはいかない。潰されないだけの準備をしっかり固めて立ち上がります」

 と洩らした。

 話を聞きながら、私は半信半疑でいた。仲間うちの会合を重ねながら、司忍組長や竹内照明若頭補佐(共に弘道会の出身)に知られずに済むのか。すでに高山清司若頭(弘道会出身)は4000万円恐喝事件で判決が懲役6年の有罪となっていた。一度は最高裁に上告したが、この年の5月に上告を取り下げ、大阪拘置所に拘置されていた。

 高山若頭の「社会不在」は蜂起勢にとってプラス材料だが、ヤクザはさほど口が固いわけではない。仲間うちのおしゃべりから事前に構想が漏れ、弾圧されるのではないかと危ぶまれた。

 当然のことながら、私は聞いたことを記事化しなかったし、誰にも口外しなかった。だいたい蜂起・分裂する計画があるなど、記事化できるテーマでもない。またどちらに味方するわけではないが、私のせいで彼らの計画が潰れたら、寝覚めが悪すぎる。

 この直系組長のことはほぼ忘れた。時々は思い出したが、蜂起・分裂計画は「その後どうなりましたか」などと聞けるものではない。それでは催促になってしまう。

 今年の4月、私は情報会社をやっている友人から、彼のもとに寄せられた匿名の手紙をたまたま見せられた。すぐこれは直系組長が話していたことだと気づいた。以下、手紙の要所をご紹介しよう。

 〈そんな中で今の六代目体制に納得していない人間たちもいるわけです。その人間たちが密かに集結し、新しい山口組を作り直すために会合が行われているのです。

 今回、弘道会の竹内(照明)氏が(山口組の)幹部になり、いくらもたたないうちに(若)頭補佐に上がりました。執行部入りです。このままでは七、八代目まで名古屋(弘道会のこと)に主導権を握られてしまう。誰の目にも明らかです。ここはもう一度座布団を取り戻すしかないと謀反の計画が進められているのです。

 そのメンバーをリークします。現在も週に一~二回神戸を出た後に密かに集まり、会議が行われています。そのメンバーです(カッコ内筆者註、メンバー名は略す)〉

 この手紙に目を通して、私はインチキではないまでも、山口組の直系組長ではない下位の組員が書いたにちがいないと見た。文中、蜂起側に立つとはとうてい思えない名前が3人も含まれていたからだ。

 今だからいえることだが、私の判断は二人については正しく、一人については完全に間違っていた。間違ったその一人とは〈この会の議長が宅見組の入江氏〉の部分である。

 元の山口組総本部長の入江禎氏(宅見組組長)は司、高山両氏による山口組の絶対支配を助けた協力者、出身は別だが、むしろ弘道会側に立つ人と私は見ていた。そういう入江氏が蜂起側に加わるはずがないと思い込んでいた。

 しかし今、神戸山口組側のメンバーに話を聞くと、山健組・井上邦雄組長を口説き落とし、蜂起に加わる腹を最終的に固めさせたのは入江氏だったという。

 「だから入江さん、なかなかやるなと、こっちでは評判がいい。彼はわれわれの目論見を成功させるために絶対必要な人でした」

2398名無しさん:2015/09/20(日) 09:25:58
>>2397

六代目への不満
 では、誰が入江氏や井上氏をリクルートしたのか。

 蜂起・分裂劇で絵を描いたのは山口組舎弟だった侠友会(淡路島)・寺岡修会長だという説が流れている。当たらずといえども遠からずだろう。それと山口組本部による厳しいカネ集めに一番苦しんできた中堅的な直系組長たちが真の主役だったような気がする。

 4月に私が見せられた手紙にはこの後、〈私の知らないところでもっとメンバーがおるのでしょうが、話を聞くかぎり、山口組の過半数に達したといっていたので〉という一句もあった。

 直系組長の数を70人とすれば、その半数は35人である。今のところ神戸山口組は13人だから、明らかに予定より人数が足りない。従来の山口組側が神戸山口組の切り崩しに成功していると見ていいのではないか。

 このとき私は手紙の記述の信憑性を疑っていたので、こうした情報をあまり重視しなかった。そして4ヵ月後の8月、ほんとうに蜂起・分裂が日の目を見た。直系組長たちは当初の計画通り粛々と準備を進めていたのだ。

 では、彼らは「絶対、山口組執行部に潰されないために」どういう措置を採ったのか。

 今、神戸山口組のメンバーに連絡はついても「まだ外に向けて話せないことになってます。近々われわれの考えについて各方面に分かってもらう文書を作りますんで」と、はかばかしく答えてくれない。

 そのため推測するしかないのだが、一つの準備は山健組・井上組長と宅見組・入江組長の迎え入れに成功したことだろう。

 (五代目山口組組長・渡辺芳則氏の出身母体である)山健組は大勢力であると同時に有名ブランドでもある。参加しているかいないかは対外的イメージが大きく違う。また入江組長は数字に明るいことで、神戸山口組の秘密兵器になり得る。

 神戸山口組が蜂起した主な理由は、今の六代目山口組が行っているきびしいカネ集めにある。直系組長たちは毎月100万円前後を月会費の名目で本部に納めている。山口組本部には直系組長たちが差し出す会費(警察はこれを上納金と呼ぶ)だけで、毎月約7000万円が集まっていた。

 今回の分裂騒ぎで初めて出る数字だが、このうち約3000万円が月々司組長に渡っていたとされる。年間にすれば3億6000万円。

 その他、直系組長たちが拠出して中元や歳暮の時期、また司組長の誕生日祝い(1月25日)などで各1億円近くを集め、司組長には年6億円ぐらいが渡っていたらしい。

 また司組長は友好団体のうち双愛会(千葉)、共政会(広島)、福博会(福岡)、東亜会(東京)を後見し、これら団体からも中元や歳暮で現金を贈られているようだ。なんやかや年間10億円前後を集金していたのかもしれない。

2399名無しさん:2015/09/20(日) 09:27:08
>>2398

造反組が持つ「奥の手」
 では、こうした収入は正確に税務申告され、納税されているのだろうか。全額ではないまでも多少は申告されているはずだ。有名ヤクザは税務署を恐れ、たいてい形式を調えるぐらいの努力はしている。が、それで万全ということではないはずだ。

 実は神戸山口組側の「奥の手」として、警察や税務当局に対して証言の提供があるとされる。数字がどれほどデータ的に裏付けできるのか疑問だが、少なくとも司組長の収入を熟知する立場にいたのはかつての山口組総本部長・入江氏である。入江氏は今、司組長に遠慮する必要がない立場になった。

 今年6月、福岡県警は北九州市を牛耳る工藤會・野村悟総裁を所得税法違反容疑で逮捕した。工藤會では月に約2000万円の会費が集められ、その4分の1、約500万円が野村総裁側に渡されていたという(年額では6000万円)。一昨年までの4年間に約2億2700万円が渡り、おおよそ8800万円を脱税したとして、野村総裁は逮捕された。

 脱税による暴力団トップの逮捕は警察にとっては大金星である。警察庁は「福岡県警でやれたことがよそでやれないわけがない。脱税で暴力団のトップを挙げろ」と全国の警察に号令を掛けている。

 司組長の収入は野村総裁より一ケタ多い。兵庫県警や大阪府警、愛知県警が、神戸山口組側が提供する情報に飛びつき、「司組長を所得税法違反で逮捕」を狙うと予測するのは必ずしも妄想ではなかろう。

 「しかし、われわれがこうした数字の裏付けを出すのは最後の最後です。ヤクザが警察においそれと協力するわけにいかない。ただし向こうの出方によっては出さざるを得ない。司さんだって70過ぎて刑務所に入るのは嫌でしょう。われわれもむりやり入れようとは思ってません」(神戸山口組のメンバー)

 話を聞くかぎり、税務データはきわめて有効な牽制球のように見える。かつての山口組の経理官僚は神戸山口組のほうに厚いから、この件に限っては神戸山口組が有利なはずだ。

 さらに神戸山口組が用意した準備は友好団体への根回しだろう。

 総じて暴力団世界では組を割って出た側が抗争に敗れるケースが多い。山口組―一和会抗争では一和会が解散し、山本広会長が引退することで抗争が終結した。道仁会を出た九州誠道会も数年にわたる道仁会との激しい抗争の果て、最後は九州誠道会が解散することで抗争は終結した(その後浪川睦会という後身団体ができた)。

 今回も山口組を割って出た神戸山口組のほうが不利といえる。ふつう組を割って出た側が暴力団業界で孤立を余儀なくされる。軍資金に不足しても他団体から貸してもらえず、応援部隊も派遣されない。他団体としても「組を割って出る」ことに賛成できないからだ。うっかり賛成すれば、自分の組が内紛を起こしたとき収拾に困る。

 つまり所属していた組の親分から子、あるいは舎弟の盃を受けながら、組を割って出るのはいわゆる「逆盃」であり、親分絶対の暴力団世界では認められない。これが原則的なルールなのだ。

 この辺りのことは神戸山口組も十分心得ている。そのため暴力団世界で孤立しないよう、分裂に踏み切る直前に他団体への根回しに動いている。すでに山陽道の二つの組は従来通りの交際を約束してくれたらしい。

 そうでなくても神戸山口組の侠友会・寺岡会長は侠道会(尾道市)・池澤望会長と五分の兄弟分、山健組・井上組長は浪川睦会(福岡)・浪川政浩会長と兄弟分、かつては住吉会・加藤英幸総本部長(幸平一家総長、東京)と兄弟分だったとされる。

2400名無しさん:2015/09/20(日) 09:32:14
>>2399

これから繁華街で起きること
 しかし逆にいえば、神戸山口組の優位点はこれだけともいえる。

 今のところ所属組や組員数が多いのは圧倒的に従来の山口組のほうだ。友好関係にある団体数も多い。長らく暴力団世界の盟主を続けたガリバー型寡占の巨大組織だから、たとえ勢力が半減しても、構成員数で第1位であることは変わらない。

 だからといって勢力が劣る神戸山口組を暴力的に蹂躙することはできない。抗争すれば、民法や暴対法の「組長の使用者責任」や、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人など)で実行犯の組員ばかりか組長も逮捕され、あるいは損害賠償を求められ、組織がメタメタになる。

 両派とも表向き抗争はできない。しかし敵対する勢力の権益を奪うことで暴力団は活性化する。逆に向こう三軒両隣が自派か自派の友好団体なら、シノギをどこにも求めようがない。敵対する団体があるからこそ、そこの利権を食い荒らせる。暴力団にとっては健康な環境である。

 よって山口組と神戸山口組との対立抗争は最初、地域限定的な経済戦になるはずだ。早い話、東京には弘道会も山健組も進出、企業事務所を構えている。不動産、金融、建設、解体業、産廃処理、作業員派遣、ホストクラブ、ヤミカジノ、特殊詐欺など、あらゆる職種が軒を並べている。

 企業事務所だからといって、拳銃やナイフ、金属バットを持っていないわけではない。ビジネスをめぐってのトラブルや小競り合いはいつでもあり、それが暴力沙汰に発展する理由も無数にある。

 今回のような場合、拳銃の使用はいささか荷が重い。所持、発砲、殺傷行為と別々に計算され、それらの刑が加算されてとんでもない量刑になり得る。しかも拳銃は暴力団抗争のイメージに結びつきやすいから、なるべくなら使いたくない。

 そこで集団的に相手をバットで打ち据えるなど、あたかも半グレ風の喧嘩も装うだろう。バットを使っても六本木クラブ襲撃事件のように一般人への人違い殺人は起こるのだ。山口組における名古屋―神戸抗争は全国の繁華街をストリートファイトで彩りかねない。

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みぞぐち・あつし/'42年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社勤務などを経て、フリーに。『暴力団』『詐欺の帝王』『血と抗争山口組三代目』など著書多数。近著に『新装版ヤクザ崩壊半グレ勃興』(講談社+α文庫)がある
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 「週刊現代」2015年9月19日号より

週刊現代,溝口敦

2401名無しさん:2015/09/20(日) 15:18:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150920-00000009-mai-soci
<戸籍法違反>無戸籍33歳娘の母に過料…前夫暴力届け出ず
毎日新聞 9月20日(日)10時32分配信

 前夫の暴力を恐れて、33年間出せなかった娘の出生届を役所に提出した神奈川県内の母親に対し、藤沢簡裁(町田俊一裁判官)が、出生後14日以内に届け出をしなかった戸籍法違反で過料5万円を科す決定を出していたことが19日、分かった。法務省の調査では、今月10日現在で無戸籍の人は全国に665人いて実際はそれ以上と見られる。専門家からは「支援を必要とする無戸籍の当事者が、声を上げにくくなる判断だ」との批判が出ている。

 代理人の南裕史弁護士(東京弁護士会)によると、母親は1961年に前夫と結婚し、九州地方で暮らしていたが、激しい暴力に耐えかね、80年に神奈川県内に移住。82年に別の男性との間に娘が生まれた。民法772条は、「婚姻中に懐胎(妊娠)した子は、夫の子と推定する」と規定。出生届を出すと戸籍上は前夫の子になるため、娘の存在を前夫に知られることを恐れ、出せなかったという。

 昨秋、戸籍がないことに悩んだ娘が支援団体に相談し、実父に親子関係を認めてもらう「認知」の審判で今年6月に親子関係が確定した。前夫との離婚も昨年ようやく成立していたため、審判の翌日に出生届を自治体窓口に提出。自治体から、届け出期間超過の通知を受けた簡裁が決定を出した。

 決定は8月7日付で「子と母親の親子関係は出生時に確定している」ため、届け出期間を過ぎた「正当な理由とならない」とした。母親側は異議申し立てをしたが簡裁は退けた。

 専門家によると、民法772条による出生届の提出の遅れで過料を科されることは珍しい。南弁護士は「当事者の救済にブレーキをかける判断だ」と指摘。弁護団を結成し、24日に横浜地裁に即時抗告する方針という。【反橋希美】

2402名無しさん:2015/09/21(月) 10:21:18
イメージは恐ろしい。

>警察庁によると、昨年1年間に殺人や強盗などの凶悪犯罪で検挙された少年は703人で、2010年に比べて80人減った。
>今年の上半期は、昨年同期比で58人減の275人と減少傾向にある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150920-00000010-asahi-soci
少年の重大事件「増えている」78% 内閣府世論調査
朝日新聞デジタル 9月20日(日)9時30分配信

 内閣府が19日に公表した少年非行に関する世論調査で、少年(14〜19歳の男女)による重大事件が「増えている」と感じる人は78・6%と、5年前の前回調査より3ポイント増えた。実際に周囲で問題となっていることを尋ねたところ(複数回答)、(1)いじめ(19・1%)、(2)万引き(15・2%)、(3)バイクや自転車などの乗り物を盗む(13・1%)などとなった。

 7月23日〜8月2日、全国20歳以上の男女3千人に面接方式で行い、1773人から回答を得た。

 「どのような社会環境が問題だと思うか」(複数回答)との問いには、スマートフォンやインターネットの普及から「簡単に暴力や性、自殺その他少年に有害な情報を手に入れられる」が69・8%(前回比22・5ポイント増)、「簡単に見知らぬ者と出会える」が62・5%(同0・9ポイント減)、「少年の交友関係や行動が把握しにくくなっている」が50・8%(同11・9ポイント増)などだった。

 警察庁によると、昨年1年間に殺人や強盗などの凶悪犯罪で検挙された少年は703人で、2010年に比べて80人減った。今年の上半期は、昨年同期比で58人減の275人と減少傾向にある。警察庁は、少年による事件が増えていると感じる人が増えたことについて、「川崎市や愛知県などで社会の耳目を集める凶悪事件が相次いだからではないか」とする。(河合達郎)

朝日新聞社

2403とはずがたり:2015/09/24(木) 10:15:16
どちらが山口組? 抗争前夜の“宣伝戦”勃発〈週刊朝日〉
dot. 2015年9月24日 07時09分 (2015年9月24日 08時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150924/asahi_20150924_0000.html

 日本最大の指定暴力団6代目山口組が分裂し、離脱した山健組などが神戸山口組を結成して約半月が経過した。

 当初は「すぐにでも抗争か」と懸念されたが、今のところ、発砲などは確認されていない。だが水面下では、6代目山口組と神戸山口組のどちらが「山口組」なのか、正統性を巡る激しい攻防が展開されている。

 関係者によると、6代目山口組は9月上旬、直系の安東美樹組長に2代目竹中組を継承させることを決めたという。竹中組は、4代目山口組の竹中正久組長の出身母体だ。1984年、4代目山口組に反旗を翻した一派が一和会を結成して「山一抗争」に発展。翌年1月、竹中組長は一和会の組員に射殺された。

「名門・竹中組の名跡を復活させることで、6代目山口組こそが本家本元の山口組だとアピールしたいのだろう」(兵庫県警関係者)

 神戸山口組は今年8月末の結成の際、「御挨拶」と題した文書を全国の暴力団組織に送った。そこには山口組の「中興の祖」とされる田岡一雄3代目組長を「礎をつくられた偉大な親分」と記す一方、司忍(本名=篠田建市)6代目組長を「利己主義甚だしく歴代親分特に三代目親分の意を冒涜」と厳しく批判している。先人の組長をたたえ、われこそが正統性ある山口組だといわんばかりだ。

 司組長もその意を察しているのか、9月1日の定例会で発表した言葉の冒頭で、先人の組長の墓地に「お参り」したことを明記。「五代目先代姐、宅見組先代姐をはじめ、関係者の皆さんには私の不徳と遺憾の意を伝えたことを皆に知らせておく」と書いている。

「わかりやすくいうと、6代目山口組と神戸山口組は、お互い、正統性を争い、そのためには、先人のお墨付きがほしいということです」(同)

 司組長が渡辺芳則5代目組長(故人)の夫人を訪ねたらしいとのうわさが出ると、すぐさま神戸山口組の井上邦雄組長が夫人の信任を得たという話が流れる。激しい宣伝戦が展開されている。

 お墨付きを巡る動きは、ほかの暴力団組織にも広がる。9月5日には関東の指定暴力団住吉会の幹部が神戸山口組を訪問。すると、15日に同じく関東の指定暴力団稲川会の幹部が総勢15人で6代目山口組を訪れた。

 ある指定暴力団幹部は困惑した顔でこう話す。

「6代目山口組、神戸山口組、どちらからも『うちについてくれ』というオファーがあります。でも、山口組は割れたといっても、いちばん大きな組織。そう簡単に、どちらにつくと表明できません」

 抗争が激しかった時代と違い、法規制は厳しい。事件を起こすと、組のトップの責任が問われかねない。当面は水面下で静かな「抗争」が続くのだろうか。

※週刊朝日  2015年10月2日号

2404名無しさん:2015/09/24(木) 22:05:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150924-00000542-san-soci
アグネスさん殺害予告で中3少年宅を捜索「許せないと思った」 警視庁
産経新聞 9月24日(木)18時22分配信

 歌手のアグネス・チャンさん(60)の公式ツイッターに、アグネスさん殺害を予告するコメントを書き込んだ疑いが強まったとして、警視庁渋谷署が東京都昭島市の中学3年の男子生徒(15)の自宅を家宅捜索していたことが24日、同署への取材でわかった。容疑が固まり次第、脅迫容疑で書類送検する方針。

 同署は家宅捜索で、少年の携帯電話を押収。少年は、日本ユニセフの職員やアグネスさんの慈善活動に対するインターネット上の書き込みなどを見て、「許せないと思った」などと話しているという。

 公式ツイッターには、「ナイフでメッタ刺しにして殺しますよ」「児童ポルノ認めないと君のアグネス御殿は血まみれになりますよ」などの書き込みがあった。同署は、少年に殺意や児童ポルノに対する関心は特になかったとみて調べている。

2405名無しさん:2015/09/24(木) 22:17:53
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150924-00010000-jisin-soci
「バッジの値段は?」知りたいヤクザのQ&A
女性自身 9月24日(木)6時0分配信

世間を震撼させた山口組分裂問題。日々その動向が報じられているが、実態を知る人は少ないはず。そこで、知りたいけれど、絶対にヤクザ本人には聞けない疑問を本誌が代わりに聞いてきた。

・バッジの値段はいくら?
 ヤクザの象徴である金バッジ。山口組の場合は「組に入ると、金メッキのバッジを購入する。1個5,000円くらい」(山口組構成員)という。階級が上がるとバッジも変わる。「三次団体の執行部クラスになると、18金のバッジを作る。だいたい10万円くらい。さらに直参になると、プラチナ製で金のチェーンがついたバッジが親分から与えられる」(同前)

・指を詰めるのはどんなとき?
「親分に迷惑をかけたときなど、普通は金を上納して収めてもらうが、金のない奴が指を詰める。場所は病院の屋上だったりする。そのまま縫合してもらえるからな」(暴力団組員)。指はホルマリン漬けにして、ガラスビンに保管しておくという。「でも、もうやることは少ない。カタギに見えないと仕事がしにくいからな。だが、ヤクザにとって指詰めは重いこと。指を出された側は、基本的に許さないといけない」(同前)。

・クスリ御法度は本当?
 覚醒剤のシノギを禁止している組は多いが、多くの組員が覚醒剤の売買で捕まっている。「基本は御法度。見つかったら破門の組が多いが、陰で販売しているよ。1グラム8,000円で仕入れたクスリが3万円で売れる。ここまで稼げるシノギはそうそうないからね」(前出・暴力団員)

・上納金っていくら?
 山口組分裂で、直参組長たちに月100万円以上もの上納金が課せられていることが話題となった。「山口組の四次団体の幹部で月40万〜50万円ぐらい。古い組の上納金は高いね」(前出・山口組組員)。東京の老舗の組では、二次団体の若頭クラスで月25万円、ヒラ組員だと1万円弱を組に収める。

・組の当番ってどんなもの?
 若い組員は組事務所につめて、雑務を行なう。これが極道の入口だ。「電話を受けたり、食事を作ったり……。掃除はかなりきちっとやらないと叱られる。食事は、組幹部の好きなメニューが頭に入っていないといけない。だから料理当番は相当腕が上がる」(関東の暴力団組員)

・銀行口座はどうしているの?
「銀行口座を持っていても、ヤクザだとバレると強制解約。通帳を取り上げられるうえ、金は自分で取りに行かないといけない」(前出・暴力団組員)という昨今、新しい口座を作ることは難しい。さらに、身分を偽って口座を開設すると、罪に問われる恐れがある。「結婚して苗字が変われば、口座を作ることができる。つき合っている女名義の口座を使ったりもする」(同前)。名前を変えるために結婚と離婚を繰り返すヤクザもいるという。

(週刊FLASH9月29日・10月6日号)

2406名無しさん:2015/09/27(日) 20:58:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000002-kobenext-l28
山口組分裂から1カ月 「神戸山口組」見えぬ実態
神戸新聞NEXT 9月27日(日)11時1分配信

【暴対法指定の長期化必至】

 指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂が表面化してから27日で1カ月。兵庫県警など警察当局は、離脱派の新組織「神戸山口組」を暴力団対策法(暴対法)に基づく指定暴力団として規制するため、実態把握を急ぐ。ただ、数千人規模になるとみられる新組織の全体像はつかみにくく、指定作業の長期化は必至の情勢だ。未指定の間は「あいさつ料」の要求などを禁じた暴対法が適用できず、専門家から法改正を求める声も上がる。

 ■3要件

 暴対法によると、各都道府県公安委員会による指定は「暴力団の威力を使って資金を稼いでいる」「薬物犯罪など暴力団特有の犯罪歴がある者が一定割合以上含まれる」「代表者らの統制下に階層的に団体を構成している」-の要件を全て裏付けなければならない。

 分裂直後は互いに切り崩し工作を繰り広げるため、「傘下組織が上部団体と異なる行動をとるケースも実際にみられ、流動的だ」と兵庫県警の捜査員。集めた情報の精査が欠かせず、暴力団や学識経験者から意見を聴く機会も必要となる。

 ■過去にも長期化

 分裂後の指定に時間がかかった事例は過去にもある。2006年、福岡県拠点の指定暴力団道仁会が割れた際、離脱した九州誠道会(現・浪川睦会)の指定には1年半以上を要した。両団体の抗争は激化、一般市民を含め14人の死者が出た。

 兵庫県内でも1997年8月、山口組ナンバー2の宅見勝若頭らが射殺された事件で、関与したとされる中野会(その後解散)が絶縁となった。互いの報復とみられる発砲事件などが相次いだが、中野会の未指定状態は2年近く続いた。

 現在、指定暴力団は国内に21団体。指定がなければ「あいさつ料の要求」や「不当な地上げ」などの行為は暴対法で規制できず、抗争時の事務所の使用中止命令も出せない。

 ■見えない実態

 さらに今回は、構成員の多さも際立つ。過去のケースでは九州誠道会が約350人、中野会が約170人だったが、神戸山口組の場合、離脱派の傘下組員全てが加われば3千人規模になる。

 警察当局への情報統制を徹底する6代目山口組の体質は神戸山口組も同様とみられ、ある捜査員は「組員名の確認さえも時間がかかる」と言う。早期指定への課題は多いが、兵庫県警は「一日も早い指定で市民の安全を守り抜く」とし、情報収集の部署を9月に増員。警視庁や他府県警との情報交換も進めている。

【日弁連民事介入暴力対策委員会の元副委員長、垣添誠雄弁護士(兵庫県弁護士会)の話】 分裂後に暴力団組織が野放しになり、市民を危険にさらす状態が長引く-という立法上の不備がまた露呈した。指定暴力団だった組織は離脱後も指定要件を満たすと推定し、すぐに指定できるよう改善すべきだ。現行の暴対法は、指定暴力団同士の抗争でない限り、事務所を使用制限できないのも問題。片方が指定暴力団なら制限を可能にすべきだ。そもそも、暴対法は暴力団の存在を認める法律で限界がある。存在自体を認めない抜本的な法的規制が必要だ。

2407名無しさん:2015/09/27(日) 20:59:23
>>2406

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000000-kobenext-l28
情報収集で相次ぎ捜索 兵庫県警など 山口組分裂から1カ月
神戸新聞NEXT 9月27日(日)11時0分配信

 山口組の分裂後、全国の警察当局は新組織「神戸山口組」を含め両団体の関連先を次々に捜索し、情報収集に全力を挙げる。今のところ目立った抗争は起きていないが、突発的な衝突も懸念され、警戒を強めている。

