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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

507とはずがたり:2004/07/27(火) 12:42
東欧の崩壊も国民の脱出がきっかけだった。北崩壊は近いぞ!

<脱北者>東南アジア滞在の200人が韓国入り (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/dappoku.html?d=27mainichiF0727e028&cat=2

北朝鮮を脱出し、東南アジアに滞在していた脱北者約200人が27日朝、韓国政府が用意したチャーター機で空路韓国入りした。北朝鮮から中国に脱出した後、陸路でベトナムに南下した北朝鮮住民とみられ、28日にはさらに約260人が韓国入りする予定だ。脱北者の移送は、極秘に行われた。

 脱北者は27日午前、関係当局に身柄を引き渡され、ソウル郊外の施設で北朝鮮を脱出した経緯や理由などの調査を受けている。昨年から今年3月にかけて、中国からベトナム入りし、不法滞在を続けていたという。通常、第三国を経由して韓国入りする脱北者は数人ずつで、これほど大規模な「亡命」は今回が初めて。8月末からソウル郊外にある脱北者の支援施設「ハナ院」に入居し、韓国の生活に慣れるための教育を受ける。

 聯合ニュースによると韓国政府は、今春からベトナム政府と脱北者の韓国移送について協議を始めた。6月に韓国政府調査団をベトナムに派遣して脱北者と面接、北朝鮮からの脱北者であることを確認したという。

 脱北者の大半は中国との国境の川である豆満江を渡り、中国に身を潜めているが、韓国の救援団体によると、中国は脱北者を難民と認定しておらず、発見された場合は北朝鮮に強制送還される。このため、中国経由で東南アジア各国に密入国して、韓国亡命の機会をうかがうケースが増えている。

 韓国入りした脱北者は、昨年は1281人で過去最高を記録。今年は6月末現在で760人に達しており、昨年の記録は確実に更新される。

[毎日新聞7月27日]

508とはずがたり:2004/07/28(水) 12:01
サンケイはクソ新聞だとは思うけーがこの対北強硬論の論調は(・∀・)イイ!!ね。
まぁ国が一つ崩壊するというのはとてつもないエネルギーが要るし不測の事態も起きるのだろうけど。
中国に北朝鮮が改革解放するように圧力掛けろと注文できないのかね?

2004年07月08日(木)
金日成主席、没後10年 “独裁継続”許した中韓 今後10年…日本の役割重要に
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20040708/KOKU-0708-03-02-43.html?C=S

 北朝鮮の金日成主席が亡くなってから八日で十年になる。「金日成の死」については思い出すことがある。一九九〇年代の初め、ソウル駐在の旧東欧圏の国の大使が語っていた話のことだ。

 彼は金日成大学への留学経験と平壌勤務の経験があり、朝鮮語(韓国語)も達者な北朝鮮通だった。その彼が「北朝鮮の変化のためには生物学的な解決方法しかない」と語っていた。「生物学的な解決方法」とは「死」ということだが、彼はそれを外交官らしくソフトに表現していた。

 それから数年後の一九九四年、実際に金日成は亡くなった。したがって彼の死に直面し、筆者を含む多くの北朝鮮ウオッチャーたちは、そしておそらくくだんの大使も、北朝鮮に「変化」を予想し期待した。その変化には北朝鮮の崩壊−つまり独裁体制の終わりということも含まれる。

 あれから十年。しかし北朝鮮はつぶれなかった。予想し期待したような変化は起きなかった。周知のように金正日総書記によって独裁体制は維持されている。

 なぜ予想や期待ははずれたのか。理由は明らかだ。周りがつぶれないように支援したからだ。同盟国の中国はもちろん、韓国、米国、日本…みんなでよってたかって北朝鮮を助け金正日体制を支えたのだ。これは予想外の展開だった。独裁体制の崩壊など「変化」を期待した人びとにとってはまさに「失われた十年」になってしまった。

 その最大の責任は中国と韓国にあるといっていいだろう。なぜなら中国は食糧、エネルギーをはじめ最大の支援国でありながら北朝鮮を開放・改革−つまり「中国の道」に誘導できなかった。それどころか核開発まで放任(?)し、今ごろになって「六カ国協議の主宰者」として苦労している。この中国の責任は厳しく問われていい。

 韓国の責任も大きい。いや、同じ民族(!)としてこちらの責任の方が大きいかもしれない。しかも国内問題であれだけ「民主化」や「人権」を言ってきた人びとが政権の座についたとたん、北朝鮮の独裁体制批判や民主化、人権問題には口をつぐんでいるのだ。

 体制批判など「北を刺激するようなことはしてはいけない」という。その代わり食糧や肥料など物資はもちろん、経済交流のためといって巨額の外貨まで提供してきた。そして何よりも大きいのは「北は同胞」として、対立、敵対感情を後退させたことだ。

 今や北朝鮮にとって韓国はモノ、カネがいただける絶好の「カネ蔓(づる)」であるとともに最大の「安全保障装置」になっている。韓国自体が脅威でなくなっているし、親北・反米感情によって「米国の脅威」からも北朝鮮を守ってくれているのだ。金正日総書記は逆に韓国の方が変化したおかげで安心して独裁を続けられる。

 北朝鮮にとってさらにうれしいことは、韓国社会では北の独裁打倒や体制批判をやっている亡命者は疎んじられ、金総書記に対する個人批判がタブーになっていることだ。ソウルでは最近、金総書記のソウル初訪問の条件として「雰囲気づくり」を注文しているという話も出ている(七日付、中央日報)。金総書記に対して批判どころか“称賛”の動きまで公然化しかねない。

 結局、左翼や親・北朝鮮勢力を解禁し「北の脅威」を否定した韓国の民主化が「北の独裁」を維持させたことになる。したがって「失われた十年」は韓国が演出したということになるが、次の十年はどうか。

 どうやら今度は日本にその「責任」が回ってきそうだ。

 日本(小泉首相)は北朝鮮との国交正常化を急ぐ構えを見せている。北朝鮮は以前からそれを期待している。韓国が一九六五年、日本との国交正常化で経済発展の基礎を作ったように、北朝鮮も四十年遅れの対日国交正常化で経済再建−体制立て直しを狙っている。

 しかし「核と長距離ミサイルと独裁体制」をそのままに国交正常化を進め、北朝鮮を支援したのではまた「失われた十年」になってしまう。

 北朝鮮政策の本番を迎える日本は、金正日総書記がこの十年間、国際社会を相手に展開した体制生き残りのための“手練手管”を見きわめなければならない。韓国の往年の対北ベテラン交渉者は教訓として一言、「あせった方が負け」といっている。(ソウル 黒田勝弘)

511とはずがたり:2004/08/03(火) 20:02
此処まで来ると笑い話でなくなってくる?
研究室の後輩も新幹線に乗ったらアラブ人が来て,荷物置いてまたどっかへ行こうとしたのでやめてー!って思ったといってたが。

厳戒米機「自爆」とメモした邦人拘束…単語学習を誤解
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000505-yom-int

AP通信によると、シカゴからオハイオ州デイトンに向かっていたユナイテッド航空の旅客機内で1日、英語学習のため「自爆」(suicide bomb)という英単語を書いていた邦人男性(60)がテロリストの疑いをかけられ、警察に一時身柄拘束された。

 警察当局によると、男性は出張のため同機に搭乗中、英字新聞でこの単語を見つけ、後で辞書で調べようとしてメモをとった。ほかの客がそれを見て驚き、乗組員に通報。同機はシカゴのオヘア空港に引き返した。警察は男性を拘束し、ほかの120人の乗客は再検査を受けたが、すぐ誤解と判明し、男性は釈放された。

 米運輸当局は、テロ警戒が高まる中、危険を示唆する行動は運航に支障をきたすと警告している。(読売新聞)
[8月3日13時29分更新]

512とはずがたり:2004/08/03(火) 23:19
決勝で日本が勝ったりすると暴動が起きかねん…。

台湾・西蔵独立派だけど親中派の私としては中国人民の日本敵視は悲しいねえ。。

日本4―3バーレーン、延長勝ち…アジア杯決勝進出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000014-yom-spo

サッカーのアジアカップは3日、準決勝2試合が行われ、連覇を目指す日本はバーレーンと対戦した。

 立ち上がりから攻勢だった日本だが、6分、準々決勝に続いて先制を許した。その後、前半は好機を逃す場面が続き、40分には遠藤が不可解な判定でレッドカードを出され、退場。

 苦しい展開で後半に入った日本だが、48分に途中出場の中田浩が頭で押し込んで追いつき、55分には玉田の左足シュートがネットを揺らす。71分と85分の失点で再び追う展開となったが、後半終了間際に中沢の同点ダイビングヘッドが決まり、3―3のまま延長に突入した。

 延長では、93分に相手DFのボールを奪った玉田がこの試合2点目を決め、日本が先手。

 延長後半のバーレーンの反撃をしのぎ、日本は4―3で勝利。2大会連続の決勝進出を果たした。

 もう1試合の準決勝、中国―イランは北京で午後9時(日本時間午後10時)にキックオフ。決勝は7日、3位決定戦は6日、いずれも北京で午後8時(同午後9時)から行われる。

 ◆しぶとい日本、前回王者の粘り見せる◆

 どうにか勝ち進んできた日本が、大ピンチに陥った。開始6分、いきなり先制された。宮本が「要注意の選手」としていたA・フバイルが、振り向きざまのシュート。日本が許したこの大会3度目の先制点だった。

 まだ時間は十分にあった。ところが40分、ボールと関係ない所で遠藤が相手選手と接触、相手が大げさに倒れると、主審は遠藤に暴力行為があったとの判定でレッドカードを示した。1点のビハインドで10対11の戦い。重慶と変わらない済南の観客のブーイングも、日本には厳しい判定も、まさにアウエー状態だ。

 だが、今の日本はしぶとい。ジーコ監督は44分に田中を下げて中田浩を入れ、4バックに。後半開始時には福西に代えて小笠原を投入、勝負に出た。わずか3分後、中村の左CKを中田浩が完ぺきなヘッド。同点とすると、55分には玉田が角度のない所から大会初得点を挙げ、勝ち越した。

 その後、71分に再びA・フバイル、85分には途中から入ったナセルに決められ、今度こそ絶体絶命のピンチを迎えたが、ロスタイムに入る直前、三都主の左からのクロスに、一か八かで攻め上がった中沢が頭で合わせ、再び同点とした。ヨルダン戦に続く、驚異的な粘り。ここまで、アジアの強豪らしい戦いを見せてきたとはいえない日本だったが、この日の戦いは、まさに前回王者のものだった。(川島 健司)(読売新聞)
[8月3日22時5分更新]

513杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/04(水) 18:39
>>512
昨晩のNews23では、ネットや携帯電話で情報源が増えてきたことが一つの原因として紹介されていましたけど。
もっとも、日本でも2chを見れば紳士様が跳梁跋扈しているのですから、何処も同じ秋の空と言うとこでしょうか・・・・・

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514無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/08/04(水) 21:58
サッカーっていうものは国威発揚しますし、そういうものなのかもしれませんが、
いざアジア人がこういうことをするとなんだか怖いですね。
今後も、仮に歴史認識が良化しても、サッカーはいざこざの場になりかねません。

515とはずがたり:2004/08/05(木) 05:33
韓国もこの状況。ヨーロッパが統合に向かっているのに嘆かわしい。
東アジアの経済成長は戦争の可能性を0に近づけているのが俺の持論だが,案外戦争前夜だったりするのかねぇ。。

親日作家“袋だたき” 韓国で相次ぎ起訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040805-00000003-san-pol

日本でのベストセラー『親日派のための弁明』の著者、金完燮(キムワンソプ)氏(四〇)が韓国で相次いで起訴されるなど“袋だたき”に遭っている。独立運動家など歴史上の人物に対する名誉棄損を理由にした刑事裁判二件、民事裁判一件で法廷に立たされているが、損害賠償の民事訴訟では、教科書問題で新しい歴史教科書つぶしに積極的に動いている日本の左派系運動団体も原告団に加わり、関心を集めている。
 韓国では日本との過去の歴史については「異論は認めない」という雰囲気が依然、強く、韓国の公式史観に挑戦している金完燮氏に対しても民族主義団体の執拗(しつよう)な攻撃に加え、検察当局まで処罰に乗り出している。
 ソウル高検はこのほど金氏に対し、民族主義者として人気のある歴史上の人物、金九(一八七六−一九四九年)の名誉を傷つけたとして刑法の「死者に対する名誉棄損」罪で起訴した。
 これは金氏が昨年十一月、国会の「親日・反民族行為糾明特別法案」の公聴会に招かれた際、金九の過去について「無関係の日本人を殺害し中国に逃亡した人物」などと批判的に述べたことが名誉棄損にあたるとして、刑事罰を求めるものだ。
 この件は金九の子孫からの告訴を受けてのものだが、先にソウル地検は「嫌疑なし」として、いったんは告訴を退けている。地検が不起訴にしたものを高検が職権であらためて起訴するのは異例で、検察上部の処罰への強い意志を感じさせる。
 金氏はこのほか「過去の抗日独立運動家たちの行動は当時の民衆の利益とは関係なかった」−などといった主張で民族主義団体から告訴され、すでに起訴されている。今回の起訴と併せ八月末に裁判が行われる。
 金氏はまた、名誉棄損による損害賠償の民事訴訟にもさらされているが、この原告二十三人の中には日本の市民団体「子どもと教科書全国ネット21」と「歴史教育アジアネットワーク・ジャパン」が含まれている。
 金氏は韓国では孤立無援の状態で弁護士も準備できていない。金氏は「国会の公聴会での発言まで処罰の対象になるとは言論の自由はないに等しい。これでは日本に政治亡命するしかないではないか」と語っている。(産経新聞)
[8月5日3時25分更新]

516名無しさん:2004/08/05(木) 21:51
>>512-515
中国といい、韓国といい、目に余る「日本叩き」ですね。ある意味、「反日ファッショ」ですよ!
確かに、過去の我が国は、彼らの祖先に対し、申し訳ないことをしたと思います。しかし、「泥棒にも三分の利」と言いますが、日本の行った政策の全てが悪かったように言われたり、いわれなき罪まで被せられたりで、たくさんです!今の日本国民には、侵略戦争を起こさない責任はあっても、戦争責任はないのですから。
大体、「新しい歴史教科書」(扶桑社)のどこがおかしいと言うのでしょうか。私も買いましたが、決して過去を手放しに賛美したものではありませんよ。あれを批判する人は、本当に読んでいっているとは思えないですね。
共産党支配の中国はともかく、立憲民主国家の韓国でこのざまでは、お粗末な限り!「表現の自由」を理解しない、非常に未熟な国ですね。そんな国々に、日本の軍国主義を批判する資格はありませんよ。

518とはずがたり:2004/08/08(日) 13:52
アジア杯試合後も騒然、「なぜ」と憤る日本人観客 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/sports/asiacup.html?d=08yomiuri20040807ie42&amp;cat=35&amp;typ=t

試合終了後も騒然とした雰囲気が続いた――。7日、北京で行われたサッカー・アジアカップ決勝戦。スタジアム外での中国人サポーターの反日的な言動で2時間以上にわたり、足止めをくらった日本人サポーターからは、「政治とスポーツは別。それがなぜこんなことになるのか」などといった憤りの声が聞こえた。

 スタジアム外の騒然とした雰囲気で、観客席に待機を余儀なくされた約1000人の日本人サポーターは、応援席のイスに腰掛け、じっと退場の機会を待った。午後11時(日本時間8日午前零時)過ぎには、日本大使館職員が拡声器を使い「あと30分で皆さんをバスで近くの地下鉄駅まで移送します」とアナウンス、午後11時45分ごろから、バスに分乗して競技場からの退場が開始されたが、スタジアム内が暑かったこともあり、皆疲れ切った重い足取り。

 1人で応援に来ていた東京都の会社員、中島弘樹さん(35)は、「起こりうることだと思っていた。会社の同僚の中国人にも、気をつけるように言われていたのだが」とぶぜんとした表情だった。

 異様な雰囲気は試合開始前から始まっていた。在北京日本大使館のアドバイスに従い、おなじみの青のユニホームは会場外ではほとんど見つからない。

 上海から応援にかけつけた小島裕喜さん(30)は、「これだけ多くの中国人サポーターをみると圧迫感を感じる。相手のヤジにのらないことが大切です」と神妙な面持ちで語った。

 「加油(チャーヨウ=がんばれ)、加油」。試合が始まるとスタンドは中国に対する応援一色。日本人サポーターは、青いユニホームに着替え、持ち込んだ太鼓に合わせ「ニッポン、ニッポン」のかけ声をあげたが、一丸となった応援も歓声とヤジの中にかき消された。

 留学先の山東省済南から友人と観戦に来た松尾祥司さん(26)は、「対バーレーン戦をテレビで見た日本の父親は『大丈夫か』と心配した様子で電話してきたが、中国人サポーターの熱狂ぶりをみるとやはり怖い」と落ち着かない様子で観戦、「日本人をまとめて観戦させる方法に賛成する」と語っていた。

 日本チームの勝利の瞬間、山口市の大学生、原田幸憲さん(22)は「普通のアウエーより厳しい状況の中での勝利だけに、めちゃくちゃうれしい」とガッツポーズ。しかし、勝利の喜びもつかの間だった。

 子供3人とともに観戦していた北京在住の男性会社員(38)は、「競技場の外に出られない状況になるのは予想外だった。2時間近く場内にいたので、子供たちが、のどが渇いたといって騒ぐのがかわいそうだった」と疲れ切った様子だった。

 また、北京に留学中の女子学生(19)は「試合中は予想していたよりブーイングも少なく、威圧感を感じなかっただけになおさら驚いた。ある程度は予想していたことだが、まさかこんな大きな騒動になるとは思っていなかった」と話し、バスに乗り込んだ。

[ 2004年8月8日()0時17分 ]

519杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/09(月) 09:57
自由化が進んだ分、逆に過激なナショナリズムが表面化てきたとも言えるんですけどね。あの日韓共催のワールドカップが行わ
れていた時分でさえ、ネット上では韓国チームへの反発が目立っていたくらいですから。建前では「みんな仲良く」と言っても本音
は・・・・・人間の性なのですかねぇ。

>>516
>「泥棒にも三分の利」と言いますが、日本の行った政策の全てが悪かったように言われたり、いわれなき罪まで被せられたり
>で、たくさんです!

