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法学論集

1とはずがたり:2005/03/29(火) 14:02:24
憲法や政治思想・安保論など以外の政治・法学関連スレです。判決・刑事事件等扱います。

=関連スレ=
憲法スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061910652/l100
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l100
政治思想総合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/l100

1923杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2012/05/23(水) 11:16:03
時効7年なのに…9年前の窃盗容疑で逮捕 3年半の海外渡航歴分を除外で
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120522-OYT1T00437.htm

 神奈川県警中原署は21日、大阪府箕面市小野原東、美容師内山武光容疑者(29)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、内山容疑者は2003年3月12日午前から翌13日未明までの間、川崎市中原区上丸子山王町のアパート1階の男性会社員(32)宅に合鍵で侵入、外国製自転車やノートパソコンなど3点(計約17万円相当)を盗んだ疑い。調べに対し「自分で使うつもりで盗んだ」などと供述し、容疑を認めている。

 内山容疑者は当時、現場近くに住み、合鍵は男性が玄関脇に隠していたものだったという。

 窃盗罪の公訴時効は7年だが、内山容疑者は途中の約3年半、米国に渡航していたため、時効にはならないという。

(2012年5月23日09時57分 読売新聞)

1924チバQ:2012/05/29(火) 00:00:21
>>1921-1922
http://www.letsdance.jp/

風営法改正を!! と。たまには政治的な発言をしてみます。

昭和のカビの生えた法律を改正し、クラブを届け出制にして
違法薬物管理を徹底させましょうや

未成年への入場規制や近隣環境への対応
警察ややくざの利権などなどクラブサイドでも
腰が重い部分もあるようですが、この馬鹿げた法律の改正を!

と先週土曜にクラブにて、リズムを取っていただけでダンスをしなかった
チバQは思ったのでした。
上のサイトの関係者とは知り合いでも何でもありませんが、よければ署名を。

1925チバQ:2012/05/29(火) 20:59:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000061-mai-soci
<風営法>ダンス規制削除を 坂本龍一さんら署名活動へ
毎日新聞 5月29日(火)15時0分配信


拡大写真
クラブでダンスする若者たち

 音楽家の坂本龍一さんらが、風営法の規制対象から「ダンス」を削除する法改正を求め、国会に請願する署名活動を始める。近年、若者が深夜にダンスを楽しむ「クラブ」が同法違反で警察に摘発される事例が相次いでいるためで、芸術関係者らの間で「このままでは音楽文化が衰退する」との懸念が広がっているという。10万人の署名を目標にしている。

 呼びかけ人には坂本さんのほか、作家のいとうせいこうさん、映画監督の諏訪敦彦(のぶひろ)東京造形大学長らが名を連ねる。

 クラブ関係者によると、摘発が目立ち始めたのは一昨年末から。大阪・ミナミでは十数軒が摘発され、容疑の多くは「無許可営業」だった。東京、福岡、京都でも同様の傾向で、閉鎖するクラブも相次いでいる。

 クラブは深夜から未明にかけ、DJの流す音楽に合わせて踊るほか、現代アートの発表の場として利用されることもある。請願書では「クラブは音楽家やアーティストを輩出し、新しい文化を生み出す場。多くは健全な交流の場」などとして、同法の規制対象から外すよう訴える。クラブ経営者らでつくる「Let’s DANCE署名推進委員会」(京都市)が事務局となり、イベント会場などで署名を呼びかける。

 同法は「客にダンスをさせ、かつ飲食させる営業」を風俗営業と規定し、都道府県公安委員会の許可が必要。しかし、許可を得ても営業は原則午前0時までに規制される。このため、大半のクラブは無許可営業しているのが実態だ。

 同法は戦後の風俗営業取締法を前身に84年制定。当時、ディスコを舞台に中学生が事件に巻き込まれるなど社会問題化し、営業時間も規制された。同法に詳しい西川研一弁護士(大阪弁護士会)は「『ダンス』が対象になっているのは、戦後、一部のダンスホールが売買春をあっせんしていたため。現在のクラブの実態にそぐわない」と指摘する。【入江直樹】


http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120317ddlk26040501000c.html?inb=yt
風営法:クラブ経営者「改正を」 ダンス規制法見直し連絡協準備会、府議会全会派に働きかけ要望を提出 /京都
毎日新聞 2012年03月17日 地方版

 ◇「時代遅れの風営法」
 クラブ経営者でつくる「京都ダンス規制法見直し連絡協議会」の準備会が16日、風営法改正を国に働きかけるよう求めるなどとした要望書を府議会全5会派に提出した。【入江直樹】

 ダンス音楽を掛けて深夜に客を踊らせるクラブ営業は風営法に基づく許可が必要とされる。しかし、クラブやダンスの定義が同法で明確でないといった議論や、許可されても原則午前0時までという営業時間の制約もあり、多くの店舗で許可を取らずに営業している実態が続いている。

 連絡協によると、警察当局による取り締まり強化で近年、廃業に追いこまれる店舗が大阪や京都で相次いでいるという。昨年11月には大阪市住之江区の複合イベントスペースがダンスイベントを開いたとして大阪府警から警告を受けた。

 連絡協は京都市の繁華街・木屋町のクラブやライブハウスの経営者らで今年1月末に準備会を結成した。賛同者を募って4月以降、同法改正に向けた全国的な活動を始める方針という。

 今回の要望では「経済活動の場であり、文化発信の場であるクラブを60年以上前に作られた時代遅れの法律で規制している」と指摘。各会派に国への働きかけを求めている。

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1926チバQ:2012/05/29(火) 21:00:49
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120412-00000001-gendaibiz-soci
ダンスが中学で必修化されて検査・指導・摘発が続き、悲喜こもごものクラブ経営者たち/伊藤 博敏
現代ビジネス 4月12日(木)7時5分配信


〔PHOTO〕gettyimages

 学習指導要領が改正、4月の新学期から中学1、2年生の体育の授業で、ダンスが必修化された。

 ダンスは、民族舞踊のフォークダンス、自分たちで振付を考える創作ダンス、ヒップホップなどの現代的なリズムダンスの3種目のなかから学校が選択、生徒に指導することになっているが、圧倒的人気は生徒の要望もあってヒップホップ。文部科学省の調査では、7割近くが選択していた。

 しかし、年と共にリズム感は衰える。40代、50代の中年体育教師が、あわてて「ダンス教室」に通う姿が見られるという。一方で、ダンス好きのリズム感のいい子は、授業を楽しみにしており、悲喜こもごもだ。

 そうしたなか、ダンスシーンをリードしてきたクラブ経営者が、浮かぬ表情を見せている。昨年から"締め付け"が、急に厳しくなったのだという。

「つい最近、手入れを食いました。無許可で客にダンスをさせたということで、みんな事情聴取され、調書も取られた。次は見逃してくれないから逮捕です。中学でダンスを教えることになり、裾野が広がるのはいいことなんだけど、その分、クラブの"掃除"をしておこうと、全国で警察の摘発が相次いでいます。やってることが矛盾しています」(港区のクラブ経営者)

 押尾学、酒井法子、市川海老蔵といった芸能人絡みの事件で、必ず登場するのがクラブである。ホステスが接待する銀座、赤坂の高級クラブではなく、踊れるクラブ---。

 そこは、単なる「踊りの場」というのではなく、女性なら容姿、男性なら資金力を持つ若くてワンランク上を自負する人間たちの社交場ともなる。だから、芸能人、モデル、歌手などが集まり、その評価が店の"格"を上げ、繁盛する。

1927チバQ:2012/05/29(火) 21:01:04
 ところが、クラブには「存在が許されない」という"弱み"がある。

 日本には、戦後間もない1948年に制定された「風営法」という厳しい縛りがある。飲食店、ゲームセンター、パチンコ・パチスロ、麻雀、キャバクラ、ホストクラブといった「風俗一般」を、厳しく取り締まるもので、ダンスについては営業許可1号から8号のうちの3号、4号免許が必要だ。

 ところが、許可を取れば、堂々と「ダンスの場」を提供できる代わりに、最長でも午前1時で閉店しなければならない。だが、都会のダンスシーンはそれからが本番で、朝まで踊り明かす。

 「風営法」の許可は、かえって営業の手足を縛るとして、ほとんどのクラブは、一般飲食店の許可で営業。踊ってはいても、ダンス音楽を流し、「客が体をゆすっているだけ」という、無理な解釈で免れてきた。

 ダンスの必修化とクラブの風営法違反の連続摘発が、連動していると証明されたわけではない。だが、そうとしか思えない動きが全国で始まっているのは事実だ。

 最も先鋭的だったのは大阪だった。

 10年末、アメリカ村の2店の老舗クラブが、無許可営業で摘発され、経営者が逮捕された。以降、大阪府警保安課、地元の南警察、大阪市消防局、大阪市環境局といった捜査当局と行政当局が一体となって、立ち入り検査や指導を続け、その間に摘発もあって、結局、昨年末までに20軒以上のクラブやライブハウスが、何らかの処分を受けている。

 名古屋では、昨年7月28日、深夜2時に無許可で60人の客のダンスをさせていたとして、中区栄のクラブ「プラスパーク」の経営者が逮捕された。福岡の老舗クラブも狙われ、昨年11月16日、「キースフラック」が摘発されて、経営者が逮捕されている。

 東京では、昨年11月27日、六本木のクラブのなかでも「老舗中の老舗」といわれ、単価が安く「若者と不良外人のたまり場」となっていた「ガスパニックバー」と「クラブ99」が摘発され、経営者が現行犯逮捕されている。

 風営法違反であることは百も承知。だが、これまで「見逃してくれたから」と、なめてかかったら、「ダンスの日常化」を前に、違法を放置できないという「秩序の論理」が働いて、警察は一斉摘発に踏み切った。



 60年以上前の風営法で、深夜営業を取り締まることが間違っていると、クラブ経営者や従業員、あるいは著名ディスク・ジョッキーのなかには、風営法改正を求める署名活動をしている人もいるが、取り締まる側には、「深夜営業だけの問題じゃない」(警視庁組織犯罪対策部幹部)という思いがある。

「押尾やのりピー事件が象徴するように、クラブにはクスリ疑惑がつきまといます。合成麻薬に覚醒剤にコカイン…。さらに経営者には、反社認定されている人物と親密交際する人が少なくない。騒音やケンカなどで近隣の苦情も多い。そうした状況を放置して、規制を緩めろ、というのだからムシがいい」(同)

 まず身綺麗にしろ、というわけだ。

 実際、それが定着するかどうかはともかく、アメリカ村のクラブは変わりつつある。クラブ経営者が、住民やビルオーナーと定期会合を持つようになり、治安維持のためにパトロールを行うようになった。

 なにより、ダンスシーンを演出する店は、風営法の許可を取り、その代わり、店を午前1時までに閉じるようになった。「健全な踊りの場所」の提供である。

 どんな国にも規制はあり、深夜営業は禁じられている国が少なくない。ダンスにハマるのが若年層だからで、行政当局としては、「学校で教えるようになったら、クラブでの夜遊びが増えた」と、いわれないためにも規制強化が必要である。

 店側が、それを「矛盾」と受け止めるなら、大阪のように業態を変換のうえで、自主規制を強化するしかなく、そこにビジネスチャンスを見い出すのが、真の経営者なのである。
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1928チバQ:2012/05/31(木) 12:36:55
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/120530/ece1205301441000-n1.htm
ダンス規制削除求める署名 坂本龍一さんらが呼び掛け人2012.5.30 07:41

風営法のダンス規制削除を求め署名活動をする人たち=29日午後、京都市【拡大】
 音楽家の坂本龍一さんらが呼び掛け人となり、風営法の規制対象から「ダンス」を削除する法改正を求める署名活動が29日、京都市で始まった。「若者がダンスや音楽を楽しむクラブやライブハウスを文化の発信地として守るべき」として、10万人を目標に署名を集め、国会へ提出する。

 風営法では「客にダンスをさせ、飲食させる営業」に当たるクラブやライブハウスは規制対象となる。都道府県公安委員会の許可がいるほか、営業時間も原則午前0時までなど規制を受ける。

 署名活動は、関西のクラブ経営者や利用者で作る「Let’s Dance署名推進委員会」が主催。委員会によると、最近は同法違反でクラブ経営者らの摘発が相次いでおり、廃業を余儀なくされた店もある。

 委員会は「風営法ができた当時は、ダンスホールで買売春が行われていたとされたため『ダンス』が規制対象になった。現状にはそぐわない」としている。

http://www.asahi.com/national/update/0530/OSK201205290175.html
2012年5月30日0時18分
朝まで踊れるクラブ取り戻せ 規制撤廃求め全国署名活動今春摘発された大阪市北区のクラブ「NOON」=2011年1月、YOHEY WAKAMOTO氏撮影

風俗営業法のダンス規制撤廃を求め、署名活動する若者たち=29日午後、京都市中京区、高橋一徳撮影


 風俗営業法の適用によるクラブの摘発が各地で相次ぐ中、利用者やアーティスト、経営者らが29日、深夜にダンスをさせても風営法の適用対象にならないよう求める全国署名運動を京都市で始めた。「クラブは若者の表現の場。楽しみを奪わないで」。都市部を中心にクラブカルチャーが衰退している現状を訴えた。

■「表現の場 奪わないで」

 「ダンスが法律で規制されていること、ご存じですか」。京都・河原町三条の街頭で、クラブ利用者や法律家、経営者らでつくる署名推進委員会のメンバーが呼びかけると、若者らが足を止めて署名に応じた。目標は10万人。坂本龍一さんや大友良英さん、いとうせいこうさんら著名アーティストも呼びかけ人に名を連ねる。

 2010年12月に大阪・アメリカ村のクラブ経営者が無許可営業容疑で逮捕されて以来、京都や福岡、東京など各地で摘発が続く。大阪府警保安課は「客のけんかや騒音など近隣から苦情があり、取り締まりに乗り出した」と説明する。

 署名推進委のメンバーで、学生時代からクラブに通ってきた西川研一弁護士(41)は29日、京都府庁で会見し、「風営法による取り締まりは表現の自由への過度な侵害。ごく一部にドラッグや騒音の問題があるとしても、個別の法律で対応すべきだ」と訴えた。

1929とはずがたり:2012/05/31(木) 12:46:16

運転免許制度改正で有識者会議 病気無申告に罰則も検討
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012053101001099.html

 警察庁は31日、てんかんなど運転に支障を及ぼす可能性がある病気の患者の運転免許取得などについて、道交法の改正が必要かどうか議論する有識者会議の設置を正式に決めた。6月5日に第1回会合を開く。月1回のペースで開催し、9月をめどに提言書をまとめ、警察庁に提出する。

 運転に支障を及ぼす病気がある人は、免許の取得や更新時に症状を申告する義務があるが、罰則はない。会議では正確な申告を促すため罰則を設けることや、病気での免許失効後、病状が緩和した際の再取得制度などについて検討する。
2012/05/31 11:31 【共同通信】

1930チバQ:2012/06/02(土) 19:04:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000035-mai-soci
<クラブ>大都市中心に摘発強化…無許可営業の店多く
毎日新聞 6月2日(土)14時5分配信

福岡市内のクラブでヒップホップユニットのライブに盛り上がる客たち=福永方人撮影

 東京、大阪、福岡などの大都市を中心に、音楽とダンスを楽しむ「クラブ」が風営法違反容疑で摘発されるケースが相次いでいる。無許可営業の店が多く、警察はこれまで黙認状態だったが、約2年前から取り締まり強化に乗り出した。ミュージシャンらは「新しい文化の発信拠点が失われる」と批判し、同法の改正を求める全国署名運動も始まった。

 ダンスフロアを揺らす音楽が突然止まり、踊っていた客は外に閉め出された。

 5月12日午前1時すぎ、福岡市中央区天神3の「親富孝通り」にあるクラブ「マーズ」に、スーツ姿の福岡・中央署員約10人が家宅捜索に入った。経営者の男性(40)が風営法違反(無許可営業)容疑で逮捕され、マーズは営業を休止した。

 福岡市内では昨年9月に親富孝通りの大型店「クラブX(エックス)」が強制捜査を受け、経営者らが逮捕されたのを皮切りに、これまでにマーズも含め無許可営業の4店が摘発された。

 このほか、中央署は許可を得ている店舗に対しても、営業実態を確認する立ち入り調査を実施している。

 中央署は「深夜から朝方にかけてクラブ周辺から暴行や窃盗などの110番が多く、住民からの騒音苦情もある。クラブに出入りする若者の一部は薬物使用も疑われる。犯罪や迷惑行為の根を絶つために取り締まりを強化した」と説明する。東京、大阪、京都でも有名クラブが次々と摘発されているが、「他県の動きとは関係ない」という。

 だが、これまで風営法違反でのクラブ摘発はほとんどなかったため、クラブ関係者やアーティストらには唐突な”クラブつぶし”とも映り、困惑と反発が広がっている。

 親富孝通りのクラブ「ベース」のオーナー、狩野雅紀さん(33)は「親富孝のクラブはずっと朝までやってきて警察もほとんど黙認だったのに、いきなり強制捜査なんておかしい。市民に迷惑をかけないよう環境を改善するつもりは十分ある」。

 福岡市内のクラブでDJ(ディスクジョッキー)を務める男性(36)も「仕事場が営業休止となり、生活に困っているDJもいる。クラブで犯罪やドラッグの問題なんてほとんどないのに……」と戸惑いを隠さない。

 全国的には5月29日から音楽家の坂本龍一さんらが呼びかけ人となり、風営法の規制対象からダンスを削除するよう求める署名活動が始まった。クラブは現代アートの発表などにも利用されることから「多くのクラブは健全な交流の場で、音楽家、アーティストを輩出し、新しい文化を生み出す場」と訴えている。

 今年4月から中学校の体育でヒップホップも含めたダンスが必修化されるなど、ダンス文化の認知度は高まっている。警察側も「ダンスやクラブ自体を否定するわけではない」(中央署)との見解だ。

 そもそも、1948年に制定された風営法の規定が「時代遅れ」との批判もある。風営法に詳しい斎藤貴弘弁護士(第二東京弁護士会)は「制定当時はダンスが風紀を乱すというイメージが強かったが、近年のクラブの文化的貢献や経済効果を考えると、一律に規制するのは行き過ぎだ。ただ、クラブ側にも犯罪や薬物の温床になっているという負のイメージを改善する努力が求められる」と指摘する。【福永方人】

 ◇クラブと風営法

 DJの選曲に合わせて客が踊るクラブは、レコード文化が復活した90年代以降、全国各地で増加した。風営法上の「客にダンスをさせ、かつ飲食をさせる営業」に当たり、都道府県公安委員会の許可が必要とされている。ただ、許可を取っても営業時間は午前0時(地域によっては同1時)までとの制約がある。イベント会場として貸し出すなどクラブの形態が多様なこともあり、無許可で朝方まで営業する店も多い。

1931とはずがたり:2012/06/05(火) 12:09:11

2012年6月4日17時9分
小川前法相「指揮権発動、了承されず」 捜査報告書問題
http://www.asahi.com/politics/update/0604/TKY201206040305.html

 内閣改造で再任されなかった小川敏夫前法相は4日午後の退任会見で、東京地検特捜部の検事が事実に反する捜査報告書を作成した問題をめぐり、「指揮権の発動を決意したが、野田佳彦首相の了承を得られなかった」と明らかにした。5月11日に官邸で、野田首相に伝えたという。

 報告書を作成したのは、小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体をめぐる事件の捜査にかかわった田代政弘検事(45)=現・法務総合研究所教官。検察当局は近く田代検事を不起訴処分にする方針を固めている。

 小川前法相は「いい加減な形で幕引きすれば、国民からの信頼回復は遠のいてしまう。信頼回復を何としても実現したい思いだった」と述べた。「検察が検察内部のことに消極的な場合、指揮権発動はふさわしいケースだ」とも説明。「状況によって、再度(野田首相に)ご説明にあがることも考えていた」と、退任に無念さをにじませた。

1932チバQ:2012/06/06(水) 21:49:37
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20120531ddlk19040087000c.html
暴力団:「山梨一家」分裂1年 抗争は沈静化 甲府市中心街、客足回復期待 県警、引き続き警戒 /山梨
毎日新聞 2012年05月31日 地方版

 県内の指定暴力団「山梨一家」が昨年5月末に分裂してから1年がたった。この間、分裂に伴う抗争の影響で、甲府市中心街では客足が減少。県警は特別捜査本部を設置し、中心街の街頭に警察官を多数配置するなど警戒を強化したほか、商店主たちとも結束して暴力団排除に向けた取り組みを行ってきた。最近では目立ったトラブルはなくなり、商店主からは客足の回復を期待する声も上がる。ただ、県警は、対立はまだ収まっていないとして、今後も警戒を続ける方針だ。【山口香織】

 ◇逮捕者14人
 「分裂抗争前と比べ、店の売り上げは3分の1ほど減った」

 甲府市中心商店街の商店主らでつくる「市中心街みかじめ料縁切り同盟」代表で、いなりずし店を営む清水明さん(68)はこう語る。

 分裂後、中心街では山梨一家と新団体「山梨侠友会」の小競り合いが頻発。県警は今月25日までに、抗争に関連した容疑で両団体計14人を逮捕した。再逮捕者を含めると延べ16人に上る。

 ◇縁切り同盟
 中心街へ客足が遠のいたために、商店主らが昨年11月に結成したのが縁切り同盟だ。みかじめ料を拒絶するプレートを各店に掲げたり、暴力団排除を訴えるパレードを行ったりしてきた。

 今月22日には、抗争が沈静化しつつあるとして安全宣言大会を開催。清水さんは「中心街を安心して訪れることができる街にしたい。今後も活動し、未加盟店にも参加を呼びかけたい」と話す。

 ◇暴排条例効果
 一方、県警の保坂広文・刑事部長は25日の定例記者会見で、中心街の現状について「暴力団関係者によるトラブルは皆無の状態」との認識を示した。

 県警によると、県内の暴力団構成員と準構成員は、昨年1月末時点で約690人。今年4月末には約450人に減少した。県警は、暴力団員らへの利益供与の禁止などを定めた県暴力団排除条例(昨年4月施行)や、暴力団が関係する露店の祭礼からの排除、県民の暴力団排除に向けた機運の高まりなどにより、暴力団の活動資金源が枯渇したことが要因とみている。

 対立抗争を完全に収束させるためにも、県警の唐木芳博本部長は25日の会見で「検挙と、民間と連携した資金源の封じ込めを徹底していく」と強調。県警組織犯罪対策課も「暴力団からみかじめ料要求などをされた場合には相談を」と呼びかけている。

1933チバQ:2012/06/06(水) 21:50:05
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000871206050001
中心街、安全になった?
2012年06月05日


甲府市の中心街では、警戒のために今も警察官による巡回が続いている=甲府市中央1丁目

   ■甲府・暴排運動1年 商店主らが「宣言」


 指定暴力団稲川会山梨一家の分裂から1年。暴力団同士のトラブルが相次ぎ、県警が警備を強化してきた甲府市中心街で、商店主らが「紛争は落ち着いた」として安全宣言を出した。街は安全になったのか。現状を取材した。


   ◇長期の警備に悲鳴


 「どうも、お疲れさまです――」


 約500の店が集まる甲府市中央の飲食店街。午後9時すぎ、客引きの男性が声をかけるのは客ではなく、街を巡回する警察官だ。人通りは少なく、制服姿の警察官はよく目立つ。


 昨年6月、街は分裂に伴う縄張り争いでトラブルが相次ぎ、県警は警戒を強めた。7月中旬からは、防弾チョッキを着た警察官が100人態勢で街の辻々に立ち、緊迫した雰囲気が漂った。その効果もあり、以後は大きなトラブルは起きていない。


 だが、「安全」のための警戒活動が長期間になると、暴力団とのトラブルを嫌う直接的な客の減少に加え、警備の物々しさから「客が来なくなった」という声が商店主らの間から出始めた。


 暴力団を排除しようと、商店主の有志らでつくる「みかじめ料縁切り同盟」の清水明代表(68)のもとにも、今年に入ると「危険な街」というイメージを早く払拭(ふっ・しょく)するため、「安全宣言」の要望が相次いだ。


 清水代表によると、夜を中心に営業する飲食店の中には、一連のトラブルが起きる前に比べて売り上げが半減したところもあり、閉店に追い込まれた店も少なくない。


 これでは生活が成り立たないと、警察に警戒態勢を緩めてほしいと要望し、5月22日に「安全宣言」を出した。清水代表は「以前はあったトラブルも、いまは落ち着いている」と話す。県警も要望を受け、4月末から街角に立つのではなく、巡回する形に変えて警戒を続けている。


 一方、飲食店を営む男性は、安全宣言が出されることを知らなかった。「暴力団の対立が収束したかどうか一般人には分からない」。街角から警察官がいなくなったことに、少し不安を感じるという。


   ◇暴力団員は大幅に減


 県警によると、昨年5月末〜今年5月初旬、稲川会山梨一家17人と、稲川会を脱退した山梨侠友会15人が、傷害や逮捕監禁、威力業務妨害の容疑で逮捕された。このうち、分裂による対立に絡んで逮捕されたのは計14人になるという。


 昨年1月末、約700人いた県内の暴力団員は、今年4月末の時点で約450人に減った。分裂した山梨侠友会も、当初の200人弱から50人弱まで減ってきているという。


 県警組織犯罪対策課は、警察による取り締まりと、「みかじめ料縁切り同盟」などの民間の運動で、暴力団を取り巻く環境が厳しくなったことが減少の大きな要因とみている。


 県警の保坂広文刑事部長は「暴力団排除条例で、お金を渡すことが条例違反になると県民意識が変わった。暴力団の資金源が枯渇し、苦しくなっているのではないか」と話す。


   ◇お祭りの露店も排除


 4月に施行された「甲府市暴力団排除条例」では、祭りやイベントの運営者は暴力団員の出店を阻止し、資金提供しないことが盛り込まれている。


 毎年7月、中心街で開かれる甲府夏祭りには150近い露店が出店してきた。しかし、甲府商店街連盟によると、昨年は露店の場所を決める際、分裂が原因とみられるトラブルが起きた。このため、連盟は例年の露店を認めず、代わりに食堂を営む商店主らに出店を求めた。その結果、店は80店ほどに減ったが、「レストランの料理を食べることができるなど、これまでの露店にはない良さがあった」(連盟の幹部)。


 今年も商店街の飲食店や、百貨店の物産展に出品しているような企業に協力を求め、
従来の150店をめざす。出店や販売に携わる人に暴力団関係者がいないか県警に問い合わせるという。「安全性を確保しながら祭りをもり立てていきたい」という。(内田光)

1934チバQ:2012/06/10(日) 10:33:41
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120609/waf12060911210006-n1.htm
暴力団員が半減 収入源絶たれ「食べていけない」 和歌山
2012.6.9 11:20 [westピックアップ]
 和歌山県内の暴力団員と準構成員の合計が約370人で平成19年以降の5年間でほぼ半減したことが、県警組織犯罪対策課への取材でわかった。全国の同時期の減少幅を大幅に上回っており、同課は「地方の深刻な不況に加え、取り締まり強化や暴排意識の高まりで暴力団としての活動が困難になっている」と分析。当局の監視を逃れるための“偽装離脱”の増加も予想され、県警が警戒を強めている。

 同課によると5月末時点の県内の暴力団は15団体で、すべて山口組系組織。県警が把握する組員・準構成員は約370人で、19年の30団体約650人から半減した。警察庁によると全国では23年末で約7万300人と、19年の8万4200人から約2割の減少にとどまっている。

 全国各地で暴力団排除が進む中、和歌山県でも昨年7月に暴力団排除条例が施行された。県警も公共事業からの暴力団関連企業の締め出しや、歓楽街で暴力団からのみかじめ料の要求を断るよう各店に求めるなど、対策を強化している。

 同課は「暴力団の力を利用する企業が減った上にみかじめ料などの伝統的な収入源も絶たれ、末端の組員が食べていけなくなっている。若い人材を確保するのが困難であることは間違いない」とする。

 同課は今年に入り、山口組の直系組織だった和歌山市内の団体が実質的に解散したことを確認。傘下組織の約半数が他団体に吸収されたが、残りの組員は暴力団からの脱退を表明したとみられるという。

 同課は「表面上は脱退しても、暴力団と関係を持ち続けるケースが増える可能性もある。人数が減っても監視と取り締まりを続ける」としている。

1935チバQ:2012/06/11(月) 22:08:24
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120611/waf12061114010018-n1.htm
【心斎橋刺殺】
またも「誰でもよかった」…身勝手な犯行を防ぐ手立てなく
2012.6.11 13:57 [westピックアップ]

【クリックで拡大】警察官に取り囲まれた礒飛京三容疑者=10日午後、大阪市中央区東心斎橋(提供写真)
 「誰でもよかった」…。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された礒飛(いそひ)京三容疑者(36)は過去の無差別殺傷事件の犯人と同様、身勝手な動機を淡々と供述した。何の罪もない人々が繰り返し犠牲になっているが、防ぐ手立てはないのが実情だ。

