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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

4588とはずがたり:2016/03/02(水) 21:27:13

幸福度「ビリから2番目」高知県にみる「逆転」のヒント
http://news.yahoo.co.jp/feature/114
3月1日(火)11時21分配信

2016年2月に発表された国勢調査では、1920年の調査開始以来、初めて日本の人口が減少に転じる結果だった。東京圏への人口の集中が進む一方、33の道府県で減少率が拡大した。…地方移住を進めたい政府側と、地方は疲弊しており、移住は甘くないという意見。果たして地方活性化の兆しはないのか。その答えのヒントを高知県から探る。(Yahoo!ニュース編集部/Forbes JAPAN編集部 副編集長兼シニアライター 藤吉雅春)

2015年2月、地方移住を推進する政府の「日本版CCRC構想有識者会議」でのことだ。…時代の変化を象徴する数字が、会議で配布された「東京在住の50・60代の地方移住に関する意向」という資料である。
定年退職後の第二の人生を念頭に、東京から脱出しようと考えている50代男性は50.8%だった。
団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年、東京圏では介護要員や医療施設が圧倒的に不足する。この危機を解消するためにも、政府は地方移住を後押しする「CCRC構想」を推進している。CCRCとは、Continuing Care Retirement Community(継続的なケア付き退職者コミュニティ)の略で、移住した人たちの地域交流や健康寿命の延伸ができるよう、受け皿機能を充実させた町づくりである。

しかし、50代以降の地方移住に対しては、会議中に懐疑的な声が出た。
「移住者の多くは、病気や伴侶の死を機に、都会に戻っている現実があります」
それに、自然災害を起きた場合、高齢者ばかりの集落で誰が助けてくれるのか。地域の扶助力は低下している。働く世代が減り、経済的な疲弊だけでなく、自治体そのものが消滅するとまで言われている。高齢化や人口減少に伴う地方の課題を、高齢者の移住で解消できるのか。
都会か地方か。どちらも難題を抱えるが、ここで興味深い県を紹介したい。日本がバブル期最後の繁栄を謳歌していた1990年、47都道府県で最も早く人口が自然減に転じた県。高知県である。

「ビリから2番目の県」
「知事、高知県と高知大学は一蓮托生の関係ですよ」
2012年に高知大学学長に就任した脇口宏氏は、高知県の尾﨑正直知事にそう言い、危機感を込めてこう続けた。
「高知大学が消えれば、高知県も消えるんです」
日本の10年後の姿は高知県にあると言われている。「少子・高齢化」が、「全国より約10年先行」と厚生労働省や内閣府で指摘されているからだ。高齢化率31.1%は秋田県に次ぎ日本で2番目の高さであり、年少人口割合は全国45位。また、県民所得は46位で、相対的貧困世帯率は全国トップと、経済基盤が弱い。

他にもさえない数字が並ぶ。中学生の学力テストではワースト2~3位と低迷。高知大学医学部の医師国家試験の合格率も、全国80の医学部ランキングで下位と「中の下」の間をさまよっている。
多くの指標で数字が低いため、「47都道府県の幸福度ランキング」(2011年の法政大学大学院調査、2014年の日本総研の調査)では、そろって高知県は46位。「ビリから2番目の県」と自嘲する県民もいる(ちなみにどちらも最下位は大阪府で、1位は福井県)。
そこで、産業振興や人材育成、CCRCなど多くの分野で、高知大学を拠点として県の地域活性化を行うことになった。だから学長は、「一蓮托生」と言ったのだ。

4589とはずがたり:2016/03/03(木) 22:24:11
小保方氏らネイチャー論文、共著者申し出で撤回
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160227-OYT1T50098.html?from=yartcl_outbrain2
2016年02月27日 12時37分

 元理化学研究所研究員の小保方晴子氏(32)らの2011年の論文が撤回されたと、英科学誌ネイチャーが25日、発表した。

 論文中の二つのグラフが酷似しているとの指摘があり、小保方氏以外の共著者3人が撤回を申し出た。同誌は小保方氏にも接触を試みたが、連絡がつかなかったという。

 論文は、再生医療に用いる「細胞シート」の性質を、マウスで評価するための手順をまとめた内容。STAPスタップ論文を発表する2年半前の11年6月、「ネイチャー・プロトコルズ」誌に掲載された。

 筆頭著者は小保方氏で、責任著者は岡野光夫てるお・東京女子医大特任教授。ほかに同大と早稲田大1人ずつの計4人の共著だった。ネイチャーによると、共著者3人が、グラフの元データを確認できないため撤回を要望、深く謝罪したという。

 岡野氏は26日、読売新聞の取材に、「内容すべてが間違いとは考えていないが、修正すべき図があるのは事実。このまま放置しておくわけにいかないので取り下げた」と述べた。

4590とはずがたり:2016/03/11(金) 00:40:01

逮捕のタレント女医はお嬢様育ち
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000055-nksports-soci
日刊スポーツ 3月10日(木)10時7分配信

 テレビのバラエティー番組に出演し、ホストクラブで一晩900万円使ったなど派手な暮らしぶりを明かしていた医師の脇坂英理子容疑者(37)が9日、詐欺の疑いで逮捕された。警視庁組織犯罪対策4課によると、経営していたクリニックで患者14人を何度も診療したように装い、診療報酬を請求。約155万円を詐取した疑い。同課は同様な手口で総額約6900万円を不正請求した疑いがあるとみて調べている。

【写真】華美な衣装で挑発的なポーズの脇坂英理子

 昨年1月に脇坂容疑者をインタビューした。キャバクラ嬢風のド派手メークにホスト遊び、下ネタOKと事前に聞いていたので、内心ビクビクしながら臨んだ。美人女医で美容クリニック経営だったので気の強い女性をイメージしていたが、実に礼儀正しい人物だった。

 中学、高校は名門のお嬢さま学校、東洋英和。大学は東京女子医大に推薦入学で、医師免許一発合格だ。それだけ恵まれた人生が狂ったのは、4年間の結婚生活の破綻。別居中にホストにはまって借金を作ったのが転落の始まりだった。取材中も、なんども気の弱いところを見せた。

 「勝ち組」の医師からの、まさかの転落劇。インタビューでは「将来の夢は女優、キャバ嬢役なら練習なしでやれる」と笑っていた。【小谷野俊哉】

 ◆診療報酬詐欺事件 昨年11月、通院患者の診療回数を水増しするなどして診療報酬や医療費をだまし取っていたとして、指定暴力団住吉会系組長の三戸慶太郎被告らが逮捕・起訴された。逮捕されたのは接骨院元経営者や歯科医院の元院長ら20人以上。不正受給総額は数億円規模で、一部が暴力団にも流れていたとみられる。患者役としてお笑い芸人らの関与も疑われるなど、芸能界にも波紋を広げた。

脇坂安治の子孫が脇坂英理子容疑者との縁戚関係否定
http://www.nikkansports.com/general/news/1614950.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=%E9%80%AE%E6%8D%95%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E5%A5%B3%E5%8C%BB%E3%81%AF%E3%81%8A%E5%AC%A2%E6%A7%98%E8%82%B2%E3%81%A1
[2016年3月10日18時44分]

 「賤ケ岳の七本槍」で知られる戦国武将・脇坂安治の子孫が10日、詐欺の疑いで逮捕された医師の脇坂英理子容疑者(37)との縁戚関係を否定した。

 龍野藩脇坂家16代当主の脇坂安知氏(58)が、経営する会社のホームページを通じて「脇坂英理子容疑者と、弊社社長・脇坂とは一切関係ございません」と声明を発表した。安知氏は龍野歴史文化資料館の名誉館長も務めている。8日に診療報酬を搾取した疑いで逮捕された英理子容疑者は、15年1月の日刊スポーツの取材に脇坂安治の子孫だと説明、ツイッターなどでも公表していた。

4591とはずがたり:2016/03/17(木) 11:19:04

>今回の件は、メディアが大々的に問題点を報じているにもかかわらず、遺族が不満を持っているという話は伝わってこない。患者・家族はしっかりと説明を受け、納得していたと考えるのが自然だろう。
>事実、5件目の死亡例の遺族は、代理人弁護士を通じ、「今回の結果は残念です。でも本人もKIFMECで移植を受けられたことで生きる希望を持てました。一切の悔いはありません」とコメントを述べている。KIFMECは厳しい症例や他の医療機関で移植を断られた症例を受け入れているため、患者・家族からは感謝されていた可能性が高い。

>ところが、肝移植研究会の報告書や日本移植学会の記者会見からは、このような先人への敬意を感じない。さしたるエビデンスもなく、遺族に対して「ご家族は犬死にだった」と言っているようなものだ。むしろ、大学教授たちの利権のにおいすらする。生体肝移植の施設基準を厳しくすれば、国立大学を中心とした既存の施設が有利になる。新規参入は難しくなり、競争が阻害される。そして、停滞する。最終的には患者のためにならない。

神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)が破産へ 生体肝移植患者死亡の影響で
2016年3月16日18時18分
http://www.christiantoday.co.jp/articles/19886/20160316/kobe-international-frontier-medical-center-kifmec-bankruptcy.htm

生体肝移植を受けた患者が相次いで死亡した民間病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)」(神戸市中央区)が、4月にも破産申し立てをする方針だという。破産申し立ての方針を伝える文書(15日付)を債権者に送付したとして、神戸新聞などが伝えた。
KIFMECは、生体肝移植を受けた患者の死亡が昨年4月ごろから報じられて以降、患者数が減少。神戸市が改善を指導したり、十分な体制が整うまでは移植を自粛するよう日本移植学会が求めたりしていた。これを受け、KIFMECは同6月から移植を中断。外部の専門家らによる委員会の評価を受け、同10月には再開し、10例目となる生体肝移植を行っていたが、同11月から事実上の診療停止を発表していた。
その後、再建を目指して支援者を探していたが、実現可能な支援の申し出がなかったため、事業継続を断念したという。同紙によると、申し立ての時期は今後約1カ月を見込んでいるという。
KIFMECは2014年11月、肝臓病や消化器病の専門病院として開院。計10例の生体肝移植手術を実施したが、7人の死亡が確認され、うち5人は術後1カ月以内に亡くなったという。同紙によると、KIFMECの田中紘一理事長は生体肝移植の第一人者で、生体肝移植手術は田中理事長を中心に行われていた。
KIFMECのホームページには15日現在、「現在、諸般の事情により病院事業を縮小させていただいております。ただいま外来日等、調整をしておりますので暫くお待ちください。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんが、よろしくお願い致します」とする告知が掲載されている。

2015.06.11
連載 連載
上昌広「絶望の医療 希望の医療」
神戸肝移植死亡事故、つくられた冤罪?他病院で断られた難しい患者受け入れか におう利権
http://biz-journal.jp/2015/06/post_10299.html
文=上昌広/東京大学医科学研究所特任教授

 神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)で生体肝移植の手術を受けた患者9人中、5人が死亡していたことが世間の注目を集めている。きっかけは、4月14日のメディア報道だ。KIFMECの依頼を受けた日本肝移植研究会が調査を行っていることが明らかとなった。「1カ月以内で5人死亡」などのセンセーショナルなタイトルが並び、最初からKIFMECに問題があるという主旨の報道が多かった。
 4月25日には、日本肝移植研究会の報告書の内容が明らかとなった。同研究会は、院内体制が不十分で、病院としての総合力が標準からするとかなり不足しているため、移植を中止し、組織を抜本的に改革する必要があると結論付けた。さらに5月22日には、日本移植学会と共同で「生体肝移植実施施設体制に関する緊急注意喚起」を発表し、「生体肝移植の実施体制及び施設体制に関する基準」を提言した。
 筆者は、この話を聞いて暗澹たる気持ちとなった。それは、この報告書の内容が死亡の真相とは程遠いように感じたからだ。メディアと学会が結託して、「冤罪の医療事故」をつくり出してしまった可能性すらある。このような感想は、筆者だけが抱いたわけではない。知人の全国紙医療専門記者は「最初から結論ありきの、内輪揉めに見える」という。

4592とはずがたり:2016/03/17(木) 11:19:45

 果たして、この件は何が問題だったのだろうか。日本肝移植研究会が指摘するように、常勤のICU専門医、感染症専門医、病理医がいないなどの体制の不備が問題だったのだろうか。
 おそらく、そうではない。このような分野の専門医がいたら、ハイレベルの医療は提供できただろうが、患者を救命できたとは限らない。問題があるとすれば、むしろ主治医の技量と患者選択だろう。ここを掘り下げない報告書は意味がない。
 だが、医師の技量と患者選択の是非を評価するのは難しい。それは、客観的な基準がなく、評価者の主観に依存するところが大きいからだ。果たして、主治医はどの程度の技量があったのかという点こそ、専門家が責任を持って判断しなければならないが、肝移植研究会は責任を回避した。前出の記者は「研究会の幹部は陰では悪口を言うが、報告書や会見では技量について触れない」という。
 KIFMECのホームページには、スタッフの経歴が紹介されている。田中紘一理事長をはじめ、京都大学で肝移植に従事した医師が名を連ねている。生体肝移植の経験は豊富であり、彼らの技量が劣っていたとは考えにくい(http://www.kifmec.com/03_kifmec_ishi_1.html)。

 これでは、大学教授が仲間うちで群れて、安全なところから石を投げているようなものだ。卑怯であり、社会から信頼されない。「肝移植ムラの足の引っ張り合い」(前出の記者)といわれても仕方ない。
患者・家族から感謝されていた可能性も

 医師の技量の評価以上に、患者選択の是非を第三者が判断するのはもっと難しい。日本肝移植研究会は、健常人から肝臓を切除することの倫理的問題を重視している。筆者も同感だが、家族は自らの肝臓を提供し、患者はリスクの高い手術を受ける権利がある。患者に十分な情報が提供され、医師と患者でよく話し合って合意したのであれば、第三者が倫理を振りかざして、口を挟む問題ではないという見方も可能だ。
 さらに、6月5日に5例目の死亡例が出たとき、日本移植学会の高原史郎理事長は記者会見を開き、「目の前の患者が放っておけば亡くなるという場合、医療行為をすることはある。しかしガイドラインがあり、絶対やってはいけない部分がある」「このままでは日本の移植医療の信頼が失われる」と述べた。
 果たして、本当にそうなのだろうか。実際に患者を診察していない高原理事長が、何を根拠に「絶対やってはいけない」と言うのだろうか。彼は「ガイドライン」を持ち出しているが、そんなものは根拠にならない。医療現場では、ガイドラインはあくまで参考の一つにすぎない。また、いまや学会のガイドラインの信頼は地に落ちている。ノバルティスファーマや武田薬品工業の臨床研究不正を通じて、医学会のガイドラインがどのような経緯でできたか、国民は知ってしまった。
 医師にとって大切なのは患者だ。日本移植医療の評判ではない。私は、KIFMECの対応は至極真っ当だと考える。
 今回の件は、メディアが大々的に問題点を報じているにもかかわらず、遺族が不満を持っているという話は伝わってこない。患者・家族はしっかりと説明を受け、納得していたと考えるのが自然だろう。
 事実、5件目の死亡例の遺族は、代理人弁護士を通じ、「今回の結果は残念です。でも本人もKIFMECで移植を受けられたことで生きる希望を持てました。一切の悔いはありません」とコメントを述べている。KIFMECは厳しい症例や他の医療機関で移植を断られた症例を受け入れているため、患者・家族からは感謝されていた可能性が高い。

4593とはずがたり:2016/03/17(木) 11:19:51
>>4591-4593
競争が阻害される懸念

 手術を受けるなら、誰もが経験豊富な評価の高い病院で受診したい。一流病院には大勢の患者が押し寄せるため、合併症のない状態の良い患者を選んで手術をすることが可能になる。
 筆者がかつて勤務した国立がんセンター(現国立がん研究センター)では、臨床研究や治験に登録できる状態の良い患者を優先的に受け入れる傾向があった。進行したがん患者は断るため、「国立がんセンターこそ、がん難民の原因」と非難されたくらいだ。このような患者を受け入れてくれたのは、周辺の病院、特に新しくがん治療を始めた病院だった。
 がん治療も肝移植も状況は変わらないだろう。新規に移植医療に参入する病院は、他院で断られたハイリスクの患者を対象にせざるを得ない。この現実を、肝移植研究会や日本移植学会はどう考えているのだろうか。
 そもそも、医療は人体実験だ。特に移植医療は、患者の死亡の上に発展してきたといっても過言ではない。我々は、自らの身を挺して医療を進歩させた患者、彼らを懸命に治療した先輩医師たちへの感謝の念を忘れてはならない。
 ところが、肝移植研究会の報告書や日本移植学会の記者会見からは、このような先人への敬意を感じない。さしたるエビデンスもなく、遺族に対して「ご家族は犬死にだった」と言っているようなものだ。むしろ、大学教授たちの利権のにおいすらする。生体肝移植の施設基準を厳しくすれば、国立大学を中心とした既存の施設が有利になる。新規参入は難しくなり、競争が阻害される。そして、停滞する。最終的には患者のためにならない。
 今回の死亡事例は、果たして看過できないほどの問題を含んでいたのだろうか。もし、問題ならば、その本当の原因はなんだったのだろうか。今こそ、虚心坦懐に議論しなければならない。
(文=上昌広/東京大学医科学研究所特任教授)

4594とはずがたり:2016/03/17(木) 21:15:59

子宮頸がんワクチン副反応「脳に障害」 国研究班発表
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160317-00000008-jnn-soci
TBS系(JNN) 3月17日(木)0時17分配信

 「NEWS23」が継続してお伝えしている子宮頸がん予防ワクチンをめぐる動きです。番組ではワクチンを接種した少女たちの記憶力などが低下する症状について取り上げてきましたが、国の研究班が16日、脳の障害に関する新たな研究結果を発表しました。

 利き手だった右手がうまく動かせなくなってから5年がたとうとしています。酒井七海さん(21)。足が思うように動かせず、車いすを使う生活が当たり前のようになりました。こうした症状を発症したのは、子宮頸がんワクチンを接種してからです。

 日本でこれまで接種した338万人のうち、副反応の報告があったのは2584人。2年前、酒井さんは別の病院に通院していました。現在はまた違う病院に。今回が22回目の入院となります。

 「足を真っすぐにすると震える・・・」(酒井七海さん)

 目に見える症状のほかに、今、深刻なのは、記憶の障害です。

 「(七海さんが)予定とかを忘れちゃうので・・・」(母親)
 「やったことを常にスマホに記録していて。11時40分に(取材が)来たので、とりあえずここ(スマホ)に書いておいて、夜、まとめて、ノートにきょう何時に何をしたというのを書いたりして」(酒井七海さん)

 これまで、国の検討部会はこうした症状を少女たちの心身の反応としてきました。そうした中、16日、厚生労働省で国の研究班の1つが新たな研究成果を発表しました。研究班の代表を務める池田修一信州大学医学部長。この1年間、全国の患者およそ140人の研究を進めてきました。そこでわかってきたのが、記憶力の低下などを訴える患者の傾向です。

 「『情報の処理速度』だけが極端に落ちている。正常の6割くらいまで落ちている」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 少女たちに何が起きているのでしょうか。実験用の特別なマウスを使って分析が行われました。マウスにそれぞれ、子宮頸がんワクチン「サーバリックス」、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチンを打ったところ、子宮頸がんワクチンを打ったマウスにだけ脳に異常が発生していることがわかったといいます。

 「子宮頸がんワクチンを打ったマウスだけ、脳の海馬・記憶の中枢に異常な抗体が沈着。海馬(記憶の中枢)の機能を障害していそうだ」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 脳の画像データ。子宮頸がんワクチンだけ緑色に光る異常な抗体が出ています。

 「明らかに脳に障害が起こっている。ワクチンを打った後、こういう脳障害を訴えている患者の共通した客観的所見が提示できている」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 異常が見つかったのは脳だけではありません。子宮頸がんワクチンを打ったマウスの足の裏にある神経の束を撮影したもの。正常な神経は黒く太いバンドで取り囲まれています。しかし、マウスから見つかった異常がある神経は、正常のものと比較すると、黒いバンドの部分が壊れて亀裂が入り、膨らんでいるのがわかります。

 「この神経は情報が正確に早く伝わっていかないと考えられます」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 こうしたマウスの異常はワクチンを打ってから9か月ぐらいで現れたといいます。さらに研究班は、特定の遺伝子にも注目しています。記憶の障害を訴える33人の患者を調べたところ、そのおよそ8割で同じ型を保有していることがわかりました。

 「(注目している遺伝子は)中国・日本など東アジアの人に多い。子宮頸がんワクチンの副反応が日本でクローズアップされた遺伝的背景の1つの原因かもしれないと考えています」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 国の研究班は今後、今回、マウスなどで見られた異常と、ワクチンの成分との関係について、本格的な分析を進める予定です。(16日23:07)
最終更新:3月17日(木)11時13分TBS News i

4595とはずがたり:2016/03/18(金) 12:50:22

理研、ES細胞がテロメア長を維持することで老化を回避する仕組みを解明
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160318/Cobs_414799.html
マイナビニュース 2016年3月18日 11時10分 (2016年3月18日 12時40分 更新)

理化学研究所(理研)は3月18日、マウスES細胞(胚性幹細胞)の老化回避機構を解明したと発表した。

同成果は、理研 多細胞システム形成研究センター 多能性幹細胞研究チーム 丹羽仁史チームリーダー、二木陽子 研究員らの研究チームによるもので、3月17日付けの米科学誌「Stem Cell Reports」オンライン版に掲載された。

一般に、細胞は分裂を繰り返すことで染色体DNAの末端にあるテロメアと呼ばれる部分が短くなり老化するが、ES細胞は老化することなく半永久的に培養できる。2010年に、マウスES細胞で「Zscan4」というタンパク質がテロメアを伸長し、遺伝子を保護することが発見されたが、Zscan4はすべてのES細胞にいつも発現しているわけではなく、どのようなときに発現するのかはわかっていなかった。

同研究チームは今回、Zscan4の発現様式を経時的に解析するために、Zscan4が発現すると緑色に光るマウスES細胞を作り、顕微鏡下で120時間観察した。その結果、Zscan4は一部の細胞においてのみ発現していることを確認。また、赤色の核マーカー(H2B)を指標に細胞を1時間おきに追跡し、緑色の輝度を測定することでZscan4の発現を定量化した。このZscan4の発現様式を細胞の家系図となる細胞系統図に沿って記述することにより、これまで平均12時間でほぼ均一と思われていたES細胞の細胞周期が、実際には10〜30時間と大きくばらついていたことがわかった。

さらに、Zscan4の発現量を経時的に詳しく解析したところ、細胞周期が長いほどZscan4の発現量が多く、Zscan4の発現量が一旦増えた後は、次の細胞周期の長さが短くなる傾向にあることがわかった。また、培養系においてES細胞内に色素を注入し、その希釈率で細胞周期の長さを同定する手法を用いて、細胞周期の長さとテロメアの長さの関係を解析した結果、細胞周期が長い状態のES細胞は、テロメアが短くなっていることがわかった。

一般にテロメアの著しい短縮やDNAの損傷が起こると、その修復機構が働いて細胞周期が一時的に停止し、細胞周期が長くなる傾向にあるが、今回の結果でも、テロメアが短いES細胞は細胞周期が長くなることが示され、またそのような状態においてはZscan4の発現量が増えることが新たにわかった。このことから、Zscan4はテロメアが短くなったことに応じて発現が誘導され、テロメアの長さを元に戻すことでES細胞の老化を回避していることが示されたといえる。

同研究チームは今回の成果について、再生医療分野での応用が期待されるES細胞およびiPS細胞の培養にも応用できることが期待されると説明している。

4596とはずがたり:2016/03/19(土) 10:48:27

池袋駅前5人死傷、被告の医師が無罪主張
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160317/Tbs_news_55003.html
TBS News i 2016年3月17日 22時43分 (2016年3月18日 00時20分 更新)

 東京のJR池袋駅前で乗用車が暴走し、5人が死傷した事故の初公判で、危険運転致死傷の罪に問われた医師の男が無罪を主張しました。
 医師の金子庄一郎被告(54)は、去年8月、JR池袋駅前の歩道で、乗用車を暴走させ、薬剤師の女性ら5人を死傷させた危険運転致死傷の罪に問われています。

 金子被告にはてんかんの持病があり、17日の初公判で、「事故当日、薬を飲んでいて、発作の兆候はなく、意識障害のおそれがあるとは認識していませんでした」と述べ、無罪を主張しました。

 一方、検察側は冒頭陳述で、「金子被告は過去にも、かかりつけの医者に、運転中に発作を起こしていたと申告していて、その際、運転しないよう注意を受けていた」と反論しました。(17日18:09)

4597とはずがたり:2016/03/20(日) 23:17:01

脳機能障害、患者8割が同じ遺伝子
http://mainichi.jp/articles/20160317/k00/00m/040/109000c
毎日新聞2016年3月16日 21時06分(最終更新 3月16日 23時12分)

 子宮頸(けい)がんワクチン接種後の健康被害を訴える少女らを診療している厚生労働省研究班代表の池田修一信州大教授(脳神経内科)は16日、脳機能障害が起きている患者の8割弱で免疫システムに関わる遺伝子が同じ型だったとの分析結果をまとめた。事前に遺伝子型を調べることで、接種後の障害の出やすさの予測につなげられる可能性があるという。厚労省内で開かれた発表会で公表した。

 研究班は信州大と鹿児島大で、ワクチン接種後に学習障害や過剰な睡眠などの脳機能障害が出た10代の少女らの血液を採り、遺伝子「HLA?DPB1」の型を調べた。

 その結果、「0501」の型の患者が信州大で14人中10人(71%)、鹿児島大で19人中16人(84%)を占めた。「0501」は一般の日本人の集団では4割程度とされ、患者の型に偏りが見られた。

 池田教授は「ワクチンの成分と症状の因果関係は分からないが、接種前に血液検査でHLAを調べることで発症を予防できる可能性がある」と話した。

 研究班は今後、対象を手足の痛みなど別の症状のある患者も含めて150人に広げ、発症の仕組みなどについて研究を続ける。

 子宮頸がんワクチンは2009年12月以降、小学6年から高校1年の少女を中心に約338万人が接種を受けたが、副作用報告が相次いで13年6月から接種の呼び掛けが中止されている。【斎藤広子】

免疫異常誘発の可能性

 厚生労働省研究班の今回の分析は、子宮頸がんワクチンの接種を引き金に免疫機能が異常をきたし、過剰な反応が起きている可能性を示す。調査数が少なく「科学的に意味はない」(日本産科婦人科学会前理事長の小西郁生・京都大教授)との指摘もあるが、厚労省の専門家検討会が原因とみている接種時の痛みや不安に伴う「心身の反応説」とは異なる観点からの研究で、今後が注目される。

 世界保健機関(WHO)は同ワクチンの安全宣言を出し、接種を事実上中断している日本の対応を批判している。名古屋市も昨年、7万人対象の調査で接種者と未接種者の間に発症差はなかったと発表しており、接種再開を求める声も強い。

 ただ、患者らが訴える症状の原因は、解明の途上だ。研究班は複数のワクチンをマウスに接種する実験で、子宮頸がんワクチンを打ったマウスの脳だけに神経細胞を攻撃する抗体が作られたとしている。また、人種差があるHLA型に着目した研究は、国ごとに違う副作用発生率を比較するのに役立つ可能性があり、新たな知見が得られるかもしれない。

 接種再開の議論をする際は、こうした原因解明の取り組みや治療法の開発の状況を考慮することが求められる。【斎藤広子】

 【ことば】HLA

 細胞の表面にあるたんぱく質で、体に入る異物を攻撃する目印になる。HLAを構成する遺伝子は複数あり、それぞれのHLA型は糖尿病やベーチェット病などさまざまな病気のなりやすさと関係しているとされる。研究者らが作る国際データベースによると「HLA?DPB1」の型が「0501」の人は、日本や中国、オーストラリアなどで多い一方、欧州や北米では低い傾向がある。

4598とはずがたり:2016/03/20(日) 23:17:11

<インフルエンザ脳症>161人 過去5年間で最多
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160320-00000021-mai-soci
毎日新聞 3月20日(日)19時2分配信

 インフルエンザの感染に伴い、けいれんや意識障害などが起きる「インフルエンザ脳症」を発症した患者数が今季は161人と、過去5年間で最も多くなっていることが、国立感染症研究所の調べで分かった。乳幼児の感染は死に至ることもあり、注意を呼びかけている。

 インフルエンザ脳症は、急な高熱の後、突然けいれんが続いたり、意味不明の言動や意識障害を起こす症状。体内のウイルスへの免疫反応が激しすぎて発症するとみられている。症状が重い場合、運動まひなどの後遺症が残り、寝たきりになってしまうこともある。

 感染研によると、今季は今月6日までに全国で患者161人の報告があり、昨季の101人を大きく上回っている。このうち15歳未満が全体の86%にあたる138人と、例年の60〜70%を超えて高い割合を占めている。

 インフルエンザ脳症は、新型インフルエンザが流行した2009〜10年のシーズンも、319人と患者が増えた。今季も同種類のウイルスが流行の主流となっていることが増加の一因とみられる。

 厚生労働省によると、今月13日までの1週間に医療機関を受診したインフルエンザ患者数の推計は約135万人。1医療機関あたり28.20人で、全国的な流行を示す「警報レベル」の同30人を6週間ぶりに下回ったものの、3月半ばとしては異例の多さが続いている。【千葉紀和】

4599とはずがたり:2016/03/21(月) 19:29:09
花粉症引き起こす「肥満細胞」、iPSから作製
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160319-OYT1T50047.html?from=yartcl_outbrain1
2016年03月19日 14時55分

 国立研究開発法人「医薬基盤・健康・栄養研究所」(大阪府茨木市)の研究チームは、花粉症を引き起こす原因となる「肥満細胞」を人間のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製したと、大阪市で開かれている日本再生医療学会で発表した。

 花粉症の人の体内に花粉が入ると、抗体と呼ばれるたんぱく質が「肥満細胞」という膨れた細胞にくっつき、ヒスタミンなどの複数の化学物質を放出する。これらの物質が、くしゃみや鼻水の症状を引き起こす。

 同研究所の川端健二プロジェクトリーダー(免疫学)らは、iPS細胞を特殊なたんぱく質が入ったゼリー状の培地などで計約10週間培養した。作製した細胞内に通常は肥満細胞の中だけにある酵素が作られていることを確認。細胞にくっついた抗体を刺激すると、ヒスタミンなど複数の化学物質が放出された。

4600とはずがたり:2016/03/25(金) 20:38:50

2016/3/25 19:05
食道がんになる危険がずば抜けて高い「酒を飲むとすぐ赤くなる人」
http://ima.goo.ne.jp/word/68878/%E3%80%8C%E9%A3%B2%E9%85%92%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%90%E8%B5%A4%E3%81%8F%E3%80%8D%20%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E5%8D%B1%E9%99%BA%E6%80%A7?from=ima_side

酒を飲むとすぐ顔が赤くなる体質の人が、長年「大量に飲酒」を続けると、80歳までに食道がんや咽頭がんになる確率が約20%、5人に1人の割合にもなると、愛知県がんセンターの松尾恵太郎研究部長らのチームが発表するなど、生まれつき酒に弱い体質の人ががんになるリスクは驚くほど高いという研究が相次いでいるという。「J-CASTヘルスケア」が報じている。

4601とはずがたり:2016/03/25(金) 23:59:50
2015.12.28
来年から湿布薬の処方枚数に制限〜欧米では使われない不思議な薬
http://healthpress.jp/2015/12/post-2184.html

 昔から日本人には馴染みのある「湿布薬」。捻挫や打撲、肩こり、腰痛などで用いられる、日本ではポピュラーな薬だ。日本人なら誰もが一度は使ったことがあるのではないだろうか。

 そんな身近に処方されてきた湿布薬(鎮痛消炎貼付剤)が、2016年4月の診療報酬の改定を機に、処方枚数が制限されるという。厚生労働省は、1回で70枚以上処方される患者は延べ約30万人/月いるとして、今回の制限によって国費ベースで年間数十億円の医療費削減につながるとみている。

 市販の湿布薬を買うと全額自己負担だが、医師が処方すると原則1〜3割の負担ですむ。「湿布薬は何枚あっても困らない」と多めに処方してもらい、余ったものをストック、家族などに譲渡するケースは少なくない。患者に必要以上の枚数が処方されるという無駄が問題視されてきた。

 そもそも、湿布薬の効果や副作用について十分な知識をもたず、安易に使用していないだろうか。

温熱効果や冷却効果はない!