侵略や植民地化と言う前提を捨象して日本の政策にも良い点があったと抗弁しても有効性を持ちません。

>今の日本国民には、侵略戦争を起こさない責任はあっても、戦争責任はないのですから。

南京大虐殺は無かったとか放言を繰り返していては「侵略戦争を起こ」そうと勘繰られても無理は無いと思いますが。

>「新しい歴史教科書」(扶桑社)のどこがおかしいと言うのでしょうか。私も買いましたが、決して過去を手放しに賛美したもの
>ではありませんよ。あれを批判する人は、本当に読んでいっているとは思えないですね。

そうでしょうか?自分も「新しい歴史教科書」は読んでみましたけど、過去を手放しに賛美している様にも読める内容でしたよ。

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520杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/09(月) 10:01
『正論』『諸君!』やら2chのニュー速+辺りで自作自演だと誹謗中傷している姿が目に浮かぶなぁ。

イラク武装勢力、イラン領事を誘拐
http://www.asahi.com/international/update/0809/001.html

 アラブ首長国連邦の衛星テレビ局アルアラビアは8日、「イラクのイスラム軍」を名乗る武装勢力が誘拐したイランの外交官と
されるビデオ映像を放映した。AP通信によると、映像にはひげをはやした男性と、イランのカルバラ領事の身分証明書が映っ
ている。イラン国営テレビは同日、バグダッドのイラン大使館がカルバラ領事の誘拐を確認したと伝えた。

 武装勢力は人質の解放条件など明確な要求をしていないが、領事がイラクでのイスラム教宗派抗争をあおっていると非難、
イランに対しイラクに干渉しないよう求めている。                                      (08/09 00:45)

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522杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/09(月) 19:07
隔世の感あり、と言うとこでしょうかね。ANCも与党の座に長くいることで汚職体質なんかが批判されているし、一応保守を標榜
している国民党が合流することでヨリ右旋回してくる気がしてならない。

南ア旧白人与党が消滅へ 来年9月に党を解散
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040808-00000021-kyodo-int

 【ヨハネスブルク8日共同】南アフリカの旧白人与党の流れをくむ新国民党(NNP)は7日、所属国会議員や地方議会議員が、
黒人与党のアフリカ民族会議(ANC)に移り、来年9月に党を解散すると発表した。
 NNPは1948年に政権を掌握、黒人を抑圧するアパルトヘイト(人種隔離)体制を敷き、半世紀近く政権の座にあった国民党
(NP)の後継党だが、ANCに吸収合併される形で消滅することになった。
 党首のファンスカルクベイク環境・観光相は、今後数週間内にANC入党を申請するという。(共同通信)[8月8日10時9分更新]

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523杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/09(月) 21:38
厨房やら紳士やらの取り扱いには何処も彼処も苦労しているそうで・・・・・

中国外務省が遺憾表明 アジア杯決勝の反日行動で
http://www.asahi.com/international/update/0809/014.html

 サッカー・アジアカップの決勝戦で、中国人サポーターが君が代演奏にブーイングを浴びせ、試合終了後には駐北京日本公
使2人の乗った大使館車両を壊したことについて、中国外務省の孔泉報道局長は9日、「ごく一部の人の過激行為は我々も見
たくなかった」と遺憾の意を示すコメントを発表した。                                    (08/09 20:16)

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524杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/10(火) 21:39
森内閣の末期も元首相が2人も入っていましたね・・・・・かの国では「老害」とか批判の声は無いのでしょうか?リー・クアンユー
なぞ相当な高齢なんでしょうし。

シンガポール新内閣、独立以来の3首相がそろって入閣
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040810i311.htm

 【シンガポール=中津幸久】今月12日にシンガポールの第3代首相に就任するリー・シェンロン副首相は10日、新内閣の閣
僚名簿を発表した。それによると、ゴー・チョクトン首相が序列2位の上級相、実質的な最高指導者で次期首相の父親リー・ク
アンユー前首相(上級相)が同3位の内閣顧問(閣僚)として残留し、独立以来の首相3人が顔をそろえることになる。
 ゴー氏は、現在のリー・クアンユー氏の職務を引き継ぐとともに、リー副首相が務めている通貨庁(中央銀行に相当)会長も兼
務する。
 「内閣顧問」はリー・クアンユー氏のために新設された閣僚ポスト。内閣に対する助言や指導に当たるものとみられ、新内閣は、
リー父子による世襲色を強く反映したものとなる。
 新内閣は14閣僚のうち、入れ替えを4人にとどめており、早期実施が見込まれる次期総選挙までの暫定政権の色彩が濃い。
リー新首相は引き続き財務相を兼務、2人の副首相はトニー・タン氏が調整相(安全保障・国防担当)兼務のまま残留、ジャヤ
クマル外相が法相兼務で昇格。新外相にはジョージ・ヨー通産相が就任する。
 新内閣の閣僚名簿発表に先立ち、ゴー首相は、全閣僚の辞表をナーザン大統領に提出した。(読売新聞)
                                                             [8月10日20時13分更新]

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525magenta:2004/08/10(火) 22:13
>>524
リー・クアンユーは1923年生まれのちょうど80歳だそうです。
http://www.cabinet.gov.sg/smlee.htm

526516:2004/08/10(火) 23:20
>>519

ここ数日、これを見ていなかったので、反論が遅れました。反論の前に、私の考えをはっきり言っておきます。
① 先の大戦は、対東アジア諸国という点では、今日振り返ってみると、確かに侵略戦争であった。一方、対英米という点では、ABCD包囲網により追い詰められた結果であり、侵略戦争とは言い切れない。ただし、ABCD包囲網を招く発端が日本の大陸侵出にあったこと、英国はブロック政策、米国は国土開発により不況に地力で対処しうる立場にあったことは、充分に留意しなければならない。
② 私は、愛国者、民族主義者を自負している。一方で、右翼諸団体や「クソウヨ2ちゃんねらー」には全く共感できず、愛国者を名乗る資格はないと思う。偏狭的なナショナリズムは、却って祖国の名誉を貶めるだけであり、有害無益である。アイヌ人、在日韓国朝鮮人、在日中国人等への差別は、言語道断である。いかなる民族であれ、その民族であることは、誇るべきアイデンティティである。真の民族主義者なら、他民族の尊さを当然に理解すべきものである。

さて、反論とまいりましょう。

① 侵略行為と植民地等における日本の政策について
私は、「日本の政策によい点があったから戦前の対外侵出政策が正当であった」、などという「木を見て森を見ず」なことは、ただの一言も言っていません。上にも述べた通り、やはり侵略であり、やってはならないことだったと思います。
ただ、例えば、台湾において風土病対策で成果をあげた、などというのは歴史的な事実です。我々日本人が積極的に主張するかどうかはともかく、そういう事実を現地の方が言うのは自由です。それなのに、例えば韓国において、日本支配時代の事実を主張しただけで非難されるのはどういうことか、というわけです。もう60年も経ったわけですから、頭を冷やしていろんな見方をしてもよいのではないか、と思うのです。まあ、あれは全くもって侵略ではなかった、と言い切るような人は、良識が疑われても仕方ありませんが。
② 戦争責任と「南京大虐殺」発言
「南京大虐殺」否定発言と、侵略戦争再発防止や戦争責任とは、何の関係もないと思うのですが。そもそも当時は、大変残念な話ではあるけれど、戦地で勝てば、略奪、虐殺の類は、うんざりするほどあったわけです。従って、南京で虐殺があったことは、悲しいことに、事実です。
問題は、南京「大」虐殺と言われるほど他と比べて大きなものだったか、ということです。もっと言えば、東京裁判において死者数が著しく水増しされた上、中国が発表するたびに死者の数が増えていき、もって繰り返し日本が責められ、軍事費に補填するための援助を迫られるのはどうしたことか、ということです。これは強盗罪を強盗放火殺人罪と言われているようなものであって、卑劣な犯罪を犯したことには変わらないとしても、あんまりな難癖です。こうして中国は、日本の弱みに付け込み、莫大な援助を要求し、軍事費に使っているのです。その手口たるや、解同と一緒ではないですか!
③ 新しい歴史教科書について
私に言わせれば、「東京裁判史観」を絶対視する立場と、大局を踏まえつつも多様な角度から歴史を検証しようと立場の違いですね。あの教科書は、「Aという側面もあった。Bという側面もあった。でも、結局は、悪いことでした」という書き振りで、大局は見失っていません。これだけ時間が経ってもなお、「悪かった。とにかく悪かった。極悪非道だった」などと言っていては、見失うことも多くあるし、歴史研究としては進歩がありません。

あなたが私を軍国主義者に見立てて批判したかったのかどうかは、知る由もありません。しかし、言葉尻だけを捕らえて型通りの批判されるのは心外であり不愉快だ、ということだけははっきり申し上げておきたいと思います。

527杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/11(水) 10:30
>>526
>やはり侵略であり、やってはならないことだったと思います。

>偏狭的なナショナリズムは、却って祖国の名誉を貶めるだけであり、有害無益である。アイヌ人、在日韓国朝鮮人、在日中国
>人等への差別は、言語道断である。

なるほど。この辺りの見解は共通している様ですね。

>ただ、例えば、台湾において風土病対策で成果をあげた、などというのは歴史的な事実です。我々日本人が積極的に主張す
>るかどうかはともかく、そういう事実を現地の方が言うのは自由です。それなのに、例えば韓国において、日本支配時代の事
>実を主張しただけで非難されるのはどういうことか、というわけです。もう60年も経ったわけですから、頭を冷やしていろんな見
>方をしてもよいのではないか、と思うのです。

事実を言っていてあらぬ非難をと言うのならともかく、>>516で問題にされていた金氏の著作については事実誤認も多いと言う
指摘もされています。名誉毀損に等しいことを書いているとしたら司法の場に引きずり出されるのも無理はないのでは?
#詳細について不明な点も多いので断定的には言えませんけれども
翻って日本を見てみれば、逆に侵略戦争や植民地支配の実像に言及しただけで自虐だ何だと非難囂々される始末でしょう。
「百人斬り競争」なんかは事実裁判でも争われていますし。自国の「偏狭さ」を棚に上げて韓国や中国の「偏狭さ」を殊更に論っ
たところで身勝手な風にしか聞こえないと思いますよ。

>南京「大」虐殺と言われるほど他と比べて大きなものだったか、ということです。もっと言えば、東京裁判において死者数が著
>しく水増しされた上、中国が発表するたびに死者の数が増えていき、もって繰り返し日本が責められ、軍事費に補填するため
>の援助を迫られるのはどうしたことか、ということです。これは強盗罪を強盗放火殺人罪と言われているようなものであって、
>卑劣な犯罪を犯したことには変わらないとしても、あんまりな難癖です。

一点確認しますが、東京裁判で認定された犠牲者数は20万人で、南京事件調査研究会が(日中双方の記録を精査して導き出
した)10〜20万人程度と左程変わりがありませんよね。少なくとも東京裁判で被害をデッチ上げられたと言う事実はありません
よね。
#この辺りについては南京事件調査研究会「南京大虐殺否定論13のウソ」(柏書房)を一読されることをお勧めします
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9972946304
中国の軍備拡張やODAについてまで擁護する気は更々ありませんが、政府高官でさえ南京大虐殺をマボロシかの如く吹聴す
るのでは、中国からあれこれ集られるのも無理はありませんが。

>あの教科書は、「Aという側面もあった。Bという側面もあった。でも、結局は、悪いことでした」という書き振りで、大局は見失
>っていません。これだけ時間が経ってもなお、「悪かった。とにかく悪かった。極悪非道だった」などと言っていては、見失うこ
>とも多くあるし、歴史研究としては進歩がありません。

「Aという側面もあった。Bという側面もあった。でも、結局は、悪いことでした」と言う書き振りになっていないから批判されている
のですよ。何しろ「悪かった」と言う記述が殆ど無いのですから。

>言葉尻だけを捕らえて型通りの批判されるのは心外であり不愉快

言葉尻だけを捉えるような批判は避けてみましたが。

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528さむらい:2004/08/13(金) 12:17
中共も間抜けですね。
今回の騒動で一般的な日本人の対中イメージを
かなり悪くしてしまいました。

529516:2004/08/13(金) 23:43
>>527
またもお返事が遅くなりました。

まず、話がずれて申し訳ありませんが、韓国の事例について私が念頭に置いたのは、4月総選挙前の動きです。すなわち、日本の支配に協力した人間の責任を追及する法案が国会を通りましたよね?当時の状況も考えず、罪刑法定主義などまるっきり無視するような法律を通すのはいかがなものか、ということです。
また、むしろ実像を言って批判を浴びているのは、東京裁判史観に懐疑的な人間じゃないですかね(右翼団体は別として)?私は、日本に全面的に非があることであれ、いろいろな角度から語られるべきだと思っていますので、身勝手にしか聞こえないなどと言われても心外ですね。
それから、南京事件に関しては、北岡伸一「政党から軍部へ」で示された4万人程度という数字を念頭においています。説得的な記述だったので(余談ですが、北岡先生は国粋主義者と言われることが多いですが、私は全くそうは思いません。彼の著作すら読んだことのない人が言っていることだと思います)。
最後に、教科書の件は、受け止め方の問題でしょう。別に「悪かった」などという記述は全く必要なく、問題点をしっかり指摘してあればよいのです。後は、個人の価値判断の問題であり、認識を深めたければ、教室で議論すればよい話です。

530516:2004/08/13(金) 23:55
>>528
仰る通りですね。韓国に関していろいろ言いましたが、ここ数年で文化交流が進み、かなり未来志向で日本に接していると思います。
それに対して、中国は、特に江沢民時代に、国内引き締めのために反日教育を強化してきましたから、こうなるのですね。繰り返すとおり、現代の我々に先の戦争のことを持ち出しても的外れなわけですから、一方的に喧嘩を売っているわけですよ。
中国にしろ、朝鮮半島にしろ、対日問題は国内引き締めに使われてきたきらいがあります。中共や北朝鮮が崩壊すれば、状況も変わってくるのではないかと思っています。

531杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/14(土) 19:00
>>529
>韓国の親日派追及法案
法案自体には韓国内でも批判も多かったですよね。韓国国民が総じて偏狭な訳じゃないし、むしろ「反日」をムキになって強調
することに偏狭さを感じます。

>実像を言って批判を浴びているのは、東京裁判史観に懐疑的な人間
そうですか?南京大虐殺や従軍慰安婦に関する数行の記述でさえマスメディアや政財界の少なからざる部分が非難して通って
いる現実からして東京裁判に懐疑的どころか大東亜共栄圏を文字通り信じている人間にとっても住み心地の良いのが現実だ
と思うのですが。

>南京大虐殺
北岡教授は歴史学者じゃないですよね。もっとも、この点については見解の相違で
#北岡教授の論調については本論とは関係無いので別の機会に

>問題点をしっかり指摘してあればよい
問題点の指摘でさえ自虐的だ・悪い点ばかり強調していると非難しているのが「あたらしい歴史教科書」の面でしょう。
教室で個々人に価値判断を任せれば良いと言うのも建前では簡単ですけど、地域社会の少なからざる部分で「自虐史観」に反
対する面々に力があり、時と場合によって教師を処分することさえも出来る中では、ホントに自由な議論が可能なのか疑問符が
つきます。下手すればお上お仕着せの「自由な議論」になり兼ねないのでは?