 「仕事もなく、住むところもない。もう死ぬしかない」。出所直後だった礒飛容疑者は生活苦を動機に挙げ、「人を殺せば死刑になると思った」と供述しているという。

 過去の通り魔事件では、背景事情は違うものの、犯人は一様に「誰でもよかった」と供述し、無差別に襲いかかっている。

 平成11年に東京・池袋で、包丁とハンマーで通行人を襲い、2人を殺害した男=死刑確定=は、家庭の経済的困窮から「人生に失望し、世間を驚かそう」と犯行を決意したとされる。

 20年に茨城県土浦市の駅構内などで男女8人を包丁で刺し、1人を殺害した男=同=も「生きていることがつまらなくなった」と死刑願望を持ち、犯行に及んだという。

 同年6月には東京・秋葉原でも通り魔事件が発生。歩行者天国にトラックで突っ込み、通行人をはねた上、ナイフで次々と刺して7人を殺害した男=1審死刑、控訴中=は、インターネットの掲示板をめぐって孤立感を深めたことが動機だったとされる。

 秋葉原では再発防止に向け、地元商店街などは一帯に多数の防犯カメラを設置。このほかの繁華街でも防犯カメラの設置などが進むが、突然の凶行を防ぐには限界がある。

 警察庁によると、通り魔による殺人、殺人未遂事件は平成5年以降、年間数件〜十数件で推移。秋葉原事件のあった20年が14件と最多で、それ以降も21年4件、22年5件、昨年も6件発生している。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120611/waf12061107370003-n1.htm
礒飛容疑者「自殺しようとしても死にきれず、刺せば死刑になると…」
2012.6.11 07:32 [殺人・殺人未遂]
1時間前に包丁を購入


 大阪市中央区東心斎橋で2人が刺され死亡した事件で、大阪府警に10日に殺人未遂容疑で現行犯逮捕された自称、住所不定の無職、礒飛(いそひ)京三容疑者(36)が、府警の調べに対し、「やったことは間違いない」と容疑を認めたうえで「自殺しようと思っていました。だから1時間前に近くで包丁を購入した。ですが、死にきれず、人を刺して殺してしまえば死刑になると思ってやった」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。

 大阪府警によると、礒飛容疑者は今年5月下旬に新潟刑務所を出所。本籍地とみられる栃木県内にしばらくいた後、9日に新大阪に来て、大阪市内の知人男性宅に泊まったと話しているという。

1936とはずがたり:2012/06/14(木) 13:35:27

法科大学院は失敗だなぁ。。

法科大学院 定員割れ8割超 入学者1桁は20校
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/06/14/kiji/K20120614003465270.html

 今春、学生を募集した法科大学院73校のうち、86%に当たる63校で入学者が定員を下回ったことが14日、文部科学省の調査で分かった。定員の半数に満たなかったのはうち35校で、前年度より14校増えた。

 20校は入学者数が10人未満となり、特に新司法試験合格率が低迷する学校は前年度からの落ち込みが大きかった。

 学生数が極端に少ないと教育の質の確保が難しくなる。運営がさらに厳しくなったことが入学者数からも裏付けられ、統廃合が今後加速する可能性がある。

 定員に占める入学者数の割合(充足率)が最も低いのは神戸学院大の6%で、次いで東北学院大7%、駿河台大10%、来年度からの学生募集停止を決めた明治学院大13%が続いた。国立は新潟大、静岡大、島根大、香川大、鹿児島大の5校が5割を下回った。全体では前年度比9ポイント減の70%となった。

 一方、100%以上だったのは、一橋大、京都大、神戸大など10校で、国立大が大半を占めた。

 73校の合格者数は、前年度より586人減の延べ6522人。志願者数は1万8446人で4481人減り、入学者数は470人減の3150人だった。

 受験者数を合格者数で割った競争倍率が2倍未満だったのは、6校減の13校。文科省が2倍未満を補助金削減の基準の一つにしていることから、合格者数を絞って2倍以上を確保したケースが多いとみられる。

 調査結果は、同日の中教審法科大学院特別委員会で示された。姫路独協大は昨年度から募集停止している。


[ 2012年6月14日 10:27 ]

1937チバQ:2012/06/17(日) 11:18:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000505-san-soci
大阪での24時間に何が?「過去の通り魔とは違う」
産経新聞 6月17日(日)10時26分配信


拡大写真
南署に移送される礒飛京三容疑者=10日午後、大阪市中央区の南警察署(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)

 大阪・心斎橋で男女2人が刺殺された通り魔事件で、礒飛(いそひ)京三容疑者(36)=殺人容疑などで送検=が栃木県内の薬物依存者の支援施設を出た後、絶縁状態だった2人の兄に電話で援助を求めていたことが16日、分かった。しかし、支援施設に戻るよう諭され援助は断られていた。事件は17日で発生から1週間。頼れる人も、金も、仕事もなく、行く末を悲観した様子が浮かぶが、なぜ一気に無差別殺人に突き進んだのか。大阪府警南署捜査本部の捜査の焦点は「動機」 の解明に絞られつつある。

■「金がたまらない」

 「金も泊まるところもない。何とかしてくれ」

 今月8日、支援施設を退所した礒飛容疑者は関東地方に住む2人の兄に電話をかけてこう懇願した。

 一回りは年が離れた2人の兄とは平成18年から絶縁状態だった。この年、覚醒剤で2回逮捕され、金銭トラブルもあったからだ。それでも礒飛容疑者はつながりを求めた。22年にまた覚醒剤で逮捕され、新潟刑務所に服役しても「施設でリハビリし、薬物依存を治す」と手紙を送った。

 電話に出た長兄は「自分たちを頼るのは支援施設でのプログラムを終えてからだ」と説諭。だが、礒飛容疑者は「施設は金がたまらないから嫌だ」と応じなかった。次兄は、電話に出ることも拒んだという。

■まじめな職人

 暴走族の総長、暴力団に出入り…。20歳過ぎまでの礒飛容疑者を知る同級生らが語る人物像は、まさに非行少年のなれの果てだ。だが、近年は覚醒剤を除けば、まじめな職人という評判もあった。

 礒飛容疑者が22年に逮捕されるまで勤務していた栃木県内の内装会社の社長は「礼儀正しいし、覚醒剤なんかやらなかったら立派な職人になったはずだ。周りの職人からも評判は悪くなかった」と話す。

 礒飛容疑者は出所後まもなく、この社長にも電話をかけて支援施設に入所していることを伝えていた。ただ、わずか2週間ほどで退所した負い目からか、社長には援助を求めなかった。

 社長は2年前に留置場で面会した際、「もう面倒はみれない」と突き放した。だが、刑務所から何度も手紙を受け取り、「心当たりの職人に連絡して就職先を探していた」という。

■カギは24時間

 頼れる人をなくした礒飛容疑者が向かったのは、「とりあえず出てこい」という刑務所で知り合った知人が住む大阪だった。

 「仕事を世話してもらう」。礒飛容疑者はこんな期待を抱いていた。しかし、知人と落ち合って大阪市内を観光し、翌日の明け方まで酒を飲んだが、具体的な仕事の話は出なかったとされる。

 ある捜査幹部は「過去の通り魔事件の犯人とは違う」と指摘する。支援施設を途中で退所したものの、その後は覚醒剤に手を出したわけではなく、おかしな言動もないからだ。「それだけに、なぜいきなり犯行に走ったのか、分かりにくい」

 礒飛容疑者は犯行直前に全財産の18万円をコンビニで引き出し、包丁だけを購入して音楽プロデューサーの南野信吾さん(42)と飲食店経営の佐々木トシさん(66)に襲いかかった。

 この直前になぜ知人宅をこっそり出たのか、なぜ金を引き出そうと思ったのか、疑問点は少なくない。別の捜査幹部は「仕事があると過剰な期待を抱いたのかもしれない。大阪に来てからの24時間に何があったのかが、動機解明のかぎになる」と話した。

1938チバQ:2012/06/17(日) 12:17:06
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/563265/
17歳のアリ地獄 低年齢化するミナミの“闇”
配信元:
2012/05/20 12:23

【関西の議論】

 全国有数の歓楽街、大阪・ミナミ。10代の男女が夜ごと繰り出し、キャバクラ、風俗、ホストそれぞれの立場で客を求める。最近では小学6年生の女児に客引きをさせたガールズバーが摘発されるなど、夜のミナミの「低年齢化」が目立つ。深みにはまった少年少女は容易には抜け出せず、ある女子高生は、ホストに貢ぐため借金を重ね、風俗店でのアルバイトで返済するという“あり地獄”に。華やかなネオンの輝きとは対照的に、足元の闇は濃く、深い。

 ■わたしの「口座」

 ある風俗店の従業員控室。高校生のエミ(18)の隣で、女の子が泣きじゃくっていた。

 「うちの口座がな、『色恋(いろこい)違う』っていうねん」

 口座は送金先。つまり、なじみのホストを指す。その彼から「恋ではなく仕事の付き合い」と告げられたのが号泣の原因のようだ。エミの風俗店で働いていたのは同じような境遇の子ばかり。エミもそうだった。

 17歳の夏、初めてミナミのホストクラブへ行った。友達は「1回行ってみたら面白かった」という単純な理由でエミを誘った。

 初回料金は5千円以下。横に付いたのが拓也(22)だった。帰り際に店の外まで送ってもらう「送り指名」の相手に選んだ。すぐに好きになった。

 最初に送り指名したホストが、後に口座になることが多いのだという。そんな業界の慣習にも、今は詳しい。
 2回目以降は一気に料金が上がる。エミの場合は数万円から、多いときで10万円くらい。酒も飲んだ。未成年者への酒類提供は風営法違反だが、だれも気にしない。
 支払いで現金が足りなければ、ツケを意味する「未収(みしゅう)」扱いになる。店に対してはホストが未収を肩代わりする形になり、客はホストからの取り立てに追われる。
 拓也は言った。「おれをナンバーワンにしてくれ」。エミの未収はかさんだ。高収入のアルバイトとしてあっせんされたのが風俗店勤務だった。初めて会った夏の日から、まだ2カ月しかたっていなかった。
 ■気が付けば「エース」
 風俗店関係者からは「どこまでできるか、勝負やで」と発破をかけられた。「試されてる」と思った。拓也への気持ちを形で見せたかった。客1人を相手すれば、エミの取り分は最低5千円。2人で1万、10人で5万円…。
 年が暮れるまでに、拓也に300万円以上注ぎ込んだ。夜の風俗アルバイトを終えると拓也の店に行き、そのまま翌朝まで。「いつもオーラス(オープンからラストまでの略)やった」
 「リシャール」に「ルイ13世」といえば、どちらも1本数十万円という超高級ブランデーだ。それを何本か注文したのだろう。400万円の未収を抱え、途方に暮れる女の子をエミは見たことがある。
 エミは中学生のころから自傷行為(リストカット)を繰り返すなど、精神的に不安定な側面もあった。一度言い出したら後には引かない性格だ。それでも、エミだけが特別変わっているわけではない。まわりの子も似たり寄ったりだった。
 未成年者から金を絡め取る見えない「システム」が、夜のミナミには存在する。昔も今も変わらない。
 「お金があれば振り向いてくれるって、勘違いしてた」。年が明けて、エミはようやく気が付いた。「しっかり努力して働けよ」と拓也にしかられたのがきっかけだった。
 「死ぬから止めないで」 そうメールを送り、大量の睡眠薬を一気に飲み込んだ。薄れる意識の中でもう一度メールした。今度は「たすけて」。返信はなく、もちろん助けにも来なかった。一時は危篤状態に陥った。
 店に行くことはもうない。今では「恨むことはできへん。といって、特別な感情はもうない」と淡々と話す。
 ホストは一番の上客を「エース」と呼ぶ。エミの表情に一瞬、さみしげな影がよぎった。「私が彼のエースだった」

1939チバQ:2012/06/17(日) 12:17:26
 ■ホストの言い分
 グリコのネオンサインが瞬く道頓堀の戎橋。ホストのヒロシ(23)はスマートフォンをいじりながら、人混みに顔を向けた。
 他店の客引きは左右に目を配り、若い女性グループを物色中だ。「なってない。レベルが低いよ」。同時並行で、常連客にメールくらいしないと−。ヒロシの視線はスマートフォンに戻った。
 この世界に入ってまだ1年半だが、店での売り上げはトップクラスという。月に約1千万円を稼ぎ出したこともあるそうだ。戎橋に来るのは客引きのためではなく「単なる暇つぶし」。
 景気が悪いとは思わない。ホストの稼ぎは実力次第だ。「未収はつくらない。キャッシュ優先。1人2〜3万円をコツコツと。確実に給料をもらうためにはそれが一番」。では何人相手にすれば、月1千万円に届くのだろうか。
 周囲のホストは大体20代で、10代は少ないという。上下関係は厳しく、言葉遣いひとつで鉄拳が飛んでくることも。だから10代はすぐに辞めていく。
 客はどうだろう。「未成年に酒?ない、ない」。発覚して警察に摘発でもされたら「(店側から)後でボコボコにされる」。そのうえ営業停止になれば、売り上げ相当額の借金を背負わされることになる、というのだ。「未成年相手にバカはしない」とヒロシは強調した。
 一方で、未成年であろうと骨までしゃぶるホストがいることは否定しなかった。あくまで「うちの店は違う」というスタンスだ。
 ■補導は10万人
 2008年のリーマン・ショックは、大阪の夜の街も飲み込んだ。特に客を接待するキャバクラやホストクラブなどの落ち込みが目立つという。
 大阪府警によると、当時2500件近くあったこうした店舗は、昨年末には1976店まで減った。
 統計でフォローできるのは、営業許可を取得している店だけだ。数字に表れない無許可の違法店舗も、山ほどつぶれているという。
 「リーマン以前の4分の1くらいになっているのでは。ミナミはどこも不景気ですよ」と業界関係者は語る。人件費を抑えるために安いバイト代で未成年者を働かせるケースも少なくないとみられる。
 府警が昨年補導した未成年者は約10万1千人。ここ数年間、ほぼ横ばいで推移している。(文中仮名)

1940チバQ:2012/07/05(木) 23:52:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000520-san-soci
「自殺の練習」死亡男子へのいじめ 教諭「一緒になって笑っていた」
産経新聞 7月5日(木)11時13分配信

会見で、アンケート結果を公表しなかったことに「隠したとは思っていない」と話した澤村憲次・大津市教育長(左)ら=4日、大津市役所(加藤園子撮影)(写真:産経新聞)

 滋賀県大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、男子生徒へのいじめについて学校側が直後に在校生徒に実施したアンケートで、教諭が「見て見ぬふり」「一緒になって笑っていた」などといじめを放置していたことを示す回答が少なくとも14人分あったことが4日、関係者への取材でわかった。アンケートには男子生徒が自殺の練習をさせられていたとの回答があったことがすでに判明。市教委は「自殺の練習」と同様に、事実確認できないとして公表していなかった。

【表で見る】 大津市立中学校2年の男子生徒転落死の経緯

 教諭の放置を示す回答は記名8人、無記名6人で、直接見聞きした内容が1人、伝聞が13人。「先生も見て見ぬふり」や「一度、先生は注意したけれどその後は一緒になって笑っていた」と記されていた。また「先生もいじめのことを知っていたけどこわくて言えなかったらしい」などとするものもあった。

 一方、男子生徒が先生にも泣きながら電話でいじめを訴えたが、あまり対応してくれなかったらしい、と指摘する回答もあり、教諭が男子生徒へのいじめを認識していながら、適切な対応をとっていない可能性があることが明らかになった。

 市教委は昨年11月、記名で生徒が実際に目撃し、事実確認できたアンケート内容のみを公表し、死亡した男子生徒がいじめを受けていたことを認めたが、いじめと自殺との因果関係は不明としていた。

 しかし「自殺の練習」や教諭の放置を示す回答は、追加調査しても事実確認できないとの理由で、公表を見送っていた。

 大津市の澤村憲次教育長は4日市役所で記者会見し、「自殺の練習」のアンケート結果を公表しなかったことについて「隠したとは思っていない。(回答した生徒が)直接見たわけでなく、事実として確認しきれず、公表しなかった」と釈明した。

 当初「自殺の練習」と回答したのは15人とみられていたが、大津市教委は4日、16人と発表した。

1941チバQ:2012/07/06(金) 23:08:45
http://www.asahi.com/national/update/0706/OSK201207060150.html
大津市長、市教委の対応の不十分さ認める 中学生自殺
定例会見で涙を拭う越直美・大津市長=大津市御陵町の大津市役所


 大津市立中学校の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、同市の越直美市長は6日の定例会見で、市教委が「(生徒が)自殺の練習をさせられていた」などとする生徒のアンケート回答を公表していなかったことについて「最初に十分な調査、公表ができていれば、ここまで問題が大きくなることはなかった」と話し、当時の市教委の対応が不十分だったことを認めた。

 越市長は3月、生徒の通っていた学校であった卒業式に来賓で出席し、自身も過去にいじめを受けていた体験を告白していた。会見の冒頭から涙を流し、「1月に就任してからもっと早く、外部調査をするなどの対応をすべきだった」と述べた。市教委に代わり、市長部局の中に大学教授や臨床心理士、弁護士など第三者による調査委員会を立ち上げ再調査する意向を明らかにし、調査委の調査結果次第では、いじめと自殺の因果関係を見直す可能性にも言及した。

 この日は滋賀県の嘉田由紀子知事も会見を開き、大津市が設ける予定の調査委員会との情報共有や問題の再発防止を目指し、県教委と県健康福祉部を中心とした「緊急対策チーム」をつくり、大津市にも参加を呼びかけ、来週にも初会合を開く考えを示した。

1942チバQ:2012/07/07(土) 10:51:07
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201207070025.html
いじめ経験、大津市長涙 対応不十分認める 中学生自殺2012年7月7日

定例会見で涙を拭う越直美・大津市長=大津市御陵町の大津市役所



 大津市立中学校の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、同市の越直美市長は6日の定例会見で、市教委が「(生徒が)自殺の練習をさせられていた」などとする生徒のアンケート回答を公表していなかったことについて「最初に十分な調査、公表ができていれば、ここまで問題が大きくなることはなかった」と話し、当時の市教委の対応が不十分だったことを認めた。

 越市長は3月、生徒の通っていた学校であった卒業式に来賓で出席し、自身も過去にいじめを受けていた体験を告白していた。会見の冒頭から涙を流し、「1月に就任してからもっと早く、外部調査をするなどの対応をすべきだった」と述べた。市教委に代わり、市長部局の中に大学教授や臨床心理士、弁護士など第三者による調査委員会を立ち上げ再調査する意向を明らかにし、調査委の調査結果次第では、いじめと自殺の因果関係を認める可能性にも言及した。

 この日は滋賀県の嘉田由紀子知事も会見で「ひとごととは思えない。ご家族の方も大変つらいと思う」と声を詰まらせた。嘉田知事は、大津市が設ける予定の調査委員会との情報共有や問題の再発防止を目指し、県教委と県健康福祉部を中心とした「緊急対策チーム」をつくり、大津市にも参加を呼びかけ、来週にも初会合を開く考えを示した。

1943チバQ:2012/07/07(土) 12:24:21
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120707/waf12070707010000-n1.htm
“自殺練習”の衝撃 事実隠す市、沈黙続けた女性市長 大津の「いじめ死」で新展開 
2012.7.7 07:00 (1/4ページ)[関西の議論]

男子生徒の自殺問題で、涙ぐみながら会見する越市長=7月6日、大津市役所
 大津市で昨年10月、いじめに遭っていた市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題が波紋を広げている。「男子生徒が自殺の練習をさせられていた」。学校側のアンケートに多くの生徒がこう答えたにもかかわらず、市教委がこの事実を公表していなかったことが判明、騒動が再燃したのだ。「伝聞などで事実確認ができなかった」「自殺といじめの因果関係は判断できない」と、腰の引けた対応を繰り返す市教委には全国から抗議が殺到。越直美市長は6日にようやく調査のやり直しを明言したが、後手に回った感は否めない。

 秘められていた一部のアンケートの中身が明らかになったのは今月3日。「(自殺した男子生徒が)昼休みに毎日自殺の練習をさせられていた」「(同級生が)自殺のやり方を練習しておくように言っていた」。生徒16人がいじめの実態についてこう回答していたことが分かったのだ。

 アンケートには「(同級生が)思い切り肺、おなか、顔を殴ったり、跳び蹴りしていた」という、暴行現場を目撃したとする生徒の証言もあった。さらに、「先生も見て見ぬふり」「一度先生は注意したけれどその後は一緒になって笑っていた」と、教諭がいじめを放置していたことを示す回答も14人からあった。

 このアンケートは、男子生徒が昨年10月にマンションから飛び降りた直後、学校側が全校生徒859人を対象に実施。約8割から回答があり、市教委は昨年11月の時点で、男子生徒が同級生にいじめられていた事実を認めていた。

 男子生徒が死んだハチを食べさせられそうになったり、ズボンをずらされたりしたほか、首を絞められたり、整髪料のスプレーをかけられたりした陰惨ないじめの実態も明らかにしていた。

 しかし、一部のアンケートの内容は公表してこなかった。市教委によると、「自殺の練習」との回答はすべて伝聞によるもので、「教諭のいじめ放置」も14人のうち13人が伝聞だったという。非公表としたことについて、澤村憲次・市教育長ら市教委幹部は「直接見たわけでなく、話の内容から確実性が低いと考えた。隠したとは思っていない。アンケートで、学校が事実と判断した内容のみ公表した」と釈明、「追加調査する予定はない」としていた。

 しかしその後、市教委が「いじめた側の教育的配慮も考慮」して、いじめ行為をしたとされる複数の同級生に直接、「自殺練習」について確認していなかったことが判明した。

1944チバQ:2012/07/07(土) 12:24:51
 伝聞なら“裏取りして”確認するのが当たり前。それもせず、多数の生徒の「勇気ある声」を“無視”してしまった。これでは真実追求より、隠蔽に走ったと取られても仕方ないのではないか。

 現にこの問題が発覚して以降は、市教委に「ちゃんと説明してほしい」「きちんと認めたうえで謝罪して」といった抗議が殺到。テレビの全国ニュースでもたびたび取り上げられ、コメンテーターらからも市教委への厳しい非難が聞かれた。

 一方、この問題で沈黙を続けた越市長に対しても批判が出ている。

 今年1月に就任した越市長は、3月に男子生徒が通っていた中学校の卒業式に出席し、自身も小学3年と高校1年時代にいじめを受け、「今までに2回死にたいと思ったことがある」と涙ぐんで告白。「いじめのない社会をつくる責任がある」と力説していた。ところが、「自殺練習」が発覚して市に抗議が殺到し、市教委の姿勢が批判されても、当初は意見を述べたり、問題解決に向けイニシアチブをとることはなかった。

 男子生徒の両親は今年2月、いじめ行為をしたとする同級生3人とその保護者、大津市に約7720万円の損害賠償を求め提訴したが、市は「自殺に過失責任はない」として全面的に争う構えだ。

 5月の第1回口頭弁論で市は「教員のだれがどこで、いかなるいじめを目撃し放置したか具体的指摘がない」と主張した。これについて、男子生徒の父親は「いじめで死にたいという心情を実体験として明らかにした越市長が、答弁でそのこと(いじめと自殺の因果関係)を否定しているのが信じられない。(いじめ被害を告白した)あのスピーチは政治的パフォーマンスだったのか。そうなら息子の死をパフォーマンスに利用したことになり、あまりにむごい」と批判した。

 さらに、「なぜこのようなことが起きたのか、何一つ隠すことなく白日のもとにさらすことが、学校として当然なのではないか」と学校の調査結果の徹底した公表を求めたが、その1カ月余り後、はからずも市教委が重要な事実を公表していなかったことが露呈した。

 7月17日の第2回口頭弁論で両親は「自殺の練習」や教諭のいじめ放置などについても取り上げる意向だ。

 越市長は6日の記者会見で、「調査をやり直す。有識者の調査委員会を立ち上げる」と述べ、ようやく市として対応に本腰を入れていくことを明言した。「自殺の練習は真実ならいたましい話。市長就任後もっと早く調査に取り組むべきだった」とも話したが、就任から間もなく半年、“ハネムーン期間”も過ぎ、まさにトップとしての実行力が問われている。

1945荷主研究者:2012/07/08(日) 15:34:56

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/308606
2012年6月20日 10:06 西日本新聞
九大法科大学院六本松へ

 九州大は、福岡市東区の箱崎キャンパス内にある法科大学院を、同市中央区の同大六本松キャンパス跡地(約6・5ヘクタール)に移転させる方針を決めた。早ければ2017年度から講義を始める予定。跡地には裁判所や検察庁、福岡県弁護士会館などの移転計画があり、弁護士の講師派遣など法曹機関との連携も図る。

 同大は5月、学長らでつくる将来計画委員会で、六本松移転を盛り込んだ法科大学院の将来構想を承認。跡地を所有する都市再生機構(UR)に移転の意向を伝えた。

 計画では、法科大学院は、URが跡地北側に計画している複合施設に入居。延べ床面積約1400平方メートルのスペースに、演習室や講義室、図書室などを整備する。

 同大学院によると、移転後は県弁護士会や大学院OBの弁護士を講師に招いたり、裁判の傍聴を授業に採り入れたりすることを計画。大学院生による無料法律相談の開催や、弁護士の講義を九州の他の法科大学院生に開放する構想もある。

 同大学院の赤松秀岳院長は「裁判所などの移転が正式に決まれば、法曹機関のすぐ近くに立地する全国にも例がない法科大学院となる。六本松一帯を『リーガルパーク(法曹街)』と位置付け、教育の質を高めたい」としている。

 同大学院は04年4月開設。在籍者は約200人。九大は19年度までに同市西区の伊都キャンパスに施設の大半を移転させる予定。旧教養部などがあった六本松キャンパスは09年に転出を終え、URが跡地を購入。地下鉄駅に隣接し、社会人の通学に便利なこともあり、法科大学院の移転候補地に挙がっていた。

=2012/06/20付 西日本新聞朝刊=

1946チバQ:2012/07/11(水) 23:29:44
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001207110002
「教委ずさん」市長一転
2012年07月11日


取材に応じる越直美市長=10日午後10時29分、大津市御陵町の大津市役所

【いじめ資料精査で不信■議事録なし】


 大津市で中学2年の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、新たなアンケート結果の判明を受け、大津市の越直美市長が訴訟で遺族側と和解したい意向を示した。弁護士出身の越市長は問題が明るみに出た4日以降、自ら訴訟資料を精査していたが、市教委に募らせた不信感が頂点に達したようだ。


 全校生徒を対象にしたアンケートで「自殺の練習をさせられていた」という回答が明るみに出た4日から、弁護士でもある市長は訴訟資料を読み込んだ。


「法廷で真実が明らかになる」と考えてきたが、回答には暴力行為の記述が数多くあった。


 市教委は「事実かどうか確かめた」と説明してきた。だが、記名回答したのに聞き取りをしていない生徒がいることが判明し、「法廷で争う以前の事実関係の調査をやり直すべきだ」と考え始めた。6日午前、会見でこうした考えを述べ、涙を流した。


 ただ、6日、市教委は昨年11月に実施した2回目のアンケート結果を見直し、「葬式ごっこ」などの記述を見落としていたことが判明した。市教委は9日から回答した生徒に事情を聴き始めた。市長は9日昼すぎ、市の沢村憲次教育長から約3時間、再調査について説明を受け、「聞き取れていない項目があるなら公表し、訂正し、おわびすべきだ」と指示した。


 市教委は「アンケートは公表しない前提で生徒に聞いた」としたため、学校を通じて生徒や父母の了解を得る手続きを進めた。10日午後8時半、沢村教育長らが緊急会見で経緯を説明し、謝罪した。10日午後10時半ごろから越市長は取材に応じ、「いじめと自殺は因果関係がある」と和解したい意向を示した。


 一方、沢村教育長は11日、取材に対し、市長の和解方針を昨夜テレビで初めて知ったと明かし、「因果関係があるのかないのかは今まで言ってきた通り、わからない」とした。


 市議会は13日、市教委の対応について説明を求める。


 「いじめの加害者」として遺族に損害賠償を求められ、「いじめはなかった」と主張する同級生の代理人は「特にコメントすべき状況ではない。裁判で手続きを進める」とし、県警の捜査には「警察が動いたら対応を話し合う」と話した。 


(調査委新事実出るまで/市長一問一答)


10日夜、取材に応じた越直美大津市長との一問一答の要旨は次の通り。


 ーー市教委の対応は。


 昨年の学校と市教委の調査が不十分、かつずさんだったことについて、亡くなった方と遺族の方に真摯におわびしたい。


 ーーずさんな点とは。


 後から調査を検証できるような議事録が一切残っていなかった。判断を素人の学校や市教委の認定で行っている。外部の専門家に判断をあおぐべきだった。


 ーー今後の対応は。


 遺族は真実が知りたいと言っている。外部調査委員会を設けて調査を徹底的にやりたい。新しい事実が出るまでやりたい。


 ーーいじめと自殺の因果関係はつながる可能性もあるのか。


 私はそういう風に思っている。それができるように調査をしたい。それができないのであれば、(その原因は)いい加減な調査をした学校や市教委にある。責任は大津市にある。裁判はいったん中断したい。調査委の結果を出して大津市の責任があればおわびして和解する。結局わからず、裁判で因果関係を立証するのが難しいとなれば、それができなくなった時に責任を取りたい。


 ーーいじめと因果関係はないという主張は。


 私自身は、いじめと自殺の因果関係はやはりいじめがあったからこそ亡くなった、と思っている。それが立証できるような事実を今回の調査で探したい。


 ーー因果関係があるというのは推測でしかない。


 根拠があって言っているわけではない。根拠が探せるように調査したい。

1947チバQ:2012/07/21(土) 23:24:08
なんか 今度はマスコミが加害者と教師教育長をイジメる構図になってるよなあ
誰か自殺するんじゃ苦笑

1948チバQ:2012/07/22(日) 14:11:23

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120722/waf12072212000008-n1.htm
クラブでダンスは「風営法違反」? 起訴された経営者が訴える「摘発は憲法違反だ」
2012.7.22 12:00 (1/4ページ)[関西の議論]

風営法違反で摘発された大阪市北区のクラブ「NOON」。法廷での憲法論争に発展する可能性も(同店提供)
 若者たちが音楽に乗ってダンスを楽しむ「クラブ」がここ数年、風俗営業適正化法による許可を受けていないとして、警察に摘発されるケースが全国で相次いでいる。一方、「客にダンスをさせる営業」を規制対象とする同法をめぐり、音楽家らが法改正を求めて署名活動を展開中だ。そうした中、同法によるダンス規制が憲法で保障された「幸福追求権」などを侵害するか否かが刑事裁判で争われることになった。無許可でクラブを営業したとして摘発された経営者の男性(49)が、同法は憲法に違反するとして無罪を主張する方針を固めたのだ。刑事法廷で行われる異例の憲法論争の行方は。(前田武)


突然の摘発に困惑


 深夜に若者が集まるクラブ。ドラッグや暴力事件、騒音問題など悪い印象を持たれやすい存在であるのは確かだが、現実はどうなっているのだろうか。

 大阪府警は今年4月、大阪市北区のクラブ「NOON」を風営法違反容疑で摘発。経営者の男性も逮捕、起訴された。

 同法2条1項3号は「ナイトクラブその他、設備を設けて客にダンスをさせ、かつ、客に飲食をさせる」ことが風俗営業にあたり、都道府県公安委員会の許可が必要としている。また、原則として午前0時以降は営業できないと定められている。

 男性は平成5年からクラブを経営していたが、風営法上の許可を得たことは一度もないといい、「特にトラブルもないのに、なぜ突然摘発されたのか分からない」と話す。

 実際、これまでは多くのクラブが許可を受けずに午前0時以降も営業。事実上の黙認状態が続いていた。しかし、数年前から全国の警察が取り締まりを強化し、大阪や東京、福岡、京都などで摘発が相次いだ。

 背景には、客のけんかや騒音被害などで周辺住民が苦情を訴えるケースのほか、ドラッグ汚染との関連や防火上の問題を指摘する声もあるとされる。


「幸福追求権」侵害?


