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東京都議選スレ

1とはずがたり:2004/12/02(木) 04:52
国政の趨勢を占う上でも重要な東京都議選。その重要性に鑑み統一地方選挙スレから独立させます。

http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/togisen.xls
東京都議選の候補者ファイル

その他都議選概要は>>2-10あたり

2992チバQ:2011/11/01(火) 22:18:53
http://www.asahi.com/national/update/1101/TKY201111010239.html
2011年11月1日16時3分
市長「舌禍」でごみパンク 東京・小金井市長が辞職願
 東京都小金井市の佐藤和雄市長(54)は1日、市長選でごみ処理の委託費用などを「ムダ使い」と主張して混乱を招き、ごみ処理のめどが立たなくなったとして、市議会議長に辞職願を提出した。

 同市はごみ処理の既存施設が老朽化によって停止。可燃ごみの処理を周辺自治体などへの委託でしのいできた。佐藤市長は初当選を果たした今年4月の市長選で、委託費を含むごみ処理費用を「ムダ使い」と主張したため、周辺自治体と関係が悪化。佐藤市長は就任後の5月以降、周辺自治体や衛生組合に対し、謝罪や支援要請を続けてきたが、新たな引き取り先が確保できていない状況が続いていた。

 市によると、市で年間に見込まれる可燃ごみは1万3500トン。現段階で年度内の引き取り先が確保できているのは8千トンだけで、11月中旬にはその8千トンに達する見込みだという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111101-00000108-mai-soci
<東京都小金井市>佐藤市長辞職へ ごみ問題混乱の責任とり
毎日新聞 11月1日(火)21時47分配信

市議会で辞意を表明した後、記者会見する佐藤一雄・小金井市長=同市役所で

 今春の統一地方選で初当選した東京都小金井市の佐藤和雄市長(54)は1日、ごみ処理問題の混乱の責任をとって12日付で辞職することを決め、市議会が同意した。50日以内に市長選が行われる。

 同市の可燃ごみ処理は既存施設の老朽化で停止し、07年度から周辺自治体へ委託してきた。同市の年間排出量は約1万3500トン。今年度は多摩川衛生組合(稲城市、狛江市、府中市、国立市)に8000トンを委託し、残りは昭島市に委託する計画だった。

 だが、佐藤市長は選挙戦で「4年間で20億円のごみ処理費用」を「ムダ遣い」と主張。就任直後から昭島市が反発し、委託計画が頓挫した。同組合への委託量も11月中旬には限度の8000トンに達する見通しで、市内のごみ収集停止が懸念される状態になった。

 佐藤市長は周辺の市長らに謝罪してきたが、ごみ受け入れに難色を示されている。4日には同組合に追加支援を要請する予定で、辞職と引き換えに受け入れの回答を引き出したい考えとみられる。

 佐藤市長は元朝日新聞記者。記者会見で「事態打開に向け辞職するしかないと考えた。周辺自治体のみなさまには人道的立場から小金井市を救ってくださるようお願いしたい」と述べた。【森下功】

2993とはずがたり:2011/11/02(水) 15:47:02

小金井市長 辞職 「ごみ問題解決と言えぬ」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111102/CK2011110202000020.html?ref=rank
2011年11月2日

 「市長が辞職しても、今後のごみ受け入れ先が決まったわけじゃない」「今、辞める必要はなかった」−。佐藤和雄・小金井市長の辞職を受け、小金井市議からは一日、それぞれの立場から戸惑いの声が上がった。

 小金井市議会は、ごみ処理問題に対応するため、九月議会を十八日まで大幅延長していた。一日は休会日だったが、先月三十日に佐藤市長から各会派の代表者に「各方面の方々と相談したい」との連絡があり、一日午前に会派代表者会議を開催することが決定。会議で佐藤市長は「辞職するので、議会に対する事務手続きをどうすべきか相談したい」と切り出したという。

 辞職の申し出を受けて、急きょ本会議の開催が決定。午後の本会議では議長を除く議員二十二人中、賛成一九、反対三で同意された。

 市長辞職を受け、民主・社民の会の村山秀貴議員は「大変厳しい状況。ごみ問題で辞めたと捉える人もいるかもしれないが、市長は市長選で掲げた三つの公約を全て撤回しており、手詰まりになって辞職したと受け止めている。辞めたからといって、ごみ問題が解決したわけじゃない」と指摘。別の議員は「市議には一切説明なし。不信感しかない」と憤る。

 本会議で同意に反対し、反対討論を行ったみどり・市民ネットの片山薫議員は「辞めることはなかったと思う。市長選で佐藤さんを支持した立場としては、もう少しアドバイスできれば良かったが」と話していた。

2994チバQ:2011/11/03(木) 15:47:14
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111102-OYT1T00314.htm
ごみ「認識甘かった」と反省…小金井辞職市長

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辞職の記者会見をする佐藤市長(1日、小金井市役所で) 「可燃ごみ」の処理を巡る小金井市のトラブルは、ついにトップの辞職に発展した。

 選挙期間中の不用意な発言から周辺市との摩擦を引き起こした、佐藤和雄市長(54)は1日の記者会見で、「ごみ問題への認識が甘かった」と語り、「職を辞するほかなかった」と淡々とした様子で語った。周辺市の一部は、辞任を受けて、ごみの受け入れに動き出すと表明。しかし、すっきりしない結末に、小金井市民からは「辞めても問題が解決するわけではない」と不満の声も上がった。

 佐藤市長はこの日午後6時、小金井市役所で記者会見し、12日付で辞職することを正式に表明。ごみ問題については「率直に申し上げて、認識が甘かったと思う」と反省した。

 辞職の決断については「最善の行動ではないかと考えている」と述べたが、報道陣から「これで打開できるのか」と問われ、すぐに「言葉として不適切だった」と撤回し、「果たすべき責任ということで職を辞した」と言い直す一幕も。その後も、「事態を打開するためには職を辞するしかない」と落ち着いた様子で自らの進退について語った。

 同市では今月中旬にもごみ収集がストップする恐れがあるが、辞任で危機が回避されたかについては明言しなかった。「批判はあると思うが、広域支援が受けられるよう、退職日までしっかり対応したい」と述べるにとどまった。

 最後に、市民に対するおわびの言葉を求められると、「悩んだ末の苦渋の決断。市民のことを思ってのことなので、ご容赦いただきたい」と無念さをにじませ、最後は唇をかみ、目に涙をためて会見場を後にした。

 一方、小金井市民や市議からは、「辞めても問題解決にはならない」などの声が上がった。

 「ごみが回収されなくなるのが一番困る。辞めてもらってよかった」。市役所で同市東町の無職男性(49)はホッとした表情で語った。一方、同市前原町の主婦(62)は「市、市議会、市民が一丸となるべき時に市長が辞めてしまい、問題解決が先送りされてしまった」とがっかりした様子。

 市議の受け止めも様々。ある市議は「次期市長には周辺自治体との関係を改善できる人になってもらわないと」と注文。別の市議も、「長年の市政の停滞がベースにあり、佐藤市長だけを責められない。我々市議にも責任はある」と擁護した。

(2011年11月2日10時30分 読売新聞)

2995とはずがたり:2011/11/04(金) 14:54:19

小金井市ごみ処理問題:周辺焼却炉、老朽化の壁 点検で受け入れ困難 /東京
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000035-mailo-l13
毎日新聞 11月3日(木)11時41分配信

 ◇多摩川衛生組合、点検で受け入れ困難
 ごみ処理問題の混乱に伴う引責辞職表明から一夜開けた小金井市の佐藤和雄市長は2日、多摩川衛生組合(稲城市、狛江市、府中市、国立市で構成)の会議(4日開催)を前に、府中市の野口忠直市長を訪問するなどごみ受け入れ支援の要請に駆け回った。しかし、同組合の焼却炉は定期点検を予定しており、事実上、追加受け入れは困難と判明。搬出枠を使い切る今月中旬が迫る中、打開策は浮上していない。【中川聡子、町田結子、迫修一】
 多摩川衛生組合の可燃ごみ焼却炉は3基。完成から13年を経て、年1回の定期点検を実施して運転している。今月から順次点検に入り、フル稼働は年明けにずれ込むという。処理能力は1日当たり3基で平均300トン。年明けの整備終了までは2基で運用するため、最大でも250トン。4市の排出量は1日245トンで「余剰能力はほとんど見込めない状況」(同組合)という。
 周辺自治体でも老朽化の課題を抱え、状況は似通っている。07〜09年度に小金井市のごみ処理を受け入れてきた国分寺市。04年ごろから小金井市と新たななごみ処理場を建設し共同処理する方向で検討してきたが、小金井市の用地確保が難航し計画は頓挫したままだ。
 処理能力1日140トンの施設を抱え、市内の可燃ごみを年間約2万トン処理しているが、老朽化で16年度に耐用年度を迎える。施設再建か延命化かの判断を迫られているだけに、星野信夫市長は佐藤市長の辞職を「問題の解決にならない」と厳しく批判。「共同処理をどう実現するのか早急に示してほしい」と苦言を呈した。
 小金井市のごみを10年6月〜11年3月に計2447トン受け入れた日野市も老朽化の悩みを抱える。日量200トンの処理能力を持ち、年間約3万トンを焼却している。処理施設の余剰能力はあるものの、老朽化が進み延命化工事でしのいでいるのが現状という。馬場弘融市長は「多摩川衛生組合の動向を見ながら、受け入れを検討したい」と話した。

 ◇「二枚橋焼却場」跡地取得も困難
 小金井市が新焼却場建設予定地として計画している「二枚橋焼却場」跡地の取得問題は、依然として厳しい局面に立たされている。
 跡地は小金井、府中、調布の3市にまたがり、小金井市は府中、調布両市域も含めた全体を建設用地としている。佐藤和雄市長は2日午後に府中市の野口忠直市長に面会し、当面のごみの広域処理への協力などを求めた。野口市長は「辞職で広域処理については周辺市の対応も変わるだろう」と周辺に漏らしているが、府中市は「二枚橋問題は今回の問題とは別」とのスタンスを変えていない。
 調布市の長友貴樹市長も「市長の辞職と二枚橋跡地への新焼却場建設とはリンクするものではない」との考えを示した。
 調布市は建設反対の立場を明確にしている。府中市にしても跡地を小金井市に容易に売却はできない。跡地周辺の府中市民も小金井市民の反対署名に参加しているからだ。新焼却場建設に府中市民の理解を求めることは困難とみられる。
 小金井市が前市長時代の10年3月に発表した二枚橋計画は、調布市や府中市と事前に調整しておらず、当初から「絵に描いた餅」に終わる可能性が指摘されていた。【森下功】
〔都内版〕
11月3日朝刊

2996とはずがたり:2011/11/04(金) 14:54:41

小金井のごみ、周辺市の処理組合が受け入れへ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000511-yom-pol
読売新聞 11月4日(金)14時1分配信

 東京都小金井市の可燃ごみの引受先が見つからず11月半ばにも収集停止になる恐れが出ている問題で、ごみを処理する多摩川衛生組合(稲城、府中、狛江、国立市で構成)は4日、小金井市のごみの一部を受け入れる方向で検討することを決めた。

 これにより当面の危機は回避される見通しになった。

 小金井市の佐藤和雄市長(54)がこの日開かれた同組合の会議で支援を要請した。5500トン分のごみの引受先が決まっていないが、この日示された受け入れ可能枠は、1000〜2000トン弱とみられる。

 佐藤市長は4月の市長選で可燃ごみ処理費の増加を「ムダ使い」などと指摘したため、周辺市が新たなごみの受け入れに難色を示した。この責任をとる形で、佐藤市長は12日付で辞職することになった。焼却場を持たない同市は2007年度から可燃ごみの処理を周辺市に全面的に委託。今年度の排出見込み量は1万3500トンで、うち5500トン分の委託処理について契約されていない。。

最終更新:11月4日(金)14時1分

2997チバQ:2011/11/04(金) 22:12:14
http://www.asahi.com/national/update/1104/TKY201111040181.html
2011年11月4日15時8分
東京・小金井市のごみ、市長辞任で近隣4市受け入れへ[PR]

 東京都小金井市の可燃ごみの処理がパンク寸前に陥っている問題で、引責辞任を表明した佐藤和雄市長が4日、多摩川衛生組合(稲城、狛江、国立、府中の4市で構成)の会合に出席し、従来の対応を謝罪してごみの受け入れを要請した。4市の市長らは「辞任の決断は重い」とし、千〜2千トンのごみを受け入れる方針を固めた。

 これにより、今月中旬に迫っていたごみ収集の停止は当面は免れることになった。ただ、新たな受け入れ量は小金井市の排出量の1〜2カ月分にしかならず、同市の「ごみ危機」は依然として続いている。

 老朽化で自前の処理施設が停止した小金井市は、可燃ごみの処理のすべてを市外に委託している。こうした中、4月に初当選した佐藤市長は選挙戦で従来のごみ処理費を「ムダ使い」と主張し、近隣自治体が態度を硬化させていた。

2998チバQ:2011/11/05(土) 13:49:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111105-00000011-mai-soci
<情報公開請求>渋谷区長が自粛要請 区議は反発
毎日新聞 11月5日(土)2時30分配信

 東京都渋谷区議会議長が区長の要請を受け、区議に情報公開請求を控えるよう申し入れをしていたことが分かった。しかし、区情報公開条例は区民は誰でも請求権があると定めており、区議からは「行政のチェックを妨げる」と反発の声が上がっている。【日下部聡】

 毎日新聞が情報公開請求で入手した8月29日の渋谷区議会各会派の幹事長会議事録によると、区長与党である自民党の前田和茂議長は「8月11日に区長から要請があった」として、各会派の幹事長に対し「調査すべき事項がある時は、議会としての権限の中で動くことを確認したい」と述べ、情報公開制度の利用を控えるよう申し入れた。

 これに対し、区長野党の民主・共産両党の幹事長から「(誰でも請求できるという)条例の大原則を崩すのは賛同できない」「そういう確認自体がおかしい」などの批判があり、議長が重ねて申し入れる形で議論は終わった。

 毎日新聞の取材に対し、前田議長は、議会事務局を通じて「議事録に書かれている通り」とのみ答えた。

 桑原敏武区長は取材に対し、「かつて区議の大量請求で職員が苦労したことがあった。議員を請求者から除外する条例改正は難しかったので、議会内で考えてほしいとお願いしてきた。4月に新しい議員が入り、また大量請求が出てきたので、改めてお願いした」と説明した。

 また、「重箱の隅をつつくのではなく、新しい街づくりという観点から提言してほしい」と議員に求め、批判については「意見の違いはやむを得ない。議会全体としてはご理解いただいたと考えている」と述べた。

 一方、市民団体「渋谷オンブズマン」出身で、4月の区議選で初当選した堀切稔仁区議(無所属)は「情報公開制度を多用する私へのけん制ではないか。区議個人に特別な調査権はなく、区政のチェックに情報公開請求は必要不可欠」と話す。

 全国の地方議員有志による「開かれた議会をめざす会」運営委員で、栃木県矢板市議(無所属)を5期務めた宮沢昭夫氏は「議会が自ら情報収集の権利を狭くするのはおかしい」と指摘。「少数会派の議員が議会を通じて情報開示を求めても、議長に許可されないことがある。そういう時に情報公開請求は有効な手段」と話している。

 同区議会では02年にも、情報公開請求の自粛を申し合わせようとして問題化し、見送られた経緯がある。

 新藤宗幸・東京市政調査会常務理事(行政学)の話 議員であろうと区民としての請求権はある。議会としての調査権があるのだから、まずそれをきちんと行使しなければならないが、こんな議論が起きること自体、渋谷区議会が行政のチェック機能を果たしていないとの疑念を招く。

2999チバQ:2011/11/05(土) 15:52:37
http://www.asahi.com/politics/update/1105/TKY201111050160.html
2011年11月5日15時1分
市長辞任したが… 小金井市、年末にもごみ収集停止危機記者会見で辞任を表明した小金井市の佐藤和雄市長=1日、東京都小金井市、西畑志朗撮影

東京都小金井市の可燃ごみの受け入れ先


 自前の施設がなく、可燃ごみの処理がパンク寸前になった東京都小金井市で、佐藤和雄市長(54)が引責辞任することになった。初当選した今春の市長選の際、外部へのごみ処理委託費などを「ムダ使い」と主張。支援してきた周辺自治体との関係が悪化し、引き取り先が見つからない袋小路に陥ったためだ。

 多摩地区東部に位置する小金井市は、人口約11万6千人。今年度の可燃ごみは1万3500トンが見込まれるが、引き取り先が確保できている8千トンにほどなく達する。市長の辞意を受け、近隣4市でつくる多摩川衛生組合が1千〜2千トン分を受け入れる考えを示したが、それでも1〜2カ月分の排出量にしかならず、年末には再び収集停止の危機が訪れる可能性がある。

 佐藤市長は選挙の際、微生物を使った「ごみ減容システム」を導入するとし、過去4年で20億円増えたごみ処理費を「ムダ使い」と主張した。しかし、就任後は現実に直面し、5月以降、周辺自治体へ謝罪に回った。6月の市報には「ムダ使い」の主張を撤回する文書を掲載し、7月の給与を20%減額。それでも引き取り手は見つからず、今月1日に辞任を表明して首を差し出す形で解決をはかった。

3000チバQ:2011/11/05(土) 19:31:08
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011110590071108.html
小金井ごみ 収拾半ば なお3500トン超 処理未定
2011年11月5日 07時12分

多摩川衛生組合が運営するクリーンセンター多摩川に可燃ごみを搬入する小金井市のごみ収集車=4日午前、東京都稲城市で


 佐藤和雄市長の引責辞任に発展した東京都小金井市の可燃ごみ処理の問題は四日、稲城、狛江、府中、国立の四市で構成する「多摩川衛生組合」が千〜二千トンを追加で受け入れる見通しとなり、当面の収集停止の危機は脱した。ただ、小金井市の年間排出見込み量約一万三千五百トンには、なお三千五百〜四千五百トン分の受け入れ先が未定。これまでに処理を支援した他の周辺各市も、焼却炉の点検時期や福島第一原発事故に伴う節電の影響など、難しい条件を抱えている。

 小金井市から本年度八千トンを受け入れる多摩川衛生組合の「クリーンセンター多摩川」には、三基の焼却炉があり、ローテーションで稼働。通常二基を運転、一基を予備とし、一日当たり約三百トンの処理能力がある。今年四〜九月の実績では、小金井市分を含め一日当たり約二百八十トンを処理した。

 しかし、今月から三基が交代で定期点検に入り、予備のない二基態勢となるため、ごみが増える年末年始を控え、余力十分とはいえないという。追加受け入れ量が千〜二千トンに制限されるのも、こうした理由からだ。

 同組合のほか、鍵を握るのは昭島市だ。

 昭島市は、昨年度は約二千トンを受け入れた。小金井市の佐藤市長の辞職のきっかけとなった「無駄遣い」の訴えに、東京都市長会の会長も務める北川穣一市長は強く反発したが、辞職表明後は「大変重い決断をされた」と軟化。七日に市議会各会派と、受け入れについて協議するという。

 昭島市清掃センターには焼却炉が二基あるが、点検作業で止めることも多く、ごみが多い正月を除き一基ずつ運転してきた。さらに原発事故を受けた節電の必要から、今夏は稼働率を減少させ、今冬も同様の方針という。市内のごみを除く処理の余力は日量約二十トンだが、担当者は「能力いっぱいまで使うと焼却炉が傷む。実際に受け入れられる余裕はそれほどない」と話す。

 一方、日野市は二〇〇七〜一〇年度に約六千八百トンを支援したが、本年度は小金井市からの要請がないという。日野市の担当者は今後の対応について「市単独で決断する考えはない。東京都市長会などの調整を受けてから」と慎重姿勢をみせた。

 このほか、小金井市と共同で新焼却場建設を計画している国分寺市は、〇七〜〇九年度に年間四千〜五千トン程度を受け入れた。だが、小金井市による新焼却場の用地確保が困難になり、同市側が「土地が確保できないのに国分寺にごみ処理を頼むことはできない」として、昨年度からは支援要請が来ていないという。

(東京新聞)

3001チバQ:2011/11/05(土) 19:31:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000035-mailo-l13
小金井市ごみ処理問題:周辺焼却炉、老朽化の壁 点検で受け入れ困難 /東京
毎日新聞 11月3日(木)11時41分配信