 「兵庫県警や」「名刺出せ」。25日午前、神戸市中央区の組事務所前。激しく玄関をたたく捜査員に組員が抵抗し応酬が続いたが、間もなく約20人の捜査員がなだれ込んだ。

 この事務所は、神戸山口組傘下の「山健組」に連なる団体の拠点。神戸山口組側では他に?友会(淡路市)や宅見組(大阪市)、山口組側では現組長の出身母体・司興業(名古屋市)など、双方の有力団体に警察当局の捜索が入った=図参照。

 いずれも所属組員らによる恐喝事件などの関係先だが、組織実態の把握に狙いがあるのは明白だ。しかし、押収物が全くないケースもあり、情報収集は難航している。

 分裂後、別の指定暴力団からの訪問も相次ぐ。26日には東京拠点の住吉会幹部が山口組総本部(神戸市灘区)に姿を見せた。ただ、住吉会の別の幹部は既に神戸山口組を訪問。同じ団体内で行動が分かれ、警察当局はこうした動向にも神経をとがらせている。

2408名無しさん:2015/09/27(日) 21:01:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000074-san-soci
住吉会トップが山口組訪問
産経新聞 9月27日(日)7時55分配信

 指定暴力団山口組の分裂問題で、山口組に次ぐ構成員数を持つ指定暴力団住吉会(総本部・東京都港区)の最高幹部らが26日午前、神戸市灘区の山口組総本部を訪問した。捜査関係者への取材で分かった。住吉会は山口組が友好関係を結んでいる「親戚団体」に含まれず、一定の距離を置いているとされるが、分裂後の訪問は初めて。警察当局は訪問の意図や動向を注視している。

 捜査関係者によると、訪れたのはトップの関功会長ら十数人。山口組総本部で篠田建市(通称・司忍)組長らと会談したとみられる。一方で、山口組から離脱した直系組長らによる新組織「神戸山口組」が今月5日に山健組事務所(神戸市中央区)で開いた会合に姿を見せた住吉会の最高幹部の一人は、今回の訪問を欠席したという。

 警察当局は、分裂が他組織の内部や協力関係に影響を及ぼす可能性もあるとみている。

2409とはずがたり:2015/09/29(火) 18:43:15
「山口組分裂」住吉会に飛び火するのか 歌舞伎町に影響は?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164566
2015年9月29日

 山口組の分裂騒動が、ついに住吉会に飛び火か――。指定暴力団「住吉会」のトップが26日、山口組総本部を訪問した一件が臆測を呼んでいる。関功会長ら十数人が山口組総本部に足を運び、司忍(篠田建市)6代目会長と会談したとされるが、住吉会の最高幹部である加藤英幸総本部長が今回の訪問を欠席したからだ。

 名門「幸平一家」を率いる加藤総本部長は、山口組を離脱した「神戸山口組」の発足式に出席、「幸平一家は住吉会を割って出て、神戸山口組と合流するのではないか」という風評も流れていた。今回、住吉会トップと行動を共にしなかったことで再び、分裂話が浮上しているのだ。

「加藤総本部長が『神戸山口組』の発足式に出席した時、ヤクザ界全体に激震が走った。住吉会は山口組が分裂した時、神戸山口組とは付き合わないという方針を固めていたからです。さらに、今回、山口組総本部訪問を欠席したことで、さまざまな臆測が流れているのです」(ヤクザ事情に詳しいジャーナリスト)

 加藤総本部長の動向が注目されているのは、自ら率いる「幸平一家」が有数の武闘派として知られ、絶大な力を誇っているからだ。その勢力は、新宿・歌舞伎町をはじめ、関東一円に及んでいる。歌舞伎町でシノギを得る場合、山口組でも加藤総本部長に挨拶しなければできないという。はたして、住吉会の分裂はあるのか。警察関係者がこう言う。

「加藤総本部長は、住吉会から離脱しないと思う。山口組総本部への訪問を欠席したのも、体調が悪かったからだと聞いている。ただ、心配なのは、足元の歌舞伎町で〈山口組VS神戸山口組〉で小競り合いが起きた時です。幸平一家は黙って見ているのか、それとも、親しい関係にある神戸山口組に加勢するのか。場合によっては、住吉会の分裂につながりかねない」

 山口組に次ぐ巨大組織が分裂したら、血の抗争が現実となりかねない。

「神戸山口組」の拠点に 淡路島はシチリアになってしまうのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163601
2015年9月9日

 山口組を離れた「神戸山口組」が兵庫県の淡路島に拠点を置くという。淡路島は、神戸山口組に参加する侠友会(兵庫県淡路市)の本部がある場所だ。

 新組織では山健組の井上邦雄組長がトップになることが決まっている。山健組の本部は神戸市にある上、「神戸山口組」を名乗るにもかかわらず、なぜ、淡路島に拠点を置くのか。

「従来の山口組の本部は神戸市にある。今、拠点を神戸市に置けば、2つの拠点が神戸市に存在することになり、大義名分が立たない。神戸山口組としては、とりあえず淡路島に拠点を置くが、近い将来、神戸市を明け渡せよという意味があるのではないか。あと、いざ攻め込まれたら、空からでもない限り、淡路島のほうが安全だからです。現に淡路島にある侠友会の本部は、有刺鉄線が張り巡らされていて“要塞化”している。緊迫した状態は続いています」(現地で取材している暴力団問題担当記者)

 突然、拠点を置かれ、抗争の現場になりかねない淡路島。たまったもんじゃないのが、島民だろう。観光業にも大ダメージを与えるのは必至だ。

「一般の宿泊客から、相談の電話はありました。やはり、不安があるようです。観光に影響がないとは言えません。ただ、不確定の情報もありますから、今までどおりご案内しています。こちらから何かアクションを起こすのも怖いですから、静観するしかないんです」(淡路島観光協会)

 淡路島といえば、今年3月には男女5人刺殺事件があったばかり。シチリア島のようになってしまうのか。

2410名無しさん:2015/09/30(水) 21:41:25
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150930-00000019-pseven-soci
元少年Aに刺された女性が告白「なぜ彼は国に守られるのか」
NEWS ポストセブン 9月30日(水)16時6分配信

 1997年の神戸連続児童殺傷事件の被害女性・堀内めぐみさん(仮名)は、27才になった今も、人生が一変したあの日の出来事を克明に覚えていた。当時9才だっためぐみさんは、「元少年A」から腹部を刺されて生死をさまよいながらも奇跡的に生還したが、その後も長く事件の悪夢に苛まれてきた…。なお、Aがめぐみさんを刺した同日に、当時10才の山下彩花さんがAから金槌で頭を殴打され、意識不明のまま1週間後に死亡した。今回、めぐみさんは、女性セブンの取材に対し、初めて重い口を開いた──。

 めぐみさんは看護師として多忙な日常を送るなか、2年前に事件の犯人である元少年Aの両親と対面した。社会人となって、精神的にも受け入れられると判断しためぐみさんの両親が、Aの両親との面会場所である弁護士事務所に連れて行ったのだ。その時の様子をめぐみさんが振り返る。

「会う前までは、ああも言いたい、こうも言いたいといろいろ思うところがあったんです。でも事務所に入った途端、向こうのご両親にいきなり土下座されて、“申し訳ありません”“ごめんなさい”と繰り返されて…。私は呆然と立ちすくむばかりで、その光景を見たら何も言えなくなってしまった。この両親もかわいそうだなと思ったんです。

 ただ、私にはどうしても聞かなければいけないことがありました。A本人がどこで何をしているのか。被害者本人として、彼の現状は知っておくべきだと思ったんです。でもご両親は“わかりません。行方不明です”と繰り返すだけでした」(めぐみさん)

 Aが2011年から静岡県浜松市に定住し、手記の出版直前に東京に住居を移したこと、少年院時代に法務省の主導で極秘裏に改名していたことを本誌の報道で知っためぐみさんは、素性を隠し続けるAに対して、怒りと失望感を露わにする。

「なぜ彼はここまで国に守られるのでしょうか。2人を殺して手記を出して、ホームページも開設して、いまだに名前も写真も一切出ない。少年法って一体なんなのか。ホームページで本を宣伝して、その本の売り上げで賠償金を払う? そんなお金、絶対に受け取りたくありません。私がAに望むことはひとつしかないんです。ただ、黙って静かに生きてほしい。目立つことをせずに暮らしてほしい。でも、私の思いはすべて裏切られました」(めぐみさん)

※女性セブン2015年10月15日号

2411名無しさん:2015/10/03(土) 10:26:12
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00010001-shincho-soci
情報戦で劣勢の「六代目山口組」の激白5時間 「カネ、カネ、カネ」だから叛乱は事実か?〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月2日(金)8時1分配信

 六代目山口組体制に不満を募らせ、ついに謀叛を起こした有力組長らの処分から間もなく1カ月。雑誌などには「抗争」、「激震」、「組長の首」といった物騒な文字が躍るが、実際は何が起こっているのか。六代目山口組の直系組長4人が初めて明かす裏切りの内情。

 ***

「メディアは今回の件を分裂と書くし、一般の方から見ても分裂に見えるんかもしれへんけど、実は分裂でも何でもない。単なる謀叛で、謀叛を起こしたモンが絶縁や破門処分になっただけです。徒党を組んで神戸山口組を名乗り、菱の代紋を勝手に使っとるようやけど、そんなことこっちは認めておらんし、いわば似非(えせ)山口組やな。一和会の騒動とは違うんですわ。あの時は、四代目の親分の盃(さかずき)を飲むの嫌や言うて出て行った。これは分裂ですやん。新しい親分に付いていけへん、言うて出て行ったわけやから。今回は司の親分の盃飲んだモンが、その盃を返すことなくほったらかしにして出て行っとるんやから、これ、謀叛ですやんか。しかも、これは逆縁と言うて、我々の世界では犯罪。犯罪の中でも、万死に値するもんです」

 そう語るのは、指定暴力団「山口組」の直系組長である。山口組が、有力直系組長だった井上邦雄・山健組組長や入江禎・宅見組組長、寺岡修・侠友会会長など13人を絶縁、破門処分にしたのは8月27日。そして9月5日、13人は神戸市内の山健組本部に集まり、「神戸山口組」の発会式を行った。井上氏が山健組と兼任する形で組長に就任、入江氏が副組長、寺岡氏が若頭となった。

 本誌(「週刊新潮」)は山口組と神戸山口組、双方に取材を申し込んだ。結果、山口組は直系組長4人が揃って取材に応じたが、神戸山口組は、「取材はお断りさせていただきたい」とのことだった。

「我々の世界の根本に何があるかというと、盃事なんです。汚い世界のたった一つキレイなところ、と言うてもええかもしれません。今回、彼らは我々の世界の根本にあるルールを破った。その時点で、向こうに百に一つの言い分があったとしても、それは通らない、ということなんです。

 山口組を含め、この業界では、一切の権利、一切の縄張りは親分のモン。先代と代替わりした時には、先代のカマドの灰まで当代のモンなんです。山口組の親分は、ええモンも悪いモンも全部引き継ぐ。その親分に白い物を黒や言われても、それは認める言うて我々、盃飲んどるんです。そんな大事な盃をほったらかしにして出るなんて、絶対にやってはならん。彼らには山口組を名乗る資格はない。

 しかも、彼らの中核、中心人物は今の体制を推し進めてきた人間ですよ。例えば、総本部長やってた入江さん。彼、まともなこと言うてましたよ。お前の若い衆は、お前のモンやないんやぞ、と。親分から預かっとる若い衆やぞ、と。そう言うとった張本人が今回みたいなことしてますねん。前出てきてきちんと説明してもらわんと。

 方向性が違うと考えたならば、なぜ彼らは中にあって改革しなかったんですか? 一回でも彼らが腹切る覚悟で親分に諫言しましたか? それが出来ない言うて、オレもう知らんわ言うて、徒党組んで出て、これが通ると思います? そら無理でしょう。中で何もせずに、逆縁を犯してまで勝手に出たというのは、許されないことです」

2412名無しさん:2015/10/03(土) 10:29:42
>>2411

■抗争になりようがない
 9月5日、神戸山口組が発会式と同時に発表した「御挨拶」と題する文章には、以下のように書かれている。

〈現山口組六代目親分に於かれては表面のみの「温故知新」であり中身にあっては利己主義甚だしく歴代親分特に三代目親分の意を冒漬する行為多々あり此の儘見て見ぬふりで見過ごしにする事は伝統ある山口組を自滅に導く行為以外考えられず我ら有志一同の者仁侠道の本分に回帰致し歴代山口組親分の意を遵守する為六代目山口組を離脱致し新たなる「神戸山口組」を発足し歴代親分の訓育と魂魄を忘失する事なく心機一転肝刻致し新しい神戸山口組に身命を賭す覚悟であります〉

「我々からしたら、あんなわけのわからん回状出して、我々の親分に対する思いを逆なでしとる。あれ、全国の山口組以外のモンが見たら“ああ、この程度か。山口組の執行部におったもんの考えってこの程度か”と思うやろうし、我々も恥ずかしいし、カーッともくる。でも、それで鉄砲でも持ちだしたら、一発で特定抗争指定暴力団に指定され、全国の事務所は閉鎖ですわ。向こうはそれを狙っとる。あるいは、そういうことを見越して、彼らは出て行ったんでしょう、今回。

 だから、向こうの挑発に山口組は一切関わるな、との通達が徹底されとる。窓ガラス撃たれたら、窓ガラス代えたらしまいですやんか、と。マスコミは鉄砲をバンバン撃つんじゃないかと煽りますが、そんなことは起こらへんのです。ピストルは撃っただけで10年、人に当たったら20年、相手が死んでもうたら無期ぶちこまれるんでっせ。後、誰が面倒見てくれるゆうんですか。

 大阪のミナミが危ない、なんてマスコミは嬉しそうに書きますけど、出て行った側ときっちり棲み分けができてますから、抗争になりようがない。また、組の電話はあけたままにしてある。“若い子が相談にきたら聞いてあげて”というのが親分の考え方です」

 実際、9月1日、神戸の山口組総本部で開かれた定例会で配られた司忍組長の手紙には次のように書かれている。

〈離脱者の多くから心情を訴える相談が多数あると聞くが、罪のない若い者、この人達に対しては非を咎めることをせず、寛容な気持ちで相談に乗ってあげて欲しい。今、様々な形での噂、流言飛語が飛びかっていると聞くが、真実は皆が一番知るところである。軽挙妄動を慎み、全組員が連絡を密にして平常通り斯道に励み、この困難な時代にこそ男としての真髄を極めることを希望する〉

「歯がゆいのは、向こうに情報のコントロールをうまくやられてしまったことやね。出て行った正木さん(年男・正木組組長)いうのが元々広報担当やっとったし、喋りもうまい。彼だけやのうて、警察通じても向こう側からの情報を出され、あることないこと書かれた。今、いろんな雑誌読んだら司の親分のこと、すごい悪いように思うわな。

 彼らは、逆縁というやってはいけないことやって出て行った。必死に情報を出さなアカン、自分らを正当化せなアカン立場やというのがよう分かっとるんでしょう。また、彼らとしては何か出ていく大義を作らなアカン。それで、司の親分が山口組の総本部を名古屋に移そうとしていた、なんていう作り話をするわけです。こんなんわざわざ否定するのもアホらしいようなありえへん話です。司の親分は一回もそんな計画を口に出したことはないし、そんな考えが頭をよぎったこともないでしょう。だいたい、今は暴力団排除条例とかのせいで、近所に病院や学校がある場所には暴力団の事務所を置けんのです。だから、弘道会の本部に山口組の本部を移転するなんて、そもそも無理なんや。出て行った彼らもそれは分かっているのに、ペラペラそういうウソを言いふらすんですわ。彼らが新しい組織の事務所を淡路島の侠友会の事務所に置こうとしているのは、その周辺に条例にひっかかりそうな施設がないからです。

 出て行った人らは、司の親分のことを“カネ、カネ、カネ”の金にがめつい人間のように仕立てあげたいようやけど、これも全然違います。我々直系組織が支払う会費は、100万円前後です。まず、これらは山口組を運営するために必要な金であって、司の親分の懐を豊かにするためのものじゃないのは言うまでもありません」

2413名無しさん:2015/10/03(土) 10:32:50
>>2412

■異変の兆候
「出て行った人らは、この会費の額が高いと言っとるようやが、山健組は山口組本体より高い金額の会費を集めています。同じように宅見組も高い会費とってますよ。

 こちら側は“カネ、カネ、カネ”の守銭奴みたいな言い方をされていますが、司の親分の体制になってから、引退する親分に元々は1億円の餞別を払っとったんです。直系組長が100万円くらいずつ分担拠出するのはその時ですわ。ただ、親分の引退が相次いで、その1億円がなかなか支払えなくなり、金額は5000万円になり、ついには2000万円になってしまいましたが……。

 ミネラルウォーターや日用雑貨を月額50万円以上、強制的に売りつけている、というのもウソですわ。水、買うてるのは事実やけど、組員の数に応じて、せいぜい月に5万円分から20万円分くらい。組員が100人超えるとこで20万円てとこやろ。

 水の事業をやっとるのは、神戸市にある『アトレジャパン』いう会社で、元々、これを作ったのは今回、出て行った中の1人です。この会社は、我々が『会館』と呼ぶ葬祭場を持っているんやけど、毎月思たように葬儀もないし、組葬もできない。それでも維持費はいるし、社員の給料も固定資産税も払わなアカン。それで始めたのが、組員に水とか雑貨を売る事業ですわ。

 そもそも、出て行った彼らは、組員に水を売りつけてなんやとか言うとるけど、山健組は自分とこで水作って自分とこの組員に売ってますからね。どの口が言うねん、いうことです。

 何度も言うようやけど、山口組本部の名古屋移転の話なんてあらへんし、司の親分が金にがめついなんてこともない。それから水の話も今回の謀叛には関係ないんです」

 ではなぜ今回の裏切りは起こったのか。この人がいれば謀叛は起こらなかったのではないか――として直系組長はある人物の名前をあげる。恐喝の罪で懲役6年の刑が確定し、昨年6月、刑務所に収監された高山清司若頭である。

「頭(かしら)(高山若頭)の事件は、頭本人も俺らも絶対無罪になる思うてたけど、実刑打たれてしもた。入江さんは若いモンをもっと直参に上げろと上から言われて、このままやと宅見組はバラバラにされてしまうんやないか、と考えてアタマがグニョグニョになったんやと思いますわ。で、1人で考えて考えて、今回、頭がおらん時にこんなことした。頭がおったら絶対に無理です。

 でも、今回の件でヨーイドンから謀議しとったんは、井上さん、正木さん、池田さん(孝志・池田組組長)の3人やろう。寺岡さんは舎弟になってからこの3人に加わり、そこへ入江さんも入って行った。

 異変の兆候はあったんです。舎弟さんにも総本部の当番があるんです、水曜日に。当番といっても、2階の応接間でテレビ見てタバコ吸うとるだけですけどね。最初はそれぞれ1人で来とったんですが、池田さんが来る時に正木さんが来る、正木さんが来る時に寺岡さんが来る……。入江さんや井上さんがそこに顔を出すこともあった。で、みんなでチンチンになって(熱くなって)たんですわ。

 そうやってずっと燻っとったわけやけど、まず8月12日、山健と別の組が20団体ほど連れて出るという怪文書が回っとるいう情報が流れた。この時は一旦、ガセネタと判断したんやけど、21日にはもっとはっきり名前が分かってきた。で、26日に“27日に緊急執行部会をやる”と言うたら、井上さんと入江さんが、行きませんと伝えてきたんや。そんなことがあって、27日に向こうは慌てて盃しよったんですわ」

2414名無しさん:2015/10/03(土) 10:35:46
>>2413

■金銭に関する資料?
「出て行ったモンは確かに悪い。でも、彼らを追い詰めたことは我々も考えて反省しなければならない。

 しかし、出て行った彼らは、今の山口組は弘道会支配で人事も何もかも決めてる言いますけど、あの人らが出る前までの執行部の顔ぶれを見ると、圧倒的に山健組、宅見組出身が多いですよ。彼らは思い込んでしまいよったんです。司の親分、高山の頭、竹内さん(照明・弘道会会長)、このラインで決まってもうてる、と。もう決まっとるなら、応援することもないやろ、と。山健組に非ずんば山口組に非ず、と言われた時代があって、山健の枝の葉っぱの先の毛虫みたいなヤツまでエラそうにしとった。で、今度は自分らの思い通りにならんから言うて出て行ったら、そらあきませんわね。

 でも、そもそも竹内さんが八代目になる、なんてことが今から言われることがおかしい。山口組の組長は生涯現役で、基本的には終生親分であり続ける。まだ親分がおるのに次の話をすること自体がありえへんわけやけど、本来は長男である頭が次を取る。高山の頭は、竹内さんにとっては親分やから、その人を七代目に推すのは当たり前」

 9月5日に行われた神戸山口組の発会式に際しては、“サプライズ”が1つあった。住吉会幸平一家の加藤英幸総長が姿を現し、“発会式の見届け人を務めた”と見られているのだ。

「加藤さんの件については、我々はこう聞いています。以前、加藤さんが体調を崩している時に井上さんがお見舞いに行ったことがあった。加藤さんが、その返礼に伺いたいが、いつがいいか、と聞いたら、井上さんに9月5日に来てください、と言われて行った、と。

 主に出て行った側がワーッと情報を流すから、情報が錯綜しているように見えるかもしれませんが、錯綜しているんじゃなくて踊らされているだけです。例えば、出て行った側に山口組の会計に携わっとった人間がおって、資料をいろいろと持ち出していて、当局がそれをもとに脱税などで捜査を始める、といった話が流れとります。あんまり追い込むと資料もってチンコロ(密告)するぞ、という我々に対するプレッシャーなのかもしれませんが、そもそも、金銭に関して詳細に記した資料自体が山口組には存在しませんよ。あの人らが持ち出した言うたら、事始めとかの儀式に使う金の盃と金の茶瓶を勝手に持って行きよりましたわ。

 彼らは自分らを正当化するためにチラシ撒いてみたり、滅茶苦茶なことが書かれた文書を出してみたりしとるようやが、それを見て日本中のヤクザがバカにすんなと思ったはずですわ。盃がまだあるのに、親分の悪口雑言を並べ立てるなんてとんでもない、と」

2415名無しさん:2015/10/03(土) 10:38:00
>>2414

■トロイの木馬
「我々は、出て行った側の人数を1000人弱と計算しています。山健組が600人、宅見組が300人、あとは数人から数十人の組やからね。で、向こうが似非山口組を立ち上げてから2週間ちょっとですが、山健組から150人、他団体から50人がすでにこちらに戻ってきています。自分とこの親分がやっとるのは大義のないことや、こんなもん逆縁や、あるまじき行為や、ということで続々と戻ってきとるわけです。戻ってきた中に向こうのスパイがおって、トロイの木馬みたいなことになったら困りますから、きっちり身元を調べた上で戻す。戻ってきた者は、山口組のいろんな組織に振り分ける。近々、戻ってきた者がどこの組織と縁組した、ということが分かる書状を回す予定になってます。当初は櫛の歯が抜けるようにこちらに戻ってきとったが、今では入れ歯がポンて取れるような感じやで。

 そんな今の状況も彼らにとっては誤算なんやろうけど、彼らは元から計算を間違うとった。七十数人おった直系組長のうち、40人ほどが行動を共にし、全体の人数も数千人になると思うとったんでしょう。でも、フタを開けてみれば直参はたった13人で、全部で1000人弱。今ではそこからさらに減って、全体で800人もいない。

 今後、向こうの組織を出る者はますます増えていって、勝手に自然消滅しよると思いますよ。今、井上さんは山健組の組長と、新しく作った組織の組長を兼任しとる。井上さんは山健組の四代目組長やから、五代目を誰かに譲って、自分は新しい組織のトップに専念すべきですやん。なんでそれをすぐにせえへんのか分かります? それをしたらワーッと人が出て行ってしまうからです。井上さんが、山健のトップから、今度新しく作った組織のトップになる時、元々あった子分たちとの盃は水に流すことになる。で、新たな組織のトップとして盃をせなアカンのですが、その盃を受けずにこっちに戻ってくる者がようけ出てくることになるんですわ。

 盃直しをきちんとやっとらんから、あの組織は妙なことになっとる。新しい組織の若頭になった寺岡さんは、山健組の若頭と同格になる。一般の人には分かりにくいかもしれませんが、これはこの世界ではすごくおかしなことなんですわ。山健組の若頭いうたら、山口組の三次団体の組長です。山口組の執行部メンバーまでやった寺岡さんと、三次団体の組長が同格とは、誰が見てもおかしいでしょ。このままずっと同じ状態で行くわけにはいかんが、盃を直すと人が出て行ってしまうからできへんわけです。

 あと、向こうの組織にとって頭が痛い問題は他にもある。抗争事件でジギリを掛けて(組織のために身命を賭けて)、まだ刑務所から帰ってきていない者がおるんです。彼らは山口組のために自分の体を賭けた。それやのに似非山口組に迎えられたら、帰ってきた人間、どない思います?