 今回の裁判で、男性は「ダンスを法律で規制することは憲法が保障する幸福追求権や表現の自由、営業の自由に反する」と主張するつもりだ。現在は公判前整理手続き中で、まだ公判日程は決まっていない。

 男性が店内にダンススペースを設けて客にダンスをさせるなどした事実はあるが、ダンス規制は違憲で「法の効力がない」などとして無罪を主張し、最高裁まで法廷闘争を続ける意向という。

1949チバQ:2012/07/22(日) 14:11:52
 男性の主任弁護人を務める西川研一弁護士は「風営法でダンスが規制されているのは、戦後すぐのころ、ダンスホールで売春行為が行われた時代のなごり。現在のクラブの実情にそぐわない」と指摘する。「悪いイメージの多くは印象論にすぎない。ほとんどのクラブは地元とも良好な関係を築き、きちんと運営されている。逆に、必要のない法規制がクラブの健全な発展を妨げている側面もある」と訴える。

 多くのクラブは、入店者の年齢確認を徹底したり、街の清掃活動を行ったりするなど、イメージ向上に努めてきただけに、摘発が相次ぐことに関係者は悔しさをにじませる。

 最近は、店内に「ダンス禁止」の表示を掲げるクラブが現れるなど、一部で滑稽ともいえる現象が起こっているという。


音楽家ら署名活動


 警察によるクラブの摘発が相次いだこともあり、クラブ関係者やファン、弁護士らは5月、風営法の規制の対象からダンスを除くよう法改正を求める署名活動を始めた。

 音楽家の坂本龍一さんや作家のいとうせいこうさんなど著名なアーティストらが呼びかけ人に名を連ね、10万人を目標に全国の路上やクラブ、イベント会場などで活動を展開している。これまで約2万人の署名が集まったという。

 署名推進委員会メンバーの会社員、中村陽介さん(30)は「クラブは、これまで多くのアーティストを生み出してきた場所。音楽はもちろん、文学や映像、ファッションなど、さまざまな芸術の交流拠点でもある」と強調。「このままでは、こうした文化が衰退してしまう」と危機感を抱いている。

 風営法では、飲食を伴うクラブの摘発で適用される2条1項3号のほか、飲食を伴わないダンス営業を規制する条項もある。

 署名活動にも協力している西川弁護士は「刑罰を科すには、どういう行為を対象とするのか、明確に定義する必要がある。しかし、ダンス営業の規制については一部の社交ダンスは対象外になるが、その他のダンスがはっきり分からない」と語る。

 このため、捜査当局の解釈次第では、ヒップホップ系のダンススクールや野外イベントなども取り締まりの対象になりかねないという。

 西川弁護士は「中学校の体育でダンスが必修科目になる時代。そもそもダンスという表現行為を法律で規制すること自体に無理がある」と訴えている。

 流行の最先端をいく若者が集うクラブをめぐり、刑事裁判の法廷で繰り広げられる憲法論争。ダンスと音楽を愛するクラバーたちも無関心ではいられないはずだ。

1950チバQ:2012/07/23(月) 22:55:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012072302000092.html
ネット中傷無関係女性被害 「顔見えず恐怖の日々」 大津いじめ自殺
2012年7月23日 朝刊

 大津市の中二男子生徒が飛び降り自殺した事件で、いじめたとされる同級生の母親と間違われた大津市の女性(65)が、インターネットで中傷され、脅迫状も受けたことが分かった。女性は本紙の取材に応じ、「相手の顔は見えず声も聞こえないだけに、よけいに恐怖を感じる」と語った。

 ネットの書き込みを知ったのは今月八日。「大変なことになっている」との親族の電話でパソコンを開くと、自分のフルネームと会長を務める女性団体の名称がネットの掲示板にあふれていた。「人殺し」「クズ人間」などの言葉も並ぶ。「足腰が震えて立っていられなかった」

 女性に中学生の子どもはいないし、事件の中学校とは別学区に住む。いじめたとされる同級生と同姓というだけ。翌朝には、この女性団体を担当する市役所の部署にも抗議電話が殺到。市役所や自宅などに「人殺しの母親」「顔に濃硫酸をぶっかける」と手紙やはがきが届いた。

 警察へ行き「ネットから誤った情報や書き込みを消してほしい」と訴えるが、削除は自分でやるしかないと説明された。「どうしたら消せるのか、それしか頭になかった」。総務省の相談センターへ電話したり、大津地方法務局人権擁護課に出向いた。「削除すると、再びネット上で反応する場合もある」との法務局の助言で様子を見ることにした。

 「電話が少なくなり、いったんは大丈夫と思っても、新たな手紙が来ると再び恐怖が襲ってくる」。今も夜の外出を控え、「一人で家にいると怖くて、ドアに突っかい棒をしている」とおびえた表情で話す。

 女性は二十日にあった女性団体の会合で体験を語り、「ネット情報の危うさを子どもにしっかり教えたい。いいかげんな書き込みは大変な被害を巻き起こすことを理解してほしい」と呼び掛けた。

 脅迫の電話を録音し、手紙やはがきも一緒に大津署に被害届を提出。脅迫容疑などで捜査している。

 神戸大大学院の森井昌克教授(情報通信工学)は「手続きを取って調べれば、誰が書いたのかは必ず分かる。ネット世界に匿名性はあり得ないことを皆が自覚し、書き込みに責任を問えるような法整備などの対策が必要だ」と指摘している。

1951チバQ:2012/07/23(月) 22:56:55
http://www.asahi.com/national/update/0723/OSK201207220106.html
2012年7月23日10時14分
「いじめ」ゆがんだ糾弾 ネット書き込み過熱、別人標的

 大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、いじめたとされる少年や学校関係者らを実名で糾弾するインターネット上の書き込みが止まらない。誤った情報もあふれ、無関係の人が標的にされるケースもある。滋賀県警は「看過できない状況だ」と捜査に乗り出した。

 「人殺しの親族を病院が雇うのか」「今から行くから待っとけ」――。滋賀県栗東市内の病院には6日夜から匿名の電話が殺到した。「加害者の祖父が滋賀県警OB。病院に天下り」という掲示板への投稿がきっかけらしい。芸能人のブログにも引用され、一気に広まったとみられる。

 「いじめ問題と一切関係がありません」。職員が説明しても聞く耳を持つ人はわずか。一方的に話して電話を切る。「言い分はわかった。でもネットが事実だと思う」と言い残す人も。

 電話は最初の3日間だけで200件。ほかに無言電話が500件。救急患者の受け入れにも支障が出そうになった。メールなどでの抗議は200通を超えた。

 名指しされた病院職員の男性は元警察官で、中学校近くの交番に勤めたことはある。しかし、生徒とは全く無関係で、7日、県警に名誉毀損(きそん)容疑で被害届を出した。

 「貴女の顔に濃硫酸をぶっかける」。大津市内の女性のもとには19日と21日、ワープロ打ちされた封書の手紙と手書きのはがきが相次いで届いた。県警によると、インターネットにさらされた「加害少年」と名字が同じで、それぞれ東京都と静岡県内の郵便局の消印があったという。19日には、やはり名字が同じ別の男性にも「お前に殺された」と手書きのはがきが届き、大津署がそれぞれ脅迫容疑で捜査している。

1952チバQ:2012/07/23(月) 22:57:10
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120713/dms1207131129013-n1.htm
“いじめ自殺”ネットが異常暴走!加害生徒をさらしてリンチ状態2012.07.13


自殺した生徒が通っていた中学校は、暴走するネットのターゲットとなった【拡大】
 滋賀県大津市で起きたいじめが原因とみられる中2男子生徒の自殺問題。県警が本格捜査に乗り出すなど異例の展開をみせるなか、インターネットの世界では、ユーザーらが匿名の掲示板にいじめの加害者とされる生徒の名前や写真、その親に関する個人情報を次々書き込み、異様な状況が続いている。止まらぬ暴露の連鎖に専門家は「ネット上のリンチ」と批判している。

 ハチやカエルの死骸を食べさせられ、トイレでボコボコ。階段から飛び降りる「自殺の練習」に「葬式ごっこ」も強いられた…。昨年10月、男子生徒が大津市内の自宅マンションから飛び降り自殺した。その直後、通っていた市立中学校で実施された生徒へのアンケートで、同級生3人から受けていたとされる、いじめの実態が浮かび上がった。

 今年7月になって、むごい仕打ちの一端がおおやけになったのをきっかけに、同4日、ネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」のなかに『中2自殺 生前に自殺練習強要』というタイトルでスレッドが立つ。以後、書き込みは爆発的に増え、12日夕でその数、15万7000件を突破。他の関連スレッドを含めるとこの数十倍はあるとみられる。

 ユーザーたちの関心は、いじめた生徒は誰かに始まり、実名と顔写真、住所に電話番号。親の名や勤務先、さらに担任に関するものなど、ありとあらゆる情報に及び、「加害者のクソ餓鬼とクソ親はすぐ死ね」など脅迫めいた文句も目立つ。

 興味と好奇心、それに悪乗りするユーザーたち。まさに無法地帯といった様相だ。

 『2ちゃんねる宣言』(文芸春秋)の著者でITジャーナリストの井上トシユキ氏は、プライバシーが守られないこの状況について、「(ネットユーザーは)初めのうちは義憤であったり正義感などで動いたのだろうが、いつしか情報を暴いて加害者を攻撃することが目的になっている」と指摘。「『こんなむごいことをした奴とその親はどんなツラをしてるんだ』などの好奇心を満たすため、新聞などのメディアなら規制するプライバシーのラインを軽々と踏み越えている」と問題視する。

 元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は「匿名を盾にして集団で個人を攻撃するのは非常に危険。いまの状態はネット上のリンチといえる」とし、こう続ける。

 「個人情報をネットに書き込む危険さは、間違って無関係な人の情報をさらした場合、侮辱罪や名誉毀損に問われる可能性があること。今回のように加害生徒に関係のある人の情報でも、刑事事件は難しくても民事的に損害賠償請求はあり得る」

 いじめで自殺したとみられる男子生徒をきっかけに立ち上がったスレッドが、いまや加害者とみられる生徒やその関係者を集団でいじめている構図。「恐ろしい探偵ごっこだ」と井上氏。

 「このままでは第2、第3の自殺者が出かねない」。若狭氏もこう危ぶんでいる。

 ■学校にカッターの刃

 異常反応はネット世論だけではないようだ。大津市の中2男子自殺にからみ、男子生徒が通っていた学校にカッターナイフの刃が送り付けられるなど、悪質な嫌がらせとみられる行為が相次いでいることが12日、大津署への取材で分かった。けが人はいない。

 いずれも消印が異なることから別々の人物が関与しているとみられ、大津署は脅迫容疑で調べている。

 大津署によると、学校には12日午前、カッターナイフやのこぎりの刃が入った封筒2通、生徒の射殺を予告するはがき2枚が届き、関係者から届け出があった。はがきは、男子生徒が自殺した経緯を公表するよう求めていた。大津市役所にも包丁が入った封筒1通のほか、透明な液体が入ったガラス瓶などが入った小包が届き、12日午後に大津署へ届けた。

1953チバQ:2012/09/02(日) 18:56:46
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120902/crm12090218210011-n1.htm
死亡したのは飲食店経営の31歳 六本木の集団乱入事件 無言で殴り続ける
2012.9.2 18:18
 東京都港区六本木の雑居ビル2階の飲食店で2日午前3時40分ごろ襲われた男性は、中野区上高田、飲食店経営、藤本亮介さん(31)と分かった。目出し帽姿の男約10人に金属製の棒で顔や頭を殴られ、病院で死亡が確認された。他に友人2人も殴られ軽傷。警視庁捜査1課と麻布署は、藤本さんを狙った計画的な犯行の可能性があるとみて、交友関係などを捜査している。

 捜査関係者によると、検視の結果、藤本さんの死因は顔や頭を殴られたことによる頭蓋内損傷とみられる。藤本さんは午前1時ごろから店の奥の席で、友人の男女5人と一緒に酒を飲んでいて、駆け寄ってきた男らに突然襲われた。男らは無言で殴り続けた後、車で逃走したという。

 当時、店内では音楽イベントが開かれ、店員や客ら約300人がいたという。現場は、東京メトロ六本木駅近くの繁華街の一角。

1954チバQ:2012/09/04(火) 02:02:12
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120904/crm12090401300001-n1.htm
【六本木暴行】
顔見知りの犯行か 迷わずVIP席へ、被害者が事前に予約 
2012.9.4 01:30
 東京・六本木のクラブ「フラワー」で2日、飲食店経営の藤本亮介さん(31)が目出し帽をかぶった約10人の男に殴られ死亡した事件で、藤本さんが店の奥の「VIP席」を事前に予約していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。男らがVIP席専用口から出入りしていたことも判明。警視庁捜査1課は、男らが藤本さんの居場所を把握した上で襲ったとみて、顔見知りの犯行を視野に捜査している。

 捜査関係者によると、藤本さんは以前から六本木のロアビル内にある、この店を利用。2日は「(VIP席の)予約が取れたから行こう」と友人らを誘い、午前1時ごろから、VIP席のソファで酒を飲み始めた。

 男らは同3時40分ごろ、VIP席専用口から入店。店内は暗く、約300人がいたが、迷わずに藤本さんらの席に向かった。金属製の棒で藤本さんを1、2分間殴った後、専用口から出て、車数台に分乗して逃走したとみられる。

 3日の司法解剖の結果、藤本さんの死因は頭蓋骨損傷による失血死か脳幹部損傷とみられる。男らは藤本さんの顔や頭を狙って殴っており、同課は藤本さんが何らかのトラブルに巻き込まれていたとみている。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120903/crm12090319400023-n1.htm
行動把握、計画的に襲撃か 東京・六本木の集団暴行死
2012.9.3 19:39 [暴行・傷害]

客の男性が集団暴行によって死亡した事件のあった飲食店が入る東京・六本木のビル =2日午後、港区六本木
 東京・六本木の飲食店で2日未明、藤本亮介さん(31)が鉄パイプのようなものを持った男のグループに殴られ死亡した事件で、男らが藤本さんの行動を事前に把握し、計画的に襲撃したとみられることが3日、捜査関係者への取材で分かった。

 藤本さんは都内で飲食店を共同経営しており、警視庁捜査1課は仕事をめぐるトラブルの可能性もあるとみて調べている。司法解剖の結果、死因は頭蓋骨損傷による失血死などとみられることも明らかになった。

 捜査1課によると、事件当時、現場の飲食店内は暗く、200人以上の客がいたが、男らが藤本さんに襲いかかってから逃走するまでわずか1〜2分だった。

 藤本さんは店内奥のボックス席を予約し、事件の約2時間半前に友人らと入店。男らは藤本さんの席を把握していたとみられる。

 一緒にいた友人らは警視庁の調べに対し、藤本さんに関するトラブルについて「心当たりはない」と説明している。

1955チバQ:2012/09/04(火) 02:03:18
http://mainichi.jp/select/news/20120904k0000m040034000c.html
六本木襲撃事件:VIP席近くから侵入 事前に把握か
毎日新聞 2012年09月03日 19時18分(最終更新 09月03日 19時24分)
 東京都港区六本木5のクラブ「フラワー」で2日未明、客の藤本亮介さん(31)が目出し帽の男ら約10人に襲われて死亡した事件で、男らは一般客用とは異なるVIP席近くの出入り口から、店内に侵入していたことが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、藤本さんがVIP客向けのテーブル席にいることを事前に把握した上で、襲撃に及んだとみて殺人容疑などで捜査している。

 捜査関係者によると、藤本さんは以前からこの店に通っており、2日も午前1時ごろに入店。友人らと店内奥にあるVIP席で酒を飲んでいた。VIP席は事前予約が必要で、今回も予約した上で来店したとみられる。

 その後の調べで、男らは事件直前の同日午前3時40分ごろ、VIP席の近くにある別の出入り口から店内に侵入したことが判明。多数の客がいるメーンホールを横切ることもなく、藤本さんのテーブルに近づいたとみられる。事件後、男らは同じ出入り口から逃走したという。

 目撃者らによると、襲撃は数十秒程度。店内は大音量の音楽が流れており、襲撃に気づかない客も多かったという。捜査1課は、店内の事情にくわしい男らが襲撃目的で入店したとみて裏付けを進めている。

 一方、司法解剖の結果、藤本さんの死因は、頭蓋骨(ずがいこつ)損傷に伴う失血死か脳幹部損傷とみられることが分かった。【小泉大士、松本惇】

1956チバQ:2012/10/02(火) 00:36:51
>>1922
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20121001-00000635-fnn-soci
西麻布の有名クラブなど運営「エーライフ」、4,000万円脱税
フジテレビ系(FNN) 10月1日(月)18時2分配信

東京・西麻布の有名クラブなどを運営する「エーライフ」が、法人税およそ4,000万円を脱税した疑いで、東京国税局に刑事告発されていたことがわかった。
関係者によると、クラブ運営会社「エーライフ」と、実質的経営者・上山伸治代表(52)は、映像制作費などの名目で架空の支出を計上する手口で、およそ1億3,000万円の所得を隠し、法人税4,000万円余りを脱税した疑いが持たれているという。
東京国税局は、法人税法違反の疑いで、エーライフと上山代表を東京地検に告発した。
エーライフは、すでに修正申告を済ませたという。

1957チバQ:2012/10/02(火) 00:37:49
>>1954-1955
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121001-00000067-jij-soci
殺人現場のクラブ摘発=無許可営業容疑、8人逮捕―警視庁
時事通信 10月1日(月)11時57分配信

 東京・六本木のクラブで9月、客の男性=当時(31)=が男らに襲われ死亡した事件で、この店が無許可で客にダンスや飲食をさせていたとして、警視庁生活安全特別捜査隊などは1日までに、風営法違反容疑で経営者の馬場幹人容疑者(39)=埼玉県戸田市本町=ら8人を逮捕した。同隊によると、同容疑者は容疑を認めている。
 店は事件が起きた9月2日まで「FLOWER」の名で営業していたが、休業後の同月21日からは「STUDIO GATE」に変えて再開。1日当たり約600万円の売り上げがあったという。
 逮捕容疑は同月30日未明、港区六本木のビル2階で、同法の営業許可を受けずにDJブースなどを設置して客にダンスをさせ、飲食させた疑い。

1958チバQ:2012/10/03(水) 22:19:28
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121003-00000361-playboyz-soci
『alife』に続き六本木・金属バット事件の店舗も。クラブ摘発の波が東京で本格化
週プレNEWS 10月3日(水)17時10分配信

人気クラブだった西麻布『alife』は閉店後、実質経営者が約3900万円の脱税容疑で告発されていたことがわかった。クラブ摘発の“本当の狙い”は一部のクラブの金の流れや暴力事件にあるのか……?

昨年から大阪、京都、福岡など日本全国で相次いでいた風営法違反によるクラブ摘発の波が、今、東京で本格化している。

西麻布の人気クラブ『alife(エーライフ)』が今年5月に摘発されたのを皮切りに、今月1日には六本木の『STUDIO GATE』(先月21日の営業より店名変更、元『FLOWER』)も同容疑で摘発。「無許可で客にダンスをさせ、飲食させた」として、経営者の男性らが逮捕されている。

実は先月14日にも、渋谷・円山町の3店と神南の1店の計4店舗で、警察による立ち入りが行なわれている。この4店舗は“大バコ”と呼ばれる集客の多い有名店で、このときは始末書の提出を求められるだけの軽い処分で終わっている。

全国で急増しているクラブの摘発、そしてその背景については『全国でクラブ摘発が急増。理由は『ダンスが善良な風俗を害する」?』(http://wpb.shueisha.co.jp/2012/06/05/11825/)を読んでいただきたいが、要するに、クラブ営業をするには許可が必要。だが許可を得ると、午前0時(繁華街では1時)以降の営業ができない。今まで風営法とクラブ営業は、限りないグレーゾーンの中で共存してきたのだが、それに対し、警察が一斉に取締りを強化し始めたということだ。

はたして深夜にダンスをすることが、善良な風俗を乱すのか。そして長い間、この風営法違反は黙認され続けてきたのに、なぜ今ターゲットにされているのか。実は前出の元『FLOWER』は、9月2日未明、男性が目出し帽をかぶった10人の男に金属バットで撲殺される事件が発生した店舗。そして『alife』に至っては、実質経営者が、約3,900万円の脱税容疑で東京国税局から東京地検に告発されていたことが判明している。

クラブ摘発の“本当の狙い”が、深夜のダンス規制ではなく、こうした一部のクラブを舞台にした金の流れや暴力事件にあるという推測もできる。だが、まるで“別件逮捕”のような形で摘発が続くのなら、日本のクラブ文化は衰退の一途をたどるだろう。

「六本木の事件は犯人が裏口から侵入、被害者のいるVIP席に直行していたりと、店の事情を知る人間の犯行である可能性を疑われても仕方ないでしょう。連帯責任ではないけど、警察が東京のクラブの引き締めに出るのは当然ともいえます。ただ、一部でささやかれている、東京での“摘発ラッシュ”はないと思う。実際、ガサ入れのあった店も、始末書の提出を求められるのみで、ごく軽い処分で終わっているし、現在はどの店も通常に営業していますから」(渋谷のクラブ関係者・A氏)

あくまで警告程度で、閉店に追い込む摘発はこれ以上行なわないだろうというのが東京のクラブ関係者の見方だ。だが、今年4月に摘発された大阪・キタ(梅田)にあるクラブ『NOON』の経営者、金光正年氏は「渋谷のクラブの認識は、ハッキリ言って甘いと思う」と言い切る。

「去年のアメ村の一斉摘発のときとまったく同じパターンなんですよ。あのときもまず各店へのガサ入れがあり、その1、2ヵ月後に一斉摘発という流れだった。大阪では『渋谷もじきにやられる』というのが共通認識です。そもそも六本木の事件を受けて取締りを強化するなら、まず六本木界隈から着手するのが普通でしょう。結局、六本木の事件は警察にキッカケを与えたようなもので、今後摘発は間違いなく加速する」(金光氏)

このクラブ摘発の流れに対し、現在は風営法から「ダンス」に関する項目を削除することを訴えた運動が起こっている。

(取材・文/木場隆仁)

■週刊プレイボーイ42号「暴走する風営法グレーゾーン摘発の思わぬ“標的”」より

1959とはずがたり:2012/10/08(月) 09:15:14

「小沢裁判」ワンサイドゲームで問われる検察審査会〈週刊朝日〉
週刊朝日 10月3日(水)8時38分配信
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191664843/1483

初公判の開廷から、たったの1時間。一審であれほど日本中を騒がせた“世紀の裁判”の控訴審は、拍子抜けするほどあっけなく幕を閉じた。
「事実取り調べ請求を却下。これで結審します」
 小川正持裁判長がこう告げると、それまでじっとまぶたを閉じていた「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)は、目を開き、ホッとしたような表情を見せた。

資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡って政治資金規正法違反の罪で強制起訴され、一審で無罪判決を受けた小沢氏の控訴審初公判が9月26日、東京高裁で開かれ、即日、結審した。次回の11月12日に判決が言い渡される。
今回、検察官役の指定弁護士が新たに採用を求めた証拠はすべて却下されたので、一審の無罪判決が維持される可能性が高い。まさに、ワンサイドゲームだ。

あっという間に終わった公判の後、小沢氏弁護団の弘中惇一郎弁護士は、こう述べた。
「控訴趣意書は“自分たちの主張が認められないのは納得できない”という内容で、新証拠も意味がない。不当な控訴と言わざるを得ない。さかのぼると、強制起訴も不当ではないのか」

元東京地検特捜部の郷原信郎弁護士はこう語った。
「指定弁護士が控訴までして立証しようとした中身がこの程度なのかと、失望しました。立証の見込みがないのに控訴したことは問題で、この間、小沢氏は刑事被告人として扱われ、国民に誤解され続けた。無理に陸山会事件を推し進めた東京地検特捜部だけでなく、今回は指定弁護士も大きな禍根を残しました。検察審査会による強制起訴の制度を考え直さなければなりません」

1960チバQ:2012/10/21(日) 13:01:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20121021-OYT8T00024.htm
PC不正操作「捜査の不徹底」謝罪

謝罪を終え少年の自宅から出てきた横浜地検の山口刑事部長(右から2人目)  「捜査の不徹底で誤認逮捕という結果を招いてしまった」――。不正操作されたパソコンから横浜市のホームページ(HP)に小学校への襲撃予告を書き込んだとして、少年(19)(保護観察処分)が威力業務妨害容疑で誤認逮捕された事件は20日、県警と地検が少年と両親に誤認逮捕を認めて謝罪する異例の展開を迎えた。

 県警からは20日午後、保土ヶ谷署の福井隆署長ら2人が少年宅を訪問。謝罪後、報道陣の質問に応じた福井署長は「(誤認逮捕の)原因は一言で言えば、捜査の不徹底で、捜査の責任者としては重大なことだと強く意識している。二度とこのようなことがないよう捜査の検証をしなければならない」と神妙な表情で述べた。

 謝罪を受けた少年の様子については「不当に逮捕されたことに、いらだちを感じているように見えた」と説明したが、「今後の捜査についての要望を言われたが、相手方の希望でコメントはしないよう言われている」と述べるにとどめた。

 その後、横浜地検の山口幹生刑事部長ら2人も少年に謝罪に訪れたが、2人は県警とは対照的に報道陣の質問には一切応じず、無言のまま足早に立ち去った。同地検は今後、少年の保護処分の取り消しを家裁に求める方針。

 一方、県警は同日夜、これまでの捜査経緯について説明。逮捕時に、少年のパソコンが第三者から不正操作された可能性を考慮しないまま、IPアドレスなどを基に少年の逮捕に踏み切ったことを認めた。

 また、少年は県警に提出した上申書と横浜地検の調べに容疑を認めており、県警は不適切な取り調べがあった可能性が高いと見て、さらに検証を進めるとしている。

(2012年10月21日 読売新聞)

1961チバQ:2012/10/21(日) 13:01:37
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121020-OYT1T00514.htm?from=popin
神奈川県警、少年の上申書誘導か…不自然な詳述

 不正操作されたパソコンから横浜市のホームページ(HP)に小学校への襲撃予告が書き込まれた事件で、神奈川県警に威力業務妨害容疑で誤認逮捕されたとみられる少年(19)(保護観察処分)が、手口や動機を不自然なほど詳述した上申書が県警に提出されていることが捜査関係者への取材でわかった。