 ◇多摩川衛生組合、点検で受け入れ困難
 ごみ処理問題の混乱に伴う引責辞職表明から一夜開けた小金井市の佐藤和雄市長は2日、多摩川衛生組合(稲城市、狛江市、府中市、国立市で構成)の会議(4日開催)を前に、府中市の野口忠直市長を訪問するなどごみ受け入れ支援の要請に駆け回った。しかし、同組合の焼却炉は定期点検を予定しており、事実上、追加受け入れは困難と判明。搬出枠を使い切る今月中旬が迫る中、打開策は浮上していない。【中川聡子、町田結子、迫修一】
 多摩川衛生組合の可燃ごみ焼却炉は3基。完成から13年を経て、年1回の定期点検を実施して運転している。今月から順次点検に入り、フル稼働は年明けにずれ込むという。処理能力は1日当たり3基で平均300トン。年明けの整備終了までは2基で運用するため、最大でも250トン。4市の排出量は1日245トンで「余剰能力はほとんど見込めない状況」(同組合)という。
 周辺自治体でも老朽化の課題を抱え、状況は似通っている。07〜09年度に小金井市のごみ処理を受け入れてきた国分寺市。04年ごろから小金井市と新たななごみ処理場を建設し共同処理する方向で検討してきたが、小金井市の用地確保が難航し計画は頓挫したままだ。
 処理能力1日140トンの施設を抱え、市内の可燃ごみを年間約2万トン処理しているが、老朽化で16年度に耐用年度を迎える。施設再建か延命化かの判断を迫られているだけに、星野信夫市長は佐藤市長の辞職を「問題の解決にならない」と厳しく批判。「共同処理をどう実現するのか早急に示してほしい」と苦言を呈した。
 小金井市のごみを10年6月〜11年3月に計2447トン受け入れた日野市も老朽化の悩みを抱える。日量200トンの処理能力を持ち、年間約3万トンを焼却している。処理施設の余剰能力はあるものの、老朽化が進み延命化工事でしのいでいるのが現状という。馬場弘融市長は「多摩川衛生組合の動向を見ながら、受け入れを検討したい」と話した。
 ◇「二枚橋焼却場」跡地取得も困難
 小金井市が新焼却場建設予定地として計画している「二枚橋焼却場」跡地の取得問題は、依然として厳しい局面に立たされている。
 跡地は小金井、府中、調布の3市にまたがり、小金井市は府中、調布両市域も含めた全体を建設用地としている。佐藤和雄市長は2日午後に府中市の野口忠直市長に面会し、当面のごみの広域処理への協力などを求めた。野口市長は「辞職で広域処理については周辺市の対応も変わるだろう」と周辺に漏らしているが、府中市は「二枚橋問題は今回の問題とは別」とのスタンスを変えていない。
 調布市の長友貴樹市長も「市長の辞職と二枚橋跡地への新焼却場建設とはリンクするものではない」との考えを示した。
 調布市は建設反対の立場を明確にしている。府中市にしても跡地を小金井市に容易に売却はできない。跡地周辺の府中市民も小金井市民の反対署名に参加しているからだ。新焼却場建設に府中市民の理解を求めることは困難とみられる。
 小金井市が前市長時代の10年3月に発表した二枚橋計画は、調布市や府中市と事前に調整しておらず、当初から「絵に描いた餅」に終わる可能性が指摘されていた。【森下功】
〔都内版〕

11月3日朝刊

3002チバQ:2011/11/06(日) 11:02:41
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111104/tky11110421400013-n1.htm
本当に行ったの? 報告書に写真なし 都議視察で共産指摘
2011.11.4 21:39
 東京都議会共産党は4日、民主と自民の都議が平成22年に実施したの海外視察に疑義があると指摘した。

 自民都議5人が22年2月に実施したオーストラリア視察では、訪問先とされた10カ所のうち、報告書に記述があるのは3カ所だけだった。共産は「本当に行ったか疑わしい」としている。この視察の費用は約605万円だった。

 また、民主都議6人が22年12月に行った欧州視察の際は、大寒波の影響で交通費など約45万が余分に支出された。共産は「大寒波は事前に予想でき、日程変更などで対応できたはず」と主張している。

3003チバQ:2011/11/12(土) 10:58:14
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111112-OYT1T00154.htm
他の問題手つかず…小金井市長、涙の辞職




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記者会見する佐藤市長=若杉和希撮影 東京都小金井市の佐藤和雄市長は12日付の辞職を前に11日、記者会見し、市役所を去るにあたっての心境を語った。

 自らの不用意な発言が招いた可燃ごみ収集停止の危機を回避するための「苦渋の決断」だったが、辞職までに今年度のすべての処理委託先を決めることはできなかった。4月下旬に就任してから6か月余り。志半ばの辞職に、「他の問題には本格的に着手しないまま」と無念さもにじませた。

 佐藤市長はこの日午後1時半、市役所庁舎内での記者会見に臨んだ。

 冒頭、「4月の市長選で大きな期待を受けながら、半年あまりで職を辞するに至り、深くおわび申し上げます」と謝罪した。

 今年度末までの可燃ごみ処理の見通しがまだ立っていない状況について、佐藤市長は「今後事務レベルでの調整や、内々に検討しているところから支援があれば、全量が確保できるのではないかと心から願っている」と表現するにとどまった。

 約半年の任期を振り返り、「ごみ問題などに追われ、他の問題には本格的に着手しないままの離任。残念でならない」と心残りな様子だったが、辞任については「収集停止を回避するため、苦渋の決断だった」と改めて述べた。

 12月の市長選に自ら出馬したり特定の候補を応援したりする可能性を問われると、「全く考えていない」と否定した。

 退任後については「深く考えていない」としながらも「市民主導の市長選で、市政にさほど関心がなかった人が力を結集した。その思いは大切にしなければならない」、「次期市長選後、求められれば、ごみ問題の解決のため力を尽くしたい」と市政への関与に含みを持たせていた。

 その後、幹部職員らへのあいさつを経て、午後4時40分過ぎから庁舎玄関前で行われた退任セレモニー。集まった職員や支援者らを前に、佐藤市長は「可燃ごみ収集停止回避とはいえ、半年あまりでの辞職は胸の張り裂けんばかりの思い」と胸の内を明かした。

 最初は職員から笑顔で花束を受け取っていたが、涙をためた支援者から「ご苦労さま」と花束を渡されると、佐藤市長も目を潤ませていた。

 12日以降の市長の職務は、副市長不在のため、上原秀則・企画財政部長が代理者となって行う。

(2011年11月12日08時50分 読売新聞)

3004チバQ:2011/11/13(日) 13:07:39
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111112ddlk13010244000c.html
選挙:小金井市長選 野村氏が出馬意向 /東京
 佐藤和雄市長の辞職に伴う小金井市長選(12月11日告示、同18日投開票)に、元自治官僚で麻布大客員教授の野村隆氏(58)が出馬への意向を固めた。15日に会見し、正式表明する。

 野村氏は兵庫県生まれ。78年に東大法学部を卒業し旧自治省に入省。徳島文理大教授などを歴任。10年からは次期衆院選に東京18区から出馬を表明している横粂勝仁衆院議員(比例南関東ブロック)の政策担当秘書を務めていた。

〔都内版〕

3005神奈川一区民:2011/11/13(日) 13:27:59
>>3004
この野村隆氏は1994年横浜市長選挙で佐藤
謙一郎氏に担ぎ上げられて出馬した人物だ
と思う。

3006とはずがたり:2011/11/14(月) 17:57:21

小金井市ごみ、国分寺が1200トン受け入れへ
http://www.asahi.com/national/update/1109/TKY201111090294.html

 東京都小金井市の可燃ごみがパンク寸前に陥っている問題で、国分寺市は9日、小金井市の今年度分のごみ約1200トンを受け入れると発表した。12月から引き取る。ただ、小金井市から排出される可燃ごみの2〜3カ月分にあたる2千〜3千トンの具体的な支援先はいまだに決まっていない。

 小金井市のごみについては、受け入れを表明している多摩川衛生組合(稲城市・狛江市・府中市・国立市で構成)や昭島市のほか、かつて支援した実績のある八王子、日野の2市が受け入れに前向きな姿勢を示している。

3008とはずがたり:2011/11/18(金) 20:25:37
2011年11月7日11時46分
東京・小金井市のごみ、昭島市も400トン受け入れ
http://www.asahi.com/eco/news/TKY201111070147.html

 東京都小金井市の可燃ごみがパンク寸前に陥っている問題で、同昭島市は7日、小金井市のごみ約400トンを受け入れると発表した。

 昭島市は2007〜2010年度の4年間で小金井市のごみを計6180トン受け入れてきた実績があり、辞任を表明した佐藤和雄・小金井市長の要請を受け、1月から受け入れを再開するという。

 ただ、新たな委託量は小金井市の排出量の約10日分にとどまり、危機的な状況の解消はなお遠い。

3010チバQ:2011/11/19(土) 17:52:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000007-mailo-l13
争点・小金井:ごみ処理/市長選 篠原市議が出馬へ 稲葉元市長も意欲 /東京
毎日新聞 11月18日(金)10時34分配信

 前市長の辞職に伴う小金井市長選(12月11日告示、同18日投開票)に市議の篠原熙(ひろし)氏(66)が出馬の意向を固めた。25日に記者会見し、正式表明する。元市長の稲葉孝彦氏(66)も毎日新聞の取材に「自民党から出馬要請を受けたので、前向きに検討している」と述べて意欲を示した。同市長選では既に元自治官僚の野村隆氏(58)が出馬を表明している。
 篠原氏は1人会派の改革連合所属で7期目。これまで市長選では稲葉氏を支援し、今春の市長選も応援したが、稲葉氏は佐藤和雄前市長に敗れた。
 可燃ごみ処理の周辺市への委託費を「ムダ遣い」とした表現をめぐる混乱から佐藤前市長は辞職に追い込まれたが、一方で稲葉元市長時代には自前の処理場建設のめどを立てられなかった経緯があり、市議会にもごみ問題に対する危機感が強まっていた。
 このため主要会派による統一候補の調整が進められてきたが、自民・公明は稲葉氏支持の態度を譲らず、民主・社民クラブはベテランの篠原氏擁立で固まった。
 佐藤前市長の与党だったみどり・市民ネットは態度を保留している。【森下功】
〔都内版〕

3011チバQ:2011/11/19(土) 17:54:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111118/CK2011111802000014.html
都議会勢力図変わる? 八王子市長選説明会現職都議2陣営出席補選の可能性も
2011年11月18日

 来年一月の八王子市長選の立候補予定者説明会が十七日に開かれ、同市選挙区選出の都議、石森孝志、相川博両氏の陣営も出席した。正式表明はしていないが、現職都議二人が出馬した場合、与野党が拮抗(きっこう)する都議会の勢力図が逆転する可能性があるため、都政面でも注目が集まっている。

 現在、自民、公明などの知事与党側は六十三人、民主、共産、生活者ネットなど野党側は議長を含めて六十二人。石森、相川両氏とも与党側に所属する。出馬がどちらか一人だけなら、民主選出の議長は採決に加わらないため、与党側多数に変わりはない。

 二人が立候補のために辞職、失職すると、都議同市選挙区(定数五)で、五十日以内に補欠選挙が行われる。自民など与党側が二議席確保なら、これまで通りだが、与野党で議席を分け合えば状況は一変する。与党は六十二人、野党は議長を含み六十三人となり、可否同数の場合、最後に議長が裁決するため野党が優勢に立つ。

3012名無しさん:2011/11/21(月) 18:09:16
石原知事「自民どうかしている」都議会開催未定 政治 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111119-OYT1T00183.htm

3013とはずがたり:2011/11/21(月) 22:56:08
転載しておきます。

石原知事「自民どうかしている」都議会開催未定
>>3012

 今月末に開会予定の東京都議会が、「議長ポスト」を巡る与野党間の争いが解消されず、開催が不透明になっている。

 今月16日に開かれた上程議案を調整する会合では、議長の議事進行に反発して、与党の自民、公明が途中退席。議会日程は22日の議会運営委員会で協議されるが、議運の開会すら危ぶまれる事態となっている。これまで与野党間の対立には一定の距離を置いてきた石原知事だが、18日の定例記者会見では「はた迷惑」「自民党はどうかしている」などと苦言を呈した。

 16日に開催された、議会の各委員長らが出席する「委員長会議」は、付託される議案について都の執行部から説明を受ける任意の会議。今回は前回の議会で不信任を決議された、和田宗春議長が招集。出席者らによると、16日の会合では、自民、公明の委員長らが、和田議長が議事進行をしたことに反発して、途中退席したという。

 開会予定の都議会では、都人事委員会の勧告に基づき、都職員の月給を0・24%分引き下げる給与条例の改正案や、中央区の勝どきから築地市場に延びる環状2号線の工事など重要案件が審議される予定だ。

 開会できない場合は、知事が議会の議決を経ずに予算案や条例改正などを専決処分することができる。都幹部からは「このままでは専決処分もあり得る」との声も出ている。

 議長ポストを巡っては、前回の都議会で自民などの与党側が、前議長の任期途中に交代した和田議長について「前任者と合わせて議長の就任期間が慣例の2年になる」として、辞任を要求。11日間の会期延長の末に、与党側の賛成多数で和田議長の不信任決議案が可決された。ただ、決議に強制力はなく和田議長は議長ポストにとどまっている。

 出口の見えない与野党の対立に、ある都幹部は「都議会の話に口は挟めないが、都民にはとうてい理解できない『内輪もめ』だ。重要議案が審議されなくなれば、都民から強い批判が出るだろう」とあきれた様子で語った。

 ◆石原知事異例の自民批判◆

 対立が続く都議会について、石原知事は18日の定例記者会見で、「議長の不信任案を出して何になるのか。はた迷惑だ」と語り、これまで石原都政を与党として支えてきた都議会自民党を痛烈に批判した。

 予定通り都議会が開催されるか、懸念する声が出ていることについて、石原知事は「今の都議会の自民党はちょっとどうかしていると思いますよ。選挙で大敗した遺恨もあるだろうが」と不満を口にした。

 和田議長の不信任決議案提出について、「ああいうタクティカル(戦術的)な不信任案出して何しようと思ってるんですか」と批判。次の議長についても、都議会第1党から議長を出すのが慣例になっていることから、「やっていることはいささかナンセンスだと思いますな」と語った。
(2011年11月19日09時23分 読売新聞)

3014チバQ:2011/11/21(月) 23:05:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000008-mailo-l13
選挙:八王子市長選 説明会に11陣営−−来年1月22日投票 /東京
毎日新聞 11月18日(金)10時35分配信

 任期満了に伴う来年1月の八王子市長選(15日告示、22日投票、23日開票)の立候補予定者説明会が17日、市役所で開かれた。都議の相川博氏(63)▽都議の石森孝志氏(54)▽元市議の上島義望(よしもち)氏(76)▽元衆院議員の小林多門氏(68)▽NPO法人代表の中村常夫氏(61)−−ら11陣営が出席した。【町田結子】
〔都内版〕

11月18日朝刊

3015チバQ:2011/11/22(火) 20:48:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000436-yom-pol
市長ボーナス、市民が査定へ…東京・東村山
読売新聞 11月22日(火)11時17分配信

 東京都東村山市は23日、市民が市政運営を評価して来年度の渡部尚市長のボーナス(期末手当)支給額を決める「株主総会」を開く。

 同市によると、全国初の試みで、総務省も「住民が直接、首長の報酬を査定する自治体は聞いたことがない」としている。

 市長には年間、給与(約94万円)の3・95か月分がボーナスとして支給される。査定の対象になるのは、このうち1・35か月分。評価は5点満点で行い、平均が3点以上なら減額はゼロだが、2点以上3点未満で10%減、2点未満の場合は100%(約127万円)減となる。

 市は10月、無作為に選んだ市民2000人に案内を送付。これまでに84人が参加を希望している。

3016チバQ:2011/11/22(火) 23:05:06
>>3004
>>3010
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000014-mailo-l13
争点・小金井:ごみ処理/市長選 篠原氏が立候補断念 /東京
毎日新聞 11月22日(火)11時8分配信

 ◇「稲葉元市長に出馬意欲」
 前市長の辞職に伴う小金井市長選(12月11日告示、同18日投開票)に出馬する意向を表明していた同市議の篠原熙(ひろし)氏(66)が21日、立候補を断念することを明らかにした。
 篠原氏は同日夕、報道各社にファクスで「市長選に立候補する意志を表明しましたが本日立候補を断念した」と伝えた。毎日新聞の取材に対し「(支援してきた元市長の)稲葉孝彦氏(66)が、立候補の意欲が強いことを確認した」などと語った。
 篠原氏は18日には同様にファクスで25日に出馬会見を開くことを予告していた。
 篠原氏は1人会派の改革連合所属で7期目。自民、公明が支持する稲葉氏を過去の市長選で支援してきた。同市長選では既に元自治官僚の野村隆氏(58)が立候補を正式表明している。
 稲葉氏も、近く記者会見して出馬表明する見通しとなっている。【森下功、町田結子】
〔都内版〕

11月22日朝刊

3017チバQ:2011/11/23(水) 13:31:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111123-00000123-san-soci
..「東京・小金井のごみ問題」 処理場建設の難しさ反映
産経新聞 11月23日(水)7時55分配信


拡大写真
解体される旧二枚橋焼却場の施設 =小金井市など(写真:産経新聞)

 今月半ば、東京都小金井市では、可燃ごみが街にあふれる危機に瀕(ひん)していた。同市に自前の処理施設がなく、周辺自治体に委託していた経費を、今年4月に初当選した佐藤和雄市長が「無駄遣い」と批判。委託先が新規引き受けをせず、ごみは行き場を失った。結局、佐藤市長が辞任し、引き換えに当面は周辺自治体が引き受ける方向だが、自前の処理場建設など根本的解決は宙に浮いたまま。ごみ処理場建設の難しさが改めて浮き彫りになった。(慶田久幸、石塚健司)

 小金井市もかつて、隣接する調布、府中両市と共同で3市にまたがる旧二枚橋焼却場というごみ処理場を持っていた。老朽化に伴い、昭和59年に建て替えの基本計画が示されたが、小金井市は周辺住民への配慮から「待った」をかけた。

 代替案も周辺住民の反対などで頓挫。結局、焼却炉の延命工事でしのぐしかなくなった。

 業を煮やした府中市は近隣3市と多摩川衛生組合に加入、調布市は三鷹市と共同でふじみ衛生組合を結成し、たもとを分かった。小金井市は国分寺市と共同で新処理場建設を模索する道を選んだ。

 平成19年3月、老朽化で二枚橋焼却場は稼働を完全停止。小金井市は「20年2月末までに新処理場の用地を確保する」ことを前提に可燃ごみの処理をすべて周辺自治体に委託してきた。

 ところが、建設用地は決まらず、委託先の自治体は態度を硬化した。

 そこに、今年4月の統一地方選で、生ごみを微生物を使って堆肥化したり、比較的低温で焼いて炭状にする炭素化など「非焼却方式の導入」などを掲げて佐藤市長が当選した。が、「無駄遣い」発言は委託先の感情を逆なでした。「非焼却方式」もほとんど実効性はなく、元市長の敷いた路線に戻った。

 国は、ダイオキシンなど排ガス処理規制の厳しい1日100トン以上処理できる焼却炉の建設を勧めている。だが、ごみの減量化・リサイクル化が進展。23年度の同市の可燃ごみ予想量は1万3500トン程度で、1日当たり40トンにも満たない。多摩地域の自治体は小規模で、1日100トンのごみを排出する自治体は少なく、多くが一部事務組合をつくらざるを得ない。

 焼却場の建設場所をめぐりトラブルになることは全国的にも少なくない。

 岐阜県の岐阜羽島衛生施設組合(岐阜、羽島、岐南、笠松の2市2町)では、現在の岐阜市内の焼却場が地元との覚書で27年度に使用期限を迎える。新たに羽島市内に焼却場の建設を予定しているが、周辺住民が反対している。

 同組合では「ごみ焼却場は必要な施設。日本中探しても人の住んでいない所に処理場を建設できるような場所はない」と、地元の理解を得て、建設にこぎ着けたいとしている。

 小金井市のごみ問題は、当面は近隣自治体が「人道的見地」から分担して処理する広域支援の動きが進んでおり、収集停止の危機は遠のいた。

 小金井市の出直し市長選は12月18日に投開票されるが、新市長も同じ課題を背負うことになる。

 ■50年前から押し付けも

 東京のごみ問題は昭和30年代にさかぼる。当時、23区のごみ処理は都が行っていた(現在は23区が一部事務組合を結成)。ごみの多くは江東区の沖合、14号埋め立て地、通称夢の島などに運ばれ、同区は悪臭やハエが大量発生するなどの問題が持ち上がった。

 46年、美濃部亮吉知事(当時)は「ごみ戦争」を宣言、解決へ向け、いわゆる「自区内処理」という原則的に23区すべてへの処理場設置を推進することになった。

 だが、杉並区内に計画された処理場について、住民の反対で頓挫。48年には不満を持った江東区側が杉並区からのごみ搬入を阻止する実力行使に出た。結局、49年に都と反対派区民が東京地裁で和解し、杉並区内での建設が認められた。

3018名無しさん:2011/11/24(木) 02:06:03
>>3013
都議会 また日程調整できず
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20111123-OYT8T00062.htm

3019名無しさん:2011/11/24(木) 13:39:42
>>3016
争点・小金井:ごみ処理/市長選 元市長の稲葉氏、出馬を正式表明 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111123ddlk13010262000c.html

3020名無しさん:2011/11/25(金) 14:30:09
23区最大人口の世田谷区長に聞く 大阪都構想 権限移譲がポイント
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111124/CK2011112402000018.html
東村山市、市民の株主総会 市長期末手当は「現状維持」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111125/CK2011112502000036.html

3021チバQ:2011/11/25(金) 21:11:25
>>2982-2983>>3011>>3014
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111125-OYT1T00346.htm
八王子市長が引退表明…後継選は混戦必至

 東京都八王子市の黒須隆一市長は24日の定例記者会見で、市長選(来年1月22日投票)について、「絶対に出ない。満足感を持って三十数年間の政治活動を終わりにする」と述べ、今期限りの引退を表明した。

 黒須市長はこれまで「熟慮中」などと態度を明確にしなかったが、この日は一転、不出馬を明言。「市の基本構想・基本計画を公募市民と共に策定し、まちづくりに取り組んだ。90%目標を成し遂げたと思っている」と3期12年を振り返った。

 黒須市長は、市議、都議を経て、2000年に市長に初当選。職員数削減や、外郭団体の整理統合など行財政改革に取り組み、約3185億円あった市債を、10年度までに約830億円削減するなど手腕を振るった。

 03年には、構造改革特区第1号となる「不登校児童・生徒のための体験型学校特区」の認定を受け、小中一貫校「八王子市立高尾山学園」を開校。JR八王子駅南口周辺の整備も進め、昨年から今年にかけて、複合ビルや市民会館をオープンさせた。08年から2年間は、都市長会の会長を務め、09年には全国市長会の副会長に就任。多摩地区の政界にも大きな影響力を及ぼしてきた。