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532516:2004/08/15(日) 01:22
>>531
私は別に、韓国が全体が偏狭とは言っていません。特に若い世代は、かなり友好的であり、新しい感覚を持っていると思っています。現に>>530において、文化交流云々を言っているではないですか。
それから、北岡伸一教授は、政治史学者であり、れっきとした歴史学者ですよ。実際、彼が東大で持っていた講義は、「日本政治外交史」です。
あとは、あなたと私の価値観の根本的な違いですね。タカ派と言われる政治家の発言に、朝日新聞をはじめとするマスコミが目くじら立てて追及してきたではないですか。
また、自分で考える力のある人であれば、あの教科書を読んで、戦前日本が進路を誤ったことくらいすぐ分かります。
結局のところ、私の立場を何度説明しても、あなたは私をステレオタイプな国粋主義者としか見ていないようですね。少なくとも、私にはそう取れます。

533杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/15(日) 10:44
>>532
>別に、韓国が全体が偏狭とは言っていません。
総じて偏狭でないことを捨象して「反日」を云々していることを問題にしているのです。自国内でも似た様な状況なのを棚に上げ
>>516の様に「立憲民主国家の韓国でこのざま」「非常に未熟な国」なんて言っていては、幾ら韓国との文化交流とかを云々
していても偏狭の謗りは免れ得ないでしょう。

>北岡伸一教授は、政治史学者であり
政治史が専門分野と言うことはむしろ政治学者の範疇に入れるのが自然でしょう。

>タカ派と言われる政治家の発言に、朝日新聞をはじめとするマスコミが目くじら立てて追及してきたではないですか。
政治家の言動を批判の俎上に乗せるのはジャーナリズムとして当然のことでは。むしろ批判の俎上にすら乗せないメディアが
少なからず存在するから問題なのです。

>私の立場を何度説明しても、あなたは私をステレオタイプな国粋主義者としか見ていない
「ステレオタイプな国粋主義者」の主張を受け売っているからですよ。彼らと違う立場を取るならば多少なりともその主張を呻吟
し批判する姿勢は必要でしょう。「ステレオタイプな国粋主義者」の立場で書かれた教科書に対する批判を一方的と断じ、現行
の記述に対する統制の濃い教科書を「悪かった。とにかく悪かった。極悪非道だった」となどと非難する論調に批判的な態度は
見られないと思うのですが。

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534さむらい:2004/08/15(日) 11:22
中共、韓国、北朝鮮は日本が嫌いというよりは
日本をダシにしてるって感じですよね。

535516:2004/08/15(日) 21:33
>>533
そもそも、ステレオタイプの国粋主義者の主張を受け売りしているのだったら、口が裂けても「侵略だった」などとは言わないと思うのですがね。それに、国内でそういう偏狭なことを言う人間に対しても、はっきり批判するコメントを書いた筈です。立憲民主国家で云々と言うのは、言論レベルで協力者を断罪する主張があったとしても、それを議会で立法するとはどういうことだ、というわけです。立憲民主主義国として、おかしいでしょう?
また、マスコミが政治家の言動を俎上に乗せるのは当然としても、その発言をつまみ食いして言われなき批判をするのは問題でしょう。そのことを言っているのです。あなたの私に対する批判だって、私に言わせれば、つまみぐいですよ!私が先に主張したことを、全然踏まえていない。結論ありきです。年長者のあなたに対して大変失礼ではありますが、もう、これで終わりにさせてもらいます。

>>534
そうですね。私も>>530でも言いましたが、国内の締め付けのために使われているのですね。ただ、韓国は、金大中政権以降、かなり変わってきていますよ。今の日本人に戦争責任を問うても仕方ない、そんな大人の対応をする人が増えているのでしょう。

536さむらい:2004/08/15(日) 21:45
>>535
国内の締め付けだけじゃなくて日本にタカる言い訳としても
歴史認識を利用してますよね。
それに輪をかけるように
日本の政治家、官僚、マスコミが軟弱ですからね。
困ったものです。

私は、韓国はあまり変わってないように思えますけどね。
金大中にしても歴史のことは問わないと言ったにもかかわらず
反故にしましたしね。
かの国の歴史教育が変わったわけでもないですし。

537さむらい:2004/08/15(日) 21:48
>>536追記
竹島の不法占拠も依然として続いていますし。

538杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/16(月) 10:06
政治家の言動を批判の俎上に乗せるのはジャーナリズムとして当然のことでは。むしろ批判の俎上にすら乗せないメディアが
>ステレオタイプの国粋主義者の主張を受け売りしているのだったら、口が裂けても「侵略だった」などとは言わない

侵略戦争であったことを認めるのと「ステレオタイプの国粋主義者の主張を受け売りしている」のが必ずしも二律背反の関係に
ある訳じゃないでしょう。現に貴方は「ステレオタイプの国粋主義者」が編集した教科書に対する非難を「つまみ食い」と論難して
いる。その一方で彼らの主張や論調は「大局を踏まえつつも多様な角度から歴史を検証しようと」していると弁護している。見事
に両立しているでしょう。ヨーロッパの「偏狭的なナショナリズム」でさえもナチスの非を認める層と少なからず重なっていると言う
思想的現実を前にしては上記の貴方の主張は説得力を持ちえません。

>立憲民主国家で云々と言うのは、言論レベルで協力者を断罪する主張があったとしても、それを議会で立法すると

ではドイツは立憲民主国家ではありませんね。ドイツもナチス時代の戦争犯罪については時効を停止しているのですから。

>その発言をつまみ食いして言われなき批判をするのは問題でしょう。そのことを言っているのです。あなたの私に対する批判
>だって、私に言わせれば、つまみぐいですよ!私が先に主張したことを、全然踏まえていない。

踏まえていますよ。その上で件の教科書とか「反日」云々について「ステレオタイプの国粋主義者」と殆ど変わりの無い主張を繰
り返していることを指摘しているのです。

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539さむらい:2004/08/17(火) 00:14
冷戦が終わり、新しい時代が東アジアに来たとは思えません。
様々な微妙な変化はあるにせよ東アジアの冷戦構造は基本的に変わりありません。
中共、北朝鮮という共産主義独裁政権は現存し
台湾海峡、38度線の緊張状態に変わりはありません。
アメリカも日米安保、米韓安保、台湾関係法という形で
共産圏に対抗するための軍事同盟を結んでいる状況に変わりありませんし。
またソ連もロシアとなって弱くはなりましたが
影響力を保持し、中共、北朝鮮に与してますしね。

540とはずがたり:2004/08/17(火) 13:38
普天間はまず閉鎖させにゃどうしようもないべ。

米軍ヘリ墜落事故、沖縄県内の自治体で抗議決議相次ぐ
http://www.asahi.com/national/update/0817/006.html

 沖縄県宜野湾市の米軍ヘリ墜落事故で、同市など5市が17日午前までに日米特別行動委員会(SACO)合意の見直しなど事件への抗議を決議した。県内自治体には事故や米軍の対応への反発が高まっており、今後、県議会と11市町村が決議や意見書を採択する予定だ。

 普天間飛行場のある宜野湾市では、伊波洋一市長が「普天間の5年以内返還」を唱えているが、市議会多数派は「現実的ではない」として市長と対立、市は助役も置けない状態だ。しかし、今回の事件では「米軍基地が存在する限り、市民・県民を死の恐怖に陥れるこうした事件事故は絶対になくならない」とSACO合意見直しや辺野古沖移設の再考も求める抗議を決議した。

 極東最大の嘉手納飛行場のある沖縄市も「基地の恐怖をまざまざと見せつけられた」と普天間の移設前返還を求めた。宜野湾市に隣接する浦添市は「普天間発着機の飛行ルートにされ、あと数分早ければ本市に墜落していた可能性もあった」と普天間の閉鎖を求めた。移設先の名護市も抗議の決議をする。 (08/17 11:58)

541とはずがたり(1/2):2004/08/17(火) 17:55
「わが物顔で大学占領」沖国大が抗議声明 ヘリ墜落検証拒否
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040817-00000019-ryu-oki

 米軍ヘリ沖国大墜落事故で、米軍側が17日午前、県警側の合同現場検証要請を正式に拒否したことに対し、沖国大関係者や付近住民らから「米軍がわが物顔で学校を占領している」「県警の捜査ができないなんて、ばかげている」などと怒りの声が高まっている。同大米軍ヘリ墜落事件対策本部(本部長・渡久地朝明学長)はこの日午前、撤去に関する協議を行い、「米軍ヘリ機体などの搬出に抗議する」声明文を出し、米軍の対応を批判した。
 抗議声明文の中で、沖国大は事故後の対応について「県警との調査を拒否するなど米軍の誠意のない対応に憤りを感じる。大学としては、業務の正常化や事故現場の早急な回復を願っているが、回復はわれわれの意向を反映する形では進められておらず、一連の行為は異常というほかない」と批判している。
 大学前の市道の交通規制が16日午後に解かれたこともあり、この日は学校に姿を見せる学生らが増えた。
 少し離れた校舎の陰から現場の作業を見守った男子学生(20)は、「米軍ヘリにより校舎がひどい被害を受けたのを初めて見た。県警はやっぱり機体のそばで見ているだけなんですね。米軍は身勝手だ。証拠の持ち出しだ」と、厳しい目を見せた。
 昼食時間には学校周辺に繰り出す学生らが多く、笑顔が戻りつつあるものの、関係者のいら立ちは一層高まっている。事故当時校舎3階にいた女性の大学職員の一人は、「現場を見ていると、あらためて怖さが倍増してくる」と訴えた。
 大学の向かいで中古車を販売する友利秀希さん(38)は、「警察に電話したけど、撤去の事情は知らないと言われた。米軍は機体の捜査もさせずに撤去する。県民はもっと怒っていい」と強い口調でこたえた。
 米軍は16日夕、機体の搬出作業の途中で、高圧線に影響があることを理由に作業を1時中断していたがこの日、午前8時ごろから炎上した機体の残がいの撤去に向けた作業を再開。同10時ごろには大型クレーンを使い、機体の一部をつり上げ、トラックに積み込み、同10時43分に現場を後にした。撤去される車両に向かい、現場では学生自治会らが抗議を繰り返し、警備する機動隊と激しくぶつかる場面があった。

◇解説/県内移設容認を撤回 宜野湾市議会決議
 宜野湾市議会が17日の臨時議会でSACO合意の見直しと辺野古移設の再考を求める決議をしたことは、市議会にとって大きな転換点となる。市議会は1999年8月の決議で「SACOの基本方針通り、普天間飛行場の移設先の早期決定を強く要請する」と県内移設を実質容認しており、今回の決議は事実上、それを覆すものだ。
 16日の基地関係特別委員会では当初、保守系会派がSACOと辺野古に触れることに難色を示していたが、ほかの議員が「ここで辺野古を取り上げないと、16年(移設に要する最短期間)待っても構わないと思われる。宜野湾が言わなくて誰が言うんだ」「普天間の早期返還だけではこれまでの抗議と同じ。一歩進んでSACOも入れるべきだ」と激しく主張。数時間に及ぶ議論の結果、移設計画の「中止」ではなく「再考」に変え、全会一致で了承した。
 ただ、「再考」というあいまいな表現で収拾したことに今後、議論の再燃も予想される。
(中部報道部・与那嶺路代)

542とはずがたり(2/2):2004/08/17(火) 17:55

◇米軍ヘリ墜落事故抗議決議全文/宜野湾市議会
米軍ヘリコプターの民間地への墜落爆発炎上事故に対する抗議決議
 平成16年8月13日、午後2時15分ごろ、米海兵隊所属のCH-53D型ヘリコプターが、民間地域の沖縄国際大学本館に接触して墜落、爆発炎上した。絶対にあってはならない最悪の事故が発生し、一歩誤れば市民多数の命さえ奪いかねない大惨事になるところであり、激しい憤りを覚えるものである。
 米軍所属の航空機事故は、復帰後だけでも70数回を数え、昨年の6月20日にも同型ヘリ事故が発生したため、本市議会も即刻強く抗議し、住民上空での飛行訓練の中止や原因究明を求めてきたばかりである。これまでこの種の事件、事故が発生するたびに何度となく抗議してきたが、そのたびに日米両政府は「遺憾」や「再発防止」等の発言を繰り返すばかりで、実効性が全くなく事故は後を絶たない現状である。
 米軍基地普天間飛行場は、市のど真ん中に存在し大事故の危険性が指摘、予見される中で「起こるべくして起きた、当然の事故」であり、決して偶然ではない。今回の事故により米軍乗員3人が負傷し、民間人には負傷者が見られないものの、現場では広範囲にわたって機体の一部や破片が飛び散り、民家の鉄製のドアを貫通したり、乳児の寝室の窓ガラスが割れるなど、基地の存在そのものが住宅の中でも安全でないことが証明された。
 さらに、日米地位協定を盾に、米軍により事故現場への立ち入りが制限され、沖縄県警をはじめ、日本側の関係者が事故の検証さえできないなど、異常な状態が続いている。
 米軍基地が存在するかぎり、市民、県民を死の恐怖に陥れるこうした事件、事故は絶対になくなるものではない。われわれ宜野湾市民は、常に生命と財産が危機にさらされ、その不安と恐怖による怒りは限界を通り越している。
 よって、本市議会は8万8000人余の市民、沖縄県民の貴い生命と財産を守る立場から今回の最悪の米軍ヘリコプター墜落事故に対し、激しい怒りを込めて抗議するとともに下記の事項が速やかに実現されるよう強く要求する。


 1.危険この上ない普天間飛行場を早期返還すること。
 1.SACO合意を見直し、辺野古沖への移設の再考を求める。
 1.日米地位協定の抜本的改定を求める。
 1.被害の徹底調査と誠意ある完全補償を行うこと。
 1.事故原因を徹底究明し、速やかに県民に明らかにすること。
 1.住民地域上空での全機種の飛行及(およ)び訓練を直ちに中止すること。
 1.すべての米軍航空機の一斉点検、整備を行うこと。
 以上、決議する。 平成16年8月17日 宜野湾市議会(琉球新報)
[8月17日14時46分更新]

543とはずがたり:2004/08/17(火) 18:14
<沖縄ヘリ墜落>米軍が県警の現場検証同意請求を拒否 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/air_clash.html?d=17mainichiF0817e050&amp;cat=2&amp;typ=t

 米海兵隊の大型ヘリ墜落炎上事故で、海兵隊基地司令部(沖縄県北中城村)は17日、県警が求めていた機体の現場検証について、拒否すると文書で回答した。県警は、航空危険行為処罰法違反容疑での立件を念頭に現場検証の令状を取って調べているが、捜査に支障が出るのは必至だ。

 在沖米海兵隊の法務補佐官が17日、宜野湾市の宜野湾署を訪れ「検証要請については、日米両国の合意に基づいて応じられない」との文書を提出した。

 これを受けて、高橋清孝県警本部長は「米軍側の判断なので、法令にのっとり捜査を進める。検証の目的からすれば、必要な物(機体)がある方が望ましいが、捜査に影響がないようにしたい」と述べた。

 日米地位協定に伴う刑事特別法で、米軍の財産とみなされる機体の検証には米側の同意が必要なため、県警は事故翌日の14日、同意請求書を在沖米海兵隊法務部長のケネス大佐に提出。6回にわたり照会したが、米軍は16日、未回答のまま機体の撤去作業を始めた。

