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法学論集
2400
:
名無しさん
:2015/09/20(日) 09:32:14
>>2399
これから繁華街で起きること
しかし逆にいえば、神戸山口組の優位点はこれだけともいえる。
今のところ所属組や組員数が多いのは圧倒的に従来の山口組のほうだ。友好関係にある団体数も多い。長らく暴力団世界の盟主を続けたガリバー型寡占の巨大組織だから、たとえ勢力が半減しても、構成員数で第1位であることは変わらない。
だからといって勢力が劣る神戸山口組を暴力的に蹂躙することはできない。抗争すれば、民法や暴対法の「組長の使用者責任」や、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人など)で実行犯の組員ばかりか組長も逮捕され、あるいは損害賠償を求められ、組織がメタメタになる。
両派とも表向き抗争はできない。しかし敵対する勢力の権益を奪うことで暴力団は活性化する。逆に向こう三軒両隣が自派か自派の友好団体なら、シノギをどこにも求めようがない。敵対する団体があるからこそ、そこの利権を食い荒らせる。暴力団にとっては健康な環境である。
よって山口組と神戸山口組との対立抗争は最初、地域限定的な経済戦になるはずだ。早い話、東京には弘道会も山健組も進出、企業事務所を構えている。不動産、金融、建設、解体業、産廃処理、作業員派遣、ホストクラブ、ヤミカジノ、特殊詐欺など、あらゆる職種が軒を並べている。
企業事務所だからといって、拳銃やナイフ、金属バットを持っていないわけではない。ビジネスをめぐってのトラブルや小競り合いはいつでもあり、それが暴力沙汰に発展する理由も無数にある。
今回のような場合、拳銃の使用はいささか荷が重い。所持、発砲、殺傷行為と別々に計算され、それらの刑が加算されてとんでもない量刑になり得る。しかも拳銃は暴力団抗争のイメージに結びつきやすいから、なるべくなら使いたくない。
そこで集団的に相手をバットで打ち据えるなど、あたかも半グレ風の喧嘩も装うだろう。バットを使っても六本木クラブ襲撃事件のように一般人への人違い殺人は起こるのだ。山口組における名古屋―神戸抗争は全国の繁華街をストリートファイトで彩りかねない。
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みぞぐち・あつし/'42年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社勤務などを経て、フリーに。『暴力団』『詐欺の帝王』『血と抗争山口組三代目』など著書多数。近著に『新装版ヤクザ崩壊半グレ勃興』(講談社+α文庫)がある
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「週刊現代」2015年9月19日号より
週刊現代,溝口敦
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