 一方、実弟が経営する建設会社が市発注の公共工事を多く請け負っていたことなどが市議会で追及され、政治倫理条例制定のきっかけにもなった。

 黒須市長は後継者として自民党都議の石森孝志氏(54)に出馬を要請している。しかし、民主党を離党した都議の相川博氏(63)、元自民党衆院議員の小林多門氏(68)、元日本新党都議で前市議の上島義望氏(76)らも出馬に意欲を見せているほか、市議の両角穣氏(49)も24日、同市内のホテルで開かれた会合で支援者らを前に、無所属で出馬することを表明した。

 現職の引退表明で、市長選は今後、混戦に拍車がかかりそうだ。

(2011年11月25日14時18分 読売新聞)

3022チバQ:2011/11/25(金) 21:13:57
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111125ddlk13010280000c.html
選挙:八王子市長選 両角氏が出馬表明−−市議4期目 /東京
 八王子市長選をめぐり、同市議の両角穣氏(49)が24日、市内で開かれた自身の著書の出版記念パーティーで「挑戦させていただきたい」と述べ、無所属で立候補することを表明した。同市長選への出馬表明は両角氏が初めて。

 両角氏は埼玉大院卒。99年の市議選で初当選し、現在4期目。【町田結子】

〔都内版〕

3023名無しさん:2011/11/28(月) 02:13:38
>>3017
小金井ごみ問題 町田市最大900トン受け入れ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20111125-OYT8T00090.htm

3024名無しさん:2011/11/28(月) 14:33:30
>>3023
小金井ごみ問題 町田市最大900トン受け入れ

 小金井市の今年度の可燃ごみの受け入れを巡る問題で、町田市と多摩ニュータウン環境組合(八王子、町田、多摩市で構成)が24日、新たに小金井市のごみについて、受け入れる見通しとなった。これで今年度中のごみ5500トンのうち、5000トン近くの処理先が決まった。しかし、同市が計画している新しい処理場を巡っては、建設予定地の一部を保有する調布市が同日、小金井市への協力に改めて難色を示すなど、同市のごみ問題は依然として危機的な状況が続いている。

■日野、武蔵野も 町田市は24日、石阪丈一市長が定例記者会見で、人道的な立場から、小金井市のごみを受け入れると表明。来年1〜3月に、1日10トン程度、最大900トンの受け入れを検討している。

 多摩ニュータウン環境組合(管理者=阿部裕行多摩市長)も、12月中旬から来年3月末までの間に、最大500トンを受け入れる方向で調整が進んでいるという。

 小金井市はこれで、5000トン近い受け入れ先を確保できる見通しとなった。このほか、日野市、武蔵野市なども支援を検討しており、今年度分の5500トンの受け入れ先は確保できそうな見通しだ。

■来年度は暗雲 一方で、来年度以降のごみ処理を巡っては、依然としてめどが立っていない。小金井市が新処理場の建設場所と決めている二枚橋焼却場跡地について、土地の一部を所有する調布市の長友貴樹市長は24日の定例記者会見で、「市所有分の土地は、独自の計画で使っていきたい」と語り、小金井市から申し入れがあっても、「今の考え方を変えることは極めて困難」とした。

 同跡地は調布、府中市にまたがり、両市の同意を得られなければ用地を確保できない。調布市はすでに三鷹市と新しい処理場の建設を進めており、会見で長友市長は「市内に処理場は二つ必要ない」と強調した。

■組合加入を後押し 衛生組合加入を模索する動きもある。八王子市の黒須隆一市長は24日の定例記者会見で、小金井市のごみについて「恒久的な処理が出来るよう、(ごみ処理組合の)構成員にならなければならない」と述べ、多摩川衛生組合(稲城、府中、狛江、国立市で構成)などに加入できるように後押しをしているとした。

 しかし、多摩川衛生組合を構成する狛江市の矢野裕市長は24日の定例記者会見で、小金井市の組合加入について「多摩川衛生組合だけで小金井市のごみをすべて受け入れるのは物理的に不可能」と否定的な見通しを明らかにした。

(2011年11月25日 読売新聞)

3025名無しさん:2011/11/28(月) 22:27:13
>>3013>>3018
都議会、予定通り30日開会
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111128/tky11112820420005-n1.htm

3026名無しさん:2011/11/28(月) 22:44:42
>>3025
都議会、予定通り30日開会
2011.11.28 20:41
 東京都議会は28日、議会運営委員会を開き、第4回定例会を予定通り30日に開会、会期を12月15日までの16日間とすることを決めた。

 前回可決された和田宗春議長(民主)の不信任に賛成した自民、公明と民主との対立が続き、一時は今定例会の開催が危ぶまれていた。

 自民は「不信任の議長は辞めるべきだ」との基本姿勢は変えていないが、関係者によると協議の結果、28日の議運理事会で和田議長が開会へ協力を求める発言をし「頭を下げた」(自民関係者)といい、ある議運理事は「大阪ダブル選で地方自治への関心が高まるなか、『都民不在の議会』といわれないよう一時休戦した形」と話した。

 定例会では、都職員給与引き下げの条例改正案など61議案が審議される。

3027名無しさん:2011/12/02(金) 12:02:48
高価な肖像画必要!? 世田谷区、前区長は63万円
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111129/CK2011112902000018.html

3028チバQ:2011/12/08(木) 20:34:56
>>2930>>2938
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111208/tky11120820160010-n1.htm
渋谷区議の請求を棄却 当選無効採決取り消し訴訟で高裁
2011.12.8 20:14
 今年4月の東京都渋谷区議選をめぐり、都選挙管理委員会が1票差で当選した議員の当選を無効と裁決した問題で、当選無効とされた同区議の小柳政也氏(みんなの党)が都選管を相手取り、裁決取り消しを求めた訴訟の判決が8日、東京高裁であり、芝田俊文裁判長は「原告の当選を無効とする採決は適法」として、小柳氏側の請求を棄却した。

 判決が確定した場合、小柳氏と次点だった松岡定俊氏(自民党)の2人が同数で並び、渋谷区選管がくじ引きで当選者を決める。

 問題となった1票は、ひらがな書きで、姓は「こやなぎ」と書かれ、名は他候補の「しずお」とも読めるように書かれていた。

 小柳氏は「私に投票する意思は明確で、名を誤記したもの」として、有効票だと主張したが、芝田裁判長は「2人の候補者の氏名を混記したもので無効票」と判断した。

 判決を受けて小柳氏は「結果は冷静に受け止めるが納得できない。上告して最高裁の判断を仰ぎたい」、都選管の小倉基委員長は「主張が認められ、委員会の採決が適正だと判断された」とコメントした。

3029チバQ:2011/12/12(月) 19:09:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011121202000038.html
「ごみ処理」争点 小金井市長選 4氏届け出
2011年12月12日 夕刊

 可燃ごみ処理の行き詰まりから、佐藤和雄前市長が辞職したことに伴う東京都小金井市長選は十一日告示され、いずれも無所属の新人・元職計四氏が立候補を届け出た。自前のごみ焼却場がなく、周辺市などに委託している現状から、今後のごみ処理の方策を最大の争点に七日間の選挙戦に入った。 

 立候補したのは元市議の新人斎藤康夫氏(56)、元自治省企画官の新人野村隆氏(58)、元職稲葉孝彦氏(67)=自民、公明推薦、共産党北多摩中部地区委員長の新人小泉民未嗣氏(33)=共産推薦=の四氏(届け出順)。

 ごみ処理施設について、斎藤氏は就任一年以内に市内に建設場所確保、野村氏は三カ月以内に市長原案を提示、稲葉氏は旧二枚橋焼却場跡地を基本、小泉氏は周辺の一部事務組合への加入を、それぞれ掲げている。

 投開票は十八日。有権者数は九万五千三百六十三人(十日現在)。

◆小金井市長選立候補者(届け出順)
◇斎藤康夫(さいとうやすお) 56 無新

 建築設計事務所代表(元)市議▽東京YMCAデザイン研究所

◇野村隆(のむらたかし) 58 無新

 (元)衆院議員秘書・徳島文理大院教授・自治省企画官▽東大

◇稲葉孝彦(いなばたかひこ) 67 無元<4>

 (元)市長・市議・会社役員▽日大 =自公

◇小泉民未嗣(こいずみたみじ) 33 無新

 共産党北多摩中部地区委員長(元)共産党都職員▽東京農大 =共

3030チバQ:2011/12/12(月) 19:27:30
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111210-OYT1T00238.htm
区長コラム「名誉毀損」…広報紙に謝罪掲載命令

 東京都渋谷区の広報紙に掲載された桑原敏武区長(76)のコラムでミニコミ紙の内容を非難され、名誉を傷つけられたとして、ミニコミ紙の発行会社「ほっとタイムズ社」が、同区と桑原区長を相手取り、慰謝料など550万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟で、東京地裁(宮坂昌利裁判官)は9日、広報紙に区長名の謝罪広告を掲載するよう命じる判決を言い渡した。


 判決によると、同社は2月15日付のミニコミ紙で区政に批判的な記事を掲載。4月の区長選で3選を目指していた桑原区長は記事について、3月1日発行の広報紙に「他の候補を有利に誘導するため」などと記載していた。

 区側は「記事が一方的な誹謗(ひぼう)だったため、公平な選挙のため混乱を防ぐ必要があった」と公益目的を主張したが、宮坂裁判官は「自らの区長選のために広報紙のコラムを利用しており、公益目的は認められない」とし、名誉毀損(きそん)の成立を認めた。同区は9日、「意外だ。判決内容を検討し、適切に対応する」とのコメントを出した。

(2011年12月10日10時48分 読売新聞)

3031チバQ:2011/12/12(月) 21:15:41
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111205/tky11120520310012-n1.htm
小金井市長選に4人名乗り ごみ問題解決策4通り
2011.12.5 20:27 (1/2ページ)
 可燃ごみ処理をめぐる混乱で揺れる東京都小金井市で、佐藤和雄前市長の辞任に伴う市長選が11日告示される。これまでに元職と新人の計4人が立候補の意向を表明し、緊急課題であるごみ問題解決の処方箋をそれぞれ示した。長年積み残されてきた難題をどう打開するのか。4氏の考えを比較する。

 これまでに出馬の名乗りを上げたのは、新人の元衆院議員秘書、野村隆氏(58)▽元市長の稲葉孝彦氏(67)▽新人で同市市議の斎藤康夫氏(56)▽新人で共産党北多摩中部地区委員長の小泉民未嗣(たみじ)氏(33)−の無所属4人。

 野村氏は自治省(現総務省)出身で平成6年に横浜市長選に出馬し落選。昨年から横粂勝仁衆院議員(南関東比例ブロック)の政策秘書を務めていた。「ごみ危機の解消策」として、市内に建設する新処理場用地の選定作業のやり直しと、近隣自治体による既存の一部事務組合への加入要請の2つを並行して進めていく考え。

 建設用地について野村氏は、市が決定しながら周辺自治体などとの協議が進まず膠着(こうちゃく)状態に陥っている二枚橋処理場跡地を白紙に戻し、「今年度末までの約3カ月で原案を示し、平成24年度末までに予定地を決める」と期限を切っている。

 一方、今春の市長選で落選するまで3期12年、市のかじ取り役を務めた稲葉氏は、自らが決定した二枚橋跡地への建設を「あくまで基本」と崩さないが、「その上であらゆる方策を検討する」と慎重な言い回し。

 市内での用地確保の難しさに直面してきた当事者だけに、稲葉氏は「第二の選択肢とし既存の一部事務組合への加入も考える。築いてきた他市との信頼関係を生かしたい」と建設断念の可能性も示唆。2年以内に方向を示すという。

 これに対し、現在市議4期目で市議会のごみ処理施設建設等調査特別委員長を務めた斎藤氏は、こじれた事態の原因について「打開の好機を見逃す失政を重ねてきた元市長の名を挙げざるをえない」と「反稲葉」を鮮明にする。

 解決策として斎藤氏は「二枚橋への建設の可否について見極めるのが先だが、市内の別の場所に用地を選定するべきというのが私の基本的な考え」とする。新処理場の稼働までは既存の一部事務組合への期限付き加入などでしのぐ意向。野村氏が示した期限を意識し「3カ月で決めるのは無理がある。私は就任後1年以内に確定すると言わせていただく」という。

 平成19年の市長選に無所属で出馬し稲葉氏に敗れ、21年の衆院選には東京18区に出馬し落選した小泉氏も「二枚橋に固執して混乱の原因を作った稲葉氏には任せられない」と強く批判する。

 小泉氏が描くごみ処理体制の青写真は他の3人とやや異なる。「まず二枚橋跡地にできるのか早期に判断するが、これまでの経過からみて方向転換するのが私の使命と考える」とする。具体的な道筋として、場合によっては市内への建設を断念し、既存の一部事務組合への加入か他市と共同での組合設立を模索する考えを示している。

■野村隆氏

 二枚橋跡地に限らず改めて建設予定地を絞り込み平成23年度中に「市長原案」として公表。24年度末までに議会や周辺住民と協議して予定地を正式決定。この作業と並行して近隣の既存一部事務組合への加入を図る。

■稲葉孝彦氏

 すでに行政決定済みである二枚橋跡地への建設をあくまで基本として協議を重ねていくが、第二の選択肢として近隣の既存の一部事務組合への加入などあらゆる方策を検討。就任後2年以内に具体的な方向を決める。

■斎藤康夫氏

 早急に二枚橋跡地への建設可否を見極めるが、市内の別の場所への建設を基本に考え、就任後1年以内に用地を確定する。新処理場の稼働まで約10年かかるので、当面は既存の一部事務組合への暫定加入をお願いする。

■小泉民未嗣氏

市内で建設可能な場所の選定を再度やるが、市内への建設は難しいと思われる。その場合、国分寺市と共同の処理場建設は断念し、既存の一部事務組合への加入か他市と共同で新規の一部事務組合設立を目指す。

3032チバQ:2011/12/13(火) 22:44:27
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111213/tky11121322250013-n1.htm
補助金2000万未返還 コンテンツ産業誘致失敗で世田谷区 検証委設置
2011.12.13 22:24
 東京都世田谷区が、再開発中の二子玉川地区へのデジタル映像コンテンツ産業誘致を見込んで都内のNPO法人に拠出した補助金約2千万円が返還されていないことが分かった。世田谷区は13日、未返還の経過を調査・検証する「検証委員会」を設置したと発表、第1回会合を15日に開く。

 区によると、区は同地区をデジタル映像拠点にしようと、平成22年6月に民間事業者を公募。区職員や外部学識経験者らでつくる選定委員会が、当時区内にあったNPO法人「ディジタル・コンテンツ・インスティテュート」(DCIn)を選び、22年度予算で補助金約2千万円を支出した。

 しかし今年6月、同法人から「財政状況が悪化し事業を継続できなくなった」と届け出があり、区の事業自体が中止となった。

 同法人に支給された約2千万円は返還されておらず、現在、区はその一部約956万円の債権回収作業を進めている。

 検証委は、弁護士や公認会計士、映像産業に精通する有識者と区幹部職員2人の計5人で構成。(1)事業実施の理由(2)事業者の選定過程(3)事業実施での区の対応(4)事業者辞退を受けての区の対応−の4点を24年2月までに3回で検証する。

 この問題にからみ、10月に開かれた区議会決算特別委員会で「区長が事業者と会った時の会議録はあるか」と質問をした区議に「ない」などと嘘の答弁をしたとして、区は、工業・雇用促進課長を減給5分の1を1カ月、産業政策部長を戒告の懲戒処分とした。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20111213-OYT8T00052.htm
虚偽答弁区課長ら処分

世田谷区長とNPOの面会巡り
 世田谷区議会で10月に開かれた決算特別委員会で、区の補助金を受けている都内のNPOの事業撤退を巡り、NPO側が区長と事前協議したことについて、区幹部が「面会した事実はなかった」などとうその説明をしていたことがわかった。別の幹部は、協議の際の資料を「存在しない」と虚偽答弁をしていた。2人は「NPOとの関係で疑念を抱かれることを危惧した」などと説明。区は「議会との信頼関係を損なう行為で遺憾」として2人を懲戒処分とした。

 処分は、工業・雇用促進課長(48)が減給1か月(5分の1)、産業政策部長(56)が戒告。

 区によると、区のデジタル産業誘致を進めていたNPOが事業が立ちゆかなくなり、区に撤退を打診。区長が今年6月、NPOの理事と面会した。撤退の説明を受け、昨年度に区から受給した約2000万円の補助金返還などを協議し、工業・雇用促進課長が同席、やり取りを記録していた。

 10月の同委員会の区側との事前協議で、桃野芳文区議が、区長とNPOとの面会について尋ねたところ、同課長は事実関係を否定。さらに、同区議が委員会で、面会記録の有無を質問したところ、産業政策部長は「そうした文書は存在しない」などと答弁していた。

(2011年12月13日 読売新聞)

3033チバQ:2011/12/15(木) 12:30:42
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111215ddlk13010261000c.html
都議会:和田議長が辞任へ 「混乱収束のため」 きょう後任選出 /東京
 都議会の和田宗春議長(民主)が14日の議会運営委員会で、15日に議長を辞任する意向を表明した。和田議長は記者会見し、「都政全体に(議会混乱の)影響が広がり、収束させるため」と述べた。後任の議長は15日の本会議で選出される。

 和田議長は10年6月、杉並区長選に出馬した民主都議の後任として就任。今年9月、自民と公明が「前任者の任期と併せて2年になり、慣例通りに交代すべきだ」と主張する中、和田議長が続投を表明。民主も「自民が勝手に決めた慣例だ」と後押ししたため、会派間の対立が激化した。自民は10月の第3回定例会で「職に固執し、議会運営を遅滞させた責任は重い」と議長不信任決議案を提出し、自民、公明などの賛成多数で可決されていた。

 和田議長は会見で、「2年前の選挙で民主勢力が拡大した。パワーバランスが崩れた時、手続きに変化があってしかるべきだ」と指摘した上で、「議長人事権は第1会派に与えられたもので、政争の具になりにくいはず。他会派の主張が出てきたのは不可解だ」と不満をあらわにした。

 民主の山下太郎幹事長は「和田議長から辞任の申し出があった。(辞任は)和田議長自身の判断だ」と話した。【武内亮、柳澤一男】

〔都内版〕

3034チバQ:2011/12/15(木) 22:53:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111215/CK2011121502000045.html
小金井市長選 旧焼却場周辺住民の思い 再建設方針に不信感
2011年12月15日

旧二枚橋焼却場の解体現場(線路左側の先)を指さす福島さん=小金井市で


 小金井、調布、府中各市の接点に位置し、かつて三市のごみを受け入れていた旧二枚橋焼却場は、稼働停止した現在も、小金井市のごみ処理施設の建設先として名前が挙がる。「迷惑施設」をめぐる市の迷走に振り回される住民は、どのような思いを一票に託すのか。選挙期間中の施設周辺を歩いた。 (中山高志)

 「あの辺に煙突があったんです」。小金井市南部の狭い坂道。近くに住む会社役員福島幸徳さん(61)は、旧焼却場解体現場の白い覆いを指さした。

 福島さんは、一九八七年の転居時から、しばしば目の痛みを感じた。旧焼却場の煙が原因と考えて行政に対策を要請したが、改善された実感はなかった。

 二〇〇七年に旧焼却場が稼働停止すると、症状は収まった。しかし、小金井市は再び跡地をごみ処理施設の建設先に決定した。「必要な情報を開示せず、建設先を強引に二枚橋に決めた」として、今も強い不信感を抱く。「市の体質を変える可能性がある人に投票する」。福島さんは語気を強めた。

 「焼却場から飛ぶ白いすすが、網戸にへばりついた」「狭い道をとばして走る清掃車が怖かった」−。旧焼却場を見下ろすがけ一帯の住宅地を訪ね歩くと、かつて施設がもたらした「迷惑」を訴える声が相次いだ。建設に反対する住民団体は選挙の告示前、四人の候補を呼び、それぞれの考えを確認した。

 「ごみ問題を解決するのは○○です」。住宅地には時折、各陣営の選挙カーが行き来する。しかし、住民の反応はつれない。

 六十代の主婦は「一年に二回も市長選なんて、税金の無駄遣い」とうんざりした様子。ただ、「今の焼却技術なら問題はない。ごみ施設は必要だし、二枚橋で受け入れたらいい」とも話した。

 旧焼却場が見える位置に住む男性会社員(53)は「そもそも、ごみ問題を解決できないような小金井市自体が必要ない。解体して周辺市に編入した方がいい」と辛辣(しんらつ)だ。「市長選ですか? 投票はするけど、どの候補が一番ましかという程度ですね」

<旧二枚橋焼却場> 小金井、府中、調布の3市による二枚橋衛生組合が、1958年に稼働開始。その後、府中市は多摩川衛生組合に参加し、調布市は三鷹市との共同処理を選択。焼却場は2007年に稼働停止した。処理先を失った小金井市は09年、国分寺市との共同処理で、新施設建設地として二枚橋跡地を選定。しかし用地を3等分した府中、調布両市の了解は得られず、計画は進んでいない。

3035チバQ:2011/12/16(金) 12:51:56
都議会:新議長に中村氏選出 任期「慣例」は明言避け /東京
 都議会第4回定例会最終日の15日、和田宗春議長(民主)が議長を辞任し、中村明彦議員(同)が新議長に選出された。中村新議長は記者会見で、会派間の見解が分かれた議長の任期に関する「慣例」について「いいか悪いかは一概に言えない」と慎重な言い回しに終始した。【武内亮、柳澤一男】

 和田議長は議事を進めた後、副議長に辞職願を提出。「ホームページを新設したり、議長室を一般公開するなど開かれた都議会の推進に取り組んできた。ただ、この1年6カ月、都民のために議長の職責を果たすことができたか、忸怩(じくじ)たる思いはある。これからも都議として矜持(きょうじ)を持って活動していきたい」とあいさつし、「東京都議会万歳」と大声で叫んで両手を挙げた。