 また、横浜地検が、容疑を認めた内容が上申書とほぼ一致する自白調書を作成していたことも判明。捜査当局は誘導された可能性があるとして検証を進めている。

 県警は誤認逮捕を認め、20日午後、少年に直接謝罪する。

 捜査関係者によると、少年は任意の調べ段階から容疑を否認していた。だが、7月1日の逮捕から数日後、犯行を認める上申書を書いたとされる。翌日には否認に転じ、その後の横浜地検の調べに再び容疑を認め、自白調書が作成されたという。

 上申書には、HPに書き込まれた「鬼殺銃蔵(おにごろしじゅうぞう)」という名前について「鬼殺は日本酒の商品名。13が不吉な数字だからジュウゾウと読ませようとした」との説明や、「楽しそうな小学生を見て自分にない生き生きとしたものを感じ、困らせたかった」との動機が書かれている。また、襲撃予告先の小学校を選んだ理由について、インターネットで二つのキーワードで検索した結果、「一番上に出てきた」としている。

 同趣旨の内容が、地検が作成した自白調書にも記載されているという。

 少年は10分間ほど、何も言わずに泣き続け、上申書を書き始めたという。

(2012年10月20日14時58分 読売新聞)

1962とはずがたり:2012/11/21(水) 22:49:27

松戸市議、破産申請で財産隠し 返済免除取り消し 千葉
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2012112103460.html
2012年11月21日(水)18:06

 【村上潤治、金子元希】千葉県松戸市の市議が自己破産を申し立てた際、その前後約3年間で約4千万円の所得を申告しなかったと東京国税局から指摘され、無申告加算税を追徴されたことがわかった。市議は破産手続きで借金の返済を免除される「免責」を認められていたが、国税局は財産を隠す不正があったと指摘。東京地裁は免責の決定を取り消した。

 破産手続きで国税局が不正を見つけ、免責の取り消しを求めるのは異例だ。

 免責を取り消されたのは海老原弘市議(60)。市議や周辺関係者らの説明によると、市議が初当選前、個人で経営していた油圧機械会社が2008年、消費税など約3千万円を滞納し、倒産。国税局は会社名義になっていた市議の自宅を差し押さえた。

1963チバQ:2012/12/20(木) 22:54:08

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121220/k10014327461000.html
2ちゃんねる元管理人 異例の書類送検
12月20日 16時34分 K10043274611_1212201710_1212201716.mp4
インターネットの掲示板「2ちゃんねる」で、違法薬物の密売に関する書き込みを放置したことで、結果的に去年起きた覚醒剤の密売事件を助長した疑いがあるとして、警視庁は、掲示板の元管理人を、麻薬特例法違反のほう助の疑いで書類送検しました。
違法な薬物に関する書き込みを巡って、掲示板の運営者側が書類送検されるのは異例です。

「2ちゃんねる」は、平成11年に開設された国内最大規模のインターネットの掲示板で、違法な薬物に関する書き込みが放置され、問題となっていたことから、警視庁は去年からことしにかけて、2ちゃんねるの関係先を捜索して、捜査を進めてきました。
その結果、薬物の密売に関する書き込みが、再三の削除の依頼にもかかわらず放置され続けたことで、結果的に去年5月の書き込みで覚醒剤が密売された事件を助長した疑いがあるとして、警視庁は、掲示板を開設した西村博之元管理人(36)を、麻薬特例法違反のほう助の疑いで書類送検しました。
西村元管理人は3年前、2ちゃんねるの運営の権利を海外の会社に譲渡したと発表していましたが、警視庁によりますと、実質的な責任者の立場にあるということです。
西村元管理人は警視庁の事情聴取に応じず、捜索後のことし5月、自分のブログで「警察からの削除依頼のメールは2通で、削除済みだ。ほかの削除の依頼は適切な手段で行われてない」などと反論していました。
一方で、警察庁によりますと、2ちゃんねるでは削除を求められた書き込みが放置されるケースが、ことしは去年に比べ大幅に減っているということです。
NHKは西村元管理人に取材を申し入れていますが、これまでのところ回答はありません。
違法な薬物に関する書き込みを巡って、掲示板の運営者側が書類送検されるのは異例で、専門家からは、今の法律で刑事責任を問うのには限界があるのではないかという指摘も出ています。
“違法書き込み放置”現状は
インターネット上の掲示板を巡っては、薬物取り引きや児童ポルノなどの違法な書き込みや画像が削除されずに放置されるケースが相次ぎ、問題になっていました。
こうした違法な書き込みは、警察庁が委託する「インターネット・ホットラインセンター」が掲示板の管理者などに削除を要請していますが、去年確認された違法な書き込みは3万6500件余りと、過去最多となりました。
このうち「2ちゃんねる」では、去年、削除の要請を受けた書き込みの97%に当たる5068件を削除せずに放置しており、ネット上に放置された違法な情報のほとんどを「2ちゃんねる」が占めている状態でした。
内容は、覚醒剤など薬物の取り引きに関するものが4611件と最も多く、次いで、振り込め詐欺などに悪用される、通帳や携帯電話の売買に関するものとなっていました。
しかし、こうした実態が明らかになってからは、書き込みが削除されるケースが大幅に増え、ことしは、削除要請を受けながら放置された書き込みは半年間で173件にまで減少しています。
警察庁は、違法薬物を密売する書き込みを放置したとして警視庁が捜査に乗り出したことなどが影響して、管理者側の自主的な削除が進んだほか、新たな書き込み自体も減ったとみています。

1964チバQ:2012/12/20(木) 22:54:20
「2ちゃんねる」側の対策は
「2ちゃんねる」は、去年11月に関係先の捜索を受けたあと、薬物の取り引きに関する書き込みを規制する対策を打ち出し、放置される違法な書き込みは大幅に減っています。
去年12月からは、薬物売買の書き込みを自主的に削除するようになったほか、「薬、違法」という掲示板に違法な書き込みが行われた場合、パソコンに割り当てられた固有の番号「IPアドレス」を強制的に表示して、書き込んだ人の特定が容易になる措置を取りました。
さらに、ことし4月以降は、警察から削除依頼があった書き込みをいったん掲示板の中の専用の閲覧場所にまとめ、7日以内に利用者から反論がない場合は削除する仕組みを取り入れています。
元管理人は容疑に反論
西村元管理人はことし5月、自身のブログに、容疑に対する反論を掲載しています。
この中では、警察からの削除要請のメールは2通届いただけで、その投稿については「削除済みだ」としています。
そして、「インターネット・ホットラインセンター」から届いた数千件の要請については、「センターは財団法人にすぎず、掲載された情報を違法と決めることはできない。合法の可能性もある情報の削除依頼を、不適切な手段で送ってきて、対応されなかっただけだ」と主張しています。
また、「2ちゃんねる」の管理については、2009年1月に、ブログでシンガポールの会社に権限を譲渡したと発表し、自身は「2ちゃんねる」の運営とは関係がなくなったとしていました。
専門家の意見は
インターネットに関する法律問題に詳しい森亮二弁護士は、「掲示板に限らず、インターネットには無数の情報が投稿されている。これを管理者がすべてチェックできるわけはないので、投稿の内容に対して管理者は責任を負わないというのが大原則だ。しかし、自分から違法な情報の投稿を呼びかけた場合や、違法な情報の削除要請に応じず放置していた場合には、刑事責任を問われてもしかたがない。また、匿名の掲示板だから違法な情報が投稿されるのだという意見もあるが、匿名性を制限すれば、内部告発や権力者への批判が難しくなることも考えられ、匿名であること自体に違法性はないのだということは強調しておかなければならない」と話しています。
また、元検事で薬物犯罪の捜査に詳しい若狭勝弁護士は、「掲示板の運営者と書き込みをした人が全くの見知らぬ者どうしであれば、犯罪を手助けするという認識があったことを立証するのは難しく、違法な書き込みを放置した行為を罪に問うのは困難なのではないか」と指摘しています。
そのうえで「現在の法律を駆使して犯罪を摘発する方法もあるが、今後は、今回のようなサイバー犯罪にしっかりと対処するためにも、武器となる専門の法律を作るべきだ」と話しています。

1965チバQ:2012/12/20(木) 22:55:14
まだ36歳なんだ。。。

1966チバQ:2012/12/20(木) 23:02:03
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121220/crm12122022310019-n1.htm
消えた暴力団禁止標章、おびえる街「商売あがったりやけん」 北九州の繁華街ルポ
2012.12.20 22:27 (1/3ページ)

暴力団員の立ち入りを禁止する標章。一時は多くの飲食店が掲げていたが、事件が相次いだため、今では堂々と掲げる店舗は少ない=12月中旬、北九州市小倉北区
 師走の寒風が吹き抜ける夜の繁華街。北九州市小倉北区の堺町地区では、サラリーマンやOLらでにぎわう路地を、制服姿の警察官が3人一組で絶えず巡回する。「忘年会シーズンなのに一晩中あんな感じ。物々しくて商売あがったりやけん」。厳しい表情で周囲に目を配らせる警察官の後ろ姿を目で追いながら、客引きをしていた男性(26)がつぶやいた。

 堺町はJR小倉駅の南側にあり、隣接する鍛冶町、紺屋町とともに居酒屋やスナック、クラブなどの飲食店が密集する。中洲(福岡市博多区)と並ぶ九州有数の歓楽街は8月以降、異様な緊張感に包まれている。

 きっかけは、福岡県が暴力団排除条例に基づき同月から導入した「暴力団員立入禁止標章」制度だ。「暴力団員 立入禁止」と書かれたB5判の標章を、北九州市や福岡市など県内5市の繁華街にある飲食店の入り口に掲示。無視した組員には福岡県警が中止命令を出し、従わなければ50万円以下の罰金が科される。

 対象は4千店舗超。北九州市内の飲食店で掲示を了承した店舗は一時約8割に達したが、市内で8月末〜9月下旬、標章を掲げる店の経営者らが、帰宅途中に刃物で顔を切りつけられるなどの襲撃事件が立て続けに4件発生した。

 極めつきは9月上旬、100軒近い飲食店に一斉にかかってきた「脅迫電話」だった。「標章、張っとろうが。次はお前じゃ」「顔切られるぐらいで済んだらいいけどな」。受話器の向こう側の男は早口でこう告げ、一方的に切った。標章を快く思わない暴力団関係者の仕業が強く疑われた。

 ■半ば義務…

 「警察から半ば義務みたいに張ってくれといわれて。でもまだ(襲撃の)犯人、捕まっていないでしょう? 怖いですよ」

 店の入り口付近に標章を掲示する鍛冶町地区近くのバーのママは、こう語る。

 襲撃事件後も、市内では標章を掲げる店が入るビルでの不審火など暴力団の関与が疑われる事件が続く。多くの店が掲示した標章は、今ではポスターで隠したり取り外したりするところが増えた。このバーのように今も掲げている店は少数派だ。

 「一時、客足は例年の3分の1程度に落ち込んだ。今は少しはましだけど…」

 別のスナックの経営者は、こう打ち明ける。北九州工業地帯の中心地として知られた同市は、今では「ヤクザの街」という不名誉なレッテルをはられた。「出張で店に立ち寄るお客さんから『北九州って怖いところですね』と言われる。恥ずかしいです」。経営者はため息をついた。

 ■襲撃未解決

 「前は通りたくないんで、ここで降りてもらっていいですか?」

 上に鉄条網が付けられた塀で囲われた要塞のような白い建物に近づくと、タクシーの運転手は懇願するように、こう言った。徒歩で門扉に近づくと、塀に取り付けられた監視カメラが、こちらを見ていた。

 北九州市の住宅地にある指定暴力団工藤会の本部事務所。警察が一連の襲撃への関与を疑っている団体だ。市内では、このほかにも今年、工藤会の事務所撤去運動に携わる自治会長宅への発砲や、暴力団捜査を長年担当した福岡県警の元警部への銃撃が相次いだ。

 県警は元警部の銃撃に関与したとして工藤会本部を家宅捜索。1月に起きた別の襲撃事件に関与したとして今月、工藤会系組幹部2人を殺人未遂容疑などで逮捕したが、一連の襲撃事件は未解決のまま。行政側も対応に懸命だ。北九州市は、今年度中に標章の掲示対象地区で防犯カメラ70台を運用開始する。担当者は「街の安全のため、できることはしていきたい」と語る。

 警察庁は4月以降、警視庁など全国の警察から暴力団担当の捜査員や機動隊員を福岡に大量動員。北九州市の繁華街などのパトロールを強化している。

 「すいません、何してるんですか?」。堺町地区で巡回する警察官から声を掛けられた。取材趣旨を説明した後、去っていく後ろ姿には「AICHI POLICE」の文字があった。

1967名無しさん:2012/12/24(月) 02:59:24
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1968名無しさん:2012/12/30(日) 10:03:19
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1969チバQ:2013/01/06(日) 21:31:17
http://gendai.net/articles/view/syakai/140328
【2012年 あれからどうなった? 事件な現場と話題な人たち】半グレ集団が暴行殺人でも六本木ロアビルは今夜も“不夜城”
【政治・経済】
2012年12月30日 掲載
何度も取り壊し説が流れているが…
 六本木ロアビル内のクラブで9月に起こった関東連合メンバーによる集団暴行殺人。鉄パイプを持った男10人が、客の飲食店経営者をメッタ打ちにした事件は、残酷なことに“人違い殺人”だった。今も犯人グループの大半は逃亡を続け、事件の影響は尾を引いている。

「血の海と化したクラブ『フラワー』は、店名を変えて再オープンしたものの、経営者らが無許可営業であっという間に摘発されました。今も出入り口の階段前にはチェーンが張られ、休業状態です。周辺の関係者は不気味がっているし、再開のメドは立っていません」(飲食店関係者)

 もっとも、ロアビル自体は以前と変わらず煌々(こうこう)と明かりをともしている。そのワンフロアを占める巨大キャバクラは、平均予算2万〜3万円超の高級店だが、平日でも超満員。忘年会シーズンは男性客が入り口に行列をつくり、100人近いキャバ嬢(在籍は250人)がフル回転していた。

 事件も不況もどこ吹く風だ。ただ、ロアビルを含む六本木5丁目地区は再開発計画が08年に浮上し、何度もビル取り壊し説がささやかれてきた。最近は「13年に着工」の報道も流れ、そこに起こった凄惨な事件。「いよいよか」ともいわれている。20代のキャバ嬢もこう心配する。
「今度こそ取り壊しになるって聞いたけど、本当かなあ? 前からそんな話があって、店のスタッフも『ビルがつぶれる前に稼げるだけ稼いどけ』って言っていたから、それまでは頑張るしかないけどね……」

 かくして、六本木の“不夜城”は今宵も怪しい光を放ち続ける。

1970チバQ:2013/01/06(日) 22:23:15
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130105/dms1301051433005-n1.htm
六本木襲撃事件、元関東連合・海外逃亡組の実名が官報に 外務省から「一般旅券の返納命令」2013.01.05


 東京・六本木のクラブ「フラワー」で昨年9月、飲食店経営の藤本亮介さん=当時(31)=が金属バットを持った男らに襲われ殺害された事件。ベールに包まれた犯行グループの“素顔”が思わぬ形で明らかになった。国外逃亡した一味の男に外務省から「一般旅券の返納命令」が出たため、実名が官報に掲載されたのだ。捜査陣は旅券の期限切れを待って一斉検挙する方針。Xデーは迫りつつある。

 官報に名が掲載されたのは、警視庁が六本木の事件に関連して凶器準備集合罪で逮捕状を取った7人。

 昨年12月19日付の官報で、氏名と年齢、生年月日に加え、旅券番号や旅券申請上の住所も記されている。名前を挙げられたのは、いずれも都内に住む23歳から33歳の男。うち5人は杉並区、残りの2人は新宿区と三鷹市に在住とされている。

 一体、どんな男たちなのか。

 「一味の頭領格とみられるのがMという33歳の男。かつて存在した関東連合という暴走族の集合体の中核組織のリーダーを務めた。現在は都内でジムを経営するなど青年実業家の顔を持っている。残りの男らはMの仲間や後輩で、いずれも関東連合の関係者とみられる」(捜査関係者)

 事件への組織的関与が疑われる関東連合のOBたち。「半グレ」と呼ばれる表社会と裏社会を行き来する不良集団として警視庁がマークする存在で、2010年11月、歌舞伎俳優、市川海老蔵(35)の殴打事件でも事件関係者としてOBの名前が挙がった。

 「当初から、捜査線上には複数の関東連合OBが浮上していた。彼らのうちの数人が振り込め詐欺や闇金などにも関与している疑いがあり、捜査当局は、今回の事件をきっかけに犯罪に加担しているOBたちの一斉検挙を狙っている」(同)

 関係者によると、7人はそれぞれ韓国やフィリピン、中国などに出国しているという。旅券返納が命じられた期限は1月22日。もし、これ以降も国外逃亡中の7人が返納に応じなければ、渡航先で不法滞在状態になる。

 捜査陣は「帰国を待って凶器準備集合罪で逮捕。その後の取り調べで殺害への関与を明らかにしていきたい考え」(同)と明かす。

 半グレvs警察。攻防戦の結末は…。

1971チバQ:2013/01/13(日) 01:02:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130111-00000043-asahi-soci
AKB河西さん写真集、発売白紙に 男児の手で胸覆う
朝日新聞デジタル 1月11日(金)21時9分配信

 講談社は11日、アイドルグループ「AKB48」のメンバー河西智美(かさいともみ)さん(21)の2月4日発売予定の写真集に不適切な写真があったとして、発売を白紙にしたことを明らかにした。同じ写真を掲載した12日発売予定の同社発行の漫画雑誌「ヤングマガジン」についても、写真を除くため発売を21日に延期した。上半身裸の胸を男児の手で覆い隠した表紙用の写真が、「読者に不快感を与える」と判断したためという。

 問題の写真は、発売告知の記事とともに、10日付のスポーツ紙などに掲載された。上半身裸の河西さんの胸を、幼い男児が後ろから手で覆っているため、「ポルノに子どもを巻き込む」「男児の虐待に当たるのでは」との指摘がインターネット上などで出ていた。

 河西さんは2006年、AKB48に2期生で加入した主要メンバーの1人で、昨年の「選抜総選挙」では12位に入った。先月17日、グループを卒業すると発表。今回が初のソロ写真集になる。

1972チバQ:2013/01/14(月) 18:47:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130114-00000006-mai-soci
<死刑囚>東京拘置所が処遇公開 運動場は金網越しに空
毎日新聞 1月14日(月)9時35分配信

刑務官の監視用通路から見た、東京拘置所の最上階に並ぶ手狭な運動場。上部は二重の金網に覆われ、場内から空は格子状にしか見えない=東京都葛飾区の東京拘置所で2012年10月4日、須賀川理撮影

 70人の確定死刑囚を収容(10日現在)している東京拘置所(東京都葛飾区)が毎日新聞の取材を認め、死刑囚の居室や運動場、食事などを公開し、担当刑務官が死刑囚の処遇について語った。また、確定死刑囚の収容施設がない高松矯正管区を除く全国7矯正管区が情報公開請求に応じ、拘置所・拘置支所での処遇規程など21件167枚の死刑関連文書を開示した。死刑囚を巡るこうした情報公開は異例。

 東京拘置所が撮影を認めた「単独室」と呼ばれる死刑囚の居室は約7.5平方メートル。窓の向こうに、さらに曇りガラスとよろい戸に覆われた外壁があり、外の景色はほぼ見ることができない。風呂はワンルームのアパートなどに備え付けのユニットバスとほぼ同じ。運動場の広さは約15平方メートル。屋根はないが、頭上は二重の金網で覆われ、空は格子状にしか見えない。食事は1日約500円で賄われ、主食のご飯は米と麦の比率が7対3。副食は昼がおかず2品、汁物1品など。

 取材に応じた刑務官は「自殺や逃走の可能性を常に意識し緊張の連続」と語るとともに、死刑囚は他の死刑囚との処遇の差を気にする傾向があると指摘。「公平な処遇を心掛けている」と話した。また、執行されずに処遇が長期化して病死する死刑囚が少なくない現状に疑問を呈した。

 開示文書からは、死刑執行後の遺体処理について事前に意向を書かせたり、誕生月には居室で「誕生会」をさせたりするなどの処遇実態が分かった。

 上部組織の法務省矯正局も取材に応じた。拘置所などでは「有益と認められる場合」に死刑囚同士が居室外で接触することを許容しているが、96年以降、こうした集団処遇を一切行っていない実情などを明らかにした。

 法務省刑事局によると10日現在、東京拘置所以外の▽札幌拘置支所2人▽仙台同5人▽八王子医療刑務所1人▽名古屋拘置所13人▽大阪同20人▽広島同5人▽福岡同19人−−を合わせ全国で135人の確定死刑囚が収容されている。【伊藤一郎】

 ◇「秘密主義」 転換の兆し

 死刑囚の処遇に関する情報が開示された背景には、裁判員裁判で一般市民が死刑判決に関わるようになったことや、死刑囚の数が戦後最多を更新し続けている状況がある。

 死刑に関わる情報は戦後一貫して「秘密主義」が貫かれてきた。だが、09年5月に始まった裁判員裁判では昨年末までに計15件の死刑判決が出された。極刑を巡る判断に一般市民を関わらせる以上、国は刑確定後の処遇についても可能な限り説明する義務がある。

 一方で法務省の統計によると、年末時点の確定死刑囚の数は1970年代後半で20人未満だったが、その後、増加傾向が続き、昨年末段階で一昨年末の戦後最多記録を更新、133人にまで膨らんだ。現場の刑務官の負担は大きくなり、処遇にかかる公費(税金)も増している。

 法務省の富山聡・矯正局総務課長は「死刑は執行が注目されがちで、長期にわたる処遇について関心を持たれにくい」と指摘。今回の一連の情報開示について「処遇実態を国民に正確に理解してもらった上で意見を伺うことが大切だと考えている」と語る。

 一方で、国際的には死刑は廃止の潮流にある。諸外国からの「なぜ日本は死刑を存置しているのか」との問いかけに真正面から応えるためにも、実情を広く知らせる必要があるだろう。【伊藤一郎】

1973チバQ:2013/01/14(月) 18:48:51
http://mainichi.jp/select/news/20130114ddm010040034000c.html
特集:死刑囚の生活空間公開 「その日」までの生 医療設備充実、「スタミナ焼き」人気
毎日新聞 2013年01月14日 東京朝刊


死刑囚の居室と同型の「単独室」=2012年10月4日、須賀川理撮影
写真特集へ 死刑囚の生活の場や関連する内部文書を東京拘置所と全国7矯正管区が毎日新聞に公開した。外界からほぼ完全に遮断された居室や運動場、「心情の安定」を維持するための配慮、逃亡を許さないための厳格なルール−−。常に緊張を強いられる担当刑務官の証言と合わせ、死刑囚を取り巻く状況の一端が垣間見える。【伊藤一郎、写真は須賀川理】

 死刑囚の居室などの撮影を毎日新聞に許可した東京拘置所の収容定員は3010人。現在、約1900人を収容し▽取り調べ中の容疑者▽裁判中の被告▽懲役刑などが確定し刑務所への移送を待つ受刑者▽拘置所内での炊事や洗濯などの刑務作業を担う受刑者−−などのほか、10日現在で70人の死刑囚がいる。

 死刑囚の居室と同じだとして公開されたのは「単独室」と呼ばれる部屋。手前に薄緑色の畳が3枚敷かれ、奥にトイレと洗面所がある。トイレの流水レバーや洗面所の蛇口は自殺防止のため突起部分のないボタン式。洗面所上部の壁にはフィルム式の割れない鏡が貼り付けてある。

 刑務官はドアの小窓から常時、室内を監視できる。このためプライバシーに配慮し、死刑囚がトイレを使う際に腰から下を隠せる木製のつい立てもある。死刑囚が暴れた際に凶器とならないよう、段ボール製のつい立ても用意されている。

 室内の壁は明るい白色で、暗い印象はない。奥の窓のガラスは特別頑丈な「航空機仕様」で、開閉は不能。窓は直接外部と接しておらず、通路を挟んでさらに曇りガラスとよろい戸で覆われた外壁がある。よろい戸の隙間(すきま)からはわずかに光が差し込むものの、室内から外の風景はほとんど見えない。

 死刑囚が使用する浴室は、外部から監視する際に一部が死角となるため、入り口外側の壁に半球形の鏡が取り付けられている。同拘置所での入浴は夏ならば週3回、冬は2回。入浴時間は原則1回につき男性が15分間、女性が20分間。時間内であれば、湯船につかるのも体や髪を洗うのも自由という。

 死刑囚が使用する運動場は両側が壁、正面奥はよろい戸に覆われ、開放感にひたれる雰囲気はない。空を仰ぐ頭上には二重の金網が張り巡らされている。上からのぞき込める位置に、刑務官の監視用通路がある。

 運動時間は毎日1回30分間。他の収容者や職員と一緒に行うことはできないが、雨でも本人が希望すれば使用できる。履き物はスリッパかサンダルと決められ、唯一貸し出される用具は縄跳び。通常は場内で走ったり、歩き回ったり、体操をする程度という。爪切りも運動時間にすることになっている。

 食事は主食のご飯が1日1200キロカロリー、副食のおかずは1日1020キロカロリーを基準とする。ただし主食については体格で微調整する場合もある。予算の範囲内で正月におせち風の料理、クリスマスにはケーキが出されることもある。


 刑務官によると、人気メニューは豚肉に韓国風辛みそのコチュジャン、ニンニクなどで味付けした「スタミナ焼き」。取材当日の朝食のおかずは、かつおフレーク、ふりかけ、大根・ナス・インゲンのみそ汁。昼食はスタミナ焼きと切り干し大根、中華ナメコ汁だった。

 死刑囚は1人で居室内の小型テーブルで食事をする。通常は木製の箸を使用しているが、自殺の可能性がある死刑囚には曲がりにくい紙製のスプーンを与えることもある。

 死刑囚が「心情の安定」を目的とした「教誨(きょうかい)」(教えや諭し)を、宗教家である教誨師から受ける教誨室は、仏教用とキリスト教用の2室ある。仏教用の部屋は畳の敷かれた和室で、仏壇が備え付けられ、仏教関係の書籍が並ぶ本棚がある。キリスト教用の部屋には十字架やろうそく立て、聖書が備え付けられ、教誨師と死刑囚が賛美歌を合唱するための音楽プレーヤーが置かれていた。

 死刑囚は規則で指定された物品しか居室に持ち込めず、分量は約120リットル分まで。他に1個当たり55リットルのコンテナ(プラスチック製ケース)を3個まで「領置品倉庫」に預けられる。倉庫内のコンテナはコンピューターで管理され、職員が端末に死刑囚の番号を打ち込むと、ベルトコンベヤーで自動的に運ばれてくる。金銭は居室に一切持ち込めず、国に預けた形になっている所持金の範囲内で、おやつや日用品を購入できる。

 同拘置所は病院指定を受けており、医療設備は充実している。約10人の医師と約20人の看護師が所属し、CT(コンピューター断層撮影装置)やレントゲン、歯科治療用の機器も備えられている。

1974チバQ:2013/01/14(月) 18:50:21
 居室と同フロアに理髪室もある。死刑囚は受刑者と異なり、髪形はルール化されていないが「衛生的でなければならない」との決まりがある。髪を切るのは「衛生係」の受刑者。理容師免許の持ち主もいるという。

 居室では、拘置所が作成したリストから選んで映画などのビデオを視聴できる機会もある。ただし「心情の安定」に資することを目的としているため、殺人や逃走の場面が出るビデオは含まれない。

 書籍は自費で1週間に3冊まで購入でき、拘置所が所蔵する「官本」も1週間に3冊まで借りられる。新聞は自費で一般紙とスポーツ紙を1紙ずつ購読できる。書籍も新聞も「拘置所の規律秩序の維持を害する可能性がある」と判断された場合は、購入が許可されないこともある。

 居室で小動物や鳥、魚などの生き物を飼育することはできないが、花瓶などに花を生けることは許可される場合があるという。

 ◇誕生日にケーキも 手引書「悩み焦ることなく、落ち着いて」
 死刑囚の処遇に関する内部文書を開示したのは、いずれも死刑囚を収容する札幌拘置支所(札幌刑務所内)と仙台拘置支所(宮城刑務所内)、東京、名古屋、大阪、広島、福岡各拘置所の計7施設を管轄する各矯正管区。毎日新聞が昨年9月に行った情報公開請求に応じ、翌10月に「死刑確定者処遇規程(または要領)」や「死刑確定者用 所内生活のしおり」などを開示した。

 各施設の処遇規程は刑事収容施設法に基づき、死刑囚の処遇について具体的な運用方法を定め▽運動▽入浴▽健康診断▽調髪▽洗濯▽教誨▽書籍閲覧−−など日常生活のルールを記載している。特に面会や手紙など外部交通のルールはきめ細かに定める傾向がある。

 どの施設の規程も、死刑囚の「収容の確保」と「心情の安定」を目的とし、逃走や自殺を招かないよう配慮を求めている点は共通している。一方で、死刑囚が逃走を企てて居室で不正な細工をすることを防ぐ目的で数カ月ごとに引っ越しをする「転室」のペースや、テレビやビデオの視聴が許可される頻度など、施設によって細部で異なる部分もある。