 湿布は、開発の経緯から大きく「第一世代」と「第二世代」に区分けされる。第一世代は、消炎鎮痛成分(サリチル酸メチルなど) に加え、刺激成分が温感・冷感を与える。その後、鎮痛効果の高い非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs) を含んだ貼付剤が登場した。これが現在、主流となっている「第二世代」である。

 いずれも、肩こりや腰痛の原因である「筋肉の凝り」を取ってくれるわけではない。あくまで「痛み止め」「炎症を抑える」ための薬だ。

 冷湿布を貼るとヒンヤリする冷却効果は、配合されているメンソールによるもので、実際には「冷却」されているわけでない。一方、温湿布も、トウガラシエキスなどによって温かく感じているだけだ。実際に冷やす・温めるという効果は期待できないということを覚えておこう。

欧米ではほとんど使われていない湿布

 ところで、日本ではとても普及している湿布だが、欧米ではほとんど使われていない。痛み止めといえば飲み薬が一般的で、湿布のような貼り薬はあまり使われない。また、保険が適応されない国も多い。文化や習慣の違いなのかもしれないが、「薬」として“認めていない”場合が多いのだ。

 湿布はその手軽さから、「薬物」のイメージは薄いが、保険診療で採用されている、れっきとした薬。たとえば、ハガキ大のサイズの湿布薬を10枚ほど使うと、血中の鎮痛成分の濃度は、飲み薬1日分と同じくらいになるという研究結果がある。

湿布の多用、連用で副作用に見舞われることも

 すべての薬には何らかの副作用がつきものだが、湿布も同様だ。安易に使っていると思わぬ副作用に見舞われることがある。特に高齢者に多いのが、多用、連用によるものだ。

 たとえば、痛みや炎症を抑える医療用貼り薬「モーラステープ」に含まれる「ケトプロフェン」という鎮痛成分には、「光線過敏症」という副作用がある。貼ったまま紫外線を浴びると、貼った部位に発疹、腫れ、かゆみ、水ぶくれなどの症状が表れる。

 厚生労働省の発表によると、妊娠後期に使用した後、胎児の心臓につながる胎児動脈管が収縮し、胎児に肺高血圧症などが起きたケース、妊娠中期の使用で羊水が少なくなる羊水過少症も報告されている。

 また、インドメタシンには、筋肉を萎縮させてしまう副作用があり、ほかにも喘息を患っている人には用いてはならないという欠点がある。そのほかにも、アレルギー反応を引き起こしたり、胃の粘膜を刺激して胃腸炎になったりしたケースが報告されている。

 今回の湿布の処方枚数の制限策が、医療費削減の面だけでなく、適切な使用に基づく効果や副作用への喚起を呼ぶことに期待したい。
(文=編集部、監修=三木貴弘)


三木貴弘(みき・たかひろ)
理学療法士。日本で理学療法士として勤務した後、豪・Curtin大学に留学。オーストラリアで最新の医療、理学療法を学ぶ。2014年に帰国し、現在は東京都で理学療法士として医療機関に勤務。その傍ら、一般の人に対しても正しい医療知識をわかりやすく伝えるために執筆活動にも力を入れている。

4602とはずがたり:2016/03/26(土) 00:00:40
2016.03.22
改訂版「心房細動治療ガイドライン」の公正性に疑念?関係者に製薬会社から1億円もの金銭!
http://healthpress.jp/2016/03/1-9.html

 NGO「薬害オンブズパースン会議」(代表:鈴木利廣)は今月3日、日本循環器学会、日本心臓病学会、日本不整脈心電学会(旧日本心電学会、旧日本不整脈学会)と関連製薬会社に対し、公開質問を送付した。

 これら学会は2014年に「心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版)」を公表しているのだが、同ガイドラインに多大な影響を受ける製薬会社5社から年間1億円を超える金銭が、ガイドライン作成に携わった学会員に支払われていたためだ。

 降圧薬の臨床試験データ偽造をめぐり問題視されたアカデミアと製薬企業の関係が、今度はガイドライン作成の観点から問われている。

改訂ガイドラインはNOACを強く推奨

 学会が作成する診療ガイドラインは、臨床現場に大きな影響を持つ。疾病の診断基準、標準治療などが示されており、多くの医師が日常診療の参考としている。改訂された心房細動治療ガイドラインも例外ではない。
 
 さて、心房細動患者の多くは、心臓の中で血の塊(血栓)が形成されるのを防ぐ薬(抗凝固薬)を飲まなくてはならない。そうしないと血栓が血流に乗って脳へ行き脳血管が詰まってしまうためだ(脳塞栓症)。
 
 脳塞栓症を予防にはこれまで、ワルファリンという薬しかなかった。しかし2011年以降、新たな飲み薬が使えるようになり、2014年には4種類が使用可能となった。これらの薬は「NOAC(ノアック)」と呼ばれている(新規経口抗凝固薬の英語頭文字)。

 改訂された心房細動治療ガイドラインでは、この「NOAC」が強く推奨されている。
  
NOAC販売社からガイドライン作成関係者11名に1億1400万円余の金銭

 薬害オンブズパースン会議によれば、このNOACを販売している製薬会社5社から、心房細動ガイドライン作成関係者11名に対し、2014年1年間のみで1億1,400万円余が支払われていた。うち2名は、2,000万円以上を受領している。名目は「講演料」「原稿料」「コンサルティング料」だ。

 この結果を受け、ガイドラインの公正性に疑問を覚えた同会議はNOAC販売会社に対し、NOAC販売承認(厚生労働省による)からガイドライン改訂まで間に、ガイドライン作成関係者に支払った金銭、加えて作成関係者の所属組織に支払った寄付の全額を、開示するよう要求した。

 同時に先述3学会に対しては、上記の学会員による金銭授受把握の有無、またガイドラインの公正・中立性に関する見解を問うている。

4603とはずがたり:2016/03/26(土) 00:00:53
>>4602-4603
心房細動に「未承認」のNOACをガイドラインが「推奨」

 薬害オンブズパースン会議の指摘以前から、心房細動治療ガイドラインには「NOAC寄り」だとの批判があった。その1例は「未承認NOACの推奨」だ。

 ガイドラインでは、どのような心房細動患者にどのような抗凝固薬が適しているのか示されている。その際、ガイドライン作成時にはまだ心房細動への使用が承認されていなかったあるNOACが、「推奨」、あるいは「考慮可」として明記された。厚生労働省が心房細動への使用をまだ認めていない薬剤を、ガイドライン策定斑独自の判断で「推奨」したのだ。
 
 もちろん、この点は策定斑の中でも問題となった。ガイドラインが「2013年改訂版」にもかかわらず、公表が2014年にずれ込んだのは、この点の合意形成に時間がかかったためだと説明する関係者もいる。

発売後半年を待たずにNOAC推奨の「緊急ステートメント」を出した過去も

 心房細動治療ガイドライン策定斑によるNOAC推奨は、今回の改訂が初めてではない。わが国最初のNOACが売り出されて半年も経たない2011年8月、「心房細動における抗血栓療法に関する緊急ステートメント」なる文書が日本循環器学会から公表された。事実上のガイドライン(2008年版)改訂だった。前回ガイドラインには入っていなかったNOACが、発売後半年も経たないうちにファルファリンと並んで「推奨」されていたのだ。

 ワルファリンにしてもNOACにしても、抗凝固薬は使い方の難しい薬である。下手をすれば大出血を引き起こす。それゆえ最初は、抗凝固薬の経験が豊富な専門医から使い始め、安全な使用法を模索していく。そして安全な使い方が確立されれば、ガイドラインでの推奨も考慮されよう。

 そういう意味で、ほとんどNOAC使用経験が集積されていない時期の「緊急ステートメント」には、違和感を覚えた医師も多かったはずだ。

 皮肉なことに、このステートメントが出された当日、ステートメント推奨のNOACによる大出血への警告が、製造社から発せられた。

 薬害オンブズパースン会議の公開質問に対し、関係学会、NOAC販売社がどのような回答を寄せるのか、注視していきたい。 
(文=黒澤貴/医事ジャーナリスト)

4604とはずがたり:2016/03/26(土) 00:06:48
俺も疲れると歯茎に出る。。

2016.03.23
日本人の265万人以上、40歳以上の8割強が苦しむ「歯周病」は、天候急変から3日以内悪化する!?
http://healthpress.jp/2016/03/2654083.html

 四季の移り変わりに伴う病気や症状の総称は「季節病」。一方、日々の天候変化で起こる症状の総称は「気象病」。しかし、微妙な変わり目に著しい気象の変化が入り混じり、花粉も飛び散る昨今は、体中が悲鳴をあげて、原因も痛む部位/範囲も曖昧模糊としてきて困る。

 頭痛/関節痛/神経痛、めまい/耳鳴り/首の痛みや肩の凝り、気象病の症状は十人十色だが「古傷が痛む」とは言いえて妙。乱高下よろしく日替わり的に気温・湿度・気圧がくるくる変わる近頃は気のせいか、歯茎もなんだか疼いているような……。

 「歯茎の疼き」と聞いて「ある、ある」と膝を叩いた方は、もしかしたら歯周病かも? しかもその痛み、昨今の急な気温上昇や気圧低下と密接な因果関係によるものかもしれない。

天候急変の3日以内に「腫れ」のち「痛み」が!?

 昨夏、国際医学誌『ERPH』(International journal of environmental research and public health)に興味深い研究報告が掲載された(電子版2015年8月5日号)。岡山大学大学院の森田学教授と竹内倫子助教授らのチームによるもので、要約すれば「天候が歯周病の症状急変に関与している」という論考だ。

 彼ら研究班は、岡山大学病院予防歯科を受診(2011?2013年)した「慢性歯周炎患者」延べ2万34人を対象に症状の変化を分析。うち口腔内の状態に関係なく急性症状に見舞われ、その原因が曖昧な患者153人(平均年齢68.7歳)のデータに着目して研究を進めた。

 解析に用いられたのは地元・岡山地方気象台のデータで、発症時の患者たちの状態と当時の気象条件を比較検証しながら関連性を探った。

 その結果、①1時間ごとに気圧が急激に下がった日/②1時間ごとに気温が急上昇した日、いずれかの天候変化が認められた日の1?3日以内に「歯茎の痛みや腫れが急激に発症する患者例が多い」との傾向が判明した。

最多感染者数のギネス世界記録は「歯周病」

 気圧/気温の急変日から3日以内になぜ歯周病が悪化するのか? そのメカニズムの究明は今後の課題だ。竹内教授は発表時に「さらに研究を深め、どの程度の気圧低下や気温上昇があると急な症状が現われるのか。それを突き止めて、天気予報のように『歯周病注意報』を出せる仕組みを作りたい」と近未来への抱負を語っている。

 森田教授も「メカニズムはまだ不明だが、気圧や気温の変化がホルモン分泌や循環器系に影響して、慢性歯周炎の急激な悪化を引き起こした可能性がある」とコメント。事前の『注意報』が何らかのメディアから発信されれば、予防歯科の啓発力は高まるだろう。

 「歯周病(perio)」は歯肉/セメント質/歯根膜および歯槽骨から構成される歯周組織に発生する慢性疾患の総称。人類史上最も感染者数の多い「歯周病」は、それがギネス・ワールド・レコーズにも記載されているほどの感染症なのである。

 厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」によれば、国内で継続的な治療を受けていると推測される歯肉炎及び歯周疾患の総患者数は265万7000人(2011年度)。性別では男性108万4000人、女性157万2000人で、後者が1.45倍多いという結果だった。

 また、40歳以上の8割強が歯周病を罹患しており、歯を失う原因の約4割を歯周病が占めている。実際、45歳以上の層で歯周ポケット(=歯周疾患の目安)が4mm以上認められる人は約半数いた。

 初期段階では歯と歯茎の境目が赤く腫れたり、出血する程度の歯肉炎。それが進むと歯周炎となり、悪化に伴ない歯と歯茎の隙間がさらに広がって「歯周ポケット」が深くなる。やがて歯を支える組織が壊されて、いよいよ歯がぐらつく状態を迎えるという流れだ。

 いつか『歯周病注意報』を! そう目論んで日夜、解析を進めている岡山大学大学院の研究班。彼らの成就を待つまでもなく、昨今の急激な天候変化を逆手に取って自らの歯茎チェックを日々意識してみてはいかがだろうか。そう、毎日の天気予報を参照して!(文=編集部)

4605とはずがたり:2016/03/27(日) 08:28:57
小保方さんめ,発想は良かったのにちゃんと証明できなかったんだな。。追試の結果が楽しみだ。

STAP現象、米国研究者Gが発表…小保方晴子氏の研究が正しかったことが証明
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/stap%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E3%80%81%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%80%85g%E3%81%8C%E7%99%BA%E8%A1%A8%E2%80%A6%E5%B0%8F%E4%BF%9D%E6%96%B9%E6%99%B4%E5%AD%90%E6%B0%8F%E3%81%AE%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%8C%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E8%A8%BC%E6%98%8E/ar-BBqD9RI#page=2
ビジネスジャーナル
株式会社サイゾー
2016/03/18

 小保方晴子氏が発見した「STAP現象」が、アメリカの研究者グループによって報告されていた。2015年11月27日に英国科学雑誌「ネイチャー」姉妹版のオープンアクセスジャーナル「ネイチャー・サイエンティフック・リポーツ」に掲載された。

 それは、米テキサス大学医学部ヒューストン校のキンガ・ヴォイニッツ博士らが、負傷したマウスの骨格筋から幹細胞になる新規の細胞集団を発見したと論文で発表したものだ。題名は『損傷誘導性の筋肉由来幹様細胞』で英文の頭文字「injury induced muscle-derived stem cell-like cells 」からiMuSCsと名付けられ、それを証明したものはヴォイニッツ論文と呼ばれている。キンガ博士は同論文の要旨をこうまとめている。

「我々は最近、損傷を受けたマウスの骨格筋のなかに、新しい幹細胞の集団を発見しました。このiMuSCsは、分化した筋原性細胞が部分的に初期化されたものであり、多能性によく似た状態を示しました。」

 同論文では、マウスの骨格筋肉の細胞が怪我の外的刺激によって初期化の変化が見られ、それを単離して培養したところ、細胞が多能性を示し、幹細胞状態(ES細胞様)になった成果を報告している。iMuSCsでのキメラマウス実験では、皮膚、筋肉、心臓、肺、腎臓、脾臓、および脳などの組織をつくったことが証明された。しかし、生殖機能の臓器をつくる能力はまだ証明できておらず、今後の研究の発展が期待される。

 同論文には、小保方氏がストレス刺激で細胞の初期化を報告した「STAP細胞論文」の実験結果とよく似た部分があり、いくつかの共通点が確認できる。それは、「外的刺激で体細胞が初期化し、分化が可能な多能性を示した」という部分だ。つまり、STAP現象が確認されたということになる。

●STAP現象とは

 では、そもそも STAP現象とはなんだろうか。

 それは14年1月30日に「マイナビニュース」に掲載された記事『理研など、動物の体細胞を万能細胞(多能性細胞)へと初期化する新手法を開発』に詳しく書かれている。概略すると、同記事では細胞外刺激による体細胞からの多能性細胞への初期化現象をSTAP現象、それから作製された新たな細胞をSTAP細胞と呼ぶ、としている。

 つまり、キンガ博士は損傷したマウスの骨格筋からSTAP現象を確認し、それを取り出して培養し、多能性を持たせた細胞をiMuSCsと名付けたのだ。発見と作製方法は違っていても、理研が定義したSTAP現象と同じ原理だといえよう。

 それまで生物学では、体細胞は一旦分化したらその記憶を消して元に戻る事(初期化)はないとされていたため、小保方氏の発見と方法は驚きを以て迎え入れられた。これは、多くの人が記憶していることだろう。そして、もしもSTAP細胞論文が取り下げられていなければ、体細胞のなかに多能性が存在することを外部刺激によって最初に証明していたのは、小保方氏になるはずだった。

 キンガ博士は同論文のなかで、次のように宣言している。

「成体組織における多能性細胞様細胞の存在は、長年、論争の種となっていました。多能性幹細胞が、分化した体細胞組織から生じ得ることはまだ、これまで証明できていませんでした【編注:その一例として小保方氏の米国留学時代の論文が紹介されている】。しかし、本研究では、骨格筋が負傷したような強い刺激によって細胞の再プログラミングが開始され、多能性細胞様細胞を得ることを明らかにしました」

●笹井氏の驚き

 理研が14年1月29日に発表したSTAP細胞論文に関する報道資料「体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見」で、ヴォイニッツ論文との類似点が確認できる。
 
 STAP細胞論文では代表的なストレスを与える方法として、

(1)「細胞に強いせん断力を加える物理的な刺激(細いガラス管の中に細胞を多数回通すなど)」
(2)「細胞膜に穴をあけるストレプトリシンOという細胞毒素で処理する化学的な刺激」

 などが報告されており、キンガ博士はiMuSCsで(1)の方法を証明したことになる。

4606とはずがたり:2016/03/27(日) 08:29:24

 また、小保方氏はSTAP細胞がリンパ球以外の細胞からもつくれるか実験しており、マウスの脳、皮膚、骨格筋、脂肪組織、骨髄、肺、肝臓、心筋などでの細胞でもSTAP細胞が産生されることを論文で報告している。これも骨格筋の損傷から確認されたiMuSCsと同じである。

 小保方氏の論文共著者で理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(旧理研CDB)の副センター長だった故・笹井芳樹博士は、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」の特集『外部刺激でも簡単に幹細胞化できる!』で「素晴らしい成果です。私自身、外部からのストレスが細胞にこのような効果をもたらすとは思ってもみませんでした」と語っている。この驚きは正しかった。ノーベル賞級の、研究者にも思いもよらない未知の細胞生態を小保方氏は発見していたのだ。ちなみに、理研CDBはSTAP細胞問題で解体され、14年11月21日に細胞システム研究センター(CDB)として再編された。

●STAP現象とされる細胞の初期化は実在した
 
 15年1月25日、ベストセラー『バカの壁』(新潮社)で有名な東京大学の名誉教授で解剖学者の養老孟司氏は、毎日新聞にSTAP細胞問題を扱った『捏造の科学者』(文藝春秋/須田桃子)の書評を寄稿している。そしてSTAP現象をこのように否定した。

「いわば哲学的にいうなら、生物は元来歴史的存在であり、『記憶の消去』はできない。記憶を完全に消去したら細胞自体が消える。いいたいことはわかるが、これは実験家の夢である。初期化とはまさに工学の発想であり、生物学ではない」

 しかし、キンガ博士の論文により、物理的圧迫で細胞が初期化し、多能性を持つとする現象が証明された。細胞が初期化し分化した記憶が消え、身体のさまざまな器官に変化する事が証明されたのだ。「細胞はいったん分化したら未分化の状態に戻ることはなく、細胞は分化が進んでいくだけ」「体細胞が未分化細胞になり、幹細胞状態として身体組織をつくれるようになるということはない」とするSTAP現象否定派は、この実験結果をどのようにとらえるのだろうか。

 キンガ博士らはiMuSC研究の先行例として、小保方氏の米ハーバード大学留学時代にバカンティ教授の元での「胞子様細胞(spore-like cells)」研究をまとめた「スフィア細胞論文」を紹介している。この論文はアメリカの再生医療専門誌「Tissue Engineering Part A」に掲載された。「スフィア細胞」は生物には休眠状態の小さなサイズの細胞が眠っており、病気や怪我の時に多能性細胞となり修復機能をもたらす、とする研究だ。

 小保方氏はこの論文を元に博士論文を書き早稲田大学に提出し、11年3月に学位を授与されたが、誤って草稿論文を提出してしまい、「不正に学位の授与を受けた」として学位を剥奪される事態となった。早大は15年11月2日に学位取り扱いについての記者会見を開き、小保方氏の学位取り消しを正式に公表した。これにより、小保方氏は最終学歴が早大卒、早大大学院後期退学扱いとなった。

 学位授与当時の小保方氏の研究は「身体のなかにもともと存在する万能細胞を発見すること」だったが、STAP細胞実験は「刺激を与えて万能細胞をつくり出すこと」にチャレンジしたものだ。

4607とはずがたり:2016/03/27(日) 08:29:44
>>4605-4607
●フロンティア精神を萎縮させる「研究不正認定」

 小保方氏は理研から研究不正の認定を受けた。それは実験部分ではなく、論文構成上のミスである。データの切り貼りなどは論文に付記されるデータ画像を見やすくするためのもので、実験結果のねつ造ではなかった。画像の不正引用とされるものは本人の学位論文からの引用で、他人のデータを論文に持ち込んだのではない。早大の学位論文は「コピペ、盗用を多用」と報道されたが、それは誤って提出した論文の下書き、草稿のことであり、本稿への評価ではなかった。早大は草稿の評価を「調査報告書」で公開したのだ。

 STAP細胞問題は、どこかで、小保方さんの論文構成上のミスを「実験ねつ造」や「研究不正の常習犯」として論点のすり替えが行われたような気がしてならない。大切なのは発見であり、その可能性へのチャレンジだ。メディアを含めた世間は、細かな書類上のミスにこだわり、発見や可能性への出発点を握り潰していたのではないだろうか。

 iMuSCs発見により、「体細胞の刺激による初期化」への小保方氏のチャレンジは正しかったことが証明された。この研究の進歩より、万能細胞で再生医療の新たな領域が開かれるかもしれない。いつでも再生医療が受けられるように、自分の細胞を特殊なカプセルに入れて持ち歩く時代が来るかもしれないのだ。

 現代では当たり前になっている「血液型」は、1900年にオーストリアのウィーン大学の病理学者カール・ラントシュタイナー博士によって発見された。博士が発見したのは今日で言うABO型までだったが、その発見より前に「血液には4種類のタイプがあり、輸血で混ぜると最悪の場合は死んでしまう」と言っても誰も信じてくれなかっただろう。今回のキンガ博士の報告を受けて、我々はもう一度、このSTAP細胞問題を立ち止まって考えることが必要なのではないだろうか。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)

4608とはずがたり:2016/03/28(月) 21:36:31

早期母子接触で脳性まひ7件
出産後すぐの赤ちゃん
2016/3/28 20:45
http://this.kiji.is/87150607030484996

 出産事故で赤ちゃんが重い脳性まひになった際の産科医療補償制度で、昨年末までに分析を終えた793件中、出産直後に母親が抱っこする「早期母子接触」中に赤ちゃんが急変し、結果的に脳性まひになった事例が7件あったことが28日、分かった。制度を運営する日本医療機能評価機構(東京)が報告書を公表した。

 早期母子接触は母子の心身安定につながるといった利点も指摘されているが、機構は「医療関係者が継続的に観察し、赤ちゃんに心電図モニターを装着するなど慎重な対応が必要」と注意を呼び掛けている。

4609とはずがたり:2016/03/31(木) 17:16:46
“はるさん、帰るよ!”
小保方晴子氏の『あの日』は男性研究者のセクハラ告発本だった!? 関係者が分析
http://www.cyzowoman.com/2016/02/post_19080.html
2016.02.26

 STAP細胞騒動のヒロイン、理化学研究所の元研究員、小保方晴子氏の手記『あの日』(講談社)が売れに売れまくっている。紀伊國屋書店の2月13日〜19日の週間ランキングでは、和書総合5位にランクインしている。前編は小保方氏のサクセスストーリー、後半はES細胞の窃盗の濡れ衣を晴らすために釈明する内容になっている。一方で、現役の研究者たちの間では、この本の狙いは「セクハラ告発」だという説が囁かれている。

■苦労知らずのプリンセス
 STAP細胞論文捏造問題を取材してきたノンフィクションライターの杉浦由美子氏は手記を読んだ感想をこう述べた。
「純粋に研究者の手記として読むと違和感だらけです。実験の具体的な様子がまったく描かれておらず、こういう苦労をしたというディテールが一切ないんです。その一方で、周囲の“おじさま”研究者たちが彼女に与えた賞賛の言葉はかなり詳細に明確に記されていますね」
 確かに『あの日』を読むと、“おじさま”研究者たちの小保方氏へのメッセージは強烈だ。米ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授は「これから先の留学にかかる生活費、渡航費は僕が援助する」と宣言し、また、小保方氏が若山照彦教授に「キメラマウス作製の胚操作を教えてください」という旨を願い出ると、「小保方さんが自分でできるようになっちゃったら、もう僕のことを必要としてくれなくなって、どこかに行っちゃうかもしれないから、ヤダ」と返答されたという。まるで蜜月カップルの甘い会話を聞かされているようだ。
 杉浦氏のいうように、世紀の発見をしたと主張する研究者・小保方晴子氏の手記でなぜこのような蜜月エピソードが事細かに書かれるのか不思議である。この疑問を、現役の文系・理系の研究者や大学教職員たちに尋ねてまわると、「セクハラ告発が目的では」という説が複数の人の口から出てきた。

