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東京都議選スレ

3068チバQ:2012/01/26(木) 12:07:20
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120111ddlk13010210000c.html
未来を紡ぐ:2012八王子市長選/上 中心市街地活性化 /東京
 ◇駅南口再開発、周辺波及薄く ソフト面の工夫、課題
 1月3日、JR八王子駅ビルの「そごう八王子店」。買い物客でにぎわう新春の店内は、「閉店売りつくし」「28年間のご愛顧、ありがとうございました」と書かれた赤いポスターが至る所に掲げられていた。

 昨年2月の撤退表明から1年。市内で唯一営業を続けていた百貨店がとうとう今月末、八王子を去る。撤退理由は「周辺地域に客を奪われた」(親会社幹部)ことだった。

 戦前から絹織物を扱う商都として栄えた八王子市。だが、駅前再開発を進めた立川市に次第に商圏を奪われ、伊勢丹や大丸、丸井などの大型百貨店の撤退が相次いだ。中心市街地の衰退は歯止めがかからず、97〜07年で小売業者の年間販売額は1621億円から1187億円へと3割近く下落。さらに近年は、地検や地裁、小児病院など公的機関の流出も続き、八王子の「地盤沈下」を指摘する声は高まっていた。

 こうした流れの中、そごう撤退は市や商業関係者にとって大きなショックだった。跡地にはショッピングセンターの開設が決まっているが、集客力は未知数で、百貨店という大きな集客拠点を失う街の痛手は小さくない。

 「活性化の起爆剤」と期待され、10年12月に事業を終えた駅南口の再開発。スーパーやマンション、オリンパスホールなどが入る41階建ての真新しい高層ビルはそのシンボルだ。だが、オープンから1年。南口で飲食店を営む男性(70)は「人通りが多くなると言われて期待したけど、ビルに入った人はそのまま帰っちゃう。うちの客は今でも昔からの常連ばかりで、変わったという印象はないね」と淡々と話す。周辺の整備も含め、総額389億円をかけて行われた一大事業だったが、周辺への波及効果はいまだ見えてこない。

 事態打開に向けた模索は続いている。

 市は、中心市街地活性化に向けた街づくりの基本計画の策定を目的に09年、有識者や商業関係者、市民らで作る委員会を設置。1年間の検討を経て委員会が策定した計画案は、交通環境の整備といったハード面に加え、18もの商店会が集積するメリットを生かしたソフト面での目標を設定。商業者の意識を向上させたり新規出店者を支援したりすることで、来訪者が飽きずに街を回遊できるような「仕掛け作り」の必要性を強調した。

 JR八王子駅北口にある歩行者専用高架通路「マルベリーブリッジ」。設置から10年以上たつが、建設の経緯を知る関係者らは今、「市が一番力を入れた事業だったが、地元商店街の理解を得られず中途半端な作りになった」と、「妥協」の過去を振り返る。

 立川市のまちづくりにも携わる中央大の細野助博教授(公共政策)は「市内だけに目を向けてきた八王子は『調整の政治』の時代があまりにも長すぎた」と指摘する。「駅前に巨額な投資をしても魅力がなければ人は集まらない。必要なのは小さな個店のがんばりを後押しすること。行政と店主双方で個性的な商店街を作っていくことが重要」と強調する。

   ◇  ◇

 多摩地区最多の56万人が暮らす八王子市。年々人口は増加する一方、商業の衰退などを背景に「都市間競争に負けた」との声は日に日に強まっている。15日告示、22日投票の市長選を前に、まちづくりの課題を探った。【町田結子】

〔都内版〕


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