 県警は、機体周辺への立ち入りを禁じられ、写真撮影や目撃者の証言を聴くにとどまっている。米側はヘリの乗務員3人の名前も明らかにしていない。

 一方、墜落現場の沖縄国際大では17日朝から、米軍が残っていた機体の撤去作業を再開した。

[毎日新聞8月17日]

544とはずがたり:2004/08/19(木) 12:23
韓国ウリ党議長が辞任 父親の「日本軍歴」問題で
http://www.asahi.com/international/update/0819/003.html

 韓国の与党・開かれたウリ党の辛基南(シン・ギナム)議長(党首)は19日、記者会見し、父親が植民地下の日本軍で勤務していた問題に絡み「親日(戦前の対日協力行為)清算という大義に背くことはできない」として議長職を辞任した。後任議長には李富栄(イ・ブヨン)常任中央委員(61)が就任した。

 辛議長は、父親が日本軍憲兵として同胞取り締まりに当たったとされた点について「一時、日本軍にいたことだけしか知らなかった。憲兵だったのかいつどこで勤務したのか知らなかった」と釈明。「独立の闘士が命を懸けていた時に日本軍にいたことを深くおわびする」と述べた。

 辛議長は「親日行為」を隠したと批判された点について「永久に隠すつもりはなかった。知っていることだけでも正直に話さなかったことは私の不徳」と述べた。辛議長は「辞任により党が陥っている困難を取り除く」として、政府・与党が進める「親日・歴史清算」事業に悪影響を及ぼすのを避けたい考えを示した。

 辛議長は4月の総選挙勝利の立役者だった鄭東泳(チョン・ドンヨン)前議長の後を受け5月に就任したばかりだった。後任議長の李氏は軍事独裁政権に抵抗した民主化運動出身で、前国会議員。 (08/19 11:44)

545516:2004/08/19(木) 23:33
>>544
そういえば、日本の拉致問題のときも、「拉致問題など存在しない」と言っていた左翼政党に止まらず、北朝鮮への人道的なコメ支援を推進した与党議員まで叩かれていましたね。だけど、どんなもんでしょう。韓国の親日批判といい、日本の親北批判といい、ここまでやると、「魔女狩り」もいいところで、行き過ぎだと思います。「協力者」は、「親日」と言って非難されるけれども、そうしないと生きていけないという厳しい現実があったからこその苦渋の決断だったはずです。実際、「創氏改名」に賛成した朝鮮人は、「民族名では、就職等で差別を受けるから」、という死活問題があったようです。歴史というのは、あまり今日的な視点だけで歴史を見ると、本質を見失うと思いますね。
話は変わりますが、本日の朝日新聞に、在日外国人の地方参政権を巡る議論が出ていました。「国民」と「住民」の地位をどう考えるかという問題ですがね。私もひところは、応急措置として賛成していましたが、地方政治が国政に影響を与えることもある訳で、やはり釈然としません。一方で、彼らの意思による帰化にゆだねればいいかと言えば、国籍に民族のアイデンティティを求める永住外国人もいます。そこで私は、帰化を容易にした上で、二重国籍を認めつつ参政権を居住国に限定するか、二重国籍を禁じつつ戸籍に民族名を登録できるようにする方が本筋ではないかと思っています。韓国系日本国民、中国系日本国民を増やす、という方向ですね。ついでながら、彼らが「張勲」とか「金義明」といった民族名を堂々と名乗れるような社会を、ぜひ創らねばならないと思います。白真勲議員の誕生というのは、朝鮮系国会議員としては3人目ではありますが、その意味で画期的ですね。

546516:2004/08/19(木) 23:38
>>545
筆足らずで申し訳ありませんが、「戸籍に民族名を登録できるようにする」という方の「民族名」とは、日本民族、朝鮮民族、中華民族、アイヌ民族といった「民族の名称」の意味です。「「張勲」とか「金義明」といった民族名」の方は、「民族風の氏名」です。失礼しました。

547とはずがたり:2004/08/21(土) 17:52
新欧州委員会 集団統治移行色濃く 仏独、主要ポスト外れる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040821-00000007-san-int

欧州連合(EU)の行政府である欧州委員会のバローゾ次期委員長は二十日、二十四人の次期委員をブリュッセルの本部に集め、初会合を開いた。新委員会は十月に欧州議会での承認を経て、十一月一日から発足するが、同日付の欧州各紙は新委員会での「フランスの影響力の失墜」(英フィナンシャル・タイムズ)をいっせいに指摘した。
 初会合では各委員とその報道官の国籍を変えることや欧州議会の公聴会に関する準備などを行った。委員会はEUのいわば政府で、委員は閣僚に相当するが、主要ポストとしては通商担当に英国出身のマンデルソン氏、経済・通貨担当はスペインのアルムニア氏、司法・治安担当はイタリアのブティリョネ氏、競争担当はオランダのクルス氏、域内市場担当はアイルランドのマクリービー氏などだ。
 シラク仏大統領はフランス出身のバロ氏のポストとして競争担当か域内市場担当を希望したと伝えられるが、「マイナー」(ルモンド紙)な運輸担当だ。
 こうした顔ぶれからまず、新委員会の性格をアングロサクソン型の「純粋で厳格な自由経済主義」(仏元欧州問題相のモスコビシ氏)と分析し、共通農業政策に代表されるようなフランス式の国家支援型経済がEU内ではますます通用しにくくなるとの警戒感が仏内では強まっている。
 バロ氏は英語が苦手で欧州問題の専門家でもないので、バロ氏を送り込んだシラク仏大統領ら仏指導部が「EU機関の重要性を十分に認識していない」(フォンテーヌ前欧州議会議長)との批判も聞かれる。
 バローゾ氏はポルトガル首相時代、イラク戦争に賛成を表明し、開戦直前にブッシュ米大統領、ブレア英首相、当時のスペインのアスナール首相の三首脳会談をポルトガル領で開催した経緯から、イラク参戦組を優遇し、仏独の非参戦組を冷遇したとの指摘もされている。ドイツは当初、スーパー経済委員の創設を主張していたが、フェアホイゲン氏は新設の企業・産業担当だ。
 これに対し、バローゾ氏は二十日付の仏フィガロ紙で、「思想的に極めて均衡が取れている」と反論。仏冷遇との見方は「フランスの内政問題」と一蹴(いっしゅう)している。
 拡大EU前に英仏独伊の主要国は欧州委員に二人を出していたが、拡大後は二十五カ国が平等に一カ国一委員制になり、主要国の影響は相対的に弱まっている。
 いずれにせよ、八〇年から九〇年代半ばまでのフランス出身のドロール委員長時代に比較すると、仏独中軸の時代から「集団統治時代」(EU筋)に移行しつつあるといえそうだ。
(産経新聞) - 8月21日4時33分更新

548とはずがたり:2004/08/21(土) 18:23
>>545
分断統治は権力の常套手段というか,殆ど必須要件ですので現代に其れを後から魔女狩りのようにいがみ合うのは殆ど被統治下の"二次災害"の様な物だと思われます。アフリカのフツ族やツチ族(>>442-447)だけでなく,日本の同和問題も同様の原因(遠因?)を抱えてますが,100年200年永続しそうな問題であるのるので難しいですね。

従って事実認識として>>516>>519の様な日本も良いことをしたのだ,虐殺などウンザリするほど有ったという面には賛成ですが,其れを日本人が云うのは絶対に間違っていて,我々日本人の父祖の代が狂気に踊って迷惑を掛けたという面には申し訳なかったなぁという思いを抱かざる得ません。霊英の世代が英雄なんかではないと思う由縁です。そして>>544の親日家問題や南北朝鮮の分断の固定化等,現在に迄迷惑をかけ続けている訳ですから>>516の様に「今の日本国民には、…戦争責任はないのですから」というようにもう終わった事だと割り切って考えるのは自分には出来ませんね。

しかし,狂気に狂っていたのは日本に限ったことではなく,欧米の列強全てに共有されることであってファシズムの枢軸日独伊3国のみが反省すべきであるとは毛頭思いません。その反省の故に当時の大国が植民地収奪の反省の意を込めて二次大戦後莫大な額のODA等途上国への資金援助をしてきたわけで,ただ日本の立場の微妙な点は欧米が本国から遙か離れた土地を植民地としたのに対し,日本がその列強としての後進性からお隣の国を占領してしまった為に近親憎悪などのややこしい問題を現代に持ち込んでしまったという問題が有るようですな。ただそれは日本が転換に成功したのに対して中国・朝鮮がそれに失敗した,そしてそれ故に植民地化されたという面があって,両国が自分らのミスという後ろめたさを持っていてそれが今の日本叩きの裏の原因となっているのではないかと思っている訳ですが,勿論そんな事を日本が云うことは絶対に間違っているとは思います。。

なお「新しい歴史教科書」はあんま関心がないので見たこと有りません。

550516:2004/08/24(火) 21:21
>>548
われわれの祖先が申し訳ないことをした、という認識は、私も持っています。そして、そういう侵略を行ったという事実認識と、再発阻止という決意の二つをもって行動することこそが、重要だと思うのです。例えば、ドイツが欧州統合に乗り出したように(もちろん、キリスト教文化という下地のある欧州の例をそのまま当てはめるわけにはいかないでしょうが)。
しかし、それが直接、我々の戦争責任であるか、と言えば、違うと思いますね。「Excuse me!」と「I'm sorry!」では相手の受け取り方が違う、というのはよく知られた話です。左翼運動の影響だかなんだかは知りませんが、実際に当時の戦争を経験したわけでもない人間が、過度に卑屈になって「I'm sorry!」というような態度を採っては、却って相手に漬け込まれることになるでしょう。

551とはずがたり:2004/08/25(水) 14:20
アラブの人達は日本などへ来ると風俗などへ通って羽目を外すと聞いたことがあるが普段抑圧されているからですかねぇ。
世俗派イスラム教が出てこないと発展はあり得ない気もするが…。

チャットが結ぶ「禁断の恋」 パレスチナ自治区ガザ
http://www.asahi.com/international/update/0823/013.html

 パレスチナ自治区ガザで、インターネットのチャットを使った「禁断の恋」が広がっている。未婚男女の交際は厳禁、電話の長話でさえ家同士の問題に発展する保守的な土地柄だが、仮想空間のデートには親たちも気づかない。

 学生街に軒を連ねるインターネットカフェをのぞくと、コンピューターを学ぶ女子大生オラさん(19)が彼氏(21)とチャットを楽しんでいた。父親には内証だが、母には話している。デートはしたことがないという。

 経営者によると、客の多くがチャット目的。店内の席は男女別だが、通路をはさんで向かい合わせのため、外ではデートができないカップルが向き合って座り、目を合わせながら熱い会話を楽しんでいる。

 チャットで知り合ったエジプト女性との結婚を目指す自治政府職員(27)は「封鎖されたガザでチャットは外の世界への唯一の窓。イスラエルと戦うパレスチナの男は、アラブ女性にけっこうもてるんだ」と笑った。 (08/23 22:41)

552水泡 まつ太朗:2004/08/26(木) 12:52
<創氏改名
 差別があったのならそれを防止するための啓発活動をする義務が行政にはあった
と言えましょう。
 法令により明文化された強制が無ければ「強制は一切無かった。全ては自由意志」
というのなら、刑法ならば脅迫罪や教唆犯は成立しないという事になります。是非
とも刑法改正運動において「脅迫罪、恐喝罪、教唆犯などの廃止」を訴えて頂き
たい。既にそれを推進してるなら余計な御世話でした。m(__)m

553名無しさん:2004/08/26(木) 17:17
>>552
私は、とはずかたりさんと516さんの議論を興味深くROMっていたものですが、
あなたはなぜ、
>是非とも刑法改正運動において「脅迫罪、恐喝罪、教唆犯などの廃止」を訴えて頂き
たい。
>既にそれを推進してるなら余計な御世話でした。m(__)m
などと、真面目に議論しているところを混ぜっ返して、
議論に冷水をかけるようなことをするのですか?
わざわざ、このスレの雰囲気を悪くするようなことをして、
見てる側からしても不愉快極まりないです。
何が目的なのでしょうか。

554516:2004/08/26(木) 17:18
>>552
当時の行政に、差別防止の啓発活動など、期待しても無駄でしょう。それから、法的強制の有無と、犯罪の構成要件とは、何も関係ないと思うのですが。

555516:2004/08/26(木) 17:21
>>553
時を同じくして書き込んでいただきましたね。議論を注視していてくださったことと、第三者の立場からはっきり>>552に批判をしていただいたことを感謝いたします。

556名無しさん:2004/08/26(木) 17:30
>>555
いえいえ、口を挟んですみません。
516さんがいわゆる保守で、とはずがたりさんがいわゆるリベラルなのかなぁと思いながら見てました。
私はそういった知識がないもんで、勉強になります。
実は、あなたよりもとはずがたりさんの意見の方が私に近いかなって思うんですけどね(笑)

557516:2004/08/26(木) 18:02
>>556
いやいや、こういうことは、当事者が言ってもあまり説得力がないものですから、助かります(笑)
今世紀前半の歴史については、いろんな考え方があると思います。思想の自由や表現の自由を重んじるのが立憲民主制国家ですから、どうぞ遠慮なくご意見を仰って下さいな!まあ、議論が平行線を辿ると、熱くなって大人気ない対応をするかもしれませんが…
改めてはっきり言っておきますが、帝国主義や軍国主義は二度と御免ですし、民族差別(もちろん部落差別も同様ですが)は国家の恥だと思っています。「Never again!」という思いを行動の基礎にしながら、今日のわれわれがあまり卑屈になっても仕方ないではないか、というだけの話です。

558水泡 まつ太朗:2004/08/26(木) 18:53
 行政が戦前推し進めた”市民運動”にハンセン病感染者の隔離・撲滅を目指す
「無らい県運動」というのがありました。これによってハンセン病感染者の収容
所送りが強力に推進されたのは恐らく皆さんも知るところ。「行政は無力」など
という詭弁が通用しない事は明白。
 ま、どちらも全く問題という認識だからこそ免罪するんでしょうけど。

559516:2004/08/26(木) 23:07
だから、民族差別に無頓着だった当時の行政に、そんな発想はないって!あんたの方が、よほど詭弁だ。

560みどりの会議サポーター(=553):2004/08/27(金) 19:54
>>559
議論が噛み合ってませんよ。
そもそも、相手が議論を噛み合せる気がないのですから、頭にくるだけエネルギーの無駄でしょう。
やめておいた方がいいですよ。
「政権交替を検討するスレ」でよく分かりました。
水泡まつ太朗さんは、相手を不快にする極言をわざと書いているんでしょう。
2ちゃんねるで言う所の「煽り」っていうヤツですね。
例えば、盗聴法に反対した中村敦夫を「犯罪者の味方」などと極言したり、
枝野幸男を「革命思想の危険分子」などと揚げ足取ったりして、
煽っている人たちが2ちゃんでは居ますが、
その人たちと逆の立場・意見から同じことを水泡さんはしているわけです。
煽りとは、極論や揚げ足取りで相手を不快にさせる(ムキにさせる)こと自体が目的の愉快犯なわけで、
まともに相手するだけ無駄というものです。
私はスレや掲示板の雰囲気が悪くなると思って横レスしましたが、
そもそも、それは管理人のとはずがたりさんの範疇ですから、
大きなお世話ですね。
しかし、私もミニ政党・マイナー政党好きなので、水泡さんのサイトなども拝見していたのですが、
御本人がこんなに性格悪い方だとは思いませんでした。
掲示板の方は全く見てないのですが、そちらをみれば性格の悪さは分かったのかも知れませんが。
何にしても、残念でなりません。
田中真紀子のファンになって近づいたりした人は、同じ気持ちを味わったのでしょうね(笑)

561水泡 まつ太朗:2004/08/27(金) 22:06
>>559
 「差別ではなかった」などと奥歯にものが挟まった物言いをするより、むしろ
正面切って「血統による優遇や迫害は当然」「差別は全く問題ではなく、推進
すべき物」と白状するがいいと思うんですけど。

>>560
 自分としては良心持って活動してるサポーターが公安官僚に売り飛ばされてる
現状を見てられないだけなんすけどね・・・。理解が得られず残念。

562516:2004/08/30(月) 02:45
>>560
遅くなりました。私も、憲法スレ等で彼を批判したことがあります。あなたと私は、思想は違うようですが、アジテーション(煽り)という行為に激しい嫌悪感を覚えるのは一緒です。煽りは、表現の自由の穿き違えだと思っています。

563名無しさん:2004/09/03(金) 22:14
韓国製造の高濃縮ウラン、兵器並みの濃縮度
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040903it03.htm

韓国、極秘にウラン濃縮…IAEAが査察官派遣
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040902i514.htm

 国際原子力機関(IAEA)は2日、韓国政府から、同国西部・大田の韓国原子力研究所で
2000年にレーザー法によるウラン濃縮実験が行われ、微量の高濃縮ウラン生産に成功して
いたとの報告を受けたと発表した。

 IAEAに事前申告する義務を怠っており、核拡散防止条約(NPT)の
保障措置協定違反を犯していたことになる。

564とはずがたり:2004/09/04(土) 08:14
情報提供感謝。2000年になぜでしょうかね?科学者の興味本意の実験とか?

