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欧州情勢・西洋事情

3489チバQ:2020/04/12(日) 21:50:57
■決まらなければ合併・消滅の危機

 AFP通信によると、前回14年の統一地方選で首長候補者がいなかった自治体は62。今回は106へと大きく増えた。

 届け出の締め切り時点で首長候補者がいなかった場合、決選投票直前まで立候補を受け付ける。手が挙がらなければ、その自治体だけ選挙をやり直す。それでもなり手が出ないと、合併が検討される。仏メディアによると、なり手がいなくて自治体が消滅した先例はまだない。

 フランスの市町村は、フランス革命(1789年)以前から存在した、教会などを単位とした区分が引き継がれていることが多い。住民は村の歴史や名前への愛着が強く、合併は進まなかった。約3万5千の自治体のうち7割が人口1千人未満で、住民が1人の自治体まである。

 パリ政治学院のドミニク・レニエ教授は「村長のなり手不足の原因の一つは人口構成の変化だ。若者は仕事を求めて都会に出て、残った高齢者は介護施設に入り、あるいは亡くなることで小村が消滅しつつある」と指摘する。

 加えて理由に挙げるのが、国による公共サービスの削減がもたらした住民の不満だ。「鉄道網が縮小し、警察署も診療所も遠く、地方はますます暮らしにくくなっている」。こうした不満を解消しようにも、村長らは不十分な権限移譲のまま負担が増すばかりだ。財源や専門職員の不足に苦しみ、ジレンマに陥っているという。

 ◆キーワード

 <フランス統一地方選> 全国約3万5千の自治体で一斉に行われる。有権者は市町村議員を選び、議員が互選で首長を選ぶ。任期は6年。政党やグループは候補者のうち誰が首長候補なのかを掲げるため、実質的に首長選も兼ねる。

 選挙制度は人口規模で異なる。1千人未満の自治体の場合、3月15日の1回目投票では過半数の票を得た候補が当選し、残りの議席は決選投票で決める。22日に予定していた決選投票は新型コロナウイルスの感染拡大で6月に延期された。


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