■セクハラを匂わす描写が目立つ
 セクハラ対策を担当した経験がある大学教授がいう。
「セクハラを匂わす描写が目立ちました。特に印象的だったのは、小保方さんがハーバードに留学するきっかけになった東京の宴席での話です。普段まったくお酒を飲まないのに、注がれるままに飲んでしまい、畳の上で寝てしまった、というエピソードがあります。アメリカの大学ならば教員が学生を酔いつぶしたら、セクハラですよ」
 また、東京大学の理学部出身で、小保方氏とは同世代で研究職の女性がいう。
「その酔いつぶされたエピソードの中で、女子医大の大和雅之先生が“はるさん、帰るよ!”と声をかけたとあって、驚きました。男性教員が女子学生をファーストネームで呼ぶってありえないですよ。それをわざわざ書くのもヘンですよね。私が先生に下の名前で呼ばれたとして、それを他人に話すとしたら、“あの先生は馴れ馴れしく、私を下の名前で呼んだ”とセクハラを訴える時だけです」
 また、別の40代の理系研究者はこうも話す。
「小保方氏はES細胞窃盗に関連し、参考人として任意で警察の事情聴取を受けています。そのため、小保方さんにマイナスになるような証言をしないように、若山さんをはじめ、男性の研究者たちを牽制しているのかもしれません。彼女とおじさん研究者たちの間には、もっとすごい秘事があって、“もし私に不利なことを警察やマスコミに話したら、あんたたちが私にしたことを全部世間にバラすわよ”というメッセージが『あの日』の随所にちりばめられているように感じました。その証拠として、自殺した笹井芳樹さんの“恥ずかしい発言”は書かれていない。NHK特集で笹井さんが小保方さんに送ったメールが公開されましたが、まるで、ラブレターみたいな文面でしたから、他にもあったと思うのですが、死人に口なしで、笹井さんを脅す必要はないからでしょう。僕は男なので、『あの日』は怖くて泣きながら読みました」

4610とはずがたり:2016/03/31(木) 17:17:02
>>4609-4610
■不倫は力関係を逆転させる
 この「セクハラ告発本では」という説をどう思うか。先出のノンフィションライターの杉浦氏に意見を求めてみた。杉浦氏は大学内におけるセクハラについての取材経験がある。
「私は『セクハラ告発本』とまでは深読みしませんでした。単に『おじさんたちは、これだけ私をチヤホヤしておいて、私が劣勢になると、はしごを外して逃げた』と、自分こそが被害者であるとアピールしているのかな、と。実際、その効果はあって、彼女への同情論はまた高まっており、それが『あの日』をベストセラーにしている要因だと思います」
 杉浦氏は「セクハラ告発本」説に同調しなかったが、こうも話してくれた。
「毎日新聞の須藤桃子記者がSTAP細胞論文問題について書いた『捏造の科学者』(文藝春秋)の中で、若山教授が会合の席で実験にアドバイスをすると、小保方氏が『そんな大変なことをできるわけがない』と怒り出したというエピソードがありました。それを読んで上下関係が逆転している、まるで、指導教官と不倫している女子学生みたいだな、とは思いました。あくまでも私の個人的な感想です。大学で教員と女子学生が男女の関係になると、男性側が後ろめたいので、女子学生の方が上になる例を見てきました。そうなると、人前でも女子学生が指導教官に対して横柄な態度をとるようになり、他の学生が“こんな乱倫な雰囲気耐えられない”と大学側に訴えるというケースがしばしばあります」
 実際、小保方氏が男性教授陣たちと“乱倫”な関係にあって、それを今さら「セクハラ」として告発したいのかどうかは定かではない。だが、彼女には、「なにかあったのでは?」と、妄想させる言動が多いと報じられているのは事実で、『あの日』でもそれが全開になっているのである。
(木原友見)

4611とはずがたり:2016/03/31(木) 17:20:44
https://stap-hope-page.com/
これみたいだ。ちゃんとリンクぐらい張れよなぁ。。

理研の元研究員、小保方氏がHP開設
2016/3/31 17:01
http://this.kiji.is/88181577466807800

理化学研究所の元研究員小保方晴子氏が、STAP細胞の作製手順や理研の検証実験の内容を公開するHP開設。

4612名無しさん:2016/04/03(日) 21:43:33
>>4611

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160401-00000387-fnn-soci
小保方 晴子氏、ウェブサイト開設 STAP細胞の作製手順公開
フジテレビ系(FNN) 4月1日(金)1時50分配信
理化学研究所の元研究員、小保方 晴子氏が31日、あるウェブサイトを立ち上げた。
その名も、「STAP HOPE PAGE」
訳すなら、「STAP希望のページ」だろうか。
全文が、英語で書かれている。
小保方氏は、「わたしの目的は、今後、STAP細胞作製の実証ができるよう、科学界に情報を提供することです」とコメントしている。
この中で、小保方氏が公開したのが、STAP細胞の作製手順。
STAP細胞は、小保方氏自身が参加した理研の検証実験でも、再現ができなかったものだが、今回、溶液の種類や量、その温度などについて、具体的な数値が示されている。
このウェブサイトについて、東京都医学総合研究所・原 孝彦幹細胞プロジェクトリーダーは、「新しいところは、特殊な試薬を加えると、STAP細胞の出てくる効率が上がるということが、1つ書かれておりまして、小保方さんが、記者会見の中でもおっしゃっていた、コツに当たるものなのかなっていうふうに、ちょっと感じました」と語った。
2014年4月、小保方氏は、「わたし自身は、たくさんのコツや、ある種のレシピのようなものが存在しているんですけれども」と語っていた。
新たに公開されたとみられる、STAP細胞作製のコツ。
一方で、原 孝彦氏は、「ただ、それも、実際にそれを使ったことによって、どのぐらい効率が上がるのかっていうことの、実際のデータっていうのは、そこに書かれておりませんので」と語った。
小保方氏は、ウェブサイト上で、理研による検証実験についても紹介。
代理人弁護士によると、小保方氏は、「自分が関わった分は、数は少なくても、現象は見られている。それが報道・発表されないことについて、理解してほしい」と話していたという。
原 孝彦氏は、「当時の結論としては、これは、STAP細胞という現象ではなくて、ES細胞という種類の細胞が、むしろ、そこに入っていたという結論が出ていたわけですけども、その結果を覆すような内容には、なっていませんでした」と語った。
今後も、ウェブサイトの情報を更新していくとしている小保方氏。
小保方氏は、「わたしの切実な願いは、誰かが、この生命の謎について、次の扉を開くことです。STAP現象が、将来、人類に偉大な貢献をもたらすことを信じています」とコメントしている。
理研は、小保方氏のウェブサイトについて、「コメントする立場にはない」としている。
最終更新:4月1日(金)1時50分Fuji News Network

4613とはずがたり:2016/04/04(月) 04:15:07
ネイチャーの記者って何だ??

小保方さんHPにネイチャー誌記者「腹が立った」
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/262/49fbbbf6423bc9a1d9c0df1fbf43e8c3.html
(スポーツ報知) 04月03日 23:30

 STAP細胞論文の著者で元理研研究員の小保方晴子氏(32)が、STAP細胞に関するホームページ(HP)を開設したことについて、3日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜・後10時)では、科学誌「ネイチャー」の記者の反論コメントを紹介した。

 取材を受けたのは、デイビッド・シラノスキ氏で「正直、これには腹が立ちました。STAP細胞の問題を解決するのに役立つとは思えない。これを真に受ける研究者がいるとは思えない」とコメントした。番組では、小保方氏の代理人弁護士の回答として「本HPに関し、日本のメディアに向けて進んで発信もしておりません」とのコメントを紹介。HPが英語版になっている意図を説明した。

 同番組キャスターの宮根誠司アナ(52)は「素人としては、(STAP細胞が)あるのかないのかいまだにモヤモヤしている」と首をひねっていた。

4614とはずがたり:2016/04/05(火) 15:47:20
<アレルギー症状>体内時計で緩和 山梨大がマウス実験
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160405-00000040-mai-soci
毎日新聞 4月5日(火)11時14分配信

 山梨大医学部の中尾篤人教授(免疫学)らの研究グループは、1日周期で体のリズムを刻む「体内時計」に作用する物質を使い、花粉症などのアレルギー症状を和らげる仕組みが人やマウスの細胞実験で分かったと発表した。中尾教授は「治療薬の開発に向けて前進した」と話している。

 花粉症は、目や鼻の粘膜などにある免疫細胞が花粉に反応して症状が出る。特に、くしゃみや鼻づまりなどアレルギー疾患の多くは、昼に軽く、夜間や朝方は重くなる傾向にあると言われている。

 この変化について、中尾教授らはこれまでの研究で、免疫細胞内で体内時計を動かすたんぱく質が関わっていると突き止めていた。このうち一つのたんぱく質が減ると症状が悪化することも知られており、中尾教授らは今回、このたんぱく質を分解・減少させる酵素「カゼインキナーゼ」の働きを抑える物質をマウスに与えた。

 米国の製薬会社が不眠症の治療薬を作る過程でできた化合物の一種で、マウスに投与すると、「くしゃみ」や「鼻かき行動」などの症状が軽くなり、人間でも花粉症患者の免疫細胞を採取して同様の実験を行った結果、症状が和らぐことを示す反応が出たという。体内時計が夜から昼に切り替わったためとみられている。

 中尾教授は、アレルギー疾患にも効果がある可能性があるとして、この製薬会社と実用化に向けた準備を進めている。中尾教授は「これまでとは違い、新たなアプローチの治療が可能になる」と期待している。【松本光樹】

4615とはずがたり:2016/04/06(水) 08:32:56

<抗がん剤>2000年以降急騰 「分子標的」開発高額
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20160405k0000m040095000c.html
04月05日 01:18毎日新聞

 国内外で抗がん剤の価格が急激に高額化している実態が、米国や日本の医師の分析で明らかになった。日本では2000年代以降、がん細胞を狙って攻撃する「分子標的薬」の登場によって新たに承認された抗がん剤の価格が急上昇している。米国でも、10?14年には月額約1万ドル(約110万円)となり、00年以前の約5倍に急騰。さらに、最近発売された免疫の仕組みを利用する新タイプの薬が高額化に拍車をかけている。

 国立がん研究センターの後藤悌(やすし)医師が国内の肺がんの抗がん剤について、平均的な体格の日本人男性が使用する場合の1カ月当たりの薬価を集計。1983年に承認された「シスプラチン」など、がん細胞の増殖を抑えて死滅させる抗がん剤は、ほとんどが月額10万円以下だった。しかし、肺分子標的薬「イレッサ」(一般名ゲフィチニブ)が登場した02年以降は同数十万円に上がり、最近2?3年は同70万?80万円になるものも出ていた。さらに、15年に同300万円を超える新タイプの抗がん剤「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)が適応になった。日本は、高額療養費制度によって患者の所得に応じて自己負担には上限があり、70歳未満(夫婦と子ども1人の世帯)では月3万5400円?約25万2600円。差額は医療保険者が負担する。

 米ニューヨーク市のメモリアル・スローンケタリングがんセンターのチームは、新たに承認されたがん新薬の価格を75年から5年ごとに比べた。その結果、75?79年は同約130ドル、30種類の新薬が登場した95?99年は同1770ドルに上昇。その後も価格は上がり、00?04年に同4716ドル、直近の10?14年は同9905ドルと急激な価格の上がり方になっている。

 抗がん剤が高額化する背景には、新たな仕組みの抗がん剤開発の成功確率が低く、開発期間、研究費がかかることがある。その上、分子標的薬は対象となる患者が少ないため、薬価が高額化しやすい傾向がある。【下桐実雅子】

4616とはずがたり:2016/04/07(木) 19:53:36
2016年4月6日 19時54分
末期がん、在宅でも寿命ほぼ同じ 入院と比較、筑波大
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016040601001605.html

 がんの最期を自宅で迎える場合と病院で迎える場合とでは、生存期間にほとんど違いがないか、むしろ自宅の方がやや長いとする調査結果を、筑波大と神戸大のチームが6日までにまとめた。末期のがん患者が在宅医療を選んでも寿命が縮む可能性は低いことを示す結果となった。

 調査は2012年9月〜14年4月、専門的な緩和ケアを行う国内の58医療機関で、在宅や病棟で診療を受けた20歳以上の進行がんの患者計2069人を対象に分析した。

(共同)

4617とはずがたり:2016/04/08(金) 16:45:17
2016.04.01
ジャーナリズム ジャーナリズム
小保方晴子氏『あの日』は真実
STAP現象、理研で再現されていたことが発覚…若山教授、不当に実験成果物を大量持ち出し
文=上田眞実/ジャーナリスト
http://biz-journal.jp/2016/04/post_14498.html

1月に発売された小保方晴子氏(32)の告白本『あの日』(講談社)は、3月に入ってすぐ5刷りされ、販売26万部を超えるベストセラーとなっている。講談社担当者は「読者からは多数の共感と応援を頂いております」といい、これからも売れ行きは伸びるもよう。

 本書をめぐっては賛否両論が渦巻いているが、重要な点は本書の内容が本当なのかどうかという点であろう。そこで本稿では、小保方氏が所属していた理化学研究所が開示した書類等を参照しながら、時系列で検証してみたい。
 2014年3月10日、小保方氏の共同研究者であった若山照彦博士(山梨大学教授)が論文を撤回し、STAP細胞問題が表面化した。同年12月25日に公表された「研究論文に関する不正調査委員会」(委員長・桂勳氏)の「研究論文に関する調査報告」(P.13)では、STAP細胞の研究成果は「ES細胞の混入である可能性が高い」とされている。
 また、理研は15年3月20日に「運営・改革モニタリング委員会による評価について」のP.85で、STAP細胞論文は「ほぼ事実ではなかった」と宣言しており、STAP細胞はその存在を完全に否定されたかに見える。
 しかし、STAP細胞が発表された直後、若山氏は14年4月17日付「日経Bizアカデミー」記事『「その時マウスは緑色に光った!」若山教授が語った幻のSTAP細胞誕生秘話』内で、STAP細胞実験の成功秘話を克明に語っているのだ。これには多くの疑問の声が上がっている。さらに、アメリカの研究者グループがSTAP現象と同じ実験結果から多能性細胞をつくることに成功している。
 実はSTAP細胞論文への疑惑が取り沙汰された後に理研が行った再現実験で、STAP現象は確認されており、それは『あの日』(P.220)にも書かれている。

契約がないまま成果物を持ち出し

 小保方氏は『あの日』(P.155)で若山氏がMTA(研究成果有体物移転契約書)を交わすことなく実験成果物を理研から山梨大学若山研究室に引っ越す時に持ち出し、窃盗で訴えると理研が訴えたところ、「慌てて書類を出してきた」と告発している。筆者もこの件について、昨年5月頃から複数の関係者、担当記者から聞いていた。ちなみにMTAとは、研究者が研究所を引っ越す時に研究成果物を持ち出す許可を交わす契約書で、研究成果物の引越リストのようなものだ。
 独立行政法人には活動を国民に説明する責務があるとした「情報公開法」がある。そこで筆者は理研の情報公開制度を利用して、若山博士が作成したSTAP細胞実験用のMTAを取得した。
 それによると、若山氏が理研と引越先の山梨大と交わした最初の契約書の日付は14年の4月1日になっていた。若山研究室が理研から山梨大学に引っ越したのは13年3月だから、引越から約1年ずれた日付になっていた。しかも若山氏が英ネイチャー誌に投稿したSTAP細胞論文撤回を共著者らに呼びかけたのは14年3月10日だ。STAP論文に画像の不正引用が発覚し「STAP細胞の存在が信じられなくなった」と呼びかけた後に、大量のSTAP幹細胞と対照実験に使ったES細胞、TS細胞の移転契約書に捺印しているのだから驚きだ。
 なぜ、MTAの日付が引越時期よりも1年もずれた論文撤回後の契約だったのか。それは、若山氏が契約を結ばずに勝手に持ち出していたからだということが「あの日」の告発で解った。
 さらに、このMTAは細胞の樹立日(作成日)に記載ミスがあり、再契約が交わされているので、正式にSTAP細胞実験の成果物の移転届けが終了したのは15年9月30日。本来ならば研究室の引越と同時にMTA契約を締結しなくてはならない。情報開示により、若山研の杜撰な研究成果物の管理実態が露呈した。
 そうであるならば、若山氏が山梨大へ移転させたSTAP細胞実験成果物とされる保管物が、理研から移動されたものと同一かどうか判定できない。なぜなら、つくった本人が持ち出し、理研に「これとこれを持って行きました」と事後契約していたからだ。理研の研究室で若山氏が作成したSTAP幹細胞と、山梨大へ移転させ第三者機関へ解析に出したSTAP幹細胞が同じものかどうかも、検証することはできない。

4618とはずがたり:2016/04/08(金) 16:45:32
>>4617-4618
小保方氏は再現実験でSTAPを再現できないので、小保方氏が「STAP細胞作成を200回成功した」と言ったのは嘘だったのではないか、との疑惑が広まった。しかし、『あの日』(P.218)で小保方氏は実にひどい環境下で実験させられていたことを告白している。まるで鉛の防衣のような重たいエプロンを着けさせられ、身動きができず実験するのに不自由したとある。さらに実験中には立会人が置かれ、監視カメラ3台も設置、釘穴までセメントで塞がれたという。
 理研がこうした対応をとった理由について14年7月2日、再現実験の統括責任者である相沢慎一理研特別顧問は「世の中には彼女が魔術を使って不正を持ち込むのではないかという危惧があるため」だと記者会見で語っている。
一部、成功していた理研の再現実験


 小保方氏の再現実験では、STAP現象は確認された。それは14年12月19日に理研が発表した「STAP現象の検証結果」(P.2)の以下記述で確認できる。
「弱塩酸処理を行った場合では、その多くに STAP様細胞塊が形成されることが確認された」
 しかし、その出現数はごくわずかだと検証結果を報告している。わずかでも、確かに「STAP様細胞塊が形成」とある。STAP現象は確認されていたのだ。さらに連携して行われた丹羽仁史博士(熊本大学教授)の再現実験では、マウスの肝臓細胞の実験でATP浴という方法で刺激を与える実験をしており、これも多能性を持ったことを示す多能性遺伝子の発現が確認され、検証結果では49回のうち37回もSTAP様細胞塊の出現が確認されたとある。かなり高い確率だ(「同」<P.4>より)
 小保方氏は『あの日』(P.220)のなかで、再現実験によって「酸処理した細胞に未分化状態を示す多能性遺伝子の確認があった」と記しているが、丹羽氏が作成した「肝細胞由来のSTAP現象が確認された」という事実は、理研も検証結果で公表している。同報告書では「STAP現象」をこう定義している。
「マウスの新生児の各組織の細胞(分化細胞)を一定の条件でストレス処理すると、多能性を持つ未分化細胞にリプログラミング(初期化)されるという上記研究論文(STAP細胞論文)に記載された現象である」(P.1)
 つまり、STAP現象は再現実験で確認されていたのだ。
 しかし、理研の検証報告書では「自家蛍光と区別がつかない」など、上記の実験結果を否定する矛盾した言葉で締められている。「STAP様細胞塊」が出現し、自家蛍光とは違う遺伝子タンパクの発現が確認されたのであれば、「わずかでも成功、STAP細胞塊の出現を複数確認」と発表されてもいいはずだ。検証実験の主旨と小保方氏の実験環境を思えば、頻度よりもSTAP現象が確認できたことを重視するべきではないか。

 検証報告では、STAP様細胞塊でSTAP幹細胞、FI幹細胞をつくろうと試みたが失敗したとされている。また、STAP様細胞塊からはキメラマウスをつくる事はできなかった。つまり、『あの日』でも書かれているとおり、若山氏が行っていた実験パートは実態の影さえ見えない。
『あの日』に書かれている内容と理研の公式発表「STAP現象の検証結果」には齟齬がないし、筆者の取材結果とも合致する。STAP細胞問題は、早急に第三者機関による再調査が必要なのではないか。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)

4619とはずがたり:2016/04/12(火) 12:39:31
ジカウイルスで脳細胞死滅…小頭症との関連探る
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20160411-567-OYT1T50126.html
00:12読売新聞

 【ワシントン=三井誠】中南米などで広がる「ジカ熱」のウイルスが脳の細胞の増殖を抑え、死滅させることを示した実験結果を、ブラジルの研究チームが10日、米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。

 ジカ熱の流行地では小頭症の赤ちゃんが多く生まれる傾向があり、両者の関係の解明につながる成果という。

 研究チームは、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から神経のもとになる細胞(神経幹細胞)を作り、ジカウイルスに感染させた。すると、通常は増殖して塊状に成長する細胞の大半が死滅した。塊状に成長した後の細胞に感染させても、通常の約6割にしか増えなかったという。

 安田二朗・長崎大熱帯医学研究所教授(ウイルス学)の話「ジカウイルスが神経幹細胞で増えるという研究はあったが、iPS細胞に由来するヒト神経幹細胞を使って裏づけたことは重要な成果だ。小頭症との因果関係は、動物実験などで確認する必要がある」

4620とはずがたり:2016/04/12(火) 12:52:01

肝臓がん、ゲノム異常で6タイプに分類 異なる生存率
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ4C4TS2J4CULBJ008
08:31朝日新聞

 日本人の肝臓がん患者300人のがん組織のゲノム(全遺伝情報)を解読したところ、ゲノムの異常から六つのタイプに分けられ、生存率が大きく異なることがわかった。国立がん研究センターや理化学研究所などのチームが11日付の米専門誌ネイチャージェネティクスで発表した。がんの診断や予防、治療法開発につながる可能性がある。

 2008年に発足した「国際がんゲノムコンソーシアム」と呼ばれる国際共同研究の一環。肝臓がん患者300人のがん組織と血液からDNAを抽出し、次世代シーケンサーと呼ばれる装置でゲノムを解析して比較した。

 一つのがん組織で見つかったゲノム異常は平均約1万カ所。肝臓がんの発生にかかわることが知られている遺伝子異常のほか、これまで知られていなかった新しいがん関連遺伝子も10個以上見つかった。

 がんの進行にかかわる遺伝子異常などをもとに6グループに分けることができ、患者の5年生存率をみると0%から85%までグループごとに違いがあった。今後、さらに研究を進めると、がんの原因となるウイルス感染やアルコール性肝障害の有無にかかわらず、がんの悪性度を予測できる可能性があるという。

 また、がん組織ではB型肝炎ウイルスの遺伝子がDNAに組み込まれているケースのほか、人に感染してもほとんど症状が出ない「アデノ随伴ウイルス」が組み込まれている例も見つかった。ウイルスが組み込まれた周辺の遺伝子の働きが変わり、がん化にかかわることが示された。

 国立がん研究センターの柴田龍弘分野長は「がんになる仕組みが解明されると、新たな治療法や予防法の開発につながる可能性がある」と話している。

 肝臓がんは年に約3万人が死亡し、がんの部位別でみると肺や大腸などに続いて多いほうから5番目。国立がん研究センターによると、肝臓がんは年に4万人以上が新たに診断されている。05?07年に診断や治療を受けた肝臓がん患者の5年生存率は約35%という。(瀬川茂子)

4621とはずがたり:2016/04/12(火) 16:49:17
2016年4月8日 18時23分
「予期せぬ患者死亡」188件 医療事故調査制度半年で
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016040801001836.html

 診療行為に関連した患者の予期せぬ死亡事案を対象とした医療事故調査制度で、第三者機関「日本医療安全調査機構」(東京)は8日、昨年10月の制度開始から半年間で、医療機関側から「院内調査が必要」として届け出があったのは計188件と発表した。このうち院内調査を終え、結果報告書が機構に提出されたのは50件だった。

 調査制度は全国約18万カ所の医療機関や助産所が対象。機構側は制度開始前、届け出は年間千〜2千件と想定していたが大幅に下回った。「現場で制度の周知が不十分だったり、医療ミスと勘違いされることを恐れる雰囲気があったりするのかもしれない」としている。

(共同)

4622名無しさん:2016/04/14(木) 23:51:54
がんの「名医」たちの情けないほどの倫理観のなさ
http://bylines.news.yahoo.co.jp/sonodahisashi/20160412-00056513/

4623名無しさん:2016/04/16(土) 16:16:31
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/14/news084.html
手足がまひした患者の脳にチップ移植、考えた通りに手を動かすことに成功
手足がまひした脊髄損傷患者の脳にコンピュータチップを移植して思考を読み取り、腕の電極に指令を送ることで、考えた通りに手を動かせる――こんな技術が実現した。

 手足がまひした脊髄損傷患者の脳にコンピュータチップを移植して思考を読み取り、腕の電極に指令を送ることで、考えた通りに手を動かせる――こんな技術をオハイオ州立大学などの研究チームが実現した。

 脳に小さなコンピュータチップを移植して脳の電気信号をとらえ、何を考えているかをアルゴリズムで読み取った上で、腕に着けた電極に指令を送り、腕を動かす技術「NeuroLife」を、ダイビングの事故で四肢がまひした24歳の男性患者に適用した。

 男性は何カ月もの訓練の末、ギター型のコントローラーのボタンを指で押してゲームを楽しんだり、クレジットカードをスワイプしたり、ボトルを持って中身を皿にあけたり――などが可能になったという。

 2014年に初めてデモンストレーションした技術。当時この男性は、手を開閉したり、スプーンを持ち上げたりできたが、今回はさらに複雑な動きができるようになった。男性は「未来にさらに希望が持てた」と話している。

 成果は、科学誌「Nature」オンライン版に4月14日付けで掲載される。

4624とはずがたり:2016/04/25(月) 14:40:47
World | 2016年 04月 22日 18:38 JST
特別リポート:「加工肉に発がん性」WHOが招いた混乱の裏側
http://jp.reuters.com/article/special-report-who-cancer-meat-idJPKCN0XI0CB?sp=true

[ロンドン 18日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の下で働く科学者たちのおかげで、使っている歯ブラシに発がん性リスクはないとほぼ確信していいだろう。過去40年間にわたり、WHO傘下の国際がん研究機関(IARC)は、ヒ素から整髪料まで989の物質や行為などを評価してきた。

その結果、ヒトに対し発がん性リスクが「恐らくない」のはわずかに1つ、ストレッチ性のヨガパンツや歯ブラシの毛に使われているナイロンの成分だけだった。

残りの988の物質は、IARCによると、ある程度のリスクがあるか、さらなる調査が必要だという。同機関が挙げる発がん性の高い物質のなかには、プルトニウムやマスタードガスや喫煙といった明らかに有害なものが含まれている。

だが、その他は意外性に満ちている。例えば、木材粉じんや中国の塩漬けされた干し魚は、発がん性が認められる「グループ1」にランクされている。

IARCは、塗装業には発がん性が認められ、携帯電話の使用も恐らくそうだとしている。また、パイロットや看護師のようなシフト勤務の仕事も「恐らく発がん性がある」としている。同機関は昨年10月、加工肉をプルトニウムと同じ「グループ1」に分類した。

IARCのこのような分類に、とりわけ科学者ではない人たちは困惑している。

世界で年間800万人以上が命を落とし、1400万人超の新たな患者を生み出しているがんの世界的権威として、IARCは多大な影響力をもち、批判的な人たちの間でさえ、敬意を表する者もいる。

その一方で、学術界や産業界、公衆衛生の専門家たちは、IARCが人々や政策当局者を混乱させていると主張。発がん性リスクがあるかどうかを検討し、それを伝えるIARCのやり方には欠陥があり、改革が必要だと批判する声も上がっている。

赤身肉には発がん性の恐れが、加工肉には発がん性が認められるとして分類すべきとのIARCの発表には、監督する立場のWHOでさえ不意打ちを食らったような格好だ。WHO報道官は、IARCの決定が肉の摂取をやめるべきということを意味するわけではない、としている。

問題なのは、IARCのこのような分類が、何百万人もの生活、国家や多国籍企業の経済活動に影響を及ぼしかねないということだ。それは化学物質の認可、消費者の製品選択やライフスタイルなど多くのことに波及する。

だが、IARCの分類はほとんど理解されておらず、世の中の役にあまり立っていないと、米国立がん研究所にかつて在籍し、現在は国際疫学研究所で生物統計学のディレクターを務めるボブ・タローン氏は指摘。「科学の役にも、規制当局の役にも立たない。それに人々を混乱に陥れるだけだ」と語った。

IARCに19年間勤め、遺伝学と疫学のチームを率いたパオロ・ボフェッタ氏は、同機関を「今でも強く支持」すると述べたうえで、そのやり方は時に「科学的な厳密さ」に欠けると話す。なぜなら判断において、科学者は、自身や同僚の研究の見直しを余儀なくされることがあるからだ。