 他に特徴的なものでは、札幌の規程には「刑の確定後、速やかに提出させる」と定めた「申立書」のフォーマットが付けられており、そこには▽刑執行時の連絡先▽遺骨の引き渡し先▽所持金の引き渡し先▽遺言−−の記入欄がある。同様の「申告書」のフォーマットは福岡の規程にも付けられ、刑執行後は▽遺体を特定の人に引き渡す▽火葬してから遺骨を特定の人に引き渡す▽一切を拘置所に任せる−−との選択肢が挙げられている。

 誕生日に関する特別な措置が規定されているケースも多い。大阪の規程では「誕生月には嗜好(しこう)品を支給する」、広島の規程には「誕生月には誕生会を行い、嗜好品を支給できる」、福岡の規程は「誕生月下旬に居室で誕生会を行わせる」とルール化している。

 上部組織の法務省矯正局によると、嗜好品は主にケーキ類で民間団体から差し入れられ、誕生会には通常とは別枠で特別にテレビを視聴させているという。

 名古屋の死刑確定者用「所内生活のしおり」は、冒頭に「おそらく、家族のことやその他いろいろと心配や悩み事がたくさんあると思いますが、いたずらに悩み焦ることなく、落ち着いて生活してください」と記載。1日のスケジュールや生活ルールについて、全て平仮名の読み仮名付きで説明している。食事や就寝の際に、居室内で座ったり寝たりする位置や向きは図説され、字の読めない人でも視覚的に日常生活のルールが理解できるよう工夫されている。

 ルールに違反した場合は、書籍閲覧の停止や「閉居罰(居室で謹慎させられ面会や手紙が停止される)」などの罰があるとも説明。一方で「人命を救助」したり「特にほめられる行為があった」りした場合には「賞」を与えるとしている。「賞」は刑事収容施設法などで規定され、賞状や1万円以下の賞金などがあるという。ただし、法務省矯正局は「現実には死刑囚に授与される機会はあまりないと思われる」と話している。

1975チバQ:2013/01/14(月) 18:50:40
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 ◇開示文書一覧(計21件167枚)
 ※文書名の後のカッコ内は施行年月

 <札幌矯正管区・札幌刑務所札幌拘置支所>=3件19枚

「死刑確定者処遇規程」(07年11月)17枚▽前記規程の一部改正(07年12月)1枚▽同(10年6月)1枚

 <仙台矯正管区・宮城刑務所仙台拘置支所>=2件28枚

「死刑確定者処遇規程」(09年3月)5枚▽「被収容者の外部交通」(12年7月)23枚

 <東京矯正管区・東京拘置所>=6件17枚

「死刑確定者処遇規程」(07年6月)6枚▽前記規程の一部改正(11年6月)1枚▽「死刑確定者の外部交通許可申請書の様式」(07年6月)3枚▽「死刑確定者に対する差し入れの取り扱い」(同)3枚▽「死刑確定者ビデオ視聴実施要領(廃止)」(08年3月)2枚▽「死刑確定者ビデオ視聴実施要領」(11年6月)2枚

 <名古屋矯正管区・名古屋拘置所>=6件69枚

「死刑確定者処遇規程」(07年6月)17枚▽「遵守事項等(受刑者以外の被収容者用、受刑者用)」(同)17枚▽「所内生活のしおり(死刑確定者用)」(同)29枚=両面記載で空白の面を除き53ページ▽前記しおりの一部改正(08年3月)1枚▽同(08年11月)2枚▽同(10年1月)3枚

 <大阪矯正管区・大阪拘置所>=1件13枚

「死刑確定者処遇規程」(10年2月)13枚

 <広島矯正管区・広島拘置所>=1件3枚

「死刑確定者処遇要領」(07年6月)3枚

 <福岡矯正管区・福岡拘置所>=2件18枚

「死刑確定者処遇規程(廃止)」(07年6月)9枚▽「死刑確定者処遇規程」(12年6月)9枚

1976チバQ:2013/01/14(月) 18:51:28
http://mainichi.jp/select/news/20130114k0000e040083000c.html
死刑囚:横並びで単独処遇 孤独な生活を強いられ
毎日新聞 2013年01月14日 09時53分(最終更新 01月14日 14時12分)

 死刑囚の処遇を巡り公開された内部文書や拘置所の様子からは、懲役刑の受刑者のような集団での刑務作業もなく、孤独な生活を強いられる死刑囚の姿が浮かび上がる。こうした処遇について有識者や元刑務官からさまざまな意見が聞かれた。

 刑事収容施設法は、死刑囚の居室を単独室と限定しつつ、例外的に居室外での集団処遇を認めている。

 今回開示された文書でも、集団処遇について「おおむね月1回、卓球、バドミントンを実施させることができる」「誕生会などの集会を実施し、甘味品などを給与できる」などと定めている。だが、集団処遇は96年を最後に行われていない。法務省矯正局は理由について「一部を集団処遇にすると不公平感が生じる」と強調する。

 これに対し、元刑務官で作家の坂本敏夫氏は「以前は施設長の裁量で柔軟に集団処遇を認めていたが、今は横並びで単独処遇に変わった。本来、死刑囚が本当に悔い改めて執行に臨むためには、情操教育や宗教教誨(きょうかい)(教えや諭し)を集団で受け、切磋琢磨(せっさたくま)することが最も効果的なはずだ」と話す。

 ◇面会や手紙のやりとり 相手は限られ
 死刑囚が外部交通(面会と手紙のやりとり)をできる相手は、施設長による例外的な許可を除き(1)親族(2)婚姻や訴訟、事業で面会が必要な人(3)心情の安定に資する人−−に限られる。裁判所の禁止命令がなければ誰とでも接触できる被告の身分と比べ、死刑確定後は面接や手紙を許可される相手が激減することも多い。

 このため死刑囚の要望は外部交通の範囲拡大が多いといい、「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」による11年のアンケートで、ある死刑囚は「確定前と比べ面会人数は4分の1、文通は10分の1」と嘆いた。

 NPO法人「監獄人権センター」事務局長の田鎖麻衣子弁護士は「実際に、親族や弁護士を除くと面会相手は5人までしか認めていないようだ。面会の内容を完全に把握したい意図があるのだろうが、権利を制約すべきではない」と指摘する。

 ◇許可されれば民間業者の委託作業も
 死刑囚は刑務作業には携わらないが、「自己契約作業」は認められており、許可されれば民間業者の委託作業を居室内で行える。

 開示文書では、死刑囚に「自己契約作業を奨励する」と定めている。矯正局によると、昨年5月末時点でこの作業に携わっていた死刑囚は17人で、全体の1割強。作業は主に紙を折ったり貼ったりするもので、平均報酬は1カ月で約1万1000円。報酬は全て自由に使うことができるが「死刑囚の自発的な意思があれば、被害者側に経済支援できる仕組みを作るべきだ」との声もある。

 小柳武・常磐大大学院教授(被害者学)は「死刑囚から弁償金を送られても拒絶する被害者や遺族もいるだろう。一方で死刑囚のしょく罪感情に配慮する必要もある。拘置所が死刑囚から自主的に提供された報酬を一括して被害者支援団体などに送金し、間接的に被害者や遺族を援助できる仕組みを設けてはどうか」と提案する。【伊藤一郎】

1977とはずがたり:2013/03/05(火) 09:41:23

「訴状読まない」「和解せよと脅迫」……地雷裁判官に当たったらどうする?
プレジデントオンライン 2013年2月28日 09時45分 (2013年2月28日 10時15分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20130228/President_8689.html

「とにかく記録を十分に読まず、検討もしない。裁判官の質は確実に下がっています」――都内で事務所を営む中堅弁護士はうんざり顔だ。
「全面的に争っているのに、第1回期日でいきなり『で、いくらなら払えるの? 半分でどう? 』などと和解を持ちかけてくる。中身はもう、どうでもいいという感じ」
今どきの裁判官の多くは、ろくに訴状も読まずに和解に持っていこうとする。原告・被告を別々に呼んで、両方に「あなた、負けますよ」「○○万円なら和解できますよ」など持ちかけるのが常套手段で、その誘導の手練手管たるや、弁護士も呆れる巧妙さ。応じないと、途端に不機嫌になってブツブツ文句を言いだす。
危機管理の専門家で、法曹界の諸事情に詳しい平塚エージェンシー所長の平塚俊樹氏も、苦笑交じりで自らの体験を語る。
「ある地方の裁判所で裁判官に和解を勧められたので、『いや、僕らは和解はできません』と抵抗した。すると、『おたくら、この件でマスコミが動いたらどうするの? マスコミ、怖いよ。僕らもいじめられるけど』って。そんなこと言われたら、一般の人はそのあたりのことを知らないからビビっちゃいますよね」
検事はともかく裁判官のマスコミへのリークなど前代未聞だが、なぜ、裁判官はそこまでして仕事をしたがらないのか。
その疑問を解くには、裁判官の評価システムを知る必要がある。
いい裁判官とは? 普通に考えれば、質の高い判決文を書ける裁判官のことだが、実際の評価基準がそうだと思ったら大間違い。
「裁判官の人事評価の基準は、『どんな判決文を書いたか』ではなく『何件終了させたか』です」(中堅弁護士)
裁判所では、毎月月初に前月末の「未済件数」が配られる。裁判官の個人名は記されず、「第○部○係、○件」とあるが、どの裁判官がどの事件を抱えているかは周知の事実。前月の件数との差し引きで、誰がどれだけ手掛けたかがすべてわかる。
「事実上、これが彼らの勤務評定。判決文を何百ページ書こうが、単に和解で終わらせようが、1件は1件。和解調書は書記官がつくるから、同じ1件でも仕事はすべて書記官に押し付けることができる」(中堅弁護士)
裁判官の人数がさほど変わらない半面、訴訟の数は圧倒的に増えている。当然、裁判官1人当たりに与えられる件数は増える。「例えば、東京地裁の裁判官は、月に多くて100件程度の事件を抱えている。1日5件、1件30分でこなし、うち判決に至るのが半分の50件、その中の20件の判決文を書いて、残りは和解を目指す、という感じかな。…

出した判決が高裁でひっくり返る可能性もあることも、判決文を書きたがらない理由の1つ。実際、逆転されると、その判決文が嫌がらせのように当人の机の上に置いてあったりする(笑)」(同)
裁判官は選べない。和解を勧められたら、まずその意図を洞察すべし。人生の一大事を、事務処理の都合で左右されてはたまらない。
2003年に日本弁護士連合会が出した「裁判官及び検察官の倍増を求める意見書」では、増員の理由として、裁判官の中でノイローゼになったり自殺した者もあることに触れているが、先のようなエピソードを聞く限り、9年たった今も裁判所の機能不全が改善する兆しは見えないようだ。

※すべて雑誌掲載当時

1978荷主研究者:2013/03/17(日) 12:52:16

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/130210/ecd1302101701003-n1.htm
2013.2.10 17:00 Fuji Sankei Business i.
“バブル収入”今は昔の弁護士業界 最難関資格の名が泣いている

 5〜6年前に大量発生した消費者金融の過払い金返還訴訟。その“バブル収入”も今は昔となった弁護士業界では、特に都市部に拠点を置く面々の窮乏ぶりが顕在化している。

 仕事が増えぬ一方で、司法改革で弁護士が急増したせいとされるが、大手事務所でも給与を遅配したり、賃料の支払いに難渋しているとも囁かれ、個々の弁護士も、事務所に居候する“イソ弁”どころか、籍だけ置く“ノキ弁(軒先)”、寄り合いでアパートを借りる“アパ弁”、ケータイ1つで徘徊するケータイ弁等々、最難関資格の名が泣くような呼び名が拡散している。

 「そんな奴は見たことないぞ」と首を傾げる同業者もいるが、実際にジリ貧の一端を示すデータはある。

 国税庁の統計によれば、2009年の東京を拠点とする弁護士1万5894人のうち、年間所得70万円以下が実にその3割に当たる4610人もいるのだ。

 「その2年前に比べて倍増。地方と比べても突出しています。東京の弁護士は、異様なくらい食えてない」

 ある若手弁護士はそう嘆く。無論、純粋な売り上げではなく経費を差し引いた申告所得だから、経費を水増ししている可能性も十分にある。が、節税に長けた弁護士がいきなり倍増したとは考えにくい。

 「月10万円のワンルームにパソコン、ケータイ。ライフコストが最低20万円として、1件7万〜8万円の国選弁護人を月に2〜3件こなせばギリギリ回せる。

 刑事事件は打ち合わせ場所が警察か拘置所だから事務所は不要(苦笑)」(同)。割に合わないと敬遠されてきた国選も、今は「朝9時に弁護士会館で公開され、そこに弁護士が殺到して奪い合う状態」(都内の中堅弁護士)という。

 東京で仕事をする弁護士の場合、日本弁護士連合会(日弁連)を筆頭とした2次団体・3次団体にそれぞれ月数万円の会費を支払わねばならない。この“上納金”が払えずに弁護士登録すらできない者も多い。登録しなければ弁護士の業務はできないから、まさに八方塞がりだ。

 「よくニュースになるのが、依頼客からの預かり金の使い込み。バレたら即死(除名処分)です。事務所の経費に困っているからか、年配の先生に多い」(中堅)

 業界全体がそんなジリ貧状態だから、ルーキーもつらい。司法試験合格者がここ数年、毎年約2000人。弁護士志望者1600〜1700人中、400人以上が“就職浪人”だという。

 「日弁連は、登録した者の動向しか把握できない。登録していない連中が何をしているのかは不明」(同)

 弁護士業界では、車内広告やCMを出すにはまだまだ抵抗がある。ネット広告で取れる客は、「多重債務、離婚相談、交通事故の3つだけ」(同)。口コミやリピーター以外の客をつかむ場といえば、弁護士が主催する一般人相手の「法律相談」だが、今は客足が激減している。

 「弁護士会のすぐ近くで、法テラス(日本司法支援センター)が無料で法律相談をやっている。そりゃ、タダのほうに流れますよね」(若手)

 法テラスは、国が運営する相談窓口。一般人には有り難いが、相談相手である弁護士の報酬は7万〜10万円と一律に低く抑えられている。

 「でも、仕方なく仕事を貰っていますよ。法務省の管轄である法テラスの“犬”と化してます」(同)

 貧すれば何とやら、在野精神どころではない現状をどう打開する?(西川修一=文 PANA=写真)

1979チバQ:2013/03/19(火) 23:13:20
>楠照雄消防長が「内部告発者は転職をお勧めする」と訓示で発言

この消防庁が転職を強いられることは確実
http://mainichi.jp/select/news/20130319ddm041040035000c.html
東山梨消防本部:「職員は携帯履歴提出を」 不祥事告発者捜す
毎日新聞 2013年03月19日 東京朝刊

 東山梨消防本部(本部・山梨県甲州市)が報道機関に不祥事の内部告発をした職員を捜すため、全職員112人に私有携帯電話の通話履歴を提出するよう求めていたことが18日、分かった。消防本部は「やり方が強引だった」として同日、提出要請を撤回した。

 同消防本部は今年1月、男性職員が果樹園でアルバイトをしたとして地方公務員法の兼業禁止規定に違反したとして訓告処分。非公表だったが、2月中旬、報道で明るみに出た。

 同本部などによると、報道直後に楠照雄消防長が「内部告発者は転職をお勧めする」と訓示で発言。消防長名で今月12日、携帯電話の通話履歴を任意提出するよう求める文書を回覧した。文書には「潔白を証明するいい機会」などと記されていた。各職場で上司が、提出に応じるかを職員に個別に確認、106人が同意し一部は既に提出したという。

 楠消防長は「公務員が情報を漏らすのは問題。組織を守り再発防止するため」と説明したうえで、「方向性は間違っていないが、やり方が強引だった」として提出要請を撤回した。

 青山学院大の大石泰彦教授(メディア倫理法制)は「プライバシー侵害の恐れがあり、内部告発者捜しは常軌を逸している。通話履歴提出も事実上の強制で、職員の人権を考えても問題だ」と話している。【片平知宏】

1980とはずがたり:2013/04/10(水) 11:46:39

自動車運転過失致死 −なぜチノパンは「容疑者」扱いされないか
2013年4月10日(水)10:20
http://news.goo.ne.jp/article/president/bizskills/president_9099.html
(プレジデントオンライン)
PRESIDENT 2013年2月18日号 掲載

元フジテレビアナウンサーの横手(旧姓千野)志麻容疑者(以下「千野容疑者」)が、死亡交通事故を起こしたとされる自動車運転過失致死被疑事件。千野容疑者が逮捕されていないことに対する論評や量刑予想がかまびすしい。

「なぜ千野容疑者は逮捕されないのか」という声も聞く。一般的に、自動車運転過失致死事件の容疑者は逮捕されるのだろうか。

「人が死んでいるのだから、逮捕されて当然」と考える人も多いようだが、逮捕されるかどうかは、罪の重さだけで決まるわけではない。原則として、逮捕の必要性は、逃亡や罪証隠滅をする恐れの有無で判断される。死亡事故では、重い刑事処分を恐れて逃亡や罪証隠滅をする可能性があるので、実際に逮捕される事件もある。

したがって、身元がはっきりしているうえ、罪を認めていた千野容疑者は、逮捕の必要性がないと判断されたのであろう。

また、「時の運」が絡むこともある。

震災直後の福島では、勾留中の容疑者が大量に釈放されたことが報じられた。東京でも在宅事件が増え、逮捕が減った。事件が大量発生した場合なども、留置施設が混雑すると、恩恵を受ける在宅容疑者が増える。

一般に、女性容疑者は、留置施設が常時不足しているため、逮捕されにくい。また、年末年始は警察が逮捕を控える傾向がある。今回の事件は、年始に女性が起こした事故であったということも、逮捕しない方向に働いた可能性がある。

以上のように、千野容疑者の不逮捕についての当・不当は、簡単に論じられない。千野容疑者を特別扱いしているのは、捜査機関ではない。「容疑者」呼称で報じないマスコミである。

千野容疑者に対して下される刑事処分はどのレベルが予想されるのか。

高名な刑事裁判官も指摘するように、自動車運転過失致死事件の量刑相場は近年厳罰化が進んでいる。示談成立や被害者の許しがなければ、初犯でも実刑になりうる。運転態様の悪質性なども、量刑を決めるにあたって重視されている。

死亡事故でも、被害者1人の場合は、無免許や酒酔い、ひき逃げなどの悪質な態様でない限り、執行猶予が付くのが一般的であった。しかし、最近では、通学中の子供が多数巻き添えになる悲惨な事件などを契機に、死亡事故で実刑になるケースは増えている。

一般に、死亡事故で量刑上、1番大きな意味を持つものは、示談などの被害者対応の成否である。被害者の処罰感情が和らげば、量刑上も被告人に有利になるからだ。保険会社からの示談金とは別に、見舞金を被害者が受け取ると刑が軽くなることもある。

通夜や葬式への参列、墓参りや事故現場での献花、芸能活動自粛など、反省を示す態度も考慮される。

また、過失の程度、酒気帯びや速度違反の有無などの事故状況に加え、交通違反歴など遵法精神の程度も重要である。

初期報道による情報のみに依拠し、量刑を予想することは難しい。しかし、過失態様や被害者遺族の処罰感情次第では、実刑もありうる事件である。駐車場内で歩行者を轢死させているということであれば、それなりの事件だからだ。

そういう点からすると、罰金刑を既定路線視するような報道姿勢には違和感を覚える。

(東京弁護士法律事務所代表パートナー弁護士 長谷川裕雅 図版作成=ライヴ・アート)

1981とはずがたり:2013/04/13(土) 19:22:37
>「錯誤」という刑法上の理論を組み合わせることで
警察も要件満たそうと頑張ったようで。

「カチンときた」身勝手な動機で暴走…捜査当局を動かした遺族の思い
- 産経新聞(2013年4月13日09時52分)
http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_snk20130413526

 東京都大田区で3月15日、軽乗用車を追い抜こうとして急ハンドルを切ったトレーラーの荷台部分が、対向車線を走っていた軽ワゴン車にぶつかり、運転手の男性が死亡した。警視庁は自動車運転過失傷害容疑で、トレーラーの運転手で福島県いわき市、運送業、佐藤賀津彦容疑者(45)を逮捕し、法定刑の上限が懲役20年となる危険運転致死容疑で送検。東京地検は4月5日、同罪での起訴にこぎ着けた。「カチンときた…」。佐藤容疑者の口から飛び出したのは、身勝手極まりない動機だった。(荒船清太)

 ■悲しみに暮れる妻「処罰感情強い」

 「今も心が落ち着きません。夫のことはいまだに話せません。そっとしておいてください」

 死亡した横浜市鶴見区、自営業、渋谷崇さん(43)の妻は言葉少なにこう語った。渋谷さん夫妻は結婚した約20年前から生花店を営み、渋谷さんは事故当日の3月15日も、現場に近い大田市場に仕入れに向かっていて事故に巻き込まれ、命を落とした。

 「軽乗用車に抜かれたことにカチンときた」

 事故の2日後、捜査員から佐藤容疑者が動機をこう供述していると伝えられたが、妻は今もどう受け止めていいのかは分からない。渋谷さんが精魂込めて切り盛りしていた店は、渋谷さんの母と2人で続けていくという。

 「家族の処罰感情も強い」。送検段階で、自動車運転過失致死罪から危険運転致死罪に引き上げた理由を、捜査関係者はこう語る。ずさんな運転が招いた「死」という重い結果に、捜査当局は厳罰を科す姿勢を示すことで応えたという。

 事故は、3月15日午前10時20分ごろ、大田区南蒲田の片側2車線の国道15号で発生。トレーラーの荷台部分が対向車線にはみ出し、渋谷さんの軽ワゴン車に急接近した。

 予想外の方向からの衝撃に、渋谷さんはハンドルを切る余裕がなかったとみられる。軽ワゴン車は右半分の運転席と後部座席のドアがつぶれてちぎれ、渋谷さんの体も飛ばされた。即死だったという。

 トレーラーはそのまま逃走したが、約30分後、現場から約6キロ先の工業地帯で荷台部分が損傷したトレーラーが走っているのを警察官が発見。佐藤容疑者が容疑を認めたため、蒲田署は自動車運転過失傷害容疑で逮捕した。「仕事に行って戻ってこようと思っていた」。佐藤容疑者はこう弁明したという。

1982とはずがたり:2013/04/13(土) 19:23:00
>>1981-1982
 ■「嫌がらせ」で割り込み、急ブレーキ

 なぜ、見通しのいい片側2車線の直線道路で悲劇が起きたのか。それは、事故現場の約500メートル手前の交差点で、軽乗用車が加速しながら追い抜いていったことに腹を立て、佐藤容疑者がトレーラーを暴走させたことが発端だった。

 捜査関係者によると、佐藤容疑者は左側の走行車線で時速70〜80キロに加速し、右側の追い越し車線を先行していた軽乗用車に追いつくと、急ハンドルで車線変更して前方に割り込み、「嫌がらせのために」(佐藤容疑者の供述)、急ブレーキを踏んだという。

 ところが、その弾みでトレーラーの荷台部分が右に急旋回し、制御できぬまま対向車線にはみ出し、渋谷さんの軽ワゴン車に衝突した。現場にはトレーラーのタイヤ痕が克明に刻まれていた。

 犬が尻尾を振るように荷台部分が急旋回する現象は、「スイング現象」と呼ばれる。スピードを出して急ブレーキをかけると、荷台の後輪がロックされ、車両との連結部分を起点に文字通り「スイング」してしまうのだ。

 捜査関係者は「大型車の運転手であれば誰もが知っている」と指摘する。

 ■最長懲役20年「短絡すぎる犯行」に警鐘

 スイング現象に渋谷さんの死、ひき逃げ、さらに「カチンと来た」という佐藤容疑者の供述−。警視庁は重大な死亡事故とみて、送検段階で危険運転致死容疑に切り替え、捜査の指揮を蒲田署長から交通部長に格上げし、交通捜査課を中心に捜査を続けた。

 危険運転致死傷罪は、平成11年に東名高速で飲酒運転の大型トラックが乗用車に追突し、女児2人が死亡するなどした事故をきっかけに13年に新設され、死亡させた場合には最長20年の懲役が科せられる重罪。ただ、罪の構成要件が厳しく、適用が断念されることも少なくなかった。

 警視庁と東京地検は今回、佐藤容疑者の暴走運転が、同罪を規定した刑法208条の2のうち第2項の「妨害目的の運転」に当たると判断。さらに、「錯誤」という刑法上の理論を組み合わせることで、構成要件を満たしたという。

 妨害目的の運転は《人または車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、通行中の人または車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転し、人を死傷させた》場合を規定している。

 佐藤容疑者が腹いせに軽乗用車の前に割り込んだ疑いが強く、妨害目的は問題ないとみられるが、妨害の対象となった軽乗用車は渋谷さんの車とは異なる。

 ただ、捜査関係者は「刑法には、Aさんを殺害しようとしてBさんを誤って殺害した場合にも殺意が認められる『錯誤』という理論がある」と指摘する。この理論を当てはめ、「軽乗用車を妨害する目的で、渋谷さんの車に当たって死亡させてしまった」という形で起訴にこぎ着けた。

 「あまりにも短絡的な犯行。遺族としては殺人以上に悲しいことかもしれず、危険運転致死罪で立件する意義がある」。捜査関係者はこう強調した。

1983とはずがたり:2013/04/13(土) 19:25:04
法学には時々酷い用語がありますねぇ。。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%84%E9%99%84%E8%A1%8C%E7%82%BA
寄附行為(きふこうい)とは、財団である職業訓練法人、財団である医療法人、学校法人及び私立学校法64条4項に基づく法人(専修学校又は各種学校の設置のみを目的とする法人)において、
1.法人である財団(財団法人)の設立者がその設立を目的として作成した、その財団法人の根本規則、又はそれを記載した文書・書面のこと。
2.法人である財団を設立する行為そのもの。

語源 [編集]

「寄附行為」の字面から、「定款」に相当する団体の基本規則であることを読み取ることは困難であり、法律を学んでいない者にとって難解な法律用語の一つであるとする見方[1]もある。その語源についても諸説あるが、明治維新の時代に外国語の法律を翻訳する際に「誤訳をも亦妨げず」速訳でつくられた造語であるとする説[1]、その中でもドイツ語「Stiftungsgeschaeft」を「Stiftung」(寄附、設立)や「geschaeft」(行為、事業)から直訳・誤訳したとする説[2]や、フランス語「acte」の直訳・誤訳であるとする説[2]がある。

1984旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/05/05(日) 19:25:10
ご冥福をお祈りします

中坊公平氏が死去…整理回収機構社長など務める
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130505-OYT1T00435.htm?from=top
 日本弁護士連合会(日弁連)会長や整理回収機構(RCC)社長などを務めた元弁護士の中坊公平なかぼうこうへい氏(京都市東山区)が3日午前8時5分、入院先の病院で心不全のため亡くなった。
 83歳だった。葬儀は5日、親族のみで行われた。喪主は妻、淳子さん。
 京都大法学部を卒業し、1957年に弁護士登録。84年に大阪弁護士会会長となり、90年から2年間、日弁連会長を務めた。
 この間、粉ミルクにヒ素が混入し、乳幼児に多大の障害が生じた「森永ヒ素ミルク中毒事件」の原告弁護団長として被害者救済に尽力。巨額詐欺事件「豊田商事事件」では破産管財人を務めた。93年以降は、香川県・豊島の産業廃棄物問題で、住民側弁護団長として解決に東奔西走した。
 96年には、破たんした旧住宅金融専門会社(住専)から引き継いだ債権の回収に当たる住宅金融債権管理機構の社長に就任。「国民に二次負担をかけない」を合い言葉に債権回収に当たった。しかし、99年に同機構から改組されたRCCの社長を退任した後、社長時代に不適切な回収業務があったことが発覚。2003年10月、大阪弁護士会に退会届を提出し、廃業した。
(2013年5月5日18時47分 読売新聞)

1985チバQ:2013/05/06(月) 00:05:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130505-00000079-mai-soci
<中坊公平氏死去>「平成の鬼平」被害者救済に奔走
毎日新聞 5月5日(日)23時40分配信

 「平成の鬼平」の異名を取った元日本弁護士連合会会長の中坊公平さんが亡くなった。森永ヒ素ミルク事件や豊田商事事件で被害者救済に奔走、司法改革の旗を振り続けた。住宅金融債権管理機構(住管機構)社長時代の債権回収を巡って詐欺容疑で刑事告発され、表舞台を去ったが、その功績を評価する声は今も大きい。

【訃報】中坊公平さん83歳=元日本弁護士連合会会長

 「司法を国民の手に」と訴え続け、当番弁護士制度の充実、裁判官・検察官への弁護士任官などを進めた。住管機構社長時代は「国民に2次負担はかけない」と公約。無給で住専問題の後始末に走り回る姿に称賛の声が集まり、1998年には野党の「首相候補」として名前が挙がった。