韓国、極秘にウラン濃縮…IAEAが査察官派遣
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040902i514.htm

 国際原子力機関(IAEA)は2日、韓国政府から、同国西部・大田の韓国原子力研究所で2000年にレーザー法によるウラン濃縮実験が行われ、微量の高濃縮ウラン生産に成功していたとの報告を受けたと発表した。

 IAEAに事前申告する義務を怠っており、核拡散防止条約(NPT)の保障措置協定違反を犯していたことになる。韓国政府は「核燃料国産化の研究だった」などと釈明しているが、核不拡散を至上課題とする米国などが不信感を強めるのは必至とみられる。

 IAEAによると、韓国政府の報告は、レーザーを使って高濃縮ウランを0・2グラム生産したとの内容。IAEAは現地に査察官を派遣し、事実関係究明に着手している。査察内容は13日から始まるIAEA定例理事会に報告される。

 外交筋によると、IAEAは2003年中ごろ、同研究所の環境サンプル分析で高濃縮ウランを検出。立ち入り査察を求めたが、韓国側は拒否していた模様だ。しかし、韓国は今年2月、IAEAに強制的な査察を認める追加議定書を批准したため、査察で事実が発覚する前に自主的な公表に踏み切った可能性がある。

 核開発疑惑で矢面に立たされるイランも過去に同じレーザー法で、韓国のケースより2けた少ない数ミリ・グラムの濃縮ウランを作った事実が明らかになっている。

          ◇

韓国科学技術省は2日、韓国原子力研究所が2000年1―2月に微量のウラン濃縮に成功していたことを認めるとともに、「少数の科学者らが自主的に行った」として政府は知らなかった点を強調した。装置は実験直後に廃棄されたとしている。濃縮実験の事実は、追加議定書の批准で報告義務が拡大するのに伴い、過去の実験の調査を進める中で判明したと説明している

韓国製造の高濃縮ウラン、兵器並みの濃縮度
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040903it03.htm

韓国が2000年にレーザー法を用いて製造した微量の高濃縮ウランについて、外交筋は2日、兵器級の90%に近い濃縮度に達していたことを明らかにした。

 韓国の原発でも一般的な軽水炉の燃料には、濃縮度3―5%の低濃縮ウランが用いられる。濃縮度が高くなるほど高度な技術力が要求され、同じレーザー法でイランが1990年代に実施した実験では、濃縮度は最大で13%だった。

 濃縮度20%以上と定義される高濃縮ウランを作り出すには技術上の壁を意識的に超える必要があるとされ、今回の実験について「核燃料国産化の研究だった」とする韓国側の説明に対してはIAEA内部で疑義も出ている。

565とはずがたり(1/2):2004/09/04(土) 08:26
痛ましい。。

突入…銃撃戦、死者150人超す ロシア学校占拠
http://www.asahi.com/international/update/0903/013.html

 ロシア南部の北オセチア共和国で起きたチェチェン独立を求める武装集団による学校占拠事件で、ロシア特殊部隊は3日午後(日本時間同日夕)、学校内に突入、銃撃戦になった。人質になっていた児童・生徒と近隣住民ら560人以上が負傷して病院に運ばれた。現地の治安当局は人質の死者について「150人をかなり上回る」と述べた。武装集団のうち20人以上が銃撃戦で死亡したが、まだ主犯らが子供を人質に地下室に立てこもり、抵抗を続けている。さらに別のメンバーは逃走、ロシア治安当局が行方を追っている。最近ロシア国内ではテロ事件が続いているうえ、今回は多数の子供が犠牲になったとあって、プーチン政権に批判が集まることは避けられそうにない。

 1日午前、ベスラン第1学校で起きた今回の事件は、襲撃から約50時間後に、大きく事態が動いた。アンドレーエフ連邦保安局(FSB)北オセチア局長は3日夕、死者が150人を大きく超えるとの見通しを示した。また、400人以上を救出したことを確認した。3日夕現在も、数人の武装グループが引き続き子供を人質にとり、抵抗を続けているという。

 イタル・タス通信によると、現地入りしたプーチン大統領のアスラハノフ顧問は「(もともとの)人質は1200人で、70%が子供だ」と語った。

 AP通信は計563人のけが人が病院に運ばれ、その多くが子供だと伝えた。救出された子供の多くは、上半身裸の状態。蒸し風呂のような状態になった体育館の中で、暑さをしのぐためだったと見られる。中には血を流したり、意識を失ったりした状態で運び出される人もいた。報じられる死傷者の数は、時間の経過とともに増加している。

 02年10月のモスクワ劇場占拠事件の犠牲者129人を上回る大きな犠牲を出したことで、プーチン大統領の強硬姿勢に、国内外の批判が集まることは避けられなくなった。

 北オセチアは、ロシア連邦を構成する共和国の一つ。同国北部のモズドクにはロシア連邦軍司令部が置かれ、対チェチェン軍事作戦の拠点となっている。約40人と見られる武装集団はチェチェンのロシアからの分離独立を要求しており、チェチェン人、イングーシ人のほか、FSB担当官によると、死亡した20人の中には10人のアラブ人が含まれていたという。ロシア紙は、実行犯の主犯格は、02年10月のモスクワ劇場占拠事件に関与したと見られているチェチェンの最強硬派野戦司令官バサエフ派に近い勢力だと伝えた。

 さらにイタル・タス通信は、現地保安当局者の話として、国際テロ組織アルカイダが、今回の事件で資金面での支援をしたと報じた。

566とはずがたり(2/2):2004/09/04(土) 08:27

 アンドレーエフ局長などによると、3日午後1時すぎ(日本時間同日午後6時すぎ)、武装集団側から対策本部に遺体の引き取りを許可するとの連絡が入った。ロシア非常事態省の4人の医師が校舎に入ったところ爆発が起き、人質が閉じこめられていた体育館の屋根が崩落。医師1人と人質150人以上が死亡したという。遺体引き取りをきっかけに、ロシア特殊部隊が強行突入を決断した可能性もある。

 爆発後、武装集団が銃撃を開始。ロシア特殊部隊が次々に校舎内に突入した。攻撃用ヘリコプターも飛来した。銃撃が続くなか、人質になっていた生徒がまず建物の外に逃げ出し、ついで母親ら女性の人質が脱出した。

 アンドレーエフ局長は朝日新聞に対し、「特殊部隊の突入は計画していなかった。爆発がなければ我々の方から発砲することはなかった」と話した。銃撃戦になった際、人質の親たちが、子供を助けようと現場に突っ込み、被害をさらに広げた模様だ。銃撃や爆発音は、最初の爆発から断続的に夕方以降まで続いた。

 インタファクス通信は、銃撃戦で武装集団のうち10人以上が死亡したと伝えた。情報筋によれば、約25キロ離れたウラジカフカス市内に、16人前後の犯人グループが逃走したと見られ、追跡する特殊部隊との間で散発的に銃撃戦が続いている模様だ。

 ベスランとその周辺地域では空港、駅ターミナルが閉鎖され、内務省軍が厳重に警戒している。隣接するイングーシ共和国との国境も閉鎖され、ロシア連邦軍が厳戒態勢を敷いている。

 ベスラン第1学校は人口3万5000人のベスラン市にある最大の学校。6歳から17歳までの児童・生徒計900人が学んでいる。武装集団は1日、同校で新学期の始業式が行われている最中に乱入し、生徒や父母、教師を体育館に閉じこめた。抵抗した教師ら約20人が射殺された。武装集団のメンバーは黒マスクをかぶり、銃やロケット砲などで武装。「我々はチェチェン人で、ロシア軍の撤退を求めている」と語っていたという。体育館の中では、男女2グループに分けられ、重なり合うように並べられていたという。 (09/04 01:48)

ロシア学校占拠事件、死者200人超す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040904-00000001-yom-int
 <ベスラン(ロシア・北オセチヤ共和国)=古本朗> インターファクス通信は4日未明(日本時間同日早朝)、ロシアの学校占拠事件で、北オセチヤ共和国保健省筋の情報として、人質の死者数が200人を超えたと報じた。
(読売新聞) - 9月4日5時47分更新

567とはずがたり:2004/09/04(土) 08:29
プーチン政権2期目=町田幸彦(モスクワ支局)
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/kishanome/news/20040903ddm004070044000c.html

 ◇統制伴い硬直化する社会−−旧KGB勢力が台頭

 社会のあちこちで不気味にきしむ音がするのだが、多くの人は聞こえないふりをしている。今のロシアを見ていて、そう思う。「強い大国」を掲げて登場したプーチン大統領。政権2期目になってから、半年近くになる。この間、国民が求めた「安定」は、上からの「統制」が伴い、国民がそれを許容するのが前提になったように感じる。

 モスクワに赴任して2年4カ月になる。97年に短期訪問したときと比べ、市民生活は格段と豊かになっている。00年から始まった第1期プーチン政権は、98年の金融危機の底からはい出した。輸出の柱・石油の価格上昇という追い風があったにせよ、納税義務の徹底など行政手腕は評価していい。それでも2期目の現状を見渡すと、民主国家とは逆行する姿が目につく。

 代表例を2点挙げる。チェチェン紛争に絡むテロ問題と石油大手ユコスの経営危機だ。関連分野は違うが、共通項がある。

 ロシア国内で8月24日起きた旅客機同時墜落事件は爆弾テロの疑いが濃厚となり、ロシア南部チェチェン共和国の独立派武装勢力への疑惑が広がっている。そして、31日にモスクワで爆弾テロ、9月1日に北オセチア共和国学校占拠事件が相次いだ。ロシアに予期せぬテロの波が押し寄せた。

 この騒ぎの中で気になることがあった。ロシア連邦保安局(FSB)が従来以上に表舞台に出ていることだ。プーチン大統領は同時墜落事件発生直後、FSBに捜査を指示したとわざわざロシア・メディアは報じた。その後、FSB主導の情報提供が続く。

 FSBとは元々、防ちょう機関だ。旧ソ連の国家保安委員会(KGB)の後身で、プーチン大統領の出身母体でもある。この組織はエリツィン前大統領時代には権限が縮小されたが、プーチン大統領になって次第に復活してきた。政権2期目に入り、FSBは省庁と同格になり、再編強化を進めている。そのさなかに旅客機同時墜落事件が起き、FSBは存在感を増した。

 現在、このFSBを中心に内務省、軍など治安機関出身者でつくる派閥勢力「シロビキ」が、大統領府の実権を握っている。ユコスのホドルコフスキー元社長に対する脱税・横領罪などの訴追に関しても、シロビキの影が指摘された。

 その「影」は、ユコス問題でも表舞台に登場した。シロビキの最大実力者とされるセチン大統領府副長官は7月末、国営石油大手ロスネフチの取締役会長を兼務した。日本で言えば、内閣官房副長官が在任中に1部上場企業社長を兼ねるような異例さだ。ロスネフチは、巨額の追徴課税で経営難に陥ったユコスを吸収する可能性がある。「プーチン政権強権派がいよいよ新興財閥の牙城・エネルギー部門の国家統制に着手した」(業界関係者)といえよう。

 こんな国の形をロシア国民は91年末のソ連崩壊の際に望んでいただろうか。人々が依然として口を閉ざしがちな旧KGB勢力の台頭を。そうではなかったはずだ。ロシア社会の硬直化には独特の背景があると思う。それは、政党政治の未確立にある。

 新生ロシアの指導者になったエリツィン前大統領、プーチン現大統領は2人とも、政党に属さないだけでなく新政党をつくろうとしなかった。翼賛的な政党との連携工作は図っても、自ら新党の党首になり民意反映のため議会多数を得るという発想はない。この点は同じ旧共産圏でも東欧諸国は異なる。例えば、チェコのクラウス大統領はかつて、89年の「ビロード革命」の後に「まず自分の政党結成を考えた」と述べた。

 ロシア大統領は強大な権限をもつが、個人のカリスマ性の持続に限界がある。政党という土台をもたない指導者は何らかの支えが必要だ。エリツィン時代はそれが新興財閥だった。そしてプーチン大統領は、新興財閥への反発をてこに治安機関出身者を登用した。

 旧KGBの研究書を著したロシア人ジャーナリスト、エフゲニヤ・アルバツさんはこう推測する。「ロシアはまだ絶対権力志向の封建社会だ。プーチン大統領の側近たちも結局抗争を始める。本当の政治改革を求めて10年以内に大変動が起きるかもしれない」

 実は国民の多くは民意不在の気まずさを感じている。「このままでいいのか」という懸念を込めて。

 野党が壊滅状態で議会による異議申し立てができない実情があるにせよ、政治変革はロシアの中心課題として残っている。プーチン政権2期目はその風雲に揺れる可能性がある。

毎日新聞 2004年9月3日 東京朝刊

568とはずがたり:2004/09/04(土) 08:30
ロシアの民主化・人心の安定は何時になったら実現するのかね?
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/study/2246/1070808775/88 麦酒CM制限
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/205 ユコス取りつぶし
>>565-566 チェチェン紛争
>>567 毎日社説
飛行機同時墜落もあったねぇ

569とはずがたり:2004/09/04(土) 09:04
墜落ヘリの機体に放射性物質も 米軍機事故
http://www.asahi.com/national/update/0903/029.html

 沖縄県宜野湾市で起きた米軍ヘリコプター墜落事故で、在日米国大使館は3日、墜落したCH53Dの部品に放射性物質が使用されていたことを明らかにした。

 同大使館によると、6枚ある回転翼の付け根部分に、放射性同位体ストロンチウム90を含む安全装置が取り付けられていた。事故後、5個は発見された。1個は燃焼したとみられるという。

 同大使館は「予備調査結果は、墜落現場に放射能汚染の痕跡は存在しないことを示唆している」としている。

 沖縄県は、米軍とは別に土壌調査をしており、近く結果が明らかになる。県基地対策室は「住民には放射能汚染への不安感がある。県が日米両政府に申し入れている関係機関の合同調査で詳細に調べ、明らかにしていきたい」としている。

(09/03 20:15)

570とはずがたり:2004/09/04(土) 18:44

>>563-564

韓国ウラン濃縮、「一度だけ実験許可」 所長が証言
http://www.asahi.com/international/update/0904/007.html

 国際原子力機関(IAEA)に未申告でウラン濃縮実験を実施したことが明らかになった韓国原子力研究所の張仁順(チャン・インスン)所長は3日、朝日新聞に対し、「研究者たちの求めでウラン分離(濃縮)実験を1度だけ、私が許可した」と語った。実験が行われた00年当時、「この程度の実験まで政府に報告する必要がない」と考え、韓国政府に報告しなかったという。実験施設はすでに解体したといい、軍事転用の意図を強く否定した。

 張所長によると、ウラン濃縮実験は、核燃料棒制御に応用するためガドリニウムと呼ばれる物質のレーザー分離研究プロジェクトの一環だったという。

 この研究は約10年間続き、00年の終了直前、5、6人の研究チームから「(レーザー分離を)ウランでも試してみたい」との声が出た。学問的価値があると判断した張所長が実験を1度だけ許可し、0.2グラムのウラン分離に成功したという。

 研究チームのリーダーは物理の専門家で、同研究所の職員。

 張所長は「0.2グラムなら隠すこともできたが、今年、韓国がIAEA追加議定書を批准したのを受け、国際社会に我々の実験をはっきり報告しようと思い、初めて政府に報告した」と述べた。

 ウラン濃縮度は核兵器レベルに近い約80%に達していたとされるが、張所長は「(レーザー分離装置に)付着した部位により濃淡があった。最大値は聞いていないが、平均すると10%程度だったと承知している」と話した。