 最後に、世間一般の方々には、今回の件でお騒がせして申し訳ありません、と謝罪させていただきたい。こういうことになった原因がどこにあるのかを検証し、今後は世間に迷惑をかけることのないようにしていきたい、と考えております」

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2416名無しさん:2015/10/03(土) 13:16:28
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151002/k10010256351000.html
性犯罪の法定刑引き上げ 法制審に諮問へ
10月2日 14時52分

上川法務大臣は記者会見で、性犯罪の法定刑を引き上げることなどを検討するよう、今月9日に開かれる法制審議会に諮問する考えを示しました。
性犯罪の罰則を巡っては、法務省の有識者らによる検討会が、強姦致死や強姦傷害の罰則が強盗傷害より軽いことなどから、強姦致死や強姦傷害の罰則を引き上げるべきだという意見が多かったなどとする報告書をことし8月に取りまとめました。
これについて、上川法務大臣は2日の閣議のあとの記者会見で、「取りまとめられた報告書を受けて、今月9日に開かれる法制審議会に諮問することにした」と述べました。そのうえで、上川大臣は、性犯罪に対する罰則の強化に向けて、強姦罪などについて、被害者が告訴しなくても起訴できるようにすることや、法定刑を引き上げることなどを検討するよう、諮問する考えを示しました。
また、上川大臣は、政府として、性犯罪の被害者が被害を訴えやすくする体制づくりや、性犯罪者の再犯防止に向けた更生プログラムの充実などを検討する考えを示しました。

2417名無しさん:2015/10/04(日) 18:18:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151004-00000046-jij-soci
奥西死刑囚が死亡=無実訴え拘置46年、再審請求中―名張毒ぶどう酒事件
時事通信 10月4日(日)14時16分配信

 「名張毒ぶどう酒事件」で殺人罪などで死刑が確定し再審請求中だった奥西勝(おくにし・まさる)死刑囚が4日午後0時19分、肺炎のため収容先の八王子医療刑務所(東京都八王子市)で死亡した。
 89歳だった。1969年の控訴審で一審無罪判決が破棄されて逆転死刑となり、身柄を拘束されてから46年。その後、最高裁で確定したが、無実を訴え続けていた。
 特別面会人の稲生昌三さん(76)によると、奥西死刑囚の妹に同日午後、死亡の連絡が来た。2人は鈴木泉弁護団長らとともに同日中に八王子医療刑務所に向かい、5日には名古屋で記者会見を開く意向という。支援団体からも声明が出される見込み。
 61年3月28日夜、三重県名張市の公民館で開かれた地区住民の懇親会で、農薬が混入されたぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡。妻と交際相手を亡くした奥西死刑囚が「三角関係の清算のためにやった」と自白し逮捕されたが、起訴直前に否認に転じた。64年に一審津地裁は無罪としたが、名古屋高裁が死刑を言い渡し、72年に確定した。
 その後再審請求は棄却され続けたが、第7次請求審で名古屋高裁は2005年、「状況証拠から奥西死刑囚が犯人と推認できず、自白の信用性にも疑問がある」として再審開始を決定。しかし同高裁の別の部が検察側の異議を認めて決定を取り消した。最高裁は審理を差し戻したが、同高裁は12年5月に再び開始決定を取り消し、最高裁も改めて弁護側の特別抗告を棄却。第9次再審請求で争っている。
 奥西死刑囚は12年5月の開始決定取り消し後に熱を出し、名古屋市内の病院に入院。翌6月に八王子医療刑務所に移送されていた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151004-00000022-asahi-soci
名張毒ブドウ酒事件の奥西死刑囚が死亡 再審請求中
朝日新聞デジタル 10月4日(日)13時47分配信

 三重県名張市で1961年、女性5人が死亡した名張毒ブドウ酒事件で、無実を訴え続けた奥西勝(おくにしまさる)死刑囚(89)が4日、収監されていた八王子医療刑務所(東京)で死亡した。支援者が明らかにした。72年6月に最高裁で死刑判決が確定してから、収監期間は43年に及び、強盗殺人事件で70年に死刑確定の尾田信夫死刑囚に次ぎ、獄中生活は国内で2番目に長かった。

 死刑確定後も裁判のやり直しを求め続け、今年5月に第9次の再審請求。弁護団は、新証拠を提出していた。

 事件は54年前の61年3月28日夜、名張市の山間部で起きた。地域の懇親会でブドウ酒を飲んだ女性17人が中毒症状を起こし、5人が死亡。奥西死刑囚は農薬をブドウ酒に混ぜたと自白後、逮捕されたが、起訴前から犯行を否認し、64年に津地裁で無罪判決を受けた。しかし、名古屋高裁は69年に死刑判決を言い渡し、72年に最高裁で確定した。

 35歳で逮捕され、一審の無罪判決で釈放された約5年間をのぞいて、刑事施設に収容された期間は約50年だった。

 一度は、再審の扉が開いた。7度目の再審請求で、2005年に名古屋高裁が再審開始を決定したが、06年に検察側の異議申し立てを受けた同高裁の別の裁判長が再審決定を取り消した。さらに10年、最高裁が審理を同高裁に差し戻したが、名古屋高裁は12年5月、「奥西死刑囚以外に農薬を混入しえた者はいないという判断はいささかも動かない」と結論づけた。奥西死刑囚は13年11月、名古屋高裁に第8次再審請求をしたが、14年5月に棄却。

 肺炎を患った奥西死刑囚は、12年6月に八王子医療刑務所に移された。肺に直接酸素を送り込む状態で、今年8月に40度超の高熱を出して意識を失うなど体調不良が続いていた。

 35歳で逮捕された奥西死刑囚は、最高裁で死刑が確定した後の収監期間が40年を超え、1987年に獄中死した「帝銀事件」の平沢貞通・元死刑囚(当時95)の32年を上回った。

朝日新聞社

2418名無しさん:2015/10/04(日) 21:06:43
http://news.livedoor.com/article/detail/10578171/
ナメクジだらけのHPよりもスゴい中身...少年Aが『絶歌』出版から逃げ出した幻冬舎・見城徹社長の裏切りを告発!
2015年9月11日 12時0分 LITERA(リテラ)

『絶歌』(太田出版)の出版騒動から約3カ月、今度は元少年Aがホームページを開設したことがマスコミを賑わせている。ナメクジと自身の全裸をコラージュしたグラフィック作品などを掲載していることから、メディアはこぞって元少年Aの性的サディズムを指摘。"元少年Aは更正などしていない"という論調で、素顔と名前、プロフィルを暴こうという週刊誌の動きもあるらしい。

 だが、このHP騒動にはもうひとつ、あまり大きく取り上げられていない問題がある。

 HP開設がわかったのは、朝日新聞、「女性セブン」(小学館)と「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋)などに少年Aからの約2万3000字におよぶ手紙とCD-Rが送付され、そこにHP開設の告知があったからだった。

 だが、このAからの手紙は、HP開設が主題ではなかった。彼が文面のほぼすべてを使って訴えているのは、幻冬舎の見城徹社長への"怒りの反論"なのだ。

■出版をあきらめようとした少年Aに見城氏が出版をけしかけていた

〈この本(『絶歌』)の出版に至る経緯を巡り、6月25日発売(編集部注・実際は6月18日発売)の『週刊文春』に"少年A「手記」出版 禁断の全真相"と題された、幻冬舎社長・見城徹氏の独占インタヴューが掲載されました。しかしこの記事の内容は残念ながら事実とは異なっていました。僕は当事者としてありのままの真実を包み隠さずきちんと伝える義務を感じ、今回独断で筆を執らせていただきました〉(「週刊新潮」、以下「新潮」より)

 本サイトでもいち早く報じたとおり、そもそも『絶歌』は元少年Aが幻冬舎の見城氏に直々に出版をもちかけ、幻冬舎でも編集チームを組んで出版計画を進めていた。しかし、出版を途中で見城氏が断念し、知り合いだった太田出版の岡聡社長に投げた──という経緯がある。6月の「週刊文春」(以下「文春」)のインタビューでは、見城氏はそうした疑惑に答えていたが、今回、Aはそのインタビューを「事実とは異なっている」と告発しているのだ。

 では、Aは何に怒っているのだろうか。

 Aの手紙によると、彼は「異端者」を自ら名乗る見城氏の"生き方"に共感を寄せていた。そして、見城氏に手紙を書いた。その文面が「新潮」では明かされているが、それは"熱烈なラブレター"としか表現できないものだ。ラブレターの最後、Aはこう綴った。

〈「もし死ぬまでに自分の本を出したいと思うことがあったら、頼めるのはこの人以外にあり得ない」そう直感しました〉

 見城氏はこの手紙に、〈心のこもった自筆のお手紙をありがとうございました〉と、指定された場所へ2013年1月17日にメッセージを出している。このとき見城氏は、"フィクションか実話暴露物ではないノンフィクションならば出版するのはやぶさかではない"と打診。Aは対面を希望し、幻冬舎内に極秘プロジェクトチームが結成される。

2419名無しさん:2015/10/04(日) 21:06:57
>>2418

 だが、2014年の秋、最終修正を終えた原稿データを送っても、幻冬舎側から出版の目処について連絡がこないことから、Aは編集チームのひとりと面会。その席で、〈市橋達也の手記出版後、幻冬舎に抗議が殺到したこと、また、やしきたかじんの闘病を描いた『殉愛』が遺族からの猛抗議を受け、さすがの見城社長も世間からの批判にナイーブになっている〉(「新潮」より)と説明を受ける。そして、今度は「新潮」がAの手記出版の噂を嗅ぎつけ記事にしたのだが、その際、見城氏が「大体、手記を出したところで、売れないって」と否定したことから、Aは〈「本当にこの本を出すべきだろうか?」と自問自答するように〉なったという。

 そして、見城氏に"関係者を悲しませたくない。出版を諦めます"という内容のメールを送っている。

 ところが、編集チームのメンバーからこう説得されたのだとAは手紙で明かす。以下、引用する。

〈2015年1月26日の昼過ぎ、外出中に編集チームのメンバーから電話があり、以下の話をお聞きしました。
「見城は、うちから出すのはもう難しいけど、でもやっぱりこの本は世に問うべきだと思う、『このまま出版を断念すれば活字文化の衰退になる』、とまで言っています。(略)見城は太田出版の岡(聡)社長と親交があり、Aさんさえ良ければ、太田出版からこの本を出してもらえるよう、岡社長に話すつもりのようです。岡社長に原稿を見せていいかどうかAさんに確認してくれと言われました。いかがですか?」〉

 ようするに、見城氏は困った少年Aを助けようとして出版社を探したのでなく、出版を断念しようとしていた少年Aをけしかけていたのだ。自社では出すつもりがないにもかかわらず――。

2420名無しさん:2015/10/04(日) 21:07:12
>>2419

■ノリノリだった見城社長、Aの撮った事件現場の写真も掲載しようと...

 見城氏は「文春」のインタビューで、自社からの出版を断念後、「太田出版を含めた三社を彼に提案した」と語っていた。しかし、Aは〈これは虚偽です〉というのだ。

〈おそらく見城氏は、出版のために彼自らが積極的に動いた事実を隠すために、『三社を提案してAに任意で選ばせた』というイメージを世間に植え付けたかったのでしょうが、そんなみみっちい嘘をついてまで自分だけ無傷で逃げおおせたかったのかと呆れ返ったものです〉(同前)

 しかもこのあとの2015年春、編集チームのメンバーと打ち合わせを行ったときのことも、見城氏は嘘をついているとAは怒りを隠さない。

〈文春の記事によれば、見城氏はこの最後の打ち合わせで「手記を出せないことを通告するつもりだった」と話していますが、これも虚偽です。1月26日に編集チームのメンバーからもらった電話とメールで既に幻冬舎から出せないことは知っていましたし、何より僕自身、「手記の出版を諦める」という意向を伝えたまま、再び出版を決意したことを見城氏にもチームの誰にも話していませんでしたので、わざわざここで改めて僕に「手記を出せないことを通告する」必要がどこにあるでしょうか。実際は、「太田出版から手記を出すように何とかAを説得するため」に設けられた打ち合わせだったのです。事実、見城氏はこのときすでに太田出版の岡社長に『絶歌』の企画を話しており、この日僕と会うことも事前に岡社長に伝えていました〉(同前)

 さらに、今回、「新潮」と同様にAの手紙を公開している「文春」の記事によれば、この打ち合わせで"里帰りした際に撮った友が丘(事件現場)の写真をカラーで載せたい"と話したというが、6月のインタビューで見城氏は「『これはやめたほうがいいな』という写真だったから、案の定、『絶歌』でも載せていないね」と語っている。しかし、これも嘘だとAはいう。

〈実際は彼は文章と同時進行で写真を挿入するという案に僕以上に乗り気で、僕の左隣に座っていた編集チームメンバーに、
「おい、メモだ、メモを取れ」
と指示し、僕はそのメンバーに挿入する写真の点数と、どの章にどのようなレイアウトで挿入するつもりかを伝えました。〉(「文春」より)

 つまり、遺族の感情を考慮すれば絶対にあり得ない事件現場の写真掲載を、見城氏本人はノリノリで指示していた、ということになる。ちなみに、Aの手紙によれば、〈「これ(写真掲載)はやめたほうがいいな」と僕にアドバイスしてくださったのは、本当は太田出版の岡社長です〉という。

 その上、Aが太田出版からの手記発売を決め、原稿データなどを見城氏に託すと、〈満足気な笑みを浮かべ〉ながら、「君に言うつもりだったことがあるんだけど」と言ったという。

「週刊新潮の記事が出たあと、君から"関係者を悲しませたくない。出版を諦めます"ってメールがきたじゃない? 俺あのとき正直、心底ガッカリしたんだよ。
 なんだよ? そんなもんなの? ここまで身を削るようにして書いておきながら、"その程度のこと"で諦めちゃうの? 君の想いなんてそんなもんだったの? って。
 まぁでも君がそう言うなら仕方ないから、太田出版から出すのも無理なら、例えばフィクションものでも書いて、1000部とか2000部とか出して、それを繋ぎにしてさ、もうちょっと時間が経ってから君がまた"出したい"って言うのを待とうかな、っていうことも考えたんだよ。
 でも、良かったよ。君が出すと言ってくれて。(後略)」(「文春」より)

2421名無しさん:2015/10/04(日) 21:07:23
>>2420

■「口だけの"ファッション異端者"」Aの見事な見城徹評

 Aからの"熱烈なラブレター"にすっかり気をよくして原稿を完成までもっていっておきながら、批判に晒される覚悟もなく、結局は太田出版に丸投げしておいて「"その程度のこと"で諦めちゃうの?」「君の想いなんてそんなもんだったの?」と説教をたれる。......挙げ句、別れ際には「頑張れよっ!」と言って見城氏はAの肩を叩いたという。

 また、見城氏は「それ(打ち合わせ)以降、Aとは連絡を取っていない」と語っていたが、Aによると〈(『絶歌』の)出版の直前まで見城氏とメールのやり取り〉をしていたといい、〈見城氏は文春の記者には『僕は読んでいないんだけど』などと話していますが、彼は確かに本を受け取り、「装丁も本文の構成も申し分ない。完璧だ」というメッセージもいただいています〉(前出「新潮」)と綴っている。

 見城氏の見事なまでの裏切り──。Aは手紙でその怒りを露わにする。

〈本が出るまではあれほど熱心に出版を勧め、いろいろと取り計らい、「"その程度のこと"で諦めちゃうの?」と、僕を煽るようなことまで言っておきながら、今はもうこの本と関わったことさえ忘れたいというのでしょうか。自分だけ正義漢ぶって、よくここまで掌を返せるものです〉
〈見城氏はいろいろな場所でG(義理)N(人情)O(恩返し)こそが自分の信念であるとのたまっていますが、彼が"GNO"を貫くのはどうやら政治家、企業家、芸能人限定のようです。相手が物を言えない元犯罪者であれば、尻を拭って便所に流してしまえば一件落着というわけです〉
〈かつては『心の父』と慕い、尊敬していた人物のみっともない醜態を見せつけられることほど辛いものはありません。
"共同体からすべり落ちた者の切なさと恍惚にいつも身を寄せていたい"?
 共同体からすべり落ちた者を誰よりも差別し、搾取し、踏みにじって食い物にしているのは彼自身です。僕が彼への手紙に書いた、『ずっと自分を蔑み、嘲り、排除しつづけた世界』の象徴が、他でもない彼だったのです。僕はとんだピエロでした。
 クラスのイケてる連中と必死につるむことで自分もイケてると勘違いする輩がいますが、彼も必死に有名人とつながることでしか、容姿の醜さからくる劣等感や40年前に自分可愛さのあまり学生運動をリタイアした引け目を紛らわせなかったのだなと、少し哀れにも感じます。
 そんな彼にとって"少年A"は「自分に箔を付けるための物珍しい奇怪なアクセサリー」だったのでしょう。
 今頃は少年Aはあーだったこーだったと酒の肴にでもされているのかと思うと怒りの余り気絶しそうです。
 自分の人を見る眼のなさに絶望します。一時でも彼を信じた自分を呪います。
 見城さん、この僕の悔しさ、惨めさがあなたにわかりますか?〉

 Aは、見城氏のことを〈口だけの"ファッション異端者"〉(前出「文春」)ともいっているが、なかなか見事な見城評というしかない。では、見城氏はこのAの反論にどう答えるのか。「新潮」の直撃に見城氏は「警察呼ぶよ。いまから警察呼ぶから」と拒否しているが、トークアプリ755ではこんな文章を投稿している。

〈今日は凹んでいます。国語力は人間力だと思ってますが、僕の言葉が不完全だったせいか、手痛い裏切りに遭いました。全ては身から出た錆、不徳の致すところです〉
〈人を怒るのは己の未熟。人を恨むのも己の未熟。全ては天が見ている〉
(時田章広)

2422名無しさん:2015/10/05(月) 21:53:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000070-san-soci
いじめ4年、19歳の死 「動くサンドバッグや」暴行60回、スマホに凄惨動画…
産経新聞 10月5日(月)14時43分配信

 6月、日没前後から雨が降り始めた大阪府河内長野市の公園に、男性が力なく横たわっていた。近くの専門学校生、工藤勇人さん(19)。意識不明で搬送され、1カ月後に亡くなった。大阪府警は傷害容疑で高校時代の同級生2人を逮捕。傷害致死罪で起訴された。「動くサンドバッグやな」。捜査で明らかになったのは、高校時代から4年近くも続いた凄惨(せいさん)な「いじめ」。暴行の様子を撮影した動画には、痛がる工藤さんに格闘技の技をかけて喜ぶ2人の姿が写っていた。(大森貴弘)

 ◆タックルされ頭強打

 6月8日昼過ぎ、元専門学校生(20)と大学生(19)は「スマートフォンの液晶保護フィルムを壊された」という口実で工藤さんの自宅を訪れた。捜査関係者によると、「壊れた」とは、保護シートの一部がめくれた程度の話。理由は何でもよかったのだ。

 当時、両親は不在で、工藤さんだけが在宅していた。玄関の呼び鈴を何度も鳴らす2人は「このチャイム、壊れてるんちゃうか」と勝手に扉を開け、中をのぞき込んだ。工藤さんを見つけると、部屋に上がり込み、午後1時ごろ、工藤さんを自宅近くの公園に連れ出した。一瞬、雨が降った。2人は工藤さんに傘を取りに帰宅するように命じ、こう続けた。

 「お前を殴るときにおれたちの服が汚れるから、お前の服を持ってこい」

 工藤さんは指示通り、傘と服を2セット用意。公園で2人はその服に着替え、自分たちの服は持参したリュックサックにしまった。工藤さんにとって地獄のような時間が始まった。

 顔を殴る。腹を殴る。倒れたところを足蹴にする。タックルで押し倒す-。痛がる工藤さんに、2人は何度も暴行を加えた。5時間ほど経過したころ、強烈なタックルが決まった。工藤さんは頭を強打し、白目をむいて倒れ込み意識を失った。約1カ月後の7月4日、帰らぬ人となった。

 ◆「技決まったか確認」

 府警は暴行翌日、2人を逮捕した。調べで明らかになったのは、4年間にわたる壮絶ないじめだった。

 「高校時代から呼び出して殴る蹴るなどしていた。50〜60回は繰り返した」

 府警の調べに、2人はこう供述した。同級生だった工藤さんへのいじめは、高校2年のころに始めたという。2人のスマホには、工藤さんに繰り返し暴行する動画が残っていた。2人はその理由を捜査員に何食わぬ顔で答えた。

 「自分の技が決まった瞬間をとっておきたかった。技が決まったかどうかをしっかり確認したかった」

 残された動画は4本。暴行にうめき声を上げて痛がる工藤さんに、2人は格闘漫画に出てくるような技を次々とかけた。暴行前、2人の間でやりとりされた無料通信アプリ「LINE(ライン)」の記録も残されている。

 「今日、なんかむしゃくしゃするな」

 「じゃあ、動くサンドバッグやな!」

 ◆学校「友達と捉えた」

 いじめを止める機会がなかったわけではない。工藤さんは高校2年時、養護教諭に実名を挙げ、いじめに近い状態にあると打ち明けた。だが、情報は学校で共有されなかった。工藤さんが「僕は要領が悪くて、みんなにネタにされるんです。先生たちに迷惑をかけたくないので、黙っていてくれませんか」と口止めを求めたからだという。

 養護教諭は担任に大まかな内容を伝えたが、学校側はあろう事か、2人を「広い意味で友達ととらえていた」(教頭)。担任は2人に「何かあったら工藤をかばったってくれよ」と呼びかける始末で、以降、工藤さんが学校側にいじめについて話すことはなかった。

 高校3年の11月、工藤さんはこの高校を退学して通信制高校に編入した。その後もいじめはおさまらなかったが、無事卒業。ゲームのプログラマーを目指して専門学校に通い、夢に向かって歩み始めていた。

 事件後、工藤さんの母親は自宅で、SIMカードが抜かれ、通話機能などが使えない息子のスマホを見つけた。母親には、2人からの連絡を拒絶するための必死の抵抗に見えた。

 「小さいころは天真爛漫(らんまん)でよく笑う子だった。亡くなる直前も、何の拍子か『お母さん、いつもありがとう』と言ってくれて…」

 もう涙は流し尽くしたのか。母親は黙って目を伏せた。

2423名無しさん:2015/10/06(火) 20:57:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000010-kobenext-l28
振り込め詐欺容疑でグループ最高幹部3人逮捕
神戸新聞NEXT 10月5日(月)20時4分配信

 医療費還付金名目の振り込め詐欺事件で、兵庫県警捜査2課などの合同捜査本部は5日、電子計算機使用詐欺容疑で、千葉市花見川区の自称法律事務所職員、成沢卓哉容疑者(24)ら男3人を逮捕した。3人は被害者に電話を掛ける「かけ子」らの責任者に指示を出していた疑いがあり、県警は詐欺グループの最高幹部とみている。

 ほかに逮捕したのは、千葉県習志野市の塗装工米野良司容疑者(40)と、同県船橋市の自称会社員植村信二容疑者(32)。合同捜査本部によると、一連の事件での逮捕者は計24人となった。被害は兵庫など26都道府県で約600件、総額約5億円となる見通し。

 3人の逮捕容疑は、詐欺グループの他のメンバーと共謀し2014年7月、神奈川県内の高齢女性3人に地元の市職員らを装って「医療費を払い戻す」などと電話し、現金自動預払機(ATM)を操作させ現金計約105万円を詐取した疑い。

 県警によると、グループは「かけ子」のほか、ATMから詐取金を引き出す「出し子」、詐取金をグループ上位者に運搬する「中継役」で構成。他の逮捕者の供述などから、3人が各役割の責任者に指示を出していた疑いが浮上したという。

2424名無しさん:2015/10/06(火) 20:57:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00000032-mbsnewsv-l27
西成放火殺人の疑いで逮捕の女「油まいた」
毎日放送 9月30日(水)11時44分配信

 大阪市西成区のマンションに放火し男性を殺害したとして逮捕された女が、「油をまいた」などと放火を裏付けるような供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかりました。

 無職・市川美枝子容疑者(58)は、去年12月に西成区のマンションで身の回りの世話をしていた三島三千穂さん(当時78)のベッドに火をつけ殺害した疑いが持たれています。

 捜査関係者によりますと、市川容疑者は逮捕直後「私は無実です」と供述していましたが、その後の取り調べで「油をまいた」などと供述し、実際に現場からは油のようなものが検出されたことがわかりました。

 市川容疑者は、依然として逮捕容疑については否認しているということですが、警察はこの供述が市川容疑者の殺人と放火の容疑を裏付ける重要なものとみて、関心を寄せてます。

毎日放送

2425名無しさん:2015/10/08(木) 23:25:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000011-kobenext-soci
神戸山口組直系組長を逮捕 詐欺容疑、定例会直後に
神戸新聞NEXT 10月8日(木)20時10分配信

 兵庫県警暴力団対策課と西宮署は8日、詐欺の疑いで、暴力団「神戸山口組」の直系団体「真鍋組」組長、池田幸治容疑者(48)=尼崎市戸ノ内町3=ら2人を逮捕した。捜査関係者によると、神戸山口組の直系組長が逮捕されるのは全国で初めて。

 池田容疑者は同日、神戸市長田区であった神戸山口組の定例会に出席し、終了直後に会場付近で逮捕された。

 逮捕されたのはほかに会社経営小沢寛記容疑者(50)=広島県福山市。2人の逮捕容疑は共謀し、大阪府豊中市にサービス付き高齢者向け住宅を建設・運営するとして、医師と業務委託契約を結んだとする架空の書類を示し、2013年秋〜14年春に3金融機関から約4億7千万円の融資を受けた疑い。

 県警によると、融資は小沢容疑者の会社の口座に振り込まれた。建物は未完成で多額の使途不明金があり、県警は池田容疑者に流れたとみている。

2426名無しさん:2015/10/08(木) 23:32:32
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151008-00010002-shincho-soci
意識を回復「熊谷6人殺害」ペルー人犯人に死刑を言い渡せるか?〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月8日(木)21時53分配信

 独り暮らしの親を気遣って移り住んだ夫婦に、友人想いで多趣味な84歳、そして、年端もいかぬ姉妹と母親――。そんな6人の命は一瞬にして切り裂かれてしまった。他方、意識不明のまま救急搬送された“犯人”は奇跡的に意識を回復したという。しかし、当初から奇矯な行動が特徴的だったこのペルー人に極刑判決を下せるのか。

 ***

「容疑者の行動を見る限り、個人的には死刑が妥当だと思います」

 そう断言するのは、日大の板倉宏名誉教授である。

 6人殺害への関与が疑われる、ペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン(30)は逃亡の果てに被害者宅から転落し、意識不明の重体となった。どうにか、医師の呼びかけに応じるまでに回復したものの、後遺症が残る可能性はある。それでも、

「容疑者の証言が十分でなくとも、今回の事件では凶器や状況証拠が揃っています。完全に回復しないからといって死刑を免れることはないでしょう」(同)

 彼の意識が戻ったのであれば、大量殺人事件の経緯を自らの口で説明させた上で、板倉氏が述べた通り、極刑に処されるのが道理であろう。

■遺伝的な要素
 その一方で、“統合失調症”の疑いが死刑判決を阻む高い壁とならざるを得ないのも事実だ。

 実際、ペルーに住むナカダの姉は、「バイロン(ナカダ)には分裂症の兆しがあった」と証言している。

 この点につき、犯罪者の精神鑑定に携わってきた臨床心理士で、一般社団法人「こころぎふ臨床心理センター」の長谷川博一代表は、

「仮に心神喪失や心神耗弱状態であっても、そのことが事件に直結しなければ死刑は避けられないと思います。今回の被害者には落ち度がなく、殺害された人数も多い。犯行の卑劣さは判決にも影響します。また、裁判で優先されるのは精神鑑定の結果。過去に通院歴があったり、精神疾患と診断されていても参考程度にしかなりません」