 中村新議長は閉会後に会見した。「政党間の調整をし、議員を代表して発信していく役割がある。重い責任を感じている」と述べた。議長任期の「慣例」については、「いいか悪いかはそれぞれの議会の判断。正しいのかそうでないのかは、議会運営の結果だろうと思うし、今まではそれで何ら支障がなかった。決して悪いことではなかったのかなと思う」と語った。

 望ましい任期については「議会の話し合い通りに進めていくのがベスト。任期満了(4年)までやるということで合意されればいいし、1年交代制にしようという意見が多数ならそれも是だ。13年7月までの任期をまっとうしたい」と話した。

 石原慎太郎知事は議長の交代について、報道陣に「よく分かるようで分からん、俺は。もう少し(地方)自治法読んで、やった方がいいよ」と話した。

 この日の都議会では、10年度の一般・特別会計決算などの議案を可決。20年夏季五輪招致と防災対策に関する二つの特別委員会の設置も決まった。

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 ◇議長人事をめぐる経過◇
10年 6月16日 田中良議長が杉並区長選立候補のため辞職。和田宗春氏が後任に選出される

11年 7月 1日 自民都議が本会議当日に急死。民主提出の条例案をめぐる賛否が同数となり、初の議長裁決で可決

   10月 7日 議長人事をめぐって民主と自民、公明が対立。9年ぶりに本会議の会期延長を決める

      18日 議長不信任案を自民、公明などの賛成多数で可決

   11月18日 石原慎太郎知事が定例記者会見で「自民党はどうかと思う。議長の不信任案出してなんになるんですか」と発言

   12月14日 第4回定例会議会運営委員会で和田議長が辞意表明

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111216ddlk13010304000c.html

3036チバQ:2011/12/17(土) 21:47:19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111216/CK2011121602000026.html
小金井市長選 「多摩川衛生組合」加入には? 実現へ3つの壁
2011年12月16日

多摩川衛生組合が運営するクリーンセンター多摩川=稲城市で、本社ヘリ「おおづる」から


 可燃ごみ処理が争点となっている小金井市長選で、周辺自治体がつくる一部事務組合への加入の可能性が論じられている。加入先の一つと考えられるのが本年度、同市の可燃ごみの三分の二の九千トンを受け入れた多摩川衛生組合(稲城市など四市)だ。しかし、加入には大きな三つの壁がある。その実現可能性について考えた。 (堀祐太郎)

 第一の壁は、焼却場の処理能力に限界がある点だ。

 同組合が運営するクリーンセンター多摩川(稲城市)の年間の処理量は約十万トン。本年度は小金井市の九千トンを含む九万八千トンに達しており、風間智事務局長は「これ以上の受け入れは難しい」、組合管理者の高橋勝浩・稲城市長も会見で「受け入れる余裕はなく、検討する余地はない」と断言した。

 ただ、同組合で大半を処理し、残りは別の焼却場に委託するという考え方もあり、選択肢は多岐にわたる。

 第二の壁は、数十億円に上るとみられる負担金だ。

 多摩川衛生組合に二〇〇七年に全面加入した府中市の場合、加入金として三十六億円を支払った。

 小金井市が加入し、年間九千トンを処理すると仮定した場合、同組合の構成四市がこれまでに支出した負担金総額約五百九十億円を元に単純計算すると、加入金は五十九億円となる。その他、用地取得費なども別途必要だ。

 一方、小金井市が自前で焼却場を建て、国分寺市と費用を折半した場合はどうか。予定費用約百十億円を元に、両市のごみ排出量から負担割合を計算すると、小金井市の負担は四十数億円。組合加入の方が割高にみえる。

 ただ、自前焼却場では人件費などもすべて自前となるため、効率の点で組合加入の方が安上がりとの見方もあり、判断は難しい。

 第三の壁は、国分寺市との約束をほごにする点だ。

 両市は〇四年から、将来の共同処理に向けた協議を職員レベルで開始。計画撤回は深刻な溝を生む可能性がある。

 参考になる判決が今月八日、横浜地裁であった。ごみの共同処理に向けた自治体間の協議会を脱退し信義則に反したとして、神奈川県横須賀市と三浦市が葉山町に一億四千八百万円の損害賠償を求めた訴訟だ。判決は「信義則違反とされてもやむを得ない」として、葉山町に三百九十五万円の支払いを命じた。

 国分寺市環境部は「小金井との共同処理を進める計画に変わりはない」としている。

3037チバQ:2011/12/17(土) 21:48:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111216-00000049-mailo-l13
争点・小金井:ごみ処理/市長選 多摩川衛組、加入に高いハードル 施設老朽化など課題も /東京
毎日新聞 12月16日(金)11時23分配信

 18日に投開票される小金井市長選の最大の争点は可燃ごみ問題。4月の統一地方選で当選した佐藤和雄前市長が「ムダ遣い」と表現したことで、周辺自治体がごみ処理の受け入れを拒否し、11月にはごみ収集がパンクする寸前にまで追い込まれた。佐藤氏の辞職で周辺自治体などが「人道的支援」に乗り出し、年度内の処理はどうにかめどが立ったものの、新市長には12年度分のごみ処理という喫緊の課題への対応が求められている。【森下功、中川聡子】
 10年に小金井、調布、府中の3市にまたがる旧二枚橋焼却場跡地を新施設用地に決定した小金井市。調布、府中市が難色を示す中、小金井市は既に4月の市長選前までに、一部事務組合「多摩川衛生組合」(稲城、狛江、府中、国立市で構成)への加入も視野に検討を始めていた。構成市の一つ、府中市が10年2月から「ごみ有料化」に踏み切り、同組合への搬入量は09年度の約5万1465トンから10年度は約4万1068トンと約1万トンの大幅な減量に成功し、処理能力に余力が生まれたと見たからだ。
 同組合が公表している可燃ごみの年間処理量は09年度は約10万3200トン、10年度は小金井市から委託を受けた約7481トンを含めても約9万8400トンに減少している。
 今年度も小金井市から約8000トンの受け入れ契約を結んでおり、佐藤前市長の辞職後にも1000トンの追加受け入れを決めた。
 各候補も、当面の対策として一部事務組合への加入など広域支援の継続を訴えている。その対象として有力視されているのが多摩川衛生組合だ。
 だが、事態はそう簡単ではない。
 小金井、調布市とともに二枚橋に参加していた府中市は07年の二枚橋の操業停止に伴い同組合に完全加入した。98年には構成市の負担で処理能力を高めるための建て替え工事を実施している。その施設も既に13年を経過し老朽化という課題も抱える。日量150トンの処理能力を持つ焼却炉3基を持つが、常時稼働するのは2基。定期点検は欠かせない。「仮に小金井市が加入するなら、手ぶらというわけにはいかない」(構成市幹部)と、何らかの条件を課そうとする厳しい声も聞こえてくる。
〔多摩版〕

12月16日朝刊

3038チバQ:2011/12/17(土) 21:49:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111217-00000036-mailo-l13
争点・小金井:ごみ処理/市長選 気をもむ国分寺市 両市に「共同処理」の覚書 /東京
毎日新聞 12月17日(土)11時3分配信

 小金井市長選の投票結果に気をもむのが隣接する国分寺市だ。両市には06年8月以降に何度も交わした「共同処理」の覚書が存在する。小金井市が市内に建設する新施設で両市のごみを処理し、それまでの間は国分寺市が処理を引き受けるという内容。依然として小金井市が新施設建設の見通しを立てられず、さらに今回の市長選では各候補が一部事務組合への加入も検討課題に掲げている。覚書が宙に浮く可能性も出てきた。
 そもそも共同処理を申し入れたのは小金井市だった。府中、調布両市とともに処理してきた二枚橋焼却場の廃止方針が決まり、小金井市は04年5月に国分寺市に申し入れた。06年8月には覚書を締結。07年2月までに小金井市が建設に関するスケジュールを示し、国分寺市が可能な限り小金井市のごみを処理するとした。これを受けて07〜09年度、毎年4000〜6000トンの処理を引き受けた。
 だが、新施設建設に向けての動きは進展せず、その後、覚書は2回交わされ、07年1月には「08年8月中に検討委員会の答申書を提出する」、08年8月には「09年2月までに建設場所を決定する」と変遷を重ねてきた。
 09年4月には業を煮やした国分寺市が小金井市のごみの受け入れを一時停止。八王子市などが「人道的支援」を理由に受け入れ、小金井市は周辺自治体の広域支援によって急場をしのいできた。
 ようやく10年2月に「旧二枚橋跡地」を候補地と決定したものの、土地を共有する府中、調布両市の理解が得られず「用地確保ができず共同処理の前提条件さえそろっていない」(小金井市環境部)状態は今も続く。
 そこへ降って湧いた小金井市の「一部事務組合への加入」話。国分寺市幹部は「共同処理は行政決定されているものと受け止めている」とのこれまでの立場を崩していない。小金井市の佐藤和雄前市長の辞職を受け、今年度中に1200トンの受け入れも決めた。
 国分寺市の施設は85年に操業を始め、16年度には耐用年限を迎える。新施設稼働には用地確保から建設まで最低10年はかかるといわれる。覚書がほごになれば現施設の再建か延命化工事を行う必要に迫られる。約8年に及ぶ時間は返ってこない。【中川聡子】
〔多摩版〕

12月17日朝刊

3039チバQ:2011/12/19(月) 12:43:46
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111219ddlk13010144000c.html
争点・小金井:ごみ処理/市長選 小金井市長選 稲葉氏返り咲く 経験と安定感で /東京
 今後の可燃ごみ処理問題をどう解決していくかが最大の争点となった選挙戦で、有権者は経験と安定感を選択した。佐藤和雄前市長の辞職に伴う小金井市長選は18日投開票され、無所属で元市長の稲葉孝彦氏(67)=自民、公明推薦=が、いずれも無所属で▽前市議の斎藤康夫氏(56)▽元自治省企画官の野村隆氏(58)▽共産党北多摩中部地区委員長、小泉民未嗣(たみじ)氏(33)=共産推薦=の新人3人を破り、返り咲きを果たした。

 稲葉氏は今春の市長選で落選したが、通算5回目の当選。投票率は43・27%で前回(46・16%)を下回った。当日有権者数は9万3282人(男4万6123人、女4万7159人)。

 午後10時過ぎ、稲葉氏の事務所に「当選確実」の連絡が入ると大きな拍手と歓声が上がった。万歳で祝福された稲葉氏は支持者と握手し、喜びに浸った。

 稲葉氏は佐藤前市長の辞職後、自民党小金井総支部の出馬要請を受けて出馬表明。自民、公明の推薦に加えて民主、社民の地元支部の支援を取り付け、後援会や支持団体の組織票を固める選挙戦を展開。新処理場候補地を実現が困難視されている二枚橋焼却場跡地に決定した当事者であり、市民の間には混乱を招いた責任を問う声もあった。

 しかし、当面、ごみ処理を周辺の市や処理組合に委託して切り抜けるしかない市の事情を踏まえ、人脈の豊富さや近隣首長との信頼関係を強調することで逃げ切った。新人3氏は稲葉氏への批判票の掘り起こしを図ったが、問題解決の道筋を明確には示せず、及ばなかった。【森下功】

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 ■解説

 ◇課題二つ、イバラの道
 可燃ごみ処理問題の解決は稲葉氏に委ねられた。返り咲きを果たして再びスタートラインに立った稲葉氏だが、問題の根本解決への道のりは極めて厳しいと言わざるを得ない。

 これまで小金井市がとってきたのは周辺市の支援を得るための場当たり的な政策ばかり。4月の市長選で敗れるまでの12年間、市長として進めてきたのが他でもない稲葉氏だ。市民検討委員会の答申を理由に実現性を度外視して二枚橋跡地を「行政決定」したものの結果的に「絵に描いた餅」になった。二枚橋案に対して周辺市は「広域支援を受けるための方便に過ぎないのでは」という冷めた見方だった。そんな不信感が佐藤和雄前市長の辞職にまで発展した今回の混乱につながった。

 稲葉氏は二枚橋跡地を諦めて既存の一部事務組合への加入を目指すと見られる。多摩川衛生組合(稲城、狛江、府中、国立市で構成)への加入が観測されているが、同時に白紙状態の来年度の可燃ごみの受け入れ先を確保しなければならない。二つの課題ともイバラの道となりそうだ。市民にとっては可燃ごみ収集ストップの懸念が払拭(ふっしょく)されたとは言い切れない選挙結果となった。

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 ◇市長選開票結果=選管最終発表
当 14383 稲葉孝彦  67 無元

  12749 斎藤康夫  56 無新

   9147 野村隆   58 無新

   3434 小泉民未嗣 33 無新

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 ◇小金井市長略歴
稲葉孝彦(いなば・たかひこ)67 無元(5)

 [元]市長[歴]商社員▽会社経営▽市議4期▽都市長会監事▽日大=[自][公]

〔都内版〕

3040チバQ:2011/12/19(月) 20:04:46
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111219/tky11121910230000-n1.htm
小金井市長選稲葉氏当選 組織固め、周辺市長も支援
2011.12.19 10:22 (1/2ページ)
 ごみ問題で揺れた東京都小金井市の出直し市長選は18日、4月の市長選で佐藤和雄前市長に敗れた元市長、稲葉孝彦氏(67)の返り咲き当選という結果になった。稲葉氏には、来年度のごみ処理の委託先探し、新処理場の建設をめぐる近隣市との交渉など、待ったなしの難題が控えている。

 同市本町の稲葉氏の選挙事務所にはこの夜、支持者や市議、近隣自治体の首長らが祝福に駆けつけ、約8カ月ぶりの返り咲き当選を祝った。

 市議の一人は「この8カ月の混迷で小金井の信頼は失われたが、おかげでごみ問題の深刻さが市民にも浸透したと思う。稲葉さんは年の瀬も正月も返上して最善の道を見いだしてくれると期待したい」と話した。

 今回の選挙戦で稲葉氏は、自民、公明の推薦を早々に取り付けたほか、対立候補を擁立できなかった民主の支部ともごみ問題に絞って政策合意を結び、社民支部からも支持を受け、組織力で他候補を圧倒。さらに、推薦人には立川、八王子など6市長が名を連ね、周辺市とのパイプを見せつけた。

 ごみ問題の打開策として稲葉氏は「市民検討委員会の結論である旧二枚橋焼却場跡地が基本だが、近隣市のごみ処理組合(一部事務組合)への加入も含めて総合的に考える」としている。

 暗礁に乗り上げている二枚橋跡地への建設を実現するには、用地がまたがる府中、調布両市との交渉が不可欠で、稲葉氏は「ねばり強く話し合いたい」としている。両市と合意できない場合は、近隣市でつくる一部事務組合への加入申請が有力となるが、その場合は処理場の受け入れ能力不足をどうクリアするかが問題となるうえ、巨額の負担金が市の財政にのしかかることになる。

3041チバQ:2011/12/19(月) 22:07:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20111219-OYT8T00065.htm
稲葉氏僅差の勝利 小金井市長選


返り咲きを果たし、支持者に祝福される稲葉氏(左から3人目)=若杉和希撮影 可燃ごみ処理問題を巡り、前市長が辞職したことに伴う小金井市長選は18日、投開票が行われた。元市長の稲葉孝彦氏(67)(無所属=自民、公明推薦)が、いずれも新人で、前市議の斎藤康夫氏(56)(無所属)、元徳島文理大教授の野村隆氏(58)(無所属)、共産党北多摩中部地区委員長の小泉民未嗣氏(33)(無所属=共産推薦)の3氏を破って、当選した。投票率は43・27%で、今年4月の前回(46・16%)を下回った。当日有権者数は9万3282人。

 稲葉氏は自民、公明の推薦のほか、民主、社民の支部の支援も獲得。市長の実績をアピールし、「ごみ問題の解決に一番近いのは私」と訴えた。当選を確実にすると事務所に姿をみせ、「仕事をする機会をいただいた。きちんと公約を果たしたい」と語った。

 一方、斎藤氏は稲葉氏への批判票を取り込んだものの、野村氏らと票を分ける形となり、あと一歩及ばなかった。18日夜、事務所で支持者を前に、「力不足で申し訳ない。訴え方が少なかった」と頭を下げた。

 野村氏は支持者を前に「政策を市民に理解してもらうには時間が足りなかった」とあいさつ。2007年の同市長選に続いて涙をのんだ小泉氏は、「期待にこたえられず、私の努力不足だった」と振り返った。

(2011年12月19日 読売新聞)

3042チバQ:2011/12/20(火) 20:54:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20111220-OYT8T00434.htm
関係修復は組合加入は…小金井市長に稲葉氏再登場

周辺自治体期待と警戒、ごみ受け入れ継続共通の悩み
 小金井市長に稲葉孝彦氏が返り咲いたことで、同市のごみを受け入れてきた多摩の自治体は19日、様々な反応を示した。周辺自治体の首長に顔の利く稲葉氏の再登場とあって、関係修復に向けて期待感も出る一方、国分寺市との共同処理計画を撤回し、一部事務組合への加入を促す声もあるが、これに対する警戒の声も出ている。

 「共同処理の課題を解決し、両市の間で末永い友好関係が築かれることを期待したい」――。2017年に小金井市と共同のごみ処理施設をつくる計画を立てている国分寺市の星野信夫市長は19日、稲葉市長の当選について、こう淡々とコメントした。

 ただ、小金井市が建設場所を確保できていないことが原因で、計画は宙に浮いたまま。「いつまで待たせるのか」と市幹部はいらだちを隠せない。さらに、計画の遅れに伴い、廃炉にする予定だった清掃センターの延命化を検討。10年延命で推計22億円、という不必要な支出を余儀なくされる可能性も出ており、不信感は強まるばかりだ。

 とはいえ、「すでに『婚約』した相手。相手の出方を待つしかなく、別の相手を探すわけにもいかない」(幹部)というのも実情。引き続き、計画の実現に向けたスケジュールや考え方を示すよう小金井市に働きかける考えだ。

 国分寺との計画が進まない中、関係者の間で打開に向けた一つの選択肢として目されているのが、小金井市が多摩川衛生組合(稲城、府中、狛江、国立市で構成)に加入することだ。小金井市を支援してきたある市の幹部は「早期解決を図るために組合への加入を進めてほしい」と期待感を示す。

 ただ、稲城市の高橋勝浩市長は「加入自体、(小金井市から)打診を受けたこともない」としたうえで、「小金井のごみを全量受け入れる余力はない。自区内処理の原則を忘れず周辺市との関係を築いてほしい」とクギを刺す。

 小金井市のごみを来年度以降も受け入れ続けるかどうか、という点も自治体共通の悩みだ。これまで支援してきたある市の幹部は、稲葉氏を「多摩地区の自治体と信頼関係がある」などとして、「要請があれば引き続き支援したい」とする。

 ただ、中には、「他市のごみを燃やすことに住民の反発も強い。いつまで支援をすればよいのかスケジュールを示してくれないと……」と明かす自治体もあり、不透明な情勢だ。

(2011年12月20日 読売新聞)

3043チバQ:2011/12/20(火) 20:55:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/feature/tokyo231320077852238_02/news/20111101-OYT8T00106.htm
小金井 ごみショック
支援の重み認識甘く

「ムダ使い」発言不信呼ぶ


緊急タウンミーティングで可燃ごみの危機的な状況を説明する小金井市の佐藤和雄市長(10月23日)  「収集停止を絶対に回避するため、重い決意で臨んでいる」。小金井市の佐藤和雄市長(54)は10月に市内で開かれたタウンミーティング(市民説明会)で力説した。しかし、見通しは明るくない。

 発端は今年4月の市長選。周辺市に依頼しているごみ処理の費用増加分について、佐藤市長が「ムダ使い」と主張。これが引き金となり、2011年度に市が見込む「可燃ごみ」の総量1万3500トンのうち、約4割の引受先が決まっていない。

 市内で収集したごみは現在、多摩川衛生組合(稲城、府中、国立、狛江市)が処理しているが、11月15日頃までには引受枠の8000トンに達する見通しだ。市内にはごみの一時保管所がなく、引受枠の上限に達した時点でごみ収集をストップさせざるを得ない。




 小金井市が周辺市に可燃ごみの処理を全面的に依存するようになったのは、旧二枚橋焼却場の老朽化で稼働が停止した後の2007年度から。以後4年間で小金井市が他市に処理してもらった可燃ごみは計約6万トン弱にも上る。

 内訳をみると、共同の新処理場建設を目指す国分寺市が約1万4500トンを引き受け、西多摩衛生組合(羽村、青梅、福生市、瑞穂町)が約1万1200トン。多摩川衛生組合は約9500トン――。多摩地域が総掛かりで、小金井市を支援してきた形だ。

 小金井市も「ごみ非常事態宣言」を発令し、減量化に努めてきたが、排出量は4年前との比較で、約3000トン減がやっと。周りの市が支援に応じてきたのは、小金井市が新しい処理場を建設するという計画があったためで、いまだに実現の見通しが立たないことも、周辺市が態度を硬化させている要因だ。



 周辺市の不信感は、小金井市民にも向けられる。

 10月2日に開かれた市民説明会では、市が処理費を委託先に支出していることについて、出席した市民の一人が「引き受ける側も『おいしい仕事』なのでは」と発言、会場で拍手が上がる一幕もあった。こうした様子が周辺市にも伝わり、「市民がごみ問題に真剣に向き合っていない」という批判につながっている。佐藤市長は最近の市民説明会で、受け入れる側の住民感情についても紹介し、市民に理解を求めるようになった。

 新処理場建設予定地を期限内に決められなかった09年にも、小金井市はごみ引受先が見つからない窮地に陥ったことがあった。この時は都が仲裁に入り、働きかけを受けた八王子市などが「人道的な支援」と引き受けを表明、何とかピンチを乗り切っている。

 それから2年がたっても、解決の糸口すら見いだせないばかりか、4月の新市長の不用意な発言がきっかけで、周辺市とのあつれきも高まった。当時、仲介に奔走した都幹部は、あきれた様子でこう語る。