がん対策と世界の健康問題を専門とする英ロンドン大学キングス・カレッジのリチャード・サリバン教授は、いかなる混乱もIARCの役割に対する誤解がまん延しているせいだと指摘。「IARCは純粋に科学を行うための機関であり、それはそれでいいのだが、純粋な科学と、政策や公衆衛生に向けたメッセージとの間に乖離(かいり)がある。そこに問題が生じる」と述べた。

4625とはずがたり:2016/04/25(月) 14:40:58

<加工肉とたばこが同じ分類>

IARCは専門家を集め、すでに存在する科学的証拠を見直し、物質や行為を発がん性の度合いに応じて5つに分類している。

IARCの分類が何を意味するかは誤解を受けることもある。IARCは「危険」、つまり、物質や行為が何らかの形でがんを引き起こす可能性をめぐる証拠の強さを評価するとしている。通常レベルのヒトへの暴露量や消費量は考慮されていない。要するに、何かによって、ヒトががんになる「リスク」や可能性を評価しているわけではない。

例えばIARCは、プルトニウムやアルコールによってがんになる相対的なリスク水準について見解を示していない。この2つの発がん性について明らかな証拠があると言っているだけだ。そのため、発がん性が認められる物質として、どちらも「グループ1」に分類されている。

米アルベルト・アインシュタイン医学校のがん疫学者ジェフリー・カバト氏はIARCを公に批判しており、同機関の分類は人々に「危害」を加えていると話す。

「皆が知りたいのは、健康に明らかな影響を及ぼすであろう身の回りの化学物質は何か、ということだ。現実的ではない状況下で影響があるかもしれないというような机上の空論ではない」と同氏は指摘する。

世間が誤解する危険性は、赤身肉と加工肉に関するIARCの発表に対するメディアの反応の一部に顕著に表れていた。ニュースサイト「ハフィントン・ ポスト」は「肉は新たなたばこ」と宣言し、英紙デーリー・メールは「保健当局のトップたち」が「加工肉をたばこと同じレベルに位置づけた」と報じた。

このような解釈は、IARCの見方からすると、誤解を招きやすいと言える。前述の(IARCで分類プログラムを率いるクルト・)ストライフ氏はロイターに対し、混乱の責任は産業界や活動家団体、メディアにあると語った。

<「反科学的ではないものの、ナイーブ」>

批評家の中には、IARCの研究論文はニュースで取り上げられるずっと以前から問題があったと言う人もいる。彼らが懸念するのは、IARCの5つの分類カテゴリーのうち、どこに物質や活動を入れるかを決定する「専門家研究グループ」の構成にある。

これらの専門家の中には、審査中の物質や活動ががんを起こすかどうか、長年にわたって研究成果を発表してきている人も含まれている。彼らは、自らや親しい同僚の研究を審査するIARCの研究グループの一員かもしれない。

例えば、IARCは2012年から2015年の間、314人の科学者が関わる18の研究論文を発表したり、手掛けたりした。ロイターの分析では、このうち少なくとも61人の科学者が、自らの科学的研究を考察する研究論文の研究グループに従事した。

国際疫学研究所のタローン氏や他の科学者は、記事科学雑誌の評論や記事、または書簡で、こうした人々が「同僚や自らの研究の妥当性や方法論の健全性について、最良の判断を下せるか」どうかについて疑問を呈してきた。

IARCのストライフ氏は、同機関の研究グループは「世界で最高の専門家」で構成されており、科学的な証拠を批判的に評価し、自らや親しい同僚による従来の発見に引きずられないグループだと述べた。

ストライフ氏は「正当な理由により、研究について最も知っている人々は、それまでにその研究にかかわってきた人々だとの強い信念がIARCにはある」と話した。

ストライフ氏はIARCの規則上、「筆者や関連のある同僚」は自らが発表した研究について直接評価することはできないと述べた。そして、「擁護などが許容されない」環境下で、20人から30人が議論に参加していることから、中立性が担保されていると話した。

4626とはずがたり:2016/04/25(月) 14:41:23
>>4624-4626
タローン氏はロイターの取材に対し、全ての専門家が分離され、独立しているとするIARCの前提は「反科学的とは言わないものの、ナイーブだ」と述べた。「利己心や評判、出世主義に基づく先入観の問題がないと主張するのは馬鹿げている。邪悪な動機とは全く関係ない。それは単に人間の本能だ」

タローン氏や他の批評家は、IARCが潜在的な利害対立の対処の仕方で首尾一貫していないと指摘し、携帯電話から放出される放射線の研究をその一例に挙げた。

IARCは2011年6月、携帯電話からの放射線が「おそらくがんを誘発する」と結論づけた。それは、携帯電話を、鉛とクロロホルムと同じカテゴリーに位置づけるものだった。

<赤肉の評価>
IARCの研究グループの会合には、「関連性があり、科学的な信用のある」オブザーバーが招待された。しかし、彼らは守秘義務を負わされ、議事進行について議論してはならないことになっていた。ストライフ氏は、彼らの反対意見や議論が承諾なしに外部に報じられないことによって、科学者たちが率直に話せるようになると語る。

2015年に赤肉・加工肉の研究グループにオブザーバーとして招待された食物と動物の専門家は、ロイターの取材に匿名で応じ、科学的な証拠を審査する専門家パネルが、あたかも特定の結果を狙っているようだったと主張する。

この評価で、IARCは、リスクではなく、その危険性について評価するという通常の権限を超えてしまった。IARCは、赤肉・加工肉製品を食べるリスクについて具体的な警告を出した。

例えば、加工肉を毎日50グラム食べると、結腸がんを発達させるリスクが18%増えるとIARCは指摘。前述のオブザーバーはロイターの取材に対し、これらのデータが「一晩でどこからともなくやってきた」ように見えると話した。

オブザーバーは「科学は高い水準の厳粛さをもって審査されると期待していた。しかし10日過ぎて、科学的な視点からみて、私は本当に大変なショックを受けた」と話した。

ストライフ氏は、それらのデータが、審査中の科学文書の「複合分析」から出てきたと指摘。研究グループの専門家が確信できるような人間の疫学研究での十分な証拠があったことから、IARCの発表に至ったと語った。
IARCによる発がん物質としての加工肉の評価に異議を唱えることはなかったが、WHO本部はその背景を数々のツイートで説明した。「加工肉の健康リスクは、たばこやアスベストとのそれとは大いに異なっている」とWHOは強調。「肉は多くの必要不可欠な栄養を含んでおり、適度に消費される限り、健康的な食生活を送れる」と述べた。

この論争はWHO本部内で、IARCをきちんとコントロールできているのかという疑問を生むことになった。ジュネーブ在住のWHO本部の内部関係者は「IARCを抑える必要性についてここで議論が行われている」と述べた。

英王立国際問題研究所(チャタムハウス)のグローバルヘルスセキュリティセンターに務める国際公共衛生の専門家のチャールズ・クリフト氏は「IARCの赤肉・加工肉の研究成果の発表をめぐって、WHOはもう少し役割を果たすべきだった」指摘。「WHOは正式なガイダンスを出すべきだ。IARCや他から出てくる、間違って解釈されかねないことを単に是認するだけではなく」と語った。

WHOの報道官は、IARCは「機能的に独立」した組織であり、IARCが発がんの危険性を警告する場合、「WHOはそれらの危険性に関連したリスク水準を評価、もしくは再評価する」と語った。「そのリスク評価に基づき、公共衛生を保護する目的で、WHOは既にあるガイドラインを確認したり、新たなものを出したりする」

(Kate Kelland記者 翻訳:高橋浩祐、伊藤典子 編集:下郡美紀)

4627名無しさん:2016/04/30(土) 10:19:00
史上最悪の農薬は、史上最強の救世主だった
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/901-903

4628とはずがたり:2016/05/03(火) 21:45:31

超高額な「夢の新薬」は、国を滅ぼしかねない 悩ましい高額薬剤の使用と費用負担のあり方
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%B6%85%E9%AB%98%E9%A1%8D%E3%81%AA%EF%BD%A2%E5%A4%A2%E3%81%AE%E6%96%B0%E8%96%AC%EF%BD%A3%E3%81%AF%EF%BD%A4%E5%9B%BD%E3%82%92%E6%BB%85%E3%81%BC%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AD%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%82%A9%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%84%E9%AB%98%E9%A1%8D%E8%96%AC%E5%89%A4%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%A8%E8%B2%BB%E7%94%A8%E8%B2%A0%E6%8B%85%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8A%E6%96%B9/ar-BBsv88H#page=2
東洋経済オンライン 東洋経済オンライン
土居 丈朗
1日前

 4月4日、筆者も委員を務め、出席した財政制度等審議会財政制度分科会の会合で、がん治療薬「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)が話題に上った。財政政策を議論する審議会で、なぜ特定の1つの薬だけが取り沙汰されるのか。この会合における、日本赤十字社医療センター化学療法科の国頭英夫部長の講演が問題提起の契機となった。

 オプジーボは、日本で開発された画期的な免疫療法薬で、悪性黒色腫のほか肺などのがんへの適応拡大も期待されている。いわば「夢の新薬」といえるかもしれない。しかし、1人の患者がオプジーボを使うと、年に3500万円かかるとされる(体重60キロの患者が1年間26回使用を想定)。画期的な新薬は以前にもあったが、これほど高額の薬代がかかる新薬は類を見ない。

 年に3500万円もかかる薬だが、実際に求められる患者負担は月8万円程度で済む。なぜなら、わが国には、国民全員が加入する公的保険(国民皆保険)があるのと、医療費の自己負担分が一定額を超えると軽減される高額療養費制度があるおかげである。実際にかかる薬剤費と患者負担の差額は、国民全体で負担した医療保険料と税金で賄われる。だから、「夢の新薬」はお金持ちだけの新薬でなく、大半の人が使える新薬である。

 この高額の「夢の新薬」が、多くの恩恵をもたらすのはよいのだが、その代償も大きい。現在、使っている患者は少数だが、日本に肺がん患者は2015年で推定13万人いて、もし患者(少なく見積もって)5万人を対象に、オプジーボを1年間使うとすると、3500万円×5万人=1兆7500億円の薬代が今後必要となる。

 現在、日本の医療費は約40兆円で、そのうち薬剤に使われているのが約10兆円である。この1兆7500億円という金額は、今すでに国民全体で使っている薬剤費の20%近くに相当する額である。今後、オプジーボというこの1つの薬だけで、今の薬剤費が1.2倍になるかもしれない。

 しかも、オプジーボの話は、オプジーボだけにとどまらない。今後、同様の高額薬剤が次々と開発され、わが国で国民皆保険の仕組みで供されるようになれば、今は医療費全体の20%程度である薬剤費はもっと増えることになる。そして、その薬剤費を支えるために、国民に求める医療保険料と税金の負担はもっと増えることになる。

4629とはずがたり:2016/05/03(火) 21:45:48
>>4628-4629
 治せる病気は、最善を尽くして治したい。しかし、その治療費は国民全体で税金と保険料で支え合っている以上、治療費が増えるほど皆で分かち合う税金や保険料の負担は増える。まさに、給付と負担のバランスをどう考えるか。悩ましい問題を、このオプジーボという1つの薬が提起したのだ。

 現在の仕組みでは、国民皆保険の仕組みでひと度このような高額薬剤を用いてよいと認められれば、医師が処方すれば誰でも使うことができる。確かに、治癒の見込みがある患者に使うのなら、誰もその使用に疑問は持たない。他方で、実際には、100歳の患者にもこの高額のオプジーボが使用された例があるという。この薬が効かないなら早期に薬の使用を打ち切り、効果がある患者への投与を必要最小限にとどめることで、国民全体の負担増を避けることができる。

 医学的には、この治療の判断には、複数の治療法を比較して費用対効果を分析する考え方がある。治療にかかる費用とその治療を施した後の生存数について複数の治療法の間で科学的に比較して、治療法の優劣を検討するものである。ただ、「費用対効果」がいかに科学的でも、命にかかわる患者やその家族からみれば、「命の値段」を天秤にかけられているように感じられるかもしれない。

 高額薬剤の適否について、科学的な方法だけで線引きをするとその基準に国民的合意が得られにくいかもしれない。しかし、何ら基準を設けずに誰でも自由に使ってよいとすると、その高額薬剤の費用の負担は、健常な人も含めた国民全体に及び、保険料の引き上げや増税を追加的に求められることになる。

 これまでにも、治療法などについて、医学界でガイドラインを策定して、専門医の間で治療の際に活用されてきた。高額薬剤の適否の基準については、まずは財政の制約から線引きするのではなく、医学的な見地から医学界でガイドラインを策定して、どのような場合に高額薬剤を使用してよいか、基準を作って頂くのが望ましい。前掲の国頭部長も指摘されているように、医学界には、コストは国が考えるべきで、医療経済は医療現場の問題ではない、との向きがある。これまではそうだったとしても、今後は、高額薬剤が医療全体にどのような影響を与えるかも視野に入れたガイドラインが必要となってこよう。

 医薬品の開発によって、我々の生活の質(quality of life:QOL)が高まるような医薬品が提供されることは、基本的に望ましいことである。今後も、医薬品の積極的な開発に期待したい。ただ、高額薬剤の使用と費用負担のあり方が問われている。特に、国民皆保険の仕組みを持つわが国では、「夢の新薬」である高額薬剤が、お金持ちだけのものではなく、多くの人が使えるものであるが故の悩みである。

 高額薬剤を使用する側も、国民が皆で税や保険料を出し合ったお金で支え合っていることを忘れてはならない。病気になったときはお互いさまで、国民全員が加入する公的保険(国民皆保険)があるから少ない自己負担で治療を受けられる。高額薬剤の費用がかさみ、国全体の医療費の半分以上も占めるようなことになれば、極端な保険料引き上げや増税を迫られるか、保険料や税を負担できる範囲で医療給付を抑制すべくいくつかの治療行為や医薬品は、国民皆保険の対象外とするというようなことになりかねない。そうしたことを避けるためにも、高額薬剤の使用と費用負担のあり方を今から真剣に考えなければならない。

4630とはずがたり:2016/05/04(水) 16:50:58
大阪切って東京に逃げ出した会社だしなヽ(`Д´)ノ
と思ったら本当に其処が戦術ミスとなったとある。もしそうなら(人材集めるなら彩都より湘南なのは已む無しと思ってただけに)痛快なことだ。
>武田が大阪市内に研究所を構えていた頃、京都大学や大阪大学の薬学部修士課程修了者の就職先人気はダントツで武田だった。ところが研究所を神奈川県に移して以降、関西に研究所を構え続ける塩野義製薬や小野薬品工業の人気が高まり、逆に武田は、優秀な学生の確保に苦慮するようになってしまった。

これからは塩野義と小野推しでいくぞ♪
>これまで東京にも広報機能を置いていた塩野義と小野はこの4月から、広報活動の拠点を大阪の本社管轄に一本化した

2016.05.02
武田薬品、没落鮮明に…世界で売れる製品涸渇、外国人社員とリストラが伝統的風土を破壊
http://biz-journal.jp/2016/05/post_14942.html
文=編集部

 長らく国内製薬業界で首位の座を占めてきた武田薬品工業の退潮が止まらない。

 武田は4月1日付で、テバファーマスーティカル・インダストリーズ(イスラエル)傘下の後発薬子会社、テバ製薬(名古屋市)の株式の49%を取得して合弁化するとともに、テバと共同で新たに武田テバ薬品(滋賀県甲賀市)という孫会社を設立し、同社に武田は特許の保護期限が過ぎた「長期収載品」と呼ばれる古い薬剤の大半を移管した。
 同時に、テバ製薬社長にはファイザー日本法人で長期収載品や後発薬ビジネスをみてきた松森浩士氏を招聘し、10月以降をめどに社名もテバ製薬から武田テバファーマへと改称する予定となっている。
 一読しただけでは理解しにくい提携スキームだが、単純化していえば武田の目的は薬価の集中攻撃的な引き下げを受けた結果、従来ほど儲からなくなった長期収載品事業の大半を本体から切り離し、新薬の研究開発と販促に全リソースを注ぎ込むことに尽きる。
 一方のテバの狙いは、武田というブランド力に松森新社長の采配力をプラスすることで、「鳴かず飛ばずの状態が続いてきた日本での後発薬事業の、抜本的なてこ入れを図ること」(経済紙デスク)にある。要するに両社とも、追い詰められた末に編み出した同床異夢のアライアンスなのである。
 加えて武田は、来年4月にはビタミン剤「アリナミン」、感冒薬「ベンザ」などで知られる一般用医薬品(OTC薬)や健康食品に関する事業も分社化する計画で、すでに受け皿となる全資出資の武田コンシューマーヘルスケアを設立済みだ。同社に移管される製品群のなかには2012年夏に米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)から引き継いだばかりの頭痛薬「タイレノール」など8製品も含まれる予定で、このことからも武田がOTC薬事業の将来性をすでに見限っていることが類推できる。

失われる武田の神通力

 こうした一連の構造改革を陣頭指揮しているのが、武田230余年の歴史のなかで初の“青い目の社長”となったクリストフ・ウェバー氏だ。14年6月に前社長の長谷川閑史会長に請われて英グラクソ・スミスクライン(GSK)のワクチン部門トップから武田の社長に就任。15年4月からはCEO(最高経営責任者)として、日本人社長であれば躊躇したり根回しの途中で頓挫したりするような武田の大手術に臨んでいる。
 誠実な仕事ぶりと日本的商慣習への寛容な理解など、評判は概ね悪くない。だが、「正直なところ、意欲や理念先行の空回り状態が目立つ」(前出デスク)状況で、何より日本人のプロパー社員との間に横たわるココロの溝が埋まっていない。

4631とはずがたり:2016/05/04(水) 16:51:20
>>4630-4631
 ある武田の中堅社員は次のように打ち明ける。
「武田が医師からも同業他社からも常に一目置かれる存在だったのは、売上にしても、社員の士気や知識にしてもダントツで日本一だったから。ところが、事業の切り離しによって(売上で)アステラス製薬に抜かれかねない状況となり、社員の会社に対する忠誠心も揺らぐようになると、武田の神通力もやがて通用しなくなっていくだろう」

リストラの代償

 実はこうした危惧の念は、製薬企業にとっての生命線であり、武田復権のカギを握る研究開発部門でより顕著というから深刻だ。
 今から10年前の06年秋、当時の長谷川社長は大阪府内への残留を熱望する地元の声を袖にして、神奈川県の藤沢・鎌倉両市にまたがる旧湘南工場跡地に総工費約1470億円をかけて世界最大級の湘南研究所を建設することを決めた。大阪市内と茨城県つくば市に分散していた同社の創薬研究機能を統合し、グローバル研究を加速させるのだと長谷川氏は力説した。

 ところが、11年2月にオープンした同研究所はその後、期待を裏切るかのような展開に陥る。直後に襲った東日本大震災は自慢の免震設備が無事に機能したものの、長谷川社長が招き入れた外国人や外資系製薬会社出身の研究者たちが胃潰瘍治療薬「タケプロン」や降圧剤「ブロプレス」などを生み出した武田の伝統的な研究開発風土を破壊。フランス人CFOが主導したリストラの大波も押し寄せた結果、「腰を据えて創薬研究をできる環境ではなくなった」(武田OB)。

 そういった「異変」に敏感に反応したのが薬学系学生だった。武田が大阪市内に研究所を構えていた頃、京都大学や大阪大学の薬学部修士課程修了者の就職先人気はダントツで武田だった。ところが研究所を神奈川県に移して以降、関西に研究所を構え続ける塩野義製薬や小野薬品工業の人気が高まり、逆に武田は、優秀な学生の確保に苦慮するようになってしまった。

 学生の資質と創薬効率とが正比例するものではないことは重々承知のうえでだが、武田の研究開発力に将来、ボディーブローのように効いてきそうな話ではある。
 そうでなくても目下のところ、グローバルに売れる新薬が枯渇してしまった武田に対して、塩野義はGSKと共同開発した抗HIV(ヒト免疫不全ウイルス)薬「テビケイ」が「年商3000〜5000億円規模の大型薬に向けて成長中」(証券アナリスト)。同じく塩野義が自社で創製したインフルエンザ治療薬も、スイスのロシュと組んで世界展開に乗り出そうとしている矢先にある。

 また小野が米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)と共同開発したがん治療薬「オプジーボ」は周知の通り、極めて高い完治率から「がん治療に革命を起こしつつある」夢の新薬として、世界中の医療関係者や製薬会社から熱視線を集めている。

深まる孤立感

 こうしてみると、創薬力はハコモノの改善や効率化とはまったく別のパラメーター(要因)に左右されるものなのだろうと想像せざるを得ない。ちなみに武田は、この春から山中伸弥教授率いる京都大学iPS細胞研究所と共同で、湘南研究所を舞台にiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った画期的新薬の開発に乗り出してはいる。だが、巨大な研究棟には「夜になっても灯火が点かない研究部屋がまだたくさんある」(業界関係者)といわれるなど、リストラの傷跡でフル稼働の状態ではなさそうだ。
 そんな武田の惨状と将来を見定めたからなのか、これまで東京にも広報機能を置いていた塩野義と小野はこの4月から、広報活動の拠点を大阪の本社管轄に一本化した。武田の孤立感は、さらに深まっている。
(文=編集部)

4632とはずがたり:2016/05/04(水) 21:32:09
STAPは有る派の論考の様だ。
分野にお詳しいアンチ小保方氏の名無しさんは今どうしてるのかなぁ??コメ求む。

2016.04.28
ジャーナリズム ジャーナリズム
STAP細胞、「つくることに成功した」と若山教授が発言…共同研究者も「見た」と証言
http://biz-journal.jp/2016/04/post_14897.html
文=上田眞実/ジャーナリスト

 一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理化学研究所を退職した小保方晴子氏がその体験を綴った手記『あの日』(講談社)が1月に出版され、STAP細胞は再び世間の注目を浴びることとなった。そして先月、小保方氏がSTAP細胞のプロトコル(作製手順)をHP上で公開し、STAP細胞は科学的議論の場に戻った。

 果たしてSTAP細胞は存在するのか、しないのか――。判断材料が少ないこともあり、その議論は尽きない。理研がSTAP細胞論文の不正を調査した「桂不正調査委員会」の調査報告書は、科学者の中でも細胞工学の専門家ではないと、どういう経緯で不正があり、STAP幹細胞とされていたものがES細胞だったと結論付けられたのか理解できない内容だ。

 調査報告書は「調査には限界がある」と最終的な判断を曖昧にしている。「STAP幹細胞だとされたものを解析すると、それはES細胞に由来していた」とし、「STAP細胞の実験成果物は誰かがES細胞を故意に混入した疑いがあるが誰が混入したか特定できない」という「懐疑論」に終始している。理研はこの不正調査に総額8360万円をかけており、そのうち弁護士への相談費用が2820万円で、検証実験の1740万円より上回っている。 

「STAP細胞を3回見た」
 STAP細胞論文にはこの研究にかかわった科学者14人の名前が記載されており、そのうち小保方氏を含めた8人が主な実験や論文の執筆を担当している。論文には筆頭著者として小保方氏の名前があり、元理研CDB(旧発生・再生科学総合研究センター)副センター長の笹井芳樹氏、山梨大学教授の若山照彦氏、東京女子医大教授の大和雅之氏、元CDBで現在は熊本大学教授の丹羽仁史氏らが名前を連ねている。

 なかでも丹羽氏は2014年4月1日から行われたSTAP細胞を再現させる検証実験の責任者を務めており、理研が開催した同7日の記者会見でSTAP細胞実験の疑義について記者から「STAP細胞になるまでの実験を逐一見たか」という質問に対して「STAP細胞を3回見た」と答えている。以下がその会見の内容である。 

丹羽「小保方さん自身がリンパ球採取からSTAP細胞までの一連の流れというのは、もちろん自分の目で確認しています」

記者「それは何回くらいか」

丹羽「何回ありましたかね、3回とかでしょうか。(論文への)プロトコル・エクスチェンジ を書くにあたって逐一手順を確認する必要がありましたので、そういう作業を行いました」

 さらに丹羽氏はこの会見で、STAP細胞がES細胞混入の結果なのかという質問に対し、「その仮説が真である確率は低いという位置付け。専門家からすると、そんな簡単な話ではない」と答えている。

 STAP細胞問題をまとめたノンフィクション『捏造の科学者』(文藝春秋)の著者でもある須田桃子記者は14年4月14日付毎日新聞朝刊で、丹羽氏の「小保方氏の横でSTAP細胞を3回見た」「ES細胞である確率は低い」とした回答を伝えず、「丹羽仁史プロジェクトリーダーが検証実験の実質責任者に就いた。だが、丹羽氏自らが作製に成功したことがないことを認めるなど、科学的証明がどこまでできるのか不透明だ」と解説。検証実験よりも残されたSTAP幹細胞の分析を優先しろ、と力説している。

4633とはずがたり:2016/05/04(水) 21:32:26
>>4632-4633
 このように「STAP細胞はES細胞ではない」とする科学者の証言は一部のメディアや識者によって巧妙に切り取られ、真相を知る手がかりには「目隠し」がかけられていたのがSTAP細胞問題の実態だ。こうして目隠しを外すと、「STAP細胞はES細胞だった」とする理研の結論はにわかに受け入れがたくなり、「STAP細胞問題は何も決着していないのではないか」という疑問が浮かぶ。

 さらに論文共著者のひとりで14年8月6日に亡くなった笹井氏も、14年4月16日の会見で「STAP現象を前提にしないと容易に説明できないデータがある」としてES細胞混入説を否定している。
「私が理研を去る前、私は脾臓からSTAP細胞をつくることに成功しました。でも一度だけです。その時は小保方博士がよく指導してくれました。海外の研究者がSTAP細胞の成功をメールで知らせてくれています。だから、私は一年以内に誰かがSTAP細胞の作製を発表するだろうと信じています」

 若山氏は小保方氏がつくったSTAP細胞からSTAP幹細胞を多数作製したことも認め、実験が適正だという認識を持っていたようだ。以下は同インタビューでの若山氏の発言である。

「私はSTAPからSTAP幹細胞を複数回樹立しました。混入がそのたびに起こるなんてことは考えづらいです。さらに、私はSTAP幹細胞を129B6GFPマウスから樹立しました。その当時、我々はその系統のES細胞を持っていませんでした。私がSTAP幹細胞の樹立に成功した時、大元のSTAP細胞はOct4-GFPをよく発現していました」
「この状況ではSTAP幹細胞の樹立は胚盤胞からES細胞を樹立するより簡単なんです。さらに、包括的なmRNA発現データもSTAP幹細胞がES細胞でないことを示唆しています」

「私はそれぞれのステップを小保方博士に監督してもらった上で、100%自分の手で再現しました。ほぼ同様に、私の博士課程の学生もSTAP幹細胞の樹立に成功しています。これらの実験の初期段階では、我々はES細胞やiPS細胞を同時に培養していません。あとになって、対照群として時にES細胞を同時に培養していました」 

 ちなみに若山氏は14年4月14日付けの朝日新聞朝刊で、「STAP細胞株」を「少なくとも43株つくった」とその実験成果の数を答えている。しかしその2年後、「週刊新潮」(新潮社/16年4月14日号で、小保方氏の手記やHPについて「一切関わりを持たないようにしております」とSTAP細胞問題とはあくまでも「無関係」だとする姿勢を貫いている。

一様にSTAP細胞の存在を認める発言

 小保方氏はSTAP細胞のプロトコルを公開したHP「STAP HOPE PAGE」で「STAPのアイデアは博士によって考案されたが、バカンティ博士、およびSTAP論文のためのすべての実用的な実験は、日本の理研CDBのDr.若山の研究室で行なわれ、予備的な研究が行なわれたハーバード大学にてバカンティ博士の研究室で生まれました」とSTAP細胞の実験結果は若山研究室の産物だったことを明かしている。

 小保方氏は14年4月9日の記者会見において「STAP細胞はあります」と主張し、それは一貫して変わっていない。その一方、周囲の研究者たちはSTAP細胞への認識が同一人物とは思われないほど激変している。STAP細胞の実験、その論文にかかわった科学者たちは問題発覚直後、「STAP細胞はES細胞ではない」と口を揃えてSTAPの存在を肯定していた。これは紛れもない事実だ。

 もし、STAP細胞が存在しないとすると、彼らは小保方氏に騙されて実験結果を誤認させられていたことになるが、「STAP細胞を3回見た」と証言した丹羽氏はES細胞研究25年のキャリアを持つ。小保方氏はSTAP細胞実験当時、博士になりたての科学者としては新人だった。STAP細胞事件を「すべて小保方氏が計略し、ねつ造した結果である」とする結論は、荒唐無稽で根拠が脆弱な「陰謀論」だ。