 核兵器への転用について張所長は「これは学問だ。学者の好奇心からガドリニウム分離実験の最後に1度だけ(ウラン濃縮を)試し、微量を分離しただけだ」と全面的に否定。「(核計画を隠した)リビアやイランと違って、我々は透明でオープンだ。今回の件を(事後に)報告した通り、今後も国際規範を守っていく」と述べた。

(09/04 09:53)

571とはずがたり:2004/09/06(月) 18:50
大丈夫かなぁ,ドイツ社民党…。

ドイツの州議会選で国政与党の社民党大敗、極右が躍進
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000102-yom-int

 ドイツ西部ザールラント州の州議会選挙が5日、行われ、即日開票の結果、前回選挙(1999年)で州政権を奪った保守のキリスト教民主同盟(CDU)がさらに得票率を伸ばし、議席の過半数を制した。

 国政与党の社会民主党(SPD)は13・6ポイントも得票率を減らし、同州では戦後最低となった。シュレーダー首相が進める雇用制度改革に対する有権者の反発と失望の表れで、社民党の退潮傾向には歯止めがかかりそうにない。

 暫定開票結果によると、得票率はCDU47・5%(前回45・5%)、社民党30・8%(44・4%)、緑の党5・6%(3・2%)、自由民主党(FDP)5・2%(2・6%)の順。緑の党と中道の自民党は議席確保に必要な5%の壁を越え、既成政党4党が議会に顔をそろえた。しかし、連邦政府が非合法化しようとした極右の国家民主党(NPD)が4%と躍進、既成政党への有権者の不満も膨らんでいる。

(読売新聞) - 9月6日10時54分更新

572とはずがたり(1/3):2004/09/06(月) 18:53
<中国>ムチからアメへ、転換期の人口政策
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000001-nna-int

中国政府は今年、農村部の人口政策で大きな方針転換を打ち出した。「多子を処罰」する従来の方法論から、「少子を奨励」へ切り替える試みだ。背景にあるのは、厳しい出産制限によって生じた男女比率の不均衡という弊害。食糧やエネルギーなど、世界経済にも大きな影響を与える中国の人口問題は、「絶対数の抑制」と「構造の改善」という課題の両立を迫られ、かじ取りの難しさを増している。

中国政府は2004年から、西部5省・直轄市(四川、雲南、甘粛、青海、重慶)および中部9省(河北、山西、黒竜江、吉林、江西、安徽、河南、湖南、湖北)の一部農村地域と貴州省遵義市で、「農村部分計画生育家庭奨励扶助制度」の試行を開始した。

これは、政府の人口政策を忠実に実施した夫婦に報奨金を与えるというもので、違反者を罰することを柱としてきた従来の方法とは180度の発想転換といえる。人権への配慮を深めた政策であることはもちろんだが、背景には20年余りに及ぶ人口増加抑制策で、さまざまな弊害が浮上していることも見逃せない。

■出産制限の現状

中国の人口政策でまず思い浮かぶのは、何といっても「一人っ子政策」だろう。ただ、こうした呼び方を中国政府は歓迎しておらず、国家人口・計画生育委員会の張維慶主任は先ごろ、中央電視台(CCTV)のインタビューで「(1人しか産めないという概念は)我々の過去の一時期の宣伝に、西側メディアによる扇動が加わったものだ」と述べている。

中国で「計画生育」の必要性が声高に唱えられるようになったのは1970年代だ。このころには「1人でも少なくない、2人がちょうど、3人は多すぎる」というスローガンが登場。急激な人口増加への対応が始まった。

そして80年9月25日、共産党中央は「人口増加をコントロールする問題に関する、すべての共産党員、共産主義青年団員への公開書簡」(9・25公開信)を発表する。書簡には、「1夫婦は1子しか生育しないことを提唱する」と明記されており、これが「一人っ子政策」の原形になった。

続く82年9月の共産党・第12回全国代表大会では、計画生育は「基本国策」と位置づけられ、政府による人口コントロールが本格化。2002年9月に施行された人口政策に関する初めての法律「人口・計画生育法」でも、「晩婚晩育を奨励し、1夫婦1子を提唱する」との基本方針を改めて確認した。

ただ、張主任が指摘するように、中国が掲げる「計画生育」と「一人っ子政策」はイコールではない。1人しか出産が認められないのは主に都市部で、中国の大部分を占める農村部や少数民族地区では2人目、3人目が認められるケースが多い。都市部でも両親が共に一人っ子であれば、2人目を出産してもよいことになっている。それぞれの地域ごとに適した運用がなされているのが実情だ。

573とはずがたり(2/3):2004/09/06(月) 18:54

■やらなければ16億人

中国の人口は、03年末で12億9,227万人に達している。張主任はCCTVのインタビューで、70年代からの計画生育政策の成果について「誕生人数を3億人余り減らした」との見方を明らかにした。出産制限を実施しなければ、いまごろは16億人に達していたことになる。

出生人数は80年代後半から減少基調に入り、82年には15.68‰だった人口自然増加率は98年に2けたを割り込み、03年は6.01‰まで低下した。1人の女性が一生の間に出産する子どもの平均数を表す合計出生率は、既に先進国並の1.8。年齢別の人口構成は、00年以降、生産力となる15〜64歳の割合が約70%を占めており、現時点では中国の経済成長にプラスになっていることは間違いない。

■高齢化と男女比の不均衡

一方で、無視できない問題が顕在化している。一つは社会の高齢化であり、もう一つは男女比率の不均衡だ。

現在、60歳以上の人口は、全人口の1割に当たる約1億3,000万人。国家人口・計画生育委員会の予測によれば、2030年には全人口の約4分の1を占めるようになる。年金制度などがまだ十分に確立されていない中国にとって、「大躍進」のあおりで出生率がピークに達した1960年代生まれの国民が高齢者となる2030年前後までに、社会保障を整備することが大きな課題といえる。

だが、それにも増して深刻な問題が男女比率の不均衡だ。中国の出生人口性別比は、81年の調査で108(女児100人に対し男児108人)、89年に111、00年には117と、男児の割合が年を追うごとに増加。国際的な警戒ラインとされる107を大きく超えている。

■広東では130:100に

特にバランスが悪いのは海南、広東、湖北、安徽、湖南など(表参照)。広東省を例にとると、この年に生まれた子供たちが学校に上がるとき、40人のクラスに男子23人、女子は17人というバランスになる計算だ。

00年の調査データを基にすると、全国の0〜15歳の年齢層では、男性人口が女性を1,883万人上回っている。こうしたアンバランスは、独身男性の急増といった表面的な問題から、性犯罪の増加など社会の安定を損なう危険性をはらんでいる。

■子は老後の保障

前述の「農村部分計画生育家庭奨励扶助制度」が導入された大きな狙いの一つは、まさに人口増加の抑制と性別比の是正を両立することにある。

地域別で性別比が比較的正常なのは、チベット、新疆、貴州、内モンゴルなど。いずれも少数民族が多く、人口密度の低い地域であり、逆に人口密度が高いために計画生育が厳しく実施されている地域ほど、男女比のバランスが崩れるという特徴が見られる。

574とはずがたり(3/3):2004/09/06(月) 18:54

新生児の性別比に差が出るのは、言うまでもなく技術の普及により妊娠中の性別判定が一般的になったからだ。政府は非合法な性別判定や医療措置を厳しく取り締まっているが、出産できる人数が制限されれば、それだけ「産み分け」の需要が高まることになる。

また、男児比率は第1子よりも第2子のほうが明らかに高くなることも分かっている。農村部では現在、第1子が女児だった場合は第2子を認めるという「一人っ子半政策」が取られており、「2人目こそは確実に」との心理が働くのだろう。広東省で性別比の不均衡が目立つようになったのは、ちょうど同省で「一人っ子半政策」を導入した1998年以降だとの指摘もある。

では、なぜこれほど男児を求めるのか。中国伝統の思想的背景に加え、農村部ではさらに切実な理由がある。一つには労働力になること、そしてより重要なのが老後の保障だ。社会保障が未整備の農村では、年をとって働けなくなったとき、頼れるのは子ども、それも家を継いでくれる息子ということになる。

中国の計画生育はこれまで、罰金や職場からの追放といった罰則で出産を規制してきたが、それでも農村では男児が必要だった。今回の「農村部分計画生育家庭奨励扶助制度」は、罰則では押さえつけることのできなかった、農村住民たちの不安を解決するための政策だ。

具体的には、60歳以上で子どもが1人だけ、または女子が2人だけの夫婦が表彰の対象。年間600元以上の報奨金を、死亡するまで毎年受け取れることになった。

老後の憂いが無くなれば、「子どもを多く、男子を多く」という旧来の観念に自主的な変化が期待できる。現在は一部地域で始まったばかりの試みだが、制度運用が確立されれば全国の農村に拡大していく方針という。

■都市部では2人目願望

02年の「人口・計画生育法」施行に伴い、各地で地方基準となる「人口・計画生育条例」が制定された。その際、江蘇省では「人口の資質を引き上げるため、修士以上の高学歴者には第2子を認める条文が盛り込まれる」といううわさがまことしやかに流れたという。結局、同省をはじめ各地の条例とも、再婚者への制限緩和など微調整にとどまった。

ただ、こうしたうわさが広まるということ自体、「一人っ子政策」が厳格に適用されている都市部で、緩和を望む声が高まっていることの反映とも言えそうだ。北京零点調査公司が行った調査では、北京、広州などのホワイトカラーのうち、子ども2人を理想とした人の割合は、同1人に比べ34.6ポイント上回っていたという。

国家人口・計画生育委員会は、現在の都市部の政策を当面は維持する方針を表明している。計画生育が効果を上げたとはいっても、今後も16億人近くになるまで人口増加は続くと予測されるからだ。

都市部ではこれから、2人目の出産が認められる一人っ子世代が出産適齢期に入る。離婚・再婚者の増加も、計画生育にとっては不安定要素だ。加えて、社会体制の変化の中で政府の役割は縮小に向かっており、政策を実施していくうえで行政の管理機能が減少することも懸念されている。<月曜特集>
(NNA) - 9月6日11時6分更新

576名無しさん:2004/09/10(金) 01:57
82年にプルトニウム抽出、韓国政府が発表
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040909it14.htm

 【ソウル=福島恭二】韓国政府は9日、政府傘下の韓国原子力研究所が
1982年4、5月にプルトニウム抽出実験を秘密裏に行い、
数ミリ・グラム単位の微量のプルトニウムを抽出していたことを認め、
発表した。
 発覚したばかりのウラン濃縮実験(2000年)とは別の新たな実験が
明るみに出たことで、韓国政府に対する国際社会の不信がさらに高まるのは
必至だ。

韓国、80年代初頭にプルトニウム実験
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040909it04.htm

 【ワシントン=菱沼隆雄】米政府高官は8日、韓国が1980年代初頭、
核兵器の材料となる微量のプルトニウムを生み出すような実験を行っていた
ことを明らかにした。
 韓国政府は、2000年にウラン濃縮実験を行い、微量の高濃縮ウラン生産に
成功したことを認めているが、プルトニウムにかかわる実験が行われていたことが
明らかになったのは初めて。

577杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/09/12(日) 12:34
日韓の文化交流が進んだとは言え、矢張り歴史認識などで摩擦が起こりますか・・・・・

チェ・ミンソの『亡国のイージス』出演に批判集中
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/10/20040910000044.html

 チェ・ミンソが日本の極右映画出演のために光州(クァンジュ)国際映画祭への参加を拒否された。
 光州国際映画祭側は9日午後、第4回光州国際映画祭の閉幕式の司会を務める予定だったチェ・ミンソを交代させる緊急決定を
下した。
 映画『ドント・テル・パパ』で共演したチョン・ウンインとチェ・ミンソは11日午後、光州市庁大会議室で行われる光州国際映画祭閉
幕式の司会を務める予定だった。
 映画祭側は最近、チェ・ミンソが日本の自衛隊の再武装を促す映画『亡国のイージス』への出演が決まったという報道を受け、今
回の決定を下した。
 映画祭側は10日午前、「まだ新たな司会者は決まっていない」と明らかにした。
 これに対してチェ・ミンソ側は遺憾の意を表している。
 チェ・ミンソの所属事務所は報道資料を通じて「映画『亡国のイージス』は報道で伝えられているような極右映画ではなく、日本自身
を批判した作品で日本社会の病弊や無責任さを風刺した映画」と説明した。また、「制作発表会場で阪本順治監督が自衛隊の再武
装を強調したという報道も事実とは異なる」と明らかにした。
 日本で『亡国のイージス』の撮影を行っているチェ・ミンソも同様に「報道されたような私が北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のス
パイ役を務めるという描写はシナリオのどこにもない。冷徹なカリスマを持ったジョンヒという人物は日本社会の不条理に目覚め、自
身のアイデンティティを探す人物」と強調した。
 チェ・ミンソは映画初主演作の『ドント・テル・パパ』が好調な一方で、「日本の極右映画出演」という報道のために世論の批判を浴
びている。

578杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/09/12(日) 12:37
を批判した作品で日本社会の病弊や無責任さを風刺した映画」と説明した。また、「制作発表会場で阪本順治監督が自衛隊の再武

BoAの『多黙 安重根』PR 日本で敏感な反応
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/10/20040910000036.html

 BoAの映画『多黙 安重根』のPRが日本で敏感な反応を示している。
 日本の日刊スポーツは10日、「BoAが伊藤博文暗殺犯の映画を韓国でPR」というタイトルの記事を通じて「歌手のBoA(17、韓国)
が、伊藤博文を暗殺した安重根を題材とした韓国映画「多黙 安重根」(10日公開)のプロモーション活動を行う」と8日付けの朝鮮日
報電子版(スポーツ朝鮮報道)を引用して伝えた。
 同紙はまた、「8日、BoAはアイドルグループの東方神起とともに、ソウル劇場で特別試写会を開催。さらに試写会に先立ち安重根
記念事業会に5000万ウオン(約500万円)を寄付する予定。寄付を受ける記念事業会側は、BoAらに感謝状と名誉会員証を授与す
る」と伝えた。
 安重根義士に対して同紙が否定的イメージの「暗殺犯」という言葉を使って報道したのは、BoAの今回の映画PRと巨額の寄付が
日本では好ましく思われていないということを示している。
 特にBoAがオリコンチャートで1位を獲得するなど、日本でトップレベルの人気を誇るアーティストなだけに、今回の行動は多くの注
目を集めている。

BoAが伊藤博文暗殺犯の映画を韓国でPR
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-040909-0017.html

 歌手のBoA(17=韓国)が、伊藤博文を暗殺した安重根を題材とした韓国映画「多黙 安重根」(10日公開)のプロモーション活
動を行うと、8日付の朝鮮日報(電子版)が伝えた。
 8日にアイドルグループの東方神起とともに、ソウル劇場で特別試写会を開催。さらに試写会に先立ち安重根記念事業会に5000
万ウオン(約500万円)を寄付する予定と報じられた。寄付を受ける記念事業会側は、BoAらに感謝状と名誉会員証を授与するとい
う。                                                                 [2004/9/9/19:41]

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

579とはずがたり:2004/09/12(日) 16:19
どうなっちゃってるの?この国は。

北朝鮮:9日に北部で大規模爆発、キノコ雲観測 韓国報道
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040912k0000e030023000c.html

韓国の通信社、聯合ニュースは12日、北朝鮮北部の両江道の中国国境近くで9日、大規模な爆発が起きたと報じた。北京の消息筋の話として伝えた。爆発現場で直径3.5〜4キロのキノコ雲が観測され、米国などが人工衛星で捕らえた爆発跡の分析を急いでいるという。死傷者の有無は不明。韓国の鄭東泳(チョンドンヨン)統一相は12日、記者会見し「爆発事故の兆候があったとの報告を受け、事実関係を確認中だ」と語った。

 報道によると、爆発が起きたのは北朝鮮の建国記念日にあたる9日の午前11時ごろ。爆発の規模は今年4月、平安北道の竜川駅で起きた列車爆発事故より大きいという。

 爆発が核実験との見方について鄭統一相は、「現段階では無関係だと判断している」と述べた。

 北朝鮮では4月22日、竜川駅で列車の積み荷が爆発、150人以上が死亡、1300人以上が負傷した。

 今回爆発のあった両江道の北部は、中国吉林省集安市に近く、白頭山の西側の山岳地帯。家具や竹製品の生産地だ。
毎日新聞 2004年9月12日 14時51分

580とはずがたり:2004/09/12(日) 16:20
コスタリカ:
「イラク戦争支持は違憲」、最高裁が決定 「有志連合」脱退、米に要請
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/archive/news/2004/09/12/20040912ddm007030079000c.html