 だが、

「本来なら一刻も早く逃げ出したいと考える殺害現場に潜伏し、食事までしている。しかも、躊躇なく次々と殺害行為を続けた。物事を合理的に判断する能力が損なわれていた可能性は否定できません」(同)

 ナカダの常軌を逸した行動が、責任能力の有無の判断に影を落とすと考えるのは、精神科医の町沢静夫氏も同じだ。

「彼が口にした“背広の人に追いかけられている”という被害妄想は、典型的な統合失調症の兆候です。その上、今回の事件は事前に犯行の準備を一切しておらず、計画性も窺えない。明らかに常識を欠いているので重症と言えます。裁判所が心神喪失と判断することは十分に考えられますし、そうなれば死刑に問われることもありません」

 加えて、ペルーで17人を殺害した罪に問われた実兄が統合失調症と診断された点も無視できないという。

「統合失調症には遺伝的な要素もある。彼が兄と同じ病気を患っている可能性は高いと思います」(同)

 そうなれば、遺族は一度ならず二度までも“不条理”に涙することになる。

「ワイド特集 浮沈七度の決算書」より
※「週刊新潮」2015年10月8日号

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2427名無しさん:2015/10/09(金) 22:38:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000000-kobenext-l28
上脇元神戸市議 再審へ 「脱税指南」で有罪 共謀者が証言撤回 大阪高裁
神戸新聞NEXT 10月8日(木)7時30分配信

 知人の元風俗店経営者(75)=有罪確定=に脱税の手口を指南したとして、国税徴収法違反罪で有罪が確定した元神戸市議の上脇義生さん(66)の再審請求審で、大阪高裁(的場純男裁判長)は7日、神戸地裁の再審請求棄却を取り消し、裁判のやり直しを決めた。

 一連の公判では、上脇さんとの共謀を認める元経営者の証言が重視されたが、元経営者は再審請求審でこれまでの証言を完全に撤回。有罪判決が覆る可能性が高まる。

 再審開始の決定を受け、神戸地検は最高裁に特別抗告するかなどを検討するとみられる。

 判決によると、一審では、元経営者の証言と元従業員(65)=有罪確定=の調書などから、上脇さんの共謀を認定。国税の滞納処分の執行を免れるため、上脇さんが2人を仲介し、店の営業を譲渡したように装う方法を教えたなどと結論付けた。

 大阪高裁は今年5月の再審請求審で、元経営者の証人尋問を実施。元経営者が「(上脇さんを)主犯にすれば罪が軽くなり、実刑が免れると考え、共謀したとうそをついた」との新証言などを検討した。

 この証言をめぐり高裁は、元経営者が「上脇さんと共謀した」とする一審の証言が虚偽であれば、偽証罪に問われる可能性があるなかで、共謀を否定する新証言を再審請求審で維持したことは信用性が高いと判断。上脇さんの一審で共謀を否定した元従業員の証言とも一致するとし、高裁は「共謀を認定することは合理的な疑いが残る」と再審決定の理由を述べた。

 弁護団は「DNA鑑定で判決が覆るケースはあるが、今回は元経営者の証言。地裁では棄却されており、極めて画期的な判断」と話した。

 上脇さんは神戸地検に2008年3月に逮捕、起訴された。公判で無罪を訴えが、地裁は執行猶予付きの有罪とし、10年6月の上告審で確定した。


 【元神戸市義の国税徴収法違反事件】神戸地検特別刑事部は2008年3月、国税徴収法違反(滞納処分免脱)の疑いで、当時神戸市議だった上脇義生さんを逮捕、起訴。上脇さんは同年3月27日付で市議を辞職。初公判では起訴事実を認めたが、続く公判で「脱税を指南したことはなく、共謀の事実はない」と、一転して無罪を主張した。神戸地裁は09年9月、懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡し、高裁、最高裁を経て10年6月、有罪が確定。上脇さんは14年8月、神戸地裁に再審請求したが棄却されていた。

2428名無しさん:2015/10/10(土) 23:06:05
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151008-00949767-sspa-soci
元ヤクザが語るカタギに戻ることの難しさ 「個人では何もできない者もいる」
週刊SPA! 10月8日(木)16時21分配信

 現在、分裂騒動で揺れる日本最大の暴力団組織・山口組。連日、週刊誌や夕刊紙を賑わす報道に対し、元ヤクザはどのような思いを抱いているのだろうか。

 かつて広域暴力団二次団体に所属し、先日ポール・マッカートニーとの獄中でのエピソードを綴った『獄中で聴いたイエスタデイ』(鉄人社)を刊行した瀧島祐介氏に、近年のヤクザを巡る報道、現代でカタギとして生きていくことの困難さを聞いた。

◆シャバに出てきて釜ヶ崎へ

――山口組の分裂騒動を含めて社会から厳しいまなざしが向けられるヤクザ業界ですが、かつてのヤクザを取り巻く状況はどのようなものでしたでしょうか。

瀧島:1963年にある事件で長崎刑務所に入った時、3年2ヶ月の服役を終えてシャバに出てきたら、所属していた組が解散していたんですよ。それでとりあえず大阪の釜ヶ崎に向かいました。今と違って、稼げる仕事がいくらでも転がってましたから。たまたま開いたスポーツ新聞で兄貴分の名前を発見して、会いに行ったんです。これがきっかけですぐに仕事に就くことができました。しかし、それは今では難しいでしょう。

 瀧島氏がシャバに出てきて始めた仕事はストリップ劇場のスタッフだった。

瀧島:ヤクザであることで仕事に支障はありませんでしたね。まあ、遊んでいたようなものですよ(笑)。

 その後、瀧島氏は再び獄中に入ることになる。1980年、フィリピン・マニラでの殺人事件に絡み、懲役15年の実刑判決が下される。

 1995年に出所後、彼は再び極道の世界に戻るが、2000年に組を外れた。

――組を外れるときにトラブルにはならなかったのでしょうか?

瀧島:私は「特別参与」という上の立場で組にいたのでトラブルはなかった。しかし、若手となるとそういうわけにはいかないでしょう。それでもトラブルにならないケースは、大抵トップの度量によるところが大きいです。

――「トップの度量」というのは?

瀧島:よいトップというのは人情味のある人。包容力があって子分を自分のこどもようにかわいがる人です。野球の監督で言ったら、今のロッテの伊東監督は度量が大きい。ああいうのがヤクザになったらいいリーダーになると思いますよ。

 一方で、感情を表情や動きですぐ出すリーダーはよくない。その例として瀧島氏が例にあげるのが巨人の原監督だ。

◆いまの若い人にはすすめない

 暴排条例以降、ますます締め付けが厳しくなっているヤクザ業界。今後はどのようになっていくのだろうか。

瀧島:ヤクザは看板と組織の威力で稼ぐもん。だから、カタギになったヤクザはひとりで生きていくのは難しいし、中には何もできない者もいるでしょう。組を抜けるときに財産を没収されることもありますからね。

――いまの若い人で極道に入る人に対してどのようない印象をいだきますか?

瀧島:最近の報道を見ていればヤクザをとりまく厳しい状況がわかるはず。それなのに、極道を目指すとすれば、状況が俯瞰できていないのでしょう。仮に若者で極道に興味を持つ人がいたら、私は「絶対に入るな」と言います。

◆報道を巡るトラブルも

 瀧島氏いわく、最近の山口組の分裂を巡る報道には真偽のほどが定かではない部分も少なくないという。

瀧島:私が組にいたころ、ある週刊誌の誤ったヤクザ報道によって、誤解した敵対勢力が抗争を起こしかけたケースもありましたよ。だから、こういう報道は冗談では済まない話になる。なんでも信じるのはよくない。

 いずれにせよ、今後ますますヤクザを巡る状況は厳しくなると言わざるを得ない。それは、瀧島氏の声からも明らかだ。

<取材・文/日刊SPA!取材班>

日刊SPA!

2429名無しさん:2015/10/11(日) 13:29:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00000017-asahi-soci
山口組分裂、抗争の足音 拳銃・ヒットマン…調達始まる
朝日新聞デジタル 10月11日(日)11時8分配信

 国内最大の指定暴力団「6代目山口組」(本拠・神戸市)が分裂した。現執行部に反発するグループが離脱して「神戸山口組」を設立した。警察当局が両派による抗争を警戒するなか、長野県飯田市では6日に暴力団関係者の男性が撃たれ、死亡した。容疑者として6代目山口組系の組幹部が逮捕された。男性は6代目山口組系から神戸山口組系組織に移ろうとしていたという。群馬県内外で、拳銃の調達や襲撃要員の確保など抗争に向けた準備ともとれる動きが出ている。

 「ギョクつきで手に入らないか」

 関東在住の元暴力団幹部の携帯電話に8月下旬から、そんな依頼が相次いでいるという。元幹部は取材に「拳銃を欲しがっている。ギョクは実弾だ」と答えた。依頼は9月に入ってもあり、これまでに8件を数えた。

 山口組が2グループに割れた時期と重なる。元幹部は依頼主を明かさないが、「複数の仲介者をはさんでいるが、おそらくどちらもだ」と、両グループが拳銃調達を進めているとみる。平時には実弾付きで1丁30万円の拳銃が、100万円でも売れるという。

 暴力団関係者によると、県内でも「ヒットマン」を募る声かけが始まっているという。実際に襲撃を担う要員だ。募集する対象は山口組の組員ではない。山口組と近い関係の外国人犯罪組織や、山口組にあこがれを持つ若い人たちだ。

 20歳代の知り合いが勧誘されたという関係者の話では「高額な報酬をちらつかせ、『だれが先に手柄を挙げられるか』とあおる」のだという。


■全国の捜査幹部集め緊急会議

 警察当局によると、山口組は数百の暴力団組織の集合体だ。このうち2次団体と位置づけられる72組織の組長が運営を担ってきた。彼らは「直参(じきさん)」と呼ばれる。

 今回の分裂では、その直参のうち関西の組織を中心に13人が離脱し、「神戸山口組」を設立した。トップは山口組の前任組長の出身組織「山健組」(神戸市)の井上邦雄組長(67)だ。残った59人の多数派は、山口組の現在のトップ、篠田建市(通称・司忍)・6代目組長(73)の出身組織「弘道会」(名古屋市)を中心とする。捜査幹部によると、山健組派が弘道会派の運営に反発したのだという。

 山口組の分裂は初めてではない。大規模なのは4代目の組長人事をめぐるもので、この組長が射殺されたのをきっかけに1985年〜87年、山口組と一和会による「山一抗争」が起きた。25人が死亡、70人が負傷した。警察庁は今回の分裂でも抗争が起きかねないと、9月2日に全国の暴力団捜査幹部を東京に集めて緊急会議を開いた。

 翌日には警察庁の金高雅仁長官が、定例会見で「市民生活の安全に万全を期す」と述べた。

 群馬県警によると、県内に山口組組員は約170人いる。2次団体はなく、その傘下団体の組織に所属している。内訳は山健組系が約100人、弘道会系は約70人だ。

 県警の小田部耕治本部長は9月17日の県議会で、分裂の影響について「上位組織の意向に従うかわからず、動向は流動的。抗争に関する情報は把握していないが、過去、分裂に端を発した抗争で一般人が巻き込まれたこともある」と答え、取り締まりの強化を約束した。


     ◇

2430名無しさん:2015/10/11(日) 13:29:33
>>2429

 〈山口組〉 警察当局の資料などによると、兵庫県淡路島出身の山口春吉・初代組長が1915年に神戸で約50人を集めて設立。46年就任の田岡一雄・3代目組長時代に兵庫県以外の暴力団を傘下に収め、現在の山口組の原形をつくったとされる。警察庁によると、分裂前の6代目山口組の勢力(昨年末現在)は、群馬を含む44都道府県に約2万3400人(組員ではないが周辺から組織を助ける「準構成員」の約1万3千人を含む)。21の指定暴力団中最多で、全国の暴力団約5万3500人の43・7%を占める。2位の住吉会(東京)は約8500人、3位の稲川会(同)は約6600人。


■過去には市民巻き添えも

 実際、群馬県内では過去に暴力団同士の抗争で、一般市民が殺された。前橋市三俣町のスナックで03年1月25日深夜にあった乱射事件だ。指定暴力団住吉会系の組員2人が、当時対立していた指定暴力団稲川会系組員を殺すために拳銃十数発を発射し、たまたま店内にいた市民3人が巻き添えになり、死亡した。

 佐賀県武雄市では、やはり指定暴力団道仁会(本拠・福岡県久留米市)の分裂に伴う抗争で07年11月、入院中の一般市民が組員と間違われて射殺された。

 暴力団関係者は取材に「抗争になると、暴力団とは無関係の人が巻き添えになる危険は高まる」と話す。襲う対象者を決めるのは通常上部組織で、襲撃を担う末端組織に対象者の氏名や住所を伝える。「襲う対象者は組員に限らず、交際中の女性や知人も含まれる。そこに住んでいるかの調査がいい加減だから、誤ることが少なくない」という。

朝日新聞社

2431名無しさん:2015/10/11(日) 13:30:03
>>2429

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000572-san-soci
山口組系組幹部を殺人容疑で逮捕 長野県警 飯田市射殺事件
産経新聞 10月9日(金)23時21分配信

 長野県飯田市の温泉施設駐車場で男性が射殺された事件で、長野県警は8日、殺人容疑で指定暴力団山口組系組幹部、有賀健一郎容疑者(48)を逮捕した。

 殺害されたのは住所不定、無職、長谷川陽一さん(43)。長谷川さんは6日午後0時45分頃、飯田市の温泉浴場施設「湯〜眠」から出ようとしたところ、敷地内の駐車場で頭を撃たれ、市内の病院で7日死亡した。

 捜査関係者によると、長谷川さんは指定暴力団山口組から分裂した「神戸山口組」傘下の組織に加入しようとしていたとの情報もあり、県警が確認を進めている。

2432名無しさん:2015/10/11(日) 17:39:48
もったいないですね。
統治機構への国民参加は良い制度だと思うのですが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00050005-yom-soci
裁判員候補64%辞退、長官自ら参加呼びかけへ
読売新聞 10月11日(日)10時55分配信

 最高裁は、来年の裁判員候補者に選ばれた約23万人への通知書類を来月12日に発送する際、寺田逸郎長官自らが裁判参加を呼びかけるメッセージを同封する初の取り組みを行う。

 裁判員制度のスタートから6年余りが経過し、参加を辞退する候補者の割合が年々増える中、参加意欲を高めるのが目的だ。

 寺田長官の顔写真が入ったメッセージはA4判1枚。裁判員制度の意義について、「国民の様々な視点を審理に反映させられる」と強調。「審理に工夫を重ねて一般の人にもわかりやすい裁判になってきている。安心して参加してほしい」と呼びかけている。

 最高裁は毎年11月頃、選挙人名簿の中から選ばれた翌年の裁判員候補者に通知書類を送付。その中から事件ごとに候補者を呼び出している。70歳以上や学生、重要な仕事がある人などは辞退できるが、辞退率は年々上昇。書面での事前辞退と、裁判所での選任手続きに出頭した際の辞退を足した辞退率は昨年、約64%に上り、制度が始まった2009年より約11ポイント上昇した。

最終更新:10月11日(日)11時8分

2433名無しさん:2015/10/12(月) 10:57:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151012-00000005-mai-soci
<山口組分裂>12団体が新組織へ 各県警は対立激化を警戒
毎日新聞 10月12日(月)10時11分配信

 国内最大の指定暴力団「山口組」の分裂を巡り、九州・山口では少なくとも12団体が新組織「神戸山口組」に移ったか、移るとみられることが九州・山口の各県警への取材で分かった。関係者によると、このうち8〜9団体の組員(準構成員を含む)だけで100人以上に及んでおり、数百人規模で移行が進んでいることになる。各県警は、双方が激しい切り崩しを続けているとみて情報収集するとともに、対立抗争を警戒している。

 各県警によると、九州・山口には分裂前の山口組傘下の暴力団が少なくとも72団体存在していた。内訳は福岡30以上▽佐賀3▽長崎5▽熊本3▽大分15▽宮崎10▽鹿児島3▽山口3。組員数は全部で約1900人。一方、沖縄には山口組系暴力団は存在しない。

 熊本県警によると、分裂問題を巡り組長が破門処分を受けた熊本市の1団体が新組織に移行した。このほか、福岡県の7〜8団体、佐賀県の2団体、大分、山口各県の各1団体が新組織に移ったか、移るとみられる。捜査関係者によると、新組織は「山健組」(神戸市中央区)を含む14団体で結成され、熊本の1団体はこの14団体の一つ。しかし今回判明した他の11団体は、結成時の団体には含まれておらず、今回初めて判明した。

 移行人数が判明しているのは、福岡県の50〜100人程度。山口県でも1団体約50人が移行するとみられるが、全員かどうかは分からず「確認中」(山口県警)という。

 警察当局は新組織、山口組の関係先を次々と捜索している。大阪府警は先月25日、新組織に移った「宅見組」(大阪市中央区)事務所を家宅捜索した。福岡県警も同日、山口組に残った傘下の組事務所(福岡市中央区)、先月17日も新組織系の組事務所(福岡県福津市)を捜索した。

 捜索を繰り返すのは「新組織の組織図や名簿を押さえたいからだ」(捜査幹部)。熊本県警は「暴力団とパイプのある捜査員が関係者から話を聞き、全体像の把握に努める」とする。福岡県警も捜査員が組員一人一人について、新組織に移行したか、残留しているか確認を進めている。ただ双方による切り崩しが続いており、捜査幹部は「今後どうなるか見極めることが重要」と話す。

 長野県飯田市のホテルでは今月6日、暴力団関係者とみられる男性(43)が射殺され、山口組系暴力団幹部(48)が殺人容疑で逮捕された。被害者は新組織に加入しようとしていたとの情報があり、九州・山口の各県警も警戒を強め、双方の傘下団体の事務所や組員宅などの巡回にも力を入れている。

 ◇過去に「道仁会」抗争 人違いで射殺も

 指定暴力団の分裂を巡っては、過去にも「道仁会」(福岡県久留米市)と「浪川睦(なみかわむつみ)会」(同県大牟田市、旧九州誠道会)との間で激しい抗争が起きた。

 2006年5月に道仁会の会長人事を巡り一部組員が離脱し、後に九州誠道会を結成して分裂した。12年12月までに福岡、佐賀、熊本、長崎の4県で発砲や手投げ弾の投げ込み、放火など47件の抗争事件が発生した。このうち、07年8月には道仁会会長が射殺されたり、同11月に佐賀県武雄市で入院中の一般男性(当時34歳)が人違いで射殺されたりするなど14人が死亡した。

 両団体は12年12月、暴力団対策法に基づき組事務所への立ち入りなどを禁じる「特定抗争指定暴力団」に指定された。それ以降抗争事件が起きず、両団体は13年6月「抗争終結」を宣言し、14年6月、指定解除された。

2434名無しさん:2015/10/12(月) 10:59:09
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151009/dms1510091550010-n1.htm
【続・山口組分裂の深層】絶縁、破門処分の組復活の意味 仁義なき戦い勃発か
2015.10.09

★(上)

 山健組(本部・神戸市中央区)や宅見組(同・大阪市中央区)を中心とする14団体による「神戸山口組」の発足から約1カ月が経過した。6日には長野県飯田市で、分裂以降初めて射殺事件が起きた。山口組(総本部・神戸市灘区)と神戸山口組の多数派工作が表面化した格好だ。

 「今回は、山口組から神戸山口組に移ろうとした人間が襲われました。お互いに構成員を増やして存在感を強めようという最中の出来事です」

 かつて山健組に籍を置いていたA氏はこう話す。報道などによれば、過去、山口組から独立した中野会の構成員が約170人、道仁会から独立した九州誠道会の構成員が約350人だったのに対し、神戸山口組の場合は14団体で約3000人に上る。

 「この数字は前代未聞。6代目執行部は、神戸山口組に参画した組織の若い衆の切り崩し工作を続け、残留を呼びかけています。『親分が勝手にやったのだから、子分の罪は問わない』という、これまた前代未聞の司6代目組長自らが書いたとされる『手紙』の存在も明らかになっていますね。離脱した側も『山口組』を名乗っている以上、『どちらが本流か』ということは最も重要だからです」

 こうした中で、9月中旬には竹中組の復活が報道された。竹中組とは、射殺された竹中正久4代目山口組組長が創設した2次団体で、竹中組の出身者が率いる直系組織の柴田会(同・兵庫県姫路市)が竹中組に改称された。

 かつての竹中組は、山一抗争終結後も「親分を殺(とら)れたのだから相手の親分も殺(とら)なくてはならない」と、一和会への襲撃をやめず、当時は「ヤクザらしいヤクザ」と評価された。

 「竹中組は、そういう意味でレジェンドなのですが、当時は『抗争が終結したのにまだやっている』ということで、山口組執行部との軋轢(あつれき)が強まり、『山竹抗争』の様相を呈していきました。しかし、中心となって活動していた竹中組長の実弟の竹中武組長の逮捕もあって竹中組の存在感は薄れていきます。今回の竹中組の復活は、山口組組員にとっては非常に重要なのでしょう」(A氏)

 また、竹中組のほかにも山口組以外の団体も含めて複数の組織の「山口組入り」あるいは「神戸山口組入り」が伝えられる。真偽が不明の話がほとんどであるが、絶縁処分になった組織の「復活」も伝えられる。

 ヤクザ組織においては、絶縁も破門も追放処分である。別の組織が絶縁・破門された者と交際することは、処分をした組への「敵対行為」と見なされるため、処分を受けた者はヤクザ社会では生きていけなくなる。

 しかし、破門は本人の反省の度合いなどから、ときが立てば許される場合もあるのに対し、絶縁は復活できない。今回の問題で前代未聞の絶縁者の復活が取り沙汰されるということは、組織を維持するための関係者の「本気度」の表れなのかもしれない。

 ■宮崎学(みやざき・まなぶ) 1945年、京都府生まれ。早稲田大法学部中退。作家、評論家。『週刊現代』(講談社)記者を経て、家業の解体業を兄とともに継ぐが倒産。96年10月、自身の半生をつづった『突破者』(南風社、幻冬舎アウトロー文庫)で、作家デビュー。警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマに執筆活動を続けている。近著に『ヤクザとテロリスト 工藤會試論』(イーストプレス)。

2435名無しさん:2015/10/12(月) 11:06:14
>>2434

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151010/dms1510101530002-n1.htm
【続・山口組分裂の深層】ヤクザ組織を支える「直参制度」 若頭、舎弟が意味するものとは
2015.10.10

★(中)

 山口組(総本部・神戸市灘区)が創立100周年を迎えた年の大規模な分裂問題は、いろいろな意味で象徴的だと思う。国内には江戸時代から続いているテキヤ組織も少なくなく、山口組は「最も歴史が古い」というわけではないのだが、日本最大の組織として盤石の体制を誇ってきたのは事実だ。

 この組織を支えるキーワードが「直参(じきさん)」制度である。直参とは、本来は江戸時代の徳川家に直属していた旗本・御家人の総称であるが、ヤクザの世界では組織のトップから直接「盃」を受けた者を指す。

 盃とは、「親・子」あるいは「兄・弟」の契りを結ぶもので、子分には後継者候補ナンバーワンである「若頭」(いわば長男)を筆頭に、若中頭(次男)、若中、若衆などがいる。組長の弟分は「舎弟」といわれ、兄弟分には対等な「五分」のほか「五厘下り」(一方がわずかに遠慮)、「四分六」「二分八」などの関係があり、この差は上下関係の差であり、服従関係も示す。なお、組長の妻が組員にとって「母親」ではなく「姐」(ねえ)とされるのは、男が中心のヤクザ社会では男女平等でないと見なされてきたからである。

 関東の組織などが加入や脱退が比較的自由なヨコ型の「連合体」体制を採ってきたのに対し、山口組では、この直参制を基本にタテ型のピラミッド型の強固な組織を築いてきた。

 とりわけ1960年代に警察が展開した「頂上作戦」でヤクザ社会を追われた者たちを傘下に収めていったことが、拡大の足がかりになったというのは皮肉な現実といえよう。

 頂上作戦とは、末端の組員ではなく組長や幹部などを重点的に検挙して、トップすなわち頂上から組織を狙って追い込む作戦である。この狙い撃ちにより検挙者は延べ約17万人にも上り、1966年9月までに当時の広域組織の名門である住吉会(本部・東京都港区)や錦政会(のちの稲川会)など、広域ヤクザは続々と解散に追い込まれている。しかし、3代目田岡一雄組長率いる山口組は解散しなかった。

 この作戦により、約18万人いたとされるヤクザが約10万人に減ったと公表されているが、組織を追われた者たちは今さらカタギになれるわけもなく、社会復帰できないまま小集団となっていく。

 山口組は、彼らに積極的にはたらきかけ、傘下入りを勧めていく。その後は、しだいに解散に追い込まれていたはずの住吉会や錦政会などの大組織に戻る者も出てきた。「行儀の悪い」小さな愚連隊のような犯罪集団よりも、統制のとれた大組織の存在は、当時はそれなりに評価されていたのだろう。

 こうして、「数は力」とする論理が正当化され、広域組織は「極道帝国主義」の途をたどっていくのである。

 ■宮崎学(みやざき・まなぶ) 1945年、京都府生まれ。早稲田大法学部中退。作家、評論家。『週刊現代』(講談社)記者を経て、家業の解体業を兄とともに継ぐが倒産。96年10月、自身の半生をつづった『突破者』(南風社、幻冬舎アウトロー文庫)で、作家デビュー。警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマに執筆活動を続けている。近著に『ヤクザとテロリスト 工藤會試論』(イーストプレス)。

2436名無しさん:2015/10/12(月) 11:11:08
>>2435

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151011/dms1510110830006-n1.htm
【続・山口組分裂の深層】6代目組長の「手紙」からみえる、親子関係の“希薄さ”
2015.10.11

★(下)

 今回の分裂問題は、私の知るこれまでのヤクザ像とは大きくかけ離れた現象で「ありえないこと」づくしである。

 とりわけ「神戸山口組」の発足について、司忍(本名・篠田建市)6代目山口組組長が自ら書いたとされる「手紙」の存在も明らかになったことにも注目している。ヤクザ組織には多くの離脱、分裂の歴史があるが、当代が総本部の定例会で手紙を配り、所感を述べるというのは、前代未聞である。