 改めてこうして関係者たちの言質を羅列すると、道理に合わず、まさに怪誕不経(かいたんふけい)だ。STAP細胞問題の混乱したのは小保方氏からではなく、科学者がなんらかの真相を隠蔽したり、サイエンスジャーナリストが事実を歪曲して伝えていることから発生している。つまり、理研が「STAP細胞はES細胞だった」と発表した「裏」には発表されていない事実が潜んでいる可能性が高いのだ。
 イギリスの偉大な文学者でノーベル文学賞を授与されたジョージ・バーナード・ショー(1950年11月2日没)はこんな格言を残している。
「When a thing is funny, search it carefully for a hidden truth.(何かがおかしい時は、真実が隠れていないか気をつけろ)」
 小保方氏はHP上で、ついにSTAP細胞の存在を明らかにした。次回はそれについて解説したい。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)

4634名無しさん:2016/05/08(日) 15:00:39
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160508-00010000-wired-sctch
わたしは遺伝子治療で20歳若返った:45歳、米バイオ企業CEO
WIRED.jp 5月8日(日)7時30分配信

ワシントン州シアトルを本拠とするバイオ企業BioViva USAのCEO、エリザベス・パリッシュは、同社が開発した「若返り」のための遺伝子治療を自身の体でテストしたところ、細胞が20歳若返ったと主張している。

パリッシュCEOは現在45歳で、サイエンス分野での正規の教育は受けていない。彼女はこの実験的な治療を、2015年9月にコロンビアのクリニックで受けたという(詳細は未公表)。こうした型破りな臨床試験が海外で行われた背景には、米国の規制を回避するという目的があったが、この臨床試験の強行により、BioViva USAの科学顧問の1人が辞職している。

BioViva USAの科学諮問委員を務めていたが辞職したワシントン大学名誉教授のジョージ・マーティンは『MIT Technology Review』誌で、「これは大きな問題であり、このような事態に大きな憤りを感じています。わたしは非臨床試験(動物実験)を繰り返し行うよう強く求めてきました」と語っている。

臨床試験の詳細は明らかにされていないが、パリッシュCEOの説明では、治療の一環として、遺伝子組み換えウイルスの静脈内注射が行われたという。このウイルスによって、「テロメラーゼ」と呼ばれる酵素を生成する遺伝物質が細胞に運ばれたようだ。

テロメラーゼは、人体の細胞における「テロメア」と呼ばれる部分の長さを伸ばす。テロメアとは、染色体の末端で、DNAの「保護キャップ」的な役割を果たす部分だ。テロメアは細胞の老化とともに自然にすり減ってゆくが、テロメラーゼの投与によってそれを保護しようとする手法だ。

スペインの研究グループが2012年に行ったマウス実験から、同様の手法によりマウスの寿命は20パーセントも延びうることがわかっている。

パリッシュCEOは、3月に行われた血液検査の結果(ピアレヴュー科学誌には発表されていない)により、彼女の白血球のテロメアは6.71から7.33キロベース(kb)に伸びていることが明らかになったと主張している(同CEOは今回の治療を受ける以前の2015年9月に同じ検査を受けており、年齢の割にテロメアが異常に短い[6.71kb]ため、人生の早期に加齢性疾患にかかるリスクが高いことがわかっていた)。このテロメアの数値差は、20歳分の細胞年齢差に等しいと同CEOは推定する。

しかし科学者たちは、いくつかの理由から、これら一連の結果と主張に懐疑的な見方をしている。

まず、科学者たちは健康とテロメアの長さのあいだになんらかの関係は見出しているが、その一方で、短くなったテロメアが実際に健康問題を引き起こすのか、あるいは、それが単なる老化によるものなのかは明らかになっていない。

次に、おそらくより重要なのが、テロメアの長さと健康の明確なつながりが判明していないということだ。たとえば、心血管疾患は短めのテロメアと関連しているが、がんは長めのテロメアと関連しているのだ。

「一般集団において、相対的に短いテロメアは悪く、相対的に長いテロメアは良いという考え方はナンセンスだ」とラトガース大学でテロメアを研究するエイブラハム・アヴィヴ教授は『The Scientist』の取材にメールで回答している。

最後に、今回報告されたテロメアの数値差、つまり9パーセントという伸び率は、大半のテロメア長測定において標準誤差の範囲内に収まるという点も理由としてあげられる。

それでも、パリッシュCEOはこの遺伝子治療により若返りが実現すると確信している。同CEOは現在、さらなる臨床試験の実施を許可してくれる規制当局とのパートナーシップを諸外国に求めている。

TEXT BY BETH MOLE

4635とはずがたり:2016/05/10(火) 13:11:58


2016.5.8 20:50
1日78人ずつ死亡…鎮痛剤の過剰摂取が米国で社会問題化 プリンスさん急死で注目
http://www.sankei.com/world/news/160508/wor1605080034-n1.html

 【ロサンゼルス=中村将】4月に急死した米人気ロック歌手、プリンスさん=享年57=の死因を調べている捜査当局は、鎮痛剤の過剰摂取が原因との見方を強めている。米国では鎮痛剤の過剰摂取が原因で、年間2万8千人以上が死亡しており、社会問題化している。プリンスさんの死は改めて米国社会に問題の深刻さを投げかけている。

 プリンスさんは、ミネソタ州ミネアポリスの自宅兼スタジオで遺体で発見された前日の4月20日、カリフォルニア州の薬物依存治療の専門医に「健康上の深刻な緊急事態」を相談していた。専門医の弁護士が今月4日、明らかにした。

 米メディアによると、プリンスさんは、コンサートなどで高い場所から飛び降りるなどしたため、以前から腰を痛めており、鎮痛剤を頻繁に使用していた。

 捜査関係者によると、プリンスさんの遺体や自宅からは、医師の処方箋が必要なオピオイド鎮痛剤が検出された。捜査当局は麻薬取締局の協力を得て死因の特定を進めている。

 オピオイドは、日本ではがん治療の鎮痛剤などに使用される医療用麻薬として管理されているが、米国では手術時や術後の痛みのほか、急な痛みや慢性痛の鎮痛剤などとして大量に処方されている。使用を重ねると、効き目が低下し、過剰摂取の傾向が強まる。中毒者は約190万人に上るとの推計もある。

 過剰摂取によって、昏睡(こんすい)状態や呼吸困難な状態に陥り、死に至るケースは年々増加。米疾病対策センター(CDC)によると、2014年のオピオイド過剰摂取による死者は2万8647人に上り、1日78人が死亡していることになる。この数は15年前の4倍だ。薬物中毒の死者数の60%をオピオイド服用者が占めていることも目をひく。

 CDCは今年3月、オピオイド服用の開始の目安や頻度などに関するガイドラインを発表。米食品医薬品局(FDA)もオピオイドのラベルに過剰摂取や依存の危険性を表示するよう義務付けるが、プリンスさんの死で、より効果的な対策を求める声が増えそうだ。

4636とはずがたり:2016/05/10(火) 21:52:44
がんが劇的改善? 世界的に規制緩和進む「医療用大麻」とは
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1223566495/332-333
2016.05.07

4637とはずがたり:2016/05/11(水) 10:23:21


高樹沙耶、芸名で参院選に出馬へ…公約で医療用大麻推進
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/1236
12:20スポーツ報知

4638とはずがたり:2016/05/12(木) 18:19:32

阿蘇立野病院で全職員解雇 再就職先探しの説明会
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10010518111_20160512.html
14:37NHKニュース&スポーツ

地震の影響で閉鎖されている熊本県南阿蘇村の「阿蘇立野病院」では、医師や看護師などおよそ150人のすべての職員が解雇され、12日再就職先を探すための説明会が開かれました。

阿蘇立野病院は、救急患者も受け入れるなど南阿蘇地域の中核病院でしたが、地震により裏山で土砂崩れのおそれがあることなどから入院患者をほかの医療機関に移し閉鎖されています。医師や看護師など職員およそ150人は10日付けで全員解雇され、12日は阿蘇市にあるハローワークで、再就職先を探すための説明会が開かれました。
説明会には解雇された看護師や介護職員などおよそ40人が出席しました。解雇された職員の再就職については、これまでに阿蘇市と小国町の5つの病院が協力を申し出ていて、12日はそれぞれの病院の担当者が、賃金や勤務時間、それに仕事の内容やいつから働き始められるかなどについて説明していました。解雇された職員を対象にした説明会は、13日も高森町で開かれるほか、阿蘇立野病院としても、職員の再就職を支援していきたいとしています。
説明会に参加した32歳の元介護職員の女性は「被災したうえに仕事も失うとは思ってもみなかったが、次の就職先を探す機会をもらえてありがたい。引き続きこの地域で働きたいたので、再就職を前向きに検討していきたい」と話していました。

4639名無しさん:2016/05/14(土) 14:34:55
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051100830&g=pol
ALS患者が出席できず=与党難色で、民進反発-衆院厚労委

 10日の衆院厚生労働委員会で、全身の筋肉が動かなくなる難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の男性患者の参考人招致が、自民、公明両党の了承を得られず実現しなかったことが11日分かった。招致を提案していた民進党は、反発を強めている。
 関係者によると、民進党が同委理事懇談会で、障害者の自立を後押しする障害者総合支援法改正案の参考人質疑にALS患者の男性の招致を提起。ただ、声を出せない男性には、口の動きを通訳するヘルパーの介在が必要なため、自民、公明両党が「別の普通に話せる人に出て来てもらえばいい」と慎重姿勢を示し、協議が調わなかった。
 このため民進党は要求を取り下げ、10日の質疑には、金沢公明日本ALS協会常務理事が代わって出席。「福祉に最も理解ある厚労委員会に障害があることで排除されたことは深刻な国のありさまを示している」とする男性のメッセージを代読した。
 自民党の小此木八郎国対委員長代理は11日の記者会見で「一方的に断ったことはない」と説明。民進党の山井和則国対委員長代理は会見で「与党に出席を拒否された。深刻な障害者差別だという苦情が巻き起こっている」と批判した。(2016/05/11-18:30)

4640名無しさん:2016/05/14(土) 16:56:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160511/k10010516551000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_059
衆厚労委 通訳の必要な難病患者の参考人出席断る
5月11日 14時46分
衆議院厚生労働委員会の参考人質疑を巡って、難病患者などで作る団体が人工呼吸器のため会話に通訳を必要とする患者の出席を申し出たのに対し、委員会側から、「コミュニケーションに時間がかかる」などとして断られていたことが分かりました。
衆議院厚生労働委員会の与野党の理事などによりますと、10日行われた障害者総合支援法などの改正案の参考人質疑を巡って、民進党が全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病・筋萎縮性側索硬化症の患者などで作る日本ALS協会に関係者の出席を求め、協会側は人工呼吸器のため会話に通訳を必要とする患者の出席を申し出ていました。
これについて、委員会の理事懇談会で、自民党が「コミュニケーションに時間がかかり、限られた時間の中で伝えたいことが十分伝わらないのではないか」などとして再検討を求め、患者の出席を断ったということです。
患者に代わって参考人として委員会に出席した日本ALS協会の金澤公明常務理事は、NHKの取材に対し「率先して障害者への差別を解消すべき国会の委員会が出席を制限するのは問題だ。配慮があってしかるべきだ」と話しています。

4641とはずがたり:2016/05/16(月) 18:12:18
バカンティ予想が正しかっただけで小保方さんは証明に失敗してただけって訳では無いのか?
酸性に浸すってのが彼女のオリジナルのアイディアなんかな?

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160514-00010004-bjournal-soci
Business Journal 5月14日(土)6時1分配信

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる
2014年4月9日、会見を行う小保方晴子氏(撮影=吉田尚弘)
 今年3月10日、ドイツの名門大学、ハイデルベルク大学の研究グループがSTAP関連の論文を発表した。論文タイトルは『Modified STAP conditions facilitate bivalent fate decision between pluripotency and apoptosis in Jurkat T-lymphocytes(邦訳:修正STAP条件によって、JurkatT細胞の運命が多能性と細胞死の間で二極分化する)』である。

 海外の一流大学が、いわゆる「STAP現象」の再現実験を行ったということで話題となっている。以下に同論文の概要を紹介する。

<(1)序論:STAP論文は撤回されたが、低pHの刺激による万能性獲得の可能性は、がん、または、がん幹細胞の分野においては魅力的な課題である。

(2)実験:そこで、理化学研究所と米ハーバード大学から発表されたプロトコルを改変して、セルライン化されたT細胞に刺激を与える実験を行った。

(3)結果:当グループが見つけたpH3.3の条件では、酸処理後、多能性マーカーの一種であるAP染色陽性細胞の割合が増加した。AP陽性の多能性細胞は酸処理ストレス下を生き延びて優位に増加。

(4)考察:小保方晴子氏【編注:一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理研を退職】が英科学誌「ネイチャー」で発表したプロトコルでは成功しなかった。それは、使用している緩衝液の緩衝能が適していないことが理由として考えられたので、それも変更した。

 一番の発見は、このような瀕死のストレス条件では、Acute T-cell leukemia(ヒト急性T細胞白血病)の細胞株である JurkatT細胞が、万能性を獲得するか、もしくは死ぬかの間で揺らいでいることである。何がそれを左右するのかを探るのが今後の課題だ>

 わかりやすく解説すると、以下のようになる。

<小保方氏が発見したSTAP現象を、がん細胞の一種であるJurkatT細胞を用いて再現実験を試みた。同細胞に対しては、小保方氏がネイチャーで発表した細胞に酸性ストレスをかける方法ではうまくいかなかったため、独自に修正した酸性ストレスをかける方法を試してみたところ、細胞が多能性(体のどんな細胞になれる能力)を示す反応を確認した。それと同時に細胞が死んでしまう現象も確認されたので、何が細胞の運命を分けているのかを探っていきたい>

●がん細胞の分野で研究の価値大

 今回の論文で多能性を確認したAP染色陽性細胞は、小保方氏らのSTAP論文でも発現が確認されている多能性マーカーのひとつである。細胞が酸性ストレスによって多能性を示すという反応は、まさに小保方氏が発見したSTAP現象そのものだ。

4642とはずがたり:2016/05/16(月) 18:12:33
>>4641-4642
 世界的に活躍する国際ジャーナリストで、自身もニューヨーク医科大学で基礎医学を学び医療問題に関するリポートも多い大野和基氏は、同論文を次のように評価している。

「STAP現象の論文は撤回されたが、少なくともがん細胞の分野ではまだまだ研究の価値がある、ということだ。細胞の多能性に対する酸性 pH の効果は、がん生物学(がん幹細胞も含む)の分野では、注目されるトピックであり、STAP細胞が、がん細胞ではできた可能性があることを、このハイデルベルク大学の論文は示している。

 また、この研究者らの実験では、小保方氏が確認した多能性を示すOCT4の発現を変えることができなかったようだが、異なる結果として、De Los Angelesほかが、STAPプロトコルのような、強いストレスでOCT4の発現が増加した例を紹介している。

 ともあれ、『ネイチャー』のSTAP論文撤回後、海外の大学、しかもハイデルベルク大学においてSTAP現象を確認する実験が行われたことは注目すべきことである」

 がん細胞の一種であるJurkatT細胞に対して、小保方氏が行った方法ではうまくいかなかった理由について、ある生物学の専門家は次のように分かりやすく説明してくれた。

「細胞の種類によってストレス反応に違いがあることも一因と考えられます。小保方氏はがん細胞以外の細胞を使っていたため、ストレスをかけるpHの違いが出ても不思議ではありません。

 また、培養系の実験では、緩衝材の違いはもちろん、試薬のロット(製造日)差によっても結果が違ってくるというのは周知の事実ですし、シャーレのメーカーによっても結果に違いが出ることがあるほどです。それほど微妙な調整が必要な世界であり、プロトコル(手順)通りにやっても同じ結果が得られないことは普通です。

 ハイデルベルク大学の研究グループは試行錯誤の結果、独自にSTAP現象を確認する方法を見いだされたのではないでしょうか」

 日本国内では、マスコミによる異常な偏向報道によって、完全に葬り去られたように印象づけられたSTAP現象だが、そのような先入観もない海外の大学によって再現実験が試みられた事実は大きい。

●日本の専門家たちの間違い

 一部の専門家は、小保方氏がSTAP細胞のレシピ(詳細な作製手順)を公表するサイト「STAP HOPE PAGE」を開設した際にも、「STAPを今さら研究する研究者は世界にどこにもいない」と批判していたが、それが完全な間違いであったことが証明された。

 ネイチャーのSTAP論文が撤回された理由は、小保方氏が発見した「STAP現象」の否定ではなかったことは前回記事で述べた通りである。

 小保方氏の人権を蹂躙するかのようなマスコミがつくり上げた世論に同調し、常識を逸脱した禁じ手まで使って論文をなきものとして責任逃れをした理研や早稲田大学と比べ、真摯に生物学的現象を追究するハイデルベルク大学のニュートラルな姿勢は、科学に向き合う本来のあり方を教えてくれる。

 ハイデルベルク大学が発表した今回の論文によって、STAP現象に対する世界的な関心が再び高まっていくかもしれない。
(文=大宅健一郎/ジャーナリスト)

4643とはずがたり:2016/05/20(金) 01:01:15
理研も震える「小保方晴子の大逆襲」
日刊大衆 2016年4月24日 07時00分 (2016年4月26日 16時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160424/Taishu_21634.html

 2014年、世を騒がせたSTAP細胞“捏造”事件。その中心的人物、小保方晴子・元理化学研究所研究員(32)が3月31日に、STAP細胞の作成手順を記した『STAP HOPE PAGE』なるホームページ(以下HP)を開設した。

 門外漢には分かりづらい科学の世界。米イリノイ工科大学の元助教授(化学科)で、遺伝子の構造解析などの研究をしていた、生田哲薬学博士に、まずは手記の内容の解説を頼んだところ、「理研は、(小保方氏の論文をもとに)検証実験をしたものの、STAP細胞は作れず、出来たとされるものはES細胞の混入によるものと結論づけました。本の帯には<真実を歪めたのは誰だ?>とありましたが、歪めるも何も、それが真実であり、要するに“捏造”だったのは疑いようがありません」とバッサリ。

 同手記では『ネイチャー』に載ったSTAP細胞論文の共著者の一人、若山照彦・理研チームリーダー(当時)を批判。最初はSTAP細胞の存在を明言していた若山氏が前言をひるがえしたせいで、検証実験でSTAP細胞を作れなかった旨の記述もあるが、生田博士いわく、「論文も出した後で、共同研究だから、その協力者の協力がないとSTAP細胞を再現できないなんて言い訳が成り立つわけがない。こんなの、常識ですよ」と切り捨て、さらには、「ネット上で彼女の実験ノートを見ましたが、まさに“子どもの落書き”ですね」と語るように、科学界からはあまり高い評価は得られていないようだ。

 もっとも、生田氏とて、すべての罪が小保方氏にあるとは思っていないという。「研究の世界も、ひと皮むけばドロドロの世界。研究者も人の子ですから、研究費のぶん捕りのための権謀術数、権力や名誉欲、女性問題まで、他の世界同様、いくらでも出てきます。小保方さんも、そうした中でうまく利用された一人で、しかし、その研究テーマが世界中が注目する最先端の万能細胞だったことから注目を浴び、バッシングも凄まじかったという側面があるのは事実でしょう」

 同手記では、バッシングの契機は、騒動中に自殺した、やはり論文の共同執筆者だった笹井芳樹・理研副センター長(当時)に敵意を持っている身内の密告だったとの衝撃的な記述もなされていた。「手記の内容がすべて真実とは断言できませんが、キナ臭い香りが漂っていますね」(前出の社会部記者)

 このHPは、その専門的内容にもかかわわらず、4月3日の時点で「世界87か国からアクセスがありました」(三木弁護士)という。素人考えでは、“そこまで言うなら、ひょっとして、オボちゃんはSTAP細胞の作成に成功したんじゃないの”という気がしないでもないが、「100%ありえません。彼女自身、そのことは分かっているはず」(前出の生田博士)と、科学界からは、まったく相手にされていないのが現状なのだ。

 そんな、毒にもクスリにもならないはずのHPだが、どういうわけか開設直後にサイバー攻撃を受け、翌4月1日にはサーバーがダウン。一切、見られなくなってしまった。

「私が“攻撃元を特定する作業に入っており、刑事告訴も検討している”と発言したこともあってか、その後、(サイバー攻撃は)ピタッと止まりました」と三木弁護士は語るが、その背後に深い闇を感じた人も少なくはない。前出の社会部記者は言う。「一連の騒動では、小保方氏一人が悪者にされましたが、背景に政治的要素があり、ビクビクしている者が複数いるのは確か。理研にだって、震え上がってる人がいないとは言えません。こうした者たちは、事件の風化をひたすら待っているはず。ところが、小保方氏が寝た子を起こすマネをまた始めたんですから……。サイバー攻撃した者は、そうした関係者の可能性だってないとは言えませんよ」

 さらにある理研関係者は匿名を条件に、こう漏らす。「彼女が本気で口を開けば、首が飛ぶ者は複数います。ただ、そうすれば彼女も“共犯”に問われかねないので、おいそれとは口にはできない。本当の狙いは、レシピ公開を名目に、“ある程度の時間が経過したら、なんらかの形で研究者として復帰させてもらえませんか”というメッセージのようにも聞こえるのですが」 これが万一、事実なら、なんとも高等な戦術……。今回の小保方氏による“大逆襲”は、どのような展開をもたらすのか。今後の動向が大いに注目される。

4644とはずがたり:2016/05/21(土) 22:44:06
「恐怖の歯科医」に禁錮8年の実刑、フランス
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160427034127a


【ヌベールAFP=時事】フランス中部ヌベールの裁判所は26日、約100人の患者の口内に重傷を負わせたとして「恐怖の歯科医」と呼ばれるオランダ人の男に対し、禁錮8年の実刑判決を言い渡した。(写真は資料写真)
 ヤコーブス・ファンニーロップ被告(51)は仏中部の小さな村、シャトーシノンで患者の健康な歯を次々に抜いていた。患者たちはあごの損傷や、再発性の化膿(かのう)や敗血症に苦しんでいた。
 裁判所はまた同被告に対し、医師としての治療行為を禁じ、1万500ユーロ(約130万円)の罰金を科した。
 検察は、被告が「無用で痛みを伴う施術」を約100人に対して行い、患者たちに保険会社へ請求させる詐欺行為をはたらいていたと糾弾した。また患者に痛い思いをさせることを被告が「楽しんでいた」とも表現した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/04/27-09:44)

4645とはずがたり:2016/05/22(日) 15:07:54
前田敦子、常軌を逸した「お酢好き」告白でアルコール依存症の疑いが浮上!
アサ芸プラス 2016年5月22日 09時59分 (2016年5月22日 14時31分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20160522/Asagei_58518.html

 元AKB48の前田敦子が「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)にゲスト出演し、お酢が大好きであることを告白した。
「前田はマイビネガーを持ち歩き、ほぼすべての料理にそれをたっぷりとかけて食べるほどのお酢好き。なんと味噌汁にも酢を入れ、ポテチにもびしょびしょになるほどかけて食べると明かしていました」(芸能ライター)
 これに対して妊娠説や味音痴説が囁かれているが、アルコール依存症を疑う人もいる。都内で医院を開業している内科医が解説する。
「アルコール依存症が進むと、脳が萎縮して認知症のような症状が出てきます。この時、体は低血糖になり、体内にある糖をエネルギーにすることができなくなるので、代わってアルコールが分解された時にできる酢酸をエネルギーにします。エネルギー源が糖から酢酸に代わってしまうわけです。ここまで症状が進行してしまうと体がお酢を欲するようになり、常時、お酒を飲むかお酢を摂取しないと脳にダメージを与えてしまいます。以前、私が診察した患者は、コップにお酢を注いで水のようにゴクゴク飲んでいるほどでした。前田がただのお酢好きならいいのですが‥‥」
 前田といえば、2014年に泥酔して前後不覚になり佐藤健に抱えられる姿がスクープされたが、
「脳が正常に機能しなくなるまで飲んでしまうのはアルコール依存症の初期症状のひとつですね」(前出・内科医)
 アイドルから脱皮して女優として開花した前田敦子、その未来がお酒で潰されてしまうことなどないよう願うしかない。

4646名無しさん:2016/05/22(日) 17:05:33
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160517/k10010524081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_102
障害者の参考人招致見直しを 難病患者らが要請
5月17日 13時18分
会話に通訳が必要な難病患者が衆議院厚生労働委員会に参考人として出席できなかったことを受けて、17日、出席を求めていた患者と支援団体が衆参両院の議長に対し、障害者の国会での参考人招致の在り方を見直すよう要請しました。
全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症を患う岡部宏生さんは、先週、衆議院厚生労働委員会に通訳をつけて参考人として出席したいと求めましたが、「意思の疎通に時間がかかる」などとして出席できませんでした。
岡部さんと支援団体のメンバーは17日、国会を訪れ、衆参両院の議長と面会し、「今回の対応には深い失望と憤りを覚えた」と述べたうえで、これをきっかけに障害者や難病患者の参考人招致の在り方を見直すよう要請しました。
これに対し、大島議長は「多様な意見を聞いて結論を出すのが国会議員の責務だ。要請を重く受け止め、運営の在り方などを検討し、対応できるよう努めたい」と述べました。
このあと岡部さんは、記者団に対し「特別な通訳が必要だが、コミュニケーションを取れることを見て理解を深めてもらい、今後の対応を検討し、体制を構築してほしい」と話していました。

4647とはずがたり:2016/05/25(水) 19:47:26

すでに有料なの? 「救急車に乗ってきた」という理由で料金請求
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1437123231311.html
Excite Bit コネタ
ライター情報:カシハラ@姐御

いざというときに頼りになる救急車。お世話になったことはなくてもあるだけで安心できる存在です。
先日、友人の付添で救急車に乗ったところ「救急車に乗ってきた」という理由で友人が料金を請求されていました。急なことなので詳しく聞く時間もなくそのまま家に帰ったのですが、「救急車はまだ無料なのでは?」という疑問でいっぱいに。

そこで消防庁に問い合わせてみました。電話に出た職員さんいわく「救急車は無料です。それは病院のほうで決めている料金なので病院に聞いてください」とのこと。
ということで、掛った病院に改めて問い合わせをしてみました。

病院が決めている料金とは

――救急車に先日友人が乗ったのですが、救急車に乗ってきたという理由で8,640円を請求されていました。あれは何の料金なのでしょう?
特定療養費といいまして100床以上の大病院にはかかる料金で厚生労働省で決まっています。当病院で発生することのある料金です。

――発生することのあるというのはどういう意味でしょうか?
大きい病院なので診療時間外にはかかる料金です。

――かかる条件を教えていただけますか?
緊急性がないと判断された場合にはこの料金がかかります。

――頭を打ったとして緊急で運ばれたのですが、緊急性がないと判断するのはどんな場合ですか?
医師が判断することなので会計には詳しいことはわかりません。

どちらにしても、怪我をした友人は、救急車で運ばれてこの病院に運ばれてきたのですから仕方ありません。
それにしても、今はまだ救急車自体は無料ですが、病院によっては料金が請求されて有料になる場合があるということ。これは意外ですね。
救急車で来て、医師が緊急性がないという判断した場合に8,640円が請求されるという仕組み。ちなみに救急車で来て緊急性があったと判断する場合にはちゃんと無料にするそうです。

救急でない場合はどうすればいい?