 「過去の事情が分かっていたら、あんな表現はあり得ない。小金井市はこれからどうするつもりなのか」

(2011年11月1日 読売新聞)

3044チバQ:2011/12/20(火) 20:56:23
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/feature/tokyo231320077852238_02/news/20111102-OYT8T00069.htm
小金井 ごみショック
周辺市「軟化」の兆しも

「懸案」の処理場解決は遠く

 今年4月に初当選した佐藤和雄市長(54)。選挙戦では、周辺市への委託費を含むごみ処理費増を「ムダ」と訴えて市民の支持を集めたが、その後はトーンダウンを余儀なくされた。

 当選直後にはごみ問題で「すべてのエネルギーを使う」としたが、初登庁当日には、引受先の自治体に対して「不愉快な思いをさせた」と謝罪した。その後は、選挙で大きく掲げた「非焼却方式の導入」も後退。旧二枚橋焼却場の跡地に新しい処理場を作るとした前市政の路線をそっくり踏襲した。

 この4年間で小金井市から約6200トンのごみを受け入れてきた昭島市は有力なごみ引受先と期待されていたが、北川穣一市長は、佐藤市長に対して厳しい見方を示してきた。

 「政治の根幹は信頼。首長の選挙になると責任も大きい」と手厳しい。「政治だから調整しながらやるといっても、やり方がある」と小金井市への不信感は高まる一方だった。



 10月25日、府中市で開かれた都市長会全体会。佐藤市長は多摩地域の各市長に、改めてごみの引受先となるよう支援を要請した。しかし、他の市長からの発言はゼロ。佐藤市長の話をただ聞き置いただけで、あとは各市と個別交渉するよう促されたという。

 「市長はみな市民を背負っている。『ムダ使い』と思われたんじゃ、我慢できないんじゃないか」。市長会終了後、八王子市の黒須隆一市長は、各市長の思いをそう代弁した。

 処理場を持つ自治体にとって、他市のごみを受け入れるのは多大な苦労を伴う。住民や議会に納得のいく説明も必要だ。小金井市の支援を検討しようにも、新処理場建設のめどすら示せず、さらに市トップの不用意な発言もあっては、喜んで手を差し伸べる市長が現れるはずもなかった。



 硬化していた周辺市の態度も、1日に佐藤市長が辞職を決断したことで、変化の兆しも出ている。昭島市の北川市長や、八王子、狛江など各市長は、辞職の決断を重く受け止め、小金井市の救済に向けて前向きな姿勢に転じた。

 11月15日頃とされる収集停止が近づく中、同4日の多摩川衛生組合(稲城、府中、国立、狛江市)との交渉は、佐藤市長にとって「ラストチャンス」。市長辞職が受け入れられれば、ここで事態収拾が実現する可能性も高い。

 しかし、ごみ収集停止という最悪の事態を回避できても、根本的な問題解決にはならない。来年度以降、周辺市にどの程度のごみを受け入れてもらうのか。新処理場の建設はどうするのか――。佐藤市長の辞職に伴って行われる市長選の最大の争点は、再び「ごみ問題」となる。

 過去に小金井市のごみを受け入れ、市長会を取りまとめて支援の道筋をつけたこともある黒須市長は、今回の騒動を巡って、小金井市民にも苦言を呈す。

 「もう少し深刻に受け止めてほしい。周辺市が引き受けてくれて当然と思っていたら問題は解決しない」

(2011年11月2日 読売新聞)

3045チバQ:2011/12/20(火) 20:56:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/feature/tokyo231320077852238_02/news/20111103-OYT8T00070.htm
小金井 ごみショック
新処理場迷走26年

用地難航 結局「二枚橋」に

 佐藤和雄市長(54)の不用意な発言をきっかけに今年4月から一気に紛糾した小金井市のごみ問題。しかし、同市の可燃ごみ処理を巡る「迷走の歴史」をひもといていくと、実はトラブルの火種は26年前まで遡る。

 調布、府中市と共同で1958年に焼却を始めた旧二枚橋焼却場。3市にまたがるこの処理場について、老朽化やごみの増加に伴う建て替えの基本計画が示されたのは1984年だ。

 しかし翌85年、小金井市議会が建て替え計画にブレーキをかけた。周辺住民への配慮から、建て替えの付帯条件として「第2工場の建設」を決議した。これで建て替えのハードルが引き上げられてしまった。

 89年、今度は都立野川公園への移転案が浮上する。二枚橋焼却場の上空が調布飛行場の飛行コースになっていたため、煙突の高さが制約を受けるとして、都が提示した代替案だったが、公園の周辺住民などの反対で立ち消えになってしまう。結局、残された手は、旧来の処理場の延命策しかなかった。



 その後、調布、府中の両市は小金井市とたもとを分かった。小金井市は2004年、国分寺市を新たなパートナーとして共同処理することを決めたが、計画が動き出さないのは、肝心の新処理場の建設用地が確保できないためだ。

 国分寺市との約束では、建設用地は小金井市側が09年2月までに確保することになっていた。08年、建設予定地を選定する同市の市民検討委員会が、市内110か所から選出した適地は結局、二枚橋焼却場の跡地だった。

 しかし、跡地は小金井市だけでなく、それぞれ別の共同処理のパートナーを見つけた調布、府中の両市にもまたがっている。調布市は同市内に三鷹市と共同の処理場を建設中のため、「市内に二つの焼却施設は必要ない」と主張し、二枚橋を候補地とする小金井市の計画に難色を示している。調布市議会は「市民感情からすれば容認できない」と反対の決議を行っており、用地確保のメドは立っていない。



 小金井市は昨年3月、二枚橋焼却場の跡地を、新処理場の建設場所に決定した。しかし、調布、府中両市の了解は得られていないことから、計画は一向に前には進まない。府中市は「具体案が出てきてから検討する」と静観の構えだ。結局、2017年に新しい処理場を稼働させるとしてきた小金井市の計画は「絵に描いた餅」だった。

 ごみを巡って四半世紀にわたって続いた“迷走”。問題解決を期待されて今年4月に現職市長を破って初当選した佐藤市長は結局、何もできないまま今月12日の辞職を迎えようとしている。次に選出される新市長を待ち受ける状況も、厳しいことに変わりはない。(おわり)

(2011年11月3日 読売新聞)

3046チバQ:2011/12/21(水) 22:38:55
>>2286>>2295-2296
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/feature/hachioji1265639200950_02/news/20100208-OYT8T01198.htm
42万都市の課題 町田市長選 上)新庁舎建設めぐり議論

新庁舎の建設工事現場(後ろの白い建物が市民ホール)=町田市森野で 市の新庁舎建設工事の起工式が昨年11月13日、現庁舎から南西へ約750メートル離れた市民ホール隣の工場跡地(森野2丁目)で行われた。起工式で、くわ入れをした石阪丈一市長は、「厳しい経済状況の中での着工で、いろいろ議論はあると思うが、阪神大震災並みの震度にも耐えうる防災の拠点ともなる建物なので、ご理解を頂きたい」とあいさつした。

 しかし、総事業費152億円の巨大プロジェクトだけに、出馬を予定する5氏のうち、2氏が「教育、福祉、景気対策などを優先させるべきだ」と建設中止を求めている。

 なぜ、今、着工なのか。現庁舎は、人口18万人だった1970年に完成した。その後、人口は2・3倍となり、借地して六つの分庁舎を設けている。市によると、分庁舎の借地料が年間6億円かかっている。「30年間借り続けることを考えたら、新庁舎を建設した方が得」と、石阪市長は説明する。

 心配されるのが財源だが、新庁舎建設のために、積立金51億円、市が厚木基地の騒音区域にあることから得られる防衛省補助金12億円を充て、残りは市債借入金89億円を見込んでいる。

 巨額の借金を背負うことになるが、市財政に特に問題点はないという。市が2008年度決算をまとめたところ、借入金残高は577億円と、市民1人当たり1万1392円で、多摩26市で下から6番目に少ない。財政悪化の指標となる経常収支比率(一般財源に占める人件費や公債費など経常経費の割合)も、88・1%と同じく下から4番目と低い。

 それでも、市民からは「新庁舎建設をやめ、もっと緊急性の高い事業に回せないのか」という素朴な疑問の声が上がる。これに対し、市新庁舎建設課は「中止すれば、業者が請求する違約金が途方もないものとなる上、当分使用することになる現庁舎の耐震工事費も必要となる」と理解を求める。

 一方、新庁舎建設に伴い、関心を集めるのが、現庁舎の跡地(約8800平方メートル)活用。石阪市長は「どう利用するかは、10年度で原案をまとめ、11年度で決定したい」と見通しを語る。

 ある革新系市議は「石阪市長はすでに水面下で、新庁舎周辺と現庁舎周辺で、中心市街地活性化事業を立案中。新庁舎建設は、さらなる大型再開発を招き、市財政を圧迫する」と警戒している。

◆立候補予定者の公約

 自民、公明が支援する現職の石阪丈一氏(62)「建設費の借り入れで財政悪化の心配はないので、建設を進める」

 民主、社民、生活者ネット推薦の秋山哲男氏(61)(元首都大学東京教授)「庁舎の分散が解消できるので、新庁舎建設は進めるべきだ。跡地利用は、市民の意見を最大限に聞く」

 共産公認の古橋良恭氏(48)(党地区委員)「新庁舎建設を中止し、認可保育園、特養ホームの増設、75歳以上の高齢者医療の無料化などを実現する」

 無所属の宮本聖士氏(43)(中里橋自治会長)「新庁舎建設を中止し、浮いた事業費は、市民税10%減税と景気対策などに回す」

 無所属の仲政江氏(58)(個人タクシー事業者)「当選したら、建設の是非について、市民の意見を問い直し、最終判断したい」

(2010年2月9日 読売新聞)

3047チバQ:2011/12/21(水) 22:39:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/feature/hachioji1265639200950_02/news/20100210-OYT8T00009.htm
42万都市の課題 町田市長選
中)市民病院黒字化へ苦闘
医療スタッフとのコミュニケーションに力をいれる四方さん(右) 町田市民病院(町田市旭町)の南棟4階に、病院事業管理者の部屋がある。管理者は病院経営にあたって市長と同等の権限を持つポストで、昨年4月に新設された。部屋のあるじ、四方洋(しかたひろし)さん(74)は元新聞記者。専門外の人間を病院の最高ポストにつけることをめぐって、町田市議会は1年前、大荒れとなった。

 「騒動の後遺症は、ありません」。四方さんは自信を見せる。根拠として、患者1人当たりの入院単価が、前年度の4万4693円から、今年度は4〜12月の平均で4万7790円にアップしたと、就任後の成果を説明する。

 これは、かかった分の検査代や薬代を請求する「出来高払い」から、ベッドの回転率を上げるために症状に応じた治療計画を事前に決める方式に変更したことが奏功した。

 また、2008年度末で約7000万円もある未収金対策として、専門の職員2人を置いた。発生を未然に防ぐため、入院患者から保険診療2万円、保険外診療5万円、出産は10万円の前納金の徴収も始めた。この制度は、日野、稲城市立病院でも導入されている。

 一連の騒動で心配された医師の大量退職もなかった。近藤直弥院長(58)は「医師の確保など医療部門は、私が責任者としてやっており、四方さんと医師たちとの意思疎通にも問題はない」と強調する。

 石阪丈一市長が、四方さんに白羽の矢を立てたのは「ジャーナリズムで培った幅広い見識としがらみのなさで、赤字体質を改善してほしい」と思ったからだ。

 同病院は毎年、市一般会計から13億5000万円を繰り入れ、都から補助金5億円を受けているが、それでも2004年度から赤字が続いている。07年度は約2億2000万円。赤字は、貯金といえる内部留保(08年度末の残高30億円)で補充しており、累積赤字はないが、残高は年々減っている。

 「『もっと思い切ったことをやれ』という外部の声もあるが、やはり医療スタッフとのコミュニケーションが大切で、じっくり改革を進めていくしかない。もう少し時間を下さい」と、始まったばかりの改革に理解を求める。

 町田市民病院には、ほかにも課題がある。小児科医不足で現在、午後10時から翌朝までは救急車搬送を除き、小児の急患を受け入れていない。子どもを持つ家庭からは、この空白の時間帯解消の要望が強い。

 病院は市医師会に協力を要請しており、市医師会小児科部会の林泉彦・部会長(50)は「病院勤務医の窮状はよくわかるので、対応を検討している段階」と、協力に前向きの姿勢を見せている。

 公立病院の経営の大変さについて、1996年度から13年間黒字決算を続けている青梅市立総合病院の病院事業管理者で院長の原義人さん(60)は、「コスト意識を持ち、病院のすべての職種で、ぎりぎりの人数で頑張り、人件費を抑えている。職員も大変だと思う。事業管理者には、職員に納得して取り組んでもらうリーダーシップが必要だ」と語る。

 四方さんの苦闘は当分続きそうだ。

◆立候補予定者の公約

 自民、公明が支援する石阪丈一氏(62)「長期経営計画の目標である2016年度の経営黒字化を目指し、より効率的な病院運営をしたい」

 民主、社民、生活者ネット推薦の秋山哲男氏(61)「小児科医を増員し、夜間の小児救急医療体制を整備し、医師会と連携し退院後の在宅ケアを充実する」

 共産の古橋良恭氏(48)「採算優先の病院経営を見直す。休日、夜間の小児科初期救急を早期に再開し、前納金制度を廃止する」

 無所属の宮本聖士氏(43)「市民病院と開業医の連携を強化し、救急医療体制の拠点となる救急医療センターを建設する」

 無所属の仲政江氏(58)「市民を平等に扱う、心のこもった医療を目指す」

(2010年2月10日 読売新聞)

3048チバQ:2011/12/21(水) 22:39:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/feature/hachioji1265639200950_02/news/20100210-OYT8T01465.htm
42万都市の課題 町田市長選 一覧

下)事業仕分け 評価割れる

市職員(手前)に、質問を浴びせる仕分け人たち(奥)=2008年7月26日、町田市文化交流センターで 「市単独で実施している中小企業支援事業が、どれだけ事業者の売り上げ増に貢献しているか、教えて下さい」

 「データがなく、説明できません」

 「効果も検証しないで、これまで漫然と事業を続けてきたんですか」

 鋭い質問を浴びせる政策調査研究機関「構想日本」(千代田区)の仕分け人と、資料をめくりながら汗だくで答える町田市職員。会場となった町田駅前の市文化交流センターには、市民約300人が集まった。2008年7月のことだ。

 自治体の事業が本当に必要かどうか外部の目で評価してもらう「事業仕分け」は、都内の自治体で初の試みだった。横浜市で、緊急改革推進本部理事として行政改革に取り組んだ石阪丈一市長の目玉政策とされている。

 小島達也・市経営改革室長は「仕分け結果を受け、09年度予算を編成する上で、約5000万円の削減効果があった」と強調する。例えば、野津田公園管理業務への指定管理者制度の導入で2600万円、市勤労者福祉サービスセンターをより安い家賃の建物に移転したことで480万円カットしたとしている。

 しかし、仕分け作業を傍聴した市民団体「町田市民まちづくりネットワーク」のメンバー、田中誠さん(75)は「事業費150億円に上る新庁舎建設が仕分けの対象に入っていなかったし、仕分け結果を、どう市政に生かしたかを市民に説明する場がなかった」と、課題も多かったことを指摘する。

 仕分け結果自体は、対象となった34の継続事業のうち、「現行通り」は3件のみで、中小企業支援など5事業を不要とされ、22事業に改善を求められ、4事業を国や民間に任せるべきと判定された。しかし、経営会議(市の最高意思決定機関)が事業仕分け結果を吟味し、最終決定した結果は、「改善の必要あり31事業、現行通り3事業」。廃止した事業はなかった。

 これに対し、鈴木正・政策経営部長は「町田の事業仕分けは、第三者機関に事業をチェックしてもらい、職員の意識改革を促すのが第一の目的」と強調し、新庁舎建設事業が仕分け対象にならなかったのは「継続事業に絞ったため」と説明している。

 石阪市長は、事業仕分けのほか、4年間の市政改革の成果として、部課長に年度当初に出させた「仕事の目標」を査定して、賞与、昇給に反映させる人事考課制度の導入や、常勤職員215人の削減などを挙げる。目標は市広報紙に掲載した。

 地方自治総合研究所の辻山幸宣所長(62)は「行政改革は本来、市民から見えやすい行政にすることが目的。事業仕分けも、行政と市民が何を市政の目標にするかについて共有できたかどうかが成功したか否かのポイントではないか」と指摘する。

 石阪流行革への市民の審判が注目される。

     ◇

 この連載は三浦岩男が担当しました。

 ◆立候補予定者の見解

 自民、公明の支援を受ける現職の石阪丈一氏(62)「事業仕分けは、2、3年に1回はやる。仕事目標の提出は、全職員を対象としたい」

 民主、社民、国民新、生活者ネット推薦の秋山哲男氏(61)「事業仕分けは、財政規模の小さい市町村レベルでは効果は薄いのでは。重要事業は、市民の意見を聞いて計画することが大切」

 共産公認の古橋良恭氏(48)「石阪改革には、市民の生活を守るという視点が欠けている。行革で集めた金は結局、新庁舎建設など大型開発事業に使われる」

 無所属の宮本聖士氏(43)「市職員の意識改革だけでは不十分。もっと市民の意見をストレートに政策、予算に反映させるシステムをつくるべきだ」

 無所属の仲政江氏(58)「行政改革は良いと思うが、人の心に十分配慮したい」

(2010年2月11日 読売新聞)

3049チバQ:2011/12/21(水) 22:41:52
>>2321
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/feature/hachioji1270133138632_02/news/20100401-OYT8T01323.htm
多摩市の行方上)迫られるコスト削減

休止から5年がたつ多摩センター駅前の「管路収集センター」  小田急多摩センター駅前に広がる多摩ニュータウンの「多摩センター地区」の地下には、金属管が張り巡らされている。総延長は約6・5キロ。事業所内や集合住宅の近くに設置された投入口から捨てられたごみを、吸引機で起こした風により、駅前の「管路収集センター」まで運ぶものだ。

 事業費は約50億円。国のモデル事業として、1983年から稼働が始まった。しかし、資源ごみの分別が90年代に始まったことなどから、処理量は見込みを大幅に下回った。事業所から利用料を取っていたが赤字が続き、5年前に休止した。

 国の補助金の返還が必要となる「目的外利用」にならないよう、市は建物の管理のみを続け、今年3月、ようやく跡地活用方針を決めた。その内容は「市役所の倉庫、事務室、会議室など」。補助金を返還しなくてもすむ可能性があるという。

 市は国や都の支援を受け、ごみ輸送管をはじめ、他市に比べて高水準の公共施設を整備してきた。市が管理している建築物数は、七つの地域のコミュニティセンター、ホールや博物館機能を備えた市立複合文化施設「パルテノン多摩」、集会所、公園のトイレなど約290施設に上る。また、市民1人あたりの公園の面積は、多摩地域26市中2位(2008年4月時点)を誇る。

 そのため、公共施設などの維持管理が大きな財政負担となる。市は07年、20年間で一般会計予算に匹敵する約460億円に上る施設の改築・改修費がかかるという試算を出した。このほか、道路、橋、公園、下水道について、今後(20〜55年間)の維持・更新事業費を計747億円と推計している。

 開発から40年以上を経て、当初の役割を終えた小中学校校舎の活用も課題となっている。ピーク時に小中学校は37あったが、児童生徒の減少で、これまでに9校が廃止・移転し、今後2校が閉校する。うち3校は将来の街づくりの担保用地とし、残りは「教育施設」や「市民活動の拠点、文化財の展示室・保管室」などとして活用を図る方針が決まっている。

 ただ、社会保障費など歳出増が必至の状況から、市は、身の丈にあった施設水準への再編や、改修方法の見直しなどによるコストの削減を迫られている。

 太田義次・市企画政策部長は「国家プロジェクトで建設された多摩ニュータウンの再生のコストは非常に大きく、市の財政を考えると、非常に厳しい。財源のやりくりに苦慮することになる」と話している。

(2010年4月2日 読売新聞)

3050チバQ:2011/12/21(水) 22:42:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/feature/hachioji1270133138632_02/news/20100403-OYT8T00034.htm
多摩市の行方
下)扶助費増大 どう対応

 多摩市の職員の給与は日本一高い――。こんな記事が昨夏、一部の新聞、雑誌に掲載され、市役所は市民からの問い合わせへの対応に追われた。渡辺幸子市長は市のホームページで、算出根拠とされたのは「特別に時間外勤務手当が多い月」と釈明し、2008年度の平均給与は804万円としたが、それでも「全国、多摩地域26市のうちの上位にあることは変わらない」と認めざるを得なかった。

 平均給与が高い要因の一つは、職員の平均年齢の高さだ。多摩ニュータウン開発に伴う人口急増に対応するため、大量に採用した職員が50歳代となり、40〜50歳代の職員が全体の74%(09年4月時点)を占める。

 いびつな職員構成は、行財政改革の“副産物”でもある。市は約95億円の財源不足が見込まれた04〜06年度に新規採用を停止。現在も退職者数の半数程度に抑えている。今年4月1日時点の職員数は831人で、ピーク時より171人少ない。

 市が行財政改革を進めるのは、高齢化に伴う財政規模の縮小という将来予測があるため。

 現在の高齢化率は20・2%だが、6年後に国の推計27・6%を上回り、9年後に30・2%に達すると推計されている。さらに、市の人口構成は都全体と比べ、団塊の世代前後の人口が多く、40歳代が少ない。定年延長している現役の団塊の世代の大量退職が始まれば、納税人口が激減し、歳入の約6割を占める市税が減少してしまう。

