したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

法学論集

2398名無しさん:2015/09/20(日) 09:25:58
>>2397

六代目への不満
 では、誰が入江氏や井上氏をリクルートしたのか。

 蜂起・分裂劇で絵を描いたのは山口組舎弟だった侠友会(淡路島)・寺岡修会長だという説が流れている。当たらずといえども遠からずだろう。それと山口組本部による厳しいカネ集めに一番苦しんできた中堅的な直系組長たちが真の主役だったような気がする。

 4月に私が見せられた手紙にはこの後、〈私の知らないところでもっとメンバーがおるのでしょうが、話を聞くかぎり、山口組の過半数に達したといっていたので〉という一句もあった。

 直系組長の数を70人とすれば、その半数は35人である。今のところ神戸山口組は13人だから、明らかに予定より人数が足りない。従来の山口組側が神戸山口組の切り崩しに成功していると見ていいのではないか。

 このとき私は手紙の記述の信憑性を疑っていたので、こうした情報をあまり重視しなかった。そして4ヵ月後の8月、ほんとうに蜂起・分裂が日の目を見た。直系組長たちは当初の計画通り粛々と準備を進めていたのだ。

 では、彼らは「絶対、山口組執行部に潰されないために」どういう措置を採ったのか。

 今、神戸山口組のメンバーに連絡はついても「まだ外に向けて話せないことになってます。近々われわれの考えについて各方面に分かってもらう文書を作りますんで」と、はかばかしく答えてくれない。

 そのため推測するしかないのだが、一つの準備は山健組・井上組長と宅見組・入江組長の迎え入れに成功したことだろう。

 (五代目山口組組長・渡辺芳則氏の出身母体である)山健組は大勢力であると同時に有名ブランドでもある。参加しているかいないかは対外的イメージが大きく違う。また入江組長は数字に明るいことで、神戸山口組の秘密兵器になり得る。

 神戸山口組が蜂起した主な理由は、今の六代目山口組が行っているきびしいカネ集めにある。直系組長たちは毎月100万円前後を月会費の名目で本部に納めている。山口組本部には直系組長たちが差し出す会費(警察はこれを上納金と呼ぶ)だけで、毎月約7000万円が集まっていた。

 今回の分裂騒ぎで初めて出る数字だが、このうち約3000万円が月々司組長に渡っていたとされる。年間にすれば3億6000万円。

 その他、直系組長たちが拠出して中元や歳暮の時期、また司組長の誕生日祝い(1月25日)などで各1億円近くを集め、司組長には年6億円ぐらいが渡っていたらしい。

 また司組長は友好団体のうち双愛会(千葉)、共政会(広島)、福博会(福岡)、東亜会(東京)を後見し、これら団体からも中元や歳暮で現金を贈られているようだ。なんやかや年間10億円前後を集金していたのかもしれない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板