救急ではない場合には、タクシー利用をすすめられます。しかし、タクシーで病院に行くとしても、夜間対応の病院がどこにあるか、どれだけ具合が悪いのか自分でわからない場合もあるので判断できない場合も。その時は、救急車を呼ぶ前の相談ダイヤル 「救急相談窓口#7119」に電話してみるといいそうです。
(カシハラ@姐御)

4648とはずがたり:2016/05/29(日) 20:31:01
あらゆる抗生物質が効かない「スーパー耐性菌」、アメリカで初の感染が見つかる
ペンシルバニア州に住む49歳の女性から発見
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/05/post-5195.php
2016年5月28日(土)21時07分

5月26日、米疾病管理予防センターは、知られている抗生物質すべてに耐性を示す細菌への国内初の感染症例を報告した。写真はプラスミド上のコリスチン耐性遺伝子であるmcr─1を有する大腸菌。CDC提供写真(2016年 ロイター)
 米疾病管理予防センター(CDCP)は26日、知られている抗生物質すべてに耐性を示す細菌への国内初の感染症例を報告し、この「スーパー耐性菌」が広がれば、深刻な危険をもたらしかねないと重大な懸念を示した。

 トーマス・フリーデンCDCP所長はワシントンのナショナル・プレス・クラブでの講演で「ポスト抗生物質の世界に突入するリスクがある」と語った。

 所長によると、ペンシルバニア州に住む49歳の女性がかかった尿路感染症は、「悪夢のような細菌」に最終的に投与される抗生物質コリスチンでも制御できなかったという。女性には発症前5カ月の旅行歴もなかった。

 このスーパー耐性菌は、米国微生物学会の医学誌に掲載されたウォルター・リード陸軍病院の研究結果の中で報告された。それによると、プラスミドと呼ばれるDNAの小片を媒介して、コリスチンへの耐性を示す「MCR-1」遺伝子が取り込まれたという。

 研究チームは「我々の知る限り、MCR-1が米国で見つかった最初の例だ」とし、「真に幅広い薬剤耐性菌の登場を告げるものだ」と指摘した。

 ハーバード大医学大学院の上級講師である微生物学者のゲール・キャッセル博士は「適切に抑制されなければ、病院のような環境でもすぐに広がる可能性がある」と指摘。ただ、ペンシルバニア州の患者がどのように感染し、コリスチン耐性菌が米国や世界でどのくらい存在するかを調べなければ、拡散するスピードはわからないと述べた。


[26日 ロイター]

4649とはずがたり:2016/06/02(木) 16:28:37

脳梗塞起こす「血栓」を溶かす特効薬は1回20万円
http://news.goo.ne.jp/article/postseven/trend/postseven-414490.html
05月27日 07:00NEWSポストセブン

 長年、日本人の死因の上位を占めてきた心筋梗塞と脳梗塞。厚労省人口動態調査(2014年)によれば、脳梗塞による死者は6万6000人、心筋梗塞は3万9000人。その国民病の「原因」を叩く方法に注目が集まっている。

 5月11日放送『ガッテン!』(NHK)では「血液のチカラ向上作戦! 脳梗塞・心筋梗塞で死なないために」と銘打って、その原因となる「血栓」をいかに溶かすかについて特集し、大きな反響を呼んだ。笛吹中央総合病院院長で日本血栓止血学会理事長の尾崎由基男氏が解説する。

「脳梗塞や心筋梗塞は、血栓症を原因とするものが9割を占めるといわれる。血栓は血液凝固に関わるフィブリノゲンとよばれるたんぱく質と血小板が中心となってできるもので、本来は傷口からの出血を防ぐ大事な役割を果たすもの。生体内では血流が保たれるよう、血栓を作る機構と血栓を溶かす機構がバランスをとっているが、加齢や動脈硬化によってこのバランスが崩れ、不必要な場所に血が固まり血流が遮断されるのが血栓症です。

 高脂血症、高血圧、糖尿病などで血栓症は起きやすくなる。もちろん喫煙や脱水も重大な危険因子。そのほか恐怖やストレスを感じると血栓が出来やすくなることがわかっています。例えばゴルフ中に心筋梗塞を発症するケースではグリーン上で起きることが多い。パッティングで緊張し、強いストレスを感じるからだと考えられる」

 この血栓が血中を流れ、脳や心臓の血管に詰まることで起こるのが脳梗塞や心筋梗塞である。ということは、原因となる血栓を溶かしてしまえばよい。

 すでに脳梗塞治療では特効薬が開発されており、後遺症がまったくない、あるいは日常生活に支障ないレベルまで回復する人たちが増えている。それをもたらしたのが血栓を溶解する特効薬「t-PA」である。

「体内には血栓を溶かす作用のあるプラスミンという酵素がある。プラスミンは前駆体のプラスミノゲンから作られ、t-PAはプラスミノゲンをプラスミンにすることにより血栓を強力に溶かす作用を示します。

 現在、脳梗塞治療に使われているt-PAはアルテプラーゼ製剤というタイプで、米国、欧州諸国など世界40か国以上で承認され、わが国でも2005年10月に厚労省の承認が下りています」(前出・尾崎氏)

 このt-PAのおかげで脳梗塞や心筋梗塞の治療効果が飛躍的に高まった。だが、問題もある。

「薬剤が1回20万円ほどするなど高額なのです。またt-PAは時間との戦いで、発症して4時間半以内でなければ投与することができません。その時間を過ぎてしまうと、血管が詰まった部分に壊死が起きる可能性があり、血栓を溶かして血流を回復させると出血するリスクが高まる。すべての脳梗塞の患者に使えるわけではない」(同前)

 さらに米国心臓病協会、同脳卒中協会による最新治療ガイドラインでは、t-PAの投与だけでなく、別の処置も加えた治療法が勧められている。新小山市民病院・島田和幸院長が言う。

「t-PAの投与で血栓を溶解させることに加え、ワイヤ状の器具で血栓を絡め取るステント型血栓回収機器の使用が推奨されることになりました」

※週刊ポスト2016年6月3日号

4650とはずがたり:2016/06/03(金) 09:33:22
TPPで薬価はどうなるんだ?

米国は製薬会社が独自に価格決定 55倍に値上げした例も
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160603/Postseven_417014.html
NEWSポストセブン 2016年6月3日 07時00分 (2016年6月3日 07時33分 更新)

 日本は国民皆保険制度が機能しており、高額療養費制度のおかげで経済的な格差に関わらず、多くの人が平等に医療を受けやすい。しかし、最近の新薬にはべらぼうな費用になるものが少なくないため、国の医療費負担が大きくなってこの保険制度が崩壊するのではと鎌田實医師は危惧している。鎌田医師は、医療の値段についても感じている疑問についてアメリカの事情も交えて解説する。
 * * *
 医療の値段とはいったい何なのだ、と感じる治療がある。再発・難治性の急性リンパ性白血病の治療として期待されているキメラ抗原受容体遺伝子導入T細胞療法(CAR-T細胞療法)である。
 
 白血病細胞を特異的に認識する抗体の遺伝子と、T細胞の活性化に必要な分子を結合させた遺伝子を、患者さんの末梢血から取り出したT細胞に導入する。それを2〜3週間かけて増やし、再び患者さんの体内に戻すと、白血病細胞をアポトーシス、自死させることができる、というものだ。患者さんのT細胞からつくるので、拒絶反応も起こらない。
 アメリカでは、このCAR-T細胞療法が、一回5000万円以上で行なわれはじめているという。日本ではまだ認可されていない。
 難治性の白血病の女の子ゆめちゃんは、骨髄移植をしたが再発した。ほかに有効な手立てがない。CAR-T細胞療法に期待し、渡米を決意した。アメリカの医療施設から要求されたのは、なんと前金として1億3000万円。募金により目標額は集められたが、ゆめちゃんの命は持たなかった。2歳だった。
 名古屋大学医学部附属病院小児科を今年3月、定年退官した小島勢二前教授は、このCAR-T細胞療法を研究してきた。
 小島先生によれば、すでに中国でも行なわれており、大人で60万円、子どもで30万円程度で行なわれているという。日本でも、このまま研究が進めば、おそらく50万円程度でこの免疫細胞を培養できるという。もし、実現すれば、アメリカの100分の1の値段になる。いったい医療の適正価格というのは、何なのだろうか。
 日本では、薬価は中医協(中央社会保険医療協議会)が決めている。アメリカでは製薬会社が独自に決めている。
 昨年夏、元ヘッジファンドマネジャーが経営する製薬会社チューリング・ファーマシューティカルズが、ある薬を55倍に値上げした。その薬とは、エイズやがんなどで免疫力が低下している人に使われる感染症治療薬ダラプリムで、62年前に開発されたもの。権利を買い取ったこの会社が、一錠1620円から9万円に値上げ。開き直った経営者は顰蹙を買ったが、後に別件で逮捕された。
 基本的に、「医療」と「経営」は相容れない部分がある。だが、これから日本にも「経営」の大波が襲ってくる。TPPが妥結すると、アメリカの企業経営を侵害することはつらくなり、アメリカに近い値段の薬が入ってくる可能性がある。どうすれば、日本の宝である医療制度を守っていけるのだろうか。

●かまた・みのる/1948年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県の諏訪中央病院に赴任。現在同名誉院長。チェルノブイリの子供たちや福島原発事故被災者たちへの医療支援などにも取り組んでいる。近著に『「イスラム国」よ』『死を受けとめる練習』。
※週刊ポスト2016年6月10日号

4651名無しさん:2016/06/05(日) 13:44:51
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160419034092a
初性交渉の年齢、遺伝子が影響 研究

【パリAFP=時事】人間の遺伝子が、性交渉を初めて経験する年齢を決めるのに一役買っている──遺伝子の予想外な役割が、38万人以上を対象としたDNA研究で明らかになった。(写真は資料写真)
 家庭の安定度、周囲からの圧力、個人の性格といった要因については、10代若者が早い時期に性行為をするか、または成人するまで自制するかの選択に影響を及ぼすことが知られている。
 研究論文の共同執筆者である英ケンブリッジ大学代謝科学研究所のケン・オング氏によると、大規模な遺伝子調査を通じて「遺伝子も大きな影響を与えている」ことが判明したのだという。
 オング氏はAFPの取材に、遺伝子的な要因により「人が性交を始める年齢差の約25%を説明できる」と語った。
 遺伝子が影響を及ぼしている可能性が高いのは、思春期に入る年齢や、リスクをいとわない性格を持つかどうかなどの要因だという。
 論文の執筆者らによると、性的に成熟する平均年齢をめぐっては、男女共に低下傾向にあり、1880年の約18歳から、1980年には12・5歳にまで低下しているという。科学者らはその原因として、摂取栄養素の変化や、現代の子どもの体格の大型化、環境ホルモンへの暴露などを挙げている。
 オング氏と研究チームは、英国の健康調査の参加者12万5000人あまりの遺伝子を分析、38個の遺伝子変異と性交渉を初めて経験する年齢との間に関連性があることに気づいた。
 研究チームはこの結果を、アイスランドの24万1000人分、米国の2万人分の遺伝子データベースと照合した。これにより、サンプルサイズの合計は38万人超となった。
 オング氏は「成長期における遺伝子的要因の影響の大きさは、1950年代〜1980年代の数十年間にわたり一定であることが分かった。このことは、遺伝子的要因が、文化と社会的態度の幅広い範囲にわたって関連要因となっていることを示している」と指摘した。
 ■社会文化的要因を超えるもの
 米科学誌ネイチャー・ジェネティクスで発表された研究によると、発見された遺伝子変異の多くは、最初の子どもを出産年齢や、出産した子どもの数などの他の生殖特性とも関連していた。
 これまでの研究では、性交渉を持ち始める年齢が早い人はそうでない人よりも学校での成績、さらには心身の健康面で劣る恐れがあるとされていたほか、思春期の始まりの早さと糖尿病や心臓病、一部ガンにおける高リスクとの関連性についても指摘されていた。
 しかし10代若者の性行為に関するこれまでの研究の多くでは、社会文化的な要因に重点が置かれていた。
 今回の成果について研究チームは、遺伝子その他の要因によって、リスクの高い行為に走りやすい傾向がある子どもを特定して支援する助けになることを期待していると話している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/04/19-10:12)

4652名無しさん:2016/06/11(土) 16:18:42
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160427034127a
「恐怖の歯科医」に禁錮8年の実刑、フランス

【ヌベールAFP=時事】フランス中部ヌベールの裁判所は26日、約100人の患者の口内に重傷を負わせたとして「恐怖の歯科医」と呼ばれるオランダ人の男に対し、禁錮8年の実刑判決を言い渡した。(写真は資料写真)
 ヤコーブス・ファンニーロップ被告(51)は仏中部の小さな村、シャトーシノンで患者の健康な歯を次々に抜いていた。患者たちはあごの損傷や、再発性の化膿(かのう)や敗血症に苦しんでいた。
 裁判所はまた同被告に対し、医師としての治療行為を禁じ、1万500ユーロ(約130万円)の罰金を科した。
 検察は、被告が「無用で痛みを伴う施術」を約100人に対して行い、患者たちに保険会社へ請求させる詐欺行為をはたらいていたと糾弾した。また患者に痛い思いをさせることを被告が「楽しんでいた」とも表現した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/04/27-09:44)

4653とはずがたり:2016/06/19(日) 08:41:18
市民の人生の責任者に 34歳医師が志摩市民病院長
http://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2016061902000028.html
05:00中日新聞プラス

 常勤医師4人のうち3人が退職した志摩市大王町波切の志摩市民病院で、今年4月から院長に就任した。赤字体質で市民から運営に疑問の声も上がる中、地域に根差した医療を提供しようと改革に取り組んでいる。総合診療科医として患者と向き合う江角悠太さん(34)に、市民病院の現状や目指すべき姿などを聞いた。(聞き手・安永陽祐)
 -もともと医師を目指していなかったと聞いたが、なぜ医師に。
 高校三年の時にたまたま見たアメリカ人医師「パッチ・アダムス」を描いた映画がきっかけ。医学だけでなく、すべてのものを使って一人の人を幸せにすることに尽力する医師。「医療者にとって死は敵ではない。患者に無関心になることが敵だ」という言葉が印象的で、常に患者の声に耳を傾けて何が必要かを考える。それに人生を注ぐのが彼のやり方。医師は百パーセント患者のために奉仕できる職業で、他人を幸せにすることが自分の幸せになることを感じた。
 -総合診療科は一般の人にはなじみが薄い。病院が力を入れる総合診療科とは。
 人を診る科。専門医は専門外の患者を断ることもあるが、総合診療科はすべての患者を受け入れる。腰が痛い、胸が痛い、目が痛い、頭が痛いといった各科に分かれる症状も、総合診療科はまず診る。その上で、自分で解決できなければ専門医の助言をもらったり、手術をお願いしたりすることもある。
 大前提は目の前で困っている患者さんに手を差し伸べ、助けること。一人一人の人生の責任者であるのが総合診療医。患者さんの主治医となり、医療をコーディネートする。
 -四月から江角さんが院長に就任した。運営態勢が変わったことで院内の変化は。
 就任前に市内五カ所で住民と病院の在り方を考えるタウンミーティングを開いた。賛否両論があり「給料泥棒だ」「病院運営費で新しい道路を造れ」など厳しい意見もあったが、スタッフに危機感が芽生えるきっかけとなった。改めて、税金で運営している市民病院としてやらなければならないことを示した。
 それは「患者を断らないこと」で、市民のための病院だからすべてを受け入れる。全部相談に乗ることを徹底させた。四十ある病床も昨年は七割くらいだったが今は満床。待っている人もいる。断らなくなったことで患者が増えてきた。収益も改善されてきている。
 -医療提供には看護師らとの連携も重要になるが、改善した部分は。
 スタッフ間の風通しを良くしようと、週一回の朝礼も始めた。幹部間で決まったことや経営状況など細かいことまで伝えて、全員が病院の全体像を把握できるようにした。全職員が集まって意見を言える場も作り、そこで出た意見で既に取り入れたものもある。スタッフの意識が高まることで、より良い医療を提供できる。
 -市民病院は学生の研修を積極的に受け入れている。その狙いは。
 昨年一月から医学生や看護学生ら三十人ほどを受け入れた。この病院に思い入れができれば、彼らは戻ってくる。勤務地を選ぶときの大きな理由になる。そうすれば永続的に志摩に若い人がくるようになり、医療を充実させることができる。
 -赤字体質を批判されることが多いが、どうすれば市民に必要とされる病院となるか。今後の方針は。
 救急医療に力を入れたい。困った時に開いていてほしいのが病院。夜間診療も午後九時半までで、それ以降は救急車を呼ばないと医療を受けられないのが志摩市の現状。そこを解決したい。夜間診療を市民病院で担いたい。
 その第一歩として五月から、毎週土曜の午後九時半から翌朝までの診療を始めた。医師や看護師を増やして、さらに拡大していきたい。

 <えすみ・ゆうた>1981年、東京生まれ。三重大医学部を卒業後、沖縄県の徳洲会病院などで研修。2014年に世界一周客船「オーシャンドリーム号」の船医を務め、患者の希望に即した医療に取り組む。市民病院に赴任後、知人のメーキャップアーティストや似顔絵画家らを招き、患者の精神的なケアにも力を入れる。

4654とはずがたり:2016/06/19(日) 08:44:57
新市立伊勢総合病院 建て替え工費13億円削減 JVの構成も発表
http://news.goo.ne.jp/article/ise/region/ise-36259737.html
06月15日 10:25伊勢新聞

【伊勢】施工業者の大手ゼネコンが示す建設費が市の契約目標額を大幅に超過している新市立伊勢総合病院(同市楠部町)の建て替えで、市は十四日、工事内容を見直すことで工費を約十三億円削減したことを明らかにした。正式な工費は八月中の発表を予定している。ゼネコンと市内の事業者でつくる共同企業体(JV)の構成も発表した。  市が市議会教育民生委員会で報告。同院の建設費をめぐっては、市が百十四億円の契約目標額を示しているのに対し、大手ゼネコン「清水建設」(東京)は百四十五億八千万円の見積価格を提示した。  金額に開きがあるまま、市と同社、設計を担当する安井建築設計名古屋事務所は、契約目標額を百十四億円とする基本協定を二月に結んだ。清水建設を代表者とするJVとの工事請負契約は九月を予定している。  工事内容の見直しは、約百項目におよび、同院の高さを約五十センチ下げることや、外装をタイルから塗装に変更することなどで約十三億円の削減につながったという。依然として市の目標額との間に開きがあるため、実施設計が完成する八月に正式な建設工事費を発表する。  一方、市によると、JVは清水建設を代表者とし、計五社で構成する。内訳は、建設が吉川建設(同市一之木)、伊藤工務店(同市河崎)、機械設備が山信工業(同市田尻町)、電気設備がシンフォニアエンジニアリング(同市竹ケ鼻町)。

救命率向上、医師との連携強化へ 津市が派遣型救急ワークステーション
http://news.goo.ne.jp/article/ise/region/ise-35655088.html
06月07日 10:23伊勢新聞

【津】前葉泰幸津市長は六日の定例記者会見で、救急隊員三人と救急車一台を三重大救急救命センターに週二回派遣する「派遣型救急ワークステーション」の運用を、二十一日から開始すると発表した。県内での導入は、亀山、四日市、伊勢に次いで四市目という。
 派遣型救急ワークステーションは、救急救命センターに救急隊員と救急車を常駐させ、出動時以外は病院実習で知識や技術の習得に努める。救命率の向上や救急隊と医師の連携強化が期待される。病院実習中の隊員が効率よく救急出動できるようにする狙いがある。
 派遣される隊員は、毎週火・水曜日の週二回、午前九時―午後六時までセンターに滞在する。本年度派遣対象となる救急救命士は五十八人。救急出動はPHSを通じて要請する。心筋梗塞などの重傷病者が発生した場合は医師と一緒に現場に駆け付ける。
 前葉市長は「大学病院から出動できるようにすることで、心肺停止者の発生などの緊急時に医師を救急車で迎えに行く時間のロスをなくす」と説明。「救急隊員には、救急救命センターで、点滴や検査補助などの動きを学んでほしい」と期待を寄せた。

4655とはずがたり:2016/06/20(月) 18:15:19
珈琲はよく飲んでるけど・・

関根勤を突如襲った心筋梗塞の危機 「酒タバコやらず運動してるのに、なぜ」
http://www.j-cast.com/healthcare/2016/06/02268444.html?p=all
2016/6/ 2 18:00

タレントの関根勤さん(62)が2016年5月に心臓手術を受けた。執刀医は「放っておいたら2〜3年以内に心筋梗塞で突然倒れていた可能性があった」と警告するほどだったのだ。しかし本人は、手術当日さえも外見上はピンピンしており、危険が迫っていた風には見えなかった。

医師によれば、心筋梗塞の可能性がある人には、日常生活の中でもサインが現れる。だが、よくあるちょっとした体の不調と似ているため、見過ごされやすいという。

3種類の「胸の痛み」に要注意

(関根さんに)心臓の異常が見つかったのは今年の4月4日。同番組の企画で心臓ドックを受けたのがきっかけだった。本人は気楽に受けたが結果が芳しくなく、翌日詳細な再検査を受けたところ、心臓に血液を運ぶ「冠動脈」の一部が狭くなり、血流が悪くなっていた。血液中の脂肪が石のように固くなる「石灰化プラーク」が複数できていたのが原因だった。執刀した心臓血管研究所付属病院の及川裕二医師は、危険な状況だったことを指摘した。

手術自体はそれほど難しいものではなく、約2時間で終わった。翌日には退院し、関根さんはその日の夕方に仕事に復帰している。

結果的には事なきを得た。だが問題は、命の危険が迫りながら、関根さん自身がまったく気が付いていなかったことだ。「酒もタバコもしないし、運動はしている。そんな自分が、なんで悪かったのか」と関根さんは不思議がった。

だが、実は以前から心筋梗塞の「サイン」が出ていたようだ。それは一般に、息切れ、動悸、吐き気、胸やけ、肩こりといった症状。番組に出演した国立病院大阪医療センター循環器内科科長の上田恭敬医師は、「よくある体の不調と勘違いされやすい」とその分かりづらさを指摘した。

関根さんの場合、こういったサインは「なかった気がするけどなあ...」と言ったが、「胸やけは1か月くらい続いていた」そうだ。しかし、「胃カメラを入れた時は『きれいな胃だ』と医師に言われた」といい、問題視しなかった。これについて上田氏は「胃ではなく、心臓が悪かったのかもしれない」と指摘した。

どうすれば心筋梗塞のサインと判断できるのか。基準は、特徴的な「胸の痛み」にあるという。(1)点ではなく広範囲が痛む、(2)チクチクではなく、全体的に押し付けられるような圧迫感がある、(3)痛んでも数分で何もなかったように治まる、の3つだ。

順天堂医院副院長の天野篤医師は16年1月17日放送の「健康カプセル!ゲンキの時間」(TBS系)で、「左側」の肩・背中・歯・あごに痛みが出る「放散痛」という現象を、心筋梗塞のサインとして挙げた。左側なのは、心臓の位置に関係している。高血圧、疲れやすさ、男性の場合は男性ホルモンが低下する男性更年期障害も、リスクを高めるという。
黒豆にコーヒー...予防には「黒い食べ物」を

心筋梗塞のリスクを見極める方法はもう一つある。「悪玉コレステロール」の数値が140以上の人は危険だという。関根さんは185だった。カロリーの過剰摂取、つまり食べ過ぎが原因で高くなる場合が多いが、体質が関係することもある。前出の上田氏によれば、「近い身内で心筋梗塞になった人がいる場合、数値が高くなりやすい」。関根さんは父親が心筋梗塞で倒れたことがあり、家系が関係していたのかもしれない。

番組では、「サイン」や「悪玉コレステロール値140以上」が出た人は、かかりつけ医か循環器内科を受診するよう勧めた。また、悪玉コレステロール値は健康診断や、薬局でも受けられる血液検査で計測できる。関根さんは番組で、「危なくなってから検診に行ったのでは、取り返しがつかなくなるかもしれない。僕は偶然、早期発見できた。皆さんもぜひ検診へ行ってみてください」と呼びかけた。

日頃からの予防も大事だ。番組にVTR出演した埼玉医科大学医学部教授で心臓外科医の新浪博士氏は、チョコレートやブルーベリー、黒豆、レーズン、黒ゴマ、コーヒーといった「黒い食べ物」が有効だと話した。黒の色素「ポリフェノール」には、血管にプラークをつくりにくくする効果があるという。ただ、摂取してから3時間ほどしか効果が持続しないため、こまめに食べるのがよい。

J-CASTヘルスケアでは2016年4月11日付記事で、記者が定期検査でなにげなく「軽い胸の痛みがある」と口にしたのが発端で、医師から「血管の異常」を指摘されて手術に至ったエピソードを紹介した。明確な自覚症状がなかった半面、実際は深刻な事態の一歩手前だったのは、今回の関根さんと似たケースだ。こまめな体のチェックが、自身の命を救う何よりの近道だろう。

4656とはずがたり:2016/06/21(火) 06:54:27


シャルコー・マリー・トゥース病
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%97%85&oq=%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8B%E3%81%93&aqs=chrome.3.69i57j0l5.5930j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8

4657名無しさん:2016/06/26(日) 16:00:48
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160625/k10010571631000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
日本医師会 会長選挙 現職の横倉氏が3選
6月25日 13時48分
日本医師会の会長選挙が行われ、現職の横倉義武氏が3選を果たしました。横倉氏は、記者会見で「日本医師会が先頭に立って持続可能な社会保障制度を確立することが重要だ」と述べました。
日本医師会は25日、東京・文京区で代議員会を開いて、2年間の任期の満了に伴う会長選挙を行いました。
会長選挙には、現職の横倉義武氏と常任理事を務める石井正三氏の2人が立候補して、4年ぶりの選挙戦となり、代議員363人による投票の結果、横倉氏が317票、石井氏が41票で、横倉氏の3選が決まりました。
横倉氏は71歳。福岡県内の病院の理事長で、日本医師会の副会長を経て、平成24年4月から日本医師会の会長を務めています。横倉氏は政府・与党との連携を重視し、今年度の診療報酬改定で医師の人件費や技術料などを引き上げるよう求め、これを実現させたほか、地域医療の充実に向けた、かかりつけ医の役割の強化などに取り組んでいます。
横倉氏は、記者会見で「日本医師会が先頭に立って持続可能な社会保障制度を確立することが重要で、かかりつけ医を中心としたまちづくりが地域医療を再興するキーワードだ。必要なときに安心して医療を受けられる国民皆保険制度をしっかり維持していかなければならず、政府に対して強く要望していきたい」と述べました。

4658とはずがたり:2016/06/29(水) 20:17:54

2015年5月22日
納豆アレルギー、患者の8割がサーファーやダイバー
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150522-OYTEW50383/

 サーファーなどマリンスポーツを趣味にしている人は、納豆アレルギーになりやすいことを、横浜市立大病院皮膚科の猪又直子准教授らが明らかにした。


 猪又准教授によると、2004年以降に同科で診療した納豆アレルギー患者18人のスポーツ歴などを調べたところ、12人がサーファー、2人がスキューバダイバー、1人が潜水作業員で、ふだん海にいる時間が長い人が83.3%を占めた。

 納豆アレルギーの患者は多くはないが、発症すると75%が、じんましんや呼吸困難など全身性の重い症状アナフィラキシーを起こす。

 原因物質はネバネバ成分のポリガンマグルタミン酸。当初、なぜサーファーに多いのか分からなかったが、患者の一人がクラゲを食べてアナフィラキシーを起こしたことが解明のヒントになった。クラゲの触手にも同じ物質が含まれており、海でクラゲに繰り返し刺されたことでアレルギーになったらしい。

 食物アレルギーは、口から食べるだけなく、皮膚を通して原因物質が体内に入ることで発症しやすいことが知られている。

 猪又准教授は「納豆アレルギーの可能性があれば、まずマリンスポーツ歴を患者に確認することが診断に役立つ」と話している。(藤田勝)

4659とはずがたり:2016/07/01(金) 13:18:50
お茶をごくごく飲むけどエアコン嫌いなので俺も歳取ったら気をつけないと。

熱中症で死亡、9割が屋内 エアコン不使用のケース多く
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ6Z5HCMJ6ZULBJ00M
06月30日 20:03朝日新聞

 東京23区内でこの5年間に熱中症で死亡した人の9割が屋内で発見されていたことが、東京都監察医務院の死因調査でわかった。「屋内は大丈夫」と誤解している人が多いと、注意を呼びかけている。

 都監察医務院は、23区内で見つかったすべての異状死について解剖などで死因を調べており、熱中症で病院に運ばれた場合も対象となる。毎年、熱中症での死亡と認定したケースの状況を公表している。朝日新聞は、公表データと監察医務院への取材をもとに、2011?15年のデータを集計した。

 この5年間に熱中症で死亡したのは計365人(男性219人、女性146人)で、うち328人(90%)が屋内で見つかっていた。328人の中で、エアコンがあったのは160人、なかったのは134人、不明34人。エアコンがあるのに発見時に使われていなかったのは138人だった。一人暮らしは203人。

 死亡者全体の365人でみると、65歳以上は290人(79%)。死亡したと推定される時間帯は、日中(午前5時?午後5時)が142人(39%)、夜間(午後5時?午前5時)104人(28%)、不明119人(33%)だった。

4660名無しさん:2016/07/02(土) 16:02:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160701-00000004-mai-sctch
<ゲノム編集>サルを免疫不全に 世界初、病気原因解明に光
毎日新聞 7月1日(金)1時0分配信

 小型サルのマーモセットの遺伝子を「ゲノム編集」という技術で改変し、免疫不全にすることに成功したと、実験動物中央研究所(川崎市)と慶応大などの研究チームが30日付の米科学誌セル・ステム・セルに発表した。サル類で遺伝子操作によって病気を発症させたのは世界で初めて。マウスよりヒトに近いサルで実験できることで、さまざまな病気の原因解明や治療法開発に役立つという。