 生活保護費などの扶助費が増加する中、財政構造の弾力性を示す「経常収支比率」は現状(08年度)でも92%と、市で望ましいとされる75〜80%程度を大幅に上回っている。高齢化で税収の減少が見込まれる中、財政の硬直化から抜け出さないといけない。

 市は、行政サービスの見直しとセットで、子育てや高齢・障害福祉、環境保全などの分野で、市民団体やNPO、企業などと役割分担し、公共サービスを担い合う「新しい公共」という考え方をアピールしている。民間の視点を生かし、公共サービスを豊かにできるという。

 しかし、市が市民団体などに委託した「協働指定委託事業」は04〜08年度、最大で年間40件にとどまり、目標の54件には届かない。

 市民が提案した事業を審査して補助金の交付を決める委員会のメンバー、寺田桂子さん(58)は、「市民活動などで市とかかわりのある人でないと、なかなか提案しにくい。一般市民向けのマニュアルなどがあれば、役所が思いつかない事業も掘り起こしできるのでは」と提案している。

 渡辺市長は昨年3月の市議会定例会に、「これまでのサービスの見直しをせざるを得ない」として、就学援助費や奨学金の減額などを前提にした09年度一般会計予算案を提出した。しかし、野党会派が提出した組み替え動議が可決され、撤回に追い込まれた。

 どのように、歳入の確保を図り、歳出の見直しを進めるのか。新市長の手腕が問われている。(この連載は深尾太郎が担当しました)

(2010年4月3日 読売新聞)

3051チバQ:2011/12/22(木) 22:26:43
下がないけど。。。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/feature/tokyo231324225553600_02/news/20111219-OYT8T00079.htm
小金井ごみショック 選挙を終えて
<上>事態打開へ 民・自共闘
 「連合艦隊方式」――。今回の市長選で、稲葉氏の態勢はそう言われるほど盤石なはずだった。前回選で推薦を受けた自民、公明だけでなく、今回は支部レベルだが民主と社民の支援も得て、市議会の過半数を味方につけた。しかし、結果は次点とわずか1634票差。「反稲葉」で候補が一本化していれば、結果は正反対だった可能性もあった。

 18日夜、事務所に姿をみせた稲葉氏は、当選を確実にしても笑顔はなかった。今回の混乱について「すべて私の責任と取られてしまったかもしれない」と終始険しい表情だった。



 小金井市を含む衆院東京18区は、民主党の菅直人前首相のおひざ元。民主と自民が激しくしのぎを削り、双方が手を組むことはめったにない。しかし、今回は市民生活に直結するごみ問題が暗礁に乗り上げ、市長が辞職に追い込まれるという異常事態。問題解決のために、双方で異例の歩み寄りが実現した。

 民主は稲葉氏支援に迷いもあった。しかし、ごみ問題を他市に頼る小金井市にとって、一番必要なのは周辺自治体からの協力だ。

 稲葉氏支援にあたって、民主党小金井支部は、合意事項に条件を付けた。それは、ごみ問題の解決に向けて「2012年度中に一定の方針を示す」という見通しと、「職を賭して取り組む」という表現を盛り込むこと。そこには、13年春には市議選を控え、来年度中にめどをつけてほしいという意識ものぞく。

 「苦渋の決断だったが、すべては『ごみ問題』の解決のためだ」。民主党小金井支部幹事長の村山秀貴市議は、稲葉氏支援を決めた理由をこう語った。



 民主と自民が共闘を決めたことで、「反稲葉」陣営の目算も狂った。斎藤氏は当初、民主、社民などと議長経験者の市議の擁立に動いていたが、稲葉氏が出馬の意向を固めたため市議が立候補を断念し、自ら立候補せざるを得なくなった。

 候補者が増えたことも、稲葉氏に有利に働いた。共産が独自候補として小泉氏の擁立を決め、いち早く出馬表明した野村氏とともに、稲葉氏の批判票を奪い合う形で選挙戦は進んだ。稲葉氏が組織票を固める一方、「反稲葉」票が分散したことが最終的に勝敗を分けた。

 稲葉氏は当選後のあいさつで、「来年度末までに実現可能な方針を示す」と改めて約束した。市議会の後押しも受け、ごみ問題を一気に解決できる環境は整った。残る時間はあと1年余り。12年間続いた足踏み状態から脱却できるか。多摩全域が見守っている。

(2011年12月19日 読売新聞)

3052チバQ:2011/12/23(金) 13:13:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20111223-OYT8T00033.htm
「約束違反」国分寺反発

組合加入も」小金井市長発言に
 小金井市が可燃ごみ処理施設の建設パートナーとしている国分寺市で、小金井批判が急速に高まっている。発端は、小金井が可燃ごみ問題の解決で「一部事務組合への加入」に言及した稲葉孝彦市長の発言。共同の新処理場計画で待ちぼうけ状態の国分寺は、市議らが「約束違反」「あり得ない話」などと反発。国分寺との“縁切り”を小金井に促す八王子市長には、「内政干渉だ」と怒りの矛先を向けている。

 21日に閉会した国分寺市議会では、最終日に急きょ、小金井市長選を巡る議論が追加された。

 「(小金井が)国分寺と組まないこともありうるのか」「第二、第三の選択肢を考えなければ」。星野信夫市長は、「共同処理を基本とする小金井の方針は変わっていないと受け止めている」と答弁。しかし、真意をただすため、早急に稲葉市長と会談して意向を確認するとした。

 国分寺側が問題視するのは、19日の記者会見で「一部事務組合への加入を含め、あらゆる方策を検討する」とした稲葉市長の発言だ。国分寺との共同処理が前提と強調したが、予定地は建設に反対する調布市にもまたがり、見通しは立っていない。

 計画断念の可能性を問われると、稲葉市長は「まず最優先に円滑な(ごみ)処理を考える」と語り、計画断念を否定しなかった。

 さらに、国分寺側を刺激したのが、建設計画の白紙撤回を促す、八王子市の黒須隆一市長の存在だ。国分寺市議は、これまでの国分寺と小金井との過去の経緯を知らない黒須市長の「内政干渉」だとして、「謝罪なり、訂正なりを求めるべきだ」とした。

 これに対し、星野市長は「黒須市長の個人的な見解。冷静に対処したい」と沈静化に努めた。

 21日の国分寺市議会での討論は25分程度で終わったが、市議たちは怒りが収まらない様子。市長支持の市議も、「このままでは小金井、八王子にいいようにやられてしまう」と憤慨し、国分寺と小金井に都を加えた3者協議で交渉を進めるべきだと主張した。

(2011年12月23日 読売新聞)

3053チバQ:2011/12/26(月) 22:36:35
>>3021
>>3022
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111226-00000031-mailo-l13
選挙:八王子市長選 小林氏が出馬辞退 両角氏を支援へ /東京
毎日新聞 12月26日(月)11時11分配信

 来年1月の八王子市長選に出馬を表明した元衆院議員の小林多門氏(68)と両角穣氏(49)が25日、市役所で記者会見し、小林氏が出馬を辞退し両角氏を支援すると発表した。
 市長選にはすでに黒須隆一市長の後継として都議の石森孝志氏(54)が立候補を表明している。
 小林氏は「現市政の刷新を訴える候補者が角を突き合わせていては、票が分散してしまう」と支援に回った理由を説明。24日深夜、辞退を決めたという。
 会見には元市議の上島義望氏(76)も同席し、今月に入って小林・両角両氏の一本化に向け調整を進めてきたことを明らかにした。
 両角氏は「大型開発を見直す点など大きな方向性は小林氏と一致していた。現市政の継続か刷新かが今回の選挙の最大のテーマになる」と述べた。【町田結子】
〔都内版〕

12月26日朝刊

3054チバQ:2011/12/26(月) 22:46:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20111225-OYT8T00326.htm
小金井市長「組合加入も」/「約束違反」国分寺市会反発




縁切り促す八王子市長へも
 「一部事務組合への加入も含め、あらゆる方策を検討する」と発言した稲葉孝彦・小金井市長に対し、国分寺市議会が反発を強めている。両市はごみの共同処理場を建設する予定だが、計画が進まずに待たされている中、軌道修正するかのような姿勢に、「約束違反だ」「ありえない話」との批判が続出。さらに国分寺市との“縁切り”を稲葉市長に促した黒須隆一八王子市長にも、「内政干渉」と怒りの矛先が向かっている。

 「(小金井市は)国分寺と組まないこともありうるということか」「国分寺も第二、第三の選択肢を考えないといけない」――。

 21日の国分寺市議会最終日。星野信夫国分寺市長が当選後、稲葉小金井市長の訪問を受けたことを明らかにすると、「政策民主会議国分寺」の木村徳、三葛敦志両議員ら市長に距離を置く議員らから一斉に反発の声が上がった。

 星野市長は、再三にわたって「共同処理を基本とする小金井の方針は変わっていないと受け止めている」と強調。早急に稲葉市長と会談し、真意をただす意向を示した。

 一方、八王子の黒須市長の発言も取り上げられた。見通しの立たない共同処理計画の白紙撤回を促す黒須市長の発言に対し、三葛議員は「(過去の経緯も知らず)勝手に決めつけている。謝罪なり、訂正を求めるべき」と、執行部を突き上げた。星野市長は、「黒須市長の個人的な見解。そうした見解の人がいることも踏まえて対応しないといけない。冷静に対処したい」と話し、沈静化に努めた。

 小金井市長選を巡る議論は、「急きょ追加した議題だった」(市幹部)ため、25分程度で終わったが、市議たちは怒りが収まらない様子。市長に注文する声は市長寄りの議員まで広がっており、ある議員は、「このままでは小金井や、“外野”の八王子のいいようにやられる。都と小金井との3者協議で、きちんと交渉しないと」とクギを刺していた。

 共同のごみ施設をつくる計画は、小金井市が建設場所を確保することを前提に、2017年に稼働予定だった。しかし、建設予定地の自治体の反対などで計画は宙に浮いたまま。事実上、暗礁に乗り上げている。

(2011年12月23日 読売新聞)

3056チバQ:2012/01/03(火) 19:12:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120103/CK2012010302000011.html
都内今年の選挙 11区市町村で首長選
2012年1月3日


 ことしは八王子市や目黒区、荒川区など11区市町村の首長選挙、島しょの三宅、利島の2村で議員選挙が行われる。主な選挙の情勢を展望する。 

◆目黒区長選 
 現職の青木英二氏(56)が三選を目指すとの見方が有力だが、いまのところ出馬表明はなく、他党からも目立った動きはない。前回は民主、自民、公明、社民の推薦を受け、無所属と共産推薦の二人の新人を破った。区は厳しい財政状況の中、二〇一四年度までの財源不足は回避できる見通しだが、健全化に向け区施設の見直しなどを進める必要がある。各党が青木氏の示した行財政再建策をどう評するかがかぎとなりそう。

◆八王子市長選
 三期目の現職黒須隆一氏(69)が昨年十一月、今期限りの引退を表明した。これまでに、後継に指名された自民党都議の石森孝志氏(54)、黒須氏に批判的な立場の市議の両角穣氏(49)の二人が、いずれも無所属での立候補を正式に表明した。

 石森氏は都議会で与野党の勢力が拮抗(きっこう)しているあおりで表明が遅れた。自民の推薦を受け、公明にも依頼中。両角氏は自ら政党に支援を求める考えはないが、同じく黒須氏に批判的な元衆院議員の小林多門氏が立候補を取りやめ、支援に回った。民主や共産も候補者擁立を検討している。

 そごう撤退後のJR八王子駅前の活性化策や、黒須氏が進めてきた圏央道八王子西インター付近の物流拠点整備の是非などが、争点になるとみられる。

◆府中市長選
 多摩地域の市長で最年長の現職、野口忠直氏(76)=三期=が昨年十月に引退を表明。野口氏から後継指名を受けた市議会前議長の高野律雄(のりお)氏(50)が昨年末、正式に立候補を表明した。

 高野氏は昨年四月の統一地方選で行われた市議選に立候補せず、市長選に向けて準備を進めてきた。自民、公明、社民から推薦を受け、民主にも依頼している。

 共産は市民団体とともに候補者擁立を検討しているが、人選が難航。今月上旬には正式に表明を行う予定という。

 京王線府中駅南口の再開発やケヤキ並木の整備など、今後の街づくりをどう進めていくか、野口市政の継承か改革かが問われそうだ。

3057チバQ:2012/01/14(土) 18:39:16
>>3028
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2012/01/13/20120113dde041010003000c.html
東京・渋谷の情報公開可否放置問題:区、一転情報公開 区議「差別は許されない」
 東京都渋谷区議の情報公開請求に対し、区が条例で定められた期限を過ぎても公開・非公開を決定せずに放置していた問題で、区は請求から5カ月経過した1月10日に一転、公開していたことが分かった。

 桑原敏武区長は区議に情報公開請求を控えるよう求め、区は「議員の情報公開請求は区長部局が混乱する。議会の権限の中で調査をしてほしい」などとして請求に応じていなかった。今回応じたことについては「請求者の議員の協力を得られないと判断し、条例の規定に従って対応した」(広報課)と説明している。

 請求者の堀切稔仁区議(無所属)は請求放置の違法性確認を求めて提訴している。堀切氏は「区は法的に無理があると悟ったのではないか。請求者を差別することは許されない」と話し、訴訟は精神的苦痛を受けたことに対する国家賠償請求に切り替えるという。

 堀切氏は区職員の労働実態を調査するため、昨年7月29日に福祉部職員の勤務日報など文書2件の公開を請求。可否を決める最終期限の60日を過ぎても何の通知もなかったため、昨年11月8日に東京地裁に提訴。昨年12月には代理人の弁護士が桑原区長に対し「職権乱用罪での告訴を検討する」などとする「警告書」を送付していた。

 同区では一昨年にも、区教委が堀切氏に対し「ブログやメディアで『中傷』される恐れがある」として公文書を非公開とし、半年後に一転して公開した経緯がある。【日下部聡】

毎日新聞 2012年1月13日 東京夕刊

3059名無しさん:2012/01/18(水) 01:46:13
>>3021-3022>>3056
選挙:八王子市長選/府中市長選 告示 八王子、3新人の戦い 府中は2新人一騎打ち
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120116ddlk13010112000c.html
都議会:石森氏の失職で自民党は37人に
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120117ddlk13010286000c.html

3060チバQ:2012/01/18(水) 23:03:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000056-mailo-l13
都議会:石森氏の失職で自民党は37人に /東京
毎日新聞 1月17日(火)11時17分配信

 自民党都議だった石森孝志氏(54)が15日に告示された八王子市長選に立候補し、自動失職した。これにより、都議会(定数127)の会派別議員数は都議会民主党50人▽都議会自民党37人▽都議会公明党23人▽共産党都議団8人▽都議会生活者ネット・みらい3人▽無所属3人となった。欠員は3人。
〔都内版〕

1月17日朝刊

3061名無しさん:2012/01/23(月) 01:49:13
>>3056

八王子は翌日開票。
府中は下馬評どおり現職後継の高野勝利。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/kurasu/senkyo/senkyoosirase/sokuho_shicho2012/index.html

それより、投票率が30.09%と低調に終わったんだが、
ここって今度横粂が落下傘してくるところだよなwww
ビラーズに「選挙に行きましょう」なる歌を歌わせていたが、
地元で活動していたのかwww

3062チバQ:2012/01/23(月) 21:29:46
>>3021-3022>>3053>>3060
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20120123-OYT1T00591.htm
東京・八王子市長選、新人の元都議が初当選
 東京・八王子市長選は22日に投票、23日に開票が行われ、新人の元都議・石森孝志氏(54)(無=自民推薦)が、新人の元市議・両角穣氏(49)(無=みんなの党推薦)と、新人の元東京土建一般労働組合八王子支部書記・峯岸益生氏(63)(無=共産推薦)を破り初当選。

 投票率は34・95%。

     ◇

 当74,273 石森孝志無新

  62,673 両角穣無新

  17,619 峯岸益生無新

(2012年1月23日15時53分 読売新聞)

3063チバQ:2012/01/23(月) 23:51:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120123-00000068-mai-soci
<覚醒剤>ミクシィ通じ売却容疑、元東京・新宿区議ら逮捕
毎日新聞 1月23日(月)21時13分配信

 愛知県警は23日、インターネットの会員制交流サイト「ミクシィ」を通じて覚醒剤を売ったとして、東京都新宿区の元同区議、俵正(43)と台東区の無職、鈴木博司(43)の両容疑者を覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡)容疑で逮捕したと発表した。2人は容疑を認めているという。

 県警は2人が10年7月以降、会社員や主婦ら少なくとも全国の三十数人に売り、約1500万円を売り上げたとみている。

 容疑は11年10月、愛知県蒲郡市の無職の男(29)=同法違反(所持)容疑で逮捕=に覚醒剤1グラムを3万2000円で販売したなどとしている。

 県警薬物銃器対策課によると、2人は10年7月〜11年10月、ミクシィ上に共通の趣味を持つ会員が情報交換するコミュニティー「元祖!シャブコミュ」などを開設。俵容疑者は覚醒剤を意味する隠語「アイス」を連想させる「アイスマン」というニックネームを使っていた。購入希望者とは直接ネット上でやりとりし、携帯電話で振込先や売買場所などを伝えていた。

 俵容疑者は95年から新宿区議を1期務めた。【稲垣衆史】

3064チバQ:2012/01/24(火) 21:45:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000030-mailo-l13
選挙:八王子市長選 石森氏が初当選 両角氏、1万2000票差に迫る /東京
毎日新聞 1月24日(火)11時24分配信

 任期満了に伴う八王子市長選(22日投票)は23日開票され、無所属新人で元自民都議の石森孝志氏(54)=自民推薦=が、元八王子市議の両角穣氏(49)=みんな推薦=と元東京土建労組八王子支部書記の峯岸益生氏(63)=共産推薦=の2人を破り、初当選した。28年ぶりとなった新人による選挙戦だったが、34・95%と投票率は伸びず、現市長の後継指名を受けた石森氏に対し、「市政刷新」を掲げた両角氏が約1万2000票差に迫る善戦を見せた。当日有権者数は45万659人(男22万5660人、女22万4999人)。【町田結子】
 午前10時半ごろ、当選が決まり同市横山町の事務所に到着した石森氏は、支援者の大きな拍手と歓声に迎えられた。石森氏は「出馬表明が遅れ、不安だらけの選挙戦だった。いただいた多くの支援が勝利に結びついた」と笑顔で語った。
 石森氏は「三多摩一の八王子にふさわしい街づくりを進めていきたい」と意気込みを語り、JR八王子駅北口周辺の一体開発や川口物流拠点の整備などを優先施策に挙げた。中核市指定に向けて「組織改編に取り組みたい」とも述べた。
 黒須隆一市長から後継指名を受けた石森氏は、都議会で与野党勢力が拮抗(きっこう)していたことから出馬表明が告示1カ月前と出遅れたが、推薦を受けた自民のほか、民主の市議らの支援を受け、組織票を手堅くまとめた。
 一方、地域の資源を生かして伸ばすブランド化戦略などソフト面に重点を置いた政策を掲げた両角氏。無党派層や若者を中心に支持を呼びかけたが、「刷新を求める声をまとめ切れなかった」と敗戦の弁を語った。
 峯岸氏は大型開発の見直しなど現市政への批判を展開したが及ばなかった。
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 ■解説
 ◇8万292票の重み
 市民は、現職から後継指名を受けた石森氏による市政の継承を選択した。だが、他の2候補の計8万292票が「市政刷新」を期待した民意であったことも、石森氏は重く受け止める必要がある。
 昨年11月、反現職の立場で早々と出馬表明した両角氏は、選挙戦でも「市政刷新」を強く訴え、結果的に「予想以上」(石森陣営)の支持を得た。峯岸氏も政策は異なるが「市政転換」を主張。2氏の合計得票数は石森氏を上回り、「批判票」は無視できない数だ。
 背景には、八王子の街に漂う停滞感、閉塞(へいそく)感がある。黒須隆一市長は3期目、JR八王子駅南口の再開発に巨額の予算を投入。事業は「市街地活性化の起爆剤」と期待されたが、中心市街地の衰退は歯止めがかかっていないのが現状だ。市民には「期待はずれ」と映ったことは否定できない。
 駅北口周辺の一体整備など、大型開発も広く優先施策に掲げた石森氏は当選後、「時代に合ったまちづくりをしたい」と語った。石森氏には、「批判票」を投じた市民の声にきちんと耳を傾け、単なる箱もの整備に終わらせないまちづくりに向けた手腕が問われる。【町田結子】
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 ◇市長選開票結果=選管最終発表
当 74273 石森孝志 54 無新
  62673 両角穣  49 無新
  17619 峯岸益生 63 無新
………………………………………………………………………………………………………
 ◇八王子市長略歴
石森孝志(いしもり・たかゆき)54 無新(1)
 [元]都議▽ゴルフ練習場経営[歴]市議3期▽都議2期・都議会警察消防委員会委員長▽明星大=[自]
〔都内版〕

1月24日朝刊

3065チバQ:2012/01/24(火) 21:45:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000029-mailo-l13
選挙:八王子市長選/府中市長選 投票率の低迷 問われる「正当性」 /東京
毎日新聞 1月24日(火)11時24分配信

