群・部分群のペア H < G に対する以下の条件を考える。
G の任意のユニタリ表現 π は、もし H への制限 π|_H が
weakly regularなら、 G 上でもweakly regular。
(weakly regular = regular repnにweakly contained)
H < G がco-amenable(G/H上にG-invariant meanが存在する)なら
上の条件が成り立つけど、他に例はないものか?
初等的従順群のクラスEAとは、以下の条件を満たす最小のクラスのことだ。
(1) EAは、全ての有限群と無限巡回群Zの和集合 B を含む。
(2) EAは、部分群、商群、拡大、増大和について閉じている。
ある性質(P)がEAにおいて真であるためには、以下で十分であることが知られている。
(イ) 性質(P)は B において真である。
(ロ) 性質(P)は増大和、B による拡大(*)について閉じている。
(*: 1-> N -> G -> H -> 1で N \in (P) & H \in B => G \in (P).)
一般に初等的従順群のC*環の性質について知りたいのだが、近年の分類理論の中に、
群環が上の操作で閉じているようなクラスはないものだろうか。
Zによる拡大(半直積)だって、不変な忠実跡もあるわけだし。
何かしら非自明なことを示せれば、これらの環がQDであることも分かるだろう。
von Neumann環 N を固定したとき、全行列環 M_n の N への埋め込みは全てユニタリ同値
だってことを論文に書く必要があるんだけど、何かいい文献を誰か知らんかね。
埋め込み e_{ij} と f_{ij} が与えられたときに、e_{11} と f_{11} がM-vN同値であること
を言えばいいんだけど、これは(generalized or extended) dimension function d
に対して n d(e_{11})=d(1)=n d(f_{11}) であることから従う。ところがこのことが
ちゃんと書いてある教科書がないんだよね。忠実状態が存在する(あるいは可分)の
時だけでもいいんだけどね。(可算性の仮定があれば、中心は普通のL^\inftyだし、
次元関数の出力値に基数を使う必要もなく簡単に記述できる。)教科書でなく論文でも
型に関係なく書いてあるのはShermanのしか見つからんかった。忠実状態が存在する
(あるいは可分)の時だけでもいいんだけどね。う〜ん。
II_1でないvN環のcentral sequenceについては疎いんだが、
C*環 A のnorm central sequence (a_n)_n は A^{**} のcentral sequence:
$f( [a_n, x]^* [a_n, x] ) \to 0$ for every x in A^{**} & f in S(A)
って事実は(non-trivialだと思うが)どこかで誰か使ってる?
局所コンパクト群 G が余コンパクト従順閉部分群 H を持っていたら、全C*群環 C*(G) は核型?
余コンパクトとは、等質空間 G/H がコンパクトってことね。
モヂュラ関数 Δ_G|_H と Δ_H が異なるときは、G/H に非零な G 不変測度は存在しないから、
上の条件を満たしていても G が従順になるとは限らない。
条件を強化して、G にコンパクト部分群 K が存在して G = KH としても応用上それほど違わない(?)。
例: G=SL(n,R), H=上三角(可解群), K=SO(n)。より一般に、概連結な G についても同様に G = KH。
概連結な G に対して、C*(G) が核型であることはHilbert 5th + 連結Lie群の表現論から従う。
C*_red(G) が完全であることなら、コンパクト G 空間 G/H が従順であることから分かるんだけどね。
AがC*環, τ 跡状態, p in A 直交射影のとき, 任意の x in pA(1-p), || x || < 1 に対して
τ(1+(p-xx^*)^{1/2}-(1-p-x^*x)^{1/2}) = 2τ(p)
になるんだけど, なんか簡単な理由でもあるのか?
このクイズの答えは掲示板のどこかに書いておいた。