 免疫不全症は、病原体などから体を守る免疫が働かなくなる病気で、「IL2rg遺伝子」に異常があると発症する。チームは、この遺伝子を破壊する酵素をマーモセットの受精卵に注入し、雌の子宮に移植。生まれた子21頭の血液を調べたところ、8頭は免疫細胞が減少しており、ヒトの先天性免疫不全症と症状が似ていた。うち3頭は生後1年以上たった今も生きている。

 免疫不全のマーモセットは、他の個体由来の細胞などを移植しても免疫抑制剤を投与する必要がなく、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使った再生医療の研究などへの応用も期待できる。

 これまで、マウスでは、特定の遺伝子を改変したES細胞(胚性幹細胞)を受精卵に移植する方法で目的の病気を引き起こすことができ、実験に使われてきた。しかし、他の多くの動物では移植したES細胞が受精卵の中で生き残れなかった。

 チームによると、今回の手法は免疫不全症だけでなく、自閉症や統合失調症、糖尿病など、原因遺伝子が予測されている他の病気への応用が可能だという。【藤野基文】

4661とはずがたり:2016/07/04(月) 14:08:38
「音うるさい」点滴の電源切られ、寝たきりに 家族会見
http://www.asahi.com/articles/ASJ697D8QJ69UBQU016.html?iref=recob
2016年6月9日22時09分

 順天堂大学付属順天堂医院(東京都文京区)で昨年6月、心不全で入院中の岩手県の女性(74)に点滴されていた強心剤が数十分にわたって中断し、低血圧によるショックを起こして寝たきりになったと、女性の家族らが9日、都内で記者会見して明らかにした。家族らによると、看護師が点滴装置の電源を切ったままにしていたと、病院側から説明されたという。

 女性の長女と弁護士によると、女性は手術を受けるために心臓血管外科に入院。強心剤によって血圧が保たれていて、容体が急変したため、点滴装置の電源が切れていることがわかった。強心剤の残量が少なくなり、新しいものを準備中にアラームが鳴るとうるさいので切った、と病院側は話しているという。

 長女らは病院側に損害賠償を求めて提訴する方針。長女は会見で「病院は医療ミスを認めて、正式に謝罪してほしい」と語った。

 病院側は9日、朝日新聞の取材申し込みに対し、「対応できない」としている。

4662とはずがたり:2016/07/05(火) 11:56:57

緊急出術の高須院長、退院を報告 「生き仏なう」
http://news.goo.ne.jp/article/dailysports/entertainment/20160705028.html
09:20デイリースポーツ

 高須クリニックの高須克弥院長が4日のブログで、5日に退院することを報告した。高須院長は感染性肝嚢胞のため6月15日に入院し、緊急手術を受けていた。

 高須院長はブログで「肝嚢胞も縮小したので排膿ドレーンを抜去し、明日退院のお運びとなった」とつづった。精密検査などを受けた結果、異常は発見されなかったことから、20日間に及ぶ入院生活に別れを告げた。

 入院中も外泊許可を得ては、高須クリニックに戻り、手術を行うなどしていたが、ようやく晴れての退院に「とりあえず 死なないらしい 遺言撤回 世のため人のために明日からバンバン活躍するぜ 生き仏なう」と、ますますのパワーアップを約束した。

 肝嚢胞(かんのうほう)とは、肝臓の中に液体のたまった袋ができる病気。多くは無症状だが、嚢胞内に感染が起これば、発熱、腹痛などを引き起こす。高須院長はブログ内で「感染性肝嚢胞は非常に珍しい病気だそうだ」とも記している。

 高須院長は6月10日に高熱をおして仕事をしていたところ、翌11日に症状が悪化。40度の高熱を出し、「目眩がして歩けない」とブログで明かしていた。解熱剤と鎮痛剤を服用したところ、一時的に回復したように思えたが、体調不良は続き、15日、都内の病院に入院。手術を受けていた。

4663とはずがたり:2016/07/08(金) 23:32:36
手術ミスで右手足まひ 群大病院、改善策守らずまた事故
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ784J39J78UHNB00Z.html
21:16朝日新聞

 群馬大病院(前橋市)は8日、50代男性の頸椎(けいつい)を金具で固定する手術をした際、過って脊髄(せきずい)を圧迫し、右手足のまひなどが残ったと発表した。また、同病院では腹腔(ふくくう)鏡による肝臓手術などで患者が死亡する事故が相次いだため、改善策として術前説明の徹底やカルテの詳細な書き方を決めていたが、この男性の手術については守られていなかったという。

 病院によると、男性は首の骨が変形するなどして神経が圧迫され、歩行困難や手の筋力低下などの症状があった。昨年11月の手術の際、担当医師が一部の金具の差し込む位置を間違え、脊髄を圧迫。現在も人工呼吸器が必要な状態で、回復するかどうかの判断は1年ほど経過をみる必要があるという。

 院内の事故調査委員会が調査した結果、まひなどの症状は手術による神経障害によるものとされた。田村遵一病院長は「患者や家族に深くおわびし、全力で治療を尽くしていく」と謝罪した。

4664とはずがたり:2016/07/10(日) 03:37:46
医学部の難易度が「東大並み」にまで上がった理由
週刊ダイヤモンド編集部 【16/6/18号】 2016年6月13日
http://diamond.jp/articles/-/92897

(前略)?これらを総合すると、現在の医学部受験は、中堅ランクの国公立大医学部で東京大理科Ⅰ類合格レベル、私立大医学部であっても早慶理工学部合格レベルの学力が求められる。

?なぜ、医学部受験はここまで過熱し、難易度が高まっているのか。

?まず、理由として挙がるのが、医師になれば、食いっぱぐれがないことだ。その気になれば、70歳になっても働くことができるし、医師は激務とはいえ社会的地位も高く、勤務医であっても平均年収は1000万円を超えてくる。

?それに加えて、08年以降、有名私立大の医学部が、相次いで数百万円単位で学費を値下げし、受験しやすくなったことだ。

?次に、これまでとは異なる受験者層が、医学部に流れてきていることが挙げられる。

?同じ理系でも理工学部などを卒業し、製造業などに就職してもシャープや東芝のように今の時代、いつ何時会社が傾くか分かったものではない。それは文系もしかりで、医師と並ぶ最難関資格の弁護士資格を取得しても、食べていけない弁護士が続出する時代だ。

?消極的な理由だが、世の中に医師ほど安定して収入が得られる資格がなくなり、優秀な層の流れ着く先が医学部ということが、過熱している要因の一つといえる。

?ちなみに、下位の医学部の難易度まで上がっている理由は、「かつて金を積めば入れた下位の医学部も、長らく多額の寄付金を集めたことで裕福になった。今ではちゃんと医師国家試験に合格できる、優秀な生徒を集めるようになっている」からだと、ある国立大の関係者は声を潜めて話す。

?では、ここまで難易度が上がった医学部に合格しているのは、いったいどういう層なのか。上表をご覧いただきたい。今年、医学部に合格者を出した高校を、合格者の多い順にランキングしたものだ。

?ひと目で分かる通り、大半が私立で、中高一貫校だ。医学部を目指すなら、「小学校のころから対策を立てた方がいい。早過ぎて困ることはない」(大手予備校)。(後略)

4665とはずがたり:2016/07/22(金) 01:52:00
子どもが不幸になるのを見るのはほんとにつらい。。

【慶応大病院提訴へ】心臓手術で脳障害の女児両親「どこが医療か」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1607210042.html
07月21日 22:09産経新聞

 生後3カ月に慶応義塾大学病院(東京都新宿区)で受けた心臓手術で脳に重い障害が残ったとして、群馬県太田市の高橋心音(ここね)ちゃん(5)と両親が21日、同院を運営する学校法人慶応義塾に対し、約2億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。同日、都内で記者会見した父親の会社員、歩(あゆみ)さん(43)は、「手術前は泣き、笑い、ミルクも飲んでいたのに、今は呼吸さえ苦しい。これのどこが医療なんだ」と訴えた。

 記者会見には、車いすを押されて心音ちゃんも同席した。付きっきりで看病にあたっている母親の亜希子さん(39)は、「手術前とは別人のようだ。病院側からは原因不明という説明しかなかった。私たちのような思いをする人がいなくなるように、病院には真実を話してもらいたい」と話した。

 提訴後、心音ちゃん親子は厚生労働省を訪れ、同病院の特定機能病院の承認取り消しを要望した。

 訴状によると、心音ちゃんは平成22年12月、心臓に空いていた2つの穴をふさぐ手術を受けた。病院側は手術2日前の検査で「別に穴が見つかった」として手術内容を変更。だが実際には穴は2つしかなく、人工心肺の管を挿入する位置が変わり、脳への血流が悪くなったのに、脳の状態を監視する装置を取り付けるなどの注意を怠ったとしている。慶応大病院総務課は「訴状もなく、今の時点で答えることはできない」としている。

4666とはずがたり:2016/07/22(金) 16:13:29
ゐるゐるこんなおっさんw
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%87%E3%82%AE%E3%83%B3%E5%85%AC&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwji9_W6wobOAhWCnJQKHU3cDNsQ_AUICCgB&biw=1080&bih=1787

社会
トイレに老紳士が出現! 41歳で脳梗塞になったルポライターによる「セルフ取材」闘病記
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/06240603/?all=1
『脳が壊れた』鈴木 大介[著]

■41歳で脳梗塞に

 脳が壊れたら、世界はどう見えるのか。

 脳梗塞などで脳に機能障害を抱えると、たとえ軽度のものであっても日常に支障が生じることは、常識となっている。

 が、一方でそのような障害を抱えた人に、世界がどう見えているか、といったことはあまり伝わっていない。

 言うまでもなく、多くの当事者はそれを表現することに困難があるからだ。

『最貧困女子』などディープなルポのライターとして、また人気漫画『ギャングース』のストーリー共同制作者としても知られる鈴木大介さんは、昨年、41歳の時に脳梗塞となり、現在も高次脳機能障害が残っている状態である。

 しかし、職業柄、自身(の脳)に起こった変化を発症直後から客観的に観察することができた鈴木さんは、障害が軽度であることも手伝って、これまでの体験を著書の形でまとめることに成功した。

 実際に、どのようなことが起きたのか。

 発症直後の不可思議な体験がユーモラスに綴られている著書『脳が壊れた』から、いくつかのエピソードをご紹介してみよう。(以下、引用は同書より)

①トイレの個室に老紳士が出現!

 入院初日、点滴をひきずりながら、車いすも入れる大きめのトイレに向かった鈴木さん。よろめく足で個室に入って左側にある便器の方を見ると、その空間に突然入院着を羽織った白髪の老紳士が出現!しかも、座って、まさに大便の最中だ!

「このジジイ!まさかテレポーテーションの使い手か? 俺をショック死させるつもりか!」

 と大いに戸惑いながらも、「おうもういあえんえいあ(どうもすみませんでした)」とお詫びしながら鈴木さんはトイレから去った――。のちに判明したのは、老紳士はテレポーテーションの使い手ではなく、当時の鈴木さんは左側への注意力を持続するのが難しい脳になっていたということだった。簡単に言えば「左方面を見ることができない」状態だったのである。

 老紳士はたまたま鍵をかけ忘れていたため、そこに入ってしまった鈴木さんが、顔を左側に向けたときにようやく、事態に気付いた、ということが事の真相であった。

4667とはずがたり:2016/07/22(金) 16:13:44
>>4666-4667
②道路が渡れない!

 左側を見ることができないために、鈴木さんは病院の敷地の間を走る道路が渡れなくなった。

 つまり、普通は「右見て左見て右見て、手を挙げて横断」で済むところが、①右を見て迫ってくる車がいれば目が離せなくなり、目前を通過するまで見送る、②すかさず左を見るが、左方面に見落としが多いのが分かっているから時間がかかる、③その間に右から車が来る、④その車に注意していると目が離せなくなり……の繰り返しになってしまうため、いつまでたっても、足を踏み出すことができないのである。

③感情が抑えられない

 入院患者仲間の老人が誰かに似ている。そうだ!「ガンダム」に出てくるデギン公だ!

 それに気づいた鈴木さんは、以来、そのデギンさんと遭遇すると目を離せなくなり、笑いが止まらなくなってしまう。

 脳の中にある感情を抑制する部位にダメージを負ったことで、喜怒哀楽あらゆる感情が激しく発露するようになってしまったのである。

「その時の僕の姿をストレートに言えば、こうである。

『右横のオッサンを、よだれ垂らしながらニヤニヤしてジト見する人』

 これはいかん。

 脳内で、デギン公の名言『だからこそ戦争回避の努力をせねばならぬものを……』がグルグルと巡りだすと、いよいよ面白さは抑え切れなくなる」

 さまざまな怪現象や後遺症に苦しみながらも、リハビリがうまくいったこともあって、鈴木さんは現在は仕事に復帰している。

 ともすれば、深刻で暗くなりそうな体験談を、鈴木さんが「セルフ取材」の成果として明るく描いている点も、本書の特徴だろう。

『バカの壁』『唯脳論』など、脳に関連した著作の多い養老孟司さんは、この本について次のように推薦のコメントを寄せている。

「『脳が壊れた』と、と聞くと普通の人は絶望的な印象を受けるかもしれないが、必ずしもそうではない。読後感がとても明るいところもまた本書の貴重なところだろう。

 脳梗塞が、著者にとっては人生の修正につながった。『病気のせい』でものごとが悪くなるのではなく、『病気のおかげ』で結果オーライになることもあるのだ」

デイリー新潮編集部

4668とはずがたり:2016/07/31(日) 09:24:54

手術で右半身まひ 整形外科で50代男性 群馬大病院
http://this.kiji.is/124254575150712308
2016/7/9 06:007/9 06:58updated

 群馬大医学部附属病院(前橋市)は8日、県内の50代男性が手術後に右半身がまひして人工呼吸器が必要な状態になる医療事故を起こしたと発表した。手術の安全性を高める準備や、患者への事前説明が不十分だったという。旧第2外科で手術を受けた患者が相次いで死亡した問題を受け、患者への十分な説明と、記録を残すことを周知していたが、今回のケースでは十分に行われていなかった。

 同病院が記者会見して明らかにした。病院は男性に謝罪し、今後補償を含めて対応する。

 病院によると、頸椎(けいつい)が脊髄を圧迫して運動機能が低下した男性が昨年11月、症状の進行を止めるために整形外科で手術を受けた。医療用ねじで頸椎を固定する手術を医師3人で行った。ねじの位置がずれて脊髄を圧迫したため再手術をしたが、男性は右半身まひになった。

 学外有識者2人を入れた事故調査委員会が4月、手術は難易度が高く、ねじを挿入する位置を複数の方法で確認するなど、できる限り慎重に準備するべきだったとする報告書をまとめた。男性への説明が不十分だったことも問題視された。担当医が男性にリスクについて十分に説明していなかったとみられる。

 田村遵一病院長は「信頼回復に向けて取り組む中、新たな医療事故が起きてしまい、本当に申し訳ない」と謝罪した。

4669とはずがたり:2016/07/31(日) 09:59:15



とりま上全部取っ替えないと。

群大病院 手術数拡大が「院是」 事故調が再発防止策を提言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00010001-jomo-l10
上毛新聞 7月31日(日)6時0分配信

 群馬大医学部附属病院(前橋市)の旧第2外科(2外)で同じ男性医師(退職)の手術を受けた患者が相次ぎ死亡した問題で、学外有識者でつくる医療事故調査委員会は30日、報告書を平塚浩士学長に提出した。記者会見した上田裕一委員長(奈良県総合医療センター総長)は「仕組みや機能が不十分であるのに、手術数拡大を“院是”とし、高度医療を推進した」と指摘し、事故報告システムなど問題を早期に把握する仕組みづくりといった改善策を提言した。事故調は1年後に提言の進行状況を公表する方針だ。

 事故調は「病院全体のガバナンス(統治)に不備があった」との立場から診療、倫理、医療安全、教育など九つの観点で提言をまとめた。男性医師が所属した2外の肝胆膵(すい)(肝臓、胆道、膵臓)担当が少人数で過重な勤務となっていたことを踏まえ、こうした院内の最小診療単位の人員体制やコミュニケーションの状況などが適切かを確認し、改善する必要があると指摘。関連病院にもつながる2外と旧第1外科(1外)の「壁」の解消、2度の症例検討会による手術適応の判断なども提案した。

 死亡例の続発を早期に把握できなかったことを問題視し、安全性が確認されていない治療の倫理審査体制や、医師の主観に頼らない事故報告システムの構築のほか、患者や家族との診療録の共有、医療安全週間の設定など、遺族の思いを反映した内容も盛り込んだ。

 同病院は昨年11月に死亡例の全てを報告する制度を導入するなど、改革を進めている。前橋市の同大荒牧キャンパスで上田委員長から報告書を受け取った平塚学長は「提言を真摯(しんし)に受け止め、さらなる改善、改革に早急に取り組みたい」と述べた。大学側は今後、遺族に対し個別に調査結果を説明する予定としたが、30日に前橋市内で会見した被害対策弁護団と遺族会は男性医師らの直接の説明を改めて求めた。

 同病院では、男性医師の腹腔(ふくくう)鏡や開腹の手術を受けた18人の死亡が2014年に判明。その後の病院の調査でさらに12人の死亡も明らかになった。事故調は男性医師や遺族らへのヒアリングのほか、日本外科学会に死亡症例の検証を委託するなどし、18人の事例を中心に検証した。

群馬大、死亡事例8件も対応せず
第三者調査委指摘
http://this.kiji.is/131698539685511174
2016/7/29 21:06

 群馬大病院で同じ男性医師(退職)の手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、病院の第三者調査委員会がまとめた調査報告書の内容が29日、判明した。2009年度に死亡事案が8例あった時点で、適切な報告や検証などの対応が取られていれば「その後の続発を防ぐことができた可能性がある」などと指摘した。長年見過ごされてきた要因を「患者中心の医療とは大きくかけ離れた旧弊が存在し、病院全体のガバナンスに不備があった」とした。

4670とはずがたり:2016/07/31(日) 09:59:24

「ガバナンスに不備」 群大病院患者死亡で事故調報告書
http://this.kiji.is/131864775329924597
2016/7/30 06:00

 群馬大医学部附属病院(前橋市)の旧第2外科(2外)で同じ男性医師(退職)の手術を受けた患者が相次ぎ死亡した問題で、学外有識者でつくる医療事故調査委員会は29日までに、「病院全体のガバナンス(統治)に不備があった」などとする報告書をまとめた。医師の過酷な勤務環境を改善しなかった管理体制や、旧第1外科(1外)を含む二つの外科が併存した弊害を指摘。「患者中心の医療とは大きく乖離(かいり)した旧弊が存在した」と結論づけた。

 事故調は30日に群馬大の平塚浩士学長に報告書を提出し、上田裕一委員長が会見する。報告書は83ページにわたり、事実の経緯や検証の結果を記した上で診療、倫理、医療安全、教育など九つの観点から提言している。7月末までの報告書公表を目指していた。

 報告書は、男性医師による手術で高い死亡率が続いた背景には、人員確保や指導体制、手術の適応を検討する体制などが不十分なまま、高難度の外科治療が導入されていたと指摘。

 1外、2外が併存したことで潜在的に競争意識があり、合併症や死亡例について共同で検証したり、防止策が共有されることはなかったとした。「弊害が長年改善されず(男性医師が執刀し、死亡した)18例が発生、発覚が遅れた背景となった」と断じた。肝胆膵(すい)を担当する2外の医師数は1外の3分の1以下で、手術数は限界を超えていたとした。

 2外の2009年度の肝胆膵手術を巡っては、男性医師による死亡例が集中し、いったん休止された後に再開。日常的に手術の適応や術式、技術について話し合う「同僚評価」が十分行われていなかったなどとし、本来は教授(診療科長)の適切なマネジメントが必要だったとした。

 男性医師について「診療録の記載が極めて乏しく、患者の状態が読み取れず不適切」と批判。記載は医師法で定められた義務で、多忙などを考慮しても不十分であってはならない、とした。

 同病院は死亡例を把握後、独自に調査し遺族への説明を予定していたが、報道が先行したことで「あたかも報道を契機に公表したともとれる状況」になり、病院の取り組みが誤って理解されたなどと言及した。

 今回の検証について「個人の法的責任の追及を目的とはしていない」と明記。生存事例は調査対象になっていないため、調査には限界があると付言した。

【「手術妥当」は半数の26例 外科学会検証】  群馬大医学部附属病院の手術について、上毛新聞が入手した日本外科学会の報告書は、旧第1、第2外科で死亡した50例のうち手術の実施が妥当だったのはほぼ半数の26例で、4例は手術をすること自体に問題があったと指摘していた。患者や家族に、手術以外の選択肢や死亡の危険性などの十分な説明も、適切に行われていなかったとみなした。

 肝臓を切除する手術の死亡率は、問題の男性医師(退職)が所属した旧第2外科で10.8%。旧第1外科の4.0%とともに、全国平均(1.1%)を上回っていた。腹腔(ふくくう)鏡を使う難しい手術でも旧第2外科は7.8%で「高い死亡率」とされた。

 手術の前後に必要な検査が行われず、進行がんと分かった時点で中止するべき手術が続けられたなどと指摘。手術後の患者の管理も少人数で、腹痛や発熱などへの対応が遅れたとした。診療記録への記載は「極めて劣っている」とされ、外科学会の検証にも支障を来した。

 50例のうち37例で、死亡後に症例の検討会を開いた記録が確認できなかった。解剖は3例だけで「医学的検証への取り組みが弱かった」と判断した。

 問題の背景には、病院が手術数の増加を目標としており、二つの外科が連携せずに手術を競った状況を指摘。死亡例が続いたことは「ひずみの現れ」で病院全体の問題だとしている。

 外科学会は医療事故調査委員会の委託で2007年4月〜15年3月の8年間を調査、報告書を事故調に提出した。

4671とはずがたり:2016/08/06(土) 12:12:28
すげえなぁ。。

人工知能 病名突き止め患者の命救う 国内初か
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621901000.html?utm_int=all_side_ranking-access_001
8月4日 19時10分

東京大学医科学研究所が導入した2000万件もの医学論文を学習した人工知能が、専門の医師でも診断が難しい特殊な白血病を僅か10分ほどで見抜き、治療法を変えるよう提案した結果、60代の女性患者の命が救われたことが分かりました。人工知能は、このほかにも医師では診断が難しかった2人のがん患者の病名を突き止めるなど合わせて41人の患者の治療に役立つ情報を提供していて、専門家は「人工知能が人の命を救った国内初のケースだと思う」と話しています。
東京大学医科学研究所の附属病院は、アメリカの大手IT企業IBMなどと協同で、人工知能を備えたコンピューターシステム「ワトソン」に2000万件に上るがん研究の論文を学習させ、診断が極めて難しく治療法も多岐にわたる白血病などのがん患者の診断に役立てる臨床研究を進めています。

このうち60代の女性患者は当初、医師から「急性骨髄性白血病」と診断されこの白血病に効果がある2種類の抗がん剤の治療を数か月間、受けましたが、意識障害を起こすなど容体が悪化し、その原因も分かりませんでした。このため、女性患者の1500に上る遺伝子の変化のデータを人工知能に入力し分析したところ、人工知能は10分ほどで女性が「二次性白血病」という別のがんにかかっていることを見抜き、抗がん剤の種類を変えるよう提案したということです。女性は、治療が遅れれば、免疫不全による敗血症などで死亡していたおそれもありましたが、人工知能が病気を見抜いた結果命を救われ、無事退院しました。

こうした病名の診断は、現在、複数の医師が遺伝情報のデータと医学論文を突き合わせながら行っていますが、データが膨大なため必ずしも結論にたどり着けるかどうか分からないということです。東京大学医科学研究所附属病院では、この女性患者以外にも医師では診断が難しかった患者2人について、人工知能が特殊な白血病だと見抜き、治療方針が決定されるなど合わせて41人について、治療や診断に役立つ情報を人工知能が提供したということです。

研究を行った東京大学医科学研究所の宮野悟教授は「1人の医師がすべての膨大な医療情報を把握するには限界があり、情報を蓄積してみずから学習する人工知能の活用は医療の世界を変える可能性を秘めている」と話しています。また、人工知能学会の会長の山田誠二国立情報学研究所教授は「人工知能が人の命を救った国内初のケースと言ってもいい。人工知能にとって医療やヘルスケアの分野は最も実用化が進む大きな市場になると予想され、今後も導入が進んでいくだろう」と指摘しています。

救われた患者は
人工知能によって命を救われた山下あや子さん(66)は、おととしの夏ごろから体調に異変を感じ、極度の貧血と診断されていましたが、去年1月、東京大学医科学研究所附属病院で急性骨髄性白血病と診断され、その日のうちに入院しました。

2種類の抗がん剤を組み合わせる標準的な治療を受けましたが、体の免疫機能を担う白血球の数は回復せず、高熱を出して意識障害を起こすなど死を覚悟した時期もあったと言います。

病院は、回復が見えない山下さんの病気の原因を人工知能を使って探りました。まず山下さんの遺伝子を詳しく調べ変化が起きている箇所を1500箇所ピックアップしました。これらの変化がどう関わって病気を引き起こしているのか人工知能に分析させたところ僅か10分後には「STAG2」と呼ばれる遺伝子の変化が根本の原因を作り出している「二次性白血病」である可能性が高いことを見抜いたということです。このため、病院は、別の治療薬に変えるなど治療方針を変更。その結果、山下さんの体調は徐々に回復し、去年9月には退院することができました。

山下さんは「あと1年ほどすればこの世からいなくなると覚悟した時期もありました。ロボットやコンピューターの研究は成果を上げるのに年数を要するもので、こんなに急激に役に立つなんて思いもよらず、今生活できているのも人工知能のおかげです」と話していました。

4672とはずがたり:2016/08/06(土) 12:12:42
>>4671-4672
医療分野での活用
東京大学医科学研究所が導入している人工知能を備えたコンピューターシステム「ワトソン」は、遺伝子の変化が複雑に絡み合って発症する白血病などの血液がんの分析を主な対象にしています。

宮野教授によりますと、これらの分野では論文の数が膨大になりすぎて、どの遺伝子の変化が互いにどのように影響し、がんを引き起こしているのか、医師一人一人が理解するのが不可能になりつつあります。ワトソンはこうした論文を2000万件以上読み込んでいて、数多くの遺伝子の変化がどのように絡み合いがんになるのか学習しています。

そして、そこに患者の遺伝子の変化の情報を入力すると、膨大な論文の中から、まず関係するものを選び出してきます。そのうえで、それらの論文に書かれた内容をもとに患者の遺伝子の変化が互いにどのように影響し合っているのか評価し、さらに病気を引き起こす根本となった重要な変化はどれかを突き止めて効果が期待できる治療薬などを提案します。

こうした医療分野での人工知能の活用はアメリカで先行していて、すでに複数の病院で白血病や脳腫瘍の治療の支援などに使われています。

広がる活用
人工知能の活用は、自動運転などの注目技術に加え、企業の人事や経営判断、絵画や小説といった創作活動など幅広い分野に広がろうとしています。

このうち自動運転への応用については、トヨタやホンダが人工知能専門の研究拠点を設けるなど、実用化に向けた動きを本格化させているほか、開発をリードするアメリカでは運輸省が人工知能をドライバーとみなす判断まで行い、人工知能を受け入れる環境の整備も進み始めています。

また人工知能は、将来的には私たち一人一人の仕事にも大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。

10年から20年後には今、日本で働いている人の49%の職業が、機械や人工知能によって代替が可能になるとする報告もあり、すでにコールセンター業務の支援など一部の業種への導入が進められているほか、採用活動など企業の人事や、経営判断にまで人工知能を活用する計画もあります。

さらにこれまで機械が人に代わって行うのが難しいとされてきた、「創造力」の世界にも人工知能の波は押し寄せています。囲碁では、プロ棋士に勝利したほか、絵画などの芸術作品から小説の執筆に至るまで、その活用の可能性は広がりつつあります。

4673とはずがたり:2016/08/10(水) 18:43:57
医療関係職の免許登録早期化を要望-日医
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160810-00000002-cbn-soci
医療介護CBニュース 8月10日(水)18時0分配信

 日本医師会(日医)は10日に開いた記者会見で、看護師や理学療法士などの医療関係職の国家資格の免許登録を毎年3月末までに完了するよう、塩崎恭久厚生労働相に要望したことを明らかにした。塩崎厚労相あての要望書は3日、厚労省医政局の神田裕二局長に手渡した。【君塚靖】

 医療関係職でも医師の免許登録は、国家試験を前倒しで実施することなどで、3月末までに完了する体制が整っている。一方、看護師や理学療法士などは免許登録の時期が、早くて4月第二週から第三週までずれ込んでしまうため、その期間に適切な医療が提供できないなどの問題がある。

 日医は要望書の中で、4月1日から有資格者として業務に従事できるよう、免許登録にかかる業務体制の強化や、国家試験の実施・合格発表を早めるなどして、3月末の免許登録完了に向けた対応を求めている。

4674とはずがたり:2016/08/13(土) 00:19:01
知らんかったが酷いなぁ。。
世界は未だ未だ野蛮だ。。

女性器切除
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%99%A8%E5%88%87%E9%99%A4

女性器切除の治療ガイドライン、WHOが初めて作成
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160518034199a

【ジュネーブAFP=時事】世界保健機関(WHO)は16日、女性器切除(FGM)の被害者に対して医療専門家らがどのように治療すべきかを定めた、初めてのガイドラインを発表した。犠牲者の恐ろしい苦しみを緩和させることが目的だという。(写真は資料写真)
 WHOの推計によると、FGMを受けた女性や少女は、世界全体で約2億人。被害者らは現在も、出血や排尿時の痛み、性行為中の激しい不快感、出産時の致命的な合併症、深い心の傷といったさまざまな後遺症と闘っている。
 FGMは、国際的な非難にもかかわらず、約30か国で実施されているアフリカをはじめ、アジアや中東の一部地域でも行われているが、医師らは被害者の治療記録をほとんど保管していない。
 WHOによると、移民の世界的増加に伴いこの問題は欧米諸国にも徐々に波及しているが、そこでも医療専門家らの対応準備は不十分だという。
 「FGMが健康に与えるさまざまな悪影響に気付かない医療従事者が多く、それらを認識し適切に治療するための訓練を十分受けていない」と指摘。そのため被害者は「必要以上に苦しんでいる可能性がある」と声明で述べた。
 ガイドラインはFGMの被害者らに対し、必要であれば精神的な支援や出産についての助言を受けるよう呼び掛けている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/05/18-11:57)

4675とはずがたり:2016/08/13(土) 08:24:39
2016年07月28日 16時00分
准看護師、その存在意義は?- 准看協会長と日医常任理事に問う
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/49257.html

 団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて、国は医療機関の病床機能を分化することにより、限られた資源で効率的に医療を提供できる体制の整備を進めている。当然、各職種の役割にも変化が求められるが、中でも注目されるのは、看護の重要な担い手と期待されている准看護師(准看)の立ち位置と役割だ。高齢化する社会での准看の存在意義とは―。日本准看護師連絡協議会(准看協)の滝田浩一会長と日本医師会(日医)の釜萢敏常任理事に話を聞いた。【松村秀士】

■看護師と准看で「機能分化」の推進を―滝田会長

―滝田会長は、准看として今も患者のケアに当たられているそうですね。
 はい。東京都内にある精神科の単科病院で看護助手として働き始め、その後に准看の資格を取って30年以上経ちます。

 准看は14年現在で約34万人が就労しており、看護職全体の2割超を占めています。しかし、准看の資格を取るための学校や養成所の数は、カリキュラムの見直しや補助金の減額などによって減少傾向にあります。これに伴って、試験の受験者や合格者も減っています。こうした状況の中で、今後も准看を新たに養成していくには、その役割や重要性をアピールするなど、発言力を強める必要があります。

 団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて、国は医療機関の病床機能を分化することにより、限られた資源で効率的に医療を提供できる体制の整備を進めている。当然、各職種の役割にも変化が求められるが、中でも注目されるのは、看護の重要な担い手と期待されている准看護師(准看)の立ち位置と役割だ。高齢化する社会での准看の存在意義とは―。日本准看護師連絡協議会(准看協)の滝田浩一会長と日本医師会(日医)の釜萢敏常任理事に話を聞いた。【松村秀士】

■看護師と准看で「機能分化」の推進を―滝田会長

―滝田会長は、准看として今も患者のケアに当たられているそうですね。
 はい。東京都内にある精神科の ...