 府中、八王子両市長選の投票率は、府中が30・09%と過去最低を記録し、八王子でも34・95%と低迷した。識者からは「多摩地区の投票率は伝統的に低く、当選者の政治的正当性が疑われるレベル」との厳しい声が聞かれる。
 八王子市長選で当選した石森孝志氏は「明確な争点がなく盛り上がりに欠けた」とし、「よく前回(08年、34・37%)を上回ったなと思う」と本音を漏らす。石森氏を約1万2000票差まで追い上げた両角穣氏は「無党派層を掘り起こし投票率を上げることができなかったのが敗因」と唇をかんだ。一方、府中市長選で当選した高野律雄氏も「明確な争点がなかったからでは」とコメントした。
 多摩地区の市長選では投票率の低迷が目立つ。11年は東大和、立川、あきる野、青梅の各市でも市長選が行われたが、いずれも過去最低となり、東大和の52・52%以外は30〜40%台だった。
 地方行政に詳しい中央大経済学部の佐々木信夫教授(政治学)は「多摩地区はニュータウンが多く、地元に根ざし次世代に責任をもって引き継ごうという住民が少数派。一方で候補者は地元出身者や都議が多く、新顔が立候補しづらい硬直した構造が続いている」と指摘する。
 また地方行政の問題点として「行政サービスと税負担、市政と生活の関係が分かりづらく、投票を促す仕組みになっていない。投票率を上げるには、成人年齢の引き下げなどの措置の検討も必要だ」と話している。【中川聡子、町田結子】
〔多摩版〕

1月24日朝刊

3066チバQ:2012/01/24(火) 21:52:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20120123-OYT8T01258.htm
八王子市長に石森氏初当選、中核市などに意欲

事務所で支持者と握手する石森氏(中央)  八王子市長選(22日投票)は23日、開票が行われ、いずれも新人で、元都議の石森孝志氏(54)(無所属=自民推薦)が、元市議の両角穣氏(49)(無所属=みんなの党推薦)、元東京土建一般労働組合八王子支部書記の峯岸益生氏(63)(無所属=共産推薦)を破り、初当選した。黒須隆一市長から後継指名を受けた石森氏が、三つどもえの選挙戦を制した。投票率は、2008年の前回と比べて0・58ポイント増の34・95%だった。

 開票は八王子市民体育館で午前8時45分から始まった。午前10時20分過ぎにケーブルテレビで「当選」が報じられると、八王子市横山町の石森氏の事務所は歓声に包まれた。集まった支援者から握手攻めにされながら事務所に入った石森氏は、約100人を前に、「三多摩一にふさわしい街づくりを一緒に進めたい」と笑顔であいさつをした。

 また、郊外にトラックターミナルなどの整備を図る「川口物流拠点構想」について、「一歩先に進めたい」と述べたほか、中核市への移行についても、「できれば(4月の組織改編で)組織を作りたい」と語り、まちづくりへの意欲を見せた。

 選挙戦では、現市政の行財政改革を継承しつつも、「まちづくりへの投資が必要」と強調。企業や町内会の新年会に出席するなどして組織票固めに力を入れた。街頭演説には自民党の安倍晋三、町村信孝衆院議員ら有名弁士が応援入りして支持拡大を図った。

 一方、無党派層の取り込みを狙った両角氏は、八日町の事務所で、「組織票が少ないので、投票率が低調だったのが痛かった」と振り返り、「それでも選挙を通じて市政刷新の必要性はアピールできた」と語った。

 また告示直前の出馬表明となった峯岸氏は中町の事務所で、「時間が足りず、政策を届けきれなかった。中学校給食の改善など各候補共通の政策もあったので実現してほしい」と注文を付けた。

(2012年1月24日 読売新聞)

3067チバQ:2012/01/25(水) 21:26:28
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/1279
八王子の顔 閉店に衝撃 そごう来年1月末

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/1280
商都復活期待の矢先 八王子そごう閉店へ
2011年02月24日

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/1281
そごう八王子店:来年1月閉店 地方の百貨店は苦戦 改善めどなく

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/1606
そごう八王子店跡地 JR系大型SCに
2011年11月26日

3068チバQ:2012/01/26(木) 12:07:20
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120111ddlk13010210000c.html
未来を紡ぐ:2012八王子市長選/上 中心市街地活性化 /東京
 ◇駅南口再開発、周辺波及薄く ソフト面の工夫、課題
 1月3日、JR八王子駅ビルの「そごう八王子店」。買い物客でにぎわう新春の店内は、「閉店売りつくし」「28年間のご愛顧、ありがとうございました」と書かれた赤いポスターが至る所に掲げられていた。

 昨年2月の撤退表明から1年。市内で唯一営業を続けていた百貨店がとうとう今月末、八王子を去る。撤退理由は「周辺地域に客を奪われた」(親会社幹部)ことだった。

 戦前から絹織物を扱う商都として栄えた八王子市。だが、駅前再開発を進めた立川市に次第に商圏を奪われ、伊勢丹や大丸、丸井などの大型百貨店の撤退が相次いだ。中心市街地の衰退は歯止めがかからず、97〜07年で小売業者の年間販売額は1621億円から1187億円へと3割近く下落。さらに近年は、地検や地裁、小児病院など公的機関の流出も続き、八王子の「地盤沈下」を指摘する声は高まっていた。

 こうした流れの中、そごう撤退は市や商業関係者にとって大きなショックだった。跡地にはショッピングセンターの開設が決まっているが、集客力は未知数で、百貨店という大きな集客拠点を失う街の痛手は小さくない。

 「活性化の起爆剤」と期待され、10年12月に事業を終えた駅南口の再開発。スーパーやマンション、オリンパスホールなどが入る41階建ての真新しい高層ビルはそのシンボルだ。だが、オープンから1年。南口で飲食店を営む男性(70)は「人通りが多くなると言われて期待したけど、ビルに入った人はそのまま帰っちゃう。うちの客は今でも昔からの常連ばかりで、変わったという印象はないね」と淡々と話す。周辺の整備も含め、総額389億円をかけて行われた一大事業だったが、周辺への波及効果はいまだ見えてこない。

 事態打開に向けた模索は続いている。

 市は、中心市街地活性化に向けた街づくりの基本計画の策定を目的に09年、有識者や商業関係者、市民らで作る委員会を設置。1年間の検討を経て委員会が策定した計画案は、交通環境の整備といったハード面に加え、18もの商店会が集積するメリットを生かしたソフト面での目標を設定。商業者の意識を向上させたり新規出店者を支援したりすることで、来訪者が飽きずに街を回遊できるような「仕掛け作り」の必要性を強調した。

 JR八王子駅北口にある歩行者専用高架通路「マルベリーブリッジ」。設置から10年以上たつが、建設の経緯を知る関係者らは今、「市が一番力を入れた事業だったが、地元商店街の理解を得られず中途半端な作りになった」と、「妥協」の過去を振り返る。

 立川市のまちづくりにも携わる中央大の細野助博教授(公共政策)は「市内だけに目を向けてきた八王子は『調整の政治』の時代があまりにも長すぎた」と指摘する。「駅前に巨額な投資をしても魅力がなければ人は集まらない。必要なのは小さな個店のがんばりを後押しすること。行政と店主双方で個性的な商店街を作っていくことが重要」と強調する。

   ◇  ◇

 多摩地区最多の56万人が暮らす八王子市。年々人口は増加する一方、商業の衰退などを背景に「都市間競争に負けた」との声は日に日に強まっている。15日告示、22日投票の市長選を前に、まちづくりの課題を探った。【町田結子】

〔都内版〕

3069チバQ:2012/01/26(木) 12:08:01
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120112ddlk13010236000c.html
未来を紡ぐ:2012八王子市長選/下 高尾駅・南北自由通路 /東京
 ◇地元悲願、進まぬ建設 前進への期待大きく
 07年に仏ミシュラン発行のガイド本で三つ星を獲得し、今では年間400万人が訪れる高尾山。その地元・八王子市高尾町と初沢町にまたがる高尾駅南口で喫茶店を営む山下義広さん(51)が嘆いた。「駅の北と南を自由に行き来できればどんなに便利になるか。この町は駅で分断されているんですよ」

 高尾駅はJR中央線と京王高尾線が乗り入れる接続駅。東京の西の玄関口で、北口改札はJRが、南口改札は京王が管理する。

 駅南口はスーパーや商店などでにぎわい、多くの人が足を運ぶ。だが、駅利用者以外が南北を抜けるにはJRの構内を通るための130円の入場券が必要で、それ以外では駅を迂回(うかい)し西に約200メートルの初沢踏切か、東に約400メートルの幹線道路を通るしかない。

 高齢者と障害者に限り、市が駅通り抜け費用の一部を補助する制度を10年に始めたが、北口に住む阿部喜美子さん(81)は「毎日、南口のスーパーに行くけど、ぐるっと回ることが大半。たまに入場券を買っても、煩わしいから、3カ月に1度の補助金申請もしてない」。制度に登録した約600人のうち申請者は半数にとどまる。

 観光客や周辺に点在する霊園への参拝者にとっても不便は同じだ。北口の土産物店で働く70代の女性は「北と南を間違えて降りる人は多くて、道案内は毎日のこと。迂回路を教える度に『えっ!』と驚かれ、申し訳ない気持ちになる」と話す。

 南北自由通路の建設を求める地元住民の声は20年以上も前から出ていた。00年には約4万6000人の署名を添えた要望書を黒須隆一市長に提出。3年後、市は調査に乗り出すとともにJR側との協議を始め▽橋上駅化と併せた自由通路の整備▽初沢踏切を含む市道の拡幅▽北口駅前広場の拡張−−の3事業をセットで行うことを06年までに決定。国からの交付金も受け、市道拡幅工事は09年には完了したが、残る2事業が進まない。橋上駅化を含む自由通路の整備は100億円にも上る。国と鉄道事業者が定めた要綱では負担は自治体側とされているため、市はJRに再算定を求めており、足踏み状態が続いている。

 1日の乗降客数は両社合わせて約9万人を数える高尾駅。自由通路開通は住民の利便性向上だけでなく、町全体の活性化につながるとの期待は大きい。地元商店会は03年から、登山客に町の中も回遊してもらおうと、駅周辺の観光スポットを紹介する無料情報紙を発行。通路建設を見越した取り組みを始めている。

 市交通政策室は「事業化に向けJRとは途切れなく協議を進めてきた」と説明する。だが、情報紙発行などを中心となって進めてきた山下さんは「八王子駅南口では立派な再開発事業ができたのに……。高尾は置き去りにされたとしか思えない」とため息をつく。

 四半世紀にわたる住民の悲願は実現に向け加速するのか。新市長のかじ取りに注目が集まる。【町田結子】

〔都内版〕

3070名無しさん:2012/01/26(木) 21:53:44
石森孝志氏 街の活性化策は…八王子新市長に聞く
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201201247.html

都議会各会派が予算原案に復活要望
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120125/tky12012519390008-n1.htm

3071名無しさん:2012/01/28(土) 21:34:02
知事の新党発言 都庁と議会に波紋
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120128-OYT8T00091.htm
石原知事、任期途中で辞任?…都庁内に臆測
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120128-OYT1T00535.htm

3072チバQ:2012/02/01(水) 20:53:06
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2012/02/01/20120201dde041010012000c.html
住基ネット:東京・国立市、再接続 切断から9年、賛成派市長当選で
 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)への切断状態が続いていた東京都国立市(佐藤一夫市長)で1日、住基ネットへ再接続がされ、住民票の広域交付などのサービスが再開された。「個人情報保護が難しい」として切断された02年12月から約9年ぶりの再開。総務省によると、国立市の再接続で、全国の自治体で切断状態が続くのは福島県矢祭町のみとなった。

 同市富士見台2の市役所本庁舎では住基カード発行申請受け付けが午前8時半から始まり、午前10時までに20人前後が訪れた。市内の無職男性(79)は「年金の手続きなど簡素化される。再接続してよかった」と話した。佐藤市長は「他市と過不足ないサービスを提供できるようになったという思いだ」と述べた。

 国立市では02年12月に当時の上原公子市長の下で住基ネットから離脱。総務省から都を通じて是正要求を受けていたほか、住民訴訟でも「切断状態は違法」として東京地裁で敗訴(確定)していた。

 昨年4月の市長選で再接続を訴えた佐藤市長が、切断継続を掲げた関口博前市長らを破り初当選した。再接続の準備を進める佐藤市長に対し、関口前市長らが所属する市民団体が接続の是非を問う住民投票条例の制定を求める直接請求を起こしたが、1月26日の臨時議会で条例案は否決された。【河嶋浩司】

毎日新聞 2012年2月1日 東京夕刊

3073チバQ:2012/02/11(土) 08:44:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20120209-OYT8T01277.htm
小金井ごみ処理足かせ



自治体や一部事務組合
 小金井市のごみ処理を肩代わりしている自治体や一部事務組合が、東日本大震災で発生した震災がれきの受け入れに苦慮している。同市から来年度もごみの処理をあてにされているためだ。小金井市の窮状も無視できず、「がれき支援に全面協力は難しい」との声も出ている。

 「(被災地を)助けたい気持ちはあるし、その方向で進めたいが、(小金井市への支援が続けば)あまり余力がない。ほかでも受け入れてほしいという思いはある」。複雑な胸中を語るのは、「多摩川衛生組合」(稲城、府中、狛江、国立市で構成)管理者の高橋勝浩稲城市長。

 同組合は1月30日、府中市で開かれた「都市町村清掃協議会・三多摩清掃施設協議会」の合同会議で、がれきの受け入れ先となった。同組合や、八王子、町田など3市4組合の7団体で、〈1〉日量100トン以上の処理能力〈2〉発電設備を持つ――など独自の基準で都が事実上、選んだ。

 一方、同組合は今年度、小金井市のごみ約9000トンを肩代わりしており、同市にとって最大の「支援者」でもある。先月末には、同市から「来年度も支援を」とラブコールされた。結論は出ていないが、「支援実績もあり、がれきを理由に、小金井支援のはしごは外せないだろう」というのが、周辺自治体の見方だ。

 昨年末、周辺首長を巻き込んだ政治課題に発展し、前市長が辞任するなど、多摩地区にとって小金井市のごみ処理は、無視できない問題だ。「近隣のごみがあふれる事態は避けたい」として長年支援してきた自治体も多い。

 町田市、多摩ニュータウン環境組合(八王子、町田、多摩市)は「小金井市からの要請がきていない」として、表向き平静さを装っているが、過去の実績から、小金井市から要望される可能性もある。がれきとごみの受け入れ時期や量を巡り調整が必要になる事態も予想されるだけに、関係者は「がれきを受け入れないとは言わないが、容量にも限りがあり、二つも支援することは想定外。都は地域事情を考えてほしい」と嘆く。

 ただ、都一般廃棄物対策課は「がれきの処理を強要する立場にないが、被災地の要望を受け止めてほしい」と繰り返すだけ。調整に乗り出すことに及び腰だ。震災がれきの受け入れを不安視する住民の反発も予想されるだけに、スムーズに進むかどうか、懸念が強まっている。

(2012年2月10日 読売新聞)

3074藤原秀樹:2012/02/12(日) 14:29:13
鍵はリムジンバス土屋卓也ので、柳沼さんに嫉妬を感じ土屋が実行犯らを案内、房江さんは間違いで殺されたのはJALCAかstaffのスズキミツエです。

3075藤原秀樹:2012/02/12(日) 14:29:34
鍵はリムジンバス土屋卓也ので、柳沼さんに嫉妬を感じ土屋が実行犯らを案内、房江さんは間違いで殺されたのはJALCAかstaffのスズキミツエです。

3076チバQ:2012/02/14(火) 20:54:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000027-mailo-l13
選挙:三宅村長選/三宅村議選 村長に桜田氏 現職・平野氏ら破り初当選 /東京
毎日新聞 2月14日(火)10時37分配信

 任期満了に伴う三宅村長選は12日投票、即日開票され、新人で元村教育長の桜田昭正氏(72)=無所属=が初当選を果たした。3選を目指した現職の平野祐康氏(63)=同=と、前村議会議長で新人の佐久間達己氏(49)=同=は及ばなかった。投票率は前回を18・62ポイント上回る81・68%、当日有権者数は2462人(男1341人、女1121人)。
 桜田氏は取材に「村民参加の透明な政治を訴えたことが受け入れられた。復旧・復興はある程度実現したので、今後は産業や観光などの再生に力を注ぎたい」と話した。
 平野氏は00年の雄山噴火に伴う全島避難からの島復帰を陣頭指揮した。取材に対し「村長として04年7月に帰島宣言をすることができたときの瞬間が一番心に残っている。島民と帰れるんだという気持ちと、これからもっとしっかりやらなければという気持ちが交錯した」と振り返った。
    ◇
 同じく12日投開票の村議選(定数8)は、現職5人と新人3人が当選した。【柳澤一男】
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 ◇三宅村長選開票結果=選管最終発表
当 929 桜田昭正  72 無新
  613 平野祐康  63 無現
  432 佐久間達己 49 無新
………………………………………………………………………………………………………
 ◇三宅村長略歴
桜田昭正(さくらだ・あきまさ)72 無新(1)
 [元]村教育長[歴]村立三宅中・旧坪田中学校長▽日大
………………………………………………………………………………………………………
 ◇三宅村議選開票結果
 (定数8−9)
当 650 長谷川一也 53 無新
当 310 上松幸男  65 無新
当 200 彦坂明伸  62 無新
当 170 谷寿文   48 無現
当 166 平川大作  56 共現
当 154 平野辰昇  72 無現
当 151 長谷川崇  68 公現
当 145 浅沼徳広  74 無現
   19 桑原稔   77 無新
 =選管最終発表
〔都内版〕

2月14日朝刊

3077チバQ:2012/02/28(火) 21:42:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120228-OYT8T00082.htm
都知事選出馬「石原氏に打診された」 松沢前神奈川知事が内幕本



 2011年3月、都知事選にいったん出馬表明したものの、後に撤回した松沢成文・前神奈川県知事が、3月に出版する著書で撤回に至るまでの内幕を明らかにする。松沢氏は「一番の誤りは、自分で考え、自分で決断するという最も重要な基本に立たなかったこと」などと振り返っている。

 著書は「私が吉本に入った本当の理由」(毎日ワンズ)。著書によると、松沢氏が石原知事から都知事選出馬の打診を受けたのは11年2月だった。石原知事から電話で「私は今期限りで退任する。都知事をやってほしい。引き受けてくれれば全面的に応援する」と打診されたという。

 当時、松沢氏は神奈川県知事選の3選に向けて準備中で、都知事選への転進を上田清司・埼玉県知事らに相談。「ぜひともやるべきだ」などと言われ、2月20日頃、石原知事に都知事選への出馬応諾を伝え、3月1日に立候補を表明した。

 しかし都知事候補の支持率調査では、石原知事の30%に対し、松沢氏は4%と低迷し、知事周辺が松沢氏の出馬に難色を示した。3月10日、石原知事を交えて激論を交わしたが結論が出ず、結局、石原知事が翌11日に4選出馬を宣言した。

 松沢氏は、それでも都知事選に立候補する意向だったが、その直後に起きた東日本大震災で神奈川県知事の職務に専念するために出馬を断念。同県知事選に再出馬することについては、「石原さんが私にした仕打ちと同じことをすることになる」と見送ったという。

(2012年2月28日 読売新聞)

3078チバQ:2012/03/08(木) 23:27:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000014-mailo-l13
選挙:世田谷区長選 告示前に実名たすき 事前運動の疑い、区長陳謝 /東京
毎日新聞 3月8日(木)10時38分配信

 昨年4月17日に告示された世田谷区長選の告示前、保坂展人区長が街頭で実名入りのたすきを掛けていたとして、7日の区議会予算委員会で大庭正明区議(みんな)が公職選挙法違反(事前運動)の疑いがあると指摘した。保坂区長は「不適切なたすき掛けと重く受け止め、大変申し訳なく思う。以後、戒めとしたい」と謝罪した。
 大庭区議は4月11日に街頭で撮影されたという区長の写真を2枚提示。いずれも実名のたすきを掛けていた。また別の区議がインターネットのブログに公開していた4月15日撮影の写真も同じたすきを掛けているとした。今年2月、匿名の情報提供があったという。保坂区長は「その時点で違反の認識はなかった」と話した。公選法は選挙期間以外は立候補予定者の実名が入った道具の使用を制限している。大庭区議は今後、世田谷署に通報するという。【黒田阿紗子】
〔都内版〕

3月8日朝刊

3079チバQ:2012/03/20(火) 11:33:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120320-OYT8T00079.htm
西東京 庁舎統合へ始動

13年度までに決定
 西東京市は、合併後も旧田無市と旧保谷市の二つの庁舎に機能が分散したままの市庁舎の統合を目指し、来年度から本格的な検討を始める。13年度までに方針を決定させたいとして、12年度の予算案には民間業者に基礎調査を委託する費用を盛り込んだ。

 同市は2001年に2市が対等合併して誕生したが、「当面は新庁舎を建設せず、現在の庁舎を有効活用する」とした合併協議会の方針に基づいて、旧市の庁舎をそのまま使用してきた。市によると、当時は両庁舎ともまだ耐用年数に余裕があったことや、どちらの市に本庁舎を置くかで市民感情の悪化を心配する声が上がったことなどが理由という。

 現在は、市長室や市議会、企画、総務部などは田無庁舎に、教育委員会や都市整備部などは保谷庁舎に機能が分散されている。住民票の交付や転出入の手続きなどの基本的なサービスはそれぞれの庁舎で行っているが、市民が訪ねる庁舎を間違えたり、一つの庁舎で複数の部署にまたがる用事を済ませられない問題も生じていた。職員も、市議会などの会議のたびにシャトルバスで庁舎間を移動しなくてはならず、時間や経費の面で非効率的だと指摘されていた。

 また保谷庁舎が建設から約45年を経て老朽化していることから、市は統合に向けた検討を本格化させることにした。

 昨年11月に策定した「公共施設の適正配置等に関する基本計画」の中で、庁舎の統合方針を13年度までに決定すると明記。庁舎の位置は〈1〉田無庁舎〈2〉保谷庁舎〈3〉新たな用地の三つを想定し、それぞれのメリット・デメリットを検討していくこととし、民間業者への調査委託料として来年度の予算案に約490万円を計上した。

 一方で、庁舎統合に向けては課題も多い。田無、保谷庁舎いずれの場所に統合するにしても、手狭だったり、耐用年数が古いなどの問題があり、既存の庁舎だけで統合ができないため、建設や増築などの検討が必要だ。別の場所に建設する場合も、用地をどう確保するかや現庁舎の活用策を決めなければならない。