 一方、2000年に小渕恵三首相(当時)の要請で内閣特別顧問に就任し「権力へのすり寄り」と批判も浴びた。

 刑事告発に伴い東京地検特捜部の事情聴取を受け、弁護士引退を表明。「いま私に残っているのは命と弁護士資格しかない。弁護士資格を捨ててけじめをつける」と語った。

 関係者によると、05年に心臓の手術を受けた。左目はほとんど失明状態で本を読むにも不自由していたという。「世間の人に忘れてもらうことでほっとする生活の寂しさも味わっています」。05年秋、知人宛ての手紙にはそう書かれていた。

 中坊さんに頼まれ豊田商事事件の被害者救済活動に携わった前日弁連会長の宇都宮健児弁護士(66)は「非常に行動力があり優れた弁護士で、一つの目標だった」と悼んだ。

1986チバQ:2013/05/11(土) 12:49:10
http://mainichi.jp/select/news/20130511k0000e040204000c.html
風営法:タンゴやサルサも規制? 「クラブ」摘発の余波
毎日新聞 2013年05月11日 12時38分

 若者が踊る「クラブ」の摘発を目的とした「風営法に基づくダンス営業規制」強化の余波で、公民館などのダンス教室が中止に追い込まれるなどの混乱が生じている。警察庁は規制緩和方針を出したが、混乱は収まっていない。今月17日には規制反対の15万人の請願署名が国会に提出される。

 高知市では昨年5月、高齢者向けの社交ダンスの公民館講座が突然、市の要請で中止になった。社交ダンスは、国が指定する2団体から認定された講師がいる場合に限り、同法の規制対象外となるが、この講座の講師は無認定だった。公民館を管理する市が高知県警と相談し、開講すれば無許可営業に当たると判断した結果だった。

 こうした事態に対し、警察庁は「健康増進目的の場合、同法上の『営業』に当たらない」との見解を示し、昨年12月に都道府県警に法解釈の通知を出した。この中で、規制対象外のダンス教室・講座として「男女がペアで踊るのが通常の形態とされていないもの」とし、ヒップホップダンスや盆踊りを例示。しかし、男女ペアが原則のタンゴやサルサは依然規制対象となっており、街のダンス教室関係者には更に戸惑いが広がっている。

 タンゴは、男女が即興的に踊る南米・アルゼンチンの伝統的舞踊で、国内の愛好者は約1万人という。兵庫県でタンゴ教室を10年以上経営している50代の男性は「風俗営業と言われても……」と首をかしげる。スタジオに防音設備を入れ、午後10時以降は踊らないなど配慮し、これまで苦情を寄せられたことはないという。

 同庁は通知と並行して同法施行令・規則も改正し、社交ダンスに限られていた「認定講師」を他のダンスでも認めた。ダンス種別ごとに法人格を持つ団体を設立し、講習会などで講師を認定する態勢を整えれば、教室などは対象外となる。

 タンゴ教室関係者も団体設立の協議を始めたが、運営方法や資金など課題は多く、めどは立っていない。兵庫の教室経営者は「生活があり、教室をやめるわけにはいかない。音楽や絵などと同じ芸術の一つなのに、法で規制されるなんて」と釈然としない表情だ。【入江直樹】

 【ことば】風営法とダンス

 風俗営業適正化法は「客にダンスをさせる営業」を規制対象とし、営業には都道府県の公安委員会の許可が必要。許可をとると営業時間は原則午前0時(一部地域は午前1時)までに規制されるため、クラブの多くは無許可営業だった。2010〜12年にかけ、各地の警察が取り締まりを強化。閉店するクラブが続出。若者文化衰退に危機感を抱いたアーティストらが昨年5月から、規制対象から「ダンス」を削除する同法改正を求める署名に取り組んでいる。

1987チバQ:2013/05/15(水) 20:54:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130515-00000005-jij-pol
クラブの深夜営業を=風営法改正へ「ダンス議連」発足
時事通信 5月15日(水)2時32分配信

 音楽に合わせてダンスを楽しむクラブの深夜営業を可能とするため、風俗営業法の改正を目指し、超党派の衆参議員約60人が「ダンス文化推進議員連盟」を発足させたことが13日、分かった。参院選後の臨時国会への風営法改正案提出を目指す。20日に設立総会を開く。
 クラブは風営法で「風俗店」と規定され、営業許可が必要。午前0時以降の営業は違法だが、無届けで早朝まで営業する店舗も多い。最近は深夜や早朝に近隣住民らとトラブルを起こすケースが増え、摘発される無許可営業の店舗数も増加している。
 警察庁によると、2012年4〜10月の間に騒音、酔客のけんかなどクラブに対する苦情が全国で361件あり、うち231件が無許可営業の店舗だった。10年と12年にはクラブの客が死亡する傷害致死や殺人事件も起きるなどトラブルは深刻化しており、同庁は「現実に被害が出ているのに規制を外すのは難しい」と法改正には否定的な見解を示している。

1988ニャンニャン:2013/05/16(木) 14:25:49
>>1986
男女がペアで踊ることが禁止。まるで戦前の暗黒社会。
世界の悪法、民主主義の敵・治安維持法の復活です。

1989チバQ:2013/05/17(金) 21:52:47
http://mainichi.jp/select/news/20130517k0000e010178000c.html
ダンス議連:衆参60人で20日発足 風営法見直しへ
毎日新聞 2013年05月17日 12時22分(最終更新 05月17日 13時34分)

 若者が踊る「クラブ」やダンス教室の営業を規制する風営法の見直しをめざし、超党派の国会議員による「ダンス文化推進議連」が20日発足する。衆参両院計約60人が名を連ねる予定で、17日に衆院第1議員会館で議連発足に向けた集会が開かれた。今後、約15万人の規制反対請願署名を議連が受け取り、国会に提出する。

 集会では、議連会長に就任予定の自民党の小坂憲次・元文科相が「ダンスは新しい文化創出の一翼を担っている。ダンスがいかがわしいとする風潮はただすべきだ。規制自体が正しいかどうか(議連で)議論していきたい」とあいさつした。

 同法では、クラブやダンス教室の営業には、都道府県公安委員会の許可が必要で、許可されても営業時間は午前0時(一部地域は午前1時)までに規制される。クラブは午前0時以降も営業するケースが多く、大半が無許可で営業している。2010年以後、全国で摘発が相次ぎ、閉店する店も多い。

 こうした状況を受けて、昨年5月から、音楽家の坂本龍一さんらが呼びかけ人となり、規制撤廃を求める署名活動を全国で展開。弁護士らでつくる支援団体とも連携し、約15万人の署名を集めた。

 同法を巡っては、1997年に超党派の「ダンススポーツ推進議連」が発足。当時同法の規制下にあった「社交ダンス教室」について、公的に認定された講師がいる場合に限って、規制除外するよう法改正を実現させた。同議連は現在活動していない。【入江直樹】

1990チバQ:2013/05/20(月) 21:41:00
http://mainichi.jp/select/news/20130521k0000m040062000c.html
超党派議連:社交ダンスの危機 風営法見直し目指し発足
毎日新聞 2013年05月20日 21時10分(最終更新 05月20日 21時19分)

 若者が集まる「クラブ」やダンス教室などを規制する風営法の見直しを目指し、超党派の国会議員約60人が20日、「ダンス文化推進議員連盟」(会長・小坂憲次元文部科学相)を発足させた。警察の摘発例増加で、公民館でのダンス教室が中止に追い込まれるなど混乱が広がっていることを受け、結成された。議連は、法改正を求める約15万人分の署名を受け取り、今後関係省庁からのヒアリングなどを進める。

 風営法で「ダンスをさせる営業」は「風俗営業」とされ、都道府県公安委員会の許可が必要となっている。

 警察による摘発が近年強まり、高知市では昨年5月、高齢者向けの社交ダンス講座が、講師が国の認定を受けていないとして市の要請で突然中止される事案も。「文化の危機」としてクラブ関係者や弁護士らがレッツダンス署名推進委員会を結成。「ダンスは中学校体育の必修科目なのに風俗営業とするのは時代遅れ」「表現や営業の自由として憲法上も保障されるべきだ」などと訴えてきた。

 警察庁は「健康増進目的の場合、同法上の『営業』に当たらない」との見解を示し、昨年12月に都道府県警に通知。「男女ペアで踊るのが通常の形態とされていないもの」を規制対象外とし、ヒップホップダンスや盆踊りを例示したが、男女ペアが原則のタンゴやサルサは、認定講師がいない場合は依然規制対象となっている。

 議連設立総会で、署名推進委共同代表の斎藤貴弘弁護士は「風営法の規制対象は広く、トラブルのない営業にまで及ぶ」などと問題点を挙げた。クラブ関係者らはアーティストの活動の場としての意義を説明。近隣への迷惑行為や未成年の飲酒などの問題に業界として取り組むことを強調した。【苅田伸宏、入江直樹】

 ◇風営法とダンス
 風俗営業適正化法は「客にダンスをさせる営業」を規制対象とし、営業には都道府県の公安委員会の許可が必要。許可をとると営業時間は原則午前0時(一部地域は午前1時)までに規制されるため、クラブの多くは無許可営業だった。2010〜12年にかけ、各地の警察が取り締まりを強化。閉店するクラブが続出している。

1991とはずがたり:2013/05/25(土) 10:02:46

頭の固い裁判官にしては柔軟な判決ではないか♪

それにしても凄いねぇ。統計的にやれば出来るのか。
>判決によると、被告は2007〜09年の3年間、競馬予想ソフトと、日本中央競馬会(JRA)のインターネットサービスを使って計約28億7000万円分の馬券を購入。
>このうち、約1億3000万円分の当たり馬券で計約30億1000万円の配当を得ていた。収支総額の黒字は約1億4000万円だった。

「外れ馬券も必要経費」課税5200万円に減額
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130523-567-OYT1T00605.html
2013年5月23日(木)11:37

 競馬の予想ソフトを使って大量に馬券を購入し、配当で得た約29億円の所得を申告しなかったとして所得税法違反に問われた元会社員の男性(39)に対する判決で、大阪地裁(西田真基裁判長)は23日、男性に懲役2月、執行猶予2年(求刑・懲役1年)の有罪判決を言い渡した。

 西田裁判長は「被告は、娯楽ではなく資産運用として競馬を行っていた」と指摘。所得から控除できる必要経費について「当たり馬券の購入額だけ」とする検察側の主張を退け、「外れ馬券分も必要経費に含まれる」との判断を示し、課税額を約5億7000万円から約5200万円に大幅に減額した。

 判決後、被告側は控訴しない考えを示した。一方、大阪地検は「判決内容を精査し、上級庁と協議のうえ適正に対処したい」との談話を発表した。

 弁護側によると、「競馬の経費」を巡る司法判断は初めて。国税庁は1970年の通達で、馬券配当で得られた所得は「一時所得」としてきた。判決は、趣味や娯楽で楽しむ競馬について「原則として一時所得」とする一方、「被告の場合は一般的な馬券購入行為と異なり、機械的・網羅的で、利益を得ることに特化していた」とし、先物取引などと同じ「雑所得」にあたると判断した。

 判決によると、被告は2007〜09年の3年間、競馬予想ソフトと、日本中央競馬会(JRA)のインターネットサービスを使って計約28億7000万円分の馬券を購入。このうち、約1億3000万円分の当たり馬券で計約30億1000万円の配当を得ていた。収支総額の黒字は約1億4000万円だった。

 公判では、必要経費の範囲を判断するうえで、前提となる「所得区分」をどう分類するかが争点になった。

 検察側は「配当は偶発的な所得」として、所得税法上の「一時所得」にあたると主張。必要経費は「収入に直接要した金額」とする同法の規定に基づき、配当総額から当たり馬券の購入費を差し引いて半分にした約14億5000万円が課税対象と算定、所得税約5億7000万円を申告しなかったと主張していた。

 しかし、西田裁判長は「雑所得の場合は費やした支出を合算して経費とする」との規定に従って、「外れ馬券の購入額や競馬ソフトのデータ利用料も経費にあたる」と判断。被告が申告すべきだった所得は約1億6000万円、課税額は約5200万円と認定した。

1992とはずがたり:2013/05/27(月) 12:31:23
これか
http://www.vanitytokyo.com/

ENTRANCE CHARGE
月・火・水 22:00〜05:00 LADIES FREE ENTRANCE GENTLEMEN \2,000
木曜日 22:00〜05:00 LADIES FREE ENTRANCE GENTLEMEN \3,000
金曜日・土曜日 22:00〜05:00 LADIES FREE ENTRANCE GENTLEMEN \3,500

ぐるなび
http://r.gnavi.co.jp/e692602/

都心最大級クラブ摘発 無許可ダンス営業容疑 警視庁
2013.5.27 02:00 (1/2ページ)[暴行・傷害]
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130527/crm13052702000000-n1.htm

警視庁の摘発を受け、クラブ「バニティー」が入るビルやその周辺は一時騒然とした=26日、東京都港区(財満朝則撮影)

 飲食店を装い、客にダンスをさせるなどしたとして、警視庁生活安全特別捜査隊は26日、風営法違反(無許可営業)容疑で、東京・六本木のクラブ「バニティー・レストラン・トウキョウ」の30代の経営者ら男3人を逮捕した。いずれも容疑を否認している。

 クラブなどの店内で飲食物を出し、踊る場所を提供する「ダンスホール」は風営法に基づき、各都道府県の公安委員会の許可が必要で営業時間は午前1時までに制限されている。

 バニティーは時間制限のない「飲食店」として届け出をしており、警視庁は夜通し営業するための偽装工作とみている。店の出入り口には「ダンス行為禁止」の看板を掲げていた。逮捕容疑は、26日未明、都公安委員会の許可を得ないで店内にDJブースなどを設け、客にダンスをさせ、酒などを提供したとしている。

周辺で客トラブル、治安問題視

 クラブのダンス営業をめぐっては、一部の音楽家らが警察当局の摘発を「表現の自由」の侵害として反発、営業時間延長を求める国会議員連盟が発足するなど議論が過熱している。だが、警視庁はダンスそのものではなく、店周辺で利用客が絡むトラブルの多発を問題視。脱法クラブが治安悪化の一因と判断して摘発に踏み切った。

 バニティーは約500人を収容する都心最大規模のクラブで、週末の夜間を中心に男女の出会いの場になっているとされる。26日未明の摘発時も満員で、約100人が入店待ちの行列を作っており、警察官や客、やじ馬でごった返して一時騒然となった。
 クラブは、風営法で規制された午前1時以降もダンスの場を提供するため、飲食店として届け出る脱法業態として拡大。摘発を強化する警察当局に対し、一部の音楽家らが規制緩和を求める15万人分の署名を国会に提出し、今月20日にはこれを支持する約60人の議連が発足した。

 警察当局は時間外のダンス営業そのものより、クラブ側が店外のトラブルを放置する傾向にあることを問題視しており、警視庁幹部は「店の客がトラブルに関与しているならば、何らかの対策を考えるべきだ」と強調している。

 六本木を管轄する麻布署では、脱法クラブの営業時間と重なる午後10時〜午前8時に110番通報が集中。今年1〜4月には2149件で全体のほぼ半数を占めており、バニティーが入居するビル周辺に限っても125件寄せられた。

 通報内容は「クラブ内で彼女がナンパされたと思い込み、顔を殴った」「外国人男性から因縁をつけられ、突き飛ばされてけがをした」などと暴力行為が絡んだ事案も少なくない。

 バニティーと同じビル内のクラブでは昨年9月、男性客が暴走族OBグループに暴行を受けて死亡する事件が発生。直後に無許可営業で摘発され、閉店した。バニティーは今年2月、店名を「ラウンジ」から「レストラン」に変更しており、摘発を警戒して偽装営業を続けた疑いがある。

1993チバQ:2013/05/27(月) 21:50:38
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20130527-00000041-jnn-soci
都内最大級クラブ摘発で“ダンス法規制”議論高まる
TBS系(JNN) 5月27日(月)19時17分配信

 「ダンス」が法律で規制されていることをご存知でしょうか。DJが流す音楽にあわせて踊る「クラブ」など、客にダンスをさせる営業は「風俗営業」とされ、都道府県公安委員会の許可が必要で、許可があっても、営業時間は最長で午前1時までに制限されています。

 「享楽的雰囲気が過度にわたり、風俗上の問題等を生じさせる恐れがある」などというのが規制の理由ですが、警察が近年、摘発を強化し、閉店するクラブが相次いでいることに批判も高まっています。

 そんな中、東京で最大級の六本木の人気クラブが警視庁に摘発されました。警視庁のねらいはどこにあるのか?摘発の瞬間をカメラがとらえました。

 26日未明の東京・六本木。ビルの前に長蛇の列ができていました。人気店「ヴァニティ レストラン トウキョウ」に入るのを待つ客です。「ヴァニティ」はビルの最上階から見える夜景と音楽が売りで、最大800人を収容できる都心で最大規模の「クラブ」として知られていました。

(クラブの利用客は・・・)
 「ヴァニティが一番有名」
 「ヴァニティは一番人気。一番アツいみたいな」

 しかし、午前2時過ぎ、警視庁の捜査員100人以上が店に入りました。その直前の店内の映像です。棒状のライトを振り回し、ステージの上で踊る人の姿も見えます。当時、店内は500人ほどの客でひしめいていました。すると、突然照明がつき、明るくなりました。警視庁の捜査員が捜索に入ったのです。

 営業が中止となり、店の外に出るように言われ、戸惑う人々。摘発の容疑は風営法違反。風俗営業の許可を得ることなく、店内で客にダンスをさせたり酒を提供したりした疑いで、警視庁は経営者の小原健容疑者(31)やDJの犬飼健二容疑者(35)ら3人を逮捕しました。捜索開始後、店内にいた客は一斉に外へと押し出され、六本木の街は一時騒然となりました。

(クラブの利用客は・・・)
 「他のところとか摘発されてて、ここだけ(ヴァニティ)は(摘発)してなかった」
 「本当にどうしよう今後・・・今後行くところがない。どんどん(クラブが)減っちゃって最近」

 「ヴァニティ」は、ひと月に1億2000万円の売り上げがあったということですが、取り調べに対し、小原容疑者は「客にダンスをさせている認識はない」と容疑を否認しています。今回の摘発はダンスへの規制に対し、批判が高まり始めた中で行われました。

 「ダンスを風俗営業のひとつとして規制するのはおかしいし、許可を受けても午前1時までしか踊れないのは時代遅れだ」などとして、風営法の改正を求める15万人分の署名が集まりました。今月20日には、超党派の国会議員およそ60人が風営法の見直しを目指して議員連盟を発足させました。今回の摘発についても・・・。

 「せっかくこれから風俗営業法の改正も視野に入れて取り組もうというやさきの摘発なので、ちょっと残念」(社民党・福島みずほ議員)

 摘発に踏み切った警視庁のねらいはどこにあるのでしょうか。警視庁によりますと、「ヴァニティ」は2010年の開業以降、無許可でダンスの営業をしていた疑いなどですでに4回の行政処分が行われていました。また、近隣から客同士のケンカなどへの苦情や通報も相次いでいたといいます。

 「クラブそのものは悪くないんですけど、子どもの通学のときに路上で何人かでたむろしたり、地面に座ったりしてね、放っておいたらどんどん悪くなる一方だと思います」(六本木町会会長)

 地域ではボランティアが子どもたちの通学に付き添う動きなども出ていて、警視庁の幹部は「ヴァニティの存在が六本木の治安悪化の大きな要因の一つ」としています。風営法を所管する警察庁も、「実際に被害が出ていたり、地元の住民からの要望もある現状では、規制をはずすのは難しい」としていますが・・・。

 「あくまでも使い勝手の良い(風営法という)法律を維持するために大規模な摘発が行われたと若干勘ぐっているところ」(風営法の見直しを求める和知麻里亜弁護士)

 今回の摘発が風営法の改正議論にどのような影響を及ぼすのでしょうか。(27日16:25)

1994とはずがたり:2013/05/30(木) 08:48:34

仮釈放中のホリエモン 今の状況を「本当につらい」
http://dot.asahi.com/news/domestic/2013052100040.html
(更新 2013/5/22 07:00)

 いわゆる「ライブドア事件」で懲役2年6カ月の実刑を受けたのち、仮釈放の身となったホリエモンこと堀江貴文氏。現在の生活をこう語る。

*  *  *
 私は仮釈放中の身である。今年の11月9日までは社会で処遇されている受刑者という身分だ。

 だからといって公の場で仕事をしてはいけないというルールはない。私の場合、仮釈放中に守らなければならない遵守事項の中に「仕事をしなさい」というルールが含まれている。講演会をしたりテレビ番組に出演したりするのも仕事の一つで、むしろ積極的に出ていくべきなのである。

 そういった事情もあり、先方からオファーがあればスケジュール次第ではあるが、基本的に受けるようにしている。

 けれど一旦オファーを受けたものの、担当者の独断だったため、後から上層部によって「時期尚早である」とか「仮釈放中はNG」的な理由でキャンセルされることが多い。

 もちろん、そのまま開催されることのほうが多いのではあるが、開催した主催者がその後何かのネガティブな反応をされたとか具体的なデメリットがあったなんて話は聞いたことがない。恐らく「君子危うきに近寄らず」的な発想で仮釈放中の私を自分たちの組織と関連する場に登場させたくないという後ろ向きな考え方なのであろう。

 それはそれで構わないが、私自身はそれなりに傷つく。忙しいスケジュールのなかから、なんとか日程をひねり出しているというのもあるが、無力感のようなものを感じてしまい、やる気を削がれるのである。

 一般の仮釈放中の受刑者は、よほど有名でない限り、情報が外に漏れにくいので差別を受けることはあまりないかもしれない。だけど私の場合は日本人のほとんどが知っているので、このような差別を受けることになるのである。

 恐らくサラリーマン的な気質で余計なことに首を突っ込むのをやめようという流れなのだろうが、それによって得られたはずのアップサイドのポテンシャルを捨ててしまっているのが、今の日本社会のチャレンジしない精神の象徴にも思えてくる。

 もし何かがあったら、自分が責任を取らなければならないというのが嫌なのだろう。そういう人間たちが減点主義の日本の大手企業の中で幅を利かせている。つまり一回でも失敗をすると出世のレールから外されてしまう恐怖が、チャレンジする精神を阻害しているということなのだろう。

 言っちゃ悪いが、私は今日本でいちばん法令遵守についてセンシティブな人間だと思う。ライブドア事件の一連の流れで、少しでも疑わしい行動を取れば容赦なく権力は摘発をしてくるというのが痛いほどわかったので、かなり慎重に法令チェックを徹底している。

 一度も摘発を食らったことのない人たちを端から眺めていると「危ないなあ」と思うことも一度や二度ではない。むしろ慎重な人間であることを本当に理解してほしいと思うのである。

 と、キャンセルを食らったり、今は駄目ですと言われたりして、自分の力不足を認識してしまって本当につらい現在の状況なのである。11月の刑期満了後、どのような雰囲気になっているのかが気になるところだ。

※週刊朝日 2013年5月31日号

1995チバQ:2013/06/08(土) 20:42:42
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130606/tky13060614420006-n1.htm
【都心最大級クラブ摘発】
実質経営者を逮捕、薬物関係者など出禁リスト押収
2013.6.6 13:48
 東京・六本木で無許可でダンス営業をしたとして、都心最大級のクラブ「バニティー・レストラン・トウキョウ」が摘発された事件で、警視庁生活安全特別捜査隊は、風営法違反(無許可営業)容疑で、同店の実質的経営者で韓国籍の金柄徹容疑者(32)=港区芝=を逮捕した。同隊によると、「故意にダンスをさせた認識はない」と容疑を否認している。

 同店は別の会社が飲食店としての営業許可を取っていたが、金容疑者が社長を務める会社が売上金を管理し、営業方法などを指導していた。

 店からは薬物犯罪や窃盗、痴漢行為などに関与したとして、店側が1〜5月に出入り禁止とした男女97人の写真付きリストが押収されており、同隊は店側が違法営業の発覚を恐れて警察に通報しなかったとみている。

 逮捕容疑は、5月26日未明、都公安委員会の許可を得ずに店内にDJブースなどを設け、客に音楽に合わせてダンスをさせ、酒などを飲食させたとしている。

1996チバQ:2013/06/09(日) 09:34:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013060800295
安倍首相、都議選遊説スタート=民主は対決姿勢
 安倍晋三首相は8日、東京都議選(14日告示、23日投開票)の遊説をスタートさせた。与野党各党は、都議選を7月の参院選の前哨戦と位置付け、総力戦で臨む構えだ。
 首相は都内6カ所の街頭で演説。墨田区の商業施設前では「都議選は(自民党の本部と都連が)タッグマッチで日本を取り戻す戦いだ。勝った政党が必ず参院選でも勝利を収める」と、都議会第1党奪還に向けて支援を訴えた。
 昨年12月の就任以来、経済再生に取り組んできたことを説明し、「日本を覆っていた暗い空気は大きく変わった」とアピール。「10年間で国民の平均所得を150万円増やす」と、成長戦略を着実に進める決意を示した。9日も都内8カ所でマイクを握る。
 一方、民主党の細野豪志幹事長は8日、JR三鷹駅前で演説し、国防軍創設を盛り込んだ自民党の憲法改正草案などに触れ、「こんなグロテスクな国家主義を絶対に許してはならない」と、自民党との対決姿勢を鮮明にした。 
 細野氏は「社会保障制度改革をやり切ろうという熱意を首相から感じることはできない。政策の方向性が間違っているなら、軌道修正しなければならない役割が民主党にはある」と強調した。(2013/06/08-19:10)

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1997とはずがたり:2013/06/18(火) 17:03:52

都市緑化は断固推進して欲しいから推進の阻碍要因が増えるのは好ましくないけど法学的にはどんな解釈になるんでしょうねぇ。。
場合によっては建築家が設計した建物が安易に改築できなくなったりする?

安藤忠雄さん発案「希望の壁」巡り、著作権論争
2013年6月18日(火)15:32
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130618-567-OYT1T00787.html
(読売新聞)

 JR大阪駅北側にある複合施設「新梅田シティ」の庭園内で、積水ハウスが設置工事を進めていることを17日発表した巨大な緑化壁「希望の壁」(高さ9メートル、長さ78メートル)を巡り、庭園を設計した造園家吉村元男さん(75)が「庭園の統一されたデザインが損なわれ、著作権を侵害する」として、同社に工事中止を求める仮処分を19日、大阪地裁に申請する。

 近年、都市部を緑化する取り組みが広がっているが、庭園を著作権法に基づいて保護するよう求めるのは異例という。

 緑化壁の発案者は建築家の安藤忠雄さん(71)。発表によると、壁は同シティ北東端に南北に設置。ステンレス製のネットを張り、低木や草花を植えたプランターを並べる。9月末に完成する予定。

 申立書などによると、吉村さんは万博記念公園(大阪府吹田市)や大阪府民の森(東大阪市)など約1200件の設計を手がけた大規模造園の専門家。1993年に開業した同シティの庭園(約2万6400平方メートル)は、約1万5800本の樹木と水路などを配置し、都会のオアシスとして建設省(現国土交通省)後援の都市景観大賞を受賞するなど高く評価された。

 吉村さんは、庭園は「森との共生」「水の誕生とその循環」を理念として緻密な計算のうえデザインしたもので、思想を創作的に表現した著作物にあたる、と指摘。そのうえで、緑化壁の設置は、作品の同一性を保つ著作者の権利を侵害する、と主張している。

 仮処分裁判では、〈1〉庭園は著作物にあたるか〈2〉著作物にあたる場合、緑化壁の設置は庭園設計者(吉村さん)の権利を侵害するか――が争点になる見通し。

 安藤さんは「大阪マルビル」(大阪市北区)の外壁を植物で覆ったり、河川沿いに桜を植樹したりするなど、都市緑化への取り組みで知られる。17日の発表記者会見で、設置の狙いについて「これだけ大きな緑化壁は世界でも例がない。見た人が感性を磨かれるような存在になれば」と語った。

 積水ハウス広報部は、仮処分に関する読売新聞の取材に対し「庭園内の眺望や日射についても配慮している。緑化と活性化の観点から何ら問題はないと考えている」としている。

1998とはずがたり:2013/06/20(木) 12:01:49

〔事務官逮捕〕地検「捜査中」繰り返す
http://www.at-s.com/news/detail/696031199.html
(2013/6/19 14:25)

 「まさに捜査中の事項なので答えは差し控えたい」「今の段階では概要も申し上げられない」―。静岡地検の検察事務官の女(30)が国家公務員法違反の容疑で県警捜査4課に逮捕されたことを受け、同地検の西谷隆次席検事が19日午前、会見した。「誠に遺憾」と述べたものの具体的な謝罪の言葉はなし。表情は硬く、記者の質問に歯切れの悪い返答を連発した。
 西谷次席検事は冒頭「県警の捜査に全面的に協力し、真相を解明して、厳正に対処するとともに、その原因を究明し、再発防止に努めていく」と、あらかじめ用意してあったコメントを読み上げた。
 「検察情報管理システムは誰でも関わることができたのか」などと矢継ぎ早に質問が上がったが、西谷次席検事は「捜査中」を理由にことごとく説明を拒んだ。再発防止策についても「捜査が終了した時点で発表したい」と述べるだけにとどまった。
 大阪地検特捜部の証拠改ざん隠ぺい事件以降、市民の検察当局への視線は厳しさを増している。「身内に甘くなるのでは」との問い掛けに、西谷次席検事は「送致を受けても県警と協力し、厳正に捜査する」と言明した。
 一方、女が勤務していた同地検沼津支部は19日午前、護送車両や業者の車が出入りするなど普段と変わらない様子だった。同支部の広報担当者は「対応はすべて本庁でしている。支部からお話しすることはない」。静岡地裁沼津支部の公判に向かっていた男性検事は「すみません」とだけ話し、足早に立ち去った。

暴排運動関係者に衝撃
 検察事務官が暴力団関係者に捜査情報を漏らしていたとして、国家公務員法違反容疑で19日に逮捕された事件。暴力団組員の犯罪から市民を守るべき捜査側の不祥事が明らかになり、県内の暴力団追放運動に取り組む関係者にも衝撃が広がった。
 民事介入暴力事件を多数手掛ける静岡市駿河区の西河修弁護士は「暴力団相手の事件では、当事者の不安が非常に大きい。捜査機関が住民を守ってくれるという信頼が被害申告の大前提になるのに、ありえない話」と厳しく非難した。
 同市の暴力団組事務所の排除運動にも関わってきた西河弁護士は「暴排運動への影響も少なくない」と指摘する。県内では今年、全市町で暴力団排除条例が制定された。市民や民間企業が中心となった暴排活動が始まりかけている矢先の出来事に、「暴排の流れに逆行する事件で、非常に残念。検察は原因を明らかにして、綱紀粛正すべきだ」と注文を付けた。

1999とはずがたり:2013/07/04(木) 09:23:44
外患罪の構成要件は?