 「手紙」では、離脱を「不幸」として認め、「(暴排という)最大の試練の時に内紛をしている場合ではない」「真実は、皆が一番知るところである。軽挙妄動を慎み、この困難な時代にこそ、男としての真髄を極めることを希望する。道なき道を歩く、道を切り開くんだという心意気で、前向きに歩むことを望む」などと書かれていた。

 5代目体制以降の山口組は、原則としてメディアの取材を受けていない。関係者がメディアに語った言葉が独り歩きして、内紛の元となりかねないというのが主な理由である。ちなみに継承式や葬儀などで記者たちが撮影をすることまでは禁止していない。

 だから、2011年10月に司6代目が自ら産経新聞のインタビューを受け、「われわれは任侠(にんきょう)に生きる者として、人としての矜持(きょうじ)をわきまえ、人の尊厳を守り、いかなる逆風であろうとも揺るぎのない信念で若い者たちを指導していくつもりだ」と明かしたことは、注目を集めた。

 当時は、暴力団排除条例が全国の自治体で出そろい、著名なタレントの「密接交際者」問題も浮上していたときであり、司組長のみならず、ヤクザは胸を痛めていた。今回の「手紙」からも、同様の心情がうかがえる。

 一方で、これにさきがけて公表された神戸山口組の「挨拶状」によると、司6代目体制に「歴代親分を冒涜(ぼうとく)する行為」(具体的には記されていない)が多く、看過できないために「神戸山口組」を発足させたとある。

 この2つの書面からは、残念ながら具体的な分裂の背景は伝わってこない。

 神戸山口組側に、カネやメンツ、あるいは人事に対する不満があるのはわからないでもない。しかし、ヤクザに限らず、「組織」というものは、誰も不満を持たない組織などありえない。

 離脱を表明したのは、それぞれ名のある親分衆であり、ヤクザ社会の最大のタブーである親分子分の盃を返す(逆盃)には、よほどのことがあったのだろうが、その真の原因が見えてこないのだ。

 私は、これらを読み、もはやヤクザに肉感的な親子関係が希薄になってしまったことを再認識した。親分、子分、兄弟分といった疑似家族の「心情」よりも組織が優先されている印象を受けたのだ。組織が大きくなることで、機能が家族から企業型社会組織へと変容を遂げ、その維持にエネルギーを注ぐことになる。これは巨大組織が抱えざるを得ない宿痾(しゅくあ)なのだろう。 =おわり

 ■宮崎学(みやざき・まなぶ) 1945年、京都府生まれ。早稲田大法学部中退。作家、評論家。『週刊現代』(講談社)記者を経て、家業の解体業を兄とともに継ぐが倒産。96年10月、自身の半生をつづった『突破者』(南風社、幻冬舎アウトロー文庫)で、作家デビュー。警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマに執筆活動を続けている。近著に『ヤクザとテロリスト 工藤會試論』(イーストプレス)。

2437名無しさん:2015/10/14(水) 20:00:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00000566-san-soci
神戸連続児童殺傷 「元少年A」がネットで有料配信スタート
産経新聞 10月13日(火)19時32分配信

 平成9年に神戸市須磨区で発生した連続児童殺傷事件の加害者の元少年とされる人物が公式ホームページ立ち上げに続き、インターネットで有料の配信サービスを始めたことが13日、分かった。12日付の創刊号ではホームページに寄せられた質問、意見に答えている。

 開始した理由については「誰でも気軽に覗けるホームページ上ではなく、元少年Aとよりディープに、魂の触角と触角が絡み合うようなやり取りができるよう、新たに別な場所を設ける」と説明している。

 タイトルは「元少年Aの“Q&少年A”」で、購読料は月額800円。隔週で月曜日に配信するという。

 「元少年」は今年6月、被害者遺族に無断のまま、事件に至る経緯や現在の心境をつづった手記「絶歌」を匿名で出版し、書店や図書館では販売や貸し出しを自粛する動きが相次いだ。また9月にはホームページが立ち上げられていることが明らかになっていた。

2438名無しさん:2015/10/14(水) 20:01:42
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151014-00959462-sspa-soci
“元少年A”の有料配信サービス開始で改めて問われる「少年法」と「更生」の意味
週刊SPA! 10月14日(水)17時51分配信

 1997年に神戸市須磨区で発生した連続児童殺傷事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」こと元少年Aとされる人物が、インターネットでの有料配信サービスを開始した。タイトルは「元少年Aの“Q&少年A”」で、公式サイトの立ち上げに続き、12日付の創刊号では、ホームページにメールで寄せられた意見や質問に答えている。

 開始の理由について運営者は「ホームページ上にFAQコーナーを設けようかとも思ったのですが、想像に反して真摯な内容のメールが多かったため、誰でも気軽に覗けるホームページ上ではなく、元少年Aとよりディープに、魂の触角と触角が絡み合うようなやり取りができるよう、新たに別な場所を設けることにしました」と説明している。

 同サイトはWebサービスのFC2を利用しており、購読料は月額800円。「ディープな元少年A情報をヌメヌメ垂れ流してゆく所存」と書かれ、隔週で月曜日に配信するという。9月に開設したWebサイトで告知され、そこから多数のメールを受け取ったといい、寄せられた質問に答える場として配信するという。

 ブログに公開されたメルマガ創刊号では、メールで62人から送られてきた質問に答えており、自身の精神構造について「僕の抱える異常性の本質は、異常性そのものよりも、異常さと、同等かそれ以上のまともさの“ギャップ”の部分にあるのではないかと自分では感じています」と分析するなど、丁寧な回答をしている。

 少年Aは「関東医療少年院」に送られ、約6年半後の’04年3月に仮退院し、’05年1月1日に本退院となって今年で10年の月日が経つ。今年6月、被害者遺族に無断のまま、事件に至る経緯や現在の心境をつづった手記『絶歌』を匿名で出版し、書店や図書館では販売や貸し出しを自粛する動きが相次ぎ世間を騒がせた。

 仮退院の時、法務省と関東医療少年院関係者は「性的サディズムの兆候は見られない。矯正教育が進んで最高の段階に達している。自分のやったことがどんなに酷いことか理解して、贖罪の気持ちを持っている」と説明していた。

 そんななか、ネット上では元少年Aの再犯を心配し「少年法」を疑問視する声が広がっている。かつて被害少年の父で医師の土師守氏は、週刊SPA!’09年6月2日号のインタビューで「更生とはどういうことか」と聞かれ、以下のように答えている。

<精神的にちゃんと完璧に変わってもらわないと……。ただ単に「これやって見つかったらヤバイ」とか、理性で抑えているのは更生ではありませんからね。本当の意味でのね。世間的に悪いことをしなかったら更生と言うんだと思いますけど。>

 少年院法には「更生」という言葉が初めからなく、加害男性が仮に何か今、事件を起こしたとしても、国が責任を取ることはないという。

<取材・文/北村篤裕>

日刊SPA!

2439名無しさん:2015/10/18(日) 08:34:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151014-00000007-kobenext-l28
神戸・山健組事務所前爆発 東京の暴力団幹部逮捕 実行役に指示の疑い
神戸新聞NEXT 10月14日(水)15時15分配信

 神戸市中央区の暴力団「山健組」事務所前で2010年に起きた爆発事件で、兵庫県警暴力団対策課と生田署は14日、爆発物取締罰則違反(使用)と建造物損壊の疑いで、指定暴力団松葉会(東京都台東区)の最高幹部で理事長の関孝司容疑者(67)=福島県いわき市=を逮捕した。

 逮捕容疑は10年11月1日午前2時25分ごろ、暴力団組員だった男2人と共謀し、山健組事務所前で手りゅう弾を爆発させ、近隣住宅の壁などを損壊した疑い。容疑を否認しているという。

 県警によると、関容疑者が元組員らに爆発を指示した疑いが強いといい、山健組組員との個人的なトラブルが事件の背景にあるとみて調べる。

 共謀したとされる2人は、今年8月に同罰則違反罪などで起訴された指定暴力団住吉会(東京)系の元組員、佐佐木章雄被告(56)と、松葉会系元組員で章雄被告の兄(60)。兄は処分保留となっている。

 警察当局によると、山健組は事件当時、指定暴力団山口組の直系団体だったが、8月下旬に離脱し、暴力団神戸山口組の中核組織となっている。一方、松葉会の構成員数は14年末現在、約820人。

2440名無しさん:2015/10/18(日) 08:36:28
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20151017-00000025-jnn-soci
ラブレター読まれず20代女性を脅迫、78歳男「ぶっ殺してやる」
TBS系(JNN) 10月17日(土)13時1分配信
 喫茶店で働く20代の女性店員に結婚を申し込む手紙を渡したところ、読まずに返されたことに腹を立て女性を脅したとして、78歳の常連客の男が警視庁に逮捕されました。

 逮捕されたのは、東京・世田谷区の自称・無職、石坂登容疑者(78)です。石坂容疑者は15日、世田谷区の路上で、喫茶店で働く20代の女性に結婚を申し込む手紙を渡しましたが、読まずに返されたことに腹を立て、「ぶっ殺してやる」などと言って、脅した疑いが持たれています。

 石坂容疑者はこの女性が働く喫茶店の常連客で、女性も自分に好意を持っていると思い込み、手紙を渡したということです。

 取り調べに対し、石坂容疑者は「この野郎と言っただけ」と容疑を否認しているということです。(17日10:43)
最終更新:10月17日(土)23時35分

2441名無しさん:2015/10/18(日) 16:48:25
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151015-00010004-jisin-soci
妻、娘…山口組分裂騒動の裏側で“極道の女たち”は
女性自身 10月15日(木)6時1分配信

 ついに抗争勃発か!10月6日、長野県飯田市の温泉施設の駐車場で暴力団関係者が銃撃され、翌日に死亡。8日には山口組系暴力団の幹部が殺人容疑で逮捕された。山口組から分裂した神戸山口組への移籍をめぐるトラブルが原因も報じられ、全国の関係者に戦慄が走った。神戸山口組幹部は主張する。

「これは抗争じゃない。殺された男は金銭トラブルを理由に破門されていたと聞いている。ウチの系列の組へ移籍する予定だったというが、ヤツと盃事を交わした人間はいない。警察がそういう理由を吹聴しているなら、抗争事件にしたいと考えてのでっち上げだ」

 今回の銃撃事件がすぐさま抗争につながるわけではないようだが、当局による組関連施設へのガサ入れが連日のようにおこなわれるなど、きな臭い動きは続いている。暴力団組員の間に緊張感の漂うなか、彼らを陰で支える“極道の女たち”も眠れぬ日々を過ごしているという。

 特に出て行った側である神戸山口組の女たちは張りつめた心境にあるようだ。系列団体組長の妻が明かす。

「(神戸山口組側の妻たちは)脱退については具体的に聞いていなくても、みな予想がついていたのではないでしょうか。ただ万が一抗争になれば、自宅と団体事務所が隣接している場合も多いし、当番の若手が自宅に常駐しているので、そこを狙われることになる。予防措置を取るために情報が必要です。組長のパートナーである各組の“姐”だけで定期的に会合を持ち、情報交換を欠かしていません」

 一方、残った側である、山口組傘下の組幹部の妻はこう語る。

「それが今のところ、あまり変化はないんですよね。主人も知り合いから『実際のところ、どういう展開になりそうなの?』と聞かれているんですけれども、『抗争なんか起こるわけない』と涼しい顔で答えています。2年くらい前に“待機(組事務所への待機命令)”がかかったときは、3日くらい帰ってこなくて無性に不安でたまらなかったんですけれども、今回はまだ“待機”はありませんからね」

 ただ、報道で山口組という名前を見るたびに、ドキッとするという。

「暴排条例ができてから、組員は銀行口座を開設することもローンを組むこともできなくなりました。アパートも借りることができません。さらに、住んでいるところに住民票を置いていなかったという理由だけで、主人の周囲でも何人かが捕まっています。抗争が起き、これ以上絞めつけが強くなれば普通に生活していけません」

 また、別の山口組傘下の組員を父に持つ20代の姉妹は、いまの心境を本誌に告白してくれた。

「最近のニュースは食いついて見ています。理解できないんですよ。なんで分裂なんかするんだろう。もうお父さんには刑務所に入ることなく生きてほしい」(次女)

「山口組のニュースが流れると、お父さんじゃないかなって、すぐにLINEを送るんです。安否確認ですよ。お父さんにはお父さんの人生があることは少しずつわかってきたけど、ヤクザの世界で頑張らないでほしい」(長女)

 暴力団組員を家族に持つ。それは並々ならぬ苦労の連続だ。双方引くに引けず、混迷の度を深める山口組の分裂騒動。その陰に、息を潜めて事態の推移を見守る女たちの姿があるのだ。

(週刊FLASH10月27日号)

2442名無しさん:2015/10/20(火) 00:04:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151019-00010001-cyzoz-soci
100年の歴史を経て再び分裂騒動へ! 世界最大級の反社会組織【山口組】の“実力”
サイゾー 10月19日(月)20時40分配信

――8月末、現代日本の裏社会に君臨する山口組が、割れた――。その裏には何があるのか? そして、そもそも山口組とは、あるいは広く日本のヤクザ組織とはなんなのか? 犯罪論からカルチャー分析まで、さまざまな視点から考察を加える! 

■ヤクザの二人に一人は山口組
[暴力団の構成員・準構成員数]5万3500人[出典]警察庁組織犯罪対策部『平成26年の暴力団情勢』
暴力団の構成員・準構成員の総数は、63年の約18万4100人をピークに減少の一途をたどり、現在は約5万3500人。逆に山口組の人数は、創設から90年代初頭までほぼ一貫して増加し続け、92年には約4万1000人に達している。その後、暴対法などの影響で14年までに2万3400人とほぼ半減したものの、第2位の住吉会8500人、第3位の稲川会6600人を大きく引き離しており、“ヤクザの2人に1人は山口組”というヤクザ界の勢力図自体に変わりはない。

■暴力組織の年収としては世界第二位
[山口組の総収入]8000億円
06年、元公安調査官の菅沼光弘氏の外国特派員協会における講演での発言。14年、それを米経済誌フォーチュンが「800億ドル」(約9兆6000億円)と誤訳し、世界の有力マフィア年収ランキングのダントツ首位として報道。国内メディアはなんの疑いもなくこの数字を引用していたが、ネットでは早くから誤訳との指摘があり、のちにフォーチュンも訂正記事を掲載。それでも暴力組織の年収としては世界第2位に相当する数字である。

■暴対法効果で抗争激減
[対立抗争事件の発生数]0件[出典]「警察白書 平成25年版」
暴力団による対立抗争の年間発生件数は、63年以前には100件以上、70年代半ば頃まで50〜100件前後で推移していたが、92年の暴対法施行などによって激減し、95年には初めてひと桁(4件)となった。さらに、08年・12年の暴対法改正によって、組員の不法行為の責任を取らせる形での組長の逮捕や、「特定抗争指定暴力団」の指定が可能になったことなどがダメ押しとなり、10年にはついに統計史上初の対立抗争ゼロを記録した。

2443名無しさん:2015/10/20(火) 00:05:01
>>2442

■ヤクザ組長もSNSに“参戦”
[「組長@6yamaguchigumi」のフォロワー数]2万1872人(2015年10月9日時点)
山口組二次団体幹部、構成員18人ほどの三次団体組長を自称する人物が、分裂前日の8月26日から組織の内部事情を連続ツイート。リアルかつ重要な機密情報を次々にリークし、分裂前の山口組の構成員・準構成員数に匹敵する2万人以上のフォロワーを獲得、その中にはメディア関係者も多数含まれている模様だ。ちなみに大変な猫好きらしく、猫をあしらった神戸山口組の新代紋案がアップされた際にも「ええやないの」と好意的な反応を示している。

 ヤクザという言葉から、いったいどんなことを連想するだろうか? おそらく40歳以上の世代なら、1970〜90年代に一世を風靡した映画『仁義なき戦い』シリーズや『極道の妻たち』シリーズで描かれたような、極道たちが血で血を洗う抗争に明け暮れる世界を思い浮かべるのではなかろうか。

 しかし現実には、そんな話はとうに終わったこと。警察庁の統計資料を見てみると、ヤクザ同士の抗争事件は、『極妻』のヒットとは裏腹に、90年代以降激減し、最近5年間でたった1件しか発生していないのだ。今の若者にとって、もはやヤクザは、報道番組ですらほとんど見聞きしない存在になっているのである。

 そんな中、まさにその報道番組において、久々にヤクザ関連の大ニュースが報じられ、世間を騒がせた。2015年8月27日、全国2万人超のヤクザを擁する日本最大の暴力団・山口組が分裂したのだ。

 この機会に本特集では、近年、あまり報じられることのなかった、山口組を頂点とする日本の現代ヤクザについて、改めて考察してみたいと思う。次ページ以降、山口組の歴史から、代紋である「山菱」のデザイン、ヤクザ文学、果てはヤクザとヒップホップの関係に至るまで、海外でも名高い“ジャパニーズ・ヤクザ”なる存在を多面的に分析していこう。

文中に登場する数字は、各年の「警察白書」「犯罪白書」などによった。

(文/柳 一人)

2444名無しさん:2015/10/20(火) 22:50:22
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151020-00010001-cyzozk-soci
高度経済成長で伸長、そしてバブル崩壊……ニッポン経済の盛衰から見る【山口組100年の歴史】と“分裂”
サイゾー 10月20日(火)20時30分配信 (有料記事)

――初代・山口春吉が神戸に本拠を構えてから今年で100年。その実子の二代・山口登、飛躍を見せた三代・田岡一雄、凶弾に倒れた四代・竹中正久、その後を継いだ五代・渡辺芳則、そして分裂騒動を迎えた六代・司忍……。その歴史を、経済状況や暴対法、権力との関係で見つめ直す!

■正業という手法でヤクザ組織を近代化
【初代】山口春吉
[在任期間:1915〜25年]
旧来型の博徒集団ではなく、正業を持つ近代ヤクザ集団という、その後の山口組が歩んでいくべき道筋をつけた伝説的人物。

■初代の実子は堅実路線
【二代目】山口登
[在任期間:1925〜42年]
神戸の有力ヤクザとしての地位を確立し、初代が立ち上げた組織や事業の拡大に尽力する一方、浪曲・相撲の興行に参入し、政界を含む各界に人脈を広げることにも成功した。

■全国展開した“中興の祖”
【三代目】田岡一雄
[在任期間:1946〜81年]
「組員に正業を持たせる」等の運営方針にもとづき、高度経済成長を背景に山口組を巨大組織へ導く。現在につながる山口組のシステムを完成させた偉人と評価されている。

■暗殺された山一抗争のトップ
【四代目】竹中正久
[在任期間:1984〜85年]
田岡組長の病死後に勃発した山一抗争の最中、一和会のヒットマンによって射殺される。田岡組長というカリスマ亡きあとの、山口組混迷の時代を象徴する人物だといえよう。

■最後の“本流筋”出身者
【五代目】渡辺芳則
[在任期間:1989〜05年]
武力と平和外交を使い分け、さらに組織を拡大させる一方、92年の暴対法施行で締めつけが強まる中、抗争事件の使用者責任を問われるなどし、引退。

■ついに“傍流”がトップに
【六代目】司忍
[在任期間:2005年〜]
山口組内では比較的新参の名古屋・弘道会出身ながら、豊富な資金力でトップに上り詰める。自らも銃刀法違反罪で5年4カ月服役するなど、ヤクザ“冬の時代”の象徴的な存在。

 2015年8月27日、日本最大の指定暴力団、山口組分裂のニュースが国内外を駆けめぐった。司忍(本名:篠田建市)組長率いる六代目山口組といえば、今年で創設100年を迎えた任侠界の老舗にして、全国の暴力団の構成員と準構成員合計5万人超のうち、実に半数近くを擁する超巨大組織。そのような、いわばヤクザ業界の“リーディングカンパニー”から、傘下の13団体が突如として離脱し、9月、新たに神戸山口組を結成したのだ。
本文:6,605文字

2445名無しさん:2015/10/23(金) 06:50:56
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151022-00010002-jisin-soci&pos=3
“伝説のヤクザ”が神戸山口組に合流 復帰組が続々
女性自身 10月22日(木)6時1分配信

 分裂以降、山口組と神戸山口組の間で激しい引き抜き合戦が続いている。そのなかで、かつて絶縁や破門になった伝説のヤクザたちが続々と復帰しようとしていた。なかでも注目されるのが、神戸山口組に参加すると話題になっている三島組三島敬一元組長だ。警察関係者は次のように話す。

「三島元組長は、山健組傘下の健竜会の最高顧問だった。五代目山口組渡辺芳則組長が立ち上げた健竜会は名門で、神戸山口組の井上邦雄組長は四代目会長を務めていた。三島元組長は渡辺五代目、また中野会の中野太郎会長(宅見組宅見勝組長の射殺事件で絶縁処分)とも兄弟分だったとされる超大物ヤクザ。長く大阪市西成区の覚醒剤売買を取り仕切っていたが、山口組に司忍六代目が就任後、『山口組で禁じているシャブを扱った』として絶縁処分を受け、熊本に戻っていた」

 ほかにも注目される神戸山口組の復帰組がいる。三島元組長と同じ健竜会で元三代目会長を務め、山健組若頭補佐だった山本一廣元会長だ。

「7日に山口組の幹部が東京の板橋区にある住吉会系幸平一家の本部事務所を訪問したが、その際に山本一廣元会長の姿があって、われわれマスコミは驚きました。復帰したことは知らなかった」(ヤクザ界に詳しいジャーナリスト)

 山本元会長は、幸平一家の加藤英幸総長と兄弟分といわれる。井上組長の先代の健竜会会長として山健組を支えた有力幹部だったが、司六代目体制下で山口組を追われていた。今回、神戸山口組に合流し、山健組の舎弟頭補佐に就任。山口組を追われた元山健組幹部の復帰は神戸山口組の作戦だという。

「山口組六代目に就任した司組長は、五代目の出身母体である山健組の力を削ぐために、多くの山健組有力幹部を追放してきた。神戸山口組側はそのときに処分を受けた人間を戻すことで、司組長の行為の不当性をアピールできる。この流れは今後も続くだろう」(前同)

「伝説のヤクザ」まで飛び出した仁義なき引き抜き抗争。次なる秘密兵器が、拳銃やナイフでないことを祈るばかりだ。

(週刊FLASH11月3日号)

2446名無しさん:2015/10/24(土) 18:35:00
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151023/k10010280381000.html
法相 成人年齢引き下げの民法改正は再来年以降
10月23日 21時10分

岩城法務大臣はNHKなどとのインタビューで、民法の成人年齢の引き下げについて、法改正に向けた準備期間を考慮し、再来年以降できるだけ早く国会に提出できるよう取り組んでいく考えを示しました。
この中で、岩城法務大臣は、民法で20歳と定められている成人年齢について、「来年の参議院選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることや、自民党から成人年齢を引き下げるよう提言を受けたことを踏まえると、法務省として、民法の成人年齢の引き下げに向けた具体的な準備を始める必要がある」と述べました。
そのうえで、岩城大臣は、「改正が必要となる法律が多数に上るため、関係省庁の準備作業にも相当の期間を要することを踏まえると、来年中に法案を提出することは困難だが、できるかぎり早い時期に提出できるよう準備していきたい」と述べ、再来年以降できるだけ早く国会に提出できるよう取り組んでいく考えを示しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151023/k10010279921000.html
法相 少年法年齢見直しで勉強会設置
10月23日 13時47分

岩城法務大臣は閣議のあとの記者会見で、選挙権を得られる年齢が引き下げられて18歳以上になることに伴い、少年法による保護の対象とする年齢を引き下げる必要があるかどうか検討するため、新たに法務省内に勉強会を設ける考えを明らかにしました。
少年法による保護の対象とする年齢を巡っては、選挙権を得られる年齢が引き下げられて18歳以上となったのを受けて、自民党の特命委員会が、18歳未満に引き下げることが適当だなどとする提言を安倍総理大臣に提出しています。
これに関連し、岩城法務大臣は閣議のあとの記者会見で、「選挙権年齢が引き下げられたことや、民法の成年年齢に関する検討状況等を鑑み、少年法の適用対象年齢についても検討が求められている」と述べました。そのうえで、岩城大臣は、少年法による保護の対象とする年齢を引き下げる必要があるかどうか検討するため、新たに法務省内に勉強会を設ける考えを明らかにしました。
法務省では、刑事局と矯正局、それに保護局の局長らをメンバーに、来月2日に勉強会の初会合を開き、有識者などからも意見を聞いたうえで、報告書をまとめることにしています。

2447チバQ:2015/10/27(火) 21:50:06
http://www.afpbb.com/articles/-/3064264
漫画の児童ポルノ禁止を日本に要請、国連報告者
2015年10月26日 20:34 発信地:東京/日本

漫画の児童ポルノ禁止を日本に要請、国連報告者 写真拡大 ×都内の日本記者クラブで会見する国連(UN)の「子どもの売買、児童売春、児童ポルノ」に関する特別報告者、マオド・ド・ブーアブキッキオ氏(2015年10月26日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI 【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら
【10月26日 AFP】国連(UN)の「子どもの売買、児童売春、児童ポルノ」に関する特別報告者、マオド・ド・ブーアブキッキオ(Maud de Boer-Buquicchio)氏は26日、日本政府に対し、子どもを「極度に」性的に描いた漫画を禁止するよう要請した。

 先進7か国(G7)の中で唯一児童ポルノ所持を禁止していなかった日本では、昨年ようやく子どものわいせつ写真や画像の「単純所持」禁止を盛り込んだ改正児童ポルノ禁止法が可決され、今年7月に施行された。しかし、新法施行後も性的に挑発的なポーズをとった子どもを実写した書籍やビデオはいまだ広く出回っている上、漫画の児童ポルノ描写は合法のままだ。

 ブーアブキッキオ氏は、1週間の日本視察を終えた記者会見で「特に過激な児童ポルノ・コンテンツを扱った漫画は、禁止すべきだ」と述べた。ただし、芸術的表現の自由と児童保護の必要性の間に「適切なバランスを見いだす」ことの難しさは認めた。

 改正児童ポルノ禁止法制定の際、漫画を含めるべきだとの声が上がった一方で、漫画家や言論の自由の擁護派、出版社などからは、漫画を含めれば表現の自由が侵され、芸術に対する当局の恣意的判断を許すことになるとして強い抵抗があった。ブーアブキッキオ氏は同法に「多くの抜け穴」がある点を批判し、いわゆる「着エロ」は子どもたちを搾取するものだとして非難した。

