こにれ対し欧州委員会(EC)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長は2日、「特別な」懸念を抱いていると表明。同氏は、新型ウイルスの世界的な大流行(パンデミック)に対処するために、欧州連合(EU)加盟国は異例の施策を講じる必要があると認めつつも、「行き過ぎた施策があることに懸念を抱いている…特にハンガリーの状況を懸念している」と述べた。
人権活動家のファティマ・ベノマル(Fatima Benomar)さん(36)は、車や通行人の姿が消えてしまったパリ中心部のリボリ通り(Rue de Rivoli)で数人の若者に追い回されたと語った。「彼らの冷やかしを無視していたら、近づいて来て私を侮辱し、脅迫し始めた」「信じられないほど怖かった」とベノマルさんはAFPに語った。「逃げ道がなかった。店はどこも閉まっていて、助けを求める相手もいなくて」
フリーダム・ハウスは年次報告書「ネーションズ・イン・トランジット(Nations in Transit、移行期の国々の意)」の中で、特にハンガリーではオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相の強権的な「体制」により、民主主義国としての地位が「急激に」失われたと指摘。「現在のハンガリーはもはや、民主主義国とはみなせない」「民主主義と純粋な独裁政治の間の『グレーゾーン』に位置する(中略)ハイブリッド体制だ」と評した。