 コスタリカ最高裁の憲法法廷は8日、米英など多国籍軍によるイラク戦争を政府が支持するのは、常備軍を禁じ戦争を放棄する同国の49年憲法に違反するとの決定を7判事の全会一致で下した。これを受け、同国のトバル外相は9日、米政府に対し、現在49カ国で構成される「有志連合」からコスタリカを外すよう要請した。

 コスタリカのパチェコ大統領とトバル外相は、イラク戦争開戦直前の昨年3月19日、「対テロ戦争の連合を支持する」との文書に署名し米国が率いる有志連合に加わった。直後、同国の護民官や弁護士団体が「コスタリカによる軍事行動支持は違憲で、イラク攻撃は国連安保理の承認も得ていない」と非難し、政府に撤回を求めた。

 護民官らの告発状によると、パチェコ政権は「連合参加は道義的なもので軍事支援ではない」「米国などテロ被害国の戦いは我が国の平和主義と矛盾しない」と解釈し、撤回を拒否してきた。米側も「我々はコスタリカの平和主義を尊重し、軍事支援は求めない」と表明してきた。
毎日新聞 2004年9月12日 東京朝刊

581とはずがたり:2004/09/12(日) 16:40
>>479
建国記念日だったんだな。事故にしてはタイミングが良すぎる。反体制派の攻撃だとしたら其れを糊塗するために新型爆弾の実験に成功などと発表したら大変な事になるな…。

核実験の可能性否定 北朝鮮爆発で米当局者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040912-00000042-kyodo-int
 米国務省当局者は11日、北朝鮮で大規模な爆発があったとの報道に関し「キノコ雲や核実験ではないと確信している」と述べ、核爆発や核実験の可能性を否定した。ロイター通信が伝えた。
 同当局者はさらに「核実験のような兆候は何も得ていない。(核実験との)報道は全く根拠がない」と強調した。
 また、別の米当局者は爆発があったとされる9日、北朝鮮に核実験の準備とみられる動きがあったことを確認していたとした上で「(準備かどうか)はっきりとした結論は出してない」と述べた。
(共同通信) - 9月12日15時50分更新

北朝鮮北部で9日に大爆発=付近にテポドン発射基地か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040912-00000712-jij-int
 韓国の複数の外交筋などは12日、北朝鮮北部の両江道で今月9日、大規模な爆発が起きたことを明らかにした。通信社・聯合ニュースが報じたもので、爆発の規模は150人以上の死者が出た4月下旬の竜川の列車爆発事故より大きいという。韓国の鄭東泳統一相は12日の記者会見で、「爆発事故の兆候があったとの報告があり、確認中だ」と語った。
 韓国外交筋によると、爆発は9日午前11時ごろ、中国と国境を接する両江道金亨稷郡で起きたとみられ、爆発現場の上空には直径3.5〜4キロのきのこ雲のような形の煙が観測されたという。同筋は「単なる爆発ではないようだ」と話している。
 北朝鮮をめぐっては、米紙ニューヨーク・タイムズが12日付で、米国情報機関が最近、北朝鮮の核開発に動きが出ており、核実験を準備しているとの見方もあると報じていた。鄭統一相は核実験の可能性について、「一部で(核実験と)関連する報道があるようだが、それとは関係ないと把握している」と語った。
 今回の爆発の痕跡は、米国の人工衛星にとらえられており、米国など関係国が事実関係の確認を急いでいる。爆発現場の付近には、弾道ミサイル「テポドン1、2号」を発射できる基地があるとの情報もある。 
(時事通信) - 9月12日15時1分更新

<北朝鮮>9日に北部で大規模爆発、キノコ雲観測 韓国報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040912-00000017-mai-int

韓国の通信社、聯合ニュースは12日、北朝鮮北部の両江道の中国国境近くで9日、大規模な爆発が起きたと報じた。北京の消息筋の話として伝えた。爆発現場で直径3.5〜4キロのキノコ雲が観測され、米国などが人工衛星で捕らえた爆発跡の分析を急いでいるという。死傷者の有無は不明。韓国の鄭東泳(チョンドンヨン)統一相は12日、記者会見し「爆発事故の兆候があったとの報告を受け、事実関係を確認中だ」と語った。
 報道によると、爆発が起きたのは北朝鮮の建国記念日にあたる9日の午前11時ごろ。爆発の規模は今年4月、平安北道の竜川駅で起きた列車爆発事故より大きいという。
 爆発が核実験との見方について鄭統一相は、「現段階では無関係だと判断している」と述べた。
 北朝鮮では4月22日、竜川駅で列車の積み荷が爆発、150人以上が死亡、1300人以上が負傷した。
 今回爆発のあった両江道の北部は、中国吉林省集安市に近く、白頭山の西側の山岳地帯。家具や竹製品の生産地だ。
(毎日新聞) - 9月12日14時59分更新

582名無しさん:2004/09/15(水) 00:52
韓国が金属ウランも生産、申告違反また判明
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040913it13.htm

 【ウィーン=石黒穣】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が13日開幕し、
エルバラダイ事務局長は冒頭報告で、韓国がこれまでに公表したプルトニウム抽出実験
(1982年)、ウランのレーザー濃縮実験(2000年)に加え、1980年代にも
事前申告なしに濃縮の前段階に当たる転換実験を行っていたことを明らかにした。

 事務局長は一連の実験に「深刻な懸念」を表明。次回11月の理事会までに包括的な
報告を行うと約束するとともに、韓国に最大限の情報開示を迫った。

 報告によると、80年代、天然のウランを濃縮に適した金属ウランなどに変える転換施設
3か所が未申告で設けられ、そこで金属ウラン150キロが作られた。
うち2・5キロがレーザー濃縮実験に使われたという。

 IAEAの保障措置(核査察)協定では、転換施設は設計情報を申告して査察を受ける義務がある。
生産した金属ウランも数量を厳密に申告する義務がある。

 レーザー濃縮では金属ウランを加熱、蒸気にしてレーザーを当てる。蒸気を作る工程も
試行錯誤が必要で、濃縮の本番に先立って関連実験が行われた可能性もある。

588名無しさん:2004/10/01(金) 01:14
<韓国人対外認識調査>「わが国も核兵器持つべき」51%
http://japanese.joins.com/html/2004/0930/20040930215050400.html

 世論調査の回答者は、国益に脅威となりうる懸案のうち、国際テロリズムを最大の脅威に選んだ。
61%が「非常に脅威だ」と回答した。 大規模テロに遭遇したことのない国としては非常に高い数値
を示している。 この傾向は、回答者の75%が北朝鮮の核兵器保有を信じているが「非常に深刻な脅威」と
とらえている人は39%に過ぎなかった点と対照的だ。 比較的抽象的な要因よりも具体的な要因に対する
危険性を低く見ていることになる。

 安保に対する認識の皮相さは、安保問題を解決する手段への態度としても受け止められよう。
わが国民は、得てして非常に平和主義的な態度を見せる。 回答者の30%は「他国が先制攻撃を
したからといって戦争を正当化できない」と回答している。 残りの34%は「相手国が先制攻撃を
仕掛けてきた後なら戦争は正当化される」と回答した。

 しかし、解決手段については相当攻撃的だ。 回答者の75%が「国際社会で生き残るためには強力な
軍事力が必要だ」と答え、さらに驚くべきことに過半数(51%)が「韓国も核兵器を持つべきだ」と
回答した。しかし、そのような手段を備えるだけの軍事費支出については消極的な立場を見せている。

592とはずがたり:2004/10/06(水) 13:01
米軍再編「座間司令部」 極東超え重要拠点に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041006-00000005-san-pol

国内に反対論も 撤回なら同盟影響
 海外に展開する米軍の再編にからむ日本と米国の協議で、米陸軍第一軍団(ワシントン州)のキャンプ座間(神奈川県)への司令部移転問題が焦点となっている。日本政府内に、日米安保条約に抵触しかねないと移転の白紙撤回を求める意見があるためだ。六日から訪米する町村信孝外相も五日の記者会見で、米軍再編と安保条約の整合性を議論する考えを示した。日本側が提案を突っぱねれば、米軍は再編計画の見直しを迫られることになり、良好な日米同盟に影響を与えるのは必至だ。
 軍団とは複数の師団を束ねたもの。第一軍団の場合、第二歩兵師団第三旅団と第二十五歩兵師団第一旅団などワシントン州のフォート・ルイス所属の約二万人の兵士と、ほぼ同数の陸軍予備軍、州兵で構成される。
 今回計画されているのは部隊ではなく、四百−五百人の将校から成る司令部の移転だ。日本に「前進」させることで、北アフリカ、中東、中央アジア、南西アジア、東南アジアに及ぶ「不安定の弧」と呼ばれる米軍にとっての脅威対象地域の指揮・統制を効果的に行おうというねらいだ。
 その意味で米軍にとって戦略拠点としての日本の重要性が増す。裏返せば、日本が移転を拒否した場合、「同盟国としての日本の比重が低下する」(防衛庁筋)。
 それでも、日本政府内に慎重論があるのは、中東、北アフリカまでをも指揮・統制下に置く司令部がキャンプ座間にくれば、安保条約第六条の「極東条項」の範囲を逸脱するとの懸念からだ。
 「極東条項」をめぐっては、外務省には新たな日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の「周辺事態」の範囲について、「極東とその周辺を超えない」と答弁した当時の高野紀元北米局長(現駐韓大使)が事実上、更迭された苦い経験がある。外務省幹部は「極東条項は憲法のように重く受け止めないといけない」と強調する。
 もっとも、外務省でも湾岸戦争やイラク戦争に在日米軍から部隊が派遣されていることを挙げ、「極東条項にこだわるのは実態にあわない」(別の幹部)との声も強く、調整はついていない。
 一方、神奈川県など地元自治体は米軍拡充は受け入れ難いとの立場だが、政府関係者は「実戦部隊が来るわけではないので、騒音問題などは起きない」としている。
(産経新聞) - 10月6日3時7分更新

593とはずがたり:2004/10/08(金) 12:08
取材源秘匿のNYタイムズ記者に収監言い渡し 連邦地裁
http://www.asahi.com/international/update/1008/006.html

 米ホワイトハウス高官が国家機密である中央情報局(CIA)秘密工作員の名をメディアに漏らしたとされる疑惑で、ワシントンの連邦地裁は7日、取材源の秘匿を理由に大陪審での証言を拒んだニューヨーク・タイムズ紙のジュディス・ミラー記者に最長18カ月の収監を言い渡した。

 この決定についてトマス・ホーガン判事は「取材源の秘匿に関し、記者は憲法による絶対的な保護を与えられているわけではない」と述べ、証言拒否は法廷侮辱にあたるとの判断を示した。

 収監は、ミラー記者が証言に同意するまで、最長で18カ月に及ぶ。タイムズ社は控訴し、収監は高裁の審理終了まで保留された。今年末か来年初めには判断が示される見通しだが、決定が覆る可能性は低いという。

 漏洩(ろうえい)疑惑は昨年7月、保守系コラムニストのロバート・ノバク氏が、ジョセフ・ウィルソン元駐ガボン大使の妻がCIA工作員だと書いたのが発端になった。続いてタイム誌などが類似の報道をした。その後、情報はホワイトハウス高官の漏洩だったとの疑惑が生じた。

 工作員情報の漏洩は重罪になるため、漏洩者の特定のために司法省は特別検察官を指名。これまでにタイム誌、ワシントン・ポスト紙の記者ら少なくとも5人が召喚状を受け、裁判所での証言を求められた。ミラー記者は工作員の身分を記事にはしなかったが、情報源と接触したとして召喚状を受けていた。

 収監の決定についてタイムズ社のアーサー・サルツバーガー・ジュニア社主は「取材源の秘匿は、ウォーターゲート事件報道などのような記事を成り立たせるために決定的に重要」とコメントを発表し、抵抗する姿勢を強調している。

 ミラー記者はカイロ特派員などを経験して米国防総省にも通じ、中東やテロ、大量破壊兵器問題を専門にしている。 (10/08 10:27)

594名無しさん:2004/10/09(土) 02:56
日中中間線 中国、86年に埋蔵把握 天然ガス分布図作製
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041008-00000001-san-pol

 中国が日本政府の抗議を無視する形で東シナ海のガス田「春暁鉱区」の採掘事業を進めている問題で、
中国政府は二十年ほど前から、海底地質調査で同鉱区が「日中中間線」をまたいで分布していることを
把握していたことが七日、分かった。
「中国は確信犯的に日本の海洋資源を侵犯しようとしている」(政府高官)との疑念が裏付けられた。
日本側は事実関係を中国側に問いただし、詳細な資源データの開示を要求しているが、
中国側は明確な回答を拒否している。
 政府筋によると、中国政府の海底地質調査の結果が、中国・地質砿産省海洋地質統合大隊が一九八六年に
出版した「東海(東シナ海)石油地質図集」に記載されていた。
 この地質図は、カラー刷りで資源埋蔵の分布状況が詳細に色分けされており、春暁鉱区は南北に約三十五キロ、
東西に六キロほどの楕円(だえん)状で、「埋蔵の可能性が最も高い」ことを示す赤で色づけされている。
 日本政府が、この地質図に「日中中間線」を重ねたところ、同鉱区は中間線をまたいで広がり、六対四の割合で日本側に分布していた。
中国側の採掘施設は、中間線から中国寄りに二−三キロの北緯二八度二一分、東経一二四度五八分の位置にあり、
海底パイプラインが完成すれば、年間二十五億立方メートルの天然ガスの生産が見込まれるという。
 日本側はすでに、外交ルートで中国側に地質図の存在を指摘し、「日本側の資源も採取されるのは確実だ」と主張。
中国側はしかし、地質図の存在は認めたものの、日本側の埋蔵資源を採取する可能性については回答を避け、共同開発を提案している。
 日中両国は平成十年から「海洋法の問題に関する日中協議」をスタートさせたが、決着していない。
このため、経済産業省は、今年七月から三カ月間の予定で中間線の日本側海域で天然ガスや石油の地質調査に着手。
年内にも調査結果をまとめる。

595とはずがたり:2004/10/09(土) 03:01
2004年10月09日(土)
きょう豪州総選挙 “やり手”レイサム党首 就任わずか10カ月で労働党盛り返し
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20041009/KOKU-1009-03-02-34.html

 九日に投開票されるオーストラリア総選挙で、最大野党・労働党のレイサム党首(四三)の選挙戦での健闘ぶりに驚きの声が上がっている。与党・保守連合(自由党と国民党)を率いるベテランのハワード首相(六五)と互角に渡り合い、約八年半ぶりの政権奪取を射程に収めるところまで党勢を盛り返した。

 オーストラリア経済は好調で、第二・四半期の国内総生産(GDP)は4・1%の伸びを示し、失業率も5・6%と約二十年ぶりの低水準にとどまっている。実際、「政権交代の理由が見当たらない」(英誌エコノミスト)と評される中、レイサム氏が労働党を率いることになったのはわずか十カ月前だった。

 行政経験は、シドニー近郊のリバプール市長を務めた程度。タクシー運転手と料金で争いになり、相手の腕を骨折させた“武勇伝”をもつ一方、多数の経済関係の著作があるインテリ政治家としても知られる。

 その異色ぶりが逆に新鮮さをもって若者層を中心に受け入れられ、「ハワード首相の弱みは『政権も間もなく九年。そろそろ替えどきかな』という有権者の心理」(有力英字誌ファーイースタン・エコノミック・レビュー)を突いて、支持を伸ばす一因となった。

 オーストラリア特有の投票制度が労働党に有利に作用する可能性もある。有権者が選挙区の全候補者に優先順位を付ける方式で、一位の票を50%以上獲得した候補者が当選する。該当者がいない場合、最も一位票の少ない候補者の持ち票が、それぞれの票で優先順位二位にランクされた候補者に再配分される仕組みとなっている。今回カギを握りそうなのが小政党の緑の党。有権者の7%を占めるとみられる支持者のうち、七割が保守連合よりも労働党を二位にランク付けするとのデータもある。

 保守連合と労働党を比較した最新世論調査では、保守連合の支持は50・5%と労働党を1ポイント上回っているだけ。とはいえ、「最終的には経験豊かなハワード氏の保守連合だろう」(在シドニーの政治評論家)との見方が少なくない。

596712@民主党スレ:2004/10/09(土) 08:52
豪州自由党は、自由主義インターではなく、国際民主同盟(保守)の所属なんですね。一方、我が国では、新保守主義の旧自由党は、自由主義インターのオブザーバーでしたが。
http://www.idu.org/

597とはずがたり:2004/10/09(土) 11:53
国王の後継者は?ラナリット氏になるの?