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4676とはずがたり:2016/08/14(日) 15:58:38
帰省先で急に腹痛。。久々の結石かもしれない。。
おかんが歯医者で貰ったカロナール200を嚥んでみた。

2016年07月14日更新 痛み・発熱 (9)
カロナール200の取説保存版!解熱鎮痛剤12の効能と9つの副作用・使っちゃダメな6つの症状など徹底紹介します!
https://welq.jp/23548

4677とはずがたり:2016/08/16(火) 00:21:02
ダニ媒介脳炎で死亡、国内で初 北海道の40代男性
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/329/0fe6a3cd1397870ac15233f284f753a4.html
(朝日新聞) 22:42

 北海道は15日、野外でマダニにかまれた道内の40代男性が「ダニ媒介脳炎」を発症し、死亡したと明らかにした。この病気の国内での確認は1993年に北海道で見つかって以来2例目で、死亡は初めてという。

 厚生労働省によると、ダニ媒介脳炎はフラビウイルスが原因で、このウイルスを持ったマダニがいない地域では感染は起きない。北海道の一部地域でウイルスが見つかっている。人から人に直接感染することはないとされる。潜伏期間は7?14日で、発熱や筋肉痛などのインフルエンザに似た症状の後、髄膜炎や脳炎を起こす。海外では多数の死亡例が報告されている。

 道によると、男性は7月中旬に道内の草やぶでマダニにかまれ、8月13日に死亡したという。道は、草が茂った場所では長袖、長ズボンを着用するよう注意を呼びかけている。

4678とはずがたり:2016/08/19(金) 18:49:29
此処対象の記事なのか少々疑問だけど。

近親婚の呪い? 日が沈むと植物人間になる「ソーラーキッズ」が出現=パキスタン
2016.05.17
http://tocana.jp/2016/05/post_9756_entry.html

4679とはずがたり:2016/08/20(土) 23:31:59

<高松市民病院>経営難 医師不足で患者減、赤字額最悪
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20160821k0000m040021000c.html
18:45毎日新聞

 高松市民病院(同市宮脇町2)が経営不振に陥っている。2015年度の経常損益は6億800万円の赤字で、過去10年間で最悪となった。医師不足が影響し、患者数が大幅に減っているのが主因。現在の病棟は将来的に閉鎖し、18年には市南部に新病棟が開院される。それでも市立病院として経営改善に向けたハードルは高い。【岩崎邦宏】

 「これだけ患者が減っているのは異常事態だ。根本から見直してみてはどうか」。7月上旬、病院内であった「高松市立病院を良くする会」。慢性的な赤字経営が続く現状に対し、委員を務める公認会計士や医療コンサルタントから厳しい意見が飛んだ。

 市民病院事務局経営企画課によると、医業収益の6割以上を占める入院患者は15年度、1日当たり158人。10年前の半数以下に減少した。外来患者も315人と10年前から6割以上減った。

 15年度の一般病床利用率は48・6%にとどまり、全国平均74・8%(14年度、厚生労働省調査)を大きく下回った。

 経営は苦しく、12、13両年度は人件費削減などでかろうじて黒字を確保したが、14年度から再び赤字に転落。15年度は6億800万円に上り、市の経営健全化計画(14年度策定)が掲げた5400万円の黒字とは大きな開きが出た。累積赤字は15年度末で78億8300万円に達する見込みとなった。

 市が経営難の要因に挙げるのは医師不足と周辺環境の変化だ。

 15年度の医師数は42人で市の計画に3人足りなかった。このうち内科医は8人で10年前に比べ4人減少。その影響で救急患者や入院患者の受け入れが減っているという。市は医師確保に注力しているが、16年度は内科医が更に1人減るなど状況は悪化している。

 さらに、県立中央病院(高松市朝日町1)など周辺の病院が新築整備されたことで、患者は流れている模様だ。

 市民はどうみているのだろう。県立中央病院にいた男性(74)は「市民病院は設備が古く、交通が不便。診察に行くのは県立中央病院か高松赤十字病院」と話す。60代の女性は「30年ほど前は市民病院に行っていたが、今は行かない。ただ、他の病院がいっぱいの時に行き場がないと困る。市民を守るためなら赤字でも仕方ないのではないか」と言う。

 市は18年9月、総事業費204億5000万円を投じ、高松市仏生山町に新病棟を開院させる。築40年以上と老朽化が進んでいる現在の病棟が一新され、市南部の新たな患者の掘り起こしにつながると期待を寄せる。経営企画課は「今は入院患者の減少に歯止めがかからないが、南部に大きな病院は少ない。患者は増えるのではないか」と、見通している。

4680とはずがたり:2016/08/20(土) 23:32:25

<高松市民病院>経営難 医師不足で患者減、赤字額最悪 18年新病棟も、改善へハードル高く /香川
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160820ddlk37040348000c.html
13:16毎日新聞

 高松市民病院(同市宮脇町2)が経営不振に陥っている。2015年度の経常損益は6億800万円の赤字で、過去10年間で最悪となった。医師不足が影響し、患者数が大幅に減っているのが主因。現在の病棟は将来的に閉鎖し、18年には市南部に新病棟が開院される。それでも市立病院として経営改善に向けたハードルは高い。【岩崎邦宏】

 「これだけ患者が減っているのは異常事態だ。根本から見直してみてはどうか」。7月上旬、病院内であった「高松市立病院を良くする会」。慢性的な赤字経営が続く現状に対し、委員を務める公認会計士や医療コンサルタントから厳しい意見が飛んだ。

 市民病院事務局経営企画課によると、医業収益の6割以上を占める入院患者は15年度、1日当たり158人。10年前の半数以下に減少した。外来患者も315人と10年前から6割以上減った。

 15年度の一般病床利用率は48・6%にとどまり、全国平均74・8%(14年度、厚生労働省調査)を大きく下回った。

 経営は苦しく、12、13両年度は人件費削減などでかろうじて黒字を確保したが、14年度から再び赤字に転落。15年度は6億800万円に上り、市の経営健全化計画(14年度策定)が掲げた5400万円の黒字とは大きな開きが出た。累積赤字は15年度末で78億8300万円に達する見込みとなった。

 市が経営難の要因に挙げるのは医師不足と周辺環境の変化だ。

 15年度の医師数は42人で市の計画に3人足りなかった。このうち内科医は8人で10年前に比べ4人減少。その影響で救急患者や入院患者の受け入れが減っているという。市は医師確保に注力しているが、16年度は内科医が更に1人減るなど状況は悪化している。

 さらに、県立中央病院(高松市朝日町1)など周辺の病院が新築整備されたことで、患者は流れている模様だ。

 市民はどうみているのだろう。県立中央病院にいた男性(74)は「市民病院は設備が古く、交通が不便。診察に行くのは県立中央病院か高松赤十字病院」と話す。60代の女性は「30年ほど前は市民病院に行っていたが、今は行かない。ただ、他の病院がいっぱいの時に行き場がないと困る。市民を守るためなら赤字でも仕方ないのではないか」と言う。

 市は18年9月、総事業費204億5000万円を投じ、高松市仏生山町に新病棟を開院させる。築40年以上と老朽化が進んでいる現在の病棟が一新され、市南部の新たな患者の掘り起こしにつながると期待を寄せる。経営企画課は「今は入院患者の減少に歯止めがかからないが、南部に大きな病院は少ない。患者は増えるのではないか」と、見通している。

4681とはずがたり:2016/08/22(月) 16:14:10

東大教授の論文取り消し…高血圧治療薬の研究で不正
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160816-00050004-yomidr-sctch
読売新聞(ヨミドクター) 8月16日(火)9時39分配信

 高血圧治療薬「ディオバン」の研究不正問題で、日本高血圧学会は15日、同学会誌に掲載した小室一成・東京大教授の論文を取り消すと発表した。

 取り消したのは、小室教授が2010年に発表した論文で、千葉大教授時代に行った高血圧治療薬の心臓病予防効果を調べた臨床研究に関するもの。同学会によると、今月、小室教授より「訂正できない誤りがある」として取り下げの申し出があった。ただし、小室教授は、意図的なデータ改ざんは否定しているという。

4682とはずがたり:2016/08/25(木) 20:14:18
2016.02.11
上昌広「絶望の医療 希望の医療」
小保方本で批判の若山教授、反論できない理由…責任取らず科研費の受領継続、管理能力に問題
http://biz-journal.jp/2016/02/post_13735.html
文=上昌広/東京大学医科学研究所特任教授

 小保方晴子氏が書籍を出した。『あの日』である。出版元の講談社もセールスに懸命だ。同社が出版する「週刊現代」や「フライデー」には関連記事が溢れている。

 出版日の前日にいくつかのテレビ局からコメントを求められ、筆者も同書を読んだ。その中身は、かつての上司である若山照彦・山梨大学教授批判で溢れており、あまり読後感がいいものではなかった。筆者を含め多くの専門家は、彼女の主張をそのまま受け取ることはないだろう。
 ただ、この本には評価できる点もある。それは、小保方氏が自分の言葉で社会に説明したという点だ。本の内容はともかく、これはなかなかできることではない。

 では、今回の出版に対して、関係者はどうすべきだろうか。筆者が注目しているのは、若山教授だ。いまこそ正々堂々と反論すべきだと思う。国民に、自分の言葉で説明しなければならない。
 ただ、そうはならないだろう。この原稿を書いている2月8日現在、若山教授は反論していないし、この問題を取材している知人の週刊誌記者は「取材を申し込んだが、受けてもらえなかった」と言う。
 
 筆者は、若山教授には反論できない理由があるのだと思う。それは、彼が今回の問題で、きちんとした責任を取っていないからだ。
 
 確かに2015年3月6日、山梨大は2月10日を起点に3カ月間、センター長としての職務を停止する処分を下した。この処分は、本人の申し出より軽かったようで、その点について山梨大が設置した特別委員会の委員長である新藤久和理事は、「若山教授は余人をもって代えがたい」と説明している。若山教授に研究不正はなく、センター長を辞任するほどの悪質性がないと考えたそうだ。
 この話を聞いて、普通の人は納得するだろうか。筆者はおかしいと思う。
 今回の事件で若山教授が問われたのは、本人の研究能力や不正への関与ではなく、管理能力だった。小保方氏を採用し、研究を指導した。そして、その不正を見抜けなかった。彼の管理能力に問題があるのは明らかだ。本当にセンター長にふさわしいといえるのだろうか。

研究者としての矜持

 問題はこれだけではない。15年には、「絶滅動物の細胞再生および有用遺伝子回収方法の確立」というテーマで、基盤研究(A)として年間975万円の研究費を受け取っていた。小保方氏の研究不正について、若山教授には監督責任があり、文科省のガイドラインに準じれば、そもそも彼には科研費に応募する資格がない。なぜ、山梨大も文科省も、このことを議論しなかったのだろう。

 ちなみに、12年3月末、加藤茂明・東京大学分子細胞生物学研究所教授(当時)は、責任著者として発表した複数の論文のデータの扱いに不適切な処理があったことへの監督責任を取って、東大教授を辞職している。
 なぜ、加藤氏と若山教授の扱いが、こんなに違ってしまうのだろう。それは、研究者、とくに管理職としての「矜持」だと思う。加藤氏は、この問題の責任を取った。若山氏には、まったくその気はない。このような背景を考慮すれば、小保方氏が「裏切られた」と感じるのもわかる気がする。
 研究者の中では「小保方悪玉論」「若山被害者論」が根強いが、筆者は賛成できない。小保方氏は研究者としての基礎的素養に問題があった。一方、若山氏に問われているのは、その管理能力だ。この点について、若山氏は責任を取る必要があるし、管理職として、社会に説明する必要がある。頬被りを続け、手前味噌なことばかりやっていると、研究者全体が社会の信頼を失う。
(文=上昌広/東京大学医科学研究所特任教授)

4683とはずがたり:2016/08/29(月) 21:50:46

原因不明のまひ 115人、一部から「エンテロウイルスD68」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160829-00000031-jnn-soci
TBS系(JNN) 8月29日(月)19時19分配信

 去年の夏以降、原因不明のまひが起きた子どもが相次ぎ、一部の患者から「エンテロウイルスD68」が検出された問題で、まひの症状が出た患者が115人いたことがわかりました。

 国立感染症研究所によりますと、115人は子どもを中心に33の都と府と県で、去年の8月から12月の間に手足などに原因不明のまひの症状が出て入院していたということです。現在も、まひが残っている人が多くみられました。

 一部の患者からは「エンテロウイルスD68」が検出されていて、エンテロウイルスが流行していた去年9月にまひが起きた人が多かったということです。

 厚労省の研究班は、エンテロウイルスとの関連を詳しく調べるとしていて、発熱などが出た後、手足が動かしにくい症状がでたら、医療機関を受診してほしいと呼びかけています。(29日18:23)
最終更新:8月29日(月)19時41分TBS News i

4684とはずがたり:2016/08/30(火) 13:51:56

【医師わいせつ逮捕事件】本当にわいせつ行為はあったのか?医師の視点
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakayamayujiro/20160829-00061617/
中山祐次郎 | 一介の外科医
2016年8月29日 19時6分配信

どんな事件だったのか
8月25日、医師が準強制わいせつの疑いで逮捕されたという報道がありました。
これは、今年5月にある男性外科医が手術直後の女性にわいせつな行為をした疑いで、8月25日に逮捕されたという事件です。報道によっては、患者さんの身体から唾液が検出されているというものもあります。NHKなどいくつかのメディアが報じました。
「手術直後の女性患者にわいせつ容疑 逮捕の医師は否認」(NHK NEWS WEB 2016.8.25)
「医師逮捕は不当」病院が抗議文-警視庁に釈放など要望

病院はすぐに抗議文を公表した
逮捕を受けて、外科医が働く柳原病院はすぐに抗議文を発表しました。なお、本人は否認しているということです。
2016年8月25日、警視庁により当院非常勤医師が逮捕されたとの報道がされ、その後当院はその事実を確認した。この逮捕は全身麻酔手術後患者の訴えのみを根拠とする警視庁による不当な逮捕である。

出典:柳原病院HP
ここから、外科医の視点でこの事件を解説します。

どんな手術だったのか?
情報が報道および柳原病院の抗議文中のものしかないため、それを元に推測します。
当院1泊入院予定で右乳腺腫瘍摘出手術を実施したA氏が、手術終了直後に4人部屋の病床にて、術後診察に訪れたB非常勤医師からわいせつな行為をされたとして、友人を通じて警察通報した。

出典:柳原病院HP
「右乳腺腫瘍摘出手術」とは、乳房の中にできた良性あるいは悪性の腫瘍を、乳房の皮膚を一部切って摘出する手術です。腫瘍が小さく皮膚から近いところにあれば部分麻酔で行うこともありますが、多くは全身麻酔で行う手術です。大きな手術ではないため手術時間は30分〜2時間で終わることが多く、手術後はトラブルがなければ1泊〜数日以内に退院出来ます。

手術が終わった後、患者さんはどう動くか
全身麻酔による手術の場合、手術後の患者さんは「手術室→リカバリ室→病棟の部屋」と動きます。
まず手術室で外科医による手術が終わり皮膚を縫い終えると、麻酔科医が麻酔をさまします。「目を開けてください」「手を握って、次に開いて」などの指示に答えられることがわかってから、「抜管」といって口から気管に入っている管を抜きます。抜管したら服を着て、麻酔台から部屋に帰るためのベッドに移り、手術室を出ます。それから10分ほどは「リカバリ室」などと呼ばれる、手術室の直ぐ近くの部屋で麻酔科医による麻酔が醒めているか、痛みは強くないか、吐き気はないかなどをチェックします。この段階ではまだ患者さんは夢うつつのような状態のことが多いです。
病棟から病棟ナースが迎えに来て、手術室ナースと情報を交換します。それで問題なしとなったら、病棟の入院中の部屋にベッドのまま戻るのです。

わいせつ行為があったというタイミング
そして入院中の部屋に戻ると、再びナースによるバイタルサインのチェック(血圧測定など)が行なわれます。この辺りのタイミングで、外科医は一度、さっき縫い終えたばかりの患者さんの病室へ行き、手術創を見ます。出血がないか、ガーゼなどがきちんと貼れているか、そして患者さんの意識や呼吸は戻ってきているかなどを調べるためです。これは外科医であれば必ず行います。この段階では、はっきり起きている(意識が清明な)人もいますし、まだまだほとんど眠っている状態の人もいます。
柳原病院の抗議文によると、このタイミングでわいせつ行為が行われたという話になっているようです。
当院の調査でA氏の術後の供述は、全身麻酔による手術後35分以内のこと

出典:柳原病院HP
さらにA氏は満床在室の4人部屋におり、術後の経過観察に看護師が頻回に訪床する病床にいた

出典:柳原病院HP

4685とはずがたり:2016/08/30(火) 13:52:16
>>4684-4685

事件の真相は?
3つの可能性考えられます。
1、わいせつ行為があった可能性
手術後、四人部屋に入った患者さん。患者さんどうしはカーテンで区切られていますから、お互いが見えることはありません。そしてナースは常に手術後の患者さんのそばにいるわけではなく、患者さんが痛みを訴えたら痛止めを取ってくるなどしてベッドサイドから離れる時間はあります。ですから、医師が患者さんと二人きりになる可能性はあります。密室ではありませんが、カーテンで区切られています。手術直後の場合は数人のナースが患者さんのベッドサイドに出入りするため、数分単位という極めて短時間にはなりますが、わいせつ行為が行われる可能性はゼロではありません。

2、胸の診察を「わいせつ行為」ととられた可能性
胸の手術を執刀した医師が、自らメスを入れた部分を観察し出血がないことを確認するのは必須の診療行為です。ですから胸をはだけさせて診察するのは当然で、それ自体はわいせつ行為ではありません。もしそれをわいせつ行為と取られるのならば、筆者は日々大腸外科医として下腹部を見て触り、直腸の病気の方には肛門に指を入れるなどの診察を行っていますから、毎日わいせつ行為で逮捕されることになります。
男性医師は、女性の診察の際には「密室で二人きりにならないこと」「女性看護師を同席させること」をせよと習います。それは、患者さんへの配慮をすることのほかに、「何かされた」と訴えられたら証拠がないので医師自身の身を守れないからという意味もあります。
診察という行為は、直接体を触り、全身をくまなく直接見ることが基本です。それがわいせつ行為とされてしまったら、診察自体が不可能になります。また、「女性看護師を同席させること」を100%行うのは、現場の多忙さから考えて極めて実現困難です。

3、術後せん妄による勘違いの可能性
この患者さんが「術後せん妄(もう)」であった可能性です。「術後せん妄」とは、簡単にいうと手術直後あるいは数日後に発症する、意識が障害され短時間で良くなったり悪くなったりするものです。一旦この「術後せん妄」に陥ってしまうと、話はほぼ全く通じなくなり手術直後なのに「家に帰る」といってベッドから起きようとしたり、点滴をハサミで切ったり、大事な管を引き抜いてしまったりすることがあります。
また、ある医学論文では、麻酔薬(おそらく今回の手術でも使ったであろうプロポフォールなど)によって性的な幻覚が生じることがあると報告されています(*1)。そのため、今回の一件でも「術後せん妄」または麻酔薬による幻覚であったという可能性はあります。

医師の視点
今回の件で、わいせつ行為が本当にあったか否かは現段階でははっきりしていません。医療の現場では、身体を診察するという行為の特性上、また密室になりやすいこと、そして患者さんの意識が変容していることもあることなどから、わいせつ行為のつもりではなくともわいせつと言われてしまうと反論が極めて難しいという側面があります。
本件では、それが起こってから3ヶ月後に逮捕となりました。通常逮捕と呼ばれるこの逮捕で、マスコミに逮捕することや氏名・年齢・住所まで情報を流し撮影させていたのですから、警察は何かしらの証拠を掴んでいるのかもしれません。今後の情報を注視したいと思います。

(*1)Sexual hallucinations during and after sedation and anaesthesia. Balasubramaniam B, Park GR. Anaesthesia 2003 Jun;58(6):549-53.

※逮捕された医師は筆者の勤務先でも非常勤医師として勤務しており、筆者は7年前に数ヶ月間直接の指導を受けたことがあります。ここ6年ほどは直接会っておらずやりとりもありません。そのため影響は小さいと考えますが、知人であるという点で本記事は客観性を欠いている可能性があります。

中山祐次郎
一介の外科医
1980年神奈川県生まれ。聖光学院高等学校を卒業後、2年間の浪人生活を経て、鹿児島大学医学部医学科を卒業。その後、がん・感染症センター都立駒込病院外科初期・後期研修医を修了。現在は同院大腸外科医師(非常勤)として勤務。参加手術件数は1年に233件(2014年度)。資格はマンモグラフィー読影認定医、外科専門医、がん治療認定医など。モットーは「いつ死んでも後悔するように生きる」。著書は「幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと?若き外科医が見つめた『いのち』の現場三百六十五日?」(2014年3月 幻冬舎)。

4686とはずがたり:2016/08/30(火) 20:04:37
所得とか親の学歴なんかとの関係も知りたいなぁ

キラキラネームの子どもはER受診が多い説、著者に直撃
http://www.jprime.jp/articles/-/6518
週刊女性12月22日号2015/12/8

 11月初旬、お堅い医学専門誌で発表された5ページほどの論文が、ツイッターやネット上で大きな反響を巻き起こした。

 医療関係者や主婦、子どもが生まれたばかりの新米パパまで反応したのは、『小児科臨床』(11月号・日本小児医事出版社刊)に掲載された『キラキラネームとER受診時間の関係』という論文。

 著者の松浦祐史さん(30)が日本赤十字社和歌山医療センターで初期研修医を務めていたころに実施した調査をまとめたものだ。

「ER(エマージェンシー・ルーム)」とは救命救急室の略語で、どんな救急患者も受け入れて初期診療にあたる医療機関を指す。松浦さんは論文の概要について、次のように話す。

「2013年12月1日から7日までの1週間、日本赤十字社和歌山医療センターのERを訪れた15歳以下の患者104人について、キラキラネームと定義した患者(※以下キラキラネーム児と表記する)と、そうでない患者について、診察に訪れた時間帯を比較しました。

 調査した1週間で、キラキラネーム児は全16人中6人(37.5%)が深夜帯(午後9時〜翌日午前9時)に受診し、非キラキラネーム児の深夜帯受診は全88人中11人(12.5%)であり、非キラキラネーム児と比べてキラキラネーム児が深夜帯にERを受診する割合は統計学的に有意に高い(偶然でなく意味があって高い)という結果でした。

 キラキラネーム児の親は、病院という公共機関への配慮を欠いているために、深夜の救急受診をしている可能性があるということを示唆しています」

 ちなみに、調査期間中にERを訪れた全104人のうち、深夜帯に受診した17人の占める割合は16.3%。つまり、キラキラネーム児の深夜帯受診率は平均値と比べても20ポイント以上高い。サンプル数は少ないものの興味深いデータだ。

 京都文教大学総合社会学部で教鞭をとり、『名づけの世相史「個性的な名前」をフィールドワーク』(京都文教大学刊)の著者でもある小林康正教授はこう語る。

「こうした名前が出現し始めたのは、2000年代の初めごろです。その直前の1990年代後半に、『たまごクラブ』『ひよこクラブ』などの育児雑誌が子どもの名前をデータベース化して付録として提供、世の親たちにこうした名前があることを知らしめました。'95年の『Windows95』発売を契機に本格的ネット社会が到来し、誰でも簡単にさまざまな名前を検索できるようになりました。こうしたことが相まって、キラキラネームは急激に広がっていったのです」

4687とはずがたり:2016/08/31(水) 19:56:17

薬大量投与、女性死亡 岐阜市民病院
http://news.goo.ne.jp/article/gifu/nation/gifu-46722921.html
(岐阜新聞) 09:21

 岐阜市民病院は30日、昨年12月に脳症の70代女性患者に対し血糖値を確認せず大量のステロイドを投与したため、高浸透圧高血糖症候群で死亡する医療事故が起きたと発表した。患者が糖尿病であることを担当医が忘れていたことが原因。病院は全面的に過失を認め、遺族に賠償金2033万1479円を支払うことで示談した。  同院によると、女性は意識障害で入院、発症率が極めて低い自己免疫疾患「橋本脳症」と診断された。昨年12月1日から点滴でステロイドを大量に投与したところ、9日後に脱水などの症状が現れ始め、12月11日に死亡した。ステロイド大量投与は、血糖値を上昇させる副作用がある。  女性は糖尿病を抱えていたが、担当した内科の男性医師は血糖値の確認を一度も指示していなかった。  冨田栄一院長は会見し、「(男性医師は)極めて珍しい病症に気を取られ、血糖値のモニタリングを失念してしまったようだ。チーム医療が機能せず、反省している」と陳謝した。  市は損害賠償支払いに関する議案を9月2日開会の市議会に提出する。


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