 改正児童ポルノ禁止法の下で依然合法とされるものには、ビキニなど露出度が高い格好をした半裸の子どもの写真やイラストなどが含まれている。「着エロ」のDVDや写真集は今でも、秋葉原など東京の店舗やインターネット上で入手できる。ブーアブキッキオ氏は、「こうしたものはすべて、明らかにもうかる商売となっている。懸念されるのは、社会的に容認したり、寛容だったりする風潮があることだ」と述べた。(c)AFP/Natsuko FUKUE

2448とはずがたり:2015/10/29(木) 09:13:57
<毒物カレー>面会立ち会いで国に賠償命令 林死刑囚が勝訴
毎日新聞社 2015年10月28日 22時39分 (2015年10月28日 23時00分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20151028/Mainichi_20151029k0000m040142000c.html

 再審請求のため弁護人と面会した際、大阪拘置所の職員を立ち会わせたのは違法として、和歌山毒物カレー事件の林真須美死刑囚(54)が賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は28日、国に120万円の支払いを命じた。杉浦徳宏裁判長は「職員を原則立ち会わせると定めた大阪拘置所の内規は法に抵触する」と指摘した。

 刑事収容施設法は死刑囚の面会に職員を立ち会わせることを定める一方、訴訟準備や正当な利益の保護のためなどの場合は例外を認めている。

 杉浦裁判長は「死刑囚は再審請求の面会で、特段の事情がなければ職員の立ち会いがなく面会できる」と判断。「心情が安定しておらず、(行動を)把握する必要がある」として許可しなかった国側の理由を「特段の事情ではない」と退けた。

 判決によると、林死刑囚は和歌山地裁に申し立てている再審請求の打ち合わせのため、2011?13年に12回、弁護人と面会。職員が立ち会わないよう願い出たが、大阪拘置所の「死刑確定者処遇規程」に基づき許可されなかった。【堀江拓哉】

2449名無しさん:2015/10/31(土) 12:59:04
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20151028-00000033-nnn-soci
局部切断 裁判官「詳細すぎる」異例の展開
日本テレビ系(NNN) 10月28日(水)12時25分配信
 今年8月、元プロボクサーの男が弁護士の男性の局部をハサミで切断した事件の初公判が28日、東京地裁で開かれた。男が起訴内容を認める一方、裁判は異例の展開を見せた。

 元プロボクサーの小番一騎被告(25)は今年8月、東京・港区で、弁護士の男性(当時42)の局部を枝切りバサミで切断し、ケガをさせるなどした罪に問われている。

 28日の初公判に、上下黒のスーツと白のワイシャツを着て現れた小番被告は、「間違いありません」と述べ、起訴内容を全面的に認めた。

 裁判では検察側が冒頭陳述で、被害者の男性弁護士と小番被告の妻との間のメールのやりとりを引用して小番被告が犯行に至った経緯や動機を詳細に述べようとした。しかし、裁判官が「内容が詳細過ぎる」としてそのまま読み上げることを制限したため、検察側が冒頭陳述をせずに初公判が終了する異例の展開となった。

2450名無しさん:2015/11/03(火) 14:00:01
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20151103-00000046-jnn-soci
山口組「弘道会」本部を家宅捜索 、警視庁
TBS系(JNN) 11月3日(火)13時57分配信
 山口組「弘道会」系組員らが都内の男性の右手をナイフで突き刺すなどしたとして、警視庁に逮捕されました。警視庁は、名古屋市の「弘道会」本部の家宅捜索を行いました。

 警視庁の家宅捜索を受けたのは、指定暴力団山口組「弘道会」の本部で、「弘道会」系組員の神谷大容疑者(37)ら3人を傷害などの疑いで先月逮捕したことを受け、行われました。

 神谷容疑者らは、今年8月、東京・港区のバーで経営者の男性(28)に「生意気なんだよ」などと因縁をつけ、ナイフで右手を数回突き刺し全治2週間のけがをさせたうえ、現金50万円を脅し取ろうとした疑いが持たれています。

 神谷容疑者は黙秘していますが、警視庁が詳しい経緯を調べています。(03日13:10)
最終更新:11月3日(火)13時57分

2451名無しさん:2015/11/03(火) 15:20:10
>>2449

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151029-00003872-bengocom-soci
「弁護士局部切断事件」の裁判で異例の「冒頭陳述」延期・・・どんな意味があるのか?
弁護士ドットコム 10月29日(木)17時29分配信

東京都内の法律事務所に勤務していた妻の同僚弁護士を殴ったうえ、その局部を切断したとして、傷害などの罪に問われている元プロボクサーの小番一騎被告人の初公判が10月28日、東京地裁で開かれた。しかし、予定されていた検察の「冒頭陳述」が延期される異例の事態となった。

報道によると、事前に冒頭陳述の書面を受け取った弁護側から、「事件と関連が薄いはずの被告人の妻と被害者のメールの内容が多すぎる」と抗議が出た。そして、東京地裁の安東章裁判官が「内容が詳細すぎるなど、審理の冒頭で述べるには妥当ではない」という判断を示して、検察側の陳述が延期となったという。

検察が予定していた「冒頭陳述」とは、本来どのようなことを説明するものなのだろうか。また、延期になったことにはどんな意味があるのだろうか。元裁判官の田沢剛弁護士に聞いた。

●冒頭陳述は「検察官の主張をまとめたもの」

「まず、刑事裁判の『初公判』の流れについて説明しましょう」

田沢弁護士はこう切り出した。初公判はどのような手順で進むのだろうか。

「最初の手続(冒頭手続)として、裁判長がまず、法廷に被告人として出頭した人物が起訴された本人であることを確認します。

そして、検察官に起訴状を朗読させて、被告人が起訴事実を認めるか否かの『罪状認否』が行われます。

その後、検察官により犯罪事実などの立証がなされます。刑事訴訟法は『証拠調べのはじめに、検察官は、証拠により証明すべき事実を明らかにしなければならない』(同法296条)と定めています。これを『冒頭陳述』といいます。

冒頭陳述は、事案の全容を明らかにして、審理の対象を明確にし、立証方針の大綱を示すという意味で、『検察官の主張をまとめたもの』ということができます。

裁判所に対しては、証拠調べに関する訴訟指揮を適切にするための材料を提供するものとなりますし、被告人に対しては、防御の範囲を知らせる役割を果たすものということになります」

●冒頭陳述が記載された書面に「不相当な部分」が含まれていた

今回のように冒頭陳述を「延期」することは、どういう意味があるのだろうか。

「冒頭陳述について定めた刑事訴訟法296条には、次のようなことも記されています。

『但し、証拠とすることができず、又は証拠としてその取調を請求する意思のない資料に基いて、裁判所に事件について偏見又は予断を生ぜしめる虞(おそれ)のある事項を述べることはできない』

つまり、裁判所の判断が偏見や予断に基づいたものとならないように、配慮しているのです。

検察官の冒頭陳述は、基本的に書面に基づいてなされます。裁判所に事件についての偏見や予断を生じさせるおそれのある内容が記載されている場合には、検察官にそれを述べさせたり、その書面が裁判記録に残ることは不相当ということになります」

今回のケースについては、どういう判断があったと考えられるのだろうか。

「裁判長が、検察官による冒頭陳述を延期させたということは、冒頭陳述が記載された書面に、さきほど述べたような『不相当な部分』が含まれていたのではないかと考えられます。

しかも、その場での修正が容易ではないため、改めて後日に行わせることが、公正な裁判所であるとの信頼を得るために必要だと判断したのでしょう」

田沢弁護士はこのように話していた。



【取材協力弁護士】
田沢 剛(たざわ・たけし)弁護士
1967年、大阪府四条畷市生まれ。94年に裁判官任官(名古屋地方裁判所)。以降、広島地方・家庭裁判所福山支部、横浜地方裁判所勤務を経て、02年に弁護士登録。相模原で開業後、新横浜へ事務所を移転。得意案件は倒産処理、交通事故(被害者側)などの一般民事。趣味は、テニス、バレーボール。
事務所名:新横浜アーバン・クリエイト法律事務所
事務所URL:http://www.uc-law.jp

弁護士ドットコムニュース編集部

2452名無しさん:2015/11/04(水) 06:30:10
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151104/k10010293351000.html
6人殺害事件 独居女性殺害疑いで再逮捕へ
11月4日 6時05分

ことし9月、埼玉県熊谷市で6人が殺害された事件で、警察は、50代の夫婦を殺害した疑いで逮捕したペルー人の男が1人暮らしの84歳の女性を殺害した疑いが強まったとして、男を殺人などの疑いで4日にも再逮捕する方針です。
9月14日から16日にかけて、熊谷市の3軒の住宅で小学生2人を含む6人が相次いで殺害され、このうち田崎稔さん(55)と妻の美佐枝さん(53)を殺害した疑いで、ペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)が先月8日、警察に逮捕されました。
これまでの調べで、田崎さん夫婦のあとに殺害された1人暮らしの白石和代さん(84)の自宅から採取された指紋やDNAの型が、ナカダ・ルデナ容疑者と一致したことが分かったということです。
警察は、ナカダ・ルデナ容疑者が白石さんを殺害した疑いが強まったとして、殺人と住居侵入の疑いで4日にも再逮捕する方針です。
これまでの調べに対し、いずれの事件についても関与を否定しているということです。
また、ナカダ・ルデナ容疑者は髄膜炎の治療のため埼玉県内の病院での勾留が続いていて、警察は医師の診断を踏まえて調べを進めることにしています。

2453旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/11/04(水) 21:48:20
両方とも違憲判決が出るに5000ペリカ。

女性だけに6カ月間の再婚禁止を定めた民法の規定と、夫婦別姓を認めず同姓を強制する規定は憲法違反で、国会が法改正を怠っているのは違法だとして男女らが国に損害賠償を求めた2件の訴訟の上告審弁論(最高裁大法廷)
http://www.jiji.com/jc/calendar?top_no=1
女性だけに6カ月間の再婚禁止を定めた民法の規定と、夫婦別姓を認めず同姓を強制する規定は憲法違反で、国会が法改正を怠っているのは違法だとして男女らが国に損害賠償を求めた2件の訴訟の上告審で、双方の意見を聞く弁論がそれぞれ4日午前と午後に最高裁大法廷で開かれる。最高裁は年内か年明けにも、規定が合憲か違憲かの判断を示す見通し。

夫婦別姓訴訟で弁論=再婚禁止期間も-年内にも憲法判断へ・最高裁大法廷
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date1&k=2015110400688
 夫婦別姓を認めず同姓を定めた民法の規定と、女性にだけ離婚後6カ月(約180日)間の再婚禁止を定めた規定について争われた2件の訴訟の上告審で、原告らと被告の国双方の意見を聞く弁論が4日、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)で開かれ、結審した。早ければ年内にも、二つの規定が合憲か違憲かの判断がそれぞれ示される見通し。判決期日は後日指定される。
 夫婦別姓訴訟の原告は東京都と富山市、京都府に住む39〜80歳の男女5人。
 弁論で原告側は「多くの女性は改姓を強いられたと実感している。規定は憲法13条に由来する氏(姓)の変更を強制されない自由を侵害し、婚姻の自由を保障する憲法24条にも反する」と主張。国側は「憲法を根拠に、国民に選択的夫婦別姓制度の創設を求める権利が保障されているとは言えない」と反論した。
 再婚禁止期間訴訟の原告は、岡山県総社市の30代女性。2008年3月に前夫と離婚し、同年10月に現在の夫と再婚した。法の下の平等を定めた憲法14条などに違反する規定のために再婚が遅れ、精神的損害を受けたと訴えている。
 弁論で原告側は「規定は性別による差別で、必要以上の制約を女性に課している。再婚禁止期間を設ける必要性自体が存在しない」と主張。国側は「父親推定の重複を回避し、争いを未然に防ぐという立法趣旨は合理性がある。6カ月間とされたのは、前夫の子の妊娠を知らずに再婚するのを防ぐためだ」と反論した。(2015/11/04-16:39)

2454旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/11/04(水) 21:50:35
>>2453

糸数慶子参院議員(無所属)の質問主意書に対する政府答弁
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/189/syuh/s189321.htm
五 二〇一五年現在、日本のように婚姻した際、法律で夫婦の姓を同姓とするように義務付けている国があれば示されたい。

六 選択的夫婦別姓にすると「家族の絆(きずな)が壊れる」という意見に対する政府の見解を示されたい。また、選択的夫婦別姓にした場合に家族の絆が壊れるとした根拠となる調査結果があれば明らかにされたい。

五について

 現在把握している限りにおいては、お尋ねの「法律で夫婦の姓を同姓とするように義務付けている国」は、我が国のほかには承知していない。

六について

 選択的夫婦別氏制度の導入については、御指摘のような「意見」を含め、国民の間にも様々な意見があるものと承知している。同制度を導入した場合に「家族の絆が壊れる」かどうかを客観的に判断することは困難であり、その根拠となる調査結果があるとも承知していない。なお、平成二十四年十二月に実施した世論調査においては、「夫婦・親子の名字(姓)が違うと、夫婦を中心とする家族の一体感(きずな)に何か影響が出てくると思うか」との質問に対し、「家族の名字(姓)が違うと、家族の一体感(きずな)が弱まると思う」と答えた者の割合が三十六・一パーセント、「家族の名字(姓)が違っても、家族の一体感(きずな)には影響がないと思う」と答えた者の割合が五十九・八パーセントとなっている。

2455名無しさん:2015/11/08(日) 13:31:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151107-00000034-mai-soci
<神戸山口組>14都道府県に幹部39人配置 勢力を拡大
毎日新聞 11月7日(土)15時1分配信

 ◇組員数は2500人規模

 指定暴力団・山口組(総本部・神戸市灘区)から分裂して結成された「神戸山口組」が、少なくとも全国の14都道府県に幹部39人を配置していることが捜査関係者への取材で分かった。近畿を中心に、北海道や関東、九州などで、結成後も山口組を離れた元直系組長らが合流して勢力を拡大し、警察当局は警戒を強めている。

 捜査関係者によると神戸山口組は、井上邦雄・山健組組長をトップに、離脱した13組長が8月27日に結成。山健組の傘下組長1人が直系幹部に昇格したほか、処分を受けて山口組を離れていた元組長ら4人が相次いで加わり、「直参」と呼ばれる2次団体組長は17人になった。さらに「幹事」とする役職を新設し、有力な傘下の3次団体組長ら21人を配置。井上組長ら幹部は10月末時点で計39人になった。

 幹部らが拠点とする事務所や自宅は▽兵庫、大阪が10以上▽岡山、福井、京都、熊本が各2。他に東京、北海道、大分、佐賀、福岡、山口、新潟、長野にもあり、計14都道府県に及ぶ。組員数は流動的だが、2500人規模に上るとみられる。ある捜査員は「小規模な組織も含めると、実際の勢力範囲はさらに広くなるだろう」と話す。

 また、警察当局は、現時点の総本部は中核組織「?友(きょうゆう)会」の事務所(兵庫県淡路市)とみている。

 一方、山口組側は分裂前に72あった直系組織が、10月末時点で57にまで減少。1990年代には120を超えていたが、半分以下になった。勢力範囲は昨年末時点で広島、沖縄、山形を除く44都道府県に及んでいたが、今後さらに複数の組織が離脱するとの情報もあるという。

 山口組側は、離脱した組織の組員らに復帰を呼びかけるなど、双方が切り崩し工作を続けている。分裂した傘下組織もあり、勢力はまだ流動的という。暴力団対策法に基づく神戸山口組の指定に向け、全国の警察が家宅捜索をするなど情報収集を進めている。山口組が3年に1度の再指定時期を迎える来年6月をめどにするという。捜査幹部は「神戸山口組が勢力を広げると、山口組や他の指定暴力団と衝突する可能性も高まる。警戒が必要だ」としている。

2456名無しさん:2015/11/08(日) 13:33:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151107-00000023-mbsnewsv-soci
神戸山口組が4度目となる定例会
毎日放送 11月7日(土)11時58分配信

 指定暴力団・山口組から分裂した「神戸山口組」が4度目となる定例会を、7日神戸市西区の組事務所で、開くことが捜査関係者への取材でわかりました。

 捜査関係者によりますと、神戸山口組の定例会は、神戸市西区にある西脇組の事務所で行われるということで、朝から神戸山口組の最高幹部らが集まっています。

 神戸山口組の定例会は、結成以降これまでに3回開かれていて、今日で4度目となります。

 毎回違う場所で、定例会を開いていることについては、暴力団対策法に基づく指定に向けた捜査をかく乱する狙いもあると見て、警察が情報収集しています。

 一方、先月の定例会の終了直後に詐欺容疑で、逮捕された神戸山口組の直系組長(48)について、神戸地検は、嫌疑不十分として不起訴処分にしました。

毎日放送

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151107-00000004-kobenext-soci
神戸山口組、直系組長増やし組織拡大 神戸で4回目の定例会
神戸新聞NEXT 11月7日(土)12時30分配信

 指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から分裂した暴力団「神戸山口組」が7日、神戸市西区の直系団体事務所で、8月の発足後4回目となる定例会を開いたことが捜査関係者への取材で分かった。神戸山口組は直系組長を増やすなど組織拡大の動きをみせており、兵庫県警は実態把握のため会場周辺で情報収集にあたった。

 捜査関係者によると、神戸山口組は井上邦雄組長のもとに13人の直系組長がいたが、10月中旬以降、過去に山口組を永久追放されるなどした元組長ら4人が合流し、直系組長は計17人に増加。中には分裂直後に除籍された人物も含まれ、多数派工作を活発化させているとみられる。

 定例会の会場は各直系団体の持ち回りとされ、この日は神戸市西区玉津町上池の「西脇組」で開催。新たに加わった直系組長が出席する姿も確認された。

 過去3回は、井上組長が組長を兼ねる「山健組」関連施設(神戸市中央区花隈町)や●友会(淡路市志筑)、岡山市に本拠を置く有力団体「池田組」傘下組織(神戸市長田区五番町2)で開かれた。


(注)●は「侠」の右が「夾」

2457名無しさん:2015/11/08(日) 21:35:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151108-00000519-san-soci
町田・同級生刺殺事件から10年 「読モ」のクラスメートへの叶わぬ恋心…「うざい」で憎しみに一転し…
産経新聞 11月8日(日)14時14分配信

 声をかけてくれたクラスメートに恋した少年。恋い焦がれ、無視されたすえに出した「刺殺」という結論。東京都町田市の高1女子刺殺事件から10日で10年がたつ。少年は刺殺後、父の墓を見下ろす山に凶器を捨てた。うっそうとした山林は事件当時のままで、少年の父の墓もあのときと同様にひっそりとたたずむ。暴走した片思いの果てに犯行に及んだ少年の心境は、はたして変わったのだろうか。(加藤園子)

■一声で「気になる存在」に

 「試験頑張れ」

 少年が高校受験を前にした平成17年1月。同じ中学校に通う同学年の女子生徒が声を掛けてくれた。女子生徒が少年に声を掛けるのはこれが初めてだった。

 女子生徒は小学校時代から読者モデルを務め、クラスでも目立つ存在だった。周囲から孤立していた少年にとって、その日から女子生徒は急に「気になる存在」となった。

 2人は同じ高校に進学した。しかしやがて女子生徒からメールの返事がなくなる。学校であっても知らんぷり。無視されている理由を尋ねようとして帰ってきた予想外の言葉にショックを受けた。

 「うざい」

 恋心は敵意に変わり、そして殺意となった。

 少年は女子生徒の自宅を訪ね、殺害してしまう。「高校に入ってから無視されていると思いだし、腹が立った」と少年は後に語っている。

■「あの場所」で…凶器を遺棄

 事件現場から北西に約1・5キロの山林に、凶器となった包丁は捨てられた。

 山林は少年が中学生の時に亡くなった父親が眠る墓地を見下ろせる場所だった。「少年は母親や家族とよく墓参りに来ていた」と、付近をよく知る男性は振り返る。

 現在、墓地の裏から山林に通じる道はロープとフェンスでふさがれている。その先は昼間でも薄暗い。

 父親の墓が見える場所に凶器を置きに来た理由について、少年は「懐かしい場所に何となく行った」と、捜査員に話したという。父親の墓前は彼の数少ない心のよりどころだったのかもしれない。

 「おとなしくて真面目」「自分の思いを伝えることがうまくない」。同級生や捜査関係者らは少年をこう評した。

 小学校までは友達と楽しく遊んでいた少年だが、父の死と前後して独り言を発しながら自転車を運転する姿が目撃されるようになる。所属していた野球チームは辞めた。「話し方がおかしい」などとからかわれるようになり、自分から話すことはなくなった。

 そんな少年に優しい言葉を掛けてくれたのが女子生徒だった。

 父の墓がある寺の当時の住職(73)は「人を殺してたって心は満たされない。苦しくなって自分の原点に返ってきたのだろう」と思いを巡らす。

■加害者に「被害感情」、絶えぬストーカー事案

 少年について東京家裁八王子支部は検察官送致を決定。殺人罪に問われて懲役11年の判決が東京地裁に言い渡され、21年の控訴審でこの判決が確定した。

 裁判で弁護側は「少年院での処遇が必要」と家裁への移送を主張したが、東京高裁は「長期の刑事罰を科して規範意識を育てるべきだ」と指摘した。

 少年の犯行以降も、「好意の感情」や「好意が満たされないことによる怨恨(えんこん)」が動機となる事件は今も後を絶たない。これらストーカー事案の行為者は、10代は昨年で全体の3・9%(894人)と比較的少ないが、最近5年間は年々増加している。

 「聞きたいことがあるのに無視される」「こんなに自分を苦しませる相手を不幸にさせたい」など、ストーカー事案では、行為者側が被害者感情を持っている場合が多い。

 自暴自棄になっている行為者にとって刑罰は抑止力にならないとの声も多く、昨年からは警察が警告した行為者に治療を促す取り組みも始まった。国や警察のストーカー対策はまだ改善の途上だ。

 「人は誰でも生まれながらに相手を慈しむ心を持っている。その心が正しく発露するかどうかは、環境や教育にかかっている」。住職は墓地に目をやりながらこう付け加えた。

 事件から10年、判決確定からも6年が過ぎた。少年は父親に加え、女子生徒にも手を合わせられるようになったのだろうか。

2458とはずがたり:2015/11/09(月) 19:45:23
日大名誉教授、山口組元幹部から2千万円の借金
http://news.livedoor.com/article/detail/10808587/
2015年11月9日 13時32分 読売新聞

 日本大学の男性名誉教授(77)が指定暴力団山口組元幹部から2000万円の借金をしていたことが9日、同大学への取材でわかった。

 名誉教授は大学側の調査に借金を返済していないことを認め、「事業資金に充てた」と説明しているという。日大は、名誉教授が担当する講義を10日から休講にするとともに、引き続き調査を進める。

 日大によると、この名誉教授は大学院法学研究科で英米法などの講義を担当。報道機関の問い合わせを受け、大学側が名誉教授から聞き取りしたところ、付き合いのある山口組元幹部から2000万円を借りたことを認めたという。

 日大広報部は「教育に関わる者が暴力団関係者と交際することは極めて遺憾だ」としている。

2459名無しさん:2015/11/10(火) 21:46:25
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%B5%84%E5%88%86%E8%A3%82%E3%81%A7%E3%80%8C%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%81%AE%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E7%B5%8C%E6%B8%8846%E5%85%86%E5%86%86%E3%80%8D%E3%82%92%E5%B7%A1%E3%82%8B%E6%8A%97%E4%BA%89%E3%81%8C%E5%8B%83%E7%99%BA%E3%81%99%E3%82%8B/ar-CCa0Ed
山口組分裂で「東京の地下経済4.6兆円」を巡る抗争が勃発する!?