 市企画政策課では「庁舎を統合することは市の融和のシンボルとしての意味合いも持つ。統合に向けた議論を高めていきたい」としている。

(2012年3月20日 読売新聞)

3080チバQ:2012/03/25(日) 12:33:51
>>2751>>2979
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120325/trd12032501340001-n1.htm
都条例めぐりアニメフェア分裂 性描写規制、和解遠く
2012.3.25 01:32 (1/2ページ)[マンガ]

2年ぶりに開催された東京国際アニメフェア=22日、東京都江東区の東京ビッグサイト
 日本の観光資源の目玉として期待されるアニメや漫画を集めたイベント「東京国際アニメフェア」(実行委員長・石原慎太郎東京都知事)が24日、東京・有明の東京ビッグサイトで一般向けに公開された。過激な性描写の漫画などの販売規制を強化し、昨年4月施行された「改正東京都青少年健全育成条例」に反対する出版社などは、31日から別のイベント「アニメコンテンツエキスポ」を開く。昨年は東日本大震災で双方とも中止され、今回が初めての分裂開催。両者とも歩み寄りの意思は見せるものの、来年以降の開催方式は未定だ。(今村義丈)

 会場には、アニメ制作会社のディスプレーや、キャラクターグッズを販売するメーカーのブースが並ぶ。来場者はグッズを購入したり、コスプレ姿のスタッフと写真を撮ったりしながら歩く。

 

初日の入場者4割減


 各ブースには人だかりができていたが「客数が思ったほどではない」「子供向けがちょっと多すぎるのでは」と、分裂開催の影響を指摘する声が聞かれる。

 初日の入場者は3万1391人と前回の6割にとどまった。出展者数も217で、前回の244には及ばない。約60社が参加を表明している「エキスポ」が人気作品を前面に出し、イベント性の強い方向を打ち出しているのに対し、見本市の性格が強く、今回は中国からの出展が約4分の1にのぼる。

 分裂開催の発端となった条例は、論争の末に施行されたものの現在まで新基準の適用は1件もない。

 都関係者は「出版側で自然と自主規制的なものが働いているのかも」と話すが、新基準の適用には都青少年健全育成審議会の「専門委員」の意見を聞く仕組みを導入。人選は新基準に否定的な社も加盟する日本雑誌協会などが進め、出版社出身者が任命されている。

 しかし、エキスポを主導する角川書店の関係者は「拡大解釈への懸念が払拭できない以上、フェア参加はやむなく見送った」と話す。

 

来年の開催方式未定


 フェア側は「双方合わせ2年前の動員数約13万人を超えればいい」。角川書店関係者も「目的は同じ。いつまでもすみ分けするのがいいと思ってはいない」と、歩み寄りの意向も示唆するが、来年以降の開催方式はまだ決まっていない。フェアを訪れた品川区の男性会社員(26)は「条例改正? 影響は特に感じない。楽しい作品やイベントが出てくればいい」と話した。





 改正東京都青少年健全育成条例 18歳未満への販売禁止を課す「不健全図書」の対象を性器などの露骨な描写とした「旧基準」に強姦(ごうかん)など法令に触れる性行為や近親者間の性交の「不当な賛美または誇張」とする新基準を追加した。平成23年4月施行、販売規制部分は7月施行。

3081チバQ:2012/03/27(火) 22:58:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&amp;k=2012032701022
築地市場移転予算案を可決=民主賛成、2人は造反−都議会特別委
 東京都議会予算特別委員会が27日開かれ、築地市場(中央区)の移転費用を盛り込んだ2012年度中央卸売市場会計予算案が賛成多数で可決された。自民、公明に加え、09年都議選のマニフェストで「強引な移転に反対」としていた民主も賛成したが、2人が造反し反対に回った。29日の本会議で可決、成立の見通し。
 民主は、移転に反対だった仲卸業者の団体が都と移転協議を進める方針を示したことなどから「新市場の建設工事は(新市場予定地の)土壌汚染の処理を完了した上で実施する」などとする付帯決議を付け、賛成することにした。(2012/03/27-20:19)

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3082名無しさん:2012/03/28(水) 21:37:46
>>3081
造反は松下玲子と田之上郁子。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120328-OYT1T00353.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120327/tky12032720520020-n1.htm
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012032802000034.html?ref=rank

3083チバQ:2012/03/28(水) 21:58:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&amp;k=2012032700989
来場者25%減=東京国際アニメフェア
 東京国際アニメフェア実行委員会(委員長・石原慎太郎東京都知事)は27日、今年の同フェア来場者数が前回(2010年)開催時に比べ25.3%減の9万8923人だったと発表した。大幅減の理由として「一部人気コンテンツが出展されなかった影響」などを挙げている。
 同フェアは22日から25日まで東京ビッグサイトで開かれた。都の漫画規制に反対する角川書店などの出版社やアニメ制作会社は参加を拒否し、代わりに「アニメコンテンツエキスポ2012」を31日と4月1日の2日間、千葉市の幕張メッセで開催する。
 昨年の同フェアは東日本大震災で中止になった。(2012/03/27-19:57)

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3084チバQ:2012/03/28(水) 23:06:06
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120328-OYT1T00353.htm
民主の2女性都議、築地問題で造反したのは

強引な移転は認められない」――。


 これまで東京都の築地市場移転に一貫して反対してきた都議会民主党は、27日の予算特別委員会で、移転関連費を盛り込んだ2012年度の予算案に条件付きで同意した。

 27日の都議会予算特別委員会で、市場移転関連費を盛り込んだ予算案に反対した民主都議は、新市場の土壌汚染対策について「まだ不十分」と主張している。

 この日の採決で反対にまわったのは、松下玲子(武蔵野市)、田之上郁子(江戸川区)両都議。委員会終了後、松下都議は「食の安全を守るため、どうしても賛成できなかった」などとして、前日の議員総会で決まった「移転容認」の決定に不満を語った。

 民主ではこれまで、築地市場内の業者を中心に移転反対の声が強かったことから、「強引な移転は認められない」と主張。2009年の都議選でも移転反対を掲げ、11年度予算案の審議で移転費用の計上に反対した経緯があり、民主内部に火種がくすぶっている。

 29日の本会議では、造反者がさらに出る可能性もあり、山下幹事長は「最後まで説得を続けたい」と慎重な姿勢。一方、造反者の処分については「本会議の状態を見て決めたい」とした。

(2012年3月28日16時46分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120328-OYT1T00341.htm
民主、外堀埋まり反対撤回・造反者も…築地移転

 「強引な移転は認められない」――。

 これまで東京都の築地市場移転に一貫して反対してきた都議会民主党は、27日の予算特別委員会で、移転関連費を盛り込んだ2012年度の予算案に条件付きで同意した。本会議でも可決される見通しで、江東区豊洲地区に建設予定の新市場は、14年度中の開場に向けて大きく前進することになる。しかし、移転容認にかじを切ったことで民主内部には不満もくすぶっており、採決で2人が造反。都議会最大会派の足並みは乱れている。27日の予算特別委員会では、約600億円の市場移転関連経費を盛り込んだ12年度の中央卸売市場会計予算案を採決。民主は、新市場開場にあたって「土壌汚染対策を着実に実施し、安心・安全な状態で行うこと」とする付帯決議を付けることで、都議15人中13人が賛成にまわった。

 一方、これまで賛成を表明している自民、公明の与党側も同意。この結果、予算案は賛成多数で可決され、同委を通過した。

 移転費用を含む今回の予算案の賛否を巡っては、民主の会派内で不満もくすぶっていた。26日夜から始まった議員総会は紛糾。翌27日未明まで議論は続き、結局、異論を残したまま付帯決議を付けた上で賛成するという条件付きで「移転容認」で決まった。

 予算案は今後、本会議にかけられ、29日に採決される見通し。今回の決定について、民主の山下太郎幹事長は「汚染対策が終わらない限り、新市場開場を認められないという方針は変わらない」と強調。「今回の予算案に賛成しても、豊洲への移転に無条件で賛成したわけではない」と語った。(土方慎二)

          ◇

 都議会民主党の中で、築地市場移転に反対の声がくすぶり続けているのは、これまで「石原都政」との対決姿勢を打ち出すため、一貫して移転反対を強く主張してきたからだ。

 知事与党の自民、公明との対立軸を鮮明にするために、2009年の都議選でも「移転反対」を前面に打ち出した。このため、簡単には旗を降ろすことができなかったという事情もある。

 しかし、移転には反対だった水産仲卸業者でつくる築地市場内団体も移転を容認。中央区も方針転換し、“外堀”は事実上、埋められた状態だった。

 都議選直後は野党側で過半数を占めたが、その後は民主で会派離脱者が相次ぎ、数の上では与党側に逆転を許している。民主は国政でも、震災対策の遅れなどから有権者から厳しい視線を受けている。都政でも、新たな展望を打ち出さない限り、都民の「民主離れ」も進みかねないだろう。(都庁キャップ・小林健)

(2012年3月28日11時35分 読売新聞)

3085チバQ:2012/03/28(水) 23:07:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012032802000034.html?ref=rank
新市場予算案を可決 築地移転
2012年3月28日 朝刊

 東京都議会の予算特別委員会は二十七日、築地市場(中央区)が移転する江東区豊洲地区の土壌汚染対策費などを含む中央卸売市場会計予算案を、民主、自民、公明の賛成多数で可決した。民主は強引な移転に反対するとして新市場予算の審議に慎重だったが、移転反対派の仲卸業者が移転受け入れに動く中、付帯決議で一定の条件を付け、予算案に賛成した。

 採決では、民主の松下玲子、田之上郁子両氏が造反。共産、生活者ネットとともに反対に回った。

 新市場整備の新年度予算額は約六百億円。付帯決議は▽市場の施設建設工事は汚染処理完了後▽中央区との合意を踏まえ、築地での食文化の拠点の継承に協力する−など三点。民主が提案し、自民、公明が賛成した。

 民主は二十六日夜から二十七日未明まで、予算案に反対する議員の説得に努めたが、まとめきれなかった。二十九日の本会議で採決する際には、さらに造反者が出る可能性もある。委員会では、他に一般会計予算案など二十六件も可決した。共産が提案した一般会計予算の組み替え案などは否決された。


http://sankei.jp.msn.com/region/news/120327/tky12032720520020-n1.htm
都議会予特委、市場移転予算案可決 民主2人が造反
2012.3.27 20:51
 東京都議会予算特別委員会は27日、平成24年度予算案を可決した。築地市場の豊洲移転に絡む中央卸売市場会計予算案では、昨年は反対した民主が豊洲の汚染土壌処理後の建設着手などを求める付帯決議を提出した上で賛成。自民、公明も決議に賛成したが、民主2議員が造反した。29日の本会議で可決される見込みだが、造反が予想され、民主執行部が説得を続けている。

 造反したのは松下玲子、田之上郁子の両議員。山下太郎幹事長は記者団に、賛成の党議拘束があったとして「まとめ役の私の責任」と述べた上で、他にも反対者がいると言及。処分は「本会議の結果も見て検討する」とした。関係者によると「反対派は所属議員の3〜4割」という。

 市場問題で民主は、前回都議選で「強引な移転への反対」を掲げ、22年度予算案は「現地再整備検討」を条件に賛成。23年度予算案は反対したが、造反が出て可決された経緯がある。

 だが反対だった市場関係者も移転容認に転じ始め、都は関係団体も加えた汚染対策協議会設置を表明。民主執行部は「対策をしろといいながら予算に反対では具現化できない。関係者の合意も重く受け止め、第一会派の責任を果たす必要がある」と付帯決議付きでの賛成を決めた。

 石原慎太郎知事は記者団に、付帯決議について「当たり前のこと言ってるだけだから当たり前のことをやればいい」と語り、造反は「向こうもいろいろ微妙な立場だから、そりゃいるでしょう」と述べた。

3086チバQ:2012/03/30(金) 22:37:10
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120330-OYT1T00170.htm
民主11都議が造反「有権者に説明できぬ」

 東京都議会は29日に本会議を開き、築地市場(中央区)の江東区豊洲地区への移転関連費用を盛り込んだ2012年度予算案を、民主、自民、公明などの賛成多数で可決した。


 最大会派の民主は、「土壌汚染対策を着実に実施する」との付帯決議を条件に賛成に転じたが、所属都議の造反者はさらに増え、この日は11人が反対にまわった。

 約600億円の市場移転関連費用を盛り込んだ中央卸売市場会計予算など3議案の採決で、民主はこの日、党議拘束をかけて会派の引き締めを図った。

 採決で反対にまわった西沢圭太議員は「市場関係者が合意しても、『豊洲は安全です』とは有権者に説明できない」と主張。関口太一議員は、「都議選では『移転反対』を訴えて当選させてもらった」として、公約を重視したと説明した。

 民主の山下太郎幹事長は、「ギリギリまで説得を続けたが、残念ながらこういう結果になった」と淡々とした様子。党議拘束に背いた造反者の処分については、「有無も含めてこれから検討する。今後、どうやって会派をまとめていくかが課題」と繰り返した。

          ◇

 都議会は29日、大規模災害時に都民らの帰宅抑制を求める帰宅困難者対策条例案など117議案などを可決して閉会した。民主などが議員提出した「がん対策推進条例」案は否決された。

(2012年3月30日14時17分 読売新聞)

3087チバQ:2012/03/30(金) 22:45:19
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120329/tky12032921260013-n1.htm
東京都の新年度予算成立 市場移転で民主11人造反し反対
2012.3.29 21:25
 東京都の平成24年度予算案は29日、都議会本会議で可決された。築地市場の豊洲移転に絡む中央卸売市場会計予算案で、民主党は予算特別委員会に続き、汚染土壌の処理完了後の建設着手を求める付帯決議付きで賛成したが、会派所属議員50人のうち馬場裕子議員団長を含む11人が「この汚染対策で食の安全は確保できない」などと造反した。

 山下太郎幹事長は「説得をしたが残念」と語り、党議拘束違反に対する処分は「これから検討する」とした一方、会派を分裂させるような重い処分は行わない考えも示唆した。

 造反者は、民主が築地市場移転に反対を掲げた21年の都議選で初当選した1期生が多くを占めた。関口太一議員は「都が汚染対策を本当に優先し、26年度開場にこだわらない、との話でもあれば考えた」と修正案提出も模索したとし、「汚染除去が本当に可能か分からないうちに賛成はできなかった」とした。2期生の松下玲子議員は「これでは選挙時の公約を有権者に説明できない。それなりの覚悟を持って決断した」と述べた。

 山下幹事長は「予算に賛成したら豊洲開場もOKとは誰も言っていない」とあくまで汚染対策を進めるためだったと強調。「予算賛成で開場まで進むという危惧と、市場設置条例改正への賛否で最終判断できるとの意見が分かれた」と振り返り、「会派としては最終的には決断しなければいけなかった」と語った。

 「私の力でまとめられるならまとめたかったが、これまでの経緯から都の言葉はそのまま信用できなかった」。4期目で会派内で最も当選回数が多い馬場団長は反対理由を説明し、役員を辞任する考えはないと強調。一方で「党を割るつもりはない」とも述べた。

 本会議では、災害時の帰宅困難者の発生を防ぐため、一斉帰宅の抑制や企業での3日分の備蓄などを求める全国初の帰宅困難者対策条例も成立した。来年4月施行される。

3088チバQ:2012/03/30(金) 23:06:11
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120330ddlk13010312000c.html
都議会:民主11人が造反、予算案で反対に回る 築地市場の豊洲移転で /東京
 都議会第1回定例会は29日の本会議で、12年度予算案を民主、自民、公明などの賛成多数で可決し、閉会した。築地市場の豊洲新市場への移転整備費を盛り込んだ中央卸売市場会計予算案も可決されたが、民主の議長を除く49人中11人が会派の方針に反して反対に回った。

 市場会計予算案は、移転関連費に607億円を計上。民主は1年前、「強引な移転には反対」と主張して予算案に反対したが、今回は「建設工事は(移転予定地の)土壌汚染の処理を完了した上で実施する」との付帯決議を条件に賛成した。

 関係者によると、造反した民主の11人は▽栗下善行(千代田)▽馬場裕子(品川)▽柳ケ瀬裕文(大田)▽関口太一(世田谷)▽西沢圭太(中野)▽滝口学(荒川)▽鈴木勝博(足立)▽田之上郁子(江戸川)▽松下玲子(武蔵野)▽小山有彦(府中)▽篠塚元(南多摩)の各議員。

 民主会派の団長も務める馬場議員は「賛成すれば今の不十分な土壌汚染対策を認めたことになる。ただ会派を離脱するつもりはない」。柳ケ瀬議員は「豊洲の安全性が確認されていない以上、賛成できない」と話した。

 山下太郎幹事長は記者団に「直前まで説得したが残念。予算案への賛成が豊洲への移転に賛成するということではない。処分は今後検討する」と話した。

 また、民主と生活者ネットが提案したがん対策推進条例案は否決された。【柳澤一男】

3089チバQ:2012/04/10(火) 22:05:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120410-OYT8T00061.htm
ゴミ共同処理撤回 小金井市、国分寺市に通告


 昨年秋に可燃ゴミ収集停止の危機に陥った小金井市は、新しい処理施設建設を含む国分寺市との共同処理計画の断念を決めた。予定地の一部を保有する周辺市の合意が得られないことなどが理由で、この結果、小金井市はゴミの自前処理を断念、今後は多摩地区にある既存のゴミ処理組合加入を目指す。一方、国分寺市は、計画撤回の通告に対して回答を留保。小金井市に撤回決定に至るまでの経緯などを説明するよう求める異例の事態となっている。(ゴミ問題取材班)

 関係者によると、小金井市は先月28日、都庁で行った国分寺市と都側が出席した3者協議の場で、国分寺市との共同処理計画を「白紙に戻す」とする方針を伝えたという。新処理場は小金井、府中、調布の3市にまたがる二枚橋焼却場跡地に建設する計画だったが、今年2月に調布市が土地の利用を拒否した結果、実現できなくなったことなどを理由に挙げたとみられる。

 新処理場の建設予定地を巡っては、小金井市の稲葉孝彦市長はこれまで、他の用地は探すことはないと言明してきた。このため、同跡地での計画を見送った結果、新処理場建設の計画自体も白紙撤回されることになった。

 小金井市と国分寺市のゴミの共同処理計画は2004年、小金井市が国分寺市に申し入れる形で開始。計画では、09年2月に小金井市が建設予定地を提示した上で、14年に着工。17年に新処理場が稼働する予定だった。小金井市は10年、同跡地を建設候補地にすると表明。しかし、その時点では土地を所有する調布、府中市の了解は得られておらず、その後も、計画は進展しないままとなっていた。

(2012年4月10日 読売新聞)

3090チバQ:2012/04/11(水) 23:03:22
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120411ddlk13010307000c.html
選挙:目黒区長選 土屋元区議が立候補を表明 /東京
毎日新聞 2012年04月11日 地方版

 任期満了に伴う目黒区長選(15日告示、22日投開票)で、元区議で食品販売業の土屋克彦氏(42)が10日、無所属で立候補すると表明した。

 土屋氏は通信会社社員などを経て、03年から2期、区議を務めた。立候補の理由について土屋氏は「区は財政難にもかかわらず、改革が不十分だ」と主張。区長報酬半減や区役所内の組織改編などの行政改革を掲げた。

 区長選には、3選を目指す青木英二区長(57)と、出版企画業の無所属新人、松尾信彦氏(66)=共産推薦=がこれまでに出馬を表明している。【斎藤有香】

〔都内版〕

3091チバQ:2012/04/12(木) 00:08:42
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120410/tky12041022300009-n1.htm
記者会見の要請を2度拒否 東京・練馬区長のビジョン聞きたい
2012.4.10 22:23
 光が丘病院の運営主体交代や公共施設の検査済証未確認などの課題・問題を抱えた東京都練馬区。志村豊志郎区長は3〜4月、同区を取材する新聞、テレビ9社・法人(1回は8社・法人)が2度にわたり申し入れた共同会見への出席を拒否した。理由について、区は「各所管の部課長が個別に取材に応じております」と説明している。課題があるからこそ、トップの言葉が聞きたいのだが−。

 4月1日、日大が撤退した光が丘病院を、地域医療振興協会が引き継いだ。日大の撤退表明から半年強で開院にこぎつけただけに、不十分な点があるのは仕方ない面もある。だが、命にかかわる問題として不安を持つ区民も少なくない。区が公募で選考した法人ゆえに、区も日大時代と同水準・規模の病院とする責任がある。だから、区長がビジョンを示してほしいのだ。

 また、同区では昨秋、学校などで、建築基準法に定められた検査済証を取得していないことが発覚。今年2月の最終報告で、昭和30年代から846棟のうち631棟で未確認だったと発表したが、仮設建築物の長期使用も判明し、処分は出ていない。

 行政でも企業でも、トップが直接訴える時代だ。

 大阪市の橋下徹市長は当選会見で、3時間以上記者の質問に答えた。野田佳彦首相は、消費税引き上げの閣議決定など要所要所で記者会見している。日産のカルロス・ゴーン社長やファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正会長兼社長のように、常に言動が注目されるトップもいる。

 23区でも、世田谷区の保坂展人区長は2週間に1度、近くでは豊島区の高野之夫区長が1カ月に1回は定例会見を開催。トップの発言は大きなアピールとなる。

 メディア各社(法人)は、志村区長の考えを伝えたいから共同で会見を申し入れたのだ。

 「各部課長が応じている」では、リーダーとしての見識も覚悟も責任も見えてこない。課題が多いからこそ、自らの言葉で語るべきではないだろうか。それが、区民の理解を深めることにつながる。メディアの後ろには多くの読者や視聴者、イコール区民がいることを忘れないでほしい。(慶田久幸)


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