カンボジア・シアヌーク国王、退位の可能性 自ら「宣言」
http://www.asahi.com/international/update/1009/003.html

 カンボジアのシアヌーク国王(81)が退位する可能性が出てきた。国王は療養のため滞在中の北京から書簡を送り、高齢や健康問題などを理由に「退位する」と一方的に宣言。これを受けたカンボジア下院が、これまで終身の地位とされてきた国王に、存命中でも退位を認める法律を8日に可決したためだ。

 国王の「退位宣言」は、息子であるラナリット下院議長が7日に明らかにした。国王はこれまでもたびたび、混乱した政局をおさめる際などに「カード」として退位を口にしては、その地位にとどまり続けてきた。しかし、今回は国王が「後継者が指名されるまで帰国しない」と強調したため急きょ、新しい法案が審議された。

 カンボジア憲法では国王は終身の地位とされており、これまで法的には退位はできないと解釈されてきたが、新しい法律は、「王室評議会」が国王の死去または退位から7日以内に後継者を選ぶと規定し、国王の退位に道を開いた。

 ラナリット議長は「国王の希望で法律を審議したが、国王が翻意してくれることを望んでいる」として、9日にも説得のため北京に向かうことにしている。

(10/09 10:20)

598名無しさん:2004/10/10(日) 01:58
ハワード政権与党が大勝 イラク派兵争点の豪総選挙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041009-00000167-kyodo-int

 【シドニー9日共同】イラクへの部隊派遣の是非などを争点としたオーストラリア総選挙は9日、
投票が行われ、即日開票の結果、ハワード首相(65)の率いる与党、保守連合(自由党と国民党)が
下院(定数150)の過半数を大幅に上回る議席を確保し、大勝した。
 イラク戦争に参加した4カ国では初の国政選挙で、ハワード首相は4期連続で政権を維持、
イラクへの部隊派遣継続の信任を得ることになった。11月2日の米大統領選挙で再選を
目指すブッシュ大統領にとっては追い風となりそうだ。
 8年半ぶりの政権奪回を目指した労働党のレーサム党首(43)は、イラク駐留の
オーストラリア部隊の大半をクリスマスまでに撤退させると公約したが、逆に外交・安全保障面での
経験不足などを指摘され、支持を得られなかった。

(共同通信) - 10月9日20時47分更新

599とはずがたり:2004/10/10(日) 19:53
>>595-599

保守連合、上院も過半数獲得へ=通信最大手の民営化可能に−豪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041010-00000075-jij-int
 9日のオーストラリア連邦下院選挙と同時に行われた上院選挙(定数76、改選議席40)で10日、ハワード首相率いる保守連合(自由党、国民党)が改選前より2議席増の20議席を獲得した。保守連合は、非改選分と合わせて半数の38議席に到達。今月下旬まで続く開票であと1、2議席上乗せする見通しで、上院でも過半数を占める公算が大きくなった。
 そうなれば、上院で野党の抵抗に遭い実現しなかったオーストラリア通信最大手テルストラの完全民営化が可能になる。ハワード政権は、テルストラの政府保有株(51.05%)を放出し、売却益で国の長期債務を一気に返済する構想を打ち出していた。 
(時事通信) - 10月10日19時1分更新

豪与党、上院でも躍進 23年ぶりの両院支配も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041010-00000104-kyodo-int
 9日投票のオーストラリア総選挙は10日までの開票で、ハワード政権与党の保守連合(自由党と国民党)が下院(定数150)で大勝したのに続き、これまで少数派だった上院(同76)でも躍進、3議席増の20議席を獲得し、非改選議席を合わせて定数の半数の38議席を確保した。
 さらに2議席をめぐって他党と争っており、上院でも過半数を制する可能性がある。与党による両院支配は、実現すれば23年ぶり。
 上院定数の半数確保で、ハワード政権は、これまで野党側の抵抗などで行き詰まっていた大手電気通信会社テルストラの完全民営化などの重要法案を成立させることも不可能ではない。
 総選挙前の上院の議席数は保守連合35、労働党28、民主党7、その他6となっており、法案の可決に最大野党の労働党が反対した場合、民主党や無所属議員などの協力が不可欠だった。
(共同通信) - 10月10日18時50分更新

600名無しさん:2004/10/11(月) 00:50
(補足トリビア)
豪州では、下院解散総選挙に併せて、上院の半数改選が行われるのですね。上院が任期途中で改選されるのは、豪州とイタリアくらいだったと思われます。

602とはずがたり:2004/10/15(金) 00:43
シアヌーク国王(81)
 ├―ラナリット殿下(60)
 └―シハモニ殿下(51)

2004年10月13日(水)
波紋呼ぶシアヌーク国王の退位表明…後継に息子を指名
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20041013/20041012id25-yol.html

 カンボジアのシアヌーク国王(81)による突然の退位表明が、波紋を広げている。これまでも再三、退位を口にしたことがあり、「気まぐれ殿下」と呼ばれる国王だが、今回の決意は固く、シハモニ殿下(51)を最有力候補に、政権内部で後継選出の動きが加速している。立憲君主制のもと、政治舞台の隅に追いやられてきた国王だが、ひさびさに存在感の誇示に成功した。

 国王が療養先の北京から出した、退位表明の書簡が下院で読み上げられたのは7日。翌日には、新国王の選出法を定めた「王位継承評議会準備法案」が下院を通過、11日には上院がこれを可決した。憲法では、国王は終身国王として後継指名も許されていないことから、退位の合憲性を疑う声もあったが、憲法評議会が認め、チア・シム国家元首代行(上院議長)が法案に署名した。

 これまでは、シアヌーク国王が退位を口にしても、政治介入の戦術に過ぎず、実際は、王位にとどまってきた。しかし、今回は、新国王の選出まで帰国を拒否する徹底ぶりだ。実子で下院議長のラナリット殿下(60)が、北京を訪れて翻意を促したが成功せず、フン・セン首相も「新国王の選出が遅れれば、カンボジアは大変な状況に陥る」と述べ、事態は急展開した。

 国王がなぜこの時期に退位を表明したのか、真意はなお不明だが、背景には、老いと病の影がある。前立腺がんや糖尿病を患ったほか、今回の北京療養は、腹部の不調が理由とされる。

 地元紙ラスメイ・カンプチアは、国王が存命中に世継ぎ決定を望んだと推量する。

 これまで後継としてはラナリット殿下が有力視されてきたが、国王はシハモニ殿下を指名した。わが子の即位を望むモニク妃の意向が反映していると見られる。また、与党第2党の民族統一戦線の党首を務めるラナリット殿下よりも、政治的に中立のシハモニ殿下の方が、政争に利用されにくく、国王にふさわしいとの判断も働いただろう。

 フランスからの独立運動を率いたシアヌーク国王は、カンボジア現代史を体現する存在である。ポル・ポト派政権による混乱、ベトナム軍の侵攻を経て、93年に王位に返り咲いた。しかしそれ以降は、現在与党第1党の人民党を率いるフン・セン首相が政治基盤を着実に固め、王党派の政治勢力は低落傾向にある。

 国王自身も、「君臨しても統治はしない」という立憲君主制の枠をはめられ、王位継承手続きの法制定も思うように進まなかった。観測筋の間では、自身と王室の影響力を行使するのに最も効果的な方策として、退位表明と後継指名を選択したとの見方が強い。

 新国王は、国王の退位から7日以内に選出しなければならず、14日までには上下院議長や首相ら9人で構成する王位継承評議会が開かれ、新国王が決定する見通しだ。

603とはずがたり:2004/10/15(金) 00:45
>カンボジア憲法が定めている国王選定評議会は、国王の死去から七日以内に新国王を選出することになっている。
>王位継承権は、十九世紀のアン・ドゥオン王の血を引く男子全員にあり、該当者は末端まで含めれば数百人ともいわれる。

2004年10月08日(金)
シアヌーク国王「退位宣言」 内政めぐり抵抗か カンボジア
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20041008/KOKU-1008-02-02-58.html?C=S

 カンボジアのラナリット下院議長は七日、北京に滞在中の実父、シアヌーク国王(八一)が退位を宣言したことを明らかにした。国家元首である国王は終身制が憲法に明記されており、この「退位宣言」だけでは法的根拠が不十分で、退位実現には今後、改憲手続きが必要となる。

 国王は「健康上の不安」を理由にこれまでも「退位」の意向をたびたび表明していた。このため「退位」をめぐる真意に疑問も指摘される。ラナリット議長は王位にとどまるよう願うとしている。

 ラナリット議長は同日、プノンペンの下院議場で国王から送られた書簡を読み上げて、この「退位宣言」を公表した。下院はこの書簡朗読後、同日の審議日程を打ち切り休会となった。

 カンボジア憲法が定めている国王選定評議会は、国王の死去から七日以内に新国王を選出することになっている。王位継承権は、十九世紀のアン・ドゥオン王の血を引く男子全員にあり、該当者は末端まで含めれば数百人ともいわれる。評議員を首相や上下両院議長、宗教指導者ら九人で組織することは憲法で決まっているものの、具体的には法律で定めることになっている。しかし、法律は未整備のままで、国王はたびたび起草を急ぐよう求めていた。

 国王が六日夜、ホームページ上で明らかにしたラナリット下院議長とフン・セン首相の連名による書簡によると、国王選定評議員になる資格を持つ両氏は「(国王の実子である)シハモニ殿下に将来の国王になっていただくよう申し出たい。法の起草については、すでに議員に要請している」として、後継にシアヌーク国王がこれまで地位を譲りたいとしていたシハモニ殿下を選ぶ意向を示した。

 また国王は、今年一月以来、平壌と北京に滞在しており、この日帰国することになっていたが、ラナリット下院議長が同日になって、帰国の延期を発表した。

 カンボジアでは昨年の総選挙から約一年間、連立をめぐって政局が混迷した。国王に政治的権限はないが、もともと権力に意欲があるシアヌーク氏は、積極的に仲介役を買って出て、一時は連立合意の取りまとめに成功した。国王の威信を回復したかのように見えたがその後、合意は解消され、連立協議では完全に蚊帳の外に置かれ、顔をつぶされた形になった。

 このため、今回の「退位宣言」も、政局混迷の中で威信を傷つけられたことへの抵抗にすぎないとの見方も根強く、今後の動きが注目される。

604とはずがたり:2004/10/15(金) 12:43
大統領、来年も参謀長兼務 パキスタン下院が法案可決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041014-00000176-kyodo-int

 パキスタン下院は14日、ムシャラフ大統領が来年以降も引き続き、事実上の軍最高司令官である陸軍参謀長を兼務することを認める法案を可決した。上院も今後可決、成立する見通し。
 大統領側は、米国と進める「テロとの戦い」を前面に打ち出し、強力なリーダーシップが必要という「名目」で強行採決を図った形だが、年内に兼務をやめることは憲法に明記されており、野党側は強く反対している。
 ムシャラフ大統領は昨年12月、陸軍参謀長兼務が民主化に逆行しているとの野党の主張を受け入れ、参謀長職を今年末までに辞任すると表明。それに基づき、憲法が改正されていた。
 しかし陸軍参謀長職は、1999年に軍事クーデターで政権を握り、その後、大統領に就任したムシャラフ氏にとっては権力の源泉であり、手放せないポスト。テロ対策などを理由に兼務を続ける方策を探っていた。
(共同通信) - 10月14日18時9分更新

605とはずがたり:2004/10/15(金) 12:44
北朝鮮 中朝国境は「最前線」 脱北阻止、軍を配置 総書記が警備強化命令
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041015-00000000-san-int

 北朝鮮の金正日総書記が中朝国境を「第一の国防最前線」に指定し、朝鮮人民軍に警備強化を命令していたことがわかった。これは、韓国との南北軍事境界線(三八度線)よりも中朝国境の方が体制崩壊をもたらす危険があると認識が変化したことを示す。北朝鮮の内部情勢に詳しい情報筋が産経新聞に明らかにした。中朝国境の警備が緩んでいることへの危機感の表れで、命令後の北朝鮮側警備はスパイ、警察、軍の三重構造に強化されたという。
 金正日総書記による「中朝国境が最前線」指令が出たのは今年七月。中朝国境は東北部を豆満江が、西南部を鴨緑江が流れており、全長約千三百キロに及ぶ。特に豆満江沿いは川幅が狭いことから脱北者の渡河ポイントとなっているが、年間二千人を超える脱北者の増加と、中国で稼いだ後に再び北朝鮮に戻る脱北者がもたらす西側情報や物品の増加に、北朝鮮政権中枢は危機感を強めているという。
 金総書記の命令後、中朝国境最前線は民間人を装ったスパイ(工作部隊)、中間には公安警察(国家安全保衛部)、後方に軍部隊という三段警備になった。最前線にスパイを、国境から離れた場所に軍を配置したのは、軍人の集団脱北の恐れが高まっているためという。
 しかし、警備強化後も脱北者は増加を続けているといわれる。「お金さえ出せば突破できる。軍も警察も買収はたやすい」(情報筋)からだ。
 脱北支援の関係者によると、脱北者は一九九五年から食糧不足による難民の形で発生したが、二〇〇三年以降は当初に脱北した人たちが北朝鮮に残した家族へ連絡、金を送り脱北を手配する「第二期脱北期」に入っている。二〇〇五年には平壌のテクノクラートなど政権の中枢部に近い人たちの脱北、すなわち「第三期脱北期」が始まるとみられているという。
 北朝鮮側も今後の雪崩現象を極度に警戒、南北軍事境界線より中朝国境に神経をとがらせている。ちなみに、中国は当然、こうした北朝鮮内部事情に精通し軍が国境警備に当たっているが、そのほか、最近は北朝鮮内部に公式、非公式に人を送り込み、情報収集を強化しているといわれる。
(産経新聞) - 10月15日3時2分更新

606とはずがたり:2004/10/16(土) 11:00
日本が単なるアメリカ追随外交から脱却できるかが問われているのだ。

日本、国連安保理の非常任理事国入り 国連総会で選出
http://www.asahi.com/politics/update/1015/006.html

 第59回国連総会は15日午前(日本時間16日未明)、安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国選挙を行い日本など5カ国を選んだ。任期は05年1月からの2年間で、日本は97〜98年以来の安保理入りとなる。国連は来年、創設60周年の節目を迎え、世界の現状に合わせた改革が急務となっている。日本は改革の柱に安保理の拡大を据え、自ら常任理事国入りを目指しており、正念場での非常任理事国入りとなる。

 今回はアジアからの日本に加えて欧州のギリシャ、デンマーク、アフリカのタンザニア、中南米のアルゼンチンが当選。投票には加盟191カ国のうち189カ国が参加し、日本は184票を得た。

 日本の非常任理事国入りは9回目となり、ブラジルと並び最多。

 安保理の拡大は加盟国の多くの支持を集めるものの、非常任理事国だけでなく常任理事国も拡大するか、そこに先進国代表の日独も入れるかでは意見が分かれている。拡大論議は総会で行われるが、イラクやパレスチナの問題、スーダン・ダルフール地方の住民迫害など安保理が抱える課題に日本が非常任理事国としてどう対応するか、各国が注視することになる。

 常任理入りで共同歩調を取る独は、今年末で非常任の任期が切れる。安保理では、米英仏ロ中の5常任理事国のほか、非常任ではアルジェリア、ベニン、ブラジル、フィリピン、ルーマニアが来年末まで任期が残る。

   ◇

 日本が国連安保理の非常任理事国に選ばれたことについて、町村外相は16日未明、「有力な安保理常任理事国候補にふさわしい、非常任理事国としての積極的役割を果たすことを通じ、国際社会の信頼を一層強固なものとし、安保理改革の実現と、我が国の常任理事国入りにつなげていく」との談話を発表した。

(10/16 01:08)


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