 山口組の衝撃的な分裂から2か月――警察による連日の摘発劇が続くなか、両組織は沈黙を守ったままだ。しかし、日本中の富とシノギが集中する東京では、一触即発の事態になっていた! では、彼らの争いのもとになる東京の地下経済の規模とはどれぐらいないなのか? エコノミストの門倉貴史氏が分析する。

 ヒト・モノ・カネの動きが集中する東京には、カネの臭いに敏感な闇勢力の多くが跋扈する。

 では、東京の地下経済はどれぐらいの規模になるのか。地下経済を構成するさまざまな経済活動を個別に推計して、それらを積み上げていく「直接推計法」の手法を使って算出したのが下記だ。

日刊SPA!
c SPA! 提供 日刊SPA!
<東京の地下経済の規模>

※項目/金額/構成比の順

●脱税 2兆7280億円 58.2%

●違法薬物 4218億円 9.0%

●性風俗 3421億円 7.3%

●地下カジノ 656億円 1.4%

●その他 1兆1296億円 24.1%

=================

合計 4兆6871億円

 東京の地下経済の大きさは’12年度時点で約4兆6871億円に上る。日本全体の地下経済(’12年度)の実に2割強が東京一極に集中している計算だ。’20年に開催される東京五輪の経済効果が約3兆円と言われているので、東京の地下経済はざっとその1.5倍以上の大きさになる。

 内訳をみると、やはり企業の本社機能が集中していることもあって脱税の規模が突出して大きくなっており、次に覚せい剤などの違法薬物の取引市場が続く。また、吉原に集積するソープランドの非合法所得や営業の届け出をしていないモグリ営業のデリバリーヘルスなど風俗関係も地下経済に含まれる。さらに地下カジノが続き、特殊詐欺や闇金融、自動車窃盗、産業廃棄物の不法投棄など、その他が全体で約1兆1297億円となっている。(文/エコノミスト・門倉貴史)

※11/10発売の週刊SPA!では、「山口組分裂で[4.6兆円東京抗争]が勃発!」という特集を掲載中。

2460名無しさん:2015/11/14(土) 15:46:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00000004-jct-soci
男性転換した元女性と男性「嫁」のカップル 「事実は小説より奇」だった「顔の皮剥ぎ事件」の家庭
J-CASTニュース 11月13日(金)20時8分配信

 東京都福生市内のマンションで発覚した死体損壊事件は、顔の皮や肉を剥ぎ取るという異様な犯行が際立っている。どんな目的でしたのか、専門家の間でも議論になっている。

 「父が頭から袋をかぶり、血だらけで倒れている」。報道によると、事件が発覚したのは、同じ部屋に住んでいる男性(28)から、2015年11月12日夕にこんな119番通報があったことからだった。

■剥ぎ取られた顔の皮などは見つからず

 警視庁福生署員も駆け付けたところ、父親と呼んだ別の男性(38)が仰向けに横たわっていた。布団に包まれ、頭には青いポリ袋がかぶせられていた。ポリ袋を取ると、なんと顔の皮膚すべてが刃物のようなもので肉ごと剥ぎ取られており、すでに死亡していた。

 しかし、剥ぎ取られた皮はなく、犯行に使われた刃物も見つからなかった。

 通報した「男性」によると、「男性」がこの日朝に帰宅した後、直後に帰ってきた同居の男性と少し会話し、その後別々の部屋で寝た。夕方になって起きてみると、同居の男性が倒れていたという。

 空白の12時間ほどに何があったのかは分かっていないが、福生署では、通報の男性が何らかの事情を知っているとみて調べている。

 亡くなった男性は、性同一性障害で女性からの性別適合手術を受け、戸籍も男性に変更した経緯がある。通報した男性は、女性ホルモンを投与していたといい、2人は、交際していたものの、結婚はできなかった。そこで、養子縁組することにしたという。

 1年近く前にこのマンションで一緒に住むようになったといい、最初は、手をつないで仲良くしていた。しかし、夏ごろからケンカが目撃されるようになり、別れ話も出てトラブルになった。事件の1か月ほど前には、亡くなった男性が相手の首を絞めて警察が駆け付ける騒ぎもあったそうだ。

 まだ犯人は分かっていないが、なぜ顔の皮を剥ぎ取るまでしたのか。

犯人が皮を食べてしまった可能性も?
 日テレ系情報番組「ミヤネ屋」では、11月13日の放送で、この事件を取り上げ、専門家の様々な見方を紹介した。

 元検事の住田裕子弁護士は、犯行の動議として、頭に打撃を与えた後に証拠隠滅するためか、歪んだ独占愛から顔の皮を剥ぎ取ったのではないかと指摘した。さらに、猟奇的なカニバリズムのように、皮を食べてしまった可能性があるともした。

 また、東洋大学の桐生正幸教授(犯罪心理学)は、被害者と同一化したい、あるいはその真実の顔が見たい、といった渇望があるかもしれないとコメントを寄せていた。

 亡くなった男性は、自らのフェイスブックで14年4月に相手のことを「嫁」として2ショット画像付きで紹介し、その後6月に「入籍」したと明かしていた。福生市内のバーで働いていたといい、相手の男性も、東京都内の別の飲食店におり、2人とも夜の仕事をしていた。

 相手の男性は、自らのツイッターで、10月に入って店の責任者になったことをうれしそうに報告している。ところが、事件後には、「なんで?なにがおきたの?」と戸惑うようなコメントをフェイスブックで残していた。

 警視庁では、亡くなった男性を司法解剖して死因を調べている。

2461名無しさん:2015/11/15(日) 11:57:25
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151115-00981151-sspa-soci
神戸山口組はイメージ戦略に長けている!? 知られざる“不都合な真実”
週刊SPA! 11月15日(日)9時21分配信

 日本最大の暴力団・山口組の分裂から2か月余り。報道からうかがい知れる両組織の様相は、山口組は「弘道会の一極支配」から求心力の低下が叫ばれる一方で、神戸山口組には新加入する組織が現れるなど、追い風が吹いているように見える。

「11月の第一週に神戸山口組は4回目の定例会を神戸で開き、直参と呼ばれる直系組長の数も結成当初の13人から18人まで増えたと見られています。司忍・6代目山口組組長体制下で憂き目を見た大物組長が新規加入し、勢いが出てきている。逆に山口組は、直系組長が分裂騒動の余波で除籍処分となった挙句、拳銃自殺を果たすという何とも後味の悪い事件が起きた。組織力では神戸山口組を圧倒してますが、空気が重たい印象です」(全国紙社会部記者)

 重要なポストは名古屋勢で独占し、飲料水や生活雑貨を押し売り、賭け麻雀で直参組長から大金を巻き上げ、事務所当番も5代目体制より厳しく課し拘束する――山口組の6代目体制で語られる組織運営の実態は、弘道会出身者以外にはとりわけ厳しいものとして報じられてきている。

 それゆえ、山口組を割って出た井上邦雄組長ら神戸山口組一派の行動は、暴力団事情に明るくない者からすれば勇気ある行動と見えなくもない。分裂騒動以降、山口組関連の記事に追われるようになったというある週刊誌記者は、こう語る。

「山口組関連の特集は非常に人気があります。それも、ドラマティックに記事が求められるので、どうしても山口組が悪役となり、割って出た神戸山口組がヒロイックに描かれてしまう。神戸サイドはその辺を心得ているようで、イメージ戦略に長けてますよ。司体制で絶縁された組長を拾って懐の広さを示したり、会費を山口組より格段に安い10万〜30万程度に抑え、中元・歳暮を禁止した。高い会費を払ってもろくなシノギにはありつけない山口組の組員の心が揺さぶられてもおかしくない」

 神戸山口組の周到さは、練りに練られたもののようだ。分裂騒動が起きた直後、住吉会の最高幹部である幸平一家の加藤英幸総長が離脱派の会合に出席し、その様はテレビ局のカメラが捉え大々的に報じられた。これによって、幸平一家は暗に神戸山口組を支持している印象が広まり、神戸山口組には大きな追い風となった。

◆住吉会最高幹部の神戸派訪問は策略だった

 だが、山口組2次団体で要職を務める組員・A氏によれば、真相はだいぶ異なるようだ。

「加藤総長が兄弟分の井上組長に呼ばれて出向いたのは事実だが、離脱派が集まる会合だったとは聞かされていなかった。なりふり構わない井上組長は加藤総長を利用したわけだ。

加藤総長が会合の場に現れたことで、幸平一家の神戸山口組入りなんて馬鹿げた話まで飛び出したが、それこそ井上組長の狙いではないか。神戸山口組と違いいちいち宣伝しないが、加藤総長はあの後、名古屋の弘道会本部を訪れて釈明している。そもそも関東の組織は関西以上に秩序を重んじるがゆえ、極道の社会の根幹を成すルールを破り謀反を起こした神戸山口組を認めるわけがない」

 では、当事者として山口組VS神戸山口組の覇権争いはどうなると見通すのか。A氏に聞くと、次の答えが返ってきた。

「神戸側の金庫番は池田組長。ざっと300億円ほど資金を持ち、神戸山口組を支えているのが彼だ。困窮した組員や、破門・絶縁者がその資金を当てに神戸山口組入りしているだけのこと。池田組長の経済支援で一見士気は上がっているが、長く続くはずはない。先は見えている。

また、山口組は7000人、神戸派は分裂後1000人を数えるが、神戸山口組に新たに加入したのは多くても30人程度。神戸派が続々と組員を増やしているような報道が目立つが、実際はそんなものだ。

秩序を壊した神戸派は潰されないように必死で情報工作を盛んに行っており、六代目山口組組長を個人的に中傷することで世間の関心を買っていることは間違いない。事実かどうかも定かではないが、ある週刊誌に六代目組長が気に入った芸者に1000万円投げたと書かれていた。国内最大規模の暴力団組長なら、それぐらいやってもいいのではないか。そもそも神戸派の井上組長も、三次団体である健竜会会長だった当事から毎晩銀座に繰り出し、とんでもない大金を落としていたと聞く。ほかの親分衆もしかり。なのに自分たちのことは棚に上げ、くだらない中傷をしては自分たちを正当化する様には呆れるほかない」

2462名無しさん:2015/11/15(日) 12:00:44
>>2461

 組員数でも、資金力でも圧倒しているのは山口組だ。今のところ目だった抗争は起こっていないが、今後はどうなのか。

「起きるとしたら東京以外ではないか、と推測する。その理由として、皇室のお膝元であり、世界中から要人もくる。日本の中心都市でいざこざを起こせば、他団体にも迷惑がかかる。山口組であるからこそ、それはあってはならない。忍耐が求められるだろう。

また、地方でいざこざが起きたとしても、伊勢志摩サミット前までは互いに自重するのではないか。長い導火線のようなものだと考えている。ただし、すでに火はついているだろう。抗争は非常にシンプルで、負けたほうが資金源を食われるだけだ。この抗争が最終的にどう終結するかによって、既存のヤクザ組織そのものが身を潜める形態に変わるだろう」

 当然ながら、山口組側も手をこまねいているわけではない。抗争の対応策として、ある秘策が進められているという。A氏が語るのは経済戦だ。

「分裂騒動が長引けば長引くほど、プラスはない。早急解決は山口組をより強く、威信を大きく回復させるチャンスといえるだろう。そこで上層部の英断により、秘策が進められている。

詰まるところ、抗争は経済的不況に辿り着く。簡単に言えば、収束するまでか、ある程度期限を切った上で、三次団体までの下部組織は会費を免除する等の対応策が急務だろう。なおかつ、主要地域での結束と頑張っている下部組織の若手組長クラスへの経済的支援を実行することで地方の士気を上げれば結束は固くなり、結果収束へと加速するだろう」

 あらゆる利権を手中におさめる弘道会の資金力は群を抜いており、「神戸山口組の100倍はある」とも言われている。“名古屋マネー”が下部組織に行き渡れば、A氏が言うとおりこの騒動は早晩収束に向かうかもしれない。 <取材・文/日刊SPA!編集部>

日刊SPA!

2463チバQ:2015/11/15(日) 23:43:28
http://mainichi.jp/select/news/20151116k0000m040082000c.html
殺人:山口組・四日市の直系会長 別宅玄関付近で死亡
毎日新聞 2015年11月15日 22時58分(最終更新 11月15日 23時17分)

 指定暴力団・山口組の直系組織で、三重県四日市市に本拠を置く「愛桜会」の菱田達之会長(59)が15日夕、同市浜田町の会長別宅で遺体で見つかった。三重県警は殺害されたとみて、殺人事件として捜査している。

 県警によると、15日、菱田会長と連絡が取れないため、愛桜会の組員2人と会長の妻が別宅を訪れたところ、1階玄関付近で頭から血を流して倒れているのを発見した。妻が119番した。

 山口組は9月、最大2次団体の「山健組」(神戸市)などが新組織を結成し分裂した。組織間の主導権争いから暴力的な抗争に発展する恐れがあるとして、全国の警察が警戒を強めている。

2464とはずがたり:2015/11/18(水) 17:08:36
性犯罪者は繰り返すからなぁ。。

新発田の強姦 被告母、極刑望む供述「被害者に申し訳ない」 新潟
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-rgn1511180005.html
07:05産経新聞

 新発田市で女性を次々と襲い、強姦(ごうかん)致死罪などに問われた喜納(きな)尚吾被告(32)=同市=の裁判員裁判は17日、新潟地裁(竹下雄裁判長)で、被告が起訴内容を認めている強姦など4つの事件についての被告人質問などが行われ、被害者を増やさないために喜納被告の母親が息子に極刑を望む供述をしていたことが明らかにされた。

 母親の供述調書は、同市で平成25年8月に起きた連続強姦事件で喜納被告が昨年5月に逮捕されたことを受け、新潟地検が昨年6月に作成した。裁判で証拠請求した弁護側が調書の内容を読み上げた。

 供述によると、喜納被告は子供の頃から両親や他人の現金を盗むことを繰り返し、母親の手に負えない状況だった。刑務所に服役していた事実にも触れ、25年8月の連続強姦事件に関して「被害者には本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」とした上で「尚吾が終身刑か処刑になれば、これ以上、被害者を増やすことにならない」と言及した。

 母親の供述内容への思いを裁判員に聞かれ、喜納被告は「自分の子にそういう風に思わざるを得ないのは、親として苦しいことだろうと感じた」と述べた。

 新潟地検によると、喜納被告は沖縄県内で起こした強姦致傷事件などで16年10月から約8年間服役した。

 これとは別に、16年5月に沖縄県で発生した当時16歳の少女に対する強姦致傷事件への関与を、喜納被告は今月6日の検察側の被告人質問で認めたが、この事件は時効を迎えている。

 17日は強姦致死事件の被害者遺族も出廷し、両親と2人の兄が「私たち家族は絶対にあなた(喜納被告)を許さない」「死刑でも軽い」と重い刑を求めた。

 一方、喜納被告の元妻は証人尋問で、性犯罪者の更生施設の利用や加害者家族の集まりへの参加などで、喜納被告が強姦事件を再び起こさないようにしたいとの考えを話し、今後も被告を支える意志を示した。

2465とはずがたり:2015/12/02(水) 18:11:19
>神戸山口組が神戸市西区の傘下組織事務所で開いた定例会
名目上の本部は淡路島にあるけど西区内にも拠点があるんだな。

> 警察庁によると、11月25日現在、全国の警察が山口組と神戸山口組双方の事務所など延べ103カ所を捜索し、幹部ら延べ143人を逮捕した。逮捕後に証拠不十分で釈放されたり不起訴となったりするケースも散見されるが、あくまで主目的は両団体の実態把握にある。
それにしても違法捜査だと堂々と認めてもええんかいな。暴力団に人権が無い訳でもなかろうに。

【新頂上作戦】山口組分裂3カ月 「オヤジについていけない」と三くだり半、進む直参の内部崩壊
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E6%96%B0%E9%A0%82%E4%B8%8A%E4%BD%9C%E6%88%A6%E3%80%91%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%B5%84%E5%88%86%E8%A3%82%EF%BC%93%E3%82%AB%E6%9C%88-%E3%80%8C%E3%82%AA%E3%83%A4%E3%82%B8%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D%E3%81%A8%E4%B8%89%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%82%8A%E5%8D%8A%E3%80%81%E9%80%B2%E3%82%80%E7%9B%B4%E5%8F%82%E3%81%AE%E5%86%85%E9%83%A8%E5%B4%A9%E5%A3%8A/ar-AAfLokq#page=2
産経新聞
3日前

 全国最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂から、27日で3カ月が経過した。離脱派が結成した神戸山口組が勢力を拡大する一方、山口組では直系組織の一部で「内部崩壊」が確認されるなど、双方を取り巻く情勢に変化が起きつつある。抗争という最悪の事態はまだ勃発していないが、神戸山口組を一刻も早く暴力団対策法に基づき「指定暴力団」にしたい警察当局は、山口組が来年6月に再指定されるタイミングでの「ダブル指定」も視野に、情報収集活動をさらに加速させている。

前代未聞、「親」を「子」が見限る

 「もう、オヤジにはついていけませんわ」

 11月5日午後、大阪市中央区宗右衛門町にある山口組直系組織「一心会」事務所。山口組総本部での定例会から帰ってきた一心会の会長(55)は、集まった幹部らから突然の「三くだり半」を突きつけられた。

 日本屈指の歓楽街・ミナミを拠点とする一心会は、3次団体などの下部組織を入れれば組員は計約100人。山口組の屋台骨を担う「直参(じきさん)」と呼ばれる2次団体の一つだ。

 呆然とする会長をよそに、ナンバー2の若頭をはじめとする一心会の幹部らは、次々とその場を去った。結局、会長のもとに残ったのは数人。「(会長は)翌日、頭を丸めて神戸の総本部を訪れ、執行部に事の顛末を話して謝罪したらしい」。大阪府警の捜査幹部は、こう明かした。

 ただ、会長を見限った理由は勢力争いの一言で片付けられる話ではなく、一心会の組員らもそのまますぐに神戸山口組の元へ走ったわけではなさそうだ。ある捜査員は「一心会に縁のある山口組内の別の直系組織に移籍したり、これを機に足を洗ったりする者もいるようだ」と話し、こう続けた。

 「3次団体の一部が抜けるならともかく、直参(の組長)が下の者にこれだけすっぱりと切られるというのは、前代未聞や…」

2466とはずがたり:2015/12/02(水) 18:11:43
>>2465-2466
処分組織の出戻りも相次ぐ

 一心会の「内部崩壊」から2日後の同7日、神戸山口組が神戸市西区の傘下組織事務所で開いた定例会。固く閉ざされた扉の向こうから、盛大な拍手の音が響き渡った。この日、山口組から過去に絶縁・除籍処分を受けて組織を離れていた4団体の元組長らが初めて姿を見せていた。

 山口組の有力直系組織・山健組組長の井上邦雄をトップに、離脱した直系組長12人と内部昇格した山健組傘下組織の組長1人の直参13人体制で船出した神戸山口組。拍手は、新たに元組長ら4人を直参として迎えたことを意味していた。

 捜査関係者によると、その後も内部昇格や山口組直系組織からの「移籍」の動きが確認されており、直参はこれまでに19人となったという。

 一方の山口組側は、苦境が目立つ。10月下旬には、直系組織の倉本組(奈良市)組長だった川地敏之(52)が拳銃自殺。配下の幹部が神戸山口組に移り、組織の板挟みになったことが原因とみられる。

 加えて11月15日には、三重県四日市市に拠点を置く直系組織・愛桜会(あいおうかい)会長の菱田達之(59)が手足を縛られ、金属の棒で殴られて殺害される事件も発生した。分裂との関連も視野に捜査が進んでいるが、分裂前には72人だった直参が56人に減っている。

 数字を比較すれば両者の勢力にはまだ開きがあるが、山口組側からさらに複数の組織が離脱するとの情報もある。このため神戸山口組同様、過去の処分者を傘下組織に復帰させる動きを活発化させており、実際に「出戻り」した元幹部もいるもようだ。

103カ所を捜索、143人を逮捕…その目的は

 「これならば、間違いない」。9月以降、神戸山口組の傘下団体とされる事務所に家宅捜索に入った兵庫県警は、飾られていた歴代山口組組長の写真の中から、現在の6代目組長である篠田建市(通称・司忍)の写真が外されているのを相次いで確認した。

 警察庁によると、11月25日現在、全国の警察が山口組と神戸山口組双方の事務所など延べ103カ所を捜索し、幹部ら延べ143人を逮捕した。逮捕後に証拠不十分で釈放されたり不起訴となったりするケースも散見されるが、あくまで主目的は両団体の実態把握にある。

 なかでも、情報収集のための専従班を設置している兵庫県警の最重要課題は、神戸山口組を暴力団対策法の規制対象である「指定暴力団」とするため、いまだ流動的な構成員数や組織の詳細を正確につかむことだ。

 激しさを増す勢力争い。食い止めなければ暴力を伴う衝突も懸念される。「最悪のシナリオは、一般市民が抗争に巻き込まれることだ。できるだけ早く、指定できるだけの材料をそろえなくてはならない」。捜査幹部は決意をにじませた。  (呼称略)

2467とはずがたり:2015/12/03(木) 14:03:46
>>2397-2399の改訂版のようだ。追加されたのか以下の部分。

2015年10月26日(月) 溝口敦>>2332-2332>>2346-2347>>2366
ドキュメント・山口組「分裂の始まり」〜すべてを知る親分が私に語ったこと
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45950

あの「大量処分」が始まりだった

2015年8月27日、それまで非公然だった「神戸山口組」が初めて集会を持つことで六代目山口組の分裂が決定的になった。しかし、神戸山口組が突発的に蜂起・分裂を決めたわけではない。ここに来るまでには周到な準備があった。

なぜそう言えるのか。実は昨年つまり14年10月、私は都内のホテルで山口組の直系組長の一人に会った。彼は弘道会の支配が強まる山口組の情況を語った後、
「すでに考えを同じくする者たちが定期的に会合を持っている。われわれが立ち上がる以上、絶対、弘道会側に潰させるわけにはいかない。潰されないだけの準備をしっかり固めて立ち上がります」
と洩らした。14年1月に亡くなった岸本才三総本部長も「このままでは山口組は後数年しかもたない」と危機感を持っていたという。

話を聞きながら、私は半信半疑でいた。仲間うちの会合を重ねながら、司忍組長や竹内照明若頭補佐(共に弘道会の出身)に知られずに済むのか。

すでに高山清司若頭(弘道会出身、「高」は本来はいわゆる「はしごだか」)は4000万円恐喝事件で判決が懲役6年の有罪となっていた。一度は最高裁に上告したが、この年(14年)5月に上告を取り下げ、大阪拘置所に拘置されていた(その後東京・府中刑務所で服役)。

高山若頭の「社会不在」は蜂起勢にとってプラス材料だが、ヤクザはさほど口が固いわけではない。仲間うちのおしゃべりから事前に構想が漏れ、弾圧されるのではないかと危ぶまれた。

思い出したのは、08年10月に発生した後藤組・後藤忠政組長(その後引退)のゴルフコンペ定例会欠席問題から始まった直系組長たちの大量処分である。

直系組長らの連判状に書かれていたこと

後藤氏は同年9月、静岡県富士宮市で誕生日祝いのゴルフコンペとパーティーを開いた。芸能人が多数参加したため、催しは週刊誌で報じられ、執行部が知って問題化、後藤組長は除籍処分となった。

功績ある後藤氏に対して除籍は重すぎると、直後に直系組長たち13人が執行部を批判する「連判状」を出した。間もなくこのうち10人がそれぞれ絶縁、除籍、謹慎の処分を受けて組から放り出され、残る3人についても後日、処分が下された。
この連判状には今回の分裂騒ぎに通じる問題が記されていた。
<○直系組長たちが月々納めている会費は五代目時代と比べ35万円も増えた。使途についての説明もない。
○その上に飲料水や雑貨の強制購入がある。その収益はどうしているのか。
○五代目時代、山口組会館を建設するとして100人の直系組長から2000万円ずつ、合計20億円が集められ、用地が買われた。六代目になってからその土地は売却されたが、そのカネはどうなったのか。書類を提示した上、説明してもらいたい。
○五代目時代に貯蓄してきた約10億円はどうなっているのか。すでに消失したという噂も聞くが、納得のいく説明を求める。>

ここまで詰め寄りながら連判状グループはあっさり首を切られて、グーの音も出なかった。彼らは弘道会派に比べてあまりに戦い方が素朴で拙劣だった。果たして蜂起計画を進める直系組長たちは司組長相手に戦えるのか疑わしく思い、熱を入れて聞く気にはなれなかったのだ。

当然のことながら、私は聞いたことを記事化しなかったし、誰にも口外しなかった。だいたい蜂起・分裂する計画があるなど、記事化できるテーマでもない。またどちらに味方するわけではないが、私のせいで彼らの計画が潰れたら、寝覚めが悪すぎる。

この直系組長のことはほぼ忘れた。時々は思い出したが、蜂起・分裂計画は「その後どうなりましたか」などと聞けるものではない。それでは催促になってしまう。

2468チバQ:2015/12/04(金) 01:05:03
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151203/dms1512031550007-n1.htm
山口組、組織防衛に必死 内部崩壊で「神戸」優勢か 6代目組長の求心力低下説 (1/2ページ)
2015.12.03


篠田建市(通称・司忍)組長【拡大】

 国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)が、今月13日の新年会「事始め式」を前にして組織防衛に必死になっている。組幹部が関西や九州の直系団体を相次いで訪れ、激励する一方、内部崩壊に陥っている直系団体のトップの責任を問わずに組織の温存を図っているのだ。8月末の分裂後、離脱派が結成した神戸山口組への構成員の流出が止まらない状況へのテコ入れ策とみられるが、篠田建市(通称・司忍)6代目組長の求心力の低下に歯止めがかからない状況だ。

 「毎回、大勢の組員を引き連れ、組事務所を訪問している。明らかな示威行動だ。それだけ神戸山口組に対する焦りがあるからだろう」

 11月中旬から始まった山口組の竹内照明若頭補佐が繰り広げている関西や九州地区の直系団体に対する激励訪問について、捜査関係者はこう話す。

 竹内若頭補佐は篠田6代目組長の出身母体である「弘道会」のトップで2013年、直系組長に取り立てられると、今年には執行部のメンバーである若頭補佐にスピード昇格。構成員の神戸山口組への移籍や直系団体の相次ぐ内部崩壊という事態に対し、組織の引き締めのため篠田6代目組長の名代として激励に回っているという。

 ただ、捜査関係者によると、効果は表れていないようだ。11月末には岡山市の直系団体「熊本組」が新たに離脱し、神戸山口組に合流したほか、内部崩壊状態に陥る直系団体が相次いでいるという。

 山口組関係者も「この秋、トップが逮捕された直系団体も組織が割れているという話を聞いている。山口組はもうそんな話ばかりで、ガタガタになっている。親分(篠田6代目組長)の求心力も低下している」と打ち明ける。

 こうした組織内情に対処するため山口組は組織防衛に必死だ。大阪市中央区の「一心会」や岡山市の「大石組」の2直系団体は、構成員のほとんどが離脱している状態にあるにもかかわらず、トップの会長や組長を責任を問わず、組織の温存を図っているという。

 別の山口組関係者も「一心会も大石組も一人会長、一人組長の状態。以前の山口組ならば管理責任を問い、即座に除籍などの処分を下していた。それができないほど、各直系団体の組織が弱体化している。とにかく数を減らしたくないのだろう」と指摘する。

 実際、山口組の直系組長は減り続けている。10月末に奈良市の直系団体「倉本組」の組長が分裂問題に悩み、拳銃自殺したのをはじめ、11月中旬には三重県四日市市の直系団体「愛桜会」の会長が撲殺される事件が発生。分裂前には72人だった直系組長は56人まで減っているのだ。

 一方、直系組長14人体制で発足した神戸山口組は、山口組からの移籍などで19人にまで増加。数字上の勢力はまだ開きがあるものの、捜査幹部は「情勢は変わりつつある。今は神戸山口組の方に勢いがあるのは事実」と認める。

 こうしたなか、篠田6代目組長が渡辺芳則5代目組長の命日に当たる1日、神戸市内にある山口組の歴代組長の墓参りに訪れ、報道陣の前に姿を見せた。山口組分裂以降では初めてだ。

 捜査関係者は「山口組を取り巻く情勢を考えて、存在をアピールするために出て来ざるを得なかったというのが本音だろう。山口組は13日に総本部に直系組長を集め、新年会にあたる『事始め式』を開き、新年の基本方針を発表する。出欠席者や内容が注目される」と話している。

2469チバQ:2015/12/04(金) 01:05:33
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151201/dms1512011140006-n1.htm
分裂山口組“会費値下げ”合戦 水面下で傘下組織を奪い合う消耗戦に突入 (1/2ページ)
2015.12.01


神戸市灘区の山口組総本部。神戸山口組との緊張状態が続く【拡大】

 国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)が分裂してから3カ月が経過した。離脱して結成された神戸山口組との大規模な抗争は起きていないが、各地で小競り合いが相次ぎ、組織再編の動きが活発化している。水面下で会費の値下げ合戦が起きているとの情報が流れ、消耗戦の様相もみせる二大組織。ここにきて「組員が地下に潜って抗争の準備をしている」(捜査関係者)との観測も浮上、予断の許さない状況が続く。