【衝撃】鳩山由紀夫の「日本が尖閣を盗んだ」発言は売国行為で死刑の可能性?
鳩山氏は依然として日本政府の態度を批判- ロケットニュース24
(2013年7月3日22時00分)
http://news.infoseek.co.jp/article/rocketnews_20130703346692

尖閣諸島問題で、元総理大臣の鳩山由紀夫氏が「中国の立場から言うと日本に尖閣諸島を盗まれたと思っても仕方がない」と発言し問題視されている。しかし、鳩山氏は依然として、懲りずにまたまた、「尖閣諸島には領土問題が存在する。日本政府は認めるべき」という旨を中国メディアに話していることが判明した。

この一連の発言は「中国に武力行使の口実を与えるのでは?」と日本国民から批判の声が殺到しているが、ジャーナリストの青山繁晴氏が鳩山氏に「外患罪」が適用できる可能性があることを指摘していたことがわかった。外患罪とは売国行為に対する罪のこと。適用されれば即死刑である。

・売国行為で逮捕の可能性?

これは青山氏が、あるラジオ番組で話したものである。青山氏は番組内で、鳩山氏の今回の行為は刑法81条〜89条にある「外患罪」で逮捕できる可能性があると話している。外患罪とは、外国と通じてその外国に日本に対し武力行使させるという罪で、平たくいうと売国行為のことだ。

・外患罪は死刑

外患罪は適用されると死刑になる。「最高刑」が死刑ではなく、即、死刑。条文にははっきりと「死刑に処する」と記されている。また、未遂であっても罰せられるそうだ。あまりにも厳しく、また訴訟になること事態が戦争を引き起こす可能性もあるというデリケートな問題であるため、判例はいまだにないという。

・鳩山氏は依然として「盗まれても仕方がない」「領土問題を認めるべき」発言

「売国行為」や「死刑」と、ショッキングな言葉が並ぶ一方で、鳩山由紀夫氏は依然として「盗まれたと思われても仕方がない」という発言を中国メディアや講演会など様々な場所で行っているそうだ。

また、日本政府は尖閣諸島は固有の領土であり、領土問題はないとしているにも関わらず、「日本政府は領土問題を認めるべき」という主張も各所で続けている。

さらに2013年7月2日に中国のニュース番組では鳩山氏が「日本の政府が早く正しい道を見出していけるように」、「不況により国民は自信を喪失。そういうときに強い言葉を言う政治家が好まれてしまう」などと語っている様子が放送された。

鳩山氏の発言には多くの国民が驚いただろう。これらの発言が悪い事態を招かなければ良いのだが……あなたはどう思うだろうか?

参照元:CCTV

2000とはずがたり:2013/08/18(日) 11:28:17

「これは言論統制行為そのもの」 弁護士が指摘する「秘密保全法案」の問題点
http://news.goo.ne.jp/article/bengoshi/life/bengoshi-topics-677.html
弁護士ドットコム2013年8月18日(日)10:59

公務員の秘密漏えいに対する罰則強化などを盛り込んだ「秘密保全法案」が、秋の臨時国会に提出される見込みだ。参議院選挙に勝利した安倍政権が成立を目指している。

安倍政権は、外交・安全保障政策の司令塔となる「国家安全保障会議(日本版NSC)」の年内発足を狙っており、アメリカのNSCなどとの情報共有を図るにあたり「秘密保全」の強化が必要だとして、この法律を制定したい構えだ。

この秘密保全法案では、守るべき秘密を(1)国の安全(2)外交(3)公共の安全と秩序の維持――の3つに分類。そのうち、特に高度な秘匿が必要と認めた情報を「特別秘密」に指定し、外部に漏らした公務員や政治家らに罰則を科す。罰則は、現行の国家公務員法の守秘義務違反よりも大幅に強化される見通しだ。

だが、この秘密保全法には以前から、国民の「知る権利」の制約につながる??などという批判が出ていた。弁護士は秘密保全法をめぐる議論をどう見ているのだろうか。日弁連秘密保全法制対策本部副本部長をつとめる井上正信弁護士に聞いた。

●「秘密保全法案」は憲法の基本原則に反する

「秘密保全法案は秋の臨時国会へ提出される見込みですが、すでに法案提出されている日本版NSC設置法案とセットになっていると考えられます。

日本版NSC(国家安全保障会議)は、日本の危機に際して内閣総理大臣がトップダウンで対処できる仕組みを作るためのものです。危機管理に際しては情報集約とコントロールがきわめて重要で、秘密保全法制はその鍵となるものです」

問題点はある?

「秘密保全法案……といっても、具体的な法案はまだ提出されていないため、2011年の有識者懇談会報告書を手がかりに説明します。法案はこれを踏まえて作られるからです。

主要な問題点としては、以下の3つがあります。

(1)『特別秘密』の定義があいまい

(2)『特別秘密』を管理する人の問題

(3)罰則が重く、対象も広い」

『特別秘密』の定義はどんなもの?

「特別秘密の定義や範囲は、きわめて広範で曖昧です。『特別秘密』は、それを秘密にしたいと考えた行政機関の長が指定することになっています。

しかし、国民には何が『特別秘密』なのかわからず、『何が秘密か、それすらも秘密だ』という状態です。これでは行政は、自分たちに都合の悪いことなら何でも隠せることになりかねません」

『特別秘密』を管理する人の問題とは?

「言い換えれば、『特別秘密』を取り扱う人や、その周囲にいる人の人権問題です。報告書では『特別秘密』を管理するため、秘密を取り扱う人を特別な仕組みで管理しようとしています。

取り扱う人自身が、思想信条も含めて、徹底的に調査・管理されるだけではありません。調査の範囲は家族、友人など周辺の市民にも及び、同意もないまま個人情報が調査されることになります」

罰則の問題とは?

「罰則は、懲役10年以下という重罰です。また対象も広く、秘密漏洩、過失漏洩、秘密探知行為、それへの教唆・扇動、共謀の各行為に、罰則が科されます。教唆・扇動・共謀についても、それ自体が処罰対象となっているのです」

結局のところ、「秘密保全法案」は、どんな法律だと考えればいい?

「法案は、言論統制行為そのものです。

どんなケースが処罰されるか、考えてみましょう。たとえば、報道機関の取材行為は処罰対象になり得ます。内部告発も同様です。

しかし、国民主権と民主主義社会は、言論・表現の自由、報道機関の取材・報道の自由があって機能します。秘密保全法案は、これを犯罪とするもので、憲法の基本原則に反する法案です」

このように井上弁護士は、秘密保全法案について強い懸念を示している。日弁連も反対を表明しており、ウェブサイトでその問題点を指摘するとともに、一般向けパンフレットを配布している。

(弁護士ドットコム トピックス)

2001とはずがたり:2013/08/18(日) 11:40:52

韓国の戦時徴用訴訟 中国も司法利用の動き
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20130818048.html
産経新聞2013年8月18日(日)08:02

 歴史問題については、中国でも司法を利用した新たな動きが起きている。南京事件に関する出版物をめぐる名誉毀損(きそん)訴訟で、中国人女性が自国の裁判所で認められた賠償の強制執行を求めた訴訟の審理が、東京地裁で進んでいる。

 日中間では互いの賠償命令の効力が認められないとされているが、仮に請求を認める新たな判断が示されれば、今後、歴史認識をめぐる中国司法の判断が次々に持ち込まれる事態を招きかねない。

 問題となったのは展転社(東京)が出版する松村俊夫氏の著作「『南京虐殺』への大疑問」。南京事件の被害者とされる女性の証言について、松村氏は信用性に疑問があると主張。女性が南京の裁判所に起こした名誉毀損訴訟に展転社側は出廷せず、2007年に女性側勝訴が確定した。民事訴訟法は外国判決が命じた損害賠償などを日本国内で執行する要件として、日本での判決も同様に相手国で承認される「相互保証」を求めている。日中間については「中国は経済体制が異なり、経済取引に関する日本の判決が中国で承認されるか判然としない」として相互保証を認めなかった大阪高裁の判例がある。

 女性側は今回の東京地裁での訴訟で、「大阪高裁判決には多数の疑問があり、両国間には相互保証がある」とする日本の法学者の意見書を提出。主な争点は相互保証の有効性で、判決は早ければ年内にも言い渡される見通しだ。

 展転社の藤本隆之社長は「相互保証が有効とされ請求が認められてしまえば、今後、中国側と主張の異なる検証内容の発表が一切できないことになり、言論が封鎖される」と訴えている。

2002とはずがたり:2013/10/04(金) 17:54:37

出生届問題:明石市の運用に法相「遺憾」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20131004k0000e040217000c.html
毎日新聞2013年10月4日(金)13:14

 兵庫県明石市が今月1日、全国で初めて法律上結婚した夫婦間の子(嫡出子)か婚外子かを記載する欄がない出生届の運用を始めたことについて、谷垣禎一法相は4日の閣議後記者会見で「法令に背く扱いであり、極めて遺憾だ」と述べ、不快感をあらわにした。

 谷垣法相は「出生届の様式は法務省令で定めており、市区町村に独自に様式を定めることは法律上許容されていない」と発言。3日に神戸地方法務局長から明石市長に関連法令を順守し、適正な様式で処理するよう指示したが、市長側の回答がないことも明らかにした。

 明石市の運用は、9月に嫡出子かどうかの記載を義務付けた戸籍法の規定について「必要不可欠とは言えない」と指摘した最高裁判決を受けたもの。政府はこの規定を削除する法改正を目指しているが、現時点では改正されていない。【伊藤一郎】

2003名無しさん:2013/10/06(日) 08:47:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131005-00000019-mai-soci

<ヘイトスピーチ>差別か表現の自由か 街宣訴訟7日判決

毎日新聞 10月5日(土)7時43分配信



 2009年12月に京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の校門前で街頭宣伝をした「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の元メンバーらを相手取り、学校を運営する京都朝鮮学園(京都市右京区)が、学校の半径200メートル以内での街宣禁止と計3000万円の損害賠償を求めた民事裁判の判決が7日、京都地裁(橋詰均裁判長)で言い渡される。街宣活動がヘイトスピーチ(憎悪表現)にあたるかの法的判断を問う初の訴訟で、判決が注目される。【松井豊、栗田亨、曽根田和久】

 裁判で、在特会側は「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「何が子どもじゃ、スパイの子どもやんけ」「キムチくさい」などという拡声機を使った街宣について「表現の自由」の範囲内で、「保護される論評」と主張した。

 一方、朝鮮学校側は、子どもたちはおびえ、民族教育事業が妨害されているとして、民族的出自を理由にした差別街宣を「ヘイトスピーチ」と判断した上で賠償するよう求めている。

 原告側弁護士は「自ら変えられない民族的出自に対する差別発言を、欧州を中心に多くの国が犯罪としている『ヘイトスピーチ』と裁判所が判断すれば、日本国内でもヘイトスピーチ禁止法創設議論が勢いづく可能性がある」と指摘する。

 また、原告の朝鮮学校側は在特会の街宣によって、国際人権規約などに基づいて保障されている民族教育権が侵害されたと主張しており、これが認められれば、朝鮮学校を高校無償化の対象外とする政府の対応の正当性が問われることになる。

 この街宣を巡っては、在特会メンバーら4人が威力業務妨害と侮辱罪などで起訴され、京都地裁で11年4月に有罪判決を受け、その後、全員の有罪が確定している。

    ◇

 故中沢啓治さんが自らの体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」の閲覧制限で注目された松江市教委事務室に昨年5月1日、今回の裁判の被告の一人で元在特会幹部の西村斉氏(44)の姿があった。学校図書館からの撤去を求めた当時松江市在住の男性の申し入れに同行した西村氏は、旧日本軍の行為を描く場面などについて「子どもへの精神的テロだ」などと抗議した。「学校の図書については指導しない」とする職員と、西村氏らの間で押し問答が35分ほど続き、その映像がインターネットで流された。

 対応した市教委幹部は「面談には非常に圧力を感じた。職員を非難する電話が2週間ほど鳴りやまず、業務に支障が出た。ほとんどは県外からだった」と振り返った。

 市教委は昨年12月、独自に検討して閲覧制限を始めたが、批判が集中して今年8月に制限を撤回。その後、西村氏らは再度の申し入れを市教委に行った。

 在特会に代表されるヘイトスピーチデモや街宣を実施する団体は、今も教育現場をターゲットにしている。先月8日には、東京・新大久保で東京韓国学校をターゲットにデモを実施。関西でも、韓国への修学旅行を計画する滋賀県内の高校に対し、7月ごろからインターネット上で「韓国行き阻止」を掲げる書き込みが始まり、同校にはネットを見た外部からの問い合わせが続く。9月には、学校近くで在特会幹部が「反日の国に子どもたちを行かせてよいのか」などと街宣。同校は、急きょ保護者説明会を開き、修学旅行は安全が確保されていることなどを説明したという。

 【ことば】ヘイトスピーチ(憎悪表現)

 人種や国籍、性別など特定の属性を有する集団をおとしめたり、差別や暴力行為をあおったりする言動を指す。ネオナチ運動に対処するため1960年にドイツで制定された民衆扇動罪や、「人種差別の扇動に対しては法律で処罰すべきだ」と宣言した国連の人種差別撤廃条約(69年発効、日本は95年に加入)を背景に、各国が規制に乗り出しているが、日本に規制はない。

2004とはずがたり:2013/10/07(月) 15:34:10

「ヘイトスピーチ」は人種差別 地裁が在特会に禁止命令
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/OSK201310070002.html
朝日新聞2013年10月7日(月)11:35

 京都朝鮮第一初級学校(現・京都朝鮮初級学校)を運営する京都朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員ら9人を相手取り、学校周辺での街宣活動の禁止や計3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、京都地裁であった。橋詰均裁判長は、街宣活動について「著しく侮辱的、差別的で人種差別に該当し、名誉を毀損(きそん)する」として計約1226万円の賠償を命じた。また、同学校の移転後の新校舎付近で、新たな街宣活動を差し止める異例の判断も示した。

 判決によると、在特会の会員らは2009年12月〜10年3月、京都市南区にあった第一初級学校周辺で、「犯罪者に教育された子ども」「朝鮮半島へ帰れ」などと3回にわたり演説した。判決はこの演説内容は日本も加盟する人種差別撤廃条約に照らして「人種差別」にあたると判断。「在日朝鮮人に対する差別意識を世間に訴える差別的発言」として名誉毀損の成立を認定。公益目的は認められず違法だと結論付け、「発言は事実に基づいた公正な論評」とする在特会側の反論を退けた。

 また、同校は昨年4月、別の初級学校と統合して現在の校名に変更し、今年4月に京都市伏見区の新校舎に移転した。新校舎での街宣活動は起きていないが、判決は「在特会と会員らが新校舎付近で同様の示威活動を行うおそれがある」と認定。「生命、身体、名誉、平穏な日常生活を送る利益などの人格的利益の侵害行為が繰り返される恐れがある場合、不作為義務が発生する」と述べ、新校舎付近での街宣を差し止めた。

2005チバQ:2013/10/07(月) 22:47:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131007-00000036-mai-soci
解説>ヘイトスピーチ違法性認定…法規制議論に一石
毎日新聞 10月7日(月)13時53分配信



判決を受けて記者会見する朝鮮学校差別街宣訴訟の原告ら。当時の児童の母親は声を震わせて思いを語った=京都市中京区で2013年10月7日午前11時57分、森園道子撮影
 京都朝鮮第一初級学校(京都市)校門前での「在日特権を許さない市民の会(在特会)」による街宣活動を7日の京都地裁判決は「人種差別に当たる」と明確に認定した。

【京都地裁が判決】在特会街のヘイトスピーチに賠償命令…人種差別と認定

 大阪・鶴橋や東京・新大久保など多くの在日コリアンが暮らす地域で、「殺せ」「出て行け」などとコリアン排斥を呼び掛ける街頭宣伝活動が「ヘイトスピーチ(憎悪表現)」として社会問題になっている。そうした中、今回の判決は画期的だ。

 日本も加入する人種差別撤廃条約の第1条は、人種や民族に基づく区別や排除などを「人種差別」と定義。第4条では人種差別の根絶や、差別を扇動する宣伝活動などの処罰を加入国に求めている。日本では4条を「留保」し、この条約に基づく国内法は未整備だが、欧州を中心とした多くの国では規制法が整備され、その対象犯罪は「ヘイトクライム」「ヘイトスピーチ」と呼ばれている。

 今回の判決は在特会の行為を「ヘイトスピーチ」とは表現しなかったが、「著しく侮辱的、差別的な多数の発言を伴う」として条約が禁止する人種差別と認定。公益目的も否定し違法性が阻却される余地はないと断じた。実質的にヘイトスピーチの違法性を認定したといえ、今後、国内の法規制議論が活発化することが予想される。

 一方、戦前・戦中の経験から、「表現の自由」の規制に慎重な意見は多く、当局による恣意(しい)的運用による言論への萎縮を懸念した消極論も根強い。ただ、街頭で公然と繰り広げられているヘイトスピーチを放置できないのは明らかだ。東京五輪も控え、人種的・民族的差別をなくす取り組みを速やかに進めるべきだ。【松井豊】

2006チバQ:2013/10/21(月) 22:49:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131021-00000024-asahi-soci
西麻布の人気クラブ、無許可営業の疑い 社長ら4人逮捕
朝日新聞デジタル 10月21日(月)11時58分配信



摘発直後のクラブ「MUSE」の店内。右奥にDJブースがあり、手前のスペースで客が踊っていた=20日午前2時38分、港区西麻布4丁目
 許可を取らないままクラブ営業をしたとして、警視庁は、東京都港区西麻布4丁目の飲食店「Bar MUSE」の経営会社社長、高野祐樹容疑者(37)=東京都目黒区三田2丁目=ら4人を風俗営業法違反(無許可営業)の疑いで現行犯逮捕し、21日発表した。

 生活安全特別捜査隊によると、4人は20日午前2時ごろ、都公安委員会の許可を受けないで、店内に踊り場やDJブースを設け、客にダンスや飲食をさせた疑いがある。置き引きやケンカなど店に関する110番通報は昨年38件だったが、今年は8月までで39件に上っていたという。

 「MUSE」は、西麻布地区で最大級の人気クラブで、芸能人も来店する店として知られる。昨年1年間で約3億4200万円の売り上げがあった。

 風営法は「客にダンスをさせ、飲食させる営業」には公安委の許可が必要と規定。許可を取っても、最長で午前1時までしか営業できない。かき入れ時の深夜帯に店を開けなくなるため、無許可営業を続けるクラブも多い。

2007とはずがたり:2013/10/22(火) 12:39:50

法律って色々あるんやねぇ。
>『一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまる場合』は賭博罪にはあたらないのです(刑法185条ただし書)」

しかしテレビのは仕事だから一時の娯楽に供する物を賭けたには当たらないとかないの?

テレビでおなじみ「負けたら食事代おごり」のゲーム 「賭博罪」にはならないの?
http://www.bengo4.com/topics/876/

参加者が金額を見ずに料理を注文していき、あらかじめ設定された金額に近づける。もっとも遠い金額になった者は、他の参加者の分まで「自腹」で食事代を支払わなければならない――。バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気コーナー「ゴチになります!」でおなじみのゲームだ。

最近では、他のテレビ番組でも「負けたら全員分を自腹で支払う」ゲームを見かけるようになってきたが、よくよく考えてみると、金額を当てるというこのゲームはギャンブル性があるようにも思える。また、他人の分まで「おごる」というルールには相当な金銭がからむ話だ。これは刑法で禁じられた「賭博」にあたらないのだろうか。伊藤諭弁護士に聞いた。

●一見「賭博」にあたりそうだが……

「『賭博』とは、確実に予見できない事実に関して勝敗を決することで、お金や価値のあるものをやりとりすることをいいます。

最初から勝ち負けが決まっていなければ、それぞれの腕前や才能などによってその確率に違いが出ても賭博といえます(賭けゴルフや賭け麻雀など)。

賭博罪にあたると、50万円以下の罰金または科料(刑法185条)、常習賭博の場合は3年以下の懲役(刑法186条第1項)になります」

それなら、番組でやっている内容は、まさに「賭博」に該当しそうだが……。

●その場の食事や飲み物代なら賭けてもOK

「この番組は、頼んだ料理の値段を当てて、もっとも遠い金額になった人がその食事代金を支払うというものですので、この定義からすると『賭博』にあたることになります。

ただし、これには例外があって、『一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまる場合』は賭博罪にはあたらないのです(刑法185条ただし書)」

どういうことだろうか?

「わかりにくい言葉ですが、すぐに使ってなくなってしまう物、食事や飲み物などを賭けたに過ぎない場合には、賭博罪として処罰されないのです。

今回、番組で賭けている物は、その場ですぐになくなってしまう食事の代金に過ぎませんので、賭博罪で処罰されるようなことはなさそうです」

なるほど、関係者がその場で消費する食べ物や飲み物、その支払いを賭けて行うゲームは賭博罪にならないということだ。それでは、すぐなくなるような少額の現金だったらどうだろう?

伊藤弁護士は「現金を賭けた場合には、金額がたとえ少額であっても賭博罪に該当します」と注意を促していた。

法律上、現金を賭けることは、金額にかかわらず問題であるようだ。友人たちと興じたゲームでうっかり御用……という事態に陥らないため、このあたりの線引きはしっかりと把握しておくべきなのかもしれない。

(弁護士ドットコム トピックス)

2008とはずがたり:2013/10/26(土) 09:36:23

土下座命じた女に罰金30万円=名誉毀損、強要は不起訴―札幌
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-131025X373.html
時事通信2013年10月25日(金)19:58

 札幌区検は25日、札幌市の衣料品店「しまむら」で店員に土下座を命じたとして強要容疑で逮捕された介護職員の女(43)について、画像を中傷のコメントとともにツイッターに投稿したとして名誉毀損(きそん)罪で略式起訴した。札幌簡裁は同日、罰金30万円の略式命令を出した。

 札幌地検は、強要罪について「前科がなく反省している」として不起訴処分とし、追送検容疑の名誉毀損を適用した。「一度インターネット上で画像が広まれば回収不可能で、被害が永遠に続く。模倣性も高い」と説明している。

2009人気ブランド財布:2013/10/26(土) 11:22:03
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2010とはずがたり:2013/11/22(金) 00:31:49

江沢民氏らに逮捕状=チベットでの「大虐殺」容疑―スペイン
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20131120/Jiji_20131120X259.html
時事通信社 2013年11月20日 09時53分 (2013年11月21日 00時02分 更新)

 【パリ時事】スペインの全国管区裁判所は19日、中国の江沢民元国家主席(87)、李鵬元首相(85)ら政権幹部経験者5人の逮捕状を出した。1980?90年代にチベットでの「ジェノサイド(大虐殺)」に関与した容疑とされる。
 AFP通信などによると、裁判所は刑事告発した人権団体メンバーにスペイン国籍を持つ亡命チベット人がおり、中国当局が捜査していないことを理由に逮捕状を出した。スペイン政府は対中関係で難しい問題を抱えることになりそうだ。
 人権団体は刑事告発で、江氏らがチベットでの「大虐殺、人道に対する罪、拷問、テロ」に責任があると主張。裁判所は「当時の政治・軍の高官が関与した疑いがある」との見解を示した。

2011とはずがたり:2013/11/22(金) 08:14:58

和歌山カレー事件に新展開? 鑑定担当者「証拠捏造」で退職
http://dot.asahi.com/news/incident/2012122500019.html
(更新 2012/12/26 07:00)

 もはや多少の警察不祥事では驚かないが、これにはあきれ果てた。和歌山県警は12月17日、科学捜査研究所の主任の男性研究員(50)を、証拠品の鑑定結果を捏造した証拠隠滅、有印公文書偽造・同行使の疑いで書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。

 県警によると、研究員は2010年5月から12年6月まで、変死事件など7件の鑑定で、過去の事件のデータを流用したり、所長の公印を無断で押したりしていたという。

 しかし、それだけではない。実はこの研究員、1998年7月に起きた「和歌山カレー事件」 で、殺人に使用されたヒ素の鑑定にかかわっていたのだ。

 この事件で殺人罪などに問われ、判決が確定した林真須美死刑囚(51)は逮捕時から無罪を主張し、現在、再審請求中だ。

 研究員は、県警監察課の取り調べに対し、カレー事件での捏造は否定しているというが、ほかの事件でのヒ素鑑定について、「写真のピントがあっておらず、チャートの波形が悪いと見栄えが悪いので、過去のものを流用した」「上司と折り合いが悪く、見栄えが悪いと叱られると思った」などと答えたという。

 一連の捜査では、98年から03年にかけての19事件でも捏造があったことが発覚した。カレー事件は、まさにこの期間にあてはまる。

 疑惑が明らかになった今年8月、県警はメディアに対し、「(研究員は)カレー事件にかかわったが、捏造はしていない」と言い切ったが、林死刑囚の夫・健治氏はこう憤る。「一方で提造していて、こちらは大丈夫という。こんなおかしい話はない」。

 林死刑囚の弁護団も、「鑑定において研究員の果たした役割は重要だ。カレー事件の判決は、ヒ素の鑑定がきわめて大きな要因だった。県警にきちんと情報開示を求め、徹底的に追及したい」。

 研究員は依願退職したというが、それで収まる問題ではない。

※週刊朝日 2013年1月4・11日号

2012とはずがたり:2013/11/23(土) 08:35:09
>>2011

林真須美死刑囚に吹く「無罪」追い風新展開
デジタル大衆 2013年8月5日 07時30分 (2013年8月14日 06時42分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20130805/Taishu_politics615.html

かつて、日本中を恐怖に陥れた和歌山毒カレー事件。7月25日に事件からちょうど15年を迎え、時とともに人々の記憶から薄れつつある。だが、この事件は、関係者の間ではまだ終わっていないという。

「09年に林真須美被告の死刑判決が確定しましたが、本人は一貫して無罪を主張。現在、再審請求中です。動機と決定的な証拠がなかったこともあって、林死刑囚を支える支援者も多く、精力的に活動しています」(全国紙社会部記者)
15年目の区切りで弁護活動も活発化しており、
「20日、大阪市内で支援者集会が開かれました。約120人が参加し、林死刑囚の“一日も早く死刑囚から生還したい”との手紙が読み上げられました」(前同)

こうした活動の結果、今年3月末、林死刑囚にとって強力な追い風となる事実が判明している。
「有罪の拠り所とされたヒ素鑑定について、京都大学の河合潤教授が鑑定結果を分析し直したところ、当時の結果が否定されたんです」(弁護団関係者)
当初の鑑定では、
「犯行に使用された紙コップに付着していたヒ素と、林死刑囚の自宅にあったタッパー容器のヒ素が同一だとされていました。ところが分析の結果、別種のヒ素であることが判明したんです」(前同)

15年目の新事実について、真須美死刑囚の親族の林浩之さんはこう話す。
「今回の件は、再審請求にとって追い風になるのは間違いない。ただ、最高裁で棄却されているので、すぐに覆ることはないでしょう。辛抱強くやるしかない」

7月22日、真須美死刑囚は52歳の誕生日を迎えた。
この日、大阪拘置所に面会に訪れた浩之さんは、そのときの様子をこう語る。
「誕生日プレゼントでワンピースと下着をあげたんで、喜んでましたね。新しい動きを知って、いまは獲れたての魚のように生き生きとしている印象です」

真相はまだまだ闇の中。事件の全貌が解明される日は来るのだろうか……。

週刊大衆8月12日号

2013とはずがたり:2013/12/28(土) 11:53:51

特捜部元検事が所得隠し 4年で1.1億円、国税局指摘
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASF0NGY201312270025.html
朝日新聞2013年12月28日(土)05:42

 悪質な税金事件を手掛けた特捜部元検事で、愛知県弁護士会の長谷川鉱治弁護士(55)=名古屋市昭和区=が、名古屋国税局から4年間で約1億1千万円の所得隠しを指摘されたことが分かった。追徴課税は重加算税を含め2千数百万円とみられる。

 長谷川弁護士は税務処理を名古屋国税局OBの元税理士に任せていた。ところが、元税理士が2011年に約1億円の脱税事件で逮捕されたため、関与が疑われることを恐れ、長谷川弁護士は「過去の書類を調べ、申告した」という。

 関係者によると、長谷川弁護士は、09年までの4年間に受け取った顧問料や裁判費用など約8千万円の所得を隠し、10年分の所得にこの分を上乗せして申告していた。このほかに弁護士報酬を前受け金にして収入から除外したり、経費を水増ししたりして約3千万円の所得を隠したとみられる。国税局の指摘を受けて修正申告し、納税した。

2014とはずがたり:2013/12/30(月) 09:14:49
権力だなぁ・・。

2013.12.29 15:24
辺野古工事 刑事特別法適用へ 海保も投入、妨害即検挙
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/131229/plt13122915250003-n1.html

 政府は28日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設について、辺野古での代替施設建設に対する妨害を排除するため、米軍施設・区域への侵入を禁じる「刑事特別法」を適用する方針を固めた。建設場所のキャンプ・シュワブ沿岸部は立ち入り制限海域で、同法の適用が可能だ。海上保安庁と沖縄県警を積極投入して妨害を厳正に取り締まる。

 政府は、今年度中に代替施設の設計で民間業者と契約する。設計は通常1年かかり、その間、辺野古のシュワブ沿岸部で海底地盤の強度などを調べるボーリング調査も業者が実施。その後、5年かけて埋め立てる。

 平成18年にシュワブ沿岸部に2本の滑走路をV字形に建設する計画で日米合意したのは、反対派の妨害を排除する狙いもあった。14年に決定した辺野古の沖合に滑走路1本を建設する移設計画のボーリング調査が、過激な妨害を受け頓挫したことを教訓にした。

 来年度から実施するボーリング調査でも反対派がボートやカヌーで近づき、妨害する恐れが強い。ただ、14年決定の移設計画と異なり、米軍の排他的使用のため常時制限されるシュワブ周辺海域から作業を進めていくため、海域に侵入した時点で刑事特別法の適用で即座に検挙できる。

 「反対派の活動に威力業務妨害罪は適用しにくい」(防衛省幹部)と指摘される点も、刑事特別法の適用でカバーできる。

 妨害の監視と摘発のため、海保の巡視艇を周辺海域に常時配備する。陸上部分でも座り込みで工事車両の通行を妨げる行為が予想されるが、政府は沖縄県警に道路交通法の適用で積極的に摘発させる方針だ。

 刑事特別法の適用例としては今年9月、普天間飛行場に無許可で侵入した男を宜野湾署が逮捕している。

【用語解説】刑事特別法

 在日米軍の施設・区域の使用を認めた日米安保条約6条を受けた法令で、基地や区域への侵入を禁じる。不当な手段による米軍機密情報の収集や軍用物資の破損も適用対象。逮捕手続きや米軍側に逮捕された容疑者の引き渡しなども規定している。

刑事特別法
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E4%BA%8B%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%B3%95

日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法(昭和29年6月1日法律第151号)
日本国における国際連合の軍隊に対する刑事裁判権の行使に関する議定書の実施に伴う刑事特別法(昭和28年11月12日法律第265号)
日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法(昭和27年5月7日法律第138号)

2015とはずがたり:2014/01/09(木) 14:30:47
>かぎは「普遍的管轄権」という概念。「ジェノサイド(大虐殺)」や「人道に対する罪」について、当事国で裁判が行われない場合、独裁者などが罪を免れないよう、第三国でも裁判をする権利があるという考え方だ。

>国際刑事弁護士会(本部、オランダ・ハーグ)のルイス・デル・カスティージョ会長は「すでに逮捕状の通知は世界各国に送られており、例えば江元主席は外国に行き旅券審査を受けた時点で身柄を拘束される」と説明する。「だが……」と言葉を継いだ。「現在、スペインで法改正が検討されており、その可能性はほとんど消えた」

>中国はフランスに次ぐスペイン国債の保有国で、全体の約20%にあたる800億ユーロ(約11兆5800億円)に上る。また、12年にスペインを訪れた中国人観光客は対前年比55%増の17万5000人を記録するなど、経済回復にその存在は欠かせない。

スペイン:中国元指導者5人に逮捕状…でも執行は
毎日新聞 2014年01月09日 11時42分(最終更新 01月09日 13時31分)
http://mainichi.jp/select/news/20140109k0000e030153000c.html

 スペインの裁判所が、チベット問題で中国の江沢民元国家主席ら元指導者5人の逮捕状を出し、対中関係悪化を恐れるスペイン政府が慌てている。そもそもなぜ、チベット問題にスペインの裁判所が関わるのか、逮捕状は本当に執行できるのか−−。【バルセロナで宮川裕章】

 逮捕状は昨年11月、スペイン全国管区裁判所が出した。通常は国内の地域を横断する事案や、スペイン国家全体に関わる事案を取り扱う裁判所だが、今回は、1980〜90年代に中国チベット自治区で住民の弾圧、虐殺に関与したとして、江元主席や李鵬元首相ら5人が対象となった。

 なぜスペインなのか。かぎは「普遍的管轄権」という概念。「ジェノサイド(大虐殺)」や「人道に対する罪」について、当事国で裁判が行われない場合、独裁者などが罪を免れないよう、第三国でも裁判をする権利があるという考え方だ。スペインの裁判所の権限や組織構成などを定め、日本の裁判所法に当たる司法権組織法は、この権利の行使を認めている。フランスやベルギーも国内法で同権を規定している。

 スペイン全国管区裁判所は98年、チリの軍政下で人権弾圧をしたとして、ピノチェト元大統領の逮捕状を発付。元大統領は英国滞在中、スペイン司法当局からの要請を受けた英国警察に逮捕されたケースがある。スペイン司法当局は身柄の引き渡しを求めたが、英政府は健康状態への配慮などから釈放し、元大統領はチリに帰国した。

 この一部始終を見ていたスペイン国籍を持つチベット仏教僧で、バルセロナのチベット人団体会長を務めるトゥプテン・ワンチェンさん(60)らが「チリの元大統領をスペインで裁けるのなら」と、2006年に江元主席らを告発。全国管区裁判所では予審判事が昨年5月、「江元主席らが人道に反する罪を犯した事実は認められない」と判断したが、11月に上位の判事が覆した。

 国際刑事弁護士会(本部、オランダ・ハーグ)のルイス・デル・カスティージョ会長は「すでに逮捕状の通知は世界各国に送られており、例えば江元主席は外国に行き旅券審査を受けた時点で身柄を拘束される」と説明する。「だが……」と言葉を継いだ。「現在、スペインで法改正が検討されており、その可能性はほとんど消えた」

 主要紙「エルパイス」などによると、中国政府の反発を受け、スペイン政府は司法当局が外国の人道的犯罪について扱える条件を厳格化する改正法案の準備に入ったという。

 ピノチェト元大統領の逮捕後、当事者にスペイン人関係者がいることを条件とする法改正が行われたが、1月中にも議会に提出予定の司法権組織法改正案では、外国人がスペイン国籍を取得した場合を除外する規定がさかのぼって設けられる見通し。「法改正は暴挙だ」(カスティージョ会長)との意見はあるが、96年に国籍を取ったワンチェンさんの告発は認められなくなりそうなのだ。

 中国はフランスに次ぐスペイン国債の保有国で、全体の約20%にあたる800億ユーロ(約11兆5800億円)に上る。また、12年にスペインを訪れた中国人観光客は対前年比55%増の17万5000人を記録するなど、経済回復にその存在は欠かせない。逮捕状の発付は、スペイン政府が中国との経済関係強化を図ろうとしていた矢先のことだった。

 ワンチェンさんは「人権や自由をお金に換えたなら大きな恥だ」と語り、平和的デモを行う考えも示したが、苦しい立場のスペイン政府は経済を優先させる考えのようだ。

2016とはずがたり:2014/02/01(土) 22:01:19
和解の前提が大きく崩れても確定した和解を覆すのは困難なん??

依頼人を訴える弁護士…詐欺、横領、怠慢、弁護士モラルはなぜ落ちたのか
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140201566.html
産経新聞2014年2月1日(土)20:25

 社会正義の実現を目指すはずの弁護士が、トラブルや事件を起こす事例が相次いでいる。奈良県では民事訴訟で弁護した元依頼人に「誠実に職務を遂行しなかった」として懲戒請求を申し立てられた弁護士が、「名誉を毀損(きそん)された」として逆に元依頼人を提訴し、争いが複雑化。全国でも弁護士が詐欺に関与したり、依頼人の預かり金を横領する事件も発生し、日本弁護士連合会(東京)は対策の検討を始めた。平成16年に法科大学院制度がスタートし、弁護士の数が増える一方、民事や刑事などの事件数は減少。こうした背景が業界内の競争を激化させ、トラブルや事件を生んでいると有識者は指摘、弁護士の職域拡大を訴えている。

■元依頼人を提訴した弁護士

 奈良県では、昨年大ヒットした人気ドラマの名ぜりふ「やられたらやり返す。倍返しだ!」を地でいくような弁護士の対応ぶりが明らかになった。

 奈良弁護士会懲戒委員会の議決書などによると、経過はこうだ。県内の元依頼人の男性が相続で取得した農地を宅地に転用する際、小作権を主張する近隣住民から違約金の支払いを求めて訴えられ、平成16年3月、大阪高裁で解決金300万円を支払い、和解した。

 ところが23年8月、農地の賃借契約書が見つかり、近隣住民に小作権がなかったことが判明。確定した和解を覆すのは困難だが、元依頼人から相談を受けた奈良市内の70代の男性弁護士は「何とかなるかも」と弁護を引き受け、同10月、解決金返還などを求めて奈良地裁葛城支部に提訴した。

 しかし、24年3月の支部判決は「原告は和解の効力が否定されるべき事情を何も主張しておらず、不当利得返還請求権発生の要件を欠き、認められない」と訴えを棄却した。

 元依頼人は「勝つ見込みのない訴訟を起こし、誠実に職務を遂行しなかった」として同7月、弁護士会に男性弁護士の懲戒請求を申し立てた。

 これに対し、男性弁護士は懲戒請求を「誹謗(ひぼう)中傷だ」として同11月、逆に元依頼人に160万円の損害賠償を求め、提訴した。

 こうした中、奈良弁護士会は男性弁護士の方に「非」があったとして25年11月、「戒告」の懲戒処分を行った。処分の議決書では「(男性弁護士が)依頼者に有利な解決になるよう努力した事実はない」と認定し、元依頼人への提訴を「自己を正当化した報復的な対応だ」と批判。「弁護士の使命に対する自覚を欠く」と結論付けた。

■詐欺や横領…止まぬ不祥事

 民事上のトラブルに止まらず、弁護士が関与した刑事事件も後を絶たない。

 東京都では25年10月、国有地が安く購入できると嘘を言い、住宅販売会社から約2億2千万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課が詐欺の疑いで、第二東京弁護士会所属の80代の男性弁護士ら6人を逮捕した。

 逮捕容疑は23年11月〜24年1月、浜松市の住宅販売会社の担当者に、静岡県内の財務省所有の土地2カ所を割安で購入できると偽り、約2億2千万円をだまし取ったとしている。

 男性弁護士は日本弁護士連合会常務理事を務めた経歴もあり、「国側の弁護士」として契約締結に関与。弁護士としての信用を悪用したとみられている。

 また、兵庫県では25年12月、県弁護士会に所属する尼崎市の30代の男性弁護士が依頼人からの預かり金を横領していたことが発覚。同会によると、被害は数千万円に上る可能性があるという。

 同会によると、男性弁護士は24年秋以降、複数の依頼人の預かり金を着服、事務所の経費に充てていた。同会に同年4月以降、顧客から「連絡が取れない」などの苦情が寄せられていた。

2017とはずがたり:2014/02/01(土) 22:01:50
>>2016-2017
■弁護士の相談窓口も

 日弁連は相次ぐ不祥事を問題視し、25年2月、全国の弁護士会に対し不祥事対策を要請。複数の苦情が寄せられている弁護士に対しては事情聴取や指導を行い、不祥事に発展させないよう求めた。

 また、同年6月には、全国の弁護士約50人で構成する「弁護士職務の適正化に関する委員会」を設立。各弁護士会の不祥事防止策を協議している。

 委員会は対策の一つとして、事務所の経営や依頼人への対応でストレスを抱える弁護士を対象にした相談窓口などを検討。こうした取り組みはすでに一部の弁護士会が始めており、近く、各弁護士会にも設置を要請するという。

 日弁連の担当者は「一部の不祥事や非行は全ての弁護士の信頼を傷付けることになりかねず、弁護士会全体で対策に取り組まなければならない」と危機感を募らせる。

■背景に過当競争

 事実、弁護士に対する苦情や懲戒請求の申し立ては全国的に増えている。

 日弁連によると、各弁護士会の市民相談窓口に寄せられた苦情件数は、統計を始めた15年は6646件だったが、23年には1万1129件に増加。懲戒請求も15年の1127件に対し、23年は約1885件に増えた。

 こうした傾向について、国際法曹倫理学会理事で名古屋大法科大学院の森際康友教授(法哲学)は「依頼人の権利意識が高まっているのでは」と分析する一方、「弁護士の増加に伴う競争激化で、一部の弁護士が生活に困り、倫理を問われるような行動を取ることがある」と指摘する。

 日弁連の統計によると、弁護士の数は毎年増えており、25年は過去最高の3万3624人。10年前に比べて1万4千人以上増加した。法科大学院制度の影響で、増加傾向に拍車がかかっている。

 一方、最高裁の統計では、全国の裁判所で扱われた刑事や民事などの全事件数は20年の約443万3千件から、24年の約379万8千件まで減少。半数近くを占める民事事件も、21年から24年までに約55万件減少した。

 森際教授は「金融機関に払いすぎた利息『過払い金』の返還請求訴訟が底をつきつつある」とみており、社会の需要が弁護士の増加に追いついていない状況を指摘する。

■「二割司法」からの脱却

 法曹界を批判する「二割司法」という言葉がある。司法が市民の求める役割の二割しか果たしていないという意味だ。こうした批判を踏まえ、法曹界は人材の増強を進めてきた。

 しかし、森際教授は「弁護士が従来型の訴訟を中心とした業務形態を続けるのであれば、供給過多といわれても仕方がない。大切なことは職域の拡大だ」と提言する。

 法律相談や弁護士費用の支援などを展開する「法テラス」では、高齢化社会を見据え、司法と福祉現場の連携を模索し始めた。

 奈良市の「法テラス奈良」では、高齢者が被害に遭いやすい介護現場での虐待や、成年後見人の需要増加を想定し、弁護士と福祉施設職員による意見交換会を開催している。

 森際教授は「司法制度がかつていわれた二割司法から脱却するためには、弁護士や自治組織が事件あさりに陥ることなく、埋もれた市民の権利を救済することが必要」と訴える。

2018旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/02/26(水) 21:01:42
竹崎長官が退官へ=任期途中、健康上の理由−最高裁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014022600631
 最高裁の竹崎博允長官(69)が健康上の理由により、任期途中で依願退官することが26日、分かった。最高裁が明らかにした。退官は3月31日付で、後任については、内閣が人選を進める予定。
 最高裁によると、任期は7月7日までだった。最高裁長官が任期途中で退官するのは、1995年11月、定年の8日前に退官した草場良八元長官以来2人目。
 26日に開かれた裁判官15人が出席する会議で、竹崎長官が退官の意向を伝えて了承され、最高裁が同日、内閣に退官願を提出した。3月31日までは執務を続ける。内閣には事前に意向が伝えられていたという。(2014/02/26-20:12)

2019とはずがたり:2014/03/03(月) 19:30:05

裁判員裁判、形骸化の恐れ 控訴審相次ぐ死刑破棄 同じ裁判長が担当
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140228092.html
産経新聞2014年2月28日(金)08:05

 1審の裁判員裁判判決が、2審の職業裁判官による判断で破棄される例が相次いでいる。長野市の一家3人殺害事件で強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた会社員の控訴審判決で、東京高裁は27日、1審長野地裁の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡した。裁判員裁判の死刑判決を2審が破棄するのは3例目。

 仙台高裁では同日、全国初の差し戻し裁判員裁判となった強盗殺人事件の控訴審判決公判が開かれ、新たに懲役15年の判決を言い渡した。差し戻し前の1審裁判員裁判は懲役15年の判決を言い渡したが、2審は「審理を尽くしていない」として破棄、差し戻し。差し戻し1審判決は無期懲役判決だったが、再度高裁が破棄して懲役15年とした。

 裁判員の死刑判決が、またも控訴審で破棄された。背景には「国民感覚を反映する」という裁判員制度の趣旨の一方で、特に死刑判断に関しては「慎重にも慎重を期すべきだ」との考え方が同時に存在することがあり、専門家からは「破棄が続けば制度の意味はない」と形骸化を危惧する声も漏れる。裁判官も判断が難しい死刑と無期懲役の境界事案で、1審をどこまで尊重すべきか。5月で施行5年となる裁判員制度の課題となりそうだ。

 裁判員裁判の死刑が破棄された例は、平成21年10月に千葉県松戸市で千葉大4年の女性=当時(21)=がマンション自室で殺害され、現金などが奪われた強盗殺人事件▽同年11月に東京・南青山のマンションで、飲食店店長=当時(74)=が殺害された強盗殺人事件−の2件がある。いずれも、長野市一家3人殺害事件と同じ、村瀬均(ひとし)裁判長が控訴審を担当した。

 共通するのは、先例と比較し死刑選択がやむを得ない事案かを検討した点だ。最高裁司法研修所は24年7月、死刑判断では過去の量刑判断を尊重するよう求める研究報告を示している。

 破棄1例目の南青山の事件では「1審は前科を重視しすぎた」と判断。松戸市の事件では、殺害の被害者が1人で犯行に計画性がないことなどに着目し、死刑を破棄した。判決に遺族は反発し、「裁判員が何日もかけて決めた結論を無視するかのように覆した」と怒りをあらわにした。長野市の事件は「参考とすべき先例がない」として独自に死刑の適否を判断した。

 全国犯罪被害者の会(あすの会)副代表幹事の高橋正人弁護士(57)は「裁判員の死刑判断は考えて悩み、苦渋の決断をした結果だ。高裁が先例に縛られて判断を覆すのであれば、制度の意味はない」と指摘する。一方、元東京高裁部総括判事で早稲田大学大学院の中川武隆教授(69)=刑事訴訟法=は「裁かれる側の公平という問題もある。裁判員裁判になったからといって死刑の基準が極端に変わってはいけないと判断しているのだろう」と高裁の判断に一定の理解を示している。

2020とはずがたり:2014/03/23(日) 20:05:52
ポスドクもなかなか酷い状況だけど弁護士や公認会計士迄!?

資格を取ると貧乏になる?驚愕の資格地獄
弁護士、公認会計士が、まさかの貧乏まっしぐら
http://toyokeizai.net/articles/-/33145
佐藤 留美 :ジャーナリスト 2014年03月20日

『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)

強烈なタイトルの本が、話題となっている。2月下旬に初版1万2000部でスタートし、発売後1週間で早くも3000部、2週間後にはさらに2000部の増刷が決定した。この本が扱う「資格」は、アイドルがテレビで宣伝しているようなそれではない。弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士など、いわゆる「高級で一流でエリートな国家資格」だ。狭き門をくぐり難関国家資格を取得し、センセイとあがめ奉られる存在に今、何が起きているのか?著者に聞いた。

食うに困るほど仕事がない、難関資格合格者たち

私は、今から10年前、あるキャリアアップ情報誌の編集をしていました。弁護士、公認会計士、税理士など高級な資格取得者、いわゆる士族の方たちには「キャリアアップ成功例」として、かなり取材させていただきました。

資格を生かして自分の腕一本で生きている方は、組織で遊泳してゆるりと生きてやれといった発想とは無縁の誇りと潔さが感じられ、サラリーマン根性丸出しだった私はあこがれたものです。

ところが、あれから10年が経ち、「弁護士や会計士は昔ほど仕事がないらしい」というウワサを耳にするようになりました。それどころか食うに困る人が続出しているらしい、とも。

資格の世界にいったい何が起きているのか? このテーマに関心を抱いた私は、3年ほど前から、弁護士、会計士、税理士、社会保険労務士などの国家資格、あるいはTOEICなどの英語能力試験、はたまた、主婦やOLが飛びつきがちな趣味系資格の実態を探る取材を始めました。

その結果、明らかに違和感を抱かずにはいられない事実が、続々と浮かび上がってきました。

一言でいうと、資格は今や「高級な国家資格」でさえも、ときに人の不安に乗じて稼ごうとする「コンプレックス商法」の商品になりつつあったのです。

弁護士の5人に1人が生活保護受給レベル

たとえば、司法試験。政府は法科大学院(ロースクール)を立ち上げる際、「法科大学院を修了すれば、7〜8割は弁護士になれます」とアナウンスしたにもかかわらず、その約束はただの1回も守られることはありませんでした。

法科大学院修了生の司法試験合格率は下がり続けています。2007年は40.2%でしたが、年々減り続け、2012年は25%でしかありません。

「合格率がローすぎるロースクール」なんて自虐ギャグが、ロースクール生の間ではやるほどです。

しかも、法科大学院修了者が司法試験を受けられるのは、「大学院を修了して5年以内、3回まで」と決まっていたので、「三振」すると司法試験受験資格を失います(2015年の司法試験から5回までに緩和される予定)。よって、「受け控え」をしている数多くの“浪人”が存在。一方で、三振してしまった「三振博士」たちの行く末は、「よくて塾講師、普通でフリーター、悪くてニート」と言われるありさまです。

しかもロースクール生は、奨学金という借金を重ねて勉強している人が多いため、金銭的にも苦労を強いられます。かつては給付制だった司法修習を自腹で乗り切らなくてはいけません。

ようやっと資格を取っても、今度は就職問題が待ち受けます。取材した弁護士は、「たとえ司法試験に合格しても、大手事務所に入れるようなエリートは、『上位7校で成績10番以内、英語が達者な20代の男性』ばかり」だと言っていました。

大手事務所に入れなくとも、せめて中小事務所の軒先を借りる「ノキ弁」になれないかと就職活動をしても、すげなく断られる若手が多く、そのため、何のスキルも実務経験もないのに、自宅でケータイひとつで即、開業せざるをえない通称「ソクドク(即、独立)のケー弁(ケータイ弁護士)」が続出しています。

仕事もないのに奨学金の返済はしなくてはいけませんから、彼らの最初の仕事は「自分の自己破産処理」なんてブラックユーモアがささやかれるほど。実際、5人に1人の弁護士の年収は、年間所得が100万円以下と、生活保護受給レベルにまで落ち込んでいます。

それでも、「3〜4年前までは、状況はまだマシだった」と多くの弁護士は口をそろえます。なぜか? 経験のない若手弁護士にも「消費者金融への過払い金返還請求や債務整理」の仕事があったからです。

2021とはずがたり:2014/03/23(日) 20:07:02
>>2020-2021
この仕事は、消費者金融に通知を送り、返済記録を取り寄せ、利息制限法に従って手直し計算して、過払い分を請求する簡単な「事務仕事」です。しかも、請求しさえすれば必ず勝てたといいます。だから、若手は先輩弁護士からこうした仕事を請け負うことで、糊口をしのぐことができました。

ところが、2010年に消費者金融大手の武富士が事実上倒産。この時期から、過払い金返還の請求が困難になったうえ、規制緩和の波に乗り、司法書士が過払い金返還請求の仕事に“進出”。

弁護士よりより安い報酬で、140万円以下の過払い金返還請求を代行することにより、弁護士の仕事を次々に奪っていきました。

こうして、過払い金返還請求の仕事をメインにやっていた若手弁護士の多くは、仕事を失ったといいます。

では、その後、「過払い弁護士」たちはどこにいったのでしょうか。

私が取材した限りでは、福島に渡った人も多い印象です。

東京電力を相手取った集団訴訟案件のために福島の仮設住宅を回る弁護士や、新領域「ADR(裁判外紛争解決手続きおよび裁判外紛争解決機関のこと)」に注目する弁護士といった“進路”が見受けられました。

特に、原子力損害賠償紛争解決センターの調査官には、100人単位の若手弁護士が流入していると聞きます。それでも、過払い金返還業務の人材吸収力には、比べるまでもありません。

また一時期、不動産の大家さんに店子が「過払い敷金」を返還請求するよう促す弁護士もチラホラいましたが、このテーマは今いちブレークしませんでした。

したがって、今もなお過払い金返還請求業務にしがみつき、貧困に悩む人が多い沖縄に渡って、過払い金返還請求の講習会をやって仕事を取る弁護士も見受けられます。

公認会計士も仕事がない!

公認会計士も、弁護士と似たような状況下にあります。

公認会計士も「規制緩和」や「事前規制社会からチェック社会へ」といった新自由主義的な掛け声に乗って、資格取得者はこの10年で約2倍に増えました。ところが、肝心の仕事は政府の思惑どおりには増えなかった。

そのため、短答式試験と論文式試験に合格したのに、監査法人に就職できず、実務経験が積めないために資格を取得できない「待機合格者」があふれ、その数は2010年で53.2%、2011年は46.1%にも達しています。

監査法人は、新卒の採用を抑える一方、2010〜12年にかけては内部のリストラも敢行しました。特に、J-SOX法(日本版企業改革法)の施行による内部統制監査がらみの仕事の大量発注を見込んで採用した「2006年〜08年入社組」の若手は「会計バブルの申し子」と言われ、リストラ対象に狙い撃ち。多くの若手が給料の半年分程度を退職金代わりに握らされ、監査法人を去る羽目になっています。

それで、彼らは、どこに行ったのか? 追跡したところ、①一般企業の経理・財務部門に転職、②中小監査法人に転職、③税理士法人に転職・開業――などが多いようです。

でも、その道もなかなかに厳しく、一般企業の経理・財務に転職した会計士の中には、会計士資格を抹消してしまう人が増えているそうです。

というのも、会計士の場合、独占業務が監査だけのため、企業に入ると、弁護士と違って「資格保持者」として重用されることが少ない。

「内部監査」を専業に行う部署を持つ大企業に転職できる可能性は低いし、入れたとしても異動はつきもの。営業や生産管理など会計とまったく関係ない部署に配属される場合も多いのだとか。

また、公認会計士資格を保持するための登録料(東京の場合、日本公認会計士協会本部会費として年間6万円、東京会会費として年間4万2000円、合計10万2000円を毎年支払う必要がある)を支払ってくれる会社はなかなかありません。そして自腹を切るには、この金額負担は重すぎる。だから、せっかくの資格を放棄してしまうのです。

公認会計士は税理士法の規定により、無試験で税理士登録できることから、最近では③の税理士に転職というパターンが急増しています。

その動きには、日本税理士会連合会が猛反発。資格付与制度自体を撤廃しようと画策しています。というのも、その税理士とて、今では決して「安定収入」を見込める仕事ではないのです。

2022神奈川一区民:2014/03/27(木) 12:27:10
遅すぎる再審開始決定だけど、決定が出て良かった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140327-00000042-jij-soci

袴田事件、再審開始決定=「証拠捏造の疑い」―逮捕から48年・静岡地裁

時事通信 3月27日 10時3分配信

 1966年に静岡県で一家4人が殺害、放火された「袴田事件」で強盗殺人などの罪に問われ、死刑が確定した袴田巌死刑囚(78)の第2次再審請求審で、静岡地裁(村山浩昭裁判長)は27日、「重要な証拠が捜査機関に捏造(ねつぞう)された疑いがある」として、再審開始を認める決定をした。刑と拘置の執行停止も決定した。
 逮捕から48年、判決確定から34年を経て、裁判のやり直しが認められた。確定死刑囚の再審開始決定は2005年の名張毒ぶどう酒事件以来、戦後6例目。地裁の決定に対して検察側は即時抗告が可能で、その場合、東京高裁で改めて再審開始の可否が審理されることになる。
 決定で村山裁判長は、現場近くのみそ工場タンクから発見され、確定判決が犯行着衣と認定した5点の衣類のDNA型鑑定結果などを、「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」と認定した。
 鑑定では、5点のうち半袖シャツに付着した犯人のものとされる血痕について、弁護側と検察側が推薦した鑑定人2人が、同死刑囚のDNA型と完全に一致するものはなかったとした。ただ、検察側鑑定人は「検出したDNAは血痕に由来するか不明」と信用性を否定していた。
 決定は「弁護側鑑定の方が、より信頼性の高い検査方法を用いている」と評価し、「5点の衣類の血痕は、袴田死刑囚のものでも被害者4人のものでもなく、犯行着衣でもない可能性が認められる」と判断した。
 また、弁護側が行った類似衣類をみそに漬ける再現実験などから、5点の衣類の色は長期間みそに漬かっていたにしては薄く、不自然だとした。


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