 「神戸(神戸山口組側)と名古屋(山口組側)の双方が、過去に処分を受けた組長や組員の引き抜きに躍起になっている」

 山口組の内部事情に詳しい暴力団関係者はこう声を潜める。

 篠田建市(通称・司忍)6代目組長率いる山口組と神戸山口組の攻防は、現役団体をめぐる綱引きから、組織OBの奪い合いに発展。生き残りを賭けた“仁義なきリクルート合戦”が激しさを増している。

 「現在は、6代目体制下で処分を受けた大物組長らが次々と復活するなど、神戸(同)の勢いが目立つ。これに危機感を持った名古屋(同)が、組織の引き締めにかかっているという話だ」(先の暴力団関係者)

 捜査関係者によると、今月中旬には篠田6代目組長の出身組織で山口組の中核団体である弘道会(本部・名古屋市中村区)の竹内照明会長らが関西や九州の直系団体を相次ぎ訪問したとされる。

 「山口組側は、分裂の遠因になったといわれる上納金を減額したり、期限を決めて納付の猶予を与える措置を取っているという情報も流れている」(同)。事実なら、両組織が、互いに金銭面での改善策を強調して傘下組織の取り込みを図っている構図になる。

 一方、両組織の関係団体による事件も続発している。
 先月から今月にかけて秋田や仙台で双方の系列組員同士が小競り合いを起こし、10月には名古屋で、弘道会系組長が神戸山口組の中核組織である山健組(同・神戸市中央区)系組員に襲われる事件があった。

 11月に入っても山口組直系団体、愛桜(あいおう)会(同・三重県四日市市)の会長が何者かに撲殺されている。

 「いずれも分裂絡みのトラブルが関係している可能性が高い」とは捜査関係者。

 激震を予感させる不穏な動きもある。

 「双方の組織ともに防弾チョッキを準備するなど、抗争の準備を整えている。組員の一部を地下に潜伏させ、敵対する組の関係者の立ち回り先を調べさせている組織があるとも聞いた」(先の暴力団関係者)

 警察庁は9月以降、山口、神戸山口両組の事務所など延べ103カ所を捜索、幹部ら延べ143人を逮捕。大規模な抗争の可能性も視野に入れて最大限の警戒にあたっている。

2470名無しさん:2015/12/09(水) 20:56:34
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151209/k10010335431000.html
山口組元幹部宅に空き巣か 3億円と貴金属盗まれる
12月9日 20時13分

兵庫県西宮市にある指定暴力団・山口組の元幹部の自宅から現金およそ3億円と貴金属が盗まれ、警察は、窃盗事件として捜査しています。
7日に兵庫県西宮市剣谷町にある住宅の住民から、「現金と貴金属が盗まれた」と警察に届け出がありました。
警察によりますと、この住宅は指定暴力団・山口組の元幹部の自宅で、金庫などから現金およそ3億円と貴金属が盗まれたということです。
元幹部と家族は今月5日から外出していて、家族が2日後の7日に帰宅したところ、家の窓ガラスが割られ、部屋の中が荒らされていたということです。
警察は、何者かが窓ガラスを割って侵入し、現金や貴金属を盗んだ窃盗事件として捜査しています。

2471名無しさん:2015/12/12(土) 07:53:28
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151211/k10010338421000.html
現職市長が刑事裁判の弁護を担当 福岡
12月11日 23時32分

元検事で弁護士資格を持つ、福岡県直方市の現職の市長が、詐欺未遂の罪に問われた福岡県警察本部の元警視の刑事裁判で弁護を務めることになり、11日に開かれた初公判で被告の無罪を主張しました。市長は警察の捜査に疑問を持ち、弁護を引き受けたということで、「公務に支障のない範囲で弁護活動をするので問題ない」と話しています。
この裁判は、福岡県警察本部留置管理課の警視だった要幸次被告(57)が、キャッシュカードを使うなどして自分で現金を引き出したのに、カードを紛失して不正に使われたように装って、銀行に損害の穴埋めを要求して、220万円をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の罪に問われているものです。
被告の弁護は、元検事で弁護士資格を持つ福岡県直方市の壬生隆明市長が務めることになり、11日に福岡地方裁判所で初公判が開かれました。
初公判で被告の元警視は起訴された内容を否認し、弁護に当たる壬生市長も、「なくしたカードの再発行を前提に会話しているなかで、身に覚えのない取り引きがあったため、確認したかっただけで、うそを言ったわけではない」と述べて、無罪を主張しました。
壬生市長は東京高検の検事などを務めたあと、ことし1月から弁護士として活動し、4月の直方市長選挙に立候補して初当選しました。
被告とはお互いの親族が知り合いだったことから相談を受け、接見するうちに警察の捜査に疑問を持ち、弁護を引き受けたということで、「公務に支障のない範囲で弁護活動をするので問題ない」と話しています。

2472とはずがたり:2015/12/17(木) 15:34:47
フリージャーナリストに「訴訟提起をします」 橋下氏、政界引退で「厳しい法的対処」宣言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151214-00000002-jct-soci
J-CASTニュース 12月14日(月)18時53分配信

フリージャーナリストに「訴訟提起をします」 橋下氏、政界引退で「厳しい法的対処」宣言
「私人」橋下氏は「社会的評価を低下させる表現に対しては厳しく法的対処をしていきます」と宣言した
 大阪市長としての任期が満了する2015年12月18日で政界引退を表明している橋下徹氏が、「名誉毀損専門の弁護士」として「結果を出す」と明言したことを受け、ツイッター上で攻勢を強めている。

 これまでも橋下氏がツイッター上で強い調子で相手を非難することは珍しくなかった。ただ、橋下氏に対する批判は「公人に対する表現として最大限容認」してきたという。だが政界引退で「私人」になったことで、「社会的評価を低下させる表現に対しては厳しく法的対処をしていきます」と方針を転換。早速自らが代表を務める法律事務所を名乗り、フリージャーナリストを名指ししながら「訴訟提起をします」と警告している。

■「私人個人に対して人格攻撃はしない」が、攻撃されれば「やり返す」

 「維新の党」から「大阪系」の議員が離脱する形で15年11月に立ち上がった国政政党「おおさか維新の会」は12月12日に臨時党大会を開き、橋下氏が代表を退いて幹事長の松井一郎氏(大阪府知事)を後任にあてる人事を決めた。橋下氏は今後党の「法律政策顧問」という肩書を持つことになる。

 橋下氏は「肩の荷が下りた」のか、翌12月13日には財政問題や従軍慰安婦問題をめぐってツイートを連発した。その中で、

  「僕はこちらから私人個人に対して人格攻撃はしない。メディアや公人などにはバカと言うが、私人個人には言わない。ただし相手から人格攻撃をしてくればやり返す」

と、これまでの原則を示す一方で、「橋下綜合法律事務所」の名前で、今後の新たな方針を明らかにした。

  「これまで橋下に対する批判的表現は公人に対する表現として最大限容認してきました。しかしこれから橋下は私人になりますし、当事務所の信用問題にかかわりますので、今後は橋下の社会的評価を低下させる表現に対しては厳しく法的対処をしていきます」

ツイートの10日後に「訴訟提起をします」
 早くも、その矛先はフリージャーナリストに向けられた。橋下氏はフリージャーナリストのアカウントを示しながら「訴訟提起をします」と宣言。このジャーナリストは、橋下氏が新たに市の条例を制定して12年に採用した特別秘書の存在を問題視している。この特別秘書をめぐっては、13年5月、採用が裁量権の逸脱だとして給与支払いの停止と支払われた給与の返還を求める訴えを市民らが大阪地裁に起こしている。

 ジャーナリストは15年12月3日、12月9日に行われた訴訟の証人尋問の傍聴を呼びかける書き込みをした。その中で、

  「徹ちゃんの選挙、住民投票の際には、『休職』して選挙活動。復職して秘書、を繰り返す。その度に退職金。課長待遇なので報酬もでかいよ」

などと特別秘書の待遇を批判していた。

 ツイートが書き込まれて10日が経過した12月13日になって、橋下氏は、

  「休職ごとに退職金を受け取っていない。法律上、政治活動をやっても給与は受け取れるが、それを止めるためにあえて休職させた」
  「休職すれば退職金はどんどん減っていく。その間給与も支払われない。そこまでやらなくてもいいところを、あえてケジメを付けた」

などと反論。これに加えて、どの程度一般的な見解なのかは明らかではないものの、

  「さらに訴訟上の主張を公開すれば名誉棄損を構成することも知らないらしい」

とも主張。訴訟で展開された主張をツイッターに書き込んだ場合、それを理由に訴訟を起こす可能性も示唆した。

 なお、橋下氏は市長在任中の14年3月、自らの出自を題材とした記事で名誉を傷つけられとして、朝日新聞出版、新潮社、文藝春秋の3社を相手取って提訴。そのうち朝日新聞出版とは15年2月に和解が成立している。

2473チバQ:2015/12/20(日) 12:07:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151220-00000006-asahi-soci
外国人実習生の失踪、過去最多に 急増の背景にスマホ?
朝日新聞デジタル 12月20日(日)5時13分配信

外国人実習生の失踪、過去最多に 急増の背景にスマホ?
日本で働く外国人は増えている
 日本で働きながら技術を学んでもらう「技能実習制度」で来日した外国人が、実習先からいなくなる事例が相次いでいる。法務省によると、今年は10月末までに約4930人がいなくなっており、年間で最多だった昨年の4847人をすでに上回った。よりよい待遇の職場を探しているケースが多いとみられている。

【図】日本で働く外国人の推移

 同省によると、外国人実習生は、建設や農業、漁業などの現場に約17万人(2014年末)いる。国際貢献のための制度としてできたが、実際には、仕事がきつく、日本人が敬遠しがちな単純労働の担い手として活用されているゆがみが浮き彫りになっている。

 実習先企業は、実習生が失踪した場合は、入国管理局に報告することになっている。同省によると、失踪者の数は12年には2005人だったが、13年には3566人、14年には4847人と増えていた。今年は6月末までの半年で2790人を数え、その後も月ごとに500人を超えるペースで増加。11月には初めて5千人を超えたのは確実とみられ、年間で6千人近くに上る可能性が高い。

 昨年の失踪者のうち、最も多かったのは中国人で、3065人。ベトナム人(1022人)、インドネシア人(276人)が続いた。これらの国々からは受け入れ人数が多く、今年も国別の失踪者数で上位を占めるとみられる。

 失踪者の多くは、不法滞在しているとみられる。失踪後に難民認定の申請をして、特別の在留資格を得ているケースもある。同省は、実習生の数自体が増えているのに加え、スマートフォンなどを使って待遇の良い職場探しが容易になっていることが失踪者急増の背景にあるとみている。(機動特派員・織田一、末崎毅)


     ◇

 〈技能実習制度〉 海外から発展途上国などの外国人を最長3年に限って受け入れ、技能や技術を学んでもらい、送り出し国の経済発展を担う人材を育てる目的で、1993年にできた。対象の職種は農漁業や建設、食品製造、繊維関係など約70種。中国からの実習生が最も多く、約17万人(2014年末)いる実習生の約6割を占める。次いでベトナムの2割。フィリピン、インドネシアが続く。

2474チバQ:2015/12/20(日) 12:07:59
http://www.asahi.com/articles/ASHDM6423HDMUTFK00G.html?ref=yahoo
外国人の技能実習「ブラック」な環境 失踪増える背景は
疋田多揚2015年12月20日05時14分
 外国人の技能実習制度で「失踪」が相次ぐのは、賃金の未払いなど労働者の権利が往々にして守られない「ブラック」な環境が一因となっている。だが実習生は日本人が避ける仕事を担う、労働力でもある。政府は人口減をにらみ、法改正して受け入れを拡大する方針だ。

 この秋、ベトナム・ハノイにある大学で、日本の介護現場で働こうとするベトナム人女性60人が、日本語を学んだ。初夏から、連日8時間。彼女たちは5月、日本の介護施設経営者の面接試験をくぐり抜けた、介護スタッフの卵だ。

 彼女たちの多くは、外国人技能実習生として来日することになる。日本政府は、今年の成長戦略で、来年度にも実習生が介護現場で働けるようにする方針を盛り込んでいる。

 女性たちと経営者を引き合わせたのは、長野県内で介護事業を手がける甘利庸子さんだ。「海外に頼らないと、人手不足で閉鎖する介護施設がたくさん出る」と直感。2014年、「海外介護士育成協議会」を立ち上げた。介護目的の入国枠を広げる政府の動きが明らかになったためだ。

 今年3月、甘利さんはベトナムへ飛び、国立ハドン医療短期大学と協定を結んだ。看護学科の卒業生を中心に、日本で働きたい女性を募った。教室と寮を使わせてもらい、授業は現地の日本語学校に委託した。

 甘利さんは一方、日本の経営者向けにベトナムへの面接ツアーを企画。社会福祉法人の理事長ら10団体ほどが手を挙げた。

 一行は5月、ベトナムで120人の女性と面接。60人に絞った上で、採用したい女性を指名した。指名順は「公平に」とあみだくじで決めた。

 内定した60人は日本の制度が整いしだい、甘利さんが運営する研修施設で介護を学び、老人ホームなどで働く予定だ。「需要は大きいのに、日本では人が集まらない。介護を受けられずに亡くなる時代が来てしまう」。8月にはフィリピンに飛び、90人ほどの女性看護師相手に、日本で働こうと呼びかけた。

     ◇

 技能実習制度は、先進国の技術を身につけてもらう「国際協力」が目的だ。だが、違う実態が潜む。

 中国人女性(29)は13年秋、茨城県内の大葉の栽培農家で働くために来日した。月収2万円弱だった中国江蘇省の農家に、夫と子ども2人を残してきた。「3年で500万円稼げる」と話すブローカーを信じ、諸費用の100万円は親戚に借金して用立てた。

 毎朝8時〜午後4時の大葉摘み取りは、時給713円。当時の最低賃金だ。夕方からは、大葉を10枚ごとに束ねた。日付が変わる頃までかかったが、「残業」に時給はなく、1束2円の出来高払い。1時間で150束作るのが精いっぱい。手は荒れ、葉っぱに血がついた。

2475チバQ:2015/12/23(水) 02:33:33
「朝鮮人を東京湾にたたき込め」などと叫んだ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151222-OYT1T50114.html?from=ycont_top_txt
ヘイトスピーチ、法務省が初の中止勧告
2015年12月22日 23時58分
 法務省は22日、東京都小平市の朝鮮大学校前で人種差別的なヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返したとして、右派系グループの元代表に同様の行為をやめるよう求める勧告を行った。


 ヘイトスピーチに対する勧告は初めてだという。

 発表によると、元代表らは2008年11月〜11年11月の計3回、同校の校門前で「朝鮮人を東京湾にたたき込め」などと叫んだ。勧告は、こうした行為について「生命や身体に危害を加えられかねないと、校内にいた学校関係者らを畏怖させる違法行為だ」と認定。「在日朝鮮人の尊厳を傷付けるもので、人権擁護のうえでも看過できない」として、今後繰り返さないよう元代表に求めた。

 勧告は同省の訓令に基づく措置で、強制力はない。

2476チバQ:2015/12/23(水) 02:34:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151223-00000001-mai-soci
<ヘイトスピーチ>元在特会代表に「脅迫的な言動しないで」
毎日新聞 12月23日(水)0時29分配信

 ◇東京法務局が勧告も強制力なし 法務省の人権救済措置は初

 2008〜11年に東京都小平市の朝鮮大学校前で脅迫的な言動を繰り返したとして東京法務局は22日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の元代表に対し、同様の行為を行わないよう勧告した。勧告に強制力はないが、ヘイトスピーチによる被害を巡って法務省が人権救済の措置を講じたのは初めてとみられる。

 法務省人権擁護局や被害を申告した学生2人の代理人弁護士によると、元代表らは08年11月、09年11月、11年11月の計3回、朝鮮大学校の校門前で街宣を実施。「朝鮮人を日本からたたき出せ」などと脅迫的な言動を繰り返した。3回とも学園祭が開かれていた。

 今年に入って被害申告があり、法務省は人権侵犯事件として調査を開始。勧告は元代表らの行為について「生命身体に危害を加えかねない気勢を示して畏怖(いふ)させた」と違法性を認定。「人間としての尊厳を傷つけるもので、人権擁護上看過できない」として、元代表に対し、強い恐怖感や苦痛を与える違法なものと認識して反省し、今後同様の行為を行わないよう求めた。

 代理人の師岡康子弁護士は、今回の法務局の措置を評価した上で、「勧告に強制力はない。現行法制度では不特定の集団へのヘイトスピーチを違法と認定できないという欠陥もあり、行政が明確に人種差別撤廃の責務を負い、被害者救済の立場に立つ法整備が必要だ」と話した。

 ヘイトスピーチを巡り法務省は今年1月、「ヘイトスピーチに対する断固とした姿勢をアピールする」(上川陽子前法相)として、「ヘイトスピーチ、許さない。」と書かれたポスターを全国の法務局を通じて自治体に配布するなど、啓発活動に力を入れている。【和田武士、林田七恵】

 ◇法務省が公表した街宣の内容◇

<2008年11月9日>

「朝鮮人を日本からたたき出せ」

「犯罪朝鮮人を東京湾にたたき込め」

<2009年11月1日>

「我々は徹底的にやりますよ。朝鮮人の犯罪がなくなるまで、朝鮮人、犯罪朝鮮人を日本からたたき出すまで、我々は絶対に闘いをやめない」

<2011年11月6日>

「そこで聞いている朝鮮人ちょっと出て来いよ。たたき殺してみせるから出て来いよ。日本人をなめんじゃねえぞ、ゴキブリども」

「君たちもね、北朝鮮人のプライドがあるならちょっと出て来い。金正日のためにここでなぶり殺しにされろよ。殺してやるから出て来いよ」

「いつまでもいつまでも日本人が黙っていると思うなよ。お前たちはね、あまりにも多くの血を流しすぎた。次はね、我々がお前たちの血を流す番だ」

2477名無しさん:2015/12/28(月) 21:40:21
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151228/k10010355811000.html
「餃子の王将」 反社会的勢力との関係の有無検証へ
12月28日 20時27分

おととし、「餃子の王将」を展開する会社の社長が拳銃で撃たれて殺害された事件で、これまでの捜査で遺留品から検出されたDNAの型が暴力団関係者のものと一致したことが明らかになったことを受け、会社側は反社会的勢力と会社との関係の有無を検証する第三者委員会を設置すると発表しました。
おととし12月、京都市山科区にある「餃子の王将」を展開する会社の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれて殺害されました。これまでの捜査で、現場近くで見つかった遺留品から検出されたDNAの型が、九州の暴力団関係者のものと一致したことが分かっています。
これを受けて、餃子の王将を展開する「王将フードサービス」は、反社会的勢力と会社との関係の有無を検証する第三者委員会を来月上旬に設置すると発表しました。第三者委員会は、外部の弁護士や会計士で構成され、会社の幹部などに聞き取り調査を行うなどして、今の経営陣が反社会的勢力と接点がないかなどを検証するとしています。調査の結果は、来年3月にも公表するということです。渡辺直人社長は記者会見で「毎年、この時期になるといろいろな話が再燃している。健全な経営体制を取り、皆さんに安心してもらうために委員会を設置する」と述べました。

2478名無しさん:2015/12/30(水) 17:21:16
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151228-00504398-shincho-soci
【新事実】理玖君の母親はなぜ消えたか――「厚木市幼児餓死白骨化事件」の語られざる側面
デイリー新潮 12月28日(月)7時33分配信

 昨年5月に神奈川県厚木市のアパートから幼児の白骨遺体が見つかった事件で、10月22日、殺人罪に問われた父親・齋藤幸裕(37)に懲役19年の判決が下された。

 事件は、家出した母親に代って3歳の一人息子・理玖君の世話をしていた齋藤が、しだいに育児をなおざりにし、食事の回数を減らして餓死させたという陰惨極まりないものだった。さらに齋藤は、遺体発見を怖れて、部屋の家賃を7年間も払い続けていた。

 作家の石井光太氏は、12月18日発売の「新潮45」1月号で、この事件について詳しくレポートしている。「夫婦はなぜ我が子を捨てたか 厚木市幼児餓死白骨化事件」と題された記事には、捜査でも裁判でもまったくと言っていいほど触れられなかったある重要な事実が詳しく検証してある。それは、理玖君の母親(34)について、である。

 裁判長は齋藤に対し、「親としての自覚がなく、自己中心的な犯行」と断罪した。しかしながら、養育能力のない齋藤のもとに理玖君を置き去りにして消えた母親はどうだったのか。石井氏は、この母親の「家出」に焦点を当て、事実関係を精査している。

 家出は、2004年10月7日のこと。実はこの日の午前4時半、理玖君は路上に一人でいるところを発見され、警察に保護されていた。トラック運転手の父親は仕事中で、母親もどこかへ外出しており、ともに家には不在だった。

 母親は裁判に出廷し、この日のことを、

「自殺したいと仕事場の同僚から言われ、引き止めるために西新宿のマンションへ行っていた」

 と語っている。そして児童相談所、父親経由で連絡をもらい、理玖君を引き取ったという。

 だが極めて不可解なことに、その日の午後、彼女は帰宅した齋藤に理玖君を預け、「買い物に行く」と外に出てそのまま姿を晦ましてしまうのだ。そしてその後はいっさい連絡が取れなくなった。

 彼女は裁判で、その理由を「幸裕の暴力が怖かったから」と、自身も被害者であることを強調しつつ答えている。だが、理玖君の保護された時、それを警察にも児童相談所にも相談した形跡はない。

 石井氏は、当時、彼女が勤めていた職場を割り出した。それは風俗店だった。そしてその店長と同僚風俗嬢に話を聞いてまわった。

 彼女はトラブルメーカーだったという。当時の店長が語る。

「あいつ、シャワー後に客と個室に入ると、しばらくして壁を叩いて『客に本番やられた!』って騒ぎ出すんです。店長の俺としては、従業員を信じて客を追い出すしかないですよね。でも、ほとんどが嘘なんです。本番されたって嘘つけば、客にサービスをせずに五分で終って金だけもらえるでしょ。それが目的なんです」

 そして問題の家出の日の「西新宿の自殺を図ろうとした同僚」についてはこう言う。

「そんな子いないっすよ。新宿から一時間かけて本厚木まで働きに来るわけないじゃないですか。新宿の方がずっと儲かります。うちで働くのはこの近辺の子ばっかです」

 その店からは突然「バックレた」。その時期は、家出の時期と一致する。この時、何らかの差し迫った状況に彼女は置かれたのであろう。

 さらに石井氏は、生まれ育った箱根の旅館周辺も取材し、彼女の父親が“蒸発”していることを知る。そして、

「愛美佳(母親のこと、仮名)は父親とそっくりです。嘘をつくところも、浪費癖も、家族を一切合財捨てて家出してしまうところも。真似してるんじゃないかって思うぐらい……」

 という生々しい親族の証言を得るのだ。

 石井氏はその一族の内実も詳述していくが、夫と3歳の子供がいる中で風俗嬢になり、やがて我が子を捨てた彼女の背景には、あまりに荒んだ生育環境と家族関係があったのだった。

 むろん齋藤幸裕のやったことで、一つとして妻に転嫁できるものはない。齋藤が理玖君を救える機会は幾度もあったし、育児放棄の大きな理由が新しい恋人との逢瀬というからあきれるほかはない。現在、量刑を不服として控訴中だが、懲役19年も妥当に思える。

 しかしながら、彼女が何事もなくそのまま社会で暮らしていくことには違和感を覚えないわけにはいかない。

 死のきっかけを作り、養育義務がありながらそれを放棄したもう一人の親をそのままにしては、また同じような事件が起きるのではないか――石井氏はそんな危惧を記しつつ、筆をおいている。

「新潮45」2016年1月号 掲載

新潮社

2479チバQ:2016/01/12(火) 21:54:32
http://mainichi.jp/articles/20160113/k00/00m/040/040000c
日弁連
会長選に中本氏と高山氏…立候補締め切り

毎日新聞2016年1月12日 18時59分(最終更新 1月12日 19時00分)


 日本弁護士連合会の村越進会長の任期満了(3月末)に伴う次期会長選は12日夕、立候補届け出が締め切られた。大阪弁護士会元会長で日弁連元副会長の中本和洋氏(69)と、東京弁護士会の高山俊吉氏(75)=届け出順=が立候補した。投開票は2月5日で、約3万7000人の会員に選挙権がある。任期は4月から2年間。

 争点の一つとなりそうなのが法曹養成のあり方。法律家志望者が減少する中、中本氏は弁護士の活動領域拡大や、安心して志望できる環境の早急な整備を主張。高山氏は司法試験の合格者数絞り込みや、法科大学院制度の廃止を訴えている。【和田武士】

2480名無しさん:2016/01/30(土) 14:57:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160127-00000008-kobenext-l28
山口組最高幹部を逮捕 身分隠し車購入容疑
神戸新聞NEXT 1月27日(水)12時37分配信

 暴力団排除条項のある自動車販売会社から、組員の身分を隠して乗用車を購入したとして、兵庫県警暴力団対策課と東灘署などは27日、詐欺の疑いで、指定暴力団山口組の最高幹部で「本部長」のポストに就く直系組長、大原宏延容疑者(69)=大阪市生野区=と、その元妻(66)を逮捕したと発表した。

 県警によると、大原容疑者は同区を拠点とする直系団体「大原組」の組長。逮捕容疑は元妻と共謀し2014年8〜9月、暴力団関係者との取引を拒否している大阪市内の販売会社から新車を購入する際、暴力団員であることを隠して契約し、納車させた疑い。

 大原容疑者は一部否認し、購入手続きをしたとされる元妻は容疑を認めている。県警は、ほかに関わった疑いのある同組組員や同社従業員からも事情を聴く方針。

 県警は、大原容疑者が山口組総本部を訪れる際にこの車に乗っている実態を確認。元妻は26日に逮捕し、近く釈放する見通し。自身にも逮捕状が出ていることを知った大原容疑者が27日午前9時ごろ、東灘署に出頭したという。

2481名無しさん:2016/01/30(土) 15:02:01
これは何かの冗談ですか? 小学校「道徳教育」の驚きの実態 法よりも道徳が大事なの!?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160126-00047434-gendaibiz-soci


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